赤ちゃんを拾いました。@ライトノベル

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1イラストに騙された名無しさん
今、ライトノベル板の入り口で捨てられてる赤ちゃんを拾いました。
一緒に書き置きがありました。

『この子を立派に育ててやって下さい。
 ライトノベル関係の知識も教育してやって下さい。』

このスレで育ててあげてください。

       ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  おぎゃー
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____
      \__/

関連スレ
赤ちゃんを拾いましたのガイドライン
http://ton.2ch.net/test/read.cgi/gline/1041774287
ふむ、どうしたものか
3イラストに騙された名無しさん:03/02/11 11:57
2ゲット
前スレ沈んだのか
5:03/02/11 12:04
もうスレあったんですか。すみません
ってか>>2-3-4は同時間に書き込んだのか。

ラ板では珍しいな。
7前スレ?1:03/02/11 12:15
ライトノベル〜僕・私のやって欲しくない事BEST3〜
http://book.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1041163224/
実は此処なんだわ……

いや、折れも同じ事やったんだけどな(w
>4-5
沈んだんじゃなくて削除
URLは失念してしまったが、どこかの地下スレで育ててたと思う。

漏れは自治厨だがこの場合はしょうがないと思うし誘導できないので削除依頼しないよ。
98:03/02/11 12:16
>7
あーそこだったか。
10:03/02/11 12:17
>7 ありがとうございます。

じゃあ以後ここは放置でお願いします。
さて、この赤子はどうしますかな。
間引くか、姉妹にでもするか…
12イラストに騙された名無しさん:03/02/11 12:20
削除依頼出してきたら?
重複じゃん。
しかし、ネタスレでよその板に負けるのもはらだたしいと思うのだが。
14イラストに騙された名無しさん:03/02/11 13:41
しかしなあ、誘導用に欲しいよなあ。
向こうは、娘さんだし少年にでもするか?
じゃあ名前は鐘君で。
>15 なんで?
名前は鐘(しょう)君か…むこうのお嬢様に相応しい漢にしたいな。
向うは眼鏡ッ娘にするようだから、騎士に相応しい技能を与えよう。

問題は改造人間にされそうなことだが…
1815:03/02/11 15:20
>16
去年の全板トーナメントから

http://natto.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1017848868/768
鐘君の妹の鈴タンのAA初出
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1017848868/259
鐘君の初出はこっち

http://salami.2ch.net/test/read.cgi/mona/1019031716/133-141
こんな兄妹
      (((((((((((      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    /∧(((((((∧ヽ   < 男の子なら将来は立派な「男臣」になるよう育てないとダメね
   (((((リ  ´_ゝ` ))))),  \_________________________
  (((((/       \)))))
 ((((((/ /\ ヤホヒィー/ ̄\
((((((((| ̄ _\   /ヽ   \_
   \ ̄.|温| ̄ ̄ ̄ \____)
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    ||  || ̄| * の 葬 送 .| ̄||
    ||  ||  | 大好評発売中.|  ||
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      (((((((((((      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    /∧(((((((∧ヽ   < 牛乳アレルギーでも生クリームやホワイトソースはOKよね
   (((((リ  ´_ゝ` ))))),  \_________________________
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 ((((((/ /\ ヤホヒィー/ ̄\
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   \ ̄.|温| ̄ ̄ ̄ \____)
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    ||  || ̄| * の 葬 送 .| ̄||
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お、温帯が乳母なのですか…? (((;゚Д゚)))ガクガクブルブル…
>21
それは、それだけで乳児虐待だな。
>>20
あんたに育てる資格はない!!(赤ん坊を奪い返す)
いくらなんでもひでえ!

仕方がない。元殺し屋の漏れだが育てるか…
>>20
離乳食はハムですか?
>>23
元詐欺師の漏れも手伝おうか?
26元殺し屋:03/02/11 22:41
>>25
あんたか…すまねえ。頼む。
とりあえずミルクを買っておいてくれ。

生き残りの術は教えとこうと思うが、カタギにしてやりたいからな。
      (((((((((((      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    /∧(((((((∧ヽ   < 子育てエッセイも出しているこのアテクシのどこに不満があるのよ!
   (((((リ  ´_ゝ` ))))),  \___________________________
  (((((/       \)))))
 ((((((/ /\ ヤホヒィー/ ̄\
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>27
1回も見たことが無い特撮番組の批判本出すような人だ。
自分で子育てしないのに書いてたって不思議ではない。
赤ん坊とはいえ、息子のムスコのサイズを嬉しそうに書いた本の何が子育て
かーーーッ!

おいっ誰か、こいつ水に浮かべて洗剤入れろ!
                / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 | アレはアテクシのたぐいまれな批判文のおかげで
      (((((((((((      | ブッチーのショボい挿絵でもなんとか見れる本になったわね
    /∧(((((((∧ヽ   <  で、子供の方だけど将来はコミケでアテクシのおヤオイ本の
   (((((リ  ´_ゝ` ))))),  | 売り子をしてもらう予定だからしっかり育ててちょうだいよ
  (((((/       \))))), \________________________
 ((((((/ /\ ヤホヒィー/ ̄\
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   \ ̄.|温| ̄ ̄ ̄ \____)
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31元殺し屋:03/02/11 23:14
>>27
(海水の入った樽に漬け込んだ後、コンクリを足につけて海中に沈める)
                / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      (((((((((((      | >>29 アテクシの息子が美赤子だったからってひがまないでちょうだい
    /∧(((((((∧ヽ   <  なによ、文句があったらあぐら坂へいらっしゃい!
   (((((リ  ´_ゝ` ))))),  \____________________________
  (((((/       \)))))
 ((((((/ /\ ヤホヒィー/ ̄\
((((((((| ̄ _\   /ヽ   \_
   \ ̄.|温| ̄ ̄ ̄ \____)
    ||\|帯|           \
    ||\|| ̄|゚ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゚̄| ̄||
    ||  || ̄| * の 葬 送 .| ̄||
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>>29
マジですか、それ?
>>30

挿絵のせいで捨てられない人が結構いるそうだ、あの本。
>34
ぶっちゃんにとっちゃ黒歴史だな。

つーかもうそろそろ温帯追い出せ〜。
赤ちゃん育てずにトマト育ててどうする(w
>35
どっちも育てて欲しくない。
37元詐欺師:03/02/11 23:51
よし、まずはそこらの女を引っ掛けてミルクの調達を……。
いやいや、冗談だよ。結婚詐欺は得意じゃないんだ。

えーっと、ミルクは買った、――え、なに?ほ乳瓶いるの?
はぁ、吸うところの形状が違ったり、瓶も持ちやすくなってたりするんですか。
え?おもちゃ?あ、寝かしつけるのに必要なのね?
は?おむつもたくさん種類があるのか?
いや、離乳食はまだ――はぁ、日持ちするんですか。今ならセール中でお得?

え、ど、どれがいいんだろう……?
えと、ええっと……全部下さい。はい。
>>33
マジ
>>37
そいつは本当に詐欺しなのかと小一時間。
>>38
それでは変態さんだね。
何しろ「お前の味」な方ですからw
42イラストに騙された名無しさん:03/02/12 10:47
ところで、育て方の方針はどの方向でしょうか?
最強の「作家」として育てるのか、それとも最高の「読者」として育てるのか?
あるいは最上の「編集者」として育てるのか…。
個人的には2番目で。
43あぼーん:あぼーん
あぼーん
             告  知
    【あの名場面が今年の2月22(2chの日)に降臨する】
吉野家。「大盛りねぎだくギョク」。2002年のイブの
晩に全国の 『吉野家』で繰り広げられたあの奇跡が
今回も全国に降臨する。
【ルール】
@馴れ合い禁止。(一人で来る事)
A「大盛りねぎだくギョク」を頼むこと。
B各会場ごとに指定時間厳守で現地集合。
【日時】
2003年2月22日 02:22 o r14:22 or 22:22
【会場】全国の吉野家
本スレ@祭り板.   http://live.2ch.net/test/read.cgi/festival/1042003212/
参加店舗&時間  http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Vocal/9356/222.html
過去のレポート   http://www2.mnx.jp/carvancle/yoshigyu/
45元殺し屋:03/02/12 17:06
>>42
最強の読者にして、ラノベにありそうな主人公を作り出してみるというのはどうだ?
このままだと、アンダーグランド系の技能が育ちそうだがな。

>>37
おい、まだ早すぎるようなものまで買ってくるなよ。(溜息)
しかたがねえ、早すぎる離乳食は漏れたちで食うぞ。女手が欲しいなあ。

おっとミルク、ミルク(哺乳瓶で人肌に暖める)
>>45
哺乳瓶をふところで温めておきますた
>>37
お前はジョセフかと小一時間(笑
>34
まさにそれ、私です…学生時代、エッチングの図柄で某大博士とその娘の
挿絵を選んで描いたりして・゚・(ノД`)・゚・

自分語りすいません。お詫びに坊ちゃまの寝かし付けのお手伝いをします。
ねーむーれ よーいーこーよ〜♪
49元詐欺師:03/02/12 23:58
女手ねえ……。漏れの知りあいだと
一、情報屋の姐さん。
二、教会のシスター兼仕事の斡旋屋。
三、そこの酒場のマリー。
ちなみに上から順番に
「女装させるのが好き・ショタコン・っていうか女ですらなくて男でホモ」という痛いチョイスになってるンだが。
どこに手伝ってもらっても痛い性癖を持った子に育つぞ。恐らくな。

ちなみに聞いておくがお前が実は男装の麗人だとかそういう設定は無いのか?
ちょっと待て、ライトノベル板らしく萌え女子を増やすべきだと主張する!
……とか思いつつ、姐さんに萌えてしまった。
というか姉さんではなく『姐さん』だからこそ萌えたのだがな。

っていうか赤ちゃんよりも周りの環境が充実してきそうだなここ(w
51元殺し屋:03/02/13 00:33
>>46
……いいだろう…
よし、よく飲めよ…(ミルクを与える)
>>48
子守を頼んだぜ。

>>49
選択肢としては1と2しかないな(溜息)
あの二人は趣味もあいそうだし、それに姐さんの趣味も性別を隠すカモフラージュにもなる。
しかしこいつ…(寝ている赤ん坊を見て)
まあ温帯が狙うだけはあって色々な意味で人騒がせなヤツになりそうだ。美形に育ちそうだぜ

それと女顔で悪かったな!糞!!
潜入するときは役立ったが、カタギでは変に目立って仕方がない。
赤ん坊の性別を隠す必要性があるのと小一時間問い詰めたい。
一体どんな生い立ちなんだこの赤ん坊は?
某国の最後の生き残り兼王家の血を引くお坊ちゃまか?
それともどこぞの生体兵器研究所から連れ出された赤ん坊か?

ってな事を脊髄反射で考えたんだが……そうか、温帯が狙ってるのか(笑)
>50
女の子ならこっち↓に居るでよー。

ライトノベル〜僕・私のやって欲しくない事BEST3〜
http://book.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1041163224/l50
ケース1。姐さん
きっと呼ばれ方からして姉御肌。
黒を基調としたカットが大胆な服を着用。もちろんスカートのスリットからは白い足がすらりと伸びる
姐さん「今のうちから仕込んでいいのか?(にたり)」

ケース2.シスター
修道女。っていうかあんた破戒僧一歩手前やんか。
神様なんぞどこ吹く風。今日も修道服で可愛い男の子ハンティング?
シスタ「今のうちから手をつけてもいいんですの?(じゅるり)」




ケース3.マリー。
可愛らしいウエイトレス。女顔らしいが騙されてはいけない、こいつは男だ。
可愛い顔して攻めらしいぞ。
まりー「今のうちからこの子に馴染まs――(ターン)」
55元殺し屋:03/02/13 21:33
>>54 (3人を前にして、マリーの鼻先すれすれに弾をかすませる)
いけねえ銃が暴発してしまった。すまねえ、マリー(にこり)
ここ最近、銃を撃ってねえからなあ

まあ、仕込むにしろ、手をつけるにしろまだ早すぎるさ。
だから漏れの仕事が忙しいときに頼むぜ。

ただやっぱりわけありのようだから、姐さん少し調べといてくれねえか?
温帯が狙うようなヤバイネタならこちらで考えときたいからな
56町の噂:03/02/13 23:17
温帯の実写やおい計画の役者なのだよ、その子は。
赤ちゃんの為のおもちゃを用意して来ました

火吹き竹とサインペンと剣の鞘です
ハイドーゾ
      ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  ほひぃー
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____
      \__/

ついでに場美化も用意しました。
調教…もとい躾用にお使い下さい。
きっと見事な白鳥になれましてよ。ホホホホホ…ヒィィィィィィ
すまん。ネタがわからん…
場美化とは、難民板で
温帯が書き散らした同人誌のあらすじを紹介しているときに、
何かをタイプミスしたものですが、板の住民が「何なんだ!」と大騒ぎして
定着化したものです。

ちなみに、本の中では、剣の柄……だったらしいです。
それを尻にぶっ刺されるのが白鳥です。
説明ウザくてスマソ。
ぶっさすというか突っ込まれる・・・

      ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  逝ってよし
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____
      \__/



64元殺し屋:03/02/14 14:47
>>56
まったく、腐ってやがる。赤ん坊だぞ!!一体このくらいの年で何が出来る!!
>>57ー59
うん、こんなもの、赤ん坊ののどに詰まらせたらどうするんだ!それに使うにしても早すぎるだろうが!!
逝ってよし!!
(>63 赤ん坊の泣き声を聞いて)
おお。大丈夫、大丈夫。こわい声を出してすまない。おっといい目をしやがる。
この目を忘れるなよ。
(あやしつける)
しかしやっぱり上の屋敷に預けたほうがいいのか…
65通りすがり:03/02/14 23:09
まだ読めないとはおもうけど、文庫本の存在に慣れてほしいから
おにいちゃんの部屋の床から表紙絵のきれいな奴を何冊か選んで
あかちゃんの見えるところに並べておきますね。

え、おにいちゃん?
積むだけで全然読んでない本も含めて部屋いっぱい本だらけだから、
何冊持ち出したってきがつかないですよ。だいじょーぶ。
66通りすがりのトマト:03/02/14 23:17
黄色い背表紙の文庫本が大量に余ってるから、添えておきますね。
枕にするなり、破るなり、好きに遊んでください。
67元カノ:03/02/15 05:34
ハッ!久しぶりに会いにきたらなんだいそのザマ!
誰の子か知らないけれどあんたも落ちぶれたねぇ…
かつてはGとタメを張るとまでいわれたあんたが女に逃げられてやもめのパパさんとはねぇ…
みっともないったらありゃしない!

…えっ?捨て子?そう…あたいと同じなんだ… ちょっと抱かしてくれない…?
>66
一巻から読んで聞かせようと思うのですが、
どの辺でやめておくのが良いと思いますか?
>68
どうせ途中で止めるなら、始めからなかった事にしといた方がよろしいかと…
そういうわけで、その黄色い背表紙はボイラーの焚き付けにでもまわしといておくれ。
>68
その黄色い背表紙は、記録者が暴走して
原案とは全然違う事を書いてる、という説が近年では主流。

読んで聞かせるんなら研究者による原案考察論文にしなさい(w
71赤ちゃんga:03/02/15 23:38
   ___
      /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`ゝ   <  ほひぃー
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____
      \__/
セリフを戻してやろうとしたが、失敗しますた。
この赤ちゃんの泣き声はホヒィのままですたT T
■鐘様の現在の状態(推定)

・犯罪者技能者と温帯に育てられている環境。
・「ほひぃー」と泣く。
・幼馴染イベントのフラグが密かに立っている。

鑑定人から一言
「成長が遅めです。赤ちゃんからのレスポンスが少ないです。
 もしかすると、おとなしい子に育っているのかも知れません」

      ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  ほひぃ、いや
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____
      \__/

75元殺し屋:03/02/16 22:32
>>65>>66>>68 >>69
まあ、色々とあるもんだな…転売できるやつは?
ない、そうか…

ああ、黄色のヤツは暖炉の焚き付けにしておくぜ。
(鐘君はものすごい勢いで黄色い背表紙の文庫本を破っていきますた)
お、おい!!なんか鬼気せまるな…
変な泣き方するし…

>>67
はん、Gにはかなわんよ。それにもう俺は足を洗って、単なる酒場のバーテンにすぎん。
うん、気にいったかい、ちょっと泣きやまねえがいいか?(油断なく元カノを見る)
>75
ああ、鐘君は元気そうですね。良かった…。
黄色い背表紙破ってますかそうですか。ええ、どんどん破いちゃって下さいね。
間違ってもお口に入れては駄目ですよ。中毒しますからねー。

ああ、笑った笑った。楽しそうに破いてるよ。ホラホラ…・゚・(ノД`)・゚・
鐘君の泣き声を聞いた気がするので、おむつを変えて、ミルクをあげておきました。
78元殺し屋:03/02/18 05:35
>>76
(無言で酒を渡した)辛いな、お前も…、まあ飲めよ。
>>77
ありがとう、俺のいない間に世話をかけてすまねえ…しかしこの泣き声なんとかならねえかなあ。
たまに柄が悪くなるなあ。いい相手がいないものかね(溜息)
物売り「毎度有難うございます。あれ? そういや最近温帯さんを見ませんね。
     まあ、あの人はいない方が子供の成長にはいいでしょうけど」

     ……あれ? そういえば元殺し屋だったっけ? この人。
     もしかして……。
80町の噂:03/02/19 02:47
最近元詐欺師見なくなったね。
あぁ、噂によると温帯を暗殺場所まで呼び出すために潜入中らしいよ
81元殺し屋:03/02/19 23:15
>>79
人の過去を詮索するのはよくねえぜ(苦笑)ああ、そういえば見かけないなあ、新たな餌食でも増やしたか…
なんにせよ、活発化しなきゃいいこった。
街の噂じゃ元詐欺師が偵察しに行ったが、温帯に取り込まれないことを祈るしかねえぜ。
     ___  キャッキャッ
   /ノへゝ
   | \´-`);y=ー       □・∵. ターン
   \__ ̄ ̄ヾ.       ↑
    \__/      グインサーガ
     ___  
   /ノへゝ       ハ ハ  ニャー
   | \´-`);     (^o^,)
   \__ ̄ ̄ヾ.    (uu,,)~
    \__/                
        
一時的にネコがお守りに来ました   
     ___
   /ノへゝ              ;
   | \´-`);            ● ←リンゴ
   \__ ̄ ̄ヾ.          ハ ハ
    \__/          (^o^,)
                    (uu,,)~
     ___
   /ノへゝ カチャ           ;
   | \´-`);y=ー          ●・∵. ターン
   \__ ̄ ̄ヾ.          ハ ハ
    \__/          (^o^,)
                    (uu,,)~
ひどい……
     ___
   /ノへゝ                ,
   | \´-`);y=ー          ~ ●
   \__ ̄ ̄ヾ.          ハ ハ  ∵. 
    \__/          (^o^,)
                    (uu,,)~
     ___
   /ノへゝ                 ,
   | \´-`);y=ー            ●;・∵. ターン
   \__ ̄ ̄ヾ.          ハ ハ   ∵.     タターン
    \__/          (^o^,)
                    (uu,,)~
     ___  
   /ノへゝ       ハ ハ  ニャー
   | \´-`);     (^o^,)
   \__ ̄ ̄ヾ.    (uu,,)~
    \__/
                          ●,
                            ・∵.
註:
二人は仲良しです。動物には一切ストレスや虐待を与えていません。
リンゴは食用ではないリンゴを使用しています。
>89
うむ。ポリティカリー・コレクトなAAなのだな(w
赤ちゃんの名前はMJに決まりましたね。
92イラストに騙された名無しさん:03/02/20 02:43
ライトノベル読んでる奴って虐待好きなんだな
気持ち悪い
>92
地雷踏んでどうするよ。
94イラストに騙された名無しさん:03/02/20 03:52
気持ち悪いな
>94
ライトノベル読んでないならこの板に来るなよ。
96イラストに騙された名無しさん:03/02/20 05:21
虐待オタクキモイ
97元カノ:03/02/20 08:27
なにケーカイしてるのさ?
いくらあたいがあばずれだからって赤ん坊にまで手ぇだしたりしないよ・・・

 ふふ、かぁいい!いい目してるじゃん

いいかい捨て子だからってあたいみたいにひねたやつになっちゃだめだぞ・・・

 ん?なによこれ!あんたこんな赤ん坊にハジキを・・・!あんたってってヒトは・・・
この子もあたいらみたいな裏街道を歩かせる気かい?!
見損なったよ!ああもうあんたなんかにまかせちゃおけない!いやだ!返さないよ!おはなし!おはなしったらぁっ!

 ・・・・ああごめん!泣くな!泣くんじゃないよ・・・よしよし・・・・ 
98元殺し屋:03/02/20 13:11
>>97
おおっとすまん…そんなに強く引っ張ったわけじゃねえけどな。(鐘君から手を離す)
大丈夫か(頭を撫でる)
しかしこいつ…(驚愕しつつ鐘を眺める)
漏れのEマグをどこから手に入れたんだ?
まるで息をするかのように撃ちやがる。しかも凄い正確さでだ

まさか…これが精神仏理学でいうところの修羅ってやつか?
おい、このまま下手な育て方をすると返って化け物を解き放つことになるぜ。
こいつは爆弾になりかけみたいなもんだからな(悩む)
       ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  ほひぃ、いや
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____
      \__/

       ___
     /ノへゝ 
     | \´-`)ゝ              □
     \__ ̄ ̄ヾ.             ↑
      \__/           グインサーガ

       ___
     /ノへゝカチャ
     | \´-`);y=ー            ・∵;∵.  ズバム
     \__ ̄ ̄ヾ.
      \__/                       タタタタタターン

シックス・オン・ワンをおぼえた! 息をするようにホヒイを撃つぞ!
      ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`);y=ー <  ぱぁぱ
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____
      \__/

銃は元殺し屋と同じ匂いがするようです。
101元殺し屋:03/02/20 19:57
      ___
     /ノへゝ 
     | \´-`)ゝ   =[ニ>           ≡ =|二ゝ
      \__ ̄ ̄ヾ.   
      \__/  ≡ =|二ゝ               ≡ =|二ゝ         


  短剣の乱れうちもおぼえた!
102元殺し屋:03/02/20 20:00
どんどん戦闘技能を吸収していくなあ。コイツと釣り合うヤツ現れるのか?
     禁断の技を使った
       ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  1、2、3、ハイ
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____
      \__/

     __
   γノハゝ  ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   (ゝ´Дゝ < キュキュ(復活させてもらいますた)
   (つ  ノ   \_____________
   O− つ
>98
そこまで心配しなくても大丈夫ですよ。
……少し、ある少女小説の話をしましょうか。

その話の中では、一人のヒロインに対して幼なじみと怪盗が想いを寄せています。
多くの読者は怪盗の方がいい男だと主張するのですが、
同じ口で、それでもヒロインの結婚相手は幼なじみの方が良いと言います。
何故だかわかりますか?
それは、彼の暴走を止められるのが幼なじみのヒロインだけだからなのです。

鐘君にもきっと、歯止めとなる少女が現れますよ。

……そういえばちょっと前の話ですが、
近くの洋館の前に鐘君と同じ年頃の女の子が捨てられていたそうですよ。
(クスリと笑って)……なんだか運命の采配を感じますね。
その女の子は館の主が引き取ったそうですが……もう会われましたか?
        ///
       __
     /ノへゝ
     | \´-`)ゝ
     \__ ̄ ̄ヾ
      \__/

同人板の赤ん坊が振ってきました。
又捨てされたようです。
日記。

圧力鍋、おもしれぇぇぇぇ。
下手な具なんて、完全に溶けちゃうし、
赤ん坊だって面白いようにトロトロになってくれる。
     再び禁断の技を使った
       ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  1、2、3、ハイ
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____
      \__/


     彡⌒⌒ミ、
    イ/ノ\\)  ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    入C| ´__`|ゝ <成長させてもらった
    ` し/\___ノ   \_____
   rイ⌒\_乂Tヽ
  .( | ⌒ ⌒| )  .η
  〔 卜_   _人 ⌒ ̄| ヨ
  | )     | `――亠イ
  〔  |     |
  〔  |と==□=|
  |   |彳  || ミ
  /ム|  廾 |
   ̄ |   | |
    |  | |
    |  | |
     >   )  )
    |  | |
    |  | |
    |  | |
     |_______|_____|
     |____|..|___|
     山__\H\
     Lニニ〕ニニ〕
ところが強大な魔術を使ったので!!
       ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  あ…
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____
      \__/

すぐ元に戻ってしまった!!
109イラストに騙された名無しさん:03/02/22 01:13
           ._
         =ゞ l_二http//wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
        ._
      =ゞ l_二http//wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
     ._
   =ゞ l_二http//wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
       ___
     /ノへゝ     
     | \´-`)ゝ  
     \__ ̄ ̄ヾ.  
      \__/

オプションがつきました
   ___
      /ノへゝカチャ
     | \´-`);y=ー            ・∵;∵.  
     \__ ̄ ̄ヾ. ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ←>>106
      \__/                       タタタタタターン

煮込まれる直前に倒しますた。幸い死者は出なかったようです。
111街では…:03/02/22 02:11
おい連続猟奇殺人犯が捕まったそうだぞ。
なんでも誘拐して殺そうとしたけど、途中で誰かに射たれたらしいぜ。
おい、このガキの名前どうするよ?
赤川次郎
>>112
>>105の赤ちゃんの名前?
現在のこちらで育てている赤ちゃんなら名前決まっているよ
鐘君だ。
じゃぁラノベ板の赤ん坊は芳樹と言う事で。未完の大器を目指しましょう。
(だって、次郎はラノベとちゃうし)
       ___
     /ノへゝ
     | \´-`)ゝ
     \__芳樹 ヾ
      \__/
>>115
いや、だからライトノベル板の赤ん坊の名前は鐘だろ?
>>105の捨て子の名前は不明。
っていうか単なる悪戯でしたとスルーされるのかどうかも不明

……っていうか詐欺師元気かなぁ(遠い目)
>>116
>105の赤ちゃんと書いてあったから、鐘は同人板の赤の名前だと思ってしまった。
鐘なのね。

       ___
     /ノへゝ
     | \´-`)ゝ
     \__ 鐘 ヾ
      \__/
118イラストに騙された名無しさん:03/02/24 13:33
成長が遅いのでちょっと成長させてみました。
       ___
     /ノへゝ
     | \´-`)ゝ
   ∋=\___ 鐘 ヾ=∈
      \__/
       _|_| |_|_
      (___] [___)
119イラストに騙された名無しさん:03/02/24 15:35
なひゃー
>>118
ふふ、私の改造保育マシーンどうかしら…これなら襲ってくる相手がどんなのでも安心できるわ!
いざとなれば>>109のオプションも発動するしね。
>>105の子供にもあげないとね。

おや?この子…ねじまわしを握って何をしているのかしら?
ガイドラインに行ってきた。
同人板の赤ちゃんは有明美ちゃん女の子だそうです。
萌絵ちゃんとお友達にになるのか鐘くんの彼女になるのか。

        ._
      =ゞ l_二http//wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
     ._
   =ゞ l_二http//wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

  []ニ呂ニニニ[]
   / 《《/ノへゝr;y=ー
      | \´-`)ゝr;y=ー
   /□ \___ 鐘 ヾ  _
   |〔〔=〕\__/゙ニ|//Z>
   \□// // /     ̄
     ((o)) )) )
     /:| ‖ |
    |:へ| ‖ |
   r'ニ/X〕二〕〕二〕

>120攻撃力が上昇しました
Ω Ω
凵 凵
鐘ちゃんと有明美ちゃんミルクをどうぞ♪
>122
多分、シャア板や少年漫画板の赤ちゃにはまだかなわないでしょう。
ちなみに有明美ちゃんの特徴ってどんなの?
てか何て読むんだ<有明美
ゆめみ?
>126
素直に「ありあけみ」じゃないかな?
  []ニ呂ニニニ[]
   / 《《/ノへゝr;y=ー    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      | \´-`)ゝr;y=ー  < ちょっとでかけてくるね
   /□ \___ 鐘 ヾ  _    \_______
   |〔〔=〕\__/゙ニ|//Z>
   \□// // /     ̄
     ((o)) )) )
     /:| ‖ |
    |:へ| ‖ |
   r'ニ/X〕二〕〕二〕
129元殺し屋:03/02/26 16:39
>>128
お〜い、どこへ行くんだ?あまりアイツ(元カノ)を心配させるんじゃねえぞ。
それに暗器術も教えるから、なるべく早く帰ってこいよ。

有明美は?何を読んでいるかな?
何々?
「基礎ロボット工学」?
  []ニ呂ニニニ[]
   / 《《/ノへゝr;y=ー    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      | \´-`)ゝr;y=ー  < たらいま。
   /□ \___ 鐘 ヾ  _    \_______
   |〔〔=〕\__/゙ニ|//Z>
   \□// // /     ̄
     ((o)) )) )
     /:| ‖ |
    |:へ| ‖ |
   r'ニ/X〕二〕〕二〕
131126:03/02/26 23:33
>>127
あ、ありあけみか。さんくす。
コミケ会場が変更になったら妹できるんかな。
晴海子っていうお姉さんはいないのか?
  []ニ呂ニニニ[]
   / 《《/ノへゝr;y=ー            ___
      | \´-`)ゝr;y=ー_=/       |
   /□ \___ 鐘 ヾ  ___       ≡≡く.o ゚
   |〔〔=〕\__/゙ニ|三三||≡  ≡≡≡≡ て 8
   \□// // /     ̄ ̄       ≡≡ /。゚ 。
     ((o)) )) )   ̄==\       _3。
     /:| ‖ |               |
    |:へ| ‖ |               |
   r'ニ/X〕二〕〕二〕___      ___|___

左手の機関銃はあまり調子が良くない様です。AAに迫力がありません。
134元殺し屋:03/03/02 03:49
>>133
バカ野郎!!漢の武器といえばドリルだろうが!!オプションとして用意しとけ!!
機関銃もいいけど近距離戦用にいつでも着脱可能にしておくからな(改造開始)
漢の3大武器
 ドリル・パイルバンカー・ロケットパンチ
少女漫画板の夢花を救ったのはこいつだったのか。
フーバーを思い出すな
>>137
真っ先に漏れもフーバー(@キャプテンコマンドー)を思い出したよ。
有明美も妹キャラとして育てるのか?こちらと違ってだいぶ育っているらしいけど
向こうの環境最悪みたいだからな。
同人板行ってきた。
有明美=あけみ と読むそうだ。
生き別れのお姉さんに晴美(晴海)、兄弟も大勢いる模様。
こっちで育てちゃっていいのかな?
>139
捨て子なのに大量の兄弟がいるのか。
こっちで育てて良いと思う。迎えに来てないし。
ガイドラインに行ったら雛壇が。今日は雛祭りだね。
有明美=あけみちゃんにもプレゼント。
      \/\/\/\/\/\/\/\/ |
      |  |   |   ∩  |   |        |   |  |
      |  |   | ∧ユ∧    ∧▽∧ .|   |  |
      |  | _ | ( ´∀` )   ( ’∀’ ) |_ |  |
      |  ((||)).(|@|'-'|@|)  (゚。ヽy/。゚)((||)).|  |
      |  |`||´ <,,ノ□ヽ,,>  <,,ノ∞ヽ,,>.`||´. |  |
      |  | ∩| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|∩  |  |              。|
    | ̄ ̄ ̄∧v∧  ̄ ̄ ∧v∧  ̄ ̄∧v∧  ̄ ̄ ̄|    |  |。 |゚  y
    |     (*゚ー゚)     (*゚ー゚)    (*゚ー゚)       |   ゚|  |  |io i| 
    |    (≫≪)    (≫≪)    (≫≪)      |  。|  ゚i| 。i|,,ノ  |i
    |   / /ll ヽ \ / /ll ヽ \ / /ll ヽ \    |   i|゚ ||゚ /ii 。 ゚|i_/゚
  | ̄ ̄ ∩ ̄ ̄ ̄∩ ̄ ̄ ̄∩ ̄ ̄ ̄∩  ̄ ̄ ̄∩ ̄ ̄|  `ヽoー|i;|y-ノ
  |   ∧ユ∧  ∧ユ∧   ∧ユ∧  ∧ユ∧  ∧ユ∧  |    ,;:i´i;ノ
  |   (,,.゚_>゚)   (,,.゚_>゚)   (,,.゚_>゚)   (,,.゚_>゚)  (,,.゚_>゚)  |    ('';ii'' )
  |  / |__|ヽ / |__|ヽ / |__|ヽ / |__|ヽ / |__|ヽ  |    ノii;;ヽ
  |  `(|__|)´ `(|__|)´ `(|__|)´ `(|__|)´ `(|__|)´  |  | ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
鐘くんに五月人形と破魔弓のAAも探しとこ。
  []ニ呂ニニニ[]
   / 《《/ノへゝr;y=ー
      | \´-`)ゝr;y=ー______    _
   /□ \___ 鐘 ヾ______f:::::::::::::||  ≡≡●
   |〔〔=〕\__/゙―-入;;;;;::::-''     ̄
   \□// // /
     ((o)) )) )
     /:| ‖ |
    |:へ| ‖ |
   r'ニ/X〕二〕〕二〕            *〜●

付け替えオプションに大砲を追加しました。
現在、鐘君は元殺し屋のバーテンの元で元気にたくましく育っているわけだ。
すこし元気すぎだという気もしないけどな。
で有明美ちゃんは、誰が育てる?立候補だけでも聞いてみたい。

あと 妹 キ ャ ラ というので慎重にそだてたいので、希望があったらどうぞ。

漏れとしては活発系キャラがいいと思うのだが。何故か関西弁を喋る(待て)
キルアばりに対毒、対電耐性付けといた方がいいな。
行方不明のお姉さん(晴海?)に母親代わりに帰ってきてもらったらどうよ。
きれい系の姉とやんちゃな妹で。
  []ニ呂ニニニ[]
   / 《《/ノへゝr;y=ー
      | \´-`)ゝ,〜,
   /旦_y〜イ~~~:≡≡)
  ノ:~~::::::~~~:::::::::::::(ヲ
  く:ノ::::::: ノ::::::::::::::)
  ノノ::::::: ノ::::::::::::::《
  y::::::: イ:::::::::::::::::》
 ∠〜イ::人イ〜廾〜ν
   r'ニ/X〕二〕〕二〕

>143
バスターシールドを装備してみましたが、AAが下手なのでわけがわかりません。すいません。
このスレの問題点
・ラノベとまったく関係ない進化をしている。
・展開が単なるベタで終わっており激しくつまらない。
・過去ログ読まない奴多すぎ。
う〜む、言われてみればそのとおりだ。どうしましょう?
ラノベの主人公に相応しいヤシにしようとしたが、中々ラノベに関係のない進化がないといわれるとつらいな。
住人はどれだけだろう?とりあえず一人目
そろそろまとめキボンヌ。ROM人にはついてこれないYO
この子って萌絵ちゃんの幼なじみですか?
最近のレスでは交流が少ないような・・・。

まとめキボンでつ。
150山崎渉:03/03/13 16:24
(^^)
一応、まとめやってみるよ。

ラノベ板に捨てられた2人目の赤ん坊は、
http://book.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1041163224/
にも赤ん坊が捨てられたため、このまま重複スレとして放置されるところだった。
しかしお嬢様に幼馴染をという一部住民の希望のために、鐘君と名づけられ、育てることになった。
養育係として、元殺し屋と元詐欺師がメインに、その他手助けの名無しによって育てていたが、
温帯が自己の欲望を見たさんがため養育係に立候補したことから、鐘君の運命は一変する。
幸い温帯はトマトの協力によって撤退されたが、鐘君は自己の身を守るべく様々な技能と才能を開花させていく。
すでに50口径の銃を自由に扱い、ロボットの製作に勤しむ鐘君の未来はどちらだ!!

最近では同人板より妹が出来た模様。

詳しくは過去ログ読めよ
>>151
そいつは実は3人目。
2人目は

赤ちゃんを拾いました
http://book.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1042001674/
途中で送信してしまった・・・
152の先は重複ということで速攻で消されてしまった2人目。
154イラストに騙された名無しさん:03/03/21 20:29
あげ
エマージェンシー  エマージェンシー

街外れの洋館に温帯の出現を確認

http://book.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1041163224/


狩の時間か?
157イラストに騙された名無しさん:03/04/17 09:25
子育てを中途半端に止めるのはDQN
158あぼーん:あぼーん
あぼーん
159山崎渉:03/04/17 11:14
(^^)
育児放棄?
なんだかずっと止まってるし、
AA描けなくとも書き込んだほうがよいのかな。
文章オンリーでよかろう。ここラ板だし。
うん、そのほうがいいよ。漏れもいろいろ書いていたけどさ。
じゃあ、AAは挿絵?
なるほど、本文がなきゃ挿絵も入りませんな。
桜咲く公園にて。
元カノ「おや、こんなとこで会うなんて珍しいね。それに鐘も一緒なのかい」
元殺し屋「ああ。花が見ごろだって聞いたんでな。見せてやろうと思ってよ」
元カノ「珍しく気が利くじゃないか。全く、春だってのに、あんたの店は殺風景でいけないよ」
元殺し屋「喫茶店じゃねえんだ。飾り付けてもしかたねえだろ」
元カノ「なに言ってんのさ。情操教育は大事だよ。帰りに花屋でも寄っていこうかね」
元殺し屋「あのな・・・ん?どうした鐘?」

  ターン・・・・・・バキッ ドサ

元殺し屋「こいつまた俺の銃を・・・ほれ返せ。(取り上げる)
      あーあ、枝が折れちまったじゃねえか」
元カノ「(枝を拾い上げて)それにしても見事な咲きっぷりだねえ。
      せっかくだから持って行こう。えらいぞ、鐘」

(元カノに頭をなでられて鐘君はごきげんです)

元殺し屋(ひょっとして、狙ったのか?・・・まさかな・・・)

とりあえず日常のひとコマっぽく書いてみました。
長文失礼いたしました。
>>166
ラ板ぽくて(・∀・)イイ!!!
169あぼーん:あぼーん
あぼーん
(部屋の隅にころがっていた牛乳ビンを、流しで洗って、
それを花瓶にして枝を生けた。鐘は花をみつめている。)
「子は親に似るって言うが、本当だねえ」
「何を突然」
「なんとなくさ、見てみなよこの表情、あんたと同じで
何を考えてるかわかりやしない」
「・・・たしかにな」
(花をみつめている鐘の顔に、感情の起伏は読み取れない)
「だが、何も考えてないって訳じゃなさそうだな」
「はぁ?」
「吹けば飛ぶ、命の儚さについてだ」
(テーブルの上に、花弁が散った。)
「馬鹿らしい、子供がそんな事考える訳ないねえ」
「考えてるさ」
「なんで言い切れるのよ」
(元殺し屋は、殺してきた者達の事を思い浮かべながら、言った。)
「こいつは俺に似ている」
つまらん
創作文芸板逝け

  Λ_Λ  \\
  ( ・∀・)   | | ガッ
 と    )    | |
   Y /ノ    人
    / )    <  >_Λ∩
  _/し' //. V`Д´)/
 (_フ彡        / ←>>171
鯉のぼり買ってきたよー。
                     (○)
    ________  ./| |
  Σ'《'《'《'《'《'《'《'《/ ◎ ||\| | |
  Σ.'《'《'《'《'《'《彡ノ    ||/| | |
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  | | |
       ______  | | |
    Σ'《'《'《'《'《'《/ ◎ ||\| | |
    Σ.'《'《'《'《彡ノ    ||/| | |
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  | | | 
かぶとかざりだよ。
            
    _ /ヽ_   
    \ヾヽ ノ/   
   ∠二二二ゝ    
   く三」\´-`)ゝ   
    ゝ  U ̄Uヽ      
      \___ノ   


めしあがれー。

    -、,,;;;、;;;,-,,;;;、;;,-、,,;;;、;;,、
   / (・∀・};;(・∀・ };;(・∀・ };;)/| カカカシワモーチ!
  |――~~´---~~´ --~~´-/ |
  └─────────┘ ┘
こどもの日にふさわしいライトノベルはあるのだろうか?
って、もう過ぎてるけど
>176
ライトノベルそのものが子供向きなので、特に相応しいものというのはありません。
友井町バスターズ
モトカノ「まったく!!せっかく町内会のみんなが作ってきてやったのに!!
     あの親子ったら山にいっちまうなんて、何を考えているのやら!!」
      >>174さんも>>175さんもすみません。こんどきつくしかってやりますから…


一方そのころ…

元殺し屋「クシュン!!うん、風邪か…」
180イラストに騙された名無しさん:03/05/18 22:24
保守あげ
181イラストに騙された名無しさん:03/05/19 00:41
       ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  おぎゃー
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____
      \__/
>>180
保守の意味すら知らない馬鹿ハケーン
中間テスト前で、しかも終末明けでテンパってるのだと思われ。
       ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  マターリしろやボケ
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____
      \__/
185あぼーん:あぼーん
あぼーん
186イラストに騙された名無しさん:03/05/29 11:07
       ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  おぎゃー
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____
      \__/
187あぼーん:あぼーん
あぼーん
188あぼーん:あぼーん
あぼーん
「公園デビューをする気はないのかい?」
やぶからぼうに、元カノが言った。呆気に取られる殺し屋。
「いきなり何を言ってるんだ」
「そろそろ、鐘と同じ年の子とあわせたらどうだい
あんたみたいな辛気臭い面、毎日ながめてたら息が詰まるだろ」
「俺にそんなツテがあると思うか?」
「前に会いに来た譲ちゃんがいるだろ、ちょっと調べたら、あの子も鐘と
同じだ」
「おい、危険なまねはするな。もう足は洗ったんだろうが」
「調べたって言っても、立ち話しただけだよ」
からかうように笑う元カノをみて、元殺し屋は溜息をついた。
「会いにいってみるか」
鐘はうなずいた。
190イラストに騙された名無しさん:03/06/10 19:34
あっち(萌絵)と比べて、こっちは廃れる一方だな・・・。
やっぱり男だから人気がないのか?
向こうは話に伏線をたくさん入れることで話を作りやすくしてるんですね。
ただ逆にそのせいで話が破綻する可能性もあるけど……。
バランスって難しいやね。
鐘君と萌絵ちゃんは無事に幼馴染フラグ立ったみたいですね。
よかったよかった。

こっちとあっちってイヤ展スレと馬鹿一スレみたいに
表裏一体なものかとおもってたので、両方に書き込んでましたが。


194撲殺の素:03/06/17 02:28
       ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \゚∀゚)ゝ  <  ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪
     \死ぬまで   \_____________
      \天使/


カウンターの引き出しが突然開いた。
中にはフォークやスプーンや栓抜き、ではなく、
場違いだと言われつつも割合客受けのよい拾い児のおもちゃ、でもなく、
いまだに裏世界で名を知られている店主の実用品、でもなくて、

>>194

鈍器片手に奇声を発する赤ん坊がいた。
あたりを見回し
「ぴぴるぴるぴるぴぴる・・・」
奇声が止まった。
バーには誰もいなかったのだ。
「・・・」
ばたん。
引き出しがひとりでに閉じ、店内は先ほどまでの静けさを取り戻した。
またヤバ気な新キャラがっ!
電波系赤子とは……キクっ!
とはいえ今は人(キャラ)がおらんからねぇ。
お帰り頂いたわけさ。
しばらくしたら帰ってくるし。
また盛り上げたいねぇ……。
199萌絵家より帰宅:03/07/05 22:25
元カノ「なかなか楽しかったね、また遊びに行こうじゃないか」
元殺し屋「出来ればな、・・・・・・」
元カノ「どうしたんだい?何か気になる事でもあるの?」
元殺し屋「いや、あの館の執事なんだが、・・・Gに似てなかったか?」
>>67
元カノ「・・・あの老いぼれがGだったというのかい?目大丈夫?」
元殺し屋「しかしあの身のこなしは」

鐘「パパ〜」

元殺し屋「・・・今聞こえたか?」
元カノ「聞こえたよ!鐘が喋った!」
元殺し屋「やっと俺の名前を呼ぶようになったか、ほら、もう一度いってみろ」
元カノ「その前にあたいをママって呼びな!本当めでたいねぇ」

※ 萌絵が言葉を覚えはじめたようなので、鐘もしゃべらせてみました
200言葉を覚えよう:03/07/06 05:40
鐘「りょんぐばりえっと(ロングバレット)……でゃむでゃみゅだん(ダムダム弾)」

元殺し屋「すばらしい。どんどん新しい言葉を覚えていく」
元カノ「他に覚えさせなきゃいけない言葉がたくさんあるだろうがっ!」

鐘「こりおりりょく(コリオリ力)……」

元殺し屋「見ろ! すでに弾道計算までしはじめたぞっ!」
元カノ「……」
幽霊騒ぎがおきてるあちらとちがって、
新しい展開がおもいつかんでつ・・・。
誰かネタ振りプリーズ。
202あぼーん:あぼーん
あぼーん
やっぱり特殊な能力を持つ子供だから、それに関係するねたかな。
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
今日ものんびり公園を散歩中の鐘くんと元殺し屋さん。とても幸せそうですね。
おや、二人に全身黒ずくめの怪しい紳士が近づいてきましたよ。

謎の紳士(妙な霊気を感じると思ったら…幽霊でも見たか、この子。ふむぅ、温帯の瘴気の跡も感じる…。放っておくのも可哀そうだな。)
謎の紳士「可愛いお子さんですな。すこし抱かせてもらっても構わないかね?」

あらあら、元殺し屋さん、鐘君を可愛いといわれて舞い上がってますね。いいんですか、鐘君の両手に不思議な文様が描かれてますよ。

謎の紳士「(これでよし)おとなしくて、いい子ですね。…そうだ、これも何かの縁ですし、この本を差し上げますよ。」
そう言って取り出したのは、栗府二郎『NANIWA捜神記』3部作。
謎の紳士「ちょっと表紙が恥ずかしいけど、いい本ですよ。むしろ、表紙の子がもう…。失礼、つい興奮してしまいましたな。では、何れ、また。」
元殺し屋「あ、ちょっと。…一体何だったんだ?でもよかったな、鐘。可愛いって褒められたぞ。」

謎の紳士「いや、良いことをした。…ん。待てよ。左手に描いた退魔用の五芒星はいいとして、右手の六芒星は悪魔召喚用だったかな?両方、同じじゃ芸が無いと思って、ひねってみたんだが。…ま、いいか。」

特殊能力『退魔の左手、招魔の右手』を獲得?
これで向こうのスレの幽霊騒ぎに介入できるかな?

まぁ無理に絡める必要はないかと。こっちはこっちでマターリやればよし。
というか赤ん坊同士だと絡めにくい……
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
       _ 
      /ノへゝ
    /⌒ノ  ^^)つ
((( (し'ゝ.__.(つ


何かを追いかけているようですね。
>>208
えーと、山崎渉&ぼるじょあ?

ありがちネタは置いといて、
 1.「パパだよー」と必死に手をたたいている元殺し屋
 2.夢!大冒険!!
 3.転がっていくコイン
 4.「サイラーグで待つ」と言って去ったドッペルゲンガー
 5.鐘くんにしか見えない妖精(ライフ回復)
 6.実はムーンウォーク
 7.やっぱり山崎渉&ぼるじょあ

うー、あとは…
 8.何時の間にか行方不明にされてる(w、元詐欺師のさびしい後姿。
9.D100

いや、萌絵にあげたら転がっていって行方不明になったもので
確か書庫に転がってなかったか?
…駄目だ、鐘、そのD100に触っちゃいけねえ。九頭竜の紋章もだ。
そいつは瘴気で正気を奪、SANチェック失敗ぃぃぃぃぃぃぃ!
D100、全100、違う、全200巻の呪いがぁぁぁぁっぁぁ!
愉快な宇宙生物クスルーが…、あの子は、館のアレは一体…。
ちくしょう、偵察にドジっちまたばっかりに…
オレの、オレの色が染められていく…おう(もみしぼり)

その言葉を最後に元詐欺師は消息を絶った。
後に残るは、怨嗟と獣ごとき叫びだけ…

ホヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!
すいません。他人様のキャラだというのに、元詐欺師さん、消滅
させちゃいました。
ホント、申し訳ない。
なんていうか、D100=全100巻、SANチェック=クスルーっていう
思い付きネタを書きたい衝動が押さえられず、つい…。
元詐欺師さんまだ使うよー、っていうことがありましたら、上の
ネタはなかったことで…
214イラストに騙された名無しさん:03/09/23 20:31 ID:BSO1bpMH
うーん・・・、何か書こうとは思うのだが、ネタが思いつかん
このまま子育てを放棄するのはいやだしなぁ・・・
・・・・というか、まだこのスレ見てる人いまつか?
215クランケ:03/09/23 21:16 ID:T56mqZcu
|∀゚)ニヤニヤ
216イラストに騙された名無しさん:03/09/23 22:35 ID:pHtQ33kd
ノシ
217イラストに騙された名無しさん:03/09/23 23:04 ID:4lGyPdhY
『なの』
218イラストに騙された名無しさん:03/09/24 23:54 ID:jCFtJXqU
みてまあす。
ネタ書く暇がない。
219イラストに騙された名無しさん:03/09/25 22:34 ID:2zBXRhFB
鐘君に離乳食を食べさせる元カノ。
無邪気な顔に笑顔をみせる。
元カノ「あたいと違って、幸せに育ってほしいけど」
酒場で働いてる男の顔を思い浮かべる。
元カノ「親があいつだからね」
溜息をつきながら、食事を終えさせる元カノ。
元カノ「・・・いっそ、あたいがついてあげたほうがいいか」
その時、扉が開く音がした。
元殺し屋かと思って、振り返ろうとする元カノ。
だが、それは出来なかった。

後頭部を殴られる音がした瞬間、
元カノの意識は闇に沈んだ。
220イラストに騙された名無しさん:03/10/06 06:33 ID:7iyIXkFT
「失礼をお許しください、ご婦人」
細い目に丸眼鏡。七三に分けられた髪に紺のスーツ。
中肉中背の、一見何処にでもいるセールスマンが、
テーブルに伏した元カノに、にやりと笑う。
「これも仕事ですのでね」
肩に下げた黒い鞄から縄を取り出すと、慣れた様子で元カノを後ろ手に縛り、
ポケットから出したハンカチで猿轡を噛ませる。
「…これが、元殺し屋の子供ですか」
テーブルの上の鐘は、寝てしまったと思っているのか、
不思議そうな顔で元カノの顔をぺちぺち叩いている。
「…組織を抜けられるなどと、本気で思っていたんでしょうかね、彼は」
言いながら、脇から取り出したナイフで、
木製のテーブルに元殺し屋へのメッセージを刻み付ける。
「さてと…餌は撒きました。後は、獲物が罠にかかるのを待つだけですね」
男は鐘の首根っこを掴んで肩に担ぐと、夕闇の中へと消えていった。

…ここまで、男の行動は完璧だった。
ただ不幸にも、攫った子供が鐘だった、というだけのことだ。
221イラストに騙された名無しさん:03/10/06 21:37 ID:6DFSeONc
男「くく、これでいい。この罠の数こそ我が必殺の陣。
  私の罠は今度こそ完璧。これで私こそが最強の殺し屋として認めさせますよ!!」
丸眼鏡の奥から偏執狂独特の笑みを浮かべつつ、
あたりのトラップを双眼鏡で確認する。。
木々の陰には巧妙に配置されたクレイモア、自動小銃、その他の武器が
すぐにでも発動する。それらのトラップは高中低すべての範囲をカバーする
しかもトラップの配置は避けようとしても、避けたその先にもあるように配置され、
大概のルートは切断されている。
そう男があらかじめ作って置いたルートだけが。
この森は一つの結界となったのだ
そして結界の中心の森の踊り場のようになったところに中に鐘はいた。
逃げ出さぬように乳母車の中に押し込められながらも
鐘はなにやら人形を弄んでいる。
黒い服の秋せつら人形だ。
どうやら元カノが鐘にプレゼントしたものらしい。
しばらく人形をあたかも踊っているかのように鐘は動かしていたが、
やがて飽きたのかおとなしく周りを見渡していた。
鐘がおとなしくなったのを双眼鏡でチェックしながら
男は自分の得物である暗器の数々の点検を行う。

だが男はしらない。鐘が弄んだ人形の先より銀色の魔糸が出ていたことを…
222イラストに騙された名無しさん:03/10/06 23:38 ID:+VSshujs
おお!新展開!
職人様達期待してまつ
223イラストに騙された名無しさん:03/10/07 00:05 ID:op22Bx9B
丘の家から女が1人、森へ歩いている。

女「ふう。邪神召喚への介入は中止しても、裏切者の処分はきちんとするというわけね。
  近いからって、こっちの監視に回されるなんて…。
  リストラって奴かしら。イヤね、貧乏な秘密組織なんて。
  『コックローチ』さえ投入できれば、今頃シャワーでも浴びていられるのに…」

オペラグラスで辺りの様子を探る女。

女「あれは…『セールスマン』か。あっちは…鐘君?
  あの子を囮に使うなんて、いい度胸してるわねー。可哀想に。
  あら?今人形が、勝手に動いたみたいだけど…気のせいかしら?」

確かに人形は、自動的に動いて見えた。
224イラストに騙された名無しさん:03/10/07 04:52 ID:9MWSyFe9
 一度断絶された元カノの意識。
 再開する切欠は、意識を失う切欠となった、後頭部の痛みである。
「うう・・・・・・」
 ズキズキと痛みが唸る後頭部をおさえながら、彼女は目を開く。
 暗い部屋があった。思い出す必要もなく、ここが、見慣れた部屋だとわかる。
 だが頭をなぐられた所為か、元カノは混乱している。
 何故自分の頭が痛いのか?何故もうこんなに暗いのか?
 手首には縄の締めあとがあるし、顎もなんだか疲れている。
 一体何があったのか。痛む頭だったが考え始めた時、
 何よりも大切な事を思い出した。
「・・・・・・鐘!」
 鐘がいない。その現実を確認した時、
 痛みの意味をはっきりと知れた。
 意識が途絶える前、ドアが開く音を聞いている。誰かが来たのだ。
 そして、その誰かに気絶させられた。それが、後頭部が痛む理由。
 そして、鐘が居ない理由は、
 その誰かにさらわれたのだ。
「・・・・・・!」
 事の大きさに気付くとすぐ、元カノは部屋から飛び出そうとする。
 だが、体がふらついた。身体には外傷をおってないのに、
 中枢神経をやられたせいで、体が思うように動かない。
「・・・くそ!」
 それでも行こうとする。じっとしてられる訳が無かった。
 自分のせいで、鐘がさらわれたのだ。憎しみが体の底から沸きあがってる。
 さらった奴への憎しみが、なによりも、自分に対しての憎しみが。
 助けにいかなければ――
225イラストに騙された名無しさん:03/10/07 04:53 ID:9MWSyFe9
「落ち着け」
 突然、声がした。
 それはこの部屋の、ベッドの方からだ。
「そこのテーブルに書いてあるとおり、約束の時間までまだ三時間ある」
 確かに木製のテーブルには、刃物で彫られた文字がある。
 だけど元カノはテーブルには目をくれない。
 ベッドの上の男に目を向ける。
 元カノは、何故自分の手首に縄の後があったのか、いや、
 何故縛られた侭でなかったのか、わかった。
 あの男が、ほどいたのだ。
 ・・・・・・最後の疑問。
 何故男は鐘の危機に、悠長に構えているのか。
 その理由も、すぐ解った。
「安心しろ、鐘は絶対取り返す」
 ベッドの上でマグナムを手入れしながら、
 元殺し屋は、自分を研ぎ澄ましている。
 あの目は鐘を眺める、ボケた何時もの目じゃない。
 しかし、元カノは知っている。
 忘れる訳が無い。

「俺の子だからな」

 初めて出会った時の、
 ギラついた、だけど、寂しそうな目。
226イラストに騙された名無しさん:03/10/07 23:52 ID:op22Bx9B
その頃、村の酒場では…。

マリー「しかし、元殺し屋は、鐘君をどう育てるつもりなんだろうねェ」
客A「どうって…どういう意味だ」
マリー「いやね、最近じゃ銃器にナイフの扱い方だけじゃなく、手に変な刺青まで入れたって話じゃないか」
客A「そういや丘の屋敷のお嬢ちゃんは、魔法覚えさせるつもりだとか、あそこの庭師が言ってたな」
マリー「同じ村に住んでて同い年なんだし、似たような事が出来て当然なのかしらねェ」
客A「毛色を変えて、超能力とかオーパーツでも使えるようにしろってか」
マリー「そうは言わないけれど…お互いが足りない部分を、補っていければいいなって思ったのよ」
客A「まあ、確かにネタが被るとキツい物が…。性別で負けてるということもあるし…」

などと2人が話していると、カランカラン。ドアが開いた。

マリー「はぁーい、いらっしゃい」
少女「あの…表の、ウェイトレス募集の張り紙を見て、来たんですけれど…」
客A「ウェイトレス?新しく雇うのか?」
マリー「ああ、前に雇っていた娘が、上の屋敷の住み込みメイドに取られちまったからね」
客A「そりゃ随分前の話な気がするが…」
マリー「その時から募集は出してたんだけど…。みんなアタシを怖がって、
    この店じゃ働きたがらなくてさ。全く失礼な話だよ」

…次の日から、酒場に新しい看板娘の姿が見られるようになった。
227イラストに騙された名無しさん:03/10/08 05:07 ID:S3TNevTq
good job!
これからも期待してます。

(っていうのと、暇見つけて参入しますってのとどっちがいいですか?)
228イラストに騙された名無しさん:03/10/09 03:22 ID:jUtISlmX
…おかしい。場所はおろか、時間まで指定してきたはずなのに…。
トラップの気配が全く感じられない。

元殺し屋は、指定時間よりも早くに着き、辺りの様子を探っていた。

人の気配がないだけならまだしも…完璧にカモフラージュしてあるのか?
だとしたら…相当な凄腕が来たらしいな。こいつはやばい。

言うことを聞かずに付いてきたモトカを、
やはり帰そうと振り返った瞬間、背後から声が響いた。

「よくいらっしゃいました、『ガンスリンガー』。
 指定の時間にはちょっと早いですが…心配ご無用。
 おもてなしの準備は終わっていますからね」

ちッ、見つかってしまうとは…しくじったか。舌打ちする元殺し屋。
振り返ると、そこには丸眼鏡にスーツの男、『セールスマン』が立っていた。

「おっと、まだ私を撃たない方がいいですよ。子供の命が惜しかったらね」
「…御託はいい。鐘は…」
無事なのか、という元殺し屋の台詞を、モトカの声がかき消す。
「鐘は!鐘は無事なの!?」
モトカに向かって慇懃に礼をするセールスマン。
「先ほどは失礼しました、ご婦人。ご安心ください。お子様は無事です。
 …今はまだ、という条件付きではありますが…あちらに」
セールスマンが示した方角に目をやると、そこには乳母車があった。
229イラストに騙された名無しさん:03/10/09 16:22 ID:IDSpZv0W
おお、久々に来て見れば新展開!職人さんgoodjob!!がんばって!
230イラストに騙された名無しさん:03/10/10 03:58 ID:YHMskujH
「要求はなんだ」
 騒ぐ元カノを制しながら、元殺し屋はサラリーマンを見据える。
「金が無い家のガキをさらいやがって。取引相手を間違えてないか」
 そう言うとサラリーマンは、くつくつと笑った。
「金?戦争が起こればそんなものは紙屑ですよ
 少なくとも、男が一生をかけて追い求める物じゃない」
「時と場合によると思うがな。・・・それじゃお前は、何を求めているんだ」
「この世で最も確かな物は、真実ですよ」
 踊るようにサラリーマンは語った。
「私が欲しい物は、私が最強だという真実。それは」
 貴方を殺せば手に入る――
「・・・何かと思えば、あだ名が欲しい訳か」
 銃を抜く殺し屋。
「あだ名では無く称号です。通り名があれば、組織での待遇も高まる
 怒涛の勢いで、私に仕事が舞い込む事でしょう」
「それは金の為じゃないのか?」
「殺す為ですよ。最強とは、勝ち続ける男にのみに与えられる称号です」
「糞みたいな一生だな」
「・・・よくそんな事を言えたものですね。ガンスリー」
 元殺し屋が、僅かに動揺した。
「俺を、その名で呼ぶな」
「駄目ですよ、これは真実です。真実ほど確かな物は無い」
 サラリーマンは、笑って言った。
「組織一の人殺しだった真実は」
231イラストに騙された名無しさん:03/10/10 04:00 ID:YHMskujH
 ガンスリーじゃなく、ガンスリンガーだったね。
 途中で元殺し屋の元を書き忘れてる部分もふくめて、撲殺されてきます。
232イラストに騙された名無しさん:03/10/10 06:19 ID:QVALYt3M
たまりかねて、モトカが叫ぶ。
「そんなの子供は関係ないでしょ!?鐘を返して!!」
乳母車へ駆け寄ろうとするモトカの腕を、元殺し屋が掴んで引き止める。
「落ち着け。罠が仕掛けてあるに決まってるんだ。
 下手に近づけば、鐘の命も危ない」
「ご名答。しかし、それでも貴方は行かなくてはならないのです。
 子供を助けたければね」
楽しげにセールスマンが言う。
短機関銃を手にしていなければ、恐らく拍手をしたに違いない。
「俺一人を片付けるために、随分と手の込んだことだな」
「組織最強と謳われた貴方の、苦渋に満ちた顔を見るためです。
 これくらい、大した手間ではありませんよ。それに私は根に持つタイプでしてね」
「このサイコ野郎が」
「お褒めに預かり光栄です。前は逃げられましたが…今度は逃がしませんよ」
元殺し屋の顔が、苦々しげに歪む。
「…俺が死ねば、鐘とモトカは生かしておいてくれるんだろうな」
「その子をお預かりした時にも、そちらのご婦人は生かしておいたでしょう。
 それが答えです。我々にも美学はある。そうでしょう?」
「……そうだな」
モトカに向かって肩をすくめる元殺し屋。
「あんた……」
「自分が蒔いた種だ。自分で刈るさ。…すまんが、鐘を頼む」
鐘の乗る、乳母車へ向かって歩き出す元殺し屋。
「あ……」
モトカは、元殺し屋に何と声をかければいいか分からない。
233イラストに騙された名無しさん:03/10/10 15:53 ID:j9z82O4j
元殺し屋の足元に何かが引っかかる。
それと同時に
ぱしゅといささか気の抜けた音がした

(ち、相変わらず外道なやり方をする。セールスマン!)

セールスマンというあだ名がついたのもわけがある
この男は殺す際に対象にあらゆる痛み、手段、絶望を与える。
希望と絶望、開放感から閉塞、生贄のあらゆる感情を引き出させ、
人としての矜持をも売りに出させる。
もっとも彼が与えるのは絶望だけだが…
あたかも何でも出来るような商品を与えつつも常にインチキ商品しか与えない。
それでついたあだ名が「セールスマン」だったわけだ。

(もっともちったあ商品を買わなきゃクレームはつけられねえがな!)

サイレンサーから発する銃弾は
致命傷にならない痛みと傷を殺し屋に与える筈だった
少なくとも最低限の被害は彼は覚悟していた.…

だが
234イラストに騙された名無しさん:03/10/10 19:56 ID:j9z82O4j
ちょっと中途半端になってしまったねスマソ。

だがその銃弾はセールスマンが期待する光景をもたらさなかった。
235イラストに騙された名無しさん:03/10/11 00:16 ID:RMOjkSwe
イングラムM11から放たれた9mm弾は、元殺し屋に当たらなかった。
それはいい。セールスマンが期待していた物は、元殺し屋の狼狽する姿だったからだ。
しかし元殺し屋は、静かに、ゆっくりと歩みを進めている。
「…殺るならさっさと殺って欲しいもんだな。鐘を巻き添えにしたくない」
セールスマンは、下卑た笑いを口元に張り付かせる。
「さすがは『ガンスリンガー』、大した度胸です。そうでなくては面白味がない」
15歩。
16歩。
17歩。
元殺し屋の歩が進むに連れ、セールスマンの口元が上がっていく。
18歩。
そして、満面の笑みとなった。
次の一歩。次の19歩目で、元殺し屋は、弾丸と爆薬の結界内に足を踏み入れる。
そして、血と内臓と四肢を辺りにばら撒いて死ぬ。
その瞬間を想像すると、たまらない快感がセールスマンの身体を突き抜けた。

――19歩。

…………20歩。

21歩。22歩。23歩。元殺し屋の歩みは続く。
セールスマンの笑みが凍りついた。トラップが、作動しない。
あれだけ入念に仕掛けたはずが、どれ一つとして。愕然とするセールスマン。
「そんな馬鹿な…くそッ!」
腰だめに構えていたサブマシンガンのトリガーをセールスマンが引こうとした瞬間、
轟音と共に、その胸から1つ、腕から1つ、そして頭から1つ、赤い花が咲いた。
元殺し屋は、一瞬の隙を見逃さなかった。
「…まさかと思ったがな」
吹き飛ぶセールスマンの手にしたイングラムの狙いが逸れ、弾丸が地面を抉っていく。
射線上にあった乳母車の車輪が吹き飛び、鐘が地面に投げ出された。
236イラストに騙された名無しさん:03/10/11 00:50 ID:RMOjkSwe
「鐘!」
元殺し屋が制止する間もなく、乳母車へ走り出すモトカ。
「あー」
倒れた乳母車を手すりに、地面に投げ出された鐘が、立ち上がる。
辺りを見回し、モトカの姿を認めると、そちらへ向かって手を広げ、
一歩、二歩と、頼りない足取りを踏み出した。
「まーま」
「よかった、鐘…!」
転びそうになる鐘を、膝を突いて抱きしめるモトカ。
それを元殺し屋が横目で確認した瞬間、飛んできたナイフが左腕に突き立った。
――357のダムダム3発喰らって、死なねえどころか動けんのかよ…!
視線を正面に戻すと、しかし、そこにあるはずのセールスマンの死体はなく、
血だまりが残されているだけだった。もう、辺りには気配を感じられない。
――逃げたか、態勢を立て直してるのか?
  どっちにしろ、ここを出ねえと話にならねえ。
辺りを警戒しつつ、モトカへ声を懸ける。
「行くぞ、来た道を戻るんだ。注意しろ、奴はまだ死んじゃいねえ」
鐘を胸に抱いて、立ち上がるモトカ。
237イラストに騙された名無しさん:03/10/11 01:26 ID:DLRtwMJx
月光はぼんやりとしながらも道を照らす。
元カノは
月明かりに照らされ、月光とは違った銀色が飛び込んできた。。
「チッ」
無駄のない動きで元殺し屋はそれらを避ける。。
「フフフ、いけませんよ、私はアフターサービスにも定評があるんですから」
道脇の森の中よりセールスマンの声が聞こえる。
それは木の上から聞こえるようであり、
元カノの左からも右からも聞こえるようであった。
元カノは場所を特定しようにも出来ず、困惑した。
「あなたの代金はこの程度なのですか?『ガンスリンガー』」
下卑な笑いと含みつつも丁寧な口調は崩さない。
「うるさい、現ナマが欲しいなら、直接現金一括払いで払ってやる。」
平然としながら元殺し屋は油断なくまわりを見渡した。
「生憎、当方は着払いか分割払いでしてね。代金は引き落とさせて貰いますよ」
また別方向から声がする。

「このお嬢さんからね」

銀色がきらめいた。
238イラストに騙された名無しさん:03/10/11 01:31 ID:DLRtwMJx
レス汚しごめん

月光はぼんやりとしながらも森の道を照らす。
元カノは鐘を抱えながら注意深く辺りを見渡しながら早足で歩く。
だが3、4歩歩いていていくと月光とは違った銀色が飛び込んできた。
「チッ」
無駄のない動きで元殺し屋はそれらを避ける。。
「フフフ、いけませんよ、私はアフターサービスにも定評があるんですから」
道脇の森の中よりセールスマンの声が聞こえる。
それは木の上から聞こえるようであり、
元カノの左からも右からも聞こえるようであった。
元カノは場所を特定しようにも出来ず、困惑した。
「あなたの代金はこの程度なのですか?『ガンスリンガー』」
下卑な笑いと含みつつも丁寧な口調は崩さない。
「うるさい、現ナマが欲しいなら、直接現金一括払いで払ってやる。」
平然としながら元殺し屋は油断なくまわりを見渡した。
「生憎、当方は着払いか分割払いでしてね。代金は引き落とさせて貰いますよ」
また別方向から声がする。

「このお嬢さんからね」

銀色がきらめいた。
239もしもイヤ展だったら:03/10/12 03:05 ID:ubRL0C/W
殺し屋「お嬢様?一体どこにいぐはぁ!」
 モトカがサラリーマンを人間魚雷(byくにおくん)にしてぶつけた。

※ 当たり前ですが無視してちゃぶだい
240イラストに騙された名無しさん:03/10/13 03:37 ID:hEe11oqd
元殺し屋のS&WM19が轟音を放つ。
バキン、と破砕音がして、火花が散った。更にもう1発。
影が、木の上から地面へと落ちる。声がした。
「ぐ……今日のところは、ドローということにしておきましょうか…」
「俺がお前を逃がすと思っているのか?終わりだ、セールスマン」
「ふふ、貴方のリボルバーには、あと1発しか弾は残っていないでしょう」
「…1発あれば十分だ」
「そうかもしれませんね。ですが、それと同時に、
 私のナイフで、女と子供も死ぬでしょうね」
「……」
「人質を取って有利のつもりでいたら、トラップを全て無効化されていたとはね…。
 とんだ茶番でしたよ…。次は問答無用で殺します、覚えておきなさい…」
声の終わりと同時にスローイングナイフが2本、それぞれモトカと鐘へ向かって飛んでいく。
「くそッ」
鐘を抱えるモトカに飛びついて、地面に押し倒す元殺し屋。
その脇に、ナイフが2本刺さった。
地面に伏せたまま銃を構えるが、その先に影はなく、
今度こそセールスマンは逃げたようだった。
241イラストに騙された名無しさん:03/10/14 01:43 ID:DU3bs5mM
「はい、こちら『ミッキー』。『セールスマン』は中破、戦闘区域からの離脱を確認しました。
 『ガンスリンガー』は軽傷、『エス』は無傷です。は、しかし…。
 お言葉を返すようですが、『ガンスリンガー』の接近をあれに警告したのは私ですが…。
 はい。はい。はい……。ですが、あれも『コックローチ』ですが、よろしいのですか?
 いえ、温た…失礼しました、ボスのご命令通りに。はい、はい…。
 では、こちらの監視は…既に『コックローチ』を投入済み。…ありがとうございます。
 了解しました、では、私は引き続き『エム』の監視を続行します」

「はー、パパも楽じゃないわね。さてと。私も愛しい萌絵ちゃんの所へ戻りましょ」
女は、丘の家へ続く道を戻っていった。
242イラストに騙された名無しさん:03/10/14 02:56 ID:VafkLV0k
罠が作動しなかったのは人形のせいかな?

