1 :
イラストに騙された名無しさん:
自分的には古典も良いとは思うけど
特にSFのようなタッチの安部公房、
読みやすくて笑える町田康が好きです。
皆さんのお薦めおばお教え下さいませ。
2カナ?カナ?
3 :
イラストに騙された名無しさん:2006/05/16(火) 14:22:42 ID:wjn9rMb2
6 :
1:2006/05/18(木) 05:49:16 ID:dE2PB5va
>>4-5 ニー速はただ間違えただけw
良いだろ別にあんなゴミダメ。
レス無しですぐ落ちるよ。
うーん、そこあるのは知ってたけど
文学的な作品てのをここではお薦めしていきたいと。
なるべく大衆文学じゃなくて。
例えば森鴎外とか古典で面白いとは思うけど、
ラノベ読みがいきなり読むにはちょっと重い気もする。
夏目漱石とかも鴎外よりは軽いけどちょい内容が重い。
そこで文学的だけどもラノベ読みでも読みやすいような文学作品とかを
詳しい人とかに薦めてもらうスレにしたいなと。
7 :
1:2006/05/18(木) 06:20:29 ID:dE2PB5va
>>4 つかもう落ちてるじゃんwwww
えと、例えばラノベで面白いのみつけても、
文学作品も読んでないと、
明確な判断基準がもてないんじゃないかなと。
んで、人に薦めても「どうせラノベだろ?」とか言われたりするわけ。
文学作品ていわれてるのはなんだかんだ言っても
一般的に広く読まれてるから
作品価値の判断基準にはもってこいだと思う。
でも中学〜高校向けであるラノベ読む人って
ブンガクって言われてるものに遠いような気がするんだよね。
中高くらいの人にお薦めする意味でも
読んだほうが良い文学をお薦めするのは意味あるかと思うんだ。
どうしても
ライトノベル以外で何読んでる?二架目
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1119372363/ こっちだと最近の大衆文学が出がちで
文学作品なんか今更…って空気があるような気がするんだよね。
すぐ読めそうな奴なら青空文庫のリンクで紹介とかでも良いから
宜しくお願いします。
ニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』は、
ライトノベル的観点から読んでも面白いかも。
ただ、中高生には少し早いかもしれない。
若者はとにかくギリシャ・ローマ神話を読め、と思うよ。
せっかく時間あるんだし、なんでもいいから古典読むのが良いと思うよ、オジサンは。
まぁ、とくにラノベ読みには、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』をお薦めするね。
(岩波少年文庫版じゃなく、図書館で読むのでいいからハードカバー版を推薦)
10 :
BE ◆nEdVj9pCpw :2006/05/18(木) 22:29:23 ID:9aVFChB8
11 :
1:2006/05/19(金) 14:05:55 ID:KaO0wjBk
>>9 ああ、あれ良いっすよね。特にハードカバー板はメタな気分が味わえて。
私的には、とりあえず1以外では
やっぱ宮沢賢治かなーと。
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person81.html 「銀河鉄道の夜」くらいは少なくとも必読かと。
999なんてのもあるくらいですし。
それを読んで抵抗が無ければ、「グスコーブトリの伝記」、
他はじゅんじゅんに読んでいけば良いと思います。
個人的には「月夜のでんしんばしら」が好きです。
ギリシャ神話、読みたいとは思ってるんですけど
取っ掛かりがなくて…
具体的にはどんなのをまず読んだら良いですかね?
12 :
1:2006/05/19(金) 14:11:33 ID:KaO0wjBk
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1126588621/ 592 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/16(火) 10:58:43 ID:a7XaVWZG
漱石や芥川は大抵ラノベとして読めると思うし充分面白い
太宰だけど走れメロスってラノベだよね
593 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/16(火) 11:10:00 ID:5LYzQCdh
星新一は基本。どくとるマンボウも面白かった。赤川や筒井もラノベ読者層が楽しめる作風だと思うな。
594 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/16(火) 12:48:38 ID:7c+KApDW
>>593 どれも、とくに赤川とかは文学じゃないような…
とくとるマンボウも好きだけどさぁ…
友達の遠藤を薦めるべきでは?
俺的には町田康以外では安部公房かなー。大好き。
595 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/16(火) 12:55:55 ID:7c+KApDW
児童文学だと 斉藤 洋「ルドルフとイッパイアッテナ」。
これだけはガチ。
596 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/16(火) 13:07:27 ID:5LYzQCdh
最近の作家では真保裕一とか石田衣良とか東野圭吾とか。
向こうのスレに出た分もとりあえず貼っときます。
13 :
1:2006/05/19(金) 14:13:35 ID:KaO0wjBk
>>8 にーちぇ、ですか…
哲学ってだけでどうも引き気味になっちゃうんですが今度読んでみます。
西田幾多郎をがんばって読んでみようとして挫折した覚えがありますorz
15 :
1:2006/05/20(土) 03:40:04 ID:XiVj8QEb
>>14 そんな事言われてももう立てちゃいましたし…
それにこの内容はスレ違いかなと。
1は書きすぎで内容が流れてしまっていると思うよ。そんな早いスレじゃないし。
純文っぼいのが好きそうなのは分かるけれど、スレの切り口はおもしろいと思うので、
もっといろんな人が思いおもいの作品をあげるまで、待ってみたら?
広義にはマンガも文学作品の一つ。
アニメだって文学作品のうちに入る。
なぜなら文学作品とは言葉を使った作品のことを指し、
その伝達手段は口伝、活字を問わないからだ。
イラスト自体は文学では無いが、マンガには活字が使われてるし
アニメにも言語の口伝要素がある。
文学作品というだけで高尚なイメージを持つ人も多いようだが
意味をきちんと知ればその程度のものなのさ。
作品の文学性なんてのも議論するような物じゃない。
文学性は作品に言語要素が有るか無いかで断定出来るものだからな。
狭義には芸術性を問うこともあるが、本来の意味では関係ないもの。
原田宗則の「平成トムソーヤ」なんてどうカシラ?
笑いは無いけど、宗教に走っちゃった母親とか高校生にしては胆力のあるスウガクとか
人と人との絡みや不安定な高校生を表現してて面白かったな。
あれ?平成トムソーヤってラノベだっけ?
19 :
1:2006/05/25(木) 04:52:38 ID:MvWlks5q
>>17 スレの頭に「純」文学と付けた方が良かったかなぁ?
そういうようなニュアンスでタイトルつけたんだけども…
でもそこまで固い表現は使いたくなかったんだけどね
どっちかっつーと「ラノベ読みにとって必読の書とは」としたほうがよかったかもな。
20 :
イラストに騙された名無しさん:2006/05/25(木) 09:27:49 ID:JKUypF1A
平成トムソーヤはヤングガンガンで戦線スパイクヒルズって名前でマンガになってるからみてみるといいかも
石田衣良や金城一紀の作品は文学っぽいが
ラノベのように漫画的で読みやすいよ。
泉鏡花の作品はほとんどのものが幻想的で面白かった。ただ古典だし台本形式で読みづらいから中高生にはイマイチかな?
参考程度に。
本多孝好→村上春樹→
って読んでくといいかも。
村上春樹の世界感に入る前に、村上チルドレンで
かなりラノベっぽくて読みやすい本多孝好を読んで慣らした。
すんなり純文学にも入っていけたぞ。
カフカだな短編集
岩波からでてる
『ブレイブ・ストーリー』って、おもしろいの?
26 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/05(月) 14:02:59 ID:CNIQ9wmC
内田百聞
>>25 いや、そんなに。
ストーリー的にはありきたりだった気がする。
作中で一番気になるのは、主人公(小学生)があんな大冒険をするとはとてもじゃないが思えないところ。
『罪と罰』読めばいいよ。いかにラノベの人間描写がカスか分かる
人間描写というか内面の描写だな
内容もミステリやら混じってるから読みやすい
ロバート・A・ハイライン
SFといえばこの人
ハインラインだ
ハインラインよりは、フィリップ・K・ディックを薦めたいなぁ
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 タイトルくらいは知ってるっしょ?
「セカイ系」とかいう言葉を使っている人には、このへんに触れてみて欲し
いらない
34 :
イラストに騙された名無しさん:2006/06/12(月) 16:09:38 ID:PuWRb1cP
>>32 そういう「セカイ系」というなんか上から見たようなカテゴライズは好きじゃないな。
冷静のフリを装ってる感じがして。青臭いのはわかるけど、
だからって青臭さ自体を否定しても得るものは少ない。
>>32が痛々しいおかげでフィリップ・K・ディックまで厨房御用達に見えるじゃないかw
36 :
イラストに騙された名無しさん:2006/06/13(火) 13:28:44 ID:+rKAKKYL
ここは「隣の家の少女」以外にありえないと思うのだが。
よーしパパ「セメント・ガーデン」推奨しちゃうぞー
>>28 でもたまにそういう文を(ラノベを)何も考えず読みたくなる。
ある種中毒になっちゃってるんだよな。
司馬遼太郎「風神の門」
池波正太郎「剣客商売」
文学とは言えないかも知れないけど、普通にラノベとして読める。
39 :
ラストに騙された名無しさん :2006/06/29(木) 13:27:20 ID:wDMdp2b0
踊り子
カミュの「カリギュラ」をおすすめするよ。
文学における暴君キャラとはどんなものかを。
純文学といわれてるものでも、エンターテイメントとして楽しめるものが多いね。
罪と罰なんて、第一級のエンターテイメントでしょう。
浅く楽しく読もうと思えばそういうふうに読めるし、
深く重く掘り下げて読もうと思えばそういうふうに読める。
42 :
イラストに騙された名無しさん:2006/06/29(木) 15:59:47 ID:x00TFjFL
安部は最強
>>30-31 ハインラインつったら、やっぱ『夏への扉』か。
あれは猫萌え・幼女萌え・歴史改変小説の傑作だな。
遠藤周作『沈黙』『侍』
阿川弘之『暗い波濤』『井上成美』
文学かどうかは置いといて、池波正太郎はガチ
久坂葉子
47 :
イラストに騙された名無しさん :2006/07/22(土) 11:54:15 ID:SJ9Ji/48
マロ
歴史ものは大体面白くないですか?
