自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第58章
1 :
名無し三等兵:
2 :
名無し三等兵:2007/08/19(日) 14:51:26 ID:???
現在、警戒警報発令中
現在、自衛隊がファンタジー世界に召喚されますたスレは、age厨と呼称される荒らしによる攻撃を受けております
・メル欄が【age】となっているのが特徴です(現在では【sage】を使うことが多い)
・「軍板の総意」もしくは「自治スレの総意」という言葉を使う時もありますが、匿名掲示板の性質上、んなもの存在しません
・コテを騙る場合有り。不審な言動をするコテは、トリップチェック。
・age厨の活動目的は、住民を煽り、スレ進行を妨害することです。反応厳禁。スルーしましょう。
・コマメに荒らしレス削除依頼を。荒らしのアク禁につながることもあります
翡翠(星砂) ◆X9uEcr1WoA は当スレでは事実上の荒らしとして扱います
・本人には悪意と自覚は無いようですが、その言動は、スレの健全な運営の妨げる荒らし行為と同様です。
・翡翠氏にはスレのルールを遵守し、他者と協調できるようになるまで、当スレへの書き込みをコテ、名無し問わず控える事を求めます
・他の住人にはスルー推奨。過度のコテ叩きは削除対象となります
・必要に応じてレス削除依頼を。(削除ガイドラインと照らし合わせた上でお願いします
【軍板創作スレ荒らし】age厨対策本部【その2】
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1179577586/l50
3 :
名無し三等兵:2007/08/19(日) 14:52:48 ID:???
暫定ガイドライン
0.現代科学であれ男塾理論であれ異次元科学であれ議論であれ、第一に置くべきははスレ住人が楽しいこと。
1.「自衛隊がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「現代日本」が主に関わる話であること。
2.現代日本というからには、自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。
核・正規空母・旧東側諸国製兵器・巨大人型兵器などの日本が配備するにはナンセンスなものは極力避ける。
3.総じて知識不足によるミスは、指摘するならイヤミにならない程度に。
指摘されたほうもムキにならず、あくまで謙虚に受け止めること。後付けのこじつけや訂正は恥ではない。
4.軍事力の背景となる社会構造などにも板違いでない程度に注意を払う。
5.あくまで「ファンタジー世界」の話であり、F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来る。
ただし、「超兵器・超魔法・無敵キャラまんせー」な話にならぬよう気をつける。
また、オーバーテクノロジーの扱いは慎重に。
6.ファンタジー側の人間もきちんと描写する方が好ましい。
自衛官主観という演出などであえて描写しないのはこの限りで無い。
7.政治・戦略・作戦・戦術・戦闘としてありえないものを避ける。現実的でない、または作中の設定で説明できない行動も同様。
8.萌え・色気はあくまで表現手段であり、目的ではない。
安易に狙ったり、しつこく要求するのは本来板違いであり、自粛すべき。
9.SS作者は、抽出がしやすいように、また騙り防止の為に、トリップ装着を推奨。ただしレスごとに変わる捨てハンは禁止
10.感想書き込む人も節度や口調を考えるべし。勿論、感想を書かれた作家も。
作品が気に食わないなら透明あぼーんで。 それでも気になるなら、このスレのルールが届かぬ場所で。
11.『小官 ◆qG4oodN0QY 』殿及びage厨及び翡翠氏とのバトル禁止。小官殿とバトルする際には、
小官殿とは分家に設けられた小官殿関連専用スレにて、翡翠氏とは翡翠専用スレにて会戦するべし。age厨はレス削除依頼を。
12・レスはまとめて書きましょう
思いつきでこまごまとしたレスをしてスレを消費するのは迷惑です。
4 :
名無し三等兵:2007/08/19(日) 14:56:16 ID:???
5 :
名無し三等兵:2007/08/19(日) 14:57:55 ID:???
6 :
名無し三等兵:2007/08/19(日) 14:59:43 ID:???
■今までこのスレで討議された議題
・ファンタジー世界の市場規模についての考察
・麻薬による世界支配は許されるか
・江戸時代とファンタジー世界の類似性について
・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について
・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか
・F世界での日本経済再生と交易について
・ドラゴン・・・契約方法と空軍戦力としての有効性を考える
・自衛隊的ダンジョン攻略法
・対人地雷と魔法の罠。
・F世界における神の影響力について。
・F世界的陣地攻略法
・熊に見るモンスターの手強さ
・巨大昆虫対策〜界面活性剤から核弾頭まで
・決闘における非致死性制圧法(殺さずにいたぶる百の方法)
・F世界の街道、交通路における運搬手段が道に与える負担うんぬん
・銃弾を受け付けない素材を武具の材料に用いれるか
7 :
名無し三等兵:2007/08/19(日) 15:01:21 ID:???
■さんざんガイシュツの話題
・シーレーン確保における脅威の排除(海賊、海の怪物対策)
・日本が傭兵を雇用することは可能か?
・萌えは是か否か。
・議論は是か否か。
・魔法・怪物の設定(最終的には作者に一存という結論)
・補給が断たれた場合、弾薬を何とか確保可能か?不可能な場合はどうなるか?
・球形以外の世界。
・食糧対策・餓死者の局限−魔物を喰らうモノ−
・在日外国人・異世界住人対策。政治思想の殴り合いは勘弁
・資源・エネルギー問題。
・外交方針について。
・人間と亜人の共生について。
・小官/翡翠/ageを排除できないか?(無理です)
ガイシュツだが、再考察とかは特に禁止されてない
SFは禁止だと言うことです
8 :
名無し三等兵:2007/08/19(日) 17:37:39 ID:???
9 :
名無し三等兵:2007/08/19(日) 17:44:18 ID:???
10 :
名無し三等兵:2007/08/19(日) 18:36:12 ID:???
11 :
名無し三等兵:2007/08/19(日) 18:53:33 ID:???
下は削除依頼済みだから、いずれ消える。
12 :
名無し三等兵:2007/08/19(日) 19:03:17 ID:???
ついでに57章もそろそろ埋まる。
後1個は存在さえしない。アホめ。
13 :
名無し三等兵:2007/08/19(日) 20:48:16 ID:???
女子高生異世界召喚図書館
サイトの題名通り、女性(女子高生限定ではありません)異世界召喚もののリンク集サイト。
完結作品も10以上あり、恋愛要素を主軸としながらも物語性が高い作品も多く
『日帰りクエスト』を端とするこのジャンルへの渇望心を中々に満たしてくれます。
とりあえず3スレ何れも月曜黎明を乗り切ったのか。
流石は<「自衛隊が」ファンタジー世界に召喚されますた>スレと言うべきか。
よかろう。これも天意だろう。
15 :
名無し三等兵:2007/08/20(月) 09:50:49 ID:???
帰れよ。日本語理解出来るようになってから出直せ。
16 :
名無し三等兵:2007/08/20(月) 20:19:59 ID:???
>>14 前スレ最後らへんのネタなんですけど、J.S.D.Aってなんですか?
ググったら『日本証券業協会』とか『日本石鹸洗剤工業会』や『日本皮膚アレルギー学会』なんて出てるんですが。
なんの説明もなしに造語を語られても内容以前の問題なんですけど?
17 :
名無し三等兵 :2007/08/20(月) 21:53:39 ID:???
新スレ早々、自滅ネタ振ってレス乞食かよ
カエレ
18 :
名無し三等兵:2007/08/20(月) 22:41:07 ID:???
構ってちゃんの糞餓鬼は一度反応を得ると図に乗るから触れないのが吉
善良なるスレ住人は野郎をNGワードにするが良し
携帯スレ住人は眼球から入る情報の一部をシャットアウトするが良し
19 :
名無し三等兵:2007/08/20(月) 23:01:10 ID:???
>>16 自衛隊の英語名である JSDF [Japan Self-Defense Forces]と勘違いしてんじゃない?
20 :
名無し三等兵:2007/08/21(火) 21:48:08 ID:???
陸自戦闘車両の装輪化により、未開のF世界における作戦能力が低下
敵に戦車は存在せず
→オデッサ戦車大活躍の予感
まぁ、長距離走行は難しそうだが
21 :
名無し三等兵:2007/08/23(木) 02:45:17 ID:???
軽装化、装輪化の流れでどんどんと陸自が弱体化しているな。
F世界に対する技術的優位が相殺されるな。そのうち。
しかも、相手は精々中世レベルの軍隊だからと、ますます軽装化が進みそう。
22 :
名無し三等兵:2007/08/23(木) 03:23:06 ID:???
金・手間・資源を馬鹿喰いする装軌をファンタジー世界の日本が維持運用可能なのかも疑問だ。
たとえ装軌であっても、そのクロスカントリー能力を発揮可能なのは本当にごく短距離であり、特に軟泥地などは
フロート付き湿地車でもないと走破不可能である。
結局、応急処置でも良いので現地の道路事情に何らかの改善がされぬ限り、問題の解決にはならないと思われる。
23 :
名無し三等兵:2007/08/23(木) 03:30:58 ID:???
独ソ戦よろしく
輸送の中核は鉄道と荷馬車で
24 :
名無し三等兵:2007/08/23(木) 15:46:15 ID:???
施設科の活躍に期待か。
燃料の続く限りだけど
25 :
名無し三等兵:2007/08/23(木) 15:58:12 ID:???
非対称戦への特化はしょうがないことだと思う
26 :
名無し三等兵:2007/08/23(木) 17:03:13 ID:???
木炭車の復活か
後方支援車両ならそれでも無いよりはまし、てとこだな
27 :
名無し三等兵:2007/08/23(木) 18:41:06 ID:???
そういや、施設を描いたSSってあったっけなぁ?
28 :
翡翠(星砂) ◆X9uEcr1WoA :2007/08/23(木) 18:49:17 ID:Sx+BXziR
つまり異界では労せずして日本の地域経済復興が成される訳ね。
夕張や九州の労働者によって掘り出された石炭が異世界を駆け巡る原動力となるか。
ただ、日本石炭力で朝鮮・満州とゆうように開発の歴史を辿る内に、
何時しか異界の超大国と利権争いが勃発、
極端に不穏な情勢から政財界右派が自衛隊に浸透、
異世界版日中戦争・独ソ戦に匹敵する大戦が勃発・発展する恐れが。
軍板では日本的左翼思想は唾棄ネタの対象となるが、
自衛隊が利潤追求の政財界や盲目化された国民の“空気”に利用されぬように、
日本的左翼思想の団体への積極的な援助も考えなければなるまい。
29 :
名無し三等兵:2007/08/23(木) 18:50:50 ID:???
だから来るな
越境してくるな
30 :
名無し三等兵:2007/08/23(木) 19:54:09 ID:???
>>28 ここは君のスレじゃないよ
せっかく専用のいい居場所確保されてるんだから贅沢にそっち使おうね
31 :
名無し三等兵:2007/08/23(木) 20:18:19 ID:???
32 :
名無し三等兵:2007/08/23(木) 20:59:57 ID:???
33 :
名無し三等兵:2007/08/23(木) 21:49:44 ID:???
34 :
名無し三等兵:2007/08/25(土) 03:51:55 ID:???
JASDAQみたいな物
35 :
名無し三等兵:2007/08/25(土) 23:50:18 ID:???
どれが本物なん?
>>33 さん
これは自称、
元・南極地域観測隊という大トラから「聞いた話」なのだが、
南極では時々、奇怪な遺物が発見される事があるという。
・・・そう、アメリカの数寄者たちがデッチ上げたという
「古き者ども」の話の元ネタらしい「異物」が目撃されたという話も・・・
だがな・・・!それよりも奇怪な話があるんだ・・・!
どう見ても「自衛隊の90式戦車」と思われる戦車が、
氷塊の中から発見された事もあるんだってよ!!!
・・・話によるとだな、
その戦車の中には1片のメモが残されていてな、
日本国民の1部と自衛隊の1部が異次元に飛ばされ、
そこで新・日本国と「日本軍」を作ったってーありえねー話が・・・
オイオイ、俺は酔っちゃいねえよ。酔っていたのはその大トラだ!!
だがな、現役の海保の奴にも似たような事を聞いた事があるんだよ俺はッ!
その海保の奴が(遭難事故への出動の時に)回収した物の中には、
異次元に飛ばされた自衛隊の奴の殴り書きだと思われるメモがだな(中略
などと。
と言う訳で「アーミー」でいいですよん。
翡翠個人はフォースの方(改名しない分岐)の方がすきですが。^^
37 :
名無し三等兵:2007/08/26(日) 19:21:55 ID:???
38 :
名無し三等兵:2007/08/26(日) 19:22:42 ID:???
39 :
名無し三等兵:2007/08/26(日) 21:58:32 ID:???
21世紀の超技術と歴史資料を手に入れた日本海軍が挑む歴史改編計画。
歴史資料により日本国の真の『敵』を知った彼等は 生き残りの搭乗員の助けを借り
て未来技術を再現してゆく。
陸軍首脳部をスーパーハリアーで谷間にホバリングで待機してのロケット弾攻撃でブ
チ殺し、二・二六事件を機械化海軍陸戦隊で直前鎮圧し、再現した74式戦車に因る
演習で陸軍の役立たずさを露呈させる。
的確に日本国の癌であった陸軍の勢力を殺いでゆく過程に この時代の歴史マニア達
は欣喜するだろう
40 :
名無し三等兵:2007/08/26(日) 22:31:08 ID:???
>>39 人様のSSを勝手に自分の妄想のように書くのは
ぼかぁどうかと思うがね
なんか釈明したい事でもあるか?
41 :
名無し三等兵:2007/08/26(日) 22:48:08 ID:???
ジパング?
にしてはアホ臭いが…
旧軍を役立たずとか癌とか言うのは無知だろ?
42 :
名無し三等兵:2007/08/26(日) 22:50:08 ID:???
そーいや学生さんはまだ夏休みか・・・ウラヤマシス
43 :
名無し三等兵:2007/08/26(日) 22:52:38 ID:???
おおすみ戦記だっけ?
44 :
分家住人:2007/08/26(日) 22:52:41 ID:???
うちのくろべえは賢くて良かったぜ
45 :
名無し三等兵:2007/08/26(日) 22:57:33 ID:???
46 :
名無し三等兵:2007/08/26(日) 23:30:16 ID:???
>>41 役立たずではないが、大きくなりすぎた戦力は宿痾であっただろうな。
海軍もだが。
戦力が国力を食ってる。
時代が時代だけに仕方のない面もあるが。
>>37 それはARMYじゃなくARMSネタかと
>>38 いやいや、スプリガンネタとみたww
・・ぬう。
やっぱ先を越されているネタだったか。(当然か^^;)
・・・勉強する暇あるかな。orz
とりあえず検索して作品元を突き止めてみるYO。
>旧軍が癌
癌っつーかアレガ当時の日本の限界じゃね?
結局、国全体が権力と暴力と空気に屈してしまったんだし。
(かくもムチは効果テキメン、という実例)
旧軍のせいにするのはアレじゃね?かと。
現在もバブルの資産をアボーンしてるし、失われた10年やらやら。
後知恵なら何とでもなるのだが。
旧軍の直接的功罪にしろ
戦後の国境紛争(拉致含む)を考えると、なかなか今も暗いものがあるし。
(軍組織外の担当方面)
今も昔も外交方面とかどうなんだろうね。
(国家の枢要なパートゆえどうしても槍玉に挙げられガチだが)
真面目な外交官僚の方々には非常に申し訳ないのだけど。
これは近衛卿(当時の首相)ばかりのせいでも無いだろうし。
こんなバックアップなケースの目立つわが国の(異界転移)自衛隊は、大丈夫なのだろうか。
などと。
48 :
名無し三等兵:2007/08/27(月) 07:18:46 ID:???
職人さんどころかコテも最近スレに顔を出さないなー。
まだ夏休みなのか?
49 :
名無し三等兵:2007/08/27(月) 12:56:05 ID:???
遅レスだが
>>22 装軌の最大のメリットって加重量の多さか?
F世界側の物理的攻撃力が貧弱なら装甲等を素材交換して
重量軽減して多走輪式でも耐えられる重量に出来れば
装甲車に近い戦車が出てもおかしくはないな
>>43 おおすみ戦記だね
50 :
名無し三等兵:2007/08/27(月) 15:17:13 ID:???
>>49 >装軌の最大のメリット
車体の安定性。戦車で言えば砲プラットフォームとしての安定性だねえ。
装甲重量はFCSシステムの構成要素として組み込まれているから、改造には
時間がかかるのではないでしょうか。
整備性、調達コストの面でどうなるかも謎ですし。
もし実行するとなると受動装甲減らして、スレッド発射システムや遠隔操作
火器などのアクティブ装甲を増やす方向に向かう・・・米が実践してる非対
称戦システムが参考になりそう。
51 :
50:2007/08/27(月) 15:28:50 ID:???
>>49 ごめん。現用車体の流用前提だと勘違いしてしまった。
52 :
名無し三等兵:2007/08/27(月) 16:01:09 ID:???
>>49 もう一から車両作るのと変わらんから
総ゴムキャタか半装軌にでもしとけばいい気がするな。
53 :
名無し三等兵:2007/08/27(月) 16:57:22 ID:???
>>49 戦車という車種の存在理由すら危ぶまれる。
54 :
名無し三等兵:2007/08/27(月) 22:22:34 ID:???
もともと戦車は塹壕越えるために生まれたものだから……
装輪や半軌装じゃ対戦車壕越えるのはちょっと。
55 :
名無し三等兵:2007/08/27(月) 22:33:42 ID:???
56 :
名無し三等兵:2007/08/27(月) 23:54:57 ID:???
もうそんな所に陸戦部隊突っ込ませる必要あるのかって感じだ。
どうしても必要なら、ヘリなり飛行機なりでナマモノ一掃してから人間送ればいい気がする。
57 :
名無し三等兵:2007/08/28(火) 00:01:20 ID:???
>>55 「世界が燃え尽きる日」のランドマスターを思い出したw
58 :
57:2007/08/28(火) 00:27:56 ID:???
59 :
名無し三等兵:2007/08/28(火) 02:47:14 ID:???
>>49 車両を拵えるのも良いけど
装軌(のことだよね?)の場合トランスポーター。必要とされてる場所への輸送手段が確保できるかどうかが問題だと思ふ。
長距離自走はかなり切羽詰った方法だよ。
西暦2020年12月16日 13:22 日本国北方管理地域 第18地区のはずれ
「どーなっとるんだこれは」
佐藤は唖然とした表情で前方を見ていた。
先ほど大声量で歓迎の意を表明した相手は、一瞬で死亡していた。
胴体を含む無数の場所に被弾し、そして今、普通科隊員たちによって止めの銃弾を叩き込まれている。
「この世界では強いと表現される防御力が、幸運な事に5.56mmNATO弾の貫通力に負けていたのでしょう」
物足りなさそうな様子の二曹が淡々と語る。
戦闘は、終了していた。
この遺跡の中に動くものはなく、そして彼らは無傷でそこに立っている。
聞けば本土では非常事態宣言に近いものまで発令されたというのに、こんなオチとはな。
佐藤は煙草に火をつけた。
奇声が上がったのはその瞬間だった。
全員がそちらを見る。
遺跡内部へと続くらしい通路。
そこから無数の化け物が這い出してくる。
「撃て!」
虐殺は再開された。
それから五分、戦闘は継続されている。
もっとも、通路の入り口に対して円陣を組んだ彼らが引き金を絞り続けているだけなのだが。
「となると、我々はその魔王とやらを倒しにいかないといけないわけですな」
無線機に向かって溜息と紫煙を同時に吐き出しつつ佐藤は言った。
敵の指揮官らしきものを倒したというのに一向に状況が終わらない理由を、無線機の向こうにいる鈴木とエルフの協力者は教えてくれた。
敵の本当の指揮官を倒したのならば、現在戦闘中の敵軍は消えて無くなるはずである。
それが消えないという事は、つまりこの遺跡のどこかに倒すべき敵がまだ生存している事になる。
「わかりました。車輌から降りなければならないのは嫌ですが、好き嫌いを言っている場合ではありませんな」
<ご理解に感謝します。御武運を>
「ありがとうございます。どうやら我々にはそれが大量に必要なようです」
無線を切り、下車する。
既に二曹以下選抜された隊員たちが整列している。
全員が屋内を制圧するという訓練と実戦の経験を持ち、そして空挺レンジャーの資格を持った精鋭たちである。
「中に入って敵のボスを倒してこいとのご命令だ」
「自分以下全員、準備は完了しております」
二曹が敬礼する。
佐藤は色気のある答礼をし、自分の小銃を肩にかけた。
「さっさと行って、ちゃっちゃと済ませてくるぞ」
彼らの出撃を待っていたかのように、敵は潮を引くように遺跡内部へと消えていった。
西暦2020年12月16日 13:27 日本国北方管理地域 遺跡内部
「ありがたい話だな」
先導する陸士たちの背中を見つつ、佐藤は言った。
遺跡内部は頑丈な石造りの斜坑で、ただただ地下へと降りていくだけだった。
途中に敵は確かに存在したが、そんなものは自動小銃の敵ではなく、そして恐れていた小部屋や曲がり角からの奇襲は一切なかった。
「油断は禁物ですよ。特に敵の考えが読めないときは」
油断なく警戒を続けている二曹が小声で注意する。
ここは完全な敵陣である。
どんなトラップ、あるいは隠し玉が用意されているかわからない。
ぞろぞろと歩く二個分隊。
懐中電灯だけが光源となる暗闇の世界で、彼らはいつ果てるとも知れぬ道を歩き続けていた。
通路は何度か折れ曲がりつつも地下へと進み続け、やがて微かな光が見える。
「三人先行しろ、動くものを見たら遠慮なく撃てよ」
陸曹に指名された陸士が三人、物音を一切立てずに小走りで先行を始めた。
彼らは部隊から離れていき、やがて立ち止まった。
二人がその場に留まり、一人が駆け足で戻ってくる。
「巨大な空間があります。奥にステージのようなものも」
「敵の姿は?」
「ネズミ一匹いませんよ」
「罠だろうが、乗らないわけにはいかんよな。俺と一個分隊で内部を調べる。
二曹たちは通路を確保、非常時には全力で」「支援に駆けつけます」
言葉を遮った二曹を佐藤は睨んだ。
しかし、二曹はそれを平気で無視して部下たちに指示を告げる。
「戦闘開始と同時に三名が地上へ伝令に進む。残りは敵の規模によるが支援せよ」
一同は苦笑しつつ戦闘準備を進める。
「二曹、貴様な」
「ここまで来ておいてけぼりはなしですよ一尉」
赤くなった顔を隠すように二曹は乱暴に答え、自身の装備を点検した。
その様子を見つつ、佐藤は戦場では誰もが素直な自分に出会えるという名言を思い出していた。
まあ、俺ほどのイケメンならば仕方がないかと口に出してしまうのが彼の限界だったが。
「動くものは撃て!」
顔面に無数の打撲を負った佐藤が、唇から血を流しつつ叫ぶ。
それでも隊員たちは訓練と実戦経験から学んだ通りに行動し、室内を次々と点検する。
自分たちの頭上、背後の壁面、目に入る限りの全て。
部屋は非常識なほどに広大だったが、彼らの視界の範囲で異常や敵意を示すものは何もなかった。
たった一つを除いて。
唐突に数名の隊員が発砲する。
誰もが発砲する隊員ではなく、銃弾の飛んでいく方向を見る。
そこには、今まさに銃弾を受け、倒れようとする女性らしい姿があった。
見事なプロポーションは女性でしか創り出せないものであったが、紫の髪と人間ではありえない巨大な羽が彼らに発砲を許可した。
それは着弾の衝撃で吹き飛ばされつつ地面へと倒れた。
「確認しろ」
二曹が短く命じた。
「回避!逃げろ!!」
駆け出しつつ佐藤が絶叫した。
直ぐに全ての隊員がそれに従い、一同は全力で入り口から離れた。
直後に落石。
正確には落石してきていた巨大な岩が、入り口付近を押しつぶした。
猛烈な粉塵が巻き起こる。
逃げ惑う隊員たちの悲鳴が聞こえる。
戦闘開始から数秒、彼らは地上から孤立した。
途中でマシンが落ちたのでとりあえずここまで
中身清掃してきます
66 :
名無し三等兵:2007/08/30(木) 21:53:11 ID:???
これは新しい最終ダンジョン攻略法
67 :
名無し三等兵:2007/08/30(木) 21:56:32 ID:???
佐藤はりレミトを唱えた
68 :
名無し三等兵:2007/08/30(木) 23:00:39 ID:???
剣と魔法の勇者たちじゃないと進まないような場面に
.223remってのもなかなかにw
投下乙でした物語殿
PCのデータが吹き飛んでしまいました・・・
とりあえずwikiから、過去の作品を転載します。
トリップは一応仮です。
「レスキューベースへ、こちらレスキュー01、間もなく城壁に到達する、送レ」
<了解レスキュー01、こちらレスキューベース。速やかに突破せよ!、終ワリ>
日ごろは奴隷や実験体を満載した馬車が行き来している道を、一列に並んだ車列が驀進している。
その数20を超える。
とはいえ、全てに兵員が満載されているわけではない。
今回は人質救出作戦としては異例の300名以上が想定されているため、救出した民間人を搭載するだけでもこれだけの車両が必要となるのだ。
「もう間もなくだ!安全装置解除!いいな!?俺が許可する。動くものは何でも撃て!一切躊躇するんじゃないぞ!!」
車列中ほどに位置する指揮通信車でマイク相手に怒鳴っているのは、今回の作戦で前線指揮官に抜擢された刈谷学三等陸佐である。
「先頭車両が外壁に到着しました。やはり開門は断るとの事です!」
「ぶち破れ!抵抗するものは全て無力化しろ!」
「はっ!」
命令が伝わった直後、弓矢の雨に耐えつつ車両の中に待機していた隊員たちが、素早くドアの外に飛び出して無反動砲を構える。
発射準備を整え、ためらわずに城門へ向けて発射する。
以下に頑丈な木材を使用しているとはいえ、対戦車兵器を喰らってはひとたまりもない。
城門は、背後に控えていた守備隊目掛けて燃え盛る木の散弾となって襲い掛かった。
「乗車しろ!突破するぞ!!」
71 :
物語は唐突に:2007/08/30(木) 23:48:23 ID:???
無反動砲を投げ捨てた隊員たちが車に飛び乗ると、ドアを閉めるのももどかしく軽装甲機動車はエンジンの音を唸らせつつ、城門目掛けて一気に突進した。
爆発で死傷したのか逃げ出したのか、弓矢による攻撃は既に止んでいる。
恐れていた魔法による攻撃もない。
「レスキュー01レスキュー01、こちらレスキュー05、城門の突破に成功!敵の抵抗は皆無。繰り返す、敵の抵抗は皆無!」
恐怖に怯える敵兵たちに5.56mmNATO弾を盛大にばら撒きながら部隊は次々と城門を突破していく。
かくして、後に日本の世論を二分させるほどの騒ぎの火付け役となる『魔法都市ネリュントス攻略作戦』は開始された。
同日0622 魔法都市ネリュントス市内
「行け行け行け行けぇーー!!」
ろくに照準もつけずにMINIMIをばら撒きつつ陸曹が叫ぶ。
立ち塞がる者は射殺するか轢き殺すかしながら突き進む軽装甲機動車。
その後ろに続くのは、車体各所の銃眼から遠慮なく5.56mm弾をばら撒く96式装車装甲車、さらに数台後ろには機動隊のジュラルミン盾を貼り付け、その隙間から絶
え間なく弾幕を張る73式中型トラック改の姿も見える。
合計で20両を超える車列は、周囲に死と破壊をばら撒きつつ市内のメインストリートを目標目掛けて突き進んでいた。
ここまでの間、自衛隊の死傷者は0であった。
「先頭が間もなく目標へ到達します」
72 :
物語は唐突に:2007/08/30(木) 23:50:08 ID:???
こちらは本部天幕。
絶え間なく報告が入る天幕内だが、しかしその空気は明るかった。
何しろ、想定時間よりもはるかに短い時間で、一切の損害を出さずに目標へ到達しようとしているのだ。
「早いな、うん、素晴らしい」
答える斉藤の表情も明るい。
損害が少ないということは、撤退時になっても十分な戦闘力を維持できているという事だ。
それはつまり今後の損害の減少に繋がる。
やはり官僚の見積もりなどあてにはならんということだな。
まあ、今回ばかりは外れてくれて一向に構わんが。
「もう間もなくだ!頭を低く、魔法に気をつけろ!!」
車内でMINIMIを部下に渡し、89式小銃に持ち替えた陸曹が叫ぶ。
その言葉に隊員達の表情が引き締まる。
「班長」
もう間もなく除隊だったはずの23の陸士長が声をかける。
ちなみに、自衛隊では人手不足を補うために前線部隊の定年制度を撤廃していた。
「なんだ?」
「聞いた話じゃ女子高生が多いらしいですな」
73 :
物語は唐突に:2007/08/30(木) 23:52:11 ID:???
「そうらしいな、いいねぇ、巧くいけば俺達の中隊の彼女の充足率は全自衛体内で最高になるかもな」
「そりゃあいい!」「いいですなぁーそれ♪」
陸曹の言葉に隊員たちが口々に同意の意を示す。
当たり前だが、実際にはそんな能天気に喜んでいるわけではない。
上陸作戦でもそうだが、最初に到着する部隊というのは一番損害を受けやすいのだ。
今こうして無駄口を叩いている仲間が、帰りには冷たくなっている可能性だって十分にある。
でも、だからこそ彼らはこうして無駄口を叩きあい、互いを励まし合っているのだ。
「着くぞ!3.2.1.停車!!」
タイヤを軋ませ、軽装甲機動車はちょっとした広場のような場所に停車する。
制動距離内にいた敵兵が派手な音を立てて跳ね飛ばされるが、そんなことは誰も気にしない。
「降りろ!制圧制圧制圧!!!」
陸曹が怒号を発しつつ飛び降り、それに隊員たちが次々と続く。
MINIMIを構えた隊員が、40mm自動てき弾銃を抱えた隊員が、車体を遮蔽物にあちこちに睨みを利かせる。
その後ろに後続の軽装甲機動車が3台、同様にタイヤを軋ませつつ停車し、隊員を吐き出す。
更に後ろでは96式装輪装甲車たちが次々と警戒班を吐き出している。
それを見つつ陸曹は思った。
これはいいぞ。演習でもここまでスムーズに決まった事はない。
いい兆候だ。
それは、実に甘い妄想だった。
74 :
物語は唐突に:2007/08/30(木) 23:53:18 ID:???
今夜はここまで。
76 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 00:28:40 ID:???
>>75 お前が恨まれてる証拠だよ。
正直、スレが荒れるだけだから投下を自粛してくれ。
77 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 00:31:23 ID:???
>>76 お前、刺身の上にタンポポを乗っける仕事はどうした?
クビになったのか。
78 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 00:32:38 ID:???
このスレSSは面白いんだが住人の性格悪すぎ
79 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 00:37:06 ID:???
>>79 了解しました
ちょっと軽率でした
続きはまたいずれ投下します
81 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 00:40:56 ID:???
荒らしが居着いちゃってるんですよ。
なにはともあれ物語氏投下乙です。あ、もちろん本物の方ですよ?
82 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 08:53:39 ID:???
83 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 09:30:10 ID:???
物語氏も分家に投下すればいいんじゃない?
84 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 10:10:47 ID:???
>>83 分家派は隔離病棟から出てくるなよ。
馬鹿言ってないで翡翠氏に謝れ。
85 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 10:53:20 ID:???
>>80 うぃ、アホは気にせず続きの投下よろしくお願いしますです。
86 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 11:28:25 ID:???
87 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 11:54:01 ID:???
職人は投下だけしてろ
88 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 12:04:02 ID:AHPdpmpl
>>77 首んなったからサンドイッチにパセリ添える仕事に転職したらしいよ
89 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 12:04:17 ID:???
なんてこと
90 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 13:05:19 ID:???
>>88 だから本物の物語氏は投下する時間が無いんだね
91 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 17:34:49 ID:???
翡翠自演乙
92 :
翡翠(星砂) ◆X9uEcr1WoA :2007/08/31(金) 17:41:35 ID:2Gm3Ph5H
>後続の軽装甲機動車が3台、同様にタイヤを軋ませつつ停車し
『魔法都市ネリュントス』には20世紀の軍馬を足止めする力(ちから)は
無いのであろうか、などと。
93 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 18:05:06 ID:???
荒らしにレスすんな翡翠
あっ、翡翠とage厨は同一人物か
94 :
名無し三等兵:2007/08/31(金) 18:42:36 ID:???
Hは隔離スレから出てくるな。
いや、出てこないでください。お願いします
95 :
名無し三等兵:2007/09/01(土) 07:51:47 ID:???
荒しだったら相手にすんな
96 :
名無し三等兵:2007/09/01(土) 09:49:29 ID:???
翡翠はこのスレのアグレッサーだよ
97 :
名無し三等兵:2007/09/01(土) 09:54:15 ID:???
もしF世界で戦車の装甲がいらなくなるなら歩兵戦闘車に戦車の砲塔をくっつけたみたいなものが出るのだろうか
98 :
名無し三等兵:2007/09/01(土) 10:21:12 ID:???
メルカバが思い浮かんだ漏れはエイメンしときまつ
99 :
名無し三等兵:2007/09/01(土) 10:35:32 ID:???
>>97 もっとアグレッシブっに!
装甲分の重量を攻撃力に回して
多砲塔戦車が復活するかもよw
むしろシルカみたいな自走対空機関砲を活用。
87式は高価だから、廉価版を造ろう
妄想は分家でよろしく
73式の上にVADSを載せてM163もどきとかどうでしょう?
>>102 そういや73式まだ現役だったな
でもいい加減基本設計が古くないか?
F世界での整備と補給のし辛さから
もうちょっと燃費が良くて駆動系をユニット化したものに変えれれば
各種用途の土台として文句は無いんだがな
使い潰されるだけのようなきもする。
道具は使ってなんぼっでしょw
床の間に飾られる高級品よりも泥まみれの実用品の
方が好きな俺ノシ
そういう意味じゃなくて、弄られずそのまんまもさもさもさもさもさ、と
実に日本的ですねそうっすねorz
どうだろうねぇ
需要と供給の問題だから
転移初期は現状性能のまま、使い潰すだろうけど
現場の声から改良か新規開発にいくと思うけどね
ライフラインの確立という一点においては日本は平時から
並々ならぬ執念じみた行動しているからね
その作業の一環をなす車両だったら予算おりるでしょ
そこでオデッサ戦車を(ry
>>108 だがな
長年染み付いた倹約精神で一機種一専門車両じゃなく
多用途車両を開発しろといわれて
なんか中途半端なモノが出来そうな悪寒がw
せめて駆動形の共通で納めて欲しいような。
そういう意味では73活用されまくったと言ってもいいけどね。
転移する場所の問題だけど湿地帯が多い場所が隣接していたら
装甲ホバー車両が出てくるかな?
F世界に召喚なんて有り得ないよな
ここの住人は知識をひけらかすだけで、板全体の利益を考えていないよね
>>114 同意。
だから新シャア板を荒らせるんだと思う。
>>113 偏った知識しかないから、キャラ描写や掘り下げで学園島スレに負けてるんだよ。
今や時代は学園島スレ>>>(越えられない壁)>>>F自スレだし
そもそも湿地帯に行こうという必然性がなあ。
木道でも作って歩兵展開しやすく?とか?
>>111 駆動系の共通活用か昨今の低燃費化技術を盛り込んで欲しいところだけど
ディーゼルが多いからなぁ
欧州のほうがディーゼルに関して民生においては一歩先んじられているからな
>>112 戦闘車両じゃなく歩兵支援車両なら作るんじゃない?
>>116 物語氏の文才は携帯小説レベルだし
>>118 スペック厨うざいんだけど?
該当スレでやれよ
>>118 はいはいスレ違いスレ違い
LRをちゃんと守ってください
>>116 それは確かだな。
ここじゃ重箱の隅をつつくのに必死で、作品としての面白さが足りない
>>118 民生品で水をあけられたのは痛いな・・・
今でも注力すれば取り返せるとは思うが。
でもよくよく考えてみれば根本的な燃費はディーゼルの方が良かった筈。
>>122 日本語わからない在日さん?
自分がルール違反している現実から目を背けないで。
>>118 どうだろ?
下手に低燃費化して出力不足に陥ったら
意味無いしな
こう考えると軍用ってのは基本的に大出力=大容量のタンクだから
燃費の軽減なんて今まで考えられていなかったんじゃないかね
まぁ現地での補給が難しいなら燃タンを大型にしようという安易な改造は
俺も好ましくは思わないが
age厨うざいからID出さね?
