この文脈での世間って文壇とそれを理解してる人の事?
202 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/27(火) 00:48:47 ID:9SbThFBU
>>200 一応公式には「大衆文学」に与えられる賞ってことになっとるがな。
っと、大衆文芸か。
まあ、あんま意味変わらんが。
直木三十五自体文学じゃないし。
直木賞は普通にエンタメだろ。
いや、公式でうたってるしな>大衆文芸
まあ、要は文学・文芸もまた「あなたが思うものが(ry)」ってことなんだろーが。
なんでもかんでも「あなたが思うものが(ry)」で片付けるのが
ラ板の一部における悪癖だと思うのだが。
言葉の定義の細部にわたる共通理解は非常に困難だが、
今回の話はそれとはあまり関係がないと思うわけで。
大体「大衆文芸」ないし「大衆文学」っていうのが制定当時「文学」の
カテゴリとして考えられていたのかってのが定かではない。
「エンターテイメント小説」程度の認識だったんじゃないのかね。
これは初期のころの受賞作品の傾向からの推察なんだが、
あの辺はいわゆる大衆向け時代小説ばっかなんだよね。
だから公式がどうの、っていうのはこの際あんまり関係なく、
現在この賞が世間(っていう言い方はあんまり正確じゃないとすると、
直木賞に興味のある人たち、ぐらいな感じの意味で)に
どういう風に捉えられているのか、ってのが問題になるはずなんだが、
やっぱりそれは文学性との関係は強くないと思うんだ。
たとえば、個人的に石田衣良がfourteenで直木賞とるのは違和感ないけど、
fourteenが文学性が高いかというと必ずしもそうは感じないわけで。
207 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/28(水) 03:51:55 ID:O45zKbf4
星新一はSF作家と高校の副教材に書いてあった。
ショート・ショートは短いが‘ライト,ノベルにはならないということ?
どちらかと言えば、宮沢賢治と同じ部類に入るのだろうか?
そもそも文学畑は候補にあがるのか?逆に芥川で娯楽小説が候補にあがるのか?
短いのと「ライト」の関係が分からん。
210 :
207:2007/02/28(水) 05:56:52 ID:O45zKbf4
リアル工房での質問でスマン。
「短い」≒「ライト」ではないの?
211 :
207:2007/02/28(水) 06:09:52 ID:O45zKbf4
自分でも何聞いてるのか分からなくなったから、↑の質問は無視ってくれ(〜〜;
まあ、ライトノベルは定義曖昧だから、適当に解釈しておくかな。
212 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/28(水) 12:18:55 ID:9wN5cIx5
>>210>>211 とりあえずWikipediaの「ショートショート」「ライトノベル」でも引いておきなさいな。
その疑問に対する回答は提示されていると思う。
さて、だいぶ上のほうでドストエフスキーの『虐げられた人びと』が挙げられていたけど、
あれは確かにロリ萌え小説の傑作。ロシアの薄倖美少女が主人公に好意を寄せてくるんだぜ。
萌えねぇはずがあろうか。
これに限らず、ドストエフスキーはどの作品も実に見事な「キャラクター小説」なんで、一読をお勧めする。
えらく分厚いけど、なに、終わりのクロニクル各巻よりは短い。基本的に。
トリフィドの日とか、海底弐萬哩とか、SFの古典を読み漁ると
元ねたが色々わかって楽しいと思うけど。
ライトノベルの何を読んだら、短い=ライトになるのだ?乙一か?
モーパッサンやOヘンリーはラノベなのか?
215 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/28(水) 15:50:12 ID:T1Ow149d
216 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/28(水) 19:56:41 ID:9wN5cIx5
>>215 やあ、僕ラノベ君
ここ2年ラノベしか読んでないよ!
>>216 ごめん、違ったのね。
別に深い意味は無いよ、忘れて。
>>212 おまえは今までに読んだドスト作品の一ページの文字数を覚えているのか?
