1 :
名無しさん@秘密の花園:
2 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/24(日) 15:54:15 ID:hygaoL/a
3 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/24(日) 15:55:21 ID:hygaoL/a
4 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/24(日) 15:56:37 ID:hygaoL/a
◆本編より考えられるカップリング
なのは×フェイト
なのは×ヴィヴィオ
なのは×ヴィータ
なのは×はやて
なのは×アリサ
なのは×リインフォースII
なのは×ティアナ
なのは×スバル
なのは×キャロ
なのは×レイジングハート
シグナム×なのは
シャマル×なのは
フェイト×ヴィヴィオ
フェイト×シグナム
フェイト×はやて
フェイト×ギンガ
フェイト×アルフ
フェイト×ティアナ
アリサ×すずか
はやて×ヴィータ
はやて×シグナム
はやて×シャマル
はやて×リィンフォース
はやて×リィンフォースU
はやて×すずか
はやて×シャーリー
はやて×カリム
ヴィータ×リィンフォースII
シグナム×アギト
シグナム×シャッハ
シャマル×シグナム
5 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/24(日) 15:57:31 ID:hygaoL/a
スバル×ティアナ
スバル×ギンガ
キャロ×ルーテシア
アギト×ルーテシア
リンディ×フェイト
リニス×フェイト
◆ナンバーズでカップリング
トーレ×セッテ
クアットロ×ディエチ
チンク×ノーヴェ
セイン×ウェンディ
オットー×ディード
6 :
名無しさん@秘密の花園:2008/02/24(日) 15:58:18 ID:hygaoL/a
しかしこれ本当に本編より考えられるCPなのかw
誰かがくわえてんだろ
>>1 乙
なのはさんのところが異様に増えた気がするんだがwww
前スレ1000w
俺が書こうとしたことそのまま書いたな。しかも1文字も違わずに
シティハンターの35巻見たいなノリかw
感動劇場作『なのはの結婚前夜』製作決定か
数々の苦難を乗り越え、ついに来月へと迫ったなのはとフェイトの結婚式。
しかしそんな彼女達の前に新たなる強大な敵が!
だが敵は知らなかった…二人の結婚を邪魔すると言う事がどれほど恐ろしい行為かを。
うなるレイジングハート!猛るバルディッシュ!敵の攻撃より二人の惚気に辟易してきたはやて!
彼女らの通った道にはペンペン草の欠片も無し!!
魔法少女リリカルなのは4thシーズンはじまります。
「人の恋路を!」
「邪魔するやつは!」
「「馬に蹴られて地獄に落ちろお!」」
こんなものを思いついた俺はもう駄目かも分からんね。
いやいいんだ。それがこのスレ住人の正しい姿だ。
とりあえずそんな4期超見てえ。
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> ゆっくり頭冷やしていってね! <
./ / / 、 、  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
/ / / / ∧ | ', 、 ∨ ハ /:/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ヘ\.:.:.:.: ヽ
| , ; / / / V l ! ! | 、 ヽ | l://.:.:/.:./ .:./ .:l.:.:,'.:.:{:.:.:.:.l.:.:ヽ.:.:.Vl:/ \.:.:.:.:',
| l | | ハ _|_| |_」...」 _| | :| | /.:.:/.:. l:.:.:.!>ト/{.:.ハ.:.:斗<:l:.:.:.l.:l.:.:.:.:.ヽ.:.:.l
| | |:イ:「ヘ∧| j/l /l./「 | | |∨ l.:.:/.:.:.:.|:l.: レ(ヒ_] ヒ_ン ) |.:.:l:|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: |
| | | |V(ヒ_] ヒ_ン l /| | ./ |:/!.:.:.: 从.:.{"". "" 'j.:.,' |.:l.:.:.:.:.:.:.:.: |
| | トゝ'" ,___, "' ノ/| |/|/ j:ハ.:.:..Wト :.ゝ ,___, /.:/レ|.:l.:.:.:.:.:.:.:.: |
./ /| lヘ、 ヽ _ン ハ | ,.''; \:{ヽ|:小 ヽ _ン 彡'.:.|│l.:.:.:.:.:.:.:.:.|
/ / :| | }\ /| | ;' ! ` Y:| ヽ、 ´ ,.イ! ../ |.:l.:.:.:.:.:.:.:. |
./ //| ∨ \> 、- イ |、| | ! i _ ヾ:ゝ ト≧≦ュ| リ/ |.:l.:.:.:.:.:.:.:.:|
// ∧ ∨\\ ニ/| :|:: | |\ ,x '' ' 、 ,.. -'´ ,.' ____, /| >tく |ヽ、____|_l.:.:.:.:.:.:l.:.|
/_,/:::∧ ∨/ ∧∧l !:::| |::::::ハ;' / ',.. - '′ /ヽ::::::::::::::::/ |/ l只lヘ| l:::::::::::::::: ̄ヽ.:l.:|
>>13 激しく良いと思うよ。
その文章読んだだけで隊長陣にフルボッコされる敵が可哀想になってきたwww
>>15 ちょwww何www
規制解除&新スレ記念カキコ
>>13 強大な敵って…
なのは「フェイトちゃんはタキシードも似合うよ」
フェイト「なのはだってドレス姿はきれいだよ」
なのフェイ「キヤッキャウフフ」
はやて(早く帰りたいなあ…)
?「「その結婚待った!」」
なのフェイ「「誰?」」
?「仮面の戦士ジェネラル・フレイム!」
?「その相棒カウント・アイアンだぜ!」
フェイト「…えっと」
なのは「…はやてちゃん」
はやて「はいはい、二人とも、そろそろ晩御飯にするから帰るよー」
ずるずる
「ああっ、お放しください主!高町なのは!テスタロッサを娶りたくばまずこの私をー!」
「ちきしょーテスタロッサ!なのははわたさねー!うわ〜!はやてごめんー!」
バロンは男爵だって忘れてた…
>>17 その後
フェイト「なのは、はい苺。アーン」
なのは「あーん。あー、甘酸っぱくって美味しいー」
なのフェイ「キヤッキャウフフ」
ゲンヤ(八神の奴、自分だけさっさと逃げやがって…くそっ、見ちゃ居られねぇやい)
?「「その結婚待った!」」
なのフェイ「だっ、「誰!?」」
?「勇者仮面ルバス!」
?「その相棒、愛の戦士ガンギ!」
フェイト「…えっと」
なのは「…スバル…ギンガ…」
ゲンヤ「おら、馬鹿娘ども、そろそろ晩御飯にすっから、けぇるぞー」
ずるずる
「離してよ、お父さん!なのはさん初めて会ったときから好きだったんです私と結婚しt(ry」
「フェイトさーんっフェイトさーんっフェイトさーんっ!うわああああああああん」
うはっ、このスレ来て、初めて小ネタ書いちった。 ◆JhF0qDQSScさんの後追いだけどw
>>17さんのスバルルートは数少ないなのスバSSで良かった〜。
後誰が残ってたっけw
「フェイトちゃんって綺麗でカッコ良くて・・・・」
「なのはだって凛々しいのに可愛いじゃないか」
「あ〜、何なのコレ?」
「アリサちゃん、私達も負けてられないよ!」
「そ、そうなの?」
(もう、すずかったら・・・・)
「・・・・ねえ、なのは、お姉ちゃん帰ってもいいかな?」
誰か美由希さんに百合的な愛の手を。
ノエルさんくらいしかいないのか?
美由紀さんか・・・
まとめ見ると1スレの最初にひとつだけ・・・!
エイミィさんが結婚してなかったら良さそうな気もした
ウェディングドレス姿のなのはさんと、タキシード姿のフェイトさん。
二人抱き合う姿を妄想するだけで、たまらん…
>>18 うれしいこと言ってくれるじゃないの。
それじゃとことんry
何気にほかのルートも準備はしてるので興味があったらよろしこ。
3レスくらいのを投下します
百合でない気もするけど気にしない
おk
「今日からわたし一人で寝るね」
突然のヴィヴィオの宣言になのはは一瞬言葉を失った。
「な…何で?」
それでも絞り出したなのはの声はわずかに掠れていた。
夕食時までは餌をねだる雛鳥のように母親達に頼りきりだったのだ。
甘えん坊の急激な変化になのはは動揺していた。
「さっき、無理やりピーマンを食べさせたことを怒っているのかな?」
フェイトは先ほどの食事風景を思い出しながらそう尋ねた。
管理局が誇るエースオブエースのコンビネーション。
二重のバインドで動きを封じ、技法を駆使して愛娘の口を開閉させ、その空隙にピーマンを押し込む。
さしものヴィヴィオも力と技の共演の前に抗うことは叶わなかった。
その事を根に持っているのかと思ったがヴィヴィオは静かに首を振る。
「違うよ。そういうのじゃなくて、私がいるとママたち……できないでしょ」
恥ずかしそうにボソボソ語る娘の言葉を母親達は理解できない。
頭上にクエスチョンマークを浮かべた母親達にヴィヴィオは続ける。
「私が真ん中で寝てるから、その、そういう事するのに…」
そこまで言われて2人ははたと気付く。
あろうことか、この愛娘は両親の性生活に気を使っているのだ。
「誰に吹き込まれたのかな」
なのはの底冷えするような声音に思わず居住まいを正すフェイト。
叱られると直感したのかヴィヴィオは俯いて返事をする。
「スバルさんとティアナさんが言ってたから」
「へぇ、あの2人が…ね」
静かに呟くなのはから2人は距離を取る。
ちなみに、スバルは悪意なく純粋に「どうしてるのかな」と疑問を発しただけであり、
ティアナに至ってはそんなスバルを「よしなさい」と窘めただけである。
当然、ヴィヴィオに向けての発言ではない。が、
これらの顛末がなのはに伝わることは終ぞなかった。
「えっと、ヴィヴィオ。私達そういうのないから」
フェイトの説明にヴィヴィオは驚きの表情を向ける。
「そういう関係の人がいるのは知ってるけど、私達は違うよ」
重ねて言うフェイトにヴィヴィオは当然の疑問を呈する。すなわち
「じゃあ、何でフェイトママはそんな服を着てるの?」
「え!?えっと、この格好は楽だし、その…」
「なのはママがそっちに目覚めるかもしれないし?」
ヴィヴィオの的確な指摘に赤面するフェイト。
クスクスと小悪魔めいた笑顔を浮かべながら、ヴィヴィオは
「じゃあこれからもずっと一緒に寝る」と宣言する。
その言葉になのはは相好を崩し、フェイトは苦笑する。
そして、3人は1つのベッドで眠りにつく。
「ひゃっ、もうしょうがないなあ。ヴィヴィオは」
「ZZZ…」
「な、なのは!私も…」「む、フェイトママ苦しい」
「にゃはは、おやすみなさい」
以上です
なのはさんとフェイトさんがノーマルな話を書いてみたかったんだ
最初は
>なのはママがそっちに目覚めるかもしれないし?
6歳児の発言じゃねえw
さすが聖王
いやむしろ性王
とりあえずスバティアに合掌…
なのはさんがそっちに目覚める日も近いんじゃないだろうかww
スバティア頑張って生き延びてくれ
ヘタレなフェイトさんになのはさんも我慢してるんだよ。
フェイト→←なのはの片思いって素敵だと思うんだ
>35
いやそれは両思いというのでは
たぶんお互いに気づかないってやつでしょ?
それのギンガ→←フェイトなら書いてるんだが…
難しいもんだな。
>>37 そう。気づいてない頃の切ない感じが素敵なんだ。
頑張って書き上げてくれ
>>38 GJ!
お互い病んでて依存しがちななのフェイが好きな人なんで
おいしくいただきました
前スレ
>>989じゃないんだが、俺も隊長3人がモチャモチャしてるのがいいなぁ。
そんなの無いかな。
俺は書けん!
>>39 すごいわかる
「あれ?もしかして?」とかたまに思うんだけど、なかなか言い出せない二人みたいな感じね
応援ありがとう
自分は↑のを目指していたんだけど…
今日か明日ぐらいには投下できればと思ってます
>>38 いっぱいいっぱいみたいな感じが素敵だ。
GJ!!
>>41 一度書いたけど途中で諦めた…orz
どう頑張っても鬱展開か、ギャグにしかならないんだ。
三人もちゃもちゃで甘甘なの書ける人いないかな〜
>>42 はやて→フェイト→←なのは
ってのも良いと思わない?片思いで。
>>44 そうね
好きだけど、最後には誰かが悲しい想いするから、そこが辛い所
この場合ははやての可能性が高いか…
それでも何故かおいしくみえてしまうんだ…三角関係
片思いなら漫画の『ささめきこと』みたいな話しが好きだな。
自分は相手のことのメッチャ好きなんだけど、相手から見ると全く眼中に入ってないという悲しい所が何とも。
つまりまとめると、フェイトさんに全く相手にされない将(ry
むしろはやて→なのは←フェイト
いやいや、こんな感じで
はやて→←フェイト←なのはさん
いやいや、むしろ
ヴィヴィオ→←なのは←フェイト
いやいや、
なのは→→→←←←フェイト
→なのは→はやて→フェイト
これが最も鬱w
>>51 激しく同意。
…しかし、だ。
その矢印がサンダースマッシャーとディバインバスターの撃ち合ってる構図に見えたのは俺だけだろうか。
無印を見直したばっかりだからかも知れないが。
俺はトライデントスマッシャーとエクセリオンバスターに見えた
ヴィータ→なのは←はやて
なのフェイが一番スキなんだが何故か書きたくなったり読みたくなるのは、
マイナーカプなんだ。なの受けが大好きなんだ。
さっき書いた奴でなんか離れてるみたいで切なくなったので訂正しとく。
なのは
↑↓↑↓
フェイト
俺切ないのダメなんだ。
やっぱこうでないとね
モチャモチャいいなww
モチャモチャだと某刺身氏、三角だと某娘氏を思い出す。
俺は切ない系好きだな。
なのフェイ
アリすず
はやヴィ
シグシャマ
スバティア
シャッカリ
キャロルー
ギンマリ
シャリリイン
アルルキ
ヴィヴィアイ
1×2
3×7
4×10
5×9
6×11
8×12
くっつけりゃいいってもんじゃねーよwwwww
>>56 確かになんか逆に距離開いてるように感じたなw
俺はいちゃいちゃも切ないのも両方行けるな
みんなに迫られて断れないフェイトさんも良いと思うんだ。
なのは「何してるのフェイトちゃん!はやてちゃん!」
フェイト「いやこれは…あの……その」
はやて「ええやん、減るもんやないし」
なのは「フェイトちゃんの浮気者!もう知らない!」
フェイト「なのは……」
はやて「追いかけんでええの?」
フェイト「大丈夫。いつもの事だから夕飯までには帰ってくるよ」
はやて「いつもて……(なのはちゃん可哀想に)」
ヴィヴィオ(大)&フェイト→なのはっていうCPに目覚めてしまった・・・
ちなみにクアットロ→なのはっていう異色のSSも執筆中だったりする
とりあえず俺はSっ子に責められて受け受けななのはさんが好きなんだろうと思うw
>>61 モテモテのフェイトさんはいいものだ
夕飯時になると帰ってくるなのはさんもいいなw
>>62 よし、正座して待ってる。
俺もなのはが受けだと思うんだ。
床では最弱伝説。
スバル「なのはさんとフェイトさんってどっちが強いんですか?」
なのは「うーん…、やっぱり状況にもよるかな。戦闘スタイルが違うからね」
ティアナ「なるほど」
なのは「まぁ、私とフェイトちゃんがいれば絶対無敵…なんてね」
スバル「ティア! あたしたちも頑張ろう!」
ティアナ「あ、あたしは別にずっとあんたとコンビ組むつもりは…」
なのは「ティアナ?」
ティアナ「ご、ごめん、スバル。一緒に頑張りましょう?」
スバル「? よくわかんないけど一緒に頑張ろう!」
フェイト「あれ?なに話してるの?」
スバル「あ、フェイトさんとなのはさんだったらどっちが強いのかっていう話だったんですけど…」
フェイト「なのはも言ったと思うけど、状況にもよるよね」
ティアナ「やっぱりそうなんですね。」 (やっぱり隊長たちはすごい…)
フェイト「うん! ベッドの中なら絶対勝てる自信あるよ!」
スバル「え…?」
ティアナ「へ…///」
フェイト「ん?どうしたの?」
なのは「フェイトちゃん……なに言ってるのかな……」
フェイト「ど、どうしたの!? なんか怖いよ!?」
なのは「久しぶりに模擬戦やろうか……」
フェイト「ベッドの中で?」
なのは「今ここで!! 行くよ!レイジングハートッ!!」
ティアナ「や、八神部隊長ぉおお!!!!」
>>62 性王ヴィヴィオはいいものだ
フェイトと一緒になのはを攻めるもよし、
なのはとフェイトを同時に食べてしまうもよし。
何か急に進むの早くなってないか?www
>>68 フェイトには幸せになって欲しいな。・゚・(ノД`)・゚・。
最後の一枚、小さい方の片方の目が緑だったら俺の涙腺が崩壊していた・・・
あ、危なかったぜ・・・
>>68 いい話だ……・゚・(ノД`)・゚・
ただ、ヴィヴィオの目が両方赤いのが惜しいけど。
え?
アリシアじゃないの?
普通にアリシアだろ
惜しいな
最後がヴィヴィオだったら、俺は…俺は…
ホントだ……髪型がもろアリシアじゃん……orz
ちょっと頭冷やされてくる……
アリシアでもいいじゃないか! アリシアでもいいじゃないか!
ヴィヴィオは幸福になるのが決まってるからな。
アリシアは・・・
だから、このイラストはアリシアだから感動出来る。
と、俺は思うんだぜ?
まぁ、アリシアはきっとフェイトの中で生き続けていてお姉ちゃん的に見守ってると思ってるが。
82 :
79:2008/02/25(月) 19:21:59 ID:gvZhO4RK
>>80-81 どうにも俺の行為は蛇足だったようだすまん
<⌒/ヽ___
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
アリシアの足の方から少しだけ透けてたり?
>>82 いや、気にしないでくれ。
A'sの11話を見直したばかりなものでアリシアが不憫に思っただけなんだ。
ヴィヴィオに幸せになってもらいたい、またはその姿を見て和みたい気持ちは十分に理解している。
俺こそ済まんかった。
>>85 これに高校生くらいになったヴィヴィオが
そのアリシアにくっついてたりしてる家族イラストがあったら…。
破壊力抜群だよな
ミッドは同性結婚可能でかつ子供も授かる事が出来ると信じてやまないオレがいる
でもなのフェイに実の子供が出来てしまうとそれはそれでヴィヴィオが肩身狭くしてしまいそうで心苦しいんだぜ
実際には心苦しくなんて全然無くてもお互いに気を使いそうで傍目からすると気の毒でしょうがないんだぜ
プレシアママンは場違いなのは解っているんだが・・・諦めきれない
>>87 なのはさんとフェイトさんの子供を
ヴィヴィオが孕めばいいじゃない
>>88 俺の脳内ではプレシアママンとリンディさん、桃子さんが後ろで嬉しそうに微笑んでるんだぜ
クアットロ→なのはというちょい珍しげなSSをうpしたいのだがいいかな?
ちょっと様子見てみます
してくれ!頼む!
でもクアットロの顔がわからん
眼鏡だけ頭に思い浮かべておけば問題無い
んじゃ投下しまふ
>>92 クアットロはメガネのうざいのって言えば分かるかな(ぉぃ
ちなみに結構長編になりそうです
内容は
・クアットロは黒くないです
・鬱展開は書いてる俺まで鬱になるのでありません
簡単に言えばクアットロ=悪という構図をあえて壊す白クアットロSSとして見て下さいな
お気にめさない方はスルーをお願いしますm(_ _)m
wktk!wktk!
JS事件終結後スカリエッティと管理局に協力的ではないナンバーズ4人は
第76世界の軌道拘置所に収監された。
その内の一人であるNo.4クアットロはスカリエッティのコピーを取り出され
特別房で退屈な時間を過ごしていた。
「はぁ・・・監獄というのは随分と暇なものね」
中途半端に広い独房にクアットロの深い溜息が響く。
暇と言いながらもクアットロはここに収監されてからずっと同じ事を考えていた。
完璧な集団が完璧な作戦を作戦通りに行った。
じゃあ何故私たちは負けてこんな独房に閉じ込められている?
ここに収監されてから半年の間あの作戦を何度も何度も頭の中でシュミレートした。
攻撃のタイミング、敵の配置、敵の人員・・・様々な条件を考えたがクアットロの頭の中には
敗北という結果しか出てこなかった。
ただ一人の存在の有無という条件を除いて・・・。
「高町・・・なのは」
ここに収監されてからこの名前を何回つぶやいただろうか・・・何回頭に浮かんだだろうか・・・。
多分その数は自分の生みの親であるスカリエッティより遥かに多いだろう。
ふふっ」
何故私は笑ってる・・・私たちの計画を潰し、この世界を手に入れる瞬間を堪能しようと
していた私に『非殺傷設定』とは名ばかりな凶悪な砲撃を食らわした憎悪の対象を
口にして何故・・・何故私は笑っていられる。
「ふふふっふふっ」
何故笑っているのか分からないまま彼女の笑い声は独房に響き続けた。
丁度その頃時空管理局では新たな問題が浮上していた。
スカリエッティが管理局の捜査を掻い潜って逃亡していた頃に破棄された研究所から
ある技術の情報が流出していた。
それはJS事件時には見られなかった形のガジェットドローンの情報であり
そのガジェットはAMFを搭載してない代わりに非常に強固なシールド機能を持ち
近接系の魔導士でも倒すのに苦労する代物だった。
それが時空犯罪者の手に渡り各地に出現して管理局を苦しめているのだ。
管理局はJS事件との関連もあるということからこの件の捜査を六課に一任していた。
機動六課の会議室には隊長陣3人が集まっていた。
「現在分かってるガジェットの情報は以上や」
「まだ分からへん事だらけやから単独で多数を相手にするのは避けてな」
はやては敵の情報をあらかた話し終わってから質問を受け付けるように
なのはとフェイトを見る。
「そのガジェットの弱点とかはまだ分かってないんだよね?」
フェイトがはやてに質問する。
「情報はまだまだ足らへんけど、弱点は無いと考えたほうがええな・・・
ただ・・・」
「ただ?」
瞬時にフェイトが聞きなおす
「あのガジェットの設計図を作ったのはスカリエッティやから、何らかの条件を提示して
情報を吐かせるっていう手はある」
そのはやての言葉を聞き今まで口を開かなかったなのはは頬を軽く引きつらせる。
「一応もう上には話は通してあるから、ここで異論がなければフェイトちゃんに交渉に
行ってもらおうと思ってるんや・・・どうかな?」
そのなのはの僅かな動作に気づくはずも無くはやては続けた。
「私は別にいいかな・・・なのはは?」
フェイトは隣の席のなのはに視線を移しながら聞く
「上が良いって判断したなら文句はないよ・・・同じ過ちはしないだろうし・・・」
不安そうに話すなのはをフィトは心配そうに見つめていた。
「なら決まりやなっ!フェイトちゃん明日にでも軌道拘置所の方に出向いてくれへん?
面会とかの手続きはすませとくから」
「分かった」
フェイトはなのはからはやてへ視線を戻すと簡単に返事をして席を立った。
クアットロは独房のベットに横になって天井を見つめていた。
「今日午後から面会がある」
今朝看守からそう聞かされた。
また管理局がウチらに情報を求めに来たか・・・。
それほど珍しいことではなかった。
私の所にも一ヶ月に一回はそういう輩が来るのだからドクターの所にはさらに頻繁に
来てるだろう。
「ふっ」
無意識のうちに鼻を鳴らしてしまう。
もう外の世界に興味も未練もないからね・・・そう自分に言って目をつぶる
閉じた瞼の裏に移るのは桃色の魔法・・・
「興味・・・未練・・・ね」
呟きながら自分の夢を打ち崩した高町なのはの事を頭に浮かべる。
この拘置所に入ってから彼女の事が頭に浮かんだ事は数え切れないほどある。
そのたびに、脳を撫で回されるような、肺を撫で回されるような変わった感覚に襲われる
それが何故だか分からない、だがクアットロはこの感覚が非常に心地よかった。
―この感覚の正体は何なのかしら?―
―こんな感覚は自分にしかない物なのかしら?―
―こんな感覚は戦闘機人にしかない物なのかしら?―
―この感覚は人間も感じることがあるのかしら?―
―この感覚はあの人も・・・―
「興味・・・ね・・・ふふっ」
ドクター・・・ドクターの夢・・・そんなことより楽しそうなことを見つけてしまった。
しかし私は犯罪者として投獄中、彼女は管理局のエース。
「随分と大きな障害だこと・・・」
『障害が大きいほど楽しいではないか』
ドクターの言葉が頭に浮かぶ
確かにね・・・私は今最高に楽しいわ
様々な事に思いをはせながら天井を見つめる。
「面会の時間だ」
看守の無機質な声が独房に響く。
今日はとりあえず導入部分のここまでにしておきます。
この先がちょい手直しがあるのでもうちょい煮詰めてから投下させて頂きます^^;
んでは夜勤なのでそろそろ・・・
白クアットロに幸あれ♪ By白クアットロ会会員1号(会員随時受付中)
>>102 クワットロさんが好きになりそうだ
GJ!
乙! 仕事がんばれ!
クアットロ、いいなぁ白クア。でもフェイトさんからどうやってもなのはさんを略奪できるイメージが浮かばないw
>>102 GJ!
メガネもなかなかいい気がしてきた、続きが早くみたいな
メガネは昔此処で見たメイドが忘れられない
普通にヴィヴィ×チンとかがあった頃だな
なのフェイ投下します
六課解散後の話です
今回は前編です
9レス使用予定
注意書き
・なのはがユーノと結婚してます
・なのはもフェイトもうじうじしてます
「フェイトちゃんにご報告があります」
「改まってどうしたの?」
「実は……私、高町なのはは、この度、結婚することになりました」
「え…………? えっと、え…………?」
「ユーノ君と、結婚、することになったんだ」
「……」
「だ、だめ、かな……?」
「あ……、だめじゃ、ない、と思う……。おめでとう……」
「……ありがとう」
世界が一瞬にして闇に包まれた。
――また、あの悪夢だ。
フェイトは、ぼんやりと天井を見ながら独りごちた。息遣いが荒い。
ナイトウェアは汗でぐっしょりと濡れていた。
千々に乱れる心を落ち着けるように自身の胸倉をつかむ。
瞼の裏に残るなのはの残像。フェイトはそれを消そうとして――諦めた。
それが不可能なことだと知っていたから。
忘れようとしても忘れられない人なのだから。
為すがままに任せていると、フェイトの脳裏に悪夢とその後の出来事が去来した。
悪夢は四ヶ月前実際にあったなのはからの『ご報告』。ユーノとの結婚を知らせるもの。
この場面を何度夢でリプレイしたのだろうか。数えたくもない。
なのはの結婚式はそれから丁度一ヵ月ほど後だった。
挙式の日取り等二人の結婚式についてのことは全て右から左に流れていった。
脳が認識を拒否していた。
そんな中運良く仕事が舞い込み、それを理由に式には出席せずに済んだ。
式場で号泣などという失態を晒すことにならなくて本当によかった。
そんなことになったらなのはは困ってしまっただろうから。
式以来、なのはとは連絡を取っていない。取れるはずがない。
引きつった笑顔を見せ、涙声を聞かせる羽目になるのは目に見えていた。
平静を保てるぐらい大人になれたらどんなにいいだろうか。
このままではなのはと顔を合わすなんて一生かかっても無理なんじゃないだろうか……。
フェイトは不吉な考えに頭を振ると、時計を確認する。午前四時。起きるにはまだ早い。
だからといって、当然寝直す気にはなれず、汗を流すためにバスルームへと向かった。
忌々しい悪夢という現実から逃げ出すように。急いで。
――また、あの時の夢か。
なのはは、ゆっくりと体を起こすと苦笑しながら呟く。
額に手を当て、頭を振るとぼんやりと夢について思考を巡らした。
フェイトに結婚を報告した時の夢。繰り返し見る夢。
どうして何度も見てしまうのだろうか。何か心に引っかかるからだろうか。
この夢を見た後はいつも名状しがたい感情に捕らわれる。
それは、捕らえどころがなくて。もやもやとしていて。
胸を締め付けられ、苦しくなって、結局、頭の片隅に追いやる。
そんなことをしても再びあの夢を見るだろうに、そうせずにはいられない。
そうやって何度も何度も繰り返す。
「ママ……」
愛しい娘――ヴィヴィオの言葉になのはは我に返った。
傍らに目を向けるとヴィヴィオがうなされていた。
何か嫌な夢でも見ているのだろうか。それとも、自分の不安が伝わったのだろうか。
そう思ったなのはが安心させるようそっと頭や背中を撫でると、ヴィヴィオの寝顔は穏やかになった。
愛らしい寝顔に微笑する。ふと時計を確認すると午前四時。起きるには少し早い。
だが、寝直したら寝過ごしてしまうかもしれない。
ヴィヴィオを起こさないようにそっとベッドを抜け出る。もちろん羽毛布団を掛け直すのも忘れない。
ジョギングウェアに着替え走り出す。何も考えなくていいように頭を空っぽにして。
車のエンジンを切って降りると、二月の夜風は雪でも降りそうなほどに冷たかった。
フェイトはコートの前を合わせると、急ぎ足でマンションのエレベーターへと向かう。
今日一日フェイトは仕事に身が入らなかった。あの悪夢を見た日はいつもそうなる。
何度も同じ目にあっているというのに有効な対策は何一つ立てられていなかった。
このままではいけない。どこかで踏ん切りをつけないと。
そうやっていつものように自分を励ましてフェイトは顔を上げた。
するとスーツ姿の男がエレベーターを待っていた。年の程はフェイトと同じか若干上だろうか。
フェイトが軽く会釈をすると、男も微笑しながら会釈を返した。
間もなくエレベーターが下りてきてドアが開いた。
中からは五歳ぐらいの女の子が現れて、パパ! と声を上げて男に抱きついた。
男は溢れんばかりの笑顔でただいま、と口にする。
フェイトの表情に翳りがさした。
エレベーターを降りて自宅に着くとフェイトは微かに頬をゆるめた。
ドアを開き、玄関を見ると見慣れた靴が揃えてある。
耳をすますとキッチンの方から馴染みとなった鼻歌が聞こえてきた。
そっとキッチンに入っていくと、そこではフェイトの想像と違わぬ光景が広がっていた。
「ただいま、はやて」
「!? うわっととと……、も〜フェイトちゃんおどかさんといて〜」
おたまと小皿を持ちながらはやてが振り返った。
「すごくいい匂いだね」
「フェイトちゃんが好きって言ってくれた私特製のホワイトシチューやからね」
自信満々なはやてにフェイトはにこりと微笑むと、自分とはやての分の白米をよそい始めた。
はやての方はシチューをよそって席に着く。テーブルには既にムニエルとサラダが並べられていた。
フェイトも着席すると、二人揃っていただきますをした。
「うん、やっぱりはやてのシチュー、おいしいな」
「おおきに〜」
はやては勝ち誇った笑みを浮かべた。フェイトも笑顔を返す。
が、すぐに笑顔はばつが悪そうな顔へと変わった。
「でも、なんだか悪いな。わざわざ作りに来てもらうの」
はやては少しむっとすると、少し緊張しながら真剣な面持ちで口を開いた。
「フェイトちゃん、それはこの前も言うたけど、私が好きで来とるんよ?