後日、酒場にて。

元殺し屋「やれやれ・・・今日もか。いくら赤ん坊だからって、男が人形遊びに夢中なのはなぁ」
マリー「あら、素敵な事じゃない。ゆくゆくは立派な女装少年として」
 バコン!(殴る音)
元カノ「そんなふざけた育て方したらあたいが承知しないからね!」
看板娘「わ、私ここに居ていいのかなぁ・・・」

 看板娘たんがあちらのメイドとかぶらないよう、メガネをかけさせるのはどうか。
243イラストに騙された名無しさん:03/10/15 05:06 ID:P/k80aKV
元殺し屋、元カノ、鐘は、酒場に下宿することになった。顛末はこうだ。

あの日森から戻ると、空が白みかけていた。
取り合えず元殺し屋の怪我の治療をするために、一行はマリー酒場へ転がり込んだ。

看板娘 「あの……消毒薬と、包帯を持ってきました」
マリー 「ああ、ありがとう。ちょっと消毒薬貸してくれる?」
元殺し屋「……いてえッ!もっと優しくやってくれよ」
マリー 「大の男がこれくらいで騒ぎなさんな、情けない。
     悪いけど、ちょっとそいつの腕に、包帯巻いてあげてくれる?」
看板娘 「あ…はい」
元殺し屋「すまないな」
看板娘 「いえ…きつくないですか?」
元殺し屋「ああ、大丈夫だ。…モトカと鐘はどうしてる?」
看板娘 「別の部屋でおやすみになってます」
元殺し屋「そうか」
マリー 「……で…今度は誰とやりあったわけ」
元殺し屋「.357マグナムのダムダムを、脳天にぶちこんでも死なないような奴さ」
マリー 「それはすごいわねェ」
元殺し屋「冗談じゃないぜ。全部で4発ぶち込んでも死ななかった」
マリー 「……アンタまさか…眷属とやりあったの?」
元殺し屋「なんだそりゃ」
マリー 「化物よ。……半魚人とか」
元殺し屋「化物か…そうかもな。まあ、見た目は人間なんだが…ゴキブリさ」
マリー 「相手の正体は分かってるってわけね」
元殺し屋「ああ」

元殺し屋は頷いた。
244イラストに騙された名無しさん:03/10/15 05:07 ID:P/k80aKV
冗談めかしてマリーが言う。

マリー 「…ゴキブリを1匹見かけたら、30匹いると思えって言うけどね」
元殺し屋「いるかもな」
マリー 「…また、2人が狙われるかもしれないわね」
元殺し屋「…近いうちに、2人を連れて、ここを出るつもりだ」
マリー 「……そう。……ところでアンタ、腕怪我したのよね」
元殺し屋「見りゃ分かんだろ」
マリー 「で、片手でコンバットマグ撃って、当てたの」
元殺し屋「…近かったからな。狙う必要がなかったのさ」
マリー 「ねえ……アンタ、ウチの空き部屋に越してこない?鐘君とモトカも連れてさ。
    もしそのゴキブリどもが襲ってきたら、地下のシェルター使って良いから」
元殺し屋「あ?」
マリー 「アンタは最近来たばかりだから、知らないかもしれないけど、
     この辺りには、昔から化け物が出てね。シェルターも、そのためにあるの。
     さっき言った眷属っていう雑魚ならまだいいんだけど、
     そいつらの親玉が出てくると、そりゃあもう凄いことになってね。
     だから、腕の立つ奴は1人でもいてくれた方が助かるのよ。
     知ってた?斡旋屋のシスターもね、本当は、化け物の監視のために、
     バチカンから派遣されてきてるの。仕事の斡旋は、副業なのよ」
元殺し屋「はあ…そうなのか?いやしかし…」

元殺し屋は口篭もった。
245イラストに騙された名無しさん:03/10/15 05:09 ID:P/k80aKV
マリーは続ける。

マリー 「それに、小さな子供と女連れで、どこまでも逃げきれるものでもないでしょ」
元殺し屋「…それはそうだが…」
マリー 「2人がここにいれば、バーテンしながらでも見てられるだろうし」
元殺し屋「……」
マリー 「別に、アンタのためだけに言ってんじゃないのよ。鐘君のためにも言ってるの」
元殺し屋「……すまない」
マリー 「いいのよ。じゃ、決まりね。あ、でも、もちろん家賃は給料から引かせてもらうわよ」
元殺し屋「勿論だ」
マリー 「……アンタも大変ね」
元殺し屋「仕方がないさ」
――ゴキブリもどきが人間になるのに、必要な苦労なのさ。
看板娘 「あの…お店の用意が残っているので、私はこれで…。お大事に」
マリー 「ああ、ありがとうね」
元殺し屋「……あの娘は?」
マリー 「昨日、新しく雇った娘よ。可愛いでしょ?仲良くしてやってね」
元殺し屋「ああ、そうだな」
――だが…。

元殺し屋には、部屋を出る少女の背中が、なんだか寂しそうに見えた。
246まとめ1/2:03/10/15 08:21 ID:P/k80aKV
・舞台

 街中に、本スレの主な登場人物が住むマリーの酒場がある。
 丘の上には萌絵たちの住む屋敷があり、外れに森がある。
 昔から、『深き者ども』などの化け物が出るらしい。

・主な登場人物

 本スレの主人公。元殺し屋をパパ、元カノをママと呼ぶ。
 温帯から狙われている。0歳にて銃・ナイフの扱いを学び始め、
 弾道計算を行えるほどの頭脳の持ち主。マリーの酒場に下宿中。
 お下げで三つ編み眼鏡委員長の魔女っ子萌絵(予定)と、
 幼馴染フラグが立っている。最近歩き始めた。

元殺し屋
 鐘の養父。『組織』の元戦闘員。コードネーム『ガンスリンガー』。
 組織最強と謳われていたが、鐘を伴って逃走。愛銃はS&WM19。
 マリーの酒場に下宿中。本人曰く、ゴキブリもどき。

元カノ
 鐘の母親代わり。情報屋。過去に、元殺し屋と付き合っていた。
 黒のスリットからのぞく白い脚が魅力的。登場人物の中では、良識派。
 鐘に女装させるのが夢?やはりマリーの酒場に下宿中。

元詐欺師
 元殺し屋と鐘を育てていたが、
 D100に潜んでいたクトゥルーの瘴気から鐘を庇い、身体を失う。
 現在は、星幽体となって、丘の上の屋敷周辺を漂っているようだ。
247まとめ2/2:03/10/15 08:21 ID:P/k80aKV
マリー
 マリーの酒場の経営者。ゲイでニューハーフ。良識派?
 酒場の地下にはシェルターが設置されている。
 『深き者ども』などと交戦したことがあるらしい。

温帯
 鐘を付け狙う、『組織』の首領。
 部下に、『セールスマン』『ミッキー』等がいる。
 戦闘員として、『コックローチ』と呼ばれる、
 強化人間を従えているようだ。萌絵たちの住む屋敷も監視している。

看板娘
 鐘たちが組織に襲撃された日に、マリーの酒場に雇われる。

シスター
 化け物の監視に、バチカンから派遣されてきたらしい。
 裏の仕事を仲介・斡旋してくれる。ショタコン。

話を作りやすいように、ある程度背景を固めてしまいました。
萌絵の方でファンタジー、鐘でSFと、ネタで住み分けして、
リンクさせる時はコズミックホラー辺りを使うと楽なんじゃないかと。
設定を気にして話が進まないよりは、多少辻褄が合わなくても話を作る方向性で1つ。
248イラストに騙された名無しさん:03/10/15 09:03 ID:P/k80aKV
身体が傾いたのを感じる。坂を登っているようだ。
おかしいな。暗闇の中で思う。
あの人間たちも、バラバラになるはずだったのに。
1本の糸が邪魔で、人間たちを斬るはずだった糸たちが、もつれてしまった。
まだこの身体に馴染んでいなかったからかな。
まあ今となっては、そんなことはどうでもいい。
この便利な仕掛けを持つ身体を、失わずに済んでよかった。
使った力も、あの子供の紋様から補充させてもらったことだし、
派手に動かなければ、しばらくは平気だろう。
今度は慣性力を感じた。目的地に着いたかな。
コンコン、と、ドアがノックする音が聞こえる。
どうやらうまくいったようだ。
後はまた、『門』が開くのを気長に待つだけだな。
秋せつら人形に宿った何かは、箱の中でそう、考えた。
249イラストに騙された名無しさん:03/10/15 09:13 ID:Y8yv3Y7p
>>246
ごめん、これだけはつっこませて。
元カノは女装させようとしてないでつ。させようとしてるのはマリー。
250イラストに騙された名無しさん:03/10/15 09:29 ID:P/k80aKV
あ、すみません、>>49に準拠してました。
じゃあ、女装はマリーの趣味で。
251イラストに騙された名無しさん:03/10/15 10:26 ID:/NmRQJZ9
あとツッコミを入れれば元殺し屋も女顔とのこと
マリーが熱心なのも看板娘(wが欲しかったせいかも
脇役としては
お客さんとしてちびっ子技師などがいる。
252イラストに騙された名無しさん:03/10/17 11:56 ID:J5qk4kbx
鐘    「まーま、あれ!」
元カノ  「どうしたの鐘?何か飛んでるの…って」

     (;`Д´) キィ
   (>( V) キィ
       |
       |
       |
     /V\
    /◎;;;,;,,,,ヽ
 _ ム::::(,,゚Д゚)::| <俺がディープワンだゴルァ!!
ヽツ.(ノ:::::::::.:::::.:..|)
  ヾソ:::::::::::::::::.:ノ
(( ` ー U'"U'


元殺し屋「……ありゃ…萌絵ちゃんとこのビヤーキーと…庭師?」
マリー  「!、違うわ、あれは『深き者ども』よ」
元殺し屋「…・・いや、しかしありゃどう見ても…そうなのか?」
看板娘 「…お屋敷の方から来たみたいですけれど……。
      何処かへ行ってしまいましたね…」
マリー  「やだわ、気をつけなきゃ」
元殺し屋「(……庭師と間違えないようにしないとな……)」
253修正キボンヌ:03/10/17 15:49 ID:PiNgFfC8
          
      ' ノハ))
     ヽ6・o・)っ マーマ、アレ!
      〈uゝ ソ
     ι〜ヽ)
 謎の飛行物体を指す鐘君

      ' ハヾゝ
      (///dノ  ウー…
       ( v ハ
      くjuulゝ
       ιU
マリーに女装させられた鐘君
254イラストに騙された名無しさん:03/10/17 15:54 ID:PiNgFfC8
ぎゃあ顔を´-`)だという事をすっかり忘れていて

元殺し屋「つうかマリー!人の息子に何をやってんだ!」
マリー「あら?貴方だって経験あることでしょ?」
元殺し屋「あれは潜入の為に仕方なくだな・・・!」

元カノ「オカマ(ニューハーフ)が店主のBARだからって、なんで鐘がこんな目に・・・」
元詐欺師「まぁいいじゃん」
看板娘「きゃ!?あ、あれ?今どっかから声が・・・」
255イラストに騙された名無しさん:03/10/20 19:27 ID:iPH4MxXF
誘拐騒動もおさまったし、萌絵ちゃんと紅葉狩りに行くのはどうでしょうか?
256イラストに騙された名無しさん:03/10/26 21:27 ID:l9Z3rpcf
――――――――――――――
鐘も連れてさ、紅葉狩りにでも行かない?
__  __ .r――――――――
    ∨   | 鐘くんの情操教育には良いかもしれないわね
日 凸 U | ______
≡≡≡≡≡| /  .∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 U ∩ [] ∨% (゚Д゚;) < …誰がお前らの弁当作ると思ってんだ
__ ∧∧___∧_∧|つ∽)_ \_____
  (   ,,)日(    )∇
― /   |―-(    )――
 (___ノ   ━┳━)
 ━┳━   └┃―・゙
 ̄ ┻ ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄ ̄
257イラストに騙された名無しさん:03/10/27 14:25 ID:S3vGz5l3
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| もう。分かったわよ。弁当はあたい達で作るから。それならいいでしょ。
\_   _________________________
   | /  /
    ∨    |  鐘くんの、悶え苦しむ顔が目に浮かぶようだわ。
日 凸 U | ______
≡≡≡≡≡| /  __■■__  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 U ∩ [] ∨% (゚Д゚;) < ……お前ら鐘を毒殺するつもりなのか?
__ ∧∧___∧_∧|つ∽)_ \________________
  (   ,,)日(    )∇
― /   |―-(    )――
 (___ノ   ━┳━)
 ━┳━   └ ┃-・゙
 ̄ ┻ ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄ ̄
258イラストに騙された名無しさん:03/10/28 00:43 ID:EPo7w7hG
マリー考案行楽弁当

1.見た目は美味そうだが食べると失神するヒロインの料理(馬鹿一)
2.調理魔導
3.フリフリエプロンを甘辛く煮付けたの
259イラストに騙された名無しさん:03/10/28 01:30 ID:0qfB2c+L

/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 失礼ね!そんな事になるわけないでしょ!
\_   _________________________
   | /  /
    ∨    |  そうそう、ちゃんと毒見もしてもらうことだしね 。
日 凸 U | ______
≡≡≡≡≡| /  __■■__  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 U ∩ [] ∨% (゚Д゚;) < ……一応断っとくが、俺はごめんだぞ。
__ ∧∧___∧_∧|つ∽)_ \________________
  (  `<,)日(    )∇     /
― /   つ―(    )―― _ _ 。〇|わ、私だってイヤですよ…。
 (___ノ   ━┳━) Σ ァく`!〕  ヾ] \__________
 ━┳━   └ ┃-・゙ ! K/ ノノ)ノ)〉
 ̄ ┻ ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄ ̄ ! l、!;゚ヮ゚ノ |
l l.([l卯l]) |
260イラストに騙された名無しさん:03/10/28 01:32 ID:0qfB2c+L
ずれた……_| ̄|○。
261イラストに騙された名無しさん:03/10/29 08:00 ID:EtNR8g2P
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| じゃあ、萌絵ちゃんとこのお誘いくらいは、あんたがしてよ!
\_   _________________________
   | /  /
    ∨    |  ついでにお弁当も向こうに頼んじゃえばいいんじゃない?
日 凸 U | ______
≡≡≡≡≡| /  __■■__  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 U ∩ [] ∨% (゚Д゚;) < ……それを俺の口から言えってのか。
__ ∧∧___∧_∧|つ∽)_ \________________
  ( #`<)日(    )∇           /
― /   つ―(    つ―― _  _ 。〇 取り合えず、お弁当の、
 (___ノ   ━┳━)   ァく`!〕  ヾ] |  下ごしらえだけはしとこう…。
 ━┳━   └ ┃-・   | K/ ノノ)ノ)〉 \_____________
 ̄ ┻  ̄ ̄  ┻ ̄ ̄ ̄| l、!;゚ヮ゚ノ |
                l l.([l卯l]) |
262イラストに騙された名無しさん:03/11/01 06:52 ID:yA61v/9z
 カタ            ____________________
  カタ          /
    ___    / 『エス』及び『ガンスリンガー』は『エム』と共に紅葉狩りへ。
 ァく`!〕  ヾ] <   私は来週、生兵研でメンテの予定です……っと。
 K/ ノノ)ノ)〉) |  \_____________________
  | l、!!゚ ー゚ノ |/ ̄    /
  | l.[つl卯/秘密組織/____
 ̄ ̄ ̄\/      /
263イラストに騙された名無しさん:03/11/01 18:23 ID:hGXeFhnV
あちらさんはすでに紅葉狩りにいっちゃってるよ!
264イラストに騙された名無しさん:03/11/04 07:05 ID:xSwJW7Cu
カランカラン!勢いよくドアが開く。

郵便少年「マリーさーん!お届け物でーっす!」
看板娘 「はい、ご苦労様です……」
郵便少年「ここに受け取りのサインを……ありがとう。あー、疲れた。ちょっと休憩。コーラ、1杯くれないか」
看板娘 「はい、かしこまりました。少々お待ちください……」
郵便少年「あれ、今日はマリーさん達いないんだ」
看板娘 「ええ、今日は紅葉狩りに……」
郵便少年「君は留守番?」
看板娘 「ええ、お店は開けておかなくてはいけないので……」
郵便少年「1日くらい休めばいいのに。マリーさんも冷たいなあ」
看板娘 「でも、その代わりに来週お休みを頂きましたから……」
郵便少年「そうかあ。じゃあ頑張ってな。配達が残ってるから、俺はそろそろ行くよ」
看板娘 「はい、200Gになります……。ありがとうございました」

看板娘 「中身は……M19の6インチバレルと、44マグナム弾……。武装を強化してるのね……」

郵便少年が酒場を出た後、配達物の中身を確認して、看板娘は呟いた。
265イラストに騙された名無しさん:03/11/10 23:28 ID:Xj1jmVwQ
        Å      ♪  
    ♪   / \  ちんこちんこちんこ〜♪ブ〜ラブラブラブラ〜ァ♪
      ヽ(・ω・)ノ   うんこうんこうんこ〜♪ブ〜リブリブリブリ〜ィ♪
         (  へ)    まんこまんこまんこ〜♪ズーコズコズコズコ〜ォ♪
          く       ドピュッ!
266イラストに騙された名無しさん:03/11/11 05:52 ID:oWgLUToW
__■■__  ζ
( ゚Д゚) y=      . ⊂⌒~⊃。m。)⊃ ←>>265

秋の山にゃあ変な動物がいるもんだな。
反射的に撃っちまったが・・・。
267イラストに騙された名無しさん:03/11/11 22:15 ID:lg7C4RqK
保守新党は10日、同党の衆院選当選者と参院議員が国会内で今後の対応を協議し、解党して自民党に合流する方針を決めた。
二階俊博幹事長が記者会見し発表した。
衆院選で熊谷弘代表が落選するなど解散時の9議席から4議席に減らす大敗を喫し、党の展望は開けないと判断した。
今後は自民、公明2党の連立政権となる。
一方、自民党は衆院で244議席になり、単独過半数を回復する。
これに関連し、小泉純一郎首相は10日夜、都内で記者団に対し「これからも協力してやっていきたい」と歓迎の意を表明。
公明党の神崎武法代表も「3党で引き続き(連立を)やった方がありがたいが、保守新党の立場もありやむを得ない」との認識を示した。
首相は同日夕の与党3党首会談後、辞意表明した熊谷代表に代わり出席した二階幹事長に対し「保守新党が国民に約束した政策を具体的に実行していくため、自民党と合流してはどうか」と提案。
これを受けて保守新党は同夜の協議で「自民党内で政策実現に努力すべきだ」との認識で一致、要請の受け入れを決めた。
二階氏が自民党の安倍晋三幹事長と手順を詰め、19日の特別国会召集前に7人全員が同党に合流する。
保守新党は昨年12月、旧保守党から自民党に入復党しなかった二階氏ら9人と、民主党から離党した熊谷氏ら5人の国会議員14人(衆院10人、参院4人)で結成。
党の存亡を懸けて戦った今回の衆院選では小選挙区に11人の候補者を立てたが、自民党との候補者調整が難航したこともあり、熊谷氏や佐藤敬夫国対委員長ら幹部が落選、当選は4人にとどまった。
(了)
(時事通信)
268イラストに騙された名無しさん:03/11/14 15:46 ID:6x0zjkP9
ここらで、よくある無意味な日常生活描写の挿しAA
(しかも、おおざっぱ)

        .,r'二'!ニ'ヽ、
  _,,,,,,、   |,i´   ゙i、 |
=kkl;l;l;l;l;l;,、 |'li'','|!゙゙!゙゚゙广゙゙^''i、
kkkkkkノ'{  ‘゙゚lミ′ .,iУ _、_,.`、
kkkl;r'゙  `ッ  ,,y'""',",l`,,i´ ,|/トiヽ、
l;l;ク''゜ __l゙ ヨli,f*'''“゙,「 ,!゙ー'“〈/i _,ゝ、
//`   .}  .^~   .ノゝ  ,/  ゙l| )、
: ,,、 ‘|'"′   ,;;,_∠ rユニiョ゚i..  .,|.;.;{、
_~゙'''`、     |lllヲヌ",ノ  ~,li,,,,、.,!  \_
..''''━ll|j"     |」 ,,/  .,,l,i´,[ |Y-t´:〕
: 、 .″ ` ゚'--、_. ,/° ,,;l;ll° l,、l...;). じ゙
lklk,,,_    `゙゙゙'''ll《  ,,;l;lll゙  ."゙l|i|
lklklkl;l;;;;`-,-,,,   .,,,;;l;l;lli´   ソ ,/
lkkl;l;l|l;l;l;;;;,lklklklklkllkkソ     じ'
lklkl;l;|::::::::/ `゙゙゙゙''''''''''
lklkl;l;|:::::::{
lklkl;l;|:::::::|         米田仁士(嘘)
269イラストに騙された名無しさん:03/12/22 13:33 ID:dIjM39NJ
あぎゃ
270イラストに騙された名無しさん:03/12/25 22:16 ID:pKSLBG0I

                       ☆     。
        .__旦__         ィ傘ト ∧▲∧
       ∠二二二△        4躾入(´ー` )
       ,.(三田田三()"_"_~_~_~_~_~4_産込( ∨  )
     /~.!(三三三三「メリークリスマス!|  ~'ヽ
     !<介>  .,ヘ .,ヘー―,ヘ―‐..,ヘ.‐┘ヘ . <介>i
     |ヽ。,,_ <介> <介>  <イト>  <介> <介>.,_,。ィ|
     |   ~~"""''''''''ー―--゛-"-――'''''''"""~~ : :|
     |                           ::|
     |                           ::|
 ..,。-―|                           ::|ー-。、
 ヽ_  ヽ。,,_                     _,,。ィ __ノ
   /     ~~"""''''''''ー―-----――''''''''''"""~~    \
   (_ イ       へ         .へ      ト 、_ノ
      ヽ。  _/  .\      ./  \_  _ノ
         ̄      .ヽ、_  _./      . ̄

ネタを考える余裕がねえ。
すまんが、ケーキだけ差し入れさせてくれ。
271イラストに騙された名無しさん:03/12/25 23:33 ID:CNkuu4T0

                       ☆     。
        .__旦__         ィ傘ト ∧▲∧
       ∠二二二△        4躾入(´ー` )
       ,.(三田田三()"_"_~_~_~_~_~4_産込( ∨  )
     /~.!(三三三三「メリークリスマス!|  ~'ヽ
     !<介>  .,ヘ .,ヘー―,ヘ―‐..,ヘ.‐┘ヘ . <介>i
     |ヽ。,,_ <介> <介>  <イト>  <介> <介>.,_,。ィ|
     |   ~~"""''''''''ー―--゛-"-――'''''''"""~~ : :|
     |                           ::|
     |                           ::|
 ..,。-―|                           ::|ー-。、
 ヽ_  ヽ。,,_                     _,,。ィ __ノ __■■__
   /     ~~"""''''''''ー―-----――''''''''''"""~~    \   (゚Д゚;)
   (_ イ       へ         .へ      ト 、_ノ   ∪∪|
      ヽ。  _/  .\      ./  \_  _ノ         |  |
         ̄      .ヽ、_  _./      . ̄          し`J

元殺し屋「・・・ものには限度があるだろ」
元カノ「萌絵ちゃんの所までお裾分けしてくるかねぇ」
272イラストに騙された名無しさん:03/12/26 00:29 ID:nfYonf0B
元殺し屋「鐘の奴、ちゃんと向こうにつけたかな」
元カノ「大丈夫よ。ちゃんと迎えがきてたでしょ。ホント、親馬鹿ねぇ」
元殺し屋「ははは、昔は馬鹿親見て笑っていたんだがな。鐘と暮らしたとたん、パワードスーツ買って帰ったもんなぁ。おまけのマシンガンやらドリルとかも注文してさ。本当、馬鹿だよなぁ」
元カノ「ホ、ホントね。あんたがこんな風になるなんて昔なら考えられなかったわ」
元殺し屋「だよなぁ、昔なら俺も信じなかったろうよ。そういや、初めてお前に会ったのもクリスマスだったよな」
元カノ「そう、あんたがドジったのを匿ってあげたのが始まり。医者を呼ぼうとしたら一人で勝手に手当てして、勝手にぶっ倒れて。でも、よかったでしょ。あの時の膝枕と子守唄、清しこの夜」
元殺し屋「ああ、けど、おまえ、途中でここのママと交代しただろ、膝枕。朝起きて、思わず前後左右、下に引っ張って取れないか確認したぞ」
元カノ「何、引っ張ってんだか。でも可笑しかったよね。しばらくの間、あたしが男か女か疑ってさ。あたしとママそんなに似てたっけ」
元殺し屋「いや、あの時は必死で逃げたからな。顔を確認してなかった。そう、あの時、背中から聞こえた『まロい』の呟きは生涯一、二位を争う危機感を味あわせてくれたな」
元カノ「だからって、会うたびに乳を揉むような奇行に走らなくても…」
元殺し屋「あの当時の俺は猜疑心の塊だったからな。他人なんざ誰も信じてなかったさ」
元カノ「……」
元殺し屋「……」
元カノ「じゃ、今は?…鐘と…あたしと暮らしている今はどう?」
元殺し屋「……(言わせる気かよ)」
273イラストに騙された名無しさん:03/12/26 00:30 ID:nfYonf0B
元殺し屋「しかし、ママ遅いな?」
元カノ「ママならあの娘を連れて外。文字通り、看板娘」
元殺し屋「…要は呼び込みか。けど何してるんだ?」
元カノ「んー、『あたしの美声を披露するのよ』っていってたし、歌でも歌ってんじゃない。あ、ほら、聞こえる」

ママ「ハーレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ、晴れるーや?」
看板娘「雨になるでしょう。雨になるでしょう。前線の南下とともに雨になるでしょう」
ママ「それでもいつかは」
看板娘&ママ『晴れるでしょ――――――――――――――!』

元殺し屋「…あれは賛美歌か?賛美歌なのか!?」
元カノ「いいじゃない。クリスマスなんだし、楽しそうよ。」
元殺し屋「そ、そうかぁ?(看板娘になりたいんです、って来たけど、あの娘もよくわからんよなぁ)」

274イラストに騙された名無しさん:03/12/26 00:34 ID:nfYonf0B
元詐欺師「はあ、もう忘れられてるなぁ、俺」
そうつぶやいたのは、幽霊になりすっかり影の薄くなった元詐欺師(の亡霊)。
突然、後ろに気配を感じ、振り向くと…
3人の女の子が立っていた。タイプこそ違え、3人ともかなり可愛い。
ただし、赤い髪と長髪の子は全身薄いタイツに要所だけを覆い、後はトナカイの角飾りだけ。
その後ろに立つ三つ編み眼鏡っ娘は、赤白のサンタの衣装だがかなりぎりぎりのミニスカに生足。
確かに元はサンタとトナカイなのだろうが、これから年末恒例某巨大イベントに直行です、と言わんばかりの衣装である。

呆然とする元詐欺師に小さな箱を渡す。
女の子1「みゅ。サンタのクロースなのである」
女の子2「プレゼントを届けにきました」
女の子3『聖なる夜にささやかな奇跡を』
それだけ言うとものすごいスピードで走り去っていく。リヤカーを引いて…。

なんだったんだと思いつつも、プレゼントの箱を開ける元詐欺師。
霊生活になれ、少しぐらいなら物を動かせるようになったのが嬉しくもあり、悲しくもあり
入っていたのは小さな玩具。
元詐欺師「えーと、なんだっけなぁ、これ。最近見たような…。そう、そう、ファイズ。仮面ライダーファイズのフィギアだ。萌絵とこで見たぞ。
うわあー、ネタは新しいのにモノは中古品だ。塗装も剥げてるし、『たくと』って名前も書いてある。これ、きっと思い出の品だ。
……俺以外の…」


元詐欺師「いやがらせか、これは?」
275イラストに騙された名無しさん:03/12/27 20:52 ID:F4o94PRy
職人さん乙!
よいクリスマスだったみたいで何よりです。
元詐欺師さんガンガレ!

せっかくだからリンクはっておきます。
ttp://book.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1041163224/280
276イラストに騙された名無しさん:04/01/06 07:45 ID:4qs+wC2X
hosyu
277イラストに騙された名無しさん:04/01/13 04:46 ID:JQ9mh6eG
ミッキー「さてと、日課のチェックをしますか。ふふふ・・・歩けるようになってから
      二人の絡みが増えて、もうよだれ物だわ〜」

そう言って街のお姉さんことミッキーは、鐘と萌絵のクリスマスの様子を壁紙にしたデスクトップを立ち上げた。
いわゆる、カップリング厨である。

ミッキー「温た・・・ボスにばれたら降格ものだけどね。・・・それどころか、萌絵ちゃんが
      改造されて性別を逆にするくらいやりかねないし。あのトマト」

ブツブツ呟きながらメールチェックをするミッキー。

ミッキー「看板娘の報告も、特に目だった物はなしと。まぁ、『エス』は現時点で気にする必要はないわね」

蝶のアイコンをダブルクリックする。隠しカメラ内臓のバタフライからの映像を受信する。萌絵が写った。

ミッキー「ラノベの始まりは、まずヒロインから」

バカ展、もといお約束その1。玄関を開けたら、異世界からの住人が押しかけてくる。

ミッキー「主人公のお約束は、その後から」

楽しそうにミッキーは萌絵をみつめた。これから何が起こるか、全て知っているように。
278イラストに騙された名無しさん:04/01/13 20:43 ID:4lRZoZ8Z

 その手は死を司り、その眼は滅びの先を見る
  刃持ち、銃掲げし少年

    鐘

  その御技、如何なる者を屠るためか
 その御技、誰が為の力か
その子供は、いつも拳銃に戯れていた。
それは見慣れた光景だったから、放置されている事だったのだが、
ふと、元カノが気になった。今更という感であるが。

元カノは鐘から、静かに銃を取り上げてみた。鐘は何も言わないが、寂しそうな目をした。
その様子があまりにもせつなくて、元カノは銃を返した。
銃を返された鐘は、ちょっとした驚きで丸くした目で元カノをみつめた。元カノは微笑んだ。
すると、今度は鐘が、銃を元カノに返した。同じように目を丸くする元カノ。どうしてか聞けば。
ママが悲しい目をしてるから。
・・・その心さえあれば大丈夫と、元カノは今度は心から微笑んで、鐘に再び銃を渡した。

それは見慣れた光景だった。銃をもった少年が、カクテルが下手なマスターと、女装させようと狙うニューハーフ、
そして、母親という役柄を、不慣れながらも楽しんでいる元カノ。

それを見て、看板娘は思った。
ほのぼのとした物語で終わればいいのに。戦争のない物語であればいいのに。
280組織。:04/01/14 03:34 ID:NRggkvW8
大きく太った女だった。ホヒィと鳴きながら、腐ったトマトを投げるおんなだ。人間とは呼べそうにない。
しかし、彼女がいくら蔑まれようと、揶揄されようと、彼女についていく人もいる。
全百巻という長すぎる物語を書き続けるその姿から、何か感じる物があるのだろう。
人間的には問題があっても、その精神を代償とする執筆作業だけは、良し悪しはともかくとして注目した。
人でありながら人を捨てた者を。

「あなたが食事に誘うとは思わなかったわね」
街の一角のカフェテラスで、サンドイッチにかぶりつくミッキー。目の前には館の見張り役の黒衣の男がいた。
(黒衣の男については、あちらのスレの>179他をごらんください)
「聞きたい事があったからなぁ・・・」
「スリーサイズ?」
ふざけるミッキーを黒衣の男は無視する。安いがまずいコーヒーをすする。
「お前、なんでうちの組織があのガキを狙ってるか知ってるか?」
「そりゃ温帯が美少年好きだからでしょ?」
「その為だけに、お前はあんなまわりくどい事してるのか?」
「まわりくどいというのは、手に入れる必要もない萌絵ちゃんも監視してる事?」
 そりゃ私だって何か裏はあると思ったけど、うちのボスはあの温帯よ?
 あの人が常識的な行為をする訳ないじゃない。美少年の捕獲が目的よ」
「確かにボスの目的が、他にあるとは思えないが」
黒衣の男はいったん黙ってから言った。
「温帯の力を利用してる奴がいるんじゃないか?」
「・・・最近組織に入ってきても、やっぱりわかっちゃうかしらね」
「・・・なんだ、知ってるのかよ。・・・まぁ、真の計画を知ってなければ、萌絵の監視してないもんなぁ」
「真の敵がいるっていうのはお約束でしょ」
「お約束かぁ」
「お約束よ。・・・いずれわかるわ、お約束の真のボスは。そして、真の目的も」
281イラストに騙された名無しさん:04/01/18 02:23 ID:Hyh6Y8kd
一方その頃、教会の一室では・・・

その部屋はあまりにも教会の雰囲気から逸脱していた。
質素な、おそらく本来は修道女の寝室として使われていたのだろう。
白い漆喰に壁に掛かっている十字架、小さな窓にベッドと簡素な机があった。
だがその部屋の教会らしさはその程度であった。
部屋に置かれた棚には機械類、電子機器が所狭しと置かれ、
窓の光をより小さくし、部屋を薄暗くし
床には様々な記録媒体が置かれている。

そして椅子にヘッドフォンをかぶったシスターが座っている。
「ふん、やっぱり温帯は利用されているようね。これはどちらに情報を流すべきかな?」
そう一人、呟いている。

「まあ、ウチ達としてはある程度双方に強くなってもらわないと、やっぱ困るしねぇ。
可愛い鐘君と萌絵ちゃんを言いようにするのもシャクだし・・・そうだ!
看視と教育を行う1石2鳥の策があったわ」

シスターらしからぬ邪悪な煩悩にまみれた顔をしてシスターは部屋をでる。
282イラストに騙された名無しさん:04/01/23 02:01 ID:NlLybUSe
>>280
温帯を利用しているのがいると言われて真っ先に
昼行灯(温帯の夫)を想像してしまった俺はナメクジトマト。
283イラストに騙された名無しさん:04/01/27 02:35 ID:8OqSmsMG
元殺し屋 「おーい、鐘ー」
元カノ 「今は鐘いないよ」
元殺し屋 「へ、何処に行ったんだ?」
元カノ 「か・の・じょ、の所」
元殺し屋 「彼女?・・・ああ、あの屋敷か。何しに行ったんだ?」
元カノ 「さぁ、勉強がどうのこうの言ってたけど」
元殺し屋 「ふぅ、勉強なら仕方が無いか・・・帰ってからにするか」
元カノ 「ん、何かあるの?」
元殺し屋 「ああ、S&W M19 .357のイイ奴が手に入ったから試し撃ちを・・・」
ドガァァァ!
元殺し屋 「いきなり何だ?。蹴りやがって!」
元カノ 「うっさい!アンタバカ?。鐘の教育に悪影響が出たら・・・」
元殺し屋 「ん、それなら大丈夫だ。鐘はちゃんと15ヤード離れた的にも的確に当てられるぞ」
元カノ 「・・・・・・死ね」

ドカバキグシャ
GYAAAAAAA

元カノ 「鐘の将来が心配ね」
元殺し屋 「・・・・・う・・ぐぉ・・・今の俺の心配してくれ・・・・」
ゴガァッ!
284イラストに騙された名無しさん:04/02/04 02:35 ID:6hbnsyr1
向こうで習ってきたことを知ったら、ますます心配になるような(w
285ある夜の再開:04/02/06 22:56 ID:mVAsGXYe
ここはマリーの酒場、今は深夜だ。
カウンターの向こうでは、くだらないTVがやっている。
俺は、半裸の女が踊る映像を見ながら、余り美味くない……いや、むしろ不味い酒を飲んでいる。
そんな時だ、酒場のドアに誰かの気配を感じたのは。
元殺し屋 「ん、誰だ?」
?     「僕だよ、長耳だよ」
そいつはそう言いながら、店に入ってきた。
元殺し屋 「よぉ、どうした?」
長耳……コイツはこの都市でフリーの情報屋をやっている。
背格好は、170程、痩せ型…つーよりは、むしろガリガリの体だ。
だが一番の特徴は、その名のしめすとうり耳が長い。顔の横から二つ、下に垂れ下がっている。

この都市には、よく奇形が生まれる。大体何百人から千人に1人、体に異常な形態を持っている。
生憎コイツは運が無かった。奇形で生まれてきたからな。
そして耳が垂れ下がっているために、音が聞き取りにくいというハンデを持たされてだ。
そのせいか、言葉に異常なほど関心を持っていた。
何を言っているのだろうか?、どんな音なんだろうか?。
気にしすぎて、何時の間にかどんな事も知りたがるようになっていった。
そしてそのまま、色々な情報を集めているうちに情報屋になった。
コイツとは結構古い付き合いだ、助けられた事もあるし、逆に助けた事も在る。
286ある夜の再開:04/02/06 22:59 ID:mVAsGXYe
長耳   「ちょっと気になる事があってね」
元殺し屋 「ふーん、なんだ?」
長耳   「最近、街が変だよね」
元殺し屋 「ああ、そういや…そうだな」
長耳   「その理由は、組織が動いているからだよ」
組織……またか、いい加減にしろ、まったく。
俺はそんな事を思いながら、長耳に酒を出す。
元殺し屋 「今度は何が起きた?。どっかのバカが喧嘩でも売ったか、それとも………」
長耳    別に抗争じゃないよ。………組織は情報を集め始めたんだ」
元殺し屋 「情報?……なんのだ」
長耳   「子供なんだ」
その言葉を聞いて、俺は思い出す。
組織の総帥……アイツはチョット変な趣味を持っている。
まぁ、簡単にいやお稚児趣味だ。いや、美少年か?。
元殺し屋 「ガキの情報ね………まぁた総帥の病気が始まったのか。はぁ、たまんねーな」
長耳   「うん、僕も最初そう思った。けど、組織だけじゃないんだ」
元殺し屋 「んん?」
長耳   「今この都市で強い勢力は、幾つ有る?」
元殺し屋 「……そうだな、一番強いのは『組織』だろ。構成員の数、戦闘力、集金力、どれも頭1個出てる。
      二番目は、『教団』だな、あいつ等の武装はヤバイ。表では神様がどうのこうの言ってるが、裏じゃやり放題だ。
      人体実験から、洗脳、改造…何でも有り。何が神の神秘だ、思いっきり科学してるじゃねーか。
      三番目は………うーん、切れたオカルト集団の『黄金郷」か。
      あいつ等はわけ分からん。だが、そのわけ分からなさが気になる。何気に金持ちだしな。………こんな所か?」
長耳   「うん、そんな所。……で、話を戻すけど、そこの勢力全てが、情報を集めてる。
      それも、かなりの金をかけて」
287ある夜の再開:04/02/06 23:01 ID:mVAsGXYe
元殺し屋 「……何のためにだ」
長耳   「そこまでは分からないよ。ただ、調べ方ががおかしい。
     子供の情報は、親やその周辺の人物には決して悟られないようにしてる」
元殺し屋 「………なるほど、な。あの三勢力なら、堂々とやってもいいはずだしな。………それを教えに来てくれたのか」
長耳   「うん、君の所にも子供がいるでしょ。」
元殺し屋 「ああ、知らなかった。助かるよ。………ちょっと待っててくれ」
俺はそう言うと、カウンターの中に入っていった。
えーと、何処だ?。………たぶん…!あった。
元殺し屋 「これ持ってけ。情報料代わりだ」
長耳   「………いいの?。これ結構高いお酒じゃない。マリーに……」
元殺し屋 「かまやしねぇよ」
長耳   「……うん、じゃ遠慮なく貰っていくよ」
そう言って、長耳の奴は出口に歩いていく。
だが、扉の前で立ち止まる。
長耳   「あ、そうだ………『神徒』って聞いた事ある?」
元殺し屋 「あ?、神徒?………聞いた事ねーな。何だそりゃ?」
長耳   「最近、うーん……ここ一週間ぐらい前にこの都市に来たのかな。十人…ひょっとしたらもっと少ないかもしれない集団の事だよ」
元殺し屋 「十人以下ぁ?。気にする必要なんか無いんじゃいか?」
長耳   「ただね、彼等が拠点にした場所が、中心区なんだ」
元殺し屋 「ちゅうしんく?。じゃ、さらに気にしなくていいだろ。あそこはさっき言った三勢力が取り合ってる所だ、すぐに消えるだろ」
長耳   「………そうだね、気の回しすぎかな。…じゃぁ、お休み」
元殺し屋 「おう」
長耳は出て行った。
さぁてと、俺もそろそろ寝るか…。俺はTVを消して、寝床に向かう。
……ガキの情報ね、嫌な感じだ。鐘を守ってやんなきゃな。
そう思う俺の頭の片隅に、『神徒』の文字が残っていた。
288イラストに騙された名無しさん:04/02/09 03:25 ID:0/wP2d7N
元殺し屋「…まあ、長耳から聞いたのはそんなとこだな」
元カノ「ふーん。…で?」
元殺し屋「いや、『…で』って。お前、平和ボケして危機意識が薄くなってないか?」
元カノ「すっかり親バカしてるあんたに言われたくないわよ。それに今、危険なのはあんたの方じゃない?」
元殺し屋「ハ?」
ママ「不思議ねぇ。ここにあったナポレオンが一本足りないわねぇ」
元殺し屋(ギクッ)「はは、いや本当、不思議だなー」
ママ「ホントにねー。ちゃんと留守番もいたはずなんだけど…」
元殺し屋「ちょ、ちょっと待て! あ、あれだ。ハードボイルド風の見栄ってやつがあってな…。待てってば、そのビール瓶はパーティグッズじゃねえぞ!!」
GYAAAAAAAAAA

看板娘「ママ、掃除が大変なのでほどほどに…」
289イラストに騙された名無しさん:04/02/11 00:21 ID:E6S4Edts
えっと、他のネタスレのキャラを出しちゃうとまずいかな?
290イラストに騙された名無しさん:04/02/11 08:09 ID:FXBbNIyS
ほ?
他のネタスレ?って何処の板?
俺は、イメージ崩れないならいいと思うけど
イメージ崩れるならヤバイかも
どうなんだろ?
291イラストに騙された名無しさん:04/02/11 09:25 ID:balL5aQY
ネタスレって板内?板外?
ここは赤ちゃんスレには珍しくAAほとんどないし、
よその赤ちゃんとは絡めにくいかもね。
板内にもネタスレはいろいろあるけど、290のいうとおり雰囲気しだいだと思う。
具体的にどこの誰を出したいの?
292イラストに騙された名無しさん:04/02/12 01:33 ID:nzez/NOe
すいません。全然、説明不足でしたね。書き方も悪いし。
えっと、キャラそのものを出すんじゃなくて、設定をぼかし気味に使いたかったんです。
具体的には、幼馴染は禁止スレの『撲滅委員会』。
あの背景とキャラをこっちで出ているキャラに流用してみようって考えてました。

赤ちゃんスレに関連しているわけでもないし、やっぱまずいですかね。
293イラストに騙された名無しさん:04/02/12 09:10 ID:ckYNRnCV
いや、別にかまわないと思うよ。
294それじゃ失礼して:04/02/13 03:23 ID:z5w+/PrU
「今日も特に異常なし、っと」
そう締めくくって、いつもの定時連絡を終える看板娘。後はすることもないので日課になっているメンテナンスをはじめる。
ブラシを片手に、まずは右手から。カコンと手首を外し中を丁寧にブラシンッグ。続いて同じように左手も。
「この自動メンテナンス、666年間動作保障ってホントなんですかねぇ?」
疑問に思っても、特にやめる理由もない。何しろ機械人形の自分には、命令以外特に何がしたいということも無い。
だからこの部屋には娯楽道具どころか、家具も碌に無い。有るのは机と椅子、ウエイトレスの制服が入っているだけの小さなクローゼット、それに通信用のノートPCとメンテナンスのブラシ(一応、私物)、それと…。
一振りの日本刀。
『組織』に拾われる以前のデータを消去されてしまった自分が離さなかった、たった一つの大切なもの。手にすれば、自分だけに聞こえる声で慰めてくれた唯一人のパートナー。
けれど、最近、刀からの呟きが違ってきた。その声を聞くたびに、『組織』からの命令も無視して、機械人形が持つはずもない衝動に駆られる。
…幼馴染、許すまじ…幼馴染、切るべし…
「はあ…」
判っている。声が聞こえるのは、いつも鐘君が萌絵ちゃんのところに遊びに行った日。そして二人が仲良くするほど、声と衝動がどんどんと強くなっていくことも…
(もし、バレンタインデーに鐘君が萌絵ちゃんのところに行ってしまったら…)
              ____________________
       ___    /
    ァく`!〕  ヾ] <   私は…、鐘君を斬ってしまうんでしょうか…?
    K/ ノノ)ノ)〉) |  \___________________
     | l、!!-_-ノil _______
      く/i卯li G=|--------<ノ
      しく/_|l〉  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ⊂ _ ))
295イラストに騙された名無しさん:04/02/16 01:59 ID:5p3BCzkQ
                __________________
               /
       ___    /  あれぇ、バレンタインデーを過ぎちゃったのに
    ァく`!〕  ヾ] <   萌絵ちゃんのところ、何もありませんでしたねぇ。
    K/ ノノ)ノ)〉) |  \ 何か、準備してるようでしたのに…。
     | l、!;゚ヮ゚ノ il   \でも、これなら鐘君を斬らなくてすみそうです。
      く/i卯li 巛    \__________________
      しく/_|l〉G■
     ⊂ _ ))

296イラストに騙された名無しさん:04/02/16 16:00 ID:rkSVPjXT
何時か、書き込まれるかも
書こうと思ってたんだけど、寝てしまった………_| ̄|○ <ナニヤッテンダー
297イラストに騙された名無しさん:04/02/16 16:13 ID:Z8+ClpFA
時期を逃したネタは………どうなんだろ
あんまし書き手もいないからイイのかな?
298イラストに騙された名無しさん:04/02/16 18:17 ID:/EsmaoI+
チョコ作るのに凝りすぎて遅れてしまった。
……とかしたらモーマンタイなのでは?
299イラストに騙された名無しさん:04/02/17 02:44 ID:kPgXDSHV
>296
同じくー。
鐘がチョコを貰ったとたん暴走する看板娘、のネタを考えたのはいいけど、
向こうの書き込みがあるかなー、って待っているうちに…
…寝ちまったよ。

時期は逃していても、書き込んでくれるとうれしいなぁ
300イラストに騙された名無しさん:04/02/20 02:41 ID:spKJYcbR
 カタ            __________________________
  カタ          /
    ___    / 遅れましたが『エス』は『エム』と接触。Vデーのイベント完了、っと。
 ァく`!〕  ヾ] <   …きっと、コレが最後の報告ですね。
 K/ ノノ)ノ)〉) |  \___________________________
  | l、!!゚ ー゚ノ |/ ̄    /
  | l.[つl卯/秘密組織/____
 ̄ ̄ ̄\/      /
301イラストに騙された名無しさん:04/02/20 10:16 ID:E1kvJMsC
>>300
最後?
302イラストに騙された名無しさん:04/02/20 15:25 ID:OvN3kaCA
また一人・・・去っていくのか?
303イラストに騙された名無しさん:04/02/20 18:43 ID:OvN3kaCA
なぁ、この街の名前って、ライトノベルシティ?
304イラストに騙された名無しさん:04/02/20 20:11 ID:iv4GB0Vj
ライトノベルシティ
ちょっと変えて
ラノベイトシティ、とか?
305イラストに騙された名無しさん:04/02/21 03:39 ID:3iIZbBKL
掃除をする元殺し屋。おしゃべりを続ける元カノとマリー。
いつもどおりの店に、看板娘が入ってくる。一振りの日本刀を抱えて…

看板娘 「鐘君はいますか?」
元カノ 「鐘? 鐘なら、彼女のとこ。仲よくって、少し妬けるわね」
看板娘 「そうですか…。やっぱり、鐘君、斬らなきゃ…」
マリー 「ちょっ、何言ってんの。…何、その刀、アンタ、本気なの。まさか、『組織』から鐘を斬れって、指令がきたの?」
看板娘 「…知っていたんですか、組織のこと。…そうか、知ってて泳がせていたんだ」
元殺し屋 「もちろん、知っていたとも」
看板娘&元カノ&マリー 「嘘だ――!!」
元殺し屋 「う、嘘だ、って何だよ?。フツーは気づくぞ」
元カノ 「フツーは気づいてもアンタは怪しい!」
追撃くらってヘコむ元殺し屋を、看板娘は無視。
看板娘 「ママ、違います。私はあくまで監視役です。私が鐘君を斬るのは…」
そういって看板娘は胸のボタンをひとつ外し、今まで隠していた関節の継ぎ目を皆に見せる。
マリー 「アンタ、ロボットだったの…」
看板娘「はい。でも、『組織』が作ったんじゃないようです。以前の記憶は消されてますが」
元カノ 「それがどうして鐘を斬る理由になるのよ!?」

看板娘 「…馴・即・斬」
元殺し屋 「は…?、な、馴、何だって?」
看板娘 「『馴・即・斬』。 『組織』が解析できなかったブラックボックス。そこから信号が送られんですよ。
『幼馴染、斬るべし』って。きっとロボット三原則じゃなくて、『馴・即・斬』の三文字が組み込まれているんですね。
それが『組織』を裏切っても鐘君を斬る理由です」
呟きながら刀を抜き、鍔元にバッテリーを組み込む。ヴゥン、という鈍い音がして、刀が白熱した光を帯びる。
看板娘 「だって、最近のライトノベルはやたら幼なじみが登場するじゃないですか! しかもみんな主人公とくっついて!
口では嫌った振りをしていてもホントはお互い気にしてたり、そうでなきゃお弁当作ったり、朝起こしにきたりのイベント・フラグ立てまくりです!
駄目です駄目です駄目ですっ!そんな、マンネリ・定石の「幼なじみ」は斬らなきゃいけないんですっ!!」
白熱する刀を携え、看板娘が入り口へと振り返る。そこには…。

鐘 「ただいまー」
306イラストに騙された名無しさん:04/02/22 21:58 ID:OmtTJgs3
元殺し屋 「鐘、危ねぇ!」
とっさに鐘を抱きかかえ、白刃を避ける元殺し屋。勢い余って刀が扉に食い込む。
慌てて刀を抜こうとする看板娘を、びっくりした目で鐘が見つめている。
元殺し屋 (ちきしょう、どうすりゃいい。鐘の目の前であの娘を殺すなんてできねぇ。)
      (かといって、あの物騒な刀。あいつを無傷で取り上げるなんてできるのか?)

そんな、緊迫した状況を見つめる一人の影。

技士少女 ( きた、きた、きた、きた、やっときた――――。)
       ( >120で登場して以来、忘れられていたこの私が皆を見返すこのときが!)
       ( 刀の改造してあげる、って言って、あの娘に接触してた甲斐があったわ)
       ( 今こそあの娘に仕込んでいたアレを使うとき!)
       ( 打つ手も何も無くなった愚民どもの前に、颯爽とあらわれる天才美少女。
       ( そして全てを解決するあの『コトバ』)
       ( 皆が驚きと感謝と賛嘆のまなざしで私を見るのよ! )
       ( 最高――! もう我慢できない――!!)
307イラストに騙された名無しさん:04/02/22 22:23 ID:OmtTJgs3
技士少女 「こんなことも…」
マリー 「この、バカ――!」
技士少女の声よりも早く、看板娘を蹴り飛ばすマリー。
看板娘 「な、何するんですかぁ」
マリー 「何するんですか、じゃないわよ!。幼馴染同士でくっつくのが許せない?バカね、巨乳、貧乳、ロリッ娘、メイド、猫耳、アンタみたいなロボット娘、ありとあらゆる手段で男心をつかみ取る、それが女の心意気――!!」
看板娘 「ママ、女じゃ無…。あ、いえ、嘘です。睨まないでください。…えっと、心意気とか言われてもロボットですから…。心なんてないんです!」
マリー 「も、いっちょ、バカー―!」
反論する看板娘を、今度は掌打で景気よく吹き飛ばす。
マリー 「いい、機械に心があるのは最早、常識! むしろあなた達の心の方がずっと純粋なのよ。そうよ! 伊達に黒歴史だってみてないわよ、マルチ最高! ロボット娘LOVE!! AI萌え―!!!」
看板娘 「なんだか失礼なこと言ってる気がしますぅ。それに、心なんてプログラムでそう見えるだけでぇ…。プログラムには逆らえません。運命みたいなモンです。」
マリー 「ファイナル、おバカ――――――!!」
謎の叫び声が、三たび、看板娘を吹き飛ばす。
マリー 「運命? プログラム? そんなの斬り捨てなさい! アンタの刀はそのために使いなさい!アタシも力になる。 運命じゃない、命無きアンタを縛る運、それを切る力、運・切になってあげるわよ!」
看板娘 「ママが言うと元ネタの人に失礼ですぅ。大体そんなに簡単にですねぇ、って、消えてる!? 信号がなくなってますぅ。はわ、はわわ、何でぇ?」
マリー 「家電品は叩けば直る!!」
看板娘 「違いますよぉ。私は家電品じゃありませぇん!」
マリー 「じゃ、何? 何なの、言ってみせてよ…」
看板娘 「わ、私…、私だって、看板娘のままでいたいんです! 鐘君が好きで、ママも好きで、 皆のことが好きなんです。でも、でもぉ…」

その時、鐘が元殺し屋の腕を抜け出し、力なく座り込んだ看板娘の頭を優しくなで始めた。
看板娘 「鐘君…。私、私ぃ…。ふえぇぇぇぇん」
泣きだした看板娘の頭を鐘が撫で続ける。ここにいてもいいよ、と伝えるために、ただひたすら優しく撫で続ける。
看板娘 「ふえぇぇぇぇん」
308技士少女&元詐欺師:04/02/22 23:56 ID:OmtTJgs3
                 ______
        ⊂ニ⊃    /
       ツ` ^`ヽ  <  ガンガレ(泣)
        | .TДT]   \________________
       ∪..元..つ ,,..v..,,     /
 〜 〜  │..鷺│ ノ ハヘX   / 私のマルチ化ウイルスの
  〜 〜  し ' し'  从TДT) <  効果なのに〜〜(泣)
             /~~~;l]つ \_____________
            /  ;ノ}
           く__/:わ
309イラストに騙された名無しさん:04/02/24 21:45 ID:9pBw6As8
GJ!
わらかしてもらいました。
鷺さんも元気そうで(?)なにより。
310イラストに騙された名無しさん:04/02/25 01:34 ID:/tHBLI4B
>309
ども。そう言ってもらえるとAA頑張った甲斐があるなぁ。

ところで、元殺し屋や元カノ、看板娘の名前とか愛称って、誰か考えてほしいんですが。
定番セリフの「目を覚ませ、XXX」っていれたかったけど、XXXが「看板娘」だと
なんかこう、ねぇ…。
萌絵ちゃんのスレの執事や庭師なら、「さん」付けで呼んでも違和感は無いけど、
「元殺し屋」「元カノ」だとやっぱり変かな、と。

そんなに凝ったものじゃなくていいんで。
311イラストに騙された名無しさん:04/02/25 17:36 ID:FRvVWeb9
俺は、元殺し屋はブレイズとかグレイブ、とかそっち系で、頭の中で読んでた
元カノは、エリザとかリライザ、見たいな方向かな

皆はどんな感じ?
312イラストに騙された名無しさん:04/02/25 19:59 ID:Upwbhf8c
無理に名前付けることもないと思うが。相手を呼ぶ時は二人称で。
赤ん坊にしか名前が無いことに意味があるような気がするんだがなぁ(「マリー」は本名ではありえないし)
313イラストに騙された名無しさん:04/02/26 03:02 ID:37i++neI
えーと、いや、別に本名とかじゃなくて…。
「元殺し屋」=「(店の)バーテン」ぐらいのものでいいんですよ。

確かに二人称でもやれなくは無いけど、そこにいない相手を話題にしたい時、ちょっとやりにくいなあ、とおもったわけで。
「執事はどこに行った」とか「庭師はどうしてる」とかは普通に使えるけど、「元カノはどこに行った」や「看板娘はどうしてる」って誰かに話し掛けてるのは何となく違和感があるんですよね。

「元殺し屋」が入る会話なんて、どんな時でも物騒だよなあ(w
314イラストに騙された名無しさん:04/02/26 22:05 ID:lc9bYWiY
元カノは誘拐話のときモトカって呼ばれてましたね。
あと今回の、元詐欺師=元鷺ってのも気に入ったんで、
ひねりなしのそのまんまな呼び名も良いかなと思います。
315イラストに騙された名無しさん:04/02/28 08:12 ID:JJDUnFGJ
季節のイベントネタ、少し遅れたくらいなら回想という手段もある…
316イラストに騙された名無しさん:04/02/28 22:11 ID:qYsSedV6
「おじちゃん」とか「お父さん」で何とかなるんじゃないかと思うんだけど…
「あの拳銃バカはどこ行ったの」とか。
317イラストに騙された名無しさん:04/02/29 00:29 ID:lmXaI/pL
「ちょっと待って、拳銃バカがまだ来てない」
「拳銃バカにこれを渡して。大事な物だから、忘れないでお願いよ」

目的語が必要な時には苦しいんじゃないかと・・・特にキャラが増えてくると・・・
318ちょっと、まとめ:04/02/29 01:48 ID:oaI6+4Jy
それぞれが二人称以外で呼ぶと、大体こんな感じかな?
今のところ、元殺し屋と看板娘があまり決まってませんね。

メイン:
 鐘    :「元殺し屋」→パパ     「元カノ」→お母さん  「マリー」→おばちゃん 看板娘→お姉ちゃん
 元殺し屋:     ---         「元カノ」→モトカ    「マリー」→マリー    看板娘→?
 元カノ  :「元殺し屋」→?           ---        「マリー」→マリー    看板娘→?
 マリー  :「元殺し屋」→?        「元カノ」→モトカ      ---          看板娘→?
 看板娘 :「元殺し屋」→バーテンさん 「元カノ」→モトカさん 「マリー」→ママ          ---

脇役:
 ミッキー
 黒衣の男
 『セールスマン』
 長耳
 技士少女
 シスター

あと「元詐欺師」→元鷺は、AAの穴埋めるためだけに使っただけなんだけど、
名前としてみてくれるんならそれはそれでいいかも。
ただ、彼がこの先、鐘君から名前を呼ばれることは無いんじゃないかなー
なんていう悲しい結論に達しそうです(w
319イラストに騙された名無しさん:04/02/29 01:55 ID:oaI6+4Jy
実は、看板娘に関しては、密かに「ロボ娘(ロボコ)」などという
センスの無いあだ名をつけてたりする。
320イラストに騙された名無しさん:04/03/01 02:05 ID:8s7NWdFG
>317
そんなん、会話を工夫すりゃどうとでもなると思うがなぁ。

まあいいや。元カノは「モトカ」で決定か。
元詐欺師は名前っぽくするなら「サギー」とか?
んー。殺し屋はもう「バーテン」で良いような気もするけど。
無理して「コロさん」とか……変だな。
看板娘はよくわからん。普通に「娘さん」「お姉ちゃん」とかじゃ駄目か。
酒場の花だから「ハナ」とか……? もういいじゃん「ロボコ」で。
321イラストに騙された名無しさん:04/03/01 23:04 ID:5VA+0Asa
「ろぼ子」いいね。
元カノ→元殺し屋の呼び方考えてみたけど、
「アイツ」「あの馬鹿」等しか思いつかんかった。
挙句の果てに「宿六」。
元カノの元ってどういう意味なんすかね・・・。

>320
逆に言うと、使いやすい記号があれば敷居が低くなるかと。

322イラストに騙された名無しさん:04/03/02 02:08 ID:Stwl8iLR
「ろぼ子」でいいんか!? (゚Д゚;)
…いや、いいだしっぺが言っちゃいけないな。
それにひらがなだと、なんか可愛い。ひらがな書き、いいな。

とりあえず元殺し屋は「バーテン」「(拳銃)馬鹿」「コロさん」辺りで保留?
まあ、無理に今すぐ決めなきゃならないってことでもないんで。
それにほら、もうすぐひな祭りだし。
折角の季節イベントなんだが、ネタが思いつかないなぁ。
323イラストに騙された名無しさん:04/03/02 02:16 ID:4a6GwRf9
コロスケ
324イラストに騙された名無しさん:04/03/02 02:17 ID:4a6GwRf9
本名で呼ばれると怒ります
325イラストに騙された名無しさん:04/03/02 19:54 ID:QYxFpULZ
元殺し屋は普通に行くと「バーテン」なんだろうけど、イマイチしっくり来ないのは、
バーテンらしい事をほとんどしてないからじゃないかと思ったり。
もう少し仕事風景とかが出てきたら、しっくりくるんじゃないかね。

ちょっと町の人の視点で考えてみる。
酒場のお客さん→「バーテンさん」(普通)
子供達→「酒場のおじさん」「拳銃使いのおじさん」
近所のおばさん→「ほら、あの奥さんの尻に敷かれてる…」

ひな祭りは、確か去年お屋敷の方に人形が送られていたはずなので、それを見に行くとか?
子供って、よく人形を飾ってある段の下で遊んだりするよね。
326イラストに騙された名無しさん:04/03/03 23:22 ID:Mn8PMmxK
うわ、懐かしい。受験で読めなかったけどこのスレまだ生きてたんだ…。
あ、自分が書き込みした元詐欺師しんどる上に亡霊になっとる。とりあえずトマト化はしなかった模様ですかw

過去ログ読み漁ってこよ…。
327ひな祭りの裏側で…:04/03/04 05:20 ID:tqdCKTXh
いつもの酒場。飲みに来た客をほったらかし、マリーと看板娘がにらみ合っている。
マリー  「ここから先は行かせないわよ。大体、アンタ、鐘を斬る気はなくしたんじゃないの?」
看板娘 「ええ、抑えようとするプログラムはあるんですよ。何かウイルスっぽいですけど。
     でも、甘酒に酔った萌絵ちゃんが鐘君に抱きついてる写真を撮られたり、
     雛壇仕舞うの遅れても鐘君が貰ってくれるから大丈夫ですよー、なんて
     メイドさんにからかわれているかと思うと、抑えられない力が湧いてくるんです。
     これがヒロイン・イヤボーン現象?」
マリー  「意味も使いどころも間違っとるわぁぁ!!」
突っ込みとともに、マリーが鉄拳を繰り出す。だが必殺の拳はむなしく空を切る。
看板娘 「無駄ですよ。さっき言ったプログラム、どうも学習型らしくて。
     以前ママから受けた攻撃はちゃんと分析済みです。ですから…」
間合いを取り、刀を抜き放って、不敵な笑みを浮かべる看板娘。

看板娘 「ママの攻撃は通じません」
328イラストに騙された名無しさん:04/03/04 05:22 ID:tqdCKTXh
マリー  「なら、これはどう!?」
声と同時にマリーの姿が看板娘の視界から消える。同時に頭上に走る影。
看板娘 「ヅラ!?」
そう。看板娘が見上げた先にあるのは、マリーが今までつけていたウィッグ。
マリー自身は潜りこむように間合いを詰めている。
そして伸び上がるようなアッパーが、カチリという手ごたえを残して、看板娘のあご先を打ち抜く。
だが、よろめき、大きく仰け反りはしたが、看板娘は倒れなかった。

看板娘 「たしかに…憶えた…ぞ。」
呟きながら首だけがマリーの方に向き直る。
いつの間にか、足を組んでの爪先立ち、倒れそうなぐらいに仰け反った、
ゴゴゴゴゴッッ なんていう擬音の入りそうな立ちポーズになっている。
看板娘 「お前の攻撃パターンは全部憶えた。
    だからもう、絶対に…絶対に絶対に、絶〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    っ対に!負けあああああいィィィ」
マリー  「何、なんか変なスイッチ入った!?」
看板娘 「ウッシャァァ!!」
驚愕するマリーに向かって、鬼のような形相で切りかかる看板娘。
その時。

パッタ――ン!!
少女技士「こんなこともあろうかとぉ、おぉぉ!!」
一拍遅れて。
パッタ――ン!!
329イラストに騙された名無しさん:04/03/04 05:25 ID:tqdCKTXh
さて、何が起こったか説明せねばなるまい。

一回目の「パッタ――ン!!」。
これは、少女技士が扉を勢いよく開いた音。
無論、登場するタイミングを計って、今まで扉の外で待機していたことは言うまでもない。
さて、もう1つの「パッタ――ン!!」。
看板娘がコケた音である。
何もないところで、盛大、かつ、豪快で、それはもう完璧までのコケっぷりである。
彼女は知らなかったが、彼女の言うウイルス、少女技士命名の『マルチ化ウイルス』は、
確かに学習機能をもつ。
しかし、それ以上に、完璧と言っていいほどのドジっ娘になってしまうのである。
その効果は、たまに注文を間違え、「電源、落ちた!?」と思わせる動きを演出する
『昭和十二年製造、某学園勤務のトメ婆さん』に匹敵するハラハラドジっ娘ぶりを醸し出す。

で、マリーだけでなく、酒場にいた客全員が目を点にして看板娘を見ている。
転んだ当の本人はその拍子に、気を失ったようである。妙に人間くさい。
当然のことだが、誰も飛び込んできた少女技士には注目どころか、気づいてさえいない。
妙な空気と沈黙が酒場を支配している…。
330イラストに騙された名無しさん:04/03/04 05:29 ID:tqdCKTXh
少女技士「コホン」
沈黙を破る咳払いをひとつ。人ごみを掻き分けて少女技士が看板娘に近づく。
マリー  「何、アンタ」
尋ねるマリーを無視して、少女技士は看板娘の服のボタンを外す。そして一気に服を剥ぎ取った。

うおおぉぉぉぉぉ!!!

