ベナウィ「鉄の掟です。皆さん遵守のほうをよろしくお願いします」
・選択は原則「早い者勝ち」です。
・ただし、あまりな展開となると例外として「リコール」が適用されることもあります。
・例え選択者本人でも選択の修正は厳禁です。
・投下の前は「リロード」をすべきでしょう。
・sage進行を旨としてください。
ベナウィ「加えて補足の八項目になります」
喧嘩をしてはいけません。
作品は早さと技を競い合うべきでしょう。
選択肢は好きなものを選んで構いません。
言いたいことがあれば、書き手に回ったほうが良いです。
ゆめゆめ思いやりの心を忘れないよう。
『空気』を読んでください。
気楽に楽しんで参加してください。
ベナウィ「これでテンプレは終了でしょうか」
秋子「御苦労様です。ベナウィさん」
ベナウィ「有り難う御座います、相談役」
秋子「貴方には来栖川財閥の未来を支えてもらわなければなりません。大変でしょうけどよろしくお願いしますね」
ベナウィ「恐縮です……ですが私としては選択スレのこれからのほうが心配です」
秋子「それは私も憂慮しています。ですが最終的には――」
ベナウィ「選択肢と選択次第ですか」
秋子「そうですね、みんなで素敵なお話を作っていきましょう」
「予定通りオボロと接触できたか?」
予定、予定通りだと?何を言っているんだ?
「御堂さん、予定通りとはどういう意味ですか?」
「お前には黙っていたがな…俺の本当の任務は
『オボロ達と岸田洋一』を合流させる事だったんだよ」
何?では…
「俺がお前と動物園で会ったのは偶然じゃない。
あの日にお前が動物園にカミュを見に行く事も、
オボロがカミュを助けに向かう事も全て知ってたんだよ」
「!!」
「その上で俺はお前をカミュ救出に誘い、
わざと手加減してオボロを狙撃した。オボロとお前を接触させる為にな」
やはり御堂の行動は全て計算づくだったのか!
不自然な出会いや撤退だと思ってはいたが…
「まさかオボロがカミュをお前に預けるとは思わなかったぜ。
そこまで確認して、俺は去った訳だ」
「………………」
「オボロがカミュをお前に預けたままボサッとしてる訳ねえよなあ。
当然、オボロとまた会っているんだろう?それとももうそこにいるんじゃねえか?ケケケ」
「御堂さん、貴方はカミュやオボロ達にとって敵ですか?味方なのですか?」
俺は敢えて会話に答えず、御堂に聞いてみた。
「カミュやオボロ達…だけじゃねえなあ!『お前』も入ってるんだぜ、実験体の岸田さんよ」
な…に!?御堂は俺が実験体だという事も知っている?という事は、
「それらは全て御堂さんに任務を下した組織から聞いた事ですか?」
「ケケケッ!そうだ。任務を受ける前にお前らの事は一通り聞いてある」
「その組織は一体何者なんですか!?」
「ゲーック、そいつぁ守秘義務って奴だ、言う訳にゃあいかねえな!」
糞が!それが解ればこの先の行動の指針も決められそうだったのに!
「…だがこれだけは教えてやる。今俺はお前らにとって敵か味方かと、そう言ったな?」
「はい、言いました」
「答えは、どっちでもねえ。次の任務で味方になるかもしれんし敵に回るかもしれねえ」
「それはどういう意味で…!?」
「俺は仕事として、組織に金を貰い任務を果たしただけだ。
もう前の仕事は終わった。次の命令次第では…」
「協力もするし、殺す事もあるという事ですか」
「そうだ。俺は傭兵だからな…情やエゴで動いたりはしねえ」
御堂のような化物を敵に回したくはない。
だが御堂を操る組織が掴めない以上はどうしようもない…!
「ただ、今の所はお前らが殺されるなんて事はないと思うぜ」
「何故なんですか?」
「俺が命令を受けた組織は、お前達実験体同士を集め、合流させる方向で動いているらしい」
「集める?実験体を殺さず、捕まえもせずに?何の目的で?」
「それは解らねえし、俺にとっちゃどうでもいい事だ。とにかく俺が話せるのはここまでだな」
「そうですか…」
「ただ忘れるなよ。あくまで今の組織はお前を殺さないだけで、他にお前達を狙ってる連中がいるかもしれねえ」
それはいる可能性が大きいだろう。カミュを病院から攫った奴等も気になる。
「案外そういう連中に俺が雇われるかもしれないぜ?ゲッゲッゲ!!」
「御堂さん、笑えない冗談ですよ」
「ケケケ、まあいい。お前とオボロ達が行動を共にしているのを確認できたら
俺はそれでいいんだ。気が向いたらまた連絡してやる。またな」
一方的にかかってきた御堂からの電話が終わった。
だが御堂の謎の行動の理由が解った事と、御堂を雇っている組織が
少なくとも俺やカミュの命を脅かす存在ではない事が解っただけでも収穫というべきか。
A ほどなくしてエルルゥが家に到着した
B 再度電話がかかってきた。御堂やエルルゥではない。誰だ?
C 家の側で叫び声が聞こえた!この声はエルルゥか!?
選択はA
ピンポーン
御堂からの電話が切れてほどなく、玄関からチャイムの音が聞えた。
俺はインターホンを取り、警戒しながら応対する。
「どちらさまでしょうか?」
「○○産婦人科から来ました、エルルゥです」
若い女の声がした。
「俺が使った合い言葉は?」
「……ルクスゥト」
念のため、彼女が偽物でないか確認をしてみた。
だがどうやら本物のようで、一安心する。
「分かりました、今ドアを開けます」
俺はオボロと玄関に向かい、鍵を開けた。
入り口に立っていたのは、若く小柄な女性だった。
往診用の鞄を、重そうに両手で持っている。
そして彼女は、頭をすっぽりとフードで覆っていた。
(イスラム教徒というわけでもないだろうし、やはり……)
「あの…とにかく中へ入ってもいいですか」
「ああ、済まない」
俺はエルルゥを家の中へ招き入れた。
「あなたが電話を掛けてきた岸田さんで、そちらの方が…オボロさんですね。ミズシマ遺伝子を持っているという」
エルルゥがオボロの顔を…耳に注目しながら確認する。
「ああ、ちなみにコイツもミズシマ遺伝子の持ち主だ。外見は普通の人間と変わらんがな」
「そう…だったのですか」
「お前も、俺達と同じなんだろう?」
フードに隠された頭を見ながら、オボロはエルルゥに聞いた。
「……はい」
答えながら、エルルゥはフードを外す。
フードの下からは、犬っぽい耳がひょこっと出てきた。
やはり彼女もミズシマ遺伝子の持ち主のようだ。
「色々聞きたい話はあるがそれは後だ、今はカミュ…また別のミズシマ遺伝子の少女を診てくれ」
「はい、その…彼女が妊娠ているかどうかですね?」
「ああ、さっき突然吐き気を催して倒れた。今は奥の部屋のベッドで寝ている」
オボロが俺の部屋を指さす。
「分かりました。ではお二人は少しの間待っていてください」
どんな診察方法か知らんが、男連中がじろじろ見ていいものでもないだろう。
「わかった」
「俺達は隣の部屋で待っている。結果が判明したら教えてくれ」
「…………」
「…………」
俺達は隣の部屋に入り、腰を下ろした。
沈黙が重い。
だが、今は何か話をする気になれなかった。
それはオボロも同じのようだ。
俺達はただ黙ってエルルゥの診断結果を待つしかなかった。
しばらくして、ドアが開かれエルルゥが入ってくる。
「失礼します。カミュちゃんの診断結果ですけど――
A ……間違いなく、彼女は妊娠しています」
B 妊娠している様子はありません、恐らくは疲労が原因で倒れたのだと思います」
9 :
名無しさんだよもん:2007/08/30(木) 23:19:52 ID:ClJ7xkWc0
A
「あのミズシマ遺伝子の女の子、カミュちゃんは……妊娠しています」
助産婦として、エルルゥは冷静に告げてくれた。
「……そんな」
「カミュ……クソッ!」
ダンッ! とオボロはテーブルを強く叩く。
「カミュちゃんが吐き気を催して倒れたのは…多分解ってると思いますけど、つわりによるものです」
「何かの間違いとか、そういう可能性は無いのか?」
みっともなく、藁にでもすがるつもりで俺は尋ねた。
「私が出来うる限りの診断をしましたけど…妊娠したと判断せざるをえません」
返された答えが改めて俺達を打ちのめす。
カミュは間違いなく、再び妊娠させられていたのだ。
「それにしても、あの娘は一体何者なんですか? 私達と同じミズシマ遺伝子の持ち主だとは分かります。
ですけど……診察途中なのに、カミュちゃんのお腹の中の子供は成長しているみたいでした。信じられません」
「カミュは…ミズシマ遺伝子の持ち主の中でも、また特別な存在らしい」
「……そうだな。エルルゥ、アンタも同じミズシマ遺伝子の人間として聞いて欲しい」
オボロはこれまでの事について、洗いざらいエルルゥに話し始めた。
カミュが死ぬとミズシマ遺伝子の持ち主が暴走してしまう事。
それを防ぐためのワクチンはカミュの子供からしか採取できず、彼女は数日で子供を出産できる事。
カミュと一緒にミズシマ研究所を脱走した事。
脱走したとき既にカミュは一度妊娠していて、逃げながら出産しようとした事。
出産直後に、カミュは浚われ子供は無惨に殺されてしまった事。
半年かけて、オボロはカミュの居場所を突き止めて助け出した事。
そして今、手遅れにもカミュは既に再び妊娠して今に至ると――
「そんな…酷いです…あんまりですよ。カミュちゃんが……可哀想すぎます」
ボロボロと、エルルゥの瞳から止めどなく涙がこぼれ落ちる。
闇の世界に生きながら、新たな命の誕生に力を尽くす助産婦のエルルゥ。
カミュの境遇には、聞いていられないものがあるのだろう。
「……俺の話はここまでだ。今度は俺から質問しても良いか?」
A 「アンタはどうやってミズシマ研究所を出て、今の職場に落ち着いたんだ?」
B 「アンタの見立てじゃ、カミュはあと何日くらいで出産する?」
C 「……あれ? 岸田さん? オボロ兄さま? 誰かいないの?」となりの部屋から声が、どうやらカミュが起きたらしい
A
「アンタはどうやってミズシマ研究所を出て、今の職場に落ち着いたんだ?」
「それは……」
「あの研究所の警備は決して手薄なものじゃなかった。それは俺が一番よく知っている」
「はい…確かにそうでした」
「仮に研究所を出られたとしても、俺達のような実験体に行くアテなんてなかったはずだ」
「ええ」
「だがアンタは薬剤の知識に長け、助産の技術にも精通している。裏とはいえ仕事を得て暮らせている」
「…………」
「一体どんな方法を使ったんだ?」
オボロはエルルゥの事を、完全には信用していないのだろうか?
(……オボロの場合、それはあり得るかもな)
タイミング良く現れた同じミズシマ遺伝子の実験体。
もしかしたら、研究所からの追っ手の一味と考えているのかも知れない。
既に一度病院カミュを病院に入院させたあと襲われいるのだから。
少しの間沈黙したエルルゥが、ゆっくりと語り出した。
「まず私の薬剤知識や助産技術ですが、これはミズシマ研究所で身につけさせられたものです」
「研究所の人達は、『優れた医療技術をもつ人間を作る』という実験のために、私を生み出したと言ってました」
「どの程度知識や技術を吸収できるかを観察するために、私は薬剤知識や助産技術を教育されました」
「そのおかげで、裏の世界ではありますけど産婦人科の助産婦になれたのです」
裏の世界で噂になるほどの技術や知識は、やはり研究所仕込みか。
俺やオボロ、カミュを生み出すような研究所だ。それぐらいはやってのけるだろう。
「今の職場に落ち着いた理由は解った。だが、どうやって研究所から出られたんだ?」
見たところ彼女はオボロと違い、戦闘に向いたタイプではなさそうだ。
それに知識や技術があったとしても、裏の世界で仕事に就くなど簡単ではないはず。
「それは――
A オボロさん達が研究所から逃げる騒ぎの中で、一緒に脱出を手伝ってくれた実験体の女性がいたのです(人物指定、女性限定)
B オボロさん達が研究所から逃げる騒ぎの中で、一緒に脱出を手伝ってくれた実験体の男性がいたのです(人物指定、男性限定)
C 運良く騒ぎの乗じて一人で逃げたのですけど…裏の世界の人達に浚われて、売られて、色々されて……運良く流れ着いたのが今の仕事です
a 白きよみ
「杜若きよみという実験体の女性の方に助けて頂いたのです」
エルルゥの話によると、オボロがカミュを助け脱出した混乱に乗じて
この杜若きよみという女がエルルゥを研究所から逃がしたらしい。
「その女の外見は?」
「外見は、髪の色が真っ白なのを除けば普通の女性でした。獣耳も尻尾も羽根もありません」
「では、俺達のような半獣の実験体ではなく岸田と同じ人間体のサンプルという事か」
しかし、そうだとしたら何故研究所に?俺と同じ人間体のサンプルなら
やはり俺と同じく記憶を植えつけられ何も知らず生きていくと思うが…。
「きよみさんは、仙命樹を体内に移植した実験体だと自分で言っていました」
仙命樹?確か御堂も仙命樹の試験体だったはずだ。
その効力は現在の御堂の強さ、仕事ぶりが示している。
そういえば、御堂も白髪だったな。そんなに老けているようには見えないのに。
御堂ときよみ…もしくは仙命樹とミズシマ研究所に何か繋がりがあるのか?
「きよみさんは私を連れて、ある街の病院へ向かいました」
「それが今エルルゥが勤めている産婦人科なんだな?」
「はい。この病院なら私の事を何の差別もせず迎えてくれるから、と…」
「それで、その後きよみさんはどうしたんだ?」
「きよみさんは…」
A 私と一緒にこの産婦人科で働いています
B 私を病院に預けた後、行方不明なんです
C その時、御堂からまた電話がかかってきた
D その時、きよみらしい少女が家にやってきた。が、髪の色が黒い。何者だ?
b
「その…とても不思議なのですけど、きよみさんは私を病院に預けた後、行方が分らないんです」
「分らないだと?!」
「はい。病院の人に私ときよみさんは寮として使われているアパートを紹介されました。
そこへ行ってその晩は二人で寝たんですけど……翌朝、きよみさんはどこにもいなかったのです」
「一体どうして?」
「分りません。病院の人にも聞いて、辺りを探したのですけど見つかりませんでした」
エルルゥは首を振りうなだれる。
どういう事だ? 何故杜若きよみとやらは行方不明になったんだ。
研究所の連中に発見され、連れ戻された?
いや、それならきよみだけが浚われて、エルルゥが無事な理由が分らない。
単にエルルゥと一緒よりも、一人で逃げたほうが見つからないと考えたからか?
しかし、外見が普通とはいえ、身元不明の人間を受け入れる場所がそうあるとも思えない。
もっとも、仙命樹を移植された人間なら、十分一人で生きていけなくもないだろうが……
それとも、何か複雑な事情や企みに基づいて姿を消したのだろうか?
同じ仙命樹の試験体として、御堂に聞けば何か知っているだろうか?
……駄目だ、さっぱり分らない。
「…………」
「…………」
俺もオボロも黙りこくる。
「あ、あの、ごめんなさい。何だかお二人を混乱させてしまって」
「いや…とりあえずその杜若きよみについては一旦置いておこう」
今現在行方不明の人間について、あれこれ考えても仕方がない。
また別のことをエルルゥに聞いてみるか。
A カミュが後何日ほどで出産するかを聞く
B 他のミズシマ遺伝子の実験体について何か知っていないかを聞く
C その時、何者かから電話が掛かってきた(人物指定)
D 「……岸田さん……オボロ兄さま、誰かいないの?」カミュが目を覚ましたようだ
D
さて、次は何を聞くべきか。
「……さん……ロ兄さま……いないの?」
そう考えていたとき、隣の部屋から声が聞えた。
どうやらカミュが目を覚ましたらしい。
「話は一旦中断だ」
俺達はカミュを寝かせた俺の部屋へ向かった。
「岸田さん! オボロ兄さま!」
部屋に入った俺達を見るなり、カミュはベッドから起き出ようとする。
「こらこら、まだ安静にしていろ」
「だって……気が付いたら周りに誰もいなくて……カミュ、怖くて……」
「済まなかったカミュ。だがもう大丈夫だ、俺達が側にいる」
「うん。ありがとう、岸田さん、オボロ兄さま」
不安で泣き出しそうだったカミュの顔に、いくらか輝きを取り戻す。
「あれ? そっちの女の人は……もしかして?」
エルルゥに気が付いたカミュが、彼女の獣耳に注目した。
「エルルゥと言います。よろしくね、カミュちゃん」
「彼女は俺が知っている病院の…医者で、何と偶然にも彼女もミズシマ遺伝子の実験体だったんだ」
「そう…だったんですか。ありがとうございます」
「彼女の腕は相当のものらしい。すぐ元気になれるぞ、カミュ」
カミュを元気づけようとするオボロ。
俺はそのオボロの脇を肘でつついた。
(カミュを励ましたいのは理解できる、だが…彼女に妊娠の事実をいつ告げる気だ?)
(そうは言うが…動物園から逃げ出せれたばかりのカミュに、またすぐ辛い事実を突き付けられるか?)
(だがいつまでも隠せるものじゃない、すぐにカミュ自身も気付く)
彼女は妊娠から一週間で出産する。常人の数十倍のスピードだ。
明後日か、早ければ明日にはお腹の膨らみが目立ってくるはず。
「…………」
カミュを診ながら、チラチラとエルルゥが視線をこちらにやる。
会話の内容は大体察しが付いているようだ。
さて、どうするべきか。
A 「カミュちゃん……ちょっとお話があるんです」エルルゥが切り出した
B 「カミュ…済まない。お前に話さなければならない事があるんだ」オボロが切り出した
C 「カミュ。カミュに聞いてもらいたい話がある」俺が切り出した
D 「それで…カミュの赤ちゃんは元気?」なっ…気が付いていたのか、カミュ
E 「とりあえず食事にしよう」と、その場の誰かが提案した(この場の人物から指定)
F ピンポーン 玄関のチャイムが鳴った、誰だこんな時に(人物指定)
G プルルルル 電話のベルが鳴った、誰だこんな時に(人物指定)
D
俺も、オボロも、エルルゥも。カミュに真実を告げるタイミングを探していた。
だが――
「ねぇ……エルルゥさん。一つ聞きたいんだけど、いいかな?」
「何ですか、カミュちゃん」
「カミュの……カミュの赤ちゃんは元気?」
弱々しい笑顔で、カミュはエルルゥに尋ねた。
「なっ……」
「カ、カミュちゃん……」
「カミュ……お前気付いていたのか」
コクリと、カミュは首を縦に振る。
「それくらい自分でも分っちゃうよ。だって……もう二回目なんだから」
言いながら、カミュは優しくお腹をさすった。
「…………」
「…………」
「……今のところ、母子共に健康です。この調子なら、丈夫な赤ちゃんを産めますよ」
俺もオボロも、掛ける言葉を見つけられない。
どうにか冷静を保ちながら、エルルゥが診断結果をカミュに教える。
「そう…良かった」
カミュは…笑顔だった。が――
「ちゃんといい子に育てたいな…今度は」
だがその笑顔は、虚ろで、乾いていて、儚げで……今にも壊れそうなものだった。
「エルルゥさん。エルルゥさんは腕の良いお医者様なんだよね」
「……正確には助産婦だそうだ」
「だったら丁度良いのかな。ねぇ…カミュの子供、後何日ぐらいで生まれる?」
「え、えっと。それは……」
「エルルゥさんもミズシマ遺伝子の実験体なら、オボロ兄さま達から事情は聞いてると思う。
カミュの体は普通とは違うから、凄くオカシイから……受精してから一週間以内に子供が産めちゃうの」
「…………」
「教えて、エルルゥさん」
A 「恐らく…三日後になると思います」
B 「今のペースだと…四日後が予定日になります」
C 「多分、五日後には産まれます」
C
「多分、五日後には産まれます」
「そっか…じゃあ今度は守ってあげないとね」
「カミュ…」
カミュは泣かなかった。だが、それは俺達を心配させまいと
彼女なりに精一杯気遣っているのがあまりにも丸解りで…それが悲しかった。
カミュの介抱をエルルゥに任せ、オボロと話す。
「これで、カミュが5日後に子供を生むのはほぼ決まった訳だな」
「ああ。5日後という事は、逆算すると…間違いなく動物園に
監禁されている時にカミュは妊娠した事になる。昨日か二日前か…」
「あの動物園にカミュを孕ませたゲス野郎がいるという事になるのか?」
出来る事なら見つけ出してブチ殺してやりたいという感情が過ぎった。
殺人レイプ魔の遺伝子を持っている俺がこんな義憤に満ちた感情を持つとは。
あまりにも皮肉かつ自虐的な展開に笑いそうになる。
「それで岸田、この先の事なんだが…」
俺はオボロとこの先の行動について話す事にした。
カミュが妊娠し、5日後に子供を生む。という事は
5日後にミズシマ遺伝子の暴走の脅威から俺達は救われるのだ。
当然この事が外部に漏れたらまずい。前にカミュを病院で襲い、
子供を殺した連中がこの事を知ったら奴等は必ずまた襲ってくるだろう。
俺達を監視している連中の存在も気になる。
カミュと腹の中の子供を両方守り、5日間耐え抜く。
それが俺達が生き抜く為の絶対条件だった。
「やるべき事は沢山ある。まず何から始めるべきか…」
「そうだな…」
俺はオボロに言った。
A まずはカミュの安全が最優先。カミュを匿い、かつ絶対的に安全な場所を探す
B まずは仲間を集めるのが最優先。他のミズシマ遺伝子の実験体を探す
C まずはカミュの子供の父親を探すのが最優先。動物園に向かう
D まずは敵の目的を知るのが最優先。カミュを狙っている組織について調べる
A
「カミュを匿ってくれる施設を探そう」
やはりカミュの身の安全を確保するのが最優先。
カミュは既に一度攫われて子供を失っている。
その時の肉体的、精神的苦痛は計り知れない。
二度と同じ失敗を繰り返さない為にもカミュを確実に守ってくれる場所に預ける必要があった。
「まず考えられるのは、エルルゥの勤めている産婦人科だが」
エルルゥの働いている場所なら裏の病院という事もあり
人を隠すには都合がいいだろう。エルルゥを逃がしたきよみという人物のお墨付きでもある。
だが、そのきよみ自身が行方不明というのが気にかかる。
それに万が一敵に襲われた場合ただの病院ではすぐ制圧されてしまう。
何より、エルルゥや他の患者や医者達が殺される可能性が強い。
連中は以前の病院でカミュ以外の人間を皆殺しにしたような奴らだ。
一般人に迷惑がかかるような事はなるべく避けたい。
……俺も事実を知る昨日まではその一般人だったのにな。
「核シェルター並みの密室があればな…」
本当にそれぐらいの場所に隔離して閉じこもらなければ
また敵に襲われるという強迫観念に囚われそうだ。
必要なのは鉄壁の守りか敵を撃退するだけの力。両方あれば望ましいが
力は今の所オボロに頼っているのが現状だ。俺自身は…相手にもよるが
ただの人間なら大丈夫だろう。問題は俺の心だ。度胸だ。
殺人狂の極悪人と思っていながら、実は誰も殺していなかった俺に人を殺せる覚悟はあるのか?
偽の記憶通りの冷血で残虐な俺を剥き出しにして敵と戦えるのか?
どちらにせよ、まだ心細いというのが現状だ。
「何か、何か良い場所はないか…」
二人で考えていたその時。俺は思い出した。
A 鶴来屋という旅館に最強の護衛集団がいる事を。
B エディという裏の情報屋の存在を。
C 御堂が話していた海底洞窟の存在を。
A
そうだ。思い出した。裏の世界の連中に聞いた事がある。
隆山にある超一流の温泉旅館・鶴来屋。
この旅館に『鬼神楽』と呼ばれる護衛集団がいるという噂だ。
その強さは、武器も持たず生身で人間をミンチにするとか、
一人の強さが1つの軍隊に匹敵するとか
あの御堂を持ってすら勝てるかどうか解らないと言わしめるほど。
ただ、この集団がいるというのが噂にしかならないのは理由がある。
鬼神楽は決して悪事には手を貸さず、筋の通った仕事しかしないらしい。
たとえば麻薬の受け渡しの護衛とか、そんな事を依頼しに行った連中は
次の日から行方が解らなくなるらしい。つまり…消されてしまったのだ。
鬼神楽が護衛集団と言われる理由はここにある。基本はあくまで専守防衛。
要人の警護や大事な物を守る依頼にかけては絶大な信頼がある。
だが、犯罪や悪事には手を貸さないという…必殺仕事人が警護をしているようなもんか?
「という訳で、ここに連絡をしてみようと思うんだが…」
「話を聞く限りは筋の通った仕事しか受けないらしいが、大丈夫なのか?」
「それは問題ないだろう。オボロもカミュも一度襲われているんだからな」
さらにカミュは生まれたばかりの子供を殺され、未だに監視をされている疑いがある。
それ以前に俺達は全員実験体だ。生まれた時点で被害者のようなものだ。
早速俺は鶴来屋に電話をかけてみる。
プルルルルルルル……ガチャ
『はい、鶴来屋でございます』
旅館のフロントに繋がった。すぐに俺は合言葉を言う。
「ウクルエ」
『???お客様?』
「ウクルエ」
これが最初の合言葉だ。これでフロントがいたずら電話かと聞き返してくるはず。
『あの…いたずら電話ならお止めください』
間髪いれずに次の合言葉を言う。
「次郎衛門」
『………』
電話の応対が止まる。そしてすぐにメロディが流れる。
内線で他の回線に回されたようだ。合言葉は…合っていたようだな。
正直俺自身も眉唾ものの噂だったからここまで上手くいくとは予想外だった。
『もしもし…』
電話が再度繋がった。おそらく今話しているのも鬼神楽の一人だろう。
電話の相手は
A 耕一
B 千鶴
C 梓
D 楓
E 初音
c
『まいど、こちら鬼神楽』
電話に出たのはどことなく男勝りな雰囲気のする声の女だった。
しかし毎度って…俺はラーメンの出前を注文しているのではないんだが。
「鬼神楽ですか?護衛をやって下さると聞いて電話をかけたのですが…」
『ああ、どんな人でも物でも守ってみせるよ。まずはそちらの状況を言いな』
「はい。では…」
『但し』
俺が喋ろうとする前に遮られる。
『絶対に隠し事や嘘を言うんじゃないよ。それが条件だ』
俺はミズシマ遺伝子の事、カミュやオボロの境遇、
今までに起こった事件の顛末を全て包み隠さず話した。
信じてくれるかどうかは別としてだ。
『へ〜えなるほど。今も得体の知れない連中に襲われかねない状況な訳だ』
「カミュのお腹の赤ちゃんを無事に出産するまで、貴方達の力が必要なんです」
『そのカミュって子を守り通せばいいんだね』
「正確にはカミュのお腹の子も、です」
『あんたの言ってる事が本当なら、久しぶりにデカい仕事になりそうだね…』
「では、引き受けてくれるのですか?」
『そりゃあたしが決める事じゃない。決めるのは千鶴姉ぇだよ』
千鶴姉?姉妹でこんな命懸けの仕事をしているのか?
『今から千鶴姉ぇに今あんたが言った事を報告するよ』
「では、折り返し連絡をしてくれますか?」
『そうだね。そっちの電話番号を教えてくれ』
俺はここの電話番号を伝え、鬼神楽からの連絡を待つ事にした。
「遅いな…」
鬼神楽にこちらの状況を伝えてからもう30分経つ。
電話番号は正確に伝えたはずだ。断るにしろ連絡は入るはずなのに…
そういえばいつの間にか夜も更けてしまった。
今日だけで色々な事が起きすぎたな…。
思えば俺の一人の女を犯してやろうという考えから
自分の人生そのものを引っくり返される事件に巻き込まれるとは。
俺が犯そうとした女にカミュを選んだ所から既に運命は決まっていたのかもしれない。
これもミズシマ遺伝子を持つ者同士の共鳴というものだろうか…?
プルルルルルル…
その時、ようやく電話が鳴る。俺は落ち着いて受話器を取る。
電話の相手はこう言った。
A 『依頼を引き受けます。明日鶴来屋に来てください』
B 『依頼を引き受けます。が、条件があります』
C 『はじめまして、杜若きよみです』エルルゥを逃がしてくれた人物か?
D 『本当に申し訳ありませんでした…』この声は、動物園でカミュを犯していた男(藤井冬弥)か?
b
『もしもし、鬼神楽です。依頼者の岸田洋一さんですね』
「はい、そうです。貴女が「千鶴姉ぇ」ですか?」
声の主は、さっきとは異なる女性だった。
さっきの男勝りな感じとは違い、落ち着いた雰囲気の口調だ。
恐らく最初に電話にでた少女より、少し年上の姉…つまり「千鶴姉ぇ」とやらだろう。
『ええ。柏木千鶴、鬼神楽の責任者をしております』
どうやら想像通りのようだ。
『まったく、梓ったら依頼者との電話対応がなってないんだから。相変わらず胸ばかり育ってブツブツ』
何やら先ほどの少女(どうも柏木梓という名前らしい)のグチをこぼしだした。
アンタの電話対応も大概だと思うぞ、オイ。
「連絡が遅れたようですが、依頼のほうは受けてもらえるのでしょうか」
いつまでもグチに付き合っては要られない。
俺は丁寧な口調で、用件を切り出した。
『あら申し訳ありません。カミュちゃんとやらの護衛でしたね』
「はい。五日間の間、カミュとお腹の中の子を守ってほしいのです」
裏の世界で名の知れた護衛集団、彼女らに守ってもらえれば心強い。
カミュのためにもどうにか引き受けてほしいところだ。
『……検討の結果、引き受けることにしました』
「ほ、本当か!」
思わず声が大きくなってしまう。
『ただし、条件があります』
「条件だと?」
『はい、条件というのは――
A ありていに言えば依頼料、お金です。決して安くない…むしろかなりの大金になりますがお支払い出来ますか?』
B 他の仕事も入っていまして、護衛に回せる人間は一人となっています(柏木家から人物指定)』
C 他の仕事も入っていまして、護衛をできる期間は○日となっています(日数を指定、1〜4日)』
A
「依頼料です。安く見積もっても数千万は必要になりますが…お支払いできますか?」
「数千万!?」
俺は驚いた。最強を謳う護衛のプロだからこそ割高なのは覚悟していたが…
だが、ここで引く訳にはいかない。
「それは、後払いでも構いませんか?」
「ええ。むしろ、依頼者の警護と目的が完全に達成されてからでないと料金は頂けません」
それを聞いて安心した。そこら辺は流石にプロだという事か。
トントン。
ん?オボロが俺の肩を叩いている。
人差し指と親指で○の形を作り笑っている。
これは、金を捻出する方法に何か考えがあるという事か?
「では依頼代金を支払うのは、5日間護衛をしてくれた後でいいのですね?」
「はい。構いません」
オボロが頷き、GOサインを出している。それならば…
「解りました。では護衛の依頼を宜しくお願い致します」
「了解しました。では明日隆山のですね…」
「はい、はい。この家に向かえばいいのですね?」
「そうです。隆山の駅まで迎えの者を行かせましょうか?」
「出来るのなら是非お願いします」
「では交渉成立という事で…それでは明日会いましょう」
よし、依頼は成立した。明日隆山にある柏木家に来いとの事だった。
俺は向こうで護衛されるのなら鶴来屋に行くとばかり思ってたが…。
問題は依頼の金だが…これはオボロが自信満々の顔をしているから
俺も躊躇い無く依頼をした。だから俺はオボロに聞いてみる。
「依頼料の当てがあるようだな。どんな方法で金を稼ぐんだ?」
金を払う期限まではまだ5日もある。その間に数千万も稼げる金策とは?
オボロは言った。
A 実はお前と別れた後、あの動物園から宝石を盗んでいたんだ。売れば相当の額になるだろ
B 実は来須川財閥の娘が、ミズシマ遺伝子の被害者なんだ。彼女に協力してもらう
C 俺の体を担保にして金を作る。岸田、闇医者に連絡しろ
D 実は動物園でお前と別れた後、藤井冬弥が慰謝料を払うと言っていてな。相当の金持ちらしい
A
「これを見てくれ」
オボロは懐から光る石を取り出した。
これは…ダイヤモンド!?この大きさなら数千万どころか、
下手すれば億の額になる可能性があるぞ!
「オボロ、お前こんな物をどこで手に入れた?」
「あの動物園だ。カミュを襲っていた優男を覚えているか?」
優男…カミュを犯していたあいつか!
「俺はお前にカミュを預けた後、あの優男を問い詰めたんだ。
これで妊娠でもしたらどう責任取ってくれるんだ、とな」
「実際カミュは妊娠していた。時期的に考えてそいつが
カミュの子供の父親かもしれないんじゃないか?」
「だがそいつは否定したんだ。俺は尻の穴しか犯していないから妊娠なんかする訳ないと」
ああ、そういえばあの男は俺が見た時は確かにアナルを犯していた。
「そして詫びのつもりなのか、泣きながら俺に教えてくれたんだ。
宿舎の中に園長の隠し財産があるとな」
「何でそんな事をあの男が知っていたんだ?」
「奴は宿舎の総合管理を任されていたそうだ。それで偶然見つけたんだと」
「それでその宝石をかっぱらってきたのか」
「ああ。警備の連中も全くいなかったしな。盗みなんて気が引けるが、
カミュを捕まえ惨い目にあわせてきた奴らの金だと思えば何の躊躇いもなかった」
「しかしそんなでかい宝石を隠してるなんて…あの動物園かなり悪どい事やってるんじゃないか?」
「俺が取ったのはこれ1つだけだが、他にもまだあるだろうな」
「それでその優男はその後どうした?」
「妊娠させていないのであれば単純にカミュを犯しただけの屑野郎だ。
殺そうとも思ったが、騒ぎを大きくしたくなかったからな…逃がしたよ」
「そうか…俺だったらまず間違いなく殺していただろうな」
「だがきっちり脅しはしておいた。場所はどこであれ、カミュと交わりを持った以上は
ミズシマ遺伝子が体内に侵入する。そうなればもう一蓮托生だ」
「何て言って脅したんだ?」
「カミュが死んだら貴様も暴走し、精神が崩壊する。
考えなく情欲に溺れた自分の身を呪え、とな」
「なるほど、確かに嘘は言っていないな」
思えばこのミズシマ遺伝子というのは厄介な物で、
この遺伝子を保持した者が性行為に及べばそれだけで感染してしまう。
ある意味エイズより性質が悪い。粘膜の場所を問わずにほぼ確実に感染するのだから。
いや、細菌ではないのに感染という言い方をするのもおかしいが。
それだけ数多く遺伝子を移されているであろう人間全ての運命が
カミュ一人の生命に関わっているのも不思議な話だ。
だからこそカミュだけは守らなければならない。
「とにかく、これで依頼料の件は解決だな」
「イコール、カミュの安全は確保できたという事だ」
A 今日はもう休もう
B また電話が鳴った。誰だ?(既に今回の話に登場済みのキャラから指定)
C そういえばろくに食事も取ってない。カミュの為に何か買ってきてやろう
B 梓
カミュの護衛代金のメドも立った。
これでとりあえずは安心かと思ったその矢先、また電話がかかってきた。
『もしもし?あ〜さっきは悪かったよ』
この声は、鬼神楽で最初に電話に応対した…柏木梓って少女か?
『千鶴姉ぇから態度が横柄すぎるって叱られちまってね』
いや、今の言い方も十分横柄だと思うが…。というか客に対して敬語を使わないのか?
『それで、依頼料の事なんだけどさ…』
「ああ、その件でしたら問題ありません。既に用意してあります」
『いやそうじゃなくて、現金で払ってほしいんだわ』
「え?」
『宝石で、なんてのは無しって事』
マズイ。何でいきなりそんな事を言い出すんだ?
「あ、あのそれはどうして…」
『前に支払いを宝石でやった奴がいてさ。実はその宝石盗品だったんだ』
ギクリ。
『そいつ自体も実は強盗だったんだよ。おかげであたしらの仕事の品位も下がっちまった』
「そ、それでその強盗は…」
『そいつ?当然ブチ殺した後宝石は盗まれた店に返しておいたよ』
「へ…へえそうなんですか…」
そうだ。鬼神楽は正義があると思った人しか守らない仁義の集団だった。
だとしたらこのダイヤを直接持っていくのはやばい!
どこかで換金する必要があるな。支払いは5日後だから余裕はあるが…。
『ところでさ、千鶴姉ぇから言われたんだけど…』
「はい?」
A 『ミズシマ遺伝子について詳しく聞かせてくれない?心当たりがあるんだ』
B 『杜若きよみって女の事知らない?』
C 『胸を大きくする薬ないかってエルルゥって人に聞いてくれってさ』
D 『五日間無料で鶴来屋に宿泊していいってさ。料理は千鶴姉ぇの手作りだって。ラッキーだね ニヤニヤ』
B
『杜若きよみって女を知らないか?』
柏木梓という少女から、思いもよらない名前が出てきた。
(なっ…何故ここで彼女の名前が出てくるんだ?)
俺は先ほどのエルルゥの話を思い出した。
杜若きよみ。
ミズシマ遺伝子の持ち主で、仙命樹の実験体らしい。
オボロの研究所脱走のどさくさで、エルルゥを連れて同じく研究所を出た女性。
エルルゥを裏の病院に紹介し、そのまま行方不明と聞いている。
(彼女は鬼神楽と何か関わりを持っているのか?)
俺達はさっき梓に、一通りの事情を残らず伝えたつもりだった。
だが、エルルゥを逃がして病院を紹介した彼女の話まではしていなかった。
(ここで杜若きよみについて話すべきだろうか?)
鬼神楽は嘘や誤魔化し、隠し事を忌み嫌う。
普通に考えれば、素直に話すべきだろう。
だが、鬼神楽が杜若きよみを知りたい事情によっては、彼女を知る俺達の依頼を
断ってしまうかも知れない。
A 彼女についても知っていることは全て話す
B ここは知らないと言っておく
C どうしてそんな事を聞くのかを逆に尋ねる
c
落ち着け、落ち着くんだ、俺。
俺やカミュ達がミズシマ実験体だと聞いて、その上で柏木梓は杜若きよみについて聞いてきたのだ。
少なくとも、杜若きよみもミズシマ実験体だと知っているはず。
鬼神楽は彼女と何らかの関わり、繋がりの類があるようだ。
そんな相手に嘘をついたり隠し事をするのは危険だろう。
だが同時に、何も警戒せず喋って良いものとも思えない。
「どうして…どうしてそんな事を聞くのですか?」
俺は逆に、柏木梓に杜若きよみを知りたい理由を尋ねてみた。
「質問に質問で返す」というのはテストで0点を喰らいそうだが、やむを得まい。
A 『実は彼女は以前、鬼神楽を利用したんだけど…代金を踏み倒して逃げやがったんだ』
B 『実は彼女は以前、鬼神楽を利用したんだけど…もし他のミズシマ実験体が鬼神楽を頼ったときの為に、伝言を残したんだ』
C 『実は彼女は以前、鬼神楽を利用したんだけど…もし他のミズシマ実験体が鬼神楽を頼ったときの為に、ある物を残したんだ』
D 『実は彼女は以前、鬼神楽を利用したんだけど…あたし達が護衛に失敗して……死んでしまったんだ』
E 『悪いけど、今は理由を教えられない』
B
『実は彼女は以前、鬼神楽を利用したことがあったんだよ』
「そ、それは本当ですか?」
『ああ。間違いないぜ』
杜若きよみが鬼神楽を利用したことがあったとは……
まぁ研究所を脱走したのだから、追われる身なのは当然だ。
彼女のような裏の存在が、警察やら何やらに頼るのは無理。
となれば当然、裏の世界の護衛団体を使うという寸法か。
考えてみれば、鬼神楽は俺達ミズシマ実験体の話をすんなり信じた。
これも杜若きよみという下地があったからかも知れない。
『やっぱり同じミズシマ実験体同士、何か知ってるみたいだね』
とりあえず無理をして隠す必要も無さそうだ。
「……ええ。実はカミュを診てもらった闇病院の助産婦が――」
俺は助産婦にして同じミズシマ実験体のエルルゥと、彼女を病院に紹介した杜若きよみについて話した。
もっとも、知っている内容はエルルゥの受け売りだし、現在の彼女については何も分らない。
『了解。結局杜若きよみは行方不明以来、連絡とかも取っていないんだね』
「ええ、そうです」
彼女は研究所を逃げ出し、闇病院にエルルゥを預け、更に裏の護衛集団である鬼神楽を利用している。
恐らくは研究所時代から、何か裏の世界と繋がりがあったのだろう。
『了解、とりあえず信じるよ。それでさ、護衛が終わった時に彼女は
「もし他のミズシマ実験体が鬼神楽を頼ったら、これを渡してほしい」
って、一通の封筒をあたし達に預けたんだ』
「そうだったんですか……」
『もちろんあたし達は中を見てない、こっちで厳重に保管してある。来たら渡すよ』
「わかりました」
『んじゃ明日、約束の時間にあたし達ん家に来てね』
俺は梓との会話を終え、受話器を置いた。
「何だったんだ?」
オボロが電話の内容を聞いてくる。
「……杜若きよみは以前に鬼神楽を利用し、さらに手紙を残しているそうだ」
「伝言だと」
「ああ、詳しいことは読んでみないと分らないがな」
A とりあえず今日は明日に備えてもう寝る
B とりあえずバタバタしていて何も食べていない、食事にしよう
C 「では、そろそろ失礼します」エルルゥが帰るようだ
A
それから俺達は休息を取った。
エルルゥはいつカミュの容態がおかしくなるか解らないので、
俺に携帯の電話番号を残し病院に戻っていった。
「何かあったら電話してください。すぐに駆けつけます」
エルルゥと別れ、オボロはカミュの部屋に向かう。
俺はそれを見ながらソファに崩れ落ちるようにもたれこんだ。
今日1日で色々な事がありすぎた…。
俺の思考を睡魔が一瞬で遮るのに十分すぎるほどの事件だった。
夢の中で俺は…
ドカッ!
突然何者かに後ろから蹴り飛ばされた。
「なっ…誰だてめ…グフッ!」
振り向いた瞬間、腹に物凄い熱さと痛みが走る。ナイフが刺さっていた。
腹を押さえ蹲った俺の顎に間髪入れず蹴りが飛んでくる。
「ヒヒヒ…ヒャーハッハハハハハハ!!」
悶え苦しむ俺を見て嘲り笑っているのは…『俺』だった。
「ようやく真実を知ったようだな。『岸田』さんよ」
目の前にいるのは俺と全く同じ顔をしている『俺』自身だ。
だが、違う。今の俺とは雰囲気も、狂気も、口調も、全てが違う。
こいつは俺であって俺ではない。だが、間違いなく『俺』なのだ。
――俺の元のデータとなった最低最悪の凶悪犯。数々の人間を殺し、犯し、
バシリスクという船を沈めた死刑囚。本当の『岸田洋一』だ。
「本当の事を知って腑抜けちまったかあ?誰も犯さず殺してもいないからなぁ、
貴様のような奴と一緒にいる俺の身にもなれってんだ、低脳が」
そう言ってさらに俺を蹴り転がす。
「俺はな、お前がいつ犯罪行為に走るか楽しみにしていたんだよ。
お前も俺の遺伝子を受け継いだんだ、いつ狂気に走っても不思議じゃあない」
「な…に…?」
「あのカミュって女を犯すという考えに至った時は俺も震えたぜ、
メス豚を騙し脅えさせてからじっくりと犯し尽くすのは悪党冥利に尽きる」
「ふざけるな!カミュは…」
「だがそこからが良くねぇ!!」
「ぐおっ!!」
目の前の『俺』はいつの間にか銃を持っていた。
それを躊躇いなく俺の脚、胸、心臓、頭と体中に撃ちまくる。
乾いた拳銃の音と全身に感じる痛みの中で、俺はこれは夢だと気付き始めた。
心臓や頭を撃ち抜かれて生きている人間などいるはずがないからだ。
「日和り見も大概にしろよ。何を義侠心背負ったみたいな事言ってんだ、ああ?」
「ぐああ…」
「実験体だと気付く前の『お前』は、もっと『俺』に似ていたよ。
偽の記憶とか誰も殺していないとか、余計な事ばかり知りやがって…!!」
そうだ。確かに俺はミズシマ実験体の事実を知るまでは、
相当の極悪人『だった』。過去に大量の人を殺し、大勢の女を犯し、
数々の事件を起こした『ような』記憶を植え付けられていた、大犯罪者『だった』。
だからこそ、自分がそんな犯罪者だと思っていたからこそ、
俺は裏の人間と知り合っていたしあの時カミュを犯そうと思ったのだ。
では、今の俺はなんだ?犯罪者だと思っていながらその実、
何の罪も犯していなかった俺は…?
「あのカミュという小娘と知り合ったのが失敗だったな」
「失敗…だと?」
「そうさ。あそこでお前がそんな事を思いつかなかったら
その内カミュは死ぬ。そしてカミュが死ねば…」
「『あんた』が『俺』になるって事か」
そうだ。カミュが死ねば遺伝子の暴走が始まる。
それは本来の『岸田』が暴れだす事に他ならない。
「遺伝子が暴走すれば実験体にとっちゃ悲劇なんだろうがな、
それは俺にとっては逆に喜劇なんだよ!」
「ふ…ざけるな…!!」
「ふざけてなんかいない!!それこそまさに俺のような連中にとっては夢のような世界だ!!」
「黙れ、黙れ!」
「そう、名付けるならまさにサプライズパーティ…!!」
「うるせぇッッッ!!俺は俺だ!!お前じゃない!お前の思っているような世界に誰が…」
バシュッ!
その瞬間、またいつの間にか鎌を持っていた『俺』に首を斬りおとされる。
「ククク…フッフッフフフ…ヒヒヒファーーーッハハハハハ!!!!!」
そのまま意識を失う俺に『俺』が何かを言っている…。
「うわあああああああああああああ!!」
物凄い勢いで飛び上がり、ソファから転げ落ちた。
ようやく悪夢から解放されたのだ。全身が寝汗でびしょびしょになっている。
最後に俺、いや『あいつ』が言った台詞が頭から離れない…。
『『俺』はいつでもお前の側にいる。お前は『俺』なんだからな…』
そうあいつは言ったのだ…。
「屈してたまるか…」
俺はもう前の俺ではないのだ。殺人鬼の運命を背負わされたとしても、俺は抗ってやる。
そう自分に言い聞かせ、俺は汗を乾かそうと部屋の窓を開けた。
A まだ深夜だった。カミュが夜風に当たっている
B まだ明け方だった。窓から覗くとオボロが体を鍛えている
C もう朝か。では隆山に行く支度をしよう
C
「……もう朝だったのか」
窓の外には、雲一つ無い青空が広がっていた。
良い天気だ。さっきまでの悪夢が嘘のようだ。
さんさんと輝く日の光を浴びていると、陰鬱だった気分が少しは晴れてくる。
(そうだ……いくら俺が俺自身に殺されようと、アレは夢でしかないんだ)
己の中に巣くう最悪の殺人鬼、『岸田洋一』
ヤツに乗っ取られないためにも、カミュを守り通さねば。
「起きたか、岸田」
青空を眺めていると、後ろから声を掛けられた。
振り向くと、オボロが部屋の入り口に立っている。
「カミュもさっき目を覚ました。早速で悪いが、隆山へ向かう準備をするぞ」
「そうだな、そうするか」
いつまでも俺の家に留まっているのは危険だ。
隆山へ向かう準備をしよう。
簡単な食事の用意をして、俺とオボロは自分の部屋に入った。
「おはよう。岸田さん、オボロ兄さま」
部屋の中ではカミュがベッドの上で小さくのびをしていた。
くそっ、可愛いなあコンチクショウ。
「カミュ、よく眠れたか?」
「うん…ごめんなさい、岸田さん。岸田さんのベッド使っちゃって」
申し訳なさそうな表情をカミュは浮かべた。
「良いんだ、そんな事カミュが気にする必要ないよ。今はカミュとお腹の子供が一番大切なんだから」
俺は善人モード最大限の笑みを浮かべて、優しくカミュを励ました。
「……ありがとう、岸田さん」
カミュは無邪気な笑顔を返してくる。
昨日まで大変な目に逢い続けてきたというのに、この娘は……なんていい子なんだ。
「おい、さっさと食事にするぞ」
なんかオボロが機嫌悪そうに口出ししてきた。
少しは空気読め、オボロ。
俺達は朝食を済ませ、荷物をまとめた。
後は鬼神楽に護衛してもらう為に、隆山へ行くだけだ。
だが――
「さて、俺達は三人で隆山へ向かおうとしている」
「そうだな」
「そうだね」
「しかしここで俺は、重大な問題に気付いた」
「重大な問題?」
「何なの、それ?」
「それは……そもそも、どうやって隆山まで行くかだ」
「……あ」
「……そっか」
カミュもオボロも黙ってしまう。
そう、人外の姿をした二人をどうやって隆山まで連れて行くか。それが問題だ。
まぁオボロのほうは、なんとか出来なくもない。
俺が持っている普通の服を着せ、耳は大きめのヘッドフォンなどで隠せば、普通の人間に見えるだろう。
だがカミュについては、そう簡単にはいかない。
背中に生えた黒く大きな羽は、明らかに目立つし誤魔化しようがない。
最新流行のコスプレで押し通すのは無理がありすぎる。
少なくとも、電車やバスのような公共の交通機関は使えないだろう。
うむむ、どうするべきだろうか。
A ひとまず鬼神楽に連絡してみる
B レンタカーを借りて自動車で行く
C 強姦殺人鬼の必須アイテムとして、「人一人が楽に入れるトランク」があるのだが……
c
そうだ!俺は大型トランクを持っていた。
所謂本来の使い方としては旅行用のトランクだが、
間違った使い方としては死体や誘拐した人間を入れる為の大型トランクを…。
これは偽の記憶に縛られていた頃の俺が、
いつか女性を襲う時の為に買っておいた物だ。結局使う事は一度も無かったが。
「オボロ、これを使ってくれ」
「…ハア?」
「えっと…何に使うの?そんなに荷物はいらないと思うけど」
当然こう返される。
「この中にカミュちゃんが入るんだよ」
「え〜〜〜〜〜???」
「岸田、お前本気か?」
「他に方法があるのかよ?」
「しかしだな、こんな狭い所に押し込めて母体に影響が…」
「カミュは別に構わないけど…」
よし、少し方法を考えよう。カミュに負担を与えたくないのは
俺も同感だ。まず駅までの交通手段。
これはシンプルに徒歩で行くのもいいが、
それだとカミュをトランクに詰め込みっぱなしで歩く事になる。
9月とはいえ残暑も厳しい今の季節にこれはカミュには辛いだろう。
もう一つはタクシーを呼んでここから最速で駅に向かう方法。
これは一番無難だが、このトランクは本当に大きい。
だから当然座席には入れられずに車の後部トランクにこのトランクを入れる事になるだろう。
トランクをトランクに入れる…言葉にすると妙だがそういう事だ。
駅まで車ならほんの数分とはいえ、カミュをあんな狭い所に入れたあげく
トランクの中でガタゴト揺らすというのはどうも抵抗が…。
ちなみにタクシーでそのまま隆山に向かうのは流石にまずい。
そんな長い時間トランクの中で揺らし続けるのは危険すぎる。
次に駅から隆山に到着するまでの電車。
これは普通にトランクを持ったまま急行で隆山に向かうか、
寝台列車の最終便(寝台列車だから深夜に運行し、早朝に最終電車が走る)
を使う方法だ。寝台列車を使えば眠る為のベッドスペース=個室があるから
カミュをトランクから出して隆山まで向かわせる事ができる。
だが、寝台列車故に少しスピードが遅い。隆山に付くのは昼過ぎになってしまうだろう。
さて、どうする?
駅までは
A 徒歩で向かう
B タクシーで直行する
電車は
1 普通の急行を使う
2 寝台列車を使う
B 2
「よし。駅までタクシーを使い、寝台列車で隆山へ向かおう」
「ああ」
「カミュ、少しの間だけ我慢してくれ」
「うん、カミュがんばるよ」
俺は出来るだけカミュに負担がかからないよう、タクシーと寝台列車を使うことにした。
まずは、タクシー会社に電話をかけてタクシーを寄越してもらう。
特に問題はなく、20分後に来るそうだ。
その後、オボロに普通の人間っぽくなるよう服を着せた。
とりあえず、なんか狩猟民族丸出しの毛皮の服を脱がせる。
元の服や刀は荷物と一緒にまとめ、俺の持っているジーンズとTシャツを着せた。
さらに頭にバンダナを巻き、特大サイズのヘッドフォンを耳に当てさせる。
どうにか現代人っぽくなった、渋谷とか歩いても違和感はないだろう。
「それじゃあ、声を出したりしちゃ駄目だからな」
「大丈夫、分ってるよ」
「でも本当に何かあったら、中から合図してくれ」
「うん」
そろそろタクシーが来る。俺はカミュにトランクの中へ入ってもらった。
念のため脱水症状など起こさないよう、ミネラルウォーターのペットボトルも持たせておく。
大きな翼は邪魔になったが、特大サイズのトランクは楽にカミュを収納した。
「お早うございます、○○タクシーの者です」
「朝から御苦労様です」
アパートの前で待っていると、ほどなくタクシーがやって来た。
俺とオボロは本物の荷物を後部座席に、カミュ入りのトランクをタクシーのトランクに運ぶ。
「…ぃたっ」
「? 今何か女の子の声が聞えませんでしたか?」
「さ、さぁ気のせいじゃないかな」
「そ、そうだと思うぞ。空耳じゃないか」
「そうですか……」
トランクを降ろした衝撃で、思わずカミュが声を出してしまったようだ。
俺とオボロは必死に誤魔化す。
運転手もそれ以上疑問に思うことなく、タクシーは駅へ向けて出発した。
A 特にアクシデントもなく、タクシーは駅に着いた
B なっ こんな時に限って渋滞だと!
