1 :
文責・名無しさん :
2009/02/10(火) 03:29:15 ID:Lc9R9CX10
2 :
文責・名無しさん :2009/02/10(火) 03:29:52 ID:Lc9R9CX10
3 :
文責・名無しさん :2009/02/10(火) 03:30:51 ID:Lc9R9CX10
4 :
文責・名無しさん :2009/02/10(火) 03:31:29 ID:Lc9R9CX10
5 :
文責・名無しさん :2009/02/10(火) 03:32:12 ID:Lc9R9CX10
【このスレの登場人物紹介】(1/3) 冨永格(ただし)、福島申二 2007年4月1日から天声人語担当。かわりばんこに天人書いてるよ。 ----- 福島記者は主に社会部で多様なテーマの取材にあたり、編集委員も務めました。02年から3 年間はニューヨーク特派員としてイラク戦争前後の国連や米大統領選を報道しました。50歳。 冨永記者は経済部と外報部の取材経験が長く、2度のブリュッセル勤務で欧州統合の最前線を 伝えました。欧州には通算10年滞在し、04年から今年1月まではパリ支局長でした。50歳。 ----- 愛称およびAA募集中。 加藤明 2008年1月4日から素粒子担当。 /ー- 77年入社。社会部で長く取材にあたり、東京本社社会部次長、 /==ヽ i 週間朝日編集長などを務めた。 ▲_▲/. |/ 2002W杯の韓国マンセー報道への指摘に「あまりにも貧相なナ /|\(-@∀@) キョキョキョ ショナリズムだ」などと逆ギレした過去を持つ。 ⌒⌒''(つ 朝 Φ_. 鳩山法相を「死に神」と揶揄する素粒子で大ブレイク。数日後の ▼~|\ .\三\[=]\ 素粒子で謝罪にもならない言い訳を書いて勝手に幕を引く無責 | .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | 任っぷりで、読者に素粒子のなんたるかを強烈に印象付けた。 . \| 死神新聞 | (※中傷する意図は全くありません) AAは現在、社説スレのテンプレートとして大活躍中。
6 :
文責・名無しさん :2009/02/10(火) 03:32:51 ID:Lc9R9CX10
【このスレの登場人物紹介】(2/3) 高橋郁夫 (通称イクー) ∧イク-ヘ 先代の素粒子担当であるタミー時代の天人2号を経て、 ( -@∀@)ア 2004年4月から正式に天人責任筆者へ昇格した。 / , 〈. 「どんぐり年金」ではブレイクが予感されたが、その後は ヽ_,) _⌒;. ペダンチックな引用に終始し、2007年3月31日を以って (,, ノ´ | ̄ ̄ ̄ 天人担当を退いた。 河谷史夫 (通称フミー) ゛丶从、, 人从 ,, 2002年12月から2007年12月まで素粒子担当。 ,ヽ, ';, その独善と欺瞞と偏見に満ちた内容に加え ヾ` ∧フミー∧: ,,'' 酔っ払いのクダマキのような下品な文体は止まるところを知らず、 ミヽ (∀..:;;;):: '' " 多数の住人をして「ぶん殴りたくなる」と言わしめたほど。 \ φ ...::;;;;;) "シ 浦安市のTDL成人式を「ネズミ踊り」と評したため、教育長から ヾ .:| .:;;| .:;;|::. て 朝日新聞社社長宛に抗議文が送られたことは有名。 (ヽ (___::;i__::;i ( '' 安倍氏に最後まで悪口を浴びせながら担当を退いた。
7 :
文責・名無しさん :2009/02/10(火) 03:33:47 ID:Lc9R9CX10
【このスレの登場人物紹介】(3/3) 小池民男 (通称タミー:故人) ┌──────┐ |┌────┐| 2001年4月〜2004年3月の先代天人責任筆者。 || // || いかにも朝日的な中学生レベルの内容もさることながら ||.∧タミー∧.|| 一目でタミーとわかるヘタな文章やアクロバティックな展開、 ||(@∀@∩ .|..| 自分にとって都合のいい文・言葉の部分的無断引用などを駆使し ||( ⊃ .ノ || 「ペットボトル原爆」に代表される多くの迷・珍コラムを世に遺した。 |└────┘| 06年4月執筆を続けたが食道癌のため、朝日新聞東京本社向かいの └──────┘ 国立がんセンターにて死去。 深代惇郎 (故人) ┌──────┐ |┌────┐| 1973年2月〜1975年11月の天人担当。 || //|| 筆者の意図が明確でわかりやすいストレートな表現が特徴で、 || .∩深∩. || コラムニストとしての住人の評判は高い。 ||( @∀@ )|| ||( )|| タミー、イクーの駄文との比較のために、しばしば引き合いに出される。 |└────┘| └──────┘
8 :
文責・名無しさん :2009/02/10(火) 03:34:20 ID:Lc9R9CX10
────────
|テンプレここまで
───v────
∧_∧
. (-@∀@) ∬
_ と 朝 ,っ━ ∀
.ヽ./~ ), .| ┷┳━
 ̄ ̄ ̄ .し'J ̄ ̄|.. ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .┻
スレタイ由来
688 名前: 文責・名無しさん [sage] 投稿日: 2009/02/06(金) 12:35:05 ID:+ig8lylO0
次スレで51スレ目ということで、スレタイ案を考えていましたが
先日から恋とか鯉とかしかでてきませんでした。
が、朝日公認ということで
麻生、出て51
でどうでしょう?
-----
痛いニュース(ノ∀`):【朝日新聞】内定取り消された女子大生、東京タワーで「麻生、出てこい」と叫ぶ
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1214097.html
9 :
文責・名無しさん :2009/02/10(火) 04:04:18 ID:AGIyledz0
>>1 乙
ついに下等のAA&紹介文が登場したかw
天人子の方は二人いるのと評価される時、されない時と区々だからキャラにしにくいか・・・
10 :
松山 赤○○ 病 員 清掃 商 事 :2009/02/10(火) 04:12:58 ID:bWmAM0OzO
しにたい
天声人語 2009年2月10日(火)付 江戸時代の農民が副業で作った「金剛草履(こんごうぞうり)」は、丈夫なのに激安だった。 投げ売りを例える「二束(足)三文」の語源とされる。安いにも程があるという鳩山総務相のひ と声で、日本郵政の保養施設「かんぽの宿」や社宅の売却計画が白紙に戻るらしい。 79施設に投じた計2400億円に対し、オリックス不動産への売却額は109億円。赤字の 源だから、二束三文でも一括処分できるならという感覚なのだろう。とはいえ、明快な競争入札 とは違う手続きのあちこちで疑問が生じている。 これでケチがついたか、郵政改革への逆風が急だ。麻生首相その人が、民営化の根幹、4分社 化を見直すべき時だと述べた。しかも、実は民営化には反対だったと強調しながら。 「濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を着せられるとオレも甚だ面白くない」と言ってはみたが、当時の麻 生総務相は「行政府としてはベストの法案」と語っている。当然、きのうの国会では釈明に追わ れた。安物のコメント屋ではあるまいし、総理がその場の空気に反応してはいけない。 郵政ワンテーマの総選挙で与党は衆院を支配し、「反対だった」麻生氏まで既に4人の首相を 選んできた。反民営化の議員も堂々と復党、閣僚に納まった顔もある。政権が「3分の2」を頼 る衆院は、上から下まで有効期限切れだ。 14%まで落ちた内閣支持率は、ボロ草履のような政治への退場要求だろう。口を開くたびに 国民をあきれさせ、政治家の言葉を二束三文におとしめた責任は重い。それも濡れ衣とおっしゃ るなら、投票箱に聞いてみるのが早い。 ---------- 『安物のコメント屋』って、あなた紙面の御用文化人連中に対して失礼でないかい。 内容は、金剛草履、かんぽの宿、内閣支持率とつながりが悪い。悪印象だけは残る仕組み。 首相は、民営化に反対だから国営に戻す、などとは言っていないし、4分社化が民営化の根幹だっ てのも強引過ぎる。『民営化』が問題であって『経営形態』が問題じゃないから。言葉を左右し て言葉の価値を落としているのは誰だろうか。 挙句、濡れ衣を晴らすために『投票箱に聞いてみるのが早い』とはまた、豪快な脅迫だ。ヤクザ の因縁と変わらん。
素粒子 2/9(月)
「ミシュランガイド東京」の
2年目の売れ行き悪いそうな。
だって、新聞の首相動静欄見て
りゃ美味そうな店分かるもの。
× ×
「弁当の日」学校で広がって
るそうな。親でなく子が弁当作
りに挑戦。「食育」に効果。早
起きの台所の情景、楽しそう。
× ×
年とればとるほど、この時分
「春よ来い、早く来い」気分。
でも現実は。<春浅くすれちが
つたりもどつたり>岸田今日子
―――
美味そうなに「うま」そうな、とルビ。
>>1 乙
素粒子 2/10(火) そんなに儲かるならと続々誕生 日本力士品格検定協会 横綱に なってから求めても遅い。全力 士受験お薦め。大麻検査付き。 × × 日本首相資質検定協会 資質の ない人が首相になってしまう、 国民の不幸を生まないためにも 全国会議員は定期的な受験を。 × × 日本社長能力検定協会 未曽有 の危機を乗り越えられるのか、 全角度能力チェック。レベルに 応じ報酬カット率も正確算出。 ――― 「そんなに儲かるならと続々誕生」「日本力士品格検定協会」「日本首相資質検定協会」 「日本社長能力検定協会」が太字。 儲かるに「もう」かる、とルビ。
15 :
前スレ688 :2009/02/11(水) 00:54:08 ID:Wkgit1vf0
>>1 乙
前スレ688です。前々スレの737でもあります。
2スレに渡ってスレタイ採用ありがとうございます。
>>11 >とはいえ、明快な競争入札とは違う手続きのあちこちで疑問が生じている。
はて?
御社の数日前の社説では
明快な入札の上で決まったことなんだから
死に神大臣は筋の通らない妙な横槍を入れるな!
と書いていましたが?
ここ数日の世論への負けっぷりはため息が出る・・・
新聞にも検定受けさせなければな、朝日とか全社員落ちるんじゃね? 放送免許も試験制にしちゃって、不適切な局はバシバシ免停しちゃえ
18 :
文責・名無しさん :2009/02/11(水) 01:58:01 ID:I31s78lW0
>>13 韓国料理店が入らなかったことが気に入らないのか、
それともソウル版を作れという韓国からの求めを蹴られたのが気に入らないのか。
>>14 >日本力士品格検定協会
「国家の品格」が流行った頃、「品格言う奴こそ品格ないんじゃヴォケ!」とお抱え文化人に
言わせてた気がするんだが。
>日本首相資質検定協会 資質の
>ない人が首相になってしまう、
>国民の不幸を生まないためにも
>全国会議員は定期的な受験を。
前スレより。
>素粒子 1/8(木)
> 横綱審議委員会の稽古総見。
>朝青龍惨め。「引退勧告」初場
>所休場ならありかも。首相審議
>委員会って、ないのかしらん。
どこまで民主的なのかも定かでない機関に、首相の資格を問う権限を持たせたいとは
下等氏はよっぽど今の日本の民主政治がお嫌いらしい。
>>17 日本マスコミ検定か。
内容は公正中立な報道をしているか、きちんとした取材を行っているか…
多分現存するマスコミの8割はアウトだな。
天声人語 2009年2月11日(水)付 小欄で漢字を「固形スープのもと」に例えたことがある。一粒一粒の中に、ひとしきり語れる だけの深い味が潜むと。漢字にはまた、ものごとの味わいや世相を一粒で語る力がある。その面 白さを世に広め、調子よく転がってきた組織が、四角い「困」に乗り上げた。 漢字検定や「今年の漢字」で知られる日本漢字能力検定協会が、文部科学省の立ち入り調査を 受けた。納税で優遇される公益法人なのに、毎年何億円もの利益を上げてきたのが「もうけすぎ」 とされた。 受験や就職の味方にと、漢検への挑戦者は増え続け、07年度は272万人を数えた。バイト 代をつぎ込んで、上級を目ざす若者もいよう。検定が生む利益は文科省につつかれるまでもなく、 検定料の値下げで返すのが筋だ。 大久保昇理事長が任意団体で始めた75年当時は、個人商店の感覚だったと思われる。年収60 億円の検定ビジネスに育った今も、理事長と息子の副理事長が仕切り、業務委託料として親子の 会社に3年で66億円もが流れた。 大久保氏の商才は大したもので、文字文化にも貢献した。氏が演出した漢検ブームは携帯ゲー ムにまで広がった。清水寺で披露される「今年の漢字」は年末の風物詩となり、小欄も何度か紹 介している。 しかし、事業規模に見合った品というものがある。せこい利益移転でファミリー企業を肥やす など論外。公益の陰に隠そうにも、太りすぎた私益が丸見えである。ここは、協会理事でもある 清水寺の森清範貫主に一筆お願いし、特大の「省」を理事長室に掲げるしかない。 ---------- 社説にまで書くことかなー。『固形スープのもと』は、2008年12月13日付の天人だな。 赤字になればムダな事業、天下り先、税金の垂れ流し扱いされ、儲けすぎてもこの有様。 公益法人とは難しいもんだね。 なんとなく、だが、どうにも『俺に内緒で儲けやがって』風のネガチブなものを感じる。 結局は「出る杭は打たれる」式の話なのかなー、等と興醒め。
天声人語 2009年2月12日(木)付 酒を控えよとの天命か、50歳を過ぎて甘い方もいけるようになった。行列に並んでタイ焼き を買う。紙袋からゴソゴソと出した頭をほおばれば、ふんわり漂う湯気とあんこの香り。このあ つあつ、ふうふうこそ冬の楽しみだ。〈鯛焼(たいやき)を割つて五臓を吹きにけり〉中原道夫。 タイ焼きの起源には諸説あるが、商いの先駆けとされる東京の甘味処(どころ)、浪花家総本 店が創業100年になる。今川焼きを発展させ、縁起のいい高級魚を型に選んだのがよかった。 70年代のヒット曲「およげ!たいやきくん」の舞台とも聞く。 製法には、浪花家系など老舗(しにせ)を中心に残る一丁焼きと、大きな型でまとめて作る連 式焼きがある。本物になぞらえて、それぞれ天然物、養殖物と呼ぶそうだ。 甘党談議を続ける。タイ焼き元年の1909(明治42)年は、森永商店、いまの森永製菓が 国産初の板チョコを売り出した年でもある。原料のビターチョコレートを米国から輸入しての加 工だった。 明治から大正期、マシュマロ、キャラメル、ビスケットと、見慣れない西洋菓子が好奇の目を 集めた。以来1世紀、菓子の市場で和洋の形勢は逆転し、タイの「五臓」にまでチョコやクリー ムが詰まる昨今である。あさってのバレンタインデーやクリスマスなど、洋菓子勢が繰り出した 仕掛けも大きい。 森永製菓が女性400人に「本命チョコ」の値段を聞いたところ、平均は去年より900円も 安い1700円だった。このご時世、予算で妥協するのなら、いっそ目先を変えて「2匹で300 円」を分ける手もある。 ---------- 軽いノリのコラム。左党だが甘味も好きだ。どちらも控えられない気がする。 第5段落「洋菓子勢が繰り出した仕掛け」は、順番逆にするか、むしろクリスマスは書かないほう がよかったかな。バレンタインがちょっとぼやけて第6段落へのつながりが薄れている。 第6段落『いっそ目先を変えて』てのは、軽い締めでいい感じだけれど、このコラムを読む読者層 を考えると、すれ違っているような気がする。 チョコレートも、鯛焼きも、という風に消費を煽ったって、バチは当らんと思うよ。
天声人語 2009年2月13日(金)付 人間の定義は様々だが、「火を使う動物」とも言う。太古から火の扱いに長じてきた。その理 由について作家の池澤夏樹さんが、「人の身体サイズは火を使うのにちょうど良い大きさだった」 という説を引いている(『母なる自然のおっぱい』新潮社)。 人がもしネズミのようなサイズだったら、身の丈に合うのは極小の焚(た)き火だ。消えない ようにするのは至難の業だったろう。逆にゾウのように大きければ、山火事の心配のない焚き火 場を見つけるのは難しかったに違いない。 つまり人間は、燃やし続けやすく扱いやすい火の大きさに、ぴたりのサイズに生まれついたの だそうだ。とはいえ、火はときに、人の身の丈をはるかに超えて猛(たけ)る。オーストラリア の山野をなめる炎の犠牲者は、200人に近づいている。 「燎原(りょうげん)の火」を地でいく勢いで広がったようだ。樹林を包むように燃える「樹 冠火(じゅかんか)」と呼ばれる火災で、専門家によれば、炎の丈は20から30メートルにも 達するという。風次第では時速50キロぐらいで広がる。被災者は巨大な怪物に追われる心地だっ たろう。 いまが夏の現地は猛暑が続き、メルボルンでは46.4度を記録した。湿度は一桁(ひとけた) 台だったという。異常な天候に、情報伝達の遅れという人的要因も重なっての惨事のようである。 大阪府の2倍に近い焼失面積にも驚くばかりだ。 ひと雨来れば、焼け跡からは新しい芽が萌(も)え出すだろう。太古からの自然の営みだが、 山野は色をかえしても失われた命は戻らない。悼みつつ、手なずけたつもりでいる火の怖さを改 めて思う。
天声人語 2009年2月14日(土)付 昭和の歌姫、美空ひばりさんが没して20年になる。語り継がれるのは、病に倒れて1年後の 88年春、完成間もない東京ドームでの復帰公演だ。腰の痛みに耐えての「不死鳥の熱唱」は深 い感動を残した。 ひばりプロ制作部長だった森啓(あきら)さんは「音楽の精が、ひばりさんに乗り移っている かのようだ」、元ニッポン放送の池田憲一さんは「奇跡の復活とは到底信じられない迫力に、鳥 肌の立つ想(おも)いでした」と著書に記した。久々の晴れ舞台に、やはりこの人しかいないと 誰もが思った。 さて、この人の復活はどうだろう。小泉元首相が、郵政改革をめぐる麻生首相の迷走発言を痛 烈に批判した。「怒るというより笑っちゃうくらい、ただただあきれている」と。与党の議員に は色んな鳥肌が立ったことだろう。 ぶつ切りの断定で国民を幻惑した小泉節。久しぶりに聞くせいだろうか、よどみない節回しは、 歌詞の間違えや音程のぶれに慣らされた耳に新鮮だ。定額給付金にも疑問を投げかけ、永田町で は「麻生おろしか」と騒ぎになっている。 与党には、ワンフレーズに世論が踊った小泉劇場を懐かしむ向きがある。だが、格差の拡大、 地方の衰弱、軽くなった首相の言葉など、劇場の残響も忘れ去るわけにはいかない。同じ歌に酔 うほど、有権者は甘くはなかろう。 へらへら、くねくねの麻生節も情けないが、説明不足の再来も困る。そもそも、引退して息子 に譲るという人が政局の主役になるようでは、そこにある危機は乗り切れないだろう。「懐メロ」 頼みの政治はごめんである。 ---------- 美空ひばりから小泉純一郎へ、アクロバチックに強烈にひねって「懐メロ」で着地。 『騒ぎになっている』って、白々しいなあ。小泉氏の発言を嬉々として取り上げ煽っているのは あんたがたでしょうが。今日の御紙社説は何を書いている。 『ワンフレーズ』と小泉を批判しながら、ワンフレーズで世の中をぶった切る。小泉氏の言葉を 「懐メロ」と揶揄しながら、その言葉に踊る。つくづく、新聞記事書きは程度が低い。
>>24 >ぶつ切りの断定で国民を幻惑した小泉節
って、あんたらが勝手にぶつ切りにしたんでしょうよ。
在任中さんざん叩いたのに高い支持率を維持し、今も「不況・派遣切りは小泉改革のせい」と煽っても
総理にふさわしいのは?と聞けば小泉がトップという状況への感想はどうよw
天声人語 2009年2月15日(日)付 ついこのあいだ年をまたいだと思ったら、はや2月も折り返しを過ぎた。「一月往(い)ぬる、 二月逃げる、三月去る」と時の過ぎゆく早さを言い表す。流れる日々は季節を巡らし、きのうは 各地で春らんまんの陽気になった。 2月の異名を「梅つ月」とも「梅見月」ともいう。梅は寒さの極まる季節に、百花にさきがけ て花をつける。寒さにへこたれずにつぼみを膨らませていく強さに、作家の藤沢周平は「どこか 人を励ますところがある」と見てとった。 陽気に誘われるのではなく、寒さに向かってきりりと花を開く。満開も見事だが、むしろ「一 輪ほどのあたたかさ」にこそ梅の真価は感じられる。とはいえ凜然(りんぜん)とした咲き姿に、 作家の獅子文六は若いころ「道徳的な圧迫を感じた」と言うから、人の感性はさまざまである。 今が盛りの受験との縁も、切っても切れない。学問の神様といえば菅原道真。その天神様の、 梅はシンボルでもある。寒さに負けぬりりしさは受験生を励ますが、「梅の木学問」なる戒めも あるから心構えが肝心だ。 梅の木は成長は速いが大木にはならない。転じて、小器用に身につけた大成しない学問のこと を言う。江戸の昔からある言葉だが、受験勉強を暗示しているようなのは皮肉である。 その逆を「楠(くすのき)学問」という。去年の朗報だったノーベル賞諸氏はこちらだろう。 梅の花に願をかけ、合格したら「桜咲く」では梅に申し訳ない気もするが、若い世代に将来の楠 の多からんことを願う。明日からまた、梅の似合う冴(さ)え返(かえ)りに列島はつつまれる そうだ。 ---------- 季節の花でブンガクしてきたね、天人子。文学的というべきか、コラム的というべきか。 梅、楠木、桜と点描された花がそこここに、一輪ほど咲いている、という感じ。受験勉強にも絡 めて、時期的にも悪くない。 教科書どおり、といえばそれまでだけれど。
天声人語 2009年2月16日(月)付 「目のやり場に困る」と言うけれど、下手な役者は「手のやり場」にも困るらしい。手を持て 余してサマにならない。そんな大根役者にはたばこを吸わせるのが手っ取り早いと、いつか演出 家に聞いた覚えがある。 日常生活でも手が無聊(ぶりょう)をかこつことがある。そんなとき、喫煙者の手はたばこに 伸びるようだ。食事のときも、箸(はし)を置いたとたんに手持ち無沙汰(ぶさた)になると見 える。近くの席の「大根役者」にモクモクやられ、こちらの食事が台無しになった経験は一度や 二度ではない。 いまや飲食店は受動喫煙の最大の舞台になった感がある。製薬会社のファイザーが調査したら、 煙で不快な経験をした人は非喫煙者の約9割にのぼっていた。喫煙者も、半数近くが他人の煙で いやな思いをしたことがあるという。 それが「他山の石」となればいいのだが、モラル頼みは限界がある。吸うことを前提に禁煙席 を置くのではなく、吸わないのを当たり前として喫煙席を設ける。全面禁煙は難しくても、せめ て意識の反転が店の側にほしいものだ。 酒好きだった作家の山口瞳が、下戸を気の毒がって「人生を半分しか生きていない感じがする」 と書いていた。たばこ好きにも言いたいことはあろうが、受動喫煙の害は隠れもない。他人の人 生を縮めるようでは、紫煙の趣を説いてもむなしいばかりだ。 日本禁煙学会によれば、わが国の受動喫煙防止への取り組みは先進国中最低レベルという。近 くに「大根役者」が座らぬように祈るしかないとなれば、楽しい食事もギャンブルさながらであ る。 ---------- 『禁煙学会』という名称は、吸う人の存在を前提に禁煙を説いているのだから、吸う人が存在し ないのが当たり前であるという意識の反転をしたらどうだろう。いっその事、煙草の完全禁止、 禁煙草法とでも言うべきものを作って、世の中から煙草を完全に抹殺する、とか。 素晴らしき哉、健康帝国。
失礼致します たしか大分前に天声人語で飛行機事故を扱っていて その最後の方で パイロットには風をよんでほしいものだ というような内容をつけたものがあったと思うのですが それはいつの頃のだったか覚えてる方が居ましたら 教えていただけないでしょうか
天声人語 2009年2月17日(火)付 酒飲みは都合のいい金言に詳しくなる。例えば〈ワインを飲んでいる時間を無駄と思うな。そ の時間、あなたの心は休養している〉。おかわりの言い訳に重宝しつつ、安息の液体は一滴たり とも仕事机に垂らすまいと思う。オンとオフが共倒れだ。 「心の休養」に熱心と聞けば、中川財務相の仏頂面にも親しみがわく。だが、ローマから届い た映像にはのけぞった。主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議の記者会見である。 まぶたは重く、受け答えはしどろもどろ、あくびも出た。酒が過ぎたとは思いたくないが、画 面の外にまで熟柿(じゅくし)がにおう、ふやけた絵だった。水を飲もうと、中川氏が隣の日銀 総裁のコップに手を伸ばす様子をカメラがとらえている。 ご本人は国会で「風邪薬を多めに飲んだことが原因と考える」「ワインはお昼の乾杯でちょっ と口に含んだだけ」と釈明した。薬と酒が未知の化学反応でも起こしたのか。 要人なら、何であれ「副作用」を計算して口に含んでいただきたい。世界経済の救済を話し合 う地で、理由はともかくあの姿はなかろう。せっかくの情報発信が台無しだ。米ABCテレビの サイトは「15時間のフライトはきついものだが、お国のトヨタや日産が何万人も削減している 時に居眠りしている場合か」と容赦ない。 08年10月〜12月は年率で13%近いマイナス成長となった。経済の神様も意地が悪い。 戦後最悪という危機に立ち向かうのは、口ばかり滑る首相と、ろれつが回らない財務相である。 醜態は地球を巡り、国民の赤面は大臣の比ではない。 ---------- G7での内容は何一つなく、ただただ『酒! 酒! 酒!!!』。 どこもかしこも、社説にまでこのネタで、もうげんなり。 『国民の赤面』て、お前らは嬉しそうに、喜びに満ち溢れたツラで紙面を埋めているくせに。 此奴等、現政権を叩くときには、ナショナリスチックに国民全員が同じように考えることを前提 とする、危険な方向のナショナリズムを煽っていると、ワシは思う。
>>28 なんか、そんなのあった気がするけれど、ちょっと覚えていない。
スレをたどってみたけれどたどり着かなかった。
もうちょっと大雑把にでも、何時ぐらいとかわかりませんかね。
それが自分でもそれくらいしか覚えてなくて… 多分ここ3、4年以内くらいだとは思うのですが… 最近ではないですね 読んだ時に思わずハァ? と思ってしまうくらい印象には残っていたんですが すみません…
それは毎日新聞じゃないか? 「風のいきづかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ」ってヤツだな。
訂正 「風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ」 羽越線の脱線事故の時。
「風の息づかい」でググればたくさん出るぜ 毎日新聞の「コラム」じゃなく「社説」なんだよな
天声人語 2009年2月18日(水)付 冬空に映える青の装いで、クリントン米国務長官が東京を駆け巡った。初の外遊とはいえ、迎 える側には役者が違うという思いがある。日程は分秒で刻まれたが、行く先々で存在感を漂わせ た。 やり手弁護士、州知事夫人、大統領夫人、上院議員、大統領候補……。これほど濃密な政治経 験を重ねた女性はいない。そして、どんな肩書が付いても「ヒラリー」である。地金の強さをい くつもの重責が磨き上げ、今の彼女がある。 横田早紀江さんら、北朝鮮による拉致被害者家族との面会には30分を割いた。「一人の妻、 母、娘、姉としても会いたい」と語っていた長官。拉致問題は外交カードではなく、絶対的な人 権侵害だと心に刻んでくれただろうか。これから訪れる中国でも「人権」は避けて通れない。 思うのは、東大大学院を休学中の留学生、トフティー・トゥニヤズさん(49)のことだ。98 年、一時帰国した中国・新疆ウイグル自治区で、公文書館の史料目録をコピーしたことを国家分 裂扇動罪などに問われ、11年も服役した。 少数民族問題に「深入り」する者への見せしめか。このほど釈放されたが、監視下にある。さ いたま市に住む妻子は、会いに行けば拘束されかねず、ただ帰りを待つ日々。11歳の娘さんに は父親の記憶がない。 中国当局の人権感覚は、五輪の後も変わっていないようだ。機会あるたび、有力者が訴えるほ かない。相手が米国債のお得意様だからといって、人権で遠慮は要らない。新たな肩書を得たヒ ラリーさんには、その強さが本物だと示してほしい。 ---------- ヒラリー女史への歯の浮くようなおべんちゃらが並ぶかと思えば、人権へとシフト。そのまま拉 致被害者の話かと思えば、中国へシフト。 このコラム。日本、関係ないじゃん、天人子。 別に中国のことを書くなとか、そういうことではないけどさ。日本の拉致被害者よりも中国政府 当局に拘束されたウイグル人に興味があるなら、紙面でも、報道姿勢でも、それなりの活動した らいいんじゃないのかな、という感じ。
…orz お恥ずかしい限りです うちでは朝日しかとっていないため 記憶違いを起こしていたようです それなのにわざわざ探して下さりありがとうございます
39 :
文責・名無しさん :2009/02/18(水) 23:19:38 ID:3c+zHW/b0
今日の天声人語の要旨 寒空の中クリントン米国務長官が東京を奔走。 日本の政治家を揶揄。 たくさんのキャリアを持つ彼女。 北朝鮮による拉致被害者家族に時間を割くクリントン。 拉致は根本的な人権侵害である。 これから訪れる中国についての「人権」にも思いを馳せる。 中国で見せしめの為に服役させられ今も監視される一留学生。 中国の人権意識は一朝一夕にはかえられない。 要約 対中・対北に対する今後の人権問題について
素粒子 2/18(水) よき言葉。来日中のクリント ン米国務長官の「大切なのは周 囲がなんと言おうと、できるだ け自分に正直に生きること」。 × × 今さら遅かりし言葉。辞任会 見での中川前財務相の「現時点 で私の体調からいえば、とても お酒を飲む気にはなれない」。 × × だから、あんたはどうなさる のさ言葉。麻生首相の「(辞任 は)残念だが、任命の責任は私 にあると、それはそう思う」。
朝日は昔「言葉のチカラ」というフレーズを大々的にアピールしていたが、 捏造された言葉により苦しんでいる人々に対する責任はどうやって取るつもりなのかね?
>>40 >だから、あんたはどうなさるのさ言葉。
・・・・・・何も言えん
怒りもある程度超えると悲しくなるんだね
なんとなくこれからの朝日関連の文字の羅列を今までより生暖かく読めるようになった気がする
天声人語 2009年2月19日(木)付 ドイツの作家で医師でもあったカロッサは、第1次大戦に従軍して『ルーマニア日記』を書い た。軍医として人と戦争を冷静に見つめた日記を読んで、ある一節に傍線を引いたことがある。 それは一人の兵が、「無意味な榴弾(りゅうだん)の爆発のためにたちまち破裂してしまうよ うなものが、どんな精神的統一体だというのだ?」と、人間のはかなさを嘆く言葉である(高橋 健二訳)。尊厳にみちた精神と肉体が、わずかな火薬で粉々に消える――。深い嘆きは、戦争と いう虚無への呪いでもあっただろう。 その一節を、イスラエルの文学賞、エルサレム賞を受賞した村上春樹さんの記念講演で思い出 した。村上さんは人間を「壊れやすい卵」にたとえた。パレスチナ自治区ガザへの攻撃などで失 われた命に、「割れた卵」を重ね合わせたようである。 透き通るような殻に、人を人たらしめるものが詰まっている。それが比喩(ひゆ)のイメージ だろう。卵を砕く体制のことは「壁」になぞらえた。「どんなに壁が正しく、どんなに卵が間違っ ていても、私は卵の側に立つ」と強調したそうだ。そう、割れた卵は二度と元に戻らない。 イスラエルによるガザ攻撃では1300人が死亡した。受賞辞退を求める声も出たが、「沈黙 より、メッセージを伝えることを選んだ」という。表現者としての重い決断だったに違いない。 殻より薄い皮膚に包まれた命を思えば、人が武器を向け合うむごさに想像の至らぬはずはない。 村上さんの言葉が、憎悪の連鎖を断ち切れない大地に深く染みていってほしいと願う。 ---------- まあ、文章は上手いと思うが。 『〜だろう』『〜ようである』『〜に違いない』などと、あやふやな推測と断定で出来ているあ たりに、どうにも引っかかる。村上春樹氏の講演内容を伝聞調で書くのは、どんな逃げ道を作っ ているのだろう、という邪推をしてしまう。 実際のところ、村上氏の記念講演への反応って、どんなもんなんでしょうな。 記者子、取材してきてくれよ。
44 :
文責・名無しさん :2009/02/19(木) 19:53:42 ID:ZJdeGnpe0
45 :
文責・名無しさん :2009/02/19(木) 20:25:16 ID:dA7jMYDU0
46 :
文責・名無しさん :2009/02/20(金) 01:48:53 ID:A9AwSGlG0
47 :
松山 赤○○字 病 員 清掃 商 事 :2009/02/20(金) 02:40:23 ID:ekVVg4+nO
しにたい
天声人語 2009年2月20日(金)付 麻生首相の言葉を聞くにつけ英国の詩人、ウィリアム・ブレイクの名言が浮かぶ。〈キツネは わが身をとがめず、わなを責める〉。失敗のたび、不運や状況のせいにしては進歩なし、という 戒めだ。 きのうの衆院。「もうろう会見」で財務相を降りた盟友について、首相は「健康管理が不十分 で」と説明した。とがめるべきは「お酒ごっくん」で失敗を重ねる人物を重用したわが身の甘さ だ。首相が任命責任に触れたのは、野党に突っ込まれてのことだった。 未曽有の経済危機、ねじれ国会など、「わな」を責めることが多い人である。底なしの支持率 も「世論の無理解」と翻訳しかねない。キツネ首相に「国を挙げて危機を乗り切ろう」と言われ て、奮い立つ国民がどれほどいよう。 それにしても、自民党内でうごめき始めた「麻生おろし」のキツネぶりにもあきれる。5人の 中から党国会議員の56%が支持して麻生氏を選んだのは、つい5カ月前ではないか。選挙の顔 を間違えましたと、国民の審判を経ずにドタバタと次を探すなど、厚顔無恥にもほどがある。 今の政治のもどかしさは、選んだ覚えのない首相や内閣が勝手にこけ続けていることにある。 そこをわきまえず、懲りずに若手や女性を担いだところで、有権者は踊るまい。なめてはいけな い。 何度でも書くが、早い解散しかない。どの党が軸になるにせよ、せめて「選んだ感」のある政 権とともに危機にぶち当たりたい。選挙をしている状況ではないというが、踏ん切りをつけるた めの数週間なら、ちっとも長くない。 ---------- 下衆奴。文章より先に感情が立つ。経済危機は麻生氏のせいか。ねじれは麻生氏のせいか。 手前らでぶん殴っておきながら、殴られた方が悪いと囃し立てる根性に反吐が出る。 最終段落『せめて「選んだ感」』。選んだら何が良くなるのか、何が悪くなるのか。その選ぶた めの情報を提供しない、こいつらの詐話師商売っぷりはどうだ。 踏ん切りをつけさせ、今回もまた、崖からダイブさせるつもりか。 まずお前が、一人で、先に飛べ。
49 :
文責・名無しさん :2009/02/20(金) 11:26:36 ID:ARZqtLDU0
キツネ新聞が何を偉そうに。 小泉が総理のときはワンフレーズだの不真面目だの叩いたくせに 麻生を批判した途端に痛烈批判だと、つい最近まで大はしゃぎしたのに 今さら冷静なふりしても遅い。
はておかしいな。 「選んだ感」で事が片付くなら、小泉が決めた政策に皆おとなしく従ってるなんだが 朝日様も読者様もその限りではないようで。
>>48 >未曽有の経済危機、ねじれ国会など、「わな」を責めることが多い人である。
>底なしの支持率も「世論の無理解」と翻訳しかねない。
高い支持率を維持した小泉のことを、当時の朝日のコラムや投書がどう評していたか
読み返してみろと。
>選挙の顔を間違えましたと、国民の審判を経ずにドタバタと次を探すなど、
>厚顔無恥にもほどがある。
党員選挙で選んだ鳩ポッポを引きずり下ろした民主のことですね、わかります。
>せめて「選んだ感」のある政権とともに危機にぶち当たりたい。
郵政選挙で小泉が大勝したとき「自民に投票したやつだけ増税負担汁!」という投書を
載せたのはどこの新聞だっけ。
53 :
今日の天声人語 :2009/02/21(土) 00:12:21 ID:6w1GNk+L0
要旨:麻生首相の話を聞くたびにキツネを使った戒めのイギリス詩人の名言を思い出す。 昨日の衆議院で財務省を降りた大臣の一人を弁擁。 「わな」と責める進歩のない首相に続く国民はいないだろう。 それに加え、自民党内での麻生を降ろそうとする進歩のない運動にも呆れる。 本当に厚顔無恥もはなはだである。 国民が選ばない内閣などが失脚するところに、問題がある。 そんなこともわからず良い様に振舞っても国民は騙されない。 せめて「選んだ感じ」のある内閣に今の問題にぶち当たってもらいたい。 要約:立て続けに振るわない内閣に対する、筆者の批判。何もできない国民のもどかしさ。
素粒子 2/19(木) 子どもの頃、テレビを見なが ら勉強をしていると、よく母親 に怒られたものだった。「二兎 を追う者は一兎をも得ず」と。 × × 麻生首相。日ロ首脳会談後に 「向こうが2島、こっちは4島 では進展しない」と。4島を追 う者は2島をも得ず、とでも。 × × 与謝野財務・金融・経財相。 タイの財務相会議欠席へ。3ポ スト兼ねる者は1ポストをも満 足にやれず、の懸念、早くも。 ――― 二兎に「にと」、一兎に「いっと」、とルビ。
素粒子 2/20(金) こんな激白本を出すのは誰 『私の3分の2だ!!』 過去を 忘れたがる政治家たちへの警告 集。現在『造反予告』執筆中。 × × 『グラス間違えるな!!』 ロー マでの、あの会見シーン。今だ から明かす、あの温和な表情か ら想像もできぬ、怒りの告白。 × × 『恥を知れ!!』 本来なら新聞 ・テレビのトップニュースだっ たのに……。大統領選を思い起 こさせる本音ニッポン訪問記。 ――― 「こんな激白本を出すのは誰」『私の3分の2だ!!』『グラス間違えるな!!』『恥を知れ!!』が太字。
天声人語 2009年2月21日(土)付 嵐山光三郎さんの短編集『同窓会奇談』(講談社文庫)のあとがきにある。「人々が同窓会へ 出かけて、交錯した時間の糸をたぐり寄せあうのは、昔の自分に出会おうという無為の作業であ る」。 同窓、同郷というだけで打ち解ける。共通の時代や景色の中に「昔の自分」をしばし重ねられ るからだろう。育ててくれた土のにおいを確かめ、まっさらの希望を懐かしむ。実業界でも、大 小の成功者を「土の絆(きずな)」が結びつけることがある。 キヤノンの工場建設をめぐる脱税事件で捕まった会社社長、大賀規久(のりひさ)容疑者の隠 し所得は、鹿島からの口利き料などで30億円超という。キヤノン会長にして日本経団連会長、 御手洗(みたらい)冨士夫(ふじお)氏とは大分の同郷、同じ高校、家族ぐるみの仲だった。 虎の威を借る狐(きつね)のたぐいにしても、私設秘書ばりの言動、建設業界の「大賀詣で」 を知れば、カラ威張りとは思えない。ゼネコンの裏金攻勢にあきれつつ、御手洗氏の郷土愛にも 興味をそそられる。 氏は米国に勤務した23年間、帰国すれば必ず実家を訪れ、母親と同じ部屋で寝たという。「私 の人生の原点。おふくろの地であり、ゆりかごの地。東京生まれの人には悪いが、こんな田舎を 持っているのは本当に幸せだ」と語っている。 財界総理が「長年の友人だったが弁護する気もない」とした容疑者は、ゆりかごの足元でうご めいた黒い影であろう。実像がかすんだにせよ、ゆがんだにせよ、「レンズの曇り」は世界ブラン ドらしくない。故郷、旧友。優しきものとの交わりは、心地よいゆえに、難しい。 ---------- 御手洗氏への微妙な当てこすり、でしょうか。 直接的に言わず、『心地よいゆえに、難しい』なんていう締めで終わらせて下品。
57 :
文責・名無しさん :2009/02/21(土) 14:19:55 ID:sPKR3OLf0
>>56 >故郷、旧友。優しきものとの交わりは、心地よいゆえに、難しい。
若宮や早野みたいなおバカコンビを、社長の「同期の桜」であるがゆえに切り捨てられず
未だに「コラムニスト」として飼ってる会社に言われてもな。
しかも若宮は親のコネで入社した「二世記者」じゃないか。
59 :
文責・名無しさん :2009/02/21(土) 21:49:22 ID:nF3RzSkM0
要旨: 嵐山光三郎さんの短編集『同窓会奇談』に 「人々が同窓会に行き、「昔の自分」に自然と出会おうと昔懐かしい時間を手繰る」という言葉がある。 育った地の土のにおいを確かめ純粋な希望を持った過去を懐かしむことを通じて「昔の自分」を重ね合わせる事で、同窓同郷同士、打ち解けあう事ができる。 実業界でも土という言葉を使って「土の絆」として大小の成功者をあらわすことがあるようだ。 キャノン工場建設の30億円の脱税のために膾炙社長である大賀規久が逮捕された。 キャノン会長で日本経団連会長の御手洗冨士夫氏は、大賀と同じ大分の高校に通い家族ぐるみの仲だった。 私設秘書ばりの言動、建設業界の「大賀詣で」を知れば、虎の威をかる狐の空威張りとは思えなくなってくる。 ゼネコンの裏金攻勢には呆れているが、御手洗氏の郷土愛には関心する。 「人生の原点は、生まれ育った場所なので、都会の人には悪く聞こえるかもしれないが、田舎を持つのはとても幸せだ。」という言葉に代名されるように、御手洗氏は米国に勤務していて、帰国すれば必ず母の元を尋ねともに寝たと言う。 財務総理に見捨てられた大鋸容疑者は、御手洗氏にとっては足元で蠢く不安の種だっただろう。 いずれにせよ世界ブランドを辱めた点では大賀には重責がある。 ゆえに、故郷や旧友といった優しさとの関係は、心地よいため、難しい。 要約: 望郷の念をそそっておきながら、旧友との難しい人間関係を書いている。
「要旨」が長すぎます。 もう少しタイトにまとめるべきです。 あと、言葉の意味としては、「要旨」と「要約」がと逆なんじゃないかな。 「要約」は短くまとめたもの、「要旨」は重要なポイント、だから。
天声人語 2009年2月22日(日)付 しばらく前の小欄で2月の異名に「梅つ月」や「梅見月」があると書いたら、「花待月という のも聞いたことがあります」と便りをいただいた。手近な辞書や歳時記を開いてみたが、見つか らない。とはいえ、心ひかれる呼び名である。 陰暦2月の異称は「如月(きさらぎ)」が知られている。広辞苑によれば「草木が更生するこ と」というから、花待月に通じるものがある。「着物をさらに重ね着る意味」は誤りらしい。寒 さの底から春が兆す。よみがえりの日々が、いまの時期なのだろう。 〈地上は今/ひどく形而上学(けいじじょうがく)的な季節……くらい土の中では/やがて来 る華麗な祝祭のために/数かぎりないものたちが生きているのです〉。詩人、牟礼慶子さんの「見 えない季節」の一節だ。地中でひっそり芽吹きを待つ花々が、まぶたに浮かぶ。 詩は、〈できるなら/日々のくらさを 土の中のくらさに/似せてはいけないでしょうか〉と 書き出される。豊饒(ほうじょう)をはらむ土中の暗さに希望を重ねる言葉でもあろう。100 年に一度という危機も、そうした暗さに思えるなら、少しは勇気づけられる。 二十四節気の「雨水」を過ぎ、さらに分けた七十二候では、いまは「土脈潤起(どみゃくうる おいおこる)」にあたる。寒々と硬かった大地が潤ってゆるむ。その様は「華麗な祝祭」への序 曲を聞くようでもある。 そして待たれる3月は、「花咲月」とも「花見月」とも呼ばれる。人の世はおぼつかなく、景 気回復への序曲はまだ聞けそうもないが、季節は冴(さ)え返(かえ)りつつ百花を育む。悠々 たる貫禄(かんろく)、とでも言うべき天地の巡りである。
天声人語 2009年2月23日(月)付 「持つべきものは友」というが、「敵」がいることもそれに劣らず大切らしい。大劇作家シェー クスピアはさすがに人間通らしく、喜劇『十二夜』の道化役に「持つべきは敵」だと語らせてい る。 〈だってさ、友だちはおれをほめあげてばかにするが、敵は正直にばかだと言ってくれるんで ね〉(小田島雄志訳)。続くせりふが、またいい。〈つまり敵によっておのれを知り、友だちに よっておのれを欺くってわけだ〉。実社会の折々の場面に、すっぽり当てはまりそうな名句であ る。 朦朧(もうろう)会見で辞任した中川前財務相が、バチカン博物館でも問題行動をしていたこ とが分かった。柵(さく)を越えたり、展示品にさわったりしたため警報が鳴ったという。一介 の旅人ではない。一国の大臣ともなれば、分厚い恥の上塗りである。 チャーター機を仕立てての渡欧だった。官僚その他、随員は大勢いたはずだ。身内とはいえ愚 かさを教える人物はいなかったのか。会見といい博物館といい、「ほめあげて内心ばかにする」 官と政の関係が、寒々と見え隠れする。 その一方で、ありがたいはずの直言は時に痛棒になる。小泉元首相が麻生首相に向けた「笑っ ちゃうくらい、あきれている」はそのくちだろう。辛口批評には慣れっこの首相も、煮えくりか えったに違いない。 これは誰が言ったのだったか、「友を許すのは、敵を許すより難しい」という。首相の胸中と 自民党内の恨みは今後の政局に無縁ではあるまい。友たること、敵たること。いろいろと考えさ せてくれる政府与党の悲喜劇である。 ---------- 警句は警句として価値あるものだが、何でもかんでも警句どおり、でもあるまい。 友は常に自分を欺くわけでもなく、敵が常に正直であるわけでもない。褒める言葉には常に嘘と 嘲笑が含まれているわけでもなく、鋭く厳しい言葉が常に正直であるわけでもない。 マスコミは政府に対して厳しい言葉を突きつけているが、それはマスコミが正直だからでもなく、 真実を突きつけているというわけでもかろうよ、ということ。
素粒子 2/21(土) 日本の政治家の入館をお断り します。理由はナカガワ氏にお 尋ね下さい。但し、一般の日本 人の入館は自由。罰カン博物館 × × 誤解与えぬため、夜の会合で 飲酒ご遠慮下さい。但し、立派 に仕事してると胸張れる先生方 この限りにあらず。自壊党本部 × × 季語「冴返る」。暖かくなり かけたかと思った頃、寒さがぶ り返すことをいう。<人に死に 鶴に生れて冴え返る>夏目漱石 ――― 一段目の但しに「ただ」し、罰カンに「バチ」カン、冴返るに「さえかえ」る、とルビ。
素粒子 2/23(月) 麻生離れ加速 後援者から 「絶対にダメだ」とポスター用 の、首相とのツーショット写真 を敬遠する自民党議員、続々。 × × 麻生様々加速 大ベストセラ ー『読めそうで読めない間違い やすい漢字』の売り場で「麻生 さんのおかげ」張り紙、続々。 × × 「酒は百薬の長」とは言われ るが、あんな醜態を見てしまっ てはなあ……。<酒止めようか どの本能と遊ぼうか>金子兜太 ――― 「麻生離れ加速」「麻生様々加速」が太字。
>>63 「犬と中国人入るべからず」という看板を思い出すな。
朝日(というか下等)的には、政治家はどれだけ差別的な罵倒を浴びせても構わない相手らしい。
>>64 まだ漢字ネタ引っ張ってんのか
自社の所得隠しでもネタにしてみればいいんじゃないか?
67 :
文責・名無しさん :2009/02/24(火) 10:30:57 ID:lZ2hLTBf0
アカデミー賞について解説してる場合じゃねえだろ、朝日君。 謝罪会見は開かないつもりなのか。トップの辞任は当然行われるんだろ。
68 :
文責・名無しさん :2009/02/24(火) 10:33:37 ID:supCPKBw0
今日、申告漏れだか脱税だかを素粒子でネタにしたら 逆に尊敬
>>62 >官僚その他、随員は大勢いたはずだ。身内とはいえ愚かさを教える人物はいなかったのか。
>会見といい博物館といい、「ほめあげて内心ばかにする」官と政の関係が、寒々と見え隠れする。
きょうの朝刊の池上彰のコラムでは、声欄投書を引用してメディアの記者の対応も疑問視されてたがな。
会食に同席した読売記者だけが悪いことにしたいようだが、
あんたら記者の本質も「ほめあげて内心ばかにする」ではないのかね?
天声人語 2009年2月24日(火)付 人の遺体を扱った詩歌は多くないだろうが、甲州に暮らした俳人、飯田蛇笏(だこつ)に〈な きがらや秋風かよふ鼻の穴〉がある。山あいの村の弔いだろうか。死者の湛(たた)える静けさ が、透きとおった風とともに、読む者の脳裏に浮かび上がる。 映画「おくりびと」を見て、似た思いを抱いた人もいることだろう。「死に対する畏敬(いけ い)の念を通して生をたたえる感動作」と米国の映画業界紙が評したそうだ。きのう、アカデミー 賞の外国語映画賞を、日本映画として初めて受賞した。 遺体を清めて棺に納める「納棺師」という職業を描いている。装束を着せ、化粧も施す。いつ くしむような所作を通して「人の尊厳」がにじみ出る。難しい役を、主演の本木雅弘さんが好演 した。 映画作りにあたり、本物の納棺師、青木新門さんの著書『納棺夫日記』を読み込んだそうだ。 「毎日死者ばかり見ていると死者は静かで美しく見えてくる」と青木さんは書いている。「生か 死か」ではなく、生と死を一つとして見ることが大切だと、心のありようも説く。 英語版の題名「デパーチャーズ」は「旅立ち」の意味である。生者が「おくりびと」なら死者 は「おくられびと」。送り、送られて歳月は流れる。テーマの普遍性が、前評判の高かったライ バル作をしのいでの栄冠を呼び込んだようだ。 もう一つの朗報となった短編アニメーション賞「つみきのいえ」も、ひとりの老人の、過ぎて いった人や時への愛惜を描いている。二つの日本映画に、人が生きて紡ぐかけがえのないものへ の、深いまなざしを見る。 ---------- 映画の中身には触れず、周辺情報や引用だけで出来ている。 天人子、おそらく、この映画見ていないな。パンフレット見て書いたかの様な印象。 それがダメだとは言わないけれど、コラムなんだから、もうちょっと読者を惹きつけるような何 かが必要なんじゃないかな、と思う。 まあ、言うほど楽なもんじゃないのは承知。いやぁ、映画って本当にいいもんですねえ。
71 :
文責・名無しさん :2009/02/24(火) 20:52:21 ID:NyaEhC+E0
要旨: 死者を扱った詩歌は少ないが、俳人飯田蛇笏による一句には死者が湛える静けさを読者に印象付ける。 アカデミー賞の外国語映画賞を、日本映画として初めて受賞した「おくりびと」は 死に対する畏敬の念を通して生を讃えるという、蛇笏の 句に通じるところがあるのもわかる。 そして、この映画は遺体を清めて棺に納める「納棺師」という職業を通じて「人の尊厳」を醸し出している。 現役の納棺師の青木新門氏によると、 重要なことは「生か死」ではなく「生と死」を同一視することにある。 歳月は送り送られることを文字って、 生者は送り、死者は送られるというテーマの普遍性が、 「おくりびと」と受賞に至らしめた。 「おくりびと」や独りの老人の過ぎた人や物への愛惜を漂わせる「つみきのいえ」という作品から、 人生で紡いでいくかけがえのないものへの深い愛惜を感じる。 要約: 映画から人生やその先に待つ死について触れてみよう。
天声人語 2009年2月25日(水)付 ドイツ文学が専門のエッセイスト池内紀さんがかつて、「イタリア語は学びがいのある言葉だ」 と書いていた。理由が面白い。イタリアの人は、こちらが多少の単語を話せるだけで「自分たち に向けられたすてきな表敬」と思ってくれるからだという。 その逆は、たぶん英語だろう。少しばかり話せてもほめられず、下手だと哀れに思われる。い まや世界語さながらに、わが世の春を謳歌(おうか)して強気だ。その陰で多くのマイナーな言 語が消えつつあると、先日の小紙が報じていた。 世界には6千前後の言語があるそうだ。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が大がかりな調査 をしたら、うち約2500語が消滅の危機にさらされていた。199語にいたっては話し手が10 人以下に減っていた。まさに風前の灯である。 219もの言語が、20世紀の半ば以降に消えている。去年は米アラスカ州でイヤック語が、 最後の話者が死んで途絶えた。その女性は生前「ひとりぼっちは怖い」と言っていた。イヤック 語で話せる相手が誰もいなかったからである。 一つの言語が生き延びていくには10万人以上の話し手が必要だという。ある一線を割れば坂 道を転がるのは、生き物の場合と同じらしい。生物多様性ばかりでなく言語の多様性も、この地 球上で細りつつある。 かつて、印刷術の発明は文字のない語を置き去りにし、ラジオ・テレビの隆盛がさらに、少数 派の言語を追いやってきた。そしていま、インターネットである。英語も大切だが、弱肉強食に まかせていては多彩な文化は守れない。 ---------- 第2段落、天人子、英語で何か嫌なことでもあったのかね。 話は大変興味深いが、しかし、印刷技術、ラジオ、テレビ、インターネットが言語を狩って絶滅 させたと言わんばかりの書き様には、どうにも納得しがたい。移動交通手段の発達、流通、共同 体単位の拡大など、他の要因も大きかろうと思うから。 10万人以上の話し手が維持できない言語は生き延びられない。ならば、消滅の危機にある言語を 生き延びさせるためには、何ができる。できることは少ないと思うが。
73 :
文責・名無しさん :2009/02/25(水) 22:05:05 ID:nCDSljRO0
要旨: イタリア語を少しでも話せると褒められるが、 世界語さながらの英語は少し話せても褒められず、 下手だと逆に哀れに思われる。 国連教育科学文化機関による調査で 世界の6000前後ある言語のうち 2500のマイナー言語が消滅の危機に晒されているという 結果を発表した。 去年はイヤック語が最期の話者と共に消えた。 死語にならないためには最低10万人の話者を要する。 生物と同じように言語も地球上では画一化されてきている。 生活が便利になる一方で、英語ばかりを重要視すると、 淘汰されていく言語を守る術はない。 要約: 時代による言葉の盛衰
素粒子 2/24(火) 「師」のつくひとびと 納棺師 アカデミー受賞で脚光 荒事師 例えば小泉さん的な人 如何様師 減らないお札発行人 × × 仕事師 WBCイチロー的立場 騒々師 橋下府知事のような人 講釈師 TVのコメンテーター 鈴付師 首相に引導を渡せる人 × × 潔師 黒字ホンダ社長の引き際 年金見通師 希望的試算超甘人 麻術師 気軽に大麻を弄ぶ方々 世襲廃師 政界で急増しない人 ――― 「「師」のつくひとびと」「納棺師」「荒事師」「如何様師」「仕事師」「騒々師」 「講釈師」「鈴付師」「潔師」「年金見通師」「麻術師」「世襲廃師」が太字。 如何様に「いかさま」、弄ぶに「もてあそ」ぶ、とルビ。
素粒子 2/25(水) 国務長官の初訪問国が日本 で、ホワイトハウスへ初ご招待 の外国首脳が日本の首相。なん か、深謀遠慮の魂胆あるよな。 × × お隣韓国の李政権も、人気低 迷。就任1年で胸張れる成果も なく、得意の経済も看板倒れ。 それでも、支持率30%前後も。 × × 自販機は風景の一部と信じる なかれ。ベネチアで設置大論 争。「景観損ない、巨大企業の ベネチア侵略」と反発広がる。 ――― 李に「イ」、とルビ。
魂胆って、同盟国と親交を深めるのがそんなに嫌か。
中国様へ朝貢に行く時には絶対同じ事言わないよな、朝日w
78 :
文責・名無しさん :2009/02/26(木) 10:59:13 ID:p80ep7Sw0
>>75 >国務長官の初訪問国が日本
>で、ホワイトハウスへ初ご招待
>の外国首脳が日本の首相。なん
>か、深謀遠慮の魂胆あるよな。
日米の関係を考えれば、特に疑うようなことは何も無いと思うが?
根拠も無しに陰謀めいたことを言うなんて典型的な陰謀厨だなw
天声人語 2009年2月26日(木)付 本を手に取るきっかけは様々だが、近頃は「ジャケ買い」が多いらしい。中身を吟味するより ジャケット、つまり表紙で選ぶことだ。当て込んでか、文庫本の売り場には、俳優の写真など派 手な表紙がずらりと平積みされている。 麻生首相も当初、有権者の「ジャケ買い」を期待された。いまや「麻生おろし」の風が吹き、 自民党は新たなジャケットを探して蠢(うごめ)く。20年前、「本の中身を変えず、表紙だけ 変えてもだめ」と総裁就任を断った元外相、伊東正義の実直は、もはや遠い感がある。 締まらぬ政局を後に麻生氏が渡米し、米国の新しいジャケット、オバマ大統領と会見した。主 要メディアの世論調査の支持率は、片や1割台、片や6割台。比べたくはないけれど、冬場と夏 の太陽を並べて眺める思いがする。 米国とて、表紙が変われば現実が変わるわけではない。むしろ新奇なジャケットほど、評判倒 れの危うさは大きい。そんなオバマ氏を支えるのは、選挙で選ばれたという自負と自信だ。米国 民は今後の4年を彼に託した。その洗礼が麻生氏にはない。 本に話を戻せば、両人は奇(く)しくも、日本の出版界の頼もしい助っ人だ。オバマ氏の雄弁 と、麻生氏の漢字の読み違い。教師となり、反面教師となって、演説集や読み方の本をベストセ ラーに押し上げた。 「悪書にまさる泥棒はない」と西洋の諺(ことわざ)に言う。つまらぬ本を読まされれば、金 も時間も失うことになるからだ。きたる衆院選での「ジャケ買い」を自戒しつつ、オバマ氏の4 年が悪書の執筆に終わらないことを願う。 ---------- 文章はとっ散らかり気味で無理矢理だけれど、流暢でわりと面白い。 「ジャケ買い」、パッケ買い、表紙買いについては、一家言ある向きも多かろうと思う。『近頃 は』等と「流行話」をツカミにしたい風だが、あんた、天人子、遅れているよ。 内容。『政権交代!』のコシマキだけで民主党売り込んでいるのは、何処のどいつだ。お前らは 自民党麻生政権の本文、小沢民主党の本文を、どれだけ紹介している。 あんたのやるべき事は、自戒じゃないだろ。仕事しろや。
80 :
文責・名無しさん :2009/02/26(木) 12:36:55 ID:Kwv9lMxtO
マスコミがジャケ買いしたんじゃないの? 有権者がジャケ買いしたんだ()笑 マスコミが騒音がなり立てるから 有権者は肝心な中身が聞けないのですが…
麻生首相絶賛叩き中だね。 青鉛筆コーナーでまでやらんでも。
ドキュン記事スレと誤爆った。 謝罪はするけど反省はしないニダ。
今日の素粒子はちょっと不謹慎じゃないかなって思う
下等の辞書に不謹慎や自重なんてもんは無い
「所得隠しに依存する朝日新聞」とは何で書かなかったんだろう?
86 :
文責・名無しさん :2009/02/26(木) 17:50:51 ID:vx2nahVT0
民主党&小沢という表紙のみを大々的に宣伝し、 有権者にジャケ買いを扇動しているのはお前らマスゴミだろ
そんで失敗すると、有権者はジャケで決めるアホと 上から目線になる訳ですよ
88 :
文責・名無しさん :2009/02/26(木) 23:07:19 ID:Y5BxTTYi0
要旨: 最近の本は中身でなく表紙のジャケットで手に取られている。 内面でなく外見を変えても無意味と発言した 元外相、伊藤正義氏の言葉が遠い昔と思われるように、 最近の内閣も外面のみで選ばれる。 渡米した麻生氏は支持率に雲泥の差が見られるオバマ氏と会見を行う。 アメリカ大統領は国民による直選だが、 日本は国民からは選ばれないので、 オバマ氏は自負と自信に漲っている。 オバマ氏の雄弁、麻生氏の漢字誤読は、 日本の出版会社に活力を与えている。 来る衆院選での外面のみによる選挙は自戒しつつ、 オバマ氏の4年が無駄にならないことを祈る。 要約: 締まらぬ政権を無駄に続ける麻生氏への批判
素粒子 2/26(木) 私がケータイ依存なら、兄は ゲーム依存。姉はコンビニ依存 で、母がユニクロ依存。クビ切 られないように父は上司依存。 × × 首相が外交依存なら、大臣は 官僚依存。官僚は天下り依存 で、野党が麻生依存。舌がよく 回る政治家はテレビ露出依存。 × × 経済界が外需依存なら、学会 はノーベル賞依存。角界は朝青 龍依存で、ゴルフ界が遼ちゃん 依存。嗚呼ニッポン依存大国。 ――― 昨日鳩山総務相の発言 「法相時代に13人の死刑を執行し、朝日新聞に死神の称号を頂いて、云々」 を「閣僚の不適切発言相次ぐ」と紹介していたニュース23。
>>88 『最近の本は中身でなく…』
これでは、意味が違ってくるな。
「最近は本を中身でなく表紙で選ぶらしい」
くらいが妥当では。
『アメリカ大統領は国民による直選だが…』
間に日本の事情を間に挟んだら、「自身に漲っている」の理由に日本がかかるように見えてしま
う。
みなぎっている、というのも、元の文章の意味とはちょっと違うな。
「アメリカ大統領は国民による直選であり、オバマ氏はその自負と自身に支えられているが、日
本の首相は国民から選ばれていない」
とストレートに略する方がいいと思う。
>>89 「学会はノーベル賞依存」の意味が判らない。
朝日は何が嘆かわしいと言ってるのか?