遠藤周作『蝉しぐれ』
50 :
イラストに騙された名無しさん:2006/07/28(金) 12:33:18 ID:psGC++Jk
>>48 掲示板では半疑問系はやめたほうがいいぞ。
吉川英治の宮本武蔵とかよんだけど個人的にはあんまり面白くなかったなあ。
舞姫が萌え系好きならおすすめなわけだが
52 :
イラストに騙された名無しさん:2006/07/28(金) 13:25:46 ID:W6GiGBqc
世界最初のロリコン話(誇張)、源氏物語。
>52
ロリコンもあるけど、永遠のマザコンだと思う(と、国語の先生が言ってた)。
探偵もの好きなら横溝正史がオススメ。あと、乃南アサの凍える牙とか。
厳密に言うとGENJIはシスコンだ
55 :
イラストに騙された名無しさん:2006/07/31(月) 15:19:46 ID:M8ZRvUyq
伊坂幸太郎作品なんか結構いいんじゃないか?
57 :
イラストに騙された名無しさん:2006/08/01(火) 17:28:57 ID:zoPObgky
ラノベ読者が読んで面白いだろう小説はきっと無数にあるが、
それらの版権は角川書店など以外にあるから、ラノベ読者を
誘導する宣伝は困難なんだろうね。
58 :
イラストに騙された名無しさん:2006/08/01(火) 17:35:28 ID:i8xmoUmk
>>28 罪と罰は読みやすいよな
登場人物も現代のニーズにあってるよ
妹もでてくるしソーニャタンもいるし
何となく難しそうなイメージを持ちがちだがすんなり読めるよ
>>48 山田風太郎とかは良いかもしれんが、基本的にこの板向きじゃないな>歴史小説
レイ・ブラッドベリ
武田泰淳
ボルヘス
還暦過ぎても佐々木三冬みたいな萌えキャラ書き続けた池波正太郎はすごいと思うんだ
浅田次郎とか。『プリズンホテル』から入ってみては。
石川淳はガチ
66 :
イラストに騙された名無しさん:2006/08/08(火) 14:30:26 ID:5qpH2ArD
ブンガクじゃないけど、ジェフリー・アーチャーやパーネル・ホールなんてどうかな
アーチャーはどちらかと言えばアンチ文学で、軽妙かつユーモアセンスに優れてる(英国ジョークだけど)
ホールはさらにライトな文章で、一風変わった一人称小説を書いてる(ヘイスティングス シリーズ)
あとはもう旬は過ぎてるけど、J・グリシャムなんかのリーガルサスペンスもいいよ
67 :
イラストに騙された名無しさん:2006/08/08(火) 16:27:28 ID:fv4XKg/q
虐げられた人々
池袋ウエストゲートパーク。
4TEEN。
石田衣良のはテンポいいから読みやすい。
芥川龍之介と、宮沢賢治が良いと思う。
「罪と罰」読んでみたくなった。
70 :
イラストに騙された名無しさん :2006/08/25(金) 12:16:49 ID:dE+2M9Ea
不快感
おそらく既出だろうけど、赤川次郎。
三毛猫シリーズはほんと萌えっぱなしw
ジェイムズ・ティプトリー・Jr.
細かく、饒舌で躍動的な文体とリアルでシニカルなオチは
秋山瑞人が好きならいけるんじゃないかな
>>71 赤川はキャラクター同士のかけあい楽しむもんだから
まんまラノベ
ライトノベルと文学作品の定義が分からなくなる
源氏物語もとりかへばやもラノベ。
源氏物語はラノベじゃなくて同人誌
山田悠介もラノベっぽくていいと思う。幼稚で無駄な戦闘描写と、どの作品も必ず女一人、男二人の動きになるから。
79 :
イラストに騙された名無しさん :2006/09/12(火) 12:38:53 ID:Qw1xbZzp
、恐ろしい
80 :
イラストに騙された名無しさん:2006/09/12(火) 20:15:37 ID:WtdOs8sA
サリンジャーいいよ
グラース家の方な
読みやすい
81 :
イラストに騙された名無しさん:2006/09/12(火) 22:04:57 ID:uFx2G0oF
中島 敦
特に悟浄出世。
古典チックだけどラノベチック。
ただこの人の作品、ほとんどが鬱系なんで注意が必要。
星新一と太宰治、それに吉本ばななが読みやすいと思います。
特にばなな氏の作品の修飾語は、ラノベに似ているところがあります。
83 :
イラストに騙された名無しさん:2006/09/13(水) 14:34:50 ID:+eMBN3d0
ライトノベルは芥川賞、直木賞からは対象外?
SFでノーベル文学賞をもらっても良いと思うのだが。
星新一は穴の話が怖かった…
石田衣良なんかもさらりと読めると思う
85 :
イラストに騙された名無しさん:2006/09/14(木) 15:13:37 ID:aEqxCZ5l
太宰治を読めばよろしいかと
江國香織は、桜庭一樹とか壁井ユカコが好きなら読みやすいと思う。
川端康成読んでおけばいい
>>86 むしろ江國香織よりか角田光代の方が若年向けじゃないかね
山田詠美マジオススメ
村上龍はティーン向き。
池波正太郎なんかは読みやすくていいね
伊坂幸太郎マジオヌヌメ
グレティルのサガ。
94 :
イラストに騙された名無しさん :2006/09/29(金) 12:41:14 ID:AeVQaMrV
イラストに騙された
文学じゃあないけれど、大沢在昌の心では重すぎる、とかチャンドラーはおすすめかも。
格好の良いおっさんとかが好きなら是非。
文学の定義も良く知らんが、南條範夫の「駿河城御前試合」なんかは読んでておもしろかった。
狂気の武士道漫画「シグルイ」の原作と言った方が早いか。漫画版虎眼先生のイカレっぷりには
及ばんが、物語全編を通して漂う、殺伐としてドロっと血生臭く湿った雰囲気が怖くて良い。
救いの無いオチも◎。
……ただまあ、入手困難かも。
復刻版でてるよ
寺田寅彦読んどけ
99 :
イラストに騙された名無しさん:2006/10/19(木) 03:20:56 ID:v7W3DrGq
西澤保彦のチョーモンインシリーズ。
ミステリーだが表紙はこれ何てラノベ?
内容は年齢不詳のロリ超能力監査員(料理上手でおっちょこちょい)とふとしたキッカケで知り合った売れないミステリー作家が
美人女刑事に協力して超能力を使った殺人事件を次々と解決。
途中から元妻聡子も現れハーレム状態の主人公。
不思議(?)とミステリとしても完成度が高くおすすめ。
暗い話も多いので注意、
アラン・シリトー「長距離走者の孤独」
イカれた主人公の一人称小説、しかも短編だから読みやすいかと。
まるっきりチンピラ口調なのに、妙な方向への表現力と感性が素晴らしいところなんか、
文学というよりエンタメよりだお。オススメ
ラノベ読みはアタマが弱そうだから
ブンガクよりもまずはジャンル小説を読んだほうがいい
「マリみて」スキー限定で
川端康成の「乙女の港」
入手しづらいかな。
日本の伝統文化「エス」についてよく分かる。
「ガールズ・ブルー」あさのあつこ
はガチでいける
「巷説百物語」 京極夏彦
って既出ですか?
105 :
イラストに騙された名無しさん:2007/01/08(月) 17:38:53 ID:KLd/masA
筒井康隆
106 :
イラストに騙された名無しさん:2007/01/08(月) 17:48:24 ID:a08BVkUy
ネタ元的に星新一はどうでしょう。
北村薫の覆面作家シリーズ
これってラノベを意識してるのかな
恩田陸の高校3部作はすっと入れる
>>105 「大いなる助走」で文学オタに漫画より酷いとかボロクソ言われてるようなこと書いてあるんだが
110 :
イラストに騙された名無しさん:2007/01/13(土) 17:02:30 ID:ONPYcO1M
\(^o^)/
筒井は日本で唯一文学的に評価されてるSF作家って感じがするが
筒井の名言
士農工商犬SF
不道徳教育講座
みしま
文学的でないのが文学的な筒井康隆。
筒井は直木賞くれくれと公言してたのに取れなかったからなあ。かっこ悪すぎ。
星と小松も候補止まりでSFに対する偏見も相当なもんだったが、
SF第一世代の純文コンプレックスはそれ以上に凄かった。ルサンチマンそのもの。
このスレタイの逆は無いのか?
文学読みにすすめられるラノベ。
悪徳の栄え
美徳の不幸
渋澤龍彦
120 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/09(金) 14:08:32 ID:xxkbKaCB
時代小説特に活劇ものは薦められるんじゃないか
ラノベの源流みたいなもんだし
121 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/09(金) 16:17:11 ID:1PsE6Isb
新刊だが「風の影」カルロス・ルイス・サフォン
たぶん大抵の本屋で平積みにされてるはず。
帯にスティーブン・キング絶賛、とか大げさなこと書いているけど確かに面白い。
ミステリーと純愛小説を混ぜた感じ。
浅田次郎の「きんぴか」
とにかく読め
面白くなかったらオレが責任取る
作家の読書道とか見ると筒井とか星新一の影響力の凄まじさが窺い知れる
124 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/09(金) 21:39:29 ID:qkrZ97R1
面白いし、斬新だしね。
125 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/10(土) 01:28:39 ID:nTgN+O2c
>>121 去年の夏なんてレンタルビデオでも旧作になるぞ
もうすぐ読む予定
マサは努力で一流食闘士になったのか
ってことはTFFの連中がダメダメなのは犬丸の特訓メニューがダメダメだからか?
すまん、誤爆
128 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/10(土) 22:34:03 ID:pKi67/Si
つ「小川未明」
129 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/10(土) 23:15:25 ID:WfjW76MR
三崎亜記「となり町戦争」「失われた町」
ラノベ好きならなんとなく好きになるテイストだと思う。半分ラノベみたいなもんだけど
130 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/10(土) 23:21:03 ID:FtCFgJqH
阿部和重の「ミステリアス・セッティング」は
女の子の書き方がラノベっぽかった。
阿部和重ってラノベ新人賞の選考委員もやってたし
多少は意識してる部分があるかも。
>>129 『となり町戦争』、セリフとか人物描写がラノベくさいよな。
俺は好きな作品なんだが、しつこい性描写には辟易した。
現代の一般文芸ってセックス必須とかって決まりでもあるのか?勘弁してくれよもう。
そっちはエロ本で間に合ってんだよ!