C げっ タクシーが通りすがりのバイクと事故を起こしてしまった!
A
(……これからどうするべきだろうか)
タクシーの中で、俺は目を閉じ思案し始めた。
カミュを上手く隆山まで連れて行き、鬼神楽に匿ってもらう。
その後、俺達は何をするべきだろうか。
まず、オボロの宝石を換金しなければならない。
それに、カミュを狙っているらしい組織についても調べたい。
(調べるにしても手がかりが無いな)
そんな事を考えていると、不意に――
「お客さん。着きましたよ」
運転手が車を止める。
なるほど、目を開けて窓を見ると『J○くさり駅』のターミナルが見えた。
「そ、そうか。ありがとう」
タクシーは事故だとか渋滞だとかに巻き込まれることなく、すんなりと駅前に到着した。
俺とオボロは車から降り、荷物とカミュ入りトランクを降ろす。
「こんな時期にそんな大荷物で旅行ですか?」
「ええ、まぁ」
運転手がやや不思議がる。
無理もない、残暑が厳しいとはいえ避暑には遅すぎだし、紅葉のシーズンには早すぎる。
「コイツが女に振られたので、傷心旅行に付き合わされてるのです」
俺はオボロを指差しながらしれっと言ってみた。
「お、おいっ!」
「そうだったのですか……お連れさんの元気が戻る旅になるといいですね」
素で返されてしまった。
冗談のつもりだったが、イマイチ受けなかったようだ。
俺は運転手に代金を支払い、食って掛かってくるオボロを適当にあしらいながら駅の中へ向かった。
(しかしこの『○Rくさり駅』というのもなぁ……)
窓口で乗車券と特急券、それに寝台券を購入しながらぼんやりと考えた。
地元住民として常々、『くさり市』の『くさり駅』とはネーミングセンスなさ過ぎだと。
何か街中が腐敗して変な匂いがして、あまつさえゾンビでも徘徊しそうな気がする。
『さいたま市』にならって平仮名表記にしたらしいが、逆効果だろう。
くそっ、『東鳩市』や『華音市』が羨ましい。
制作者サイドは『○』(き○あと)や『○』(し○く)っぽく名付けたのだろうが。
そんな今はどうでもいい事を考えながら、指定された寝台車の個室に向かった俺達だが――
A ここでも特にトラブルもなく、個室に入りカミュをトランクから開放できた
B ドンドン! カミュのトランクから合図が、何かあったのだろうか
C 列車の中で女性二人組に逆ナンをされてしまった(女性を二人人物指定)
A
一週間経ったのでタイトルを選択してくれ
A Nanasenown -朧と仇-
B オボロ仇討ちサーガ
C 『6人のメイド』
D うたワンエアーディセンバー
E かたきうつもの 〜散りゆく破壊神への鎮魂歌〜
E
特に何のトラブルもなく、俺達は改札を抜け寝台車に乗る事ができた。
トランクに人を詰めてる上に帯刀までしているという
職質や持ち物検査をされたら一発でアウトな状況だ。
隆山に着くまでは油断せずにいたい。
俺は指定された個室に入る。
「これは…」
「凄いな…」
俺が入った個室は、そこらのホテルのシングルルームより豪華だった。
3人で乗るならと、思い切って一番高いのを買った価値はある。
「ベッドは当然として…飲み物が入った冷蔵庫にトイレ、シャワーまであるぞ」
「本当にホテル並みだな…。寝台車の部屋なんてカプセルホテルに毛の生えた程度と思っていたが」
「食堂車も完備されてるのか!」
「ちなみに最近の寝台列車の内部は↓の写真を参考にしてくれ」
ttp://yossee.main.jp/ 「誰に話してるんだ、岸田?」
俺とオボロは年柄もなく、初めて遊園地に来た小学生の如くはしゃいだ。
その時トランクからドンドンと中から蹴っている音が響く。
「あっ!ごめんごめん」
すっかり忘れていた。すぐにトランクを開けてカミュを出してやる。
「すまんカミュ!大丈夫か?具合悪い所はないか?」
「あっつ〜い!カミュ喉かわいた〜」
トランクの中は蒸し風呂だったろうからな。当然だろう。
俺は冷蔵庫を開け、キンキンに冷えたお茶をカミュに差し出す。
「これで後は隆山に着くのを待つだけだ」
「そうだな」
特急とはいえ寝台列車だから数時間はかかるが、
個室にいる限りカミュの事がバレる心配もない。
隆山に到着するまでのんびりするとしようか。
A 食堂車に行って食べ物を買ってくる
B カミュがシャワーを浴びると言い出した
C 隣の個室の乗客の○○(人物指定)が声をかけてきた
B
ハイパー覗きターイム
「ねえねえ、カミュシャワー浴びていいかな?」
トランクに押し込められて汗をかいてしまったのだろう。
俺だって熱いくらいなのだから、それを断る理由もなかった。
「勿論いいよ。バスタオルはそこの棚にあるから」
カミュは早速ニコニコしながら更衣室に入っていく。
「ところでオボロ」
「何だ?」
「覗くなよ」
「だ、誰が覗くか!!」
オボロは思いっきり顔を赤くして否定している。
お前が言うなってつっこみを受けそうな空気だ。
「ハハハ、じゃあ俺は車内を見てくるよ」
そう言って鍵を持って個室を出る。
この寝台列車はきちんと個室一つ一つの扉に鍵も付いている。
これならカミュが個室から出ない限り他の乗客や駅員に
見つかる事もない。中に入る事もできないしな。
ましてやオボロが部屋の中にいて見張り兼護衛までやってるのだから完璧だろう。
部屋を出て、窓から流れる風景を見て一人ごちる。
「綺麗な景色だ…」
偽の記憶を植え付けられ凶悪犯だと自分を思い込んでいた頃は
こんな感慨に浸る精神も持ち合わせていなかった。いつも考えていたのは
人が泣き、苦しみ悶えながら死んでいく様や女を辱め、壊し犯す事ばかりだった。
最悪な妄想に浸る事で己を保っていたのかもしれない。
オボロにいきなり自分が作られし者だと言われた事にはショックを受けたが、
こんな人として当たり前の感情を思い出させてくれた事には感謝したい。
『次は葉鍵駅、葉鍵駅に停車致します』
アナウンスが聞こえる。隆山駅まではまだある。
こんな風に旅を楽しめるのもそういえば初めての事だったな…。
列車が停車し、扉が開く。出発までは5分ぐらいあるな。
A 駅弁でも買ってやろう。俺は電車を降り売店に向かった
B 5分経っても電車が出発しない。何かトラブルがあったのか?
C 新しく乗客が一人乗ってきた。俺と目が合う(人物指定)
B
そろそろ加速を
それから俺は車内を一通り見回り、部屋に戻った。
「それにしても遅いな…」
葉鍵駅に停車してからもう7分。未だ出発しない。何かあったのか?
カミュはまだシャワーを浴びている。
「衝突とかを避ける為の時間調整じゃないのか?」
「それならいいんだけどな…」
その時アナウンスが流れる。
『大変申し訳ありません。エンジントラブルの為、しばらく停車しています』
「やっぱりただのトラブルだったか」
それなら別に心配する事もない。
俺はてっきり、ミズシマの連中が列車に何か仕掛けて妨害しようとしてるんじゃないかって
そんな事まで考えてしまった。被害妄想が過ぎるかもしれないが
目的地に着くまでは何事も用心するに越した事はない。
「それで、車内の様子はどうだった?」
「食堂車は凄かったぞ。一流レストラン並みだった」
「そんなに豪華なのか?カミュにも食わせてやりたいな…」
「羽根が無ければなあ…」
『お待たせしました。エンジンが回復しましたので出発致します』
そんな事を喋っている間に、出発のアナウンスが流れる。
何事もなく無事に列車も動きそうだ。
プルルルルルという大きな発射を知らせるアラーム。
ドタドタドタ…
誰かが走る音。
そして、プシューという音と共に列車の扉が閉まる。
ほどなくして列車は走り出す。
ん?走る音?どういう事だ?
誰かが発射ギリギリに電車に乗ったのか、降りていったのか。
アラームの音が大きくてどっちなのかは解らない。
「まあどうでもいいか…」
列車に揺られながら俺は冷蔵庫に入ったコーラを開ける。
オボロも天然水を取り、飲み干す。
「ん?もう全部飲んでしまったのか…」
俺は飲み物の補充をしようと部屋を出て
通路にある休憩所の自動販売機へ向かう。
「カミュにジュースを多めに買ってやるか…」
そう思いながら部屋を出た。だが、俺は部屋を出た事を後悔した。
それを見てしまったから。見つけてしまったから。
扉を開けた俺の目の前には…
A 血塗れの駅員の死体があった
B 俺を殺そうと襲い掛かってきた○○(人物指定)の姿があった
C 大量の時限爆弾が仕掛けられていた
B 香月恭介
なっ………!?
俺は驚愕した。
扉を開け、目の前に立っていた男は普通の大学生くらいの青年だ。
俺は、この男を知らない。見た事もない。
だが、『知って』いる。『覚えて』いる。
どうして知っているんだ…?
「お、お前は…」
目の前の男も俺を見た瞬間信じられない物を見たような顔をした。
だが、すぐに形相が変わっていく。まるで親の仇に出会ったかのような、
人間とは思えないような表情をしている。
「岸田…何故お前が生きている?」
何?何故こいつは俺の名前を知っているんだ?
「何故貴様がこんな所にいるんだ!!」
「ま、待ってください。どうして貴方は僕のなま…ぐあっ!!」
いきなり殴られる。ここが列車の中である事も
周りに乗客がいる事もまるで気にしていないようにさらに掴みかかってきた。
「死ね!貴様は生きていてはいけないんだ!!」
俺の首を絞めながら男はさらに叫ぶ。まずい。この状況は色んな意味でまずい!!
「ぐうっ!!」
俺は男を突き飛ばし、自分の部屋になだれ込み叫ぶ。
「オボ…んなっ!?」
「きゃあああああ!」
タイミング悪く、部屋に戻るとカミュがシャワーから上がり服を着ている所だった。
オボロはカミュの裸体を見ないように後ろを向いている。
その隙をついて男も部屋の中に飛び込んできた。
「岸田洋一ぃぃぃぃぃ!!」
「ちっ!」
「なっ?岸田、どうした!?」
「いいからこの男をどうにかしてくれ!」
「地獄に落ちろ、岸…がっ!!」
オボロが男の首筋に手刀を打ち込む。男はそのまま崩れ落ちて倒れた。
「すまないオボロ、本当に助かったよ」
「一体何だこいつは?お前こいつに何かしたのか?」
「いや、俺はこんな奴は全く知ら…うっ!」
頭痛がする。この男の事を俺は知らない。初対面のはずだ。
ではこのデジャヴのような感覚はなんだ?俺はこいつに会っている?
それともまさか俺ではなくて…『俺』が……ハッ!
A 鉄道員がこの騒ぎで近づいてきた。まずい!
B とりあえずこの男を縛り付ける
C それよりカミュに服を着せてやろう
a
「なんだね、この騒ぎは?」
「あ、車掌さん、喧嘩です!
なんか男が暴れだして、あそこの個室に飛び込んだんです」
「なるほど……どうすればいいんだ」
まずい、騒ぎに気が付いたのか鉄道員が近付いてきた!
なんだか悠長に困っているうちにどうするか考えないと……
幸い、傍目にはこの男が突然怒り狂って
俺に襲い掛かってきたようにしか見えないだろう。
それならば――
A ちょっと過激に怒りっぽいけど仲のいい友人って事で隠し通そう
B 頭がおかしいみたいで支離滅裂なんですと言い張って突き出そう
C そんなことよりカミュに服を着てもらおう
A
「お客様、どうしましたか!?」
車掌は扉をドンドン叩いている。まずい。カミュを見られるのだけは絶対にまずい!
何か無いか?考えろ、岸田。『策』はないか?何か!
「カミュ!その男を連れてクローゼットの中に入れ!」
「えっ?」
「いいから早く!!」
カミュは言われた通りに気絶した男を引きずってシャワー室の隣のクローゼットに入る。
大きいコートもかけられるような仕様になっている為、大人二、三人くらいなら入るのだ。
すぐに俺は服を脱ぎ、シャワー室に飛び込み全員にお湯を浴びる。
そしてバスタオルを巻いて、落ち着いて扉を開けた。
「お客様、どうしました?大声と物音がしたと他のお客様から通報があったのですが」
「いや、どうもすいませんハハハ。実はシャワーを浴びててお湯の温度調節を間違えちゃいまして…」
「え?」
「それで、友達のこいつが熱湯をまともに浴びちゃいましてねぇ…それで声を出した上に転んでしまったんです」
そう言って、ヘッドフォンをかけたオボロを指差す。
さっき俺とあの男が部屋の外で格闘した時、声は他の乗客に聞かれたが
姿までは見られていない。車掌もその瞬間を見ていない。それならば、この方法でいけるはずだ。
「それでこいつがキレちゃって…いきなり死ねだの言い出すからまいりましたよ」
「ああ、何だそうだったのですか。それは失礼を致しました。火傷はしていませんか?」
「いや、大丈夫です。こちらこそご迷惑をかけて申し訳ありません」
「いえいえ、お客様に被害が無ければ何よりです。ただなるべく他のお客様にご迷惑のかからないように…」
「はい、ごめんなさい。お前も謝れ」
「えっ何で俺が…」
訳がわからない表情をしているオボロの頭を無理矢理下げる。
「では失礼致します。良い旅を」
車掌は去っていった。成功だ。この演技力の上手さは
俺自身の数少ない武器だ。即興で思いついたにしては上手くいきすぎたほどに。
扉を閉め、鍵をかけカミュに呼びかける。
「よし、もう出てきていいぞ」
「ねえねえ何?いきなり何なの?この兄さまは一体誰なの?」
クローゼットから出てきたカミュは気絶している男を見て叫ぶ。
「それは俺が聞きたいぐらいだよ…」
俺達は敢えてこの男を目覚めさせる事にした。
顔に水をかけ、無理矢理目を覚めさせる。
「ん――ここは…ハッ!」
男の首筋にオボロが刀を突きつける。
「動くな。一体何者なんだお前は?何が目的だ?」
「お前も岸田の仲間なのか?」
「そうだ。それより質問に答えろ。お前こそ誰なんだ?どうして岸田を狙った?」
「狙った、だと?そいつは俺の全てを奪った!極悪人だ!!」
極悪人…やはりそうだ。俺の考えている事が確かならばこいつは…。
「…詳しく話を聞かせてくれ」
「何を言っている!!それは貴様が一番よく知っているだろうが!!」
「どういう事だ?」
「バシリスクで貴様がやった所業!覚えていないとは言わせないぞ!!」
「!!」
…そうだ。思い出した。この男の名は香月恭介。
俺の元のデータの死刑囚、本当の『俺』、『岸田洋一』が
最後に虐殺を繰り広げた場所。それが高速巡廻船バシリスクだ。
『俺』はその船で海洋学者と自分を偽り、全ての乗員、全ての乗客を皆殺しにした。
だが確か一人だけ生き残りがいたはずだ。その男は最後まで本当の『俺』に屈せず
戦って、船が沈没するまで『俺』と死闘を繰り広げたらしい。
船が沈んだ後『俺』とその男は沈没する時の緊急信号を受けてやってきた海上警察に助けられ、
その男は無事に保護。『俺』はそのまま逮捕され、死刑になった。
これは昨日の晩ネットで調べた事だ。ニュースにもなり大々的に報道された。
その唯一のバシリスクからの生還者が、この香月恭介だというのか…?
「恵も、可憐も、珠美も、友則も、明乃も、志乃さんも、みんなみんな…」
「落ち着いてくれ!あんたが言ってる岸田というのは…」
「ちはやも………みんな貴様が殺したんだぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!」
「………」
「うわあああああああああああああああああああ!!」
恭介は叫び、泣き崩れる。オボロもカミュもどう声をかけていいか解らない。
そうだ――これは俺の罪なんだ。俺がやった事ではない。
だが、本当の『俺』がやった凶行なのならば、
せめて俺にも出来る事はないだろうか?
その前に本当の事を話しておいた方がいいだろうか?
いきなり俺は岸田であって岸田ではないとか、
ミズシマ実験体なんて話をして恭介が信じてくれるだろうか?
A 包み隠さず本当の事を全て話す
B ミズシマ実験体の事は誤魔化し、自分が本当の岸田ではない事だけ話す
難しいな・・・今はBにしてみる
とにかく、恭介に話を聞いてもらわねばならない。
「…………」
「俺は…俺はお前が知っている本当の『岸田洋一』ではないんだ」
どうにか落ち着きを取り戻した彼に、俺は静かに話し始めた。
「本当の岸田じゃないだと! ふざけた事を言うな!」
「う、嘘じゃない」
刀を喉元に突き付けられているにも関わらず、恭介には怯えもひるみも見えない。
逆に俺のほうがたじろいでしまいそうになる。
「お前の容姿! 言動! 全てが『岸田洋一』そのものじゃないか!
そこの二人もお前を『岸田』と呼んでいた! 岸田じゃなかったらお前は何者なんだ!」
「そ、それは……」
返答に詰まってしまった。
彼はこの件には何も関わりがない部外者だ。
ミズシマ実験体や遺伝子やクローンについて話しても、到底信じられないだろう。
「と、とにかく。お前も覚えているはずだ。お前は海上警察に助けられ、『岸田洋一』は連中に逮捕された。
そのまま、『岸田洋一』は刑務所に入れられ、そのまま死刑に処されたんだ」
「…………」
「お前と殺し合った『岸田洋一』が死んだ以上、ここにいる俺は『岸田洋一』以外の人間だ、違うか?」
我ながら苦しい理屈だ。
だが、ヘタに全ての事情を話せば、カミュを狙う連中は恭介も標的にするかも知れない。
ここは無理にでも押し通すしかないのだが……
A 「信じられるかっ!」恭介が一喝した
B 「…………」恭介は黙ったままうなだれるだけだった
b
「……………………」
恭介はうなだれたまま全く動かない。
沈黙が続く。重い。誰も何も喋ろうとはせず、
列車の走る音と振動だけが俺達を包んでいた。
誰もが誰かが喋るのを待っているような状況で、
「………確かにそうかもしれない」
口を先に動かしたのは恭介だった。
「俺自身、ニュースでお前が死刑にされた報道を何度も見てきた」
「だろう?極悪人である岸田洋一が間違いなく死んだはずだ!」
自分で自分を間違いなく死んだ等と、奇妙極まりない事を言っているが
この場だけは何としても誤魔化さなければならない。
「…だからこそ、気になるんだ。ならば、お前は誰なんだ?」
「………」
「俺と戦った岸田洋一は死刑になり死んだ。それは事実だろう」
やはりこうなるか。恭介でなくとも、誰でも同じ疑問になるだろうが。
「だったら、今俺の目の前にいるお前は誰なんだ?どうして岸田と同じ姿をしている?」
どうする。どう切り替えそうか。ミズシマの事を黙ってどう言い訳する?考えろ。
「それに、そこの女は何だ?どうして背中に羽根が生えている?」
「あ、いやあれは最近流行っているコスプレ…」
「嘘を付くなッ!!」
「くっ…!」
「俺は見ていたぞ。この部屋にお前を追って飛び込んだ時、そこの女は上半身が裸だった」
こいつ、あんな激昂して俺を襲っていたのにシャワー上がりのカミュもちゃんと見ていたのか…!!
「あの羽根は、彼女の背中から、皮膚から生えていた」
「………」
オボロもカミュもまずい所を見られたようなバツの悪い顔をしている。
「服の上から取り付けたような飾り物の羽根には見えなかった。これはどういう事なんだ?」
だめだ…。カミュの背中だけは嘘の付きようがない…。
「お前達は一体何者なんだ?岸田そっくりの人間に羽根の生えた女性。本当に人間なのか?」
「そ、そういうあんたは何なんだ!?」
オボロが叫んだ。
「どうしてこの列車に乗ったんだ?何でよりによって俺達と同じ列車に…」
オボロの言ってる事は分の悪い事を聞かれて苦し紛れに吠えた戯言に過ぎない。
俺達は誰も恭介の事を知らなかったし恭介のその後も知る訳がないのだから
この列車に乗ったのだって単なる偶然かもしれないし、そもそもいつこの列車に恭介が乗ろうが
それは恭介の勝手だ。この質問に恭介が答える訳がないと思っていたが…
「……いいさ、教えてやる」
意外にも、恭介は理由を話してくれた。
「俺がこの列車に乗った理由は、」
A 隆山に用がある。鬼神楽という連中に俺自身を護衛してもらう為だ
B ちはやを生き返らす為だ。ミズシマ研究所に向かえばそれが出来るらしい
C 杜若きよみという女性に言われたんだ。今日この時刻、この寝台列車に乗れと
Cで深まる謎
「社若きよみという女性に言われたんだ。この列車に乗れとな」
「何だと?」
杜若きよみ。エルルゥを研究所から助け、鬼神楽に伝言まで残し
未だ行方知れずの人物。その名前が何故ここで出てくる?
「あれはバシリスクの惨劇からしばらく経ったある日の事だ…。
友人も妹も全て亡くしてしまった俺は荒れに荒れていた」
いきなり殺人鬼に全てを奪われてしまったのだ。それは無理もない事だろう。
「心を平静に保つ為に病院の精神科に通い、睡眠薬に頼らないと眠れぬ身体だった」
「当時の俺は自殺まで考えるほど追い詰められていた。そんなある日の事だ」
「その、きよみという女が現れたのか?」
「そうだ。病院に向かう途中でその少女が現れ、名を名乗った」
「それで、何と言ったんだ?」
「あなたには真相を知る権利がある。来年の××月○○日に葉鍵駅に行け、
と警告されたんだ。乗る寝台列車に時刻まで細かく指定されてな」
何だと!?それでは俺達と鉢合わせするのを見越して
恭介に場所を伝えたって事になるじゃないか!!
いや待て。そもそも俺達が今日この日の早朝に隆山に向かう事を、
しかも寝台列車で向かう事を杜若きよみがどうして知ってるんだ?
それに恭介は本当の岸田と戦い、バシリスク事件の唯一の生存者になったとはいえ
今回のミズシマ関係の事件とは全く無関係のはずだ。
鬼神楽の伝言の件といい、杜若きよみは何者なんだ?何を企んでいるんだ?
「ところであんた、今来年の××月に〜と言っていたな」
俺も聞きたかった所をオボロが聞き逃さずに先に質問する。
「そうだ。去年の△△月に彼女が現れ、俺に警告したんだ」
「おい、岸田…」
「何だ?」
オボロが俺の耳に口を近づけ、小声で話す。
「去年の△△月というと…俺とカミュが脱走するよりも半年は前の話だぞ」
「なっ…」
どういう事だ?オボロとカミュが脱走を企てるより半年も早く。
杜若きよみは恭介に警告している。エルルゥを逃がした時期や
鬼神楽に護衛を頼んだ時期は解らないが、とにかく何もかも
先手を打っているというか、全て解った上で行動しているような、
まるで予言者みたいな不気味さを感じる。
「俺がその時彼女に言われたのはそれだけだ。彼女はそれだけ言い残すといなくなってしまった」
「本当に、その女は杜若きよみと名乗ったのか?」
「本当だ。でなければこの列車に俺が乗るはずがない」
「見間違いという事はないのか?髪の毛の色は真っ白だったか?年齢は大人ではなく少女ぐらいだったか?」
「お前…何を言っているんだ?」
こんな聞き方をしたら俺達も杜若きよみと関わりがあると自分で言っているような物だ。
だが、恭介も本当に杜若きよみにそんな事を言われたのなら、
俺達とこの列車で遭遇するように動かされてきたのならば、
もう無関係の他人ではない。それに、カミュの背中を見られてしまっている。
弁明の仕様が無い以上、俺はこうするしかなかった。
恭介は次にこう言った。
A そういえばまだそこの二人の名前を聞いていないが、そこの女性はカミュという名前じゃないか?
B 何を言っているんだ?俺が会った杜若きよみは白髪なんかじゃない。髪の毛も服装も真っ黒だった
C 岸田、食堂車に来てくれ。二人だけで話したい事がある
B
「何を言ってるんだ?」
恭介は怪訝な顔をして言った。
「白い髪の毛だと? 俺に寝台列車へ乗るよう指示した杜若きよみは黒髪の女性だったぞ」
「なんだと?」
「黒髪…だと」
俺とオボロは顔を見合わせる。
エルルゥから聞いた杜若きよみの外見と、全然違うじゃないか。
これはどういう事だ?
恭介に列車の指示を出した後、髪を脱色でもしたのか?
全くの別人が、杜若きよみの名前を騙ったのか?
駄目だ、さっぱり分らない。
「一体なんなんだ? お前達の口ぶりからすると杜若きよみを知っているようにも聞えるが」
恭介は混乱する俺達を訝しがる。
「……いや、なんでもない」
「とにかく、お前はその『杜若きよみ』に指示されてこの列車に乗ったんだな」
「ああ。だが真相もへったくれも無い、ただ最悪の殺人鬼と瓜二つの男に会っただけだったがな」
恭介は俺に顔を背けながら、吐き捨てるようにそう言った。
(なぁ岸田、この男どうするんだ?)
オボロが俺に再び耳打ちしてくる。
(…………)
俺はこの「香月恭介」の取り扱いについて、非常に困っていた。
恭介はカミュを狙う連中や御堂を雇った組織とは、どうにも関わりを持っていない。
単に「杜若きよみ(?)」指示されてこの列車に乗り、偶然俺を見つけて襲い掛かってきただけだ。
その「杜若きよみ(?)」についても一年以上も前に謎の指示を受けただけで、それ以上は何も知らない。
では基本的に俺達とは無関係だからこの場でお別れ…ともいかない。
恭介にはカミュを知られてしまった。
もしカミュの存在が恭介の口から広まれば、カミュを狙う連中に見つけられるかも知れない。
ならばいっそ、全ての事情を話して協力を仰ぐべきか?
これも非常に難しい。
恭介も俺と同じく、基本的にはごく普通の一般人に過ぎない。
カミュを守るにしても、カミュを狙う連中について調べるにしても、戦力としては心許ない。
それに、現状俺が本物の『岸田洋一』でないと受け取ってもらえているのが奇跡のようなものだ。
彼は俺が本物の『岸田洋一』でないと、渋々認めざるを得ないでいるだけなのだから。
この上クローンだ実験体だミズシマ遺伝子だと話せば、頭の可哀想な人扱いされても文句は言えない。
第一、恭介は『岸田洋一』に対して、憎悪と殺意しか抱いていない。
その『岸田洋一』と全く同一の外見と記憶を持った俺に、協力してくれるはずがない。
俺だって恭介と一緒にいるのは息が詰まる。正確には自分がやったことではないとはいえ、罪悪感に近いものを感じる。
それより何より、ミズシマ実験体でもなんでもない彼が、カミュを守る理由はどこにも無いのだ。
何か情報を持っているわけではない。
協力を仰ぐのは難しく、こちらも避けたい。そもそも戦力になりづらい。
しかし手放しで別れるのも不可能。
困った、非常に困った。
一体どうすればいいんだ?
A カミュについて口外しないよう頼んで別れる。
B 後でお金を払うと約束して、カミュについて口外しないよう頼んで別れる。
C 何か喋られると面倒なので、しばらく連れて行く。
D ……いっそ、口封じをしてしまうか。
D
その時、俺に悪魔の声が響いた。
(…いっそ、口封じをしてしまうか)
「何だとっ!?」
「どうした?岸田」
「…いや、何でもない」
俺は思わず叫んだ。今俺の頭の中に悪魔の囁きが聞こえたのだ。
この男を、始末してしまおうというドス黒い考え。
どうしてこんな事を考えるんだ?確かに恭介は今の俺達にとって
敵になるか味方になるかも解らない存在だ、
しかし、だからといって殺してしまおうなんて…どうして俺はそんな事を考えた?
それでは以前の凶悪な死刑囚だった岸田洋一と何も変わらないじゃないか!!
「おい…具合でも悪いのか?本当に大丈夫なのか?」
恭介まで俺の様子がおかしくなっている事に疑問を抱いている。
ふざけるな…!!俺は何があっても以前の岸田には屈しない!
俺は岸田であって岸田ではないんだ!あんな屑と一緒になってたまるかッ…!!
「………ぐっ!うああああ――」
頭が痛い。吐き気もする。俺は立っていられなくなり、屈みこむ。
「岸田!おい、どうしたんだ!岸田――――」
そこで、俺の意識が途絶えた。
「ん…」
誰かに身体を揺すられて目が覚める。どうやら、気を失っていたみたいだ。
俺は周りを見渡す。俺の目の前にいたのは…
A オボロだった。恭介は説得して降ろしたらしい。
B カミュだった。食堂車でオボロと恭介が何か話しているとの事。
C 恭介だった。何とこちらの事情を全部聞いたらしく、力になると言っている。
D 岸田だった…!?『俺』だと!?…どうやらまだ夢から醒めていないようだ。
C
D
A
B
「大丈夫か?岸田」
「んなっ…」
俺を起こしてくれたのは恭介だった。
「話は全部、そこの二人から聞いたよ」
「何?オボロ、お前…」
「すまない、岸田。もうあれでは隠しきれないと思ってな」
どうやら俺は1時間も気を失っていたようだ。
その間に、オボロとカミュが事情を恭介に話してしまったらしく
恭介が俺を見る目がさっきまでとは少し違っている。
先ほどまでは色々な意味でこの世に有り得てはならない存在を
睨むような目で俺を見ていたが、今は俺の事を哀れむような目になっている。
「まさか、お前達がミズシマ研究所の実験体だったなんてな」
「えっ…恭介、お前はミズシマ研究所の事を知っていたのか?」
「オボロから聞いた時は俺も驚いたよ。確かにそれなら
岸田そっくりの人間や羽根の生えた亜人がいても合点がいく」
恭介は一人で納得している。この男もミズシマと関わりがあるというのか?
「そうだとしたら、俺が取るべき行動も決まった」
恭介は何かを決意したような表情を浮かべ、俺の方を向いて話し出した。
「何か力になれる事はないか?」
「力に…だと?」
何だ?この心変わりぶりは。いくら事実を知ったとはいえあまりに極端が過ぎる。
「待ってくれ。何故そこまで俺達に肩入れする?オボロから話を聞いたなら解るが、
いつ殺されても不思議じゃないんだぞ?それでもいいのか?」
「俺は、バシリスクでもう死んだ身だ。あの日俺の仲間も妹も、本当の岸田洋一に殺された。
俺だけがこうして生きているのが、既に奇跡なんだ。今更俺は命に何の未練も無い」
「しかし…」
「今日こうしてミズシマの関係者と、しかも岸田のクローンにまで会ってしまった。
いや、会うように指示された。これはもう、運命といっていいだろう」
やはりそうだ。俺達は敢えて恭介に被害が及ばないように
敢えてミズシマの事は黙っていた。だが実際はミズシマの事を聞いた途端
突然俺達に好意的になった。どういう事だ?やはりミズシマが関わっているのか?
髪の色が黒い杜若きよみの事といい、恭介にも謎が多すぎる。
「だったら、どうして俺達に協力してくれるのか理由を言ってくれないか?」
「理由?」
「当然だろう。俺達の事を知ってしまったのならなおさらの事だ。
このまま黙って去れば平穏無事な人生を送れるだろうに、何故自ら危険に身を晒すんだ?」
「………」
「そこまでしなければならない理由がお前にはあるのか?」
「――ある。いや、絶対にやらなければならないんだ」
「どうしてだ?」
A 俺はミズシマ研究所の元研究員なんだ。遺伝子に関わる重要な秘密を握っている
B 本当は、俺も実験体なんだ。本物の香月恭介はバシリスクで本物の岸田に殺されてしまった
C あの日岸田に殺された妹のちはやが生きているらしい。ミズシマ研究所に妹がいるらしいんだ
Bもう全部偽者で
そういう言い方はないだろ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::、::、:::::ヽ:::::::ヽ
. l::::::::::::::::::l:::|:::|:::::::}|:::|:::ヽ::、:ヽ:::!
-}=彡:::/::/斗ノ}::::/リー}-ハ } l }リ
ー=ァ=彡ノ::/ (●)ノ, 、(●)从从
/:::::/::::イ〃´ mjヽ l | んがっんん
,':::::/|__| 〈 ノ‐ァ }==ト、
. {:/ ,|=|〉 、 / /こノ 人= ! \
∠ニ= 个从:::l`/ヽ、/ヽ、__/::::}jハ}7ー=ミ
/ \::::ヽ:::::::/ ヾ,:::::ヽ l\::」::ノ:::|\
,':::::::::`T¬/\ ノ:::::ノ:::} }:::\::j:::ハ
間の悪い誤爆
ミズシマ遺伝子が暴走するとああなる
こういう時に速やかにリコールの相談とは流石は支援板。
でもリコールするならもう岸田の影に怯えないように
作品ごとリコールして欲しいんだがなー。
意見も出尽くしたっぽいし、ここでいつまでも足踏みしてても仕方がないので
A
>>107を選択し直す
B
>>100を選択し直す
C だいぶ遡るけど
>>78の選択をし直す
D もう少し今のまま次の話を待ってみる
恭介がバジリスクの生き残りってのは岸田さんの想像だから別に矛盾してなくない?
その場合最後に生き残った一人が誰かは謎になるけど
「俺も…ミズシマ研究所の元研究員だったんだ」
「んなっ…」
恭介がミズシマ研究所で働いていただと?
「ああ。バジリスク号事件が起きるまでは、学生と研究員の二足のわらじで生活をしていた」
クローン元が海洋学者を騙っていた自分としては、かなりの衝撃だった。
そう言えば、世の中には女子学生ながら最新メイドロボ研究に携わる少女もいると噂で聞いた事があった。
天才という人種はどこかにいるものなんだな。
「といっても実験や研究に携わる機会なんて殆ど無かったがな、要は見習い研究員だ」
「いや、それでも十分すごいと思うが」
「部署が違ったせいか、オボロやカミュ、それにお前達の言う杜若きよみについては知らなかった。
動物の遺伝子と掛け合わせた人間を作る計画があったとは聞いていたが、現実に完成させていたとは知らなかったんだ」
「そうだったのか…」
「さすがに目の前に突き付けられれば、信じるしかないがな」
ぱたぱたとはためくカミュの羽を見ながら、恭介はそう言った。
「連中は本気なのか…なら何としても止めなきゃいけない」
「何の事だ?」
意味深に呟きだした恭介に、俺は尋ねた。
「俺は研究所を辞める直前、ある書類を見た事があった。そこには遺伝子に関わる機密が書かれてあった」
「何だとっ?!」
「恐らく今のお前達にとって重要な情報なのだろう。当時の俺はさして気に止めなかったし、
頭をおかしくして辞める直前だったおかげか、特にお咎めも無かった」
「それは…一体どんな情報なのだ?」
A ミズシマ遺伝子を十分広めてから「鎖」実験体を殺害し、「進化」という名の暴走を引き起こす「プロジェクトC(Chain)」
B クローン計画と平行し、治療と偽って被験者に凶悪な性犯罪者の遺伝子と記憶を植え付ける実験計画「プロジェクトC(Change)」
A
「書類には“プロジェクトC”とタイトルが銘打ってあった」
「プロジェクト“C”?」
何かの頭文字だろうか、C…C…
「ああ、鎖…つまりChainの頭文字を取ったものだ」
Chain…鎖だと、するとまさか。
「ど、どんなプロジェクトなんだ?」
恭介はチラリとカミュに視線をやってから、語り出した。
「ミズシマ遺伝子を十分に拡散させ、その後……「鎖」実験体を殺害。「進化」という名の暴走を引き起こし、普通の人間を駆逐するというものだ」
昨日の晩、オボロが話してくれた内容と一致する。
やはりミズシマ研究所は、カミュとカミュの子供を狙っているということなのか。
「ヒヒヒ…ヒャーハッハハハハハハ!!」
「ようやく真実を知ったようだな。『岸田』さんよ」
俺は昨夜の夢に出てきた俺自身を思い出した。
あんなものが世に現れ暴れ回る、そんなものが進化であるはずがない。
「岸田さん、オボロ兄さま……カミュ、怖いよ……」
カミュが心細そうな声をだす。
「心配するな、俺と岸田で必ず守ってみせる」
オボロは力強くカミュに返事した。
そうだ。何としてもカミュとカミュの子供は、俺達の手で守り通さねば。
A ほどなく、夜行列車は隆山に到着した
B 「すいません、乗車券を確認します」ドアから車掌の声が、マズイ、早く隠れねば
C そういえばジュースをまだ買っていなかったな、買いに行こうか
C
そういえば、まだジュースを買っていなかったな。
カミュも喉が渇いているだろう。
「飲み物を買ってくる」
そう言って、部屋から出た。
通路の脇にある自販機に小銭を入れながら、俺は考えていた。
ミズシマ遺伝子の脅威は、俺が考えている以上に恐ろしい。
俺も最初は一部の人間が発狂するだけで、
世界中で死者が出たとしてもせいぜい数百数千単位だと思っていた。
だが、この遺伝子は性交をすれば誰にでも移り、潜伏する。
それでも世界中の人類全体に蔓延するにはまだ時間がかかると思っていた。
昨日のオボロの話を思い出す。
ミズシマ遺伝子の実験体には2種類いて、一つは
オボロやカミュのような人間と動物の遺伝子を混合させた実験体。
恭介の言っている事が事実なら、普通の人間が駆逐された後には
彼らのような亜人が世界を支配するのだろうか。
それがミズシマの連中が考える新人類の姿だというのか?
そしてもう一つが俺のような外見は普通の人間と同じ実験体。
こちらは遺伝子の拡散が目的、つまり常人より多く、色んな人間と
セックスするのが目的なので本物の岸田洋一のような強姦魔、
風俗嬢、AV女優に男優等の性行為に深く関わる人間が選ばれたはずだ。
だが本人にミズシマ遺伝子の事がばれたら性交などしなくなるだろう。
俺が運良くレイプ犯罪をする前に、オボロから真実を伝えられたように。
だから俺のように本人が死んだ後遺伝子を使ってクローンを作り出すか
本人だとしても、記憶を消すなり嘘を付いて遺伝子を体内に注射するなり
何らかの処置をしてるのは間違いないはずだ。
それを踏まえて考えると、遅いどころか、もう手遅れなのでは?
恭介が研究所で働いていた頃の時期。つまり数年前にはもうこのプロジェクトは
始まっていた。そして俺が偽の記憶に支配されて
ミズシマ遺伝子の拡散者として動いていた時期。(結局誰にも移す事はなかったが)
どう短く見積もっても半年以上は経過している。
俺以外にも遺伝子の拡散が目的として作られた実験体が大勢いるはず。
それだけの実験体にそれだけ期間を与えれば、ネズミ算式に
もう数え切れない数の人類がミズシマ遺伝子に感染しているだろう。
そんな数の人間が、世界中でいきなり暴動を起こしたとしたら…。
そして一番恐ろしいのは、その中に軍事に関わる人間や一国の大統領等がいたら…。
万が一、核ミサイルの発射ボタンを押す権限を任されているような人物が、
ミズシマ遺伝子に感染していたとしたら…ッ!!
想像するだけで体が震えてくる。もはや俺達実験体だけの問題ではなくなった。
遺伝子が暴走した後に一般人は全て駆逐されるというのならば、
カミュの死=人類の滅亡と言ってもいいだろう。
昨日までしがない凶悪犯気取りでしかなかった俺が、
いつの間にか人類存亡の危機にまで関わってしまった。
だが、使い捨ての駒でしかなくて、その事にすら気付かない人生を送るよりは
十分マシだろう。そういえば最初の頃の俺は自分が普通の人間である事を嘆いていたな。
そんな事はない。もう普通の人間でも普通の人生でもない。知ってしまったからな。
そう考えながら、自販機から最後の飲み物を取り出す。
『間もなく、誰彼駅、誰彼駅に止まります』
アナウンスが聞こえる。誰彼駅の次が隆山駅だからもう後少しか。
意外と早かったな。それだけ俺が気絶していた時間が長かったという事か。
列車はゆっくりと減速していき、停車した。
それと同時にドアが開き、人が乗ってくる。
俺はそれを見ながら個室に戻ろうとしたが…。
「???誰だあいつは…」
3つほど奥のドアから妙な人物が入ってきた。
まだ気付かれていない。俺はそいつの姿を確認して、個室に戻る。
「外に変な奴がいたんだが…」
カミュ達にジュースを渡しながら話す。
「外だと?具体的にどの辺りだ?」
「この先の通路の奥のドアから入ってきた」
「向こうにあるのは、一般座席と食堂車のはずだが」
「いや、こっちに向かってくるかもしれない」
「どんな外見をしていた?」
俺はそいつの外見を話した。
A 髪の色が真っ白の少女だった。ひょっとして杜若きよみじゃないか?
B 髪の色も服も真っ黒の少女だった。恭介、お前が会ったもう一人の杜若きよみかもしれない
C …御堂だ。オボロ、前に動物園でお前を狙撃してきた男だ
D 雨も降っていないのにレインコートを着ている女性だ。小刀らしい武器を持っていたな
C
「男だった。小柄で白髪な猫背の中年男性で…というかアイツは御堂だった」
「御堂? 誰だそれは? お前の知り合いか?」
オボロが怪訝な顔をする。
そう言えばオボロには御堂の事について何も話していなかったはずだ。
「お前は姿を見ていないだろうが。昨日の晩、カミュを助け出すときに狙撃を仕掛けてきた男なんだ」
「何だと! つまりカミュを狙って追ってきたって事か?!」
「落ち着け、実はな――」
俺は昨晩の御堂との会話内容を皆に話した。
「そうか…宝石を盗む時もヤツが出てこなかったのは、そんな理由があったのか」
「御堂を雇った組織は俺が実験体だとも、お前がカミュを助けに来る事も知っていた……恐ろしく不気味だ」
御堂によれば、その組織はカミュや俺達の命を狙っているわけではないらしい。
ありがたい話だが、それもまた気味の悪い話だ。
「だがそんな重要な話、何故今まで黙っていた!」
話を聞き終えたオボロが睨んでくる。
「電話の後にエルルゥが来て、話すどころじゃなかったんだ」
「ねぇ、その御堂さんって人に会って話は聞けないの?」
確かに今は少しでも情報が欲しい、だが――
「難しいな。御堂はプロの傭兵だ。依頼主について詳しく話してくれるとは思えないし、知っているとも限らない」
それに御堂は言っていた。
『別の組織に別の命令で雇われれば、お前達の敵になるかも知れねぇな』
ここで御堂と接触するべきだろうか、そうでないのか。
A とりあえず御堂に会って話をしてみる
B ここはあえてこちらからは接触をしない
C 「ゲーック。岸田、いるんだろう」その時、ドアの向こうから御堂の声がした
C
「ゲーック!いるんだろう、岸田?」
その時、ドアの向こうから御堂の声がした。
何だと?どうして俺が乗っている事がばれている?
この部屋に戻る時も気付かれていないはずなのに。
俺は咄嗟に考える。御堂が何の目的でこの列車に乗ったのか。
俺が乗っている事を知っている以上、俺達に何らかの用があるのだろう。
その用事が解らない。そして、その中には最悪のパターンも含まれている。
御堂が別の組織、この場合ミズシマの連中に雇われ、カミュの命を奪いにきたというケースだ。
そう考えた瞬間、俺は持っていたペットボトルのジュースを全部一気に飲み干した。
「皆、悪いけど今渡したジュースをすぐに飲んでくれ」
「何を言っているんだ岸田?」
「いいから急いで!」
オボロと恭介は訳がわからない顔をしながらジュースを急いで飲んでいる。
カミュはもう半分以上飲んでいたからすぐにボトルは空になった。
その間に、俺はゴミ箱から既に飲み干した飲み物のボトルを取り出す。
「ゲーック!岸田、さっさと開けろ!!」
御堂がイラついている。俺は急いでオボロ達から空になったボトルを受け取り、
シャワー室に入って空のボトルに水を入れ始める。
「おい、だから何をやってるんだ?」
「念の為だ」
オボロが怪訝そうな顔をしているが無視して水を入れる。
全部のペットボトルに水を入れた後、全員に渡す。
「もし御堂が襲ってきた場合、これを浴びせろ」
「どうしてだ?」
「あの男の唯一の弱点が水なんだ」
そう。俺はその事を御堂本人の口から聞いて知っている。
「それと、カミュを隠しておいた方がいい」
「隠すといってもどこにだ?かなり限られているぞ」
カミュを隠しておけるのはクローゼット、シャワー室、ベッドの下、それに
通路の天井裏の空間を利用した、荷物を置く棚だな。
ここにはダクトがあって外に逃げられるようになっている。
シャワー室は水を出せるという意味においては極めて有利だろう。
「ゲーック!!早くしろ!!この扉ごとブチ抜いてもいいんだぞ!!」
まずい。もう待たせられないな。俺は開ける用意をした。
御堂がカミュを殺す以外の用事で来たのならば今俺がやった事は無意味そのものだが、
何事においても用心に越した事は無い。カミュが死ねば俺も死ぬのと同じだからだ。
カミュは急いで隠れ、オボロと恭介は今俺が命令した通りの配置に着いた。
俺は落ち着いて、扉を開ける。
「申し訳ありません、今顔を洗っていたんです」
俺以外の人物の配置はこの通りだ。
カミュが隠れた場所は…
A クローゼットの中
B ベットの下
C シャワー室の中
D 天井裏の戸棚
オボロは…
a 俺の側にいる。御堂を挟んでいつでも攻撃できる態勢
b カミュと同じ場所に隠れている。最悪の場合カミュを庇える態勢
恭介は…
1 俺の側にいる。水の入ったボトルの蓋を開け、いつでも御堂に浴びせられる状態
2 隠れている。カミュがいる所とは別(これを選んだ場合は隠れている場所を指定してください)
Db2B
カミュオボロ狭い密閉空間でくんずほぐれつ
↑
このスレに関する最高意思決定機関です
書き手の皆さんは常に最新の方針を把握してください
113 :名前を選択してください:2007/09/10(月) 01:42:56 ID:YmPbwzBQ0
柳川世代なんて書き手も読み手も残ってないんだろうなーなんて年寄りが愚痴ってみる。
114 :名前を選択してください:2007/09/10(月) 15:56:16 ID:GvpTOTTY0
勝手にリコール発動してるし
115 :名前を選択してください:2007/09/10(月) 16:01:19 ID:4GGfosr20
あんまここでグダグダ停滞させてもしゃーなくねーか?
愚痴スレでの意見も止まってたし、他に良い案も無さそうだったし
116 :名前を選択してください:2007/09/10(月) 16:08:36 ID:dAskueD60
リコールなんていつも流れの中で勝手に発動されるものだろ
延々議論してリコールなんて例あんまねえぞ
134 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:13:46 ID:+w1o3u3S0
117 :名前を選択してください:2007/09/10(月) 16:32:26 ID:S4mdUa+w0
だよね。
リコールなんてほとんどがせっかちな一部の人の先走りの結果みたいなものだし、
いつからこんなに設定の矛盾ごときでごたごたいうリレーになっちゃったんだろう。
そんな矛盾なんて適当にごまかして時にはなかったことにして進めればいいだけなのに。
速さだけが正義だった選択スレはもうどこへ。
118 :名前を選択してください:2007/09/10(月) 16:41:04 ID:EnV4VX0A0
夜中と空気が違うな。夜中に愚痴スレ見た時は
リコールも仕方なしな空気だったのに。夜中の時と違う人たちか?
119 :名前を選択してください:2007/09/10(月) 16:46:26 ID:dAskueD60
色々と細かいこと気にしすぎな気はするな。最近は本当に。
ぶっちゃけ変に話の流れ捻じ曲げるぐらいなら恭介口封じでやっちまえば良かった気もしてくる。
120 :名前を選択してください:2007/09/10(月) 17:30:33 ID:cAQpItqUO
時代が変われば人も変わるし、人が変わればルール(的なもの)も変わるのは当たり前だし
昔は良かったと言うだけではなににもなるまい
121 :名前を選択してください:2007/09/10(月) 19:37:49 ID:/6+Gu7Es0
作品としての完成度みたいなめてるものを求人が増えたんだと思う
昔なら「選択スレに完成度?おまえそれはギャグでいっとるのか」と言われそうなものだけど
135 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:14:31 ID:54Y2WB7F0
122 :名前を選択してください:2007/09/10(月) 19:39:39 ID:/6+Gu7Es0
× 作品としての完成度みたいなめてるものを求人が増えたんだと思う
○ 作品としての完成度みたいなものを求めてる人が増えたんだと思う
おーっと
123 :名前を選択してください:2007/09/10(月) 19:45:04 ID:5rpGDs5gO
ああ、それは同意だな。
ただまあ、どっちがいい悪いというわけでもないところなんだよなぁ。
124 :名前を選択してください:2007/09/10(月) 21:19:44 ID:3vwUzn3M0
辻褄や設定の整合性合わせに囚われすぎて
逆にもっと辻褄が合わなくなる話を投下された事も前にあったしね
それをどうにかする前にさらに新しい設定とか新キャラとか追加されて
もう目も当てられないぐらいグダグダな状態に…敢えてタイトルは言わないけど
125 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 03:14:15 ID:MA7aUgX+0
辻褄や設定の整合性合わせというか、そういう矛盾でも
昔みたいに何とかしていける勢いやら力がありふれている状態だったら
誰もリコールするとか言いださないと思う
今はちょっとしたことでも止まっちゃいそうな状態に感じられるんだよ
126 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 03:29:39 ID:MA7aUgX+0
もう一言だけ
今月ここにレスしている人でここ最近の表の書き手側に回ったことのある人って
どれだけいるんだろうか
136 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:14:55 ID:s4o3bjqL0
127 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 06:03:29 ID:7QdfzIwM0
>>125 とまったやつは片っ端から切ればいいじゃん。
そうやって打ち切りを何度も繰り返しながらやってきただろこのスレ。
128 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 07:38:41 ID:GRzOfBj+O
また極論を…
129 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 07:49:02 ID:4ywmbx9c0
なんというか名作にしようとか傑作にしようとかいう欲が先走って空回りしてる気がする。
もう少しその場その場のノリでぽんぽん繋ぎながら作ってっていいんじゃないか?
130 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 17:59:02 ID:CjgUw6jE0
昔は1レスで選択に進むのも多かったが
最近は3、4レスは書かないといけない大艦巨砲主義だからな
131 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 18:08:30 ID:rTGDtqSA0
それの何が悪いんだ?
132 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 18:10:31 ID:ZrSFNPk60
まるで長文で話進めるのがいけないような言い方だな。
137 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:15:22 ID:WCMAgF310
133 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 18:14:50 ID:Sb5idqaI0
文章の長短は愚痴られるような事じゃないだろ常考…。
こんな事言う人まで出てきたのか…。
134 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 18:20:01 ID:rTGDtqSA0
以前の過疎った時期に俺はよく3、4レスで
90、100行くらいの話投下した事あるが
それで何か言われた事は一度も無かったよ
1週間放置される事もザラな時期だったから
せめて長さでくらい満足させようと話考えて書いてたんだが・・・
135 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 18:25:32 ID:tbMc329c0
1レスでチョコチョコ話が進むのでも
数レスで一気に話が進む大艦巨砲でもどっちでもいいんだよ
それだけ書き手が大勢いたらな!!話の先を争ったり
書き負けて悔しがるほど書き手がいたらそういう愚痴もありだろう
今は話が投下されるだけで有難いんだから文句を言うな
136 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 18:28:36 ID:xOKAPn5U0
こりゃ今回はどう見ても
>>130の失言だな。
137 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 20:35:25 ID:pwmb8lWA0
いや
>>130も一理あるぞ。昔は1レス10行前後程度で気軽につなげてたけど
今は数レスにまたがるような長文以外は許さないみたいな空気あるもん。
それってすげえやりづれえよ。気軽に書ける書き手の数も必然的に減るって。
138 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:16:11 ID:Qvj5+y9x0
138 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 20:41:21 ID:fRlwHPH60
>>135 投下されるだけでありがたいんだったら設定の矛盾なんか愚痴んなよ。
139 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 20:45:26 ID:nmtao7BA0
一番書き手が多かった雅史ホモの頃は長文も短文も多かった
どちらが悪いとか正しいとかじゃなく、単に書き手が少ないから
1回の投下で密度を上げようとか少しでも話を進めようとか思って少ない書き手が長文に走る
行数少なくても毎日多く投下されて確実に話進むならいいんだよ
140 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 20:48:10 ID:IIgDXL760
>>138 その人が昨日の矛盾で愚痴ってた人に見えるのか?