今日もうちの子たちみんな忙しくて侘しい孤食になるとこやったんよ。
せやからフェイトちゃんと一緒に食べたいな〜って……。
迷惑、やった?」
「そんなことない。はやての料理はおいしいし、二人での食事は楽しいよ」
「ほんならよかった」
はやては心底安心したようにほっと胸を撫で下ろす。
フェイトは慌てて次々と箸を伸ばしては、はやてが作った料理がいかにおいしいかを語った。
はやてはその度に、せやろ〜、と胸を張って自信満々に答えた。
「そう言えば、はやてが来てくれるようになってからもう二ヶ月は経つよね」
唐突なフェイトの言葉に、きょとんとしたはやては少しの間を置いて頷いた。
「最初の頃は一週間に一、二度だったけど、最近は二日に一度は来てもらって……」
眉を曇らせるフェイトを、ストップや、とはやてが手で制す。
「フェイトちゃん、その先は当然感謝の言葉が山のように並べられるんよね?」
「……そうだね。ありがとう、はやて」
「どういたしまして」
それにや、と付け足してはやてはポケットから鍵を取り出す。
「合鍵ももろうてもうたし。俄然やる気が出るってもんやで」
十年来の親友の快活な笑顔を見てフェイトも笑った。
そこではたと思い当たった。
なのはのことで落ち込んでいた自分を励ますために、はやては来てくれているのだ。
実際、はやてといると笑顔が絶えないことに気付く。はやてが気を遣ってくれているからだろう。
今になってようやく気付くほど自分はぼろぼろだったのか。それをはやてが癒してくれたのだ。
はやての気遣いがなければもっとひどい状態になっていたに違いない
持つべきものは友人だ、そんな言葉がフェイトの脳裏に浮かんだ。
シチューを口へと運ぶ。それは優しい味がした。
「なのはママ、バレンタインチョコの作り方教えて」
夕飯を食べ終え、自分の使った食器を洗い終えたヴィヴィオはそう口にした。
「そっか、明後日バレンタインか。ヴィヴィオは誰にあげるのかな?」
「……ひみつ」
「ママにも秘密なの? もしかして好きな子でもできたの?」
「ひみつ」
「もう、ヴィヴィオは頑固だな〜」
ヴィヴィオはえへへ〜、と笑って答えた。
「それじゃ、私もヴィヴィオに作ろうかな。後、ユーノ君にも」
「……フェイトママには?」
その名前を聞いた瞬間、なのはは顔を強張らせた。
「え? フェイト、ちゃん?」
「去年はチョコ交換してたよね?」
「うん、そうだね……」
「それなら」
「でも、最近フェイトちゃん忙しいみたいで全然会えないし。作っても渡せないかも」
ヴィヴィオの眉が下がり、泣きそうな顔になる。なのはは慌てて取り繕った。
「あ、一応作って渡しに行くよ。会えないかもしれないけど」
ヴィヴィオは不安げな表情をしたが、すぐに笑顔になった。
翌日、チョコ作りは何事も無く無事に終わり、ラッピングも済ませた。
が、メッセージカードを前にしてなのはは止まってしまった。
フェイト宛てのメッセージは三十分かけてもうまくまとめられなかった。
もやもやとしたよくわからない感情を言語化できなかった。
仕方がないので、まずヴィヴィオ宛てに書き、その後にユーノの分に取り掛かった。
そこでなのははふと気付いた。これがユーノに贈る初めてのチョコだということに。
九歳の時からバレンタインの時期には何故かユーノと出会うことがなく、
去年の今頃は付き合ってもいなかったので当然渡してなかった。
「そっか、ユーノ君の告白からまだ一年も経ってないんだ……」
ユーノに告白されたのは六課解散から一ヶ月ちょっと後の五月の初めのことだった。
なのはは悩んだ。ユーノに付き合って欲しいと言われて。
その時になって初めて気付いたのだ。自分が異性を好きになったことがないことを。
ユーノとはずっと友達だった。友達として好きだった。だから嫌いじゃない。
それがなのはの正直な気持ちだった。
悩んだ末、ユーノが珍しく積極的だったこともあり、
結局断りきれずに友達として二人で出かけるようになった。
いわゆるデートというものはそれなりに楽しかった。友達とのお出かけと同じように。
なのはには恋愛というものが全くわからなかった。わかるようにもならなかった。
そのことにはたと気付いて自分がおかしいのかもしれないと落ち込んだ。
しかし、それも無理もないことだ。九歳の時になのはは魔法に出会ってしまったのだから。
自分の進む道を見つけてずっとそこを歩いてきたのだ。脇目も振らず。
その道に異性との恋愛はなかった。ただそれだけのこと。
二十歳にして、遅まきながらも、なのははそれとようやく向き合うことになったのだった。
数回のデートの後に、ユーノはなのはにプロポーズした。
なのはは当惑した。結局ユーノのことが恋愛対象として好きなのかわからなかった。
誰かに相談しようとした。でも、やめた。
結婚は非常に個人的なことで人それぞれのこと。
自分で考えて結論を出さないといけないことだと思ったから。
悩んで悩んでどんどん泥沼にはまって、なのはは疲れてしまった。
猛烈にアプローチしてくるユーノに押し切られる形で両親の下へ報告に行った。
両親も兄も姉も皆諸手を挙げてなのはたちを祝福した。
その顔を見て結婚もいいかもしれないとなのはは思った。
幸いヴィヴィオもユーノに懐いていた。ヴィヴィオに父親ができるのはいいことのように思われた。
そんな風にして考えを無理にまとめて、家族以外で一番最初にフェイトに話した。
どうして一番にフェイトに話したのか、何とフェイトに言って欲しかったかはなのは自身にもわからない。
フェイトは「おめでとう」と言った。
なのはは愕然とした。そして、結婚した。
メッセージカードに雫が落ちた。
なのはは首を振る。思い出しても仕方ないので忘れることにした。
そして、結局なのははユーノ宛てにも、フェイト宛てにも何の意味もない言葉を書き連ねることにした。
フェイト宅のキッチンに上機嫌な鼻歌が響く。
今日も今日とてはやてはフェイトに夕飯を作りに来ていた。
少し手間をかけて完成したサラダニソワーズを冷蔵庫に入れる。
一息ついてテーブルに目を向けるとフェイトに渡すバレンタインチョコがあった。
メッセージカードには『フェイトちゃんLOVE』と書かれている。
これはジャブだ。はやてはそう考えていた。
フェイトがどんな反応を示すかによって今後の方針を決めるつもりだった。
今日まで何度もしたようにフェイトのリアクションを色々とシミュレートする。
軽く流すか、真に受けるか、そもそもぼけてスルーするか。
腕を組んでうんうん唸っていると突然チャイムが鳴った。
とりあえずチョコをテーブルに戻して、急いでドアを開けるとそこには意外な人物が立っていた。
彼女を見てはやては息をのんだ。彼女も同じくらい驚いて目を丸くしている。
「なのは、ちゃん……」
「はやてちゃん……?」
両者共に二の句が継げず、目を瞬かすばかりだった。
十秒はたっぷり使ってようやくはやてが口を開いた。
「えっと、なのはちゃんのご用は……?」
「ここ、フェイトちゃんの家、だよね……?」
「あ〜、うん。私はたまにご飯作りに来とるんよ」
なのはは自分の胸がチリと痛むのを感じた。
「ご飯……? どうして……」
「う〜んと……、そ、そんなことより、なのはちゃん、フェイトちゃんに何かご用事?」
「そう、なんだけど……フェイトちゃんは?」
「まだ帰って来てへんよ」
「いつごろ帰って来るのかな?」
「ん〜、多分もうちょいしたら帰って来ると思うんやけど」
「そっか……」
「なのはちゃん、フェイトちゃんと約束でもしてたん?」
「ううん、してないよ。ちょっとフェイトちゃんに渡したいものがあって――」
そこでなのはは、はっとして口を噤んだ。
「渡したいもの?」
はやてはほぼ反射的に聞き返していた。
「わ、渡したいものなんかないよ?」
まるで子供のようになのはは前言を翻した。
それと共に手を後ろに回して、持っていた小さな紙袋をはやての視線から隠した。
当然ながら、はやてはそれを見過ごさなかった。
「今隠したのが渡したいもの?」
「ち、違うよ?」
あからさまななのはの態度にはやては溜息をつくと、突然大声を上げた。
「あ! フェイトちゃん!」
「え!?」
なのははフェイトの姿を確認しようと必死になって辺りを見回した。
その隙にはやてはさっとなのはの手から紙袋を奪った。
「はやてちゃん!」
取り返そうとするなのはの手を避けてはやては中身を確認した。
「なのはちゃん、これ……」
はやての声のトーンが落ちた。
袋の中には可愛くラッピングされたものと一緒にメッセージカードも入っていた。
そこには『ハッピーバレンタイン』と綺麗な字で書かれていた。
「これは、フェイトちゃんへのプレゼントなん……?」
その問いには答えずに、なのはは紙袋をひったくった。
「フェイトちゃんにチョコレート渡す気やったん?」
「人の物とって勝手に中身見るなんてひどいよ、はやてちゃん!」
「どんなつもりでこれをフェイトちゃんに渡す気?」
「どんなつもりって……友達にチョコレートを渡すぐらい普通じゃないかな?」
「せやけど、私の分は作ってないんと違う? 私は友達やないってこと?」
なのはは返答に詰まると視線を泳がせた。
「フェイトちゃんが特別ってことなんやない? ただの友達とは違う……」
「言ってる意味がわからないよ」
「なのはちゃんはフェイトちゃんのことが好きなんと違う?」
「……もちろんフェイトちゃんのことは好きだよ。はやてちゃんのことも好き。
友達として」
「どうして嘘つくん?」
「嘘なんてついてない!」
なのはの叫びが木霊する。それが徐々に空気に溶けていくと辺りはしんと静まり返った。
なのはは目を伏せ、はやてはなのはをじっと見ていた。
沈黙を破るようにしてはやての口から低い声が漏れた。
「でも、あかんよ……? なのはちゃんはユーノ君を選んだんやろ?」
「そうだよ。私はユーノ君と結婚したんだ……」
「せや、ユーノ君を裏切るようなことはあかん」
「……もちろん」
「それ以上に、フェイトちゃんを傷つけるようなことをしたらあかん。
もしそないなことになったら、私はなのはちゃんを一生許さない」
「……もしかしてはやてちゃん、フェイトちゃんのこと――」
「好きや。私はフェイトちゃんのことが大好きや」
はやてははっきりとそう口にした。あたかもそれは宣戦布告のようだった。
なのはははやてを見ることができなかった。口も開けなかった。
「もう二度と、半端な気持ちでフェイトちゃんに会いに来んといて」
そう告げるとはやてはなのはに背を向け、ドアを閉じた。
なのはは暫くそこに佇んでいたが、俯いて去っていった。
なのはの足音が聞こえなくなると、ドアにもたれさせていた背中がずるずると滑って
はやては玄関にへたり込んだ。
「最低やな、私」
そう呟いて自嘲気味に笑った。
以上です
近日中に続き投下します
GJ
修羅場展開に妙な汗をかいてしまったよ
続きを楽しみにしつ生きようと思った
GJ!
なんか読んでるこっちの胸が痛くなるような素晴らしい文章だと思う
続きが楽しみだ
GJです。
こういう修羅場一歩手前のなのフェイもいいですねっ
好みかも。
淫獣は、完璧あて馬ですねぇ
例えるなら神無月の巫女の大神くんなみなあて馬。
続き、楽しみにしてます。
がんばってください。
122 :
アクエリアス:2008/02/26(火) 00:08:14 ID:RMr8kpRF
な、なんというはやて→フェイト→←なのは←ユーノ
GJ!!
最近いろんなサイトでボロ泣きさせられているのにここに来てまた泣かされるとは。・゚・(ノД`)・゚・。
っていうか
>>44がさりげなく具現化されてるwww
一時くらいにパラレルの続きを投下しようと思います。
>>118 GJ!
このままずるずるとはやてとフェイト・ユーノとなのはでくっつくのか
修羅場終わったあとに新しい関係ができてるのか楽しみだ
124 :
アクエリアス:2008/02/26(火) 00:59:31 ID:RMr8kpRF
ただいまです。間を開けてしまって申し訳ありません。
予告通りフェイなのパラレル小説投下です。
前書き
スミマセンorz全然甘くなかったです。っていうか…なんか前半はギャグ、後半シリアスかも。
第二十三章 これから
何だろう
何かに包まれているような感覚
温もりが、心地良い
ゆっくりと目を開ける
そこにいたのは…
************
なのは達が隊長・フォワード陣全員で見舞いに来ると、彼女が目を覚ました。
「なの…は?」
呆然と上を見ていた顔がこちらを向き、身体を起こした。
なのはとはやては驚いて彼女の下に駆け寄った。
「起き上がって大丈夫なの!?」
フェイトはボーッとしたままだ。
「なのは…」
フェイトはそのまま近づいてきたなのはを抱き寄せた。
「フェ、フェイト!?」
皆の前で急に抱き寄せられて、驚いて声を上げた。
しかし
急に首筋にピリッとした痛みを感じた。
「ふあぁっ!!!」
噛まれたんだと気づく前にあの気持ちよさが駆け巡って、腰が抜けた。
「何しとるん!!」
はやてはフェイトを引っぱたいた。その拍子に意識が完全に覚醒したのか、フェイトは目を瞬かせた。
「あ…れ?私、何してた?」
ふと、抱きしめていたその人の顔を見た。その顔は茹で蛸のように真っ赤になっていた。
「フェイトの…ばかぁあっ!!」
起きてからまだ数分と経たないうちに、フェイトは平手を二発も食らった。
************
結果的に言えば、戦争――のちに第二次聖戦と呼ばれるが――は初日、二日目にして
首謀者二人が死亡、という形であっけない幕引きだった。
これだけ大規模な戦争がたった二日で終わったというのもかなり稀だろう。
でも、この結末は、あのときから決まっていたのかもしれない。
戦いが終わってから三日経った。私やはやてちゃんは、身体的ダメージはほぼ無かったので、今日から出勤することにした。
さっきフェイトの病室に行ったのだが…まあ、色々とあってすぐに戻ってきてしまった。彼女もまた寝ているらしい。
寝起き、悪かったんだ…。
噛まれたことは驚いたが、また新たな発見が出来たことに頬が緩んだ。
「なのはちゃ〜ん?廊下歩きながらニヤニヤするんはやめといた方がええよ?」
いつの間にか、隣りにいたはやてちゃんが私を苦笑してみている。
「に、ニヤニヤなんかしてないよ!!」
慌てて両手を振って否定する。
「そうかぁ〜?」
はやてがからかうように私の顔をのぞき込んだ。
「ま、今度は寝惚けてへんやろから、後で行ってあげな?」
「はやてちゃん!!」
「はいはい。それより」
軽く私をいなして、はやては打って変わり真剣な顔を見せた。
「あのホムンクルス達について、ちょっとやって欲しいことがあるんやけど…」
確か全部で十二人。人工的に作られ、何も知らずに命令に従っていただけの子達を、頭から
決めつけて処分してしまうのはどうかと思っていたが。
ちなみに、アリシアは事件に直接的には関わっていないので、話を聞かれることはあっても
それ以上のことをされることはなかった。
彼女はもうすでにアースラの組織に入っている。
「でもその前に…こちらに権限がある訳じゃないんでしょう?」
なのはははやてに問い返す。
「いや、それがな…お偉いさん達は第六教会の栄誉を称えて処分は私らに任す言うとんのや。でもな…」
「厄介払いだね…」
なのはははやての言葉を受け継いだ。簡単に言えば、面倒なのだ。本部はそれ以外の対応でもう手一杯なのは分かっている。
「そうやな…。でも、とりあえず更正プログラムを受けてもらうように手配はしたんやけど…」
「どこの教会に?」
元々どの支部よりも人数が少ない第六教会だけで、そんなに手が回るとも思えない。
「いや、アースラや」
「…本気?」
ホムンクルスをバンパイアに更正させようとするなら、当然批難が出るに決まっている。
「だから、そこでなのはちゃんに頼み事があるねん」
「…何?」
「いや、更正プログラムの確認と、実施しているときの監視役や。かなり時間取られると思うんやけど…」
つまり、教導官の仕事があまり出来なくなるということか。
あまりにも深刻そうに言うので、何かと心配になった。
「いいよ、そんなこと」
なのはが快く承諾すると、はやてはあからさまにホッとしたようだった。
「しかし、あれやなぁ。内部に敵がおったことに、聖王教会本部は相当焦っとる。
やから、もっと他の教会支部との連携を考えろ言うてんのに…」
はやてはもう一つ気になっていたことを口に出した。
実際あの大がかりな戦争にすぐに対応できたのは私達第六教会と他一つ。
次の日になってもたった三教会しか動かなかった。
「頑張って…変えられると良いんだけどね……」
「でも、なのはちゃんは現場で教えとる方がええんやろ?」
「まあね」
ずるいなぁ、とはやては頬を膨らました。
「まあ…嘆いてもしゃあないし…頑張りますか?自分達の場所で」
はやては一度伸びをして笑った。
「うん、そうだね」
なのはも笑い返した。
まだまだやるべきことはある
今はまだ、一歩ずつ
いつか大きな進歩になるように
続く
後書き
次章は(といっても最終章だけど)甘甘です!!多分!!
アクエリアスさん、GJです。
寝起きフェイトとなのはが特によかったですっ♪
次回の甘甘楽しみにしてます。
アクエリアスさんGJ!!
次回からはしがらみから解放されたイチャイチャラブラブななのフェイを楽しみにしています。
・・・って、次回で最終回だったぁ――!!!
ば、番外編とか希望です。
人とバンパイアの子作り三分クッキング〜、野外偏とか。
GJ!ついに最終章か
>野外偏
(;゚д゚)ゴクリ…あ、あおかんだと…!?
甘いの大好物だから楽しみだ。
それと、こんなに近くでのスバティア版できたみたいだな。
なのフェイ版とまではいかないものの、すごい…
136 :
アクエリアス:2008/02/26(火) 02:01:25 ID:RMr8kpRF
>>131>>135 基本シリアス好きな人だからあんまり甘甘に期待しないで!!(*ノェノ)
>>132 番外編書きたいですね〜。一応それも視野に入れてたりします。
まだ何もしてないから確証無いですがwww
いや、エロイの大好きですが本人エロイの書けないんです!!もっと文才があれば…orz
でも、フェイト変身できるから子供も…とか考えたのも事実。
アクエリアスさん相変わらずGJですぜ。
>>118殿も続きwktk
>>106 お、俺がトリップ付けてないころの作品を覚えてるとは…
ちょっと感動した。
数の子メイドはみよちゃんからネタを拝領したんだよ…
フェイトさんスレで毎晩行われてるのがイラストになったのかw
そしてヴィヴィオはアニメを見にリビングへと
最近聖王ヴィヴィオがドSに見えてきた
背丈が高いのと目付きのせいだろうか
>140
某イラストのおかげでもう性王ヴィヴィオはドSのイメージしかないw
でもそれは甘えたがりの裏返しみたいな。
ここの住人なら一度は見たはずだ・・・椅子に縛られたなのはさんとあごをクイッとするヴィヴィオを!
アクエリアスさんの作品を読んでいてフェイトさん同様なのはさんに引かれていくアリシア、そしてはじまる激しい姉妹喧嘩…という電波が飛んできた
リニス×プリシラ
>>142 縛られてない、縛られてないから。しかしそういう記憶になってもおかしくない印象のイラストだったな
>>145 手の部分にバインドらしきものがあるように思えるが・・・
そうじゃないと手を動かさないのが不自然じゃない?
>>146 そこは自分的に心の目で見たところ、なのはさんはヴィヴィオに屈服しちゃってるんだぜ?
・・・・済まない、大分邪まな目のようだ。
バインドといわれればバインドに見えるし服の袖といわれれば袖に見えるな
バインドじゃなかった場合は迫力ありすぎて動くのを忘れたってことで
149 :
アクエリアス:2008/02/26(火) 23:41:38 ID:RMr8kpRF
多分、椅子に座ってるときに額に指を当てると立てなくなるっていうのと同じ原理じゃないかと…違うか。
よし!フェイなのパラレル小説最終章行きます!!
前書き
口から砂糖を出すくらいの甘さを目標にしてみたつもり
最終章 温もり
私は木陰でのんびりと柔らかい風を感じていた。
もうすぐ、春が来るんだ。
そう思うだけで、頬が緩んだ。
「フェイト…」
名前を呼ばれる。
「何?なのは」
私はそう言って振り返る。
彼女ははにかんだように笑い、私の隣りに座った。
「病室にいなきゃ駄目でしょ?」
「だって…」
真っ白で何もない部屋なんて、有害とまでは言わないが、気持ち悪い以外のなにものでもない。
だから勝手に点滴を早めて、終わったらそのまま出てきてしまった。木陰にいるのも、日には当たりたくないからだ。
普段なら何でもないが、弱っている今はすごく体力を消耗する。
「なんか…夢みたいだったね……」
「そう…?」
実際まだ終戦してから一週間しか経っておらず、破壊された教会内部も森も雑然としている。
「…怪我は大丈夫?」
「うん。一カ所以外は…もう治ったかな?」
銀で受けた傷は治るのに人並み以下の時間がかかる。まだまだ治りそうもない。
「痛くない?」
そう言って、怪我の場所を恐る恐る撫でた。
「んっ…」
「ご、ごめん!痛かった!?」
彼女が慌てて手を引っ込めた。
「大丈夫だよ…」
引っ込めようとする手を掴んだ。
私はその手を掴んだまま横になると、彼女の膝に頭を乗せ、目を瞑った。
掴んでいた手は額に置く。
「フェイト!?」
「このままで…いて欲しいな」
呼びかけの意味をすぐ汲み取って答える。彼女が一つため息をついたのが聞こえた。
「しょうがないなぁ、もう。……動けるようになったら、色々手伝ってよね…」
「……分かってるよ」
やっと、始まったのだから。
「フェイト…」
私は目を開いた。目の前に彼女の桔梗色の瞳。それは彼女の穏やかな心そのものだった。
「大丈夫だよ……」
私はいつの間にか険しい顔をしていたらしい。彼女が子供にするように私の頭を撫でた。
「絶対、皆仲良く暮らせる時代が来るよ。そのために私達は動いてるんだし、フェイトも頑張るんでしょ?」
「そうだね」
私は笑った。こんなに穏やかに笑えるようになったのも、彼女のおかげだ。
彼女といると、色んな感情が出てくる。
喜びも驚きも、悲しみも。……愛おしいという気持ちも。
ふと思いつき、私は彼女の膝からおりて、地面に寝転がる。
今度は何だろうと不思議そうに私を見ている彼女。
私はそんな彼女の腕を引いた。
「はにゃぁっ!?」
不思議な声を上げて、私に引かれるまま私の上に乗っかった。
それを機に、私は彼女を逃がさんといわんばかりに抱きしめた。
「ちょ…!?こんなことしたら…!!」
私は抗議の声を上げる彼女の唇をそっと奪った。
「こんなことしたら…何?」
私は笑顔で答えた。固まっていた彼女の顔が真っ赤になり、それを隠すように私の胸に顔を埋めた。
「ばかぁ…」
「だって、前に私の唇奪ったから…仕返し♪」
「だからって…!」
そこまで言って、再び顔を埋め、足をバタバタさせた。
「えっ…!ちょっと!!痛っ!痛いって!!」
流石に上で暴れられれば痛い。
「フェイトなんか知らない!!」
腕から逃れられ、背を向けられてフェイトは狼狽えた。
「ごめん!ごめんってば!!」
「本当に思ってる?」
なのはが頭だけ振り返ってフェイトを見た。
「思ってます」
正座をして、まさに反省のポーズでそう返す。
「じゃあ、ちゃんとキス、して…?」
予想外の言葉にフェイトは顔を上げた。
「ね…?」
なのはがグッと寄ってくる。
「うん……」
フェイトもそんななのはの匂いに吸い寄せられるように近づき、腕を回して引き寄せた。
二人の距離が更に縮まり、ゼロになる。
温もり
彼女の、温もり
もう絶対に離さない
この暖かさを
この温もりを
永遠に…
Fin.
156 :
アクエリアス:2008/02/26(火) 23:50:55 ID:RMr8kpRF
後書き
終 わ っ た
アホな戯れ言に付き合ってくださりありがとうございます!いつもGJくれて凄く嬉しかったです!!。・゚・(ノД`)・゚・。
本はと言えば、某水樹さんヒロインアニメからなんですよね…。かぷ、ちゅ〜に感謝!!
とりあえず、何か番外編書きたいですね…どんなのがいいでしょうか?
もしかしたらノリで書いちゃうかもしれませんwww
>>156 GJ!
甘い!やっぱりこの二人はいいなw
長編乙です〜
>>156 GJ!長編お疲れ様でした!
番外編も期待して待ってます。
GJ!よくやり切ったと言わざるを得ない。番外編のネタは結婚しk(ry
と、それもいいですが個人的にはイマイチ描写の少なかった
『フェイトワンちゃんのドキドキ☆綱渡りなペット生活編』が見たいですねぇ。
このスレの皆なら犬耳犬尻尾の幼女フェイトに脳内変換されるに違いない。
>>156 GJ! 完結お疲れ様です
とりあえずもう一度はじめから読み直しながら番外編とかに期待しちゃいますね!
今日はおとなしいな。
板的にはこんなもんだけど。
俺含めて自分から話のネタを出す人が少ないからなw
165 :
アクエリアス:2008/02/27(水) 23:11:16 ID:MZF2y+6z
何かオレが流れ止めちゃったようで…スミマセンorz
と、いうことで話題提供
フェイなののときのフェイトは王子様、なのはは天然
なのフェイのときのフェイトは天然で、なのはは策士なイメージがある。
皆はその他のカップリングでも何でも、どんなイメージがある?
GJです。
アクエリアスさん、完結おつかされさまでした。
二人ともあまあまでよかったです。
なのフェイは
なのはさんがドSでフェイトさんがドMでwww
流れを読まず突発ネタ
「ねぇ、スバル」
「なぁに?ティア」
「うん、私がフェイトさんの副官になるにあたり決めている事があるんだけど、それは誰にも言えなくて、でもスバルにだけは知って欲しかったから」
「うん、私で良いなら聞くよティア。言って言って」
「そうね、じゃあ言わせてもらうわね。なのはさんの身体の事は知ってるわよね?私は勝手な思い込みで反発して酷い裏切りをして、それでもなのはさんは私に期待してくれて」
「うん、うん」
「まだモノには出来ないけど集束技術も教わって・・・・気が付いたらあの人に惹かれてた」
「なのはさんを好きに、なったって事?」
「そう、だと思う。でもなのはさんはフェイトさんが好きで・・・・だから、なのはさんが少しでも笑える様にフェイトさんの仕事を早く終わらせるんだ。私が頑張って・・・・これが私の誓い」
「ティア・・・・」
「も、勿論そうする事が執務官への近道でもあるからそうするんだけどね!!・・・・どう、かな?」
「なのはさんの為にティアにしか出来ない事をしてあげて、しかも自分の為にもなる。良いに決まってるよ!頑張ってね、ティア」
(そして何時かは私を見て欲しいな)
「ありがとう、スバル。いつか私はちゃんと戻ってくるから・・・・でも、今は・・・・」
「その気持ちだけで十分だよ、私は大丈夫だからティアは自分の信じる道を頑張って!」
「ありがとう、スバル・・・・」
おしまい。
思いつきだけでごめんなぁ。
やっぱりティアナの策略だったか…スバルは何してるんださっさと凡人連れて帰れw
すまん誤爆ww
>>167 そんな話、実は書いてる途中だったりして・・・
なのフェイはパロメディアそのまんまのイメージだな。あれ最高。
逆にフェイなののイメージ…
・フェイト帰宅時、なのはに自分からただいまのキスをする。
・お風呂入るとき、一緒に入る?っとからかいお姫様抱っこして風呂場へ連れて行く。
・団らんタイム、なのはが無言でフェイトの腰に抱きつき、
フェイトがなのはの髪を撫でながら会話する。
やっぱ王子様フェイトが出てくるか
あらゆるカップルの影の支配者はシャリオだと思ってる
なのはさんの本当に恥ずかしい記録とかも押さえてそう
世界樹をなのはパーティーでプレイ中の俺が通りますよ。
フェイなのはやっぱり王子様フェイトさんが多いな
なのフェイだとフェイトさんが違う人ばっかり見ててなのはさんが軽く病むのが好きなんだけど
なんかちょっと違う気もする
世の中にはヘタレ攻めという素敵な言葉があってだな……
「さ、さわるよ…?」
「どこを?」
「えっ、あ、あの……胸を…」
「フェイトちゃんは私のおっぱいさわるの?」
「さ、さわりたい……」
「なんか恥ずかしいなぁ」
「ご、ごめん! 私も脱ぐからね?」
「クスッ……脱がせてあげようか?」
「一人で脱げるよ!」
「わぁ…フェイトちゃん綺麗だね」
「あ、あんまり見ないで……///」
「無理だよ」
「もうっ! バカにして!」モミッ
「い、痛っ!」
「ひゃあ! ご、ごめん、なのは! 大丈夫!? 怪我はない!?」
こんな妄想をしてしまうのは病気なのかもな……
いいえ、正常です
俺もよくするし
ここではそれは病気ではなく、健康そのもの。
ちなみに今の俺の頭の中では、
なのはとフェイトがベッドで抱き合いお互いの名前を呼び合ってる
なのはとフェイトは、どっちが嫁か、とかででガチバトルとか、そーゆーイメージが。
それはそうと、流れ読まずに投下良いですか?
>>157 よう、俺。
……1の方だがな。
期待してます
全然どうぞ。CPだけでも記載よろしく
では、なのフェ・フェイトなのの流れに逆らってギンフェイです。
エロ有りというかほぼエロのみ。
長さは10レスなので、規制に掛かるかも。
「フェイトさん、私達って、付き合ってるん……ですよね」
不安の色を滲ませた声で、そう訊ねたのは、官給品の質素なベッドに腰掛けた菫色の髪の少女。
部屋には、その少女ともう一人、向かいの椅子に腰掛けて、本を読んでいる金髪の少女。
「急にどうしたの? ギンガ」
訊ねる声に気付いた彼女は、読んでいた本から目を上げると、ベッドの方に歩み寄る。
ギンガと呼ばれた少女のすぐ前に立った彼女は、頬にそっと手を当て、上から覗き込むように答える。
「周りがどう言うかは知らないけど、少なくとも私は付き合ってるつもりだよ」
少し顔を紅潮させた彼女の髪を梳きながら、唇に軽く口付けを落とす。
ギンガはくすぐったそうに目を細めるが、すぐにその瞳には不安の色が戻る。
「でも、フェイトさん……これ以上のこと……して、くれませんよね」
「……そう……だね……」
そして、ギンガが紡いだ言葉。それにフェイトと呼ばれた少女は、相づちを打ちながらも、ギンガから目をそらす。
彼女の泳いだ目と決まりの悪い表情。それらが、そのことには触れたくない、と彼女の口の代わりに主張する。
「付き合ってるなら……恋人なら……その……」
「……ギンガ、言ってる意味分かってる?」
しかし、ギンガはさらに話を進めようとする。その内容はギンガにとっても触れにくい話題らしく、核心の部分で口ごもる。
さらにフェイトの少しトーンを落とした脅すような声が遮る。
「私……子供じゃありませんよ」
「……なら、自分で責任……取れるよね?」
「ぁっ……」
ごめんなさい。
一行あたりの文字数制限に引っ掛かりました。
分割し直してきます。
ドンマイ
ギンフェイハアハア
GJ!
実は最近ギンフェイに熱が上がってたところに素晴らしいものがw
本当にありがとう!!
GJ!!
可愛いなぁギンガwww
フェイト一つ間違えば鬼畜www
>>175 その発想はなかった
ちょっと途中で中断してた世界樹をなのはキャラの名前にして
百合妄想しながらクリアしてくる
>>189 GJ!
おたくのギンフェイ大好きです。
ついでにふたなり大好きです。いつもごちそうになってます。
>>174 いつのまにか手に入れてたなのはさんがフェイトさんに泣き付いてる記録を
フェイトさんに貸し出してるシャーリーさんの姿を妄想した
シャーリー、そんな悪辣なキャラに・・・・・
エイミイさんと組んだら手が付けられないんじゃないか?
結婚式の時に流す映像のために
なのフェイに記録しておくように頼まれてるんだよ
「なのはさんとフェイトさんのデータを転送してくれたらコンヨークさせてあげますよ?」
「Mmm….Sorry,Master…」
「Me too…」
とまあこんな感じで情報集めておいて
「さぁ、ティアナ。シルエット用に覚えておいてね」
「…いつも思うんですけど、どこからこんな映像を?」
「いいから、いいから」
ここまでがフェイティアの舞台裏
カートリッジ
ダメ、絶対
201 :
名無し娘:2008/02/28(木) 13:36:41 ID:vTNbS5hx
>>189 ギンフェイもなかなか良いですね〜w
あと、外道フェイトさん、いつも読んで悶えてますw
あの設定でまた何か書いてもらえたら最高(゚∀゚ )
そういえばそろそろお雛様。
なのフェイら六課メンバー(極一部)がお雛様での各人の配置の是非を巡って時空間戦争を繰り広げる時期ですよねー。
フェイト(なのは)にお内裏様orなのは(フェイト)にお雛様をさせて
相手役争奪戦スタート!!
マイナーCPしか落とさないのに、毎回レスありがとうございます。
>>188 (゚∀゚)人(゚∀゚)
>>190 自重に自重を重ねていたら、相手から迫ってきました。というのを書きたかったので、自然とギン姉は積極的に。
あんまり意識してなかったけど、誘い受けに入るのかな。
>>191 こんなので良ければ、いくらでも書きますよ。……時間とネタがあれば。
ギンフェイ熱が上がったきっかけが、ちょっと気になったり。
>>192 一つ間違えれば、というか既に(ry
フェイトさんを前にしたギン姉が可愛いのはデフォです。
>>194 好きとか言われると、こそばゆいというか何というか。
ふたなりの話を振ると言うことは、サイトの方も知っておられると言うことで、それもまた、こそ(ry
>>195 参考になりました。ありがとうございます。
行数制限緩和と聞いて、書き込み窓開いたら、Lines: 0/ 60
ちょっと感動。
>>201 ようこそギンフェイの世界へ。
外道フェイトさんは……ここでする話じゃないから、とりあえず一緒に帰ろうか。
「忙しくて家はまだ片付けてないや」
「片付けないとお嫁に行き遅れるんだよ」
「そっ、そうなの? どうしよう……」
「あはは。そんなに気にしなくて大丈夫だよ。
ただの迷信だから。それにそのときは……」
「そのときは? どうしたの? なのは顔真っ赤だよ」
「な、なんでもないよ。にゃはは」
みたいなね、小学3年生ぐらいのお話を妄想した
>>204 熱が上がったのは『ギン→←フェイ』な夢を見たからw
てかサイトをお持ちのようで……
ストーキングしますねw
>>204 遅レスですがGJ!
実はここであなたのSS(ギン姉が鬼畜気味やつ)の読んで
ギンフェイにハマった者であります。
今回のフェイトが虐める側なのもいいなあ…。
GJや感想くれた人ありがとう
励みになります
それでは本当に好きな人中編投下します
なのフェイの話です
5レス使用します
注意書き
・なのはがユーノと結婚してます
・修羅場展開はありません
ちなみに前編は
>>109-117です
執務官室にて、フェイトは書類と睨めっこをしていた。
そこには青白い顔をした男の写真と経歴等の情報が記載されている。
今度捜査協力することになった事件の容疑者で生命操作を違法に研究している男のものだ。
フェイトは顔を顰めながらもしっかりと情報を頭に叩き込む。
読み終えると書類を机に置き、目をこすり、肩をほぐして、伸びをした。
突然執務官補佐のシャーリーから通信が入った。珍しい訪問客が来た、と。
相手の名を聞いてフェイトは驚いたが、嬉々として迎え入れた。
「久しぶりだね、ヴィヴィオ」
「お仕事中にごめんなさい、フェイトママ」
「大丈夫。ちょうど休憩するとこだったから。それで、ヴィヴィオはどうしたのかな?」
ヴィヴィオは鞄からピンクのリボンがかかったものを取り出し、はにかみながら差し出した。
「これ、フェイトママに。バレンタインチョコ」
「わあ、ありがとう」
「一日遅れでごめんなさい」
「そんな謝るようなことじゃないよ。ヴィヴィオからチョコ貰えてとっても嬉しいよ」
フェイトが優しく頭を撫でると、ヴィヴィオは気持ちよさそうに目を細めた。
「フェイトママ」
「ん、何?」
「チョコレートはいくつ貰った?」
「三つかな? シャーリーとティアナとはやてから貰ったよ」
「その……なのはママからは?」
『なのはママ』という単語を聞いた瞬間フェイトが凍った。
その様子を見てヴィヴィオは顔を曇らせる。少しの間の後にごめんなさい、と言った。
フェイトはヴィヴィオの謝罪に首を振り、眉根を寄せて質問に答えた。
「なのはからは貰ってないよ。もう随分会ってないからね……。
最後に会ったのは結婚式の一ヶ月くらい前かな……」
それはなのはの『ご報告』の時。それ以来フェイトはなのはを避けている。
「そっか。なのはママ会いに行ったと思ったんだけど」
「私のところに? 多分、来てないよ」
ヴィヴィオは小さく頷くと、怒らないで欲しいんだけど、と前置きして躊躇いがちに尋ねた。
「フェイトママはなのはママのこと嫌いになっちゃったの?」
フェイトは大げさなくらい首を振った。
「そ、そんなことないよ? どうしてヴィヴィオはそう思ったのかな?」
「だって毎日メールとか電話とかしてたのにこの頃ずっとそういうことしてないよ」
「それはね、邪魔しちゃ悪いかなって思って」
「誰の邪魔になるの?」
「えっと、なのはと……ユーノのかな」
フェイトの言葉を受けてヴィヴィオが小さく首を捻る。
「邪魔になんか――ならないと思う」
「なるよ。その、二人は……結婚、したんだから、何と言うか、仲良くお話するのの邪魔になるような」
「ならないよ。なのはママたち二人共忙しくてあんまりお話できてないみたい」
「……そうなの?」
「いつもおうちにいるのはどっちか一人だよ」
「そうなんだ……」
複雑な表情をしているフェイトを窺いながらヴィヴィオは問いかけた。
「フェイトママはなのはママのこと嫌いじゃないんだよね?」
「嫌いになんかなれないよ」
「それじゃあ好き?」
フェイトはたっぷりと間を置いてから、好きだよ、と言った。
「好きならお話しないとだめだよ?」
「そうだね……。今度お話してみるよ」
「本当に本当? 絶対になのはママとお話してくれる?」
「うん、約束するよ」
「フェイトママとなのはママは仲良しじゃないとだめなんだよ?」
じっと見つめるヴィヴィオに、フェイトは頷いて答えた。
その答えに満足したヴィヴィオは立ち上がるとバイバイ、と言って背を向けた。
去り行く娘に手を振るフェイト。その顔には微笑が浮かんでいた。
自分となのはの間に何かあったのだと感づいたのだろう。それで仲立ちを買って出るなんて。
本当に気の利くいい子だ。
そんなことを考えて、ゆっくりと息を吐き出す。
バレンタインから二日後、晴れた土曜の午後、海鳴公園のベンチになのはは腰掛けていた。
視線は他の子とサッカーをするヴィヴィオにぼんやりと向けられている。
時々手を振るヴィヴィオに笑顔で手を振り返しては顔を曇らせた。
憂鬱そうに溜息をつく。
「こんなにいい天気なのに、何暗〜い顔してんのよ」
顔を上げたなのはの目の前に仁王立ちになったアリサがいた。
「なのはちゃん、久しぶり」
その隣には小さく手を振るすずかがいた。
「久しぶり。二人はそのワンちゃんのお散歩?」
なのはが顔を向けるとゴールデンレトリバーはパタパタと尻尾を振った。
「どっちかと言うとあたしたちの散歩がメイン。この子はボディーガードってところ」
「もう、ボディーガードなら私がいるのに」
「すずかに守られるなんて嫌」
「またそういうこと言う」
「嫌なものは嫌なの」
いつも通りいちゃつく二人を見て、なのははくすりと笑った。
「ってそんなことは置いといて」
アリサはすっとなのはの左隣に腰を下ろした。
「旦那と喧嘩でもしたの?」
なのはは一瞬怪訝な顔をして、力なく首を振った。
「喧嘩はしてないよ。喧嘩するほど会ってないから」
「会ってないってどういうこと?」
アリサの左隣に座ったすずかが少し前かがみになって訊いた。
「そのままの意味だよ。すれ違い生活ってやつかな……?」
「新婚早々すれ違いって……ある意味すごいわね」
あんぐりと口を開けたアリサに、なのはは再び首を振った。
「でも、結婚する前から決まってたことなんだ。ヴィヴィオを一人にしないってこと。
私もユーノ君も忙しいから、なんとか片方だけでも早めに帰れるようにって。
そしたら、顔を会わせることがすごい減って」
「休日は?」
「一緒にいることはたまにあるけど、突然呼び出されることもあるし……。
やっぱり喧嘩するような暇はないかな」
「なるほど。一緒にいる時間があまりなくてなのはは困ってる訳ね」
「えっと、そうじゃ、ないんだけど……」
歯切れの悪いなのはに、アリサとすずかは顔を見合わせて首を傾げた。
「よくわからないけど、長年の親友であるこのアリサさんとすずかさんに話してみなさい」
胸を張るアリサになのはは曖昧に笑うとぽつりぽつりと話しだした。
「あの、ね、私、好きな人ができたの」
「旦那以外に?」
なのはが肯定すると、アリサはあちゃーという顔をした。
「なのはちゃん、それって……」
「浮気ってことになるかもしれない。想いは伝えてないし、相手の気持ちもわからないけど……」
「それならまだどうにかなったわけじゃないのね? 何? 旦那が嫌になったの?」
「そうじゃないと思う。ユーノ君のことは嫌いじゃない。そう、嫌いじゃない。
でも、好きな人ができたの。……違うな。ずっと前から好きだったってようやく気付いたの。
もやもやしてた気持ちが好きってことに気付いたの」
はやてちゃんと話をして、という言葉が出かかったが、声にならなかった。
「ずっと、前から……?」
「そう、ずっと前から。いつからかははっきりしないけど」
サッカーボールがなのはの下へとコロコロ転がってきた。
なのははそれを取りに来たヴィヴィオに渡す。
ヴィヴィオは笑顔で受け取ると、アリサとすずかに簡単な挨拶をして駆けて行った。
すいません。210の終わりに下のが入ります
口を真一文字に結び、顔を引き締めると、フェイトは己の心に誓いを立てた。
今度なのはに会いに行こう。愛する娘の頼みを無下にするなんてできない。
自分の想いは心の奥の奥にしまってしまおう。
もう二度と出てこないように厳重に。鍵をかけて。
「それで、なのはちゃんはどうするの?」
「わからない」
「わからないって、あんた……」
「どうしたらいいんだろう」
「ま、簡単に考えて二つに一つでしょ。旦那を取るか、その人を取るか」
「そうなんだけど……」
「何よ、煮え切らないわね。こんななのはも久しぶりね。小学生の時以来じゃない?」
アリサはふざけた調子でそう言いながらも、すずかにアイコンタクトを送った。
「今までこういうことなくて。よくわからないんだ」
沈んでいくなのはにアリサの意図をつかんだすずかが尋ねた。
「今まで一度もなかったの?」
「うん。初めて」
「それならよく考えたほうがいいと思うよ。その人を想うってことはユーノ君を裏切ることだよ。
そうなったらユーノ君傷つくと思う。結婚して半年も経ってないし」
「うん」
「それに、こんなこと言いたくないけど、勘違いかもしれないよ? その好きって気持ち。
今まで恋をしたことがないのなら、どうして今回のが恋だと言い切れるの?