132 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/11(日) 06:55:03 ID:snWHSajZ
格好つけてディケンズでも読むかと『クリスマス・カロル』っての買ったら、一ページ目の比喩すらわけわかんなくて挫折した。海外文学は難しいよ。
昨日図書館行ったら児童文学の棚にあるのを見つけた
ディケンズなら「デイヴィッド・コパフィールド」が
読みやすいかもちょっと長いけど。
学園の怪しい先輩とか、勧善懲悪の悪人退治とか
幼馴染萌えとか、典型的ダメ親父とかラノベっぽいところがたくさんある。
庄司 薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」は一人称の語り口がなかなか面白い
病院に行ったら美人の女医が裸の上に白衣一枚だけしか着てなかったり
エロゲみたいな展開もあり、ラノベ風味が強い。
クリスマスキャロルて映画とかでもやった奴だろ?デズニーアニメもなんかやったんじゃなかった?
すんなり読めた記憶があるが映画見てたからかな?
他は二都物語をレズニックの小説に出てたから読んだような
ディケンズは大衆小説の大家じゃなかった?実際見たことあるような展開多い(こっちが本家なんだろうけど)から読み易かったと思う
なんかごめんな。児童文学に挫折する様な俺を呆れるか罵るかしてほしかったんだが真剣なレスをくれるおまえ等…
むしろ傷つくわ!
今まで海外の古典は変身と車輪の下しか読めなかったんだよ。ふたつとも一月かかったよ。
老人と海は三分の一だけ読んで投げだしたぜ!
ピンチョンのヴァインランドはラノベだった
正直罪と罰は読むのきつかった。
名前が覚えきれねぇよw
>>135 そんなあなたに、サガンの「悲しみよ、こんにちわ」
変身は身につまされるな
新しい訳で出たケストナーの「飛ぶ教室」
読みやすくてオススメ
>>136 ピンチョンは重力の虹だろ……常識的に考えて
>>137 だったら登場人物の名前を覚える必要がない、
「白の闇」を読めばよし。
罪と罰って俺あらすじしか知らないけど
登場人物多かったっけ?メインは三人くらいじゃなかった?
144 :
名無しさん@公民館でLR変更検討中:2007/02/14(水) 17:08:15 ID:ydjzjWC8
日本の戦後文学を読むのなら、芥川賞より谷崎潤一郎賞を取った作家をおすすめします。
145 :
名無しさん@公民館でLR変更検討中:2007/02/14(水) 20:51:25 ID:3ZWgAvDp
>>144 なぜですか。芥川賞受賞者にも素晴らしい作家は沢山いるのではないのですか
146 :
名無しさん@公民館でLR変更検討中:2007/02/14(水) 21:49:06 ID:ydjzjWC8
いるはいるけれど、ハズレも多い。
谷崎はハズレが少ない。
あえて『ドグラ・マグラ』
148 :
名無しさん@公民館でLR変更検討中:2007/02/14(水) 21:52:08 ID:3ZWgAvDp
そうですか。わかりました。
菊地寛自体はお好きですか?
戦争と平和、花壇に埋めた
冗談に殺す
151 :
名無しさん@公民館でLR変更検討中:2007/02/14(水) 22:53:10 ID:3ZWgAvDp
>>142 重力の虹って相当読みづらいって聞いたけど本当?
153 :
名無しさん@公民館でLR変更検討中:2007/02/15(木) 00:28:51 ID:q/9/m7JL
村上龍は読みにくい。
説明長いんだから、句読点くらい打てよ。
>>145 芥川賞はベテランではなく新人に与えられる賞。
すでにベテランの域に達した人は、選考対象にならない(だから春樹は一生もらえない)。
だから芥川賞=その年の最高傑作ではない。
あくまでも将来の芥川龍之介になる可能性をもったものを発掘しようという賞だから、
やはり粗い部分はかなりある。
谷崎潤一郎賞はベテランでも対象になる、というかベテランとも争うから新人はまず取れず、
経験を積んだ作家ならではの良質な作品が受賞する。
155 :
名無しさん@公民館でLR変更検討中:2007/02/15(木) 02:31:23 ID:KAVQX1Cb
「斜陽」読んだらいい。
芥川賞は新人賞だから、今後に期待する作家の作品を読んで見るための物
直木賞は業界貢献賞みたいなもんだから、その作家の過去の作品はなかなか。
157 :
名無しさん@公民館でLR変更検討中:2007/02/15(木) 13:28:11 ID:7rQCegsc
最近の直木賞は劣化気味。
158 :
名無しさん@公民館でLR変更検討中:2007/02/15(木) 17:22:21 ID:6u1KqDsQ
伊坂倖太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」オススメ。
あと、既出だけど石田衣良もいい。
というか最近流れおかしくないかw
自分の好きな本をいっているだけだからね……
>>156 直木は京極を二度落としたのが信じられない。
最近は芥川賞も貢献賞になっているな。
よっぽど島田・村上・山田にあげてないのを引きずっているんだろう。
161 :
名無しさん@公民館でLR変更検討中:2007/02/16(金) 21:15:11 ID:abLZLRwH
京極夏彦「魍魎の匣」
京極堂シリーズはどれもいいけど、一番ラノベっぽいのはこれかな。
シリーズ最高傑作とも言われてるし。
赤川次郎の「我が愛しのファウスト」
これはもうラノベと変わらん
夏目漱石
こころ
本当に、発狂しないでよくこんな話が書けるよな…
『こころ』の執筆時期にはもう夏目漱石は病気で死に掛けてるからね。
むしろ発狂しそうなのは『明暗』だと思ったんだけどね。終わらなかった。
むしろ、森鴎外の『舞姫』なんかはどうだろう。
ちょっと捻った恋愛ものだし。
>>156 直木賞も一応新人賞なんだけど・・・
ある程度大衆文学で食っていけるという可能性がある事が前提だから、中堅が多くなる傾向はあるけど。
京極が落とされるのは、食っていけてしまっている事が理由らしいね。
才能はあるけど、食っていけるか微妙な人の後押しの部分が強いから。
>>163 こころは作品としては素晴らしいが、発狂寸前でないと書けない話とは思えなかった。
ケッチャムの「隣の家の少女」あたりがその表現に当てはまると思う。
>>163>>164俺が2人もいる・・・
『こころ』『舞姫』はいいね。読みやすいし、深読みできるからね。
先生の奥さんはどこまで真相をしっているのか、とか
鴎外はなんで舞姫のうなじを見つめたのか、とか
>>164 そうか、完全に売れてしまうと直木賞じゃないわけか。
>>167 受賞を逃したまま売れてしまった作家は落ち目になった時にテコ入れでもらえる。
北村、東野あたりはそろそろもらえるんじゃないかな。
>>165 アレはラスト辺りで文学性がだいぶ娯楽側に傾いちゃうからちょっと…
もっとイヤな終わり方にして欲しかった
好きなシーンは熱湯シャワー。
つかあの本はは何度も抜きましたw
170 :
名無しさん@公民館でLR変更検討中:2007/02/18(日) 19:44:29 ID:UurBPSKS
>>169は文学性を履き違えてないか?
抜けるのは同意だが。
>>171 んー…さいごアメリカ的な勧善懲悪っぽい感じになっちゃうのがどうも。。。
ああいう割りとプロット的にはスッキリした終わらせ方にすると
深い思索を生むような思考が生み出されないと思う。
舞姫やこころなんかは漏れ的には隣の家の少女よりもずっと後味悪い。
なんていうのかな…うまくいえないけど、人生ってスッキリするようなプロットにはならない訳で。
>>172 後味の悪さが深い思索を呼び起こすってのがなんとも共感出来んなぁ…
スペクタクルにはスペクタクルの文学性があるというスタンスなんで。
(隣の家の少女の文学性はさておくとして)
174 :
名無しさん@公民館でLR変更検討中:2007/02/19(月) 11:39:00 ID:ee3zcqTf
「モンテ・クリスト」は?
百年の孤独とかどうよ
ちょっときついだろう。
自分が読んで面白かった作品スレじゃないわけだしな…
いいえ、自分が読んで面白かった作品スレです。
文学の皮かぶったラノベを晒すスレだろ?
>>174 デュマだったら、ダルタニャン物語の方がとっつき易いな。
某アニメ化された人気ラノベに下敷きとして使用されたくらいだしさ。
>>175 マジックリアリズムはラノベしか読んでない人にはたぶんきつい。
自殺学入門 寺山修司
なんか変な表紙だった気がする
昔読んで面白かった
元気が出るよ
>>180 >マジックリアリズムはラノベしか読んでない人にはたぶんきつい。
なんで?
いやさ、ああいう御伽噺的手法ってラノベでは物がしゃべるくらいが限度だから、意味不明だと思うんだよね。
死んだ人の血が山を越え川を越えていって知り合いに会いにいった、と言われても反応は「は?」だろう。
突入経路が無かったので死んでも世界の修正で生き返る人をミキサーにかけて
換気口から流し込んだと言われても納得できるぞ、ラノベ読んでれば。
ラノベ読みって、御伽話読みもかなり混じってるような気がするが。
マジックリアリズムは御伽話であって御伽話でないからなあ。
普通に語るとどうしても血生臭くなったり、重くなっててしまう物語を、
御伽話の幻想的な表現を入れることで、和らげる手法。
単に幻想的な雰囲気を出したいから使う場合も多いけど。
今回電撃を受賞したミミズクは児童文学(御伽話)っぽいと言われるけど、
正統派の御伽話で、マジックリアリズムとは全く違う。
表現はむしろ正道だった。
ラノベの中では、ドクロちゃんが一番マジックリアリズムに近いかな。
主人公が毎回虐殺されて、かなり血生臭いのに、ギャグに昇華することで読者に受け入れさせている。
誰もロミオとジュリエットをあげる人がいないね。
男女の悲劇作品の雛形+工口と、ラノベの条件を兼ね備えている。
まあ、原型どころか殆ど極めた源氏物語が平安時代からあった国だからしてハイ。
>>189 俺のダチが「源氏物語は只のレイプ・近親相姦だ!!」って内容の本持ってたなぁ
それはそうと、エロかどうかは解らないが
『巷説百物語』なんかどうだろう
京極夏彦の本でなかなか読みやすいし地獄少女好きなヒトにはお勧め
いやそれ「文学作品」じゃねーからw
失楽園はラノベ好きならお勧めできるな
一巻冒頭の演説だけでも十分(゚д゚)ウマー
あと未来のイヴはSF好きにもお勧めの一品。
失楽園いいよね。
一応聞いておくが、まさか淳ちゃんの方じゃないよな?