決めつけるなよ。投下するだけで有難がってる人が話にケチつける訳ないだろ。
141 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 20:50:29 ID:wcYtufXU0
昨日の愚痴も今日の愚痴も文句言ってるのは
皆同じ奴と思い込んでるタイプだろ、ほっとけ
142 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 20:50:33 ID:E65TqvGo0
>>137 いっそ外部板あたり(避難所とか)に
初心者用選択スレ
基本ルールは本スレと変わりませんが、投稿しやすいようあえて1投稿1レスを特別ルールとしています。
どんな短文でもOKです。
ここで投稿の雰囲気を掴んで本スレ等で頑張ってくれると嬉しいです。
みたいな感じのスレを建ててみるか?
もしかしたら新規書き手が増えるかも知れないが、みんなそっちに行って本スレが停滞するかもしれんけど。
139 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:16:38 ID:rovWwCxb0
143 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 20:51:23 ID:s0LWfytEO
仮にそういう空気があるとして、その空気に当てられてきみが長文と呼ぶものが増えたのか
はたまた長文が増えたからそんな空気を感じているのか。。。
つーか文の長さなんて全く本質じゃないだろう。
大事なのは中身だし。
まあ個人的には短く簡潔にわかりやすくまとめるのが技量としては最上だけど、それはそれだけのこと。
144 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 20:54:42 ID:2Oz++Y1I0
そうそう。一番重要なのは毎日確実に話が投下されて
選択スレが稼働し続ける事だからな。何でこんな事で言い争ってるのって感じだ。
145 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 20:55:21 ID:fRlwHPH60
つうか毎度毎度思うけどここで愚痴ってル気力あるなら表書くのに力ぶつけろよ。
こんな短時間でわらわら群がってレスしてないでさ。
146 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 20:56:24 ID:pAUhi1dk0
そんなにちゃんと完結させたい高クオリティを求めたいんだったら
いっそのこと書き手はトリップ付けたらいいんじゃね?
140 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:17:01 ID:Z0Hgk8hh0
147 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 20:59:27 ID:LMS6VqXwO
はて、誰か高クオリティを追求してる人なんていたっけかな
148 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 20:59:53 ID:AJn49NU60
元々カオスなネタスレだったのを何か勘違いしてる輩が多すぎるのさ。
駄作も駄作なりに楽しむぐらいのゆとりが欲しいね。
149 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:00:55 ID:AJn49NU60
しかし単発IDばっかだな。どいつもこいつも繋ぎなおし乙。
150 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:02:30 ID:AJn49NU60
ありえねえ。こんな僻地にどう時間帯十分間に別IDの乱発。
こういう工作大好きっこが集う時点で糞スレなんだな。
151 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:03:13 ID:2oin4xzAO
さて、私の記憶が確かならば、元々ここはカオスから歴史物まで
あるいは地球防衛から野球まで「なんでもあり」で
別にカオスの追随者ではなかったと思うのだが?
141 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:17:41 ID:qIP6SWhG0
152 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:03:14 ID:PJN8aYEI0
クオリティとかネタスレ云々じゃなくて
少しでも前の勢いを取り戻そうと必死になってる人はいるかもね。
最近停滞が酷かったから。
153 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:05:36 ID:AJn49NU60
ねえねえ?何で単発IDだらけなの?誰か答えてよ?
こんな短時間にさあ。
154 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:07:38 ID:rTGDtqSA0
いい加減やめようや、こんな状況でさらに空気悪くするの・・・
俺は
>>131 >>134でちゃんと書いてるからな
155 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:07:55 ID:AJn49NU60
結局、感想スレにろくに感想レスもつけないで愚痴だけはいっちょ前にほざく香具師どもばっかじゃそりゃ誰も書く気無くすわな。
しかも単発ID乱舞wプゲラw
142 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:18:17 ID:doVvM7E50
156 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:08:25 ID:pAUhi1dk0
ここで自演までして工作するメリットなんてあるのでしょうか?
157 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:09:19 ID:AJn49NU60
高々十分の間にこんな僻地に単発ID沸くなんてそりゃ怪しいっしょ。
158 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:09:39 ID:Wux7HbRc0
半年以上見かけなくなって久しいけど
これがいつもの人って奴?
159 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:10:31 ID:AJn49NU60
ねえ工作員の皆さん。繋ぎなおし楽しい?単発IDそんなに楽しい?
ねえねえ?
143 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:18:53 ID:bM2c5/tc0
161 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:11:44 ID:rTGDtqSA0
何人前から繋げていたIDが出てくれば満足してくれるんだ?
今は俺とID:pAUhi1dk0しかいないが・・・
162 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:15:05 ID:pAUhi1dk0
いやいや懐かしいねえこの愚痴のこぼしあい、責任の擦り付け合い。何も変わってない
選択スレはこれでなくちゃw
163 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:17:12 ID:GRzOfBj+O
どうやら本格的にいつもの人がお帰りになられたようで。
ま、恒例行事だ。
144 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:21:09 ID:bM2c5/tc0
ああっ、もう乙ッ!
ぁあ…
>>3>>4乙ぅ、
>>3>>4乙ですぅ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!乙、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!
>>3>>4乙ぅっ
ああっ、もうオツッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…乙っ、乙うっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、乙ッッ!!!乙ゥっ ああっ、もう
乙ッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…乙っ、乙ですうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、
>>3>>4乙ゥゥゥッッ!
145 :
糞スレ梅:2007/09/11(火) 21:21:34 ID:JtXnGzcs0
ああっ、もう乙ッ!
ぁあ…
>>3>>4乙ぅ、
>>3>>4乙ですぅ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!乙、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!
>>3>>4乙ぅっ
ああっ、もうオツッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…乙っ、乙うっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、乙ッッ!!!乙ゥっ ああっ、もう
乙ッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…乙っ、乙ですうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、
>>3>>4乙ゥゥゥッッ!
146 :
糞スレ梅:2007/09/11(火) 21:21:50 ID:vt0gbGK40
ああっ、もう乙ッ!
ぁあ…
>>3>>4乙ぅ、
>>3>>4乙ですぅ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!乙、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!
>>3>>4乙ぅっ
ああっ、もうオツッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…乙っ、乙うっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、乙ッッ!!!乙ゥっ ああっ、もう
乙ッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…乙っ、乙ですうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、
>>3>>4乙ゥゥゥッッ!
カミュとオボロには天井裏の戸棚に隠れてもらった。
見つけられにくいのに加え、いざとなれば部屋の外に脱出できる。
……万が一、俺や恭介が御堂に殺されてもオボロがカミュを守ってくれるはずだ。
恭介にはベッドの下に隠れてもらった。
隠れる場所としては基本中の基本だろう。
ただ、いざという時に身動きが取りづらいかも知れないが。
最低限の準備は整った。
全員に水入りのペットボトルは渡してある。
「おい! まだなのか岸田?!」
「すいません、お待たせしました。御堂さん。」
落ち着け、落ち着くんだ俺。
心臓の鼓動が早まる、じんわりと嫌な汗が額に滲んでくる。
片手にペットボトルを握りながら、俺はドアを開けた。
ガラガラッ
「ゲーック。遅いぞ、待たせやがって」
目の前に現れた火戦試挑体、御堂。そして御堂は次に――
A 「実はお前もこの列車に乗ってるのに気付いて声を掛けたんだ」なっ、気付かれてなかったと思ったのに。
B 「残念だったな岸田。俺が次に受けた命令は…こうだ」げっ、銃を構えている!
C 「……良かったな岸田。俺が次に受けた命令は…お前達に力を貸すことだ」な、何だと?! 協力?!
148 :
飽きた。股来る:2007/09/11(火) 21:22:25 ID:/sTS91hI0
ああっ、もう乙ッ!
ぁあ…
>>3>>4乙ぅ、
>>3>>4乙ですぅ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!乙、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!
>>3>>4乙ぅっ
ああっ、もうオツッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…乙っ、乙うっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、乙ッッ!!!乙ゥっ ああっ、もう
乙ッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…乙っ、乙ですうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、
>>3>>4乙ゥゥゥッッ!
149 :
飽きた。股来る:2007/09/11(火) 21:23:03 ID:SIJDf6iU0
150 :
飽きた。股来る:2007/09/11(火) 21:23:55 ID:4YYy+Wr10
ほれ選択したぞ。続きかけよ。早いもんがちが鉄のルールなんだろ?
「残念だったな岸田。俺が次に受けた命令は…こうだ」
げっ、銃を構えている!
「お前さんはもう用済みだとよ。ゲーっく!」
くっ……予想してしかるべき展開だった。
相手は御堂。まさか狙いを外すことはないだろう。
俺がとるべき道は
A 体当たり
B 十万ボルト
C ボルテッカー
D アイアンテール
C
Bでいけ。ピカチュウ。
そのとき俺の中のミズシマ遺伝子が目を覚ました。
そう。殺人者岸田の遺伝子ともう一つ、俺には獣の特性をもった遺伝子が組み込まれていたのだ。
あの大人気の電気ネズミの遺伝子が。繰り出す技は大技。いくぞ御堂。
「ボルテッカー!」ピカピカぴかぴか
「なにぃっ!」
予想外だったのだろう。電光と化した俺は引き金が下ろすよりも早く御堂のどてっぱらにぶちかます。
「げぇぇえ!」
そう呻きをもらして倒れる御堂。そして俺も……
「うっ……」
くっボルテッカーの反動か。これも仕方あるまい。ゆっくり意識を失い俺は
A 気づくとオボロの顔があった
B 気づくと研究施設だった
C 気づくと列車の外に放り出されていた
D 二度と目を覚ますことはなかった
a
D
――気が付くとオボロの顔があった。
「お前、何故ボルテッカを使った……」
そう、ここまでは話の本筋に関係ないので敢えて説明は省いていたが
実は俺達は遺伝子改造された時、クリスタル状のシステムボックスを
「テックセッター」のキーワードと共に使用することで、人体表面に
強固な外殻(外骨格)が形成されるテックセットの能力を手に入れていたのだ。
しかしこの能力は2つの欠点がある。
1つは変身するたびに記憶の一部を失ってしまうとゆうこと、
もう1つは説明文がWikipediaをコピーしただけとゆうことだ。
「……俺の記憶程度で人類が救えれるのならば御の字だ」
そこまでいってふと気が付く、オボロはここにいるとして――
「カミュは?」
A この展開に切れて降板を申し出てる。今も舞台裏で説得中だ。
B ムツミに変身してアマテラスで敵対組織の拠点を根こそぎ焼いている。
C 御堂を仲間に引き入れるためアナルセックスしている最中だ。
a
今書かれている話は全て荒らしの仕業なので
>>147から話を
A やりなおす
B リコールする
C 再開する
D 戻す
B
159は選ぶ意味がないので
A 無効で
B 無視で
A
嵐が書いたという証拠をみせたまえよ。君ぃ!!!
ああっ、もう乙ッ!
ぁあ…
>>1乙ぅ、
>>1乙ですぅ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!乙、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!
>>1スレ建て乙ぅっ ああっ、もう
オツッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…1乙っ、1乙うっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、1乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!1乙ゥっ ああっ、もう
乙ッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…1乙っ、1乙ですうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、1乙ゥゥゥッッ!
>>159こそ選ぶ意味がないのd
A 死ね
B 消えろ
166 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:56:18 ID:GOG9PRLe0
ああっ、もう乙ッ!
ぁあ…
>>1乙ぅ、
>>1乙ですぅ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!乙、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!
>>1スレ建て乙ぅっ ああっ、もう
オツッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…1乙っ、1乙うっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、1乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!1乙ゥっ ああっ、もう
乙ッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…1乙っ、1乙ですうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、1乙ゥゥゥッッ!
167 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:56:32 ID:VhWUcTAT0
ああっ、もう乙ッ!
ぁあ…
>>1乙ぅ、
>>1乙ですぅ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!乙、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!
>>1スレ建て乙ぅっ ああっ、もう
オツッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…1乙っ、1乙うっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
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おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!1乙ゥっ ああっ、もう
乙ッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
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ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、1乙ゥゥゥッッ!
168 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:56:43 ID:jvB1EQ9s0
ああっ、もう乙ッ!
ぁあ…
>>1乙ぅ、
>>1乙ですぅ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!乙、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!
>>1スレ建て乙ぅっ ああっ、もう
オツッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…1乙っ、1乙うっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、1乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!1乙ゥっ ああっ、もう
乙ッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…1乙っ、1乙ですうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、1乙ゥゥゥッッ!
169 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:56:57 ID:UgClc+kL0
ああっ、もう乙ッ!
ぁあ…
>>1乙ぅ、
>>1乙ですぅ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!乙、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!
>>1スレ建て乙ぅっ ああっ、もう
オツッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…1乙っ、1乙うっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、1乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!1乙ゥっ ああっ、もう
乙ッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
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ぁあ…1乙っ、1乙ですうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、1乙ゥゥゥッッ!
170 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:57:09 ID:JcD9EGAY0
ああっ、もう乙ッ!
ぁあ…
>>1乙ぅ、
>>1乙ですぅ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!乙、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!
>>1スレ建て乙ぅっ ああっ、もう
オツッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…1乙っ、1乙うっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、1乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!1乙ゥっ ああっ、もう
乙ッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…1乙っ、1乙ですうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、1乙ゥゥゥッッ!
171 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:57:23 ID:MXBVK6250
ああっ、もう乙ッ!
ぁあ…
>>1乙ぅ、
>>1乙ですぅ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!乙、乙ッ、乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!
>>1スレ建て乙ぅっ ああっ、もう
オツッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…1乙っ、1乙うっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、1乙ゥゥゥッッ!!!
乙乙ウッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!オツッ!!オッ、乙ッ、1乙ッッ!!!1乙ゥっ ああっ、もう
乙ッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい1乙してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…1乙っ、1乙ですうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!オッ、乙ッ、1乙ゥゥゥッッ!
172 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:58:18 ID:MXBVK6250
゙'. ,ト `i、 `i、 .、″
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` .,-''ヽ"` ヽ,,,、 !
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173 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:58:39 ID:jn0xIfY20
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15 :名無しさんだよもん:2007/09/07(金) 22:07:54 ID:p3SVybuL0
トーストくわえた
>>1に乙
174 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:59:36 ID:jn0xIfY20
>107
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175 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 21:59:48 ID:KWIRHwjM0
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176 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:00:01 ID:7KXeb0P70
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177 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:00:16 ID:LE/1lv1h0
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178 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:00:29 ID:FOZw7zkG0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:00:42 ID:LDuzvvk30
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:00:58 ID:mZ+ysBHT0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:01:11 ID:7qi1VByB0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:01:25 ID:VetryW9v0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:01:39 ID:LAjq+vEP0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:02:30 ID:GVkIrk440
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:03:07 ID:GVkIrk440
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:04:25 ID:Yav09Z1R0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:04:49 ID:unUik8b00
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:05:07 ID:0LTALmte0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:05:26 ID:a8B5e0wE0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:06:41 ID:I3LTZsLh0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:06:54 ID:KfanFmnR0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:07:09 ID:MNuN0icR0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:08:24 ID:sRUMKukW0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:08:42 ID:APPbM8NN0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:08:59 ID:SvpK1nLW0
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名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:09:17 ID:U7sLE04A0
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管理し切れない人は支援用に掲示板作っちゃいけないってのが良く分かりました。
ネタで乗り切ろうと思いましたが、ああも向こうで濃度を高められては無理でしたね。
202 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:16:23 ID:oiN0a3hs0
166 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:27:48 ID:rTGDtqSA0
今表見たら暴れてたな・・・
ここで叫んでる間は何しても構わないと思ってたが
表にまで被害与えるんじゃもう駄目だな
169 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:33:11 ID:rTGDtqSA0
>>167 さっきまでは黙っていたが、お前はもう書き込むな
172 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:37:49 ID:rTGDtqSA0
表どうするんだ?何かプロクシエゴを思い出す嫌な流れで凄い気分悪いんだが・・・
181 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:59:55 ID:rTGDtqSA0
表の荒らし何人いるんだ?ここ荒らしてた奴一人だけならいいんだが
ID:QTOeNlcC0にID:Dw61c/tx0と選んでる連中とかで複数いるっぽいんだよな・・・
IDの末尾から見る限り携帯使った自演でもないし・・・
187 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 22:06:45 ID:rTGDtqSA0
悪いけどこの状態の時に明らかに話をグチャグチャにするような駄文書いたり
それを解ってて選ぶ奴も荒らしとしか思えない
荒らしじゃないなら、絶対に選ばないで無視するはずだ
191 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 22:13:18 ID:rTGDtqSA0
今の話を掻き混ぜる事だけではなく、
こうやって空気を悪くして続きを書く気力を失せさせたり
もうどうでもいいと思わせてしまうのも目的だろうからな、気を付けろ
203 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:16:50 ID:3/ezs2MQ0
166 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:27:48 ID:rTGDtqSA0
今表見たら暴れてたな・・・
ここで叫んでる間は何しても構わないと思ってたが
表にまで被害与えるんじゃもう駄目だな
169 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:33:11 ID:rTGDtqSA0
>>167 さっきまでは黙っていたが、お前はもう書き込むな
172 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:37:49 ID:rTGDtqSA0
表どうするんだ?何かプロクシエゴを思い出す嫌な流れで凄い気分悪いんだが・・・
181 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:59:55 ID:rTGDtqSA0
表の荒らし何人いるんだ?ここ荒らしてた奴一人だけならいいんだが
ID:QTOeNlcC0にID:Dw61c/tx0と選んでる連中とかで複数いるっぽいんだよな・・・
IDの末尾から見る限り携帯使った自演でもないし・・・
187 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 22:06:45 ID:rTGDtqSA0
悪いけどこの状態の時に明らかに話をグチャグチャにするような駄文書いたり
それを解ってて選ぶ奴も荒らしとしか思えない
荒らしじゃないなら、絶対に選ばないで無視するはずだ
191 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 22:13:18 ID:rTGDtqSA0
今の話を掻き混ぜる事だけではなく、
こうやって空気を悪くして続きを書く気力を失せさせたり
もうどうでもいいと思わせてしまうのも目的だろうからな、気を付けろ
204 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:17:02 ID:xlcdyY1n0
166 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:27:48 ID:rTGDtqSA0
今表見たら暴れてたな・・・
ここで叫んでる間は何しても構わないと思ってたが
表にまで被害与えるんじゃもう駄目だな
169 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:33:11 ID:rTGDtqSA0
>>167 さっきまでは黙っていたが、お前はもう書き込むな
172 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:37:49 ID:rTGDtqSA0
表どうするんだ?何かプロクシエゴを思い出す嫌な流れで凄い気分悪いんだが・・・
181 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:59:55 ID:rTGDtqSA0
表の荒らし何人いるんだ?ここ荒らしてた奴一人だけならいいんだが
ID:QTOeNlcC0にID:Dw61c/tx0と選んでる連中とかで複数いるっぽいんだよな・・・
IDの末尾から見る限り携帯使った自演でもないし・・・
187 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 22:06:45 ID:rTGDtqSA0
悪いけどこの状態の時に明らかに話をグチャグチャにするような駄文書いたり
それを解ってて選ぶ奴も荒らしとしか思えない
荒らしじゃないなら、絶対に選ばないで無視するはずだ
191 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 22:13:18 ID:rTGDtqSA0
今の話を掻き混ぜる事だけではなく、
こうやって空気を悪くして続きを書く気力を失せさせたり
もうどうでもいいと思わせてしまうのも目的だろうからな、気を付けろ
205 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:17:17 ID:NyYma7nC0
166 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:27:48 ID:rTGDtqSA0
今表見たら暴れてたな・・・
ここで叫んでる間は何しても構わないと思ってたが
表にまで被害与えるんじゃもう駄目だな
169 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:33:11 ID:rTGDtqSA0
>>167 さっきまでは黙っていたが、お前はもう書き込むな
172 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:37:49 ID:rTGDtqSA0
表どうするんだ?何かプロクシエゴを思い出す嫌な流れで凄い気分悪いんだが・・・
181 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:59:55 ID:rTGDtqSA0
表の荒らし何人いるんだ?ここ荒らしてた奴一人だけならいいんだが
ID:QTOeNlcC0にID:Dw61c/tx0と選んでる連中とかで複数いるっぽいんだよな・・・
IDの末尾から見る限り携帯使った自演でもないし・・・
187 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 22:06:45 ID:rTGDtqSA0
悪いけどこの状態の時に明らかに話をグチャグチャにするような駄文書いたり
それを解ってて選ぶ奴も荒らしとしか思えない
荒らしじゃないなら、絶対に選ばないで無視するはずだ
191 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 22:13:18 ID:rTGDtqSA0
今の話を掻き混ぜる事だけではなく、
こうやって空気を悪くして続きを書く気力を失せさせたり
もうどうでもいいと思わせてしまうのも目的だろうからな、気を付けろ
206 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:17:31 ID:pxtPNFFU0
166 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:27:48 ID:rTGDtqSA0
今表見たら暴れてたな・・・
ここで叫んでる間は何しても構わないと思ってたが
表にまで被害与えるんじゃもう駄目だな
169 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:33:11 ID:rTGDtqSA0
>>167 さっきまでは黙っていたが、お前はもう書き込むな
172 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:37:49 ID:rTGDtqSA0
表どうするんだ?何かプロクシエゴを思い出す嫌な流れで凄い気分悪いんだが・・・
181 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:59:55 ID:rTGDtqSA0
表の荒らし何人いるんだ?ここ荒らしてた奴一人だけならいいんだが
ID:QTOeNlcC0にID:Dw61c/tx0と選んでる連中とかで複数いるっぽいんだよな・・・
IDの末尾から見る限り携帯使った自演でもないし・・・
187 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 22:06:45 ID:rTGDtqSA0
悪いけどこの状態の時に明らかに話をグチャグチャにするような駄文書いたり
それを解ってて選ぶ奴も荒らしとしか思えない
荒らしじゃないなら、絶対に選ばないで無視するはずだ
191 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 22:13:18 ID:rTGDtqSA0
今の話を掻き混ぜる事だけではなく、
こうやって空気を悪くして続きを書く気力を失せさせたり
もうどうでもいいと思わせてしまうのも目的だろうからな、気を付けろ
207 :
名無しさんだよもん:2007/09/11(火) 22:17:52 ID:5+YnMQ6h0
166 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:27:48 ID:rTGDtqSA0
今表見たら暴れてたな・・・
ここで叫んでる間は何しても構わないと思ってたが
表にまで被害与えるんじゃもう駄目だな
169 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:33:11 ID:rTGDtqSA0
>>167 さっきまでは黙っていたが、お前はもう書き込むな
172 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:37:49 ID:rTGDtqSA0
表どうするんだ?何かプロクシエゴを思い出す嫌な流れで凄い気分悪いんだが・・・
181 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 21:59:55 ID:rTGDtqSA0
表の荒らし何人いるんだ?ここ荒らしてた奴一人だけならいいんだが
ID:QTOeNlcC0にID:Dw61c/tx0と選んでる連中とかで複数いるっぽいんだよな・・・
IDの末尾から見る限り携帯使った自演でもないし・・・
187 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 22:06:45 ID:rTGDtqSA0
悪いけどこの状態の時に明らかに話をグチャグチャにするような駄文書いたり
それを解ってて選ぶ奴も荒らしとしか思えない
荒らしじゃないなら、絶対に選ばないで無視するはずだ
191 :名前を選択してください:2007/09/11(火) 22:13:18 ID:rTGDtqSA0
今の話を掻き混ぜる事だけではなく、
こうやって空気を悪くして続きを書く気力を失せさせたり
もうどうでもいいと思わせてしまうのも目的だろうからな、気を付けろ
>>157の続きから
「ようやく目覚めたか」
目を覚ますとそこにはオボロの顔があった。傍らでは御堂がぐるぐる巻きにされている。
「俺はいったい……」
振り返る。先ほど御堂を倒すのに俺が使った力を。あれはいったい?
「あれは激獣拳だ」
「何?」
「俺たち獣の遺伝子を組み込まれたミズシマ遺伝子生命体は獣を心に感じ獣と一つになれる。
おそらくお前にもその力が目覚めたのだろう」
するとさっきのが俺のビーストアーツというわけか。名づけて激獣ピカチュウ拳。
ううむ。微妙だ。それはさておき
A 御堂を尋問する
B カミュは無事か尋ねる
C 恭介の話も聞きたい
D おならぷう
b
もうぐちゃぐちゃだからはっきりさせようぜ。
A
>>147の選択からやり直す。
B
>>147の選択Bからはじめる
C いっそのことこのまま続ける
D もうこの話は諦めて打ち切る。
Cで。リコールしてもグダグダするだけだし。
明日になったらリコールするって支援板決議が出てるから
E 明日偉い人がリコールしてくださるまで好き勝手続ける
でいいと思われ
支援版決議って何?
「そういう意見も出ている」ってこと。
最近の支援版は横暴がすぎる。愚痴スレは圧力団体という言葉が懐かしい。
藤子F不二雄が短編で宇宙人が観測した地球人の特徴として書いてたんだけどさ
競争が始まるときは平等にスタートラインを敷く
いざ競争が始まるとどうしても勝つ人と負ける人が出てくる
すると負けている人は声高に平等であるべきだと叫んで
多勢を武器に無理矢理スタートラインまで引き戻そうとする
そんな不思議な習性が地球人にはあると
勝つ人=希望通りの話がかけている人
負けた人=話についていけてない人
平等=作品選びの瞬間
こう整理すると支援板が圧力団体になるのもむべなるかな
岸田が出てる時点でついていけてない人が多いって事だろうね
スタートラインまで引き戻そうとした方はいらっしゃらないと記憶してますので
征地球論の例えば不適当ではないかと愚考しますが
C
「カミュは?」
俺がそう尋ねるとオボロは苦い顔をした。まさか!?
「いや、身体に関しては問題ない。だが……」
オボロは察して言ってくる。すると奥の方から声がする。
「嫌ぁぁ!カミュ降りる!もうここから降りるのっ!」
「頼むから落ち着いてくれ!」
錯乱状態にあるカミュに対しそれを必死に宥める恭介。そんな状態であった。
「流石にカミュも参ってしまったんだ。今は情緒不安を起こしている」
考えてみればそれも自然だろう。ただでさえ一連の過酷に晒されて
ましてカミュは今、妊娠中なのだ。いっそう鬱になりやすい。
ここで俺がするべきことは……
A 恭介と一緒にカミュを宥める
B カミュはそっとしておいて捕らえた御堂に口を割らせる。
B
恐慌を来しているカミュも心配だが、今は御堂から情報を聞き出すべきだ。
カミュを狙う連中について何かわかれば、それだけ対処もしやすくなるはず。
今カミュについては恭介に任せておこう。
悪漢に襲われる少女を落ち着かせるのは上手いはずだ。経験的に。
「オボロ、念のためコイツを後ろ手に縛ってくれ」
「ああ、わかった」
俺の指示でオボロが荷物からロープを出して縛り上げる。
強化兵である御堂なら簡単に引き千切りそうだが、気休めにはなるだろう。
「おい御堂、起きろ」
水入りペットボトルを片手に、倒れたまま縛り上げられた御堂の体を俺は揺さぶった。
じきに列車は隆山に着いてしまう。それまでに口を割らせたいのだが……
A 「うっ、く、くそっ。俺様がしくじるとは……」御堂が意識を取り戻した
B なかなか意識を取り戻さない。電撃が強すぎたようだ
C 全然意識を取り戻さない。心臓に耳を当てると…鼓動が無い! 死んでしまってる!
C
「おい御堂、起きろ」
「…………」
「御堂! 御堂っ!」
「…………」
「いつまで目を覚まさないつもりなんだっ!」
「…………」
「あの〜、もしもし御堂さん?」
「…………」
返事がない。
体を激しく揺さぶったり頬を叩いてみたりするが、それでも起きない。
俺はペットボトルの水をかけてみた。
「…………」
それでも御堂の体は何も反応を示さなかった。
「おい岸田、まさか……」
オボロの顔色も悪くなる。
俺は御堂の胸に耳を当ててみた。
……心音が聞えない。
「し、死んでいる……」
念のため脈もとる。駄目だ、確認できない。
瞼を無理矢理広げてみる。瞳孔が開きっぱなしだ。
俺のボルテッカが……強すぎだったんだ。
「ど、ど、どうするんだ。岸田?!」
「どうすると言われても」
今度は俺が慌てる番だった。
「と、とにかく。もうすぐ終点の隆山駅に着いてしまう。御堂の死体をなんとかしなければ」
少なくとも駅の改札は誤魔化さねばならない。俺はどうするべきだ。
A カミュには悪いがトランクにすし詰めにする
B この個室に出来るだけバレにくいよう隠して逃げる
C 酔っぱらい仲間を介抱するふりをして連れ出す
A
強化兵がそんなにあっさり死ぬわけないだろ
カミュには悪いがトランクを使い、
俺は御堂をトランクの中に押し込む事にした。
カミュの体を見られるのもまずいが死体を見られるのはもっとまずい。
御堂の体を抱え、トランクに詰めながら俺は考える。
御堂は身体の回復能力に特化した仙命樹を体に宿した強化兵だ。
そんな奴が電撃ぐらいでこうもあっけなく死んでしまうものだろうか…?
『コングラッチュレーション!岸田くん!!ヒャハハハハハハ!!』
その時また頭の中に『俺』の声が響く。
『おめでとう、もう一人の『俺』。これでお前も立派な人殺しだ』
うるさい、黙れ!
『そういえばお前は普通の人間である事を悔やんでいたなあ』
『覚えてるぜ、御堂と比べたら俺には何もないとか駄馬とサラブレッドとか愚痴っていたのを』
『だがもうお前は全ての意味で普通じゃない』
『変身した、電気も出せるし人も殺した。それもあれだけ強い御堂をなあ』
『良かったじゃねえか、普通じゃなくなって。もうお前は『俺』より異常だよ』
頭の中で『俺』が好き勝手に喚き続ける…。
違う!俺は確かに『力』を望んだ!『策』しかない俺は力がある超人に憧れていた。
だが、こんな結果は望んでいない!誰が望むものか!!
『認めろよ、岸田。お前も俺と同じだ。狂ってしまえよ』
黙れ、黙れ!!
『狂気に身を委ねろ、そうすれば楽になるぞ』
「うるせえ!!俺は、何があっても俺であり続ける!!貴様の言いなりになってたまるか!!」
「き、岸田…どうしたんだ?」
思わず声に出して叫んでしまう。落ち着け。冷静になれ。
今俺がやるべき事は…
A もう一度電気ショックを与えて御堂を蘇生させてみる
B やはりこのまま御堂の死体を処分する
C 未だ取り乱しているカミュの心を落ち着かせる
D やはりこの程度で御堂が死ぬのはおかしい。御堂の体を良く調べてみる
D
……やはりおかしい。
御堂の持つ仙命樹がこの程度で死んでしまうのはあまりに不自然だ。
「おい岸田。何をしている? 早くカミュもトランクに詰めないとマズイぞ」
「カミュ、この死体さんと一緒にいるの? 嫌だよ……」
「悪い。少しだけ待ってくれ」
急かすオボロと涙目のカミュを押しやり、俺は御堂の体を調べだした。
(やはり冷たいようだが……)
ぬくもりのない肉体を扱うのが、これほど不気味だとは思ってなかった。
植え付けられた記憶の中で、俺は幾つもの死体を処理している。
だが今の俺にとって、そこらへんの経験は一般人とさして変わらない。
『悪あがきはよせよ。みっともないぜ』
また頭の中で『俺』がわめき出す。
うるさい!うるさい!うるさい!
『素直に自分のやったことを認めようぜ。人殺しの『岸田洋一』サンよ』
黙れ!いいから黙っててくれ!
俺は自分の中の自分の声を無視して、御堂の体を調べ続けた。
A よく調べていると…御堂の体が泡になって溶け出した?
B よく調べていると…関節につなぎ目が見える、まさかコイツロボットか?
C よく調べたが…特に変わったところは見られなかった
C
「…………」
俺は御堂の体を丹念に調べた。
が、期待したような結果は出てこない。
実は精巧なロボットだったとか、よく似た劣化クローンだったとか。
そういうオチを心のどこかで期待していたが――
『残念だったな。無駄な努力御苦労様w』
いい加減にしろっ!
俺は、俺はここまでするつもりは…殺すつもりなんてなかったんだ……
「岸田! いつまでそうしているつもりなんだ」
「オボロ……」
「昨日はともかく、コイツはお前やカミュの命を殺そうとした。コイツ自身殺されたって文句は言えないはずだ」
「それは…そうかも知れないが」
「気に病むのは後にしろ、もう隆山駅に着くぞ」
その時、列車からアナウンスが聞えてくる。
「つぎは〜隆山〜隆山〜。終点でございます。お降りの際はお忘れ物の無いようご注意して下さい」
「…………」
オボロの言うとおりだった。時間はない。
御堂の死体とカミュを、人目に付かないよう運び出さなければ。
「カミュ。本当に済まない。もう少しの間我慢してくれ」
「い、嫌だよ。カミュ達を殺しに来た人の死体と一緒だなんて…気持ち悪いよ」
震える瞳で拒絶するカミュ。気持ちはわかる。だが他に方法はない。
「いい子だから。もうちょっとだけの辛抱だ」
「やだ…やだよう…怖いよう…気持ち悪いよう…」
俺とオボロは半ば無理矢理にカミュを御堂の死体入りトランクの中に押し込んだ。
妊婦なカミュの情緒をひどく傷つけるが、やむを得まい。
俺達はその他の荷物も手早くまとめ、列車が隆山に着くのを待った。
A 列車から降りた俺達は、駅で待ち合わせてた鬼神楽の人間に迎えられた
B ……いつまで待っても鬼神楽の人間が現れない。どういう事だ?
C 「お客様。少しよろしいでしょうか」改札前で駅員に話しかけられた。な、何だ?
A
ついに列車は隆山駅に到着した。
俺達は逃げるように列車から飛び出し、
駅のホームを早足で歩く。鬼神楽の連中には
寝台列車を使う為隆山に着くのは昼過ぎになる事を伝えておいた。
この時間帯に駅の入り口で既に待機しているはずだ。
「カミュ、大丈夫か?もう少しの辛抱だからな」
鬼神楽に御堂の死体の始末まで頼まなければならないかもしれない。
感電死だから遺体に損傷がないのだけがまだ有難かった。
「岸田、待ち合わせしている人の外見は?」
「ちょっと待て。言われた通りだと…あの人か?」
俺は指定された場所で鶴来屋と書かれているタスキと
大きな紙を持っている人物を見つけた。間違いない。あの人だ。
たまに駅前や飛行場でホテルへの客引きでこういう格好をしている奴がいるだろう?
旅館を同時経営している鬼神楽らしいカモフラージュだ。
誰もこれが裏の仕事の客を待っているとは思えまい。仮に聞かれても
本当に旅館を経営しているのだからいくらでも嘘を付ける。
ん?先にあっちの方が俺達に気付いたようだ。
こちらに近寄ってくる。俺は打ち合わせした通りに合言葉を言った。
「ウクルエ」
「…ようこそ、鬼神楽へ」
目の前の人物はそう言った。
ところでこの人物は誰だ?
A 耕一
B 梓
C 楓
D 初音
A
「ようこそ、鬼神楽へ!」
目の前にいるのはやけに人のよさそうな、悪く言えば
どこにでもいるさえない男だった。年齢は大学生くらいか?
言われた通りならば彼も鬼神楽の護衛の一人のはずだが…
「貴方が柏木耕一さんですか?」
「そうだよ。突然千鶴さんに呼ばれて君達を護衛してくれとか言われちゃって…」
目の前の耕一という男は照れ笑いしている。
「どういう事ですか?」
「いつもは鬼神楽の仕事は千鶴さん達、柏木四姉妹だけでやっているんだよ。
外部の人間は使わないで身内だけでやっているから裏切りも絶対ないしね」
「では何故貴方が?」
「俺と千鶴さん両方動かなければまずいほどの仕事なんだって。まいったよ。
やっぱ信頼されてるからかな?みんなにさ。ハッハッハ!」
今度は明るく笑い出した。凄く緊張感や真剣味が無い。
本当に最強の護衛集団と謳われる鬼神楽の一員なのか?
「それに…何か俺強いって言われるしさ。千鶴さんにまで
私より強いとか言われたけど、全然自分ではそんな事ないと思うし」
今度は照れだした。こうして見ると体格はいいが、本当に気のいい兄ちゃんだ。
それを見ていたオボロが耕一に静かに近寄る。
「ん?あんたがオボロって人だね?そういえばカミュちゃんはどこ…」
「………ッ!!」
「なっ!?」
俺が気が付いた時には、オボロは既に刀を耕一の顔面に突きつけていた。
刀を鞘から抜くのも、振るのも全く見えなかった。
だが、もっと驚いたのは耕一の様子だ。全く微動だにしない。
オボロの刀の先端は耕一の眼球の0.5センチ前、まさに目の前ギリギリに突きつけられている。
もう少しでも刀を動かせば失明間違い無しの距離だ。
そんな眼前に刀があってもこの耕一という男…動かない!
ビビったり何が起きたのか解らなくて動けなかったのではない。
この距離で不意打ちされて攻撃されても顔色一つ変えないし瞬きすらしない、という事だ。
「…やるな。あんた、相当の修羅だな」
「いやあ、本当は凄く恐かった」
「どうして俺が寸止めすると解った?」
「殺意が無かったからね。俺を試そうとしてたのはバレバレだったよ」
そう言い、お互いニヤリと笑う。強者同士のコミュニケーションという奴だろうか?
「じゃあ、募る話はまず皆と合流してからという事で…」
「ああ、その事でちょっと相談が…」
「何だい?」
俺はトランクの中にいるカミュと御堂の死体の事を話す。
「え?マジ?車内でもう襲われた?しかも撃退したって…」
「説明すると長くなるんですが…」
「でも本当にあの御堂を倒したのかい?姉さん達も何度か商売を邪魔されたあの御堂を?」
「知ってるんですか?」
「何度か護衛の仕事で敵対した事があるらしいよ。俺はよく知らないけど」
「そうですか。この御堂の死体の処理もしなければならないし…」
「だったら先にカミュちゃんを出してやらないと。可哀相だろう」
目的地の隆山に着き鬼神楽の一員の耕一とも会えた。
まずは一安心といったところか。次にやるべき事は…
A 耕一は車で来ていた。すぐに鶴来屋へ向かう
B カミュを一旦トランクから出してやり介抱する
C 御堂の死体の始末
C
「まずは……御堂の死体を処理したい」
トランクに視線を向けながら言った。
図らずも死なせてしまった火戦試挑体、御堂。
御堂の事は好きではなかった、むしろかなり嫌いだった。
そして俺達の命を狙って銃を向けてきた。
これまでだって金次第でいくらでも裏の仕事をこなしてきたはず。
殺されたって文句は言えないだろう。
だが、それでも――
(俺は…この手で……御堂の命を奪ってしまった)
クローン元のような人間にはならない、そう決意したはずなのに……
とにかく一秒でも早く御堂の死体を処理したかった。
無論、トランクの中で不自由な思いをしているカミュを気遣う気持ちもある。
だがそれ以上に、自分の犯した罪の証しを消し去りたかった。
自分の犯した罪の証しから、どこか遠くへ逃げたかった。
今はそんな自分本位の感情で一杯だ。
「鬼神楽なら、安全確実に死体を処理する手段ぐらい持っていると思うが」
連中は闇の世界の護衛集団だ。
当然襲ってくる刺客を倒した後、死体を始末する手段を持っているはず。
「よし、それじゃあ……
A 鶴来屋で管理している水門があるんだ。そこに沈めよう」
B 俺達一族しか知らない鍾乳洞があるんだ。そこに隠そう」
C 柏木家の地下に専用の死体捨て場がある。柏木家へ向かおう」
D 鶴来屋に秘密の死体処理施設がある。鶴来屋へ向かおう」
E 「おい! そこのお前達!」その時、警察官が血相を変えてやって来た。な、何事だ?!
E
E
「キャァーーー!!!」
最初に聞えたのは大きな悲鳴だった。
見ると買い物途中らしきオバサンが、俺達を指さしながら血相を変えている。
他の観光客や地元の人々も、一歩引きながら俺達を恐怖の眼差しで見ていた。
「どうしました?!」
「何かあったのですか?!」
恐らくはパトロール中だったのだろう、制服の警察官が二人が悲鳴を上げた主婦に駆け寄る。
「あ、あの男です!あのバンダナとヘッドフォンの男が旅館の人に刀を突き付けてたんです!!!」
「へっ?」
「なっ?」
「えっ?」
俺と恭介と柏木耕一はお互いに顔を見合わせ、次にオボロのほうを向いた。
「お、俺?」
オボロの間抜け面を見た後、視線を下に落とす。
なるほど、コイツの手にはしっかりと刀が握られていた。
さっき柏木耕一をオサレに試すために振るった、よく切れそうな抜き身の刀だ。
ああああああああああ!!!
オ、オ、オ、オボ、オボロの大馬鹿野郎っっっっ!!!
こんな大勢人がいる駅前で、堂々と刀を振り回すヤツがあるかぁぁぁぁ!!!
「おい!そこのお前達!一体どういうつもりなんだ?!ちょっと署まで来てもらうぞ」
『こちらパトロール中の警察官。現在隆山駅前で刃物を持った男が出現。子宮応援を求む』
一人が無線で連絡を入れながら、警察官二人は俺達に詰め寄ってくる。
くそっ、どうすればいいんだ!
A とにかくここは逃げるしかない
B 逃げるのは得策ではない、大人しく署に同行される
C なんとか言い訳をして誤魔化す
C
ここで警察署に連行されるのは避けねばならない。
かといって、逃げだせば以降警察に追われてしまう。
どうにか誤魔化してこの場を切り抜けねばならないが……
「貴様!俺の刀に触れるな!」
「何を言ってるんだ!こんな物騒なものを振り回して」
「大人しく言うことを聞かんか!」
刀を取り上げようとする警察官と、オボロがもみ合っている。
ちっ、あのバカが。
もういつ現行犯逮捕されてもおかしく無いじゃないか。
「え、えーと」
「どうするんだ岸田?」
柏木耕一と恭介が困った顔で俺を見てきた。
嘘と演技には(少なくとも記憶の中では)自身のある俺だが、この局面は難しい。
ええい、どうすれば乗り切れる?
A 実は大道芸を披露していたと言ってみる
B 柏木耕一に鶴来屋の名前を出してもらってみる
C オボロ一人を悪者にしてヤツだけ逮捕してもらう
B
「おい、柏木耕一」
「なんですか?」
「お前柏木家の一員なんだろ。鶴来屋の名前を出してなんとか出来ないのか」
柏木家の鶴来屋は隆山一帯に強い影響力を持つ資産家と聞く。
地元警察にも水戸黄門の印籠っぽく、顔が聞かないだろうか。
しかし柏木耕一は困った顔をしながら、ポリポリと頭を掻きだす。
「……ちょっと難しいな。ウチは跡継ぎ問題の時に、少し警察に目を付けられてるんですよ」
跡継ぎ問題? よく分らないが過去に何かあったのか。
だがここで警察の厄介になるわけにはいかない。
「とにかく何とかしてくれ。警察に色々と聞かれるのはお前も困るだろう」
「分りましたよ。ったく、騒動の原因はそっちなのに……」
文句を言いながら、柏木耕一は揉めているオボロと警察官に近づいていった。
(まったく、あのバカオボロときたら!)
強者同士のコミュニケーションなどと感心した自分が腹立たしい。
クソッ、オボロの奴後で覚えていろよ。
「いや〜、警察官の方々お勤め御苦労様です」
俺はにこやかな営業スマイルを浮かべながら、刀を取り上げようとする警察官に話しかけた。
「なんだお前は、今取り込み中だ。それともお前もコイツの仲間か?」
「いえいえ。俺…いや私は鶴来屋に勤めています、柏木耕一という者です」
警察官二人の顔が少し変わった。
「鶴来屋の…柏木耕一だと。と言うと例の跡取り候補か?」
「いくら鶴来屋の二代目だろうと、警察の仕事を妨害するつもりなら相応の覚悟をしてもらうぞ」
「いやいや、そんなつもりは無いですよ。ただどうにかウチのお客様を放して頂きたいんです」
「だがコイツは白昼堂々刀を振り回していた」
「見過ごすわけにはいかない」
「それがその…少し事情がありまして、そちらのオボロ様はお忍びで来た某国の皇太子なのです」
「皇…太子? 外国のだと?」
「だがさっきから日本語を喋っているぞ」
「大変な親日家で日本語は堪能なんです。ただ日本文化に誤解がありまして、未だに日本をサムライとニンジャの国と思ってるのです」
「日本文化に誤解?」
「サムライにニンジャだと?」
「ええ。日本から取り寄せた刀を振るうのが趣味で、先ほども腕前を披露して下さったんですよ。
ただ少し場所について配慮が足りなかったというか、日本の常識や法律に疎かったせいで騒ぎを起こしてしまって…大変申し訳ありません」
いいぞ、上手いこと舌先三寸で誤魔化しにかかっている。
俺は心の中で柏木耕一にエールを送った。
「もしこのままオボロ様を逮捕されてしまうと、鶴来屋の名前に傷が付くだけでなく最悪外交問題になりかねないのです」
「……外交問題だと」
「いや、しかし……」
「そうなった場合、お二人に責任を取ってもらえるでしょうか?」
「…………」
「…………」
A 「……わかった、もういい。早く行け」どうやら上手く誤魔化せたようだ
B 「だったら、お前達全員のパスポートと身分証明書を見せてみろ」マズイな。パスポートなんて無いぞ
C 「岸田さん…熱くて気持ち悪いよ…」ゲッ このタイミングでカミュがトランクから合図してきた!
D 「どうしたんだ、お前達」「あっ、長瀬警部に柳川警部補」どうやら応援が来てしまったようだ
C
「どうですか? 貴方達に責任を取っていただけるのですか?」
「責任、と言われても。自分達は一介の警察官ですから…」
「おい、どうする? これ以上下手に追求したら俺達…」
二人の警察官はお互いに顔を見合わせながら、柏木耕一の対応に苦慮している。
いいぞ、その調子。あと一押しだ。
これなら切り抜けられる。そう思ったその時。
ドンドン! ドンドン!
「? 何の音だ?」
「そっちのトランクからのようだが」
トランクの内側から、カミュが合図を送っている!
なんてこった。もう少しで誤魔化せそうなこのタイミングで!
警察官の視線が、俺の脇に置いてある特大トランクに向いた。
二人は柏木耕一から逃げるようにこちらへやって来る。
「そちらの荷物は? 今何か音がしましたが」
質問の矛先が俺に向けられてしまった。
「い、いや。これは…その…」
「男性三人の荷物にしても、少し大きすぎやしませんかね?」
「か、海外旅行。それも皇太子となると色々と物入りなんですよ」
引きつり気味の笑顔を浮かべながら、どうにか切り抜けようとする。
マズい! もう少し我慢してくれ、カミュ!
「岸田さん…オボロ兄さま…暑いよ…臭いよ…気持ち悪いよ…早く出して…」
「な、中から声がしたぞ!」
「どうなっているんだ?!」
「き、きっと最新の携帯ゲーム機でギャルゲーか何かがつけっぱなしなんですよ。いや〜最近のゲームは高性能だなぁ」
く、苦しい。我ながら苦しすぎる。
「そんなわけあるか!」
「ちょっと中を見せてみろ!」
「いけません! 皇太子のプライバシーを侵害するつもりですか?」
「旅行の荷物も見せられない皇太子なんているものか!」
「大体皇太子なんてのもお前の口先だけでじゃないか」
柏木耕一もフォローに掛かるが、警察官の疑念は全く晴れない。
ええい、誤魔化すのはここら辺が限界か?
A 俺達を押し切って警察官がトランクを開けてしまった。
B トドメとばかりにトランクから吐瀉物が、どうやらカミュがけろけろけろっぴしてしまったようだ
C もう駄目だ、俺達はトランクを抱えて逃げ出した
D 「お前達、何をしている」とそこへ馬面メガネ中年の刑事と若者メガネ刑事がやってきた
E 「耕一さん、一体何をしているのですか?」とそこへ黒髪で美人だが胸の貧しい女性がやってきた
D
「お前達、何をしている」
嫌な事は重なる物で、このタイミングでさらに
眼鏡をかけた男が二人やってきた。
「あっ…長瀬警部!実は不審者達を見つけまして…」
警官は慌てて今の状況を説明し始める。
この状況で警官相手に話しかけるのは警察関係と思ってたが警部ときたか。
って事はその後ろにいる男は…奴の部下の刑事か?
「あちゃー…」
ん?耕一がその後ろの刑事を見て、バツの悪そうな顔をしている。
向こうも耕一の事をこんな所でお前何やってんの?みたいな目で見ている。
「あの後ろの目つき悪い方の刑事ね、柳川裕也っていって俺の知り合いなんですよ」
「知り合いっていうと仲良く酒飲んで語り合えるような間柄か?」
「どちらかというと殴りあう事で深く結び付く友情的な…ハハハ」
苦笑いしている耕一を見て柳川がこっちに近寄ってくる。
「耕一…貴様、まだこんな事をやっているのか?」
「いやいや今日はアルバイト!これもバイトの内なんだよ柳川くん」
「貴様にくん付けで呼ばれる筋合いはない」
そこに、警官から話を聞いた長瀬とかいう警部もやってくる。
「はいはい。じゃあ君達はもうパトロールに戻ってください。後は我々で引き受けます」
そう言われて警官達は立ち去った。しかしもっと厄介そうなのが二人増えたか…。
「鶴来屋の跡取り候補に銃刀法違反の皇太子に声を出す謎のトランクですか…。
これはまた珍妙な組み合わせですねえ。皇太子ではなくてマフィアの間違いじゃないですかな?」
「警部、奴は…」
柳川が俺の方を見ながら長瀬に何か言っている。
「それに、死んだはずの貴方の顔をまた見られるなんて、驚きです。
隆山連続レイプ殺人事件の容疑者として指名手配されていた岸田洋一さんにね」
な…に…!?元データの『俺』はここでも凶行を犯していたのか!
昔の『俺』は一体どこまで今の『俺』に迷惑をかければ気が済むんだ!!
「日本全国で指名手配され、海洋保安庁により逮捕されて死刑が執行されたはずの
岸田容疑者が、何故今我々の目の前にいるんですかねえ?
しかもバシリスク沈没事件で岸田容疑者と戦闘した唯一の生存者の香月さんまで同行されてますし」
まずい。泥沼がさらに泥沼を呼ぶ展開になってきている。
今更開き直ってミズシマの事を正直に警察に言った所で
信じてくれるかどうかも疑問だ。しかし、このままでは
刀を持った野蛮人と死んだはずの殺人鬼がトランクの中に
美少女と死体を詰めて歩き回ってるなんて、100%逮捕確定な状態から抜け出せない。
この状況を打破するにはどうする?どうすればいい?
A 「警部、この件は私に任せてください」何故か柳川が助け舟を出した
B 「待ってください!」そこに声をかけてきた女性。この女は…杜若きよみか?
C そこに銃声が!カミュを狙ってきた敵か?このどさくさに紛れて逃げるしかない
悩むよりも動かそうC
二人の刑事を前に進退窮まったその時。
ズギュゥゥーーン!
「なっ!」
「じゅ、銃声?!」
突然、口付けを思い出させるような擬音が駅前に響いた。
みると、トランクのそばに男根ができている。
まさか、カミュを狙っているのか?!