とりあえず視聴率に依存したテレビと、 イデオロギーに依存した新聞については書かないのでしょうか?w
>>89 「与党と官僚の癒着」みたいに官僚=悪みたいな報道沢山あるが具体的に何が悪いの?
95 :
文責・名無しさん :2009/02/27(金) 09:31:25 ID:CZAAUQGc0
アカピは見えない世論に大依存
天声人語 2009年2月27日(金)付 冒険は華々しい行為に思われがちだが、南極に人生を捧(ささ)げた元越冬隊長、村山雅美さん の考えは違った。生前、雑誌に「我々の踏むプロセスはきわめて常識的です。その結果が前人未 到の大冒険などと言われるにすぎない」と語っている。 奇跡もまた、着実な積み重ねから起きるらしい。先月、「ハドソン川の奇跡」と呼ばれた不時 着を成功させた米国の機長は「訓練通りに仕事をしたまで」と淡々と語っていた。一躍英雄になっ たその機長が先日、米議会で気になる証言をした。 空の安全が、リストラで脅かされているのだという。経営難に経済危機が追い打ちをかけ、ベ テランが次々に航空会社を去っているそうだ。熟練した乗員の大切さを訴える言葉は、奇跡のあ とだけに説得力がある。 旅客機のハイテク化はめざましい。だが飛ばすのは人間だ。人と機械の調和なしには安全はお ぼつかない。互いの「協力関係」が人間の側から崩れかけてはいないか。機長の心配は、そのあ たりを突いているようだ。 空ばかりではない。鉄道や原発をはじめ至る所に、地道なプロセスを踏み外せばたちまち落ち 込む深い穴が、口を開けている。培ってきた現場の人間力が不況で細り、安全を脅かしてはいな いだろうか。海の向こうの話と決め込んではいられない。 本当は、日々を無事故でつなぎ、英雄など生まれないことこそ誇るべき栄誉なのだ。奇跡のあ と、米国やオランダで旅客機の痛ましい事故が起きている。合理化のあまり必要な筋肉まで削(そ) いでいなかったかどうかが、気にかかる。 ---------- ごく普通の、当たり前のことなんだけれど、コラムの内容としては、まあ、いいんじゃないかな。
97 :
文責・名無しさん :2009/02/27(金) 19:18:44 ID:CZAAUQGc0
>>96 なんか、毒が抜けたね
健康診断の結果が悪かったのではw
175 名前:文責・名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/27(金) 20:04:53 ID:fNZhTzsk0 本日の朝日新聞夕刊1面 「素粒子」 より ♪春よ来い 早く来い マスターズに出る 遼くんが ドライバーぶんぶんふり回し まだかまだかと 待っている ♪ワインよ来い 早く来い はれて自由の ナカちゃんが いろんなひとに かこまれて ゴックンしたいと 待っている ♪選挙よ来い 早く来い あきれもはてた こくみんが にほんのしょうらい 考えて 投票がしたいと 待っている
99 :
文責・名無しさん :2009/02/27(金) 21:26:37 ID:/gxiKclG0
これ、ワインをゴックンどころか ガバガバ飲みながら書いたコラムだろw 気分が良くなった酔っ払いが大声で替え歌を 歌っている姿が目に浮かぶのだが。
100 :
文責・名無しさん :2009/02/27(金) 22:45:21 ID:FzPWpfQX0
>>91 ありがとうございます!
これからの参考とします!
要旨:
前人未到や奇跡と呼ばれる人には、
着実な積み重ねがある。
例えば、「空の安全」は経済危機が追い討ちをかけた経営難によるリストラで、多くのベテランパイロットを失う事によって脅かされている。
旅客機のハイテク化が進むが、操縦する人と機械との調和が崩れては安全は保障できないという懸念がある。
この懸念は他の産業にも、日本にも勿論当てはまる。
英雄が生まれるのは事故があるからであり、
本来は無事故で英雄がいないことが一番誇らしい。
経営難に対する合理的解決として、
必要なものまで削減するのは自縄自縛というものだ。
要約:
経済危機と大事故との関係
101 :
文責・名無しさん :2009/02/28(土) 00:31:07 ID:SjW13BzQ0
脱税依存症 ♪国税来い 朝日新聞社
102 :
文責・名無しさん :2009/02/28(土) 11:04:37 ID:BvRUW+F40
♪選挙よ来い 早く来い 赤字まみれの マスコミが 目先のカネに 目がくらみ 選挙はまだかと 焦っている
天声人語 2009年2月28日(土)付 きょうは56年前、吉田茂首相が国会で「バカヤロー」とやった日。それがもとで衆院は解散 する。解散もままならぬ迷走政治の下、春を待つ2月の言葉から。 東京の佐藤壮広(たけひろ)さん(41)は大学など10校を掛け持つ安月給講師の悲哀を「非 常勤ブルース」という歌にした。教壇でギターを弾き熱唱する。♪先生いつも どこにいるんで すか?/聞かれるたびに おれは答えるよ/おれはいつも お前らの目の前だ……。「パートタ イムでも教育者の誇りをもってやっているぞ、というところを見せたい」。 歌手を夢見て北海道・網走から上京した走(はしり)裕介さん(35)が、苦節10年でデ ビューを果たす。「芸名のように心で歌う歌手として走っていきます。人生の応援歌を歌い続け たい」。北の寒さも緩む4月に「流氷の駅」を発表する。 京都の廣畑涙嘉(るか)さん(39)は男から女になった牧師。性同一性障害に苦しんだ過去 を背に人を励ます。「とっくにつぶれてもおかしくなかったのに、私は生きてきたのよ。あなた はどう? 死にものぐるいで生きてごらんよ」。 企業スポーツが冷え込む中、群馬県の食品会社が女子ソフトボールチームを作る。ヘルメット には自社のソース焼きそばの頭文字の「ペ」1文字。監督の田上(たのうえ)美和さん(33) は「強いだけでなく、焼きそばのように愛されるチームを作りたい」。 アカデミー賞の短編アニメ賞に輝いた加藤久仁生さん(31)が喜びを語った。「ありがとう、 私の鉛筆」。手書きの感じを大切にしてきたそうだ。春の色鉛筆が野山を美しく描く日も近い。
そんなに解散してほしいか
素粒子 2/28(土)
トヨタに続きソニーも、社長
交代。トップが赤字の責任も取
らずに居座りゃ、社員の士気は
落ちるわな。どんな企業でも。
× ×
早期退職に応じるよう部下に
勧めた手前、自らも応募、職探
してる人の記事が載っていた。
こんな日本人まだいるんだな。
× ×
週末に近郊の山々に出かける
と、待ちかねたように人。明日
から、3月。<きらめきつしぶ
きつ春の滝となる>堀口星眠
―――
朝日新聞:08年9月中間期の純損益103億円の赤字、
特損に投資有価証券売却損44億円など計上、大幅に赤字転落
ttp://news.livedoor.com/article/detail/3910248/ トップは責任を取りましたか?
>>105 築地市場の前で新聞作ってる会社も赤字になったんじゃなかったか?
はっ、素粒子を使った、朝日新聞内部批判か! Ω ΩΩ<ナーンダ
>>105 責任取って村山家の婆さんからテロ朝に株価が移りましたw
あ、株価じゃなくて株だw
常日頃、素粒子の文を下品だ下品だと思っていたらこんなスレがあったんだね。 あれは低俗すぎる。 天声人語は小学生のときに親に無理やりよまされて以来、ちゃんとよんだ事ないけど、 斜め読み程度で昔とえらい変わったなと思う。 あんなに幼稚な文だったっけか?ありゃひどいな。
>>110 最近は「ここはどこだろう。まっくらだ。」みたいなネタがなくてちょっとさびしい
112 :
文責・名無しさん :2009/03/01(日) 21:06:27 ID:mi/TFm5f0
天声人語 2009年3月1日(日)付 美と銭は、遠いようで近い。故イブ・サンローラン氏の美術コレクションが地元パリで競売に 付され、個人蔵としては空前の約460億円で落札された。話題は、中国を怒らせた清朝時代の ネズミとウサギだった。 二つの頭像は十二支の仲間たちとともに、北京の庭園、円明園の噴水時計を飾っていたが、第 2次アヘン戦争で英仏連合軍が持ち去った。19世紀の戦利品は、欧州を巡り巡って「モードの 帝王」の財産目録に連なったのだろう。 十二支のうち、5体が祖国に戻り、5体はなお行方不明という。中国政府は、子(ね)と卯 (う)が市場に出るのを待ち構えていたらしい。しかし返還要求もむなしく、銅製の小動物は計 34億円で新たな持ち主の蔵へと消えた。 古今東西、動かせる美術品は列強に集まり、有力者の邸宅や博物館を飾ってきた。アテネのパ ルテノン神殿からはぎ取られた彫刻は大英博物館に鎮座し、仏ルーブル美術館にも異国のお宝が あふれる。流出、放浪する文化財に、胸を張れる来歴は少ない。 美を集める力は今、武より財である。80年代後半、高値で日本に吸い寄せられた名画の末路 を思う。バブル崩壊で売るに売れず、金融機関が「塩漬け担保」にしていた絵は、海千山千の欧 米の画商らが買いたたいた。日本が元気になったらまた売りに来るはずだ。 ひとたび競売に出れば、無法時代に奪われたものでも取り返せる。世界一の外貨準備高を誇り、 市場経済を信奉する中国である。「帝国主義の略奪」という言葉をのみ込んで、落札者に接触し ている頃かもしれない。 ---------- 美と銭というより、美と価値というべきであろうな。価値の物差しが銭であるに過ぎない。 『胸を張れる来歴』と言うが、それは現代の価値観であって、当時の価値観では『戦利品を持っ て帰るのは当然の権利』であろう。だから、ここらへんに若干違和感がある。現代の、銭の力で 掻き集める在り様と、なんら変わりは無いと思うのだが。 日本から、武力や無法で持ち去られた多数の美術品について、天人子はどう思うよ。それには口 をつぐんで、他国の美術品についてのみ語るなら、片手落ちと言う他無い。
天声人語 2009年3月2日(月)付 「美しき星の下に」というシャンソンがある。詞と曲は「枯葉」のコンビ、女神ジュリエット・ グレコがデビュー間もない1951年に吹き込んだ。〈腹ぺこの浮浪者はベンチで眠り、老いた 娼婦(しょうふ)たちはまだ客を引く……〉。底辺の日常がカラリと描かれる。 曲を詠み込んだ一首がある。〈美しき星空の下眠りゆくグレコの唄(うた)を聴くは幻〉。作 者の公田耕一さんは、朝日歌壇に現れた自称ホームレスだ。この歌は選外ながら、耳底に残る「良 き時代の音」に、野宿の身を重ねて哀(かな)しい。 横浜の人らしいが、その境遇までが「作品」なのか、確かめようはない。読者の激励を届けた い、ずっと歌壇とつながっていてと願い、担当者は「ホームレス歌人さん、連絡を」と記事にし た。その後も黒いボールペンの細字で、連絡先のない投稿が続いている。 在パリのシャンソン愛好家、長南(ちょうなん)博文さんからお便りが届いた。「この曲を知 る人はファンでも少ない。50年代に青春を送った70歳前後のフランス通か」との推理だ。 〈百均の「赤いきつね」と迷ひつつ月曜だけ買ふ朝日新聞〉。月曜朝刊の歌壇は新しい紙面で、 という潔さがうれしい。グレコの日本公演を長く手がける中村敬子さんは「若くして欧州の文化 を愛したであろう方が食うや食わずなんて、胸が詰まります」と語る。 春が来て幻に聴く曲も変わろう。詮索(せんさく)は控え、新星の輝きを見守りたい。その「住 所」は作歌の背景にして源泉、それで十分だ。知りたくもあり、知りたくもなし。読者と一緒に 迷いながら、週の初めに書く。 ---------- それで十分、ですか。知りたくもあり、知りたくもなし。匿名の闇もまた美しからずや。 まあ、勝手なものである。
115 :
文責・名無しさん :2009/03/02(月) 15:30:01 ID:laszk8+l0
横浜、ホームレス、シャンソン、といえば メリーさん&ガジロウさんライン?
>世界一の外貨準備高を誇り、市場経済を信奉する中国である。「帝国主義 >の略奪」という言葉をのみ込んで、落札者に接触している頃かもしれない。 【北京2日共同】第2次アヘン戦争で英仏連合軍が1860年に中国から 略奪、フランスの服飾デザイナー、故イブ・サンローラン氏の遺産として パリで2月25日に競売にかけられたウサギとネズミのブロンズ像を落札 したのは中国人だったことが2日、分かった。ロイター通信によると、落 札者を名乗る中国人は2日、記者会見し「落札した金を支払うことはでき ない」とし、支払いを拒否する姿勢を示した。
117 :
111>78 :2009/03/02(月) 17:09:36 ID:Kt5Ek0hL0
軍需経済は市民社会に残虐犯罪を撒き散らし、文化の全てを圧殺し、福祉・教育・平和産業から国家予算や資産、人材を根こそぎ奪い肥大して行く。
軍需経済という最も醜悪な病原菌が市民社会に一度根を張ってしまえば取り除くことは出来ない。
http://esashib.hp.infoseek.co.jp/poor01.htm http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-10-31/03_01.html 『新潮45』(2008年12月号)によれば、平成日本軍部のトップである田母神前空幕長は『M資金詐欺』のお先棒を担ごうとしていた。
平成日本軍部のトップである田母神前空幕長は、詐欺の首謀者である自称大富豪夫人が
宿泊する東京・品川のホテルのスイートルームに平成日本軍部と深い関わりがある日本有
数の防衛産業の社長を連れて行った。だが、防衛産業社長は自称大富豪夫人が持ち掛ける4800兆円もの戦後復興資金や30兆円もの巨額融資話に「おかしい」と気づき警察に被害届を出したのである(『新潮4
5』2008年12月号より)。
大富豪夫人が仕掛けた詐欺は稚拙なものだった。
日本軍部のトップである田母神前空幕長を大富豪夫人に紹介したのは、懸賞論文を主催したアパグループの元谷外志雄代表だ。
記者会見でこの件を追及したのは、元朝日新聞社会部記者で防衛庁に詳しい田岡俊次氏。
田岡氏が厳しく追求すると田母神は「その質問は止めてほしいっ」と逃げ回った。
軍需経済に飼育されたチンピラ軍人の正体である。
http://members.at.infoseek.co.jp/NankingMassacre/mondai/gyakusatu.html 国土防衛などというのは只の詐欺話であって、インチキ巨額兵器をでっち上げて国民の血
税を根こそぎかっぱらうことだけが目的なのだ。
軍需経済という最も醜悪な病原菌によって既に、命令されれば平然と虐殺兵器の引き金を
引く不気味でおぞましい若者達や、
軍需産業群(=人殺し強盗産業群)からの給与で人生を組み立てて恥じないモラル無き人
間達が市民社会を覆いつつある。
118 :
文責・名無しさん :2009/03/02(月) 19:32:07 ID:spG7OZ250
今夕の素粒子のレベルの低さは何?
素粒子のレベルが高かったのはもう何年も前です。
120 :
文責・名無しさん :2009/03/02(月) 23:26:39 ID:f0L2eW2u0
天声人語で漢字力アップ! 天声人語漢字トレーニング
http://premium.asahi.com/manabi/kanjitenjin/ 朝日新聞の看板コラム「天声人語」の語句を漢字の問題文に。
読んでから解いても、解いてから読んでも。実際の新聞記事を使った
“生きた問題”で、日々の生活に役立つ漢字力を身につけよう。
----------------------------------------------------------------
ここはどこだろう。まっくらだ。ワタシがだれなのかもわからない。まわりには、
ワタシのようなものはいないようだ。これから、どうなるのだろうか。
てがかりは、とおいかすかなきおくにしかない。いつかどこかで、ふたつの
ものがあわさってワタシというものがはじまったようなのだ。まだみてはいないが、
このそとには、せかいというひろいところがあるらしい。そこには、オトコという
いきものとオンナといういきものがいて、それがであってあたらしいいのちが
できる、ときいたきおくがある。
ワタシは、ひにひにおおきくなってきた。せまいこのばしょではきゅうくつだ。
そろそろ、せかいのほうにうつるころなのだろうか。
「カッパ」といういきもののせかいでは、そとへのでぐちで、きかれるそうだ。
アクタガワリュウノスケさんによると、チチオヤが、ハハオヤのおなかにむかって
いう。「おまえは、このせかいへうまれてくるかどうか、よくかんがえたうえで
へんじをしろ」。「いやだ」といえば、でなくてもいいらしい。
あれあれっ、そとへおしだされそうだ。すごいあつりょくだ。だれも、でたいか
どうかきいてくれない。きかれても、なんといえばいいのかわからないが、
きかれないのもちょっとさびしい。
ついに、そとへでた。ひかりがまぶしい。あたらしいせかいのはじまりだ。
からだに、ちからがわいてくるようなきがした。ワタシをあのくらいところでは
ぐくんでくれたオンナのひとが、ワタシのハハオヤのハハオヤだとは、
まだしらなかった。
http://www.asahi.com/paper/column20061018.html
天声人語 2009年3月3日(火)付 醜聞か、それとも艶聞(えんぶん)というべきか、昭和の初めに「妻譲渡事件」なるものが起 きて世上を騒がせた。谷崎潤一郎の夫人を佐藤春夫が「もらいうけた」とされる文壇史上に名高 い出来事である。 潤一郎夫人に春夫が好意を寄せた。複雑ないきさつの末、文豪2人と夫人との間で、離婚と結 婚が相成る。その間の切ない思いを、春夫が〈あはれ 秋風よ 情(こころ)あらば伝へてよ〉 と「秋刀魚(さんま)の歌」に込めたのも、よく知られた話である。 もの扱いのような言葉がまかり通った時代から約80年、一国の首脳が他国の首脳に「あなた の妻は私があげた」と言ったという報道には驚いた。共同会見の場で、ベルルスコーニ伊首相が サルコジ仏大統領にささやいたそうだ。 むろん事実ではない。大統領夫人がイタリアの出身なのを冗談めかして言ったらしい。だが、 さすがのサルコジ氏も困惑の表情を見せた。伊の議員らが「女性の尊厳を傷つけた」と欧州人権 裁判所に訴える騒ぎになっている。 首相の失言歴はなかなかのものだ。「裁判官は精神異常者」とやったこともある。女性蔑視 (べっし)も目立つ。いまや脱線を楽しみにする空気も国内にあるそうだが、何せ首相である。 イタリア男性の女性観はあんなもの、と曲解されては迷惑な人も多いに違いない。 過去の失言騒動の時も、「これからはユーモアを抑えて退屈な男になろう」とうそぶいた人だ。 しおらしく頭など下げそうもない。折しも8日は国際女性デー。ここはファーストレディーにこっ てり意見してもらうのが、一番の良薬だと思われる。 ---------- 他国の首相には、まあお優しいことで。
ベルルスコーニ問題発言集 2006年 「毛沢東時代、中国人は赤ん坊を茹でて、肥料にしていた」と発言。 その後この発言は撤回しないと明言し、 「歴史的事実であるし、中国は何百万単位の国民を虐殺している」 とさらに付け加えた。 (オバマ大統領について) 「オバマは若く、ハンサムで、そして日焼けしている」 (女性の貧困問題について) 「貧しい女性は金持ちの男性を見つけて結婚すればいい」 (レイプ問題について) 「イタリアは美女が多いからレイプがなくならない」 「無くそうと思ったら美女1人1人に軍兵をつけないといけない」 ↑を追及されると 「イタリア女性を誉めただけだ」 日本だったらマスコミに追及されまくりそうなところではある。 が、イタリアの地上波民放4チャンネル中3つは彼の企業が持ってるw
さすがイタリア人だな しかしこの発言をもし麻生がしてたらいまごろ無理やり衆院選挙だな。
民主党の代表がした「拉致被害者を取り戻したければ金を沢山払え」とか有権者を 馬鹿にした発言を徹底的にスルーしたマスゴミだから仕方がない。
流石に西松関連は報道せざるを得なかったようだw
朝日記者は漱石知らんのか
天声人語 2009年3月4日(水)付 仏像を彫ることを、ある仏師が「木の中に住んでいる仏様を出してあげるんです」と言うのを、 味わい深く聞いた覚えがある。そんな仏像の最高傑作のひとつ京都・広隆寺の弥勒菩薩半跏像(み ろくぼさつはんかぞう)の、右手薬指が折られる事件が49年前に起きた。 一人の学生がキスをしようと近づいて、指に触れてしまったのだった。「美しさに魅せられて」 という、まことしやかな伝説がいつしか生まれ、同情論も起きた。それほどに、この像の湛(た た)える高貴な美は、見る者を引きつけてやまない。 人に尊ばれ、人を救済してこそ仏像も本望だろう。だが不心得者もいるから油断ならない。「一 目見てとりこになった」と、京都の建仁寺から十一面観音座像を盗んだ男が逮捕された。自宅に は他にも仏像が並び、余罪を追及されている。 毎日拝んでいたというから、転売が目的ではないらしい。信仰心の篤(あつ)いあまりか。し かし、盗みは仏教の在家信者が守るべき「五戒」にそむく。仏師が木の中から取り出した仏様に、 申し訳がない。 仏像は今、若い世代にも静かな人気らしい。指を折られた弥勒菩薩はかつてドイツの哲学者ヤ スパースに「永遠平和の理想を最高度に具現している」と絶賛された。日本の仏像の優れた精神 性に癒やされたい人が、増えているのだろうか。 〈鎌倉や御仏(みほとけ)なれど釈迦牟尼(しゃかむに)は美男におはす夏木立かな〉。かつ て与謝野晶子は大仏を生身の男に見立てた。あまり息を詰めなくとも、鑑賞の仕方に決まりはな い。ただし触らず、キスせず。マナー違反を「五戒」の番外に付け加えたい。 ---------- 案の定、天人は「公設秘書逮捕」ネタを書かなかったか。締め切り時間が何時だか知らんのだけ ど、急な事件があっても滅多に差し替えしないのがスタイル。 今日の天人。文章はよくまとまっていて滑らか。 しかしなんだ、仏像泥棒に対しては何故かお優しいな、天人子。視線は仏師や信仰、仏像そのも のにのみ向いていて、行為の犯罪性に対する感情が希薄だ。 マナー違反などと締めているけれど、窃盗、犯罪から摩り替えるなよ。
今日の素粒子はいつにもましてひどいようです
素粒子 3/2(月) 首相が書店訪れ、話題本など まとめ買い。人いなけりゃ『読 めそうで読めない間違いやすい 漢字』を買いたかったのかも。 × × 弾道ミサイル発射を人工衛星 打ち上げと言われてもな。首切 りを雇用調整などと言い換える こと、わが国でも多々あれど。 × × ♪あかりをつけましょ ぼん ぼりに お花をあげましょ… …。明日は雛祭り。<ふだん着 でふだんの心桃の花>細見綾子 ――― 雛祭りに「ひなまつ」り、とルビ。 紙面では「♪」は庵点でした。
素粒子 3/3(火) 春の映画、意欲作続々 『もらいびと』 首相と行革相 のコンビで繰り広げる、定額給 付金ブレまくりドタバタ喜劇。 × × 『うたれびと』 かんぽの宿の 次は東京中央郵便局。「待っ た」の声に怯えるドキュメンタ リー。監督は公開入札で決定。 × × 『ぬすみびと』 仏像を盗み出 しては自宅で毎日拝んでいた中 年男の物語。善人なおもて往生 をとぐ、いわんや盗っ人をや。 ――― 「春の映画、意欲作続々」『もらいびと』『うたれびと』『ぬすみびと』が太字。 怯えるに「おび」える、とルビ。
>>121 ジョージ・ハリスンの妻パティ・ボイドが、エリック・クラプトンの妻になった出来事のご先祖か・・・
>>121 > 首相の失言歴はなかなかのものだ。
「なかなかのものだ。」はいかがなものか?肯定的にとらえてるんじゃないのか?これって。
133 :
文責・名無しさん :2009/03/05(木) 00:07:35 ID:41WCjtJ40
素粒子 3月4日(水) 春の映画、意欲作続々々 『贈りびと』 隠れ蓑をかぶ り、法の網をかいくぐってこっ そりお届けする納金師のお話。 × × 『天下びと』 寸前でずっこけ そうな御仁あれば、ぼんやり光 さしてきた御仁あり。「敵失」 でしか動けぬ。一寸先闇物語。 × × ETC搭載すべきか、で家族 会議。28日から高速道休日千円 になりそうだが、民主政権にな りゃ無料……。しばし様子見。 ――― 「春の映画、意欲作続々々」、『贈りびと』、『天下びと』が太字。 隠れ蓑に「かく」れ「みの」とルビ。
134 :
文責・名無しさん :2009/03/05(木) 08:21:31 ID:bS49lL82O
昨日の素粒子は歯切れわるかったねえ。 献金についてはいつもの心底根性悪い人間が 書いてるんだって思わせるパンチりょくにか けてたな。 きょうの天声人語は、前半冒頭あしながおじ さんの話を持ち出して、しかし現実はそんな 話とはちがってきな臭いおじさんがいるんだ とのたまった。要は読者の視点を献金すり側 に移動させようとしている。 二面の記事だか、「麻生おろし」なる単語が 見出し含めて6回も出てくる異常さだ。それ 以外にも、人気がない、反麻生、等のネガティブ ワードのオンパレード。また、反麻生への批判 というところでは、「反麻生」へ批判、とあえ てカッコ付きで、反麻生を視覚的に際立たせる念 のいれようだ。
>>129 脱税を申告漏れと言われてもな。
>>133 『もらいびと』 隠れ蓑をかぶ
せ、法の網をくぐる方法まで指示
する錬金師のお話。
>>133 首相のホテルのバー通いや漢字の読み間違いに延々と噛みついてる人にしては
小沢さんには優しいですね
天声人語 2009年3月5日(木)付 「あしながおじさん」といえば心温まる米国の小説だ。孤児院で育った一人の少女に、誰だか 分からぬ「おじさん」が大学へ進む資金を送ってくれる。彼女は生き生きと学び、やがて思いが けない幸福を手にする。 美しい物語も、政界を舞台に書き直せばキナ臭くなる。浄財のはずの政治献金の背後に「正体 不明のおじさん」がうごめく。善意ならぬ魂胆を秘めたカネの送り主だ。その一つ西松建設は、 隠れ蓑(みの)の団体を作って姿を隠し、民主党の小沢代表らの政治団体に禁じ手の企業献金を していた。 その献金を受けた疑いで、氏の公設第1秘書は逮捕された。青息吐息の首相を攻めていた野党 の党首が、「政治とカネ」の石につまずいた。王手をかけていただけに政界は大きく揺れている。 きのうの記者会見で、小沢氏は捜査を「不公正」と強調した。同じような問題はこれまでもあっ たのに、なぜ今回だけ捕まるのか。胸中には憤りがあるようだ。この点は小沢氏だけでなく、国 民を納得させる責任が検察側にもあろう。 それにしても政界の不思議は、「あしながおじさん」が何者かを知ろうとしないことだ。詮索 (せんさく)はせずに善意を信じるという心ばえらしい。そして、やましいカネでも出どころを 知らなければ罪をかわせる法律を、お手盛りで作っている。 騒ぎに紛れるように、衆院の「3分の2」がまた行使され、定額給付金の財源などの法が成立 した。与党は一息かも知れないが、このバラマキで国民への「あしながおじさん」を気取るよう では、魂胆が知られることになる。 ---------- 検察にも責任を求め、政治資金規正法への不満を漏らし、締めには定額給付金をからめるアクロ バットを決めつつ「あしながおじさん」で落とす。ちくしょう、上手くまとめたなあ。 内容の糞ッ垂れっぷりは兎も角、文章は上手い。 第2段落『魂胆を秘めたカネ』。その魂胆の向こう側、それこそが問題であろうよ。 ゼニを渡した方のみを取り上げ、ゼニをもらった方、つまりは小沢氏側の『魂胆』には何一つ触 れず、『つまづいた』等と事故扱いですか。そんなに小沢氏を守りたいかね、天人子。
「国民のあしながおじさん」なんか気取ってねえだろwwwww
自分から石を積み上げたくせにつまづいたとはいかに
>同じような問題はこれまでもあった ちょ、「みんなやってるのにオレだけ」じゃなくて「いつもやってるのに」!?
自民党の景気対策は全て「バラマキ」扱いしてればいいから、記者さんも 楽な仕事ですねぇ。
143 :
文責・名無しさん :2009/03/05(木) 22:45:57 ID:uTXqurdu0
朝日には定額給付金に「バラマキ」を必ず添えなければならないルールでもあるのか?
144 :
文責・名無しさん :2009/03/05(木) 22:54:23 ID:IpdzSgFW0
ロッキードのときに盛んに言われた 秋霜烈日 という言葉をマスコミは忘れてしまいましたね。
145 :
文責・名無しさん :2009/03/05(木) 22:59:35 ID:IpdzSgFW0
「さもしい」って言った人があさながおじさんですね。つじつまが合いません。
146 :
文責・名無しさん :2009/03/06(金) 05:40:12 ID:XrML32C50
>民主政権になりゃ無料……。しばし様子見。 冗談ならおもしろいけど、本気でこう思ってるらしい。
天声人語 2009年3月6日(金)付 俳優出身の米大統領だったレーガンは才があったとみえ、気の利いた言葉をいくつも残してい る。「政治家は悪い職業ではない。成功すれば多くの報奨があるし、失敗したらいつでも本が書 ける」など、なかなか機知に富んでいる。 本とは、職を退いて書く回顧録のたぐいだろう。その言に従うなら、執筆のペンを手にしかかっ ていたのが麻生首相だ。支持率は沈み、「麻生おろし」が吹きつのった。追い落としの急先鋒 (きゅうせんぽう)が民主党の小沢代表だった。 それが一夜にして、小沢氏にもペンの用意が必要な事態になった。攻守所を変えるのかと思い きや、「奇妙な均衡」が与野党間にあるらしい。小紙政治面によれば、自民党は問題をかかえる 小沢氏に代表を続けてほしいのだという。 同じように民主党も、不人気な麻生氏を相手に選挙に臨みたいそうだ。互いのマイナスイメー ジへの期待だろう。天王山を控えて、敵が喜ぶ大将とは情けない。野球の貧打戦を見るような、 お寒い政治の光景である。 「政治の幅はつねに生活の幅より狭い」と作家の埴谷雄高が書いていたのを思い出す。現実は 政治の幅を超えて、先をゆく。それは仕方ないとして、膨張し疾走する現実に、今の政治はあま りに狭くて鈍すぎないか。与野党そろっての迷走が歯がゆさに輪をかける。 どっちもどっち。選挙で将来を託したいのに受け皿がない。そう感じる人が増えてはいないだ ろうか。政治家は失敗して本を書けても、世の現実は続いていく。あとに残る失望とツケを背負 わされるのは、もうごめんである。 ---------- 新聞記事書きも悪い職業じゃないな。平均給与は高いし、ウソを書いても知らんぷりできる。 おまけに、自分こそが自由と民主主義を守っているという自己満足にもひたれる。 恥とか矜持とか、そういう感性を捨てさえすれば、悪い職業じゃない。 と、下品に揶揄ってみた。『歯がゆさ』だとか『もうごめん』だとか、えらく人事のように書い ているのを見ると、憎まれ口のひとつも叩きたくなるってもんだ。 新聞屋に世の中引っ掻き回されて、酷い目にあうのは、もうごめんである。
148 :
文責・名無しさん :2009/03/06(金) 16:30:19 ID:dhtnsVFj0
あれだけ手放しで小沢をほめ称えていたのに、擁護できないダメージを受けた途端に 「どっちもどっち」で済まそうとする言論界のあまりの軽さに失望した。
149 :
文責・名無しさん :2009/03/06(金) 19:49:23 ID:W8z7r5aQO
>小紙政治面によれば やっすいソースだなあ
素粒子 3/5(木) 今度は小沢氏の出番となった 因縁対決。田中、竹下、金丸3 氏すでに亡く、「田中派的なる もの」VS検察、最終頂上決戦。 × × 今度は我々の出番となる定額 給付金のバラマキ。消費に全額 使うもよし。受け取りを拒否す るのもよし。寄付するもよし。 × × これからは私らの出番だと、 土の中から顔を出す生き物多 し。今日、啓蟄。今年のサクラ 前線、例年よりかなり早そう。 ――― 啓蟄に「けいちつ」、とルビ。
素粒子 3/6(金) 「政府高官」とは誰ぞや。例 の事件の捜査見通しに触れ、自 民党議員立件「ない」だと。後 で釈明も、巷間の噂にあらず。 × × だからなのかは知らねども、 献金受けてた自民の先生方、続 々返上決定。小沢氏側、金額で かすぎるのか、未だ構えのみ。 × × だからなのかは知らねども、 WBC開幕戦、なんかスカッと しない白星発進。日本覆う閉塞 感、吹き飛ばして欲しいのに。 ――― 巷間の噂に「こうかん」の「うわさ」、未だに「いま」だ、閉塞に「へいそく」、とルビ。
>>150 とにかくバラマキと書かないと気がすまないのか
>>151 野球は興味ないんで、どんな展開だったのかは知らないけど、
なんで幸先のいい白星スタートを祝ってやれないのか…
報道が持てる力を最大に、日本社会に叩きつける「閉塞感」て言葉。 言葉の世界にはルールなんかありゃしない。 既存のロジックがまるで 役に立たないっていう状況を故意に生み出してるわけだからな。
>>151 > 「政府高官」とは誰ぞや。
記者会見のオフレコ発言だろ。お前んとこの記者に聞けよ
天声人語 2009年3月7日(土)付 ある名高い動物行動学者によれば、子どもの年齢と好きな動物の大きさは反比例するらしい。 つまり幼い子ほど大きい動物が好きなのだという。だから動物園でゾウは人気者だ。長い鼻、大 きい耳、それに優しげな目を、子らは瞼(まぶた)に焼きつける。 気は優しくて力持ち。そんなイメージを覆すように、中国南部で野生のゾウが集落を襲い、農 作物を食い荒らしている。小紙国際面が先日、深刻な様子を伝えていた。犠牲者も出て、経済的 な損害は巨額にのぼる。住民は戦々恐々らしい。 背景には自然林の消滅があるようだ。伐採してはゴムの植林を広げてきた。貧しい村には収入 をもたらしたが、ゾウを追いつめた。巨体だけに怒れば怖い。ゴム林をなぎ倒し、バイクを壊し て、なかなか森の奥へ帰ろうとしない。 怒れる巨体に、宮沢賢治の童話「オツベルと象」を思い出す方もおられよう。地主にこき使わ れて疲れきった白象を、仲間が大挙して救い出す。建物を壊し人間をつぶし、森へ帰っていく。 白い象は、資本家に搾取される者の象徴とも読み取れる。 中国では資本家が山ごと権利を買って、地元民に植林と樹液集めをさせているそうだ。ある村 民は「本当に責任のある政府や大企業でなく、罪のない庶民に牙をむく」と嘆く。だが、ゾウに そのからくりは分からない。 同じことが、アジアの他の地域でも起きている。ゾウの「暴動」とはせず、「異議申し立て」 と見るべきだろう。抑え込まずに共存の道を探ってほしい。あの優しい目を、これ以上三角にさ せないために。 ---------- デズモンド・モリスの言葉は、もうちょっと深い意味があると思うのだが。や、『裸のサル』読ん でいないから、判らんけど。 第4,第5段落が、つながっていない。資本家と、搾取される者との対立図式を描きっぱなしで放 置。その、資本家と労働者という旧い図式も、現実をフレームにはめ込んだだけに見える。 象との共存を誰に訴えているのか、これではぜんぜん判らん。象と共に資本家を踏み潰せ、と煽 るほうが、まだ話がつながる。もやもやだけが残るコラムでした。
素粒子 3/7(土) 春の珍事 県議会で土下座繰 り返す珍しい知事あれば、返上 しようにもいずこに返していい のか分からぬ珍しい献金あり。 × × 春の瞬時 あっという間に気 象予報士に合格してしまう13歳 あれば、使えばあっという間に 消えてしまう1万2千円あり。 × × 白装束に金剛杖をつき、四国 遍路を歩いたことがある。空気 になった気分。<かなしみはし んじつ白し夕遍路>野見山朱鳥 ――― 「春の珍事」「春の瞬時」が太字。 金剛杖に「こんごうづえ」、とルビ。
>>151 イチローノーヒット
今日は韓国相手にやりたい放題
>>156 >使えばあっという間に消えてしまう1万2千円あり。
あれ、いいのかな?
蛇足だろこれ、使えばあっという間に消えるってことは、消費に回って景気向上ってことなんだけど
>>158 「まだまだ油断はできぬ。イチローの快音響くも、油断すれば韓国に足をすくわれる。
ああこの言葉、麻生氏と小沢氏に届くかしら」
とかグジグジ言って、全然誉めないと思う。
…あ、今日は夕刊ナシだったか。
天声人語 2009年3月8日(日)付 アメリカにはスポーツカーがなかった。この国が大戦後の繁栄を誇った1950年代、さっそ うと走り去る欧州車に「愛国心」がうずかぬはずがない。初の純国産スポーツカー、シボレー・ コルベットは、こうした空気の中で登場した。 しゃれた二座席の車体、運転しやすく割安。上げ潮の超大国が手がけた一台は「間違いなくア メリカの青春そのものであった」(川上完(かん)著『名車たちの伝記』)。おちゃめな車を巨 人ゼネラル・モーターズが生んだことに、米国経済の若々しさを見る。 半世紀を経て、同じ巨人がうめいている。当局への年次報告書で、GMは「事業を続けられる かどうか重大な疑念がある」と告白した。政府の追加支援なしには立ち行かない、という宣言だ。 怪しげな金融商品を太らせたのは、身の丈を超す米国の消費ざんまいだった。カネとモノにま たがる巨大企業は、経済危機の「火元責任」を一身に負うかのように、存亡の岐路に立つ。週末 のGMの株価は1.5ドルを割り、なんと大戦前の水準に沈んだ。 GMの社員と退職者は手厚い福利厚生に浴する。経営が傾いた昨年も、ワゴナー会長は5億円 を超す報酬を手にしていた。そんな話を聞くたびに、米国民の胸中で「青春の一台」は色あせて いこう。 自動車評論家の徳大寺有恒(ありつね)さんは、スポーツカーの絶対条件を〈それが出てくる だけで日常的な風景を変えてしまうこと〉と表現した。逆風を切り裂いて走り続けるのか、修理 場へと消えるのか。GMの命運もまた、それひとつで危機の眺めを一変させる。 ---------- もうちょっと、こう、スポーツカーに対する憧憬というかなんというか。喩えて言えば、こう、 古谷徹氏の声で聞こえてくるような、というか、そういうものがあったら良かったかなあ。 スポーツカーをダシにしている風。
>>155 ぞうさんがんがれ!
またしてもソースは「小紙国際面」かwwwやっすいソースだなぁw
天声人語 2009年3月9日(月)付 作家の村上龍さんが5年前に著した『13歳のハローワーク』を読み返した。あらゆる職業を 紹介するにあたり、著者は子供たちに説く。「嫌いなことをいやいやながらやるよりも、好きで 好きでしょうがないことをやるほうがいいに決まっています」。 そして、こう助言する。「13歳は自由と可能性を持っています。だからどうしても世界が巨 大に映ってしまって、不安ととまどいを覚えるのです」。村上さんによれば、満ち足りた人生の 出発点は好奇心だ。 横浜市の中学1年生、山崎一哉君が気象予報士に合格した。好きこそ物の上手なれという通り、 幼時から図鑑を眺めるのが好きで、面白い雲を見つけるのが楽しみという。最年少記録の13歳 7カ月にして「好き」と「上手」を重ねてみせた。 94年に始まった予報士の試験に、年齢制限はない。合格率は平均6%の狭き門で、山崎君は 小5から4度目の挑戦だった。抱負も「台風や大雨に慌てない予報士になりたい」と堂に入る。 生ある限り挑める最高齢の記録と違い、最年少のほうは歳月が奪い去る。もっとも、好奇の的 を絞った理科少年にすれば、記録など二の次だろう。いつの日か「上手」を仕事につなげてもら いたい。 先々の予想は気象予報士の勝負どころだが、さすがの山崎君も10年後の自分は見通せまい。 「人生の朝方」は発達した好奇心で気圧配置が安定せず、空模様に一喜一憂させられるものだ。 予想が悪い方に外れたら、やり直せばいい。10代の天気図はうらやましいことに、夢も悩みも 鉛筆で描かれている。 ---------- 月曜日のお父さんお母さん向け、ごく普通のコラム。最終段落「発達した好奇心で気圧配置が安 定せず」云々、ちょっと筆遊びをしてみた、という感じ。 大人の目線で「13歳」を見ているから、10代の天気図は鉛筆で描かれていると思うのだろうな。 『さあ、君は無限の可能性を持っているんだ!』という「自由と可能性の押し付け」に苛立った 子供のころの自分を思うと、ちょっともにょもにょする。
最近酷さに拍車がかかる日経のコラム「春秋」。
【日経】春秋
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090308AS1K0600207032009.html ある問題について書いた記事に対し、たくさんの抗議の手紙を受け取ったことがある。言論に
批判は当然だが、全く同じ文面のはがきや封書が毎日、数十通も届く。2週間でぴたりとやんだが、
気味が悪かった。それが狙いなのだろう。
NHKに対する不気味な脅しの犯人がまだ捕まらない。こうした動きにひるんで言論・報道活
動が萎縮しては卑劣な手合いの術中にはまる。テロに明確な定義はないからあの脅しもテロだ。
1960年10月12日、NHKは明白なテロの瞬間を放送した。歴史に残る映像を最初に見た時の衝撃
はいまも鮮明に残る。
日比谷公会堂で右翼少年が浅沼稲次郎社会党委員長を刺殺した場面だ。現場にいた若い新聞記
者は、混乱を抜け、道を隔てた帝国ホテルに走る。フロントの電話で「中年の男」が刺した、と
夕刊最終版用に叫んだ(山岸一平「昭和後期10人の首相」)。なぜ浅沼氏が狙われたのか。50年
前のきょうに関係がある。
浅沼氏は北京で「アメリカ帝国主義は日中両国の共同の敵」と述べた。縮刷版を見ると、読売、
毎日が地味に報じただけだが、沢木耕太郎の「テロルの決算」によれば、福田赳夫自民党幹事長
が見つけて反論した。そこまでは当然である。言論による批判を暴力に転化させた短絡こそ、文
明社会に共同の敵である。
----------
言論への反論に対して、正面から取り合わず「気味が悪い」などと切り捨てています。
テロルを賛美したり擁護したり、そういうつもりは無い。しかし『言論による批判を暴力に転化
させた短絡』という、春秋子の短絡的な物言いは、納得し難い。
批判としての言論が、握りつぶされ、貶められ、歪めて伝えられた時、言論による批判は行き場
をなくし、別の形で噴き出すだろう。
いい加減、言論とメディアとを同時に有する自身の権力の巨大さを、自覚してほしい。
言論による暴力を、批判であるとすりかえるのも、文明社会に対する敵対行為だよ。
天声人語 2009年3月10日(火)付 今日で64年になる東京大空襲の日を前に、『大空襲三一〇人詩集』(コールサック社)とい う新刊を送っていただいた。頁(ページ)を繰ると、鎮魂、怒り、そして平和への祈りが一編一 編からわき上がってくる。 東京だけでなく、空襲に遭った各地で書かれた詩が収録されている。中国の重慶、ロンドン、 ガザもある。自ら逃げまどった詩人もいれば、想像力で紡いだ詩もある。空襲詩ばかりを集めた 詩集は例がないそうだ。 〈追ってくる火 走る火 落下する火……たくさんの死をまたいで 逃げまどう/走る 生き のびようと 走る 死ぬかもしれないけど走るしかないから〉〈そのときだった 道端に積みあ げられた枯れ草が燃えて ヨシコが燃えた〉。(たかとう匡子(まさこ)「ヨシコ」)。作者は 幼い妹を姫路で亡くした。 日本軍も中国を爆撃した。文人の郭沫若(かくまつじゃく)は、死んだ母子を〈骨と肉はコー クスとなり、かたくくっついて引離せない。ああ、やさしい母の心は、永久に灰にはできないの だ。〉と怒りを込めて表した(上原淳道訳)。 詩集は、戦争と平和をめぐる言葉の空疎化にあらがってもいる。たとえば「戦争の悲惨さ」や 「命の大切さ」と言う。便利なだけに手垢(てあか)にまみれ、もはや中身はからっぽの感が強 い。うつろな言葉が封じる想像力を取り返したいという思いが、書中から伝わる。 収録した詩人「三一〇人」は3月10日にちなんだ。むごい言葉、つらい言葉にも、平和を希 求する思いが透けている。それは64年前のきょう炎に巻かれた人々の、遠い遺言を聞くようで もある。 ---------- 東京大空襲の話なのに、他の空襲の話も盛り込まないと書けないらしい。重慶の話を書きたいな ら、それだけ書いていればいいのに。 『日本も悪いことをしたんですよ』と言い、世界中にたくさんある空襲の中のひとつとして扱う ことだけが、彼らに許された『東京大空襲の描き方』なのだろうか。その、がんじがらめに縛ら れた言葉の空疎さ、うつろに響く言葉こそが、想像力を奪っている気がする。
>>156 >あっという間に気象予報士に合格してしまう13歳
>>162 >山崎君は小5から4度目の挑戦だった
ぜんぜん「あっという間」じゃねーだろ。
>>164 日朝会談時の天声人語を思い出すな。
日本が被害者となった事件は、過去の事例を持ち出して相対化すべしという不文律でもあるのか?
政権交代実現のために、マスコミが民主党をやたら持ち上げ、自民党に対しては些細なことでもあげつらう、 なんてことを繰り返してきたせいで民主がすっかり腐ってしまったとも言えるのではないか その辺自覚してんのかね?
素粒子 3/9(月) 移り気な春のお天気 民主党 花曇り間近も春雷落つ 自民党 春風の後冷え込み戻る 政府高官 春霞たなびくも消ゆ × × 将軍さま 春霞たなびいたまま 侍ジャパン 春一番の活躍次第 日本郵政 揺れ動き陽炎の如し 麻生内閣 寒冷前線通過しきり × × 春になると、道端や田畑、庭 などで見る雑草に心ひかれる。 別名ぺんぺん草。<夕暮れてひ とり薺の花でゐる>清水径子 ――― 「移り気な春のお天気」「民主党」「自民党」「政府高官」 「将軍さま」「侍ジャパン」「日本郵政」「麻生内閣」が太字。 春霞に「はるがすみ」、陽炎に「かげろう」、如しに「ごと」し、薺に「なずな」、とルビ。
素粒子 3/10(火) 「権力」とは恐ろしや。記者 十数人が記憶に刻み、問題あり と報道した発言を、同席秘書官 3人含め「記憶にない」だと。 × × 「好材料なし」とは恐ろし や。実体経済悪化、欧米金融不 安、国内政治混迷……。じりじ りと止まらない株安の蟻地獄。 × × 「入管」とは恐ろしや、とは 言わないが、何とかならないも のなのか。日本で生まれ育った 13歳の少女の、涙ぐんだ瞳に。 ――― 蟻に「あり」、とルビ。 > 「ネット」とは恐ろしや。記 >者十数人が聞き記事にしたから >といって報道を信じきれない、 >マスメディアへの信頼の低下。
170 :
文責・名無しさん :2009/03/11(水) 00:04:49 ID:waHnwxv40
>>169 >記者十数人が記憶に刻み、問題ありと報道した発言を、
記者同士で口裏合わせし、平気で談合まがいのことをする
マスコミを信じろというのが無理。
>>168 『春霞』を2回使ったあたり、意図があるんだろうか。
『春霞』は『霞ヶ関』とかかっていると見ると、霞ヶ関は役人のことで、役人の影がちらついた
けれど消えたという意味に読めるから、政府高官は無関係でした、という解釈でいいのかな?
将軍様の『春霞』は、中国の影響、と読むのかな。春霞は黄砂を指すとも言うから。北朝鮮は中
の影響下にある、という解釈ができるな。
ここまで解釈遊びして、思ったんだが、政府高官のと、将軍様のと、逆にしたほうが面白かったん
じゃないかな。
>>169 まこと、報道権力は恐ろしき哉。記者十数人で取り囲んでオフレコ会談したら、いくらでも発言
を捻じ曲げられる、と言うことか。
お前、素粒子書きよ、あんたがた記事書き稼業も『権力者』だってコトを忘れるな。
勝手気侭に権力を振るう暴君の末路は、焼け落ちた御殿から引きずり出され、村で一番高い樹に
吊るされると決まっているよ。
>>169 > 「入管」とは恐ろしや、とは
>言わないが、何とかならないも
>のなのか。日本で生まれ育った
>13歳の少女の、涙ぐんだ瞳に。
ん?確か少女の滞在許可は下りたはずだけど?
なんで親の事隠そうとするんでしょうねぇ・・・解り易すぎるw
天声人語 2009年3月11日(水)付 埼玉に住む不法滞在のフィリピン人一家が国外退去を命じられている問題に、蕪村の句を思い 起こす。〈斧(おの)入れて香におどろくや冬木立〉。倒そうと斧を入れた木から生々しい香が 立ちのぼった。生命力に打たれて詠んだ一句とされている。 一家の件では、親子という「生木」に入管当局の斧が入った。在留特別許可は認められず、父 親は身柄を収容された。一人娘のカルデロン・のり子さん(13)を、両親と帰国するか、日本 に残るかのつらい選択が待つ。立ちのぼるのは悲しみの香だろうか。 のり子さんは父母の国へ行ったことはない。日本語しか話せない。「母国は日本、心も日本人」 と言う中学1年生だ。両親はまじめに働いて職場や地域になじみ、偽造旅券での入国ではあった が、この国に根を下ろしてきた。 13歳という年齢は、なかなか難しい。異国で一から出直すには日本に根を張りすぎている。 だが親と離れて暮らすには、その根も幹もまだ弱い。いわば人生の早春である。両親と日本、ど ちらを選ぶにせよ、生木を裂かれる思いだろう。 いつも一定の基準にものごとを当てはめる、杓子定規(しゃくしじょうぎ)という言い方は江 戸の昔からあった。庶民が大岡裁きの政談に喝采したのには、そうした背景もあっただろう。法 は法として貴い。だが運用の妙があってもいい。 13日までに両親が帰国の意思を示さなければ、強制送還されるという。「家族3人で日本に いたい」とのり子さんは涙ぐむ。何とか手はないものか。彼女以外にも、同じ境遇で育ち、学ぶ 子らが、日本には大勢いる。 ---------- 親子を「生木」と喩えるのは、ちょっと違うんじゃないかな。生木を裂く、を使いたかったのだ ろうけど、男女の仲を裂く、という意味じゃなかったっけ? 可哀想という感情が無いわけではないが、永遠の別れでもないし、再入国には便宜を図ってもい いと言っているし、充分「運用の妙」だと思うのだがな。 最終段落『同じ境遇』。ここで言う「同じ」は、不法入国と言うことではなかろう。同じ境遇扱 いされた、正規に入国し真っ当な手続きをした人々は、迷惑がるだろうな。
カルデロン一家問題、マスコミはお涙頂戴犯罪擁護ばかりだな 「法は法、きちんと守って国外退去させ、再入国は正規の手続きをとらせるべきだ」 と主張する大手マスコミいないの?
176 :
文責・名無しさん :2009/03/11(水) 15:00:58 ID:2UBUBiCW0
今日の天声人語酷いな。 犯罪者が「生木」で、入管が「斧」とか逆だろ。何で入管が悪そうになってるの? >運用の妙があってもいい。 殺人を犯しても逮捕されずにまじめに働いて地域に根を下ろしていた。運用の妙があってもいい。 ええことあるかぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!売国新聞が!!!!!!
「日本人が殺されても、子供がいればその点を考慮するべきではないか、運用に 妙があってもいい」というのとどこが違うんだろうな、それ。
> 大岡裁き いろいろと譲歩して、大岡裁きしてるやん。 どこまでやればいいの? アホちゃう、この人。
要約「子供さえいれば何したってOK!殺人も強盗もやりまくろうぜグヘヘヘヘ」 法治国家終わるわ
180 :
文責・名無しさん :2009/03/11(水) 22:47:57 ID:XMUa1qRt0
>法は法として貴い。だが運用の妙があってもいい。 運用の妙は十分やっているだろ。 でも、カルデロン一家が全く聞く耳持たないじゃん。 今日の天声人語は今までの経緯を無視しすぎ。
今回の天声人語はひどいなほんと 法律を無視せよと煽ってる
赤報隊にも同じことが書けるなら許してやる
183 :
文責・名無しさん :2009/03/12(木) 01:48:59 ID:NTaz1Szy0
>法は法として尊い。だが運用の妙があってもいい。 法を否定するならば、まずは法の尊い部分を明らかにし、その上でそれを否定する運用の根拠を述べるべきであろう。それもなくしては、この社説の主張は、かわいそうだからなんとかしてあげようよ、という感情論にすぎない。 こういうとたぶんつぎのように否定されるんだろうね。 法律は生きているものである。その状況を勘案して柔軟に運用されるべきである。 こどもがかわいそうだから不法入国を不問にするなら、そもそも不法入国という概念そのものが否定されるべきでしょう。何のために不法入国という概念があるの?
>>174 >法は法として貴い。だが運用の妙があってもいい。
じゃあ貨物船が海賊に襲われて、乗組員が人質になって家族がカワイソウな思いをしないよう、
ソマリア沖に自衛隊を派遣してもいいですよね!
185 :
文責・名無しさん :2009/03/12(木) 02:30:36 ID:mYhiL4bK0
国はのり子さんのために最善の方法を親身になって提案していたと思う。 それに対し、弁護士や支援者は何か別の目的のために一家を利用し 悪い方へ悪い方へと誘導しているようにしか見えんのだが?
中国人や朝鮮人が日本国内でガキを生んで好き放題やりまくるための準備でしょ >別の目的 どうもこのカルデロン一家にはそっち方向の団体が蠢いているみたいな雰囲気がある
天声人語 2009年3月12日(木)付 母恋いの物語「瞼(まぶた)の母」を書いた長谷川伸は、実生活でも4歳で母親と生き別れた。 「瞼の母」が舞台や映画で大ヒットしたのをきっかけに再会を果たしたのは、47年の後だった。 〈月も落ちたか夜半(よなか)の寝ざめ、子供らしくも母恋し〉。慕わしさに、40の坂を越 えてからもこんな唄(うた)を作ったと自著に書いている。母から遠く暮らすとき、万人の胸に 湧(わ)く思いだろう。その大事な人を北朝鮮に拉致された飯塚耕一郎さん(32)はきのう、 瞼の内にどんな母の像を描いただろうか。 1歳での別離に記憶はなく、今も「田口八重子さん」としか呼べないという。田口さんから日 本語を学んだ金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚(47)との面会は5年越しの望みだった。じ かに話を聞いて、お母さんと呼べる気持ちに近づければと、この日を待ちわびた。 「母恋い」の裏には「子恋い」がある。金元死刑囚の手記に、晩秋の雨の日に酒に酔い、声を 張りあげて泣く田口さんの回想が出てくる。身を焼くような望郷であり、わが子に届かぬ手の慟 哭(どうこく)でもあったろう。国家による犯罪の、罪の深さを憎む。 北朝鮮で先日、国会にあたる最高人民会議の代議員選挙があった。投票率99.98%、金正 日総書記の信任率は100%に達したそうだ。独裁国家のベールの向こうで、田口さんも他の拉 致被害者も、消息すら判然としない。 長谷川伸は別離の47年を、互いに探しながら「叫べど聞こえず」の歳月だったと回想してい る。被害者家族の悲嘆の歳月を、これ以上積み重ねない救出の道へ、昨日の面会がつながること を願う。 ---------- コラムの中の分量として、「長谷川伸」についてが多すぎという気がしないでもない。 引用や周辺情報が半分以上を占めているけれど、しかしまあ、これも書き方だろうなあ。
素粒子 3/11(水) 3月場所閣僚得意技番付 横綱麻生首相(支持率上がらず 首捻り、定額給付金ぶれ放し) 大関鳩山総務相(浴びせ倒し) × × 関脇与謝野財務・金融・経財相 (三所攻め)前頭二階経産相 (飛び火払い)中曽根外相(外 駆け)舛添厚労相(切り返し) × × 十両河村官房長官(骨折り)甘 利行革相(改造夢想)番付外小 沢代表(粘り腰)森元首相(俺 も返し)政府高官(かお出し) ――― 「3月場所閣僚得意技番付」「横綱」「大関」「関脇」「前頭」「十両」「番付外」が太字。 捻りに「ひね」り、三所攻めに「みところぜ」め、俺に「おれ」、とルビ。
素粒子 3/12(木) 中原十六世名人 引退宣言。 「ぶざまな将棋を指したりする こともありますし……」と。功 成れば、人間、引き際が大事。 × × 自民党 岩手4区の「刺客」 公認見送りも。小沢氏の逮捕さ れた公設秘書の前任者だとか。 こうなれば、選挙にはマズイ?! × × カーネルおじさん 甲子園に 展示されそう。こうなれば、今 年は絶対に阪神に日本一になっ てもらわんと、あとがコワイ?! ――― 「中原十六世名人」「自民党」「カーネルおじさん」が太字。
>>188 このご時世に民主党をスルーして閣僚ネタかよ。
民主党執行部でやった方が面白いんじゃね?
国会に寄り付かず、どう見てもヒールの小沢頼みの状況なんか
今までネタにしてきた相撲そのものじゃんw
天声人語 2009年3月13日(金)付 大阪で勤務した1980年代の後半、3年ほど甲子園球場の近所に住んだ。熱狂にわいた85 年の日本一のあと、阪神タイガースは負けに負け、身売り話も飛び交っていた。 たとえば87年の勝率は、首位打者の打率より低い。首位との差はなんと37.5ゲーム。悪 魔も落涙するようなダメ虎ぶりだった。流行歌「西海(さいかい)ブルース」をもじった「最下 位ブルース」が自虐的に歌われたのも、あの頃だったと記憶する。 あまりの低迷に広まったのが「人形の呪い」である。優勝の夜、興奮したファンが、ケンタッ キーフライドチキンの「カーネルおじさん人形」を道頓堀川に投げ込んだ。浮かばれない怨念 (おんねん)がチームに取り憑(つ)いた――冗談はいつしか、愉快な神話になっていった。 その伝説の人形が川底から見つかって、関西はちょっとした騒ぎらしい。24年ぶりに「救出」 された姿は、ヘドロまみれだったが、円満な笑顔はそのまま残る。落語家の桂三枝さんは「ケン タッキーだけに『無事に揚げられた』ということですな」(日刊スポーツ)とお見事だ。 川に沈んだときの中曽根さんから、首相はすでに15人を数える。その間にバブルは膨らみ、 はじけ、失われた10年を経て、いま未曽有の不景気にあえぐ。思えば遠くへ来たもんだと、今 浦島の人形に人の世を重ねてみる。 そして今年も球春は巡り、プロ野球の開幕も近い。カーネルおじさんは「呪い」から一転、福 の神として阪神を見守る格好だ。あれ以来の日本一に輝くなら、それこそ絵に描いたような物語 の完成、ということになる。 ---------- や、まあ、面白いし、筆も滑らか読みやすい、出来のいいコラムなんだが。 全国紙がやることかなあ。スポーツ紙が書くような内容だと思うんだが。 第3段落『愉快な神話に』。全然愉快ちゃうわ。 最終段落、福の神というより「カーネル・サンダース大明神」と言うべきだな。
>>188 第一印象;漢字ばっかで読み難いんだが
一応小沢に触れているんだが「粘り腰」って何だ?