仮にその気持ちが恋だったとしても、今の生活を失ってまで手に入れるほど価値があることなのかな?
恋愛がすべてじゃないと思うんだ」
「ちょい待った、すずか。まず、このなのはの深刻さから言って恋に悩んでると言ってもいいと思うわ。
しかも初恋でずっと前から好きだった相手よ? ずっと前ってユーノと結婚する前からでしょ?
だからってどうこう言える訳じゃないけど、一考してみる価値はあると思うわ」
それに、と言ってアリサはなのはを見据える。
「ユーノを傷つけることにはなるだろうけど、気持ちを抑えたまま日々を過ごしていくのは辛いと思う。
だからその気持ちを大切にして、いっそ恋に生きてみたら? あたしたちまだ二十歳よ?
若さに任せて突っ走ったっていいと思う」
「若さって……なんだかアリサちゃんおばさんみたいだよ?」
「Shut up! いい? すずか。突っ走るのってやっぱ重要だと思うのよ。大体ね――」
「どうどう、アリサちゃん。話が脱線しそうだよ? ごめんね、なのはちゃん」
すずかがなのはの方を見遣ると、いつの間にか憂鬱そうな雰囲気はどこかへ消えていた。
「私、どうしたいのかがわかった気がする」
その一言でアリサとすずかにはなのはがどちらを選ぶのかがわかった。
よかった、と言ってすずかは微笑んだ。
アリサはニヤリとしておどけるように言った。
「ニブちんで朴念仁で枯れたなのはにもようやく春が来たのね〜」
なのはは目をぱちくりさせた。
「もう、その言い方はひどいよ〜、アリサちゃん」
「何よ、本当のことでしょ?」
すずかがくすくす笑い、アリサはあははと笑い、なのはは楽しそうにふくれた。
「今度その人紹介しなさいよ」
「え……? 紹介?」
「何? 嫌な訳?」
「そうじゃなくて……。二人とも知ってるよ?」
「知ってる人?」
「だって……フェイトちゃんだし」
アリサはこの上ないまぬけな顔をした。すずかは口元に手をやり、目を見張った。
「え? 何かおかしなこと言った?」
「全然……」
「むしろおかしくなさすぎて……」
二人の言葉になのはは首を傾げてから、伏し目がちに言った。
「でも、フェイトちゃんに受け入れてもらえるかな……?」
「はあ!? そんなの――」
すっと伸びた腕がアリサの口を塞いだ。アリサはすずかを睨んでもごもごと文句を言う。
すずかはアリサの耳元に口を寄せて囁いた。
「フェイトちゃんはきっと十年以上悩んできたと思うから、なのはちゃんにも少しくらい
悩んでもらわないと、フェイトちゃんが報われないよ」
やれやれ、とアリサが肩をすくめると、すずかはそっと離れた。
「何の話?」
「大したことじゃないから気にしなくていいわよ」
そうなの? と言ったなのはに戻ってきたヴィヴィオが抱きついた。
「サッカー終わったの?」
元気よくヴィヴィオが返事をする。三人から笑みが零れた。
帰路につくなのはとヴィヴィオ。二人を見送りながらアリサは溜息と共に言葉を吐き出した。
「しっかしさっきのすずかの言葉きつかったわね。なんだか逆らいたくなるような物言いだったわ」
すずかは可愛らしく首を傾げて、そう? と言った。
「もしかして、わざと……?」
すずかは悪戯っぽく笑うと話を逸らした。
「それよりアリサちゃん、私、欲しいものできちゃった……」
「何? このアリサさんが何だって手に入れてご覧にいれましょうか?」
すずかは頬を染めると爆弾を投下した。
「アリサちゃんとの子供……」
アリサはブフォッと噴出すと盛大に咳き込んだ。すずかがアリサの背中をさする。
十数秒かかってようやく回復すると、アリサは力の限り声を張り上げた。
「そんなんできるか!」
「でも、アリサちゃん何だってって……」
「何だってにも限度がある! そりゃ、あたしだって、その、すずかとの……いや、そうじゃない。
無理なものは無理だから!」
「でも……」
「無理!」
この後、すずかの『アリサちゃんとの子供欲しい』発言に関する激論は長期間に渡って尾を引いた。
『なのはママに明日フェイトママが遊びに来ることを伝えておきました』
そういった内容のメールがフェイトの下に届いたのは、ヴィヴィオとの約束から一週間後だった。
当初フェイトが直接なのはに連絡するつもりだったのだが、どうしても一歩を踏み出せず、
結局ヴィヴィオが仲介を引き受けることとなった。
メールを読み終えたフェイトは胸に手を当て深呼吸をする。
そして、自らの想いに幾重もの封印をほどこし鍵をかけた――つもりだった。
インターフォンに手を伸ばす。引っ込める。伸ばす。引っ込める。
フェイトは何度もその動作を繰り返した後、思い切ってインターフォンを押した。
数秒の後、ドタドタという音がすると、ドアが開かれ、なのはとヴィヴィオが飛び出した。
「いらっしゃい、フェイトちゃん」
なのはに名前を呼ばれた途端、フェイトは胸が高鳴り、締め付けられるのを感じた。
名前を呼ぶという行為がどんな魔法よりも鋭くフェイトを抉る。
心にかけた鍵にヒビが入り、奥にしまったはずの想いが噴出しそうになる。
しかし、そんなことはおくびにも出さずにフェイトはニコリと笑って挨拶をした。
「お邪魔するね」
フェイトの声を聞いた途端なのはは涙ぐんだ。フェイトは直視できすに顔を逸らした。
なのはが一歩近づく。フェイトは思わず一歩身を退く。
なのはは眼前の光景が信じられず、自身の目を疑った。
「なのはママ、いつまでも玄関じゃフェイトママがかわいそうだよ」
ヴィヴィオがなのはの袖を掴んでそう言った。
「ごめんね、フェイトちゃん。さ、上がって」
ヴィヴィオはフェイトの手を引き、リビングに連れて行くと、ソファを勧めた。
なのはは紅茶とお菓子の用意をしにキッチンへと向かう。
段取りをつけてくれたことをフェイトが礼を述べると、ヴィヴィオは嬉しそうに笑った。
とりあえず座って、とフェイトがソファーをぽんぽんと叩くと、
「あ、そうだ。友達に借りてた漫画返さないと」
棒読みでヴィヴィオはそう言った。
面食らっているフェイトにヴィヴィオは手を合わせて謝る。
「ごめんね、フェイトママ。一時間くらいしたら帰ってくるから」
そう言うや否や、脱兎の勢いでヴィヴィオは去って行った。
「あれ? ヴィヴィオはどこ行ったの?」
「何だか友達に漫画を返すとか言ってたけど……」
なのはは首を傾げると、紅茶とお菓子を並べ、少し距離を置いて腰を下ろした。
「な、なんか、久しぶりで緊張する」
フェイトは紅茶の水面を眺めながらそうだね、と素っ気なく返した。
その態度になのはは気後れしたが、多少強引に話を振っていった。
仕事のこと、アリサやすずかのこと、ヴィヴィオのこと等等。
特にヴィヴィオの話にはフェイトが関心を示したので、学校や家でのことを話すと、
フェイトの表情も少しずつだが柔らかくなっていった。
それを受けてなのはは一番気になっていたことを尋ねた。
「はやてちゃんがご飯作りに来てくれてるんだってね?」
フェイトは微笑して頷いた。
「最近はよく来てくれてる。はやてはやっぱり料理が上手いよ」
「そうなんだ。でも、友達の家にご飯作りに行くなんて中々できないよね」
「そうだね」
「それで、その、はやてちゃんとはどういう、関係?」
フェイトは訝しげな表情をした。
「十年来の親友だけど……」
「そ、そうだよね。あはは。ごめんね、変なこと訊いて」
よかった、となのはは小さく呟いた。
紅茶を一口飲むと、軽く拳を握り、顔を上げた。
「あのね、フェイトちゃん」
「何?」
「その、私、フェイトちゃんに言いたいことが――」
――まだ駄目だ。この先は言ってはいけない。
今の状態のままで言うのはユーノへの裏切りになるし、なによりフェイトに対して失礼だ。
そう思ったなのはは、何でもない、と言って首を振った。
フェイトはちらりと横目で様子を見て、クッキーを口に運んだ。
突然シャーリーから通信が入る。二三言葉を交わすとフェイトは勢いよく立ち上がった。
「ごめん、行かなくちゃ」
「うん。気をつけてね」
フェイトはなのはを見ようともせず、逃げ出すようになのは宅を辞した。
車にエンジンをかけ、走り出す。
赤信号で停車すると、ようやく肩の力を抜いて息をついた。
シンクに水が流れる。なのははカップについた泡を落としながらフェイトとの再会を反芻していた。
フェイトはほとんど目を合わせてくれなかった。一度も名前を呼んでくれなかった。
声のトーンが低かった。肩肘を張っていた。何かから自分の身を守っているように見えた。
確かに、話をしているうちに少しは表情も和らぎ、微笑することもあった。
だが、フェイトは一定の距離を保とうとしているようだった。
その距離は友達になって以来、もっとも遠く隔たりを感じさせるものだった。
フェイトとの関係はいつの間にか変わってしまっていた。それを痛感せずにはいられなかった。
水を止めるとシンクになのはが映った。それを見てなのはは、ひどい顔だ、と思った。
以上です
何か改行が多すぎる、とか言われてテンパって投下ミスりました。すいません
ちなみになのフェイの話なのにアリすずがいちゃつくのは仕様です
続きは近いうちに投下します
GGGGGGGJJJJJ
GJ!!
密かに修羅場展開を期待していたのは秘密だ。
後編も楽しみにしてます。
GJすぎる…
なのはさんも苦労すればいいんだ!とか、すげぇツボです。
続き楽しみすぎて今日は眠れなさそうだぜ。
220 :
名無し娘:2008/02/28(木) 23:44:04 ID:vTNbS5hx
かなりのGJ〜☆
私も続きが気になって眠れないw
超楽しみにして毎日待っております(^ω^)v
GJ!
ヴィヴィオがナイスすぎる
なのはさんも存分に悩んで苦しんでいつか幸せになってくれw
GJ!
最高すぐる
すずアリんとこもニヤニヤしながら読みましたw
続き期待しております!
GJ!!!
ちょっと泣いた。・゚・(ノД`)・゚・。
最近涙腺緩すぎるorz
都築めっちゃ楽しみにしてます!!
良い子すぎるヴィヴィオに泣いた。GJです。
「私がいるのに」はご馳走でした。アリサが嫁派的に。
>>206 ということは、前スレでギンフェイを書くと言っていた方かな。
ずっとwktkしてます。頑張ってください。
そう簡単にサイトが見つかると思うなよ。
ギンフェイや鳥でググったら一発とか、そんなことはないぞ!
>>207 SS書き冥利に尽きるお言葉ありがとうございます。
リバースして2倍楽しめるのが、百合CPの良い所だと思います。
フェイトスレより
ノ (*・ヮ・))'・ヮ・`((・∀・)*\
なんだこの破壊力あるAA…。
和むなぁ
ノ (*・ヮ・))'・ヮ・`((・ヮ・)*\
口の部分変えてみた。
なのはさんも可愛くしてあげて下さい・・・
(・∀・)*\ こっちのほうが可愛いと思う俺は異常
いや俺も思うが・・・
ノ (*-ヮ-))'-ヮ-`((-ヮ-)*\
>>216 素晴らしすぎる。
もう一生読んでいたい!
どの人もGJ
>>213 >おばさんみたい
しゃm
本当に好きな人中篇、GJです。
続き、待ってます。
>>なのはorフェイトとのひととき
きゅうたさんのところの最新の絵がそんな感じだなw
風呂と夕食の時間が丸かぶりだな
声優の解説が両方ともなのはさんとフェイトさんの関係の解説になってる気がするw
まぁ、なのはさんは仕事くらいしかしてないし無理も無いか
風呂は二人にとって至福のひとときだろうなぁ…
これって事件とかあったりして忙しい時のスケジュールだよな。
なのはさん4時間しか寝てないし。フェイトさんが心配しそうだ
公式じゃないのに楽しい人たちだなw
何だお前
なのはとのひととき&フェイトとのひととき
ノ (*-ヮ-))((-ヮ-)*\
>>240 しかし睡眠時間を増やすとなると二人の一時を削ることに・・・!
そこら辺はなのはさんも断固拒否するだろう
働け俺
最近出たはずの原画集ってどんなの?
百合的に買う価値あり?
おいらもまだ見てないが、フェイトさん的には良かったみたいだ。
つか、アニメの原画のみであまりそっち方向はないんじゃないかな?
むしろ3月のファンブックに期待だわ。
>>249 そのものずばりアニメの原画が並んでいるだけなので
アニメ本作が好きなら買い
>>235 亀レスだけど、それもってるな
微妙に改変されてユーノの部分がフェイトになってるよな
>>235 って微妙に変わってたのか
まさかフェイトとのひと時じゃなくて・・・
フェイトのほうも時間ピッタリだしそれはないか
いや、ただ文章のところの子供の頃にも、朝早く〜って部分だけだよ。
言わないほうが良かったか。
>>252 誤解を招くw
朝早くにフェイトちゃんと魔法の練習・・
朝早くからユryと魔法の練習・・
こう違うだけ。
こっちの方がいいかなと思って俺がイジったんだけどまずかったかな。
なんかいろんな所に出回ってるし。
>>255 いや、全然それのほうがいいw
以前のやつ消してそっち残してるし。
>>255 そこだけなのか、一瞬ドキッってしたw
むしろいじってくれたほうがよかったよ
普通にA'sの四話でのシーンをゆかりんが勘違いしてるだけだと思ってた。
違和感が無いから全然構わんだろ
259 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/01(土) 11:29:54 ID:9XDmhV9R
確かに言われるまで気がつかなかったなw
隣で奈々嬢がフェイトは朝弱いと書いてるのに朝早くにフェイトちゃんと魔法の練習ってあれ?と思ってたらそう言うことかw
確かにいわれてみればそこにも気がつくべきだった・・・
まぁ、気がついても
苦手な朝なのになのはと一緒の時間をすごす為にがんばって起きてるフェイトさん
ってことで脳内保管しちゃいそうだが
ビックリしたー。冷や汗をかいたぜ
>>261 その方が100万兆億倍萌える
日常partの淫獣となのはだけのやつをフェイトとなのはにしたSSをくだしあ
今更だが、ティアナの愛らしさに気づき始めた。
ティアナをぬっこぬっこにしてやろふ。
ある朝、ティアナ・ランスターが不安な夢からふと覚めてみると、
ベッドの中で自分の姿が、一匹の肉食目の小型動物、
所謂ネコというものに変わってしまっているのに気がついた。
ネコ科特有のしなやかな背骨を下に、
仰向けになって、ちょっとばかり頭をもたげると、
フサフサして手触りが良さそうな白い――ところどころに
茶色の縞模様がはいった――毛皮に包まれた腹部が見えた。
「ニャ?」
ティアナは布団から這い出そうとした。
その時なぜか、布団がやけに重たく感ぜられた。
それに、尻のほうで何かが引っ掛かって、うまく抜け出せない。
「ニャニャニャ?」
やっとのことで、重くのしかかる掛け布団の圧力から抜け出した
ティアナは、目の端に動く不審な物体を捕らえ、後ろ向きに身をよじった。
見れば、自らの尻から長い尻尾が生え、ちらちらと左右に揺れている。
(一体、何が起きたっていうのよ?)と、彼女は訝しんだ。
コテンと首をかしげ、思考を巡らせようと試みるが、
まだ目覚めきっていない頭はまるで霞がかかったようであり、
うまく思考することが出来なかった。
結局、どうにも腑に落ちぬものを感じながらも、これは夢の中であろう、
と結論付け、ティアナ・ランスターは再び眠りの中に堕ちていった。
事件の後もなのはさんと模擬戦を繰り返して頑張ってるティアナへのご褒美として
なのはさんとフェイトさんに前後からヌッチョヌチョにされるティア
もしくはなのはさんが夜這いに来て
「だ、駄目ですなのはさん・・・スバルが、スバルが起きちゃう・・・!」
お試しってことで書き捨てていくノシ
ここからなのティアにつなげられるか?
ゴメン、割り込んだ・・・
ノープロブレムよ
>もしくはなのはさんが夜這いに来て
>「だ、駄目ですなのはさん・・・スバルが、スバルが起きちゃう・・・!」
「ふふふ、起きたら起きたでふたりとも可愛がってあげるの・・・!」
SS久しぶりに書いてみた。
短いけど投下する。
まだ日も昇らない時間、薄暗い蒼い空の下、冬の冷たい空気を切って足音を立てて駆けていく。
急がないと……。
目的の場所を目指し走りながら携帯を開く。時間を確認すると、4時50分。約束の時間まで後10分しかない。
こんな時、朝に弱い自分の体質を呪いたくなる。きっと遅れて着いても彼女は許してくれるけど、
やっぱり彼女には時間にルーズな子だとは思われたくない。そして、少しでも長く彼女と居たくて。
そんな思いもあり、目覚まし時計を早めにセットしておいた。
いつもよりも2時間ほど早い時間にセットしたからこれから大丈夫!
そう思っていたのにそれが返って仇となってしまった。どうやら目覚まし時計を寝ぼけてきってしまっていたみたいで。
だから今こうして約束の場所。つまり桜台の登山道に急いでいた。
冬の空の下、走り熱いような冷たいようななんとも言えない身体にうっすら肌に汗を滲ませながら、
遠くに約束の人の姿が見えて、さらに走る速度をあげた。
「おはようフェイトちゃん」
「お、おはよう…………なのは」
にっこりとお日様の様な温かい笑顔で迎えてくれたなのはに、なんとか一度深呼吸し強引に息を整えて答える。
「フェイトちゃん、そんなに無理しなくていいんだよ? 大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ」
笑って返事をすると、
「よかった。フェイトちゃん朝弱いって言ってたから、ちょっと心配だったんだ。でも無理にわたしの訓練付き合わなくていいんだよ?」
「ううん、ちょっと朝は苦手だけど平気。でも、ひょっとしてなのはは迷惑だった?」
「そんなことないよ、朝もフェイトちゃんと一緒にやれて嬉しい」
不安を吹き飛ばすように、嬉しそうに笑って首を振って答えてくれる。
「よかった。私もなのはとしたいから、だから頑張って起きたんだ」
「フェイトちゃん、頑張ろうね!」
「うん」
貴方との一時はわたしにとってとても大事な時間。
だから今日から早起きをしよう。
少しでも一緒に居たいから。
朝の日常としてこんな感じでどうでしょうか?
闇の書事件のあとって感じで。
>>265>>266 なのティアが数分以内に二つ続くってのも珍しいな
ここは二人とも何とかして続くを(ry
>>272 君のような清純派がいる限り、百合スレはあと十年は戦える!
毎回途中まで書いて文章アホに見えて消しちゃうんだよね・・・自分
>>272 GJ!健気でいいね
>>274 勇気を出して投下するんだ
こっちなんか健気で優しいヴィヴィオを
書いたつもりなのに性王とか呼ばれる始末
>>275 両親の性生活の心配をしたヴィヴィオの人か?
性王と呼んだのは俺じゃないけどごめんな
>>276 いやいや、そういう感性のズレを認識するのも楽しいんですよ
遅筆な上に携帯だから、なかなか作れないのが残念なくらいに
一週間の任務を終え、フェイトは自宅へ帰ると、電気もつけずにソファに座り込んだ。
仕事自体は違法研究者を無事逮捕し、めでたしめでたしなのだが、フェイトの表情は沈んでいた。
仕事が忙しい時はよかった。何も考えなくてもすむから。でも仕事は終わったのだ。
今はなのはのことで頭が一杯になってしまっていた。
これからもなのはと会わなくてはならない。ヴィヴィオを悲しませないために。
自身の想いは鍵をかけて心の奥にしまったはずだった。
しかし、なのはに名前を呼ばれる度に少しずつその鍵は壊されていく。
今度会ったら、容易く鍵は破壊され、抑えられなくなった想いが溢れ出してしまうだろう。
そんなことになったらなのはは困るに違いない。ユーノと結婚したのだから。
なのはの幸せを願うならそれは駄目だ。
フェイトは思考を中断するために、普段は飲まない酒に手を伸ばした。
はやてが地球土産と言って置いていったブランデーをグラスに注ぐ。
度数を確認すると四十度だったが気にせず一気に呷った。
舌が痺れ、喉が火傷しそうなくらい熱くなる。
空きっ腹に突然流し込んだものだからぎゅるると胃が抗議の声を上げた。
酒にあまり強くないフェイトはそれだけで酔ってしまった。
ソファに横向きで座る。膝を抱えて顔を伏せると涙が流れ出した。
ピンポーンとインターフォンが鳴る。
泣いていたフェイトは居留守を決め込むことにした。
何度目かのインターフォンの後、鍵を開けて誰かが部屋へと入ってきた。
顔を上げて確認するとその誰かははやてだった。
「フェイトちゃん? 電気もつけんと……」
「ごめん。電気はつけないで」
掠れた声に何かを察したはやては、そっとフェイトの後ろ隣に腰を下ろす。
体育座りの背中に慈しむような声で話しかけた。
「どうかしたん?」
「なのはと会ったよ」
「そっか……大丈夫やった?」
「辛かったけどなんとか。なのはとは友達として会えそうだよ」
フェイトは歯を食いしばるようにして言った。
肩を震わせる姿はまるで少女のように小さく弱々しく見え、
はやてはそっと後ろから包み込むように抱きしめた。
「ええよ、フェイトちゃん。泣いて、ええよ」
フェイトは一度鼻をすするとむせび泣いた。
嗚咽を聞きながらはやても涙を流し抱きしめる手により力を込めた。
「なあ、フェイトちゃん」
フェイトの嗚咽が小さなものになり、しばらくしてからはやては呼びかけた。
「私じゃなのはちゃんの代わりになれんやろか?」
フェイトが体を強張らせるのをはやては感じた。
「私じゃフェイトちゃんを癒せんのやろか?」
「なのはの代わりなんていないよ」
フェイトは掠れた声ではっきりとそう口にした。
「それにはやてははやてだよ」
「せやね、フェイトちゃんの言う通りや」
はやてはフェイトの耳にキスをするように口を近づけて囁いた。
「フェイトちゃんが好きや。大好きなんや。せやから、なのはちゃんの代わりやなくて、
私を好きになって欲しい」
「ごめん、はやて」
明確な拒絶に一瞬びくりとしたはやてだったが、すぐに平静を装った。
「なのはちゃんのこと、やっぱり好きなん?」
「頑張って嫌いになろうとした。けど、無理だった」
「でも、なのはちゃんは……」
「わかってる。それでも好きなんだ」
「そうやって想い続けて、フェイトちゃんは幸せになれるん?」
「わからない……」
はやてはそっと手を離すとソファから立ち上がり、フェイトの真横に佇んだ。
「フェイトちゃんの想いがどうか報われますように」
はやてはそう言って屈みこむと、フェイトの頬にキスをした。
見上げたフェイトにはやては涙を零しながら微笑んだ。
そして、さよなら、と言って出て行った。
ソファの上にいつの間にか置かれた合鍵が、月明かりに照らされていた。
「ユーノ君にお話があります」
帰宅したユーノは一度目を瞬かせてからゆっくりと頷いた。
寝室で部屋着に着替えたユーノがリビングへ行くとエスプレッソが湯気を立てていた。
「これこの間通販で買ったやつで作ったの?」
「うん。エスプレッソマシンだっけ? 飲んでみて」
「体が温まる。おいしい」
「よかった」
そう言ったなのははエスプレッソに全く口をつけていなかった。
伏目がちななのはにユーノは優しく問いかけた。
「それで、話って?」
「うん……」
なのはは両手で持ったマグカップをゆっくりと三回転ほどさせてから口を開いた。
「別れて、欲しいの」
「……」
「離婚して欲しい」
ユーノは深く息を吐いた。
「どうして?」
「好きな人ができたの。だからもう一緒にはいられない」
「その人とは今、その、付き合ってるの?」
「ううん。その人は私の気持ちを多分、知らない。それに、もしかしたら嫌われてるかもしれない」
「浮気をしてるってわけじゃないんだね。その上、嫌われてる可能性もある。
それなのに突然離婚って……話が飛躍してるよ」
「そんなことない。その人を想っているのは、ユーノ君を裏切っていることだよ。
それに、その人に想いを伝えたいんだ。結婚したまま告白はできない」
なのはのまっすぐな目を見てユーノは苦笑した。
「僕じゃ、だめなのかな?」
「ごめんなさい」
あまりと言えばあまりな即答に、ユーノは視線をマグカップへと落とした。
気を取り直すように中指で眼鏡を直す。
「それじゃ、その人に振られたら僕のところに戻って来る、ていうのはどう?」
冗談めかしたつもりのユーノの表情はとても真剣なものだった。なのはは首を振って答えた。
「……その人が私の初めて好きになった人なんだ。この年になってようやく初めて恋をしたの。
ううん、そうじゃなくて、ずっと前から好きだったんだと思う。気付いてなかっただけで」
「僕のことは好きじゃなかった、てこと?」
「友達としては好きだった。でも恋じゃなかった。ごめんなさい。
もっと早く気付かなきゃいけないことだったんだよね……」
ユーノはふるふると首を振る。
「いや、いいんだ。なのはがよくわかっていないところに僕はつけこんだんだ。
強引にいけばなのはを手に入れられる、そう思って柄にもなく押していった。
そんな方法じゃ結局なのはを手に入れることはできなかったんだよ……」
「ごめんなさい」
「もう謝らないで。いつかこうなる気はしてたんだ。わかってたことだったんだ」
ユーノは寂しそうに笑った。
「最後に僕のお願いも一つだけ聞いてもらえるかな?」
「私にできることなら、なんでも」
「別れた後は、できたら友達として接して欲しい。以前のように」
なのはは目を大きく見開いた後、頷いた。
その答えに満足したユーノは残りのエスプレッソを一気に飲み干して立ち上がった。
「その人とうまくいくといいね」
背を向けてそう言うとリビングを出て行った。
なのははようやくマグカップに口をつけた。それはまだほんのりと温かかった。
元六課隊舎のすぐ近く、桜の名所として名高い公園にフェイトはいた。
しかし、開花時期には少し早く、まだつぼみなため、園内は人がまばらだった。
なのはからどうしても会いたいというメールが来たのは一週間前だった。
了承の返信を出すと、すぐに予定を聞かれ、答えると、日時と場所を指定したメールが送られてきた。
できれば、ここだけはやめて欲しかった。それがフェイトの率直な感想だった。
何と言ってもここはなのはの『ご報告』があった場所であり、あの悪夢の舞台なのだ。
今回もショッキングなご報告があるのではないだろうか。赤ちゃんできました、とか。
それは駄目だ。別にユーノのことは嫌いじゃないが、それだけは駄目だ。
そんなことになったらどうしよう。
フェイトは頭痛のあまり頭を抱えた。
「フェイトちゃん、大丈夫?」
ずきり、と胸が痛む。作り笑顔を上げると、なのはが心配そうに眉を顰めていた。
大丈夫だよ、とフェイトが答えると、
「少し歩こ?」
なのはがフェイトの手を取って歩き出す。フェイトはつんのめりそうになりながら一緒に歩いた。
不思議とフェイトの胸は痛まなかった。
小学生の頃、満開の桜の下でこうやって歩いたのを思い出したからかもしれない。
なんだか懐かしい気持ちになって、まるであの頃に戻ったような気になって。
なのはのことが大好きで、毎日がとても楽しくて。なのはは結婚なんてしてなくて。
フェイトは穏やかな笑みをたたえた。
なのはも満面の笑顔で、二人は実に数ヶ月ぶりにゆっくりとした時間を過ごした。
ぴたり、と二人同時に足を止めた。園内でも一際大きな桜の木。
まだつぼみとは言え、その様相は堂々としており、人目を引くものだった。
そして、正になのはの『ご報告』の場所だった。
なのははすっと手を離すと、フェイトに対峙した。
「フェイトちゃん」
なのはが真剣な眼差しを向ける。フェイトは自分の悪い予感が当たったことを確信した。
「ご報告が――」
「嫌あああ!」
フェイトは目をつぶり、耳を塞ぐ。身を固くして、涙を流した。
「フェイトちゃん!?」
驚いたなのはが手を伸ばす。フェイトは強くその手を払った。
「嫌だ! 聞きたくない! なのはの『ご報告』はもう嫌あ!」
なのははしばらく困惑していたが、そっと近寄ると、耳を塞ぐフェイトの手を
自らの掌で包み、優しくさすった。
「聞いて、フェイトちゃん。私、高町なのはは、この度、離婚しました」
フェイトはきつくつぶった目を見開き、力なく腕を下ろした。
「え……?」
「ユーノ君と離婚したんだ」
「……」
「えっと……驚いた?」
フェイトはしばらく呆然としていたが、気を持ち直して一番気になることを問いかけた。
「……どうして、離婚したの?」
「好きな人が、出来たから」
フェイトは予想外の答えに息をのんだ。
「それは……ユーノ以外の人ってことだよね?」
「そう。その人は――」
「待って。私もなのはに話したいことがあるんだ。先に言ってもいいかな?」
「いいけど……」
「なのはには好きな人がいるというのにこんなこと……。いや、それでも伝えたいんだ。
なのは、好きだ」
「え……?」
「初めて名前を呼ばれた時にきっと私は恋に落ちたんだ。それからどんどんどんどん好きになって。
でも、伝えられなかった。傍にいられなくなるかもしれないって思うと怖くて。
そんな風にしていたら、なのはは結婚してしまった」
フェイトはそこで一息ついた。なのはは泣きそうな顔をしていた。
「すごく辛かった。諦めることも出来なくて。気持ちを伝えなかったことをすごく後悔した。
だから、もう一度言うよ。好きな人がいるのに、ごめん。でも、なのは、君が、好きだ」
なのはがぼろぼろと大粒の涙を零す。フェイトはそっとなのはの肩を撫でた。
「ごめん。困らせちゃったね」
「違うの。困ってなんかいない」
「でも、なのはには……」
なのはは首を振って、フェイトを見上げた。
「その好きな人っていうのはフェイトちゃん」
フェイトは目を見開いたまま首を捻った。
「私はフェイトちゃんが好き。初めて会った時からきっと好きだったの。
ずっと一緒にいたいって思ったの。
でもその気持ちがなんなのかわからなくて。今更になってようやく気付いたんだ。
これが好きってことなんだって」
見る見るうちにフェイトは顔をぐしゃぐしゃに歪めていく。
フェイトはなのはを強く抱きしめた。それに答えるようになのはも優しく抱き返した。
「なのは、大好きだ」
「私も大好きだよ、フェイトちゃん」
二人はしばらくそうやって抱き合っていた。
フェイトは少し体を離して正面からなのはの顔を覗き込むと不思議そうな顔をした。
「どうしてそんなに泣いてるの?」
「嬉しくて」
「嬉しくて泣くことって本当にあるんだ」
「フェイトちゃんなんか涙が滝のようだよ?」
なのはが人差し指でフェイトの涙を拭って、ほらね、と微笑む。
本当だ、とフェイトも笑って、右手をなのはの頬にそえた。
なのはが目を閉じる。フェイトはゆっくりと顔を近づけ、唇を重ねた。
二人の涙は陽光を反射してきらきらと輝いていた。
以上です
>>123氏が書かれたような展開も魅力的でしたけど
なのフェイなんで結局こんな感じで落ち着きました
まだ短いエピローグが残ってるんで明日にでも投下します
GJです。
ハッピーエンドになって良かったです。
エピローグも楽しみにしてます。
>>283 GJ!やっぱりなのフェイは良いですね。
ユーノがテラ当て馬で少し可哀相になりましたがw
エピローグもwktkで待ってます。
>>283 おお、来てたのか。GJ!
ユーノもだけど、はやてもいい奴過ぎる…。・゚・(ノД`)・゚・。
エピローグ待ってるよー
やっぱり誰かが悲しい思いをするというのは辛いね
だがGJ。エピローグを全裸で待ってるとするか…
しかし淫獣では当て馬にしても力不足感が否めないなぁ
ユーノ分はできる限り薄めにしてるような気がするからそのせいじゃないか?
エピローグwktk
>>283 ウルッと来ちまった。俺は告白の後の涙という百合シチュエーションに弱いんだ・・・。
ユーノ君といえば、ユーノ君とヴィヴィオの中の人が同じだという事に最近、気付いてビックリした。
ちょっとユーノが可哀想と思ってしまった俺はダメだろうか?
どちらにしろこの結婚は双方にとって不幸でしかなかったんだなぁ。
今ニコニコで一期全部見てきたら最終回のフェイなのシーンのBGMが勝手に脳内で流れて。・゚・(ノД`)・゚・。
GJ!!!マジGJ!!なのフェイ最高!!!