「キャァァー!」
「こ、今度は何だ?!テロか?!」
遠巻きに俺達を眺めていた野次馬もパニックを起こす。
「市民の皆さん!落ち着いて下さい!」
「押し合いをしないで!この場から離れるか物陰に隠れてください!」
柳川と長瀬は身をかがめながら、混乱する市民を落ち着かせようとしていた。
チャンスだ!俺達から二人の注意が逸れている。
「柏木耕一、恭介、オボロ。ここは逃げるぞ!」
どさくさに紛れてこの場を離れる、それしか道はない。
「おう!」
「わかった」
「それじゃ俺に着いてきてくれ!」
柏木耕一がトランクを抱えながら、俺達を先導して走り出した。
俺達も彼に続いて走り出す。
「お、おい!待て!」
「危ないぞ!止まりなさい!」
後ろから柳川達の制止が聞えたが、今は無視した。
確かに狙撃も危険だが、そのまま荷物を見られるよりはよほどマシだ。
A 耕一の誘導でどうにか人気のない裏路地に俺達は逃げ込んだ
B 逃走の最中、運悪く俺達の一人が銃撃を受けてしまった(人物指定)
C 裏路地に逃げ込めたが、逃げる途中仲間が一人はぐれてしまった(人物指定)
A
「どうやら上手く逃げ切れたっぽいな」
俺達は柏木耕一の誘導で、どうにか人気の無い裏路地に逃げ込んだ。
表通りの商店街からは、買い物客や店員の喧噪がかすかに聞えてくる。
「危なかった。あのままトランクの中を見られたら、俺達確実に留置所行きだ」
「まさしく間一髪だったな」
「誰のせいだと思ってるんだ、オボロ」
「す、すまない……」
俺達が睨み付けると、オボロは申し訳なさそうに縮こまった。
まったく、コイツの脳筋ぶりにも困ったものだ。
「しかし、これからどうする?」
柏木耕一が俺に聞いてきた。
「どうするって…やはり死体の処理をすべきじゃないか」
「だがさっきあれだけの騒ぎがあったんだ。他の警官が見回りや聞き込みをしてるだろう」
そう言えば時折パトカーのサイレンが聞えてくる。
刃物振り回しだけでなく銃撃まであったのだ、厳戒態勢になるのも当然だろう。
「迂闊に動くのは危険か」
「だけど、ここにずっと隠れているわけにもいかない」
万一警官に見つけられた、大変マズい。今度は言い逃れできないだろう。
それに、買い物客や店員がこの裏路地を通りかかる可能性もある。
A 柏木家から迎えを寄越してもらう
B 危険を覚悟でこの場を移動する
C 暗くなるまでこの場に隠れる
D その前に一度トランクを開けてカミュの様子を見る
D
「岸田。カミュの様子はどうなんだ?」
あれこれ次の行動を考えていると、恭介が聞いてきた。
「しまった! すっかり忘れていた」
そうだ。刑事から逃げるどさくさで、カミュは今もトランクに入れっぱなしだった。
駅前にいた時にカミュは助けの合図を送っていた。
なのに、あろう事かトランクを柏木耕一に担がせて走り回ったのだ。
仕方がなかったとはいえ、なんという仕打ちをしてしまったのだろう。
「カミュ!大丈夫か?!」
俺は慌ててトランクを開け、カミュの様子を見た。
A 「やっと…お外の空気が吸えた…」だいぶ衰弱してたが、どうにか無事のようだ
B 中から酸っぱい匂いが。どうやらリバースが起きてしまったようだ
C 「…………」呼びかけても反応が無い。マズい、意識すら失っているようだ
b
「なんだ?この匂いは」
トランクを開けた俺の鼻に異臭が突き刺さる。
おかしい。死体が腐り出すにはまだ早いはずだが。
いや、これは腐乱臭ではない。何やら生臭くて酸っぱい感じがする。
覚えがある匂いだ。確か小学生の修学旅行の際、バスで隣の席だった山岡がこれと同じ匂いのモノを吐き出して……
「カ、カミュ!」
思い出した。コイツは通称リバース、あるいはけろけろけろっぴ。要するにゲ○だ。
ただでさえ気分が悪かったのに、トランクの中でシェイクされながら運ばれたのだ。無理もないだろう。
「う……や……ぁ……」
弱々しく呻き声を出すカミュ。
虚ろな、死んだ魚のような目で彼女はトランクを開けた俺を見上げた。
そのカミュの体中も、一緒に詰め込まれた御堂の死体も、吐瀉物でドロドロに汚れている。
こんな状態で今まで閉じこめていたなんて…対応のまずさが悔やまれた。
「うわっ、コイツはひどいな……」
「どうにかならないのか、オイ」
オボロと恭介もトランクを覗き込み、鼻を押さえながら顔をしかめる。
確かに。まだ幼さが残る少女、しかも妊婦をいつまでも○ロまみれにしておくのは酷だ。
このままではカミュのお腹の子供もカミュ自身も参ってしまう。
せめてトランクや体ぐらいは洗ってやりたい。
「柏木耕一。お前は地元の人間だろう。何とかできないか?」
「そうだな……」
A 近くに人気の少ない公園がある、そこの公衆便所でなら水を使えると思う
B 近くに鶴来屋が支店として出している銭湯があったはずだ、そこでならカミュちゃんを洗えるはず
C ここを動くのは得策じゃない、コンビニでミネラルウォーターを買ってここで洗おう
C
「今の時間帯じゃ、ここを動くと誰かに見つかる可能性が高い」
「だがこのままでは、カミュがあまりに可哀想すぎる」
人気が少なくなり移動できるまで、吐瀉物まみれのままなのは辛すぎる。
件の山岡が吐いたゲ○が、運悪く隣の俺にかかった時の事を思い出した。
新品だったジーンズもスニーカーもトレーナーも、ドロドロとした昼食の残骸をたっぷりと浴びせられ大変だった。
ゲ○まみれの服は洗っても生臭い匂いがなかなか取れなかったのをよく覚えている。
オマケにしばらくの間。山岡だけでなく俺までクラスメイトから避けられてしまった。
あの時、もう少し早く前の席から洗面器がリレーされていれば…と悔やまれて仕方がない。
……いかん。元の岸田洋一の小学生の頃の思い出など、どうでもいい事だ。
今は○ロでグショグショに汚れたカミュをどうするか考えねばならない。
「そうだ。確かこの近くにコンビニがあったはずだ」
「コンビニだと?」
「ああ。そこでミネラルウォーターやら何やらを買い込めば、カミュやトランクを洗えるはずだ」
「なるほど、その手があったか」
オボロも頷く。
なるほど、それは名案だ。
ミネラルウォーターを洗い物に使うのは気が引けるが、この際やむを得ない。
「何だか飲み会の帰りにリバースした大学生辺りがしそうだな」
「うっ…。俺はそんな事しないぞ。……4回ぐらいしか」
『酒は飲めども飲まれるな』という言葉を柏木耕一に送ろう。
「よし、それじゃあコンビニに買い出しに行く人間と、ここで待機する人間を分けようか」
※ 買い出し班と待機班を分けて下さい。柏木耕一は道案内のため買い出し固定です
買い出し班 柏木耕一
待機班
買い出し班 柏木耕一 オボロ
待機班 岸田
ごめん、恭介は買い出しに入れておいて。
「じゃあ俺とオボロでコンビニに行って水を買ってくるよ」
「俺も行くよ。鶴来屋に電話しておいた方がいいだろうし」
「ああ、頼んだぞ」
耕一とオボロ、恭介がコンビニに向かった。
最初は耕一が一人でコンビニに行くつもりだったが、
オボロがこれだけ汚れてるのを洗い流すには
一人で持てるペットボトルの数じゃ足りないと言い出し、
恭介もこれだけ騒ぎになったのなら早く鶴来屋に電話をかけて
車でここまで迎えに来させる方がいいと言い出し、
結局俺だけ残して皆で行ってしまった。
「うぅ〜臭いよぉ〜」
「もうちょっとの辛抱だよ、すぐに水を持ってくるから」
トランクから出してあげたとはいえ、カミュをゲロまみれのまま
放置しておくのはあまりにも痛々しい。早く水を持ってきてくれ、みんな。
………って、えっ………?今ここには俺しかいないんだよな?
耕一もオボロも恭介も全員で行ってしまったし…。
これってひょっとしてかなりヤバい状況なんじゃないのか?
俺達はついさっき街中で銃で襲われたばかりなんだぞ?
猛烈に嫌な予感がする。
だってこの状況で襲われたら俺が戦うしかないだろう?
いくら俺が変身して電撃が出せるとはいえ使う度に記憶を失うような諸刃の剣だし、
何より戦闘経験がオボロや耕一と比べて少なすぎる。
御堂を殺した時は窮鼠が猫を噛んだような物で、
今度襲われた時にあの時のように上手くいけるか自信がない。
こればかりは死刑囚だった本物の岸田洋一を羨ましいと思う。
奴の方が俺より間違いなく戦闘経験も殺し合いの場慣れも上だからな。
それに比べて俺は人一人殺しただけで怯えている臆病者だ。
本来それが、まともな人間の精神状態なんだろうが
生憎もうまともな人間にも人生にも戻れるかどうか保障は無い。
そんな事を考えていると、路地の向こうに人影が見えた。
もう戻ってきたのか?だが、見える人影は一人だけだ。
三人の内一人だけ水を買ってきてすぐに走ってきたのかもしれない。
そして人影が角を曲がり、姿を見せる。現れたのは…。
A 耕一だった。水の2リットルペットボトルを20本以上持っている
B オボロだった。やっぱりカミュが心配で戻ってきたらしい
C 恭介だった。連絡が上手くいったらしく、すぐに迎えの車が来るそうだ
D 髪が真っ白の少女だった。まさか…杜若きよみか?
E 髪が真っ黒の少女だった。恭介が言っていた、もう一人の杜若きよみか?
F 銃を持った知らない奴(人物指定)だった。嫌な予感ほど良く当たってしまう…
F 名倉由依
現れたのは普通の少女だった。だが…
「ずっと後を付けさせてもらいました」
その右手には拳銃を持っている!という事は…
「護衛の人がほとんどいなくなる瞬間…あたしはこの時を待っていたんです!」
少女が拳銃をカミュに向ける!
「待てっやめろっ!!」
「何ですか?だったら先にあなたから殺してもいいんですよ?」
「目的は何だ?誰の差し金で?」
そんな事解りきっている。だがそれでも俺は質問した。
時間を稼いで誰かが戻ってくれるのを期待して。
「決まってるじゃないですか!そこの女を殺すんです」
「どうしてだ?君みたいな女の子がどうしてそんな事を?」
よく見ると銃を持つ手が震えている。おそらく人を殺すどころか
銃を撃ったのもさっきの駅前での一発が初めてだろう。
「そ、その女を殺さないといけないんです!」
やはり。怯えている。銃を持っていながら、殺しに来たと言いながら
この子は震えている。脅されているのか仕方なくやっているのか…。
どちらにせよ、これなら手の打ちようはあるかもしれない。
「そ、それにあたしはマイナーじゃありません!」
はあ?何を言ってるんだこの子は?
「もうすぐMoon.が発売10周年を迎えるからって馬鹿にしないでください!!」
よく意味が解らない事を言ってるが、ともかく隙が出来た。この隙に…
A 俺が飛びついて少女を組み伏せた!銃を取り上げるのに成功した
B 仲間が戻ってきてくれた ※ 耕一、恭介、オボロの中から選択(複数選択可)
C なんと、カミュが法術を唱えて少女を吹き飛ばした!
Cでさっさといこう
272 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 11:33:47 ID:83zao4ac0
209 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 07:22:52 ID:lwFqKO1U0
まーた人物指定でマイナーキャラ
210 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 07:36:27 ID:qEARnFD6O
>>209 けどまあ、過去スレで出まくっててキャラが掴み易いから別にいいんじゃね?
どうせ主人公の時以外で活躍した事なんて殆んど無いん……おや誰か来た様だ。
211 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 09:09:31 ID:tBraUQxI0
先にここ覗いてから本スレ見たら・・・
名倉由依をマイナーキャラとほざく
>>209に絶望した、マジで失望した
てっきりまた雀鬼の龍二とかビルでも選ばれたのかと思ったが・・・
あたしと魔王で主役も経験してるキャラだというのに・・・
212 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 09:23:28 ID:Xr978iis0
>>209の中ではMoon.はマイナーなんだろ。
個人的にはこの程度でマイナーなんて言われたらたまらないが。
マイナーってのは葉ならフィルスノーン、鍵なら同棲あたりから使う言葉だ。
まあ同棲は鍵のゲームじゃないがそれを言ったらMoon.もそうか。
213 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 09:33:33 ID:kFCXdOfYO
そのあたりを突き詰めると名無しさん「だよもん」を否定しかねないことに
273 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 11:35:08 ID:83zao4ac0
214 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 09:47:55 ID:SlSyrJlA0
言葉は使い分けるべきだな
プレイしてる人数や知名度が少ない=マイナー
もう古いゲームだから=マイナー
本来はゲームの新旧関わらず前者の意味で
マイナーが使われる事がほとんどだがたまに後者の意味で
マイナーって言葉を使う人がいるからな
>>209がそんな奴じゃないと思いたい
勿論自分が知らないから=マイナーってのは論外
215 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:00:27 ID:tBraUQxI0
まあ何にせよ失言だったな
いくら愚痴でも勢い任せじゃなくて考えてから書かないとな
というか本当に知らないとか古いなんて理由で愚痴られたとしたら
もうそういう事書く人がいるくらい世代が離れてきたって事か…
その内雫や痕もその対象に含まれるのかもしれないな
274 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 11:35:46 ID:83zao4ac0
216 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:14:36 ID:bpJHSyhc0
もう東鳩やone、下手すりゃkanonも古典の類に入るんじゃね?
エロゲーも世代間の交代は激しいしなあ。
だからといって古い作品をマイナーと言われたら困るけどね。
217 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:22:58 ID:tJ2P17Rs0
愚痴スレに擁護厨が集団で湧くとかもう末期だな
218 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:35:32 ID:VaH26TtE0
これで何を擁護してるんだ?
マイナーではない物をマイナーと言った方が悪いんだろ
219 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:36:23 ID:tBraUQxI0
>>217 済まないが誰のどの発言が何を擁護しているのか、
そして何故厨呼ばわりされるのか詳しく説明してくれないか?
220 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:39:32 ID:jo8OsEyU0
愚痴スレの発言に噛み付くやつとかアホか
ここは感想スレでも運営スレでもないただの毒吐きだぞ
275 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 11:36:58 ID:83zao4ac0
221 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:53:21 ID:VmKCogRE0
だからと言って何を書いても良い訳ではない。
222 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:53:28 ID:tBraUQxI0
>>220 でもあまりにも間違っている愚痴には
今も昔も愚痴スレで反論されてたし荒れた事もあった
223 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:58:12 ID:d4LEAEdI0
なら愚痴スレに吐かれた毒に対してさらに毒を吐いてもいいんだよなw
何を書いてもいいのなら毒吐きに噛みつき返してもいいんだよな?
こう言われたらグウの音もでんだろ。この発言への噛みつきもどうぞご自由に。
224 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:00:06 ID:tBraUQxI0
感想スレだろうが議論スレだろうが愚痴スレだろうが誤爆スレだろうが
問題ない事なら誰も否定しないし否定されるような事書いたら反論される、
それだけの事
225 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:04:02 ID:gnlAu+B60
論点はレスするとか擁護するとか、そんなんじゃねぇだろ?
Moon.がマイナーかどうかだ
そうじゃないと思ってる奴が多いから209フルボッコされたんだろうけど
276 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 11:37:43 ID:83zao4ac0
226 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:10:23 ID:AjbAR4Xo0
正直MOON.は高槻除けばマイナーだと思う
227 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:14:38 ID:EKsHGSz+0
OKOK、誰の発言にも反対しないで愚痴ればいいのね。
だったら愚痴らせてくれ。
Moon.ももうマイナーと言われるような時代になったか。そうか。
そう思ってる奴をブチ殺してやりたくなる。
それとさっさといこうとか余計な事書いてる奴もな。じっくり進めたい奴もいんだよ。
あ、これはあくまで愚痴なんで特定の人に言ったんじゃないから気にしないでね〜♪
228 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:16:32 ID:xske8LiY0
高槻厨乙
今主役だから久しぶりに岸田厨も呼んでやり合うかい?
229 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:17:04 ID:QiIrpP2QO
いつもの人警報
230 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:18:03 ID:9kvkAblo0
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1168060558/391-392
「カミュビーム!」
なんと、カミュが法術を唱えて少女を吹き飛ばした!
俺との論争に夢中になっていた少女は光の帯に包まれると
一瞬炭化した骨だけになり、すぐさま自重で砕け散った。
「カミュ、その法術は……」
驚きのあまり問いかけた俺だが、それはカミュの耳には届いていない。
カミュはただ、俯いたままぶつぶつと何かを唱え続けていた。
「何よ、出た早々見世物にされて、お尻掘られて……
死体と一緒にトランクに詰められて、けろっぴまみれにされて……」
そう言いながら、両腕に溜まる光の量は先程の比ではなく
数mはあろうかという巨大な光の塊となっていく。
「――こんな話……星になっちゃえーっ!カミュソード!!」
俺が最後に見た光景は、振りかぶった両腕が振り下ろされた拍子に
俺の身体を飲み込み、そしてそのまま地面に深々と突き刺さっていく光の剣の光景だった。
どこまでも伸びる光の剣は恐らく地球を輪切りにし、そんな無茶な事態になっては
人類は……いや、全ての生命は死に絶え、地球と言う惑星の存在すらもう持たないだろう。
しかし、肝心の霊長がこんなクソッタレだらけの惑星だ。
なくなっちまうのも、それはそれでせいせいしていいかもしれない。
願わくばこれから生まれる新しい世界に歪んだ人類――
特に岸田洋一なんて男が永久に生まれない事を。
終わり
わ〜い新スレ初カキコだ〜(うつろな瞳で)
そんなわけでもういっそこのスレでは何事も無かったかのように
新鮮な気持ちで作品選択しましょう・・・・・・
A リトルバスターズ!
B White Album
C ナイトライター(with 雀鬼's)
D To Heart
E AIR
F Planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜
G 鎖
H CLANNAD
I フルアニ
J うたわれるもの
K Routes
L ONE
M 痕
N Tears to Tiara
O 雫
P 天使のいない12月
Q まじかる☆アンティーク
R テネレッツァ
S ToHeart2
T 誰彼
U Filsnown
(誰?……あの女の子?)
カミュを岸田さんが介抱してくれていたその時、一人の女の子が現れた。
知らない女の子だけど、銃を持って岸田さんに突き付けている!
岸田さんが女の子に何か話しかけて、動揺させているみたい。
でも…もし今あの女の子が引き金を引いたら――
(駄目ぇ……岸田さんが死んじゃう!)
テック○ットすれば銃弾ぐらい平気だろうけど、使う度に記憶を失うって言ってたはず。
それに、御堂って人を死なせたばかりの岸田さんは変身にためらいがあるかも知れない。
(今度は……カミュが岸田さんを守らなきゃ……)
「もうやめるんだ。君は人殺しができるような人間じゃない」
「う、うるさい!マイナー呼ばわり返上のためにも、あなたにもそこの女にも死んでもらいます!」
目の前の女の子が改めて銃を構える。
くそっ。さっき隙が出来た時に飛びかかればよかったか。
柏木耕一達も戻ってこない。時間稼ぎは失敗のようだ。
(残るは……あの妙な変身だけか)
だが変身する度に記憶を失う危険な代物だ。
それにまた力加減を間違えて、この子を死なせてしまったら……
「岸田さん!どいて!」
突然背後から声が聞えた。振り返るとカミュが女の子へ向けて何かを構えている。
「くっ!」
とっさに横に飛ぶ俺。直後。
「土の術法!」
構えたカミュの掌から、バスケットボール程の土の塊が勢いよく放たれた。
「きゃぁぁぁっ!」
土の塊をまともにぶつけられ、女の子は拳銃を落として後ろへ吹き飛ばされる。
「岸田さん…大丈夫?」
「カミュ!こんな無茶をして」
俺は力なくその場にへたり込むカミュに駆け寄った。
「だって、岸田さんが危なかったから。カミュも何かしなくちゃって……」
そうだ、カミュは俺のために体力も気力も削って術法を使ってくれたんだ。
「……ありがとう、カミュ」
A まずは倒れた女の子の様子を見る
B と、そこに耕一達が帰ってきた
C 「な、何の音だ?」術法の衝撃に地元の人間が様子を見に来てしまった
A
「カミュ、少し待っていてくれ。あの女の子の様子を見てくる」
消耗したカミュも心配だが、今はさっきの少女を捕まえるのが先決だ。
「うん…わかった」
弱々しくも微笑みを返してくれるカミュ。
思わず抱きしめてあげたかった、ゲロまみれになっていなければ。
カミュを路地の脇に座らせ、俺は吹き飛ばされた女の子のほうへ向かった。
「確かこっちのはずだが」
俺は術法で吹き飛ばされた少女を探し始めた。
少女は拳銃を持って俺達を襲ってきた。
恐らくは、カミュを狙う連中の差し金だろう。
だが、御堂などとは違い素人っぽかったし無理矢理やらされていたっぽかった。
そのあたりの事情も聞きたいところだな。
A 「ううっ……」いた。運良くゴミ袋がクッションになっていて、生ゴミまみれだが気を失っているだけだ。
B 「…………」げっ、運悪く後頭部を電信柱に打ち付けて……いくら呼びかけても返事がない
C ? どこを探しても見つからない? まさか逃げられた?!
D 「よくも…よくもやったなぁ!」まずい!ボロボロだがまだ銃を構えている!
A
284 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 21:47:04 ID:eZoXcFPG0
209 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 07:22:52 ID:lwFqKO1U0
まーた人物指定でマイナーキャラ
210 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 07:36:27 ID:qEARnFD6O
>>209 けどまあ、過去スレで出まくっててキャラが掴み易いから別にいいんじゃね?
どうせ主人公の時以外で活躍した事なんて殆んど無いん……おや誰か来た様だ。
211 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 09:09:31 ID:tBraUQxI0
先にここ覗いてから本スレ見たら・・・
名倉由依をマイナーキャラとほざく
>>209に絶望した、マジで失望した
てっきりまた雀鬼の龍二とかビルでも選ばれたのかと思ったが・・・
あたしと魔王で主役も経験してるキャラだというのに・・・
212 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 09:23:28 ID:Xr978iis0
>>209の中ではMoon.はマイナーなんだろ。
個人的にはこの程度でマイナーなんて言われたらたまらないが。
マイナーってのは葉ならフィルスノーン、鍵なら同棲あたりから使う言葉だ。
まあ同棲は鍵のゲームじゃないがそれを言ったらMoon.もそうか。
213 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 09:33:33 ID:kFCXdOfYO
そのあたりを突き詰めると名無しさん「だよもん」を否定しかねないことに
285 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 21:47:39 ID:eZoXcFPG0
214 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 09:47:55 ID:SlSyrJlA0
言葉は使い分けるべきだな
プレイしてる人数や知名度が少ない=マイナー
もう古いゲームだから=マイナー
本来はゲームの新旧関わらず前者の意味で
マイナーが使われる事がほとんどだがたまに後者の意味で
マイナーって言葉を使う人がいるからな
>>209がそんな奴じゃないと思いたい
勿論自分が知らないから=マイナーってのは論外
215 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:00:27 ID:tBraUQxI0
まあ何にせよ失言だったな
いくら愚痴でも勢い任せじゃなくて考えてから書かないとな
というか本当に知らないとか古いなんて理由で愚痴られたとしたら
もうそういう事書く人がいるくらい世代が離れてきたって事か…
その内雫や痕もその対象に含まれるのかもしれないな
216 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:14:36 ID:bpJHSyhc0
もう東鳩やone、下手すりゃkanonも古典の類に入るんじゃね?
エロゲーも世代間の交代は激しいしなあ。
だからといって古い作品をマイナーと言われたら困るけどね。
217 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:22:58 ID:tJ2P17Rs0
愚痴スレに擁護厨が集団で湧くとかもう末期だな
286 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 21:48:24 ID:anMcs2LK0
218 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:35:32 ID:VaH26TtE0
これで何を擁護してるんだ?
マイナーではない物をマイナーと言った方が悪いんだろ
219 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:36:23 ID:tBraUQxI0
>>217 済まないが誰のどの発言が何を擁護しているのか、
そして何故厨呼ばわりされるのか詳しく説明してくれないか?
220 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:39:32 ID:jo8OsEyU0
愚痴スレの発言に噛み付くやつとかアホか
ここは感想スレでも運営スレでもないただの毒吐きだぞ
221 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:53:21 ID:VmKCogRE0
だからと言って何を書いても良い訳ではない。
222 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:53:28 ID:tBraUQxI0
>>220 でもあまりにも間違っている愚痴には
今も昔も愚痴スレで反論されてたし荒れた事もあった
287 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 21:49:56 ID:2zdUzpaG0
223 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 10:58:12 ID:d4LEAEdI0
なら愚痴スレに吐かれた毒に対してさらに毒を吐いてもいいんだよなw
何を書いてもいいのなら毒吐きに噛みつき返してもいいんだよな?
こう言われたらグウの音もでんだろ。この発言への噛みつきもどうぞご自由に。
224 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:00:06 ID:tBraUQxI0
感想スレだろうが議論スレだろうが愚痴スレだろうが誤爆スレだろうが
問題ない事なら誰も否定しないし否定されるような事書いたら反論される、
それだけの事
225 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:04:02 ID:gnlAu+B60
論点はレスするとか擁護するとか、そんなんじゃねぇだろ?
Moon.がマイナーかどうかだ
そうじゃないと思ってる奴が多いから209フルボッコされたんだろうけど
226 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:10:23 ID:AjbAR4Xo0
正直MOON.は高槻除けばマイナーだと思う
227 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:14:38 ID:EKsHGSz+0
OKOK、誰の発言にも反対しないで愚痴ればいいのね。
だったら愚痴らせてくれ。
Moon.ももうマイナーと言われるような時代になったか。そうか。
そう思ってる奴をブチ殺してやりたくなる。
それとさっさといこうとか余計な事書いてる奴もな。じっくり進めたい奴もいんだよ。
あ、これはあくまで愚痴なんで特定の人に言ったんじゃないから気にしないでね〜♪
288 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 21:50:33 ID:RNgizu550
228 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:16:32 ID:xske8LiY0
高槻厨乙
今主役だから久しぶりに岸田厨も呼んでやり合うかい?
229 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:17:04 ID:QiIrpP2QO
いつもの人警報
230 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:18:03 ID:9kvkAblo0
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1168060558/391-392 231 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:21:46 ID:jbFWQo/w0
こうやってまた誰が悪いのかうやむやになって終わるんだな。
くだらない事で愚痴って荒れる原因になる奴が一番悪いのに。
>>198と
>>199に同意。
232 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:24:59 ID:QdhhxrPs0
>>224 アンチスレや考察スレに突撃して大暴れして俺は正義って吠えてる信者思い出した
233 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:29:46 ID:tBraUQxI0
>>232 あんなのと一緒にするなよ・・・今回は誰のアンチとか考察とかは絡んでないだろ
というか今見たら俺以外のID皆単発じゃん・・・
>>209 >>217あたりはもう出てこないんだろうか
289 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 21:51:22 ID:wcstBhFn0
234 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:29:44 ID:jbFWQo/w0
この場合誰が何の信者になるんでしょうかねえ?Moon信者?
235 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:33:58 ID:lXfVs+lY0
見ていてMOON厨が月曜の朝から複数いついてることだけは良くわかった
236 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:41:29 ID:jbFWQo/w0
で、ぶっちゃけMoonはマイナーなの?名倉はマイナーなの?
237 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:52:52 ID:q33YVJFs0
信者や厨房なんてどうでもいいだろ。
で、moonを遊んだ人今この愚痴スレに書いた中で何人くらいいんの?
俺はやったけど。
290 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 21:51:45 ID:5zRV2pan0
238 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 12:30:54 ID:SgYNkBt20
338 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:46:46 ID:wuynzm2I0
愚痴スレが見苦しいのでage
マイナーゲームの定義って一体何だろう?
向こうじゃ話が脱線しているからこっちで聞いてみる
339 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:48:34 ID:lXfVs+lY0
知らん
そもそもマイナーかどうかの線引きをどうやればいいのかわからんし
葉鍵板自体過疎化傾向だから各作品スレの伸び具合で比べるなら
リトバス、蔵等、鳩2以外ほとんどマイナーだろうし
ぶっちゃけ個人の定義で決めるしか無理なんじゃね
340 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 11:57:41 ID:q33YVJFs0
結局そんな個人の定義でしか決まらん事で
マイナーだのマイナーではないだので争ってるから
愚痴スレが荒れてる訳だな。
でもだったらそんな個人の定義でいくらでも変わる事柄を
愚痴ってマイナーだとか違うと断定すべきじゃないと思う。
291 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 21:52:19 ID:5zRV2pan0
239 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 12:31:54 ID:SgYNkBt20
341 :愚痴スレ211:2007/09/17(月) 12:00:47 ID:tBraUQxI0
だとしたら断罪されるのは俺と209だな・・・
荒れる原因を作った片割れとして本当に申し訳ない・・・
342 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 12:07:30 ID:OOubn7I60
そもそも最初はマイナーかそうでないかの話してたのに
途中から擁護がどうのとか信者厨房がどうのと話擦り変わってる時点で
アレなんだよね…愚痴スレで起きた話だから愚痴に反論するなとか言われて荒れてたけど
仮にあれが雑談スレだろうが感想スレだろうが同じ結果になってたと思う
343 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 12:15:41 ID:4W1AH4no0
大体愚痴にレスしちゃいけないってのはいつ始まったルールなんだ?
旧支援板の頃は愚痴スレに書いた愚痴に反論されるのも当たり前だったし
そこから議論になった事も数多くあったが。
344 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 12:24:07 ID:GhoXY6ls0
>>343 そんなルールはない、勝手に叫んでるだけだ。
ぶっちゃけ昔を知らない新参が増えたんだろう。
下手すりゃ以前の支援板があった事自体知らない人も多いんじゃないの?
345 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 12:24:06 ID:tBraUQxI0
>>343 その事も、愚痴スレでのマイナー云々の事も含めて
もう選択スレでも世代交代が進んでいるんだと思う
古い世代はいなくなり新しい世代は過去のゲームも
選択スレでの出来事も知らない・・・それが時代の流れ、当然なんだが寂しいな・・・
240 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 12:45:05 ID:aBcAn1Vg0
雑談スレにまでやってきた低脳煽りを引き取ってくれない?
292 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 21:52:59 ID:HbaK7pf50
346 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 12:33:53 ID:9DrwneVE0
>>そもそも最初はマイナーかそうでないかの話してたのに
マイナーって書かれた一レスに発狂した人たちが顔真っ赤にして大暴れしてただけですけどね
347 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 12:39:49 ID:5035htnE0
いいから愚痴スレから出てくんなよガキ
348 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 12:42:34 ID:ljQB43qY0
>>346 で、君はそういう事わざわざここに書いて何が言いたいの?
Moon.はマイナーと言いたいの?信者必死と煽りに来たの?
単に飛び火させて荒らしたいの?趣旨と目的が聞きたい。
349 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 12:47:26 ID:aBcAn1Vg0
何事もそうだけどよ、議論するにしても喧嘩するにしても
1行や2行じゃ説明不足だわな。自分のスタンスも
何も明かさないで何を言っても納得してもらえる訳無い。
293 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 21:53:53 ID:cI4fsrJQ0
350 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 12:53:52 ID:o7a1t1oE0
どうしてもmoon信者のせいにしたいようだけど
あれが東鳩の理緒が選ばれてもoneの広瀬が選ばれても
マイナーって言われた時点で同じ結果になってたと思うぞ
その作品の信者だからファビョったかどうかはあまり関係ないと思う
351 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 12:57:04 ID:tBraUQxI0
荒らしたい奴は理由や題材は関係なく荒らせそうだから
煽りにくるのだから放っておくとして、
突き詰めるとマイナーという言葉自体言えなくなる
言葉狩りになってしまいそうなんだよな・・・
352 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 13:04:42 ID:ksoZJFJY0
こんな事言いたくないんだが、結局マイナーと言われて
それでレス増加したって事はマイナーと認めたくないんだろ?
それでも2年ぐらい出番なければ忘れられちまうんだよ、残念ながら
あたしと魔王だってもう3年くらい前だろ?
294 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 21:54:21 ID:QWaribec0
353 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 13:33:22 ID:NYyws40U0
>>350 フィールがマイナーって書かれたときはこんなにファビョったりなんてしてませんでしたがね
よそのスレでの事例を見てもmoon信者は明らかに異常性が高い
354 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 14:14:39 ID:U7vaHCnM0
そしてまたこんなぐだぐだ議論してる間表は止まり続けるわけだ
355 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 14:52:37 ID:cU1IErBQO
別に特別停滞しているようには見えないが
356 :名前を選択してください:2007/09/17(月) 17:44:24 ID:kLyxN45A0
( ゚д゚)ポカーン
「ううっ……」
いた。少女はゴミ捨て場に埋もれていた。
かなり勢いよく吹き飛ばされたので心配したが、どうやら気を失っているだけのようだ。
恐らく捨てられていたゴミ袋がクッションになったのだろう。
ただしその分、頭から生ゴミを被って生臭い事この上ないのだが。
「……仕方ないか」
俺は生ゴミまみれの少女を担ぎ上げ、カミュの元に連れて行く。
ううっ、多分料理屋の生ゴミなのだろう。
魚のワタやら鱗やらがべっとり付いて魚臭くて仕方がない。
……後で俺の服もよく洗わねば。
「おい。そろそろ起きろ」
「んっ……こ、ここは……」
ペシペシと頬を叩き、俺は少女の目を覚ませた。
「はっ!お前はっ!」
慌てて銃を構えようとするが、身動きが取れないでいる。
あらかじめ銃は取り上げ、少女は荷物のロープで縛っておいた。
「俺の名前は岸田洋一…ってもう知っているか。君の名前は?」
俺に尋ねられると、少女はうつむき加減になり小声で呟く。
「……名倉由依」
彼女の名前は名倉由依と言うらしい。
御堂の時は図らずも死なせてしまったが、彼女は上手く生け捕りにできた。
さて、名倉由依から何を聞こうか?
A 由依を雇った連中が何者なのか
B 由依のスリーサイズを聞く
C 「キャアアアーー!!!助けてぇーー!!!」突然由依が悲鳴を上げだした
C
297 :
名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 22:45:24 ID:VCr9PR6O0
391 :名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 10:41:01 ID:WHQ9ZE3T0
今日のいつもの人候補 ID:tJ2P17Rs0
392 :名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 11:05:56 ID:cc0sWuaZ0
ID:jo8OsEyU0も追加してください
393 :名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 11:24:58 ID:pvDHBAXbO
それをそこにそういう風に書いていれば世話はない
395 :名無しさんだよもん:2007/09/17(月) 18:32:23 ID:325KlViP0
あれでも自称“支援”板を主張し続けるのか・・・
「キャアアアーー!!!助けてぇーーー!!!」
俺が何を質問しようか考えていたその時、突然名倉由依は悲鳴を上げだした。
「えっ?」
「お前、何を?!」
「イャアアアーーー!!!殺されるぅーーー!!!」
驚く俺達二人を尻目に、由依は大声で悲鳴を上げ続ける。
「や、やめろっ!」
慌てて俺は由依の口を塞ぎにかかった。
「一体どういうつもりだ?」
首を振って口を押さえていた手を振りほどくと、由依はニヤリと笑う。
「焦って情報を聞き出そうとしたのが仇になりましたね」
「何だと?」
「なぁ。あっちのほうから悲鳴が聞えたぜ」
「マジか?」
「そう言えばさっき駅前で騒ぎがあって、警官が見回ってたけど関係あるんじゃね?」
「おい。とにかく行ってみようぜ」
商店街のほうからそんな声が聞えてきた。
「この状況を見て、どっちが悪者に見えるでしょうかね?」
死体入りトランクを持ち、羽根を生やした少女を連れてる不審人物。
俺の目の前で縛り上げられている少女。
どう考えても悪人と受け取られるのは俺のほうだ。
「さぁ。早く逃げないと困るんじゃないですか?」
「くっ」
悔しいが名倉由依の言うとおりだった。
耕一達はまだ帰ってこないが、俺とカミュが捕まるわけにもいかない。
A 急いでカミュをトランクに詰め直して逃げる
B カミュと、名倉由依も猿轡を噛ませてトランクに詰めて逃げる
C 「お前達!そこで何をしている!」よりによって警官がやって来た!
B
「悪いっ、カミュ」
俺はフラフラのカミュに手を掛け、再び強引にトランクへ詰め直した。
「やだぁ!またあの中なんて嫌だよ!」
結局ゲロを洗ってやる事は出来なかった。本当に悪いことをした。
「賢明な判断ですね」
「……お前もだ」
「えっ?な、何を…むぐっ!」
俺は名倉由依の口の中に、ハンカチを思いっきりきつく詰め込んだ。
口一杯に頬張らされたハンカチはそう簡単にははき出せまい、即席の猿轡ができる。
「お前には色々と聞かなきゃならない事があるんだ」
そう言うと俺はカミュの後から、これまた無理矢理名倉由依を詰め込んだ。
「んんー!んんんー!!」
「そんなぁ!何でこの人まで?!」
人一人楽に入るトランクだが、さすがに三人は入れすぎのようだ。
トランクはギチギチのパンパンになってしまった。
最早トランクの中は、まともに息をするのも苦しくなっているだろう。
オマケに腐乱し始めそうな死体の匂いと、ゲロの匂いと、魚臭い生ゴミの匂いが素敵に混ざり合っている。
さながら狭さと熱と臭さのアンサンブルが織り成す地獄だ。
少なくとも妊婦に良い環境では絶対に無い。
だが、それでもカミュの姿を見られず、手がかりを連れて逃げる方法はこれしかなかった。
「うおぉぉぉーーー!!!」
二人を詰め込んだ俺は、全力でトランクを引きずって走り出した。
ガラガラとトランクのキャスターが嫌な音を立てる。
怪力でトランクを担いで走れた柏木耕一が羨ましい。
土地勘のない裏路地を、それでも人目をできるだけ避けて走り続けた。
走り続けて、走り続けて。転んでまた走り続けて。行き着いたその先は――
A 人気のない山の中、水門の前だった
B ここは……柏木家?
C 何かの冗談か?警察署の前だった
301 :
名無しさんだよもん:2007/09/18(火) 00:06:58 ID:VCr9PR6O0
C
どんなにアレだろうが
>>277が終わりって書いてるんだから
最低でもリコールは通さないと、次以降同じ手で
最新の選択は無視して都合のいいところまで遡って
書いてしまう荒らし方が蔓延しそうなんだが……
それとももうそういうの関係無しでやりたい放題に路線変更?
>>277さんわざわざご苦労様です。
そうでなかったら荒らしネタ一丁投下ご苦労様です。
そうでなかったらあなた空気読んry
これはひどい
何かの冗談か?これは。隆山警察署。俺が行き着いたところにその建物はあった。
ま、不味い。この状況は非常に不味い。
「あれ…?ひょっとしてあれはさっきの……」
ガッデェム!何故に現れるさっきの警官!
「おや?貴方は!」
「むっ、貴様は!」
ぬぐあぁぁ!さっきの刑事たちまで!いかん。これは不味いぞぉ!
「う〜ん熱いよぉ……苦しいよぉ」
「むがぁぁぁ!!むごぉぉおおお!んごぉぉおお!」
洋一ちんピーンチ!なにもそんなタイミングでやばい。
マジやばなこの状況。コレは……
A ナイスガイの岸田は逆転の機転を利かせる
B そこへジャストタイミング。救援が入る。
C 逮捕された。現実は非常である。
B
キキキ!
するとそこへだった。突如大型のワゴン車が俺達の前に現れて止まる。
バン!
俺の目の前でワゴン車のドアは開く。まさか俺に乗れというのか?
「こらー!そこの男とワゴン車。待て」
躊躇する暇はない。俺はワゴンに乗り込む。
「ふう。助かった」
俺は一息をついてからワゴンの中を見る。
すると車の中にいたのは
A オボロたちだった。
B 鬼神楽の者だった。
C なんと御堂の仲間だった。
B
車を運転していたのは、ショートカットの女だった。
「やっと見つけたよ。あんたが岸田洋一だね」
この声は…聞き覚えがある!確か鬼神楽に最初に電話した時に応対した態度の悪い女だ。
「あなたはひょっとして、柏木梓さん?」
「へえ、名前覚えていてくれたのかい」
「何故俺が警察署にいると解ったんですか?」
「迎えに行かせた耕一から電話が入ってね…」
梓の話によると、あの後水を買って裏路地に戻ってきた耕一が俺達がいない事に気付き、
すぐに鬼神楽に連絡して全員で捜索したとの事だ。
「千鶴姉ぇは鶴来屋付近、楓は駅前、初音は商店街付近を捜してるけどあたしはあんたがもうパクられてんじゃないと思ってね…読みが当たったよ」
とにかくこれで一安心だ。早く鬼神楽の本拠地に向かおう。俺はともかくカミュだけでも保護してやらないと。
「すいません、トランクの中の事なんですが…」
「聞いてるよ。その中にカミュって子と死体が入ってるんだろ?その死体はあたし達が処理…」
「いえ…それがさらに敵の刺客らしき女の子も一人いるんですよ。生け捕りで」
「はあ?そのトランクの中どうなってるんだ?」
「…今開けると色々な意味でまずい事になります」
「…こりゃ早く皆と合流した方がよさそうだね」
「他の鬼神楽の皆さんは今どこにいるんです?」
「これからそこに向かう所だよ。仲間といっても全員身内だけどね」
「それで、その場所とは?」
A あたし達の家、柏木家さ。もう皆戻ってるだろうな
B 鶴来屋だよ。護衛用の宿泊施設も兼ねてる
C 隆山の地下に隠してあるヨークという宇宙船だ。驚いたかい?
B
「鶴来屋だよ。護衛用の宿泊施設も兼ねてある」
「鶴来屋か…」
あそこなら丁度良い。ゲロまみれのカミュを綺麗に洗ってやれるだろう。
「よーし。ちょっとトバすからな」
梓がアクセルを踏み込む。
加速をつける大型ワゴン車。俺は反動で体を後ろに揺らされた。
「こらこら。安全運転で頼むぞ」
特にトランクの中は本当に色々と大変なことになっている。
あまりカミュに負担はかけたくない。
とはいえ、鶴来屋に着けばようやく不自由な思いをしなくて済むのだ。
「早くて丁寧な運転で頼む」
「はいはい。注文が多いなぁ」
A 俺達のワゴン車は特に問題もなく鶴来屋に到着した
B 「そこの車!止まりなさい」うわっ、警察の検問だ
C パスン!「なっ?」「えっ?急にパンク?!」突然ワゴン車がパンクしたようだ
a
「うっし。着いたぜ」
「ああ。ありがとう」
梓の運転するワゴン車が、鶴来屋の地下駐車場に駐められた。
結構スピードを出してくれたおかげで、かなり早く着く。
…その分、振動もあったが。
トランクのカミュ達は大丈夫だろうか?
俺達は車から降りてトランクを出した。
「カミュ、大丈夫か?」
「大丈夫じゃ…ないよぅ…」
カミュの声が弱々しく聞える。
うーむ。やはりだいぶ参っているようだ。
A とりあえず梓と一緒に皆と合流する
B 先にカミュを洗うために風呂を手配してもらう
C 「ぷぁっ。うっ…げぇぇっ……」何か改めて嫌な音がトランクから聞えたぞ
C
「ぷぁっ」
「なんだ、どうかしたか?」
上手く説明出来ない、奇妙な呟きが漏れてきたその刹那。
「うっ…げぇぇっ……」
「………」
今度は分かりやすいが、何か改めて嫌な音がトランクから漏れてきた。
恐る恐るトランクの蓋を開けると、独特の酸味の強い匂いが鼻をつく。
「けぽっ……出るものも、もうないのに……けぷっ」
セカンドけろっぴの中には既に吐瀉物もなく、さらさらとした
胃液のみが撒き散らされているようだが、それでもあまりいいものではない。
A.とにかくこのままでは本当にカミュの具合が悪くなる、速やかに風呂場まで運ぼう
B.さすがにトランク持って風呂場に直行は目立つ、洗車用の水道で中を洗おう
C.黙っていたがさり気に酔っていた奴が臭いに釣られてもらいけろっぴを始めた(人物指定)
ゲロフェチどもには悪いがこのへんでAでサービスシーン
とにかく今は一刻も早くカミュを洗わなければ。
「大浴場はこっちだ。付いてきな!」
この状況を察して、梓が鶴来屋自慢の温泉に俺達を連れていく。
「平気なのか?他の宿泊客だって」
「この時間帯は清掃中なんだよ。今なら誰も入ってこない」
「えっ…でも勝手に入っていいのか?」
「構わないって。この鶴来屋を経営してるのも千鶴姉ぇなんだしさ」
そう言いながら梓は大浴場の女湯へズンズン進んでいく。
「何やってんだ?あんたも入れよ」
「い、いや俺は男…」
「あたし達以外誰もいねえっつってんだろ!」
「そういう問題じゃなくて…」
俺の首根っこを無理矢理掴んで女湯の暖簾をくぐらせる。
確かに入り口には清掃中の看板が立ててあった。
「あれ?梓さん、どうしました?今はまだ掃除中ですよ」
中に入ると掃除担当のスタッフが浴槽の周りを洗っていた。
「千鶴姉ぇから頼まれちまってね。女湯は今からあたしが洗う」
「え?でもそんな事をわざわざ梓さんがしなくても…」
「いいから出てった出てった!」
スタッフまで一気に追い出してしまった。
電話の時のイメージ通りの強引なやり方だなあ。
「さて、それじゃトランクを開けるよ」
「ああ」
息を止めて、一気にトランクを開ける。
「うわ…」
「ハァ…ハァ…」
「んー!!ぬぐーー!!」
トランクの中は俺が想像していた以上に酷い事になっていた。
全身にゲロを浴びたカミュ、同じくゲロまみれの上に
生ゴミまで体中に付着している名倉由依。これに
御堂の死体の屍独特の臭いまで混じって大変な事になっている。
「こりゃあ色んな意味でまずいね。手分けして洗おう」
「解った」
俺と梓で大急ぎで全て洗う事にする。
梓はカミュと名倉由依の服を脱がし、洗い流す役。
俺はトランクと二人の洋服、それともう死体だが一応御堂も洗ってやる事にする。
最後の死に様が汚物まみれなんていくらなんでも不名誉すぎるだろう。
梓が先にカミュの服を脱がし始める。
「へえ…本当に羽根が背中から生えてるんだね」
「岸田さん、こっち向いちゃやだよ?」
「向かないって!梓さん、由依の口のハンカチは取らないでくれ」
「解ってるよ。叫び声上げるかもしれないからだろ?」
俺は後ろを向いたまま梓に指示をする。いくら丸腰とはいえこの状況でも
まだ抵抗する可能性があるかもしれないからだ。
「まあ大丈夫だよ。あたしの側にいる以上もう逃げる事なんか出来ないから」
こうして俺は浴場の洗い場で服を着たままトランクを洗い始めた。
すぐにカミュ達も入ってくる。が、俺は後ろを向くなと言われているので振り向けない。
「脱がした服を投げてくれ」
「あいよ!」
べちゃ。
「なっ…臭っ!」
「ああ、悪いね。手がすべっちまった」
ゲロまみれの洋服を頭で受け止めてしまった。髪も洗わなきゃ…。
今後ろではカミュと由依がすっ裸なのは間違いない。という事は…
「梓さんは服脱いでないのか?」
「何期待してんだ?あたしは人の体洗うだけなんだから脱ぐ訳ないだろ」
そ、そりゃそうだ。俺もいるんだしな。
とにかくトランクと洋服を洗おう。後ろの事は気にせずに。
A 普通にトランクと洋服を洗う
B 欲望に負け後ろを振り向く
C 御堂の死体を先に洗う
D 清掃中にも関わらず他の鬼神楽の人間が入ってきた(千鶴・楓・初音から選択)
BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
俺は後ろの事は気にせずに、トランクと洋服を洗おうとした。
洗おうとしたのだが……
「ほらほら。カミュちゃんもそっちの女の子も脱いだ脱いだ」
「うう〜、やっと服を脱げるよ」
「ん〜、んん〜」
「カミュちゃんって胸すごい大きいんだな。あたしも自信あったけどこりゃ負けたかな」
「そんな風に言われると、カミュ恥ずかしいよ」
「そっちの娘は…まぁ可愛らしい体だね」
「うー……」
いかん、どうしても女性陣の会話に聞き耳が立ってしまう。
「おーい。こっちの服も洗っといてくれよ」
パサリと、またカミュ達の衣類が放られた。
「くそっ…ってこ、こ、これは!」
まとめて投げて寄越された服の中に、それらは混ざっていた。
カミュのぱんつ。そして名倉由依のぱんつとブラが。
白くて薄い布切れ達は、カミュ達は今まさに真っ裸であると教えてくれる。
駄目だ!もう辛抱たまらん!
(ちょっとだけなら、いいよな?)
俺は欲望に負け、ゆっくりと後ろを振り向いた。
そこには……
A カミュの年齢不相応なおっぱいボディが飛び込んできた
B 名倉由依の慎ましやかな肉体が目に映った
C 「この変態がっ!」梓の鉄拳制裁が飛んできた
C
790 名前を選択してください 2007/09/20(木) 23:33:13 ID:b/qN9JbIO
エロ展(微含む)から脱出できるのはいつの日か……。
790=324
自作自演おつですw
エロ展で何か問題でも?
振り向けばそこにはパラダイスがある。そう信じて体を180度回転させた。
そこで俺が見たのは――
「この変態がっ!」
怒りを浮かべた柏木梓と、彼女が振るう鉄拳だった。
「ぐはぁっ!」
スピードの乗ったストレートが顔面に炸裂する。
そのまま吹き飛ばされ、洗い場のタイルに思い切り後頭部を打ってしまった。
「お、おいっ。大丈夫か?」
「大丈夫なわけあるか……ぐふっ」
痛みと衝撃の中、俺の意識は急速に薄れていく。
ああ、カミュと名倉由依のおっぱいみたかったなぁ――
A 「おい。起きて服とトランクと死体を洗えよ」浴場で梓に起こされた、二人はもう見あたらない。とほほ。
B 「気が付きましたか?」目を覚ますと別の部屋で他のメンバーが揃っていた。
C 失った意識の中で、俺にもう一人の『俺』が話しかけてきた。
D 失った意識の中で、過去の記憶が蘇ってきた。
B
「ん………」
意識がだんだんとはっきりしていく。
俺は…寝かされているのか?確か風呂場で梓に殴られて…。
後頭部に鈍痛を感じながら目の前のボヤけた視界がはっきりしてきた。
俺の目に映るのはとてつもなく高い天井――
「ハッ!!」
思わず布団を跳ね飛ばし、飛び起きる。
ここは…どこだ?
まるで大型旅館の宴会場のように畳が百畳以上敷かれている。
広い。天井までの高さも10メートル以上はある。
ttp://www.kagaya.co.jp/kagaya/facilities/banquethall.html イメージとしては↑のような感じの部屋だ。
何で加賀屋なのかって?まあ、気にするな。
「気が付かれましたか?」
「貴女は…」
飛び起きた俺の目の前に、ロングヘアーの女性が座っていた。
その後ろには気まずい顔をしている梓と、
おかっぱ頭でセーラー服を着ている少女、
それに金髪の小学生…だよな?子供にしか見えない女の子がいる。
「顔を会わせるのは初めてですね。私が柏木家現党首、
そして鬼神楽の代表取締役の柏木千鶴です。後ろにいるのは妹の楓に初音です」
「…柏木楓です。よろしく」
「…柏木初音だよ。よろしくね岸田さん」
「あの〜千鶴姉ぇ、あたしの紹介は?」
「誰ですかあなたは?お客様を殴り飛ばすような無礼な妹なんて私の身内にはいません」
「し、しょーがねぇだろ!つい耕一にやってるノリで手が滑っちまったんだよ」
耕一はいつも風呂を覗いたりしてるのだろうか。
「千鶴さん、はじめまして。依頼者の岸田洋一です。
依頼の件は話していた通りですが、そういえばカミュは…」
「カミュさんなら隣の大広間で休ませています」
「隣って…こんな広い部屋がいくつもあるのですか?」
「はい。ここは鶴来屋内部に建設した護衛用の施設です。
使わなくなった旅館の大宴会場を区画ごと再利用しています」
「…ここに護衛する人物を泊めておくんです」
「わたし達が交代で24時間見張ってるんだよ」
「回りに何も無いから敵が来たらすぐ解るし、何より
あたし達が暴れるにはこれぐらい広い方がやり易いんだよ」
「話はカミュさんから詳しく聞きました。
彼女を守らないと人類滅亡の危険もあるそうですね」
「そうなんです。ミズシマ遺伝子の暴走により
政府の要人が核の発射ボタンを押す可能性もありえます。
彼女の危機は世界の危機だと言い換えても過言ではないでしょう」
「世界を守る、か。ははっ鬼神楽始まって以来の大仕事だね」
「耕一お兄ちゃんもいるから絶対大丈夫だよ!」
「そういえば、耕一達は何をしているのですか?」
それに捕まえた名倉由依や御堂の死体の事も気になる。
「ああ、その事なら…」
御堂の死体は
A 無事に始末した
B 水をかけたら奇妙な反応をしたので、解剖に回した
C 解体して始末したが、御堂の血が皮膚にかかっても何の変化もなかった
名倉由依は
1 これから尋問する所
2 既に耕一、オボロ、恭介が尋問中
3 取り乱して抵抗したので、気絶させて縛っている
耕一達は
甲 オボロが道に迷ってはぐれたらしく、さっき合流して鶴来屋に向かう所
乙 杜若きよみらしき女性を見つけたらしく、今追跡している所
丙 オボロの刀の件で警察に捕まったらしく、今から引き取りに行く所
※ 名倉由依の選択で2を選んだ場合は耕一達の選択は無しになります
C1丙
「まずは御堂の死体ですけど、私が解体して始末しておきました」
「無事に…ですか」
俺は千鶴の発言に疑問を覚えた。
「はい。何か?」
「いえ。御堂の死体を処理したとき、血が流れたと思いますが…その血には触れましたか?」
「ええ、まぁ」
「その後、その…何か体におかしな事が起きませんでしたか?」
「いえ。特にこれといっては」
千鶴は不思議そうな顔で答える。
「そう…ですか」
おかしい。俺が聞いた話だと、仙命樹は異性に触れると催淫作用が及ぼすはずだ。
単に死後時間が経ちすぎて効果が切れてしまったのか。それとも他に理由があるのだろうか……
「名倉由依のほうだけど、体を洗った後別の部屋に閉じこめておいたぜ。これから尋問するところさ」
「そうか。すまない」
「まったく。あんな小さな女の子がヒットマンだなんて、世も末だねぇ」
やれやれと梓は溜息をつく。
柏木四姉妹だって、一人を除いて学生の女の子達ではないか。
「岸田さん。何か?」
「い、いえっ。別になにも」
気付くと千鶴がこっちを睨んでいた。
心の中のツッコミを読まないでくれ。
「耕一お兄ちゃん達だけど…実は今、オボロさんの刀の件で警察に捕まっちゃってるの」
「なっ…そうなのか」
「うん。釈放してもらえるよう働きかけてるんだけど、どうなるかまだよく分らないんだ」
初音ちゃんの報告に、俺は舌打ちをする。
まったく、あのバカオボロは肝心なところで役に立たない。
鶴来屋へ到着が遅れたのも元はと言えばアイツのせいだ。
帰ってきたら何と言ってやろうか。
「それで岸田さん、これからどうしますか」
四姉妹への事情の説明はカミュがしてくれたし、現在の状況も大体わかった。
俺が次にするべき事は……
A 名倉由依への尋問
B 耕一達が釈放される為への手助け
C カミュの様子を見る
D ゲロの着いた服を洗って、ついでに温泉に入る
E お腹が空いたので食事にしてもらう
DにしたいがC
「カミュの様子を見に行かせてくれ」
「わかりました。さっき言ったとおり、隣の大広間にいますから」
「体を洗ってやった時、だいぶ疲れたみたいだぜ。励ましてやんな。あ、でもやらしい真似なんかするなよ」
「う、うるさい。わかってる」
「どうだか、さっきも風呂で覗こうとしたクセに」
「ぐっ……」
それを言われると返す言葉がない。
「梓お姉ちゃん、あんまり責めちゃ可哀想だよ。岸田さんカミュちゃんを心配してるんだから」
「まぁそりゃあ分らないでもないけどさ」
梓が末っ子で小学生であろう初音に注意される。
心優しい少女だ。俺の中のオリジナル岸田とは似ても似つかない、清らかな心の持ち主だ。
『そうとも限らないぜ。人間の心の中など簡単に理解できるものか』
何故か唐突に俺の中のオリジナル岸田が話しかけてきた。
うるさい、中の人。お前に何が分かる。
『少なくともお前よりは理解しているつもりだぜw』
何を言っているのだろうか?