>>125 さっきから一人芝居して楽しい?
ディーゼルディーゼルうるさいんだよ。
>>125 ちょっとやそっと燃費がよくなってもなあ・・・
補給にどこまで効いて来るか。それなりに規模は確保するだろうし。
>>125 多少の出力低下はやむをえないだろう。
補給がどうこう以前に、F世界では石油の安定した供給源をどれだけ確保できるものか。
低燃費は最重要課題だろう。
>>129 このスレはリリカルなのはが大好きだから、魔法でどうにかすればいいと思う。
132 :
古参住人:2007/09/01(土) 12:27:20 ID:???
なのはちゃん大好き!
>>122 公害対策を控えめにしてやれば越えるべきハードルが一つ減るかな?
もっとも魔改造好きな技術者には不満かもしれないがw
>>126 え?ノイズに反応してやるほど俺は親切な奴じゃないよw
>>130 結局石油の確保か。
現代文明は石油の文明だな、まったく。
>>133 公害対策は日本人のお家芸よ。
そこ緩めちゃどこかの大量消費大国を笑えなくなる。
>>134 転移後に安定確保できないと
国内を電気自動車かハイブリッドに規制して
余剰石油を軍用に回す日が来そうだな
>>136 そうなると石油だけじゃなくウラン鉱石も確保する必要があるし
再処理工場も本格稼動しなくちゃいかんな
転移後一年はなりふりかまっていられんから
9条教の連中にとっては試練の時だなww
>>136 供給がないと幾ら規制してもなあ、終りがあるしなあ。
油田とか普通は分からんもの、メタハイに手をつけなきゃいけなくなるかも。
自動車にめっちゃ税金かけて、公共機関の移動手段を使わせて税収アップを某レヴァイアサン戦記はやってたが・・・
でも、世紀末ホエール一号はねーべよ山多田先生
>>139 あははは、やっぱり?
俺もそれ思ったわwwww
>>112 ホバークラフトも良いが湿地帯ならエアーボートがおすすめ
装甲はドライバーの周囲だけ
速度落す重装甲はいらね
元世界からの補給の話が出てるが、
F世界とこっちの世界の行き来は、どういう設定になってるの?
召喚というからには、向こうの魔法使いが一方的に呼び寄せたと思われるが。
なんかの方法で自衛隊がコントロールしてるのだろうか?
>>142 俺は日本まるごとF世界に召喚されて資源供給相手と断絶、さぁ資源をどうしよう?という話だと思ってたけど。
ああ、なるほど、
「日本がファンタジー世界に召喚されますた」
だったのね。
サンクス。
>>144 まぁ軍隊という物は国家というシステムの一部だから
軍隊だけ来たら短期間で無力化されちまうしな
…もっとも国家も世界経済というシステムの一部なんだがw
よし、全世界がF世界に召喚されました
地球の7倍くらいデカイ星って設定で。重力とか細かいことは気にするな!
>>145 戦国自衛隊みたいな感じかと思ってた。
あれも小説版と1549ではイイとこまでいったんだよな。
>>146 惑星(球形)である必要は無いわな。
無限に広がる平面世界とか。
>>147 それだと100年後には建国の際
無敵の鋼の獣の軍隊を引き連れたという伝説が残るだけで
あとは周辺のF国家とそう変わらない国になっていそうだな
まぁそういうエンディングも悪く無いけどねw
>>146 中狂と露助と米帝と貴族主義連合のEUが暴走して
世界が破滅しかねんからヤメレwww
開いてリングワールドの海に貼り付けますか。
隣の陸地まで惑星間くらいの距離があったような気がする。
日本人全員にデスノートを持たせてみる
たぶん全滅
デスノートは便利すぎるので、せめて地獄少女・・・
>無限に広がる平面世界とか。
それだと衛星が(ry
まぁ、米軍はJDAMからしてGPS無しで作動が可能とGPS無効化対策をしていたり。
SR-71復活は確実だな。
>153
懐かしいねブラックバード
小学生の頃プラモで作ったわw
世界最速の超音速偵察機
現代でもアレを上回る速度の偵察機は無かったんだっけ?
ブラックバードと言えばプラモ狂四郎
>>150 無理
卵の殻を平たく伸ばそうとするようなもの。
地殻が砕けて終わり。
>>150 リングワールドに地球並みの質量を貼り付けたら、重心がずれてえらい事に・・・
>>156 かなり細かく分割して貼るにしても、本州なんか折れそうですね。
>>157 転移するのは大抵、地表からせいぜい数km程度な感じなんで、
リングワールドの姿勢制御システムでなんとかならないものかと。
元の世界は海洋惑星になるのか……
>>147 >>無限に広がる平面世界とか。
それ、なんて「精霊伝説 滸蝶」?
まぁ、ニーブンの「リングワールド」かもしれんが
「リングワールド」じゃなく「ダイソンスフィア」かもしれん
161 :
名無し三等兵:2007/09/02(日) 17:13:31 ID:/Ykd1xqi
大戦略のファンタジーMAPってことか
超オススメSS トップ3
[D・W・Wの館]の「DARK QUEEN」
(ファンタジー ダーク傾向 人外成り上がり物)
[暇潰庭園]の「F」
(ファンタジー 迷宮探索物)
[KUROのどこかでみたような世界]の「帝國召喚」
(ファンタジー世界にWWU時の大日本帝國が召喚されたら)
「リングワールド」も「ダイソンスフィア」も太陽エネルギーを効率よく使う為のものだから、石油とかウランの現地確保は無理っぽいな。
もっとも惑星改造しちまうような連中、もっと高効率の機関開発してるだろうし。
すると魔法っていうのは、莫大なエネルギーを直接物質や空間に作用させたり、
あるいはマイクロマシンが高度に発達していたり、
スタートレックのホロデッキやレプリケーターみたいな物だったり・・・
進みすぎた科学は何とやら・・・
自衛隊が召喚されたのも、ワームホールとかで別の星に転送された(ry
いかん、自衛隊がF世界に、じゃなくてSF世界に、になってる・・・
パッチワークというかモザイク的に異なる世界が寄せ集めになった
「オーガス」て作品をふと思い出した
165 :
名無し三等兵:2007/09/03(月) 00:19:25 ID:TBdWKgN4
らいぶあらいぶ
あるところで紹介載っててまとめを検索掛けたんだけど、どれから読んだものかね
共通の世界観ってわけじゃないから適当でもおk?
>>166 おk。
でも続きがない作品が多数あるので
完結してるやつから読むのがオヌヌメ
完結してるのって何があるっけ?
>>168 輸送戦記と分家171の作品と・・・
あまり思い付かんな。
>>169 1だおー氏のメイド話と物語は唐突氏のネリュントス戦記
ネフェリアン出てくる話のヒトはもう投下してくれんのかなあ
さりげに楽しみにしているんだが
あのチェレンコフの人か
どうせF世界に行ったんなら、ゼヒ巨大人型兵器の技術を持ち帰って欲しいもんだ。
で、日本の技術で量産、自衛隊に配備。
>166で聞いたものだけど、まとめにあったのと完結してるっての全部読んで見た
目がいてぇ
しかもかなり早く読んだから、印象強いのしかあらすじも思い出せん
輸送戦記は本元っぽいHPには最後までないのな
>>176 その為には『 巨 大 な 人 型 』兵器を
『 地 上 』で使う有効性を
説いてまわらないかんぞwww
>>176 >人型兵器
普通に戦車の稜線射撃で各個撃破されそうなんだが。
そうでなくとも遮蔽物を利用しての対戦車ミサイルとかでもいけそうだけどな。
>>178も書いてるけどあえて巨大人型兵器を使う意味合いや有効性がわからんのに
採用されるとでも?
自衛隊の装備は国民の税金で賄われているし、そもそも採用されるためには現行
兵器の性能を遥かに凌駕していない事には無理っぽいけどな。
4流仮想戦記とかとりあえず深く考えずに「楽しむだけ」のお馬鹿小説を書くという
のが目的ならいいけどね。
>177:翡翠(星砂)◆X9uEcr1WoA :2007/09/05(水) 23:51:24 ID:6je4BGV1
>>後176●
>どうせF世界に行ったんなら、ゼヒ巨大人型兵器の技術を持ち帰って欲しいもんだ。
名無しでこっちに書き込むなよ
お話の続きはまだですか
>>178>>180 ファンタジーじゃ、あいも変わらず剣士が大活躍だろ?
何らかの方法で(まあ魔法だが)遠距離攻撃を無効化してるんだな。
魔法攻撃に限らず、弓とか手裏剣なんかも。
当然銃や大砲、ミサイルなんかも防げると思われ。
(それ、なんてATフィールド、とか無しな)
つまり、接近戦・白兵戦を考えた兵器ということになるな。
また、瞬間移動の可能性も考えると、撃たれる前に接近、切ったほうが早い、となるな。
そういう事も含めて、巨大人型兵器の技術、だな。
エスカフローネみたいな人型兵器と陸上自衛隊が戦うってのも面白そうだなぁ
でかい盾とか持っていれば砲弾とか防げる・・・訳ないか
>>184 そこは魔法による謎シールドか、謎フィールドですよ
なぜか人型で、人間が乗り込まないと作動しないヤツ
>>183-185 簡潔に
そんな技術をF世界が持っていたら
その技術を入手する前に自衛隊が敗北するわw
F世界と現実世界を往来出来ると仮定して
それぞれの世界の物理法則が若干異なるとする。
F世界において魔法と呼ばれるエネルギーが存在して、それは念じたものを具現化する力である。
それを主動力として人型兵器による接近戦が世の中の主流。
人型に落ち着いた理由は、骨格や装甲を含めて念の増幅器。人の形を成して操縦者の五感と一体化するほうがより効果があるから。
遠距離攻撃に対しての謎バリアは、装甲に「ある一定速度より早いものを拒絶する」という強い念が込められている。
その為に矢、投擲槍、バリスタ、カタパルトによる弾、火薬による砲弾が装甲に触れる前にあらぬ方向へ弾かれる
格闘戦においては、それぞれの武器に「相手の念の壁を打ち破る」という強い念を込めて殴る。
その為により強い意志の持ち主が強い操縦主になる
で、様々な理由で自衛隊がF世界で緊急防衛の名目で交戦することになるが攻撃が一切通用せずに敗北。
退避もままならず勢いに乗ってF世界軍がゲートを占拠。現実世界へと侵攻を開始する
…が、世界の法則が異なる現実世界では念の力は非常に弱くまともに稼動すらしない。
お陰で波打ち際での防衛に成功。同時に相手の機体や技術者を奪取。
そこから科学と魔法で動くF世界くらいでしか動かなさそうな人型兵器や念を込めた銃弾が完成…とかね。 思ったより長くなっちまったなぁおい
>>187 どっちの世界も決め手にかけるなら不可侵条約結んで
ゲート封鎖してお終いにするわ
まぁそれじゃ面白くないというなら付き合ってみようか
まずその程度の条件なら勝てるぞ自衛隊
インチキ能力満載なソレが大量生産できるわけ無いから
電流作戦でも落とし穴作戦でもして囮部隊に引っかかっている間に
航空戦力による電撃作戦で王都を殲滅すればいい
歩いて移動する万能兵器に頼っている文化レベルの低い相手なんて
多面的な作戦に対応できる能力なんて無いぞ
万能すぎてそれによる決戦以外の運用なんて思いつ必要も無いからなw
アメリカ様の核で異世界ごと吹き飛ばせばおk
いや、酸素なくせば充分なんで気化でおk
生物が乗り込んで呼吸させているなら毒ガス(神経ガス含む)でおk
念じたものを具現化する敵ってたいてい自爆するけどな
「とある魔術の禁書目録」のアウレオルス=イザードとか
>>188 航空機がジェットだとゲートくぐるのが大変じゃね?
ヘリなら離陸する場所に魔方陣書けば良いけど
>>193 魔力、精神力が尽きるまで仕掛けて持久戦に持ち込めばおk
>>193 魔法なんざ所詮個人技だから集団で効率よく殺せばおk(MLRSとかな)
巨大人型っていってもエスカフローネやダンバインみたいなサイズなら
中世程度の戦争形態の世界では使えそうな気もするからなあ。
言ってしまえばロボというより巨大な鎧なわけで。
巨大な剣や棍棒を振り回し、歩兵を追い散らして騎兵・戦車的運用をされる
しかし運用維持のコストがべらぼうにかかるし操縦できるのは貴族・騎士階級のみ。
数は少ないが5〜6体もそろえれば、これだけの大きさの物体の突進を
阻止するための障害物を敵に設置させる対策・労力を強いるだけでも意義が出てきそう。
>>187みたいなバリアーとか無くても別に良さそうだ。
んでエスカにしてもダンバインにしてもその世界の巨大生物(竜とか強獣)に
対抗する為にガイメレフやOBが使われている所を参考に、なぜ巨大鎧式ロボが
作られたかの理由も元々は巨大怪物に対抗するため、で…
>>194 粂氏がヘリで吊り下げる方法を書いてたような気がする
>>194 ゲートが陸上に固定された物なら鉄道引いて列車で運搬すればいい。
時間があるなら分解して運ぶとか取れる方法はいくらでもあるじゃろ。
現実的な兵器体系を見れば見るほどF世界に巨大人型兵器を持ち込む
のは
>>197の言うようにかなり必要に迫られてでもない限りは無意味だな。
何にしろ近代兵器の利点は大量生産が効くことにあるわけで非生産的
な巨大人型兵器は的以外の何もんでみないと思うがな。
頭部に人が乗るスペースや感覚器官なりがあるのなら有線誘導式対戦車ミサイル
(中MATみたいな)でアウトレンジすればいいし移動速度がそれほどでもないのなら
榴弾砲や重砲の間接射撃で対処もできる。
人型の欠点は威力はその世界ではあるかもしれないが運用コストと資源が無駄が
大量に必要な点かもよ。
>>199 >>鉄道移送
脱線...それ以前に敷設が大変な気がする
この世界とF世界の接続は重なってるのか、有る瞬間ですぱっと切り替わるか
そこらへんの描写が無いと
分解して運ぶなら固定翼機よりヘリを持ちこむのが使い勝手良さそう>航空戦力
>>200 だからゲートが固定されている場合と条件は書いたじゃないか。
ぶっちゃけた話何も航空輸送にこだわらないのであれば海上なら船、陸上
なら道路敷設して大型トレーラーで運べばいい。
民生用でも20tトラックなんざゴロゴロしてるだろう先進国なら。
魔法陣花火を打ち上げてそれググればいい
>>201 >>だからゲートが固定されている場合と条件は書いたじゃないか。
いや、「接続が安定」と言う意味で理解してたのだが
どらえもんの「どこでもドア」が開いた状態みたいで存在してるのかと←横から見たらドアのところで消えて見える
映画「スターゲート」とかスタートレックの転送機を想像してたのでw
>>187 念じたものを具現化することによる防御であれば、認識不可能な速度で突っ込んでくる物や想像の範疇外の破壊力・貫通力を持った物は防げないのでは?
例えば戦車砲を防御しようとし、当然ながらF世界側は自分の知識にある黒色火薬・球形砲弾を防ぐ認識で防御を具現化する
ところが、それじゃ120mm滑膣砲の徹甲弾は防げないよね?
そして経験則から戦車砲を認識してたとしても、今度は装甲の認識ができるかどうか
頭のほんの片隅にでも「これは無理だろう」「こんなの作れないだろう」という疑念がよぎれば、その時点で具現化することができなくなる
人間のイメージである以上、それには自ずと限界が見える
>>204 >装甲に「ある一定速度より早いものを拒絶する」という
>強い念が込められている。
こんなインチキ仕様の装甲と言う事を忘れているぞwww
●後58章No.204
>念じたものを具現化することによる防御であれば、
>認識不可能な想像の範疇外の破壊力・貫通力を持った物は防げないのでは?
そのとおりですかと。
だからこそ
超常現象の事例の報告は、子供や少年少女が定番、という訳。
などとムーな事をいってみる。
>頭のほんの片隅にでも
>「これは無理だろう」「こんなの作れないだろう」という疑念がよぎれば、
>その時点で具現化することができなくなる
>人間のイメージである以上、それには自ずと限界が見える
思念力が元の魔法は、そういう意味で、
心身や脳回路が壊れている人間がマル、と。
まあ、実際、壊れている方々のが異常な得意能力を発揮しますし。
(桁違いの記憶力、反射暗算力ほか)
そいや女性でも大の男数名を薙ぎ倒す話がゴロゴロしていますが・・
(俗に言う火事場の馬鹿力)
まあ、測定不能を軍事板でやりすぎるとアレですが・・。
検証討論ならぬ自作SSなら面白さ(ネタ)優先アリで☆
>>204>>205 まあ考察放棄になりかねない中二病仕様の設定は
このスレおよび軍事板ではお断りだしな。
>>187はもう少し設定や考察にはひねりを入れるべき。
光速否定して視覚がなくなり、音速まで否定しちゃうと聴覚すらなくなる
その中二装甲のロボは何とどうやって戦うの?
多分中の人は呼吸すら出来ないなw
ある程度の質量的存在を拒絶するんじゃね?
見る、聴くという行為を止めるわけじゃないんだからどこかに曖昧なラインがあるはず
おーいだれか心理科学で検証しる
>>211 おいおい
そもそもそんな中二装甲を真面目に検証する必要性が何処にあるのかと
問いたい気持ちで一杯だぞ 俺は
なら俺は中二病でいいわ
思考停止様には敵わん。
光速の拒絶はカメラなり窓なりに届くであろう光を拒絶するんだろ
音速の拒絶はマイクなり直接コクピットに届くであろう音を拒絶するんだろ
全ての情報は届く事によって確認出来るんだから、一定速度以上の拒絶ってのは情報の受信を切り離すって事だろ
搭乗と同時にデフォで永続効果のスタングレネードくらうようなもんだろ
開発した奴の頭の中が蛆湧いてるとしか考えられない味方の無力化装甲
中の人確実に発狂すんぞ
215 :
名無し三等兵:2007/09/11(火) 17:46:29 ID:FuaEAVHj
基本的な技術レベルを考えたら、結構あちこち隙間が開いてるんじゃなかろうか。
そとを見るのは視察孔を通してとか。
>>215 5から6m程度のレイバーサイズのロボットなら
それでもいけるが
>>187は巨大ロボットだからな
最低でも10Mこえているだろう
さすがに3階建てビル以上の大きさの稼動物を
視察孔で動かすのは無茶だろ
暴走ならともかく軍事行動はとれないぞ
>>216 だな
>>215は冬場のフロントガラスが曇った車に
視察孔サイズでぬぐって運転イメージしてみな
乗用車サイズですら動かすのは怖いぞ
単純に巨大ロボを遠隔操作すれば良いんじゃないか?
パラサイトイブ2のパペットスティンガーみたいなイメージで。
どっかのラノベで、強力なバリアだったか歪曲空間だったかで身を守り
センサー至近にバリアの隙間を作って外を察知する宇宙船だったかロボットだかいたなそういや。
最後は隙間を看破され攻撃されて終わっていたが。
ロストユニバースだったと思うが記憶はあいまい3cm。
>>218 受信機がないラジコンをどうやって遠隔操作するわけ?
人型ロボットの手のひらと指は必要なのでしょうか
それを言い出すと、じきにそもそも人型である必要性
にまで行き着くぞ
>>228 用途による
戦争に使うなら腕の末端なんて固定武装で十分
ガンダムでいったらビームサーベルにもなるビームライフルの射出部を
直付けで 誰 も 困 ら ん
もっともF世界の事だから
巨大ゴーレムなんていう物は間違いなく
権威の象徴として神像のような役割を
持たせるだろうから
神の似姿に出来る限り近づけるだろう
デューン・砂の惑星の防御シールドは既出?
村上ジョージ乙
「軍隊、変態、そうですたい!」
施設建設とか、物資搬入にも使う旧ザクには必須>マニピュレーター
手と足と頭いらない
ザクタンクのが百億倍使える
MSもどきを動かす技術や資材があれば、より火力装甲が
強力で機動力のある兵器ができてしまう
232 :
翡翠(星砂) ◆X9uEcr1WoA :2007/09/12(水) 18:22:25 ID:eye40vMI
●巨大人型兵器
パイロット殺しの巨大人型ロボットと言えど、
要は運用次第。または仕様次第。
先58章でもヒントを述べたが、
「 剣豪小説 」実は剣道や古武道の動きが巨大人型ロボットのパイロットの安全を保障する。
要は「 スリ足 」。
海外の躍動的な運動ではなく、日本古来の武道の動きを追求すれば、
いちおう、パイロットの安全が保障される。
問題は慎重な「 スリ足 」による鈍重な動きなのだが・・・
それってなんて新超重戦車?という突っ込みはナシの方向で。
緑萌ゆる小山の背中に隠れる自衛隊装備巨大人型ロボット(笑^^
(専用戦術は巨石投げ=無料☆)
ま、他にもイロイロあるけれどねw
受光施設はとうぜん三つのタワーで構成されているのだな
ばーろwwww
本当はレーザーでTMD計画なんじゃないの?(それなんていうアークバード?)
アメリカの機嫌を損ねると空から「インドラの鑓」が...
つーか受光設備の狙いが逸れたら大惨事にならんか?
>>239 研究してるのは日本の研究グループ
ただ、原子力発電所クラスの発電能力ってどんだけぇ、て気はする
受光施設は海上とか周り数キロ無人エリアにして
受光施設とフィードバック機能もたせ、ずれたら送信停止にする
まぁ...静止衛星軌道だとコンマ数秒のタイムラグ生じるかもしれんが
現実がファンタジーに追いつく日も近いのか
>>240 >受光施設は海上とか
わざと本土直撃の台風にぶつけてかき消すという荒業が使えるかもしれないなw
>>242 マジレスだが台風のエネルギーって核兵器よりも大きいんじゃなかったか?
平均的な台風ですら広島原爆の数千倍だったはず。
瞬時にかき消すまではいかなくても
勢力を弱める程度はできるかもな
もっとも気象バランスを崩しかねないから
アースシミュレーターフル稼働でも
ビクビクモノだと思うが
>>243 「台風のもつエネルギーは原爆の数千倍」てのは
エネルギー供給源の面積の広大さと持続時間から→総量的
低緯度地帯で海水温度高い地域で上昇気流のゆらぎから
有る空域に優勢な上昇気流が発生すると気圧差からそこへ周囲の大気が押し寄せてくる
地球自転のコリオリ力で渦が生じると、あとは正のフィードバックで成長、台風となる
地表・海水面では周囲から中心空域(台風の目)へと吹きこみ
上昇した後は潜熱を解放、中心から外へと風が吹く 低空と高空では風の向きは逆
この台風の回転システム(水平軸か垂直軸)のいずれかの循環に
外力くわえて勢力を落せないかが過去研究された
原爆は環境汚染が甚だしいので論外だが
発生初期段階で渦中心から少しずれたゾーンにドライアイスやヨウ化銀撒いて
渦の収束パターンを崩す試みはあったらしい
行動をして得られた結果と
しなかった場合の推測値の対比に
明確な差があったかどうか、その当時の電算機では能力不足で答えは出なかったと聞いた
衛星軌道からのレーザー照射は時間をかけてやれば
渦の攪乱は可能かと思えるが
>244の言うように大気バランス乱す実験にOKは出にくいと思われる
いや、むしろ
200ペケ年・高知沖
太陽光集錬発電装置《いざなみ》キャンペーンCMにかない◯かを起用した為か、サテライトシステムやらD.O.M.Eやら、私の愛馬は強暴ですやらいわれているが、その試験運用にようやくこぎつけていた
『日本に・・・力を・・・』
第一護衛隊群から派遣され、他国の見物艦を追い払う役目を負った旗艦はるな(退役したものの・ヘリ格納庫を観測機器でつめて最後のご奉公を行っていた)をはじめとする五隻の護衛艦、その中の一隻、たかなみでもかない◯かのCMが流れていた・・・つーか、CM自体まんまである
『なんで四国にしたかわかまるわかりだよな』
『地域振興だよな、どうみても』
200ペケ年現在、高知県出身の坂本首相が政権を取っていた。まぁそういう事だ
『やっぱりミスしたらというか、人に向けて放ったら絶叫しなきゃならんのかな?』
不運にも、そのミスが発生してしまったのである
何が起きたのか、護衛艦に乗っていた隊員達にはわからなかった。気付けば、全く違う世界に移動してしまっていたのである
んな、使い方でもおkだと思う
なんでひーちゃん他人の名前騙るのん?
>>246 スレの主旨からはそれが良いかもしれん>ミスから始まる物語
>>245 レーザを照射した側に進路が変わったりするかも。ずっと引っ張り続ける必要があるが。
台風を押し付けられる地域から文句がでそうだが、水不足の地域に誘導するか。
で、謝罪と賠償を強要されると
徹夜の連チャンとリポDガブ飲みでハイになったJAXAの職員が
シャレで日本の周りに魔方陣を
ダイ・アナザー・デイ見たかね?
ゲイ・アナル・ゲイ
ちかごろ海戦欠乏症で、護衛艦隊の海戦を書いたんだが・・・投下してよろしいか?ファンタジー分皆無なんだが・・・orz
またひーちゃん他人の名前騙ってるん、なんでなん?
長崎県人イラネ
>>245 今夜21:00NHKで
ドラマ「スーパーストーム」
第一話:ストームシールド計画 てのやるらしい
気性を操作して巨大嵐と戦う科学者の物語
259 :
258:2007/09/15(土) 12:45:56 ID:???
訂正
気性×
気象○
気性を操作って、どんなマッドサイエンティストだよ...orz
>>257 あんしんしろ、名前を勝手に使う「」だ。
誇りの1つさえない「」には丁度いい。
>本土直撃の台風にぶつけてかき消すという荒業
んーというか、国家が台風を消す、
というのは、余程の超超大型台風に限られると思う。
というのも台風、というモノは、
地球環境の自然発生環境保護装置、なのです。
台風が上手く機能しないと、
例えば沖縄の珊瑚の白化現象の様にドエライ状況に陥るのです。
ですがまあ、スーパーコンピューターでさえ予測できない現象が起きて・・
というのは、非常に説得力がありますね。
263 :
翡翠(星砂) ◆X9uEcr1WoA :2007/09/15(土) 15:48:27 ID:RfJuyMP3
>>255 :辞(ryの人 どの
れっつ家紋、
護衛艦隊なら現在のインド洋の状況にクリーンヒットではないですか。
はばかれるようなら先58章にてどうぞ。
辞(ryの人氏、やっぱトリップつけた方がいいよ
アメリカがハリケーンの威力を弱める実験でドライアイスぶちこんだところ、いきなり変進→アメリカ本土直撃で大惨事なんてことがあったなぁ
牛乳と卵と砂糖もぶち込めばよかったのに
鬼 才 現 る
まだ繋がらないorz
やれやれ、またお猿さん認定されましたよ・・・
真面目に回答すると、途端にこれだから、ホント、簡便してほしい・・・
orz
「 お猿さん認定回避のコツ 」
後58章翡翠の本日夕方の書き込みの連投を参考にどうぞ。
>291
誤変換と思っていままでスルーしてきたけど
「反斜面(反対斜面)」じゃなく、あえて反射面と書いてるんだね?
アチャー(赤面)^^; ミスですね、ミス。
...誤爆なのか、わざとなのか...勘弁してほしいのはこちらだ
>「 」
しらんがな。
せっかく自分で立てた隔離スレが有るんだ、
そこで自作自演でSSモドキをスレになすりつけた後で、
「投下乙」「映画化決定」 とかやってろよ。
物語の人や鬼っ子の人、ネフェリアンの人マダカナー
期待期待期待期待期待。
待っている俺がいるんだぜ。
西暦2020年12月16日 13:40 日本国北方管理地域 遺跡内部
ようやく粉塵は収まろうとしていた。
もちろん室内はライトで照らされている場所以外暗闇に閉ざされていたが、それでも絶望的な状況である事は誰もがわかる。
彼らが入ってきた入り口は、完全に押しつぶされていた。
岩というよりも岩盤と呼ぶべきそれは、多少の対戦車ロケット弾ではどうしようもないように見える。
「被害確認」
軽く咳き込みつつ佐藤が命じる。
点呼が行われ、一人も欠けていない事がわかる。
続いて装具点検。
小銃一つと三つのライトが岩盤に押しつぶされた事がわかる。
彼らは、未だ戦闘能力を有していた。
「警戒を怠るな!」
陸曹たちが命令する。
陸士たちは言われるまでもなく、懸命に目を凝らした。
幸いな事に、今のところ問題はない。
「何か動いています!」
「それなら撃てよ!」
陸士の叫びに佐藤が答え、彼らは発砲を再開した。
どこかに消えてしまったはずの、敵の大群が現れたのだ。
「敵襲!全周警戒!!」
「前だ!銃弾を叩き込んでやれ!!」
ようやく収まりつつある土煙のなかで、彼らは戦闘を継続し続けた。
叫び、引き金を引き絞り、次々と弾倉を交換した。
もちろん敵も黙って見てはいない。
叫び、引き裂かれ、打ち倒されていく。
次々と銃弾を撃ち込まれ、絶命していく。
それらは確かに恐ろしい存在だった。
何もかもを引き裂くであろう強靭な肉体。
触れただけで人体を切断できる鋭い爪。
頑丈な鎧をやすやすと噛み砕ける牙と顎を持つものもいた。
しかし、それだけを武器に自衛隊に戦いを挑むのは、例え不意打ちだったとしてあまりに無謀だった。
「異常なし!」
この部屋の出口を点検した陸士が叫ぶ。
彼らの周囲には無数の化け物の残骸が転がっており、傍目にも危機を脱した事がわかる。
「損害は?」
周囲を見回しつつ佐藤が尋ねる。
「負傷者が二名、重傷者一名、これはもう助かりません。
それと殉職五名です」
同じく周囲に警戒の目を向けている二曹が答える。
「そうか、随分とやられてしまったな」
一切の感情を感じさせない声音で答えつつ、彼は歩き出した。
立ち止まったそこには、左腕と胴体の一部を抉り取られた一人の陸曹が、血の塊を口から吐き出しつつ倒れていた。
「すまんな」
「任務ですから」
手短に詫びた佐藤に、陸曹は激痛をものともせずに笑顔で答えた。
「手早く願います」
「わかった。遺言は?」
腰のホルスターから拳銃を取り出しつつ佐藤は尋ねた。
「すまんが俺が実行可能なもので頼む」
無表情の佐藤にそう言われた陸曹は、少し考えてこう言った。
「佐藤一尉殿、宇宙を、手にお入れ下さい」
「実行可能なもので頼むといっただろう」
苦笑しつつ、彼は拳銃を構えた。
「だが、この世界程度ならば任せておけ。お前らの死は無駄にはせん」
「感謝します」
そう答えると、陸曹は目を閉じた。
佐藤は目を見開いたままで拳銃を構えなおし、発砲した。
西暦2020年12月16日 13:59 日本国北方管理地域 遺跡最深部
「何処まで降りるんだ」
「これ以上は、ガス検知器なしでは嫌ですね」
呆れたように呟いた佐藤に、二曹は冷静に答えた。
あれからいくつかの広間を越え、その代償として四名の陸士たちを失った彼らは、疲労しつつも戦闘能力を残していた。
どうやって入れたのかはわからないが見上げるほどに巨大なドラゴンに対戦車ロケットを打ち込んだ。
群がる化け物の集団に銃弾のスコールを浴びせかけた。
死してなお動き回るゾンビの集団を再起不可能なほどに粉砕した。
そうして、彼らは歩き続けていた。
「ようやく終わりみたいですね」
通路の先から微かに見えてきた明かりに、一人の陸士が安堵の声を漏らす。
「もうネタも尽きただろう。いよいよ親玉だといいな」
「そうですね。あと二回ほど交戦したら、伝説の剣か弾薬箱を探しに行かないといけません」
「銃剣があるだろう。それに無限に広がる精神力を持ってすれば、帝國軍人にできない事はない」
「私は普通の陸上自衛官なので、弾薬と部下なしには何も出来ませんね」
よほど疲れているらしい二曹は、佐藤の言葉に普通に返答している。
その後も下らないやり取りを繰り返しつつ、彼らは最後の部屋へと入った。
西暦2020年12月16日 14:00 日本国北方管理地域 陸上自衛隊ゴルソン大陸方面隊第18地区駐屯地
「遺跡内に突入した部隊から連絡が途切れてどれくらいになりますか?」
自分のテントから戻ってきた鈴木は、顔色が良くない駐屯地司令に訪ねた。
「最初で最後の伝令が出てきてから五分ほどですね」
「そうですか。米軍を呼び出してください」
渋る通信士を急かしてようやく繋がった相手に、彼は伝えた。
「グスタフ用意」
<フォンブラウンは待機中。君たちの艦艇を離してくれ>
「駐屯地司令殿?」
聞いていた状況とは違う展開に、鈴木は駐屯地司令に状況の説明を求めた。
「やれ」
尋ねた鈴木に対して、駐屯地司令は傍らに立っていた陸曹に短く命じた。
陸曹は素早く背後に回り、見事なスリーパーホールドを決める。
二秒ほど彼は抵抗し、そのまま崩れ落ちる。
倒れこんだ鈴木を一瞥だけすると、指揮官は口を開いた。
「米軍には適当に答えておけ。海自には死んでも離れるなと伝えろ。
指揮下全ての部隊に通達、これより我々も戦争に参加する。
志願者を一個中隊集めろ」
そこまで言うと、彼は懐から取り出した辞表と遺書を自分の椅子へ置き、腰の拳銃を取り出した。
「我々自衛官は家族だ。家族は守らなければならない。
諸官たちが己の意地を見せてくれる事を切に期待する。
私に賛同するものは十分後に正門前に集合せよ。以上、解散。」
彼の言葉を合図として、陸上自衛隊の暴走が始まった。
西暦2020年12月16日 14:05 日本国北方管理地域 遺跡地上部分
「繰り返します。増援と施設科が必要です」
地上に残された中で最高位の二尉は、指揮通信車の中で繰り返した。
いつまで経っても戻らぬ佐藤たちに痺れを切らした彼らは、少数の偵察隊を出した。
地下深くまで潜った彼らは、巨大な岩盤が崩落し、通路を完全に封鎖している光景を目にした。
そして今に至るわけである。
「削岩機、天井を支える支柱、その他色々、厄介ですよこれは」
<了解した。全て用意する>
困り果てた二尉の言葉に、相手は当然のように回答した。
「どれくらいで到着しますか?」
<第一波はヘリコプターで移動中。あと10分といったところだ。
車輌部隊は敵軍と交戦中のために時間がかかる。
なんとしても現場を確保し続けてくれ>
「了解しました」
この戦役にケリをつけるための役者たちが、揃おうとしていた。
本日はここまで
投下乙であります
熱い漢達に武運あれっ!
乙
いよいよ辻ーんとのラストバトルか(;・`ω・)ゴキュ
ぬおおおおおお期待って書いてからすぐになんて!
物語殿投下乙です。
いよいよクライマックスktkr
お前
つまんね
>>283 読んでみたけど、見事に良い所無しなブツだわな。
>>283にくらべれば、きょうびエロパロ板のSSのほうがまだ丁寧だろ。
物語氏投下乙です!