>>291 同感wもちろん普段は百合万歳、ユーノはご遠慮くださいだ。
叩かれそうで怖いんだが、なのはちょっと都合良すぎないかと思っちゃったなぁ。
最終的にフェイトが喜んでれば一番だけど、はやてや苦しんできたフェイト(あとユーノ)を思うとちょっとモヤモヤが。
でもこうやってキャラに色々な感情を抱くあたり、話に引き込まれてるんだろうなと感じるw
>>283 エピローグ楽しみに待ってます
バイトから帰ってきて見たらコラが予想外に好評でびっくりしたw
そして月刊なのフェイなるコラを作ってみようとしたが…見事に挫折。
本物のコラ職人のすごさを実感した
>>293 抱える気持ちは全体的に同感だw
まぁ、色んな価値観表現含めて、一つのSSの形だね
296 :
名無し娘:2008/03/01(土) 23:35:19 ID:icTbnVm9
>>283 後編キタw 神光臨w
今度はエピローグが楽しみでたまらん☆
公式で4期orOVAの話をこれでいくべき(^ω^)b
>>296 ユーノと結婚っての自体に無理があるからそれは無いでしょ。
脚本家が誰かと結婚させる気皆無だもんな。
なのはとフェイトは一生独身で通すような気がする。
そして誰かなのフェイで喧嘩→仲直り→いちゃいちゃって話を書いてください。
同棲して子供出来た時点で結婚させてるようなもんだけど、
ところであの世界の結婚は聖王教会式に則ってやるだろうから
ヴィヴィオが「なのはママとフェイトママの結婚を認めます」って言えば成立する気がする。
なんたって聖王本人だもの。
本編じゃあ結婚なんてしないでいいから
ずっと同棲のままで居てくれるだけで・・・
>>298 よし、じゃあまずはなのフェイが、こういうことで喧嘩しそうっていう妄想をだな
どっちが嫁で婿かって喧嘩はどうだい
些細なことで喧嘩っていいよな…
いかにも夫婦らしいwww
寝返りを打った際にヴィヴィオに一撃を見舞うフェイト
泣き叫ぶヴィヴィオをあやすなのはと熟睡するフェイト
短い睡眠時間を削られ文句を言うなのはと不可抗力を主張するフェイト
そして、その日から一人ソファーで寝るフェイト
とりあえずここまでは来れた
っていうかなのフェイが喧嘩する要素って
1:どっちが嫁?→結婚式を二回やればいいじゃない
2:ヴィヴィオの教育方針→ヴィヴィ「ママ達喧嘩しちゃめー!」
3:お互いの無茶を心配して→どっちかが倒れて病院で仲直り&看病イベント
の三つぐらいしか思いつかないんだがw
>>303 同志よ…
しかしこの二人の場合、その些細なことで喧嘩ってのがまた難しいんだよなw
中学時代でお互いモテすぎる嫉妬の喧嘩ならありうるかな
>>304 耐えきれず一日で音をあげるフェイトさん
「ごめんね、なのは。ヴィヴィオもごめん」
「私もごめんね。ヴィヴィオも怒ってないよね?」
「うん! フェイトママもいっしょに寝よう?」
「ありがとう……。突然だけど、なのはに頼みがあるんだ」
「なに?」
「ね、寝るときに私をバインドできつく縛ってほs
ここまで妄想した
フェイトさんとか体育の授業とかできゃーきゃー言われてそうだな
なのはさんとフェイトさんの下足箱に何か入ってない日はなさそうだ。
>>301 フェイトがなのは以外の誰かとイチャつく→なのは現場を見て嫉妬→喧嘩→仲直り→イチャイチャ
俺にはこれが限界ですぜorz
もっと妄想力のある人頼んだ!
>>304 フェイトさんはヴィヴィオにしでかしたことをひたすら謝るけど
罪悪感が消えずに「これからは1人でねる」ってソファーへ
何日か続くとなのはさんは寂しさがつのってイライラMAX状態
いつまでも気にしてるフェイトさんのうじうじ加減にちょっとキレて喧嘩勃発
最後の台詞は
「もう気にしなくてもいいんだよ。これからはずっと抱きしめて寝てあげるから」
>>313 なんとなく、大分前にあったゆるしてなのはさんを思い出した。
あれの続きこないかなぁ…後ろから抱きしめても大好きなんだが。
もう目玉焼きで良いと思う(前にも出たけど
それか、フェイトが長期出張でなのはがフェイト分不足
やっと帰ってきたと思ったら緊急に呼び出し
断り切れないフェイト
そんなフェイトに少し我が侭いうなのは
少し疲れていたのでその一言にイラッと来て言い返す
そんな反応が返ってくると思わなかったので、たじろぐなのは
それを見てハッと気づき、自己嫌悪したまま家を飛び出すフェイト
というのも良いと思う。
フェイトきめえwww
>>316 良し。
そのネタを文章に書き起こすんだ!!
なのフェイでSSを投下しても宜しいでしょうか?
ばっちこい!
かも〜ん
323 :
zennbu :2008/03/02(日) 11:26:20 ID:YdQCuO2e
324 :
全部君の所為:2008/03/02(日) 11:27:18 ID:YdQCuO2e
様子がおかしいのに気付いたのは
フェイトちゃんの帰宅時にいつものように抱擁を交わした時だった
私が首に腕を廻しぎゅと抱きしめると
いつもなら腰に廻された手にも力を込めてくれるのに
今日に限りそれがなかった
その後も何だか上の空で
ヴィヴィオにはいつものように笑顔で答えていたけど
私と目が会うとふわりと逸らされた
ご飯も食べ終わり、
ヴィヴィオとフェイトちゃんが一緒にお風呂に入っている間
私は食器を片付ける
仕事で何かあったのかな?
325 :
全部君の所為:2008/03/02(日) 11:28:06 ID:YdQCuO2e
フェイトちゃんは割と分かりやすい性格だ
素直だというか不器用だというか
直ぐに顔に出る
そんな所も好きだけど
お風呂から上ったフェイトちゃんは
ヴィヴィオの髪を乾かしながら
「今日は私がヴィヴィオに絵本読んであげるからね」
と言った
そこで気が付く
ーあぁ、私が何かしたのかー
フェイトちゃんは確実に私を避けている
326 :
全部君の所為:2008/03/02(日) 11:29:39 ID:YdQCuO2e
全然心当りが無い
これは直接聞かなくては
ソファに座り時間を潰す為にテレビの画面を見る
そして見計らって寝室へと向かう
部屋の中は暗い
扉から漏れた光がヴィヴィオの寝顔を映した
その隣にはフェイトちゃんが寝ている
でも私は知っているフェイトちゃんが本当に寝ていない事を
327 :
全部君の所為:2008/03/02(日) 11:30:16 ID:YdQCuO2e
横たわる体に手を添える
「フェイトちゃん。ちょっとお話ししよう」
フェイトちゃんは薄っすらと目を開ける
「あっちで待ってるね」
お湯を沸かし紅茶の準備をする
お湯が沸いた頃のっそりとフェイトちゃんが現れた
テーブルの上にマグカップを二つ並べる
私はその隣に座り紅茶を一口啜る
カップを置き、横を向くと
フェイトちゃんはカップも紅茶に口をつけることも無く
ボーっと前を向いていた
328 :
全部君の所為:2008/03/02(日) 11:30:45 ID:YdQCuO2e
「で、フェイトちゃんに私何かしたかな?」
「してないよ」
予想に反して答えが直ぐに帰って来た
「嘘」
「嘘じゃ無いよ」
「だって今日ずっと様子が変だよ」
「なのはは何もしてないよ」
直ぐ何かあると顔に出るくせにこんな所は頑固だ
「でも何かあったんでしょ?」
次の瞬間フェイトちゃんの顔を見て
心臓がドクリと鳴った
329 :
全部君の所為:2008/03/02(日) 11:31:20 ID:YdQCuO2e
フェイトちゃんは今にも泣きそうな顔をしていた
ううん、違うもっとこう
まるで捨てられた子供みたいな
「大丈夫だよ」
そう言って立ち上がろうとしたフェイトちゃんの手を慌てて?む
「フェイトちゃん全然大丈夫な顔してないよ」
手を引っ張り座り直させその両頬に手を添える
「フェイトちゃんが苦しいと私も苦しい
フェイトちゃんが悲しいと私も悲しい」
フェイトちゃんはぎゅっと目を閉じた
330 :
全部君の所為:2008/03/02(日) 11:33:10 ID:YdQCuO2e
「だから話して」
それでも迷ってるようだったから今度はその頭を抱き寄せる
肩に入っていた力が抜けていったのが分かった
「今日、聞いちゃったんだ・・・この間・・・」
「ん?」
さらさらと金色の髪をすく
「なのはが同じ教導官の人に、告白されたって」
すいていた手をぴたりと止める
「それ、誰に聞いたの?」
「結構局内で噂になってる」
331 :
全部君の所為:2008/03/02(日) 11:33:41 ID:YdQCuO2e
そういうのって当の本人が言って廻らないと広まることじゃ無いよね
一体どんな風にふれまわったのだろうか
私はため息をついた
「そうだね。そんな事もあったよ」
フェイトちゃんの目が途端潤み始め慌てる
「で、でもでも。その場ですぐお断りしたし
私も今日まですっかり忘れてたし。それに私にはフェイトちゃんがいるし」
あわあわとつい言い訳めいた事を並べてしまう
支援
規制っぽいな\(^o^)/
避難所に続きがきてる
おおGJです!
この二人たまらんわ!
やっぱり相思相愛、夫婦だな〜
GJです。
やっぱりなのフェイはいいですねぇ
むおおぉぉぉん!!なのフェイ最高おおぉぉ!!
GJ!
これはいいバカップルだw
GJGJGJGJ!!
どうしようもなく互いに好き合ってるのとか大好物だw
今書いてるのが若干修羅場なのは内緒だw
バカップル最高!!!
はやては腕時計を確認すると溜息をついた。
レティと会う予定なのだが、早く着いてしまったため、手持ち無沙汰になっていた。
仕方がないので時間を潰そうと本局内の喫茶店へと向かう。
店内に足を踏み入れるとアンティーク調の内装で落ち着いた雰囲気が漂っていた。
ウェイトレスが接客に現れる。
はやてが、一人です、と言おうとした時、視界の隅に見覚えのある人物が映った。
ウェイトレスに相席することを告げ、ガラス越しに外を眺めている青年の下へと歩み寄った。
「相席してもええ? ユーノ君」
「はやて……久しぶりだね」
ユーノは微笑してどうぞと席を勧めた。
「あれ……? ウィンナーコーヒー? ユーノ君甘いの飲めたん?」
「苦いのはやめたんだ。甘いのが飲みたくなってね」
どことなく寂しそうに笑うユーノに対して、はやては視線を逸らすと何度か頷いた。
丁度横を通りがかったウェイトレスを呼び止め、はやてもウィンナーコーヒーを頼んだ。
「はやてこそ甘いの飲んだっけ?」
「私も甘いのが飲みたい気分なんよ」
あはは、とはやてはわざとらしく笑った。
ユーノは首を捻った後、ふと思い出したように口を開いた。
「なのはたちの結婚式、どうだった?」
「へ?」
「あれ? もう式挙げたんじゃなかったっけ?」
「確か先週か先々週あたりに……」
「ってことは、はやて式に出なかったの?」
「あ〜、その〜、最近忙しいんよ」
視線を泳がせるはやてに、ユーノはそう、とだけ答え、カップに口をつけた。
しばしの沈黙。
ユーノは再びガラス越しに外を眺めた。
はやてはユーノの表情を窺うと迷いながら口を開いた。
「えっと、ユーノ君、大変やったね」
「そうだね。でもこうなるかな、とも思っていたから」
「そうなん?」
「うん。それより、僕なんかよりよっぽどはやての方が大変そうな顔してるけど?」
「……ほんまに?」
ユーノが頷くとはやては溜息をついた。
「顔には出さんようにしとるつもりやったんやけどな〜。……実は私も振られたんよ」
「……そうなんだ」
「しかも三年間片思いしてた相手に……って期間で言うたらユーノ君のが長いか」
「長さの問題じゃないと思うよ。それで?」
「ほんでな、その相手って言うのが……」
「ウィンナーコーヒーお待たせしました」
はやては跳び上がらんかのごとく驚いた。
ウェイトレスは困惑していたが、うまい具合にユーノが取り繕うと仕事へと戻って行った。
はやては照れ隠しに笑うと、カップを手に取りコーヒーを一口含む。
気持ちを落ち着けるようにゆっくりと味わってから嚥下した。
ふう、と一息つく。
「なんで私が好きになった人は私のこと好きになってくれないんやろ」
ユーノは軽く目を開いてから苦笑した。
「突然だね。でもほんと、どうしてだろうね」
ユーノもコーヒーを一口飲むと深く息を吐いた。
「あかんあかん。しんみりするのはもう終わりや。景気付けに乾杯でもしよ」
はやてがカップを持ち上げる。そのカップにユーノはカップを近づけた。
「それじゃ、せっかくだから、なのはたちの幸せを願って」
「それもええけど、私とユーノ君にも良きパートナーが現れるように願っとこ」
「いいね。それならそれも付け加えて」
「「乾杯」」
コーヒーカップは、カンと透き通った音を立てた。
カタカタとキーボードを叩く音が部屋に響く。モニターは次々と打ち込まれる文字を表示していた。
『……機動六課のメンバーは今は別々の場所で過ごしているけど、この青空の下、それぞれの場所で
きっとみんな、あの日のことを忘れずに暮らしているよね、ってよく思います』
「フェイトちゃ〜ん」
「フェイトママ〜」
最愛の妻と娘に呼ばれてフェイトは笑顔で玄関に返事をした。
「あ、は〜い。ちょっと待ってね。今メール書き終えちゃうから」
楽しみにしていた二人とのお出かけのために、フェイトは急いでメールを書き上げた。
「スバルに送信、っと」
送信できたことを確認すると、小走りで二人の下へと向かう。
お待たせ、と声をかけるフェイトを二人は笑顔で迎えた。
「フェイトママ、メールおしまい?」
「うん、おしまい」
フェイトが優しく頭を撫でるとヴィヴィオは幸せそうに目を細めた。
「じゃあ行こうか。フェイトちゃん」
名前を呼ばれた途端、フェイトは胸が高鳴り、温かい気持ちが広がるのを感じた。
これってやっぱり最高の魔法だ。
そう思ったフェイトは、自身も愛しい相手にとっておきの魔法をかけることにした。
「うん、なのは」
以上です
ちょい長いあとがき書きます
まず、なのはにとって都合がよすぎるというご指摘はもっともです
ユーノにも非はあるけど、そもそもなのはが断らなかったのが問題ですからね
それなのになのはは特にペナルティも無く、自分の望むものを手に入れましたから
ただ、なのはキャラはできた人間が多いので綺麗にまとめてしまう気がするのです
ユーノがなのはを傷つけたり、文句を言うシーンは思いつきませんでした
それでも、もう少しうまく書けたのかもしれません
この部分はよく煮詰めるべきでした。要反省です
また、はやてやユーノがかわいそうというのは自分も思います
はやてに関しては大団円が好きな人には納得がいかないものだったかもしれません
ですが、個人的にははやてがふられるシーンはかなり好きだったりします
片思い好きなんだ。すまない
ユーノに関しては、ユーノの話はやりすぎるとスレ違い、あくまでなのフェイが主軸
以上2点からユーノの出番はなるべくけずりました
でも、もう少しユーノに関しても書くべきだったのかもしれません
出番が少なかったこと自体がかわいそうな原因の一つだと思ってます
ただ、そんな二人のエピローグは結構気に入ってます
そして、なのフェイのエピローグもお気に入りです
まあ、まんまパクリでそもそも好きなシーンなんで当たり前ですけど
名前を呼び合うのっていいよね
何はともあれ、読んでくれた人、GJや感想くれた人、ありがとうございました
>>343 GJ!
やっぱり名前を呼ぶのはなのフェの基本だよな!
あと、文章が読みやすくていいなあ。
ユーノのことを真面目に書くと、
板違いでエロパロ板に持ってくしかないからね…
俺もなのフェイ主軸のフェイト→なのは×ユーノとか好きで
ネタはあるんだけど、2chだと投下できる場所がないw
>>343 GJ!
確かにユーノと結婚してるって設定でその辺り詳しく書くとこのスレ的に
微妙な感じになっちゃいそうだから苦労するよね
GJ!
締めの「うん、なのは」がなんともフェイトらしい
やっぱ二人はこうでなくちゃね
>そもそもなのはが断らなかったのが問題
の時点でどっちかというとユーノに都合がよい設定だとは思うけど
確かに
雛壇を出したものの、管理局の仕事で片付けるのが遅くなってしまうなのは。
嫁ぎ遅れてしまうからとフェイトにも手伝いを頼むが、拒否されてしまう。
フェイトに断られてしまうとは思いもせず、少しショックを受けながらも家に帰ろうとすると、
フェイトはなのはを捕まえて、家に帰れないようにする。
「フェイトちゃん……離してくれないかな」
「いやだ」
「早く片付けないと、お嫁に行けなくなっちゃう」
「だから離さない」
みたいなね、三十路ぐらいのお話を妄想した
つ 言い出しっぺの法則
>>350 たった数行で胸が高鳴ったじゃあないかw
むしろフェイトそんのところにも嫁に行けなくて困るんじゃ…
フェイトそんは自分がなのはさんの嫁派か
このスレを見てるとニヤニヤが止まらなくて困るんだぜ
原画集でなのはとフェイトが初めて触れあった瞬間だと書かれてた場所が
なのはがフェイトをお姫様抱っこしているやつで吹いたw
色んな未来がここに詰まっていると思ったよw
お姫様だっこと言えば小説版ではフェイトがなのはをお姫様だっこしてたなぁ
両方楽しめるなんて、神かと
>>357 是非ともあれも映像化して欲しかった。
王子フェイト降臨
あの有名SSサイトのアンケート。
ここの住人はどれに投票してるんだろう。
俺は高町家の日常に期待してるんだが、学園パロディって人気あるんだな…
ほんわかラブもいいけど、やっぱ高町家の日常がもっと読みたい
多分同じサイトだと思うが俺は学園パロに入れさせてもらった
最近俺の好きなSSサイトがパロ物書く人多くなってきてはまってるんだ
忙しくて見て回ってる余裕がない俺が通りますよ。
もったいない。とはいえ最近は神サイトが増え過ぎて何処チェックしていいのか分からないってのはあるな。
なのは百合SSリンクみたいなの誰か作ってくんないかな、あの、マリみてSSリンクみたいなやつ
>>362 某角サイトがあるじゃないか
最近パラレル多いよな
パラレルティアなのが楽しみで仕方がない
天然王子も面白いし、もう……
パラレル万歳
本当に増えたよなぁ
俺のお気に入りなのフェなのサイトだけでも50超えてるし・・・
一年前は10いくかいかないか、くらいだったなぁ
>>364 俺が知らないはずはないと思うが、
ちょっとそのサイトのヒントを吐こうか
お気に入りの百合サイトが増えるのはいいことだ
ってことで少なくなる前に四期発表まだー?
>>365 そのサイトって50サイト全部かw
ヒントっていうかなのフェサイトのリンク渡り歩けばだいたい全部行ける場所ばっかだよ
もちろん全部小説サイトな。
イラストサイトも含めると大変なことになるし・・・。
>>367 あ、ごめんなさい。勘違いでした
小説が50あるサイトがあるのかと思った
サーチ、リンク…限界まで探しつくしてると思っていたのにまた発見すると、
その時は喜びよりも、何故今まで見つけられなかったんだ…って気持ちになる。
そして今の俺がその状態。
こんなでかいサイトを今まで見つけられなかったなんて。
なんかすごい悔しい気分だ
今月のメガマガってこのスレ的に見てどうだった?
買おうか迷い中orz
>>369 どこのサイトの事言ってるの?
多分、知ってると思うけどヒントだけでも。
どうやら今日サーチに登録されたばっかりみたい。知らなかった。
だから今までと同じ探し方で見つけられると思うよ。
そのサイトは舞ーHIME、ひぐらし、NOIR、そしてなのフェイって扱ってるみたい。
なのはさんのスカ有りSSの人か
あの人最近なのはにはまりはじめたっぽいから知らない人多いかもな
粗製濫造という四字熟語があってだな……
>372
まだ読んでないんだが、ちょっとだけ軽いスカ有りってことだよな?
まさかほぼ全部だったりする?
>>374 他のスカのSS読んだこと無いからわからないが
結構軽めだったと思う
tnx
けどすごい数だな…。1日飛ぶなこりゃ
なのはの可愛さは異常
フェイトの格好良さも異常
つまりフェイなのの良さは異常
フェイなのはなのはさんの可愛さが引き立つな
なんか、なのはさんが乙女っぽくて
なのフェイはフェイトの天然さが引き立つと思う
そこがまた可愛い。
思い切りKYですみません。
今、すずか王子×アリサの話を書いているんですが・・・
完成したら投下はここでいいですか?
「ねぇフェイトちゃん、ここの問題なんだけど…」
「どれ?…ああ、これはこの角度とここの角度が等しいでしょ。つまりイコールで結ばれて、等式ができるんだよ」
「えっと…」
「ああ〜せやから、なのはちゃんの可愛さ異常+あたしの格好良さ異常=はやなのの良さは異常。
つまり、なのはちゃん=はやなのの良さは異常、になるわけや」
「さっすがはやてちゃん!分っかりやす〜い♪」
「…バルディッシュ」
『sir.』
「いい子だ」
うはwwやっちまったぜwww
なのは+フェイト=ラブラブ
かつ
なのは+はやて=ラブラブ
すなわち
フェイト+はやて=ラブラブ
誰か仲良し三角関係書いてくれないかな……。
修羅場はやなんだけど、みんなが仲良くしてるのが見たい
>>389 つまり
なのは+フェイト+はやて=ラブラブラブ
なものがみたいと。
はやて→←フェイト←なのはこういう系の切ないの
読んだあとは無性に三人ラブラブ物が読みたくなってくる
フェイはやは見つかるんだが…
なのはやがあまりにも少ない…
そうかな?数の多さは
フェイなの>フェイはや>はやなの
なのは認めるけど、それほど少ないって訳でも…
なのフェイ6
フェイはや3
はやなの1
ってとこじゃね?
フェイはやは三期終わるあたりから急激に増えた気がする
誰かがメインで書きまくって布教すれば増えそう
俺?悪いが途中で関西弁が変になってきて消してしまう
はやてはそれがネックだよね。
密かにはやすずを広めてやろうと考えているけど、なかなか手が出ない。
一歩間違えると京都弁になる。
一歩間違えるとコテコテの大阪弁なる。
柔らかい関西弁って難しいorz
>>397 とりあえず標準語なり似非関西弁でいいからあげるんだ
関西弁の修正は自称関西人軍団に任せて
ここで大阪人の俺が通りますよっと。
はやての関西弁は元々変。あれは植田弁。
とか誰かが言ってた。
じゃあもうそろそろ植田弁変換機が出てもいいころなはず
スバティア成分が著しく不足してるぜ…
うまく説明出来ないんだがスバティアどうもピンと来ないんだよなぁ
なんでだろう。おいしい設定だとは理解しているのに・・・
よーし。関西弁が怪しいけど、パパ投下しちゃうぞ〜
「それでな、この前も……」
テーブル越しになのはと向き合い、楽しそうに喋るはやて。
その表情は仮にこの場に居ないシグナム達が見れば、
自分まで嬉しくなってきそうな程に幸せに満ちている。
「うん、あはは。そうなんだ」
そんなはやての話を笑顔で聞くなのはは、楽しそうな表情ながらも、
数分前からその視線はちらちらと腕時計へと移っている。
その事に気が付いていながらも、気づいていないフリをして、はやては話を続ける。
なのはとの幸せな時間。はやては捲くし立てるように話題を振り続けるが――
「はやてちゃん、ごめん。私そろそろ帰らないと」
――その一言で、呆気なく、幸せな時間は終わりを告げられる。
腕時計を見ながら申し訳なさそうに言ったなのはは、
はやての表情が曇り始めた事にも気づかずに、帰宅の準備を始める。
「もう少しくらいなら、時間大丈夫やないかな?」
努めて明るく発したはやての言葉。その本心とは裏腹に、表情は笑みを作っている。
だからなのはは、
「あはは、でも今日はフェイトちゃんとひな祭りパーティーする約束してるから」
笑顔で拒否の言葉を告げる。
――また、フェイトちゃん、か。
小さく呟かれたはやての声は、なのはの耳に届く前に消えてしまう。
「じゃあ、帰るね。ばいばい、はやてちゃん」
見惚れてしまう程の笑顔を向けて言った後、なのはははやてに背中を向ける。
一歩一歩、なのはは玄関へと歩いていく。
はやての、苦しそうな表情に気が付かないままに。
――行かんといて、なのはちゃん。
秘めた想いはなのはには届かず。
――フェイトちゃんのところに、行かんといて。
自分を置いて、なのははフェイトの下へと帰っていってしまう――
「帰らんといて!」
突然部屋に響いた、切羽詰った悲鳴のような声。
その大きな声に驚く間も無く、急に後ろから抱きしめられて、なのはは驚く。
「え、ええ? は、はやてちゃん!?」
振り返ろうにも、抱きしめるはやての腕に篭った力は思いの外強く、なのはは振り返る事が出来ない。
「帰らんといて、なのはちゃん。フェイトちゃんのところに、行かんといて……」
先程の声とは違い、今度は弱弱しい声ではやては口にする。
「……フェイトちゃんと、何か、あったの?」
背中を向けたままで、なのはは訊ねる。
その心から相手を心配するような優しい声色に、はやては嬉しさを感じると共に、僅かな疑念も込み上げてくる。
――なあ、なのはちゃん。なのはちゃんが心配してくれてるのは、本当に私? それとも――
「……けんかでもしたの? だったら私が間に入って――」
「私はフェイトちゃんが羨ましい……羨ましくて、仕方ない」
「はやてちゃん……?」
突如、なのはの言葉を遮って口を開いたはやての声は、未だかつて聞いた事が無いくらいに悲しさと切なさが篭っていた。
そんなはやての声と、その声が紡いだ想いに、なのはの心には困惑が広がっていく。
「もし、もしも……」
困惑と疑問に包まれていたなのはを置いて、はやては言葉を続けていく。
「フェイトちゃんより先に、私が出会えてたら……なのはちゃんの隣におるのは私やったんやろか?」
それは考えずにはいられない、IF。
はやてがなのはに出会った時、既になのはとフェイトは深い絆で結ばれていた。
“親友”よりも親しくて、“家族”よりも想い合い、それはまるで、愛し合う“恋人”の――
はやての頭は、それ以上考えるのを拒否する。
硬直した部屋の中には、静かな時間が流れている。
はやての吐露した想いを受けて、なのはは完全に固まっていた――はやての腕の中で。
なのはの胸中に渦巻く想いはどういったものなのか。
それははやてには分からなかったし、また考えるのも怖かった。
だから、今は。自分の腕の中に居るなのはの温かさを、感じていたい――
なのはを抱きしめる腕に、さらに力を込めた瞬間。
腕の中に居るなのはの携帯が軽やかな音を鳴らし、着信を知らせる。
その曲は聞き慣れてしまった、特別な着信メロディー。“フェイトちゃん”からの着信だった。
>>396の一文目を見た勢いでここまで書いて力尽きた。
お…おい、まさかここで切るなんて…どっからどう読んでもこれからじゃねーか!
片思いもいいけど、これからなのはを奪い取る為にはやてがあれこれ頑張るんじゃないの!?ねえ!
ちょ、生殺しwww
大丈夫!そのまま書いて、完結まで一直線だよ!!!
あれ・・・?ここで終わりとかなんというドS
気になって眠れなくなるかもしれないじゃないかww
どう転んでも美味しい展開なのに生殺しとかw
ええ!?ある意味イジメだろwwwドS過ぎるwww
>>413 見えてる!w バルディッシュの柄見てるから!w
てか最近やたら見かけるけど出展kwsk
サイト知ってるけどヒントの出し方がわからんなぁ…
>>415 保存したw
最近訳あってPrayを何十回も聞いてるんだが歌詞が百合すぎるだろw
聞く度になのフェイを想像してニヤニヤしてしまうw
流れを読まずに、久々のシグナム×ティアナを置いていきますよ。
423 :
病−1:2008/03/04(火) 05:08:21 ID:Dug2Stiy
精算を済ませると脱兎の如く、シグナムはタクシーから飛び出した。
エレベーターを待っている時間がもどかしく、マンションの階段を大急ぎで駆け上がる。
廊下を疾風の様に駆け抜けて、住み慣れた我が家に着くと勢い良くドアを開けた。
いつもはきちんと揃える靴を履き散らかし、コートも脱がずに寝室へと向かう。
「ティアナ!!」
部屋に駆け込むと、中央に置かれたセミダブルのベッドの上でティアナがゆっくりと顔を上げた。
「シグナムさん・・・どうしたんですか?」
「ティアナの事が心配だったからな。事情を主はやてに話して、早めに帰宅させてもらったんだ」
笑顔でそう告げるとシグナムはベッドサイドにしゃがみこんで、コツンとティアナの額に自分の額をくっ付けた。
「・・・大丈夫か?まだ、熱があるようだが?」
「シ、シグナムさん・・・そ、そんなに近づくと風邪がうつっちゃいますよ・・・」
熱で上気した頬を更に赤く染めながらティアナは恥ずかしそうに呟いた。
「ティアナの病気が治るのなら、私はうつされても全然構わないんだぞ?」
間近で真剣な表情のシグナムを見て、ティアナはますます頬を紅潮させた。
そんなティアナを見て、シグナムはクスクスと笑う。
「ふふふ。可愛いなティアナは。・・・さてとふふ、今日は私が夕食を作るから、ティアナは横になっていてくれ」
「そ、それくらいは出来ますから。折角、早く帰ってきたんですからシグナムさんこそゆっくりして下さい。いつも、遅くまで働いているんですから」
「何を言っている。病人をこき使っているなんて知られたら、私はいい笑いものだからな。それに・・・」
起き上がろうとするティアナを制止し、さらさらな髪を撫でながらシグナムは優しく言い聞かせる。
「これ以上、ティアナの具合が悪くなってしまったら私は悲しい・・・いや、私だけじゃなくて管理局の皆も悲しむ」
最愛の人が苦しんでいるのを見ると、とても心が痛む。
それはきっと、私だけではなく主やテスタロッサ、スバル達も同じ事だろう。
そしてその様子を見て、弱い自分は更に傷ついてしまうだろう。
そんなのは嫌だ・・・だから・・・。
「だから頼む。今は安静にしていてくれ。私は早くティアナに元気になってもらいたいんだ」
「シグナムさん・・・わかりました」
渋々と布団に包まるティアナに、シグナムは「ありがとう」と呟いて、小さなキスをした。
424 :
病−2:2008/03/04(火) 05:09:47 ID:Dug2Stiy
「ごちそうさまでした。とっても美味しかったです」
「そうか。そう言って貰えると腕を振るった甲斐があったな」
ティアナの言葉を聞いて、シグナムは嬉しそうに微笑んだ。
主はやてにティアナの具合が悪いと話した時、主は梅と大葉の入った雑炊の作り方を教えてくれた。
久々の料理に腕が鈍っていないか不安だったが、タクシーの中で何度も書き留めたメモを読み返したおかげで、どうやらうまく作れたようだ。
「だが、ティアナの腕には敵わないな。回復したら、また美味しい料理を食べさせてくれ」
「はい。喜んで」
一刻も早く良くなって、愛しい人に手料理を振舞いたいと思いながら、ティアナはしっかりと頷いた。
「ところでティアナ。他に何か欲しい物やして欲しいことはないか? 何でもいいから言ってくれ。私はその為に早く帰ってきたのだから」
「・・・傍に居て欲しいです」
はっきりとそう呟くと、ティアナはぎゅっとシグナムの手を握った。
シグナムよりも一回り小さなその手は微かに震えていた。
「シグナムさんが居なくて寂しかったです・・・」
「そうか・・・すまなかった」
シグナムはそっと掌を握り返す
震える掌を包み込むように優しく、守るようにしっかりと。
「私は戦うことしか知らない不器用な存在だ。だから、ティアナに寂しい思いをさせてしまったのだと思う」
そのまま手を引き、少し強引にティアナを抱き寄せる。
「言い訳はしない。でも、これだけはわかって欲しい・・・」
潤んだティアナの瞳をまっすぐ見つめると、シグナムは小さな口唇に口付けを落とした。
「ティアナを愛しているという気持ちは本当だ」
「シグナムさん・・・」
「具合が良くなったら二人で旅行に行こう。寂しい思いをさせてしまった分、沢山の思い出を一緒に作ろう」
「はい・・・」
ティアナは子供の様にシグナムに抱きつく。
シグナムはそれをしっかりと受け止めると、もう一度ティアナと口付けを交わした。
それはまるで魔法の様で・・・。
温かくて柔らかい感触が二人を包み、二人はとても幸せな気持ちになった・・・。
短いけど以上です。
最近、パステルシグナムとか言われてるが、やっぱり将はカッコいいと思うんだ。
そして、そのシグナムと絡むティアナはデレデレで寂しがり屋な姿しか思い浮かばないんだ・・・。
GJ!
この二人は身長差が理想的だよね
姐さんはネタキャラになっちゃったのが悲しいし悔しい
でもきっと女性局員から絶大な人気があるはず
ここは本当に居心地がいいなぁ
読んで癒されてる自分が居る
住人&職人さんGJ!
きっとネタキャラにされたキャラ同士集めって飲み屋で愚痴でもこぼしてるんだろうな・・・
主にシャッハさんとなのはさんとシグナムさんが
血戦を始めそうな面子だなw
居酒屋「夜天」かw
>>427 本当にここはいいことだよね
エロパロの糞スレとは大違い
>>428 ちょっと書いてみたけど難しいな。上手い職人さんいないかな?
「何で私たちはすぐ、男前とか好戦的とか言われるんでしょうね…」
「客観的にそう見られるなら仕方ない。しかし、テスタロッサがそう呼ばれないのは納得がいかん」
「みんな知らないんですよ。フェイトちゃんは2人きりの時しか凛々しい顔しないから」
「くっ、それが処世術というものか…」
エロパロスレは3,4人の池沼さえいなけりゃキレイなんだがな
>>433 職人さんにも何人か問題ある人いるからなぁ……
まぁそれでも見てるけどさ。
ここでエロパロの話題出すのはいいが愚痴こぼすのはやめとこうぜ
どうしよう、部隊長の可愛さに目覚めすぎた。
はやて受けが脳内で大ブーム。
「んー、フェイトちゃんの発育も結構やなぁ。私も嬉しいわ」
「え…、いや、私はええ。それに、あまり長く残れへんし…」
「ちょ…フェ、フェイトちゃん。そんな、急に積極的になるなんてずるい…」
「あ……ん、フェイトちゃん…や、やぁ…そんなん、言わんで…」
脳内の言葉を書き起こすのは極めて難しい
部隊長受け、ゲボ子も受け
おいしいな
なのは系列でスレを回って、始めてここに来た時エロパロのノリだったんだけど
こっちの方は結構行儀がいいというか、住人の対応が大人なんだなと・・・
というか百合板自体が落ち着いた雰囲気があるんだな・・・
エロパロのノリで来てた自分が少し恥ずかしいわ・・・orz
>>439 かなり無理矢理シグシャマに置き換えるとこうだな?
将(439)がフェイトに惚れる(百合スレでエロパロノリ)
↓
シャマルどっしり構えて待つ(スレ住人の対応)
↓
フェイト、なのはとくっつく(スレは普通に進行)
↓
将、失恋(439恥じる)
「すまん」
↓
シャマル(スレ住民の反応)
「いいのよ」
↓
シグシャマ(439は無事住人となった)
↓
シャマル
「計画どおり」
まぁ、エロパロと比較すればマイノリティが集まってこじんまりとやってるからなw
あれだけ大所帯でやってれば荒れるのも無理はない。
というか、アレでもよくまとまってる方だと思うわ。
俺が烈火の将だ・・・
実は初期の頃からずっとクロスの方見てたんだけど最近は・・・
でエロパロに行ったら・・・と、ようやく此処に漂着したロビンソンもいいところだ
最近なのは人口増えた様に思うんだがなんかあったっけ?
そうかな?
一時と比べたらむしろ落ち着いてきたとさえ感じるんだがw
最近毎週土曜にニコ動でなのは祭とか言って、一気に本編あげてるな。
局ラジ聞いてるから見てないけど。
そか、此処に変に飛び火してこなきゃ良いなぁ、昔の俺みたいに・・・
ところで六課の部屋とかそういう通常の場所に結界って張れるのかな?
結界張って部屋の中なのに夜空が見える夜天のお部屋とかローマンティックな場所を作れないものかと
まとめwikiなんだが、なんか妙な事になってない?
スレ一覧から鬼徹子日記とかいうとこに飛ぶようになってるんだが・・・
なってるね、火狐だがkusareyeng45なんたらってなってるチキンでクリックしてないが
誰か荒らしたのかなぁ?
試しに飛んでみたが、しょぼい801絵ブログ。
とりあえず修正しといた。
とりあえず
>>406の続きはまだかな?
続きの妄想が止まらなくてどうにかなりそうだ
海鳴に居るときに雲の上にセーフティネットを応用した絨毯引いて
ローマンティックなのフェイとか想像したりするぜ
なのはさんとフェイトさんならどんな状況でも
脳内で一面お花畑のラブラブ空間になるはず!
