〜 選択形式で進めていくスレッドXXXV 〜

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1岩切花枝
 う〜さ〜ぎ〜お〜いし〜♪
 ……ハッ!  ゲフン!ゲフン!
 ここは選択形式で進めていくスレッドだ。
 ルールを厳守して皆が楽しめるように参加するようにな。
  

A 前スレ(スレッド32:http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1153483987/
B まとめページ(http://members.at.infoseek.co.jp/farem/sentaku/index.html
C wiki(http://f44.aaacafe.ne.jp/~farem/sentaku/index.php
D 過去スレ・関連スレ及び諸注意(>>2-5
E 先ほど見たものを即刻記憶から消去する。命が惜しくないのならば話は別だが。
2名無しさんだよもん:2006/09/12(火) 16:39:03 ID:8RFH5UWl0
3那須宗一:2006/09/12(火) 16:40:21 ID:zoNuZkIl0
 過去スレだ。このスレが始まった当時は新作の俺たちも今では古株か。
(1:α)葉鍵ゲーっぽく選択形式で進めていくスレッド
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1022/10223/1022339884.html
(2:β) 〜 選択形式で進めていくスレβ 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1024/10244/1024415274.html
(3:γ) 〜 選択形式で進めていくスレ 〜 
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1026/10264/1026471373.html
(4:δ) 〜 選択形式で進めていくスレδ 〜 
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1028/10280/1028044958.html
(5:ε) 〜 選択形式で進めていくスレε 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1029/10293/1029338142.html
(6:ζ) 〜 選択形式で進めていくスレッドζ 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1031/10311/1031124139.html
(7:η) 〜 選択形式で進めていくスレッドη 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1035/10353/1035374561.html
(8:θ) 〜 選択形式で進めていくスレッドθ 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1039/10391/1039189772.html
(9:ι)選択形式で進めていくスレッドι
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1044/10445/1044541965.html
(10:κ)選択形式で進めていくスレッドκ
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1047/10474/1047448312.html
(11:λ)選択形式で進めていくスレッドλ
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1054/10549/1054982235.html
(12:μ)〜 選択形式で進めていくスレッドμ 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1060/10603/1060399408.html
(13:ν)〜 選択形式で進めていくスレッドν 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1073/10731/1073147053.html(以下HTML化待ち)
(14:ξ)〜 選択形式で進めていくスレッドξ 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1074/10743/1074398816.html
(15:ο)〜 選択形式で進めていくスレッドο 〜
http://wow.bbspink.com/leaf/kako/1075/10756/1075609628.html
4那須宗一:2006/09/12(火) 16:41:42 ID:zoNuZkIl0
(16:π)〜 選択形式で進めていくスレッドπ 〜
http://pie.bbspink.com/leaf/kako/1077/10778/1077801639.html
(17:ρ)〜 選択形式で進めていくスレッドρ 〜
http://pie.bbspink.com/leaf/kako/1084/10840/1084086608.html
(18:σ)〜 選択形式で進めていくスレッドσ 〜
http://pie.bbspink.com/leaf/kako/1087/10871/1087105510.html
(19:τ)〜 選択形式で進めていくスレッドτ 〜
http://pie.bbspink.com/leaf/kako/1090/10900/1090063164.html
(20:υ)〜 選択形式で進めていくスレッドυ 〜
http://pie.bbspink.com/leaf/kako/1090/10905/1090597960.html
(21:φ)〜 選択形式で進めていくスレッドφ 〜
http://pie.bbspink.com/leaf/kako/1092/10927/1092753962.html
(22:χ)〜 選択形式で進めていくスレッドχ 〜
http://pie.bbspink.com/leaf/kako/1100/11006/1100666118.html
(23:ψ)〜 選択形式で進めていくスレッドψ 〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1103721785/
(24:ω)〜 選択形式で進めていくスレッドω 〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1110714312/
(25:XXV)〜 選択形式で進めていくスレッドXXV 〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1126258158/
(26:XXVI)〜 選択形式で進めていくスレッドXXVI 〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1129738257/
(27:XXVII)〜 選択形式で進めていくスレッドXXVII 〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1131289497/
(28:XXVIII)〜 選択形式で進めていくスレッドXXVIII 〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1132574512/
(29:XXIX)〜 選択形式で進めていくスレッドXXIX 〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1136549510/
(30:XXX)〜 選択形式で進めていくスレッドXXX 〜
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1142603316/
(31:XXXI)〜 選択形式で進めていくスレッドXXXI 〜
ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1149992574/
5名無しさんだよもん:2006/09/12(火) 16:42:23 ID:zoNuZkIl0
岩切「鉄の掟だ。軍規違反者は銃殺と知れ!」

・選択肢は基本的に早い者が優先
・だが、あまりにも度が過ぎると判断されれば『リコール』発動も吝かでない
・一度選んだ選択は決して覆せぬ。それが選択者本人であってもだ。
・投下の前には『リロード』をお忘れるな。死ぬぞ。
・『sage』進行を心がけること

宗一「それに、付け加えるとこんなところか」

一、喧嘩はするな
二、早さと技術を兼ね備えてこそ、このスレのプロフェッショナルだ
三、選択肢にある以上どれを選択してもかまわない
四、言いたいこがあるなら自分で書くこと
五、このスレで運命を共にする者同士、配慮して書くこと
六、独りよがりな展開はミッションの失敗を招くぞ
七、まあ、結果さえよければオーライだが
八、気軽に書いてくれ

岩切「とにかく、皆で楽しく素晴らしい話を作ってくれ。あたし達の二の舞にはならぬよう……」
宗一「……まったくだぜ……ハァ……」
6名無しさんだよもん:2006/09/12(火) 16:42:56 ID:zoNuZkIl0
岩切「ときにそこの男。名前は宗一と言ったな」
宗一「それがどうかしたか?」
岩切「貴様、もしや”そうちゃん”とは呼ばれていまいか?」
宗一「な、何で知ってるんだよっ!」
岩切「いや、以前、牢で共にいた超人機から聞いたのだが……」
宗一「ミルトか……そういやあいつ、俺と一緒に仮釈放になった筈なのにしばらく顔を見てないな」
岩切「……大事にしてやれ……」
宗一「何でいきなりそんなことを?」
岩切「いちいち気にするな。それより返事は?」
宗一「言われるまでもないさ」
岩切「そうか、よかった……」
7前スレの続き:2006/09/12(火) 19:04:28 ID:cYZyjefr0
739 名前:名無しさんだよもん[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 16:31:36 ID:lU6CRkFa0
(宗一……私、汚されちゃった……汚されちゃったよ……)
 密かに憎からず想っていた親友、友達以上恋人未満の男に心の中で謝る。
 だが、それでもまだ皐月には正義を信じる強い意志が残っていた。
(郁美ちゃん……春夏さん……私……私、負けない!
 きっと二人が助けに来てくれるはず……それまで耐えてみせるんだから!)




「うーむ、いささか主人公が鬼畜な気もするが……」
「ま、この手のゲームの主人公ならこんなモンやろ」
 俺は『捕らえられたストーム☆さつきがタカアキに純潔を散らされるシーン』を書いた。
 これが先日プレイしたような燃えゲーならば
『実はストーム☆さつきの親友は世界NO.1のエージェントで、処女喪失のピンチを颯爽と救う』
 などという展開になっただろうが、このゲームでそんな救いは無い。
 ヒロインの初めては無惨に奪われてもらう事にした。
「そんな展開にしたら核地雷認定間違い無しや」
「そうか……」


A さすがに疲れた、もう寝る
B その時、玄関に「高槻」なる人物が到着した
C いや、勢いに乗って次のシーンも書く  

740 名前:名無しさんだよもん[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 16:34:12 ID:zoNuZkIl0
よく書いたな。力作GJ。
選択はAで少しは休めセミー
あと誰か次スレよろしく。
8名無しさんだよもん:2006/09/12(火) 23:53:19 ID:6Nc6oeh30
作者の心の声か
9名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 00:01:54 ID:i5Q6hnNi0
「……もうこんな時間か」
 処女喪失のシーンを書き終え、部屋の時計を見上げる。
 時刻は11時を回っていた。
「そろそろ寝るか」
 さすがに疲れた、肉体的ではなく精神的に。
 仙命樹と言えどもシナリオのアイデア作りや文章推敲にひねった頭の疲れは取ってくれない。
 あまり根を詰めるのも良くないだろうし、少し早い目に寝るとしよう。
「せやな、ウチはもう少し絵を描いてみるわ。蝉丸はん一日ご苦労さん」
「夜更かしするなよ」
「大丈夫や、実家やと遅うまで起きてたくてもオトンとオカンがうるさいからな」
「わかった、おやすみだ、由宇」
「蝉丸はんもおやすみ」

「ふぅ……」
 由宇の部屋を出て、あてがわれた部屋に俺は入った。
 単独の宿泊客用の一室には既に布団が敷かれている。
「そう言えば風呂に入ってなかったな」
 執筆に夢中で忘れていた。
 仕方ない、明日起きたら朝風呂を楽しもう。
 俺は浴衣に着替え、大人しく床に入った。


A 闇に沈む意識の中で、俺は明日の予定を考え始めた。
B (む…人の気配?)深夜、俺は何者かの気配を察知した。
C 特に何事もなく、俺は翌日の朝を迎えた。
10名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 00:07:32 ID:ZZ8tAnNW0
B由宇
濃厚なエロ描写のためには実践あるのみ
11名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 00:08:21 ID:pKHzZ7Cr0
おいおいw
12名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 00:08:29 ID:RcL98GY50
選択肢にない人物を書いているのは無効
13名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 00:12:34 ID:pKHzZ7Cr0
つっこむところそっちかよw
14名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 00:25:05 ID:wJTJtoLD0
もう本気で次から選択自体無効でいいだろ…こいつ絶対わざとだ。
15名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 00:42:12 ID:i5Q6hnNi0
(む…人の気配?)
 深夜、眠りについていた俺は不審な気配を察知して目を覚ました。
 足音を殺し、忍び足で廊下を歩いている。
(誰だ、こんな時間に?)
 不審人物は俺の部屋の前に立ち止まった。
(俺に何か用があるのだろうか?)
 謎の気配に、俺は布団の中で身構える。
 ソロリと、襖が滑らかに開かれた。


A 「……蝉丸はん、起きてる? ちょっとええか?」由宇だ、何かあったのか?
B 「いやぁ蝉丸君、少し話でもしないか?」緒方英二だ、何事だろう?
C 「…………」謎の人物は俺が寝ていると思い、枕元に忍び寄ってきた。
16名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 00:43:39 ID:pKHzZ7Cr0
B
17名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 00:43:53 ID:YGWyDTD20
18名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 00:44:54 ID:pKHzZ7Cr0
天の邪鬼がおれ以外にもいたw
19名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 01:18:21 ID:Evvc6xZjO
ついでにこれも選択してくれ。
次回以降、選択肢で指定の指示がないにも関わらず選択者がなにかしらの指定をした場合…

A 選択のみ受理、指定無効
B 選択、指定ともに無効
20名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 01:20:03 ID:3aXyzMa10
今までの流れでいうと「A」だろうな。
21名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 01:24:21 ID:Cb83gcll0
普通Aだろう
22名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 02:11:03 ID:Rifs9/SKO
>>14
>>19
君らも過敏すぎる。
幸運な選択者が、選択できる歓びで妄想を垂れ流しているだけなんだから、
軽く流して普通に続きを書けばいいだけだし、実際今まではそうしてきた。

糾弾するのはティリアングで芹香を選んだ奴よろしく、「ぼくチンの望んだ展開と違う〜」とかわめきだしてからでも遅くない。
23名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 14:41:43 ID:i5Q6hnNi0
「緒方英二か」
 音を立てないよう開けられた襖から、眼鏡を掛けた若い男が現れた。
「あれ? 驚かそうと思ったけど起きてたのか、残念」
 夜の訪問者は意外にも緒方英二だった。
「こんな時間にどうした?」
「いや、少し話したいことがあってね」

「主題歌の歌詞?」
「そ、BGMは何とかなりそうだけど、歌詞の方はなかなかイメージが沸かなくてさ」
 隣の英二の部屋に案内され、俺は英二の話を聞いた。
 どうやら、エロゲーの主題歌の歌詞が思いつかないようである。
「作詞作曲は英二の専門分野じゃないのか」
「まぁそうなんだけど、流石にエロゲーの歌詞は作ったことがないから。
 どうにもインスピレーションが得られないって言うのかな、申し訳ないね」
 英二はポリポリと頭を掻きながら苦笑を浮かべる。
「エロゲーの歌詞か……」
 無理もないか、いくら音楽のプロとはいえ、突然慣れてないジャンルの曲を作るのは難しいだろう。
 昨日まで戦車兵だった兵士が
 『明日から零戦に乗れ、同じ乗り物だから問題ないだろ』
 などと命令されるようなものだ。
 いや、少し違う気もするが、まあいい。
「何か妙案は無いかな」
 俺は少し考え、昼間の設定作りから一つの案を思いついた。
24名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 14:42:20 ID:i5Q6hnNi0
「そうだな……ここは選択スレだ、歌詞を一部分ずつ選択で決めていってはどうだ?」
 俺の提案に英二は眉を寄せる。
「その方法は“色々な”意味で危ない気がするな。停滞しないか?」
「だが既に確立した方法だ、悪い方法では無いと思うが」
「だけど本編の進行を邪魔しかねないんじゃ?」
「それなら現行感想スレ等を使うという手もある」
「うーん、そうだね……」
 結局、俺達が出した結論は――


A 現行感想スレ(もしくは雑談スレ等で)オープニングテーマを作る
B タイミングを見計らって本スレでオープニングテーマを作る
C オープニングテーマについては今は保留する
25名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 15:05:54 ID:Evvc6xZjO
Aで
26名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 21:22:45 ID:i5Q6hnNi0

 現行選択スレ用感想スレζ
 http://members.at.infoseek.co.jp/farem/cgi-bin/test/read.cgi/sentaku/1156073963/


 俺は再び新しく移行した現行感想スレのタイトルとURLをコピペする。
「それじゃ、明日からこっちで歌詞作成をさせてもらうよ」
「よろしく頼む」
「いつまでに仕上げれば良い?」
「基本的にシナリオやCGの製作進行に関わるものではないからな。
 ゲームが完成するまでに作ってくれれば問題ないだろう」
「了解」
「完成したら持ってきてくれ」
「気長に待ってくくれよ」
「ああ」
「すまないね、こんな夜遅くに」
「問題ない、本当は夜のほうが元気な性分だからな」
「そっか、若いからって無理はするなよ、青年」
(本当は俺のほうがかなり年上なのだが……)
「……ああ、心に留めておこう」
 仙命樹だ不老不死などと言い出したら、
『蝉丸君、少し休め。現実と妄想の区別がついていないぞ』
 などと心配されそうだ。
 英二の気遣いを少々複雑な思いで受け取りながら、俺は部屋を出て部屋に戻った。


A 翌朝、俺達は朝食を食べながら今日の予定について話し合った
B 翌朝、俺は昨晩入れなかった温泉に入る事にした
C 翌朝、「やっと着いたぞぉぉ、参ったぁ、俺は参ったぁ」などという声が聞えてきた
27名無しさんだよもん:2006/09/13(水) 21:23:50 ID:RcL98GY50
28名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 01:45:37 ID:P3q0HG3c0
「……旨い」
「おかわりもあるで、せやけど腹一杯にして寝たらアカンからな」
「ははは、それは困ったな」
 翌朝、俺達は英二の部屋で朝食を食べた。
 大広間で他の宿泊客と一緒に食べても良いが、俺達は正式な客ではない。
 それにこちらの方がエロゲー製作の話がしやすいと、由宇が取りはからってくれたのだ。
 今朝の品目は朝粥だった。
 濃い目にとった鰹ダシを醤油で味付けした葛あん。
 それがとろりと五分粥に掛けられると、えも言えぬ旨さだ。
「蝉丸はん英二はん、今日はどないするんや?」
 朝食を食べながら、俺達は今日の予定を話し合った。
「俺はBGMを作りながら、平行して現行感想スレでOPの作詞をさせてもらうよ」
「なるほど、現行感想スレ使うなんてええアイデアやないか」
「いやいや、蝉丸君の発案さ」
「やるやないか蝉丸はん、蝉丸はんの方はどないする?」
「俺か?」
「ウチは引き続き背景やイベント絵を描くつもりやけど」
「そうだな、俺は――


A 昨日に引き続いてシナリオを書く
B プログラマーが来ないのが気になる、一度御老公に連絡する
C OPテーマや声を当てる人物について考えたい
29名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 01:55:56 ID:ta532uRG0
C
30名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 12:59:22 ID:P3q0HG3c0
「主題歌を歌う人物や声を当てる人物について考えたい」
 俺の提案に由宇は腕組みをして唸る。
「うーん、せやけど具体的にはどないするんや?」
「む、それは……」
 これについても俺自身にアテはない。
 岩切な女幹部の声あてがとも考えたが…所在が不明の上、聞いてくるとも思えん。
「歌手や声優についてはそんなに早いうちから考えなくてもええんとちゃうか?
 他の作業と違って、主題歌歌ったり声を当てるんは歌詞や台本が出来てからでも十分間に合うで」
「確かに」
「まぁ…せやけど早いうちに人材の目処だけでも立てとくに越した事はない。
 収録のために呼び寄せるのは後にしてもや」
「ふむ」
「どないする? ちょっと人材探しでもしてみるか」
「そうだな……」


A やはり御老公に相談してみる
B 宿泊客の中で誰か協力してくれそうな人物を探す
C 歌手や声優については一旦保留しておく
31名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 13:27:12 ID:fdUqrQUP0
Bで動きを作ってみよう
32名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 14:26:50 ID:P3q0HG3c0
 少し考え、俺の頭に一つ案が生まれた。
「そうだな……由宇、頼みがある」
「なんや」
「宿泊客の中で誰か協力してくれそうな人物を探してくれないか?」
 そうだ、この旅館という場所を利用しない手はない。
 夏の旅行シーズンが過ぎたとは言え、とりあえず今は夏休みの終盤だ。
 昨日も何組かの宿泊客を見かけている。
「そんな簡単に見つかるとも思えへんけどな、演技力とかも必要やし」
「駄目で元々だ、手始めに身近なところから探すべきだろう」
 俺の提案に由宇も少し考え込むが、やがて口を開いた。
「蝉丸はんの言うとおりかもしれへんなぁ、よっしゃ、早速探してみるわ」
「頼む」
「それじゃ、手早く朝食も切り上げたほうがいいか」
「ああ」
「せやな」
 話も決まり、俺達三人は粥をすするレンゲの動きを早めた。


「……上手くいくだろうか」
 朝食後、英二は早速部屋に戻り、BGMと歌詞の作成に手を付け始めた。
 俺は由宇の部屋へ行き、彼女の報告を待っている。
 成功率は高いとは言えない、あまり期待しすぎるのは禁物だ。
 戻ってくるまでシナリオの続きでも考えていよう。
33名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 14:27:22 ID:P3q0HG3c0

「蝉丸はん、戻ったで」
 しばらくすると、由宇が帰ってきた。
「由宇か、首尾の方はどうだった?」
 ノートパソコンとにらめっこをしていた俺は、振り返って由宇に尋ねる。
「それがな――


A 「演劇部の交流合宿をしてる人らが協力してもええって」
B 「一人で七役(女性含む)の声をこなせるって人が協力してもええって」
C 「……残念やけど、ウチの旅館に協力してくれそうな人はおらへんかったわ」
34名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 14:32:15 ID:wClJm6WM0
A
35名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 23:27:41 ID:bUQkDiiw0
「交流合宿中の演劇部?」
「そや、尾根高校の部員さん達と蔵等高校の部員さんとOBさんが協力してくれるやって」
 戻ってきた由宇の発言は意外なものだった。
「だが、演劇部員で声優がつとまるのか?」
 俺の質問に由宇はちっちっと指を振る。
「声優っちゅうのは昔は演劇の役者さんが兼ねてたりしたもんや。
 今でも役者志望の人間が、アニメの声優をする事はままあるねんで」
「そうだったのか」
「せや、声優に問われる演技力や発声力を持ってる人らや」
「しかしよくエロゲーの声優なんて引き受けてくれたな」
「条件に宿泊費と飲食代の割引を頼まれたわ。
 蝉丸はん、このエロゲーの売り上げから経費として差っ引かせてもらうで」
「……わかった」


「お早うございます、蔵等高校演劇部部長の…あ、でも部員私しかいませんけど古河渚です」
「OBの沢倉美咲です」
「尾根高校演劇部部長の深山雪見よ」
「川名みさきです」
『上月澪なの』
 由宇に案内された団体用の部屋で、五人の少女達から自己紹介を受けた。
「メインの女性キャラは4人だから一人余るな」
「あ、澪ちゃんはちょっと事情があってな、声優はできへんねん」
 少し言葉を濁しながら由宇が答える。
 そう言えば澪だけ自己紹介にスケッチブックとペンと使っていた。
 …………なるほど、そう言う事か。
「しかし…いいのか、エロゲーの声優など」
 俺は少女達に尋ねる。
「えーと、恥ずかしいですけど……その……」
「宿泊費と飲食代を割り引いてもらわないと……あの……」
「雪ちゃんが予算聞き間違えちゃったんだよね」
「う、うっさい、みさきだってあんなにバカスカご飯おかわりして!
36名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 23:28:12 ID:bUQkDiiw0
 ここはおかわり自由じゃないのよ! アンタが飲食代増やさなきゃギリギリ支払えたのに!」
「うう〜、それを言われると弱いな」
『目くそ鼻くそを笑うなの』
 雪見と呼ばれた少女とみさきと呼ばれた少女が頬を引っ張り合う。
 澪はスケッチブックで煽っていた。
「むぅ……」
 どうやら事情は緒方英二と似ている。
 要するに金に困ってやむなく……と言った感じだ。
「はいはい、そこまでにしといてくれんか。……そや、誰がどの役かだけでも決めとこか。
 声あてはまだやけど、どんな役するかを事前に知っとけばイメージ沸きやすいやろ」
「そうだな……皆、よければ決めてもらえないか」
 由宇に言われ、俺は演劇部員達に配役を考えてもらう。

「やっぱり雪ちゃんは悪の女幹部が向いてるんじゃないの?」
「だったら、アンタをいびり倒すような演技してやるんだから」
「私、本当は脚本や演出担当なんだけど……」
「ど、どれもえっちな事になりそうです」
『楽しそうなの、羨ましいの』
 しばらく演劇部員達で話し合いがもたれた。
 結果は――(上と下を組み合わせてください)

A 湯浅皐月
B 立川郁美
C 柚原春夏
D 麻生明日菜

a 古河渚
b 深山雪見
c 川名みさき
d 沢倉美咲
37名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 23:32:21 ID:ta532uRG0
B d
38名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 23:33:22 ID:ta532uRG0
あー意味がよく分かってなかった。
ごめん。
残り3つあるので、それは次に任せます。
39名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 23:33:48 ID:yd/BV5SU0
A c
40名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 23:37:26 ID:7FWU6V/G0
D b
41名無しさんだよもん:2006/09/14(木) 23:54:36 ID:4JKWKU9M0
消去法でC aになるのか。
中原ボイスの喘ぎ声(*´Д`)ハァハァ
42名無しさんだよもん:2006/09/15(金) 03:17:59 ID:NW2Hn/T30
「一番年上の私が小さな女の子の役か…ちゃんと出来るかな」
「雪ちゃんピッタリの配役だね」
「……みさき、調教シーンじゃ覚悟しなさいよ」
「私はお母さんな魔法少女ですか、うちのお母さんみたいに頑張ります」
 長い議論を経て配役が決まったようだ。

 メインヒロインの湯浅皐月は川名みさきと言う盲目の少女が担当する。
 何故か雌奴隷へと調教される役に、非常に相応しい気がした。

 ロリ担当の立川郁美の声はこのメンバー最年長の澤倉美咲があてる。
 年齢のアンバランスが上手く作用するよう期待しよう。

 奥さん魔法少女の柚原春夏には古河渚が配役された。
 どことなく母性を感じ、良き母親になれそうな渚の雰囲気は良い感じだ。

 最後に敵の女幹部は深山雪見が適当とされた。
 「極悪人」と呼ばれているが、その極悪ぶりは調教シーンで活躍してもらおう。

「それじゃあ私達は一応演劇の練習をしてますので」
「台本が出来たら呼んでください」
『待ってるの』
「ああ、気長に待っててくれ」
43名無しさんだよもん:2006/09/15(金) 03:18:41 ID:NW2Hn/T30

「さてと、声優の方は目処が立ったな」
「由宇のおかげだ、感謝している」
「そんな礼なんてええよ、こそばゆいがな」
 配役も決まり、俺達は団体用部屋から出て由宇の部屋に行った。
 今頃彼女らは本来の目的である、合宿の演劇活動に勤しんでいるだろう。
「ほな次はどないするんや?」
「そうだな、次は――


A そろそろ再び皐月の調教シーンを書く
B プログラマーの未到着について御老公に聞いてみる
C 幾つか候補も出たようなので、郁美と春夏の魔法少女としての呼び名を決まる
D 主題歌を歌ってくれる人物も探しておく 
44名無しさんだよもん:2006/09/15(金) 03:27:52 ID:11CwYdcB0
C ついでに、この二人のシナリオも進むといいなぁ。
45名無しさんだよもん:2006/09/15(金) 23:32:33 ID:i4BMk3y60
 俺達は現行感想スレから挙げられた二人の魔法少女の呼び名候補を並べた。
「色々と出てきたな」
「感想スレの方達には感謝するばかりや」
「ああ」
「ほな、選択者の方に選んでもらおうか」

(郁美と春夏の呼び名を一つずつ選んでください)

A 病弱儚げ魔法少女まじかる☆いくみん
B 愛と漫画の美少女戦士ブレザー☆いくみん
C セレクターイクミ
D 発育不良魔法少女まじかる☆いくみん
E めでぃかる☆いくみん
F 癒し系魔法少女めでぃかる☆いくみん

a セレクターハルカ
b スプリングサマー
c エルピー☆ハルカ
d 銃後を守る人妻魔法少女ミリタリー☆ハルカ
e 人妻魔法少女マリード☆はるか
f モンスーン☆はるか
g 華麗(カレー)なる魔法熟女マジマザー☆はるか
46名無しさんだよもん:2006/09/15(金) 23:33:36 ID:Fy6KXDCd0
Fg
47名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 01:03:35 ID:afm/C7ac0
「『癒し系魔法少女めでぃかる☆いくみん』が郁美ちゃんの呼び名で」
「春夏さんのほうは『華麗(カレー)なる魔法熟女マジマザー☆はるか』になった」

 どうにか残りに魔法少女の呼び名も決まった。
「せやけど悪の女幹部のほうはどうする」
「そうだな、全部選択者に考えてもらうのも悪いだろう。
 女幹部の麻生明日菜は『魔導神官アスナ』とでも一応しておこう」
「そっか、ま、魔導騎士と対になってるっぽいしええんちゃうか?」

「さて、声優も魔法少女の呼び名も決まったな」
「ああ」
「ほんなら次はどないする、原稿に取り掛かるんか?
 それともまだ来ぃへんプログラマーの行方を調べるか?」
 先に主題歌歌う人間を探すんか?
「そうだな――


A 原稿に取り掛かる
B プログラマーの行方を調べる
C 主題歌を歌ってくれる人間を探す
48名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 01:08:18 ID:77fDL15J0
B
まだ高槻が登場しないのは間違ってる
49名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 01:27:27 ID:afm/C7ac0
「そうだな、まだプログラマーが到着しないのが気になる」
「せやな、なんぼ遠いっちゅうからてこれだけ待って来ないのはおかしいわな」
 先日御老公と電話で話し、『高槻』なる人物をよこしてもらうはずだった。
 だが、待てど暮らせど高槻とやらは来ないし連絡もない。
 これは気になる、不安要素は早めに解消するべきだ。
「御老公に聞いてみる、由宇、電話をまた借りるぞ」
「長電話は堪忍してや」

 俺は再び御老公の家に電話をかけた。
 トゥルルルルル トゥルルルルル
「はい、蝉丸です」
「御老公か」
 数回のコール音の後、受話器が取られたようだ。
 電話口にでたのは老人の声、丁度御老公だった。
「実は……高槻とやらが来ない、もう一日過ぎたのにだ
 連絡すら無い、何かあったのか?」


A 「連絡が遅れてすまない…実はな、高槻はあまりの変態ぶりに警察に逮捕されて……今代わりの者を寄越した」
B 「俺がどうかしたのかぁぁ!」奇声にに驚き玄関を見ると、「Moon.」のゲームそのままの高槻が立っていた。
C 「そんなはずはない……何かあったのかも知れん、こっちでも調べてみよう」どうやら御老公も知らないようだ。
50名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 01:27:56 ID:m2ONCEGF0
51名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 01:28:06 ID:uyQAhgRR0
A
52名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 11:46:52 ID:PKSRzcce0
「む、高槻か……」
 俺が高槻の未到着について問うと、御老公の声が変わった。
「何かあったのか?」
「すまない、連絡が遅れてしまって…実はな、言いにくい事だが高槻は警察に捕まってしまったのだ」
「何だと?!」
「こちらにも先ほど知らせが来たのだ。何でも神戸に向かう途中、満員電車の中で――」
「痴漢行為でもしたのか?」
 大学教授が鏡で婦女子のスカートの中を覗く時代だ、あり得ないとは言い切れん。
 いや、タクティクスがMoon.のモデルとしたゲームそのものの高槻ならばむしろ……
「満員電車の中で『うおぉぉぉ、もう我慢できん!』と女の子を押し倒そうとしたらしい。
 幸いにも襲われたのが空手部の部長で、その場で取り押さえられたらしい」
「そうか……」
 やはりと言う感情が俺の中で沸き起こった。
 ゲームの高槻そのものみたいな人間がコソコソと痴漢するだけで満足できるわけがない。

「しかし、そうなるとプログラマーがいなくなる」
「それなら心配ない、代わりの者を寄越した」
「本当か?」
 さすが御老公だ、行動が早い。
 もう少し連絡も早くしてほしかったが。
「どんな人物だ、高槻のような人間は遠慮したいが」
「ああ、その人物は――


A 『坂上鷹文』というコンピューターに詳しい人間だ」
B 『姫百合珊瑚』というコンピューターの天才で、双子の妹と一緒に向かっている」
C 『縦王子鶴彦』というコンピューターについても造詣が深いオタクだ」
53名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 12:05:12 ID:HXZ5Pp4n0
A
54名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 15:00:50 ID:dYi1Y0FIO
黄×青
55名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 15:02:30 ID:PKSRzcce0
「ふむ、坂上鷹文という少年を送った。しばらくすれば今度こそ到着するだろう」
「そうか、高槻のような事にはならないだろうな」
「高槻は空手部主将…確か名前は坂下とか言ったな。
 その娘に手を出そうとして逮捕されてしまった。
 だがその点について、坂上鷹文なら心配無いと思うぞ。
 『坂神のじいちゃんの頼みならしっかりこなさせてもらうから』
 と言っていた」
「むぅ……坂下に坂上や坂神とややこしいな」
「文句を言うな」
 しかし御老公はどんな人脈を持っているのだろうか。
 うーむ、気になる。
「長話になったな、では切るぞ」
「あ、ああ、ゲームの方は期待していてくれ」
「そうだな、完成したらテストプレイさせてもらおうか」
 俺は御老公が受話器を置くのを確認してから、電話を切った。

「どやった?」
「残念だが高槻は来られなくなった、だが御老公が新しい人物を派遣してくれたそうだ」
「さよか、なんていう人や」
「『坂上鷹文』だ、坂“神”ではなく坂“上”だ」
「口で言う分には代わりないやろ」
「だが文字にすれば別だ、変換の際に注意が必要になる」
「何のことや?」
「……忘れてくれ」

「とにかくプログラマーも到着を待つばかりや」
「ああ」
「ほんなら次はどうする?」


A シナリオの続きに取り掛かる
B 主題歌の歌手を探す
56名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 15:06:40 ID:c5ERJWFi0
A
57名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 16:20:19 ID:PKSRzcce0
「シナリオの続きを書こうと思う」
 そろそろ自分の務めに専念すべきだろう。
「せやな、他に決めるべき事はたいがい決めたしな」

「メインヒロインの処女喪失シーンも書いたし、次は調教シーンやな」
「そうだな」
「まだ正義の心を持ち続けているヒロインを羞恥と快楽で責め堕としていく。
 この手のゲームの肝心要の部分やな」
「ふむ」
 まじかる☆さゆりんでも色々な調教シチュエーションが描かれていた。
 俺にアレに匹敵するような作品が書けるだろうか……
 いやいや、弱気は禁物だ。
 俺は自分に書ける精一杯を書く、それで良いはずだ。
 ブンブンと首を振り、決意を新たにする。
「蝉丸はんは、まずどんな調教を皐月はんに施すんや?」
「そうだな……」


A 手始めにタカアキの前でオナニーをさせる
B バイブを挿入させたまま外に連れ出す
C 魔獣をけしかけて触手責めにさせる
D その他希望のシチュを指定
58名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 16:29:17 ID:UzVHwQfT0
D
せっかく誰彼なんだし仙命樹入りの血をかけて放置プレイ
59名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 17:20:35 ID:y/13FfriO
ちょっ、タカアキが仙命樹持ちなのか?w
60名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 17:29:54 ID:S1fOr9v20
選択前の最後の数行しか読んでないの丸分かりだな。
本気で余計なブツ添える糞は無視にしようぜ……
61名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 20:36:37 ID:jzven0070
とりあえず聞くけど、どうしようか?

A >>58の選択をリコール
B >>58のDのシチュ指定をリコール
C >>58の仙命樹に代わりに、それっぽいオリジナルの別の何かで代用
D リコールは認めん、このまま続行
E つか空気読めない>>61は無視、半年ROMってろ
62名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 20:41:00 ID:LWxdF5Km0
D別に問題ないだろ
仙命樹入りの血をかけるってだけでタカアキを仙命樹持ちにする必要何ざどこにもないし
仙命樹持ちにするとしてもすでにタカアキが魔法が使えることになってることに比べりゃたいしたことじゃない
単純に媚薬を知らない蝉丸が女子を発情させる方法→仙命樹とナチュラルに考えたのかもしれんしどうとでもなる
63名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 21:45:48 ID:dYi1Y0FIO
『由宇のハリセンがうなります』でよくね?
64とりあえずこんな感じでどうですか:2006/09/16(土) 22:33:18 ID:PKSRzcce0
「調教シチュエーションか、どのようなものにすればいいだろうか……」
 魔導騎士タカアキがストーム☆さつきを責めるシチュを思い浮かべようとする。
(快楽に屈していく様子を書きたいが、いきなりタカアキに責められてよがるのも不自然だ。
 しかし単に媚薬を使うのも工夫がない気がする――待てよ)
 そこまで考え、俺は自分自身に最高のモデルがあるのを思い出した。
「タカアキに皐月に仙命樹入りの血をかけさせ、そのまま放置させよう」
「何や、仙命樹って? 新しい設定か?」
 思わず声に出してしまい、由宇が尋ねてきた。
「あ、ああ、仙命樹というのは――――」
 俺は由宇に仙命樹についての説明をした。
「人を不老不死にして身体能力を強化して超回復させて、しかも異性にかければ
 催淫作用まであるんか……ごっつうエロゲー向きの設定やな。
 よくこんな設定思いついたな、蝉丸はん、やっぱエロゲー作りの才能あるんとちゃうか」
「そんな事はない」
「謙遜せんでもええって」
 まさか俺の血の中に本物の仙命樹があるなんて思ってもいないだろう。
 それどころか俺はエロゲーの主人公だったわけだが……
「とにかくこのシチュで書いてみる」
「頑張りなはれや、ウチも絵の方描くから」
 そう言って俺はノートパソコンのキーボードを打ち始めた。



「やあ、ストーム☆さつき、気分の方はどうだい」
「……最悪よ」
 監禁部屋で何をするでもなくベッドに座っていた皐月。
 そこへノックもせずにドアが開けられ、タカアキが入って来た。
「つれないなぁ、君の初めての相手だっていうのに」
「……っ!」
 僅かに戻った魔力、それによって修復されたコスチュームを皐月は腕で庇う。
 相変わらず人の良さそうな笑顔で、ぬけぬけと言い放つタカアキ。
 昨夜の凌辱が思い出され、皐月の顔に悔しさと怒りの表情が浮かんだ。
65名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 22:34:30 ID:PKSRzcce0
「ふぅん、飛びかかって来ないところを見ると学習能力はあるんだ」
「……何しに来たのよ?」
 タカアキの挑発を無視して、ベッドに腰掛けたまま皐月は尋ねる。
「決まってるじゃないか、雌犬の躾だよ。ずいぶんと反抗的な犬だからね」
「くっ……私はアンタ達にどんな目に遭わされたって、絶対に耐えてやるんだから!」
 気丈にも吠える皐月に、タカアキはやれやれと首をすくめた。
「いやいや、昨日は俺も悪かったと思ってるんだよ。
 ストーム☆さつきが初めてなのを知らずに、乱暴に抱いちゃったからさ。
 あれじゃ痛いばっかりで、全然気持ちよくなれなかっただろうし。
 ま、そのうち痛いのも気持ちよく感じられるけど、最初からは難しいからね」
 そう言いながら、タカアキは懐からナイフを取り出す。
「な、何を……」
「ああ、別に君を切ろうってわけじゃないから……っと」
 白刃はタカアキの指に当てられた。親指の腹が切れ、ジワリと血が滲む。
 そのまま、タカアキは血で濡れた指を皐月の顔に押しつけ、すり込むように撫でた。
「何するのよ!」
 皐月は無遠慮なタカアキの腕を振り払い、強引に施された血化粧を手の甲で拭く。
「じきに分かるさ」
 それ以上タカアキは何もしようとせず、ベッドから離れて皐月を眺るだけだった。

(……え? 何これ?)
 ほどなく、皐月の体に変化が生じ始める。
 肌が色を帯びて火照りだし、体の…それも乳房や秘部が熱をもって疼き始めた。
「タカアキ……アンタ一体何をしたのよ?」
 顔を赤らめもじもじと太股を摺り合わせながら、皐月は自分の体の異常をタカアキに問う。
 特に秘密にしようともせず、タカアキは解説を始めた。
「俺の血には仙命樹っていう特殊な生き物がいてね。コイツはいろんな能力を持っているんだ。
 肉体の損傷を凄い速度で回復させたり、身体能力そのものを向上させたりする」
 そこでタカアキは一旦区切り、勿体ぶってから続ける。
「更にコイツを異性の体にかけると、その異性は発情が止まらなくなるんだよ。一種の強力な媚薬さ」
「なっ、何よそれ!」
「しかも絶頂に達するまで発情が続く、発情が続いたままだと、そのまま狂って死んじゃうんだけどね」
66名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 22:36:20 ID:PKSRzcce0
 さらりと恐ろしい事を言いながら、タカアキは皐月に迫ってきた。
「く、来るなっ!」
 ベッドの上で後ずさりながら皐月は叫ぶ。
「おや、発情を沈めなくていいのかい、発狂して死ぬつもり?」
「ア……アンタなんかに何かされるぐらいなら……自分でシたほうがマシよ!」
 羞恥に染まった顔をして、皐月はタカアキを拒絶しようとした。
「ふーん、そう」
 タカアキはそれ以上皐月に近づくことなく、背を向けドアに向かう。
「……え?」
 そのまま押し倒されると思っていた皐月は、彼の意外な行動に間の抜けた声を出した。
「あ、そうそう、一つ言い忘れたけど」
 ドアを開け退室する寸前、一人言のようにタカアキが話しだす。
「その発情は自分でじゃ絶対に沈められなくて、他人にイかせてもらえないと直らないから」
 クククッと笑い最後にそう付け加えながら、タカアキはドアを閉めた。 
「う、嘘よ……何よそれ! そんなの信じないんだから!」
 一人にされた皐月の、悲鳴にも似た叫びが狭い部屋に響き渡るのだった。



「とりあえず前半部分みたいなものは書けたぞ」
「せやな、でも中途半端やで、この次はどうするん?」


A 放置されて発情しきった皐月を、戻ってきたタカアキが責めるシーンを書く
B 肉奴隷メイドのリムリスを連れてきたタカアキが、皐月と絡ませるシーンを書く
C 少し手を休める
67名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 22:36:45 ID:UdtP7ayB0
68名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 22:37:05 ID:B2RDYjuK0
B
69名無しさんだよもん:2006/09/16(土) 22:37:46 ID:oUuFbL0+0
A
E・R・O・! E・R・O・!

>>頑張りなはれや
この一言で俺の頭の中で由宇がおばはん化したw
70名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 14:52:33 ID:DG2n/gKQ0
おかしそうな低い笑い声がモニターに反射する。

その中では、昨日失った処女という呼び名が恥ずかしくなるほどの狂態を
くりひろげている女がいた。
さきほどまでの痛みを忘れてしまったかのように自身の秘孔に指をつきたてる。
人差し指と中指を横にそろえて。縦にそろえて。両手の人差し指で。
指先はどろどろに濡れている。モニターからは強い呼気とぐちゃぐちゃのそれを
混ぜたてる音だけが流れる。

いくら体を慰めても衝動は消えてくれない。それでも手は止められない。
より興奮を増すものだと判っていても今の滾りを抑えるためにひたすらにむさぼり、
むさぼることでまた足りなくなる。
より強く、より深く、より太く、より長く。より気持ちよく。

モニターの中の少女が一度動きを止めた。
「はい6回目」
笑みを止めたタカアキはあえて口に出して言う。
「もうそろそろにしとかないと壊れちゃうかな」
達したあと、少女は自身の指を執拗なまでにぷちゃぷちゃと嘗め回しはじめた。
このままでは手首までなめはじめるのも近い。
そんなになったら俺の楽しみも減っちゃうからね。
そう思いながらタカアキはリムリスの部屋へと向かった。
71名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 14:54:53 ID:DG2n/gKQ0
扉が開く音にわずかに反応した皐月は視線だけをそちらへ向けた。
菊門の表面を弄り回す指は止められていない。
「こら、まだそっちは試してないんだから、無茶するなよ」

たしかタカアキといったそいつが何かをいっている。
こいつは昨日あたしのゆびよりもながいものを持っていた。
それをあたしのあそこにいれていた。ひどくいたかった。

隣にはもう一人豊かな胸を持った少女がいた。ただし隆々としなった何かを
股間から生やしている。
皐月の目にはより強く光が走る。もっと刺激が欲しい。
中指を限界まで伸ばして膣の壁内をかきまわした。

「じゃあリムリス。頑張れよ」
「ん……んちゅ、はい、ご主人様」
一つ口付けをされたのち、媚を含んだその表情のままリムリスはタカアキを見送った。

リムリスはわずかにつけていた衣服をはずす。残るのはヘッドレストのみだ。
視線だけはリムリスの股間に添えられたまま、皐月の指は止まっていない。
優しくリムリスはその指をはずす。抵抗しようとする皐月のそこに唇が近づいた。
「こんなに赤くはれてしまって……駄目ですよ、いつも綺麗にしておかないと」
くちゅりと音をたてて舌が動き回る。外の唇、中の入り口、核とあますところなく。
過去は素晴らしい料理を作りだし、その味をみてきた舌が皐月の膣口内を動き回る。
あくまでも優しいその動きに、あっという間に登りつめさせられる。
白く美しい歯が柔らかく核を捉えたとき、改めて一回目の絶頂を迎えた。
72名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 14:56:54 ID:DG2n/gKQ0
二回目を迎えさせた後、リムリスはやっとそこから離れた。
そして唾の含有度が低くなってしまったそれを口から出し、自らの股間から生えている
双頭ディルドーに塗りたくる。おそらく皐月は痛みなど感じないだろうが、
昔自分がそのようにされて痛かったことをかすかに思いだしているのかもしれない。

両手を使うために、皐月から手を離し、わずかに目も離した。それが良くなかった。
「きゃあ!」
皐月は思い切りリムリスの肩をベッドへ押し付けた。純粋な力や運動神経では
とても歯が立つ相手ではない。しかもそこにいるのはすでに強くて優しい魔法少女
などではなく、媚薬により快感だけを追い求める獣であったから。

押し倒されたことによりもちろん上を向いたてらてらと光るディルドーに
皐月は跨った。勢いよく。
「ひああっ」
片方は歓喜、片方は痛覚の叫びだった。
間髪をいれず皐月は腰を振る。ごりごりと、指よりも舌よりも長いそれが襞を刺激する。
それを支えるリムリスの側は容赦なく体重をかけてくる皐月の動きに耐えられない。
タカアキのように限度がわかったものの動きではないのだ。
「痛い、痛いっ、やめてっ」
皐月に声は聞こえない。3回目の絶頂を呼び寄せることに精一杯だ。

やがて、ひときわ激しく最奥をついた瞬間、リムリスの逃げようとするなけなしの力で
下からもつきあげられる。
長く後を引く声で、皐月は6回目の絶頂に達した。
73名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 14:59:36 ID:DG2n/gKQ0
おかしそうな低い笑い声がモニターに反射する。

皐月の状態がわずかに変化している。とくに、劣情のとりことなっていた眼差しに。
自らの下にたしかリムリスといった少女がいる。
接続されたディルドーを体重をかけて無茶苦茶に動かされていた。
口からは痛い、もうやめてください、助けて、というかすかな声が涎とともに漏れ。
わずかな血が彼女の股間から流れ出している。
そして、そんな彼女に刀のようにささっている無骨なディルドーが自分の膣にも
ささっていることに皐月は今更のように気がついた。

「いやあああああああああああっ!」

おかしそうな低い笑い声はモニターに反射しつづけていた。



「こんなところでどうだろう」
「暗いな」
「そ、そうか」
しまった、やりすぎただろうか……

「まぁ陵辱もんやからそういうとこもあるやろ。
 これでやっと2日目。先は長い。どんどんいこか」
 
A ひきつづき皐月のシーンを書く。(シーン指定)
B 郁美と春夏がタカアキにつかまるまでのシーンを書く。
C 坂上鷹文が到着した。
74名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 15:00:41 ID:zb4dQoE90
GJ!!
Aでさらにエロパワー全っ開!
75名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 15:16:24 ID:DG2n/gKQ0
次の皐月Hシーンは書き手の自由ということでいいですか?