みんな!ちゃんとひすいちゃん構ってあげて!!!!111
自分以外がちやほやされると発作がでちゃうのっ!!!!!1111
>>292 そのまま発作起こして死んでればいいと思うが。
ああ、死ぬような病気の発作じゃなかったか。 残念。
あと、むこうでボコボコに構ってもらってるようだしこっちが何かしなくても別に良いじゃん。
オラオラ オラオラ オラオラオラ オラオラオラオラ
オラオラ∧_∧ ∧_∧∧_∧オラオラ
∧_∧ω;;(∩( ∩;;ω),つ);ω∧_∧
( ω;;(とミ∧_il!|∧lll 彡_∧彡つ);;ω)
∧_∧ミ(∩∧_∧彡づ);;∧__∧⊂)オラオラオラ
( ω(と≡⊂( ・ω・ )⊇≡づ);;ω )__ \
(⊂ と=ど(⊂ っ)づ=つ≡⊃) \ )
/ヘ_∧〃∧__i!l|ミヘ_∧ミ_∧ミ∧_∧\オラオラオラ
( ω(と彡(ω;;(し ミJ);;ω )つ);ω)ミ⊃);;ω) )
オラ(っ つ / )( ) \ ⊂)オラオラ
オラ / ) `u-u'.オラ∪ ̄∪オラ`u-u' \オラオラ
,( / ̄∪オラオラ オラオラオラ オラオラオラ∪ ̄\ )
翡翠: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄((.;.;)ω.;.;) ̄ ̄| <という夢を見たんだ
| 彡 /⌒ ⌒ヽ |
|__ ( 〈l イ \ ガバ!!
|\ ノ\nm⌒⌒⌒`mn
| \(⌒ . : :..:.. . ⌒ヽ
\ \ : :..:.. . \
\ \ : :..:.. . \
レス乞食は放置が一番なんだけどな
SSじゃなくて漫画を投下するツワモノはおらんか
物語氏乙。
いつか絵を投下しようと思うんだけど、
下手だからあと1、2年は絵の練習がいる。
じゃああと二年くらいがんばります
絵師首相「戦争ともなると、自衛隊が主体となりますが」
物語陸将「……」
絵師首相「統合幕僚長としての物語さんの見通しはいかがなものでしょう?」
物語陸将「2年は随分暴れて御覧に入れます。」
絵師首相「!」
物語陸将「しかしながら、3年、4年となれば全く確信は持てません。」
↓ 絵師首相のコマンド ↓
A)「2年も持てば十分です!」
B)「たったの2年・・!(焦」
…なんでそういう茶々を入れるかね?
しかも関係ありそうで全く違う応対なのに。
フゥハハァホントセンブラハヤクニタツゼェ
まとめサイト、もう復活しないんかな。ずっと404のままだ。
いい加減うぜーよ
404の意味知ってるならそんなレスすんな糞ボケ
てめーで作れ
見事なスリーパーホールドに笑ってしまって、感動し損ねたw
物語氏、投下乙。
荒らされたくなかったら翡翠氏叩きを今すぐやめなさい
既に重複スレを強行し続けるという荒らしを継続中の癖に何を言ってるんだ?
それとも翡翠を叩かない代わりに翡翠は重複スレを続ける荒らし行為を
止めて二度と自Fスレのスレタイを名乗らないと謝罪つきで確約してくれるのかw
じゃあそうしてくれ。
もちろん翡翠信者も同様にな。
ご本尊叩かれたくなきゃ大人しく向こうで傷舐めあってろ。
306
306
306
306
の人生に幸あれ
荒らしはスルー。軍板住人は煽り耐性が無くて困る
だが俺はまったく気にせず、唐突氏やネフェリアン氏、異界氏の投下を待ち望む。
待ち望む!
政府広報課氏…最近来てないな
そういやまとめにエルフとカレーが編集されてて噴いたw
スレ番が一桁代だった時にやってたネタじゃねえか、懐かしすぎる
煽ってるのも煽られてるのも9割方名無しのひすいちゃんだがな
なんと、スルーできてないのは私の方だったか
まとめサイトみれねぇwwwwwwwwww
分家は帝國召喚に感想レスがつかなくなってきている。
本家も分家も閑散としてきているなぁ。
>>315 /ノ 0ヽ
_|___|_
ヽ( # ゚Д゚)ノ まとめサイト見れなくなった位で騒ぐんじゃない!
| 个 | タマとサオ切り取って尻穴に突っ込むぞ!
ノ| ̄ ̄ヽ
∪⌒∪
当時の住人に聞いてみたいね。小官が居なくなればスレが確実に賑わう、と。
この過疎っぷりはタマランなぁ? 典型的な糞スレと化しているじゃないか?
賑わいを取り戻したい? 誰でも何でも議論できる混沌こそが必要だろう。
偏狭な排他主義者などは要らんのだ。荒らしでもネタにする根性が必要だ。
ま、難だね? 愚者のSSでもUPして貰って肴に為ってもらうのが一番だろう。
>>318 今度はお前の変わりに翡翠という馬鹿が害悪になってんだよ
どのみちお前=翡翠だろうがな。
>賑わいを取り戻したい? 誰でも何でも議論できる混沌こそが必要だろう。
ガイドライン無視、軍事描写は書き手の知識不足により間違いだらけ、
突っ込みいれられても意味不明な言い訳グダグダ繰り返すばかり、
重複スレを強行し続けるといった低能を許容する状態のどこが賑わいになるんだよ
少しは考えてから物を言え。
俺が自衛隊装備にRPGを出すといったポカやらかしたり
自衛隊の設定を一部変更したSS書きたいを言った時に叩きや指摘入ったのはなんなんだ?
それとも翡翠(おまえ自身)がやる時は許容されるとでも思ってるのか?
つーか小官は翡翠(どうせ同一人物だろうから当たり前だろうけど)が何で叩かれてるか
全然理解できてねーのな。
その上で低能そのものな発言してくし。 空気読めないって程度じゃねーよ。
こっちもかよ。
GでもSでも肴になるなら何だって良い。
盛る時や暇になる時があっても、いいじゃない
同じ状態であり続けるものなどないんだ
盛る時って今じゃすっかりどうでもいいような議論だけじゃないか
作品投下は絶滅危惧種
投下が無いときはそんなもんでいい
他人の都合まで知らん
うむ。新三役はそろった。
では棒読み(w)で ↓
>>319 : ◆XdgIHnFrK.
>ガイドライン無視
つーか、私より先にガイドライン無視しまくってるのは君らだよん。
>軍事描写は書き手の知識不足により間違いだらけ
私のが不足というなら継ぎ足してやれ(w)
それも入門書のように親切丁寧にね☆(w
>突っ込みいれられても意味不明な言い訳グダグダ繰り返すばかり
戦史洗えば元ネタがゴロゴロしているのだよ。
つーかテキスト読んでいない人もいるしねえ。
>重複スレを強行し続けるといった低能を許容する状態のどこが賑わいになるんだよ
はあ?もともとはここが重複でしたけど??????????????
>少しは考えてから物を言え。
君もいい加減にしたま〜へ〜ね〜?
などと♪
さらに愛の棒読み☆ ↓
>俺が自衛隊装備にRPGを出すといったポカやらかしたり
>自衛隊の設定を一部変更したSS書きたいを言った時に叩きや指摘入ったのはなんなんだ?
自演じゃなきゃ愛じゃね?
ぶっちゃけ美少女化愚者ンに「よいではないか☆」
などと悪代官な妄想すると笑えると思ふぞえぞえ。
>それとも翡翠(おまえ自身)がやる時は許容されるとでも思ってるのか?
だ・か・ら。
その御大層な正確な答えとやらがあるなら、
懇切丁寧に御指導差し上げればよかろう?
なんのための匿名掲示板なんだか、意味ワカメ。
>>320 : ◆XdgIHnFrK.
>つーか小官は翡翠(どうせ同一人物だろうから当たり前だろうけど)
小官氏の経験とパッションがありゃあねえ、と、
何時も思う別人さんの当方、絶賛困惑気味。
>が何で叩かれてるか
>全然理解できてねーのな。
>その上で低能そのものな発言してくし。 空気読めないって程度じゃねーよ。
つうか、少なくとも翡翠個人としては、
小官氏はまったく荒らしには思えないのだよ。
( まあ秘密の花園を荒らされたように思う人がいるのはいるだろう )
なにせ観客としては、これほど興味深い語り手も少ないものでねえ。
まあ、なんというか、、、、、
勿体無いよ? 農家なのに好き嫌いって、どうなんだろうねえ。
ちなみに翡翠ん家の親戚は農家だらけなんだな、これが。
まあいいけど。
きょうの〆☆
わざわざこっちに投下するのは嫌がらせか?
ま、あぼんで読めんけどな
>>318 混沌のせいで寄り付かれなくなるとか、少しは考えてみようか。
ねえ、そんなに混沌がいいの?
いいなら全力でダークエルフ可愛い可愛いコールしちゃうよ。
てか、もう不毛な争いはやめよう。
どうせageと同じで人の話を聞くような人間じゃない。相手にするだけ無駄。
幸い隔離スレがあるんだから、完全分離でいいじゃん。
こっちからの突撃禁止。Hが向こうのスレでなにをしようと無関係。
それでいいだろ?
どうせ守られんと思うがな。お互いに。
>賑わいを取り戻したい? 誰でも何でも議論できる混沌こそが必要だろう。偏狭な排他主義者などは要らんのだ。
珍しく同意だがファンタジー話を排除したお前の言うことじゃないな。ただ翡翠よりお前の方がマシだったと今では思ってるよ
まあ、そういうことだな。
排除排他の行く末が、「 いま 」なのさ。
やれやれ。軍事板だと言うのに、何と言う連携の無さか。
これで本当に実戦などできるのであろうか。
非常に疑問である。
だから嫌がらせか?そうなのか?
張本人が居直るなんて、すごすぎる。
「」は俺の想定のはるか上を行く。
あれ?どっちが隔離スレだっけ?
両方に来やがるからもうワケワカランわ。
こっちが本スレで向こうが隔離スレ
>やれやれ。軍事板だと言うのに、何と言う連携の無さか。
>これで本当に実戦などできるのであろうか。
ケジメはきっちりきめないと。
問題のある指揮官を馴れ合いで更迭できず失敗した旧日本軍の二の舞だ。
そして、責任を取らされるのは、現場の指揮官級とその郎党、と。
ミッドウェーも悲惨なら、青年将校らも悲惨なのである。
・・・まあ、巨大組織にメスを入れるのは、至難なのだが。
メスがそう簡単に入るのなら、
西園寺卿でも近衛卿でも軍部を統制できたであろう。
ゆめゆめ、空気という物に気をつけるべし。
>>340 主におめぇのことを言っているんだ。>問題のある指揮官
>ゆめゆめ、空気という物に気をつけるべし。
一番空気を読めてない人がなにを言ってるんですか兄さん
「ストームシールド」視聴中...
無能な働き者は銃さt(ry
もう翡翠・パッシングは無限ループだからやめようや
翡翠・ナッシング(翡翠無視)にしようや
まとめサイトが見れない
フソウ戦記(仮)の続き。
前回までの話はまとめサイトを読んでね。
って何故か見れる時と見れない時がある…
サーバーが重いのか?
最初に解説とお詫び。
普通、戦車射撃競技会に第7偵察隊は参加しないはず。
偵察警戒車を登場させたかったので特別に参加させた。
もちろん反省していない。
前回までの投下で自衛隊装備が殆ど出てこないのもあまりにアレなので
主人公・伊庭がフソウ国に召喚された時に時間を遡ってみた。
良ければここから前の投下した話につながるまでの自衛隊の戦いを
書くように路線転換してみるがどうだろう。
ついでに幾つか設定変更したい…特に魔法やゴーレム付近の設定は
かなり適当に間に合わせだったので。
ではよろしければ効力射開始。
200X年 8月某日 北海道大演習場島松地区 戦車射場
北海道に展開する北部方面隊第7師団では前日からこの日にかけて、恒例の戦車射撃競技会が実施されていた。
今回の競技には第71・72・73各連隊から90式戦車100両に加え、第7偵察隊の74式戦車と偵察警戒車が参加している。
今回の競技会では小隊戦闘射撃を合計22回実施、最終日となる本日は練度射撃(戦車による行進射撃)が実施される予定だった。
どの戦車小隊も所属連隊・中隊と自分達の威信を賭け、協議開始予定時刻が近づくにつれ隊員たちの周囲の空気は熱気を帯びていた。
異変は各戦車小隊が連絡幹部の指示に従い弾薬交付所へと進入し始めた時に起こった。
「第1・第3小隊応答なし! 中隊本部、出ません!」
「統裁部ともか! 他の中隊は?」
「さっきから呼びかけていますが…」
「どういう事なんだ。 あれだけの戦車がどこに消えた」
突如として晴天だった空が暗転し、次の瞬間には弾薬交付所内にひしめいていた戦車たちは彼ら第2小隊と偵察隊の74式戦車2両を除いて全くいなくなっていたのだ。
その他に車両と言えば、中型トラック数両と偵察警戒車2両のみで、交付所内にいるはずの係員の姿も見えなくなっている。
それだけではない。 周囲の景色が明らかに一変していた。
広々とした北海道の原野にいた筈が、が、青々とした草木に囲まれたどことも知れぬ山中の開けた場所にぽつんと戦車を初めとした数両の車両が駐車しているのだ。
地面にはここまで入ってきたような轍もない。
ただ交付所を囲うロープと、テントがいくつか、そして整然と積まれた各小隊配布分の弾薬木箱と、その上にまた丁寧に並べられた戦車砲弾が鎮座しているのみだ。
「ともかく、だ。 まずやるべき事はやろう」
第2小隊の小隊長、佐野3尉は動揺しつつもすぐに偵察隊の小隊長鹿嶋3尉と協議、指揮系統の確認を行い、佐野3尉が先任ということで隊員はその指示に従う事になった。
その後、隊員たちは戦車を降りて周囲の状況把握、そして行方不明になったと思われる他の戦車小隊の人員を探すため班ごとに分担して付近の捜索にはいった。
偵察隊の1班、小川曹長と伊庭1曹、矢野3曹も捜索に出ていた。
雑草を掻き分けて行けども行けども、人の気配一つしない。
鳥のさえずりと蝉らしき虫の鳴き声の穏やかさが今は逆に不気味だった。
自分達は人里はなれた奥深い山の中にいるのでは、という思いさえしてくる。
「熊、でるかな」
「ヒグマですかっ?」
小川曹長がぽつりと漏らした一言に矢野3曹がぎょっとして声を上げる。
伊庭1曹はちょっと呆れた声で矢野に「クマは自分から人間に近寄って来ないよ」と言った。
「そうでも無いかもな。 ばったり出くわすってことはある。 まあ、ここは北海道じゃ無さそうだから出るのはヒグマじゃなくてツキノワだろうけどな」
「なんでここが北海道じゃないって言えるんですか?」
伊庭の問いに小川曹長はちょうど頭上に張り出した針葉樹の細い枝を引きちぎって、指でくるくると弄りながら答えた。
「クロマツだ。 北海道にはアカマツか、植樹されたカラマツしか生えてない。 まあここが内陸部だとしてだ、山の中に生えてるのは珍しいがな。 誰かが植えたんでなけりゃ」
「んじゃ…どういうことですか」
矢野は上手く話を飲み込めてい無いらしい。
小川曹長は歩きながら話を続けた。
「ここはもしかしたら海が近いのかもしれない。 案外な。 そうで無いにしても、少なくとも俺たちがいたはずの北海道の演習場では無い場所に、今来ていると言う事になる。
俺はクロマツが北海道に自生してないって事ぐらいしかわかんねえけどな。 辺りの他の木とか、今鳴いてるセミとかも、もしかしたら道産のものじゃ無いのかも知れない。
どうだ、その辺の景色とか、違って見えないか」
伊庭も矢野も自分達の周囲をぐるりと見回す。
そう言われて見れば、周囲の山の植生や生き物の鳴き声は見慣れた印象と随分違う気がしないでもない。
自分達以外の全ての部隊が消えたことを含め、周囲の地形・植生がそっくりどこかの場所と入れ替わってしまったかのような、奇妙な違和感と不安がある。
「曹長…」
違和感を拭いきれないまま伊庭が何か口にしようとした時、小川曹長が手でをそれを制した。
彼の視線は前方、短い草むらの向こうに向けられている。
伊庭たちがそれをおうと、草木に溶け込みそうなOD色に塗装された1両の見慣れた中型トラックが止まっているのを見つけた。
彼らは曹長を先頭に、身を屈めながら慎重に近づいてゆく。
人の気配や物音はしない。 自分達が草を踏みつける音だけが耳に届いていた。
運転席側の窓から内部を覗いた小川曹長が、「誰も乗っていない」のサインを送ってきた。
矢野が周囲を警戒し、曹長と伊庭は荷台の側に回る。 車体と同じOD色の幌を持ち上げて荷台を確かめると、燃料が入っていると思しきドラム缶が一杯に積まれていた。
結局、その付近に彼ら以外の人間の姿を見つけることはできず、草を踏みつけた後すら残されていなかった。
中型トラックの車体の汚れ具合はピカピカに磨き抜かれていてまだ新しい。
タイヤに泥すら付いていない。 まるでどこかの駐屯地から持ってきて、ここに置いたかのようだ。
それにしては、トラック自身が草むらに入ってきたような後も無い。
だいいち誰からここにトラックを運転してきたのなら、その人間はここからどこに行ったのか。
動かなくなって置き去りにされたのかとも思ったが、試してみたところエンジンはかかった。
走行に問題はないようだ。
小川曹長はとりあえず中型トラック発見のむねを交付所で待つ本隊に報告する事にした。
矢野が背負っていた通信機を下ろす。
その時伊庭は、ふと気が付いて自分の携帯電話を取り出してみた。
表示は、圏外。 山の中にいるとすればおかしくは無いことかも知れなかったが、何故だか異様な心細さが伊庭の胸に残った。
周囲約1キロに渡る捜索の結果、発見されたのは伊庭たちの遭遇した中型トラック1両と、別班が見つけた小型トラック1両、そしてその車内に置かれていた小銃2丁と弾薬だけだった。
人の居る形跡なし、現在地不明。 他の部隊との連絡は途絶したまま。
便宜上彼らを行方不明という扱いにしているが、行方不明になったのは自分たちのほうなのではないかと言う感も大きい。
捜索結果を踏まえて今後どうするべきかを話し合った佐野3尉と鹿嶋3尉は意見が割れた。
捜索範囲を広げるか、直接移動して最寄の駐屯地を目指すべきとする鹿嶋3尉に対して、佐野3尉は不用意に移動するよりここにのこって通信機での連絡回復を待つべきと主張した。
何より、移動するにしても付近の地形も景色も全く変わってしまっているのに移動の仕様が無いという佐野3尉の言には一応の説得力があった。
なにしろ地図すらないのだ。
幸いにして方向は太陽の向きで把握する事はできたが、太陽の高さも変わっているため元々部隊のいた夏の北海道を基準にしてはやや正確ではない。
気温も2度か3度ほど、違うようだった。
木の色草の色を見れば、今が春か初夏の季節だろうことは推測できたが、それはここが北海道などではないという感触を強くしただけで、穏やかな日差しはこの時あまりありがたいものとはならなかった。
「本隊はこのままここで待機するにしても、やはり捜索範囲を広げない事には、今のままでは何も掴めてい無いのと同じです。 とにかく情報が足りな過ぎる」
鹿嶋3尉は佐野3尉にそう強く訴え出、偵察小隊から継続して捜索班を出す事になった。
捜索命令を受け取ったのは伊庭たちの班だったので、小川曹長は今度は車両の番をしていた班員2名を加え全員で偵察警戒車による捜索に出た。
「尾根伝いに回ってみよう、山の反対側に向かえば何か見つかるかもしれない」
途中、偵察警戒車で通れそうなところを降車して探しながら、捜索班は山中をひたすら進んでいった。
誰か人間に出会いたい、何でもいいから見つかって欲しい。 班員は誰しもそのような思いを胸に抱いていた。
既に彼らは十分すぎるほど常軌を逸した不可解な事態に見舞われている。
特に、他の部隊といっさい連絡が取れないということが、彼らだけがこの世界で孤立して存在しているかのような漠然とした不安となって圧し掛かってくるのだ。
集団から切り離されると人間はいかに脆いか…
「おい、野球の試合みたいな歓声聞こえないか?」
道なき道を走破し、途中で倒木に出くわしてそれをどけている最中、伊庭の耳に入ってきたのは大勢の人間がいっせいに叫んでいる、そんな印象の声だった。
その声は小川曹長以下、班員も聞いた。 彼らは偵察警戒車に乗り込むと急いで声の聞こえる方向へと急いだ。
そして、とうとう山の反対側に出た時、彼らが斜面から見下ろしたのは信じがたい光景だった。
山の裾野に広がる平地に数千人の人間と旗がひしめき、ぶつかり合うように激しく動き回っている。
時折太陽光に何かが反射するのがいくつも見え、小集団と小集団がぶつかり合うたびにその中の多数の人間が互いに倒れ、押し合い、押し返し、また下がってぶつかり合う、と繰り替えす。
風になびく旗には多種多様な家紋が描かれ、よく目を凝らせばその集団たちは甲冑のような物を身につけ、刀や槍といった武器のような物を一様に手にしていた。
「まるで映画のロケだ…」
「撮影かなんかじゃないのか?」
誰かが口にするまでもなく、それは映画か歴史大河ドラマの合戦のシーンとしか思えないような、壮大で勇壮な光景だった。
ただそれがテレビの画面を通した、演出やCGによる「リアルっぽさ」ではなく、現実としてその存在を伊庭たちに強く印象付けるのは、
鬼気迫るというべき圧倒的な迫力の篭る、集団が突撃する時に発する大歓声と、なにより彼らのいる山の斜面にまで届いてくる血なまぐさい戦場の空気だ。
戦争をしている。
幾本もの槍が人間の身体に突き刺さり、刀が腕や足を切り落とし、一人の兵士が別の兵士を押し倒して互いに殺し合い、集団がもう一方の集団を圧倒し、突破し、押しつぶし、追いすがり、容赦なく止めを刺してゆく。
小川曹長も本隊に通信を入れるのも忘れ、全員がその非現実的ながらも現実としてそこに存在する光景に取り付かれたようにただ見入っていた。
ある者は偵察装甲車のハッチを開けて身を乗り出し、別の誰かは装甲車から降りて立ち尽くしている。
伊庭は呆然としながらも、それはその目の前の光景を自分の頭がうまく処理できていないからだと妙に冷静に自覚していた。
全体を俯瞰して、落ち着いて観察すれば、戦局が一進一退を繰り返していることもわかる。
対峙する二つの軍勢は小集団ごとにまとまって、相手側の同じような小集団とぶつかり合い、激しく動き回るが、ただ突撃するだけでなく時折自分の陣営まで交代しては休憩する、と言った動きも見ることができた。
小集団の間をせわしなく動き回る騎乗した人間は、伝令だろうか。
そこで、馬に乗っている人間は集団の指揮官とその周囲にわずかな数いるばかりで、大河ドラマでみるような騎馬隊のような物が全く見えないのに気が付いた。
馬の数が少ないからなのだろうか。 それとも、騎兵を集団で運用するという事が無いのだろうか。
伊庭がそんな思索にふけりかけた時、小川曹長の通信機のインカムに本隊からの連絡が入ってきた。
正気を取り戻した曹長は一喝、「急ぎ本隊に戻る」と告げ、伊庭たちに偵察警戒車に乗れ、と怒鳴った。
ハッチを閉める曹長の顔は、青ざめていた。
偵察班が戻った時には、本隊を襲った事態は既に終息していた。
待機場所となっていた弾薬交付所の周囲には十数名の甲冑を着た人間達の遺骸が転がり、その中に混じるように迷彩服を着た数人の冷たい体があった。
生きている者達も、わき腹から血を流してうめく隊員、それに止血処置を施す隊員。
小銃を抱きかかえて車両の影でガタガタと振るえ顔を酷く青ざめさせている者の足元には顔を弾丸で砕かれた兵士の死体。
親友の亡骸の傍に立ち尽くして呆然と涙を流す若い1士。
それは惨憺たるありさまだった。
「殉職3名、重軽傷者4名ってとこだ。 歩哨に立ってた野川が真っ先にやられたよ」
偵察警戒車を降りた伊庭を出迎えたのは同じ偵察隊の菊池2曹だった。
彼は伊庭とは同期ながら、昇進は伊庭の方が先だった。
菊池はそんな事で友情にひびは入らない、と普段から笑っていたが、二人のもう一人の共通の友人である野川2曹が死んだ事は彼の表情に暗い影を落としていた。
他の殉職者とともに並べられ、布をかけられていく野川の死体…顔を刀らしき刃物でざっくりと切られたその無残な姿を、菊池と伊庭はなんともいえない顔で見送る。
90式戦車の横で、佐野3尉と鹿嶋3尉が報告であろう小川曹長を加えて何か話している。
鹿嶋3尉の口調が、興奮でもしているかのように何時になく強いようなのは、気のせいだろうか。
そちらの会話はやや遠い所為か民間人の殺傷がどうの、凶器を持って襲ってきたのだから正当防衛が同の、現に部下が死んでどうの、と断片的にしか聞こえない。
「サムライが、襲ってきたんですか」
「侍じゃねーよ。 ここは日本でもない」
矢野の問いに、菊池2曹がはき捨てるように答える。
彼はその辺に転がっていた、誰かの落とした日本刀に酷似した刀を拾い上げて、矢野と伊庭に見せた。
「よく見てみろよ。 日本刀はグリップに鮫の皮を巻いているもんだが、こいつはグリップが金属製で、網目状の滑り止めが刻まれてる。 こんな日本刀はねえよ」
菊池は伊庭に刀を押し付け、次に片付けられつつある鎧を着た兵士達の遺骸の傍に歩いていった。
そして、ひとつの以外のわき腹を足先で小突く。 ジャラ、と音が鳴った。
伊庭は死んだ人間に対するそんな菊池の行為を咎めようとしたが、菊池は無視して続けた。
「こいつは格好から行って足軽っつー下っ端の兵士だが、鎖帷子なんか着込んでる。 こんな贅沢な足軽はいない。 さらにだ、こっちの指揮官っぽい奴みてみな?」
菊池が指差すそれは、胴体の真ん中に小銃で撃ちぬかれた穴がある鎧を着た、侍のような立派な作りの甲冑を着た人間だった。
彼の死因がなんであるかは説明の必要も無いくらいよく分かる。
菊池は「なんか気づかないか?」と尋ねてきた。
「一見時代劇なんかに出てくる侍の鎧っぽいデザインしてるだろ。 でもな、これ全部、頭っから足の先までガッチリ関節までカバーした金属の鎧だ。
侍っつーより西洋の騎士だよ。 ついでにな、兜も頭全体をすっぽり覆う作りでできてる。 ひさしまで開閉できる」
そういって、菊池は屈んでその人物のフルフェイスメットのひさしをカシャリ、と上部方向に持ち上げて見せた。
が、その下の死に顔が目を見開いたすさまじい形相をしていたので、不愉快になったのかすぐに下ろして隠した。
矢野が立ち上がる菊池に問いかける。
「詳しいですね、2曹」
「詳しかねーよ。 俺は時代劇とか映画とか見た程度だけどな、こんなん中学生でもわかる。 こいつらが色々おかしいのはな」
ただ友人を殺されたというだけではない、怒りとも苛立ちともつかない複雑な表情をして菊池は答えた。
この数時間内に急激に起こったすべての事が、何もかもが非現実的で、そして理不尽で、だが夢でも幻でもない。
どこかもわからない場所に突然放り込まれ、事態を把握する前に仲間に死傷者が出て、そして誰一人として何も分からないまま、状況に振り回されている。
不安と苛立ちだけが、小隊長たちにも、隊員の一人一人にも、伊庭たちにも、全体を支配する空気として取り巻き絡み付いていた。
「つまり」
「つまり、ここは戦国時代の日本でもない。 襲ってきたのが基地外でなおかつコスプレ趣味の暴徒集団で無い限り、現代日本でもない。 俺たちの知る世界じゃない」
菊池が言い出す前に、伊庭は言った。
その伊庭を見て、菊池は「ああ」と力なく答えた。
その時伊庭がどんな顔をしていたか、彼自身は知らない。
だが、この先に待ち受ける過酷な運命を予感したものだったろう、と伊庭はこの時の事を思い出すたび、考える。
その予感は、外れる事は無かった、とも。
(投下終了)
乙です。
過疎化のスレに活力を!
本人自演乙w
投下乙
戦国自衛隊とは違う
(Wizで言うとこの「ヒノモト」に)召喚された自衛隊ですね
ワクワクして次回を待ちたいと思います
翡翠氏の方が温かみがあるし、こいつの場合はただ書きなぐっただけでつまらん
>>360 安い挑発だこと…
まあ自衛隊員が突如異世界に放り出されて
わけ分からんうちに仲間が殺されて、なんて本文内容で
温かみのある文章書けたら翡翠を尊敬してやるが。
違う意味でな。(台無しだろ常識的に考えて)
それはともかく暫く振りにSS書いてて自分の作風が変わったような気がしたが
別にそんなことは無かったぜ!
どうせage厨だろ。
いちいち触るなよ。
投下乙であります。
たしか和風なF世界でゴーレムで城攻めをしていたSSでしたかな?
続き期待してます!
>>360 あれは温かみとは言わない。自分に酔ってると言う。
だいたい「自衛官といえど普通の人!」と一方で人間性を持ち上げながら、一方で常人では
ありえない活躍させるわ英雄のように持ち上げるわで、結局「ぼくのかんがえたかっこいいじえいかん」を
書きたいだけだから軍事的政治的考察は種以上に破綻してる。
翡翠は本人がどうにも痛々しくてなあ
お、久々にGも投下したのね
スレが盛る時には盛る。廃る時には廃る。それくらいでいいのかもしれんね
ageというかHというかが挑発してるから折角だし俺も言いたいこと言うか
翡翠の文は翡翠自身の自己完結しすぎてて読めた文じゃない
俺は翡翠じゃないから翡翠の脳みそを直接覗く様な芸当は出来ない
だから文章にするなら多少なりとも日本語に変換しておいてくれ。頼むから。SS書きの端くれだと思ってるのなら。
書きなぐっただけとやらの文章の方がはるかに読めるぜ?
ヒスイは無視しろ
それが一番
>>361 翡翠氏乙です
あっちとこっち、両方で大変でしょうが頑張ってください
368 :
名無し三等兵:2007/09/30(日) 16:25:49 ID:Cuq23DlB
>>316 ドラゴンボールかってくらい話が進まねーのに感想もなにもねーよ
フソウ戦記。 投下開始。
「ハクバ3よりハクバ1へ、移動中の武装した集団を発見、数は200〜300。 先の襲撃勢力の本隊と思われる。 オクレ」
「ハクバ1よりハクバ3へ、引き続き警戒活動を継続せよ。 オクレ」
「ハクバ3、警戒活動を継続する。 オワリ」
殉職者・負傷者の出た戦車一個小隊と、一個小隊に相当する偵察隊は佐野3尉の指揮下、再編成を行い隊を戦車隊と偵察班2つに分けた。
90式戦車4両からなる本隊がハクバ1、偵察隊の74式戦車2両がハクバ2、87式偵察警戒車2両がハクバ3である。
弾薬と燃料車両を積んだ中型トラック各1台、小型トラック1台は負傷者含む数名が配置されハクバ1と行動を共にする。
ハクバ、とは戦車隊と偵察隊のそれぞれの連隊旗にちなんだものだ。
隊が襲撃を受けてから既に1時間が経過。
再度の襲撃を警戒して佐野3尉はハクバ3による偵察活動を命令していた。
急勾配なうえに狭く薄暗い山道を、甲冑の音を響かせながら武装した集団が登ってくる。
伊庭たち偵察車から降車した隊員は茂みの中に潜みながら、彼らの様子を窺っていた。
「1曹…」
矢野が伊庭に、小声で何事か告げる。
そっと指差す先には、山道の下のほうから上ってくるもう一つの集団があった。
「ハクバ3よりハクバ1、後続の集団を発見。 数は先とほぼ同数。 オクレ」
伊庭は舌打ちしたい気分だった。 近代軍隊でいうなら2〜3個中隊に相当しそうな人数だ。
火器の類は携行していない様だが、集団のほぼ全員が槍などの武器を装備している。
比べて自分達は負傷した者を含めて30人未満。
これでさっきの様に襲撃されでもしたら、今度は仲間にどれだけ被害者がでるかわからない。
威嚇射撃でどうにかなるとは思えないし、正当防衛が適用されるとしても生きた人間に銃を発砲するのには躊躇いが起こる。
戦車で轢き潰すなんてなおさらの事。
これが、相手に明確な敵対の意思があり、こちらも命令が出た状態ならば、戦車6両で圧倒するのはあまりにも簡単だ。
だが、今はまだ自分達の置かれた状況すら把握しきれてい無いのだ。
何もかもが不明で、判断材料も何も少なすぎる。
正当防衛以上の武力行使は、できない。 というより、したくない。
その点は全体指揮官である佐野3尉と偵察隊の指揮官である鹿嶋3尉はほぼ同意していたし、指揮官がそうである以上伊庭たち部下もそれに倣う。
もし、彼ら武装した正体不明の勢力がまた襲撃してきたらどうするのか。
おそらくは警告を加え、それでもこちらに向かってくるようなら威嚇を行い、それでも制止できないなら発砲、という事になるのだろう。
いや、警告を呼びかけたとして、そもそも言葉が通じるかどうかもわからない。
ここは、もしかしなくとも自分達の知る日本ではない場所なのかもしれないのだから…
「ハクバ3よりハクバ1、さらに後続の集団を発見。 数は先と同数。 当該勢力の規模拡大中。 指示を請う。 オクレ」
最初の集団が伊庭の潜む位置を通り過ぎて5分としないうちに次々と新しい集団が山を登ってくる。
1個大隊規模はいるのかもしれない。
山の中では戦車といえど、性能を発揮し切れない。
木立や狭い道幅が邪魔をし、平地戦のように縦横無尽に動き回るなんてことは出来ないからだ。
主砲や機銃を使えば防ぎきる事はできるだろう。
しかし、それはもはや正当防衛の範囲を逸脱している。
相手は対戦車火器も持っていない徒歩の集団だ。
それに、戦車は自分を守れるとして、非装甲車両とそれに乗っている負傷者はどう守る?