もちろんミルトンの方だ
196 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/24(土) 20:42:53 ID:mBBMmlTN
明治の文豪の文章の読みやすさは異常
うむ。
こないだ漱石の「明暗」読んだが、読みやすかった。
主人公が普通に今でもいそうなドキュンなんである意味親近感が。
あいつすげーよ。
結婚したばっかなのに徹頭徹尾自分の都合しか考えねーw
「ドン・キホーテ」て凄いな
撲殺天使を彷彿とさせるようなノリだ
>>191 しかし芥川賞。直木賞だっけ?
世間は文学認定してるな。京極本人はどうでもいいと思ってるだろうが。
直木賞だろ。
こういう話をするときにこの二賞を混同している時点で
もう話にならんが・・・
そして直木賞は必ずしも文学性に軸足を置いて選考しているわけでは
ないし、世間もそれを期待しているわけではない。
少なくとも「直木賞とった作品には世間は高い文学性を認めている」
って話にはならないと思うけどね。
まあもちろん、この話と京極の作品に高い文学性があるのかって話は
全く別だけどね。
この文脈での世間って文壇とそれを理解してる人の事?
202 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/27(火) 00:48:47 ID:9SbThFBU
>>200 一応公式には「大衆文学」に与えられる賞ってことになっとるがな。
っと、大衆文芸か。
まあ、あんま意味変わらんが。
直木三十五自体文学じゃないし。
直木賞は普通にエンタメだろ。
いや、公式でうたってるしな>大衆文芸
まあ、要は文学・文芸もまた「あなたが思うものが(ry)」ってことなんだろーが。
なんでもかんでも「あなたが思うものが(ry)」で片付けるのが
ラ板の一部における悪癖だと思うのだが。
言葉の定義の細部にわたる共通理解は非常に困難だが、
今回の話はそれとはあまり関係がないと思うわけで。
大体「大衆文芸」ないし「大衆文学」っていうのが制定当時「文学」の
カテゴリとして考えられていたのかってのが定かではない。
「エンターテイメント小説」程度の認識だったんじゃないのかね。
これは初期のころの受賞作品の傾向からの推察なんだが、
あの辺はいわゆる大衆向け時代小説ばっかなんだよね。
だから公式がどうの、っていうのはこの際あんまり関係なく、
現在この賞が世間(っていう言い方はあんまり正確じゃないとすると、
直木賞に興味のある人たち、ぐらいな感じの意味で)に
どういう風に捉えられているのか、ってのが問題になるはずなんだが、
やっぱりそれは文学性との関係は強くないと思うんだ。
たとえば、個人的に石田衣良がfourteenで直木賞とるのは違和感ないけど、
fourteenが文学性が高いかというと必ずしもそうは感じないわけで。
207 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/28(水) 03:51:55 ID:O45zKbf4
星新一はSF作家と高校の副教材に書いてあった。
ショート・ショートは短いが‘ライト,ノベルにはならないということ?
どちらかと言えば、宮沢賢治と同じ部類に入るのだろうか?
そもそも文学畑は候補にあがるのか?逆に芥川で娯楽小説が候補にあがるのか?
短いのと「ライト」の関係が分からん。
210 :
207:2007/02/28(水) 05:56:52 ID:O45zKbf4
リアル工房での質問でスマン。
「短い」≒「ライト」ではないの?
211 :
207:2007/02/28(水) 06:09:52 ID:O45zKbf4
自分でも何聞いてるのか分からなくなったから、↑の質問は無視ってくれ(〜〜;
まあ、ライトノベルは定義曖昧だから、適当に解釈しておくかな。
212 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/28(水) 12:18:55 ID:9wN5cIx5
>>210>>211 とりあえずWikipediaの「ショートショート」「ライトノベル」でも引いておきなさいな。
その疑問に対する回答は提示されていると思う。
さて、だいぶ上のほうでドストエフスキーの『虐げられた人びと』が挙げられていたけど、
あれは確かにロリ萌え小説の傑作。ロシアの薄倖美少女が主人公に好意を寄せてくるんだぜ。
萌えねぇはずがあろうか。
これに限らず、ドストエフスキーはどの作品も実に見事な「キャラクター小説」なんで、一読をお勧めする。
えらく分厚いけど、なに、終わりのクロニクル各巻よりは短い。基本的に。
トリフィドの日とか、海底弐萬哩とか、SFの古典を読み漁ると
元ねたが色々わかって楽しいと思うけど。
ライトノベルの何を読んだら、短い=ライトになるのだ?乙一か?
モーパッサンやOヘンリーはラノベなのか?
215 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/28(水) 15:50:12 ID:T1Ow149d
216 :
イラストに騙された名無しさん:2007/02/28(水) 19:56:41 ID:9wN5cIx5
>>215 やあ、僕ラノベ君
ここ2年ラノベしか読んでないよ!
>>216 ごめん、違ったのね。
別に深い意味は無いよ、忘れて。
>>212 おまえは今までに読んだドスト作品の一ページの文字数を覚えているのか?
219 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/02(金) 00:31:25 ID:fvYvKW4v
>>218 遠目に見たら黒い四角形って感じかな。
・・・すまない、終わクロをむしろほとんど読んでない。
「虐げ」は読むべし。一冊で終わるし、
話のテンポもいい。
主人公は文学とは思えないくらい活発。
とりあえず野村美月『“文学少女”』シリーズに出てくる本とか。遠子先輩に近づこう。
何か英米文学要素が強いけど…。
223 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/05(月) 16:11:53 ID:239uq/yI
萌えに飽きたら、『チャタレイ夫人の恋人』を。
「玉藻の前」
挿絵がアニメ絵だったらそのまま通用するだろうw
225 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/06(火) 20:06:06 ID:x5StPWI9
>>225 長門百選はエンタメ趣向が強すぎ+海外文学が超有名どころでしかも古典しか紹介されていない
+日本の古典が全く紹介されてないところに問題あり。
あれは本好きが勧める百選じゅないな。
浅田次郎は全部読める
プリズンホテルとか全巻面白い
うらぼんえは涙が止まらなかった
だがしかし文学ではないな
吊ってくる
宗田理・・・はウィキいわくラノベ作家なんだ。
ラノベという言葉がなかった頃からラノベ書いてるね
それいったらロミジュリなんてコバルトだぜ。リア王はスニーカーの裏番。
>>長門百選
SFとミステリばっかりだな。
地味に日本の軽めのが入っていたりして何だかな。
一方でイリアスとかク・リトル・リトル入っていて…。
この二つ読むだけで一年が過ぎそうだ。
>>長門百選
SFメインは原作準拠だからともかく
『ジョーカー』清涼院流水
『ガダラの豚』中島らも
この辺は意外。
意外というか論外だろ
らもは面白いけど
流水て……
読みやすさと娯楽性から芥川の初期をおすすめしますわ
切支丹とかになってくると宗教の知識がいるからなんとも言えなくなってくるし、生死関係は芥川が死ぬまで引きずるから、今昔などを使っている時は読みやすい上に、面白いと思ふ。
六宮の姫君とか
237 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/09(金) 12:50:34 ID:BI3dDRrm
たけくらべ
いや、まじで
文藝賞の作家は読みやすいのが多いと思う
比留間久夫とか平中悠一とか鈴木清剛とか
純文学普段読まない人が読んでみるのには
ちょうどいいかも
野ブタ
最近の文藝賞は粒揃ってるよね。
241 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/09(金) 17:25:54 ID:Xai2FBDN
長門百選とやらにローダンシリーズは入っておらぬのか?
ぶっちゃけ一生かk(ry
長門百選・・・
なんかすっごい雑食だなぁ。
ってかラノベの理知的なイメージがぶっ壊れそうだ。
ここはネタだとしても、もっと難解(w)な本を羅列しとくべきだったのでは。
ラノベ読者に限って文学だの拘るからウザイ。
いい加減、コンプレックスから脱却しろ。
普通に考えて新規流入のある人種全体がコンプレックスから脱却できるような
方法論があるなら、ノーベル賞の20や30は取れるだろう。
じゃあ、やっぱり文学に対してコンプレックスがあるんだ
いや、大抵の人間はどうでもいいと思ってるだろ。
意識すらしていない。
コンプレックスは、こういうスレにて肯定否定している奴らにあるわけだ。
>>231 憶測でものを書くな。
ロミジュリがコバルトなんて言っているやつはロミジュリを読んだことがない証拠。
親父ギャグ満載だし、下品な言葉のオンパレード。
コバルトだから全部耽美かというとそうなのか?
日本語でOK?
>>247 昔解説か何かで「理想の愛と世俗の愛の二重構造」という説明を見て
ひどく納得した覚えがある
いろんな層が楽しめるシェイクスピアの劇作術なんだとか
切り取り方によってはあのレ・ミゼラブルも少女向け童話になるし
まあそこまで目くじら立てなさんな
>>247 憶測でものを書くな。
下品な言葉が多いからコバルト的じゃないなんて言ってる奴はコバルトを読んだ事が無い証拠。
親父ギャグ満載だし、下品な言葉のオンパレード。
ギリシャ神話と聖書は常識として読んでおけ
過疎っぷりが激しい。
読んだ文学作品を書いていくようにしたら伸びるかな。
とりあえず。
つ「モルグ街の殺人事件」
別に過疎でもいいジャン
無理に伸ばしてなんになる
まあたしかにスレとしての方向性が見出せていないのは確かだが
大体、ラノベ読みに薦められる(有名な)文学作品ってそんなにないだろ。
そういうのは長門みたいに100冊ぐらいにまとめると見栄えがいいが、
スレ的には厳しい。200越えた辺りで頭打ちになるのは必然か。
だから、とにかく読んだのを挙げて感想書くといいかなあと思ったんだが。
文学作品 と言われちゃうと選択肢がなぁ。
「ラノベ以外の読み物」ならいくらでも有るが
ドラゴンズウィルとツァラトゥストラかく語りきを照らし合わせて読むと、
ニーチェをこれだけ優しく易しく書いた良著にメイドさん萌えが混入し、
しかも1996年の殻の中の小鳥からわずか2年後の出版であるのに
すでに戦闘メイドとして完成した設定があるという間違った所で先進
的な作品である事に驚けるとか、そういう楽しみ方はどうなんだろうか?