A いい
B 俺が改めてシーン指定する(シーン指定)
76名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 15:18:08 ID:k63OczT00
A
これだけ書けるID:DG2n/gKQ0になら十分期待できる
77名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 15:19:04 ID:k63OczT00
ああでも次もID:DG2n/gKQ0が書くと決まってるわけじゃないんだな
まあいいか
78名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 18:25:39 ID:DG2n/gKQ0
「じゃあ続けて3日目にいくとするか」
「うちは仙命樹を飲ませられてもじもじするところと、一人Hしてるところと、
 リムリスを無理やりやってるところの絵でも描いとこかな」
まぁエロゲーを作ってるわけで、ある意味仕事である以上当然なんだろうが。
生身の女性である由宇の口からそういわれると若干恥ずかしい気がするのが抜けないな。



「ぐすっ、うぐぅ」
ベッドの上で膝を抱えて皐月は泣いている。いくら意識がなかったとはいえ、
自分のしでかした行為にひどい後悔をしつづけていた。
あの後、神妙な顔をしたタカアキがあらわれ、坦々とリムリスからディルドーを
はずすと、お姫様抱っこをしてどこかへ連れて行った。
その間一言も喋らず、皐月を一瞥すらしない。
皐月はリムリスから離れてがちがちと歯を鳴らし、リムリスも痛い、助けて、
ご主人様、としか言わなかった。

「郁美ちゃん……春夏さん……助けてよ……」
無理やりタカアキに力と処女を奪われ。
媚薬のせいとはいえ快楽をひたすらもとめた上に女の子を傷つけ。
今の皐月の心はひどく弱まってしまっていた。

弱々しいノックの音とともにドアが開く。恐怖に体をすくませた皐月は瞠目した。
「……お食事です」
リムリスがいた。今はしっかりとしたメイド服に身を纏い、無表情に食事を置いた。
しかし、だからこそ、しゃがむ仕草の途中に見せた苦痛の表情に皐月は気づいてしまった。
79名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 18:28:52 ID:DG2n/gKQ0
「あ、あのっ、ごめんなさいっ。謝って許してもらえることじゃないけど」
慌ててリムリスに近づこうとする。
「ひっ」
無表情の仮面が剥げ、リムリスはおびえて後ずさった。
「違うの、もうあんなことしないからっ。あれは、あれはあいつのっ」
「いや、いやぁっ! ご主人様っ」
その声と同時に、タカアキも部屋に入ってくる。皐月の顔に恐怖と怒りが浮かび上がる。
逆にリムリスの顔には心の底から愛し信じられるものと見える表情が浮かんでいた。
そしてリムリスはタカアキの胸に飛び込んだ。
「どうしたんだ、リムリス」
タカアキも優しそうに、いつもの表情でリムリスの頭を撫でた。
「あぁ、そうか、怖かったね。ここはいいから、部屋に戻っていいよ」

リムリスを送り出したタカアキは、引き続き優しげな視線を皐月に見せていた。
「困るなぁ、傷つけたら。俺の大事な肉奴隷なんだから」
皐月の視線に恐怖から怒りの視線の成分が強まる。

「昨日だって、優しく介抱してあげて、薬を塗って、抱きしめて寝たんだよ。
 おかげでちょっと肉奴隷にしては俺への依存心が強くなりすぎた気がするぐらいだ。
 何百年も若い容姿を保ち続ける妖精だ、高く売れただろうに。
 ああ、大丈夫だよ。さつき、君は売ったりしないから。安心して堕ちて」

言葉を言い終わらないうちに猛然と皐月はタカアキにかかっていった。
「外道っ!」
「やれやれ、昨日学習したのかと思ったのに」
なにごともないように突進をとめ、皐月の唇を奪った。
驚いた皐月が体を離そうとし、体を流され、うつぶせにされる。
80名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 18:30:39 ID:DG2n/gKQ0
「流石に腫れてるよ。じゃあ今日はこっちで」
「ひっ」
コスチュームを引きさかれ、後門を探られた。

「ど、どこ触ってるのよっ」
「君が昨日気持ちよさそうにいじりはじめてたとこ。
 先に貰っとこうかと思って」
どこから出したのか、タカアキはそれを側に置く。
「コンドームとローションと。生はリムリスのように綺麗にできるようになってから」



さて、こんなところで中盤か。
素直にこのまますすめるか、そろそろ女幹部も混ぜたほうがいいだろうか。

A そのままタカアキによるお尻調教
B 魔導神官アスナも混ざって調教
81名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 18:57:27 ID:t762f+CK0
A
こうなったら行きつくところまで言ってしまえ
82名無しさんだよもん:2006/09/17(日) 18:58:17 ID:xMs0BNc1O
そろそろB
83名無しさんだよもん:2006/09/18(月) 06:08:22 ID:3khH0LCs0
「とりあえず女幹部を出すのは後回しでもいいだろう」
 俺はそのままタカアキによる皐月の肛姦を書くことにした。



「む、無理よっ! お尻の穴なんて……入るわけないでしょ!」
 前倒しにうつぶせにされた皐月が振り向きながら叫ぶ。
 臀部を晒し、秘裂も尻穴も見られている皐月の顔は恥辱に染まり真っ赤だった。
「無理じゃないさ、ちゃんとほぐせば入るよ」
 皐月の抗議を流し、タカアキはローションを皐月の尻穴に垂らす。
「やっ……何? ヌルヌルして……冷たい……」
 不浄の穴にかけられた粘液の感触に、皐月は戸惑いを隠せなかった。
「ローションさ、後ろの穴は狭くて固いからね」
 皐月の狭い穴は粘液で十分にぬめり光ると、今度はタカアキの人差し指があてがわれた。
「ひっ……やだっ! やだぁっ!」
 タカアキの指はゆっくりと円を描くように、尻穴の周辺をねぶりこね回す。
 そして、ナメクジが這うような速度で少しずつ菊門の中に埋めていった。
「あうっ……くうっ……」
「やっぱりキついなぁ、前も初めてだったし、後ろのほうも初めてだろうから当然かな」
 そのままタカアキは指を押し進め、付け根まで埋め込んでしまう。
 埋め込んだ後、今度はゆっくりと引き出し、第一関節まで引き出すと再び埋める。
 ローションにまみれた指の抜き差しを繰り返して、皐月の直腸をほぐすのだった。
「抜いてぇ……止めてよぉ……」
 抵抗する術を失い、排泄のための穴を弄られる皐月が弱々しく訴える。
「駄目だね」
「そんなぁ……汚いよ……汚い穴、弄らないで……」
 皐月の哀願を一蹴し、直腸の指責めをタカアキは続けた。
 やがて、ある程度ほぐれたと判断したタカアキが指を抜く。
「そろそろ本番にいこうか」
 傍らに置いてあったタオルで指を拭き、タカアキはズボンを下ろして剛直を出した。
 昨夜皐月の純潔を散らした獣欲の塊は、新たな得物を前に既にいきり立っている。
84名無しさんだよもん:2006/09/18(月) 06:10:24 ID:3khH0LCs0
「性病にかかるのは御免だからね」
 タカアキは慣れた手つきで肉棒にコンドームを付け、皐月の狭い穴に押し当てた。
「ひいっ……」
 ゴム越しにでも分かる肉棒の熱さと硬さが、皐月の体をこわばらせる。
 だがタカアキは、嫌がる皐月に構わず剛直をねじ込み始めた。
「あっ……がっ……ぐぅっ……」
「結構ほぐしたつもりだけど、やっぱり初物はキついな」
 指とは全く異なる太さと大きさの異物が、ゆっくりと侵入してくる。
 内臓を押し上げられるような圧迫感に、皐月は途切れ途切れに呻き声を上げてしまった。
「ふふふ、ようやく埋まったよ。これで後ろの方の初めても俺のものだね」
「ああっ……かあっ……そんな……」
 タカアキはたっぷりと時間をかけ、根本まで肉棒を埋めて腰と皐月のお尻を密着させる。
(私……前だけじゃなく……後ろまで……お尻の穴まで犯されたんだ……)
 二度目の処女喪失、年頃の女の子としての体を穢され続けて皐月は打ちのめされた。
(もう……私の体、綺麗な場所が無くなっちゃった……無くなっちゃったよ……)
 だが感傷に浸る時間は、今の皐月にはない。
「馴染んできたし、そろそろ動かさせてもらおうか」
「はうっ!……ふあっ!……」
 根本まで挿入した後、止めていた動きをタカアキは再開する。
 指と同じように、肉棒を抜ける寸前まで引き、再びねじり込む前後運動。
「そうそう、力を抜いて…変に力を入れるとお尻の筋肉が切れて締まらなくなるからね」
 繰り返されるストローク、ショックを受けていた皐月はただ受け入れるしかない。
 それが次第に速度を増し、やがてタカアキに限界がやってくる。
「くうぅぅっ! で、出るっ!」
「え? ああぁっ、やああぁーーっ!」
 一際男根を腸内奥深くに突き入れ、タカアキは滾った精を吐き出した。
 無論直接注がれたわけではないが、薄いゴム越しに感じられる熱い液体に皐月も悲鳴を上げてしまう。
85名無しさんだよもん:2006/09/18(月) 06:10:54 ID:3khH0LCs0

「うっ……ううっ……お尻の穴、壊れちゃうよ……」
 ベッドに顔を埋めて泣き崩れてしまった皐月、そんな皐月にもタカアキは容赦が無かった。
「今は痛くてキツイだけかも知れないけど、コレも何回も繰り返せば立派に感じられるようになるよ。
 その内にお尻の穴でよがってイっちゃう変態にしてあげるから、楽しみに待っててね(はぁと)」
 剛直を抜き出し、外したコンドームを逆さにして吐き出した精を降りかける。
 後頭部から首筋にかけて、生臭い白濁が打ちひしがれた皐月を汚く彩った。
「いやぁぁぁっーー! やめてぇ! もうやめてよぉっ!」
「ははははは、それじゃあね、ストーム☆さつき」
 半狂乱になって浴びせられた白濁を拭き取ろうとする皐月。
 タカアキはその様子を笑いながら眺め、身支度を調えて部屋を出て行った。



「こんなものか」
「まぁこんなもんやろ」
 どうにかこうにかタカアキによる尻穴調教を俺は書き終えた。
 だいぶ主人公が鬼畜になってしまった気もするが……まぁ仕方ないことだ。


A 更にシーンを書く
B 少し休憩する
C 丁度その時、坂上鷹文がやって来た。
86名無しさんだよもん:2006/09/18(月) 07:08:24 ID:OIcIDkyp0
B
87名無しさんだよもん:2006/09/18(月) 08:55:01 ID:tC6vyx8k0
「少し休憩するか。体を伸ばしてくる」
「了解や」

俺は由宇の部屋を出た。体の筋を良く伸ばす。
こういう生活では体も鈍ってしまう。

太陽の下、売店で買ったパピコを食べながら考える。
これで皐月は序盤は見えてきたというところだろう。
シーンを本当に全部書くのは難しいので、これで中盤まで進んだということにしても
いいかもしれない。ああ、もちろん望むのなら序盤戦を続けてもかまわないが。
それに、そろそろ、一方その頃──という感じで郁美と春夏のシーンも書かねばならないな。
魔導神官アスナもまだ名前すら出てきていないし。

と、休憩にきたのにこれでは由宇の部屋にいるのとかわらん。
さて、パピコも食べ終わったし、どうするか。

A 演劇部の合宿とやらの様子を見に行く。
B 緒方英二の様子を見に行く。
C 「坂神さんですか」黒いタンクトップを着た少年が話しかけてきた。
D 温泉につかりにいこう。
E 戻って皐月の続きを書こう。(序盤:シーン指定)
F 戻って皐月の続きを書こう。(中盤:シーン指定)
G 戻って郁美と春夏の捕らえられるシーンを書こう。
H 戻って女幹部の登場シーンを書いておこう。
88名無しさんだよもん:2006/09/18(月) 09:09:37 ID:NS3cyUZ8O
D
89名無しさんだよもん:2006/09/18(月) 14:08:55 ID:UuBBtPblO
蝉丸は風呂入っても平気なんだっけ?
90名無しさんだよもん:2006/09/18(月) 14:43:54 ID:3khH0LCs0
「温泉にでも入るか」
 昨日からずっと風呂に入っていない。
 一人でいる分には問題ないが、シナリオを書いている間は由宇と一緒の部屋だ。
 あまり不潔なままだと彼女に悪い。
 それにここは旅館だ、他の客も良い気分はしないだろう。
 そう考えた俺は昼風呂を楽しむ事にした。

「ふぅ……良い湯だ」
 一応お決まりの文句を独りごちる。
 実際には、俺の体の仙命樹は嫌がっているのだが。
 それでも御堂ほど水に恐怖感があるわけではない、岩切と水中格闘もどきもこなした。
 とはいえ長風呂は良くない、早めに体を洗って出た方が良いだろう。


A 「あれ? 蝉丸君じゃないか?」湯気の向こうから緒方英二が現れた。
B 「え……せ、蝉丸さん?!」湯気の向こうから古河渚の声が! まさかここは混浴なのか?!
C 特に何事もなく、俺は風呂から上がり由宇の部屋に戻った。
91名無しさんだよもん:2006/09/18(月) 14:45:37 ID:0RKL6PeLO
Bしか見えない
92名無しさんだよもん:2006/09/18(月) 22:01:49 ID:3khH0LCs0
「む、俺の他にも客がいたのか」
 露天風呂の隅に浸かっていると、湯気の向こうに人影が見えた。
「折角だ、挨拶でもしよう」
 近づくにつれ湯煙が薄れ、相手の輪郭が現れてきた。
 だいぶ小柄な人物のようだ。
 明るい茶色のショートカットに、見覚えのある二本のアホ毛が伸びている。
 ん? 見覚えのある二本のアホ毛?
 それにショートカットは一般的に女の子の髪型では――
「せ、せ、蝉丸さん?」
「ふ、古河渚か?」
 おり悪く(良くか?)一陣の突風が吹き、水蒸気を散らしてしまった。
 白いもやから現れたのは、湯の中でくつろいでいた五人の少女。
 交流合宿中の演劇部のメンバーである。
 図らずもロリから発育良好な女体まで、幅広い種類の裸体が目に焼き付いてしまった。


A これはいかん、俺は一言謝って風呂を後にした
B 「あの、ちょっと話しをしませんか」女性陣から意外な誘いが来た 
C 思わず吹き出した鼻血が一人の女の子にかかった(人物指定)
93名無しさんだよもん:2006/09/18(月) 22:04:28 ID:JVQWeVqJ0
Bで裸のお付き合いを
94名無しさんだよもん:2006/09/18(月) 22:05:38 ID:zhpCVwRK0
Aなんて選べない…でもなあ進行的に…




いいやB
95名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 00:27:34 ID:eP4MLyXx0
>図らずもロリから発育良好な女体まで

さすが蝉丸、見事な観察力だw
96名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 01:58:22 ID:ucbSv1z10
「「「「「きゃああぁっ!」」」」」
 のんびりと温泉を楽しんでいたところへの闖入者。
 少女達は短い悲鳴の後に、腕で胸や大切な覆い隠してお湯の中に潜った。
「す、すまない」
 俺のほうも慌てて背を向け、そのまま湯船から出ようとする。
「ちょ、ちょっと待って」
 湯船の縁に手を掛けようとしたとき、後ろから声が聞えた。
「何だ?」
 振り返ると、ピンク色のソバージュをまとめた少女、深山雪見がこちらを向いている。
「ちょっと話があるのよ」

「……むぅ」
 少女達と雪見に呼び止められた俺は、車座になって温泉に浸かっている。
 正直、目のやり場に困ってしまっていた。
 猪ノ坊温泉の湯は透明度が高い。
 少女達は皆、顔を真っ赤にして腕で胸や大切な部分を隠している。
 だが、時折ちらちらと腕の隙間から色々なものが見えなくもない。
「 ど う す れ ば い い ん だ 」
 全く、最近の女子高生達は大胆だ、大胆すぎる。 
 しかし、このままいつまでも生殺しでは辛抱たまらん。
 俺は呼び止めた張本人、深山雪見のほうを向いた。
「ゆ、雪ちゃん、恥ずかしいよ」
 雪見ではなく、隣の川名みさきが恥ずかしがる。
 目は見えてないそうだが、視線は感じているらしい。
「深山雪見、何か話があるのじゃないか」
 部員達を裸で付き合わせるぐらいだ、何か重要な話かも知れん。
「ええ、実はね――


A さっき罰ゲームで、メンバーの一人がエロゲのモデルになることが決まったの(人物指定)」
B 澪ちゃんにも何か仕事をあげてほしいの」
C 特に何もないんだけど、蝉丸さんの話が聞きたいの
97名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 02:00:08 ID:wJdvpaAy0
取りとめもなくC
98名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 02:41:09 ID:ucbSv1z10
「特に何もないんだけど、蝉丸さんの話が聞きたいの。エロゲー作りのきっかけとか」
「そんなことで俺を呼び止めたのか?」
「そうよ」
 事も無げに雪見は言う。
「雪ちゃん、そんな理由なの?」
「は、恥ずかしいですっ」
「いつでも聞けると思うんだけど」
(こくこく)
 四人の少女の批難が集中した。
 無理もない、世間話のために恥ずかしい混浴に付き合わされたのだから。
「なんか蝉丸さんって不思議な感じがするじゃない。
 結構いい体と顔をしてるのにエロゲー作ってるなんて、事情とかあるんじゃないの?」
 文句を無視して、興味津々で雪見は聞いてくる。
 実に好奇心旺盛だ、断るのも悪いだろう。
「まぁいい、俺の話か、さてどこから話そうか――」
「別に話しにくいところは話さなくてもいいから」
「そうさせてもらう」
 強化兵だ不老不死だなどと話しても、彼女らは信じないだろうしな。
99名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 02:41:55 ID:ucbSv1z10
「俺はさる事情があって、最近まで仕事にありつけずにいた」
「ニートってやつ?」
「働いたら負けと思ってる人ですか?」
「……俺の主義は『働かざる者食うべからず』だ。
 色々と職を探したが、一向に見つからず途方に暮れていた。。
 そんなとき、俺はふと神頼みでもしようと神社へ向かったんだ」
「新興宗教とかにハマるよりはマシよね」

「そこで……俺は神に出会った。
 単に伝説や神話、既存の宗教で語られる神ではない。
 正真正銘、本物の“神”だ。
 神は俺に『汝、武器を捨ててエロゲを作れ』と告げた。
 それから俺は由宇…この旅館の一人娘と同志を集め、エロゲー作りに邁進している。
 俺がエロゲーを作る理由、それは神の導きにならない。
 それ以上の理由や理屈など、俺には存在しないし思い当たらない」

 少々熱っぽく、啓示を授けてくれた“神”まで引き合いにして語ってしまった。
 彼女たちの反応は――

A だいぶ引いていた、無理もないことだ。
B ある一人の少女が、俺の話にいたく感銘を受けたようだ(人物指定)
100名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 03:03:37 ID:Fup05+s5O
まようがB
101名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 03:03:53 ID:wJdvpaAy0
Bでみさき
102名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 03:04:31 ID:wJdvpaAy0
人物指定は俺のほうになるのか、この場合は?
103名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 07:30:22 ID:foTseRv3O
この場合はみさき先輩でよろしいかと。
104名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 13:18:44 ID:yTZDudyI0
「すごいなぁ、蝉丸さんって」
 俺の話を聞き終え、一人の少女が立ち上がった。
 黒い長髪を湯で濡らぬようアップにまとめた少女、川名みさきだ。
 立ち上がったまま、恐らくは声や気配を頼りに俺に近づいてくる。
「蝉丸さん、頑張ってシナリオを書いて下さいね。私も精一杯協力しますから」
 手探りで俺の手をとり、しっかりと両手で握ってきた。
「あ、ああ」
 どうやらみさきは、俺の神との邂逅の話にえらく感銘を受けている。
 正直に言えば、俺にとっても予想外なほどに。
「ちょ、ちょっと、みさき、どうしたのよ?」
 雪見が怪訝な顔をしてみさきに尋ねた。
 俺の手を握ったまま、みさきは振り返って答える。
「だって、蝉丸さんって神様と会ったんでしょ。これって大変なことじゃないかな」
「アンタねぇ、蝉丸さんが一生懸命なのは理解できるわよ。
 でも天職が見つかったからって、本当に神なんてものと会えるわけ無いじゃないの」
「雪ちゃんは神様とか信じないの」
「基本的にはね、アンタは信じてるの?」
 雪見に逆に尋ねられ、みさきは少し考えてから話し出した。
「私は……世の中って、まだ科学じゃ良く分かんないこともあると思うの」
「もう、みさきったらいつからオカルトかぶれになったのよ」
 雪見はやれやれといった感じで首を振る。
「どうでも良いけど、みさき、アンタの裸丸見えよ」
「えっ?」
 そうだった、みさきは両手で俺の右手をとり握手してくれていた。
 つまり今、みさきの体を隠すものは何もない。
 五人の中で最も発育した肢体が、俺の目の前で無防備に晒される。
 応援してくれる相手に顔を逸らすのも失礼で、俺はみさきの裸体を鑑賞してしまっていた。
「きゃぁっ!」
 雪見に指摘されて気づいたみさきは慌てて手を離し、温泉の中に潜ってしまう。
「す、すまない」
 不可抗力とはいえ、うわ若き乙女の裸をじっくりたっぷり見たのだ。
 最近の日本人は本当に体の発達が良く……違う違う。
105名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 13:19:18 ID:yTZDudyI0
 湯に潜っていたみさきが顔を出し、何事か小声で呟く。

「神様って、本当にいるのかな……いるのなら、浩平君を帰してくれないかな……」

「?」
 昼間の温泉の中では仙命樹の調子が良くなく、上手く聞き取れなかった。


A 温泉から出て、俺は執筆活動を再開した
B 執筆活動を再開する前に、俺は緒方英二の部屋を尋ねてみた
C 「坂神さんってあなたですか?」由宇の部屋に戻る途中、タンクトップの少年に呼び止められた。
106名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 13:42:45 ID:+aSVJgVi0
C 早めに登場させてあげよう
107名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 15:31:57 ID:mpP5D4Px0
タンクトップの高槻?
108名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 16:18:45 ID:9a7yRxvL0
「ふぅ、風が心地良いな」
 うれし恥ずかしの風呂から上がった俺は、少し風に当たっている。
 五人の少女、とくに間近で目に焼き付けたみさきの裸のせいで、体がひどく火照っていた。
 少し冷まさねば午後からの執筆活動に支障をきたすだろう。
「坂神蝉丸さんってあなたですか?」
 旅館の庭先で涼んでいると、横から誰かに話しかけられた。
 振り向くと、黒いタンクトップを着た高校生ぐらいの少年がいる。
「君は?」
「あっ、先に名乗ってなかったね。僕の名前は坂上鷹文、坂神のお爺ちゃんに頼まれて来たんだ」
 坂上鷹文……坂神のお爺ちゃん……
「そうか、君が御老公が呼んでくれたプログラマーか」
 今度は警察に厄介にならずに到着したようだ。

「坂神のお爺ちゃんとはチャットで知り合ってね、エロゲーの話で意気投合したんだ」
「そうなのか」
「うん、最初にOFF会で会ったときはビックリしたよ。やっぱりエロゲーに年齢は関係ないんだね」
 俺は鷹文を由宇の部屋に案内しながら、御老公と彼の関係を聞いた。
「ちょっと戸惑っちゃったけどすぐ仲良くなれてさ、公私問わずに色々と世話になってる。
 親父の隠し子が発覚したときとか、姉ちゃんが家出ちゃったときも親身になって相談してくれて。
 今回のエロゲー製作で、坂神のお爺ちゃんに幾らかでも恩を返せたらって思ってるんだ」
「……意外と大変な家庭環境なのだな」
「まぁね、でもこっちに来てエロゲー作りするならゴタゴタから離れられるし」
 なかなか軽いノリでタフな少年だ。
 しかしどうやら御老公は彼と長い付き合いで、かなり尊敬されている。
 エロゲーについても俺の予想を上回るヘビーユーザーのようだ。
 うむむ、本当に生活が謎に満ちている。
109名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 16:19:49 ID:9a7yRxvL0
「よう来たなぁ。ウチは猪名川由宇。絵担当や」
「坂上鷹文です、よろしく」
 部屋に戻り、由宇に鷹文を引き合わせた。
「なんや、最近のオタクは顔のええ兄ちゃんが増えとんのかな?」
「そんな、お姉さんだって綺麗ですよ」
「なんやお世辞まで上手やな、鷹文はんは」
 綺麗と言われて由宇もまんざらではなさそうだ。
「PCや荷物はまだ表に置いたままだけど、一緒に運んでもらえる?」
「ええよ、部屋のほうも案内するわ」
 そう言って二人は部屋を出て行く。

「そろそろ原稿の続きに取り掛かるべきだな」
 たっぷり風呂で英気を養い、気力も充実している。
 ノートパソコンをスタンバイから戻し、キーボードを再び叩き始めた。
「さて、どんなシーンを書こうか」


A 皐月の調教序盤(シーン指定)
B 皐月の調教中盤(シーン指定)
C 郁美と春夏が捕らえられるシーン
D 魔導神官アスナが登場するシーン
110名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 16:22:45 ID:yLj6fuvK0
C
111名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 18:23:57 ID:fe1zB8VD0
 俺は郁美と春夏が捕らえられるシーンを書こうとした。
「……む」
 だが、そこである事に気づく。

「由宇、ちょっと話がある」
「なんや蝉丸はん」
 俺は鷹文の部屋に入り、由宇に話しかけた。
 由宇がパソコンの設置を手伝う手を止める。
「実は、郁美と春夏が捕らえられるシーンを書こうと思ったのだが、
 まだ春夏はコスチュームが決まってなかったはずだ」
 そうだ、呼び名は決まったのだがコスチュームに関しては決めていなかった。
 具体的には前スレの>>697で言及されている。
「せやったな」
「さすがにコスチュームが決まらないと、春夏が出てくるシーンを書けないぞ」
 ぼりぼりと由宇はばつが悪そうに頭を掻いた。
「すまんかったなぁ、蝉丸はんに教えるのすっかり忘れとったわ。
 鷹文はん、後は鷹文はんのほうに任せて大丈夫やろか?」
「うん、あらかた作業は終わったから問題ないよ」
「ほな一旦部屋に戻ろうか、鷹文はんしっかり頼むで」
「期待しててくれよ、最高のゲームにするから」

 部屋に戻ると、由宇がスケッチブックをめくりだす。
「蝉丸はんが寝た後色々と考えてなぁ、一応デザインしてみたんや」
「なるほど」
「試行錯誤の末にこんな感じになってん、どや?」
 由宇が俺に見せてくれたスケッチブックに描かれていた春夏のコスチューム、それは――


A ロングスカートとブラウスにエプロンという普段着を改造したようなコスチューム 
B 娘が通っている設定の東鳩○校の制服を改造したようなコスチューム
C 華麗(カレー)だけにサリーを改造したようなコスチューム
D その他自分の希望する魔法少女のコスチュームを指定
112名無しさんだよもん:2006/09/19(火) 18:33:12 ID:/VjEVhAJ0
迷うがBで
113名無しさんだよもん:2006/09/20(水) 00:41:37 ID:kyUxxgF10
「皐月も郁美も制服を元にしてるし、春夏はんもそれに揃えようかと思うてん」
 スケッチブックに描かれた女性、『華麗(カレー)なる魔法熟女マジマザー☆はるか』
 彼女は設定上で娘が通っている、東鳩○校の制服を元にしたコスチュームを着ていた。
 鮮やかな赤を基調とした、かなり丈の短いスカートのセーラー服。
 そのスカートの裾や袖口はフリルで可愛らしく飾られ、胸元のリボンは宝石のようなもので飾られている。
「年齢で言えば十分おばさんのコスプレになるのだな」
「気にしたらアカン、負けやで」
「……そうだな」
 由宇のエロゲー理論で描かれた柚原春夏の見た目はかなり若い、20代と表記しても通じるだろう。
 制服を基調としたコスも、さほど違和感なく着こなしている。
「経験豊富で心は夫に操を立てつつも、体は淫らに墜ちる様子を書きたいものだ」
 凛々しい表情でステッキを構えた春夏のイラストを眺めながら、俺はそう呟いた。
「『夫が単身赴任で欲求不満の人妻』っちゅうのはセオリー中のセオリーや。
 よっぽどはずさん限りは人妻スキーにも喜んでもらえると思うで」

「これで郁美と春夏が捕らえられるシーンが書けそうだ」
 決めるべきことは決めた、いよいよ捕獲シーンに取り掛かろう。
「そうやな、蝉丸はんは二人がどんな風に捕らえられるよう書くん?」
 俺が書く二人の捕獲シーン、それは――


A これまた正統派に野外の戦闘でタカアキが二人を倒す
B 基地に潜入した二人を、タカアキが罠にはめて捕まえる
C ある程度調教が進んだ皐月を使って、だまし討ちで二人を倒す
114名無しさんだよもん:2006/09/20(水) 00:42:45 ID:/wiqtbAN0
115名無しさんだよもん:2006/09/21(木) 01:56:28 ID:ryMz+/ER0

 ガキィィン!

「きゃぁぁっ!」
「郁美ちゃん、大丈夫?!」
 深夜、人のいない裏山の神社に少女の悲鳴が響き渡った。
 俺の剣戟で郁美は境内の賽銭箱に吹き飛ばされる。
「郁美ちゃん! 大丈夫?!」 
 背中をしたたかに打ち、苦しげな声を出す郁美に春夏さんが駆け寄った。
「ううっ…ごめんなさい春夏さん、私、もう……」
「郁美ちゃん……よく頑張ったわ、後は私に任せて」
 力尽きた郁美と励ます春夏さん、そんな二人に俺はゆっくりと近づく。
「ふふふ、そろそろ決着ですかね」
「タカ君……まさかタカ君がダークネスリーフの手先だったなんて」
「俺も驚きですよ、『マジマザー☆はるか』の正体が春夏さんだったとは」


 ストーム☆皐月を捕らえた後、残るは回復中心の『癒し系魔法少女めでぃかる☆いくみん』だけ。
 いずれ俺達の手に落ち、地上征服に大きく近づくとそう思っていた。
 だが、現実はそうはいかなかった、新たな魔法少女が現れたのだ。
 『華麗(カレー)なる魔法熟女マジマザー☆はるか』と名乗る第三の魔法少女。
 彼女はストーム☆さつき以上の力を持ち、めでぃかる☆いくみんを助けて俺達の侵略を食い止め続けたのだ。
 それ故、俺は再び手勢を連れて魔法少女達を倒し捕まえに出撃したのだった。


「さすがに限界そうですね、春夏さん」
「くっ……まだまだ戦えるわ」
 消耗し尽くした郁美をそっと寝かせ、ステッキを頼りに春夏さんは立ち上がる。
「それにしても、連れてきた魔獣達を残らず倒すとは思いませんでしたよ」
 リザードマン20匹、ガイコツ兵士30体、今週の怪人……もとい改造魔獣五匹。
 『失敗すれば降格』の条件で、上に要請して引き連れた魔獣達は二人に全滅させられた。
116名無しさんだよもん:2006/09/21(木) 01:56:59 ID:ryMz+/ER0
 だが、彼らは役割を立派に果たしてくれている。
 俺自身も魔力、体力共にかなり消耗したが、彼女らほどではない。
 現に郁美は力尽きて倒れ、春夏さんも立ち上がるのがやっとのほどだ。
「悪いですね、確実に春夏さん達を倒す必要があったので」
 油断無く春夏さんに向けて剣を構え、魔力を練り上げる。
 正義の魔法少女というのは倒される寸前が一番厄介なのを、俺はよく知っていた。
 何しろ彼女らはどんなピンチの時も絶対諦めないのをポリシーとした乙女だからだ。

「せいっ!」
 春夏さんが残った魔力を込め、渾身の力でステッキを振り下ろす。
 皐月がスピード重視の攻撃なら、春夏さんの攻撃はパワー重視だった。
 何体もの魔獣や雑魚達を、一撃で砕いてきた必殺の一振り。
「はあっ!」
 だが、数に任せた消耗戦でその威力は激減していた。
 万全の状態ならかわすしかないその攻撃を、俺はかろうじて剣で弾く。
「これで終わりですよっ、春夏さんっ!」
 そのまま春夏さんの懐に飛び込み、剣の柄で鳩尾に強烈な一撃を加えた。
「なっ!……あっ……ぐぅっ……」
 鈍い衝撃音がして、春夏さんの体が崩れ落ちる。
「タ、タカ君……」
「安心して気絶してください、起きたら皐月さんと会えますから」
「皐月ちゃん……郁美ちゃん……ごめんね……助けてあげられなくて……」
 最後まで二人の身を案じながら、春夏さんは気を失った。

「これで……これで俺達ダークネスリーフに逆らう者はいなくなった。
 後は春夏さんと郁美ちゃんを……ふふふ、良いね、全く最高だよ!」
 雲一つ無く、月の光も無い新月の夜に、俺の高笑いが響く。
 疲労も気にせず二人の魔法少女を担ぎ上げ、俺は意気揚々と基地へ凱旋するのだった。
117名無しさんだよもん:2006/09/21(木) 01:57:30 ID:ryMz+/ER0


「こんなもので良いだろうか?」
「ええんとちゃうか、少しはしょってるけど戦闘は本来はメインとちゃうし」
 俺はタカアキに二人を倒させ、基地に連れて帰るシーンを書いた。
 さて、次は何を書こうか。
 

A ストーム☆さつきの調教(中盤、シーン指定)を書く
B 新たに捕らえた二人の魔法少女の一人を調教するシーンを書く(人物、シーン指定)
C 魔導神官アスナの登場シーンを書く
D 一旦休憩する
118名無しさんだよもん:2006/09/21(木) 01:59:44 ID:sjMLJNnGO
A 仲間の前で調教
119名無しさんだよもん:2006/09/21(木) 02:06:37 ID:ryMz+/ER0
>「郁美ちゃん、大丈夫?!」
うわ〜、切り取り忘れてたorz
上の方のこの台詞は脳内消去して下さいorz
120名無しさんだよもん:2006/09/21(木) 11:30:39 ID:GcYuVihB0
「皐月の調教も中盤に入ったところで、春夏と郁美の前で調教されてしまう
 シーンを書くか。ちょうど二人が捕らえられた後とも繋がるし」
「そうやな。仲間がそんなんなってるところを見せ付けられるというのは
 王道パターンやし」
 


深夜。
皐月はひょっとしたら今日は何もないかもしれないという期待を持って過ごしていた。
毎日続けられていたタカアキによる調教に身体も心もひどく痛めつけられている。
それでもその両者ともがある一線を越えないのは、皐月のそれが頑強なのと、
タカアキの調教の技術によるものだろう。

時計はないけれど、おそらく昨日から十分に時間はすぎている。
今日は何もない。良かった。

それならば早く床につけばいい。だというのに、何かを待っていることに皐月は
気がついていなかった。
だから突然、
「こんばんは、さつき。まだ起きてる?」
そういってもう見慣れた男の顔が現われたときに、わずかに安堵の心持がしたことにも
皐月は気がついていなかった。

「いろいろと大変なんだ。昔から世話になっている母親みたいな人が制服着て
 襲い掛かってきたり」
「……はぁ?」
意味がわからない。こいつは何を言っているんだろう。

「奥様は魔女、いや少女か。浅羽嬉子もびっくりだね」
「わかってたけど、あんたアタマおかしいでしょ」
男友達に言うような口調。タカアキはそれを感じ取った。
121名無しさんだよもん:2006/09/21(木) 11:32:58 ID:GcYuVihB0
予定より遅れたことが返って功を奏したらしい。だとすれば、今は強い調教を
見せ付けるよりもこっちのほうが面白いかもしれない。
そう判断して突然皐月に口付けた。ただしあくまで表面のみ。ほんの一瞬。

「なっ、何するのよっ」
皐月の対応もまるでラブコメのようだ。タカアキは内心笑いながら服を脱がせていく。
強姦そのものの調教とはまるで違う児戯のような動き。
稚気めいた会話を交えながら、皐月の慣れさせられた身体は頑強な抵抗もなく
服が脱げ落ちていく。
もし見ているものがいれば、そういうプレイのように見えているだろう。

やがて女は全裸になる。男は一枚も脱いでいない。
今までは無理やり剥いていたのに、北風と太陽だな。タカアキは苦笑した。
デレ期といったところだろうか。

唇は乳首の周りを回る。指先は軽く、肉の珠をはずすように円をかいて刺激する。
片手は皐月を押さえるのに使っていたが今はその反撃も弱々しい。

「いくらこんなことをしても、あんた達の仲間になんかならないんだから」
その言葉にも、いつものように汚い言葉をあびせることもなく、タカアキの
献身的な優しい愛撫はつづいていた。

息遣いが荒くなる。汗が浮き出している。高まっていく身体には刺激が足りない。
皐月の足指が丸まる。わずかにあがった膝はタカアキの服を擦る。
足りない刺激を自ら補うように腰の位置をあげる。
それでも男の指と唇は色づいたその箇所を触ってはくれなかった。
122名無しさんだよもん:2006/09/21(木) 11:34:02 ID:GcYuVihB0
今さら気づいたように、タカアキの顔が上がる。
そこにずっと視線を当てていた皐月と自然に視線があわさった。
「どうした?」
いつものような優しげな表情。それが変わったのを見たことがない。
顔が紅潮する。声が高くなる。
「やめてっていってるのよ! 早く離れてよ!」

「そうか」
すぐさま潔く手を離し立ち上がったタカアキはそのまま一顧だにせずに部屋から出た。
取り残された皐月はそのドアを呆けたように見つめる。
待って、という一言をかけられたかもしれない時間すらなかった。


モニタールームでは、同じように首輪をつけた二人が、それを見続けていた。

A 魔導神官アスナが二人を皐月の部屋に連れて行く
B タカアキが二人を皐月の部屋に連れて行く
C 皐月の一人Hをモニターからタカアキと春夏と郁美で観賞
123名無しさんだよもん:2006/09/21(木) 11:42:47 ID:desiBtV4O
A
124名無しさんだよもん:2006/09/22(金) 18:46:20 ID:07WnaVKD0
「何よ、アイツ……」
 タカアキが部屋を去った後、皐月は思わずそう呟いた。
 そのまま、脱がされた服を着ようともせず、閉じたドアを眺める。
(私、どうしちゃったのよ……)
 皐月の頭の中は戸惑いに満ちていた。

 どうして、タカアキは無理矢理犯そうとしなかったのか。
 どうして、タカアキはあのような献身的な愛撫をしたのか。
 どうして、タカアキは途中で愛撫もその先も止めてしまったのか。
 どうして、今日のタカアキは私をあんな優しい目で見つめてくれたのか。
 どうして、……あの瞳に私は顔を赤らめてしまったのか。

 普段されていた快楽の奴隷に堕とす為の調教とは全く別物だった。
 優しく、まるで恋人同士のような甘い肌と肌の触れあい。
 だが肝心な部分をタカアキは責めず、優しい愛撫は唐突に中断された。
 中途半端に高められた皐月の身体には今も微熱が残り、より性感を求めている。

(私の身体……タカアキをねだってた……もっと触ってほしいって……嫌だったはずなのに……)
 繰り返される調教に、皐月の身体は否応なく開発されつつあった。
 焦らすようなタカアキの手並みに、自ら脚を動かし腰を浮かせたことを思い出す。

(あのまま……タカアキに優しいままされてたら……どうなってたんだろ……)
 いつもなら敵わなくとも抵抗してたが、今日の皐月にはそれができなかった。
 辱めを受ける日々に、ヒビが入り脆くなりつつある皐月の意志。
 前触れのない優しい愛撫が、僅かな心の隙間にしみ込んでくるようだった。

(郁美ちゃん……春夏さん……)  
 それでも皐月は挫けず、仲間の顔を思い出す。
 自らのパートナーだった郁美ちゃん、そしてリーダーである春夏さん。
 彼女らがきっと自分を助けに来てくれる、皐月に残された唯一の希望だった。
(きっと……助けに来てくれるよね……)
 仲間の救援を信じて耐える。それだけが今の皐月に出来る精一杯。
125名無しさんだよもん:2006/09/22(金) 18:47:01 ID:07WnaVKD0

「涼しそうな格好ね」
「だ、誰っ?!」
 唐突にドアが開かれ、一人の女性が入ってきた。
 年は大学生ぐらいか、艶のある黒髪をさっぱりとショートカットに切りそろえている。
 身を包んでいるのは、紫色の生地に金糸で飾られた上品なローブ。
(この女、魔導士かなにかかしら)
 神秘性を持った服装と、身体に帯びている魔力から皐月は推測する。
(大きな胸……ゆかりより大きいんじゃないかな)
 ゆったりとした布地を押し上げる豊かに育った双球の膨らみは、非常時とはいえ皐月の目を引いた。
「私の名前は魔導神官アスナ、タカアキと同じダークネスリーフの幹部よ、裸ん坊の皐月ちゃん」
「あっ……な、何しに来たの?!」
 今更ながら自分が裸のままだと思いだす。
 慌てて脱がされた服をかき集めて、胸元に寄せて肌を隠した。
「ふふっ、今日はストーム☆さつきちゃんにお客さんを連れてきたの」
 妖しげな笑みを浮かべながら、アスナはパチリと指を鳴らす。
 リザードマンに連れられて、二人の女性が入ってきた。

「そんな……そんな……」
 言葉を失ってしまう、眼前の真実が信じられなくて。
 ボロボロの魔法少女コスチューム、皐月と同様にはめられた首輪。
「皐月さん……」
「皐月ちゃん……ごめんなさい……」
 『めでぃかる☆いくみん』と『マジマザー☆はるか』が皐月の目の前に立たされた。
「ちなみにさっきのタカアキとのアレ、この二人見てたから」
「なっ!」
 先ほどの痴態を見られたと聞かされ、皐月の顔色が変わる。
「皐月さん……どうして……あんな男に気持ちよさそうになってたんですか……」
「ち、違うのっ! アレは違うのっ!」
 郁美のまなざしには明らかに不信と軽蔑が含まれている。
 少女らしい潔癖さと普段の皐月への信頼から、モニターに映った彼女の媚態が理解できなかった。
126名無しさんだよもん:2006/09/22(金) 18:47:31 ID:07WnaVKD0
「違うの……違うのよ……」
「…………」
 狼狽しながら否定の言葉を皐月は連呼する。
 だが、郁美の無言の非難は止まず、疑念の視線が皐月を刺し続けていた。
「郁美ちゃん、皐月ちゃんを責めてはいけないわ。悪いのはタカ君……魔導騎士タカアキなんだから」
「春夏さん……」
 郁美の皐月への非難、止めたのは春夏だった。
 捕らえられ首輪をかせられてもなお、彼女の言葉には落ち着きと力強さが残っている。
「皐月ちゃん、郁美ちゃん……お願い、もう少しだけ耐えてほしいの。
 今は私も捕らえられてるけど……必ず抜け出して、貴女達を助けてみせるから」
 頼りがいがある、リーダーとしていつも支えてくれた春夏の言葉。
 彼女の励ましは、失われかけた二人の絆を蘇らせる。
「春夏さん……郁美ちゃん。私、どんな事されてもきっと耐えきってみせるから……信じて」
「皐月さん、ごめんなさい。……ずっと捕まってて、酷い目に遭わされてたのに、あんなこと言って……」
 郁美はリザードマンを振り払い、皐月は裸も構わずに駆け寄りギュッ抱き合った。
 
「あらあら、二人を皐月ちゃんに引き合わせちゃったのは逆効果だったかな。お姉さん知ーらないっと」
 敵地で励まし合う三人を見て、アスナは呆れた声を出す。
「……正義は決して悪に屈しないのよ、いつまでもあなた達の思い通りにはならないわ!」
 キッと振り向き、春夏はアスナに意志を見せつける。
 正義を信じる心を、決して悪の言いなりにならないという決意を。
「はいはい、そんな言葉がいつまで出せるのかしら……連れて行きなさい」
 強気な態度を見せる春夏をせせら笑いながら、アスナは部下に命じ二人を退室させた。


「そうだね、それぐらい反抗的で正義に燃えてもらわなきゃ、俺も堕としがいがないよ」
 皐月の部屋を出た後、俺はモニターで一部始終を見ていた。
 捕らえた二人を皐月と引き合わせた結果は、一応予想の範囲内だった。
「もう少し罵り合うかとも思ったけど、さすがは正義の魔法少女ってところかな」
 深くかけていたソファからゆっくりと立ち上がる。
127名無しさんだよもん:2006/09/22(金) 18:48:23 ID:07WnaVKD0

「皐月、郁美ちゃん、春夏さん……ははは、たっぷり俺を楽しませてくれよ。
 簡単に屈してもらったら全然面白くないからね。せいぜい抵抗しながらよがってもらおうか」



「こんなものでどうだろうか」
 俺は皐月と二人をアスナに引き合わせるシーンを書き終えた。
「ええんとちゃう、三人の絆と意志がこれからどう穢れていくか楽しみやで」
 本当に女性の言葉とは思えん。
 同人作家というものは恐ろしいものだ。



A 引き続き墜ちつつある皐月の調教シーンを書く(シーン指定)
B 郁美の純潔を散らすシーンを書く(シーン指定)
C 春夏さんの熟れた肉体を嬲るシーンを書く(シーン指定)
D アスナとの会話シーンを書く
E 少し休憩する 
128名無しさんだよもん:2006/09/22(金) 18:49:40 ID:BY9L4q8C0
B 双頭バイブで皐月と無理やり繋がされる
129名無しさんだよもん:2006/09/23(土) 09:59:09 ID:zSGNSeax0
「やっと主要キャラが揃ったな」
「そやな、第二部スタートってところかいな」
「じゃあこのまま勢いで、そうだな、郁美の喪失シーンでも書こうか」
「どんな感じにするん?」
「それはだな……」



3人の再会から一夜。
皐月、郁美、春夏の部屋が見えるモニターを見ながらタカアキとアスナが向き合っていた。

「今日はどうするの? そろそろお姉さんにも楽しませて欲しいんだけど」
「そうだね。今俺は彼女達の前にでないほうが面白そうだ」
「よしっ、じゃ郁美ちゃんいただきっ」
「あ、ちょっと待って。最初はアスナじゃないんだ。違う人」
「ええー。でもタカアキじゃないんでしょ。誰がやるのよぅ」
「それはね……」


「ざ、残酷だわっ。ひどすぎるっ。鬼畜っ!
 それよりなによりアタシまた悪役っ!
 あんまり嫌われるとお姉さん泣いちゃうんだから!」
「泣かすほうのが得意でしょ」
そういわれるとアスナはにんまりと人好きのする見事な笑みを浮かべた。
130名無しさんだよもん:2006/09/23(土) 10:01:08 ID:zSGNSeax0
「はぁい、皐月ちゃんこんにちはー」

ドアが開く。
今日もアスナという女が一人だ。タカアキはいない。
ほんの少し、あいつはどうしたんだろうという気持ちも湧くけれど、
今は昨日と違う。あの二人がいるんだ。

「タカアキじゃなくて、ごめんね。でも、代わりがいるから」
アスナの後ろに大きな影が立つ。昨日皐月が見たリザードマン。
2匹のリザードマンに両脇を固められた郁美が入ってくる。
春夏はいない。その顔からは見て取れるほど血の気が引いている。

「郁美ちゃん! 大丈夫!」
郁美に飛びつこうとした皐月は軽々とリザードマンに跳ね除けられた。
「まだ何もしてないよ。するのはこれから♪
 皐月ちゃんに、郁美ちゃんがこの2匹に前と後ろのはじめてを
 捧げるところを見てもらおうと思って」

あくまで楽しげなアスナの声。二人の血の気が引く。
郁美の顔色はまさしく蒼白だ。まだ皐月でさえこんな爬虫類のそれを
受け入れたことなどない。
それを、まだ幼い郁美にするなんて。

「やめてっ、お願い!」
「だーめ、お姉さんがつまんないもん」
懇願する皐月を空に、パキ、と指を鳴らす。
知能の程度が良くわからないそのリザードマン達が、腰布のようなものを
捲くり股間を晒した。
131名無しさんだよもん:2006/09/23(土) 10:02:54 ID:zSGNSeax0
「ひっ!」
郁美は反射的に顔を覆う。皐月はそのサイズに驚愕する。
無理だ。死んでしまう。郁美。郁美が。

膝が笑う。それでも、ガクガクと震えながら、
「あたしが……あたしが相手するから、郁美ちゃんは見逃して」
「だーめ、誰かが郁美ちゃんの開通をしなきゃいけないんだから」
間髪をいれず。皐月の悲壮な決意は一秒で砕かれた。

「それならタカアキを……」
言葉が詰まった。タカアキを呼んでくる? それはいったい何?
それで、あたしは郁美ちゃんを犯して欲しいと懇願するとでもいうのか。
できない。そんなことは言えやしない。
そしてあたしは思いつく。一つだけの手立てを。

「……わかった。あたしが相手するから」
「だから駄目だってば。わからないコね」
アスナの言葉を皐月は無視した。そうして部屋の端に近づく。
そこにあるのは──
132名無しさんだよもん:2006/09/23(土) 10:05:36 ID:zSGNSeax0
「双頭ディルドー、ね」
タカアキがリムリスからはずし、置いていったものだ。
「リムリスから聞いたわよ。もう一度だなんて、
 皐月ちゃん、そういうの得意だったのね。意外」
怒りに皐月の目が眩む。それでも今はほおっておく。
皐月は目を上げた。爬虫類どもの間でひどく首を振る郁美に向けて。

「い、いや……」
「郁美ちゃん……ごめんなさい、許して。
 ううん、許さなくていいから、お願い、今だけは」
「いやっ、いやですっ、皐月さん変ですっ!
 春夏さん、だれかっ、たすけてっ」
皐月から逃げるために、郁美が春夏へ助けを呼ぶ。涙が出そうだった。
それでも、この女はここで躊躇すると本当にリザードマンをしむけるだろう。
それだけは避けなければならない。

皐月は服を脱ぐ。そして、まったく乾いているそこにディルドーを差し込む。
ひどい痛み。これは罰だ。
郁美に近づく。悲鳴。リムリスのその声とかぶった。あたしは、なんなのだ。

リザードマンが郁美から離れ、ベッドの上へとほおりなげた。
仰向けになったそこへ、皐月が近づく。
「郁美ちゃん、お願い、言うことを聞いて」
「あれだったら手を貸すわよ、お姉さんが」
「うるさいっ!!」
「きゃん、怒られちゃった」

ぽろぽろと涙がこぼれる。郁美の瞳からもぽろぽろと涙がこぼれる。
郁美の手を押さえた。首輪をつけられた今は二人には少女としての腕力しかない。
そして郁美のそれは皐月のそれに及ぶべくもない。
泣き叫ぶ郁美の衣装を無理やり開いていく。これは誰だ。あたしは何をやっている。
133名無しさんだよもん:2006/09/23(土) 10:07:39 ID:zSGNSeax0
「きたないっ、そんなところきたないっ、やだやだやだぁっ」
まだ幼いそれを皐月は舌で刺激する。少しでも痛くないように。
けれど郁美の秘所は潤ってくれない。
アスナのにやにや笑いが目に入る。
リザードマンは逃げられないようベッドの脇でただ立っている。