>>451 一瞬ハリウッドのスパイダーマ3が浮かんでしまった・・・
クソッ!赤いスーツから飛び出るサイドポニーを俺の脳内から消してくれ!
>>452 フェイトスレは最近早いしなのフェイ話も毎日のごとくあるから貼りやすいんじゃね?w
いつかこのスレで話題になるSSサイトになりたいなぁと思ってる
俺が通りますよ。頑張ろうっと
むしろ自演で話題にしちゃえb(ry
いつか評判が聞こえてきてたどり付けるといいな
>>456 2ちゃんで話題になるようなサイトなんて
ろくなもんじゃない気がするが
俺は自サイトの名前が上がると
「やべ、なんかやったかな…」と本気で思い心臓が痛くなる
ここの方は皆大人だから構わないんだが、やはり驚くな
自サイト自サイトあんまうるせーと荒らすぞコラ
>>461 少しは言葉に気をつけようね
だけどサイトの話は荒れる原因になりやすいから自重しないか?
ちょっと空気の入れ替え
「行かんといて、なのはちゃん」
「はやて、ちゃん…」
「好きや」
「えっ?」
「なのはちゃんのこと、好きなんや」
「私は…」
「あたしのこと、嫌い?」
「嫌いとか…!そうじゃ、ないけど……」
「じゃぁ…」
あぁーもうダメだ!
>>406!続き書かないとママが書くわよwwww
はやなのはいい。心が洗われるようだ。
突然だけどギンフェイ投下します
その時は、誰が仕組むでもなく訪れた。
フェイトさんと二人きり。フェイトさんはもちろんだが、私も最近は仕事が忙しい。
『ナンバーズ』同じ戦闘機人として彼らに色々教えたりしている。
「あぁ!? あんたはハチマキの姉!?」などと警戒されたことは随分前のことで、
今ではすっかり打ち解けて、私の講義に耳を傾けてくれるようになった。
「うへへ…ギンガさん今日もいいお尻っスね!」
「私には無いものだ。胸を触っても良いだろうか?」
うん…。そこそこ頑張ってます。
まぁ、私の仕事はさておき、フェイトさんと二人きりだ。
きっとこれは神様がくれたご褒美に違いない。生きてて良かった。
「…と、まぁ、ティアナは頑張ってくれてるよ」
おっと、なんということですか!
フェイトさんがお話してくれているのに私ったら…
「ティアナは真面目な子ですからね」
慌てた様子を見せないように返事をする私。
(ごめんなさいフェイトさん!)と心の中で謝る。
「そうだね」ニコッと笑ってフェイトさんは続ける。
「それでね、なのはがね……」
あぁ…。まただ…。
フェイトさんのお話にはよく出てくる名前「なのは」…さん。
二人は小さいころから仲良しで、いつも一緒にいたみたい。
なのはさんのお話をしているときのフェイトさんはなんだか幸せそう。
フェイトさんの笑顔は大好物(おかず的な意味で)ですけど、正直私にとってはあまり嬉しい話題ではない。
嫌な女かも知れないけど、聞いてても胸が苦しくなるばかりで…。
突然だが、私はフェイトさんが好きだ
その想いが強すぎたのだろうか、つい、本当に無意識で言ってしまった…
「フェイトさんは、なのはさんと付き合ってるんですか?」
「え!?」
フェイトさんの驚いたような声でハッと気づく
何を言ってしまったんだろう…
でも後悔後で立つ……じゃなくて先に立たずだ
言ってしまった言葉は戻らない
「どうなんですか?」
何を血迷ったかもう一度訊いてしまう。
主語がないが、そこがわからないフェイトさんではない。
「つ、付き合ったりはしてないよ。仲は良いけどね」
「そうなんですか!?」
正直驚いた。絶対に付き合ってるものだと思っていた。
いや、これは私だけではないだろう。
「うん…」
驚いて声が大きくなってしまった私に小さく返事をするフェイトさん
わずかだけど見せた悲しい表情
一瞬でも喜んだ私は愚かだったと気づく。
悲しい顔をした理由。そんなものスバルでも分かる
フェイトさんはきっと、なのはさんのことが…
だとしたら、私はとてつもなく失礼なことを言ってしまったことになる
(あーもう! 私のバカ! 死んじゃえっ! う●こ!!)
自分の浅はかさを嘆いていると、フェイトさんは意外な質問をしてきた。
「ギンガはなのはが好きなのかな?」
「と、とんでもございませんです!!」
突然の質問にわけのわからない敬語…のようなもので返してしまう。
なんてことだ…。
フェイトさんに失礼なことを言った挙句、なのはさんを狙うライバルだろ勘違いされてしまった
この世には聖王も仏もいないのだろうか?
「そうなんだ」
ニコッと笑うフェイトさん。
ライバルが一人消えて、つい喜びを隠しきれなくなってしまうフェイトさん
写メ撮りたかった……。
ダメだ。いまだかつてない悲しくも悲惨な(ほとんど自業自得)出来事に頭がおかしくなってきた
「じゃあ好きな人はいる?」
フェイトさんが私に問いかけた。
『フェイトさんが好きです!』
…なんて即答するほど度胸があるわけもない
それに、さっきあんなやりとりをしてしまったばかりだ。なおさらできない。
「す、好きな人はいますけど…」
と、若干顔の火照りを感じながら小さな声で返事する私。
でもどうしたんだろうフェイトさん…
フェイトさんとこういう話をするのは初めて……って、私が話題を振ったんだっけ…
きっと私が恋に悩んでいると気を使ってくださったのでしょう
さすがフェイトさんお優しい。美人。カッコいい。お嫁にしたいランキング第一位。
「どんな人?」
どんな人って…
目の前にいる金色の髪をした綺麗な人
強くて優しくて、私の憧れの人
でもちょっぴり抜けてて、可愛い人
と、いくらでも形容できるけども、それを本人に言うのはどうなんだろう…
「ご、ごめんね? 言いたくなかったかな?」
「違います! そういうわけではないです!」
なんということだ!またフェイトさんに余計な心配をさせてしまった…
い、言っても大丈夫ですよね?どんな人か言うだけですもんね。
私の日頃の妄想を自白するわけではないんです
フェイトさんを頭の中で●●●(自主規制)してるとか言うわけじゃないんだから、なんてことはないはずだ。
「そ、その人は…」
「その人は…?」
「綺麗で、強くて…」
「うん」
「でも優しくて、カッコよくて…」
「うん…」
「なんていうか、すごく憧れてて…」
「うん……」
「もうお話できるだけで幸せになれるぐらいなんです」
実際言葉にしてみてわかったことがある。
どれだけ想っていても、なかなか言葉にできないということだ。
もっともっと好きなところがたくさんあったはずなのに、なかなか言葉にできないんだなぁ…
「ねぇ、ギンガ。変な質問してもいいかな…?」
ちょっと俯いたままフェイトさんが私に話しかけてきた。
「なんですか?」
「その人と私だったらどっちが強いと思う?」
その人とフェイトさん?
つまりフェイトさんとフェイトさん?
二人のフェイトさん…
こ、これはなんて素敵な世界なんだ!! 天国があるとするならそこに違いない!!
「ねえ、どっちかな?」
「へ?えっと……ひ、引き分けだと思います…」
私には選べない!だって二人とも素敵なんですもの…///
「へぇ…引き分けか…」
あれ?なんかフェイトさんちょっとだけ怒ってます?
も、もしかして、なのはさんだと勘違いされてるんじゃ?
違うんですフェイトさん!私はフェイトさんの恋路を邪魔するつもりは毛頭ないんです!
引き分け=同じぐらい強い=なのはさん
図りましたね、フェイトさん!!
さりげなく相手を特定してたということですね…?
あーもう! 頭も良いなんて完璧すぎますよ!?
…って、このままじゃダメだッ! このままではフェイトさんの中の私の評価が暴落してしまう!
もともとあんまり関わることが少ないんだから、こんなことではいけない。
最悪、話してくれなくなってしまうかも知れない…
そんなことになったら私はどうしたらいいんだろうか?
フェイトさんFC(非公式)からの会報や、雑誌に載ったフェイトさんを見てハァハァしてるしか道はないのか…?
ヤダヤダ! そんなの!絶対やだぁ!!
たまに会ってケーキとか食べながらお話するぐらいの間柄でいたい!!
「フェ、フェイトさんはどうなんですか?」
苦し紛れにフェイトさんに話題を振る。
「え? 何が?」
「いえ、フェイトさんは好きな人いらっしゃるのかな、と思いまして」
ここで『なのはさん』の名前を出さないのがポイントだ。
そんなこと分かりきってるけど、あえて知らない振り。
フェイトさんの恋の悩みを聞いてちょっとだけ親密になりたいっていうのが本音。
我ながら小さい人間だと思う…
というより、「え? 何が?」って言ったときのフェイトさんがすごく可愛かった…///
「わ、私は…」
はい、なんですか、フェイトさん?
何時間でもお話聞かせて頂きますよ?
「私は全然ダメだね…。振り向いてもらえなくてね…」
…や、やってしまった。
こんな暗い表情をしたフェイトさんは見たことがない。
フェイトさんがそんなに思いつめていたなんて知らなかった。
でも、そんなのは私の都合だ。
”私は無神経な質問をしてフェイトさんを傷つけた”
その事実は変わらない。
「すいませんでした…」
心からの謝罪。自分を責めた。
「ギンガは悪くないよ。私がもっと頑張ればいいだけだからね…」
少し無理して作った笑顔。フェイトさんの優しさが逆に苦しい。
自分を責めているうちに湧いてくるのは、なのはさんへの不満だった
フェイトさんがこんなに想っているのに何故気付かないのか?
ただ自責の念から逃げたくてこんなことを思ってしまったのかも知れない
だけど、その不満も嘘ではない。私だったら…、などと意味のないことも考える。
「せめて気持ちには気づいて欲しいんだけどなぁ…」
ポツリとフェイトさんが漏らす。
きっとフェイトさんのことだから、相手に気を使ってなかなか行動に移せないのだろう。
なんて勝手な決め付けをする。でもきっとハズレてはいないと思う。
私はずっとフェイトさんを見てたから。どんなときも見てたから…
「フェイトさんはもっと積極的に攻めてもいいと思います」
私は無礼を承知で言ってしまう。
「そう…かな…?」
「はい。フェイトさんに好かれて嬉しくない人なんていません。いるわけないです」
「………」
「時にはガンガン攻めないとダメです!」
言ってて笑いたくなる。
自分ができないことを偉そうに人に勧めている。
しかも大好きな人の恋が叶うようにと…
でも、嫌じゃない。フェイトさんには幸せになって欲しいから。
たとえ、その隣にいるのが私じゃなくても幸せになって欲しいから。
「積極的に……」
「そうです。 もういきなり抱き締めるぐらいの勢いで…っ!?」
言いかけた言葉が途切れる。
「こんな感じかな…?」
フェイトさんは言った。
頭の中が白くなる。
「フェ、フェイトさん?」
「抱きしめるって、コレでいいんだよね?」
耳元で囁くように言われる。
「は、はい…///」
自分の顔が一気に赤くなるのがわかった。
体中が熱い…
(き、きっとこれは練習なんだ。なのはさんを抱きしめる練習なんだ…///)
そう思っても心臓の鼓動は早くなるばかり
「も、もう少し強く抱きしめてもいいんじゃないでしょうか…?」
アドバイスっぽく言ったが、もうこれは完全に自分の欲求だ。
幸せになって欲しいとか。自分じゃなくてもいいとか思ってても、
結局、私はフェイトさんの言動や行動に一喜一憂してしまうんだ。
悲しい顔をされたら悲しいし、笑ってくれたら嬉しい。
私以外の人を想って抱きしめられていても、顔は熱くなって、心臓は破裂しそうになるんだ。
ギュッ、と私を抱きしめる腕に力が籠もる。
でもこれは、なのはさんを想う気持ちの大きさ…。
分かってる。でも抱きしめられていることに幸せを感じられた…
……一体どれぐらいフェイトさんに抱きしめられていたんだろうか?
長いような気もしたし、短いような気もした。
時間の感覚なんてなくなってしまうような行為。
だが、それも終わろうとしていた。
「あっ、ご、ごめんね?」
フェイトさんはそういうと私を抱きしめていた腕を緩めた。
だが、フェイトさんの暖かさが離れることはなかった。
「ギ、ギンガ!?」
私は気がつけばフェイトさんの腰の腕をギュッと回して、フェイトさんに抱きついていた。
一体何をやっているんだろう、私は…
フェイトさんはもう離れようとしていたのに、それをさせなかった。
理由は簡単だ。”離れたくないから”
抱きしめられたら離れたくなくなった。
そんなのは、お互い好き同志だから許されることだ。
でもきっとフェイトさんは嫌がらない。この行為を拒んだりはしない。
それが私の知ってるフェイトさん。あとで謝れば笑顔で許してくれる。
私はそんなフェイトさんの優しさに縋りつくように抱きついている。
今だけ……今だけなんです、フェイトさん……
突然の私の行動に戸惑っていたが、フェイトさんは一度緩めた腕に再び力を込めた。
もう叶うことはないだろう、私の望んだ状態が完成する。
今、誰かがこの光景を見たら勘違いしてくれるだろうか?
いや、誰も来ないで欲しい。そうしたらいつまでもこうしていられる気がするから…
「フェイトさんにこうしてもらえる人は幸せだと思います」
私はそう口にする。紛れもなく自分の今の心境。
でも、きっとなのはさんだって、他の誰だって、幸せを感じざるを得ない優しい温度。
「そ、そうかな…?」
「はい。すごく幸せですよ…」
さり気なく、自分の気持ちを漏らすような言い方をする。
まぁ、フェイトさんは気付かないだろうけど
「あ、え、えっと……」
フェイトさんが何か言いたそうなご様子
なんだろう、と黙って待っているが、
「…なんでもない」
と、言葉にするのをやめてしまった。
気にはなったけど、詮索はしない。
ただ、今はフェイトさんを感じていたい一心だから。
「…あのね、ギンガ」
「こうしてるの、嫌ですか?」
何かを決意したように口を開いたフェイトさんより先に言ってしまう。
こう言えばフェイトさんは嫌とは言わない。
またフェイトさんの優しさに付け込んでしまう。
そんな自分が大嫌い。でも戻れない…
クスッ…とフェイトさんが笑った。
「いや、もう少しこうしてたいなって思ってね」
なんとも意外な返答だった。
フェイトさんが何を考えているかはよくわからないが、そう言ってくれるなら甘えよう。
私は何も言わずにフェイトさんを抱く腕に力を込めた。
いつかこの幸せが私だけのモノになればいいのに……なんて想いを込めたりして
〜終わり〜
書くと宣言してから一体何日たったんだろう…
散々時間かけてこれかよって感じです。
あとがきを書かせてもらうなら、どっちも果てしなく鈍感っていうのを目指しました
そしたらなぜかギンガが頭のおかしな子になってました
ギン姉を愛してる人には悪いことをしたと反省しております
ちなみにフェイトさんは、ギンガの好きな相手がシグナム姐さんではないかと勘違いしています
読んでくれた方、お疲れ様でした。
ぐっじょぶですっ!
ギン姉の適度な壊れっぷりがなんとも言えませんっ(笑)
にやにやしちゃいましたー、あー楽しかった♪
スバルでもわかるとか何気に酷い表現がなんとも言えません(笑)
なのは世界の娘たちはやさしい鈍感さに溢れてると思うんだ、うん、他人に対しての心遣いは察しがいいんだけどね。
いやいや、ご馳走様でした。
>そんなものスバルでも分かる
ギン姉ヒドスwと思ったけど切ないラストになったな
GJ!
GJ!
ギン姉が壊れてるwww
しかも妹に然り気無く暴言吐いてるのに笑ったw
後半はちょっとシリアスっぽいし、王子フェイトが一瞬出てきて二度美味しい感じがしました。
最近このスレにもギンフェイの波が来てますね。
是非ともフェイトさん視点を……
GJ
あーいかん、何でこんなに顔が溶ける様ににやけるんだろ・・・
かぁーいーわー・・・俺生きててよかった
GJ!
ギン姉ww
壊れ気味wからシリアスの変化も良かったです。
なんという2828小説www
GJでした!
GJすぐる
ニヤニヤがとまんねぇw
>>471 ギンフェイキタ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━!!!
イイ感じに壊れてるギン姉がかわいすぐる。
すばらしいものをありがとうございます。GJです。
>>474 ”にも”ってことは、他に来てる所があるのか。
是非とも知りたいのだが。
>>479 他に来てるのは俺の心の中ですw
期待しちゃったならごめんなさい
ギン姉と言えば「機動六課ホスト部」のギン姉は可愛かったなぁ
ホストのギンガは死相が出てただろw
483 :
471:2008/03/05(水) 18:06:17 ID:ynldDGiT
意外にも読んでくれた人がたくさんいて嬉しいです
やっぱり書くのは難しいですね
語彙の多さが求められるって痛感しました
ギン姉の壊れ具合が中途半端だったような気もします
また書くことがあったらお願いします
ちなみに自分はホスト部でギン姉に惚れましたw
都築待ってるんだけど来なさそうなんだよなぁ…
アリサとなのはって見ないな・・・
あるところにはあるけどなのはがフェイトルート行って
アリサにもすずかがいるから・・・
避難所、外部板に登録できるってことに今気づいた。
これでゲーム製作板が楽にROMれる。便利だ
ビデオ遺書の人とアクエリアスさんの外伝の続きはまだか!?
エロパロの246氏も続きこないし……
俺の中のなのフェイ分が不足してきたぜ
488 :
アクエリアス:2008/03/05(水) 22:13:36 ID:fxiB3i2e
呼ばれて飛び出て(ry
丁度今書き終わりました!グッドタイミングですね♪
では、フェイなのパラレル小説の番外編です。
フェイトがいn…狼です。
ですが決して
>>159の言うようなワンコではありませんのでwww
いや、言われたときに最初の出会いのこと忘れてて想像してしまいましたが…。
過度な期待はしないで下さいorz
番外編 フェイト犬のある危ない一日
「フェイト〜!ご飯だよ〜?」
目の前にはけっこう大きな肉の塊。におい的には多分牛かな?
「いらないの?」
「クゥン」
いや、毎日朝と夜にご飯くれるのはいいのだが。
こう肉ばっかりだと…胸焼けがしてくる。
だが、そんなことが伝わるはずもない。
その子は心配そうに私を見ている。
「どっか具合悪いの?」
「ワンッ(悪くないよ)」
ただ他のものが食べたいだけだ。
普通に野菜とか、ご飯とか。
人の血が一番いいけど。
よしよしと頭を撫でてくるその子の手をペロペロと嘗める。
(本当に凄い美味しそうだな、この子の血…)
「にゃはは!くすぐったいよ!」
私はそれを聞いてすぐに止める。
「フェイトは賢いね。良い子良い子♪」
あんまり撫でられるの好きじゃないけどね…。でも何か嬉しそうだし、世話になってるからな…。
私は我慢して何も言わずに撫でられ続けた。
「でも、何で食べてくれないんだろう?アリサちゃん達を連れてきてみようかな…」
犬とかに詳しいし…。と私に向かって話す。
アリサというのは、いつもこの子が私の餌を持ってくるときに、何かと手伝ってもらっている子の事らしい。
相談にのったりしてもらっているのはいいが、ここに連れてこられたらまずいかもしれない。
その子がエクソシストである可能性もあるわけだ。
「ワゥン」
耳を伏せて、声を出す。
すると、怯えているのに気づいたのか、再び頭を撫でてくる。
「大丈夫だよ。怖くないから…」
怖いというわけではない。ただ、見つかったときにどうすればいいか考えているだけなのだが。
「明日連れてこよう」
お願いだから止めて欲しい。
************
だが、次の日。
ドアの外から数人の足音。
本当に連れてきたのか…。
私は警戒して、窓に近いベッドの脇に隠れて、出来るだけ魔力を抑え、気功で自分の周りを固める。
これで一応、触られない限り大丈夫だ。だが、弱っている今ではいつまで保つか分からないが。
ドアが開いて、あの子の影が見えた。
「フェイト…?」
いつもの場所を見ていないのに気づいたのか、心配そうな声が聞こえる。
「どうしたのよ、なのは」
気の強そうな声が聞こえた。
二つの足音が部屋に入ってくる。キィ、とドアが閉まった。
「いや、フェイトが…。フェイト!どこにいるの?」
「怖がって隠れちゃったのかな?」
穏やかそうな声が聞こえる。
「う〜ん、分かんないけど…」
足音がこちらに近づいてきた。すぐにあの子の顔がヒョイ、と覗いた。
「あ、フェイト。なんでそんなところにいるの?」
いたよ、と誰かに呼びかける。
二つの足音が、こちらに近づいてきて、顔を見せた。
「あ、フェイト。なんでそんなところにいるの?」
いたよ、と誰かに呼びかける。
二つの足音が、こちらに近づいてきて、顔を見せた。
「あ、結構可愛い子じゃない?ねぇ、すずか」
「そうだね、アリサちゃん」
あの子と同い年くらいのようだ。一人は金髪で、もう一人は紫色の髪をしていた。
「ガウゥゥッ〜〜!!」
威嚇してこちらに近づかないようにする。
「大丈夫だよ、フェイト」
あの子がこちらに近づいてくる。だが、今日ばかりは素直に従うわけにはいかない。
「ワンッ!ワンッ!!」
毛を逆立てて、吠える。
「やっぱり怖がってるのかな?」
「そうみたいね…」
「グルル〜!ワンッッ!!」
「フェイト、静かにして!見つかっちゃうよ!!」
し〜っ、と慌てて私に言ってくる。
「ウゥゥ…」
見つかったら更に大変なことになるので、音量は下げる。
「へぇ…賢いのね」
それに気づいて、金髪の少女はもの珍しそうに私を見た。
そして、他の二人をどけて、物怖じすることなく向かってくる。
私はもう一度唸った。
だが、全く気にする様子もなく、私を抱き上げた。
「ア、アリサちゃん!危ないよ!!」
「平気よ。一言言っただけで言うこと聞くんだから、噛みついたりしないわ」
当たり前だ。威嚇はしているが、本物の狼ではないのだから理性はある。
それよりも、この子は私を抱き上げても顔色一つ変えない。
どうやらエクソシストではないようだ。
「へぇ、偉いんだね」
そう言って紫の髪の少女は、恐る恐る私の頭を撫でた。
この子も無反応。どうやら杞憂だったらしい。
「で、どこも具合悪そうに見えないけど」
怪我は凄いわね、と顔をしかめた。
「うん……でも、最近ご飯食べてくれなくて」
「あの肉あげてるの?」
「うん」
「…もしかして、毎日?」
あの子は不思議そうな顔をしてもう一度頷いた。
金髪の少女は盛大にため息をついた。
「それ、肉以外を食べたいんじゃない?」
「へ?」
「もしかして、犬は肉以外食べないとでも思ってるわけ?ちゃんと果物とか野菜も食べなきゃ栄養片寄るでしょう?」
ありがとう、と私は真面目に思った。
「へぇ〜」
「へぇ〜、じゃないわよ!可哀想でしょ!全く…」
そう言って私を下ろすと、部屋を出て行った。
数分後、再びドアが開く。
「はい!野菜持ってきたわよ。茹でてあるけど」
ブロッコリーやしいたけなどが主のものを、皿に盛り、私の前に出した。
私は一応匂いをかいで、食べた。
うん、こう久しぶりに食べるとおいしさは一塩だ。
「あ、食べてくれた〜♪」
あの子が嬉しそうに笑った。
「今度からちゃんとあげなさいよ!」
その時、
コンコン
と扉を叩く音が聞こえた。
「高町なのはさん!?いますか?」
大人の声だ。
「うわ!司教さんだ!!」
あの子がオロオロし始める。
「フェイトを隠さなくちゃ…!」
私は皿を持って、ベッドの下に逃げ込んだ。
「おお!?」
金髪の少女が感心したように呟いた。
「高町さん!開けてください!」
「は、はい!!」
ガチャ、とドアの開く音。
「先程、犬の声のようなものが聞こえたと報告があったのですが…」
「え、あ、そんな訳ないじゃないですか」
動揺しているのがよく分かる。大丈夫だろうか…。
いざとなったら飛び出せばなんとかなるとは思うが。
「あなたのような子がそんなことするはずないとは思っていますが…念のために部屋を調べたいのです」
「大丈夫ですよ」
穏やかな柔らかい声。多分あの紫の髪の子だ。
「今、ちょっとふざけて誰が一番犬の鳴き真似が上手いか遊んでただけなんです。
それに、私達今までこの部屋で遊んでいましたけど、犬なんていませんでしたよ?」
ほら、と部屋を見渡せるようにその子がドアの前をどいた。
物音一つしない沈黙が数秒続いた後、
「そうですか。お邪魔しましたね」
いくらか声が柔らかくなった。
「遊ぶのは結構ですが、あまりふざけすぎないようにしてくださいね」
「は、はい!すみませんでした」
ドアが閉まる音がした。
「セーフ」
私は様子を伺ってから、外に出た。
「本当に賢いわね」
金髪の少女が私ののど元を撫でた。
「何か芸するの?」
「え、え〜と…分かんない」
「ふ〜ん」
私を一別すると、
「お手」
そう言って手を出してきた。
はっきり言って、面倒だ。私は余っていた餌を食べ始める。
それを見て、むうと私をその子が睨む。
「ほい!!」
取り上げられた。
「ワン!(返してよ!)」
「…お手」
何だか悔しいが、意地を張るのも馬鹿らしい。
私は渋々前足を彼女の手に乗せた。
「よし!」
満足そうに微笑んで、餌を戻してくれた。
尻尾を振ってしまうのは…断じて嬉しい訳じゃない。その方が犬っぽいからだ。
「アリサちゃん、そろそろ帰ろう?」
「ん、そうね。そろそろ暗くなっちゃうし」
そう言って立ち上がった。
「それじゃあね、なのは…と、フェイト」
「バイバイ、なのはちゃん、フェイト」
「下まで送ろうか?」
「いいわよ、別に」
「そう?…じゃあ、バイバイ」
ドアが閉まる。
ハァ、感謝はしたが何だか騒がしかったな…、フェイトは一つ嘆息した。
「フェイト、気づかなくてごめんね?」
「クゥン」
でも…悪くはないかな…?
そう思いながら、フェイトは優しく撫でられて、もう一つワンッと鳴いた。
Fin.
後書き
ワンコと言えばアリサかな?…と思って書いたら何だかカオスになってしまいましたorz
こんなんでスミマセンorz
GJ!
フェイトそんが淫獣ポジションになっててワロタw
ところで、気になったところを挙げとく
・なぜ、なのはは犬っころの名前を知ってるのか
・フェイトそんの一人称だったのに、最後だけ三人称に
1はフェイトさんの名前が書かれてる持ち物をなのはさんが見たから
2は知らん
ワンコフェイトさんかわええわ
498 :
アクエリアス:2008/03/05(水) 22:59:38 ID:fxiB3i2e
すいません。
>フェイトそんの一人称だったのに、最後だけ三人称に
これはわざとというか間違いというか…。
最後の一行だけ三人称にしようと思ったのにその前の文までなってしまいましたorz
脳内補完お願いします、本当にスミマセンorz
>最後の一行だけ三人称にしようと
つつくようでわるいんだが・・・・。
なにか意味がない限り、止めた方がいいとおもうんだ。
いちおう文章におけるルールってもんがあるし
いや、戯言とスルーしてくれてかまわないけど
>>495 GJ!
なんかSS書くのもいろいろルールみたいのがあるんだな
学生時代の読書感想文くらいしか書いたこと無い俺がいうのもあれだけど
職人さん達はすごいな
>>495 おおGJ!!
次は二人の新婚生活を期待してますw
>>497 確認してきた
あと、この一文も。
>本当の名前を知られていては、服従の呪文がかけられない。呪い返しにあうのがオチだ。
フェイトそん迂濶すぎるだろ常考w
俺も二人の新婚生活を裸で待ってる
503 :
159:2008/03/06(木) 00:05:36 ID:8UUCJhmQ
むぅ、まさか本当にやってくれるとは思わなかった。
ちょっとした戯言の心算で書き込んだにも拘らず完成させてくれるとは……
もうアクエリアスさんGJ!としか言いようが無いww
ワンコじゃない言った割にはワンコでしたがwww
504 :
159:2008/03/06(木) 00:10:42 ID:8UUCJhmQ
すみません
>>503 に書くはずだった文を半分くらい消しちゃってたみたいです。
と、言うよりまんま
『フェイトワンちゃんのドキドキ☆綱渡りなペット生活編』
じゃありませんでした?いや、甘くは無いですがワンちゃんでドキドキな綱渡りでしたしww
犬GJ!
あれかな?
たまには隠れてワンコとなのはさんがいっしょに寝てたりしないのかな?かな?
ごめん、やっぱ何でもない
ちょっときいてみたかっただけなんだ
ギンフェイといい、犬フェイトさんといい、ここは幸せになれる場所だな
そういえばヴィータ達は一応変化出来るんだよね?
つまり……ゴクリ
508 :
アクエリアス:2008/03/06(木) 01:51:51 ID:dTdGgvUs
沢山のGJありがとうございます。・゚・(ノД`)・゚・。
>>449 え〜とですね、意味的に言いますと、フェイト視点で物語を見て、フェイトになりきってもらえるようにしていたんですが、
話が終わる際三人称にすることでフェイトの視点から外れてこっちに戻ってきてもらおうとしたんです。
でも素人がそんなことしちゃいけませんよね…ホントスミマセンorz
以後気をつけます_| ̄|○))もう尻叩いてくださいorzすんません
>>504 そこじゃなくて最後の文の
>このスレの皆なら犬耳犬尻尾の幼女フェイトに脳内変換されるに違いない。
のところを違うよと言ったんです。そうなったらこのなのはさん黒すぎますwww
>>507 ヴィータ達は変身…出来ないんですorz騎士なんです。
ハラオウン家がバンパイアです。ややこしくてすみませんorz
でも、リンディ母さんやプレシア母さんはワンコになれるんです。
っていうかもうホント言葉数足りなくてスミマセンorz
次回、新婚とバンパイアであなたにかぷっ、ちゅ〜♪(違
某動画サイトにて、
【なのフェイ】こんなにちかくで StrikerS版の修正版が上がってるんだが…。
やばいやばすぎる。修正ってどころじゃないw完璧
見てきた!
やべぇ、涙出てきそうだった
あの二人は結ばれたよな?
最初に写真見てるシーンから以前のことを思い返してるのかなぁ、と思ったり
511 :
名無し娘:2008/03/06(木) 15:22:34 ID:8xC78alD
見てきたw
アレは神としか言いようが(T∀T)
なのは知ってる人、全員に見て欲しいwww
>509
みてきた。うん。最高。久しぶりになのフェイSSを書きたくなってきたぜ。
>>512 そのテンションを維持したまま、速やかにメモ帳開くんだ!
>509
今見てきた
やっぱりなのフェイはいいな
コメでもあったけどやっぱりこの二人は絡みが多いな
どこの話?
にこなら見れないよ_| ̄|○
映像でフェイト見てるなのはが何故か笑えてしまうwww
>>515 ようつべに上げようとしたらメンテ中だった
>>509 神動画ってものがどんなのかやっとわかったぜw
ほんと素晴らしいわ
教えてくてれd
つべにageなくていいから、劣化していないflvのままでくれ
なんて厨房丸出しなことを言ってみる
>>509 今見てきたらランキング入りしてるな
これは最初にやった人も後にやった人もあんまりいい気分じゃないだろうな……
最初にやった人は腹立つだろうし、後にやった人もバツが悪いだろうし
外部のサイト、ニコニコ動画の話題は最初は良くてもその内荒れ始める
>>520 オリジナル版と修正版は同じ人がやったものだぞ
>>521 すまん自重する
>>522 最初ってのは1、2期で作った人の事
1、2期版と3期版は作者違うはず
ごめん変な流れにして
以下いつも通りの流れでお願いします
とりあえず
フェイトとなのはは最高コンビ
作者は違うけど互いに自分の動画で紹介し合ってるし問題ないと思うが?
そんな深く考えなくてもよいと思うが・・・
こんなにちかくで系も元々は別のアニメのMADだったっぽいしその辺りは・・・
ところで六課解散後もなのはとヴィヴィオとフェイトって同棲してるんだっけ?
SS04ではそれっぽかったんだが四期でも一緒だといいな
>>527 同棲してなかったらどうせいっちゅうねん
>>528 【審議中】
_,,..,,,,_ _,,..,,,,_
_,,..,,,_/ ・ω・ヽ/・ω・ ヽ,..,,,,_
./ ・ω_,,..,,,,_ l _,,..,,,,_/ω・ ヽ
| / ・ヽ /・ ヽ l
`'ー--l ll l---‐´
`'ー---‐´`'ー---‐´
530 :
名無し娘:2008/03/06(木) 23:10:29 ID:8xC78alD
↑カワイイwww
ここであえてフェイはやもいいぞと言ってみる
三人娘全員好きだから
はやて→←フェイト←なのは
こんな感じの好きだなぁ
いろんな人から好かれるけど唯一フェイトさんだけには恋愛対象として見てもらえない将を幻想する!!
シグナムさんは何でもそつなくこなしてしまうが故に不幸に見舞われるタイプだよな・・・。
あずまんがの榊さんとかストパニの天音さまとかささめきの村雨さんみたいな。
実はもの凄く乙女で奥手な人なのに
はやて→なのは←フェイト
なのはさんは鈍感に生きてください
⌒*(・∀・)*⌒ <にやり
シグナムの心の声は興味がある
とても小さいことで一喜一憂してそう
心の中は嫉妬の炎で烈火の将ってか・・・泣ける・・・
フェイトさんと話してて心のレヴァンティンがもう本当に折れそうな所で
まだ気はあるみたいな発言で持ち直すんだろうなぁ・・・
とどめも刺してもらえないのか・・・w
生かさず殺さず状態のシグナムに幸せな明日はくるんだろうか
で、更にはやてとかヴィータとかエリオとか皆気づいてるんだけど・・・やっぱりフェイトさん・・・
さらになのはさんは半分確信犯で見せつける
シグナム「放せエリオぉ・・・主も不忠をお許しください!高町を斬る!」
エリオ「六課での人傷は御法度!!」
はやて「あかんでシグナム!気持ちはわかる!でもあかん!」
シグナム「騎士の情け!せめて一太刀!」
エリオ「殿中にござる!」
はやて「控えおろう!」
そして漫画版の戦いに・・・
誰か
フェイトと誰か(誰でもよし)がイチャイチャ→なのはジリジリ→一悶着→なの×フェイイチャイチャ
って話を書いてくれ
自分で書けるならいいんだが出来ないので誰か頼みます
初めて書いたSSが、そんな感じだったなぁ。
当て馬になる子がちょっと可哀想だけど、萌えるシチュ。
よーし。誰も居ない今の内にパパ投下しちゃうぞ〜
「あ、フェイトちゃん!」
通路の向こうから駆けて来るのは一人の少女。
まさに天真爛漫といった言葉が相応しい様子のなのはに、フェイトは口元が緩みそうになるのが抑えられない。
(今日のなのはも可愛いな……)
気を抜けば、表情が緩みきってしまいそうになるのを、何とか引き締め直す。
なのはに、だらしの無い顔は見せられないから。
なのはの前では、何時だってカッコよくてクールな自分を見せたいのである。
「フェイトちゃん。私今からお昼ご飯食べるんだけど、一緒にどうかな?」
フェイトの前で立ち止まったなのはは、そう訊ねる。
一方のフェイトは、なのはの言葉に申し訳無さそうな顔になった。
「なのは、ごめん。昼食はもう食べたから……ティアナと」
執務官試験の勉強を見ていた流れで、既にフェイトはティアナと昼食を取ってしまっていた。
それは確かに事実ではあるのだが、言わなくてもいい事まで言ってしまうのが、フェイト・T・ハラオウンという人間だった。
良くも悪くも、正直者なのである。
「……そっか、じゃあ仕方無いね」
笑顔ながらも、その声には残念そうな響きがあって。
「えっと……その、やっぱり私も今から食べるよ!」
思わずフェイトはそう口にしてしまっていた。
「あはは。そんなに気を遣わなくてもいいよ」
そんなフェイトの言葉を、なのはは笑って遠慮する。
流石にそこまでしてもらっては悪い気がして仕方が無い。
「ごめんね……今度埋め合わせはするから」
「別にそこまで気にしなくても……ただ」
フェイトの言葉に何かを言いかけたなのはは、そこまで言って口を噤む。
「言って、なのは。……ただ、なに?」
黙ってしまったなのはを、フェイトは優しく促す。
フェイトの様子に、なのはは躊躇いがちに、再び口を開いた。
「あ、あのね。最近フェイトちゃんはティアナと一緒に居る事が多いから、その……」
そこまで言ったなのはは一度俯き、そして。
「私とも、もっと一緒に居て欲しいな…………なんて、我侭かな?」
恥ずかしそうに頬を染めて、首を傾げて上目遣いになのはは訊ねてくる。
思わずお持ち帰りしたくなりそうな程のなのはの可愛らしい様子に、鼻血が出そうになるのを我慢しながら。
「そ、そんなことないよ。なのはにそう言って貰えて嬉しい!」
少々どもってしまったのは許容範囲内だ。フェイトはそう自分を納得させる。
「にゃはは、恥ずかしい事言っちゃった……も、もう行くね?」
羞恥に頬を染めたまま、なのははそれだけを口にすると、そのまま背中を向けてしまう。
フェイトに背中を見せたなのはの、僅かに見える首筋は赤く染まっている。
(可愛い……なのは可愛いよ)
そして、走り去っていくなのはを見送ったのだった。
そして次の日。
ティアナの執務官試験の勉強を見て上げた後、フェイトはティアナと一緒に廊下を歩いていた。
昨日の事があったから、今日はなのはも誘って昼食を食べようと、なのはを探して歩いている最中の事。
「あっ……」
ティアナの隣を歩くフェイトが小さく声を上げる。
「どうかしましたか?」
「ちょっと、目に埃が……」
「待ってください、そういうのは自分で触らない方が」
目を擦ろうとするフェイトを、ティアナは静止する。
「動かないで下さいね」
ティアナは慎重にフェイトの目を確認する。
二人の身長差から、フェイトが少し屈み、その上からティアナが覗き込むような体勢になっている。
――傍から見ればキスしているように見えたりして。
ふと、そんな事をティアナは思う。
それを見た恋人が勘違いして修羅場に――ドラマやマンガなんかでよくある展開だ。
(ま、そんな事が現実にそうそう起こる訳が――)
――バサバサ。
書類が地面に散らばる音に、ティアナの思考は中断される。
向かい合っていたフェイトとティアナは音のした方向を見る。
(ちょっと、嘘でしょ!?)