彼らを中央に配置して戦車で囲む、それが定石だろう、しかし、相手は大勢で、殆ど歩兵だ。
こちらにはそれに対抗する歩兵があまりにも少ない。
機甲科隊員にとって戦車の弱点を補い支援してくれる普通科隊員は、ここに居ない。
戦車乗員に降車戦闘を強要するのは心もとないし、偵察隊でもそれを本分としていない。
なによりも、戦車砲弾と車載機銃弾は弾薬交付所に置かれていたものが十分にあるが、隊員一人一人に持たせる小銃と弾薬が不足している。
もともと戦車競技会には保安警備用の最低限の小火器類しか持ってきていないのだ。
(ただ、発見した小型トラックに置かれていた64式小銃2丁は車載74式機関銃の弾薬を転用すれば継続して使えないことも無い。 が、それだけである)
どうするのか。
伊庭も、矢野も、他の偵察隊員も同じような不安に取り巻かれつつ、なおも増大する武装勢力の警戒を続けていた時、ハクバ1より「後退せよ」との命令が下った。
部隊を移動する。
武装勢力との衝突を避ける為に佐野3尉が下した決断はこれであった。
その後、部隊は戦車の通れそうな道を徒歩で捜索しながらなんとか武装勢力と接触することなく下山を行った。
先導はもう1両の偵察警戒車の班員であり、伊庭たちの班は後備を担った。
途中、地盤のゆるい斜面で戦車1両が横滑りをおこしかけるなど、冷や汗をかく場面もあった。
麓の平野部に出た彼らは、伊庭たちの見た合戦が行われている方向を避けて、西へと向かった。
その方向に未整備の粗末な物ながらも道らしき物が開けていたからだ。
それは遅れた田舎にある、砂利も敷かれて居ないような古い農道のような道路だったが、当てもなく荒地を進むよりはまだ安心できるというのがその道を選んだ理由だった。
しかし、その道も安全というわけでも無かった。
方向の確認と野営地の打ち合わせのため、全車停止して小休止を行っていた時のことである。
休止前に周辺を偵察隊が周囲に誰も潜んで居ないことを確認していたにもかかわらず、突如として周囲の草むらから現れた武装集団に部隊は一瞬にして取り囲まれた。
半数以上が車両から降りた状態だったために、四方から槍を突きつけられて身動きできなくなる者が続出した。
佐野3尉も鹿嶋3尉も甲冑を着た兵士に刀を突きつけられ、反撃の指示を出す暇もあたえられなかった。
そして、小銃を構えた自衛隊員と侍と騎士の合いの子の様な武装をした集団は至近距離でお互い武器を突きつけあったまま硬直する。
奇妙な事に、彼らは自衛隊員を取り囲んだまま、殺傷するでも無くそれ以上の何かの行動を進める気配が無かった。
そして、一触即発に似た緊張感があたりを支配する中、騎乗したひときわ立派な装飾を鎧に施した人物が包囲の中から進み出てきた。
自衛隊員が山中に出現してより2日後。
イーシア大陸極東 八州列島フソウ国 尾張の国・黒田陣営 大山城
この地を支配する黒田家の現当主、黒田正憲と領地を隣接する浅野家の浅野幸成はここ数年領地の境界線とそれに平行して東西に伸びる街道の経営権を巡って対立状態にあった。
つい先日も双方の私兵による武力衝突が起こり、戦線は今の所こう着状態にある。
数の上では浅野方がやや有利で、迂回による側背攻撃を仕掛けてくる浅野軍に対して、黒田軍は斥候を駆使したすばやい察知と対応でよく防いでいた。
しかし、今のところお互い決め手に欠けるのも事実である。
正憲には頭痛の種が一つあった。
嫡男、上総介憲長の処遇である。
黒田家の正室の唯一の子として生まれた憲長は跡継ぎとして家中の期待を一心に受けて育ったものの、幼少時より乱暴なふるまいや奇行が目立ち、家臣の一部には黒田の後継者としては不適格ではと危ぶむ声すらあった。
正憲には、側室で憲長の異母兄弟となる子が数人居る。
その中には憲長より安心できる性格の子供もおり、そちらを跡継ぎにしては、という家中の意見もあったのだ。
しかし、正憲自身は憲長にかなりの期待と信頼を寄せている。
乱暴者と言われて入るが、同時に利発さと非凡な才も兼ね備えた子なのだ。
今の奇行や性格的な問題も、大人になるにつれ落ち着いてくれるようになれば、と思っていた。
が、当の本人はというと。
「父上! 約束の騎兵1千騎はいつになったら俺にくれる! 元服して初陣の暁には騎兵1千騎で持って華を添えてくれると申したではないか!」
部屋で静かに軍略を思案している所にずかずかと入ってきて、口を開くなりこうである。
時候の挨拶も親子の礼儀も無い。
「憲長。 おまえな…もう少し礼節というものを」
「それともあれは嘘か、父上。 父上は俺に身内に嘘をつくような人間だけにはなるなと申したではないか。 言った父上がそれを守らぬのか」
正憲が机の上に雑然と並べて見ていた書類をたたみながら諌めようとするが、憲長は意に介せずそのままどっかりと腰を下ろしてあぐらをかいた。
憲長が父に要求しているのは、大昔、憲長も幼い頃に正憲が口約束した憲長に与える兵の事である。
当主の息子は初陣の際には一定の兵を貸し与えられて、先陣を務めるというのがこの辺り一帯の武家の慣わしである。
が、憲長が言っている兵の規模は到底実現不可能なものであった。
そもそも騎兵1千騎という要求がどだい無茶である。
騎兵は維持にかかる費用もあってそうそうそろえる事ができない上に、騎兵の調練にも時間がかかる。
全軍からかき集めればそれなりの数にはなるが、100騎そろえるだけでも難しい。
もちろん、憲長とてそれが無理な要求である事は承知している。
承知した上で、要求を飲むか、あるいは代わりに別の要求(それとて普通は無理がある類のもの)を承服するかという選択を父に突きつけているのだ。
憲長のこうしたやり方を行わせる性格を正憲は正直持て余しているのだが、我が子かわいさに結局は何も言わず憲長の言うとおりにしてやっている。
それを憲長もわかっているから、ますます調子に乗る。
正憲は大きなため息をひとつ、ついた。
「それで、1千騎を諦める代わりになにをくれと申すのだ」
「さすが父上、話が早い。 2日前、浅野の兵に追われて我が方に迷い込んできた一党があったろう。 奇妙な格好で箱車に乗ったアレじゃ」
「捕虜にして狩川砦に置いてある者達か。 あんなものを貰ってなんとする」
憲長は父、正憲の顔を見てニヤリと笑った。
その言葉でほぼ、自分の要求は通ると確信したので会心の笑み、と言える。
「俺の見たところ、あの者達は1千騎に勝る兵になる」
憲長のその言葉に正憲は何をたわけた事を、と呆れ顔になりかけたが、まあ好きにせよ、と承服し下がらせた。
要求の通った憲長は挨拶もそこそこに喜び勇んで部屋を出ていった。
おそらくそのまま狩川の砦に馬を走らせに行ったのだろう。
しかし、格好から何から得体の知れない者たちを自分の兵にくれなどと、突拍子もない事を考えたものだ、と正憲は思った。
どこの手とも知れぬ、もしかしたら浅野の兵であるかもしれない怪しい者たちを手勢にして、なんの役に立つのだろうか。
それとも憲長の頭の中では、彼らを味方につける算段でも付いているのだろうか。
味方につけたとして、どれほどの働きをしてくれるのか。
「まったく、困ったものだが…」
黒田憲長15歳。
父は、急に息子の将来が不安になってきた。
変わった事を好むのは若気の至り、誰でも通過する道だが、『かぶき者』になられては困る。
黒田の跡継ぎとして、武将として道を踏み外しては欲しくない、と願った。
(投下終了)
解説と言い訳追記。
大分前に投下した時は黒田家の当主で伊庭の主君の名前が「黒田憲正」で
今回「正憲」「憲長」とでてきたわけだが
憲長=黒田憲正 です
すいません前書いたときの設定忘れてたんです…
正憲と混同しやすいしこれから「憲長」で統一します。
>>378 投下おつ
尾張のお漬物になるかうつけ者になるか楽しみに読んでます>憲長
人の名前とはややこしき物よのう。
投下乙でしたぞ。
投下乙
もっとも前の話もう忘れちまっているから
細かいシチュさっぱりだがw
>>384 前の投下のときの前日譚というか時系列的に数年前の話な上、
登場人物も伊庭しか今のところ共通のはいないよ。
前のときは黒田は名前しか出てこなかったし。
なので独立して読める。
ところで現時点での自衛隊の所持している装備品の、弾薬とかが
具体的にどのくらいあるのか書いてて少し気になったんで
自分で検証考察してみる。 (資料:JグランドVol.6)
戦車砲弾は90式と74式のそれぞれのHEAT-MPだけど、
射撃競技会で一回の競技で具体的に何発支給されるのか不明。
なので競技会中の第1〜第4状況で出てくる目標から推測して1小隊で合計11〜12発(最低)。
召喚直後の弾薬交付所には複数小隊分の砲弾が用意されていた事になってるので
全参加戦車が100両=25個小隊…全小隊分置いてあった場合275〜300発も砲弾を所持してる
事になるんだけど…多すぎだな。
でも90式戦車・74式戦車に即用・予備合わせて30発前後積めるはずだから
6両で180発、残り100発ぐらいを補給用としてトラックに積めば数は合うのか?
でも中型トラックに何発まで砲弾積めるかが不明だ…
次。 車載機銃。
資料によると競技会では74式機関銃の7.62ミリ弾は1両に100発搭載するそうだ。
ということは戦車6両合計で600発。
全部64式小銃に転用した場合、マガジン30個分か。
なんか少ないな。 まああるだけでありがたいと思うことにしよう。
12.7ミリ機銃は競技会中、撃つ場面が見当たらないので弾薬は無いものとする。
資料本文中の写真にも弾倉ついてないしね、明らかに。
無いとなると寂しいなあ…
87式偵察警戒車。
本来射撃競技会には参加しないはずの車両なので、
25ミリ砲も何発を配布されるのか全く分かりません。
状況で現れる目標が戦車と同じ数とした場合、1目標に1発しか撃たないなんてことは
ないと思う(根拠なし)なので、一回の射撃で3〜5発ぐらい撃つとでも仮定して
2両で33〜60発ぐらいを配布されるのかな?
車載機銃は戦車と同じ1両あたり100発でいいだろう。
最後に小銃。
偵察隊員は89式小銃を保安用の名目で人数分持ってきていることに
していますが、銃弾も最低限しかないだろう…
でもほんとに小銃が自衛用にさえ殆ど使えないとなると話の展開上不味いんで
1マガジン分くらいは弾薬があることにします。
(本来は小銃を競技会に持ってきたとして1発も弾丸は入ってないだろうけどね)
召喚後に発見した64式小銃2丁。
同じく保安用に持ち込まれたもので、1マガジンずつ弾丸が入っています。(実際の場合1発ぐらいじゃないのかな)
74式機関銃の弾丸を転用すれば結構撃つ事はできるだろうけれど、
ガス規正子を調整しないと故障の原因になる(必ず壊れるわけではないそうだけど)
ので、弾丸を撃ちつくす前に使えなくなってしまう可能性は大。
銃剣。
なんかあっても無くても良さそうな気はするけど、一応大事な装備なので
小銃にちゃんと付属している事にしています。
銃弾使い果たしたら銃剣装着して戦うのと、刀や槍を拾って戦うのとどっちが有効なんだろうね…
で、自分でこう設定してSSに書いておいてなんなんだけれど…
少なすぎて不安なのですが。 どのくらいまで持つんだ?
補給の目処は絶対立たない事にしてるから、かなり苦戦することになりそうだ。
まあ前の投下の時に「伊庭しか生き残らなかった」って書いちゃってるから
もう先の展開も予想できるというか決定事項なんだけどね。
何らかの形で補給がないとしんどいわなあ…
しかし迂闊にそれをやると一気に最強無敵化する両刃の剣だワナ
富士の総合火力演習からの召喚ならこんな貧乏設定で無かっただろうに
投下乙です。
面白い……筈なんだが結局伊庭しか生き残らないんだった。
まあ、補給が無いからそんなものだろうとは思う。
現地の戦力とうまく組み合わせた戦術を組み立てるのが面白いですね。
>>390 総火演だと出番の時に一回分ずつしか弾薬渡されないんで
初日に全日程分の消費弾薬ごと召喚とかでないとやっぱり同じだよ。
自衛隊がF世界に持ち込む武器は現代兵器か、はたまた知恵と知識か。
弾薬貧乏であればこそ面白くなるんだろうね
最強無敵化最高!
395 :
390:2007/10/02(火) 01:08:18 ID:???
>>392 >>348で弾薬交付所のテントごと転移、と有るから
車両搭載ぶんだけで無い融通が利くと思ってたよ
総火演のトータル消費(予定)量なら数会戦は余裕と
まぁ、召喚した者の意図が不明だから「それはそういうことで」として
物語を楽しみにしてます
・200X年 8月某日 北海道大演習場島松地区 戦車射場
・北部方面隊第7師団では前日からこの日にかけて、恒例の戦車射撃競技会が実施されていた。
・今回の競技には第71・72・73各連隊から90式戦車100両に加え、
1980年代当時の第7師団司令部によると、
当時の連隊合計は230両であった。で、
当時の大演習の参加車両数が・・・
冒頭読んだ時点では、
200X年代の自衛隊バージョン90式x100 に敵する勢力とは?
と、ザッと計算してみた。
・・・さて。
植生がどう変化するかに注目してみたいと思ってみたり。
>ぼくもかまって
まで読んだ死ね
かまってちゃんは無視の方向で
そうか。減耗して壊滅するバットエンドが最初からきまってるなら、逆に短編が書きやすいんだな。
いかに上手く死なす物語をつくるかが難しいだろうが…
>当時の大演習の参加車両数が・・・
>200X年代の自衛隊バージョン90式x100 に敵する勢力とは?
>と、ザッと計算してみた。
ツッコミまで自己完結ですか。
正直に言いまして、貴方がどの部分にどんなツッコミを入れたいのか全くわかりません。
識者ぶる前に会話を成立させる努力をしてください。
>>400 俺も何が言いたいのか意味不明すぎてるし突っ込みどころが色々あるんだが、ほっとくことにした。
どうせ奴は単純に知識不足だから、SSの内容を理解できなくて、それでも何か書きたくて
結局わけわかんない文章になったんだろうと思うし。
まあ知識不足というより脳味噌不足の疑いのほうが濃厚だとも思うが…
1990(平成02)年 東西ドイツ統一、ドイツ連邦共和国誕生。
だと言うのにオマイラときたらですよ。
>どうせ奴は単純に知識不足だから、SSの内容を理解できなくて、それでも何か書きたくて
>結局わけわかんない文章になったんだろうと思うし。
なるほど。
人は人を罵倒する時は、という良い見本を、有難う。
( ゚д゚)
>>402 (゚д゚)
もうほっとこ〜ぜ。ムカつく
フゥハハァホントセンブラハヤクニタツゼェ
翡翠君、論争ならまだしも・・・減らず口はいかん
馬鹿に構うな近付くなって小さい頃教わんなかったのか?
>405
いや、、減らず愚痴、もとい、減らず口でもないですお。
・・・
自衛隊総火炎ネタ等等についてはシラネでありますが☆
●偵察隊の1班、小川曹長と伊庭1曹、矢野3曹も捜索に出ていた。
●小川曹長は
●今度は車両の番をしていた班員2名を加え全員で偵察警戒車による捜索に出た。
●途中、偵察警戒車で通れそうなところを降車して探しながら、捜索班は山中をひたすら進んでいった。
・青々とした草木に囲まれたどことも知れぬ山中の開けた場所にぽつんと
・雑草を掻き分けて行けども行けども、人の気配一つしない。
・鳥のさえずりと蝉らしき虫の鳴き声の穏やかさが今は逆に不気味だった。
・自分達は人里はなれた奥深い山の中にいるのでは、という思いさえしてくる。
・「尾根伝いに回ってみよう、山の反対側に向かえば何か見つかるかもしれない」
・道なき道を走破し、途中で倒木に出くわしてそれをどけている最中、伊庭の耳に入ってきたのは大勢の人間がいっせいに叫んでいる、そんな印象の声だった。
・急勾配なうえに狭く薄暗い山道を、甲冑の音を響かせながら武装した集団が登ってくる。
?)集団の声も聞こえない、深い山中であったのであるはずなのであるが、
?)「 偵察警戒車 」は、走れたのであろうか。
・急勾配なうえに狭く薄暗い山道を、甲冑の音を響かせながら武装した集団が登ってくる。
?)集団の戦争の音は聞こえずとも、甲冑の音は聞こえたのであろうか。
>>36-361 塩崎三曹「ヨシッ、葛西は煙缶を、木島は毛布を持って来い!」
ニ士ニ士「ハイッ!既に用意してあります!」
塩崎三曹「ヨーシ、お前達も要領というのがわかったようだな?偉いぞ☆」
ニ士ニ士「ハッッ!塩崎三曹の日頃の御指導の御蔭であります!」
塩崎三曹「ガハハ、よしよし、御前達も座れ座れ☆」
ニ士ニ士「ハッッ!御供させて頂きます!」
塩崎三曹「そうそう☆そお可愛くしてりゃあ誰もイヂメないからよお〜」
ニ士ニ士「ハイ!」
大門ニ尉「しししししし塩崎三曹!こ、これは何事かね!」
塩崎三曹「サクラ班はただ今、G2M1にて斥候任務中でありま〜す」
大門ニ尉「ナニが任務中だ!我が中隊は現在、異常事態にあるというのに君は毎回毎回!」
塩崎三曹「まあまあ小隊長、落ち着きましょうや…バイトがびっくりしてますよ?」
大門ニ尉「塩崎三曹!ななななんだねその口の聞き方は!?仮にも私は君の上」
塩崎三曹「あ!小隊長!右後方にT―72!突っ込んできます!234☆」
などと☆
そしてあなたは立派な大人になれました、と。
両親に感謝だ406。
>406
パパンとママンの愛情が足りなかったのさ
なんかもう…SSの内容を理解して居ないというかちゃんと読んでいないんだな、
というのが丸わかりというか…
ほっといて投下しよう。
日本語読めて理解できる人を前提に日本語でSS書いてるわけだし。
黒田軍の捕虜となった自衛隊員たちは石垣の基礎の上に木造の建造物を置いた小規模な城に監禁されていた。
頑丈そうな木材で壁や格子の作られた地下牢は、窓なども無く明かりは蝋燭だけと薄暗い。
が、湿度も温度も不快というわけではなく、床も畳が敷かれてどちらかといえば座敷牢に近い物になっている。
この地下牢に自衛隊員たちは数名ずつに分けてそれぞれの牢に入れられていた。
食事は質素ながら一日二回出ている…とはいえ、牢といい食事といい、これが最低基準以下なのかどうか正確な判断は付かない。
ただ分かるのは、麦飯が茶碗一杯と味噌汁のようなものと、副菜に焼いた魚か野菜の煮た物がどちらか一品という献立からすると食べ物は日本と似た文化であるらしい。
一部の詳しい隊員をして驚かせたのは、出された味噌汁にどうみてもじゃが芋やタマネギとしか思えないような物が入っていた時だ。
日本史ではじゃが芋が日本に入ってきたのは1600年代、タマネギは江戸時代に入ってからとなっている。
番兵にこれはなんだ、と尋ねると馬鈴薯と葱頭(タマネギの古い呼び方)だと答えたので、じゃがいも・タマネギと見て
間違いはないだろうが、そうだとするとこの日本の戦国時代風の奇妙な世界は少なくとも史実の日本でいう16〜17世紀ぐらいに相当する状態と思われる。
が、もっと昔から輸入されていたり元々この世界の”日本”では自生していた可能性も一概に否定できない。
また、自分達の知る日本の歴史よりももっと長く戦国時代が続いているのかもしれない。
何にせよ、この世界には謎ばかりが多かった。
情報不足は自分達のおかれた状況と、これから先の展望を不透明にさせ、彼ら一人一人を不安にさせた。
佐野3尉や鹿嶋3尉は既に自分達が指揮官と補佐だと名乗っているので、ここ二日ほど何度か侍たちに呼ばれ取調べを受けている。
今のところは拷問などの危害を加えられそうな様子は無い。
負傷者も必要な手当てなどは施されている。
だが、武器を取り上げられ行動の自由もままならない状態では、明日にも殺されかねないという恐怖は牢内全体に蔓延していた。
既に、この昔の日本に似た奇妙な世界に迷い込んだ直後に殉職者を出している。
家族の写真などを取り出しては見つめ、声を殺して涙を流す者も少なくなかった。
伊庭1曹もこの二日間、膝を抱えて家族や恋人の事ばかりを考えていた。
伊庭は3人兄弟の次男として生まれ、我がままで暴君的な兄と勉学のできて優秀な弟に挟まれて育った。
腕力では兄に、頭の出来では弟に適わず、自分に取り立てて長所といえるものはない、そう思い込んで幼少期を凄した伊庭は、内向的でで無口な少年に成長する。
高校の3年生の夏ごろになっても自分の未来というものに自信をもてず、兄は既に就職し、弟は有名大学の付属高校に入学したのと対照的に伊庭はいまだ進路すら決めかねていた。
自分はどうせ兄にも弟にも適わない。
自分に良いところは何もなく、何かをしたくても、挑んだところで兄弟に差を見せ付けられるし、両親は常に自分と兄弟を比較して「お前も頑張りなさい」と言う。
自分が存在している意義が見出せない。 自分がいなくても、両親には兄と弟がいるからそれでいいんじゃないかと思う。
兄と弟という超えられない壁、挑む前に見えている結果と実らない努力。
思春期らしく迷い、逡巡していた伊庭に未来を指し示したのは、ふとしたことで出会った地連の主任広報官だった。
強く誘われて入った自衛隊で、伊庭は自分の居場所らしきものを見つけた。
ここには誰にも比較されない自分がある。
ありのままの自分が試され、そして必要とされる。
一人一人が自分の果たすべき事を要求され、それを果たし、そして一種の結束、連帯感がそこにある。
厳しい訓練の毎日だったが、充実した生き方がそこにあった。
入隊して1年後には恋人もできた。
飲食店でウェイトレスをやっている千春という、いかにも今風といった感じの娘だった。
隊の先輩や同僚達と行った店でたまたま千春が働いていたのが知り合ったきっかけだった。
付き合ってもう何年にもなるが、そろそろ結婚しようかという話が出たことは無い。
ただ、指輪を贈った事があった。 そして千春はそれを婚約指輪だと思っている節はあった。
ふと伊庭は、自分の携帯のメールの着信音が鳴った様な幻聴にとらわれた。
ポケットから取り出してみてみるが、当然の如く着信などない。 圏外表示のままだ。
千春は、心配しているだろうか。
演習などで連絡が取れない時などは事前にそれを伝えるようにしているから、まる二日何の予定も断りも無しにメールのやり取りをしていないから当然、千春は自分に何かあったのかと思っているだろう。
すまない。 もう帰れないかも知れない。
伊庭は待ち受け画像の中の二人でとった写真のなかの千春を見つめ、目頭が熱くなるのを感じた。
その時、ちょうど地下牢に下りてくる階段の方で複数の足音が聞こえた。
牢の前にやって来た侍はいつもと違う人間だった。
「ジエイタイの大将、若殿がおよびじゃ、でませい」
いつもの取調べの時間ではないはずなのをいぶかしがりながら、佐野3尉が牢から出される。
侍は付いてまいられよ若殿が話があると申される、とだけ言って階段へ向かう。
佐野3尉も素直にそれに従い、後に続いた。
なにか、事態に変化があったのか。 勘の良い隊員の数名は空気の変化を微妙に感じ取った者もいた。
牢に再び鍵がかけられ、侍たちが去った後も一部の隊員は格子にすがり付いて体調の安否を気遣うように薄暗い通路の向こう側を見つめていた。
佐野が通された部屋は屏風など室内の模様が今まで取調べを受けていた部屋よりも幾分か豪華で、客間のような雰囲気があった。
部屋の中に先にいて座っていたのは身なりの良さそうな10代半ばに見える少年で、両脇に近侍の者を座らせている。
若殿、というところから佐野は身分の高い人物の子息だろうかと推測した。
「佐野、と申したか。 俺は黒田家の跡取りで、黒田上総介憲長という。 まあ座られよ」
胡坐をかいて座りふてぶてしく頬杖をつく少年の口から発せられた声は澄んだよく通る声だった。
声の調子からすればだいぶ活発で物怖じしない性格という印象を受ける。
少年の表情も明るく、自信に満ち溢れたものとなっていた。
佐野は勧められるままに、一礼してから少年と向き合うように正座で座った。
「柴田が問いただしたところによると…お主らはニホンという国の兵だそうじゃな」
「兵士、兵隊という呼び方はしておりませんが、そうなります」
ふむ、と少年は頷いた。
少年の言葉の中に出てきた柴田というのはここ二日ほど佐野たちを取り調べていた侍で、彼らを待ち伏せして捉えたのも柴田である。
あの時、佐野たち部隊は黒田と浅野(と、それぞれ後に分かった)の両勢力の合戦場を避けて道を選んだつもりだったが、それは合戦場から黒田領内の後方基地のある城へと続く道だったのだ。
加えて黒田勢は斥候を放って浅野の部隊の動向をいちいち掴んでおり、浅野の偵察部隊と自衛隊が接触した事も、自衛隊が追われる様に黒田領内に入ってきた事も斥候を通じて監視済みだったのである。
そして、追跡と待ち伏せをした上で黒田の兵士は自衛隊に気づかれないように周囲を包囲し、奇襲で持って彼らを制圧し捕虜にしたのだった。
ちなみに、自衛隊が浅野の部隊に襲撃を受けた理由は浅野勢が戦場を迂回して黒田の後方に奇襲をかけようとして、その先行偵察隊とたまたまそこにいた自衛隊が遭遇してしまったからという事らしかった。
まったく不運と、選択の迂闊さが重なったものである。
少年は続けて問うた。
「兵ではあるが、軍ではないそうじゃな」
「わが国の法制度上、軍隊ではないということになっています。」
今度は少年は上手く理解出来ていなさそうな、奇妙だ、というような表情で、ふうん、と答えた。
「…つまりは百姓農民が身を守る為に武器を持って集まったのと同じか」
「民間の組織する自警団、のようなものとは少し違います。 我々は国家によって正式に組織された特別国家公務員です」
少年はますますわからないという顔を露骨にしだした。
これは佐野の説明のしかたがあまりにも型通りすぎるし、少年やこの世界の人間には「時代的に無い言葉」は特にわかりづらいからというのもある。
こういうのは鹿嶋3尉の方が、かいつまんで分かり易く説明するのが得意なのだが、と佐野は思った。
つまり佐野は不得手なのである。 現代日本的な言い方をどう言い直して彼らに説明すればいいかわからない。
「まあそれは置いておくとして、お主らの主君は何年かごとに代わるそうじゃな」
「制度上の最高指揮官は任期が過ぎれば退任します。 それ以前に辞職することもありますが」
「つまり特定の主君がいるわけではないのじゃな」
少年は特定のはない、の部分を強く確認するように言った。
佐野がはい、と答えると我が意を得たり、というように笑顔を浮かべた。
「どこかの譜代の家臣でもなく、主君が代わればそれに従う軍…なるほどなるほど」
少年はどこか面白そうに笑った。
佐野はなんとなく、答えを誘導されたような、あるいは相手の都合よく解釈できる解答を引き出されたような気がしたが、他に答えようも無い、と思ったのでそのままにした。
訂正を重ねたところで、正確に自衛隊や日本の法制度の仕組みを相手に理解させる自信もなかったからだ。
なにより、民主主義という概念からして少年や他の侍たちに理解できるものなのかどうか。
この世界が日本とほぼ同じような歴史をたどり、同じような社会制度の変遷をなぞっているならば、戦国期の日本はつまり封建制度であり、そんな時代の人間に平成日本という世界は随分特殊に写るだろうことは想像だに難くない。
会話にある程度の齟齬や誤解が生じる事になるだろうが、どうしようもない。
せめて自衛隊の不利にならないように都合よく誤解してくれる事を祈るばかりだ。
「ところで、話は変わるが…折り入ってお主らに相談がある」
少年は部屋を移し、武器蔵へと佐野を案内した。
近侍の者も下がらせ、人払いをした上である。
武器蔵には黒田勢に取り上げられた自衛隊の装備や戦車を始めとした車両が全て安置されている。
佐野は寸鉄一つ身につけていないが、特に拘束されてもいない。
ここに置いてある装備や車両を使って脱走、あるいは重要人物の子息らしい少年に危害を加えたり人質にとって部下の解放を要求したりという疑いは抱かないのか?と疑念に感じたが、隠れた監視ぐらいは残しているのだろう、と結論付けた。
「お主らの乗ってきた、車のような物…牛や馬に牽かせずとも動くそうじゃな。 ”業隷武”の一種か?」
ごうれいむ、と聞こえた。 この世界の独自の言葉なのか、昔の日本にもあった古語なのか、佐野にはわからない。
黙ったままでいると、答えたくないなら良い、と少年は言って、話を続けた。
「お主らの使っておる武器らしきもの、これは噂にのみ耳にしたことがある。 鉄砲というものであろう?」
そういって少年は床に並べられてある89式小銃の一丁を手に取った。
佐野が目で確認すると、安全装置はかけられている。
武装解除の際に自衛隊員自らの手で弾倉は取りはずされ弾丸も入っていないはずだが、もし万が一弾丸が装填されたまま残っていても暴発の危険性は無いだろう。
それにしても、少年が鉄砲の存在を知っていて、自衛隊の装備を鉄砲であると理解するとは。
いや、戦国期の日本にも鉄砲はあり、後に当時で世界有数の鉄砲保有国となったこともあるそうだから、こちらの世界でも同じように鉄砲は存在しててもおかしくは無いのだろう。
「鉄砲は大陸で作られた”火槍”という武器を基に改良されてこの国で作られた。 だが…お主らの鉄砲は伝え聞くわが国の鉄砲とは随分違う」
「鉄砲がこの国で?」
意外そうな佐野の驚きを他所に、少年は続ける。
「火縄も火蓋もない。 握るところと肩に付ける所が別々にある。 使っている鉄は随分上質なものじゃ。 加えて…何で作っておるのか皆目見当もつかん部分がある」
少年が言ったのは、89式小銃のプラスチックでできている部分の事だ。
樹脂製の部品はいくらなんでもこの世界の文明レベルでは存在しないだろう。
未知の材質とわかっただけでも相当な物だが。
「なによりじゃ。 鉄砲は一発撃つたびに弾込めをせんといかん。 もう一度撃てるまでに時間がかかるという。
だが斥候の見たお主らの鉄砲は、何発でも撃てるそうじゃな。 このフソウにそのような鉄砲を作れる人間も作ったという話も聞かぬ。 恐ろしい事よ、お主らのニホンという国は」
少年は小銃を抱えながらあちこち触って見回しながら、微妙に畏怖の混じった声で言った。
彼は自分達の世界と現代日本との間に横たわるいくつもの技術の世代の差を感じ取り、それが意味するところをほぼ正確に理解したのだ。
15歳、現代日本なら中学から高校に上がるくらいでしかない年若い身にしては随分と発達した理解力である。
そして、黒田憲長の理解力はそれで留まらなかった。
「真に恐ろしいのは…これだけの物を作れる鉄砲鍛冶がおる国ならば、これだけの武器を使って戦をすることにも長けておるじゃろうのう?」
そう、武器の発達はつまりは戦術の発達である。
自動小銃ひとつにさえ、それまでの技術の発展と共に蓄積してきた戦術、戦争の積み重ねがある。
武器は一世代違えば、それだけ発展し洗練された戦いの技術を習得しているという証明になるのだ。
それを理解できるのは、この静かな武器蔵という狭い場の中にはたった二人。
佐野と、自衛隊の装備を見て触っただけで尋常ならざる理解力を示したこの少年だけである。
少年は佐野の方を、その内心を窺うような視線でねめつけてきている。
佐野は背中を冷たいものが流れ落ちるような感覚に囚われた。
そして、憲長がこれから切り出そうとする話の本題に、とても不安な予感がするのを強く自覚していた。
(投下終了)
投下乙
乙です。
次への繋がりを残しつつ。
異界戦国自衛隊、と。
投下乙であります!
やばいなぁ、見ていて引き込まれている自分が居るww
続きに益々期待です。
投下乙であります!
投下乙です
この異世界の描写は実にイイ
このぶんだとバテレンのパードレも度肝抜く妖術師として出ても不思議じゃない
佐藤まだー?
投下乙
>>411 ◆XdgIHnFrK.
・なんかもう…SSの内容を理解して居ないというかちゃんと読んでいないんだな、
・というのが丸わかりというか…
・ほっといて投下しよう。
・日本語読めて理解できる人を前提に日本語でSS書いてるわけだし。
まあ、維持、もとい、
意地でもキャラを変え(降参し)ない姿勢は良とすべし。
総華宴&物量数ネタおよび植生ネタ乙。
祝・新劇。
皆さんにお聞きしたいのですが前に有った、日本とエルフ?の国が時空トンネルで結ばれる作品って連載は続いてますか?
また、まとめに有りますか?
どなたか、教えて下さい
なあ…そろそろ突っ込んでいいか…?
どうせ「その行見落としてました」という趣旨のイミフな言い訳を
だらだら書き込むだけの反応しかして来ないとは思うけど…
>>430 ここで相手したら「待ってました」とばかりにカキコ爆撃すると思われ
合戦の「鬨の声」と部隊移動の甲冑の擦れ音とでは
時と場所も異なる事に気付いて無いわけねぇ
>ここで相手したら「待ってました」とばかりにカキコ爆撃すると思われ
しねえって(笑
>合戦の「鬨の声」と部隊移動の甲冑の擦れ音とでは
>時と場所も異なる事に気付いて無いわけねぇ
おいおい、そこまでツッコンデいねーぞ。などと☆^^
じゃ、また。〆
>>429 事実上止まっている。
まとめはいまみれないからわからん。
434 :
429:2007/10/04(木) 20:22:03 ID:???
>>432 ( ゜Д゜ )ポカーン
釣りじゃなく本気で↓書いてたのか
>>407 >>・急勾配なうえに狭く薄暗い山道を、甲冑の音を響かせながら武装した集団が登ってくる。
>>?)集団の戦争の音は聞こえずとも、甲冑の音は聞こえたのであろうか。
>>430 そんなの相手しても無駄だぜ?
向こうは話を一方的にはぐらかして逃げるチキンだし
(以前、弓道を酷く馬鹿にした話をしてた時なんかマジでヌッコロしたかった)
おい。
わざわざ触らんでいいものに触れるな。
せっかく俺が回避している意味が無くなる。
自演に決まってんだろw
基地外は一匹で充分だ
>>436 >以前、弓道を酷く馬鹿にした話をしてた時なんか
>マジでヌッコロしたかった
貴方は、「貴方の弓道」に対して、
以上のレスを世に出す事、者に関して、どう思われますでしょうか。
>マジでヌッコロしたかった
>そんなの相手しても無駄だぜ?
>向こうは話を一方的にはぐらかして逃げるチキンだし
貴方は、貴方の弓道に対して、
以上のレスを世に出す事、者に関して、どう思われますでしょうか。
貴方が何流かは存じ上げません。
私は我流。
ただ、青空に向けて無心に矢を放つだけの者です。
それゆえに貴方の流派に対しては何も申し上げませんし、感想もありません。
しかるに貴方様のその御言葉は、貴方の弓矢の道に対して、恥ずかしくありませんでしょうか。
ほら、自分にレスしだした
>>436 俺も高校まで弓道やってたことあるから言わせてもらうが
弓道を引き合いにだすのは
や め て く れ
弓の道を通ったことがあるのなら堪えることが大切だと知ってるだろ?
そしてHは来ないでね
つまり皆専用ブラウザ入れろ
携帯でもNG設定出来る世の中なんだし……
もしくはスルッとスルー汁
で、まとめサイ(ry
>>441 てめーは自分の矛盾に気がつかないくらいゆとり頭なのか?嵐は死ねよ
>>441 我流のたわごとはスルーして
経験者同士で噛み合うのいくないw
お、復旧したんか
848 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2007/10/06(土) 23:41:36 [ x8SkaBTg ]
軍板修復されなかったら本家からこっちに来るのかな…本家の連中
849 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2007/10/06(土) 23:55:15 [ X9DoCVGA ]
来る者は拒まず、荒らすものは闇討ちするで良いかと。
本家のチキンはここまで来れないだろw
850 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2007/10/06(土) 23:59:34 [ zbpIV8OY ]
ただ翡翠もここに来るのか?
そうなら鬱だ…。
851 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2007/10/07(日) 01:38:13 [ pZnD66N2 ]
HとSは銃殺されたから来れない。
まあ、書き込めたとしても今更来ないでしょう。
852 名前:◆XdgIHnFrK.投稿日: 2007/10/07(日) 01:51:52 [ 3Z/FeaoA ]
大体本家なんてものは作品へのツッコミといちゃもんを生業にしているような連中が集まる場所だろ。
そんな所と縁組むなんてこちらから願い下げだよ。
分家の方が本家より自由にできるのは知ってるだろ?
853 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2007/10/07(日) 17:51:34 [ pZnD66N2 ]
>>852 確かにそうだ。
そう考えると物語氏はタフだよなって思う。
翡翠?ああ、あのメンヘルね・・・あいつは分家に来る勇気なんて無いでしょう。
854 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2007/10/08(月) 00:24:22 [ h/IjBeVs ]
軍板修復されたけどほぼ全て消えてる
本家もこりゃついに断絶?
数年前から読んでるものとしては終わらしたくないが
855 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2007/10/08(月) 01:04:42 [ bWkqPp/g ]
>>854 あいつらだって書き込み捏造したりここからSSを本家に無断コピペしてるんだから、今更断絶しても悪いこと無いと思う。
始まりある物には終わりもあるんだよ。
856 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2007/10/08(月) 01:28:03 [ KU8QS5YM ]
>>855 本家は分家への入り口の役割しかないからな。
スレとしての機能は翡翠が来てからストップしてる。
分家の奴ら頭おかしいだろ
おーおー、端々に嘘罵倒差し込むなんて、流石はメンヘルだ。
>本家のチキンはここまで来れないだろw
>>852及び
>>853全部
>>855及び
>>856全部
が、捏造だな。age厨か「」か知らんが性根のいやらしいヤツだ。
というか本家も分家も両方見てる奴がほとんどだろ。正直滑稽なだけw
454 :
名無し三等兵:2007/10/08(月) 21:28:28 ID:sVOEPOMw
自演防止のためID出すか…あー嫌だ嫌だ
自分、自慢してもいいスか?
ダークエルフさんを。
456 :
名無し三等兵:2007/10/08(月) 21:40:59 ID:O+Qp8XUH
457 :
名無し三等兵:2007/10/08(月) 21:48:01 ID:sVOEPOMw
自慢とな?
いやね、マスコットみたく時々書いてもらうンすけど…
可愛いンスよ。
うpまでは絵師の許可とってないんで勘弁してください。
半分くらいは裸だし。
459 :
名無し三等兵:2007/10/08(月) 22:04:31 ID:sVOEPOMw
460 :
名無し三等兵:2007/10/08(月) 22:16:24 ID:O+Qp8XUH
>>459 萌えるよな。
スイヒーには到底まねできない。
461 :
名無し三等兵:2007/10/09(火) 04:45:19 ID:mzxmL1sx
だあくえろふなる定義がないから普通は描くの無理だろ
褐色の肌に銀髪って一応定義みたいな物じゃないっスかね。
463 :
名無し三等兵:2007/10/09(火) 22:00:27 ID:mzxmL1sx
絵の具で言うと何色?