皐月はやがて諦めた。
唾をディルドーに塗る。自身に突き刺さっている側のそれはすでに別のもので十分に潤っている。
死にたくなる。

「あぐぅっ」
郁美に声もかけず。かけられるわけもなく。
正常位を取り、ぎちぎちぎちとそれが突っ込まれていく。

「いやあああぁぁ!!」
繋がったそこから血がもれたとき、背をぶるりと振るわせ脱力した皐月は、
まるで射精をした男のようにアスナには見えた。


A 「はい、ごちそうさま」アスナは納得し、郁美を連れ帰った。
B 「後ろも、っていったよね。お姉さん」 アスナが言う。
C アスナが二人のそれに参加してきた。
134名無しさんだよもん:2006/09/23(土) 10:07:56 ID:YtYehrIf0
B
135名無しさんだよもん:2006/09/25(月) 00:16:19 ID:VDElspls0
「後ろも、っていったよね。お姉さん」
アスナの声に皐月の動きが止まる。そのまま動かない。
「痛い……痛いよ……皐月さん……春夏さん……」
郁美の声にも耳を傾けず、アスナの声が聞こえなかったように見える。

「皐月ちゃん、聞こえなかった? う・し・ろ・も」
「どいて、抜いてぇ、抜いてよぉ、皐月さん……」
ゆっくりとディルドーが郁美の中から抜かれた。
皐月の拘束から解放された郁美は顔を覆って嗚咽し始めた。
自身から双頭ディルドーもはずす。ぬるり、と液体に塗れたそれがベッドの上に落ちる。

アスナはやれやれ、と肩をすくめ。
「しょうがないなぁ。じゃあ一号。やっちゃって」
リザードマンの片方が無表情に、というか表情もなく動いた。

その瞬間に跳ね飛ぶように皐月はアスナへと向かった。
心の底から激昂していた。リザードマンは不意を突かれている。
アスナへは一足飛びだ。無手で繰り出せる必殺技、メイ・ストームをかけてやる。
アスナはまったく動けない。タカアキにはかなわなかったけど、こいつになら……

「私はストーム☆さつきなんだからっ」
「そりゃよかったわね。給料いくら?」

アスナの言葉が終わり、皐月の手がアスナにかかろうとする瞬間、
電撃が皐月の身体を襲った。
136名無しさんだよもん:2006/09/25(月) 00:18:42 ID:VDElspls0
二度目のショックに床へ崩れ落ちた皐月を優しくアスナが助け起こした。
「あんまり繰り返したら死んじゃうよ。皐月ちゃんが死んじゃったら泣いちゃうコが
 いっぱいいるでしょ? お姉さんだってそんなこと考えるだけで悲しいんだから」
一度目のそれよりも威力が半端ではない。身体に力が入らない。
「あ、ごめんごめん、続きをどうぞ」
「やだぁぁぁぁぁぁっ!」
郁美の悲鳴に皐月は慌てて顔をあげた。

そこでは一匹のリザードマンが事務的に郁美の両足を無理やりに広げて持ち上げているところだった。
そしてもう一匹のリザードマンの股間に無造作に近づけていこうとする。
まるで工業製品のように。
無論、タカアキがしたようにローションを使うなどの用意は一切ない。
そしてそのサイズは人間のものではない。肉付きの良くない郁美。
ツインテールを揺らしながら抵抗する足先がそれを蹴り上げる。
その足首よりもあきらかに太い。

顔色も(もちろんそんなものはないが)変えずに、近づけていく。
先端がその窄まりに迫った。

「やるっ、やるから、やめさせて!」
皐月がアスナに迫った。
「え、何を? それだけじゃお姉さんわからないな」
「だっ、だから郁美ちゃんは私がやるからっ」
「もうちょっと具体的に言ってくれないとわかんない。
 ほら、トルテっていわれてもいっぱいあるしね」

かっとする皐月の前で、声にならない悲鳴を郁美が上げた。
股間をつきだしているリザードマンが郁美の腰を掴み上げ、
突き出そうとしているシーンだった。
皐月はアスナへ向かって思い切り叫んだ。
「郁美ちゃんのお尻の穴を私に犯させてっ!」
137名無しさんだよもん:2006/09/25(月) 00:20:44 ID:VDElspls0
ベッドの上に、恐怖から介抱され放心状態の郁美がうつ伏せで横たわっている。
ディルドーを改めて装着した皐月はそっと手を伸ばす。

「ん……」
ローションを皐月の手のひらで温めてから郁美のそこへ塗りつける。
かわいいお尻だ。今度こそ痛くないように、壊れてしまわないように、
丹念に皺の一本一本まで塗りこんでいく。

爪が伸びていないのを確認して一本だけさしいれてみた。
驚いた。
あまり抵抗がない。まだ筋肉に力が入っていないからだろうか。
それならば今のうちだ。
差し込まれた指から垂れ流してローションを送り込む。
ちゅぷちゅぷといやらしい音を立てて皐月の指が抽送を繰り返した。

ほぐれたと見たころ、皐月は後ろからそれをあてがった。
両手は郁美の薄い両肩にかける。

『郁美ちゃんのお尻の穴を私に犯させてっ!』
後ろから聞こえてきた声。アスナがICレコーダーからそれを流していた。
無視する。むっと拗ねた顔のアスナにも顔を向けない。

皐月は郁美の耳元に口を寄せた。
「……ごめんね」
そのまま一気につきこんだ。

「あれ」
今度も意外なほどに抵抗がない。するりと入ってしまった。
良かったと思っていいんだろう。皐月はアスナが文句をいわないように
ゆっくりとそれを前後に行き来させはじめた。
138名無しさんだよもん:2006/09/25(月) 00:24:03 ID:VDElspls0
やがて。
「はっ……はっ……」
郁美の声に艶が混じっている。ひょっとしてお尻が……いいのだろうか。
皐月はそっと郁美の秘所に手を伸ばしてみた。そこには、さきほどには
なかった潤いが感じられた。
ひょっとして、ローションにも媚薬が混ぜられていたのかも。
皐月は思う。自分には効果がなかったということなのか。
考えながらも腰は動く。もちろん繋がった皐月の側も。
自分のそこが溢れ出しているのにはもう気がついていた。

「郁美……」
なんだろう。腰が動く。体内のディルドーの刺激もあるだろう。
でもそれだけじゃない。
私の胸が郁美の背中にこすられる。目の前で揺れるツインテールが愛おしい。
郁美。郁美。

後背位をとった皐月は郁美の腰を掴んで自身の身体を打ち付ける。
速度が上がる。角度を変える。ごりごりと膣内にこすりつけられる。
郁美の意識はいまどれくらいあるんだろうか。はっはっとかわいらしい声を
出している郁美に今の記憶は残るのか。
強く腰を打ちつけた。

郁美。
意識がハレーションを起こす。
いく、って言うんだったっけ。
139名無しさんだよもん:2006/09/25(月) 00:26:35 ID:VDElspls0
皐月が起きたときには部屋に誰もいなかった。
ベッドも綺麗に整えられており、衣装も元通りになっている。
ひょっとして、あれは夢だったのか。

枕元に何か小さい装置があった。
なんだっけ、これ。
たしかゆかりが持ってたMP3プレイヤーとかいうのに似てるかも。
再生ボタンを押してみた。

『郁美ちゃんのお尻の穴を私に犯させてっ!』
『郁美ちゃんのお尻の穴を私に犯させてっ!』
『郁美ちゃんのお尻の穴を私に犯させてっ!』
……

それだけがエンドレスに入っている。思い切り壁に投げつけた。
ガンッという音にまぎれて、皐月の啜り泣きが漏れはじめた。


「と、こんな感じなのだが」
由宇がシナリオを読んでいる。
「……」
「どうだろうか」
「蝉丸はん、尻好きやな」
「……」
今度は俺が沈黙した。

A 目覚めつつある皐月の調教シーンを書く(シーン指定)
B 郁美の2回目シーンを書く(シーン指定)
C 春夏の1回目シーンを書く(シーン指定)
D アスナとの会話シーンを書く
E 少し休憩する
140名無しさんだよもん:2006/09/25(月) 00:28:20 ID:L89MLYVjO
C 薬による搾乳
141名無しさんだよもん:2006/09/25(月) 00:28:21 ID:V4SRfHqpO
D
142名無しさんだよもん:2006/09/25(月) 10:06:11 ID:VDElspls0
「これで書いてないのは春夏だけや」
「そうだな。一つ書いておくか」



タカアキは悩んでいた。
珍しく早起きした彼は、違いの判る男としてコーヒーを飲もうとしたのだが、
まだリムリスが起きていないのである。
奴隷なのだから叩き起こせばいいのかもしれないが、調教でなくコーヒーをいれさせる
為に無理やり起こすということに彼はためらいを見せていた。

まあコーヒーくらい自分でいれればいいか。
厨房へ出向き、コーヒーミルだのの中からインスタントコーヒーの壜を見つけた。
熱湯を注ぎ込んでから、牛乳もクリ○プも見つからないことに気がついた。
ブラックも嫌いではないが、今の気分はミルクありが欲しいところだ。
しばらく悩む。
悩みながら無意識にブラックのコーヒーを口にしていた。
やがて何か思いついたのか、タカアキは自分の部屋と一度とってかえした。


タカアキは春夏を閉じ込めている部屋のドアを開けた。
春夏はまだ寝ているようだ。いつも早起きだったのに珍しい。
おあつらえ向きに横向きに寝ている。音を立てないように近づいた。
春夏の顔をひさしぶりにここまで近くで見たと思う。
寝ている彼女の顔はやはり母親で、このみに良く似ている。
タカアキは河野貴明としての自分と寸分変わらぬ表情で春夏の顔を眺めていた。
143名無しさんだよもん:2006/09/25(月) 10:08:53 ID:VDElspls0
少ししてベッドの前の床に膝をつくと、タカアキは衣装ごとブラをそっとたくしあげた。
乳房があらわれる。さすがに皐月達までのはりはないが充分に美しい。
タカアキは自らの口の中に女性ホルモンを元にした薬を入れる。
そして乳首を含み、淡く優しく吸い始める。舌などは使わない。
溶かされた成分が流れ込む。
春夏を妊娠直後と誤解させる状態になる。

意識があるのかないのか、上側になった手でタカアキの頭をそっとかき抱いた。
寝息に変化はない。タカアキに体温だけが移っていく。
やがて唇の中に薄い母乳が染み出してきた。
春夏の血が乳房に集まり、母乳へと作り変えはじめたのだ。

乳首から唇を離す。春夏の手をゆっくりとどける。
持参した器に向けて優しく小さく乳を揉み、少量を取得した。
春夏はまだ目覚めない。タカアキは下着と衣装を元に戻すと、黙って部屋を出て行った。

ドアの音とともに、タカアキを抱いていた春夏の右手が、握ったままの尖ったヘアピンを
さらに強く握りこむ。手のひらに刺さったそれは春夏に鈍痛を伝えていた。
タカアキが厨房に戻った頃にはコーヒーはとっくに冷め切っていた。



「こんな感じだ」
「ふーん、よくわからん話やな」
「まぁ、間奏曲みたいなものだと思ってくれ」

A 目覚めつつある皐月のシーンを書く(シーン指定)
B 郁美の2回目シーンを書く(シーン指定)
C 春夏の2回目シーンを書く(シーン指定)
D アスナとの会話シーンを書く
E 少し休憩する
F 蝉丸に呼び出しがあった(鷹文・英二・演劇部より選択)
144名無しさんだよもん:2006/09/25(月) 10:25:22 ID:SZRBmIjv0
放っておくとおねーさんが拗ねてしまいそうなので、そろそろD
145名無しさんだよもん:2006/09/25(月) 22:41:26 ID:ov6uMqsX0
「次はアスナとタカアキとの会話を書くつもりだ」
 魔導神官アスナはここまでで、調教の手伝いに顔見せ程度でしか出ていない。
 そろそろもう少しどのようなキャラクターかを見せるシーンが必要だ。
「せやなぁ、せやけど、どんな内容の会話をさせるん?」
「会話の内容か」
「内容によって二人の関係も自ずと決まっていくからな。
 ライバル同士の挑発し合いやったり、恋人同士の甘めの語り合いやったり。
 アスナがタカアキを誘惑しようとしたり、逆にタカアキが誘ったり。
 特に男女関係につっこまないんやったら、仕事上の話だけさせるってのもアリや」
 由宇に言われて少し考える。
 話の中身でキャラクターの人間関係が自然と決定されるということか。
「なるほど、それなら俺は――」


A ライバル同士の挑発
B 恋人同士の甘い語り合い
C 手柄をたてたタカアキをアスナが誘惑する
D タカアキがアスナを誘う
E 事務的な仕事の話し合い
F その他会話シーンの具体的な指定  
146名無しさんだよもん:2006/09/25(月) 22:57:53 ID:RpQtxTWO0
F
アスナがタカアキに軽くちょっかいをかける
147名無しさんだよもん:2006/09/26(火) 00:58:30 ID:WCDa+LgP0
「そうだな。ここではまだそこらへんはぼかして、
 アスナがタカアキに軽くちょっかいをかける程度で済ましておこうか」
「ほう、そのこころはなんやねん」
「ひそかに恋心を持っているならアスナの嫉妬イベントとか、蹴落とそうとするライバルなら
 3人への接し方も変わってくるだろう。決めるのはもう少し後でもいい」
「ふうん、まぁ一理ないこともないな」
「ついでに春夏のシーンとも少しからますことにしておこう」



コンコン。
「どうぞ」

調教のための備品の発注処理などを行っていたタカアキは手を止めてドアを見た。
「おじゃましまーす」
「なんだ、アスナか」
そこには盆をかかえたアスナの姿があった。
「コーヒー入れたから、一緒に飲もうかと思って」
「ああ、ありがとう」

麻生明日菜としての能力を発揮したコーヒーはリムリスのものと同等に美味で、
自身でいれたインスタントなどとは比較にもならなかった。
無言でコーヒーをすすりながら、タカアキは絵になる姿でカップを口にする
アスナの整った顔を見据えた。
本来魔導神官アスナはタカアキと同格だ。ライバルといってもいい。
ただ、その性格上本心はタカアキにはよくわからない。
セレクターズとかなんとかいう戦隊の少年の調教もしているらしいが、
今は3人の在庫を抱えたタカアキのフォローをしてもらっている。

「ところで」
「なに?」
「母乳コーヒーはおいしかった?」
148名無しさんだよもん:2006/09/26(火) 01:00:59 ID:WCDa+LgP0
熱いコーヒーをアスナへ噴出すこともできず、思いっきり飲み込んだタカアキは
げほげほと咳き込んだ。
アスナは背をさするでもなく面白そうな顔のままタカアキを見ていた。
落ち着いた頃に、ぐいっとその胸部を強調して話しかける。

「おっきいおっぱいがいいならお姉さんが相手してあげるのに。
 ひょっとしたら母乳だってでるかもしれないよ?」
「……あの薬は経産婦にしか効かないよ」
今更白を切ったところで無意味と判断し、タカアキは素直にそれを認める。

「ところで、あれって調教でもなんでもないよね。趣味?」
「……」
「黙秘は肯定と判断するわよ。武器を持ってたのもあっさり見過ごすし。
 タカくんはそんなにママのおっぱいが恋しかったのかな」
悪意が混ざっているのかどうかすぐには判断がつかない口調。
どうもこの人は良くわからない。

「それならそれでアタシがマザコンのタカアキを落とすときに使えるからいいんだけど。
 そうじゃないならやめたほうがいいよ。調教相手に入れ込むのは。
 過去に何があったのか聞かないけど。本当に聞かないけど。全然聞きたくないけど」
今度は心配なのか、単純な興味なのかわからない。

心配されなくても春夏さんを墜とすのは自分の仕事だ。それを曖昧にする気はない。
「仕事は仕事だ。きっちりやるさ。ただ」
「ただ?」

A 「春夏さんは俺の初恋の人だったんだ」
B 「春夏さんの娘のこのみとつきあっていたんだ」
C 「春夏さんと一度だけしたことがあるんだ」
D 「春夏さんは子どもの頃から知っているから。それだけだ」
149名無しさんだよもん:2006/09/26(火) 01:11:05 ID:9eiGYcUY0
B
150名無しさんだよもん:2006/09/27(水) 00:42:21 ID:69IOQGX80
「春夏さんの娘のこのみとつきあっていたんだ」
「へえ」

「あの頃の俺は女の子のことが苦手で、幼馴染だったこのみとそうなることを
 望んでいなかった」
「それでも、いろいろとあって俺はこのみと付き合うことになった」
「告白してキスをしたその日の昼間のうちに春夏さんの斡旋もあって
 全身リップフェラチオ一発目クンニリングス二発目ふきふき言葉責め三発目まで済ませた」
「おそらくはその時に、春夏さんを監視していた奴の目にでも留まったんだろう。
 その後俺へのアプローチがあり、いろいろとあって、海外にいる両親の元へ行くという
 名目でこのみと無理やり別れ、ここへ来たと言う訳だ」
「ひょっとしたらいつかはあの人を義母と呼んでいたこともあったかもしれない」
「それに春夏さんは、当たり前だがこのみに似ているから」
「だけど今は調教する相手の1人、マジマザー☆はるかでしかない」
「次からはいつもどおりにやるだけだ」

喋り終えたタカアキはアスナと視線を合わせた。
笑っているようにも怒っているようにも悲しそうにも楽しそうにも見えないアスナの表情を
読み取ることはタカアキにはできなかった。

「いろいろって何?」
「いろいろ? このみと付き合うまでか」
「ううん、後のほう」
アプローチの方か。なんでこんなことを聞くんだろう。

「アスナ……明日菜さんにもいろいろあったんだろ。深く考えない方がいい」
そのまま流す。

「そうだね。あんまり突っ込むと嫌われちゃうから、ここらへんにしとこうかな。
 じゃあ、あの3人の調教に必要になったら、また呼んで」
「うん、その時は頼むよ」
アスナがカップをもって出て行くところは見ずに、タカアキは机へと戻った。
151名無しさんだよもん:2006/09/27(水) 00:45:54 ID:69IOQGX80
「この二人のバックボーンなんて必要だったんか?」
「多少はそういうのがあると、調教一本やりに比べて深みがでるかと思ってな。
 基本的にはもう過去のことということで調教を継続すればいいだろう」

A 目覚めつつある皐月のシーンを書く(シーン指定)
B 郁美の2回目シーンを書く(シーン指定)
C 春夏の2回目シーンを書く(シーン指定)
D そろそろ夕食の頃だろうか
E 演劇部メンバーが一度声当てをしてみたいといってきた
152名無しさんだよもん:2006/09/27(水) 00:57:10 ID:ydT44x1e0
B アスナによる徹底的なレズ調教
153名無しさんだよもん:2006/09/28(木) 21:28:42 ID:eADC7oxC0
「郁美へのアスナによる徹底的なレズ調教にしてみようかと思う」
「……自分レズ好きやなぁ」
「そうか?」
俺は今までのシナリオを読み直してみた。たしかに意外なほど通常のHは少ない。
「別にそういう嗜好があるわけではなかったが……」
「ほう、すると自然にか。重症やで」
由宇の肩をすくめる仕草を横に、ほっておいて作業をはじめた。



座ったまま後ろから抱え込むようにしてから1時間。
それほど女性としても大きくはないアスナだが、郁美の身体はすっぽりと収まる。
唇は耳、首筋、鎖骨。右手は股間、左手は胸。
強くはしない。緩慢に、優しく、柔らかく。
じれったくなるほどの時間をかけて小指の先をやっと膣に埋めた。

これもまたそっと、左手の指の股で乳首を締める。
「あ、きゅっきゅって締めてるよ」
唇は耳元で囁きかける。
きゅうっ。
その言葉を聴いた郁美のそれは、もう一度アスナの指を締め上げた。

もう何時間か。アスナと郁美の行為はそれだけ続いていた。
仕事にかかるとアスナの気は長い。あせることもない。
要求された内容は、郁美の心を潰さずに、男を受け入れられる程度に性感を高めさせること。
タカアキからは、皐月ほど打たれ強くなさそうな郁美に、暴力や、極端に身体や精神に
痛みを伴う行為は現時点では禁じられていた。
だから郁美の部屋にいるアスナは何ももっていない。
ディルドーやバイブ、ローター、媚薬、そういったものは使用せず、
ただひたすらに身体だけを使っている。
そして、それで充分だった。
154名無しさんだよもん:2006/09/28(木) 21:33:52 ID:eADC7oxC0
顔を見たとたんに悲鳴をあげる郁美をなだめることでかなりの時間を費やした。
口先で、タカアキと皐月に悪役をひきうけさせた。弁解はタカアキに任せよう。
無理ならそれはそれでこのコがアタシのものになるし。

所詮は○学生。しかも人生経験のほとんどはベッドの上だ。
口車にわずかづつ緊張をといていく。郁美と話をする距離が近づいていく。
お風呂につれていってあげたのが効果的だった。名目は監視という意味で。
このあたりは女と女であることの優位点だ。
そして、アスナの豊満な胸にコンプレックスを刺激されることも。
バスルームで郁美がアスナの胸に触れてみた時。アスナにはもう仕事の終わりが見えていた。


「やあっ!?」
うつ伏せの姿勢から高く腰を上げさせる。同じく高い声。アスナの前に全てが開かれる。
「綺麗ね」
まったく躊躇せずそこに口をつけた。ちちち、と舌先が触れるか触れないかで踊る。
「そこ……おしりっ」
舌をひたすら動かしているアスナには答えを返すことができない。
逃げようとする郁美の身体を制しながら、暫くそこへのキスを続ける。

はっ、はっと息があがりはじめた頃、人差し指をそこへこじ入れてみた。
筋肉が弱いのか、やはりスムーズに受け入れる。
そしてあがる声も違う。嬌声は大きく力強い。
「……やっぱり郁美ちゃんはお尻がいいんだ」
「ちっ、違う、違うよおっ」
現金なほど潤いはじめた膣に親指を差し込む。そちらでは声が上がらないのだから、
アスナもふと笑いそうになってしまう。
155名無しさんだよもん:2006/09/28(木) 21:36:18 ID:eADC7oxC0
腸壁側と膣側から肉をきゅうっと挟みこむ。アスナの指先が中でお互いを感じ取れるほどに。
「〜〜っ」
びくびくと震えた。
郁美が顔を抑える。理由のわからない涙が溢れていた。

落ち着いた頃を見計らい、アスナは郁美の顔を自身の股間に誘導し、シックスナインの体勢にもちこんだ。
今は触ったり舐めたりはしなくてもかまわない。
匂い、色、艶、など、性行為をしている相手の股間を見せるだけで彼女の性感は否応なしに高まっていくはずだ。
ちなみにアスナのそこは日頃から几帳面なまでに手入れをされている。
はっきりいえば無毛だ。隠すところがないそこが淫靡に息づいている。

郁美の秘所も今はひどく濡れている。アスナの唾液のほかに、自身が生み出した液体とでいっぱいだ。
暫く、またソフトな愛撫をつづける。水音が高く響くように。

ぴくり。
アスナの腰が動いた。
唇ではない。おそらくは指先だろう。むにむにと、入り口を恐る恐る触られている。
わずかに吐息をついた。一瞬止まったその動きが、ほんのすこし大胆になる。
アスナもわずかに愛撫を強いものへと変え始める。終わったらタカアキへ報告へ行くとしよう、と考えながら。



「こんなところか」
「ちょっと中途半端やないか?」
「完全に堕ちるところまでいってしまうとタカアキが手出しできなくなるからな。
 次回もレズシーンか、もしくは調教途中でタカアキが出てくるという形にしてもいい」
 
A 目覚めつつある皐月のシーンを書く(シーン指定)
B 郁美の3回目シーンを書く(シーン指定 or レズ調教続き)
C 春夏の2回目シーンを書く(シーン指定)
D さすがに疲れたきたな。食事を取って休憩するか。
E 蝉丸に声をかけてきた(由宇・鷹文・英二・演劇部より選択)
156名無しさんだよもん:2006/09/28(木) 21:44:46 ID:UaIz3rysO
C 制服姿のタカアキと
157名無しさんだよもん:2006/09/29(金) 21:06:46 ID:/ej3PCqm0
「タカアキに制服を着せて、春夏を調教させようと思う」
「そういやタカアキが調教するのも久しぶりやな」



 既にどれくらいの時間こうしているだろう、時計でも見ておけばよかっただろうか。
「くうっ……はあっ……あひっ……ああっ……」
 ベッドの上、四つん這いになった春夏さんの喘ぎ声が、狭い部屋に響く。
「春夏さんの締め付け、気持ちよすぎですよ。ホント一児の母とは思えませんね」
 犬のような体勢の春夏さんを俺は後ろから貫き、前後運動を繰り返していた。
 下半身が春夏さんの剥きだしの臀部にぶつかるたび、湧き出た愛液と既に出された白濁液が飛び散る。
「やめて……タカ君……もう止めて……」
 切れ切れな春夏さんの哀願、だけどそんなものを聞くつもりはない。
「止められるわけ無いじゃないですか、こんな極上の身体をしてるのに……ううっ!」
 言いながら腰を一層深く突き入れ、剛直は春夏さんの膣奥深くで再び精を吐き出す。
 ビクビクと痙攣させながら、噴出した精液は先ほど出した精液と混ざり合った。
「ああ……また中に……中に出されてる」
「いまさら何言ってるんですか、もう五回目の中出しですよ」
 既に注ぎ込まれた白濁液で、春夏さんの胎内も膣内も満たされていた。
 今吐き出した分も、かなりの分量が逆流し、俺と春夏さんの結合部から溢れ返っている。
「もしかしたら妊娠してるかも知れませんけど、その時はその時ということで」
「そんな!……酷いわ……」
 無責任な発言に、春夏さんはがくりとうなだれ、言葉を失った。


 春夏さんのコスチュームが制服っぽかったので、俺は学生時代の制服を引っ張り出してきた。
 どうせなら春夏さんを夜の学校へ連れ出して、調教してみたかったからだ。
 だけど、部屋に入った俺に対して、春夏さんの態度が気になった。

『タカ君……どうしてタカ君がこんな組織にいるの?』
『お願い、あの頃のタカ君に戻って! こんな組織辞めて!』
『タカ君だって、本当はこんな組織に居たくないんでしょ。私達に酷いことをするつもりは無いんでしょ?』
158名無しさんだよもん:2006/09/29(金) 21:07:16 ID:/ej3PCqm0

 春夏さんは何か勘違いしていた。
 どうもミルクを軽く絞った後、起きて大したことをされていなかったのが誤解の原因のようだ。
 俺は予定を変更して、その場で春夏さんをベッドに押し倒した。
 四つん這いの姿勢を取らせて、短いスカートを捲り上げ、有無を言わさずショーツを下げる。
 露わになった春夏さんの花園に、愛撫もロクにせず肉棒を打ち込んだ。
 悲鳴は最初だけだった、すぐにはしたない汁が染み出して、膣内は滑りを良くする。
 泣き叫ぶ声は艶を帯びていき、嬌声に変わるのに時間は掛からなかった。
 このみのお父さんと月に一回しか会えず、欲求不満という噂は本当のようだ。
 そのまま、思う存分に腰を動かし、春夏さんを犯して中出しを続けることにした。


「さて、それじゃあこのまま六回戦といきますか」
「ま……まだするの……」
「当然ですよ、近頃ちょっと物足りなかったものでね」
 春夏さんの膣中に埋まったままの剛直が、また硬さを取り戻してくる。
 皐月の後ろを犯して以来、調教をアスナに任せたり皐月にやらせたりしていた。
 おかげで最近かなり溜まっている、良い機会だ、たっぷり春夏さんの中に出そう。
「今日は調子がいいんでね、最低十回戦は大丈夫だと思いますよ」
「じゅ、十回戦なんて……嘘でしょ……」
「嘘じゃないつもりですよ。でも春夏さんが正義の魔法少女を辞めて、
 俺の忠実な肉奴隷になるって言うなら止めてもいいですけど」
「それは……出来ないわ。それだけは絶対に聞けない」
「そうですか、じゃあ仕方ないですね」
 再びピストン運動を開始して、春夏さんの中を抉りだす。
 春夏さんは支えていた両腕の力が抜け、前倒しに倒れ込んだ。
「はぁっ! ひぅっ!……ごめんなさい、あなた……このみ……皐月ちゃん……郁美ちゃん……
 でも……タカ君……いいえ、魔導騎士タカアキ。私はあなた達の言いなりなんかならないわ!」
 体力は限界のはず、それでも春夏さんの正義の意志は崩れてなかった。
 俺は答えずに腰を動かし続けていたが、内心では昂奮していた。
159名無しさんだよもん:2006/09/29(金) 21:08:04 ID:/ej3PCqm0

(ふふふ、いい、それでいい、そうでなきゃ面白くないよ、春夏さん)


 結局、その日は計十七回戦まで続けたけど、春夏さんは最後まで言いなりにならなかった。
 言いなりにならないまま気を失い、俺もさすがに限界だったので部屋から出て行った。



「どうだ?」
「……主人公エライ絶倫やな」
「そうだな」
 俺なんかだと『フーッ、フーッ』のような擬音を入れてしまいそうだった。



A 目覚めつつある皐月のシーンを書く(シーン指定)
B 郁美の3回目シーンを書く(シーン指定 or レズ調教続き)
C 春夏の3回目シーンを書く(シーン指定)
D もうさすがに疲労が溜まってきた。食事を取って休憩するか。
E 蝉丸に声をかけてきた(由宇・鷹文・英二・演劇部より選択)
160名無しさんだよもん:2006/09/29(金) 21:09:53 ID:2sgqD+Up0
D
161名無しさんだよもん:2006/09/30(土) 04:57:30 ID:YsOmY/ip0
「そろそろ休憩するか」
俺は休憩し食事を取る事にした。
体力的には仙命樹の効力があるから全く問題無いが、
物書きというのは俺自身初めての経験だ。
根を詰めると精神的に疲労するかもしれない。
適度に気を紛らわせるのも肝要だ。
「ほな食堂に行こか。英二はん達も呼んでおくわ」

旅館の食堂に向かう途中に、由宇が話し掛けてきた。
「蝉丸はん。そういえばまだ聞いてへんかったけど…」
「何だ?」
「このエロゲ、どう捌くつもりや?」
「裁く?俺は裁判にかけられるような事は…いや、戦時中なら軍事裁判に…」
スパーン!
「その『さばく』やあらへんわ!」
次の瞬間には俺の後頭部にハリセンが炸裂していた。
強化兵の俺が反応すらできなかった…。この由宇という女、相当の手練れかもしれん。

「このエロゲーが完成したら、どんな売り方をするかっちゅう事や」
「売り方だと?」
「そや、まさかシナリオ書き上げてゲームにして終わり、って事は無いやろ?」
それはそうだ。俺も神の天啓によりこの道を目指した以上は俺の作った作品を、
話を大勢の人間に見て頂き評価される必要がある。
「まず思いつくんは商業で売る事やけど、これは色々面倒やな」
確かにそうだ。俺のような男が路上で売っても客が来るとは思えん。
俺はそういう商売の事は全くの素人だ。
「どこかの会社に売り込むにしても自分で会社立ち上げるにしても、金が必要だしな…」
162名無しさんだよもん:2006/09/30(土) 04:58:29 ID:YsOmY/ip0
「あまり銭がかからん方法もあるで」
「それは何だ?」
「一つはネット配布やな。完成したゲームのプログラムをインターネットで配信するんや」
「電脳世界で商売をするのか?」
「せや。銭の取り引きも銀行振込からウェブマネーまで自由にできるんや」

「他には?」
「もう一つは、ウチのホームグラウンドの…同人や」
同人?そういえば由宇は同人絵書きと言っていたな。
こみパという祭りには確か漫画を書く人間が大勢集まると御老公から聞いた事がある。
「サークルとしてこみパに出るだけならほとんど金もかからへんし経済的や」
「しかし…同人というのは言い方を変えればアマチュアという事だろう?その…」
「ちょっと待ちや!」
俺が喋る前に由宇に口を遮られる。

「蝉丸はん、まさか同人やからって売れないとか宣伝にならへんとか話題にならんとか思ってるんか?」
「む…」
先に危惧していた事を全部言われてしまった。
「だとしたら考え違いも甚だしいで。こみパにどれぐらい客が来るか蝉丸はん、知っとるか?」
「いや…」
「それにオタクの情報伝達力を舐めたらあかん、オタク同士のネットでの情報交換の速さや宣伝力は時にはテレビCMに匹敵する事もあるんやで」

由宇はさらに物凄い勢いで喋りだす。
「月○やひぐ○しって名前聞いた事あるやろ?」
「ああ、御老公が二つとも買っていた。確かアニメにもなったな…」
「あれかて元々は同人ゲームやったが、人気が出て漫画になりアニメになり商業でゲームにもなったんや」
「同人ゲームでもそこまで成り上がれるという事か」
「そうや。面白い作品やったらオタクはプロでもアマでも評価するんや。同人やから商業並みには売れないちゅうのはもはや過去の話やで」
163名無しさんだよもん:2006/09/30(土) 04:59:19 ID:YsOmY/ip0
どうやら俺は同人に関して大変な思い違いをしていたようだ。
「由宇、すまなかった。俺の知識不足だ…」
「解ればええねん。要はプロとかアマとかは問題やないって事や」
「肝に命じておこう」
「それと…、商業でも同人でも一番重要なのはお客さんに喜んで貰えるか、満足してくれるかや」
「うむ、それは心得ている」
「なら大丈夫やな。ほな売り方はどうする?」
「今決めるのか?」
「こういう事は早い内に決めといた方がええんや」
「そうだな…」
「同人で売るんやったらウチの知り合いのサークル全部で宣伝させたるわ」
「それは有難いな」
「でも委託販売するならウチの辛味亭で頼むで〜」
ひょっとしてそれが一番言いたかったのか?

この陵辱エロゲーが完成したら…

A 由宇の意見を受け入れ、同人ゲームとして出す
B 手堅くネット配信で売る
C 茨の道だがいきなり商業ゲームとして出す
D 英二や鷹文の意見も聞きたい。食堂に向かう
164名無しさんだよもん:2006/09/30(土) 05:03:43 ID:YXhOC2Cu0
こういった話は二人だけで決めるより全員で相談した方がいい

Dにします
165名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 10:38:41 ID:qGetOLIU0
「──というわけなのだが」
「ふうん、なるほどね」
「はむはむ」
英二と鷹文にも相談することにした俺は、皆と食事を食べながらその話を振った。
「由宇の意見は今のように同人がよかろうというものだ。
 俺は、正直慣れていないので皆の意見を聞いてから判断したい。どうだろう」

「消去法で行くなら商業というのは難しいんじゃないか。新規の株式会社を作るにしても
 まあ資本金は1円からでよくなったとはいえ、設立、維持に金がかかる。
 金の面はパトロンでもいれば別だけど」
「広告、流通とかにもお金はかかるだうしね。
 まず、それ以前に僕も、英二さんも、由宇さんも現時点ではこの一作のみのヘルパーだ。
 会社を作るのは蝉丸さんだけということになる」
「やるのはかまわんが、そう安易には薦められんな、ということや」

ふむ。

「ダウンロード販売はたしかに簡単だね。今は専門のサイトもあるし。
 だけど、問題は宣伝だよ。処女作をほいほいとはお金を払ってダウンロードしてくれない」
「ああ、それならある程度知名度のある由宇ちゃんのところで販売し、
 それからダウンロード販売にしてもいいだろう。これ一本に絞る必要はないと思う」
 
「同人は、まあ由宇さんが充分に語ってくれたみたいだから特にいうまでもないね」
「ホームグラウンドだろうから、自信もあるようだし」

彼らの意見はだいたい出揃ったようだ。後は俺が決定を下す必要がある。
さて、俺の判断は、

A 商業ゲーム
B ダウンロード販売
C 同人ゲーム
166名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 10:51:29 ID:kfut+ySm0
Cやはり同人がよかろうと同人ゲーマーの弁
167名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 10:52:29 ID:lUuJSlgO0
素直にc
168名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 17:03:05 ID:uuda1Mki0
「俺は由宇が勧める、同人誌即売会で販売する方法を採りたい」
「やっぱりそれが一番いいんじゃないかな」
「妥当だろうね」
 俺の判断に英二も鷹文もうなずく。
「他の方法に比べれば、由宇の知識や経験が格段に活かされる。
 金銭面やその他を考えれば最善の方法だ。それに――」
「それになんや?」
「古い人間の発想かも知れんが、やはり初めて作るゲームだ。
 買ってくれる人に直に受け取ってもらい、その反応を見てみたい」
「ええこと言うやないか、蝉丸はん!」
 そう言いながら由宇がバシバシと背中を叩く。
「そういう売り手と買い手の交流も同人の楽しみ一つやで。
 アンタ案外ええ同人作家になれるかもな」
「そ、そうか……しかし由宇の負担が増えないか?」
「気にせんでええよ、ウチの委託で販売されるんやったら一石二鳥や」
「それじゃ販売方法は同人ゲームで」
「決まりかな」
「ああ」
 
「ふぅ……」
 ゲームの販売方法を決めた後、改めて皆で夕食を楽しみ、各自部屋に戻った。
 僅かな荷物しかない自分の部屋で、少し横になる。
 仰向けに寝て、天井を見上げながら身体を休めた。
(さて、今夜はこれからどうしようか)
 再び由宇の部屋に戻ってシナリオの続きを書こうか。
 それとも誰かの部屋に行き、何か話でもしようか。
 はたまた今晩は早めに休み、明日へ向けて英気を養おうか。


A シナリオの続きを書きに由宇の部屋へ行く。
B 誰かの部屋へ話をしに行く(人物指定)
C 今晩はもう寝る。
169名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 17:15:46 ID:CrshMEuaO
疲れ知らずだと思うけどあえてC
170名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 20:37:37 ID:qGetOLIU0
「……朝か」
色々と考えているうちに寝てしまったようだ。しかし、しっかりと睡眠を取れたことで
頭はすっきりしている。やはり精神的疲労を取るのは睡眠が一番だ。


「というわけで、シナリオは全体的に中盤に入ったというところだな。
 すこしづつ積極的になり堕ちるところを書いていくという部分だ」
鯵を食べながら俺。
「ウチは蝉丸はんの作った話を聞きながら、イベント絵になりそうなところの
 ラフを書いてるところやな」
海苔をご飯に巻きながら由宇。
「俺はエロティックなBGMを作ってるところだよ。昔イメージにあわなくて使わなかった曲を
 変奏してそれっぽくしたりね」
味噌汁を捧げながら英二。
「僕はまだ環境を用意してるところ。テキスト主体だったら吉里吉里でいけると思うし」
お茶をすすりながら鷹文。

さて、今日も頑張っていくとするか。

A 目覚めつつある皐月のシーンを書く(シーン指定)
B 郁美の3回目シーンを書く(シーン指定 or レズ調教続き)
C 春夏の3回目シーンを書く(シーン指定)
D 食事中に演劇部の面々が話しかけてきた
171名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 20:40:38 ID:mahPAk3O0
A 媚薬&目隠し放置 そのあとでタカアキが怒涛の責めw
172名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 21:16:59 ID:0iaa+wil0
>>171
好きだなあお前もw
173名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 22:45:00 ID:qGetOLIU0
場所を例によって由宇の部屋へ移した俺はパソコンを起動した。
まずはメインの皐月からいくとしよう。タイプをはじめる。

「それにしても、朝から晩までええ年の男と女が調教ゲームをひたすら
 作り続けるってのも珍しいシチュエーションやな。
 どや、興奮したりせえへん?」
由宇が俺の肩口から顔をだし、片目を閉じて喋りかけてくる。
「おまえはまだええ年ってほど齢を経ているわけじゃないだろう。
 まだ少女というところだ」
「そういう意味とちゃうわ、アホ。若い男と女が、ちゅう意味や」
「ああ、そっちの意味か。しかし、元々同人作家に男も女もいる以上
 別段珍しい状況ではないのではないか」
以前からの由宇の、まったく恥らうところがないところから、きっと
そういう経験があるのかと思っていたが。
「まぁなくはないけどな……つまらんな、反応がないと」
目をつぶりながら後頭部を掻く由宇。いったい何をいいたいのだか。
174名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 22:46:24 ID:qGetOLIU0
ん……
なんだろう。どこかでかいだような匂い……

あたしはゆっくり目を開けた。
なんだか無理やり起こされてしまったような気がする。

あれ?
なんで何も見えないんだろう。停電かな。
目が慣れるのを少し待ってみる。
けれど、漆黒の闇はまったく明るさを持たないままだった。
それになんだか、頭がしめつけられるような気がする。
しかたない、もう一度寝なおそうか、というところであたしは口元に手をやる。
「ふぁ……」

暗闇の中伸ばした手は、ほんの少し頬に当たった。そこに肌の感触と違うものがある。
「え?」
手を伸ばす。布?
もう一方の手を伸ばす。そこにも。
ぺたぺたと顔を撫で回す。額には少ししかかかっていない。頬の下にも。
息が苦しくないし、鼻や口にもなにもない。
あたしは後頭部に手を伸ばす。布は耳の横を通って頭の後ろできつく結ばれている。

「ん〜〜」
無理やりはずそうとする……けど取れない。
なんだか布自身に意識があるみたいにぴったりと締まっている。
「もう、なんなのよ、これっ」

口に出していったそのとき。あたしの体に衝撃が走った。
175名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 22:48:08 ID:qGetOLIU0
身体が熱くなる。乳首が。乳房が。奥底が。
「な、なにこれ」
すぐに思い出す。これは、一度経験したことがある。
『俺の血には仙命樹っていう特殊な生き物がいてね。コイツはいろんな能力を持っているんだ。
 肉体の損傷を凄い速度で回復させたり、身体能力そのものを向上させたりする』

「はうっ」
息をつくことしかできない。身体が熱い。
『更にコイツを異性の体にかけると、その異性は発情が止まらなくなるんだよ。一種の強力な媚薬さ』

「たっ……タカアキ!?」
誰も答えない。あたしは今どこにいるの?
『しかも絶頂に達するまで発情が続く、発情が続いたままだと、そのまま狂って死んじゃうんだけどね』

びくんっ!
あたしの身体が要求する。刺激を寄越せ。敏感な部分に触れろ。貫け。突き通せ。
『おや、発情を沈めなくていいのかい、発狂して死ぬつもり?』

あ……はっ。
何も考えられない。駄目、このままじゃまた!
あたしのせいで血を流していたリムリスの姿が目に浮かぶ。必死で耐える。
指先をとどめる。衝撃が身体を走る。
駄目っ……前回よりも……
『その発情は自分でじゃ絶対に沈められなくて、他人にイかせてもらえないと直らないから』

た……タカアキ……
176名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 22:50:40 ID:qGetOLIU0
皐月は指の腹でぎゅうっとクリトリスを押さえつけた。腰ががくがくと震えている。
股間はもうあふれ出した液体で大変なことになっているようだ。
まだ必死でこらえてるみたいだな。もう一突きってところか。
意識がなくなっちゃうとつまらないから、頃合か。

俺はさきほど目隠しをしてから、静かに見守っていた椅子から立ち上がる。
皐月に気がついた様子はない。いきなり皐月の手を取った。
「だっ? 誰?」
まったく事前に検知できなかった皐月はひどくおびえた表情だ。目は見えないけれど。
もう一方の手も取る。
「やっ、やだっ、離してよっ」
俺が誰かもわかっていないんだろう。リザードマンだとでも思っているのか。
それとももじもじさせている股間に手を戻したいだけかな。

「こないで、こないでえっ」
目隠しをされ、体が火照っている状況で、皐月ははなはだしく弱っているようだ。
半分泣き声のようだ。泣き虫だな。皐月は。
「大丈夫だよ」
そっと耳元で囁いた。

「タカアキ?」
「ああ、俺だ」
身体から緊張感が抜ける。あれから皐月にあっていない甲斐があって、俺にどんなことを
されたかも忘れてしまっているようだ。まぁ、思考能力もだいぶ落ちているだろうしな。
ぎゅっと身体を抱きしめる。緊張か快感から身体を震わせたが、離れていく様子はない。

「切ないのか?」
声をかける。それには口を閉じてしまう。そんな表情が可愛くて俺は微笑む。
どうしようもないくせに。
177名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 22:52:59 ID:qGetOLIU0
そっと口付けた。またぴくりと震える。抵抗はない。
前歯をつついた。開かない。もう一度つつく。ゆっくり門が開く。
舌をすする。強く。抱き寄せた身体がガクガクと揺れる。
抱きしめていた右手を離し、右の手のひら全体で股間にあてた。
濡れそぼってほわほわとした感触を伝えない下毛ごと揉みこむ。
ほんのわずかにふれた陰核の感触とともに、皐月は一度達した。

手のひらを離して指先に移る。クリトリスがむき出しになるよう、右指と左指で両側から
押さえ込む。それでも直接はさわってやらない。いつかのように、焦らす。
「はっ……はっ……」
皐月が俺を見る。目隠しのままのその目は今どんな表情を浮かべているんだろう。

「タカアキ……」
皐月が俺に声をかける。苦しいんだろう。その甘い声は慣れきった俺の心も滾らせる。
あえて何もいわない。
皐月はこらえる。たいしたものだ。その精神力には舌を巻く。
抱いていた手を離そうとした。

「や、やだっ!」
慌てて俺をきつく抱きしめる。熱烈な抱擁だ。愛くるしいね。
頭を撫でてやる。わずかに身体の緊張がとける。一瞬だけ。
仙命樹はあばれたままそんなことでは足らないと皐月に身体で教え込んでいる。

「……って」
なんだい?
「……触って」
言葉の通りにしてあげる。そっと頭を撫でるのを再開した。
がつっ!
……膝が俺の脇腹に入った。電撃はこない。話のわかる奴だ。
178名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 22:55:53 ID:qGetOLIU0
暫く時が経つ。

ふっ、ふっ、と皐月は身体が揺れるたびに息を吐く。俺の剛直は皐月を幾度となく達させ、
俺自身も幾度となく放っていた。
「タカアキ、タカアキ、もっと、もっとっ!」
答えるように抽送の回数を増やす。
気づいているのかいないのか、仙命樹の効果はもう切れているはずだ。
だからこれは皐月が求めているものだ。
狂ったようなその艶っぽい表情はひたすらに俺の男を求めている。

「あっ、出てるっ、出てるぅ」
膣内に放つ。手を離し、とさりとベッドに皐月が落ちた。


近づいた俺は皐月の目隠しを取ってやった。
そこで皐月に見えた部屋は、

A 皐月の部屋。誰もいない。
B プレイルーム。防音ガラスに仕切られてアスナと郁美が見ている。
C プレイルーム。防音ガラスに仕切られて春夏が見ている。
D プレイルーム。防音ガラスに仕切られて3人が見ている。
179名無しさんだよもん:2006/10/01(日) 23:01:53 ID:gb2UrbLA0
D
180名無しさんだよもん:2006/10/03(火) 00:52:53 ID:pDlIXfbx0
春夏は溜息をついた。
目の前で行われている饗宴と、その奥、別の見学室にいるアスナと郁美二人の、両方に向かい。

リザードマンに連れられて春夏がここへ来た時には、すでにタカアキと皐月の行為は始まっていた。
防音ガラスは相当に厚く、まったく声は聞こえてこない。
駆け寄った春夏がそれを叩いても皐月はまったく気がつく様子はなかった。

春夏の前で、目隠しをされたままの皐月は誘導されるままにタカアキの性器に愛撫を繰り返す。
きっと薬でも盛られているのだろう。春夏はそう思い、嫌悪感を募らせるだけだった。
しかし。
春夏は、そうは思わないだろうし、思わせないだろう二人を見る。
郁美の二人を見る視線は完全に汚いものを見るものに変わっている。
最初こそ春夏に気づきガラスを叩いたものの、声も通らないし割れるものではないとでも
諭されたのか、郁美は諦めてしまったようだ。
その様に、春夏はショックを受ける。そこにアスナを頼るようなそぶりが見えたからだ。

春夏は郁美のそばにいるアスナへと視線を向ける。それに敏感に気づいたアスナはウィンクで返す。
アスナはそのままさりげなく郁美の注意をタカアキと皐月へと向けさせた。
そこに見えた暗い瞳に春夏はもう一度ショックを受けた。

春夏は思う。郁美ちゃんがアスナのそばにおり、あんな目で見るということは、おそらく
皐月ちゃんの行動に関していろいろあることないことを吹き込んだのだろう。
そして、おそらくは彼女の尊厳を奪うような行動をした上で、アスナが口説いたのだ。

春夏は歯を食いしばる。私は二人から引き離されて久しい。
おそらくは自分がタカアキにされたように、皐月も色々な目にあわされているのだろう。
彼女らと再会したときのように、もう一度会う機会があれば。
私には説得し、二人を連れて脱出することできるのだろうか。
春夏は弱気になりかける自分を鼓舞する。
いや……私がまずあきらめては駄目だ。タカ君……いや、タカアキに負けてはいけない。
181名無しさんだよもん:2006/10/03(火) 00:58:57 ID:pDlIXfbx0
目の前で皐月の目隠しが解かれた。
明るさに慣れていないのだろう、暫く手のひらで視線を覆う。
やがて、春夏の姿が目に入る。郁美の姿が目に入る。
目を見張る。小刻みに首を振る。許しを請うように。

タカアキがもう一度のしかかった。抵抗する。
聞こえないはずの音さえも聞こえるように大きく口が開閉する。
さきほどまでの狂態は嘘なのだと身体で訴えを起こす。

タカアキの強い抽出。さきほどまでよりも強く。
春夏の耳にもぐちゅぐちゅと男性器と女性器とでこすれ合わされる水音が聞こえてくるようだ。
唾を飲む音。久しぶりに聞こえたそれは自分の出した音だった。