219 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/02(金) 00:31:25 ID:fvYvKW4v
>>218 遠目に見たら黒い四角形って感じかな。
・・・すまない、終わクロをむしろほとんど読んでない。
「虐げ」は読むべし。一冊で終わるし、
話のテンポもいい。
主人公は文学とは思えないくらい活発。
とりあえず野村美月『“文学少女”』シリーズに出てくる本とか。遠子先輩に近づこう。
何か英米文学要素が強いけど…。
223 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/05(月) 16:11:53 ID:239uq/yI
萌えに飽きたら、『チャタレイ夫人の恋人』を。
「玉藻の前」
挿絵がアニメ絵だったらそのまま通用するだろうw
225 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/06(火) 20:06:06 ID:x5StPWI9
>>225 長門百選はエンタメ趣向が強すぎ+海外文学が超有名どころでしかも古典しか紹介されていない
+日本の古典が全く紹介されてないところに問題あり。
あれは本好きが勧める百選じゅないな。
浅田次郎は全部読める
プリズンホテルとか全巻面白い
うらぼんえは涙が止まらなかった
だがしかし文学ではないな
吊ってくる
宗田理・・・はウィキいわくラノベ作家なんだ。
ラノベという言葉がなかった頃からラノベ書いてるね
それいったらロミジュリなんてコバルトだぜ。リア王はスニーカーの裏番。
>>長門百選
SFとミステリばっかりだな。
地味に日本の軽めのが入っていたりして何だかな。
一方でイリアスとかク・リトル・リトル入っていて…。
この二つ読むだけで一年が過ぎそうだ。
>>長門百選
SFメインは原作準拠だからともかく
『ジョーカー』清涼院流水
『ガダラの豚』中島らも
この辺は意外。
意外というか論外だろ
らもは面白いけど
流水て……
読みやすさと娯楽性から芥川の初期をおすすめしますわ
切支丹とかになってくると宗教の知識がいるからなんとも言えなくなってくるし、生死関係は芥川が死ぬまで引きずるから、今昔などを使っている時は読みやすい上に、面白いと思ふ。
六宮の姫君とか
237 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/09(金) 12:50:34 ID:BI3dDRrm
たけくらべ
いや、まじで
文藝賞の作家は読みやすいのが多いと思う
比留間久夫とか平中悠一とか鈴木清剛とか
純文学普段読まない人が読んでみるのには
ちょうどいいかも
野ブタ
最近の文藝賞は粒揃ってるよね。
241 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/09(金) 17:25:54 ID:Xai2FBDN
長門百選とやらにローダンシリーズは入っておらぬのか?
ぶっちゃけ一生かk(ry
長門百選・・・
なんかすっごい雑食だなぁ。
ってかラノベの理知的なイメージがぶっ壊れそうだ。
ここはネタだとしても、もっと難解(w)な本を羅列しとくべきだったのでは。
ラノベ読者に限って文学だの拘るからウザイ。
いい加減、コンプレックスから脱却しろ。
普通に考えて新規流入のある人種全体がコンプレックスから脱却できるような
方法論があるなら、ノーベル賞の20や30は取れるだろう。
じゃあ、やっぱり文学に対してコンプレックスがあるんだ
いや、大抵の人間はどうでもいいと思ってるだろ。
意識すらしていない。
コンプレックスは、こういうスレにて肯定否定している奴らにあるわけだ。
>>231 憶測でものを書くな。
ロミジュリがコバルトなんて言っているやつはロミジュリを読んだことがない証拠。
親父ギャグ満載だし、下品な言葉のオンパレード。
コバルトだから全部耽美かというとそうなのか?
日本語でOK?
>>247 昔解説か何かで「理想の愛と世俗の愛の二重構造」という説明を見て
ひどく納得した覚えがある
いろんな層が楽しめるシェイクスピアの劇作術なんだとか
切り取り方によってはあのレ・ミゼラブルも少女向け童話になるし
まあそこまで目くじら立てなさんな
>>247 憶測でものを書くな。
下品な言葉が多いからコバルト的じゃないなんて言ってる奴はコバルトを読んだ事が無い証拠。
親父ギャグ満載だし、下品な言葉のオンパレード。
ギリシャ神話と聖書は常識として読んでおけ
過疎っぷりが激しい。
読んだ文学作品を書いていくようにしたら伸びるかな。
とりあえず。
つ「モルグ街の殺人事件」
別に過疎でもいいジャン
無理に伸ばしてなんになる
まあたしかにスレとしての方向性が見出せていないのは確かだが
大体、ラノベ読みに薦められる(有名な)文学作品ってそんなにないだろ。
そういうのは長門みたいに100冊ぐらいにまとめると見栄えがいいが、
スレ的には厳しい。200越えた辺りで頭打ちになるのは必然か。
だから、とにかく読んだのを挙げて感想書くといいかなあと思ったんだが。
文学作品 と言われちゃうと選択肢がなぁ。
「ラノベ以外の読み物」ならいくらでも有るが
ドラゴンズウィルとツァラトゥストラかく語りきを照らし合わせて読むと、
ニーチェをこれだけ優しく易しく書いた良著にメイドさん萌えが混入し、
しかも1996年の殻の中の小鳥からわずか2年後の出版であるのに
すでに戦闘メイドとして完成した設定があるという間違った所で先進
的な作品である事に驚けるとか、そういう楽しみ方はどうなんだろうか?