俺は立ち上がり、隣の大広間へ向かった。
「カミュ。大丈夫か?」
ガラリと襖を開けながら尋ねる。
隣の大広間でカミュは――
A 「あ、岸田さん。気が付いたんだね」疲れた顔をしながらも笑顔を返してくれた
B 「すぅ……すぅ……」眠っている。起こすのも悪いだろう
C ……布団の中にカミュがいない!?
Cで展開を早める
襖を開けると、部屋の中央に一組の布団が敷いてあった。
あそこでカミュが寝ているのだろう。
「カミュ、起きているのか?」
布団に歩み寄りながら問い掛けるも、返事はない。
多分寝ているのだろう。色々と疲れも溜まっていたはずだ。
それなら寝顔だけ確認しよう、そう思ったのだが――
「カ、カミュ?!」
布団の中には、カミュの影も形も見あたらなかった。
一体何故?!どうしてなんだ?!
「どうしたのですか」
「何かあったのか」
大きな声を出す俺に驚き、何事かと後ろから千鶴達もやって来た。
「カミュが!…カミュがいないんだ!」
「ええっ?!」
「……そんな、信じられません」
「信じられないも何も、現に布団はもぬけの殻だ!」
俺は四人に無人の布団を見せつけた。
どういう事だ?!これもカミュを狙う連中の仕業だというのか?!
A こうしてはいられない、すぐにカミュを探し始める
B 一旦落ち着いて、状況を整理する
C 「これは?」俺は枕元に一通の手紙を見つけた
すぐに駆けつけたい気もするが岸田さんならBかな
カミュがいないだと?!
「さっきここで寝かせていたはずなのに」
「どうしようお姉ちゃん。早く探さないと」
さすがの柏木四姉妹も、不測の事態に慌て出す。
まさか今から守るはずだった護衛対象を連れ去られるなどと考えもしなかったのだろう。
とにかくカミュを探さなくてはいけない。
いけないが……いや。落ち着くんだ、俺。
こんな時こそ冷静になり、状況を整理すべきだ。
やみくもに探し回っても見つからないのではないか。
A 布団の周囲をよく調べてみる、何か手がかりがあるかも知れない
B 捕らえた名倉由依に何か知らないか尋問してみる
C まずは旅館の出入り口を閉鎖してもらう
A
柏木四姉妹によれば、カミュはさっきまでここで寝ていたのだ。
もしかしたら何か手がかりがあるかも知れない。
「…………」
俺はしゃがみ込み、布団の周辺を丹念に調べてみた。
掛け布団をはがして、敷き布団に手を当ててみる。
「まだ微かに温もりがある、いなくなってからそう時間は経っていない」
カミュが確かに寝ていた跡が、手のひらにじんわりと感じ取れた。
「千鶴さん達もこの部屋を調べてほしい」
「ええ、わかりました」
俺に続いて四姉妹も部屋を調べ始めた。
どんな些細な事でもいい、何か手がかりになるような物はないだろうか。
A ふと、枕の下に一通の封筒があるのに気付いた
B 布団の脇に…血文字が書かれてあった!
C 布団の脇に、持ち主がこの場の誰のものでもないあるものが落ちていた、もしや犯人の遺留品か(あるものを指定)
D 四人で色々と調べたが、特に手がかりらしい物は見つけられなかった
B
「こ…れは?」
敷き布団をめくり、俺は呻き声を上げてしまった。
「どうしたのですか」
「何か見つかったのか?」
何事かと千鶴達も見に来る。
「ここだ、この布団の脇の部分に…血文字が書かれてある」
「何ですって?」
俺が指さした分を姉妹達も凝視した。
敷き布団の脇のシーツ部分に、目立たないよう書かれた文字があったのだ。
それは固まり始めた赤黒い…血で書かれたものだった。
恐らくはカミュが連れ去られる直前に、相手の目を盗んで書いたのだろう。
(カミュは何を書き残したんだ?)
滲んで読みにくい血文字を、それでも目をこらして読み取ろうとする。
カミュが痛みを堪えて残してくれた片言のメッセージ。それは――
A エルルゥ
B チヅル
C アズサ
D カエデ
E ハツネ
F オボロ
G その他メッセージを指定
G おならぷぅ
オナラプゥ
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
書き残された5つの血文字に、俺達は言葉もなかった。
まさかこんな場面で、選択スレ伝統の一発ネタを見るとは予想できなかった。
「これってどういう意味なの?」
一番年下の初音ちゃんが尋ねる。
小学生の世代ではさすがにこのネタは分からないだろう。
「ああ、これは『魔法陣グルg』……やっぱりいい、やめた」
恐らくはカミュを浚った連中による、こちらの攪乱か嫌がらせの類だろう。
真面目に受け取るだけ損というものだ。
「結局、手がかりは無しか」
その後も色々と調べてみたが、手がかりらしい手がかりは見あたらなかった。
俺達は暗澹たる気持ちで隣の大広間に戻った。
A 名倉由依の尋問をする
B 外に出てカミュ探しをする
C 耕一達はどうなっている?
D その時、俺の携帯電話が鳴った
A
「……これからどうしますか?」
大広間に戻り、俺は千鶴から次の行動を聞かれた。
「名倉由依を尋問する」
カミュが消えたのはとてもショックだ。
だが、だからといっていつまでも打ちひしがれてもいられない。
カミュを取り返すためにも、今こそ次のアクションを取らねば。
「名倉由依を閉じこめてある部屋へ案内してくれ」
「ああ、わかったぜ」
名倉由依は俺達を狙ってきた連中の刺客だ。
連中について何か知っているに違いない。
今は少しでも手がかりが欲しい。
その為にも、なんとしても名倉由依から情報を聞き出さねば。
「……ついてきて下さい。鶴来屋の地下に秘密の地下牢があります」
俺は楓に連れられ、大広間を出てエレベーターに乗った。
「パネル上では地下は駐車場になっている二階までしかありませんが、本当は三階まであるのです」
楓は何やらボタンを操作しながらそう教えてくれた。
なるほど、出入り口の上のパネルが本来は存在しない「地下三階」を表示する。
「着きました、こちらです」
チンという音ともにドアが開かれる。
そこは警察の留置所のように、幾つかの牢屋があった。
「確かここの牢にいるはずですけど」
楓に案内され、名倉由依を監禁してある牢屋の前に立つ。
名倉由依は――
A 座ってこちらを睨んでいた
B 倒れていて動く気配がない?!
C 名倉由依が……いない?
A
「…………」
牢屋の中で、名倉由依はベッドに座りながらこちらを睨んでいた。
無理矢理捕まえられたんだ、当然と言えば当然か。
「名倉由依、だったな」
「…………」
「お前には色々と聞きたいことがある」
「…………」
「ここではいくら悲鳴を上げても、助けに来る者はいないぞ」
「…………」
怒りと、いくらか怯えを含んだ表情を名倉由依は見せている。
さて、何から聞こうか?
A 名倉由依を雇ったのは何者か?
B 他にも仲間はいるのか?
C カミュが浚われたことについて何か知らないか?
A
「名倉由依、君を雇ったのは一体何者なんだ?」
最初に聞いたのは名倉由依の背後関係だ。
彼女は最初、駅前で俺達を狙撃してきた。
さらに、路地裏に逃げた時も正確に追いかけてきたのだ。
俺達の行動をかなり正確に把握し、一般人が入手出来ないはずの拳銃を使用した。
どう考えても一個人には不可能だ。
何らかの後ろ盾があるに違いない。
「答えろ!」
「…………」
名倉由依はぷいと俺から顔を背ける。
「気は進みませんが、答えないのであれば…手荒な真似も辞さないつもりです」
隣の楓も由依に語りかける。
手荒な真似…間違いなく拷問の類だろう。
「教えていただけませんか?今なら痛い思いをしなくて済みますよ」
正義を標榜するとはいえ、殺人も厭わない非合法集団による拷問。
内容はあまり想像したくないものだ。
A 「……『ミズシマ研究所』そう言ってました」
B 「……雇い主については何も知らないんです、本当なんです」
C 「…………」由依はあくまで沈黙を守った
B
「……し、知らないんです。雇い主については何も知らないんです」
『手荒な真似も辞さない』と聞いて、ようやく名倉由依は口を開きだす。
「雇い主が何者か知らないだと」
だが「何も知らない」では話にならない。
「は、はい……」
「貴女は何者かも分からない連中から、人殺しの依頼を受けたと言うのですか?」
「そ、それは……」
「そもそも君は、どうしてこんな仕事を引き受けたんだ?」
目の前の少女は、ごく普通の一般人だ。
人殺しなど、おいそれと素人にできるものではないはず。
「あたし…あたし……実は」
A 「……お姉ちゃんが人質に取られたのです」
B 「……あたしの大切な人が、人質に取られたのです」(人物指定)
C 「……お家がすごい借金を抱えていて、どうしてもお金が欲しかったからです」
B佐藤雅史
「……佐藤さんが、人質に取られてるのです」
「佐藤?」
「誰ですか、それは?」
名倉由依は僅かに頬を染めながら呟いた。
「佐藤雅史さん……あたしの……大切な人…です…うっ……うぁぁぁぁっ」
堰を切ったように名倉由依が泣き出す。
「お、おいっ。とりあえず落ち着いて話を聞かせてくれ」
泣き出した名倉由依の話をまとめるとこうだった。
ある日、学校から帰宅すると名倉由依あてに一つの小包が届いていた。
中を開けると、一本のビデオテープと、厳重に包装された小箱と、一枚のメモがある。
メモには「まずはビデオテープを再生しろ」と書かれてあった。
不審に思いながらも、名倉由依はビデオをデッキにセットする。
『そんなっ……佐藤さんっ!』
画面には、どこかの廃工場か倉庫らしき部屋が映し出された。
薄暗いその部屋で、椅子に縛り付けられ、体中傷だらけにされた佐藤雅史が映っていたという。
顔中アザだらけにされ、裸にされた上半身には幾つもミミズ腫れや火傷の痕があったらしい。
『この少年の命を助けたければ、小箱を開けて中の指示通りに行動しろ。失敗したり、警察に連絡などすれば少年の命は無い』
ボイスチェンジャーで変質した声が、ビデオの中から由依に命令したという。
由依が慌てて小箱を開けると、中から一丁の拳銃と、俺やカミュ達の写真と、隆山駅の場所と俺達が到着する時刻のメモと。
そして……『写真の人間を殺害しろ』というメモがあった。
『健闘を祈るよ、もう一度この少年に会いたければね』
『誰か……助けて……痛い……熱い……由依…ちゃん……』
佐藤雅史が名倉由依の名前を呟いた瞬間、ビデオは切れた。
「あたしに選択の余地はありませんでした…佐藤さんを助けるため、貴方達を殺すことを決めたのです」
「…………」
「…………」
「でも…もうオシマイです。あたしは命令をこなせずに捕まってしまった…ごめんなさい、佐藤さん……」
人質を使って殺人を強要する、なんと卑劣な話だ。
しかし、何者か不明な相手に指示されていただけなら、これ以上彼女を尋問しても情報は聞き出せそうにないな。
これからどうするべきだろうか。
A 一旦大広間に戻る
B もう少し名倉由依に質問をしてみる
C 「……待ってください、彼女は嘘をついている可能性もあります」と楓が言いだした
CCC
「戻ろう。これ以上彼女を尋問しても時間の浪費だ」
俺は楓を促す、しかし。
「……待ってください」
楓は名倉由依を睨んだまま動こうとはしなかった。
「彼女は嘘をついている可能性もあります」
「なっ……」
「結局彼女は『何も知りません』としか言ってません。それにあまりにすんなりと事情を話したのが気になります」
涙目の名倉由依に向かって、平然と楓は言い放つ。
「もう少し、本当のことを話せるように相応の手段を執るべきでしょう」
「し、しかし……」
名倉由依の泣き腫らした瞳を見ると、とても俺にはこれ以上彼女を疑う真似など出来なかった。
きっとオリジナルの俺ならこれ幸いにと彼女に酷い仕打ちをするのだろうが。
「カミュちゃんのためにも情報が欲しいのではないですか?」
「それはそうだが……」
「ここは心を鬼にするべきです」
「…………」
楓の言うとおり情報は欲しい、だが、それでも……
「あたしっ。あたし嘘なんてついてません!」
俺達のやりとりを聞いていた名倉由依が叫ぶ。
「それを決めるのは貴女ではありません。私です」
だが、彼女の訴えをぴしゃりと楓は遮った。
「岸田さん。これから私は彼女からより詳しい話を聞くため、相応の手段を執るつもりです」
「…………」
「あなたには姉さん達のところに戻ってもらったほうが良いかもしれません」
「…………」
「それとも、あなたが名倉さんに相応の手段を用いて、真実を聞き出しますか?」
A 上に戻る、相応の手段は楓に任せる
B 相応の手段は楓に任せるが、俺もここに残って見届ける
C 俺自身の手で、名倉由依から情報を聞き出す
A
「俺は一度上に戻りたい」
裏の世界の人間による『相応の手段』
俺には自分でする自信も、見届ける勇気も無かった。
「……分かりました。ここは私に任せてください」
「頼む。その、あまり手荒な事は……」
「それは名倉さん次第です」
「私は嘘なんかついてませんっ!本当のことしか言ってません!」
必死で訴える由依。だが楓は耳を貸さない。
俺はやるせない気持ちで牢を出て、一人エレベーターに乗った。
「嫌ぁ……嫌あぁぁ……助けてぇ! 誰かあっ! 佐藤さぁぁぁんーーー!!!」
エレベーターの扉が閉まる直前、名倉由依の悲鳴が響き渡る。
一体楓はどんな方法で真実を聞き出そうとしているのだろうか……
A 俺はエレベーターで上に戻り、大広間で三姉妹と合流した
B 視点を楓に変えて名倉由依から『相応の手段』で情報を聞き出す
B
……こんばんは、あなたの隣に楓です。
私は今正義の護衛集団「鬼神楽」の一員として、依頼者の命を狙った少女から情報を聞き出すところです。
依頼者の命を狙った少女、名倉由依さんはさっき岸田さんに尋問され、一応は口を割りました。
ですが、あっさりと簡単にゲロったのでとても信用できません。
やはりここは自分の手で信頼できる情報を聞き出すべきでしょう。
「どうして…どうして信用してくれないのですか……」
さて、目の前にはベッドに座った名倉さんがいます。
泣きすぎて目が真っ赤です。演技なら大した物ですね。
カミュさんが浚われてしまった以上、迅速に話を聞かせてもらわねばなりません。
その為に『相応の手段』を執る……ありていに言えば拷問に掛けるつもりです。
何を使ってみましょうか?
A オーソドックスに鞭、定番ですね
B ピアスがあったりします、エロ展は自重するべきでしょうが……
C 一応彼女を気遣って、羽根ペンでくすぐりの刑
D スマートに自白剤、効果は強い分副作用も強いですけど
E 道具を使わなくても、少し鬼の力を解放して爪を伸ばしてみる
F メガネと釣り糸、二つ使ってみましょうか
G その他道具を指定
G柳川の拷問陵辱セット薬品つき
……そういえばいいものがあります。
私は一旦牢を出て、奥の倉庫からある段ボール箱を持ってきました。
「な、何なんですか、それは?」
「……とてもいい物ですよ」
箱には『柳川』とマジックで書かれています。
実はこれ、耕一さんが叔父の柳川さんをコテンパンにのしたときに押収したSMグッズなのです。
叔父さんって実はいい趣味してますよね。本人は
『ち、知人の部屋の前の住人の持ち物だ。本当は俺の趣味なんかじゃない!』
と必死に否定してましたが、どんなものでしょうか。
「服は……邪魔ですね」
「や…きゃぁぁっ!」
少し鬼の力を解放して、名倉さんの服に手を掛けました。
服はあっさりと引き裂かれ、ボロ布となって周りに飛び散ります。
「あ……やぁ……」
「今度は……こっちです」
産まれたままの姿にされ、怯えすくむ名倉さんに革製の首輪を填めました。
続いて拘束用の手錠を外し、SM用革手錠で右手首と右足首、左手首と左足首を拘束します。
「きゃぁっ、痛っ!」
首輪に通されたロープを引っ張り、ベッドから床に引き倒しました。
「いい格好ですね」
無理矢理大股開きにされ、胸も大切な部分も晒し者にされる名倉さん。
胸は……私や初音とどっこいどっこいです。少し共感しちゃいます。
アソコは……よく分かりませんけどあまり使い込まれた感じではありません。
「ひどいです……こんな……まだ佐藤さんにも見せたことがないのに……」
同性とはいえ、無理矢理裸にされて鑑賞される恥辱に名倉さんは再び泣き出します。
それにしても恋人(?)にもまだ見せてなかったとは。ずいぶんとプラトニックな関係のようです。
まぁ私はそんな涙で誤魔化されるつもりはありませんけど。
さて、次はお薬の時間です。
叔父さんによれば「人間を動物に戻してくれる」とかいうかなりアブない薬です。
どれぐらい飲ませてみましょうか。
A まずは一般人にとっての適量を
B 適量より少し多い目に
C いっそのこと鬼でも気が狂ってしまうほどドパッと
A
……そうですね、いきなり壊れてもらっては困ります。
私は一般人にとっての適量を取り出し、オブラートに包みました。
「な……何なんですか、それは?」
「……動物に戻れる薬ですよ。さぁ、飲みなさい」
「嫌ですっ…んっ……んぐうぅっ……」
拒絶しようとする名倉さんの口を無理矢理開き、強引に薬を飲ませます。
そのまま吐き出されないよう手で口を覆い、飲み下すまで待ちました。
「えっ……うあぁっ……あぅぅ……」
やがて耐えきれなくなり、こくこくと喉を鳴らす音が聞えます。
「あっ……何…ですかっ……体が……熱くなってきて……」
即効性の強い薬が早くも効いてきました。
名倉さんの顔に赤みが差し、触れてもいない胸の先端が勃起し、秘部にも潤みが生じだします。
「こんな……こんなの……あたし……」
もじもじと体を揺すらせ、こちらを物欲しそうな顔で名倉さんはこちらを見上げました。
「……触ってほしいのでしょう」
言いながら、私は人差し指を一本で名倉さんの右胸の乳輪を撫で上げます。
「ああっ!ひゃぅっ!」
あくまで乳首の周辺に微かに触れて、ごく弱い力でなぞるだけの愛撫。
ですが薬の効いた名倉さんは、獣じみた嬌声を上げて体をひくつかせます。
私はそこであっさりと手を引きました。
「もっと……触って弄って欲しいでしょう。もどかしくて仕方がないでしょう。」
「あ……あう……そんな……あたしは……」
「貴女が本当に知っていることを話せば、気持ちよくしてあげますよ」
A 「で、でも……あたしは本当に何も知らないのです。本当なんです!」
B 「ご…ごめんなさい。あたし……本当は話していないことがあるんです……」
C ドカッ! 「なっ……」私は背後から何者かに不意打ちを受けた
A
「で、でも……あたしは本当に何も知らないのです。本当なんです!」
体をひくつかせながらも、名倉さんはまだ強情を張り続けました。
「お願いです!信じてください!……せめて、手だけでも自由にしてください」
自分で触りたくて仕方がないのでしょう。不自由な手足をバタバタと動かしています。
「……困りましたね」
簡単に喋ってくれると思ったのですが、私は少々この少女を甘く見ていました。
このの快楽寸止めプレイでは本当のことを喋るつもりはないようです。
敵ながらあっぱれと言うべきでしょうか。
「どうして……どうして信じてくれないのですか……体が……おかしくなっちゃいます……」
相変わらず涙に訴えようとしてきます。この辺はワンパターンですね。
「それなら……」
A 薬の量をもっと増やす
B 別の拷問器具で責める(拷問器具を指定)
C ……もしかして本当に何も知らない?
Cで展開を変えてみる
はたとここで私の手が止まりました。
(もしかして……本当に何も知らないとか?)
頑なに何も知らないと言い張り、快楽寸止めプレイにも口を割らない名倉さん。
私はこれまで我慢して何か秘密を隠しているのではと疑っていました。
ですが……単に本当に何も知らないだけの可能性もあります。
「信じて……ください……アソコが……熱くて……こわれちゃいます……」
汗と涙まみれの顔で訴える名倉さんを見ていると、さすがに自分の考えを疑わざるを得ません。
(困りました、どうしましょう)
岸田さんにあんな見得を切った以上、今さら「私の勘違いで無駄な拷問をしました」というのも格好悪いです。
姉さん達にバカにされてしまうでしょう。
それにこれ以上情報を持っていないとはいえ、このまま解放することもできません。
さてどうしましょうか。
A しばらくはこの牢に入っておいてもらう
B 無駄かも知れないけど拷問を続ける
C 廃人に口なし、薬を大量に飲ませて廃人にしちゃう
D 死人に口なし、手っ取り早い口封じとして始末する
CCC
「お願いです……逃げたりしませんから……せめて、片手だけでも……」
快楽寸止めプレイで精神が限界に近づいている名倉さん。
ですが、この期に及んでも情報らしい情報を吐こうとはしません。
どうやら本格的に私の勘違いのようでした。
飲ませた薬は適量なので、片手でも解放してしばらくオナニーでもさせれば意識は戻るでしょう。
ですが、問題はその後です。
事情を姉さん達に話せばどうなるでしょうか。
『まぁ楓ったら、鬼神楽にあるまじき失態ですね』
『おいおい。楓って人見る眼がねーな』
『楓お姉ちゃんヒドいよ。名倉さん可哀想……』
……私の立つ瀬がありません。格好悪すぎです。
仕方がありません。こうなったら――
「ごめんなさい、名倉さん。先に謝っておきます」
「わ、わかってもらえたんですかっ…んんんっ?!……むぐぅ!」
私は新たに大量の薬を取り出し、オブラートに包んで名倉さんに飲ませました。
例え鬼でも耐えられない量です、名倉さんなら確実に精神が壊れるでしょう。
「何も知らないのであれば、貴女は私達にとって邪魔なだけです」
鬼神楽の事も知られてしまいましたし、単に解放するわけにもいきません。
廃人に口なし、気の毒ですが名倉さんには廃人になってもらいましょう。
「そ、そんな……ひどすぎま……あぅぁっ……ひひゃぁ……」
呂律が回らなくなり、体の痙攣が一層激しくなってきました。
「あ……あふ……えへ……さと……うさ…ん……」
目の焦点が合わず、涎を垂らしながらブツブツと何事かを呟く名倉さん。
右手足と右足首、左手首と左足首に填めた革手錠を外し、普通の手錠をはめると一心不乱にオナニーをし始めました。
クチャクチャと淫らな水音が静かな牢によく響き渡ります。
しばらく様子を見ていましたが、どうやら完全に精神が壊れたようです。
もはや彼女の眼が光を取り戻すことはなく、私の失敗を語ることもないでしょう
「姉さん達には『名倉さんは頑なに黙秘した。敵ながら見事でした』と報告しておきますか」
どうせ誰も見ていないのです、問題ありません。
A 上に戻って姉さん達に報告する
B 「貴様……なんて事を!」その時、何者かが背後から私を攻撃してきた
C 視点を岸田に戻す
B
(!!?)
名倉さんへの尋問を終えて地下牢を後にしようとしたその時、不意にぞくりとした感覚が全身に走りました。
私達は自身の性質と職業上、この感覚の正体をよく知っています。
これは間違いなく……殺気!
──シャッ
「うッ!!」
染み付いた習性から反射的に前方へ低く跳躍しましたが、僅かに遅れた右足に微かな痛みが走りました。
おそらく、何らかの刃物で斬られたのでしょう。ですが幸い、深い傷ではない様です。
それよりも問題なのは、斬られる直前まで何の気配も感じれなかった事と、この鶴来屋の地下牢に何者かが侵入してきたと言う事実です。
「貴様……なんて事を!」
名倉さんの側に着地し初めて背後を振り替えると、私に斬りつけたであろう人物が、激しい憤怒の感情を露にしていました。
おそらくは名倉さんの仲間……いえ、この怒り方から判断すると、それに加えて知己の方なのかも知れません。
そしてその人物は──
A 柳也
B 来ヶ谷唯湖
C 光岡悟
D トウカ
D
「貴様…楓殿に何をした!?」
目の前に立っているのはポニーテールの女性でした。
ですが、侍風の服装に加え刀まで持っていて、
まるで江戸か幕末時代の人間のようです。
顔が怒りに震えています。この状況を見れば無理もない事ですが。
それに、楓殿って…。楓は私の事なんですが。
「待ってください。貴女こそ、何故この場所に入ってこれたのですか?」
「某の質問を質問で返すとは!!何と無礼な!!」
「いきなり切りかかってくるのは失礼ではないのですか?」
「あ…そ、某とした事が!!」
この人、何か変です。殺気も見せず私に奇襲をかけられるだけの
腕前があるのは間違いないのですが、どうもうっかり者というか。
そういえばこの人耳の形が動物か何かの耳に見えるのですが…。
まさか、この人もカミュさんと同じミズシマの…
「怒りのあまり名乗りもせず切りかかった事を詫びよう。
某の名はトウカ。ミズシマ遺伝子の実験体の一人だ」
「やっぱりそうでしたか。それで一体何故この場所が解ったのですか?」
「解ったも何も、某は鬼神楽の人物一人一人に挨拶をして回っていた所だ。
この場所の事は千鶴殿に楓殿はどこにいるのか聞いたら教えてくれたのだ。
今度は某の質問に答えろ!貴様はこんな所で楓殿に一体何をしている!?」
「…はい?」
「楓殿を不埒にも裸にひん剥き、何をしようとしていたのか!?」
「楓は私ですが」
「………へ?な、何を言っているのだ?」
「だから、私が楓です。千鶴姉さんから外見を聞いてなかったのですか?」
「そ、某とした事が!!何たる不始末を!!申し訳ありませぬ!!」
…この人、名倉さんの仲間でも何でもなく、
どうも千鶴姉さんから私がどこにいるのかだけを聞いて
ここまでズイズイ入ってきて、勝手に私と名倉さんを間違えて
私が襲われてると思って斬りかかってきたっぽいです。
一言で言うと、とんでもないうっかり侍ですね。
でも、この異常なうっかりぶりは利用できます。
この場は上手く名倉さんを壊してしまった事を誤魔化してしまいましょう。
でもその前に、聞いておきたい事があります。
「私に襲い掛かった事はもういいです。それよりも、
貴女は私達に挨拶をして回ってたと言いましたね」
「そうです。某も岸田殿やオボロ殿と合流し、鬼神楽の方々と
一緒にカミュ殿をお守りせよと命ぜられました」
私が楓だとわかった途端いきなり敬語になりました。
「聞きたいのはそれです。貴女は誰に聞いて、
誰に命令されてこの鶴来屋に来たのですか?」
「それは…」
A 杜若きよみという髪の白い女性です
B 杜若きよみという髪の黒い女性です
C ミズシマ研究所の、反ミズシマ派のグループです
C
「某はミズシマ研究所の、反ミズシマ派のグループの指示でこちらに来たのです」
「反ミズシマ派?」
「左様。ミズシマ研究所の全ての人間が、性急な方法で人類の進化を望んでいるわけではありません」
ミズシマ博士を中心とした研究所といえども、一枚岩ではないようです。
まぁ人間をみんな暴走させようなんて、あんまり賛成できないでしょうし。
「ミズシマ派の計画を阻止するため、某が鶴来屋に遣わされたのですが…一足遅かったようです」
「元気を出してください、失敗は誰にでもあります」
がっくりと肩を落とすトウカさんを私は慰めました。
「今はカミュちゃんの行方を捜すのが先決です。さぁ、一旦姉さん達のところに戻りましょう」
「楓殿……もったいない言葉です」
私は適当にトウカさんを励まして一緒にエレベーターに向かいました。
とりあえず壊れた名倉さんの件は上手く誤魔化せたようです。
ラッキーでした。つくづくトウカさんには感謝しないといけません。
A 私達は上の姉さん達のいる大広間に向かいました
B エレベーターの中でトウカさんに何か質問をする
C 視点を岸田に戻す
C なんか忘れ去られそうなので
久しぶりだな。岸田洋一だ。
柏木楓の拷問を見ていられなかった俺は、彼女と別れて先に上に戻った。
楓の性格はよくわからないが、雰囲気から察するに生半可な拷問はしないと思う。
殺されかけたとはいえ、俺自身は名倉由依に恨みは無い。
もし彼女が何かを知っているなら、手遅れにならないうちに話してほしいものだ。
名倉由依の安否を気遣いつつ、楓が聞き出す情報を待っていると一人の女性がやって来た。
最初はミズシマ研究所の刺客かと俺も千鶴達も身構えたが、どうやら違っていた。
彼女はトウカといい、驚くべき事にミズシマ実験体の一人で、更に反ミズシマ派が寄越した助っ人らしい。
だが…一足遅くカミュは何者かに浚われているのだ。
そう伝えると、トウカは落ち込みながら地下の柏木楓にも挨拶をしに行った。
手遅れだったとはいえ、反ミズシマ派なるグループが俺達を支援してくれるというのは心強い。
なんとかしてカミュを探し出さねば。
そして今俺は何をしているかというと……
A 警察に捕らえられたオボロ達の様子を調べている
B 皆で食事をとっている
C ゲロのついた服を洗い、温泉に入っている
C
「ふぅ……いい湯だな」
俺は今露天風呂に入り、旅の疲れを癒しくつろいでいる。
トウカとお互いに自己紹介をした後、はたと気付いた。
しまった。カミュの服を洗ってからずっと、ゲロのついた服を着たままではないか。
そう言えばトウカの俺を見る眼がどこか気持ち悪そうだった。
うむむ、やはり最低限の身だしなみは必要だろう。
というより俺自身もゲロ付き服なんていつまでも着ていたくない。
そんなわけで俺は服の洗濯がてら、温泉に入ることにした。
豪勢で広い露天風呂は何とも心地が良い。
そんな温泉に浸かりながら俺が考えているのは……
A 浚われてしまったカミュについて
B 千鶴が処理したという御堂の死体について
C 警察に捕まったオボロ達について
D 楓による名倉由依への拷問について
E 風呂上がりに飲む飲み物について
D
「楓は名倉由依から何か聞き出せただろうか……」
俺は楓による名倉由依への拷問について考えていた。
大切な人の命を守るためにやむなく俺達を狙ったと言ってた少女、名倉由依。
彼女は誰が自分を雇ったのかも、知らないらしい。
もし本当なら、彼女も捕まった佐藤雅史とやらもあまりに気の毒だ。
だが……楓の見立てによれば、彼女は嘘をついて誤魔化しているらしい。
「本当に名倉由依は嘘をついているのだろうか?」
名倉由依の言葉にも涙にも、俺は偽りを感じ取ることが出来なかった。
もっとも俺なんかの人を見る目が、どこまで信用できるかはなはだ疑問だ。
裏の世界の人間である楓が疑わしいと言ったのだ、彼女に任せておくのが得策だろう。
「何にせよ新しい情報が得られて、名倉由依も無事だといいのだが」
楓だって鬼じゃないんだ、同年代の少女に対して少しは手心を加えると思うのだが……
とにかく風呂から上がったら、結果を楓に聞いてみよう。
A 浚われたカミュについて考えてみる
B 千鶴が処理したという御堂の死体について考えてみる
C 警察に捕まったオボロ達について考えてみる
D 風呂上がりに飲む飲み物は何にするか考えてみる
E そろそろ風呂から上がる
A
「……カミュは無事だろうか」
俺は頭を切り換え、浚われたカミュについて考えてみた。
鶴来屋に到着し、万全の体制で守ってもらおうと思った矢先だった。
隣の部屋に鬼神楽が揃っているにもかかわらず、誰にも気付かれずカミュを浚いだす。
予想できない、まさかの出来事だった。
「鶴来屋のセキュリティをかいくぐり、千鶴達に気付かれもせずに侵入するとは……一体何者なんだ」
カミュを浚ったヤツについても手がかりは無いに等しい。唯一の痕跡は……
「『オナラプゥ』か、いつまでこのネタは使われるのだろうか」
恐らくは犯人が俺達をバカにするために残したのだろう。
あの時ばかりは選択スレの伝統と衛藤ヒロ○キを恨んだ。
そんな風にカミュが浚われたことについて考えていると、ある考察に思い至った。
それは――
A 実は鶴来屋の誰かがカミュ誘拐の手引きをしたのではないか?
B カミュはどうして「殺され」たのではなく、「浚われ」たのか?
C 実は『オナラプゥ』は何か意味のあるカミュからのメッセージではないか?
B
カミュはどうして「殺され」たのではなく、「浚われ」たのか?
誰にも気付かれず、カミュを浚うことが出来たのならば、
その場でカミュを殺す事も当然出来たはずだ。
しかし、カミュは殺されたのではなく、浚われた。
今もカミュは生きている。間違いなくだ。
それを断言できるのは、カミュがもし死亡したら
ミズシマ遺伝子を持つ者全てが暴走するからだ。
俺が今こうして冷静に現状を把握して推理をしているという事は、
俺はまだ狂ってはいない。正常だという事だ。それは即ちカミュの無事を意味する。
俺がこうして無事にいられるという事が、皮肉にもカミュの無事も保障しているのだ。
話を戻そう。何故カミュは殺されず浚われたか?
色々考えられる事はある。
一つはカミュを浚ったのは俺と同じミズシマ遺伝子の被験者ではないかという推理。
カミュを始末すれば、始末した自分も狂ってしまう。故に殺せない。
一つはミズシマの連中とは関係ない第三の組織の犯行。
以前、御堂が雇われていた組織。俺やオボロ達、ミズシマ遺伝子を持つ者を合流させたり
かと思えば御堂を使い俺達を殺そうとしたり。今まで考えなかったが
この謎の組織の事も気にかかる。他にも杜若きよみという女性の存在、
恭介が会ったもう一人の杜若きよみ…。謎だらけだ。
こういう連中の誰かがカミュを浚った可能性もある。
そして、それに付属する形で考えなければいけないのが、
狙ったのはカミュではなくカミュのお腹の子供の命ではないかという考えだ。
ミズシマ遺伝子を無効化する鍵がカミュの子供にある。
ミズシマの連中なら真っ先に潰しておきたい存在だろう。
そして、そうだとするとカミュが浚われたのに俺達が無事な理由の裏付けになってしまう。
カミュの子供が殺されてもカミュさえ無事なら俺達に何の変化も起きないのだから…!!
想像して寒気と怒りと恐ろしさが同時に込み上げてくる。
カミュは、カミュの子供は本当に無事なのだろうか…!?
いや、ここでそれを一人で心配しても仕方がない。
それを考えるのは風呂から上がり鬼神楽の人達に会ってからにしよう。
A 千鶴が処理したという御堂の死体について考えてみる
B 警察に捕まったオボロ達について考えてみる
C 二人の杜若きよみについて考えてみる
D 風呂上がりに鶴来屋のどんな料理を食べようか考えてみる
E そろそろ風呂から上がる
A
D
俺は千鶴が処理したという御堂の死体について考えてみた。
千鶴は死体の処理時、御堂の血液に触れたと言う。
だが、特に身体に変化はなかったとも言っていた。
……おかしい。これはどういう事だ?
強化兵である御堂の血液には、その力の源である仙命樹が含まれている。
仙命樹は異性の肉体に触れると、強い催淫作用を発揮するらしい。
千鶴は死体処理時に血に触れた、にもかかわらず何も異常が無かった素振りを見せた。
これはつまり――
A 単に時間経過と共に血の中の仙命樹が息絶えただけ
B あの死体自体が御堂の偽物ではないか
C 発情したけど恥ずかしいから黙っていた
D そうか!御堂は実は女だったんだ!
E そうか!千鶴は実は男だったんだ!
B
あの死体自体、本物の御堂ではなく偽物ではないか?
そう考えると、列車の中で奴が死んだのも頷ける。
いくら突然変身した俺に不意を打たれたとはいえ、電撃だけであっさり死亡したのは不自然だ。
ただ…あの後俺が調べてみても、御堂の死体に不審な点は見つからなかった。
千鶴も死体処理の際に、特別異常を発見したわけではない。
もっとも、相手はクローン人間なんかを作れる科学者の集団だ。
単なる検死の結果程度では何とも言えない。
とにかく、万一の事も考えて御堂については警戒しておいたほうがいいかもしれん。
A 警察に捕まったオボロ達について考える
B 二人の杜若きよみについて考える
C 風呂上がりにコーヒー牛乳とフルーツ牛乳とイチゴ牛乳のどれを飲むか考える
D さすがにのぼせてきた、風呂から上がろう
C
とまぁ真面目な思索はこれぐらいにしておいてみるか。
ここらで温泉から上がった後に、何を飲むかでも考えてみよう。
……うむ。やはり風呂上がりといえば、よく冷えた牛乳だな。
腰に手を当ててグビグビと男らしく一気飲み。
火照った体に心地よく染み込むに違いない。
露天風呂に入る際、入り口に自動販売機がおいてあった。あそこで何か買おう。
A オーソドックスにコーヒー牛乳だな
B ここは変化球でフルーツ牛乳
C 銀○みたいにイチゴ牛乳
C
この選択にいったいどんな意味がががっががが
よし、今日はいちご牛乳にしよう!
……正直この選択に何の意味があるのだろうか?
風呂上がりにコーヒー牛乳を飲むのかフルーツ牛乳を飲むのかいちご牛乳を飲むのかなんて、どうでもいいだろう。
事件の真相に迫ってカミュを助けるのに、どう考えても何の役にも立たない。
……さっさと風呂から上がっていちご牛乳飲んで本編に戻ろう。
A 俺は温泉から上がって千鶴達の元に戻った
B 温泉から上がり脱衣所でいちご牛乳を飲んでいると、誰かに話しかけられた(人物指定)
C もう少し温泉で何か考えてみる
A
「んぐ、んぐ……。ぷはぁ〜っ! この控えめな甘みがたまらない」
俺は温泉から上がり、タオルを巻いたままの姿で腰に手を当てていちご牛乳を一気飲みした。
うむ、やはりいちご牛乳は美味い。五臓六腑に染み渡るとはこの事だな。
味自体はコンビニでも売ってそうなチープなものだが、どうして温泉地でのむ瓶牛乳とはこれほど美味しいのか。
きっと永遠の謎だろう。
「おかえり岸田さん。温泉はどうだった?」
「いいお湯でした。さすが鶴来屋です」
「あらあら、ありがとうございます」
風呂上がりの冷えたいちご牛乳を堪能し、俺は浴衣に着替えて大広間に戻った。
既に大広間には四姉妹とトウカが揃っている。
やはり行動を共にしてくれる仲間がいるというのはいいものだ。
俺のオリジナルなら物凄く嫌がるだろうが。
「お風呂上がりで悪いんだけど…岸田さんはこれからまず何をしようと思うの?」
初音ちゃんに尋ねられる。
そうだ、やっとの思いで鶴来屋に辿り着いたが謎や問題は殆ど解決していない。むしろ更に増えている気がする。
まず俺は何をするべきだろうか?
A 楓に尋問の結果を聞いてみる
B 千鶴にオボロ達の取り調べについて聞いてみる
C トウカに反ミズシマ派について詳しく聞いてみる
D 初音に今晩の夕食について聞いてみる
E とそこで梓が「そういえばさっき岸田さん宛に怪しい荷物が届いたんだぜ」と小包を取り出した
D
A
「初音ちゃん。初音ちゃんに聞きたいことがあるんだ」
「えっ?は、はいっ」
俺は真面目な顔をして初音ちゃんと向き合った。
自分が質問されるとは思っていなかったのだろう。驚いて返事が少しうわずる。
「今晩の夕食は何だい?」
「「「「…………」」」」
初音ちゃんを除く場のメンバーからツッコミのチョップを受けた。
腹が減っては戦はできない。そう思って尋ねたのだが、空気を読めてなかったらしい。
標的となったおでこがヒリヒリする。
「きょ、今日はカレーの予定ですけど」
「そうか。作ったのは初音ちゃん?」
「うん。岸田さんはカレー好きですか」
「勿論だとも」
まぁ話なら食事をしながらでも聞ける。続きは初音ちゃんお手製のカレーを楽しみながらだな。
「「「「「「いただきまーす」」」」」」
程なく大広間に運ばれたテーブルに、人数分のカレーが並べられ夕食が始まった。
スパイスの良い香りが部屋に広がり、嫌が応にも食欲がそそられる。
俺達は小学生のように揃って「いただきます」をして、スプーンを手に取った。
……おっといかんいかん。ちゃんと皆から話を聞かなければ。
初音ちゃんお手製のカレーに舌鼓を打ちながら、まず聞いたのは――
A 名倉由依に対する尋問の結果を楓に
B オボロ達の処分を千鶴に
C 反ミズシマ派についてをトウカに
D 鶴来屋の周辺に怪しい人物などがいなかったかを梓に
E このカレーの隠し味を初音に
C
「トウカさん。反ミズシマ派とはどんな人達なのですか?」
俺はトウカを派遣した反ミズシマ派とやらについて聞こうと思った。
トウカがオボロと同様、動物の遺伝子を組み込み身体能力を強化したミズシマ実験体というのは聞いている。
だが、そのトウカを寄越した反ミズシマ派がどのような連中なのか、まだ詳しくは教わっていない。
カミュが浚われてしまった今。恐らくはその犯人であろうミズシマ研究所について、最も情報を持ってるのは反ミズシマ派のはず。
まず最初に聞いておくべきだろう。
「“反ミズシマ派”ですか」
俺の質問に、トウカはカレースプーンを置く。
「端的に言えば、文字通りミズシマ博士を中心とする“プロジェクトC”に反対する方々です。
ミズシマ研究所の人達が、全て性急な人類の進化を望んでいるのではありません。
ミズシマ遺伝子を広めて暴走させ、下手をすれば世界そのものが滅んでしまう方法に、賛同しない人達も少なからずいるのです」
なるほど、人類の進化を求めているはずなのに、逆に世界そのものが滅んでは元も子もない。
ミズシマ博士とその周囲は進化という幻想に囚われて、正常な判断ができていないのではないだろうか。
「岸田殿達の情報を察知し、カミュ殿を守るため某を遣わしてくださったのですが…一足違いだったとは」
「「「「…………」」」」
千鶴達が申し訳なさそうな表情を浮かべる。
広くて離れていたとはいえ、隣の部屋から依頼された護衛対象を連れ去られたのだ。
彼女らにとって痛恨のミスだろう。
「カミュが浚われた件について、ミズシマ研究所について。トウカさんは反ミズシマ派の人達から何か聞いてませんか?」
どうにも俺達は手がかりが不足している。トウカが何か知らされていればいいが。
A 「某が聞かされた話では、この件にあるミズシマ実験体の刺客が一人送り込まれているらしいのです」
B 「某が聞かされた話では、ある理由ですぐにはカミュ殿を殺さないらしいのです」
C 「申し訳ない。特に某が聞いた話で役に立ちそうな情報はありません」
410 :
名無しさんだよもん:2007/10/03(水) 23:10:39 ID:tTN/LUbO0
A
「某が聞かされた話では、この件にあるミズシマ実験体の刺客が一人送り込まれているらしいのです」
さもありなん。連中が仕掛けてくるとすれば、御堂のような外部者だけでな、く自分達の実験体からも刺客を送り込んで当然だ。
「それはオボロやトウカさんのような、動物の遺伝子を組み込んだタイプの実験体ですか?」
俺の質問にトウカは首を横に振る。
「いえ。岸田殿と同様、外見は普通の人間と変わらないと聞いています。ただ……」
何やらトウカが言い淀む。
「ただ、何なのですか?」
「その刺客というのは、治療と偽って普通の一般人に…ある凶悪犯罪者の人格を組み込んだ遺伝子を植え付け、仕立てられたそうなのです」
その言葉に俺は嫌な予感がした。
ある凶悪犯罪者?まさかそれは――
「遺伝子に組み込まれた凶悪犯罪者の名前は…“岸田洋一”。岸田殿のオリジナルと聞いています」
「なっ……!!!」
俺の、オリジナルの人格だと!?
「今回の事件について、潜伏させていた遺伝子を数日前に目覚めさせられ、動き出したらしいのです。カミュ殿を浚ったのも、恐らくこの者かと」
「……………………」
俺は何も言えず、ただ目を閉じて天井を仰いだ。
俺の敵として送り込まれたのが、他でもなく俺自身だと言う。
恐らくは人格だけでなく、俺と同様か若しくは別の不可思議な能力を植え付けられている可能性が高い。
思い返す。死刑になるまでに各地で繰り返した俺のオリジナルの凶行の数々を。
あの頃の凶悪な人格そのもので襲い掛かって来た時、俺は立ち向かえるのだろうか……
「ねぇ、その刺客の人って中身は岸田さんでも外見は別人なんでしょ?」
話を聞いていた初音ちゃんが割って入りトウカに質問した。
「はい」
「その元になった人の、見た目や名前はわからないの?」
「申しわけない、そこまでは分からなかったそうです。ただ、その人物とは――」
A 「右肩の治療を治せると騙されて遺伝子を植え付けられたそうです」(岡崎朋也)
B 「脚の骨肉腫を治せると騙されて遺伝子を植え付けられたそうです」(柊勝平)
C 「“なるこれぷしー”なる病気を治せると騙されて遺伝子を植え付けられたそうです」(直枝理樹)
C
「その人物は何でも“なるこれぷしー”なる病気を治せると騙され、遺伝子を植え付けられたそうです」
ナルコレプシー?聞いたことがない病気だ。
「それは一体どんな病気なのですか?」
「専門的な事は知りませんが、突然本人の意思と関係なく眠ってしまう、精神疾患だそうです」
よく分からないが、そんな病気を患っていれば、日常生活にも大いに支障を来すだろう。
そんな困っている人間を騙して、俺の人格を植え付けて刺客に仕立てる。なんと卑劣な連中だ。
一刻も早くその刺客を倒し、カミュを助け出さねばなるまい。
A 楓から名倉由依への尋問の結果を聞く
B オボロ達がどうなったかを千鶴に聞く
C 鶴来屋の周りで何か異変がなかったかを梓に聞く
D 夕食のカレーの後にデザートは何が出るかを初音に聞く
B
「千鶴さん。あれからオボロ達はどうなりましたか?」
次に俺は、警察に捕まったオボロ達の処分について千鶴に聞いてみた。
マヌケにも白昼の駅前で堂々と刀を抜き、挨拶代わりのパフォーマンスをやりやがったバカオボロ。
そしてその巻き添えを喰らってしまった柏木耕一と香月恭介。
名倉由依の狙撃で駅前からは逃げられたが、裏路地での別行動の後で警察に捕まったと聞く。
カミュ捜索の為にも、彼らは早く解放されてほしい。
……少なくとも柏木耕一と香月恭介については。
今度は千鶴がカレースプーンを置き、ナプキンで口元を拭きながら質問に答えた。
「耕一さん達でしたら――
A 「耕一さんと恭介さんは釈放されたのですが、やはりオボロさんが銃刀法に引っかかって捕まったままだそうです」
B 「耕一さんと恭介さんは釈放されたのですが、オボロさんは…普通の人間じゃないとばれてしまい捕まったままだそうです」
C 「耕一さんと恭介さんは釈放されたのですが、オボロさんだけは『本国の人間』を名乗る人達に連れて行かれたそうです」
D 「理由は不明ですが。3人とも何故か釈放されたとさっき連絡が入りました」
E 「申し訳ありません。3人ともまだしばらく釈放される見込みがないと連絡がありました」
Eで
「申し訳ありません。連絡によると、耕一さん達はまだ暫く釈放される見込みが無いそうです」
落ち込んだ表情で千鶴が答える。
依頼者だけでなく身内まで捕まっているのだ。落ち込んで当然だろう。
「銃刀法違反に加えて、警察官の制止を無視して逃げたり、おかしな身分詐称したのが響いていると言ってました」
「そうですか……」
オボロは頭はともかく剣の腕は確かだ。そしてそのオボロが認め、鬼神楽の一員である柏木耕一も相当強いはず。
恭介だって、一般人としては類い希な度胸を持ち、かなり機転が利く人間だ。
そんな彼らが未だ警察に捕まったまま、釈放される見込みが無いというのは厳しい。
早く取り調べが終わって帰ってくるのを祈るしかないな。
A 楓に名倉由依の尋問の成果を聞く
B 梓に何か周囲に異常が無かったかを聞く
C そろそろ夕食を終えようか
B
「梓、鶴来屋の周りで何かなかったか」
俺の質問に、梓はカレースプーンを咥えながら答える。
相変わらず行儀があまりよろしくない。少しは千鶴を見習うべきだろう。
「『何か』って…例えば?」
「何でもいい。怪しい人影を見かけたとか、見慣れない物が落ちていたとか」
次の質問相手は梓だった。
彼女は夕食までの間、鶴来屋の中や周辺をしらみつぶしに探っていたそうだ。
目を閉じ、腕組みをして考え込む梓。
「うーん……あ、そういえば」
A 「なんかフロントに正体不明の荷物が届いていたんだ」と後ろから小包を取り出した
B 「従業員の一人が、岸田さんのに劣らないくらい大きなトランクを持った客がいたって言ってたぜ」
C 「ごめん、やっぱり手がかりっぽい物とかはなかったわ」
B
「そういえば従業員の一人が、妙な事を言ってたな」
「妙な事だと?」
「何か客の中に一人、馬鹿デカいトランクを持ってた人がいたんだって」
巨大なトランク?
「聞いてみたら、岸田さんのトランクにも負けない大きさだったらしいよ」
「それは……まさか……」
「今から考えれば、その客がトランクの中に、カミュちゃんを隠して連れ出したのかも知れない」
「くそっ!」
思わずテーブルを叩いてしまう。
浚われたカミュに混乱している間に、選りに選って俺と同じ手段で連れ出すとは。
なんて大胆不敵な奴なんだ。
……いや、犯人へ怒りを燃やすのは後だ。
「その従業員は、トランクを持った客について他に何か気が付かなかったのか?」
「えっと、確か」
A 「鶴来屋の主人に、この手紙を渡してほしいって一通の封筒を預かったんだ」と言いながら、梓はその封筒を取り出した
B 「○○に行く方法を教えてほしいって、従業員に尋ねたらしい」(場所指定)
C 「大きなトランク以外、特に気が付いた事は無かったみたいだぜ」
B 島神県
「島神県に行きたいから、交通機関を教えてほしいって尋ねたらしいんだ」
島神県だと?
確かここ隆山からほど近い隣の県だ。
「島神県のどこに行きたいと言ってたんだ?」
「さぁ、そこまでは従業員も知らないみたいだぜ」
巨大なトランクの持ち主、すなわちカミュを連れ去ったらしき人物は島神県に向かったと言う。
一体島神県に何があるというのだろうか?