世界文学なんか読んでいると、
絶対ライトノベルの楽しみ方も広がるかと思うが。(逆もまた然り)
ライトノベルって日本の伝統的私小説よりも、世界文学に元ネタがあるからね。
キノの旅→カフカ ガルシア=マルケス ボルヘス
涼宮ハルヒ→ヴォネガット ハイライン
戯言→サリンジャー
阿部和重とか舞城王太郎なんか
「ラノベ読みの世界文学入門書」としては最適かもね。
>>259 初耳だが、有名なのか?
それとも259の自説?
>戯言→サリンジャー
これはないだろう・・・常識的に考えて・・・
262 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/19(月) 20:22:54 ID:QfLLHy/B
むしろユヤタンの元ネタがサリンジャーだな
>>259 キノの旅が、カフカ、マルケス?
馬鹿をいうのも大概にしなさい。
スウィフトがあがらないんだから、本を読んでない証拠。
そういう偉そうなことはもっと本を読んでからいいなさい。
>>259 ハルヒは京極の影響を強く受けていると聞いた事が有るが。
ある作品が、古いある作品に似ているからといって
両者が直結するとは限らない。
両者を繋ぐ中継作品が多数有る場合もある。
>>261 村上春樹に影響を受けた感じはする。また作品でもライ麦畑に関して触れている所もあったけど、参考にならんな。
>>264 初期の方のハルヒでは認識と知覚の問題が物語を動かす中核にあると
思うんだが(映画がどういう風に「観えてしまう」か、とか、
ハルヒが世界をどういう風に観ているか、とか、
認識と「世界」とのズレが物語を動かしている)
それは京極が一巻で使ったトリックと本質的に同じだなあというのは
感じていたよ。影響と言えば影響なのかもしれないね。
まあでも、似たような話はみんなが考えているわけだから
あれから影響受けたとは断言できんけどね。
>>266先生の手に掛かればドクロちゃんだって京極堂の影響受けてるぜヒャッホウ
谷川はヴァン・ダイン好きだからそっちの影響の方が強いだろ
――「涼宮ハルヒ」シリーズは、宇宙人や未来人や超能力者が出てきたり、
孤島で密室の謎を解いたり、SFやミステリの要素もあります。それぞれの分野で、
好きな作品、もしくは作家とその理由を教えてください。
「難しい設問です。これまたいっぱいありすぎて困るんですが、あえて挙げるなら、
SFですと、神林長平さんの『七胴落とし』。ミステリでは、エラリー・クイーン『Yの悲劇』。
理由を長々と述べるのも野暮かと思いますので手短に言いますと、
どちらも読み終えた瞬間に必ず精神的衝撃と影響を受けてしまう作品です」
>>266 いや、俺が聞いたのは
ハルヒを中心とした人物相関が
榎津を中心とした人物相関に似ている
という内容だったと思う。
ていうか作者が言ってた気がする
★京極関連 ●ハルヒ関連
タイトル
★京極夏彦 百器徒然袋雨のサブタイトル
・薔薇十字探偵の憂鬱
・薔薇十字探偵の鬱憤
・薔薇十字探偵の憤慨
キャラ設定
★榎木津 ●ハルヒ
自称神 神に近いような存在かも
薔薇十字探偵社を作る SOS団をつくる
机に探偵の三角錐 机に団長の三角錐
超わがまま 超わがまま
黙ってれば美男子 黙ってれば美少女
知り合いから奇人変人扱い 知り合いから奇人変人扱い
喧嘩が強い スポーツ万能
高学歴 校内では成績優秀
★中善寺 ●長門
古書店店主 文芸部部員
常に本を読んでる 常に本を読んでる
解決役 解決役
★益田・関口 ●朝比奈
榎木津の下僕(パシリ) ハルヒのおもちゃ
★「僕」(百器徒然袋雨登場) ●キョン
あだ名で呼ばれ続ける あだ名で呼ばれ続ける
最後まで名前が明かされない 今のところ名前が明かされない
「僕」の視点で書かれてる キョンの視点で書かれてる
巻き込まれ型 巻き込まれ型
★京極関連 ●ドクロ関連
キャラ設定
★榎木津 ●ドクロちゃん
自称神 天使(?)
一人称は「僕」 一人称は「ボク」
薔薇十字探偵社を作る 木工ボンド部をつくる
超わがまま 超わがまま
黙ってれば美男子 黙ってれば美少女
知り合いから奇人変人扱い 知り合いから奇人変人扱い
喧嘩が強い 桜くんを撲殺
★京極堂 ●静希ちゃん
古書店店主 図書委員
★中善寺敦子 ●ザクロちゃん
妹 妹
兄と違って普通の常識人 姉と違って普通の常識人
★益田・関口 ●サバトちゃん
榎木津の下僕(パシリ) ドクロちゃんのおもちゃ
★「僕」(百器徒然袋雨登場) ●桜くん
あだ名で呼ばれ続ける あだ名で呼ばれ続ける
「僕」の視点で書かれてる 桜くんの視点で書かれてる
ロリコン ロリコン
巻き込まれ型 巻き込まれ型
★京極堂おなじみのペドたち ●ザンス
ペドフィリア ペドフィリア
逮捕歴あり 逮捕歴あり
扱いがぞんざい 扱いがぞんざい
>>273 確かにマジックがあるとは言え、民話の構造が同じなのは常識。
ネタスレも無理があるように思える。
まあそれはおいといて、京極とドクロの一致っぷりにワロタ。
ハルヒは地球平面委員会にも似てる。神じゃないが。
>>274 確かに。
レヴィ・ストロースも箇条書きマジックを使ったことになるしな。
そこら辺の線引きが難しいが。
箇条書きマジックは存在するが、
箇条書きに対して「箇条書きマジックとは?」のURLを張る事で議論を閉じるのは、
詭弁に対して「それは詭弁」で終止符を打つのと同様 間違った行為だと思う。
詭弁や間違いであるなら、対象部分を指摘しなくては意味がない。
流れは読まずに。
ここ10数年くらいベストセラーになる
非ラノベな小説は、ミステリーが多くない?
ラノベばっか読んでるからただの偏見かもしれないが
どうしてもミステリーってあまり好きになれない、マンネリで。
謎解きが嫌いなわけではないんだけどな・・・
海辺のカフカ 半島を出よ
リアル鬼ごっこ
世界の中心で、愛をさけぶ
Deep Love
ラノベと文学ってどう違うんですか?
>>282 ラノベは客の好みの文章をつくる。文学は作家の好みの文章を作る。
>>282 【芸術カテゴリ】
純文学
-----------------------------------------------------------------
【娯楽カテゴリ】
大衆文学(一般向け)
ラノベ(子供・オタ向け)
>>284 それを論理的にどうやって分けるの、因みに?
「論理的」にという言葉を好む奴ほど、筋の通っていない話をする法則
>>285 そのくらい自分で考えろよバカ
お前の脳に詰まってるのはオガクズか?
──と言いたいところだけど、出版社がパッケージングしてくれるから安心安心
出版社の分類に不満があるときには個々の状況に応じて自分で判断してね
>>287 その内山田悠介にも文学が付くかと思うと、世の無情を感じますね。
例えば『罪と罰』を文庫で出版するとしたら、上下巻で二冊が妥当な分量だろう。
でもラノベしか読んだことない俺としては、電撃文庫くらいの書式で、上中下に分けて読みやすくしてくれないとキツい。
あと作中に「ポチンコフ」とかいうアパート名が出てくると萎えるので、ロシア語的にどうあれ「ポティムコフ」とかに変換してほしい。
カラマーゾフの新訳は読みやすかった
>>289 ラノベの文字数とページ数だったら、それこそ3巻じゃ済まないだろう。
出費が増えるだけ。
>>290 亀山乙
カラマは江川訳こそ最高。
292 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/25(日) 14:10:11 ID:SbGAlqF8
>>289 電撃のフォントでやられたらまるで読む気が起きないだろう。ラノベゆえに改行が多いが、
実は最近の新潮文庫よりかなり小さくて詰まっているからね。だから上中下にも分かれない。
文学作品って笑えないから嫌い
赤川次郎くらいのユーモアが欲しいね
>>293 昔の文学小説はけっこうユーモアあるぞ。というか、あの辺は
書かれた当時はただの娯楽小説で、後生の学者どもが勝手に祭り上げて
勝手に神格化しただけって例も多いし。
「津軽」は笑えるぞ。
理解できないから、笑うしかない。
>>293 トルストイ民話集なんかはユーモアある。
ガルシア・マルケスの作品なんてユーモアの塊。
先日から馬鹿の一つ覚えみたいにガルシア・マルケスの名前出す人いるけど、飽きた
他にないの?
298 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/26(月) 13:25:07 ID:qZYwVVuD
じゃあ筒井康隆の純文学よりの小説で手を打とうじゃないか。
笑い死にかけたことが何度もある。
ドクロちゃんは笑いを越えた
まあマルケスやらボルヘスやら太宰やら芥川やらドストやらトルストイやらヘミングウエイやら、
しかネタが出てこないっつうのが厨っぽいというか…無理して背伸びしてる感が満点ではある。
現代のは読まないのか貴様らは?
外国の作家挙げてる奴ってなんなの? ばかなの?