音の主の正体に、ティアナは呆然としてしまう。
「……そう。そういう事だったんだ」
俯いたままのなのはの口から毀れるのは、搾り出されたような沈痛な声。
何を言われているのか理解出来ないフェイトを置いて、なのはは続ける。
「酷いなあ……フェイトちゃん。それならそうと言ってくれれば良かったのに」
その言葉に漸くはっとなるフェイトだったが、残念ながら少々手遅れだった。
「もういいよ」
俯いたままでなのはは呟く。
前髪で表情が隠れてしまっている事が、フェイトを一層不安にさせる。
「え、な、なのは?」
“もういい”とは、非常に穏やかではない言葉である。
フェイトの頭の中では危険信号がいくつも点灯している。
「フェイトちゃんなんか……」
ぱっと顔を上げた勢いで、なのはの瞳に溜まっていた涙が飛散する。
なのはが泣いてしまっているという非常事態にパニックになりながらも、
泣き顔のなのはも可愛いな、なんて不謹慎な事を考えていたフェイトに罰が当たったのだろうか。
「フェイトちゃんなんか大っ嫌い!」
泣き顔を隠しもせずに言い放たれた言葉は、フェイトには衝撃的すぎる物だった。
「え……な、なのは?」
呆然としたフェイトの声、しかしなのはは止まらない。
「そんなにティアナが好きなら、ずっとティアナと一緒にいればいいじゃない!」
「な、なのは……待って……」
「もう知らない!」
取り付く島もないとはこの事か、フェイトの静止の言葉も無視して、なのはは走り去っていく。
遠くなる背中。小さくなる後姿。通路に消え行く愛しい少女。
「ど、どうしよう……なのはに……なのはに嫌われちゃった……」
機動六課の隊舎であるにも関わらず、通路に膝を付き項垂れるフェイト。
「どうしよう……どうすればいいかな、ティアナ……」
(え、私に振るんですか? ……それはこっちが訊きたいですよ)
あの様子を見るに、なのはは完全に二人の関係を誤解してしまっているだろう。
それはティアナにとっても非常に困る。
「えっと、まだ取り返しは付きますよ。頑張ってください、フェイトさん」
取り合えず、まずは死相の出ている上司に月並な慰めの言葉を口にしてみる。
「取り返し……付くかな……だって、大っ嫌いって言われちゃったし……」
しかしティアナの慰めにも、フェイトが元気を取り戻す様子は見えず。
そのどんよりとした空気を払拭するように、ティアナはなるべく明るく言い放つ。
「絶対大丈夫です! フェイトさんとなのはさんって凄くお似合いだし、何とかなりますって」
「……本当? 私達って、そんなにお似合い?」
「はい! それはもう! 羨ましいくらいに!」
フェイトが少し話に食いついてきたのを見て、ここぞとばかりに持ち上げる。
兎にも角にも、フェイトに元気を出して貰わない事には仕方が無いのだ。
「……ありがとう、ティアナ。少しだけ、生きる希望が湧いてきたよ。頑張ってみる」
(生きる希望って……)
フェイトの言葉に少し引きながらも、言うべき事はしっかり言っておこうと頭を切り替える。
「なのはさんと仲直りしたら『“ティアナに”背中を押してもらった』ってちゃんと言って下さいよ」
「そうだね。……仲直り出来たら、ね」
まだ後ろ向きなフェイトの様子に、一抹の不安を感じないではなかったが、
「絶対に大丈夫ですから。それよりも仲直りしたら、ちゃんと言ってくださいね」
更に念押ししつつ、フェイトを送り出す。
ゆっくりと立ち上がったフェイトは、重い足取りながらも、確実に歩き始める。
「お願いしますからねー!」
(私は! もう頭を冷やされたくないから!)
ティアナの声を背中に聞きながら、フェイトは歩き続ける、愛しいなのはの下へ。
>>543を見た勢いでここまで書いて(ry
あ、あと今更ですが。もしよければ誰か
>>405-406の続きを書いてくれると嬉しいです。
別に自分の話の続きじゃなくてもいいんです。兎に角、はやなのSSが読みたいんです。もう切実に。
ちょw
まさかこんな時間に神降臨w
GJ!
展開ベッタベタ。超ベッタベタ
だがそれがいい
>>405-406 こんな感じすか?
「はやてちゃん……」
この体勢のままでは電話に出る事が出来ないと、なのはは戸惑いの滲んだ声で呟いた。
なのはのポケットの中に入っている携帯電話を、彼女の自由を奪う腕はそのままに、はやてはスカートの上からそっと押さえつける。
着信音が鳴り始めてから既に数十秒は経っているのに、それは一向に静まる気配をみせない。
――なのはは約束の十五分前には必ず待ち合わせ場所に来てくれるんだ。
以前フェイトが、嬉しそうに頬を緩ませ話していた事がある。
さらりと惚気る彼女に、アリサは呆れ半分でからかっていたが、当時のはやては苦い思いを覚えたものだ。
恐らく、今日も約束の時間よりも早めに来るであろうと思っていたなのはが、中々姿を見せないので少し心配になって連絡を取ろうとしたのだろう。
着信音が鳴り響く時間の長さが、フェイトのなのはを想う気持ちの重さと比例しているように思えて――。
「ちょっ、はやてちゃん!」
乱暴にポケットの中へと手を差し入れ、はやてはそれを強制的に断ち切った。
その動作が原因で力が緩み、なのはは非難めいた声を上げてはやての腕の中から脱出する。
「……約束の時間まで、うちに遊びに来てるって知っとるんやろ、フェイトちゃんは」
「そうだけど、でも」
「だったら何も心配する事ないやんか。多分、あと何分もしない内に来るやろ」
「でも、もしかしたら何かあったのかもしれないし……」
向き合ったなのはの表情が歪む。
ほんの少しの罪悪感と、それを覆い隠す程の苛立ちが、沸々と湧き上がってくるのが分かった。
フェイトは。
フェイトは、はやてがなのはに好意を寄せている事を知っている。
――なのはは約束の十五分前には必ず待ち合わせ場所に来てくれるんだ。
あの時、はやての反応を窺うようにちらりと揺らいだ瞳。
無意識な行為だとは分かっている。
決して悪気があった訳ではなく、フェイトははやての想いを敏感に察知して、本能で牽制したのだ。
そんなはやての傍に一秒でも長くなのはを置いておきたくないという彼女の気持ちは、十分に理解出来る。
けれど、もう後戻りは出来ない。はやては既にスタートを切ってしまっていたのだから。
「話はまだ終わってないんよ。なのはちゃんの答え、まだ聞いてない」
正面からなのはを見据える。透き通った蒼い瞳とぶつかっても、はやては一歩も退かなかった。
先に視線を逸らしたなのはは、表情に宿した困惑の色をそのままに、俯き目を伏せた。
「……フェイトちゃんよりも先に、はやてちゃんと出会っていたら?そんな風に考えた事、今まで一度もなかったから……」
「私が聞きたかったのは、そんな事やない。ほんまは分かってる筈や」
「……」
何故自分はこんなにも強気でいられるのだろうと、はやては内心苦笑した。
勝負の行方は分かりきっているのに、これではまるで勝ちを確信している人間のする事ではないか。
「なのはちゃんが好きなんよ」
言葉にして、はやてはふと気が付く。なのはが親友の告白を無碍にする筈がないと、心の底で打算している自身に。
ましてや本人を目の前にしてなら尚更。
「はやてちゃん……」
はやての予想通り、言葉を受けたなのはは、それきり黙りこんだ。
両手を胸の前で握り締め、何かに耐えるように唇を引き結ぶその様は、決してはやての告白を喜んでいるようには見えなかったけれど。
無理でした><
GJだけどまた生殺しw
ここの住民どSw
>>549 パパ〜。お話の続きが気になって眠れないの〜……
463だけど真面目に書いてみる
んで、ただ今悩み中
〜してみない?ってはやて弁でどう言うっけ?
>>554の続きを書いてみた。
重苦しい沈黙を破ったのはシャマルの介入だった。
「まあまあ、2人共お茶でも飲んで落ち着いて。ね?」
シャマルの一言によって呪縛を解かれたなのはとはやては言われるままにお茶を飲み干す。
そして、平静を取り戻したはやては俯いて謝罪の言葉を発する。
「ごめんな、なのはちゃん。こんなんズルいよなぁ」
「はやてちゃん…」
「ほんま、私最低や」
「……」
「フェイトちゃんにも悪いやんなぁ」
「……」
「今度フェイトちゃんも入れて3人で話しをしよ。だから…」
決意と共に俯いていた顔を上げたはやてが硬直する。
なのはは眠っていた。
事態を理解できないはやてをよそに、シグナムがなのはを抱き上げる。
この状況に全く動じていない面々を見てお茶に睡眠薬が混入されていたことを察する。
「…シャマルどうということや?」
宜しければ誰か続きお願いします。
>>565 中々難しい方向に繋いでくれましたねw
主の望む方向へ事を進めるのが勤め!→フェイト痺れを切らして八神邸へ→修羅場
ってのが普通の方向かな・・・。
俺はNTR系が書けません( ∩д∩)アー
あれ、シグナム達はその場に居ないと
>>405にあるような気が
てかちょっと待って!
もしかして、なのはとフェイト付き合ってる設定?
そうだとしたら……
今書いてるの 成 り 立 た な い
orz
いまさらだけど
>>559 〜してみいひん?ってのもあると思う
まあ前後次第だけどね
>>568 無理に続きにしないではやなのとして出すとか
最初に付き合ってないってことにしちゃうって説明出せば
みんな脳内で補完してくれるかもしれないけどw
>>567 君は「別室で様子を窺いながら待機していたが、
事態を見かねて乱入してきた」と脳内補完してもいいし、
>>565を無視して
>>554からリスタートしてもいい。
ごめんね。
できた……!
助言通り、注意書き↓
1.
>>405の続きのくせにフェイトとなのは付き合ってない
2.久しぶりの三人称。おかしなとこあったらすまん
3.まだ続く。頑張って完結させるから
んじゃ、以下から
「行かんといて、なのはちゃん」
まわしていた腕の力が強まる。それはまるで離しはしないと訴えているようで。
「はやて、ちゃん…」
「好きや」
「えっ?」
俯き気味だったなのはの顔が上がる。後ろにいるはやてからはその表情はうかがえないが、結んだ髪の隙間から覗く真っ赤になった耳がすべてを物語る。
携帯はいつしか鳴り止んでいた。
「なのはちゃんのこと、好きなんや」
再度想いを告げる。一言ずつ、噛み締めるように。
「わ、私は…」
「私のこと、嫌いなん?」
卑怯な言い回しだとは分かっていた。分かっていて、返ってくる応えを予想して、言葉を紡ぎだす。
そしたら、彼女は予想通り慌てたように返事をする。
「嫌いとか…!そうじゃ、ないけど……」
再び俯くなのは。そうすることで、はやての目の前には白いうなじが突きつけられる。その綺麗な肌に吸いつきたい衝動を抑え、代わりに、となのはの耳元に唇を近付けて囁く。できるだけ甘く、艶やかに。
「じゃぁ…私と付き合わへん?」
なのはが素直に承諾するとは思っていない。
だから、
「で、でも私…」
「私のことは嫌いやないんやろ?」
その先を言わせないために、なのはの言葉を遮る。
ちょww
投下できない!!!!
「うん」
「そして、好きってわけでもない?」
「………う、ん」
はやては思った、まるで誘導尋問だ、と。
なぜなら、はやては既に自分の中でなのはの答えを持っているのだから。
なのはの優しさに浸けこんで、計算して、ある一点に向かって着実に質問を続けていく。
そんな自分が嫌になるけれど、決してそれを止めようとしない事実に苦笑する。
「せやったら、試しに私と付き合ってみたらどや?
だんだん好きになってくるかもしれんし……もちろん、そうやないかもしれん」
「……………」
「それならそれで潔く私を振ってくれてええし、好きになってくれたら万々歳や!」
いつもの八神はやてのように少しだけおどけて言ってみる。なのはの心を柔めて固いガードを解くために。
「でも…」
「…なんや、好きな人でもおるん?」
「好きな、人?」
あれ?
支援
1行目の最初にスペース入れちゃうのはいかん
>578
そうでしたか…これは失礼いたしました
避難所に上げたけど、こっちにはもういいかな?
「なのは、はやてとつきあってるの?」
「フェイトちゃんにとやかく言われる筋合いじゃないよ」
「なのは、信じてたのに…」
「わたしだって、フェイトちゃんを信じてたよ。けど…」
「けど、何?」
「フェイトちゃんだって、ティアナとつきあってるんでしょ」
「つきあってなんかないよ。わたしが好きなのは、なのはだけなのに」
「でも、フェイトちゃん、ティアナとキスしてたじゃない」
「してない」
「でも、あのときっ」
「あれは、目に入ってたゴミをティアナが取ってくれてただけだよ」
「うそ…」
「わたしは、なのはに嘘なんか言わない。あの時、わたしはなのはの名前必死に呼んだのに、なのはは向き合ってくれなかった」
「ごめん…」
「信じてたのに…、ほんとに信じてたのにっ。大好きななのはに裏切られて、はやても親友だと思ってたのに自分の欲望のためなら平気で人を踏みつけて」
「フェイトちゃん…」
「もう、もう何も信じられないよ」
「ごめん、ごめんなさい。許してなんて言えない。けど、わたしはっ…、わたしはフェイトちゃんが好き」
「でも、なのはははやてとつき・・・」
「けど、わたしが好きなのはフェイトちゃんだけだよっ」
「なの…は…」
「はやてちゃんには、自分の気持ちちゃんと伝える。だから、フェイトちゃんもまだなのはのこと好きでいてくれるなら…」
「わたしは・・・、なのはとはやてのことわかっても、なのはのこと好きな気持ち、諦めきれなかったよ」
「フェイトちゃん…」
「だけど、信じてた二人に裏切られて、今、何を信じていいかわからないのも事実だよ」
「フェイトちゃんにもう一度信じてもらえるように、わたし、きちんとするから」
「わかった…」
とりあえず、こういう展開は思いついたのですが。。。
この御方、なのフェ好きだよね
自分の仕事では別に関わってないのにw
>>581 勢いに身を任せてそのまま最後まで(ry
>>582 この人って恐ろしくサイトが見つけにくかったんだけど
わざと隠してたりするのかな・・・
プロの人だから、コッソリマッタリしたいみたい
Q太は百合好きだからな
だがありがたい限り
むしろ四期参戦してみんな幸せに
乃梨志摩スキーのきゅうたさんなら、4期でシグナム姉さんを幸せにしてくれると信じて止まないぜ。
ついでに、そのマリみての短編を読み返してたら、スバティアネタが思い浮かんだから投下しちゃう。
>>585 この人プロでなのフェイ好きなのかw
四期参戦して是非頑張ってください
590 :
嫉妬?:2008/03/07(金) 21:15:04 ID:HlcUh5f/
午前中、バイクでパークロードに管理局の広報部が刊行したなのはさんのピンナップ写真集を買いに行く。
訓練や勉強会が忙しくて、すっかり買いそびれてしまっていたのだ。
行く途中、管理局オフィスの前でキャロとばったり会う。
キャロもパークロードに行くって言うから、後ろに乗っけてあげる。
別れ際、「バイクに乗るスバルさんも素敵ですね。また、乗せて下さいね」とお礼を言われた。
にゃはは。後輩に改めて褒められるとなんかむず痒い。キャロはとってもいい子だから、また乗せてあげたいな♪
パークロードの本屋さんでお目当ての本を買ったついでに、ティアへのお土産を買って帰ろうと思って、行きつけのケーキ屋さんに向かう。
ケーキ屋さんに着くと、隣の喫茶店でなのはさんがお茶をしているのが目に入った。
ラッキー♪ ご一緒させて貰おうかなと思ったけど、フェイトさんが一緒に居たので遠慮することにした。
フェイトさんはなのはさんといつも一緒にいる。
二人は幼馴染みだし、仕事の話とかも色々あるんだろうけど、たまには私達になのはさんを譲ってくれてもいいと思う。
楽しそうなフェイトさんとなのはさんを見ていると、何故だかちょっと面白くない。
これは嫉妬ってヤツなのかな・・・。
何だかモヤモヤして気持ちが晴れないので、南の岬までフルスロットルでかっ飛ばす。
おかげで、ティアへのお土産を買うのをすっかり忘れちゃった・・・。
「ティアぁ〜〜〜ごめーん」
「知らない」
SNSのスバルの日記を読んでからずっと、ティアナはご機嫌斜めだった。
スバルは何とかご機嫌を獲ろうとするが、怒りんぼの相方は全く聞く耳を持たない。
「今度はちゃんとお土産買ってくるからさぁ。ティアは何がいい? 苺のショート? ティラミス? モンブラン? あっ、何だったら全部買ってきてあげるよ!」
「・・・鈍感」
「えっ?なになに?」
「何でもないわよ、バカスバル!」
「ティア〜〜〜」
布団に包まってそっぽをむいてしまったティアナに、スバルは小さな子犬みたいに情けない声を出すしかなかった。
―――私の気持ちも知らないで・・・バカスバル。
>>590 GJ!
スバルがなのはさんなのはさん言っててもティアナって嫉妬をあんまり見せないよね
あの事件を盛大に嫉妬したが故の反発と解釈できない事もないが
むしろティアナはなのはさんラブな印象が強い。
>>590 GJ!
確かに嫉妬するティアナってあまり見せないな
であったときからなのはさに憧れてるからもう慣れたとか
>>592 SSだとティアなのも多めだけど漫画とかスバティア分がすごいじゃないか
スバティアはアニメ、ドラマCD、漫画と全編イチャイチャしてたよなw
あ!今思ったけどSSってサウンドステージじゃなくて二次創作的な意味の方だ!
勘違いされる前に自分で気がつけてよかった・・・
>>590 スバルメインとは珍しい。いいお仕事なさいますね。
ティアナはなのはさんと同じ全方位型だと思う。
マンガだとなのティアよりなのスバがおおいな。
>>590 スバティアGJ!
ところで、個人的にスバティアはなのフェイに次いで好きなんだが、
みんなとしては需要あるの?
>>599 スバティアサイトの数からして、ここにもそれなりの比率で読みたい人は居るんじゃないかな?
ちなみに俺は大好物です
>>600 ヴィヴィオが天然なのか狙ってなのか話はそれからだ
スバルとキャロの方に目がいった俺は間違いなくマイナーCPスキー
投下いきます。2レスぐらい。
>599
モチのロンだぜブラザー。
熟年夫婦だけど何時も新婚みたいにラブラブなのフェイも好きだが、
衝突を繰り返して絆を深めていく初々しい仔猫と仔犬の二人も好きだ。
>602
仮にも性王なんだからそれはもう暗黙の了解。
久々のオフの日だけど、私は自室に籠もって暇をもてあましている。
連日の六課立ち上げ準備で疲れているのもあるし、外はあいにくの荒天。
とても、どこかへ出かける気にはなれない。
ネットで見た天気予報だと、もうしばらくこんな天気らしい。
咲き始めた桜が、早々に散っちゃうかも。
そんなことを、ぼんやり考えていると、不意に雨音をかき消すように携帯の着信音がなる。
「は、はいっ、高町一尉です!」
慌てて電話を取り、そう名乗るが、よく考えればこの携帯電話は私用の物。”高町一尉”と名乗るべき相手は、基本的には掛けてこない。
しまったと思ったけど、訂正するほどのことでもないし、すぐに相手の声が耳に入ってきた。
「っ――ごめん、なのは。……やっぱ、いい」
「ア、アリサちゃん!? ちょ、ちょっと、待って!」
電話の相手は、私がミッドに来る前の友人のアリサ・バニングス。海鳴に居たときの仲良し5人のうち、海鳴に残った一人だ。
用件も言わずに切ろうとするので、慌てて引き留める。
「いいって言ってるでしょ!」
「で、でも、話すことがあったんじゃ……」
「もう無いわよ!」
食い下がる私に、意地になって言い返すアリサちゃん。
なんだか海鳴に居た頃を思い出す、懐かしい情景。
電話越しに耳を叩く怒鳴り声に閉口しながらも、私はどこか楽しげだった。
「あんたは、もう……高町一尉なんでしょ!」
だけど、アリサちゃんの一言でそんな気分は吹き飛んだ。
何となく、アリサちゃんの用件が分かった気がした。
アリサちゃんは普通の生き方しか選べなかったけど、私はもう一つ魔法を選ぶことが出来て――そして、私はそれを選んだ。
彼女と一緒に海鳴に残る道もあったけど、私はミッドを選んだ。
最初の仲良し三人のアリサちゃんとすずかちゃんを海鳴に残して、後から加わったフェイトちゃんとはやてちゃんと一緒にミッドを選んだ。
頭では分かっていても、寂しいんじゃないだろうか。少なくとも、私が同じ立場なら、寂しいと思う。
そこへ、”高町一尉”
……自分の無神経さを呪いたくなる。
「……切るわよ?」
「ま、待って! 今からそっち行くから、お話しよ! いつのも場所で!」
返事は、回線が切れたことを告げる発信音。
勢いであんなことを言ったけど、一体何を話せばいいのか。
魔法の道を選ぶと決めた日から揺らぐことの無かった決心が、今揺らいでいる。
だけど、アリサちゃんは、それを望むだろうか。
自らが私を縛り付ける楔となることを。
でも、行かなきゃいけない。
アリサちゃんは――泣いていた。
自室を飛び出してから、おおよそ二時間。
私は海鳴の土を踏んでいる。
ミッドに住み始めてから、何回も帰っているはずなのに、ひどく懐かしく感じる。
天気は、クラナガンと同じ雨。
偶然か――あるいは必然か。
今すぐにでも、アリサちゃんの所へ文字通り飛んでいきたいが、ぐっと抑えて傘を片手に走る。
ここまで来るのに色々強引な手を使った。これ以上面倒を、はやてちゃんに迷惑は掛けられない。
海鳴の街は何もかも変わっていない。
商店街も、学校も、あの日から変わっていない。
でも、今なら分かる。変わらないからこそ分かる、ここに足りないものが。
息を切らしながら、”いつのも場所”にたどり着いた私を出迎えたのは、見覚えがあるアリサちゃんの傘。
来ないかもと思ったけど、
来なかったから、それでも構わないと思っていたけど、
アリサちゃんは来た。来て、待っていてくれた。
気付けば雨はほとんど上がっていて、だけど傘を畳みながら見上げた空は、今にも降り出しそうなどんよりとした曇り空。
まるで、未だに答えを出しかねている私の心を写すように。
彼女の傘を見つめながら、しばらく立ちつくしていたけど、そんなことで答えが出る訳もない。
むしろいたずらに迷いを増やすだけ。晴れ間が覗き始めた空とは違って、私の心の中は曇ったまま。
彼女だったら、悩む前に話しかけて、それから悩むのだろうけど、私にそんな器用なことは多分無理。
だけど、無理でもやらなくちゃいけない。
意を決して、アリサちゃんの背中に、私は声を掛ける。
急に書きたくなったなのアリ。
続きそうだけど、続きません。
元ネタ的なものがあるので、分かったら心の中でニヤニヤしてください。
>>600 はやての水着初めて見たんだが…それ何のやつ?とりあえず蟹GJ
>>606 GJ!!
というか本当に皆生殺し好きやな。
ドSの集団かここはwww
>>606 GJ!!
なのアリいいわぁ〜www
めったにないからすっげー嬉しい!
ほんとGJ
>>606 なのアリ!ナノアリ!アリなのっ
興奮してきた。いや、そんなはなしじゃないけどね。
GJ!この二人ははやりいいなあ
>>601 フェイはやサイトもそれなりに多いのにここじゃ全く見ないのはなんでなんだぜ?
>>606 gj
なのアリ久しぶりに見たな、この二人もありなの
>>610 みんなサイト持っててここで投下してないとか
>>557 おやすみ出来るようにお話の続きをしてあげるから、パパのお布団においで〜
重い足を引き摺るようにして、なのはを追いかけた先で待ち構えていた光景に、フェイトは早くも挫けそうだった。
「ヴィータちゃん♪」
「は、離せよ、にゃのは!」
ヴィータを抱きしめて楽しそうに笑う、愛しいなのは。
離せと言いながらも、満更では無さそうなヴィータの顔は何とも説得力に欠けている。
「な、なのは……?」
すぐ近くにフェイトが居る事には気づいているに違いないのに、なのはは完全にフェイトを気に掛ける様子が無い。
きっとこれは自分に対するなのはの当て付けなのだと、フェイトは頭では理解したものの。
しかし話しかけても無視されてしまうのでは、どうにも出来ない。
結局、フェイトは黙って二人のやり取りを見ている羽目になり。
「ヴィータちゃんって可愛いよね」
「な、何言ってんだよ!」
(な、なのはが、私以外の娘を可愛いって……)
――落ち込んだり。
「あの時、ヴィータちゃんに悪魔って言われて、悲しかったな」
しゅん、と項垂れてなのはは呟く。
腕の中のヴィータは、少し慌てた様子になりながらも。
「ま、まだそんな昔のこと根に持って……あれは、その……!」
(……私のなのはのどこが悪魔だっていうんだ、なのはは天使みたいに可愛いのに!)
――憤ったり。
そんな風に二人のやり取りを呆然と見ているだけの観客に成り下がっていたフェイトだったけれど。
「ヴィータちゃんって本当に可愛いね、私、ヴィータちゃんのお嫁さんになりたい」
(――っ!)
流石にその言葉には、黙っている訳にはいかないのである。
近い将来、なのはを自分のお嫁さんにする予定のフェイトにとっては。
「なのはっ!」
無視が出来ない程に声を張り上げて、名前を呼ぶ。
そのお陰か今回は無視される事無く、なのははゆっくりとフェイトの方へと顔を向けた。
「なに、フェイトちゃん。今、いいところなんだけどな」
底冷えがしそうになるような冷たい声。
フェイトを見るなのはの目は何時もの柔らかなそれでは無く、声同様に冷えた眼差しは心に突き刺さりそうで。
冷たい表情のなのはもいいかも――などと考えている場合ではないのだ、今回ばかりは流石に。
なのはの意識がフェイトへと向いている間に、ヴィータは何とか腕の中から抜け出し、まだ少しだけ赤いままの顔で、二人の様子を怪訝そうに見遣る。
向かい合ったまま、膠着状態の二人。
「なのは、違うんだ。あれは……」
その均衡を先に壊したのは、フェイトの方であった。
「なにが違うの?」
冷たい顔のままでなのはは訊ねる。
「あれは、私の目に埃が入って、それで……」
フェイトはなのはの冷たい目から視線を外さずに、ありのままを話そうとするが、
「今時、そんな言い訳が通じると思ってるの?」
どこか呆れたような響きの混じった、なのはの冷たい声に遮られてしまう。
確かに、これはマンガやドラマで使い古された状況そのものだ。そう言われてしまうのも無理は無い。
だけれど現実に起こってしまった以上、何とか信じてもらう以外には無い訳で。
「どうしたら信じてくれる!?」
普段余り見る事の無いようなフェイトの必死な様子に、ほんの一瞬、なのはの冷たい瞳が僅かに揺らぐ。
「……フェイトちゃんのことなんか、もう信じないから」
生じた瞳の揺らぎを隠すように、なのははそっぽを向いた。
そんななのはの様子に、フェイトは一瞬考えるように黙り込んだ後。
「なのはが答えてくれないなら、私は、私の方法で、なのはに信じてもらうから」
それだけ言うと、フェイトは大きく息を吸った。
「私、フェイト・T・ハラオウンは、高町なのはが大好きです!!」
突如大声でフェイトは叫ぶ。
下手をすれば機動六課全体に響き渡ってしまうかも知れないくらいの大音量であった。
フェイトの余りに突飛な行動に呆然となり、冷たい表情を繕っていたなのはも思わず表情を崩してしまう。
そんななのはを他所に、フェイトの奇行は続く。
「小学校の頃から、私は、なのはのことが大好きです!!」
「や、やめてよ、フェイトちゃん。恥ずかしいよ」
流石に恥ずかしくなり、なのははフェイトに静止の言葉を掛ける。
余りに予想外な展開に、なのはの表情も声も完全に普段通りになってしまっていた。
「やめないよ。なのはに信じてもらえるまで、私、やめないから」
フェイトは再び大きく息を吸って、
「管理局制服姿のなのはは凛々しくて! でもバリアジャケット姿のなのはは可愛くて!」
なのはへの想いを高らかにぶちまけ続ける。
「や、やめてってば」
再度繰り返されるなのはの静止にも、フェイトは止まらない。それどころか。
「夜のベッドでの――」
「それだけは言わないで!!」
放っておいたらどこまでも突っ走っていきそうなフェイトに、堪らずなのはも声を張り上げた。
「――もう、分かったから」
恥ずかしさで消え入りそうな程のなのはの小さな声に、半ばトランス状態だったフェイトも我に返る。
「……し、信じてくれたの?」
なのはにしてみれば、最早信じるとか信じないとか、そんな話をしている状況では無かったのだが。
それでも。フェイトにあんな風に言って貰えて嬉しいというのも、紛れも無い本心だったから。
「うん……フェイトちゃんの気持ちは、十分伝わったよ」
なのはの言葉に安堵の息を吐いたフェイトが、ふと周囲を見渡すと、何時の間にか室内は自分達二人だけになっている。
余りにアレなバカップルの痴態に『付き合ってらんねー』と、ヴィータは早々に逃げ出していた。
「ごめんね、フェイトちゃん。疑ったりして……」
俯きがちに、なのはは謝罪の言葉を口にする。
「いいんだ、疑われるような事をした私が……」
それを受けたフェイトが、自分を責める。
「違うよ、私が悪いの」
「なのはは悪くないよ、私が」
なのはの謝罪から始まったやり取りは、堂々巡りになりそうな様相を呈し始め。
「ふふ」
「あはは」
そんな自分達が可笑しくて、二人は同時に噴き出した。
他に誰も居ない室内に二人の笑い声が響き渡る。
そして、笑顔のなのはを自らの瞳に映しながら、フェイトは思う。
――泣き顔のなのはも、冷たい顔のなのはも好きだけれど。
(やっぱり。笑顔のなのはが一番好きだ)
「なのは、愛してるよ」
フェイトはなのはの瞳を真っ直ぐに見据えて、愛の言葉を紡ぐ。
「も、もう……フェイトちゃんってば……」
なのははフェイトの瞳から逃れるように視線を逸らした。
「なのはは私の事、愛してないの?」
顔を背けたなのはへとフェイトが訊ねると、なのはの唇が微かに動き、
「――――てるよ」
余りにも小さすぎる声で、その言葉は紡がれた。
しかし、それでもはっきりとフェイトの耳には届いたけれど。
「聞こえなかったよ?」
聞き取れなかったフリをしたフェイトに、
「……聞こえた癖に」
なのははじと目で睨むが、赤くなった顔では可愛らしくはあっても怖さなど感じる筈も無く。
「聞こえなかったよ」
再度、フェイトは飄々と言ってのけた。
「絶対嘘だよ……だってフェイトちゃん、口元が笑ってる」
なのはの言葉に、フェイトはしまったと手のひらで口元を隠す。
折角聞こえていないフリをしていたのに、正直な顔の所為で台無しだった。
「フェイトちゃんの、意地悪」
なのはの言葉を聞きながら。
でも、これくらいの意地悪は許して欲しい――フェイトはそう思うのだ。
――ヴィータとのあのやり取りには、やはり胸が痛んだのだから。
「ちゃんと聞こえるように言って、ね?」
ばれたにも関わらず、フェイトは諦める様子も無く、再びなのはに要求する。
なのはは遂に諦めたように一度俯き、意を決したようにフェイトの瞳を見据えた。
「フェイトちゃんのこと……わ、私も愛してるよ」
はっきりと言ったなのはの顔は、今にも火が出そうな程に真っ赤に染まっていて。
(なのは、可愛いっ!)
フェイトは、なのはを強く抱きしめた。
腕の中のなのはが余りに愛おしくて、出来ればこのままずっと、腕の中に閉じ込めておきたいという衝動に駆られる。
やがて、なのはの腕がゆっくりと背中に回ってくる感触を味わいながら、フェイトは自分が死んでしまいそうだと思った。
数分くらい前は絶望の余りに。そして今は、幸せすぎて。
なのはに左右されるフェイトの人生。だけれど、そんな自分が本当に誇らしい。
幸せの絶頂にいたフェイトは、不意に何かを忘れているような気になったが、それも直ぐに幸せ一杯の気持ちの中に埋もれていった。
(……フェイトさん、上手くいったかな)
とある執務官志望の少女が、教導官の“うっかりミス”による全力全開な砲撃を受けてしまうのは、午後の訓練の時のことであった。
END
>>557のレスがマイハートにクリティカルヒットしたから続き書いた。
カキコしてるのは幼女じゃなくて同じ男だって分かってるのに……くやしいっ!
GJ!フェイなのはやっぱりいいな〜
つかヴィータ……(pД;)
>>618 GJ!はやなのの続きも書いて!このロリコン!
GJです!!
なのはがまるで天使のようd(SLB
ってかティアナwww
⌒*)(=ワ=)(*⌒<パパのお話たのしかったよ〜♪おやすみなさい☆
ティアナ…なんて撃墜が似合う子!
撃墜オチを担当させたら右に出るものは居ないな
そして、GJです
パパー!!!!
やっぱり俺には貴方様の続きは書けなかったよ!
はやなのの続きも是非…!!
>>624さんのはやなのもかなりツボだったよ
ってことで両方はやなのの続きをかけb(ry
>>627 うひょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜wwwww光速で保存した
>548を読んで、嫉妬の炎に身を焦がすなのはさんと、
そんななのはさんの頭を冷やすティアナという、
第8話の逆転版のような電波を受信したけど、
まとまらない間に>617で続きが書かれてた。
GJ
受信したやつ、どうしようかな
>>629 受信したものはここでみんなに晒す
それがこのスレのルールだったはずだが???