>>189 まだ「刺客」とか言ってんのかw
193 :
文責・名無しさん :2009/03/13(金) 22:31:55 ID:ipBzb4uT0
新聞勧誘の購読申し込みのハガキが、郵便受けに入っていたので、 「反日マスゴミいらねーよ」と書いて投函したよ。 料金受取人払いだったから、朝日は、60円くらい払って罵倒を受け取るわけだwwwww
194 :
文責・名無しさん :2009/03/13(金) 22:34:13 ID:fUNUkKUbO
あ
>>193 「料金受取人払い」は120円だぞwww
素粒子 3/13(金) 新しい丼物を始めました テポ丼 かの国で人気。最近、 海外向け呼び名をロケット丼に 変えるも、中身は同じとの噂。 × × 民主丼 自信をなくした社長に お薦め。部下が逮捕されよう が、逆風が吹こうが、自ら鼓舞 して行け、行け、首領、首領。 × × ヨーイ丼 フレッシュマンに割 引サービス。早くも入社式を開 いた企業もあるが、人生の喜怒 哀楽いろんな具がてんこ盛り。 ――― 「新しい丼物を始めました」「テポ丼」「民主丼」「ヨーイ丼」が太字。 噂に「うわさ」、首領に「ドン」、とルビ。
>>196 「テポ丼」なんて使い古されたネタを今さら…
>>196 それの民主丼のフレーズは、自分のところの新聞配達員が殺人で逮捕された
朝日新聞のお偉いさんへの応援歌ともとれますね。
天声人語 2009年3月14日(土)付 明治の文人正岡子規は不治の病に長く伏した。あるとき外で遊んでいた隣家の子が「あれ蝶々 (ちょうちょ)が蝶々が」と言うのを病床で聞いて、〈一道の春は我が心の中に生じた〉と書き 残している。子の無心な声に、鮮やかな心象風景が呼びさまされたに違いない。 冬ごもりの虫が這(は)い出す啓蟄(けいちつ)を過ぎて、もう「菜虫(なむし)化蝶(ちょ うとけす)」、つまり青虫が羽化する候である。きのう九州に上陸した桜前線ともども、モンシ ロチョウの初見前線もどこかを北上していることだろう。春の祭典の幕が、南から北へ開いてい く。 人の目を和ませる祭典だが、生き物にとっては厳しい生存競争への参加だ。おのれが目覚めれ ば、天敵もまた眠りから覚める。その天敵にも天敵はいる。自然界の命の掟(おきて)は、他の 生き物の食物になることだという。 〈蟻が 蝶の羽をひいて行く ああ ヨットのやうだ〉。これで全文の三好達治の詩「土」は、 ぎりぎりの単純さで命の連鎖を表す。美しく舞うチョウもいつか落ち、地を這うアリを養う。命 にぎわう季節の舞台裏である。 ひるがえって人間社会で「羽化」といえば、実社会への門出だろうか。卒業式が盛りだが、今 年の風はわけて冷たい。採用内定の取り消しや、授業料の滞納で卒業証書を受け取れないという 悲話が各地から聞こえてくる。 それでなくても社会と会社は甘くない。真冬に羽化したように心細い人も多いだろう。一日も 早い景気の春を呼び込むのは政官財の責務だが、足取りは覚束(おぼつか)ない。悠々たる歩み で北をめざす自然の春に、心底あやかりたい思いがする。 ---------- 春の足音も聞こえてきたというのに、寒々しく締める天人子。 まあ、これも書き方だけどさあ。もうちょっと、こう、なんというか、未来に希望が持てないも のかねえと、いつも思う。
>>187 天声人語が「拉致」について語るとき、自民党や米国に
対して使われる激しい憎悪の言葉が、北朝鮮に対しては
全く使われない。まるで、自然災害の被害者かのような
憐憫の言葉だけが綴られている。
天声人語 2009年3月15日(日)付 散歩の道すがら、動物病院の看板にうなった。「小鳥から象まで」とある。たいていのペット は診ますという告知は、腕に自信ありとも読めた。「ミジンコから鯨まで」だとうそ臭いから難 しい。表現の「幅」を豊かさと感じてもらうには、技と節度が要る。 まさに小鳥から象までを、これほど豊かに表現した古美術はなかろう。「鳥獣戯画」である。 何でもござれとばかり、動物の姿を借りて、おおらかな喜怒哀楽をサラサラと描く。手前みそに なるが、朝日新聞文化財団の助成で、この国宝が修復されることになった。 京都の高山寺(こうざんじ)に伝わる4巻の絵巻物は合わせて44メートル。平安末から鎌倉 初期の筆とされる。画風は巻ごとに違い、鳥羽僧正ら複数の作品をひとそろえにしたものらしい。 なにぶん「字」がなく、解釈は自在だ。 ウサギやカエルが川遊びや相撲に興じる甲巻は、どなたも見覚えがあろう。象や麒麟(きりん) が出てくる乙巻は動物図鑑の趣、丙と丁の巻には最も度し難い生き物、人間も登場する。こっけ いな設定の線描は、最古の漫画と呼ぶにふさわしい。 鳥獣の戯れに癒やされつつ、8世紀前の人に親しみを覚えた。面白さのツボは、古今東西さほ ど変わらないのではないか。そんなことまで考えさせてくれる、幅広の文化財だ。 原画はアナログ媒体の極みである和紙に宿る。官民の懐が寂しいと後回しにされやすいが、色 あせや虫食いなど、時の移ろいに抗する手当てが欠かせない。動物たちの熱演に報いるためにも、 先人が描いたままの豊かさで、明日へと引き継ぎたい。 ---------- 動物病院の看板から鳥獣戯画へは、ちょいと無理矢理だ。 『小鳥から象まで』でぐぐると、いくつかひっかかる。どうも動物病院界では常套句のようだ。 鳥獣戯画。手前味噌だな。しかしまあ、企業の社会貢献云々、それはよいことです。
asahi.com(朝日新聞社):助成第1号は「鳥獣人物戯画」の修復 朝日新聞文化財団 - 文化
http://www.asahi.com/culture/update/0312/TKY200903120255.html 財団法人朝日新聞文化財団は、09年度から始める文化財保護助成事業の第1号に国宝「鳥獣
人物戯画」の修復を決めた。
「鳥獣人物戯画」は京都・高山寺に伝わる平安〜鎌倉時代の絵巻物で、現在は京都と東京の両
国立博物館に2巻ずつ保管されている。国民的人気が高いが、劣化が進んでいた。貴重な文化財
として保護し、末永く伝えていくため、修復を求める声が関係者の間で高まっていた。
同財団の文化財保護助成のこのほかの対象は、公募で受け付け、専門家による選考委員会で選
ぶ。詳しい応募要項は4月末に発表の予定。
朝日新聞文化財団は92年設立で現在、芸術活動に対する助成、朝日賞の贈呈、大阪国際フェ
スティバルの開催などを行っている。理事長は朝日新聞社の秋山耿太郎社長。(13日付朝刊に
特集)
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朝日新聞文化財団にに、朝日新聞が保有するテレ朝株のうち2万120株を寄付し、文化財団は事業
目的に「文化財保全に対する助成等」を加えた、なんていうニュースがありましたが、それの成
果ということなのかな。
asahi.com:朝日新聞文化財団 | 朝日新聞社から
http://www.asahi.com/shimbun/bunkazaidan/ 選考委員も、本年度助成予定件数および金額も、今までの助成成果も、何も書いていない。
えらくシンプルだな。本当に、ちゃんとした助成事業をやってんの?
天声人語 2009年3月16日(月)付 夏ではなく春の季語だと知って、しゃぼん玉を見直した。詩歌では水遊びの域を超え、風との 戯れになるのだろう。膨らみかけたのを春風にさらわれ、合点がいかずに玉を追う子が浮かぶ。 〈しゃぼん玉息を余して離れけり〉堀越せい子。 肉眼で見える、最も薄いものの一つが石鹸(せっけん)膜だと物の本にあった。晴天下に漂う 玉は日光で水分が蒸発し、膜がどんどん薄くなる。色の変化を楽しめる代わり、曇りの日より短 命という。空中のチリに破られず、風に恵まれた玉だけが長く、高く舞う。 詩人の野口雨情(うじょう)は、そのはかなさを童謡「しゃぼん玉」にした。〈しゃぼん玉消 えた/飛ばずに消えた/うまれてすぐに/こわれて消えた〉の部分は、生後8日で亡くした長女 への鎮魂ともいわれる。 幼子の不幸から作品の発表まで14年あるが、そこは詩人だ。我が子と同じ運命をたどった幾 多の命を、音もなく消える玉に重ねたのかもしれない。雨情が一家を構えた明治から大正期には、 乳児の7人に1人が1歳の誕生日を祝えなかった。 戦後、赤ちゃんの死亡率は劇的に下がり、父母の心労は思春期からが本番である。チリとホコ リが充満する世、大切に膨らませ、ストローの先で危なげに揺れる玉を案じぬ親はいない。様々 な事情から、息を十分吹き込めずに手元を離れる玉もあろう。 壊れそうな膜の中に思いの限りを満たし、どこまでもキラキラ飛んでいけと願う。風よ優しく 頼むと。この時期、教師たちも同じ心境に違いない。巣立ちの情景で、しゃぼん玉は春ならでは の言葉になる。 ---------- 土曜日の天人と同様のネタ。 青い空に舞うしゃぼん玉を見上げる、その情景は美しい。
素粒子 3/14(土) 読み書きできぬ人のため、手 紙無料代筆がサンパウロで人気 との記事、国際面に。昔、東京 ・渋谷に恋文横丁ありにけり。 × × 昔、中国沿岸を荒らし回った 倭寇ありにけり。今や想定外の 海賊対策で自衛艦をソマリア沖 に派遣するまでになりにけり。 × × 昨日は福岡から桜の開花宣言 届いたのに、今日は前線の通過 で列島荒れにけり。<春嵐わが 初恋もかくありし>安田龍泉 ――― 倭寇に「わこう」、とルビ。
素粒子 3/16(月) 朝青龍の品格を言うなかれ。 ひょっとして、我ら総じて品格 失ってるため、外国人横綱に品 格、品格と騒ぐのかも知れず。 × × 高速道の逆走に驚くなかれ。 ひょっとして、我ら総じて事あ るごとに、真理に逆走の物言 い、判断してるのかも知れず。 × × 季語のない俳句あり。四季の 移ろいにより、印象がまったく 異なる不思議な句。<女身とは 光をはじく岬かな>鎌倉佐弓 ――― 女身に「にょしん」、とルビ。
>>204 後期倭寇はほとんど半島か大陸の連中だったらしいけどね。
中国のネットではソマリア派遣を「鄭和以来の海外遠征アル!」と大はしゃぎしてるらしいから、
わざわざ倭寇と自衛隊と並べて卑下してみせたのか?
>>205 少なくとも素粒子や朝日川柳に品格というものがあるとは思えず、
朝日新聞そのものが真理から逆走しているようにも見える今日この頃。
天声人語 2009年3月17日(火)付 〈人間は欲に手足の付いたる物ぞかし〉と、江戸時代の浮世草子の作家、井原西鶴は鋭く突い た。〈世に銭ほど面白き物はなし〉とも言っている。大坂の商家の生まれだけに、金銭をめぐる 人の性(さが)を見る目は光っていた。 その西鶴も、金融危機の震源になった米国ウォール街の、この期に及んでの強欲ぶりには脱帽 だろう。巨額の公的資金を受けて再建中の保険最大手AIGが、幹部らに計約440億円ものボー ナスを支払うと米メディアが報じている。 公的資金は半端ではなく、あれやこれやで16兆円を超す。むろん税金だ。普通の神経なら粗 衣粗食で失態を恥じるところだが、ウォール街流は違うらしい。賞与の最高額が6億円超と聞け ば、「欲に手足」ぶりも極まった感がある。 昨年9月、米政府は証券大手リーマン・ブラザーズの破綻(はたん)を見捨てた。その翌日、 AIGには救いの手を差し伸べた。「大きすぎてつぶせなかった」からだ。だが、溺(おぼ)れ かけて公金という浮輪にすがるなら、それなりの節度が必要になる。 さすがに、米国内でも批判は強いそうだ。サマーズ国家経済会議議長は「この1年半で色々ひ どいことが起きたが、これが最も言語道断」だと憤る。オバマ大統領も就任直後、こうしたお手 盛りを「恥」と難じていた。腹に据えかねているに違いない。 貸し手は常に借り手より記憶がいい、という。血税をつぎ込んだ企業を米社会はおいそれと忘 れまい。AIGがそれに鈍感なら、今後の公金投入への支持は冷めて、米経済は手痛いしっぺ返 しを食うはめになる。 ---------- まー、その感情はいいんだが、アメリカの話だ。アメリカ人が何とかするだろ。 どうにもこう、判りやすい『グリーディ・アメリカン』イメージに同調するのを躊躇してしまう、 ということ。彼ら当人の言い分が何もないからな。
208 :
文責・名無しさん :2009/03/17(火) 22:39:28 ID:Ei/9VOwQ0
素粒子 3月17日(火) 誤報 日テレ社長、引責辞 任。「真相報道バンキシャ!」 でやるべきなのに、なぜか知ら ぬが未だに誤報の真相報道せず。 × × 違反 プリンスホテル社長ら 書類送検。日教組集会拒んだ問 題で「他の客や地域住民に迷惑 かける」との詭弁、通用せず。 × × 赤字 トヨタ、ソニーに続き 日立も社長交代。「うちの社長 も当然辞めるよな」と思ってる 世のサラリーマン、数知れず。 ――― 「誤報」、「違反」、「赤字」が太字。 未だに「いま」だ、詭弁に「きべん」、とルビ
そして誤報の歴史にTBSや関テレを出すが自らの珊瑚は決して書かないアカヒ
朝刊の誤報(捏造)を記事内容に触れず、しかも夕刊で小さくまとめる朝日が言うかw >他の客や地域住民に迷惑かける」との詭弁、通用せず。 詭弁じゃないと思うんだが・・・ 実際地域住民に被害があっても対処するのはホテルなんだから対策する事自体は間違いじゃないだろ
天声人語 2009年3月18日(水)付 人がしゃべる「はなし」を漢字で書けば、普通は「話」だろうが「噺」や「咄」もある。口偏 に新と書く「噺」の字づらには耳新しいニュースという印象がある。 片や「咄」は口から出まかせのようにも見える。国文学の故佐竹昭広さんの『古語雑談』によ れば、古くには「話す」を「放す」と表した例もある。虚実ないまぜにした、肩のこらないおしゃ べりが「はなし」の原義だったそうだ。 かくて人の話には、とかく出まかせが交じる。記者なら百も承知のはずが、日本テレビの面々 はだまされた。岐阜県庁の裏金をめぐる虚偽証言に基づく誤報は、久保伸太郎社長の辞任へと発 展した。 虚実ひしめく中から情報を嗅(か)ぎ分け、地道に裏付けして事実をつかむ。それが記者の基 本とされる。美談でも「泣きながら疑え」と教えられる。人の世には表も裏もあるからだ。きな 臭い情報提供ならなおのこと、疑ってかかる必要がある。 うその証言をした男は、顔を隠し声も変えてテレビに出た。「素顔で語るとき、人は自分でな くなる。仮面を与えよ。そうすれば真実を語るだろう」。そうした意味のことを英国の作家ワイ ルドが述べていたと記憶する。皮肉ながら一面の真理でもあろう。しかし匿名の仮面はときに、 無責任と表裏一体になる危うさをはらむ。 「取材のすべての過程に問題があった」と久保社長は言う。きびしい反省をふまえた調査と、 その公表が信頼を取り戻す第一歩になろう。報道番組は虚実ないまぜの「はなし」を盛る器では ない。事実をのせる公器なのだから。 ---------- 昨日の社説と同様、大変ご立派なコラムであります。 文章は上手だ。話、噺、咄、放、と、導入も面白い。 後は、まあなんだ。『お前が言うな』としか。 『美談でも泣きながら疑え』、ね。先輩記者だろうか、良いことを言う。
屁をしておきながら「臭い、臭い」と大声たてれば怪しまれない。
213 :
文責・名無しさん :2009/03/18(水) 12:22:39 ID:K4AwJuCl0
「このところ、さかんに日本テレビの批判をされているようですが、 非常に見苦しいですね。 かつて、安倍元首相がNHK幹部を議員会館に呼び付け圧力を掛け 番組内容を改変させた、“アベするという言葉が流行っている”など 根拠の根も葉も無い記事を掲載したり、鳩山議員を死神呼ばわりした 新聞が、ことさら他社を非難するなどおかしいですよね。 他所を非難する前に、自社のあり方を振り返ってみられては如何でしょう」 …ってFAXしといた。
天声人語 2009年3月19日(木)付 野球のファンなら一度はやってみたいのが「監督」だと聞いたことがある。そうした監督への 憧(あこが)れについて、作家の丸谷才一さんが、「あれなら俺(おれ)にもやれそうだ」とい う感じがするからだと書いていた。 投手など夢にも出来そうにないし、目の前でバットを振り回される捕手もかなわない。打つの も難しい。だが采配なら俺でも――というわけだ。だからファンはとかく監督の悪口を言いたが るのだと、丸谷さんは説をとなえている。 キューバのカストロ前議長も今はそのくちか。WBC日本チームの原監督の采配を批判したと いうニュースが面白かった。9日の韓国戦で、一塁にイチローを置いてバントさせたのを「ミス テーク」と評した。つまり「あそこはバントじゃないよ」と。 学生時代に選手だったと聞いてはいたが、一家言あるようだ。療養中と伝わる指導者の意外な 素顔に頬(ほお)がゆるむ。日本はその後、キューバを退けた。しかし昨日の韓国戦では苦杯を なめた。カストロ氏はまた辛口の批評を楽しんでいるだろうか。 スポーツ観戦は、勝者の得るものと敗者の失うものの落差が大きいほど興奮するという。オー ルスターゲームは続いてきたが、あれは球宴。祭りであって勝負ではない。オールスターが他国 と競う高鳴りは、野球の新しい楽しみになった。 それにしてもあの花形選手たちの、高校球児のように一途な表情はどうだ。今日は敗者復活の キューバ戦がある。勝てば準決勝だが、負けた方に次はない。カストロ氏を悔しがらせる投打と 采配の冴(さ)えを見てみたい。 ---------- 軽妙な筆致。スポーツ紙かよ、という感じはするが。 原采配に注文を付ける向きはあろうが、じゃあお前やってみろ、となると、そう上手くはいかな いのだろうなあ、などと思う。俺ならよけちゃうよ〜。
素粒子 3/18(水) 宇宙では「ラジオ体操の歌」 が流れて、希望の朝を迎え、地 球のニッポンでは春闘の「集中 回答日」、不安の朝を迎える。 × × 宇宙ではステーションとドッ キング前、緊張の昼を迎え、地 球のニッポンではWBC韓国戦 TV中継、興奮の昼を迎える。 × × 宇宙では長期滞在思い、眠り につく夜を迎え、地球のニッポ ンでは今の地位いつまでかな、 政治家が眠れない夜を迎える。 ――― 「今の地位いつまでかな」が他人事じゃないことに気づかない、 ジャーナリストもどきには安らかな眠りが訪れるようです。
素粒子 3/19(木) 名ばかり店長 日本マクドナ ルドが認めて和解。高野広志店 長、たった1人隗より始めよで 05年提訴、名も実も勝ち取る。 × × 企業・団体献金禁止 小沢発 言に永田町で反発、困惑の声し きり。ならば早速、実がなるよ う1人で隗より始めては如何。 × × 智に働けば角が立ち、情に棹 さしても流されず、意地を通し て窮屈結構。人の世に合わすば かりじゃ、何も変わりはせぬ。 ――― 「名ばかり店長」「企業・団体献金禁止」が太字。 隗に「かい」、如何に「いかが」、智に「ち」、棹に「さお」、とルビ。 一般人の実名いいのかな。
天声人語 2009年3月20日(金)付 朝日新聞出版の「週刊昭和」が昭和37年の巻で吉永小百合さんを特集している。この年の映 画「キューポラのある街」に16歳で主演した。鋳物の町の貧しい人々を描いた名作だ。撮影に 入る前、浦山桐郎監督にひとこと「貧乏について、よく考えてごらん」と言われたそうだ。 まだ多くの人が貧しさに甘んじていた。しかし時代は右肩上がりだった。奇跡と呼ばれた経済 成長をへて、一億総中流という安定期を迎える。そこを過ぎていま、浦山監督のひとことが再び 突きつけられる時代へと、この国は転がってきた。 先日の小紙は、生活保護の受給者が1月に過去最多になったと報じていた。最近は非正社員が 職を失い、たちまち困窮するケースが目立つという。今日の勤労が明日の暮らしの保証にならな い。殺伐たる雇用の風景である。 給食費や授業料に事欠く家庭も増えている。数日前はNHKテレビが、医者にかかるお金がな くて学校の保健室に駆け込む子らを伝えていた。「治療」を受けに熱を押して登校する。その姿 は切なく痛々しい。 映画に話を戻せば、監督に言われて吉永さんは、貧乏ならよく知っていると思ったそうだ。〈小 学生の時は給食費が払えませんでした……貧乏は得意中の得意なんです〉と自著『夢一途』につ づっている。だからだろう、「キューポラ」は見事な人間のドラマだった。 あのころの貧乏と今の貧困が似て非なるように思われるのはなぜか。希望への処方箋(せん) をどう書けばいいのか。「よく考えてごらん」の声を聞くような、半世紀の後である。 ---------- うっうー、給食費が払えないんですぅ。 伸びていく中の貧乏と、不況の中の貧乏は、まあ違うだろうな。 希望への処方箋、というけれど、難しいわなあ。貧乏な人を支えたら、好況になると言うわけで もない。『右肩上がり』が望めないのであれば、どういう未来が考えられるか。朝日新聞さんに もそれは描けていないようで、「よく考えてごらん」と締めるに留まる。
>医者にかかるお金がなくて学校の保健室に駆け込む子らを伝えていた。 >「治療」を受けに熱を押して登校する。その姿は切なく痛々しい。 その話し裏とったんですか? 「泣きながら疑え」・・・。人の世には表も裏もあるからだ。w
天声人語 2009年3月21日(土)付 かつて小紙に連載されていた大岡信さんの「折々のうた」にこんな諺(ことわざ)を教わった。 〈銀をたくさん持っている者は仕合(しあわ)せだろう。麦をたくさん持っている者は嬉(うれ) しいだろう。だが、何も持っていない者は眠れるだろう〉。古代メソポタミアの言葉という。 現在ならイラクのあたりになる。その古い文明の地で戦争が始まって、きのうで6年になった。 米軍は早々とフセイン政権を倒したが、あとは泥沼となって市民の犠牲は増えた。持てる者も幸 せでなく、持たざる者も安眠できない。苦難の歳月が続いてきた。 大義名分だった大量破壊兵器はどこにもなかった。「テロとの戦い」を掲げながら、世界を一 層きな臭くした戦争でもある。「愚挙」という評価を覆すのは難しかろう。 6年前、開戦に反対する国際社会の象徴だったのが仏のドビルパン外相(当時)だ。先ごろの 小紙との会見で、「人生と歴史の中ではノーと言える時がなくてはならない。あの時はその使命 を担っていた」と回想していた。反対に、いち早くイエスと支持したのが日本だった。 5年前にイラクを取材したことを思い出す。電気工事の男性が「日本に感謝している」と言っ ていた。かつて日本の現地企業で働いていた。その経歴で腕を信用され、混乱の中でも仕事に困 ることがないのだという。 同様の人は少なくあるまい。対米協力より何より、この感謝こそ日本の勲章と思われる。誰も 安眠できなかった治安はやっと安定しつつあるそうだ。「失われた6年」の後をどう手伝うか、 「日本流」を探りたい。 ---------- イラク。アメリカ人の見通しが悪かった、愚かだったのは事実だけど、それを『愚挙』なんつう 二文字で簡単に片付けるのは、あまりにも話を単純化しすぎだ。 銀と麦とをたくさん持っていた人がいて、彼のために何も持たないのに眠れなかった人がいた、 そんなイラクが、今も続いていたとき。そのイラクで、どれ程の人が『安眠できない苦難の歳月』 を送っていたか。そういう人たちを、愚挙と言う二文字はいとも容易く切り捨てるから。
天声人語 2009年3月22日(日)付 月あかりを論じた昨秋の小欄が、都内の女子大の入試問題に使われたと聞いた。新聞コラムの 宿命ながら、あの雑文が18歳の進路を左右したかと思うと、ありがたくもすまないような、妙 な気分になる。 書き手としては、中学生が家族や辞書の助けを借りて理解できる水準を心がけている。高校生 なら、背伸びせずとも読みこなせると思いたい。さて、小学生である。「私たちの天声人語」と 題する作文の束が、高松市立栗林(りつりん)小から届いた。 6年生約200人が1年間、小欄の感想を語り合い、学級間で意見を交わしてきたそうだ。勉 強の仕上げに、司馬遼太郎さんや立松和平さんの著作を読み、技術の進歩や自然、命について全 員が書いてくれた。 「機械化はほどほどにし、人、ロボット、自然の三つが助け合って生きるべきだ」とある男子。 「未来は私たちがつくる」「一人の人間として、責任を持って地球のために行動しようと思った」 など、女子の言葉にも勇気をもらった。 12歳に天声人語。踏み台の上で背伸びをするように読んでくれたのだろう。学年主任の利國 (としくに)佐代子先生は「国語の学習というより、生き方を学び、視野を広げるのが目的でし た。子どもたちは大きく成長した」と話す。 新聞の責任を改めて思う。虚実が交じる情報の海で、ひと息つける島。そんな存在でありたい。 早くから記事に親しみ、おぼれないだけの知恵を身につけてほしいとも思う。いささか宣伝めい たが、「島」の名は問わない。教室での活用が広がるよう、学年の変わり目にお願いしたい。 ---------- 月明かりを論じた昨秋の、てのは、2008年9月15日、月曜日付けの天人かな。 あなた、天人子よ。この天人に書いた言葉、それが本心であるなら、それはそれで素晴らしいこ とだ。だから、あてこすりや罵倒は、ここでは言うまい。 だが、ならば、ウソをつかず、物事を簡単に切り捨てず、世の中をあなたにとって楽な枠組みに はめ込まず、天声人語を書くようにして欲しい。天人子、あなたの魂に恥じないものを書くよう に望む。
小学生に強制的に朝日新聞を読ませるのは 生徒たちの思想信条を踏みにじるものだ。 裁判を・・・。
天声人語 2009年3月23日(月)付 政治家も大物になると、居所で呼ばれることがある。人と情報が集まる私邸は権力の代名詞だ。 「目白」の田中角栄、それ以上の重量感で「大磯」の吉田茂である。ワンマン首相が愛した神奈 川県大磯町の旧吉田邸がきのう、全焼した。 貿易商だった養父の別荘を、外国の賓客を招くために新増築した和風建築。総ヒノキで、京都 の宮大工が手がけたという。いずれ県立公園として公開の予定だった。 大衆やマスコミが苦手な吉田は、これと見込んだ相手と話し込む政治家だった。座談のための 奥座敷が大磯ということになる。在任中も週末はほぼ私邸で過ごし、門前の二階屋では総理番記 者が来客に目を光らせたそうだ。 晩年も千客万来だった。三女で、現首相の母でもある麻生和子さんは「父の引退生活は、とに かくお客様が多かったのであまり寂しいというものではなかった」と著書に記している。要人の 「大磯詣で」のほか、若手外交官や自衛官もよく招かれた。 「西日が差す」という大工の忠告を無視し、吉田は上階に大窓を抜く。客のない夕方など、こ れを額縁に富士山をじっと眺めていたという。臨終の日も窓際に寄り、秋空に映える霊峰を瞼(ま ぶた)にとどめた。昭和の裏面史を見聞きした障子や壁と共に、その母屋も焼け落ちた。 火事は命や財ばかりか、風景を奪い、思い出を灰にする。白いソファから窓外を見やる老人の 写真を改めて手に取り、逆光の後ろ姿に不思議な喪失感を覚えた。炎があぶり出したのは、私た ちが知らずに抱く「復興する日本」への郷愁だろうか。
天声人語 2009年3月24日(火)付 しゃぼん玉を綴(つづ)った先週の小欄に、神奈川県藤沢市の堀祐吉さん(65)から一筆い ただいた。娘さんも小4の時にしゃぼん玉を書いたそうだ。長女明子さんの詩はこう結ばれる。 〈だが美しいものは/はかなくわれる/わたしはそれを見まいとする〉。 10歳とは思えぬ張り詰めた感性に驚く。幼時から庭の草花などを詩に書き留めた明子さんは、 高校1年だった88年の夏、水の事故で亡くなった。彼女のことは小欄を含め何度か報じられて おり、ご存じの方もおられよう。 ご両親は89年、小3から小4の作品約200編をまとめた詩集『四季の色』を出版し、各地 で紹介してきた。19回目の詩集展が、いま兵庫県三田市で開かれている(4月26日まで)。 〈もうさきそうな大きなつぼみも/もっとあったかくなるまでじっとまっている小さなつぼみ も/いつかつぼみたくさんが/花たくさんになるだろう〉。「つぼみたくさん」から引いた。咲 きかけて静止したつぼみは哀れだが、残された言葉はその一粒に永遠の命を与えた。 父が語る。「娘は今も自分で歩いています。詩展の前夜は準備で落ち着かないのに、翌朝には 明子の世界がそこにある。夜中に来たのかと思うくらいです」。娘が愛した庭は、間もなく萌(も) える時を迎える。短い言葉がひときわ輝く季節。 わずか35字の景色に心を洗われた。〈富士の後ろに夕やけ空がある/夕やけ空のうしろに/ はてしもなく広い空間がある〉。少女はそのあたりにいるのだろう。消えかけて、消えない。夕 空高くとどまる、透明の玉のように。
今日の素粒子もキモいですよ
素粒子 3/21(土) 行政が無届け施設を紹介と は。痛まし、自力では暮らせぬ 生活保護受給者の老後。これは もう、社会が生み出す深き闇。 × × 1週間足らずでスピード可決 とは。お見事、AIG巨額ボー ナス「大ピンハネ」法案。これ はもう、米国民の怒りの鉄槌。 × × センバツ、今日開幕。大銀傘 架け替えられ、リニューアルの 甲子園で。春到来。<蝶追うて 春山深く迷ひけり>杉田久女 ――― 鉄槌に「てっつい」、とルビ。
素粒子 3/23(月) 無着成恭先生の「山びこ学 校」の舞台、山形県の中学校閉 校。過疎、少子化で62年の歴史 に幕。学舎に永遠の別れあり。 × × 高岡寿成さん、引退レースの 東京マラソン途中棄権。「あと 7`」。日本記録保持者の目に は涙。人生に未刊の別れあり。 × × 別れの季節もやがて過ぎ、間 もなく始まる出会いの季節。人 も自然も心新た。<春風や闘志 いだきて丘に立つ>高浜虚子 ――― 学舎に「まなびや」、とルビ。
素粒子 3/24(火) いろんな風の吹くことよ 不況風 すっかり染みついた風 ビル風 都会で目立つ空室の風 侍風 日本熱狂WBC連覇の風 × × 北風 次は「衛星」騒々しい風 社風 巨額賞与を税金で払う風 浪速風 庁舎移転ままならぬ風 先輩風 新入社員にはつらい風 × × 恋風 結婚前に激しく吹いた風 遼風 いつも爽やかゴルフの風 麻生颪 忘れ去られたような風 浮世の風 検察、世論次第の風 ――― 「いろんな風の吹くことよ」「不況風」「ビル風」「侍風」「北風」「社風」 「浪速風」「先輩風」「恋風」「遼風」「麻生颪」「浮世の風」が太字。 爽やかに「さわ」やか、颪に「おろし」、とルビ。
>>227 WBCネタの差し替えが利くようにゴチャゴチャ並べたのか?
韓国が勝ったら「韓風」にでもなったのかな。
にしても麻生と橋下叩かないと気が済まないのね。
229 :
文責・名無しさん :2009/03/25(水) 10:32:21 ID:SEHv8TwG0
>>227 >麻生颪 忘れ去られたような風
「いろんな風の吹くことよ」なのに
吹いていない風を入れるのはおかしいだろ
天声人語 2009年3月25日(水)付 冷戦期、アメリカとソ連はあらゆる分野で張り合った。宇宙開発もスポーツも。東西対立の落 とし子、西独で開かれた72年のミュンヘン五輪、無敗同士で迎えた男子バスケットボールの決 勝は語り草だ。 試合は終了直前、逆転のフリースローが決まって50対49で米国が「勝利」した。ところが ソ連の抗議で時計が戻され、残り3秒からの再開となる。ここでゴール下へのロングパスが通り 再逆転。五輪で62連勝中だったバスケ発祥国は表彰式に出ず、銀メダルを拒んだ。冷たくて熱 い、今は昔の物語だ。 平時の疑似戦争とでもいおうか、国と国との試合は熱しやすい。因縁があればなおさらだ。拮 抗(きっこう)する力、国際情勢、過去のしがらみ。一切を薪(まき)にして、負けじの炎が激 しく揺れる。 野球の世界一をかけた第2回WBCで、侍たちが2連覇を飾った。実のところ、世界に名を借 りた「日韓五番勝負」だった。納めの一戦は、両国民の万感を溶かし込んで燃えた。攻守とも緩 みのない延長戦に、仕事が手につかぬ人も多かったろう。 決勝打を放ち、イチローはにこりともしなかった。こちらは仕事師の顔である。敬遠もありえ た場面で投手が勝負したのは、打者が「日本代表の代表」だからだろう。シンボルをねじ伏せた いという思いは、センター前にはじき返された。 隣国と好敵手になるのは悪くない。サッカーのブラジルとアルゼンチン、ラグビーの豪州とニュー ジーランド。意識し合い、互いに強くなった。日韓が戦うたび、伝説と因縁が積み上がる。すべ て、共有の財産である。 ---------- 日本代表選手への視線が薄い。冷戦期の事例だの、韓国との関係だので埋め尽くして、『日本代 表が世界一の座を手にした』という感動をきれいさっぱり消し去っている。 おめでとうだの、ありがとうだの、そういう言葉はないもんかね。 コラムとしてはこれもアリだろうけど、題材の料理のしかたとしては大変よろしくない。 書きたくないなら、書くなよ。
天声人語 2009年3月26日(木)付 田中真紀子さんやクリントン米国務長官はかつて、泣いたこと自体がニュースになった。強い と信じられている人の落涙は両刃(もろは)の剣だ。人間味と映れば共感を、もろさと取られれ ば幻滅を呼ぶ。総じて「男泣き」は損得の振幅がより大きいようだ。 不正献金問題で秘書が起訴された小沢民主党代表が、涙ながらに続投を表明した。その姿を見 て、決断の裏にどんな損得勘定があったのかと首をひねった。 下心みえみえのゼネコンから党首が巨額の献金を受け、どこが悪いんだと居直る。これでは、 さまよえる「反自民票」が行き場に迷う。この件でどれだけ票が減るか知らないが、手負いの将 は与党に喜ばれよう。 損を埋め合わせる何かがあるとすれば、剛腕と選挙上手の実績あたりか。検察批判を控え、企 業献金の全廃を言い出し、小沢氏は反攻を始めた風でもある。世論が収まればそのまま進むつも りらしい。 東京地検は異例の背景説明に及び、起訴の意味を記者団に説いた。形式犯どころか悪質で見過 ごせない、国策捜査ではありませんとのこと。特捜部という組織、コワモテの党首以上に冷徹非 情のハードボイルドかと思っていたが、世評も気になるとみえる。 これまでの展開に、名探偵フィリップ・マーロウの言葉が重なった。〈タフでなければ生きて いけない……〉。生みの親の作家レイモンド・チャンドラーが没して、きょうで50年になる。 代表作に見立てれば、小沢氏は「長いお別れ」ではなく、あの言葉も出てくる「プレイバック(再 生)」を選んだ。賭けである。 ---------- 趣味に走ったなあ、天人子。あれこれ書くことで小沢氏に対する視線を散らして感情を薄めたか。 書きたいこと詰め込んだだけにも見える。 第3段落『さまよえる「反自民票」』。民主党はただの受け皿に過ぎない、なんて、ぶっちゃけ過 ぎじゃないっすか。今までの民主ヨイショが台無しだ。 第5段落『世評も気になるとみえる』。「検察は説明責任を果たせ」とか言ってたのに、説明した らしたで軟弱扱いは非道い。
233 :
文責・名無しさん :2009/03/26(木) 22:14:05 ID:YRYh/PEH0
素粒子 3/25(水) 日本の防衛 占い並み。政府 の「衛星」破壊発令方針に、政 府筋の「当たらない」発言。当 たるも八卦、当たらぬも八卦。 × × 日本の行く末 「いちろう」 次第。不振のイチローが打って 勝つ決勝もあれば、不信の一郎 続投で負けそうな選挙もある。 × × 日本の春 やっぱり桜。梅が 咲こうが、ウグイス鳴こうが、 春とは言えぬ。桜の満開の花の 下に、わが身置かぬことには。 ――― 「日本の防衛」「日本の行く末」「日本の春」が太字。 八卦に「はっけ」、とルビ。
素粒子 3/26(木) 傷ついちまったプライドに 今日も辞めよとの声かかる 傷ついちまったプライドに クソッ政権交代が遠ざかる × × 傷ついちまったプライドは たとえば不覚にも流した涙 傷ついちまったプライドは 検察への闘志をかきたてる × × 傷ついちまったプライドに 世論の動向どうなるのやら 傷ついちまったプライド…… (小沢中也『自棄の歌』より) ――― 自棄に「やけ」、とルビ。
>>234 それでその「政府筋」ってどこの誰なのよ?
オフレコ破りの常連の朝日さん。
>>235 新聞紙面に「クソッ」などと書く品性は置くとしても、いらん助詞をわざわざ入れたりして
納まり悪くしてるよなあ。
中原中也なんかでブンガク気取るなら、もうちょっと何とかならんのか?
>>234 >不信の一郎続投で負けそうな選挙もある。
なぜ民主視点なのか
誰にとっての「勝ち、負け」なのか
そもそも選挙やるだなんてマスコミと民主以外から聞かないんだが
妙に違和感感じたので
>>235 ・・・・・・ニコニコで「歌ってみた」タグ付けて勝手に投稿すれば?
しかし小沢と朝日「プライド」って言葉と遠い存在も珍しくないかw
天声人語 2009年3月27日(金)付 66年に創刊された週刊プレイボーイの売り物は、作家柴田錬三郎の人生相談だった。受験に 失敗し、自殺したいという18歳をシバレンは一喝する。「生き残っても日本のために役には立 たん……こう云(い)われて、くやしかったら生きてみろ!」。 人生を極めた先生が針路を示す。この常道を外れた、しかし思いの深さでは負けない相談に出 会った。野宿生活者が答える「ホームレス人生相談」である。彼らが大都市の路上で売る雑誌「ビッ グイシュー」の人気コーナーだ。 例えば実母を持て余す女性に、家族を捨てた男性が「愛すべき人がそばにいる。それだけで幸 せなこと」と諭す。問答をまとめた単行本『世界一あたたかい人生相談』も出た。どん底を経験 して初めて見えるものもある。 街角の雑誌売りに、悩みを明かす若者が多いことから生まれた企画という。1冊300円の雑 誌は売り子に160円をもたらす。03年の創刊以来、800人強が計4億円近い現金を得て、 81人が職に就くまでになった。 出版元の佐野章二さん(67)は「売ってくれるからビジネスになる。彼らは施しの相手では なく、私たちのパートナーなんです」と語る。「売る勇気」から始まる自立。英国生まれのこの 仕掛けは、貧困への関心も高める。 強者不在の相談と上を向く野宿者。月2回刊の雑誌は、今では得がたい温(ぬく)もりと望み を届ける。迷える世にほしいのは、あとは激しさだ。時代ゆえにせよ、剣豪作家が悩みを斬(き) りまくった相談は、熱く激しく「キミはやれ、俺(おれ)がやらせる」のタイトルだった。
239 :
文責・名無しさん :2009/03/27(金) 20:34:18 ID:3rcRZpMs0
今日の面白かったので来たお
240 :
名無しさん@朝日珊瑚事件20周年まであと24日 :2009/03/27(金) 20:55:25 ID:BivhVmyx0
>>235 センスのないパロディだな。
語呂が悪すぎるし。
>>234 確率100%で落とせるなら、ミサイルの開発なんて何処もしない。
当たるからミサイル撃つんでしょ。
例え確率が低いとしても、ミサイルを撃墜できる可能性を持つという軍事力は必要。
一発だけなら誤射かも(ry
素粒子 3/27(金) 求む!!国交省官僚 特に、明 細なしで億超える金額、請求書 に書き込める方。私らそんな度 胸ないわ。ぼったくりバーママ × × 求む!!農水省官僚 特に、組 織を守るためならと、いけない ことやれる方。最近、そんな若 衆おらんもんでな。暴力団組長 × × 求む!!財務省官僚 特に、前 の大臣や副大臣の側に仕え、騒 ぎに慣れ親しんでいる方。今度 はこっち頼んます。経産省官僚 ――― 「求む!!国交省官僚」「求む!!農水省官僚」「求む!!財務省官僚」が太字。 側に「そば」、とルビ。
野党党首に応募したいんだけど求人広告出さないかな下等
だれでも出来る仕事ですが、前任者が賞味期限をすぎても辞めません。
求む!!朝日記者 特に、環境 破壊告発のため、サンゴにKY と書き込める方。私らそんな度 胸ないわ。ぼったくりバーママ × × 求む!!朝日拡販員 特に、組 織を守るためならと、いけない ことやれる方。最近、そんな若 衆おらんもんでな。暴力団組長 × × 求む!!朝日論説委員 特に、 友情島若宮や早野透の側に仕え、 騒ぎに慣れ親しんでいる方。今度 はこっち頼んます。経産省官僚
天声人語 2009年3月28日(土)付 帝国ホテルは1958(昭和33)年、第二新館を開業した。呼び物は地下の食堂「インペリ アルバイキング」だった。何十種もの総菜を客が自由に取れる北欧料理は珍しがられ、芸能人や 腹をすかせた力士らが押しかけた。日本では以後、食べ放題を「バイキング」と呼ぶようになる。 バイキングのイロハは、つまらない物で胃袋を埋めないことだ。かといって、がつがつと高級 料理ばかりを山盛りにしては、味が殺し合う。節度とバランス、適度のゆとりが満足を得る骨法 であろう。 地方の高速道路がきょうから、どこまで走っても原則千円になる。土日と祝日、通行料金を自 動収受されるETC搭載車に限っての恩典だ。もちろん、走るほどに燃料代はかさむ。「食べ放 題、ただし飲料は別料金」といったところか。 1週早く値下げした本四連絡橋は前週の倍、東京湾アクアラインも3割増しの台数でにぎわっ た。走り放題の「通行手形」となるETCには国から5千円強の購入補助が出るが、肝心の機器 が品薄という。 景気のため、という2年間の大盤振る舞い。鉄道やフェリーの客が移るだけかもしれないし、 道路優遇のばらまきにも見える。週末ごとの渋滞と、盆暮れは空前の帰省ラッシュが確実だ。そ もそもガソリンを使って下さいという政策は、省エネや環境保全に逆行する。 それでも「高速道バイキング」でかなう家族旅行もあろう。全国、訪ねてみたい土地ばかり。 どこもかしこも大急ぎで回らなきゃと焦ることなく、どうか「腹八分目」で楽しんでいただきた い。 ---------- トリビアルな引用と軽妙な筆致。面白いコラムだけれど。 高速道路料金1,000円に対して、その経済効果を腐して否定的に、冷笑的に書くのは、底意地が見 えて、どうにも。 下種野郎だなあ、こいつ、ということ。
同ネタ他紙コラム。
【毎日】余録:1000円高速道路
http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20090328k0000m070138000c.html (中略)
もともと料金が高い日本の高速道路だ。無料化を掲げる野党をにらみ、政府与党が「信長はこ
ちらだ」と国民にアピールするかのように打ち出したこの値下げである。いきおい他の交通政策
や環境政策とすり合わせもなく、場当たり的な人気取りとの批判が出てくるのも仕方ない。
値下げの財源も2年限りとのことで、こちらの信長は関所を元に戻すのか。先のことも気にな
るが時は春だ。とりあえず関銭の節約できるチャンスに遠出しようという方には、くれぐれも安
全運転で、楽しいご旅行を。
----------
お伊勢参りに絡めた余録子。
似たような話の流れ、似たような締め。下種野郎だなあ、こいつ。全く。
素粒子 3/28(土)
男もすなるプロ野球といふも
のを、女もしてみんとてするな
り。三振を奪ひて、デビューし
ちゃった。(ナックル姫日記)
× ×
つれづれなるままに、日くら
し、高速道を走れば、ETC車
のみどこまでも千円とは、腹が
立つことだわい。(ぼやき草)
× ×
「花冷え」の肌寒さが続く
が、あと少し。この時季、必ず
思い出す句。<ひかり野へ君な
ら蝶に乗れるだろう>折笠美秋
―――
蝶に「ちょう」、とルビ。
ETCの件は、あなたは自分で選んで様子見にしたんでしょう?
>>133 あと、4月から「素粒子」筆者が代わるそうです。
こっちも変わりばんこにして批判を拡散されるつもりですか
>>252 4月「素粒子」かわります
コラム「素粒子」がこの春で誕生50年を迎えます。夕べのひととき、ほっとしたり、悩んだり、
怒ったりと、読者の皆さまに親しんでいただけますよう、4月1日から新しい筆者、題字でさらな
る充実を目指します。
半世紀の同コラムの歴史で初めて筆者を2人制とし、扱う素材や視点を広げていきます。これま
での加藤明論説委員に代わり、駒野剛、真鍋弘樹両論説委員が担当します。
駒野記者=写真右=は経済畑の取材経験が長く、論説委員として財政や税制、少子高齢化社会の
目指すべき姿などで社説を書いてきました。50歳。
真鍋記者=同左=は、沖縄の米軍基地問題や格差にあえぐ若者の姿など広く社会問題を担当。3月
までニューヨーク特派員をつとめました。43歳。
-----
駒野氏。ぐぐると、夕刊コラム『窓/論説委員室から』で書いていたものについて、いくつか引っ
かかるくらい。
Amazon.co.jp: 新しいタクシービジネス―会員・予約(非流し)システムと経営者・ドライバーの
コラボ (“地域科学”シリーズ・内発的発展): 駒野 剛, 山下 勝久, 西野 俊典, 木原 圭介, 吉
田 稔: 本
http://www.amazon.co.jp/-/dp/4925069535/ 真鍋氏。NY特派員時代の、大統領選挙やオバマ氏就任、『ハドソン川の奇跡』などの記事やそれ
に関するコラムが引っかかる。
Amazon.co.jp: 花を 若年性アルツハイマー病と生きる夫婦の記録: 真鍋 弘樹: 本
http://www.amazon.co.jp/-/dp/4022500905/
天声人語 2009年3月29日(日)付 「耕す」という言い方は「田返す」から変じたらしい。作物を植え付ける前に田畑の土を鋤(す) き返して軟らかくほぐす。春耕(しゅんこう)の季節、先日の朝日俳壇に〈耕して光る大地とな りにけり〉の入選作があった。 借りて2年目のわが市民農園も、今がその時期だ。鍬(くわ)を振るって石灰をまき、何日か おいて堆肥(たいひ)を鋤き込む。雨が土を黒く潤し、雲が切れて日が差せば、5坪ほどの猫の 額も艶(つや)めいて「光る大地」の風格を見せる。育てる野菜を何にするか、思い巡らすとき でもある。 〈畑はいつもきれいな色と よい風の吹いてゐる四季の卓子(たくし)である〉と書いたのは 詩人の佐藤惣之助だった。卓子とはテーブル。その詩「畑」は、〈新らしい耕作の力は 光と熱 で出来た風車のやうに もろもろの種子から花と葉をとりいだし……〉と続く。 そういえば、〈ものの種にぎればいのちひしめける〉という日野草城の名句もある。小さな種 に満ちている命を、素人ながらに自然との共同作業で取り出(いだ)す。それが野菜作りの妙趣 だろう。人の手抜き、天気の乱調、どちらがあってもうまくいかない。 手塩にかけて取り出した命は、不格好でも捨てられない。近ごろは「わけあり」と称して、ふ ぞろいの野菜も市場に出回るようになった。キズや色落ちのかわりに値は安く、なかなかの人気 らしい。 アマチュア菜園にとって春耕は1年の計の立てどきだ。手作り野菜が四季のテーブルを彩ると 思えば、鍬持つ手にも力が入る。手抜きを自戒し、お天道様が乱心せぬように祈りながら、種ま く日を待つとする。
>>254 >夕べのひととき、ほっとしたり、悩んだり、怒ったりと、読者の皆さまに親しんでいただけますよう
思ったんだけど普通は「親しんで」よりも「楽しんで」じゃない?
ほっとしたり〜の中に笑ったりが無いのも違和感あるんだけど
天声人語 2009年3月30日(月)付 随筆家の幸田文が「身の納まり」ということについて書いている。出入りの畳職人があるとき、 腕は良くても老後に身の納まりがつかない者は良い職人とはいえない、と口にしたそうだ。 「若い者に、自分の安らかな余生を示して安心を与え、良い技術を受け継いでもらわなくては いけない」と。つまり寒々しい老後を見せれば、若い者はこの仕事を続けていいものか不安にな る。それでは失格、というわけだ。見事な人生哲学だが、難しいからこその自戒だったのかも知 れない。 その随筆から半世紀がたち、身の納まりは一層つけづらくなってきたようだ。群馬県の高齢者 向け住宅で先日起きた火災にも、その感が強い。行き場のない高齢者の受け皿に、無届けのずさ んな施設が使われていた。 最期が無残な焼死では、安らかな余生からは程遠い。「終(つい)のすみか」の、質量ともど もの不足が生んだ悲劇である。これでは後に続く世代に不安ばかりが募る。畳職人にならって言 うなら、こんな国は失格、ということになる。 「老いて暖まりたい者は、若いうちに暖炉を作っておけ」と西洋の諺(ことわざ)に言う。承 知はしていても予定通りに運ばないのが人生だ。年金という公的暖炉も先々の炎は心もとない。 家族や地域はゆらいで久しい。手元不如意、シングル、病……誰もが「事情」を抱えながら老境 の戸をたたく。 望むのは贅沢(ぜいたく)ではなく「尊厳ある老後」である。翻訳すれば「身の納まり」とい う、つつましい言葉にほかならない。それに応えるきめ細かい助けの網が、この社会にほしい。 ---------- 判らないわけではないが、それがいきなり『こんな国は失格』『この社会にほしい』と繋がるの は短絡的に感じる。
素粒子 3/30(月) 永田町が現を抜かすお遊び シーソー遊び 太郎が下がれば 一郎が上がり、一郎が下がれば 太郎が上がる世論頼みごっこ。 × × トランプ遊び 辞任カード出し ちゃおうかな。解散カード切っ ちゃおうかな。どっちにしたっ て、エースのカードないのに。 × × つぼみの所もあるが、三分咲 き、五分咲き、七分咲き、満開 の所もすでにあり。<生涯を恋 にかけたる桜かな>鈴木真砂女 ――― 「永田町が現を抜かすお遊び」「シーソー遊び」「トランプ遊び」が太字。 現に「うつつ」、とルビ。
朝日さん鉄道板で荒らしして規制されたんだって?
天声人語 2009年3月31日(火)付 近所の庭にコブシの白い花が咲いていた。兄貴分のモクレンに比べて色も姿も素朴で、清楚(せ いそ)なたたずまいだ。農作業のスタートを促す花として田打ち桜の異称がある。旅立ちにまつ わる3月の言葉から。 不景気のあおりで内定が消えた弘前大の女子学生(22)が、卒業式の前日、青森県八戸市の 広告会社に就職を決めた。「これまで、卒業後はどうするのと聞かれるのがつらかった。次の目 標が定まり、二重にうれしい」。 アカデミー賞に輝いた映画「おくりびと」で演技指導をした札幌市の納棺協会。同社の堀江満 さん(39)は「故人を送るためのお手伝いをする黒衣ですが、そうした送り方があるのを知っ てもらえるのは幸いです」。 「今ごっつい視聴率だろうなとか、余計なことを考えた。そういう時には結果は出ないものだ が、出ましたからね。一つ壁を越えた気がします」。WBC2連覇の決勝打を語るイチロー選手。 いつもの禅問答とは別人。どちらも悪くない。 九州と東京を結ぶブルートレイン「富士」「はやぶさ」が廃止に。九州鉄道記念館の宇都宮照 信さん(59)は「人生の大事な場面で上京する時に乗った人も多い。時代の流れだが寂しい」。 「悪い時期にこうなったが、日本を恨む気持ちはないです。景気が良くなったら戻りたい」。 父親が派遣切りに遭った群馬県太田市の日系ブラジル人、イタロ・オリベイラ君(15)。中学 の卒業式を終え、一家5人で母国へ帰る。 おめでとう、ありがとう、がんばれが重なる春。〈ただならぬ世に待たれ居て卒業す〉竹下し づの女(じょ)
>>249 「ナックル姫」言うと、某外道宇宙人のお姫様みたいだからやめれw
マスコミってなんで普通に名前で呼べないかねえ。
>>254 今までも「ほっと」するかはともかく、「悩んだり、怒ったり」はしてもらえてそうだな。
天声人語 2009年4月1日(水)付 江戸時代、ありがたい仏像を遠方で披露する出開帳(でがいちょう)が盛んに催された。浄財 を募るため、地方の名刹(めいさつ)が江戸に持ち込む例が多かったという。時候が上向く頃の 風物らしく、開帳は春の季語である。 桜の下を抜け、平成の出開帳を拝んできた。上野の東京国立博物館で始まった「阿修羅(あしゅ ら)展」だ。奈良・興福寺の創建1300年を記念し、寺宝の数々が並ぶ(6月7日まで)。国 宝阿修羅像の「上京」は57年ぶり2度目という。 三つの赤い顔に腕が6本。異形の守護神阿修羅は、インドの神々でも暴れん坊で知られ、仏教 に取り込まれる前は布教を妨げる外道だった。それが説法を聞くうちに、他の悪神から釈迦(しゃ か)を守る役回りとなる。 阿修羅像は博物館の暗がりに浮かんでいた。怒りや荒々しさはなく、きゃしゃな美少年か女性 のよう。かつて彫刻家の籔内佐斗司(さとし)さんが、早世の女優夏目雅子さんに重ねた顔だ。 善神に転じても過去を悔いているのか、寄せた眉根は戦いの憂いを湛(たた)えてりりしい。 作家の堀辰雄も戦前、その「切なさ」に魅入られた。「何処(どこ)か遥(はる)かなところ を、何かをこらえているような表情で、一心になって見入っている……こういう目(まな)ざし をして、何を見つめよとわれわれに示しているのだろう」(随筆集『大和路』)。 涙をためたかに見えるまなざしに、間近で射られる幸せ。出開帳ならではの特典だろう。展示 ケースはなく八方から拝観できる。阿修羅との間にあるのは、天平の時がほのかに薫る空気だけ だ。幾多の戦火を生き延びてくれた奇跡に、手を合わせた。 ---------- 高速道路料金1,000円なにがしで、東京は上野の森に出開帳を拝みに行きますかね。 インド神話においてのアスラ神の扱いは、天人子が書くような、そんなに単純なものじゃないと 思うのだが、まあ、天人子は書かないだろうな。幻想文学方向に造詣が深い、毎日新聞の余録子 なら、その類の蘊蓄を並べそう。
素粒子 3/31(火) 値下げの春に音を上げたい人々 小沢代表 予想以上逆風強くて 麻生首相 最近、存在感薄くて GM新社長 米大統領冷たくて × × 将軍さま 激ヤセに視察多くて 出版社 裁判の賠償額が高くて 朝青龍 白鵬に追いつけなくて 自衛隊 当たりそうにはなくて × × 明日からこの欄、筆者交代、 内容一新。代替わりしながら、 独りで書き続けた時事寸評、半 世紀の歴史にいわば幕。多謝。 ――― 「値下げの春に音を上げたい人々」「小沢代表」「麻生首相」「GM新社長」 「将軍さま」「出版社」「朝青龍」「自衛隊」が太字。 音に「ね」、とルビ。
素粒子 4/1(水) 今日から新年度。当欄も誕生 50年の節目に、筆者が交代。 ◎ ◎ ◎ 事実を見つめ、喜び悲しみ、 感動、怒りを読者とともに。 ◎ ◎ ◎ これまで通り、言葉を大事 に、一字一句に心をこめて。 ◎ ◎ ◎ 新筆者の願いを託し、柿本人 麻呂の万葉歌をささげます。 ◎ ◎ ◎ 磯城島の大和の国は言霊の 助くる国ぞ ま幸くありこそ ――― 磯城島に「しきしま」、大和に「やまと」、言霊に「ことだま」、ま幸くにま「さき」く、とルビ。
短い間だったけど、バ下等さんお疲れ様でした。 二度と文章を書かないでね♪
河谷以上の逸材だったなぁ
>>264 >麻生首相 最近、存在感薄くて
「秘書逮捕されないかなぁ」とでも思っているのかね?w
しかし全体通して文字数バラバラでリズム感も悪く読みにくい最後まで駄文だったなぁ
そーいや加藤って次どこに行くんだろ?定年だったっけ?
>>265 初ネタとしては可もなく不可もなく、か・・・
間を無駄に空けすぎな気もするがw
加藤氏に代わったときにも、 「河谷氏よりひどくなることはあるまい」と思いました。 今回こそ。 「加藤氏より酷いことはあるまい」
>>264 加藤素粒子。
下品だけれど、言葉遊びの才だけは素晴らしい、と思っていたのに。
それも最初のうちだけだったなあ。
最後の素粒子も、たいしたことない文字の羅列。
縦読みのひとつも仕込んでいたら、面白かったのに。
やはり、毎日言葉をひねり上げるのは、とてつもない労力が必要なんだろうか。
ともあれ、短い間でしたが、お疲れ様でした。
これから後は、もうずっと『死に神とか書いた人』と言われるのだろうけれど、それを背負って
生きてください。
報道屋の宿命だ。それが『責任』てもんです。
>>265 さて、駒野氏、真鍋氏、どっちだ。
まあどっちでもいいか。
お手並み拝見。
天声人語 2009年4月2日(木)付 作家の開高健は60年代、ドイツの釣り具屋でセピア色の写真に血をたぎらせた。ドナウ川で 釣り上げた魚を大男が後ろ向きに担いでいる。担がれてなお、尾を地面に引きずる巨体である。 「ワシの脳のヒダに強烈に焼きついて離れない」というそれは、日本でいうイトウの仲間だっ た。この魚への憧(あこが)れは断ちがたい。釧路湿原で竿(さお)にかけた70センチ級を「こ のクラスは中学生や。いや幼稚園か」と自嘲(じちょう)した作家は後年、モンゴルで1.18 メートルを仕留め、宿願を遂げた。 国内でも2メートル超の記録が残る最大級の淡水魚は、自然破壊と保護の遅れから絶滅の危機 にある。座視できないということだろう。有数の繁殖地を抱える北海道南富良野町できのう、イ トウを守る条例が施行された。 釣ったら放し、春の産卵期は捕らぬよう促す内容だ。イトウ保護連絡協議会の江戸謙顕(かね あき)さんは「一魚種のための条例は全国初でしょう。強制力がないのが残念だが、行政の姿勢 を明確にしたのは前進」と話す。 56年前、北の巨魚はすでに伝説だった。西園寺(さいおんじ)公一(きんかず)の随筆「西 別川のイトウ」から引く。「はっと思って立ち上(あが)ると、置き竿はいまにも水中へ引っ張 り込まれそうに頭を振り、腰を曲げ、リールが悲鳴をあげて、ナイロンの糸を吐き出しはじめる」。 激闘47分。震える手で三尺八寸五分(1.17メートル)を抱いた。 開高や西園寺を魅了した「メーター超え」の夢を、どうにかして次代につなぎたい。数千の卵 を抱えたメス、紅の婚姻色に染まったオスが雪解けの川を上るこれから、釣り人の我慢が試され る。
272 :
文責・名無しさん :2009/04/02(木) 18:35:28 ID:hAf9heZw0
>>271 なんかおとなしいですね
自重してるのかなw
素粒子 4/2(木) 河の流れは絶えず、もとの水 にあらず。無常を説く方丈記。 ◎ ◎ ◎ かく川は人生に例えられる。 しばし川辺から社会を考える。 ◎ ◎ ◎ 錦織りなす隅田川を船で上 る。首都を飾る高層ビルが立つ。 ◎ ◎ ◎ 堤に愛犬と歩く人、友と語り 合う人。当たり前の生活がある。 ◎ ◎ ◎ 堤に青シートの生活がある。 当たり前ではない貧困がある。
>>271 魚が好きな天人子。海でも川でも湖でも、食うのも釣るのも範囲内なんでしょうか。
開高健もお好きなのかな。時々、引用されている覚えがある。オーパ!