雄叫びを上げる野郎どもを無視して、少女技士は看板娘の胸を鷲掴みにすると上下に操作。
パカッ、という音をたてて看板娘の胸が割れ、中の構造をさらけ出す。
墨痕鮮やかに「馴・即・斬」だの「乙女回路」と書かれた機械の詰まった内部構造だけど…。
少女技士「ちょっと、そこのオカマ。こっち来て」
オカマ、の一言に切れかけるが何とか自制して、言われたとおり二人に近づく。
少女技士「ここ、このボタンを押せば、再起動するから」
マリー  「再起動って、記憶とかどうなるの?」
少女技士「ん、大丈夫。この娘、まめにバックアップ取ってるはずだから、
     長くて30分ぐらいしか記憶を無くさないはずよ」
マリー  「詳しいわね。助かったわ」
簡単に手順を書いた紙をマリーに渡し、看板娘の胸を閉じると少女技士は立ち上がる。
ええもん見せてもらいました、と拝む店の客を掻き分けて、そのまま店の外に出た。

店の奥に看板娘を寝かせたマリーが店の外に出たときには、
踏み潰されて踏み潰されて踏み潰されて踏み潰されて踏み潰されて踏み潰された
『ろぼ子緊急停止装置』の残骸だけが残っていた。
331相変わらずの二人:04/03/04 05:36 ID:tqdCKTXh
        ⊂ニ⊃
       ツ` ^`ヽ
        | .TДT]
       ∪..元.∪       ,,..v..,, 
 〜 〜  │..鷺│      ノ ハヘX
  〜 〜  し ' し'    ・゚・゚メ・TД⊂
             ―――/~~;l]つ
            ―――/  ;ノ}
           ―――く__/:@
332イラストに騙された名無しさん:04/03/04 21:36 ID:jU0BPfGz
        ⊂ニ⊃
       ツ` ^`ヽ
        | .・Д・] 肉体ほすぃ…
       ∪..元.∪  
 〜 〜  │..鷺│  
  〜 〜  し ' し' 
333イラストに騙された名無しさん:04/03/10 23:40 ID:Lf7T4aEw

  〇 〇 
 (・x ・)
 (‖‖)
  し ∪
ぬいぐるみがおちていた。

  〇 〇 
 (・Д・)  生霊がぬいぐるみとかにとり憑くのは基本だよな。
 (‖‖)
  し ∪
334イラストに騙された名無しさん:04/03/11 00:16 ID:KN+T3FRH
くまのぬいぐるみに憑依して立ち上がる。
綿の詰まった四肢にいささかふらついたが、すぐに問題なく歩くことが出来た。
この部屋の主はひざをかかえて未だ泣きじゃくっていた。
このまま部屋を出て行っても、おそらく彼女は気づかないだろう。

  〇 〇     ,,..v..,, 
 ( ・Д・)   ノ ハヘX
 ( ‖‖)つ  从TдT) エグエグ
  ∪ ∪     (∩∩)

元詐欺師 in ぬい「・・・そんなに落ち込むなよ。ぎっしー」
技士少女「ぎっしー言うな!
      って、くーちゃんがしゃべってる!?」
元詐欺師「(くーちゃん? このぬいぐるみの名前か?)
      お気に入りか?悪かったな。
      身体を無くしちまった哀れな香具師に、ちっとばかり貸してくれや」
技士少女「な、なんなのよアンタ」
元詐欺師「俗に言う生霊ってやつらしい」
技士少女「イキリョウ!?そ、そんな非科学的なもの存在するわけないでしょ」
元詐欺師「・・・・・・」
技士少女「アンタは・・・そう、プラズマよ!」
元詐欺師「ぷ、ぷらずま?」 。o0(オレ、プラズマー)
技士少女「プラズマには塩が効くんだから。えい、えいっ」
元詐欺師「うわ、ちょいまて。やめろ、マジでやばいからやめー」
335プラズマに塩・・・。:04/03/11 01:20 ID:2UcivwqF
>334
貴様!長編板の某スレを見てるな!
336334:04/03/15 01:08 ID:jPwkFWNI
直接は見てないっすよー。俺が見てるのは制服・・・
・・・と鼬外発言しながら保守って見る。
337イラストに騙された名無しさん:04/03/19 23:48 ID:v1aAnm0R
うーむ、花見ネタはさんざんやったし。
かといって、ホワイトデーのネタはもう遅い。
本編みたいなものを書き逃げでもしましょうか。リクエストキボンヌ。
あ、新キャラ希望は勘弁な。
338イラストに騙された名無しさん:04/03/20 04:16 ID:DaZOSeYi
人も居なくなって来たし、いっそのこと入学させてみるとか?
つか、萌絵様と鐘って、同じ学校?
339イラストに騙された名無しさん:04/03/20 08:19 ID:Lh373g3r
勉強はとりあえず家庭教師ってことで落ち着いてる。
萌絵様、鐘君、メイド姉妹の四人がお屋敷で
シスターにいろいろ偏った知識を教えられているようだ。

個人的にはホワイトデーネタぷりーず。
まだ当月中だから回想という形でもいけるんじゃないかな。
340とりあえず小ネタ。:04/03/20 23:01 ID:ja5ui5ke
「ママ、お願いがあるんだけど」
 年にふさわしくなく、人を困らせる駄々をこねない鐘が、そう切り出してきたのだ。
 少しの驚きと、頼られる喜びを同時に顔に表しながら、鐘に「なんだい?」と聞いた。
「あの、萌絵にバレンタインのお返ししたいんだけど」
「なるほど、それのお小遣いが欲しいんだねぇ。それともクッキーの作り方かい?」
「そうじゃなくて・・・、バレンタインデーのお返しは、裸になって体にリボンをまきつけて
 ボクを食べてって言うっていうのは本当な」
「マリィィィィィィィィィィィィィ!」
「オーホホホホッ!逃げるわよ、援護しなさいろぼ子!」
「ふえ〜!?私は関係ないのに〜!」
 カウンターの奥に美術品のように並べられている酒が、次々と割れていく酒場。
 日常となった異常を、入り口からこっそりと伺いながら、苦悩している少女が一人。
「く・・・!ホワイトデーの問題を科学的にどうやって解決するっていうのよ!
 今日も私はあのセリフが言えないの!?くやしーーーーーーーーー!」
 奇声をあげながら抱えてるぬいぐるみを握りつぶした。なにやら口から泡がでてるようだ。
341イラストに騙された名無しさん:04/03/21 01:37 ID:KwyPnafY
禿藁。
342とりあえず小ネタ2。:04/03/21 21:54 ID:SQOPaXM5
 日常となった異常といえども、必ずしも慣れるという訳ではない。
 母親と酒場の従業員達の戦闘風景を見て、鐘は少し慌てている。
 ただ、普通の子供なら、その慌てる理由が「恐怖」なのだろうが、
 銃を撃った衝撃と音に耐えるくらい強い鐘が、慌てる理由は「心配」である。
「あの、ママ、マリーさん。喧嘩はよくないよ」
 止めようとするが、彼女達の耳に今の言葉は届かなかった。
 夜の仕事にそなえて、二階で睡眠をとっているパパを起こしてこようか、
 そう考えた時だった。
「喧嘩はだめーーー!」
 扉のほうからひびいた女の子の声は、雪崩のように大きくて、そして突然だった。
 戦闘をやめる三人。元カノが言った。
「も、萌絵ちゃん?」
 そう言った時には一人息子に抱きついている少女。
「わっぷ、どうしたの萌絵?こんな所に一人できちゃ
 お父さん・・・じゃなくておじさんに怒られちゃうんじゃ」
「その心配はいらないですよ」
 もう一度、扉の方から声がした。
「あ、メイドのお姉さん」
 (妹)の方である。外出時でさえメイド服なのは、何か大きな意思が働いてるのだ。
「今日は私がお目付け役ですから。萌絵様ったら、どうしても鐘様に会いたいって」
 その言葉をきいて、鐘は少し嬉しかった。もうすこし彼が成長していれば、
 この喜びを恋と言ったかもしれないけど、今の鐘にとってこの嬉しさは、
 友達が会いたいって言ってくれる、そんな風な、子供ゆえの単純な感情だった。
 それで笑顔を浮かべる鐘の顔を、萌絵は見上げて言った。
「三倍返し?」
「・・・・・・え?」
「ホワイトデーは三倍返しなんだよね! 鐘にいーっぱいお菓子をもらうんだ!」
 鐘の中ではじめて、「複雑な感情」があらわれた。
 店が並ぶ通りに、白い塊が動いてる。それは山盛りのマシュマロを抱えて運ぶ、萌絵の姿だった。
 鐘に、バレイタンのお返しを通常の三倍以上に返してもらったのだった。別に萌絵は大食いキャラではないのだが、
 彼女の友達のしょごすたんの事を考えると、この量でも足りないくらいだった。
 どちらにしろ、いまや誰も覚えてない設定だが、メカ関係のパーツのためこつこつためていた鐘のお小遣いはふっとんだ。
 小銭一つないサイフを握り締めて、ためいきをつく鐘。
「鐘、どうしたの?」
「なんでもないよ・・・。・・・!」
 突然鐘は銃を抜いて、空にめがけて放った。
「鐘さま!?」
 突然の危行につきそいのメイド(妹)は慌てる。萌絵も、マシュマロはこぼしてないが驚いてるようだ。
 しかしその後、雪が降ってきた。
「わあ!」
 三月の雪に萌絵ははしゃぎ、思わず手をりょうていっぱいに広げた。まいあがったマシュマロが、この雪のようにふってくる。
 あわててしょごすたんが大きな口をあけてうけとめて、食べ始めた。
「すごいすごい!ホワイトホワイデー」だ!」
 感極まって、雪を降らせた鐘にだきつく萌絵。いつもみたいにとまどう鐘。
 もちろん雪が降ったのは偶然で、銃をうったのも雪をふらすためじゃないのだが、
 ・・・喜んでいてくれるならいいかと、鐘は特に否定しなかった。

ミッキー「キャー!超高性能盗撮カメラバタフライがー!」
黒衣  「まぁ、まだ雪がふる陽気に蝶が飛んでたらあやしまれるよな」
344イラストに騙された名無しさん:04/04/02 03:27 ID:gbMs+iPL
書き込みが無い_| ̄|○
いいもん、別の書き手が来るまで一人で書いてやるもん。
というわけで何かリクエスト、って人任せにしすぎですか自分。
345イラストに騙された名無しさん:04/04/02 20:52 ID:NvRuil2T
漏れもいるけど、ネタが無いんじゃぁぁぁぁぁっっ!!!
346344:04/04/02 21:15 ID:8tjXJtcZ
それじゃ、長耳とシスターの珍しい組み合わせキボンヌ
347イラストに騙された名無しさん:04/04/04 11:10 ID:iGoRUvEn
長耳とシスタか
じゃ、ノンビリやってみるかなー
348出会い:04/04/06 15:14 ID:qmnLyU59
シスター 「ふんふふんふーん」
       私はご機嫌だ、今日も勉強を教えてあげる為に、お屋敷行って来た。
       ああーん、萌絵ちゃんも鐘君も可愛すぎー!。
       私がホワイトボードに書き込んだ事を、一生懸命にノートに書き写してる姿なんて……はふぅん。
       少し難しい例題を出すと、二人で一生懸命に相談して考えるしぃ、いやん。
       ああ、私もう駄目かも……煩悩が止まらない
       もう、任務なんてどうでもいいかなー、と思いながら教会に帰っている時だ。
シスター 「ん?」
       誰かが私を尾行している。
       少なくとも素人では無い……無いけど、プロでも無い。殺気や嫌な感じも受けない。
       何の用かな?、最近は怨みを買うような事はしていない筈だけど。
       最近でなければ、昔の事かなぁ……昔の事を何時までも覚えてるなんて、スモールアスホールな奴っ。
       私は曲がり角を曲がった後、一気に次ぎの角まで走る。
       そして角を曲がってすぐ、壁を飛び越す。
       2m、いや3mは在るかな?。けど私には関係は無い。
       私は『シスター』、『教団』の力を持っている。
       軽々と壁を飛び越して、相手の出方を待つ。
       ん?何これ?。
???  「はぁはぁはぁっ…はぁはぁ」
       呼吸法すら習得できてないし、気配を断つ事も止めている、何で?。
       尾行している時は、それなりだったのに。
       うーん、変な奴。どんな顔してるんだろう。
       私は、顔を見てやろうと、壁の上に飛び乗った。
シスター 「私に何か用?」
???  「慣れ…無い、事は……しない方が…はぁっ…良いですね」
       彼は息を整えながら、そう答えた。
       私を見上げている彼の耳は、長かった。
???  「あのー…」
シスター 「何?」
???  「下着、見えてますよ」
シスター 「…………………」
       私はソイツの上に舞い降りる事にした。
       グギュッ……なんて音が聞こえたが、気にしない。
???  「う………ぁ……」
       私の足の下で何かうめいているけど、気にしない。
       乙女の下着を覗く奴は、何をされても文句など言えないし、聞く事も無い。
???  「あ、あの……どいてくれませんか」
シスター 「聞こえなぁい、なぁんにも聞こえなぁい」
???  「………重いんですけど……」
シスター 「…………………………………」
       私は、ゆっくりとした動作でソイツの上から退き、ソイツの襟首を掴み、そしてそのまま吊り上げた。
???  「あのー」
       次の瞬間、私の右手には過度の装飾を施されたデリンジャーが握られた。
???  「ちょちょ、ちょっと待ってくださいっ!」
       何か言ってるけど、無視。
シスター 「死になさい……」
???  「!!、待ってください、冷静になってください。
      僕は貴女に何かしようなんて思ってないですよ。鐘君と萌絵ちゃんの事で、聞きたい事が有るだけです」
シスター 「………なら、何故気配を消して後を着けたの?」
???  「すいません。癖なんですよ」
      ドサッ…
???  「はぁ、殺されるかと思いました」
シスター 「……私に、萌絵ちゃんと鐘君の何を聞きたいの?」
       私はデリンジャーをソイツに突きつけたまま尋ねる。
350アイツの名前は、エロ耳:04/04/06 15:16 ID:qmnLyU59
???  「とりあえず、僕の名前ですけど『長耳』って、呼んでください。
      通名ですけど皆そう呼んでいますので」
シスター 「エロ耳ね。それで?」
長耳    「エロ……まぁ良いですけど……。シスター、貴女は何者ですか?」
シスター 「何者って?、どういう事」
長耳    「貴女は『シスター』ですよね。しかし『教団』の何処にも貴女の所属が確認できないんです。
      気になるんですよ、鐘君の傍に貴女の様な人が居る事が……」
シスター 「ふぅん……ねぇ、何故貴方がそんな事を調べているの?」
長耳    「簡単な事ですよ、僕は鐘君のパパさんと、友達なんです」
シスター 「へぇ、……あの『ガンスリンガー』の友達なの。
      なるほどねぇ、あのへったくそな尾行も納得がいったわ」
長耳    「すいません、へったくそで…。
      話を戻しますけど、不思議なんです。何故貴女は2人の傍に居ようとするんですか?」
シスター 「……………」
長耳    「最初は、普通の『シスター』のように化け物の監視役でこの区画に着たと思いました。
      それで偶々あの2人に出たったのかと思ったんですけど………けれど、何かの目的が在るみたいですし……」
シスター 「何故そう思ったわけ?」
長耳    「貴女は、『組織』と『教団』に情報を流していますよね。
      シスターなら、情報を流すのは、『教団』だけのはす……しかし、貴女は『組織』にも情報を流している。
      貴女の部屋の設備は、『教団』にしかそろえられない。だから『教団』のバックアップを受けているのは確実のはず。
      それなのに、『組織』にも情報を流す……、ひょっとしたら『黄金郷』にも流しているかもしれない……。不思議すぎますよ」
シスター 「やっぱり貴方、エッチね。乙女の部屋を覗くなんて………。
      けれど、情報はカモフラージュしてたはずなんだけどなぁ。……そんな事を知っているなんて、貴方情報屋ね?」
351AmbivalenZ 二律背反:04/04/06 15:16 ID:qmnLyU59
長耳    「ええ、そうです」
シスター 「参ったなー、こんな所にクラス[A」以上の情報屋が居るなんて……」
長耳    「クラス「A」なんて、そんな事無いですよ」
シスター 「嫌味に聞こえるわよ。あの情報の偽装は、普通の偽装じゃないんだから。
      けど、まぁいいわ」
       私はそれまで突きつけていたデリンジャーを降ろす。
シスター 「私は『シスター』よ。『教団』のね」
長耳    「本当ですか?」
シスター 「ええ、本当よ。『教団』も一枚岩じゃ無い……。これがヒント……。これ以上の事は答えられないわ。
      それと、貴方の心配している事には答えてあげる。
      私は、萌絵ちゃんと鐘君に危害を加えろ、と言う命令は受けてないわ」
長耳    「……駄目ですよ。その答え方じゃ、命令を受ければ危害を加えるって言ってるようなものじゃないですか。
      余計に心配事が増えちゃいますよ」
シスター 「なら、私を警戒しておく事ね。」
長耳    「………はぁ、分かりました。そうしておきます。」
       私はその言葉を聞いて、心の中で笑った。
       少なくとも、私があの2人に危害を加えようとした時に、彼が防波堤になってくれる。
       私は、萌絵ちゃんと鐘君に近づきすぎた。あの2人を好きになってきている。
       しかし、私は『命令』には逆らえない。
       『命令』が下れば、迷い無く引き金を、引く。……どんなにあの2人の事を好きでも……。
       AmbivalenZ 二律背反
       私は、壊れてきているかもしれない……。
       『オムニス』、私の二つ名、全て、完全を意味する言葉。
       最高の到達点だった私は、萌絵と鐘に逢って壊れ始めた。
       彼女と彼と殺したくない為に、防波堤を用意するなんて………。
352クラス「A+」:04/04/06 15:17 ID:qmnLyU59
長耳    「どうしたんですか?」
       彼がそんな事を聞いてくる。
       自然と笑みがこぼれたのだろう。
シスター 「何でも無い………。じゃぁ、話はもう終わり、でいい?」
長耳    「ええ……。これ以上聞いても何も答えてくれないでしょうし」
シスター 「ええ。……それじゃ行くわね」
       私はそう答えた後、教会へ向けて歩いていく。
       アイツは此方を見ているだけ。もう後をつけてこない。
       けど、見られているなら、それでいい。
       それが、防波堤になるのだから。

長耳    「『シスター』か…。これだけ分かっただけでも、充分かな……。
      ああ、もう1つ有るかな。………下着の色は黒のレース。クラス「A+」の情報かな」
353イラストに騙された名無しさん:04/04/08 03:12 ID:snyypNOC
乙一。
ばっちりスカートの中をのぞくとは、素晴らしき馬鹿一かな。
354イラストに騙された名無しさん:04/04/09 02:02 ID:9pCU1k91
今、何人ぐらいココ居るんだろう?
俺含めて、3、4人かな

つーか、流石に下がりすぎじゃないかな
ageるか?、このまま行くか?
ドッチがいいだろ?
355イラストに騙された名無しさん:04/04/09 06:57 ID:mmlvrBmT
二人目ノシ
確にもぐりすぎてる感もあるけど、ageてきそうなのが荒らしだというのがつらい
なにせ今は春だからね
356イラストに騙された名無しさん:04/04/09 10:36 ID:Y5sm+K94
では、私が三人目かな
春か……確かにそうだな
それにしても、萌絵様の方は、何か進展はないのかな
357イラストに騙された名無しさん:04/04/09 12:45 ID:ZPq8eX62
4人目と思われ。
春だからあげはやめとこーぜー。
358イラストに騙された名無しさん:04/04/10 00:45 ID:iUkoaOuW
春は危険な空間だからな
暫くは、このままで行こう
春という季節は無闇に人の心を高揚させる。
目を開けた途端、窓から暖かい日差しが射しこんで来る。
それだけの事で少年は、ベッドから身体を起こしながら、いい天気だな、そう思う。
夏と違って暑苦しくなく、冬と違って寒くなく、おおよそ苦しみらしき物が見受けられない季節だから、
鐘は無駄に笑ってしまう。多分、全世界の人がそうだろう。
天国のような季節、春に悲しむなんて考えられない。
・・・しかしそれは、幼きゆえの無知だ。世界には、季節に関係無く泣く者だって居る。
不意に扉が開く音がした。
(パパかママ?起こしにくるなんて珍しいな)
そう重いながら扉の方へ振り向く。
そこには萌絵が居た。
泣きじゃくりながら。
「・・・萌絵?」
ただごとならぬ様子に、鐘が何か言葉をかける前に、萌絵は鐘の胸に飛び込んでいた。
そして、こう言った。
「・・・ここがいいの」
「え?」
「あそこ嫌なの。ぱぱがいないの、おねーちゃんがいないの、しつじさんも、お庭さんも」
泣きじゃくりながら、萌絵は言った。
「鐘が居ないの」
もう少し鐘が大きかったら、萌絵を優しく抱きしめてあげたかもしれない。
けれど銃をいくら撃っても、彼は子供だった。
ただ、春という季節が、全てを癒せないという真実に、ひどく戸惑っていた。
360イラストに騙された名無しさん:04/04/14 21:46 ID:ERCiMVs3
五人目です。ROMばっかですまん
361イラストに騙された名無しさん:04/04/14 21:54 ID:+uJBwruT
きっと6人目 一読者ですが……
362イラストに騙された名無しさん:04/04/15 01:10 ID:6BoJmIbm
色々と、長文書く人も帰った来たみたいだな
しかし、人少ないなぁ
ま、のーんびり出来るしいっか
しかし、結構話進んでるよーな気がするぜ
363もうちょっとつなげてみる:04/04/18 01:26 ID:yKkxVXkF
モトカ「鐘、いるー。今、萌絵ちゃんの所から連絡が…」
 声と同時に扉が開かれる。入ってきたのはモトカとマリー。
 モトカとマリーは部屋の中を見て、鐘と萌絵は入ってきた二人に驚いて、硬直する4人。
 はじめに動いたのはマリー。目にもとまらぬ速さで携帯を取り出て一言。

マリー 「まあっ!若い二人がこんなことをっ……!」
………


鐘   「えええぇぇぇぇぇぇっ!!ちょっ、おばさんっ!」
ろぼ子「え、ただいまー、鐘君の部屋の監視装置が入りました」
 鐘の声をさえぎる様にマリーの携帯から、無機質なろぼ子の声が聞こえてくる。
ろぼ子「緊急放送ー。鐘君が道を踏み外したとの情報ですー。え、萌絵さんのお父様が確認のため
    角材持って現場に向かっておりますのでー、え、皆様お座席そのままでー、少々お待ちーくだーさいー」
 いつもの明るい声と違って、何かを押し殺すようなろぼ子の声が続く。
ろぼ子「ていうか、アレですか、『鐘ー、萌絵ちゃんが来たわよー。もう、しょうがないわね。悪いわね、いつも』
    『いいんです、おばさん。待ってますから』って奴ですか。幼馴染ですか。王道ですか。そうですか。
    コレはもう宣戦布告ですよね、そうですよね。分かりました。今行きます。
    ……覚悟してください」
 嫌な一言を残して、ぶつっ、を電話が切れた。携帯をしまいながら、真剣な面持ちでマリーが言う。
マリー 「大変よ、鐘。早く逃げないと」
鐘&萌絵&モトカ「あんたが言うなぁ―‐!!」
三人のつっこみがマリーに炸裂する。
364イラストに騙された名無しさん:04/04/18 15:37 ID:fz03pCVk
えーと、七人目、です。
ここ一月ほど、ほとんどネット接続自体出来ませんで
久々に帰ってきたところですが。

職人さん方頑張って下さい。
生活が落ち着いたら僕もまた参加したいです。
365まんぼーだんす:04/04/18 23:54 ID:/nuxMoqg
ばーんっ!!
鐘の部屋の扉が勢いよく開かれた。
そしてそこには………日本刀を持ったロボ子が、聳え立っていた。

ロボ子 「目標を光学観測にて確認………抱き合ってます……。
     萌絵ちゃん、鐘君の首に手を回してます……。鐘君、萌絵ちゃんの背中に手を回してます」
鐘    「え、えーと。一寸落ち着いてもらえますか?」
ロボ子 「やっぱりコレは、アレですね…。
     『萌絵、可愛いよ…』『やだ、鐘ったら』とか何とか言って、ちちくりあって…ちちくりあって……チチクリマンヴォー!!」
     カチャン、と音を立てて、日本刀を構え。
     ぎゅぴ−ん、と音が聞こえてくるような眼光が鐘を貫く!。
鐘    「ちょ、ちょっとっ!。萌絵早く離れて……、萌絵?」
     鐘は萌絵に声をかける……が、萌絵は眠っていた。
     鐘に抱きついたまま、泣きつかれて眠っている。
萌絵  「う…ん……。しょ…う」
     鐘が萌絵を離そうとして、声をかけたのに刺激を受けたのか、萌絵は更に鐘に抱きつく。
366キシャァァァ:04/04/18 23:54 ID:/nuxMoqg
ロボ子 「………二人は、なかよしさんですね。
     このまま行ったら、将来は……。
     『鐘、朝だよ。早く起きて』『うーん、後五分……』『だめ。いつもそう言って、寝過ごすんだから』
     『仕方ないよ、眠いんだから…。春眠暁を覚えず、だよ』『もう、馬鹿な事言ってないで、早く起きる!。学校遅れちゃうよ?』
     『……んー、分かった。起きる』『うん、ご飯出来てるよ。卵使ったの有るから、早く来ないと硬くなっちゃうよ』
     とか何とか………。こんな、ぶっちゃけアリエナーイ!、な様子が毎朝繰り返されるんですね。きっと!!」
鐘    「いや、どっちかと言うと、僕が起こす方なんじゃ……」
ロボ子 「さらには、学校で二人一緒に勉強して、一緒にお昼ご飯食べて、一緒に帰って……。
     そして私は、こんな場末の薄汚れたバーで酔っ払いを相手に、活動時間を削っているんですよね」
マリー 「場末?…薄汚れた?」
ロボ子 「王道ですか、そうですか……。幼馴染ですか、そうですか!。お約束ですか!、そうですねっ!!」
     ここは、あえてこう言わせて貰えます。……キ…」
鐘    「き?」
ロボ子 「キシャァァァァァァァァァッッッ!!!!!」
鐘    「うわっ!。ロボ子さんが、キシャッた!」
     ロボ子は『キシャァァァ!』と雄たけびを上げながら、日本刀を振り回して、鐘に突っ込んでいった。

367とりあえずオチつけとく:04/04/21 04:07 ID:WKZ/hS2L
ぎっしー「こんな事もあろうか」
 ビターン(ロボ子がドジっこのように見事に転んだ音)
ショタ「・・・ろぼ子さん、大丈夫?」
ニュウハフ「どうやら気絶したみたいね、いまのうちに>330と同じ作業をしましょう」
(開きかけたドアの隙間から部屋の中をのぞきこむ技士と詐欺師inぬいぐるみ)
サギー「・・・というかこれから起こる問題って、>308の成果で軒並み解決されるんじゃないか?」
ぎっしー「・・・そうよ、その通りよ、だって私が作ったマルチ化ウィルスは完璧!
      確かに、問題が起こらなければ、あのセリフはもう言えないけど
      科学の勝利に変わりない!あーはっはっはっはっはっはっはっはっは・・・」

                   ,,..v..,, 
          〇 〇    ノ ハヘX
         ( ・Д・) ・゚・゚メ・TДT
         | ̄ ̄ ̄|─□( ヽ┐U
     〜 〜  ̄◎ ̄   ◎−>┘◎
368鐘と家族:04/04/21 23:06 ID:70lNjeeC
鐘 >>278
 本スレの主人公。
 0歳にて銃・ナイフを扱う事が出来、今では弾道計算を行えるほどの頭脳の持ち主。
 現在はマリーの酒場に下宿中>>243-245
 銃やナイフ、命を奪う術を持ちながら、心優しさも忘れては居ない少年>>279
 出生の秘密や何故銃やナイフを使えるのかも一切不明。
 だが、様々な所から監視を送られているので、そのあたりが出生の謎を解き明かす鍵かもしれない。
 萌絵とは幼馴染。

元殺し屋
 鐘の養父。
 『組織』の元戦闘員。『ガンスリンガー』と言う二つ名を持つ。
 組織最強と謳われていた>>230-232
 愛銃はS&WM19。
 現在マリーの酒場にてバーテンをやりながら住み込み中>>257-259

元カノ
 鐘の母親代わり。
 情報屋。過去に元殺し屋と付き合っていた。
 黒のスリットからのぞく白い脚が魅力的。
 登場人物の中では、かなりの良識派。
 鐘と元殺し屋と共に、マリーの酒場に下宿中。
 鐘には普通に育って欲しいが>>279、今の所上手くいってないようだ>>283
369見守る者達:04/04/21 23:09 ID:70lNjeeC
マリー
 マリーの酒場の経営者。ゲイでニューハーフ。良識派?なのかな。
 結構、お祭り好き>>273
 酒場の地下にはシェルターが設置されている>>244
 『深き者ども』などと交戦したことがあるらしく、体術もかなりの腕前>>327-328

看板娘
 鐘たちが組織に襲撃された日に、マリーの酒場に雇われる>>226
 マリーの酒場には『組織』によって潜入の命令を受けたようだ。
 情報収集?、監視?と、何かの目的を持って来たようだ>>294
 その後、ロボット(アンドロイド?)と判明。
 活動時間が666年など、とんでもない性能。
 しかし、誰によって製造されたのかは不明。
 手がかりは、『組織』に拾われる前から持っていた、一振りの日本刀。
 鐘と萌絵の接近によって、暴走。
 その後、技師少女によって仕込まれていたウイルスにより沈静化?>>306-308
 現在、落ち着いた様子を見せるが、時々暴走を繰り返す。>>327-330
 だが、そのたびに技師少女が出てきて、落ち着かせている。

元詐欺師
 元殺し屋と鐘を育てていたが、D100に潜んでいたクトゥルーの瘴気から鐘を庇い、身体を失う>>212
 現在は、星幽体となって丘の上の屋敷周辺を漂っていたが>>274、ぬいぐるみを見つけて憑依している>>334
 技師少女と行動を共にしているようだ。
370目的を持ちし者:04/04/21 23:10 ID:70lNjeeC
シスター
 『オムニス』と言う、二つ名を持つ>>351
 化け物の監視に、『教団』から派遣されてきたと思われたが、、化け物の監視では無く、鐘と萌絵を監視するために『教団』から来たようだ。
 だが、情報を『教団』だけでなく、『組織』『黄金郷』にも流しているようだ>>348-352
 その目的は、不鮮明。
 鐘と萌絵が好きになってきている様子。
 だが一度命令が下れば、それがどんな命令であれ冷徹に実行する>>351
 最近は、鐘と萌絵の家庭教師となり、勉強を教えている。

長耳
 情報屋。
 背格好は、170程、痩せ型。垂れ下がるほどの長い耳を持つ。
 元殺し屋とは古い付き合いらしい>>285
 ひょっとしたら、元カノとも知り合いかも?>>288
 『クラスA』と言われるほどの腕御持つ情報屋のようだ>>351
 今は、元殺し屋の育てている子供『鐘』のために情報を集めている。

技師少女
 白衣を来た技士少女。
 最近は存在感が出てきたが、それまでは200レスに渡り、忘れ去られる程の影の薄さ。
 少女の目的は不明。
 だが、技師と言う所と、ロボ子に色々と関係している所に、それを解き明かす鍵がありそうだ。
 ぬいぐるみとなった元詐欺師と仲がいい。
371舞台:04/04/21 23:10 ID:70lNjeeC
都市の外れ
 本スレの主な登場人物が住むマリーの酒場がある。
 丘の上には萌絵たちの住む屋敷があり、外れに森がある。
 昔から、『深き者ども』などの化け物が出るらしい。

都市
 幾つかの区画に分けられているようだ。
 数多くの勢力によって、抗争が絶えない場所のようだ。

勢力
 『組織』
 構成員の数、戦闘力、集金力、どれも頭1個出てる、この都市で最強?の勢力らしい。

 『教団』
 神の神秘とは名ばかりに、高い科学力を持つ様子。
 武装は高品質で、人体実験から、洗脳、改造…何でも有り。
 化け物を退治したり、裏の依頼もしているようだ。
 『シスター』と呼ばれる、強化(改造)人間?が居る。

 『黄金郷』
 今の所、お金持ちのオカルト集団という事しか判明していない。
372イラストに騙された名無しさん:04/04/21 23:11 ID:70lNjeeC
こんな感じで良いかな?
所々変なのは、話が進んで変わってきた所が有ったんで、変更してみた
これは、こうだろ?って所が有るなら変更してくだはい
373イラストに騙された名無しさん:04/05/03 17:59 ID:J20iHnno
  〇 〇      
 ( ・Д・)  グッジョブ  
 ( ‖‖)b  
  ∪ ∪  
374イラストに騙された名無しさん:04/05/07 00:15 ID:9Ns4yvB/
向こう上がってるし、コッチも上げとくか?
つーか、コッチの話が進みませんナァ 
375イラストに騙された名無しさん:04/05/13 02:42 ID:oL58L9qD
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| それにしても人、来ないわねー。
\_   _________________________
   | /  /
    ∨    |  つーか、最近出番少なくない。特にそこのアンタ。
日 凸 U | ______
≡≡≡≡≡| /  __■■__  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 U ∩ [] ∨% (゚Д゚;) < ……へこむから言うな。
__ ∧∧___∧_∧|つ∽)_ \________________
  ( #`<)日(    )∇           /
― /   つ―(    つ―― _  _ 。〇 わたしは結構でたんで
 (___ノ   ━┳━)   ァく`!〕  ヾ] |  気にしませんよー。
 ━┳━   └ ┃-・   | K/ ノノ)ノ)〉 \_____________
 ̄ ┻  ̄ ̄  ┻ ̄ ̄ ̄| l、!;゚ヮ゚ノ |
                l l.([l卯l]) |
376イラストに騙された名無しさん:04/05/13 04:09 ID:F10KUuKC
書こうにもネタがないもので・・・。
リクエストprz。
377イラストに騙された名無しさん:04/05/13 11:18 ID:u1wqmP/t
確かに、ネタが無い…
いや、書こうと思えば書けるんだけど
俺の場合、鐘と萌絵様じゃなく、周りがメインになっちゃうんだ
378無理は承知でちょっと小ネタ:04/05/14 00:38 ID:AmVdU1Tl
長耳   「やあ、鐘君、遊びに来たの?んー、でも遊ぶものなんてなぁ。
      そうだ。酒場の様子でも覗いてみる? 普段と違ったものが見れるかも知れないよ?

……ザー、プツッ
モトカ  「どうしたの。いきなり銃なんか持ち出して?」
元殺し屋「ああ、コックロー…、いや『ゴキブリ』退治になぐわぁ」←(何か硬いもの同士がぶつかる音)
マリー  「この馬鹿。ここは飲食店なんだからその言葉は使うなっていったでしょうが!
      『太郎さん』って言いなさい、『太郎さん』って。
      あと『太郎さん』に出ていってもらうのに銃なんか要らない。それ置いてとっと行く!」
元殺し屋「んな、無茶な! いいか、コックローチってのは…」
マリー  「まだ言うか、この口はまだそんなことを言うのか!」
長耳   (マリーさん、コックローチ=『組織』の刺客だってこと、完全に忘れているなぁ)

…五分後、扉の開く音。よろよろした足音。
元殺し屋「…『太郎さん』に帰っていただきました…」
マリー  「あ、そー。じゃ、今度は掃除お願いね」
(やっぱりよろよろとした足音。次第に近づいてくる)
元殺し屋「長耳、聞こえてるんだろ? 今日もコッ、じゃない、ゴキ、でもない『太郎さん』がうろついていた。
      …何いってるか判るな、判るよな、判ってくれるよなぁぁ!
      すまん、ちょっと取り乱した。あー、盗聴機もいくつか見つけた。お前のしかけた奴じゃない。
      どうもまた『組織』が動き出してきた気がする。悪りぃが少し調べ…」
マリー  「ちょっとー、サボってんじゃないわよ。(ツゥーと指を滑らす音)ほら、こんなに埃が」
元殺し屋「わかりましたぁ…」
        __■■__ <…ハードボイルドは孤独だ…
        (  ⌒ ヽ
         ∪  ノ
          ∪∪

長耳   「…お父さん、大変だね。え、でも頑張ってて格好良いって?それに全然孤独なんかじゃない?
      そうだね。言ってあげるときっと喜ぶよ」
379イラストに騙された名無しさん:04/05/15 00:44 ID:LyUhNeSr
でたとこ勝負の元殺し屋さんか
怪我すんなよ!
380イラストに騙された名無しさん:04/05/15 11:33 ID:jkd/frfF
このスレ住人は麻生モノが多いのかな。
381イラストに騙された名無しさん:04/05/16 03:06 ID:5iOKZvEv
ち、違うんだ。
俺はただ幼馴染の萌絵様が眼鏡を手に入れたから
鐘にはトレンチコートの似合うイイ男になってもらいたいと…。
…それだけだよ?
382イラストに騙された名無しさん:04/05/16 15:52 ID:dxXxBp85
 うららかな光が窓から差し込む。
 小鳥の鳴き声が耳に優しい、そんな昼下がりの休日。
 看板娘のろぼ子が分解整備をしていると、ふと扉が控えめにノックされた。
「はい、どうぞ。開いていますよ」
 手首をはめ直しつつ振り向くと、開いたドアの先には鐘が立っていた。
「あれ、鐘さん? 何の御用でしょう?」
 鐘は、ためらいがちに口を開いた。
「あの……ろぼ子さん、僕に体術を教えてくれませんか?」
「ええと……体術って……武器術とか格闘術とかの体術ですか?」
 お父さんに習ってなかったっけ、と問うと、鐘は頷いた。
「はい、でも、お父さん最近忙しそうですから……」
「でも、銃器やナイフじゃ不足なんですか?」
「お母さんが心配しているから、銃はあまり持ちたくないんです……」
「モトカさんのためですか……分かりました。ご協力しましょう」
383イラストに騙された名無しさん:04/05/16 16:17 ID:dxXxBp85
 丘はずれの森に、打音が響いた。
「まったく駄目ですね。貴方はまだ子供で、体格も小さく、リーチも短いんですよ」
 そこのところを理解していますか、そう、鞘に収まったままの日本刀を携えたろぼ子が問う。
 その先には、息も荒く地面に倒れる、鐘。
「……もう一度、お願いします」
 一体何度打ちのめされたのか、その動作は酷く鈍い。
 ふらつきながらも立ち上がるその両の手には、組み立て式のトンファー。
 モトカに心配させないようにと考えた末に選ばれた、分解すれば懐に収まる、軽く、小さな。
「次はせめて、私に刀を――抜かせなさい」
 たん、と踏み込みの音が森に響いた。
 鞘を伴ったまま振り下ろされた刀を、鐘の左手のトンファーが跳ね上がり、受け流す。
「反射速度が並ではないのは分かっています。が、肝心の攻撃が今一歩……甘いですね」
 刀を受け流すと同時に踏み込み、遠心力を私用して振るわれたトンファーは、ろぼ子に
命中する寸前、舞い上がる。
「……あ……ぐ」
 振るわれたトンファーの握りを、ろぼ子が蹴り上げたのだ。
「握りが甘いです」
 牽制のために振るわれた左のトンファーも、引き戻した刀の柄で受け、巻き込む。
 そしてろぼ子が左のトンファーをも巻き落とそうとしたとき、ふと、唐突にろぼ子の体勢が崩れた。
384イラストに騙された名無しさん:04/05/16 16:32 ID:dxXxBp85
「な……!?」
 鐘がトンファーを手放したためだった。
 巻き落とそうと込めた力が行き場を失い、ろぼ子の体がそれに引き摺られる。
「やぁあああ!」
 翻った左手の掌底が、ろぼ子の水月を打とうと迫る。
「く……は……」
 咄嗟に命中の瞬間に強引に後方に跳躍したが、衝撃を殺しきれない。
 肺から呼気が漏れた。
 鐘が追い討ちをかけようと迫る。
 だが甘い、ろぼ子は考える。
 こちらの手元には刀がある。
 自分ならば、この無茶な体勢からでも柄を使って迎撃する事が可能だ。
 と、その時、鐘が右手を前に突き出した。
 その掌の上に落下するのは――
「先程私が蹴り上げたトンファー……」
 高速の戦闘中に回転しながら落下するトンファーの柄を正確に掴む。
 鐘の身体能力をもってして、初めて可能な技だった。
 ろぼ子の思考回路が危険信号で埋まる。
 刀の柄と自分の腕のリーチは、トンファーを伴った鐘の手より――リーチが短い。
385イラストに騙された名無しさん:04/05/16 16:42 ID:dxXxBp85
 危機にさらされたためか、体が意志に反して動き出した。
 柄で振り下ろされるトンファーの一点を正確に打って再度後方に跳躍して勢い余った
鐘に対して居合抜きに刀を――
 駄目!
 己の意志から発されたその一語が、己の動作を止めようとした瞬間、視界に、紅が、写った――
386イラストに騙された名無しさん:04/05/16 17:04 ID:dxXxBp85
 暗闇。
 左胸から左脇にかけてが、焼け付くように熱い。
 体が揺れる。
 ふと、耳に届く声。
「……な……い、ご……なさ……」
 瞼を開けると、僕はろぼ子さんに抱え上げられていた。
 ろぼ子さんは、片手で僕を支えて、抜き身の刀を片手に疾走していた。
「ごめんなさい鐘さん、ごめんなさい、ごめんなさい……」
 片手の刀には、血の匂いに誘われて集まったらしい化生や怪物の類の血に染まっていた。
 向かう先は、丘の館みたいだ。
 最低限の現状を確認すると、僕はろぼ子さんを見上げる。
 一心に丘を目指して走るろぼ子さんの顔は、今にも泣きそうなくらい歪んでいた。
 機械の彼女のことだから、涙がその頬を伝う事はきっと無いけれど。
 僕は、彼女の涙を見た気がした――

 ――その涙に免じて、致命傷を避けられた原因が「萌絵から貰ったペンダント」
だった事を知って、後で態度を180度翻して大暴れしたことは大目に見ようと思う。
387イラストに騙された名無しさん:04/05/16 18:51 ID:5iOKZvEv
GJ!
ところで麻生モノだけでなく川上モノの影もちらほら見える気が…
お心当たりの方は挙手をドーゾ

( ・Д・)ノ
388イラストに騙された名無しさん:04/05/16 19:29 ID:dxXxBp85
( ・Д・)ノ
389イラストに騙された名無しさん:04/05/16 23:25 ID:QSzRMHNE
ヾ( ゚д゚)ノ゙ 

コッチは力をつけて、向こうは力を抑える感じだな
390イラストに騙された名無しさん:04/05/17 00:30 ID:Zd2IoJPo
寧ろ鐘君が弱い方が萌絵×鐘という感じで良いうわなにをするやめ(ry
391イラストに騙された名無しさん:04/05/17 00:51 ID:eUFap4P5
つまり、萌絵様が襲ってしまうって事だな!

スマン、エロパロニカエロウ……
392イラストに騙された名無しさん:04/05/17 18:06 ID:hui/IJj5
ところで今、鐘って何歳くらいなんだろう?
393イラストに騙された名無しさん:04/05/18 02:19 ID:/1zX782w
あくまで俺の思っている歳は、2〜4歳位かな

まぁ、判断は喋り方を基準にしたら、6〜7歳位になってしまうかもしれないけど
まー、鐘は天才さんだから、2〜4歳位だと思ってるかな
萌絵様の方も、2〜4歳としたら、喋り方もイイ感じじゃないかな?
けどまぁ、俺が思ってるだけだけどね
394イラストに騙された名無しさん:04/05/18 14:58 ID:VARxXws4
>>392
肉体年齢は1歳〜3歳ぐらいだけど
萌絵さまと同じく早熟で精神年齢はかなり高い感じかな。

395イラストに騙された名無しさん:04/05/21 12:35 ID:5m07GMBI
いやまあ二人ができると言うならとやかく言わないけど、リアル娘がお友達の家に一人で遊びに行ったのは四つか五つからだったよーな。幼児は昼寝するし。
つか、なにはさておき話を書き込んだらいいんだよね。ごめん、俺もネタ考えて来ます。
396イラストに騙された名無しさん:04/05/21 21:15 ID:OwQm1EC0
俺の歳の離れた妹は、三歳で半日の間、行方不明になったことがあるぜ!
三歳は、侮れないよ、ホント

つーことで、俺は三歳か、四歳位かな
397イラストに騙された名無しさん:04/05/21 22:23 ID:E12Y++u4
まあ3歳児が妥当なのかな。
しかし昼寝しないと体が付いてこないというのも
弱点があっていい感じだ。

398イラストに騙された名無しさん:04/05/23 01:34 ID:tdCL4R+3
元詐欺師「なあ、ぎっしー」
少女技士「ぎっしー、言うな。それよりくーちゃんもこの転送装置の修理手伝いなさいよ」
元詐欺師「くーちゃんじゃねぇ。いや、そうじゃなくて」
少女技士「うーるーさーい。もう、苦労して『組織』から盗んだのに、何コレ設定滅茶苦茶じゃない。
      あたしは早く向こうのスレに行きたいのに。ろぼ子だけ目立たせないわよー」
元詐欺師「鐘とろぼ子、もう戻ってきてるぞ」
カラーン
                  ,,..v..,, 
          〇 〇   ノ ハヘX   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ( ・Д・) ・゚・゚メ・TДT) < こっちの方がよっぽど早いわよー
         | ̄ ̄ ̄|─□( ヽ┐U  \______________
     〜 〜  ̄◎ ̄   ◎−>┘◎
399イラストに騙された名無しさん:04/05/25 02:00 ID:UOumNJDr
マリー「聞いたわよ、鐘。ろぼ子と特訓してて怪我したって。
    水臭いわねー。言ってくれればあたしが教えてあげたのに」
鐘  「…お母さんに『いい、マリーは変なこと教えるから。気をつけなさい』って」
マリー「あ、あはは。大丈夫。こと武術、体術に関してなら任せなさい。
    手取り足取り、じっくりたっぷり優しく教えてあげるから。
    じゃ、早速はじめようか」
鐘  「…うん(大丈夫かなぁ?)」
400イラストに騙された名無しさん:04/05/25 15:17 ID:Fb7OoChT
元殺し屋 「だ、大丈夫なのか?」
元カノ   「まー、アンタやロボ子よりマシでしょ?」
元殺し屋 「………俺は、鐘の貞操が………」
元カノ   「……………ごー!」
元殺し屋 「ごー?」
元カノ   「さっさと、見張りに行きなさいって言ってんの!」
元殺し屋 「お、おう」
元カノ   「鐘に何かしたら………、遠慮は要らないから!」
元殺し屋 「わ、分かった。行って来る」

ろぼ子   「あ、あのー私も行って来ますねー」
401むしろ鐘がエライコトしました:04/05/26 04:23 ID:NPuvu11+
「ホラー。もっと気合入れる。そんなじゃ九頭竜をマスターできないわよ」
「はい!」
「そうね。鐘、手に星マークがあるんだから、そこに”気”を集中。何か飛ばすぐらいの気合で!
もう、瞬きしたらビーム、殴ったら波○拳ぐらいの気持ちで!!」
「ビ、ビーム?は、はい。(んーーー)エイッ!」
「え?」

       ___           ∧_∧
      , ´    ヽ         (´Д` ;)
     l  ノlハノハ|         :キ∨キ~\
     ヽ、!!゚ ー゚ノ           ∪T∪ /
      ([l大l]王〇 ≡≡≡ 三ニ(⌒))_/  ズドムッ!!
       | ⊥_|           ( ̄(__)    
       し' 'J             ̄

「ご、ごめんなさい。マリーさん!ホントに出るなんて思わなかったから」
「だ、大丈夫。い、今のは良かったわよ。と、とりあえず今日はここまでね」
「はい!またお願いします!」
402イラストに騙された名無しさん:04/05/26 04:31 ID:NPuvu11+
       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  | ____|
     /う、うふふふ。あ、あたしも   | |   |
 ∧∧< まだまだ『女』として気合が   | |   |
(  ⌒ ヽ\足りないわね。          |  |  |
 ム:  ノ  \__________  | |  |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  ∪∪ ピョンピョン              |__■■__< 疑ったりしてスマン(泣)
     ⌒~⌒^⌒              |(   ) \__________
                     _ _ 。| ⊂⌒ヽ
                   ァく`!〕  ヾ]  |  |
                   | K/ ノノ)ノ)〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                   | l、!;゚ヮ゚ノ |< あ、あれってそんなに痛いんですか?
                   l l.([l卯l]) |  \________________
403イラストに騙された名無しさん:04/05/26 06:40 ID:TauAdnJ1
バカっぽすぎてワラタ
404イラストに騙された名無しさん:04/05/26 23:11 ID:UCDbprfc
「ん……報告完了。もう寝るかなぁ……」
 教会の部屋、各種の設備に満ちたその場所で、先程まで眼を向けていたディスプレイから
目を離し、寝間着を纏ったシスターは背伸びをする。
 時刻はもう夜半だ。
 部屋を出て、戸締りの確認を開始。
 教会の窓、裏口、玄関……
「!?」
 と、唐突に勢い良く開けられた玄関扉に反応し、咄嗟に飛び退く。
 同時、首に提げた掌大のクロスの紐を千切り、右手の掌の陰に隠す。
「……エロ耳?」
 問いつつ、闖入者に歩み寄る。
「あー、すみません、助けて下さい」
 扉を開けて転がり込むように入ってきたのは、いつかの情報屋――長耳だった。
 その首筋に、右手のクロスから跳ね上がった強化合金製の仕込み刃があてがわれる。
「一人暮らしのか弱い乙女に、一体今夜は何の用かしら?」
「だから、助けて下さい……黄金郷に探りを入れていたら、末端部に感付かれるってドジを……」
405イラストに騙された名無しさん:04/05/26 23:45 ID:UCDbprfc
「黄金郷の末端? 何でそんなトコ……いや、鐘君のためか……」
「慌てて痕跡消して、何とかここまで……多分、追っ手がかかって……」
「多分じゃなくて――確実に。あそこはいわゆるセル・システムを採用していたわね」
 多少息の乱れた長耳と話しつつ、シスターは十字架型の仕込みナイフを追加で四本、抜く。
「ええ、四角錐形の細胞五人の連なりによる樹状構造……黄金樹、でしたか」
「なら、今ならどうにか情報を操作して掻き消せるんじゃない?」
「ええ、生き延びられれば……ですが」
 長耳が、さりげなく長椅子の下に潜り込みながら答える。
「気付かれたのが末端でよかったわね……まあ、助けてあげましょう。
 ただし……高くつくわよ」
「黄金郷は妖物や化生が信仰対象だそうです……気をつけて」
「そういう台詞は、下からスカートの中を覗かずに言う事……眉間ブチ抜くわよ?」
 と、唐突に荘厳な雰囲気に満ちた教会の内装を、殺気が覆い尽くした。
 同時、ステンドグラスが砕け、人にあらざる影が五つ、教会内に突入し――
 同数の仕込みナイフが銀の軌跡も鮮やかに、それを迎え撃った――
406イラストに騙された名無しさん:04/05/27 02:52 ID:5T6TOl/j
ろぼ子  「あ、もう一個ありましたー。はい、これ」
元殺し屋 「おう、悪りぃな。しかしこんだけ盗聴機しかけるたぁ、よっぽど金も暇も余ってんだな」
モトカ  「んー、どれ。あ、これ黄金郷がよく使う奴じゃない。あそこ、クスリ捌いたり、
      信者から金集めたりしてるから、このぐらい屁でもないんじゃない」
ろぼ子  「ふわぁ。モトカさん、よく知ってますねぇ。驚きました」
モトカ  「まあね。これでも昔は腕利きの情報屋だったのよ」
元殺し屋 「な、なぁ。これ、黄金郷が使うって確かなのか?」
モトカ  「何、疑うの。あたしが信用できないわけ?」
元殺し屋 「い、いや、そうじゃなくて。てっきり『コックローチ』が仕掛けたと…」

マリィィィィィィィィ・クラァァァァァァァァシュッ!

マリー  「その言葉は使うなって何度言ったら判るの!」
ろぼ子  「あ、あぁ、バーテンさんが一撃で!」
マリー  「ふっふっふ。あたしの48の必殺技の一つ『マリー・クラッシュ』!
      インパクトの瞬間、足首をぐりっとひねるのがコツね。こう、ぐりっと。」
元殺し屋 (悪りぃ、長耳。『組織』だけじゃなくて黄金郷も動いてるみたいだ。
      お前もプロだ。切り抜けると信じてるぜ)
ろぼ子  「だ、駄目ですよ、バーテンさん。そんなやり遂げた笑顔浮かべていたら
      ホントにヤバいですよぉ」
407イラストに騙された名無しさん:04/05/29 01:16 ID:WVqMTvIN
一瞬の交戦の後、教会に立っているのは二人。
5人の手足を切り裂き、わずかに返り血を帯びて立つシスターと
切り裂かれたはずの手足を一瞬で回復した一体の異形。
それは…

太古から伝わるモノ。魔と呼ばれるモノ
月より飛び来るモノ。混沌から這い寄るモノ。
人の心に潜むモノ。狂った魔素の蓄積が生み出すモノ。

人の心を問うのが馬鹿馬鹿しくなるような実験の結果、
闇も、邪も、悪も、全てを含んだ儀式の果て、
病みに病み、堕ちに堕ちた精神を以って。

黄金郷が作り上げたモノ。
『悪魔憑き』。

「どうしよう?何か手はある?」
長椅子の下から問う長耳。答えを待つように笑みを浮かべる『悪魔憑き』。
シスターはナイフをしまい、銃を抜き照準をつけることで、二人に応える。
銃口を向けられても『悪魔憑き』は動じない。
そして…
408イラストに騙された名無しさん:04/05/29 01:22 ID:WVqMTvIN
一瞬の静寂の後。

「……≪ゴスロリ(服淫弾)≫」

閃光、轟音、そして爆風。
シスターが呟きながら放った一発は、着弾と同時に爆発。
余裕の笑みを浮かべたまま、『悪魔憑き』は消滅した。

「なんだよ、それぇぇぇぇぇぇ! 何、何なんだよ、いまの弾!!」
「≪ゴスロリ≫。弾頭に極小の呪文を書き込み、キーワードで呪力を開放。
ご覧の通り、下級の悪魔なら一撃で葬ります。最近、教会から支給してもらったんですが…。
どうせなら可愛くてショタっ気全開の悪魔っ子も支給して欲しいものです」
「ふぅん。最近のシスターってのは(チラリ)か、過激だねっ」
無言で突き出す勝利のVサイン。
「今、どこ見て言いました」
「目、目は駄目だろー。教育上良くないよー!鐘君の教育係なのにぃ真似したらどうすんだよ!」
目を押さえ床の上を転がる長耳。
「あなたの」 ふみっ!
「存在自体が」 ぎゅむ、ぎゅぎゅ。
「教育上、よくありません」 がすっ!がすっ!がすっ!
409天罰?:04/05/29 03:02 ID:h7VGltaH
「まぁ、これ位で許してあげるわ」
 床に転がった長耳から、シスターは離れた。
 そして直ぐ傍にある、礼拝用に並んでいる机に腰を当て休む。
「で、今回は何の為に覗き見してたの?」
 追っ手に追われボロボロにされ、更にシスターに床に転がされて
汚れに汚れたコートを叩きながら長耳は立ち上がる。
「えーと、それは……」
 立ち上がりながら、そう言った長耳は、少し困ったような顔をしている。
「……んー、まぁいいわ。それは後で聞くとして」
「はい?」
 シスターは、立ち上がった長耳の傍まで来ると、長耳の体に触れる。
「うぁ、何をっ」
「動かないの」
 体の要所要所に触れられた為に、思わず離れようとした長耳に命令する。
「足と、脇腹がチョット酷いわね……後は大丈夫かな?」
(………さっき、蹴っておきながら、この人は何を言ってるんだか?)
「……1つ言っておくけど、さっきはちゃんと手加減したわよ。
それに、そっちが変な事を言うから、あんな目に合うのよ……」
 長耳が何か言いそうにしているのを見たシスターは、そう呟いた。
 そして長耳の腕を取り、それを肩に廻すようにして、身体を支る。
「えっとー、大丈夫ですよ。ちゃんと歩けるし…」
「何言ってるんだか。教会に転がり込んで来た時、体を庇うようにしてたでしょ。
歩くだけで痛みを感じるって事は、結構なダメージを受けてるって事よ」
 長耳の言葉にそう答えながら、奥の部屋に連れて行く。
410謎の多い女性?:04/05/29 03:04 ID:h7VGltaH
「この教会結構段差多いんだから、変な所で転んで怪我が悪化されたら……」
「……それじゃ、お言葉に甘えさせてもらいますね」
 流石に其処までされると、断る事も無いかな?と思った長耳は、そのままシスターに体重を預ける。
「あのー……重くないですか?」
「重い……わけないでしょ。私は『シスター』よ」
 ま、それもそうか。と考えた長耳は、肩の辺りにあるシスターの顔を見る。
(綺麗な顔に、スタイルの良い身体……。いったい何の為に『シスター』になったんだろう?)
 成人した男の体重を、重くない、と言う女性。
 余りに不釣合いな、見た目と中身。
 普通なら、雑誌の表紙でも飾っていそうな人。
(謎だね……本当に。鐘君と萌絵ちゃんに負けないぐらいの、謎の女性)
 そんな事を考えながら、長耳はシスターを見つづけた。
「ん、何?」
 そんな長耳の視線が気になったのか、シスターは長耳のほうを見る。
「…ちょっと気になっただけ」
「気になる?」
 そう言われて、シスターは自分の体を見る。
「……………なるほど、気になる、ねぇ……!」
「は?」
411クラス『S』の情報だ!:04/05/29 03:05 ID:h7VGltaH
「確かに気になるでしょうね……。そこから見下ろすようにしてたらっ!」
「いったい……何が?」
 シスターに言われて、顔から身体に掛けて視線を降ろしていく。
 そして、気が付いた。
「いや、あの、……違う」
「なぁにぃがっ!、違うって言うのっ!。このエロ耳ぃっ!!」
 一声叫び、シスターは長耳を突き飛ばす!。
「ごはっ……。覗いたんじゃないし、そんなつもりもっ!」
「言い訳無用!」
 胸元を押さえ、シスターは長耳に近づいて行く。
 シスターが手で押さえている場所、寝衣の胸止めのボタンが無くなっていた。
 流石に、いくら『シスター』とは言え、寝る時まで丈夫な服を着ている訳は無い。
 ホンの少しとは言え、黄金郷の追っ手『アサシン』と『悪魔憑き』を倒す時に無理な動きをした為、
胸元を止めていたボタンが弾け飛んだのだろう。
 そのために、長耳を支えるようにした時、丁度胸が丸見えになっていたのだ。
「手当てしてあげようかと思ったけど……」
「こっちの話を…」
「胸を気にする位の元気があるなら、必要なさそうだしっ!」
 がしっ!、と長耳を捕まえて、そしてそのまま扉まで引き摺って行き、一気に投げ飛ばした。
「うぁぁっ!」
 教会の前の道中まで、長耳は飛んで行った。
「じゃぁねっ!、エロ耳!」
 そして、そう吐き捨て、ガダン!と音を立てて、扉を閉めた。
「ご、誤解なの……に………。しかし、また新たな情報が手に入った。
『ゴスロリ』と言う名の、対魔弾丸………、そして……」

「シスターの胸は……え、えふかっぷ…。クラス「S」の情報かな……」
 そう言うと、長耳は気絶した。しかし、彼の顔は何かをやり遂げたような笑みが溢れていた。
412イラストに騙された名無しさん:04/05/29 05:59 ID:7KG+Gipp
 小鳥のさえずりが聞こえるうららかな昼下がり、今日も酒場には忙しげな仕込みの音が
響いていた。
「長耳の奴……大丈夫だろうか……」
 大鍋の前、若緑のしましまエプロンを首から提げた元殺し屋が、天井を見上げて呟く。
 朝、ボロボロの長耳が這うように酒場にやってきた時には驚いたものだが、意外と冷静
なマリーの指示で、彼は二階の客室に運び込まれていた。
「大丈夫ですよ、意外と頑丈みたいですから……スープを作ればきっと飲めますよね」
 元殺し屋の隣でまな板の前に立つろぼ子が、野菜を刻みながら応じる。
「そういえば、鐘は?」
「お昼寝中です……と、このニンジン、かたいですね……」
 と、戸口から業者の声。魚介類が届いたらしい。
 ニンジンを相手に悪戦苦闘するろぼ子を残し、いったん店の外へ出る。
 そして数分後、木箱を抱えて戻ってくると、ろぼ子は未だニンジンを相手にしていた。
「このっ……このっ……」
 流石に機械ゆえ青筋が浮かぶような事もないが、結構苛立っているらしい。
「大丈夫か?」
「……だ、大丈夫ですよ……ふふふふふ……」
 腰元の刀の柄に手を伸ばすろぼ子。嫌な予感に、殺し屋が飛び退る。
「馴斬刀に斬れぬ物無し!」
 うららかな昼下がり。酒場の騒がしさが、いつもより少しだけ、激しくなった――
413イラストに騙された名無しさん:04/05/29 11:44 ID:lXEwkVxw
今更聞くのも恥ずかしい話なんですが、
ニューハーフのマリーの容姿って、女とみまちがうほど美人?
それとも油断すると無精ひげが生えたりする筋肉オカマ?
414イラストに騙された名無しさん:04/05/29 12:26 ID:WVqMTvIN
AAを見る限り女っぽくはないなぁ
415イラストに騙された名無しさん:04/05/29 13:15 ID:yKuUjMdG
俺の場合は、美人だな
ただし、でかい美人だ!

遠くから見ると、うほっ、いい女!
だけど、近くに行くと……なんで190cmぐらい有りやがりますか?
な感じだぜ
416イラストに騙された名無しさん:04/05/29 23:04 ID:WVqMTvIN
久し振りに見たけどいろいろかかれてんな

>>415
なんかJoJo2部の女装を思い出した。ナチス潜入のときのやつな。
>>411
『ゴスロリ』と言う名の、対魔弾丸(w
ワラタけどモトネタってあるの?
417イラストに騙された名無しさん:04/05/30 06:11 ID:qNoV/mau
鐘    「こ、ここまで来れば大丈夫…かな?」
 >>412のろぼ子を見た瞬間、鐘は駆け出していた。
 その後ろから父親の叫び声とか「こんなこともーーー」という声がしていたが、何も聞こえなかったことにする。
 とりあえずしばらく時間をつぶしてから戻るとして…。
鐘    「おなかすいたなぁ」
 そう呟いたとき、誰かが鐘を呼んでいるのに気がついた。

萌絵   「鐘ー、こっちこっち」
鐘    「萌絵ちゃん、それにメイドのお姉…さ……ん」
メイド(妹)「何よー。鐘君、あたしたち見て固まってりして。失礼だな、もー。
     ま、いいわ。それより旦那様見なかった?」
萌絵   「パパ、見なかった?」
鐘    「…え、あ、萌絵のお父さん?見てないですけど」
メイド(妹)「旦那様ったら、眼鏡買いに行くって一体どこまで行ったんだろ?
     鐘くん、旦那様に会ったら戻るようにいっておいて。お願い」
鐘    「うん。…あの、ちょっと聞いていい?」
メイド(妹)「何。あたしで答えられることならいいけど」

鐘    「何でしょごす君、メイド服なんです?」
418しょごす君メイドVer:04/05/30 06:12 ID:qNoV/mau
            _,,ィ,ィ^i^i^i^i^iヽ
 :        / |'´|ノ|´~|~~|`ヽ\
        /  レ         \
       /                 ヽ
        l:::::::::.                  |
        |::::::::::   (●)     (●)   |
       |:::::::::::::::::   \___/     |
        ヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ
        _>______;_________∠    ♪
       ( ζ § ~~\<>o<>/~~ §)ヽ
   ,ィ^i^!1 /(\§、 \_:†:/  §|) \
〃^ゞ'レハゝ トフ),ィoy――――――o Kくノ  キュム
{ |ヾ(リ´-`)ゃ~/' E(   ガンジョー  )!`    キュム
ヾ ξ(てぅY´ く/  Eヽ______ハ
   ノ:〔__i〕ト、 く___/_二二二二二二二__>>
((_  し'lフ       \_/ _/
419イラストに騙された名無しさん:04/05/30 12:03 ID:GsbC1/au
>>418
や、やべぇ…萌えてきちまう
420イラストに騙された名無しさん:04/06/01 00:52 ID:gjubrOmK
メイド妹「町の人がしょごす君にびっくりしないように…。あたしとお姉ちゃんはとても悩みました」
鐘   (あー、なんか、たわ言吐いてる人がいるなぁ)
メイド妹「そしてしょごす君にメイド服を着せることにしたんです。これで全て解決。
     >419さんもメロメロ、鐘君と同じもてモテさんです。拍手ぅ、ぱちぱちぃ」
萌絵  「ぱちぱちぃ。しょごす君、可愛いー」
鐘    「どこから突っ込めばいいんだろ…」
メイド妹「突っ込むって。なんで!?」
鐘    「何でって。お姉さん…」
メイド妹「ラ板住人の7割はメイドさんが好きなんですよ!」
鐘    「その根拠ってどこから出てきたんですか!」
メイド妹「榊一郎先生もメイドさんが好きだ、って『小説創るぜ!』で書かれてました」
鐘    「だからって具体例はちょっと…」
メイド妹「メイドさんAAって、たくさんあるんですよ」
鐘    「参考にするんですか、よその板を……」
メイド妹「川上スレの住人はみんなメイドさんが好きなんです」
鐘    「参考にするんですか、あのスレを?!」
メイド妹「鐘君って実は女装が趣味。それもメイド服」
鐘    「本人前にしてばればれの嘘吐かないでください」
メイド妹「旦那様なんて萌絵様のメイド姿でご飯3杯はいけるんですよ」
鐘    「ほんとかもしれない嘘つかないでください!」
鐘   (はあ…。なんで今日はこんなにハイテンションなんだろ?なにかあったのかな?)

メイド妹「むー、あれもこれも嘘呼ばわりですか。あ」
鐘   (今度は何?『衝撃!戦闘メイドさんは本当にいた!!』ですか?)
メイド妹「鐘君は萌絵様のメイド姿にちょっとときめいちゃったんです!」
鐘    「ぐっ……」
メイド妹「ふっふーん。ぴろりろりーん。何かのパラメータが上がっちゃいました。
     セーブしちゃいますか?」
鐘   (そ、そんなの戯言だよ!)
421方針の確認:04/06/04 20:30 ID:SZYJf4UM
確か鐘は「ライトノベルの主役としてふさわしいように」がおおまかな育成方針だったな。
現在、銃器やら体術やら色々覚えてたり、色々フラグ立てたりしている様子だが、今後もこの調子を維持で良いかな?
422イラストに騙された名無しさん:04/06/04 21:57 ID:jKgXRRt8
こんな感じじゃない?
あと鐘君はどちらかといえば肉体派で魔術はサブにする感じかな。
423イラストに騙された名無しさん:04/06/05 03:06 ID:rvYKxY5n
魔法は萌絵様の方に任して、鐘は肉体派オンリーでも良いんじゃないかな?
それか魔法っぽいのが欲しいなら、上の方で言ってたように
SFの方向も取り入れて、鐘は超能力系で行ってみるとか?

魔力を使って、世界に干渉する力と
自分の中の力で、世界を変える能力

別々に分けれて、ネタ被りも少なくなるんじゃないかな
ちなみに、上で力とか能力とか言ってるのは、
俺の頭の中での、魔法ってこんなもんじゃないかな?って言う考え方だけだから
定義してるわけじゃないぜー……つか、萌絵様のは魔法じゃない気がビンビンしてくるぜ
424イラストに騙された名無しさん:04/06/05 03:32 ID:rvYKxY5n
うーん、何か上手く言えてないけど
魔法って言うのは、響きから万能性って感じを受けるて
超能力ってのは、あくまで個人の力って感じをうけるんだ
まー、俺の中でそんな風に思ってるだけなんで、そりゃ違うだろって言う人もイパーイいると思うんで
どーでもいーんじゃねーか?って言えば、まさしくその通り

何でこんな事言ってるかって言ったら、力のインフレは避けたいかなーと思ってる
萌絵様の方見たら、力を抑えるほうに行ってるんで、それこそ世界規模の力があっても”封印”の一言で何とかなりそうだし
鐘の方は、今鍛えてる途中なんで、最初っからトンでもない力より
コップ動かす事から初めて、徐々に強くなっていく方が面白そうかなって思っただけだけどね

って、書いてて気が付いた……>>422が言ってるのって魔術だ
魔術なら、制限イパーイな感じで少しずつ強くなってくのも見られそうだ
早く寝よう、こんな時間まで起きてるから頭がボーっとしてる証拠だ   _| ̄|○ <>>422-423はスルーしてくれぃ
4251/2:04/06/05 08:30 ID:7iEENBAn
初夏の候、朝。マリーは仕入れに出かけ、ろぼ子とモトカは部屋の掃除や掃除洗濯をしているようだ。
元殺し屋はカウンターでグラスを磨き、それを見ていた鐘が元殺し屋に声をかけた。

鐘     「お父さん」
元殺し屋 「うん?」
鐘     「お父さんはどうして銃の撃ち方を覚えたの?」
元殺し屋 「なんだ、突然」
鐘     「うん…ちょっと」
元殺し屋 「強くなるのは楽しくないか?今まで出来なかった事が、出来るようになるのは」
鐘     「うん、でも…」
元殺し屋 「辛い事もあるか」
鐘     「うん…」
元殺し屋 「はは、ろぼ子はちょっとスパルタみたいだからな」
鐘     「鬼だよ」

ろぼ子との組手は鐘の日課になっているが、
ろぼ子はなかなか厳しい先生のようで、鐘は少しイヤになったようだった。
なんでこんなことしなくちゃダメなんだろう、そんな気持ちから出た問いなのだろうが、
元殺し屋は、何と答えたものか迷った。

元殺し屋 「…俺が育った場所は、とても物騒だったんだ。それで、生きていくのに必要でな」
鐘     「ふうん」
元殺し屋 「親も身寄りもなかったしな」
鐘     「そうなの?」
元殺し屋 「ああ」

全てが真実ではない。だが、まるきり嘘というわけでもない。
物心ついた頃には元殺し屋を養ってくれるような人はいなかった。
だから、生きていくために、何にでも手を染めた。そう、人殺しですらも。
銃は幼い子供にも人を殺すのに十分な力を与えてくれる。だから覚えた。
4262/2:04/06/05 08:31 ID:7iEENBAn
元殺し屋 「だから、お前に祖父さん祖母さんがいるとしたら、モトカの方だけだな」
鐘     「お父さんはお母さんのお父さんとお母さんに会ったことないの?」
元殺し屋 「ないな…。それにあいつの口から親の話を聞いたこともないな」
鐘     「そうなんだ」
元殺し屋 「ああ。まあ気になるようなら機嫌の良さそうな時を見計らって聞いてみるといい」
鐘     「うん、そうする」
元殺し屋 「まあ話がずれたがな。この辺りには化物が出るし、
        最低限自分の身を守れるだけの力がないとな。
        萌絵ちゃんの前で格好悪いとこは見せられないだろ?我慢してやるんだな」
鐘     「うー」

そうして鐘がカウンターに突っ伏した時、家事を終えたらしいろぼ子が、階段から姿を見せた。

ろぼ子  「お待たせしました、鐘くん。じゃあ、中庭に行きましょうか」
鐘     「うん…じゃなくて、はい」
元殺し屋 「頑張れよ」

ろぼ子の背を追って走る鐘に声をかけ、元殺し屋は思う。
お父さんと呼ばれるようになってからそれくらい経っただろう。
考え悩む鐘の成長が嬉しい。相談されたのが嬉しい。

だが…いつかまた、同じ事を鐘に訊ねられる日が来るだろうか?