ってかお願いします投下して下さいw
>630
まとまるかどうか分からないけど、がんばってみる。
頭冷やすティアナに期待wktk
きっとティアナはなのはさんへの想いを振り切りながら、
二人のためを思って、なのはさんの頭を冷やすんだな、
すまん妄想しすぎた
レンタルマギカ見て、はやて×キャロもいいなぁと思ってしまったオレを誰か罵ってくれ
死ね。氏ねじゃなくて死ね
おまえの親がかわいそうだ
>>635 なんでこんなとこでレスしてんの?
早くいなくなってその妄想を形にする作業にはいるんだ
>>635 速く将来に我慢出来なくなった部隊長を書く作業に戻るんだ
>>627 これ、ヴィヴィオがなのはママのおっぱいに貝殻当ててんのか?w
>>640 そうみたいだな
そして、それはきっと以前部隊長を埋めていた時に使っていた貝殻だと思うんだ
…でも、このイラストみんなの顔がちょっと大人びてるなぁと思ったのは俺だけか?
フェイトの目がプレシアに似ていると思うんだ。
すぐにでもポロリな部隊長には誰もつっこまんのかw
>>627 フェイトさんのワガママボディーがたまらないのです><
流石は性王
しかし、出来ればアリサ、すずかも居てくれれば良かったのになぁ
なのはに取っては1番古い親友たちじゃんか
>>642 微笑ましそうに見てる裏でものすごい嫉妬でm(SLB
なのはさんにとってはアリサ達は初めてのお話しした中でもあるだろうからな・・・
>>641 フェイトが普段より大人っぽい感じするね
この絵描いてるのって、よくメディアで版権絵描いてる人だよね?
俺、この人の描くなのはさんが非常に好き
誰もいない間になのはや投下!
誤字脱字あったらすいません
スーパーの乳製品コーナーで棒立ちの人影が一つ。
さっきから、牛乳を数本カゴへ入れたり、出したりしている。
端から見たら、なんとも奇妙な光景だった。
「なにしてるん?」
「えっ!?あっ、はやてちゃん。いつから?」
「さぁ〜な?」
「酷いな〜もう。あっあの、べっ別になんでもないんだよ?」
そんな、手をわたわた振って否定されてもまったく説得力がない。
本当に嘘がつけない人だ。
「まだ何も言ってへんけど」
「あうぅ・・・・・・・・けっケーキ作ろうと思って。食べたくなったから!」
「ケーキ?なら店の貰えばええねん」
「あっ、そういえばそうだね・・・・・・・あはは」
「・・・・・・まっ、別に深くは追求せんけど」
「あの、え〜とね。はやてちゃん・・・・・・その」
「ん?」
「////はやてちゃんは背高い人が好きなんだよね?」
いきなり顔を真っ赤にして、今度は何かと思ったら。
「はっ?」
「だって、この前体育の時間フェイトちゃん背高くてかっこいいな〜って言ってたし」
「あぁ〜、そんなこと言ったかもな」
体育の時間バスケットボールをしてる時のフェイトちゃんを見てそうぽろっと溢した記憶が。
それは、背がどうこうと言うよりも彼女の運動神経を賞賛したものだったんだけどな。
「え〜と、ね。私もまだ、中学三年生だし、まだまだ、きっと身長伸びると思うんだ!」
「はぁ?」
「牛乳沢山飲むし!!いまからでもきっと背のびぃふぇ!!?」
早口で勝手に憶測をまくし立てるなのはちゃんの頭部にチョップを軽く炸裂させた。
「なのはちゃん。・・・・・・・はぁ〜」
思わず、大きく溜息を付き頭を抱える。
「ごめん、私へんなこと言ったかな?」
相変わらずなにも分かっていない、ここはびしっと言うべきか?
「あんな、なのはちゃん。私は、背がどうこうでなのはちゃんを選んだんじゃないんよ?」
「ほぇ」
「別に・・・・・・私は背の高さとか気にせーへんし」
「うぅん?」
「背なんか高くなくてもなのはちゃん、ええと沢山あるやろ?」
「そうかな・・・・・・・」
まだ、伝わらない。
本当にこの子は、どうしてくれよう・・・・・・・
「だから!なのはちゃんだから・・・好きなん」
「///////はやてちゃん」
・・・・・・・なんで、こんなところで告白してんの私。
それこそ馬鹿丸出し違う?
まったく、なのはちゃんといるといつも調子が狂う。
しかし、当の本人はそんな様子も気にせず
だらしなく、頬を緩ませにこにこしてる。
あぁ〜もう、張り倒したい!今すぐ!!
「えへへ〜v私もはやてちゃん大好きv大好き〜v」
「むぐっ。えぇ〜い////、ひっつくな!」
なんとかなのはちゃんの腕から逃れることに成功。
しかし、次の瞬間
ガシッ
「なのはちゃん?」
私の手を掴み、聖母様も顔負けの満面の笑みを浮かべるなのはちゃん。
逆に凄く怖いです・・・・・・・・・
「はやてちゃん、私のお部屋行って沢山ぎゅ〜しよう?」
「はい〜?ちょっ、なのはちゃん」
このままずるずる高町家に連れ込まれ、いろいろあって次の日学校をサボりました。
ほんま、この子はどうしてくれようか?
なのはやは
なのは→→→←はやてくらいが萌えると思う。
なのはさんの果てしない、から回り萌えv
GJ!!!
頑張って身長を伸ばそうとするなのはさんがなんとも可愛らしいww
GJすぎるぜ。
超可愛いよ二人ともwww
でも、なのは→←←←はやてでも可愛いと思うwww
つまりどっちも可愛いんだチクショー
なのはさんが相手の気を引こうとする姿は萌える
>>653 GJ!
やっぱり相手のために全力で理想の姿になろうとするのかw
はやてもスーパーの中で告白したり二人ともはっちゃけすぎw
GJ!
一生懸命ななのはさんに萌え死んだw
なのはやが成立してる場合フェイトさんはギンガさんかなー
個人的にだけど
諦めきれないけど友達でいることを選んだ切ないフェイトに一票
じゃあ、間を取って、なのはのことを諦めきれないけど、ギン姉から告白されて、揺れまくるフェイトさんと言うことで。
そしてその途中の任務で死n(SLB
…すまん。最近死ネタが…orz
単なるギャグになったけど一応おいておきます
ssは難しい...
8レスくらいです
私ことティアナ・ランスターの目に飛び込んできた文言。
扉を開けた姿勢で凝固し、そのあまりのインパクトに圧倒されている。初出勤における高鳴る胸の鼓動など吹き飛んでしまった。部屋を間違えたかと取り合えず無言で扉を閉めてみた。首を少し傾けて見上げた先には『チーム・ハラウオン』のプレート。
場所は合っている。されば私の目の錯覚だろう。華々しい本局執務官のオフィスにどこぞの主婦が書いたような標語が貼るつけてあるはずはない。頭を一振りして気を取り直すと、握ったままのノブを再び回した。
《倹約第一!!》
力強く書かれた文字が躍る。
強烈なパンチに腰が砕けた。憧れの職業に夢を見すぎていたのかと、がっくりと肩が落ちる。
「ティアナで〜す・・・失礼しまぁす」
覇気の無い声で名乗りをあげ室内へトボトボ足を進めた。
(うわっ・・・何、この部屋?!)
人の気配がないのはまあいい。指定された時刻にはまだ少しある。
薄暗い部屋には物が散乱し、うっかりすると何か踏みつけてしまいそうだった。本局内でなければ物盗りにあったと思うだろう。これが常態なら今後の付き合い方も考え直さなければならない。
「あら? ティアナよね」
背中からかかった声に肩が跳ねる。部屋の惨状に放心していて気配に気づかなかった。慌てて振り返り踵を合わせる。
「は、はいっ! 本日より着任します。御指導よろしくお願いいたします!!」
ピンと背筋を伸ばして敬礼。目の前には六課で幾度もお世話になったシャーリーさんが立っていた。親しき仲にも礼儀あり、見知った顔とはいえ隊における上下関係や挨拶は重要なのだ。
「あはは〜そんなに畏まらなくてもいいのに。それよりティアナ、スケジュール変更のメール見てないの?」
「――――えっ?」
その言葉に血が引く。朝は身だしなみや法規の復習に一杯一杯でメールの確認などしていなかった。信じられない初歩的なミスにきりきりと胃が痛み出す。
「その顔だと見てないみたいねぇ」
「すみません。あのっ、スケジュールの変更って・・・」
「うん、フェイトさんが午前中外出になったから昼に来てって内容。やっぱりこれから苦楽を共にするチームなんだし、顔合わせは皆揃ってでないとね」
「うっ・・・そ、そうですね、気を回していただいたのに私ったら」
「ああ、いいのいいの。まあ他にも理由があったから。ティアナが来る前にこの部屋を片しておきたかったんだけど、もう見られちゃったし」
けたけたと笑いながらシャーリーさんは手を振る。口に出してもいいものか躊躇うが湧き上がる好奇心を抑えられない。
「あの・・・いつも、こんな感じで?」
「そうじゃないんだけど、昨日ちょっと揉めてね」
「被疑者の取調べですか?」
「いや、私とフェイトさんが」
あっさりと明かされた真実に愕然とする。仲が良さそうに見えたのに実は険悪なのか? 『ティアナはどっちにつくの?!』脳内の上司達が選択を迫った。女特有の陰湿な勢力争いはできれば勘弁願いたい。
「豪快に色々壊れてますけど」
「狙って投げてるのに全然当たらないんだもの」
実戦叩き上げの執務官相手なら当たり前である。直属の上司に物を投げつける強者、この部屋の破壊はどうやらシャーリーさんが巻き起こしたものらしい。
「何たってそんな事態になるんですか?」
「!!――――それがフェイトさんったらねっ」
地雷だったか。よくぞ聞いてくれたと身を乗り出す迫力に気おされる。これは長くなるなと覚悟したその時、呼び出しを告げる電子音がけたたましく鳴り響いた。二人同時に制服の内ポケットを探り自分の携帯端末を取り出す。着信はシャーリーさんの端末だった。
「あちゃ〜・・・残念。デバイスメンテだ」
緊急の依頼が入ったらしい。細かい調整が欠かせないデバイスは局員の命綱だ。決して疎かにはできない。その道で確かな腕を持つシャーリーさんは、フェイトさんの補佐官とデバイス技師という二足の草鞋を履いていた。
「ごめん、ティアナ。話はまた後でね」
「引き止めてしまってすみません、シャーリーさん」
「あっ、ちょっとお願いがあるんだけど」
「はい、何なりと」
同じチームで先輩にあたる人である。新米の自分にできる事ならと、言いよどむシャーリーさんを促す。
「この部屋片づけておいてもらってもいいかな?」
「了解しました!」
予想どおり。根気のいる手強い任務だが、午前中いっぱい時間が空いてしまったので逆に都合が良い。それに私の性格上整然としていないと気持ちが悪いのだ。
「あと、もう一つあるんだけど・・・」
「? ――――はい、何でしょう?」
片づけの順序を考えている最中におずおずと追加のリクエストがかかる。同じくらい重労働の頼み事なら午前中に済ませるのは厳しい。
「ティアナはバイク通勤だよね? 昼前になったらフェイトさんにこれ届けてもらえるかな」
朝渡しそびれたというそれを受け取る。小さな紙片が二枚、その表面にはなんと『指定店舗共通食券』の文字と管理局印。紙の綴りを指でちぎった名残がシュールだった。
「今時、食券ですか?」
「うちは現物給付なの。ティアナの分もあるからフェイトさんと一緒に外で食べてきたらいいよ」
デバイス調整が終わったら戻ってくるからと付け加え、シャーリーさんは慌ただしく部屋を後にした。チープな紙切れを握り締めたままそれを見送り、しばし遠い目で宙を見つめる。しょっぱい何かが込み上げた。夢見ていた未来に危機感を抱いた瞬間だった。
(さてと・・・まずは分別よね)
片づけのコツ、それは潔く捨てる事。
明らかに壊れている事務用品は廃棄でいいだろう。データ類は怖いので一ヶ所に集めて判断を仰ぐ。
陶器やガラスの破片があちこちに落ちており危ない事この上ない。鉢植えの成れの果てを発見した時は、こんな物まで投げつけたのかと感心してしまった。床は土が散乱しひどい有様だ。水拭きする必要がある。
(全部ゴミでいいんじゃないの?)
エンドレスな作業に心がすさむ。ここがスバルの部屋だったら丸ごと処分してやる所だがそうもいかない。あのバカがいたなら力仕事は楽勝だったのにと思うと何だかむかついた。
取り合えず廃棄物を部屋の隅にかためた時点で、すでに持ち時間の半分を消化。昼前には出ないといけないのでペースを上げる。床を清めた後に生き残った物品を適当に組み合わせていった。元々の配置など知らないので仕方ない。
(こんなもんかしら―――って、もうこんな時間?!)
壁にかかった時計に目を剥く。さっき教えてもらったフェイトさんの出向先、それは今から法定速度上限でバイクを走らせてぎりぎり昼前に着くくらいの場所だった。
新品の制服はあちこちよれてシワだらけ。しょうがないと諦め手だけ洗うと、預かった紙片をポケットに突っ込んで部屋を飛び出す。
思い描いていたものとは180度異なる補佐官初日となった。
「フェイトさああぁぁーーーんっ!!」
振り返る動作に合わせて金色の髪が広がる。びっくりしたようにその赤い瞳が見開かれた。
「ティアナ?」
「つい・・さっ、き・・・出られ・・・・聞い、て・・・追いか・・・てきま、た」
全力ダッシュしたせいでハアハアしている自分が嫌だ。すわ何事かと注目してくる周囲に愛想笑いを振りまき、不思議そうな顔で立ち尽くすフェイトさんに近寄る。
「どうしたの? 何かあったのかな?」
この人は基本的に年下に対して甘いが、凄く心配そうに顔を覗き込まれて焦った。六課の時とは空気の密度が違うというか、妙に距離が近いのだ。スターズの隊長はなのはさんであり、フェイトさんに指導を受けたり話をする機会は少なかったから戸惑う。
どうやら専属補佐官についた事で私もフェイトさんのファミリー扱い=過保護対象となったらしい。
「あ、あの、これを届けるようにシャーリーさんから頼まれてっ!」
近すぎる体を押し戻すべく両手を突き出す。毛穴が見えるくらい顔を寄せられたらさすがに恥ずかしい。どんなスキンケアをしているのか、フェイトさんの肌のきめは滅茶苦茶整っていた。
「食券? ああ、今朝急いでて受け取るの忘れたんだ」
「もしかして・・・もう食べちゃいました?」
食券などなくとも自分の財布から払えば済む話である。せっかく届けたのに無駄足になったかと恐る恐る尋ねた。
「いや、まだだよ。私の用件も一区切りついたし、一緒にどこかでお昼食べようか」
「はいっ! お供させてください」
このチケットがどこで使えるのかもわからないし、店の選択はお任せする。フェイトさんは午後からまだ少し用事があるらしく、ここから一番近い喫茶店に落ち着いた。
「へっ? フェイトさん、お財布持ってないんですかぁ?!」
素っ頓狂な声が店内に響き渡った。たった今聞いた驚くべき事実を脳が処理しきれない。ちなみに食券は入店時に渡したので無銭飲食を疑われる心配はないけども。
「う〜ん・・・というか、正しくは現金が入ってないんだよね」
「ああ、びっくりした。それじゃあ普段はカード支払いがメインと」
正面に座るフェイトさんへの凝視をやめて胸を撫で下ろす。狭き門である執務官はただの栄誉職ではなく高給取りのはずだ。入局前にそのあたりは抜かりなくチェックしている。ほっと一安心してグラスを手に取った。
「?―――カードも止められちゃったから使えないよ?」
ブフォオオオオーーーーーーーー!!
のどを潤す水が鼻へ逆流する。咄嗟に口を閉じて前に噴き出すのを堪えたためえらい事になった。
原因を作った張本人がむせて苦しむ私の背をさすり、懐から取り出したハンカチでグチャグチャになった顔を拭ってくれる。誰かの世話を焼くのが好きなのか、やたらとその笑顔は輝いていた。
「もう、ティアナは仕方ないなぁ」
「す、すみませぇん・・・」
私が悪いんだろうか? 才ある人の思考は凡人には理解できない。
苦しかった衝動がようやく消えたところで、きょとんとした赤い瞳を見据える。これは聞かずんばいられない。
「あの、フェイトさん。立ち入った話なのかもしれませんが」
「どうしたの、ティアナ。怖い顔して」
「もしかしてもしかすると、『チーム・ハラウオン』の台所事情は火の車なのでしょうか?」
「うん? あはは、今の所は大丈夫だよ」
「そ、そうですよねっ。何言ってるんだろ、私ってば」
失礼かつ奇天烈な問いかけを笑い飛ばしてもらってよかった。
よく考えてみればフェイトさんは解決件数ランキング上位に入っていたはず。管理局執務官は能力歩合制であり、基本給にプラスして扱った事件の報酬が上乗せされる仕組みになっている。一定期間毎に発表されるそのランキングは言い換えれば長者番付のようなものだった。
「チームの負債はちゃんと私の毎月のお給料から穴埋めしてるし」
ブフォオオオオーーーーーーーー!!
鼻がぁ、鼻が痛ひ。タイミングを図ったように爆弾発言をかますのはやめてほしい。ハンカチを寄せてくる手を捉え、ズイッと身を乗り出す。
「借金?! どこで作ったんです、そんな物!」
「主に出動時の物品破壊かな。私は近接戦闘型だからどうしても建物とかに被害出しちゃうんだ」
「で、でも、それは管理局の依頼だから補償されるんじゃ・・・」
「壊しすぎなんだって。シャーリーに任せてるけど補償の累積上限を超えた分のやりくりが大変みたい」
笑いながら執務官はのたまう。部屋に貼ってあった《倹約第一!!》はここに繋がっているようだ。
そして更に驚くべき内情が立て続けに明かされる。なんとフェイトさんの口座はシャーリーさんに押さえられているというのだ。
「まあ、しょうがないよ。原因は私だし。シャーリーに用途を言えば必要分は渡してくれるしね」
毎朝申告して補佐官から現金やチケットを受け取る執務官。しょっぱい、しょっぱすぎる。つまり私が食券を届けなければ昼食抜きだったという事か。
「突然の事態もありますし、最低限の紙幣とカード一枚くらいは持っていた方がいいんじゃないですか?」
幾らなんでも侘しすぎる。たとえ本人が平気だとしても聞いていて居たたまれなかった。
「実は昨日こっそりカード作ったんだけど、それがシャーリーに見つかって大変だったんだよ」
「・・・・・・へっ?」
なんですと?
もしかしてそんなつまらない理由でオフィス破壊?
今朝の重労働を招いた発端は一枚のカード?
「もう慣れっこだけどね。飛んでくる物を避ければ済むし。それよりティアナ、鼻から水が出てるよ」
女性としてあるまじき醜態をさわやかに指摘される。しかしその親切は色々な事をぐるぐる考えている脳内まで浸透しない。
ティッシュがあてがわれ『はい、チーン』という掛け声。複雑な思考を拒否した私の体は、操られるまま上司の手中にチーンしていた。
次の出向先へ向かうフェイトさんと別れ、私はバイクでとろとろと閑散とした道路を流していた。お使いが済んだので先に管理局に戻るよう促されたのだ。
フェイトさんの午後スケジュールは大したものではないらしく、小一時間との事。お互い車とバイクなので待っていても仕方がなかった。
(おかしい、おかしすぎる・・・)
思考を占めるのは先ほどの会話。自分を特別感情豊かだとか人情家だとか思った事はないが、それでもあの仕打ちはあんまりではないか。虐げられているように見えるフェイトさんが物凄く不憫になってくる。
(こうなったら私がシャーリーさんに直訴して―――)
新米が上司の待遇改善を訴え出るなど常識では考えられない。しかしこのモヤモヤした蟠りを何とか解消したかった。なのはさんから伝授された反骨精神を今こそ生かそう。方針が定まればスロットル全開、本局を目指してひた走った。
「シャーリーさんっ!!」
高ぶる感情をのせ体当たりするようにオフィスのドアを押し開ける。目指す人物は綺麗に片づいたデスクに茶菓子を広げ、優雅なティータイムの真っ最中だった。
「どうしたの、ティアナ? 噛みつきそうな顔して。フェイトさんに会えなかった?」
「無事会えて御飯食べてきました! ご馳走様です。そんな事より聞きましたよ、シャーリーさん!! チームに負債があるのは仕方ないとして、フェイトさんのあの現状はあんまりじゃないですか?!」
フェイトさんばかりに重荷を課すのは理解できない。のほほんと茶をすする先輩に詰め寄り、チームである以上等しく痛みも共有すべきだと迸る青臭い主張をぶつけた。私の勢いに動じる事もなく、シャーリーさんは心得たとばかりに眼鏡を光らせる。
「ああ、なるほど。先にそっちから聞いたらそう思うよね」
「・・・な、何ですか? そう簡単には丸め込まれませんよ!」
冷静な声と異様な迫力に腰が引けるが、反骨心を拠り所にして踏みとどまった。これでも分析能力には定評があるのだ。シャーリーさんの言葉に欠片でも矛盾があったなら見過ごしはしない。
「まずはチームの負債の話だけど、あれはフェイクだから信じないで」
「フェイク?―――つまり借金なんて無いんですかぁ?!」
想定外の変化球が飛来する。ここまでの話を根底から覆す第一声に動揺は隠せない。
「あれはフェイトさん対策にでっちあげたストーリーなの。資金豊富な管理局が執務官に補償を出し惜しむはずないじゃない」
確かにそれはそうだ。そんな細かい事で優秀な局員が他の組織へ移りでもしたら、組織として受けるダメージは計り知れないだろう。
「つまり・・・何らかの理由があってフェイトさんの個人資産を凍結している、と?」
「はい、よくできました。やっぱりティアナは頭の回転が速いね」
褒められてはみたが釈然としない。これは明らかな裏切り行為であり、そうまでして一体何を成しえたいのか?
「私だって人様のお金の使い道に口を出したくないんだけど」
「えっ? フェイトさんって金遣い荒いんですか?!」
六課時代を思い返すが浪費家のイメージは浮かばない。六課と本局を往復する毎日で、買い物する時間などほとんど無かったんじゃないだろうか。
「自分自身には呆れるほど無欲。問題はねぇ・・・これちょっと見て」
「 これは最近出たばかりのバーチャルゲーム、ですよね」
「うん。ティアナも興味ある?」
「いえ、スバルが欲しいって喚いていたもので。でもこれ高いらしくて」
駆け出しの自分達の給与三か月分が丸々吹っ飛ぶ。最新鋭の技術を凝縮したマシンは現時点で手が出ないほど高価な代物だった。
「これが先月のプレゼントなのよ」
「はい?」
誰が誰に対してなのか、全然わからない。話の流れからフェイトさんが誰かにこのマシンをプレゼントしたのだと思われるが。
「保護した子供達の施設に、ね」
「うぇ? フェイトさんが保護したって―――確か10施設くらいなかったですか?!」
「そう。その全てに一台ずつ」
ふぅ〜と溜め息を落とし、シャーリーさんは頬杖をつく。フェイトさんが子供好きなのは周知の事実として、その贈り物は度が過ぎている。総合計の金額を考えるとそら恐ろしくなった。
「そりゃ給料も消えますよね。しばらくはただ働き決定と」
「まあ一般人なら即時破産だろうけど。フェイトさんの一ヶ月分のお給料半分くらい飛んだし」
(どんだけ〜〜〜・・・)
プレゼント云々より、そんな無茶な買い物をして半月分の給与で済む事実に打ちのめされる。私の上司になった人はどれだけ高給取りなのだろう。
シャーリーさんによると、フェイトさんが好んで受ける依頼は他の執務官が二の足を踏む危ないものばかり。毎月の基本給に危険手当などが付帯して雪達磨式に給与は増えていく。
フェイトさんは給料アップのために危険な依頼を選んでいるわけではない。次元犯罪者の確保やロストロギアの追跡、そんな困難な事件の影には必ずと言っていいほど巻き込まれた子供達の姿があった。
「資金凍結は自制を促すためですか?」
「プレゼントがいけないってわけじゃないけど限度があるし。実は保護した子供達から泣きつかれたのよ、フェイトさんを止めてって」
苦労してきただけあって、よくできた子供達だ。好意だとわかっているので贈り主には直接言えず、シャーリーさんに連名で対策をお願いしてきたらしい。自分達は手紙をくれるだけで十分だから、と。
「・・・納得しました。あらぬ言いがかりをつけて申し訳ありませんでした」
「いいのいいの。朝に話そうと思ったけど流れちゃったし仕方ないわ」
素直に非を認めて深く頭を下げた私を、眼鏡の奥の瞳が優しく見つめる。執務官を目指すには多方面から物を見る目と判断力が必要なのだと、改めて思い知らされた。
「ただいま! シャーリー、ティアナ」
背後のドアが突然開かれた。渦中の人物の登場に固まった私から注意を逸らすべくシャーリーさんが立ち上がる。そのままフェイトさんに歩み寄り、手に持ったコートや鞄を引き受けた。
「お帰りなさい、フェイトさん。先方との話はつきましたか?」
この笑顔なら話し合いは上手くいったのだろう。微笑み返しながらシャーリーさんは一応確認を入れた。一方的だったみたいだが昨日大喧嘩した仲には見えない。
「いや、そっちはまだ引き摺りそうなんだ」
「あらそうなんですか。『そっち』という事は他に何か?」
「うん、ほらこれっ!!」
ドドーーーーン!!
印籠のごとくかざされたカードに私達の目が点になる。輝くその表面には有名な消費者金融の社名がデカデカと書かれていた。
「負債分を全額借りてきたからもう大丈夫だよっ!」
「な、何言ってるんですか! その借りたお金を返すのはどうするんですっ?!」
何が大丈夫なのかこの凡人に教えてほしい。私は石化した脳と体を奮い立たせ、にこにことした笑顔の襟を掴んで前後に揺さぶる。相手が上司だという事は頭からスポンと抜け落ちていた。
「え? 私のお給料から毎月返すつもりだけど」
(駄目だ、この人―――早く何とかしないと・・・)
掴んだ手から力が抜ける。脱力してデスクに寄りかかる私を、赤い瞳が心配そうに見つめた。『初日で疲れたのかな?』とか言って頬に手を当ててくれるが、今はできればそっとしておいてほしい。
「こ、こ・・・・ここ・・・・・」
微かな声に反応して顔を向けると、不気味なほど静かだった人が小刻みに震えていた。光るレンズが発する迫力たるや、いつぞやの教導官を思い起こさせる。
「どうしたの、シャーリー? 体の調子でも悪い?」
きっと他意はないのだ。あくまで真面目に執務官は言っている。火山噴火の予兆を感じ取れないのは、人間が火を恐れなくなってしまった為か。
カウントダウンが始まり、私は自分の両耳を塞いだ。
「・・・こぉの、甲斐性無しがあぁぁぁーーーーーーーーーー!!!」
宙を舞う数多の品々。
今朝片づけたばかりの室内があっという間に破壊されていく。
機動力を如何なく発揮して部屋中を逃げ回るフェイトさんと、それを鬼のような形相で追いかけるシャーリーさん。
流れて飛んできた鞄に直撃され、私の補佐官初日はブラックアウトした。
FIN
終わり。
スレ違いだったらごめんなさい。
書き忘れましたが登場はティアナ、フェイト、シャーリーです。
ではでは、逃げます。
ところで毎月穴埋めしているとフェイトが思いこんでいるお金は何処に消えているのだ?
もしや、シャーリーさんの懐にw
もの投げて壊している時点で倹約になってないじゃないか、シャーリーさん……
色々突っ込みどころ満載だけど、天然ボケなフェイトさんが可愛いです。GJ
女の子が二人以上居れば、まあ、そう言うことだ。
つまりは、GJ!
だめだ、この執務官、早く何とかしないと。
でも、全力でティアナを甘やかすフェイトさんに萌えた。
ティアナがんばれもっとがんばれ。
>>662に即発されて書いた死ネタSSがあるんだけど、雰囲気違いすぎだから今落とすのは不味いよね?
>>672 GJ、クソワロタw
フェイトさんかわいいなぁw
>>672 GJ!!
フェイトいいなぁ流石だよwww色んな意味でwww
>>674 個人的にはとっても読みたいです。
>>672 GJ!しかし、鬼嫁に言えば一発で解決しそうな気がw
肉を引き裂く嫌な音と共に、血しぶきが飛び散る。
バリアを解除した黒いBJを簡単に貫いた一撃は、背中まで達し、彼女に致命傷を与える。
彼女の胸を貫いたのは、拳と言うにはあまりにも鋭利な機械の左手。
「っ――」
その左手の持ち主の少女が、涙を散らしながら左手を彼女から引き抜く。
支えを失った彼女は、仰向けに倒れ込み、地面に流れた自らの血で白いマントを紅く染める。
胸に大穴を開けながら、口の端から血を垂らしながら、しかし、彼女は少女に微笑みながら言う。
ありがとう、と
忘れ去られた古の悪意。
そのロストロギアを取り込んだものは、
リンカーコアを侵食され、やがては自我を失うだろう……
そのロストロギアはどこで?
それは、二人が出会ったあの日まで遡る。
彼女が少女を助けたときに、瓦礫にまざって彼女に入り込んだ小さなカケラ。
全ては出会ったときから始まっていた……
枯れ果てた涙は、瞳に哀しみの黄色を宿し、
左手を突き立てる。
何度でも、唯……彼女が息絶えるまで。
愛する人を失った世界には、どんな色の花が咲くだろう?
「フェイトさんっ……わたしはっ――」
少女のBJが鮮血で染まる。
彼女の返り血を上から塗りつぶし深紅に染め上げる。
ふらふらと、倒れ込むように彼女の上に覆い被さる。
少女の目の前には、紅で化粧をした愛しき人の顔。
「フェイトさん……だい……すき、です……」
もはや聴くものも居ないその言葉を吐き出した唇を、そっと彼女の唇に重ねる。
うん、好きなんだ、サンホラ。
前に別ジャンルで凄い文章力で有名だったSS書きさんが
なのはに転身したんだけど、サイトも閉じて行方不明になっちゃった。
多分名前とか変わってるだろうが、いつの日か発見出来ることを願ってる。
>>680 フェイトさんが変態にw
この後どうなったのかが気になるな
>>681 なんで名前とか変えたのかは知らないけど
なのは系百合SSの捕捉サイトとかもできたしいつか発見できそうだな
>>679 よく分からないんだけど、自我を失って元カノのパンツを被って
発情したフェイトさんをギンガがドリルパンチで貫いたってこと?
超妄想を垂れ流すよ。
子どもを作らないと死ぬっていうロストロギアがあって運悪くなのはさんが
その効果を受けてしまう。相手に指名されたのはフェイトさん。
実はずっとフェイトさんが好きだったのだ。それはフェイトさんもで二人は両想いなんだけど
まさかこの状況で言えるわけもなく「ロストロギアがそう言ってる」とかなんとか
ロストロギアのせいにしちゃう。
フェイトさんが断れるはずもなく、精一杯優しくなのはさんを抱く。
無事なのはさん妊娠。責任を取って結婚するフェイトさん。
生まれた子はフェイトさんそっくりでアリシアと名付ける。
それから何年か経ってアリシアもヴィヴィオも大きくなって二人とも学校の行事とかで
家にいなくて、ちょっとエロイ映画見ちゃったなのはさん。
むらむらしちゃうんだけど思えばフェイトさんと肌を合わせたのは一回きり。
端から見ると夫婦仲がよく見えるけど(実際いいんだけど)、甘いイベントなんてないし
未だにフェイトさんは不可抗力とはいえ妊娠、結婚させたことをすごく申し訳なさそうに
している。切なくなってベッドの上でお一人様で遊んでいるとそれを帰宅したフェイトさんが目撃。
逃げようとするけど見つかって話し合い。ついに腹を割って話すことに。
やっぱりなのはさんは好きな人と結ばれるべき、と思っていたフェイトさんは離婚を提案。
そこでなのはさんが心中を洗いざらい告白する。両想いが分かって嬉し恥ずかし。
けれどなのはさんがなんかもじもじしてる。中途半端に止められたせいで困ってるようだ。
それに気付いたフェイトさん顔真っ赤。勇気を出してお誘いするとこれまた真っ赤になりながら
頷くなのはさん。抱き合う二人。震えながら唇を重ねると後はもう止まらない。
ちなみにこれが二人のファーストキスである。
暗転。
数時間後帰宅したアリシア、ヴィヴィオが二人を探して寝室まで行くと
こんもりと二人分膨らんだベッドが。
ママーと駆け寄ろうとするアリシアをヴィヴィオが止めてそっとドアを閉める…。
寝ている二人の顔はとても幸せそうだった。
翌朝、朝食の席に家族全員が集まり和やかな雰囲気。でもなぜかなのフェは
初々しく頬を上気させつつちょっと甘い雰囲気を漂わせている。
ママたちは仲がいいなーと喜ぶアリシア、やれやれと呆れつつほっとした顔のヴィヴィオ。
最後はラブラブな二人で締め。
ごめん。最近妄想がひどくてね。誰か書いてくだせえ。
甜菜甜菜うるせーな
人のネタじゃなくて自作でネタだせねーのかよ
自分自分ってうるせーな
そんなに自分のネタ出して欲しいのかよ
>>686 妄想がひどいときこそ書くチャンスだな
早速チャレンジしようか
まぁ、何だ。
他人だ自分だ言う前に、ここにネタを投下するんだ。
中学時代って多感な時だから、フェイト、なのはの関係に気を揉むアリサなんて良いと思うんだ。
周りもあれだけベタベタしていたら、そういう視線で見るだろうし。
そこをフォローに周るアリサ、でもアリサもなのはが好きで……なんてのどうかな?
>>692 さあ今すぐキーボードに十指をかけらせろ!
694 :
アクエリアス:2008/03/09(日) 17:09:10 ID:gjiNuXtl
それじゃあ、妄想投下。
なのは、フェイト、はやて、ヴィヴィオの四人家族というなのは界では珍しいSS。
695 :
アクエリアス:2008/03/09(日) 17:09:34 ID:gjiNuXtl
「フェイトパパ〜〜!!」
仕事から帰ってきて、車を車庫に止めると、愛娘が裏口から出てきた。
「ヴィヴィオ!ただいま」
車から出て、抱き上げる。
「お帰りなさ〜い♪」
エヘヘと笑って、ヴィヴィオはフェイトにしがみついた。
「二人は?」
「え〜とね、さっきなのはママもはやてママも帰ってきたよ」
「そう」
そのまま玄関に入って、再びただいま〜、と声を掛けると、おかえり〜、とキッチンの方から、
そして、二階から階段を下りてくる音も聞こえる。
「フェイトちゃん♪おかえりなさい」
笑顔で迎えてくれたのはなのはだった。
今日は確かはやてが夕食を作ってくれるはずだ。今作っている最中なのだろう。
「今日は二人の方が早かったね」
「うん♪」
フェイトはなのはに鞄を半ば取られる形で渡すと、軽くキスをした。
それを見て、仲間はずれにされている気分になったのか、抱き上げていたヴィヴィオが、ヴィヴィオも〜、とふくれっ面をした。
フェイトは苦笑しながら、その柔らかい頬にチュッとキスする。
すると、すぐにヴィヴィオの表情は明るくなった。
ヴィヴィオを下ろすと、なのはに渡した鞄を取って、
「ヴィヴィオが持ってく〜」
と言って行ってしまった。なのはが慌てたようにそれに続いた。
フェイトはそれを見送ると、良い香りがただようキッチンに向かった。
「はやて、ただいま」
「ん〜、おかえり〜」
はやてが一度こちらを向いて、微笑んだ。
「今日のご飯は何?」
「ビーフシチューやで」
「へぇ、おいしそう」
はやての隣りで、その中身を見る。
696 :
アクエリアス:2008/03/09(日) 17:09:56 ID:gjiNuXtl
「今日はヴィヴィオが野菜切ったんやで〜」
「それじゃあ、益々おいしそうだ」
はやてがルーを入れると、シチューの匂いが際立った。
ルーが完全に溶け終わると、火を弱火にして蓋をした。
「よし!あとはトロトロ煮込めばばっちりや」
そう言って、はやてがこちらを向いた。
フェイトは一度火元を横目で見た後、先程なのはにしたように口付ける。
「煮込み終わるまで最低三十分かかるし…何しようかな?」
はやてが唸っていると、タタタッと駆けてくる音が聞こえた。
「フェイトパパ、はやてママ!四人でテレビ見よ〜!!」
丁度良い提案に二人は顔を見合わせて笑った。
「じゃあ、そうしようか」
「せやなぁ」
「三人とも〜!始まっちゃうよ〜!!」
リビングからなのはの声。
「早く〜」
「ちょっと着替えてくるから」
フェイトは一度二階に上がっていく。
はやてはヴィヴィオに先導されて、リビングへ向かった。
「ご飯できた?」
なのははリビングに入ってきたはやてに声を掛ける。
「あとは煮込むだけやから」
そう言ってはやてが大きめのソファの端に腰掛ける。それを見て、なのは自身も反対の端に寄った。
その間にヴィヴィオが座った。
始まったのは、いつものバラエティ番組。
出されていくクイズに、なのは達も真面目に考えていた。
二問程終わった頃、フェイトがシャツにパンツという軽い部屋着に着替えて戻ってくる。
それに気づいたヴィヴィオは自分の座っていたところから降りた。
「はい、フェイトパパ」
促されるまま、そこに座る。そして、ヴィヴィオは当然のようにその膝の上に座った。
忙しい三人が揃って普通の時間に帰って来れるのは、珍しい。
それが嬉しいのか、ヴィヴィオはいつもよりはしゃいでいるように見えた。
697 :
アクエリアス:2008/03/09(日) 17:10:44 ID:gjiNuXtl
続きは出掛けてくるので、夜に書きます。
>>697 あれ?