うん(ry色
変な名前付けんなw
こげ茶か茶色だな
翡翠氏早く来ないかな
こっちにはこないね。きちゃ駄目だ。
>>466 翡翠氏はこのスレに残った唯一の職人だからね
ここは翡翠のスレ
物語氏は…もう書かないみたいだね
勝手に何決めてんだか。
この時期大学生でさえ忙しいってのに。
毎日が変わらないヒトは羨ましいね。
>>471 翡翠氏乙です。
自宅警備は順調ですか?
473 :
名無し三等兵:2007/10/10(水) 23:38:23 ID:KXw1SPVY
おいおい、また自演が始まったか?
ID表示推奨だ
西暦2020年12月16日14:05から18:00までに繰り広げられた激戦は、陸上自衛隊の歴史の中でも特筆すべきものである。
後に日本で出版されたほぼ全ての史書はそう記している。
彼らは重砲から拳銃にいたる全てを駆使し、大は戦闘団から小は個人で志願した民間人支援者の全てが一騎当千の言葉に相応しい活躍をした。
輸送ヘリコプターに資機材および兵員を満載し、敵の司令部頭上に立派な抵抗拠点を構築した。
車輌部隊は広大な戦域を計算しつくされたルートで哨戒しつづけ、捕捉した敵集団の全てを粉砕した。
特科および戦闘ヘリコプター部隊は後先を考えずに砲弾を投げつけ、機関砲弾や対地ロケットを叩き込み、敵軍に甚大な損害を与えた。
本国は、これらの戦闘行動になんら手出しができなかった。
正しくは、手出ししようと考えもしなかった。
それ所ではない事態が進行していたのだ。
今回の敵は、いわば魔王や冥王とでも呼ぶような存在である。
そのようなものが地上に現れれば、当然のことながら、反応するものたちがいる。
いわゆる物の怪、魑魅魍魎の類である。
まあこれはあくまでも和風な表現であり、実際に出現したのはゾンビやキマイラといった即物的な化け物である。
日本本土での化け物の出現は、礼文島事件や東京事件を例に見れば恐ろしい事である。
あっという間に院内でゾンビが増殖した札幌事件を例に出しても良い。
幸いというべきか、ゾンビに関してはマニュアル化された対策と、土葬の文化がない風土が功を奏した。
日本本土では自然死および事故死、殺人などで死亡した者を除く発症者はおらず、それらは警戒態勢に入っていた自衛隊により速やかに処理された。
化け物に関しては本土での出現例は0、元々生息していたその他の所謂モンスターもいないため、対ゾンビ戦闘で多少の騒ぎが起きたに過ぎない。
大陸派遣隊は、逆に想像を絶する量の化け物に襲撃され、少なからぬ犠牲を出しつつ戦闘状態へと入っていた。
そこでは悲惨な敗北、あるいは誇らしく語られる勝利があった。
西暦2020年12月16日 18:00 日本国北方管理地域 遺跡地上部分
「目ぼしい敵は全て撃破しました。
遺跡周辺の安全は確保されているといえます」
自然とこの部隊の指揮官になった二尉が報告する。
仮設指揮所の中で地下道補強作業の進捗を監督していた駐屯地司令は、その報告に無言で頷いただけだった。
「地下道の補強は順調です。
この調子ならば、立派な核シェルターになりますよ」
部下たちに何事か命じつつ、施設科の一尉が軽口を叩く。
今後の北方管理地域復興に支障が出るほどの物資を使い、彼らはそれを行っていた。
岩盤が崩落したという事は、友軍救出の前にするべきことがある事を意味している。
彼らは調査を終えるなりそう叫び、セメントや鉄骨を贅沢に使って補強作業を開始した。
誰もがその傍目には暢気な作業を批判したが、駐屯地司令はそれを支持した。
地下の巨大な岩盤を取り除くには、そこに部隊を投入するための通路が必要である。
そのためには、多少の回り道は仕方が無い。
「それで、あとどれくらいで岩盤の除去が始まるんだ?」
理解はしていても、駐屯地司令はそう尋ねずにはいられなかった。
彼らの足元では、友軍が、恐らくは今も戦闘中なのだ。
「作業場の確保は始まっています。
通路の確保もほぼ完了。
一時間以内に削岩機を投入できます」
「それを使って、どれくらいで抜けられる?」
駐屯地司令の質問に、施設科の一尉は肩をすくめて答えた。
「一時間以上無制限、です。
我々は目の前の岩盤がどれだけの厚さかを知りません。
五分削れば向こう側が見えるかもしれませんし、崩落の危険と一時間戦っても半分も進んでいないかもしれません」
「発破で吹き飛ばすわけにはいかないんですか?
通路はコンクリートで固めているんでしょう?」
我慢し切れなかった二尉が口を挟む。
「ついでにせっかく作った通路も潰してしまうかもしれません。
その種の危険は、あえて冒したいとは思えませんな」
専門家の言葉に二尉は口を閉ざす。
彼はあくまでも歩兵、あるいは戦闘車両との戦い方しか習っていない。
地面の掘り方など、塹壕の作り方しか知らない。
「とりあえず、準備が整うまでは時間を下さい。
あとは交替で休まず削り続けます。
佐藤一尉たちについては、信じましょう。現状では、我々に出来る事は祈る事と信じる事しかありません」
二尉はそこまで言うと、迎えに来た部下たちに軽く頷いた。
地下道の入り口を見ると、ケーブルや装置を抱えた隊員たちが、次々と中へ入っていく姿が見える。
「準備が出来たようですね。
それでは、地の底へ行ってまいります」
各種工具を装着し、彼は敬礼した。
陸上自衛隊施設科、いわゆる工兵隊は、彼らの戦闘を開始した。
そしてそのころ、地下深くでは佐藤たちが死闘を繰り広げていた。
短いけど本日はここまで
次回は短編と結末、どちらかを投下予定です
481 :
名無し三等兵:2007/10/11(木) 00:27:25 ID:zwhWixCy
>>480 翡翠(age厨)がいるからID出した方がいい
荒らしてるのは物語
投下乙です唐突殿。
本国も混乱しつつ、大陸の犠牲も大きいとは流石に佳境ですのう。
施設科は行動を支える縁の下のなんとやら、大事なお仕事です。
続きも期待してますよー。
>>481 トリップ持っているのに無意味ですお。
物語氏乙。
日本本土でも一応、一部土葬する人らも…あれ?その人らは来なかったのかな?
翡翠の方が面白い
486 :
名無し三等兵:2007/10/11(木) 11:26:42 ID:WEW7AHs8
事故、災害、犯罪、病気等での一日の死亡者>年間土葬者
一部じゃなくて超極一部だろ糞池沼
山村だの離島ごと消毒されておしまいだボケ
487 :
名無し三等兵:2007/10/11(木) 11:35:08 ID:zwhWixCy
>>486 部落民は来るなよ
お前ら日本人じゃないだろ
>>490 age厨は刺身にたんぽぽを乗せる任務に就いてるんじゃなかったっけ?
age厨が暴れる中俺は貰ったダークエルフさんを愛でるっス
可愛いなあ可愛いなあ
おい、また
>>492がうわ言を言ってるぞ。誰か黙らせろ。
BLAM!
まったく、村の宿で病気をもらって一生不能だからって………
ふと、異世界の派遣先の村で売春宿に行くも余りの環境に耐えかねてストイックorアッーな生活になる自衛隊とか考えちまった……。
実際慰問とかは重要な問題だったりするのだろうか。
・・・ 支援 開始 ・・・
・・・ 支援 開始 ・・・
「 市民は無事、避難したのだろうか 」
ゴーストタウンと化した関東に進出した中部方面隊は、
地獄の業火が再び関東に吹き荒れるまでの僅かな時間を、
瓦礫の撤去作業なる戦闘以前の作業に忙殺されていた。
「 我が“特殊”作戦群は、地下で消息を絶ったらしい 」
歴戦の隊員ばかりが集められた無敵の“特殊”作戦群が、
敵の本拠地と見られる北方某所での作戦中に、
“地底に飲み込まれた”という情報は、瞬く間に全国を駆け巡った。
瓦礫の撤去作業中にも彼方此方で鳴り響く携帯電話の着信音。
全国的に魔獣災害が吹き荒れるこの時代、
全国から発信される魔獣災害のリアルタイム情報は、
人類史の過去の軍隊が求めても得られなかった“待ち望んでいた神”であった。
「 今更、国民に情報を隠して何になるのだ? 」
頭の固い“奥の院”に苦い顔をして、中部方面隊の将帥が吐き捨てた。
「 国民の協力も無しに、この未曾有の国難を乗り切れる訳が無いではないか 」
物語乙
揚げ厨もそれに構う奴もウゼェ
全国各地に同時多発した魔獣掃討に全力を傾けた自衛隊ではあったが、
神出鬼没、常識外のタフネス、魔獣独特の戦闘能力と獰猛、により、
日々“あわや分隊全滅”の場面、が、日常茶飯事であった。
その“あわや分隊全滅”の危険を、
自らの危険も顧みず自宅へと隊員や警官隊を招きいれたのは、
元々は彼らに守られるはずの、名も無き市民の1人1人であった。
「 お嬢さん!困ります! 」
「 何を言っているの、馬鹿! 」
ビッ!ビビビッ!
花も恥らう乙女たちが、
清楚な制服の裾を躊躇なく自らの手で裂いた。
同じく、其処彼処で負傷した自衛官に被服を破いて包帯とする婦人達。
中には今は亡き両親から贈られた貴重な錦を担架の材とした老婦人もあった。
「 おじさん、これ! 」
保護された市民の1室で、
幼いくせに揺らぎの無い瞳を向ける子供達が隊員達に差し出したのは、
去年まで放映されていた戦隊物の必殺兵器の“玩具”であった。
「 お、おう!おじさん、これでカイジューをやっつけてくるぞ!! 」
北は北海道から南は沖縄までの広大な国土に住まう1億2千万の国民を、
僅かな兵力で守る彼らの最大最強の援軍は、結局、その彼らが守るべき市民の群像であった。
( 物語氏の継続/状況中止を見て、状況中止/継続を決定 〆 )
大和特攻に、全力の航空支援を希望して、落ちる。
だからお前は隔離でオナニーしてろと…
翡翠待望論を自演とか見てて痛々しい
>>476で日本本土の状況説明有るのに読んで無いのが丸判りだな
支援と言いながら爆竹を投げまくる真似は正直不快である
支援もなにも、自分のことだけしか考えてないじゃん
毎度のことで驚きもしないが
翡翠は支援というが、実際には蛇足をつけてるだけ
>>498 乙です。
うるさい蠅がいますが、スルーして支援を続けてください。
いつものごとく奴が現れてるのか・・・
まったく、専ブラの威力は本物だぜ!
>>504 物語氏は刺身にタンポポを添える仕事をやめさせられたみたいw
またスレを荒らし始めた。
NURUPO
>>500 >476で日本本土の状況説明有るのに読んで無いのが丸判りだな
つまり、翡翠作品って事だよ。
>476で日本本土の状況説明 とは 「 全く違う状況 」
何を勘違いしているのか、わからんがね(^^
まあ、東京大空襲や阪神・淡路への哀悼作品と思ってくれれば良い。
物語氏と被っているのは御愛嬌。
( 第一、「翡翠」作品では施設の活躍にはぜんぜん触れていないしね )
maa,そんな事より、1945/04 no 悲劇 ga 繰り返されませんように。
( お前は八原か! 上のテキストは全削除だ!234 )
( そーゆーアンタは長将軍ですね!245 )
( 当レス下段のネタ元ワカル香具師がいたらキャーだがなあ )
どうでも隔離スレにお帰りください
貴方のお陰でスレの雰囲気は悪化の一途です
>どうでも隔離スレにお帰りください
>貴方のお陰でスレの雰囲気は悪化の一途です
やあ、張本人。
>どうでも隔離スレにお帰りください
>貴方のお陰でスレの雰囲気は悪化の一途です
何時になったら気が付くのかね?
>どうでも隔離スレにお帰りください
>貴方のお陰でスレの雰囲気は悪化の一途です
貴方自身が貴方自身のレスを読んで、
不味いと思わないならそれこそ奇怪。
これでスレの雰囲気悪くならないなら、それこそ奇怪。
住人なら、ネタで勝負しよう。
OK?
>>512 翡翠みたいなやつには何を言っても無駄
パッシングからナッシング(無視)にしようや
それが一番だ
>>511 >>まあ、東京大空襲や阪神・淡路への哀悼作品と思ってくれれば良い。
>>物語氏と被っているのは御愛嬌。
はぁ?
>>495 >>「 我が“特殊”作戦群は、地下で消息を絶ったらしい 」
>>歴戦の隊員ばかりが集められた無敵の“特殊”作戦群が、
>>敵の本拠地と見られる北方某所での作戦中に、
>>“地底に飲み込まれた”という情報は、瞬く間に全国を駆け巡った。
これのどこが東京大空襲・阪神淡路大震災への哀悼作品なんだよ
(沖縄戦での八原参謀と自分を重ねてる冗句は笑うところなのか?>511下段
だから無視しろ。
お互い触らなければハッピーだ。
なんかもう合宿所ネタに出てきそうなレベルだよなこの馬鹿って。
居なくなっても誰も困らない
おいにちゃんそこどいて!こいつコロ助
だっけ?
相変わらずまとめが死んでるな
>>521 翡翠のせいでスレが死んでるから問題ない
折角軍板にあるんだし魔法を使った戦術を考察してみないか?
魔法の設定によって変わるという意見もあるが、出来ないこたないだろう。
魔法がある程度一般化してれば散兵戦術が基本となりそうだな
>>523 ふと思うのだが
魔法が当然の様に有る世界だと「神」や「悪魔」の扱いが微妙な気がするのだが
空気読めない異世界住民(自衛隊)が均衡保って居た状態を崩すきっかけにならんか?
>>525 物語氏の世界はまさにそんな感じだな
エルフとそれに利用された人間たちの国がそれなりに安定した世界を作っていたのに、空気を読めない、というか読まない日本が来たせいで滅亡の危機に
そういや氏の世界は最初に滅んだ国以外に地域とか国の設定ってあったっけ?
お前らには翡翠氏への感謝が足りない
>>527 隔離スレで遊んでやってるんだからこっちに来るなよスイヒー。
>>527 翡翠氏と物語氏の事ぶっちゃけどう思う?
>>529 物語氏はどう頑張っても翡翠氏の実力には及ばないと思う。
アボーンが多いな・・・
異世界戦国自衛隊の続き読みたい...
>>530 やっぱりそう思うよな!
おれって途中からこのスレ見出ししたんだけど、翡翠氏っていえばっていう作品ってどれなんだろう?
おすすめってどれなん?
奴に代表作らしい代表作なんてないじゃん。 俺もだが。
考証は間違いだらけで設定はいい加減なのは作を重ねるごとに酷くなっていくし
そんなので物語氏と比較がどうこうなどと…
Sはまだ自衛隊知識の濃密さ(でも軍事知識は皆無、間違いだらけ)で
まだカバーできていたがHは最初から設定も考証も放棄して
そこらの中二病小説書き程度の発想でしか書いてないしな。
なんつーか、某灰色の人に平行世界の日本が虐げられてると教えてもらったので
自衛隊の方面隊総監だったかの独断で平行世界の日本を助けに戦争しに行くという
むちゃくちゃな某商業作品並に出来が酷いからな、Hは。
自衛隊は物理的な肉体を持っているならどんな神、悪魔でも倒せる気はする。
逆にRPGの勇者みたいな超人をそれなりの数揃えてこられると結構辛そうだ
バスタードみたいなのには勝てねーだろ
>534
いくらなんでもミスターグレイに失礼
物語氏の続きマダー?
>>541 その言葉そのまま返すよ。頭の悪い本人認定乙wwww
あ、このネタ次回から使ってもいいからねwwww
翡翠氏を隔離扱いかよ…お前ら最低だな
>考証は間違いだらけで
まあ、そこまで言うのなら、Q&Aでも作ってちょ。
したらば議論になるかもよん。
< 翡翠作品はココがおかしい!実際は、こうだ! >
・・・うむ。完璧である。
これぞ < 軍事板版 >
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた スレ
であろう。
・・・まあ、その前に、
1km四方、長閑な山間部で、
戦争の怒号と、現用戦闘車の機械音をどうやって誤魔化すか、
が問題な訳だが☆ >愚者ん作品
>設定はいい加減なのは作を重ねるごとに酷くなっていくし
起爆剤みたいなモノだからね。
>>546 色々叩かれたりしてますけど、何かあったんですか?
>そんなので物語氏と比較がどうこうなどと…
ん。物語氏の現行作品は、
基本的にはガチの
「 自衛隊 VS TVや映画のパニック作品 」
と、言ったトコロ。( 翡翠感想 )
“ 実際の7ミリや12ミリの弾丸の強さ&軍事組織 を描く ”と、
「自衛隊、強すぎでした、サーセン☆w」
そーゆー作品。
逆に翡翠のは、基本的には、
「 生身の自衛官(や現代市民)を戦闘させちゃヤダヤダ! 」
と言っている作品で、主張ありき=戦略戦術もクソも無い、と。
まあ、マジモン幽霊(ユーレイ)と戦闘しちゃう世界じゃ、不利だなあ、と。
( 正直、ヤッテラレン、デキッコナイッス )
●比較 ?
野球とサッカーを比べるようなものかな。
チームプレイな競技で、球技で、
と言った共通点(自衛隊登場作品)があるだけで、全くの別物。
比較も何も、な訳だね。
>>548 さん
なんでもないので ありますですよ☆
1)昔の職人さん達が帰ってくる / または新人さん
2)自衛隊VSファンタジー世界のネタで議論が始まる
までの、チョコっとした待合(井戸端)会話な 感じです。^^
〆
>>545-551 きちんと一問一答になっているところが微妙ですね。
わざわざそんなことをなさらずに、投下されるものの質で勝負をなされればいいのにと愚考しますが。
物書きさんは作品の質で勝負されるのが至当と、読者たる一住民としては考えます。
この馬鹿は説明しないとわかんないんだろうか…
1km四方探索して、その範囲の外縁部からさらに音の届く範囲に
人間が活動している音が聞こえないということはその時点では
自衛隊に接近してきた浅野の部隊も合戦場ももっと遠くにいるという事、
また、伊庭たちに本隊襲撃の通信があってから到着するまでに
事態が収束していることから山中での移動にかかる時間も勘案して
自衛隊出現場所と合戦場の距離はどのくらい離れているかも推測できること、
逆に伊庭たちが合戦に遭遇するまでにかかった時間と
最低でも1km範囲の外縁部からは音の届かない距離にいたと思われる
浅野先行部隊が自衛隊を発見し襲撃するまでにかかった時間および移動距離、
また別働隊本隊との距離も、これらは容易に考察・推測しうるのだ。
正確な数字は結局のところわからないわけだが、これは作中の舞台となっている
山中とその周辺の地形をちゃんと描写してないし、全体俯瞰図でも無い限り
自衛隊員はもちろんの事知る事はできないので自衛隊視点で書いていると
文中で説明する事がかなり難しい。
なので「作中人物が知りえないはずのことを書いてしまうのは不自然」との理由から排除した。
曖昧な数値になるがちゃんと読み取れるように配慮してある。
偵察隊が浅野別働隊を発見するまでは場面転換によりはしょってしまったので
描写してないわけだが、常識的に考えれば襲撃者が来た方向と
退却していった方向、移動の痕跡から本隊がある大体の方向は掴める。
偵察隊の人員は偵察警戒車2両と74式戦車2両であるから
全員徒歩偵察(途中まで車両移動)に投入したところでマンパワーの
足りなさは当然の帰結。(自衛隊が全部で何人いるのかはちゃんと事前に説明してあるんだし)
となれば本隊が来そうな方向と、その方向を探索して人が通ってきそうな
場所を見つけてもっとも可能性の高そうなポイントを絞って警戒線を張っていたと考える。
ここらへん説明不足だったのは仮にも軍事板の住人だったら説明しなくても
読めるんだろうなーと思ったから。
予備知識の無い一般大衆向けの小説ではないし。
まあどちらかといえば説明文章部分がくどくなっても書いとくべきだったのかもしれないが。
実際H以外の読んだ人間からここら辺の突っ込みは来なかったのだから
各自読み取れたか気にしなかったのだと判断する。
で、最後に。
車両のエンジン音をどう誤魔化すかって?
その前にエンジンの存在しない世界でエンジンの音は現地人にどう聞こえるんだよ。
聞こえたところでどうだっていうんだよ。 具体的に。
だいたい別働隊って何の目的の別働隊だと思ってんだ。
次の投下分で迂回して側面を攻撃する目的の部隊って説明してんだろ。
別働隊が迂回中に遭遇した正体不明の勢力、作中の状況からすれば別働隊指揮官は
自衛隊を黒田の哨戒線のひとつと考えた、に対して取る行動は
これを迂回して自分等の存在を隠匿するか、早期に殲滅して本隊に連絡させないか、だ。
別働隊の方こそ自分等の存在を知られちゃ不味いわけで、最初の先行隊の襲撃で
殲滅に失敗している以上、別働隊はそのまま進むことは出来ないし、
相手が先行隊が反撃されて退却しなきゃならない戦力と知れば
容易にこれを撃破することはできない相手とまともな指揮官なら判断する。
要するに自衛隊と遭遇した時点で別働隊の目的は半ば失敗してんの。
また初遭遇時点で自衛隊を殲滅できなかったので強力な敵と警戒しただろうし、
これを追撃するなんて事も簡単じゃなくなったわけ。
でも自衛隊側は相手の指揮官の頭の中なんて読めないわけだから投下時点の
作中描写では説明できない。
自衛隊の頭の中では(主に伊庭視点なので伊庭の考えでは)追いつかれずに山を下りられた
という事になる。
次の投下分でそのときの状況を説明して読み取れるようにしたわけ。
んでね、俺としちゃあ作中の描写で十分読み取れるか
推測や考察ができるように書いてるつもりで、
事実真性阿呆1名以外からは何の質問も突っ込みも来なかった事実から
1名以外はだいたいこれらを読み取れたと受け取っているわけだが
何か間違ってるかな?
>>556 翡翠が自閉症なのは今に始まった話じゃない
>>556 >真性阿呆
自分のこと、よくわかってるね
ここの住人の問題はスルーができないことだな。
>>560 スルーしてたら頭に乗るタイプも居る
その場で「巣に帰れ」と言わないと居付くだろ
ようやく学園島スレも壊滅したんだから頑張れよF自スレ
>>562 スルーして有効ならスルーするし
スルーすべきでない事には毅然として対応しなくちゃならない。
その程度の区別もわからない馬鹿にはスルーができないどうこう言われたくは無いけどねー
ああ、別にお前をその馬鹿だなんていうつもりはないよ?
その馬鹿だ、というんならならまだ別だけど。
>>544 移行乙です。
なんだってアクセスできなくなったんでしょうかねえ。
お話の続きはまだですか。
>>563 愚者の爆撃によって学園島スレは壊滅したのか。
このスレに逆らうこと自体間違ってるのにねぇ。
>>564 翡翠の行動が最近目に余りますね。
どうしたらいいんでしょう?
>>566 ここはクソ溜めなので分家にいきましょう。
翡翠、名無しで荒らすのもいい加減にしろ
>>564 前にも同じこと言って、age厨と罵倒の応酬を始めて、スレの状況を悪化させてageの思惑通りってことになったことあったな
愚者君。
>>570 何が思惑どおりだか。
ところでどっかの馬鹿は分家に投下されたSSをこっちにコピペする荒らしをしてて
それを「大事にしようと思えばできるしそれでお前を徹底的に処罰してもらう事もできるんだぞ」
って毅然と対応したらその手段を馬鹿は使わなくなったという事があったな?
>>571 >「大事にしようと思えばできるしそれでお前を徹底的に処罰してもらう事もできるんだぞ」
で?
それでそのバカは二度と現れなくなったの?
575 :
名無し三等兵:2007/10/16(火) 20:19:59 ID:0kx6KROj
いい加減VIPでやれ
なんか手のひらこっちに向けて魔法詠唱してた奴に5.56mm打ち込んだら
ボロカス言われたんだけどジュネーブ協定違反じゃないよね?
>>572>>572 まあ確かに馬鹿は他の手段に切り替えただけだったがね。
でもね、だからと言って放っておくべきことでない事までスルーして
対応しないってわけにもいかないんですけど?
>>574 リアルタイムで光臨してるよな、
>>571?
いなくなったと証明するんなら具体的な証拠出せよ。
無駄なスレ伸ばしに付き合ってあげる俺じゃねーが空気断ち切りあえて言う
ダークエルフさいこー
>いなくなったと証明するんなら
お前の脳神経で論理がなにがどう構築されてんのかわからんが
一人で勝手に話をするんならパソコンの電源切って脳内だけでやってくれ。
>>578 愚者に証拠を求めるなよ。
でっち上げと捏造が愚者の十八番なんだから…。
>>579 むしろオークに熱狂しろ。
オークはいいぞ。 これからはオークが流行る。
>>571 というかさ。それって相手が運営からアク禁なりなんなりの制裁が下るとかそういう実害を被る可能性があるから有効だったわけよね?
>>577 ぶちゃっけ、放っておくべき事だと思うけどね。
何かレスしたところで、責任転換・自己正当化を繰り返すだけだろ?
一言二言、愚痴をこぼしただけで「住民が召喚呪文を提唱したので書き込みします」とかする香具師だ。
この際、徹底的に無視した方がいいと思うよ。
>>580 はい、愚者は荒らしがいなくなった証拠を出せませんでした。
つまり
>>571は愚者の脳内妄想らしい。
>>583 翡翠を追い出すのは無理だと思うよorz
スルーしても自演でなんとかする基地外だしさ。
>愚者
>>571への回答マダー?
立派な社会人ならけじめ付けるべきだよなぁ。
自分の行動に責任持つべき。
580:◆XdgIHnFrK. :2007/10/16(火) 20:29:29 ID:??? [sage] >いなくなったと証明するんなら
お前の脳神経で論理がなにがどう構築されてんのかわからんが
一人で勝手に話をするんならパソコンの電源切って脳内だけでやってくれ。
>お前の脳神経で論理がなにがどう構築されているかわからん
オマエガナー
愚者「悔しいっ…でも証拠が無いビクビクッ」
>>584 わざとやってんなら自分で自分のやってる事を顧みて
なんて自分は馬鹿なんだろうと思わない辺り、ある意味尊敬するが
まず、誰もスルーするだの毅然と対応するだの
どっちかの対応で荒らしがいなくなるともなんともそんな話はしていない件。
次に、
>>581何度も書いていますが俺がでっちあげと捏造をしたという証拠を
提出しない限り、あなたの脳内妄想を現実化することはできません。
>>583 まー俺も
>>553までなるべくスルーしてきたつもりだったが
スルーしたところでやはり翡翠は全然飽きる様子も見られないけどな。
ほうっときゃほうっといたで「構ってください」と荒らしに来るキチガイだし。
スルーの方が総合的にはいいだろうという点は認めるが。
>>589 お前も本当に学習能力が無い奴だな。
スルーが一番だと思うなら書き込み自粛するなり分家に引きこもるなりあるだろうが。
>>590 >お前も本当に学習能力が無い奴だな。
なにそれおいしいの?
このやりとり二回目だな。
うわぁ…翡翠が久々に頑張っちゃってるな
つられてGまで頑張っちゃって
ここに居ついちゃった煽り嵐の俺としてはチンコギンギンな状況になってまいりましたwww
やけにスレがのびてると思ったら・・・orz
あと
>>544さん乙
>>592 愚者が仕事見つからなくてイライラしてるだけ。
なんの問題も無いから、翡翠さん投下して。
>>582 オークですと?
オーガならまだしも、まだしも!!!
オークキングなら敬意は払おう
596 :
名無し三等兵:2007/10/16(火) 21:20:59 ID:ciddRkkv
なぁ、ID総出しにしないか?
翡翠が消えるまでしばらくの間
愚者の多数派工作は防げるな
598 :
名無し三等兵:2007/10/16(火) 21:27:30 ID:MMN+6PQQ
>>597 さすが翡翠さん、空気読めてないね^^
>>594 農家が別の職探すってか?
ID出せない翡翠さん乙
599 :
◆XdgIHnFrK. :2007/10/16(火) 21:28:25 ID:BnVCePbz
まーID総だしもどのくらい効果あるかわからんのだが。
600 :
名無し三等兵:2007/10/16(火) 21:29:54 ID:ciddRkkv
みんなありがと
しばらく頼むわ
601 :
名無し三等兵:2007/10/16(火) 21:35:36 ID:Vn10A85l
下らん。「」がID出しと無しを切り替え自演しやすくなるだけじゃあないか。
1回だけは出す。それからは知らん。
602 :
名無し三等兵:2007/10/16(火) 21:37:26 ID:2+wbl827
ID強制晒し化が一番の抑止力となるのだろうがね
603 :
◆XdgIHnFrK. :2007/10/16(火) 21:39:36 ID:BnVCePbz
>>601 ID出さない奴を自作自演って断定しやすくするというか
「そういう事にする」だけだしな。
ID出しに参加しないだけの奴とIDを絶対出せない奴の区別もつかない。
604 :
名無し三等兵:2007/10/16(火) 21:43:33 ID:ciddRkkv
やらないよりは幾分マシだろ
ついでに言わせて貰うと、だ。
俺は愚者氏と「」の終りなき罵りあいを見に来た訳じゃない。
「」以外のSS投下を見たいんだ。それだけは忘れないでくれ。
606 :
名無し三等兵:2007/10/16(火) 21:50:17 ID:MMN+6PQQ
それは言えてるね。
罵りあいはどうでもいい。投下される作品をダラダラと読みふけっていたいのが本音さ
ただし翡翠が仕切るスレを見るのは非常に不愉快だ。
図書館で静かに読みふけろうとしてたら共産・社民の宣伝車が大音量で場違いな演説を始めるくらいに。
607 :
◆XdgIHnFrK. :2007/10/16(火) 21:58:54 ID:BnVCePbz
俺も翡翠みたいな阿呆が
>>547みたいな自分の読解能力のなさを
突っ込みどころだと勘違いして横からちゃちゃ入れてくるのが大嫌い。
SS投下するたび的外れな事書いてくるのかと思うとうざいし。
608 :
名無し三等兵:2007/10/16(火) 22:07:28 ID:MMN+6PQQ
流石にみんなでID出すと効果覿面だなぁ…
でも上がりっぱなしになるのはどうにかならんかね
609 :
名無し三等兵:2007/10/16(火) 22:18:34 ID:2+wbl827
そうやってあーだこーだ言ってると、
またHが「召喚呪文を提唱されたので」とか言ってやって来るからいい加減、Hの話から離れようぜ
610 :
名無し三等兵:2007/10/16(火) 22:23:07 ID:ciddRkkv
535:名無し三等兵 :2007/10/16(火) 20:40:28 ID:??? [sage]
翡翠作品は一つの文学だね
これは間違いない
言われたそばから「」なんぞの書き込みコピペするなって。
話題転換の為ダークエルフの話を振りたかったがもう寝る。おやすみおまえら。
ダークエルフ大好きだ。
612 :
翡翠(星砂) ◆X9uEcr1WoA :2007/10/16(火) 23:31:41 ID:jakdR05q
・・・ しきりなおし ・・・
・・・ しきりなおし ・・・
>>611 話題転換しようとしても少しも聞かない奴らばっかで失望しかけてたが
お前のような奴がいるならもう少しこのスレにしがみついても良いかなと思った。
おれもダークエルフ大好きだ。というかエルフと色以外で違いあるのか?こいつら
>>613 「原典」に忠実だと容姿とかが、その、エルフは美しいけどダークエルフは…
いや褐色肌の美しいエルフが好きな人は別にそういうエルフでいいと思うよ、うん。
種族的な文化や性格の傾向とかは設定によるだろうね。
615 :
翡翠(星砂) ◆X9uEcr1WoA :2007/10/16(火) 23:39:15 ID:jakdR05q
まあ、決して穴を認めないのは、
見上げた“現状拒否・印象操作”のド根性ではある。(つか役乙
が、ま、付き合うのも悪くない。
イッツアー・ショータイム!(え
●合戦場ももっと遠くにいるという事
1)とうとう山の反対側に出た時、
2)彼らが斜面から見下ろしたのは信じがたい光景だった。
3)山の裾野に広がる平地に数千人の人間と旗がひしめき、ぶつかり合うように激しく動き回っている。
4)その中の多数の人間が互いに倒れ、押し合い、押し返し、また下がってぶつかり合う、
5)風になびく旗には多種多様な家紋が描かれ、
6)幾本もの槍が人間の身体に突き刺さり、刀が腕や足を切り落とし、
7)一人の兵士が別の兵士を押し倒して互いに殺し合い、
8)集団がもう一方の集団を圧倒し、突破し、押しつぶし、追いすがり、容赦なく止めを刺してゆく。
強弁するには、ちっと、ね。
>この馬鹿は説明しないとわかんないんだろうか… (以下略)
>車両のエンジン音をどう誤魔化すかって?
>その前にエンジンの存在しない世界でエンジンの音は現地人にどう聞こえるんだよ。
>聞こえたところでどうだっていうんだよ。 具体的に。
〆切^^
救世主きた
>●合戦場ももっと遠くにいるという事
…伊庭の見た位置と合戦場の距離感は特に描写してないわけですが
なに勝手にもっと遠くにいる事にしているんだ?
また、山の高さも描写してないし山のどこら辺から見下ろしたかも書いてない。
とりあえずね、
5)風になびく旗には多種多様な家紋が描かれ、
家紋を目で識別できるわけだ。
6)幾本もの槍が人間の身体に突き刺さり、刀が腕や足を切り落とし、
7)一人の兵士が別の兵士を押し倒して互いに殺し合い、
8)集団がもう一方の集団を圧倒し、突破し、押しつぶし、追いすがり、容赦なく止めを刺してゆく。
この様子も視認して把握できてるわけだ。
別に望遠鏡で見なきゃならない景色だったなんて書いてないんですけど。
でね、「合戦場の声が聞こえ」てからそっちの方向に進んでいったら見晴らしの良い場所に出たわけで。
その間何m進んだかなんてのも書いてない。
でも文中描写からおおまかに推測できるように書いてる。
読み取れなかったのはお前だけ。 なにがショータイムだボケ。
論争したいならせめて向こうのスレでやってくれないか?
619 :
名無し三等兵:2007/10/16(火) 23:59:52 ID:ciddRkkv
>>618 わざわざ時間を割いて翡翠氏は来てるんだぞ
まあ突っ込みどころをしいて自分で挙げるとすれば
文中での描写からおおまかに推測できる距離を真面目に考えると
浅野別働隊が迂回した距離が安土桃山程度の時代の戦術機動としては
わりと長距離移動の部類に入るという事ぐらいだが、
同時に「この世界は現実の日本と違う世界」としっかり書いてあるので
徒歩による長距離戦術機動が成立してても設定上特に矛盾しない。
まあ現実にも無いわけじゃなかったけどさ。
また、浅野別働隊が目標にしていたのは合戦場の黒田本陣ではなく
その後方の補給拠点(伊庭たちが山を降りてから向かった方向)だった可能性もあり。
これでもどっかの阿呆よりはしっかり考えて作ってあるんでね。
1)でも文中描写からおおまかに推測できるように書いてる。
2)読み取れなかったのはお前だけ。 なにがショータイムだボケ。
苦笑。
意地でも認めないのなら、まあ、いいです。(こうでなくては)
●なに勝手にもっと遠くにいる事にしているんだ?
いえ、腕1本、家紋1つまで見える距離って、
物凄く近い描写で、ありますよね? と言う事。
また、
●その前にエンジンの存在しない世界でエンジンの音は現地人にどう聞こえるんだよ。
さあ・・天変地異くらいの驚愕があるのでは?
すなわち、地元の軍事組織が殺到、の場面。
とりあえず、1時休憩。今夜、作品落とせましたら、その時に。〆
●これでもどっかの阿呆よりはしっかり考えて作ってあるんでね。
OK.(笑^^
それでこそ、愚者ん。〆
>>621 >いえ、腕1本、家紋1つまで見える距離って、
>物凄く近い描写で、ありますよね? と言う事。
それが物凄く近い距離だっていうのがお前の感覚ならつまりお前はド近眼ってわけだ。
よほど対象に近寄らなきゃ物も見れないらしい。
はい、ここで問題です。 戦国時代劇でよく目にする旗指物の実寸はどのくらいで
どのくらいの距離まで離れて認識する事が出来るでしょう?