賢い子だ、いつか俺の血生臭い過去に気づくだろう。その時鐘は俺をどう思うだろう。
自らの過去が、元殺し屋の心に一筋の暗い影を落とした。
427イラストに騙された名無しさん:04/06/05 13:06 ID:IB8VdeFF
超能力、いいなぁ
魔法vs超能力・・・いいなぁ
428イラストに騙された名無しさん:04/06/05 15:57 ID:11Dwxtpn
気とか剄みたいなのはどうだろう、と言ってみるテスト
429イラストに騙された名無しさん:04/06/06 01:47 ID:7BFZnhHv
>>401で鐘がぶちかましているヤツですか(w
430イラストに騙された名無しさん:04/06/06 22:13 ID:wk/9Lg4O
ものすごく危険だ!w
431イラストに騙された名無しさん:04/06/07 01:35 ID:fBM8pTW9
マリー「そう、あの技は危険すぎるわ。…二度と使わないようにさせなきゃ」
ろぼ子「マリーさんが今まで見たこと無いシリアスな顔を…
     アレってそんなに痛いんですか?」
マリー「ロボットのあんたにはわかんないわよ!」
432イラストに騙された名無しさん:04/06/07 01:37 ID:fBM8pTW9
すまん!sage忘れた。
433イラストに騙された名無しさん:04/06/20 21:30 ID:YEEs0fGg
ここらで、死人が出るかもしれない程の事件を起こし、
そして○年の月日が過ぎた。という展開は・・・流石にまずいですか。
434イラストに騙された名無しさん:04/06/20 21:53 ID:QMbwCWsK
さ、流石に不味いんじゃなかろうか?
つか、人居ないね

ネタが無いし………
435イラストに騙された名無しさん:04/06/20 22:15 ID:AdVc7ES+
一気に数年が過ぎだ・・・つーのは流石に不味いと思う
此処は、成長を見守るスレだからな・・・、成長しないとネタがないっつーのも問題だが

けど、死人がでる事件はいーんじゃないか?
「説明をお願いできますか?」
「私はあなたの秘書になったつもりは無いんだけど」
同じ職場の者として聞いてるのですよと、サラリーマンは言った。
仕方なく、ミッキーは言葉を返した。
「見たままの通り、この組織のボスである温帯は」
ただのぬいぐるみだったと、ミッキーが言うとおり、
玉座に座っている温帯は生身などではなかった。できのわるいハリボテだ。
「・・・確かに、真に温帯であるなら、利用されるたまではないですね」
「・・・もしかして、>280って公然の事実なの?」
「そうでもないですよ、多分他に気付いてるのは、黒衣の男くらいです」
 だが、真の敵が解らないのは気に入りませんがね。そう言って、
 サラリーマンは、銃をミッキーに突きつける。だが、ミッキーは笑って、こう返した。
「貴方が求める真実は、その真のボスじゃなく、自分が最強である事でしょ?」
 ・・・サラリーマンは、銃をひっこめる。
「人形になる代わりに最強になるか、なるほど、悪くない取引です
 利用されて何が最強かという話でもありますが、・・・サラリーマンは人間以前に、駒だ
 それに、私はあの男を殺せればそれで良い」
「動きはあるわ。戦闘員のコックローチ>247を、何十匹と集めてるみたいだから」
「それはそれは、女性でなくても悲鳴をあげる事は請け合いですね
 しかし、ガンスリンガーには手を出さないように。あれは私の獲物ですし、それに」
 ・・・あれ、ちょっと待てよ?
「今戦闘員と言いましたが、
 コックローチというのは、バタフライと一緒で盗撮カメラでは無かったのですか?」
(あっちの>225参照)
「まあいいじゃん」
「戯言ですね」
437イラストに騙された名無しさん:04/06/20 22:22 ID:xsNYoAlU
>434
いや、鐘と萌絵が離れ離れになる展開を考えてみて、
そうした方が一番いいかなぁと。ごめん、無茶だった。
>435
とりあえず温帯をぬっころしてみました。
・・・あの、あんまり登場してなかったし、話的に違和感あったし。
ゴメソ
438イラストに騙された名無しさん:04/06/20 22:38 ID:QMbwCWsK
>>437
なぁーる、離れ離れかぁ……コッチも一寸考えたかな
かなりデカイ転機だったんで、流石にやっべと思って止めたけど
けど、ここら辺りでなんかデカイ山場が欲しいっていや、欲しいね

あと、温帯乙でした!
つか、人形じゃなくヌイグルミってとこがワラタ
けど、今の組織のボスってどんな奴なんだろう?
439イラストに騙された名無しさん:04/06/20 22:53 ID:xsNYoAlU
>438
ミッキーと(いままでは温帯と思われていた)ボスの交信を振り返ると、
このスレ、>241 >277
萌絵スレ、>144 >164 >178 >183 >225
長耳曰く、子供の情報を集めている事を考えると、案外、姫をさがそうとしてるのかも。で、萌絵が一番可能性有り。
温帯が偽物というのは、教団に対する情報対策かな?
ところで萌絵スレの>255によると、ゴキブリが嫌いらしい。
萌 え キ ャ ラ の 予 感 。
ただ>241や>277を見ると、案外温帯に似てるかもしれませんし。
・・・矛盾ではありませんよ?ええ、けして。全ては計算ずうわなにをするやめ(ry
440イラストに騙された名無しさん:04/06/20 22:55 ID:xsNYoAlU
連投うざいと思いますが・・・、
実はそのボスはロリ娘で萌絵やろぼ子を交えての赤松的展開は・・・流石じゃなくてもまずいですか。
441イラストに騙された名無しさん:04/06/20 23:06 ID:QMbwCWsK
うーん、萌えをこれ以上出すのはどうなんだろ?
いや、俺は嫌じゃないが、書き込みしてる人とROMの人も結構いるからなぁ
まー、物語が進んでいけば、そのうち形作られてくるんじゃない?

つか一瞬、ボスロリと萌絵が鐘を取り合って、それを見たろぼ子が切れる姿が浮かんだ
まぁ、新しく萌え系出すなら、ボスじゃなくその娘とか何とかでも良いんだけどねー
442イラストに騙された名無しさん:04/06/20 23:07 ID:AdVc7ES+
俺は・・・
ボスは、渋い壮年のだんでぃーが良いな
443イラストに騙された名無しさん:04/06/22 16:29 ID:UwfE842q
そうだー、ボスは渋いお人なんだー!
どんなに余裕がなくなっても、ニヒルな顔で次の手を打つ!これがいいんダー!!

後、誰かネタクレー!
なーんも思いつかねーよー………、幼女期のネタはムズイぜ!!
444イラストに騙された名無しさん:04/06/22 21:48 ID:DyyJpPxH
>443
けどゴキブリが嫌い。
445名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 15:53 ID:0LQqapA2
ゴキブリは、結構可愛いぜ!
446静寂の廊下:04/07/14 03:20 ID:0xb1W86Q
カツコツ、カツコツ…
 乳白色の大理石の廊下に、靴音が響く。
 此処は『組織』の総帥府、その地下深く。
 生者の息遣いなど、欠片も無い場所だ。
 そこをミッキーは歩いていた。
 その廊下の終着点には、過度の装飾を施されながらも壮麗な扉が佇んでいた。
 ロダンの『地獄の門』に似た扉の前に、ミッキーは立つ。
 ふっ、と一度息を飲み込み、扉に触れる。
「統者様、ご報告に参りました」
 その言葉に反応して、ゆっくりとくぐもった音と共に扉は開く。
 そして、開ききった後に、奥から涼やかな声がした。
「入りなさい」
 ミッキーは扉をくぐり、中に入っていった。
447少女:04/07/14 03:21 ID:0xb1W86Q
「ご報告いたします。傀儡が…『温帯』が存在しないという事が表に出ました」
 豪奢な椅子に腰をかける人物が振り返る。
「少し速かったようですね…。予定では、後1年程余裕がありそうでしたのに」
 椅子ごと振り返ったその人物は、まだ幼い少女。
 その姿は、萌絵や鐘と同じ程の年齢だろう。
 ただ、少女が纏う雰囲気は、幼い者のそれでは無い。
 むしろ、長く歳経た老練な印象を与える。
「いかが致しましょうか。
 組織の長が消えてしまった為、色々と不都合な事が起きると思いますが……」
 そう尋ねるミッキーに、少女は答える。
「構いません、放って置きなさい」
 少女にとっては些細な事なのだろうか、自らの髪を弄びながらそう答えた。
448帰還:04/07/14 03:22 ID:0xb1W86Q
「よろしいのですか?。
 『組織』は、来るべき時に必要な物だと……」
「構いません、いえ…むしろ丁度良かったのかもしれませんね」
 髪を弄びながらそう答える少女の貌は、笑っていた。
「は?」
「御父様が、御帰還なされました」
 っ!
 ミッキーの全身が凍りつく。
「組織は、御父様が把握いたします。
 その時に、必要の無い者と邪魔な者の血は流れるでしょう。
 丁度良かったでしょう?、組織の膿も綺麗に消えるでしょうし……」
 嬉しそうにそう言葉を紡ぐ少女。
 それとは対照的に、身動ぎ1つしないミッキー。
「ああ、貴方は安心していいわ。
 今まで通り、姫様の御様子を見ていてね」
「は……は、い…」
 辛うじてそう答えたミッキー表情は、固まり強張っていた。
449過去:04/07/14 03:23 ID:0xb1W86Q
「それと、貴女の部下。
 黒服の…サーチャーだったかしら、あの者に教団と黄金郷を見張らせておきなさい」
「教団と黄金郷、ですか?」
「ええ、そうよ。
 遥か昔、御父様が作り上げた『組織』に対抗するために、人間種が自らの持つ力総てを集めて作った『教団』
 そして、御父様とその御眷属様方を知ろうとして出来た、『黄金郷』
 御父様が帰ってきたのなら、教団は本来の目的の為に動き始めるでしょうし、黄金郷も同じでしょう」
 教団、黄金郷。
 二つの言葉を口にするたびに、少女の貌は曇る。
「警戒は怠らないに越した事は無いでしょう。
 教団の人工的に作られた『古き保護者』と、黄金郷の『印』は目障りですし」
「分かりました、黒服にはそうさせます。
 他には、何か?」
 ミッキーの言葉に、少女は少し考える様子を見せる。
「いえ、…後は……」
 そう言ったまま、少女は沈黙した。
「分かりました。
 それでは、失礼致します」
 ミッキーは一例をして、部屋を出て行く。
450イラストに騙された名無しさん:04/07/14 03:24 ID:0xb1W86Q
その時少女は、おずおずと問い掛ける。
「『彼』は如何しています?」
 扉の手前で、ミッキーは立ち止まり振り向いた。
「彼?ですか」
「ええ、『彼』、鐘と呼ばれる者です」
「いえ、特別変わった事は…」
「そう……ですか」
「あの、1つ聞いてよろしいでしょうか?」
「何を?」
「鐘君の事なんですが、彼は監視する程の存在なのですか?。
 萌絵様は明らかに、特異な異能の持ち主と分かりました…。しかし彼は、あくまでも人の範疇にいると思われます。
 彼の能力は、組織や教団の中で育てられている者と同じかそれ以下だと……」
「………監視を続けなさい。
 これは勅命です……。それと、彼を侮辱するのは許しません」
「は…、はい」
「では、行きなさい」
 その言葉を最後に、少女は背を向けた。
 その姿を見て、ミッキーは部屋を出て行った。
451イラストに騙された名無しさん:04/07/14 04:10 ID:vnLgdwZ1
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
452鐘の日記:04/07/14 21:40 ID:ZBeGwXqm
最近、ふと思う。
――萌絵の力はとても強い……多分僕が居なくても、ほとんどの危険に対処できるのではないだろうか。
僕は萌絵の騎士になると誓った。
でも、僕に人の限界は超えられないかも知れない。
射撃においては父さんに劣り、武器術においてはろぼ子さんに劣り、格闘においてはマリーさんに劣る。
もっと、強くなりたい――
453イラストに騙された名無しさん:04/07/15 03:29 ID:oXcTDGtU
珍しい客が来たのは、鐘がその日記を書いた数日後だった。
「あら、やけに渋いおじさまね!お相手は私でいかが?」
ママがその男らしい体で誘惑してくるのを、ほがらかに笑ってやり過ごす。
「それはまたの機会にして、鐘君を呼んでもよろしいですか?」
「・・・あなた、私と同じ趣味が!?」
「なにやらとんでもない誤解を受けているようですが」
ちょうどその時、部屋から降りてきた鐘と、カウンターの奥に居る元殺し屋と目があった。
「執事さん?」

「あの、お相手っていったって、僕お酒飲めない・・・」
「それではマスター、彼にはノンアルコールカクテルをお願いできますかな?
 私はブラックルシアンを」
何故この男が来たのかと不思議に思いながら、注文を受ける。
一時彼のことを、伝説の殺し屋Gと疑った事があったが、今は勘違いだと思っている。
「・・・流しそうめん以来、萌絵様が鐘様の事を心配してるのですよ」
「え?」
「そうめんを食べても楽しんでいるようすが無い、それに、自分と目をあわすと一度とまどって、
 そのあとなんでもないよと笑うけど、すぐにまた悲しそうな顔になる。
454・・・執事ってこんなキャラかな:04/07/15 03:30 ID:oXcTDGtU
 何をお悩みですかな?と、執事は聞いた。
 元殺し屋は何も言わず、黙って二人にグラスを出した。
「焦ってはいけません」
 酒を一口飲んだ後、再び言った。
「貴方は確かに弱い。おそらく、萌絵様の足元にも及ばない。だから強くなりたいのは解る
 ですが、焦ると事を仕損じます。力に溺れ、技に溺れ、最後には、心に溺れる事になる」
 鐘はうつむいて、じっと聞いている。
「力よりも技よりも、そして、ある意味心より大事な事。それはお約束です
 貴方達は供に生き抜こうと誓った、その約束を忘れてはいけません
 そしてそれを祝福してくれる人がまわりに居る事を、けして忘れてはいけません」
 旦那様は例外ですがと言葉を締めて、酒をあおった。
 鐘は黙っていた。だが、そのうちノンアルコールのカクテルを飲んで、挨拶をしてから、部屋に戻った。

「・・・すまないな、本当なら、親がゆうべき事を」
「いえいえ。成長に伸び悩む者へ、経験豊富な老人がアドバイスする
 これもま王道で、馬鹿一で、そしてお約束の事ですからな」
 二杯目にたのんだ酒はウィスキーだった。グラスを眺めながら、静かにのむ老人。
 伝説の男Gなのか、「なぁ」尋ねようとした時、
「しかし、へたれな男が女に守られるというのも、それはそれで萌えですな
 それこそ魔女と下僕という関係で、魔女はぷにぷにがお気に入りで」
「そのネタ、解る奴しか解らないだろ」
 こんな事言う人が伝説のGなのは、とても嫌展だと元殺し屋は思った。
455イラストに騙された名無しさん:04/07/15 11:35 ID:FDsqDUVL
萌絵様は、将来ツンデレ化しちまうのか?

ちょっと、鐘が心配だなぁ
456鐘の日記:04/07/15 18:46 ID:hmXMQxek
今日は、執事さんから大事なお話を聞いた。
「焦ると事を仕損じる」「一番大切なのは約束」
絶対に、忘れない。
たとえ何の力が無くても、僕は萌絵の騎士になると誓った。
その事は変わらない。
騎士とは護るものであって、護れるかどうかをうだうだ悩むものではないんだ。
だから、護る。
過ぎた力を求める事を怖れ、でも、力を振るう事を怖れずに。
たとえ力が無くても、萌絵と皆に恥じないように、前を見据えて――
457イラストに騙された名無しさん:04/07/16 15:54 ID:t9QrfmqR
>>436の「サラリーマン」って多分、>>233の「セールスマン」の名前勘違いした……
いや、>>230だと「サラリーマン」か。
>>233に名前の由来もあるし、「セールスマン」で統一でいいか?

ついでに、そろそろセールスマン(&コックローチ)と再戦始めてみるか?
458イラストに騙された名無しさん:04/07/16 17:42 ID:mkgjfVie
>457
サラリーとセールスって似てるから、間違えてもしょうがないYO!

正直スマンカッタ(サラリーマンって書き続けてた香具師)
再戦キボンヌ、リベンジキボンヌ
459イラストに騙された名無しさん:04/07/16 21:05 ID:t9QrfmqR
>456の日記でなにやら決心したようだし、再戦するとしたら萌絵を巻き込むべきだろうか。
というか、俺の筆力で書けるのか……?
460イラストに騙された名無しさん:04/07/18 19:30 ID:qVqHTK8M
>459
迷わず書けよ、書けばわかるさ。ありがとーーーーー!
・・・漏れも何か書いた方がいいですかね、萌絵スレの方でも。
461イラストに騙された名無しさん:04/07/27 20:16 ID:1sID4//N
駄目だ……上手くまとめられん……
短編と中篇の溝の深さが……
462イラストに騙された名無しさん:04/07/27 21:55 ID:o0+2AcSP
>>461
ある意味、纏めなくてもいいと思うぞ
放り投げて、次に続く者に任せる……此れもまた一興
463461:04/07/28 02:19 ID:UiEykjim
 じりじりと、道を焦がすような暑さの中、蝉が鳴く。
 撒かれた打ち水は見る間に乾き、熱を孕んだ風は道々を駆け抜ける。
「ったく、いつまで待たせる気よ、あのエロ耳……」
 そんな大通りの片隅、オープンカフェで吹き付ける風に対して鬱陶しそうに髪をかきあげる人影がある。
 シスターだ。
 がちゃがちゃと、マナーと節度と周囲の視線を無視して、既に溶けたかき氷をスプーンで掻き回す。
「……しかし、オープンカフェでかき氷……またふざけた場所を選んだものね、あいつも……」
 今年の異様な暑さでは、オープンカフェを訪れる人間は確かに少ないだろう。
 大抵の人間は冷房の効いた室内に逃避する。
 密会の場所の選定としては間違っていないのだろう。
 待つ側の不快感を考慮して、できるだけ冷たい物を出す店を選ぶのも、一応は理が通っている。
 ただ問題は、かき氷を片手に足を組み、不機嫌そうに周囲を見回す修道女が、一体どれだけ目立つのかを
認識していなかった長耳だ。
 さらに、いつまでも来ない長耳がシスターの苛立ちを加速させる。
「まったく、いくら頼みが『組織』の上層部の情報だからって、あいつなら――」
 別に二人は何の目的もなく待ち合わせをしていたわけではない、先日の貸しを返せと、シスターが長耳に
最近動向の活発化した『組織』についての情報の入手を依頼したからだ。
「申し訳アりません、お待たせしてしまイましたか?」
 ふと、背後の数メートル離れた場所から、聞き慣れない声が聞き慣れない口調で話しかけてきた。
 この、やけに掠れた人のものとは思えない声は――
「『組織』の……コックローチかしら?」
 振り向くと黒服を纏った男と、その男に後ろ手に拘束された、耳の長い男が居た。
「……は、はろー」
 シスターの眼光に負けてか、暑さのためではない汗を流しながら長耳は言った。
「――このエロ耳。エロいだけじゃなくて無能でもあったのね。それともそこのおにーさんに色仕掛けでも
喰らったのかしら?」
 冷ややかな視線に、冷ややかな声。 
「な……そんな訳は無いだろ! そうじゃない、情報探査とは別口の――!」
 その声が放たれた瞬間には、既にシスターは椅子には居なかった。
464461:04/07/28 02:20 ID:UiEykjim
 ぼと、と道に何かが落ちる音が耳に届いた。
 同時、長耳は背後から突き飛ばされた。
 慌てて振り向けば、そこには――

「残念。――私のほうが性能は上よ」

 長耳を拘束していたコックローチの左腕が落ちていた。
 逆光の中で視線を上げれば、腕を落とした『シスター』標準装備のロザリオ型の高振動ナイフをコックロ
ーチの首筋に添える、修道服の形をした影が見えた。
 あの、たったコンマ数秒の間にこの距離を詰めたのだ。
 教会の強化人間が畏怖と共にその名を囁かれるのも、無理からぬ事だった。
 しかし、長耳の興味は其処には無い。
 長耳は地面に落ちた影を見、逆光の中のシスターを見上げ――
「やっぱり、メリハリがある体つ……」
 靴裏が顔にめり込んだ。
「チェックメイトよ。降伏しなさい――目的を吐けば、このまま帰してあげてもいいわよ」
 シスターが長耳を踏みつけながらそれを言う間に、長耳はいつの間にやら踏まれたまま腕の拘束を外す。
 そして、断たれた左腕から飛び散る火花が止んだ後、男は答えた。
「チェックメイトでス。シばしお時間を頂きマす」
 げしげしとシスターに蹴られる長耳の耳に、がちり、と激鉄の持ち上がる音が届いた。
 ウェイトレス、通行人、付近の家屋の住人、それら全てが同じ無表情、同じ正確さで二人を照準していた。
「ふーん、周囲全てをコックローチで固めたのね。『組織』がこれだけの人員をつぎ込んで私たちを足止め
するという事は――……鐘くんと萌絵ちゃん絡みね?」
 男は無言。しかし、その無言で二人は全てを察した。
「間に合わないかも知れないけれど……今は二人はお屋敷ね。エロ耳、覚悟を決めなさい」
「もとから決まってるよ。鐘くんの父親には恩義がある」
465461:04/07/28 02:27 ID:UiEykjim
 その言葉が終わるか終わらないかのうちに、シスターは口を開く。
「天にまします我等が神よ……以下省略!」
 中途半端な祈りの言葉と共に、抵抗する間もなくコックローチの首が落ちる。
 同時に抱えあげられた長耳は、エレベータに乗った際のような感覚を得る。
 気が付けば、宙に居た。
 周囲火線は自分たちを追い切れていない。
 続いてのキーワードと共にシスター愛用の装飾過多の銃が抜かれ――


「……≪ゴスロリ(服淫弾)≫」


 爆音。衝撃。倒壊音。
 腹に響くような、低く、重い音が響く。
「繰り返すけれど、私のほうが性能は上なのよ。その違い――見せてあげる」
 耳が馬鹿になりそうな轟音の中、その声は、不思議と長耳の意識に染み込んでいった。


「あれ、何の音だろう?」
「鐘、何か聞こえたの?」
 鐘は思う。先ほど聞こえた微かな、腹に響くような低い音は何だろう、と。
「ううん、多分空耳だと思う」
 渦中の二人は、己が身に何が迫っているかを知る由は無い――
466461:04/07/28 02:30 ID:UiEykjim
途中までの代物を強引にぶった切ってまとめてみた。
こんな駄文で申し訳無いが、続けてくれる人が居れば有り難い。
467イラストに騙された名無しさん:04/07/29 21:20 ID:vcjO7crd
なにやら、不穏な感じですな!
468セールスマンより各員へ:04/07/29 22:16 ID:vnz+7WcG
温帯の消滅により錯綜する情報と、コックローチ第三中隊により不確定要素介入の可能性は排除された。
――繰り返す、『情報屋』と『シスター』の介入は排除した。
これより『S』及び『M』の拘束の後、『ガンスリンガー』の殲滅に掛かる。
作戦の再確認の後、即刻行動を開始する。
屋敷の包囲の後、各部隊は所定の連絡を。

また、関係者の口は可能な限りにおいて封じるように。
469イラストに騙された名無しさん:04/08/02 00:44 ID:lqNq+TVr
何故、組織は急に鐘と萌絵を手に入れようとするのだろう?

何故なのかは、長耳が知っている! ………と思うよ
470イラストに騙された名無しさん:04/08/06 22:37 ID:NBOCYsEW
ほんじゃ、事態の混乱に拍車をかけてみますか。
471イラストに騙された名無しさん:04/08/07 06:56 ID:BDdLf7+z
陽が沈み、涼風が吹き始める頃、しゃれた街の一角は見る影もない廃墟と化していた。
割れた石畳と倒壊した建物の隙間から、満身創痍のシスターが這い出した。
修道服はあちこち破れ、血とほこりで汚れている。
彼女はしばらく荒い息をつきながら辺りを見渡していたが、やがてよろよろと立ち上がった。
足を引きずり、二、三歩、歩を進める。
シスター(油断したわ。まさかあの男が敵に回るなんて……)
舌打ちをした拍子に、ひざから力が抜けた。
シスター(気をつけなさいよ『ガンスリンガー』…あいつは…あんたの知ってる男じゃない…)
消え行く意識の中で最後に浮かんだのは、少年と少女の笑顔だった。
472イラストに騙された名無しさん:04/08/07 06:57 ID:BDdLf7+z
丘の中腹から、一人の男が頂上の屋敷を見上げていた。
???「ふむ、この身体は中々に使い易い。本来の目標にも近づけそうだし、な」
長身の男は能面のような顔ににぃ、と笑みを浮かべた。
473イラストに騙された名無しさん:04/08/07 06:57 ID:BDdLf7+z
元鷺(サギー)「へくしっ」

技士子(ぎっしー)「あれ、くーちゃん風邪?」
    ぬい
元鷺「この身体が風邪ひくかよ。つかくーちゃんゆうな」
技士子「でも、なんか震えてない?」
元鷺「ああ、嫌な悪寒が止まらねぇんだ」
技士子「やっぱり風邪だよ。ヒーター内蔵に改造してあげよっか」
元鷺「やめれ」
474どこかで行われている会話:04/08/07 16:35 ID:vANZrRpP
「何故、あの二人の拘束を命じたのです? 監視との勅命を受けたはずでは……」
「あの二人は『ガンスリンガー』の殲滅の障害となる可能性が高い。一時的に拘束するまでだ」
「しかし……!」
「既に幕は開いた。今更何を言っても遅い」
「……」
475イラストに騙された名無しさん:04/08/07 19:21 ID:qaYTAg1r
(((((;゚Д゚)))) <な、何が起きてるんだ??

な、長耳は大丈夫カー
476イラストに騙された名無しさん:04/08/07 22:41 ID:mwX0ZlOn
失礼します。
>470-473を書いた者です。
きな臭くなってきましたが、この先、裏設定を共有したり
お屋敷(萌絵スレ)とすり合わせたりする打ち合わせスレは必要でしょうか?
いや単に、自分の設定を使ってほしいんだがメル欄に書いてよいものかと…。
477イラストに騙された名無しさん:04/08/07 23:14 ID:22jaAHpP
俺としては、ここか向こうでメル欄使って話せばよいかと。
478イラストに騙された名無しさん:04/08/07 23:37 ID:qaYTAg1r
スレ立てはヤバイと思うよ
只でさえ、2スレ使ってるんだしね
メル欄か、思い切ってそのまま書くかがイイんじゃない?
479476:04/08/08 21:32 ID:wr9wnsuJ
む、了解です。
では早速。
自分ではばればれに書いたつもりですが、(メル欄)のつもりです。
正体や本来の目標については何も考えてません。
よければ使ってやってください。よろしく。
480イラストに騙された名無しさん:04/08/13 02:00 ID:CJb/fUAK
ほほーう、なるほど
いいアイデアかもな
481引き篭もり:04/08/17 20:29 ID:sp0POZtY
意識が目覚めたのは、箱の中だった。
外の音が聞こえてくる箱の中だった。だが風の音や、足音がほとんどで、声は時々だった。
時々その声は泣いてるようだった。だがたいていは一言か二言だった。
言葉というものを覚えるくらいには声を聞いた。
箱の中だから中は暗かった。だがときおり足元が明るくなった。
足元には皿が通るスペースがあった。そこから食事は与えられた。
足元の小窓のようなものが開くのは、食事の始まりと、食器を下げる時。
何度か、お皿が入るとどうじにそのスペースに手をいれたことあったが、
自分より何倍も大きな手で押し返された。
時々無性に腹が減る事があった。数日何も与えられなかったのだろうが、
箱の中では時間の感覚がわからなかった。
泣いても叫んでも箱の中では何も変わらなかった。
最初はなんで箱の中にいると考えた。でもあとから、なぜこれが箱の中だと知ってるのだろうと考えた。
だが考えてるうちに腹がへって、足元のごはんを食べた。ごはんは美味しかった。
その内こう考える事にした、自分が箱の中にいるのじゃない。箱が自分なのだと。
ならば何も悩む必要はない。これが自分の、箱の人生だと、
蓋が開けられるまでそう思っていた。
蓋が開けられる直前の言葉はとてもよく覚えている。声というのが何種類もあることをしった。
それまであのごつい手の声しか聞いた事がなかったから。
その声達はこんな事を話した。
息子が十歳の時箱の中にとじこめたと。そして五年間ずっと箱の中で育て続けたと。
ムスコ?
なんのことだろう、自分は箱なのだ。ムスコなんてものは入っていない。
だが声はこう続けた。早くあの男の、可愛そうなムスコを出してあげよう。
そうして、箱は開かれた。光が足元からそそがれるものじゃない事を始めて知った。
だがそれより、俺は声を出す者達を見た。彼等は固まっていた。
俺はその瞳に映ったものをみた。
バケモノだった。
それで俺は全てを思い出した。思い出してしまった。
ふざけ半分で魔術書を読んでしまって、こんな姿になった事を。
そして、あの大きな手が、それでも俺を捨てられなかった事を。
あまりのショックで自分の記憶を自ら封じ込めた馬鹿息子を。
彼等の中にあった正義感なようなものはすぐに霧散したのだろう。
醜いバケモノから逃げていった。だがその内の一人は腰を抜かして、逃げられなかった。
殺さないでと訴えかけてくる瞳に、バケモノの姿がうつる。
とても嫌な姿だった。
引き篭もりたかった。
だが箱はもう開かれている。
ならば、しょうがない。
「お前の体に引き篭もる」
こうして俺は、腰を抜かした男の体にひきこもった。俺は、その男になった。
仮面をつけて世界と干渉する術を手に入れた俺は、今屋敷の前にいる。
たくさんの本がある舘、そこにはあの男がいる。彼にはやってもらいたい事がある。
馬鹿息子をとじこめた、馬鹿親父に出会う為に。
正義感をもった彼らに殺された馬鹿親父に出会う為に。
復活の書。
報酬の為に、俺は引き篭もりながら作戦を開始した。
483470-473から続けました:04/08/17 20:34 ID:sp0POZtY
続けたわりに、話自体はなにも進展してませんが。
しかし、これとは別の展開に手をだそうとおもうのですがおもいつきません。誰かリクエストキボンヌ。
484イラストに騙された名無しさん:04/08/18 23:20 ID:/ZG+RZ7+
なにやら、凄まじく不穏な事が………!
485見知らぬ部屋:04/08/20 02:44 ID:NX7TtQ3Z
カタカタカタ…カチ…カチカチ
何の音だろう、耳障りな音がする。
私はゆっくりと、眼を開ける。
「……何処、此処?」
殺風景な天井、倉庫を改造したのか無骨な鋼鉄が剥き出しになり、照明が吊り下げられている。
私は警戒しながら、視線を右に向ける。
かなり大きな機械……たぶん演算端末、コンピューターが幾台も並んでいる。
そして、その奥に長い耳を垂らす男がいる。
なるほど、アイツの家かぁ……。
そうか、あの後私は気を失って……。はぁ、油断したなぁ。
何年ぶりかな、気を失ったのは。
『オムニス』の名前、返さないといけないかな。
そんな事を考えながら、私は力を抜きベッドに体を預ける。
男臭いベッド……アイツのベッドなんだろう。
長耳の匂いがする。
少し気にはなるけど、そのまま瞼を閉じる。
「ん、見つけた……コレだね」
その時だ、アイツが声を出した。
「何か見つけたの?」
私は、アイツの方を見て問い掛けた。
「あ、気が付いた。身体は大丈夫?」
「うん、たいした事無い。精神的にダメージを受けただけだから身体は大丈夫」
「そう、よかった」
そう言いながら、長耳は此方に近づく。
「それで、何を見つけたの?」
「ん、組織の行動予定表みたいなものかな」
「よく見つけられるわね、ちょっとした機密情報クラスよ」
486スフィア:04/08/20 02:45 ID:NX7TtQ3Z
「ま、コレが僕の専門だしね」
「なるほど、電子世界『スフィア』がアンタの専門ね。
どうりで、尾行も銃もへった糞なわけね」
その言葉に、長耳は凹んだ顔をした。
「それで、組織は何をしているの?」
「あー、それなんだけど……。どうも組織の再編と不穏分子の排除を始めたらしいんだ」
「再編と排除?。何故今頃?」
長耳は椅子に腰掛けて、話し出した。
「まず最初、貴女が組織の情報を知りたいって言ったよね。
そこで僕は組織のメインフレームに忍び込んだ……、情報は新しい方が良いと思ってね」
長耳の言うとおり、私は助けた代わりに組織の情報が欲しいって長耳に頼んだ。
「それで、上手い事メインフレームの中枢、コア・システムにアクセス出来たんだ」
「組織のコア・システム!?。どうやって?」
「ゲートが開いてた」
苦笑いをしながら、長耳はそう答える。
けれど信じられない……。組織のゲートは難攻不落と言ってもいい位だ。
昔、スフィア中のハッカーやクラッカーが束になっても防ぎきった程なのに。
「どうして、ゲートが開いてたの?」
「どうも、ゲートやシステムを管理してた幹部が処理されたらしいんだ」
「そんな上級幹部を、処理って……」
そこで長耳は椅子に深く腰掛けた。
ふぅ、と小さく溜息を吐く。
「組織の総帥『温帯』が死んだらしい」
「うそっ!。……本当に?」
「ああ、僕も信じられなかった
そして今は、別の誰かが組織の総帥に納まったみたいだよ」
組織の総帥『温帯』が死んだ…。
正直、今まで何をしていたのかもよく分からなかったけど、組織を纏めていたのは確か。
けど、何故急に…?。
487異変:04/08/20 02:46 ID:NX7TtQ3Z
「何時の話なの」
「たぶん、一ヶ月は経ってないはずだよ、組織の再編が始まったのは二週間前ぐらいだし。
後それと同時に、この都市にいる能力の高い者やミュータント、魔術師をスカウトし始めてる」
「何のために?」
「そこまでは分からない。だけど、急に組織の動きが活発になったのは確かだよ」
「………」
今までの総帥が消え、新しい総帥が現れた。
何があったのか……分からない。
「そして、再編と一緒に、今まで私腹を肥やしてた幹部や構成員が次々に処分され始めた。
その時に、システム管理者も一緒に処分されたみたい」
「私腹を肥やした幹部を?……。ねぇ普通、組織みたいな所って、私腹を肥やすためにあるんじゃないの?」
「一般的に言えば、大なり小なり自分の為に組織に就いてるって言うのが当たり前だと思うけど
新しく総帥になった人は、綱紀粛正みたいなのを始めたらしいよ」
「組織が綱紀粛正って、笑えない冗談ね……」
私に言葉に、長耳は少し笑った。
けれど私は、笑えなかった。
「それで、新しく組織の総帥になった人物って、どんな奴か分かる?」
その言葉に、長耳は手元に有るキーボードを触る。
「この人」
空中に展開された映像には、黒ずくめの男が映っていた。
単なる映像なのに、私は体が凍りつくような感覚に襲われた。
「……っ、しょ、詳細は?」
「一切不明……。ああ、ただ新しくこの都市にきた集団『神徒』のボスだった人って言う事は分かってる」
「神徒……。聞いた事無いわね」
488危機:04/08/20 02:48 ID:NX7TtQ3Z
「それはそうだよ。この都市に来て、活動らしい活動はしてなかったし」
「……なんでそんなのが、組織の総帥になっちゃうのよ?。おかしすぎるわ」
「うん、ほんとに」
映像を消して、長耳は私に向かい直す。
「コレが、君に渡すはずだった情報」
それで、その時に……ちょっとドジッテ見つかっちゃって」
「オープンカフェに繋がるって事ね」
「そう、そのとおり!」
ばか…、危なすぎる橋渡り過ぎよ。
「1つ言っておくけど、あまり馬鹿な真似は、やらないでよね
私からの依頼で…!」
「あはは、結局また迷惑掛けちゃったしねー」
笑ってる……。
処置なしね。ホント。
「で、部屋に戻ってからになるけど、組織の今の行動を調べてみた」
「また、見つかってないでしょうね……」
「大丈夫だよ、アウトフレームからアクセスできる情報を分析して、形にしたものだから」
「情報予測のスキルも持ってるのね……良いスフィア管理者に成れるわよ。
それで、今組織は何をしてるの?」
「外部の粛清。組織に従わなかった能力の高い者、ミュータントに魔術師。
影の部分だけじゃなく、表でも派手に動いてる」
「はぁ、最悪。
それで、ガンスリンガーが狙われたて、最近その周りにいる私もついでに……と言う事ね」
「そう、丁度僕が見つかって、シスターが何処にいるのか向こうも知ったから。
罠を張って、片付けようと」
「どじ、ばか、まぬけ」
私が一言言うたびに、長耳の顔が歪んでいく。
489クラス……?の情報だ!:04/08/20 02:50 ID:NX7TtQ3Z
「さて、それじゃ向かいましょうか」
「へ、向かうって?」
「ガンスリンガーの所によ。
彼はまだ死んではいけない人よ」
「大丈夫だよ。彼はガンスリンガー……、最強の名を欲しいままにする魔人。
それより、身体を直した方が…………………………」
「shut up!。
鐘を見る顔、知ってるでしょう。腑抜きってるわよ」
そう言いながら、私はベッドを降りる。
あれ、何かスースーする……。
「………ぶはっ!」
いきなり長耳が鼻時を出す。
「な、な、な」
「…………Goodjob!!」
「グッジョじゃ無い!。なんで私裸なのっ!」
私はシーツを引っ張って身体に纏いつける。
「だって、服はボロボロだし、身体の方も手当てしないといけないし」
長耳は、鼻を押さえながらそう答える。
「だからって、裸にする必要ないでしょうっ!」
「瓦礫で埃まみれの泥まみれだったし、しょうがないよ」
「………………埃まみれ、泥まみれ…………」
私の身体は、綺麗になっている。
髪も、肌も、顔も、泥どころか埃1つ付いてない。
「………死になさいッ!」
「うわわわわっ!」
「乙女の柔肌を、触り弄った罪は………万死に値するのよっ!」

………その後、町外れの倉庫のような家から悲鳴が鳴り響いた。
490イラストに騙された名無しさん:04/08/25 01:14 ID:+lx4M/OK
 元詐欺師は出窓から街路に飛び降りた。身体に詰まったパンヤが衝撃を吸収し、苦もなく立ち上がる。
月は雲に隠され、昼の喧騒を失った街は暗く、路地などそこここの陰には闇がわだかまっている。
元詐欺師は、その中でも特に不吉な予感をかきたてる方角に足を向けた。
元々危険に対する勘は働く方だ。そうでなければ人をだます商売などやっていられない。
幾度も命を救ってくれた勘が今、そちらには近づくなと全力で警告している。
その方向、丘の上の洋館に向けて、彼は歩き出した。
 悪寒がとまらない。人の身体だったなら、全身が総毛立ち、冷汗が背中を伝っているところだろう。
それでも、彼はじっとしては居られなかった。
あそこで何かが起きている。あの子達に危険が迫っている。それは確信に近い予感だった。
そこへ行って、無事で済むとは思えない。
そもそも、身体のない自分に何ができるというのか。
それでも、行かずにはいられない。
491イラストに騙された名無しさん:04/08/25 01:15 ID:+lx4M/OK
 知らず知らず、思考が裡に入ってしまったらしい。
ふと我に返ると、後ろから奇妙な足音が近づきつつあった。
ガチャッ、ガチャッと響く、鉄塊を石畳に叩きつける音に、街路が陥没する音も混じっている。
しかしそれが足音であろうことは、彼には容易に想像がついた。
「くーちゃん」
聞き慣れた、予想通りの声。元詐欺師は無視して歩を進める。
「くーちゃんてば」
その名で呼ぶなといつも言ってるだろうに。いっそこの器を捨てて行ってしまおうか、しかし肉体はあったほうがましかなどと考えていると、
「…サギー、さん」
つい、立ち止まってしまった。
 半歩遅れて、耳障りな足音も止まる。一拍後に残響が消え、街路には静寂が満ちた。
しかし完全な静寂ではない。振り返った元詐欺師の視線の先では、ずんぐりした大きな人影が、全身から羽虫のような音を立てていた。
暗くて輪郭しか見えないが、それは奇妙な人型をしていた。
全体的にデフォルメしたようなずんぐりした体型だが、頭は普通の人間の大きさだった。
その頭が元詐欺師を見おろしていた。
492イラストに騙された名無しさん:04/08/25 01:16 ID:+lx4M/OK
「なんだよ。そんなもん着込んで。散歩か?」
「……どこ行くのよ」
軽口に返されたのは硬い口調の詰問だった。
「…ちょっと、野暮用でな」
「……」
「……」
「私も…」
「駄目だ」
「なんでよ」
「若い娘が出歩くには、ちょっと遅い時間だぜ」
「茶化さないで」
「……」

 やるべきことは決まっていた。
調子のいいことを言って、彼女を丸め込んで、家に帰らせればいい。
いつもやってたことじゃないか。
元詐欺師はため息をついた。無性に煙草が吸いたくなった。
煙草を、嘘吐きの為の発明品だといったのは誰だったか。
「夕方には爆発騒ぎがあったって言うし、あなたはずっと難しい顔してるし。一体なにが起きてるのよ」
何が起きてるか、か。そいつは俺も知りたいもんだ。只一つ、言えることは
「真ん中に居るのは、鐘と萌絵嬢だってことだ」
「え?」
「あの二人がいつも中心に居る。それが世界のお約束だ。
俺たちはどうしたって脇役で、いつ殺されたっておかしくない。
だったらいっそのこと、登場なんかしないほうが…長生きできる」
「なに、言ってるの?」
「単なる戯言だ。いいから帰れ」
493イラストに騙された名無しさん:04/08/25 01:17 ID:+lx4M/OK
技士少女はしばらく思案するように黙っていたが、やがて口を開いた。
「でも、それならなんで行くの?」
その問いにならば答えられる。
「家族だからな。護りたいんだ、あいつらを」
忘れられてるかも知れんけど、と自嘲気味に笑う元詐欺師を、技士少女はじっと見つめた。
「じゃあ、やっぱり私も行く」
直前までとは一転して明るい声だった。
「何が『じゃあ』なんだよ」
「あなたの家族なら、私の家族も同じだから」
「なっ。意味解ッテ発言シテマスカ技士子サーン」
「だってくーちゃんはずっと、私のたった一人の家族だったのよ?」
「……そっちかよ」
494イラストに騙された名無しさん:04/08/25 01:18 ID:+lx4M/OK
「それに、」
技士少女は、元詐欺師が何故か脱力したのを気にも留めずに、拳をぐぐっと握った。
「得体の知れない危険地帯に、丸腰のぬい一人送り込むなんて、論理的じゃないわ」
「…そりゃまぁ、確かに無力なんだけどよ」
「こんなこともあろーかとっ!
ひそかに開発しておいた電動服っ!
この『科学の騎士』がついていれば、怖いものなしよっ!!」
テンションの高い叫びが合図となったかのように、雲が切れ、月光のスポットライトが彼女を照らし出した。
潜水服にも似た機械の鎧を纏った技士少女は、強気の笑みを浮かべて、無骨なグローブに包まれた手を差し出す。
「一緒に行こ。それで、みんなで帰って来よ」
元詐欺師はもう一度ため息をついた。張り詰めていた身体から空気が抜けるようだった。
(こんな若い娘に言い負かされるなんて、俺も焼きが回ったかな)
パンヤの詰まった、指のない手を伸ばす。
495イラストに騙された名無しさん:04/08/25 01:19 ID:+lx4M/OK
技士少女はその手をとり、ぐいっと引き寄せて片腕で抱きかかえた。
「お、おい何…」
「急ぐからね。しっかりつかまってて」
背嚢が開き、布の塊が転がり出る。
ブゥーンという駆動音に、気球にガスを送り込む音が加わる。
膨らみきるのを待たずに、技士少女は走り出した。
背中で膨らんだ気球が電動服の自重を打ち消し、ついには浮力を与える。
 まるで月面を駆けるかのごとく街路を跳躍していく『科学の騎士』の去った後には、
陥没した地面と、「のぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」という遠い悲鳴だけが残っていた。

元詐欺師&技士少女、参戦。
496イラストに騙された名無しさん:04/08/25 01:21 ID:+lx4M/OK
電動服(モーター・スーツ)出してますが、スペックは原作通りである必要はありません。
屋敷(クトゥルフ)と街(SF)の境界を緩和してみたかっただけなんで。
497イラストに騙された名無しさん:04/08/25 02:14 ID:OCZPuEL9
電動服の元ネタって、何だろう?
しかし、ネタが色々あって面白いや
498イラストに騙された名無しさん:04/08/25 03:13 ID:+lx4M/OK
>497
メル欄です。
本編にも出てきてるのかは未プレイなので知らない。教えてエロい人ー
499イラストに騙された名無しさん:04/08/25 03:35 ID:OCZPuEL9
ほへー
そっちの文庫は持ってないや
ゲームの方には、出てきた憶えは無いなぁ
まぁ、今から一年以上昔の事だから、記憶あいまいだ
モットエロイ人なら、はっきり覚えてるかもぁ

って、屋敷の方が進展したみたいだ
どうなるんだっ!?
500ネタ師たる皆様に現状報告:04/08/26 16:20 ID:/NuG/fG0
館周辺のキャラ・鐘、萌絵、元殺、主人、執事、庭師、メイド姉妹、技師、元鷺、萌絵の召喚したものたち。
同じく行動可能な敵キャラ・サラリーマン、引き篭もりの化け物、コックローチ部隊、監視役。

襲撃の動機・外部不穏分子の排除(鐘、萌絵は拿捕に留める指示あり)

各キャラの能力・過去ログ参照

位置関係・鐘、萌絵(館内、客用寝室にて臨戦&熟睡)
      元殺(セールスマンと戦闘開始)
      館の主(地下書庫最奥、魔道書保管庫にて苦悩中)
      星の精(館周辺にてコックローチと戦闘中)
      執事、庭師(玄関口にてコックローチと戦闘中)
      メイド姉妹、しょごす、ビヤーキー(地下へ。姉妹は執事によって「眠ら」されている)
      元鷺・技師(館へ向かい移動中)

      ――以下敵――

      サラリーマン(元殺と戦闘開始)
      化け物(館に接近中だが詳細位置不明。さまざまな武器を身につけ、狙うは復活の書)
      コックローチ部隊(館に対する包囲の輪を縮小中)

その他・酒場、長耳家は平穏。
     そちらに居るキャラによる援護が間に合うかどうかは書き手さん次第。
     秋せつら人形が敵になるか味方になるかも書き手さん次第。

 こんな所でしょうか。ついでに500getです。
501イラストに騙された名無しさん:04/09/12 03:10:00 ID:si73k8k9
    スヤ
  __ ____   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ノへ |・∀・ | | < はやく、おおきくなれよ!
|\´-`)∪.⊂ | |   \   (もう少しだけ・・・)
\_ ̄ ̄ヾ.__|_|    \__________
 `\___/ ヽ
 スヤ

いいなー
こうやって小さな女の子をかわいがるのって…
まだ経験の無い、無垢な女の子を自分好みの
エッチする子に育てていくのって、最高!

誰にも構ってもらえないので幼姦マンの呪いで若返ってしまい
そして拾われてしまいました
502イラストに騙された名無しさん:04/09/12 12:28:44 ID:aU86LHPw
          /   / 、_,  、_从 |           ゚_    ,、-
          //l/ / ィ;;;;r  、__!| l|ノ           l」 ,ィ'´
         イ | l|イ! ゙ー' , l;;;j川l       _,、- '"´|   /:::|
         !l川 ノ| " r┐ "川 _,、- ''"´      l /:::::::!
            ノVl|ハト、_  ー'  ノノノ|         |/::::::::::|
                ノノ三彡'´⌒ヽ |         l:::::::::::::|
           /  イ __    | |          |:::::::::::::|_,、-''"´
           _く○___,ノr-‐ 、`ヽ_,ノ |       _,、-‐''"!:::::::::::/
       r'´ /     ( rー¬、_,ノ|  |_,、- ''"´    。:::::::::/
      ⊂| /     `'l    \|   \       + :::::::::/
       У /      ヽ、   \    \    ●/::::::::/       ,ィ
       / /        `'ー--<    \  "∧:::::/ 、____,ノ !
あらあら返り討ちです。残虐ですね。
503イラストに騙された名無しさん:04/09/15 05:05:47 ID:e3arAvVH

                         _ノ(
                ,、-――ー-- 、___, て
              // /   __,ノノノ、  く  ( パパァ痛いよさけちゃうようううううううううう!!!!!
              /   / 、_,   从 |
              //l/ / o=,、  ''、!| l|ノ i |l
             イ | l|イ!   `' , l;;メ川l ,,   
             !l川 ノ| " (`ヽ "川  "''ー- 、,, _     あー
            モミ   ノVl|ハト、_  `´ ノノノ       |   ̄`l  
              モミ     ノノ  _ '´⌒ヽ ,-、       |    |  やっぱりょぅι"ょ! の
          / /  nノ´   ´     l´)_,ヽ    .|    | 
           | l  l´ )     :r;:  Y  ノ  /    |    |   シマリはいいYO!!
.   ズッ        `/   ゙      | /  /●   |    |
.       ズッ  //     / ̄`ヽ   /     /    |
      __ / / '   /     ヽノ ///  /    /
   /´     ̄ ̄'    ´  l⌒l    ヽ    /_   /
  /      // lλ '     ヽ \   ヽー''"  _)  /
      ノー----/::::,'、_   _,ノ `ー`ヽ  ヽ―''"´  /
    /',  `''‐- |::ノ(| ゚。 ̄///    (   \ ヾ /
  /  /`)   '、:::: ''‐- 、,,     / `ヽ、つ_) l |
      /     u`" //  "'' ヽ/     / ノ ノ
        `'' - 、,, J   r‐、   ',     /
            "'' - /  /   ',   /   ズッ
やり返したようです。
504イラストに騙された名無しさん:04/09/15 20:09:27 ID:wJFG5HYi
 ざくり、と刃が貫通する。
「ええと……これ、何でしょう?」
 酒場の裏庭に、日本刀を突き出した影。
 ろぼ子だ。
「さあ? どうでもいいでしょ、こんな変態の事なんか」
 店の中から返すのはモトカ。
 唐突に店に押しかけ、訳の分からない電波を垂れ流し始めた存在は、既に血の海に沈んでいる。
 何かえへらえへらと幸福そうに笑っているが、混濁した意識の中で妄想でもしているのだろう。
「でも、なんだか気になります……」
「心配性ね……今日は鐘はお泊りなんだし、多少変な奴が来ても大丈夫でしょ。じゃ、先に寝るわよ?」
 その言葉と共にモトカは階段を上っていく。
「――やっぱり……何だか、嫌な予感です」
 す、とろぼ子の視線が、丘の上の屋敷に向けられる。
「鐘くん……」
 機械の自分に虫の知らせなどあるわけがないと思う。
 しかし、どうしても不安が消えない。
 ならば、実際に行ってみるしかないではないか。
「――行きます」
 刀を鞘に収める。
 己の不安を打ち消そうと、ろぼ子は館を目指し、人ならぬ速力で駆け出した。
505イラストに騙された名無しさん:04/09/15 20:37:37 ID:1pGiFq40
>504
GJ!
行け ろぼ子〜!
506イラストに騙された名無しさん:04/09/15 23:12:38 ID:5WUf0MAl
ロボ子まで、参戦かっ!
つか、今ドウナッテルンダ?
507どこかで――:04/09/20 14:45:17 ID:uv7nZvdm
「ご報告いたします。Gの消去は失敗に終わった模様です」
「分かりました。ご苦労様です、ミッキー。詳細を」
「戦闘の監視役は半狂乱にて帰還。コックローチ部隊の損耗率は六割を超え、なお増加中」
「『恐怖』を刻まれたようですね。その監視役はどこか事務系列の部署へ転属させてあげなさい」
「了解致しました」
「セールスマンは?」
「心臓に埋め込んだ通信機からの心音が途絶えました。まず絶望かと」
「――そういえば、何か異形を雇ったそうですね」
「それについては、現在調査中でして……」
「わかりました」


「それでは、私も行きましょうか」


「な!?」
「主人公を襲う『危機』、『恐怖』、『謎』、『事件』。コックローチ如きでは、彼に釣り合いません」
「しかし、なにも貴女様が自ら!」
「黙りなさい」
「……」
「準備を」
「了解、致しました――」
508♯777:04/09/21 22:51:10 ID:43tP+fgS
おはよう
509ネタ師たる皆様へ:04/09/23 16:00:50 ID:92CAroKr
館周辺のキャラ・鐘、萌絵、元殺、主人、執事、庭師、メイド姉妹、技師、元鷺、萌絵の召喚したものたち。
同じく行動可能な敵キャラ・セールスマン、引き篭もりの化け物、コックローチ部隊、監視役。

襲撃の動機・外部不穏分子の排除(鐘、萌絵は拿捕に留める指示あり)

各キャラの能力・過去ログ参照

位置関係・鐘(一階廊下にて引篭と戦闘開始)
      萌絵(一階廊下にて技師少女を介抱&元鷺発見)
      元殺(セールスマンを破壊――したはず)
      館の主(地下書庫最奥、魔道書保管庫から上へ向かう)
      星の精(館周辺にてコックローチと戦闘中)
      執事、庭師(玄関口にてコックローチと戦闘中)
      メイド姉妹、しょごす、ビヤーキー(地下へ。姉妹は執事によって「眠ら」されている)
      元鷺(依代であるぬいぐるみ破壊され、現在生霊常態)
      技師(気絶中?)

      ――以下敵――

      セールスマン(元殺に破壊……されたはず)
      化け物(技師を気絶させ、ぬいを破壊。現在鐘と戦闘中)
      コックローチ部隊(損耗率が六割を超えるものの、一応戦闘継続中)
      監視役(戦線離脱。半死半生)

その他・酒場(モトカ、マリー)、長耳家(長耳、シスター)は平穏。技師家は無人。
     秋せつら人形が敵になるか味方になるかは書き手さん次第。
510追補:04/09/23 16:04:41 ID:92CAroKr
ろぼ子(現在館に接近中。監視役よりかなりの情報を引き出している)
ボスの娘(館へ。狙うは鐘の成長を促す事件)


ところで、そろそろボスの娘に名前を与えるべきだと思う。
何か案があれば。
511イラストに騙された名無しさん:04/09/24 21:46:22 ID:j7qgLR59
総帥の娘……名前……
思いつかねいぃぃいぃぃ
512イラストに騙された名無しさん:04/09/24 22:20:00 ID:18fZFPaE
では……夜とか、黒曜とか……
いや、何故か弟が旅行の土産に黒曜石の鏃なんぞ持ってきたからふと。
513閑話その2:04/09/25 08:33:53 ID:I3s63P9l
マリー「ろぼ子ー、そっち片付いた? って、いないわ。
    なんだか今夜は騒がしいわねぇ。
    頃合みて、様子見に行ったほうがいいかもね。
    なんだかんだ言って、結局モトカも眠れてないみたいだし」

回収部隊兼(メル欄)出動準備。


セールスマンはまだ行動可能キャラなのですね…ガクガクブルブル
黒曜石の鍬って、実用品なんですかそれは。なんか惹かれる。
名前にした場合『黒曜』って、読みは『こくよ』ですかね。
514イラストに騙された名無しさん:04/09/26 08:39:04 ID:e1UuRNZQ
とりあえずセールスマンですが、完膚なきまでに滅殺しました。
実は生首にしたときに反撃させてやれなかったのが、少し残念だったので……
ということで、セールスマン削ったまとめを作っておきますね。

まあ、体の破片が――とか、脳細胞の欠片が――とかで復活、てのはありかもしれませんが。


萌絵スレ>525-531
こちらで言っておきますね。
GJです!
515ネタ師様各位へ:04/09/26 08:48:15 ID:e1UuRNZQ
館周辺のキャラ・鐘、萌絵、元殺、主人、執事、庭師、メイド姉妹、技師、元鷺、萌絵の召喚したものたち。
同じく行動可能な敵キャラ・引き篭もりの化け物、コックローチ部隊、ボス娘、ミッキー。

襲撃の動機・外部不穏分子の排除(鐘、萌絵は拿捕に留める指示あり)

各キャラの能力・過去ログ参照

位置関係・鐘&萌絵(館一階・元鷺in引篭を激破。抱擁)
      元殺(庭・セールスマンを滅殺。鐘の元へと急ぐ)
      館の主(地下・魔道書保管庫から上へ)
      星の精(庭・コックローチと戦闘中)
      執事、庭師(玄関・コックローチと戦闘中)
      メイド姉妹、しょごす、ビヤーキー(地下・姉妹は執事によって「眠ら」されている)
      元鷺(館一階・体を取り戻し、完全復活)
      技師(館一階・覚醒)
      ろぼ子(多分庭・鐘の元へと急ぐ。監視役より情報を手に入れている)

      ――以下敵――

      セールスマン(庭・消滅)
      化け物(館一階・地下へ)
      コックローチ部隊(主に庭・損耗率が六割を超えるものの、一応戦闘継続中)
      総帥の娘(不明・鐘の元へ)
      ミッキー(不明・もしかしたら総帥の娘についてくるかも)

その他・酒場(モトカ、マリー)、長耳家(長耳、シスター)は平穏。技師家は無人。
     秋せつら人形が敵になるか味方になるかは書き手さん次第。
516イラストに騙された名無しさん:04/09/29 18:57:52 ID:NbDcIXhk
そういや引篭(かぶりものなし)の外見やら能力やら、どういったものを考えてる?
517イラストに騙された名無しさん:04/09/29 19:22:48 ID:Ek+OEJsL
他人に入り込むこと意外、何も無し……とかかな?
ま、書いた人に続くよ、俺はー
518イラストに騙された名無しさん:04/10/09 11:24:14 ID:43bXctgz
>512-513
亀レスだが「黒曜石」で『オブシディア』なんてどうだろう?
凝りすぎか
519イラストに騙された名無しさん:04/10/12 01:00:42 ID:8rnYvZsq
ちょっと提案。
秋せつら人形の扱い、俺も困っているんだが……魔界都市読者でうまく処理できる奴が現れなければ、
オブシディア(仮)の力を示すための捨石にするのはどうだろう。
520イラストに騙された名無しさん:04/10/12 08:31:34 ID:DiuHjUdS
>519
面白ければ別に問題ないかと。
…一応、読んだことあるんで(メル欄1)のセリフは使って欲しいなー、とか
人形の能力も(メル欄2)なのかなー、と思ったり思わなかったり。
521イラストに騙された名無しさん:04/10/12 17:38:52 ID:8rnYvZsq
セールスマンとの初戦(鐘赤子時代)に糸を使っているため、人形も糸使いで良いと思われ。
522イラストに騙された名無しさん:04/10/29 07:26:09 ID:vPtVAzZv
そういえば総帥の娘って、名前は結局オブシディアでいいのかね?
523イラストに騙された名無しさん:04/10/29 22:05:50 ID:Xov7kTRX
さぁ?
けど、響きは結構イイね
524ホンネ:04/11/10 03:04:02 ID:ABsDrTun
折角、萌絵スレでオブシディア出したのに…出したのにぃ…
AA直すのに気を取られて、セリフ見直してなかった。
AAもあんまりいい出来じゃないし、名前も間違えてるし。

もう駄目だ… _| ̄| ...○コロコロ 
525イラストに騙された名無しさん:04/11/10 11:04:31 ID:ffz/vu3s
HAHAHA!
気にするな!
とても、Goodjob!だったぜ!
HAHAHAHAHAHAHAHAHA!
526イラストに騙された名無しさん:04/11/10 18:54:47 ID:iMesS1Yq
GJ! GJだから首は落とすな、拾っとけ。
ところで、総帥をオブシディアってことにして、(メル欄)みたいな感じにしてはどうだろう。
527526:04/11/13 04:14:10 ID:Ak6GuV/9
HAHAHAHAHHAHA!
>>524、上で偉そうにしておきながら、俺のほうがエラいことしちまったぜ!
だからお前も気にすんな!



マジですみません……_| ̄| ...○コロコロ 
528イラストに騙された名無しさん:04/11/13 16:34:38 ID:H7ApdjMl
みんな激しくGJだこんちくしょー!
そんなに謝る事ないって。首拾って洗っとけ(あれ? ちょっと違うか)。

529その頃残された組織では…:04/11/16 23:55:28 ID:rHQ6TmAw
下っ端A「はあ…」
下っ端B「ん、どうした。溜息なんぞついて」
下っ端A「いや、な。屋敷に向かったオブシディア様が無事かどうか心配で」
下っ端B「オブシディア様が?馬鹿馬鹿しい。
     最新鋭のアクティブ・アーマーに魔道書「ナコト写本」、
     おまけにオブシディア様自身、強力な念動力の使い手だ。
     これだけありゃ敵なんていねーよ」
下っ端A「そうなんだが。なんだか胸騒ぎがしてなぁ」
下っ端B「ははは、お前はオブシディア様に惚れているからな。
     ……この、ロリがっ!」
下っ端A「ち、違う。そんなんじゃねえよ。俺はただな、おい、聞けってば」

下っ端A「心配だなぁ…」
530イラストに騙された名無しさん:04/11/23 20:20:05 ID:iAbqbL3l
あの人形って、今は誰かに操られているのかな?
531イラストに騙された名無しさん:04/11/24 09:28:40 ID:YsFQbs6K
んー、一応秋せつら人形には萌絵スレの黒幕っぽいのが
のり移っているという感じ。
オブシディアの代わりにすっきり倒されてもらうつもり。

…というか、もうやられちまったわけだが(w
532イラストに騙された名無しさん:04/11/24 18:43:02 ID:eqx06u3p
 大体収拾ついたようだし、そろそろドンパチは〆だな。
 とりあえず簡単な後日談でも書けば、収拾つきそうだ。
 セールスマンの復讐戦を書こう、とか言い出したところから始まって、結構長かったな。


 ところで、伏線が随分消化されて、また随分と張られもしたわけだが……
 年末で忙しいとは思うが、誰か>>246-247みたいなまとめを作れる余裕のある奴は居ないかね。
533鐘の日記:04/11/26 18:14:01 ID:3rXzRGfX
 あの日から、もう随分と経った。
 組織が隠蔽工作に奔走したのか、街での銃撃戦の騒ぎに紛れたのか、館での騒動に気付く人は居なかった。
 館の破損はガスの不始末による爆発と、それによる火薬類の誘爆――つまりは事故という形で収まった。
 皆の怪我も、もう回復した。
 それでも重傷のシスターはしばらく松葉杖が必要で、長耳さんが色々と手助けをしていた。
 元鷺さんが戻ってきて、父さんもなんだか嬉しそうだ。
 時々酒場で軽口を叩きあっている。
 中破したろぼ子さんは、かなりの部品を技師さんに換装された御蔭で、今では目からビームが出るくらい
元気だ……嬉しいけれど、ちょっと困っている。
 ――萌絵にも、笑顔が戻った。

 組織は、あれからは目立った動きを見せない。
 しばらく様子見、といった所なのだろうか。
 そして、僕は――
534イラストに騙された名無しさん:04/11/26 18:29:30 ID:3rXzRGfX
 ふと感じた気配に、僕は筆記具と日記帳を引き出しに仕舞った。
「鐘、居るか?」
 ノックの音と、父さんの声。
「うん、居るよ。どうぞ」
 ゆっくりと扉が開き、父さんが入ってきた。
 真剣な表情だ。
「……あの日の、こと?」
 床が軋み、父さんが歩み寄って来る。
 そろそろ――皆が落ち着いた今だからこそ、来ると思っていた。
「そうだ」
 僕も馬鹿じゃない。
 あの時、あの人形を前に、自分の為した事がどれだけ異常な事だか分かっている。
 何と言われても、受け入れる覚悟は出来ていた。
「……僕の、あの力の事だよね」
 僅かに声が震える。
 正直、自分でも怖い。
 あの不思議で、でも底冷えのするおぞましい力はいったい何だったのだろう。
 夢で思い出すたびにうなされる、あの力を持つ僕はいったい何なのだろう。
 そして、そんな僕を、皆は――
「違う」
 しかし、父さんの口から出たのは、否定の言葉だった。
535イラストに騙された名無しさん:04/11/26 18:45:37 ID:3rXzRGfX
「鐘――お前がどんな力を持っていようと、お前は俺たちの息子だ」
 ぽん、と頭に父さんの手。
 その手に押されるように、俯いた。
 僕は今、どんな表情をしているのだろうか。
「お前なら、どんな力も自分の意志の元で使いこなせる。力には呑まれない。
 ――今は辛いかも知れないが、いつかきっと、だ」
「……父さん」
 ふと、僅かに苦笑が漏れた。
 あの力を怖がっている事も、夢に見ることも、お見通しらしい。
「ただ、一つだけ頼みがある」
「たの、み?」
 いつも通りの父さんの声。でも、その後ろに少しだけの緊張が見え隠れしている。


「人を――いや、何かを殺そうとだけは願ってくれるな」


 背筋に氷柱を差し込まれたような感覚。
 やはりお見通しらしい、と頭の中の冷静な僕が呟いた。
 確かにあの時、僕はあの人形に明確な殺意を抱いた。
 萌絵を護るため、ではない。
 萌絵を護れなかった自分への怒りの矛先を、ただ逸らしたかっただけで。
 たったそれだけの理由で――
 思い出す。
 煮え滾るような灼熱感。
 真っ黒に塗り潰される思考。
 ふと、思う。
 僕は本当に力が怖かったのか?
 僕は本当に怖がっていたのは、僕自し――
536イラストに騙された名無しさん:04/11/26 19:24:35 ID:3rXzRGfX
「お前は頭の良い子だ。きっと、俺が思う以上に色々なことを考えているだろう」
 僕の思考を遮るように、父さんが言葉を紡ぐ。
「だから俺は強制はしない。最終的には、お前の思う通りにすれば良い」
 それは、あの日の言葉。
「これはあくまで頼みだ。――鐘、お前は俺より強くなれる」
 父さんの言葉に、僕はただ耳を傾けるだけだった。
「だからこそ、俺以上の高みに登れるお前だからこそ……俺と同じ場所に、堕ちてくれるな」
 同じ場所。
 それは、殺意と殺人と殺戮の果てに行き着く場所なのか。
「――違うよ」
 思わず、僕は否定の言葉を放つ。
 父さんと同じように。
「父さんは、堕ちてなんかいない。父さんは――僕の目標は、ちゃんと高い場所に居る」
 たとえその手が血に染まっていても。
 たとえこれまでの道が血肉で舗装されていても。
「父さんは――今の父さんは大丈夫だから」
 勢いに任せて言い切ってしまってから、恐る恐る顔を上げた。
 ――父さんは、微笑んでいた。
「鐘ー、あそぼーっ!」
 と、階下から、萌絵の声が聞こえてきた。
「ほら、行ってこい。遅くならないうちに帰ってくるんだぞ」
 僕は、歩き出す。
「そういえば、ラジオ――作ってたな。今晩、手伝ってやろう」
 父さんの声に、背中を押されて。
537元殺:04/11/26 19:42:49 ID:3rXzRGfX
 鐘は、吹っ切れたような笑顔を浮かべていた。
 これで良いんだろう。
「……なあ、詐欺師」
「ご苦労さんだな。マイホームパパ」
 鐘が出かけた後の酒場。
 休業日とはいえ、昼間から酒を飲むのも久しぶりだ。
「ラジオ作り、手伝ってやるんだって?」
 聞いてやがったか。
「あいつ昔から小遣い溜めては、メカ関係のパーツ集めててな(>>343)……」
 かろん、とグラスの中で氷が揺れる。
「随分集まったから、ラジオでも作ろうって張り切ってるんだ」
「機械いじり、できるのか?」
 琥珀色の液体に、視線を落とす。
「まあ、少しはな」
「……父親も、大変だな。色々と――」
「ああ、柄じゃないな……」
 だが。
「――悪くは、ない」
 外からは、のどかな喧騒。
 硝煙の匂いとも、鮮血の香りとも、紅蓮の炎とも縁の無い、ほのぼのとした毎日。
「このままが続けば、良いんだがな……お前はマイホームパパで、鐘は良い息子で」
 詐欺師の言葉に、思わず頷いていた。
「ああ。そうだな――」
538イラストに騙された名無しさん:04/11/27 13:41:48 ID:TZ3pV/2Y
相変わらず渋いですなー、元殺&元鷺。

>「そういえば、ラジオ――作ってたな。今晩、手伝ってやろう」
騒ぎの前に言ってたら間違いなく死にセリフだ(w
539シスターのお見舞い:04/11/28 18:38:05 ID:Xv+GZ+Jp
「お姉さん、いますかー」
「やっほー。シスター、体の調子はど…」
 PAM!PAM!
「い、いきなりなにするんだよぉ」
「変質者に対する正しい応対よ」
「誰が変質者だよ。僕だよ、僕、長耳。
 前の騒ぎで髪焦げちゃったから、思い切ってイメチェンしてみたんだ」
 イ、イメチェンってアンタ、似合ってないサングラスは、まだ良いとして…。
 やたら鋲の打たれた皮ジャンに鼻ピアス。止めにピンク色のモヒカン。
 うん、立派な変質者だ。
「いい、鐘君。コレが変質者。これでザンスとか言い出したら即射殺していい生物よ」
「ひどいゲルゲ。この人、最悪ゲルゲ」
 PAM!PAM!PAM!
「か、軽い冗談なのに。鐘くん、助けてー。怪我人が見舞い客を怪我人にするよぉ」
「子供の後ろに隠れないでよ。みっともない。結局何しに来たの」
「うん、長耳さんが一緒にお見舞い行こうって…。もう、松葉杖とかいらないの?」
「…まあね。私もほら、いろいろ強化されているから」 
「あー、う、うん、すごいよね。えーと、そう、なんていうか、その…」
「ガクブルしながら言わない。
 別にいいわよ、別に。それが人として当然の反応だもの」
 神に従わぬもの全てに神罰を与える超弩級の聖人。それが変身したあたしだ。
 その後、周囲の視線が変わるなんて、とっくに慣れたこと。
「えっと、お姉さん。長耳さんがいってたんだけど…」
540シスターのお見舞い2:04/11/28 18:44:45 ID:Xv+GZ+Jp
「な、なんで僕に拳銃が向けられているのかなぁ?」
 んーん。気にしないで。さ、鐘君、この馬鹿がなんて言ってたの?
「んーと、情報は本当にあったことじゃなくて、それを見た人や聞いた人が
 感じたこととか、誰に教えてあげたいかってことだって言ってました。
 難しくて、よくわかんなかったけど…」
 当たり前じゃない。いきなり何教えてるのこの馬鹿は。
「…よくわかんなかったけど、最後に教えてくれたクラス『S』の情報は僕にもわかります」

「どんな姿になっても、お姉さんは僕と萌絵を助けてくれた。
 そのことは忘れちゃいけないって。それが一番大事なんだって」

 …馬鹿だ。こんな、こんな馬鹿…。
「ねえ、長耳さん。お姉さん、泣いてるよ」
「あわわ、そ、そんな変なこと教えたかなー。泣かないでよ、シスター。困るよー。
 ほら、ほら、僕の格好、変なんだよねー。おかしいよねー」
 …ホントよ、本当、あんたみたいな変な奴見たことない。
 そんな変なカッコで変なこというから、おかしくて涙が出るんじゃない…。
「うわ、いくらなんでもそこまで言うことないじゃないかー」
「…何よぉ。変じゃない。鐘君だってそう思ってるわよ。
 エロだし、馬鹿だし、サングラス、ぜんぜん似合ってないし…」
 あたしの言葉にチッチッチッと指を振り、胸をはってあいつが答えた。
「わかってない。わかってないなぁ。
 コレさえあれば君の変身シーンも最後までバッチリ…って…ちょっと待ってぇぇぇ!」

――エロい人はここにいた。
541イラストに騙された名無しさん:04/11/28 22:53:09 ID:x2oYZZJT
「改まって私に御用って、一体何でしょうか」
萌絵は居心地悪そうに椅子の上で身体を縮めた。
カフェの二人がけの席。正面に座っているのは元詐欺師。
こちらも緊張した面持ちで、先程から何か言いかけては考え込んでいる。
見ようによっては誘拐犯とその被害者、贔屓目に見ても、離婚調停で
引き取られた娘と久しぶりに会ったはいいが話題がない父親、といったところか。

「うるさいなさっきから。誰のせいでこんな事になっていると思っているんだ」
元詐欺師はテーブルの下を覗き込み、文句を言った。
自業自得という言葉を覚えたほうがいいと思う。
首をかしげる萌絵を見て覚悟を決めたのか、疲れた様子で長いため息を吐き、重い口を開いた。
「すまないな、萌絵嬢。その、実は相談に乗って欲しい事があるんだ」
「私で力になれるんですか?」
「なれる、と思う。君はその、魔法や霊的なものに造詣が深いようだし、能力も強い。
他の人には不可解な怪異でも、君にとっては常識的な事象かもしれない」
「あ、あの?」
萌絵は困っていた。当然だ。
そんなに親しくもない大人が突然難しい事をまくし立てたら大抵の子供は困るだろう。
全くそんなこともわからないのかこの男は…

わしっ

元詐欺師は、饒舌にナレーションを続けていた僕の頭をわしづかみ、
「つまり何が言いたいかというと、」
テーブルの上に座らせた。
「この小うるさい小舅をどうにかしてください」
萌絵は僕、「くーちゃん」の、ボタン製の目をみつめ、再び首をかしげた。
「こじゅうと、って何ですか?」


後日談日常に便乗。平和です。
皆様、激しくGJ&本当にお疲れ様でした。
542イラストに騙された名無しさん:04/12/07 23:02:11 ID:ceqfT/vj
 久しぶりの日常に戻って、数日が経った。なんてことはない穏やかな日常・・・。
「さてと、クリスマスも近いから鐘くんにはこのミニスカサンタルックを」
「マリィィィィィィィ!」
 マリーさんに跳び蹴りをかましてるお母さん。今日も平和だと思う。
「どうしたんですか鐘君、どこか遠い景色をみるような目をして?」
543イラストに騙された名無しさん:04/12/18 01:14:19 ID:GSoHvCT9
そろそろ、クリスマスですな
544新年一発目:05/01/03 22:23:51 ID:MOefxy1p
一月二日の出来事。
「うう、頭いてぇ」
久しぶりに詐欺師と飲み比べをしたせいで、新年早々頭痛が激しい元殺し屋。
なお、勝利者は途中からの乱入者、マリーだった。
「全く、何だらしない格好してるんだい」
「いいじゃないか、新年くらい。仕事始めは四日からなんだから」
「最近の飲食店は元日から営業するものらしいのに・・・」
その会話に途中でわりこんできたのは、鐘。
「パパ」
「ん、どうした鐘?お年玉は昨日渡したはずだが」
「そうじゃなくて、ほら」
鐘が指差す先の、BARの入り口には、萌絵を先頭にした屋敷のメンバーが。
「あら、珍しいですね、そちらの家族が来るなんて」
「すんませんですだ、ただオラ達がそろってこっちに挨拶来た事は無い事に気付いて」
「大掃除すませたばかりでよかった、ともかくゆっくりしてください。ここにあるのはお酒だけですけど。
ほら、あんた早くカクテルとかつまみつくりな」
「仕事始めはまだ先だが・・・しかたないか。・・・そういえば、そちらの旦那さんは?」
執事や庭師までいるのに、旦那だけがいない。
新年だから全員集合だと思ったら、一人だけ姿をみせない旦那。果たしてどこにいるのか次回をお楽しムギュ。
「それはただ他人任せなだけだろ、それと勝手にナレーションつけるな」
というわけで、未だ問題解決していないクーちゃんの頭を握る元詐欺師。萌絵がぬいぐるみがかわいそうと怒った。
545閑談:05/01/06 21:21:53 ID:vYwtK7xs
 ぽかぽか〜
「ねぇ、何してるの?」
「あん?、日向ぼっこだ」
 ぽかぽか〜
「……気持ちよさそうね」
「ああ、いい感じだぜ」
 トスッ
「ん、もたれかかるなよ…」
「別に…いいじゃない…」
 ぽかぽか〜
「……」

「あ、おとうさ……ムガっ!」
「し〜っ!」
「ままーまん(マリーさん?)」
「邪魔しちゃ駄目よ」
「んー」

暖かな日々 -閑談-
546イラストに騙された名無しさん:05/01/11 02:57:39 ID:EW3LkBbU
カチャ、カチャカチャ
 「御嬢様、ご用意が出来ました」
 「そう…」
 そっけない返事をして、少女はベッドから起き上がる。
 「今日はインドの方から、特に良いゴールデン・ティップを含んだものが手に入りましたので、
ダージリンを用意してみました」
 そう言って、ミッキーは懐中時計で時間を測りながら、少女が席につくのを待つ。
 少女はゆっくりとベッドを降りて、歩く。
 此処は何時も少女がいる地下ではなく、眼下に都市を見下ろす場所。
 組織総帥府の最上階、其処に作られた部屋。
 少女…オブシディアは、ミッキーの用意した席にゆっくりと歩いていく。
 「まだ、御体の御調子がまだ優れないのですか?……」
 「気にしなくて良いわ……、彼の…鐘の力の波動の一端を間近で受けての事だから…。
私にしてみれば、甘く締め付けてくる抱擁のようなものよ」
 オブシディアが席に着いたのを見て、ミッキーは時間を計り、保温機よりカップを取り出す。
 「それに、御父様の方が痛手を受けたはずよ。
姫様を見て、早まった挙句、彼の逆鱗に触れて……」
 「捨て台詞も残せずに逃げ帰る。滑稽な事……、本当に貴女の父親なのかしら…。
それとも貴女は、森の母神に似たのかしらね」
 オブシディアの言葉を引き継ぐように、彼女は顕れ言葉を紡ぐ。
 「お久しぶりね、オブシディア。
今回の貴女も、私の事を覚えているかしら?」
 「………ええ、無貌の女神」
547イラストに騙された名無しさん:05/01/11 02:58:11 ID:EW3LkBbU
 「何の御用ですか?」
 「忠告よ。姫君に危害を加えようとするかもしれないでしょう?」
 女性は殺気を抑えようともせずに、オブシディアを見る。
 「ご安心を、姫様の御力はわたくしも知っています。
それに、わたくしの力など姫様にとっては髪を揺らす微風と同じでしょう」
 物理的な力を持つと勘違いするほどの殺気を、やんわりと受け流しながらオブシディアは答える。
 「そう?、”今”の姫君ならどうにかする事もできるでしょう?」
 「たとえ出来たとしても、彼が邪魔をするでしょうし……。
嫌われたくありませんから」
 ”彼”と口にした時、少女の貌は曇る。
 「其処まで、思っているのね。
本当に、何故其処までか知りたいぐらいね」
 その言葉には何も答えず、瞳をそらす。
 「知っているでしょう、貴女だけは……。
他には何か有りますか?」
 「いえ、それだけよ」
 「では、今すぐ此処から消えてくれませんか。
わたくしの部下が失神してしまいますから」
 オブシディアに軽く微笑み、女性は消える。
 …・…ハァ。
 女性が消えた後、オブシディア息を吐lく。
そしてその後、ミッキーの元へ近づく。
548イラストに騙された名無しさん:05/01/11 02:58:43 ID:EW3LkBbU
 「大丈夫、ミッキー」
 「あ……あぁ……、ぅ。
だ、大丈夫です」
 顔は強張り、足は竦みそのまま其処に座り込んでいたミッキーは、辛うじて答える事が出来た。
 「とても大丈夫そうには見えないわ。
今日はもう下がりなさい」
 「いえ、大丈夫です」
 気丈にもそう答えたが、立ち上がろうとしても足に力がはいらなかった。
 その姿を見て、オブシディアはミッキーの足に触れながら言った。
 「これは命令よ。
下がって休みなさい」
 「……申し訳有りません、御嬢様」
 「気にすることは無いわ。
気絶せずに耐えたのだから、誇りにしても良いぐらいよ」
 足首から太股まで指を這わしす。
 「どう?」
 「あ、はい。立てるようになりました」
 「御茶は、また後にしましょう」
 オブシディアはそう言ってベッドに近づく。
 「もう一度眠るわ」
 「はい、お休みなさいませ。御嬢様」
 そして再び、少女は眠る。
 その姿を見た後、ミッキーはテーブルを片付け部屋を出て行った。
549イラストに騙された名無しさん:05/01/15 10:25:22 ID:s9u2LiEO
y
550イラストに騙された名無しさん:05/01/19 01:29:57 ID:4repynBK
「今日、は、また、一段と、大変、です、ね」
息をきらしながら、長い長い階段をミッキーが上って行く。
彼女がいるのは組織総帥の娘、オブシディアの私室。
広大な魔法空間で形成された部屋は、主の気分次第で様々な姿を見せる。
今日、部屋に入ったミッキーが見たのは、空高く浮かぶテラスとそれをとりまく迷路のような長い階段だった。
(きっと今読んでいる本の影響とかなんでしょうけど…)
見上げたテラスが限りなく遠く見えた。
(これであそこに居なかったら、どうしましょう?)