目の前で乱れる少女は気が強くて、それでも優しく、可愛らしい女の子だった。
宗一、というボーイフレンドのことをからかうと、よく赤くなって否定していた。
ごめんなさい。
誰にいうともなく、春夏の口から謝罪の声が漏れる。

すでに抵抗も弱まり、タカアキの下でぴくぴくと痙攣している彼女。彼女を救う。
皐月の性器からはごぽりと大量の精液が逆流する。
それが失われていく彼女の心のようにも見え、春夏はそこから目をそむけた。

誓ったばかりの春夏の心に、また弱気が忍び寄りはじめていた。
182名無しさんだよもん:2006/10/03(火) 00:59:52 ID:pDlIXfbx0
「こんなところだ」
「ふーん、そろそろ諦めはじめてるな」
「そうだな、まぁどこかで逃げようとしてやっぱりつかまるという
 王道パターンがあってもいいかもしれないが」

A 目覚めつつある皐月の調教シーンを書く(シーン指定)
B 郁美の3回目シーンを書く(シーン指定 or レズ調教続き)
C 春夏の3回目シーンを書く(シーン指定)
D アスナとタカアキの会話シーンを書く(シーン指定)
E 演劇部の練習を覗いてみる
F 蝉丸に声をかけてきた(由宇・鷹文・英二・演劇部より選択)
183名無しさんだよもん:2006/10/03(火) 01:00:11 ID:WIEaGmjF0
E
184名無しさんだよもん:2006/10/03(火) 01:00:41 ID:1YMhLcin0
Eでこっちもエロエロよ〜んで
185名無しさんだよもん:2006/10/03(火) 02:47:17 ID:pYJmo7Z+0
「少し演劇部の練習を覗いてみたい」
 まだ今日は書き始めたばかりだが、ひとまず区切りはついた。
 彼女たちの練習を見るのも、いい気分転換になるかも知れない。
「さよか、今やったら確か宴会場を借りて練習しとるはずやで」
 由宇も特に反論はないようだ
「そうか、では少し見に行ってくる」


「あら蝉丸さん、お早うございます」
『おはようなの』
「ああ、おはよう」
 宴会場では、演劇部の部員が既に練習をしていた。
 渚・雪見・みさきが舞台に立ち、美咲と澪が演出やその他の仕事をこなしている。
 それはいいのだが……
「なぜ彼女たちはチアリーダーなのだ?」
 舞台の三人はそろいのチアガールの服を着て、応援の練習をしたり談笑していた。
「これは『ヴァニティーズ』という、アメリカの有名な三人でできる劇なんですよ」(注 本当にあります)
「そうなのか?」
「はい、女の子三人の友情……が擦れ違っちゃう話なのですけどね」
 雑用をこなしながら、美咲があらましを教えてくれた。
 チアリーダーで友達同士の三人が、大人になって再会し最後は友情が壊れてしまう話らしい。
「ちょっとアレンジして、悲しすぎない話にするつもりですけど」
「むぅ……そうなのか」
 美咲には申し訳ないが、俺はシナリオ云々よりも彼女たちのチアガール姿に目を奪われていた。
 ミニスカートから伸びる脚線美、足を振り上げるたびに太股の付け根が――
 いかんいかん、エロゲーのシナリオを書いているせいかそんなところばかりに視線が向いてしまう。
『ところで、何か用なの?』
 澪がスケッチブックを片手に、俺に尋ねる。
「ああ、そうだな――
186名無しさんだよもん:2006/10/03(火) 02:47:47 ID:pYJmo7Z+0

A 試しに少し声あてをしてほしい
B いや、単に見学に来ただけだ
C 何かエロゲーの参考になるような話をしてほしい
187名無しさんだよもん:2006/10/03(火) 03:02:47 ID:r2//opQO0
c
188名無しさんだよもん:2006/10/03(火) 23:02:52 ID:Zl0rmp140
「――というわけで、みんな何か坂神さんの参考になる話は無い?」
 練習に区切りがつき、休憩に入った皆を美咲が呼び集めてくれた。
「お話が行き詰まっちゃったのですか?」
 渚が質問してくる。
「いや、そういうわけではない。ただ他人の意見や発想も参考にしようと思ってな」
 御老公の勧めで俺は相応の量のエロゲーをプレイした。
 プレイの甲斐あってこれまでは何とかシナリオを書き進められている。
 ここで俺は、他の人間の意見も取り入れられないかと思った。
 俺や由宇のようなその道に浸かった人間ではなく、一般人の彼女たちの発想。
 もしかしたら何か使えるものがあるかも知れない。
「具体的なものでなくてもいい、女性の視点からより被虐的なシチュを上げるだけでも助かる」
「被虐的なシチュエーションねぇ」
「急にそんなこと聞かれても困っちゃうな」
 雪見もみさきも困惑している。
 やはり一般人の彼女らにこんな話を振っても、急にアイデアは出てこないか……
「「「「う〜ん」」」」
『難しい話なの』
 皆頭をひねって考え出す。
(休憩の時間に、余計な邪魔をしてしまっただろうか)
 申し訳ない気持ちになりながら、俺は彼女たちの意見を待ち続けた。


A 渚「あの、女の子に家族の前でえっちな事をすればショックを受けると思うんです」
B 雪見「やっぱり、女の子の友達の前で辱めるのが効果的じゃない?」
C みさき「主人公以外の不特定多数の男に襲われるのって、凄くダメージを受けると思うよ」
D 美咲「いやらしいことをされるシーンを、たくさんの人に放送されたりしたら死ぬほど恥ずかしいと思います」
E 『何にも思いつかないの』皆沈黙したままだった、申し訳ないことだ。 
189名無しさんだよもん:2006/10/03(火) 23:05:41 ID:zQC/fGQo0
A
190名無しさんだよもん:2006/10/04(水) 00:59:24 ID:vLO8kpGq0
「あの、女の子に家族の前でえっちな事をすればショックを受けると思うんです」
古河渚のそれを聞いたとたん、他の4人はアメリカザリガニのように引いた。

「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
 『セクハラ男が被虐的なシチュエーションを聞いたと思ったら
  かわいい後輩が素で自分の性癖を語った』
 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
 私も何をされたのかわからなかった…
 頭がどうにかなりそうだった…
 彼を返して だとか嘘……ですけどね だとか
 そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ… 」
「古河さん……それどこの折原さんちのサプライズパーティーよ」
「ええっ、雪ちゃん! 浩平君のこと思い出したのっ?」
『みさきさん、とりあえずもちつけ』

興奮した4人を置いて俺はその提案を考える。
家族、という観点でいくと今のところ設定があるのは春夏とタカアキの恋人だったという
設定のこのみだけだな。
なるほど、春夏とタカアキの調教シーンをこのみに見せ付けるというのは相当
ダメージが大きそうだ。面白い。

それにしても、由宇といい、この古河といい、最近の若い女性というものは実に奔放に
なったものだ。

A あと、こんなのもどうでしょう。渚がまた提案をしてきた。(シチュエーションを指定)
B 何かふっきれたのか、他の4人も提案をしてきた(前レスから再選択)
C 参考になった。これで引き上げるとしよう。
191名無しさんだよもん:2006/10/04(水) 01:03:14 ID:mRylZNNG0
BでB
192名無しさんだよもん:2006/10/04(水) 01:53:53 ID:vLO8kpGq0
「やっぱり、女の子の友達の前で辱めるのが効果的じゃない?」
なにかふっきれてしまったのか今度は深山雪見がそんな提案をする。

「それなんてエロゲ?」
「古河さん、純粋な疑問文としてその言葉を使われるととても答えづらいんだけど」
「そ、そんな……由綺ちゃんの前でなんて……」
「ええっ、美咲さん! 私雪ちゃんの前でなんてHなことされたことないよっ!」
『みさきさん、美咲さん、ふたりとももちつけ』

姦しい5人を気にせず深山の提案を考慮する。
友達の前か。友達といういいかたなら皐月、郁美、春夏はある意味そういう関係でもある。
そうすると、もうすでにそのネタは2回も使ってしまっているからな。
いや、待てよ。皐月の本当の姿を知らないボーイフレンドの宗一と、友達のゆかりに見せるという
方法はあるな。調教のとどめなどに使えるかもしれん。

しかし、期待していなかったが一般人の彼女らに聞いてもこれほど出てくるとは。
また時折顔を出すことにしよう。

A まだあるのか、渚がひきつづき提案をしてきた。(シチュエーションを指定)
B 残った3人からも提案をしてきた(前々レスから再々選択)
C 邪魔ついでに、軽く声当てをしてみてもらおうか。
D 参考になった。これで引き上げるとしよう。
193名無しさんだよもん:2006/10/04(水) 01:57:02 ID:GthbV5EL0
BのC
194名無しさんだよもん:2006/10/04(水) 14:19:01 ID:+SY9uzPw0
「主人公以外の、たくさんの男の人達に襲われるのって凄くダメージを受けるとおもうな」
 渚、雪見に続いてみさきが案を出す。
 自分から話を振っておいてなんだが、卒倒しそうになった。
 現代の少女達には恥じらいやら慎みがないのだろうか。
 それとも、女性同士の猥談とは俺が知らないだけでこれほどハイレベルなものなのだろうか。
 ……現実の女性がここまで性に奔放だからこそ、エロゲーが反映したのかも知れない。
「みさき、アンタもなかなかえげつないシチュエーションを思いつくわね」
「うーん何でだろ、何となく閃いたんだ」
『過去ネタはほどほどになの』
 演劇部員達がやいのやいの言い合う中、みさきの提案を吟味する。
 確かにアメのような調教だけでなく、時にはムチとなるシチュも必要だろう。
 その意味では悪くない、使える調教内容だと思った。
 問題は誰にさせるかだ。
 春夏、皐月には既に適したシチュがあるから、順当にいけば郁美だろう。
 アスナに対してはともかく、タカアキには敵対心がまだ少なからず残っている。
 「捕らえられた雌奴隷」という立場を解らせるために、一度徹底的に凌辱させるのも悪くない。
 もっとも、このシチュは春夏や皐月にも使えなくはない。
 誰にさせるかは状況次第でいいだろう。


A 十分意見を聞いた、そろそろ引き上げる。
B 最後まで残った美咲までが>>188の提案を出した。
C せっかくなので少し声あてをしてもらう。
D 「蝉丸はん、演劇部の人ら、昼飯やで」由宇の声だ。
 
195名無しさんだよもん:2006/10/04(水) 14:31:13 ID:to2lcfNjO
B
196名無しさんだよもん:2006/10/04(水) 23:24:44 ID:o/eibEGA0
「あの……いやらしいことをされているシーンを放送されて、大勢の人に見られたら
 ものすごく恥ずかしいと思いますよ」
 目眩がした、もう少しでその場に倒れ込むところだった。
 残った澤倉美咲までもが親切にシチュエーションの案を出してくれる。
 おずおずとした控えめな口調とは裏腹に、ひどく過激な内容だ。
「なんだかんだ言って、美咲さんもトンデモシチュを思いつくじゃないですか」
「えっ、そ、そうかな」
「そうですよ、意外すぎます」
「だって……もしも由綺ちゃんがテレビの生本番中に、突然いやらしいことをしだしたら
 さすがに冬弥君も愛想を尽かすと思って。つい……」
『みんな鬼なの、悪魔なの、鬼畜なの』
 大人しく優しそうな彼女までが、被虐の官能に満ちた妄想を膨らませる。
 これが、俺達が戦って守ろうとした日本の未来なのかと思うと複雑だ。

「日本は終わった……いや、新しく始まったのかも知れない、彼女らとエロゲーに幸あれ」
 
 そんな懐古的な感傷は置いておいて、調教シーンを一般大衆に放送するというのは悪くない。
 もはや元の世界には決して戻れないという事実を、彼女たちに思い知らすことができる。
 三人まとめて、調教の終盤の仕上げに公開放送してみようか。


A 十分すぎるほどアイデアを得た、いい加減に引き上げる
B ついでにちょっと声あてをしてもらう
C なんと澪までもがスケッチブックにシチュを書いて見せてきた(シーン指定)
197名無しさんだよもん:2006/10/04(水) 23:35:44 ID:t9xpGj7/0
そろそろBいってみよう
198名無しさんだよもん:2006/10/05(木) 00:14:22 ID:NRJpFwkt0
もうここまでくると迷惑ついでだ。少し声当てをためしてみてもらおう。

快諾してくれた彼女らにプリントアウトしたシナリオを渡す。
なお、目の見えないみさきには雪見が読んであげている。
彼女らは揃ってシナリオを読んでいく。ううむ、ちょっと恥ずかしいな。

やがて皆読み終わり、顔を上げた。
「蝉丸さん」
「う、な、なんだろう」
美咲が声をかけてくる。
「まず、今すぐにシナリオだけで声当てをするというのは非常に難しいと思います」
「そうね、台本もないから要求される声量や節回し、声の調子などが正直よくわからないわ」
これは雪見だ。
「どんな演技をしたらいいかは、もう少し役柄に入りこまないと難しいです」
「とくに主人公のタカアキの声がないのは、かなり難しいんじゃないかな。
 今も、雪ちゃんが喋ってくれたからいいけど、それがないと、とくに私は厳しいよ」
渚とみさき。

たてつづけに意見を述べられる。たしかに、経験がないからわからなかったが、そう簡単な
ものではないのかもしれないな。
それにしても、シナリオの内容につっこみがなく、演技する方法にばかりつっこみがくるとは、
プロ根性といえばいいのだろうか。
ちょっぴり恥じらってもらったりもしてほしかったのだが。
恥ずかしがったのは俺だけではないか。

そこで、黙ってシナリオを見ていた澪がスケッチブックを掲げた。
皆が注目する。
『実際にそのシーンを真似てみたらいいと思うの』
199名無しさんだよもん:2006/10/05(木) 00:16:51 ID:NRJpFwkt0
ほお、なるほど、それはいい考え、じゃない!

「どこのアキハバラ学園だ、それは!」
俺はそんなシーンのあったエロゲーを思い出して言ってみる。
澪本人は役がないからいいかもしれないが。

雪見からスケッチブックの内容を聞いたみさきが言う。
「じゃあ、澪ちゃんが主人公役でやればいいんじゃないかな」
「そうね、上月さんはちょうど役がなかったことだし」

俺が懸念していたこととはまったく違う方向で話が進んでいる。

「実際に蝉丸さんにやってもらったほうがリアリティがでていいと思います」
「さすがに私はそれは恥ずかしいけど……」

まずい、最悪の方向に話がすすんでいる。
ここでそんなことをやらかしては本当にエロゲ主人公と変わらなくなってしまう。

しかし5人で話し合いは進み、結局このような方法で声当てをしてみることになった。

A 澪がタカアキ役として演技、蝉丸がタカアキの声を当てる
B 蝉丸が声をあてつつタカアキ役で演技
C 蝉丸がタカアキ役として声あて、演技はなし
200名無しさんだよもん:2006/10/05(木) 00:20:25 ID:7KOorvyS0
A
201名無しさんだよもん:2006/10/05(木) 08:42:33 ID:NRJpFwkt0
「その首輪はね、君の魔力を奪って更に反抗しようとすれば電流が流れるんだよ。
 高性能で便利なショックカラーだと思ってくれればいいかな。
 あ、でもコスチュームが元に戻るぐらいには残してくれるから。そっちのほうが昂奮するしね」
俺がそういった後、澪はうずくまっていたみさきをそっと押し倒した。
みさきの身体に体重をかけないようにのり、みさきの顔の脇に両手をつき、押さえ込んでいる体勢だ。
正直、身体のサイズは澪のほうがずっと小柄だが。

「な、何をするの?!」
みさきが答える。ソラで台詞を言えるとはたいしたものだ。

「今はそうだね、だけど犬だって躾ければ主人の言う事を聞くようになるものだよ。
 それと同じさ、君の場合はかなり厳しい目に躾けないと駄目そうだけど」
声の演技を続ける。正直みさきのそれに比べると下手で、弱い。

「私は犬なんかじゃ無い!」
この激怒するところなど非常に気合が入っている。

「犬だよ。今までは正義の魔法少女で皆から尊敬されてたろうけど、これからは違う。
 俺に躾けられる従順な雌犬…雌奴隷としての生涯が始まるのさ、手始めに――」
そういった後、澪がみさきの豊満な胸にのしかかり、破く仕草をする。

「きゃぁぁっ!」
みさきはそれに呼応し、両手で胸元を押さえる。

「結構弾力のある胸だね、こっちも……っと」
澪はお腹の上から降り、みさきが立てた膝を両手で開き、左右に開脚させる。
そのままスカートを捲り上げた。さすがにその下には手をださないが。
というか、そんなことをせずとも十二分にエロい。
みさきはチアリーダーの格好をしていたわけで、澪にお腹の上に乗られ、
その上で足はM字開脚のようになっている。それを真正面から俺は見ているわけで、
正直シナリオで顔を隠してしまいたくなる。
202名無しさんだよもん:2006/10/05(木) 08:46:26 ID:NRJpFwkt0
さて、結局俺は押し切られ、澪が演技をし、俺が声をあてるということで臨場感を出すことになり、こんなことになっているわけだ。
美咲は音を取り、雪見はみさきが台詞が出なかった時にサポートしたり、状況を伝える役。渚は観客だ。

「意外と毛深いんだね、毎日ちゃんと手入れしてるのかな?」
澪は右手でみさきの胸にほんのすこし触り、揺り動かしている。
そして左手を股間に近づけ、内股をおなじくほんのすこし触った。

「止めなさいっ! この外道! 鬼畜っ!」
みさきはさすがに赤面し、澪にいやいやをする。

「まったく、ストーム☆さつきは心底自分の立場が分かってないんだね」
にやりと普段のかわいらしい笑顔とは違う笑みを浮かべ、それを押さえつける澪。

「まずはムチが必要みたいだ……いいや、愛撫無しでいきなり入れちゃうか」
ベルトをはずすふりをする澪。そしてみさきの前で……
おい、澪。片手でなにかをしごく振りをしてみせたようだが、やりすぎではないか?
雪見が真っ赤になっているぞ。
見えていないみさきは、その台詞にあわせ、おびえた顔に変える。

「それじゃ早速っと」
お腹から降りた澪は膝立ちになり、みさきの腰と自分のそれをあわせた。

「や、止めなさい! 止めてっ! 止めてぇぇぇぇっーーー!」
「だーめ(はぁと)」
ニヤニヤと笑みを浮かべながら、澪は体重をかけ、強く腰を突き出し、密着させた。

俺は紅潮した顔と頭で考える。……このまま続けてしまっていいのだろうか。

A 好演を止めるわけにはいかない。続けてもらおう。
B さすがにこれはまずいのではないか。普通に声当てだけにしよう。
C みさきと澪による皐月初回Hシーンはそのまま終了した。
  つづいて、皐月以外のシーンをやるという(郁美、春夏、アスナの出るシーンを選択)
203名無しさんだよもん:2006/10/05(木) 08:56:13 ID:LLVl4Rir0
B
204名無しさんだよもん:2006/10/05(木) 23:13:47 ID:ETVfy+o30
(むぅ、さすがにこれはマズイのではなかろうか)
 何やら場の空気がおかしくなってきた。
 演じる者も観る者も、頬を赤らめながらものめり込んでいる。
 熱病にうなされたように演技を続ける澪とみさき。
 何やら澪は妖しげな笑みを浮かべ、みさきは僅かだが瞳を潤ませかけていた。
「あら、次は蝉丸さんの『ううっ……くぅっ……』って挿れちゃうシーンの声ですけど」
 声あてを止めた俺に美咲が尋ねる。
「……いや、さすがにこれはやり過ぎだった。普通に声あてだけをしよう」
 極めて常識的な案。
 どうして発端となった俺が言い出さなければならないのか、全く疑問だ。
 一度冷静な話が上がると、途端に場の空気が冷めた。
「やっぱりそのほうがいいと思いますよ」
「まぁね、結構恥ずかしそうだし」 
『ノリノリだったのに、ちょっと残念なの』
「私って無理矢理やられちゃうほうがいいのかなぁ、すごく複雑だよ……」
 澪はいささか未練を残し、みさきは気付かされた己の性癖に戸惑いを見せている。
 とにかく場のノリでこれ以上の事態になるのは避けられた。
205名無しさんだよもん:2006/10/05(木) 23:14:45 ID:ETVfy+o30

「今日は痛かったかも知れないけど、何回も繰り返せばそのうちに気持ちよくなれるよ。
 これから毎日調教して、肉棒無しじゃ生きてられない雌奴隷にしてあげるから。
 明日も楽しみに待っててね」
「だ、誰が……私は絶対にアンタ達の奴隷になんかならない! 必ずやっつけてやるんだか!」

「い、いや……」
「郁美ちゃん……ごめんなさい、許して。
 ううん、許さなくていいから、お願い、今だけは」
「いやっ、いやですっ、皐月さん変ですっ!
 春夏さん、だれかっ、たすけてっ」

「おっきいおっぱいがいいならお姉さんが相手してあげるのに。
 ひょっとしたら母乳だってでるかもしれないよ?」
「……あの薬は経産婦にしか効かないよ」

「くうっ……はあっ……あひっ……ああっ……」
「春夏さんの締め付け、気持ちよすぎですよ。ホント一児の母とは思えませんね」
「やめて……タカ君……もう止めて……」
「止められるわけ無いじゃないですか、こんな極上の身体をしてるのに……ううっ!」


 その後演劇部のメンバーには、普通通りに声あてだけをしてもらう。
 一緒に演じるうちに、俺も少しは声あてに慣れてきた。
(しかし、このタカアキという男は何ともまぁ――絶倫の鬼畜だな)
 タカアキのセリフを口にしてみると、本当に好色な主人公だと思う。
 ……作ったのは自分だが。


A つつがなく声あても終わり、俺は皆に礼を言って部屋に引き上げた。
B 素人の耳ではあるが、どうしてもHシーンの演技に不満な人物がいた(人物指定)
C 『聞いているうちに思いついたの』……とうとう澪までもがスケブに希望シチュを指定してきた(シチュ指定)
206名無しさんだよもん:2006/10/05(木) 23:18:44 ID:LLVl4Rir0
B 渚
207名無しさんだよもん:2006/10/06(金) 03:22:15 ID:wKBb6M+s0
「渚、少しいいか?」
 声あてが一通り終わったところで、古河渚に声を掛けた。
「えっと、なんでしょうか」
 チアガール姿のまま、渚が近づいてきた。
「言いにくいのだが、渚のHシーンの演技が少し…な」
「えっ……やっぱり下手でしたか」
 言葉を濁すが言いたいことは伝わったようだ。
 こちらが申し訳なくなるほど、渚はシュンとうなだれてしまう。
「渚ちゃん、元気出して」
「そうよ。こんなの慣れよ、慣れ」
「やっぱり恥ずかしいもんね」
『ファイトなの』
 他の少女達も渚の周りに来て、彼女を励ました。
「やはり恥ずかしいか、Hな声を出すのは?」
「は、恥ずかしいのもあるんですけど。私、エッチなことって全然解らくて……ごめんなさい」
 確かに、渚は見るからに奥手そうな少女だ。(シチュの提案は置いておいて)
 あまり性知識や体験があるようにも見えない。
『全年齢ヒロインは大変なの』
「そこ、そういうネタはやめなさい」
 渚が演じる柚原春夏は子持ちの主婦で、当然相応の性交を重ねた熟女である。
 演じるのはそう簡単ではないだろう。


A まだ日はある、これから演劇部の合間にでも練習してもらえば問題ない
B 夜に由宇と俺を交えて、少し秘密特訓をする
C 配役の変更を考える
208名無しさんだよもん:2006/10/06(金) 03:45:04 ID:0yIZukAQ0
A
209名無しさんだよもん:2006/10/06(金) 17:55:22 ID:ouUPU2ee0
            ヾヽ'::::::::::::::::::::::::::'',    / 時 .あ ま ヽ
             ヾゝ:::::::::::::::::::::::::::::{     |  間 .わ だ  |
             ヽ::r----―‐;:::::|    | じ て    |
             ィ:f_、 、_,..,ヽrリ    .|  ゃ る     |
              L|` "'  ' " ´bノ     |  な よ     |
              ',  、,..   ,イ    ヽ い う    /
             _ト, ‐;:-  / トr-、_   \  な   /
       ,  __. ィイ´ |:|: ヽ-- '.: 〃   `i,r-- 、_  ̄ ̄
      〃/ '" !:!  |:| :、 . .: 〃  i // `   ヽヾ
     / /     |:|  ヾ,、`  ´// ヽ !:!     '、`
      !      |:| // ヾ==' '  i  i' |:|        ',
     |   ...://   l      / __ ,   |:|::..       |
  とニとヾ_-‐'  ∨ i l  '     l |< 天  ヾ,-、_: : : .ヽ
 と二ヽ`  ヽ、_::{:! l l   蝉丸   ! |' 夂__ -'_,ド ヽ、_}-、_:ヽ

 しょんぼりと落ち込んでしまった渚を、演劇部のメンバー同様に元気づける。
「シナリオの完成までは時間が掛かる、それまでに上手くなってくれればいい」
 本来は演劇部の合同合宿で来てくれたのだ、協力してくれるだけでありがたい。
「すいません……私、頑張ります。本番までにはきちんと練習しておきます」
 渚のうなだれていた顔が上げられた。
 元々真面目な性格なのだろう、その顔には『声の演劇』に対する熱意が感じられる。
 ……演じる内容は主にHシーンの喘ぎ声だが。
210名無しさんだよもん:2006/10/06(金) 17:55:59 ID:ouUPU2ee0

「そろそろ失礼する」
「蝉丸さんも頑張ってシナリオを書いて下さいね」
『いろんな意味で期待してるの』
 いい加減演劇部の休憩も終わりそうになり、俺は宴会場を後にした。
 収穫は大きく、と同時に彼女らの発想には驚かされるばかりだった。
 渚のほうはさほど心配ないだろう、あの熱心さならすぐに何とかなるに違いない。
 それより折角ネタ出しに協力してくれたのだ。
 彼女らのアイデアを活かし、執筆を再開すべきだろう。


A 早速部屋に戻ってシナリオの続きを書く(ヒロインとシーンを指定)
B その前に昼飯の時間になった
C ついでに別の人物に会いに行こう(人物指定)
211名無しさんだよもん:2006/10/06(金) 18:11:12 ID:r+zZAaOl0
C
いやっほーーーーーーっ! 高槻最高ーーーーーーーーーっっ!!!!!!
212名無しさんだよもん:2006/10/06(金) 18:25:53 ID:+Rypd3piO
ちょっと待て。
ブタ箱に会いに行くのか?w
213名無しさんだよもん:2006/10/06(金) 18:52:27 ID:ouUPU2ee0
 ふと俺は、高槻のことが気になった。
 御老公が派遣してくれたプログラマーだったが、破廉恥な行為の咎で警察に捕まってしまった。
 自業自得とはいえ、少しだけ気になる。
 一度、何か差し入れにでも行くべきではないだろうか。
 そう考えた俺は部屋に戻らず、旅館備え付けの電話機へ向かった。

「もしもし、御老公か」
「どうしたんだ、蝉丸」
 再び坂神邸の御老公に電話を掛けた。
 まずは事情を話し、高槻が捕まった警察署の住所を聞こう。
「実はかくかくしかじかで――一度高槻に差し入れでも持っていこうかと思ったのだ」
「なるほど」
「御老公、高槻の捕まった警察署を教えてもらえないか」


A 「実はな、高槻は警察に捕まり世を儚んで……自殺してしまったのだ」
B 「実はな、高槻は脱獄をやらかして、今は所在が不明なのだ」
C 「高槻が捕まったのは神戸の警察署だ、それ程遠くはないから一度様子を見てくれ」
D 「高槻が捕まったのは隆山というえらく遠い場所だ、気軽にいける距離でもないが、もしよければ見に行ってくれ」
214名無しさんだよもん:2006/10/06(金) 18:53:56 ID:4scY4lWI0
A
215名無しさんだよもん:2006/10/06(金) 18:54:04 ID:ZuTwwUlo0
C
216名無しさんだよもん:2006/10/06(金) 23:36:55 ID:z+h76gKg0
「む……高槻が捕まった警察署か」
高槻の居場所を尋ねると、御老公が何やら言葉に詰まる。
「どうしたんだ? 多少遠くても構わないが」
「実はな、高槻は警察に捕まった後……自殺してしまったのだ」
「な、何だと?!」
「痴漢で捕まり警察が取り調べをしたところ、後から後から余罪が発覚してな。
 累計すれば最低10年は刑務所に入らなければならなかったそうだ」
「それ程と悪事を重ねていたとは……」
だが、MOON.を思い返せば彼は拳銃所持・殺人未遂・強姦などと犯罪の数々を行っていた。
もし仮に“彼の家から監禁されていた少女が助け出された”というニュースが届いても、
『ああ、やっぱり』ぐらいの感想しか沸かないだろう。
「遺言には
 『参ったぁ! 俺は参ったぁ! これほど長く刑務所に入れられては、
  女を楽しむ前に俺のアレが枯れてしまうではないかぁ!
  それぐらいなら潔く死を選ぶぞぉぉ!
  だが御老公に頼まれたエロゲー作りだけが心残りだぁ!
  すまないぃ! 一緒にエロゲーを作れなくてぇ!
  厚かましい願いだが、叶うなら誰か俺の墓に完成したエロゲーを供えてくれぇ!』
 とあった、ヤツなりにエロゲー作りに未練はあったらしい」
「そうか……」
「エロゲーが完成したら、遺言通り墓前に供えてやってほしい」
「そうだな、了解した」
「頼んだぞ、ヤツが満足できるエロゲーを作ってくれ」
「勿論だ」

「ふぅ……」
電話を切り、一つ溜息をつく。
人の死には多く触れてきたが、やはりやりきれないものがある。
彼の霊を慰めるためにも、最高のエロゲーを作らねばならないな。
217名無しさんだよもん:2006/10/06(金) 23:37:31 ID:z+h76gKg0


A 部屋に戻り、皐月の調教シーンの続きを書く(シーン指定)
B 部屋に戻り、郁美の調教シーンの続きを書く(シーン指定) 
C 部屋に戻り、春夏の調教シーンの続きを書く(シーン指定)
D 部屋に戻り、アスナとの会話シーンを書く(シーン指定)
E 他のメンバーの部屋を覗く(英二・鷹文から指定)
218名無しさんだよもん:2006/10/07(土) 00:21:25 ID:pjZFGIE+O
B
アスナによる甘いマットプレイ
219名無しさんだよもん:2006/10/08(日) 15:09:04 ID:bI2yyRNZ0
「ふあ……ぁあ……ぁぅん」
「本当に可愛いわね、郁美ちゃんって」
 秘密基地の浴室に、魔法少女のあえぎ声と、魔導神官の妖艶な微笑みが聞える。
 エアマットの上では、泡だらけのアスナが同じように泡だらけの郁美に覆い被さっていた。。
 股間にあてがわれた右手が前後の穴を愛でるたび、郁美は身体をよがらせマットを揺らす。

 アスナが郁美の部屋を再び訪れたとき、前とは違いほとんど抵抗がなかった。
 誘われるがままアスナと一緒に風呂に連れられ、服を脱ぎ肌を晒す。
 浴室に敷かれたエアマットに、優しく押し倒されても同様であった。
「あらあら、今日は大人しいのね」
「……抵抗しても、今は無駄ですから」
「ふぅん、『今は』ね。いつだったら無駄じゃないのかな」
「…………」
(皐月ちゃんとタカアキのHを見せたの、結構効いてるみたいね)
 アスナはボディソープを自身と郁美にかけ、軽く泡立たせる。
 そのまま、自身をスポンジに見立てて郁美の身体を洗い出した。
 豊満に育ったアスナの肢体と、未成熟な郁美の肢体が密着し、擦れ合う。
 まだまだ発育途上の胸が、質量たっぷりの乳房に押しつぶされ、胸の先端同士が触れ合った。
「ぅ……ん……」
 次第に、郁美の身体が温まり、肌に赤みがさしてくる。
 献身的ともいえるアスナのマットプレイは、順調に幼い性感を解きほぐしていった。
「綺麗になったわね。でもいいなぁ、郁美ちゃんの肌ってきめ細かくて、やっぱり若さかな」
「……アスナさんだって、若いですよ」
「ふふっ、ありがとう。それじゃあ次は中を綺麗にしてあげる」
 一通り郁美の身体を洗った後、アスナはそう言いながら右手を股間に伸ばす。
 郁美が止める間もなく、泡まみれの指はするりと秘部と菊門に埋まった。
「あぅっ! うぅぅん……」
「大丈夫よ、この石けんは刺激が少ないから」
「ちが……そうじゃなくて……」
 郁美の抗議を無視して、くちゅくちゅと細い指を抜き差しする
 程なく、後穴の固さがほぐれ。前の穴からは感じている証拠の潤いが染みだした。
 余った左手で僅かに膨らんだ郁美の胸をまさぐりながら、バードキスをする。
220名無しさんだよもん:2006/10/08(日) 15:10:08 ID:bI2yyRNZ0
 そのまま、二人の入浴はアスナによる郁美への甘いマットプレイへと移行するのだった。

「あっ……ああっ……あああぁぁっ!」
 アスナが一際深く両穴の指を突き入れ、大きな嬌声が上げられる。
 絶頂に達した郁美の身体はビクビクと震え、くたりと弛緩した。
「ねぇ郁美ちゃん、意地を張るのこれぐらいにして、お姉さん達に従わない?」
 快感の余熱も引かないうちに、アスナが郁美の耳元で優しく囁く。
「お姉さん達の言うことを素直に聞けば、あんまりひどい目にも遭わないわよ」
「だ……駄目です……私は正義の魔法少女なんですから……」
 アスナの勧誘を、それでも郁美は途切れ途切れに拒否した。
「郁美ちゃんも皐月ちゃんと同じように、エッチなことに身体を任せちゃえばいいのに」
「わ、私は皐月さんとは違います……春夏さんと一緒にタカアキや――」
「私も倒しちゃうの?」
「えっ……それは……」
「もうこーんなに私の指を濡らしちゃうのに?」
 言いながらアスナは、右手の指を二つの穴から引き抜く。
 郁美の前に突き出し、ねちゃねちゃと愛液を絡めて糸を引いて見せた。
「あ……こ、これは……アスナさんが……私にいやらしいことをするから……」
 はしたない身体の反応、その証拠を見せつけられ郁美は動揺する。
「ふふっ、時間はたっぷりあるわ。郁美ちゃんにはじっくり心も体も考え直してもらおうかな」
「うっ……わ、私は屈しません。絶対に……」
 気丈な言葉、だがその語尾はか細く、あまりに弱々しかった。



「こんなところだろうか」
「せやな、郁美ちゃんも次第にアスナに堕とされつつあるな」

A 目覚めつつある皐月の調教シーンを書く(シーン指定)
B 郁美の4回目シーンを書く(シーン指定)
C 春夏の3回目シーンを書く(シーン指定)
D アスナとタカアキの会話シーンを書く(シーン指定)
221名無しさんだよもん:2006/10/08(日) 15:11:23 ID:bI2yyRNZ0
ごめん、追加の選択肢で

E そろそろ昼ご飯にする
F 鷹文・英二の様子を見る(どちらか指定)

がコピペ抜けてた。
222名無しさんだよもん:2006/10/08(日) 15:14:33 ID:YXOr/+t1O
C アイマスクとヘッドホンをつけさせて両耳それぞれに皐月といくみんの声を聞かせる
223名無しさんだよもん:2006/10/09(月) 09:46:10 ID:jalVerssO
ジャガーさんの洗脳シーン思い出したw
224名無しさんだよもん:2006/10/09(月) 17:56:58 ID:627UP2F10
「…………」
 何もすることが無く、春夏は部屋の椅子に座っていた。
 これまでのこと、皐月ちゃんや郁美ちゃんのこと、これからのことを考える。
 もうここに連れられてから、何日経ったのか。
 多分一週間ぐらいだろうか、はっきりと思い出せない。
 時間の感覚すら危うくなってきた。
「皐月ちゃん……郁美ちゃん……」
 二人は今どうしているのか。
 この前見せられた、皐月ちゃんへの辱めを思い出した。
 目隠しをされていたとはいえ、タカアキにかなり気を許し、性交によがり声を上げていた皐月ちゃん。
 その皐月ちゃんに、あからさまに軽蔑の眼差しを向け、アスナを頼っていた素振りの郁美ちゃん。
 少しずつ、だけど確実に、高潔な正義の意志も私達の結束も崩されつつある。
「駄目よ、私が弱気になっちゃ。きっと……きっと大丈夫よ」
 誰に言うでもなく、自分自身に言い聞かせる。
 二人のリーダーとして、決して諦めてはいけないと。

「さてそれはどうなのかな?」
「っ?! タ、タカく……魔導騎士タカアキ!」
 声に振り返った、いつの間にか部屋の中にタカアキがいる。
「いやぁ、あんまり春夏さんが熱心に物思いに耽ってるんで、こっそり入らせてもらいましたよ」
「何しに来たの? まさかまた私を辱めようと……」
 思い出してしまう、タカアキからの凌辱行為を。
 数時間にも及ぶレイプ、溢れ返るまで子宮に精を注がれ、何度も何度もイかされた。
 あの時は耐えることができた、タカアキによる雌奴隷への堕落をはねのけられた。
 だけど、今度はどうだろうか――
「そんなんじゃないですよ、ただ春夏さんも退屈してるだろうと思って、いいモノを持ってきたんです」
 一見優しそうな顔で笑みを浮かべるタカアキ。その手には小さな紙袋がある。
「いらないわ、そんなもの」
「そう言わないでくださいよ……バインド!」
 顔を背ける私に、タカアキが拘束魔法を行使する。
 魔力でできた、黒く鈍く光る鎖が私を椅子に縛り付けた。
225名無しさんだよもん:2006/10/09(月) 17:57:28 ID:627UP2F10
「な、何をするのっ!」
 今の私にはタカアキに抵抗する力がない、どうして魔法まで使うのだろうか。
「折角ですから、魔法が切れるまで楽しんでください」
 そう言いながら、タカアキは私の背後に回る。
 紙袋から何かを取り出す音が聞えた。
「嫌っ、こ、これは目隠し?」
 突然視界が塞がれる、どうやらアイマスクをかけられたみたい。
「次はこれっ……と」
 今度は耳に何かをあてられる、感触からするとヘッドフォンらしい。
「最後に、これはサービスです」
「や、やあっ!」
 スカートの中に手を入れられ、ショーツを脇に押しやられ、異物を挿入された。
 固く、小さくて丸っこい……恐らくローターか何かだわ。
「それじゃ、た〜っぷり楽しんでくださいね」
 その言葉とともに、ドアの閉まる音がした。


「んぅ……ぁぅ……ぁふぅ……」
 下半身からの甘い振動に、私は小さくはしたない声を漏らしてしまう。
 それは両耳から聞かされる、二人の少女の声と混ざり合った。
『ふふふ、皐月のアソコは俺のモノをキュウキュウと締め付けているぞ』
『ふあ……私、こんなに感じてるなんて……嘘よ、どうして……』
『……やっぱり郁美ちゃんはお尻がいいんだ』
『ちっ、違う、違うよおっ』
 ヘッドフォンから、皐月ちゃんと郁美ちゃんへの調教の実況が流される。
 タカアキとアスナが、それぞれ皐月ちゃんと郁美ちゃんをじっくりと辱めていた。
 抵抗虚しく押し倒され、手慣れた性技で身体を淫らに開発され、次第に嬌声を上げさせられる。
 クリアな音質、アイマスクで視覚を塞がれて、どうしても感覚は聴覚に集中する。
 もう何時間もループして聞かされる二人の喘ぎ声。
 皐月ちゃんと郁美ちゃんが、確実に堕とされつつある事実を思い知らされた。
 ローターの刺激と重なり、高潔な正義の意志が、仲間を信じる心が溶かされようとする。
226名無しさんだよもん:2006/10/09(月) 17:58:03 ID:627UP2F10
『やあぁっ! 私、イっちゃう! 嫌だったのに! タカアキに犯されてイっちゃうよぉ!』
『あっ……ああっ……あああぁぁっ!』
「んんっ……くうぅぅっん!」
 二人が絶頂に達せられた瞬間、私もローターで軽く達してしまった。
 それでも、ローターは膣内で振動し続ける、ヘッドフォンはリピート再生され続ける。
 いつ終わるのか、拘束魔法が切れるまでか。録音再生機の電池が切れるまでか。
 ――それとも、私の理性が焼き切れるまでか。

「駄目なのに……タカアキ達の……思い通りになんかなってはいけないのに……」
 縛り付けられた腰を、小刻みに動かしてしまう。
 もっとローターの刺激が欲しくて、いやらしく、淫らに。


 私は、いつまで耐えられるのだろうか。



「こんなところか」
「春夏はん、だいぶ精神面でも追い詰められてきたな」


A 目覚めつつある皐月の調教シーンを書く(シーン指定)
B 郁美の4回目シーンを書く(シーン指定)
C 春夏の4回目シーンを書く(シーン指定)
D アスナとタカアキの会話シーンを書く(シーン指定)
E さすがに腹も減った、昼食にする
F 鷹文・英二の部屋に行く(どちらか指定)
227名無しさんだよもん:2006/10/09(月) 18:35:28 ID:O36i5HBp0
C 母子相姦プレイ
228名無しさんだよもん:2006/10/09(月) 21:50:29 ID:dLTYO8nM0
「つづけてもう一つ春夏の調教シーンを書こうと思う。
 そろそろ春夏にも受け入れさせないといけないからな」
「そやな。内容は?」
「母子相姦プレイだ」
「母乳、制服、それらと一緒に、母親キャラの基本やな」
「ちょっと変則的だがな。ついでに、もう一つネタを混ぜようと思う。きついやつを」
「どんなやつやねん?」


開いたドアの前に広がるのは、春夏が以前見たプレイルームだ。
ただし、自身が見られる側にいるのが以前とは違う。今度は皐月と郁美に自分の痴態を
見せ付けるつもりだろうかと春夏は思う。
スカートを握り、前を向き、萎えかけ始めた心を鼓舞する。
そう思い通りにはいかない。私は皆と、世界をきっと守って見せる。毅然とした態度で望もう。

リザードマンがドアを閉め、一人春夏はそこに取り残される。
殺風景なのはあの時と同じだが、なぜか今回は綺麗なベッドがある。
ほんのわずかに機械の駆動音のようなものが聞こえている。
見学室には人のいる気配がない。そのまま暫く春夏は一人で過ごした。

大仰なドアノブが回り、ドアが開いた。
タカアキがいる。その姿は彼がこのみとともに春夏の前にいた頃に良くみかけた、
気に入りの私服姿だ。いつも着ているらしいあの服よりもずっと似合っている、と
ふと考えた春夏は首を振った。

制服を着た春夏の前にタカアキが立つ。ずっと前に抜かれた背は、二人の視線の角度を
幼かった頃と変えていた。そのまま二人は見つめあう。春夏も視線をそらさずにそれを受ける。
今のタカアキからは悪意のようなものが見受けられない。
何度も犯され、皐月や郁美たちをひどい目にあわせていると知っていても、
この男を心の底から憎むことができない。
視線をあわせているその目と微笑みあいそうになってしまう。
229名無しさんだよもん:2006/10/09(月) 21:52:32 ID:dLTYO8nM0
暫く二人は見つめあったまま。やがて、タカアキの言葉が口から漏れた。
「義母さん」
春夏の上体が揺れた。

「義母さん」
もう一度。
春夏の揺れた上体は震えになる。その言葉と、その延長上にある言葉を受けて。

「そう言ってみたかった」
肩を掴まれる。抵抗はない。
「このみと一緒になって」

春夏は抑えられた状態から唯一自由になった首で、いやいやをする。
ここにきてから、タカアキからその名を聞くのははじめてだ。
自分の口から出たことはあるが、タカアキがその言葉を口にしないことこそが、
春夏の心細い希望の一つだった。

タカくんは、このみのことを口にしない。それは今の私たちの状況をこのみに
知らせないことを慮ったからであり、しいてはタカくんのこのみへの愛であり、
わずかに残ったタカくんの心のよりどころであると思ったから。
それがある限り、タカくんが元に戻ってくれることもあると思っていた。

「俺はこのみのことを愛しています」
力強い声。あの頃、私と夫の前でしっかりとそう伝えたことを思い出す。

「そして、春夏さん……いえ、義母さんのことも」
義母と呼ばれること。それは、春夏がタカくんでなくタカアキと会うまで
信じていた未来であり、愛する娘がきっと今でも信じ続けていることだ。
230名無しさんだよもん:2006/10/09(月) 21:56:12 ID:dLTYO8nM0
肩を押される。力なく春夏はベッドへと横たわる。そのまま、タカアキは小さな声で春夏に囁いた。
「だから、俺のものになってくれませんか」
「……それはできないわ」
反射的に声をつく。それは譲れない一線だ。この防壁を破ってはいけない。
それが春夏のもう二人の娘を守る壁だ。
「タカアキ」
そう呼ばれたタカアキは悲しそうな顔をする。
「タカくんとはもう呼んでくれないんですね」

「それでも、あなたを俺のものにしたい」
唇を奪う。頭を抑え、強く舌を吸う。
舌を吸われながら春夏は視線を見学室へと散らす。影はない。

「義母さん」
制服をたくしあげ、胸元にキス。
ひたすらに犯され、ローターで刺激を与えられ、熟した身体は否応なく反応する。
抵抗は弱い。首輪に奪われた力と、力強いタカアキの動き。
そして、わずかに諦めの感がある春夏。犯されることへの悲しい慣れと、
義母さんと呼ぶタカアキを拒絶したことへの贖罪か。

全ての衣服をとりさり、春夏がその肉を受け入れるまでにそう時間はかからなかった。
「義母さん、義母さんっ」
タカアキの口舌はない。性技も使わず、ただひたすらにつきあげるだけの動き。
あの17回戦の時とはまるで違う。
しかし、あえなく春夏の身体は登りつめる。
正常位で、互いの視線を何度も交わしながら、自分を義母と呼ぶ愛しい男を
受け入れていることに精神も反応を強くする。

「タカくんっ!」
「義母さんっ!」
互いの声が噛み合い、そのままタカアキの子種は春夏の膣を満たした。
231名無しさんだよもん:2006/10/09(月) 21:58:41 ID:dLTYO8nM0
身体を上げたタカアキは指を鳴らす。するすると、スクリーンが下りてきた。
春夏の溶けた頭にはすぐにはその意味がわからない。
タカアキを見る。その顔はかわらず優しい笑顔のままだ。
「春夏さん、俺はあなたを、必ず俺のものにしますよ」

スクリーンに画面が写る。

小柄な少女の後姿。桜色のリボンで縛った髪が愛らしい。
彼女のいるところはどこかの家だろうか。ひどく生活感のすくないそこを、
掃除をしていた気配がうかがわれる。
「お母さんもお父さんも早くお仕事から帰って来ないかな……」
まだ子どもっぽいところを残した、美しい少女だ。その顔にわずかな影がさしていても。
「だめだめ、タカくんが帰ってくるまでここを綺麗にしておかないといけないんだから。
 若奥さん志望のこのみは頑張るでありますよ!」
そう独り言をつぶやくと、再び掃除を再開した。

ブンッ。
「ふぇ?」
TVに突然電源が入る。それを不思議そうに、リモコンでもふんづけたかなぁと
足元を見つめる少女。そこにあるのは今はノイズだけだ。
リモコンを探すのを諦め、TVに近づく。そこで画面が切り替わった。

「タっ、タカくん!?」
それはあのころの私服を着た、少し成長した彼の姿だった。
ぺたりとTVの前に座り込み、少女は画面を抱え込む。
そこに写るのはあの頃の優しい笑顔がそのままだった。
彼の視線へとカメラは移動する。そこにいるのは、良く知った人の顔だ。

「おっ、お母さん!?」
同じ驚き方。違うのは音量だ。周りの家の人は無人のはずの家から何事だと思っただろう。
232名無しさんだよもん:2006/10/09(月) 22:01:41 ID:dLTYO8nM0
──暫くして、映像は終わる。

また同じくノイズがのりはじめたTV。
その音とともに涙の音が聞こえる。
きつくきつく自分の身体をだきしめ、海老のように彼女は身体を丸めている。
長く、ずっと長く、その光景は続いた。

やがて彼女は立ち上がる。その背中を取り続けていたカメラ。
その背中はデジタル的にはさきほどのものとはまったく変わらない。
それを見る人間の目はまったく違うものをとらえていた。
彼女が振り返る。その行動はさきほどまでの若々しい少女のものではない。
こちらを見る彼女の瞳が大写しになり、そこでスクリーンの映像もプツリと終わった。