世界文学なんか読んでいると、
絶対ライトノベルの楽しみ方も広がるかと思うが。(逆もまた然り)
ライトノベルって日本の伝統的私小説よりも、世界文学に元ネタがあるからね。
キノの旅→カフカ ガルシア=マルケス ボルヘス
涼宮ハルヒ→ヴォネガット ハイライン
戯言→サリンジャー
阿部和重とか舞城王太郎なんか
「ラノベ読みの世界文学入門書」としては最適かもね。
>>259 初耳だが、有名なのか?
それとも259の自説?
>戯言→サリンジャー
これはないだろう・・・常識的に考えて・・・
262 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/19(月) 20:22:54 ID:QfLLHy/B
むしろユヤタンの元ネタがサリンジャーだな
>>259 キノの旅が、カフカ、マルケス?
馬鹿をいうのも大概にしなさい。
スウィフトがあがらないんだから、本を読んでない証拠。
そういう偉そうなことはもっと本を読んでからいいなさい。
>>259 ハルヒは京極の影響を強く受けていると聞いた事が有るが。
ある作品が、古いある作品に似ているからといって
両者が直結するとは限らない。
両者を繋ぐ中継作品が多数有る場合もある。
>>261 村上春樹に影響を受けた感じはする。また作品でもライ麦畑に関して触れている所もあったけど、参考にならんな。
>>264 初期の方のハルヒでは認識と知覚の問題が物語を動かす中核にあると
思うんだが(映画がどういう風に「観えてしまう」か、とか、
ハルヒが世界をどういう風に観ているか、とか、
認識と「世界」とのズレが物語を動かしている)
それは京極が一巻で使ったトリックと本質的に同じだなあというのは
感じていたよ。影響と言えば影響なのかもしれないね。
まあでも、似たような話はみんなが考えているわけだから
あれから影響受けたとは断言できんけどね。
>>266先生の手に掛かればドクロちゃんだって京極堂の影響受けてるぜヒャッホウ
谷川はヴァン・ダイン好きだからそっちの影響の方が強いだろ
――「涼宮ハルヒ」シリーズは、宇宙人や未来人や超能力者が出てきたり、
孤島で密室の謎を解いたり、SFやミステリの要素もあります。それぞれの分野で、
好きな作品、もしくは作家とその理由を教えてください。
「難しい設問です。これまたいっぱいありすぎて困るんですが、あえて挙げるなら、
SFですと、神林長平さんの『七胴落とし』。ミステリでは、エラリー・クイーン『Yの悲劇』。
理由を長々と述べるのも野暮かと思いますので手短に言いますと、
どちらも読み終えた瞬間に必ず精神的衝撃と影響を受けてしまう作品です」
>>266 いや、俺が聞いたのは
ハルヒを中心とした人物相関が
榎津を中心とした人物相関に似ている
という内容だったと思う。
ていうか作者が言ってた気がする
★京極関連 ●ハルヒ関連
タイトル
★京極夏彦 百器徒然袋雨のサブタイトル
・薔薇十字探偵の憂鬱
・薔薇十字探偵の鬱憤
・薔薇十字探偵の憤慨
キャラ設定
★榎木津 ●ハルヒ
自称神 神に近いような存在かも
薔薇十字探偵社を作る SOS団をつくる
机に探偵の三角錐 机に団長の三角錐
超わがまま 超わがまま
黙ってれば美男子 黙ってれば美少女
知り合いから奇人変人扱い 知り合いから奇人変人扱い
喧嘩が強い スポーツ万能
高学歴 校内では成績優秀
★中善寺 ●長門
古書店店主 文芸部部員
常に本を読んでる 常に本を読んでる
解決役 解決役
★益田・関口 ●朝比奈
榎木津の下僕(パシリ) ハルヒのおもちゃ
★「僕」(百器徒然袋雨登場) ●キョン
あだ名で呼ばれ続ける あだ名で呼ばれ続ける
最後まで名前が明かされない 今のところ名前が明かされない
「僕」の視点で書かれてる キョンの視点で書かれてる
巻き込まれ型 巻き込まれ型
★京極関連 ●ドクロ関連
キャラ設定
★榎木津 ●ドクロちゃん
自称神 天使(?)