>>273 空白は多く、文字数は少なく。
だらだら書けばいいってもんじゃないけれど。
これは、スペースを無駄遣いしているような気がするなあ。
内容もごく普通。
>>273 読み易いとは思うがワンパターンすぎ
既出意見だが空白が多く「小学生が読書感想文で文字数を稼ごうとする姿」とダブって見えるw
天声人語 2009年4月3日(金)付 入社式のあいさつの中で、荻田伍(ひとし)アサヒビール社長の言葉が印象に残った。「大変 な時期に入社したと考えるか、変革期こそチャンスと考えるかで、皆さんの行動や成長は違って くる。前向きに考えれば、知恵と工夫が生まれる」。 門出の景気づけにしても、元気を分けてもらった。経済がこの惨状だからこそ、個人も会社も、 そして国も、知恵の絞り時、工夫のしどころだ。ロンドンのG20サミットに集った首脳は、エ ゴを抑え、一緒に知恵と金を絞り出そうと話し合った。 それにしても、次から次に浮かない数字が出てくる。先の日銀短観では、大手製造業の景況感 が過去最悪になった。輸出が振るわないうえ、内需は賃下げや失業で湿るこれからが冬本番との 見方さえある。 過日の小紙で、同志社大学教授の浜矩子(のりこ)さんが「海外で跳びはねているジャパンマ ネーを呼び戻せ」と説いていた。この辛口エコノミストによると、戻すべきものがもう一つある。 ふるい落とされた人を、政策の力で経済活動の輪に戻すことだ。 浜さんは、怪しげな金融工学が経済の営みから人間を消したと嘆く。「グローバル化の時代、 仕組みだけ整えても運営はできない。精神論ですが、心意気、魂、人間らしさが出てこないと輝 きは増しません」。 幸い、米ロの間に再び雪解けの兆しが見える。同時不況の渦の中、どの国も好き勝手をする余 裕はない。中国とて大国の責任を感じていよう。浜さんの言う「地球村」的な発想を促すなら、 この危機は結構なチャンスかもしれない。要は心意気である。 ---------- 米露の雪解け、中国の責任。経済とは関係ない方向に、経済の危機を活かそうとしているのかな。 浜矩子女史のお言葉には、色々と考えることもあるが、天人とは関係ないな。「地球村」という キーワードだけをつまみ食いするのは、どうかと思うが。 まあ、心意気は大切だ。明るい方を見る書き方は、暗く落ち込むような締めよりは余程よい。
277 :
文責・名無しさん :2009/04/03(金) 18:45:49 ID:+DXy1tDjO
なんか執筆者がかわったら、ネトウヨが喜んで食い付くような文体が、すっかり影をひそめてしまったな。
素粒子 4/3(金) 川が隔てた人をかけ渡す橋。 が、いま、別の役目を演じる。 ◎ ◎ ◎ 北国の友に、冬、橋の下に住 む人がいると聞き、耳を疑う。 ◎ ◎ ◎ しかし、テレビニュースで、 風雪の北海道での現実を見た。 ◎ ◎ ◎ 国は言う。ホームレス総数は 約1万6千人。何という多さ。 ◎ ◎ ◎ 健康で文化的に生きられると いう憲法。何というむなしさ。
素粒子すっかりおとなしくなったな 前担当者や前々担当者の文章が夕刊一面に毎日載ってたのが不思議というべきか
下等は×だったのが、現在は◎だからなんか毒が抜けた気がするw
281 :
文責・名無しさん :2009/04/04(土) 00:21:41 ID:LR+0+/k60
>>278 昨日、今日と、ホームレスネタ
歌人の件もあるし、壮大なブランディング戦略なのか
とはいえお客さまにはなりにくいですが
天声人語 2009年4月4日(土)付 札幌市の円山(まるやま)動物園で、昨年12月に生まれたシロクマの双子が大層な人気とい う。性別の取り違いで有名になったツヨシ、ピリカ姉妹(元兄弟)の弟か妹だ。こうして人気者 を授かることもあれば、ままならぬことも多い。命をつないでのやり繰りは大変だ。 東京・上野動物園の08年度の入園者が、前年度より60万人少ない290万人にとどまった。 300万人を下回るのは60年ぶり。不況に加え、昨春の「リンリン大往生」でパンダ不在となっ たのが響いた。 パンダの賃借料は2頭で年1億円ともいい、石原都知事は「世界も狭くなったんだから、いる ところに行って見てきたら」と冷ややかだった。しかし園内の提案箱は「パンダが見たい」との 声であふれた。子どもと数字は正直だ。 客数の日本一は守ったものの、北海道旭川市の旭山動物園が13万人差まで迫っている。ペン ギンの散歩などで知られる旭山は、廃園の瀬戸際からユニークな見せ方で巻き返し、映画にまで なった。 名物園長だった小菅正夫さんは3月末に定年を迎え、最後に自らガイドに立った。「動物園の 役割は命をバトンタッチさせること、動物のすごさを見てもらい、絶滅させてはいけないと思っ てもらうことです」。 すごいのはおりの外にもいる。東京ディズニーランドとディズニーシーの08年度の入園者は 過去最高の2722万人。レジャーの「安近短」傾向が、ほどよい追い風になったらしい。繁殖 や飼育にやきもきする動物園をよそに、こちら、天寿も定年もない「80歳のネズミ」が出ずっ ぱりだ。 ---------- 動物園へ行こうよ みんなで行こうよ 動物園はZooってんだ さあ行こう ネズミで締めるのは如何なもんかな。 レジャーつながりではあるけれど、動物園ではじめてTDLで締めちゃったら、5段落かけて積み上 げてきた『動物園』が霞んでしまう。
東京ほどの人口を抱えて パンダがいないから客来ません ってのも情けない話だが
○「心づかい」×「心ずかい」(今の言葉遣いでは)にするなら、 ○「出づっぱり」×「出ずっぱり」にするべきだと思う。日本語ってあいまい。
285 :
文責・名無しさん :2009/04/05(日) 04:51:16 ID:jqG5IjZH0
>そこへオオカミ少年でもあるまいが、「発射」の誤報を政府が流して混乱が起きた。 オオカミ少年ってどういうことよ。失礼にもほどがある。
わざと誤報したわけじゃあるまいし お前らマスコミじゃないんだから
天声人語 2009年4月5日(日)付 人類が核戦争のボタンに指をかけた、とされるキューバ危機は1962年に起きた。米ソ間に 生じた一触即発の緊張は、ソ連が、米国に近いキューバにミサイルの基地を造ったのが原因だっ た。 かくもミサイルは恐怖を増幅させ、神経を逆なでする。その語源はラテン語の「投げる」に由 来するそうだ。石でも矢でも、古くは飛び道具全般を指していた。「人殺し技術」の進歩で、い つしか弾頭を積んで飛ばす兵器を言うようになった。 北朝鮮が飛ばそうとするのが人工衛星にせよ、ミサイルにせよ、米国に脅威を突きつけるとい う狙いに変わりはない。成功すれば米本土の一部を射程にとらえる。脅威を様々な交渉の道具と し、カードにも使うのは、あの国の得意技である。 きのうの朝、北朝鮮は打ち上げを「間もなく」と発表した。だが動きはなかった。それがまた 憶測を生む。国際世論を受けて自制したわけではあるまい。頭上を飛び越されるわが国は緊張が 続く。愚挙を憤りつつ、万一に備えるしかない。 戦争体験世代には空襲警報を思い出す向きもおられよう。そこへオオカミ少年でもあるまいが、 「発射」の誤報を政府が流して混乱が起きた。時と場合によってはパニックを招きかねず、原因 を明らかにする必要がある。 日本に落下の可能性はほぼないとはいえ、北朝鮮の技術のほどは分からない。下手なサーカス に頭上で空中ブランコをされるような不安は消せない。その背景に、民衆を飢えさせながら兵器 開発に入れ揚げる独裁国家の、寒々とした現実が透けている。 ---------- 飾った言葉を並べ、何もかにもに苛立ちを示している感じ。 第5段落『オオカミ少年でもあるまいが』。誤報じゃなくて『誤探知』な。物事を歪曲したら遺憾。 今日、5日は、北のロケットが飛んだ。朝日新聞が言う『わが国』が、緊張していたかといえば、 実際のトコそれほどでもなく、もちろん実務に携わる公務員の方々とマスコミの方々はピリピリ していたが、多くの人々は桜だの球春だのに夢中だった。 平和なもんだ。一生懸命不安をかきたてようとしているマスコミが滑稽に見えるほど。
288 :
文責・名無しさん :2009/04/06(月) 06:54:00 ID:tvruSED+0
>>287 (-@∀@) < まだまだ変態や廚日に負ける訳にはいかん
289 :
文責・名無しさん :2009/04/06(月) 09:10:08 ID:igzshDkh0
朝日なんて偏向報道ばかり 投稿欄もひどい。 高速道路値下げで将来の増税がどうのとか。 はぁ? 道路財源は余ってるんだよ。 贈与税減免に関しても、消費が拡大すれば消費税や所得税、法人税収が上がることは無視して 将来相続税収が減るとか言ってるし。相続税なんかより生きている人や法人から徴収する税のほうがはるかに 税収が多いんだよ。経済を活性化しようという発想がないのか。
天声人語 2009年4月6日(月)付 北朝鮮の金正日総書記の健康不安説が、去年流れた。姿が消え、真偽のわからぬ近況写真が何 枚も公開されたとき、小欄は秦の始皇帝の死をめぐる故事を引いた。変乱を恐れた側近たちは、 皇帝がさも生きているかのように振る舞ったという。 その故事には続きがある。始皇帝の死後、趙高という宦官(かんがん)が権勢を振るった。あ るとき、馬だと称して二世皇帝に鹿を贈った。二世は「これは鹿ではないか」と周りに聞いた。 正直に「鹿です」と答えた者を、趙高はみな殺しにしたという。異論を言う者は許さない。「鹿 を指して馬と為(な)す」のもとになった話である。 さて現代の独裁国家、北朝鮮は、きのう飛ばしたものを人工衛星だと主張する。朝鮮中央放送 のアナウンサーは力強く成功を伝えた。異論は許さないと言わんばかりの、おなじみの自画自賛 である。 衛星打ち上げなら「銀河2号」、ミサイルなら「テポドン2」。呼び名は変わるが同じものだ。 ミサイルは非難されるが、衛星なら国際社会の足並みは乱れる。中国やロシアが引けば国連安保 理は割れる。したたかな計算が背後にあるようだ。 言うとおりに衛星だったとしても、脅威は少しも減らない。発射を受けた声明で、オバマ米大 統領は「テポドン2」と呼んだ。平和な宇宙開発など信じられないのは、むろん大統領ひとりで はない。 北朝鮮によれば、人工衛星は「金正日将軍の歌」などを地球に送りながら回っているそうだ。 後継問題に恐怖支配。「金王朝」の現実は、古代の絶対王制の国家に否応(いやおう)なく重なっ ていく。 ---------- 北朝鮮に対する視線がぼやけた感じ。上から目線と言うか、歴史の彼方を見るかのようと言うか。 まあ、コラムだしこんなもんっちゃぁこんなもんか。ごく普通の仕上がり。
素粒子 4/4(土) ♪おどま盆ぎり盆ぎり盆から 先ゃおらんと。悲しい子守歌。 ◎ ◎ ◎ 舞台の山村五木の里は巨大ダ ム計画で水没を迫られてきた。 ◎ ◎ ◎ エメラルドグリーンの水面美 しい川辺川は人々を翻弄した。 ◎ ◎ ◎ 40年の歳月は着工の必要性を 薄れさせ、めどすら立たない。 ◎ ◎ ◎ 関連工事に巨費が投じられ、 村は姿を変えた。悲しい話だ。 ――― 五木に「いつき」、翻弄に「ほんろう」、とルビ。
素粒子 4/6(月) 天空銀河鉄道から飛翔体見え ず。迷惑話に又三郎のざれ歌。 ◎ ◎ ◎ どっどど どどうど どどう ど どどう 待ちたくないのに待たされて 花見気分も吹っ飛んだ 怒っ怒怒 怒怒う怒 怒怒う 怒 怒怒う ◎ ◎ ◎ でも、カッカすれば、かの国 お歴々の思うつぼさ。どころ で、防衛省の適性検査に伝言ゲ ームを採用するってほんと? ――― 飛翔に「ひしょう」、とルビ。
>>292-293 うp乙です
292で「相変わらず隙間多いは内容薄いわ・・」と思ったら293でやっと本来の調子が来たと言うかw
結局改行の◎が増えたのってただのスペース稼ぎだったのかねw
>防衛省の適性検査に伝言ゲームを採用するってほんと?
朝日新聞の適正検査に日の丸踏むのがあるってほんと?
>>292 定型句だなあ。
>>293 ごく普通の内容。
「風の又三郎」と「北の飛翔体」とは、どうにも重ならない。『怒っ怒怒』は、宮沢賢治に謝っ
た方がいいんじゃないかな。甘いりんごも吹っ飛ばせ、酸っぱいりんごも吹っ飛ばせ。
文字数合わせてマス目に納めるる努力は、最初っから放棄ですか。
その点では先任の加藤氏に劣るな。
内容も言葉遊びも面白くない、では、価値が無いぜ。
河谷や下等がやりすぎたので何か抑えてるんだろうw
297 :
文責・名無しさん :2009/04/07(火) 02:32:58 ID:9dUh+89b0
ネット右翼の大物で政治家の息子、右翼人脈豊富な『遠藤健太郎』の逮捕に、
ネトウヨ界に衝撃が走る!
ゴミクズ 犯 罪 者 遠藤健太郎(36)容疑者
http://name ☆card.exci☆te.co.jp/c☆ard/knnjapan
日華(台)文化協会理事・和歌山市議会議長(全国中核市議会議長会会長)
遠藤富士雄事務所の遠藤健太郎です。
「真・保守市民の会」代表。「KNN日本」主宰。
議員の不肖の息子ではございますが、「日本の平和を守る親日保守」を提言し、
行動して参ります。
この犯罪者の親、
和歌山市議会議長(全国中核市議会議長会会長)遠藤富士雄
http://knnja ☆pan.hp.infosee☆k.co.jp/☆endof☆ujio.html
この鬼畜犯罪者が主催する凶悪右翼団体
真・保守市民の会
http:// ☆www.sh☆in☆hoshu.com/
この凶悪犯罪者のブログ
遠藤健太郎ブログ『KNN TODAY』
http://knn ☆jap☆an.exblo☆g.jp/
糾弾・電凸の準備はいいな?
天声人語 2009年4月7日(火)付 東京で読んだ投稿欄「ひととき」に「あっぱれな旅立ち」という話があった。103歳の母親 を妹と看取(みと)った女性(78)からだ。母は最後に、弱く手を握り返してきたという。何 かの合図だったかと、あとで母の日記を開いてみたら一枚の紙が出てきた。 感謝の言葉に続き、こうあった。「あの世で長いこと私を待っている、大事な人に電報を打っ てあります。待ちかねて迎えに出ていることでしょう。喜びも半分、不慣れで心細さもあります が、待つ人に会える楽しみもあります」。 たくさんの別れ、老いに病。風雪を抜けてたどり着いた透明な境地であろう。うらやましい去 り際である。誰もが鮮やかに旅立てるわけではないが、終わりの日々をどう満たすかは万人の関 心事だ。 禅宗の高僧から発起し、医師免許を取った対本宗訓(つしもと・そうくん)さん(54)が、 このほど東京下町の内科クリニックで働き始めた。一線で腕を磨いて、いずれは終末期の在宅患 者を見舞うような役割を描いている。 研修中、死期を控えた80代の女性患者に接した。面会もなく、テレビも見ず、終日ベッドに いた。「若い時のことを一つひとつ思い出して、なにも退屈じゃありません」。それを聞き、対 本さんは察したという。次の世界に移る大切な心の作業なんだと。 「医者の目を持つ宗教者として、心を乱さず吹き抜ける風のように、患者さんに接したい」。 それぞれの人生を背負った終末に模範解答はない。心と体を併せ診る「僧医」の腕の見せどころ である。温かく見送る人たちに囲まれて、旅人の荷は軽くなる。
天声人語 2009年4月8日(水)付
ユズリハという木をご存じだろうか。若葉が出そろったのを見届けて古い葉が落ちることから、
この名がついた。生命力を譲る、勢いを絶やさない縁起物として、祝い飾りにも使われる。
全日本ろうあ連盟が、創立60周年の記念映画「ゆずり葉」を作った。世代を超えて引き継が
れる、ろう者差別との闘いを、切ない恋や親子の愛を通して描いている。6月から各地で上映会
がある。
主演の庄崎(崎は山へんに竒)隆志さんらろう者と、今井絵理子さんら健聴者の役者が、手話
のセリフを使って演じた。聞こえず、話せない世界がどんなものか、健聴者の一見をお勧めした
い。早瀬憲太郎監督は「聞こえても聞こえなくても楽しめる、新しい映像文化の可能性を探った」
という。自身もろう者だ。
海外のテレビで「刑事コロンボ」を見た人が、言葉を解せぬもどかしさをぼやいていた。「犯
人は分かるのに動機がちんぷんかんぷんだ」と。字幕のない日本映画やテレビ番組も、ろう者に
は味気ないものだろう。
外見で分かりにくい聴覚障害は、不便も実感しづらい。救急車を呼ぶのもメールかファクス、
それも知人を介してと聞き、ようやく深刻のほどに思いが至る。ろう者の権利や福祉を広げる運
動は、文字通り命がけだった。
今では、聞こえなくても車を運転でき、資格の壁も崩れてきた。薬剤師の先駆けとなったのは
早瀬監督の妻久美さんだ。聴覚に限らず、ハンディを負う人が生きやすい社会は高齢者にも優し
い。日本語の字幕を追いながら、ユズリハの営みを一人でも多くに伝えたいと思った。
----------
ゆずり葉
http://www.jfd.or.jp/movie/
素粒子 4/7(火) 銀河から地の川へ戻れば新学 期。子どもらの歌が聞こえる。 ◎ ◎ ◎ ♪春の小川はさらさら行くよ 岸のすみれやれんげの花に ◎ ◎ ◎ この川が東京の代々木や渋谷 付近を流れていたと知り驚く。 ◎ ◎ ◎ 今は暗渠に変わり、周囲も繁 華街。明治の情景は残らない。 ◎ ◎ ◎ しかし、子どもたちが安心し て遊び回れる社会は残さねば。 ――― 暗渠に「あんきょ」、とルビ。
素粒子 4/8(水) 春の小川から、若者の街シブ ヤへ。大音量と圧倒的な人波。 ◎ ◎ ◎ その途中不釣り合いな一角。 静かに天を指す慰霊像と供花。 ◎ ◎ ◎ 軍国日本への転換点、2・26 事件の青年将校の処刑地跡だ。 ◎ ◎ ◎ いま、人々は足早に通り過ぎ て行く。現在は過去に冷淡だ。 ◎ ◎ ◎ 7日は「戦艦大和ノ最期」。 かくいう自分が忘れてた。
天声人語 2009年4月9日(木)付 信州戸隠山(とがくしやま)を訪れた平維茂(たいらのこれもち)の一行は、紅葉を楽しむ更 科姫らと出会い、酒を酌み交わす。美しい姫はそのうち鬼の正体をあらわし、酔いつぶれた維茂 に襲いかかる。歌舞伎「紅葉狩(もみじがり)」だ。 この演目を収めた6分の映像が、現存最古の日本映画とされる。1899(明治32)年晩秋 の撮影で、東京国立近代美術館フィルムセンターが所蔵する。その一巻が、映画フィルムとして は初めて、国の重要文化財に指定されるという。 歳月が引っかいたモノクロの鬼女を見て、この絵の10年後に生まれた淀川長治(よどがわ・ ながはる)さんを思った。〈女は怖い〉。神戸の芸者置屋の坊(ぼん)だった淀川さんは、幼心 にそう刻んだらしい。映画を生涯の伴侶とした理由の一つといわれる。作品が重文なら、評論の 人間国宝だろう。お元気であれば明日で100歳だった。 98年に亡くなるまでの11年間は、都心のホテルの34階に居を構えた。親しかった岡田喜 一郎さんの『淀川長治の映画人生』(中公新書ラクレ)によると、部屋代は10日ごと、現金で 払っていたようだ。 その部屋から出かけての講演で、よく「私、明日死にますからね」と笑わせた。そう思って今 日に全力を注ぐ。精いっぱい生き抜くための「おまじない」だったと、岡田さんはみる。 試写会でお見かけしたが、淀川先生がいるというだけで、暗やみの空気が張り詰めた。過去を 振り返らず、いつも「今が一番楽しいなあ」と語っていたそうだ。「おくりびと」のアカデミー 賞受賞など、日本映画の昨今のがんばりを、あの名調子で語り尽くしてほしかった。
303 :
文責・名無しさん :2009/04/09(木) 11:14:19 ID:ay5dkDvV0
>>300 >>301 シリーズものか、珍しい
しかし交替してから明らかにパワーが落ちてるね
規制の影響もあったのかな
304 :
文責・名無しさん :2009/04/09(木) 12:39:26 ID:7vR9Bt8U0
■誘致企業と警察の黒い癒着■ 鳥取市の誘致企業リコーマイクロエレクトロニクスに 対する疑惑を書いたホームページを作った。 リコーマイクロエレクトロニクスはすぐに鳥取警察署に連絡をした。 警察は成人の僕でなく父親を呼び出し 「強制入院の手続きを取る。息子さんがかわいいでしょう」と言ったそうだ。 強制入院だと不祥事を表沙汰にせず処理できる。 この時はホームページ閉鎖の脅しにすぎなかったようだが・・・ 鳥取市で誘致企業リコーマイクロエレクトロニクスの機嫌を損ねると怖い。
素粒子 4/9(木) 昭和から平成の川の流れは穏 やかな日ばかりではなかった。 ◎ ◎ ◎ 明日10日。天皇、皇后両陛下 がともに歩まれて50年になる。 ◎ ◎ ◎ 被災者を励まし、硫黄島、サ イパンなど激戦地で慰霊した。 ◎ ◎ ◎ 癒えし日を 新生となし生くる 友に 時よ穏しく流れゆけかし ◎ ◎ ◎ 皇后さまの歌。お二人にこそ 穏やかなこれからを贈りたい。 ――― 新生に「しんせい」、穏しくに「おだ」しく、とルビ。
読みにくく感じるのは文章が下手なのか無駄に改行しているせいか・・・
2行書いて空けるのがテンプレっぽいがそうなら何で6日(
>>293 )だけ2、6、4になっているんだろうか
天声人語 2009年4月10日(金)付 新美南吉(にいみ・なんきち)の童話に「でんでんむしのかなしみ」がある。背中の殻に悲し みが詰まっているのに気づいた一匹が、もう生きていられぬと友達に相談する。ところが、みん なの殻も悲しみでいっぱいだった。 98年、インドであった国際児童図書評議会でのビデオ講演で、皇后さまがこの本に触れた。 「自分だけではないのだ。私は、私の悲しみをこらえていかなければならない。この話は、この でんでん虫が、もうなげくのをやめたところで終わっています」。 民間出身の初のお妃(きさき)として、言葉に余るご苦労もあったろう。静かな笑みの下の悲 しみは殻に納め、あるいは陛下と分かち合って歩んでこられた。「よく耐えてくれたと思います」 という夫君の感慨が、50年の起伏を物語る。 あの日、馬車パレードを取材した渡辺みどりさん(74)は、間近の美智子さまに打たれた。 「お顔がむき身のゆで卵のようにピカピカで、胸のあたりはピンク色をして、はじけんばかりの 美しさでした」。その花嫁は何より、戦後日本の新時代を告げていた。 一番の旧家にも新風が吹き込んだ。浩宮さまをご自分の母乳で育てたのも一例だ。〈含(ふふ) む乳(ち)の真白きにごり溢(あふ)れいづ子の紅の唇生きて〉の歌が残る。平和憲法の下で皇 室と大衆を近づけた、ご夫妻の功は大きい。 ピカピカ、ピンク色の日本は戻らなくても、半世紀の平和が残したものは数知れない。皇室の 姿をめぐる自由な論議もその一つだろう。祈ること、継ぐこと。悠久の時が紡いだ遺産を託され、 思案を重ねる家族を思う。生身の男女を思う。 ---------- 第5段落『皇室と大衆を近づけた』。それが良いか悪いかは、考え方はそれぞれだろうが、度が過 ぎたり、無理解によるものがあったりすると『皇室を貶める』と取られるのかも。 最後の一文『生身の男女を思う』は、蛇足だったな。 や、書いた本人にとっては重要だったのかもしれんが。
308 :
文責・名無しさん :2009/04/10(金) 19:08:27 ID:m9jF2gEG0
肝心な主張を体言止めとか警句とかで終わらせるのは さすがに上手だけど納得いかないな
素粒子 4/10(金) 「枯れ木に花を咲かせましょ う」。爺2人が灰をばらまく。 ◎ ◎ ◎ たろう爺は「景気が一番」。 いちろう爺は「生活が一番」。 ◎ ◎ ◎ 人々は子どもに残そうと木を 植えた。この木が灰にされた。 ◎ ◎ ◎ 当初切られる木はわずかだっ た。しまいに際限なくなった。 ◎ ◎ ◎ 枯れ木が咲いた。でもすぐ散 った。川面漂う花筏になった。 ――― 爺に「じい」、花筏に「はないかだ」、とルビ。
>>309 お前さ、どっちだか知らんが、素粒子の。
これはねーだろーよ。
本質に迫るか。『その発想は無かったわ』と言わせるか。『誰が上手いことを言えと』と言わせ
るか。
そういうものが無いのなら、この何文字かの文字の羅列には価値が無い。
今日の素粒子には、だから、価値が無い。
文字数を合わせて升目を埋めた努力だけは、認める。
しかし、最終段落『枯れ木が咲いた。』は、文章になっていないな。文字数が合わなかったか?
先任加藤氏は、そこらへんはもうちょっと頑張っていたぞ。
『ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴らが笑うだろう』
どうにも、こう、なんというか、闘っている人を、闘わない奴らが笑っているだけ、という風に
見えるわけだ。今日の素粒子は。
冷笑的というか。虚無的というか。
そういう軽薄なものに、苛立ちを覚えるということなんだろう。
311 :
文責・名無しさん :2009/04/11(土) 06:24:14 ID:nAaJLl8u0
漢字が読めない麻生総理。取材の記者に囲まれ、質問を受けて、 「オタク、どこの新聞社?」 貴社の腕章に気づいて、一言。 「あっ、チョウニチ新聞ね。」 このばやい、絶対に漢字の読み違いはないな。
天声人語 2009年4月11日(土)付 「新潮ジャーナリズム」という言葉がある。怖いものなし、容赦なし。興味にまかせて何にで も切り込む姿勢は、権力者や権威にとっては煙たい。土台を築いたのは「新潮社の天皇」と呼ば れた剛腕編集者、斎藤十一(じゅういち)氏である。 氏は「僕は俗物だ。俗物が興味を持つのは金と女と事件」と説いた。事件の裏でうごめく欲や 人間模様を、しつこい取材で天下にさらしてみせる。大衆週刊誌の範となったその手法は、きちん とした裏づけが命だ。作り話でそそられるほど「俗物」は甘くない。 一連の朝日新聞襲撃事件の実行犯として、週刊新潮が「実名告白手記」を載せた男性が、「私 は実行犯ではない」と手記の根幹を覆した。どうやら、あの世の斎藤氏もびっくりの虚報らしい。 新潮社は男性に90万円払っていた。取材の謝礼ではなく原稿料だという。フィクションの大 型新人を発掘しようということか。男性はなおも「手下がやった」と語っているが、飛びつく雑 誌はあるまい。 しっかり調べもせず、この人物の話を4週続けて字にした責任は重い。いい加減に語られたの は許し難い言論テロだ。仲間の悲運を稼ぎの種にされた者として、悲しい怒りを覚える。ご遺族 はなおさらだろう。 本紙の記事を検索したところ、週刊新潮は08年以降、名誉棄損訴訟で少なくとも10回負け、 計3千万円近い損害賠償を命じられた。次号で手記掲載のてんまつを説明するそうだが、最近の 筆の甘さを鋭くえぐる力作を期待したい。やられました、というだけの「告白手記」なら、紙の ムダである。 ---------- とりあえず、穴掘って叫んでくる。(お前が言うなー!!)。すっきりした。 まあ、ごく普通。筆致は活き活きと力強い。他者の失態を、正義の名の下に無条件で攻撃できる となれば、元気100倍も当然だろうけれど。 第5段落『言論テロ』。言論によるテロ。普段言われていることを、言ってみたかったのかな。 同『仲間の悲運を稼ぎの種に』。それはあなた方も同じでしょう、新聞記事書き。 同属嫌悪かねえ。
>>309 小沢はもう庇えないと判断したか前から嫌いだったかはさておき、麻生と小沢を同列に扱おうとうのは無理あるんじゃ?
「まずは景気」の麻生は予算案通したり色々と仕事してるが「国民の生活が一番」な小沢って何やってた?
>>310 >今日の素粒子には、だから、価値が無い。
今日のって言うか今月入って担当変わってからは本当に山もオチも無いし何を伝えたいのかも感じない
言うように「文字数合わせて埋めた」だけ
読みにくい為、俺なんかある意味前任者の素粒子読んでいる時よりもストレス貯まるわ
「悲運を稼ぎの種」にしてるのは新潮社だけでつか?
315 :
文責・名無しさん :2009/04/11(土) 16:10:27 ID:U5QoKylW0
近年、西暦末尾がHの年の4月20日には 朝日新聞で何かが起きる?かも 198H年4月20日 朝日新聞KY珊瑚記念日 199H年4月20日 朝日新聞編集委員バナナ記念日 200H年4月20日 ←何かが起きるか?www
>>316 しょっちゅう大小の不祥事起こしてる会社のある一部だけ取り上げてもなんの統計的な意味もない。
地震の語呂合わせオカルト予言と一緒だ。
天声人語 2009年4月12日(日)付 染め上げると言うにはあまりに淡い色を連ねて、桜前線の北上はきょうはどのあたりか。陽気 に誘われて、せんだって山梨県の神代(じんだい)桜を訪ねた。日本三大桜と呼ばれる一本だ。 樹齢2千年ともいうエドヒガンの古木は、ちょうど満開の枝を空に広げていた。 周囲が12メートルもある幹は黒い巨岩を思わせる。瘤(こぶ)だらけで洞(うろ)をなし、 節くれだっている。その貫禄(かんろく)は、残雪の南アルプスに向かって一歩も引かない。異 形の塊から清楚(せいそ)な花が乱れ咲く様は、どこか妖(あや)しげな空気さえ漂わせていた。 桜の花は万人に愛(め)でられるが、幹もまた捨てがたい。「桜の画家」で知られる中島千波 さんに、「花を描くというより幹を描く」とうかがったことがある。桜の表情は、花よりも幹に 真骨頂があるのだという。 やはり三大桜の一つに樹齢1500年という岐阜の淡墨(うすずみ)桜がある。中島さんは初 めて見て幹に圧倒された。「古代人がそこにいるような畏敬(いけい)の念を感じた」そうだ。 以来、歳月を重ねた一本桜の肖像画を描く気構えで桜と向き合ってきた。 〈さくら花幾春かけて老いゆかん身に水流の音ひびくなり〉。小紙歌壇の選者馬場あき子さん の一首を思い出す。水流とは老樹のひそやかな鼓動だろうか。それとも、遠い過去から吸い上げ る悠久の時の流れなのだろうか。いずれ、聞こうと心する耳にだけ響く音なのに違いない。 群生の桜は「見に行く」だが、有名でも無名でも一本桜には「会いに行く」と言うのがふさわ しい。人、桜に会う。仲を取り持って、二度とはめぐらぬ今年の春がたけていく。
素粒子 4/11(土) 道頓堀川を眺めていたらソコ にいた老人が話しかけてきた。 ◎ ◎ ◎ 「24年もたったんですな。こ の辺りも随分と変わりました」 ◎ ◎ ◎ 「膨らんだバブルがはじけ、 回復した思うたらまた不況や」 ◎ ◎ ◎ 「景気も野球も好機と危機の 繰り返し。負けたらあかんで」 ◎ ◎ ◎ カーネル老人は水に慣れ、英 語も忘れ大阪弁になっていた。 ――― 引き上げられ、もう「ソコ」にはいないはずですが。
素粒子 4/13(月) 道頓堀川を見たら、あの二昔 前の二つの事件を思い出した。 ◎ ◎ ◎ 流れを南北に挟んでバブルに さらわれた商社と料亭の女将。 ◎ ◎ ◎ 気の遠くなるお金が株や土地 に投じられ、プツンと消えた。 ◎ ◎ ◎ 愚かな。が、百年に一度どこ ろかシャボン玉は飛び続ける。 ◎ ◎ ◎ バブルに踊り、毒に苦しむ。 人間は進歩のない生物なのか。 ――― 女将に「おかみ」、とルビ。 久々に、まったく意味が分からない。
>>319-320 先週末にかけて関西に取材(旅行?)かね?
カーネル人形って若い人とかなら「あ〜そういえばそんな話題あったねぇ」と過去の話な気がするが
>人間は進歩のない生物なのか。
何か違和感あったんだが妙に上から目線というか「人間は進歩のない生物なのか」と書きながら
自分達は違うと言っている様な気がするけど考えすぎか?
とりあえずマスコミの劣化をどうにかしろと
>>319 素粒子とは離れるが。
何で『カーネル老人』なんだろうねえ。カーネルって「大佐」ってことだろ(サ翁のは、軍人の
称号ではなく名誉称号だけれど)。
目上の人と話すときには相手を称号で呼ぶ、というアレではないような気がするんだが。
素粒子。『ソコにいた老人』てのは、『其処』と『底』とをかけたのかな。
だとすると、引き上げられた時の情景描写と読めるな。
まあ、それ以外に面白みはない。
>>320 「イトマン」と「船場吉兆」かな。でも、ささやき女将は、そんなに昔じゃないな。
何だろう。
言葉足らずなまま定型句に発散してしまって、その事件がどうなんだか、つながりも面白みもなん
にもない。
素粒子。
必ず『川』に触れる、という縛りでも入れているのかな。
初日、4月1日をのぞいて、今まで続けている。
これを1年間も続ければ、面白い。そ知らぬ振りして止めたら、まあそれまで。
文字数を揃えた努力は買おう。
「カーネルおじさん」という言い方も訳分からんよね。 「カールおじさん」と混同しやすいのでやめてほしい。
天声人語 2009年4月14日(火)付 週末ごとにゴルフ練習場に通った一時期、春のあけぼのに米国から届く祭典「マスターズ」の 映像はまぶしかった。咲き乱れるツツジやモクレン、白砂のバンカーに鏡のような池とグリーン。 人工美を極めたコースで世界のマスター(達人)たちが競う。 今年は久しぶりに、4日続けて早起きした。注目の石川遼選手(17)は予選で姿を消したが、 片山晋呉(しんご)選手(36)は優勝者と2打差の単独4位に食い込んだ。日本勢では過去最 高の成績だ。 片山選手は171センチの体ながら、手堅いプレーで国内では無敵に近い。最終日には、いつ ものカウボーイハットとシャツに小さな日の丸をつけた。野球の「世界一」に刺激された、とい う分かりやすさがいい。 「自分の言葉」を持っているのも魅力の一つだ。試合後のインタビュー。16番ホールでピン に絡んだ一打を「生涯最高の7番アイアン」と言い切った。最終18番のバーディーパットは「迷 わず、これを入れるためにやってたんだなあと思って打ちました」。本音がにじんで、味わい深 い。 報道陣との受け答えといえば、大会史上2番目の若さで出場した遼君も、高校生とは思えぬこ なれようだ。どうすればこんないい子に育つのかと、見とれ、聞きほれる親御さんも多いだろう。 絵になり字にもなって、年1億円の賞金を稼ぐのだから。 大きな大会が底力を引き出すことも、夢の舞台にねじ伏せられることもある。どんな結果もプ ロらしさに磨きをかけ、見せるばかりか「聞かせる」選手が育つ。かくして、一流の言葉が歴史 に刻まれる。 ---------- テレビ桟敷マスターズ観戦記。 片山選手、石川選手とふらふらして、締めの段落『一流の言葉』が唐突に出てくるから、文章に いまいち締りがない感じ。『一流の言葉』は具体的に何を指すのかも判りづらい。
他紙コラム。
【日経】春秋
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090413AS1K1300113042009.html ノンフィクション作家の後藤正治さんが、ぜひやってみたい仕事を3つ挙げたことがある。その
なかの1つに将棋タイトル戦の観戦記があった。観戦記とは、プロの将棋を間近で見つつ工夫を凝
らして面白い読み物に仕立てたもので、大作家もよく書いていた。
念願かなって初めてものした王座戦の観戦記からは、縁台将棋とは無縁の張りつめた空間、時
間が対局場にあることへの驚きが伝わった。「こんな長く無言(しじま)のなかに身を置いたの
はいつのことからか」「粛(しゅく)とした清潔な時間だった。身が洗われるようにも感じられ
た」。その場を知ればみんな同じ思いになるだろう。
先日、名人戦の対局場にいた観戦記者が次の一手を思案中の羽生善治名人に扇子を差し出して
サインを頼み、騒ぎになった。たまたまテレビで生中継されていたこともあるが、それにしても
いただけない。打席のバッターのところにのこのこサインをねだりに行くようなものだからであ
る。
新聞社は将棋界に契約金を払ってタイトル戦を主催し、関連する記事を載せている。いってみ
れば、取材先のスポンサーでもある。サインを頼んだ記者は名人戦を共催する朝日新聞のOBだ。
どこかにスポンサー意識がなかったか。その驕(おご)りが清潔な時間を汚したのだとしたら他
山の石。自戒しなければならない。
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asahi.com(朝日新聞社):朝日新聞社依頼の観戦記者、名人戦対局中にサイン求める - 文化
http://www.asahi.com/culture/update/0410/TKY200904100319.html 『本社が観戦記を依頼したフリーの観戦記者』だそうです。実名も出しません。
素粒子 4/14(火) 岸辺のバブル考続く。この化 け物が一変させた日本を憂う。 ◎ ◎ ◎ 額に汗が一攫千金、終身雇用 が非正規、総中流が格差社会。 ◎ ◎ ◎ 一握りの勝ち組連は除いて、 世は世知辛く、会社は冷たく。 ◎ ◎ ◎ 人間はしょせん欲望の塊。バ ブルは本性をさらしただけ? ◎ ◎ ◎ そうではならぬ。富と苦難を 分かち合ってこそ、人間だ。 ――― 塊に「かたまり」、とルビ。 こういう気持ち悪さの路線で行くのか、この筆者の素粒子は。
>>326 キモチワルイ気持ち悪くないは別として、個人的には嫌いじゃないけどな。
けど、読み手によっては賛否両論なところがあるので注意。ってところか。
どうせネットのこと知らない爺さん婆さんしか読まないんだろうし。
このくらいのおいたは放っておいていいんじゃないかと。
>>326 >一握りの勝ち組連は除いて
自覚はあるんですかね?
>人間はしょせん欲望の塊。バブルは本性をさらしただけ?
とりあえずマスコミの人間も年収300万以内でやってみたら?いつまで「本性」さらけ出しているつもり?
しかし・・・季語入れろとかは言わないが「なぜ今バブルをネタに?」って疑問はある
普通もうちょい時事ネタ絡めるとかしないか?
天声人語 2009年4月15日(水)付 〈赤組と黄組が抜きつ抜かれつ、山から里へと転げ落ちてくる〉。昨秋の小欄で、紅葉を前に そう書いたのを思い出した。黄シャツの一群が空港に立てこもったかと思えば、今度は赤シャツ の一団が暴れ、国の威信と経済が転げ落ちていく。今のタイである。 赤シャツは、現政権と対立するタクシン元首相派の勢力だ。行楽地パタヤで東南アジア諸国連 合(ASEAN)関連の首脳会議を中止に追い込み、首都バンコクで治安部隊と衝突した。 昨年11月には反タクシンの黄シャツが蜂起し、親タクシンの政権をつぶしている。この実力 行使に、当局は強く出なかった。ではこちらも、というのが赤シャツの思いらしい。スポーツの 攻防を思わせる無法比べも、イエロー、レッドとくればもう「退場」だ。 外国企業は投資をためらい、観光産業は痛手を負うだろう。赤黄がぶつかるたび、緑の軍服が 街にあふれ、旅行者は青くなる。日本政府は「情勢が落ち着くまでタイへの渡航を控え、滞在者 は赤や黄を着ないように」と呼びかけた。 目下の混乱が収まっても、赤と黄の反目は続く。国情の安定には投票による「色選び」が一番 だが、そこはタイ式民主主義。最後はプミポン国王のお出ましとなるのだろうか。 仏教に根ざした微笑(ほほえ)みの国は、13世紀から独立と王制をほぼ保ってきた。だから 「西洋式」で万事うまくいくとは言わない。それでも、ここは赤と黄が合意のうえで民意を問う べきだ。そしてどちらが政権を担うにせよ、取りうる道は両派が折り合える、オレンジ色しかな い。 ---------- 書きたいように、伸び々々と書いている感じ。 第4段落の、赤、黄、緑、青はちょっと面白い。 第5段落『投票による「色選び」が一番』と、ここでもまた選挙のすゝめ。タイにまで当てはめる のはいかがなものか。 締めの言葉『両派が折り合える、オレンジ色しかない』。まあ、それはそうなんだが、日本の政 治で同じような妥協があれば『玉虫色!!』と血相変えて批判するんだろうなあ。
素粒子 4/15(水) 私ごときが人を裁けるのか。 かねがね疑問に思っている。 ◎ ◎ ◎ 「痴漢被害」で最高裁が逆転 無罪。「特に慎重判断が必要」 ◎ ◎ ◎ 鴎外「高瀬舟」。遠島の男を 京・高瀬川から護送する同心。 ◎ ◎ ◎ 男は弟の苦を救おうと命を奪 った。それが罪かと苦悶する。 ◎ ◎ ◎ 裁判員制度が始まる。慎重に と言われ悩みは深まるばかり。 ――― 苦悶に「くもん」、とルビ。
天声人語 2009年4月16日(木)付 ひとくくりに「痛勤電車」と恨まれても、イタさは各様だ。すし詰めともなれば、つり革や握 り棒にすがるまでもない。青年の背が支えになり、おじさんの腹がクッションと化し、乗客はひ とかたまりで揺れる。身を任せながら、昨今、手の位置だけは気をつけている。 痴漢の疑いで捕まり、一、二審で懲役1年10カ月の実刑判決を受けた防衛医大教授(63) に、最高裁が逆転無罪を言い渡した。痴漢事件では過去10年、30件以上の無罪判決が出たが、 さすがに最高裁は初めてという。 教授は3年前の朝、通勤の満員電車で女子高校生に突然ネクタイをつかまれる。悲劇の始まり だ。下着に手を入れた容疑だった。しかし最高裁判決は、彼女がしつこい被害から逃れようとし ていないなどと、不審の目を向けた。 狂言とは思いたくない。女子高校生の思い違いとすれば、冤罪により真犯人が笑い、善人の人 生が暗転したことになる。卑劣な犯罪に泣いた被害者は無罪判決をどう消化するのだろう。 物証なし、目撃者なし、あるのは被害者の供述と容疑者の全面否認だけ。こんな「藪(やぶ) の中」で裁けるものかと思うが、検察の幹部は「泣いている人がいるのに、やらないわけにはい かない」と語る。慎重の上にも慎重に吟味するほかない。 「痴漢したでしょう」とにらまれ、一番うろたえるのは身に覚えのない場合だろう。涙声でと がめる少女を前にして、冷静に「両手のアリバイ」を立証する自信はない。女性の尊厳を踏みに じり、時に男性まで泣かせる鬼畜の病に、つける薬を知らない。 ---------- 今日はこのネタ、何紙かのコラムや社説に散見される。 女性を(弱者を)守れ、冤罪は国家による人権侵害だ、捜査当局が悪い、満員電車を放置する鉄 道会社が悪い、その他その他。 様々な考えに引き裂かれた、ツギハギのようなものばかりで、特に面白いものはない。まあ、ネ タ的にも、面白がるようなものではないけれど。
>>329 比較に、空港占拠時の天声人語。
天声人語 2008年12月3日(水)付
ラーチャプルックという優しい名の花木をご存じだろうか。熱帯アジアの原産で、樹上から垂
れる黄色の花房と芳香は英名「ゴールデンシャワー」の通りだ。国花とするタイ政府のサイトに
は「仏教の色ともいえる輝くような黄。国王がお生まれになった月曜日の色でもあります」とあ
る。
その神聖な色をまとった群衆が、国を大混乱に陥れた。バンコクの反政府団体が国際空港を占
拠して1週間のきのう、反政府色の強い憲法裁判所が与党に解党を命じ、首相は失職した。つい
に政権崩壊である。
外国からの旅行者20万人以上が今も足止めされている。所持金が尽きた学生、持病の薬が底
をつく観光客、子どもの受験帰国を焦る在留邦人。誰の目にも黄は「迷惑の色」だったろう。
反政府派が批判するタクシン元首相は、06年のクーデターで失脚した。ところが07年の総
選挙で、農民の支持が厚いタクシン系の政党が大勝する。旧支配層が支援する反政府派は、
元首相の復権を恐れて実力行使を始め、親政府派との流血もあった。
歌で気勢を上げた彼らは市民革命と自賛するが、対外的な信用、国内経済への打撃は小さくな
い。「何やってんだ」が万国の言葉で飛び交ったはずだ。国民の多くも国の恥とあきれたのに、
その色に恐れをなしてか警察の動きは鈍かった。
空港の黄色衆の大半が赤く染まらぬまま、撤収に向かうのは幸いだ。政治の危機には、在位62
年のプミポン国王と国軍が乗り出すのがタイ流と聞く。両者がどう動くにせよ、選挙が占拠に負
けては民主主義が泣こう。
「珊瑚傷つけたでしょう」とにらまれ、一番うろたえるのは身に覚えのないダイバーだらう。 珊瑚の命を踏みにじり、ダイバーまで泣かせる鬼畜の病に、つける薬を知らない。 珊瑚事件20周年まで、あと4日
>>331 必ず女性は被害者と言いたげだな
女による完全な狂言とは何故言わないんだろ
素粒子 4/16(木) 「天下三不如意」と権力者で も変えられぬと嘆かせたのは。 ◎ ◎ ◎ 賀茂川の流れ、比叡山などの 僧兵、双六のさいの目の三つ。 ◎ ◎ ◎ 変わったのか、変わらないの か、分からないのが漢検協会。 ◎ ◎ ◎ 辞任後も「役職はなくても新 理事長をサポートしていく」。 ◎ ◎ ◎ 嘆く人は院政を始めた白川上 皇。昨年の一字「変」は続く。 ――― 双六に「すごろく」、とルビ。
天声人語 2009年4月17日(金)付 国を挙げての祝祭にふさわしく、「東京五輪音頭」は大手レコード会社の競作となった。三橋 美智也、坂本九、橋幸夫らいずれ劣らぬ顔の中、抜け出たのが三波春夫である。公募の詞に古賀 政男が曲をつけたこの一作で、三波は国民的歌手の地歩を固めた。 〈あの日ローマでながめた月が/今日は都の空照らす/四年たったらまた会いましょと/かた い約束夢じゃない……〉。一等国の仲間入り、との高ぶりは2番で弾(はじ)ける。〈待ちに待っ てた世界の祭り/西の国から東から/北の空から南の海も/こえて日本へどんときた……〉。 16年五輪の開催地選びで、国際オリンピック委員会の東京視察が始まった。10月の投票で 成就の満月を見上げるには、評価委にうまいこと報告してもらわないと困る。本日は大事な会場 チェックだ。 この日のために掲げた歓迎の旗は5万枚と聞く。かつての水泳の舞台、国立代々木競技場の体 育館。ここを訪れるのかどうか、周辺ではホームレスの青テント群が消え、招致を願う横断幕が 揺れていた。 こうした旧施設も使い、こぢんまり、環境に優しくとうたう東京の評判は悪くない。泣きどこ ろは、住民の支持が候補4都市で一番低いことだ。街の印象や資力に加え、秋までの盛り上げが 鍵となる。 先の五輪は、首都の景色を変える大公共事業でもあった。巨費を投じるからには、なぜまた開 くのという大衆を「?」から「!」にする知恵が要る。五輪賛歌が列島にこだました半世紀前を 思い、居住まいを正して待つ再びの祭り。さて、どんとくるか。
そりゃ、名古屋・大阪・福岡とさんざんけなして蹴って、 今更東京だけマスコミが賛美して持ち上げようとも国民からは白々しいもんにしか見えないだろ。 普通にシカゴかリオだろうな。
2008年6月29日 朝日新聞「100answers」より (社会の話題について、お抱え文化人100人のコメントを載せる記事) 「福岡や大阪や名古屋や仙台であって欲しかった」(東京大准教授・加藤陽子) 「東京で2回もやったら、大阪の人が深く傷つくと思う」(作家・橋本治) 「東京のあちこちで工事が行われるのはご免」(映画監督・黒沢清) 「巨大資本を集められる国でしか開けない現代の五輪は腐りきっている。未開催国から選ぶべきだ」(写真家・星野博美) 「国威発揚をオリンピックの目的と口にするような時代錯誤の知事が旗振り役をしている一点において 支持する気など100%うせる」(映画監督・是枝裕和) 「格差、社会保障切り捨て、年金、増税とさまざまな問題を闇に覆い隠す効果が五輪にあることは、ナチスドイツで 証明済み」(経済ジャーナリスト・荻原博子)
339 :
文責・名無しさん :2009/04/18(土) 02:11:40 ID:d58ivb/M0
中国から憎悪を取り除いてみたまえ! 彼らは信念無き人間になる! 愛されてると信じたい日本。。。 そうなると かなりの自惚れが必要だからかw 分かった。
>「巨大資本を集められる国でしか開けない現代の五輪は腐りきっている。未開催国から選ぶべきだ」 「腐りきっている」なら「五輪などやめろ」ってなるのが普通の展開だと思うんだが… 未開催国でやれば巨大資本を集めないで開催できると思うの? その辺の広場で走ったり、その辺の湖で泳いだりするの? >「国威発揚をオリンピックの目的と口にするような時代錯誤の知事が旗振り役をしている一点において 支持する気など100%うせる」 こういうタイプの人は石原が何をやっても支持しないんだろうな その態度を貫けばいいけど、石原が「在日中国・朝鮮人を優遇します」みたいなことを言ったら 急に掌を返して「石原様マンセー!!」って言い出すね
天声人語 2009年4月18日(土)付 10歳の女の子の独白である。〈私は不思議に思う/悲しい時くるしい時、時間は長い/楽し い時うれしい時、時間は短い/どうして時間はとまらないのかな/タイムマシンがあれば楽しい と思う/赤ちゃんの時や未来へ行ってみたり/いろんなことをしてみたい/今私がすることは/ あしたに向かって歩くこと〉。 宇宙で人が暮らす時世というのに、時間旅行はままならない。時は止まらず、戻らず、秒針が 刻む「今」があるだけだ。過去は振り返り、未来は夢想するしかない。 小紙別刷り「be」が、読者8500人にタイムマシンで行きたい時代を聞いたところ、過去 が59%、未来が41%と割れた。過去は70年代、50〜60年代、80年代に続き江戸時代 が人気だった。未来は100年後、10年後、30年後の順だ。 理由をざっと見ると、過去派は現在の自分につながる何かを変えたいらしい。未来派は、自分 や社会の行く末に案ずるところがあるようだ。江戸の世や千年後の世界は、好奇心に誘われての 旅先と思われる。 悔いも憂いも加齢とともに増すけれど、お構いなく歳月は飛んでいく。365日が短くなるの は、何をするにも「時の残量」がよぎるせいか。夢のない話で恐縮だが、タイムマシンに乗るな ら、行き先はともかく足腰が立つうちにと願う。 冒頭の詩「時計」は93年、小紙群馬版に載った。作者は「あした」へと歩き続け、20代も 半ばのはずだ。この詩に宿る、夢は夢として今をしっかり生きる心根は、充実した人生の支えに なろう。正子さん、まだお持ちだろうか。
342 :
文責・名無しさん :2009/04/18(土) 18:59:34 ID:Z6bThVy60
未来に行くのなんて簡単だよ。 金曜の夜に焼酎1升開けたら、目が覚めた時はもう月曜だぜorz
>>338 知事の問題かよw
コイツ、左派知事が支持したら掌返しそうだ
天声人語 2009年4月19日(日)付 昔、ある放送局の入社試験で「真打ち」の意味を「ホームラン」と書いた珍答があったそうだ。 だがイチロー選手のホームランを見ていると、まさに真打ちというか、押しも押されもせぬ千両 役者の趣がある。最多安打の日本記録に満塁弾で並び、翌日も安打を放って抜き去った。 高校時代の恩師の中村豪さんは「神がかり」と感嘆していた。今回だけではない。一昨年のオー ルスター戦での史上初のランニングホームランあり、先月のWBC決勝戦では勝ち越し打あり。 つくづくと、野球の神に愛された選手だと思う。 神になぞらえられた往年の大選手テッド・ウィリアムズを思い出す。引退を表明した年、本拠 地最後の試合の、最後の打席で本塁打を放った。いつものように淡々とホームを踏み、鳴りやま ぬ拍手にもかかわらず、再びベンチから姿を現すことはなかった。 その孤高を作家のアップダイクは「神様は手紙に返事をくれないものだ」と評した。「手紙」 とは観衆の称賛のこと。感情を抑えたイチローの姿は、伝説の選手に重なりあう。 そしてウィリアムズといえば「最後の4割打者」として記憶される。はるか遠く、日米が開戦 する1941年のシーズンに成しとげた。今や4割は、それこそ神の領域の数字としてそそり立っ ている。 数多いイチロー語録の中で「小さなことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただ一 つの道と思う」はひときわ印象深い。次なる「とんでもないところ」を楽しみにしつつ、旅路の 険しさと孤独を、素人ながらに思ってみる。
346 :
文責・名無しさん :2009/04/19(日) 15:15:50 ID:Bm5EeXR60
みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。
347 :
文責・名無しさん :2009/04/20(月) 09:03:35 ID:DF6ILTU+0
遺伝子組換作物により花粉に毒素が混入し、それが蜜蜂の繁殖を 阻害している危険が濃厚だろう。
素粒子 4/17(金) 交通網が寸断された阪神大震 災。私の取材の足は自転車だ。 ◎ ◎ ◎ 難所があった。川にかかる橋 付近は地盤が荒れデコボコだ。 ◎ ◎ ◎ イチロー選手が大記録という 難所に挑む姿を見て思い出す。 ◎ ◎ ◎ 「がんばろうKOBE」。彼 らオリックス選手のワッペン。 ◎ ◎ ◎ 激励を受け神戸は頑張ってき た。イチローも頑張り続けて。
素粒子 4/18(土) 天上の川にも行ってみた。そ したら懐かしい顔がいっぱい。 ◎ ◎ ◎ 凡人宰相。「同じ借金王も太 郎と比べりゃ可愛いもんだ」 ◎ ◎ ◎ 鈍牛宰相。「政治は国民と苦 楽を共にするもの。今は何だ」 ◎ ◎ ◎ ブルドーザー宰相。「一郎へ の伝言。辞め時も決断と実行」 ◎ ◎ ◎ 皆さん、娑婆の後輩らより、 ずっと立派で頼もしく見えた。 ――― 娑婆に「しゃば」、とルビ。
嘘つきジャーナリスト宣言も潰れれば今より立派に見えるよ
351 :
文責・名無しさん :2009/04/20(月) 11:23:07 ID:FU+o6moy0
「男らしくしろ・女らしくしろ」「男のくせに・女のくせに」は 典型的なセクハラ用語。マスコミでは厳禁です。
天声人語 2009年4月20日(月)付
いまや死語に近いが、「月下氷人」といえば男女の間を取り持つ仲人役をさす。中国の故事に
由来している。幻想的なその言葉を借りれば、果物や野菜が実を結ぶのに、ミツバチは不可欠の
月下氷人なのだという。
花粉にまみれて受粉の仲立ちをしてくれる。他の昆虫も媒介をするが、ミツバチの組織力は群
を抜く。巣箱一つに数万匹もいるそうだ。サクランボにイチゴ、メロン……スイカもお世話にな
る。だが、活躍の季節なのに、今年は深刻なハチ不足が農家を困らせている。
近年、ミツバチの大量死が増えていた。加えてセイヨウミツバチの輸入が、伝染病の影響など
で止まっているためらしい。やむなく毛ばたきなどを使い、人工授粉でしのぐ農家も多いと聞く。
収穫への影響が早くも心配されている。
ミツバチの世界で、何かが起きているようだ。北米では大挙して巣箱から失踪(しっそう)す
る異変が広がった。原因を探った『ハチはなぜ大量死したのか』(文芸春秋)を読むと、人為で
ゆがんだ自然の歯車が、きしむ様子が見てとれる。
『実りなき秋』が、本の英語の原題だ。人は思っているよりずっと、ミツバチをはじめ授粉昆
虫の恩恵を受けているという。自然界の月下氷人が消えていけば、花は咲いても実を結ばず、む
なしく萎(しお)れるばかりである。
〈蜂の屍のかろく乾ける浄(きよ)らにて落花のほども媚(こ)びることなし〉斎藤史。だが
北米の大失踪は、そのハチたちの死骸(しがい)も見つからぬ不可解に包まれているそうだ。小
さきものの異変が、大きなほころびの兆しでなければいいのだが。
----------
第4段落『人為でゆがんだ自然の歯車』あたり、またなにやら大きなことを。
農薬、伝染病、
>>347 兄の言う遺伝子組み換え作物云々。まあ原因は色々と考えられるが。
受粉用のミツバチの主力がセイヨウミツバチだってあたりが問題なんじゃないかな。天人子の言
うが如き『人為でゆがんだ』になっちゃうけど。
ニホンミツバチが受粉作業をしないわけでなし。輸入物より国産、出稼ぎ労働者より国内労働力
の雇用促進、とかなんとか。
353 :
文責・名無しさん :2009/04/20(月) 13:53:07 ID:nsK5ReWo0
なんだよ今日のネタはこれだろjk 「K・Yってだれだ」と君が言ったから四月二十日はサンゴ記念日 朝日珊瑚事件20周年 ,.、,、,..,、、.,、,、、..,_,.、,、,..,、、.,、,、、..,_ ´゙:..`.゙:‐'゙`.゙ヾ:゚`.゙:`.゙:`.゙:`.゙:`.ヾ゙: ゚`.゙: ゚''.`.゙:..`.゙:;゚.`.゙:` ´.: ,.゚ `.゙::、`___:;.:.:.:゚..____゙:`.゙::゚゙:::_ ヾ''. ''. ヾ''.`:.;:.;:..゙ヾ:゚.゚`.゙:.゙゙:` ´,..`.゙::: '゙.`::.゚| |゚、. / /.゙:.゙::く\゙::_ `.゙.゙/^>'゙:'.`.゙;.;;゚.;.;;゚.;.;;゚..゙:` ´: ゚..: ''.`゚.,:. :.、| |:/ /`.゙`.゙`.゙:..\ \:/ /'゚ ''.`.゙:_;. ''..:.;.;;゚..:` ´;: .゚.: ,:. :、.',: '゙ .| く''.`.゙::_`.゙:`.゙:;.`.\ /`..゙:`.ヾ゙:`.゙:;.`.:.:.゙:` ´;: ゚...: ,:. ゚ ''.: '゙゙| |.\ \.、.:',.'..゙.:.゙.:゙ :.| |`.゚゙:'.ヾ`.゙:;.゚`.゙:.`.゙` `;: ...: ヾ'.`.゙,:. ''|____|.゙..゚\/''.`.゙.:゙.: :.゚、.:|____|' :.゚ヾ、.,:. :゚.、:,:..、゚ .;` `: .゚..: ,゚: '゙. ゚゚ ''.`.゙:.:.、゚`゙:`.ヾ ゙:`.'.`.゙.:',.: .::_.:''`゙゚ .::_''゚`゙.: ''.`.: .` `: ゚''.`.゙:゚`.゙:..`.゙:‐'ヾ゙`.゙:゚`.゙:`ヾ@∀@.ヾ゙`.゙:`.゙: ゚`.゙: ゚''.`.゙:゚`.゙`.:` `゙:゚`.゙:..`.゙:‐'゙Copyright 1989.4.20 AsahiShinbun.` ``゙ `´゙`´´ "゙' ''`゙ `´゙`´´ "゙' ''`゙ `´゙`´´
素粒子 4/20(月) 連れて逃げてよ。江戸川が隔 つ千葉東京を結ぶ矢切の渡し。 ◎ ◎ ◎ 連れていったのかどうか。問 われる森田知事と自民党の縁。 ◎ ◎ ◎ それにしても完全無所属とは 何か。完全なる無なんて哲学? ◎ ◎ ◎ 完全無欠、完全試合、完全雇 用、完全原稿。いずれも大変。 ◎ ◎ ◎ 敢然と選挙は戦ったのだろう が、後に漂う不完全燃焼の煙。
>>348 とってつけたような「川」だなあ。
第3段落『イチロー選手』を第1段落にもってきて、そこから阪神大震災、神戸もイチローも頑張
れ、とするほうが、素直だと思う。
>>349 朝日の社説や天人でもお馴染み、イタコの口寄せコラム。内容は皆無。
天上の川から帰ってこなくてもいいのに。
>>354 この小スペースで、川をからめ、段落毎の文字数を合わせ、言葉遊びをしつつ、時事問題を取り
上げる。
というギチギチの制限の中で、よく頑張っていると思う。
第3段落は、もう少し推敲の余地がありそうだ。
でも、結局何が悪いのか、よくわからない。追及の手も不完全燃焼。
今じゃ知事選挙で無所属じゃない候補の方が珍しくないか? 千葉の人間だったかが「TVで自民党支援って散々言われているからみんなわかってるよ。 マスコミ報道で”自民党支援と知らなかった”とかバカみたいに言われる方が頭にくる」って意見あったな 俺なんかだと政策と過去の発言内容調べた上で投票しているから所属政党の重要度は3番目位なんだが
天声人語 2009年4月21日(火)付 「情熱の詩人」で知られる英国のバイロンは1812年、24歳のときに『貴公子ハロルドの 巡礼』を出版した。ギリシャなどを巡って書いた長編詩はたちまち大評判となり、あの名ぜりふ が吐かれることになる。「ある朝目覚めたら、有名になっていた」。 その詩人の国から、せりふを地でいく話題が届いた。スターを発掘するテレビ番組に出た無名 の女性が、インターネットの動画サイトで一躍、時の人になった。少々太めの「おばさん」の見 事な美声がいま、世界を駆け巡っている。 スーザン・ボイルさん(47)で、教会のボランティアだという。動画を見ると、彼女は最初、 野暮(やぼ)ったい姿で登場して会場の失笑を買う。だがミュージカル「レ・ミゼラブル」の中 の曲を歌い出すや、審査員は感嘆し、観衆は熱狂に包まれていく。 小紙の記事によれば、動画はこれまでに、世界で5千万回近く視聴されたそうだ。あの「ブッ シュ大統領が靴を投げられた場面」の約3300万回を軽く抜いて、まだまだ増える勢いらしい。 バイロンの名声を決定づけた本の売れ行きは、出版3日で500部、3週間で5千部だったと いう。洛陽ならぬ「ロンドンの紙価を高めた」時代から、国境のないネット時代へ。詩人と歌姫 をめぐる数字のはざまに、200年の時の流れを見る。 張りめぐらされた網の中でいま、人はたやすく名声も得れば、たやすく忘れられ、時折たやす く汚名を着せられもする。「ある朝目覚めたら……」の驚きは、幸であれ不幸であれバイロンの 時代よりずっと身近である。 ---------- シンデレラ・ストーリーのカタルシスは世界共通なのだろうか。 最終段落『名声/汚名』『幸/不幸』。締めにかかって突然暗い話をはじめる天人子。 モノがネット発の時は、ネガティブに書かないといけない決まりでもあるのかね。それともバイ ロンの生涯に重ね合わせたか。 なんにしろ、低い方へ暗い方への書き方は天人子らしい。
358 :
文責・名無しさん :2009/04/21(火) 13:18:22 ID:V+mY8tgM0
男性の悪口さえ言っておれば満足するマスコミ人。
>>357 このスーザンって女性、のど自慢でシャランQの歌を歌ったおっさんに顔がそっくりWWW
360 :
文責・名無しさん :2009/04/21(火) 19:49:44 ID:NbbXUMvk0
361 :
文責・名無しさん :2009/04/21(火) 21:05:42 ID:V+mY8tgM0
男性の悪口さえ言っておれば満足するマスコミ人。
素粒子 4/21(火) 世論調査を眺めていたらボル ガの舟歌の改訂版がきこえた。 ◎ ◎ ◎ ♪えーこら えーこら 支持率 上がったぞ も一つ上がらんか ◎ ◎ ◎ ♪えーこら えーこら 定額給 付金エコカー支援 ばらまくぞ ◎ ◎ ◎ ♪欲張るな 欲張るな 上がっ てもちょっとだ 敵失もあるぞ ◎ ◎ ◎ ♪こらこら こらこら 上がっ たのは内閣だけ 自民は落ちた
>>362 亀の背中だ えい甲羅
喉が渇いた えいコーラ
素粒子、かわりばんこに書いているのなら、土曜日のイタコもこの人なのだろうか。
こっちの人は、質が低いな。フミーの再来というか。
一流大学、朝日だからひょっとすると東大出てるかもしれない人たちが こんな文章書かされてなんとも思わないのかな
>>363 フミーとか、あと下等も何かドス黒い感情に塗れてなかった?