春夏はその映像を見ながら、なぜ自分の心が揺れていないのか不思議に思った。
皐月、郁美を失いはじめ、夫と引き離され、最愛の娘に最低の場面を見られた。
私にもう心などなくなってしまったからだろうかと思った。しかし、それも嘘だろうと思う。
私は現実的な思考の持ち主だ、と思う。そう簡単に人の心は狂ってしまわないからだろうとも思う。

無言でタカアキが驚くほど優しく抱きしめ、春夏の頭を撫でる。
それはずっと昔、春夏が河野貴明やこのみをそのようにしたときの再現のようだ。

その時はじめて、春夏は涙が流れていることに気がついた。
ここにつれられて以来、初めて流した涙は、何を失ったものによるのか、
分別できないまま、涙はただひたすらに流れ続けるのだった。
壊れてしまった信頼、壊れてしまった親子、壊れてしまった可愛い男の子。

春夏の頭を優しく撫でながら、タカアキは心の中だけで笑顔を作っていた。
233名無しさんだよもん:2006/10/09(月) 22:02:41 ID:dLTYO8nM0
「と、こういうところだ」
「……本当にこのネタを、あの渚って子が考えたんか?」
「ああ、そうだ」
「……」
やれやれ、という表情をする。お前が言えた義理ではないような気もするが。
もちろん俺が言えた義理でもない。

「りゅうお○たんが登場せんことを祈るで」
「?」
由宇は意味が良くわからないことをポツリとつぶやいた。

A 目覚めつつある皐月の調教シーンを書く(シーン指定)
B 郁美の4回目シーンを書く(シーン指定)
C 春夏の5回目シーンを書く(シーン指定)
D アスナとタカアキの会話シーンを書く(シーン指定)
E さすがに腹も減った、昼食にする
F 鷹文・英二の部屋に行く(どちらか指定)
234名無しさんだよもん:2006/10/09(月) 22:05:47 ID:jJIlLKqDO
ここまでの成果を振り返ってD
235名無しさんだよもん:2006/10/10(火) 09:16:45 ID:IfJ9WOF70
リムリスが退出していき、タカアキの私室にはタカアキとアスナとコーヒーの香気だけが残る。
やがてタカアキが資料を見ながら会議を始めた。

「皐月の進捗はかなりの部分までいっている。俺へは体も精神も抵抗はわずかな状態だ。
 郁美と春夏への信頼は損なわれていないが、自分自身が損なっているという自覚がある」
「郁美もアタシへは同じような状態。春夏へはともかく皐月の信頼はかなり落ちてる。
 まだ男を受けて入れてはいないけど」
「春夏は精神はかなりまいっているだろう。抵抗を諦めさせることができれば、
 体はすでに開発がすんでいるからそれほど問題は無い」

「総じて進捗は中盤の終わりごろというところだろうか。彼女らが認めてしまえば、
 あとは堕ちるだけだろう」
「そうね。だいたい先は見えていると思う」

「あとの問題は3人共に複数の男との経験がないことだ。とくに郁美は一人も無い。
 皐月に無理やりやられただけだな」
「受け入れられるならどこかでやっておいたほうがいいかもね。
 でも相手はどうするの? どこかで一般人を捕まえてきて後で殺すか記憶でも奪う?」
「ああ、相手なら心配ない。こいつらがやる」

タカアキの合図と共に扉が開いた。

A「肉奴隷のみなさーん! うたわれるものですよー」
 改造人間ハクオロとその仲間たちが現れた。
B「セックスセックスセックスセックスセックスセックスセックス」
 電波人間月島拓也と長瀬祐介が現れた。
C「女はまだかっ!」
 変身鬼柳川裕也と柏木耕一が現れた。
D「……」
 モブのリザードマンが現れた。
236名無しさんだよもん:2006/10/10(火) 09:33:08 ID:qkgKld1o0
D
237名無しさんだよもん:2006/10/11(水) 02:43:18 ID:hmIzhhBG0
そこに現われたのはリザードマンが3匹。タカアキはもちろん、アスナもすでに見慣れた姿だ。

「リザードマンに? 今の段階でこいつらに無理やりやらせたりなんかしたら、
 こわれちゃうよ。もったいない」
「それは大丈夫だ。アスナがいっているのは、郁美に性器を見せ付けたリザードマン一号と二号の
 ことだろう。あれは恐れさせるために俺が選んだんだ。この24号、25号、26号は
 郁美でも壊れないぐらいのサイズだよ。コンドームでいうならBIGB○YとS○PERSLIMくらいの
 違いかな」
「ふうん。というか、あそこのサイズで番号付け順になってるのね……」

「皐月と春夏に関しては俺が判断するけれど、郁美に関してはアスナがこの3匹をいつ使うか
 決めてくれ。そのまま全く男を受け入れなくなることのないよう、フォローしてほしい」
「んー、むずかしいけどタカアキがそういうなら頑張ってみる」
(ま、無理なら無理でいいし)

「それではこれで今日は終わりだ。俺はこれから皐月の友人達の様子を見に行ってくる」
「皐月の友達? 何に使うの?」
「皐月のとどめを刺すためにだ。宗一とゆかりといったか、彼らに見せ付けるか、もしくは洗脳でもして
 俺と一緒に皐月を襲わせるのも効果的だろう」
「相変わらず鬼畜」



「ここまでで、現状確認と、みさき案と雪見案の前振りをしたというところだな」
「そうやな。今後はいよいよ堕ちるところと、堕ちた後になるな」

A 皐月のシーンを書く(シーン指定 or 雪見の友人見せつけ案)
B 郁美のシーンを書く(シーン指定 or みさきの輪姦案)
C 春夏のシーンを書く(シーン指定)
D 切りのいいところで鷹文・英二と飯にしよう。
E 由宇の絵がどうなっているか聞いてみようか。
238名無しさんだよもん:2006/10/11(水) 03:02:11 ID:xODzrzUA0
E
239名無しさんだよもん:2006/10/12(木) 00:52:17 ID:zj1VcpM30
「由宇、そういえば由宇の絵のほうはどうなっている?」
 ふと気になって、俺は尋ねた。
 由宇は初心者である俺のシナリオ作成に色々と助言してくれている。
 だが彼女自身の作業は進んでいるのだろうか?
 既にかなりのHシーンを描いた。
 夜の公園や基地内、監禁部屋、その他幾つかの背景画も必要である。
 由宇の仕事も相当あるはずだ、彼女一人で問題ないだろうか。
「ウチか? ウチのほうはなぁ――」
 聞かれた由宇が頭をボリボリと掻きながら答える。
 ……もう少し女性らしい仕草を身につけるべきだと思った。


A 「順調やで、特に問題はないわ」
B 「ちょいとな、ロリキャラのHシーンが上手いこと描けへんねん」
C 「うーん、実はお姉さんキャラの絵がイマイチ納得いかんねんなぁ」
D 「主婦キャラの喘ぐ姿ってのがちょっと手間取ってるんや」
E 「メインヒロインの普通の体型ってのに、意外と手こずってるねん」
F 「絵には問題は無いけどな、塗りとか単純に人手が欲しいわ」
240名無しさんだよもん:2006/10/12(木) 01:13:51 ID:GT+e7C/xO
241名無しさんだよもん:2006/10/12(木) 03:35:14 ID:zj1VcpM30
「絵には問題あらへんねん、順調に進んどるよ」
「絵“には”? 何か他に問題があるのか?」
 俺の質問に難しい顔で由宇が答える。
「実はな、絵の進み具合に配色やら塗りやらが追い付かへんねん。
 原画も塗りもウチ一人やろ、単純に人手が欲しいところや」
「そうなのか」
「せや、出来れば絵心のある人間が一人いると助かるわ」
 絵心か……光岡も御堂も岩切もとんと縁のない話だ。
 こういう時は本当に使えない戦友達だ。
「時間を掛ければウチ一人でも何とかなることはなるけどな」
「だがそれでは大変だろう」
「う〜ん、せやねんなぁ」
 腕組みをしてうなる由宇。
 なんとか彼女の負担を軽くできないだろうか。


A 世話になりついでにまたまた御老公に誰か紹介してもらう
B 二匹目のドジョウはいないかと、もう一度旅館の客から募集する
C 「ま、どこの誰ともわからんモンより自分でやったほうが確実や」どうやら一人で頑張るつもりだ
242名無しさんだよもん:2006/10/12(木) 03:46:19 ID:RnLm1u1Z0
243名無しさんだよもん:2006/10/12(木) 04:03:42 ID:jMbLxa0y0
「ま、どこの誰ともわからんモンより自分でやったほうが確実や」
どうやら一人で頑張るつもりらしい。
「どうにもならんようやったらまた相談するわ。ウチの同人の知り合いに手伝ってもらうって手もあるしな」
「わかった。大変なようだったら言ってくれ」

「ついでに今のところどうなったかを見てもらおか」
そういうと由宇は俺をペンのついたパソコンの前に連れてきた。
「これがタカアキと皐月の出会うシーンのCGや。背景はまだやが、それでもかなり時間はかかっとる」
「ほう、なるほど」
由宇の絵がある程度完成したのを見るのは初めてだが、充分にうまい。俺の伝えたタカアキや皐月の造型が
見事に絵となって存在している。

「あと、これが初回のHシーンな」
「ああ。ありが、と……」
「なんや、固まって」
「……由宇」
「問題でもあったんか?」
「丸見えなんだが」
「丸見え?」
「その、皐月の、あそこが」
「ああ、オ×(゚д゚ ∩)アーアーキコエナーイかいな」
慌てて言葉を遮った。今更な気もするが。

「丸見えなんは当たり前やろ。どこをどれくらい消すかはこれから決めることなんやから」
「……そういえばそうだな」
しかし、隠れているのが当然だと思っていたそれがないのはかなりのカルチャーショックだ。
どうせ消えてしまうものをそこまで書き込まなくとも、と思うぐらい書き込まれていた。
元になる情報は現代ならインターネットなどでどこにでも転がっていることは今の俺には
理解できているが、正直それを由宇が描いているということで妄想が沸いてしまう。
いかん。忘れよう。俺はその画像と由宇から目を離した。
244名無しさんだよもん:2006/10/12(木) 04:05:02 ID:jMbLxa0y0
A 皐月のシーンを書く(シーン指定 or 雪見の友人見せつけ案)
B 郁美のシーンを書く(シーン指定 or みさきの輪姦案)
C 春夏のシーンを書く(シーン指定)
D 作業はそのまま続き、夜となった。
245名無しさんだよもん:2006/10/12(木) 04:37:07 ID:FcwH3DE00
B みさきの輪姦案
246名無しさんだよもん:2006/10/12(木) 20:22:21 ID:jMbLxa0y0
「それでは早速みさき案の輪姦を書いていくとするか」
「陵辱モノには必須やからな。ところで誰がされるんや?」
「郁美だ」
「まぁ、まともな初回がそれっていうのも調教ゲームっぽくてええな。
 しかし、ゲームキャラとはいえ可哀想にな」



アスナは出て行ったタカアキの私室に残った。おそらく1日は戻ってこないだろう。
だったら今のうちにやってしまったほうがいい。そう考えた。
「24号、25号、26号」
まだ残っていた彼らはその呼びかけに反応し、アスナの側へと寄る。
いくつかの指令と注意を与えた後、リザードマン達は姿を消した。
「さて、郁美ちゃんはどこまで耐えられるかなっ」

郁美は部屋で物思いにふけっていた。
ここに連れてこられ、皐月に犯されて以来、話をしたのはアスナだけだ。
春夏をプレイルームで見かけたものの、話をすることはできなかった。
ふるふる。
その部屋での出来事を思い出し、郁美は嫌な気分になった。
(皐月さん……タカアキというあの敵に篭絡されて、Hなことをしてた)
自分がこのような環境に置かれている事について、郁美は皐月を悪役にすることで
精神の安定を図っていた。もちろんそのようにアスナが誘導したこともある。

しかし、一人になると元来老成しているところのある郁美は現状を思いなおすこともある。
皐月がタカアキにされたのと同じように、自分もさんざんアスナに同じようなことを
されているのだ。篭絡されたというのなら、同じことではないのだろうか。
(あたしは……アスナさんに歯向かえるのかな)
マットプレイの際に即答できなかったことが郁美の心に影を残す。
(あたしが残って、春夏さんが……あと皐月さんも、もし救えるのならそれでも)
自分が犠牲になって春夏達を救うという考えも、ここに残ってもいいかもしれないという
思考が現われ始めている証拠の一つだった。
247名無しさんだよもん:2006/10/12(木) 20:25:14 ID:jMbLxa0y0
ベッドの上で過ごしていた日々がなつかしい。
とはいっても、ここでは今も大半はベッドの上で過ごしている日々だ。
死の恐怖はなくなったけれども、自分が変わってしまう恐怖に変わっただけだ。
快楽が伴うだけこちらのほうが怖いかもしれない。

その快楽を与える元となる女性の姿をわずかに心に思い浮かべた瞬間、
突然ドアが開く。郁美は驚きながらも、「やっほー」などという軽い口調でこちらを
見るその人の姿を想像した。

しかし無言のままのそこには、3体の爬虫類が立っていただけだった。
「なっ、なにっ」
一番最初、アスナと、その2体が来たときを思い出す。
その後の出来事が、今の郁美の身体を硬直させる。

リザードマンは黙ったまま近づくと郁美のコスチュームを胸元から思い切りひきさいた。
「……!」
声もでないまま郁美は恐怖にひときわ身をすくめる。
後ろから近づいた一体がまた背中側から思い切り衣装を引く。
「痛っ!」
衣装で郁美の手足が引っ張られることもかまわずに、残りの全てもむしりとった。
あわてて身体を隠そうとする手を取られ、もう一匹に肩口を寝台へと押さえつけられる。
下から仰ぎ見ることになった郁美は腰布の奥に隠された性器に血の気を引く。
良く見れば以前の時と比べずいぶんとサイズ的には小さくなっているが、
その種の経験がすくなく、パニックをおこしている今の現状ではそこまで気づかない。
ぬらぬらと艶を持つグロテスクなそれに嫌悪感を抱くだけだった。

「春夏さん!」
皐月の時と同じように助けを呼ぶ。
「アスナさぁん!」
今回はもう一人にも。
248名無しさんだよもん:2006/10/12(木) 20:28:00 ID:jMbLxa0y0
頭を掴まれ、悲鳴をあげるその口に一匹のペニスが叩き込まれた。
そのまま流れる涙が飛び散るほどの速度でむりやり頭を振り回され、その棒に摩擦を与える。
むびゅっぐちっぬちっと絶え間ない音が流れる。
郁美にはとてもそんな音が聞こえる余裕などはない。

口に突っ込んでいるリザードマンの腰に一つ震えが走ったかと思うと、
「ぐぶっ」
郁美の口から声と白い粘液が飛び出した。
「がへっ、げほっ、うえぇええぇ」
郁美の口から空気を求めて声が漏れる。それと同時にいくらかの白濁液も
嚥下してしまう。アスナが好んで整えていたそのツインテールにも粘液が張り付いた。

思い切り振られた頭と、呼吸が収まるにつれ、自分が何をされたかを郁美はやっと理解する。
涙は止めないまま、珍しい怒りの表情でリザードマンたちを見やった。
目の前に突き出されたままのまだ白い雫のしたたるそれに憤りを新たにする。

下から思い切り足を振り上げ、その棒へ蹴りをくわえようとした。
それはもう一匹のリザードマンに捕らえられ、そのまま宙吊りにされる。

足を持って宙吊りにされたまま暴れる様はまるで美しい魚のようだ。
ぴちぴちと跳ねる抵抗もむなしく、両足を二匹に固定された。
股を開かれ、幼い秘所と蕾をいいように鑑賞される。

「いやあっ!」
足を持った2匹が両側から真っ赤な舌を出して同時にそこを刺激する。
彼らの無骨な指で触っては傷つけると判断した誰かが指示したのだろう。
人間のものよりもずっと長いそれが、侵入をも開始する。
「やだっ、いやだよぉ、アスナさん、春夏さん!」
249名無しさんだよもん:2006/10/12(木) 20:30:10 ID:jMbLxa0y0
ずるずると二つの穴に滑らかな舌が流し込まれる。
全く未知の刺激を与えられた郁美は反応を返せない。
「ぅううううう」
腰がひくひくと蠢く。何がどうなっているのかわからないまま、郁美の緊張が一本切れた。

ちょろ、ちょろろろろろ、と場違いなほどコミカルな音が流れる。
郁美の残った最後の穴から漏れたそれはリザードマンの舌を伝い、口中に流れ込む。
2匹はそんなものに全く意識を取られないまま、郁美への攻めを継続していた。



モニタールームからアスナはその様を充分に楽しんでいた。
「ああ、もう興奮しちゃうなぁ、お姉さん。うーん、この後どうしよう」

A 予定通り3匹に郁美を犯させてからフォローする。
B 挿入の直前でアスナが止めに入る。
C 郁美の部屋にタカアキが入ってきた。
250名無しさんだよもん:2006/10/12(木) 20:32:27 ID:fptnKB/KO
Bで本格的に懐柔
251名無しさんだよもん:2006/10/13(金) 00:08:28 ID:3vHXIyeO0
こういう獣人の唾液とかには催淫効果があるのがお約束だよな
252名無しさんだよもん:2006/10/13(金) 12:59:45 ID:kZADN0suO
漢方薬の材料みたいだな
253名無しさんだよもん:2006/10/14(土) 13:59:03 ID:Aqb3sZis0
 郁美を逆さ吊りにしたリザードマン達による、容赦のない二穴責め。
 人間とは比べものにならない、長大でざらついた舌が、前と後ろの穴を出入りした。
「いやぁ……あうぅ……」
 小水を漏らし、抵抗する気力を失った郁美。
 嫌悪の呻き声に、少しずつ艶が出てくる。
 アスナによって開発されつつある身体は、人外の責めにも女の反応を示しだした。
 じわりと、股間からは先ほどとは異なる、透明で粘ついた液体が染みだす。
「きゃぁっ!」
 唐突に愛撫が中断され、郁美はベッドに放り出された。
 郁美を逆さ吊りにしていた二匹が、今度は仰向けで大の字に押さえつける。
「えっ、えっ……ひぃっ」
 郁美の顔に更なる恐怖と怯えが生まれた。
 先ほど郁美に口内射精をしたリザードマンが、再び男根を勃起させて近づいてくる。
 無表情でしごく肉棒は、既に復活して太く硬くそそり立っていた。
「やだぁ……助けてぇ……助けてぇぇぇーーー!!!」
 泣きながら、逃げだそうと腕や足をバタつかせようとする。
 だが、少女の抵抗は拘束するリザードマン達の腕力の前に無力だった。
 びくともしない身体、その大きく広げられた脚の付け根に、醜悪な剛直があてがわれようとする。
254名無しさんだよもん:2006/10/14(土) 13:59:45 ID:Aqb3sZis0

「あなた達っ、何をしているのっ?!」
 突然、声が響いた。
 リザードマン達と郁美が振り向くと、部屋の入り口には一人の人物が立っている。
 紫色の豪奢なローブに身を包んだ女性。魔導神官アスナだった。
「あなた達は皐月の調教が命じられているはずよ、どうして郁美ちゃんを襲っているの?!」
 幹部からの厳しい叱責。無口無表情ながら、気まずそうに三匹が互いを見比べあう。
「早く部屋から出て行きなさい、さもないと――」
 言葉を切り、アスナは魔力を溜めだした。
「「「……!!!」」」
 お預けを喰らい、渋っていたリザードマン達は慌てて部屋から出て行く。
 後には、ベッドに押さえつけられていた郁美とアスナだけが残った。

「アスナ……さん……」
「ごめんね郁美ちゃん、皐月ちゃんの調教をタカアキがリザードマン達に命じたはずなんだけど。
 どっかで命令が間違っちゃってたみたいで、ごめんなさい、本当にごめんなさい」
 ベッドに近づき、優しく郁美を抱き起こして、申し訳なさそうな顔でアスナは謝る。
「そんな……でも、どうして私を助けてくれたんですか?」
 間違いとはいえ、雌奴隷へ堕とすための調教。
 それを突然中断したアスナの行為を、郁美は不思議に思った。
「確かに私は郁美ちゃんに言うことを聞いてほしい、だけどそのやり方は個人で別々であるべきよ。
 郁美ちゃんが素直に私やタカアキの言うことを聞いてくれれば、あんな酷いことしないわ」
「……皐月さんは、どうして?」
「何でもタカアキの言いなりになったふりをして、逃げだそうとしたらしいの。
 もう身体のほうはほとんど墜ちかけているのに、あの娘も素直じゃないんだから」
「素直……じゃない……」
「そうよ、郁美ちゃんには感じるままに私達に従ってほしいわ。心も、それに身体も」
 言いながら、アスナは郁美にキスをする。
 口の中にあった精液の残滓、それを舌で綺麗に舐め取る。
「あっ、き、汚いです」
「今のはお詫びよ、さ、次は身体を洗いましょ」
「は……はい」
255名無しさんだよもん:2006/10/14(土) 14:00:15 ID:Aqb3sZis0
 郁美をいたわりながら立たせ、アスナはバスルームに連れて行った。
 それがただ身体を洗うだけでないと分かっていても、郁美はすんなりと従う。
(素直に……感じるままにアスナさん達に従う……)
 普段の甘い責め、そして先ほどの救出劇。
 敵と分かっていても、今の郁美にはアスナが誰よりも頼りに思えた。

(ふふっ、ごめんね郁美ちゃん)
 表面は郁美を慈しむ笑顔を、心の中では雌狐の笑顔をアスナは浮かべる。
 打ち合わせ通りのリザードマン達による凌辱未遂、偽りの救出劇。
 その想像以上の効果に、アスナは満足をおぼえていた。
(さて、もう少し頑張ってみますか)
 そう考えながら、浴室で服を脱ぐ。
 郁美も、もう隠そうともせずにコスチュームを脱ぎ、裸になった。


 その日のマットプレイは、普段より高く大きな嬌声が響いた。



「こんな感じだ」
「ピンチを助けるヒーローの調教バージョンやな。古典的やけど悪くない」


A 続いて皐月のシーンを書く(シーン指定 or 雪見の友人見せつけ案)
B 続いて郁美のシーンを書く(シーン指定)
C 続いて春夏のシーンを書く(シーン指定)
D そろそろ本格的に腹が減ってきた、昼ご飯にしよう。
E 鷹文か英二の様子でも見よう(どちらかを指定)
256名無しさんだよもん:2006/10/14(土) 14:03:01 ID:tppvpChf0
Dで一息つこう
257名無しさんだよもん:2006/10/14(土) 21:17:13 ID:ocY/Z07X0
『「「いただきまーす」」』
九つの声が響く。全く、大人数になったものだ。

今回の昼食は由宇や美咲や渚などが厨房を借りて9人分食事を作ってきた。
そのまま最も何もない俺の部屋に揃って、皆で食事をとることにした。

「ああ、確かにあの喫茶店で見たことがあるな。まいったな、由綺や青年には内緒にしてくれよ」
「ふふ、私が声を当ててることも内緒ですよ」
「まさか渚さんが同じ学校とは思わなかったよ。しかもねえちゃんはともかくにいちゃんのことまで
 知ってるなんて」
「坂上さんにも岡崎さんにもとてもお世話になったんです。今度会わせていただいてもいいですか?」
「しかしみさきちゃん良く食うなぁ……これやと飯代で金が足りなくなるのもようわかるわ」
「こらみさきっ、そろそろおかわりの手を止めなさいっ」
『すごく美味しいの』
「ああ、一応ウチも料理は仕込まれとるからな。美咲はんや渚ちゃんのもいけるわ、これ」
「だからしょうがないよ、雪ちゃん。あ、蝉丸さん、お味噌汁おかわり」
「……おう」

お櫃と鍋のそばに座ったのが運のつき、みさきへの給仕役と化した俺は黙って味噌汁をよそう。
しかし、このように和気藹々と食事を取るというのもいいものだ。

「みさき、右手の下に椀を置くぞ」
「うん、ありがとう。 ……? 笑ってるの? 蝉丸さん」
「いや、なんでもない」

俺もほころんだ口元を引き締め、飯を口に入れた。
258名無しさんだよもん:2006/10/14(土) 21:22:27 ID:ocY/Z07X0
「なるほど、それはエロいな。あってはならないが理奈が皆の前でオ○ニーシーンを見せ付けたり
 なんかしたらと思うととても興奮するね」
「由綺ちゃんがそうなったらどんなに恥ずかしがるかとか考えるととても素敵な気分になりますよね」
「家族に見られるっていうのが衝撃的だっていうのは、見知らぬ家の子呼ばわりされた僕には
 良くわかるよ。そんなに怒らなくてもいいのにと思うんだけど」
「今度わたしも押入れの中に隠れさせてもらってもいいですかっ」
「さっき録音聞かしてもろたけど、みさきちゃんの演技はすごいわ。特に初回のシーンが」
『とてもHだったの』
「そ……それは澪ちゃんが……」
「正直あのままいったら大変なことになってたと思うわ。
 こらっ、上月さん! 卓の下で手を上下させない!! えへへ、っていう顔をして誤魔化さない!」

これで話している内容がこういうものでなければな、と思うのはいけないことなのだろうか。

A 戻って皐月のシーンを書く(シーン指定 or 雪見の友人見せつけ案)
B 戻って郁美のシーンを書く(シーン指定)
C 戻って春夏のシーンを書く(シーン指定)
D 部屋へ戻り際に声をかけられた(人物指定)
259名無しさんだよもん:2006/10/14(土) 21:24:30 ID:yDypO/ho0
D柳川で高槻の獄中死に関しての事情調査
260名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 00:26:41 ID:KxJbflsG0
「ふぅ、これぐらいにしておくか」
 みさき達の食事も終わり、給仕役だった俺も飯にありついた。
 結局、他の皆より遅れ、昼食の場で最後の一人になってしまう。
 その食事も腹八分で抑え、軽く片付けをして席を立った。

「そこの人、ちょっと待ってくれ」
「む……」
 部屋に戻る途中、後ろから声を掛けられる。
 振り返ると、一人の男が立っていた。
 まだ若い、眼鏡を掛けた、怜悧な風貌をしている。
(この男、何か不思議な気配がする)
 強化兵として、兵士としての感が告げる。
 一見すると、ある程度鍛えられた人間だと見受けられた。
 恐らく、警察官か軍人といったところだ。
 だが、この男からはそれだけではない。
 何やら得体の知れない、物の怪ようなものが感じられる。
(気のせいか? いや、しかし――)
 どのような意図で声を掛けられたのか分からない。
 俺は僅かに構えつつ、相手の出方を待った。


A 「このハンカチは貴方のものでは?」男はただ親切に俺の落としたハンカチを拾ってくれただけだった。
B 「実は俺は警察の者だが、捕らえた○○という者がお前に会わせろと暴れているのだ」(御堂・岩切・光岡から指定)
C 「実は俺は警察の者だが、自殺した高槻について二三聞きたいことがある」
D 「実は俺は寂しい独り者で、貴方達のエロゲーについて興味があり、是非話を聞かせてほしい」
261名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 00:28:27 ID:nnMJkw5j0
A
262名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 00:28:39 ID:smCvy84/0
A
263名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 01:29:36 ID:ldm5B4mK0
>>259
分かったか?
264名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 03:11:56 ID:L2x5Trbz0
「このハンカチは貴方の物では?」
 男が差し出したのは白色のハンカチだった。
「む……確かに」
 差し出されたハンカチをしげしげと眺め、確認する。
 ありふれたそのハンカチは、俺の持ち物だった。
 どうやら手洗いか何かのときに落としたのだろう。
「すまない、ありがとう」
「いや、同じ宿泊客同士のよしみだ――っと申し訳ない」
 男のポケットから携帯電話の着信音が鳴った。
「はい、柳川です長瀬警部。ええ、久しぶりの休暇を楽しんでいます――」
 相手は仕事の上司で、発言から察するに彼は警察官らしい。
「失礼」
 会話の邪魔をしては悪いだろう。
 俺は短く挨拶をし、頭を下げて由宇の部屋へ戻った。

「なんや、何かあったんか?」
「いや、親切な人に落としたハンカチを拾ってもらっただけだ」
「ふーん、さよか。世知辛い世の中やけどまだまだ捨てたもんやないなぁ」
 さて、昼からの執筆にかかろうか。


A 皐月のシーンを書く(シーン指定 or 雪見の友人見せつけ案)
B 郁美のシーンを書く(シーン指定)
C 春夏のシーンを書く(シーン指定)
D 鷹文か英二の仕事ぶりを見に行く(どちらかを指定)
E 演劇部のメンバーが何事か相談に来た
265名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 04:38:10 ID:ftIBiV3RO
Dで鷹文。
266名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 13:07:26 ID:gd0iSL4L0
「どないしたんや、蝉丸はん」
 執筆を再開しようと思ったが、ふと手が止まった。
「いや、ちょっと鷹文のほうの仕事が気になってな」
 そう言えば、鷹文の仕事ぶりをしばらく見ていない。
「少し見にいってくる」
「早う帰ってきぃや」

「鷹文、いるか」
「ああ、蝉丸さん。どうかしたの?」
 俺は鷹文の部屋へ入った。
 キーボードに向かっていた鷹文が振り返る。
「作業中だったか、すまない」
「別に良いですよ、さっき再会したばかりだし」
 持ち込まれたPCやら関連の専門書やらが雑然と置いてあった。
「進捗状況が知りたくて来た」
「えっと、仕事のはかどり具合が聞きたいって事?」
「そうだ」
「えっと、今のところはね――」


A 「順調、特に問題はないよ」
B 「うーん、ちょっと人手が後一人二人欲しいって感じ」
C 「順調だよ。ところで、Hしーんでこんなシチュを思いついたんだけど良かったら使ってもらえないかな」(シチュを指定)
267名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 13:54:20 ID:H+TyK4PP0
A
268名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 20:18:25 ID:bmRzjjii0
「順調、特に問題はないよ」
「そうか」
「というかね、ノベルゲームでやるのならいいツールがたくさんあるから、
 それを使えば一からゲームを開発するというところまではしなくてすむんだ」
「そうなのか?」
「うん、前に言った吉里吉里とかね。だから、どちらかというとテキストや
 BGMがある程度完成してから、僕と蝉丸さんが一緒にやっていく感じになるよ」
「俺と? テキストが終わった後にすることがあるのか?」
「小説じゃないんだから、テキストが終わったからそれで終わりってことはないよ。
 テキストのどこでどんな音楽を鳴らすか、どこでどんな背景に場面を転換するか、
 場面転換するときはどのようにフェイドアウトさせるか、どこでCGを変えるか、
 どこで黒背景にするかとか、そういう演出を蝉丸さんと一緒に決めていかないと
 いけないんだ」
「それ全てを俺が決めるのか?」
「もちろん手伝いはするけれど、基本的には一任するよ。どういう風に見せたいかとかは
 蝉丸さんのこだわりや狙いがあるだろうしね」

たしかにノベルタイプのゲームであっても音楽やCGが非常に大事なのは何作か
プレイした俺にも良くわかる。ああいう演出も俺が考えなくてはいけないのか。

「だから早く、テキストがあがってくるといいな。
 その間は見栄えのいい画面構成とかを考えておくよ」
「……ああ、わかった」

うーむ、かえってこちらが尻を叩かれてしまった。
由宇にも言われたことだし戻って作業を再開するか。

A 皐月のシーンを書く(シーン指定 or 雪見の友人見せつけ案)
B 郁美のシーンを書く(シーン指定)
C 春夏のシーンを書く(シーン指定)
D ついでに英二の仕事ぶりを見に行く
269名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 20:25:38 ID:GKAUSTA80
Aでゆかりっちでも拉致って見せ付けよう。
270名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 22:09:32 ID:bmRzjjii0
「ただいま」
「早いお帰りやな。どうやったん?」
「こっちの心配するよりも自分のを先にすすめろって感じだ」
「正論やな」
「ああ。久しぶりに皐月を進めるとしよう」



ベッドの上で体育座り。ここに連れてこられてからこんな格好をすることが多くなった。
身体がちぢこまっているのが気持ちいい。することもなく膝頭の感触を味わってみる。
つるつるしてる。顎を乗せてみる。
こんなことではあまり気はまぎれないけれど、そうでもしないとまたつまらないことを
思い出してしまうから。

……春夏さんと郁美ちゃんにずいぶん長い間あっていない気がする。
実際にはそうではないけれど。見られたりしていたのは、何度かあった。
話をしたい。今あの二人はなにを考え、なにをし、なにをされているんだろう。

あたしは、春夏さんのそういうシーンは見せ付けられたことがない。
郁美ちゃんもあたしとあんなことがあってからは見ていない。
……あの二人は必死で抵抗しているのかな。だとしたら、あたしだけなんで
こんなことになってるんだろ。あたしだけが、そんな女の子だからなのかな。
身体をもっとちぢこめる。膝に乗せるのを顎から額に変えた。部屋をみたくなかった。

二日間、あいつがここに来ていない。
きっとまた、あたしが今日は何もないと思ったところにでてくるつもりなんだ。
そんな風に、何度も何度も騙され、何度も何度も犯され、あそこにもおしりにも
お口にも精液を注ぎ込まれた。
最近は自分でも諦めてしまったのか、慣れちゃったのか、すぐにエッチな気持ちになる。
それを馬鹿にされ、恥ずかしがったところをまた入れられる。
そんなことを繰り返してきた。
271名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 22:12:37 ID:bmRzjjii0
もう疲れちゃった。
あたしは、まだ、春夏さんや郁美ちゃんと一緒にいられるのかな。
あたしは、もう、あの教室に戻ることはできないのかな。
宗一…… ゆかり……


暫くして、予想通り、ドアが開いた。
あたしは少しだけ頭をあげ、そこにいるものを見た。
タカアキと……リザードマンが3匹。
あたしをこいつらに犯させようとでもいうの?
それでもいいかもしれない。郁美ちゃんの時見たあんなサイズのものを受け入れれば、
きっと壊れてしまってくれるだろう。

「怖がらないんだね」
ぎこちない動きのリザードマンは部屋の端へ。良くわからない。なんのために連れてきたのだか。

「寂しかった?」
横に腰掛けられた。声は返さない。

こいつの行動で少しわかったこともある。
あたしが嫌がれば強引に。
あたしが嫌がらなければ優しく。
そんな感じだ。

脇から手を入れられる。指先を胸にかけながら、あたしの上体をベッドへと倒す。
そのまま服を捲り上げ、ゆっくりとあたしの乳首を舐りはじめた。
……っ。
いつもならもっとゆっくりのはずのクリトリスへの感触。
裏切って強く押された。少し痛む。
睨みつけた目にごめんというわけでもなく、くにくにと愛撫をつづけられた。
嫌がって押した手。力がはいっていないのは充分わかってる。
272名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 22:15:44 ID:bmRzjjii0
「はっ……ん」
乳首を噛まれた。声が漏れる。
認めてもいい。あたしは気持ちがいい。タカアキにいじられて今喜んでいる。



「えっ?」
正常位で繋がったまま、腿を持たれてくるりと半回転された。
それは中でひっかかりを生み、あたしの声も生み出した。

そのまま頭をつっぷし、ひどく腰をあげたみだらな体勢のまま突き上げられた。
「あっあっんあっあっあうんっあっ」
浅く、浅く、強く、浅く、強く、浅く。
ぎりぎりまで抜いて先頭であたしのクリトリスをくちくちと。
見なくてもわかる。わかるぐらいにあたしはもう何回もこいつと身体を交わしてしまった。
それがどれくらい快感を与えるかもよく知られてしまった。

ぼんやりした目で直立不動のリザードマン達を見る。なんのためにあいつらは
いるんだろう。考えている最中にまた身体を引き起こされた。

対面座位……っていうらしい。そう教えられた。
あぐらをかいたタカアキの上にあたしは腰を下ろす。串のように貫かれる。
キスをひとつされてから、お尻を持った手が上下に動く。
乳首が胸板にこすられる。時折上下の動きに身体を抱きしめる動きが重なる。
こいつのあそことあたしのお腹が締められ、中が強くこすられてしまう。
「ああっ!」
雄たけびをあげた。あたしがこんな声をだすなんて、きっと宗一やゆかりは知らないだろう。

高く、高く持ち上げられ、落とされる。
あたしの声も心も高く、高くなっていく。
273名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 22:17:55 ID:bmRzjjii0
必死でタカアキの身体にだきついている視線のその先。
両端のリザードマンが、小さい真ん中のリザードマンの頭に手をかける。
それは思いがけず、ぽかりとはずれた。

きゅううう、と音でも出すような勢いであたしのあそこに力が入る。
「くうっ……」
珍しくタカアキが声を上げた。それと同時にすごい勢いであたしの中に
精液があふれていく感じがする。

あたしはその先……一番の親友、伏見ゆかりの顔を見ながら、
視界が暗くなっていくのを感じた。消えていく意識の中で、あたしは思う。

A もういい。あたしに戻るところなんて、ない。(堕落開始)
B それでも、まだあたしは皆を裏切れない。(まだ堕ちない)
274名無しさんだよもん:2006/10/15(日) 22:20:04 ID:RcxCXzncO
まだBかなぁ
275名無しさんだよもん:2006/10/16(月) 03:34:02 ID:TUDrUPnM0
「ん……」
 目が覚めた、でも意識ははっきりしない。
 ぼやけた意識のまま、あたしは部屋を見回した。
「やぁ、お目覚めの気分はどうかな。眠り姫」
 ベッドには一人の男、気を失うまであたしを犯していたタカアキが腰掛けている。
 ニヤニヤと笑みを浮かべるタカアキ以外は、誰もいない。
 調教を見学していたリザードマン達、それに――
「ゆかり! アンタゆかりをどうしたの?!」
 頭の中が次第にクリアになってきて、大切なことを思い出した。
 あたしの調教を見ていたリザードマン達。
 その一匹の中から、大切な親友……ゆかりが出てきたんだ。
「どうしてゆかりがあそこにいたのよ?!」
「ああ、彼女ってば皐月がいなくなってから、ずっと放課後探してたらしくてね。
 気の毒だから皐月が元気でやってる姿を見せてあげようと招待したんだ」
 真っ赤になって問い詰めるあたしに、ぬけぬけとタカアキは言う。
 きっと、あたしを捜してたゆかりを、無理矢理攫ったに違いない。
「滅多にない機会だし、彼女にはリザードマンの着ぐるみコスプレをしてもらったよ。
 皐月が気持ちよさそうによがっちゃう様子を見る彼女ったらなかったね」
「ゆかりは……ゆかりは今どこっ?!」
「ん? ああ、ちゃんと元気によがる皐月の姿も見せたし、お家に帰してあげたよ」
「まさか……ゆかりにおかしな事してないでしょうね!」
「ご想像にお任せしちゃおうかな」
「っっ!!!」
「ウソウソ、何もしてないよ。かなりいい身体してたから惜しいな〜とは思ったけど」
「……本当よね、本当にゆかりには何もしてないの?」
「妬いてる?」
「違うっ!」
「おおっ、怖い怖い。まぁ冗談はともかく、あの娘には何もしてないよ」
 真面目な顔をしてタカアキは言う。
「そう……なんだ」
 少しだけ安心した。
 本当かどうか確かめたくても、今のあたしに確かめる方法なんて無い。
276名無しさんだよもん:2006/10/16(月) 03:35:23 ID:TUDrUPnM0
 タカアキの言うことを信じるしか無かった。
「その様子じゃ、ちょっと今回の調教はハズレ気味だったかな」
 ベッドから立ち上がり、タカアキはドアへ向かう。
「まぁ良いんじゃない、無事は知らせられたんだし、今頃お友達も安心してるでしょ。
 それじゃオヤスミ、引き続き良い夢をどうぞ」
扉を開け、軽口を叩きながら部屋から出て行った。

「…………」
 一人になった途端、さっきの安心が不安にすり替わってくる。
(ゆかり……あたしがタカアキに犯されて気持ちよくなってたの……見ちゃったんだよね)
 一番の親友に見られた、浅ましく男をねだってよがる痴態。
(もしゆかりから宗一に知られたら……ゆかりはそんなこと言わないと思うけど……でも……)
 密かに気付いていた、ゆかりが宗一のことをどう思っているか。
 もしも、あたしが他の男に喜んで犯されてるって宗一が聞いたら、宗一はどう思うか……
(ううん、ゆかりはそんなこと言わない! 絶対に言わない! ……言わないよね、ゆかり)
 普段だったら、親友のゆかりを疑うなんてあり得なかった。
 だけど、ここで調教され続けていくうちに、考えが揺らぐ。
 絶対に従わない、無理矢理犯されて気持ちよくなんかならないつもりだった決意は、脆く崩された。
 浅ましく、タカアキに抱かれてよがるいやらしい女に自分は変えられつつある。
 いなくなって心配する親友をよそに、知らない男によがってたあたしを見て、ゆかりが失望しないと言い切れるだろうか。
 そして、それを宗一に知らせないと言い切れるのだろうか……

「…………もう寝ないと」
 あまりにも醜い自分の思考、その先なんて考えたくない。
 あたしは簡単に身繕い、目を閉じて、無理矢理寝ようとする。

 その夜、夢を見た。
 夢の中で、あたしはタカアキに犯され、その様子をゆかりと宗一に見られていた。
 二人は軽蔑の眼差しであえぎ声を出すあたしを眺めている。
 「違う、違うの!」と叫びながら、あたしは腰を振り続けた。
 目が覚めると、あたしは自分が泣いているのに気付く。
 股間に手を当てると、いやらしい液の染みが出来ていて、あたしは再び泣き出した。
277名無しさんだよもん:2006/10/16(月) 03:35:53 ID:TUDrUPnM0


「こんな感じだ」
「まだ心は屈してへんけど、身体は確実に堕落に近づいて、それが親友への信頼も壊しつつある。
 あんさん本当にエライシチュ書くなぁ」
 褒められているはずだが、複雑な気分だ。


A 引き続いて皐月のシーンを書く(シーン指定)
B 引き続いて郁美のシーンを書く(シーン指定)
C 引き続いて春夏のシーンを書く(シーン指定)
D ちょっと英二の仕事ぶりを見に行く
278名無しさんだよもん:2006/10/16(月) 03:51:50 ID:f5LSdKvdO
最近向こうが進展してないしD
279名無しさんだよもん:2006/10/16(月) 16:54:52 ID:TUDrUPnM0
「英二、いいか」
「坂神君か。構わないよ、入ってくれ」
 英二の返事を聞き、俺は扉を開ける。
「調子のほうはどうだ?」
 皐月の調教シーンを書いた俺は、英二の様子を見にきた。
「う〜ん、実は結構苦戦中なんだよね」
 英二は苦笑しながら頭を掻く。
「そんなに大変なのか」
「BGMなんかは順調に作れてるんだけど、肝心の主題歌のほうがどうもイマイチなんだ」
「どれくらい進んでいる?」
「まぁ一応AメロとBメロは書けたけど」
 そう言いながら、英二はメモ用紙を見せてくれた。


 子供の頃の夢は 色褪せない落書きで
 思うまま描き滑らせて 描く未来へとつながる……

 いつか誓う僕ら この手で築く未来は
 さかなは空に 小鳥は水に タマゴがはねて 鏡が歌う


「歌詞の作成方法自体は確立しているけど、どうもハジケ具合が足りなくてね
 やっぱり二番煎じの方法じゃ、上手くいかないみたいだ」
「そうか……どうしたものだろうか」
 やはり勝手の違うジャンルの作曲は難しいようだ。
 どうにか彼の力になれないだろうか。


A まだ時間はある、もう少し英二に任せてみる。
B 夕食のときに皆で話し合う。
C いっそのこと主題歌を省いてしまう。
280名無しさんだよもん:2006/10/16(月) 17:44:40 ID:f5LSdKvdO
誰か選んでよ……

A
281名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 03:29:13 ID:juVpMCEh0
「そうだね、まだ時間はあるし、もう少し粘ってみるよ」
「そうか」
 どうやら英二はこのまま作曲を作るようだ。
「ああ、このままじゃ本職の沽券に関わるし」
 そう言って再び机に向かう。
「よろしく頼む」
「最善をつくすよ、蝉丸君も頑張ってくれ」
「ああ」
 少し心配だが、この調子なら大丈夫だろう。
 俺は英二の部屋を後にした。

 
「どやった、英二はんは」
 部屋に戻り、由宇に英二の進捗状況を尋ねられる。
「いくらか詰まっているようだが、鋭意制作中だった」
 彼も音楽のプロだ。
 今は少し順調でなくても、プロのプライドに書けて曲を完成させてくれると信じている。
「さよか、蝉丸はんもしっかり書かなな」
「そうだな」
 鷹文や英二の仕事ばかり見てもいられない。
 俺も自分の作業に戻らねば。


A 皐月の調教シーンを書く(シーン指定)
B 郁美の調教シーンを書く(シーン指定)
C 春夏の調教シーンを書く(シーン指定)
D 何やら演劇部のメンバーが話をしに来た(演劇部のメンバーから人物指定)
282名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 03:52:55 ID:A6PiXxRq0
D 澪
283名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 12:01:23 ID:2/3Havbd0
ノックの音がしたのでタイプの手を止めて、由宇を見た。
うなづきを確認してからドアを開けると、そこには澪が一人で立っていた。
ぺこりと頭を下げて笑顔でこちらを見る。
演劇の練習は、休憩中なのだろうか?