一人称は「僕」 一人称は「ボク」
薔薇十字探偵社を作る 木工ボンド部をつくる
超わがまま 超わがまま
黙ってれば美男子 黙ってれば美少女
知り合いから奇人変人扱い 知り合いから奇人変人扱い
喧嘩が強い 桜くんを撲殺
★京極堂 ●静希ちゃん
古書店店主 図書委員
★中善寺敦子 ●ザクロちゃん
妹 妹
兄と違って普通の常識人 姉と違って普通の常識人
★益田・関口 ●サバトちゃん
榎木津の下僕(パシリ) ドクロちゃんのおもちゃ
★「僕」(百器徒然袋雨登場) ●桜くん
あだ名で呼ばれ続ける あだ名で呼ばれ続ける
「僕」の視点で書かれてる 桜くんの視点で書かれてる
ロリコン ロリコン
巻き込まれ型 巻き込まれ型
★京極堂おなじみのペドたち ●ザンス
ペドフィリア ペドフィリア
逮捕歴あり 逮捕歴あり
扱いがぞんざい 扱いがぞんざい
>>273 確かにマジックがあるとは言え、民話の構造が同じなのは常識。
ネタスレも無理があるように思える。
まあそれはおいといて、京極とドクロの一致っぷりにワロタ。
ハルヒは地球平面委員会にも似てる。神じゃないが。
>>274 確かに。
レヴィ・ストロースも箇条書きマジックを使ったことになるしな。
そこら辺の線引きが難しいが。
箇条書きマジックは存在するが、
箇条書きに対して「箇条書きマジックとは?」のURLを張る事で議論を閉じるのは、
詭弁に対して「それは詭弁」で終止符を打つのと同様 間違った行為だと思う。
詭弁や間違いであるなら、対象部分を指摘しなくては意味がない。
流れは読まずに。
ここ10数年くらいベストセラーになる
非ラノベな小説は、ミステリーが多くない?
ラノベばっか読んでるからただの偏見かもしれないが
どうしてもミステリーってあまり好きになれない、マンネリで。
謎解きが嫌いなわけではないんだけどな・・・
海辺のカフカ 半島を出よ
リアル鬼ごっこ
世界の中心で、愛をさけぶ
Deep Love
ラノベと文学ってどう違うんですか?
>>282 ラノベは客の好みの文章をつくる。文学は作家の好みの文章を作る。
>>282 【芸術カテゴリ】
純文学
-----------------------------------------------------------------
【娯楽カテゴリ】
大衆文学(一般向け)
ラノベ(子供・オタ向け)
>>284 それを論理的にどうやって分けるの、因みに?
「論理的」にという言葉を好む奴ほど、筋の通っていない話をする法則
>>285 そのくらい自分で考えろよバカ
お前の脳に詰まってるのはオガクズか?
──と言いたいところだけど、出版社がパッケージングしてくれるから安心安心
出版社の分類に不満があるときには個々の状況に応じて自分で判断してね
>>287 その内山田悠介にも文学が付くかと思うと、世の無情を感じますね。
例えば『罪と罰』を文庫で出版するとしたら、上下巻で二冊が妥当な分量だろう。
でもラノベしか読んだことない俺としては、電撃文庫くらいの書式で、上中下に分けて読みやすくしてくれないとキツい。
あと作中に「ポチンコフ」とかいうアパート名が出てくると萎えるので、ロシア語的にどうあれ「ポティムコフ」とかに変換してほしい。
カラマーゾフの新訳は読みやすかった
>>289 ラノベの文字数とページ数だったら、それこそ3巻じゃ済まないだろう。
出費が増えるだけ。
>>290 亀山乙
カラマは江川訳こそ最高。
292 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/25(日) 14:10:11 ID:SbGAlqF8
>>289 電撃のフォントでやられたらまるで読む気が起きないだろう。ラノベゆえに改行が多いが、
実は最近の新潮文庫よりかなり小さくて詰まっているからね。だから上中下にも分かれない。
文学作品って笑えないから嫌い
赤川次郎くらいのユーモアが欲しいね
>>293 昔の文学小説はけっこうユーモアあるぞ。というか、あの辺は
書かれた当時はただの娯楽小説で、後生の学者どもが勝手に祭り上げて
勝手に神格化しただけって例も多いし。
「津軽」は笑えるぞ。
理解できないから、笑うしかない。
>>293 トルストイ民話集なんかはユーモアある。
ガルシア・マルケスの作品なんてユーモアの塊。
先日から馬鹿の一つ覚えみたいにガルシア・マルケスの名前出す人いるけど、飽きた
他にないの?
298 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/26(月) 13:25:07 ID:qZYwVVuD
じゃあ筒井康隆の純文学よりの小説で手を打とうじゃないか。
笑い死にかけたことが何度もある。
ドクロちゃんは笑いを越えた
まあマルケスやらボルヘスやら太宰やら芥川やらドストやらトルストイやらヘミングウエイやら、
しかネタが出てこないっつうのが厨っぽいというか…無理して背伸びしてる感が満点ではある。
現代のは読まないのか貴様らは?