こっちは快活というか、カラッポというか、馬鹿というか
結論から言えば中身が無い
中傷したいんだけどするだけのセンスどころか知識も無く薄っぺらな文章を切り貼りしているだけとしか感じないわ
>>364 >一流大学、朝日だからひょっとすると東大出てるかもしれない人たちが
東大ってだけなら菅直人や福島瑞穂も出てなかったっけ?
367 :
文責・名無しさん :2009/04/22(水) 08:34:03 ID:V1Eph7DX0
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
天声人語 2009年4月22日(水)付 戦前のことだが、「ふりがな廃止論」というのが評判になった。言い出した作家の山本有三は、 ふりがなを、「むづかしい漢字をやたら使ったために、そこからわき出たボーフラ」だとこき下 ろしている(『戦争とふたりの婦人』岩波新書)。 ふりがなをやめれば難しい漢字は使えず、難語はおのずと制限される。そうした一理ある主張 ではあった。戦争に負けると漢字はさらに冷遇され、一時は撤廃論やローマ字化論も勢いづいた。 山本は泉下で、今の漢字ブームに驚いていることだろう。 そのブームの主翼を「漢字検定」は担ってきた。昨年度の挑戦者286万人は大阪市の人口を しのぐ。だが6月に予定されている次の実施が危ぶまれている。日本漢字能力検定協会の「にご り水」が、清まる見通しが立たないからだ。 すでに明るみに出た問題に加え、不可解な高額退職金や、協会名義のカードの私的利用など、 色々とわき出している。文科省は検定への後援と大臣賞の交付を取りやめた。 漢字といえば、研究に生涯をささげた白川静さんの面影が浮かぶ。その清廉から、協会の有り 様はずいぶんと遠い。白川さんは漢字は一種の映像だと言っていた。カタカナでは素っ気ない人 の名も、漢字で書けばたちまち姿がよみがえる。サクラより「桜」の方が、さまざまな事を思い 出す。 協会の新理事長はきのうの会見で「100日での再生」を強調していた。言葉どおりの立て直 しを信じたい。でないと「漢字」とつづる文字に、欲と金のイメージがつきまとうことになりか ねない。
>>362 天下の朝日新聞がこんな馬鹿みたいな文章書くわけないじゃんww(´∀`)
370 :
文責・名無しさん :2009/04/22(水) 12:44:43 ID:V1Eph7DX0
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
素粒子って昔は普通のコラムだった気がするんだけど、 今は何で、うまいことを書こうとしないといけなくなったんだろう? うまいことにすらなっていないけどさ。
>>362 これはないわ。
キチガイが書いているの?と言いたくなるレベル。
金とって書くもんじゃない。
素粒子 4/22(水) ◎お名前勝手拝見 お おれを信じろついて来い ざ ざわめく党内物ともせず わ 悪い事などしていない い 言ってみたが世論厳しく ち 地方行脚も話題はあの件 ろ 論じたいのは政権交代 う うなずく人は少ないが みん みんな心配してるけど しゅ 主役頼りのか弱い集団 とう 闘志あるのか疑わしい ◎ ◎ ◎ 川辺にも可憐な姿。<我国は 草もさくらを咲きにけり>一茶 ――― 「お」「ざ」「わ」「い」「ち」「ろ」「う」「みん」「しゅ」「とう」が太字。 可憐に「かれん」、とルビ。
…闘志の問題かなあ…
>>365 フミーの素粒子には、べとべとした、粘着質の手触りがあったな。確かに。
362のやつは、文が細切れだから、さらっとして見えるのかもしれない、と思った。
>>373 あいうえお作文で来たか。
民主党に対してはお優しい、いつもの朝日新聞さん、と言う感じ。
『う うなずく人は少ないが』では、直前の『政権交代』を否定しちゃうんじゃないかな。
ここはもう少し考えたい。
『ろ 論じたいのは政権交代
う 内輪もめが気にかかる 』
うーん。難しい。文才無いのう。
376 :
文責・名無しさん :2009/04/23(木) 02:18:12 ID:hTpzHW880
>>373 下手な縦だな
職人を見習え
例)
日本恥知らずもいいとこだねw
本当は障りなく韓国が優勝すべきだったのに
最強韓国っていう認識を持ってない日本人はおかしいよ
強い国がただの島国に実力で負けるわけないじゃんw
仮にも日本を代表するクオリティペーパーの朝日新聞だぜ、
旧来から知識階級や経済界、政界にも支持されている。
読んでみればきっと解るさ朝日新聞のよさが。的確に
掴んだ論説と天声人語は今も昔も定評じゃないか
潮時だよ、低脳で下品で知恵足らずの2chネラーの諸君
旧態依然とした叩き方はもう終わりにしろ、厳命する
377 :
文責・名無しさん :2009/04/23(木) 09:42:05 ID:opV93SLT0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
378 :
文責・名無しさん :2009/04/23(木) 10:39:07 ID:opV93SLT0
マスコミは男性についても、女なみに敬意をもって表現してほしい。
天声人語 2009年4月23日(木)付 今年が生誕100年の写真家土門拳は山形県の没落士族の家に生まれた。時おり「ペンネーム」 と間違われたその名は本名で、父親が「徒手空拳をもって立つべし」と激励の思いを込めてつけ たという。 「その通り辛(つら)い人生を生きなければならなくなった」と振り返る時代をへて、揺るが ぬ名声を築いた成功はよく知られている。「リアリズムの鬼」と評された風貌(ふうぼう)はい かつい。素手でたたき上げた者の凄(すご)みと気迫は、作品にも乗り移っている。 土門が健在なら、七光りを浴びて国政につく議員をどう見るだろう。自民党衆院議員の3人に 1人が世襲である。閣僚は実に3分の2を占めている。さすがに党内からも「世襲制限を公約に」 と唱える声が出た。と、尻尾(しっぽ)を踏まれた虎さながらに、たちまち反発の声が起きた。 高い枝に果実がぶら下がっている。普通の身の丈では手が届かない。そこへ親譲りの竹馬に乗っ た者が現れて悠々と実をもいでいく――。それが世襲の印象だ。竹馬どころかクレーンのように 盤石な七光りも多い。ここ3代の首相など、そのくちだろう。 その前の首相は、きたる次の選挙で次男に地盤を譲る。当選すれば4代目というから、なかな かの老舗(しにせ)である。改革を叫び続けた元首相の「寝返り」は、はからずも世襲問題を表 舞台に連れ出したようだ。 土門は自らを、写真家ではなく「写真屋」と称したという。仕事への愛着と、徒手空拳の自負 の溶けあった、深い心の内が伝わってくる。蝶(ちょう)よ花よの政治家より、そんな「政治屋」 はどこかにいないものか。 ---------- 世襲議員云々は、たいていの場合『世襲』がダメ、ではなく、世襲した『議員』がキライだ、に なっている。何がダメ、ではなく、なんとなくイヤ、になっている。 第4段落『それが世襲の印象だ』。天人子もそれが判っているのか、具体的な弊害や断定ではなく 『印象』と書いて、狡猾にも逃げている。 そういう『印象』を定着させたまま締め。文章は面白いけど、いやらしい。
>>379 >土門は自らを、写真家ではなく「写真屋」と称したという。
皮肉って知ってるか?
>>379 >自民党衆院議員の3人に1人が世襲である。
なんで「自民党」の「衆議院議員」と範囲狭める必要あるん?
まぁ議席数無視して人数だけ書いて「こんなに世襲がいる!」と書かなかった事は評価しようw
しかし世襲ねぇ・・・変に規制したらまともな人は誰も立候補せずプロ市民ばかり乱立しそうで怖いしそ職業選択の自由に違反してないか?
俺はちゃんと仕事して結果出してくれれば高校中退だろうが万引きの前科アリだろうが気にしないけど
>>379 論説主幹まで務め、コラムニストとして昨日も紙面に文章を書いてる友情島若宮の父親は
元朝日記者で鳩山一郎の首相秘書官と、朝日や本人がどう言い訳しようと世間の印象としては
立派な「竹馬」なわけですが。
あと「適任を探したら自分の息子だった」とのたもうた某党幹部は?
あと土門拳というと、土門やら藤沢周平やらといった、親ならぬ同郷の著名人の七光りで
中傷としか思えない評論をしている某経済評論家を思い出してしまう。
世襲でなくてもそんな仕事しかできない奴を天人子はどう思われるのかな?
余談だが土門関連の本に必ずと言っていいほどそいつがコメントを寄せているのがウザくてかなわん。
肥後細川家18代目当主の細川元首相も朝日出身だったね あと、朝日の社主家の村山家、入り婿の故・村山長挙元社長は和泉岸和田藩主家の三男だっけ。
384 :
文責・名無しさん :2009/04/24(金) 09:58:20 ID:1AtkvLZn0
宣言 「私、女であることを武器にして生きていきます。」
385 :
文責・名無しさん :2009/04/24(金) 10:13:37 ID:1AtkvLZn0
あさひる : 捏造する、煽る、男性のみ批判する。
天声人語 2009年4月24日(金)付 名古屋に住む年配の男性から「小山ひとみさん」について手紙をいただいた。遠い星を見るよ うになつかしく、その名を思い出す方もおられよう。 36年前の、終戦記念日の小欄の書き出しを引いてみる。〈「尼崎の小山ひとみさん」という 人の作品が、朝日歌壇によく選ばれる。いつも、戦死したひとり息子の歌をうたう。その痛哭(つ うこく)のあまりのはげしさに、この人の名を記憶されている読者もいるだろう〉。 行商で独りの暮らしを立てていた人という。〈わが生のあらむ限りの幻や送りし旗の前を征(ゆ) きし子〉。〈貧しさの中に育てて成人せり戦死せし子よ今日の食足る〉。いまや戦後生まれは4 分の3を超す。だが当時、悲嘆を共にする老いた父母は全国に多かったに違いない。 手紙を寄せた方はもっと若い世代だが、「忘れがたい」と書いていた。新聞短歌は時代を刻む。 小山さんの歌は、選者のひとり故近藤芳美氏がよく選んでいた。その氏が朝日歌壇から抄出した 『無名者の歌』(74年)は庶民の戦後史さながらである。 〈ボロまとい訪(と)いくる母に看護婦の中の一人が優しかりけり〉は結核療養所で詠まれた。 〈生涯のしあわせいのり嫁ぎ来て夫(つま)の鉱衣をはじめて洗う〉は、炭鉱のその後を思えば 切ない。〈薪(まき)割りの響きさみしき昼さがり離農のことを口にせぬ妻〉。遠ざかる昭和が 三十一文字(みそひともじ)の中にある。 そしていま平成21年が、自称ホームレス歌人の公田耕一さんらによって小紙歌壇に刻まれつ つある。歴史からこぼれる、ゆえに忘れがたい、名もなき我らの鼓動である。 ---------- 短歌と、過去の天人(深代惇郎氏の筆らしい)の引用で出来ており、内容は薄い。 締めの段落『名もなき我らの鼓動である』。これだけが本文だな。朝日歌壇とは、そういうもの なのだそうだ。手前味噌だな。 選者の鼓動に共鳴した『我らの鼓動』だけは、増幅され鳴り響く。歌壇選者のお眼鏡に適わなかっ た歌は、こぼれ落ち忘れられていく。 じゃあ、ここで書かれた『我ら』って、誰のことだろう。
387 :
無なさん :2009/04/24(金) 21:54:50 ID:32of6iyF0
2009年(平成21年)4月24日金曜日夕刊 素粒子
分かっちゃいるけど……
酔いを覚まそうと川風に吹かれていると天から妙(たえ)なる調べ。
♪ちょっと一杯のつもりだったけどあっという間にはしご酒。
気がつけばベンチで裸。これでは身体にも毒だ。
ファンやスポンサーにも申し訳ない限り。
歌の後、戒めの言葉が聞こえた。「剛(つよし)君お酒を控えなさい」
「ハイ」。恐縮ながら剛は今月の素粒子筆者のことである。
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素粒子は毎月担当者が代わるのか。
このコラムが下品である原因が、朝日新聞社に一人下品な人間が居るからではなく、
朝日新聞社の社員の一定数が下品だからなのだとすると、問題はより深刻だ。
http://winxwincollabo.livedoor.biz/archives/50607777.html には素粒子は河谷史夫という個人が担当しているとあるが、制度が変わったのだろうか。
素粒子 4/23(木) ◎げに恐ろしきは金銭欲 破綻したSFCG。2670 億円が当時の社長の親族会社に 移される。管財人は「極めて悪 質な財産隠し」と告訴を検討。 漢検協会。前理事長が代表の 会社が、協会との取引で1億4 千万円を蓄積。新理事長は「極 めて背任性が強い」と告訴へ。 ◎ ◎ ◎ 黄金太閤秀吉に憎まれ、淀川 を下り堺に追われた茶人利休。 「家は(雨の)もらぬほど食事 は飢えぬほどにてたる事なり」 ――― 破綻に「はたん」、とルビ。
河谷は2代前の書き手。 今月から駒野剛、真鍋弘樹の2人制になった。 ちなみに前書き手は加藤明。この人は1年3ヶ月担当していた。
明日の天声人語は・・・ 「草ナギ剛逮捕のテレビ報道は騒ぎすぎだ。」 とアサヒ自身が夕刊一面で騒いでいながら平気で書く予感。 「お前が言うな」♪〜
391 :
文責・名無しさん :2009/04/25(土) 01:20:55 ID:3JcDP2hk0
>>388 ・・・何これ。前半はただの記事コピペじゃないの?
しかし前に指摘されていたけど川ネタ多いな
392 :
文責・名無しさん :2009/04/25(土) 13:38:20 ID:LJXnmgZM0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
>>376 WBCの実況スレでその立て読みを見た時は本当に感動したよ。
394 :
文責・名無しさん :2009/04/26(日) 16:32:44 ID:DfcpZ3JA0
みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。
素粒子 4/25(土) 心地よい季節は睡魔との闘い でもある。「春眠暁を思えず」 ◎ ◎ ◎ 作者中国唐代の詩人孟浩然も そんな経験があったのだろう。 ◎ ◎ ◎ 現代日本警察ではやや趣を変 え、春眠容疑者を取り逃がす。 ◎ ◎ ◎ 日頃の疲れもあるのだろう。 が、お互い眠気に負けぬよう。 ◎ ◎ ◎ 時も川も流れる。<窓あけて 見ゆる限りの春惜しむ> 蝶衣
天声人語 2009年4月25日(土)付 福島県で刊行されている児童詩誌『青い窓』を、いつも送っていただく。主宰していた佐藤浩 さんから聞き、ずいぶん前の小欄が紹介した一編を、逸話とともに思い出した。 〈お母さんが 車に はねられた/お母さんが 病院の れいあんしつに ねかされていた/ お母さんを かそうばへ つれていった/お母さんが ほねに なってしまった……お母さんを ほとけさまに おいた/お母さんを まいにち おがんでいる〉。 書いた小学4年生に、担任は「お母さん」は1回だけでいいと指導したそうだ。だが、児童は 直そうとしない。迷った先生から相談を受けて、佐藤さんは言った。「何回でも、何万遍でも書 かせてあげてください。その子の悲しみをわかちもって……」。 大阪で行方不明になり、遺体で見つかった女児も小学4年生だった。虐待の末に死亡した疑い が強いという。何度声に出し、心の中で、「お母さん」と叫んだかと思うと胸がつぶれる。恐怖 から救ってほしい一心で、である。 母娘は内縁の夫と暮らしていた。母親は救えなかったのか、救わなかったのか。わが子が埋め られた後で捜索願を出していた。保育園の写真に母娘は満面の笑みで寄り添っている。「お母さん」 と何万遍も慕ったことだろう。悲劇との落差に声もない。 〈迷い子の親はしゃがれて礼を言い〉と古川柳にある。声をからして捜し回り、やっと見つかっ たと親も周りも安堵(あんど)する。子どもたちの胸に、母を慕い、父を思う詩心がふくらんで いく幸せを、社会として守らねばなるまい。
天声人語 2009年4月26日(日)付 世相がざらつくと、古川柳の脱力感が恋しい。〈幽霊の留守は冥土に足ばかり〉。夏場の下界、 下半身がはっきりしないのが一斉に「うらめしや〜」とやっている。あの世じゃ足だけが主の帰 りを待っているという、なるほどの一句だ。 タコにも冥土があれば、もう足だらけだろう。ただ、あの8本は足ではなく、腕か触手と呼ぶ そうだ。しかもうち6本は役目も手に近いらしい。欧州の水族館が共同研究で突き止めたと、外 電が伝えていた。 「手をあげておくれ」とは言えず、研究チームはタコの様子を何カ月もビデオに収め、数千回 の動きを分析した。腕は前寄りにあるものほど物をつかむのに使われ、後ろ2本は専ら移動用だっ たという。 もっとも、手足の別は人間サマの理屈。器用に進化した前脚をテと称し、歩行を任された後脚 をアシと呼ぶにすぎない。タコ的には、今を生きるのに最適な腕を操っているだけだろう。頭に 胴体が乗っかり、足のつけ根に口がある「非常識」な生き物に、私たちの尺度は意味をなさない。 タコについては、軟体動物では異例の知恵が実証されている。米国の海洋学者、ユージン・カ プラン博士は「イヌ並みに賢いという説に喜んで賛成する」と書いた。とりわけ「やわらかい生 き方」は示唆に富む。 骨がないから小穴も抜け、いざとなれば腕を切って姿を消す。保護色、墨の煙幕、水を噴き出 しての瞬間移動など、柔肌を守る技は忍者も顔負けだ。危うさに満ちた時代に、タコの闘争…… ならぬ逃走力は、世渡りの参考になるかもしれない。 ---------- 古川柳、という書き始めが宙に浮いた感じ。タコから締めの段落へのひねりはアクロバティック。
>>387 駒野氏、あんたに『ファン』や『スポンサー』がついているのかね。
どこのアイドルだよ。
下品な書き方だ。
>>395 >春眠容疑者を取り逃がす
なんか、お茶から睡眠薬だのなんだの、サスペンス小説ばりの展開になっています。
春眠云々では、既においてけぼりですよ、事件から。
まだ『川』縛りを頑張っているな、素粒子。
解散、総選挙の時には『ルビコン川』を使うつもりなんだろうなあ。
うずうずしているんだろうなあ。
『川』を使った慣用句、あと何があるかな。
呑舟之魚、には、川の字がつかないな。
399 :
文責・名無しさん :2009/04/27(月) 08:33:39 ID:Md9hu1WU0
「男らしくしろ・女らしくしろ」「男のくせに・女のくせに」は 典型的なセクハラ用語。マスコミでは厳禁です。
400 :
文責・名無しさん :2009/04/27(月) 08:38:32 ID:Md9hu1WU0
「男・女性」表現をやめろ。
天声人語 2009年4月27日(月)付 英語にスパルタン(古代スパルタ風の)という言葉がある。質実剛健、飾り気がないといった 意味で、スポーツカーの試乗記などで目にする。何であれ、一切の無駄をそぎ落とし、機能を追 い求めた姿は美しい。 その意味で、これほど美しく、スパルタンな島はなかろう。35年ぶりに上陸が許された長崎 市沖の端島(はしま)だ。海底の石炭を休みなく掘るためだけに、小さな岩礁の周りを埋め立て、 高層アパートがひしめく「軍艦島(ぐんかんじま)」の異形となった。 陸上競技場を二つ並べたほどの島に、昭和30年代には5千人以上が暮らし、集合住宅の実験 場といわれた。小中学校、病院、映画館、寺社も一つずつ。無人となる74年まで、すべてのも のに存在理由があった。 80年代、ほど近い池島の海底炭鉱にもぐったことがある。「まず600メートル降ります」 の言葉にこわばったものだ。地の底を進んだ穴の先で、重機がうなりを上げていた。過酷な仕事 は鉱員や家族を一つにする。端島の生活にも濃密な連帯感が満ちていたと聞く。 閉山前から島を見てきた写真家、雜賀(さいが)雄二さん(57)が語る。「残すべき場所だ から、もっと早く手を打つべきでした。それでも、あの姿を前にすれば誰しも何かを感じ取る。 近現代史や人間の未来を考えるきっかけにもなる」。 かつては強制連行の外国人も働いた。高度成長の初期を支え、島民もろともエネルギー革命の 波にのまれた不夜城に、今度は観光資源の期待が寄せられる。人工地盤の下に折り重なるいくつ もの記憶をたどれば、廃虚はおのずと語り始めるだろう。
天声人語 2009年4月28日(火)付 大正の中期、スペイン風邪が世界で猛威をふるった。文学者島村抱月の急逝はよく知られるが、 歌人の与謝野晶子も一家で感染した。子どもが小学校でうつされて家族に広まったようだ。 晶子は「感冒の床から」という一文を新聞に寄せる。学校や興行など人の集まる場所の閉鎖で 後手に回った政府の対応を突いた。年をまたいで暴れた新型インフルエンザは、国内だけで48 万人ともいう命を奪った。 当時の内務省の記録には「パンデミック(世界的大流行)」の言葉がすでにある。その最悪の 事態に、メキシコや米国の豚インフルエンザは至るのか。世界が神経をとがらす中で死者は増え つつある。 分かれ目は、毒性の強さと、人から人に感染するかだという。そうなれば怖い。去年の「リー マン・ショック」を思い出す。グローバル時代、対岸の火事にも見えた炎は、たちまち同時不況 となって世界を包んだ。スペイン風邪の昔に比べて地球はぐっと狭くなっている。 世界保健機関(WHO)は引き続き警戒レベルを検討しているそうだ。上げれば往来や物流に 支障が出て、経済などを損ないかねない。とはいえ後手に回れば恐ろしいダメージを世界に与え てしまう。左右の崖(がけ)を覗(のぞ)きながらの厳しい判断なのだろう。 今のところ我々には「冷静に」が呪文となろう。情報公開を求めながら情報にあわて、パンデ ミックより先にパニックに絡め取られてはつまらない。今回逃れても、いずれ来る未知との闘い である。試されるのは、個々の対応を含めた国の総合力だと胸に留めたい。 ---------- ホットニュースの、豚フルばなし。内容はまあ、ごく普通。引用や、「リーマン・ショック」を 思い出すあたりが天人子のカラーであろうか。 去年の今頃、2008年4月17日の天人は、鳥フルネタであった。今日の天人にもある島村抱月のスペ イン風邪を使い、「国家の総合力」等と書いている。 あなた、天人子よ、今日も書いているが、国の総合力って具体的に何なんだ。考えもせず、定型 句で書いているように見えるんだが。
403 :
文責・名無しさん :2009/04/28(火) 14:06:46 ID:7Q6kmBKc0
「男のヤセ我慢、女のウソ泣き」お互いにもうやめようではありませんか。
素粒子 4/27(月) 見立て違い反省 水戸署は睡 眠薬。単なる居眠りにあらず。 ◎ ◎ ◎ 見立て違い感染 鳥を警戒し ていたら豚だった。緊急事態。 ◎ ◎ ◎ 見立て違い複雑 高速料金値 下げで利用増。エコより旅行。 ◎ ◎ ◎ 見立て違い撤回 最低って酒 で国益を損なった大臣のこと? ◎ ◎ ◎ 土筆はどこに消えた。<小川 二つ並べ流るヽ杉菜かな>虚子 ――― 土筆に「つくし」、杉菜に「すぎな」、とルビ。
素粒子 4/28(火) 水ぬるむ季節。大都会の中と 思えぬ透き通った水が流れる。 ◎ ◎ ◎ 六甲山から神戸港に注ぐ2` 足らず幅平均15bの都賀川だ。 ◎ ◎ ◎ 汚れた川が地元の努力で子ら が遊べる岸辺によみがえった。 ◎ ◎ ◎ が、昨年7月、大雨で増水。 小学児童ら5人の命を奪った。 ◎ ◎ ◎ 何という非情な災害。それで も負けぬ知恵と力を鍛えたい。 ――― 都賀川に「とが」川、とルビ。
406 :
文責・名無しさん :2009/04/29(水) 12:31:42 ID:qbcdCE/M0
>>404 >見立て違い撤回 最低って酒
>で国益を損なった大臣のこと?
中川のことだと思うが、喜々として海外に流しまくったのは
日本のマスコミだったはずだが…
天声人語 2009年4月29日(水)付 開化期の国づくりに貢献した福沢諭吉は、味わい深い言葉を多く残した。「およそ世の中に何 が怖いと言っても、暗殺は別にして借金ぐらい怖いものはない」と自伝で述べている。1万円札 に刷られた人の遺訓と思えば説得力がある。 その先達を嘆かせるように、この国の借金は膨れるばかりだ。自治体を合わせた債務の残高は 800兆円にのぼる。企業や家庭なら、とうの昔に身動きならない雪だるま状態だろう。 政府は補正予算案を国会に提出した。その15兆円を合わせると、今年度の国の予算は史上初 めて100兆円を超える。不況下に浮揚策は必要だが、新規の国債も最高になる。その額44兆 円は税収の総額にほぼ並ぶそうだ。家庭でいえば、実入りと同額の借金でしのぐ危うい暮らしで ある。 それにしても「100年に一度」の言葉は、いつしか政府与党の護符になった感がある。「だ から解散している場合ではない」「だから思い切った刺激策を」――。何でも弁護してくれる。 高速道路の「千円」も、補正の大盤振る舞いも、護符をぺたぺた張った選挙対策に見えてくる。 諭吉が借金を恐れたのは「必ず返済せねばならぬ」かららしい。国の借金も変わらない。ツケ は必ず将来に回る。増税の靴音はもうそこに聞こえている。 思えば諭吉だけでなく、5千円札の一葉も千円札の英世も、金には縁遠い家に生まれた。だが、 知っての通りの賢人ぞろいだ。政府の言う景気対策のための「賢い使い方」なるものを、国会論 戦を眺めつつ雲上で吟味し合っているに違いない。 ---------- 文章は面白い。上手いこと書くと思う。 第4段落『護符をぺたぺた張った選挙対策に見えてくる』のような、『見たものを見たいように見 る』という、いつもの性癖が鼻につく。国家の運営と自分の家計簿とを対比させる、いつものご まかしも健在。個人の家計簿より会社経営の方が近いと思うのだがなあ。
408 :
文責・名無しさん :2009/04/29(水) 18:32:20 ID:kQtJquOq0
野口英世の借金癖を知らないとは情けない
409 :
文責・名無しさん :2009/04/29(水) 21:11:51 ID:jXxFvkrO0
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
410 :
文責・名無しさん :2009/04/29(水) 21:17:04 ID:jXxFvkrO0
朝日は男性差別の元凶。
>>406 追加させてもらえばあの件で「真相を究明しようとした」マスコミも皆無だったしな
「酔っ払っているに違いない」「警報機さどうさせたと聞いた」とか事実調べもせずに印象操作やら伝聞やらで
おまえらマスメディアとしての自覚あるんか?と不思議に思ったわ
413 :
文責・名無しさん :2009/04/30(木) 08:49:36 ID:chU/yZ/X0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
天声人語 2009年4月30日(木)付 万物萌(も)え出(い)ずる季節に新しい年度が始まる。命の力をもらうような、人の暦の妙 である。百花新緑のもとで様々なスタートが切られた4月の言葉から。 伝統の博多包丁の職人、宮崎春生さん(23)が故郷の長崎県・五島で独り立ちした。福岡の 親方に弟子入りして丸5年、技を研いできた。「道具を作るだけでなく、お年寄りの家には包丁 研ぎに回ります。人の役に立てる職人になる」と思いを語る。 東京の高野雅夫さん(69)は大学院の特任教授に就任した。少年期の曲折をへて、17歳の ころ初めて文字を覚えた。「初めて『たかのまさお』って書けたとき、頭のてっぺんからつま先 まで電流が走ったようだった。人間になったんだと感じた」。自らを教材に貧困や尊厳を学生と 考えたいそうだ。 厳しい門出もある。献金疑惑に揺れる西松建設の入社式で、石橋直社長(69)は「凪(な) いだ海での出航を用意できなかったことを本当に申し訳なく思う」。それでなくても不況の日本 で、艱難(かんなん)はフレッシュマンを玉にするか。 日本中央競馬会の競馬学校には8年ぶりに女子合格者が入った。埼玉出身の小沢桃子さん(16) は「騎手になることをゴールにするのではなく、勝てる騎手になりたい」。牝馬(ひんば)なが らダービーを制したウオッカに自身を重ねる。 東大の入学式に、昨年ノーベル物理学賞を受けた米国の南部陽一郎さん(88)が祝辞を寄せ た。「学校の成績と社会に出てからの成功度とは別物。人はボルトやナットのような規格品であっ てはつまらない」。全国の新入生へのはなむけでもあろう。
415 :
文責・名無しさん :2009/04/30(木) 14:50:25 ID:chU/yZ/X0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
416 :
文責・名無しさん :2009/04/30(木) 21:17:55 ID:chU/yZ/X0
マスコミは男性についても、女なみに敬意をもって表現してほしい。
417 :
文責・名無しさん :2009/05/01(金) 09:00:34 ID:j6a8KO3/0
宣言 「私、女であることを武器にして生きていきます。」
418 :
文責・名無しさん :2009/05/01(金) 09:02:01 ID:j6a8KO3/0
あさひる : 捏造する、煽る、男性のみ批判する。
419 :
文責・名無しさん :2009/05/01(金) 10:42:58 ID:j6a8KO3/0
あさひる : 捏造する、煽る、男性のみ批判する。
420 :
文責・名無しさん :2009/05/01(金) 13:03:30 ID:j6a8KO3/0
宣言 「私、女であることを武器にして生きていきます。」
天声人語 2009年5月1日(金)付 いささか手前味噌(みそ)めくが、朝日新聞出版が先ごろ出した文庫本のタイトルは味がある。 『負けに不思議の負けなし』。プロ野球楽天の野村克也監督が、かつて書いたものに加筆してま とめた。負けるときは負ける理由があって負ける、というのが名だたる知将の信条である。 反対に、勝ちには「不思議の勝ち」があるのだという。完敗だとあきらめているのに、たとえ ば敵が大ポカをして星が転がり込む。だから「勝ち」よりも「負け」の方が信じるに足る。十八 番(おはこ)のぼやきの奥には、冷静な勝負の哲学が鎮座している。 その野村さんが監督通算1500勝にたどり着いた。史上5人目の快挙だが、負け数の方はひ と足先に大台に届いていた。きのうまでに1506敗を喫し、こちらは前人未到というのがこの 人らしい。 花形ぞろいの常勝チームを率いたわけではない。金に飽かせた補強とも縁がない。よそを解雇 された選手をよみがえらせる手腕と情は「再生工場」と評されてきた。最短距離ではない勝ち方 を見せてくれるのが、野村野球の大きな魅力だ。 そして、理想があるからこそぼやく。「ぼやかなくなったらお迎えが来るころや」。おかしく 言うのではなく、言うことがおかしい。その一言を多くの人が夜のニュースの楽しみにする。 2年前に3千勝を達成した競馬の武豊騎手が言っていた。「勝てなかった馬にもたくさんのこ とを教えられました。すべての馬に感謝しています」。すべての「負け」に感謝しながら、ノム さんはさらに勝ち星を積み上げていくのだろう。 ---------- スポーツ新聞のような野球ネタコラム。こういうのは軽妙で上手い。
他紙コラム。
【日経】春秋
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090430AS1K3000830042009.html イタシャがちょっとしたブームだという。イタリア車のことではなく、漢字で書けば痛車とな
る。アニメなどの登場人物を描いたクルマを指す。持ち主は男性、絵は女性という組み合わせが
多く、門外漢の目にはいささか痛々しい、という辺りが語源だという。
高級車のボンネットで瞳の大きな少女がほほ笑む。本来の設計者が見たら目をむきそうな装飾
を施した車が何百台も集まる催しが各地で開かれている。参加費を払い愛車を自慢するのは車好
き、アニメ好きの若者たち。大半はシール式で、飽きれば張り替える。買い替えではなく着替え
で車を楽しんでいるわけだ。
完成品を享受するだけではなくものづくりなどの過程にも参加する。そうした「プロシューマー
(生産消費者)」の台頭を、かつて未来学者のトフラーが予言した。自社の服は着る人がファッ
ションを組み立てるための部品。そう割り切ったユニクロも、節約志向の現代版プロシューマー
の心をとらえ、成功した。
新車が売れない。それがただちに若者の車離れではないのかもしれないと、痛車乗りらを見て
いると思えてくる。風薫る5月。レジャーにふさわしい季節に、今年は経済危機や病など逆風が目
立つ。趣味にこだわり、参加を楽しみ、出費は抑えて、安全に。そんな消費者をどうつかまえる
か。
-----
最近、この類のオタ話を時折繰り出す、日経は春秋子。
423 :
文責・名無しさん :2009/05/01(金) 17:59:19 ID:j6a8KO3/0
あさひる : 捏造する、煽る、男性のみ批判する。
素粒子 4/30(木) ひたひた 豚インフル、米で 死者フェーズ5に。冷静厳戒。 ◎ ◎ ◎ ぶつぶつ 1500勝達成の 月見草が輝く。得意技ぼやき。 ◎ ◎ ◎ おやおや 朝青龍が総見で内 館委員に握手。秘技人たらし。 ◎ ◎ ◎ 飽き飽き 安保理が謝罪しな けりゃ核実験とか。国技脅し。 ◎ ◎ ◎ 東西東西 当欄筆者2人制。 明日から当番が、かわります。 ――― 「ひたひた」「ぶつぶつ」「おやおや」「飽き飽き」「東西東西」が太字。
素粒子 5/1(金) 薫風が肌をなでる、メーデー 会場の都心の公園。その外側か ら聞こえてくる、「メーデー メーデー」という切々たる声。 救難信号もメーデーという。 世界同時不況という暴風下で、 働く場はSOSを発している。 正規非正規という符丁と、人を モノのように選別する風潮。風 通しの悪い壁は壊すほかない。 それは自らにはね返る問い。 「あゝ おまへはなにをして来 たのだと…… 吹き来る風が私 に云ふ」(中原中也「帰郷」)
426 :
文責・名無しさん :2009/05/02(土) 07:37:25 ID:jeHbRojZ0
あ、1カ月交替だったのか 5月のお手並み拝見ですな
画像掲示板で工作員が活動中(皇室・自民叩き、民主・社民擁護)
他にも無理のある各スレッドに擁護書き込み多数あり。
【愛知/動画あり】維新政党・新風の弁士が在日青年に襲われる
http://www2.himitsukichi.info/up/news/1238983481/ ↓
29 記入なし [] (2009/04/09 08:40) ID:e3pCHgcl/.g [通報]
まぁ普通の日本人なら韓国人青年の方に味方するだろうな
平成21年4月5日(日)、北朝鮮長距離ミサイル発射の日に名古屋・栄、三越前にて。
維新政党・新風の方が熱弁をふるった後、一人の韓国人がからんできた。撮影されているにも関わらず、弁士に襲いかかる韓国人。
http://www2.himitsukichi.info/up/etc/1239636334/ ↓
8 記入なし [] (2009/04/19 00:41) ID:opGaIzHOy4s [通報]
極右政党新風のおっさんがキモイ
良識ある日本人はそう思うよ
お前らは良識ある日本人どころか、単なるネットイナゴだから分からないだろうがね。
GW中、あるいは終了直後に天声人語が扱うであろうネタを予想。 産業としての自動車業界は政府がなんとしてでも救うべき、 でも、移動手段としての自動車はさっさと滅んで下さい。
429 :
404 :2009/05/02(土) 12:14:33 ID:xvu8vhl70
私気づいちゃったんですけどぉ〜、
>>404 の「流るヽ」は「流るゝ」の間違いです。
カタカナ繰り返しは「ヽ」で、ひらがな繰り返しは「ゝ」。今後気をつけます。
430 :
404 :2009/05/02(土) 22:01:32 ID:xvu8vhl70
素粒子 5/2(土) 「ネットカフェで寝ても、本 当に寝た感じはしないんです」 「生活保護の申請で何度も落 ちて心が折れるのが怖かった」 派遣切り相談の声を聞いた。 浮世の風は冷たく、行政は柳に 風のごとく。職を一度失うと、 再びはい上がる道は細く、かつ 長い。世の関心は移っても、生 身の彼らは今日も闘っている。 明日で憲法62歳。この短い欄 で、あえて記したい。<すべて 国民は、健康で文化的な最低限 度の生活を営む権利を有する>
431 :
文責・名無しさん :2009/05/02(土) 22:54:12 ID:Q5Ux5bzc0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
432 :
文責・名無しさん :2009/05/03(日) 08:51:28 ID:/8lxRQXR0
みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。
433 :
文責・名無しさん :2009/05/03(日) 09:42:48 ID:rUq3AoBi0
5月の素粒子は直球派っぽいね
天声人語 2009年5月2日(土)付 いつか本で読み、面白くて書き抜いておいた短歌一首を、ここ数日思い出している。〈もし豚 をかくの如(ごと)くに詰め込みて電車走らば非難起こるべし〉奥村晃作。都会の通勤地獄をユー モラスに呪った作である。 新型の豚インフルエンザ問題に刺激されて、記憶の底から浮いてきた。人込みの中でも通勤ラッ シュの密度は群を抜く。安全な「人間(じんかん)距離」など取りようもなく、感染の危険が最 も高いとされている。発覚以来、一抹の不安とともに身を押し込む人は少なくないだろう。 世界保健機関(WHO)の警戒レベルは「フェーズ5」に上がっている。世界的大流行の一歩 手前だ。グローバル化の時代に、日本ひとり万里の長城を築くのは難しい。国内から感染者が出 れば、通勤や通学の不安はいっそう募ることになろう。 かつてインフルエンザの流行は、天体の運行や有害な気体のせいと恐れられた。あのスペイン 風邪の時も、ウイルスを実際に見た者はまだいなかった。いまや感染の広がりは同時進行で耳目 に入る。そのぶん人類に有利な戦いになった、はずである。 物理学者の寺田寅彦を思い出す。あるとき浅間山の噴火に遭遇した。人々の様子を見て、〈も のをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかな かむつかしい〉と書き残している。 狭い国土である。通勤電車ならずとも、人は鼻突き合わせ、袖すり合わせて暮らしている。お 互いのために高をくくらず、恐慌をきたさず、正しくこわがりたい。楽しい旅先も例外でなく。 ---------- 教科書どおりに出来ているコラム。 上手に書けました。
天声人語 2009年5月3日(日)付 1964(昭和39)年暮れ、東宝映画「三大怪獣 地球最大の決戦」が公開された。戦いに 明け暮れるゴジラとラドンが、モスラに説得され、宇宙から襲来したキングギドラに「オール地 球トリオ」で挑む筋立てだ。東京五輪をやり遂げた年の、世界は一つという熱が残る作品だった。 同列に論じては怪獣に怒られるが、地球にはテロ集団や独裁者が次々と現れ、争いの種は尽き ない。宇宙怪獣のように、敵も味方もなくなるほどの「共通の脅威」がないせいもあろう。温暖 化や資源の枯渇は深刻ながら、きょうあすの危機ではない。 「今こそ国際社会が一致団結する機会です」の言葉にひざを打った。新型インフルエンザを迎 え撃つ世界保健機関、マーガレット・チャン事務局長の声明だ。禍(わざわい)を転じて福とな す。前向きな姿勢に拍手を送りたい。 事務局長は「すべての国の、すべての人のために対策を講じるべきだ。全世界の人々が等しく 脅威にさらされるのだから」と説いた。この病は、人類の賢さを試してもいる。 21世紀の10年足らずで、私たちは多くを学んだ。狂信の組織、核をもてあそぶ愚者、海賊、 市場の暴走、未知のウイルス。矢継ぎ早の「教材」はどれも一国では手に負えない。飢餓や紛争 を抱えた地域は、感染対策どころではなかろう。 憲法前文を読み返す。〈われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和の うちに生存する権利を有することを確認する〉。古さはない。むしろ時代を先取りしていたこの 「地球主義」に、皆で魂を込める時だ。 ---------- 三つ首の竜、天に舞う。この書き出しは、ちょっと無い。 第2段落『温暖化や資源の枯渇は深刻ながら、きょうあすの危機ではない』てのは、ご都合主義が 過ぎる気がする。ここらへん、わりと危機を煽っていたのに。 締めに憲法前文を持ってくるのはひねりすぎ。
436 :
文責・名無しさん :2009/05/04(月) 04:52:13 ID:pVqb7GXR0
独裁 狂信 核 紛争 ↑こんなこと書くと中共ににらまれますよ
437 :
文責・名無しさん :2009/05/04(月) 08:27:32 ID:DjhjIrbR0
「男らしくしろ・女らしくしろ」「男のくせに・女のくせに」は 典型的なセクハラ用語。マスコミでは厳禁です。
438 :
文責・名無しさん :2009/05/04(月) 09:07:14 ID:DjhjIrbR0
「男・女性」表現をやめろ。
天声人語 2009年5月4日(月)付 東京の高尾山に登った。標高599メートルながら、都心から1時間圏にこれほどの自然はな く、仏ミシュラン社の旅行ガイドは富士山や京都と同じ三つ星をつけた。山腹へのケーブルカー が車内放送で星に触れていた。 頭上を覆うイロハモミジやイヌブナの若葉に、柔らかな陽光が透ける。なま乾きの絵のように、 山全体が緑にぬれ、木もれ日までが色づいて見えた。俳人、星野椿(つばき)さんが詠んだ〈新 緑が新緑を染め人を染め〉の絶景である。 ストレス社会では、都会に近い里山の価値はひとしおだ。ミシュランの評価も、たとえばパリ から約1時間のフォンテンブローの森を愛(め)でる感覚らしい。緑という色は誕生や永遠のイ メージと結びつき、心身を癒やす効果があるそうだ。 小社刊『森と人間』(田嶋謙三、神田リエ著)の記述が興味深い。作家の宮沢賢治は、森や樹 木を描くのに、緑より青や黒を好んで使ったという。その賢治も「銀河鉄道の夜」では、主人公 ジョバンニの切符を緑、友人カムパネルラのそれをネズミ色とし、生死の別を暗示した。 木々の息吹が体に悪いはずがない。この時期、森にみなぎる「生」の色や香りを浴びれば、日 ごろの不養生をいくらか埋め合わせた気にもなる。自然に寄り添う時間が命を温め、抵抗力を養っ てくれる。 せきやくしゃみを気にしての大型連休も、みどりの日まできた。高尾山頂を含め、人込みを避 けるのは難しいが、感染をくよくよと案じるばかりでは体に障ろう。せいぜい大樹たちの陰に寄 り、「緑の切符」を買いだめしておきたい。
>>435 >敵も味方もなくなるほどの「共通の脅威」がない
人類を滅亡させる核戦争が「共通の脅威」じゃないですか
忘れちゃったんですか?
天声人語 2009年5月5日(火)付
近所の公園の鉄棒にぶら下がって、久しぶりに逆上がりをしてみた。ゆっくり回ると、5月の
空と木々の緑が目の中を流れていく。世界がぐるりと回転して体は高みに上がる。爽快(そうか
い)感に子ども心が呼びさまされる。
今年で100歳になる現役詩人、まど・みちおさんに「てつぼう」という作がある。〈くるりん
と/あしかけあがりを した/一しゅんにだ/うちゅうが/ぼくに ほおずりしたのは/まっさ
おの/その ほっぺたで……〉。だが、宇宙のほおずりが苦手な子もいる。
しばらく前の小紙ひととき欄に、あるお母さんが「きらいな鉄棒ができた」と寄せていた。公
園で何カ月も練習をして、幼い娘さんはやっと前回りができたそうだ。初めて受けた「宇宙の祝
福」は、小さい胸にどう刻まれただろう。
やっとできた前回りから開けていく世界もあろう。そんな子どもの可能性に、まどさんは希望
を重ねてきた。「ぞうさん」も「一ねんせいになったら」も優しい根から咲いた花。東京の銀座
教文館で開かれている「100歳展」(6日まで)をのぞくと、その眼差(まなざ)しはいよい
よ深く温かい。
そして、子どもたちの目が輝いているかどうかは、いまの時代を占う水晶玉だろう。社会がさ
さくれ立てば子どもは生きづらい。瞳という小さな池が大人の世界を映し出す。
きょうは端午の節句。立夏というのに、子どもを巡るニュースは近ごろ、寒い言葉が飛び交っ
ている。虐待、育休切り、携帯漬け……。菖蒲湯(しょうぶゆ)につかって邪気を払う習わしに、
世の中全体であやかれないものか。
----------
教文館 子どもの本のみせ ナルニア国 − ぞうさんの詩人・まどさん100歳展
http://www.kyobunkwan.co.jp/Narunia/event2009nennnaruniakoku10shuunennkinennkikaku.htm
442 :
文責・名無しさん :2009/05/05(火) 20:14:06 ID:GRIVEQ0U0
「男のヤセ我慢、女のウソ泣き」お互いにもうやめようではありませんか。
443 :
文責・名無しさん :2009/05/05(火) 22:27:12 ID:GRIVEQ0U0
男性の悪口さえ言っておれば満足するマスコミ人。
444 :
文責・名無しさん :2009/05/06(水) 08:55:09 ID:horCYpWj0
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
445 :
文責・名無しさん :2009/05/06(水) 11:39:33 ID:ZHL4G0LU0
朝日は男性差別の元凶。
天声人語 2009年5月6日(水)付 俳人の楠本憲吉は、江戸時代から続く大阪の高級料亭に生まれた。子どものころ、魚を食べ残 すと、「そんな食べ方するとお魚は成仏しまへんで」と祖母にしかられたそうだ。「私の船場物 語」という随筆に書いている。 きれいに食べるだけではない。骨に熱湯をかけてスープのようにすすった。さらに骨をしゃぶっ て髄を味わい、最後に猫にやったというから徹底している。魚も成仏したに違いない。今こそ見 習うべき「もったいない精神」だろう。 だが、せっかく心がけても、水揚げの現場で無駄があるならむなしい。世界の漁獲のうち、4 割を目的外の魚が占めているという調査と推計の結果を、先ごろ世界自然保護基金(WWF)が 公表した。いわゆる外道として日々多くが捨てられる。膨大な資源の浪費である。 最悪の例はフカヒレ狙いのサメ漁で、一網打尽にした魚の9割以上が投棄されるそうだ。飴(あ め)色の姿煮やスープは人気がある。だが湯気の向こうに、おびただしい「魚の無念」があると 思えば、天下の美味もさめていく。 人は古来、青く広い海を、無限、豊饒(ほうじょう)、母なる、といった言葉で飾ってきた。 だが今や、生み出す命は人間の貪欲(どんよく)に追いつかない。いつか海が空っぽになる不安 が現実味を帯びて語られている。 寺のお坊さんには、殺生を少しでも避けるために下駄(げた)を履いて歩く人がいる。接地面 の広い草履(ぞうり)だと、虫を踏みつける可能性が大きいからだという。そうした配慮が海に もほしい。漁法や漁具を工夫して、せめて無駄な殺生を減らすことはできないか。 ---------- 美味い魚が食いたいな。焼き魚もよいし、煮魚もよい。 骨のきわ、隙間のところが、美味いんだ。 せせるように食べた後の骨を、茶漬けにして食うのもまた美味い。 「もったいない精神」というより、美味いものを余さず味わい尽くしたい、という貪欲なんじゃ ないかなあと、思ったりする。
447 :
文責・名無しさん :2009/05/07(木) 08:37:47 ID:cTLwszME0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
448 :
文責・名無しさん :2009/05/07(木) 17:27:31 ID:bjN09YMU0
サメ漁9割とは知らなかった 昨今の禁止令を見るとマフィアとか893とか絡んでそうだ
449 :
文責・名無しさん :2009/05/07(木) 19:22:05 ID:cTLwszME0
マスコミは男性についても、女並みに敬意を持って表現してほしい。
天声人語 2009年5月8日(金)付 作家の井上ひさしさんが週刊朝日で、オバマ米大統領の核軍縮演説を評価していた。原爆を落 としたのは誰かという主語をはっきり語っているからだという。「核を使用した唯一の保有国と して行動する道義的責任がある」と述べたくだりについてである。 日本語は主語があいまいだ。広島の慰霊碑に刻まれた「安らかに眠って下さい 過ちは繰返し ませぬから」を巡っても、かつて論争があった。悔いと誓いの主語は日本なのか、米国なのか。 物議をへて、いまは「人類」ということで多くに受け入れられている。 そんな経緯もふまえての、井上さんの評価と思われる。大統領の言葉は、米国が「主語」に歩 み寄ろうとする変化だと読める。あの米国がである。今こそ日本も世界も、核廃絶の主語を担う 決意を強くする時だろう。 おととい国連本部で演説した2人の市長も、その思いを語った。長崎の田上市長はオバマ演説 に触れて「被爆地は感動に包まれた」と説明した。そして「核なき世界への流れを力強い潮流に していこう」と呼びかけた。 広島の秋葉市長は、原爆症で亡くなった少女、佐々木禎子(さだこ)さんが回復を祈って折っ た鶴をかざした。「サダコ」の悲劇は欧米でも知る人が多い。世界は悲しい鶴を、もう誰にも折 らせてはなるまい。 オバマ流核軍縮は、米の国益に沿った現実的な戦略だという。投下への自責だけがその背景な のではない。だが「繰り返さない」ことへの意志には信を置きたい。そして意志をより確かにす るためにぜひ被爆地を訪れるようお勧めしたい。
451 :
404 :2009/05/08(金) 20:25:48 ID:uYA97WUb0
素粒子 5/7(木) メディアは疑い疑いと連呼。 事件の容疑者かと思えば、空の 旅を終えた無実の帰国者たち。 新型の豚インフル対策、何事 もきちんきちんとするのが我が 国の美風ではあれど、時に根拠 無き風評にも惑わされがち。 診療拒否の医療機関は、風上 に置けない。こんな最厳戒の風 潮は、欧米と比べて突出してい るのでは……と気にするのもま た、日本風ではありますが。 へそ曲がりの筆者の食事、最 近は豚とメキシコ料理ばかり。
素粒子 5/8(金) 当世じどうしゃ事情 あの社が破綻をするなんて フィアットしたけど助け舟 だけど時代は脱炭素 車の未来はクライスラー それでも乗ルノー 日本では 高速料金1000円で 脱ガソリンをマツダけだけど たまには徒歩もいいジャガー □ 連休の風物詩、大渋滞が今年 は倍増。本当にエコを目指すな ら、エコカーよりもエコな自転 車に、いや、徒歩に補助金を。 ――― 「当世じどうしゃ事情」が太字。 破綻に「はたん」、とルビ。
453 :
文責・名無しさん :2009/05/08(金) 21:09:44 ID:KhfwhIjf0
宣言 「私、女であることを武器にして生きていきます。」
454 :
文責・名無しさん :2009/05/08(金) 21:22:39 ID:KhfwhIjf0
あさひる : 捏造する、煽る、男性のみ批判する。
455 :
文責・名無しさん :2009/05/09(土) 07:45:53 ID:mKYX4IWi0
みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。
>>451 >時に根拠無き風評にも惑わされがち。
まさかその「根拠無き風評」を広めているのはネットだと思っているのかな?少しは自分達の仕事を振り返ってみては?
>>452 飲み会でのおやじギャグかよ
あとなんでマツダだけ入っているんだろ?
天声人語 2009年5月9日(土)付 きのう亡くなった囲碁の藤沢秀行さんは「棋士」より「碁打ち」という言葉の方が好きだった。 そして勝負よりも「芸」を重んじた。むろん人一倍勝ちたい。だが勝てばいいわけではない。碁 とは盤上に描かれる「芸の表現」だという思いを抱き続けた。 囲碁にうといわが耳にも、その天才と、破天荒な人となりは聞こえていた。石も置けぬほど酔っ ぱらって対局したこともある。「飲む以上は、わけが分からなくなるまで飲む」。好きな漢詩の “教え”を守ったまでと、自著『勝負と芸』(岩波新書)に書いている。 囲碁への精進も一通りではなかった。歩きながら考えに考え、塀や電柱にぶつかるのは毎度の こと。ホームの端に気づかず線路に落ちたこともあると、これは親交のあった作家の故・中野孝 次さんが書き残している。 そんな藤沢さんを、中野さんは、自分の人生そのものを落語にしてしまった昭和の名人、古今 亭志ん生に重ねていた。八方破れな生き方と芸の溶けあった「宇宙」が、どちらにもあった。一 時代が去ったと感慨深い向きが、囲碁好きには多いことだろう。 碁と将棋の違いの一つは、石と駒にある。駒は一枚ずつ性格がはっきりしているが、石はどれ も無性格だ。囲碁好きによれば、それゆえの深さと、果てしなさが盤上にあるのだという。 がんを乗り越えて66歳で輝いた「王座」のタイトルを翌年防衛し、最高齢記録を残した。「棋 士は死す迄(まで)遠く果てしない曠野(こうや)をさ迷える者」。好んだ詩文どおりに歩み、 いままた雲上で碁敵(ごがたき)を探しているだろうか。
>>457 いい文章だね。 ただ、朝日新聞が好む論法の一つに、その人が
望んでいない表現を用いて嫌がらせをするってのが思い出されて
素直には感動できないことが残念だけど。
459 :
文責・名無しさん :2009/05/09(土) 19:53:20 ID:mKYX4IWi0
みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。
天声人語 2009年5月10日(日)付 絵に描いたような美形ではないにしても、独り磨いた演技には自信があった。下積み時代、森 光子さんは自嘲(じ・ちょう)気味に詠む。〈あいつよりうまいはずだがなぜ売れぬ〉。遅く咲 かせた償いだろうか、芸の神様は果てしない開花を用意していた。 森さんの舞台「放浪記」が上演2千回を達成した。単独主演の記録を更新中だ。初演はケネディ 大統領が就任した1961(昭和36)年。先の大戦の前線を歌手として慰問した女性が、89 歳の誕生日を仕事場で迎えたことにも驚く。 大阪の舞台に出ていた森さんを、出張中の劇作家、菊田一夫が見つけたのは偶然だった。劇場 での打ち合わせを終え、客席の後ろで空港へのハイヤーを待つ「伝説」の3分間。女優の技を知 るには十分だろう。 ところが、東京に呼んでおいて「君は面白いが、やっぱりワキだな」である。脇役で行けとの 助言に森さんは奮起し、菊田脚本・演出による放浪記の主人公、林芙美子役をつかむ。時に41 歳、東京では駆け出し。17歳下のひばり、15歳下の裕次郎ともすでに国民的スターだった。 2千回に同じものはない。共演の違いだけでなく、せりふ回しからたばこの吸い方まで、主役 も舞台も進化してきた。長いファンは、新しい芙美子と元気な森さんの二人に会いに来る。その 期待が花を終わらせない。 生来の役者というのだろう。お酒は苦手なのに粋に酔い、京女ながら東京下町の香りをまとい、 子どもを持たぬまま「日本のお母さん」になった。いま「老い」さえもたぶらかし、新たな顔で 記録を重ねていく。
462 :
文責・名無しさん :2009/05/11(月) 11:01:11 ID:geaNdgie0
「男らしくしろ・女らしくしろ」「男のくせに・女のくせに」は 典型的なセクハラ用語。マスコミでは厳禁です。
天声人語 2009年5月11日(月)付 日米欧の三すくみで貿易交渉が行き詰まった90年代初め、フランスの担当者がやけくそ気味 に言ったものだ。「米国は農産物の、日本は工業品の輸出大国でいて下さい。ヨーロッパは皆さん の遊び場になります」。 さすがにこの同時不況、欧州の観光地も厳しそうだが、広い意味で「遊び」にかかわる産業は 逆境に強いとされる。憂さ晴らしの需要があろうし、金欠で外出を控えれば室内の暇つぶしも貴 い。 どうやら、そんな巣ごもり層を世界中でつかんだらしい。ゲーム機最大手、任天堂の売上高と 利益が過去最高を更新した。稼いだのは、体を動かして遊べる家庭用の「Wii(ウィー)」と 携帯型の「DS」。今や9割弱を海外で売り、携帯型は「一家に」ではなく「一人一台」の普及 を目指すという。 花札に始まる同社は、平安末期の流行(はやり)歌にある〈遊びをせんとや生まれけむ/戯(た はぶ)れせんとや生まれけん……〉の精神を上手に商いにしてきた。景気の波に強いのも、深い ところで人の欲求につながっているからだろう。 さて、ゲーム大国の民は十分遊べているか。経済協力開発機構(OECD)が、1日のうち余 暇に割く時間を18カ国で調べたところ、日本は21%でメキシコの16%に次ぐ少なさだった。 米国は24%、「遊び場」たらんとする欧州勢は多くが25%を超えた。 自由時間は大切だが、働けずに暇を持て余すのは困る。同様に、巣ごもりを誘発するとはいえ、 新型インフルエンザの「上陸」を室内ゲームへの追い風とは呼べまい。選んでこその遊び、ゆと りあっての戯れである。
天声人語 2009年5月12日(火)付 相場を張る人がよく口にする格言に「『もう』は『まだ』なり。『まだ』は『もう』なり」が ある。売りどき、買いどきの難しさを突いたものだ。民主党の小沢代表の場合、「売り時はまだ」 と思っているうちに「小沢株」が暴落してしまった印象がある。 違法献金の事件以来、総選挙前の辞任はありうると見られていた。辞任して、新しい代表のも とで民主党が勢いをつける。その流れに乗って選挙を戦う。いわゆる「辞任カード」を、最も高 値で切れる時期を見定めているとの分析である。 だが、「まだ」と思っていた時期は、「もう」過ぎていたようだ。世論は厳しさを増し、党内 の批判も出始めた。下げの局面では早めに手放すべし。明日になれば値はまた下がるという「見 切り千両」の格言が胸中をよぎったかもしれない。 「挙党一致をより強固にするために、あえて身をなげうち」と、昨日の表明会見の冒頭に述べ た。その後も「身を捨てて」「身を引くことで」を連発した。己を虚(むな)しくして勝負する 相手を「腐りきった政権」と切り捨てた。 だが、3月以降、敵に塩を送るばかりだった事態への説明はない。送られた麻生首相も、人気 はやや持ち直したが低空飛行が続く。「小沢辞任」に国民から高値がつくか、買いたたかれるか は、大きな関心事に違いない。 相場では「夜明け前が一番暗い」の格言もよく口にされるそうだ。自民と民主。きたる選挙で、 暗さの中からどちらが夜明けを仰ぐのか。凪(なぎ)から一転動き出す気配の政局に、わがポケッ トの一票を研ぎ澄ます。 ---------- まあ、面白く書けている感じ。 相場の喩えでいけば、代表辞任はCEO交代といったところか。 これで民主株が上がればいいのだけど、買いの材料はありますかね。
風説を流布すればよいのです
天声人語読んでから、夕刊の素粒子読んでワロタ
素粒子 5/9(土) 不況の長いトンネルを抜ける とグローバル化の世界であっ た。資本や商品が国際社会を自 由に動く時代、風に乗って様々 なモノも軽々と国境を越える。 偽装食品に毒入り食品。失業 に低賃金。米国発の金融危機で 日本は再びトンネルへ。新型豚 インフルもついに成田へ上陸。 生まれ育った国に根を張る人 間たちは、そう簡単には国境は 越えられない。この風を止めら れぬなら、動じず、慌てず、目 を背けずに向き合うしかない。
素粒子 5/11(月) 無人島に一冊だけ本を持って 行くとしたら。そんな質問を連 想した。感染拡大防止のため、 ホテルに滞在する48人を思う。 「時間をつぶす」は、英語で は「時間を殺す」。過去、「世 界をゆるがした」10日間もあれ ば、10日間で終わった戦争も。 風邪と席の偶然は誰にでも降 りかかる。海外旅行には一冊を 忘れずに。「時のすぎるのが早 いか遅いか、それに気づくこと もないような時期に、人はとり わけて幸福」(ツルゲーネフ)
素粒子 5/12(火) 各紙各局、いずれを見ても同 じ顔。辞任という手持ちカード を切った小沢代表の表情は、無 念というより晴れがましく。 対する与党は、解散カードに 景気対策カードのバラマキか。 この国、下手なトランプ遊びに 興じている場合じゃないのに。 もちろん、最強の1枚、オー ルマイティーは有権者の手に。 □ 政界の暑苦しさを吹き飛ばす 涼風を願う。<どの子にも涼し く風の吹く日かな>飯田龍太
天声人語 2009年5月13日(水)付 東京の築地にある小社の近くに「指紋研究発祥の地」という石碑がある。宣教師として明治の 初めに来日した英国人医師ヘンリー・フォールズの居宅の跡だ。彼はあるとき、土器についてい た縄文人の指の跡を見て、ひらめきを得る。 指紋から人を特定できるのではないか――。研究を進め、母国の科学誌「ネイチャー」に論文 を送った。それがのちに、犯罪捜査に欠かせない指紋鑑定の源流になったとされる。フォールズ 自身も探偵はだしに、病院の器具の指紋から盗人を探し出したことがあったそうだ。 指紋が20世紀の捜査の主役なら、いまはDNA型鑑定だろうか。その精度は折り紙つきの印 象がある。だが栃木県で90年に起きた女児殺害事件で、無期懲役刑になった受刑者をめぐり、 鑑定に重大な疑問が生じている。 逮捕の決め手になったDNA型を改めて鑑定すると、遺留物とは不一致という結果が出た。有 罪の大きな根拠が崩れ、別の犯人の可能性が強まったことになる。再審の扉が開く公算が大きい そうだ。 事件の頃は、まだ千人に1.2人を識別できる精度だった。今は4兆7千億人に1人という。 世界の人口は67億人だから決定的ともいえる。罪が濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)なら、DNAで奈落 に落とされDNAに救われるという、むごい皮肉になる。 フォールズの論文から来年で130年がたつ。科学捜査は悪を逃さぬ「天の網」として進歩し てきたが、結果をもとに裁くのは昔も今も人である。裁判員制度への秒読みを聞きながら、「取 り返しのつかぬもの」の重みを思ってみる。
>>467 >不況の長いトンネルを抜けると
朝日新聞の好きな政治勢力にとっては、「不況の長いトンネル」
は権勢拡大の好機。 別の言葉に換えたほうが良いんじゃないの?