ただでさえ簡単な漢字でさえルビ振る若年齢層向けのジャンルなのに、
『俺は小説読んでるぜ。作家もいっぱい知ってるぜ』
って主張してるみたいで臭いんだが。独りで悦に入ってればいいのに。
せめて翻訳っつうワンクッションを置いていない日本人の作家と比べるのが理というものじゃね?
森鴎外の舞姫。感動するから。萌えはねーぞ
>>301 翻訳の文章のほうが読みやすいこともある
>>303 俺は気になったら凝り出す性格だから、その為に大学で一生懸命外国語専攻して勉強して
エラリーとかカーとかクリスティ(ミステリばっかだけど)の
作品で和訳と原文比べてみたが、ニュアンスとか表現がが結構違う部分が有ったからねえ……
でも意見押し付けてもしょうがないから少し自重するわ
なんか苛々したんだ。ごめんなさい
ということで、俺は伊坂幸太郎と吉本ばななを挙げてみる
>>302 やり逃げされたエリス萌え
半分実話というのがまたなんともw
やり逃げどころか作り逃げだからな。
しかも発狂ED
>>304 おまえがたくさんお勉強して独りで悦に入っているのは分かった
>>309 100年以上前に発表された話のネタバレすんなとか言われてもシラネーヨヽ(`Д´)ノ
名作といわれている文学作品を読むと、読む前にはネタバレしているので、読んでも「ハァ……」としか思わないこともある。
逆に読む前のイメージとぜんぜん違って面白かったっていうこともある。
313 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/26(月) 23:45:43 ID:gIIM9zVE
走れメロスは萌え化するとこんなに面白いのかと感動した覚えがあるぜ。
走れセリヌンティウスは面白かった
315 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/27(火) 02:14:43 ID:+Tnd7gmW
アレは太宰の願望、願い、そうありたい、という思いが伝わってきて切なくなる…
実際の太宰は悪逆の王の方なんだよな。
でも魂では、メロスのようでありたい、と願っている。
そして、人間を、友情を信じるセリヌンティウスのようでありたいと願っている。
結局メロスに出会えなかった太宰を思うと切なくて泣けてくる。
>>278 マンネリって言うか、「反社会的なミステリ」ってないもんかな?
いっつもラストは犯人が贖罪して終わりっていうオチがミエミエでなあ・・・
まあ、真似されても困るから社会正義にのっとってるんだろうけども。
317 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/27(火) 02:34:44 ID:JZDFRt4o
自分の好きな作家を薦めるだけで悪いが、司馬遼太郎は神。
ちと好き勝手やってるとこはあるが、燃えが並じゃないと思う。
入門は「燃えよ剣」「国盗物語(前編)」「竜馬がゆく」あたりか。冊数の問題で剣からがオススメ。
文学じゃねーけどね。
もし文学読みたいなら、新潮の日本作家より岩波のほうがいいと思う。
訳者の問題はあるけど、面白さを放棄して文学性を追及しがちな日本文学と比べて、エンタメ性高いのが多いと思う。
合わなければ早めに捨てて、次の出会いを探すことも大事だぜ。
>>316 ちょっと違うけど松本清張をお薦めしよう
319 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/27(火) 20:05:39 ID:suvT09cA
今読んでる背教者ユリアヌスが死ぬほど面白い
大河系のラノベが好きな人にオススメ
>>317 しかし、下手に歴史に詳しいといわゆる司馬史観が鼻に付いたりするんだよな。
NHK時代劇の出鱈目な時代考証にツッコミ入れまくる感じで。
こち亀のポケモンの話であった、部長の「司馬遼太郎の小説の方が勉強になる
気が…」みたいな考えも止めて欲しい。本人もそういう扱い嫌がってるのに。
まぁこれは、小説と歴史の区別をちゃんとつけられるか・割り切れるかという
読み手の問題なんだろうが。
321 :
イラストに騙された名無しさん:2007/03/28(水) 03:44:11 ID:9l1TUUus
>>320 街道をゆく あたりは結構出鱈目でもないと思うけど。
まあ小説じゃねーから当たり前か
>>300が挙げているものを太宰と芥川を除いて読みまくっている自分は、確かに厨な気がするなあ
ボルヘスとマルケスは現代だと思うけど
あとポール・オースターの『最後の物たちの国で』とか『ムーン・パレス』は、かなり読みやすいポストモダン文学
ピンチョンの重力の虹、カルヴィーノの柔らかい月、
ブローティガンの西瓜糖の日々、ボルヘスの伝奇集
バースのやぎ少年ジャイルズ
ここまで来ました。これらより「進んだもの」を教えてください。
SF、幻想文学寄りの世界文学で。高くてもいいから手に入るもので。
SFだけど国書から出てるジーンウルフも凄く知的で面白かった。
>>323 ミヒャエル・エンデの『鏡の中の鏡』やブルーノ・シュルツの『全小説』
スタニスワフ・レムの『完全な真空』『虚数』とか
これらはボルヘスが面白かった人には絶対楽しめる
ブルガーコフの『悪魔物語・運命の卵』
ジュリアン・バーンズの『10 1/2章で書かれた世界の歴史』
こっちは、とりあえずのお勧め
レーモン・ルーセルの『ロクス・ソルス』は、SFだし幻想文学だが面白いか微妙
>>320 そういや小説での乃木の扱いに瀬島が突っ込んだ事があったらしいな
司馬は、お話ですから役回りでそうなっただけと答えたらしいが
坂のうえの雲だっけ
>>317 確かに。文学って何? とか聞いてくるのがたまにいるが、
とりあえず岩波の緑読めって感じだな。
海外なら赤で。
岩波の赤でも、大デュマやポオやアーヴィングを読むと、文学とは何か?って余計に聞きたくなる。
文学と呼称されるには、今もなお小説として面白すぎる。
西洋文学は神と宗教に密接に結びついているから、日本人にはお勧めできないし。
緑も、文学とは何か知りたいなら、まず評論集や随筆集を読んだ方が早いな。
アーヴィングは岩波文庫から出てたっけか?
ほとんど新潮文庫のような気が。
……ってスマソ。
ジョンじゃなくてワシントンの方か。
谷崎潤一郎は?
「春琴抄(ツンデレ)」とか「痴人の愛(ラブコメ)」とか。
俺は「同じモチーフでぜんぜん違う小説になるんだな」って思った。
安部工房の壁読んでドクロちゃんを思い出した俺。
内容っていうか文体とか。モノが壊れることに対しての
感性とか似てるかもとおもた。
333 :
イラストに騙された名無しさん:2007/04/18(水) 21:38:32 ID:7dbQxDoO
ageておく
三島や大江の悪文に比べれば、ラノベの文章なんてたいしたことないよと思う俺がいる。でも、長谷だけはガチだ。
335 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/05(土) 00:51:00 ID:OrzUXegb
>>327 の「文学と呼称されるには、今もなお小説として面白すぎる」ってのすごい分かるんだが、これって文学界の病巣じゃね?
文学性と面白さって、もうほとんど別次元のことだしさ。
小説なんて、大元をたどれば漫画や映画と同じで、面白いから読むわけだろ。
それがなんで今みたいになったんだ?
>>335 何をもって「面白い」とするのかがあるじゃん。
文学板住人にとってはキノなんて糞なんだし。
後、お前そんなに現代の作家読んでないだろ。
337 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/05(土) 10:28:06 ID:JIsmEB6S
角川ホラー文庫はいい感じ
特に短編小説はラノベ読みでも面白いと感じそう
もちろんホラーだから怖いかというと個人差はあるが
普通に小説てして面白いとは思う
キノはともかく、今の文学板はジャズ板並に保守的、排他的なとこで
参考にならんからな
>>338 それは単にこの板の住人がレベル低すぎて文学板じゃ相手してもらえないだけの話だろ。
それに、保守的なら文学板よりここのほうが自治厨多いじゃないか(文学板にはいない?)。
と自嘲してみた。
>>339 根拠のない主観で自虐るだけならともかく
俺らまで一緒にしないでくれw
341 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/05(土) 12:54:24 ID:8ywi/ezK
この板で文学叩いているレスみると悲しくなってくる
てか、純文は保守的っていうヤシいるけど、
純文学では、同じ村上でも龍と春樹で全然違う作品書いてるし、
東大医学部卒の加賀乙彦から、高卒パンクロッカーの町田康(オススメ)、
天台宗の瀬戸内寂聴から、創価学会員の宮本輝っていろんな作家がいるじゃん。
保守的とは思えないのだが。
343 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/05(土) 13:26:25 ID:8ywi/ezK
ラノベしか読めない
344 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/05(土) 13:40:10 ID:8ywi/ezK
ラノベが馬鹿にされるのは読んでいる奴がヲタだから
別に文学性は関係ない
え〜、そうかなあ
いぬかみとか読んでみたけどキツかったぞ
3ページと耐えられなかった
ラノベがバカにされるのは内容のせいじゃないと言うには厳しい
いぬかみとドクロちゃんはラノベでもかなりアレな方だし
まぁドクロちゃんは名前や絵で大体想像つくが
いぬかみはどんなのかよくわからんからな
絵も少女漫画チックだし
>>336 335だが、そういや現代の文学系作家は春樹くらいしか読んでないや。
古典だけでもの言ったらあかんかったか。すまん。
350 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/05(土) 18:06:50 ID:8ywi/ezK
まずは地雷の山をなんとかしろ
>>341ー342
上のレスでたたかれてるのは
文学ではなく文学板
ん、じゃあ文学板の教養主義とかそういうものが憎いわけか?
でもそれは文学が持つ性質でもあるしな
お前がラ板を憎いと思ってるのはよく分かったからどこか別の場所に行ったら?
