『日本から朝日新聞が消える日』 片岡正巳/著 (閣文社)
第五章 朝日の「良識」は世間の「非良識」
小雑誌への理不尽な謝罪要求
私が書いた朝日批判に対して、朝日から謝れという高飛車で乱暴な抗議を受けたのである。
当時私は「マスコミ評論」という雑誌に<新聞考査室>と題する新聞批判を連載していた。
(中略)
同誌編集長(当時)の永井敏比古氏は、ともかく話をうかがわないことには、どこが事実に反する
かも分からないからと、面会を求めた。そして朝日に赴く。面談に応じた朝日側は社会部次長と
もう一人であった。永井編集長は、どの部分が事実に反するかを質した。だが相手は、十指に余る
と言うばかりで、具体的には示さない。
(中略)
明らかに朝日は、小雑誌もそして私をも見下していた。天下の朝日が恫喝すれば縮みあがって
直ぐに謝るだろうくらいに見くびっていたであろう。永井氏によれば、社会部次長は「新聞考査室
なんて偉そうな題をつけて・・・・・・」と、ひとを小バカにするような言辞も口にしたという。
(中略)
コラム名に言いがかりをつけるなら、<天声人語>のほうがはるかに高慢だろう。たかだか
一新聞記者の書くものが<天声人語>とは恥しらずである。試みに「天声」を『広辞苑』で引くと
「天がその意志を人間に伝える声」とある。天とは神のことであるのは言うまでもない。天声人語
とは、すなわち天声を人の語に託すの意であろう。一記者の書くものが「天声」であってたまるか
――と当時、私は憤慨したことであった。
朝日新聞のメインコラム、天声人語(朝刊)&素粒子(夕刊)を論じるスレです。
確認ソース(全文コピペは、各自の自己責任でおながいします)
http://www.asahi.com/paper/column.html 前スレ
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mass/1248940197/