「オブシディア様、そろそろお時間ですよ」
オブシディアはテラスの中央に座り込み、本を読んでいた。
居てくれたことにはホッとしたが、まったくこちらを見ないオブシディアにミッキーはむっとする。
ツカツカ足音をたてて、オブシディアのそばまで行き、読んでいる本を取り上げた。
「あ、こら、なにをする」
あわてて取り返そうとするが、二人の身長差だとどうしてもオブシディアの手が届かない。
(あら?)
不意にミッキーの視線が、手にした本とオブシディアの顔を行き来する。
「な、何だ。何を笑う」
いきなりニヤニヤしはじめた部下の様子に、返せ、返せと騒いでいたオブシディアの方が引く。
問いに答えず、ミッキーは本の表紙をオブシディアに向ける。
本の題名は『GOSICK W』。ミッキーが指差すのは、表紙の下のほう、
黒いドレスの少女に跪く、黒髪の少年。
「鐘君、ですか?」
「…なっ、そ、違う、 違うぞ!断じて違う!!」
551イラストに騙された名無しさん:05/01/19 01:38:22 ID:4repynBK
宙に浮かび上がって、オブシディアがミッキーから本を取り返す。
着地と同時にそっぽを向き、本を抱えてうずくまった。
顔は見えないが、真っ赤になった耳を見れば、どんな表情しているか、大体想像がつく。
(ああっ!もう!)
我慢できずに、瞬時に携帯用テーブルを組み立てバンバン叩きだすミッキー。
秒間16連打を10秒間、ようやくミッキーが我に返った。
「…コホン。オブシディア様、いい加減を準備なさらないと」
ミッキーがそう声をかけると、オブシディアがようやくミッキーのほうを向いた。
それから頬っぺたをぷうっと膨らませ、くるりと体を丸めるとクルクル転がりだす。
(こういうときはホント子供ですねぇ)
おもわずテーブルを連打したくなるのを抑え、しばし考える。

「…オブシディア様、そのような格好ですと」
聞こえない振りをして、オブシディアは黒いフリルのボールのまま転がり続ける。
「その本のように鐘君が上がってきたら…みっとない女の子だと思われますよ?」
その一言に。
びっくりした顔を上げ。
テラスの端でターンするのを忘れて――オブシディアは勢いよく宙に飛び出した。
「あ」
「オ、オブシディア様――」
552イラストに騙された名無しさん:05/01/19 03:52:23 ID:/yMFEi1J
 その頃の鐘、まだ開店前の酒場の一角で、萌絵と一緒に彼女が、というより彼女が旦那に買ってもらった本を読書中。
 その一冊に、オブシディアが読んでいた例のGOSICKWも・・・。金髪に、赤紫色のドレス。
 髪の色はともかく、なんとなく、彼女を思い出す衣装・・・。僕の事を、私の運命と言った彼女。
(・・・かわいかったなぁ)
 そうなんとなく思った時、
 うにゅう。「痛!?ちょ、ちょっと萌絵、なんで・・・痛いよ」
 いきなり頬を左右にひっぱられる鐘。涙目になりながら、なぜこうされるか混乱する。
 萌絵の答えはシンプルだった。
「なんとなく」
「なんとなくって、痛い、痛いってばぁ」
553イラストに騙された名無しさん:05/01/21 01:43:24 ID:WUQSmlwm
(ホントにもう、オブシディア様ったら)
オブシディアの私室を後にしたミッキーは、笑いをこらえきれないまま廊下を歩いていく。
途中で『組織』の構成員二人とすれ違い、挨拶をかわした。
ミッキーの通り過ぎた後、二人は…。

「見たか。巫女さんが微笑んでくれた」「馬鹿いえ、俺に微笑んだんだ」「なんだとぉ」「やんのか、ゴラァ!」

そう、今のミッキーはオブシディアの着せ替え趣味に負けて、巫女服を着せられている。
(オブシディア曰く「正月ですから」だそうだ)
しかも着ているのはオブシディアが知り合いの魔王に頼んで作ってもらったレア物だ。
…コスプレ衣装を自作し、夏コミで並び、同人活動にいそしむ魔王……いていいのか?

それはともかく現在の『組織』はオブシディアとミッキーのカリスマで支えられているといっても過言ではない。
当然、ファンクラブも多岐にわたり、主だったものでも…。
  s       o      s      チーム・シャシンヤサン
『最高、オブシディア様、最高ッス』団、全服交換部隊、暗黒ゴスロリ教団、
「恋人じゃなくていい、その長い足で踏んでくれ」連合、百合アン学園生徒会
などなど…。
うむ、でかい組織はやることが違う。

なお、今回の新シリーズが、新たな『パンツはいてない』論争を醸し出すかどうかはまた別の話。
554イラストに騙された名無しさん:05/01/22 00:41:05 ID:JxolurKw
「それでは次」
そこは『組織』最大の会議室。疲れた声でミッキーが意見を促す。
立ち上がる幹部A。
「鐘とその周囲への対応ですが、もう関わらないほうが良いのでは?
 そもそも僕としてはこうしてオブシディア様と一緒にいるだけで満足で…ハァハァ」
「却下」
幹部Aの足元の床が開き、恍惚とした表情のままボツシュートされる。
ミッキーが手元のパネルから手を離すと同時に、別の幹部が立ち上がる。
「私の考えとしては、鐘などよりむしろ、萌絵ちゃんと親密になっていただきたい!
 そしてゆくゆくはミッキー殿をお姉さまと呼ぶ、素敵な関係を築いてほしいのです!!」
幹部Bが熱く語る。
        ホーリー・トライアングル
「私はこれを『泥沼の三角関係』作戦と命名し…」
「却「しゅくち」
ボツシュートが開くより早くオブシディアが冷たく声を放つ。
落ちていったのは幹部Bの服だけ。……遠くでサイレンの音が響いていた。
「どうせおちるならこの語尾だにゃー」
迷わずボツシュート。
「とりあえず踏んでくださ…」
ボツシュート。
(今なら良くわかるわ。オブシディア様が渋っていた理由)
3分の1に減った幹部連を見ながら、ミッキーはぼんやりとボタンを押し続ける。

以上、先の屋敷襲撃以来、鐘たちへの対応が決まらない、人材不足の『組織』会議中継でした。
555久々な人達:05/01/23 12:51:44 ID:6fFxPVcD
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 『組織』もちょっかい出してこないし、静かねー
\_   _________________________
   | /  /
    ∨    |  つーか、人もいないんだけどね
日 凸 U | ______
≡≡≡≡≡| /  __■■__  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 U ∩ [] ∨% (゚Д゚;) < ……いいじゃねえか。マターリしてて
__ ∧∧___∧_∧|つ∽)_ \________________
  ( #`<)日(    )∇           /
― /   つ―(    つ―― _  _ 。〇 …ここ、
 (___ノ   ━┳━)   ァく`!〕  ヾ] |  客商売じゃないんでしょうか?
 ━┳━   └ ┃-・   | K/ ノノ)ノ)〉 \_____________
 ̄ ┻  ̄ ̄  ┻ ̄ ̄ ̄| l、!;゚ヮ゚ノ |
                l l.([l卯l]) |
556新たな出会い?:05/01/27 21:02:19 ID:hQN1dyak
鐘はこのごろ日課にしている自主トレを終え家に帰ろうとしていた。
いつもは人気のない道。
ふと気がつくと道の真ん中に一人の少女が立っていた。
その少女は釣り目気味な可愛い顔立ち、茶色の髪をポニーテールに結んでいた。

ふと、少女が振り向き、鐘と目が合った。
そのままその少女は鐘を見つめ続ける。
……9…10…11……
「な、なに?」
沈黙に耐えられなくなった鐘はついその少女に声を掛ける。
「や……やっぱり!」
女の子は叫ぶ。鐘をじっと見ながら。
「な、なに?」
その声に大きさに驚きながら鐘はもう一度聞く。
「会いたかった!鐘おにいちゃん!」
557新たな出会い?:05/01/27 21:07:17 ID:hQN1dyak
「だ、誰!?」
今日始めて会ったばかりだったその少女にお兄ちゃんと呼ばれ、鐘は動揺する。
改めて見てもやっぱり見覚えはない。
「君は誰?初対面だったと思うけど」
すると少女は急に顔を背けそのまま後ろ向きになる。
「うん。覚えてないよね。私たちは赤ちゃんの時にすれ違っただけ。
 でも、私は覚えてるよ。多分、本当は鐘おにいちゃんも覚えてる」
そのとき、遠くから女性の声が聞こえた。
「オドー!人様に迷惑かけては駄目だと言ったでしょ!」
その声に少女は答える。
「ごめんなさい。お母様。今行きます」
鐘はその名前に聞き覚えはなく、その少女に目を向けなおす
しかしすでにその少女は鐘を見ることなく歩き出していた。
「鐘おにいちゃん。私の本当の名前、いつか思い出してね」
この最後の言葉を残して。
「……誰なんだろう?」
鐘は悩みながらもそのまま帰るのだった。


ううむ。女の子に対してオドーと呼ばせるのはまずいかなぁ
まずかったらスルーお願いします
558イラストに騙された名無しさん:05/01/27 21:23:56 ID:cNk/lYHS
だ、誰かと思えば、同人板で投げ捨てされた子かぁ
チャンと拾われてたんだ、良かったな
559イラストに騙された名無しさん:05/01/29 01:46:28 ID:zGyJEXGZ
>557
いや、いっそ「オドー」は名字で「王道」、
仮の名前は…同人から来たということで「空(そら)」はどうだろう?
……危険か。
560イラストに騙された名無しさん:05/01/29 19:30:16 ID:kIVxjfMH
>559
王道 空
いいんじゃないかな?その仮名で。
……いったい何が危険なんだろう?
561イラストに騙された名無しさん:05/01/30 01:59:29 ID:ArNr29Cf
>559
そうすると鐘は、空の境k…ゲフン、ゲフン、あー、もとい、「空の兄妹」となるわけで
それだけちゃーそれだけの話。

……向こうのスレで鐘がソレっぽい能力を使っていたような…(゚Д゚;)
562イラストに騙された名無しさん:05/01/30 02:06:05 ID:ArNr29Cf
レス番、間違えた…orz
563イラストに騙された名無しさん:05/01/30 20:18:45 ID:ve8Cmz2P
>561
あ、なるほど。なんとなく分かったような。(空の境…自体は未読だけど)
でもそれぐらいなら問題ないと思う。

ま、一番の問題はこのまま書き手がいなくて再びフェードアウトな
予感がひしひしとすることだが。
564イラストに騙された名無しさん:05/01/31 19:46:09 ID:WwWbbuoI
>>563
ま、大丈夫だろう

……たまにしか書き込まない俺が、そんな事を言ってみる
565イラストに騙された名無しさん:05/02/02 01:14:16 ID:uTvjyClf
ミッキー  「ひ、姫、いえオブシディア様、会議はまだ途中ですよ」
オブシディア 「ミッキー、また邪魔をするつもりですか!構いません!
        つまらぬ会議より、鐘に近づいた相手の調査の方が重要です。
       とにかく報告を!」
黒服    「はいはい、まずは分かったことから報告しますよ。
       かの女の名前は王道 空。鐘を兄と思っているらしい。妹キャラって奴だ」
ミッキー  (く、黒服、いたの)Σ(゚д゚lll)
黒服    「しかも王道財閥の一人娘。やっかいな相手だな」

王道財閥。ご存知かもしれないが、世界有数のコングロマリッドであり、この町でもその影響力は計り知れない。

黒服     「と、まあ、まずはこんなところか」
オブシディア 「ですが王道財閥の一人娘が、何故鐘を兄と呼ぶのです?」
黒服    「はぁ、そこまではちょっと。できるだけ調査は進めてみますがね」
オブシディア 「なにも分かってないのと一緒ですね。何か隠していることはありませんか?」
黒服    「いやいや、まさか、隠すことなんてありませんよ」
566イラストに騙された名無しさん:05/02/02 01:17:45 ID:uTvjyClf
黒服   「あとは、まあ…」
黒服の報告は続く。
黒服   「髪はまとめるタイプらしく、ポニーテールかツインテール。
      俺、ツインテールがいいなぁ…」
      (な、ナニ言ってるんだ、俺は。落ち着け、落ち着け)
黒服   「鐘のことは『お兄ちゃん』と呼んでいるな。それも「義」がつかないほうで。
      ヤバイくらい本物の『お兄ちゃんっ子』だ。ひょっとしたら計算かもしれん。
      でも、ちょっと呼ばれてみたいなぁ。
      それと密かに「正義のミカタ」に憧れているようだったなぁ。
      そうなるとスクール水着で活躍してほしいな。レスキューエンジェルとかいって。
      でも何故かカナヅチなんだよ、きっと。根拠無いけど。
      胸はなんていうか、こう、控えめな感じで…。

      ……今の俺、自白概念の賢石とか仕掛けられていますか!?
      読んだ本とか思考とか、ダダ漏れですかーー!!」
567王道財閥補足:05/02/02 01:21:44 ID:uTvjyClf
ぜってー巨大ロボットとか作ってる。 (-_ -) ウンウン
568イラストに騙された名無しさん:05/02/02 02:42:52 ID:o9Yj90sy
>>567
ロボット……王道……?……!!

僕は魔を断つ剣を執る!!

マリー 「い、いきなり如何したの、鐘君?」
鐘    「え、いや……何となく……??」


どっかの空間

無貌の女神 「くしゅんっ……」
ウルタールの猫 「うな〜?」
無貌の女神 「誰かが噂でもしているのかしら?」
総帥      「ふ、気が抜けている証拠だな」
無貌の女神 「貴方には言われたくは無いわね……。
         そんな大怪我をするお間抜けな守護者には」
総帥      「………ウルサイ…」
569イラストに騙された名無しさん:05/02/02 20:41:16 ID:NQdFHJLQ
>>565-567
黒服ワロタ。ロリコン疑惑発生か? ……これだけだと何なので便乗&設定追加

元詐欺師「なぁ。ギッシー」
技士少女「なんですか?」
元詐欺師「前から思ってたことなんだが、このが…発明品を作る資金はどこから来てるんだ?」
技士少女「私、ちゃんと働いてますから」 
元詐欺師「……どこでだ?」
技士少女「王道財閥の王道技研です。あそこはいいですよ。自由に開発できて」
元詐欺師「そこでは何を開発してるんだ?」
技士少女「ふっふっふ。それはですね。き、」
元詐欺師「き?」
技士少女「き、き、企業秘密です」
元詐欺師「……そうか」
技士少女「私が会議で発言する時は、何故か言語学者が6人いるんですよね」
元詐欺師(……アイディアがあっても、それを人にわかり易く伝えることはまだまだできないのか)
技士少女「あ、でも一人だけ、私の話についてきてくれるんですよ。鐘くんと同じ位の歳の女の子ですけど」
元詐欺師「ほー」
技士少女「あ、信じてませんね。その子、すごいですよ。今まで経験したこと全て覚えてるんですよ」
元詐欺師「……それは大変だな」
技士少女「え、なんで大変なんですか?」
元詐欺師「あーそれはだな……いや、分からないなら、その方がいいだろう」
技士少女「……?」
元詐欺師「その子とは仲良くしてやれよ」
技士少女「そんなの当たり前ですよ!」
元詐欺師「そうだな」
元詐欺師(良い記憶も悪い記憶も忘れることができない少女か……
      その少女に良い記憶が多ければいいのだがな)
570イラストに騙された名無しさん:05/02/03 07:15:22 ID:jBVRCsQa
鐘はデ○ンベ○ンのパイロットになるのか
しかしアレの起動には魔導書がなぁ
……萌絵が居るから丁度いいのか
571イラストに騙された名無しさん:05/02/04 01:16:28 ID:jCuS7Ucc
>568、570
惜しい!鐘が手にするのはトンファーだ。
つまり………ネオ・チャ○ナのドラゴン・ガ○ダム?  ('A`)フルイシ、オウドウジャネー
そうそう、起動のための魔道書はフラグの立て方によっては、
オブシディアとか補助機関としてのろぼ子もありかと。

>569
可哀想に、その子記憶を無くさない代わりに1レスごとに出番が無くなっていくんだな(w
あと、黒服にロリコン疑惑なんてとんでもない。彼は『SOS団』の団長であり、
日々精進に勤しむ漢だぞ。こんな風に。
572組織崩壊?:05/02/04 01:18:44 ID:jCuS7Ucc
黒服   「心得斉唱。我らは何ぞ!?人生を斜に構え、心震わすことなきものか!?」
構成員A「否!断じて否!我らは構成員、オブシディア様の『組織』構成員っ!」
構成員B「我らは、生地を裁ち切り、フリルを縫い止め、絢爛豪華のゴスロリを構築するっ!」
構成員C「我らは、ドレスの上にレースを飾り立てるっ!」
黒服   「構成員ならば、オブシディア様の『組織』構成員ならば、悦び悶えて、なおかつ余裕の笑顔で萌え転がれっ!
      オブシディア様の玩具として下僕として、ただひたすらにっ!」

鳴り物を取れ!声を上げろ!心のままに踊り狂え!!
「モエモエモエモエモエェェェェッ!」
「オブオブオブオブオブオブオブゥゥゥゥッ」
『アァッミィィィゴォォォォォォッ―――――――――』

…あれ?
573イラストに騙された名無しさん:05/02/04 01:25:46 ID:jCuS7Ucc
崩壊して(させて)るのは俺か… _| ̄| ...○コロコロ 
574イラストに騙された名無しさん:05/02/04 01:30:23 ID:8k0AUHzC
>573
縦読み? そんなもん、シラヌ、シラヌ
575イラストに騙された名無しさん:05/02/04 01:36:10 ID:8k0AUHzC
今日の鐘の先生は、珍しく訪れた執事さんです。なんでも、生身でロボットを倒す方法を教えてくれるそうです。
「こたえよ鐘! 流派王道不敗は!?」
「え、えっと、なんですか?」
「いけませんな! そこは王道の風(おにゃのこのパンチラのための)と叫ぶのがお約束です! さあもう一度!」
中国拳法みたいな構えをとっていたからって、ライトノベルと関係ないネタをいれるのはどうかと思った。
576イラストに騙された名無しさん:05/02/04 21:50:02 ID:A7bPLJ2R
>575
Gガン○ム か。何もかもがなつかしい……
ま、小説にもなってるから問題ないでしょ。

>573
今気づいた。黒服、しっかり自白概念が掛かってるよ黒服。
てかすでに『組織』が敵役に見えなくなってるな。

と、言うわけで黒服の仕事振りでも。
577黒服のある1日:05/02/04 21:53:16 ID:A7bPLJ2R
ある日の午後、その公園には一人の男がいた。
いかにも人足然とした風貌、暑苦しいまでの筋肉親父、それがベンチで昼寝をしているようだった。
……しかしそれは外見だけの話。『勤労親父壱号』の内側で、黒服の男は仕事を遂行する。

「全く、いくら人材不足だからって『教団』に『黄金郷』、『王道財閥』に『酒場』に『屋敷』
 その全ての調査を俺一人にやらせるとはなにか間違ってないか?」
そう一人愚痴りながらいくつも浮かんだスクリーンに目を通す。
「『教団』に『黄金郷』、相変わらず動きはなしか…いまだ時は満ちていない…か?」
目線を動かし別のスクリーンを見る……と、黒服の指先が動きスクリーンの録画を開始する。
「全く、のんきなものだな。節分などとはしゃいで……」萌絵スレ>>612-616
録画した動画をその場で編集しつつ(主に長耳関連を捨てている)
「ま、これだけあればミッキーとの交渉材料になるな。
オブシディア様の生写真、撮れるのはミッキーだけだからな……」
そんなことを呟き、編集を続けながら目線を次のスクリーンに動かす。
「王道財閥か……ここも警備が厳しくて中々難しい……お、王道空が出てき……」
黒服の男の言葉が止まる。スクリーンを10秒ほど見つめていただろうか、ふと言葉が漏れる。

「……ツインテール……いい……」

「……は!俺は『SOS団』の団長!決してオブシディア様以外の者等に引かぬ媚びぬ省みぬ!
……くっ!王道財閥……なんて恐ろしい所だ……」
黒服の男が一通り呻いた直後、通信が入った。
「……なんだ?」
『団長。会議の時間です』
「今日の議題は?」
『いかにしてオブシディア様からチョコレートを頂くかです』
「それは極めて重要だ。俺も仕事を続けながら参加する。通信を切るなよ」
『はい。では、SOS団員全員出席による第18回SOS団特別会議を始めます!』

……こうして黒服の男の一日は過ぎてゆく……
578イラストに騙された名無しさん:05/02/05 13:17:33 ID:0yibKBlE
>577
わかる、わかるよ、黒服。
やっぱりアンタを憎めねえ。

というか、『組織』は敵役ではあるけれど、
このスレでは「総帥」、萌絵スレでは「無貌の女神」が
黒幕であり、本当の悪なんだろうと、思っているのだが。

とりあえず、『組織』が敵役に見えなくなってきた理由。
579イラストに騙された名無しさん:05/02/05 13:23:26 ID:0yibKBlE
「長耳さん、いますか」
「あれ、鐘君。どうしたのこんな所に」
「その、ちょっと調べて欲しい女の子がいて…」
「ワオ!鐘君たらおマセさん!…でも金髪の子、オブシディアちゃんのことなら止めたほうがいいよー」
「どうして?」
本当は自分を「お兄ちゃん」と呼んだ子のことを調べてもらうつもりだったが、
長耳の言葉につい聞き返してしまった。

「彼女は敵だよ」
「……はい」
あの日、彼女、オブシディアは、萌絵や父さんたちを殺そうとした。
「彼女のことを知りたいかい?
 自分の敵になる人が、どこでなにをして育って、仲間たちにどんな愛称で呼ばれていたか。
 好きな人はいるのか、母親は、兄弟は―‐友達は何人いるか。そんなこと知りたいと思うかい?」
「…長耳さん」
「――知れば、割り切ることが難しくなる。相手を殺すことをためらう。だから知らない方がいい」
「……じゃあ、長耳さんはどうなんですか」
「僕?僕はねー、だからバカをやるんだよ。
 呆れられても、蔑まれても構わない。それで敵にならないっていうんならね。
 僕には誰も殺せないからね」
「シスターさんの前でも?」
「もっちろん!」
迷わず、明るく答えた長耳に、鐘は何も言い返せない。
「鐘君にはまだ早いよー。今日は帰ろっか」
「はい」
580イラストに騙された名無しさん:05/02/09 06:08:29 ID:USJ5KPr+
それは殺せないのではなく殺さないのですね。
長耳かこエロい!
書き手さんGJ!
581イラストに騙された名無しさん:05/02/10 07:44:51 ID:lXjpag9j
その日は珍しく長耳に客の多い日だった。
「あの、すみません。ここに長耳さんっていますか?その人なら何でも調べてくれるって聞いてきました。
 えっと、お兄ちゃん、どんなチョコが好きなのか調べてほしいんです。名前は鐘っていうんですけど。
 …聞いてますか?」
長耳をみて不思議そうに首をかしげる王道空。束ねた髪がピコピコ揺れる。
そこに至って、呆然としていた長耳がようやく声を出した。
「……ツインテール……いい……」

「…おまえか。おまえかぁ!あたしをストーカーしてたのは!」
長耳の呟きを聞いた空が、ドロップキックを決める。
「うちの警備が、うちの警備が妙な電波を拾ったと思ったら、
 『ツインテール……いい』なんて変な声聞かせやがって。
 おかげで中々家を出してもらえなかったじゃない!」
「へぶっ、違っ、それ、僕じゃない、僕知らないよー」
マウントポジションを取ったまま、打撃を繰り返す王道空。
「毎日毎日山ほどある稽古事から抜け出すの、大変なんだからね。
 こんなんじゃ、こんなんじゃ、お兄ちゃんにチョコ渡せない!」
「ご、ごめんなさいー。なんだか知らないけど許してー」
  カチャ
「あのー長耳さん。さっきの話なんだけど」
長耳の所に来た理由を思い出し、引き返して来た鐘が見たのは…。
(殴られて)息を荒くしている床に倒れている長耳と、涙目で覆いかぶさっている王道空。
582イラストに騙された名無しさん:05/02/10 07:52:33 ID:lXjpag9j
「しょ、鐘くん、助け…」
「お兄ちゃん。怖かったよぉ」
長耳の声より一瞬早く、空が鐘の後ろに逃げ込む。
「長耳さん、あなたって人は…」
「ち、違うよー。僕、何もしてないよー。その子がいきなり…」
その時、長耳の目と鐘の後ろに隠れている空の目が合った。
空の目が言っていた。
  ――余計なコトを喋ったら殺ス
「ううん、違うのお兄ちゃん。あたしがいきなり躓いたのをかばってくれたの。
 なのに何もしてないって言うなんて、いい人だね」
ガクガク頷く長耳。どうみても襲いかかったケダモノというより、九死に一生を得た小動物の動きだった。
そんな長耳の様子も気になったが、空がここにいることに鐘は驚いていた。
「え、あ、ああ、そうなんだ。えっと、じゃあ君の事なんだけど」
「まだ、思い出してもらえないんだ。でもきっと思い出してくれるよね」
「いや、そうじゃなくてね」
「ごめんなさい。今日はもう行かなきゃ。また会えるよね、お兄ちゃん」
そういって唖然とする二人を残して、空は去っていった。

「鐘君、今の子知り合い?」
「僕のほうが聞きたいですよ。長耳さんは?」
長耳は空が去り際に自分に向けた目を思い出す。
  ――依頼をしくじったら死ネ
「し、し、知らないよっ僕!そ、そんなことより鐘君、今度のバレンタインなんだけど…」
583イラストに騙された名無しさん:05/02/10 20:05:00 ID:9OfqRq2f
( ;゜Д゜)
(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクガクプルプル  
GJです。しかし、5〜6才児になすすべも無く殴られる長耳……
ワザと? それとも空が強いの?

それはともかく勝手に続けてみる。


「そ、そんなことより鐘君、今度のバレンタインなんだけど、
 鐘君は どんなチョコ貰うのがうれしいんだろ?」
その長耳の言葉に鐘は首をかしげる。
「どんなチョコ、ですか?」
「うん、そろそろそんな時期だしね。なんとなく気になってさ」
「う〜ん。どうなんだろう」
鐘は去年のバレンタインの時の萌絵の言葉を思い出す。(萌絵スレ>>339)
(うん、今日はバレンタイン。いつもおせわな人とか、大切な人とかに、チョコレートあげる日なの!)
「長耳さん」
「なんだい?」
「バレンタインって、いつもお世話になった人とか、大切な人とかに、チョコをあげる日なんですよね」
「う〜ん。確かにそういう気持ちで渡すことが多いよ」
「それなら、バレンタインの時に貰うものって、それがどんなチョコでもうれしいと思います」
「そっかそっか。鐘君ならそう言うと思ったよ。
 例えば、緑色のガスを噴き出して、ナイフを瞬時に腐食させる緑色のチョコでも大丈夫だね!」
「……あのー。それは本当にチョコなんですか?」
584イラストに騙された名無しさん:05/02/11 19:41:44 ID:E9NkNEMe
空が強いんじゃないかなぁ。稽古事に護身術とかやってそうだし…。
将来は総合格闘技・エクストリームのチャンピオンに……スマン…帰るわ。
 葉鍵板| λ...ネタダケ、トウカシテオクヨ

「鐘君、それでもチョコなのよ…」
鐘と長耳の会話を盗聴しながら、ミッキーが呟く。目に浮かぶのはついさっき見た光景。

「オブシディア様、今日の報告ですが……何をしておいでですか?」
 脚立にのってようやくふちに手が届くぐらいの巨大るつぼの前で、オブシディアが得体の知れないモノをかき混ぜていた。
「見て判るでしょう。チョコを作っているの。…っと、ここで”どんぺり”を大匙一杯」
 言いながらオブシディアは右手のビンから、きっちりおたま一杯分計り、るつぼに投入する。
「……足りない」
 そういってビンを逆さまに、中身を全部注ぎ込んだ。
「オ、オブシディア様、今一体何を…?」
「最高級のドンペリ。ほら、ここにいれるって書いてある」
 そう言って、分厚い本の一箇所を指しミッキーに見せる。
(い、いやそれ”どんぺり”違いだし、「入れる」じゃなくて「入った」だし、そもそも大匙一杯の意味は…?)
 あまりのことに一瞬つっこみの言葉が出なかったのが、命取りだった。
「鐘、喜んでくれるかな? 私嫌われてるかもしれないけど、貰ってくれるかな?」
 ゆっくりとかき混ぜながら、少し寂しそうにオブシディアが笑った。
「オブシディア様…」
その心の隙をつくように携帯の呼び出し音が鳴った。
…あたしは、ここでアドバイスをするべきなのかもしれない。ソレは間違ってますよ、といってあげるべきなのだろう。
携帯の呼び出しが続く。オブシディアの笑顔がちらつく。

「オブシディア様、それでは」「うん、問題があれば呼びなさい」
いま、大問題ですよ。その言葉を飲み込み背を向けた。
自分が負け犬のツラをしているということは、誰よりもミッキー自身がよく知っていた。
ミッキーは自分の重責から、目の前の惨憺たる光景から、目を背けて逃げ出してしまった。
「鐘…どうか無事で…」
585イラストに騙された名無しさん:05/02/11 23:20:35 ID:c5IDuMYI
 身を切るような寒気に包まれ、しかし緑を保つ常緑樹の森。
「……ッ!」
 一気呵成に放たれた四本の投げナイフが、連続して的の黒点を貫いた。
 次いで身を回しつつ袖口に仕込んだ小型拳銃を全弾掃射――樹上より吊るした数枚の鉄片を弾く。
「と、ハズレか……」
 風に揺られて僅かに動くのみの鉄片が一枚。
 鐘は、悔しげに歯を噛んだ。
 と、背後から草を踏む音がした。
「!?」
 気配は感じなかった筈。
 すわ敵襲かと身構えた鐘の視線の先に居たのは、しかし見知った人物だった。
「すまない。邪魔をしないようにと思ったんだが――かえって驚かせてしまったな」
「なんだ、父さんか……ちょっとびっくりしちゃった」
 互いに苦笑を浮かべ、父子が言葉を交わす。
「随分と気合が入っているな」
「うん……不思議な力に頼らないでも、ちゃんと戦えるように、って思って」
「そうか……」
 的に刺さった投げナイフを見て、元殺が歩み寄る。
「良い力加減だ。人間を殺さず戦闘不能にするには、これが最善だろう」
 しげしげとナイフを眺めて呟く元殺に、鐘がはにかむように笑う。
 ふと、一陣の風。
「ああ、この域に達したならば……静止目標よりも、動体相手の訓練のほうが効果は高いだろうな」
 元殺が鐘に向けて言葉を放ちつつ、無造作にナイフを抜き、投げた。
 とす、と畳に錐を落としたかのような軽い音。
 風に舞った一葉が、一本の古木に縫い止められていた。
 感嘆の視線を向けられて、元殺は僅かに苦笑。
「お前も練習すればすぐにできるよになる。……教えてやろう」
「はいっ」
 森の中。束の間の、父子の団欒。
586イラストに騙された名無しさん:05/02/12 22:59:58 ID:xWnAvlgb
ふとおもったんだけど、今鐘と萌絵って、何歳ぐらいの設定なの?
587イラストに騙された名無しさん:05/02/12 23:53:41 ID:2lbGgSnN
どうなんだろう。確か、大規模戦闘前に3〜4歳って言われてた気がする。
で、それからある程度時が過ぎてるらしいから今は5〜6歳ぐらいかなと思ってるけど。
う〜ん。そろそろまとめが欲しいかなぁ
588イラストに騙された名無しさん:05/02/13 19:04:19 ID:RAi7T31S
纏めか
確かにソロソロ欲しいかも
589イラストに騙された名無しさん:05/02/14 06:42:23 ID:l2qZ+PLl
三日ほど待っててくれるならつくるよ。
590イラストに騙された名無しさん:05/02/14 08:48:16 ID:AK89qhpd
うーむ、実は13〜14日にかけて結構長めのネタを書こうと思っていたんだが
鯖落ちて書き込めなかったよ。
折角まとめてくれるって人も出てきてくれたし、
今回見送ったほうがいいかな?
591イラストに騙された名無しさん:05/02/14 13:05:54 ID:QA8DUr/T
>>590
別にイイんじゃないかな?
三日ほどって言ってるしねー
592イラストに騙された名無しさん:05/02/14 16:36:23 ID:N86uuspU
>591に同意。
593イラストに騙された名無しさん:05/02/14 20:59:24 ID:rAOLn5rj
>>589
是非、よろしくお願いします。
>>590
大丈夫だと思う。むしろ書いて下さい。
594酒場にて:05/02/14 23:26:55 ID:AK89qhpd
 バレンタイン・デー。
 萌絵がチョコを持ってくるのも、しょごすくんが全部食べようとするのも、去年と同じ。
 ただ去年と違うのは…。
「ふふっ。面白い人ね」「嬉しいなー。面白いって言われたの初めてだよ、僕」
 長耳が女の人と一緒だった。それも相当な美人と。
 周りの信じられないという視線の中、長耳はひどく浮かれていた。
「それより、貴方が言っていたサイコロ、見てみたいわ」
「うん、うん。ねえ、この女にもあのサイコロ見せてあげてよ」
 長耳の言葉に首を振りながら、元殺し屋が箱を持ってくる。中に入っているのはD100。
「ほんとうに変わったサイコロね。…でも本当の使い道は――こうよ」
 女がそう言った瞬間、手のひらからサイコロが消えた。
「アンタ、何をした?」
 誰もが手品と思った出来事に、ただ一人、元殺し屋だけがそうではないことを見抜いていた。
「ふふ、怒らないで。ちょっとアレを『組織』に送っただけ。もうすぐ向こうは大騒ぎね」
『組織』の一言に、元殺し屋の気配が変わる。
「テメェ…何者だ」
「あら、貴方たちに危害をくわえる気は無いわよ。むしろ組織の邪魔をしてあげたんだけど?」
「敵の敵は味方じゃねえ、って言うのはよくある台詞だよな」

 そこに至って、呆然としていた長耳がようやく声を出した。
「ひょっとして、僕…騙された?」
 女も、鐘も、萌絵も、元殺し屋も、モトカも、マリーも、ろぼ子も、そこら辺で飲んでた客も、
 全員、無言で頷いた。
595組織では…:05/02/14 23:32:26 ID:AK89qhpd
 組織の奥深く、オブシディアの私室。
 色とりどりのリボンと紙を前に、彼是2時間、オブシディアはチョコのラッピングに迷っていた。
 ミッキーはその横でじっと待っている。
(それにしても…)
 巨大な坩堝一杯にあったはずのチョコが、今はオブシディアの手のひら程の大きさになっている。
(一体どれだけ煮詰めたんでしょうか? …今、虫の足みたいな物が見えたのは気のせいですよね。
 …頑張れ、鐘君)
 おもわず視線を逸らしたミッキーの目に、おかしなものが見えた。
 大きさはビー玉ぐらい。しかし全体がゴツゴツした”何か”が宙に浮いていた。
 ソレはわけが分からないままでいるミッキーの前をふわふわと通り過ぎ。

 ――オブシディアのチョコの上に落ちた。

 途端に噴出す緑色のガス。咄嗟にオブシディアを抱え、ミッキーはチョコから離れる。
 オブシディアはミッキーの腕の中でもがき、チョコに手を伸ばす。
「私のチョコ…」
「駄目です。オブシディア様、何かおかしなことが起きています」
「でも、チョコ…。鐘に渡せない…」
 そういったオブシディアは最初のガスを吸い込んでいたのか、ひどく顔色が悪い。
 そして――オブシディアのチョコだったものから何かが姿を現そうとしていた。

「総員、X−17回廊に集結!非常事態です!!」
596ふたたび『酒場』より:05/02/14 23:36:14 ID:AK89qhpd
 全員の視線が長耳に集まった一瞬で、女は消えていた。

「よくわかんないわね。ろぼ子、調べるの手伝いなさい!」
「わかりましたぁ。で、モトカさん、何すればいいんですか?」
 俄かに騒然となる空気の中、鐘はそっとドアに向かう。
「鐘君」
 呼び止めたのは長耳。鐘はドアに手をかけたまま振り返って言った。
「彼女は敵、…ですよね?」
「うん、そうだね」
「…長耳さんは、敵を作らないために馬鹿をやる、そう教えてくれましたよね?」
「そう言ったねぇ」
「でも、僕は敵だっていわれても、困っているなら助けてあげたいんです」
 目を細め、長耳が問う。何故と。

 鐘の答えに迷いは無い。
「きっと、いつか、友達になれるから」

「そっかそっか。鐘君ならそう言うと思ったよ。
 これ、『組織』のアジトへの近道。それでも結構かかるよ」
「ありがとう、長耳さん。父さん、萌絵、ごめん、僕行くね!」
597勝手に続き:05/02/15 18:58:22 ID:j4pOdWIH
 駆ける。人気の無い道路を駆け抜け、林道の土を蹴り、道無き道を踏みしめて――
 明らかに五、六才の児童の脚力ではない。
「ぅ…………ょぅ――鐘!!」
 と、背後から大きな排気音が聞こえた。
 次いで、聞き慣れた声。
「父さん!?」
 思わず足を止めると、大型のオフロードバイクが見事な弧を描いて鐘の傍らに急停止。
 そして、フルフェイスのライダー……元殺が言葉を放った。
「――衝動で動くな馬鹿息子。自分が何をしようとしているのか分かってるのか?」
 それは、やはり叱責の言葉だった。
 半ば予想していた言葉ながら、思わず肩をすぼめてしまう。
「ごめん、父さん。でも……!」
 しかし身構え、じりじりと目的の方向へ後退り、先を急ごうとする鐘。
 その動きすら、元殺の腕が造作も無く捉えた。
「でももだっても無い。このわがまま息子が」
 じたばたと抵抗する鐘を的確に押さえ込みつつ、元殺が溜息。


「助けに行くのに……ろくに準備も無しにどうするつもりだ?」


 あ、と呆ける鐘。
 衝動的に飛び出したために、ナイフ一本帯びていないことをすっかり忘れていた。
「乗れ。一通りの武装は乗ってる――ヘルメットつけ忘れるなよ?」
 ひょいと後部に乗せられて、ヘルメットを手渡された。
「父、さん……」
「俺はお前の保護者だ。――違うか?」
「うん……ありがとう」
 向かう先――私有地の策で囲われた山間の施設からは、轟音と黒煙が生じ始めていた……
598イラストに騙された名無しさん:05/02/15 20:46:35 ID:XXociyr6
鐘と元殺が出て行きしばらくたった後、王道空はその酒場の中に入って行った。
その手には手作りのチョコレートを持って。
「あのー。すいません。おに……鐘さんいますか?」
そこには慌しく動く大人たち。しかし鐘の姿は見えない。
中には空の姿を見て一瞬怯えた目をした大人もいたが、空は努めて気にしない。
結局、長耳が空の応対にあたることになる。
「今は鐘君はいないよ」
その言葉に空は露骨に肩を落とす。
「そうですか。できれば自分で渡したかったですが…どこに行かれたのですか」
あの時の態度はどこにやら、極めて大人しい感じに振舞う。
「あー。さぁ、どこに出かけたのかな。ちょっと分からないなぁ」
そう言って、長耳はとぼける。
「そうですか。このチョコレート、鐘さんに渡しておいてくれませんか?」
「僕は別に構わないけど……」
ふと、これまでの話を聞いていたマリーが声を掛ける。
「鐘君はいつの間にかこんな可愛い子と知り合いになってたのねー」
マリーの言葉に顔を赤くしながら空は答える。
「ずっと昔からですよ。鐘さんとも、鐘さんのお父さんとも」
「?」
「では、失礼します」
疑問符を浮かべるマリーを残し、最後に長耳に目を向け、空はそのまま酒場を後にする。
599酒場の外で:05/02/15 20:48:17 ID:XXociyr6
酒場の外、そこには空と長耳がいた。
「それで、ストーカーさん。お兄ちゃんはどこにいったのですか?」
「僕は別にストーカーじゃないんだけど……」
空に睨まれ蛙のごとく動かなくなる長耳。どうやら恐怖がこびり付いているらしい。
「王道財閥の一人娘である君なら知っているか。あの『組織』に向かったんだ」
「『組織』に? なんでですか?お兄ちゃん、確か『組織』と戦ったはずなのに」
「そうだね。敵なのにね。でもね、鐘君は困ってる人は見捨てられないんだ。
 たとえどんなことがあってもね」
「まったく、ほんとお兄ちゃんらしい……優しすぎなんだから」
そう言って、空は駆け出し、ふと止める。目の前に萌絵がいた。
「確か、萌絵さんでしたっけ?」
「う、うん。そうだよ」
「萌絵さんは、鐘お兄ちゃんが心配?」
「……うん」
「行きたい?」
「……うん!」
「じゃ、行こうよ」
「うん!」
簡単に言う空、うなずく萌絵、そして駆け出そうとする二人に慌てた長耳が言う。
「そ、空ちゃん! 君みたいにちょっと強いだけじゃ『組織』に行っても
 なにもできないよ! 萌絵ちゃんも! 危ないからやめなよ!」
その長耳の言葉にも空と萌絵の足は止まらず、口元に微笑を浮かべる。
空の右手には長い、剣の柄のようなものが握られていた。それを長耳に見せながら
「別に私は力が無いわけじゃないですよ。
 私の真名と、それにまつわる力を代償に手に入れた力がありますから」
一度だけ空は長耳を振り返る。その表情は笑顔。

「『運命』は主人公達を守る……そういうものですよね?」
600イラストに騙された名無しさん:05/02/15 21:56:56 ID:j4pOdWIH
「総員回廊を放棄! 八十秒後に爆破する!!」
 チョコレートのようなものは、既に完全な異形と化していた。
 それは、あえて喩えるならば蛸か蜘蛛に似ているだろうか。緑色の節足で這い回る、多重の装甲で覆われたその姿。
 素早い動作で壁や天井を立体的に飛び回り、強靭な装甲で銃弾を弾き、あまつさえ旧き印を展開して魔術攻撃を遮断する。
 胸に卵を抱き抱え、幼生体らしき存在を撒き散らし、そして、その場に存在するありとあらゆる有機物を喰らっての巨大化。
 怖気を誘い、直視するだけで精神に負担の掛かる――そんな代物だった。
「オブシディア様は!?」
 煤に塗れて現場を指揮しつつ、黒服に問うミッキー。
「後方、医務室への輸送完了! あっちは今の所は安全です!!」
 轟音に負けじとばかり、叫ぶ黒服。
『現在、謎の生物の幼生体が第三回廊に侵入!』
『謎の生物の幼生体、武器庫への侵入が確認されました。掃討は困難と判断して諸共に爆破致します!』
 立て続けに通信が入る――戦況は、思わしくは無かった。
「謎の生物という呼称は面倒ですね。何か仮称を……」
 黒服の進言に、ミッキーが頷く。
「謎の生物の仮称を」
『……チョコレート』
「とする。ってオブシディア様!?」
 と、何かの拍子に通信に、医務室へ運ばれたオブシディアの嘆きの声が紛れ込んだようだ。
601イラストに騙された名無しさん:05/02/15 22:14:42 ID:j4pOdWIH
『A班了解。謎の生物の仮称をチョコレートとする』
『H〜P班了解!』
『B班了解!!』
『C〜G班了解!!』
 全ての班から、欠片の疑問も無しに了解の声を送る。
「ああっ! 何故にこんな時だけ上に忠実か貴様らはっ!!」
 叫ぶミッキーの声にもしかし戦闘は止まらず、続々と通信が寄せられる。
『B−05防衛ライン突破されました! 早い、チョコレートが早いです!!』
『チョコレートには複数の異なる材質の装甲が重なり合った指揮官級の重装型が存在する模様!』
『あン!? チョコレート如きが甘ぇんだよ!!』
『ひあああああッ! チョコレートなんか、チョコレートなんか!!』
『重装型チョコレートが厨房を襲撃! 冷蔵庫が!! ああ、喰ってる!?』
『チョコレートが、ちょこれーとが……ちょ、お母さぁあああああぁあん!!』
 頭を抱えるミッキーと黒服が、気を取り直して指示を飛ばす。
「各隊遅延戦闘を行いチョコレートを抑えつつ中央ホールまで撤退! 体勢を立て直せ!!」
「中央ホールに到達し次第バリケートを構築。チョコレートは速い、面攻撃で潰すんだ!」
 余談ではあるが、戦局が一時落ち着いて呼称が『エキドナ』に改訂されるまで、この混乱は続いた。
602イラストに騙された名無しさん:05/02/15 22:32:13 ID:j4pOdWIH
 風が巻く。
 父の背にしがみつき、しかし鐘は周囲の状況を観察していた。
「さて、どうやって入り込むかね……」
「みんな混乱してる……これに紛れられないかな?」
 元殺はバイクを施設の外壁近くで停止させる。
 草きれが風に乗って飛び散り、遠方の黒煙に巻かれていった。
 どこかから出火したらしい。
「俺が居た頃からの、結構古い型のアジトだな……これなら」
「ええと、武器は……」
 呟く元殺と鐘は降車し、バイクから武装を取り出して装着。
 プロテクター、防塵バイザー、防弾衣にプラスティック爆弾、ライフルに拳銃にナイフ。
「流石にこれは持って行くのは無理、か」
 元殺の視線の先には、バイクの車体に半ば組み入れられた歩兵携行用地対空ロケットランチャー……『貫くもの』と呼ばれるそれがある。
 そんなものまでと呆れた鐘は、互いの姿を見比べて一言。
「何だか……おそろいだね」
 鐘の言葉に苦笑で応じた元殺は、手招きで鐘を先導し始める。
「地下水道と換気ダクトを利用する――とりあえず、状況を把握しないとな」
「うん」
 二人は、知らない。
 地下水道に、何が待っているのかを。
603地下水道にて…:05/02/16 12:50:45 ID:AlDP1vAT
「駄目よ、鐘君。こんな所に来ちゃ」
 二人の前に立つのは、酒場でも見たあの女性。鐘をかばうように元殺が前に出る。
「アンタ、一体何をたくらんでいる」
「企むなんて、そんな。 あたしはただちょっと楽しみたいだけよ」

「でもね、あなたたちが来るとつまらないの。だって強すぎるんですもの
 次々に襲ってくる敵をなぎ倒して、お姫様を救う。それは前にみたし、もういいわ」
 いいながら元殺を指差す女。
「特に貴方、ただでさえ強いのに、そんな物騒格好して。殺し屋は『元』なんでしょ?」
 女が指を鳴らすと、元殺の防塵バイザーが割れる。
 二人が驚愕した一瞬で、女が元殺の目の前に立つ。
「強い人は嫌いじゃないのよ」
 女が元殺に唇を重ねる。咄嗟に払いのけた手をよけ、女が数歩後ろに下がる
「ふふふっ。浮気は初めて? でも大丈夫よ。ばれなきゃいいだけだし。
 今だって…ちょっと苦しいだけよ」
 その言葉にあわせるように、元殺が膝をつく。
「あらあら、奥さんを裏切ったのがそんなに心苦しい? 真面目な人ね」
 見下ろしながら、女が笑う。
「父さん!」
 割って入った鐘に、女が舌打ちする。鐘に指を伸ばしかけ…止めた

「そうね。鐘君が手を出せなくすればいいだけね。
 大体、あの子達もね、ただ暴れているだけじゃ前と同じじゃない」
 そういって、女が高く指を鳴らす。
604『エキドナ』の反撃:05/02/16 12:55:35 ID:AlDP1vAT
「A班より報告。チョコ…失礼『エキドナ』の様子がおかしい。廊下の向こうで動きを止めた」
「E班。こちらも同じだ」
「C班。こちらも…いや、待て」
 報告が僅かに途切れる。
「あいつら、仲間を喰ってやがる。…そんな……嘘だろ。喰ったやつが…」

「巨大化した!」

 同じ報告が次々に起こる。
 巨大化し、より強靭になった『エキドナ』は部隊を蹴散らし、更に集合を繰り返す。
「こちら、P班。初期の8倍の個体を確認」
「D班、そちらに巨大化した個体がいった。通路の先には更に巨大な個体がいる模様
 集合させるな!」
「N班より報告。M-78ホールで複数の『エキドナ』が『食らい』あっている。M班と共にこれより突入する」
 次々とあげられる報告。黒服は、それを頭の中で結んでいく。
 そして出た結論は。
「ミッキー!オブシディア様を直ぐに避難させろ。奴ら、医務室に向かっている」
605イラストに騙された名無しさん:05/02/16 20:39:42 ID:4OP1Duwx
「駄目です! こいつら通常の武器では歯が立ちません!」
「コックローチはどうした!」
「今、最後の一匹が喰われました。残るは我々だけです」
「クソッタレ! オブシディア様を避難させる時間をつくれ!」
数々の怒号の中、一般兵と『エキドナ』の戦いが続く。
だが、すでに強化された『エキドナ』に一般兵は歯がたたない。
追い詰められ、すでに最終防衛ラインを突破される寸前にあった。
巨大化した『エキドナ』が……くる。
「うおぉぉぉ! 一般兵の意地、見せてくれるわ!
 行くぞ! オブシディア様のために」
そう叫びながら、一般兵が突撃をかける。
その寸前、『エキドナ』の体から次々と口が開き、砲台となる。
「まずい!隠れ……!」
一般兵の叫びは続かない。『エキドナ』から発射された弾丸をスローモーション
で見ながら一般兵は死を確信する。
「うわーっ!? もうだめだーーーー!」

<<我が運命は未だ死を告げず>>

そのとき、一般兵が見たものは黒刃の剣を持つツインテールの少女。少女はその剣を振り下ろし……
それだけで『エキドナ』から発射された弾丸の全てが背後へ抜けた。

「何が…起こっている?」
目の前の事象が理解できず呆然とする一般兵。
その少女は、柄に付けられた乾電池のようなものを親指で弾いて外しながら声をあげる。
「萌絵!」
もう一人、三つ編みの少女がいた。手には眼鏡を持ち『エキドナ』を見据える。
606イラストに騙された名無しさん:05/02/16 20:43:02 ID:4OP1Duwx
萌絵は、魔術の勉強をする中、自分の力の意味を考えるようになった。
力の意味を考え、感じることで、少しづつその力を自分の意思で扱えるようになっていた。
今は、自由に使うことができる力は少ない。
しかし、目の前のチョコレートにはそれで十分だった。
自分が持つ力の一つ、魔眼に意思の力で意味を持たせる。

「矢が見えます」

そこには金色に光る矢が浮遊していた。その数は数千本。
まるで壁のように並ぶ光の矢は、次の瞬間雨のように『エキドナ』に降り注いだ。
まるで砂糖菓子のように砕け散る『エキドナ』。完全に原型を留めず、また、活動を失った。
少女は眼鏡を掛け直し、周囲に一時の静寂が現れる。
「き、君達は……一体?」
一般兵が疑問を放つと同時、彼の持つレシーバーから声が聞こえる。
『最大の大きさを持つエキドナが最終防衛ラインを超えた!至急応援を頼む!』
その報告に受け、二人の少女は一般兵に声を掛ける。
「それで、あのチョコレートはどこに向かっているのですか?」
「おそらく、医務室だ」
一般兵はなぜかあっさり答える。その行為に自分でも疑問に思いながら。
「空さん、鐘はきっとそこに向かってる」
「うん、行こう」
二人の少女は、(後にその一般兵は、その少女達を対なる戦姫と呼ぶことになる)
『エキドナ』の目標であると推測される医務室へ走り始めた。
607『組織』反攻:05/02/17 12:40:38 ID:on+Z5zv5
 出口に近いホール。そこで残された最後の兵力が終結していた。
 みな、疲労も濃く、装備もぼろぼろのままだ。
「団長、あの化け物、もとはオブシディア様のチョコレートだってのは本当ですか?」
 黒服に声をかける団員A。
「ん、…ああ、皆が気にするかと思ってな、言ってないんだが」
「そりゃあ、気にしますよ。これで第18回SOS団特別会議の答えが出たじゃないですか」
 黒服に向かってあきれた声を出す部下。黒服は一瞬呆けた顔をし、それから太い笑みを浮かべた。

「野郎ども、今から来るのは元はオブシディア様のチョコだぞ。わかるか?ヴァレンタインのだぞ。
 それを見逃せるか!?」
「マジっすか、団長」「なら、一粒も取りこぼせねぇ」
「団長、近接戦闘係数100無いんだから、後ろに下がって俺らに回してくださいよ」
「ガンホー、ガンホー、ガンホー」
「我等、『SOS』団、オブシディア様以外の者等にぃぃぃ」「引かぬっ」「媚びぬ!」「省みぬ!!」
「あのー『組織』で一番えらいのは総帥じゃ…」
「「「我等、皆、オブシディア様のために!!」」」

「よっしゃあぁぁぁっ!」
 ひときわ高い黒服の声が皆を静める。
「『SOS』団、心得斉唱! >>572でやっているので以下略!!」
「ぐだぐだです。団長」「これじゃ燃えません。団長」「でも、心はいつも萌えています。団長」
「しょうがねえだろ。お待ちかねのプレゼントが到着したんだからよ」

 ホールを挟んで正面。通路の影から出てくる巨大な影
 黒衣の裾が翻る。『勤労親父壱号』の腕が上がる。沸き起こる怒号。

「突撃ィィィィィィ!!」
608イラストに騙された名無しさん:05/02/17 12:44:40 ID:on+Z5zv5
「プログラム『鼠』、起動」
 オブシディアと共に退路を急いでいたミッキーが足を止める。
 指を走らせたノートPCから、黒い炎が吹き上がり、ミッキーを包み始める。
「ミッキー、それは!」
「私も女ですもの。とっておきの衣装ぐらいありますよ。さ、オブシディア様、ここから先はお一人で。
 あとは鐘君に助けを」
「い、嫌だ。ミッキー。だって鐘は私を嫌っているに決まっている、だから、だから、お前も一緒に…。」

 パシィ

「…ミッキー」
「わがままを言っている場合ではありません」
 ――屋敷襲撃が上手くいかずムクれた顔。
「貴女がいれば『組織』は再建できます」
 ――変なコスチュームに困った私を笑う顔。会議に出たくなくてぷぅっと膨れた時の顔。
「大丈夫です。鐘君なら貴女の助けになってくれます」
 ――黒服が撮影した鐘に夢中になって、「好きなんですね」とからかっても、赤くなりながら「うん」と答えたあの顔。
 守るべきもの、守りたい者は全てそこにあった。
「ろぼ子、回線はつながっていますね。虫のいいお願いをしているのは承知しています」
 涙目で頬を押さえるオブシディアから目を逸らし、キーボードを叩く。
「皆さん、どうかオブシディア様のことをよろしくお願いします」
 モニタ越し、姿の見えない相手に深く一礼。向き直り、己の主に深く深く一礼。
「オブシディア様、皆をお願いします」

 決意を籠め、背を向ける。大きな丸い耳の、表現し難き獣の姿を身にまとい。
「オブシディア様…」
 背にするは主の退路。対するは巨大な、余りにも巨大な異形の影。

「あなたに天下無敵の幸運を」
609殿軍:05/02/17 19:31:48 ID:X4m4K/OL
 ホールでは残存組織員と露払いとして放たれた小型のエニグマたちとが乱戦を繰り広げていた。
 眼前には、哨戒なのか小型の一体。
「出し惜しみ……できねぇよなぁ」
 傷の痛みと疲労をできるだけ押さえ込めるようにと、呼吸のテンポを特殊なものに切り替える。
 エニグマが何をするよりも速く間合いを詰め、左右の手で上から下に眼球を引っ掻くように牽制。
 奇怪な叫びを上げるエニグマの眉間に、震脚と共に掌を叩き込んで衝撃を装甲の内部へと向ける。
「八極拳・八大招式――猛虎硬爬山。こんなでも絶招だ、有り難く受けろ……って聞こえちゃいねぇな」
 床に叩き伏せられ装甲の合間から体液を噴き出し絶命しながら、聞けるわけもない。
 場はホール、天井は見上げるばかり、壁も遥かに遠い。
 ――何事も大きければ良いわけでもないと、今更ながらに思う。
 前方には、身を蠢かせて前進を続けるエニグマ。
 見ているだけで怖気が走り、狂気に汚染されていくような感覚――接近も間近だ。
「……ったく。どこで人生って奴の選択間違えたかね」
「ぼやぼや言うな」
 背を預けていた黒服の同僚に、ぱしりと頭をはたかれた。
「他の班も非戦闘員も、負傷者もあらかた撤退できた。そしてここで時間を稼げば……オブシディア様も逃げ切れる」
 はあ、と溜息と共に更に一体を掌底で吹き飛ばす。
「お互い、エラい仕事についちまったよなぁ……」
「だな。だが――この場で死んで悔いはあるか?」
 あるさ、と苦笑する。
「ここで死んだら……オブシディア様から賞賛が頂けない」
「――なら、もう少し頑張るか。黒曜の姫の賞賛を得るために、な」
 溜息。
「本当に、どこで選択間違えたかねぇ……ただの半可武芸を鼻にかけたチンピラが」
「いつの間にか、誰かを護って戦ってるんだからな」
 くつくつと、笑いあう。
 そして、再び打音。
「さて――行くぞ。それが家族を護る刃たる俺たちの務め」
「ああ、行こうか。――これ以上、客に勝手な真似はさせん」