354 :
342:2007/05/05(土) 20:07:19 ID:cchHSD/A
>>351 単なる独り言なのにわざわざレスするとは(ry
>>352 お前が文学板に行ったことがないことはすごくよくわかった。
355 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/05(土) 20:25:46 ID:8ywi/ezK
別に文学板は教養主義でもなんでもないと思うが
源氏はロリコンなどではなく守備範囲が少し広いだけ(半世紀年上のご婦人にだって惚れる
あと活字離れを謳う連中に一つ言いたい…ナボコフが猥本扱い受ける本屋のレジの何が哀しいんだ…
>>283 >ラノベは客の好みの文章をつくる。文学は作家の好みの文章を作る。
少し前のレスだが、
ラノベは客の好みの「設定」をつくる。文学は作家の好みの文章を作る。
ラノベを読んでる人が「文章」に関して、時に無頓着に思えるほど関心がないのは
(あれば「ラノベ」という選択はしないと思う
なにより自分好みの「設定」が第一の選択基準にあるから、じゃないのかなと思う。
確かにどの小説でも設定は大事だけれど、ラノベは読者の好きそうな設定を
ちりばめただけの作品とか多すぎないか。そのてんが文学との違いのような・・・。
>>357 (非ラノベ)文学の文章の方が優れているという前提がないと成り立たない話だな。
どんな作品でもイラストがつけば読むと思う
360 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/05(土) 22:45:43 ID:/93aobPq
太宰治の人間失格なんてどうです?
鬱っぽくていいですよ。
主人公が段々と壊れていく様が読んでいて圧倒されます。
自分で挿絵描きながら読むと楽しく読める
>>360 あれはもうダメだ。
読んでも ・・・こいつ全然マシじゃん と思ってしまう。
全然失格じゃない。俺の方が失格orz
363 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/06(日) 08:50:33 ID:XmQn5R2i
>>359さすがに引くんだぜ?
司馬遼太郎
イラスト/いとうのいぢ
>>363 イラスト効果はデカイよ、マジで。
ガッチガチの文学作品でも10pごとに挿絵入ったりすれば
相当読みやすく(とっつきやすく)なるはず。
365 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/06(日) 09:01:49 ID:0efq0AFl
文章自体もムダを添いでテンポよく読めるよう改変すればよいかな。
司馬遼の文章から、どうやってムダを削げと。
名文とは言わんが、冗漫とは対局にある文体じゃないかい?
368 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/06(日) 10:40:01 ID:cWXOvnCQ
挿絵をつければ、「ぼっちゃん」は十分ラノベだと思う。
清に萌えるやつが続出しそうだ。
>>366 ラノベばっか読んでいるくせに偉そうなこと言うな
絵はなかったが『舞姫』のエリスには禿萌えたなあ。
>>369 それは『坊っちゃん』がラノベなんじゃなくて
読み方がラノベ流で
本のつくりがラノベ流なだけ
あ(ry
文学と言うかは知らんが、藤沢周平は作品によっては何でも屋系のは殆どラノベと変わらん感覚で読めたな。
平四郎活人剣とか。
こういうスレって必ず村上春樹が挙がるけど、
中でも世界の終りとハードボイルドワンダーランドはかなりラノベ的と言うかオタクと親和性が高いと思う。
しばらくセカイ系って言葉はこれから来たんだと思ってた。
関係ないけど何年か前に二次板に
「文学作品に萌えよう」みたいなスレあったなあ。絵師が集まらずに失速したけど。
田園交響楽のジェルトリュードが見たかった。
というか、「村上春樹くらいしか読んでない」だろ
まあ基本的に他人事というか
凋落してくれても栄えてくれてもあんま関係ないしな。
現代日本文学が落ち込もうがどうしようが、
古典は読めるから問題ないというスタンスの俺。
そりゃ、面白いのが出ればそれにこしたことはないが。
つか文学に拘る人間と雑食の人間じゃ、そら危機感に差があるさ。
川端さん読んでるとむしろラノベの方が度肝を抜かすくらい会話シーンが延々続くから違う意味で混乱してくる
乙女の港 はマリみての副読本
382 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/21(月) 22:47:37 ID:9JZj2O2K
>>362 漏れも「こころ」のおっさんの方が病気なんじゃないかって思う。
383 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/22(火) 21:19:27 ID:fk4OsyVv
サルトルの「嘔吐」
あの無駄にテンション高い文体は、ラ板住人によく馴染むんじゃないか?
>>375 田園交響楽は萌えるなぁ。
あれモチーフにしてラノベ1本書けそうだ。
つーかジッドは萌え作品率高くていい。
海外有名古典だと、ゲーテとかシェイクスピアとかも
いい味のあるキャラが多くて萌える。
ベニスの商人のポーシャとか萌え死ぬかと思った。
最近、何を読んでも視点が「萌え」になってる自分発見。
川島誠の800は既出?
あれ文学かなぁ。
すげえ面白かったけど。
>>385 それ分かる。萌えってなかなかいい言葉だと思う。
大いなる遺産のエステラはやばかった。萌え死にそうだった。
関係ないがドイツ・ロマン派とかラノベ野郎は絶対ハマる。
この前、たまたま読んだクリムゾンの迷宮が面白かった
390 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/26(土) 18:53:10 ID:0VJE7NzO
キングのダークタワーはどうだ?
1部はラノベ読みにはつらいけど、2部あたりからはストーリーが加速して
一気に読める。
主人公がおっさんってのがつらいかもしれないが、ラノベにもたまには
ローランドみたいなクールでタフな中年がでてきてもいいと思う。
つーかここにいる人たちってラノベしか読まない?
俺は普通の古典とか専門書を20だとすると
ラノベが1って感じだ。ラノベは年20冊も読まないかも。
ラノベしか、じゃないな。ラノベメインか。
393 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/26(土) 21:31:23 ID:bJ2zClP9
時雨沢恵一と星新一を比べると、時雨沢のほうが表現力が乏しいことを感じ取れた。
赤川や石田を文学扱いしている輩が多いこのスレに驚き
坂口安吾と夢野久作は世が世なら立派なラノベ作家になっていたじゃろう
グレアム・グリーンとかは読みやすくていいんじゃね?
大衆作家っぽいけど文学ファンにも認められてる。
日本の古典なら泉鏡花とかが面白い。読みにくいけど。
遠藤周作はユーモアがあって面白いし読みやすい。
狐狸庵先生と沈黙や海と毒薬が同じ作者なんて、と衝撃を受けた。
文学じゃないかもしれないけど、中高生だったら
ブラッドベリの短編集とか、ハインラインが読みやすくていいね。
まぁ、俺のなんて参考にならんかもしれないが。
397 :
イラストに騙された名無しさん:2007/05/27(日) 10:47:56 ID:zwPIImf7
でも基本的に若いうちの読書って、手当たり次第に興が赴くまま読めばいいんでないかな。
なんか「半分の月がのぼる空」に色々と文学作品ネタがあったね。
蜜柑は文庫を買ってみたら実は読んだことあった。
あれは良い短編ですよ。
>>391 そういう学部とかの方?
酒見賢一 『後宮小説』
面白いよ。
>>385 ジッドは萌え傾向あるよな。
狭き門とかもそうだったし。
文学で萌えならチェーホフのかわいい女を。
個人的にあの人の作品に出てくる女の子は好き。
というより、作者の彼女達を見る目線が好きなのかもしれないが。
>>396 遠藤周作が今の人ならラノベにも偏見持たずに読んでそうな気がする。ハマりはしないだろうが。
で、エッセイで萌えばっかりな今のラノベの傾向をユーモアたっぷりに皮肉ってたりしてねw
>>393 無駄も不足もない、精巧な文章だよね。
その代わり、星新一にはキノの旅みたいなキャラや雰囲気は作れんだろう。
まあ、星の作品の雰囲気には時雨沢とはまた違う乾いた良さがあるんだけど。
あと、星新一に似てるラノベ作家なら、どっちかというと乙一じゃない?
>>391 娯楽小説6、ラノベ2、雑学系1、純文や古典1という感じ。
そのすべてを併せたより漫画ばっか読んでるので、ここの住人の中じゃ
俺は読書量少ないんだろうな……。
あと、純文学ではないが、歴史作家の佐藤賢一は絶対ラノベ読者受けするんじゃないかな。
なんていうか、娯楽的なサービス精神旺盛な作風でさ。ちょっとエログロがキツいけど。
司馬や池波もラノベ的な要素は持ってるけど、この人はそれ以上に親和性高いと思う。
>>367 というより、普通の作家ならどう考えても無駄に長すぎるはずの、物語内での考察や薀蓄が、むしろ司馬の醍醐味w
>>320 塩野もね。薀蓄につっこみいれるような知識は俺にはないが、たしかに
特定の人物集団をひいきしすぎてたり、見方が偏ってたりはするな。
おもいきり割り切って時代劇風にしてくれてると、こっちもそういうの
気にせずに読めるんだけど。
>>331 おまいとは良い酒が飲めそうだw
>>332 おかゆもまさかそんなこと言われてるとは思ってないだろうなあ。
安部公房はわりと流し読みだったので、今度ちゃんと読み返してみるか。
>>334 やっぱり三島の文って悪文なのかね? 俺が無教養だから、とっつきにくく
感じてるだけかと思ってたんだが……。
>>298 虚航船団はラノベ好きのウケ良さそうだね。
どうにも萌え絵をつけるのが不可能っぽい作品だが。
さて、そろそろバイト行くか……。
どんな小説でも脳内でキャラを創ればラノベじゃね?
ラノベ読みに読みやすいの出すんなら、アリスじゃないかと思うんだが
私見だとサドをお薦めするよ
村山由佳はいいと思うよ。コーヒー以外。
407 :
332:2007/06/10(日) 21:18:39 ID:7qZ/UjtR
>>403 そんな風に言われると穴に入りたくなるな。
割と軽い気持ちで言っただけなんだが。
よくよく考えれば壁とドクロなんて月とスッポンの関係だから似てるわけないんだけど、なんとなくそう感じてしまったんだ。
うまくいえんが、挑戦的なところとか、誰かが書くだろうと思われていたが、誰も書かなかったみたいなとことか。
最初にして最後の作品みたいなとことか。
黒岩重吾の歴史物は結構面白いと思う。
ワカタケル大王とか。
文学と言うのかしらんが 玉藻の前 を読んだ。
萌え死ぬかと思ったぞおい
410 :
イラストに騙された名無しさん:2007/06/30(土) 09:06:04 ID:ZeIeLqTd
>>405 アリスってけっこーエキセントリックだからなあ…
拒絶されるかも。。。
411 :
イラストに騙された名無しさん:2007/07/12(木) 02:45:47 ID:q3LtlZpH
そろそろネタ切れかな…
文学でなくてSFで済まぬがファウンデーションのアーカディア・ダレルを。
昔の海外小説に出てくるこまっしゃくれた少女って、たまに萌え死にそうなのがいる。
それってツンデレ?