一つ挙げるなら、「日本人の理性がお金の動きを阻んだ」とかね。
天声人語 2009年5月14日(木)付 「主」と書いて「あるじ」とも「ぬし」とも読む。この二つは似て非なるものだと、以前どこ かで読んだ覚えがある。「あるじ」は「一国一城の主(あるじ)」のように表立った存在だ。と ころが「ぬし」とくれば、「古池の主(ぬし)」などと言われるように、隠然としておどろおど ろしい。 民主党の小沢代表は、一夜にして党の「あるじ」から「ぬし」に豹変(ひょうへん)したよう だ。二役だったのが、代表辞任を表明して「あるじ」の仮面がとれたということか。「院政」を 思わせるような君臨ぶりが報じられている。 党の会合も剛腕で仕切ったそうだ。異論の者をにらみつけ、自ら「異議なし!」と大声を上げ たりしたと伝わる。「本当に怖い」「猛獣が野に放たれた」。党内から漏れる声を聞けば、辞任 会見で言っていた「民主主義」とは何かと思う。 そんな「ぬし」の潜む池で、土曜には後任の代表選がある。「ぬし」に近い鳩山幹事長と、距 離を置く岡田副代表が争う見通しだ。いっとき政権交代への光に満ちた池も、いまや霧に煙る。 覆う雲は厚くなるばかりだ。 下馬評では優勢な鳩山氏は、自民党にも「待望論」があるそうだ。小沢氏を支えてきたうえ、 政策も似ているから攻めやすい。鳩ならぬカモということか。名家の4代目議員というネギも背 負っている。 民主主義は文字どおり、民が「あるじ」となる政治である。投票とは、自分たちの政府をつく り出す営みにほかならない。その可能性を国民に見せた勢いは民主党に戻るのか。うっちゃり相 撲の回しを与党の両手がぐいとつかんでいる。 ---------- 面白い。文章のつながりがよく読みやすい。「鳩ならぬカモ」など、言葉遊びも軽妙。 小沢氏への評、『「あるじ」から「ぬし」に豹変』てのは、お前カマトトぶりも過ぎるだろう。 かつてはその強権的なやり方を『剛腕』『指導力』等と誉めそやしていたのではなかったか。 小沢氏は、今もかつても変わっていない。ただ、見る人が見たいように見ているだけだ。
> 民主主義は文字どおり、民が「あるじ」となる政治である。 > 投票とは、自分たちの政府をつくり出す営みにほかならない。 > その可能性を国民に見せた勢いは民主党に戻るのか。 > うっちゃり相撲の回しを与党の両手がぐいとつかんでいる。 今の政権も民意によって生まれたものであることを、 忘れているのか、なかったことにしたいのか。
>>473 > > 民主主義は文字どおり、民が「あるじ」となる政治である。
北チョンもそうなのか??????????
朝日は民主制が嫌いなんだと思うよ。
476 :
文責・名無しさん :2009/05/15(金) 08:04:16 ID:M5PaohKw0
宣言 「私、女であることを武器にして生きていきます。」
天声人語 2009年5月15日(金)付 おねしょすることを、布団に地図を描くという。詩人の阪田寛夫に「世界地図」という作があっ て、その一節。〈セイロンの地図の時は 紅茶のお代りをした ぼくはセイロンは知らないのに おしっこの方がちゃんと 生まれた島を知っていた〉。坊やは紅茶を飲んだ夜、「島の形」に粗 相をしたのである。 セイロンは37年前、スリランカと国名を変えた。坊やでなくても、インド洋に浮かぶ島国を よく知る人は多くあるまい。報道も限られていた。忘れられたようなその島でいま、多くの命が 危機にさらされている。 20年以上も内戦が続いてきた。分離独立を求めるタミル人武装組織と政府軍の戦いである。 ついに敗北寸前に追い込まれた武装組織が、許されぬ暴挙に出た。推定5万人という一般住民を 「人間の盾」にして立てこもっている。 いわば「弾(たま)よけ」である。籠城(ろうじょう)している地域はごく狭い。戦闘が起き ればおびただしい犠牲は避けられない。幼い子らもいるだろう。冒頭の詩が書かれたころの、「イン ド洋の真珠」のイメージから遠い惨状に胸が痛む。 同時に無力感も募る。自分に何ができるのか。先ごろの小紙声欄に、30代の女性が「遠い地 の虐殺1面で伝えて」と寄せていたのを思い出す。「私たち一人ひとりの心が世界の良心の一部 であるなら、まず知ることから始めないと」とあった。 惨事を止めうる国際世論も、つきつめれば一人ひとりの良心となろう。そして無関心こそが大 きな理不尽を許してしまう。何億分の1を担う気構えは、ささやかだけれど重い。 ---------- 第1段落の微笑ましさが、コラム全体に似合っていない。もうちょっと引用元を考えた方がいい。
478 :
文責・名無しさん :2009/05/15(金) 13:55:46 ID:M5PaohKw0
あさひる : 捏造する、煽る、男性のみ批判する。
素粒子 5/13(水) 「事実上の最高実力者で経験 も豊富。結局、この人がいなけ れば、まとまらないのでは」 「でも、院政をたくらむのは 引き際が悪いよ。二重権力化が 気がかりだ。剛腕ぶりが目立ち すぎると、風当たりも強そう」 □ 小欄の独り言、ロシアのプー チン首相のことか、それとも民 主党の小沢氏か。そういえば昭 和の昔、目白にも闇将軍が。 「権力は快楽の中で随一のも のである」(スタンダール)
480 :
文責・名無しさん :2009/05/15(金) 16:27:42 ID:M5PaohKw0
あさひる : 捏造する、煽る、男性のみ批判する。
481 :
文責・名無しさん :2009/05/15(金) 18:54:51 ID:YvPKFyP80
沖縄の鉄状網の話を基に「沖縄には9条がない」って内容の素粒子には、 久々にサブイボがたちまちた。
素粒子 5/14(木) 沖縄では、どこに行っても米 軍基地に突き当たる。基地にへ ばりつくように住宅があり、畑 があり、人々の暮らしがある。 写真家の石川真生さんは、基 地のフェンス、有刺鉄線を撮影 し続けている。日本よ、これを 見てくれ、沖縄の日常を見てく れ、と風景が叫んでいる。 明日で復帰37年。憲法9条の ある日本に戻りたい、それが沖 縄の願いだった。基地の負担は 減っていない。この島にはま だ、9条は実現していない。
素粒子 5/15(金) 毎年、小さな市がまるごと消 えているようなものだ。昨年は 3万2249人が自らの命に終 止符を打った。この数を平然と 受け止める自分に慄然とする。 3万2249の日常風景があ った。3万2249の耐え難い 痛みがあった。3万2249人 それぞれに家族や友人がいる。 就職氷河期に世に出た「ロス トジェネレーション」の自殺が 増加した。失業や生活苦による 自殺は対策で減らせる。それを しないのは未必の故意に近い。 ――― 慄然に「りつぜん」、とルビ。
天声人語 2009年5月16日(土)付 国文学や民俗学の大家だった折口信夫は略語を好まなかったそうだ。地下鉄と言わず「地下鉄 道」、企業の名も「鐘紡」ではなく「鐘淵(かねがふち)紡績」とわざわざ言っていた。教えを 受けた作家の戸板康二が回想している。 折り目正しい大学者が、今の世をのぞき見たら驚くだろう。激しい略語が続々と生み出されて いる。たとえば「きよぶた」は、どこかの豚ではない。「清水の舞台から飛び降りる」を大胆不 敵に寸詰めた。思い切ることを「えーい、きよぶた」と言うらしい。 時と場合は「ときとば」。「ときとばでコロコロ態度を変える」などと使う。被害妄想は「ヒ ガモ」で、モンスターペアレントは「モンペ」と端折(はしょ)る。略語ばかりではない。近刊 の『あふれる新語』(大修館書店)をめくると、暗号さながらの若者言葉に目がくらむ。 センスには一目置きつつ、心配もある。総体として排他的、冷笑的、攻撃的なかげりがほの見 えることだ。「ヒガモ」など、使われ方次第ではけっこう危うい。「モンペ」も、どこか人を見 下した揶揄(やゆ)のニュアンスを宿らせている。 折口に話を戻せば、古代の言霊(ことだま)を巡る研究にいそしんだ人でもあった。万葉人は 言葉に霊力が宿ると信じた。言葉が心を刺すことも知っていたのだろう、「言痛(こちた)し」 という表現を使っていた。言葉が痛い――誹謗(ひぼう)横行の今に復活させたい古語である。 新語の中には、メールから芽生える「指恋」といったほほえましいものも多い。「言霊の幸(さ きわ)う国」という万葉の一節を思い出させてくれる、そんな若者語に会いたい。 ----- きよぶた。ときとば。ヒガモ。全然知らんかったよ。モンペは、わりと聞いたな。 略語、短縮語に『排他的、冷笑的、攻撃的なかげり』を見ているけれど、ネガティブな使われ方 が多い単語を略語にしたに過ぎない。元の「被害妄想」「モンスターペアレント」という単語そ のものが、既に冷笑的に使われているだけ、ということ。 つーか、朝日新聞さん、「KY(空気読めない)内閣」等と大はしゃぎで使い、言葉で人を滅多突 きに突いているあんたがたが、何を偉そうに。 言葉そのものではない、その言葉を使う心の動き、それが問題だろうに。
なにが言霊だよ。 「日本」を「ニッポン」と表記している新聞が偉そうに・・・。
地下鉄は地下高速鉄道じゃなかったか?
718 名前: 文責・名無しさん 投稿日: 2007/08/10(金) 19:20:05 ID:1Z70kKJ/0 8/10窓―論説委員室から 安倍首相は「KY」? 最近、中高生の間では「KY」という言葉がはやっているらしい。 「K」とは「空気」、「Y」は「読めない」。仲のいい友人同士の間で、周囲の 雰囲気に気づかず身勝手に行動する級友がいたら、「あの子はKY(空気が読めない)だ」 という使い方をする。 この若者言葉が安倍首相を評する時にも使われている。 参院選での自民党の惨敗を話題に、友人の大学教授と雑談していた時だ。 「安倍さんは、世間の空気が読めていないのかなあ」と言う私に、教授は「彼は『KY』 なんですよ」と笑った。中学生の娘さんから教わったのだという。 安倍首相が、そんな批判に動揺する気配は見られない。著書「美しい国へ」では、困難 にあたっては、「千万人といえども吾ゆかん」という孟子の言葉をあげて、信念を貫く 大切さを説いている。 確かに、いつの世でも、時代の「空気」にただ流されてはなるまい。だからといって 民意を読み違えては安倍政権の傷は深くなる。 「KY」ほど広がっていないが、面白いのが「ND」だ。広告業界の知人が中学生の 娘さんから聞いたところによると「N」は「人間として」、「D」は「どうも」。 眉をひそめるような行動をする相手に「彼女はNDね」という具合に使う。 安倍首相への逆風が強まっている。判断を誤って、「ND」の声を浴びせられないように 願うばかりだ。<脇坂紀行>
488 :
文責・名無しさん :2009/05/17(日) 05:58:54 ID:b+gCwF1d0
NDとか全く流行ってない略語を流行らせようとしたけど失敗して逆切れ話かw
天声人語 2009年5月17日(日)付 親から与えられた糖衣錠をいつまでもなめていて、ひどい目に遭った記憶がある。良薬は口に 苦し。甘い層でくるむのは、中身がそれだけ強烈だからだろう。さて、この人は良薬か、ただの あめ玉か。 民主党の新代表に選ばれた鳩山由紀夫氏は、顔も目も丸薬のごとき、柔らかいご面相だ。似顔 絵を描くのに定規が欲しい岡田克也氏とはだいぶ違う。10年前だが、性格についても「もとも と柳みたいな人間ですからね。風にそよそよと」と自己分析していた。 「愛のあふれた、凜(りん)とした国家」などと、照れもせず口にできる政治家はそういない。 かつて、中曽根元首相は「愛とか友情とか、ソフトクリームみたいに甘っちょろい」と皮肉った ものだ。 その愛は一面で筋金入りらしい。女性誌で「私の場合、人の嫁さんに恋をして、その人と結婚 しちゃったといういきさつもあって」と語っている。留学先の米国で知り合った、宝塚出身の幸 (みゆき)夫人のことだ。この出会いで生き様を反省し、政治家を志したという。 万事ほんわかした鳩山氏が、小沢一郎氏を支えた3年間で「ひと皮むけた」そうだ。夫人でひ と皮、剛腕の下でふた皮。糖衣は脱ぎ捨てた、甘く見るなよ、なめるなよとばかり、就任会見で は「党首討論でどちらがたくましいか見てほしい」と胸を張った。 政治決戦の年。いきなり組まれた「準決勝」も悪くはなかったが、何よりのお楽しみは最後の 一戦に観衆が参加できることだろう。「なんだ孫同士の戦いか」と白けることなかれ。日本の政 治の皮をむくチャンスである。 ---------- 糖衣がむけた鳩山氏は、苦い良薬になりました、つうことかな。甘っちょろいなあ。 内容はわりと面白いけど。糖衣の下が常に良薬というわけじゃなかろうに。 最終段落『政治の皮をむく』。ひと皮むけて成長する、と言いたいのだろうけれど。 民主党にかぶせた糖衣や、政治を覆っている新聞紙を剥ぎ取ったら、何が出てくるかねえ。
>>484 朝日に限らないけど「相手が望んでいない呼び方」を用いること、
それ自体が痛めつけの手法ってのを多く見せられてるからねえ。
愛を語るならまず弟と党派を統一しろよ
>「愛のあふれた、凜(りん)とした国家」などと、 >照れもせず口にできる政治家はそういない。 安倍が「美しい国」と言っていたが・・・
493 :
文責・名無しさん :2009/05/17(日) 17:13:08 ID:4DPkARel0
本当に朝日は民主党には甘いよな
そのころ読売は「小沢から脱却しろ」という編集長のコラムを書いていた 要約すれば「審議拒否スンナ」「秘密主義はやめろ」「説明は明確に」ってことらしい
>>486 ウチの市では高速度鉄道って工事看板に書いてあるし@NGY
素粒子 5/16(土) 政治家の世襲に談論風発 地盤、看板、カバンという が、どうしてみんな跡を継ぐ? 親が模範か、ご指南番か、そ れとも、ソロバン勘定か。 閣僚の過半が世襲とは、笑止 千万豪華版。どちらにしても次 の選挙はまさにカド番大一番。 苦労知らずの候補者ばかりじ ゃ早晩、出番がなくなろう。最 後に待つのは民の審判。 普通の親持つ幸せよ。筆者、 せいぜい、そば屋で親子南蛮。 ――― 「政治家の世襲に談論風発」が太字。
【天声人語】2006年09月02日(土曜日)付 新刊の著書の題を「美しい国へ」とし、立候補の記者会見では「美しい国日本」を繰り返す。安倍官房長官は、 どうしても「美しい国」を自民党総裁選のキャッチフレーズにしたいようだ。 「美しい」という言葉は耳に響きがいいし、反対も唱えにくい。「美しい国へ」と言うからには、今の日本には 美しくないところがあると考えているのだろう。 確かに現実の社会は生やさしいものではないから、美しくないところもある。その美しくない点は何なのかを 明示し、どう美しくしてゆくのかが具体的に示されないと、「美しい」という言葉は空虚に響く。 安倍氏は『美しい国へ』(文春新書)で、政治家を「闘う政治家」と「闘わない政治家」に分けて見る、と書いた。 闘う方とは「ここ一番、国家のため、国民のためとあれば、批判を恐れず行動する政治家」だという。 一政治家の意気込みとしては理解できる。しかし、「闘う政治家」が、どんな場合にも日本を「美しい国へ」導く とは限らないだろう。「国家のため」という旗印のもとで、悲惨な道をたどった国は少なくない。スパッとは 割り切れないことについて、より悪くない選択をするのが政治家の務めではないか。歯切れの良い「二分法」は、 時には危うさにつながる。 総裁選は、安倍氏が優勢という。戦いとしては、興趣は薄いかも知れない。しかし自民党は、05年分だけで 157億余円の税金を政党交付金として受けている。それに見合うまっとうな論戦と選考とを示せないようでは、 美しい、とは言えない。
【天声人語】2006年09月21日(木曜日)付
街頭に戦車が並び、首相が非常事態を宣言する。タイ・バンコクからの報道は、軍が政権交代
に絡むクーデターの異様さを刻々と伝えてくる。近代の日本では、クーデターは、旧陸軍の青年
将校らが「昭和維新」などを掲げて企てた1936年、昭和11年の二・二六事件があった。
きのう日本では、「政権交代」が投票で行われ、安倍官房長官が21代目の自民党総裁に選ば
れた。票は、雪崩をうって安倍氏になびくとみられたが、麻生外相、谷垣財務相も一応の存在感
は示したようだ。
戦後生まれで初めての総裁・首相の誕生となる。安倍氏も当選後のあいさつでそれを強調して
いたが、戦後は、あの戦争を挟んで戦前の昭和と深くつながっている。常に、昭和の時代を総覧
しながら国政にあたってほしい。
若さは一つの魅力だが、政界での経験の少なさを懸念する向きもある。それがむしろ、利権に
しがみつく政権党の古い体質を破る力になればいいのだが。海千山千の面々が取り囲む中で、か
じをうまくとれるだろうか。
二・二六事件当時の岡田啓介首相は、襲撃されたが危うく難を逃れた。「総理大臣になると、
見えなくなるものが三つある」。そう述べたと伝えられる。
「一つは金である。権力によって不自由をしなくなるから……つぎには人間が見えなくなる。
とり入ってくる側近にかこまれて、ほんとうの人材を見失うからだ。そして最後には国民が見え
なくなる」(戸川猪佐武『日本の首相』講談社)。安倍氏が、戦後生まれで初の「裸の王様」に
ならないようにと願いたい。
--------------------
実際は1ナノメートルもそんなこと思ってないくせに「〜と願う」と締める、
>>487 と同じパターン。
天声人語 2009年5月18日(月)付 昔の官製標語は直球だった。1919(大正8)年の豪速球〈マスクをかけぬ命知らず!〉は、 スペイン風邪への用心を呼びかけたポスターだ。〈テバナシにセキをされては堪(たま)らない〉 〈予防注射で宿のなくなる風乃神(かぜのかみ)〉というのもある。 前年秋からの流行を受け、当時の内務省は「予防心得」を出した。〈時節柄芝居、寄席、活動 写真などには行かぬがよい〉〈急用(いそぎ)ならざる限りは電車などに乗らずに歩く方が安全〉。 素朴ながら、持てる知恵を絞り、国を挙げて病魔に向かう姿が浮かぶ。 新型インフルエンザがいよいよ国内で流行し始めた。渡航歴のない高校生の集団感染が神戸市 や大阪府茨木市で確認され、「行かぬがよい」と休校や催事の中止が相次いでいる。検疫をすり 抜けた感染者からウイルスが広がったようだ。 ここからの展開は早い。なぜか関西の若者が先駆けとなったが、各地でまとまった数の患者が 続出しそうだ。風乃神は長逗留(ながとうりゅう)だから、有名人の入院もあろうし、とうとう 小欄もと告白する日が来るかもしれない。 されど「いざ本土決戦」などと高ぶるまい。重い持病がなければ軽症のまま快復すると聞く。 個人も組織も隠すことなく、かかったらさっさと治すに限る。せめて頭と心は平熱を保ちたい。 「上陸」が伝えられた週末、銀座の歩行者天国、原宿、六本木とも、旧内務省言うところの「命 知らず」ばかりだった。もちろん、慌てふためくよりいい。病はいずれ広く薄く、日常に居座る。 長い闘いになるが、一つの命も与えず、手ぶらで退散させたい。 ---------- 面白い内容なんだけど、どうも緊迫感に欠ける。 怖がりすぎてはいけない、というのもその通りなので、まあこれも書き方なのだろうけれど。
500 :
文責・名無しさん :2009/05/19(火) 08:43:25 ID:unLB6pmI0
男性の悪口さえ言っておれば満足するマスコミ人。
天声人語 2009年5月19日(火)付 学生も勤め人も、次の休みが遠い月曜の朝は浮かない風だ。それにしても、これほどむごい「朝 礼」はない。大阪市立高倉中の3年生が昨日、集合場所のJR新大阪駅で修学旅行の中止を告げ られた。新型インフルエンザの仕業である。 午前7時すぎに市教委から指示された校長先生もつらい。「残念ですが、このまま引き返しま す」と絞り出すと、「うそや」「ありえへん」と涙ぐむ生徒がいたという。級友と東京ディズニー ランドで遊ぶ至福の時は、お預けとなった。 新型インフルの患者が急増し、日本はたちまち世界4位の感染国である。兵庫県と大阪府では 一斉休校、旅行の取りやめもその一環だ。働くお母さんは保育所休業で途方に暮れ、企業は出張 を見合わせる。ウイルスは社会と経済の根に宿り始めた。 政府が備えてきたのは鳥から始まる強毒性インフルだが、流行中の豚由来は弱毒型らしい。大 は小を兼ねるとはいえ、大仰な策を不用意に繰り出せば、四方に要らぬとばっちりが及ぶ。牛刀 で鶏を割き、傍らの卵まで粉砕する愚は避けたい。 新大阪駅で卵を割られた生徒の中には、マスクを何枚も携えた子がいたそうだ。中学生ならば、 夢に見た日のため、うつらない、うつさないの自己責任は負える。遠からずマスクが旅先で役立 つことを祈ろう。 沖縄・奄美地方が梅雨入りした。世事混乱の中、きっちりと巡る季節がいとおしい。そして、 万事が予定を裏切らない平らかな日々のありがたさ。ウイルスがそれに気づかせてくれるなら、 小さな功といえなくもない。 ---------- まあ、修学旅行中止は可哀想だと思うが、仕方がないかなとも思う。 最終段落は無理矢理まとめた感じ。
素粒子 5/18(月) ニューヨークのJFK空港で 左右すべての指を、コピー機の ような装置に押し当てる。入国 管理で指紋を採られる時はいつ も、なぜか心拍数が上がる。 人が決め、人が守る、人を隔 てる線、国境。この人為的な線 で、不法移民の家族が離ればな れになることもあれば、極小の ウイルスを封じ込めようとして 出し抜かれることもある。 今週は、金融危機の嵐の発生 地であり、日本より先に新型イ ンフルの洗礼を受けた街から。 ――― 筆者が国境にネガティブな感情しか持っていないことは分かった。
素粒子 5/19(火) マスクの国から、マスクをし ない国へ。新型インフル、米国 の感染者は推定10万人ともいわ れるが、ニューヨークでマスク をした人はまず、見かけない。 なぜしないのかと問えば「な ぜするのか」と返ってくる。文 化や風習の差か、行政の指導の 有無か。欧米の当局は「感染防 止に科学的根拠はない」とも。 □ 自国の常識は他国の非常識。 かくして、ひとりマスクをして 奇異の目で見られる筆者。
504 :
文責・名無しさん :2009/05/20(水) 09:37:33 ID:TcwGOUZi0
朝日は男性差別の元凶。
天声人語 2009年5月20日(水)付 味にうるさい陶芸家の北大路魯山人は、うしお汁などの魚料理は昆布だしに限ると説いた。か つお節では魚の味が重なり、くどくなるという。昭和初期、割烹(かっぽう)も家庭もまだ昆布 を使いこなせずにいた東京の、料理講習会での言だ。 京都生まれの食通は、湯の底をさっとくぐらせる引き出し昆布の技も紹介した。それで十分な のだと。昆布とかつお節が織りなす、こまやかだが強い日本の味。本日はある「大革新」から 100周年にあたる。 20世紀初め、同じ京都出身の東京帝大教授池田菊苗(きくなえ)は、昆布だしの「うま味 (み)」の正体をグルタミン酸と突き止める。海藻から薬を作っていた鈴木三郎助が商品化を引 き受け、1909(明治42)年5月20日に売り出した。「味の素」である。 東京朝日新聞に出した初の広告は「食料界の大革新」と気張った。これで財をなした会社は、 世界的な食品メーカーに成長した。グルタミン酸は調味料や加工食品の多くに含まれ、味の素と いえば今や商品より会社名の印象が強い。 食べ物のおいしさは、欠かせぬアミノ酸を受け取った体からの「感謝のサイン」らしい。甘、 酸、塩、苦と並ぶ五つ目の味「umami」は日本で見つかったため、「judo」「manga」 のような国際語になった。 ちなみに、魯山人は味の素を好まなかった。量産が始まった頃、「料理人の傍らに置けば、不 精からどうしても過度に使い、その味に災いされる」と嘆いた。不精を「簡便」に替えて読み直 す。今日の食生活への浸透を見通した、ほめ言葉に聞こえてくる。 ---------- お久しぶりです、魯山人先生。 締めの段落『ほめ言葉』は、どうも違う気が。不精を簡便に置き換えたら遺憾でしょ。 天人子が、去年の8月27日の天人で引用している魯山人の言葉『どうしても料理を美味しくつくれ ない人種がある。その名を不精者という』、から考えると、簡単だからとグルタミン酸を使うの は料理を美味しく作れない人種だ、になってしまう。 もうちょっと、締めをひねるべきだ。
魯山人と味の素を絡めると、雁谷との仲が悪くなりまっせw 美味しんぼのソース提示に朝日使ってもらえなくなるw
>>506 美味しんぼなんて食糞漫画に需要があるのだろうか?いやない(反語)。
508 :
文責・名無しさん :2009/05/21(木) 09:34:33 ID:AgNUCfR70
マスコミは男性についても、女並みに敬意を持って表現してほしい。
牛刀で卵を壊すなとか言ってたな、天声人語。 高校生感染について一言おねがいしますよ。
天声人語 2009年5月21日(木)付 健康診断で酒飲みがまず案じるのは肝臓の傷み具合だろう。血圧や腹回りと違い、肝機能は家 で測れない。血を抜かれつつ脇腹の戦友に酷使をわびても遅く、診断結果で猛省することになる。 数字に向き合い、事の重さを改めて知るのは体調に限らない。 1〜3月期の国内総生産が、年率換算で15.2%減と戦後最悪の後退となった。入院させた いほどの衰弱だ。企業の3月期決算も、日立、トヨタ、パナソニック、3大銀行グループなどが 軒並み数千億円の純損失を出した。 未曽有のマイナス成長と、名だたる会社の大赤字。100年に一度という不況が、こうして経 済史に刻まれていく。ただこれらの数字は、実感を裏づけはしても、現実の一端を伝えるだけだ。 「派遣村」を運営した湯浅誠さんが、貧困層の選択肢は五つあると講演で語っている。実家に 頼る、「NO」と言えない労働者になる、ホームレス化、自殺、そして犯罪。このうち統計数字 が拾えるのは自殺と犯罪くらいか。 あふれる困窮者は生活保護などで社会が支えることになる。湯浅さんは「ほったらかされた人 も生き続けるから、お金も手間も余計にかかる社会になる」と言う。効率を求める自由放任の経 済は、格差を広げたばかりか実は効率的ですらない、との指摘だ。 衝撃的な数字の陰で深まる、矛盾や危機に目を凝らしたい。見えにくいゆえに深刻である。きょ うの生活にも困る層が静かに厚みを増すこの社会、どこか病める肝臓に重なる。「沈黙の臓器」 は我慢強い分、手当ての遅れが命取りになる。
511 :
文責・名無しさん :2009/05/21(木) 20:00:30 ID:AgNUCfR70
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
>>511 だからスレの流れと関係のない主張を毎日毎日繰り返すのは止めろってんだよ。それ専用のスレ立てろ。
513 :
文責・名無しさん :2009/05/22(金) 10:46:15 ID:PzqwGAbc0
宣言 「私、女であることを武器にして生きていきます。」
514 :
文責・名無しさん :2009/05/22(金) 14:08:02 ID:PzqwGAbc0
あさひる : 捏造する、煽る、男性のみ批判する。
天声人語 2009年5月22日(金)付 首都圏に及んだ新型インフルエンザには、後年「学園かぜ」の名がつくかもしれない。関西の 感染者の8割が10代、東京都と川崎市の患者もまずは高校生だった。活動的な分、ウイルスに 接する確率も高いのだろう。軽く抜けるよう祈りたい。 ところで、音の世界にも「青春限定」があるらしい。個人差もあるが、うんと高周波の音は、 聴覚が衰える前の若者にしか聞こえないという。音の分際で人を選ぶなと気色ばむ中高年も、こ れがひどく耳障りだと知れば安心しよう。「モスキート(蚊)音」と呼ぶそうだ。 その性質を利用し、真夜中の公園にたむろする若者を追い払う実験が、きのう東京都足立区で 始まった。06年に英国で生まれた「蚊音」発信器を据え、ベンチやトイレが壊される被害を防 ぐ試みという。 音は40メートル届く。千葉のコンビニ店主が試したところ、店先の少年たちが数分で退散し たと聞く。ただ、広い公園を高周波音で満たすには、一台20万円の発信器がいくつも要る。そ れより騒ぐ元気をほかで発散できないものか。 キーンという金属音と言われても、優に30年は手遅れの当方、不快のほどは想像するしかな い。枕元の羽音を思い出すのがせいぜいだ。聞きたくもあり、聞きたくもなし。 年を重ねると、不快な音ばかりか不快な話は耳が拒み、うっかり聞いても右から左へ抜けるよ うになる。老化、いや心穏やかに過ごす知恵だろう。かたや何にでも鋭く反応するのが若さであ る。40度に近い高熱は困るが、透明な音に追われる青い感度が、いくらか妬(ねた)ましい。 ---------- 10代、20万円、30年、40メートル、40度。数字を並べてリズミカルに仕上げたか。 公園を追われた「若者」は、どこへ行って何をするんだろう。あと、この装置を破壊して回るバ カが出現するだろうな、とか思った。 最終段落『うっかり聞いても右から左へ』。一般の話をしているつもりなんだろうけれど、どう しても、マスコミ諸氏の偏向・捏造報道の根っ子の話に見えてしまう。
素粒子 5/20(水) 人はなぜ、過去をなぞろうと するのだろう。世界貿易センタ ー跡地をグラウンドゼロ、爆心 地と呼ぶ。まるで広島、長崎の 過ちとだぶらせるかのように。 すぐそばに、ウォール街があ る。ここで破裂した危機を、金 融版「9・11」と呼ぶ人がい る。まるで、自分たちに責任は ない、というかのように。 再開発は遅れ、跡地にはま だ、青い空。私たちは何を建て られるのだろう。犠牲者が千の 風となって舞う、この地に。
素粒子 5/21(木) 電燈の魔界――。百数年前、 永井荷風はニューヨークを、そ う例えた。光と色を文字が暴風 のように乱れ飛ぶ現代のタイム ズスクエアを見たら、どんな言 葉を思い浮かべただろう。 金融危機という災いの種を世 界中にばらまきながら、この街 は相も変わらず、自分が世界の 中心だという顔をしている。 交差点の一等地に、破綻寸前 の米自動車会社の看板がひとき わ輝く。起死回生の灯か、それ とも消える寸前のろうそくか。 ――― 電燈に「でんとう」、破綻に「はたん」、とルビ。
素粒子 5/22(金) 「オバマがなれたんだから僕 だって大統領になれるかも」。 あるホームレスの黒人少年が真 顔で語った言葉が、胸に残る。 米大統領の両親は、ケニア人 留学生と白人女性。一方、首相 と野党第1党党首の祖父が、ど ちらも元首相という我が国。ど れだけの子どもたちが思うだろ う、自分も首相になれると。 日本の政治家もせめて、言葉 で希望の風を生む心意気を。 「核のない世界」を高らかにう たったオバマ大統領のように。
>>518 麻生も「漢字が読めなくても総理になれる」と全国の漢字苦手な子どもたちに希望を与えてるじゃないかw
つか本人の資質でなしに、両親の出身をあれこれ取り上げるのも前近代的では?
520 :
文責・名無しさん :2009/05/23(土) 13:14:47 ID:+JbbGJUy0
みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。 みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。
521 :
文責・名無しさん :2009/05/24(日) 20:11:01 ID:XCQ0QQyD0
「女に生まれてきた方が楽でよかった。」・・・・・・・27才男性 「男は損。つくずく女に生まれてよかった。」・・・・・32才女性
天声人語 2009年5月23日(土)付 剣道の最高段位は8段、優れた指導者には「範士」の称号が加わる。審査する全日本剣道連盟 は各段の目安を定めていて、例えば2段は「剣道の基本を修得し、技倆(ぎりょう)良好なる者」 である。 千葉県知事の森田健作さん(59)はスーツより剣道着が似合う。俳優としての出世作「おれ は男だ!」で演じた剣道部の小林主将の残像は、40年近くたっても鮮烈だ。公式の自己紹介で も「剣道2段」としてきた。 ところが、全剣連の免状は受けていないことが先ごろ露見した。竹刀を振り続けた10代半ば、 親類の道場主から「わかった。2段を許す」と言われただけらしい。範士の目に狂いはなかろう が、武道は型も大切だ。その後の人生を後押しした段位が「自称」ではつらい。 森田さんの自称といえば、自民党支部長なのに選挙で「完全無所属」を名乗った問題がある。 青春の巨匠が100万票集めるのに掲げた看板は、学園ドラマの掛け合いのように、熱いが軽い。 タレントから転じた知事の中には、知名度と世論の支持をてこに、特産品の売り込みや財政立 て直しで実績を重ねる人がいる。森田さんの場合はまだ、おでこに「明るく熱演中」のランプが 灯(とも)っているかに見える。それだけに、釈明会見での渋面が痛々しい。 公約の目玉、東京湾アクアラインの値下げが固まったように、首長としての「技倆」を案じる のは早すぎる。とはいえ、ご本人の看板に偽りがあっては「千葉の広告塔」は務まるまい。一切 の虚飾を捨て、知事道に精進してもらいたい。小林くん、浜辺を走り直す時だ。 ---------- 『段位詐称』『所属詐称』と言いたいのかな。 含み笑いが爆発しそうなのを、堪えつつ書いている雰囲気。筆が軽やかに踊る。
天声人語 2009年5月24日(日)付 韓国のことわざに「往(い)く言葉が美しければ、来る言葉も美しい」とある。日本の「売り 言葉に買い言葉」の裏返しだが、前向きなのがいい。言葉にせよ行為にせよ、身から出たものは 自分に返る。そんな因果応報の教えを、ことわざの背景に見るのはうがちすぎだろうか。 韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が思いがけない死をとげた。登山中に転落したという が、遺書もあって自殺と伝えられている。その「因」は何なのか。何ゆえの「果」なのか。分か らないことがまだ多い。何にせよ、貧家から上りつめた苦労人の痛ましい最期である。 このところ苦境に立たされていた。妻ら身内が巨額の不正資金を受けていた疑惑が、退任して 明るみに出た。自身も収賄の疑いで事情聴取され、近く最高検が最終判断をする見通しになって いた。 政権末期の人気は散々だった。舵(かじ)取りの失敗で貧富の差が広がった。何か問題が起き ると「盧武鉉のせいだ」と茶化(ちゃか)す冗談がはやった。それでも「清廉さ」には信を置く 国民が多かったそうだ。イメージが崩れゆく中で落日の思いを募らせたのだろうか。 韓国の大統領には無残な末路が目につく。全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ) の両氏が囚人服を着たのは記憶に新しい。そして今回である。死をもっての清算より、生きて真 実を語るのが、最高権力にあった人の責任ではなかったか。 6年前、就任直後に日本で出した本に氏は書いている。「国民は真実を語る者には寛大だが、 うそをつく者には冷淡だ」。うそはつけない、されど語れぬ真実が、何かあったのかも知れない。 ---------- 盧武鉉。どうも、あの死が自殺とは、思えないのだが。 こういう言い方をしていいなら、なぜなら『彼は韓国人だから』。第4段落『「盧武鉉のせいだ」 と茶化す冗談』。自分が悪いなどと、どうあっても認めない、常に自分以外に悪いものを求める のが、彼らの性癖。 そして、最終段落「うそはつけない」。彼ら、韓国人は、うそつきだ。天人子は、そうは見てい ないかもしれないけれど。 どうにも、なんかおかしい。
日本の「売り言葉に買い言葉」の裏返しだが、前向きなのがいい。 前向きなのがいい。 前向きなのがいい。 前向きなのがいい。www日本は後ろ向き韓国は前向き素晴らしいってかw 結局この日曜の天声人語は何を言いたかったんだ? うそはつけない、されど語れぬ真実が、何かあったのかも知れない。って結論になってるのかね
天声人語 2009年5月25日(月)付 日本では「キン」がよく知られ、アメリカでは「マーサ」が名高い。と書けば、鳥に関心のあ る方はおわかりだろう。絶滅した鳥の、最後の一羽の愛称である。キンは日本産トキ、マーサは リョコウバト(旅行鳩)。ともに珍しくもない鳥だった。 とりわけリョコウバトは、何十億もの数が北米の空を覆っていた。だが食用に、羽毛採取に、 趣味の狩猟にと乱獲されて激減した。ついに1914年、マーサの死で滅ぶ。自然に対する人間 の「愚の記念碑」として語り継がれている。 数が多く、身近にいて絶滅など想像できない。かつてのリョコウバトのような鳥が日本ではス ズメだろうか。そのスズメが危ないという、気になるニュースを最近よく聞く。60年代の1割 ほどに減ったという研究者の推計もあって、心配がつのる。 環境省の統計にも驚く。80年代初めは300万を超えていたスズメ類の捕獲数が、近年は10万 台に減っている。農業の姿が変わって単純に比較できないが、何かがスズメに起きているのは確 かなようだ。 街の変化で巣が作りにくくなり、田畑が減ってエサが足りないともいう。作物を荒らすと嫌わ れつつ、人と生きてきた鳥である。追いつめられても、深山幽谷へ引っ越すわけにはいかない。 チイチイパッパのスズメだけではない。童謡では学校仲間のメダカは絶滅危惧(きぐ)種になっ ている。もう川の中をのぞいても、お遊戯はなかなか見られない。 命盛んな季節である。ありふれたものが、ありふれて在る尊さを、小さきものからのメッセー ジとして胸に刻む。 ---------- 地球の未来に、ご奉仕するにゃん。 7段落構成とは珍しい。
526 :
文責・名無しさん :2009/05/25(月) 14:39:27 ID:3xBUyr570
「男らしくしろ・女らしくしろ」「男のくせに・女のくせに」は 典型的なセクハラ用語。マスコミでは厳禁です。
527 :
文責・名無しさん :2009/05/25(月) 16:53:35 ID:3xBUyr570
マスコミは「男・女性」表現をやめろ。
素粒子 5/23(土) 司馬遼太郎は80年代にこう書 いた。「バクチでありつつもソ ンをしないシステムを開発し」 「カネによってカネを生む」 「アメリカは大丈夫だろうか」 その懸念が現実となった今。 企業がつぶれ、失業者が増え、 おまけに新型インフルが蔓延し ても、街は喧噪に満ち、人々は さして気にする風でもない。 世界を同じ色に染めようとし て反発をくらい、各国を巻き込 んで大失敗をし、それでも楽観 的な不思議の国。アメリカ。 ――― 蔓延に「まんえん」、喧噪に「けんそう」、とルビ。
素粒子 5/25(月) 大阪、兵庫の休校、1週間ぶ りの授業再開。筆者も、1週間 ぶりに帰国。辻々にランドセル の鳴る音、南風のように小学生 が駆けてゆく様子を胸に描く。 □ 「朝日をあびて登校する子ら の姿は、この国の最も美しい景 色」と20年前の小欄は書いた。 されど我が国、総人口に占め る子どもの割合は下がり続け、 今や約13%。大人ばかりの社会 の味気なさよ。人少なき世代に 大きな未来を、と切に願う。
天声人語 2009年5月26日(火)付 8年前、欧州の記者たちと平壌を訪れた。監視役のすきをみて街に出ると、百貨店の陰で恋仲 らしい二人が口論中である。女性は泣いていた。国営の「演劇都市」と聞いていたので意外な人 間味にほっとしたが、一瞬、これがうわさの熱演かと身構えたものだ。 北朝鮮が発する情報は常に怪しい。しかし昨日の公式声明「2回目の地下核実験を成功裏に実 施した」は、あいにく芝居や強がりではないらしい。06年以来の暴挙である。 期待したほど構ってくれない米国を振り向かせるため、先月の長距離弾道ミサイルに続いて一 発かましたようだ。同時不況や新型インフルエンザで世界の結束が試されている時に、この国ら しい無分別というほかない。 衰えが見える金正日総書記は、歴史に名を刻むすべを思案中と思われる。やけのやんぱちの暴 君ほど危ないものはなく、実際、禁断のカードを繰り出すペースが不気味に早まってきた。引っ 越せない周辺国も、拉致被害者も、空腹で祝賀に付き合わされる民衆もたまらない。 やはり平壌でのこと、金日成主席の巨像を見学中に、引率された少年少女の隊列がやってきた。 像に一礼して花束を供え、足早に去っていく。私たちのカメラにおびえる目、栄養不足が透ける 土色の顔、薄汚れたブラウスのどれにも、うそは見えなかった。 「今回の成功はわが軍隊と人民を大きく鼓舞する」との声明に、あの子たちの今を思った。年 頃を迎えても、恋愛どころではなかろう。国営の「火祭り」は金王朝を鼓舞するだけで、残り全 員を不幸にする。 ---------- 『構ってくれない米国』『歴史に名を刻む』『金王朝』など、判りやすい単語が並ぶ。
531 :
文責・名無しさん :2009/05/26(火) 13:32:30 ID:bf9nTRUL0
「男のヤセ我慢、女のウソ泣き」お互いにもうやめようではありませんか。
>>530 > 8年前、欧州の記者たちと平壌を訪れた。監視役のすきをみて街に出ると、百貨店の陰で恋仲
>らしい二人が口論中である。女性は泣いていた。国営の「演劇都市」と聞いていたので意外な人
>間味にほっとしたが、一瞬、これがうわさの熱演かと身構えたものだ。
朝日の大好きな社民党の中川智子も「こっそり外出した」とか言ってたっけ。
TVタックルだかでそのときの話をして他の出演者から失笑されたとか。
外に出してもいい人間を判別してるんだろうねw
533 :
文責・名無しさん :2009/05/26(火) 17:36:23 ID:bf9nTRUL0
男性の悪口さえ言っておれば満足するマスコミ人。
鳩(山)首(相)と言いたいだけとちゃうのかと今日の素粒子。 少しはお上品になったかと思えばこの程度の姑息な記事しか書けないんかい。
>> やはり平壌でのこと、金日成主席の巨像を見学中に、引率された少年少女の隊列がやってきた。 >>像に一礼して花束を供え、足早に去っていく。私たちのカメラにおびえる目、栄養不足が透ける >>土色の顔、薄汚れたブラウスのどれにも、うそは見えなかった。 ここは嘘っぽいな。外国人から見られるような場所で一種のセレモニーをやるんだから、 それなりの子供を集め、身なりもキチンとさせるだろう。
536 :
文責・名無しさん :2009/05/27(水) 08:48:13 ID:rQvGqoU00
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
天声人語 2009年5月27日(水)付 「オール1の落ちこぼれ」を経験した高校教諭、宮本延春(まさはる)さん(40)は、九九 を言えぬまま中学を出た。人生を変えたのは、23歳で女友達に借りたアインシュタインのビデ オだと自著にある。物理にあこがれ一念発起、定時制高校で猛勉強し、名古屋大に進んだ。 「どん底にいても、夢を捨てなければ幸せになるチャンスが来る」が持論だ。小3の算数ドリ ルからのやり直しを励ました恋人や、親身の補習で受験勉強を支えた定時制の先生たち。目標へ とひた走る者には、しばしば「運命の出会い」が訪れる。 中央大教授を刺殺したとして逮捕された山本竜太容疑者(28)は、はるかに順調な青春であ る。夢もあった。しかし、熱心な指導教官との出会いは生きず、同じ23歳が「負の回路」への 入り口となった。 社会に出れば、思い通りにならないことが多い。「一身上の都合」による転職もあろう。そう した壁に容疑者は背を向けたかに見える。らせん階段の暗がりを引き返し、入り口にいた恩師を 恨みで突いた。これでは幸せもノックのしようがない。 「オール1先生」は、若者に「つらいと思ったら成長の途中と前向きにとらえ、壁を乗り越え て」と訴える。宮本さんの強さは本物だが、山本容疑者が並外れて弱いかといえば、どうだろう。 事件が法廷に移れば、審理に裁判員が加わる。容疑者が「今は話したくない」という動機が、 情状や量刑を左右しよう。やり直せる20代で暴発した「自己都合」とは何なのか。選ばれた都 民は、誰もが秘める弱さをプロと共に裁くことになる。 ---------- 『オール1先生』から『山本竜太容疑者』そして『裁判員』。場面展開が唐突で戸惑う。 それぞれの繋がりも微妙。 何が本当に言いたいことなのか、判らないまま終わってしまった。
538 :
文責・名無しさん :2009/05/27(水) 14:44:41 ID:rQvGqoU00
朝日は男性差別の元凶。
539 :
文責・名無しさん :2009/05/27(水) 17:09:30 ID:fzA53R0P0
新聞勧誘の購読申し込みのハガキが、郵便受けに入っていたので、 「反日マスゴミいらねーよ」と書いて投函したよ。 料金受取人払いだったから、朝日は、60円くらい払って罵倒を受け取るわけだwwwww
素粒子 5/26(火) 世界の関心を集める新型の豚 インフルに嫉妬したわけでもあ るまいが、あの国がまた一歩、 チキンレースに踏み込んだ。 国際社会の警告や制裁も、馬 耳東風か。まるで、大人の注目 を浴びたくて刃物を振り回す幼 児のよう。核の威を借りようと するキツネは、許されない。 結局は、「王朝」を保つこと だけで必死の窮鼠。追いつめら れて猫をかむ前に、各国は鳩首 して一致団結を。「核」という 虎を、野に放たぬように。 ――― 嫉妬に「しっと」、窮鼠に「きゅうそ」、鳩首に「きゅうしゅ」、とルビ。
素粒子 5/27(水) 厚労省以外の「分割」試案 日本人場所と外国人場所 年一度ぐらい。日本人力士の 優勝だって、たまには見たい。 エコ政策と景気政策 車や電気製品を買い替えるの がエコとは頭がこんがらかる。 世襲党と非世襲党 七光り議員は与野党まとめ て、地盤看板カバン党と命名。 分割したい党としない党 巨大官庁の分割構想、党内に も異論。さては選挙の風狙い? ――― 「日本人場所と外国人場所」「エコ政策と景気政策」「世襲党と非世襲党」「分割したい党としない党」が太字。
天声人語 2009年5月28日(木)付 「最後の段階がやっぱり難しいんだよねえ」。87年、自民党の総裁選びで竹下登氏に先んじ られた安倍晋太郎氏の述懐だ。民主党の鳩山代表もこれから、「詰めの苦しみ」を嫌というほど 味わうだろう。 10年前、初の党首討論で口火を切ったのも鳩山氏だった。時の小渕首相に「総理は朝、何を 召し上がったか。私は温かいピザをおいしく……」と切り出す。米紙に「冷めたピザ」と評され た小渕氏へのジャブだ。政権が遠い気楽さゆえか、話の枕を仕込むために朝からピザを食す余裕 があった。 昨日の鳩山氏は少し力んでいた。目の前の男を倒せばいよいよ頂上ということで、胸には代表 選の日と同じ金じまの「勝負タイ」が垂れる。必勝のこだわりが首を絞め、官僚叩(たた)きの 言葉がやや滑った。 一方の麻生首相、小沢前代表の献金疑惑という攻め手を頼りにチクチクと小さく刺した。鳩山 氏が一蓮托生(いちれんたくしょう)をにおわせていたことを持ち出し、「言葉は大事にしなく ちゃいかん」。この人が言うと妙に説得力がある。 党首は表情、身ぶり、声色を含めた発信の技を問われる。一騎打ちともなれば、「何を言うか」 以上に「どう言うか」が重い。初顔合わせはその点で、答弁慣れした首相が引き分けに持ち込ん だかに見える。 何週間後になるか、投票日へと続く戦いが始まった。両者のやりとりは事実上の第一声である。 あまりに短く、中身は浅く、ヤジも醜悪ながら、党首が言葉で切り結ぶ常道が戻ってきたのは喜 ばしい。政党政治にはもう一つ、政権交代という常道があるのだが、さて。 ---------- 各紙、同ネタ多数。「温かいピザ」のエピソードも頻出。内容も似たり寄ったり。 第5段落『「何を言うか」以上に「どう言うか」が重い』。討論の内容に触れたくないのか。 同『首相が引き分けに持ち込んだ』。あれで引き分けなんだ。 そんなら、鳩山氏はさしずめ「なんとか致命傷ですんだぜ!」といったところか。
543 :
文責・名無しさん :2009/05/28(木) 12:36:45 ID:g3j98jaW0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
544 :
文責・名無しさん :2009/05/28(木) 16:07:24 ID:g3j98jaW0
マスコミは男性についても、女並みに敬意を持って表現してほしい。 マスコミは男性についても、女並みに敬意を持って表現してほしい。
>>539 あの料金受取人払いの郵便物はなんと120円だぞw
ハガキとか封書の区別なく一律一通120円、おまえよくやったエラいぞ。
546 :
文責・名無しさん :2009/05/28(木) 19:48:24 ID:E0Ryeoh20
>>541 >車や電気製品を買い替えるの
>がエコとは頭がこんがらかる。
そう言いつつ、朝日新聞はエコを売りにした商品の新聞広告を載せまくり
天声人語 2009年5月29日(金)付 85歳で逝った作詞家、石本美由起さんの出世作「憧(あこが)れのハワイ航路」は、少年期 に眺めた瀬戸内の船から浮かんだという。日本人の米国観がひっくり返る終戦後、鼻に抜ける岡 晴夫の歌声で時代と響き合った。 11歳で聴いたのは、先立った同業の後輩阿久悠さんだ。「籠(かご)の鳥が思い描く青空の ように、あくまでも楽天的なハワイの空と海に酔っていた。不思議なことに、唯一のハワイの知 識であるパールハーバー、真珠湾攻撃を連想したことは一度もなかった」と本紙に記している。 出航風景を描く1番がよく知られるが、波間に旅情漂う2番もいい。〈一人デッキでウクレレ 弾けば/歌もなつかしあのアロハオエ〉。大洋の風物をちりばめ、たたえる常夏の島。憧れに寄 り添うように、長い移民の歴史があった。 旅路を逆にたどった外国人力士の草分け、東関(あずまぜき)親方が65歳の定年を迎える。 小錦、あけぼの(「あけぼの」は曙の点つき)、武蔵丸が続いて大相撲は国際化したが、「高見 山、ハワイ・マウイ島出身」の場内放送は今も耳に残る。退職会見では、辛抱、努力といった言 葉が口をついた。 どの分野にも、異文化を我がものにせんと頑張る外国人がいる。例えば、禅寺で励む「青い目 の修行僧」の話を聞けば、誰も悪い気はしない。海外には逆に、現地の好意に包まれる邦人がい よう。 憧れに誘われ、あるいは必要に迫られ、人は海を渡る。耐える開拓者がいて、勇気をもらう後 進が続き、二つの文化の間に定期船が通い始める。ひとたび結ばれた航路は、戦火にも消えるこ となく、時に外交をしのぐ果実を運ぶ。 ---------- 昨日の編集手帳も石本美由紀氏の訃報コラム。天人は、ジェシーだの異文化だのと盛り沢山に詰 め込んで、品が良くない。 厭味ったらしい最後の段落に、やや興醒め。
素粒子 5/29(金) 君たちの世代には、未来にた くさんの壁がある。温暖化や、 格差や、テロや、高齢化や。 それは私たち大人の責任。で も、君も絶対に逃げられない。 この世界から脱出しない限り。 親風を吹かすつもりはないけ れど、今の柔らかい頭と心をそ のままに、大切にして欲しい。 ハイハイより骨の折れること が、君を待っているのだから。 □ まだ言葉を知らぬ我が子とそ の世代へ、小さな手紙を時折。 ====================== 「お前のコラムは小さすぎてケツ拭く紙にもならねぇ。
549 :
文責・名無しさん :2009/05/29(金) 23:13:07 ID:r3VNFQSz0
あさひる : 捏造する、煽る、男性のみ批判する。
天声人語 2009年5月30日(土)付 言葉にも目方がある。例えば「学校に行きたくないよう」という駄々の重みは学年と共に増し、 先生がこねたら大ごとだ。言葉の重さは出口で決まり、地位のある人が発したものはヘビー級と なる。 ちょっくら言ってみましたということらしい。麻生首相が検討を命じた厚労省の分割再編が、 自民党や閣内の異論で腰砕けとなった。具体化はお預けだ。唐突な指示から10日の空騒ぎ。ぶ れたというより、ぶれる間もない幕切れである。 首相は記者団にあっさり「最初からこだわってないと思います。話を作られると困るんで」と、 またぞろ報道が先走ったかのごとき言い回しだ。迷走して転び、下手な強弁でまたこける。さて 何度目だろう。 族議員や官僚が抵抗する改革は、首相が腹をくくるしかない。ところが分割話にリーダーシッ プはない。かねての持論や信念ではなく、何かと不評の役所をお白州に引き出し、喝采を浴びた かっただけではないか。 そもそも、先に分割を唱えたのは、本日83歳を迎えた読売新聞主筆の渡辺恒雄氏だ。同紙も 「再編で国民の信頼を取り戻せ」と促した。大連立騒動の黒衣役といい今回といい、衰えぬ政治 への情熱、生涯現役の記者魂には恐れ入る。仕えるご同輩も心強かろう。 暮らしに縁の深い官庁が「総身に知恵が回りかね」では困る。肥大を案じるのは渡辺氏だけで はあるまい。それに飛びつくのはいいが、首相が口にするからには、風雪に耐えて旗を掲げ通す 覚悟がいる。夕立の祭り提灯(ちょうちん)ではあるまいし、出したり引っ込めたりはいけない。 ---------- またぞろ、ブレたブレたの大合唱。この芸風、好きだねえ、マスコミの方々。 中身は何もない。そのアイディアに対してどう考えるか、という点に欠ける。 『言葉の重さは出口で決まり』ね。いいことを言う。新聞記者さん、あなたの言葉は、まるで新 聞紙のように軽くてもいい、というわけでも、ないと思うのだが。
551 :
文責・名無しさん :2009/05/30(土) 18:51:39 ID:8/yJqhAG0
みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。 みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。
天声人語 2009年5月31日(日)付 新緑をゆすって渡る青嵐の季節、インフルエンザという大風に列島はゆすられた。不況風もや まぬ中、様々な風に向かってゆるがぬ5月の言葉から。 第五福竜丸が死の灰を浴びて55年がたつ。ささげるピアノ五重奏曲を作曲家の林光さん(77) が完成させた。「核廃絶の希望は何度も裏切られる。しかし、らせんを描くように、現実がすこ しずつ希望に近づいていく」。 広島市の小学6年で被爆3世の富永幸葵(ゆうき)さん(11)が国連本部でスピーチした。 「広島の子どもは原爆の恐ろしさを世界に伝える義務があります。広島を見に来てください」。 小さき声がオバマ米大統領にも届いてほしい。 『人間回復の瞬間(とき)』と題する本を鹿児島県の上野正子さん(82)が書いた。ハンセン 病のために長く隔離され、それを違憲とした裁判の原告になって、8年前に勝訴した。「あの日 を境に私は新しく生まれ変わった。人間の尊厳をかみしめ残された命を生き抜きたい」。 名古屋の繁華街にほぼ毎日、フランス人の尼僧が托鉢(たくはつ)に立つ。マルティン・ハッ クヘーゲルさん(60)は10年前に来日して修行を積んだ。「今の人たち、求めすぎ。日本だ けじゃない。世界の問題」。 「寅さん」の物まねで売る原一平さん(71)が、東京演芸協会の副会長になった。夫を36 年支え続け、病で声を失った幸子さん(66)は人工発声器で「こ、れ、か、ら、は、ま、わ、 り、の、ひ、と、と、け、ん、か、し、な、い、で」。一平さんには唯一の、そして無二の「マ ドンナ」である。〈六月を奇麗(きれい)な風の吹くことよ〉子規。