「「ここは、俺たちの家だ――」」
610イラストに騙された名無しさん:05/02/17 19:41:16 ID:AWqmc9uc
「この力……萌絵? おかしいわね。来るとは思わなかったのだけど」
鐘と元殺の前にいる女が呟く。
「だれかが先導したのかしら。でも近くに別の力は感じないわね。
 ……まさか、私が認識できない力があるわけないわよね?」
その呟きの中、別の声が割り込む
『こちらろぼ子。オブシディアは出口に移動中だそうです』
『ミッキーから連絡があり、オブシディアを助けてくれと』
「わかった。今から鐘を行かせよう」
そう元殺は返答する。ろぼ子はそれにうなずく様に一言
『お願いします』
そう言って通信が切れた。
「そういうわけだ。鐘、行って来い」
「でも、お父さんが」
その様子に元殺は微笑む
「鐘の目的は何だった? 助けるためだろう?」
「う、うん」
「まだまだ息子に心配されるほど弱くはない。今鐘の力が必要なのはその子だ」
「……はい、お父さん、行って来ます」
そう言って、鐘は駆け出す。
「あら、駄目よ、鐘君。そっち行っちゃ」
そう声を発し、鐘を止めようと移動する女の喉元にナイフが現れる。
瞬間という間で女は回避し、それを行った人物――元殺を見る。
「強い人は嫌いじゃないけど、今は邪魔しないでね。浮気の相手は後でしてあげるから」
「悪いがお断りだ。俺には大事な息子がいるんでね」
女は笑みのまま、何事もないように言う。
「あらそう。じゃあ、残念だけど死んでね」
611父親:05/02/17 19:48:26 ID:AWqmc9uc
女は再び指をならそうとし、すでに銃弾がせまっていることに気づく。
いったん攻撃を中止し、難なく回避。動きを継続したまま、元殺に迫ろうとする。
進行方向にはショットガンの銃身。女は慌てず下から上へ腕を振るう。
その力にショットガンはあっさり宙に舞い、女は元殺にさらに肉薄する。
「これで、終わりね」
「そうかな?」
女は異変に気づき横に跳躍。女がいた場所に元殺の背に隠れたライフルから発射された銃弾が抜ける。
女は空間転移を始める意思を見せ……再び跳躍。投げナイフが通り過ぎる。女は楽しそうに笑う。
「あなたって、本当に楽しいわ。空間転移もさせてくれないなんて。
 ……でもね。あなたの攻撃は私には効かないの。人が傷つけられる存在じゃないのよ」
一方の元殺は冷静に指摘する。
「ではその腕はどうした?」
女の二の腕には一筋の赤い線。
「あら、よく傷つけることができたわね」
「おまえのような存在とは前に戦ったことがあるからな。対策ならある」
「なるほどね。でもね、あなたは私をなめてるわね」
その瞬間、女は無造作に前へ。元殺は両手の拳銃を発砲。女は障壁を張り弾き跳ばす。
そのまま無造作に近づき、両手の拳銃をも両脇に弾く。そして女の声。
「ほら、なめてる。この程度で戦おうなんて」
「なめてるのはお前だろ」
元殺の声と共に、女は目の前に落ちてくるものを見る。弾き飛ばしたショットガンがそこにあった。
元殺は自然にそれを取り……引き金を引く。
発砲。女は後ろに飛びつつ障壁を張る。その障壁を銃弾が叩き、
……元殺の両手にはすでに2丁のライフルが握られ、引き金が引かれる。
4・5・6……7発目で障壁を突き破り、女は身をよじり回避。しかし、右腕に当たる。
女は驚きの混じった笑顔で話す。
「あなた強すぎ。本当に人間?」
「あえて言えば父親さ。父親が子供を守る時に強いのは当たり前だろう?」
そう言って元殺は苦笑を浮かべる。
「さて、ふった詫びをしようか。浮気はできないが、君と踊ろう。時間までな」
その回答に女は笑みを深くする。
「本当に楽しい人ね。わかったわ。今回はあなたと遊ぶ。それで十分としましょうか」
612酒場にて:05/02/17 20:17:06 ID:X4m4K/OL
「――と、連絡完了しました」
「そう……じゃあ、こっちはもう良いから鐘を――私の愛息子をお願いできる?」
 ここは酒場の厨房。
 マリーは客の追い出しに忙殺され、現在はカウンターの方で泥酔客を引き剥がしている。
「はい、了解です。……でも、モトカさん。なんだか今回……不自然じゃありません?」
「――不自然ね。このタイミングでこの騒ぎ。それに、あの女……」
 愛用の日本刀を取るろぼ子と、ノートPCのキーボードを叩くモトカ。
「だから、皆さん……大丈夫かな、って」
 不安げなろぼ子の言葉に、しかしモトカは静かに返した。
「ああ、それは大丈夫よ。あの馬鹿がついて行ったからね……」
 その声に満ちた自信に、ろぼ子は思う。
 ……信頼しあっているんですね。
「あの馬鹿が組織を抜ける時ね、それをきっかけに大きな動乱が起こったの」
 かたかたとキーボードを叩く音。
 それは、止まらない。
「その動乱でね、あの馬鹿……組織の追っ手を私を護りながら退けて、一人で黄金郷の召喚しようとした異形を滅して、
教団とも事を構えて――それでも生き残った悪運持ちだから」
 だから、とモトカは言う。
「私もできる事をしないとね……教団と黄金郷、偽情報リークして混乱させておくわ」
 その言葉にろぼ子も頷き、踵を返す。
 と、ぎゅむ、と何かを踏んだ。
「ぐえ」
「あ――そこの長耳、使うから起こしといて……って、もう起きたわね」
 そして長耳をモトカの方に放り投げ、ろぼ子は駆け出す。
 己に出来る事を、するために。
613イラストに騙された名無しさん:05/02/17 20:43:17 ID:X4m4K/OL
 ホール中央に陣取る最大のエキドナに向かって駆けるは、二人の男。
 黒服に身を包んで二丁の拳銃を携えた男と、一切の武装を帯びない平服の男。
 と、水泡の割れるような音が、連続して響き、エキドナの装甲の隙間から、何かが這い出す。
 ――それは、最大級のサイズを誇るエキドナより生まれた『仔』だった。
 未だ粘液を纏ったそれらが向かうは、ホールに数箇所ある出入り口。
「くそっ! 今の状況で、足止め喰らって迂回されたら……」
 平服の男が悔しげに呟く。
「心配するな、指示を出せば良いだけだ」
「指示? 部隊もばらばらの寄せ集めで、それぞれの扉に人数を振り分けるなんぞ無茶だ……!」
 無茶ではないさ、と黒服が苦笑。
「SOS団会員番号二桁台は右出入り口! 三桁前半は中央、それ以上は左だ!」
 的確に。これ以上無いほど的確に、部隊員が動いた。
 仔たちを迎撃しつつ、陣を組んで俄か作りの防衛線を張る。
「………伊達で馬鹿みたいに統制が取れているわけじゃあ――なかったんだな」
「ああ。折角だからお前も入れ」
「嫌だね」
 言い合っているうちに、エキドナは間近だ。
「本体は俺が仕留める。手柄を独り占めしたいんでな――お前下がってろ」
 黒服が言った。
「嫌だね、お前が居ると邪魔になって余計面倒だ――お前が下がってろ」
 平服が言った。
「殿方と言うものは、幾つになっても格好をつけるのがお好きなようですね……」
 ミッキーが言った。
「「は!?」」
 予想だにしなかった背後からの声に、男二人の声がハモる。
「その格好つけ……私も混ぜて頂きますね?」
 走る二人の傍らに、黒炎を纏ったミッキーが並んだ。
「上司命令なんだろ? ……了解」
 黒服が言った。
「アンタ格好良いからな――格好つけても似合うだろ」
 平服が言った。
614イラストに騙された名無しさん:05/02/17 21:00:07 ID:X4m4K/OL
「らぁああああああああああああああああああああッ!」
「――ッィエァ!!」
「ふ――ッ」
 三者三様の気合と共に、銃弾と掌底と黒炎がエキドナの装甲に叩きつけられ――弾かれた。
「硬ぇ! 小型と比較にならねぇぞ!!」
 掌の感触に叫んだ平服に、黒服とミッキーが応じて目標を変える。
 黒服が狙うは眼球。
 ミッキーが狙うは装甲の継ぎ目。
 しかし、存外と素早い動作に当たらない。
 横薙ぎに振るわれた触手を避け、三人は一旦後退。
「……どうする?」
「俺が突入する。眉間に最大のインパクトで叩き込んでやる――援護頼む」
 黒服の問いに、平服が答えた。
「私も行きます――露払いには、なるでしょう?」
 向かってきた小型の触手を焼き払いつつ、ミッキーが言う。
「決まりだな」
「OK」
「異存はありません」
 やはり三者三様に答えて――再突撃。
 先頭に立つミッキーが小型の触手を、其の身に纏う鼠状の黒炎で焼き払う。
 平服がその背後を駆けて一撃を狙い、更に背後から黒服の銃撃がエキドナを牽制。
「留める。できぬ定めならば、定めもろとも倒してやろう」
「天命がそれを阻むというのならば、覆してみせましょう」
「物語がそれを阻むというのならば、書き換えてみせよう」
 ……だから、この場だけは通さない。
615イラストに騙された名無しさん:05/02/17 21:14:04 ID:X4m4K/OL
 銃撃。銃撃。銃撃。
 背後からの援護に、明らかにエキドナの動きは鈍い。
「今ならば――っ」
 黒炎と共に駆け、触手を燃やして平服へと道を繋ぐ。
 それさえできれば、どうにかなる。
 ミッキーはそう判断し、黒炎の全出力を開放。
 黒の炎は、まるでパレードのように。
 色鮮やかに色調を変化させつつ直線に放たれた炎は、群がる触手を薙ぎ倒して一筋の道を作る。
 全力の開放に、出力を維持しきれなくなった黒炎が半ば霧散する――が、これで良い。
 両手にはまだ黒炎がグローブのように残っている。
 それを用いて触手を払い、エキドナの眼前まで、あと一歩――
「…………!?」
 足首に、痛み。
 そこから先は、何故だかとてもゆっくりと目に映った。
 足首に巻きついた触手。
 よろめく自分。
 殺到する触手。
 その光景に、死を覚悟した。


 ……申し訳ありません、オブシディア様。


 私は、あなたの傍らには、もう、控えられないでしょう。


 そして、触手が肉と骨を貫く音がした――
616ミッキー:05/02/17 21:39:11 ID:X4m4K/OL
 背があった。
 触手に貫かれ、蹂躙され、襤褸切れのようになったその背は――ひどく、大きく見えた。
「へへ……おい、黒服。俺がSOSに入らなかった理由はな……」
 ミッキーの眼前。触手に全身を抉られた平服の男は、血を吐きながらも言葉を紡ぐ。
 平服の手が、ミッキーの頬に添えられた。
 ――ぬめりを帯びた、鮮血まみれの、その手。
「……アンタの、隠れファンだったからさ――」
 一瞬、唇を重ねられ――ミッキーは黒服の方へと、掌の一撃で吹き飛ばされた。
 それを見届けることなく、平服は身を翻す。
 ただ護った、その結果を背にして――エキドナに向かって。
 ――重心を落とし、拳を構える。
「二十年、練り続けた、基本技だ――」
 拳を、突き出す。
 が、とも、ぎ、とも聞こえる音。
 全力の一撃に、拳が砕ける感覚が伝わって来た。
 しかし確かに装甲を砕いたと、その感覚もあった。
「――八極拳・馬歩衝捶」
 触手が迫ってくる。
 もう避けられない。
 黒曜の少女からの賞賛も、貰えない。
 それでも――
「惚れた女を護れりゃ……悔いもねぇ、や……」
 同時に、平服は先に倍する触手に貫かれ――者から物へと、化した。
 激痛と共に意識を失いながらも、最後に見えた光景は――己が一撃が叩き飛ばした、エキドナの巨大な脚だった。
617悪夢の舞踏場:05/02/17 21:56:08 ID:oB1Nf+e1
タタタタタン タタタタタン……ドゥン!
 組織総帥府には、余りにも不釣合いなBGM。
 「残存戦力は」
 「第七から第十一部隊までは確認が取れています」
 「二十二階から上は破棄しろ、二十一階のダンスホールで迎撃する」
 「了解しました」
 吐き気を催すような甘い匂いに、咽返るような血の匂い。
 「悪夢だな……」
 階段を駆け下りながら、部隊の隊長らしき男が吐き捨てる。
 個体名『エキドナ』。
 そう名をつけられた、バレンタインの悪夢。
 「チョコレートに食われ殺されるなんざ、ゴメンだな……っ」
 隊長と共に駆け下りている部下も、同意し頷く。
 「……全くですね。私達が食べられる方に回るなんて……。
しかし、何なんですか?。銃で撃っても再生し、爆破しても復活する」
 「分からん。だが黄金郷の悪魔憑き…対デモノイド用の弾丸『埋葬弾(アゾート)』は通用するんだ。
それで何とかするしかないだろう」
 「異形用の兵装じゃないと相手に出来ないなんて。
本当に……何なんだ」
 「無駄口は終わりだ。
ホールに着くぞ、ココで迎撃だ」
 「了解しました」

ホールの扉が開く。
だが其処も、悪夢の舞踏場だった。
618業虐の宴:05/02/17 22:18:19 ID:oB1Nf+e1
 元は黒い服だったのだろう、だがそれは赤い服へと変貌した。
 残った一人が纏う奇妙な強化服は、ガラクタへと変わる。
 「そんな……、幹部の二人が……」
 「撃て……。
撃て撃て撃て撃てェェェッッ!!!」
 隊長の叫び声に、後を着いて来た者達が一斉に引き金を引く。
タタタタ……タッタタ
ダダッ!ダガガガガガガガガッッ!!
 銃口が叫ぶ。
 一つが二つとなり、共鳴し、更に増え、纏り轟音とかす。
 「クソッ!。
何でだッ!、何でェッ!!」
 ──平気なんだっ──

 十以上の鉄と火薬の咆哮。
 しかし、其れは表面を削るだけで、意味を成さない。
 「こ、こいつ……今までの奴と違いすぎる!」
 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」
 人が聞き取る事が出来ない音。
 何かを叫んだ後、エキドナは今だ抵抗を続ける者達に踊りかかった。
 暴虐と強奪、絶対的な強者による略奪。
 第二幕が始まる。
619:05/02/17 22:43:57 ID:oB1Nf+e1
はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…
 苦しい。
 辛い。
 痛い。
 少女には、今まで無縁だったモノ。
 其れが今、少女を取り巻いている。
 「あの瘴気、私の障壁で防げないなんて…」
 廊下の壁に手をつき、ゆっくりと、しかし確実に目的の場所に歩く。
 もう、誰も居ない。
 少女を守っていた者達は、エキドナに喰らわれるか、戦ってその命を落としてた。
 馬鹿な事を言っていた者達、少女には理解出来ないような団体を名乗った者達。
 皆、少女を守るために、少女から離れていった。
 「……ふふ。また一人ぼっち…」
 一人一人の顔が浮かぶ。
 笑いながら戦う者。
 泣きながら戦う者。
 叫びながら戦う者。
 その全てが、少女の名を呼び、死んでいった。
 「………」
 少女は最後の角を曲がる。
 廊下の先、医務室の字が見えた。
 「後少し……」
 廊下を歩く。
 だが、後数メートルまで来た時。
カリ カリカリ
 聞きたくない音が、迫って来た。
620:05/02/17 23:13:33 ID:oB1Nf+e1
 壁を削る音。
 廊下に爪を穿つ音。
 そして、聞き取れぬ何かの叫び。
 「そう、皆死んだの……」
 そして、其れは現れた。
 「■■■■■■」
 異形が何かを言っている。
 下顎が三つに分かれ、食い散かした肉と骸が、ビチャ、ぐちゃり、と落ちる。
 「いいわ、来なさい。相手をしてあげる……。
でも、覚悟しなさい。ただでは喰られてあげないから」
 「■■■■■■■■!!!!」
 一際高い咆哮。
 既に廊下を埋め尽くす程にまで巨大になった体躯が襲い掛かる。
 「くっ」
 エキドナが迫る。
 オブシディアは障壁を張り受け止める。
 だが、通常ならば、受け止めて逆に押しつぶすのだが、今は瘴気に侵されて上手く力を振るえない。
 「■■■■■■!!」 
 獲物が弱っているからなのか、それとも自分の強さによっているのか。
 エキドナは咆哮をあげる。
 「こんな……っ、所で!」
 「■■■■■■■■■■!!!!」
 バツンという音と共に、エキドナの顎が開く。
 「まだ……、何もしてないのにっ!」
 オブシディアがそう叫んだ時、声が聞こえた。

 「何をしていないのだ?……、我が娘よ」
 其れは、顕れた。
621イラストに騙された名無しさん:05/02/18 00:04:59 ID:ZCdLMgf8
 くそっ!重いぞコイツ
「おい、ミッキー、起きろ!
 何時まで寝てるんだっ」
 俺はミッキーを、鼠の形を真似た装甲服から引きずり出す
 引きずり出す途中で服が破れるのも気にしない
「く・・・はぁ・・・っ」
 かなり性能がイイ装甲服だな、こりゃ
 服はボロボロだってのに、たいした怪我はしてないか・・・、つーか、コレは俺のほうが重症だぜ
「おい、ミッキー、起きろ!
起きないなら、悪戯するぞ!」
「!!」
バチン!
「いってぇなぁ」
「な、何をしたの・・・って、ふ、服がボロボロじゃない」
「ああ、いい眺めだぜ」
ゴンッ!!
「ぐが・・・、い、一応俺もかなりの怪我してるんだ。
一寸は手加減してくれ・・・」
「そんな事より、お嬢様は!」
「分からん」
「行くわよ、早く追いつかないと」
「追いついてもなぁ、あんな化け物俺達でどうやって・・・」
「体を貼ってでも止めるわよっ」
 あー、もう元気だな・・・
 ち、しょうがねぇ、俺も行くか
 と、その前に、武器武器・・・
 武器を探す俺の目の前に、両腕が砕けた死体が転がってる
 俺はその死体からナイフを取る
「礼を言っておくよ。
おまえの体術が、化け物の脚をぶっ壊したんだからな」
622イラストに騙された名無しさん:05/02/18 00:07:30 ID:ZCdLMgf8
 コイツが脚をぶっ壊したお陰で、鋭く尖った脚で串刺しにならず
 触手で壁にぶつけられて、気絶する事ですんだ
 まぁ、俺はその後触手で蛸殴りになったんだけどな、お陰で鞭で打たれたように血袋になっちまったが
 あの時、コイツがエキドナにダメージを与えていなければ、おそらくミッキーは装甲服もろとも貫かれてただろう
 そしてその後、俺も死んでた
 そしてそのままなら、その後止めを刺されたんだろうが、残ってた奴等が注意を引いてくれたってのもあるけどな
 食い散かされた残骸に、俺は礼を言う
「何をしているの!」
「・・・ち、礼を言う暇もないってわけかよっ」
「・・・その者達に対する礼は、オブシディア様を守る事で答えるわ
私には、それぐらいしか出来ないから・・・」
 ミッキーは死骸を見て、目を伏せる
「後で、線香ぐらいあげてやれよ・・・」
「そうね、ちゃんと埋葬してあげないとね・・・」
「だな
さぁて、守りに行くか」
「ええ」
623合流:05/02/18 13:14:09 ID:0iMagXdm
「萌絵さん。こちらです」
 いくつもの分岐を的確に選び、医務室に向かう萌絵と空。
「空ちゃん。ここに来たことあるの?」
「いえ。でもストーカーの方から情報を奪…いえ、頂いてます」
 ふぅん、と頷く萌絵。
「事前の調べは念入りに。動くときは大胆に。それが王道の帝王学ですから」
 そんな萌絵に皮肉な笑みを返す空。いくつもの角を曲がり、医務室へと近づく中。

「お兄ちゃん」「鐘!」「萌絵!それに君…」
 三人が出会った。
「何で二人がここに?」
「いいから出よう。ここは危険だよ」
 腕を引っ張る空に、ゆっくりと鐘は首を振る。
「ごめん。助けなきゃいけない子がいるんだ」
「何言ってるのよ。お兄ちゃん」
二人のやり取りを見る萌絵の耳にひとつの声が木霊する。

――あの子は嫌い?

「鐘、あたしも行く」
萌絵の言葉に驚く鐘と空。空は二人を見比べ、ため息をひとつ。
「仕方ないですね。なら早く行きましょう」
そういって。手にした柄に乾電池のようなものをつなげ、黒く伸ばした刃を壁に向ける。


<<運命は道を切り拓く>>
624エキドナ 1/2:05/02/18 20:12:45 ID:Ma8kGNfp
 気付けば、自分は此処に居た。
 最初、自分は複数だった気がする。
 だが、その時の記憶は朧だ。
 自分が始めて『自分』としての五感を得た時、周囲に居た二本足の人間は攻撃を仕掛けてきていた。
 ……美味しそうだ、と思った。
 だから、喰った。
 惨めでちっぽけな抵抗を叩き潰し、沢山の眷属と仔を喪いながらも、それでも進んだ。
 ……何故、自分は進んでいるのだろう。
 一瞬そんな疑問が過ぎったが、すぐに消えた。
 分かりきった事だ、一際美味しそうな獲物が居る。
 柔らかそうな肉、身に篭められた高密度の魔力。
 その少女は、とてもとても美味しそうだった。
 追いかけた。
 すると、少しは強い二本足が、三人出てきた。
 一人を殺そうとしたら、もう一人に阻まれた。
 それを殺したときに、反撃で足を失った。
 何か異質な力が込められていたのか、再生がきかない。
 残る二人を薙ぎ払った時には、狙う少女は既に遠かった。
 足も痛い。
 そのまま慌てて追ったが、なかなか追いつけなかった。
625エキドナ 1/2:05/02/18 20:22:23 ID:Ma8kGNfp
 そう、なかなか追いつけなかったので、追いつくまでに少し小細工をした。
 施設の所々、暖房の側に卵をばら撒いておいた。
 仔たちはきっと孵って、辺りの死体を食べて大きくなるだろう。
 そうして――やっと追いついたときには、嬉しくて嬉しくて仕方が無かった。
 喜びのあまりに叫びながら、強かったあの二本足の腕を喰らって増した力で、少女の抵抗を叩き潰した。
 ……いざ喰おうとした。
 そうしたら、邪魔者が現れた。
 今まで見た中で、一番強い。
 自分の瘴気と触手を叩きつけても、ちゃんと受け止める。
 多分、今の自分よりも強い。
 ……でも、構わない。
 自分の身体は攻撃されるたびに強くなる。
 仔たちにも、それは受け継がれる。
 根絶やしにしなければ、『自分』は消えない。
 だから自分は、邪魔者を誘い出す事にした。
 床を崩して、邪魔者の障壁ごと触手で引きずり込んだ。
 ……少女は、取っておこう。
 親は子供に、美味しいものを残しておくものだ。
626上2/2の間違いでした。:05/02/18 20:34:27 ID:Ma8kGNfp
 †現状まとめ†

・鐘、萌絵、空の三人が合流。
・オブシディアは孤立。
・地下水道での女(「ニャルラトテップ」とか「千の顔を持つ無貌」なアレ?)VS元殺は膠着状態。
・黒服、ミッキー(両者共に負傷中)はオブシディアの元へと移動中。
・(避難済みの非戦闘員、負傷者、組織員はあらかた
・エキドナ本体は下層で総帥と一騎打ちの最中。
・ろぼ子、施設へと移動中。
・長耳、モトカ、黄金郷と教団への妨害工作開始。
・黄金郷は現状を静観。
・エキドナ第二世代の卵が施設各所に。
・教団、シスター、マリー、館の主な住人、技師少女&元鷺には現状目立った描写無し。
・拳法使いの平服の男の霊を中心に、組織員の霊体が萌絵の元へ。
627訂正:05/02/18 20:45:56 ID:Ma8kGNfp
 箇条書き五行目。スマン……orz
・(避難済みの非戦闘員、負傷者、他の施設の組織員は除いて)あらかた組織員は壊滅。


†参照(元ネタ集。読んでみると、なお一層お話を楽しめるやもしれません)†

*運命……川上稔 都市シリーズ・機甲都市伯林
*女……クトゥルー神話(最近のライトノベルでの登場は、斬魔大聖デモンベインなど)
*勤労親父壱号……榊一郎 スクラップド・プリンセス(短編集にて)
*D100(百面のサイコロ)……クトゥルー神話(TRPG?)
*ビヤーキー、ショゴス、テケリ・リ、深きもの、旧支配者など……クトゥルー神話
*SOS団……谷川流 涼宮ハルヒシリーズ

 まとめに関しては、皆様補足お願い致します。
628イラストに騙された名無しさん:05/02/19 22:40:26 ID:nDUXoXol
まとめ、乙ー

ところで、スパートかけちゃっていいかな?
強引なのは分ってるけど、向こうで自粛とかROM宣言した人も出てきちゃったし
屋敷襲撃みたいにずるずるやるのもどうかと思うんで。
629とりあえず進めておく:05/02/20 03:25:41 ID:TjMttYAz
「この先にいるかね。オブシディア様」
「分らないわよ。出口に抜けられたのならそれでいいわ。でも、もし…」
 その先が言葉にならない。
 オブシディアを探す黒服とミッキーが見たのは、廊下に開いた大きな穴。
 重くなった空気を紛らわすように、黒服が口を開く。
「あー、でもよ、その格好すげえな」
 ミッキーは再び黒炎を纏っている。ただ最初に比べ、だいぶ炎が小さい。さしずめ『ミニ・鼠』といった感じだ。
「仕方ないでしょう。何事も限界があります。まったく、まだ言いますか。あなたは」
 最初、ぼろぼろの服の上に僅かな黒炎を纏ったミッキーを、的確に表現しようとして殴られたことを思い出す黒服。
 肩をすくめ、また先へ進む。
 やがて、穴の底につく。その崩れた瓦礫の先に二人が見たのは。

 平服を殺した巨大なエキドナの屍骸。
 その前に独り立つ総帥。

「…嘘だろう。アレを一人で殺ったていうのか?」
「そんな…。じゃあ、皆は何のために…」
「余計なところを見たな」
 いつのまにか近寄っていた総帥が、黒服とミッキーの頭を鷲掴みにする。
 二人は必死にもがくが、振りほどくことも出来ず、次第に『何か』を奪われていく。
「見られた以上、このままにはしておけん。だが、お前達は良く仕えてくれた」
 力を失い、抵抗できない黒服とミッキー。
「その忠義には、褒美をやろう」
 重い声が響き、二人は其処から消え去っていた。
630その少し前…:05/02/20 03:30:08 ID:TjMttYAz
 オブシディアは一人、廊下を歩いていた。
「…私は……一人だ…」
 エキドナに襲われ、もう駄目と思った時、父が助けてくれた。
 もとよりさほど交流のあった親子ではない。だから助けてくれたとき、信じられないほど嬉しかった。
 その父も、エキドナが自ら崩した床と共に、底知れぬ穴に飲み込まれていった。
(みんな、私のせいだ)
 守ってくれた者達は知っていたのだろうか?
 行けと言ってくれた者は気づいていたのか?
 無言で立ちはだかった人は分っていたのか?
(私があの化け物を呼び込んだ)
(私が皆を…殺した)
(私が…)

「いた。お兄ちゃん、こっち、こっち、早く」

 声がした。見れば王道の一人娘が、こちらを見、後ろを見て手を振っている。
 角からあらわれたのは、鐘と…手をつないでやってくる萌絵。
 涙が出そうになった。
 振り払い、後ろに飛び退って身構える。
「何をしに来たのです」
「何って…君を助けに」
 その言葉に震えた。膝がくじけそうになった
「私達は敵ですよ」
「そんなの関係ないよ」
 そういうだろうと思った。彼は優しいから。とてもとても、残酷なほど優しいから。
 私が全ての原因だといえば軽蔑するだろうか。罵ってくれるだろうか。
 私を…私は……。
「助けなどいりません」
631イラストに騙された名無しさん:05/02/20 03:33:49 ID:TjMttYAz
「助けなどいりません」
 オブシディアが震える声で告げると、空が近づいていった。
 そしてオブシディアの胸倉をつかみ、顔を寄せる。
「ふざけんじゃ、ふざけんじゃないわよ。アンタ」
 空の意外な行動に、何も出来ないでいるオブシディア。
「ここに、ここに来るまで、たくさん人が死んでいたよ。
 羨ましい、羨ましいよ。みんな、アンタが好きで、アンタを守るために死んでいったんだ」
 そこまで一息に言って手を離す。ゆっくりと深呼吸を一つ。少し落ち着いて、空は言葉を続ける。
「あなたはこの光景を忘れちゃいけないんです。
 どんなに苦しくても、つらくても、助けてくれたっていう、そのことが重荷でも。
 自分が、なぜ生き延びたのか、誰のおかげで生き延びたのか、それを忘れちゃいけないんです」

「あのね…視える?」
 萌絵も近づいて言った。
「みんなのこと、視える?」
 オブシディアには見えなかった。けれども…。
(オブシディア様)
 ……声が聞こえた。
(オブシディア様)
(オブシディア様)(オブシディア様)
(我等、『SOS』団、オブシディア様以外の者に…)(もういいよ)
(いいんです)(もういいんです)(気にすることは無いんです)
(そりゃあ、ちょっとは憶えていて欲しいですけどね…)
(そこの嬢ちゃんも言ってたが、俺達は俺達の意志で、好きな人を守ったんだ)
(私たちは、たとえあなたがどんな存在でも)
(あなたが大好きだよ)
 萌絵がオブシディアの手を握る。そのせいか、オブシディアにも姿が見えた。
 両手の砕けた平服がいた。血に塗れた組織員がいた。

 皆が…笑っていた。
632イラストに騙された名無しさん:05/02/20 03:37:08 ID:TjMttYAz
 そして鐘がオブシディアの前に立つ。
「あの…うまく言えないんだけど…」
 ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「僕、君を助けにきたなんて偉そうなこと言ってたけど」
 地下に残してきた父を想う。
「結局、父さんが助けてくれなかったら、全然駄目だったし…」
 ここに来るまでに見た人たちのために祈る。
「君を守ってくれた人たちがいなかったら、きっと間に合わなかったと思う」

「だから、君の力になりたい」
「父さんに胸をはって言えるように」
「頑張ってくれた人たちに、『間違ってなかったんです』って言えるように」

「ふぐっ…うっ、ううぅ、うううぅっ」
 オブシディアの喉から声が漏れる。
「ね、行こう」
 差し出された手を素直にとる。
 子供達が歩き出す。――出口へ。
633イラストに騙された名無しさん:05/02/20 13:31:37 ID:licGyS3d
l
634エキドナ:05/02/20 14:30:20 ID:kg9YM4X8
 自分たちは、生を受けた。
 そして、何かに惹かれるようにして一つの物体に集まった。
 それは一匹の兄弟。
 額に不思議で不規則な多面体の埋め込まれた、その一匹。
 それを皆で、喰らった。
 次にその多面体を得た一匹も、喰らった。
 次にそれを得た一匹も、次に得た一匹も、次の一匹も、次も、次も、その次も――
 そうして、自分たちは一匹になった。
 宇宙の深い亀裂が見える。
 幻想的な都市が見える。
 巨大な山脈が見える。
 そうして、何か邪悪なものが自分を見ていると思ったら――それはもう、消えてしまった。
 眉間がきりきりと痛む。
 その痛みが命ずるのは、破壊。
 人を、動物を、土地を。
 セカイを、ホロぼせ――


 頭蓋の内側。
 眉間のあたりをかりかりと引っ掻かれているような感触。


 闇の、中で、何か、蠢い――
635イラストに騙された名無しさん:05/02/20 14:55:51 ID:kg9YM4X8
 空間の歪みを空気の微妙な振動を察知して回避。
 其の瞬間に別の位相へと転移を始めた女に対し、発現予測地点に拳銃を三連射。
「――ッ……やるわね」
「あんたもな」
 人を極めた者と、人ならざるモノ。
 両者の戦いは、むしろ静謐な舞踏を思わせた。
 響く銃声は伴奏曲。
 足捌きはステップ。
 障壁が場に彩を加え、銃弾が散らす火花が闇に咲く。
 ナイフが空を切り、空間の断裂は目標を捕らえない。
「あら……そろそろお開きみたいね――」
 女がふと、残念そうに。
 本当に残念そうに、呟いた。
「何?」
 そう言った元殺も、気付いた。
 こちらに急速接近する、その気配。


「疾く去ね! 這い寄る混沌『ナイアラルトテップ』!!」


 その言葉と同時、二つの現象が起こった。
 一つは、真の名に近い語によって女の姿が崩れ、一瞬だけ三つ目に漆黒の異形の姿が露になった事。
 もう一つは、その異形に向けて清冽な銀光が弧を描いたこと。
「バーテンさん、大丈夫ですか!?」
 そんな声を聞きながら、何かに抱えられて元殺は急速に地下水道を移動。
 とりあえず、それに身を任せつつ言う。
「よくアレが斬れたな――」
 視界の先には、腕の一本を落とされた女の姿。
「――神と会っては神を斬り、鬼と会っては鬼を斬り、幼馴染と会ってはそれを斬る。それが私ですから」
「誰の言葉だ?」
「知りません。ただ、私に刻まれています」
636イラストに騙された名無しさん:05/02/20 15:12:44 ID:kg9YM4X8
 光が見える。
 地上の光だ。
「ちょっと追って来ていますね――バーテンさん、銃撃お願いします」
 ろぼ子に抱えられて移動する、不安定な体勢。
 闇と光の合間にあっては、視界も悪い。
 それでも、頼まれた以上はこれ以上無く完璧に実行するのが殺し屋だ。
 ……たとえ、自分が元殺し屋だとしても。その性分だけは、抜けてはいないらしい。
「強壮なる者、百万もの愛でられしものの父、夜に吠ゆる者、盲目にして無謀の者、古ぶるしき者」
 ろぼ子の口から、無機質な言葉が漏れる。
「魔物の使者、暗き者、闇に住む者、大いなる使者、ユゴスに奇異なるよろこびをもたらす者」
 其れと同時、闇の奥に小さな揺らぎ。
「ナイアラルトテップ!!」
 その声と同時、元殺は銃撃。
 真の姿を現したその場に向けるのは、とっておきの銃弾。
「火の精クトゥグアの力の片鱗を封じた、徹甲焼夷弾『ファマルハウト』……」
 人間に傷つけられない存在が相手ならば、人以外の存在を用いて倒す。
「やっと思い出したが――這い寄る混沌の敵対者は、この火精だったよな?」
 呟きと同時、地下水道の奥に閃光が弾ける。
 紅く、赤く、赫く、朱く。
 炎に、やっと異形から姿を戻した、女の姿が揺らぐ。
「まだこんな隠し球があるなんて。……ッ……あなたを舐めていたみたいね」
「迂闊に俺に触れると火傷をする、覚えておけ」
 そんなやり取りを最後、元殺を抱えたろぼ子が地上に飛び出した。
 そして、地下水道は爆散する。
「流石に、俺じゃ退かせるのが精々だな……」
 無防備に地面に転がり、疲労の色濃い表情で、元殺が呟いた――
637怪獣大決戦?:05/02/20 17:52:12 ID:TjMttYAz
「何よ、あれ!」
 オブシディアの肩を支え、外に出た鐘たちが見たのは。
 
 喰らいあう『エキドナ』達。
 すでに一体一体が10数Mをこえる巨体を持っている。
 それらは円陣を組み、選ばれた一体が中央に立つ。
 そして喰らわれる。
 喰らい終わったとき、周りの『エキドナ』達が一回り大きくなる。
 再び一体が円陣の内に出る。
 如何なる行動原理に基づくのか、粛々と繰り返される共食いの儀式。
 数は減り、より大きく強靭になる。

 ずぐり、ずぐりと。

「あんなの倒せない」
 30Mを超えた『エキドナ』達を前に、空が悔しそうに呟く。
638機体名称募集中:05/02/20 18:01:40 ID:TjMttYAz
「こんなこともあろうかとぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
 いきなり叫んでいる人がいた。
 仁王立ちで拳を握り、感動に震えているのは、いわずと知れた白衣の少女、ぎっしー。
「いいから、とっとと説明しろよ。お嬢さんが睨んでるぜ」
 元詐欺師のつっこみ。
「あ、ご、ごめんね、空ちゃん。い、今、見せるから」
 言葉と同時。
 強い風が吹いた。
 それは風を纏い、それでいてゆっくりと、静かに降りてくる、青と銀の機体。
 竜を模した戦闘機。
「王道技研開発、機竜プロジェクト、第一号、名称未定の最新鋭機よーー」

「ふっふっふ。どう、ビックリした?ほんと、ぎりぎり開発が間に合ってよかったわー」
(よく言うよね)(ああ、ずっと前から準備してたクセにな)
 後ろでぶつぶつ言っている熊ぬいぐるみと元詐欺師を無視して、ぎっしーの説明が続く。
「この機体、私が王道技研で開発しててね。
 2シート、リクライニング、ステレオついて、エアコン完備。しかも、
 AUTOナビ付、ただし、飛行中は速過ぎて指示が追いつかない、みたいなっ!
 もちろん…」
 機体からの風を受け、白衣をなびかせ、心底嬉しそうにぎっしーが言う。
「…強いわよ」
639イラストに騙された名無しさん:05/02/20 18:07:05 ID:TjMttYAz
「お兄ちゃん、早く乗って。」
「え、なんで?皆で乗ればいいじゃない。大人用の2シートだから子供なら4人乗れると思うよ?」
 ぎっし−の言葉に、空が、余計なことを言うな、という視線を向ける。
 気づかずに続けるぎっしー。
「んーと、この機体、後部乗員が魔力回路の安定化、前が機体操縦になってるから…
 後ろに萌絵ちゃんとオブシディアちゃん、前で空ちゃんが操縦すればいいんじゃないかな?」
「そうすると今度は僕が要らないんですか?」
「んー、そこは、ほら、鐘君主人公だから」
鐘の苦笑に、笑顔で返すぎっし−。
結局、4人で乗り込むことになった。

「えーと、ぎっしーさん、操縦方法とかは…」
「簡単、簡単。座ったら手の所に2本、操縦桿があるでしょ。使うのはそれだけだから。
 武器も”竜の吐息”っていう強力な奴、1門乗っけてあるから」
「…それは、ずいぶん武装が少ないみたいだけど?」
 空の声に、ぎっしーが硬直する。
「しょ、しょうがないじゃない。時間無かったんだから。コレが終わったらバリバリ働くわよ」
「…ふぅん。聞いたわね?時間もしっかり覚えておいて」
 そういって空は手にしていた携帯に指示を出す。
「…はぁ、了解しました。えーと時間は…」
「あ、あんた!何してるの?」
 携帯に出たのは王道技研で、いつもぎっし−の話し相手になっている少女。
「ぎっしーさんが前、『言ってないわよー。いつ?何処で?何時何分何秒?』なんて子供みたいなこというから…。
 私だって、こんなことに完全記憶能力、使いたくないですよ」
 携帯を奪い取りぎゃいぎゃい騒ぎ出すぎっし−を余所に、空が指示を出す。
「一発勝負というのは好きじゃないけどが、しょうがないね。
 喰らいあって一匹になったところを叩くよ!お兄ちゃん、みんな!!」
「うん!」「行こう」「行きましょう」
640イラストに騙された名無しさん:05/02/20 19:57:37 ID:4W1DOX0w
全員乗り込み、『エキドナ』が最後の一匹になるまでの間、操作や状態を確認する。
「うわー、この機竜。本当に”竜の吐息”一門だけね」
と、言いながら装備の確認をする空。
「これが魔力回路の安定化装置……王道技研はいつの間にこんな物を……」
オブシディアはそう言いながら、状態を確認する。
「これなら今の私でも充分役に立つ……萌絵も魔力を操れるわね」
「うん。大丈夫」
萌絵も頷きながら調整を始める。
「それで……空さんが操縦するとして……僕はどうすればいいのかな」
鐘は一人どうすればいいか分からず座っている。
「確かに私も操縦できるけど、今、操縦するのはお兄ちゃんよ。」
「え?」
「こういうことは主人公がする物なの。私はあくまで補佐の役割」
「補佐?」
空の言葉につい質問を返す。
「そう、補佐。えーと、説明書通りなら確かここに……あった」
そこには何かを繋ぐプラグがあり……そこに空は『運命』を取り付け始める。
「機竜の前腕部に『運命』の黒刃を展開できるようにしたから。
 ”竜の吐息”の一発勝負には変わりないけど、勝負に出るまでの道はこれで拓くよ」
そして空は鐘に向き直り、言う。
「私はこの『運命』に力を与え続けるから、お兄ちゃん、操縦頑張ってね」
「うわ……派手、ですね」
「ああ――派手、だな」
 奇しくも二人の呟きは、まったく同じ内容だった。
 ろぼ子と元殺は、空を見上げて呟いた。
 そこには、風を巻き、空を裂き、エキドナと戦闘を繰り広げる一体の機竜。
 触手を回避し、装甲に覆われた脚を打ち払い、噴き出される瘴気の塊を斬り落とす。
 蒼と銀の軌跡がエキドナを中心に円を描き、前腕部から爪のように突き出された黒の刃が攻撃を繰り出す。
 まだいけるのか、もっといけるのか。
 自分の力はどこまであるのか、自分の技量はどこまで通じるのか。
 そして、自分はどれだけ速いのか。
 それらを試すように、機竜の速度は徐々に増加し、攻撃も洗練の度合いを増す。
「……Vortex」
 ふと、元殺が呟いた。
「ヴォルテクス――竜巻、って意味でしたっけ?」
「ああ、何となく……そんなイメージだな、と」
「あ、それ頂き」
「ん、欲しけりゃ別に……って、なっ!?」
 びくり、と飛び退った元殺とろぼ子の背後には、技師少女。
「鐘君に萌絵ちゃんに空ちゃんにオブシディアちゃん、その機体、ヴォルテクスで良いかしら?」
 何やら、通信機に向けて喋っている。
「あー……ちょっと手伝え」
 その声を聞いて、ろぼ子の襟首を掴んで元殺は歩き出す。
「な、何ですか!?」
「バイクに大型火器がある。使うから手伝え」
 疲労の色濃い表情で、元殺は歩く。
「過保護と呼びたいなら呼べ……それでも、俺は父親として息子を助けなきゃならん」
642どことは知れぬ闇の中:05/02/20 21:19:48 ID:kg9YM4X8
「……手酷くやられたな」
「ええ、あんなに愉快な人だとは思わなかったわ」
 男と女が、会話を繰り広げる。
 男は――組織にて、『総帥』の名で呼ばれた男。
 黒曜の少女の父たる存在。
 女は――神話にて、数多なる異名で呼ばれる女。
 時と運命と闇を司る存在。
「ともあれ、まずはその見苦しい様をどうにかしろ。話はそれからだ」
 女は、片腕を切り飛ばされ、全身を火脹れとケロイドに覆われていた。
「……分かったわよ」
 其の言葉と共に、その傷が『無かった事』にされた。
「……今回は、何が目的だ?」
「ただの因果の帳尻あわせよ。……ついでに騎士と姫君を、遊びに耐えうる玩具にしたかったのもあるかしら?」
 ふむ、と男は頷く。
「そのためにクトゥグアの劫火に焼かれるとは――ご苦労な事だ」
「五月蠅いわね。目的は果たしたんだから、問題無いでしょ?」
「かくして騎士は破邪の剣を得り、か」


 深き森の深き闇
 深淵にて生まれ
 深淵より転輪す
 旋風を駆りて竜と語り
 人と在りては微笑みて
 手には力を抱いて逡巡


 そしてどちらとも無く呟かれた詩は、漆黒の闇へと溶けた――
 くつり、と男が哂った。
 くつくつと、女が嗤った。
643援護:05/02/21 13:13:15 ID:2Am3wNxO
「鐘、それに王道の娘。相手の額中央、高密度の魔力があります。恐らくは…」
 オブシディアが言う。魔力の扱いに長けた彼女は完璧なレーダの役割を果たす。
「それが核ってわけね。いい、お兄ちゃん」
 空が返す。
「分った。けど…」
 鐘が機体をひねる。萌絵の膨大な魔力を増幅した機体は、信じられない機動でそれに答える。
 それでもなお…。
 『エキドナ』の触手と瘴気の猛攻に、決めの一撃を放てないでいる。
「ああ、もう、うっとうしいですわね」「ごめん、避けるだけで精一杯だよ」
「ほんのちょっと、ほんのちょっとのスキでいいのに!」「何とかなんないかなぁ、鐘」

 4人が望んだもの。
 それが地上からもたらされる。
 轟音。そして『エキドナ』に伸びる一条の火線。
  ――『貫くもの』――
 硝煙をあげるそれを支えるのは元殺し屋とろぼ子。
「あいつらに頑張らせてやりたいのもあるけど、どうにもつい、な…」
 いって首を振る。
「過保護だな」
「しょうがないですよ。バーテンさん、親バカだから」

『貫くもの』とて今の『エキドナ』にはさほどのダメージにはならない。
 ほんの僅か、注意を引いただけ。
 だがそれで十分。
 反転。黒の刃を収束。体勢を整え、魔力を込める。
「喰らえ!!」
 天と地を一条の光が結ぶ。
644逆転?:05/02/21 13:15:01 ID:2Am3wNxO
「やった!?」
 ろぼ子が叫ぶ。
「あの、やろう…」
 元殺がうめく。
 『エキドナ』を打ち抜くはずの一撃は、しかし。
 女の繊手によって止められていた。
「お父様が手助けしたんですもの。私もこのくらいいいわよね、鐘君?」
 女は地上に目を向ける。
「親は子を守る。そうなんでしょ?」
 いって女はクスリクスリと…。

「このあたしが、このあたしがあんたのこと計算に入れてないと思ったの」
 空の怒号が女の笑いを打ち消した。
(お兄ちゃん、いい。たぶんお兄ちゃんの言っていた女の人が最後に邪魔すると思う)
(”竜の吐息”で打ち抜けたらそれでいい。でももし駄目だったとき)
(お兄ちゃんはね…)
 女は見た。鐘が風防を開け立ち上がるのを。
 その体に命綱のように幾重にも巻きついているのは、何百となく連結され、
 最後に≪運命≫へ繋がれるだけの力の集まり。
「本命は、チョコを倒す本命は、お兄ちゃんよ!!」
「≪策士≫だよなぁ。空ちゃん」
 苦笑しつつ、連結。
 数百も力が≪運命≫へ長大な刃を形成させる。

  ≪運命は勝利を導く≫

 鐘が振るった刃が『エキドナ』を切り裂く。
645それでもなお…:05/02/21 13:16:21 ID:2Am3wNxO
「届いていない?!」
 悲痛な叫びを上げたのはオブシディア。
 鐘の刃が傷つけはしたものの、ほんの僅か、ほんの僅かな差で打ち砕けなかったのを彼女は視た。
「くっ、なら!」
 ヴォルテクスの座席から、オブシディアが消える。
 <輝くトラペゾヘドロン>の前に転移し、再生しようとする『エキドナ』を阻むように障壁を張る。
 だがそこまで。障壁を張りながら、<輝くトラペゾヘドロン>を砕く力が今の彼女にはない。
 躊躇いは一瞬。
「王道の娘!私ごと打ち抜きなさい!」
 惑いは一瞬。
「あやまんないよ?」
「あるいはここまでと、予測していたのでしょう?構いませんよ」
 再び充填される”竜の吐息”。
 その一瞬。女が嗤い。萌絵の脳裏に言葉がよぎる。

――あの子が死んじゃえばいい?

「駄目ぇぇぇ!!」
 萌絵が叫ぶ。供給していた魔力を必死で止める。
 ”竜の吐息”が力を失う。機体が落ち、『エキドナ』に近づく。
 でも萌絵にできたのはそこまで。だから後は…。
「鐘ォォォ!お願いィィィ!!」
646決断:05/02/21 13:18:32 ID:2Am3wNxO
「わかってるよ、萌絵」
 萌絵の叫びを背中に受ける鐘。
 その手にはまだ≪運命≫がある。
 その刃を伸ばし斬りつければすべては終わる。
 でもそれは…。
「僕は誰も傷つけたくない」

(人を――いや、何かを殺そうとだけは願ってくれるな)

「わかってるよ、父さん」
 刃を収め、命綱にしていた連結を外す。

「誰かが犠牲になって、皆が助かればいいなんて、そんな≪運命≫を…」
 勢いをつけ機体から飛び出す。
「僕は、選ばない!」
 
 緩慢な、ひどく緩慢な時間が流れ。
 女の横を過ぎ、オブシディアの脇を抜け。

(鐘、手に星マークがあるんだから、そこに”気”を集中)

 右の拳が<輝くトラペゾヘドロン>を打ち砕く。
647想い:05/02/21 13:20:46 ID:2Am3wNxO
「起きて、ねえ、もう一回跳べる?」
 ぐったりとオブシディアを鐘が揺さぶる。
 『エキドナ』はすでに形を崩し始めている。だがその頭頂部は100m近い高さにあった。
 無意識に張っているだろうオブシディアの障壁は外れれば…。
(…それも、いいですね)
 朦朧とした頭で考える。 
(『組織』も無い。ミッキーも、黒服も、皆いない。ならこのまま、鐘の腕でというのも悪くありません)
 そのとき、オブシディアは<輝くトラペゾヘドロン>を砕き、血だらけになった鐘の手から出た何かが、
 人の形をとったことに気づいた。
(オブシディア様)

「ミッキー、黒服!」

(駄目ですよ、オブシディア様、そんなことを考えては)
(俺たちは生きていますよ)(あの後いろいろありました)
(なんか、心と体をばらばらにされた挙句、訳のわからん時空間に投げ込まれてよ)
(ふふ、一年前は屋敷で幽霊なんかしていましたわ)
(節分の時、鐘に助けてもらってな)(でも、体が戻ってきたのを感じます)
(守るべき人も思い出したしな)
(だから、オブシディア様)
 二人の声が重なり、消える。

(生きてください)

「…鐘」
短く、小さく、はっきりとした声で。
「いきます」
二人が消えた。
648決着:05/02/21 13:23:31 ID:2Am3wNxO
「ぶわ、お、重ーい、お兄ちゃん」「オブシディア、重いよー」
 再び4人がヴォルテクスに集まる。

 眼下には解け崩れた『エキドナ』の体。
 自然と4人に笑みが漏れる。

「やったね」「うん、やった」「やりましたわね」「やっつけちゃったんだー、あれ」

 そして乗り込んだときのように空が音頭をとる。

「凱旋だね!」
649とりあえず終了:05/02/21 17:32:52 ID:bmr6G1Va
 地上に降りた四人の視線の先には、煙を上げて溶け崩れる『エキドナ』の巨躯。
 そして、駆け寄るろぼ子と元殺、ぬいぐるみを抱えた元鷺と技師少女の姿。
「っ……いたた……」
 それを見て鐘が手を振ろうとし、ふと顔をしかめて右手を押さえる。
「右手の中指骨が折れたか砕けたか――下手すると手根骨や指骨もイったか?」
 呆れたように元殺が呟き、鐘の手を取り手早く処置を済ませる。
「無茶もほどほどにしてくれ……」
 パラシュート抜きのスカイダイブ。
 挙句、その勢いを載せての拳の一撃。
 ……多分、親でなくても心配する。
「――ごめんなさい」
 そう思えば、素直に謝罪の言葉が口から漏れた。
「他には大した怪我も無い――な?」
 鐘だけではなく、皆に問いかける元殺が一番の重傷であったりするのだが、そこはそれ。
「それじゃ、今後の対応をどうするにしても……とりあえず、酒場に帰りましょうか?」
 ろぼ子が、満面の笑みを浮かべて言った。
「……ああ」
「……はい」
「ええ……」
「うんっ!」
「はいっ!」
「了解だ」
 皆が答えて、歩き出す。


 ひとまずの安息の地へと――
650何処とも知れぬ深遠なる深淵:05/02/21 17:52:50 ID:bmr6G1Va
 ぬめりを帯びた闇が、蠢く。
 嫌悪を誘い、怖気を誘い、狂気を誘う。
 闇と闇が喰らいあい、黒と黒が混じりあう、何をも生まないどうしようもない混沌。
 漆黒は漆黒を産み、黒の密度は更に増し、煮詰められ、煮詰められる――
 さながら魔女の釜を思わせる、その風景。
「とりあえず、今回は面白い見世物が見られたことだし……暫く手出しは控えましょう」
「ほう……珍しいな」
 愉しげな女と、憮然とした男。
 這いずる闇も、蠢く混沌も、二人には近付かない。
 何をすることも、できない。
 まるで臣下が君主に傅くように。
「だって、壊しちゃったら困るじゃない。折角、私と貴方で作ったんですもの」
「先の見えない世界、か――本当にこの世界の行く末は分からないのか?」
 けたけたと、女は笑う。
「だって私と、やっと神の粋に達した貴方の『合作』よ。貴方の力が混じっている分――」
 ふるり、と男はかぶりを振る。
「貴様の先詠みすら通じない世界、か……恐ろしくは、ないのか?」
「……私はね」
 飽き飽きしているの、と女は言った。
 知っている結末、識っているエンディング。
 馬鹿の一つ覚えのように繰り返されるお約束に、意表を突いたつもりで単に嫌悪感しかもたらさない展開。
「結末を知っている映画ばかりを見れば、飽きもするわ」
「故に私を輪廻の蛇よりこの領域へと引きずり出した、と?」
 男の双眸に、刃を思わせる光が煌く。
「そんなに怖い顔しないで……この世界が私を滅ぼすというのならば、滅ぼせば良い」
「無貌よ、何を望む?」
「始まりの終わりを。そして、終わりの始まりを」
 そして、終わりの、終わりを――
651イラストに騙された名無しさん:05/02/21 22:52:11 ID:bmr6G1Va
ところでオブシディアの処遇はどうするべきか。
組織をまとめ直したり、または平和裏に解体するまでは――黒服とミッキーに養育させるか?
どこかに家借りて、家族ごっこみたいな感じで。


あと萌絵スレでも言ったが、総帥とカミサマは……暫く活動休止にしよう、な?
652キャラの詳細データをまとめないか?:05/02/22 19:41:29 ID:66LmaP9w
・鐘
 本スレ主人公。
 現在年齢六歳(孤児のため推定)、黒髪黒目(だったっけ?)の男子。
 ナイフ、トンファー、銃器、格闘などの様々な技能を周囲の人々を師として修得した天才児。
 趣味は(恐らく)読書と機械いじりで、尊敬する人は父。
 日々訓練を欠かさない努力家で、かなりの頻度で何がしかに巻き込まれる苦労人。
 何か秘められた力があるようだが――?
「え、喋り方? 僕の喋り方って……ええと、とにかくこんな感じだよ」

・人称
 「元殺:父さん」「モトカ:お母さん」「萌絵:萌絵」「ろぼ子:ろぼ子さん」
 「オブシディア:?」「空:?」「館の主:萌絵のお父さん(お(義?)父さん)」
 他、年上の友人知人はさん付けで呼んでいるようです。
653鐘、孤児じゃなくて棄児だった。:05/02/22 19:54:19 ID:66LmaP9w
・元殺し屋
 本名不詳、職業バーテン、年齢不詳、外見詳細不詳と謎の多い、鐘の父親代わりの男性。
 銃器を中心に、ありとあらゆる『物理的な』殺人技術に通じた元『組織』の殺し屋。
 かつての二つ名『ガンスリンガー』は伊達ではないらしく、化け物でも神でも退ける、現在進行形で人間を極め続けている人。
 日がな一日酒場で怠惰にグラスを磨いているかと思えば、息子の危機には何を置いても駆けつける過保護なパパでもある。
 店主のマリーと、鐘の母親役のモトカには頭が上がらない。
 いつも何がしかに巻き込まれる苦労人気質は、これも環境のなせる業か息子と共通。
 友人には元詐欺師と長耳が居る。

・人称
「鐘:鐘」「萌絵:萌絵嬢(ちゃん)」「モトカ:モトカ(またはお前)」
 他、大概の場合において呼び捨て。
 特に親しくない間柄では、「アンタ」と称することもある。
 気取った物言いをするときは、ごくまれに「君」も。
654イラストに騙された名無しさん:05/02/23 01:16:26 ID:IgnsQuMy
おつかれ様です。
まとめサイト試運転開始。(詳しくは萌絵スレ>681)
Wikiの人物・用語辞典を組んでみたので、手助け願えれば幸いです。
655入学準備1/2:05/02/24 17:56:17 ID:iF0ieKM7
「そういえば、鐘ももう学校に行かせる時期だよな……」
「今まではシスターに勉強習ってたみたいだけど、鐘の学力ってどうなってるの?」
 酒場のカウンター。
 延々とグラスを磨く元殺と、その傍らで帳簿に貸借を書き記すモトカ。
「聞いてみるか。おーい……鐘、ちょっと来てくれ!」
 元殺が、二階の鐘の部屋に声をかけると、階段を踏む音がした。
「ええと、算数に国語に社会に理科ってところね」
 小学校一年の時、何を習ったっけ……と、モトカは思い出す。
 足し算引き算に、簡単な漢字。
 そんなところだろうか。
 と、鐘の姿が見えた。
「お父さん、お母さん、何の用?」
 こちらに駆け寄ってくるその小さな体躯は、どう見ても六歳児のそれだ。
「鐘、3Xの2乗+5X+1の不定積分は?」
 そう問うたのは、もちろんモトカではない。
「六歳児にどんな問題出してんの、アンタは!」
 モトカは元殺の後頭部を張り飛ばす。
 良い音がして、元殺の顔面がカウンターに直撃した。
「ええと……Xの3乗+5/2Xの2乗+X+C、だよね?」
「…………」
 唖然とするモトカと、鼻血を垂らしながら起き上がり、得意げな元殺。
「え、もしかして間違ってた?」
 鐘の不安げな言葉に、モトカは思い出す。
 鐘が言葉を覚え始めた頃に、弾道計算をしている(>>200)などとほざいた元殺に閉口したことを。
 ……まさか事実!?
「ううん、正解よ。よくできました」
 モトカは鐘の頭を撫でて、微笑んだ。
656入学準備2/2:05/02/24 17:56:54 ID:iF0ieKM7
「もう少し問題出して良いかな?」
「うん。でも……何で?」
 不思議そうに首を傾げる鐘に、鼻血を拭きながら元殺が言う。
「いや……ちょっとモトカと、お前をそろそろ学校に入れる時期だな、と」
「だからもう少し聞かせてね、学校選びの参考にしたいし……」
 頷く鐘から視線を逸らし、モトカは帳簿に記された漢字の幾つかの簡単を見る。
 読みを聞くつもりだ。
「鐘、この字の読み方は?」
 収支決算、の字を指差したモトカの指。
「しゅうしけっさん」
 ……やっぱりライトノベルを読み耽ってる以上は、中学生レベルの国語力は期待できる、か。
「じゃあ、この読みは?」
 メニューの中から、『Frozen Cocktails』の一語を示す。
「ふろーずん、かくてるす……半固体状になるまで凍らせたカクテル、だったっけ?」
 今度は元殺が口を開く。
「電流I=電圧V/抵抗R、これは?」
「たしか……おーむのほうそく?」
 元殺とモトカは、頷きあう。
「鐘、ありがとうね」
 モトカは微笑み、鼻にティッシュを詰めた元殺も鐘の頭を撫でる。
「あ、萌絵と約束してるから……そろそろ行くね」
 ふと時計を見て、鐘が言い、あっと言う間に扉から駆け出していった。
「あいつ……俺たちに気を使ったのか?」
「本当に良い子ね……誰に似たのかしら。ともあれ、学力面は問題無いわね」
 シスターの教え方が良いのか、鐘の才能なのか、それとも両方か……
「ともあれ、どうする?」
「うーん、できれば萌絵ちゃんと同じ学校に入れてあげたいわよ……ね」
「それは親としての気遣いか?」
 苦笑して言う元殺に、モトカは馬鹿ね、と呟いた。
「同じ女としての、萌絵ちゃんへの気遣いよ」
657イラストに騙された名無しさん:05/02/25 12:58:51 ID:172YPP0z
ご入学かあ。
学校は小中高一貫の王道学園になるのかな?
これだけかしこけりゃ、特別な学術機関でもよさそうだな。
「戯言シリーズ」のER3システムみたいな奴。
658イラストに騙された名無しさん:05/02/25 16:22:37 ID:KyWp473y
オブシディアと空のキャラが、ごっちゃになりかけてる……どっちもお嬢様だし。
オブシディアがツンデレ系。
空が明るい感じで、萌絵はやや天然入ったイメージ、で良いのかね?


あとは鐘に同性の友人を、ってのも考えておかないとな……
皆はどんなキャラが良いと思う?
659イラストに騙された名無しさん:05/02/25 19:03:16 ID:2x1MQf+L
ここは一つ、メガネマンというあだ名がつきそうなキャラはどうでしょう。
高確率で、存在が喰われますが。

ま、とりあえず、男主人公の王道をつきすすめばよいのでは。
バカ一スレの過去ログから探すのも手。
660イラストに騙された名無しさん:05/02/25 20:25:25 ID:Zpz7bVBz
>>658
イメージはそんなんでいいと思う。後、自分がログ読んで、
オブシディアは強烈なカリスマ性と才能を持つエリートタイプ、でも不利な状況には弱め。
空は上に立つ者として相応しくなるために努力と苦労をしてる叩き上げタイプで姉御肌。でも妹属性。
萌絵はどんな人にも優しく接することのできる心豊かなタイプ。それで守られ属性。
て感じに分けられるかなと思った。
661イラストに騙された名無しさん:05/02/26 00:32:20 ID:/ZYyiqZL
>660
イメージはそんな感じだけど、自分は口調がごっちゃになるんだよな。
みんな、お嬢様で、ですます口調。

その意味では元殺し屋と元詐欺師もあまり区別がつかない。
単に普段話している相手が違うくらいかな?
662イラストに騙された名無しさん:05/02/26 15:47:55 ID:/ZYyiqZL
>659
メガネマン池だけじゃ読んでないとわからんよ(w

ただ、いつも落ち着いていて何かと頼れる友人なら、鐘のほうがぴったりなんじゃないかな。
むしろ、トラブルや面倒事を持ち込んでくるおバカキャラのほうが鐘と絡ませやすいと思うんだが。
入学してきた萌絵達をみて、
「お前、あの娘と知り合いなのか?頼む、紹介してくれ、一生のお願い」
とか言ってくるような奴。
……萌絵、オブシディア、空はどう反応するんだろう。こんな奴。
663イラストに騙された名無しさん:05/02/26 18:16:26 ID:1lkKfcAA
>662
それ長耳と被るような……
むしろ鐘を誘い込んで、何がしかの冒険やら悪巧みやら悪戯に向かうような奴はどうだ?
裏山なんかを探検、とか夜の学校へ怪談を確かめに、とか女風呂を覗き、とか。
6641/4:05/02/26 19:51:36 ID:1lkKfcAA
 王道財閥の所有する、一軒の邸宅。
 執務室の中央に配された円卓で、二人の少女が膨大な書類と共に向かい合っている。
 と、猛烈な速度をもって万年筆でサインを繰り返していた二人が、同時に手を止めた。
「……これで、終了」
「業務提携も面倒ね――書類が多すぎるわよ、もう」
 二人がほぅ、と息を付き、それぞれに呟きを漏らす。
 ふと、空の目がオブシディアに向いた。
「そういえば……あの『神徒』とかいう集団、総帥と一緒に行方不明って聞いたけど――」
「王道の娘、余計な詮索は命を縮めますよ? ……と、言いたいのは山々ですが」
 書類の束をまとめつつ、オブシディアが言う。
 その表情は、微笑とも苦笑ともつかない曖昧なもの。
「今の『組織』の力は『教団』や『黄金郷』どころか、王道財閥にすら劣る有様……正直に言って貴女の協力が無ければ、
もはや瓦解は免れえません。ええ、その恩義の対価にはまだまだ足りはしませんが――その情報が事実であると認めましょう」
 あの一日で、ラノベイトシティの勢力図は完全に塗り替えられた。
「あんまり気にしないで良いわよ? こっちも『組織』のノウハウがあれば、『黄金郷』や『教団』とも渡り合えるし……」
 『組織』の混乱に乗じた『教団』と『黄金郷』の台頭。
 それに対して、『組織』はほぼ打つ手も無い状況。
 そんな中で『組織』に対して、破格の好条件で水面下での提携を持ちかけたのが王道財閥だった。
「……弱った相手の足元見るのは好かないしね。お互い仲良くやっていこうよ、オブシディア」
「しかし、全て話がまとまった今に言うべきではありませんが……本当に、良いのですか?」
「ああ、また『組織』が悪事に走ったり、王道を裏切るんじゃないか、ってこと?」
「ええ。何故……そこまで私を、私たちを信頼できるのですか?」
 オブシディアの言葉に、空は気にするなとでも言うようにぱたぱたと手を振る。
「ん、オブシディアはお兄ちゃんの友達だし……大丈夫かなって。お兄ちゃんの信頼は裏切れないでしょ?」
 思わず口を噤んだオブシディアに、空はくすくすと笑う。
「大丈夫、分かってるから」
 猫のように身を伸ばし、固まった身体をほぐす空に、オブシディアも笑みを返す。
6652/4:05/02/26 19:53:05 ID:1lkKfcAA
「では、王道の娘――いや、空さん。貴女には虚飾に満ちた礼よりも、実利となる一つ情報を差し上げましょう」
「んー、何?」
「そうですね……鐘の運命と、神と輪廻の糸について」
 その言葉と同時、場の空気が急激に温度を下げたように思われた。
「今――何て言ったの?」
 僅かに緊張を孕んだ空の言葉に、オブシディアは苦笑。

「 深き森の深き闇
 深淵にて生まれ
 深淵より転輪す
 旋風を駆りて竜と語り
 人と在りては微笑みて
 手には力を抱いて逡巡 」

「 魔眼の者は救い手と共に
 月下に二人は大地に戻る
 今宵にて運命の糸は巡り
 全ては全ての帰途につく 」

「 風が吹き
 夜に吹き
 竜が啼き
 道を築き
 神が動く
 北の方から風が生まれ 北の方から道が生まれ
 騎士は騎士として戦い 竜は竜として空駆ける
 全ては結末へと至る道 壁を越えられない物語 」
6663/4:05/02/26 19:54:49 ID:1lkKfcAA
「 懐かしき人の至る道を
  寄り添いて歩く
 手は届き声は届くとも
  糸がそれを阻む
 集う者達の戦は始まり
  二人は壁を挟み
  同じ想いを胸に 」

「 宴は始まり村は踊る 竜は眠り騎士は去る
 花嫁は無冠にて泣き 詞を噤みて彼は来ず
 かくして彼女は独り 糸を紡ぎて涙を流す 」

「 勇み立ち待つが良い 新しきを欲すならば
  迷いのことごとくはその先に果てがある
 糸を結ぶのか断つのか 新しきを望むならば
  迷いのことごとく打ち捨てて振り返れ
 風は共に彼女も共に 新しきを求められよ
  迷いのことごとくは壁を穿つためにある 」
6674/4:05/02/26 19:56:39 ID:1lkKfcAA
 口ずさんだ詩に、空が眉をひそめる。
「確かそれって……あれ、でも最後の一節って……?」
 完全記憶能力を持つ空にも、思い当たらない最終節。
「どこかの誰かが付け加えた詩です。誰かの一助になるように、と」
 ともかく、とオブシディアは言う。
「これが役に立つとも、役に立たぬとも分かりません。私にはもう少しばかりの知識はありますが、しかし千の顔を持つ無貌に
課せられた枷があります。話せるのはこれだけ――どうか、鐘のために役立てて下さい」
「……うん」
 空が、ゆっくりと頷いた。
「さて、お茶にしましょうか。今日は良い紅茶葉が手に入ったので、お土産に持ってきたのですよ。……ミッキー!」
 それきり、空はその話を口には出さなかった。
 同じくオブシディアも、口には出さなかった。
 ただ、二人ともが僅かな不安と、願いを胸に抱いて――


 ――廻る廻る糸車が廻る。タペストリが、織り上げられる。


 ――輪廻の蛇が腐り落ち、煮えたぎる混沌のスープが作られる。


 ――刹那は永劫を飲み込み、極細塵は無限大と溶け合い、交じり合う。


 ――火に掛けられた神様の釜から出ずるのは、果たして何なのだろうか――
668p234.net092.tokai.or.jp:05/02/26 21:21:39 ID:LqdlpGhO
1
669イラストに騙された名無しさん:05/02/26 22:31:06 ID:/ZYyiqZL
>664-667
なんか壮大な伏線がはられたなぁ。
スレの流れがうまく対応するとは限らないけど大丈夫なんだろうか?
あと完全記憶能力の少女って、空とは別人じゃなかったっけ?

>663
>裏山なんかを探検、とか夜の学校へ怪談を確かめに、とか女風呂を覗き、とか。
それをトラブルとか面倒事とか言うと思うんだが?
最後のはそれこそ長耳みたいなキャラのセリフだよね。
んー、長耳と被らないようにすると……腕白タイプか?
『映画版ドラえもん』のジャイアンとか『リアルバウト・ハイスクール』の草なぎ静馬みたいに
俺様についてこーい、って突っ走っていく感じの。
670イラストに騙された名無しさん:05/02/26 23:33:37 ID:k2/YAulB
「あ、そうだ。オブシディアは学校には行かないの?」
空は紅茶をすすりながら何気ない口調で聞く。
「私には必要ないと思います」
簡潔に言うオブシディア。そんなオブシディアの様子に少し意地悪な笑顔で空が言う。
「お兄ちゃんと萌絵は学校に行く年齢でしょ。
 二人の親とかが一緒の学校希望だったから、王道財閥が経営している王道学園を勧めたの。
 王道学園は小中高一貫教育だし、勉強する環境としては最高と自負してるよ」
その言葉にピクリと反応するオブシディア。彼女の中では仲良く勉強する鐘と萌絵が見えているのだろう。
その分かりやすい反応に心の中で苦笑しつつ、空は言葉を続ける。
「オブシディアはどうするのかな?」
「……」
答えないオブシディア。その様子を見つつ空はさらに言葉を続ける。
「王道財閥としては、多くの時間を過ごす学校と言う空間で
 お兄ちゃんもオブシディアも萌絵も一つの場所にいた方が色々やりやすいの。
 それに、こうしとけば敵は手を出しにくいはず」
空はそしらぬ様子でオブシディアの本心には触れず、表向きの理由を作り上げる。
「……そういうことなら、私も王道学園に行きましょう」
そしてオブシディアもそれが表向きの言い訳であることは分かっていて、その理由に飛びつく。
「良かった。それでは早速書類を用意するね」
空は喜びの笑顔を前面に出すと、書類の手配を始め、その様子にオブシディアは心の中で感謝し、そして問う。
「空さんは、どうして」
「全部は言わなくていいよ。表向きには政治的な事情とか色々あるし、大体の人はそれで納得するからそれで行く」
「……」
「裏としては……ま、こういうことは公平に行かないと。今のままだと萌絵は有利すぎるから」
そう言って空は苦笑する。
「好きって気持ちは分っても、恋って気持ちはまだ良く分らないから言える事かも知れないけどね」
オブシディアも苦笑いを浮かべつつ礼を言う。
「空さん……また借りが増えてしまいましたね」
「あ、借りって思わないでね。将来蹴り落とすようになるかもよ。
 うーん。でもその前にオブシディアが萌絵に勝てないといけないか」
「……私は諦めませんし、萌絵にも勝って見せます。もちろん空さんにも譲る気はありませんよ」
671イラストに騙された名無しさん:05/02/26 23:47:03 ID:k2/YAulB
>>669
完全記憶能力の少女って、空とは別人で出てたけど、
空も赤ちゃん時代のこと覚えてたりで完全記憶能力持ってるとしか
思えないからなあ。被るのもまずいとは思うし、どうしたものかなあ。

友達候補で後考えられるのはライバルと書いて友と呼ぶタイプかな?
……なんにせよ出した物勝ちでいいとは思うけどね。
672イラストに騙された名無しさん:05/02/27 00:52:43 ID:cKxLzBoo
今ふ…と思った

前で>>449上で語られてた

 組織 → 何らかの目的のため、組織総帥が作った
 教団 → 人間種が『組織』に対抗するために作られた
 黄金郷→ 組織の創設者達(総帥、及びその眷族)を知るために出来た

この辺は、生きている設定なのか?
673イラストに騙された名無しさん:05/02/27 01:03:37 ID:cKxLzBoo
あ、後
無貌の女神が、ナイアルラトーテップなら
総帥は、『鍵にして守護者』みたいな事言ってるなら、ヨーグルトに似た名前の御方だよな
>>650でやっと神の、って言うのは一寸違うような気がする
それとも、ウェイトリイがモデルなのかな?