これは貴方様のサイトで見たような………
ってラスト変えたんだね
699 :
名無しさん@秘密の花園:2008/03/09(日) 22:04:36 ID:3AwQE6E8
なのフェイまだかな〜
>>697 GJ、続きは夜なのかorz
ちょっと違うみたいだけどサイト行けば続き置いてあるのかな?
>>686 お前の妄想すごくいいな!概要だけでも萌えたぜ。
という訳で、更に詳しく書いてみようか・・・
>>697 こ、これはみんなどういう関係なんだ?!
続き頼む
>>686 お前の妄想、本当にいいな!
ぜひ書くべき
ところでエロパロの方に例のSSの続きが来てるので
気になってた方は行ってみるが吉
エロパロ、246氏きてますね
寝る前に読んだら悶々として眠れなくなってしまった……
気になるけどなのユーとか見るとへこむから
まとめのほうに追加されるまでここは我慢しとくべきか・・・
あ、ごめ…専ブラじゃ全部表示されちゃうと思うので
普通のブラウザで見てくれ
確かに最近のエロパロは納豆とBLとナンバーズソープネタでカオスだからうっかり踏み込むと
非常に危険だね
ああ、「BLネタは百合板に投下しろ」とか言い出した時には
どうしようかと思ったよw
>>705 わざわざありがとう
どうなるか気になって眠れるか微妙だったからこれで安眠できるはず!
なのはのBLスレってないらしいからなw
百合板にきてもかなり困るが
マジか…怖いなおい。まぁエロパロ行ったことないが
俺はあの時思わず止めてくれと書き込んじゃったよw
俺エロパロから入っちゃったから嫌だと思ってもたまに来る百合良作のせいで抜けられないし・・・
ぶっちゃけ、純粋な百合好きは来るな・・・
俺の様になるな・・・!
>>708 ああ、エリオの奴か。
BLと百合じゃ方向性が似てるっちゃ似てるけど、やっぱ別物だからな。
両方萌えるけど。
SSジャンキーじゃないのでエロパロは完全スルー
>>712 あれ、俺が居る。
NGのし過ぎで、現行スレなんか、246氏のしか見えないよ。
716 :
アクエリアス:2008/03/10(月) 01:39:50 ID:h4aS1a3e
246氏が来ているんですか?読みに行かなきゃ…。
遅くなってスミマセンorzもう夜中ですねorz
しかも微妙な内容です。ホントにスミマセンorz
では、続き行きます。
717 :
アクエリアス:2008/03/10(月) 01:40:41 ID:h4aS1a3e
しばらく四人でテレビを見て笑い合っていると、ヴィヴィオが空腹を訴え始めた。
「う〜ん。まあ、丁度ええかな?」
時計を見ると、丁度三十分ほど経っていた。
「そろそろ夕飯にしよか」
はやてはソファから立ち上がり、キッチンに向かっていく。
「私も手伝うよ」
そう言って、なのはもそれに続いた。フェイトも手伝おうと、ヴィヴィオを下ろそうとするが、
「あ、フェイトちゃんとヴィヴィオは少し待っててね」
先にそう言われてしまった。
「…うん。じゃあお願いするよ」
少し申し訳なさそうに笑うと、
「フェイトパパ!問題始まるよ〜」
「あ、うん」
膝の上からそう言われて、再びテレビの方へ向かされた。
なのははそんなフェイトを可笑しく思い、クスッと笑ってしまった。
二人の背中に背を向けてキッチンに向かう。
見ると、はやてが鍋の中をおたまでかき混ぜていた。
「はやてちゃん。どんな感じ?」
はやてが小皿に少しそれを取り、食べてみる。
「もうばっちしや」
エヘン、と自慢げに言うはやてが、なのはの方にもそれを渡す。
なのはもそれに口をつけた。
「…うん、美味しいね♪」
「それじゃ、お箸とご飯用意してくれる?」
「分かった」
はやてがビーフシチューをよそっている間に、なのはが言われたとおりのご飯を盛る。
数分もしないうちに準備が出来た。
「終わったよ」
「ん、ありがとうな」
はやては礼を述べ、キッチンからリビングに向かって顔を出す。
「二人とも〜!!ご飯やよ〜!!」
「「はぁ〜い!」」
718 :
アクエリアス:2008/03/10(月) 01:41:35 ID:h4aS1a3e
返事のすぐあとにヴィヴィオがこちらに向かってくるのが見えた。
フェイトも遅れて部屋から出てくる。
三人が席に着くのを見てから、はやてはエプロンを外し、自分の席に着いた。
「「「「いただきます」」」」
四人揃っての食事も、当たり前だが久しぶりだ。
「あのね!それで友達と一緒にね!」
ヴィヴィオが学校での事を楽しそうに話すのを聞きながら、はやての食事に舌鼓を打つ。
三者三様にそれに答える。楽しい食事の時間はあっという間だった。
************
「明日は、私が作るから」
はしゃぎすぎたのか、ぐっすりと寝ているヴィヴィオの顔を見ながら、フェイトが言った。
「大丈夫なの?」
「うん、明日はお休みだし」
「せやけど…せっかくのお休みなのにええんか?」
「長期任務になるとあんまり帰って来れないからね」
フェイトは、もう一つのベッドにいる二人にそう言う。
「フェイトちゃんって家族サービスと仕事しかしてないよね」
「せやなぁ。遊んできてもええんよ?」
「一人で遊びに行ったってつまらないよ。それに…」
フェイトは優しく微笑んだ。
「四人でいるときが一番幸せだから」
一瞬呆然とその顔を見つめた二人だったが、一度顔を見合わせて、フェイトのいるベッドの方に両側から潜り込んだ。
719 :
アクエリアス:2008/03/10(月) 01:42:19 ID:h4aS1a3e
「ちょっ…!二人とも!これじゃ狭いよ」
いくらキングサイズのベッドでも、四人で寝ればさすがに狭い。
「ええやん。くっついていられるし」
「はやてちゃんずるい〜」
間にヴィヴィオがいるので、フェイトへの距離は少し遠い。
「二人とも、静かに」
「「はーい」」
茶目っ気たっぷりに言う二人に、フェイトは苦笑した。
「二人とも、早いんでしょ?もう寝よう」
そう言って、フェイトは部屋の明かりを消した。
「ん、おやすみな」
「おやすみなさい」
「おやすみ」
普段の疲れからか、三人もすぐに夢の中に落ちた。
今日も四人で笑い合えた。
きっと明日も幸せな日になるだろう。
四人でいれば。
明日もまた。
Fin.
720 :
アクエリアス:2008/03/10(月) 01:49:17 ID:h4aS1a3e
60行に緩和されてすごい書きやすくなりましたねwww
四人家族って結構美味しくないですか?
だってフェイなのでありフェイはやでありはやなのでもあるんですよ?(勿論リバーシブル可
でも、はやてパパって想像つかないんですが…ねwww
誰か妄想してくださいwww
駄文失礼しましたorz
はやてパパ…はやてパパ…はやてパパ…
カリム懐妊フラグか
はやて「カリムぅ・・・あたしの子供・・・産んでくれへん?」
やべぇわ・・・
すごくいい台詞なんだけど犬夜叉のミロクを思い浮かべて
一気にギャグになってしまった
>>720 異議ありっ!!
それは個々人の密度が薄すくなりやすいと思うのですよ。
妹が出来ると大喜びのヴィータ。
育児雑誌を読み始めるザッフィー。
大急ぎで助産師の資格を取るシャマル。
そんなシャマルに「私達もそろそろ・・・」と持ちかける将。
はやてパパを想像したら、そんなヴォルケンズが浮かんできた・・・。
ちょっと聞きたいんだけどこんなに近くでの作者になんかあったの?
作者のブログ見たら推移を静観中って書いてあって、なんなのか気になってるんだが
よく分らんがとりあえずサイト運営は個人の自由だからここで話す内容ではないんだぜ
気になるんならメール出してみたりすればいいんじゃね?
>>724 読まなければいい…
カップリング嫌い→読まない
これと同じじゃない?
アリ→なのは→←フェイトを絶賛妄想中。
中々難しいなあ。
同じくはやて→なのは←フェイトを絶賛妄想中。
はやてを泣かせるかフェイトを泣かせるか…
難しいなぁ
>>730 4人家族(ハーレムルート)もいいじゃないか
>>732 なのはさんロリコンのヴィヴィオルートかw
迷いながら投下します
最後どうなんのかなぁ、これ
注意書き
1.
>>405の続きの続き
2.はやて→なのは←フェイト
3.最後どうなるかはなのはさん次第
んじゃ、以下から
2.
八神家を後にし、なのははフェイトとの待ち合わせ場所まで走った。
別に走らなくとも待ち合わせ場所へは時間以内に着く。
それでもなのはは走らずにはいられなかった。
「はぁっ、はぁ、はぁ………はぁ〜」
限界ギリギリまで走って立ち止まると、心臓がうるさいくらいに跳ね上がる。
頬が焼けるように熱くて。
ドキドキと脈打つ心臓はきっと走ったせい。
なのははそう心の中で言い訳をする。
けれど、本当は分かっていた。頬が熱くて、ドキドキする理由を。
暴走するそれを抑え込むように胸のあたりをギュッと掴む。
それでも止むことはない。
冷たい掌を頬に当てる。
それでも集まった熱は下がらない。
そんな行為はすべて、先程のことを思い出させる素材にしかならなかった。
思い出すのは、頬に当たる柔らかい唇の感触。
思い出すのは、彼女の甘い香り。
思い出すのは、耳を掠めた彼女の息遣い。
「…………はやてちゃん」
思わず呟いた独り言でなのはは我に返る。
そうだ。とりあえず、待ち合わせ場所までいかなくては、と。
そうして顔を前に向けると、凍りついたように固まった。
「はやてが、どうかしたの?」
そこには、待ち合わせ場所にいるはずのフェイトの姿。
その顔は何故だか無表情で、フェイトの口の動きがやけにゆっくり感じられた。
「ねぇ、どうしたの?なのは」
「え、あ………ううん、何でもない!フェ、フェイトちゃんこそ、こんな所でどうしたの?」
「わ、私は………なのはが心配になって…」
探しに来たんだ、とフェイトが頬を染めながら小さく言う。
そこでなのははようやく、ああ、と気付く。
考えれば単純なことだった。自分たちは今、はやての家と待ち合わせ場所を繋ぐ道にいるのだ。
いつもなら早めに到着しているなのはを心配して、探しだしたフェイトと出会うのは至極当然のこと。
「にゃはは、ごめんね。少し話が長くなっちゃって…」
「そう………」
「「……………」」
2人の間に流れる妙な沈黙を破ったのはフェイトだった。
「行こうか」
そう言ってなのはの手をとる。
それは、今まで何となしに行われてきたこと。
なのはがフェイトの手をとることもあったし、反対のときもある。
もしくは、互いに引き寄せ会うように手を繋ぐことだってあった。
いつからか当たり前となった、日常の一コマ。
けれど、今日のなのははそれに対して引っ掛かりを覚えた。
「あ………」
それが何なのか考える前に、はやての言葉を思い出す。
―――…私と付き合わへん?
結局はその言葉に頷き承諾した自分は、言わばはやての恋人。
ドラマや漫画のように互いに惹かれあったのではなく「はやてのことを好きになる」という未来に向けて、というのはやはり何か違うかもしれない。
けれども、恋人同士という点は変わらないわけで。
「………」
なのはの脳裏に、はやてと手を繋ぐ自分の姿が浮かび上がる。
「なのは?」
違和感など感じなかった。
なのはとはやてが並んで歩いたことなど、意識せずともやってきたこと。
それが今度からは「手を繋ぐ」という行為が追加されるだけなのだ。
「……恋人同士ってさ、手を繋いだりするのかな…?」
「っ!」
その言葉に反応したかのように、フェイトの肩が小さく跳ねる。
「そう、だね………きっと、繋ぐんじゃないかな」
視線は前に向けたまま無表情に言い放つと、フェイトは睨みつけるように虚空を見つめる。
そこに何を思い浮かべているのか、なのはには分らない。
けれど、繋いだ掌にぎゅっと力が籠もったことは確かだった。
「フェイトちゃん………?」
様子のおかしいフェイトの顔を心配そうに覗き込むなのは。
それにハッとなったフェイトは「そういえば、」と話を変える。
「母さんに買い物頼まれてたんだ。スーパーに寄ってもいい?」
「うん。もちろんだよ」
にこやかに答えるなのはに、フェイトも微笑んで返す。
それからスーパーに向けて歩き出すも、繋いだ手が離れることはなかった。
結局、フェイトがはやてのことで質問をはぐらかされたことに気付いたのは、なのはが帰宅した後のこと。
つづく
先のことは分からない
マジでなのはさん次第だ
え、ちょwww
流れ止めてごめんさ!
普通に見なかったことにしてくれ!
>>729 三角関係っておいしいよなww
藤枝絵を見て思い出したが、アンソロには以前話題になったアニメディア漫画の再録のみだそうで
新作期待してたのに少し残念
>>715 ……246氏以外のエロパロ板の書き手が一人、ここROMってるかも知れないよ……orz
どどどどど、どちら様でしょう?!
安心しろよ、俺みたく百合が一番好きだけど
ノマカプでも面白けりゃ何でも読んじゃう
雑食性のROMもいますから。
…でもさ、せっかくだからここで百合SS書いていかない?
てゆーか書いてください、お願いします
>>740 つーか最近の甜菜てフェイトスレに必ず張られているものばかりじゃねw
>>744 うんそうだなw
あそこは一応全年齢のはずなんだが…w
なんなら角煮よりも早くエロ画像貼られたりするしなw
>>742 大丈夫。百合が一番好きだけど、ぶっちゃけユーノのせいでリアルでフェレット嫌いになった
けど、SSジャンキーのせいでBLも納豆もキシャーもついつい読んでしまう俺のような百合
書きもきっと他にいるからw
だからせっかくだから百合SS置いてけへん?
エロパロの書き手さんはみんな文が上手くてついつい読んじゃうんだよね。
そんでBL読んで自爆w
納豆ってなに?
やっとスランプのようなものから立ち直った。
かなり間が空いてしまったが、AVG風シャマなの投下してもおkかな?
>>739 GJ!
流れとめるって言うかここは大体まったりペースだから大丈夫
なのはさん次第って続きが気になるなw
>>748 どうぞどうぞ!
ではいくぜー
シャマル×なのは
エロ注意
はやて「さて、次はシャマルでもやってみよかな」
シャーリー「お目が高いですね。これはもっとも自信のあるシナリオなんですよ」
はやて「へえ、どんなとこが?」
シャーリー「官能度が」
はやて「めっちゃやな予感するわ…」
751 :
シャマルート:2008/03/10(月) 22:13:41 ID:9lrhZMb5
さて…これからどうしようかな?
・フェイトちゃんのとこへ
・はやてちゃんのとこへ
・ヴィータちゃんのとこへ
・スバルのとこへ
・ティアナのとこへ
ニア・八神家
・すぐ出勤する
誰に会うのかな?
・シグナムさん
ニア・シャマルさん
「おはようございます」
「おはよう、なのはちゃん」
この人はシャマルさん。
医療担当でみんなからは先生って呼ばれてるね。
5月20日
今日はシグナムさんと模擬戦の日だ。
「手加減はしないぞ」
こちらこそ。
※なのはを操作してシグナムを倒してください。
「いたた…」
「ふむ。今日は私の勝ちだな」
もう少しだと思ったんだけどな…
「シャマルのところへ行って薬をつけてもらうといい」
シグナムさんのいうことももっともだけど、医務室の世話になるほどでもないような…?
ニア・念のため医務室に行く
・そんなおおげさな
「あら、なのはちゃん。
ここは久しぶりじゃない?いいことだけど」
「すいません、お薬いただけますか?」
「はいはーい」
シャマル先生はそういって奥に下がっていった。
備え付けのベッドに腰掛ける。
独特のにおいが医務室を強調する。
そこで奥からシャマルさんが呼びかけてきた。
「そういえばその傷どしたの?」
「ちょっとシグナムさんにやられちゃって…」
「あらそうなの?だったら…」
シャマルさんはそう言ってデバイスを持ってきた。
「わたしの魔法のほうが治りがいいわね」
「すみません」
「いいのよ。家族の不始末だし」
「あはは…」
私が苦笑していると、シャマルさんがデバイスを私の患部に当てる。
あれ…?前治してもらった時って触らなくても治ったような…
「じゃ、いくわね」
そんな考えもつかの間、シャマルさんの治癒魔法が発動した。
優しい光が私の周りを包む。
先ほどの傷口ばかりでなく服の汚れも落ちていく。
ほどなくして私の体は全快した。
「ありがとうございます」
私がお礼を言うと、シャマルさんは
「いえいえ。…そろそろかしら」
とよくわからないことを言った。
不思議に思った私は、
「それはなにが…」
と聞こうと思った瞬間、
「あれっ?」
急に全身の力がぬけ、私の体はベッドの上に崩れ落ちた。
「お、おかしいな…?」
全く力が入らない。
そこでシャマルさんのほうを見ると、
シャマルさんは
「なのはちゃんげっとー」
と妖艶な笑みを浮かべていた。
「え、シャマルさん…?」
「ごめんね。さっき治癒魔法と一緒に麻痺の魔法もしこんだの」
え…?
「最近シグナムはテスタロッサちゃんのことばっかでかまってくれなくて」
それって…
「それならわたしも好きな子といちゃいちゃしたいなって」
つまり…
「なのはちゃん。わたしと楽しいこと、しましょ?」シャマルさんはそこで私に唇を重ねてきた。
「ん!んうっ…はぁっ」
抵抗しようにも体にも力が入らない。
それどころか、体が燃えるように熱い…
「ふふっ。失礼しまーす」
シャマルさんはおどけた声で私の上着を脱がし始めた。
ほどなくして私の上半身は何も守るものがなくなった。
「しゃ、しゃまりゅひゃん…」
もはや舌もろくに動かない。
「やっぱりいい体してるわね〜ここも…」
もにゅっ
「ひゃんっ」
「うふ、いい感度ね。
ここはどうかな〜?」
私の胸を弄んでいたシャマルさんはそこで胸の先端を軽くつねった。
「ふあ…ぃや…」
与えられる快感に抵抗する力を削がれた私はシャマルさんの愛撫に悶えることしかできない。
やがてシャマルさんの指は徐々に下に移動していく。
気づけば制服のスカートはすでに床に落とされ、
私はショーツとストッキングだけになっていた。
「あら、興奮してくれてるの?嬉しいわ」
シャマルさんは染みを作っている私の下腹部を見て淫靡な笑いを浮かべた。
ぴりぴりと私のストッキングが破られる音が響く。
「お漏らしさんはふいてあげないと」
シャマルさんはそういいながら私の秘部をショーツの上からなでる。
「あ…んっ…」
つかず離れずの指が私の快楽をもてあそんでいる。
「それそれ〜」
シャマルさんの指の動きが激しくなってきた。
「あっ…はぁっ…ゃん」
正直、私の体は物足りなくなっていた。
直に触って…ほしい…
するとシャマルさんは私の心を見透かしたように愛撫の手を休める。
「ふぇ…?」
「なのはちゃん、もっとしてほしい?」
「えっ…」
「してほしかったら…
『私の恥ずかしいところ、もっといじってください』ってお願いして?」
そんな…恥ずかしいこと…
ニア・言う
・言わない
「………………てくだひゃい」
「え?聞こえなーい」
「わたひのはじゅかしいところもっろいじっれくらひゃい!」
私がその発言をした途端、シャマルさんは愉悦の表情を浮かべる。
「ふ、ふふふ!いーわよなのはちゃん!
今日はずっと可愛がってあげる」
シャマルさんは私の最後の一枚を剥ぎ取ると、自らも全裸になり私にのしかかってきた。
「二人で楽しみましょうねえ?」
シャマルさんのあまりにも淫らで楽しそうな目を最後に私の記憶は快楽で埋め尽くされた。
5月21日
おかしいな…きのうあんなに…シャマルさんにされたのに…
体が…
もう…
サワッテホシイ
キモチヨクナリタイ
ニア・シャマルさんのところにいく
・こらえる
「ふふっもうきたんだ」
シャマルさんは見透かしていたように笑う。
「昨日の魔法にはね、依存度の高い媚薬の効果もしこんだの」
「それって…」
「もちろん、なのはちゃんとずっと楽しむためじゃない」
「うあ…」
昨日と同じく体から力が抜ける。
「この魔法のいいとこはね。
クラールヴィントで発動を操作できることなの。
だから安心して?
お仕事の合間にしかしないから」
ああ、そうか…私は…この人に…からめ取られてしまった…
「もちろん、こんなことはあなただけにしかしないから。
安心して?」
そしてシャマルさんは私にキスをする。
そのとき、私は不覚にも…
ほっとしてしまった…
6月1日
今日はどうしよう?
ニア・シャマルさんのとこへ
もう…戻れない…
数ヶ月後
あれから私は仕事の合間に医務室に駆け込むようになった。
シャマルさんの悪戯で魔法を発動されて、任務を抜け出して自慰をすることもあった。
みんなが不審に思わないよう、わざと激しい任務をこなし、生傷をつくり、その度に医務室でシャマルさんと淫らな宴に耽る。
今ではもはや…
「シャマルさん…」
「あらなのはちゃん。
もう魔法の効力はないのに熱心ねえ」
「昨日はシャマルさんにイかされてばかりでしたから…今日はリベンジかなって」
「あら、怖いわね。
ならわたしも新しい魔法で対抗しちゃおっかな」
「…とても楽しみです」
「わたしもよ…」
もはや快楽とシャマルさんの性奴と化した私は、今日も快楽の海に沈んでいく…
THE END
GJ!!
シャマル×なのはもありだなwww
なのは可愛いよなのは
シャマル最強杉w
GJ!
GJ!!
シグナムはフェイトとイチャイチャしたかったから、なのはをシャマルのところに行かせたのか…?
いや、何でもない。
GJ!
性的になのはさんを落とすなんてさすがシャマルさん
それをヴィータが覗いてて修羅場とか想像したおれはもうだめかもしれん
シャマなのGJでした!
避難所より
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127 名前: ◆JhF0qDQSSc[sage] 投稿日:2008/03/10(月) 22:49:44 ID:Oo//ayi2
まさかあとがきで規制だとっ…!
はやて「シャーリー?」
シャーリー「はい?」
はやて「これって全年齢版やなかったの?」
シャーリー「あっははー無論18歳以上推奨ですよ」
はやて「いや…これアウトやろ…」
シャーリー「なにいってるんですか、はやてさん。
ここはミッドチルダですよ!セーフです!」
はやて「いや、そおいう問題かな…」
wikiの中の人様
掲載時には上の会話を最後に追加してください…orz
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あとがきも楽しみの1つです
ご馳走様でした
>>763 ティアナは全年齢版じゃおさまらんかもなあ。
精神てきなことメインでいくなら、いけるかもしれんがw
ティアナルートたのしみにしてます
GJ!
シャマルさん、さすがに年の功というべきか・・・
>>766 やはり
家族は
イチャイチャしているべきだな
>>766 くっそぉぉぉぉ…。
俺の持ってないのがひとつあった…。なんだか無性に悔しい。
なのフェイへの愛が足りないのかorz
>>766 六枚目最高だ。
なの受けいいよなの受け
>>776 個人的には7枚目のほのぼのしてるのも捨てがたい
ちくしょうっ甜菜元はどこなんですか
全て回収済だよキートン君…
>>769 志望推定時刻でググると幸せに
全部知っているが一、二枚目はどこのサイトだか忘れたwww
>>766 なのフェも結構だが
はやカリ激しくGJ
776 :
715:2008/03/11(火) 01:44:14 ID:dJKO8ldu
>>742 ご、ごめんなさい。
まさか向こうの書き手が居るなんて思いもしなくて。
ちょっと偏食気味で、女の子が攻めじゃないと受け付けないんです。すみません。
―もしかしたら最後かもしれないじゃない…だから…全部お話させて?―
雲一つない青空の下。
此処は思い出の場所。
涙を堪え君は私にそう言った…
某RPGななのフェイト妄想が頭の中駆けめぐってるんだ…自分どんだけ悲恋が好きなんやと(´・ω・`)
せやけどここは百合のスレや
職人だろうが百合じゃないならここで言わんでも
何?百合だったのにスルーされた?
逆に考えるんだジョジョ
それこそ宣伝の好機、そう考えるんだ・・・
>>777 何のRPGかは知らないが俺も悲恋とか大好物だ
>>777 ラスボス倒したらなのはかフェイトが消えちゃうわけか
>>777 聖王教会の性王ヴィヴィオと管理局のエースオブエース、高町なのは。
二人が結婚すれば世の中の明るいニュースになるから、と性王に言われて、悩んだなのははやがて結婚を決意する。
フェイトとなのはは離れ離れになり、フェイトは一人になって、改めて考えてみるが、やはり結婚には納得できない。
性王となのはの結婚式当日。フェイトは仲間と共に教会に辿り着く。
フェイトは二人のいる場所へと向かって走り寄って行き、止めようとする教会騎士達を薙ぎ倒していく。
そして、フェイトが漸く二人を視界に納めた時、目の前で性王となのはは口付けを交わし――
ゆりかご打倒と引き換えに、なのはが消滅してしまった2年後。
ハラオウン家でニート生活を送っていたフェイトの下に、はやてが訪れる。
はやてに手渡された映像ディスクを再生すると、なのはに似た少女の姿が映し出される。
映像の少女を捜し求める為に、2年前と比べて頭のネジが数本抜けているフェイトは、
はやて、シグナムと一緒になのはを探す旅に出る。
FU、SHI、HA、レディ、ミッションスタート!
>>782 君とはいい酒が飲めそうだ
俺の大好物ばかりだぜ
>782
>悩んだなのははやがて結婚を決意する。
なのははやてが結婚を決意する、に見えたw
俺も最初そう見えて、はやてさん突然でてきておいしいなw
って思った
>>782 フェイトが母親の幻覚を打ち破り必殺「プレシアシュート」を会得するんですね、わかります。
つかそれ聖王様すごくいやなやくじゃないか・・
しかしなつかしいな、FF
あ、やっと何の話かわかったw
だがフェイトさんは元から露出多い格好だからな…
いや、いろんな格好にドレスチェンジするのか?
これFFか
やったことあったのにすっかり忘れてた・・・
途中から役がゴチャゴチャになってないか?w
フェイトさんがどっちなんだ…
消えるのはフェイトさんのような。
ファイナルファイトだっけ?
ファイナルフェイトだろ?
市長誰だよw
誰かこないかなー。
えっと、もうすぐホワイトデーなわけで、間に合うか分からないですが、フェイトさんを男装させてなのはさんといちゃつかせたいと思っているのです。
SS投下したら怒りますか?
リアルの忙しさに諦めそうですが……
歓迎する
投下しなきゃ逆に先生怒りますよ
ふたなりとかあるのならちょっとアレかもだが・・・
何を言ってるんだ!!カモン!!
>>799 待ってるからカーモン!
むしろ急がしくてホワイトデー過ぎてもいいんじゃないか
なのフェイ!!よっしゃこい!!!
>>802 ,....、,
/:::::::::`ー-、
/./゙''ー 、、::ヽ、
il" `'-、::゙' 、
.l゙ ゙''- \
l .,..-''''"^゙''ー ..,,. ゙' .\
.! /゙ _-ー - .. 、 \. ヽi⌒; zipで!!
! l /ヘ / ヘ /゙i 、, .\ ヾ'::ヘ.
.!! |`l 丶 '!'´ | ''、 ヽ. ヽ::::::.:.,
│.!ゝ !'  ̄/ヘ `. ヘ.::::::::,,
.! !」 :::::::/_. ! ! ヽ::::::.,
.l |丿 ::::::::::::::::::::::/ヘ .! l.:::::::.l
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! `゙゙ ' ' ――--――-‐'" ヘ::::::::::::.
ヽ、 l::::::::::::l
さり気にエロイとか言ってんじゃねーよw
ギン姉はさらりと変態っぽいのがいいな
807 :
アルキメデス:2008/03/11(火) 23:45:37 ID:8Z28cCMm
えっと、799です。
ごめんなさい。エロパロの人でした。
たまに名前見ると嬉しいのは内緒です。
お礼を言う機会が欲しかったので丁度いいかなと思った次第でして、位置付け的にはバレンタインの続きだったりします。
投下してよろしいのなら、書きたいなぁと。
そして、男装フェイトさんの練習したかったり……。
sageてください
>>807 もちろんですとも、246氏もといアルキメデス様。
是非ともお願いします。
君に届け〜の続きも大変でしょうが是非ともお願いしたく。
810 :
アルキメデス:2008/03/12(水) 00:04:08 ID:GTIuyYwr
ってsageてない……orz
すいません携帯からだったので……orz
カモン!!
812 :
アルキメデス:2008/03/12(水) 01:08:14 ID:pjViVUhu
ありがとうございます。
14日目指して書きたいと思います。
では、お邪魔しました。
>>812 wktkしながらまってますね!
>>777 FFかなつかしいなw
俺もペルソナやってたらこのシーンなのフェイなら・・・?って妄想がとまらないときがorz
シグナム×シャッハの場合、どっちが乙女してんだろ?
>>777 悲恋いいよね。
というか俺は登場人物の大半が死ぬ話が好きなんだよな……。
3期もヴォルケンズ、ヴィヴィオ、ギン姉、ルー、ナンバーズ、スカ辺りは殺しても良かったんじゃないかと思ってるし。
誰かこんな俺を叱ってくれ……。
>>815 お前の友達家族大半氏ね!そうすりゃ考えも変わる
ヴィヴィオが死んだら四期で水橋ステップさんの出番が無くなってしまうじゃないか
>>815 そんな展開になったら最終回のオロオロする
フェイトさんがなくなるよ
>>815 部隊長に二度までも大切な家族を失わせるのか、鬼だな
生粋のキャラ萌えアニメなんだぞ?
それをこのキャラは殺しても良かったんじゃないかなんてよく言えるな
皆の気持ちは判るが、まぁ落ち着け。
とみのに影響されているんだよ、きっと。
ここはなのはさんの萌えポイントを語ろうぜ。
ちなみに俺は教導官の制服がメチャ好きだ!
何か清楚さと色気のユニゾンと言うかさ。
あれはたまらん。
>>815辺りの流れと
>>821見て
一瞬本スレかなのはスレかと思ったじゃないか
なのはさんは早くフェイトさんとユニゾンしてください
>>821 執務官殿、朝からこんなところで惚気ないでくださいよ
>>814 シャッハwwwwww(1s
まぁ、俺はシグナムxシャマルの方だけどなwwww
あっ、はやてxカリムも良いと思うwwwwwwwwww
このスレも規制対象だなw
小学生を性の対象にしてる書き込みばっかだしwww
なのはタンとフェイトタンがちゅっちゅしてるとこみたいお
>>825 成る程、それで三期は19歳なのか。
納得
オレは十九歳の方が好きだけどな。
…妹がいなければ幼女に萌えられたろうな……。
1期も2期も正直高校生でも良かった気がする。
外見は小学三年生かも知れないが、中身は高校生でも十分だからなぁ。
幼女の初々しい百合と19歳の百合両方楽しめると考えるんだ
妹が居て幼女無理な場合はきついが・・・
ちっちゃいなのはさんにハアハアする六課の面々がみたい。
2期のEDから3期が好きだな
ょぅι゛ょはあまり興味ない
興味があったら1期2期ももっと楽しめるのになとは思う
俺もょぅι゙ょそんなに好きじゃなかったけど
なのはさん達は中身大人だし、無印最終話はアレだし、好きになれた
俺も幼女はダメだ。
だけど、将やシャマル先生の幼女は見てみたい。
そんで、六課のみんなや主にいじられると言う展開に・・・。
そんなこというとSSなくなるからやめてくれ
こっちは切実なんだ
>>831 そんな感じのSSを以前書いてたの思い出した
何か面白く書けなくて途中で放置してしまっていたが、また書き始めようかなあ
幼女駄目な人が結構いる中こんなこと言うのも何だとは思うがw
駄目じゃない人もそれなりにいる…よな?
いやあ俺は小さくても大きくてもなのはさん達がなのはさん達なら、それだけで大好きですよ
>>836 ようじょから熟女までなんでもいけるぜ。 なんなら老女でもOKさ。
>>836 もちろん幼女全然OKな人がここにも最低でも俺一人はいる
ってなワケで待ってる
上は50まで下は4までいける男参上
>>836 幼女には萌えられないが、フェイトとかなのはとかはやてには萌えられる。
全然OKだ!!
愚問だね
おお、レスくれたみんなサンクス!
大丈夫な人も多くてよかった
あまり期待されると怖いが、ここで言ってしまった以上は頑張らなければな…
完全に忘れ去られる前には戻って来られるよう努力するノシ
雑誌や公式で、たまには可愛いコスプレ系じゃなくて、格好いいコスプレとかして欲しいな。
スーツとか、男性用の管理局制服とか。
>>845 可愛いコスプレとかってより、俺は普段着の姿をもっと見たいな。
なのフェイで買い物してる構図とかさ。
俺的にはカッコ良いのは普段の制服とBJでOK
誰もいないと思ったのにいたwww
普段着もいいなぁ。
ピンナップだと制服と水着ばっかだし。
とりあえず格好いいのが見たいんだ。
なのはさんエクシード見れるだけでいい。
エクシードBJのままなのはさんをお姫様抱っこで連れ去るインパルスBJフェイトさんが見たい
小説のあの挿絵を大人バージョンでやってくれ・・・
>>847 わはは、こんな時間に目が覚めてしまった。
すぐにまた寝るんだが。
カッコ良いか判らんが、ナンバーズスーツなんてどうだろうな。
おまいさんのは男装みたいな感じだろうか?
フェイトさんのなら見てみたい気はするな。結構ハードロックな感じでも似合う気はする。
なのはさん、はやて、すずかはちょっと違和感あるけど、アリサも結構いけるかな。
アリサはむしろ聖王ヴィヴィオで。
なのはさんと並んだら凄く似合いそう・・・
ってヴィヴィオ。なんで聖王バージョンn
覚醒聖王ヴィヴィオとなのはママのヤンデレニャンニャンが見たいんです!
だって自分より背の高い娘って萌えるでしょう・・・?
あそこまで差があるなんて・・・ああ、なのはママが好き放題されてしまう!
あの絵のように二人でウェディングドレス姿が見たい。
もしくはかがこなのようなドレス、タキシードもいい。
メガミならそろそろやってくれると信じている
上が遊閑地、下はきゅうた
>>857 詳細教えるなってあれほど
しかも下の人なんか補足もやめてって言ってたのに
あー、すまん詳細聞くの禁止だったのか……良い絵だったからつい。
ネットサーフィンの末にいつか辿り着けると信じて、聞かなかったことにするわ
>>857 せっかく教えてくれたのに申し訳ない
まあそのなんだ、なのはさんはフェイトさんの嫁!!
>>855 の下の絵の人が詳細嫌がってるのはその人のサイトとか知らないと
わからないことだから仕方がない。