……そう言えば、御堂も島神県の出身だと聞いたことがある。
何か関係があるのかも知れない。
ただ、単に大荷物の客が島神県への道を聞いただけという可能性もある。
もしそうなら見当違いも良いところだ。笑い話にもならない。
とはいえ、ロクに手がかりがない以上、島神へ行く選択肢も考えておこう。
A 楓に名倉由依への尋問結果を聞いてみる
B そろそろ夕食もお開きにするか
A
「楓、そう言えば名倉由依への尋問はどうだった」
俺が聞いたとき、既に楓のカレー皿は空だった。
この少女、見た目とは裏腹に早食いが得意らしい。
「尋問……ですか」
「ああ。楓の見立てじゃ、名倉由依は何か情報を隠し持っていたのだろう?」
名倉由依は『正体不明の連中に、佐藤雅史を人質に取られてやむなく襲い掛かった』と言っていた。
だが楓の洞察によれば、彼女は嘘をついて何か秘密を隠していると言う。
俺は名倉由依の言動と涙に、事実を伏せて俺達を騙すようなものを感じ取れなかった。
だから楓に尋問…いや、拷問を任せたのだが――
楓は少しためらいながら、口を開いた。
「ごめんなさい。思っていたより名倉さんはずっと頑なで……薬を使ったのですが、口を割る前に精神が壊れてしまいました」
「なっ……」
「投与する前に何度も警告をしたのですが、知らぬ存ぜぬの一点張りで…敵ながら見事としか言いようがありません」
「……そうか」
何か手がかりが掴めるかと思ったが、空振りだったか。
カミュ捜索はどうにも難航しそうだな。
A そろそろ夕食会をお開きにする
B 明日の行動について皆で話し合う
C ……なんか楓の目が泳いでいるのが気になる
C
「楓、なんか目が泳いでないか?」
「気のせいです」
ふいに感じた違和感に俺は尋ねるのだがきっぱり言い切られてしまう。
気のせいと言われてしまえばそれまでなのだが……
A やっぱり気のせいだ。夕食をお開きにしよう。
B やはりおかしいちょっと突っ込んでみる。
C 『そういえば楓殿は先程、ずいぶんたくさんの薬を一気にお使いになられていたな』とトウカがふいに呟いた。
C
どうも、あなたの隣に楓です。
勘違いで名倉由依さんを拷問にしたあげくなんの収穫もなかった私でしたが
当の名倉さん本人は廃人にしておきましたので誰も私の失態を知る人はいないでしょう。
岸田さんが突っ込んできましたけどなんとか誤魔化せました。このまま上手くやり過ごせるはずです。
そんなときです。
「そういえば楓殿、先程は随分たくさんの薬を一気にお使いになられていましたな」
ギクっ!そ、そういえば一人いました。現場に居合わせた目撃者がここに。
「たくさん?一気?トウカさん。それは一体どのような状況だったのでしょうか?」
「某も遠目でチラリと伺っただけなのですがこれぐらいの量の粉末を紙に包んでこのように……」
トウカさんは身振りで説明しだします。最悪です。姉さん達の顔がみるみる険しくなっています。
「某は薬の処方など知らぬゆえよくわからぬのですが尋問とはあれほどに大量に薬を要するものなのかとふいに思ったゆえに」
トウカさんは特に他意はなかったみたいです。でも私にとっては死神も同じです。
ああ、冷たい視線が私をさいなみます。
「楓……」
ビクッ!口を開く千鶴姉さんに私はふいに反射します。そして千鶴姉さんは……
A 「この失態。つけておきます」 当分お小遣い減俸のようです。しくしく。
B 「犯した過ちは身をもって償う。いいですね」 あの…それはまさか……
C 「まさか貴女が……間諜だっただなんて……」 ええ!一気に裏切り疑惑にまで飛躍ですか!?
A
楓から名倉由依への尋問が成果を挙げなかった報告を受けた。だが何か気になる。
「…………」
「どうかしましたか、岸田さん?」
報告の途中から、どうにも楓の目がキョトキョトと泳いでいた。
何やら後ろめたい事を隠している、そんな感じがする。
そんな風に楓を見つめていると、いたたまれないようにプイと顔を俺から背けた。
やはりおかしい、気になる。
「なぁ楓。聞いてもいいか?」
「……どうぞ」
「楓は『名倉由依は嘘をつき、俺達に何か隠しているだろうから拷問にかける』と言ってたな」
「はい」
「けど結局、名倉由依は何も知らないと言ったまま…壊れてしまったわけだ」
「心苦しい事ですが、そうなります」
「その、こんな事を聞くのは失礼かも知れないが…本当に名倉由依は何かを隠していたのか?」
「……どういう事ですか」
「だから、名倉由依は本当に何も知らなかった可能性は無かったのかな、と思ったのだが……」
「…………」
改めてジッと楓の顔を見据える。
A 「いえ、彼女が何かを隠していたのは間違いありません」
B 「その可能性も無いわけではありません、ですが…今となっては確かめようもありませんが」
C 「申し訳ありません。本当はそうだと思ったのですが、引っ込みがつかなくて、つい……」
ごめんなさい、壮大な書き負けですorz
「この失態。つけておきます」
千鶴姉さんは傍らから一冊のノートを取り出しました。
「ああっ、それは……」
ノートの表紙には『勤務査定帳』とタイトルが書かれています。
「向こう三ヶ月、お小遣い80パーセントカット。いいですね」
「……分かりました」
三ヶ月もお小遣いを大幅に減らされるのは痛手です。しくしく。
「まったく楓ったら、鬼神楽にあるまじき失態ね」
「おいおい。楓って人見る眼がねーな」
「楓お姉ちゃんヒドいよ。名倉さん可哀想……」
オマケに梓姉さんや初音からもバカにされてしまいました。
「か、楓殿……申しわけありません」
トウカさんが済まなそうな顔を向けます。
まったく余計な事を言ってくれます。勘違いで襲ってきたうっかり侍のクセに。
本当に踏んだり蹴ったりです。しくしく。
この失敗はどうにかして取り返さなければなりません。
岸田洋一だ。
楓の処分が決まったのだが、三ヶ月の現棒で済むらしい。
……正直、軽過ぎやしないか?
鬼神楽というのは、俺が思っていたよりも身内に甘い集団のようだ。
これが一族経営の弊害というやつなのかもしれない。
とにかく、名倉由依からは手がかりを得られなかった。
これからどうするべきだろうか。
A 明日の方針について皆で話し合おう
B 明日のことは明日決めるとして、今日は早めに寝よう
C 「楓お姉ちゃん、あんまり落ち込まないで。ほら、これ作ったんだよ」初音がデザートにプリンを持ってきた
Bで早く進める
「そろそろ夕食は切り上げて、明日に備えて早めに寝ないか」
皆で話し合ったが、手がかりらしい手がかりは見つからなかった。
仕方がない。今日はもうさっさと寝てしまおう。
隆山まで夜行列車に乗り、駅から逃げ回り、鶴来屋に着いたら肝心のカミュが浚われてしまった。
今日一日で色々な出来事がありすぎて、すっかり疲れている。
明日の方針は明日決めるとしよう。
「そうですね、今日はこの辺でお開きにしましょう」
千鶴や他の妹たち、トウカも異論は無いようだ。
俺達は言葉少なくカレー皿を片付け、夕食会を終了させた。
「ふぅ……」
俺は割り当てられた部屋に入ると、ドサリと床に荷物を放り出し、自身も敷いてあった布団に身体を投げ出した。
「良い部屋だな」
改めて部屋を見回す。
1〜2人用の小さめな和室だったが、上品な内装や調度品が実際の広さ以上にくつろいだ空間を作り出していた。
さすがは鶴来屋と言ったところだろうか。
露天風呂は気持ちよく、食事も美味しい、快適な部屋まである。
単に旅行に来ていたのなら、文句なしに満足していただろう。だが――
「……カミュ」
本当は、彼女こそがこんな風に過ごすべきだったのに。
一体今、カミュはどんな状況に置かれいるのだろうか。
無事でいてくれと願うばかりだ。
「皆にああ言ったことだし、さっさと寝るか」
適当に寝る準備を済ませ、改めて布団に潜り電気を消した。
明日こそはカミュを見つけ出そう、せめて手がかりぐらいは掴まねば。
そう心に決めながら、俺は目を閉じて眠りに入った。
A 翌朝、俺達は大広間に集まり朝ご飯を食べながら今日の方針を話し合った
B 深夜、一人の人物が目を覚ました(人物指定)
C 夢、俺は夢を見ている
D その頃、留置所に捕らえられたオボロ達は?
B 初音
夜も更けに更けた丑三つ時。
誰もが皆睡眠を貪るこの時間帯、一人の人物が目を覚ます。
鶴来屋の渡り廊下にぎしっぎしっと普段なら聞こえるはずのない足音。
暗闇の中、辺りを気にしながら黙々と歩く人影。
やがてその人影が歩み入る先に光有り。
薄光に照らされる姿はピョコンとはねた髪の毛の少女。
手には何かを持っている。
少女の名は初音。
彼女にはある目的があった。
幸いここに来るまで他の姉妹や従業員、宿泊客の誰にも見咎められていない。
誰にも気付かれてはいけない。初音はその一心で歩み進めていった。
やがて初音は目的地へたどり着いた。
そこには――
A 浚われているはずのカミュがすやすやと眠っていた。
B 薬で廃人となった名倉由依が放心状態のままたたずんでいた。
C 「時間通りだな」若者メガネ刑事、もとい柳川裕也が待ち受けていた。
D 「ゲーック、遅かったな!」御堂が銃の手入れをしつつ笑みを浮かべていた。
E 「遅えんだよ!」なんと岸田洋一の遺伝子を持つ・・・直枝理樹が待ちかまえていた。
F ふとん乾燥機があった。
初音の手には――
a おにぎりと服一式
b ミズシマ関連及び岸田に関する鬼神楽極秘報告書
c 島神県行きの交通チケット
d スペツナズナイフ
e おねしょ布団
Ba
深夜、初音が向かったのは地下牢だった。
目の前には、薬で廃人となった名倉由依が、放心状態のまま佇んでいる。
「名倉さん……」
初音の手には、手作りのおにぎりと自身の服一式があった。
牢の鍵を開け中に入り、名倉由依に近寄る。
「私にはこんな事しか出来ないけど…ごめんなさい」
「あ……ふ……」
水で濡らしたタオルで、汗やら愛液やらで汚れた由依の裸身を拭き始めた。
一通り綺麗にした後、持ってきた服一式を着せる。
ショーツを穿かせ、ブラをつけさせ、お気に入りのワンピースを着せた。
「こんな感じでいいかな」
少なくとも外見のみは、元の可愛らしい少女に戻る。
「これ、食べられる?」
皿に盛られた3つのおにぎり、それにお茶の入った紙コップを由依の前に出した。
「ん……う……」
虚ろな瞳が、白米の塊を食べ物と認めたのだろう。
おぼつかない手つきで、皿からその一つを取って口に運んだ。
「はう……んむ……」
「誰も取らないから、ゆっくり良く噛んで食べて」
ボロボロと飯粒をこぼしながら食べる由依に、初音は優しく語りかける。
(こんな事しても、一時しのぎにもならないよ)
お茶を飲む由依を見ながら、初音は考え込んだ。
廃人となった以上、鬼神楽が邪魔な彼女を生かしておく理由はない。
幾らか後味の悪さはあっても、近いうちに彼女を死なせ、死体も処理してしまうだろう。
自分のしていることは全くの徒労、ただの自己満足の罪滅ぼしでしかない。
だが、そうであっても初音は何もしないではいられなかった。
「ごめんなさい……本当にごめんなさい……」
「ん……へ……」
服に落ちた米粒を拭き取りながら、初音は変わり果てた由依に涙を流す。
A 「じゃあね、名倉さん」初音は静かに地下牢を後にした
B 「そこにいるのは誰?」牢を出る直前、何者かが初音に声を掛けた(人物指定)
C ゴスッ! 「きゃぁっ!」牢を出る直前、何者かが背後から初音を攻撃した。
B 梓
「それじゃあね、名倉さん」
名倉由依の食事と着替えを済ませ、初音は牢を出ようとした。
と、その時。
「誰だ、そこにいるのは」
「?!」
入り口のエレベーター近くから声が聞える。
だが、声の主に初音は覚えがあった。
「あ、梓お姉ちゃん」
「なんだ、初音か」
姿を現したのは柏木四姉妹の次女、柏木梓である。
「どうしたんだ、初音。こんな夜遅くに」
「その…名倉さんがあんまりにも可哀想だから、せめてご飯と服ぐらいはと思って……」
「なんだ、そういう事か」
ホッと梓は息をつく。
「そう言う梓お姉ちゃんは…って、それは?」
梓の手には、バスケットの箱と折りたたまれた服一式があった。
「初音と一緒さ。名倉って子が気の毒だと思って、サンドウィッチと服を持ってきたんだけど、一足違いだったな」
「そっか、そうなんだ……良かった」
廃人にされた由依を悲しんでいるのは自分だけではない、その事は初音の心の痛みを少し和らげた。
「差し入れ無駄にするのも良くないし、一緒に台所で食べるか」
「うん、ありがとう。梓お姉ちゃん」
梓と初音は並んで地下牢を出て、エレベーターに乗る。
「ねぇ、梓お姉ちゃんの持ってきた服って、自分の服?」
「ああ、そうだけど」
「お姉ちゃんの服じゃ、名倉さんブカブカじゃないかな。特に胸とか」
「ははっ、違いないな」
A 翌朝、皆で揃って朝食を食べながら今日の方針が話し合われた
B 翌朝、岸田は朝食の前に朝風呂を楽しんでいた
C 翌朝、岸田は朝一番で○○の部屋を尋ねた(人物指定)
C楓
早朝、俺は楓の部屋を訪れることにした。それというのも一つの疑惑が俺の中にあるからだ。
それはこの鬼神楽の内部に敵の内通者がいるのでは?というものだ。
考えてみればおかしな話だ。仮にも腕扱きで知られる鬼神楽ともあろうものが自分達の本拠で
保護対象であるカミュを攫われるなどとは。敵の手際が鮮やかというよりもこちらの杜撰な不手際が目立つ。
情報源の捕虜をやりすぎの拷問で壊す失態、その上どこぞの○○協会かといいたくなるくらい甘い身内への処分。
オボロ達の解放もままならぬという事実も俺の疑念に拍車をかける。あるいは全てがグル?
そんな疑心暗鬼にさえ俺は陥りかけそうになる。このままではいけない。彼女達を疑うにせよ信用するにせよ
何らかの行動を起こさなくては。手始めは楓である。思うに楓の行動には一抹の怪しさがつきまとう。
楓は名倉の口を封じるために自ら尋問を申しでて名倉を壊したのではないのか?
はっきりいって当てずっぽうの勘だ。確証などない。だが確認せずにはいられない。
というわけで楓の部屋に俺は今向かっている。実際に楓が敵に内通していたとしても口を割るとは思えないが
彼女の反応から白か黒か窺い知ることができるかもしれない。そうするうちに俺は楓の部屋にたどり着いた。
楓は……
A 部屋にいた。
B 部屋はもぬけのからで窓が開いていた。
C 「楓お姉ちゃんなら罰当番の便所掃除だよ」と初音が声をかけた。
D ひたり。すると背後から俺はなにかを押し当てられた。
A
「楓。岸田だ、もう起きているか?」
俺は楓の部屋のドアをノックした。
少ししてドアの鍵が開く音がする。
「……おはようございます。何か用ですか?」
既に楓は着替えていた、パジャマ姿とか少し見てみたかったが残念だ。
それはともかく、あからさまに楓は不機嫌な顔をしている。
低血圧なのだろうか、それとも昨日の出来事が響いているのだろうか。
「おはよう。実は楓に聞きたい事があるんだ」
「話なら、朝食の時に皆で話し合えばいいんじゃないですか」
「いや、今楓とだけ話がしたい」
「……分かりました」
俺は楓に促され部屋に入った。
「それで、話とは何でしょうか?」
朝食までそれ程余裕もない、単刀直入に聞こう。
「昨日の名倉由依に対する拷問についてだ」
「…………」
「楓はあの時、自分から名倉由依への拷問をすると言った。それは本当に由依が情報を隠していると思ったからか?」
「……それはどういう意味ですか」
「いや。噂に聞く鬼神楽にしては、余りに不手際だったのではと思って」
「……もしかして、私が敵と通じていて、口封じの為に名倉さんを廃人にしたと疑っているのですか?」
「そ、そこまでは……」
「いいですか、よく考えてください。始めに名倉さんの言い分を鵜呑みにしたのは、他ならぬ岸田さんです。
私が名倉さんからの情報漏洩を恐れるのであれば、貴方が言った通り尋問を切り上げれば済む話です」
言われてみればそうだ。あの時、俺は名倉由依の言い分を信じて尋問を終えようとした。
「なのに私は自分から名倉さんが怪しいと言いだし、拷問にかけました。しかも、岸田さんに拷問を見ているか自分でするかを聞いた上で」
「…………」
もし俺が拷問を見たいとか自分でしたいとか言っていれば、楓は口封じのような真似は出来なかっただろう。
やはり俺が疑り深いだけだったのだろうか。
「ですが岸田さん。岸田さんの疑念も当然かも知れません」
「…………」
「今回の一件は、鬼神楽にあるまじき失態です。それは弁解のしようもないです」
「…………」
「このミスは近いうちに必ず埋め合わせます。どうかそれまで私の事を信用してもらえないでしょうか」
真面目な顔をしてお願いしてくる楓。
だが彼女は昨夜、人一人を自分の勘違いで廃人にしておきながら、誤魔化すために平然と嘘をついた。
本当に信じてもいいのだろうか。
A とりあえずは信じる
B 判断がつかない、保留しておく
C 正直信用できない、楓の今後の行動には注意しておくべきだ
C
「楓、一応楓の言い分は理解できた」
「……そうですか」
「朝から済まなかった。そろそろ朝食の時間だろうし、失礼する」
話を聞き終えた俺は、楓の部屋を退室した。
楓の部屋を出て、その足で朝食が用意された大広間に向かう。
その途中、俺は先ほどの楓の話を思い返していた。
(言い分は理解できた。理解できたが…正直、信用できないぞ)
なるほど、楓の主張は筋が通っていなくもない。
だが、本当に楓が口封じの為に拷問をしていないと言い切れるのだろうか。
確かに、俺は由依の言い分を素直に信じて尋問を終えようとした。
しかし、後から別の人間がやって来て、言い分を信じずに尋問する可能性もあった。
そういう「別の人物からの尋問される可能性」を摘み取るために、さっさと口封じしたのではないか?
楓が俺に拷問の様子を見てるか、自分で拷問をするかを聞いた事についても疑問がある。
普通の人間は他人が拷問される様子など見たくはないし、ましてや自分でする事など望まないだろう。
それに俺は心の中の『俺』が出てこないよう、そういう仕打ちを嫌うようになった。
楓は俺のそんな気質を見越して、あえて疑いがかからないよう形だけでも聞いたのではないだろうか。
(本当に……楓は敵と内通していないのだろうか)
確証はない、だが疑念はある。
今後、楓の行動には注意しておいたほうがいいかもしれない。
「おはよう、遅いぜ岸田さん」
「おはよう、梓」
大広間に着くと、もう大方の人間は揃っており、梓が朝食の準備をしている。
千鶴、梓、初音、トウカ。足りていないのは俺と楓だけだった。
俺は皆に挨拶をし、席に着いた。
「……おはよう御座います、皆さん」
程なく楓もやって来て、全員が揃い朝食が始まった。
「…………」
楓が疑わしいのは変わりないが、とにかく今日の方針を皆で話し合おう。
A 昨日怪しい客が行くと言っていた、島神県について話し合う
B あの「オナラプゥ」という残されたメッセージについて話し合う
C ……意気込んだのはいいが手がかりらしい手がかりがない、話し合いは早くも暗礁に乗り上げた
A
「やはり俺は、例の怪しい客と島神県を調べるべきだと思う」
ご飯に味噌汁、冷や奴にアジの開きという純和風の朝食を食べながら、俺はそう提案した。
「そうですね、他に手がかりらしい手がかりもありませんし」
「そこから調べてみましょう」
皆からは特に異論は無かった。
というより、それぐらいしか打つ手がないのが現状だ。
「色々見て回るなら、車のほうが便利だろうぜ」
そう言えば昨日、梓がワゴン車で俺を助けてくれたな。
徒歩では疲れるし時間がかかりすぎる、車を使うのが妥当だろう。
「私と梓は運転できますけど、岸田さんはどうですか?」
千鶴が俺に聞いてきた。
「多分大丈夫だ」
少なくとも、以前の『俺』は普通に車の運転をしていた。
その記憶があるので、運転方法は理解できている。
「……では、誰が島神県へ向かうのですか?」
「全員は車に乗れないし、何人かは鶴来屋で待機するべきですね」
島神県へ向かうメンバーを選んでください
(運転手1人と、その他を1〜3人)
運転手に選べるのは千鶴、梓、岸田からです
岸田 千鶴 梓 楓 初音 トウカ
岸田 梓 楓 トウカ
千鶴(運転手)、楓、岸田、トウカ
「では俺が運転手を勤めよう」
「あたしも一緒に行くよ、二人車を運転できる人間がいれば、どちらかに何かあっても大丈夫だろう」
まず俺が立候補し、梓が続いた。
「……私も行きます」
3番目に手を挙げたのは楓だった。
「昨日の汚名挽回がしたいのです、私も行かせてください」
「そう…だな」
敵がいるかもしれない島神に行きたいと言い出すのは、何やら怪しい感じがする。
だが、俺が楓の行動をマークしやすくもあるのだ。考えようによっては好都合かもしれない。
「岸田殿、某も是非お供させて頂けませんか」
もう十分か、あと一人ぐらい欲しいかな…そう考えていたとき、トウカが名乗りを上げた。
「えっ…トウカさんもですか?」
俺は思わず困惑の表情を浮かべてしまう。
「こう見えても某、剣の腕には些か覚えがあります。決して足手まといにはなりません」
いや、昨日間違って楓を襲った話は聞いているから、相当強いのは確かだろう。
問題なのは――
「トウカさん。その鳥っぽい耳と服装のままで行くのですか?」
鳥っぽい耳、武士のような和服っぽい服、オマケに腰に下げた刀。
明らかに異質な外見をしている、聞き込みやら調査をしてもらうには不向きな人材だ。
正直、どうやって鶴来屋まで来られたのか聞きたいぐらいである。
加えて彼女、楓の一件から察するに相当のうっかり者らしい。
どう考えても彼女を連れて行くのは地雷だろう、バカオボロの失敗は繰り返したくない。
A 何とか外見を工夫してトウカも連れて行く
B 3人で十分だろう、トウカには残ってもらう
C トウカの代わりに千鶴か初音に来てもらう(千鶴か初音を指定)
C千鶴
「では私が同行しましょう」
そう言ってトウカの代わりに名乗りを上げたのは
千鶴さんだった。鬼神楽の頭首たる彼女が来てくれるのは
戦力的にも鼓舞的にも非常に有難いが…。
「いいんですか?千鶴さんがいなくなったら鶴来屋の守りが…」
「敵の狙いはカミュちゃんだったのでしょう?ならもうここに敵が攻めてくる事は無いと思います」
「それに耕一やオボロ達もその内戻ってくるだろうし、構わないんじゃないの?」
「私も戦闘になった際は身内だけの方が連携が取りやすいし、その方が良いと思います」
「そうですか…皆がそう言うのならば」
島神県には俺と千鶴さん、梓、楓で向かう事になった。
トウカと初音は留守番と情報収集を任せる事にした。
「某の姿が異質なばかりに…誠に残念です」
「留守番も大事な仕事ですよトウカさん。そうしょげないでください」
「はっ…ところで楓殿、行く前にどうしても一言言いたい事があります」
「…何ですか?」
「汚名は挽回ではなく返上する物です」
「………」
「………」
「………」
「?????」
全員、トウカの言っている意味が解らなくて固まる。
そして最初に意図を理解した楓が
「……………ッ!!」
顔を真っ赤にして赤面し、
「…プッ!ギャッハッハッハッ!!」
次に梓が大笑いしだした。その次の瞬間俺も千鶴さんも初音も吹き出してしまった。
笑っていないのは楓とトウカだけである。
「な、何がおかしいのですか?某は言葉の間違いは正そうと思い助言しただけで…」
うっかり者なんて言われたトウカにそれをつっこまれたら笑ってしまうだろうこりゃ…。
「……………」
「その調子で名誉も返上してくれよ楓〜」
「梓、それ以上からかうのはやめなさい。ところで岸田さん」
プルプル震えて爆発寸前の楓をよそに、千鶴さんが話しかけてきた。
「そういえば、まだこれを渡していませんでしたね」
「これは…」
そう言いながら千鶴さんが見せたのは一通の封筒だった。
「これは杜若きよみさんから預かっていた物です」
杜若きよみ?そうだ。彼女も鬼神楽を利用し、その際に手紙を預けていたんだった。
「きよみさんから他のミズシマ実験体が鬼神楽を利用するまで
この中身を絶対見てはならないと言われていたので、今まで開封しませんでしたが…」
今ここにカミュや俺のような他の実験体が尋ねてきた。封筒を開ける時が来たという事だ。
「解りました。それを開封してください」
千鶴さんが頷き、封筒に鋏が入る。そういえば俺達は
この杜若きよみという人物の名だけは何度も聞いたが、実情はほとんど解らない。
エルルゥを助けたという事と彼女の偽者らしき人物が恭介をこの事件に絡ませたという事だけだ。
この手紙によって、彼女の行動の片鱗でも掴めるのだろうか。
「では、読み上げます」
千鶴さんが手紙を読み上げていく。その内容は…
A 島神県にあるミズシマ研究所の住所だった
B 私のクローンに気をつけろという警告文だった
C ミズシマ博士を助けてくださいという嘆願書だった
D 何も書いてない。フィルムが紙の間に挟んである
A
「島神県○○市××町○○-○○-○○ ここにミズシマ研究所島神支部がある…そう書かれています」
千鶴が読み上げた手紙の内容。それはなんと島神県にあるミズシマ研究所の住所だった。
「トウカさん、本当にここにミズシマ研究所があるのですか?」
「いや、某は知りませんが…ミズシマ研究所は全国に秘密の研究所を構えていると聞いています。
某を遣わしてくれた反ミズシマ派の人達が把握していない研究所の一つかも知れません」
「杜若きよみさんも、気の利いた手紙を残してくれたもんだな。なぁ岸田さん」
「その通りだな」
その通り過ぎる、杜若きよみはこの事態を見越して手紙を残したとでも言うのだろうか?
「……とにかく、この住所の場所へ行ってみましょう」
「では行ってくる」
「……行ってきます」
「なーに、すぐ戻ってくるよ」
「お二人とも、留守をよろしくお願いします。何かあったら携帯電話に連絡を入れてください」
朝食を終え、俺達は早速身支度を調え出発の準備をした。
昨日のワゴン車に、運転手として俺・助手席に千鶴・後部座席に楓と梓が乗り込む。
「お姉ちゃん達、頑張ってね」
「留守は任されました」
地下駐車場で初音とトウカに見送られながら、俺はワゴン車を発進させる。
目指すは島神県にあるという、ミズシマ研究所だ。
A 隆山市内を出ようとした時、あろう事か白バイの警察官に呼び止められてしまった。
B 島神県との県境辺りで、突然車がパンクした。
C 特にトラブルもなく、車は順調に島神県に入り目的の住所に辿り着いた。
A
俺達を乗せたワゴン車は、鶴来屋から隆山市内を経て、島神県へ続く国道に向かっていた。
「岸田さん。そこの交差点を右に曲がってください」
「はい、右ですね」
助手席に座っている千鶴の指示を受けながら、車を運転する。
指示が的確なおかげか、大して迷うことなく隆山市内を出られそうだ。
そう思っていた、その時――
『そこのワゴン車、止まりなさい!』
突如、後ろから拡声器の声がする。
「なっ!……」
ミラーを見ると、なんと2台の白バイが背後につき、こちらを呼び止めて来ているではないか!
『聞えなかったのか!そこのワゴン車、今すぐ止まるんだ!』
拡声器の声が大きくなる。
油断していた。昨日の一件で俺はオボロ達と同様、警察から追われている身だ。
考えなかったわけではなかったが、隆山を出るまでの間だから問題ないと高をくくったのが仇となった。
しかし何故だ?何故こんなタイミングで白バイがやって来たのだ?
「ど、どうしますか。千鶴さん」
「……仕方ありません、車を駐めましょう」
人が四人乗ったワゴン車で白バイを振り切るのは難しい、それにナンバーも控えられているだろう。
やむなく俺は警告に従い、道路脇にワゴン車を駐めた。
「運転手、名前は?」
「……岸田洋一」
「免許証を見せてください」
「…………」
俺は懐から免許証を出した。
自分の正体を知る前から持っていたものだ、恐らくはミズシマ研究所が作った偽物だろうが。
白バイの警官二人は、俺の免許証と顔を交互に見比べ、お互いに顔を見合わせる。
「相沢。コイツ、やっぱり昨日の事件の重要参考人だぜ」
「ああ、言われた通りだったな。北川」
何なんだ、何が言われた通りなんだ?
「岸田洋一、それに一緒に乗ってる皆さん。ちょっと署まで来てもらいます」
「こちら相沢巡査。昨日の駅前での騒動の重要参考人を発見、今から署に連行します」
くそっ、折角敵の手がかりを掴んだのに、何てこった。
それにしても、何故コイツらはこれほどタイミング良く俺達を見つけられたんだ。
「なぁ、アンタ等さっき『言われた通り』とか言ってたが、どういう意味なんだ?」
俺の質問に警察官の片割れ、北川と呼ばれたほうが答える。
A 「今朝がた『杜若きよみ』とかいう女性から、お前が鶴来屋から出掛けるだろうってタレコミがあったんだよ」
B 「長瀬警部から指示を出されて、張り込みをしていたんだ」
C 「お前が鶴来屋から出掛けるだろうって、匿名のタレコミがあったんだ。半信半疑だったが、まさか本当だったとはな」
A
「今朝がた『杜若きよみ』とかいう女性から、お前が鶴来屋から出掛けるだろうってタレコミがあったんだ」
「なっ……杜若きよみだとっ!?」
置き手紙で俺達に手がかりを残してくれた彼女が、どうして今度は俺達の邪魔をするんだ。
……もしやコイツが言っている『杜若きよみ』とは、恭介を事件に絡ませたほうの『杜若きよみ』なのかも知れない。
「おい北川、情報提供者の名前を言っちゃマズイだろ」
「あ、そうだったな…とにかく、お前達は署に来てもらうからな」
「岸田さん……」
助手席の千鶴が不安と焦りの表情を浮かべる。
「おいおい、どうなっちまうんだ」
「……困りました」
後部座席の梓と楓も困り果てていた。
「……くそっ」
「それじゃあ、俺達の誘導に従って署に来るんだ。いいな!」
「ああ…わかった」
状況はいかんともし難い。ここで今警官を振り切っても、すぐに応援を呼ばれて追跡される。
そうなればカミュ救出どころではない。
ならば、今は警官に従って取り調べを受けるしかないだろう。
運良く早く釈放されれば、カミュ救出を再開できる。
それに千鶴達は昨日の事件には直接関わっていない、そういつまでも勾留されはしないだろう。
いざとなったら、彼女らにカミュ救出を託すしかないか。
俺は白バイ警官の誘導に従い、車を隆山署へ向けて発車させた。
A 隆山署に到着し取調室に連れられると、中に昨日の…確か長瀬とかいう刑事がいた
B 隆山署に到着し取調室に連れられると、中に昨日の…確か柳川とかいう刑事がいた
C 隆山署に向かう途中、突然何者かの銃撃が白バイに襲い掛かった
鬼神楽の存在を知ってるかもしれないBでいってみる
隆山署の駐車場に車を駐め、俺達は署内へ連れて行かれた。
「まずはお前だ、岸田洋一」
昨日の件もあるのだろう、先に俺が一人警官に連行される。
「取調室」
連れて行かれたのは、ドラマなのでお馴染みの部屋だった。
中に入ると、昨日駅前で会った刑事の片割れ…確か柳川とかいう男がいる。
「柳川警部補、岸田洋一を連れてきました」
「ご苦労、下がってくれ」
「了解しました」
警官が退室し、取調室には俺と柳川だけとなった。
?普通なら書記官ぐらいいるはずなのだが。一応まだ逮捕でないからだろうか?
「…………」
「まずは座れ」
俺は言われたとおり、椅子に座る。
この男、昨日の様子だと柏木耕一と何か関わりがあるようだった。
もしかしたら柏木家の裏の仕事についても知っている可能性がある。
そのあたりを踏まえて、できるだけ早く取り調べを終えて釈放してほしいのだが……
A 柳川は普通に昨日の件について取り調べを始めた
B 死んだはずの岸田洋一がどうして生きているのかについて尋問しだした
C まずはこちらから柏木耕一達がどうなったのか聞いてみる
B
「名前は…岸田洋一で合っているな」
「ああ」
取り調べは形式通り、名前の確認から始まった。
しかし俺の場合、そこから先は常人と同じとはいかないらしい。
「だが、『岸田洋一』という男は既に死刑が執行されたはずだ」
ダン!と柳川が机を叩く。
「一体貴様は何者だ?!何故今も生きている?!」
「お、俺は確かに岸田洋一だ。だが、アンタ等警察が知ってる『岸田洋一』じゃないんだ」
我ながら全く苦しい言い訳だ。
しかし『実は俺は凶悪犯の岸田洋一の遺伝子情報から産まれたクローンでした』などと言っても信じないだろう。
「何をわけの分からない事を言っているんだ!」
「理解してもらえないのも無理はない。だが本当に俺は岸田洋一なんだが、凶悪犯の岸田洋一ではないんだ。
大体考えてみてくれ、本物の岸田洋一は死刑が執行されて死んだんだ。だったらここにいる俺は、凶悪犯の岸田洋一ではありえないだろう」
恭介の時と同じ論理で反論を試みる。
しかし、柳川は恭介のようには納得してくれなかった。
「なかなか面白い理屈をこねるじゃないか。だがこうも言えるぞ。
『ここに岸田洋一がいる以上、死刑が執行された岸田洋一は実は偽物で、本物はまんまと逃げ出したんだ』とな」
あくまで俺を悪者に仕立て上げるような反駁を受け、今度は俺が鼻白む。
「なっ……ど、どこにそんな証拠があるんだ!」
「ここにこうして『岸田洋一』が生きている。それが何よりの証拠だ」
何てこった、まさか同じような論理でこんな主張をされるとは。これでは互いに水掛け論だ。
「貴様、どうやって偽物を仕立て上げて脱獄したかは知らんが、そんな詭弁で誤魔化せるとでも思ったのか」
「ご、誤解だ……俺は本当に岸田洋一じゃないんだ。何もしていないんだ。」
「何もしていないだとっ!!」
怒りの形相をあらわに、柳川が俺に詰め寄る。
「隆山で起こした連続レイプ殺害事件も、バジリスクでの惨劇も、貴様は何もしていないと言うのかっ!」
隆山の連続レイプ殺害事件?そういえば昨日長瀬とかいう警部が言ってたな。
「あの事件は俺が配属されて間もない頃だったからよく覚えている。貴様は――」
A 「「岡崎家」に押し入り、家にいた主婦の岡崎渚を無惨に強姦したんだぞ!」
B 「「伊吹家」に押し入り、家にいた主婦の伊吹公子を無惨に強姦したんだぞ!」
C 「「木田家」に押し入り、家にいた少女の木田恵美梨を無惨に強姦したんだぞ!」
A
「貴様は「岡崎家」に押し入り、家にいた主婦の岡崎渚を無惨に強姦たんだぞ!」
「な、何だとっ」
何て事をしやがったんだ、オリジナルの俺。
「まだ娘が産まれて数年の、幸せ一杯な家庭だったらしい。それをお前は徹底的に壊したんだ!」
「…………」
「あんな事件を引き起こしておいて、貴様はまだ何もしていないと言い張るのか!」
「お、俺は何もしていない。何も知らないんだ……」
誤魔化しでも何でもなく、本当のことだった。
オリジナルの俺がやったことなら、本来は記憶には残っているはず。
だが、夜行列車でのテックセットのせいか、そのあたりの記憶がどうもぼやけて思い出せない。
「まだ言うかっ!」
ガシッ!と柳川が俺の胸ぐらを掴む。
「ほ、本当に俺は岡崎渚という主婦を酷い目に遭わせたのか……?」
「ああ、間違いなく貴様の仕業だ。だが被害者は岡崎渚だけじゃない――」
A 「渚の娘を送りに来た「藤林杏」という幼稚園の保母も、貴様の毒牙にかかったんだ!」
B 「偶然家に遊びに来た「伊吹風子」という少女も、貴様の毒牙にかかったんだ!」
C 「娘の渚の様子を見に来た「古河早苗」という主婦も、貴様の毒牙にかかったんだ!」
A
C
C
「渚の娘を送りに来た「藤林杏」という幼稚園の保母も、貴様の毒牙にかかったんだ!」
「な、何!」
「その手口も悪辣だった。貴様は渚のまだ幼い娘、岡崎汐を人質にとり杏に迫った。
可愛い教え子を盾にされて藤林杏は泣く泣く貴様に犯された。岡崎母娘の目の前でな」
幼女を人質にするとはなんと外道鬼畜なんだ。オリジナルの俺。
「杏は渚同様に貴様に心身ボロボロになるまで犯され抜いた。そればかりか貴様は陵辱した
二人を見世物とばかりに女同士で絡みあうことさえも要求した。当然、汐を人質に使ってな」
聞けば聞くほど胸糞が悪くなった。毒牙にかかった主婦と保母には心底すまなく思う。
だがその程度はまだ序の口だった。次に柳川の口から聞かされた事実に俺は完全に失う。
「そして貴様は……あろうことか……」
A 幼い汐の目の前で渚と杏を惨殺したのだ。
B ズタボロの渚たちの目の前で幼い汐さえも犯したのだ。
C 渚の母、古河早苗や杏の妹、藤林椋も呼び出して犯したのだ。
D 帰宅した渚の夫、朋也の目の前で三人を嬲り者にしたのだ。
C
「渚の母である古河早苗に杏の妹、藤林椋も呼び出して強姦したんだ!!」
「な…!?」
俺が驚くのと、俺の胸倉を掴む柳川の力が増したのは同時だった。
「何故貴様が驚く?全て貴様自身がやった犯罪だろうが!!」
柳川はさらに話を続ける。その後オリジナルの俺は
古河早苗と藤林椋も散々犯した後、さらに早苗と渚、杏と椋
親子、姉妹どんぶりのレズショーを強要させ
全員を精神崩壊寸前に追い込むまで犯しぬいたそうだ。
当然この全てを幼い娘の岡崎汐は見て…いや無理矢理見せられている。
「…どうした?震えているぞ?」
「許せねえ…虫唾が走る」
「何を言っているのだ?」
「こんな酷い事を平気でやれる岸田洋一に腹が立つ…!!」
「黙れッ!!」
柳川に掴まれていた腕を放され、椅子に投げ出された。
柳川はまるで刑事ドラマのように机を乱暴に叩き、叫ぶ。
「その岸田洋一は貴様だ!!いつまでとぼける?いつまで他人がやったかのような振る舞いをする?」
「何度でも言う!その岸田洋一とは俺であって俺ではないんだ!!」
「まるで二重人格のような物言いをするな…。俺は騙されんぞ」
「違う!騙すつもりなんか毛頭無い!!」
「バジリスクの事件の資料にも、岸田容疑者は演技、嘘、策謀に長けその頭脳で人を騙し
最終的に船を沈没させ大量虐殺を行った知能犯と書かれているからな」
駄目だ…。オリジナルの俺の性格、能力、やってきた行い。
全てが見事に二度と人に信用してもらえない状況になるように俺を仕向けている。
もはや俺だけでは口や態度でいくら釈明しても許してはもらえないだろう。
最悪な状況の中、柳川はさらに俺を絶望させる事を言ってきた。
「以上が、貴様のやった連続レイプ事件の方の顛末だ」
「え…?」
待て。待ってくれ。レイプ事件「の」方だと?
オリジナルの俺はこれ以上まだ何か罪を重ねているのか?
「ど、どういう事なんだ…グッ!!」
柳川に顔を机に叩きつけられ、そのまま捻じ伏せられてしまう。
「とぼけるなよ貴様…。連続「レイプ殺害」事件だと言っただろう?」
「!…という事は…」
「そうだ。強姦だけでは飽き足らず、貴様は殺人まで犯した」
その直後柳川が話しだした顛末は、今聞いたレイプの話が
可愛く見えるような、悪魔の所業だった。こんな事を平気で出来るような奴は
鬼や畜生以下だ。外道の極みだ。犯罪者の記憶を持っていた俺ですらそう思わせる。
「渚達四名を強姦し尽した後、貴様は…」
A 汐だけを残して件の四名を皆殺しにしたのだ
B 渚と早苗の目の前で汐を残酷な方法で殺害したのだ
C 汐に、実の母親と祖母である渚と早苗を「殺させた」のだ。自分の手は汚さずにな
D 渚に、実の娘である汐を「殺させた」のだ。自分の手は汚さずにな
E 貴様ら全員で殺しあえ、最後に生き残った一人だけ助けてやると言ったのだ
C 畜生道に堕ちてしまえ
「貴様はまず、岡崎渚と古河早苗の母娘を死なせた」
柳川は俺の顔を机にねじ伏せたまま、そう言った。
「お、俺が……この手で殺したのか」
散々に陵辱し尽くした後で、汐の前で母と祖母を揃って惨殺する。
なんという容赦の無い仕打ちだ。
「違うっ!……お前が二人を手にかけたんじゃ無い!」
何だと?俺が殺したのではない?
もしやオリジナルの俺も、子供の眼前で母や祖母を殺すのは余りに酷すぎると思ったのだろうか。
だが、柳川の語った事実は、俺の甘すぎる想像を粉微塵に打ち砕いた。
「……お前が直接手にかけていたのなら、まだ救われた」
まだ救われた?どういう意味だ?
「二人を殺したのは…貴様に強要された岡崎汐!彼女自身だ!」
「な、何だとっ!」
う、汐に実の母と祖母を「殺させた」だと?!
「貴様は岡崎汐に果物ナイフを持たせ、苛烈な陵辱で倒れていた岡崎渚と古河早苗を指差し、
『俺がいいと言うまで、そのナイフで二人を突き刺せ』と命令したんだ」
「そ……んな……」
卑劣極まる悪魔の脅迫に、俺は言葉を失ってしまう。
「無論岡崎汐が素直に従うはずなかった。そんな彼女を貴様は裸に剥き、頬を、尻を、体中を平手で叩いて殺人を強要しようとした」
「……っぁ」
幼い少女に対する肉体的暴行。何という仕打ちだ。
「それでも汐は言うことを聞かなかった。呆れた貴様は憔悴しきっていた藤林杏を人質にして、汐にこう言った。
『10数える間にまず一回刺さなければ、大切な先生のオッパイの先端を引き切ってしまうぞ』と」
「…………」
大切な幼稚園の先生と、実の母親に祖母を天秤にかけさせられる。
人間の尊厳を徹底的に踏みにじる非道に、もはや呻き声すら出せなかった。
「貴様は藤林杏の乳首を力一杯つねり上げながら、ゆっくりと数を数え始めた。
藤林杏の悲鳴と10に迫るカウントの中で……岡崎汐は母親に刃を突き立てたんだ」
「実の母親の返り血と悲鳴に、汐は泣き叫びながら半狂乱になったと聞いている」
「だがそれでも貴様は藤林杏への責めを止めず、『今度は交代で祖母のほうだ』と言いながら平然と1から数え直し始めた。
汐が泣きながら再びナイフを、今度は古河早苗に振り下ろせば、また平然と数を数え直した」
「それが何十回と繰り返され、二人から悲鳴が聞えなくなり暫くして、
ようやく貴様は『もういいぞ。汐』と、笑って頭を撫でながら汐による母と祖母殺しを終わらせたんだ!」
もういい、もう嫌だ、もう聞きたくない。
オリジナルの俺は人間なんかじゃない、人間の皮を被ったケダモノだ!
A 「そしてお前は、惨殺された岡崎渚と古河早苗、発狂した汐、陵辱の末に心を壊された藤林姉妹を置いて逃亡したんだ」
B 「そしてお前は、その時帰ってきた汐の父親、岡崎朋也に対しても汐を人質に取り、非道な仕打ちをしたのだ」
C 「そしてお前は、その時様子を見に来た汐の祖父、古河秋生に対しても汐を人質に取り、非道な仕打ちをしたのだ」
A
……B
「そしてお前は、惨殺された岡崎渚と古河早苗、発狂した汐、陵辱の末に心を壊された藤林姉妹を置いて逃亡したんだ」
それが惨劇という言葉さえ生温い強姦殺人劇。その顛末だった。
「渚の夫、岡崎朋也が帰宅したとき現場はまさに地獄絵図と化していた。解剖されたカエルのように腹を裂かれた渚と早苗。
屍になった二人の腸を引きずり出しながら汐はしきりにこう呟いたそうだ。『ママと早苗さんが動かない。パパ治して』とな。
そして語られるその後。それは余りにも無惨で。
「岡崎朋也はその日のうちに発狂し妻の後を追ったよ。早苗の夫、秋夫もまたその事件の後に蒸発して未だ行方知れずだ」
語られる岡崎一家の最期。惨い。こんな惨い話がこの世にあっていいのか?
「同様に被害にあった藤林姉妹。彼女達も悲惨なものだ。姉の杏は精神を病み保育園も辞めた。当たり前だ。
自分のために教え子が母や祖母を殺す現場を目の当たりにしたのだからな。”病院”からいまだに退院できていない」
病院。それがどのような種類のものでなくとも聞かなくとも分かる。
「妹の椋は当時、結婚を控えていた。しかしこの事件のせいで破談になった。さらに追い討ちをかけるように妊娠が発覚した」
レイプ。そのことが原因による婚約破棄。しかも強姦による妊娠。幸せの階段から一気に奈落の底だ。悲惨だ。悲惨すぎる。
「彼女は堕胎を選んだよ。そしてしばらくのうちに姉と同じく心を病み、彼女もまた”病院”送りになっている」
命だけは助かった藤林姉妹。しかし彼女達も確かに『俺』に殺されたのだろう。心を。完膚なきまでに。
「汐は……汐はどうなったんだ?」
「貴様に聞かせる義理はない。だがいい。聞け!岡崎汐は……」
A 現場で発狂した父、朋也の手によって扼殺された。
B 失踪した祖父、秋夫とともにいまだ消息不明だ。
C 縁戚をたらい回しにされた後、施設に送られたらしい。
D その事件を担当したある警官に保護された。……俺だ。
d
……A
「事件の後、両親も祖父母も失った汐は、事件を担当した一人の警察官に保護された」
「ま、まさか……」
予感があった。
いくら担当した事件が残酷なものだったとしても、ここまで怒りを露わに語るのは、相応の理由があるはず。
それはつまり――
「汐を保護した警察官とは……俺だ」
「!!!!」
「汐は俺の元で生活している、今も事件の記憶に苦しみながらだがな」
「……そう…なのか」
事件の時で幼稚園児だったという事は、今は小学校高学年ぐらいだろうか。
「ああ。だが汐は俺以外の男と接触するのを極端に怯えている。同級生や先生相手でもだ。
それに刃物の類を手に取ろうとしない。包丁やナイフはおろか、ハサミやカッターナイフも駄目だ。
極めつけに肉類を全く体が受け付けなくなった。無理に食べようとすればすぐに吐いてしまう。
今でも毎日薬を飲みながら、週に四日はカウンセリングを受け続けている。
……精神科の先生は、普通の社会生活ができるようになる可能性は、限りなく低いと言っていた」
日常生活にも深々と痕が残っている。当然だ、あんな仕打ちを受ければ誰だってそうなる。精神の幼い少女ならなおのことだ。
「貴様の…貴様のせいだっ!貴様のせいで何人もの人間が命を落とし、人生を壊された!
貴様がいなければ幸せな家庭がいつまでも続いた!可愛い教え子を育てられた!愛する人と結婚できたはずだったんだ!
俺はこの手で貴様を捕まえたかった!だが狡猾にも、貴様は手がかりらしい手がかりを残さず隆山から逃げ去った!」
「…………」
「その後貴様がバジリスク号で再び惨劇を起こし、その末に逮捕され、暫くして死刑が執行されたとは聞いている」
そうだ、俺のオリジナルは一度そうやって死んだのだ。
「どうやって貴様は生き延びた?!耕一や千鶴達に近づいたのは何が目的だ?!答えろっ!」
A 信じてもらえるとも思えないが、思い切って事実を全て話してみる
B 「柳川君、ちょっといいか」その時、部屋に昨日の刑事…確か長瀬とかいう警部が入ってきた。
C プルルルル その時、柳川の携帯電話が鳴った
B
悩む……Bで。
「答えろっ!岸田洋一!」
「お、俺は……」
ダメ元で真実を話すか否か、俺が迷っていたその時、ガチャリと取調室のドアが開いた。
「柳川君、ちょっといいか」
入ってきたのは、眼鏡を掛けた馬面で中年の男だった。
見覚えがある、昨日駅前で起きた騒ぎの時に駆け付けた刑事のもう片方で、確か長瀬という名前だ。
「長瀬警部、後にしてもらえませんか。俺は今コイツに聞きたいことがあるのです!」
上司を前にしても、柳川の語気は荒いままだった。
「用件ならここで聞きます、早く話してもらえませんか」
「いや、しかしだな」
長瀬はチラリと俺のほうを見た。何だ、俺にも関係があるのか?
「実はな――」
A 「今上の方から指示があって…岸田洋一と昨日の事件の関係者を今すぐ釈放しろと言われたんだ」
B 「……君のところの岡崎汐が、まだ学校に来ていないと警察に連絡が入った」
A
「今、本庁のほうから…取調中の昨日の事件関係者を、今すぐ釈放しろと指示されたんだ」
「なっ?」
「何ですって?!」
俺達を釈放しろという指示?一体どういう事だ?
「何故ですか?!何故コイツらを釈放しなければいけないんですかっ?!」
俺を指差しながら柳川は激昂する。
当然だろう、憎んでも憎み足りない凶悪犯罪者を目の前にしているのだから。
「私だって到底納得できるものではない。だが、上からの命令である以上、無視する事もできんのだよ」
長瀬も俺を複雑な表情で一瞥した。
この刑事だって俺のことを相当不審に思っているはずだ。だが、警察官である以上、上からの命令には従わねばならない。
「くそっ!」
ガシッ!と、苛立ちも露わに柳川が思いきり机を蹴る。
「…………」
俺は何を言っていいか分からず、ただ黙っているしかなかった。
「耕一さん!それに皆さん!」
釈放された柏木耕一・香月恭介・オボロ・そして俺の四人は、一階のロビーで待っていた千鶴達と再会した。
オボロの頭にはまだバンダナが巻かれている。どうやら正体はバレなかったらしい。
「心配したんだぜ、耕一」
「……無事で何よりです」
「ありがとう。梓、楓ちゃん」
「なぁ岸田、何故俺達は釈放されたんだ?」
恭介が俺に尋ねる。
俺は理由は不明だが、警察の上層部から指示があったと答えた。
「一体何がどうなっているんだ?」
「……分からん」
これも俺達が真相に近づければ、分かることなのだろうか?
「あ……」
「柳川…さん」
その時、奥から鋭い視線が飛んできたのに気付いた。
視線の主は…当然と言うべきか、先ほどの刑事、柳川だった。
殺意すら混じったそれは、俺達、いや俺一人に向けられている。
俺はいたたまれなくなり、目をそらした。
「……っ!」
憤りを隠そうともせず、柳川はその場から去った。
「そっか、千鶴さん達は島神にあるらしいミズシマ研究所に行くところだったのか」
「はい、ですがこのまま行ってもいいものか……」
警察署を出て、ワゴン車の前で俺達は話し合いを始める。
釈放され人手が増えたのはいいが、車に乗れる人数は当然限りがあった。
全員を乗せて島神へ向かうわけにはいかない。
「一度皆で鶴来屋に戻って、方針を立て直しますか?」
「このまま何人かは島神に向かって、残りだけ鶴来屋に戻ればいいんじゃないか?」
さて、どうするべきだろうか?
A 一旦全員で鶴来屋に戻る
B 島神へ向かうメンバーと鶴来屋に戻るメンバーを振り分ける
(岸田 千鶴 梓 楓 耕一 恭介 オボロ)
めんどくさいからA
Aで恭介とトウカを面識あわせさせて新事実ひきだし…かな
「一旦皆で鶴来屋へ戻ろう」
オボロ達が釈放された以上、仕切り直してメンバーを再考したほうがいいかも知れない。
それに、留置場にいて事情を知らない恭介達に、トウカや反ミズシマ派について話しておくべきだろう。
特に恭介には…敵に他人の肉体を乗っ取った、オリジナルの『俺』がいる事を伝えておかねば。
「おい狭いぞ、もう少し横によれ」
「こっちだってこれが限界だ」
「こらこら、これ以上ひっつくな!」
「……誰ですか、今私のお尻に触れたのは?」
俺達は定員オーバー上等で、すし詰めになりながらワゴン車に乗り込んだ。
「じゃあ出すぞ」
俺はエンジンをかけ、ゆっくりとアクセルを踏み込む。
重量過多の車が、ノロノロと発進しだした。
「…………」
駐車場を出る時に、チラリと警察署の入り口を見る。
無論そこに柳川の姿は無かった。
安全運転を心がけながら、俺達は鶴来屋の地下駐車場に戻った。
いや、柏木耕一にとっては「ようやく戻ってきた」だし、オボロや恭介にとっては「初めて着いた」だろう。
「あー、狭くて暑かったぜ」
「……少し気分が悪いです」
後部座席の連中が我先と狭い車から降りだした。
考えてみれば、カミュは妊婦の身でこれ以上に狭くて暑苦しい思いをしてきたのだ。
早くカミュを救い出さねば。
駐車場を出て、俺達は大広間へ向かうべくエレベーターに乗った。
直通で目的の階につき、ドアが開いて俺達は大広間へ向かう。
大広間には――
A トウカが素振りをしながら、初音が何やら情報収集をしながら待っていた
B ?! 部屋が荒らされていて、ボロボロのトウカが倒れていた
C トウカも初音も……いない?