いや、一寸気になっただけなんだが、先人の設定は
どういう風になってるんだろうって、気になっただけだから、変わってたんならこの質問は気にしないでおくれ
674イラストに騙された名無しさん:05/02/27 01:13:17 ID:bYt0hGT+
書くときは、前の設定は変えないようにしてる
まぁ、それでも一々全部読み返すのは無理だから
使う設定のみ、一寸スレ内探して見るかな

変わる時は変わるもの
だけど、変えるなら其れを生かせるようにする
それで良いんじゃないかな、できた設定は大切だけど、それに脚をとられるよりはいいと思う
リレーは変わっていく物でもあるしね
675イラストに騙された名無しさん:05/02/27 01:18:56 ID:cKxLzBoo
なるほど、確かにそうだな
いや、ふつーに文庫読んで、変な所が気になる俺なんで
その辺が気になったんだ
確かに、リレーは変わっていくものだな、あぁ
それに、先人の作った設定も大切にしてくれているようなんで、なにか嬉しいよ
上の>>672-673の質問は、忘れてくれ、んじゃ
676イラストに騙された名無しさん:05/02/27 13:37:27 ID:kC1ofX6e
そうはいっても出てきた以上、やっぱり気になるな。
後から出てきた設定を加味するとこんな感じ?
あ、でも>449の設定を忘れていた香具師の言うことだからあまり当てにはならないかと。

 組織 → 王道財閥と共闘。実質、組織としての力はもう無い?
         ただし総帥は『神徒』をつれて潜伏中の模様(>664)。
         あるいは子供(萌絵?)の探索(>268)という目的を果たしたために
         『組織』は不要と判断して、より強力な部下と共に機会を狙っている?

 教団 → 『組織』崩壊後、権勢を拡大中。
         『組織』対抗のため、という本来の目的から外れる動きだが、
         組織として一枚岩ではない(>351)ということから、
         本来の目的を遂行する派閥と権力を求める派閥がいるのでは?

 黄金郷→ 教団と同じく『組織』崩壊後の権勢を拡大中。
         その少し前から萌絵と鐘の監視を本格的に開始(萌絵スレ>619-620)。
         元殺し屋との因縁(>612)もあり、王道技研の少女とも関連あり?(萌絵スレ>649)
         異形の召喚など、総帥を探るうちに「神」を操る手段を手に入れたか?
         他、『魔獣咆哮の書』という魔道書の探索(萌絵スレ>620)など、色々ありそうな集団。

書いといてなんだけど、学園の設定が落ち着くまでは、この辺りは控えてほしいなぁ。
677イラストに騙された名無しさん:05/02/27 14:23:53 ID:kC1ofX6e
そういえば学園もので大事な担任の先生を忘れていた。

…夜倶先生(『吉永さん家のガーゴイル 』:とりあえず人外の容貌)みたいなのが出てきて、
オブシディアが「お父様!(でも別人)」とか叫んでくれると素敵なんだが(w
678それぞれの入学準備:05/03/03 07:58:50 ID:FqmhSYiN
「うぅ…眠いよぅ。鐘お兄ちゃん、なんでこんな朝早くから訓練してるのよ……ぐー」
『朝、主人公を起こしに来る〜』は幼馴染か妹のお約束。
鐘と萌絵の家の距離を考えれば、自分が有利と計算するツインテールの少女。
ただ、早起きの鐘に合わせるのはもはや試練にも近い、低血圧な王道空


「『涼宮ハルヒ』みたいなとっぴな行動はやはり難しいですわね。
 『乃木坂春香の秘密』のほうが好みですが…それだと萌絵とかぶってしまいますし…」
学園生活で、鐘に自分を印象付けるために毎晩夜更かしして検討するオブシディア。


「えーと、まずは軽いところで『機甲都市・伯林』。あ、最終巻でて一気読みできる『デイバイデッドフロント』も。
 んーと、戦闘ものに偏らないように『銀盤カレイドスコープ』も。
 そうだ、3月の新刊も教えてあげたほうがいいかなぁ?」
新しくできる友達に紹介する本を、ランドセルに山ほど詰め込んでいる萌絵。


「いつものペースで考えるとこの時間だけど…。
 ビヤーキー君が送ってくれても、萌絵ちゃん直ぐ寄り道しちゃうからなぁ。
 やっぱり少し早めに呼びに行ったほうがいいかな」
『幼馴染・尻に敷かれ型』を欠片も意識せずに、あれこれ予定を立てる鐘。
679その他の入学準備:05/03/04 07:56:43 ID:Fviiro0E
「担任を狙いたいけど、臨時教員枠じゃ難しいわね。後は…事務員と司書補ね」
「俺のほうは用務員、それか購買部の方にならもぐりこめそうだな」
オブシディア警護のため、王道学園に潜入を試みるミッキーと黒服。


「私はギャグキャラじゃない。絶対に違う。まだパイフウみたいに強く美しいキャラに戻れる。戻れるのよ」
学校保健医として、潜入工作中のシスター。


既にカメラを持って学園に潜入済みの長耳(迷彩服着用)。
680イラストに騙された名無しさん:05/03/16 09:50:02 ID:sZRNIsWf
681イラストに騙された名無しさん:05/03/19 20:37:33 ID:zuHQ0vZt
ラノベイトシティの中心区。立ち並ぶ建物の中でもひときわ高いビルの最上階で、
王道財閥と『組織』の協定を祝うささやかなパーティが開かれた。

「やっぱり僕だけ浮いてると思うんだけど」
「そんなこと無いってば。すごく似合ってるよ。ほら、胸張って」
「そうですよ。大体、鐘、貴方はあれだけの力を持ちながら威厳が無さ過ぎます。
 もちろん力に溺れるのは只の愚か者ですが、貴方の場合はもっと自信を持つべきです」
 空とオブシディア。主賓二人に挟まれて、空の用意したタキシードを着て、鐘が立っている。
「それは二人ともこういう服に慣れてるからだよ」
「えー、そんなこと無いよ。あたし普段はずっとラフな格好だし…」
 空が着ているのは、その名前にふさわしく青を基調としたドレス。
「私の方は空さんが送ってきたものですから、今日はじめて着たものですよ。
 別に用意していただかなくともよかったのですが」
 オブシディアはは普段と違う白の簡素なドレス。
「そうするとオブシディア、いつものゴスロリドレス着てきたでしょ?
 あたしはあれ悪くないと思うんだけど、頭のかたい人たちにはちょっとね。
 気に入らなかったかな。あたしは似合ってると思うし、ミッキーさんも喜んだんじゃない?」
「それは、まあ、そうなのですが…」
 余談だがこの日のオブシディアの生写真を巡って、SOS団員の間で流血騒ぎにまでなったとか…。

 なおも憮然としているオブシディアをみて、空が鐘のわき腹を突付く。
(ほら、お兄ちゃん。オブシディアに何かいうことがあるんじゃない?)
「え?あ、うん。そうだね。いつもと違うけど別に変じゃないよ。すごく可愛い」
 ごく普通、当たり前のように鐘が言う。
 言われたオブシディアのほうは一瞬で顔が真っ赤になり、それから…。
「な、何ですか、空さん。それでは、私が催促したみたいではありませんか。
 だ、大体、鐘も鐘です。人に言われて誉めるなんて、かえって失礼だとは思わないのですか!」
「あ…。ごめん。でも本当に可愛いと思ったから」
「…べ、別にお世辞など言わなくても結構です」
「もー、オブシディアってば、素直に嬉しいって言えばいいじゃない」
「ですから!そういう問題ではないと…」
682イラストに騙された名無しさん:05/03/19 20:41:46 ID:zuHQ0vZt
「なんだか賑やかですね」
 オブシディアに攻められる鐘の後ろから、静かな、それでいてよく通る声が3人にかけられる。
「いきなり話に割り込んでくるのは失礼だと思うんだけど。名門くん?」
 後ろに立っていたのは、鐘と同じ年頃の少年。
 鐘と同じようなタキシード姿だが、その着こなし方は彼が空やオブシディアに近い立場なのを教えている。
「でも、周りは大人ばかりで話し相手が居なくて。
 父にも今から二人に取り入っておけ、なんて言われるし、結構困っているんですよ」
「まあ、わかるけどね。じゃあ、紹介しておこうか」
 苦笑しながら、空が鐘とオブシディアに向き直る。
「オブシディア、彼は名門君。うちの系列でも1,2を争う名門重機のお坊ちゃま。
 で、名門君。彼女がオブシディア。『組織』のトップで私の親友だよ」
「はじめまして。これからよろしくお願いしますわ」
「こちらこそ。『組織』の頂点が僕と同じ年頃なんて、びっくりしましたよ」
 そして名門と呼ばれた少年は、鐘の方を不思議そうに見る。
「それで…、君は?」
「ん、私のお兄ちゃん。名前は鐘。お兄ちゃん、名門君だよ。二人とも仲良くしてね」
「空さんのお兄さん?確か空さんにお兄さんは居ないと聞いていたんですが?」
「ふふーん。詳しいことは秘密。王道財閥の婿養子を狙う名門君としては気になるところだろうけどね。
 ほら、二人とも握手、握手」
 いたずらな笑みを浮かべた空に促され、鐘と名門は互いに苦笑しながら握手を交わす。
「えっと、よろしく。名門君」
「ああ、よろしく」
「確か鐘お兄ちゃんとオブシディア、それに名門君、3人とも今度王道学園に入るんだよね?
 一緒のクラスになるといいね」
683イラストに騙された名無しさん:2005/03/23(水) 21:29:14 ID:sJebFPIR
止まってるなぁ・・・みんなバトロワスレに行っちゃったのかな
684イラストに騙された名無しさん:2005/03/23(水) 22:55:41 ID:/XoMm2kF
いや、俺は居るぞー!
けど、来ないんだ

ピヒョッ!ってのが、ピヒョッ!が
それが来ないと、書けないんだぁぁぁぁぁ
685イラストに騙された名無しさん:2005/03/27(日) 21:31:26 ID:pq4S1K/L
>683
まあ、バトロワスレもようやく開始して、順調に進んでいるようだし。
もし、ここにいた人たちが参加しているおかげであれだけ回っているなら素晴らしいことじゃないか。
ここにいたネタ師達は新たなる地平に旅立ったのです。そう、新たなる地平へ…。










              あの、うらぎりものめ。








686イラストに騙された名無しさん:皇紀2665/04/01(金) 12:29:25 ID:CkAT9ROS
名門君の馬鹿一が解らないんだけど・・・、とりあえず、

「これは・・・なんですか?ようじにささっているけど」
「きなこ餅だよ。食べて、ようじの先が赤かったらもう一本もらえるんだ」

という感じで鐘と親交を深めるのかね?
687イラストに騙された名無しさん:皇紀2665/04/02(土) 00:18:45 ID:Oe97dM2b
名門 「こ、これはっ!す、素晴らしい
    一体何処のパティシエの作った水菓子なんだ!」
鐘   「いや、違うし……」
名門 「セバスチャン!この水菓子を作ったパティシエを雇え!
    幾らかかっても構わん!」
鐘   「いや、だから……」
名門 「うーまーいーぞー!!!」
688イラストに騙された名無しさん:2005/04/02(土) 06:12:42 ID:9Dfriwz9
ちょっと待て、最後にアニメ版ではっちゃけすぎた爺さんみたいなセリフがあるのはどういう事だw
689イラストに騙された名無しさん:2005/04/02(土) 15:19:34 ID:9Dfriwz9
質問なんだけど、名門君ってただのお金持ちだとあの三人娘とかぶりそうだから、
和風だとか貴族だとか、そんな感じのお金持ちはどうだろうか?
とりあえず家に招き入れられて、国宝物の壺をわる騒動をおこす子供達キボンヌ。
というか、漏れ書く?
690イラストに騙された名無しさん:2005/04/02(土) 22:51:48 ID:iHcqRDKY
>>688-689
ゴー!!
俺もなんかネタ思いついたら書くよー
691イラストに騙された名無しさん:2005/04/03(日) 01:35:34 ID:s5o+yPHa
>>689
是非!!

…ちなみに、名門君で
名字は名門(元ネタ:『最後の夏に見上げた空は』)
名前は一流(元ネタ:『ディバイデッド・フロント』)
なんていう、やたら偉そうな名前にしたいんだがどうだろう?
692689:2005/04/03(日) 03:33:02 ID:TZ8n1ngF
じゃあ日曜日か月曜日に書いてみるYO。
693ただの執事だとあっちの執事とかぶるので:2005/04/05(火) 02:16:56 ID:T5wDXul9
 駄菓子のお礼にと、家にご招待される鐘と三人娘。
 セバスチャンの運転で、リムジンという細長い乗り物でついた家は、
 みたこともないような、とても大きな門だった。名門という表札も、墨で書かれている。
 いや、どこかで見た事がある。和風系のライトノベルの挿絵にあった、
 木で作られて、屋根が瓦という、独特の形をした門だった。
「・・・凄い」
 思わず感想が漏れる横で、運転席から降りたセバスチャンが、こう言った。
「主人が、東洋の小さな島国から、直接持って来たものでござる」
「持って来たって、門をですか?」
「さよう。一度バラバラにして船ではこび、組み立てたのでござる」
「へー凄いんだねー」
「・・・萌絵、それに鐘。そんな事に驚く前に、もっと驚くべきものがありませんか?」
 オブがそう二人に言うが、二人は何が?といった感じの表情をする。
 しかたないので、オブは名門君にこう言った。
「なんで貴方のところの執事は、外人が勘違いしたような忍者の姿をしてるのですか?」
 セバスチャン、推定年齢二十歳前半。その姿はどうやっても敵にみつかるハデな柄の忍者服で、
 スシゲイシャフジヤマとかかれたハチマキをして、赤いマフラーをつけている姿だった。
 ただし、ライトノベルではよくある忍者の姿だったし、東洋の島国には今でも忍者がいると思ってるので、
 たいして驚かなかった鐘と萌絵。とりあえず、王道空ははやくも門をくぐりぬけて、
 純和風の日本庭園に目を輝かせた。

 ・・・ここまで書いて、男子高校生が執事になるラノベがある事をおもいだし、
 それが元ネタだったらどうしようとか考えた。
 セバスチャンと名門君の案内で、大きな庭を通り抜ける三人。
「萌絵・・・あれってスモウのドヒョウだよね。庭にあるものなんだ・・・」
「みてみて鐘、あそこにオミコシがあるよー」
「あ、あそこに温泉があるよお兄ちゃん!お猿がつかっている!」
「ですから三人とも、それは間違った知識で」
 そうオブシディアがつっこんでも、子供達三人ははしゃぎ続ける。
(まさかあの鐘まで)
 彼のことは博識だと思っていたオブシディアだったが、今の彼の様子では、
 他の国のことについては、知識が乏しいらしい。一応他の二人とちがって、疑いはもっているみたいだが。
 庭を通り抜け、玄関をあけると、中にはメイドではなく女将がずらりとならんでいた。
 いっせいに頭を下げるおかみ達。旅館のロビーみたいな風景に、再び頭を抱えるオブシディア。
 流石にここまでくると、鐘も何か違和感を感じ始めたらしい。
「・・・あの、名門君。これは、『正しい』の?」
 単刀直入にそうたずねた。すると、名門君はこまったように笑いながらこう返す。
「全部父上の趣味ですよ。セバスチャンがこんな格好をさせられているのも、こんな口調なのも」
 というわけで、この狂った内装の邸宅の首謀者は、彼の父上らしい。
 どんな父親なんだろうと思うオブシディアと鐘、まさか殿様気分で超HAPPYな、かっこうをしているとか。
「これはこれは、一流のお友達ですね」
 声が聞こえたから振り返る三人。名門君のお父さんの姿は、
「どーもどーも、私は名門三流と申します。こちらが名刺です」
 滅茶苦茶腰が低いサラリーマン風だった。
 鐘とオブと空は呆然として、萌絵はうれしそうに名刺をうけとり、名門君はセバスチャンと苦笑した。
 名門君の父は、極東の島国かぶれで、何度も旅行をするほどその国が好きだったらしい。
 その旅行中に女性とであい、結婚して、うまれたのが名門君だった。だが今は、母上はいない。
「父上の趣味についていけなくなったらしくて、今は別居しています。
 といっても、月に一回は一緒に食事にいきますし、僕も母上とは毎日メールをしてます」
 そう言って、二十人くらい宴会をしても大丈夫そうな部屋で、名門君は緑茶をすすりながら話した。
 食事の時あうたびに、名門君を理由に家に戻ってきてほしいというのだが、
 一番戻ってきて欲しいと思っているのは父上なのだとか、別れ際には泣きついたりしてみっともないとか、 
 だが母上も、父上のこの趣味さえのぞけば彼が好きらしく、離婚まではしていないとか。
 複雑のようで、実は単純な家族関係を喋り終えた名門君。
 ただ、その話をマジメに聞いていたのは鐘とオブだけで、あの二人は珍しい物に目を奪われている。
「あ、これメイドイン極東の島国の製品ね。そっか、だから名門君の会社は、技術力があるんだ」
「うにー・・・。名門君名門君、これは何の絵?みみずさん?」
「それは掛け軸ですよ。書いてあるものは漢字です」
「へー、じゃあこれは」
「ちょっと萌絵、むやみやたらにさわっては」
 そう言った時には、もう遅かった。

 ガッシャーーーーーン!

 ・・・音をたててくずれる何かの食器。全員が沈黙して、かなりたってから、名門君が静寂をやぶる。
「・・・それは確か、国宝級のお茶碗だとか」
 
696イラストに騙された名無しさん:2005/04/05(火) 03:06:57 ID:T5wDXul9
「あの・・・正直にあやまった方が・・・」
「ダメよお兄ちゃん!極東の島国じゃ、責任をとるほうほうはセップクなのよ!」
 本気なのか、悪ノリなのか、そう言ってボンドで茶碗をなおす空。
 なんとかつなぐ事は出来たが、どこをみてもひびわれていて、とても国宝とは思えない。
「まぁ父上も、めったにこの部屋にはきませんし・・・。しばらくはこれでバレないと・・・」
「私の事を呼びましたか」
 その声に、子供達全員の心臓がドキッとする。おそるおそる振り返ると、そこにはサラリーマンのお父さん。
 そして子供達が振り返った時には、そのボンドで修復したお茶碗をみつける。
 怒られる!四人全員がそう思ったが、
「こ・・・これは素晴らしい!」
「え」
「この芸術的なひびわれかた!計算されたかのような欠け方!これこそ日本のわびさびというものです!」
「・・・鐘、わびさびというものは、こういうものでしたか?」
「多分違うと思うんだけど」
「本当にありがとうございます。お礼に、皆さんにお寿司をふるまいましょう」
 なんだか訳がわからない内に、危機はのりこえたらしい。そのあと、セバスチャンがはこんできた寿司をパクリ。
 だけど全部にわさびが入っていて、皆して悶絶したとか。
697・・・こんなキャラでいいのだろうか:2005/04/05(火) 03:43:53 ID:T5wDXul9
 萌絵を先頭に、三人娘が屋敷を探検しにいったあと、セバスチャンを外して鐘と二人きりになる名門君。
 彼の母親の故郷に、旅しにいったときの写真をみながら、・・・あの父親がとったらしい、
 何故か巫女さんや陰陽師というものが多い写真をながめながら、話をする。
「そういえば僕、男の友達ってはじめてだよ」
「そうですか。僕と同じですね
 父上としては、コネを作る相手として、オブシディアさんや空さんと、交友を深めた方が嬉しいんでしょうけど」
 そう言ったあと、色々話をしたり、いろいろ遊んだりするうち、三人娘もかえってきて、
 時間もおそくなり、別れの時間となった。今度会うのは、学校だろう。

 夜の事である。
 流石に名門君の父親も、寝る時はサラリーマンの服をぬぐ。畳の上で、羽毛布団でねている父親。
 そのまくらもとにしのびよる怪しい影、そしてその影は、注射器のようなものを、首筋にあてる――
「ちちうえを」
 急に、子供の声が聞こえた。そして、続けてこう聞こえた。
「まもりつづけて 4年 」
「だ、誰だお前は!」
 その怪しい男がそう言った次の瞬間、
「陰に名前などない!」
 くらがりの中で、子供のようなものがいると思った時には、注射をもった男は、首の後ろをたたかれて、気絶した。
 気絶させたのは、その子供ではない。忍者のセバスチャンである。
 ただし、昼間とちがってあのハデハデな忍者のかっこうではなく、いたって普通の黒い忍者のかっこうだった。
 そして、おとりとなった少年も同じようなかっこうをしている。――名門君である。
698おしまい!:2005/04/05(火) 03:45:06 ID:T5wDXul9
「・・・人の気を知らないで、よく眠っていますね」
 名門君の父の命がねらわれはじめたのは、会社の成績がよくなってからだ。
 原因はまったくわかっていないが、どうもただの組織からのさしがねではないらしい。
 それに気づいた名門君の母は、故郷のコネをつかいセバスチャンをやとい、夫を陰からまもらせた。
 だがその正体が、やっと喋れるようになった名門君にバレてしまう。どうしようと思ったセバスチャンに、
 そのバレたという知らせをきいた母だったが、名門君はこう言った。
(僕も父上を守ります)
 ・・・というわけで、父親を守る時だけ、彼は一流の忍者になるのである。
 この事は、父親にも、そして友達にもいえない、母とセバスチャンとだけの秘密である。
「・・・父上は解っていない。僕が王道や組織と組む事になれば、父上はもっと危険になるかもしれない」
「だがそれでも、学校に行くのでござるか?」
「ええ」
 変な父親だが、彼は父の事が大好きだった。
「仲良くなるのは危険ですが、虎穴にはいらんずば虎子を得ずです。逆に、父を狙うやからをみつけられるかもしれない」
 マジメな顔をして、話したが、そのあと、少し笑いながら言った。
「それに、学校生活は楽しそうですからね。良い友達も出来ましたし」
699イラストに騙された名無しさん:2005/04/06(水) 21:43:11 ID:tl9MhmIf
なんだか名門って、楽しい奴だなぁ
700イラストに騙された名無しさん:2005/04/09(土) 00:49:19 ID:aMBJdFUe
反応があってよかった、キャラ壊しすぎてすいません。
で、肝心要の王道学園が、いっこうに始まりそうにもないことについて。
・・・そういえば、学園編はこっちのスレですすめていいのか?それとも萌絵スレ?
色々ふくめてリクエスト希望。多分、自分くらいしか暇な人いないみたいだし。
701イラストに騙された名無しさん:2005/04/09(土) 01:12:55 ID:H2UYNQFI
>>700
一応使い分けとしてはこっちは鐘中心の話、あっちは萌絵中心の話かな。
でも厳密にする必要は全くないので好きなほうに書けばいいと思う。

リクエストは……入学式は外せないと思われ。
いや、今、自分が入学式前の朝の様子を書いてるだけなんだけどね。
まあ、スレに上げるのは多分土曜日の深夜になると思うから、
こちらのことは無視して書いちゃって下さい。
702イラストに騙された名無しさん:2005/04/09(土) 23:37:40 ID:OSopCRFv
季節ネタは、お花見かな?
703それは入学式の朝1/2:2005/04/09(土) 23:43:46 ID:H2UYNQFI
「モトカ、準備はできたか?」
「ちょうど今終わったところよ。 あ、ネクタイ曲がってるわよ」
「そうか?」
「全く、鐘の入学式なんだから、もっと父親らしくキチンとしなさい。
 ほらこっち向いて、直してあげるから」
「……」
「……」
「はい、できたわよ」
「すまん」
「……それで、昨日のうちに下見は済ませたのよね」
「ああ、昨日見た限りだと大丈夫だな。警備の配置もいい。十分安心できる」
「それなら大丈夫ね」


「はいはい、三人とも玄関にならんでください。バーテンさんもうちょっと近づいて下さい。
 そこだと入りません」
「なあ、どうせなら全員で写らないか?」
「うん、僕もその方がいいと思う」
「それじゃママも呼んでくるわね」

3…2…1…0…カシャッ!


こうして鐘は家族と新しい記録を作る。
それは、新しい日々の、学園という名の新しい生活の始まりだった。
704それは入学式の朝2/2:2005/04/09(土) 23:45:10 ID:H2UYNQFI
「ミッキー、準備はできたか?」
「ちょうど今終わったところよ……って、何よその格好! ネクタイよれよれじゃない!」
「いや、普段黒服でノーネクタイだからな。こういうのはどうも慣れない」
「オブシディア様の入学式なんだからもっとキチンとしなさい!
 ……ああ、もういいわ、私がやってあげるから」
「……」
「……」
「ほら、これで大丈夫よ」
「すまん」
「……それで、昨日のうちに下見は済ませたのよね」
「ああ、昨日見た限りだと大丈夫だな。見てる間だけでもモヒカン頭が連行されてた。
 最優先事項のオブシディア様が良く見える位置も把握したぞ」
「それなら大丈夫ね」

「オブシディア様もミッキーも、もうちょっと近づいて下さい。写真に入りませんよ」
「こういうのは、やはり恥ずかしいですね」
「オブシディア様、何を今更言ってるのですか。ミッキーの前で散々泣いてたのに」
「…………」
「それではいきますよ」
「そういえば黒服は入らないのか?」
「ぇぇええ! そ、そんな恐れ多い。俺はただの下っ端ですよ!」
「母親がいるのに父親がいないのは不自然ですよ」
「あの、オブシディア様には総帥が……」
「黒服、いいから入りなさい」
「……わかりました、それでは失礼します」

3…2…1…0…カシャッ!


こうしてオブシディアは新しい家族と新しい記録を作る。
次の日、黒服がSOS団他から血の涙と共に制裁を浴びたのは言うまでもない。
705イラストに騙された名無しさん:2005/04/10(日) 00:56:20 ID:XedsSBcb
ほのぼのしてて、いいねー。GJ!

…さて、日付も変わったし、黒服に制裁を加えてくるか。
706イラストに騙された名無しさん:2005/05/17(火) 07:50:38 ID:5nVdLGKk
もう誰も見てないの?
707イラストに騙された名無しさん:2005/05/17(火) 23:43:46 ID:YhqVxz2x
すまない。見てるけど書く時間とネタがない。
某スレにいってる人も多いだろうしなぁ
708イラストに騙された名無しさん:2005/05/18(水) 00:05:44 ID:KGKrOpUn
見てますノシ
学園編も書きたいんだけどなー・・・
709イラストに騙された名無しさん:2005/05/19(木) 21:44:47 ID:YfllZ8+5
………、時間を中学生LVまで進めたい気分
けど、小学時代もイイ感じになりそう
710イラストに騙された名無しさん:2005/07/13(水) 23:58:28 ID:1dryTWkx
げらっぱ
711イラストに騙された名無しさん:2005/08/26(金) 21:23:11 ID:P7I5/Xux
あげてみる
712イラストに騙された名無しさん:2005/09/10(土) 00:01:50 ID:pj+lj/r4
Zzz
713名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 23:26:46 ID:5u+A+Ewt
起きろ!
眠ると死ぬぞ!!
時は流れ……
『組織』総帥府の襲撃を境に、闇は姿を消した。
幼子だった二人は平穏無事に年月を重ね、子供から大人へと変わろうとしていた。

赤ちゃんを拾いました。
第二章

今、その幕が開こうとしている……!
715王道財閥:2005/10/02(日) 23:37:03 ID:AYuEBQxZ
チチチチチ
朝の日差しの中で、小鳥達が歌う
王道財閥
世界の表を支配していると言っても過言ではない程の巨大企業
その屋敷に彼女は住んで居る

侍女 「お嬢さま、おはようございます」
空   「おはよう」
侍女 「今日のご予定は、名門重機との……」
空   「そんな事より、何時ものアレを」
侍女 「はい、少々お待ちを」
     そう言うと、侍女はかなり大きなコップ(ビールのジョッキ大)に白い液体をなみなみと注ぎ始めた
侍女 「どうぞ」
空   「……」
     空はそれを無言のまま受け取り、一気に飲み干す!
空   「おかわり!」
     再びコップに液体が注がれる
    そして同じように、一気に飲み干す
空   「おカワり!」
侍女 「お嬢さま、お腹を壊しますのでお止めになったほうが」
空   「何ですって?」
侍女 「いくら何でも、朝の起き抜けに牛乳をビール中ジョッキで一気はお腹を壊されます!」
空   「し……仕方ないのよ!」
侍女 「お嬢さま……」
空   「アナタも知って居るでしょ
    この間、プライベートビーチにお兄ちゃんを招待した時の事を!」
侍女 「はい、ご一緒しましたから。色々ありましたね〜」        『ダレカガカクカモシレナイ、ガイデン?をマテ!』
空   「その時、萌絵ちゃんと黒女……、見たでしょ!」
716プライベートビーチ:2005/10/02(日) 23:37:45 ID:AYuEBQxZ
「おにいちゃーん!」
 塵一つ落ちてない砂浜を空は鐘の下へと駆け、ワンピースに近いセットアップの水着姿で鐘に抱きつく。
「えへへへへ」
「凄いな、この辺り全部空の物なのか?」
 ギュット抱きしめられて居るのに、鐘は空の頭を撫でながらそんな事を聞く。
「……むぅぅ、そうだけど…
 ね、どう?」
 鐘から離れ、クルリっと回りながらポーズをとる。
「ん?。うん、よく似合ってて可愛いよ」
「それだけ?」
「?、うん」
 正直、複雑な気分。
ここ何年か、お兄ちゃんが私に対する態度は、殆ど変わらなかった。
何て言うか、ホントに妹と思ってるような感じ。
変だ!。おっきなお友達……(おもに長耳さん)に聞いた話しだと、お兄ちゃんって呼べば男はイチコロだって言ってたのに。
お兄ちゃんは、ホントに普通。
「日差しが強いわね……」
 何て事を考えてたら、ライバル2号の黒女が来た。
それも、真っ黒な三角ビキニの水着だ。
組織総帥府に篭ってばかりだから、肌は真っ白、まさに白雪の如く、だ。
その肌に、黒の水着は反則!危険!で……とっても似合う。
それを見て、お邪魔虫1号の長耳さんが「黒だの!白だの!」って叫んでシスターに殴られてるし。
私には、真似出来ない……。
だって、体のある一部分が比べ様も無い。……一部って言うか全部じゃね?って言った長耳さんは、後で王道財閥試練堂へ送っておこう。
だってしょうがないじゃない!。
たとえるなら、天保山とチョモランマ?ってぐらいに差が有るんだから!。
……戦力差が有り過ぎるぅ。
「………う」
 さらに、お兄ちゃん絶句してるしぃ。
思わず座り込んで、のの字書いちゃうよ。
717黒曜石:2005/10/02(日) 23:38:18 ID:AYuEBQxZ
「鐘、其処にいたの」
 黒女がお兄ちゃんに気がついた。
太股位まで有る、長い髪をかきあげながらお兄ちゃんに近づいてくる。
「どう?」
「……き、綺麗だよ」
― き れ い だ よ ─
私は可愛い。
黒女は、綺麗。
確かに綺麗、それは認める。
そして歩く姿も、”優雅”が歩いてるって感じだけど……。
お兄ちゃんの隣まで来たら、お兄ちゃんの腕に身体を押し付けるように抱きつくしっ!。
「ちょっと!」
「……ねぇ、鐘。
こんなに日差しが強いと、日焼けしてしまうかもしれないから……、日焼け止め塗ってくれない?」
「えっ?」
 何て事言うんだ、この黒は!。
「何言ってるのよ!。
それ位自分で塗ればいいでしょ!」
「……私が?、自分で?。
それは、冗談なのかしら」
「自分で出来る事は自分でする!。
コレは常識!」
「……なら、その常識は私には関係ないわね。
私は、オブシディアよ」
 ダメだぁこの人……。
それこそ生まれてから……って言うか生まれる前から傅かれるのが当たり前だったから……。
常識が通じない。
718姫君:2005/10/02(日) 23:38:50 ID:AYuEBQxZ
「ね…鐘」
 酷く甘い声でお兄ちゃんに囁きながらビーチチェアとかを置いてある場所に連れて行こうとするし。
「だから待ちなさいよ!」
 そう叫んだ時だ。
「すっごーい!、きれーい!」
 ライバル1号の萌絵ちゃんが来た。
私は正直、ちょっとだけ援軍が来たって思った。
けど、その期待も直ぐに音を立てて崩れていった。
何て言うか、萌絵ちゃんとはそんなに差が無いと思ってたけど……。
一言で言って……、私、脱ぐと凄いんです!、だった。
ホルターネックの水着が綺麗な身体の線によく似合ってる。
ブラボーって言って、また長耳さんがシスターに殴られた。
「ふっ」
 何だか黒女は、やるわね貴女って感じで見てるし。
「…………………」
 お兄ちゃんは見惚れてるしぃ。
「鐘!こっちこっち!。
海!、泳ごう!」
 走ってきて、お兄ちゃんの腕を掴んだと思ったら、そのまま海辺へ連れて行っちゃうし。
しょうがないわね、って感じで黒女も海辺に歩いていくし。
私、のの字書いちゃうよ……。
719空の朝:2005/10/02(日) 23:39:19 ID:AYuEBQxZ
侍女 「お綺麗でしたね、御二方」
空   「……だからよ!。
    あの二人には絶句したり見惚れたりしたのに、私は頭なでなで……」
侍女 「…お察しいたします!お嬢さま!」
空   「わかってくれたの!」
侍女 「はい!」
空   「なら、オカワリ!」
侍女 「ダメです」
空   「チョっ!、なんで!?」
侍女 「事情はわかりましたが、それはもう、痛いほど分かりました。
    しかし、お体に触る事は見過ごし出来ません!」
空   「でも……」
侍女 「ダメです」
空   「……わかったわよ。
    朝は2杯までにするわよ…」
侍女 「お嬢さま、ありがとうございます
    では、今日のご予定は………」

こうして、王道空の朝は始まる……。

侍女  「お嬢さまは、今のままが一番なのよ!」
使用人 「また言ってる……。お嬢さまお気の毒に……」
720イラストに騙された名無しさん:2005/10/04(火) 22:56:01 ID:sNLI2R0g
空カワイソスw
だが断固侍女を支持する……と黒服も申していまs(音信途絶)
721イラストに騙された名無しさん:2005/10/06(木) 23:31:05 ID:3b/B4X8a
ちち!しり!ふとももぉぉぉっっっ!!
722イラストに騙された名無しさん:2005/10/14(金) 22:57:25 ID:fN2OXlO9
お、話進んでる!?
723イラストに騙された名無しさん:2005/11/02(水) 00:48:04 ID:Dm4YHG2s
そろそろ一月か
何も無いなら、ちょっと書いてみよう

ちなみに、名門一流って
めいもん、いちりゅう?
めいもん、いちる?
どっちなんだぁ?

724イラストに騙された名無しさん:2005/11/03(木) 23:20:39 ID:gSl5w41y
なかど かずはる とかどうよ

……こうも読めるけどまあ却下ね
725イラストに騙された名無しさん:2005/11/04(金) 17:15:56 ID:Syv1G+po
普通の感じにむずかしい振り仮名というのも、あるいみ馬鹿一と思えるが
まぁ、普通にいちりゅうでいいんじゃないでしょうか?
726イラストに騙された名無しさん:2005/11/08(火) 13:17:38 ID:UHvgfp4T
ろぼ子の設定みたいなのって、無い?
727イラストに騙された名無しさん:2005/11/08(火) 23:09:18 ID:aA8sHoiO
書いた者勝ちじゃね?
書いたらそれが、設定になっていく

まぁ、余り変なのは無かった事になるかもしれないがな!
728イラストに騙された名無しさん:2005/11/11(金) 01:25:53 ID:JW5pP2ly
 「鐘、ここの問題のなんだが、ガーランドを救ったのは虚無の魔法使いで良かったんだよな?」
 「違うよ。ガーランドじゃなくローランド、それに虚無の方はトリステインの方で、救ったのは英雄王の……」
 「くっ!。僕は名門重機の跡取だ!、歴史は苦手だ!」
 「はいはい、分かったから続きやるよ。来週試験なんだから」
マリーの酒場の二階、鐘の部屋で名門一流と勉強をしているようだ。
 「……理数系は得意なんだがなぁ」
 「そうは言っても、選択出来るのはは高校から。
それじゃ次、イオナル国の勇者が……」
コンコン
 「はい?」
 「鐘君、おやつですよ〜」
ウエイトレス姿とメイド服を足して割ったような服装をしている。
シルバートレイに幾つかのケーキと紅茶を載せて入って来た。
 「あ、お邪魔してます」
 「勉強、はかどってますか〜?」
 「いっちー、歴史苦手だから」
 「いっちー言うな!。僕の名前は一流だ!」
 「あはは」
何だか”懐かしい”なぁ。
そんなふうに思いながら、持ってきたケーキを並べる。
鐘君はアップルパイを、一流君はモンブラン。
そして鐘君は決まってシナモンをタップリかける。
この癖は、パパさんの癖が移ったみたい。
鐘君がまだ小さかった時、パパさんがアップルパイにシナモンを山のようにふりかけて食べたのを見て、真似してからだ。
そう言えば、不思議に思ってパパさんに聞いたら、昔傭兵の知り合いにこの食べ方を教えてもらったって言ってた。
うーん、アップルパイを食たいのか、シナモンを食べたいのか気になる。
729イラストに騙された名無しさん:2005/11/11(金) 01:26:14 ID:JW5pP2ly
 「ん?。どうしたの、ロボ子さん?」
 「え?、……。ちょっと気になって」
 「気になる?」
 「その食べ方とか、ですよ」
 「あー、コレかぁ。子供の時からだったかな?」
 「ええ、私のメモリーにちゃんと記録されてますよ」
 「ははは」
そう、その時の状況は記憶してる。
……あれ、なんだろ……。
さっき、私は”懐かしい”って感じた。
機械人形に、懐かしいって感覚は有るんだでしょうか?。
メモリー検索……パパさんの真似をした状況、再生……、再生完了。
私にとって過去は記録、記憶じゃない。
なのに、懐かしいって感じた……。
『組織』……、私を発見したモノ。
なら、さっきの感覚は……拾われる前の”思い出”なんだろうか?。
730イラストに騙された名無しさん:2005/11/11(金) 01:26:44 ID:JW5pP2ly
そもそも、私は誰に作られたんでしょう?
製造年数は不明。
人に出来て、私に出来ない事は殆ど無い。
人よりも人らしい、人の真似をする形。
今の私が記録しているもっとも古い記録は、古びた館の記憶。
遺跡と呼んでも構わないほど、朽ち果てた館。
久遠の時を経た館。
そこでずっと安置されていた私。
つまり、そんな昔に私は作られた。
そんな大昔に、私を作ったのは……、私の本当の”マスター”は……誰?。
思い出せない、メモリーには記録が無い。
有るのは、そこで黒の王女に出会ったというメモリー。
黒の王女は私を見つけた時、私をそっと抱きしめてくれた。
黒の王女は何かを呟いたと”思う”…、私は何かを言い返したと”思う”。
そして私は、黒の王女の下で破損箇所を修復されて此処に来た。
私は過去を失った。
ただ一つ、館に安置されていた時にずっと抱きしめていた、一振りの刀。

私は、何のために、何をするために、此処に居るのでしょうか?。
731イラストに騙された名無しさん:2005/11/14(月) 23:02:43 ID:i0B6JN0c
新作乙
ロボ子がシリアスだ。
……確か幼馴染撲滅委員会っぽい組織が作ったんだっけ?
732イラストに騙された名無しさん:2005/11/15(火) 22:04:30 ID:Rl+Z8yqq
伝説の勇者の伝説に、ゼロの使い魔
私の勇者様に傭兵グランドか
萌えと燃えにファンタジーとSFか
733イラストに騙された名無しさん:2005/11/22(火) 05:05:23 ID:SGUdlnfl
>>715以降見ながら、まぶらほってるよ(藁)、と思った。
ところで成長したとして、中学生? 高校生?
734イラストに騙された名無しさん:2005/11/23(水) 00:43:53 ID:7QbQESz9
誰がキシャーになるのか、ガクブルだ
735イラストに騙された名無しさん:2006/01/19(木) 23:11:55 ID:boSUOhh2
取り合えず、保守
736イラストに騙された名無しさん:2006/01/20(金) 23:53:59 ID:Wgjnb/D4
授業が終わると当然のように放課後がやってくる。
王道学園校舎裏、普段誰もいないその場所に今は二人の人影が存在していた。
その二人は相対し、静かな緊張感を漂わせている。
ふと、空気が動く、それはただの風であり、二人にとっては始まりの合図だった。

一人の影が動き出す。シルエットは男性の物。動きは直線。一歩目から最高速だ。
対するもう一人の影。シルエットは女性の物。長物を構え相手の動きに対応する。

一瞬の交差。打撃音が響き、二つの影は再び分かれる。

今を含めすでに数十回行われた行為。女性のシルエット――王道空――が木刀を肩に掛け一言。
「お兄ちゃん。今の動きは速いけど直線的過ぎて簡単に読めるよ」
対する鐘は苦笑する。
「そうか。……中々うまくいかないな」
「まったくもう、銃持ったら凄く強いのに、剣や格闘までなんて頑張りすぎ」
「そんなことないよ。まだまだ強くならないと。
銃の扱いなんてお父さんの足元にも及ばないし、
剣や格闘はロボ子さんやシスターさんに負けるから。
今の目標は皆を守れるぐらい強くなることだからね」
そんな鐘の言葉に半分呆れたように空は言う。
「別格って言葉も生ぬるいような三人と比較して考えるのがおかしいわよ。
というか越えようと考えてるお兄ちゃんが変」
「変……かな? うーん。お父さんを越えたいと思うのは変かな?」
鐘は純粋な疑問を持つ。そんな鐘に対し空は答えようとし、
「んー。そう聞くと、それ自体は全然変じゃないけど……」
しかし後半の言葉が小さくなる。
「そんなに急がないで欲しいな。三人を超えるほど強くなったら私じゃ練習相手にもなれないじゃない」
「え?」
鐘は後半を聞き取れなかったらしく、不思議そうな顔で聞き返す。空は慌てて話題を変える。
「な、なんでもない! それじゃ、もう一回やろっか」
その言葉に鐘は表情を再び緊に結ぶ。
「うん。……行くよ」
737イラストに騙された名無しさん:2006/01/20(金) 23:55:02 ID:Wgjnb/D4
鐘から再び動きが生まれる。一歩目からの全力疾走。
空は木刀を正眼に構え、動きを見る。
(今度は姿勢が高い?)
空の疑問は、次の瞬間鐘が身を沈ますようにして加速することにより答えとなる。
体勢と速度による全力疾走のフェイント。
鐘は空の予測を超えた速度で接近する。
その距離はすでに拳の距離。瞬間の判断で空は手の木刀を引き鐘を迎え撃つ。

右ストレート。木刀で受け、しかし木刀が弾かれる。
左ジャブ。右手で併せ軌道を逸らす。
タックル。後方に跳び威力を吸収する。

空は足から着地。跳ぶことで得た一瞬の空間。その間を弾かれた木刀が通り抜けようとする。

木刀が目の前を通り、鐘の視界から一瞬空の姿を見失う。
その瞬間とも言えない時間の中、空は強く大地を蹴り、持つという動作と切り上げるという動作を同時に行う。

しかしその一撃を行使する前、鐘は姿勢をずらしさらに加速を選択する。
木刀の軌跡から鐘は消え、空の懐に入る。
そして鐘は一度身を沈め、右の拳を握り、
「――!」
拳が来た。アッパーカットの一撃だ。
空は回避を選択。前方上方へのベクトルが掛かった木刀を振るうという動作の中、
無理矢理上半身を伸ばし後方へのベクトルへ切り替える。
結果、空は仰け反りという動作を見せ、

停まる。
738イラストに騙された名無しさん:2006/01/20(金) 23:57:19 ID:Wgjnb/D4
空は仰け反った体勢のまま。鐘は外れたと思った時点で急ぎ止め、
鐘の拳は空の上半身からわずか数ミリの距離で止まり――――

数瞬後、空はポテンと尻餅をつき、鐘の頭からはゴチンという音が響いていた。



「……い、今のは危なかったかな」
「今のはいけると思ったんだけどな」
最後の一瞬。空は振るう動作を投げる動作に切り替えた。
その結果真上に木刀は飛び、空は鐘の拳をぎりぎり避け、
双方の動きが止まると同時、木刀が鐘の頭に落ちていた。

鐘は体勢を戻し、身を起こす空に手を貸し、木刀と空に渡しつつため息をつく。
そんな鐘に対し空は微笑みながら言う。
「うーん。でも今回はほとんど私の負け……」
『ああもう! 絶対あそこは当たってB88とかHってやる場面だって!』
「いやあれが木刀じゃなければ頭割られてる所だし……」
『いや、王道の娘の体格でそれを求めるのは酷というものだ』
「でもあそこで加速されて避けられるとは思わなかった……」
『空ちゃんは二人に比べるとまだまだ未熟だからなあ』
「うるさいうるさいうるさい!! さっきから聞こえてるから!!」
『ごめすぐぇい!?』…………ぱた。
何か鈍い音が響き、額に木刀を生やし変な吐息と共に崩れ落ちる長耳の姿に戦慄を覚えつつ、
長耳の隣にいた黒服は二人の方を向く。
739イラストに騙された名無しさん:2006/01/20(金) 23:58:54 ID:Wgjnb/D4
半眼涙目そして無言で両ひざを抱え、『の』の字を書き始めた空を宥めつつ、鐘は口を開く。
「黒服さん。どうしたんですか? 今とっても危険な空気が出来上がってますが」
「あ、ああ。王道の娘をオブシディア様が探していたからな。長耳に聞いて連れてきてもらった」
その言葉に空は体育座りを止め、首を捻りながら言う。
「あれ? 今日は6時からだったはずだけど……」
「オブシディア様の準備はすでに終わり『退屈だ、退屈だ』と言っていてな。
しまいには『先に始めてしまいましょうか』とか言い始めた」
「あー、そういうことね。しょうがないなあ。お兄ちゃん、今日は終わりにするね?」
「ああ、分かったよ」

鐘に手を振りつつ、オブシディアの待つ場所に行くため空は歩き始める。
空と黒服がすれ違うときにふと黒服が声を漏らす。
「オブシディア様に料理を教えるのは大変でしょう。
ミッキーですら音を上げてましたよ」
空は気軽に、しかし鐘に聞こえないように小声で返す。
「確かにね。先週なんて、大根切ったら虹色の光出しながら爆発したわよ。
……ま、でもなんだかんだいっても友達だし。それに」
「それに?」
黒服の疑問に少しだけ意地悪そうな顔をして空は答える。
「お兄ちゃんが毒殺されたら困るからね」
「……そうですか」
対する黒服はため息と共に頷いた。
740イラストに騙された名無しさん:2006/01/22(日) 16:15:55 ID:wqqCR/Ja
741イラストに騙された名無しさん:2006/01/26(木) 02:18:17 ID:sBJYbek+
「ふぅ……」
 空との組み手が終って、喉が渇いたために水を飲みに来ていた。
──足りないな……、何かが足りない──
 体術はマリーさんに、剣技は空とロボ子さん、銃は父さん。
 魔術にあがらう術は萌絵の叔父さん……、お父さんって言うと何故か起こるんだよなぁ?。
 自分は強くなってる。それは感じている。
──けど、あの感覚が掴めない──
 何年か前、萌絵の屋敷が襲われた事がある。
 その時の、最後の最後……。
 何かが現れた。
 ちっぽけな人形を寄代しただけなのに、感じたのは恐怖と絶望。
 萌絵を攫いに来た、異形の……”神”
 そして、その時に感じた”何か”。
──あの時の、あの力はなんだったんだろう──
742イラストに騙された名無しさん:2006/01/26(木) 02:18:52 ID:sBJYbek+
 異神が萌絵に触れようとした時。
 萌絵が嫌がり泣いた時。
 バチンと、自分を押さえつけている何かの一つが弾けた。
 そのあとの事は、良く憶えてない。
 世界を酷く狭く感じた事と、酷く脆く感じた事。
──アレは何だったんだろう……──
「分からないな」
 そう呟いた時だった。
 ゾクッと来た。
 何も考えず、横に飛ぶ。
 その次の瞬間、今までいた場所に矢が突き刺さった。
 一本、二本、三本。
 次々と飛んでくる。
 身体を低く伏せるように走る。
「誰だっ!」
743イラストに騙された名無しさん:2006/01/26(木) 02:19:21 ID:sBJYbek+
 その言葉に帰ってきたのは、矢の嵐。
「くそっ」
 獣のように跳ね、伏せ、転がるようにしてかわす。
 このままじゃ駄目だ
 そう思った時、
「鐘君、こっちへ!」
 シスターが呼んだ。
 僕に飛んでくる矢を、小銃で撃ち落としながら走ってくる。
 シスターが何本か撃ち落した出来た場所を走る。
「これをっ!」
 シスターが投げたのは、FN Five-SeveN。
 受け取った後、直ぐに矢を撃ち落す。
 十ほど矢を撃ち落した後、矢が飛んでくるのは終った。
「………」
 矢が飛んできた方を見る。
「ナッ?」
 ロボ子さん?。
744イラストに騙された名無しさん:2006/01/26(木) 02:20:03 ID:sBJYbek+
 いや、違う……。
 メイド服を着ているけど、髪の色や身長、スタイルが違う。
 それに、三人いる。
 左腕が裂けて、中から弓のような物が飛び出している。
 三人はそれぞれに顔を見合わせた後、去っていった。
「……暫く何も起きなかったのにね」
「ええ、そうですね」
 嫌な感じだ…。

夕暮れの空が、紅い血の色に見えた。
745イラストに騙された名無しさん:2006/01/26(木) 14:58:41 ID:74UFSk9t
おおぅ
久々の更新GJ

再び嵐の予感?
746疾走:2006/02/02(木) 01:18:20 ID:EBGPWw9K
走る、走る、走る。
 学園の廊下を、鐘は走る。
−萌絵…!-
 何者かが襲ってきた。
 目的はおそらく……、萌絵だ。
−急がないと−
 放課後の廊下は、静かだ。
 教室に残っている者はほとんどいない。
 けど、ほんの少し残っている者達は一瞬にして駆け抜けていく鐘を見て驚いている。
−あと少し!−
 教室が近づいてくる。
「萌絵!」
 扉を開けると同時に鐘は叫んだ。
「な、何?!」
 そこにいたのは、萌絵と数人のクラスメイトだった。
「……………」
 鐘は無言で近づく。
「ど、どうしたの?。鐘」
 萌絵も席から立ち上がり、鐘に近づいてきた。
747平穏:2006/02/02(木) 01:18:57 ID:EBGPWw9K
「大丈夫?」
「えっと、何が?」
 鐘の問いかけに、萌絵は何の事か分かってないようだ。
 とりあえず、萌絵の周りを回る。
−見た目は何もされて無いみたいだな…−
 そして、おもむろに萌絵の頬に触れる。
「えっ?!」
 その瞬間、萌絵の頬は赤くなり、さっきまで萌絵と話していたクラスメイトは固まった。
「ちょ、ちょっと……、しょう…?」
 頬に触れた手は、萌絵の”力”を封じている眼鏡のフレームをなぞる。
−魔眼殺しには、何もおきてない−
「んっ…」
 フレームから耳に触れ、そのまま髪に手を入れていく。
えぇ、ナにやってるの?
うそっ!マジで??
……えっち…
 外野の事は無視して、髪に何かされていないかを調べる。
 ちなみに萌絵は固まっている
748たっち、たっち、そこにたっち!:2006/02/02(木) 01:19:37 ID:EBGPWw9K
−髪も大丈夫−
 髪から首筋、そして肩にかけてなぞっていく。
「………ぁ……はっ……んっ」
 そして、肩から胸元に動いていく。
「そこまで」
 そう言いながら、鐘の腕を取ったのは。
「オブシディア?」
 鐘の背中から腕を廻し、抱きしめるようにして鐘の動きを押さえている。
うわ、綺麗ー…
だ、誰あれっ!?
………三又?………
 外野の声は無視して鐘は問い掛ける。
「な、何故此処に」
「そんな事より、少しいいかしら?」
「いや、今は……」
「身体を弄りたければ、全てを赦してあげるから」
 そう言いながら、オブシディアは鐘の腕を胸元に埋め込むようにして抱きしめる。
ふにゃってなってる、ふにゃって!
で、デカっ!
……シェクシー……
749返事が無い、只の石化状態のようだ:2006/02/02(木) 01:20:30 ID:EBGPWw9K
「いや、だから……」
 腕を振り解こうとする鐘の耳元へ貌を近づけ、囁いた。
「姫君は、大丈夫。……私が潰したから」
「え…」
 その言葉に鐘はオブシディアの方を向く。
う、うそっ?ここ教室よ!
顔近いっ!顔、近いって!
……接吻?…
「いったい、何……」
「さ、行きましょう……、鐘」
 外野の声は無視して、オブシディアは鐘を連れて行った。
ガタガタガタッ!
「ちょっと萌絵っ!、あれ誰っ?!」
「ってユーか、どーゆー関係っ!」
「……只の幼馴染じゃなかったんだ……、えっち……」
 三人の問いかけに、萌絵は固まったままだった。
「………………………」
「「萌絵?」」
 へたん…っと萌絵は座り込んだ。
「………び……」
「「び?」」
「びっくりした………」
 ゆっくりと両の腕を身体に廻しながら、そう呟いた。
「……鐘君の、暴走?」
「鐘って、チョーやべーんじゃない」
「……溜まってるのかな……」
「「え゛?」」
750夜の王女:2006/02/02(木) 01:22:04 ID:EBGPWw9K
 教室を出た途端、オブシディアは鐘を連れたまま屋上に転移した。
「屋上?」
「風が……、気持ち良いわね」
 鐘から身体を離し、手すりの方へ歩く。
「オブシディア、さっきの事って」
 その姿に、鐘は問い掛ける。
「そのままの意味よ」
 屋上を流れる風に、髪を遊ばせながら答える。
「じゃぁ、萌絵も襲われたって事なのか」
「ええ、そうよ」
「守ってくれたんだ、ありがとう」
「残念ながら違うわ」
「え?」
 オブシディアは、鐘の方へ振り向く。
 太陽は消え行き、夕暮れから闇の時間へと移り変わる時。
「勘違いしたの、私と姫を」
「勘違い?」
 夜の闇と、黒く艶やかな髪は溶け合う。
 その姿はまるで、闇の姫のように見えた。
「勘違い……か、なるほど」
「いい迷惑よ、お陰で今日予定していた事は駄目になったわね」
「……俺に出きる事なら、埋め合わせしようか?」
「え?……、そう…ね、お願いしようかしら」
751食事:2006/02/02(木) 01:22:53 ID:EBGPWw9K
「それじゃぁ、行きましょうか」
「えっと、何処へ?」
「何処でもいいわ、食事の出きる所なら」
「…うん、分かった」
 そう言った鐘に、オブシディアは腕を差し出す。
「ん?」
「エスコート」
 少し甘えるような表情で、ねだるようにしているオブシディアの腕を取り屋上の出口へ歩いていった。

「ぶえっくしょんっ!」
「嬢ちゃん、風邪か?」
「別に、引いてないわよ……、それより黒女はまだなのっ!?」
「あー、おそいよなぁ」
「………どうすんのよ、この食材」
「どうすっか?」
「もー!、料理教えてくれって言ったのは、黒女なのにぃぃぃっ!。
約束ぐらい、守りなさいよーッ!」
「……とりあえず、腹減ったから飯作るか……」
「………そうね……」
 その後、黒服と空は、豪勢な食事をした。
 ……王道学園の調理教室で。
752イラストに騙された名無しさん:2006/02/02(木) 10:05:41 ID:RkEoxx0N
鐘・・・、やっぱり乳か?
乳なのか??!!
753イラストに騙された名無しさん:2006/02/02(木) 20:34:23 ID:dBkZI/L3
ヒロインは萌絵だよな?・・・な!?
754イラストに騙された名無しさん:2006/02/19(日) 18:41:15 ID:Mlx1Xydc
修羅場フラグだろうかw
755イラストに騙された名無しさん:2006/02/21(火) 10:31:18 ID:HsH5qdnq
鐘、がんばれよ
修羅場はキッツイぞ……
756親サイド:2006/02/22(水) 04:10:22 ID:O0NFDWYW
「まったく、久々の外食だと思ったら――」
「すまんな」
「……アンタの謝ることじゃないけどね」
 不満げなモトカの呟きに、心底申し訳無さそうな元殺の声。
 時刻は夜。
 場所は寂れた並木通りの、木々の影。
 ――そして周囲より、ぎちり、ぎちり、と何かが軋む音。
「……まったく、今度は何なんだろうな?」
 ひゅ、と空を裂く音と共に、飛来した矢。
 元殺はそれを無造作に掴み取ると、そのまま背後へ振るう。
 ぎちゅ、と妙な音と共に、ナイフ片手にモトカの傍に接近してきていた侍女人形の首筋、その主要部位を矢が貫徹。
 機能を停止し崩れ落ちるそれを無視して、元殺はもう片手に握った拳銃を連射。
 同時に木々の影から弓矢を構えていた自動人形たちが身を引っ込める。
「アンタ、心当たりが多すぎて分からない……とか言い出さないでしょうね?」
「心当たりが多すぎて分からない――って殴るな戦闘中だぞ本気で死ぬ!」
 言いつつモトカの頭を押さえてしゃがみこんだ元殺の頭上を、矢が通過。 
「きりが無いな。……いったん逃げるぞ」
 呟きと共に、周囲を圧する銃声が響き――それが消える頃には、二人の姿も消えていた。
757子供にゃできない会話とか:2006/02/22(水) 04:12:15 ID:O0NFDWYW
「ここに隠れてろ」
「ん。分かったわ……まあ、臭いのは我慢しましょう」
 裏路地の一角。
 人気の無いその場所においての、そんな会話。
「鐘たちが心配だ。はやいとこ片付けないとな……」
「本気、出すの?」
「……まあ、たまには最高の実力を発揮しないとな。腕が鈍る」
「まったく――本気の自分は機械みたいで嫌いだ、って。昔はあんなになるの嫌ってたのに」
 この親バカが、とのモトカの声に、
「親バカで結構。どう取り繕っても俺はバカだからな」
 元殺は静かに声を返し、言葉を続け。
「だから、お前と二人で丁度バランスが取れる。――これは昔からだろ?」
「そうね、アンタには私がいないとね。……それじゃ、いってらっしゃい。早めに帰ってくるのよ?」 
 ん、と小さな呼気と共に路地裏で二つの影が重なり――
758ちょっと固茹でな雰囲気とか:2006/02/22(水) 04:13:27 ID:O0NFDWYW
 侍女人形が、二十体。恐らく戦闘性能からして、中隊規模の部隊ならば優に殲滅が可能。
 そんな、一個人に差し向けるには過剰と言ってもまだ足りぬ大戦力。
 簡単に終わる仕事。そう、確信していた。
 だが――
 今回相対する“一個人”を殺すには、些少過ぎる戦力だった。
 銃火が閃き、路地の合間合間に硝煙が翻る。
 一体。二体。三体。四体。五体。六体――
 侍女人形を指揮する青年が損害に気付いたのは、既にツーマンセルで派遣した斥候が三グループ潰された後だった。
「な!? ……くそっ、ロートルの殺し屋ごときがっ!」
 損害状況から、敵の現在位置を予測。
「A−3地点を包囲。三号、七号、突入っ。十号、十三号、十八号、十九号、援護!」
 そんな通信機越しにそんな指示を飛ばす。
「援護了解」「援護了解」「突入了解」「援護了解」「突入了解」「援護了解」「援護了解」「援護了解」
 ヘッドフォンより聞こえる無機質な復唱と、足音。
 ――次いで、爆音。
 予測した潜伏箇所に、即席の爆破トラップ。
「……二号、四号、十二号、二十号! 即刻その場より移ど――!」
 銃声が四発。
 指示を飛ばした人形たちが、指示を復唱するより早く撃ち抜かれた。
759子供の前ではできない言葉遣いとか:2006/02/22(水) 04:14:49 ID:O0NFDWYW
 ――ノイズの後。
「あー……聞こえているか? 人形遊びの時間もそろそろ終わりだ。
 今から貴様をブチ殺しに行く。小便済ませたか? 神様にお祈りは?
 ガタガタ震えて命乞いする準備はOK?」
 壊された侍女人形の通信機から、機械的な脅し文句が聞こえた。
 他人の命に、毛ほどの価値も覚えていないかのような声。
 ゴミのように人を殺す、生粋の殺人者の声。
「お前ら殺せ! 老いぼれの殺し屋一人が仕留められねぇのかこのポンコツどもが!」
 恐怖に足が竦み上がるのを叱咤するように、声を上げる。
 先ほど人形がやられた位置に、残りの人形の殆どが殺到し――
 数秒後、悉く反応を断った。
 もはや、どのような破壊のされ方をしたのかすら、不明。
 まるで影に攻撃を加えているような気分だった。
 いかなる攻撃も効果を発揮した様子は無く。
 ただ、味方の反応のみが消えていく。
 ――指揮官にとって、最悪の恐怖だ。
「っ……一号。撤退す……」
 ぞくり、と背筋が泡立つ感覚と共に、廃屋の屋根に置いたパイプ椅子から立ち上がる。
 そして傍らに護衛として侍っていた最後の一機に声をかけた瞬間、ぷつりと糸が切れたかのように――
 ――その人形も、倒れた。
「指揮官が冷静さを失っては御仕舞いだな」
 青年の背中に、冷たい感触。
 ナイフ、だ。
760まあ、色々試してみたり:2006/02/22(水) 04:15:32 ID:O0NFDWYW
「質問に答えろ」
 人形よりもなお無機質な、声。
「誰が……」
 強がってそう口にしたのは、最大の判断ミスだった。
 ずぶ、と軽い動きでナイフが脇腹に抉り込まれた。
「ぎぃゃぁあああアああアああああアああっッッ!!」
 えもいわれぬ激痛と共に地面に転がった青年の視界に、初めて男の姿が映る。
 ざわり、と風と共に周囲の闇が蠢いた気がした。
 ――まるで、王を前にした分不相応な拝謁者を威圧する、忠実な臣下の如く。
「質問に、応えろ」
 そして――血と小便を床に垂らしながら、青年は質問に答え続けた。
 この男に歯向かえば、死よりもなお深い恐怖と苦痛が待っていると、そう確信できたが故に。


 十数分後。
 応急処置を施した青年を警察署前に放り出し、モトカと合流して帰る道すがら。
「……まったく。父親の仕事は大変だな」
「我が子の為を思えばこそ、ね……あ、聞き出した情報は?」
「長耳に全部送った。後はあっちが裏を取るだろ」
「――そういえば、結局外食の予定は潰れちゃったわね」
「今度、鐘も一緒に家族で行こう」
「そう、ね。家族みんなで、ね」
761イラストに騙された名無しさん:2006/02/25(土) 00:50:00 ID:hJn5fDmf
>759
ちょ、どこのバトラーw
しかし久しぶりだなぁ
762イラストに騙された名無しさん:2006/03/13(月) 12:19:50 ID:cJW/WIYa
一応保守
763イラストに騙された名無しさん:2006/03/13(月) 21:13:45 ID:rtWjMWqM
書くって言ってた人は、どうしたんだろうな?
もうチョイ待って来なかったら、書いて見るかなぁ
764イラストに騙された名無しさん:2006/03/17(金) 15:07:00 ID:DF7xMz6f
期待しとります
765イラストに騙された名無しさん:2006/04/11(火) 18:26:10 ID:WIFawN9D
今なら書いたもの勝ちだな…
チャン〜ス
766イラストに騙された名無しさん:2006/04/13(木) 00:18:15 ID:rV19DMqi
鐘って結構エッチだねぇ
ちち触りに行くしw
767イラストに騙された名無しさん:2006/04/15(土) 01:30:27 ID:qhxGmfAo
「鐘、一緒に帰ろー」
 萌絵の声が、放課後の教室に響く。時間も遅く、残っているのは日直の鐘と委員長だけ。
「あ、じゃあ日誌は私が持っていくわ」
「いいよ。僕も一緒にいく」
「鐘君は鍵掛けて、萌絵ちゃんと一緒に帰る。お邪魔虫はここまで。それじゃまた明日ね」
 そう言って委員長が教室を出て行く。横を通り過ぎながら、頑張れというように萌絵の肩を叩くのを
苦笑いで見送りながら、鐘は教室の窓を閉めていく。
「萌絵ちゃん、そっちもういい?」
「ごめーん。ちょっと上の窓がね……」
 途中から手伝い始めた萌絵に声を掛けると、そんな返事が返ってきた。見ると上のほうの窓が
一つだけ開いているのだが、萌絵の背では椅子に登ってもわずかに届かない。
「よっ」
 鐘がその後ろから椅子に登り、あっさりと鍵を掛ける。それから椅子を降りると、萌絵の手をとって、
椅子から降りるのを支える。ありがとーとお礼をいうのに、鐘が珍しくおどけながら答えた。
「いえ、いえ、とんでもない。姫を守るのは、騎士の役目ですから」

 その言葉に萌絵の顔が曇る。ひどく真剣な様子にどうしたの、と鐘がたずねるよりも早く。
「守ってもらうだけでいいのかなぁ……」
 鐘の手を握ったまま、萌絵が言う。
「あのね、オブシディアから聞いたの。前、変な人たちが来て、だから、鐘が慌てて、
それで、その、あんなことをしたって……」
 そういってうつむき、眉を寄せ、ぎゅっと両手を胸に当てる。
「あたし、守ってもらうだけでいいのかなぁ……」
「嬉しいけど、鐘に心配掛けてるだけじゃないかなぁ……」
768イラストに騙された名無しさん:2006/04/15(土) 01:32:01 ID:qhxGmfAo
 そんな萌絵の言葉がうれしくて、でもそれを正直に言うには、どこか照れくさくて。
 だからおどけて、笑って、そんなこと無いよって、言ってあげよう。
 そう思いながら、萌絵の頭をふざけるように叩こうとした。
(……あ)
 そのときになって鐘は、自分の右手がいまどうなっているか、ようやく気づいた。
 萌絵は支えた鐘の手を握ったまま、不安で両手を胸に押し当てている。
 つまり……。
(柔らかい……じゃ、じゃ無くて、うわ、どうしよ)
 急に汗が出てくる。
 それを感じたのか、萌絵が「?」と下から見上げてくる。そして1秒、2秒。
「……あ」
 不自然にそらす鐘の視線で、ようやく萌絵も事態に気づく。慌てて離れる二人。
 互いに顔が赤いのは、教室に差し込み始めた夕日のせいか。
「ご、ごめん。その、なんていうか……」
 鐘も手を振りほどいたのはいいが、何を言っていいのかわからない。
 萌絵のほうも真っ赤になってうつむいて、それでも漏れたつぶやきは。

「……えっとね、そんな嫌じゃ「激写ァァァァァァァァッッ!!」

 そんな二人を、突然の奇声とフラッシュが照らし出す。
「特ダネゲットォォォ!明日の王道学園新聞のトップはコレで決まり! ザ〜ンスッ!!」
 そんなことを言いながら、窓の外をカメラを構えた長耳が走り去っていった。
769イラストに騙された名無しさん:2006/04/15(土) 01:33:16 ID:qhxGmfAo
 慌ててベランダに出た鐘が横を見ると、校舎の壁を走りぬけた長耳がターンして戻ってくる。
 よくみると長耳の体がロープでくくりられ、屋上に伸びている。その先には南瓜の被り物をつけた
タキシード姿(……執事さん?)と舞踏会で使いそうな仮面で羊の着ぐるみ(……庭師さん?)の
二人の人影がロープを握ってぶんぶん振り回している。
 その勢いのまま、壁を走る長耳の、一世一代の大告白。

「でもね、でもね、学校であんまりダイレクトにHなのはいけないよっ!
僕としては池袋線でのドキドキ擬似痴漢プレイか、暗闇身代わりHプレイがおすすめぇごっ!!」

ゴィン!!