>さあ・・天変地異くらいの驚愕があるのでは?
>すなわち、地元の軍事組織が殺到、の場面。
はあ? なんですぐ殺到なんだ?
人の作中世界の人間を勝手に「異音を耳にするとその方向に殺到する習性がある」と設定するなよ。
浅野の別働隊は自衛隊を敵勢力として認識していても
山中で聞こえてきたエンジン音が自衛隊の車両から発せられたものだなんてどうやって認識したんだ?
馬鹿か?
つーか阿呆は「この部分がおかしいです」って指摘はするくせに
具体的にどうおかしくて、実際はこうでなきゃならないって事は
なんら自分で説明できないのな。
それで何が「穴を認めない」だか。
間違ってるというならどういう風に間違ってるというのか解説して見せろよ。
できもしないくせに。
だから、せめて翡翠隔離スレでやってくれないか?
あー駄目だこのスレ。軍板以外でやらないか?そこそこ住人いるスレだし
>>618>>625 論争? ろくな解読能力もないお馬鹿さんが的外れな難癖つけているだけですが。
ほうっときゃほうっといたで何回も何回も書いてくるし
自分が読んで理解する能力が無いだけなのに穴があるだのなんだのウゼえんだよこの低能は…
俺はこうまで詳しく丁寧にどうでもいい部分まで解説してやらないと
SSで何を描写しているのか理解できない阿呆には始めて遭遇した気がする。
それとも俺の書き方がそんなにわかりにくかったのか?
どうなんだ?
まあこの阿呆は自分の低質なSSがボロクソに叩かれたのを逆恨みしてるだけだろうがな。
>>626 分家。
>G
SS、感想、議論、雑談、全てを一つのスレでこなすことで産まれる物もある
この速さなら言える
異世界の猫耳純朴化粧気は無いけど綺麗な村娘は俺が頂いて頂きますね^^
と、冗談は置いておいて
・ヒスイは自分の事を「起爆剤」と読んでいる。
つまりは、自分が何かを書き込む事によって議論を引き起こそうとしているのだろう。
が、その引き起こしかたが「僕が書き込んだ短編の矛盾を指摘して其処から議論を広げて下さいね^^」
というのは些か問題ではなかろうか。
んな矛盾をつついても只ソイツの論を否定して終りだし、基地概の相手に疲れた奴が集まるような軍板じゃ皆萎えて活力出なくて何の話題も生まれないよ。
そこで矛盾した論を展開した奴がグダグダごねれば情に厚い人が何とか解説しようとしてスレは加速するだろうが、それは只のスレ流しに過ぎんね。
つまりは情を利用した荒し行為だ。最低だね。
さて、このスレ流しを止めるために、議題を誰かが上げる。そして、結果的には一応は話題が盛り上がる。
ちょっと待ってくれ続き書く
>>627 分かったから、Hの相手するなら翡翠専用スレでやってくれないか?
631 :
629:2007/10/17(水) 01:01:31 ID:???
これを「自分が起爆剤の役目を果たした結果」とか思ってんなら俺はお前をぶち殺す。
軍事好き同志が集まってダラダラ議論してて、偶々ネタも尽きて暫くまったり黙ってたら
「お、あそこで会話の種が尽きて関係が冷えてるぞぉぉぉぉぉ!!!!!ここは僕が加勢してまた会話を盛り上げなければぁぁぁぁぁ!!!!!」
と空気が読めずになおかつ軍事知識と論理的思考を持ち合わせてない奴が無理矢理話題を振る。
ぶっちゃけこういう奴の相手をしたくないので、無理矢理話題を作って空気が読めない子を黙らせる為に濃密な会話をする。
さて、果たしてこれは正常な人間のする行為なのだろうか。
それ以前に、ここはあくまでも濃密な議論をするスレではない
というか大概の議論はされつくされてるという事実を理解しているのだろうか。
あくまでも自衛隊が召喚されますたな雰囲気を楽しむスレなんだよね。
さて、わかったらどうかこのスレから出て行ってくれないだろうか。
スレ汚し済まなかった。返レスは向こうにしてくれ。
だってスイヒーは後から来たんだもん
スレには既にSとGという人気者が居たから、のし上がるには必死なのさ
Hの脳内では、スレが活況を呈している状況と単なる炎上(その結果スレは
さらに荒廃するのだが)との区別が無いとしか思えない。
愉快犯の放火魔といっしょ。
634 :
名無し三等兵:2007/10/17(水) 01:32:00 ID:y0lg7viz
分家はしたらばだから単独では新規の流入者が全くと言っていいほど無い。
Gがその辺宣伝してくれたりすれば良い管理人だと言えるんだがな
興味ある奴なら何をしなくても
>>1見て行くさ。
>>633 そして騒ぎが大きくなった頃に救世主気取りでやってくると。
なんというマッチポンプ
637 :
名無し三等兵:2007/10/17(水) 12:09:12 ID:WvUhQcfM
>その前にエンジンの存在しない世界でエンジンの音は現地人にどう聞こえるんだよ。
>聞こえたところでどうだっていうんだよ。 具体的に。
山中で聞こえてくる異様な音をもっと素材にして欲しかったなあ・・・
結構気を引く音だと思うな
639 :
名無し三等兵:2007/10/17(水) 18:32:27 ID:WvUhQcfM
>>638 合戦なら目の前の敵が気になるだろ、遠くでエンジン音が聞こえたとしても
場合によっては「ん、遠雷か?」で終わるやもしれん
それに合戦の鬨の声が響いてるなら
「サッカーの試合中にスタジアムの外の車のエンジン音が聞こえるか」みたいな感じじゃね?
640 :
名無し三等兵:2007/10/17(水) 18:34:41 ID:VtEe3t+B
>>638 まー自衛隊が召喚直後の周辺捜索に車両を使ってたりしたら、
その音に引き寄せられて「何の音だ!?」と浅野勢がやってきた
という描写にもできた。
偵察隊に軽装甲機動車か小型トラックがあればそうしたよ。
でも戦車競技会に偵察隊の小型トラックまでついてくる事はないだろうと思ったしなあ…
偵察警戒車だけでもう、かなり強引に入れたし。
自衛隊の存在が知られた後の、現地人に聞きなれない異音は
「敵対勢力が近くにいる事が確認できている」という状況下での
浅野勢にとっては優先すべき事項ではないからね。
音を出しているのが自衛隊だとわかったところで彼らは「異音をだす車に乗ってる変な敵」でしかない。
浅野勢視点を入れればもっとこの場面はわかりやすかったんだろうけど。
>>639 自衛隊本隊のいる位置からは鬨の声は聞こえてないけどね。
音を出した事で浅野勢が自衛隊の存在に気づいた展開の場合、
異音がするので物見を出したら変な奴等がいた、黒田の斥候に違いない→攻撃
という流れになるはず。
SSの中では「先行隊が返り討ちになった敵が移動している」と察知できたところで
=追撃だ!ってなるわけじゃないと思ったので音を聞かれたところでどうだっていうんだよって書いてしまったが。
次回投下分からは現地勢力ほか、今後の主要登場人物も出てきて黒田や浅野視点も入れやすくなるので
もっとわかりやすい描写にしていこうと思う。
>>641 まぁ移動の時のエンジン音で浅野・黒田の両方に位置を知られる事になったわけで
(そのために小休止時に黒田勢に捕獲されたんとちゃう?
浅野の合戦迂回部隊の先触に襲撃された時、小銃による反撃(銃声)は
黒田家も知る事となったから慎重になってるのでせう
「敵の敵は味方」なんて単純な話じゃないけど
牛馬に引かれず移動する鉄の箱はとりあえず興味の対象
それを扱うのが天狗や狐狸のたぐいじゃないならなおさら
翡翠期待age
書いてみようと思うんだが、世界観は固定なのか?
んなわきゃない
把握した
ありがとう
期待してるぜ。もし本家が荒れててろくな反応が無かったら分家で書いてみると良いさ
(`・ω・)wktk!
ktkr!(・ω・´)
殺伐としたスレに救世主が!
邪気眼に構うなよ>G
おお…久しぶりに新人さんか
期待している!
653 :
646:2007/10/20(土) 09:24:51 ID:???
何か期待されてるのですが、おいらはシリアスは苦手なんだ
馬鹿やっちゃうかもしれないけど黙認してね
完成度50%
考証さえ狂ってなければ褌エルフなんてのも成り立つスレだし今更どんなおバカ話が来ても驚かんよw
>「考証さえ狂ってなければ」褌エルフなんてのも成り立つスレだし
∩___∩ |
| ノ\ ヽ |
/ ●゛ ● | |
| ∪ ( _●_) ミ j
彡、 |∪| | J
/ ∩ノ ⊃ ヽ
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
エルフが褌・・・????
>今更どんなおバカ話が来ても驚かんよw
には、同意だが☆(w
※褌エルフがワカラン人は保存庫に行ってみてチョ。
褌エルフはニワトリを〆てカレーを作る
マンドラゴラ吹いた
そういや、日本がF世界を直接統治する事になったらどんな体制になるのだろうか。
翡翠のレス面白いですwww
>>660 そもそも直接統治している時点で政策失敗だろう
旧王家の王位継承権下位のものを傀儡に立てて
統治をまかせて日本は上前をはねるほうがよっぽど
合理的
と言うよりも
>>660は仕方なしに直接統治せざるを得ない時はどうするのかと言っとるんじゃないかい?
・Jの戦力を見てびびった奴らが此方に取り入る時の交渉材料として先走って王家一族他勝手に皆殺し
・政治?なにそれ食えるの?なメチャド田舎なF世界
・国内政治の都合(第二の満州国を作ろうとする軍国主義にはかんしゃくおこる!)
とか。
直接統治よりも王家等支配層を傀儡にしちまった方が効率が良いことぐらいはこのスレの人間ならわかってるだろう。
憲法9条を広める
>>663 あぁ仕方なしにか
それなら、地元の代表を日本の後押しで物理的に決める
以下
>>662下二行で良いだろう
資源産出国だったら状況は変わるが
大して重要でない地域だったら出来る限り
労力が少ない統治方法を選ぶだろ
日本人が乗り込んでいって文明化させるなんて
国ごと文明化させるなんて事は
日本は60年前に人類の劣化種相手にして懲りてるしな
F世界とこの世界が安定して往来出来るなら
この世界の「自由世界の盟主」が乗り出してくるのが目に見える
まぁ、日本人しか行き来出来ないなら別だがな
F世界といえば中世ヨーロッパを基底に置いた世界観を思い浮かべるが、
現代となんら相違ないくらい文明が発達した世界-違いは魔法やエルフ、モンスターやらが存在するくらいで-
に自衛隊(日本)が召喚されたらきのこることができるだろうか?
>>668 分家の米軍スレにある某シホットみたいに自衛隊@日本が敵側に苦戦しそう
だな。それはそれで結構見所かもしれん。
むしろ政治体制なんてあってないような神話チックな世界も面白そうだなと思う俺中二病
WW1〜WW2ぐらいの技術レベルのファンタジー世界はどうだろう?
相手に理解できるレベルの技術を漏らさずにいかにはやく敵の国力を潰せるかが問題だなまあスレ違いだが
>>668 冷戦状態の異世界に転移してパワーバランスが崩れると面白いかも
>>668 モンスターじゃなく絶滅危惧種として保護されている
現地の生物に手を出した、て
「不幸な事態」に陥りそうだな
動物保護武装団体に攻撃される自衛隊か
またしばらく振りに投下するんです(´・ω・`)
ごめんねおじさん書くの遅くてごめんね
ゲート・アウト あらすじ
異世界の国ボレアリアから救援要請を受けた日本政府はかの地に部隊を派遣した。
勝利を続ける自衛隊に対して、フォリシア軍は大森林で迎え撃ち、待ち受けながら
魔法攻撃で徐々に打撃を与えていく方針を決定、自衛隊に最初の打撃を与えた。
米国が情報収集する中、フォリシア軍は火山を魔法で動かして攻撃を加えることを決定、
海軍も奇襲をするため、動き出した。
一方、フォリシア政府は異界の大国の一つであるロシアに助けを求めていた──
ボレアリア軍の斥候が描いてきた似顔絵を見て、日本にある自衛隊の作戦本部に緊張が走った。
「間違いないか」
「面影がありますね。名前も同じですし、間違いないでしょう」
幹部の一人は十数年前に撮られた写真と見比べて言った。
フォリシア軍幹部に異界人の、つまりこちらの世界の妻を持つ人間がいるという情報が入ったのは、つい先日のことだった。自衛隊は
ボレアリア軍に対し、敵の首都に潜む斥候から当該人物と思われる女性を調査し、似顔絵を送ってくれるよう、協力を要請していた。
それが先程届いたのである。
「十年前に捜索願が出ていました。旧姓名、里吉 遥、現在はフォリシア陸軍上級将軍カルダー・オベアと結婚してハルカ・オベア。
…家族は両親、弟が健在です」
作戦本部は困惑の空気に包まれていた。異世界に定住していた日本人が明らかになったのはこれが初めてだったが、毎年数千数万と
発生する行方不明者のどれくらいが異世界に住み着いているのか見当が付かなかったからだ。ボレアリアからの説明では、迷い人はすぐ
送り返していたが他国のことはわからない、との返答であった。
「あっちに住んでる人が勝手にこっちに戻ってきて、我々の行動に難癖をつける、などということは『起こらない』だろう」
ボレアリアからの返答では送り返していた人数はそれなりに上る、とのことだった。異世界から戻ってきて、そのことを知人友人に語った
者もそれなりにいるのだろう。しかしそれが世間に信じられた例は一度もない。
「とはいえ、彼女の知識は銃と戦車と戦闘機、ミサイル。そのくらいでしょう。特段、注意するほどのことはないかと」
「ま、一応上にあげておこう。これが日本に帰りたいとか言ってきたらまた面倒が起こる」
「お母さぁん、今まで友達だったのに、あいつら、僕のこといじめるんだ!」
オベアの息子はまだ午前中にもかかわらず、早々に自宅に帰ってくると母に泣きながら訴えた。
「…お母さんにもわかるように、落ち着いて、ゆっくり話して頂戴?」
興奮してわめきたてる息子に、母は含めるようにゆっくりと話しかけた。べそをかいていた息子も徐々に落ち着きを取り戻してきた様子
だった。彼は戦が始まってから級友達の態度が急変したことを少しずつ語りだした。
「…お母さんがね、異界人だから異界軍の密偵なんじゃないかって言われたんだ。それで僕が違うよって言ったら、おまえは
異界の血が混じってるから汚いって…」
彼の通う学校は元々貴族の子息達を通わせる学校だった。今は上級将軍とはいえ、元は平民のオベア家では場違いと
言われても仕方のないところだった。元々疎外される種はあったのだが、彼の社交性と明るさで芽が出ないでいたのである。
それが戦争というきっかけで、周囲の子供達の中にむくむくと湧き上がってきたのだ。
「今まで仲良くしてくれてたアミールも急に冷たくなっちゃったんだ!僕、何にも悪いことしてないのに!」
同級生から無視されたり、陰口を叩かれたりするくらいなら我慢できたが、親友が逃げていくのは八歳の子供には辛かった。
何度か家に遊びに来たこともある友達の名前を聞いて、ハルカはさらに顔を曇らせた。
「僕、もう一人ぼっちだよ!?お母さんは異界の人だけど、全然悪人じゃないよね?何でみんなお母さんや僕まで異界軍の
仲間にするんだ…」
幼い息子にはまだその辺の事情を理解することはできなかった。母はただこの事がきっかけで子供の心が歪まないように
フォローしなければ、と思案した。
「とりあえず学校はしばらく行かなくていいから…」
戦が始まってからあまり外には出ていないが、薄々ながら周囲の自分を見る目も変わった気はしていた。大人だから
直接的には態度に出ないかもしれない。しかし子供は容赦がない。
息子にこれ以上子供の純粋な悪意を浴びさせると良くないと判断したハルカは、学校を休ませることにした。
父はまだ遠く大森林で静かに戦いを続けていた。
フォリシアの宮城では、魔道評議会からの使者ヴィアーノ・パーブルジュージが苦虫を噛み潰したような顔で、国王
アンクヴァール4世へ批判をぶつけていた。謁見の間の空気は重く苦しかった。
「あれほど異界軍との接触を批判していた貴国が、まさかその仲間入りをしてしまうとは…正直、失望しましたぞ」
「…君らは大きな隠し事をしたね。我が国の都合も考えてくれたのか?向こうが賠償金は無くてもいいと言っているのを
前から教えてくれていれば、こうはならなかった」
国王は白い目で使者を見ながら、静かに呟いた。
「それは…異界の者がこの地に留まる選択肢は許されないからだ!貴国にもこの世界の安寧のための犠牲、負担は負って
頂かねばならん!」
「そんなことは知ったことではない!」
国王は声を荒げて使者の答えを否定した。彼は慌てる周りの侍従を見て小さく咳払いをし、呼吸を整えると再び強く語り
だした。
「君らの都合で我が民の血税を差し出せとはどういう了見だ?全てはこの国、我が民がより豊かに暮らすため、始めたこと。
今更民に、失敗したのでツケを払ってくれ、などと言えぬわ!そのためなら誰と組もうが…悪魔に魂を売ったとしてもこの国を
守る。それとも異界の軍と互角に戦える戦力を評議会は持っているのですかな?もしそうならば、その戦力を貸して頂けるなら
考え直さんでもないが…」
以前交渉に訪れた時と同じく、顔を下げたまま深く深くため息をついた使者は、パッと顔を上げると言った。
「もはや話し合いの余地は無き様。では、これにて話は終わりですな。…失礼」
反転しそのまま謁見の間を出ようとした使者の背中に国王が声をかけた。
「引き上げる評議会の研究員、駐在員達は責任を持って送り届ける。残る者の処遇も心配無用だ」
「…お心遣い感謝致します」
使者は後ろを見ないまま頭を下げ、間を出た。
宮城の出口へと向かう廊下の途中、待っていた部下を見つけた彼は首を横に振った。
「駄目だったよ。君は先に宿に帰って念話の魔方陣の用意を」
精神系の最高クラスの魔法、念話を使える者はごく僅かに限られていた。この魔法は精神感応の適性が無い者は習得
できず、莫大な魔力、複雑な魔方陣を使う、相手の体の一部を持っていなければいけないと、ハードルが高い魔法である
ためだ。最高の魔道師をかき集めることのできる軍であっても、フォリシア軍が三名、ボレアリア軍が四名、といった具合だ。
もちろん魔法の研究機関でもある評議会では、それより少しだけ習得者は多かったが、それでも二十人に満たない程度だった。
城を出て馬車に乗り込み、投宿する高級旅館へと戻ったパーブルジュージは着替えもせず、魔方陣を引くよう指示した
部屋に向かった。
暗く光の入らぬように締め切られた部屋の絨毯の上には、両手を真横に広げた程度の円の中に複雑な文字文様が魔道用の
塗料で描き込まれていた。
「用意は整っております、副議長」
「うむ…」
部屋の隅で先程の部下が恭しく頭を下げた。
パーブルジュージは魔方陣の中心にどかりと腰を下ろし、懐から小さな布の包みを取り出した。中にはこれから会話する
相手の髪の毛が入っている。彼はそれを胸に当てて呪文を口の中で呟き始めた。念を持ち主へと遡らせ、精神の入り口を
少しだけつなぐ工程だ。
(ヨーラ、私だ)
呟きを聞きつけた相手が心の中で声を返してきた。
(これは副議長、少々お待ちを…)
自分も習得していることはもちろんだが、念話を受ける方は魔方陣こそ要らないとはいえ、魔力を使う上に精神集中
しなければ一、二言交わすこともままならない。念話に集中できる環境を整えねばならなかった。
(お待たせ致しました)
しばらく後、相手から心の声が返ってきたのを確認したパーブルジュージは今日あったことの顛末をかいつまんで話した。
(…そういう訳でこちらの世界に異界の大国の軍が二つも駐留することはもはや避けられぬ。この話が広がったら…)
(…長老の立場がまずくなりますね)
(私が戻るまで、反長老派を抑えていてもらえるか?ヨーラ。長老に責を負わせるわけにはいかん。あくまで交渉に失敗した
私の責任だ)
(は…お任せを。なるべく早めにお戻り下さい)
(よろしく頼む)
パーブルジュージはすっくと立ち上がると隅に控えていた部下に言った。
「私は明朝出立する。研究員などへの連絡、事後処理は任せる」
彼は魔方陣の引かれた部屋を出て自室へ戻った。陽はまだ高く正午を過ぎたばかりだった。
「…大幅に手を変えねばならんなあ!…まいったね、こりゃ…」
都内、某料亭の一室。陽も地平線の下に落ちてしばらく経った頃、首相は賓客を待つテーブルの一角に陣取り、側近に
愚痴をこぼしていた。
「奴さんら、向こうから東京へお出ましだとさ。よっぽどこの件について話したかったんだろうなあ」
つい先日、ロシアとアメリカの首脳筋から早急に来日したいと立て続けに要請があったのだった。東アジアの核問題に
ついて会談を持つというのが表向きの内容である。この三国で、衛星写真から某国に有事の兆候などが見られる、などと
強引にでっち上げて急な日程に都合をつけていた。
「客人のご到着でございます」
陰から小さく囁かれた声で首相は部屋の入り口に目をやった。
しばらくして多数の供を引き連れて米国の大統領が姿を現した。首相は立ち上がり、ニヤリと笑い右手を差し出した。
大統領は笑みを浮かべつつも、フーと小さくため息をついた。一息おいて差し出された手を握った。
「ロシアが噛み付いてくるとは計算外だったろう?私としても、もう少し様子を見てから口を出すかな、というつもりだったの
だが…もう、そうもいかないな」
「…ま、続きは全員揃ってから…」
数分後、頭のハゲ上がったロシアの支配者も無愛想な顔をして現れた。先にいた二人に手早く挨拶をすませると、彼は
さっと座布団に腰を下ろした。
落ち着いたところで、首相は胡坐をかいたまま両手をテーブルについた。
「…えー、では御二方、昼間の偽会談お疲れ様でした」
そう言って軽く頭を下げた。通訳の間が一瞬おかれた後、相手の二人はクックックと小さく声を出しニヤついた。
「では、メシでも頂きながら本番と参りましょうか」
ほどなく前菜の季節野菜の盛り合わせと食前酒が卓に並び始めた。
首相は再び口を開いた。
「食前酒は皆さんシャンパンなど召されるようですが、せっかく日本に来たのですから、今日は梅酒などいかがかな」
小さなグラスに注がれた琥珀色の液体を、露大統領はグラスに目を寄せて覗き込み、一口くっと飲んだ。
「随分甘い酒だ」
彼はそう呟き、口元をむずむずさせた。
「氷砂糖を使う酒ですから…甘いのは苦手ですかな?別のものに取替えさせましょうか」
「いや、いい」
首相が店の者を呼ぼうとすると、露大統領は手を小さく振った。
「日本では最後にやらかすことを『詰めが甘い』と言うんだろう?そのお陰で我々も助かったという話さ」
彼はそのまま酒を口に流し込み続けた。
「まったく…恐るべき『核の運搬方法』を独占されるところだったとは」
「やっぱりそれか」
支援
米大統領が顔を険しく変えて口を開いた。
「相手の直上にゲートを開けば爆発するまでわずか数秒、迎撃などできようはずがないからね。我が合衆国が大金を
はたいて開発した弾道弾防衛もすっかり無駄になった」
と、首相に視線を向けた。首相は肩をすくめて言った。
「余計なことをしたな、とでも言いたいのですかな?日本政府はそんな事を考えたことはない。移動時間の短縮に目を付けた
だけだ」
「誰かが考えれば一緒だ。一人だけ善人面されても困る」
すかさず合いの手が入った。
前菜を口にする少しだけの時間、室内に静寂が訪れた。露大統領は器用に箸で食べていたが、米大統領はフォークを
使った。
しばらくの間の後、唐突に米大統領が口を開いた。
「まあ、今日ここに言いに来たのはね。率直に言わせてもらうと、ロシアが軍を駐留させるなら合衆国もさせてもらうよ、と、
そういう事だ」
「おや、アメリカは中東だので忙しいんではないのかな?それほど軍の予算が有り余ってるとは羨ましい」
露大統領がすかさず皮肉を返した。
「安いものだろう?兵器の開発費用に比べたらね。軍事援助なんかいくらやっても全然安いよ」
米大統領が見透かしたように鼻を鳴らし、口元を緩めた。
過熱しかけた空気を察した首相が柔らかい口調で言った。
「重要なのは、これ以上話が広がるのを避ける事。他国には決して漏らさないよう…それは御二方とも承知してますかな?」
「無論」
「もちろん。参入者が増えると、向こうのコントロールが難しくなるしね」
二人は時をおかず答えた。
「では刺身でも食いながら、今後のことについて語りましょうか。『和やか』にね」
首相がパン、と手を鳴らすと様子を窺っていた店の者が次の皿を手早く並べ始めた。
今回はここまでです。そろそろ戦闘場面を出さないと地味すぎる…趣味で突き進んでしまってすまん。
リアルタイム乙です。
しかし出来レースで禿藁。ロシアとか呼んだら間違いなく傀儡にされるw
>>683 投下乙です。
ロシア人が来るとだいぎゃkげふんげふん。
続き期待してますぞー
大国面したい連中がつぎつぎおしかける展開に
粂氏久々に投下乙!
腹の読み合いが楽しいんで、無理せんで好きなように書いてくれ
ロシア大活躍きぼん
粂氏投下乙であります
しかし、異世界魔法
意外とこちらの世界とは難易度の順位が違うのね
ゲート設置・開閉はだいぶ前に封印されてた技術とは言え「念話」よりハードル低いようだし
こちらから通信機器の提供でだいぶ戦術・戦略の転換・飛躍がありそう>F世界
>>688 話の中ではあんまし詳しく説明できなかったのでちょっとだけ設定の補足説明しますと、
ゲート魔法は封印はされてないのです。ただ「次元の隙間から迷い込んできたこっちの人を送り返すだけに使う
いまいち使えない魔法」という位置付けでした。それがこっちの人と組むことになって、位置付けが大転換した
という感じです。
対ゲート結界というのも出てきましたが、このF世界には魔方陣の書式があることになっているので、相反する
陣を書いてやれば効果を打ち消します。
相手が何やってくるか読んでて、相応の準備をしてれば基本的に魔法は全部消せるです。
魔方陣万能主義のF世界ですw
あと、原則相手の体の一部を持ってないと、魔法で相手の精神に干渉できないという設定になっているので
このF世界では精神系の魔法はかなりハードルが高いです。
>>689 あぁ、「過去にヤバイ事故が有って封印」とかじゃなく、単に使い勝手の問題でしたか>ゲート
同一世界内(たとえば東京―大阪)に設置できればかなり便利な魔法と思えるが
いったん別世界を経由(東京―F世界―大阪)しないとダメ、だと確かに面倒
けど、これだとリアル世界の両巨頭が心配してる「亜空間ミサイル」みたいなものは
F世界の人間からすれば「そんなもん、発動する魔法量から探知容易だし、カウンターマジックで防御出来る」と
鼻で笑われる感じかもしれないですね
魔方陣って書くときにはどういう動作が必要なの?
CADで魔方陣の製図とかやるとブレークスルーが起こりそうな。
印刷機で莫大な量の魔方陣を刷ったり・・・
インクジェット技術で超微細魔法回路を形成とか・・・
GJ
面白かった
粂八◆Pphe73DZjs投下乙
でも話の内容についていけない…(´・ω・`)
まとめサイト見てくるか
粂氏投下乙です。
ゲート魔法で、地球―F世界―月や小惑星 の接続ができたら資源問題の心配はなくなるような……
エアロック設置せにゃなりませんが。
>>690 リアル世界側でゲート魔法の探知やカウンターマジックが不可であれば、
F世界経由の段階で封じれば良いのだろうけど、F世界側に拠点を持たないと防御不可能ですね。
>>694 いままで自衛隊(日本政府)だけが異世界の存在知ってたけど
ボレアリア国がロシアに援助求めたから米露両国ともに異世界の存在知った現状では
それぞれ安全保障の関係でゲート魔法と対処方法は同盟国となったF世界国に聞くだろ
>>リアル世界側でゲート魔法の探知やカウンターマジックが不可であれば、
これは「リアル世界でF世界魔法使用可能か?」て意見?
魔法そのものはリアル世界でも使用可能だったよーな>翻訳機
この作品ではちょいちょいと呪文唱えたらすぐに使えるタイプじゃなく
儀式でアイテムに魔力チャージするなり、法陣こしらえたりと
事前処理が攻撃側・防御側に必要だが、準備がなされてるなら大抵の対応はマニュアル化してるように見える
>689補足 素晴らしい。シンプルで説得力のあるルールに感動しますた。
西暦2020年12月16日 17:50 日本国北方管理地域 地下最深部
「やっとか」
もはや無駄口を叩く力すら失った佐藤が呟く。
通路の終点にあった部屋は、結局何の変哲もない広間に過ぎなかった。
さらにその先、もっと下、扉を越えた先。
いつ果てるとも知れぬ傾斜路を下り続け、彼らは歩き続けていた。
途中で何度も小休止を取ることにより、彼らは体力的にはそれほど疲弊していなかった。
だが、何もない、という状況が、彼らの気力を奪っていた。
「突入しますか?」
小銃を構えた二曹が尋ねる
先ほどの小休止で回復したのか、その声には気力が感じられる。
「まずは調べろ。
ここまで連れて来て死なせたのでは部下たちに祟られてしまう」
「それはいまさらでしょう。
二人先行しろ」
軽口で返しつつ、二曹は部下に命じた。
いまだに気力を維持し続けているその二人の一等陸士たちは、無言で頷き部隊に先行する。
アーチのようになっている部屋の入り口から内部を窺い、ゆっくりと片手をあげると指を一本立てる。
どうやら、久々に仲間以外の何かを発見したらしい。
弛緩していた部隊の空気が一瞬で張り詰め、全員が安全装置を解除する。
「そんなところにいないで、入ってきなさい」
部屋の中から大音量で誘いの言葉が聞こえてくる。
「せっかくのお誘いだ、断ったら失礼だろう」
一同が佐藤を見る中、彼は苦笑しつつ答えた。
もちろん、89式自動小銃を構えている。
彼らは誘いに乗り、ゆっくりと室内に入る。
まず三名が小銃を構えずに入室、室内や天井に異常がないことを確認する。
その広い大広間は、石造りだった。
部屋の中央には赤い絨毯が敷かれ、視線で辿るとその先には玉座らしい立派な椅子がある。
そこに座り、こちらを見ているのは一人の老人だった。
「どうしました?入室に許可は必要ないですよ」
「それはありがたいですな」
軽い調子で答えつつ、佐藤たちは入室した。
「それでまず、なんですが」
そこまでいうと、佐藤は何の躊躇もなく小銃を構えて発砲した。
しかし、音速で放たれた銃弾は相手の手前で何かに衝突し、ひしゃげて床に落下する。
「まあ、そうでしょうな」
初めから知っていたかのように佐藤が言う。
「ようやくここまで辿り着きましたね異世界人」
老人は何事もなかったかのように言い放った。
「おめでとうを言わせてもらいますよ!
この遊びを勝ち抜いたのは、あなた方が初めてです!」
「遊び?」
佐藤は不思議そうに尋ねた。
「そう、私が創った素晴らしい遊びです」
「一尉、こいつは何を言っているんですか?」
二曹が尋ねる。
しかし、佐藤にもわかるはずがない。
相手の言っている事は意味不明なのだ。
「私はこの、平和で安定した世界に飽きていました。
そこで、色々な人々と遊んでみました。
ですが、この世界の人間たちは世界を征服したら満足してしまった。
エルフたちは自分たちの生存が保障されたら下らない遊びしかしなくなってしまった。
モンスターたちは愚劣すぎましたし、ダークエルフたちは遊び相手として無力すぎました。
そこで、異世界から適当な国を呼び出したのです。
そう、お察しのとおりあなた方の祖国、日本です」
「何を言っている?」
佐藤が相手に尋ねる。
しかし、相手はそれを無視して言葉を続ける。
「日本はこの世界の悪役であるダークエルフを救い、連合王国を滅ぼし、そして私に異世界の戦い方を見せてくれました。
それは非常に愉快で、有益で、面白い体験でした。
しかし、それもつかの間の事。世界は安定期に入り、そして私は再び退屈になった」
「それで、この騒ぎか」
佐藤はようやく理解した。
今回のエルフ第三氏族が起こした騒ぎ、それは、目の前の老人の考えた、いわばゲームだったのだ。
「まさにその通り。
私は、政治的な、あるいは人種的な戦争、そういう下らないお話は飽きていたのです。
私の求めていたのは、絶対的な悪を滅ぼす正義の勇者、君たちの言葉で言うところのヒーローがほしかったのです」
「なるほどなるほど、つまり、すべてはあんたの考えたゲームだったわけだ」
佐藤は驚くほどに平坦な口調でそう言った。
相手は愉快な様子を隠そうともせずにそう続けた。
「なかなかに理解が早い!さすがは異世界の勇者だ!
突然異世界に呼び出された、そのままならば死すべき存在。
そんな存在が必死に生き抜いていく姿は、私でさえも感動させるものがありました。
私はこの感動と愉快な体験を与えてくれた君たちにお礼がしたい!
どんな望みでも叶えてあげましょう」
その瞬間の佐藤を支配していたものは、怒りでも憎しみでもなかった。
もちろん嬉しさや充実感でもない。
ああなるほどね。
言葉にするとそう言った表現になる、一種の理解だった。
この世界に召喚された日本は、おかしいほどに恵まれていた。
生存のために邪魔な国会という存在は、議事堂や官僚機構といったものを残して消滅していた。
船舶も軍備も、技術も国民も物資も、すべてがある状態で、この世界に来ていた。
召喚、という現象自体がもちろんおかしい事だが、それにしても、生存のための行動に必要なすべてが揃いすぎていた。
隣の大陸には豊富な物資があり、橋頭堡を築いた途端にこの世界を良く知る協力者も得ていた。
「俺たちは、お前のおもちゃではない」
佐藤は静かに言った。
相手は、明らかに失望した表情を浮かべた。
「だが、望みを叶えてくれるとあれば話は別だ」
相手は失望の度合いをさらに強めた。
それを無視して佐藤は言った。
「日本を、国民を、これ以上苦しめないでくれ。
元の世界に返してくれというのはあんたの望みに反するから無理だろう。
だから、頼む。
これ以上日本国を苦しめないでくれ」
その言葉を聴いた相手は、失望した表情を消し、楽しそうな表情を浮かべた。
「その言葉は予想外でしたね。
わかりました、もっと楽しいゲームをご用意します。
がんばって、もっと私を楽しませてください」
老人は楽しそうに笑うと姿を消した。
あとには、不気味な化け物が一体、老人が座っていたはずの玉座に残されているだけだった。
部屋中に響き渡る大音量で、老人の声が響き渡る。
「あなたのその聡明な頭脳に免じて、条件付で願いを受け入れましょう。
さあ勇者よ!武器を取り、民のために目の前の悪魔を打ち倒しなさい!
さすれば民を苦しめる化け物たちは、この大陸に限っては消え去るでしょう!!」
こうして、佐藤たちのこの迷宮でのラストバトルが始まった。
本日はここまで
( ゚д゚)
(゚д゚)
かみ!?
チェーンソー持ってない自衛隊オワタ\(^o^)/
しかしなんつーか……カミ…
くいあらためよ
サガやってねえと元ネタわかんねえぞこれw
えっと…ネタなのかガチなのかどっちだこれ?
8回裏の逆転満塁ホームランは期待出来るのだろーか?>SAGA
かみは ばらばら になった
物語殿投下乙です。
クライマックスがこうなるとは予想だにしていなかった。
佐藤に嫌なフラグが立っているような気がしなくも無いので続きにgkbr。
でも第3以外のエルフとダークエルフに消えて欲しくはない。消えて欲しくない!