天声人語 2009年6月1日(月)付 名前の響きで損をしているが、ドクダミはかれんな花である。毒々しい「ドク」から、だみ 声の「ダミ」と続く。だが花(実際は苞(ほう))は白い十字形をし、木(こ)の下闇(した やみ)などに星を散らしたように咲く。 その星々も鮮やかに、6月が始まる。けさ、いつものようにネクタイに手を伸ばしかけて、ふ と止めた方もおられよう。クールビズも早いもので5年目になる。夏服の通学姿も目立つ朝だ。 〈衣更へて肘(ひじ)のさびしき二三日〉福永耕二。いまの勤め人は、肘よりも首に実感がある かも知れない。 気象記念日でもある。1875(明治8)年のきょう東京気象台ができた。9年後のこの日に は初の天気予報も出されている。もっとも「全国一般風の向きは定まりなし、天気は変わり易(や す)し、但(ただ)し雨天がち」だったというから、神のお告げを聞くようでもある。 そして、またぞろ雨の暴れる季節がめぐってくる。梅雨や台風などの古顔に、近年はゲリラ豪 雨も加わって手ごわい。台風について気象庁は、これまで3日先までだった進路予報を、5日先 まで延ばして発表することにした。 早めの備えに役立つし、行楽予定などを判断するにもありがたい。5日先に台風の中心が予報 円に入る確率は、70%を目指すそうだ。「お告げ」の時代から積み上げた予報技術の粋だろう。 〈どくだみに降る雨のみを近く見る〉秋元不死男。ひそやかな白い花には雨が似合う。雨が上 がって日が差せば、緑と土の匂(にお)いが命の揺りかごのように立ちのぼる。夏への序曲を聴 くような、「水の月」の始まりである。 ---------- 失敗しないお天気話。クールビズなども絡めて、上手くまとめた。
素粒子 5/30(土) メディアの話題は移りにけり ないたづらに。ミサイル発射、 全裸騒ぎ、新型インフル、党代 表選、そして再び核実験……。 世の風向きを追うのが定めと はいえ、画面と紙面が単色に塗 りつぶされた日の多いこと。 沖縄は梅雨の盛り、北海道で はシバザクラが散り際。毎年、 連綿と続く自然の営為に比べ、 我が仕事の場当たり的なこと。 □ 来週から風待月。小欄、2人 制につき、筆者交代です。
555 :
文責・名無しさん :2009/06/01(月) 16:57:10 ID:29SrsOD80
「男らしくしろ・女らしくしろ」「男のくせに・女のくせに」は 典型的なセクハラ用語。マスコミでは厳禁です。
556 :
文責・名無しさん :2009/06/01(月) 19:31:56 ID:29SrsOD80
マスコミは「男・女性」表現をやめろ。
素粒子 5/28(木) 自分がベルトコンベヤーに乗 った部品になった気がする時。 スイカだかイコカだか、一列 になってピッと改札を通る時。 高速道路、ETCでパッと料金 所を通る時。エスカレーターの 片側をサッと一列空ける時。 歯車に巻き込まれてぐるぐる と。チャプリンの名画モダン・ タイムスの場面を思い出す。 映画のラスト、男と少女は風 の向くまま、自由を求めて旅立 つ。自分もドコカに。そんな誘 惑にかられる時はないですか。
素粒子 6/1(月) 西に武張った破綻国家があれ ば東に破綻の覇者が国有化へ。 ◎ 我が国も国家財政、年金の破 綻が心配。希望などあるのか。 ◎ 「木には望みがある。たとい 切られてもまた芽をだし、その 若枝は絶えることがない。たと いその根が地の中に老い、その 幹が土の中に枯れても、なお水 の潤いにあえば芽をふき、若木 のように枝を出す」。旧約聖書 ヨブ記。6月は木に寄り添う。 ――― 1行目、破綻に「はたん」、とルビ。
559 :
文責・名無しさん :2009/06/02(火) 08:21:44 ID:p4fCA1xQ0
「男のヤセ我慢、女のウソ泣き」お互いにもうやめようではありませんか。
天声人語 2009年6月2日(火)付 和歌山県田辺市の入り江に迷い込んだマッコウクジラが、自力で湾外に泳ぎ出た。気をもませ ること18日。陸から遠ざけようと手を尽くした人たちの心が通じたか、やつれた巨体はきのう、 ゆっくり沖へと向かった。なんとか外洋に出て生き延びてほしい。 腹をこするほどの浅瀬は死ぬ苦しみだったに違いない。なにしろ、1千〜3千メートルの深海 と海面を行き来している種である。まだ深く潜れぬ子のため、親はイカを捕りに潜り、潜水の教 育もするらしい。 迷いクジラの餌場とみられる紀伊半島沖を含め、海の面積の9割近くは深さ千メートルを超す という。もはや光は届かず。水温は5度を切る。100気圧の水がのしかかる闇の世界だ。 クジラが通う海を知るため、近刊『深海魚・暗黒街のモンスターたち』(尼岡邦夫著、ブック マン社)を開いてみた。8千メートルの底に泳ぐ命まで、店先や水族館では見ない魚が写真と絵 で並んでいる。大口に鋭い歯、光や音を出すものなど、どの異形も適応と進化の果てにある。 名前も負けていない。アクマオニアンコウ、イレズミコンニャクアジ、スベスベカスベ、ハゲ イワシ。命名者の遊び心もあろうが、発見が新しいせいか、見たまんまに、どこか残り物をあて がった風でもある。 さて珍妙な仲間たち、「あのクジラ、ここんとこ見ないね」と案じている頃ではないか。浅深 を問わず、水中に長く伝わる戒めは「上ほど危ない」だろう。懸命に逃がそうとしてくれた人間 の話など、ひょっこり戻ったクジラが力説しても、信じてもらえそうにない。 ---------- 軽いノリの話だと、筆も踊る。魚好きの天人子だな。 最終段落、深海魚の絵本風擬人化は、どういうつもりだろうな。 何かの暗喩の意図があるのか。それとも、ただの筆遊びか。 軽く終わってしまい、ちょっともやもやが残る。
561 :
文責・名無しさん :2009/06/02(火) 16:39:22 ID:p4fCA1xQ0
男性の悪口さえ言っておれば満足するマスコミ人。
天声人語 2009年6月3日(水)付 びょいーんと琵琶が鳴って、平家物語の一節が胸をよぎる。〈奢(おご)れる人も久しからず、 唯(ただ)春の夜の夢のごとし〉。16兆円を超す負債を残し、アメリカンドリームの一つが終 わった。 破綻(はたん)したゼネラル・モーターズは20世紀のある時期、間違いなく「世界で最も倒 産しそうにない会社」だった。アメリカという国家と、自動車という消費財。二つの隆起が重な る高みに、資本主義の一丁目一番地に、その巨塔はそびえていた。 倒れぬはずの塔は、しかし倒れるべくして倒れた。ひと続きの世界市場で、ガソリンがぶ飲み の車は通じない。日本車との競争、環境上の制約が厳しくなるのに、研究開発を怠り、身内への 厚遇、身の丈を越す工場群や販売網を切れなかった。〈盛者必衰のことわり〉である。 旧GMの良い部分を継ぐ新生GMは、米政府が6割の株を持つ国有企業となる。つぎ込まれる 公費は都合5兆円近い。救う側、救われる側とも、自由経済の権化としてこれ以上の堕落と恥は あるまい。 株主代表となるオバマ大統領は、「投資」を強いられた納税者に「GMは再び米国の成功シン ボルになる」と訴えた。新たな失職者には「次世代が車を作り続けるための犠牲です」。だが、 税金が生きる保証はない。 クライスラーに続く出直しだ。身軽に生まれ変わる米業界は、時代と消費者が求める車を再び 世に問えるのか。例えば、キャデラックやシボレーを名乗るエコカー。こちらの想像力が足りな いせいか、なにやら春夢の続きを無理やり見せられている気が、しないでもない。
563 :
文責・名無しさん :2009/06/03(水) 17:44:51 ID:y3vKNQMY0
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
564 :
文責・名無しさん :2009/06/03(水) 22:29:40 ID:y3vKNQMY0
朝日は男性差別の元凶。
565 :
文責・名無しさん :2009/06/04(木) 08:32:13 ID:JDP6oiUp0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
天声人語 2009年6月4日(木)付 天安門事件から20年になる。もしや歴史が動くのかと、世界が広場の闇に目を凝らしたあの 夜は、中国を進めたのか遅らせたのか。それさえ論じられないのでは、志半ばで倒れた学生らが 浮かばれまい。 当局発表の死者は治安側を含め319人。丸腰の市民を圧殺した中国政府は事件を反革命暴乱 と呼び、政治風波(騒ぎ)と片づける。ほどなく風はやみ、波は収まったではないかと。若者の 多くは事件をちゃんと教わっていない。 当時の学生リーダーは40代になった。刑務所を出ても監視の目がつきまとい、ある人は「小 さな檻(おり)から大きな檻に放り込まれたようなもの」と本紙に語っている。海外に逃れた者 は帰国もままならない。 この間、一人当たりの国内総生産は10倍になった。学生の関心は政治より就職に向き、「上 流」への近道として党員になる者が増えたという。香港では先日、事件の再評価を求めて8千人 が行進したが、一時の勢いはない。 成長の陰で格差や腐敗は広がった。しかし人権、自由、少数民族といった問題は豊かさに塗り 込められたかに見える。民主化を叫んだ口はパンでふさがれ、うかつに開けば大小の檻が牙をむ く。主要国や経済界はそこに目をつむって関係を深めてきた。 国にはそれぞれ発展の仕方があろう。自由な選挙と言論を欠いたまま、中国はどこまで豊かに なれるか。面白い課題ながら、13億の民を実験台にしてはいけない。基礎工事を忘れ、野放図 に階を重ねるビルを思う。夜陰に封じた危機が再浮上する時、影響は20年前の比ではない。 ---------- 詩人だね。
567 :
文責・名無しさん :2009/06/04(木) 13:35:31 ID:JDP6oiUp0
マスコミは男性についても、女並みに敬意を持って表現してほしい。 マスコミは男性についても、女並みに敬意を持って表現してほしい。
>主要国や経済界はそこに目をつむって関係を深めてきた 訂正:固有名詞が抜けていましたので以下のように訂正します。 「主要国や経済界や朝日新聞はそこに目をつむって関係を深めてきた」
素粒子 6/2(火) 津軽山中。周囲7b余の幹が 12の枝に分かれた巨木に会う。 ◎ 33bの高さに腕を突き出す。 800年以上も風雪に耐えた。 ◎ 成長に長い時間がかかる。ヒ ノキアスナロ、ヒバとも言う。 ◎ 「明日はヒノキになろう」が 由来とも。何とも失礼な話だ。 ◎ ヒバはヒバ。忍耐、向上心、 克己心。人に無言で学ばせる。 ――― 津軽に「つがる」、とルビ。
素粒子 6/3(水) 落語などでわからずやの人物 をののしることば「唐変木」。 ◎ 実際にある木だか知らないが そう言いたくなる現実はある。 ◎ かの国では後継指導者に、総 書記の三男を指名したとの報。 ◎ どこまで人民を苦しめるつも りかね。あっ他人事でないか。 ◎ 我らの国も「変人」元宰相を 含め、2代目3代目の花盛り。 ――― 他人事に「ひとごと」、とルビ。
素粒子 6/4(木) 樹上で楽しげにさえずるイン コ。林の間を厳かに歩む白鹿。 ◎ 見えた気がした情景は裁判員 と地デジ化のキャラクターか。 ◎ どちらも縁がある鳩山大臣。 今度の舞台は日本郵政人事だ。 ◎ 「最低の人間」発言も撤回し た高潔の人。正義は我にあり。 ◎ でも辞めたら後任はどうする の。またも着ぐるみじゃあね。 ――― 一応両方の筆者をひと月ずつ見たうえで、やはりこっちの方が文が気持ち悪い。
572 :
文責・名無しさん :2009/06/05(金) 09:35:41 ID:YQNV2rEt0
宣言 「私、女であることを武器にして生きていきます。」
天声人語 2009年6月5日(金)付 継ぐのは長男だけではない。江戸幕府を開いた徳川家康は、将軍職をわずか2年で三男秀忠に 譲った。長男は早世、次男は結城家の養子という事情はあったが、律義で温厚、ぼんくらと呼ば れた秀忠は扱いやすい。自ら後見役になり、徳川の世襲を固めるには適材だった。 家康は没するまでの約10年、大御所として実権を握る。秀忠もよく応え、15代続く体制の 礎を築いた。ちなみに、家康の子で初代水戸藩主の頼房(よりふさ)も、三男光圀(みつくに) に継いでいる。隠居後も親しまれたあの黄門様だ。 徳川家に学んだわけでもあるまいが、北朝鮮の「将軍様」金正日(キム・ジョンイル)総書記 が、三男正雲(ジョンウン)氏を後継に指名したとの情報がある。往時の秀忠と同じ20代半ば。 すでに朝鮮労働党の要職に就き、在外公館が忠誠を求められたとも伝わる。 メディア露出が多い小太りの長男正男(ジョンナム)氏と違い、次男正哲(ジョンチョル)氏 と正雲氏は近影もない。病み上がりの父親は早めの継承を策しているのか、三男を「若大将」と 呼び、たたえる歌もできたという。話半分に聞いておく。 世襲のリスクはリーダーが資質に欠ける場合だ。社会や組織は息苦しくなり、やる気のなえた 被支配層は下流を漂うことになる(荒和雄『よい世襲、悪い世襲』朝日新書)。民を飢えさせ、 核をもてあそぶ独裁国家に「よい世襲」はあり得ない。 そもそも革命の血統なるものを根拠に、人民の共和国を「金王朝」が治める虚構は早晩崩れよ う。今さら名将軍の誉れは無理でも、2代限りで観念し、開国するのが世のためだ。そのあと諸 国を漫遊されても困るけれど。
>>571 気持ち悪いのは同意だけどそれ以前に読み難いw
というか普通に文章制作下手すぎじゃない?「◎」で行数稼いでいるようにしか見えないし
575 :
570 :2009/06/05(金) 13:05:00 ID:wkb16aum0
576 :
文責・名無しさん :2009/06/05(金) 16:50:02 ID:YQNV2rEt0
あさひる : 捏造する、煽る、男性のみ批判する。
天声人語 2009年6月6日(土)付 映画「猿の惑星」に忘れられない場面がある。猿に捕まった宇宙飛行士が、ほかの星から来た ことを説明しようと紙飛行機を飛ばすところだ。折るだけで一枚の紙が滑空するのを見て、猿た ちは腰を抜かす。人間の知恵の、ささやかな一矢がうれしかった。 紙飛行機は人も仰天させる。この春、広島県福山市の戸田拓夫(たくお)さん(52)が放っ たそれは、27秒9の滞空時間を記録した。米国人が持つ記録を0秒3上回り、ギネスブックが 世界一に認定したそうだ。 映像を見ると、全身を使って真上に投げた手のひらほどの機体が、らせんを描いて降りてくる。 最初に稼ぐ高度が勘所らしい。空気を切り裂く鋭い機首と、重力をだます広い翼。二つを折り合 わすべく、記録会では30分かけて作るという。 さて、賛否両論を20年かけて折り込み、静岡空港が開港した。新幹線の駅が六つある静岡県 の真ん中に、である。客が見込める路線は限られ、赤字承知の離陸だ。低い位置から、ふらふら と宙を漂う紙飛行機を思う。 総事業費の約1900億円に、税金をつぎ込みながらの滞空となる。無駄な公共事業の例に挙 げられるたび、地元出身者として小さくなってきたが、できた以上は集客に努め、公費への迷惑 を抑えてもらうしかない。 日本折り紙ヒコーキ協会を主宰する戸田さんは「白い紙飛行機ほど青空に似合うものはない」 と語る。紙一枚で遊べ、なくしても惜しくない。この「存在の軽さ」がいいという。茶畑に現れ た滑走路の方は、鉛色の空のごとく、妙に重たい存在になりそうで怖い。 ---------- 三平方の定理を図形で説明して知性の証明をするのは、小説版だけだったかな。覚えてないや。 飛行機でまとめて、統一感がある。低い方へ暗い方へと降りてくるのは、もうしょうがないな。
578 :
文責・名無しさん :2009/06/06(土) 16:20:28 ID:SroIfESB0
みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。 みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。
>>577 お猿さんを馬鹿にするなんて失礼な新聞だな。
天声人語 2009年6月7日(日)付
去年の夏にこの欄で紹介した反骨の川柳作家、鶴彬(つる・あきら)の生涯をたどる映画が、
このほど完成した。今年は生誕から100年にあたる。軍国の時代に反戦を貫きながら、知られ
ることの少なかった姿が、志ある人々の熱意で今によみがえった。
その句は、軍や資本家の非人間性を突いてやまない。〈胎内の動きを知るころ骨(こつ)がつ
き〉は、夫が戦死した身重の妻を詠んだ。〈ざん壕(ごう)で読む妹を売る手紙〉は、兄を兵隊
に取られ、妹は身売りという農村の窮乏である。特高ににらまれながら、怒りに燃えるように作
り続けた。
映画は、特高に捕まって29歳で落命するまでを、いとおしむように追う。有志の寄付などの
「超低額予算」で取り組んだ神山征二郎監督の思いがにじむ。そして鶴を最後まで見守り、支え
る井上信子を、女優の樫山文枝さんが好演している。
信子も、もっと知られてほしい人だ。川柳家の井上剣花坊(けんかぼう)の妻で、自身も句作
した。没した夫を継いで川柳誌の発行人になった。鶴の〈手と足をもいだ丸太にしてかへし〉な
ど多くの反戦句を動じずに載せ、何度も弾圧に遭っている。
日中戦争が泥沼化し、日米が開戦する前年には、70代で〈国境を知らぬ草の実こぼれ合ひ〉
と詠んだ。あの時代にジョン・レノンの名曲「イマジン」を先取りしたような、しなやかで、きっ
ぱりした平和への意志があった。
揺るがぬ者への敬意が、つつましい映画「鶴彬 こころの軌跡」を流れている。東京では来月
に上映が始まる。忘れられていた人が再び、静かな光を放ち始めたようである。
----------
「鶴彬−こころの軌跡−」 - 公式サイト
http://tsuruakira.jp/
581 :
文責・名無しさん :2009/06/07(日) 09:05:26 ID:ygD2P5Lw0
女でよかった。
582 :
文責・名無しさん :2009/06/08(月) 10:57:36 ID:Wn7PmIV70
「男らしくしろ・女らしくしろ」「男のくせに・女のくせに」は 典型的なセクハラ用語。マスコミでは厳禁です。
天声人語 2009年6月8日(月)付 「めし食いドラマ」と揶揄(やゆ)されようが、向田邦子の脚本はメシの場面が面白かった。 「その家族が朝に何を食べて、夜に何を食べるかの献立が作れるときは、そのドラマはうまくい きます」と本人も語っていた(『向田邦子全対談』文春文庫)。 漬物は家で漬けるのか、それともスーパーで買うのか。そこまで思い浮かべば、セリフもどん どん出てきたそうだ。言われてみれば実生活でも、朝食がパンにコーヒーのときと、ご飯にみそ 汁の日では、食卓の話題も違う気がする。 そんな、向田ドラマの「基本構造」でもあった一日3食が崩れつつあるという。朝食をまとも にとらない人は20代女性の25%、30代男性では30%にのぼる。腹が減るつど菓子でも何 でも食べて、食事と間食の区別がない人たちも結構いるらしい。 食の乱れを案じ、学生に朝食を習慣づけようとする大学の取り組みを、先ごろの小紙で読んだ。 朝の講座に朝食を取り込んだ学校もある。過保護だと笑えない危機感が現場にはあるようだ。 人類の歴史で一日3食は新しい。本当に健康的なのか、はっきりしていないという。とはいえ 朝食は一日のリズムを整えるためにも侮れない。体と頭のスイッチを入れる「目覚まし」の役割 も、よく知られている。 冒頭の本によれば、ある時、カップめんが好きな西城秀樹さんを、小林亜星さんが「もっとしっ かりものを食え!」と叱(しか)ったそうだ。ドラマではなく実生活の逸話である。あの「寺内 貫太郎」の懐かしい声が、「崩食」の時代を叱っているように耳に響いてくる。
584 :
文責・名無しさん :2009/06/08(月) 17:22:35 ID:Wn7PmIV70
マスコミは「男・女性」表現をやめろ。
585 :
570 :2009/06/09(火) 01:58:23 ID:XQZJm7xJ0
素粒子 6/5(金) 30年前、山登りで遭難しかけ た。木につく道標を見誤った。 ◎ 同行者に謝った。教訓は装備 に頼らず正しいルートを登る。 ◎ 事件もヤマ。DNAに頼りす ぎて、ホシに至る道を誤った? ◎ 誤ったら謝ること。「道を間 違えました。御免なさい」と。 ◎ この裁判員だったらゾツとす る。杜撰操作と道行きは御免。 ――― 杜撰に「ずさん」、とルビ。
素粒子 6/6(土) 広島原爆ドームを守るように 寄り添う木がある。クスノキ。 ◎ あの朝一瞬にして猛烈な爆風 と熱線が万物に襲いかかった。 ◎ 「焦土に数十年は草木も生え ぬ」と言われたが根は残った。 ◎ 根は芽吹き復興への希望を与 えた。それがクスノキだった。 ◎ 一方なお救済されぬ被爆者が いる国。政治に希望はあるか。
素粒子 6/8(月) 再び広島から。平和記念公園 資料館近くにアオギリが立つ。 ◎ 被爆し爆心地側の幹半分が焼 けえぐられたが、生き残った。 ◎ その種子や苗木は核兵器廃絶 の願いを込め各地に配られた。 ◎ 被爆2世の木は育った。が、 核なき世界はまだ生まれない。 ◎ でも使用国の責任を言う米大 統領に世界の種まき役を願う。
天声人語 2009年6月9日(火)付 平和のシンボルながら、鳩(はと)の闘争心は侮れないらしい。伝書鳩が一目散に巣へ帰ろう とするように、ねぐらや縄張りへの執着が強く、これを侵そうとする者とは戦う。しかも、なか なかあきらめないという。 縄張り、いや所管の日本郵政社長人事で、鳩山総務相が名前に負けない「執念」を見せている。 かんぽの宿を売り飛ばそうとした西川社長の続投は許さん、だって正義のためだもんと、すごい 力みようだ。盟友に大見えを切られた麻生首相は、またもや指導力をうんぬんされかねない。 この状況、兄の鳩山民主党代表は「2羽の鳩が総理を襲っている。1羽は正面からつつき、も う1羽は中からえぐりとる戦い」と評した。野鳥観察者のごとき物言いはさておいて、政権を内 外からついばむ兄弟鳩の例えはえぐい。 政変に加担するつもりはあるまいが、弟がその「正義」を貫こうとすればするほど、兄を利す ることになる。血は水よりも濃いという。そのうち友愛兄弟党でもつくる気かいと、永田町の雀 (すずめ)は騒がしい。 年子で、学年でいえば二つ違い。40年前、東大在学中の鳩山兄弟は、学生と機動隊が激突し た安田講堂事件を体験した。保守政治家の息子たちらしく、兄の記憶によれば、近くの料理店の 2階で一緒に攻防戦を眺めていたそうだ。 国会議事堂をめぐる攻防が佳境に入る。二人は敵味方に分かれて戦火のただ中にあり、今度は 高みの見物とはいかない。兄鳩らが目を丸くして見守る中、伝書をつかさどる会社にポッポと湯 気を上げる弟鳩。どこへ飛んでいくのやら。 ---------- 鳩と闘争心でまとめて統一感がある。伝書鳩と日本郵政との関連も面白い。 日本郵政云々は、内閣不一致を煽りたい方々は面白おかしくドラマにしているだけという感じ。 肝心の、日本郵政をどうするべきだと考えるか、という点をスルーして、ドラマ仕立ての活劇で はしゃいでいるのは、どうにも、お前らそれでも報道かよ、と言いたくなる。
589 :
文責・名無しさん :2009/06/09(火) 20:54:30 ID:9seigHxm0
日本郵政人事問題に関しては、朝日はこれといった主張もせず 傍観者的立場で「麻生の指導力が〜」とただ政局を煽るだけだな。
590 :
文責・名無しさん :2009/06/10(水) 07:33:13 ID:x6Hh7HXY0
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
591 :
文責・名無しさん :2009/06/10(水) 14:30:15 ID:x6Hh7HXY0
朝日は男性差別の元凶。
天声人語 2009年6月10日(水)付 〈円周率10万けた暗唱〉などの報に触れるたび、人間の底知れぬ能力に圧倒される。今回も 驚くばかりだが、審査員には音の差がしっかり届いたらしい。米国の高名なピアノコンクールで 優勝した辻井伸行さん(20)だ。 快挙は〈全盲の日本人が優勝〉と伝えられた。ニュース価値はそこにあっても、競演の結果に 「全盲の」は要らない。それは奏者の重い個性だけれど、審査上は有利でも不利でもない。勝者 が「たまたま」見えない人だったのだ。 録音を何度も聴いて曲を覚えるという。耳で吸収した音は熟成され、天から降ると称される響 きで指先に躍り出る。「目が見えた場合」と比べるすべはないが、音色だけ見えているかのよう な集中は、不利を有利に転じる鍛錬をしのばせる。 師は「驚き以上の感動を伝えるため、彼は勉強を重ねてきた」と言う。全盲ゆえの賛辞は、実 力を曇らす「二つ目のハンディ」だったかもしれない。体ではなく、音の個性が正当に評価され た喜びは大きい。 20年前、ご両親は「生まれてよかったと思ってくれようか」と悩んだ。やがて、母が台所で 口ずさむ歌をおもちゃの鍵盤で再現し、同じ曲でも演奏家を聴き分けてみせた。その才をいち早 く見抜いたのは親の愛だ。 かつて息子は「一度だけ目が開くならお母さんの顔が見たい」と口にしたそうだ。母は今、「私 に生まれてきてくれてありがとう」と涙する。「できない」ではなく、「できる」ことを見つめ 続けたご褒美。世界が「生まれてよかった」と祝す才能は、どれもそうして開花する。
天声人語 2009年6月11日(木)付
ページを繰りながら、上前淳一郎さんが週刊文春に連載したコラムの題〈読むクスリ〉を思い
出した。子どもの無垢(むく)な発言を集めた本紙投稿欄「あのね」の朝日文庫版だ。オトナに
疲れた時の軽い栄養剤として、いくつか紹介したい。
そろいの服の双子に、大抵の大人は微笑を返すだろう。子どもは違う。「どっちが本物なの?」
(彩音4歳)。世は謎だらけである。ぬかみそにナスを漬け込む祖母には「どうして隠すの?」
(恵理4歳)。
みんな残酷なまでに正直だ。犠牲者は母親が多い。久々に緊張してハンドルを握れば「怪獣の
目で運転してる」(友大4歳)。化粧中に「まゆげの修理?」(裕貴3歳)。体重計の上で「や
ばーい」(祥2歳)もママのまねらしい。
何を思うのか、妙なつぶやきもある。一人洗髪しながら「妹は、いつまでたっても妹……」(香
子6歳)。風呂上がりのミニアイスをほおばって「おれの一日はこれで終わった」(朗央5歳)。
晩酌みたいなものか。
友だちの風船が空へ。母は「かわいそうねえ」と常識に従うが、子は「でも雲は喜ぶね」(京
佳4歳)。逆さまの発想は金子みすゞの詩に通じる。認可保育園に入れられず、母の目に涙。す
ると「仲間に入れてほしい時は、大きな声で言えば入れてくれるよ」(八重4歳)と、また泣か
せる。
大きく膨らんだカーテンにしがみついて「風つかまえた!」(絵里4歳)、サイダーのコップ
に耳を近づけ「夏の音がするよ」(道郎5歳)。みずみずしい感性、はじけ合う季節が、梅雨空
の向こうに待つ。
----------
販促コラム。TVの番宣番組とか自社製作映画宣伝プログラムとかに比べたら可愛いもんだ。
朝日新聞出版 最新刊行物:文庫:あのね 子どものつぶやき
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=10457
595 :
文責・名無しさん :2009/06/11(木) 12:50:13 ID:dejZ8Os/0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
596 :
文責・名無しさん :2009/06/11(木) 20:41:16 ID:dejZ8Os/0
マスコミは男性についても、女並みに敬意を持って表現してほしい。
天声人語 2009年6月12日(金)付 停滞前線が列島に絡み、田んぼとカエルが喜ぶ季節が来る。週間予報に傘印は少ないが、思案 顔で空を見上げる朝が多くなろう。引力の導くまま、不意に落ちてくるのは雨粒に限らない。 水田からどう舞い上がったか、石川県七尾市で「カエルの子」が100匹ほど降ったという。 ボタボタという鈍い音に駐車場の男性が振り返ると、オタマジャクシがたくさん落ちていた。80 キロ離れた白山(はくさん)市でも約30匹、別の町では小ブナ約10匹が見つかった。 00年、英国東部でやはり小魚が降り、民家の庭を埋め尽くしたことがある。海から魚群を吸 い上げたのは竜巻だった。竜巻はカエルやカメも降らせるが、石川県の例では考えにくいそうだ。 鳥が獲物を吐き出したのかもしれない。 ところ構わず降る物があれば、折り目正しく落ちる物あり。きのう、日本の月探査機かぐやが 月面に落下し、役目を終えた。打ち上げて21カ月。高精度の月面図や、「満地球」が「月平線」 を出入りする映像など、精勤のあれこれを浮かべてご苦労様とつぶやく。 運用チームの最後の仕事は、地球から見える側に落としてやることで、予定通り信号が途絶え ると拍手がわいた。月に願いをと募った約41万人のメッセージも、うさぎの傍らに届いたはず だ。 昔人は、想像するしかないものを雨夜(あまよ)の月に重ねた。世には想像を絶する未知もま だ多いが、最たるものだった月世界は科学の力でぐんと身近になった。煙る夜のはざまに月がの ぞいたら、宝の山のデータを残し、音もなく消えた「働き者」を思い出したい。 ---------- 時事ネタ2部構成。
598 :
文責・名無しさん :2009/06/12(金) 15:51:26 ID:boS6zNud0
宣言 「私、女であることを武器にして生きていきます。」
599 :
文責・名無しさん :2009/06/12(金) 16:14:10 ID:boS6zNud0
アサヒる (01)捏造すること (02)歪曲すること (03)偏向すること (04)脱税すること (05)印象操作すること (06)通名報道すること (07)自作自演すること (08)男性のみ批判すること (09)販売員・勧誘員が凶悪犯罪(殺人・誘拐・強盗・強姦・窃盗・痴漢・盗撮など)を行うこと (10)ネット媒体において、荒らし行為や誹謗中傷、また特定団体・組織への攻撃・擁護などを行うこと
素粒子 6/9(火) 伸び行く若木、辻井さんが米 名門ピアノコンクールで優勝。 ◎ 日本人初。「お客さんが感動 してくれたのが一番うれしい」 ◎ そのベートーベン、ラフマニ ノフの明るさ、豊かさ、熱情。 ◎ 2歳のころ遊んだおもちゃの ピアノから努力重ねて世界へ。 ◎ 母の口ずさむメロディーが始 まり。親の意見より歌が効く。
素粒子 6/10(水) さて、タヌキがおカネに化か す葉っぱとは何の木のものか? ◎ 17年度消費税12%。そんな政 府試算を聞いて、ふと考えた。 ◎ そうだろうなあ。給付金を配 り千円高速。アニメの殿堂…… ◎ でも12%は単なる参考。選挙 怖し。で国債なる葉っぱ頼り。 ◎ 疲れたか。<病葉を降らす木 に手を当てにけり> まりうす ――― 病葉に「わくらば」、とルビ。
素粒子 6/11(木) 当方「ありゃ新聞人事だ」と 眉つば呼ばわりもされますが。 ◎ 「ありゃ新聞謝罪だな」じゃ ない。会見よりもまず本人に。 ◎ 「ミスター検察」故伊藤元総 長が言う信頼できる自白とは。 ◎ 再会した検事と容疑者が笑っ て手を握れる調べで得たもの。 ◎ 旧の樹は。<やはらかな紙に つつまれ枇杷のあり> 篠原梵 ――― 旧の樹に「もと」の「き」、枇杷に「びわ」、とルビ。 「新聞謝罪なんて言葉は論理的にありえないさ」 「なぜって新聞は絶対謝罪しないからねHAHAHAHA」
>>600 とかは割りと普通なのに601-602みたいに政治的、思想的なネタからむと一気に気持ち悪くなるなぁw
特に601での「17年度消費税12%」の理由として「給付金を配り千円高速。アニメの殿堂」っていくらなんでも馬鹿すぎだろw
604 :
文責・名無しさん :2009/06/13(土) 07:16:22 ID:BWXNMY140
みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。 みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。
天声人語 2009年6月13日(土)付 夏は音楽ざんまいだったセミが冬に飢え、せっせと食料を蓄えてきたアリに助けを求める。イ ソップ寓話(ぐうわ)の「アリとセミ」だ。セミは夏に鳴く虫の代表としてサボリ役を務めるが、 セミが少ない北国ではキリギリスが代役を引き受け、そちらも広まった。 この話、本により結末も違う。ギリシャ語の原典ではアリが冷たく拒むのに、説教しながら施 しを与える「温情編」もある。改変前の教訓は、自助努力を怠るな、余裕のあるうちに備えよと いうものだ。 冬への備えを促すように、世界保健機関が新型インフルエンザの警戒レベルを最高の6に引き 上げた。世界的大流行である。冬に向かう南半球で感染が広がっているためだ。100万人が死 亡した「香港風邪」以来、大流行は41年ぶりとなる。 日本では感染者の多くが軽症で治り、一時の騒ぎも落ち着いた。慌て買いのマスクを持て余す 人もいよう。だが、ウイルスは人体を渡り歩くうちに凶暴化しかねない。われらが北半球では、 南でひと暴れした後の第2波が怖い。 年内に日本が用意できる新型ワクチンは、国民の2割にあたる2500万人分という。秋から 冬、流行と予防接種がもつれて走るような状況が見込まれる。どんな優先順位で打つのか、大量 の患者をどうさばくのか。考えておくべきことは多い。 「夏に歌ったのなら、冬には踊るがいい」。無慈悲なイソップ原典で、腹ぺこのセミにアリが 放つ言葉だ。このせりふ、温情を知らないウイルスに盗まれないよう、セミが鳴きやむ前にあれ これの冬支度を整えたい。 ---------- 寓話でまとめて、面白い流れ。 議会が踊っているように見えても、政府は対策を進めているわけで、その進捗を、煽ることなく 冷静に伝えるのは報道の役目だと思う。 何かっちゃ『大変だ!』『一大事だ!』と騒ぎ、人々の慌てふためく様を愉快に眺めていたら、 本当に大変なことになった時に『大変だ!』と言っても、誰も信じない。
天声人語 2009年6月14日(日)付 群雄が相争った戦国時代、わが名を早く世に広めようと、奇抜な名を名乗って戦場を駆けめぐっ た武士もいたらしい。抱腹絶倒の珍名が色々あって、当時の武士たちのユーモア感覚には舌を巻 く。 たとえば滝沢馬琴の『燕石雑志』によれば、尤道理之介(もっとも・どうりのすけ)という武 士がいて、戦場で名乗りを上げると敵も味方も大笑いしたそうだ。そのことを井上ひさしさんの 随筆に教わったが、どんな喧嘩(けんか)も「理のあるなし」は大切だ。いくさの前に叫ぶには、 悪くない名前だったろう。 さて、日本郵政の社長人事をめぐる世論をみると、現代の「道理之介」は西川社長ではなく、 大臣を辞めた鳩山さんのようだ。「世の中、正しいことが通らない時がある」「潔く去る」。鳩 山氏の言葉は、義憤を込めて意気軒高だ。 英雄気取りと陰口もきかれるようだが、ロマン主義者なのだろう。自らの言動への美意識も強 いとお見受けする。負けを承知で「正義」を曲げず、ついに詰め腹という「滅びの美学」は、判 官びいきの国民性に訴えたかも知れない。 反対に麻生首相は、また指導力に落第点がつき、敵(かたき)役にもなった。鳩山流美学に対 し、現実的に処するしかなかった。もとは盟友である。泣いて馬謖(ばしょく)を斬(き)った のか、それとも怒り心頭か。ともあれ国民そっちのけの内紛劇である。 もう早く選挙をするにかぎる。民意の賞味期限をごまかす防腐剤は限度をこえた。政策をぶつ け合い、どの党や候補者が「尤道理之介」かを国民に決めさせてほしい。どこが勝つにしても、 政治の梅雨明けは早いほうがいい。 ---------- 『尤道理之介!』と叫んだ方に、理があるわけでもなかろう。だからこその口上だ。そこらへん をすり替え、鳩山氏を「正義」と描いたドラマで現実を分析した気になるのは、愚かだ。 解散総選挙、その後の政権交代を叫ぶのも、それと同様だな。「ジャーナリズム宣言!」だとか 「国民」だとか、名乗りの声や主語が大きい方が正しいわけでもない。
607 :
文責・名無しさん :2009/06/15(月) 17:48:27 ID:SEE5ToQX0
マスコミは「男・女性」表現をやめろ。
608 :
文責・名無しさん :2009/06/15(月) 17:55:16 ID:1AXMXRAV0
素粒子 6/12(金) 政治の正義とは何か。宮城県 船岡城跡の樅の傍らで考える。 ◎ 伊達騒動。重臣間の権力闘争 で仙台藩は存亡の危機に陥る。 ◎ ここは事件の主役原田甲斐の 居館跡だ。彼の評価は割れる。 ◎ 歌舞伎悪役。小説「樅ノ木は 残った」忠臣。ただ藩は残る。 ◎ さて郵政騒動は何残す。正義 ?改革?。自公政権は残れる? ――― 樅に「もみ」、とルビ。
素粒子 6/13(土) 61年前の今日太宰治は入水し た。6日後、遺体が見つかる。 ◎ その19日は誕生日だった。い ま桜桃忌として偲ぶ人は多い。 ◎ 今年は生誕百年。生地青森県 旧金木村に銅像が建てられる。 ◎ 泉下で照れているか。「私は あの『人間失格』の作者だよ」 ◎ 愛という単一神に殉じた人が 失格者だらけの世にまぶしい。 ――― 入水に「じゅすい」、桜桃忌に「おうとうき」、偲ぶに「しの」ぶ、とルビ。
>>609 > 政治の正義とは何か。宮城県船岡城跡の樅の傍らで考える。
> さて郵政騒動は何残す。正義?改革?。自公政権は残れる?
そもそも、政治に対してあまりにもナイーブに「正義」とか形容詞付けちゃうのは、報道屋とし
てどうなんだと思う。
いや、ナイーブというより、無邪気というべきか。無能とか低脳とかは、言葉が悪すぎる。
>>610 「人間失格」を書いたからといって、失格人間であるわけでもなく。
接続がちょっと無理矢理になっている気がする。
『失格者だらけの世』とは、また、冷笑的というか厭世的というか。
あなたは失格! そうはっきり言われたい
生きる資格が無いなんて憧れてた生き方
天声人語 2009年6月16日(火)付 明治の初めに東京や横浜に設けられた郵便箱(ポスト)は黒塗りだった。「郵便」という言葉 が珍しく、「たれべん」と読み違えた人が立ち小便を放ったというのは本当のことか。138年 前に郵便制度が始まったころの話である。 制度をつくった前島密(ひそか)は無私な人だったらしい。事業を軌道に乗せて官界を去ると き、知人らは「もう少しで恩給をもらう資格ができる」と止めた。しかし前島は笑って身を引い た。淡々とした人柄が、古い遺稿集『郵便創業談』からうかがえる。 その清廉の人が、さぞや嘆いているだろう。障害者向けの郵便割引制度が悪用された事件は、 厚生労働省の局長の逮捕に発展した。障害者団体の実態がない組織に、偽造の「お墨付き」を与 えていた疑いだという。 看板に偽りありを「羊頭狗肉(ようとうくにく)」と言う。不正は、いかがわしい団体に中身 をごまかす羊の頭を与えたようなものだ。局長は否認しているそうだが、ならば誰の意思と行為 が不正を生んだのか。 「政治案件」という言葉が、またぞろ聞こえてくる。官界の用語で、政治家の口添えのある頼 まれ事の意味だ。最も憂うべきは、誰にも犯意のないまま偽造証明書が作られた場合だろう。そ れは政と官のなれ合いから、役所という組織そのものが産み落とした不正にほかならない。 局長は文字通りのキャリアウーマンで、舛添厚労相は「働く女性にとって希望の星だった」と 言う。残念ながら、すでに過去形である。このまま事が進むなら、前島と違って後味の悪い、志 半ばでの挫折ということになる。 ---------- なにやら持って回った流れで本題に着地。 第5段落『役所という組織そのものが産み落とした不正』。役所、役人、官僚というものに対する 要求が、あまりにも高い気がするなー。前島氏と比較してどうこう言うのは、ちょっと厳しすぎ やしないかと思う。 役人にだけ視線が集中していて、個人、団体、政治家、そういうものから目を逸らそうとしすぎ でないかい、ということ。
613 :
文責・名無しさん :2009/06/16(火) 14:58:18 ID:JaH3/kX60
男性の悪口さえ言っておれば満足するマスコミ人。
天声人語 2009年6月17日(水)付 井原西鶴の浮世草子「世間胸算用」に、大勢が左右に分かれて言いたい放題、ののしり合う場 面がある。「お前は餅がのどに詰まっておだぶつだ」「お前なんぞ、鬼に漬物にされろ」……。 辛辣(しんらつ)だが、けんかではなく神社の祭事の描写である。 参詣する人が故意に悪口を言い合う「悪口祭(あっこまつり)」や「悪態祭」などと呼ばれる 祭りは、いまも各地に残っている。日ごろ積もったものを発散しつつ、言い勝った者が福運を得 るという習わしが多いそうだ。 さて国会に目をやれば、与野党共催の「悪口祭」が、このところ随分かしましい。「議会の華」 といわれるヤジである。特に党首討論は晴れ舞台とみえ、轟々(ごうごう)とわき起こる。あま りの聞き苦しさに国民から批判がわき、双方が自制を申し合わせた。 品格ばやりの昨今だが、ヤジは騒々しいばかりで品がない。寸鉄人を刺す機知もない。それら が備わってこその「華」だろう。でなければ、デシベルの単位で計測される物理的な騒音と変わ らない。 〈菅直人の鼻の向こうにいる議員野次(やじ)に飽きたか二度も欠伸(あくび)す〉と今月の 朝日歌壇にあった。子どもっぽい、締まらぬ姿を、テレビを通して国民は見ている。〈議事堂で 歳費を食ってるやじの群れ〉と、こちらは小紙川柳欄。 党首討論の元祖、英国のチャーチル元首相は「議会の目的は殴り合いを議論に代えること」だ と言っていた。裏を返せば、議会は言葉の格闘技場にほかならない。正々堂々の切り結びと、華 の名に恥じない「ヤジ道」を、きょう午後からの麻生・鳩山討論で見たいものだ。 ---------- まあ、出来のいいコラムだと思う。
615 :
文責・名無しさん :2009/06/17(水) 13:21:46 ID:yxHnxhfd0
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
素粒子 6/15(月) 善意や奉仕を養分に育つ福祉 の大木。むさぼる連中が続々。 ◎ 偽診断で障害者手帳乱発や年 金詐取に関与した札幌の医師。 ◎ 偽証明書を発行し自称・障害 者団体を認定した厚労省官僚。 ◎ それにしても局長逮捕とは驚 く。天の声があったのかしら。 ◎ 検察よ。あの名文句を今こそ 思い出せ。巨悪は眠らせない。
素粒子 6/16(火) 祖父はバカヤロー解散で有名 だが孫は解散権もままならず。 ◎ 「安心しきっていた私が馬鹿 だった」と嘆くもう1人の孫。 ◎ 孫2人を結びつけていた首相 発「お悩み解消後継リスト」。 ◎ 前総務相が暴露。命もいらず 名もいらずの人は始末に困る? ◎ コメントはありませんと木で 鼻をくくる返答。馬鹿を言え。
素粒子 6/17(水) 「CIA秘録」(T・ワイナ ー)は唯一最大の勝利と記す。 ◎ 半世紀前イラン・モサデク政 権転覆。米イラン混乱の起点。 ◎ 大統領選めぐり保守派改革派 がせめぎ合い死者。米は静観。 ◎ イラン革命でつまみ出された 関係の修復に向け対話求める。 ◎ イランゆかりのウルシ科落葉 木の実ピスタチオつまみつつ。
619 :
文責・名無しさん :2009/06/18(木) 13:20:27 ID:9xFPK7/n0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
天声人語 2009年6月18日(木)付 発展途上国からリーダーを招いて日本の選挙制度を説明するとき、よく出る質問があるそうだ。 投票所から開票所に箱を集めて数えると言うと、「途中で襲われることはないのか?」と聞かれ るのだという。早大教授だった故内田満さんが書いている。 日本も100年前は不穏だった。対立する党派が投票箱を奪い合い「即死1名重傷2名」といっ た記事が小紙にも残る。一国の民主主義のバロメーターは、「投票」もさることながら「開票」 にあると言えよう。選挙をしても、開票が不正なら民意はただの紙くずである。 中東のイランが大統領選の開票をめぐって混乱している。現職圧勝という結果に、対抗する勢 力は「不正」を叫ぶ。衝突による犠牲者も出ている。30年前のイスラム革命以来、最大の危機 にあるという。 中東には珍しく一定の民主主義のある国と見られてきた。その「一定」も揺らいでいるようだ。 核やミサイルの開発に血道を上げる今の政権である。独裁化していくなら、世界はさらなる脅威 を背負うことになる。 女優の岸恵子さんの紀行文を思い出す。80年代にイランを訪れた。旅に駆り立てられた理由 を、「わけの分からなさ、不気味さ、もしかしたら世界中に誤解されているかも知れないこの国 の、孤立無援の一徹さ」への興味と記している。多くの日本人が今も抱く印象だろう。 古くはペルシャの名で知られた誇り高き国に、民主主義はありやなしや。当局は数え直しても 再選挙はしないという。孤立の影がいっそう深まる気配をうかがわせている。
621 :
文責・名無しさん :2009/06/18(木) 21:00:50 ID:9xFPK7/n0
マスコミは男性についても、女並みに敬意を持って表現してほしい。 マスコミは男性についても、女並みに敬意を持って表現してほしい。 マスコミは男性についても、女並みに敬意を持って表現してほしい。 マスコミは男性についても、女並みに敬意を持って表現してほしい。
>>616 それで『樹木』を絡めたつもりか。無理矢理すぎるぜ。
巨悪の大元に、民主党議員がいるんだが、そこには触れないのか、おい。
>>617 馬鹿を言え、とは、首相に対してか。
素粒子書きとは、お偉いものだな。
>>618 > イランゆかりのウルシ科落葉木の実ピスタチオつまみつつ。
その『樹木』へのつなげ方は、まあまあだ。
地中海原産で、現在の生産量はイランが世界一、なのだとか。
それ以外は、眺めているだけという感じ。
>>636 > それにしても局長逮捕とは驚
>く。天の声があったのかしら。
その「天の声」が民主議員から出たらしいことはスルーですか。
> 検察よ。あの名文句を今こそ
>思い出せ。巨悪は眠らせない。
小沢秘書を逮捕したら「政権交代を控えたこの時期になぜ今」とか騒いでたのはどこの誰よ。
政権交代のため、野党の悪は見て見ぬフリというのが朝日の正義か?
>>637 > 前総務相が暴露。命もいらず
>名もいらずの人は始末に困る?
> コメントはありませんと木で
>鼻をくくる返答。馬鹿を言え。
首相に「馬鹿を言え」と悪罵を浴びせる前に、鳩山弟の発言の裏取りして首相に突きつけるのが
ジャーナリストの仕事じゃないの?
あと自分の言い分が通らないからと逆ギレして、内々のやりとりまで暴露するようなヤシって
政治家として正直どうよと。
624 :
文責・名無しさん :2009/06/19(金) 09:28:23 ID:8PxCp65x0
宣言 「私、女であることを武器にして生きていきます。」
625 :
文責・名無しさん :2009/06/19(金) 10:44:56 ID:8PxCp65x0
アサヒる (01)捏造すること (02)歪曲すること (03)偏向すること (04)脱税すること (05)印象操作すること (06)通名報道すること (07)自作自演すること (08)男性のみ批判すること (09)販売員・勧誘員が凶悪犯罪(殺人・誘拐・強盗・強姦・窃盗・痴漢・盗撮など)を行うこと (10)ネット媒体において、荒らし行為や誹謗中傷、また特定団体・組織への攻撃・擁護などを行うこと
天声人語 2009年6月19日(金)付 借りて耕している畑で、今年初めてのキュウリがとれた。緑を濃くした葉の間から、よく育っ たのが5本ほどぶら下がっていた。毎年、初もののキュウリを味わうたびに、太宰治を思い起こ す。 〈キウリの青さから、夏が来る。五月のキウリの青みには、胸がカラッポになるような、うず くような、くすぐったいような悲しさがある〉。小説「女生徒」の一節だ。なぜか心に刻まれる、 不思議な文章の魔術が、衰えぬ人気の理由の一つだろう。 その太宰の、きょうは生誕100年の桜桃忌である。玉川上水に入水(じゅすい)して、遺体 が見つかったのが奇(く)しくも39歳の誕生日だった。東京・三鷹の禅林寺の墓前には、毎年 ファンの列ができる。記念の今年、列は長くなるでしょうと、お寺の人が予想する。 100年の話題はにぎやかだ。関連する本の出版や、作品の映画化が相次いでいる。東京など で「太宰治検定」も開かれる。故郷の青森県議会はきょうを休会にするそうだ。あれこれと、い まや時代を超えた国民的作家として揺るぎない。 人としての弱さと、それを隠さない強さが小説を作り上げているという。「こんなに自分のこ とばかり書いて――この人は自分で自分を啄(ついば)んでいるようだ」と、妻の津島美知子は 書き残した。弱いだけの者に自らを啄むことはできまい。 〈蔓(つる)を糸でつないで、首にかけると、桜桃は珊瑚(さんご)の首飾りのように見える だろう〉。忌日の名になった短編「桜桃」の、これも印象深い一節だ。弱さを刻んだ作品に、人 は自分の横顔を、ふと見るのかも知れない。
天声人語 2009年6月20日(土)付 脳死は人間の死なのか、どうか。臓器移植法の改正をめぐるニュースを読みながら、塔和子さん を思い出した。ハンセン病の療養所から、「生きていること」の意味と輝きを、紡ぎ続けてきた 詩人である。 その「領土」という詩は、〈生と同時に 死を産みおとしたことに気付かないで からになっ た母体は 満足げに離別を見る〉と始まる。人が生まれるとき、死という手形も振り出される。 人は、生とともに死にも領有されているのだと、自らになぞらえて詩は続く。 おとといの衆院で、「脳死は人の死」を前提にする法案が通った。成立すれば、海外に頼るし かなかった子どもの移植への道も開く。「人の死」には同意しないが、助かる子の笑顔を思え ば……などと悩む人も少なくないだろう。 人の体という「領土」をめぐって、生と死がせめぎ合う。脳死とは、生が最後の陣地を辛うじ て守っている状態なのか。それとも、すでに死に占領されてしまったのか。国会議員が多数決で 決めることに違和感のある方もおられよう。 法改正の背後には、難病のために生の領土が脅かされている人たちがいる。移植しか手のない 人たちだ。死にゆく人があって、救われる命がある。幸と不幸をセットでとらえて判断する難し さを、医学の進歩が突きつけている。 「死とは?」と問われて「モーツァルトが聴けなくなること」と答えたのはアインシュタイン だった。人の数だけ死生観がある。束ねるのに十分な議論は尽くされたのだろうか。このあとに 続く参院での審議を見守るとする。
628 :
文責・名無しさん :2009/06/20(土) 23:14:55 ID:so4a7Px70
みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。 みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。
629 :
文責・名無しさん :2009/06/21(日) 18:22:44 ID:xuE25cjj0
談 「女に生まれてきて、ホントよかったヮ」
630 :
文責・名無しさん :2009/06/22(月) 10:13:55 ID:Hcmf/tbT0
「男らしくしろ・女らしくしろ」「男のくせに・女のくせに」は 典型的なセクハラ用語。マスコミでは厳禁です。
天声人語 2009年6月21日(日)付 仕事柄か、年のせいか、早起きの癖がついた。この時期、東京だと4時ごろから空が白んで鳥 が鳴き始める。散歩もせずにパソコンに向かう当方を含め、日本に暮らす人の多くが早朝の明る さを無駄にする。 きょうは一年で昼が最も長い夏至。日の出から日の入りまで、東京で14時間35分、北海道 ではさらに50分ほど長く、朝日の無駄も極まる。日没はまだ少し延びるが、それ以上に夜明け が遅くなっていく。 高い緯度の国々は、夏が短い代わりに日照時間が長い。夏至祭の頃の解放感はひとしおらしい。 「夜の空は薄紫のヴェールを下ろしたように広がり、太陽は樅(もみ)の森の彼方(かなた)に 隠れて、その残光で金色に染まっている。白夜である」。外交官として北欧が長かった武田龍夫 さんの描写だ。 夏至には火を囲み、短夜を踊り明かす風習が欧州各地にあった。太陽の威勢を借りて、万物に 精気を満たす営みであろう。はじける喜びは長くて暗い冬の反動で、人々は当然の権利のように、 暮れぬ夕べを無駄なく楽しむ。〈路面チェス数人かこむ白夜かな〉森田峠。 前後に春秋という優しい季節がたっぷりあるためか、日本では夏を待ちこがれ、いとおしむ心 情がピンとこない。省エネを言いながら、みすみす朝の光を捨てる我らである。 夏時間を採り入れても、戸外での余暇に慣れぬ身は帰宅後の斜陽を持て余そう。いや、働き蜂 は暗くなるまで帰らないから残業を増やすだけ、との見方もある。ああ、勤労観の壁。夏至と同 居の父の日、「お天道様が高いうちは……」の呪縛をふと思う。 ---------- かつての日本は、日の出から日の入りまでを昼とする不定時法だったわけで、その間は働いた。 例えばそれをして、働き蜂だの呪縛だのと言うのも、それは違うだろうと思う。 環境、歴史、文化が造ってきたものなんだから、欧州の片隅の国のやり方を眺めて「勤労観の壁」 などと羨ましそうにつぶやいても意味は無い。
632 :
文責・名無しさん :2009/06/22(月) 13:25:29 ID:g8KGbemr0
天声人語 2009年6月22日(月)付 人が発明した最初の機械は何だろう。前世紀の高名な考古学者ゴードン・チャイルドによれば、 弓である。この権威が「人が初めて、化学変化を自覚して利用した」とする営みがある。土器づ くりだ。 その化学反応の妙を、陶芸教室の体験コースで知った。信楽の土を練り、とりあえずの形にす る。日を置いてヘラで削り、素焼き、上薬、本焼きへ。4回の実習と相応の出費は、初心者なり の黄色い鉢に化けた。 まずは手料理でと勇んだものの、気がせいて出来合いのサラダを盛った。それでも、作って楽 しく、使ってうれしいという先達の言葉にうそはない。翌日、牛すじを煮込み、下手ながら「内 外手作り」が実現した。これで酒器がそろえばと、欲も出る。 土の塊が器の用をなすまで、思えばさほどの手間はかけていない。先生の手ほどきの下、使っ たのは素朴な道具類と両手のみ。一心不乱の仕事には火も味方するらしい。 土器を生み出した縄文人たちも、手びねりに精魂を込め、化学変化に後を託したことだろう。 生を支える煮炊きの道具である。なんとか形にするぞという情念が、手から土へと染み通るのか もしれない。「一心」を土に届ける手の働きは、趣味の域でも、素人でも変わるまい。 民芸を再評価した思想家柳宗悦(やなぎ・むねよし)は、日本を「手の国」と呼び、手仕事の 値打ちをこう説いた。「そこには自由と責任とが保たれます。そのため仕事に悦(よろこ)びが 伴ったり、また新しいものを創(つく)る力が現れたりします」。ぐい飲みに挑みたくなるのは、 お酒のせいだけではないようだ。 ---------- 導入がちょっと、お高くとまりすぎ、という感じ。
素粒子 6/18(木) 漫画に時間を費やし過ぎか。 一寸の光陰軽んずべからず…… ◎ オバマをブッシュと。同盟国 大統領の名前、誤るべからず。 ◎ お涙ちょうだい式と河村氏。 票ちょうだいと言うべからず。 ◎ 景気底打ちと与謝野氏。後々 見込み違いだと言うべからず。 ◎ 都議選で進退覚悟と首相に近 い執行部。本音言うべからず。 ――― 光陰に「こういん」、とルビ。
素粒子 6/19(金) 信念を曲げない大臣はクビに なったがリニアも曲がらない? ◎ 地元の希望通りにルートを曲 げれば費用は6400億円増。 ◎ 何事も一直線でありたい。し かし曲がり道の連続が人生だ。 ◎ まっすぐ伸びた木は美しい。 が、曲がりくねった木は近しい。 ◎ 速いリニアより曲がりくねっ た今の中央線に乗り続けたい。
素粒子 6/20(土) 千葉市稲毛の「ゆかりの家」 で白雲木に会う。物語を持つ。 ◎ この家に暮らし、旧満州に旅 立つ新妻に木の種が贈られた。 ◎ 清朝最後の皇帝の弟愛新覚羅 溥傑・浩夫妻の苦難の始まり。 ◎ 今日は浩さんの命日。日中平 和友好条約を喜ぶ和歌が残る。 ◎ からくにと大和の国が結ばれて 永久に幸あれ千代に八千代に ――― 白雲木に「はくうんぼく」、愛新覚羅溥傑に「あいしんかくらふけつ」、浩に「ひろ」、永久に「とわ」、とルビ。
>>633 おいおい、樹木はどこへ行った?