B
C
「こ…れは?」
俺達は目の前の光景に目を疑った。
あちこち破れた襖や障子、切り裂かれた畳、割れた窓ガラス、壊された調度品の数々。
今朝出発したばかりの大広間が、見るも無惨に荒れ果てていた。
「ト、トウカさんっ!」
そして、トウカが部屋の中心で倒れていた。
俺は慌てて駆け寄り、トウカを抱き起こす。
「う……くっ……」
微かながら、トウカは呻き声を上げた。
良かった。ボロボロながら、一命は取り留めている。
「大丈夫ですか!しっかりしてください!」
「き……岸田殿……」
「大広間のこの有様は、一体何があったのですか?」
「も、申しわけありません……某と初音殿が留守を預かっている間に、突然何者かが襲い掛かってきたのです」
「何だって?!」
まさか、敵はカミュだけが狙いじゃなかったのか。
「某も応戦したのですが、力及ばず……無念です」
「一体、誰にやられたのですか?」
A 「一見優男の姿をした者でした…恐らく彼が直枝理樹だと思います」
B 「白髪で猫背の中年男性で…恐らく岸田殿が話してくれた、御堂だと思われます」
C 「岸田殿が話してくれた、御堂とやらに襲われたのですが…奴の血を浴びて、体が言うことを聞かなくなってしまったのです」
C
C
荒い呼吸をしながら、トウカは襲ってきた敵について話し出した。
「襲ってきたのは…白髪で猫背の中年男性で…恐らく岸田殿が話してくれた、御堂だと思います」
「御堂だと?」
途切れ途切れにトウカが語った襲撃者の名前は、他でもない御堂だった。
しかし、奴は俺が夜行列車の中で、図らずも死なせてしまったはず。
その死体も、千鶴達に任せて処分してもらっている。
普通に考えれば、生きているはずがない。
だが……御堂の死には不審な点があった。
仙命樹で超人的な肉体を得た強化兵にしては、死に方が余りにあっさり過ぎた。
俺はあの御堂は、精巧な偽物ではないかと疑っていた。
クローン等の研究をしているミズシマ研究所が絡んでいるとなれば、十分あり得る話だ。
そして、その疑いは的を射ていたようだ。
恐らくは本物の御堂が、俺達の留守を狙って襲い掛かったのだろう。
「……某も剣を抜いて、御堂の銃撃を弾きながら応戦しました」
なるほど、この部屋の荒れ様はその為のものか。
……何やらトウカがやらかした破壊のほうが、御堂より大きい気がする。
「しばし膠着状態が続いたのですが……突然、奴は銃を納めて突進してきたのです」
狙撃の得意な御堂が突進?まさか。
そう言えばトウカは呼吸が荒いだけでなく、頬も赤く染まり、目も熱っぽく潤んでいる。
「無論、迎え撃ちました……深手は負わせたのですが、その時返り血を浴びて……急に体が熱くなり、言うことを聞かなくなったのです」
やはりそうか、御堂に仙命樹の宿った血を浴びせられ、催淫作用が発現しているのだ。
「某が身動き取れぬ間に……御堂は初音殿を連れて、何処かへ……申しわけありません」
そういえばさっきから初音ちゃんの姿が見えない。
御堂の目的は初音の拉致なのか?しかし一体何故?
「某の体は、どうなっているのですか……先ほどから、体の中から熱くなってきて……こんな感覚、初めてです」
身悶えしながら、苦しそうにトウカが俺に尋ねる。
そうだった、仙命樹の催淫作用は本人が自分で解くことができない。
誰か他の人間に…達しさせてもらわねばならないのだ。
そうしなければ、いずれ発情しすぎて精神が壊れてしまうと聞いている。
一刻も早くトウカを助けねばならない。……のだが、誰がするべきだろうか?
A やはりここは主役の俺だろう
B ミズシマ実験体繋がりでオボロに任せる
C もしかしたら知り合いかもしれないし、恭介に任せる
D なんとなく女の子同士に縁がありそうな、梓に任せてみる
Dでいいか
やはりここは現状を全て理解している俺が……いや、待て。
下手にそんなことをしたら心の中の『俺』が出てきてしまうのではないか?
そんなことになったら元も子もない。
しかしそうは言っても誰かがやらなければならない。
俺はまずオボロを見た。
こういったときこそ同じミズシマ実験体同士ならお互い理解してくれるはず。
だが…
「しっかりしろ、トウカそんな情欲に飲み込まれるようなことでどうするのだ!」
だが、鬼気迫る表情でトウカに声をかけるオボロにそんな事を告げられるだろうか?…できるわけがない。
次に、俺は恭介を見た。
彼はミズシマ研究所の元研究員。同じミズシマ研究所つながりでどうにか説得できぬものか。
俺はそう思って恭介に助ける方法を告げようと思ったところで、
「おい、岸田!」
突然の怒声に考えていたことが霧散する。
「どうした、梓?」
「あのさ、これって…その、つまり、トウカの今の状態って…発情?」
「!? そ、そうだが」
俺はトウカの容態の詳しい話を梓に伝えた。
どうやら、梓はこういう状況をよく見かけていたおかげで気付いたらしい。
よく見かけるというのがちょっと気になったが、それならば梓に任せてみればどうか?
俺は梓にトウカを救う手段を教えた。
梓は初め、まじかよ〜と嫌がる気配をみせたが、快く引き受けてくれた。
「じゃ、トウカ今から助けるけど…来るなよな、来たら殺す」
その場にいる男共ににらみを効かせた後、トウカを連れて行った。
これでトウカを救えればいいが…。
A トウカが介抱されるまでの間、皆で今後の対策を練ろう。
B その時、大広間の奥の押入から物音が。誰だ?
C そして梓はトウカを自分のベッドへと眠らせ、介抱を始めた。(梓視点へ)
D そのころ初音は。(初音視点へ)
B
梓が発情するトウカを抱え自分の部屋へ向かうのを見届けながら俺は途方に暮れていた。
なぜカミュが既に浚われたにもかかわらず、鶴来屋は襲われたのか?
なぜ初音が連れ去られたのか?
こちらは謎を一つも解明できないまま、また謎ばかりが増えていく。
「初音ちゃん…」
耕一が浚われた少女の名を呟く。
その呟きに反応したのか千鶴、楓の両名も唇を噛みしめる。
姉妹という身内が浚われた。その事実を受け入れるつらさは想像に堅くない。
もちろん、超一流の護衛集団と言われた鬼神楽の一員が浚われたというのはいかんともしがたい事実だろう。
正直ここまでのお粗末な立ち振る舞いぶりでは、俺でも本当に鬼神楽は超一流なのかと疑うくらいだ。
そういった彼女たちの自尊心までも踏まえると当人たちの悔しさは相当なものであろう。
!?
ふと何か物音が聞こえたような気がしたが…気のせいか。
(姉さん…やはり)
(ええ、ここは私が先手をとります…楓は念のため後ろで待機して)
(…はい)
「…? 千鶴さん?」
耕一がそう告げるや否や、千鶴さんは人間とは思えないスピードで大広間への奥へと向かう。
「私の耳はごまかされません、そこに隠れているのは誰です!?」
千鶴さんは目にもとまらぬ早さで奥の押入の襖を一刀両断する。
押入には…
A 「は、初音?」なんと浚われたはずの初音がぐるぐるに縛られていた。
B 「あなたでしたか…」なんとさっきまで俺を尋問していた柳川がそこにいた。
C 「な、なぜあなたが!」なんと地下牢につながれているはずの名倉由依がいた。
D 「これは…」なんと押入には先ほど梓に連れて行かれたはずのトウカが気を失って倒れていた。
E 「気のせいでしたか…」そこには壊れた調度品が倒れているだけだった。
C
「な、なぜあなたが!」
千鶴さんが驚愕の声を上げる。
いったい誰がいたのだろう。
俺たちは千鶴さんのそばへ近寄っていく。
!?
そこには以前俺達を狙った少女、名倉由依がいた。
ただそこには俺を襲ったときの姿はそこになく…
俺たちのどよめきに何も反応することなく放心状態のまま、ただ座っていた。
こう遠目で見れば可愛らしい少女に写りはするが…
その表情は二度と笑みを満たすことはないだろう。
俺はそれ以上名倉由依を注視することができなかった。
「この服、初音ちゃんの」
「そうね、初音が気に入っていたワンピース」
どうやら名倉由依は初音の服を着ているらしい。
肩が露出した真っ白なワンピースが何とももの悲しい。
「しかし、なぜ廃人の名倉さんはこんなところにいるのでしょうか」
そうだ、楓が拷問にかけた結果、名倉由依は廃人となった。
そんな彼女が一人で地下牢を抜けここまでのこのこ来られるわけがない。
俺たちは佇んでいる名倉由依を見ながらその疑問を解き明かそうとしていた。
A 「もしかして、初音ちゃんはこの子を守っていたんじゃないのか」耕一さんが答える。
B 「やはり私の見立て通り、名倉さんは向こうの間者だったようですね」楓が得意げに答える。
A
B
B
「もしかして、初音ちゃんはこの子を守っていたんじゃないか」
疑問に答えを出そうとしたのは、耕一だった。
「御堂がここでトウカさんと戦い始める前に、逃げ場のない牢屋から連れ出して押し入れに隠したんだよ」
牢屋の中にいたのでは、御堂が降りて来た際、身を隠す場所は無いだろう。
名倉由依を隠すにしても、一般客がいるフロアを使うわけにもいくまい。
そうなれば、必然的にこの大広間のどこかに隠す事になるだろう。
「そう…なのかも知れないな」
不可解な点が無いわけでは無いが、昨日初音は、廃人にされた名倉由依に痛く同情していた。
名倉由依が着ているワンピースが、初音のお気に入りの物という事は、この服を着せたのも初音だろう。
万が一、侵入者の目的が名倉由依の可能性もあると考え、牢屋から連れ出しこの部屋に隠す。
考えられなくは無い。
A とりあえず簡単に部屋を片付け、これからの事について話し合う
B 名倉由依の様子を詳しく調べてみる
C 部屋を片付けていると、顔を赤く染めた梓とトウカが戻ってきた
b
「ちょっと名倉由依の様子を調べてもいいか?」
「別に構いませんけど」
俺はしゃがみ込み、名倉由依に近づいた。
初音が名倉由依をここに隠したとき、もしかしたら何か手がかりを残しているかもしれない。
ただ、初音が彼女をここに隠したのは、御堂が突入する前のはず。
手がかりらしい手がかりを残せるとは考えにくいが、何もしないよりはマシだろう。
廃人となった彼女は痛々しいが、この際仕方がない。
俺は名倉由依の周囲や、彼女自身の体を調べてみた。
「……抵抗できない女の子を相手に、なかなかいやらしいですね」
「そ、そんなやましい気持ちは無いぞ!」
楓の辛辣なツッコミを、俺は慌てて否定する。
と言うか彼女が廃人になってしまったのは、楓のせいじゃないか!
だが、こういう身体検査みたいな真似は、他の女性陣に任せたほうが良かったかも知れない。
そんな風に考えながら、名倉由依を調べていると――
A ? 彼女の脇に、何やらビデオテープが置いてあった
B ? 手に何かメモらしき物を持っている
C 調べてみたが、特に手がかりらしい手がかりは見あたらなかった
C
「どうですか?」
「……いえ、特に何も見あたりません」
暫く名倉由依の周辺を調べてみたが、手がかりらしい手がかりは残されていなかった。
やはり初音は単に彼女をここに隠しただけのようである。
どうやら俺の考え過ぎだったらしい。
仕方なく俺達は名倉由依を地下牢に戻し、荒れた部屋を片付け始めた。
「これからどうしますか?」
片付けた後で、改めて今後の対策について話し始める。
「……どうするべきだろうか」
正直、俺はかなり途方に暮れていた。
これまでまでのところ、俺達はひどく後手に回されている。
カミュが浚われ、その上今度は初音ちゃんまで浚われてしまった。
しかも犯人は、死んだと思われていた御堂らしい。
警察署で聞かされた俺のオリジナルの凶行も相まって、心が重苦しい。
……だが、浚われた二人の事を考えれば、落ち込んでいる暇はない。
どうにかして、打開策を考えねば。
A その時、梓とトウカが部屋に戻ってきた
B とりあえず恭介達に、昨日までの事を話しておく
C 「お、お姉ちゃん…みんな…」 ?! その時、何と初音が大広間に入ってきた
どう転ぶかわからんがCいってみる
893 名前を選択してください sage New! 2007/10/16(火) 19:18:08 ID:/CgOabEQ0
というかあの書き手は名倉でいつまで引っ張るつもりなんだ
894 名前を選択してください sage New! 2007/10/16(火) 19:49:28 ID:2ZxGsj4s0
書き手もあれかも知れないが、いちいち名倉の選択をする人がいるのかなぁ……
書き手が選択肢に名倉出すの控えるのが一番いいのかも知れねぇ
はいはい、いつもの人乙
正直皮肉めいたのやろうかと思った
・・・あっさりと先を越された為、頓挫したが
524 :
名無しさんだよもん:2007/10/17(水) 04:20:54 ID:LiTyqNSe0
896 名前:名前を選択してください:2007/10/17(水) 00:00:52 ID:gAtMAfew0
選択スレでの出現率の高さからいってそこそこの名倉信者が居着いてるのは確かっぽい
それが良いとか悪いとかはあえて言わないが
897 名前:名前を選択してください:2007/10/17(水) 00:16:11 ID:/d5IA3Z60
おまえらなあ…
書き手もなあ…
まあ、書き手の方は気持ちがわからないでもないが
そんなにそっち系の話で憂さ晴らし&便乗&停滞さしたいの?
もっといい方にいい方にネタにする勢いで楽しめよ
898 名前:名前を選択してください:2007/10/17(水) 00:28:04 ID:zZnbZ5bc0
選択肢はどれを選んでも自由なのが前提だし、書き手がどんな選択肢を出すのかも基本的には自由。
だからあんまり出す選択肢や選ばれた選択にケチつけるのはよろしくないわな。
やたらと名倉の選択ばかりされて、何か一言言いたくなるのは分からないわけじゃないけど。
なにこのむ〜ん関連でもめている部分だけをコピペして煽る馬鹿
便乗なのかしらんが魂胆みえみえ
これからどうするべきかを皆で考えていたその時、大広間の戸が開かれる音がした。
「梓達が戻ってきたのか?」
俺達が入り口のほうを向くと、そこには予想外の女の子が立っている。
「お、お姉ちゃん……みんな……」
「は、初音?!」
大広間に入っていたのは、御堂に浚われたはずの少女、柏木初音だった。
「初音ちゃん!無事だったのか!」
「う…うん。平気……だよ」
駆け寄る耕一に、初音が弱々しくも笑みを返す。
多少足下がおぼつかないようだが、特に目立った外傷は無いようだ。
「……初音。私達はトウカさんから御堂が初音を浚ったと聞かされましたが、どうやって助かったのですか?」
誰もが思った疑問を楓が口にする。
そうだ、御堂が初音の誘拐を目的としていたのなら、彼女を取り逃がすなど考えにくい失態だ。
一体何があったのだろうか?
A 「ボイラー室を通ってる時に偶然配管が破裂したの。そしたら水を被った御堂さんが急に苦しみだして、その隙に逃げてきたんだ」
B 「よく分からないけど…童顔っぽい男の人が、私の事を助けてくれたの」
C 「お前達…俺が居合わせていなかったら、どうなっていたと思うんだ」何と、初音ちゃんの後ろから先ほどの刑事…柳川が現れた
B
「よく分からないけど…童顔っぽい男の人が、私のことを助けてくれたの」
自信の無さそうな顔で初音が答えた。
「それは一体何者なんだ?どうやって御堂を倒したんだ?」
「ごめんなさい、それはよく分からないんだ」
初音が申し訳なさそうな顔をする。
初音が言うには、御堂に連れ去られる最中に、突然目の前に現れたらしい。
御堂は応戦するために、初音が逃げないよう鳩尾に一撃を入れ気絶させた。
意識を失う直前に、御堂と対峙した男を少しだけ見たと言う。
気が付くと、辺りには御堂も例の男もおらず初音しかいなかった。
そのまま初音は一人で戻ってきた……との事だ。
「とにかく無事で良かったわ、初音」
「……心配しました」
「うん、ごめんなさい、お姉ちゃん」
再会を喜び合う姉妹の横で、俺は思案に暮れた。
初音を助けたという男とは、一体何者なのだろうか?
トウカに手負いにされたとはいえ、御堂を撃退できるほどの手練れのようだが……
一体何が目的で、名前も名乗らず初音を助けたのだろうか。
駄目だ、何がどうなっているのかさっぱり分からない。
A トウカ達が戻ってきてから、一度皆で話し合って状況を整理する
B その時、俺の携帯電話が鳴り出した
C 「ごめんなさい、みんな。ちょっとおトイレに行ってきてもいいかな」初音がそう言いだした
C
「ごめんなさい、みんな。ちょっと…おトイレに行ってきてもいいかな」
俺が考え込んでいると、初音ちゃんが恥ずかしそうに言った。
見ると、初音ちゃんはモジモジと下半身を揺すっている。
どうやらかなり我慢しているようだ。
「ああ、済まなかったな」
尿意を催している少女をいつまでも引き留めるのは良くない。
話は後から聞こう。
「ごめんなさい、すぐに戻るから」
顔を赤く染めながら、初音ちゃんは大広間を出てトイレへ向かった。
大広間を出た柏木初音は、そのまま急いで同じ階の化粧室へ走る。
注意深く辺りを見て、誰もいない事を確認してから女子トイレへ入った。
個室に入る前にも、異常なほど人の気配を警戒しながらドアを開ける。
「……んっ」
スカートを捲り上げ、洋式便器に腰を掛けようとする初音だったが――
A その時、マナーモードで初音の携帯電話が鳴った
B 初音の女性器には…途中で折られた尿道カテーテルが差し込まれていた
C 初音の下腹部は…バイブ付きの貞操帯を穿かされていた
そう来たか C
捲り上げられたスカートの下から覗いたのは、普通の下着ではなかった。
SMグッズとおぼしき黒い革張りの貞操帯を、初音は穿かされている。
「うぅ……やぁ……」
ヴヴヴと、微かな振動音が下腹部から響いてきた。
貞操帯に取り付けられているバイブが、初音の女の子の部分を今も責め苛む。
「んぁ……」
ため息のような声と共に、初音の股間から黄色い液体が流れ始めた。
自身を辱める淫具を脱ぐこともできず、初音は貞操帯を穿いたまま用を足し始める。
垂れ流された小水が太股や臀部を伝いながら、便器の中にしたたり落ちていった。
「どうして……こんな……」
溜まっていた尿意を出し尽くし、初音はトイレットペーパーで濡れた便器や太股を拭いだす。
「やぁ……こんなのいやぁ……」
お漏らし同然の排泄行為に、初音は涙を堪えきれなかった。
幼い少女の瞳から何粒もの雫が溢れ、便器の中へ落ちていく。
「ごめんね…お姉ちゃん達……みんな」
……こんにちは、柏木初音だよ。
トウカさんと留守番中に、突然鶴来屋に侵入者が来たって警報が鳴ったの。
私は念のため、急いで名倉さんを牢から連れ出し大広間の押し入れに隠したんだ。
大広間に入ってきたのは、多分岸田さんが話してくれて、お姉ちゃんが死体を処理したはずの御堂って男の人だった。
トウカさんが私を庇いながら戦ってくれたんだけど…御堂さんの返り血を浴びた後、うずくまって身動きが取れなくなったの。
そのまま御堂さんは私を浚っていった。
でも、私はこうして鶴来屋に戻って来られた。
お姉ちゃん達には「知らない童顔な男の人が、私を御堂さんから助けてくれた」と説明したんだけど……
それは、全てが真実と言う訳じゃない。
私は――
A 私を連れ出した御堂さんに、この貞操帯を穿かされ戻るよう命令された
B 私を御堂さんから助けてくれた、知らない童顔な男の人に、この貞操帯を穿かされ戻るよう命令された
C 私を連れ出した御堂さんと、待ち合わせていた知らない童顔な男の人に、この貞操帯を穿かされ戻るよう命令された
Bで
御堂さんが私を連れ去る途中で、知らない童顔な男の人が私達の前に現れた。
対峙するその男の人を始末する為、御堂さんは私が逃げないよう鳩尾に一撃を入れて気絶させた。
気を失っていく途中で、御堂さんと男の人が戦闘し始めた。
そう私は岸田さんやお姉ちゃん達に答えた。
だけど、意識を取り戻した時に私は一人じゃなかった。
「…………」
あの時の記憶が、脳裏に蘇ってくる。
思い出したくなんかないのに……
「んっ、ここは……あれ?私、御堂さんに浚われて、気絶させられたんだよね」
気が付いて辺りを見回した時、私を連れ去ろうとしたはずの御堂さんは、どこにもいなかった。
「目が覚めたようだね」
代わりに、一人の知らない童顔な男の人がいる。
見覚えがあった。意識を失う直前に、御堂さんと対峙した人だ。
多分学生なんだろう。赤い縁取りのされた黒いブレザーを着た、私と同じか一つ上ぐらいの男の人だった。
「あなたが…私を助けてくれたんですか?」
「まぁそんなところかな」
人当たりの良さそうな笑みを浮かべながら、男の人は答える。
「あ、ありがとうございます!」
私はその時、その男の人を正義の味方か何かと思った。
だけど、あの男の人はそんな都合の良い人じゃなかった、それどころか――
「礼には及ばないさ。これから君には僕の為に働いてもらうのだから」
「えっ?それってどういう…きゃぁっ!」
突然、男の人は私を押し倒して、履いていたスカートを捲り上げた。
露わになったショーツにも手をかけ、無造作に引き千切る。
(何でっ?!どうしてっ?!)
私を助けてくれた人が、どうして今度は襲い掛かってくるのか。
訳も分からないまま、私は下半身だけを剥き出しにされた。
「まずは、手始めに…っと」
「ひっ!」
男の人もズボンを脱いで、男性器を露出させる。
本物の男性器なんて初めて見たし、普通はどれくらいの大きさかも知らない。
だけど、目の前のソレは、小柄な男の人には不釣り合いな程のサイズだった。
『男根!!恐ろしいほどに男根!!』とでも言うべき大きさと太さをしている。
「君にも僕達の同類になってもらおうか」
さっきとは全然違う、とても怖くて残忍な笑みを浮かべていた。
私の体にのし掛かり、無遠慮にその…男の人のモノを、私の大切な部分にあてがう。
「や、やだぁ……やだあああぁぁぁーーー!!!」
私の悲鳴は誰にも届かず、お姉ちゃん達も、耕一お兄ちゃんも、岸田さん達も、助けに来てくれる人は一人もいなかった。
「うっ……痛い……痛いよう……」
幸か不幸か、性交自体はそう長くなかった。
「時間があまり無いのが、惜しいところだ」
男の人は作業のように私を犯して、中で…精子を出した。
「感傷に浸ってるところ悪いが、次はコイツだ」
男の人が持ち出したのは、黒くて光沢のあるパンツのようなモノだった。
パンツみたいだけど、股間の部分に何か棒みたいな物が付いている。
「何?……それ……」
「初音ちゃんのパンツを破いちゃったからね、これはその代わりさ」
言いながら、男の人は私にそれを穿かせた。
「ひいっ……だめぇ……」
穿かされると、股間に付いていた棒…バイブが、栓をするように私の大切な部分に差し込まれた。
「あっ……ひぅっ……」
グチュリと、少量の血と男の人の精液が混ざった液体をバイブがかき回しだす。
そこでようやく理解した、これは下着なんかではなく、女の人を責めるための器具なんだと。
「君はこれから鶴来屋に戻るんだ」
「…………」
「戻ったら、そうだな…『御堂に浚われそうになったけど、知らない男の人に助けてもらった』とでも言って誤魔化せ」
「…………」
「それから、(α)を誰にもバレないようにしてもらう」
「…………」
「命令を失敗したり、この事を誰かに知らせようとしたり、貞操帯を外そうと思わない事だ。その時は(β)となるから」
「…………」
私には、逆らう気力も体力も残っていなかった。
代わりに。
「あの……」
「何だい?」
「あなたの事は……何て呼べばいいの?」
せめて、名前だけでも聞いておこうと思った。
「そうだな、きし……いや、それも紛らわしいか」
ニヤリと嫌な笑みを浮かべながら、童顔な男の人は答える。
「直枝理樹」
直枝理樹、今私はこの人に服従せざるを得なかった。
例え…お姉ちゃん達や岸田さん達を裏切ってでも。
(α)
A 連中の動向を、逐一僕に教えろ
B 僕の指示に従って、連中を一人ずつおびき出せ
(β)
a 君の貞操帯に仕込まれた、小型爆弾が爆発する
b 君の貞操帯から、とある薬が注射される
c 君の魅力的なデータや写真が、世界中に配信される
B b
ヴヴヴ ヴヴヴヴ
「ん……くぅ……」
響くバイブ音に堪えきれず初音は声を洩らす。
そして思い返していた。直枝理樹と名乗る少年が言ったことを。
『その貞操帯にはある薬がしこんである。外そうとしたり、失敗や裏切りを確認すればその薬は注入される』
初音への戒めとしての薬つき貞操帯。それがどんな薬かというと。
『それはお前がよく知っているはずだ。それを使われた人間の末路を』
その台詞で初音は悟った。名倉由衣。彼女を破壊したものと同じ薬。それが仕込まれている。
壊される。由衣のように。それは初音にとって恐怖だった。
(ごめんね……ごめんね…みんな……)
今、自分は我が身かわいさに大切な家族を裏切ろうとしている。良心の呵責に初音は苛まれる。
普段の彼女ならば自分がどのような目にあおうともこんなことに加担などしなかっただろう。
けれど今は違う。その境目は理樹と名乗る少年にレイプされたとき。その白濁を子宮に注がれた瞬間に初音の中で
(わたしじゃなくなってる……どんどんわたしじゃなくなってきてるよぉ……)
自分の中で違うなにかが膨れ上がってきている。そのなにかが初音を支配している。決して抗えぬように。
貞操帯は保険にすぎない。レイプが完了した時点で初音はもう虜にされていたのだ。
『ひとりひとり誘き出せ。まずは……』
反芻される命令。まず誘い出すのは……
A 千鶴
B 梓
C 楓
D それ以外、男性陣の中から選択
B
『柏木梓、彼女を誘き出すんだ』
最初に指示されたのは、柏木四姉妹の次女、柏木梓だった。
(梓……お姉ちゃん)
初音は思い出す。名倉由依に差し入れをした後に、二人で夜食を食べたときの事を。
(ごめんね……ごめんね、梓お姉ちゃん……)
首尾良く呼び出せれば、彼女がどんな目に遭わされるのか想像に難くない。
だが、陵辱の後に自分の中で膨れあがる「何か」。そして謎の薬品が詰まった擬似男根の振動。
直枝理樹によって繋がれた鎖から、初音は逃れる術を持っていなかった。
「うっ……ひっく……ううぅ……」
漏らした小水を拭き取ったトイレットペーパーを流しながら、初音は再び涙をこぼしだす。
手を洗い、泣き腫らした顔をよく洗った後。おぼつかない足取りで大広間に戻って行った。
「ただいま……」
少し時間が空いたかな、岸田洋一だ。
あれから暫く待っていると、初音ちゃんが手洗いから帰ってきた。
心なしか、まだ顔色が悪いようにも見えるが…気のせいだろうか。
「お、初音。遅かったな」
「初音殿。某が力不足だったばかりに、危ない目に遭わせしまって…本当に申しわけありません」
戻ってきた初音にトウカが深々と頭を下げた。
初音が手洗いに行ってすぐ、梓とトウカが大広間に戻ってきた。
「…うん。私は平気だよ。トウカさんのほうこそ大丈夫?」
「某のほうも、その…梓殿のおかげで……正気を取り戻しました」
「ま、まあな…」
梓もトウカも顔を赤く染め、気恥ずかしそうな仕草をする。
梓がトウカを部屋に連れて行き、二人で何をしていたのか。
想像力をかき立てられそうになるが…あまり触れてやるのは良くないだろう。
「……少し早いですが、お昼を食べながらこれまでの経緯を整理してみる事にしました」
「島神に向かうのは、それからのほうがいいだろう」
「そう…なんだ」
折角オボロ達が釈放されたのに、初音ちゃんの拉致未遂やら何やらでロクに話も出来ていない。
一度皆で現在の状況を確認し合うべきだろう。
A 岸田視点で昼食会が始まる
B 初音視点で昼食会が始まる
とことん不幸にB
「それにしてもトウカ、お前とここでこうして会えるとは考えもしたなかったぞ」
「某はカミュ殿の護衛ならば、オボロ殿とも再会できるやもと思っていました」
「二人は研究所で知り合いだったのですか?」
「ええ。ミズシマ実験体の戦闘能力を測る目的で、何度か手合わせをしたことがあるのです」
私がおトイレから戻ってすぐ、情報交換を兼ねた昼食会が始まった。
メニューは梓お姉ちゃんが作ってくれた、スパゲッティナポリタンだった。
「そうか。裏路地で岸田さん達と別れてから、そんな事があったのか」
「ああ。刺客の少女に襲われたり、カミュが浚われたり。とにかく大変だったんだぞ」
「その刺客ってのがさっきの女の子か。気の毒な事をしてしまったな」
「……ごめんなさい」
「クソッ!無事でいてくれよ、カミュ……」
「それにしても「杜若きよみ」ってのは何者なんだ?手がかりを残してくれたと思ったら、警察にタレコミなんかもするし」
「いや、どうやら「杜若きよみ」とは二人いるらしい。手紙を残したのとタレコミをしたのは別人と考えるのが自然だ」
岸田さんは留置場にいた耕一お兄ちゃん達に、今日までの出来事を話ながらこれまでの経緯を整理している。
私はそれをぼんやりと聞いていた。私にはこれからの事しか頭を回す余裕がない。
「岸田さん、オボロさん。カミュさんの拉致は私達の大きな失態です。今回の一件、報酬の支払いは結構です」
「「ほ、本当ですか?!」」
千鶴お姉ちゃんの代金無料宣言に、岸田さんとオボロさんがやけに喜んでいる。
あの様子だと、もしかしたら依頼料を払うアテがあやふやだったのかも知れない。
「ええ。それに敵は初音までも連れ去ろうとしました。依頼を抜きにしても、私達は敵を討つつもりです」
それを聞いた私は、一瞬だけ皮肉めいた笑みを浮かべてしまった。
……もう手遅れなんだよ、千鶴お姉ちゃん。
「初音、料理がマズかったか?」
顔色が優れない私に、梓お姉ちゃんが声を掛けてきてくれた。
マズくなんて無い。梓お姉ちゃんが作ってくれたスパゲッティナポリタンはとても美味しい。
「ううん、とっても美味しいよ。ありがとう…ごめんね、梓お姉ちゃん」
でも、今の私にはとても悲しい味だった。
私の事を気遣ってくれる梓お姉ちゃんを、今から裏切ろうとしているのだから。
「何謝ってるんだよ、おかしな初音だな」
また泣きそうになってしまう、でも今泣いたら不審に思われる。
私は顔を伏せながら、梓お姉ちゃんのスパゲッティにがっついた。
A 岸田さんがお昼からの出発メンバーを決めようと言いだした
B 「ちょっと…話があるんだ」私は梓お姉ちゃんに耳打ちをした
C ? 楓お姉ちゃんが、さっきから私を見ている気がする
まずはA
とりあえず進めようA
「よし、そろそろ昼からの出発メンバーを決めようか」
(……!)
早めのお昼ご飯も半ば過ぎたぐらいで、岸田さんが出発メンバー選出を言いだした。
「これだけ人数がいれば、万一もう一度鶴来屋が襲われても十分対応できますね」
千鶴お姉ちゃんも頷いている。
(ここで上手く立ち回らないと)
「お、お姉ちゃん。私、その……」
「あ、初音。初音は鶴来屋に残ってもらおうと思ってるのだけど」
「そのほうが良いぜ、初音。あんな事があったばかりだからな」
「……心配してしまいます」
「構いませんね、岸田さん」
「ああ、俺もそのほうがいいと思う」
私が言い出す前に、お姉ちゃん達が私を気遣ってくれた。
「う、うん。ありがとう、ごめんなさい」
(これで、最初の条件はクリアできた)
梓お姉ちゃんを呼び出すためには、まず私が待機組に入らなきゃダメだ。
幸いにも今朝襲われたおかげで、自分から言い出さずに希望が叶う。
(次は、梓お姉ちゃんに待機組に回ってもらわなきゃ)
一番いいのは、何もせずに梓お姉ちゃんが待機組に入ってくれる場合だ。
だけど、梓お姉ちゃんが出発メンバーに選ばれる可能性は十分ある。
梓お姉ちゃんが待機組になるよう、アクションを起こしたほうが確実だとは思う。
でも、それだと今度は後で私が怪しまれるかもしれない。
私は――
A ひとまず何もせずにメンバー決めを見守る
(待機組と出発メンバーを振り分けて下さい)
(メンバー 岸田 オボロ 恭介 千鶴 梓 楓 耕一 トウカ)
(出発メンバー 4〜5人 待機組 残り)
(運転手になれる人間 岸田 千鶴 梓 耕一 恭介)
B 「心細いから梓お姉ちゃんに残って欲しい」と言う
Aで
出発組が岸田、千鶴、耕一、恭介、トウカ
私はひとまず何もせず、岸田さん達のメンバー決めを見守った。
梓お姉ちゃんが選ばれなければそれでいいし、選ばれそうになったらその時何かしよう。
「私が行きます、初音を浚おうとした落とし前をつけさせるつもりです」
「俺も行くぜ。初音ちゃんを危ない目に遭わせようとした奴を、とっちめてやらないと」
「無論俺も行くが…今度は少なくとも隆山市内では、後部座席に身を隠す事にする」
「俺も行こう。場所がミズシマ研究所らしいと言うなら、何か役に立つかも知れない」
「今度こそ某もお供しますぞ」
「え゛…トウカさんも行きたいんですか?」
「左様。先ほどは不覚を取りましたが、同じ失敗は繰り返しません」
(どうする?)
(目的地がハッキリしているなら、お前と同様に後部座席に隠れていれば何とかなるだろう)
(人目につきそうなら、そのまま車の中で待機してもらうか)
どうやら出発組は耕一お兄ちゃん、千鶴お姉ちゃん、岸田さん、香月恭介さん、トウカさんになりそうだ。
梓お姉ちゃんは待機組に回るみたいだ。
……これなら、命令通り梓お姉ちゃんをおびき出しやすいかな。
A 「行ってらっしゃい…みんな」そのまま出発組が島神へ向かうのを、他の人達と一緒に見送った
B 「トウカさん、病み上がりなんだしあたしが替わったほうがよくないか?」あ、梓お姉ちゃん!
C 「じゃあ行ってくる」俺達はワゴン車に乗り込み島神へ向かった(視点を岸田に移す)
c
もう引き延ばしはいいからさっさと進めようぜ
C
「じゃあ行ってくる」
「お互い何かあったら連絡をする事。いいわね」
「ああ、わかったぜ」
「……行ってらっしゃい」
島神へ向かう支度を済ませた俺達五人は、早速ワゴン車に乗り込もうとしていた。
地下駐車場では、オボロ・初音ちゃん・楓・梓が俺達を見送ってくれる。
(楓と別行動か……)
俺は未だに楓の事を信用できないでいた。
彼女のこれまでの行動は、本当に単なる不手際なのだろうか。
証拠がない以上、何とも言えない。
出来れば側でマークしておきたかったのだが……
「おいオボロ。ちょっとこっちに来てくれ」
「何だ?」
出発直前、俺は物陰にオボロを呼び出した。
「本当は気が進まないのだが、お前に頼みがある」
「どうした、藪から棒に」
「俺達の留守中、それとなく楓の様子を窺ってほしい」
「それはどういう事だ?」
「……お前もさっき聞いただろう、楓の不審な尋問を」
「ああ」
「もしも彼女がおかしな真似をしそうになったら、お前が止めてくれ」
「それは……楓が敵と内通しているという事か?」
「わからん。だが楓については、その可能性を否定できない」
「よし! 彼女に気付かれないよう、さりげなく注意しておこう」
正直、このバカオボオにそんな器用な真似ができるとは考えにくかった。
だが他に頼める者もいない。まぁ気休め程度にはなるだろう。
「……頼んだぞ」
俺達はワゴン車のほうに戻り、俺は車の後部座席に乗り込んだ。
「何かあったのですか、岸田さん」
「いえ、オボロに留守は頼むとハッパをかけていたんです」
午前中の教訓を踏まえ、運転手は千鶴さんである。
助手席に耕一、後部座席には俺・恭介・トウカが乗っていた。
「岸田殿、香月殿。某の格好はおかしくはないですか?」
「まぁ…」
「多分、大丈夫じゃないか?」
トウカには一応千鶴さんの私服の一着を着てもらい、頭にバンダナを巻いてもらっている。
しかし、鳥みたいな耳を無理に折りたたんでいるので、少々不自然だ。
やはりあまり人前に出てもらわないほうが良い気がする。
「それでは出発します」
全員が乗り込んだ後、千鶴が車のエンジンをかけた。
ゆっくりとワゴン車が地下駐車場を抜け出す。
「もうすぐ隆山を出ますよ」
隆山市内では、遠回りだができるだけ車通りの少ない道を使った。
幸い、今度は警察に呼び止められずに隆山を抜け出て、島神県へ入れる。
杜若きよみの手紙に書かれた、ミズシマ研究所があるらしい住所へ向かうまで、しばしドライブが続いた。
日本海やらまだ紅葉には早い山々の景色が窓の外を流れていく。
そうやって一時間半ほど乗り続けていただろうか。ようやく指定の住所にたどり着いた。
そこにあったのは――
A 何やら聞いたことがない製薬会社の研究所とあった、なるほどいかにも怪しい
B ? 一見するとごく普通の大きな病院が建っていた
C 確かに何かの研究所のようだが…すっかり荒れ果てていて、誰もいないようだ
Bだ。秘密研究所は外見普通っぽくなければいかん
「何だ、ここは?」
杜若きよみの手紙に書かれたミズシマ研究所の住所に、ようやく俺達はたどり着いた。
「病院……の様ですね」
『総合病院』
そこに建っていたのは、見たところはごく普通の大きな病院だった。
清潔感のある白く大きな建物に、外来患者や見舞いらしき人達が出入りしている。
「どうしますか?
覗いた中庭では、入院患者が散歩やひなたぼっこを楽しんでいた。
すんません、まだ書きかけで間違えて投下してしまいました。無視してください。
「何だ、ここは?」
杜若きよみの手紙に書かれたミズシマ研究所の住所に、ようやく俺達はたどり着いた。
「病院……の様ですね」
『島神記念総合病院』
そこに建っていたのは、見たところはごく普通の大きな病院だった。
清潔感のある白く大きな建物に、外来患者や見舞いらしき人達が出入りしている。
「どうしますか?」
「とにかく中に入ってみよう」
そのまま千鶴に駐車場へ入ってもらう。
広い中庭では、何人もの入院患者達が散歩やひなたぼっこを楽しんでいた。
看護士や医者達は、忙しそうに廊下を歩き回っている。
「住所は間違いないんだよな」
「ええ、確かに」
駐車場に車を駐め、手紙の住所と地図を見比べて千鶴は答えた。
「ここが本当にミズシマ研究所なら、病院という姿はカモフラージュのはずだ」
俺達が戸惑っていると、恭介が話しだした。
「ミズシマ研究所は数多くの秘密実験・研究をしていた。だから表向きは別の顔で建てられている場合が多い」
「この病院もそうだと言うのか?」
「可能性は高い」
非常識な研究や実験を重ねている研究所が、堂々と居を構えているわけがないか。
「恐らくは病院のどこかに研究施設があるはずだ」
「じゃあとりあえず中に入って、探りを入れてみるか」
「そうだな。そうなると……」
俺はチラリとトウカを見る。
「トウカさん。悪いですけどトウカさんはここで留守番してもらえませんか」
一般人も大勢いる以上、彼女を連れて行くのは難しい。
「留守番…ですか」
トウカはガクリと肩の力を落としてしまう。
無理もない、リベンジとばかりに島神にまでついて来たのだから
「い、いや。トウカさんは秘密兵器として、いざという時の為に待機してほしいのですよ」
「秘密兵器?」
「ええ。俺達が中でピンチに陥ったその時にこそ、颯爽と駆け付けて助けてください」
「な、なるほど」
「期待していますよ、秘密兵器として」
俺は熱い瞳でトウカの手をギュッと握った。
「分かりました!某はここでしっかりと留守を守っています!」
感極まったトウカが俺の手を力強く握り返してくれた。
……良かった、根が単純な人で。
出来れば彼女には最後まで秘密兵器でいてほしいものだ。
トウカへのフォローも済ませ、さぁ病院に入ろうとしたところで別の不安が出てきた。
(トウカさんを一人にしておいて大丈夫だろうか?)
俺達がいない間に、警備員あたりと問答になって正体をバラさないか心配である。
もう一人ぐらい、トウカのお目付役に残しておいたほうがいいかも知れない。
A もう一人留守番に待機させておく(岸田・耕一・千鶴・恭介から指定)
B 留守番ぐらいはなんとかなるだろう、四人で病院の中に入る
Bでうっかり期待
……いや、さすがに留守番ぐらいは一人でできるだろう。
「それじゃあ俺達は行ってきます。もし何かあったら…どうしようか」
「これを使ってくれ」
恭介が懐から携帯電話を出し、トウカに渡した。
「使い方は分かるか?」
「研究所で職員の人達が使っているのを見たことはありますが、詳しくは知りません」
「じゃあ簡単に教えておく、まずはこのボタンを――」
手早くトウカに操作方法を教える。
俺達も電話番号を恭介の携帯に登録しておいた。
これで非常時の連絡手段も確保できた。出来ればずっと鳴らないでほしいものだが。
俺達四人はトウカを残してワゴン車を降り、病院の中へ入った。
病院独特の少し薬っぽい空気が俺達を迎える。
「探りを入れるにしても、具体的にはどうする?」
「やっぱり患者さん達に聞き込みをしてみたり、怪しそうな場所を見つけたりするとかかな」
「ですが、この病院はかなり広い様ですね」
千鶴に言われ、入り口近くにあった案内図を見た。
外科・内科・眼科・耳鼻咽喉科・精神科・産婦人科エトセトラエトセトラ
なるほど、多種多様の診療科がある大病院のようだ。
「それだけに秘密にしたい研究施設も、隠しやすいはずだ」
「だがこれだけ広いと、固まって動くのは効率が悪いな」
「では二手に分かれましょうか。丁度四人いますし二人一組で」
病院の広さを考え、俺達は2グループに分かれる事にした。
組み分けは――
岸田・耕一・千鶴・恭介を二人ずつ二組に分けて下さい。
・岸田恭介
・耕一千鶴
「では私と耕一さんであっちのほうを見て回ります」
「俺と恭介はこっちのほうを調べてみる」
振り分けは千鶴と耕一・俺と恭介となった。
あちらは身内同士だし、いざという時に連携が取りやすいだろう。
「じゃあ行くか」
「ああ」
翻って俺達はどうだろうか?
(……俺は恭介にどう思われているのだろうか)
実のところ、俺は未だに恭介にある種の引け目を感じていた。
恭介は家族や親友達を、ことごとく俺のオリジナルに犯され殺されてしまった。
別の人格とはいえ、その犯人と全く同じ姿の俺がこうして恭介と肩を並べている。
コイツにとってはひどく皮肉な状況ではないだろうか。
「……」
俺はチラリと横を向き、さりげなく恭介の様子を窺った。
恭介は不審なところがないか、丹念に病院内を見て回っている。
(いや、今は病院の調査に集中すべきだ)
俺は頭を振り、雑念を払おうとした。
そうだ、恭介は俺達の事を信用して協力してくれている。
今はその信頼に応えるべきだ。
A 「岸田。ちょっといいか」恭介が何やら話しかけてきた
B 「あそこは何だ?」俺達は不審な立ち入り禁止区画を見つけた
C 「い、イヤァァァーーー!!!」突然、女性の大きな悲鳴が廊下に響き渡った
A
「岸田。ちょっといいか」
余計な考えを振り払い、一緒に病院の様子を調べようとしたその時。突然恭介に話しかけられた。
「ど、どうしたんだ。恭介」
さっきまで恭介の事を考えていたので、俺は軽く焦ってしまう。
「ああ、実はな――
A 「もし敵の刺客がオリジナルのお前の人格を持っているのなら……出来ればでいい、俺に倒させてくれ」
B 「俺達、今誰かに尾行されているみたいだぞ」
C 「あそこから先の区画が、妙に警戒厳重になっているようだぞ」
D 「今…人混みの中に、俺に列車に乗るよう指示した『杜若きよみ』が見えた気がする」
A
「実はな、岸田。お前に頼みがあるんだ」
「頼み?」
「ああ。さっき昼食の時、トウカさんが話してくれたミズシマ研究所の刺客についてだ」
「確かナルコレプシーとかいう病気の治療と騙されて、刺客に仕立て上げられた人物らしいな」
「そうだ。そしてソイツは……オリジナルのお前の人格と記憶を植え付けられていると聞いている」
「…………」
「出来ればでいい、ソイツは俺に倒させてくれ」
「恭介、それは……」
恭介の瞳には、明らかに怒りと憎しみが滲んでいた。
「分かっている。人格や記憶が同じだからといって、ソイツは過去の岸田洋一とは別の人間だ。
復讐として筋が通っていないのは承知している。だけど…それでも俺は……」
恭介は肩が震え、言葉に詰まっていた。
「……ああ。状況にもよるが、その時はお前に頼む」
俺にはそうとしか言えなかった。
恭介の家族や親友達を辱め殺した最悪の殺人鬼は、本人から遠く離れた場所で死刑が執行された。
だが、ソイツが他人の体を乗っ取って蘇ったのなら、仇を討ちたいと思って当然だろう。
(だが、恭介に仇討ちができるだろうか)
ミズシマ研究所が刺客として送り込んだというなら、俺と同様何らかの不可思議な力を備えている可能性が高い。
機転が利くし体力もそこそこあるが、恭介は普通の一般人だ。
(その時は…俺が助けてやらねば。俺の記憶に代えても)
罪滅ぼしにもならないだろうが、俺は恭介に本懐を遂げさせたいと思っている。
まだ顔も名前も知らないオリジナルの俺。ソイツは今どこでどうしているのだろうか。
A 見回るだけではなくて、患者達に聞き込みもしてみる
B 疲れたので少し休憩する
C その時、俺の携帯電話が鳴った
b
一通り見回って、俺と恭介は休憩のフロアーにいた。
「さしたる収穫はなしか」
溜息を吐く。まあパッと見て分かるような秘密基地があるとすれば
それを作った奴の頭の程度を疑わねばならんのだが……
ここは見回りだけでなく聞き込みもするべきだろうか?
とりあえず歩き詰めで疲れてきたのでここで小休憩をとることにした。
「岸田、なんか買ってくる」
「ああ頼む」
基本的に病院内は飲食禁止だがこの休憩スペースでは許される。
恭介が売店に向かうのを見おくると俺は腰を下ろしてひとりごちていた。
俺の頭に浮かぶのは
A カミュのことについて
B オリジナルの俺について
C 杜若きよみについて
D 突然、眠気が……
Dで罠だ!
さて、どうするか。俺は思いをめぐらせた。
とらわれたカミュのこと。刺客として現れるであろうオリジナルのこと。
そして未だ姿を見せぬ杜若きよみなる人物について。色々なことが浮かんでは消えた。
するとなんだ?ふいに俺は意識が遠くなるのを感じる。眠気?
ここのところの疲れが出たのだろうか。それともあるいは……
突然、襲う眠気に俺は抗えずそして……
A 「なんだ……これは……俺の記憶?」夢の中で俺は追憶にとらわれた。
B 「岸田さん……岸田さん……」夢の中で誰かが念話で俺に語りかけてきた
C 「はっ!ここは?」目を覚ますと俺は見知らぬ場所に捕らわれていた。
D 「おい。大丈夫か?」恭介が俺を揺り起こしていた。
Cでそのまま一気にネタばらしと終盤戦へ突入
まだ出産日まで3日もあるんだから終盤戦じゃなくてこれでやっと中盤では?
一気にネタばらしとか終盤とか、そんなガツガツしないでじっくり行こうよ。
まだ消化してない伏線も多くあるんだし駆け足気味にやるとまた破綻しちゃうよ。
「う…」
なん…だ…?俺は一体どうしたと…
体が重い…。意識も混濁してはっきりとしていないようだ…。
「はっ!ここは…?」
ここは…どこだ?俺は病院の中を恭介と共に探索していたはずだ…。
向こうに見えるのは…鉄格子か…。ここは牢屋の中なのか…?
『気が付いたか』
牢屋の向こうに誰かの影が見える…。誰だ?誰なんだ…?
顔を見ようとしたが体に力が入らない…。
この眠気とも疲労感とも違う訳の解らない脱力感は何なんだ…?
『暴走被検体用の麻酔薬を全身に投与してある。しばらくは何も出来ないだろう』
俺は体を縛られている訳でも手錠をされている訳でもない。
だが、地面に倒れたまま顔一つ上げる事もできない…。
これでは拘束されているのと同じだ…。
「誰だ貴様は…?一体何者だッ……!?」
『まさかこの研究所の場所を知られるとはな…杜若きよみめ…』
奴が鉄格子に近寄ってくる。俺は必死に体中の力を振り絞り、
体を無理矢理動かす。だがそれでも寝返りをうって仰向けになるのが精一杯だった。
「…!?お前は……!!」
『お初にお目にかかる、岸田洋一…いや岸田の出来損ないよ』
俺の視界に入った人物は…
A ミズシマ博士
B 杜若きよみ(黒)
C アイスマン
D 石原麗子
E 犬飼俊伐
Dだな
「こんにちは、岸田洋一の出来損ないさん」
俺の目の前に現れたのは、眼鏡を掛けた一人の女性だった。
「お、お前は……?」
「石原麗子。ここの研究所の職員よ、一応はね」
なるほど、身につけている白衣が彼女の身分を語っている。
だが、この女は……
(コイツ、本当にただの研究員なのか?)
理由は不明だが、俺は彼女から普通の人間とは異なる存在感を覚えていた。
「石原麗子…お前は俺をどうする気だ?」
身動き一つ取れない今の俺に、抵抗する手段は皆無だ。
例え一般人であろうと、トドメを刺すのは容易い。
だが、次に出てきた石原麗子の言葉は意外なものだった。
「そう警戒しないで、私はこの件に深く関わるつもりは無いのだから」
「何…だと?」
聞き間違いかとも一瞬思った。
深く関わるつもりは無い?どういう事だ?
「別にあなたに何かをする気はないわ。少なくとも私は。今のところはね」
そう言うと彼女は踵を返し、鉄格子から離れて行く。
「じゃあね。運が良かったらまた会えるかも」
何なんだこの女は?このまま何もせずに立ち去るつもりなのか?
「石原麗子…お前は何を考えている?!何が目的なんだ?!」
背を向け歩き出した彼女に、俺は尋ねずにはいられなかった。
彼女は立ち止まり、振り返って言った。
「私は見届けるだけの傍観者よ、どんな結末になってもね」
A 「……そうね、一つだけアドバイスをあげるわ」
B 「ようやく目が覚めたようだな」石原麗子が立ち去った後、別の人間がやってきた
C 「誰かいるのか?」石原麗子が立ち去った後、隣の牢から何者かに話しかけられた
C
「…………」
(何だったんだ、あの女は?)
石原麗子なる女は、自分は傍観者だと言い残し去っていった。
(いや、今はあの女の事を考えるのはよそう)
仰向けになったまま、ひとまずそう結論づけた。
あの女の言葉を鵜呑みにはできないが、敵でないのならそれに越したことはない。
まぁ助けてくれればそっちの方がもっと良かったが……
「あなたも捕まったのか?」
その時、隣から声がした。
どうやら隣の牢の人間が、俺に話しかけてきたようだ。
A この声には聞き覚えがある…ト、トウカさん?
B この声には聞き覚えがある…き、恭介か?
C この声には聞き覚えがある…ち、千鶴さん?
D この声には聞き覚えがある…こ、耕一か?
E 聞き覚えのない声だ、誰だろうか?
あえてミズシマ関係者っぽいE
俺に話しかける声。どうにも聞き覚えのない声だ。誰だろうか?
「ええ。実はその通りなのですが……」
外向けように取り繕った物腰で俺は答える。
角度の関係から隣の牢は覗きにくい。話す相手の顔は窺い知れないが
声でだいたいの察しをつける。どうやら成年の男のようだ。
「私は岸田というものなのですが、失礼ですがあなたのお名前は」
続けて尋ねる。すると声の主は答える。
「これは失礼。自己紹介がまだでしたな。私の名前は……」
A ハクオロ
B ディー
C アイスマン
D ウィツァルネミテア
c
「アイスマン。ここの者達からはそう呼ばれています」
声の男は俺にそう名乗った。アイスマン?
変わった名前だな。外人か?