またずいぶんと迷惑な神さまだの
>くろべえ ◆7dmdXxLH3w:2007/10/27(土) 14:00:44 ID:Hd5cQ7n60
>帝國召喚 第一部外伝
あーあ また外伝かよ
落ちつかねえ奴
まったくだな。
お前読まなくていいよ。
まさかこうくるとはwwwww
サガwwwwwwwwww
強引に話を収束に持ってきたような印象がぬぐえねえw
>>719 それもそうだが、こう考えるんだ
釣りであったと・・・
てっきり日本の文化に通じている魔王がボケたのかと思ってたけど
ガチなのかー
ゲームマスターの喜ぶ言葉は、もっと遊ぼう。
くろべえもキチガイ神
>724
バカモノ、私はK氏の作品も斜め読みしかできていないわ(呆れ
(つまり精読する時間がない)
・・・第一、別物であろうに。(旧軍SS)
・・・大人しくしているから、いい子にしていてくれ。(なぞ
魔王召喚したとおもったら神でした、てか。
エルフも浮かばれまい。
727 :
名無し三等兵:2007/11/01(木) 20:05:32 ID:NFV8UlH7
呼び方違うだけで同じ存在
木曜夜から住人が消えた
おそらく異世界に召喚されたのだろう
このスレ初見、オモシロス
>>187 >>188 みたいな感じで初め自衛隊が押されるけど
米軍やらが出てきて核やら航空機やらでFがボコボコにやられて行く
的な流れをF側から描く感じのを希望
>>729 過去ログやまとめ見てみ
いくつかあるから
GOD?いや違うよ
デウス・エクス・マキナじゃん。
過去の文中にも飛行機誘導魔法とかキメラとかその気があったけど、そのものを出すとは。
そんなものあったか?
あったか?>飛行機誘導魔法
>>732 この作品ではなく、物語は唐突にのNHをこのスレシリーズで使い始めた頃の作品に記述有り。
call50氏が書いた作品であったような…
『神の名においてこれを鋳造す、汝らに罪無し』
十四世紀の首切り斧に刻まれた文言
>>734 昔の作品見てないから分からんわ、スマンな
ありがとう
続き読みたいが、もうちょい待ちかな
伏線とかどうするんだろう
>>739 あの話は一話限りの外伝みたいなものだったから続きはないんじゃないか?
あと伏線なんてあったっけ?
すまない、主語抜いて書いたから混乱させてしまった。
今投下中のやつのほうね。
アドルフ・ヒトラーがどうのこうって無かったっけ?
>>742 自衛隊が召喚されたら先にナチスがきていますたって奴か?
>>743 おそらく
>>742が言ってるのは、WW2時のドイツ第三帝国が召喚、
て奴じゃないかと。間違ってたらスマン。
しばらくこなかったら住人が変わったのかなw
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冒険者のほうのアドルフ・ヒトラーだと思ったが。
初出2006年10月20日の。
747 :
742:2007/11/09(金) 17:48:12 ID:???
すまん、物語氏の作品にアドルフヒトラーがどうこうって伏線あったっけ?
と言いたかったんだ。読み返す暇がないもんでorz
違う作品だったかな・・・
作者別纏めの7番くらいで出ていた。
物語氏作品で問題ないです。
749 :
742:2007/11/09(金) 21:35:21 ID:???
ありがとう
胸のモヤモヤが晴れたよ。
政府広報課氏の日本異邦戦記ってまだ連載してるのか?
ちょいと過去ログ調べる時間が無いので出来れば教えてもらえない?
いや、今止まってる
1年ほど投下されてないな
ありがと
つか皆さんの投下マダー? チン(ry
今、ゼロ魔クロスで忙しいからまた今度な ノシ
その日、王が死んだという報告が届いた。
隊の誰もが、王の死を、悼んだ。
我等にとって、冬の太陽のようなsonzaiであった王の、死。
この、我等に友好的であった王の死によって、
今までも「自衛隊」を悩ましてきた数多の茶飯事が、
流すに流せない重大な問題として、立ちはだかるだろう。
まず、真っ先に直面するのは、王の死による国内の混乱。
彼ら「北の民」は生来、独立独歩の民であり、
自衛隊が王を失った今、彼らの連合は、絶望的であった。
「俺達が独立愚連隊なら」
何気ない同僚の言葉に、生真面目な1選抜組がキツイ目を向ける。
「我等が愚連隊でない以上」
睨まれた幕僚に、横から「市民」のスカウトマンが助け舟を出した。
「これからは騒音や排煙の問題のレベルから」
(今まで我々は軍事行動にだけ意識を傾注していればよかった)
スカウトマンの言葉を聞きながら、老将が人知れず、肩を、落とした。
「行軍手段や水資源の確保まで困難になるでしょう」
(結局、我々は、自衛隊でしかないのだ)
世界一の平和主義、世界一の国連主義、世界一の先進文明国。
その日本の憲法と国内法、ソレを本心から目指した日本国の、“国民性”。
その国内法では戦争が不可能であった自衛隊は、異界にあって、その現実に直面していた。
広報課氏やら1だおー氏も復帰してほしいなあ
仕事か何かで忙しいのかね?やはり
雑兵や和風ファンタジーの人の続きも気になる
少しばかり気になったんだが、日本がF世界に召喚されると国内にある各国大使館に
元の世界の各国にある日本大使館ってどーゆー扱いになるんだろ?
>>757 元の世界からすっぱり消えてなくなったか
何らかの原因で閉ざされてるか、によるんじゃね?「首都消失」みたく
後者だと世界各国の日本大使館員は原因が判るまで在留邦人の保護機関の任を果さねばならないから
設置された国の政府にかけあって日本人の滞在延期認可とかしばらくはてんてこ舞いだと予想
本国との連絡途絶が何年もつづくなら帰化手続きも視野に
民間人の処遇が終了した後に自分たちの身の振り方を決めると思う
F世界召喚に付き合わされた各国大使館員については
身柄の安全のため、別個じゃなくまとまった区域(あるいは施設)に集められる
>>758 ありがとう。実は気になって気になって夜も眠れなくて、ほんとありがと。
F世界で魔法が使える人がいるのなら日本でも魔法が使える人が
いても、いいんでないかい
トレース、オン
>>760 設定次第だと思うが
魔法を使うのに「魔法言語」とかが必要だとすれば
それを教える教師的存在が要るな
技術として「それ」が有ると認識しても教える人が居なければ習得出来ない
現代日本人にマヤ・アステカの言語が判る人は皆無みたいに
久しぶりにきたが、スレ黎明期にいまのX9uEcr1WoAに対するような反応が
GやSに対してできなかったのがつくづく悔やまれる
流れが途絶えた所でふと思ったんだが、物語氏の話って、今の戦いが終わったらおしまいなんか?
このスレか前のスレであと二年は続けると言っていた気がするんだが
物語氏のはまだ帝国とやらが残っていたと思うから、最終ボスをヌッコロしたら
そいつらぼこして大陸平定+その後的な流れをキボン
なんかボスみたいの殺したら終わりそうな雰囲気を感じるのは
たぶん俺の気のせい
自称「神」は第三氏族に召喚されて迷宮に降臨したんだよな
それまでは異次元からエルフとか魔獣をF世界に配置してゲームを楽しんでて
ちょっと退屈になったとこで自衛隊(日本)にちょっかい出した
退屈だったのをちょっと楽しくなってきたわけだから
早々に異次元に帰っちゃうと思えないからまだこの大陸に居残ってると予想
まぁ、迷宮から出てきたところを施設部隊にチェーンソーでぶった切られ、て展開も
ばらばらにwwwwwwwww
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>>766 神的な存在は自由意思で遊びに来たんじゃないか?
召喚されたやつは地上で撃ち殺されたじゃん
塩崎三曹「ヨシッ、葛西は煙缶を、木島は毛布を持って来い!」
ニ士ニ士「ハイッ!既に用意してあります!」
塩崎三曹「ヨーシ、お前達も要領というのがわかったようだな?偉いぞ☆」
ニ士ニ士「ハッッ!塩崎三曹の日頃の御指導の御蔭であります!」
塩崎三曹「ガハハ、よしよし、御前達も座れ座れ☆」
ニ士ニ士「ハッッ!御供させて頂きます!」
塩崎三曹「そうそう☆そお可愛くしてりゃあ誰もイヂメないからよお〜」
ニ士ニ士「ハイ!」
大門ニ尉「しししししし塩崎三曹!こ、これは何事かね!」
塩崎三曹「サクラ班はただ今、G2M1にて斥候任務中でありま〜す」
大門ニ尉「ナニが任務中だ!我が中隊は現在、異常事態にあるというのに君は毎回毎回!」
塩崎三曹「まあまあ小隊長、落ち着きましょうや…バイトがびっくりしてますよ?」
大門ニ尉「塩崎三曹!ななななんだねその口の聞き方は!?仮にも私は君の上」
塩崎三曹「あ!小隊長!右後方にT―72!突っ込んできます!」
大門ニ尉「誤魔化すな!もう我慢できん!!君は君は君は!!!」
塩崎三曹「だから泣くなって…これだから“房”大生って奴は…」
大門ニ尉「クビだ、クビ!クビクビクビクビクビ!!とっとと野垂れ死んでオッ死ね!」
塩崎三曹「わかった、わかったから泣くなって…その時になったら」
日水士長「小隊長殿の御命令どーり死んでやるからよ☆などとノタマウ三曹殿であった」
塩崎三曹「コラ、日水士長!先走りして解説などせんで宜しい☆」
日水士長「周辺1Km敵影無し、ただし植生に異常な変化を認める、です、塩崎さん」
塩崎三曹「御苦労、つまり」
日水士長「ここは演習場にあらず」
塩崎三曹「そういう事です小隊長。それとこれは塩崎最後のモクですが、どうぞ」
塩崎三曹「…落ち着きましたか?」
大門ニ尉「…き、君はこんな状況でよく落ち着いて・・ゲホゲホ!」
塩崎三曹「(落ち着けって)や、そのための日々の訓練であります!…ではないですか☆」
大門ニ尉「君は確かに経験豊富で優秀な陸曹だよ!…しかしだね!」
日水士長「…小隊長、中本(中隊本部)の方は宜しいのでありますか?」
大門ニ尉「…ッ!! そうだった!!!」
日水士長「…小隊長、足速いッスね」
塩崎三曹「ま、あの年で小隊長だからな(遠い目)」
日水士長「(などと、年若い上司を思いやる姑三曹殿であった)」
ニ士ニ士「あのう」
塩崎三曹「オウ、どうした?」
二士二士「これから我が中隊はどうなるのでしょうか?」
塩崎三曹「さあな…鬼の釜に茹でられるか、十二単(ひとえ)とヤ○まくるか」
二士二士「…」
日水士長「見たところ植生は本州っぽいですし、西洋ゴスロリ王女の可能性は低いでしょうね」
塩崎三曹「うむ、冥土萌えやもしれぬナウいお前たちには西洋ゴスロリ王女の方がよかったかもしれん。
日水士長「(塩崎さん、それ、死語ですから!)」
塩崎三曹「しかし!我等が本邦・十二単も腰が抜けるほどイイゾ!」
二士二士「(違う意味でゴクリ)じゅ、十二単でありますか??」
塩崎三曹「うむ!見ろ!この空の無茶苦茶な眩しさを!気付かないか?この空気の絶妙な美味さを!」
二士二士「……!も、もしかして僕ら、別の時代に来ているのでありますか!?」
塩崎三曹「さあな?しかし、何も恐れるな!お前達には俺がついている!」
二士二士「は、はいっ!」
日水士長「(と、自信満々に叫ぶ三曹殿の本音は、
親御さん達から預かった大事な彼らの前途を思い、
胸が張り裂けそうだったのである…とな)」
塩崎三曹「(日水士長)」
日水士長「(はい)」
塩崎三曹「(俺が死んだら、奴らを頼む)」
日水士長「(いきなり死亡イベントかよ!234)」
〆
>>771 あれ?召喚されたんじゃなかったっけ
勘違いだったらスマソ
しかし物語氏は自由に発言もできないような本家でよく続ける気になるもんだ
待ってる読み手がいるからな、書き手としては続ける気になるんだろうさ。
俺も物書いたとき感想来るのは嬉しいし。
十二分に自由な発言があると思うが?
お話の続きはまだですか?
日米露の出来レース代理戦争の早期投下をキボン
!vip2:stop:
haha-n
いきなりネタ振りで悪いが、
転移した先でジェット戦闘機などが速度的にオーバーキルな場合
ドクトリンの変化からレシプロ機などが導入されることはあるのだろうか?
濃緑迷彩に日の丸付けたプロペラ機に乗る
航空自衛官を妄想してハァハァしてる俺きめぇ
>>783 九洲召喚とかでもあったな、そんなん。
ジェット量産は予算的にも厳しいし、なに作るべ。と臨時政府で会議してたら、民間で改良ゼロ戦作っちゃった人が。という展開
ジェットやレシプロでも高級機は本国仕様で、友好国への輸出用にレシプロって話しもあったなあ…どのお話かは忘れたけど
速度がオーバーキル…
>>783 相手がドラゴン・ワイヴァーンやグリフォンなどの魔獣として
グリフォンは爪ぐらいだが
竜族の場合ブレス攻撃が有るからなぁ
前方しか攻撃出来ない単座レシプロ機は格闘戦は避けた方が吉、と
どこかのSSで有った記憶
音速を出さなくてもいいってことになったら航空機の性能がすごいことになりそうだな。
航続距離も搭載量も大幅アップ。
そういや、分家米軍スレではレシプロ機とワイバーンがガチバトルしとったな
>>786 AAM-4くらいで撃退出来りゃあいいんだろ?
なにも某分家の作品群みたいに機銃で飛竜とガチバトルする必要ないんだから
しかしキングギドラ並みの大型飛行生物が登場した場合
対空ミサイルで迎撃できるか疑問だな
>>789 レシプロ機でミサイル運用するのか?
双発機ならレーダーや火器管制システムやランチャーに余裕持てるが
それならいっそのことジェット機でやれば良い気がする
旧日本帝国じゃなく自衛隊、て設定だし
結局のところT-4の設計見直しで軽戦闘機を作りゃあ良いだろ?
対空仕様のAC-130みたいなのでっち上げられないかな?
>>792 あれを戦闘機に改造するくらいなら一から作ったほうが早いって
話をどこかで聞いたことがある。
>>793 B-17G型(12.7mm機銃13丁)でOK
いや対空型のAC130ともなれば、120ミリくらいの砲を積んでいただけなければ困ります
ドゴーン! ドゴーン!
>>795から思ったんだが、
国是の変化から戦略爆撃機が必要になったら
B-29ぐらいの爆撃機を製造する技術は日本のあるのかな?
やばいなぁ〜
現代工業技術で大戦機を高品質大量生産する妄想に駆られまくってる・・・
ちょっと吊ってくる
最悪、輸送機から爆弾を空中投下で凌げる。
>>797 P-3Cはライセンス生産してたかな、たしかブラックボックス部分が有って
全部品は解析出来なかったよーな記憶
P-3Cのソノブイ投下装置をいじくって爆弾投下できそう
P-Xを07式陸攻に
何かの小説でYS-11改爆撃機というのが出てきた記憶がある。
今更レシプロよりはタービンでやったほうが楽だろうな。
>>786-787 竜族はそれこそ幻想存在に近いから
実のところ設定によってはレシプロ戦闘機以外が当たる可能性ってないのかなと思う
>>793や
>>795-796の発想と全く一緒なんだがふと思いついたネタ
「落ちろデカブツどもめ!」
俺はトリガーを引きながら、半分うんざりしたような調子で吐き捨ててやった。
今自分が乗っている機体は米軍のガンシップを参考に改造された重火力支援仕様のC130だ。
地上に攻撃を向ければ一分やそこらで大抵の地上軍は潰走または全滅できるだろう。
しかしそのガンシップがまさに火力をばら撒くといった様相で攻撃しても
照星のあちらにいる通称ワイバーンどもにはどうにも利きが悪い。
「つーか、なんでお前らなんかがワイバーンなんだよ!このデブクジラめ!」
通称ワイバーン。ただ呼びやすいという理由だけでコードになったワイバーン。米軍と共通コードだからワイバーン。
正直言って、俺はこいつら「飛竜」を初めて見たとき驚いて畏怖もしたが、今となってはうんざりしている。
翼の幅が差し渡し30m以上はあるような体格、それ自体は別に良い。だが腹が船の竜骨みたいな形というのは…どうもやるせない。
ワイバーンというよりは竜の羽を付けた飛行船のような体だ。竜族の名前を返上してフライングガマクジラ族にでもなってくれ。
まだツェッペリンだの宇宙クジラだのとでも名前をつけた方がマシなその生き物は
この世界の大気に満ちた新しい未知の物質のお陰でこんな非常識なサイズでもらくらくと飛べるらしかった。
エーテル大気だか何だか知らんが勘弁して欲しい。
「んの野郎!」
銃撃を加えていると、奥のほうから真っ直ぐこちらに向かってくるやつが現れた。全長が60mほどもありそうなやつが。 クソが!
「120mm砲撃てェ!」
貴重な砲弾だったが背に腹は変えられない。世界に満ちた魔力を糧に空飛ぶ大陸をエサと喰らい
何百年もかけて石化と鱗化をしていくらしいガマクジラどもには有効な殺害手段というものが中々なかった。
小さな脳は表層の石化部分と分厚い頭蓋骨に守られ、他の器官も体の内側に縮こまっている。
老齢のワイバーンというのは半分空飛ぶ岩山と化していて、この世界の俗説では浮遊大陸の元はこいつらだという噂もあるくらいだ。
ちょうど今自分たちの方に突っ込んでくるヤツの頭も苔むしていて、背中には木が生えている。
ここまでの大物となると最早銃器レベルでは太刀打ちが出来ない。
120mm砲の砲撃が機体を震わせ相手に吸い込まれて行くが、やはり並の頑丈さではなくなっていた。
爆発が起きて体の一部が抉れているが、バラバラに崩壊もせず肉質の損傷を負った形跡も見えない。
「まったく…空飛ぶ岩舟なんて普通のファンタジーにゃ出てこねえぞ」
半ば魔獣使いに操られた大型ワイバーンの定期便は、一種の特攻兵器だった。
大型の大気魔法以外で撃滅できない大質量が田畑や城の上に来られれば… 黒フードのイカレ野郎どもめ。
ふん捕まえて動物愛護団体の群れにでも投げ込んでやろうか。
うんざりしながら、俺は砲撃で抉れやすそうな所を見繕う仕事に戻った。
=============================================
なんか設定が先に来てネタが後から出てるなーと思ったり
結局ミサイルで迎撃できない相手って言うとバカのように数が多いかやるせないほど頑丈か…
って事でまあベタといえばベタな世界観でお送りしました。多分砲撃時の掛け声とか色んなものまちがってますが
乙。コードネームをハネクジラとかにしなかったのは英断だな。
うっかりクジラと名付けようもんなら、きっと緑の平和がw
無印ゴットサイダーの天界の門番「アプトー」を連想した
乙です。
ここでは見なかった傾向の話なんで、長編化かオムニバス長編化希望。
809 :
名無し三等兵:2007/12/02(日) 22:11:04 ID:8tU685P+
ようするに長編化希望なのか
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20)
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うざいな。
ほっしゅ
813 :
名無し三等兵:2007/12/07(金) 20:17:13 ID:tGNNvufo
ルイズ版の人達に叩かれたのでここで続きを書きます。
ゼロの自衛隊 04 中篇
航空写真を撮ったヘリコプターが戻ってきた。カメラやコンピュータや無線などは、82式通信車から使えそうなのを引っ張ってきた。コルベールは、興奮気味のまま伊庭達に「乗せてくれてありがとう」と言うと自分の小屋に戻る。
航空写真を調べたら城と城下町らしき建物が写ってた山崎は、「何だろう・・この城?」伊庭は、「ちょっとルイズに聞いてくるお前達は、もう休んでてもいいぞ」
「そうするよ」と心の中で自衛隊員全員がそう言った。伊庭が、ルイズの所に向かう途中忙しそうなメイドが1人いた。
ここはお前の日記帳じゃねぇんだ。チラシの裏にでも書いてろ。な?
あとsageろ。
>>813 お前、何であのスレで荒らし扱いされたのか分かってないだろ?
とりあえずsageろ。そして半年間ROMれ。
>>813 「ルイズ版」ってなんですか?
自分の見てるスレは他人の見てて当然とでも思ってる?翡翠じゃあるまいし。
おや、私の事を呼んだ人がいたようで。
MMOにはまっておりまして、SS書く時間も推敲する時間もあ(PAM
どうせやるなら、全面改訂といきたいとこですが・・・。
いやまあ、私は過去の人なんで・・・。
・・・あまり期待せんでください(自爆
・・・なんだよ、ルイズってw
H級の阿呆は一人でたくさんだ
age厨がこのスレと「ある作品のキャラがルイズに召喚されました」スレの抗争を狙ってるんじゃないか?
向こうのスレで何故か分家のくろべえ氏の作品のURLが貼り付けられてたりしてるし。
とにかく皆落ち着け
とりあえず素数でも…
つか、スルーしろ
>>817 本人?とにかく期待せずに待ってる
822 :
名無し三等兵:2007/12/09(日) 00:22:34 ID:ST46yX3E
ファンタジーの世界に召喚されるとしたら自衛隊がとある高性能の磁場発生装置の実験中に事故が発生して
それでファンタジーの世界に飛ばされたって言うちょっとSFっぽいパターンある?
強磁場に自衛隊突っ込んで何の実験だよw
824 :
名無し三等兵:2007/12/09(日) 00:39:59 ID:ST46yX3E
何年かに起こる太陽の激しい活動による電波障害を防ぐ為の装置
それを自衛隊の高性能な電子機器を積んだ兵器で防げるかどうかと言う実験
825 :
名無し三等兵:2007/12/09(日) 00:47:41 ID:ST46yX3E
ゴメンwww 「兵器で」って所「兵器でも」に訂正させて
戦国自衛隊1549?
sage無い奴には発言権はない
>>813短い。sageて。向こうのwikiに直接投下すればよくね?
>>822 フィアデルフィア実験ですか
↓こちらは太陽光発電衛星からの転送事故だが、こんな風に始まるん?
>>246
>>831 始まり方なんて人それぞれだからねぇ
朝目が覚めたら異世界でしたって始まり方もあるし
むしろ何故異世界に転移したのか語られている方が少数派
>>833 個人じゃなく組織として、て縛りがあっからな>スレタイトル
一応個人はありなんじゃないの?
>>835 そうだね、始まりは個人で
あとあと国が乗り出す展開も有りだが
逆に
始めは仲間と共に有ったのがどんどん減って
生き残りただひとり、て展開はせつなす
>>831 理由よりも現状の改善をって思考に走るのは
軍事SSだったら、まぁ普通の流れだよなぁ
西暦2020年12月31日 11:00 東京
その日は朝から雪が降っていた。
温暖化の影響でもう二度と都内で見ることはないとまで言われていた雪は、都内全域の交通網を順調に麻痺させつつあった。
すべては異世界へ召喚されたことが理由だった。
いろいろあって大陸から自主的に生産設備を引き上げていた日本国は、召喚直前当時、控えめに言って重工業国家だった。
それでも発達した環境保全技術は、少なくとも国内の河川レベルならば汚染を消し去る程度のことはできる能力を有していた。
しかし、地球環境はもはや、先進国の10や20が環境を最優先にした程度ではどうしようもないところまで来ていた。
世界の大半の地域で空気と水、そして大地は汚染されていた。
そんな世界で、関東平野に雪が降ることなど金輪際ないだろう。
気象庁は、そう予報していた。
しかし、召喚が日本を取り巻くすべてを、まさに文字通り変えた。
四季は彩を取り戻し、科学技術によって浄化されつつあった環境は、科学技術ではなく大自然というシステムにより、その全てを平常運転に戻した。
だからこそ2020年のこの日、関東平野は大雪に見舞われていた。
地上を走る鉄道や道路網は軒並み渋滞し、あちこちで遅延や事故が多発していた。
そんな中、防衛省の片隅にある薄暗い会議室では、この国を指揮する人々による会合が行われていた。
室内は暗い。
部屋の奥に置かれたスクリーンの内容を見るためである。
「道を開けろ!」
目を血走らせた一等陸士がカメラに向かって叫ぶ。
視聴者に酔いを感じさせるほどに無様な動きで画面は動く。
上空を旋回する戦闘ヘリコプター、エンジンをかけたままの戦車が画面に入り、流れていく。
「ヘリはまだか!」「衛生急げ!」
人々の叫び声が交錯するなか、カメラはようやく撮影対象を見つけた。
ズームイン。
担架に載せられ、隊員たちに付き添われた佐藤が現れる。
暗転。
再び映像が映し出される。
敵軍指揮官が倒された地底の遺跡、その最深部の映像だ。
現代の建設技術で建造したとして不安を覚えるほどの広大な空間。
その片隅で、それは倒れていた。
銃弾や手榴弾の破片、銃剣などで破壊されたそれは、四肢をばらばらにされて明らかに絶命している。
再び暗転。
「生存者たちの証言は?」
「神に会った。そのように言っています」
報告書を片手に鈴木が言う。
「神に会った?それはなにかこう、文学的な表現なのか?」
「いいえ、違います。言葉遊びの類ではありません。
もちろん彼らが、疲労がポンと飛ぶものを多量に服用していたわけでもありません」
「じゃあ何なのだ?」
統幕長は苛立った様子で先を促した。
「古来より、人々は神という存在を崇めてきました。
神は奇跡を起こして人々を助け、そして天罰によって人々に教訓を与えてきた。
それは絶大な力を持ち、奇跡としか呼べない物事を実現させてきた。
そう言われています」
「海を割ったり塔を崩したり、前者はともかく後者は我々でもミサイルで可能だがな。
それがどうしたというのだ。
あまりにも哀れな我々を助けるために全知全能の神か八百万うちの誰かが増援に駆けつけてでもくれたのか?」
うんざりした様子で統幕長は言い放った。
彼が聞きたいのは戦闘の結果得られた情報であり、今後の対策立案に役立つなにかだった。
極度に疲弊した隊員たちの、錯乱した言葉ではない。
「暇だから新しい遊びを考えてみた」
「はあ?」
鈴木は報告書を見つつ、意味のわからない言葉を言い放った。
統幕長は呆けたような声でそれに答えた。
「彼らが遭遇した人物の発言、その要約です」
「それが彼らの言う自称神さまの言葉か?
馬鹿馬鹿しい!なんだそれは!」
海幕長が叫び、机を叩く。
「大方狂人か何かだろう。
そんな妄言を大真面目に報告書に書かれても困る」
「無数の小銃弾を空中で防ぎ、化け物を召喚し、瞬間移動する狂人ですか。
そこまでしてくれるのならば、本当に狂人であっても私は信じてもいいと考えますがね」
淡々と答えつつ、鈴木は報告を続ける。
「救出された隊員たちによると、それはこの世界を引っ掻き回して今まで遊んでいたそうです。
人々を戦争へと駆り立て、魔物を使役し、エルフたちを騙し、ダークエルフを虐殺して、遊んでいたそうです。
しかし、飽きてしまった。この世界を構成するもので遊ぶことに」
「だから、異世界から適当な国を呼び出し、遊び場に加えた?」
「そうです。にわかには信じられませんが。
しかし、今回の作戦の推移を考えてみると、どうやら信じるしかないようですよ。
何しろ、敵軍は事前行動も何もなしに突然現れ、大地を埋め尽くしました」
パソコンが操作され、何枚かの写真が映し出される。
砲撃を続ける戦車、発砲煙によって埋め尽くされている塹壕。
その向こういっぱいに広がる異形の化け物たち。
続いて霊安室からあふれ出るゾンビ、横転した救急車から這い出る何か。
「国内では今までテロ以外では現れなかったゾンビも出現しました。
それなのに、彼らが地底で死闘を終えたと思われる時刻に、全ては消滅した」
「あいつは確かに言いました」
映像の中で、暗い表情をした二曹は抑揚のない口調で報告していた。
「あの化け物を呼び出した直後に奴はこう言ったのです。
さあ勇者よ、武器を取り、民のために目の前の悪魔を打ち倒しなさい。
さすれば民を苦しめる化け物たちは、この大陸に限っては消え去るでしょう、と」
二曹は淡々と続ける。
「自分がここで報告できているということは、そうなのでしょう。
でもそれがなんだっていうんですか。化け物が消えたって!佐藤一尉は!」
医官や警務隊員の腕が伸び、注射針のきらめきが画面に入ったところで映像は消された。
室内が明るくなる。
プロジェクターを停止させた鈴木が、部下に照明をつけさせたのだ。
部屋は明るくなったが、空気は重く、人々の顔は暗く沈んでいた。
幸運の女神にそっぽを向かれるどころではない。
どうやら正真正銘の神様らしい相手に、宣戦布告なき攻撃を仕掛けられているのだ。
そんななか、何事もなかったかのように着席した鈴木は、動揺を感じさせない口調で言い放った。
「我々はこの想定外の問題に対し、何らかの対策を講じる必要があります」
さすがは官僚。
居並ぶ誰もがそう評価するほどに、淡々としていた。
短いけど本日はここまで
物語氏 投下乙
今度はQ連続知性体クラスに喧嘩うって撃退しなくちゃいけないのか
ホント自衛隊は大変だw
日本の神々が出現に期待
投下乙です物語殿。
佐藤どうしたんだよ佐藤・・・
物語氏投下おつ
悪魔が実在するなら神が居ても不思議じゃない
その「神」が快楽犯罪者なのが不幸であるが...
前回ので不条理物語として終わっても不思議じゃなかったが
このあと「神狩り」に移行するとなるとwktkが止まりませぬw
物語氏投下乙です
「この大陸に限っては」ですか。気になる………
日本本土の化け物も消えたようだけど、海洋についても何も言及してないですね
何らかの対策って、一体何をどうするだろ
チェーンソーじゃないか?
ばらばらになったwwwwwwwww
たぶん、佐藤が病院からカンバックして来た時に魔物登場だと思う
有る意味「空気読む」相手だろーし>神様
神「やっぱり、佐藤くんが居ないと始まらないからねえ」(ニッコリ
また、嫌なモンに魅入られたもんだな
誰かがチェーンソー持って来るの待ってんだろうなw
なんぞこれ。
>857
誰かが持ってきたチェーンソーだろう
>>何故異世界に転移したのか語られている方が少数派
その理由がデウス・エクス・マキナなら語らない方がマシでしょう。
A君の戦争、鬼畜王ランスの二次創作などなど唯一神系のカミ様が出た作品は収拾がつかなくなり、
より大きいデウス・エクス・マキナにより排除されるパターンになりがちです。
ガガガやデモベのように初期から突き抜けた作風ならその意味では楽しめますけど。
補給、民意、兵器性能がどうのと書いてる作品には合わないでしょう。合うのは根性=力の作品。
このカミ様は結局の所、オレ(作者)スゲーに行き着きしらけるだけです。
それは物語氏の最終話を読んでからじゃないと判らないな
チェーンソーネタで盛り上がってるところ悪いんだが、物語氏の作品のログって今見れないまとめサイトに編集されてた?
せっかくの三連休だし誰かお話投下しないかな
最近伸びがないなぁ
SSはともかく、雑談すらないってのはそろそろ寿命かねここも
師走は誰も彼も忙しい。
雑談で無用に消費するのは気が引けるシナ。
だがこのままだとdat落ちしかねんぞ?
保守でもいいからもう少し誰か小まめにレスしようぜ
もうちょっと私生活のほうが落ち着いたらフソウ戦記(仮)の続き投下しようと思う
おはようの保守
wktkしておいてみたり、と。
んじゃ、戦うだけの保守作品をば。ある意味ファンタジーってことでm(__)m
ある日、某グロ〇ローという出来損ないの神は考えた。暇つぶしに、別々の世界の軍組織を呼び出して戦わせてみよう、と
彼等は戦わざるを得ない。でなければ元の世界には戻れないのだから・・・呼び出されたのは
日本国国土(戦力以外は静止状態)
海上自衛隊・自衛艦隊、及び地方隊はつゆき型12隻+あたご
航空自衛隊、全航空隊
陸上自衛隊、地対艦ミサイル連隊
某世界の王立イタリア海軍、本来はアドリアとチィレニアに別れているが、同一海域に出現
BB
V・ムッソリーニ・リットリオ・ローマ・インペロ
CV
アクィラU・スパルウ゛ィエロU
GCA
ゴリツィア・ボルツァーノ
GCL
ルイジ(省略)アブルッチ・ジュゼッペガリバルディ・エマヌエレ(省略)ダオスタ・エウジェニオディサウ゛ォイア
CLA(アイギスシステム艦)
ジュッサーノ級×四・カルドナ×二・モンテクッコリ級×二
DD
アウダーチェ級×24
勝敗条件
自衛隊(戦闘能力の喪失)
イタリア(BB・CV・GCAの戦闘能力喪失)
【接触〜approaching〜】
衛星と地上設置のレーダーが使えなくなった自衛隊側は、偵察機を敵艦隊に送り込もうと考えた。艦隊の存在そのものは、Eー767AWACSによって把握していたが、その内訳を知ることが出来ていなかったからである
その任に附いたのは、RFー4EJ17機を保持する第501飛行隊のそれである。ただ、保有機数全てを飛ばした訳ではなく、半数の8機、それを二隊に分け、高空と低空(加えて各四方向)から侵入させるプランを彼等は立てた
『空母が二隻か、簡単に言ってくれちゃって・・・』
AWACSのタコは、航空機が発着艦している艦が二艦である事から、そうパイロットに告げていた
しかし、何艦か発艦させてない艦がいるかもしれない(空自は飛行場を察知されないために、何箇所か飛行を差し押さえた)と、確実性を求めたのだ
しかし、空母がいる艦隊に強行偵察を行うなんて、無茶にもほどがある
《ピーピング3、敵の戦闘機が向かった!接触は避けろ!》
『避けろっつったってなぁ!』
AWACSからそんな通信があってすぐに、敵ミサイルのアラートが機内に鳴り響く。距離は・・・畜生め!フェニックス相当を持ってんのかよ!
『チャフ!ECM!』
『グギギギ・・・!』
フェニックス相当だったとして、鈍重で避けられると言っても、チャフ・ECMだけでなく、回避行動をする事は避けられない
彼はGに耐えつつ、回避行動に移る。アラームは暫くすると消えた。向こうを三つの白煙が空に消えていく
『チィッ!』
安堵する暇もなく、咄嗟に機体を横に滑らせる
彼のファントムが居た空間を、機銃の曳航弾が通り過ぎる。回避行動によって運動エネルギーを失った俺を、上からはたき落としにきやがった
《ピーピング3!まだだ!残り二機居る!》
『わかってらぁよ!言うのが遅いっつの!』
一難去ったらと思ったら、もう後ろに二機付いてやがる!淡い灰色の垂直尾翼が四つ、ちらりと見えた感じがした。ヤバイ、いくら振り回しても振り切れねぇ!
《ピーピング3!振り切れん!戦い方は猫に近いが、敵戦闘機の機動自体はイーグルに似てる!他の奴らに伝えてやってくれ!》
ビィーッ!ビィーッ!ビィーッ!
またアラームだ、今度は赤外線ミサイルの
『フレア!』
バラバラと火の玉が振り撒かれるが、アラームは消えない。面感知する奴かよ!