「どうした、澪」
「どうしたんや、澪ちゃん」
微妙にハモる俺達を見ながら澪がスケッチブックに書いていく。

『あのね』
『ゲームについていいたいことがあるの』
そう書いて俺達に見せる。

「なんや、アドバイスかいな」
「何かあるのなら喜んで聞くぞ」
澪はもう一度微笑んでページをめくって書き始めた。

A『シチュを考えたから聞いて欲しいの』(Hシーンのシチュ指定)
B『このゲームにはホモショタ属性へ訴えかける成分が足りないの』
C『このゲームには卑語が足りないの』
D『ゲストキャラとして私を出して欲しいの』
E『タカアキとアスナの過去話を知りたいの』
F『タカアキとアスナの絡みを見てみたいの』
G『    』(ゲームへの指摘を指定)
284名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 12:19:34 ID:foqMLYQc0
bで引っ掻き回してみよう。
285名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 13:15:19 ID:2/3Havbd0
『このゲームにはホモショタ属性へ訴えかける成分が足りないの』

澪の掲げたその内容に混乱する。いや、ホモショタ属性というのは、ゲームをこなしてきたから
ある程度わかる。とはいうものの、男性向けの調教ゲームにそんなものが必要なのか?
そう伝えると澪はすごい勢いで書き始めた。

『この属性を好む男性や女性のユーザーは少なくないの。
 狙ってる那須小○郎や志麻賀○紀とか、ノンケでも人気のある春○陽平や七○彰とか。
 蝉丸さんの作っているゲームでは直接な狙いは必要ないから、それっぽいシーンが
 少し混ざっているだけでもいいの。あとは勝手に妄想するの』

澪の並べた人名は早書きすぎて良く読み取れないが、いいたいことはわかった。
ユーザーの裾野を広げるためにそういうネタを仕込めということか。
とはいうものの、俺にはそんな属性はない。どんなネタがいいのかもわからん。

「まぁ、今回男キャラとしてはタカアキしかおらんからな。たとえば調教ゲームとしての
 体裁と合わせるんやと、来たばかりのタカアキに性技をしこむ女幹部、
 みたいなもんが考えられるな」
由宇が意見を出してきた。なるほど、タカアキを攻められる側にするのか。
全くそうは思えないが女の子が苦手という設定だしできないこともないだろうな。

『リザードマンに輪姦されるタカアキというのもあるの』
……
『でもこれは直接的すぎるから無理だと思うの』
引いた身体を元に戻す。恐ろしいことを考えるものだ。

「一発だけ仕込むんなら、まだ出てないアスナの過去エピソードを使うって手もあると思う」
『(18歳以上の)子どもタカアキに春夏がいたずらをしたところを、
 タカアキが思い出すというのは?』
澪の意見はいろいろとまずいところが多いな、しかし。

さて、どうするか。
286名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 13:17:02 ID:2/3Havbd0
A そんな属性はこのゲームに必要ない。
B タカアキが女に調教されるシーンをどこかで入れてみる。(アスナor人物指定orモブ)
C アスナの過去エピソードシーンにホモショタ属性を仕込む。
D (18歳以上の)子どもタカアキに春夏がいたずらをしたところをどこかで入れてみる。
E 「こういうシーンはどうだ?」俺も提案してみた。(ホモショタ属性のシーン指定)
287名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 13:57:02 ID:k7Husbzg0
b 観鈴
288名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 15:38:17 ID:juVpMCEh0
「タカアキが女に調教されるシーンを入れてみたい」
「なるほど、アスナはんか? それとも春夏はん?」
 由宇が既に出てきたキャラ名を挙げる。
「いや、ちょっと新しいキャラを思いついた」
 そう言いながら、俺はメモ用紙に簡単な容姿の説明を書いた。
 普通の体型で、金髪ポニーテールの少女。
 好物はどろり濃厚。
『何ていう名前なの?』
「神尾観鈴という名前だ」
「この女の子を今から出したいんか?」
「ああ、そうだが……どうだろうか?」
 俺の提案に由宇が渋い顔を浮かべる。
「うーん、既存のキャラやモブならともかく、新しいキャラとなるとなぁ。
 今からまたデッサンとかせなアカンし、結構負担になると思うねん」
「そうか……」
「それにここまでシナリオが進んでて、新しく話に組み込むのも難しいと思うんや。
 あんまりキャラの数を増やすと密度がどうしても薄くなるしな」
「むぅ」
『困った話なの』
「まぁ頑張れば描けへんこともないけど、きちんとストーリーに織り込まなアカン」
 確かに、今まで伏線も何もないキャラをいきなり出さなければならない。
「どないするんや、どういう風に蝉丸はんは書く?」


A こういうシチュはどうだ(シチュを指定)
B 本編ではなく、オマケシナリオで書いてみる(シチュ指定)
C 調教キャラをアスナか春夏に変えてみる(どちらかを指定)
D 澪には悪いが、この案は没にする
289名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 15:38:48 ID:DsAbopnb0
D
290名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 16:31:19 ID:juVpMCEh0
「この案はお蔵入りさせたほうが良いかもしれん」
 調教も終盤に近づいている。
 今更主人公に今までの路線と大きく状況が異なる話を加えなくてもいいだろう。
 俺がプレイしたゲームでも、男が調教されるシチュは皆無だった。
 正直、上手く書ける自信も少ない。
「あんまり手広く受けそうな属性を増やして、自爆したら目も当てられんしな。
 裾野を広げるのも悪ぅないけど、学園モノとかならともかく、この手の調教ゲーに逆調教はイマイチと思うんや」
『しょんぼりなの』
 残念そうな顔をする澪。
 スケッチブックの文字も心なしか元気がない。
「すまんなぁ澪ちゃん、堪忍や」
「折角考えてくれたのに、申し訳ない」
 俺と由宇は澪に頭を下げた。
『頭を上げてほしいの』
 慌てて澪がペンを走らせる。
『ただの思いつきだから気にしないで、お仕事頑張ってください』
「ああ、そうさせてもらおう」
「澪ちゃんも演劇部のほう頑張りや」
 丁寧にお辞儀をして、澪は部屋を出て行った。

「澪には悪いことをしたな」
「しゃあないわ、ユーザーの全ての希望に応えられるわけがあらへん。
 限られた時間と労働力で、どれだけ最善を尽くすかが大切や」
「そうだな」
 英二も鷹文も由宇もそれぞれの仕事に励んでいる。
 俺も気を引き締め直してシナリオを書かねば。
 決意を新たに、俺はノートパソコンに向かった。


A 皐月の調教シーンを書く(シーン指定)
B 郁美の調教シーンを書く(シーン指定)
C 春夏の調教シーンを書く(シーン指定)
291名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 16:36:36 ID:DsAbopnb0
A 宗一の前でタカアキへの奉仕プレイ
292名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 23:10:21 ID:2/3Havbd0
「皐月をもうひとつ行こう。宗一の前でタカアキへの奉仕プレイをさせる」
「惚れてる相手の前でのプレイか。これも基本中の基本やな」
「タカアキに本格悪役っぽくいってもらおうか」



涙と、股間の染みが乾きだした頃。
皐月の耳にはまた聞きたくもないドアの開く音が聞こえた。

「おはよう、皐月」
皐月はきつい目でタカアキを見る。こんなに短いスパンで再びくることは今までに
なかった。何をやらせようとしているのか、皐月は警戒心を強める。
「んー、なんだかいいにおいがするね。何かしてた?」
「……っ!」
顔を紅潮させ、太ももを寄せる。そんな仕草をにやにやと見据えながら何も言わずに
タカアキは立っている。

「何よ」
恥ずかしさに沈黙が耐えられない皐月はつい続きを促してしまう。
タカアキはさも今気がついたように、言葉を続けた。
「ああ、ごめんごめん、頼みがあるんだ。いいかい、っていうか、聞いてもらうけど」
「……」
「今から君を別の場所へ連れて行く。そこにはある人が待っている」
「また春夏さん達にでも見せつけようって?」
苦笑を返し、まったく悪びれることもなくタカアキは続ける。

「君はそこで、決して、否定する行動をとってはいけない。
 また、俺のいうことに逆らっちゃいけない。何をされてもだ」
「?? なにそれ。そんな頼み、聞くわけないわよ」
昨日の怒りがまだ覚めていない皐月はタカアキの要求を即座に拒絶する。
元々、身体を無理やり開かれる以外にはあまりそのような要求をされたことがない。
自分の行動を制限される嫌悪感をひどく感じていた。
293名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 23:14:00 ID:2/3Havbd0
「聞かないと、その人がひどい目にあうことになる」
「なによそれっ! ひどいことってなに! その人って誰なの!
 ゆかりっ? ゆかりなのっ? やっぱり嘘ついたんだっ!」
怒りが収まらない皐月はたちまちタカアキにくってかかった。
鬱屈していたところに、誰かがひどい目にあうとしって心は燃え上がった。

ふだんなら笑って流すタカアキは、くってかかった皐月の目をじっと眺めた。
罵声を浴びせる皐月も、タカアキがなにも言い返さずにただ見つめることに
少しずつ音量が落ちていく。そのまま言葉がふっと止まったタイミングで、
「皐月」
皐月の聞いたことのないタカアキの声が響いた。

いつもはりついているような微笑の仮面は取れていない。ただ冷めた目で皐月を見る。
冷たい声で皐月に問う。
「頼んでいるのは俺だ。頼みを聞くのか、聞かないのか」
「……ひどい目って、どんなこと」
それを聞いたのは、皐月に生まれてしまった打算なのかもしれない。その人を取るか、自分を取るか。

「それが答えだな」
タカアキは背を向けると、すたすたと全く迷いなくドアへ向かう。
恐慌に陥ったのは皐月のほうだ。

「ま、待って! わかった、わかったから、ひどいことしないでっ」
タカアキの手を握って引き止める。
「じゃあついて来い」
振り返りもせずに部屋を出る。皐月は慌てて後を追った。
その時初めて、タカアキが普通の服を着ていることに気がついた。
294名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 23:19:02 ID:2/3Havbd0
気がついていなかったといえば嘘になるだろう。
皐月はあえてそれを思考の視野にいれていなかった。今目の前に迎え、そのことに気がついた。
タカアキは言った。
「ああ、彼女ってば皐月がいなくなってから、ずっと放課後探してたらしくてね」
それと同じことを、その男がしなかったわけはないのだ。

目隠しをされ、猿轡をされた那須宗一。
まるで普通のラブホテルのようなその部屋で、彼はがたがたと縛り付けられた椅子を動かしていた。

突然タカアキの右手に火球が現われる。それは大きく、赤く。
メラゾーマと呼ばれるそれは宗一に向かおうとする。
「やめてえっ!」
慌てて止めに入る前に、ぽんとそれは姿を消す。そしてタカアキは皐月に向かう。
「否定する行動はとったら駄目だっていっただろ。次は止めないよ」

そしてその声で気づいた男もいた。
「皐月!? 皐月なのかっ!」

「皐月、目隠しと猿轡をといてやれ」
「良かった、無事だったんだな皐月!」
タカアキを見る。宗一を見る。
それからのろのろと、皐月は会いたくて、会いたくなくてしょうがなかったその男へ近づいた。
295名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 23:29:25 ID:JaAc7Rcu0
すまんpcが落ちた。15分ほど待ってくれ。
296名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 23:29:54 ID:rdz+5sOP0
もう…

いじわるっ!
297名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 23:44:02 ID:2/3Havbd0
「誰だ、テメエは」
顔の戒めを解かれ、ただの高校生だというのに果てしなく鋭い目でタカアキを見つめる。
それをうけるタカアキもまるで動じない。微笑を浮かべたまま答えるだけだった。
「はじめまして、宗一。俺は河野貴明だ」
「勝手に呼び捨てにするな。皐月をどうした」
それには答えず、タカアキは皐月を眺めた。

タカアキにこだわるのをやめた宗一は、優しい声に変えて皐月を見やる。
「皐月、このロープを解いてくれ。一緒に帰ろう」
皐月は宗一を見ない。タカアキを見る。楽しそうにそれには答えるタカアキ。
「解いたら駄目だ」
手を止めた皐月は、それでもう手を動かさない。
「皐月……?」
訝しげに。彼の知る皐月は、そんな命令口調に従うことのないお転婆な勝気娘だ。
「スカートを脱げ」
ひくりと固まる皐月。タカアキを媚びるような視線で見る。けして否定的に見えないよう。
「こっちを見ちゃ駄目だよ。宗一を見ながらだ」
「おまえ、何言ってんだ? 頭おかしいんじゃないのか? なあ、皐月」
振り向いた宗一と視線が合う。それが合図のように。泣くなといわれてはいなかった皐月は
涙をこぼしながらスカートに手を伸ばした。

スカートを下ろす。
指で自身を慰める。
下着を下ろす。
下着を宗一の頭にかぶらせる。
タカアキのジッパーを下げる。
それを愛撫する。
出された液体を口に含む。

そこまで、タカアキの静かな命令と従順にこなしていく皐月と
怒号と哀願がまざりあった宗一の声とともに進行する。
次の言葉を聞くまでは。
298名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 23:48:07 ID:2/3Havbd0
「宗一にそれを飲み込ませろ」
はじめて皐月の身体が止まる。そこまでは、皐月は今までに何回も
乗り越えてきた道だ。好きだったかもしれない男の前でも自分を惰性で動かせた。
しかし。
その男の唇に、別の男の白濁液を含んだ唇で初めてのキスを交わせというのか。

「嫌なのか?」
懇願する視線を向ける前に、さきほどの冷たい声で続けられる。
皐月はその時はじめて、自分が使役される立場の生き物になっていることに気がついた。


──皐月と宗一のファーストキスは、タカアキの精液の味がした。



「……」
「……」
「えぐいな、蝉丸はん」
「すまん、宗一に皐月。だけど、まだ続きがあるんだ」
「次はどんなことやらすねん」

A アスナの仙命樹を宗一にふりかける
B 宗一のそれを口に含むよういいつける
C 宗一のそれを下の口に含むよういいつける
D 宗一の前でまぐわいは続く
299名無しさんだよもん:2006/10/17(火) 23:49:18 ID:rdz+5sOP0
投下おつ。
選択は

で。
300名無しさんだよもん:2006/10/18(水) 22:02:49 ID:/vQ7Ijli0
「……」
「……
皐月が唇を離す。宗一は静かな表情でそれを見送った。
顔面に唾をはきかれられてもしかたないと思った。
それに、汚らしいもののように、いや、汚らしいものを足元へ吐き捨てるのが当然だ。
しかし宗一は、皐月のその唇の感触を汚さないようにとでもいうのか、ただ受け入れた。
それがまた、皐月の心を強く傷ませた。

宗一のさきほどまでの狂騒は収まり、皐月へは、あえて日常だった頃の視線をくずさない。
翻り、タカアキに見せる視線は殺意に染まりかけている。

「じゃあ次は、宗一にも同じように奉仕して」
そんな要求にも、怒声を返すことはない。

「もういいんだ、皐月。もし俺をかばっているのなら、やめてくれ」
「心外だな。俺は君に危害をくわえようなんて思ってないぞ。
 あくまでこれは、皐月が望んでやっていることだ」
その言葉を聞いていないように、宗一の視線は皐月から動かない。
皐月の視線は宗一へ向くことはない。
皐月の仕草は、肯定。小さく頷いた。

「皐月!」
「宗一にキスをするのはいやだったか?」
宗一の声にタカアキの声がかぶさる。皐月は一瞬俯いた後、すぐに顔をあげた。
顔を振る否定の仕草をしかけ、タカアキを伺いながら、小さくつぶやく。
「いやじゃない」

タカアキは少し笑い、質問の仕方を変えた。
「宗一に奉仕するのはいやじゃないだろ?」
それには頷く。肯定の仕草。
「いやじゃない」
301名無しさんだよもん:2006/10/18(水) 22:04:28 ID:/vQ7Ijli0
皐月によりジッパーが下ろされ、逃げ場を求めていたそれが存在を誇示する。
「皐月」

躊躇せずに下着をさげ、皐月の前にそのものが姿を現す。たとえそれが宗一のものとはいえ、
皐月は一瞬の嫌悪感を拭い去ることまではできなかった。

「皐月。やめろ」
先端を口に含む。大きい。皐月は頬をつぼめ、唾を生成する。それと同時に、
窄めた頬肉と舌で亀頭を刺激。ひくん、と宗一が反応する。

「やめろ」
尿道口を吸う。舌先で強くつつく。ひくん、ひくん。

「やめろおっ!」
まろばせた乳首を亀頭とすり合わせる。ひくん、ひくん、ひくん。

先ほどタカアキから教わった行為を繰り返す。先端への刺激の方法しかわからない。
だから皐月は、何度も何度も、耐え続けてきた宗一の精液が吐き出される瞬間まで
そこへの愛撫だけを続けていた。


「妬けるなあ」
荒い息をつく宗一と、口元に残った精液を拭う皐月に声がかかる。
「じゃあ、本番といこうか。皐月、服を脱いで。もちろん、今の場所で」

皐月はそれに従う。宗一の前で全てを露わにする。
その乳房ははしたなく尖り、股間からも雫が滴っている。
侮蔑を期待する皐月、否定を期待する宗一。二人の希望は満たされず、
皐月はタカアキに引かれてベッドへと近づいていった。
302名無しさんだよもん:2006/10/18(水) 22:06:52 ID:/vQ7Ijli0
「そんなグリ○ィスを見るガッ○みたいな目で見ないでくれ」
背面座位。
あぐらをかいたタカアキの上で、皐月の全てが見えるよう宗一にさらけ出される。
すでに三発。責め続けられる皐月にはすでに当初の恥じらいすらなくしかけていた。
荒い呼吸音が部屋を占める。性臭は麻痺して鼻に感じることもない。

「皐月は望んで俺に身を任せてるって本人が言ってるのに」
「ふざけるな」
攻めは止めないまま、タカアキはため息をつく。

「まったく、疑りぶかいな。ああ、それともあれかな。
 君の為に身体を捧げる女性、って奴が、琴線に触れたかな」
「!!」
椅子が振動する。宗一の顔が変化する。
皐月は瞠目した。そこで見た宗一は、今まで見た宗一とは比べものにならないほど
恐ろしい表情だ。

それでもタカアキは気にもしない。軽々しい口調を続けた。
「なんかトラウマだったかな。ごめんよ、気にしないでくれ。
 だいたい、皐月は好きで俺に身体を捧げてるんだからね」

殺してやる。あえて口に出す必要もなく、宗一はタカアキを見つめる。
皐月も、自分を見ることがなくなってしまった宗一が、心からタカアキに憎悪しているのが
良くわかった。
そして、それでも皐月は高まっていく。こんな状況でも快感を感じる身体に呪いをかけたくなる。
やがてタカアキは、たっぷりと、たっぷりと身体の奥の奥まで届くように最後の射出を終えた。
303名無しさんだよもん:2006/10/18(水) 22:09:57 ID:/vQ7Ijli0
視神経が焼ききれんばかりに集中していた鬼の視線がぷつりと途切れた。
宗一は自分が眠りにおちたこともわからないまま、タカアキのラリホーによって落ちた。
タカアキはベッドから立ち上がる。皐月は横たわったまま動くこともできない。
「しかしすごい目で睨まれてたなぁ。怖い怖い」
起きない宗一の頭をわさわさと撫でる。

「……宗一をどうするつもり」
「ん? 皐月はちゃんということを聞いてくれたからね。何もしないよ。
 気づいたらハンバーガー屋の店員にでも起こされてるさ」
しれっというタカアキ。
「あんたは、何が望みなの?」
きっと宗一は自分とタカアキを探すだろう。危険な道だ。
「何度もいってるだろう。俺の望みは皐月を奴隷にすることだ」
奴隷。春夏さんと郁美ちゃんと自分を裏切り、彼らの軍門に下ること。
そしてまたあたしは、変わらず毎日のように犯され続けるのだ。
……ほんの少し身体が疼く。そのような身体にされてしまっている。
おそらくは代償として宗一とゆかりは何もされないだろう。
昨日今日と、それをわからせるために、こんなことをされたのだ。
もし受け入れなければこの先は……
家族の姿が浮かぶ。もう、どうやっても戻ることはできない。

リザードマンを呼び、てきぱきと宗一への対応を行うタカアキに皐月は呼びかけた。
「ん? なんだい、皐月。もしかして、俺の奴隷になってもいいって?」
軽い口調で。どっちでもいいんだろうと思っているんだ。
実際にどっちでもいいんだろう。苦しみが……長引くだけと思っているんだ。

皐月は、タカアキの目を見て、言った。

A 「わかりました、ご主人……様」(堕落開始)
B 「宗一とゆかりのここでの記憶を消してくれるなら、そうなってもいい」(堕落開始)
C 「あたしは最後まで、皆を裏切ったりしない」(まだ堕ちない)
304名無しさんだよもん:2006/10/18(水) 22:23:20 ID:71GhnjBF0
A
305名無しさんだよもん:2006/10/19(木) 05:25:09 ID:ThAaTf0n0

(もう……ダメ。あたし、もうダメだよ……郁美ちゃん……春夏さん……ゆかり……宗一……)

 限界だった。
 もはや皐月に、タカアキの調教に抗う力は残っていなかった。
 純潔を散らされ、繰り返し貪られ辱められ、芯まで快楽に染まった肢体。
 仲間の前で、親友の前で、想い人の前で見せたタカアキをねだる痴態。
 それら全てが、皐月の中で絡み合い、混ざり合い、正義に満ちた心を灼き溶かす。

(ごめんね……みんな……ごめんね……ごめんね……)

 涙が流れる、一緒に戦った仲間を、学校で楽しく遊んだ親友を思い出して。
 挫けそうになる皐月の心を支えてきた人達。
 だが今の皐月には、帰る場所を無くす象徴となっていた。
 もう仲間に会わす顔などとうに無い。
 学校に、ゆかりや宗一と一緒にいる資格なんて無い。
 それなら……もう、この男に従ったほうが……まだマシだ。
 従順に言うことを聞けば……いやらしく疼く身体を可愛がってくれる……
 そう考えた途端、皐月の股間がジュンと潤みを生じさせた。
 これ以上、皐月に耐えることは出来なかった。

「わかり……ました……ご主人…………様」

 決して言ってはいけなかった言葉、それが皐月の口から漏れる。
 瞬間、皐月の瞳は光を失い、暗くどろりと淀み濁った。
「ん? なんだって?」
 ニヤニヤとした顔でタカアキが聞き返す。
「ごめん、上手く聞き取れなかった。もう一回言ってくれないか?」
 心底意地の悪い注文。
 聞き取れないわけがなかったにも関わらず、皐月の口から再び言わせる。
「あ、あたしは……」
「ちゃんと言ってくれないと、聞き取れないからそのつもりで」
306名無しさんだよもん:2006/10/19(木) 05:25:47 ID:ThAaTf0n0
 一度決壊した心の堤防は、被虐と隷属による快楽の洪水に流されるだけだった。
 たどたどしくも、皐月は恥辱に満ちた屈服の言葉を紡ぐ。

「あたしは……ストーム☆皐月は……湯浅皐月は……ど…奴隷になります……
 タカアキ……様の……御主人様の……忠実な……め、雌奴隷に……なります」

 抑揚のない声で、皐月はタカアキに認めて告げた。
 自身の心の敗北を、憎かった敵への忠誠を。
 タカアキによって仕込まれた快楽に、身も心も蝕まれ尽くした事実を。
「ふふふ。皐月、これからは俺の言うことが絶対だ」
「……はい」
「俺が服を脱げと言ったら、外だろうと街だろうと躊躇無く全裸になれ」
「……はい」
「俺が犯させろと言ったら、食事中だろうと睡眠中だろうと喜んで股を開け」
「……はい、分かりました……御主人様」
 生気を失った顔で、常軌を逸した返答をする皐月。


(さよなら……ゆかり……宗一……。宗一、ゆかりと幸せになってね……)


 正義の意志に燃えていた魔法少女『ストーム☆さつき』は、もう存在しない。
 そこにいるのは、全ての希望を失い、肉の快楽に堕とされた……一匹の“雌奴隷”だった。

307名無しさんだよもん:2006/10/19(木) 05:26:17 ID:ThAaTf0n0


「これで皐月の調教は一応終わったかな?」
「せやな、後は追加で堕落後のエロシーンを書いてもええし、他のキャラの調教に使ってもええやろ」


A 堕落後の皐月のエロシーンを書く(シチュ指定)
B 郁美の調教シーンを書く(シチュ指定)
C 春夏の調教シーンを書く(シチュ指定)
D 少し休憩する
308名無しさんだよもん:2006/10/19(木) 05:54:17 ID:0NmV4Csp0
c 皐月をこのみと同じ髪型制服にして、
  春夏の目の前で卑語特盛りプレイ
309名無しさんだよもん:2006/10/19(木) 21:47:33 ID:0U8TeRwO0
「つづけて春夏にかかろう。せっかくなので皐月を使う」
「どんな風にや?」
「このみのコスプレをしてもらおう。春夏の目の前でタカアキと皐月のプレイだ。
 卑語といわれるHな言葉を使わせて」
「……」
「なんだ、俺をそんなに見て」
「いや、蝉丸はんも成長したもんやな、と、つい遠い目を」



「ふーん、ふふふーん、ふふーん」
鼻歌を歌いながら、皐月の衣服や髪を整えているのはアスナだ。
まだ首輪ははずされていないが、部屋は今までと違う綺麗な私室に移されている。
バスルームの他、化粧品や衣装も色々と取り揃えられた部屋だ。

先ほどまで、皐月は糊のきいたシーツの上に仰向けになり、天井を見つめていた。
思考はまとまらない。その理由は、自分が何をするかの目的も目標も希望も
何もないからだ。主人になにかを与えられなければ何もない。することもない。
奴隷の心境。
皐月は涙を流すこともなく天井と一緒に空疎な心を見つめていた。

「皐月ちゃーん、こんにちはー」
ドアが盛大に開き、大きな声を出して入ってきたのがアスナだった。
随分とうれしそうな顔をしている、と皐月は思った。
「聞いたよ、皐月ちゃん! お姉さん達の仲間になってくれるんだって?」
上半身をあげた皐月の顔に大きな胸がふわりと包まれた。
久しぶりに嗅ぐ、同性の匂い。それに少し陶然となる。
310名無しさんだよもん:2006/10/19(木) 21:49:30 ID:0U8TeRwO0
「ね、アタシの名前を呼んでみて! あ、呼び方はなんでもいいよ。
 皐月ちゃんの好きなように」
ひどく顔を近づける。美しい顔だった。笑みをこぼすその表情が本来の年齢よりも
アスナを幼く見せていた。
「……アスナさん」
「うぅーん、そこはお姉さま、って呼んで欲しかったのに。まぁいいや。
 でね、タカアキが頼みがあるんだって。それでここに来たんだ」
 
 
「リボンをはずして、こっちのリボンで結んでと。髪は皐月ちゃんのほうが
 長いみたいだけど、しょうがないよね。はい、できた」
姿見の前に立つ。春夏のコスチュームに良く似た、というよりも元となった制服。
元々それを着る年頃の皐月だ。それは文句なく似合っていた。

ノックの音。アスナがそれを聞いてドアへ向かう。
「用意はできたか?」
そう言って入ってきたタカアキは、皐月の姿を見て一瞬停止する。
そして、視線にさらされた皐月は頬を染めて立ちすくむ。

やがて立ち直ったタカアキは、
「良く似合ってる」
今まで見せたことのない、はりつけた微笑ではない表情で、そう言った。
あまりにもありがちな、そんな一シーン。
それでも、まるで恋人に会ったように、皐月の胸はトクトクと打っていた。

「さて、それじゃあ、春夏さんにお披露目といこう」
表情を全く変えず、そう言い放ち、皐月の手を取る。
皐月も、まるで、それはなんでもないことなんだろうかとわずかに思いながら、
タカアキに引かれて歩き出した。
311名無しさんだよもん:2006/10/19(木) 21:52:09 ID:0U8TeRwO0
「こんにちは、春夏さん」
「……」
春夏の部屋の中。沈黙する二人。

手を繋いだ二人。タカアキとこのみ──いや、皐月。
春夏はすぐに悟った。皐月が遠くへ行ってしまったことを。
攻める言葉は浮かばない。必ず助けるといって、何もできなかった。
チャンスは一度あった。それを生かせなかった、自分が悪いのだ。

泣き言を言うつもりはなかった。それでも、その服装には一言言いたかった。
「タカ君、あなたは本当に、壊れてしまったのね」
「変だな、春夏さん。俺は元々こうだったよ」

タカアキの右手があがる。バインド。
春夏が椅子に固定された。

「皐月。君を春夏さんに見せてあげてくれ。何度も見られたのではない、
 本当の君を」
いまだ春夏を直視することのできない皐月。それでも、その命令には従う。
制服を脱いでいく。春夏は気づく。下着まで模倣している。
突然こみあげてきた涙。必死に春夏は涙を押し殺した。

自身も肌をさらしたタカアキは、全身をなめ上げるよう皐月に伝える。
黙って皐月は従うだけだ。
唇、頬、首筋、鎖骨、乳首、脇、二の腕、指、腹、背中。
そこへ近づいた時、タカアキは皐月へ言った。
312名無しさんだよもん:2006/10/19(木) 21:54:57 ID:0U8TeRwO0
「皐月。Hな言葉を言ってもらえないかな」
皐月はよくわからない、といった顔をする。
「たとえば、これはなんて言う?」
自身の局部を指差す。
「……おちん○ちん」
「うーん、正解だけど、ちょっとかわいらしいな。
 おち○んぽ、といってみて」
「おち○んぽ」
元々性的な情報にあまり接していない皐月は、可愛らしい響きというなら
どちらもかわらないような気がするけど、と思いながら言った。
「ああ、良くできた。じゃあ、自分のここのことはなんていう?」
タカアキの中指の先がすっと埋まる。ぴくりと反応する皐月は、
求められた答えを返した。
「……おま○んこ」


春夏の目の前で、二人の行為は長々と続く。皐月の姿は催淫剤を使っていた
その時と見まごうばかりだ。それ以上かもしれない。
タカアキに命じられ、自分の状況を常に喋っている。

「おつゆが、すごくおま○んこをぬらしてる」

「違う……だから、もっとおま○んこをいじって」

「あたしのおま○んこにタカアキのおち○んぽがすごく入ってきてる」

「待って、あの……おち○んぽを抜かないで」

「あぅ、はっ、もっと、もっとおま○んこにおち○んぽを突っ込んでっ」

「おま○んこにタカアキのミルクでてるっ」
313名無しさんだよもん:2006/10/19(木) 21:56:26 ID:0U8TeRwO0
春夏の前で、自分の娘と同じ姿をした少女が犯されている。
春夏の前で、正義の為に一緒に戦った少女が犯されている。

目は二人から離す事ができず。
鼻は二人が放つ若い牡牝の匂いに噎せ。
耳は二人が放ついやらしい言葉に押され。
口は二人が放つ雰囲気に唾を飲み。
そして春夏の股間は、充分に潤ってしまっていた。




「なあ蝉丸はん、このテキストを見てどう思う?」
「すごく……恥ずかしいです」


A 見せるだけ見せて何もせずに二人は戻った。
B 皐月に命じ、春夏とのレズプレイをさせた。
C そのまま3Pを強制させた。
314名無しさんだよもん:2006/10/19(木) 22:18:53 ID:GSSI5M6m0
B
315名無しさんだよもん:2006/10/19(木) 23:11:19 ID:dCZ/ROtsO
伏せ字になってNeeeeeeeeeee!!!!!!www
316名無しさんだよもん:2006/10/20(金) 01:44:06 ID:fQgyIKFnO
そこに痺れる!あこがれるぅぅうぅっ!
317名無しさんだよもん:2006/10/21(土) 03:17:38 ID:fjRBNesb0
「春夏さん、どうしてそんなに物欲しそうな顔をしてるんですか?」
 皐月とのまぐわいを見せつけたタカアキが、ニヤニヤしながら春夏に尋ねた。
「そんな……物欲しそうな顔なんか……してないわ……」
「へぇ、皐月」
「……何でしょうか……御主人様」
「春夏さんのスカートをめくれ」
「……はい」
 タカアキに命じられるがまま、犯されたばかりの皐月は春夏に近づく。
 全裸のまま歩く皐月、股間からは注がれたタカアキの白濁液が床に垂れ落ちていた。
「さ、皐月ちゃん……」
 性交の様子から、皐月が“墜ち”たと分かっていても、やはり春夏は心を乱される。
 椅子に縛り付けられた春夏の前で、皐月は膝立ちになって春夏のスカートをめくった。
 両脚は椅子の脚に堅く縛り付けられ、左右に割り開かれた太股の間から下着が露わとなる。
「中はどうなっている?」
「……濡れて……います……凄く……下着から……いやらしい汁が溢れてます」
「だ、そうですよ。嘘はいけませんね、春夏さん」
「…………」
「かつての仲間が犯される姿を見ていやらしく愛液を出すなんて、春夏さんも相当の変態ですね」
「それは……タカ君が……何度も私を辱めたから……」
 反論しようとする春夏。だが、それを遮るようにタカアキが次の命令を出す。
318名無しさんだよもん:2006/10/21(土) 03:18:12 ID:fjRBNesb0
「皐月」
「はい」
「春夏さんは相当欲求不満のようだ、皐月の舌で可愛がってやれ」
「わかり……ました、御主人様」
「なっ……や、やめっ……あうっ!」
 春夏の前で膝立ちになりスカートを捲り上げていた皐月は、そのままショーツを下ろした。
 レースで飾られた上品なショーツが膝あたりまで下ろされ、左右に引き延ばされる。
 露わになった春夏の秘部、愛液で張り付いた黒く艶やかな茂み。
 その奥の成熟しきった秘唇に、皐月は顔を突っ込んで舌を這わせた。
「んっ……んちゅっ……はちゅっ……あむっ……」
「あっ……くうっ……だ、ダメっ!……」
 タカアキに幾度とされた舌責め。その記憶を思い出しながら春夏の真珠を舐め転がす。
 秘裂を押し割って入った舌が浅く深く、ねぶり回しながら膣内で暴れる。
 さながらお腹を空かせた子犬がミルクを飲むかのように、ピチャピチャと大きな水音が立つ。
「あふっ……やっ……あぁっ……いけないっ……」
 脚を閉じることもできず、皐月のクンニスリングに春夏は為す術もなく弄ばれ続けた。
「あっ……ああっ……んあああぁぁっ!」
 一際激しく、皐月の舌が春夏のクリトリスをねぶりながら甘噛みする。
 瞬間、春夏はガクガクと身体を震わせながら絶頂に達してしまった。
319名無しさんだよもん:2006/10/21(土) 03:19:29 ID:fjRBNesb0
「ふふふっ。どんな気分ですか? かつての仲間にイかされた気分は」
「ぁっ……いやっ……もう……やめて……」
 快感の頂点に上り詰めらされ、ひどく敏感にされた春夏の秘めやかな花園。
「んぷっ……ちゅっ……んぅっ……ふぅっ」
 一度イかせたにも関わらず、皐月は顔を淫液まみれにしながら舌責めを続ける。
 今の皐月は、御主人様であるタカアキの忠実な雌奴隷。
 『やめろ』と命じられない限り、いつまでも春夏を舌で愛撫する性人形だった。
「こ、こんな事をいくらされても……私は……タカ君の言いなりには……」
「へぇ、この期に及んでまだそんな事を言ってるんですか? 春夏さんは」
 つかつかとタカアキが春夏に近寄り、無造作に胸を鷲掴みする。
 制服似のコスチュームの胸から、グニグニと遠慮無しに揉みしだき始めた。
「あひっぁ!……や…やめ……やめなさぃ……やめてぇ……」
 乱暴な胸愛撫をしながら、タカアキは椅子に縛り付けられた春夏を見下ろす。
「もし仮に、何らかのチャンスがあっても皐月は春夏さんの味方をしませんよ」
「…………」
 反論できない。雌奴隷に堕とされた皐月をすぐに改心させるのは、春夏も無理だと分かっていたから。
「奇跡的に春夏さんと郁美ちゃんがここから抜け出したとして……春夏さんはどこへ帰るつもりですか?」
「そ、それは……」
「このみの待つ、いや、待って『いた』家ですか? どんな顔をして『ただいま』って言うつもりですか?」
「あ……う……ああ……」
 発情で赤くなっていた春夏の顔が、赤くなりながら蒼白に変わる。
 矛盾した血液の流れ、それは精神の混乱、理性の錯乱。
「 『このみ、実はお母さんはこのみの恋人に抱かれて、アンアンよがってイっちゃったけど、
  どうにか無事に帰ってきたわよ。今晩は記念に必殺カレーを食べましょうね』  とでも言うつもりですか?」
 深く深く抉り削る。タカアキの言葉は、春夏の心を。
 打ち砕き、切り刻み、踏み潰す。タカアキの言葉は、春夏の希望を。
 下半身の舌愛撫と一体になり、春夏の精神を、理性を、正義の意志をすり潰してゆく。
 トドメとばかりに、顔を近づけて、悪魔の笑みを浮かべながらタカアキは言い放った。
320名無しさんだよもん:2006/10/21(土) 03:20:07 ID:fjRBNesb0

「春夏さん。春夏さんに帰る場所なんて無いんです、待ってる人なんていないんです」

「……っっっ!!!」

「何かの間違いで俺達を倒して、平和な世界を取り戻しても。
 春夏さんにとって一番大切な、このみの心はもう取り戻せないんですよ」

 そう告げられたとき、春夏の中で何かが、決定的な何かが壊れた。

「あ……ああぁ……あああああああぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁあぁーーー!!!!!」


 腰を、下半身を震わせて、二度目の絶頂を迎えながら、涙を流して慟哭する。
 絶望と諦観と喪失が、肉体の快楽と混ざり合って溶け合って、頭の中が満たされ溢れた。

「うーん、精神的にちょっとマズイかも。ま、言うことは聞いてくれそうかな」
 ボリボリと頭を掻きながら、タカアキは軽く反省する。
 この瞬間、春夏もまた皐月と同様に“雌奴隷”へと墜ちていった。
 否、限界まで追い詰められた春夏は、より何も感じず、何も考えない“雌人形”となった。



「こんなものだろうか」
「蝉丸はん、エグい堕としかたするなぁ……ホンマモンの鬼畜やで」
「…………」


A 皐月の追加調教シーンを書く(シーン指定)
B 春夏の追加調教シーンを書く(シーン指定)
C 郁美の調教シーンを書く(シーン指定)
D 再び休憩する
321名無しさんだよもん:2006/10/21(土) 06:29:06 ID:6o4RgqxkO
止める(フリをする)アスナの目の前で皐月に襲わせる
322名無しさんだよもん:2006/10/21(土) 06:52:52 ID:8u/jVlia0
>>321
選択をしないなら俺がCを選ばせて貰う。
323名無しさんだよもん:2006/10/21(土) 06:53:43 ID:6o4RgqxkO
サンクスすまん、記号忘れてた
324名無しさんだよもん:2006/10/21(土) 11:23:23 ID:2N7rpsWE0
「これで残りは郁美だけやな」
「ああ、続けていこう。また皐月に動いてもらう」



モニタールームで郁美の部屋を見る二人の視線。最後の獲物となったその少女をどのように
捕食するかを考えている。
「結局、まだ男は受けいれてはいないんだよな」
「うん、三匹にいきなりだと、返って危なそうだったから」
「アスナがそう判断したのなら、俺が無理矢理っていうのもまずいだろうね」
「アタシがディルドーつけて、っていうのも考えたけど、今の段階で郁美ちゃんはアタシを
 女として見てるから、男性を模したディルドーをつけるのは避けたいかも」
「そうなると、ねぇ」
「そうね。初めての人、にお出まし願いましょうか」
「で、ストーリーなんだけど、こんなのはどうかな。アスナの許可が欲しいんだけど」
「アタシの? いつも勝手にやるくせに、どうしたの?」
「うーん、まぁ、一応。こんなのなんだ」


郁美の部屋。彼女はそこにいる。
皐月や春夏に比べ、無理矢理というシチュエーションはほとんどなく、
ある意味愛のある気持ちいい調教を続けられていた。
色々と考えることはあっても、強く追い詰められているということはなかった。
今もほわほわと心に浮かぶのはアスナの顔だ。悪い人だとは思っていても、与えられる
快楽と人の身の暖かさに、郁美の心はかなり溶かされていた。

そんな時間。突然ダンッ、と大きな音を立て、ドアが開く。
驚いて見つめたそこには、彼女が嫌っている二人の姿があった。
「皐月さん……魔導騎士タカアキ……」

325名無しさんだよもん:2006/10/21(土) 11:25:43 ID:2N7rpsWE0
「郁美ちゃん、久しぶりだね。ひょっとして、俺が捕まえたとき以来かな。
 ああ、顔だけは何回か見たけどね」
「こんにちは、郁美ちゃん……」
あたしを捕まえた人。あたしを犯した人。いやらしいことをしていた二人。
郁美の心が暗くなる。

「皐月さん……なにしにきたんですか」
軽蔑した目で見られる。悲しい。それでも、これから行うことに比べれば
いくら向けられても足りないだろう。皐月はそう思う。

「アスナがね、郁美ちゃんをずっと独占して離してくれないからさ。
 もう無理矢理やっちゃおうかと思って」
その言葉に恐怖が蘇る。3匹のリザードマン。2匹のリザードマン。1人の女性。
彼女を犯し、犯そうとしてきた者たちだ。
意識せず、そこからアスナは除かれていた。

「そしたら、皐月が、郁美ちゃんはあたしのものだから駄目だっていうから。
 しょうがないからそれに応えようかと思って」
タカアキとアスナに聞かされた話の流れ。オブラートに包まれてはいたが、
おそらくは郁美ちゃんはアスナさんに丸め込まれたのだろう。それに気づいていた。
しかし、気づいたから、それをどうする?
どうもしない。それはご主人様に不利な内容だ。あたしが考えることではない。
皐月の心はそういう思考になってしまっていた。

それに。
あたしを軽蔑していた郁美ちゃん。恐怖に震えている郁美ちゃん。
あの時、お尻をいじられて興奮していた郁美。あたしの腰の動きにあわせて動く郁美の髪。
郁美。郁美。郁美。郁美。
郁美を好きなようにすることができる。

皐月の心の中。自分でも知らなかった心が沸き立っていくのが感じられた。
326名無しさんだよもん:2006/10/21(土) 11:27:48 ID:2N7rpsWE0
スカートを捲り上げる。
「やっ……」
郁美の声が漏れる。もう見たくなかったものがそこにある。
郁美の声が聞こえる。皐月の心に暗い火がつく。

あたしは命令されただけだ。それに従わなければいけない。
免罪符は、得た。

「皐月。レディ、ゴー」

おちゃらけたタカアキの合図で、強姦犯が動き出す。


「やめてっ、やだよ、こんなのっ、皐月さんっ!」
郁美は必死で皐月を声と身体で制止しようとする。無駄な抵抗だった。
一回目も力負けしたのだ。すこしづつ力を元通りにされている
皐月に郁美がかなう道理がない。
声も無意味だ。今の皐月には心を高める凱歌にしか聞こえない。

コスチュームを剥ぎ、下着を剥ぎ。
郁美の羞恥と恐怖とで皐月はより高ぶっていく。

「んっ……そんなとこっ、いたっ、そこ痛い!」
郁美の股間に舌を伸ばす。あの時は濡らすことができなかった。
舌と指先で愛撫する。人差し指は珠。親指は孔。外縁を舌で攻める。
ひとしきり濡らすとそのまま舌は菊座に向かった。
327名無しさんだよもん:2006/10/21(土) 11:30:22 ID:2N7rpsWE0
ぴくっ。郁美の背筋が伸びる。
舌先を押し込んで、締まろうとする筋肉を中から愛撫する。
ぴくっ、ぴくっ。
顔が赤くなり、発汗していく。鮮やかな変化だ。
二人の時間が始まって、はじめて皐月がつぶやいた。

「お尻、気持ちいい?」
赤くなる体。滲む愛液。ひくつく体。

「いやらしい女の子になったね。郁美ちゃん」
流れ出す汗。流れ出す涙。溢れ出す声。
「う……うええっ……ひぐ……」

皐月の秘所ももうずぶ濡れだ。心は熱く暗い炎がともり続けている。
ディルドーをしごく。皐月の身体に響く。入れたい。郁美に。


「郁美ちゃん! 大丈夫!」
もう一度大きな音を立てて、ドアは開きアスナを迎え入れた。


「ああ、アスナ」
「ああ、アスナじゃないわよっ、タカアキ、これはどういうこと!」
「見ての通りだよ。郁美ちゃんを皐月がいただいてるの」
「そんなことは見ればわかるっ! なんでアタシに何もいわずにこんなことをしてるの」
「君に言ったら認めてくれないからだろ。独り占め、良くない」
「そっ、それは……ともかく、無理矢理なんて許さないから、皐月ちゃん、そこをどきなさい!」
アスナが皐月に近づいていく。しかし、2歩目でそれは止まった。
右手を伸ばしたタカアキが、郁美からは見えた。
328名無しさんだよもん:2006/10/21(土) 11:31:53 ID:2N7rpsWE0
「タカアキ……なんのつもり? アタシにバインドなんてかけて」
「勘違いするなよ、アスナ。郁美ちゃんは俺が捕まえたんだ。俺のものだよ」
「郁美ちゃんはアタシがっ! アタシのっ……」
「アタシのなんだい? 調教相手に個人的感情は抱くものじゃないぞ」
「そんなんじゃない! アタシはただっ、うむっ!?」
「うるさい口だ」
郁美の視線の先。タカアキの唇でアスナの唇が塞がれる。
言葉が出ない。心が痛む。何故?

身体から力が抜ける。その瞬間、皐月のディルドーが郁美の身体を突き抜けていた。

A 郁美を皐月がひたすら犯す。
B さらにタカアキがアスナを犯すシーンも一緒に見せ付ける。
C さらにさらに4Pになだれ込む。
329名無しさんだよもん:2006/10/21(土) 11:32:29 ID:kbdMm+Bu0
A
330名無しさんだよもん:2006/10/22(日) 10:45:42 ID:Dx/+eHQ+0
皐月は郁美をただひたすらに攻め続けていた。
ディルドーは郁美の後門に埋まったまま出ることはなく、
空いた手は胸や秘所をとめどなく愛撫する。
男であれば途中で否応なく止まるであろうそれは、女同士ということで
いつまでもつづけられていた。

郁美のクリトリスの裏側を指でこりこりと刺激。
その間もディルドーの抽送を止めることはない。
皐月のボルチオ性感帯にディルドーの先はうにうにと感触を伝え。
それに酔う皐月はさらに攻めを強くする。
タカアキによって身体に覚えつけさせられた自身の身体への攻め。
それを郁美へと還元している。

郁美の淫靡な表情を見る。鏡に映したようにきっと自分もそうなっているだろう。
止まらない。
皐月はもう取り付かれたようになっている。
もっとセックスする!
頭の中にはそんな言葉が渦を巻いていた。

小指をディルドーの隙間から差し込む。入り口を蹂躙する。
クリトリスを中と外から摘み上げる。
「あ……は……」

郁美が飛んだ。
股間から飛沫を上げて水分が漏れ出す。
それでも、皐月の攻めはやむことがない。ブレーキを失ったまま、
水分のついた指先を郁美の唇へと近づけていた。
331名無しさんだよもん:2006/10/22(日) 10:49:11 ID:Dx/+eHQ+0
郁美はぼんやりと目を覚ました。目の前に広がるのは天井だ。
右手が温かい。誰か、手を握ってくれているのだろうか。

無意識に、言葉が出た。
「アスナさん」
「なに?」
答えが返ってくる。

「ごめんなさい、郁美ちゃん、タカアキ達をとめることができなくて」
「もう彼らは帰ったから、大丈夫よ」
「これからは、こんなことがないよう、注意するから」
「郁美ちゃんに酷いことをしないようにさせるから」
「だからごめんね、郁美ちゃん……」

アスナさんは悪くないです。
頬に手が伸びる。
アスナさん、泣かないで。
そっと首を自分に近づけた。
涙を唇でぬぐいとる。
涙がたまった唇に郁美の唇が重なる。
舌が入り込む。それはアスナの口内を蹂躙する。
アスナの頬が赤らむ。二人の舌はアスナの口内で絡み始めた。

(あと一息、ってとこかな。もうすぐね、郁美ちゃん)
332名無しさんだよもん:2006/10/22(日) 10:50:10 ID:Dx/+eHQ+0
「郁美もほとんど堕ちかけやな」
「ああ、いよいよ終盤だ」

A 皐月の追加調教シーンを書く(シーン指定)
B 春夏の追加調教シーンを書く(シーン指定)
C 郁美の調教シーンを書く(シーン指定)
D そろそろ夕食かな
E そういえば、ゲームタイトルを決めてなかったのではないか?
333名無しさんだよもん:2006/10/22(日) 11:55:33 ID:jLCctfvG0
C 皐月と春夏とタカアキで輪姦
334名無しさんだよもん:2006/10/22(日) 16:20:39 ID:Dx/+eHQ+0
郁美が皐月に犯された翌日。また郁美の部屋を訪れるものがあった。
タカアキ、皐月、春夏の3人である。

昨日の恐怖を思い出す前に、郁美は驚きの声を上げた。
「春夏さんっ!」
郁美の声に対し、春夏は無感情な目で郁美を見る。
「ごめんなさい」
ほんのすこし後悔の感情をあらわし、郁美へ静かに声をかけた。

さらに声をかけようとする郁美へ、タカアキが言葉を挟む。
「この二人は俺の雌奴隷になった」
「!!」
春夏と皐月を見る。二人とも、沈んだ目でそれを否定はしない。
皐月さんはともかく、春夏さんはそんなことにはならないと思っていたのに。
今まで春夏がどのような調教をされてきたのか全くわからない郁美は、
そんなように考える。

これでひとりぼっち。自分ひとりでは脱出することは難しいだろう。
本来なら絶望するはずの状況。それでも、どうしようもないショックを
受けるまでにいたってはいない。

そして、その思考の流れをまるで読んだかのように、タカアキは言葉を続ける。
「もう一つ、ニュースを教えてあげようか。
 アスナは、もうここにはこられない」
ぞくり、と背中が震えた。喪失感。そういうもので体温まで持っていかれたようだ。
アスナさんはタカアキの仲間じゃなかったの?
あたしを仲間にひきこもうとしていたんじゃなかったの?
どうして、今。
ぐるぐる回る頭から単純な問いかけが叫びとなって現われた。
335名無しさんだよもん:2006/10/22(日) 16:22:25 ID:Dx/+eHQ+0
「なぜっ!?」
「君を自分のものにできないからだ。無理矢理にすることもなく、手ぬるいということで、
 更迭されたんだ」
間髪なくかえってきた言葉に、郁美の心は締め付けられる。
あたしのせいで。あたしのせいで、失ってしまった?