「それでアイスマンさんはどうしてこんなところに捕まっているのですか?」
名前はともあれ丁寧口調で俺は尋ねてみる。
「それがよく分からないのです。実は私には過去の記憶がなくて、
気がついたらこの施設にいました」
記憶喪失。他人事ながらなんとも大変そうだな。いや俺も似たようなものか。
しかしこの男、こんな場所に幽閉されているからにはそれなりの理由があるのだろう。
それはいったい。もしかしてミズシマ遺伝子関連のことだろうか。
すると俺の思考を察したかどうかはしらないがアイスマンは言ってくる。
「どうやら彼らにとって私はなにかの貴重なサンプルらしいのです。
氷付けの状態で見つかった男。それゆえにアイスマンなのだと。
彼らは私から採取したデータを下に何かの実験を行っているようなのです」
ずばりビンゴじゃないか。しかしこの男、なにゆえそんなことを俺に態々……
カツン
「っ!」
するとその時、足音が響いた。誰かがこの牢に近づいてくる。
それは……
A 研究者風の男だった。
B エルルゥによく似た娘だった。
C カミュ?いや違うか!黒い羽を生やした娘だった。
D 「ゲーック」聞き覚えのある声を俺は聞いた。
普通にA
「どうやら既に意識を取り戻していたようだな。岸田洋一」
牢の前に現れたのは、いかにも研究者風な男だった。
恐らくはここの研究員の一人なのだろう。
「……くっ、このっ」
アイスマンとの会話を中断し、何とか体を起こそうとした。
だが少しも体は言うことを聞かず、仰向けのままでいるしかなかった。
「無駄だ。お前に投薬してある麻酔薬は、まだ暫く効果が続くはずだ」
男の言うとおりだった、どれだけ必死に力を込めても、腕も脚もピクリとも動かない。
「研究員さん。どうして私達をこんな所に閉じこめてるのですか?」
隣のアイスマンが研究員に尋ねる。
「今はまだ話せない。だが、もうすぐ私達は理想的な世の中を作り上げる」
「理想的な…世界?」
「そうだ。君から採取したデータのおかげで、素晴らしい世界が目の前に来ている」
? コイツの言葉からすると、ミズシマ遺伝子はアイスマンから採取したものらしい。
「は、はぁ…」
「その時が来れば、君も恐らくは解放されるだろう。それまで我慢してくれ」
その時、つまり暴走したミズシマ遺伝子の持ち主が、世界を乗っ取る時。
そんな世界が理想世界であってたまるか!
「さて岸田洋一、今用があるのはお前だ」
「…………」
「色々と私達の邪魔をしようとしていたが、意外とあっけなく捕まってくれたな」
ニヤリと男は笑みを浮かべる。
くそっ、この男、俺に一体何をするつもりだ。
「連れ出すんだ、念のため厳重に拘束してな」
「「「「はっ」」」」
男が合図すると、傍らから何人かの研究員が車椅子を持って現れる。
牢に入り、動けない俺を車椅子に乗せ、体中を手錠やら何やらで縛り付けた。
「貴様…俺をどこへ連れて行くつもりだ?」
車椅子を押され、牢から出された俺は研究員に聞いてみる。
「良いところだよ」
研究員はそうとしか答えなかった。
「き、岸田さん……」
背後からアイスマンの心配そうな声が聞える。
だが俺には彼に応える余裕はなかった。
俺は為す術なく車椅子で牢から別の場所に運ばれる。
「着いたぞ」
ほどなく、ある一室の扉の前で車椅子は止まった。
ドアが開けられ、俺は中に入れられる。
そこには――
A 虚ろな瞳をしたカミュが転がされていた
B 捕らえられていた仲間がいた(千鶴・耕一・恭介・トウカから選択、複数可)
C 誰もいなかったが、一台の大きなモニターがあった
D テレビや雑誌で見た…ミズシマ博士がいた
ここらでヒロインださんと忘れられそうなのでA
「カ、カミュ!」
薄暗い部屋に転がされていたのは、黒い翼を生やした少女…カミュだった。
「カミュ!俺だ!岸田だ!」
「…………」
カミュは俺が呼びかけても、まるで反応を示さない。
それどころか、彼女の瞳は焦点が合っておらず、どこを見ているのか分からなかった。
あの虚ろな瞳は…そうだ、俺とオボロが助け出した時のものと同じだ。
くそっ、少しは元気になってくれたと思ったのに。
そ、そうだ!カミュの子供はどうなったんだ?!
確かエルルゥの見立てによれば、今日であと3日で産まれるはず。
俺はカミュのお腹を見た。
カミュの腹部は――
A 膨らみが目立ち始めていた。
B 全く膨らんでいなかった。
C まるで出産直前のように膨らんでいた。な、何故だ!?
A
589 :
名無しさんだよもん:2007/11/02(金) 13:25:51 ID:2LScIDSA0
カミュの腹部を見る。するとそこは膨らみが目立ち始めていた。
普通の妊婦なら5〜6カ月目ぐらいの大きさに。
今が出産三日前。ということは三日のうちにこれが臨月の大きさになるということだ。
「カミュ!」
再度呼びかけるがカミュの反応はない。虚ろな瞳でただ横たわる。
浚われてからのこの一、二日の間にカミュになにがあったというのだ。
「貴様ら!カミュに一体何をした!」
俺は研究員達を怒鳴りつける。するとその一人が口を開く。
「どうもしない。検診、それと腹の胎児の成長促成処置を施しただけだ」
「どういうことだ?」
俺は尋ねかえす。すると研究員は淡々に語る。
「貴様も知ってのとおりその母胎用実験体は妊娠から一週間以内での出産が可能だ。
だがそのためには必要な処置がある。報告では貴様もそれを目撃したはずだ」
短期間での出産を可能にするための必要処置だと?そんなもの俺に覚えは……いや。まさか!?
「あの時点では安定期に入る前だったので排泄器官を代用にせざるをえなかったがな」
「っ!?」
俺の予感はあたった。あの日、俺と初めて会ったときカミュは藤井という男にアナルを犯されていた。
何故にそんなことをされていたのか。疑問に思わないでもなかったがその理由は。
「胎児の順調な成長のためには母胎に性的な刺激を与えるのが望ましい。それも実際の生殖行為に近い形でな。
貴様達に奪取されてからしばらく処置から間が開いた。遅れを取り戻すのには少々、骨入りだったぞ」
その口ぶりで俺は悟った。浚われてから今までカミュがされたこと。それは
「貴様ら!カミュを犯したな!!」
俺は叫ぶ。研究員達は冷淡な表情を浮かべるだけだった。クソ!いまいましい。
「ご明察だ。実際に手を下したのは他に雇い入れた者達だがな。腹の子さえ潰さないならば他は全てを許可した。
丸24時間もあれば十分だったよ。その実験体を理想の状態にまでもっていくには」
淡々とした言い振りに俺は腸の煮えるものを感じる。コイツラはカミュを一体なんだと思っているんだ。
浚われてからずっと、カミュは処置と称して陵辱され続けたのだ。孕んだその身体を。こいつらの手の者に。
「母胎が潰れてしまわぬかやりすぎを心配する声もあったが杞憂だったな。こいつらマルタは強靭だ。
長時間の行為にも見事に耐え抜いてくれたよ。上手くいけば遅れどころか予定を早めることも望める」
外道なことをしれっという。もう何も言うな。虫唾が走る。殺意の篭った視線で俺は奴らを睨み据える。
研究員達は薄ら笑いすら浮かべていない。どいつもこいつも能面のような表情。
虫けらのようにでも思っているのだろう。眼中にないのだ。俺達の意思など。
「さて、岸田洋一。お前に用があるといったな」
すると研究員は思い出したかのように用件を告げる。
「貴様にも本来の役割を果たしてもらう」
そうして俺に迫る研究員達。やつらは注射器をとりだし
そして……
A 俺に注射針を刺した。
B 倒れているカミュに突き刺した。
C ブーン!ブーン!そのとき施設内に警報が鳴り響いた。
何をするんだ?
迷うがA
俺はカミュのお腹に視線を向けた。
……良かったと言うべきだろうか。そこには膨らみの目立ち始めた腹部があった。
どうやら、カミュの赤ちゃんは無事のようだ。
? ならばどうしてカミュはあんな虚ろな目をしているのだ?
「貴様達!カミュに何をした?!」
俺は精一杯首を曲げ、傍らに立っていた研究員に怒鳴った。
鶴来屋から浚われてほぼ一日。その間に何があったのだろうか。
「なに、大したことはしていないさ。ただ長期間の脱走に対するお仕置きをしたまでだ」
酷薄な笑みを浮かべながら研究員は答える。
お仕置きだと、まさか――
「彼女に自分の立場を思い出して貰う為に、俺達は上からの指示で研究所時代と同じ行為を施したのだよ」
「何だとっ!」
俺はカミュとオボロの言葉を思い出した。
『カミュはずっと、ずーっと狭いお部屋の中で暮らしていたの』
『毎日毎日、知らないおじさんに変な事をされて凄く嫌だった』
『俺がカミュを助け出した時には、既に腹は少し膨れていた』
『人工授精だろうとは思うが、とにかく人間の胎児なら3、4ヶ月といった辺りだろう』
おーいまた豪快に書き負けたぜorz
「ぐっ」
ちくり。俺の首筋に刺さるものがあった。研究員の持つ注射器。
その中身がゆっくりと俺の血管へと注入されていく。
「なんだ!俺にいったい何を注射した」
相変わらず能面顔の研究員に俺は尋ねる。
「すぐに分かる。それより時間だ」
研究員がそう言うとガラリと部屋に入り口が開く。
すると現れたのは。
「くひひひひひ♪」
「くふふ」
いかにも下卑た顔つきの連中だった。こいつら……まさか?
「さあ、手っ取り早く始めてくれ。この調子ならば予定日の繰り上げも望める」
「くへへへ。分かってますさ。これもお仕事ですぜ」
「ぐひっ!ぐふふふ。お金貰ってこんな美味しい思いできるなんて最高だぜ」
やはり。この連中がそうなのか。ここの研究員どもが雇い入れた者達というのは。
こいつら……まさか今のカミュを……
「止めろ!カミュは……その娘は妊娠しているんだぞ!そんな彼女をお前らは!」
俺は叫ぶ。けれどこの外道どもが聞く耳を持つはずなどがない。
「マルタの耐久度は人間のそれとは違う。既に実証済みだ。好きにやれ」
俺の思いとうらはらに研究員は外道どもにお墨付きを与える。
かくて飢えたケダモノに群がられカミュは……
「止めろぉぉぉぉぉおおお!!!」
俺はそれをただ見せ付けられるしかなかった。
ぐちゅ。ぐちゅ。耳障りで卑猥な音が響いていた。ただ延々と。
「くふぅぅ!いいぜ。このガキ。こんな幼い顔してすげえエロマンしてやがる」
ずんずん。子を宿した子宮をカミュはひたすらに突かれる。普通の人間なら流産してもおかしくないほど激しく。
「くぅああああ。尻もキツキツだぜ。こいつはなんともエロい尻穴だ」
当然のごとくアナルも使われている。カミュの菊座の奥深く。肉根の根元まで刺さり抉っている。
「けへっ。柔らけえ唇だなあ。どうだ?美味しいか俺のミルクは」
強要されるフェラチオ。生臭いスペルマを胃に直接流し込まされ。
「やっぱこの巨乳を使わない手はないっしょ。うりゃ。ずりずり」
豊満なカミュの膨らみは男根を挟むのに使用された。既に乳腺が開いたのかパイズリさせられるカミュの胸から
ピュッピュッと母乳が飛び出す。男根から先走る汁はカミュの顔と胸を容赦なく汚す。
「ほらほら膣内に出しちゃうよ。いいのかい?『止めて!カミュの赤ちゃん汚れちゃう!』って言わなくて!」
「お尻も俺達のザーメンでたっぷり浣腸してあげるからね。またお腹ゴロゴロしちゃうよ」
「あははは。口開きっぱなしだからスペルマ飲ませ放題だぜ。もっと味わえよ」
口々に穢いことを叫びながらカミュに白濁を注ぐ。惨い。カミュが心を閉ざすのも無理はない。
こんな仕打ちをずっとカミュは……
「カミュちゃんも大分従順になったねえ。一昨日はあれだけ散々泣いて嫌がってたのに」
「ちょっと物足りないよなあ。けどカミュ便器の使い心地最高♪気持ち良い♪」
「くふふ。今日も一日中カミュちゃんの赤ちゃんに俺達の新鮮なミルクをたっぷり飲ませてあげるからね」
やめてくれ。聞きたくない。一体こいつらはなんなんだ。女を、カミュを性欲を満たす肉便器にしか見なしていない。
そしてこんな無惨な陵辱劇を前に研究員達は相変わらずの能面。こいつらこそ何だ!これが本当に人間なのか。
所詮、実験動物の繁殖実験にしか思ってないのだろう。人でなし!俺のオリジナルと同質の。
「くそぉぉぉぉぉおおお!!!」
俺は彷徨する。そんな刹那、
ドクン!
「っ!?」
脈動する。俺の内で沸き立つ何か。これはまさか……?
「効果が現れたようだな」
研究員の冷淡な呟きを耳に俺は感じた。
俺は……
A 輪姦されているカミュにこの上なくケダモノのように欲情していた。
B 次々に覚えのない記憶が俺の頭に浮かぶ。これは俺のオリジナルの?
C 「よう。久しぶりだな」また『俺』が頭の中で囁きかけた。
D バタン!『無事か岸田(さん)!』仲間(千鶴、耕一、恭介から選択)が助けに来た。
A
なんなんだこの感覚は。俺はいったい。
「くぅぅぅぅううう!射精る!射精る!射精るぅぅぅううう!!もう金玉の中身全部出ちまう!」
「くぁぁぁあああ!!溶けるぅぅうう!俺のチンポ、カミュちゃんのお尻の中で溶けちまうよ」
「げへへへへ。パイズリする度に母乳が飛び出てくるぜ。どうだい?カミュちゃん。ブレンドミルクの味は」
あいも変わらずカミュは犯されていた。子を孕んだボテ腹の身体を。二本差しで前後から。
たわわに実った乳房でパイズリフェラを強要されて。
「……ぅ……ぁぅ……ぁ……ぁぅ……」
もう叫ぶ声も、零す涙も枯れ果てたのだろう。カミュはただ肉人形としてケダモノ達に奉仕を続ける。
吐き出された白濁はカミュの体のいたるところを汚している。膣もアナルも顔も胸も精液でドロドロだった。
漆黒のカミュの翼。それさえも鬼畜達はペニスを扱く道具にしている。黒い羽のところどころが白の汚濁に染まる。
「ぐぅぅぅ……っく……!?」
そんなカミュを見つめながら俺の中で沸き立つ感情。これは……劣情!?
「身体は正直のようだな」
そんな俺に研究員の一人が語りかける。まさかさっき投与された薬。あれのせいか?
「確かにあの薬には強い催淫作用はある。とはいえきっかけにすぎんがな」
「どういうことだ」
「用は岸田洋一。お前の体が求めているのだ。触発されているのだろう?こいつらに」
そういって視線で促す。視線の先はカミュとまぐわるケダモノの群れ。
ふいに一瞬、俺の頭をよぎった。この群れの中に俺も加わりたいという欲求が。
「粗悪なコピーとはいえ貴様は所詮『岸田洋一』だ。女を犯す。嬲る。壊しつくす。そんな行為に至上の喜びを感じるな。
貴様の身体は求めているのだ。女を犯すことを。なにせ貴様は『岸田洋一』だからな」
連続強姦殺人魔の俺のオリジナルの遺伝子。それを組み込まれた『俺』にもその本性が発現しているというのか。
さっきの薬のせいで……めろ……頭が白く……
「既にオリジナルの人格は別の素体に移植済みだがもう一体いてもよかろう。
今ここで貴様にも完全な『岸田洋一』になってもらおうか。我らの悲願のために。
なあ、『M遺伝子拡散目的攻勢素体。即ち凶悪強姦魔。岸田洋一』よ」
開発ネームと思しき名で研究員は俺を呼ぶ。そうだったのか。ミズシマ遺伝子をばら撒くための強姦魔。
そのために俺は作られたのか。そして今、やつらは俺を本当の『岸田洋一』へと至らせるつもりなのだ。
俺の手でカミュを犯させることで。くあ……意識が朦朧としてきた。ここまで存在してきた『俺』の存在が崩れる。
変わりに顔を出す。『岸田洋一』が。俺の本性が。
「そろそろ我慢ができないところだろう。さあ戒めを解いてやろう」
そうして俺は拘束を解かれる。そして俺は
A 獣欲の趣くままにカミュを犯すケダモノの群れに加わった。
B せめてもの抵抗。ボルテッカーでカミュ救出を試みた。
C 痛い。頭が割れる。頭痛のあまり俺は卒倒した。
D 「助けに来たぞ!岸田」耕一達が助けに来てくれた。
ここまできたらAまっしぐら
Dで耕一とアッー!
「くふふふ♪やっぱ最高だぜ。カミュちゃんの身体は」
「俺、今日だけでもう十回はヌいたよ。くぉぉぉ!良すぎ!」
「カミュちゃ〜ん♪今の子を産んだら今度は僕達の赤ちゃん妊娠させてあげるね♪」
どぴゅどぴゅ。白濁の液体がカミュの全身を浸していた。群がるケダモノ達。
もう意識もろくにないカミュをとらえて離さず輪姦を続ける。
一人が終わってもまた一人。既に三十人以上の男の精をカミュはその身に受けていた。
「あぁぁああ!射精るぅ!射精るよぉ!カミュちゃん。僕、カミュちゃんに搾り取られちゃうよぉ」
「おほっ!アナル最高♪このうねうねした感触がたまらねえ」
そうして施される膣内射精。子宮に注がれるスペルマはカミュの腹の子を汚す。
腸にも流し込まれる液汁。たぷんと白濁がたまった腸が妊娠で膨らんだお腹をより大きくしていた。
「げへへ。待たせたな。次はアンタの番だぜ」
自分のタマ袋の中身をありったけぶちまけると畜生は次の者にカミュを譲る。
そうして来る順番。虚ろな瞳のカミュ。すると刹那、カミュの瞳に意思が僅かに戻る。
「……岸……だ……さん……」
カミュの前にそびえる者。それは俺。岸田洋一だった。俺の身体は既に俺の意思を離れていた。
喜悦を顔に浮かべ、口からは飢えた犬さながらに涎を垂らす。息を大きくハアハアと吐く。
飢えていた。滾っていた。それは俺の海綿が見事に物語っている。そそり立っている。
男根。恐ろしいまでの男根が。入りたがっている。男達の精液でドログチョになったカミュの肉壺に。
「っ………………………」
そんな俺を見てカミュは一瞬、悲しそうな顔をする。頬を伝う一筋の涙。
信じていたものに裏切られた絶望。それを存分に思い知らされながら闇に堕ちる。
「ふは……ふしゅる……ふははははは!」
そして俺は止まらない。カミュの反応をみて余計に滾っていた。犯したい。犯しぬきたい。
血も肉も粉みじんになるほどこの女を壊して骨の髄までしゃぶり尽くしたいと。
「M遺伝子保有者同士の交配。よい結果を期待している」
研究員のその台詞を耳にしたのを最後に『俺』の意識は弾け飛ぶ。後に残るのは
「ハーハハハハハッハ!サプライズパーティーーー!!!!!」
『岸田洋一』その名を持つ一人の実験体がただそこに残されていた。
A そして〜(このままBADENDルートへ)
B そのころ鶴来屋では(伏線回収ルートへ)
C いやまだだ。まだ逆転のチャンスは残されている?(逆転のTRUEENDルート?)
B
「ハーハハハハハッハ!サプライズパーティーーー!!!!!」
獣欲の赴くまま、岸田はカミュの小柄な身体に覆い被さる。
そしてそのまま、規格外のサイズを誇る男根をカミュの膣内へ沈めた。
「……………………」
普通の女性なら悲鳴を上げるであろう乱暴な挿入行為。
だが一度出産経験を経て、今まで輪姦を受け続けたカミュの秘唇は易々と受け入れてしまう。
じゅぷ。ぐじゅ。ぬちゅ。ずぷっ。
既に中出しされた精液を掻き出しながら、岸田は何も反応しないカミュを犯し始めた。
それは性交と言うより、オナホールかダッチワイフを思う存分に使った自慰に近いものだった。
違うのは、使われている性具は生きていて、さっきまで何としても助けたかった少女であった。
その頃鶴来屋では――
A 初音が梓の部屋を尋ねようとしていた
B 楓が考え事をしていた
C オボロがそれとなく楓を見張っていた
D 梓の元に千鶴から電話がかかってきた
A
「…………」
こんにちは、柏木初音だよ。
(梓お姉ちゃん、ごめんなさい)
私が向かっているのは、鶴来屋内で梓お姉ちゃんにあてがわれた部屋だった。
私は今……直枝理樹の言いなりになって、梓お姉ちゃんを呼び出そうとしているの。
分かってる。上手く呼び出せてしまったら、梓お姉ちゃんがどんな目に遭うのか。
でも――でも――
「んぅ……くぅ……」
下腹部から、熱を持った細かい振動が身体の奥に響いてくる。
仕込まれたバイブが、今も私の大切な部分に刺さったまま、中出しされた精液をシェイクしてた。
もしも命令を守れなかったら、バイブの中から薬を注射されると脅されてる。
それに、私の中からせり上がってくる「何か」が、私を塗りつぶそうとしていて――
(私、私どうすれば……)
だけど、梓お姉ちゃんは私にとって大切な家族の一人だよ。
そんなお姉ちゃんを、私は本当に裏切っちゃうの……?
A 悩みながら歩いてると、梓お姉ちゃんの部屋の前に着いてしまった
B 「……」私は廊下の途中で立ち止まった
C 「初音、どうしたの?」廊下で楓お姉ちゃんに会ってしまった
むむむ…B
「……」
私は廊下の途中で立ち止まった。この期に及んで私は躊躇している。
私がこのまま命令どおり動けば梓お姉ちゃんも私と同じ目に遭わされる。
梓お姉ちゃんだけじゃない。楓お姉ちゃんも今はここにいない千鶴お姉ちゃんも
みんな酷い目にあわされるんだ。私のせいで。そんなの……そんなの私……
『あ〜あ〜。まったくだらしねえ表だぜ』
(っ!?)
その瞬間、私の中で声が響いた。肉声じゃない。私の内から頭の中に響くこの声は。
『どの道もう手遅れなんだよ。お前も。姉貴たちもな。今更往生際が悪いったらありゃしないぜ』
誰?誰なの?誰が私の頭の中に喋りかけてきてるの?
『ああん?誰だって?そんなん分からねえのかよ。あたいだよ。あたい。まあこうして直接話しかけんのは初めてだけどな』
知らない!私は知らないよ!貴女なんて……ねえ貴女はいったい誰なの?
『あたいはあたいさ。あたいはずっとお前の中にいた。このままずっとお前の中で隠れ続けているはずだったんだがな』
私の中……?ひょっとして貴女なの?さっきから私が感じてる「何か」は……
『まあ似たようなもんだ。それよりもおい表!テメエあたいとかわりやがれ』
っ!?い、嫌だよ。よくわかんないけど……すごく嫌だ……
『ああん?つべこべ言わずにあたいが変われっていうなら変われってんだ!』
嫌だよ。どうしていきなりそんなこと言われなくちゃいけないの?
ブーン!ブーン!ブーン!
「……っ!」
そんなとき私の膣内で差し込まれたバイブの振動が響く。やだぁ……もぞもぞする……気持ち悪いよぉ……
『あ〜あ〜。言わんこっちゃない。このままだとお前ボロボロになるぞ。あの名倉って女みたいにな』
名倉由衣さん。楓お姉ちゃんのせいで壊れちゃったあの女の人。私もあの人みたいになるのかなあ。うう、嫌だ。
『だからこれからはお前はあたいの奥に引っ込んでろ。そうすりゃ楽だぜ?』
楽……かなあ……でも……でもぉ……
『だぁぁああ!!うっとおしい!こうなったら実力行使だ。うぉりゃぁぁあ!!』
待って!待ってよ!止めて!勝手に表に出ないでぇぇえ!私を押しこめないでぇええ!!
「ったく……ウジウジウジウジたるい表だぜ。まあこれからはあたいの方が表だがな」
そうしてあたいは主人格を押しのけた。あたいは裏初音。間抜けな表がレイプされたときにぶち込まれた
おかしな遺伝子のおかげで発現することのできたこいつの裏人格だ。もっとも今日からはあたいが主人格だ。
好き勝手にやらせてもらうぜ。とりあえず手始めは梓姉だ。けけけ。覚悟してろよ姉貴ども。
A このまま裏初音視点で進む
B そのころ楓とオボロは
うう…ええいB!
どうも。あなたの隣に楓です。先日の失態のつけで便所掃除をやらされています。
まったくあのうっかり侍のせいでいい迷惑です。はぁ……
それとは別に私を余計に欝にさせるものが一つあります。それは……
「………………………」
なんのつもりでしょうか?あの人、確かオボロさんって言いましたか。
どうやら潜んで私を見張っているつもりなのでしょう。全然潜んでいないですけど。
バレバレです。まったくトウカさんといいミズシマ遺伝子とやらの持ち主さんはダメダメな人だらけですね。
大方、岸田さんが私を怪しんで見張りにつけたのでしょう。はっきり言って的外れもいいところです。
それはさておき……
(どうしてああも簡単にカミュさんは攫われてしまったのでしょう?)
私はふいに疑問に思います。これまでの滑りっぷりからあまり信じては貰えないでしょうが
我々『鬼神楽』は腕っこきのエキスパート集団です。その『鬼神楽』が本拠地において
護衛対象をいとも容易く奪取される。これはなにかおかしいです。岸田さんが疑うのも無理からぬことでしょう。
まあ私への嫌疑は当てずっぽうもいいところですが。こちらの出発に合わせたかのような襲撃。
役に立たないどころか足引っ張りまくりな助っ人の数々。まあ誰とは言いませんが。
ここから私が導き出す結論とは。
A まさか千鶴姉さんが敵に内通しているのでは?
B まさかトウカさんは敵の回し者だったのでは?
C 単にウチがお間抜け集団だっただけです。トホホホホ。
今更…C
私が導き出す結論とはただ一つ!
単にウチがお間抜け集団だっただけです。
寂しい結論です…トホホホホ。
今回のこの失態、一日もすれば見聞に広まることでしょう。
そして今まで各界に権威を誇っていた『鬼神楽』の看板も失墜し、
後は細々とした旅館経営で食い扶持を得る毎日。
もちろん私のお小遣いは今の減俸以上に減ることになり、
私の夢である津々浦々のお笑い大全集をそろえることは限りなく不可能となるでしょう…。
はあ、考えるだけで泣けてきました。
それもこれも(ry
A …もう、こうなったら家の有り金かっさらって失踪しましょうかね。
B …いっそのことミズシマ研究所の方についたほうが無難ですかね。
C …そのとき千鶴姉さんからの緊急電話が鳴り響いた。
C
オボロさんから見張られ、もとい見られつつ、アンニュイな気持ちでさくさく便所掃除をしていると
備え付けの携帯から聞き覚えのある音が
この着信音は鬼神楽…これは千鶴姉さんの緊急の電話ですかね。
「お、おい楓、なんだその素っ頓狂な音は!まさか敵の奇襲か?」
着信音につられてなぜかオボロさんが目を大きく見開きながらこちらにやってきました。
私を見張っているのならここで出てくるべきではないと思うのですが…。
まあ気にしないことにしましょう。
さて、緊急の電話ということは、これまでのことからするとあまりよくない知らせに違いありません。
今度は一体何をやらかしたのでしょうか、正直出たくありませんが。
……千鶴姉さんのご機嫌損ねて減俸くらうのはいやなのでやっぱり出ることにしましょう。
「もしもし楓です」
「楓?! まずいわ、緊急事態よ」
姉さん、それは電話がかかってきた時点でわかってますから。
「それで、なにがあったんですか?」
A 「岸田さんがあの『岸田洋一』に成り果ててしまったわ!」
B 「そっちに『岸田洋一』のオリジナル人格が移植された『直枝理樹』が潜んでるから注意して!」
C 「私以外、耕一さんも含めてみなさんがミズシマ研究所の手の内に落ちて!」
D 「カミュちゃんが…自殺したわ。子供が流産したショックで。」
C
D
危ないから冗談でも次からはD系統の展開は入れないで欲しい
「それで、なにがあったんですか?」
「それが……その……」
私が尋ねると姉さんは言いよどみますがしばらくしてこう答えます。
「実は私以外は、耕一さんもみんな研究所に捕まったの。てへっ♪」
………………
「てへっ♪じゃなぁぁぁいぃぃぃ!!」
「ひぃぃぃっ!!!」
電話越しに怒鳴る私に千鶴姉さんはどこかのヘタレさんのような声を思わずあげます。
「いったいなんなんですか!千鶴姉さんがついていながら!耕一さんまでっ!」
「うっ……うぅ……責めないで……おねがい……」
私が怒鳴り散らすと千鶴姉さんはしおらしくなります。まったくいつもいつも肝心なときには頼りになりません。
それだから我が家は今回のお話でお間抜け扱いされるんです。ああ。ブツブツ……
「つまりはそういうことですか?姉さんと耕一さん。岸田さんと香月さんで別行動をとっていて姉さんが下痢を起して
厠の住人になっている隙に耕一さんも、岸田さん達も敵の手に落ちて不明だと……」
「うっ……ぅぅ……」
受話器越しに姉さんのすすり泣く声が聞こえます。
「一旦体勢を立て直そうと戻ったらトウカさんも蛻の空だったと……」
「うぅぅ……ぞうです……ずびばせ……」
鼻をすする音までします。まったくダメです。この人ダメダメです。
「ハァ……分かりました。それでは梓姉さん達を連れて私もそちらに向かいます」
「うっ……ぐぅ……お願い……楓ぇ……」
本当にダメダメです。どこの小学生ですかと。小学生レベルなのは胸だけにしといてください。
そんなわけで自体は風雲急を告げました。私はストーカーオボロさんを伴い梓姉さんの部屋に向かいます。
すると
A ……初音?梓姉さんの部屋の前に初音がいました。
B あれは梓姉さんと初音?いったい二人で何処へ行くんでしょう?
C もぬけの殻。すれ違いですか?最悪です。
A
さて、いくか。梓姉の部屋の前であたいは決意を新たにした。
腕っ節は強いがお人よしで甘い梓姉だ。誘って連れ出すのは難くないだろう。
後はあの直枝ってやつが上手くやってくれるはずだ。
そう思ってあたいがドアノブに手を抱えた矢先。
「初音」
ふいにかかる声。なんだよ。楓姉か。おいおい今は罰当番の筈じゃなかったのか?
「あ、楓お姉ちゃん。どうしたの?」
表のようにあたいは愛想よく振り返って尋ねる。梓姉と違って察しのいい楓姉だ。
ここで下手をうつわけにゃいかねえ。クソ。次のチャンスにかけるか。
「さっき千鶴姉さんから連絡があったから……それより初音は?」
「あ、うん。今日の晩御飯のことで梓お姉ちゃんに相談しようかなあって」
尋ね返されて咄嗟に言い訳をするあたい。まあ自然だろう。
この一家で家事がマトモにできるのは表と梓姉ぐらいだからな。
楓姉もそう不審がることもなかった。
「それより千鶴お姉ちゃんから連絡ってどういうこと?」
「ええ。実は少し向こうが困ったことになって……」
そうして楓姉はあたいにも伝える。千鶴姉からの電話の内容を。
「岸田達と耕一が捕まっただって!?なにやってんだよ!あの亀姉は!」
千鶴姉の失態を聞かされて案の定、梓姉は憤っていた。まあ無理もない。あたいもそう思う。
「なあ……お前らって本当に腕利きなのか?」
「言わないでください。自分達でもよく分かってますから……」
オボロの言葉に楓姉はうな垂れる。ほんとどうしようもない無能だな。今に始まったことじゃねえけど。
「でも……心配だよぉ……どうしよう。お姉ちゃん達……」
とりあえずあたいは表のようにぶりっ子を決め込んでみる。考えてみればこれはチャンスかもしれねえ。
こっちの計略がそんだけズバリ嵌ってるってことなんだからよ。とりあえず静観させてもらうか。
どうせこっちの現状ぐらいバイブにくっついてる盗聴器で直枝も把握ずみだろうし。
「決まってるだろ。今直ぐに耕一達を助けにいく」
「ああ、こうなっては俺も黙ってみていられん」
単純コンビは相変わらず短絡的だな。
「基本的には私もそれに賛成です。ただなんの策無しではミイラ取りがミイラにもなりかねません」
楓姉はさすがに少しは頭が回る。まあ空回ってしくじったばかりだからそう当てになるもんでもねえけど。
「じゃあどうするんだよ?なにかいい案でもあるのか?」
「ええ……まずは……」
そうして楓姉は告げる。自分の提案を。
A とりあえず戦力足りなさ杉です。叔父さんを頼りましょう。
B 背に腹は返られません。コネで他の仕事屋を臨時に雇いましょう。
C 言ってみただけです。すいません。実は何も考えてません。
B
「まずは…人手を集めることが先決です。相手はあの耕一さんをも捕らえるほどの戦力を持っています。
闇雲に私達だけで行っても返り討ちに遭うだけです。」
すっかりお間抜け集団扱いになってしまった鬼神楽ですが、
個々の戦闘力は同業者の中でも随一な所です。
その中でも最強の力を持つ耕一さんが捕らえられてしまうのですから…
いくらオボロさんが強かったとしても無事に目的を達成できるかは難しいでしょう。
「それはいいな、しかし…人手なんてまだ鬼神楽にいるのか?」
「その点ですが…他の仕事屋を臨時に雇おうと思います」
「「何だって!」」
梓姉さんと初音が驚きと非難が入り交じった声をあげます。
「おいおいわかってるんだろうな、楓。その行為は『鬼神楽』が無能と「背に腹は返られません!!」」
私は続け様に言葉を続ける。
「依頼者の目的も達成できず、依頼者すらも守れず、何よりも耕一さんが敵の手に落ちているんですよ!
そんな些細なことを言っている場合ではありません」
「…う」
この提案をするにあたり多分梓姉さんは突っかかってくるだろうとは思っていましたが、
耕一さんの名前を出すことで引っ込んでくれました。まあ、予想通りです。
しかし…一瞬とはいえ初音まで普段見せない表情をしてまで非難の声を上げるとは予想つきませんでした。
いつもの初音なら「楓おねえちゃんすご〜い」とか言うところでしょうに。
まあ…千鶴姉さんがダメになった今、私がしっかりしなければいけませんね。
「まあ、おれは別に人を増やそうが構わないが…心当たりいるのか」
A 「以前の仕事で、共闘した方に連絡を取ってみます」
B 「まあ気が進まないが、それだったらあたしの知り合いを今から呼ぼうか」梓姉さんがそんな提案をしました。
C 「ねえねえ、この前わたしを助けてくれた男の人とかどうかな」初音が笑顔で提案をしてきました。
B
「まあ気が進まないが、それだったらあたしの知り合いを今から呼ぼうか」
私の提案に乗り気ではなかったはずの梓姉さんがそんな提案をしました。
「人手を増やすっていっても、楓の話だとそれは今から探してみるって事だよな。
ってことは、事情を話したところで引き受けてくれるとは限らないわけだし、 何より時間もかかる。
それだったらあたしが普段から信用できるやつを呼んだ方が早い。
これならあてずっぽで連絡とって『鬼神楽』の権威を落とすこともないしな」
なるほど、梓姉さんにしてはなかなかいい提案です。ですが…
「一つ確認ですけど…その方は本当に信用たる人物
「あったりまえだろっ!! あたしが耕一以外と仕事をするときはいつもそいつと組んでるんだ。
そんな長年のコンビが裏切るわけがないだろ」
梓姉さんは自信たっぷりに言い放ちます。
と言うことは梓姉さんは耕一さんと組んでの仕事以外では鬼神楽の機密を外部に漏らしていたということになるのですが…。
これは後で千鶴姉さんに報告しなければいけませんね。
「どうやら異論もないようだし、ちっと連絡とってみるわ」
そういうと梓姉さんは携帯を取り出し、誰かと連絡を取り始めました。
「『おう、あたしだ。そうそう、まあ折り入って頼みがあるんだけど…
じゃ、よろしく〜』っと、おっけー。何かたまたまこの近くに来ていたらしいからあと10分もしないうちにここに着くってよ 」
梓姉さんはあっけらかんに答えます。
私は何か言おうかと思いましたが、そんな気も失せてしまいました。
「して、その助っ人としてくる御仁とは?」
「ああ、名前は」
A 柳川拓也。あたし達の叔父さ。表向きはしかめっ面の警官だけど、いざとなったら実力はなかなのもんよ。
B コードネーム:セフィロス。剣の使い手さ。実は昔の依頼人、杜若きよみからの縁なんだ。
C 秋生っていう探偵兼用心棒さ。柄と口は悪いし自分のことは何も話してくれないが、凄腕だし、なかなかいいオッサンだよw
C
「秋生っていう探偵兼用心棒さ。柄と口は悪いし自分のことは何も話してくれないが、凄腕だし、なかなかいいオッサンだよ」
「秋夫さん……古河ベイカーズ探偵事務所の方ですね。名前は私も聞いています」
「オレは戦力になるんなら別に誰でも構わないが……今すぐ連絡とれるのか?」
「ああ、今から電話してみる」
プル プルルルルル
「おう。こちら古河ベイカーズ探偵事務所だ。ん?誰かと思えば鬼神楽のとこのデカチチの姉ちゃんか」
「デカチチは余計だ!まあいい。実はオッサン。手を貸して欲しい仕事の話があるんだけどさ」
「仕事の話だと?」
「…………………」
「というわけなんだよ。こっちも色々と手一杯でさあ。オッサンの力を是非借りたいんだけど」
「一つだけ聞いて言いか?」
「ああ。なんだ?」
「そのお前さんがたの依頼人は本当に『岸田洋一』っていうやつなんだな」
「ああ。といっても例の凶悪犯本人じゃなくてそのコピーらしいけどな」
「そうか。あとそれとは別に本物の『岸田洋一』の人格をコピーしたってやつも敵方にいるってんだな」
「そうだよ。なんか色々とややこしいけどな」
「わかったぜ」
「手を貸してくれるのかい?」
「ああ、丁度暇してたとこだ。島神ならこっちからも近い。現地集合ってことでいいか?」
「恩に着るよ。それじゃあよろしく頼むな。おっさん」
プツ ツー ツー ツー
「ようやくケリがつけられそうだぜ。なあ、早苗、渚、小僧……」
「ってわけで秋夫のオッサンのほうには話がついた現地集合ってことだ」
「それでは私たちも島神に向かいましょう。千鶴姉さんを一人にしておくのも不安ですし」
「ああ、カミュや岸田達のことも心配だ」
「…………………」
「ん?どうした初音?」
「わわ!な、なんでもないよ梓お姉ちゃん!」
「そうか。ようし早速出発するぞ」
そんなこんなで待機組み一行も島神へ向かう。彼女らを待ち受けるものとは?
A とりあえず何事もなく一行は島神にたどり着いた。
B そのころ理樹(オリジナル岸田)は
B そのころ一人残された千鶴は
C そのころ捕まっている者たちは
しまった。おもいっきし矛盾しとるやないかい。NGでいいです。orz
千鶴の様子で
回想〜さっきの電話
プル プルルルルル
「おう、あたしだ。そうそう、まあ折り入って頼みがあるんだけど…
「ん?誰かと思えば鬼神楽のとこのデカチチの姉ちゃんか」
「デカチチは余計だ!まあいい。実はオッサン。手を貸して欲しい仕事の話があるんだけどさ」
「仕事の話だと?」
「…………………」
「というわけなんだよ。こっちも色々と手一杯でさあ。オッサンの力を是非借りたいんだけど」
「一つだけ聞いて言いか?」
「ああ。なんだ?」
「そのお前さんがたの依頼人は本当に『岸田洋一』っていうやつなんだな」
「ああ。といっても例の凶悪犯本人じゃなくてそのコピーらしいけどな」
「そうか。あとそれとは別に本物の『岸田洋一』の人格をコピーしたってやつも敵方にいるってんだな」
「そうだよ。なんか色々とややこしいけどな」
「わかったぜ」
「手を貸してくれるのかい?」
「ああ、たまたまこの近くに来ていたところだ。10分もしないうちにそっちにいけるぜ」
「恩に着るよ。それじゃあよろしく頼むな。おっさん」
プツ ツー ツー ツー
「ようやくケリがつけられそうだぜ。なあ、早苗、渚、小僧……」
(回想終了)
「秋生っていう探偵兼用心棒さ。柄と口は悪いし自分のことは何も話してくれないが、凄腕だし、なかなかいいオッサンだよ」
「まあ梓姉さんがそういうのなら一応信用はしときますが」
「戦力になるんならオレはどっちでもいい」
「…………………」
「ん?どうした初音?」
「わわ!な、なんでもないよ梓お姉ちゃん!」
「そうか。なんか考え込んでる風にみえたけど」
「ほ、本当になんでもないよ。(ちっ、余計なのがきやがる。こりゃ直枝に一度連絡取っとくか)」
ピンポーン!
「あ、どうやらオッサンが来たみたいだ。マジで早いな」
「なんとか戦力の目処はつきそうですね」
「カミュと岸田達が心配だ急ぐぞ」
A とりあえず秋夫の紹介シーンへ。
B いろいろかっ飛ばして一気に島神へ。
C そのころ一人残された千鶴は
D そのころ捕まっている者たちは
D
結局誰視点になるんだ?
なんかNGとか再投下とかあってゴチャゴチャしてるな。
秋生が事務所を一箇所に構えてたのが多分原因だと思うけど。
修正前の奴でされた選択を修正後に回しても問題無さそうだけど、結局どうする?
A 話は
>>633-634で選択はCの「千鶴の様子を見る」にする
B 話は
>>633-634で
>>635を有効にする
C もう少し話し合う
638 :
名無しさんだよもん:2007/11/07(水) 12:40:55 ID:ySTD8zHG0
「はぁ〜まさかあんなことで捕まっちゃうとはなあ……」
耕一だ。柏木をやってるぜ。いつのまにかあっけなく捕まった俺だがどういうわけかというと
〜回想〜
グギュルルル ギュルルルル
「……耕一さん……」
「な、なにかな……千鶴さん……」
ゴロピー ピーゴロロ
「なにか……お腹の中で鳴ってますね……」
「それも……盛大に……」
俺と千鶴さんの腹は盛大な不協和音をたてていた。一体何が悪かったのか。
「ひょっとして途中のサービスエリアで食べたアレか?」
島神までくつ途中、俺達は軽くサービスエリアでみやげ物のとある和菓子を摘んだ。
伊勢地方の有名な銘菓で『赤●』とかいう。
「クソぉぉ!また表示の偽装かぁぁあ!!」
「こ、耕一さん……すみません。私すこしだけ失礼……」
そう言うと千鶴さんは風のように女子トイレにかけこむ。
続くように俺も男子トイレに入ったにだが……
「う〜〜トイレ〜トイレ〜〜」
うなりながら駆け込む便所。するとそこに
「ウホッ!いい研究員!」
「(実験動物)やらないか」
待ち構えていたのは研究員ズ。普段の俺ならば鬼の力で容易く撃退できたのだが
ゴロゴロ ゴロロロ ピーゴロロ
「ぐぅぅぅううう!!」
少しでも力めばそれこそ腸(の中身)をぶちまけろな状態。当然思うように力など出せるはずもなく
プシュー
「なっ!これは催眠ガス……っぐ……眠気が……」
吹きかけられた消火器サイズの催眠スプレー。かくして俺は容易くも囚われの身になったのである。
思い出すだけでなさけない。本当に我ながらお間抜けな話である。
「う〜ん。う〜ん。某と……某としたことがぁぁ〜〜!!」
ちなみに同じようにして捕まったらしいトウカも隣の牢で腹を抱えて唸っている。
コイツ、例の赤●を5つも6つもひょいぱくしてたからな。腹が減っては戦はできないとかいって。
牢の様子を見やるにここに捕らえられているのは俺とトウカだけの様子。
岸田達は大丈夫だろうか?あいつらは食が進まないといって赤●は食べてないはずだが。
千鶴さんは無事に逃げおおせたのだろうか。こんな牢なんてぶち壊して逃げたいところなのだが。
「ぐぉぉぉぉおお!また腹がぁぁぁあああ!!」
牢内に便器が備え付けられていたのはせめてもの情けなのだろう。すっかり便座から離れられない俺がいた。
隣のトウカも似たような状況だ。それに俺もトウカも拘束されて手枷を嵌められている。
これでは尻を拭けん!いやそれはどうでもいいか。この手枷、俺が力を発揮しようとすると高圧電流を流す。
そんな仕組みになっているみたいだ。さっきもそれで頭が真っ白になるまでやられた。
ショックでその……いやいい。言うまい。そんなこんなで俺は便座の上で糞闘を続けている。
……とほほほほ。そんなとき。
A 『聞こえますか?耕一さん』 千鶴さんがエルクゥの以心伝心で交信してきた。
B 「えらくあっけないものだ」 研究所の関係者とおぼしき人物があらわれた。
C 「あの……大丈夫ですか?」 向かいの牢の仮面をつけた男が声をかけてきた。
D 「……お前はッ!?」 なんと研究所の白衣姿の恭介が俺の前に姿を現した。
A選択は譲る。
じゃあC
「あの……大丈夫ですか?」
そんなとき向かいの牢にいた男が声をかけてきた。白い仮面をつけた男である。
全然気がつかなかった。腹の方に意識がいってて。
「ちょっと腹の具合が……まあしばらくすればどうにか……」
「そうですか。どうかお大事にしてください」
男に俺は答える。すると男は俺をじっと見つめしばし考えるようにしてから言う。
「ひょっとして貴方達は岸田さんの仲間の人ですか?」
「何!岸田だと!アンタは岸田を知っているのか」
「ええ、つい先程まで私の隣の牢に捕まっていました。研究員の人達に連れて行かれましたが」
なんてこった。岸田も捕まっていたのか。俺達とはどうやら入れ違いのようだが。
「それで他には誰か捕まっていなかったか?千鶴という髪の長い女性は?恭介とかいう男はいなかったか?」
「さあ……私があったのは岸田さんだけです」
どうやらこの仮面の男の知る限りでは捕まったのは俺と岸田とトウカだけか。
とはいえ別の場所に監禁されているのかもしれない。無事とは限らないわけか。
「それでアンタはいったい……」
「アイスマン殿!ひょっとしてあなたはアイスマン殿ではありませんか?」
すると俺をさえぎるように隣のトウカが声をあげる。アイスマン?妙な名前だな。
「貴女は私のことを知っているのですか。見る限り貴女も私の遺伝子を使った実験体の方のようだが」
「失礼。某はトウカと申すもの。この研究所の反ミズシマ派の者で……」
「ちょっと待て!俺にも分かるように説明をしろ!」
「つまりこのアイスマンがミズシマ遺伝子のそもそもの大元ってわけか」
「そういうことになります」
一通りの解説を受けて俺はとりあえず頷く。ミズシマ遺伝子。それは元々このアイスマンから採取されたものだそうだ。
この研究所のやつらはアイスマンの遺伝子を利用してトウカやカミュそれに俺の知っている『岸田洋一』のような
実験体をつくりなにかを研究しているのだと。
「ということはコイツを連れてここから上手く逃げ出して岸田達も助ければそれで万事OKということか」
俺は単純な理解をした。大元のアイスマンを奪取されるだけでもミズシマ達の目的は大きく阻害されるだろう。
是非に実行したいところだが問題が一つ。
「どうやってここから脱出するかということなんだが……」
牢は頑丈そうだ。無論、俺が鬼の力をフルに発揮すれば破壊は容易い。だが、そうすると手枷の高圧電流が……
無理をすれば電流に耐えながら手枷をぶっちぎることもできるかもしれない。だが俺のダメージも深刻なものになるだろう。
電流で傷ついた身体ではたして無事に逃げられるか?加えて俺の腹はまだ本調子でない。どうする?
ここは
A 腹が落ち着くまではしばらく様子を見る
B 無理をしてでも今直ぐ脱出を試みる
C 「実は……」アイスマンが何かを知っているみたいだった。
D 「お前たちの時間だ」研究員ズが俺達の目の前に現れた。
a
無理はよそう。少なくともこの腹の調子がおさまるまでは。
グギュルルル ぐぉっ!またきやがった。
しかし岸田も既に捕まったとなるとそうそう安心もできない。
「大丈夫だろうか。千鶴さんは……」
とりあえずのところ今は千鶴さんだけが最後の頼みだった。
俺やトウカ同様に腹を壊しているだろうから本調子ではないだろうが
千鶴さんが上手く抜け出せて、鶴来屋で待機している梓たちと連絡が
とれたならばまだ望みはある。賭けに出るのはもっとギリギリになってからでいい。
差し当たって俺がするべきことは一つ。
「ふんっ!ぬおぉぉぉぉおお!」
鬼の力の暴走の時にも勝るとも劣らぬ自分自身との戦い。
その戦いに俺は糞戦し続ける。
さてそのころ千鶴は……
A 追っ手を相手に熾烈な逃走劇を繰り広げていた。
B 施設内に残り潜入調査を単独で続けていた。
C 未だに下痢ピーでトイレの住人だった。
D やることなすこと裏目ばかりで幼児返りを起していた。
たまにはAでいいところを
Bで
埋めネタっていつもそればっかりな気がする
カミュ「なんだかカミュ達って………」
渚「他人とは思えませんね………」
初音「いつか幸せになれる日がくるといいな………」
耕一「俺なんかまだまだマシな方なんだよな……出番が少ないだけで」
秋生「出番が無きゃあ、悲惨な目にも遭わねぇからな…」
エルルウ「なんだか身の危険を感じるのは気のせいでしょうか」
雅史「それは選択次第だろうね。それより僕、存在自体忘れられてる……orz」
名無し「結局岸田は避けるが無難か……おかしな人に対抗心燃やしても別の方向におかしく転ぶみたいだし」
椋「由依さん。私、子供が出来たんですよ」
由依「…………」
椋「でも。この子供って、(恐らく)婚約者の勝平さんとの子供じゃないんです」
由依「…………」
椋「……呼び出された先で、強姦殺人鬼に犯されて出来た子供なんです」
由依「…………」
椋「事件がニュースになって、レイプされたのも知られて…婚約は破談になりました」
由依「…………」
椋「その後で孕まされたと知らされました。私にはこの子を愛する自信は無くて……堕胎しました」
由依「…………」
椋「もう……男の人も子供も嫌です! 嫌なんです!! 怖いんです!!!」
由依「…………」
椋「由依さん……どうして何も答えてくれないんですか……」
なんか選択スレ、年を経るごとに作品のハード度があがってる気がする。
雌奴隷や強姦殺人がまかりとおるようになった最近から見れば、楽園の将軍御堂も普通に思える。
渚「一昨年の今頃、朋也君は人斬りに殺されて、私もしおちゃんと一緒に焼き殺されました」
渚「去年の今頃、演劇部のお友達と一緒に雌奴隷にされてしまいました。結局助かりませんでした」
渚「そして今年も強姦殺人犯さんにレイプされちゃいました。私だけでなくお母さんや藤林さん達まで」
渚「そして私とお母さんは殺されました。それもしおちゃんの手で……この季節は好きですか?好きでいられますか?」
この調子だと来年の今頃の渚はどんな目に遭わされるのだろうか……
まぁ次の話はもっとほのぼのした話にしたいものだ、選択次第だろうけど
>>657 慣れってのはそういうもんだ。
そしていわゆる『書き手』の人は『慣れた』みたいだからしょうがない。
PS3みたいに他の人全員置いていってしまって
あさっての方向に孤立するまで暴走しないと分からないんだろう。
そういうこと言われると無性にやりたくなると言って見るテスト
それについては一概に否定したくないなあ。
年々ヒドくなるのには参ってる方だが、かといってポジティブ系しか選択肢のない話ってのも詰まらないし。
要はバランスの問題だと思うよ。ただ最近はそういう選択肢が選ばれる確率がグンと上がってるだけで。
ただ一度迎えた展開というのは二回目以降飽きられる。
飽きられるからこそ次回また同じ路線に向かったらもっと強烈な展開や選択肢が用意される。
それでハード度があがってるんじゃないかとも思う。
要するに新しい刺激を書き手も選択者も求めるからこそ、そういう事態になるわけで。
少なくとも『書き手や選択者のどちらかが悪い』なんてことはないし、敢えて言うなら書き手も選択者も理由の一つだよ。
次に殺伐系バトル話が来たらさゆりんや観鈴ちん以上に凄惨な話になるんかな。
正直想像できないが。
そうそうエスカレートしてるかな?
エロや陵辱や惨殺は昔から結構あったし。
たぶん昔は小ネタの連続的にやってたからそこらへんあっさり流してたけど
今は半分SSスレ的になってるから描写がねちっこくなってるんだろうな。
容量オーバーでのスレ消費増えたからな。
あっさりがねちっこくなるのもエスカレートと呼ぶんちゃう?
そのへん麻痺してるやつがなぁ
どうでもいいが杜若きよみが扱いに困る。
白穂化させちゃってよかですか?なぐらいに。
いざとなったら触れずに終わってもいいんじゃね、とも思う。
ただ警察からあっさり解放された理由くらいはほしいな
選択肢では何度も登場の機会があったのにことごとく選ばれないからな…>きよみ
自分が選択できる瞬間に居合わせたら間違いなく選んでいるというのに
名前だけ先に出てきて姿表さないやつは本当に処理に困る。
当初、そいつを使って案を練っていたであろう書き手がいなくなると。
そういう意味じゃミズシマとか前の話のガディムとかも結構似てる気がする。