《ピーピング3!》
AWACSのタコが叫んだ。限界だ
《イジェークト!イジェークト!》
彼は空中に放り出された。そんな彼を遠巻きに、三叉槍のマークがついたミグ29とイーグルの合いの子のような機体がバンクした。安心しろ、とでも言うように
『ソルティイーグルって、出来てりゃあんな風になったんかな?』
撃墜されてしまったパイロットには、そんな事を言う事しか出来なかった。願わくば、機動がイーグル似という俺の情報から、他の連中が迎撃をかい潜ってくれるといいのだが・・・
着水した彼は、しばらくのちに、ダオスタ系統らしいヘリによって回収された
この偵察行で、空自は保有するRFー4EJの半数と、パイロット二名を失いつつも、伊艦隊の全貌を掴むことに成功したのである
この情報は、直ちに空幕から各地の飛行隊、そして、横須賀の護衛艦隊司令部に届けられるのであった
『戦艦、か・・・まずは築城と三沢に出ばってもらうとしようか』
第三飛行隊と、第六飛行隊を示す電光表示盤を幕僚の一人は見つめながら言った
しかし、事態はそう簡単に回らなかったのである
次回【第一波〜primo piatto〜】
投下終了
あまりスレには添ってませんし、まぁこんな感じに細々と、保守が必要なくなるまでやってみまつ
西暦2020年12月31日 13:00 東京のはずれ
「おねえちゃんだあれ?」
拘束衣を着せられた佐藤が、ガラス玉のような目をして二曹に尋ねる。
普段であればこの先に待っていたのは制裁だが、今は違う。
未だかつて誰もみたことのない優しい表情を浮かべ、彼の頭を撫でる。
「彼はいつ頃“帰ってくる”のですか?」
その様子をマジックミラー越しに眺めつつ、鈴木は医師に尋ねた。
「照明を消せば今すぐにでも帰ってきますよ。
まあ、手に負えないほどに錯乱してしまいますがね」
佐藤の一挙一動を監視しつつ医師は答える。
「彼はこの世界に来てから、ずっと連戦を続けてきていました。
以前にも一度、重傷を負った事もあります。
なぜ今回に限って?」
「よほど恐ろしい目にあったのでしょう。
あるいは、自我を崩壊させかねない、何か衝撃的な経験をしたのかもしれません」
「それで自分の精神を守るために?」
「状況から察すると、そうですね」
医師はカルテを手に取った。
彼は精神医学が専門ではあったが、それ以外の知識を持ち合わせていないわけではなかった。
「彼は現代医学の限界に挑戦するような重傷を負って野戦病院に担ぎ込まれました。
そこで応急処置を行われ、すぐさま空路で第一基地の自衛隊病院へ」
あまりにも大量の履歴が記載されているため、その次を告げるにはページをめくる必要があった。
「途中何度も心停止と蘇生処置を繰り返し、その後は緊急手術の連続。
そして一週間の意識不明状態。
これで何の異常も出なければ、その方がおかしい」
「ですが脳に障害は出ていなかったはずです」
事前に調査した記録を元に鈴木が尋ねる。
「ええ、私もそう聞いています。
ですが、彼の場合は脳の損傷や障害が原因ではありません。
何か強いショックが原因で、およそ10歳の頃まで意識が退行してしまっているのです」
ミラーの向こうでは、二曹に促されてベッドに入る佐藤の姿がある。
二曹は立ち上がり、ドアの方へと歩いていく。
「現役復帰は難しいですか?」
しばらく沈黙していた鈴木が尋ねる。
「現状では難しい、としか回答できませんな。
先ほどもいいましたように、今の彼は10歳の少年も同然なのです。
何かのショックで元に戻ったとして、もう大丈夫と断言できる材料がありません」
二曹はドアのところで立ち止まり、壁にある照明のスイッチへと手を近づける。
「いかん!」
医師が叫ぶのと、病室の照明が消えるのは同時だった。
「わぁぁああっぁああぁああ!!!!」
佐藤の絶叫が病室に響き渡る。
「殺せ!殺せ!!撃つんだ!早くしろ!!」
未だ意識が戦場にある佐藤は、絶叫しつつベッドを引き倒し、即席の遮蔽物の陰に隠れる。
「二曹はどこだ!敵はどこだ!銃をくれ!!増援はどこなんだよぉぉぉ!!」
「一尉!自分はここです!一尉!!」
二曹が駆け寄ると同時に看護員たちが照明をつけ、警棒を構えて室内へとなだれ込む。
「乱暴はやめてください!」
暴れる佐藤を押さえ込みつつ二曹が叫ぶ。
「どういうことなんですか、これは?」
呆然としつつ、鈴木は医師に尋ねた。
「最初にも少しいいましたが、陸上自衛隊一等陸尉の彼は、暗闇の中でだけ戻ってきます。
まあ、ごらんの通りひどい錯乱状態でして、格闘技の心得を持っている事からうかつに鎮静剤を投与する事もできないのです」
全身を使って必死に押さえ込む二曹から逃れようと、佐藤は必死に体をよじっている。
しかし、明るくなったせいかその動きは次第に緩慢になり、そして遂に彼は抵抗をやめた。
「今日は随分と早く落ち着きました。
同僚に会わせるというのは、彼の状況からすると良くないと思っていたのですが、どうやらプラスに働いたようですな」
あくまでも冷静に所見を述べつつ、医師は鎮静剤を持って病室へと向かおうとする。
「私も彼に会う事はできるでしょうか?」
その後ろ姿へ鈴木は声をかけた。
「まあ構いませんが、恐らく貴方の事を誰だか認識できないと思いますよ」
「それでもいいのです」
鈴木は一旦言葉を切り、服装を正した。
「私は日本人の一人として、彼に礼を言わなくてはならないのです」
短いけど午前中はここまでで
消えろ糞
イタリアが空自を倒すなんて………
そして佐藤が幼児化するなんて………
いっその事体だけ幼女化しちまえば(ry
. ◇⌒⌒'、
/ ノノノノノ),l / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| (l > <l!! < コーンビーフどぞー
. ^ヽ゛ワノ" \_____
/ ´ヽ/`丶/lつ□
l.( )、/
. 〃⌒⌒'、
ソ ノノノノノ),l / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
l!(l > <l!! < コーンビーフどぞー
"'ヽ゛ワノ" \_____
□⊂lヽ / ´ヽ/`丶/lつ□
. ヽ, ( )、/
. 〃⌒⌒'、
ソ ノノノノノ),l
l!(l ( l , l l!! 無くなった・・・
"'ヽ゛ -ノ"
/ ´ヽ/`ヽ
l.( )l
. 〃⌒⌒'、
ソノノノノノ),l
___ AA . l!l l , l ) l)!! ジー
*〜/▼ ■⊂;´`P 'ヽ -"ノ"
| ● ●.(_Д) / ´ヽ/`ヽ
U U ̄ ̄U U l.( )l
. ◇⌒⌒'、
/ ノノノノノ),l / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| (l > <l!! < コーンビーフどぞー
. ^ヽ:'ワノ" \_____
/ ´ヽ/`丶/lつ□
l.(;; '' .)、/;.
パクリですか、そうですか。
俺は不意の会敵なんかの初弾は、殆ど狙わずに撃ってる。
もちろん待ち伏せとか、相手が気付いてない時は狙うけど。
集弾率=命中率というような考えだと確かに高いよ。
ただ集弾率は「複数撃った弾がどれだけ小さい範囲に収まるか」であって
命中率で言う「狙ったところに弾が飛んでいく率」とは違うよな。
レストで5発3センチとしても、サイト使った狙点から数センチ下ってこともありえるし。
で?
なんというぬこパラダイス
どうやって三枚も貰えたんだ?
おお、いきなり保守の必要が無くなってしまいますたな。続けないですが、まぁでも折角用意したのでちょみっと投下
【第一波〜primo piatto〜】
『次に来るのは攻撃隊、だな』
奴らの偵察隊は思ったよりも練度が高く、日本相手という事で手を抜いてしまっていたとはいえ、艦隊上空まで抑え切れなかった
『世界が違えども、あの日本人がする事だ。仮借のない攻撃隊を送り込んで来るに違いない』
それこそ、全力で・・・こうしちゃいられない!
『全戦闘飛行隊を上げるぞ!急げ!』
アクィラUら空母二隻が保有する麗風Refined・Rの戦闘飛行隊は七つずつ、一個飛行隊は9機だから、一隻あたり63機
先程第501飛行隊を迎撃した直援の二個戦闘飛行隊を除く、108機を上げようとしているのだ
『蒸気圧を保て!機体を動かすときにぶつけるなよ!』
空母が持つ四基のカタパルトを有効活用すべく、甲板員がおおわらわで作業を続ける
キュオオオ!!!
遮風板にジェットの噴射を打ち付けつつ、カタパルトで麗風は空へと駆け登っていく
一方、機体の吐き出されたカタパルトからは、使われた蒸気の白い靄が後ろに流れる。日の光に照らされて、キラキラと幻想的な光景だ。低下する作業効率と騒音を無視すればの話だが
『今度は食い止めてくれよ・・・』
可愛いあの娘とのベッドに戻らにゃならんのだからな
イタリア艦隊の過剰反応ともいえるこの事で、混乱状態になったのは空自の方だった
おおよそ空母というものは、攻撃機や対潜ヘリコプター、そして郵便機の搭載で、戦闘機は40〜50機程度
先の迎撃で18機が出ていた事はAWACSで捉らえていたのだから、迎撃機は最高でも80機程度と踏んでいた
これならば、第3第6飛行隊の護衛に築城第304飛行隊、新田原第301飛行隊、そして百里第305飛行隊と小松第306飛行隊に三沢第8飛行隊の100機を投入すれば
(一飛行隊が、四機編隊四つに隊長機二機の18機だから、実際は90機)
十分Fー2の対艦ミサイル160発をおいしくデリバリー出来るはずだった
『だが、100機だと!?』
そう、アクィラUとスパルウ゛ィエロUが捻り出した迎撃機は100機余り、ソルティイーグル相当が100機、空自側は90機の護衛の内、半分近い36機はFー4EJである
機体自体はいい機体だけれども、性能的に互角とはとても言えない
最低10機程は逃してしまうだろう。それが放つフェニックス相当でFー2が5機、近距離戦闘で10機は喰われると考えれば、敵艦隊にデリバリー出来るミサイル数は100を切ってしまう
『ミサイルのデリバリーが100を切っては、対艦攻撃の用を為さん・・・!』
考えてみればいい、イタリア艦隊の総数は42隻、一隻につき二発のミサイルを迎撃できればいいのだ
艦の姿勢から迎撃に参加できない艦が半数あると考えても一艦につき四発。まだ何とかなる。対空ミサイルで二発、砲で一発、CIWSで一発迎撃できればミッションコンプリートなのだから
艦の迎撃力を飽和出来なくては意味が無いのだ。ただでさえ空母や戦艦という大型艦が存在するというのに
『どうする・・・?』
このまま突っ込ませても無意味だ。空幕に伝えて中止させるしか・・・
《ヘッドキャップ2(AWACSのコールサイン)行かせてくれ、やりようはあるぜ》
《アシレス1?》
三沢のファントム飛行隊の隊長だ
《空母の弱点を突く、Fー2を一時下がらせて再突入させるんだ。俺達はこのまま行く》
つまりこうだ、敵は空母機を一斉に上げすぎた、時間をずらしてやれば、燃料切れで戦えなくなる
そこにもう一度Fー2を送るのだ、合わせてここに出て来た俺達と戦えば、やれる!
《だがそれでは貴様達は・・・!》
《第304飛行隊、乗ったぜ》
《こちら301、置いてけ堀は無しですよ》
《百里305飛行隊、俺達みたいな馬鹿は死ななきゃ直らねぇよ》
《ハハハッこちら306、仕方ねぇなぁ》
《せっかくの大規模空中戦だぜ?これを逃すファイターパイロットがどこの世界に居るかよ》
《アシレス1・・・》
一応俺達が抜かれて、Fー2の奴らに追い縋ろうとしやがった時の為に、小松と百里に残してきた303と204の飛行隊にバックアップしてもらうよう手を回してもらう
《よし、手は回したな》
《ああ》
全ての手回しが終わったのは、接敵の直前だった
《ヘッドキャップ2、戦闘管制もよろしく頼むぜ。死ぬつもりなんてこれっぽっちも無いんだからな》
《・・・勝てよ》
《当然!》
空自五個飛行隊、90機それぞれが空戦での運動エネルギーを確保する為、アフターバーナーを焚いて戦闘空域に侵入していく
『一発ぶちかましたらぁっっ!!!』
次回【剣舞〜sword dance〜】
投下終了
次回とかありますけど、必要なくなったんで終わりどす
空母は大量の機体を短時間に上げられますが、基地と違って着艦に使える滑走路は二つしかないわけで、上げすぎたら後が大変です
しかし空自にまだ給油機来てない見たいですが、あれがあれば千歳のイーグル飛行隊をもう一つ投入出来たのですが・・・
乙です
空母! 空戦! 飽和攻撃!! 燃えるぜ!!
辞さん超がんがれ
もう昨日の午後は終わってるんですけど
正月明けの午後だろうか
西暦2020年12月31日 13:05 佐藤の病室
「ふむ、やはりDプラス、いや、これは・・・E!」
病室へ入った彼らの耳に入ったのは、明らかに自分を取り戻した佐藤の言葉だった。
彼の言葉は、涙を流しつつ彼の事を抱擁している二曹へと向けられている。
「良かった、本当に良かった」
彼のコメントは普段であれば大変な事になる内容だったが、二曹はそのような些細な事を気にする必要性を感じていなかった。
「これはまた、医師を辞めたくなる瞬間ですな」
どこか嬉しそうに医師は言い、そして鈴木の方を見た。
「どうやら、気持ち良く御礼が言える状況になったようですよ」
「お久しぶりですね佐藤一尉」
未だに二曹に抱きしめられている佐藤に、鈴木は声をかけた。
「ああどうも、お久しぶりです」
先ほどまで錯乱していたはずなのに、佐藤はいつもの調子で答えた。
「どうやら、私は怪我だけではない状態で収容されていたようですね」
着せられた拘束衣をちらりと見つつ、佐藤は恥ずかしそうに言った。
「あまり醜態を晒していないのであればいいのですが。
二曹、そろそろ離れてくれ、そうでないとマイサンが大変な事をしてしまいそうだ」
佐藤の言葉に、二曹は顔を赤くして離れる。
「いやはや、久しぶりに文明的なところに来た気分ですよ。
それで、私はいつ退院できるんですか?」
「申し訳ないが、しばらくは経過観察をさせていただく必要があります。
大変恐縮ですが、ご了承願いますよ」
医師は申し訳なさそうに、しかし有無を言わせない口調でそう告げた。
こういったケースの場合、本人の申告だけでは許可を出す事はできないのだ。
「まあ、休暇だと思って休みますよ」
「そうしてください」
それまで沈黙を守っていた鈴木は口を開いた。
「貴方は上官が人事院から直接叱られるほどに休養が少なすぎました。
傷が癒え、現役復帰が許可されるまでの期間、ゆっくりと休んでください」
「そうしますよ。随分と、休んでいない気がしますからね」
「ええ、それで、ものは相談なのですが」
鈴木はニヤリと笑い、佐藤の目を見た。
「日本国のために、もう少しだけ体を張っていただく事はできませんか?
いえ、もちろん簡単な事ですよ?」
「体一つで異世界を平定してこいとかは勘弁してくださいね。
もちろん護衛最低限の大使館武官とかも嫌ですよ」
「いえいえいえいえ、もっと簡単な事ですよ」
鈴木はその笑みをさらに深めた。
平たく言えば、それは悪魔の笑みのようなものだった。
西暦2020年12月31日 20:00 佐藤の病室
「畜生、いつか殺してやる」
病室に勢揃いしたスタッフと機材を眺めた佐藤は、そう呟いた。
いつか助けたダークエルフの一族、氷の精霊とやら、怪しげなローブの集団。
医師、医師、医師、看護士と技師の群れ。
いろいろなものをとらえる各種カメラや測定器。
全身に設置された測定器。
「ただベッドに寝ていていただいて、傷を癒していただければ結構ですよ」
鈴木の言葉に思わず感動し、頷いてしまったのが失敗だった。
すぐに彼は携帯電話を取り出し、あちこちへと電話をかけた。
それから数時間、慌ただしく色々な人間が出入りし、このような状況となった。
「まあそう言わないでくださいよ。
一応実験の結果では良好なものが出ているのですから」
スーツの上に白衣を羽織った鈴木が愉快そうに笑う。
「今回のじっけ、治療の結果では、多くの日本国民が救われますよ。
もちろん自衛官も」
鈴木の言い分はこうだった。
間に合えば四肢の切断すら回復できるこの世界の魔法を使えば、多くの人々が救われる。
例えば全身麻痺の交通事故の犠牲者が、戦闘の結果四肢がとりあえず接合されただけの自衛官が。
五体満足になれる。
魔法は、病気は治せない。
だがしかし、逆に怪我に関しては絶大な効果を発揮する。
実験と言いかけたのは気になるが、まあいいだろう。
佐藤はそう思った。
怪我さえ治ってしまえば、あとは精神科医を騙せれば現役復帰できる。
そうなれば、自分は再び前線へ戻れる。
「初めてなので、優しくお願いします」
気色の悪い事を言いつつ、佐藤は姿勢を正した。
遺伝子レベルで差異が見られないこの世界の人々が日常的に、それも長期間使用しているのならば問題ない。
そう思い、目を閉じる。
「心拍数が増大してますよ一尉。落ち着いてください」
うるせえ。
鈴木の言葉に内心で呟きを返しつつ、佐藤は心を落ち着けようと努力した。
ふと、目の前が心地よい冷たさに包まれる。
「落ち着くがよい佐藤よ。
わっちも手伝う。何も考えず、身をゆだねてくれれば良い」
どうやら精霊の親玉様も手伝ってくれるらしい。
それならばなおの事問題はない。
彼はそう判断した。
あの事あるごとに異世界人を虐殺したがる原田を諫められる存在だ。
自分程度に狂っている人間ならば、造作もない事だろう。
安心して、身をゆだねよう。
それに、それなりにスペシャリストの集団も来てくれているわけだ。
何も問題はない。
西暦2020年12月31日 23:59 施設屋上
「年の初めの試しとて、終わり無き世の目出度さを」
誰かが詠っている言葉が聞こえる。
何とも古風な事だ。
苦笑しつつ、佐藤は上空を見上げた。
綺麗な夜空だな。
日本以外全てが変わってしまったこの世界では、夜空とは芸術品と同義の存在である。
「本土での正月とは、幸運だったな二曹」
「一尉がご無事だった事だけで十分ですよ」
既にかなりのアルコールを摂取している二曹は、随分とご機嫌なようだ。
「もう少しで新年ですね」
いつの間にか隣に来ていた鈴木が言う。
彼の手には、日本酒がなみなみと注がれたコップがある。
「生きて新年を迎えられて、本当に良かったですよ」
医師には内緒で酒の入ったコップを持っている佐藤が答える。
「日本国民全てが、本来ならば等しくそのような認識を持つべきなんですけどね」
また小難しい話を始めると、佐藤は興ざめした表情で鈴木を見る。
「ですが、皆さん自衛隊の努力のおかげで、何事もなければ来年の末も同じ事ができます。
もちろんその先も、さらにその先も。
こんな事は、自衛隊がいなければ絶対に起こりえない事でした」
文官からかけられた思いもよらない言葉に、佐藤は絶句した。
「私たち武官以外の人間は、あなた武官に感謝しなくてはなりません。
あなた方が体を張り、傷つき、倒れ、それでも戦い続けてくれたおかげで、この国の今と未来があります。
そのことについて、私は感謝の気持ちと言葉を惜しむつもりは毛頭ありません」
そこで鈴木はコップを置き、佐藤の方を向くと、深々とお辞儀をした。
「本当に、ありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いします」
「頭を上げてください鈴木さん」
佐藤はあわてた様子で彼の頭を上げさせた。
「文官の皆さんがいるからこそ、我々は前線で戦う事ができます。
救国防衛会議があるからこそ、我々には誇りと名誉が保証されています。
我々こそ、これからもよろしくお願いしますと言わせてください」
佐藤の言葉に鈴木は苦笑しつつ頭を上げ、そして、一同による合唱が行われた。
「5・4・3・2・1・0」
カウントダウンは終わった。
そして、佐藤が、鈴木が、二曹が、その場に居合わせた全ての人々が、口を揃え、言った。
「新年、明けましておめでとうございます」
日本国の、新しい1年が始まった。
本日はここまで。
更新が遅れまして申し訳ありません。
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
F自スレの皆様にとって、今年一年が良い年でありますよう祈っております。
うぜえから消えろって
新年早々粘着かよw
正直言って、つまらないです。
この作品もパクッてる感がもの凄くします。
すいません触手二つありましたねorz
プロレス技で闘えばいいのに
>>916 その方は毎日が夏休みなのだから年末年始なんか関係ないのであろう
季節のイベント事でささやかな楽しみを得る我々のような俗物とは違うのだよ
PCをいじってる時間か寝てる時間しか区別がないというとても高貴な方なのだ
自衛隊が聖杯戦争に参加するのはありかな?
どう絡めるんだ...
続き、要ります?物が物ですからあれですけど
>>914 投下テラ乙です物語殿。
佐藤これ以上こき使われたらしんじゃう、彼のSAN値はもう0よ!
二曹おっぱいおっぱい!
アメリカでも屈指のエスパー登場ってとこか
物語殿投下乙です。
2020年レベルの医学なら器官レベルの再生もできるかもしれんけど、
魔法のほうが手っ取り早そうですね。
やはりある国との戦争になり、その最終決戦で敵だった
では、失礼して投下をば。お正月特番とでもお思いくださいませm(__)m
なんか、調整中、通信エラーとかで弾かれるんですけど、なんでしょうこれ(汗)
書き込めてんじゃん
毎回調整中と通信エラーと出て、権利確認しか出なくて文を投下できませぬorz
なんで〜(;_;)
テスト
ちょっと文を分割して投下してみます
【剣舞〜sword dance〜】
せまりくる空自の攻撃隊に備えて、麗風は陣形を維持して空中待機している
《日本には108の煩悩があるそうだ》
《煩悩?》
空自が空域に入って来るのを、イタリア海軍の戦闘機部隊は早期警戒機のP.258から知らされた
《聞いた話だと、エロい妄想の事らしい》
《隊長が時々言ってる、うおっはぁ!巫女さん萌えって奴ですか?》
列機が茶化す
《・・・お前、今度来た同人、二度と見せてやらんぞ。ともかく、だ!俺達も108機存在する》
煩悩と同じ数、これを年越しの時に鐘を鳴らして打ち払うのが、彼等の慣習だと聞いた
正に俺達を落として、鐘の代わりにしようとでもしてるみたいじゃないか
《だがな、煩悩、いわゆるエロい妄想が世の男ども、つまりは俺やてめぇら、そしてあいつらが、簡単に打ち払えると思うか?》
《絶対に不可能であります!》
つまりは、だ
《あいつらは絶対、煩悩の塊みたいな俺達には勝てない、わかったな?落とされるのは奴らだ》
彼は麗風を一回転させた
《堕天させてやろうぜ、俺達のテクニックと槍でな》
《我々の槍は長いですからな》
レーダースクリーンに、彼の編隊が映り始めた。もう、射程内だ
《さぁ、ベッドインだ!》
『ちぃっ!』
DJのMISP機に乗っているコパイは舌打ちした。こちらで長距離射程のミサイルが使えるのは、俺達を含めて一個飛行隊分18機
あっちはフェニックス相当だが全機、あまり多数の同時発射は出来ないよう(二発・砕風であれば四発)で、二発撃ってやがるから216発
こっちは同時発射数が大きい(六発)ので、AAM-4を108発送り込んだ
『頼む、避けてくれ!』
まず出だしのミサイルによる槍合わせ、これが終わらなければまともな空戦自体が始まらない。こんな所でやられたら、大敵を相手に空戦をしたなんて自慢もできない
空自側のミサイル命中率35%、イタリア側の命中率20%、37発の命中弾と43発の被命中弾が発生したのは、そのすぐ後であった
イタリア海軍側の麗風Refined・R71機と空自側F15J/DJとF4EJの47機からなる死闘は、ここから始まるのである
ギュイイイイッ!!!
『イカ臭ぇデッドウェイト付きの癖に、やるじゃねぇか!』
麗風がミサイルを受けて四散する。麗風は長距離ミサイル二発に、短距離ミサイル四発装備
空自のイーグルはAAM-4八発を積んできたMISP機以外は、短距離ミサイル八発。格闘戦での撃墜効率は、こちらが勝る
ブォオッ!
『がはっ!』
麗風を撃墜したイーグルを、また別の麗風が放つ25mm機銃弾が貫いて爆発させる。数が違う分、勇戦しながらも空自側が追われる事が多くなっていく
そんな中で、一機の麗風と、一機のイーグルが爆煙と飛行機雲の溢れる空で出会った
『艦載機の癖に・・・!タイマンの格闘戦に持ち込めば、イーグルは絶対負けねぇ!』
『寝技じゃまけらんねぇんだよ!日本人!来やがれ!』
ヘッドオンの状態から捻りこんで、後ろを取るべく高機動を始める
『ぐぅううっ』
やはり機動の俊敏性では、艦載機の麗風の方が厳しいのか、イーグルが後ろを取る
『貰った!』
麗風をミサイルのシーカーに捕らえようとするイーグル
『まだまだぁっ!』
麗風がフラップを目一杯広げる。凧が風を受けて舞い上がるように減速して後退する。艦載機である以上、減速性能はかなりの物がある
『あ、あぶねっ!』
ただ、空中衝突も引き起こしかねないし、着艦並に危険な行動だ。しかしそれを麗風はやってのけた
『伊達に俺達は、艦載機乗りやってるわけじゃねぇんだよ!』
攻守が逆転し、今度は麗風がイーグルを追う
『ちぃっ!くそったれが・・・!』
イーグルは最大出力で引き離しにかかる。しかし、パワーは麗風も負けない
941 :
長崎県人:2008/01/02(水) 13:36:30 ID:???
その頃、早期警戒機であるP.258に乗っているタコは、首を捻っていた
『攻撃機が存在しない?』
撃墜報告を聞く限り、攻撃機を撃墜したという報告は無い
『ファイタースイープでは?』
こちらの世界では、艦隊航空戦自体がファイタースイープそのものなのだから、他のタコは疑問を持たなかったようだ
『普通は勝てる数、あるいは纏まった数を波状多方向に送り出してくるのが当然だ』
攻撃機は、一塊になって共にやってくるか、波の中に紛れ込ませるのがスタンダードだ
942 :
長崎県人:2008/01/02(水) 13:37:25 ID:???
『どちらにしても中途半端過ぎる』
仮に攻撃機を一時後退させたとして、それが意味するのは、まだ迎撃隊が居るかもしれない艦隊に、丸裸の攻撃隊を送ることと同意なのだ
『ただ、戦闘機が足りないだけなのでは?』
そのタコは唇を噛んだ。イタリア海軍は近海海軍だ。警戒機はともかく、管制、AWACSは空軍と共用で事が足りるから、EWAC性能は多少落ちる
それが今は歯痒かった。あれがあれば確認が取れるのに・・・!
『空母に降りた二個戦闘飛行隊を上げてもらうよう、交渉してみる』
胸騒ぎが、止まらなかった
次回【対価〜spende〜】
投下終了です
携帯からの最大投下文字数が、一時的に減っていたみたいです。そういうのは投下した時に知らせるか、事前にお知らせしてくれよorz
ミサイルの命中数が、皆さんの納得出来る数だとよろしいのですが
帝國召喚面白いなあ。
更新速度が速いのもいい。
何より内容が読者の期待にバリバリ応えてくれるところがすごい。
文明ステータス
都市形態:ネコを盟主とする緩やかな都市連合(ネコ、ホッシャシュ、ココイの3都市からなる
および周辺に点在する遊牧民の移動住居
・人口:全体で10000人程度。
うち支配層(王族)は100人未満、農耕に携わる都市定住者が4000人、
普段は遊牧生活を送りながら畜産に携わり、
収穫期や戦時に労役義務を負う移動民が6000人。
・政治形態:神官長であるネコ王を頂点とする王権社会。
各都市には副王が存在。政治決定に一般構成員の意志は反映されない。
・技術レベル:天然に露出する金や銅の鍛造加工が可能。
鉄製錬の技術はまだない。現在のところ錫は産出せず、合金化もみていない。
土器は竈を用いて焼成するため、製錬炉に発展する可能性あり。
新年早々あらされておるのう。
「」かな?
「」ってH?
これは未来永劫語り継がれる名作だ!乙!
そういえば空戦描写がどうたら言ってた人はどうしたんだろう・・・
('A`)(やべぇ……なんか興奮してきた)
辞の(ryの人って長崎県人さんだったの?
まぁ、投下乙です
あるいはそれを騙った「」かもね
辞=長崎を知らないとかどんだけ一見
投下できるか不安ですが、続きいきます〜
【対価〜spende〜】
空中待機を続けている第3及び第6航空隊は、今か今かとその時を待ち続けていた
《ヘッドキャップ2、空域はどうなっている》
そして何より、先に行った戦闘機隊の仲間達がどうなっているか気になって仕方がなかった
《40を切っているが持ちこたえてくれている。もう少し待て》
悔しげな口調で、AWACSのヘッドキャップ2は伝えた。あまりに衝撃的な内容だ
『半分以上が落とされた、だと?』
空自は決して、練度が低い軍隊ではない。それが・・・
『全体から見ても、戦闘機隊の損耗率は14%を越えている事になります』
コ・パイが素早く計算して言う。いわゆる全滅として判定されるのは戦力の三割を失った時と言われているが、現状の時点で、既にその半分を達成されているのだ
『ますます、俺達が外す訳にはいかねぇな』
次の護衛は期待出来そうに無い。大規模な一斉攻撃はこれっきりに違いない
『もう一度グラフィックを確認しろ!』
『はい!』
RF-4Eが写して送って来た映像から弾き出された伊艦隊それぞれのシルエット、そのデータを元に、ミサイルは飛んでいくのだ
『空母、戦艦、重巡・・・海自から出来るだけ潰してくれと言われたイージス・・・よし』
36機、計144発のミサイルを、振り分ける。空母と戦艦に12発ずつ72発、重巡に8発ずつで16発、イージス艦にも8発ずつで五艦
それから前路啓開に駆逐艦を4発送り込んで四隻沈める
『だが、敵の防空火力がどれほどかまでは、俺達には分からない』
そればかりはやってみなければ分からない。場合によっては、手も足も出ない場合とてありかねる
《こちらヘッドキャップ2、戦闘が始まってから15分が経過した》
ちなみにタイフーンが戦闘行動半径を計る際、10分の戦闘空中哨戒が見込まれた数字が使われている。それが示すのは、欧州で空中戦が行えるのはその程度が限界ということだ
今回は相手側が防衛側なのも加味して、15分。そうAWACSのタコは判断した。今がチャンスだ、と
《今からフルバーストで空戦海域を回り込めば、もし敵にまだ機体があったとしても、最低限の接触ですむ》
空自特有の、地名を交えた方位説明でルートを説明される
《ありがとうヘッドキャップ2、戦闘機の奴らを退かせてやってくれ。擦り切れちまう》
《わかってる・・・頼んだぞ、仇を取ってくれ》
《誓ってな、対価を・・・払わせてやる!》
青きゼロが、蛇(ウ゛ァイパー)の如く、その喉首に喰らいついてやるさ!
アドレナリンが脳内で爆発する
『へ、へへっ!』
『ひゃ、ははっ』
あの麗風とイーグルのドッグファイトも、格闘戦の常として長期化していた。お互い高Gの中回りすぎて、頭の中がバターのようになっている
『ぐぅおおっ!』
イーグルが捻りこんで麗風の機銃弾を避ける。いや、バシンッと翼端灯が弾けて飛んでいる
『ちぃっ!』
殺ったと思っていた麗風の旋回半径が僅かに膨れる。今度はイーグルが後ろを取る
『はぁっはぁっ・・・!フォックス2!』
こういった場合、ミサイルをまだ保持している方が優位だ。白煙を曳いて、麗風へと突き進む
『フレア!グギギギギギ!』
フレアをばらまくと共に、思い切りよくエンジンを最低出力へ、勿論、失速して急降下。ヤバイ、フラップが片方壊れた
『でぇえええっ!』
ミサイルは急機動で外したが、キリモミしつつ真っ逆さま。イーグルも追ってくる
『こなくそぉ!』
こうなったら自棄だ!と、機体制御よりも先にエンジンを全開へ。青い壁、海面が迫ってくる
『なんだと!?』
ギリギリの所で間に合って、麗風は上昇する。割を食ったのはイーグルだ
麗風が海面ギリギリで噴いたジェットで出来た水柱が、引っ掛けられたのだ
『トドメだっ!』
水柱に怯んだイーグルを、インメルマンターンで完全に麗風がガンサイトに捉えた。正にその時だった
《戦闘機隊!戻れ!敵攻撃隊だ!》
『なにっ!?』
《まて!燃料が危うい、俺達は無理だ!》
《こっちもダメだ!機銃も弾切れだ!》
あちこちから、味方の悲鳴のような報告が沸き上がる
『あんたらの頑張りすぎだ!それでも来るか!?』
その間に、体勢を立て直したイーグルは逃走をはかる
『ぬぅうううっ!』
彼は迷った。燃料はともかく、まだこの機体には機銃弾が残っている
『てめぇ、負けた訳じゃねぇぞ!』
彼は麗風を傾けた。空母さえ無事なら、また戦える。絶対次にあった時には、落としてやる・・・!
P.258のタコが行った要請は、ギリギリで間に合わなかった。いや、上げられるだけはあげ、F-2をなんとか9機だけ撃墜する事に成功している、最善は尽くしていたのだ
だが、幾多の犠牲の元、確かに108発のASM-2がイタリア艦隊に放たれたのだ。蛇(ウ゛ァイパー)の毒が
次回【砲撃〜Gun fire〜】
投下終了
空自の牙は、果たして艦隊に届くのか・・・つか、個人として、空自にはあと一つずつ戦闘飛行隊とF-2の攻撃飛行隊がほすぃな、と
「」は何がしたいんだろうなあ…
県人の話はファンタジー要素が皆無だろ
空戦は面白いが、そういうのは分家の当該スレにでも投下してろ
ていうか、長崎装った「」だろ。
長崎自身本スレに書かないといってたし、HNの出し方がアレだし。
よく口調見れば違和感にも気づく。
長崎としてみるより翡翠としてみた方が違和感あるのは無視か?
じゃあそれでいいんじゃね?
「 翡翠はこうだろ 」
だから「」なのに
保守
>>958 今時ドックファイトとかマジで覚めるわ。
醒める
ところで質問なんだが、今まで読んだF自SSで一番面白かったのはなんぞや?
俺は「輸送戦記」が一番なんだが。
メイドとその派生のネリェントスはどちらもおもしろかったな
あの頃はスレをリロードするのが楽しみだった
個人的にはてさりすと氏が九州召喚ものを連載していた時の雰囲気が好きだった
もちろんACE登場以前ね
輸送戦記は後半から痛い妄想に変わってきて嫌だった
エルフェニルの興亡、続きを楽しみにしている
ネリェントスが好きだな
いま一番期待してんのは灸八(漢字出てこねえ)氏のやつ
九州召喚もの全部かな
輸送は最初から超高性能主人公+萌えキャラを中心に話が進んでったからなるべくしてなった
善くも悪くも打ち切り作家が描いた少年漫画みたいな話だったな
976 :
968:2008/01/10(木) 01:47:40 ID:???
ううむ、やはり大勢は九州とネリェントスかぁ
>>975氏の言うとおりあの少年漫画並みのわかりやすさが好きだったんだよね
やはり初期のころが一番面白かったよね
今続いてるのってここも分家も含めてひたすら殺しまくってたり、自衛隊そのものが出てなかったりでなんだかなぁという感じ
俺の自衛隊像は「やるときゃやります。でもどこか平和ボケが抜けてない」なんですよ
自分でかけりゃいいんだろうがプロットの段階で挫折しっぱなしだからなぁ
誰か書いてくんないかな「ほのぼの自衛隊のファンタジー戦記〜魔法が何ぼのもんじゃい〜」
「ほのぼの自衛隊のファンタジー戦記〜魔法が何ぼのもんじゃい〜」
早く読みたいです。
戦記というより復興支援作業が一番自衛隊の特色だせる気がする、というのは禁句?
ネリュントスは面白いけど議会とマスコミの自衛隊批判が被害者妄想っぽくて
そこだけ微妙だった。
俺は日本異邦戦記かなあ。これから面白いと言うところで中断してしまっているけど。
あとドクヲが召喚されますたが意外とおもしろい。
1だおー氏の箱庭のメイドもかなりよかった
日本異邦戦記が一番お気に入りだな
1だおー氏が書いた作品も好きだが…
>>970 ガイドライン成立以前じゃないか…懐かしい…
ヲタ自衛官+SEALだっけ?
あれが好きだ
懐かしい物ばかりだ・・・・
そういえば、物語が完結した作品って、本家と分家含めていくつあったっけ?
日本異邦戦記と九州召喚、1だおー氏が書いた作品が好きだったな
懐かしいやつだと10・13氏やも中々…
エルフ=カレー好きという小ネタが投下されなくなったのはいつ頃からだろうか?
>>983 憶えている限りでは
1だおー氏のメイドと輸送戦記とネリュントスとマリアナ米軍召喚と、あと九州移転もので分家に移動した人のやつ
「自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」が面白くなりそうだと個人的には。
>>983 分家だと分家228氏や171氏、ヨークタウン氏等
>>986 面白くなりそうなことは同意だな
ハルバードを振り回して盗賊を虐殺する12才くらいのカルト美少女が出てきた時点で見切った
990に達しましたので、夜遅くですが新スレを建てさせていただきます。
スレ建て失敗orz
誰か頼む
しかし、age厨騒動は終息したと見ていいのか?
戦車不要スレに常駐してる。