「あ、アスナさんはどうなるの?」
「さあ。魔法を使えなくした上で、放逐されるか、穴奴隷にされるか、それとも……
 ま、どちらにしても、二度と郁美ちゃんの前にあらわれることはない。
 これからは俺が調教役だ」

その言葉には温度がない。全くアスナのことなどどうとも思っていないタカアキの声。
郁美の頭がかっと熱くなる。こんな人たちに、アスナさんが何かされたり、もっと
ひどいことをされるなんて考えたくない。
それよりも、あたしは、アスナさんと離れたくない。ずっと一緒にいたい。
それに、皐月さん、春夏さんの二人とも裏切ったんだ。それならあたしだけが抵抗してる
意味なんかない。あたしが、あたしがアスナさんの奴隷になれば、アスナさんはあたしの
そばからいなくならない。アスナさんもひどい目にあわなくてすむ。
そこまで一気に思考する。彼女にとっての正義はすでに愛というもので消されていた。

「あ、あたしはアスナさんの奴隷になります! だからアスナさんを連れて行かないで!」
「ふぅん」
考える仕草。タカアキの心の中では哄笑が響いていた。

336名無しさんだよもん:2006/10/22(日) 16:24:25 ID:Dx/+eHQ+0
「信用できないな」
そう言って、撥ねつける。
「第一、アスナにしか心を開かない奴隷なんて必要ない。
 たとえば、男である俺や、仲間だったこの二人に無茶苦茶にされても
 そんなことをいえるか?」

できやしない、と言外に匂わし、郁美へと回答を迫る。
郁美はもう怯んではいなかった。たしかにそれは恐怖だ。
それでも。アスナがいなくなるくらいなら。アスナの奴隷になることができるなら。
アスナの側にいることができるなら。

「言えます。だから、アスナさんをどこにもいかせないって約束して」
「ああ、いいよ。できたらね」
信用していないという口調で、タカアキは続ける。
「じゃあそこで全裸になって、もう一度誓って。アスナと、俺の雌奴隷になることを。
 そして、自分が何をして欲しいか、いってみて」

郁美はためらわずに衣装を脱ぐ。ヒロイックな感情に身を任せている。
やがてそのまだ幼い身体を全く隠すことなく晒し、タカアキ達に宣言した。
「あたしは、めでぃかる☆いくみんは、アスナさん、タカアキさんの雌奴隷です。
 どうぞ、あたしを目茶苦茶に嬲ってください」
 
 
モニタールームで一人。笑みを浮かべながらその様子を見ていた。
「はい、よくできました、郁美ちゃん。もう、立派な愛奴隷ね」
337名無しさんだよもん:2006/10/22(日) 16:26:02 ID:Dx/+eHQ+0
「ひううううっ」
ディルドーなどよりも格段に太いそれが郁美の膣に入り込む。
「狭いな、さすがに」
郁美は息も絶え絶えに、それでも、口内のそれを愛撫するのは止めない。
「んっ……ちゅ……んふぅ……はむ……」
それは皐月のつけるディルドーだ。愛撫したところで何も意味はない。
意味があるのは、わずかな振動と、その表情を見て皐月の嗜虐心が
強くたかめられることにある。

「む……! うぶぅぅ!」
強く突く。嫌がる郁美の顔。上目遣いでちらりと嫌がるような視線。
たまらない。
皐月の身体には郁美を壊したいという思いがどんどん積み上げられていく。

春夏は胸に集中している。まだかわいらしい胸だ。誰かを思い出す。
誰だろう? よくわからない。
指できゅ、きゅと乳房を愛撫する。
自らの乳首と乳首を重ね合わせる。暖かい。気持ちいい。
頭が白くなっていく。
唇で乳首をつまむ。噛む。噛みながら先端を舌でこねる。
ぴくん。反応してくれた。かわいい。
次はもっと強く噛んでみよう。
338名無しさんだよもん:2006/10/22(日) 16:28:57 ID:Dx/+eHQ+0
皐月は後ろから郁美の尻にディルドーをあてがう。
郁美もそれを待ちかねたような表情をする。もうそれを隠すようなことはしない。
「くうううぅぅぅん」
「ぐうっ!」
後ろからディルドーに貫かれ、郁美は悩ましい声をあげ、強烈に締まった膣に
タカアキの痛覚と快楽の叫びが走る。

「郁美ちゃん、お尻は? お尻いい?」
「はいっ、皐月さん、お尻、お尻がいいですっ。お尻が大好きですっ。
 もっと、めくりあがるくらい、すごいのを下さいっ」
「郁美ちゃん!!」
皐月のどろどろに溶けた表情に歓喜が満ちる。ストロークが強くなる。
タカアキが慌てて身体ごと持っていかれないように郁美の肩を抑えた。
それが反作用になり、皐月と郁美の二人の身体に逃げ道のない強烈な衝撃を与えた。

「……!!」
ひくん、ひくんと、二人の身体が震える。同時に達したのがタカアキには良くわかった。
タカアキが一瞬呆けてしまったほどの表情を見せているところを、郁美から秘所への
愛撫を受けていたはずの春夏が近づいた。
「なにっ!?」
力を抜いていたところに、春夏の指がずぶりと刺さった。タカアキの菊座に。
即座に前立腺を刺激する。
「あはぁっ……!」
びゅくびゅくと精液が郁美の中に放出される。

一瞬肝を冷やしたタカアキだが、春夏の顔を見て安心する。
そこには、ただ刺激が欲しいだけの拗ねた顔があった。
苦笑して、強烈な口付けを春夏と交わす。
ずるりと抜け出たペニスは、春夏の膣口へと近づく頃にはすでに硬度を取り戻していた。
339名無しさんだよもん:2006/10/22(日) 16:55:30 ID:Dx/+eHQ+0
「やれやれ」
アスナが肩をすくめる。
「いつ終わるのか知らないけど、かっこ悪いから自分から
 ギブアップしないでよ、タカアキ」
そう言って、モニタールームから去っていった。
誰もいないモニタールームには、3匹の雌奴隷と一人の男の声だけが反響しつづけていた。



「──よし」
「お疲れさん。ようやっと3人とも堕ちたな」
「ああ」
「これからは、ボリュームを増すために追加調教シーンが必要であれば
 書くとして、エンディングシーンを先に書いて一旦締めるって言うのもありやな。
 さて、ウチもいよいよスピードあげてかんとな」

A 皐月の追加調教シーンを書く(シーン指定)
B 春夏の追加調教シーンを書く(シーン指定)
C 郁美の追加調教シーンを書く(シーン指定)
D エンディングシーンを書く。
E 今日はもう休むか。
F 食事にしよう。
G そういえば、ゲームタイトルを決めてなかったのではないか?
340名無しさんだよもん:2006/10/22(日) 16:56:53 ID:UksB5RhnO
Fで一区切り。
341名無しさんだよもん:2006/10/23(月) 02:16:44 ID:bLmyGzAd0
「そろそろ食事にしよう」
「せやな、区切りも付いたし、ウチも腹減ったわ」
 時計を見る、もう午後六時半だった。
 休憩も挟まず、三人のメインヒロインが墜ちる様を書ききった。
 さすがに疲れた、腹も減ってきた。
 ここらで夕食にでもしよう。

「「「「「「「「いただきま〜す」」」」」」」」
『いただきますなの』
 再び九人の声が俺の部屋に響いた。
 今日の夕食は、豪勢に神戸牛のしゃぶしゃぶだった。
「奮発したな」
「まぁな。せやけど切り落としの薄切り肉を混ぜてあるから、量はあるで」
「量がないと……ねぇ」
「そうだね、成長期とはいえよく食べる娘がいるし」
 目の前に置かれた牛肉が、瞬く間に消えていく。
「うーん、柔らかくて脂が乗ってて美味しいなぁ」
「みさき、太っても知らないから」
『みさき先輩は胸に肉が付くの』
「むきー!!!」
 尾根高校の演劇部員達が漫才を繰り広げる。
 ここまで勢いよく食べられるとかえって気分が良い。
 その光景を微笑ましく眺めながら、俺も神戸牛に舌鼓を打った。


A 食事中に、鷹文の仕事の具合を聞いてみる。
B 食事中に、英二の仕事の具合を聞いてみる。
C 食事中に、演劇部員に何か話しかけてみる。
D 特に何事もなく食事が終わり、ひとまず解散した。
342名無しさんだよもん:2006/10/23(月) 02:31:23 ID:iL5+8++P0
C
343名無しさんだよもん:2006/10/23(月) 20:25:35 ID:4d1Ft8Rn0
 ちょっと演劇部のメンバーに話をしてみることにした。
 さて、誰にどんな話を振ろうか……
(む、そう言えば)
 そこで俺は、午前中に演劇部の練習を見たのを思い出す。
「渚。どうだ、人妻魔法少女の演技は上達したか?」
 午前中、演劇の練習の合間に部員達に声あての予行演習をしてもらった。
 その時、渚の演技に気恥ずかしさが残っていて、少し難があった。
「はい、頑張って練習しました。今度は大丈夫だと思います」
「そうか」
「大変だったのよ、他のお客さんに聞かれないようにあえぎ声の練習するのは」
『渚さんって意外と良い声で鳴くの』
「新婚さんになったら夫は大満足してくれると思うよ」
「み、澪ちゃん! みさきさん! 雪見さん!」
 どうやら渚の演技もそれなりに上達したらしい。
「シナリオのほうは一応目処が立った、近いうちに声あてが始まるからそのつもりでいてほしい」
「蝉丸さん、もうシナリオ書き上げたの?」
「こりゃ本格的にうかうかできないねぇ」
 英二と鷹文が驚きの言葉を上げる。
「せや、たった三日で書き上げるなんてこの兄ちゃんホンマ大したもんや」
「むぅ……褒めすぎだ」
 頭を掻きながら、誤魔化しに鍋の中の野菜を漁る。
 その道の人間である由宇にまで手放しで褒められると、かなり照れくさい。
 そう言えば、ここに来てまだ三日しか経っていないのだった。
 何やらもう二ヶ月近くエロゲーのシナリオを書いている気がするが。


A つつがなく夕食が終わり、一旦部屋に戻った。
B 「そう言えば、タイトルはどうするんや?」と由宇に聞かれた。
C 夕食を終え、最後のシーンを仕上げるために由宇の部屋に行った。
344名無しさんだよもん:2006/10/23(月) 20:26:01 ID:/e4M3kgl0
Bそろそろ決めてもいいかも
345名無しさんだよもん:2006/10/23(月) 23:48:33 ID:hMJP5ZvO0
「そう言えば、タイトルはどうするんや?」
由宇に聞かれる。

「そうだね、タイトル画面のデザインやCDのレーベルなんかも考えなきゃ
 いけないから、早いほうがいいよ」
鷹文からも指摘をされる。

タイトルか。いろいろとゲームをしてみた時に、タイトルが大事なのはよくわかった。
覚えやすく、インパクトがあり、ゲームそのものをあらわしているのがいいようだ。
「AIR」や「うたわれるもの」などは秀逸だし、「痕」も非常に雰囲気がいい。
正直「フルア○」はちょっと、と思われたりしているようだ。
調教ゲームでは、「殻の中の小鳥」などが良い例だろうか?

さて、今回の話では、色々と支援板で決定をしてもらっている。
タイトルもそれでいくべきだろうか。

A 雑談スレでタイトルを募集する。
B 次以降の書き手に案を提示してもらう。
C いや、今閃いた。これではどうだ? (タイトルを指定)
346名無しさんだよもん:2006/10/23(月) 23:52:36 ID:04DBOI4E0
B
347名無しさんだよもん:2006/10/23(月) 23:53:00 ID:9TDebM7nO
妥当なところでA
348名無しさんだよもん:2006/10/24(火) 09:32:11 ID:pX8Yp9N70
「To Cunt2 xrated」
「Routes of breaking」
「まじっくパーティーERO」
「ほわいとあるばむ」
「ONEKO〜仕える季節へ〜」
「魔法少女アフター」
「出すぞ彼」

うーむ。
食事中の皆から案を出してもらうが、正直まだまだぴんとくるものはない。

「ある調教師」
「皐月と春夏と郁美と呪われし日々」
「調教☆まっしぐら」
「逃げ場なし」
「魔法少女は失った日常の夢を見るか」

正直良い案にはまだまだ足りない。もっと案を考えてみよう。

A さらに次以降の書き手に案を提示してもらう。
B いや、今閃いた。これではどうだ? (タイトルを指定)
349名無しさんだよもん:2006/10/24(火) 09:47:06 ID:WqjqysYFO
350名無しさんだよもん:2006/10/24(火) 23:49:30 ID:mqIiz+xI0
「由宇、なかなか良い案が思いつかない」
 鍋をつつきながら皆でタイトル案を出し合うが、ピンと来るモノがなかった。
「そうやな……こういう『戦う変身ヒロインがやられちゃうゲーム』ちゅうのは
 タイトルも相場が決まっていて、大概が調教されるメインヒロインの名前が
 そのまま使われるもんなんや」
「そうなのか?」
「せや。『超昂天使エス○レイヤー』や『魔法天使○サキ』なんかも
 魔法少女の名前がそのままタイトルになっとる。
 蝉丸はんがプレイした『地球防衛少女まじかる☆さゆりん〜囚われの魔法少女 散華の章〜』
 も、魔法少女の名前に副題を付けてあるやろ」
「なるほど」
「変に凝ったタイトルよりも、このジャンルは内容が分かりやすいほうがファンに受けもええ」
「なるほど。俺達の作品なら、『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき』をタイトルにするべきか」
「そうなるな、せやけどそれだけやとちょっと寂しいかも知れへん。まじかる☆さゆりんのように
 なんぞ副題を入れたほうがええかもしれんで」
「ふむ」
 確かに、一般的なビジュアルノベルとこの手のゲームは勝手が違うだろう。
 ゲームの内容を表し、分かりやすいという点ではこれ以上ないタイトルだ。
「で、結局どないするんや、蝉丸はん?」
 俺は――


A 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女 ストーム☆さつき』にタイトルを決める。
B Aのタイトル案に副題をつける。副題は支援板で案を出し合う。
C Aのタイトル案に副題をつける。副題は今指定する(副題を指定)
D >>348からタイトル案を指定する(タイトル案を指定)
E いや、今俺がもっといいタイトルを思いついた(タイトルを指定)
 
351名無しさんだよもん:2006/10/24(火) 23:53:55 ID:Jf7GkXH30
B
352名無しさんだよもん:2006/10/25(水) 06:15:09 ID:awWQn5pf0
『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき〜副題未定〜』
とすることにした。
副題については、支援板の感想スレもしくは雑談スレで募集し、
ある程度集まったところで決定したいと思う。
ということで、副題の案をあげてもらえるとありがたい。

ここまで決まったところで食事も終わり、めいめいは俺の部屋から引き上げていった。
昨夜もしっかり睡眠はとったはずなのだが、まるで1ヶ月近く寝ていないような気がするので、
早々に寝床に入ることにする。布団の中で、今後の作業について再確認した。

タイトルについてはこれで決まったとして、後はそれ以外の作業だ。
テキストは、エンディングシーンと、必要であれば追加調教シーンを書く必要がある。
CGについては、由宇が一人で作っているところだ。もし作業量が多すぎて厳しいと由宇が判断したら、
なにか対応を考えないといけないだろう。
BGM,主題歌については英二がひきつづき作成している。主題歌の歌詞はかなり固まってきているようだ。
そういえば主題歌を歌う人に関して決まっていなかったな。美咲たちにお願いするか、
他の人を考えるか検討する必要があるな。
プログラムは、シナリオができたら演出方法含めて俺と鷹文とで作っていくことになっている。
音声は、シナリオがあるていどできた以上、美咲たちの時間と折り合わせて録音してもらう必要がある。
渚もうまくなったようだし、もうあんな実際の演技をしなくても大丈夫だと思う。

これらが完成した上でテストプレイ、デバッグ、調整、不適切な語句や画像の確認をし、
ゲームとしてはマスターディスクが完成ということになると聞いたな。
その後に、CDかDVDのプレスとなる。枚数や、費用がどの程度かの確認も必要だ。
最後に、おそらく由宇のいうこみっくパーティーというイベントで実際のゲームを
販売することになるだろう。由宇が宣伝してくれるといっていたな、そういえば。

だんだんと眠気がしのびよってくる。明日からも頑張らねば。
353名無しさんだよもん:2006/10/25(水) 06:15:42 ID:awWQn5pf0
A 皐月の追加調教シーンを書く(シーン指定)
B 春夏の追加調教シーンを書く(シーン指定)
C 郁美の追加調教シーンを書く(シーン指定)
D エンディングシーンを書く。
E 皆の状況を見に行く。(由宇、英二、鷹文、演劇部から指定)
354名無しさんだよもん:2006/10/25(水) 06:21:04 ID:iIye4jHX0
Bでどこまでもアナル
355名無しさんだよもん:2006/10/26(木) 23:31:57 ID:Gx3LMvFO0
「春夏に調教シーンを追加しよう」
「ほう、どんなシチュや」
「アナルだ、どこまでもアナル責めだ」
 尻穴調教の追加に由宇が少し引いた顔をする。
「蝉丸はん、ホンマ後ろの穴が好きやな。公園でいきなりツナギのボタン外さんどいてや」
「いいのか、俺はノンケでも喰っちまう男なんだぜ」
「…………」
「冗談だ」
 軽いジョークに由宇が本気で後ずさった。
 これからは発言に注意せねば。


 始まって如何ほどの時間が経過したのだろうか。
 当人達にはどうでもいいことであった。
 雌奴隷は主人が満足するまで身体を捧げるだけ。
 雌奴隷の主人は己の精力が尽きるまで犯し続けるだけだからだ。
「あふっ……あくっ……いいっ……いいですっ」
 身も世もない、人妻魔法少女のあえぎ声でタカアキの部屋が満たされる。
 春夏は以前の十七回戦と同様に、ベッドの上で四つん這いとなり、バックでタカアキに犯されていた。
「ふふっ、春夏さんも墜ちてしまえば可愛いものですね」
 淫らな嬌声に合わせ、タカアキは激しく腰を振り肉棒を抜き差しする。
「やっぱり後ろの穴は締まる、千切れちゃいそうですよ」
 剛直は前ではなく、春夏の後ろの穴を埋めていた。
 直腸を抉るたびに、ローションと前の穴から垂れる愛液がシーツに飛び散り染みを作る。
「も……もっと……下さい……犯して……下さい」
 本来は排泄するための器官。それをタカアキによって徹底的に責め嬲られた。
 ともすれば乱暴で若さに任せたような菊門責め、しかし春夏から悲鳴も苦痛の呻きも聞えない。
 彼女の口から出るのは、快楽に染まった喘ぎ声と更なるおねだりだった。
 春夏の精神も肉体も、タカアキは犯し尽くし、汚し尽くし、壊し尽くした。
 何も考えられず、ただ服従し、己の肉塊でよがるように快楽を植え付けた。
 かつては正義の魔法少女だった極上の人妻雌奴隷、柚原春夏。
 タカアキは彼女を部屋に呼び出し、その熟れた肉体を味わう。
356名無しさんだよもん:2006/10/26(木) 23:32:31 ID:Gx3LMvFO0
「お尻……お尻、気持ちいいです……タカアキ様……」
「立派な雌奴隷ぶりですよ、初めてのはずのアナルでこんなによがれるんですから」
 ほんの僅かに嫌がる素振りを見せ、苦痛を訴えたのは最初だけだった。
 被虐の調教で躾けられた肢体は、すぐに肛姦に快楽を見いだし腰を振り出す。
 だらしなくよだれを垂らしながら、春夏はひたすら続けられるアナル責めの快楽を貪っていた。
「ひぁっ! ひあぁぁぁぁっ!!!」
「くうっ!…………あーあ、こんな事なら中出しできるようにしておけばよかった」
 キツイ後穴の締まり具合にタカアキは絶頂に達し、合わせて春夏もイかされる。
 無造作に剛直を引き抜き、コンドームを手早く付け替えた。
「ああっ……タカアキ様の……精液……」
 ベッドに投げ捨てられた使用済みコンドーム。
「タカアキ様の匂い……青臭くて……美味しそう……」
 生臭い白濁液にまみれたそれを、春夏は四つん這いのまま顔を近づけて匂いをかぐ。
「駄目だよ、変な病気もらっちゃフェラできないから」
「ふあっ……も、申し訳ありません……タカアキ様」
 そのまま口に含んでしまおうとするところで、肛門責めを再開しながらタカアキは注意する。
 物欲しそうな顔をしながらも、春夏は精臭だけで我慢する。
 直腸に挿入された肉棒の感覚に恍惚の笑みを浮かべながら、ピストン運動に合わせて再び腰を振り出した。
「今度はきちんと直接腸内に精液を注いであげるから、今日は我慢するんだ」
「は……はい。タカアキ様に……御主人様にこんなにお尻の穴を犯してもらえるなんて
 ……雌奴隷には有り余る幸せです」
 直腸の中で固さと太さをすぐに取り戻す肉棒。
 人妻雌奴隷への肛門調教は、まだ終わりを見せない。
 
357名無しさんだよもん:2006/10/26(木) 23:33:06 ID:Gx3LMvFO0


「こんな感じだ」
「もう完全完璧にタカアキの手に墜ちてもうてるな」


A 皐月の追加調教シーンを書く(シーン指定)
B 更に春夏の追加調教シーンを書く(シーン指定)
C 郁美の追加調教シーンを書く(シーン指定)
D エンディングシーンを書く。
E タイトルを選択してもらう。
358名無しさんだよもん:2006/10/26(木) 23:36:20 ID:/OvR9yEh0
C アスナとお姉様ラブラブH
359名無しさんだよもん:2006/10/28(土) 02:56:05 ID:4Fzn8uHq0
「郁美の追加調教シーンを書こう」
「ほう、どんなシチュや」
「アスナとのラブラブHだ」
「うーん、それだけか?」
 由宇が少し渋い顔をする。
「それだけとは?」
「いやな、いくみんとアスナはんはこれまでラブラブのマットプレイを繰り返しとるやろ。
 今回もまた似たようなシチュやと、プレイヤーにも飽きがくるんとちゃうか」
「むぅ……」
 言われてみればそんな気もする。
「似たCGの使い回しでテキストだけ変わるエロシーンは手抜きっちゅう感がある。
 ウチとしては楽できるけどな」
「なるほど」
「ラブラブなHはいいとしても、何か変わったシチュエーションを加えるべきや」
「ふむ、変わったシチュエーションか」
 由宇に言われて少し考えてみる。
 変わったシチュエーション、変わったシチュエーション……
「どや、なんぞ思いついたか?」
「そうだな、俺は2人のラブラブHを――


A 水着姿で、浜辺でさせる
B 魔法少女服のまま、こみパ会場でさせる
C いや、普通にベッドでさせる
D その他希望のシチュを指定してください
360名無しさんだよもん:2006/10/28(土) 03:07:32 ID:yOPkYw33O
D サウナルームで限界まで愛し合う。
361名無しさんだよもん:2006/10/28(土) 09:33:13 ID:vPvP6A+n0
「サウナルームで限界まで愛し合うものにしたいと思う」
そう言った。熱いサウナで熱い行為。これだ。俺は由宇を振り向いた。
すごく引いていた。

「……それはどこのハッテン場のことをいってるんや」
「2丁目にある24会……、まて、冗談だ」
俺は部屋を出て行こうとする由宇を引き止めた。

「ホンマに冗談やろうな」
「悪かった。しかし、エロゲでレズでサウナルームといえば EVE burst errOr を
 まず連想するものではないのか?」
御老公から薦められてプレイしたのだが、面白かった記憶がある。
「また古いところからもってくるな……」



「ふう〜〜〜」
「ふぃ〜〜〜」
身体の中の熱い空気を逃がす。
郁美とアスナの二人はサウナで汗を流していた。あまり使われることのないサウナ。
今はもちろん二人の貸切状態である。

アスナは、タカアキらの郁美への調教から一日置いて、郁美の前へ顔を出した。
もちろん、心の底から喜んだ表情で。郁美もそれに劣らず応える。
離れ離れになっていた恋人の風景そのままと言えた。
ひとしきり(1時間近く)郁美が自分の思いを語った後、アスナは汗を落としたいと
いうことで風呂へ誘った。もちろん郁美に嫌はなかった。
その途中、サウナルームを見かけたところ、心臓に病を抱えていた郁美がサウナを
体験したことがないということを語ったのだ。
ということでここサウナへ案内されることになったのだった。
362名無しさんだよもん:2006/10/28(土) 09:37:49 ID:vPvP6A+n0
「すごい暑いですね……」
「100度近いからね。湿度が低いからそれでも耐えられるんだったと思うよ」
「へぇ……」
薄い身体から汗を流す郁美。豊満な体のアスナのそれに比べて量は少ない。
アスナも自分の胸は嫌いではないが、太っているといわれたように思い、勝手に拗ねた。

「だから、郁美ちゃんにも、もっと汗をかいてもらったほうがいいよね」
そういうとアスナは郁美の後ろに回った。そのまま抱きしめる。
「きゃう! な、なんですか?」
ぴたりと背中と胸を密着し、腕を胸に回す。
唇は耳を食み、腕は小さな乳首に触れながら、汗で湿ったままぬるぬると
まだ発展途上の乳房を思うがまま形を変えるように動かす。
「あっ、アスナさん……」
郁美がぽっと顔を染める。嫌がるそぶりはない。むしろ待っていたようにも見える。
そこに見える媚びにアスナも征服感を強く感じた。

郁美の身体を高めた後、アスナは背中から離れた。郁美の前に、片膝立ちになる。
そのまま郁美を呼び寄せ、膝頭に郁美の股間をあてた。
床と、郁美の背中にあたるかもしれない木の段差にはタオルをひき、用意も万全だ。
そのまま腰を持ち、前後に振動する。郁美のまだ育ちきっていない陰唇が前後にひきめくられる。
そして、にちゃにちゃといやらしい音がすぐに耳へと響くようになっていった。

「はんっ、はっ」
常よりも熱い息が続けざまに吐かれる。動かしているアスナもひどく熱い。
なんでこんなところでやってるんだろとわずかに考えながら、汗と愛液で、滑らかな膝頭と
開いた性器の摩擦はどんどん少なくなり、前後の動きはより強くなっていく。

「アスナさん、キス、キスぅ」
郁美が頭の上からせがむ。片膝立ちのまま、アスナが下、郁美が上の普段とは
違う体勢で唇を奪う。愛情を認識した郁美は積極的だ。
舌を、唇を、ひたすらに使う。それが万言よりもアスナへの心を表すように。
363名無しさんだよもん:2006/10/28(土) 09:41:43 ID:vPvP6A+n0
膝から下ろした郁美と自分の足を交差させ、直接股間をあわせる。
女性どおしの身体はどうしようもなく顔と顔が離れていってしまう。
それが郁美には悲しいのか、切ない表情を見せる。

無毛のアスナ。薄い郁美。ひどく熱いそれが互いに体温を分け合い、高めていく。
アスナが腰を動かす。頭も身体もひどく熱い。
郁美も腰を強く揺らす。頭も身体もひどく熱い。

「あっ、ふあっ、あんっ、ひあっ」
「はっ、んっ、くふっ、ふっ」
珍しくアスナも声をあげる。互いの性器はこすれあい、もつれあう。
そして時折、珠に強く刺激がある。
「ふぅ……んっ!」
もっとそこを攻めて欲しいと思っても、それは刹那に終わり、またじんじんと響く身体への
圧力の一つに変わる。それは時間が立つにつれ、二人を高みへあげる最後の圧力へとなっていく。

アスナがフィニッシュに入る。二人の珠の鞘がこすれあうように動かす。
いやらしくそれが絡み合う。
郁美の身体がぴくぴくと震える。アスナにも強く響く。

「アスナさぁん!」
「郁美ちゃん!」
二人の叫びが重なり合い、初めて、二人は同時に果てた。


「……郁美ちゃん、出るわよ」
「どこへ……ですかぁ」
虚脱状態の身体に鞭をふり、同じくふらふらの郁美を無理矢理引っ張り、サウナルームから
脱出した。あんなところで気を失ったら本当に死んでしまう。
ドアを開けて流れ込む温度差に痺れるほどの快感を得る。
そのまま冷たいバスルームの床に二人は寝転んだ。
364名無しさんだよもん:2006/10/28(土) 09:46:06 ID:vPvP6A+n0
トクトクトクトクとまさしく早鐘のような心臓の動きが少しずつ収まるのをアスナは感じ取る。
荒い息も少しずつ収まり、思考に統一性が戻ってくるのがわかる。

演技でなく本当に達してしまったのはひさしぶりだ。
きっと、サウナの温度と、郁美によるものだろう。
アスナは顔を動かし、側にいる郁美を見る。
そこでは、先日まで見せていた怯えなどはどこにもなく、ゆるみきった少女の表情を
見せている。サウナから出て放心しているだけかもしれないけれど。

それが嘘であったにせよ、郁美にはアスナへの愛がはぐくまれてしまっている。
そして、アスナには郁美を愛しているという感覚はない。
彼女は、そういうものは、昔なくしてしまっていた。
表面を取り繕うのは得意だった。郁美のようにした彼女の奴隷の数も0ではない。
郁美を明日捨て去ることも彼女にはできる。
けれど、今すぐにはできない。今はまだ、郁美に利用価値があり、何より風呂場に
横たわっているからだ。

リボンを解いた郁美の髪を撫でる。
郁美の身体の熱はかなり引いているようだ。アスナの身体の熱も。おそらく、心も。
アスナのもう熱が通ることのない心でも、外部からの温度によって温まることもある。
サウナと郁美によって暖められたそれを、アスナは久しぶりに感じながら、郁美を見つめていた。
365名無しさんだよもん:2006/10/28(土) 09:47:36 ID:vPvP6A+n0
「こんなところだ」
「最後ちょっぴりいい話にしたところで、ハッテン場っぽいのは変わらんけどな」
「時に由宇、この旅館にサウナは?」
「あるけど、あんたは立ち入り禁止や、アホ」

A 皐月の追加調教シーンを書く(シーン指定)
B さらに春夏の追加調教シーンを書く(シーン指定)
C さらに郁美の追加調教シーンを書く(シーン指定)
D エンディングシーンを書く。
E 皆の状況を見に行く。(由宇、英二、鷹文、演劇部から指定)
F タイトルを選択する。
366名無しさんだよもん:2006/10/28(土) 09:59:10 ID:NixE7OmR0
F
367名無しさんだよもん:2006/10/28(土) 10:57:14 ID:vPvP6A+n0
「色々と案を出してもらったようだし、いよいよタイトルを決定するとしよう。
 感情の感じるままに、気にいったものを選んでくれ」

A 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜魔導騎士タカアキの野望〜』
B 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜被虐の雌奴隷調教〜』
C 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜汚された感感俺俺〜』
D 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜淫辱の首輪物語〜』
E 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜雌奴隷飼育日誌〜』
F 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜Sexslave Memory〜』
G 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜Magic of Deception〜』
H 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜我が父に捧ぐ鎮魂歌〜』
I 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜散りゆく処女への子守歌〜』
J 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜It's a Wonderful Life〜』
368名無しさんだよもん:2006/10/28(土) 11:08:49 ID:qZIPsJve0
先日、無事に発売した事だしI
369名無しさんだよもん:2006/10/28(土) 20:00:33 ID:NixE7OmR0
「『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜散りゆく処女への子守歌〜』に決まった」
「なんや和風ファンタジー戦記物エロゲーみたいな副題やな」
「気にするな」

 これでタイトルも決まった。
 エロゲー作りも大詰めに入ってきた言っていいだろう。
 さて、次はどうしようか。


A 皐月の追加調教シーンを書く(シーン指定)
B さらに春夏の追加調教シーンを書く(シーン指定)
C さらに郁美の追加調教シーンを書く(シーン指定)
D エンディングシーンを書く。
E 皆の状況を見に行く。(由宇、英二、鷹文、演劇部から指定)
370名無しさんだよもん:2006/10/28(土) 20:09:23 ID:4e+B+3vT0
E 英二
371名無しさんだよもん:2006/10/28(土) 22:19:49 ID:G+ekJXJlO
>>EVE burst err〇r
372名無しさんだよもん:2006/10/29(日) 00:09:54 ID:MV/0Pfgs0
「英二、歌詞のほうはどうだ」
 タイトルを決めた俺は英二の部屋を訪れた。
 前来たときは苦戦していたようだが、今はどうだろう?
「蝉丸君か、どうにか完成したよ」
 言いながら歌詞カードを見せてくれる。


 子供の頃の夢は 色褪せない落書きで
 思うまま描き滑らせて 描く未来へとつながる……

 いつか誓う僕ら この手で築く未来は
 さかなは空に 小鳥は水に タマゴがはねて 鏡が歌う

「私たち、正義のために戦います」
「たとえ それが命をかける戦いであっても」
「戦闘力たったの5か…ゴミめ」
「こ…ん…な私…でも、可愛がって……くれ…ますか?ご主人様」
「だが断る」
「お前がいま感じている感情は精神的疾患の一種だ。しずめる方法は俺が知っている。俺に任せろ」
373名無しさんだよもん:2006/10/29(日) 00:10:28 ID:MV/0Pfgs0
 悪い夢から醒めようと その手足をばたつかせるほど
 深みにはまってゆくよ 悪魔がそっと微笑む
 鏡の中で叫ぶ 本当の私はどこで彷徨ってる?
 作り笑顔が歪む
 涙が入り この画面溶かすよ
 悲しみだけを集め 深く渦巻く心は“螺旋”のよう
         ∧_∧
        ( ´Д`)   ヘギョー
    ____/  /
  σ/∴∵/   |
   ( _久弥 |
   //|.| ̄| | ̄| |
  // |.|  | |  | |
  ∪ ヽ>. | |  | |
       | |  | |
       ヽ) ヽ)
 だから私を連れて どこか遠くの世界で抱きしめて
 信じさせて……
 鏡の中で叫ぶ 本当の私はどこで彷徨ってる?
 足音を忍ばせて 黒い闇が後ろから近づく
 閉じ込められた心 “螺旋”を描き光を探してるよ
         ∧_∧
        ( ´Д`)   ヘギョー
    ____/  /
  σ/∴∵/   |
   ( _久弥 |
   //|.| ̄| | ̄| |
  // |.|  | |  | |
  ∪ ヽ>. | |  | |
       | |  | |
       ヽ) ヽ)
374名無しさんだよもん:2006/10/29(日) 00:11:05 ID:MV/0Pfgs0
 だから私を連れて どこか遠くの世界で抱きしめて
 信じさせて……

 その言葉が俺の忍耐を断ち切る。
 もっとセックスする!


「こんな感じだよ」
「むぅ……」
 歌のことは素人だが、なかなかの出来だと思う。
 巧みなプロの技ということか。
「後は何か注文ある?」
「そうだな――


A 主題歌のタイトルを決めるべきではないか
B 主題歌の歌手を決めるべきでは
C 特に注文はない、礼を言って英二の部屋を去る
375名無しさんだよもん:2006/10/29(日) 00:12:25 ID:UkfYtyv90
B
376名無しさんだよもん:2006/10/29(日) 04:13:22 ID:WFYMBsLl0
「主題歌の歌手を決めるべきではないか」
 いくら歌詞が決まっても歌い手がいなければ話にならない。
「そうだね、でも誰に歌ってもらう? 理奈や由綺に頼むわけにはいかないよ」
 さすがに現役の人気アイドルにエロゲーの主題歌を歌ってもらうわけにはいかん。
 誰か他の人間を探すべきだ。
「声あてをする演劇部の女の子達に頼めばいいんじゃない?」
「そうだな。彼女らにはセリフの部分を喋ってもらうつもりだが、別に歌手をさせても
 構わないだろう」
「ただ問題なのは演劇部の女の子達の歌唱力だね。演劇部員だから声あての演技
 力は期待できるけど、歌まで上手いとは限らないよ」
「そういうものなのか?」
「そういうものさ、仕事柄アイドル声優が歌を収録したのを見たことがあるけど、上手い
 娘もいればそうでない娘もいた」
「むぅ……」
 良い声優が必ずしも良い歌手とは限らないということか。
「声優とは別に歌手を用意してボリュームを出すのも悪くはないけど、
 今から新しい人材を見つけるのは難しいんじゃないか?」
「確かに」
 専門的に歌の上手い人間がいればそれに越したことはないだろう。
 しかし今からそんな人物を探せるか甚だ不安だ。
 歌唱力のある人間がいたとしても、必ずしも協力してくれるとは限らない。
「どうするんだい、蝉丸君」
「そうだな、俺は――


A 順当に演劇部員の中から歌手の候補を探してみる
B まずは声優探しのときと同様に、宿泊客から歌の上手い人を探してみる
C 困ったときの御老公頼み、御老公に誰か良い人材がいないか聞いてみる
377名無しさんだよもん:2006/10/29(日) 05:20:36 ID:JjA/Iuvn0
これ以上人を増やすのもアレだし……。

Aで
378名無しさんだよもん:2006/10/29(日) 17:05:50 ID:TYh2zg7C0
「演劇部員の中から候補を探すつもりだ」
「順当だろうね」
「ああ」
 今から新しい人材を探すのも大変だ。
 それならまずは彼女らが歌えるかどうか聞くべきだろう。
「早速彼女らに話をしたい、付いてきてくれ」
「ああ、オーディションといこうか」
 話が決まり、俺と英二は用意をして部屋を出た。

「あら、蝉丸さんに英二さん。どうしたんですか?」
 宴会場では昨日と同様に渚達が演劇の練習をしている。
「練習中すまない、実はエロゲーの主題歌が完成した。
 それで声優をしてくれる君達から歌手を選ぼうと思っているんだ。
 ちょっとオーディションを受けてほしい」
「そうなんですか、分かりました。 みんな、ちょっと集まって」
 事情を話し、渚に皆を集めてもらう。
「うわ〜、緊張するな」
「歌なんて上手く歌えるかなぁ」
『ふぁいとぉ、なの』
「それじゃ、歌詞とメロディを教えるから一人ずつ歌ってもらおうか」
 英二の指導の元、即席の歌手選考会が始まった。
379名無しさんだよもん:2006/10/29(日) 17:07:14 ID:TYh2zg7C0


『その言葉が俺の忍耐を断ち切る! もっとセックスする!』


 最後の美咲の歌が終わる。
「ふぅ、これで全員終了だね」
「そうだな」
 一通り彼女らの歌を俺達は聴き終えた。
(ドキドキ)
(緊張するよ〜)
 彼女らも結果を知りたがっているようだ。
「英二、誰の歌が一番良いと思う」
 俺も早く知りたい、早速聞いてみた。
「そうだね、俺がこの曲の歌手になってほしいのは――


A 渚ちゃんだな
B 雪見ちゃんだな
C みさきちゃんだな
D 美咲ちゃんだな
380名無しさんだよもん:2006/10/29(日) 17:23:31 ID:glXM28c50
C
381名無しさんだよもん:2006/10/29(日) 20:20:33 ID:3QwF4V9K0
よかった…
選択肢に澪とか入ってたらどうなるかと思った
382名無しさんだよもん:2006/10/29(日) 20:41:39 ID:w6+oeiz50
放送事故!
383名無しさんだよもん:2006/10/29(日) 22:14:26 ID:TYh2zg7C0
「俺が主題歌を歌ってほしいのは――みさきちゃんだ」
 言いながら、英二がみさきを指名する。
「わ、私がですか?」
「ああ、普段よく耳を使ってるおかげか音感が一番掴めていたよ。
 それにメインヒロインの声の娘が歌ったほうが盛り上がりそうだしね」
「は、はい。私、精一杯歌います!」
「羨ましいわね〜、みさきったら。緒方英二に認められるなんて」
「みさきさん、私達の分まで頑張ってください」
「応援するわ」
『目指すは音楽祭なの』
 部員達の激励を受けながら、みさきはやる気を見せている。
 どうやらこれで主題歌のほうは問題なさそうだ。

「それじゃ俺はこれからみさき君のレッスンをするよ」
「ああ、頼む」
 演劇や声優の練習の合間に、英二がみさきに歌の特訓を施すことになった。
 俺は英二や演劇部員達と別れ、由宇の部屋に戻る。

「戻ったぞ」
「どうやった、英二はんのほうは」
「ああ、主題歌も完成していて歌手はみさきに決まった」
「ほう、さよか。さすが英二はん、やるときはやるやんか」
「彼も職人だからな」
 さて、英二に負けないように俺も自分の仕事をしよう。


A 皐月の追加調教シーンを書く(シーン指定)
B さらに春夏の追加調教シーンを書く(シーン指定)
C さらに郁美の追加調教シーンを書く(シーン指定)
D エンディングシーンを書く。
E 他の人の状況を見に行く。(由宇、鷹文のどちらかを指定)
384名無しさんだよもん:2006/10/29(日) 22:25:48 ID:iDP3crU20
そろそろD
385名無しさんだよもん:2006/10/30(月) 02:43:50 ID:17sWq7t70
「そろそろエンディングシーンを書いて物語を完結させるつもりだ」
「せやな、ええ加減ケリをつけるべきやろ」
 最初の導入部から雌奴隷墜ちまで、それなりに書き上げてきた。
 この辺りでフィナーレを迎えよう。
「なぁなぁ、どんなエンディングにするつもりなんや」
「むぅ……」
 由宇に尋ねられ、エンディングに相応しいシチュを考え始めた。
 エンディング……エンディングか……
(む、そう言えば美咲が出してくれた調教案をまだ使っていなかったな)
 折角だ、ここで美咲の調教案を使おう。
(後は――そう言えばサブタイトルは『散りゆく処女への子守歌』だったな。それなら――)
「思いついたぞ、由宇。早速書いてみる」
 そう言って俺はノートパソコンに向かった。
 キーボードを叩き、思うまま書き滑らせて描く未来へと繋げだす。


 皐月たち正義の魔法少女が捕らえられ、数ヶ月が経った。
 その間、地上では何故か魔物達による侵略が行われなかった。
 不思議に思う人々も、やがて時間の経過とともに平和を当たり前と感じ始める。
 だがそれは、かりそめの平和でしかなかった――

 とある家庭の夜の茶の間、二人の兄妹がテレビを見ている。
 ブラウン管からは、無人島での殺し合いをテーマにした恋愛ドラマが流れていた。
「あれ、故障か?」
「どうしたんだ、ちはや」
「うん、テレビが映らなくなっちゃたの。お兄ちゃん」
 突如、画面にノイズが走り出し、真っ黒となった。
 だがすぐに切り替わり、中世の城の玉座のような椅子に座った、一人の男が映し出された。
386名無しさんだよもん:2006/10/30(月) 02:44:22 ID:17sWq7t70

「こんばんは、俺は“ダークネスリーフ”の幹部、魔導騎士タカアキ。
 この映像は我らの魔導力を使って、全世界同時中継同時通訳で放送されている。
 テレビだけではない、パソコン・映画館・ガラス窓・鏡・湖エトセトラエトセトラ、
 映るものには全てこの映像が流されていると思ってもらおう。
 さて、地上にする人間達よ。心して聞け。
 今ここに――我ら“ダークネスリーフ”による地上征服の準備が完了したと宣言する!」

「え……ダークネスリーフって最近聞かなくなったけど、滅んだんじゃないの?」
「だ、大丈夫だちはや。きっといつも通り魔法少女達がなんとかするさ」
 何かの冗談にしか聞えない、世界征服の準備完了宣言。
 魔物達による侵略の恐怖を思いだして怯える妹を、兄が元気づけようとする。
 それに応じたわけではないだろうが、タカアキはテレビ放送を続けた。

「諸君らはいつも通り魔法少女達が我らの野望を妨げると期待しているだろう。
 だが、この映像をみてもらえば考えを変えてくれると思っている」

 瞬間、画面が切り替わる。
 先ほどの中世の城の広間とは異なり、地下牢のような部屋だった。
 現れたのは、紫色のローブを着た女性に従う、三人の女性達。
 
「なっ……」
「お、お兄ちゃん……これって……」
 兄妹が凍りつき、言葉を失う。
 テレビのニュースでよく見かけた、鮮やかに魔物達を倒す正義の魔法少女達。
 ストーム☆さつき、めでぃかる☆いくみん、マジマザー☆はるかが、魔導神官アスナに連れられて立っている。
 だが、その姿は二人の知っている姿ではなかった。
 ニュースの中で着ていた可憐な魔法少女服を、彼女らは身につけていない。
 それどころか、身体には一切の衣服を纏っておらず、全裸を晒していた。
 皐月の程よく育ったバストと、少し濃いめの若草。
 郁美のまだまだ未成熟な胸と、うっすらと生えた恥毛。
 春夏の成熟した乳肉と、黒々と茂りながらも手入れのされた媚肉。
387名無しさんだよもん:2006/10/30(月) 02:45:08 ID:17sWq7t70
 胸も秘部も、余すところ無く映し出され、三者三様の裸身が飛び込んでくる。
 凛々しく正義に燃えていた瞳は、どろりと濁って焦点が合っていない。
 だが、何より目を引いたのは――

 三人とも共通して、不自然に膨らんでいるお腹だった。

「ほら、ちゃんと言ってね、皐月ちゃん、郁美ちゃん、春夏さん」
 アスナに優しく促され、おずおずと三人の女性達が口を開いた。
「ぜ……全世界の皆様……あたし達は……かつて、正義の魔法少女だった者です」
「ですが……私達は戦いに敗れて捕まり、今はタカアキ様やアスナ様の……雌奴隷となっています」
「どうか……これ以上無意味な抵抗をせず、ダークネスリーフに服従してください」
 皐月が、郁美が、春夏が世界中に語りかける。
 正義のヒロインだった自らの敗北を、悪の組織への降伏の誘いを。
「私達は……タカアキ様に犯していただき……幸運にも仔を身籠もることができました」
「これからは……生まれた仔に子守歌を歌いながら犯される……至福の生活が待っています」
「世界の皆さま方……私達と一緒に、ダークネスリーフに支配される世の中を受け入れましょう」

 そこまで三人の女性が言うと、再び画面がタカアキの姿に切り替わった。

「理解してもらえたかな。諸君らの希望はもはや尽きたということを。
 繰り返し忠告しよう、我らに反抗しても無駄だと、服従だけが生き残る術だと。
 我らが主は神、全宇宙の神、その名を暗黒神ブラックシモカワ様。
 我らに歯向かうものに誰一人容赦はしない、すべて抹殺そのものどもに死を与える。
 弱者に用はない、いつの世も力あるものが勝ち栄える。
 滅び行く弱者に涙なんていらない。
 我らが暗黒神の世界と軍団に、栄えあれ!
 ハハハハハ……アーハッハッハァッ!!!」

「お兄ちゃん……私達、どうなるの?」
「…………ちはや」
 詠うような、謳うような魔導騎士による絶対の降伏勧告。
 兄は、妹を守るように抱きしめる。
388名無しさんだよもん:2006/10/30(月) 02:45:40 ID:17sWq7t70

 この時、世界は変わった。
 暗黒神による、悪夢と絶望の世界へ。
 魔導騎士タカアキ達による、人々が支配され奴隷へと堕とされる世界へ。
 悲しみに暮れる人々を救う、正義の使者。
 それは、もはや支配者の性欲を満たし、仔を産み落とすだけの雌奴隷へと変えられた。

 世界は、支配者達の歓喜と、雌奴隷の嬌声と、人々の嘆きに包まれた。
  



「こんな感じだ」
「蝉丸はん……あんさんものごっついエンディングむかえるなぁ」
「? 俺が迎えるエンドは入水自殺だったりいい旅夢気分だったりするが」
「……さよか」
 由宇がかなり引いている気がする。
 むぅ、エンディングだからだとかなりやりすぎただろうか。


A 由宇のほうの仕事ぶりを見る
B 鷹文の仕事ぶりを見にいく
C ひとまずシナリオも完成したし、休憩する
389名無しさんだよもん:2006/10/30(月) 02:57:45 ID:4wEdK7IVO
B
390名無しさんだよもん:2006/10/30(月) 13:48:37 ID:bfJa6x/o0
「鷹文にシナリオ完成を報告する」
「せやな、行ってらっしゃい」
 俺は由宇の部屋を出て、鷹文の部屋へ行った。

(それにしても、午前中から仕事のしすぎのような気がするな)
 何となく今日の行動を振り返ってみる。
 朝起きて、いつも通り朝食を皆で食べ、由宇の部屋に行った。
 そこで、追加の調教シーンを二つ書く。
 それからタイトルを決め、英二の部屋に行き主題歌の完成を知らされた。
 その足で英二とともに練習中の演劇部員達にオーディションを受けてもらう。
 結果、メインヒロイン担当のみさきに主題歌を歌ってもらうことして、由宇の部屋に戻った。
 エンディングシーンを書き終え、鷹文に報告するところなのだが……
(むぅ、何やら起き抜けにいきなりエロシーンを書いていたような……)
 起床のシーンをバッサリ省かれた気もするが、とりあえず問題はないだろう。

「鷹文、入っていいか」
「あ、蝉丸さん。どうぞ」
 軽く了承を取り、俺は鷹文の部屋に入った。
「どうだ、調子のほうは」
「相変わらず問題は無いけど、蝉丸さんのほうは?」
「ああ、昨日も言ったとおりシナリオ本編は終わった。
 加えてエンディングシーンも書き上げた、これで俺の仕事は一応完了だ」
 テキストデータの入ったUSBメモリを鷹文に渡す。
「了解。でも前にも言ったけど、蝉丸さんにはゲーム演出も担当してもらうから。
 全く仕事がなくなったわけじゃない、そのつもりでいてね」
「ああ、わかっている」
 後は音楽や背景、キャラのCGと一緒に演出を考える仕事がある。
 とはいえ、今すぐどうとできるものでもないが。

A 部屋に戻り、由宇の仕事のほうを見に行く
B 英二の歌のレッスンを見に行く
C そろそろ昼食の時間となった
391名無しさんだよもん:2006/10/30(月) 13:49:29 ID:NqPAepb+0
B
なんとなく
392名無しさんだよもん:2006/10/30(月) 21:25:24 ID:bfJa6x/o0
「これからどうするの?」
「そうだな……英二の仕事具合を見に行ってくる」
 今頃みさきに歌の練習をさせているだろう。
 少し見学するのも悪くない。
「ついでに完成してる分のBGMも持ってきてよ」
「分かった」
 お使いを頼まれながら、俺は鷹文の部屋を出た。

『こどものこ〜ろのゆめ〜は〜 いろあせないらくが〜きで〜』
 宴会場に入ると、主題歌の一節が聞えてくる。
「英二、早速練習させてるようだな」
「蝉丸君か、どうしたんだ」
「練習の見学と、鷹文から完成してる分のBGMを持ってくるよう頼まれた」
 近くにいた英二に話しかける。

『あたしは、めでぃかる☆いくみんは、アスナさん、タカアキさんの雌奴隷です。
 どうぞ、あたしを滅茶苦茶に嬲ってください』
『そっ、それは……ともかく、無理矢理なんて許さないから、皐月ちゃん、そこをどきなさい!』
『駄目なのに……タカアキ達の……思い通りになんかなってはいけないのに……』