知らん振りして中断か。
637 :
文責・名無しさん :2009/06/23(火) 08:34:53 ID:fZ1vCvmX0
「男のヤセ我慢、女のウソ泣き」お互いにもうやめようではありませんか。
天声人語 2009年6月23日(火)付 〈戦争の終り、サイパン島の崖(がけ)の上から 次々に身を投げた女たち。/美徳やら義理 やら体裁やら 何やら。火だの男だのに追いつめられて……〉。詩人石垣りんさんが「崖」と題 してつづったサイパン島の悲劇は、終戦の前の年に起きた。 島には多くの日本人が移住していた。激しい戦いで日本軍は壊滅する。巻き込まれた民間人の 多くは沖縄からの移住者だった。犠牲者は6千人にのぼるとされる。 そして1年後、さらなる惨禍が沖縄を襲う。米軍報告書が「あらゆる地獄を集めた」と形容し た沖縄戦である。64年前のきょう、日本軍の組織的な抵抗が終わり、ようやく戦火が静まった。 民と軍、合わせて20万人以上が命を落とした。 どれも重い歴史だが、歳月は容赦ない。沖縄からサイパンへの墓参団は高齢化で先月が最後に なった。当時を語れる人は減っている。逃避行、累々たる死者、集団自決……沖縄戦の語り部も 細りつつある。世代から世代へ、戦争体験をどう手渡すか。試みが様々に続けられている。 きょうが開館20年の「ひめゆり平和祈念資料館」は、元ひめゆり学徒隊の証言員に代わる「説 明員」の養成に取り組んでいる。太平洋戦争のむごい実話として、あったことを、あったままに。 「体験」をつなぐ大役を若い世代が担う姿は頼もしい。 戦禍の島から基地の島へ、沖縄に刻まれた「戦争」の密度は濃い。歴史は姿を変え、衣装を変 えて繰り返すことがあるという。沖縄の「慰霊の日」を沖縄だけのものとせず、悲劇の奥から聞 こえる教訓に耳をすましたい。 ---------- 語り継いでしまったら、それは既に体験ではなく口伝、伝説や神話の類だと思うのだがなー。
素粒子 6/22(月) <なんのために生まれてなに をして生きるのか>深い問い。 ◎ やなせたかしさんが生んだア ンパンマンのマーチの一節だ。 ◎ 90歳の年輪を刻む。展覧会が 28日まで東京・弥生美術館で。 ◎ アンパンマンは顔を人に与え る。「飢えた人の中に生きる」 ◎ <おそれないでみんなのため に愛と勇気だけがともだちさ>
素粒子 6/23(火) 感謝。雇用調整助成金じゃな かった定額給付金。忘れない。 ◎ 感謝千円高速。ゆりかもめじ ゃなかった海ほたる。4割増。 ◎ 感謝。エコカー省エネ家電支 援策。給料減って買えぬけど。 ◎ 感謝。バナナのたたき売りみ たいだが都議選応援は大変だ。 ◎ 感謝。解散しないおかげで、 あなたをよーく見極められた。
641 :
文責・名無しさん :2009/06/24(水) 00:52:58 ID:cvozeLJ50
>>640 >感謝。解散しないおかげで、
>あなたをよーく見極められた。
言い間違いとかどうでもいいことばかりに捉われているのに、
見極められたなんて悟ったようなことよく言えるな。
>>639 やなせたかしは天才だし、アンパンマンのマーチは偉大なる名曲だ。
素粒子書きの、こんな拙筆では伝わらないくらい、大きな存在だ。
アンパンマンマーチ♪(フルバージョン)
http://www.youtube.com/watch?v=BUGh-7Y5kZA 作詞:やなせたかし/作曲:三木たかし/編曲:大谷和夫/歌:ドリーミング
しかし。この曲。JAM Projectが作曲と歌をやってもおかしくない歌詞だと、常々思う。
それくらい熱い、魂が燃える歌詞である。
三木たかし氏は今年の5月11日にお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。
>>640 ただただ、いやらしいの一言。
>>641 あと「見極められた」ってなぜか過去形なんだよねw
しかし・・・なんでここまで頭の悪い文章書けるかね。せめて2行規制取り払ってくれればまだ少しは読みやすい文章に
なりそうだけど
>アンパンマンマーチ
曲は俺も好き、というか歌詞が中々深い・・・
んだが以前同人へ発売停止かけたやり方が陰湿でそれ以来作家と出版社の事嫌いになったなぁ
644 :
文責・名無しさん :2009/06/24(水) 15:10:39 ID:krUVNdIK0
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
女が女がって気違いが涌くのは新聞社の質がそうさせるのか…
素粒子 6/24(水) 「首相は務まるが秘書官は務 まらない」と豪語した吉田茂。 ◎ 「自民党次期総裁候補なら」 と東国原氏。その気概や良し。 ◎ 言われた側は当惑。「そこま でなめられたか」「情けない」 ◎ 「どうぞ奮って総裁選に出馬 を」ぐらいの豪気がないのか。 ◎ これじゃあ「首相どころか秘 書官も務まらん連中ばかり」? ――― 文中に「木扁」の漢字を使ってるもんっ。
天声人語 2009年6月24日(水)付 日本の憲法は書きかえた方がいいと三十数年前の小欄が書いている。憲法前文は、われらの生 存は「諸国民の公正と信義」によると言うが、それでは足りない。「諸国民の公正、信義および 食料」にすべきだと。つまり、海外に頼る食料の多さを、冗談まじりに憂えたのである。 当時の自給率はまだ55%あった。いまや40%である。筆者が存命なら何を思うだろう。そ れにしても、諸国に頼って命をつなぐ食料を、これほど粗末にする国があるだろうか。コンビニ 弁当の値段をめぐる公取委の命令で見えるのは、われらの日常の異様さだ。 主要10社のコンビニで捨てられる食べ物は、年に弁当4億2千万食分になるそうだ。大量廃 棄は織り込み済みで、捨てることより品切れを嫌う。悩む加盟店に「人間の心は捨ててくれ」と 言う本部の者もいたと聞く。 だが、これも氷山の一角にすぎない。食べられるのに捨てられる国内の総量は、30〜50倍 はあるらしい。世界の飢餓人口が10億人を超えそうな時、これでは諸国に顔向けしづらい。 18世紀の英国にポープという知恵者がいて、託宣めいた言葉を残した。「我らにふさわしい 幸福は、我らが非難するものに依存している」と。思いを巡らせば、いまの便利で快適な生活も、 大量のCO2や、食べ物の無駄などに依存するところ大である。 「幸福」の色を薄めるのは難しい。だが、もろもろに待ったなしである。便利さの着ぶくれを、 少しずつでも脱いでいくほかはない。憲法に言う「国際社会での名誉ある地位」を手にするため にも。 ---------- このネタと、コンビニでの云々とは、全く逆方向だと思うのだがなあ。 「便利が無駄を生む」ということらしいが、オーナーたちが求めた、欠品を出さないよう仕入れ、 廃棄分は値引き販売する、というのは、『便利で快適』を加速させる方向だろう。 最終段落『便利さの着ぶくれ』。その方向で行くなら、コンビニは今ほど「コンビニエント」で はなく、欠品があり買えない時もある、安売りはされない、そういう場所になる。 それを「消費者のほうを向いていない」等というのは、便利で快適な生活を求める悪い声だ。
>>646 第1段落、吉田茂の言葉は、どう受け取るんだろうな。
言葉通りに「秘書官の方が首相より難しい」と取るのか。
単に断りの言葉を洒落て言っただけなのか。
どっちにしろ、最終段落『秘書官も務まらん』は、つながりがおかしいだろ。
そういう方向で書くなら
『 上から下まで、首相も出来な
い連中ばかり、ということか。』
くらいでどうだ。
古賀氏のあれは、民主党には行くなよっていう要請だと思った。
まさか、本気で東国原氏を担ぎ出そうとか考えちゃいない、だろうと思うのだけど。
東国原氏の方も、吉田茂ばりの洒落とかじゃなく、やるなら本気でやる、というくらいのものだ
と思うんだけど。
でも、どうなんだろうなあ。
天声人語 2009年6月25日(木)付 中国の古代に、「昔のことを論じて今を批判する者は一族皆殺し」という定めがあったそうだ。 昔を持ち出して今をあれこれ言ってみたり、人物がいないと嘆いたりするのは、千古変わらぬ人 の性(さが)らしい。 承知しつつ、自民党の歴代総裁を眺めてみる。初代は鳩山一郎、2代石橋湛山、3代岸信介、 さらに池田勇人、佐藤栄作、田中角栄……。好悪はおいてヘビー級が並ぶ。元気な東国原知事も、 昔なら「私を総裁候補に」とは言いにくかっただろう。 近づく総選挙への出馬要請を受け、条件に「総裁のイス」を求めた氏の言動が波紋を広げてい る。裏も奥もあるらしいが、自民党も落ちぶれたというのが、少なからぬ国民の抱いた印象のよ うである。 「夏芝居」という俳句の季語を思い出す。昔、客の入りの悪くなる夏に、怪談や早変わりなど の奇抜な出し物を演じた。立役者は夏休みを取るので、新顔の売り出しどきでもあったそうだ。 花形不在に悩む「自民一座の古賀座長」は、近づく夏舞台が心配でならない。受けを狙って人 気者に出演を頼んだら、思わぬギャラをふっかけられた。「なめられたものだ」と、座付きの役 者が憤りの声をあげる――たとえれば、そんな図だろうか。 俳人の小澤實さんに〈夏芝居監物某(けんもつ・なにがし)出てすぐ死〉の愉快な句がある。 端役なのだろう、監物某という者が、出てきたとたんに切られてしまった。さて、きたる選挙で 東国原氏は主役を張るのか、端役なのか、それとも舞台に載らないのか。茶番に堕す危うさをは らんでの、軽き自民のカケである。 ---------- 第1段落が、それ以降とのつながりがいまいち薄い。昔のことをアレコレ論じるのが好きな朝日新 聞に言われると、腹が立つなあ。 夏芝居の件は面白い。東国原氏と重ねるには、ちょっとズレている気がしないでもないけど。 最終段落『軽き自民のカケである』。これを言いたい、そうレッテルを貼りたいだけだな。 文章はわりと面白かったんで、まあいいか。
651 :
文責・名無しさん :2009/06/25(木) 12:13:21 ID:7NjKpNUU0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
>昔を持ち出して今をあれこれ言ってみたり 朝日のこと言ってるのか?
2009年6月26日(金)付 独特のおかしみが今も人気の作家、内田百けん(「けん」は門構えの中に月=ひゃっけん)は 不意の来客を嫌ったそうだ。古い狂歌のパロディーを作って玄関に張り出していた。〈世の中に 人の来るこそうれしけれ とは云(い)うもののお前ではなし〉。訪問者は面食らったに違いな い。 電話もうるさがった。ひとたび電話をひいたら、いくら戸締まりをして寝ても、なんにもなら ない。家に引き込まれた一条の線が、門扉や雨戸をあってなきものにする、などと書き残してい る。 百けん先生がいたら呆(あき)れる、いまのケータイ事情だろう。民間の研究所が自宅での様 子を調べたら、枕元に置いて寝る人は9割を超えた。トイレに持って入る人は54%、食事どき に手元に置く人が45%、風呂に持ち込む人も18%いて、肌身離せぬ様が浮かび上がる。 24時間の「臨戦態勢」が重荷な人も多いはずだ。だが仕事も、付き合いもある。すぐ連絡が つくことを前提に世の中が動けば、自分ひとり逃げられない。かくて電波で結ばれ合った、万人 の万人に対する「支配」が世を席巻することになる。 先日の小紙には、1日に9時間ケータイを使う中学生の記事があった。今どきの機種はゲーム も音楽も楽しめるが、それにしても長すぎないか。全国津々浦々で、魔法の機械が舌なめずりを して、若い時間を吸い込んでいる。いやな図をつい想像してしまう。 百けん先生に話を戻せば、夜はとりわけかなわないと、門前に「日没閉門」と書いた札も掲げ ていたそうだ。そんな札を心に掲げて、ケータイをほっぽり投げておく時が、たまにはあって悪 くない。
655 :
文責・名無しさん :2009/06/26(金) 15:59:31 ID:oceYDb5V0
宣言 「私、女であることを武器にして生きていきます。」
素粒子 6/25(木) 「よく見よ。天下御免の向こ う傷」。ご存知、旗本退屈男。 ◎ 「向こう傷を恐れるな」とい えば旧住友銀行流の積極経営。 ◎ この古巣から巨木日本郵政に 渡った西川氏は騒動の末続投。 ◎ いまさらルールや透明性確保 を言う改善報告書は満身創痍。 ◎ 「自らをよく見よ。天下が御 免の向こう傷」じゃないのか。 ――― 創痍に「そうい」、とルビ。
素粒子 6/26(金) 「実るほど頭の下がる稲穂か な」。人間かくありたいもの。 ◎ 「実らぬと頭の下がる社長か な」。赤字決算続々株主総会。 ◎ 「誠に申し訳ない」「おわび する」。怒る株主に平身低頭。 ◎ 謝るのが社長業か。さにあら ず。将来ビジョン示してこそ。 ◎ 「十年の計は木を植えるにあ り」という。お宅の社長は? ――― 計に「はかりごと」、とルビ。
>>656 > 「自らをよく見よ。天下が御免の向こう傷」じゃないのか。
「スネに傷」と書かなかったのは、なんとかその程度の自制心はあったから、と見るべきか。
『騒動』云々言っているけど、結局は全部鳩山氏がひとりでぐるぐるしていただけでしょ。
>>657 『実るほど 頭を垂れる』だと思うんだが。一般的に聞くのは。小さいことだが。
> 謝るのが社長業か。さにあらず。将来ビジョン示してこそ。
謝ったり、腹を切ったりするのがトップの仕事、と勘違いしている風情の朝日新聞が言っても、
全然リアリティってもんがないわけだが。
天声人語 2009年6月27日(土)付 その世界に縁遠い人でも顔と名前は知っている。米ポップス界の「帝王」と呼ばれた歌手マイ ケル・ジャクソンさんは、そうしたスーパースターの一人だった。突然の訃報(ふほう)がきの う、世界を駆け巡った。 自らを語ることは少なく、ゆえに伝説とゴシップに彩られていた。整形を重ねたとされる顔も、 本人いわく、わずかな手術だけらしい。とはいえ、いかにも人工的には見えた。黒人なのだが、 年齢も人種も、性別さえも、見る人次第でいかようにもとれた。 音楽の才能は早くから花開いた。4人の兄とグループを組んで、大人顔負けの歌と踊りで全米 の人気者になる。独り立ちして82年に出した「スリラー」は、世界で推定1億枚を売り、レコー ド史上のあらゆる記録を塗り替えたとされる。 80年代には2度来日し、ビートルズ以来という熱狂で迎えられた。後楽園など各地のプロ野 球場を会場にしたのは、並はずれた集客力を見こんでのことだ。足をすって機械のように歩く ムーンウオークを思い出して、当時の熱気を懐かしむ方もおられよう。 だが、華やかさの半面、私生活は乱調ぎみで奇行も多かった。とりわけ近年は、負債や、虐待 事件といった醜聞にまみれていた。復活をかけたロンドンでのツアーを来月に控えての、急逝だっ たという。 かつてこう語っていた。「僕はステージの上が一番安心できる。出来ることならステージで眠 りたいぐらいさ。本当に、まじめにだよ」。享年は50。実際の人生より、舞台という虚構に住 まって夢を見ていたい人だったかもしれない。 ---------- MJ追悼。
660 :
文責・名無しさん :2009/06/27(土) 20:52:10 ID:p8evGHav0
みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。 みんなの力で男性差別のない明るい社会を築こう。
>黒人なのだが、年齢も人種も、性別さえも、見る人次第でいかようにもとれた。 「アフリカ系の男の子は、親友の父親から出生地を聞かれ「日本」と答えたら 『じゃあ、なんで肌が黒いの』と言われた。差別の刃は、人間の心の奥深くまで傷つける。」 ジョエル・アソグバ氏的には今日の天声人語は差別発言だろう。
天声人語 2009年6月28日(日)付
天は二物、三物を与えることがままあり、クレオパトラは声も「絶世」だったらしい。心地よ
い響きにくるみ、機知に富む言葉をいくつもの言語で繰り出したという。後の歴史家は「聞いて
すばらしく、見てすばらしかった」と記した。
だが才色だけでは、カエサル(シーザー)らローマの武人たちと結んで歴史を動かすことはで
きない。考古学者の吉村作治さんは、その力の源をエジプトの女王だったからと説く。肥沃(ひ
よく)で軍備に優れた王国は、ローマの東方征服に欠かせない要衝だった。
きのう横浜市で始まった「海のエジプト展」で、豊かな文明を垣間見ることができる。フラン
スの研究者フランク・ゴディオ氏が90年代から引き揚げた、本邦初公開の遺物が並ぶ(9月23
日まで)。
女王が愛した古都アレクサンドリアなどの史跡は、王朝が滅んだ後に何度か津波にのまれ、水
の底で破壊と盗掘を免れた。塩を抜き、修復された巨像たちは、2千年の時を感じさせない。装
身具や硬貨も昔日の輝きを保つ。
欧州5都市での巡回展は計200万人を集めた。06年、パリで拝んだ時に比べて、展示品は
どこかよそ行きの風情でオーラを放つ。はるか東方の異郷、若い港町の空気にまだ戸惑いがある
のだろうか。
遠征してきたカエサルにいち早く支援を請うため、クレオパトラは荷物に化けて近づいたとさ
れる。ただの野心家ではない「偶然や幸運に頼らない女」(吉村さん)だった。彼女がまとった
香りを会場で体験できる。強すぎず甘すぎず、地中海の涼風がふわりと鼻孔を抜けた。
----------
宣伝コラム。
asahi.com : 朝日新聞社 - 「海のエジプト」展
http://www.asahi.com/egypt/
天声人語 2009年6月29日(月)付 東京紙面の声欄で「母の音色した53年前の木琴」を読んだ。投稿者の男性(60)が小学2 年の時、母親が木琴を買って教室に届けてくれた。過日の物置整理でそれに再会した、という話 である。 その母は若くして病で亡くなり、お下がりを使った弟も早世した。男性は木琴を雑巾(ぞうきん) でふき、「どれみふぁそらしど」の文字が現れた鍵盤で「荒城の月」の冒頭を奏でる。連なる音 は、忘れ得ぬ面影と遠い記憶を連れ戻したに違いない。 同じ日の新聞に、約3万5千年前の楽器がドイツの洞窟(どうくつ)で見つかったという記事 があった。ハゲワシの骨に五つの指穴を開けた、22センチほどの笛である。かすかに曲がった 細い管を抜ける音には、誰のどんな記憶が宿るのか、興味は尽きない。 破片をつないだ笛はあいにく、息を吹き込むにはもろすぎよう。最古の楽器は意外に広い音階 を持つらしいと、想像するしかない。洞窟の住人は、肉を食べ骨をしゃぶりながら、音を操る技 をわがものにしたようだ。 どんな音色にせよ、節をつけて鳴らすことにある種の快感が伴ったと思われる。旧石器時代、 生活の傍らにすでに音楽があったことになる。同じ場所では先に、マンモスの牙でこしらえた最 古の裸婦像が出た。骨笛もまた、芸術の起源か、信仰や呪術の道具だったのだろう。 戯れから娯楽が生まれ、やがて美意識や祈りに昇華する。そんな「音の出世」は確かにあるけ れど、記憶の入れ物、運び手としての役割も心にとめておきたい。ほこりまみれの木琴に、大切 な人を過去から招く力が潜むのだから。
664 :
文責・名無しさん :2009/06/29(月) 18:52:11 ID:eecJOb150
「男らしくしろ・女らしくしろ」「男のくせに・女のくせに」は 典型的なセクハラ用語。マスコミでは厳禁です。
素粒子 6/27(土) 木のない赤黒いハゲ山が連な る。栃木・足尾銅山跡である。 ◎ 日本の近代産業発祥の地は亜 硫酸ガスの苦しみも背負った。 ◎ ガスや伐採で失った緑の復活 を願い木を植える人々がいる。 ◎ 木を枯らしたのは人間。植え るのも人間。13年間で4万本。 ◎ 目指す100万本ははるか遠 い。しかし、明日を信じ植える。
素粒子 6/29(月) 今年北国の春。青森市中心部 の街中はまるで美術館だった。 ◎ 昨春亡くなった彫刻家鈴木正 治の遺作。道や店先を飾った。 ◎ 釈迦や不動明王の像。木や石 の個性を見つけ命を吹き込む。 ◎ 不思議な存在感と、どこか懐 かしい温かさが見る側に迫る。 ◎ 創造一途。彼を愛する友らの 開いた手作り展覧会が温かい。 ――― 正治に「まさはる」、とルビ。
天声人語 2009年6月30日(火)付 「六月三十日(みそか)は年の臍(へそ)」と言う。一年もちょうど半ばの今日を、体の真ん 中にあるヘソにたとえた。人の世が雨に煙る季節に、「人間」を語って重い今月の言葉から。 沖縄は23日に「慰霊の日」を迎えた。浦添市のトーマ・ヒロコさん(26)は、この日をめ ぐる沖縄と本土の意識の差を詩にした。その一節に〈祖母が生き延びてくれたからこそ/自分が いるということ/噛(か)みしめながら顔を洗う〉。島では4人に1人が戦火に消えた。 元イスラエル将校のノアム・ハユットさん(30)が大阪で講演した。パレスチナ人を「荷物」 と隠語で呼んでいたという。「人間としての感覚がマヒし、殺人機械になっていた」。祖国から 「裏切り者」という批判も受けながらの良心の発露である。 ホームレスの人たちをモデルに、おしゃれに撮った写真集を作ったのは写真家の高松英昭さん (38)。ポーズや表情も細かく指図したといい、「ホームレスという言葉が持つイメージへの 挑戦です」。路上での先行販売をへて、7月からは書店にも並ぶ。 水俣病をめぐって不知火海の漁師、緒方正人さん(55)が小紙に語った。「患者には三つの 誇れることがある。病に苦しみながらも魚や海を恨まなかったこと。胎児性患者が生まれようと も、子どもを選ばず産み続けたこと。そしてチッソの社員や公務員を傷つけなかったことだ」。 「刑務所の空と全然違う」と、17年半ぶりに帰郷した菅家利和さん(62)は笑った。足利 事件で失われた日々は帰らない。取り戻せぬものを、少しでも取り戻してほしいと願う。
天声人語 2009年7月1日(水)付 黒い粒を見ながら2人が言い合っている。1人は「虫だ」と言い、もう1人は「いや黒い豆だ」 と。やがて粒が動き出したが、それでも「豆」の方は説を曲げない。「這(は)っても黒豆」の ことわざは、明白な事実を前に、なお言い張ることをさす。 がんこ者の意地なら笑い話だが、一国の態度となれば笑えない。日米間の「核持ち込み密約」 をめぐる政府の答弁は、それを地でいく。米側の公文書などで密約は裏付けられているのに、一 貫して「存在しない」と否定してきた。 核兵器を積んだ米国の船が日本に寄港したり、領海を通ることを認めた秘密の合意である。こ れまでの証拠に加え、先日は元外務事務次官が「歴代引き継いできた」と明かした。しかし政府 はかたくなに、態度を変えようとはしない。 もはや「這っても」どころか「跳ねても黒豆」の強弁だろう。河村官房長官は誠実な人柄で、 被爆者の支援にも熱心と聞く。木で鼻をくくったような答弁には内心、忸怩(じくじ)たるもの があろうと想像する。 「黒豆」のたとえは可愛いが、要は政府の嘘(うそ)である。「一つの嘘をつき通すには、別 の嘘を二十発明しなくてはならない」と言うから心配になる。非核三原則の一つの「持ち込ませ ず」をめぐる虚実を、国民は知る権利がある。 かのコロンブスは航海中、二つの日誌をつけていたそうだ。片方は偽りで、実際より短い航海 距離を記して、陸から遠く離れるのを恐れる乗員らに読ませたという。情報公開の時代に遅れた 「嘘も方便」など、日本丸の乗組員としては願い下げである。
>>668 共同の「海峡の公海指定は核通過のため」とか、
今この手の記事が出てくるのって、北の核問題へのカウンターかと勘繰ってしまうわけだが。
670 :
文責・名無しさん :2009/07/01(水) 18:30:59 ID:9QQMCfZt0
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
>>668 這っても黒豆ね。 これと「プロクルーステースの寝台」ってのは
「お前の倫理観はおかしい、こんな諺がある」と言って、怯えさせるために
話を聞かせ、自分の思うように相手をコントロールするのに用いられるんだよな。
672 :
文責・名無しさん :2009/07/02(木) 15:38:05 ID:fHf0flHZ0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
673 :
文責・名無しさん :2009/07/03(金) 12:48:23 ID:A/yumdu20
天声人語 2009年7月2日(木)付 いろいろとある数字の中でも、「3」には独特の安定感があるようだ。三羽ガラスに三大美人、 三位一体もあれば三種の神器もある。三役、三悪、三部作……腹に落ちておさまりがいい。 さて、同じ「3」でもこちらはどうだろう。幼い子を乗せる自転車の「3人乗り」が、きのう から天下晴れて認められるようになった。子育てに奮戦するお母さんたちの声が、行政を動かし た形である。 3人乗りは、もともと違反だが目こぼしされてきた。警察が厳しくする方針を打ち出すと、育 児の足を奪わないでと悲鳴が上がった。メーカーが安定を工夫した専用の自転車を開発し、それ に限って認められることになった。 朗報ではあろうが、値はかなり張る。購入費用を補助したり、レンタルを計画したりする自治 体もある。使うのはせいぜい数年だろう。子育て世代の負担にならず、安易に廃棄物にもしない、 賢い買い方と使い方を考えたいものだ。 自転車は時代のありようを映してきた。昭和の初め、「二十四の瞳」の女先生は自転車で分教 場へ乗りつけて、おてんばと言われた。戦争が終わると「青い山脈」の若人が銀輪を連ねて自由 を謳歌(おうか)した。そして核家族化が極まった今、親子の3人乗りが街を行き交う。 保育園の入所待機者は増え、育休切りや、母子加算の廃止など、子育てをめぐって吹く風は冷 たい。3人乗りを認めて一件落着、とはまいらない。老いゆく日本の宝である。不安定を親だけ に押しつけず、ここは行政と職場と地域の三位一体で「授かりもの」を育てたい。 ---------- 3人乗りは、なんで違反なのかってと、不安定で危ないからだわな。 その部分を見ないで、周辺ばっかりさわっているから、なんだかむずかゆい。 あと、母子加算の廃止は関係ないだろ。いやらしい天人子だ。
天声人語 2009年7月3日(金)付 歌舞伎の「白浪五人男」で盗賊の親分格といえば日本(にっぽん)駄(だ)右衛(え)門 (もん)。捕り手に囲まれ、「問われて名乗るもおこがましいが」と始めるせりふは舞台の華だ。 出自や来し方を七五調で朗々と語る。 そして最後に「六十余州に隠れのねえ賊徒の張本(ちょうぼん)、日本駄右衛門」と番傘かざ して見えを切る。ここはやはり「にほん」より、「にっぽん・だえもん」の語呂がいい。五輪の 応援もしかりで、声に力を込めるにも「にっぽん」の方が具合が良いようである。 さて、「ニホン」なのか「ニッポン」なのか。国号をめぐる古くて新しい難問に、政府が「ど ちらでもよろしい」と答えを出した。いずれも広く通用しているから、というのが理由である。 麻生内閣の、歴史に残る閣議決定になるかもしれない。 古代にはニッポンと発音されたそうだ。時を置かず二本立てになったというから根は深い。 1934年には文部省の国語調査会がニッポンを正式とする案を決めたが、法制化されなかった いきさつがある。 佐藤首相時代の70年にも閣内で談論風発した。中曽根防衛庁長官(当時)らの論議を、首相 が「万歳ひとつするにも、やはりニッポン国民万歳でなければ」と収めたと小紙が伝えている。 ただし閣議決定にはなっていなかった。 二つの呼称が呼びさますものは様々に違う。時や場所、気分によって使い分ける幸いが日本人 にある、ということだろう。ちなみに麻生首相のベストセラー本は『とてつもない日本(に ほん)』。祖父吉田茂の門下生だった佐藤とは違うセンスも、また良しである。 ---------- ニッポンポン! まー、なんでもいいが、やたらとカタカナ書きを使いたがるのはどうかと思う。
>>674 ・降幡賢一【朝日新聞記者】
「はっきり言って私は、この『ニッポン』コールが嫌いだ。
歴史をひもとけば、日本がすでに中国・東北部で戦争を始めていた1934年、政府の国語調査会は
国号をこの勇ましい感じのする呼称に統一し、半ば国民に強制した。平和的で優しい感じのある
『ニホン』という呼び名はしばらく脇に放っておかれた。私が戦争が終わる年に生まれた年代だから
とくにそう考えるのかもしれないが、日本人がソウルで叫んだのは、そのきなくささを、日本人自身が
もうすっかり意識しなくなっているためだろう。」
(2002年6月21日『朝日新聞朝刊』より)
676 :
文責・名無しさん :2009/07/03(金) 15:10:51 ID:SjB1uYi60
宣言 「私、女であることを武器にして生きていきます。」
素粒子 6/30(火) 人事はトップが組織に示すメ ッセージというが彼の場合は。 ◎ もうろう大臣、私的旅行副長 官、正義大臣。盟友次々離脱。 ◎ 起用にどんなメッセージがあ ったの? 辞めても他人事か。 ◎ そしていま。人事権行使もお ぼつかない。内閣人事不省か。 ◎ 人事は尽くせず天命も待てぬ 浮世だが梅雨の6月は尽きぬ。 ――― 他人事に「ひとごと」、とルビ。
素粒子 7/1(水) 自爆。やけくそ。万歳突撃。 テロじゃあるまいし、解散総選 挙の頭につける言葉とはとても 思えず。主権者たる国民の信を 問うのが、そんなに怖いのか。 119年前の今日、第1回衆 院総選挙。この選挙で初当選し た憲政の神様・尾崎行雄が、戦 後に残した言葉を握りしめる。 <日本の民主化の実現を妨げ るものありとすれば、それは唯 一つ、国民自身の無自覚怠慢> あの国、かの国と違い、私た ちには一票がある。選挙の夏。 ――― 唯に「ただ」、とルビ。
679 :
文責・名無しさん :2009/07/03(金) 23:58:40 ID:P8Ejck9b0
>>678 自爆。やけくそ。万歳突撃。
解散総選挙の頭につけるてるのはマスゴミなのに何を言ってるのかw
素粒子 7/2(木) 事務用紙一枚で核密約を引き 継いだという元外務次官。公文 書の軽さと、政府の嘘の重さ。 紙一枚で権威権力と対峙して きた漫画を、国が箱モノに収め るという。117億円の浅慮。 迂回献金や故人献金。まるで 「間違い探しゲーム」のような 紙の束、政治資金収支報告書。 □ 日本は世界3位の紙生産国と か。洛陽の紙価を高めるとはい かぬまでも、せめて紙面の無駄 遣いと言われぬよう、小欄も。 ――― 嘘に「うそ」、対峙に「たいじ」、迂回に「うかい」、とルビ。 ゴミにゴミが載ってても誰も気にせんだろうよ。
素粒子 7/3(金) 街に染みついた魚のにおいが 梅雨空にたゆたう。築地市場の 交差点で、野党党首の第一声。 選挙カーのすぐ脇には、市場 移転反対の垂れ幕が。前哨戦だ 試金石だと、都議選はまるで世 論調査のような扱いだが、首都 にも日常があり、切実がある。 □ それでも都民として白状すれ ば、生活を託すはずの候補者の 顔が、まるで浮かばない。前回 の投票率は約44%。4年に1度 の名前の連呼が、また始まる。
>素粒子
一人はスカスカもう一人はみっちり・・・なんでこう極端なのかね
>>678 >主権者たる国民の信を問うのが、そんなに怖いのか。
挑発としても駄目すぎるし冒頭からの流れと矛盾してやしないか?
>日本の民主化の実現を妨げるものありとすれば、それは唯一つ、国民自身の無自覚怠慢
マスコミの精力的な活動で妨げられていますね
引用しながら少しも違和感覚えなかったのか?
>>680 >せめて紙面の無駄遣いと言われぬよう、小欄も。
「紙」じゃなく「紙面」ってのが上手い逃げ道だわなw
「押し紙は?」って突っ込み回避できる・・・かもしれないしw
天声人語 2009年7月4日(土)付 「五月闇(さつきやみ)」とは、梅雨どきの暗闇を言う。昼なお暗いときにも使うが、歳時記 によれば、月も星も雲に隠れた夜をさすことが多いそうだ。そうした深い闇は、蛍の鑑賞には格 好の背景になる。 「蛍合戦」の言い伝えを、小泉八雲が書いている。源氏と平家の名をいただく蛍が年に一度、 京都の宇治川で熾烈(しれつ)な一戦をまじえる。この晩には、籠(かご)の蛍は全部放して、 戦いに加われるようにしてやらねばならないのだという。 文豪の描く戦いのさまは美しい。参集した大群は光る雲のように見える。ぶつかり合って雲は 崩れ、水面に散り、落ちた蛍は光りつつ流れ去る。〈川は、漂い流れる蛍のなおきらきらと輝く むくろにおおわれて、さながら銀河のように見える〉。むろん幻想の世界の出来事である。 昔なつかしい蛍が、日本各地でよみがえりつつある。喜ばしいことと昨夏の小欄に書いたら、 案じる手紙をもらった。遠隔地の個体を安易に放流すると遺伝子が交雑する恐れがあるのだとい う。似た指摘が先日の小紙にも載っていた。 個体を弱めたり、生態系を壊したり、様々な心配があるそうだ。思えば蛍にかぎらない。自然 を一度損なえば、元に戻すのは不可能に近い。葉っぱ一枚自力では作り出せぬことを、人間は謙 虚に自覚すべきなのだろう。 人の営みは多くの生き物を追いつめてきた。各地によみがえった蛍は、人間の近代への猛省を 訴えているようでもある。〈じゃんけんで負けて蛍に生まれたの〉池田澄子。五月闇にゆれる光 に、人に生まれたわが責務を問い直してみる。
685 :
文責・名無しさん :2009/07/05(日) 13:49:33 ID:izbhk59S0
談 「女に生まれてきて、ホントよかったヮ」
天声人語 2009年7月5日(日)付 つぼみがほころぶ様を、少し気取って花笑みと言う。笑う、の形容がぴったりなのは今が盛り のユリとされる。そり返って開く大ぶりの花からは、ドレスを翻して微笑(ほほえ)む女性が浮 かぶ。〈百合(ゆり)ひらく匂(におい)袋を解くやうに〉南千恵子。 揺れる衣装から、甘い霧が広がる。清楚(せいそ)に、はたまた妖艶(ようえん)に、むせる ような芳香はこの植物の本性であろう。だからこそ、お見舞いの花束から外され、飲食の席にも 飾りにくい。 それではと、茨城県つくば市の花(か)き研究所が、ユリの香りを抑える技術を編み出した。 においの生成を妨げる薬剤を水に溶かし、つぼみ段階の切り花に吸わせる。こうして咲かせた花 のにおい成分は、通常の8分の1、人がほぼ感じない程度に収まったという。 満面の笑みを「香水抜き」で楽しみたい向きには朗報である。におい消しの費用は切り花1本 につき1円以下というから、十分商売になりそうだ。贈り物や冠婚葬祭での人気を見込んでか、 すでに産地から問い合わせがあると聞く。 野生の香りは鮮烈で、これからが花時のヤマユリあたりは、目より鼻で気づくことがある。本 来の自己主張をうまく丸め込む工夫は、何ごとも控えめをよしとするこの国らしい。「好かれる 花」を創(つく)るための技と執念には感服する。 一方で微香のユリには、ノンアルコールの「ビール」にも似て、あるべきものを欠いた哀感が 漂う。例えれば、真ん中に穴が開いたような寂しさである。つい、体臭や脂気に縁のない、すべ すべの男性を思い浮かべては「草食系」の皆さんに怒られようか。
天声人語 2009年7月6日(月)付 家に近い小学校の渡り廊下に「創立120周年おめでとう」とある。正面の100円ショップ には「おかげさまで10周年」の張り紙。この商店街の放送によると、買い物スタンプが15周 年を迎えたそうだ。 思えばいつも何かの年、何かの日である。祝日や時候の節目のほか、誰かの誕生日や命日、過 去の出来事が365日を埋め尽くす。今日も何かを懐かしみ、思いを新たにする人がいるだろう。 〈「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日〉。87年、24歳の高校教 諭だった俵万智さんの第一歌集『サラダ記念日』は社会現象になった。ありふれた日常、平凡な 言葉が文芸になると知り、超私的な祝日があると教わった。 俵さんが実際にほめられたのは、サラダではなくから揚げだという。後年、高校生たちに明か している。「ごちそうでなくてもおいしく感じさせるのが恋の力。短歌では、心の本当を伝える ための、言葉のうそが許されます」。 彼女の〈恋という遊びをせんとや生まれけん〉は、〈かくれんぼして鬼ごっこして〉と結ぶ。 見つかるほどに身をかがめ、つかまる速さで逃げてみる。そんな戯れの中からも、忘れ得ぬ日が 一つ二つと残っていく。「心の本当」を忘れぬよう、人は月日という目次をつけて記憶に刻み込 むらしい。 思い出だけで生きられはしないけれど、人生の目次から再生した感動が、己を励ますことはあ る。それが大切な出会いでも、から揚げでもサラダでもいい。ぬかるむ日々になぜか巡り来る、 記念日という飛び石に救われる。
688 :
文責・名無しさん :2009/07/06(月) 14:54:21 ID:xdIM/XD20
「男らしくしろ・女らしくしろ」「男のくせに・女のくせに」は 典型的なセクハラ用語。マスコミでは厳禁です。
天声人語 2009年7月7日(火)付 のちに大スターになる三船敏郎は、当初は俳優ではなく撮影部の志望だった。曲折があってニュー フェースに回されたという。「男のくせにツラで飯を食うのは好きじゃない」と、本人はふてく されていたそうだ。豪胆で売った役者らしい逸話である。 ひるがえって、いまの永田町には「ツラで飯を食いたい」面々が目立つようだ。自らの顔では なく「党の顔」で、である。選挙を前に、少しでも有利な「顔」を欲してうごめく。そんな「麻 生降ろし」を国民は冷ややかに見ていることが、小紙の世論調査でわかった。 小選挙区制になって「党の顔」の重みは増した。器量の良し悪(あ)しは気になろう。だが去 年の秋、麻生氏を選んだのは他ならぬ自分たちだ。なのに損得ばかりを天秤(てんびん)にかけ、 右往左往するさまは、情けなく映っているに違いない。 だが首相の苦境も覆いがたい。人事権と解散権という「二本差し」のうち、前者は、抜いては みたが錆(さ)びて満足に切れなかった。後者は、もはや飾りの竹光のようにも思われる。静岡 県知事選を落とし、東京都議選いかんでは立ち往生が待っている。 一方で、民主党の顔、鳩山代表も不可解な「故人献金」で化粧がはげた。「国民は民度に応じ た政府しか持てない」という箴言(しんげん)に、ため息をつくしかないなら、国民はやりきれ ない。 「党首力」は軽くはなかろう。だがツラに話を戻せば、「他人の顔で相撲は取らぬ」ぐらいの 気概が若手議員にはほしい。目先のことに汲々(きゅうきゅう)とする政治屋か、否か。有権者 の目は、そんな所にも敏感である。 ---------- そういや、オダギリジョーも元は監督志望だったとか、言っていたなあ。 「麻生じゃダメだ」と言い続け、それに乗っかって「そうだそうだ」と言った人を「なあ君、そん な軽いことでいいのかね」とたしなめる。しかも自分の言葉ではなく、「国民は冷ややかに」だ の「国民はやりきれない」だのと、『国民』をダシにして。
690 :
文責・名無しさん :2009/07/07(火) 21:44:06 ID:ywV3JgS20
「男のヤセ我慢、女のウソ泣き」お互いにもうやめようではありませんか。
691 :
文責・名無しさん :2009/07/08(水) 11:16:11 ID:KQDYlUFX0
女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き 女のウソ泣き
>>689 > 選挙を前に、少しでも有利な「顔」を欲してうごめく。
小沢から鳩山への代表交代は「西松事件の責任をとって」ではなく
「衆院選に有利だから」という理由で行われた(と主張している)ことを
すっかり忘れてるよな。鳩山も忘れてるんだけど。
天声人語 2009年7月8日(水)付 歴史はときに人を選び、悔恨の深い役割を担わせることがある。米国の国防長官としてベトナ ム戦争を指導したロバート・マクナマラ氏も、そんな1人だったのではないか。93歳の訃報(ふ ほう)が首都ワシントンから届いた。 1960年代の国際ニュースに、最も登場した1人だろう。40代で自動車大手フォード社の 社長に上りつめ、ケネディ大統領に請われて国防長官に就いた。統計にもとづく冷徹な合理主義 者で、自信家でもあった。 逸話が残る。長官時代、自分への説明は文書で提出せよと命じた。わけを聞く側近に、こう答 えたそうだ。「彼らが話すより自分で読む方が早い」(『ベスト&ブライテスト』)。その俊秀 が、生身の戦争を前に、誤りと過ちを繰り返すのは周知の通りだ。 本格介入から泥沼化へ。「マクナマラの戦争」とも呼ばれたこの戦争で、おびただしいベトナ ム人が殺された。米側も約5万8千人が命を落とす。その傷はアメリカという国の心身を深々と えぐった。後遺症は今なお癒えない。 贖罪(しょくざい)の意味もこめてだろう。晩年は沈黙を破り、回顧録やドキュメンタリー映 画で「ひどい過ちを犯した」と率直に語っていた。人生で得た教訓の一つが「人は善をなさんと して悪をなす」だったという。 5年前、かつてベトナム反戦の中心だった母校カリフォルニア大バークリー校に招かれた。そ して「人類は20世紀に1億6千万人を殺した。21世紀に同じ事が起きていいのか。そうは思 わない」と力を込めた。深い悔恨をへてたどり着いた、重い確信だったに違いない。
素粒子 7/4(土) 80年代、世界中の若者が、ま ねをしたはずだ。恥ずかしなが ら筆者も、した。マイケル・ジ ャクソンのムーンウォークを。 分野や役目はまるで違うが、 今、世界はオバマ大統領に同じ 視線を向けている。夢やあこが れを胸に埋め込む力。これが、 米国の真の強みかもしれない。 □ 今日、米独立記念日のホット ドッグ早食い大会に、日本人の 優勝候補が。ファストフード文 化も、米国のソフトパワーか。
素粒子 7/6(月) 日曜夕刻のパチンコ店で、4 人の命をのみ込んだ紅蓮の炎。 スプリンクラーのない雑居ビ ルよりも恐ろしいのは、無辜の 人々を巻き込むことに躊躇せぬ 放火犯の心中。底知れぬ邪意。 □ 与党推薦の候補をのみ込んだ 有権者の意思、静岡県知事選。 首相の不人気よりも深刻なの は、燎原の火のように燃えさか る「変化」への期待。総選挙を 目前に、いっそのこと党の名を 消したい候補者も多いのでは。 ――― 紅蓮に「ぐれん」、無辜に「むこ」、躊躇に「ちゅうちょ」、燎原に「りょうげん」、とルビ。
素粒子 7/7(火) これで、何度目だろう。「誰 でもよかった」という言葉は。 大阪市のパチンコ店放火殺人。 「誰でもいいから人を殺した かった」。この言葉で容疑者は 犠牲者の命を再び、奪うことに なる。この世界にただ一つしか ない命を、匿名におとしめる。 □ 「誰でもよかった」に、私た ちは震撼する。「誰でもよかっ た」を生み出した社会を振り返 り、周囲を見回す。「誰でもよ かった」の闇を、のぞき込む。 ――― 震撼に「しんかん」、とルビ。
素粒子 7/8(水) 平和なデモか、暴動か。鎮圧 か、それとも虐殺だったのか。 まるで芥川龍之介の小説「藪 の中」のよう。新疆ウイグル自 治区で150人以上が死んだ事 件は、中国政府と少数民族側の 主張が、真っ向から食い違う。 報道とネットが管理されれば 現代社会にとって藪と同じ。情 報の暗闇を作り出す当局の底意 を、世界中が見透かしている。 □ 村上春樹氏の「壊れやすい卵 と固い壁」の比喩はここでも。 ――― 藪に「やぶ」、比喩に「ひゆ」、とルビ。
699 :
文責・名無しさん :2009/07/09(木) 10:00:19 ID:A7AMo+uA0
男性には男らしくしろ、と言ってワクをはめてしまいながら 女性には女らしくしろ、とは絶対に言わない。 男性に男らしくしろ、と言うのであれば女性にも女らしくしろ、と言いなさい。 女性に女らしくしろ、と言わないのであれば男性にも男らしくしろ、と言うな。 男女が平等であることを忘れてしまってはダメですよ。
天声人語 2009年7月9日(木)付 もう20年も前、中国の新疆ウイグル自治区を訪ねたとき、ウイグル族に対する漢族の蔑(さ げす)みをしばしば感じた。たとえば取材車の運転手は、「連中を乗せると車が羊くさくなる」 と同乗させるのを拒み続けた。ウイグル人は羊の肉を常食するからだ。 あるいは自治区政府の役人は、「仕事で彼らと組むのはごめんだ。結局、自分の仕事が2倍に 増えるだけ」と渋面を作った。ウイグル人は怠惰で、責任感も乏しいという悪口である。支配者 然とした優越意識が鼻についたものだ。 抑圧された民族感情の渦巻くこの地は「シルクロードの火薬庫」とも呼ばれる。そこがまた火 を噴いた。炎は大きい。胡錦濤(フー・チンタオ)主席はサミットへの出席を取りやめ、急きょ 帰国した。去年のチベットといい、封じるほどに噴き出す中国の少数民族問題である。 死者は少なくとも150人、負傷者も合わせれば千人を超すという。自警団さながらに、こん 棒やパイプを持ってデモをする漢族の写真が紙面にあった。憎悪の充満した一触即発の危うさが、 遠い地から伝わってくる。 古くから漢族は、西域にエキゾチックな宝物を求めてきた。現代の宝は豊かな地下資源だとい う。政治を仕切り、富を求めて増え続ける漢族に向くウイグル人の反感は膨らんでいる。 この自治区には『西遊記』にも登場する、「炎の燃えさかる火焔山(かえんざん)」がある。 孫悟空が芭蕉扇(ばしょうせん)であおいで炎を消す場面は名高い。ひるがえって今回の騒乱で ある。民族の声たる炎を、中国政府が力ずくの弾圧という「扇」で消すことがあってはなるまい。 ---------- しかしまあ、中共も大変なことである。
701 :
文責・名無しさん :2009/07/09(木) 15:32:22 ID:uxUzmtqKO
今日の天声人語は何事?w
何事かってったら、人事かな。 ウイグル族に対して。 第1,第2段落は、朝日新聞さんが大好きな『差別の構図』なのに、その対象たるウイグル族への 視線はまるで無く、漢族の偉そうぶりに眉をひそめるだけ。 第3,第4段落は、暴動の現実を描いたものだけれど、そこにはウイグル族はおらず、自衛する漢 族を『デモ』などと表現するだけ。
703 :
文責・名無しさん :2009/07/10(金) 08:20:53 ID:cdCxZeZQO
〈地球の、最後は、きち がい地球。万の星が、ばか地球と、よん だ〉
天声人語 2009年7月10日(金)付 送っていただいた詩集をめくっていたら、「地球の最後」と題する一作に目が止まった。 1960年代に、長崎県の小学校5年生が書いたという短い詩である。〈地球の、最後は、きち がい地球。万の星が、ばか地球と、よんだ〉。 東西冷戦まっただ中の、軍拡競争の時代である。子どもの想像力で核軍拡の愚かしさを表現し たのだろう。全人類を何回も殺せるほど核兵器を作り、互いの国民を人質に取り合って、ボタン 戦争の恐怖に地球はおびえていた。 そんな狂気を過去の逸話にする、大きな一歩になるだろうか。イタリアで開催中のサミットで 「核なき世界に向けた状況をつくることを約束する」とした首脳声明がまとまった。オバマ米大 統領の唱える核廃絶に、また一つ弾みがついた格好だ。 前途は容易ではない。だがオバマ氏の存在感に、やはり政治は言葉だと思う。「核を使用した 唯一の国として行動する道義的責任がある」という演説を源に、軍縮の川は流れ出した。その川 幅は広がり、水量は増えつつある。涸(か)らすことがあってはなるまい。 サミットに集う首脳に、スウェーデンの首相だった故パルメ氏を思い出す。80年代に広島を 訪ねて大きな衝撃を受け、言葉を残した。「国際的に責任を負う国の政治家は、政権を担当した ら、すべからくヒロシマを訪れるべきである」と。 核兵器を使われた国の代表として、麻生首相は首脳たちに被爆地訪問を求めてくれただろうか。 「キノコ雲の下」を知ることで、遠い目標をめざす足の運びは、より確かになるに違いない。 ---------- 核兵器が狂気なのではないし、核兵器があることも狂気ではない。 オバマ氏は聖者でも超人でもないし、広島は聖地でも遺跡でもない。 『核兵器を使われた国』なんてものは勲章でも聖痕でもない。 と、思うのだけれど。
705 :
文責・名無しさん :2009/07/10(金) 20:54:04 ID:JNgigTDb0
放送禁止用語いいのかよ??????????????? 精神科患者さんにかかわる仕事をしているものとして 朝日新聞の体質を疑う。
706 :
文責・名無しさん :2009/07/10(金) 22:28:30 ID:UFHJf0j10
言葉狩りしている朝日は何を言っても許される
>>704 どんな素姓の団体か個人か知らないが、誰がわざわざそんな詩集送ってきたんだろう。
というかメフィラス星人辺りの口車にあっさり乗せられそうな勢いだな>小学生
あとスウェーデンが核武装こそしていないが、武装中立で兵器産業でも知られた国なのはスルーですか。
素粒子 7/9(木) ウシ。カマド。ナベ。生活に 欠かせないものを女の名にした のだろう。沖縄県の摩文仁の丘 に刻まれた24万の戦没者の名。 そっと、指でさする人がいた。 生者の記憶が消えれば、なか ったことになるのか。島には今 も、2千d以上の不発弾と、数 万体ともいわれる遺骨が眠る。 64年後の夏。ただ、青い空。 □ 今年は薩摩侵攻400年、琉 球処分130年の節目の年。沖 縄から見える風景をいくつか。 ――― 摩文仁に「まぶに」、とルビ。
素粒子 7/10(金) 最新鋭ステルス戦闘機のF22 が雲間から降りてきた。観光客 の歓声を轟音がかき消す。沖縄 県の米軍嘉手納基地が一望でき る通称「安保の見える丘」。米 軍側はスパイ・ヒルと呼んだ。 基地を見つめる沖縄の目、フ ェンスの内側を独占する米軍、 そして本土からの観光客。三つ の視線は、決して交わらない。 米軍機が沖縄本島中部の小学 校に墜落し、17人が犠牲となっ た事故から50年。この基地がも し東京にあったら、と考える。 ――― 轟音に「ごうおん」、とルビ。
>>709 東京にも基地あるんだけどねぇ・・・
それに厚木じゃファントムが住宅に墜落したこともあったし・・・・
天声人語 2009年7月11日(土)付 鍋にせよ万年筆にせよ、使い込んだ道具には、体の一部になったような安定がある。愛着もわ く。同じことが「人生」にも言えるようだ。作家の田辺聖子さんが老いの日々を、「人生そのも のが、ようく使い込んで身に合ってきた」と書いている(『楽老抄』)。 六十路の後半の一文である。その年の夏には、もらったうちわに「老いぬれば メッキもはげ て 生きやすし」としたためたそうだ。老いと道づれ、あるがままにという、人生の達人らしい 肩の力の抜けようがいい。 それに一脈通じよう、「ウイズ・エイジング」という考え方を先ごろの小紙で知った。加齢に 抗する「アンチ・エイジング」の逆で、訳せば「老いとともに」となる。高齢医学が専門の杏林 大教授、鳥羽研二さんが提唱している。 若さは素晴らしい。だが年を取るのも悪くない。顔のしわは年輪の証し。記憶力は衰えても、 季節や身辺への感性はむしろ豊かになる。鳥羽さんによれば、70歳の語彙(ごい)は20代の 2倍以上もあるのだという。 〈厚顔可憐(かれん)の老境は はじめてきたが おもしろい……〉。90歳になった漫画家 やなせたかしさんは、近著の『たそがれ詩集』(かまくら春秋社)につづる。老化をむやみに嫌っ たり落胆したりせず、かといって背も向けない。鳥羽さんの理念に通じるものがあろう。 一つの言葉から膨らむイメージがある。「アンチ」と尖(とが)らぬ「ウイズ・エイジング」 の穏やかさは、深まりゆく人生への敬意も呼びさます。高齢社会のきびしい現実の中でこそ、広 まってほしい言葉である。
天声人語 2009年7月12日(日)付 麻生首相の笑顔はバネ仕掛けを思わせる。まさに破顔一笑、記者に囲まれた渋面とは主が違う かのようだ。周囲の状況がこれだけ悪くなっても、その笑顔は形状記憶合金のごとく緩みがない。 先のイタリアでも内憂そっちのけで弾(はじ)けた。 かの国には〈敵なら自分で守れるが、友の裏切りは神に防いでもらうしかない〉という意味の 格言があるそうだ。政界には神も仏もいないのか。つい10カ月前、その笑顔を買って選挙の顔 に据えた自民党内で、本人の留守に「麻生おろし」の大合唱である。 この党の関心は今、衆院選の負けをいかに小さくするかにある。きょう投開票の東京都議選で 負ければ、麻生首相による解散・総選挙だけは阻もうという勢力が一気に動き出す気配だ。 とはいえ、無理やり看板を掛け替えては世論がさらに離れかねない。都議選を受けて自発的に 退いてくれないかと、虫のいい期待が膨らむゆえんである。だが首相は、結果にかかわらず政権 にとどまる意向を示した。 悪い友と交わるより孤独がまし、という。首相が意地を通すなら、野党が喜ぶ早期の「やけく そ解散」だろうか。ここは思案のしどころ、好きなだけブレたらいい。トップの覚悟のほどを試 しながら、夏の政局は佳境に入る。 昭和前期の哲学者、三木清の『人生論ノート』にこんな一節がある。〈孤独は山になく、街に ある。一人の人間にあるのでなく、大勢の人間の「間」にある〉。サミット外遊という山にしば し逃れて、風雲急の東京に戻った麻生さん。笑顔の下の孤独も正念場を迎える。 ---------- 内容はアレだけれど、筆遣いは巧み。
天声人語 2009年7月13日(月)付 太田道灌(どうかん)が築き、徳川幕府が本拠とした江戸城は、長らく権威と安定のシンボル だった。大政奉還の後、西郷隆盛と勝海舟らの交渉で無血開城となる。皇居に転じたこの城の名 からまず浮かぶのは、徳川の平穏や沈滞より、維新の転変と活力である。 昨日の朝日川柳に〈江戸城に火の手上がるか十二日〉の一句があった。東京都議選で民主党へ の期待が燃えさかれば、衆院選でいよいよ「大政」が動くとの見立てだろうか。なるほど、本丸 を焦がす炎は高い。 都議選は民主党の圧勝、自民党の大敗で終わった。世論の揺れを柔らかく示す中選挙区が中心 でこれだから、小選挙区主体の衆院選では、それぞれの勝ち負けに一層のメリハリがつきそうだ。 江戸城ゆかりの千代田区。1議席を争い、6月に手を挙げた26歳の民主新人が、7期目を目 ざす自民の古参に競り勝った。無党派層が厚い首都の有権者は、政治の曲がり角では鋭く反応す るらしい。都議選は何度か国政選挙の「予告編」を演じてきた。 「本編」の結末を変えたい自民党。早速、民意のマグマの何割かを生成した麻生首相への風当 たりがきつい。しかし看板を改めるエネルギーが残っているのなら、さっさと政権公約をまとめ、 政策で迎え撃つ準備を急いではどうか。 道灌は、主君が放った刺客に倒れた。歌道に通じた武将の辞世として知られるのは〈かかる時 さこそ命の惜しからめ/かねてなき身と思い知らずば〉。あまりの沈着ぶりから創作説もあるが、 この潔さが武士道のかがみとされる。政権党の覚悟やいかに。 ---------- 麻生のまま、潔く死ね、ときた。 しかしなんだ、これら一連のキチガイじみたイメージ戦略攻勢フル回転っぷり、いい加減飽きら れる頃合だと思ったんだれど、そうでもないんだな。 けなして叩く方向のネガティブなイメージ戦略は、もちあげる方向のイメージ戦略よりも持続す るものなのか、とか考えた。
>さっさと政権公約をまとめ まるで小学生か中学生がいじめに使うような言葉使いだな。 「私たちに不満があるのなら、さっさと荷物をまとめ、教室から出て行ったらどうよ。」みたいな、、、 朝日新聞は子供に読ませないほうがいい。
715 :
文責・名無しさん :2009/07/13(月) 20:38:07 ID:lqgXpKwY0
>>712 >サミット外遊という山にしばし逃れて、風雲急の東京に戻った麻生さん。
始めからずっと「麻生首相」「首相」なのに、なぜ最後だけ「さん」付けなんだ?
>>713 >皇居に転じたこの城の名からまず浮かぶのは、徳川の平穏や沈滞より、
>維新の転変と活力である。
またぞろ「江戸時代暗黒論」ですか?
その「平穏や沈滞」の中で文化や教育水準が高められたからこそ、明治以降の発展があったとも言えるわけで。
↓事情に応じて過去の時代を持ち上げたり落としたり忙しいことで。
天声人語 2007年10月14日(日曜日)付より
>上野の東京国立博物館で「大徳川展」を見た(12月2日まで)。
> 関ケ原の戦いと明治維新。二つの「乱」に挟まれた2世紀半の太平は、
>武家文化に余裕と落ち着きをもたらした。
> 公家に寺社、武家、大衆、そして舶来と、文化の担い手がそろう江戸期。
>それらの競い合いや交流に、めりはりの利いた四季が彩りを添えたことだろう。
>キンモクセイが香る上野公園を帰りながら、日本文化の豊かな根を思った。
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=4660 >東京国立博物館 特別展「大徳川展」
>主催 東京国立博物館、財団法人コ川記念財団、財団法人徳川黎明会、財団法人水府明徳会、
>テレビ朝日、朝日新聞社、博報堂DYメディアパートナーズ
素粒子 7/11(土) 真新しいアスファルトが青い 海と暗緑の森を縫って走る。沖 縄本島北部やんばるで、完璧に 整備された道路に目を見張る。 米軍基地を負担する見返りと して、沖縄には振興策という名 の公共事業が豪雨のように注が れた。基地、観光、公共事業の 3Kに頼るしかない島の現実。 土木工事により、雨が降ると 島が血を流すように赤土が流出 し、サンゴを殺す。公害研究で 知られる故・宇井純さんの言葉 だ。沖縄は、溶け続けている。 ――― 完璧に「かんぺき」、とルビ。
素粒子 7/13(月) サンダルで。半ズボンで。薄 化粧を施して。老若男女が静か に、地元の小学校に集まってい た。梅雨の晴れ間の昼下がり。 都議選の投票所で、一票を箱 に落とす、そのかすかな音に思 う。自分の思いを政治へ伝える ために、命を賭して抗議をしな ければならない国々のことを。 □ いうまでもなく、本当の政治 は今日から。風頼みで当選した 議員の責務は当然ながら、風を 送った側にも監視する責任が。
素粒子 7/14(火) ウジって、知っていますか? ある年老いた女性が、小学生 に問いかけた。沖縄県のひめゆ り平和祈念資料館にある壕で。 「兵隊の腕や足の切断を手伝 ったの。傷口からは、ウジが」 17歳だった、64年前の夏。80 歳を超えた今、ウジすら知らな い世代に語り続ける。残された 時間は、ほんのわずかだから。 茨木のり子の詩を思い出す。 わたしが一番きれいだったと き まわりの人達が沢山死んだ 工場で 海で 名もない島で ――― 壕に「ごう」、沢山に「たくさん」、とルビ。
すいません。↑(
>>719 )の素粒子は7/15(水)のものでした。
素粒子 7/14(火)
首相の決断。とはいえ、任期
満了まであとわずか。崖っぷち
まで追いつめられてから、「逃
げずに戦う」と宣言されても。
□
参議院の決断。賛成138、
反対82で、死の定義を変える。
解散に追われるように、はい、
決まりました、と言われても。
□
国民の決断。総選挙まであと
1ヵ月半、一票を磨き上げる。
そして自分と家族の「生と死」
について、心の採決の用意も。
―――
崖に「がけ」、とルビ。
が本当です。以後気をつけます。
721 :
文責・名無しさん :2009/07/16(木) 22:28:15 ID:WmPV8gRq0
いいかげん素粒子は選挙以外のネタもやれよ
722 :
文責・名無しさん :2009/07/17(金) 11:09:14 ID:xZhObQEq0
男性にのみ徴兵制を科すことは男性差別であり 男性に対する人権侵害 である。
天声人語 2009年7月15日(水)付 干からびたアジサイが、けだるく陽光の下にある。東京の梅雨明けを 昼ニュースで知った。明けたから暑いのか、暑いから明けるのか。 いずれにしても、停滞前線の弧はちぎれ、真夏のカレンダーが動き出す。 きょうの早暁、福岡市は博多祇園山笠のクライマックス「追い山」にわく。 豪壮な山車(だし)を担ぎ、5キロの街路を駆け抜けるチームプレー。 沿道からの勢(きお)い水がアスファルトを黒くぬらし、夏も本番である。 〈山笠(やま)舁(か)けば男の匂(にお)ひ少年に〉石田哲朗。 博多に住んだのはもう二十数年前だが、大太鼓の連打の中、櫛田(くしだ) 神社を走り出る山笠の迫力は耳目を離れない。水法被(みずはっぴ)に 締め込みの「のぼせもん」たちは、同性の目からもぞくっとする色気を 放っていた。夏の祭りは体で感じるものらしい。 まったくの私見だが、この時期の思い出は冬のそれより鮮明に、べったりと 残る気がする。独断を重ねれば、夏の出来事はそのまま五感にやきつけ、 冬のは日記にとどめるのがふさわしい。 振り返ると、気力充実の年は「行動の夏」が待ち遠しく、逆の年は 「思索の冬」が恋しかったようにも思う。同様に、浮かれた日は青空がうれしく、 沈んだ日は優しい雨に癒やされたい。時候と心持ちの関係はなんとも奥深い。 気象庁によると、しばらくは曇りや雨の日もあるが、8月にかけて晴れの日 が増えるという。局地予報では、東京の永田町かいわいが暑苦しくなりそうだ。 行動の人も思索の人も、国民すべての明日にかかわる「祭り」を終幕に据えて、 五感どころか歴史に残る夏が始まった。 ---------- 何気にTDNが喰いつきそうなネタだww
724 :
文責・名無しさん :2009/07/18(土) 21:06:41 ID:npwxaJAP0
男性にのみ徴兵制を科すことは男性差別であり 男性に対する人権侵害 である。
725 :
文責・名無しさん :2009/07/23(木) 20:08:46 ID:3UQtZR5o0
書き込み止まった?
726 :
文責・名無しさん :2009/07/24(金) 13:47:25 ID:SfvhkD/p0
新聞勧誘の購読申し込みのハガキが、郵便受けに入っていたので、 「反日マスゴミいらねーよ」と書いて投函したよ。 料金受取人払いだったから、朝日は、60円くらい払って罵倒を受け取るわけだwwwww
天声人語 2009年7月25日付 飲み屋あたりで、襟の社章を裏返している人がたまにいる。 有名どころに勤めている印も、夜は脱力を妨げる虫ピンだ。 わが酔態で企業イメージを損ねまいという、戦士なりの戒めもあろう。 何であれマークには、二つの働きがある。「知らせる」と「見分ける」。 前者の代表は、地位を表す議員や弁護士のバッジだろう。周りの都合でつける後者には、 多数の負傷者が出た現場で、治療の優先順位を4色で示す札などがある。 高齢運転者の「もみじマーク」が見直されるらしい。75歳以上に義務づけたものの、差別だと 反発されて努力義務に戻したあれだ。このドタバタで、「見分ける」ために社会に強いられている、 という嫌悪がこびりついてしまった。「私はけが人じゃないぞ」と。 警察庁の聞き取りでも、枯れ葉のようで物悲しいとの意見が多かった。そこで、高齢より 運転歴の長さを強調したデザイン、ベテランドライバーが誇れて、知らせたくなるようなマークを 秋にも公募する。その上で今のと優劣を比べるという。 しばらく前、横断歩道を渡ろうとして「もみじ」にひかれかけた。他方、じれったいほど慎重な走りも あれば、渋いマナーに敬服することも多い。個人差は大きいが、高齢者の安全運転は「衰え」を 自覚することから始まる。ここが肝要だ。 新マークの印象は、色や形より、つけた車の走りっぷりで決まる。事故が多発すれば、どれほど 落ち着いたデザインも「危険車」の標識と化すだろう。 ろくでもない議員や弁護士がいるように、印は印でしかない。 -------------------------- すばらしい!よくわかっているじゃあないですか。マークはただのマーク、印は印でしかない。 日の丸や君が代もそうですよね?
728 :
文責・名無しさん :2009/07/25(土) 21:33:05 ID:fptjLbFh0
>ろくでもない議員や弁護士 なにか足りないぞw
ブルーリボンのバッジをもらったのにつけない人の話かと思ったら違った
今日の素粒子は、まるで「女性が市長になれるとは、市長の地位も下がったものだ」と言わんばかり。