 何故か長耳の描く円弧が急にぶれた。突入角度の変わった長耳は、笑顔を浮かべたままベランダに激突。
一瞬の沈黙の後、ヒラヒラ〜と擬音つきで落ちる長耳を追って、ベランダから飛び出す一つの影。
 王道空が宙を舞う。
「こ、これは48ある妹萌えの一つ、『お兄ちゃんダイブ』!!」
 目を見開き驚愕する長耳。
「朝に、夜に、不意打ちにっ! 確かな重みと意外な丸みが妹に女を意識させちゃうドキドキ技!!
妹(いも)コンも無しにこんな大技を繰り出せるなんて、鐘君の潜在(妹)能力、恐るべし!!
どこのロリコン天使の導き? それともオタクで魔王な先輩の助言? ひょっとしてこれが噂の『彼士』力? 
どっちにせよ鐘くん、GJゥゥゥ!!」
 してない、してない、何もしてないと首をふる鐘を尻目に、長耳と空が落ちていく。
 轟音。土煙。ゆっくりと煙が薄れるその中に、独り立つのはオットコ前な空の雄姿。
 そして横から聞こえてくる声は――。
「空、あなたが誰と血縁関係でも構いませんが、ソレと鐘がどちらも『お兄ちゃん』では少々不愉快です。
ソレは間抜けさ加減を教える意味で『(あ)ほ兄ちゃん』と呼称することを薦めますが、いかがですか?」
770イラストに騙された名無しさん:2006/04/15(土) 01:34:52 ID:qhxGmfAo
 おもわず振り向いた鐘の目の前を、柔らかいものが埋めつくす。
(あ、あれ、何かこれに似た感触、さっきも……いや、さっきよりも柔らか……)
――ゆやよん。

「情報屋の言葉ではありませんが、鐘、少し大胆ではありませんか」
「う、うわ、ごめん。そんなつもりじゃ――。あ、あれ、なんか押さえつけられてる?」
 あわてて離れようとした頭をオブシディアに抱えこまれ、その胸の中じたばたと鐘がもがく。
――ゆた、ゆた(わた、わた)

「でも、鐘がそうしたいなら私は別に……」
(う、埋もれ――)
 萌絵があわ、あわと目を覆いながら、しっかりと隙間からみているのも一切構わず、ぎゅうっと
鐘を抱きしめるオブシディア。その仕草で、ますます鐘が混乱する。二人が揺れる。
――ゆやよん、ゆや――

「黒女ぁーー!!」
 轟音と共に教室の扉が粉砕された。
「し、しんじらんない。何、その不自然。浮いてるじゃない、ちょっと浮いて高さ合わせてるじゃない。
 うわ、なに、そのふかふか。お兄ちゃんを窒息させる気!?」
 空の叫びが教室に響く。動じることなく振り返り、オブシディアはじっと空を見る。むしろ、萌絵のほうが
動揺して「うわ、うわ、どきどきして喉が乾くよぅ」など言いながら、何故か桃をぱくつき始めた。
「な、何よ」
「いえ、気にすることはありません、空。大平原の小さな胸もそれはそれで自然の景観ですから」
 ……ぷちっ。

・――乙女には、負けたとわかっていてもボディプレスしなければならない時がある

 王道空、本日二度目の『お兄ちゃんダイブ』敢行。
771イラストに騙された名無しさん:2006/04/15(土) 01:36:20 ID:qhxGmfAo
「出番が欲しかっただけなんじゃー。老人虐待はいけませんぞー」
「使わなけりゃグルカナイフも切れ味落ちるんだよー」
(……なんで僕まで)
 気絶した長耳、捕獲された執事と庭師、それに鐘が正座したまま、空の説教に耐えていた。
「なによ、なによ。やっぱりおっぱいなの!そんな安直な属性に負けていいの、お兄ちゃん!!」

 空の怒りが炸裂するのを萌絵とオブシディアは遠巻きに見ている。
「空も余裕が無いですね。……でも鐘もあんなに慌てるとは思いませんでした。
 自信はありましたけど、ちょっと意外ですね」
「でもー、パパも男はみんな『魔女っ娘』だからって言ってたし、しょうがないよ」
「………………ひょっとして『マザコン』ですか?」
「そうそれ」
 おもわず脱力する一同。萌絵は「ほえ?」といった感じでそんな一同をみる。
 空も気力が尽きたのか、「どーせ、どーせ」と言いながら床にのの字を書きはじめたが、
その時になって鐘はようやくある事実に気づいた。
「あれ、そういえば二人ともなんでココに? 気づかなかったけど、ずっといたの?」
 その言葉に、オブシディアと空の体がビクリと震えた。
「さ、三人はもう十分反省したみたいだし、今度は長耳さんかなっ!
 ごめんなさいが気持ちよく言えるようになるまで、校舎裏で苛めてこなきゃ」
「手伝いましょう、空。私も『組織』直伝の反省方法を試したいところですし……。
 どんな人も一発で素直になりますよ?」
 あわてて長耳をかかえて、出口へ向かう二人。

「見てたの?」
 そんな二人にかけられる穏やかな声。きっと振り向いたらニコニコ笑いながら萌絵が問い詰める。
 それが分かっているから、オブシディアはぎしぎしと硬直しそうな体を動かす。互いに「振り向いちゃ駄目!」
と目で合図しながら先に進む。震える空の手が扉にかかり、一気に開く。
772イラストに騙された名無しさん:2006/04/15(土) 01:39:14 ID:qhxGmfAo
――ころん。
 開いた扉から、保険医に変装中で『教団』暗殺者のシスター(ややこし!)がバランスを崩したのか、
聴診器を耳に当てたまま床に転がる。が、すぐさまコホンと咳をつき、埃を掃って立ち上がると。
「ま、あたしがいれば死ぬ前に止めてあげるわ。じゃ行きましょうか」
「ま、まさか!」
 何事も無かったように装うシスターの横を駆け抜け、鐘が廊下にでて辺りを見渡す。
 すると――

「ちょ、ろぼ子怖い、無言怖い。あんた、もっとこうキレキャラだったんじゃ?!」「………………キシャー」
 真剣白刃取りの体勢でじりじり下がるマリーと、「馴・即・斬」と呟きながらギリギリ押し込むろぼ子。

「こ、こんなこともあろうかと、て、転送装置を」「落ち着け、ぎっしー、配線が逆だ」「そもそも電源が無いよ」
 なにやら巨大な装置を組み立て始める技師少女。なだめる元詐欺師とぬいぐるみ。

「さ、旦那様、萌絵様に叱られないうちに帰るだ」「邪魔したらまた《鋼鉄の処女》されちゃいますよ」「ニョーイ」
 メイド姉妹とショゴスくん。それに何故かぼこぼこでうめき声の聞こえるロッカーを抱えたバイヤキー。
 廊下の外では、バランスを崩して潰れていく黒服、ミッキー、『SOS』団、総勢百人の人間ピラミッド。
 あ、天井から名門君が落ちた。「も、萌絵ちゃん、その魔眼で、見ないで下されぇ〜〜」  ……雨夜陣五郎?

 一同、そろい踏み。

「みんな、見てたんだぁ」
 萌絵の言葉に、あわてて逃げようとしていた一同が硬直する。やがて、あきらめたと言うか、開き直ったのか
一列に並び、いつの間にか復活した長耳と名門君が列の左右に分かれて、目で合図。1,2と音頭をとって。
「さん、はい」

「「「いや、だって 『 お 約 束 』 だ し」」」

みんな仲良く(鐘含む)、萌絵にぶっ飛ばされたのは言うまでも無く、それはありふれた日常風景。
……どっとはらい。
773イラストに騙された名無しさん:2006/04/15(土) 19:13:11 ID:RRYLEnpt
エロス
空、エロス
鐘、メガエロス
萌絵、ギガエロス
オブオブ、テラエロス
774イラストに騙された名無しさん:2006/04/16(日) 14:23:43 ID:Z9u3ZsxE
貴様、かのこん見てるな!
775イラストに騙された名無しさん:2006/04/16(日) 19:26:32 ID:zBZKv1yQ
うん、GJ
776イラストに騙された名無しさん:2006/04/19(水) 00:51:19 ID:jjZfD7jm
 深夜、誰もいないはずの学校に一人の男がいた。
 男は屋上の手すりから身を乗り出し、手にしたロープをぶんぶんと振っている。
 二度、三度と繰り返し、やがて確信を得たのかロープを引き上げる。
「ぬいぐるみ虐待、反対ー。昼の変態みたいにぶつかったらどうすんのさ」
「うるせえな。けどこれであの時の不自然さもはっきりしたな。」
「だね。ちょっと動いたぐらいじゃ振り子運動があんなに変わることはないよ」
 ロープの先にくくられたのはぎっしー愛用のぬいぐるみ、くーちゃん。
 ロープを振っていたのは元詐欺師。その二人に声を掛けるのは――。
「用が済んだのでしたら、とっとと出て行ってくださいませんか」
 どてらを着込んだミッキーだった。

「あんた、何でここに?」
「なんでも何も、今日は私が宿直当番なんです。他の先生方も変わってくれませんでしたし。
私は只でさえ立場の弱い臨時教師なんですから、余計な問題を持ち込まないでください」
 あっち行け、しっ、しっというように手を振りながらミッキーが説明する。
 『組織』ではオブシディアの趣味に合わせてコスプレをさせられながらも、優秀な部下を
演じるミッキーが夜の寒さしのぎにどてらを着込み、心底めんどくさそうにしていた。

「まあ、そういうなよ、あと一つ確認したら引き上げるさ」
「聞き分けの無い人ですね。そんなことを言うようなら……」
「へえ、どうなるんだい?」
「学校の屋上でぬいぐるみと話すイタい不審者がいると、通報しました」
「ちょっと待て、はや過ぎるだろ、コラ。……せめてぬいぐるみと話す部分は無しにしろよ。
そうだな。代わりにこいつ好きにしていいぜ」
 抗議の声を挙げながら、元詐欺師は手にしたぬいぐるみをミッキーに向かって放り投げた。
が、目測を誤ったか、ぬいぐるみの描く放物線はミッキーの立つ位置から僅かにずれている。
 投げられた当人(当ぬいぐるみ?)がそれに気づいた瞬間、ロープが空中に止まった。
 ずれていたはずの軌道が修正され、ぬいぐるみが無事ミッキーの手に収まる。
777イラストに騙された名無しさん:2006/04/19(水) 00:53:02 ID:jjZfD7jm
「軌道が変わってありえない位置に落ちるには、何かの力が働けばいい。そういうこと?」
「だが、力が働いたことは分かる奴には分かる。今のあんたみたいにな」
「気づかなかっただけかもしれませんよ」
 ミッキーの手に渡るはずの無いぬいぐるみ。それを変えたのは他でもない、元詐欺師の念動力だ。
 同じ力を使うオブシディアの影響か、他に手段があるのか、いずれにせよそれに気づいたからこそ
ミッキーは動じることなく、ぬいぐるみを手に入れた。
 二人の間に緊張した空気が流れる。

「人身売買、反対ー。ていうか、ぎっしーの許可無く売る権利は無いはずでーす」
 緊張に満ちた沈黙を破ったのはぬいぐるみ。
 ミッキーは一つため息をつくと、ぬいぐるみを元詐欺師に投げ返す。そしてゆっくりと口を開いた。
「確かに……。あの時、魔力やそれに似た力を観測することはできませんでした。
むしろ、そう、あの時は振り子が正しく繰り返す、それ自体が誤りのような……」
 まるで世界そのものが、法則自体が今あるべき事象から変貌した、異なる世界へと変わった。
 そういいたげなミッキーの言葉に、元詐欺師が一つの現象を口にする。
「……『王国』か」
「あるいは『断章』それとも『概念空間』。呼び方はいくつもあるでしょうね」
「やったのは、萌絵……なんだろうな、やっぱり」
「ちょっと前にオブシディアが襲われたって聞いたけど、原因はそれかな?」
 くーちゃんの問いかけに、ミッキーが少し考える。
「ええ、オブシディア様の周りには常に防御結界が張られていますから。普通の世界とは少し
異なる空間のせいで間違えられたかもしれません。ですが余計な詮索は無用です」
 ミッキーの言葉は明確な脅しを含んでいた。

「そうはいかねえよ」「いかないよね」
 元詐欺師は気づいた。他にも気づく者だっているだろう。
「大体、当事者の長耳だって馬鹿じゃな……いぜ。たぶんとっくに気づいてる」
たまたま調べにきたのが自分ひとりだけだった、それだけのことだ。
 誰が気づき、誰が知らないか。そして誰が知りたがっているのか。それを探る必要がある。
778イラストに騙された名無しさん:2006/04/19(水) 00:55:15 ID:jjZfD7jm
「ならば貴方の得た情報を『組織』で買い取りましょう。そう、専属雇用の契約を――」
「そういうことは長耳に言え」
 取引を申し出るミッキーの言葉を、元詐欺師があっさりと遮った。
 そういう事からはもう足を洗ったんだ、わざわざ持ち掛けなくても必要な情報はそっちにも伝える。
 そう元詐欺師が告げるのを、胡乱そうな目でミッキーが見ていた。元詐欺師ということを知っている
なら当然の反応だろう。だから元詐欺師は少し照れながらも、言葉を重ねる。
「なんていうかね、俺やあんたみたいのはさ、地味で目立たず裏でコソコソやる。少なくとも俺には
それが分相応だって分かってるつもりだ。いまさら日のあたるトコに出る気は無いね。だからこそ……」
 昼間のことが目に浮かぶ。
「太陽みたいに笑ってるのを曇らせたくない。そう思うもんだろ」

 その言葉に目を細め、ミッキーがうなずき返した。良くわかると。
 わかるだろうさ、元詐欺師はそう一人胸のうちで呟く。ちょっと考えればすぐ分かることだ。
 いくら立場が弱くても、若い女性が一人、夜の学校で当直をするなどまずありえ無い。
 ましてや人がいないはずの屋上にわざわざ来る必要も無いということに。
(あんたもご苦労なこった)
 ただ一人の少女を笑わせるため、全てを投げ打つ覚悟が目の前の女性にはあった。

 ふんふんと頷いていたミッキーが、ふと眉をひそめた。そしてさっきよりもずっと胡乱な目で問いかける。
「……そういえば貴方いまだにあの王道技研の少女に世話になっていますよね。まさかロリコ――」
「そういうことは手前の同僚に言えっ!」
779イラストに騙された名無しさん:2006/04/19(水) 22:59:34 ID:vixGwHJ0
今、ふっと思ったんだが
ぬいぐるみの中身は、元詐欺師じゃなかったっけ?
いや、ふっと思っただけなんだー

もう一度、読み直して見るかっ!
780イラストに騙された名無しさん:2006/04/20(木) 00:42:29 ID:BTXNBv9c
>>779
たしか、元詐欺が抜けた後、別の何かが入ってなかったっけ?
えーと、屋敷大戦の時いたのは
ひょっとして、引きこもり?

それとも、技師が
技師少女 「魔法少女には付き物の、小さな動物系の使い魔!
       私にも何かあってもいいんじゃない!?」
って事で改造されたぬいぐるみ?

俺ももう一度読んでみよう
781イラストに騙された名無しさん:2006/04/27(木) 05:15:07 ID:prRdX0Bd
え?
782イラストに騙された名無しさん:2006/04/28(金) 00:50:13 ID:X5n3AARi
 昼休み。いつものように鐘、萌絵、名門、オブシディアが4人仲良く集まって、お昼を食べている。
オブシディアがそろそろ手作り弁当にチャレンジしたいと、不穏な発言をした他はいつも通りの日々。
「鐘、帰りに新刊出てないか見ていこ。名門君も一緒に行かない?」
「ごめん。今日、先輩のトコにお邪魔するって約束しているから行けないや」
「あれ? 名門君、部活入ってたっけ?」
 オブシディアや空が、帝王学や経営学その他もろもろの稽古事や実践教育が忙しくて部活に入れない。
そうぼやいていたのを知っているから、不思議に思った鐘が尋ねる。
「いえ、部活ではなく、最近知り合った先輩に色々教えてもらっているんだ」
「へー、どんなこと?」
「ええと、今度うちで開発するメイドロボのデザインについて色々と」
「……メイド……ロボ?」
「父さんがろぼ子さんを気に入ったらしくて、それで。えーと、そうだね。実際に見せたほうが早いかも」
 そういって名門は机の中から一塊の粘土のようなものを取り出した。
そして――右腕を高く、高く掲げた

「………この世に萌えられぬ存在など、在りはし無い」
「えっ?」
「今こそ!、燃えに”萌エロ”!」
 ガシィィィ!!
「パクれっ! M・A・D、フィンガァァァーー!!」
 ワキワキワキワキ。
 かけ声と共に粘土を握り締める。すると生きているかのように粘土が形を変え始めた。
しだいに粘土は人の形を整え、最後に響く名門の声。 
「ロォォォルゥアウゥツッ!!」

 ぽ わ ん!

 かわいらしい擬音をたてて、手のひらサイズのメイドさんフィギアが完成した。
783イラストに騙された名無しさん:2006/04/28(金) 00:51:12 ID:X5n3AARi
「ふー。どうだい、鐘君。今度のは結構いい出来だと思うけど」
「あ、あは……あははは……」
 やり遂げた顔で額の汗をぬぐう名門。やっちゃったよ、という顔で額に汗をうかべる鐘。
「ぶるぁぁぁまぉぉぉっもおぉぉぉっん!!!」(CV:w(ry)
 背後から怒鳴り声が聞こえてきた。鐘が振り向くと、やっぱりというかなんというか長耳が立っている。
「やっぱり。先輩って長耳さんのことだったんですか」
「あれ?いってなかったけ。僕、ココの大学生。もう何年目かなぁ。あはは」
(……オレ、聞いたことある。この学校もう何年も居座ってる先輩がいるって)
(あたしも。なんか凄くエロくて停学だらけなのに、不思議と退学にはならないらしいよ)
(そんなエロい人と知り合いだなんて、鐘君てやっぱり……)
 >>747以来、なんだか評価が変わったクラスメートの呟きを、鐘は聞こえなかったことにした。

 そんな外野をよそに、長耳の講釈が始まる。
「名門君のはパーツじゃなくて、外側だけ削った形なんだよね。これじゃあ、下から見たときにがっかりしちゃうよ」
「下からって……。なんか変態っぽいですよ、それ」
「いや、重要。そこ重要。バカだなぁと思っていても思わずやっちゃうから。論より証拠。ハイこれ」
 つい突っ込んでしまった鐘に、長耳がメイドさんフィギア(『終わクロ』ドラマCD付属品)を手渡す。
……。
…………。
………………チラッ。
「な?」
 何かに負けて膝をつく鐘の横で、馬鹿二人が論じ合う。
「しかし、先輩。僕は名門財閥の跡取りとして教育を受けた身。覗きはもちろん、その……
 スカートめくりすらしたことがありません。そんな僕にはとても」
「いやいや、”萌エル”心があればそれは十分補えるはずだよ。肝心なのは妄想力。つまり……」
(ははは……。もういいや。そろそろオブシディアがキれて暴れだすころだろうし)
784トラウマ再発:2006/04/28(金) 00:52:40 ID:X5n3AARi
 そう思って横を見ると、オブシディアが頭を抱えてうずくまっていた。
「嫌ぁ……アイコラ、やぁ……魔改造、いやぁぁぁ……」
「……オブシディア?」
 心配そうな鐘の声に振り向くオブシディア。けれども、声を掛けた鐘の背後には――。
「足りないところは自ら補えっ! 幻・想・萌えぇぇぇーー!」
「くっ、流石です。ならば僕もっ! M・A・D、フィンガァァァーー!」
 長耳と名門君の合作による、地獄萌図が出現していた。

「みぃーーーー!!」
 悲鳴をあげて逃げ出すオブシディア。
 慌てたせいで扉とは反対側、逃げ場の無い教室の隅に来てしまったことに気づくと、ペタリと床に座り込んで泣き出した。
「やだっ!やっ!もう、やぁぁぁ!ミッキー、ミッキー、ミッキーィィィーーー!!」
「――シディア様、どうなさいま……。貴方たちぃぃぃ!!」
 どこにいたのか、オブシディアが泣き出してわずか数秒。ミッキーが教室に現れる。
 いまだ弁当箱を持ったままの彼女は、瞬時に教室の惨状(?)を把握。
「教室で騒がないようにと、何度言えばわかるんですかっ!」
 ポケットから最新型携帯『電蜂』を取り出すと、すばやく操作。
 あらかじめ登録されていたアプリが宙に四つの魔法円を描く。
 黒い炎の中に浮かぶは≪規制≫≪粛清≫≪反省≫≪訂正≫の八文字。
「廊下に立ってなさいっ!!」
「ぶげえぇ」「表現の自由はこんなことで屈しな……ぅどわぁぁぁっ!」
 名門が吹き飛び、反抗する長耳をミッキーの追撃が押さえ込む。
 クラスメートも慣れたもので委員長の指示のもと、教室の端にとっとと避難する。
「……午後、授業できるのかなあ?」
785イラストに騙された名無しさん:2006/04/29(土) 12:34:31 ID:sCyFKHNC
く、くそう
オブオブのイメージが、萌絵師の水銀み成っていく
……、それもいいかと思うオレガイル
786イラストに騙された名無しさん:2006/05/01(月) 08:20:33 ID:O2YTlMOd
最近、書き込んでいる香具師なんだが、ふと思った。
実は、>>741-744の流れが起きたら乗っかろうかと思いながら書いてたんだが
基本バカ騒ぎのネタなんで、かえってシリアス書きにくくしてるんだろうか?
そうだったらスマン。

……でも新刊でたんで、三段活用さらに活用したいんだよなあw
そこんとこ、どうだろ?>>774
787774:2006/05/02(火) 00:15:24 ID:YiUnDtJ7
あ、新刊でたんですかおっぱい
まぁ人それぞれ好きに書けばいいんじゃないかと思われますおっぱい
そうしてたら神様がケツの穴につじつまをぶちこんでくれるでしょうおっぱい

しかし名門、キミ、忍者って設定はどこへ
788イラストに騙された名無しさん:2006/05/03(水) 22:17:30 ID:62voJ4Mq
そろそろ、登場人物の纏めの更新が欲しい時期かな?
容量的にも結構キタし
789イラストに騙された名無しさん:2006/05/05(金) 17:37:28 ID:0k6FRj9H
>>787
>そうしてたら神様がケツの穴につじつまをぶちこんでくれるでしょうおっぱい

つまりどっかからか天からの神託があるはずで、駄目だったら

ごめんなさい。無理でちた。
ばぶー、ここは「赤ちゃんを拾いました」スレだから、よくわかんないでちー。だあだあ

ということですな。OK、OK。好きにやんべ。
しかし、骸骨でくじけかけてる自分にマモルを買えとでも>忍者
甲賀とY+Mでいっぱいいっぱいですが。
790イラストに騙された名無しさん:2006/05/05(金) 17:42:39 ID:0k6FRj9H
「……できない」 ――苦渋
「足りない?」 ――疑問
「できる!」 ――確信

ある新刊を読んだ後の三者三様の反応。
――そしてその翌日。鐘と萌絵の登校中

「大丈夫、萌絵?なんだか顔赤いよ、熱でもあるの」
「えっ?! ち、違うよ。……その……昨日見てた本のこと思い出して」
「本?」
 鐘がたずね返すと本を渡された。帯は「あまえんぼさんする?」…??。
(しおりが挟んであるからここから読めばいいのかな?)
 歩きながらなので、ざっと流し読み。それでも、数ページめくるうちに鐘の顔が真っ赤になっていった。
 交差点。信号が赤になったのをきっかけに、パタンと本を閉じる。
「あ、あはは……確かに、これは赤くなるかも」
「そ、そうだよね。で、でも、ひょっとして、オブシディアが真似なんかしちゃうかも……なんtねっ」
 まさかあ、と返しかけて、鐘は先日(>>770)のことを思い出した。
 むに、むにょ、むにょえよん。
 さっき見た活字がリアルなサウンドで甦る。
「わ、渡んなきゃ。遅刻しちゃうよ」
 信号が変わり、ギクシャクと歩き出そうとする鐘。その袖をさっき以上に真っ赤になった萌絵が引っ張った。
「あ、あのね。オブシディアにやられてもびっくりしないようにね、その、ね、あまえんぼさん……」
「え、いや、その」
「……練習して、みる?」
(えええぇっ!!)
791イラストに騙された名無しさん:2006/05/05(金) 17:44:57 ID:0k6FRj9H
「黒女ぁーー、させない、流石にそれはさせないわよぉー」
 まだ登校している人数も少ない教室に、空の怒声が響きわたる。

「あ、空ちゃん。鐘君ならまだ来てないわよ」
 入り口でフー、フーと肩を怒らせている空に、鐘のクラスメートがそう声をかけた。
「へ、あ、そうなんですか」
「うん、でもどうしたの。今日いつも以上に気合入ってたね」
「え、そ、そんなこと無いですよ」
「そうなのー。オブシディアもさ、さっきから本めくっては顔真っ赤にして。なんかあるんじゃない?」
「まさかぁ。何にも無いですよ」
「ふーん。ま、鐘君、いつもならもうすぐ来るから。でも萌絵ちゃんも遅れてか。やっぱりなんかあったりして」
(ま、まさか、まさかぁぁぁっ!意外な伏兵が!)
792イラストに騙された名無しさん:2006/05/10(水) 00:39:40 ID:ZEt7Xwvd
久しぶりにきたらけっこう進んでるな。バレンタインの時みたく
まとめて書く書き手が来てたんだ。
…つま小スレでも褒めちぎられてたけど、かのこんってネタにしやすいのか?

あと、探したらかなり下にあったんでオチたかと焦った。一回ageた方がヨクネ?
793イラストに騙された名無しさん:2006/05/11(木) 03:13:28 ID:w7hMyMJI
確かに、下がりすぎた気もする
両方ageとくか?
794イラストに騙された名無しさん:2006/05/12(金) 02:43:51 ID:xaOv+CpV
鐘が気弱系なのか無頓着系なのかおちゃらけなのか、
まっとうに正義の味方(レオポルド)なのか照れてしまうほうなのか(シャノン)
10代だけに揺れまくりなのはしかたがないとして
ゆるやかな方向性くらいはほしいと思っている自分がいる。

あと、萌絵スレ見つからないのだけど、無事?
795イラストに騙された名無しさん:2006/05/12(金) 03:03:10 ID:xaOv+CpV
連続スマソ
読み返して、元殺し屋が女顔という設定?にびっくら。>>51
これで756-760されたらそりゃ怖いよなあ……
796思いつきなので設定違ったらスルーよろしく:2006/05/12(金) 16:16:47 ID:4771Hwu6
ごんっっ。
それは聞きなれた音だった。堅い木製の机と硬い石頭がぶつかり合う音。
「いった〜」
技士少女は冷え性の指で額を押さえながら、舌先をかんで涙をこらえた。
「うう、なんてこと。私ともあろうものがうっかり寝てしまうなんてっ」
つい2、3年前までは「こんなことも――」のために、連続した徹夜も平気だったというのに。
がさがさと図面を確認する。大丈夫、よだれは落ちていない。
名門重機との共同開発計画『メイデン・プロジェクト』の図面を、技士子は直していたのだった。
「とはいえ、理想通りには――ろぼ子さんみたいにはなかなかいかないなあ」
ふうっとため息。彼女に会ってから、白衣は何度も小さく着られなくなっていったのに。
人間並みの関節、筋肉、柔らかさを持ちながら、はるかに人間の戦闘能力を超えた存在。
研究所の誰もが無謀だと笑い飛ばした。あれはオーパーツ、今の技術では絶対に無理だと。
それでも技士子は――ろぼ子と同じ存在を、作ることを望んだ。
797ごめんなさいageてしまいました:2006/05/12(金) 16:18:39 ID:4771Hwu6
技士子は知っている。

つぎはぎだらけの機構(たいない)。
古びているくせに、材質さえわからぬパーツ。
『私には、この刀だけが拠り所なんです』
そういったろぼ子の顔は、今にも涙を落としそうで――

666年の寿命が保証されたろぼ子は、よほどのことがない限り鐘や萌絵、周りにいるすべての人間を見送っていくことになる。
そして残されてしまう。たったひとり、どうしようもなく。
――それが、技士子には許せなかった。自分にも、くーちゃんしかいなかったから。
自慰と呼ぶなら呼ぶがいい。手前勝手は百も承知だ。
ろぼ子に、ともに生きる相手を作りたい。
長い長い稼働時間を一緒にすごして、メモリを分かち合って、叶うならばともに眠れる存在を。
そう考えるようになったのは――
「ぎっしー」
ぱすぱすというノックの音と、ぬいぐるみの声。
「サギーがコーヒー入れたって。一緒に飲む?」
「うん、今行くー」
『メイデン・プロジェクト』は大詰めに来ていた。今夜は徹夜になる。その前に、少しは休んだほうがいいだろう。
技士子は――王道技術研究所最年少研究分室長は、眠気を払って立ち上がった。
798sage入れ忘れて2度の失態:2006/05/12(金) 16:47:42 ID:+zXO/kXv
すんませんです、はい。
流れぶった切っての長文失礼いたしました。

以下駄文<ってまだ書くのかよ。

過去ログから、現在の鐘たちを13〜14と判断。
(胸のある子はあるし、空にも希望が持てゲフゲフ)
1幕時点での技士子の年齢を10歳前後と推していたので、16、7をイメージしています。
……さりげに子育てしてんじゃん、元詐欺師。

最後に、ネタの神を呼んでくれた>>778に感謝を。
あなたのおかげでぎっしー×サギーでふつふつと萌えています。
799イラストに騙された名無しさん:2006/05/14(日) 21:29:21 ID:aw2xx2lc
>>798
下がりすぎじゃないって声も出てたし、ま、そう気にせずに。
設定もぶち壊そうって意図が無い限り、何でもありだと思ってるし。
で、ネタがネタ呼ぶってことでこれもドゾー
800イラストに騙された名無しさん:2006/05/14(日) 21:31:03 ID:aw2xx2lc
技師少女「えー、ホットミルク? コーヒーって言ったじゃない。また子ども扱いするー」
元詐欺師「ブラックで飲めないうちは子供だな。いいから飲んでみろ」
技師少女「うー、あ…美味しい」
元詐欺師「砂糖の代わりに蜂蜜入れてみたが、気に入ったか?こぼさないように気をつけろ」
技師少女「うん。くーちゃんこっちおいで。って、うわ」
元詐欺師「言ったそばからこぼす奴がいるか。ったく、ちょっと待ってろ」
技師少女「い、今のはくーちゃんが悪いんだからね。いいよ、ミルクかかっても白だから目立たないし」
元詐欺師「いいわけあるか。乾くと匂うぞ。コレ着てろ」
手早くティッシュを取ると、ポンポンと白衣にかかったシミを吸い取る。
そして白衣の代わりをわたし、元詐欺師は汚れた分を抱えて部屋をでていく。

くーちゃん「ぶつかってごめんね。でもさ、やっぱり疲れてない?仕事大丈夫?」
技師少女「大丈夫、大丈夫。ちょっと思ったとおりじゃないけど目処は立ってるもの」
くーちゃん「えー、でもぎっしーの思い通りだと、巨大ロボ『メガ・ロボ子』」になっちゃうよ」
技師少女「なに言ってるのよ。巨大ロボ製作は科学者の義務よ。それに普通サイズでもあいつら馬鹿にするし……」
くーちゃん「でもさ、サギーその辺、上手く説明してくれたよね。流石に口が上手いよね」
技師少女「確かにね。あと、さっきの力でさ、隙間に落ちたねじとかも取ってくれるし。便利よー」
くーちゃん「便利だねー」
戻ってきた元詐欺師を見ながらクスクスと笑う二人。元詐欺師はそれを不思議そうに見ていた。

――数分後。
技師少女「すーぴー」
元詐欺師「寝たようだな」
くーちゃん「うん。このまま寝かせとこ。疲れてるんだよ」
元詐欺師「しゃあねえな。ふん、明日起こさなかった言い訳を考えておくか」
くーちゃん「元・詐欺師なら簡単でしょ。あと白衣の洗濯もよろしく」
元詐欺師「うるせえよ。小姑」
801798:2006/05/15(月) 10:41:27 ID:9XFTAHCj
きゃああああああああ(止まらないらしい)


(まだ止まらないらしい)


(さらに止まらないらしい)


(どうしようもなく止まらないらしい)


(っていうかそろそろ息切れてることに気づけ)



……ぜーはーぜーはー。
GJです! 感謝感激雨あられです!
やはりぎっしーには巨大ロボですよねw
802ふっと思ったんだけど:2006/05/18(木) 01:14:31 ID:EP+P/mQd
くーちゃん「ぎっしーin若紫計画?」
元詐欺師「ばっ、んなわけねえだろ!」

でも源氏が若紫引き取ったの、一説じゃ10歳前後だし。
いや、ふっと思っただけなんだー
脇キャラ萌えでごめんなさい。

ふっと思ったついでに。
これは次スレで萌絵スレと合流するの?
向こう進みづらくなっているみたいだし、
合わせるのが無難だと思うのだけど。
803イラストに騙された名無しさん:2006/05/20(土) 01:11:56 ID:GtfC7OqG
俺は合流した方がいいかな?
一ヶ月に数回〜十数回のレスだからねー
流石に、二つもスレ使ってると……、ひろゆきに悪い気がするw

複線、設定が結構出てきたねー
ちょこっとずつ回収もされてきてるねー
いい感じだぁ
804イラストに騙された名無しさん:2006/05/21(日) 10:12:47 ID:3p8xbitJ
合流するなら萌絵スレと同じ頃に1000になりたいよね。
そして複線や設定のまとめキボンヌ。
できないへたれでごめんなさい。
805イラストに騙された名無しさん:2006/06/05(月) 05:47:33 ID:eSignHiV
萌絵スレでも話題になっていたので年齢の話。
鐘たちが13-4歳ってことで、周りも13年分年取るの? とか
そもそも今までの事件は何歳ごろよ? とか
その辺のご意見・ご要望を募集しております。
あと、なんだかんだで2幕?になってからまとめがないんで
その辺やってくれる方も募集中です。
……いや、自分でやればいいんだけど、しばらく手が空かないんですわ。
806たたき台としての時間の流れ概略:2006/06/07(水) 09:22:19 ID:S12P3FMA
0歳 バーテンに拾われ、育てられる
この間銃・ナイフ投げ・マシンの改造など天才振りを発揮する。
読み返すとすごいぞ、いろいろ。

0〜1歳 セールスマンによる誘拐
これと前後して鐘に監視がついていた模様

2歳前後 馴・即・斬

シスターに勉強を教わってみたり
ろぼ子に体術を教えられたり
しょごす君がメイドさんになったり
嵐の前の静けさといった様子
鐘が騎士として「護る」ことを明確にするのもこの辺

4〜5歳 屋敷襲撃 すべてを滅する力に目覚める

すねたオブシディアがゴスロリででんぐり返しとか
「お兄ちゃん!」っつって空が登場したりとか(あ、空母親いたんだ)
ぎっしーが王道財閥で働いていることがわかったりとか
技研少女が(話の中で)現れたりとか
長耳が空の下僕になったりとか 

6歳前後 チョコレート騒動、組織崩壊

王道財閥と組織が協定を組んで
壮大な複線>>664-667が張られて
忍者名門君が登場して
入学式の朝
ってところで第1章がしゅーりょー。
ずっと「第1幕」って言ってて混乱した人ごめんなさい。
第2章に入ってからは大きく時間が流れたことはないようです。
ろぼ子の過去とか
かのこんネタとか
いろいろあったらしいがいまだ書かれていない別荘ネタとか
終了したのかちょっち不明なメイド襲撃とか
名門君のエロい先輩になっちゃった長耳とか
萌絵の『王国』召還とか
名門と王道の共同計画『メイデン・プロジェクト』とか
ネタふりはいっぱいあるけども。

しかしこうして振り返ってみると、とても幼児とは思えないような日々を送っているな。
808んじゃ、団体関係でも纏めて見るかな:2006/06/07(水) 23:51:08 ID:k/uFoPuc
組織

設立された時代は不明
総帥と呼ばれる”異神”により作られ、何かの目的の為に存在している >>448-449
構成員の数と戦闘力に秀でていて、この都市で最強の団体 >>286
おもに、異能を持つ者達の集まりのようだ (元殺し屋、元詐欺師、セールスマン、正体不明の憑依者、黒服、ミッキー、オブシディア、etc)
ブルーブラッドと呼ばれる能力を飛躍的に高める魔薬のような物もあるらしい (使いすぎるとヤバイ?) 萌絵スレ 497
現在は総帥と呼ばれる異神は去り、オブシディアがトップになっている


809間違ってたら、指摘よろしくー:2006/06/07(水) 23:52:05 ID:k/uFoPuc
教団

設立された理由は、組織に対抗する為に人間”種”が全ての力を集結させて作り上げた団体 >>449
その理由からも、人類種の守護を目的としているものと思われる
今現在も、異形から人間を守るために行動しているようだ >>244 (バチカンは教団へと設定が変わっています)
構成員は主に、科学力で改造された強化人間 (シスター、居るならブラザー?、ファーザー?も居るかも)
おそらく元は、異形に対抗する為に人工的に守護者を作ったのがシスター他の始まりと思われる >>449
現段階では、目的と手段が入れ替わっているようにも見られる >>286
ちなみに、作中のシスターはラテン語で”全て”という意味を持つ二つ名”オムニス”と言う名を持っているみたい >>369
トップは不明
810イラストに騙された名無しさん:2006/06/07(水) 23:53:06 ID:k/uFoPuc
黄金郷

設立された理由は、異神、異形の事を知る為に作られた団体 >>449
その性質からも、魔術、魔法、外道を研究しているようだ
ひょっとしたら、この黄金郷も人類種が異神に対抗する為に作った団体なのかもしれない
構成員はもちろん魔術師がメイン (翁と呼ばれる老師、おばば(魔女)、悪魔付き、アサシン、下っ端etc)
>>286から見るに、お金持ちって事は錬金術もカテゴリー内だと思われる
萌絵の旦那はんが魔術を使う事からも、黄金郷と何か関わりがあるらしいかも >>377
ちなみに、鐘のパパさんも関わりがある可能性が 萌絵スレ 649-650
トップは不明だが、翁はかなり上位の者だと思われる (ひょっとしてTOP?)
811イラストに騙された名無しさん:2006/06/07(水) 23:56:06 ID:k/uFoPuc
うお、>>809
>ちなみに、作中のシスターはラテン語で”全て”という意味を持つ二つ名”オムニス”と言う名を持っているみたい >>369

>ちなみに、作中のシスターはラテン語で”全て”という意味を持つ二つ名”オムニス”と言う名を持っているみたい >>351
だった orz
812イラストに騙された名無しさん:2006/06/08(木) 00:00:04 ID:ZSlfllX/
さ、さらに>>810
>萌絵の旦那はんが魔術を使う事からも、黄金郷と何か関わりがあるらしいかも >>377
最後の 377 関係無いから ('A`)<消し忘れた

次ぎは、オブオブやら空やら、メインクラスの纏めキボン〜
813イラストに騙された名無しさん:2006/06/08(木) 14:34:46 ID:Z3Q2f38J
そう言えば、黄金郷には何かの印があるみたいだね
それってやっぱりエルダーサイン?
814乙&知っている範囲での補足:2006/06/08(木) 17:00:51 ID:jqOtfeCA
・組織はチョコレート事件により事実上崩壊、王道財閥のバックアップを受けている>>664
・旦那は黄金郷と関係あり(萌絵スレより)
・黄金郷の印は、組織側にとって「やっかい」らしい
・王道は名門と手を組んでいるかも
というところか。

ところで異形と手を組んだ形になる王道財閥は教団に狙われたりしないんだろうか。
815まとめ乙。:2006/06/12(月) 05:39:55 ID:f6TYmuHu
>>805
13年の経過だけど、こっちのメンバーは年齢不詳が主だから大掛かりな説明なしに
いけるかも。
シスターは強化人間なので問題なさそうだし、モトカの雰囲気は個人的に29〜32歳
ほどでもいいってイメージがある。(見た目は若いのも王道)
肉体は普通そうなミッキーも魔法?使える上、オブオブのお付きとして若く保つ努力は
してると思うし。あとは長耳ぐらいかな?
戦闘要員である元殺が微かに衰えてそうなのは気になるが、その代わり鐘が成長する
……というのもお約束でなんか勝手に燃えてしまった
816イラストに騙された名無しさん:2006/06/12(月) 07:23:34 ID:y+ZvSWjQ
>>815
長耳は古代種のエルフらしいから、ずーっと年取らないんでない?
モトカと元殺は19〜21(13年前)なら都合がつくかな、と思っている。
マリーは……本気で年齢不詳っぽい。
817イラストに騙された名無しさん:2006/06/12(月) 07:32:27 ID:YSnnxgzp
萌絵スレでも時間の流れまとまっているので、全体像を知りたい人は行ってみそ。
ttp://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1041163224/
818815:2006/06/13(火) 04:59:35 ID:lY0tNF8o
>>816
エロ耳 「ちちしりふともも!幻・想・萌えぇ――!!」(メイドオブシディア妄想)
シスター「アンタの中のファンタジー分ってそこだけよね」
エルフだってこと見事にすっかり忘れてました……。

ついでに>>759や萌絵スレの対セールスマン戦あたりを読み返したら、13年程度で
元殺が衰えてるとは思えなくなってしまった。前言撤回、30台って若いね。
あと元鷺(生霊期間長かったな)はあくまで技士子の保護者?フラグ立ってたっけ。
819イラストに騙された名無しさん:2006/06/15(木) 03:01:21 ID:kr8kl1Nv
メイド襲撃は結局、オブとバーテンとの戦いでしゅーりょー?
一応メル欄とも考えて>>796-797に伏線入れたんだけど……
だって終盤で統帥+αの敵勢力ってつらいじゃーん。
団体がバックについてくれるといろいろ便利そうだし。

>>818
あーフラグ微妙かも。
一応ぎし>元鷺(ただし自覚なし)と考えてる。
820イラストに騙された名無しさん:2006/06/16(金) 04:09:26 ID:6wzSMyJG
時系列まとめてて思ったんだけど、鐘たちの誕生日っていつ頃なんだろ?
いや、誕生日イベントが全然ないからさ。
ぜひとも鐘に「あと○年でお父さんが僕を拾った歳に……」とか悩んでほしいw

>>818
某武術の師範は70代なのに学生より元気だぜ。
なんせパスタ特盛を平然と食すからな。
821イラストに騙された名無しさん:2006/06/22(木) 19:02:34 ID:zb0mdO2k
質問。
メル欄を見て伝勇伝以外の作品を連想することはできますか?
ちょっと使いたいのですが、他に知らないので……

あと、設定厨なまとめ&7月以降でよければ人物まとめやります。
900いくかもしれませんが……
822イラストに騙された名無しさん:2006/06/22(木) 21:33:21 ID:wHE8Rlo2
纏めは土蔵ぉ
勇者はありすぎてわからんw
ぐぐってみるが吉?
823イラストに騙された名無しさん:2006/06/24(土) 01:25:53 ID:McXHBleu
>>822
いや、ありすぎてくれたほうがうれしい。
イメージ固定するとまずいところで使うので。

それでは30日のフランス語を戦い抜いてからまとめやります。
824823:2006/06/30(金) 22:09:42 ID:dm/sI8zO
ぐはっ、レポート(結構長い)残ってた……3つ……
そんなわけでまとめ遅れます。ごめんなさい。
七夕までには何とかしたいと思ってます……
825イラストに騙された名無しさん:2006/07/01(土) 00:28:55 ID:cXIk2O2f
あせらずのんびりがんがれー
スレは何時もこの調子だから、ゆっくりでもいいぞー

ここまで付きあった住人なら、この話が終わるまで付き合うだろうしな……
1レスから、はや3年数ヶ月…か
長い、話だな
826イラストに騙された名無しさん:2006/07/02(日) 01:11:34 ID:emHhV1rN
前から気になってたんだが、オブ以外容貌がはっきりしていなくないか?

オブ>長い金髪の色白美人さん、目の色は不明、ダイナマイトバディでやや長身?
空>ツーテール、小柄でつるぺた、髪色や目の色は不明
萌絵>主役なのに髪色目の色髪型すべて不明、眼鏡をかけてて中肉中背?
鐘>美少年として育っているのか、そもそも目や髪の色はどうなんだ、印象として中背っぽい

脇サイドにいたってはバーテンが女顔だってことくらいしかわからんぞい。
せめて主役には設定してやったほうがいいんじゃまいかと思うのだがね。
827イラストに騙された名無しさん:2006/07/02(日) 20:34:35 ID:B0cQWzfB
確かにそうかも
最初はそれぞれがイメージする数だけ、萌絵や鐘の容姿があったけど
流石に物語りも長くなってきたからなぁ

容姿が決まれば、ちょっと書きやすくなるかも
イメージも膨らむかもしれないからなぁ
どうだろ、みんな?
828イラストに騙された名無しさん:2006/07/03(月) 06:55:52 ID:lo2zTexp
設定厨なのであるとうれしいでーす。
正直ラノベで髪や目などの容姿決まってないと落ち着かない。

AA見る限りじゃ、萌絵はたれ目なのかなあ。
鐘は途中で丸目になってた気がする。
829イラストに騙された名無しさん:2006/07/05(水) 13:08:47 ID:5M/FpvQ1
見ている人の人数確認と、まとめ状況の報告としてageます。
何となく、3人くらいしかいない気がするので。

えー、何をとち狂ったか萌絵スレと平行して、1からレス読みつつ細かいデータを抜き取っています。
どのくらい細かいかと言いますと……

近所の学者見習い(眼鏡っ娘)
>>104にて登場。
鐘と萌絵の間に幼馴染フラグを明確に立てた一人。
なぜかその後姿が見えない。

とか

町内会
たぶんさくっと無視されているけれど>>179にて登場。
おそらく無数の名無しさんでできている。

とか抜き出すくらい……
おまけにマリー途中が抜けてるしまた見直さなきゃうふふふ……
まあ好きでやっているんですが。
特に意識されずに載った伏線も、できるだけ整理・回収したいんですよね。

そんなわけで七夕過ぎるかもしれません。
その分ネタを仕込みますので、お楽しみに!
830イラストに騙された名無しさん:2006/07/05(水) 15:33:40 ID:2QL0ueDq

三人ってことはないと思うが…
831イラストに騙された名無しさん:2006/07/05(水) 23:34:03 ID:El+rxQm6
つながりがおかしい所は、皆で修正して行けばいいさ
832イラストに騙された名無しさん:2006/07/06(木) 05:13:14 ID:VmhTNSUd
まあ、皆でやってる以上は矛盾点や無視しないと話が進められない部分も出る。
そういう時は、適当な所で見切りをつけてサクっと無視した方がいい場合もあるぞ。
凝り過ぎるとアレなことになるのは、ラノベロワイアルスレとか見てると自明だし。
無理しすぎないようにな。



しかし、久しぶりに覗いてみたけどまた賑わい始めてるな。
……恥ずかしながら白状すると、俺も昔は少し書いてた。
萌絵スレの元殺し屋VSセールスマンの決戦とか、>>759とか、本当にちょっとだけだけど。
暫く離れてたし、今もレポートとかで忙しいけど、まだ文章の勘はどうにか残ってると思う。

何か、こういう伏線を張っておきたいとか、こいつとこいつに面識作っておきたい、とか。
あとはこいつとこいつの戦闘(模擬戦含む)が見てみたいとか、リクエストがあれば書こうか?
戦闘が一番得意だけど、他の展開でも大体いけるし。
833イラストに騙された名無しさん:2006/07/06(木) 10:22:08 ID:WP22IxZt
>>832
うう、わかっちゃいるんですが性分なんですよう。
自分が書くネタのためにも伏線は把握しておきたいんですよう。

……でもさすがにこいつはネタだぁな。
「電波系赤子
>>194-195にて降臨。
しかしだーれも店にいなかったので帰ってしまった。」

えーと、ではさっそくリクお願いします。
790-791にケリをつけてください。ギャグでもシリアスでもかまいません。
あの状態だと落ち着かんのですよ。
834とか言っておいて:2006/07/06(木) 10:34:57 ID:WP22IxZt
……あかん。
まとめるのはいいけど、レス番つけるのが死ぬほど面倒や……
小ネタ以外はレス番除いていいかな?>all
835832:2006/07/06(木) 23:13:57 ID:VmhTNSUd
それじゃあちょっと申し訳ないけれども、誰か知ってる人がいたら
>>791の「本」の元ネタだけ教えてくれないか?


とりあえず、できるとこから手はつけてみる。
836イラストに騙された名無しさん:2006/07/07(金) 04:48:07 ID:GN0k6unh
つ『かのこん』まだ甘えん坊さんの帯ついているかな
837まとめ:2006/07/10(月) 10:04:51 ID:0lPpKbm/
ホワイトデーまで来ました。レス番で言うと340あたり。
屋敷襲撃編を先につまみ食いしたりして、だいぶ取捨選択してますが。
つくづく、長い、話ですな。
838イラストに騙された名無しさん:2006/07/11(火) 00:46:52 ID:vEEBhwBE
乙。文章的にも時間的にも長いな。
今年中に終わりそうもないが、書き逃したイベントあるから丁度良いよ。
(今まで誰も手を出さなかった事が意外でもある)
容姿設定どうする?
個人的に鐘は平凡な黒髪黒目、萌絵の髪は柔らかめの色合い。
魔眼時には瞳の色が変わるとかもお約束でいいんじゃないか
839まとめ:2006/07/11(火) 14:33:56 ID:jrX26ZZe
>>838
現状出ている設定?として、萌絵は力が暴走すると黄金の光を蓄えた瞳になることが確認されています。
あと、昔の旦那の意向として「カチューシャで額もあらわな眼鏡っ娘」ってのもありましたが、
この辺は書き手さんしだいでしょう。
鐘はどこかのまとめで「黒髪黒目?の美少年」とされていますが現在未確認です。

ところでイベントといえば、文化祭とか体育祭とかありませんな、そういえば。
840イラストに騙された名無しさん:2006/07/12(水) 00:54:18 ID:vSfSL+U4
黄金郷の補足設定がいろいろ出てきたのですがどうしましょう?
今から載せるのと人物出す時にまとめるのとどちらが良いでしょうか。
ちなみに現在屋敷襲撃編でシスターが引きこもりに倒されたところです。
原文そのままのとかあるので、まとめるのに時間が必要ですが。
841イラストに騙された名無しさん:2006/07/12(水) 12:35:32 ID:f/vahqBe
>>840
とりあえず、そのままで行ってみてはどうだろう?
おかしな所、変えた方が良い所
まとめがあれば、ソレを叩き台にすることも出来るし

しかしまぁ、纏め乙
文庫で言えば、3-4冊分ぐらい話進んでるのかな?
って、基準が分からないねw
842832:2006/07/13(木) 01:35:06 ID:kYxOLrwg
時間が無い……暫くは厳しいかも。
件の続きを書きたい人がいたら、遠慮せずにどうぞ。


俺も書くけど、現在完全に牛歩状態……
843イラストに騙された名無しさん:2006/07/13(木) 15:41:30 ID:IvcV9W4f
舞台も村>町>都市と変わっていったし
館のご近所さんはいないとか、森や公園が近いとか
物売りが来るのに日用品店があるとか、電子世界『スフィア』ってものがあるとか
わりとつっこみ所多いなと思いつつ、人物まとめのために現状無視してます。

現在ガンスリンガーvsセールスマンの決着間近。
かなりまとめますが、この調子だと発表時には1人1レス使っちゃいそうです。
しかし今読み返しても面白いなーこれ。いまさらですが職人さんGJ。
844イラストに騙された名無しさん:2006/07/13(木) 23:40:34 ID:IvcV9W4f
い、一応データ収集完了……
あまりのネタのごろごろっぷりに脳内アハハウフフ状態ですが
できるかぎり今夜中にまとめたいと思います。
……明後日実家に帰るのに何してるんだろうな私。
845まとめ例。:2006/07/14(金) 01:24:37 ID:g7jEH8RZ
黒服(サーチャー)
萌絵の警戒レベルが上がった関係か、>165より萌絵の観測を開始した。
登場以来、上司らしい(>449)ミッキーと漫才を繰り広げつつ、「護るべき人」オブシディアとの関係をさりげなく深めつつあるあんちくしょう。(例>647)
とはいえ、SOS団長(>571)としての人望はわりと厚いっぽい。(>607、>613)
これは『組織』が彼にとって家であり、家族であり、己を刃に変えても護るものである(>609)のと関係しているのかもしれない。

戦闘形態は両手に拳銃。>609 ナイフも使うらしいが。>621 銃とナイフは戦闘の基本なのかなこの世界は?
もっとも近接戦闘係数は100ないそうで(萌絵597他)、もっぱら監視の仕事を行っているようだ。
最近では、人手不足もあって監視対象が多く、なかなか苦労しているようである。>577
なお、王道学園では用務員か購買部にもぐりこんでいるらしい(>679)のだが、普段の格好がノーネクタイの黒服(>704他)・黒帽子・黒サングラス(どちらも>461)というのは怪しくないんだろうか。

服装といえば、彼の着ていた黒コートはアクティブ・アーマーのようだったが、その後出番がありませんな。萌え597
やはり機材の充実した『勤労親父壱号』のほうが便利なのだろうか。主にミッキーとの「カプ映像<>オブ生写真」取引のために。>577
そういえば、一緒に統帥にやられて(>629)記憶をいじられた上(萌絵665)幽霊にまでなったというのに(>647)ミッキーとフラグが立ちそうで立ってなさそうなんだよな。>621-622とか>704とかどう思います?

交友としては、趣味が合うのか、執事や長耳と仲が良いようだ。萌絵685、>738
オブつながりか、空との仲もそれなりに良さそうである。>751
そういや、空の上半身の現状と、彼の>566での報告の関係は……穿ちすぎかw
故平服との関係は、チンピラの頃からの悪友?といったところだった>609、>613

データ少ないのとマイブームのため黒服から。
こんな感じでおけー?
846イラストに騙された名無しさん:2006/07/14(金) 08:50:03 ID:V5fJXxu6
まとめ乙
細かいなー。内容には問題ないと思うけど、このレベルで人物・設定を網羅すると、
レス数よりスレの容量が足りなくなったりしないだろうか?
いまさらかもしれないけど、まとめサイトに乗る形にしたほうがよくない?

まとめサイト: ttp://towc109.hp.infoseek.co.jp/lavel/
847まとめ人:2006/07/14(金) 12:48:40 ID:0R9mZvh+
>846
実は書いてからそう思った。
しかしwikiの書き方がよくわからないのだ!(どーん)
まあ、鐘が明らかに項目分けないとまとめられなくなっているので
簡易版をこちらに、完全版をサイトに持っていくことになると思います。
ちっと予定が詰まってしまって、今年中に終わるか保障できないですが。
848ひとまずこの人だけでも。:2006/07/14(金) 13:07:16 ID:0R9mZvh+


13〜14歳。
棄てられていたところを元殺し屋に拾われた。>23
最強の読者にして、ラノベにありそうな主人公として育てられている真っ最中。>45
周囲の人を思いやり、敵であっても助けを求められれば駆け出してしまう。
そのためか、かなりの頻度で何がしかに巻き込まれる苦労人である。
最近は接触や胸ネタが多いせいか、>747以来クラスメートの間で、エロい人との評判も立っている。

ナイフ、トンファー、銃器、格闘などの様々な技能を、周囲の人々を師として修得している。
並でない運動神経によって、戦闘力はすでに平均をはるかに超えているのだが、日々訓練を欠かさない努力家である。
出生はいまだ不明だが、>368以前より、様々な所から監視を送られているので、そのあたりが謎を解き明かす鍵かもしれない。
因果律を無視する強制終了能力を持つ。

温帯が狙っていたほどの美少年らしいが(>52,56)現在までそうなのかは知らん。
小さい頃>253-254で女装させられたのはご近所でも有名。萌絵265
黒髪(と黒目)説は>550のGOSICKネタからきているのだが、このまま続けてもよいかと思う。

赤子の頃から機械いじりが好きかつ得意>122
メカパーツのためにお小遣いを貯めたりしているほど。
0歳で弾道計算ができるほど>>200ものすごく頭が良いのだが、どう良いのかはいまいち不明。
849大人組みはようまとまらん。:2006/07/14(金) 13:11:13 ID:0R9mZvh+
王道空

>105にて降ってきた赤ちゃん。一時鐘とすれ違ったが、結局王道財閥に拾われる。
組織との提携ができるあたり、幼い頃から一定の権力があったようである。
釣り目気味な可愛い顔立ち、茶色の髪をポニーテールもしくはツーテールに結んでいる。>556
有明海という真名と引き換えに『運命』を手にする。戦力としては剣術&魔力。
子供の頃はわりと鷹揚な姉御肌だったのに、最近はちょっぴりのの字を書くことが多いのは……胸のせい?
そして彼女と名門君以外苗字ないんだなあといまさら思う。


オブシディア

「組織」の長。
統帥(ヨグ=ソトース?)と森の母神(シュプ=ニュグラ?)によって作られた娘。
金色の長い髪とパイフウ並みに恵まれたボディを持つ14歳の少女。
服装にはこだわりがあり、普段着はゴスロリ服である。
鐘とは生まれてくる以前から何か深い関係が合ったらしく、彼女は彼の「運命」であるらしい。
また、ニャルが「今回のあなた」と呼んでいるところから、何度か生み出されてきたらしい。
老獪な印象のある幼女だったが、鐘の強制終了能力を受けて、親の支配が一部解けている。
最近の彼女の振る舞いはその一環のようだ。
850イラストに騙された名無しさん:2006/07/14(金) 23:32:49 ID:+tMoxDM1
纒サイトあったのか
とりあえず、フロントにこのスレのリンクと
メニューに登場人物を、形だけ作った

wikiの編集なら、暇な時にやるかぁ
……正直、俺もちゃんとわかってるわけじゃないけどねー
けれど、せっかくのサイトだからな
纒人と、今までの纒を参考に編集するぜぃ

纒ガンガッテクレ!
851イラストに騙された名無しさん:2006/07/14(金) 23:36:15 ID:+tMoxDM1
あ、このスレのリンク作らないほうが良かったかな?
今考えると、荒氏を呼び込む可能性が増える?

それとも大丈夫かな?
852イラストに騙された名無しさん:2006/07/15(土) 00:20:51 ID:MAPIcfaR
あのwiki思いな
しかし、五十音順索引ページ見てわろた
無茶苦茶多すぎw

完成するのに何時まで掛かるのかミモノだ
853>>791の続き 1/2:2006/07/15(土) 00:38:51 ID:n08ywil/
 通学路から脇道にそれて、人気の無い旧校舎の、教室の中。
 萌絵が教室の扉を、ゆっくりと閉めた。
 頭の中は真っ白で、ただ空気だけがとても張り詰めている。
 張り詰めている、といっても戦闘のような緊張ではない。
 どこか甘く、仄かに苦くて、少しだけ胃が痛くなるような――不思議な緊張。
 二人とも無言で、何か言おうと思うのに適切な言葉なんて欠片も出てこない。
 おずおずと、萌絵の手が僕の手を取る。
 触れ合う手から、伝わる熱。どくんと、心臓の跳ねる音が聞こえた。
「あ……萌絵、その――」
 何か言おうとするのだけれど、適切な言葉が見つからない。
 未知の状況に焦りながらも、何とか会話の糸口を探す。
「――鐘」
 アブラゼミの鳴き声が、やけに大きく響く。
 本当に二人きりだ、ということを強く意識してしまう。
「わたし、他の誰よりも――」
 熱っぽく潤んだ瞳。上気した真剣な表情。
 僕を見上げる萌絵の姿に、鼓動がどんどん早くなる。
「鐘の、ことが――」
「あれ? あまえんぼさんは?」
 ……この空気の読めてない発言は、当然僕のものではない。
 とりあえず無造作に、トンファーを取り出す。
「――あ、あれ? 聞こえちゃった?」
 萌絵の手を引いて、先ほど入ってきた扉を開く。
 そこにいたのは――教室と廊下を仕切る壁に、その長い耳を押し当てた長耳さん。
 どう見ても盗み聞きです。本当に(ry
「ご、ごめん二人とも! 決して悪気は……!」
854>>791の続き 2/2:2006/07/15(土) 00:41:24 ID:n08ywil/
∩  /⌒ヽ,      トンファー百烈脚!  ̄_ ̄)’,  ・ ∴.'  .. ∧_∧ ∴.'
| |  / ,ヘ  ヽ∩_∩      --_- ― = ̄  ̄`:, .∴)'     ((( 長耳)
| | .i l \ (  ´Д`)ヽ, _,-'' ̄  = __――=', ・,‘ r⌒>  _/ / ・,‘
| |ニヽ勿  ヽ,__    j  i~""  _-―  ̄=_  )":" .  ’ |y'⌒  ⌒i .'  ∴.'
∪       ヽ,, / / __,,, _―  ̄_=_  ` )),∴. ) |  /  ノ |∴.'∴.'
       ヽノ ノ,イ     ―= _ ) ̄=_)   _), ー'/´ヾ_ノ
       / /,.  ヽ,        _ _ )=  _) ,./ ,   ノ  ∴.'  ∴.'
      丿 ノ ヽ,__,ノ           = _)   /  / /∴.' ∴.'
      j  i                      / / ,'
     巛i~                      /  /|  |
                            !、_/ /   )
                                |_/













・お約束その一
 メインヒロインの誘惑や告白には、大抵なんらかの邪魔が入る
                     ――ライトノベル板、馬鹿一スレより
855まとめ人:2006/07/15(土) 01:45:48 ID:UPLxL6wA
wikiむずいよう箇条書きしか出来ないよう。
ひとまず黒服を書きました。編集はご自由にどうぞ。
混乱防止のためレス番は消してますが、どっちがいいでしょうね?

>854乙。
「脚」って、トンファー関係ないしw
そして>383の組み立てトンファー、やっぱいまだに使ってたか。
856イラストに騙された名無しさん:2006/07/15(土) 15:22:58 ID:3oagct7e
wiki、鐘と萌絵と二つの登場人物あるけど
黒服ってどっちだ?
萌絵の監視だから、萌絵サイド?
それとも、その他って言うようなリンク作る?

>>853-854
長耳はお約束を外さないなw
流石はエルフだ!……エロフ?
857イラストに騙された名無しさん:2006/07/15(土) 23:06:01 ID:n08ywil/
正直、まとめのWikiはやたら重いし、2ch形式の無料掲示板でも借りて
避難所兼資料置き場にした方がいいんじゃないかと思ったりする今日この頃。
858イラストに騙された名無しさん:2006/07/16(日) 00:40:49 ID:3p+3uu2x
>853-854 GJ!
流石だ長耳w

>855まとめ乙
忘れてる設定も結構あるなー、と思いながら読んでました。
本当に助かります。

>856
以前、人物相関図が上げられてたときには組織っていうグループになってた。
(ちなみに相関図では鐘サイドは酒場、萌絵サイドは屋敷というグループ)
どちらかにするなら萌絵サイドかな?
859イラストに騙された名無しさん:2006/07/16(日) 00:59:02 ID:B8+5+Xej
wiki重いよねー
しかし、最近チョコチョコ更新されてるの見てるとなんだかうれしくなるぜ

これで軽くなってくれれば最高だ
860イラストに騙された名無しさん:2006/07/16(日) 19:13:57 ID:anyKIgDr
ttp://freebbs.biz/yy2ch/yy2ch.cgi


避難所を作ってみた。
好きに使ってくれ。
861イラストに騙された名無しさん:2006/07/16(日) 19:16:48 ID:anyKIgDr
ttp://www.freebbs.biz/yy2ch/yy2ch.cgi?id=kanemoe
と、ミスった。
アドレスこっち。
862イラストに騙された名無しさん:2006/07/16(日) 20:27:04 ID:Ur49MhB+
>>861

まとめサイトと避難所
ここも立派になったなぁ 。・゚・(ノД`)・゚・。
863まとめ中。:2006/07/17(月) 21:42:48 ID:hk8m6u2L
>>861乙。
えーやっぱりwikiがよくわからないのと、
主要人物がまとめにくい(とくに大人たち)のとその他諸々のため
避難所にレス番つき完全版資料を置いて、wikiわかる方に組み直して
いただきたいのですが、いかがでしょう?
864イラストに騙された名無しさん:2006/07/17(月) 21:55:37 ID:1m6EDp20
それで良いんじゃない?
865イラストに騙された名無しさん:2006/07/18(火) 00:17:48 ID:wD08w1rI
>863
おかげさまで作品が作りやすくて、とても助かっています。

頑張って下さい。
影ながら応援しています。
866まとめ中。:2006/07/18(火) 03:52:18 ID:5n9d0n6a
りょーかーい、ってことで避難所にオブシディアとGをうpしました。
いまさらだけどオブかわいいよオブ。
編集の方々、よろしくお願いいたします。
867イラストに騙された名無しさん:2006/07/19(水) 13:17:40 ID:Nqazn8mE
G?
ああ、懐かしいネタだなあ。ゴルg(ターン
868まとめ中。:2006/07/20(木) 18:03:23 ID:Xe5FYak0
名門君とセバスチャンうp。いや、資料少ないから……

ところで、私のまとめが遅いせいでネタを発表しづらい、という方、
もしいらっしゃったら遠慮なく発表しちゃってください。
間に合う範囲でうまく取り入れます。

私も自分のつけた設定のせいで、ぎっしーがまずいことになっちゃったので
(4歳で保育マシーン他の提供はありえないだろう、鐘とかぶるし)
修正かける予定です。
869すべてはラストシーンのために:1:2006/07/21(金) 21:29:46 ID:AGCAC1ZE
 静かにドアを開けて、元詐欺師は周りを伺った。窓からは
夕暮れの名残。足音を立てないように、リビングへと歩を進める。その足取りは、酔っ払ったようにどこかおぼつかない。
「サギーさん」
 後ろからの声。ぎくりと足を止める元詐欺師。
 壁に手をつきつつ、そろそろと振り向けば、技師少女がそこで仁王立ちしている。その手には買い物袋を提げて。
「何やってるんですか、ちゃんと寝ててって言ったでしょう!」
「すまない」
 そういう間にも、元詐欺師は連続でくしゃみした。どうやら夏カゼをひいてしまったらしい。
「ちり紙が切れたんでな」
「すぐ持って行きますから、おとなしく寝ててください」
 元詐欺師が振る空箱を取り上げて、技師少女はドアを指さした。

「はい、サギー」
「ん」
 クマのぬいぐるみに渡されたちり紙で、元詐欺師は鼻をかんだ。
「ぎっしーは?」
「栄養学的見地から考えた、最強のお粥を作るんだってはりきってた」
 その返事にかぶさるように、土器の割れる音や謎の落下音や「こんなことも――」という声が、台所の方向から響いてきた。
「……元気だな」
「“ずっとずっとひとりだったから、こういうイベントは初めてで楽しい”んだって」
 その言葉に、ふと元詐欺師は昔を思い出す。
『くーちゃんはずっと、私のたった一人の家族だったのよ?』
 そう笑って、死地への同行を申し出た少女。
 中古らしい彼女の家は、数々の発明品が置けるほど――そして長身の体に戻った元詐欺師を、居候させておけるほど広い。なしくずしに同居を続けてしまったのは、多分そのせいなのだろう。
 よみがえるのは、まだ霊体だったころに告げられた言葉。
『あの子を泣かしたら……殺すよ』
 ――家族を泣かせる訳、ないだろう。
 ガチャガチャと金属のぶつかり合う音を聞きながら、元詐欺師は微苦笑を浮かべた。
「せめて、まともな料理にしてくれよ……」
870すべてはラストシーンのために:2:2006/07/21(金) 21:47:51 ID:eNuJwcLA
 完成の快哉は、しかしくーちゃんの一言によってあっさりひっくり返された。
「サギー、寝たよ」
「うそおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
 思わず鏡○也口調で手とひざを突く技師少女。
「せっかく……せっかくオキちゃんに聞いて参鶏湯作ったのに……熱いうちに食べなきゃ意味ないのにいぃ」
 ちなみに、本物の参鶏湯を家庭で作ることはほぼできない。
彼女が言うのは、王道技研の少女が知っていた簡易参鶏湯に、技師少女が独自に手を加えたものである。本来白濁のはずの色が、なぜか不思議なことになっているのはお約束だ。
「ま、しかたないか。電解質溶液でも持って行こ」
「素直にスポーツドリンクって言いなよ」
 あっさり立ち直った技師少女の背後で、くーちゃんがそう突っ込んだ。
871すべてはラストシーンのために:3:2006/07/21(金) 21:50:25 ID:eNuJwcLA
 長身というのは、本当に文字通り、長い。
 元詐欺師が横たわっていると、それがよくわかると技師少女は思う。
「いい歳して寝相悪いしね」
「ホントにね」
 くすくす笑いながら布団をかけ直す。眠っているせいか、元詐欺師の顔は、十代の少年じみて見えた。
(実年齢だけなら、年下なんだろうけど)
 心の中でそうつぶやいて、技師少女は元詐欺師の額に手を当てた。
「まだ少し高い、かな」
 自分の額にも手を当てて考える。水仕事をしていた手は、冷たい感触を残した。
 ――まるで月の光のよう
「くーちゃん、カーテン閉めてきて」
 その声が硬いことに、技師少女は気がついていない。自称・少女の守護者はパンヤの足を動かして、カーテンを閉めに去った。
 月が見えぬように。月明かりが入らぬように。
 技師少女が、彼女の遺伝子が、そうであることは誰のせいでもない。けれど、月は半世紀たった今でも、彼女を過去に引きずり戻す。
 罵りと嘆きと背を焦がす業火――
「冷たいな」
 掠れた声が、技師少女を我に返らせた。
「ごめんなさい」
 元詐欺師の額に手を当てたままだった。それで起こしてしまったらしい。
「いや、ちょうどいい――」
 引っ込めようとした技師少女の手に、元詐欺師の手が重なる。大きく、熱っぽい掌が。
「もう少し、このままで……」
 そのままもう一度目を閉じ、寝息を立てはじめる。
 もしかしたら、単に寝ぼけていただけなのかもしれない。重ねているのが少女の手だとさえ、気がついていないのかもしれない。
「――この、サギ師」
 むー、と唇をとがらせながら、それでも技師少女はその手を額に当て続けていた。 
872イラストに騙された名無しさん:2006/07/21(金) 23:22:48 ID:Zk2PQiGg
……だめだ、耐え切れねえ。無粋だが言い訳させてくれ。

以前自分が投稿したとき、ぎっしーは1章終了時点で10歳ってことにしてたんだ。個人的に。
それが今回まとめてたら、鐘が0歳の時点で登場して、しっかり喋ってるじゃないか。
1幕は6年分だから、まっとうに年取ってるとしたらぎっしーは4歳になってしまう。
おまけに鐘が「お姉さん」って呼んでるしな。大人びた鐘が呼ぶなら、4つ違い程度じゃだめだと思ったんだ。

……というのは表向きで、単に渡辺まさきネタ(メル欄)使いたかったんです。
ごめんなさいごめんなさい少女小説ワナビでごめんなさい夕なぎは少女小説じゃないけど。
ついでに実は黒服>ミッキーとか名門>空とかやりたいなんて考えてますごめんなさい。
早く鐘をまとめよう……
873イラストに騙された名無しさん
夏だ休みだイベントだ!
ということでお待たせしました、避難所に鐘のまとめうpしました。
個人的には、やっと彼のキャラクターがわかってきた気がします。

ところで、プライベートビーチ以外の夏ネタないのですね。
ひな祭りとか節分は充実してるのに、花火とか祭とか肝試しとか全然ない。
……誰か書かないかな(ぼそ)

閑話休題。
読み直していて、なぜかオブシディアの振る舞いが「母親」っぽく見える昨今です。
なんでだ?