>>385 歴史に残る級の文学作品のキャラ立ち度は異常
下手なラノベでは到底太刀打ちできない
415 :
イラストに騙された名無しさん:2007/08/08(水) 12:10:51 ID:pXfqgS5i
416 :
イラストに騙された名無しさん:2007/08/08(水) 12:25:29 ID:oXs/jfaF
ロープシンの「テロリスト群像」って持ってる?
夢野久作「瓶詰地獄」
川端康成「掌の小説」の「指環」
ナボコフはハンバーグに感情移入しすぎて後半つらかった。
正直言って、本当にラノベばっかり読んでる人は、
萌えか燃えが無きゃつまらないと思うんだ・・。
ラノベみたいに露骨に提示されないと萌えを感じられないのは素人。
萌えとは与えられるものではなく、見いだすものである。
>>419 Vガン見ててそう思った。
「樅の木は残った」
萌えるで。
422 :
イラストに騙された名無しさん:2007/09/03(月) 15:49:26 ID:2QlhMEaU
どなたか、ハルヒ好きのおいらにオススメSF(国内外問わず)作品を教えて下さい。
423 :
イラストに騙された名無しさん:2007/09/03(月) 15:52:11 ID:9si7yvwV
時かけ
「十六文だったな?ひー、ふうー、みー、よー、いつ、むー、なな、やー、ときに今何刻(なんどき)だい?」
「エー、ここのつ(九刻)で。」
「とお、十一、十二、十三、十四、十五、十六・・・じゃ、あばよー。」
>>422 筒井康隆の小説にはハルヒの元ネタになってると思われるアイデアがかなり含まれてる。
もっとも、SFオタに言わせれば出展はさらに昔の海外SFにあるらしいけど。
あと、ラノベ好きにオススメなSFなら、やっぱり星界シリーズかな。
>>422 とりあえず、ロバート・J・ソウヤーを一作目から順に読んどけ。
イーガンとかに比べると、SF読み慣れて無くても楽しく読めるから
本田孝好の『MOMENT』は?
短編で結構現実味あるし、ラノベのラブコメ脱却にはいいかも
まぁ、文学ではないかもだけど・・・
カラマーゾフ読んどけ
ツンデレもでてくる
ある意味主人公総受け
「作者の求めるもの」を追求するのが一般小説
「読者の求めるもの」を追求するのがラノベ
俺はこう考えてる。
純文学とか読むと分るけどさ、腐敗しきってんだよ。一般小説は。
独りよがりなオナニーをタラタラ垂れ流してるだけ。
今の純文学は漱石の文学を基盤に書かれてるわけだし、基本的に明治の文学と言っていいわけだよ。
その証拠に成熟しきっちゃたから進化を止めて保守的になってるじゃん。「純文学とはこういうもの」ってのが確立されてるじゃん。
だからどんどん前に進んでる「日本語」から取り残された。
漱石の文章とかもう読めたもんじゃない。古文書。化石。
「文章は劣化しない」とか言っちゃう馬鹿がいるけどさ、言葉は風化するんだよ。
言葉が風化すれば自ずと文章も風化してくる。
風化した文章って古典と同じだからさ、文章を書いた人がアタマヨサゲに見えるわけ。「それを読んでる俺カッコイイ!」なわけ。
それを美文だのなんだのとまつりあげるんだから失笑モノだよ。
熟れ過ぎた果物をそれと気づかずに食べてる。それが今の一般小説厨のオメデタイところ。
一方、ラノベはまだまだ発展途上だ。
「コレはラノベ」とは言えるけどさ、定義なんて文章の上では見つからない。
漢字が少ない? 文章が稚拙? 高橋弥七郎とかあてはまらない。
ファンタジー? SF? 半月はどうなんだ。
「絵がある」という共通点はあるけどさ、言ってしまえばそれだけ。
文章の上での共通点なんてないし、まだ模索してる最中。
読者の求めてるものがまだわからないから多様化してる。
まだ若い果実なんだよね。みずみずしいとは言わないけどさ。
下がり続けてるものと上がり続けてるものを比べてどっちが優れてるなんて言ってるのは意味がないと思う。
少なくとも俺はそう思う。
いつかは追い抜かされる日が来るからね。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1171251147/206
時代は携帯小説まで読んだ。
よっぽどそのコピペ気に入ってるんだな
ふと思ったんだけど、これは俺らはコピペだと判るから笑ってみられるけど、
何もしらない一般人がコレ見たらドン引きだよな
「うはwwwラノベオタってこんな妄想してんのかよwwwwww」みたいな
俺はライトオタってカミングアウトしてんだが、何かの拍子でこれ知り合いに見られてそんな勘違いされたら
そんなことを考えてちょっとゾっとした
432 :
他人:2007/10/28(日) 20:15:07 ID:EEmc3LvJ
ミヤザワケンジなんてまんまラノベ(というより祖か?)なんだけどなぁ
古典作品のことを「まんまラノベだ」とか「ラノベと大して変わらん」って言ってるレス見るとなんだかなぁ…って思う。
>>431 しかしたとえば漱石は純文学じゃないだろ、と突っ込む人はすでに一般人じゃない希ガス。
一般人は古典文学を読んでいる人に向けて、「俺ってカッコイイ」って思ってる、そういう視線を投げるかもしれん。
>>433 古典読んでいるか読んでいないかわからない発言ではあるよな。
鹿爪らしく読むものじゃないよ、という意味でライトノベルと言っているのかもしれんし。
435 :
イラストに騙された名無しさん:2007/11/03(土) 12:44:40 ID:P3cFwzAX
もしかするといるかもしれない、文学史にもライトノベルにも詳しい人に質問。
歴史的に古い作品で、男の子が、女の子に頭が上がらないシチュエーションが出てくるのにはどんなものがあります?
井上靖の「あすなろ物語」の冒頭に冴子っていう親戚の女の子(ただし血のつながりは無い。)がでてくるじゃないですか。
「みんなあなたをちやほやするが、冴子もそうだと思うと当てが違ってよ」とか
「お姉さまと呼びなさい」とかいう年上の女の子。
冴子に限らず、「あすなろ物語」って、女の人に頭が上がらない場面が多いんだけど、こういう話って、こういうパターンってもっと昔からあるのかなあと思ったんだけど。
ツンツンでもツンデレでもいいです。
井上靖が古さの基準なら
谷崎はそのパターン多い気がする
春琴はツンデレ
ソウセキの三四郎とか、太宰のパンドラとか、ドストのハクチ・罪と罰とかは、オンニャノコに主人公がアタマ上がらない系だわね
他にももっとあるだろうけど
そっか、考えてみれば、女に頭が上がらない話はたくさんあるんだな。
太宰治の未完「グッドバイ」は完成してれば、この系統ではかなりおもしろい話になったと思うんだけど。
小説家は、自殺するなら、抱えてる作品を全部完結させてから、死んで欲しいものだ。
筒井康隆がファウストでライトノベルを発表する件
↑どの佐藤だ?
↑リアル鬼ごっこで追われる佐藤さん
佐藤大輔のことか? 自殺なんてしないだろ。気長に待て。
445 :
イラストに騙された名無しさん:2007/11/11(日) 15:20:35 ID:3FgFKQ8i
>>428 だって未完なんでしょ?
未完て続きが絶対読みたくなるから見たくないんだけど・・・
それでもよんどくべき?(手塚の火の鳥も?)
火の鳥読んでない奴がラ板にいるのか・・・
>>445 火の鳥は読んどいた方がいいよ
というか読め
448 :
イラストに騙された名無しさん:2007/11/11(日) 21:35:35 ID:11D2pI+p
星新一は既出だろうか
あと全然関係なくて悪いんだけど、sageのやり方がわからないです
教えていただけませんか
>>433 というか、ライトノベルが古典から影響を受けてんだよ。
>>445 ちゃんと完結しているよ。
「続編を書く予定があった」という程度。
それでも嫌なら『罪と罰』をどぞ。
スレ見直してみたら『罪と罰』はさんざん既出だったか。
じゃあ『オブローモフ』。
ニート小説でこれを超える傑作を見たことがない。
ロシアの現代文学ならペレーヴィン『恐怖の兜』かな。
オタクネタも満載。
451 :
イラストに騙された名無しさん:2007/11/11(日) 23:14:41 ID:q9CAbI1p
ここまで読んでガリア戦記が出てこないことに愕然。
取りあえず架空戦記とか戦争物のラノベ好きなら読むべし。
それ以外の人も「二千年以上読み継がれる古典とは何か」を
知りたかったら、読んだ方がいい。
カウンターパートとしてキケロの著作もオススメ。
ガリア戦記は資料的価値はともかく文学作品としてはどうも
退屈で何度投げたことか
>>438 罪と罰のラスコたんは違うだろう。
あれは自分が犯した罪に苦しんでいるんであって、女の子に頭が上がらないわけじゃない。
白痴のムイシュキンたんは女の子に頭が上がらないっちゃあ上がらないが、
あれは人類全般に対して、頭が上がらない感じ。
ドスト作品だと、それよりもカラマーゾフのミーチャたんが当てはまるだろう。
ミーチャたんとグルーシェニカのバカップルぶりはそんじょそこらのラノベじゃ及ばないぜ。
あと罪と罰はラノベ読みには合わないと個人的には思う。
途中までは面白いかもしれんが、結末がラノベっぽくないし。
吉村昭の仮釈放おすすめ
ざっとスレ見てきたが、『源氏物語』って既に前のすれとかで散々紹介されているとか?
・・・俺は三浦綾子の『氷点』とかお勧めだけど・・・血の繋がらない兄弟萌え。
あれはラストが辛すぎる…
いや、続・氷点のラストがつらいんだよ。
てってけてけてけ てって(ぱふ)
三田村信行
山川
462 :
イラストに騙された名無しさん:2008/01/25(金) 22:18:25 ID:RQpPu+N1
>>438 パンドラ最初よんだときどこのエロゲかと思ったww
福永武彦を推しておく