 向こうでは雪見達が声あての練習をしていた。
 なかなか壮観な光景だ。

「そっか、BGMのほうは全部出来てる。はいこれ」
 傍らから音楽データが入ったとおぼしきCD-ROMを渡される。
「確かに受け取った。ところでみさきのほうはどうだ?」
「まぁまぁじゃないかな、素人にしては悪くないよ」
393名無しさんだよもん:2006/10/30(月) 21:25:57 ID:bfJa6x/o0

『わるいゆめからさめよ〜うと その〜てあしをばた〜つかせるほど」』
 一緒になってみさきの歌を聴く。
 なるほど。本職のアイドルには及ばないとしても、ただの素人よりはかなり上手い。
 これがプロの指導というものなのだろう。
「肺活量が大きいのも幸いしたね」
「どれくらいで収録までこぎ着けられるんだ?」
「近いうちには、声あてのほうも順次やっていくつもりだよ。
 場合によってはどういう演技をしてほしいか、ライターとしての意見を聞かせてほしい」
「む、わかった」
 どうやら主題歌や声あてのほうも着々と進んでいるようだ。
 これなら、素晴らしい作品になるかも知れん。
 いや、素晴らしい作品にして見せるんだ、皆の力で。

『その言葉が俺の忍耐を断ち切る! もっとセックスする!』


A 由宇の部屋に戻る
B 少し散歩でもしてみる
C そろそろ昼飯の時間だ
394名無しさんだよもん:2006/10/30(月) 21:30:46 ID:V+Oam8Cy0
A
395名無しさんだよもん:2006/10/30(月) 21:59:33 ID:bTwS0UTE0
由宇の部屋に戻るとしよう。俺は宴会場から離れた。
途中で鷹文の部屋に顔を出し、CDROMを渡すと、すぐにまた廊下へ戻る。
しかし、こう何度も頻繁に旅館の中を歩きながら色々なところに
顔を出していると、自分が同級生2の主人公にでもなった気がするな。
ああ、BGMは「街の空」で頼む。

「今戻った」
「おかえり」
返事はしてくれたが、指は止まらない。CGを描くのにかかりきりのようだ。
あまり口を出さないほうがいいだろうか。

「どやった? 鷹文はんは」
「先ほど俺のテキストのデータとBGMのデータを渡してきた。今頃プログラムと
 いうものをしているところだろう」
「スクリプティングっていうんやったかな」
「あと、英二はみさきのトレーニングを、演劇部の皆も声の練習をしている」
「そか、みんなちゃくちゃくとすすんどるなぁ。いかんな、ウチが一番遅れてるやろうな」
正直、それはしょうがないと俺は思う。隣で俺のシナリオを読んで、ラフを起こしてからさらに
CGを描かなくてはいけないらしいし、時間も非常にかかるそうだしな。
というよりも、俺や英二の速度がとてつもないのかもしれないが。

「どうする? 誰かに手伝ってもらったほうがいいか?」
「うーん……」

A 「猪名川由宇が後ろを見せるわけにはいかん。修羅場モードで一気にあげたる」
B 「しゃあない、あいつらを呼ぶか」(和樹、詠美、彩、すばるから選択もしくは複数選択)
C 「誰かCGが塗れるもんがいないか、英二はん達に聞いてみてくれるか」
D 「また宿泊客の中から探してみよか…… しかしそんな人かたっぱしから聞いて回るしかないな」
E 「御老公とか言う人にそういう知り合いはおれへんかな」
396名無しさんだよもん:2006/10/30(月) 22:03:02 ID:0cxLWL9E0
Bで
すばると和樹
397名無しさんだよもん:2006/10/31(火) 02:35:39 ID:zzajgtX40
「しゃあない、あいつらを呼ぶか」
「あいつらとは?」
「仙堂和樹っちゅうてな、東京にいる知り合いの同人作家や」
 そう言うと由宇は懐から携帯電話を取り出した。
 何度かのコール音の後、相手が電話に出たようだ。 
「あ、和樹か。何? すばるもいる? そら丁度ええわ。
 いや実はな、ちょ〜っと次の新刊、ちゅうても同人ゲーやけど。
 とにかく絵描く人手がたらへんねん。手伝いに来てくれへんか?」
 次第に由宇の口調がヒートアップする。
「何? 今からは急? 遠い? そっちも新刊の準備がある?
 ウチがこんなに困ってるっちゅうのに見捨てるつもりなんか!
 ああ〜、やっぱり東京モンは薄情やな〜、人情の欠片もないわ」
 そうは言っても東京から神戸まで「来い」と言われて来られるものでもないだろう。
 押しの強さはやはり関西の人間といったところか。

 しばらく携帯越しに押し問答が続いた。
 やがて、由宇が通話ボタンを切る。
「援軍は来られそうか?」
 俺の質問に由宇が答える。


A 「どうにか説得したわ、今日の夕方には来るって」
B 「和樹は来られるけど、高○生のすばるは来られへんやって」
C 「すばるは都合付いたけど、和樹が来られへんねん」
D 「両方とも無理やと、人情紙のごとしやで」
398名無しさんだよもん:2006/10/31(火) 02:51:51 ID:6P62YJno0
399名無しさんだよもん:2006/10/31(火) 02:51:54 ID:jqRNkmRy0
素直にA
400名無しさんだよもん:2006/10/31(火) 02:52:40 ID:OIEt4n+MO
妥当にB
401名無しさんだよもん:2006/10/31(火) 14:31:49 ID:zzajgtX40
「どうにか説得したわ、二人とも来られるって」
「来られるのか?」
 急な話だから断られるのではと思ったが、正直意外だ。
 そう言えば仙堂和樹の他にも誰か来るようだな。
「和樹は大学生やし、すの字は高○生やけど夏休みっちゅうのが幸いした。
 ああ。すの字っちゅうのは、御影すばるって名前で同じく知り合いの同人作家や。
 これで絵師が三人になる、どうにか描き上げられるやろ」
 どうやら予想外に援軍が増えたようだ。
 こういうのを天佑というのだろう。
「そうか――そう言えば今は夏休みだったな」
 失念していたが、現在はあくまで“夏休み終盤”だった。
 演劇部員達も、夏休みで学校がないからこの旅館で合宿している。
 何やら夏どころか、紅葉も色づく晩秋になりつつある気がするが――

 いや、気にしてはいけない。

「新幹線を使えば東京から神戸も数時間で済む、技術の進歩様々や」
「……そうだな」
 何はともあれ人手が来るのはありがたい。
 CG部隊の奮戦に期待しよう。


A 手が空いたので、何か手伝えることはないか旅館を見回る(由宇・英二・鷹文から指定)
B 余計な事をして仕事をややこしくすることもないだろう、散歩でもする
C そろそろ昼飯の時間になった
402名無しさんだよもん:2006/10/31(火) 14:48:42 ID:OIEt4n+MO
Aで由宇
403名無しさんだよもん:2006/10/31(火) 15:06:07 ID:LoeuE7Uq0
仙堂×
千堂○
404名無しさんだよもん:2006/10/31(火) 22:55:12 ID:JJ4v0FcW0
もしかして最初に仙命樹って書いて
そこから命消して堂と和を足した?
405申し訳ありません、ただの勘違いです:2006/10/31(火) 23:25:44 ID:zzajgtX40
「由宇、俺も手伝おうか」
 俺は由宇にそう申し出た。
「なんや、手伝ってくれるんか?」
「由宇には色々と助言をもらったからな」
 千堂和樹と御影すばるが来るまで、いくらか時間が掛かるようだ。
 それならば、俺も由宇に加勢したほうが効率が良い。
「出来ることがあれば何でも言ってくれ」
「うーん、気持ちは嬉しいけどなぁ。蝉丸はん絵ぇ掛けるん?」
「む・・・・・・それは」
 聞かれて答えに詰まる。
 残念だが俺は絵について詳しくない。
 俺に出来ることと言えば影花藤幻流と基本的な射撃技術とカースタントの真似事ぐらいだ。
 戦場でならともかく、今は全く役に立たない。
「しかし由宇は忙しいのだろ」
「そうは言ってもなぁ、蝉丸はんにやってもらえそうな仕事がないと話にならんし」
 うーむ、何か俺に出来る仕事はないだろうか。


A 色塗りなどの比較的簡単で基本的な作業を手伝う
B カメラを渡された、「ちょっと背景のモデルになる写真を撮ってきてほしいねん」
C 主人公タカアキの性描写のために、ヌードモデルをする
D 諦めて大人しく散歩でもする
406名無しさんだよもん:2006/10/31(火) 23:32:30 ID:OIEt4n+MO
407名無しさんだよもん:2006/11/01(水) 01:58:40 ID:+n/UGajf0
「蝉丸はんにやってもらいたい仕事か、う〜ん」
 腕組みをして由宇は考える。
「そうや、アレを頼もうか」
 何かを思いついたのか、机の引き出しを漁りだした。
「蝉丸はん、これ渡すわ」
「これは、デジタルカメラか」
 由宇から手渡されたのは、小型のデジタルカメラだった。
「せや、それで背景画のモデルになる風景を撮ってきてほしいんや。
 ネットや資料を漁るのも悪くないけど、生に近い素材があったほうがええし」
「なるほど」
 しげしげと渡されたデジタルカメラを眺める。
「ウチの取材用やからモノは確かや。これ一応説明書」
「済まない、礼を言う」
 以前はCDラジカセを分解したこともあるが、今はそんなことはない。
 とはいえ、デジタルカメラにはあまり縁がなかったので説明書はありがたかった。
「何を撮ればいい」
「そうやな、ここから降りて街の風景やら公園やら、他にも色々と適当に撮ってきて」
 そう言いながら撮影リストを作り、俺に渡してくれる。
「分かった、参考になりそうな写真を撮ってくる」
「気ぃつけてな」
 見送られながら、由宇の部屋を出て外へ向かった。


A 街に降りて写真撮影をしていると、何故か旧知のアイツがいた(御堂・光岡・岩切から指定)
B 街に降りて写真撮影をしていると、どうにもお腹が減ってきた
C つつがなく撮影を終え、猪ノ坊旅館に戻る頃には夕方となっていた
408名無しさんだよもん:2006/11/01(水) 02:00:23 ID:tiWFauor0
C この辺で足踏みしなくてもいいかと
409名無しさんだよもん:2006/11/01(水) 02:00:40 ID:FAW6ksdf0
C
410名無しさんだよもん:2006/11/01(水) 12:32:07 ID:AfEXUTd30
「これぐらいでいいだろう」
 デジタルカメラに納めた写真を見直す。
 繁華街・公園・住宅街・エトセトラエトセトラ。
 由宇に頼まれていた背景のモデルは、一通り撮り終えた。
 任務完了といったところか。
「もう夕方か」
 瀬戸内海に沈みかける夕日、その日差しに目を細めながら呟く。
 撮影は思ったよりも時間が掛かった。
 “これは”と思う場所、アングル、シャッターチャンスというのはそう簡単には見つからなかった。
 まぁ時間は掛かったが、それなりに良いモノが撮れたと思っている。 
「そろそろ帰ろう」
 今から帰れば丁度夕食時だろう。
 昼飯は旅館から出るときにもらった特製おにぎりで済ませたが、さすがに夜までは保たない。
 相応の戦果を手に、俺は神戸の街並みを後にした。


A 旅館に戻ると、既に皆が“千堂和樹”“御影すばる”なる者達と食事をしていた
B 旅館に戻ると、“千堂和樹”“御影すばる”なる者達はいないが、食事が始まっていた
C 旅館に戻ると、皆が食事をしながら何かを話し込んでいる、何があったのだろうか
411名無しさんだよもん:2006/11/01(水) 12:36:05 ID:FAW6ksdf0
A
412名無しさんだよもん:2006/11/01(水) 23:06:33 ID:07KK1i0s0
日もすっかり暮れた夕時。俺は旅館に戻った。
「おかえり蝉丸はん。もう和樹とすの字が食堂におるで」
由宇に急かされ、そのまま食堂に向かう。
「お、主役のご到着だ」
「蝉丸さんおそ〜い」
英二達や演劇部の皆も既に全員揃っている。
やはり俺が一番遅刻してしまったようだ。

食堂の中ほどの席に座っていた青年と少女が立ち上がる。
「はじめまして、蝉丸さん。俺が千堂和樹です」
「御影すばるですの。よろしくお願いしますの」
「坂神蝉丸だ。よろしく頼む」
由宇の友人だからどんな輩が来るのかと思っていたが…真面目そうな普通の男性ではないか。
「蝉丸はん、ウチの事何やと思うとるんや?」
「む、聞こえていたのか?」
「いやなんとなくや。とりあえずみんな揃った事やし、食事がてら今後の打ち合わせの続きをしよか」

こうして和樹とすばるも混ぜた打ち合わせを俺達は行った。
といっても俺はシナリオを既に書き上げ、英二は主要音楽はほぼ完成済み、
鷹文も後はシナリオと音楽をプログラムにして打ち込めばほぼ仕事は完了する。
後は演劇部の面々の声の録音と由宇達のCGの完成次第だ。
俺の、いや俺達のエロゲー製作は最終段階に入ったといっていいだろう。
神からの天啓により行った俺の仕事も、何のトラブルもなく無事に終わるだろう。…と思っていた。
413名無しさんだよもん:2006/11/01(水) 23:08:01 ID:07KK1i0s0
「ところで蝉丸さん。一つ気になる事があるんですが…」
打ち合わせの最中に突然、和樹が質問をしてきたのだ。
「なんだ?」
「俺、蝉丸さんがいない間に由宇にこの同人ゲームの事色々聞いたんですよ」
「うむ」
「それでシナリオやキャラクターの事も聞いて、由宇にラフも見せて貰ったんですが…」
そう言って和樹は1枚のラフスケッチを俺に見せる。
そこには俺の考えたキャラクター、立川郁美の姿があった。
「この子、蝉丸さんが考えたオリジナルのキャラクターですよね?」
「勿論だ」
「…さっき由宇から名前聞いた時に嘘だと思ったんですが、この子の名前は立川郁美で合ってますか?」
「そうだ」

その瞬間、和樹は驚愕と絶望と恐怖とが混ざり合ったような形相になり、一言呟いた。
「マジかよ………」
由宇やすばるも驚いている。
「う、ウチも描いてて前にこみパで見かけたような気がしたんやけど…ホンマやったんかい」
「やっぱりあの女の子ですの!?」
なんだ?状況が飲み込めない。何を言っているんだ?
「蝉丸さん、ヤバいですよこれは…」
和樹が俺の事を心配そうな目で見ている。
「すまない、俺に理解できるよう説明してくれないか」
414名無しさんだよもん:2006/11/01(水) 23:08:51 ID:07KK1i0s0
「落ち着いて聞いて下さい。蝉丸さんが考えたこの立川郁美って人は、実在の人物です」
「「「「「『「「「な、なんだってーーーーーーー!!」」」』」」」」」
由宇、すばる、和樹を除いた全員が叫んだ。澪までわざわざ文字に書いて驚いている。
「というか、俺の知り合いです」

和樹の話によると、和樹は自分のサークルの常連客として立川郁美を知っていて、名前を聞いた事もあるし話をした事もあるとの事。
俺の考えた立川郁美というキャラクターと和樹の知っている立川郁美という実在の女性は
名前、外見、髪形に髪の色まで全て同じらしい。これはもう偶然で済むレベルではない。
これはどういう事だ?俺は現実の世界に存在する現実の人間。かと思っていたが実はゲームのキャラクターだった。
そのゲームのキャラクターである俺が考え思いついたキャラクターは、実在していた。いや魔法少女ではないだろうが、
とにかく現実に実在していたのだ。これは何たる皮肉だ?因果なのか?
「いや、本当に驚きましたよ。どうして郁美ちゃんが陵辱ゲームに出てるんだって」
「でもそうなると…」
「やっぱりまずいよねえ」

そうだ。立川郁美が実在の人物である以上、ましてやこの同人ゲームを売るこみパに頻繁に通う人物である以上は
このまま、立川郁美を使う訳にはいかない。俺の作ったゲームは陵辱ゲームだ。そんな作品に自分と名前も外見も同じ人物が出たら…。
もし俺が男色の光岡に犯される同人誌等を見てしまったら…それが光岡でなく御堂だったら…考えただけで寒気がする。
415名無しさんだよもん:2006/11/01(水) 23:09:35 ID:07KK1i0s0
「おいおい、それじゃあ現役時代にやおい本のネタにされまくった僕はどうなるんだい」
英二が口を挟む。
「英二はんは芸能人やろ!そんなん有名税や」
「郁美ちゃんは普通の一般人なんです。それを解って欲しい」
「肖像権の侵害って奴?よくわからないけど」
「それと郁美ちゃんのお兄さんが…むしろこっちが問題か」
「お兄さん?和樹が知っている郁美には兄弟がいるのか?」
「ええ、立川雄蔵さんです。この人は妹の事になるともう…」
「危険な存在なのか?」
「はい。俺も一度殺されかけました。あれはもはや人間じゃありません。魔人です」
魔人だと…?強化兵たる俺なら大丈夫かもしれんが…

「もし自分の妹が陵辱ゲームで犯されまくってると知ったら?」
「殺されるどころか肉片一つ残さず地上から消え失せるでしょうね…製作者は」
「ええいやめいっ!鷹文はんがビビりまくっとるやないか!英二はんも何逃げ仕度しとるんや!!」

「…皆、待ってくれ。皆が感じている感情は精神的恐怖の一種だ。鎮め方は俺が知っている。俺に任せろ」
俺は俺の十八番の決め台詞を言い、まず周りを、そして自分を落ち着かせる。
俺の考えた立川郁美は実在の人間で、このまま出したら実在する立川郁美本人に迷惑をかけてしまうかもしれない。
これは俺の責任だ。俺の罪なのだ。だから俺が始末を付ける。それだけの事だ。
だが、立川郁美というキャラ自体を抹消すればストーリーの根本から変えなければいけなくなる。
だから消す訳にはいかない。しかしこのまま出す訳にもいくまい。ではどうするのか?

A 幸い俺は今は暇だ。今から直接郁美と雄蔵に会い説得を試みる
B 髪の色を青くして、名前を立『山』郁美にして別人だとごまかす
C その時、宿泊客として○○が現れた!お前も実在の人物だったのか? (陵辱ゲーム内のキャラクターから一人指定)
416名無しさんだよもん:2006/11/01(水) 23:11:55 ID:AfEXUTd30
A
417名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 02:07:15 ID:puNA0Lgj0
「俺が行こう」
 瞬間、皆の視線が集まった。
「俺がその立川郁美と立川雄蔵とやらを説得してみる」
「せやけど和樹の話によると、ものごっつい人らしいやんか」
「荒事なら俺もいくらか自信はある」
「ぱぎゅう。でもでも危険すぎますの」
 すばるが心配そうな顔をする。
「だがな、このゲームは由宇や英二、鷹文。それに演劇部の皆。
 様々な人の協力でここまで作り上げてこられたのだ。
 今更皆の尽力を無駄にするわけにはいかない、絶対にいかないんだ」
「蝉丸はん……」
「蝉丸さん……」
「蝉丸君……」
『泣かせる話なの』
 そうだ、皆の想い、情熱が込められた一本の陵辱ゲーム。
 例え相手が鬼や悪魔であろうと、魔人であろうと、退くわけにはいかない。

「とりあえず急いで試作版を作ろう、現物を見せれば説得しやすい」
「蝉丸くん、肖像権の侵害にはパブリシティー権の側面とプライバシー権の側面の二つがある。
 パブリシティー権っていうのは経済的な側面だ、例えば由綺や理奈の写真を無断使用して
 金儲けをした場合、『有名人の名前で儲けた分、その有名人に金を払うべきだ』っていう権利だ。
 プライバシー権というのは簡単に言えば『他人にみだりに私生活を公開されない権利』でね、
 郁美ちゃんの場合は芸能人というわけじゃないから、後者が問題になってくると思うよ」
「蝉丸さん、とにかく命の危険を感じたら逃げて下さい、全速力で」
 皆がいろいろとアドバイスをしてくれる。
 俺も訴訟沙汰や流血沙汰は御免だ。
 どうにか立川兄妹を説得しなければならない。




418名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 02:08:01 ID:puNA0Lgj0
「ここが立川家か。かなり大きな家だな」
 数日後、俺は和樹に教えられた立川兄妹の家を尋ねた。
 時刻は夕暮れを過ぎ、夜に入ったところだ。
 念のため、力を発揮させにくい昼間は避けた。
 皆の力で作り上げた、『嵐を呼ぶ魔法少女ストーム☆さつき 〜散りゆく処女への子守歌〜』、
その完成したばかりの試作版が手にはある。
「いよいよか、気を引き締めねば」
 千堂和樹を通じて、一応俺がゲームのヒロイン云々について訪れることは事前に知らせておいた。
 ただし、詳しい内容は告げていない。
 どうにか、俺の力で立川兄妹を説得せねば。

 ピンポーン

「何者だ?」
 呼び鈴を鳴らすと、野太い男の声がした。
「連絡した坂神蝉丸だ。オタクの妹と俺達の作ったゲームについて話がある」
「……入れ」
 インターホンの声がきれ、門が開く。
 俺は中へ入った。

「うぬが坂神蝉丸か」
 玄関に現れたのは、先ほど対応に出た男だった。
「……そうだ」
「立川雄蔵だ」
 愛想も素っ気もない自己紹介。
 しかし、その男の容姿風貌に、くらりと頭を抱えそうになる。
 何というか、目の前の男は「コイツはできる」とか以前に『どこの世紀末救世主の長兄さんですか』
と聞きたくなるものだった。
 学ランの前を開けて七つの傷があるとは……コスプレか?
 だが――信じがたいことだが、この男から感じられる威圧感は……本物の“修羅”だった。
 和樹達が気をつけろと忠告したのも頷ける。
419名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 02:08:31 ID:puNA0Lgj0

「こんにちは、立川郁美です」
 応接間に通され、俺は本日二度目の衝撃を受けた。
 目の前のソファにちょこんと座っている少女、立川郁美。
 ピンク色のツインテールに青のリボン、低い背丈、薄い胸。
 俺がゲームの中で描いたヒロイン、『メディカル☆いくみん』そのものだった。
「坂神蝉丸だ。単刀直入に言おう、俺達が作ったゲームのヒロインが君とうり二つなんだ。
 それで、発売後色々と厄介な問題が起きないよう君の許可が欲しい」
「はぁ……ですが、貴方達の作ったゲームとはどのようなものなのですか?」
 やはり聞くか、当然だろうが。
 郁美の後ろに立つ雄蔵が、凄い視線を向けている。
「……これだ」
 俺はCD−ROMを出した。
「プレイしても構いませんか」
「ああ」
 どのみちゲーム内容を知らずに許可をもらっても後でもめるに違いない。
 俺は潔くソフトを手渡した。
「では、早速インストールっと」
 用意のいいことに郁美はテーブルの下からノートパソコンを取り出す。
 俺が由宇に借りた型遅れのものではない、最新版のV○IOのようだ。


『皐月さん……どうして……あんな男に気持ちよさそうになってたんですか……』
『あぐぅっ』『いやあああぁぁ!!』
『だ……駄目です……私は正義の魔法少女なんですから……』
『やだぁ……助けてぇ……助けてぇぇぇーーー!!!』
『あたしは、めでぃかる☆いくみんは、アスナさん、タカアキさんの雌奴隷です。
 どうぞ、あたしを目茶苦茶に嬲ってください』
『アスナさん、キス、キスぅ』

420名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 02:09:06 ID:puNA0Lgj0
 気まずい、物凄く気まずい。
 俺達の作ったエロゲのヒロインと瓜二つの少女が、そのエロゲーをプレイする。
 ぶっちゃけありえない。
 背後で見ている雄蔵の顔色が変わる変わる、面白いぐらいに。
 核反応の暴走でメルトダウンしそうな原子炉だ。
 少しでも刺激すれば、日本は再び悲惨な被爆国の名前を世界に知らせられるだろう。


『これからは……生まれた仔に子守歌を歌いながら犯される……至福の生活が待っています』


「…………」
 グランドハッピーエンド『散りゆく処女への子守歌(エロウラ)』まで見た郁美は、無言だった。
 Ctrlキーを全く使わず、全てスペースキーのクリックで進められたゲームがようやく終わる。
「…………」
「…………」
 俺も雄蔵も言葉が出ない。
 というより、雄蔵のほうは炉心融解まで10カウントダウンを切っている気がする。
 密かに足に力を入れ、いつでも動ける体勢を取った。


A 「……逝ね!!!」やはり雄蔵が襲いかかってきた!
B 「どうして……どうした貴方は私の過去を知っているのですか」郁美が衝撃の発言をした
421名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 02:21:31 ID:CXc9z5ubO
Bしか見えんなぁ!
422名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 03:47:53 ID:puNA0Lgj0
「…………」
「…………」
「…………」
 空気が重い、重苦しい。

『こどものこ〜ろのゆめ〜は〜 いろあせないらくが〜きで〜』

 ゲームの中ではエンディングが終わり、最初に戻ってオープニングテーマが流れている。
 場違いな明るい曲の部分に、俺の額から汗がにじみ出る。
「……どうして」
 沈黙を破ったのは郁美だった。
 きっと俺に対する非難の言葉だろう。
 それが発せられれば、次は恐らく兄貴の強襲が来る。
 離脱か、応戦か、それとも謝罪か。
 俺の中で選択肢が並べられた。
 だが、戦場と同じく、この場もまた予想外の方向へ転がる。
 次の郁美の言葉に。
「どうして貴方は、私の過去を知っているのですか?」

「なんだと?」
 己の耳を疑う、私の“過去”?
「貴様、郁美の過去を誰から、いや、どうやって知ったんだ!」
「あれは、あの忌まわしい事件は、全ての人から記憶が消えたはず。どうして貴方は知ってるんですか?!」
「ちょ、ちょっと待ってくれ。俺は君の過去なぞ知らん、今日が初対面だ」
 状況が理解できない。
 俺の書いたシナリオが、郁美の“過去”だと?
 そんなバカな話があるはずない。
 二人も混乱しているが、俺の頭も大混乱だ。
「とにかく、説明してほしい」


423名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 03:48:24 ID:puNA0Lgj0
 こぽこぽと、お茶が入れ直される。
 ひとまず落ち着いた俺達は、郁美の話を聞くことにした。
「まず、このストーリーですけど……これは十数年前、私が体験したものとほぼ同じなのです」
「質問だ」
「何でしょう?」
「君の年齢は幾つだ」
「私は皐月さんや春夏さん達と一緒に“ダークネスリーフ”と戦い、敗れ、捕らえられてしまいした」
 俺の質問は完全に無視された。
 いや、今は郁美の話を聞こう。
「そのゲームの通り、毎日繰り返される調教と陵辱の末……私達は皆、雌奴隷に堕とされ、仔を身籠もらされたのです」
 声の調子が落ち、顔が俯く。
 望まぬ連日連夜の性交、その末の妊娠。
 女性にとっては“最悪”の言葉すら足りない出来事だ。
「しかし……そのままあのグランドハッピーエンドを迎えたのなら、今のこの世界は?」
 そうだ、郁美の言葉が真実なら、世界は“ダークネスリーフ”に支配されているはず。
 だが現実は、隣国では核実験が行われたりしているものの、平和そのものである。
「……お兄ちゃんのおかげです」
「兄? 雄蔵のおかげだと?」
「はい、お兄ちゃんは私が捕らえられた後、八方を尽くして行方を捜してくれていました。
 ですが発見する事ができず、数ヶ月して例の放送が流され、雌奴隷に堕とされた私を見たのです。
「…………」
 雄蔵は目をつむり、渋い顔をしている。
「お兄ちゃんは烈火のごとく、鬼神のごとく怒り猛りました。いえ、修羅そのものだったそうです。
 逆らう者がいなくなった世界、そこに進駐するダークネスリーフ相手にたった一人で私を奪い返そうとしました」
「な……」
 言葉を失ってしまう。
 この男が? たった一人で?
「戦いは熾烈を極めたそうです、物量で襲いかかってくるリザードマンやガイコツ兵士を叩き潰して。
 牙を剥く魔獣達をミンチにして、時には腹の足しにまで下くらいだそうです」
「…………」
 今度は俺が黙る番だった。
 ただ者ではないとかそういうレベルではない。反則級の強さだ。
424名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 03:48:55 ID:puNA0Lgj0
「ついには地上支配の部隊を全て蹴散らし、本部にまで攻め入ったのです。
 そこで、タカアキ様やアスナ様……いえ、魔導騎士タカアキや魔導神官アスナと対峙しました」
 滅茶苦茶だ、この男。シスコンパワー恐るべし。
「既にボロボロだったお兄ちゃんは、それでも最後の力を尽くして、どうにか私を助け出してくれたのです」
「……? 他の二人は?」
 俺の質問に、郁美はふるふると首を横に振った。
「状況が有利でないと見たタカアキ達は、春夏さんと皐月さんを連れて魔界へ撤退してしまいました。
 ダークネスリーフの世界征服は頓挫しましたが……二人は助けられませんでした……うっ、ううっ」
「…………」
 郁美が涙をこぼし、雄蔵は苦みばった厳しい顔をする。
 彼女らが悪いわけではない、悪いのはダークネスリーフだ。
 それでも、郁美達は自分を責めてしまうのだろう。どうして助けられなかったのかと。
「助け出された私は、お兄ちゃんのお世話のおかげで、なんとか立ち直ることができたのです。
 それから、魔力の全てを使って世界からダークネスリーフや私達の記憶を消して……娘を生みました」
「子を? 無理矢理孕まされたのにか?」
「……娘に、新しい命に罪はありません。例え……父親がどのような人間であろうと。
 今は私と同じオタクの道にはまって、漫画研究会で同人誌を描いているんですよ。血は争えませんね」
「……………………」
 何ということだ、にわかには信じられん。
 だが、ゲームのヒロインと全く同じ少女が、現実に目の前にいる。
 俺は……俺は ど う す れ ば い い ん だ


A 「蝉丸さん、蝉丸さんはどうやってこの話を書いたのですか?」俺は郁美に尋ねられた
B 「……もういいだろう、帰れ。後、このゲームは絶対に発売するな」俺は雄蔵に追い返された
C 「……ただいま、母さん、叔父さん」その時、郁美の娘が帰ってきた
425名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 03:53:44 ID:LQJULvsd0
A
426名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 10:12:51 ID:aVUSevoR0
「蝉丸さん、蝉丸さんはどうやってこの話を書いたのですか?」
俺は郁美に尋ねられた。呆然としたまま、俺は今までの道筋を述べていく。

超先生からの啓示。
妙にエロゲに詳しい御老公から教えられ。
リーフへと社長を訪ね。
由宇に俺がつくるべきエロゲを見せられ。
由宇に実家を製作場所として提供してもらい。
御老公に鷹文、由宇に英二と演劇部の皆を紹介され。
由宇達に色々と聞きながら一気にシナリオを仕上げた。
そして、皆の頑張りで今俺はここに試作版を持っている。

いつしか語りに力の入った俺は、郁美へとこの作品が皆の力の結晶だと力説していた。
いかん、力がかぶりまくってしまった。

「なるほど……」
郁美はすこし悲しげな表情でいう。その表情は、俺がゲームの郁美なら
こんな表情をするだろうと思っていたものと寸分違わない。

「先ほどいいましたが、あの時のことは、世界中の人から記憶を消したはずです」
確かに、そう言った。第一、十数年前なら俺はそもそも……

「それなのに、そのことを覚えている。しかも、あの場にいない人たちには
 わからないことをもほとんど違わず、です」
いったい、郁美は何をいおうとしているのだ。

「これは仮説です。そのつもりで聞いてください。
 世界から記憶を消してもその記憶をとどめ、あの時の出来事を全てわかっているもの。
 それは、魔界に逃げた、タカアキとアスナの2人だけです」
なんだと……
427名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 10:14:44 ID:aVUSevoR0
「蝉丸さんが皆の力といっているもの。そして、あなたが自分でほとんどを考えたと
 思っているもの。それが、あなたにこのゲームを作らせるために意識的に作られた道筋
 だとしたらどうでしょう」
「待ってくれ。俺は……」
「あなたをそこまで進ませた人が、タカアキ、アスナの支配下か、もしくはその人自身に
 彼らがなりかわっているということは考えられないでしょうか」

郁美の言葉が俺を打つ。
そんなはずはない。俺は自分の考えでここまで進んできたはずだ。
しかし、俺はその心の奥で、ある人の姿を思い浮かべずにはいられない。

俺が思い浮かべたある人の姿は、

A 超先生
B 御老公
C 猪名川由宇
D いや、そんな仮説は信じない
428名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 10:17:07 ID:bFoXse0f0
あえてAとBの両方を選択したいところだが。
429名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 10:29:17 ID:pTBqZ1ZM0
むしろAとBとC全部で
430名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 10:50:55 ID:LQJULvsd0
それならAで
431名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 16:46:22 ID:puNA0Lgj0
 考えてみよう。
 このゲームのシナリオを書いたのは確かに俺だ。
 だが、俺にエロゲの手ほどきを教えてくれたのは御老公だ。
 そして、大阪で「戦う変身ヒロインがやられちゃうゲーム」がブームだと教えてくれたのは、由宇だ。
 この二人が何か関わりがあるかも知れない。
 ……いや、それもおかしい。
 仮に御老公が勧めて燃えゲーを書くと決めたり、由宇が勧めた変身ヒロイン調教ゲームを書かないと
決めてしまえばこのゲームを書くことは無かった。
 更に猪ノ坊旅館で、各ヒロインの調教シチュを演劇部員達に出してもらった。
 俺のアイデアだけでなく、彼女らのアイデアも調教シチュに取り入れられている。
 これら全員を支配下に置くなど、いくら何でも考えにくい。
 タカアキやアスナといえどもそんな神懸かったことなどできるはずが――

 待て。

 “神”懸かっただと。

 ……いた。いや、おられた、たった一人だけ。

 俺が知っている中で、そんな馬鹿げた真似ができる唯一の存在。
432名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 16:47:23 ID:puNA0Lgj0
「心当たりがある。タカアキやアスナが成り代わったかは分からないが、ゲームのシナリオに変えて
 全てを知らせられるような存在に、俺は会ったことがある」
「だ、誰なんですか、それは?!」
 郁美が身を乗り出して聞いてくる。


「超先生だ」


         ∧_∧
        < `ш´> 俺に任せろ
       _φ___⊂)_
      /旦/三/ /|
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
    | 誰彼百円 |/


「…………」
「…………」
「…………」
 何となく、俺も郁美も雄蔵も次の言葉が出ない。
「なるほど、超先生ですか」
「それならば納得だな」
「タカアキやアスナに操られたとか成り代わられたとかじゃなさそうですね」
「全くだ」
 郁美も雄蔵もすんなりと受け入れる。
「お、おい、いいのか? そんなに簡単に頷いて」
「だって超先生ですから」
「そうだな」
「……まぁ、そうだが」
433名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 16:47:53 ID:puNA0Lgj0
 確かに、あのお方に細かい理屈は必要ないだろう。

 なぜなら超先生だから。


A 何故超先生がこの作品を書くよう導いたのかを考える
B とにかく、この作品を販売してもいいか二人に聞く
C その時、当の本人である超先生が降臨された
434名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 16:48:32 ID:KkRNdh/10
空気読めない蝉丸ならB
435名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 17:28:31 ID:puNA0Lgj0
「質問がある?」
「……何ですか」
「結局、俺達はこのゲームを売っていいのか?」
「…………」
「…………」
 郁美からも雄蔵からも返事がない。
「だから、このゲームを売ってもいいのか聞いているんだが」
 俺は質問を繰り返した。
「「……(゚Д゚)ハァ?」」
 ――どうやら、あまりにも空気を読めていない質問に呆れていたようだ。

「いや、過去の魔界からの侵略やらなにやら気になる点は幾つもある。
 だが、当面の俺達の目的はこのゲームを同人誌即売会で売ることなんだ」
「貴様、正気か?」
「時間も費用もかなりかかった、今さら一円にもならなかったでは済まない」
「そんな……私、困ります。私の忌まわしい記憶を掘り返すつもりですか!
 それに私と同じ容姿、名前のヒロインがやられちゃうなんて、
 周りの人からなんて言われるか分かりません!
 皐月さんや春夏さんだって、今はまだ魔界に捕らえられたままですけど、
 実在の人物なんですよ。このゲームを売るなんて、皐月さん達に対する冒涜です!」
「むぅ……」
 郁美に一気にまくし立てられる。
「仮にこのゲームを売って、もしも人々の記憶に魔界からの侵略が蘇ったら
 世の中は大混乱に陥ります。蝉丸さんはその責任をとれるんですか?!」
「だが……君もオタクなら分かるだろう、一本の陵辱ゲームを作るために、何人もの
 人間が理想と情熱に燃えて製作に携わることを」
「それは……」
「シナリオ・CG・主題歌・声優。どれ一つ手抜きのない渾身の作品なんだ。
 その成果を全くの無に返すなんて、俺にも、皆にも断固できない!」
「…………」
436名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 17:29:18 ID:puNA0Lgj0

 俺の反論に、郁美も考え込む。
 しかし、俺も郁美や雄蔵の主張はかなり正しいと思っている。
 どうにか、妥協案を見いださねば。


A 「では、大人の解決法を採りましょう」郁美がどこからか目もくらむような額の札束を出した。
B 「では、ヒロインの名前とCGを変更していただければ、私達は文句は言いません。これでどうでしょう」
C 「……駄目だ。どうしても売ると言うのなら、俺の屍を超えてゆけ」雄蔵がポキポキと腕を鳴らしだした
437名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 17:32:15 ID:GGxhsx9aO
Bかな
438名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 18:20:53 ID:puNA0Lgj0
「では、ヒロインの名前とCGを変更していただければ、私達は文句は言いません。これでどうでしょう」
「今からか?」
「今からです」
「むぅ……」
「これ以上は妥協できません。もしこの提案を飲めないのであれば、私達も訴訟か腕力に頼らざるを得ません」
 これは困った。
 訴訟に訴えられれば、こちらがかなり不利だ。
 いくら『めでぃかる☆いくみんと立川郁美が似ているのは偶然だ』と言っても、これはあまりにも似すぎている。
 どう考えても裁判長は『実在の立川郁美をモデルにした』と思うだろう。
 内容が陵辱ゲーだけに、精神的苦痛の損害賠償額も高く認定される可能性が高い。
 そんなことになれば、俺達は身の破滅。俺はホームレスに逆戻りだ。
 腕力に訴えられるのも、ひどく困る。
 何しろ相手は立川雄蔵となる。
 無理だ。絶対無理。どう考えても無理。
 妹が陵辱されるゲームの販売を止めるためなら、人殺しも厭わないに違いない。
 仮に俺が戦ったとしても、仙命樹だとか強化兵だとか関係なく経絡秘孔を突かれそうだ。
 「あべし」か「ひでぶ」と言いながら頭部を爆発させられる自分の姿が目に浮かぶ。
 元日本軍の兵士だが、これほど無謀な特攻には意義を見いだせん。
「了解した、ヒロインを変更しよう」
 やむなく、妥協案を飲む。
 ヒロインと周りの人間の関係に齟齬をきたしそうだが、やむを得ない。
「変更するのは、高校生相当のメインヒロインと、主婦キャラと、ロリキャラですよね」
「ああ」
「どんなキャラに変更するんですか?」
439名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 18:21:26 ID:puNA0Lgj0
「代わりのメインヒロインは――」


A 七瀬留美
B 新城沙織
C 榊しのぶ


「代わりの主婦キャラは――」

D 神岸ひかり
E 水瀬秋子
F 折原史乃


「代わりのロリキャラは――」

G 春原芽衣
H 菜々子
I アルルゥ
440名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 18:24:30 ID:lphCVSoo0
ADG
441名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 19:04:28 ID:puNA0Lgj0
「代わりのメインヒロインは、七瀬留美だ」
 青色の髪をしたツインテールに、気の強い性格。
 どことなく元の皐月に似た雰囲気がある少女だ。
「代わりの主婦キャラは、神岸ひかりだ」
 春夏と違い、肝っ玉というよりは上品さがある主婦。
 2が駄目なら1ということだな。
「代わりのロリキャラは、春原芽衣だ」
 郁美と同様、中○生相当っぽい容姿体型の少女。
 何やらこの少女にも兄がいそうな気がするが、恐らく腕っ節は雲泥の差だろう。
「わかりました、この3人にヒロインを変えてくださるのなら、私達はこれ以上文句は言いません」
「そうか……ふぅ」
「どうかしたのか?」
「いや、恐らくCG班が目を回すだろうと思ってな」
 千堂和樹、御影すばるの参加のおかげで絵師は三人になった。
 だが、元々由宇一人で進めていたせいで、他に比べて進度が遅い。
 それに加えての描き直し、悲鳴を上げるに違いないだろう。
「そうですか……それなら」
 俺の話を聞き、郁美が考え込む。
「無理を言ったお詫びです、援軍を送りましょう」


 翌日、夏休みも終了間際の猪ノ坊旅館は、季節外れの大盛況を迎えていた。
 特に、CG担当の人間が集まる部屋は冷房が効きにくくすらある。
「ぱぎゅぅ〜、エロエロですばる恥ずかしいですの」
「こらすばる、インクを倒しそうになってるぞ」
 由宇の手伝いに来た二人。
「…………一枚描けた」
「…………こちらもです、次のシーンに取り掛かります」
「いや〜、世間は狭いもんやなぁ。
 まさかいくみんの娘さんと長谷川ちゃんが、同じ高校の漫研部員とは思わんかったわ」
 郁美の娘で尾根高校漫研部員の立川舞、そこの部長の長谷川彩。
「…………長谷部です」
442名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 19:05:10 ID:puNA0Lgj0
 そして更に。
「むが〜! 折角えいえんから超展開で帰ってきたのにいきなり修羅場かよ!
 俺の夏休みを返せ! 返してくれ〜!」
「浩平君、帰ってきてくれたんだね。私、ちゃんと外に出る勇気持てたよ!」
「…………仲良くするのはこのゲームが完成してからにして下さい」
「…………浩平、口より手を動かす」
「はい、とほほ……」
 彩、舞と同じ漫研部員で、一時期失踪していたという折原浩平。
 何故かこの男もいつの間にか旅館に現れていた。
 浩平に理由を聞くと、「蝉丸さん、貴方のおかげだと思います」と言われた。
 むぅ、俺は何もしていないはずだが。

 < `ш´> 俺に任せろ

 どうしてか、超先生のお姿が脳裏をよぎった。
「これで絵師は六人か」
「せやで、これなら次の即売会に間に合う! ようやったで蝉丸はん」
 郁美が漫研の娘と、そこの部長を寄越してくれた。
 そして理由は不明だが、同じ漫研部員の折原浩平。
「ほらみさきはん、声の取り直し部分があるねんから散った散った」
「むぅ〜、じゃあ後でね、浩平君」
「ああ。先輩、俺もうどこにも行かないから……」
 由宇も手を動かしならがラブコメ状態のみさきを追い払う。
 どうにか、ゲーム完成の目処は立ちそうだ。


A 折角だし、他の仕事を見に行く
B その夜、俺は夢を見た
C どうにか完成までこぎ着け、即売会当日となった
443名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 19:09:57 ID:lphCVSoo0
Bかな。
444名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 22:38:53 ID:udgV/Rcf0
以前までの順風満帆ムードから一転、これまでにない修羅場モードを迎え
てんてこ舞いだった俺は、いつの間にか深い眠りについてしまっていた。
今日は色々な事があったとはいえ、こんな大変な時に限って、途中で力尽きるような
不覚を取るとは、全く俺らしくもない失態だ。
しかし、起きていたところで今俺のできることなど殆ど無かったのも事実。
重ね重ね己の情けなさを痛感するが、今は何も考えず、明日に備え
この睡魔に身を任せる事にしよう…

そのようにして訪れた眠りの中で、俺は夢を見ていた。
どこか陰鬱とした建物のような場所の中…暗くて周りは見えないが、俺はそこにいた。
少なくとも、今まで生きていた中で訪れた事のある場所でない事は確かだ。
…だが、初めて来た感じがしない。どこかで見たことがある感じがあり、
この場所の雰囲気には何だか身に覚えがある…俺は言いようのないデジャブに襲われていた。

…恐らく間違いない、俺はこの場所を知っている。

暗闇の中、少しだけ目が慣れた俺は誰かが話をしているのが見えた。
暗くて顔までは見えなかったが、一人は玉座らしき所に、
あとは数人がその前に跪いているような感じだった。
俺とその人影達との距離は、常人なら気づかれないほど遠くは決してないはずだが、
連中は俺に気づくそぶりなど全く見せなかった。俺の姿は見えていないようだ。

「…して、計画は順調か」男の声だ、どこかで聞いたことのある声の気がする。
「はい、例の事件が外に漏れることを防ぐよう仕向けた事には、何とか成功したようです」別の若い男の声だ。
「しかし、まだ油断はできません。『祭典』の時が来るまでは…」今度は女の声…何故だろう、この声には妙な違和感を覚える。
「確かに、その日が来るまでどう転ぶかは分からんな…」
「場合によっては、その日に総攻撃を仕掛けることも考慮しなければならないかと」
何やら物騒な事を話しているようだ…『祭典』とは一体何の事だ…?
それにこの連中、どこかで見た…いや、頭のどこかでイメージが残っているといった表現が近いか…
もしやこいつらは…!
445名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 22:39:35 ID:udgV/Rcf0
「ふふ…ですがご心配なく、その時のために新たな下僕を既に用意しております」
「ほう…あの二人か?」
「いいえ、まだ我らの手に堕ちて間もない新入りです。しかし、潜在能力では彼女達よりは使えるかもしれません」
「ちょっと待て、まさかアレを投入する気か?」
「ええそうよ…さあ、出てらっしゃい、私のかわいい下僕達…!」
女の合図と共に、暗闇から足音が聞こえ、複数かもしれないそれが大きくなった後、
その足元が見え始めた…

その時、俺の周りの光景が突然光り輝き、まぶしいその中から辛うじて見えたその姿は…

< `ш´> 心配ない、俺に任せろ

その言葉が玉座の男に向けられたのか、それとも俺に向けられたのか、それは分からなかった…。
俺の夢はそこで覚めた。


A 翌朝、修羅場モードは相変わらず続いていた。
B 俺が目を覚ました頃には、みんなぐっすりと眠っていた。
C (Bの続き)そして鷹文の手元には、1枚のディスクが置いてあった。
D さっき見た夢は何だったんだ…?さっそく考えてみる。
E そして俺達はこみパ当日を迎えた。
446名無しさんだよもん:2006/11/02(木) 22:40:46 ID:KkRNdh/10
Aだな
447名無しさんだよもん:2006/11/03(金) 05:40:30 ID:xSBYyzbg0
「む、朝か」
 瞼を晩夏の朝日に差されながら、俺は目を覚ました。
「皆はどうしているだろうか?」
 特にCG部隊は昨夜からずっと描き直しの絵に懸かりきりだ。
 朝の支度もそこそこに、俺は部屋を尋ねた。

「うりゅう〜、眠たいですの」
「こらすばる、仮眠まで後2時間はきばらんかい!」
「…………七瀬留美の処女喪失シーン、描けた」
「…………こちらも、春原芽衣さんとアスナさんのマットプレイその1が仕上がりました」
「結構進んだな、由宇。やっぱり人が集まると違うな」
「部長、舞、それに皆さん。俺何か飲み物取ってきますけど何が良いですか?」
 部屋を覗くと、皆徹夜で修羅場モードのまま作業を続けていた。
(むぅ……皆頑張っている)
 何やら入って話しかけるのがためらわれる。
 そのまま、気付かれないよう皆の仕事ぶりを見た。
(彼女が郁美の娘……確か舞と言ったな)
 その中の一人、立川舞に俺の目がとまった。
 黒髪の長髪をリボンで後ろにまとめた、豊かな胸の少女。
 今も黙々とキャラの立ち絵を描いている。
 何故か、この間プレイした『地球防衛少女まじかる☆さゆりん 〜囚われの魔法少女 散花の章〜』
に出てきたヒロインの親友にそっくりだが、特に追求する事でもないだろう。
(彼女は自分の出生を知っているのだろうか?……いや、それは考えにくい)
 母親が調教と陵辱の末、雌奴隷に堕とされ身籠ったなど、知らされるはずもない。
 無論俺もそんな過去を彼女に話すつもりは毛頭無かった。
(ふむ、俺がここにいても邪魔なだけだな)
 絵のほうは絵師に任せるとして、俺は部屋の入り口を後にした。


A なんとなく部屋に戻り、さっきの夢の事を考えてみる
B 鷹文か英二のほうの仕事ぶりを見に行く(鷹文か英二を指定)
C 絵の描き直しも声の撮り直しも終わりゲームが完成し、いよいよ同人誌即売会当日を迎えた
448名無しさんだよもん:2006/11/03(金) 06:31:03 ID:rvvySgj/0
B 鷹文
449名無しさんだよもん:2006/11/03(金) 12:45:30 ID:+d6gfD+C0
 俺は鷹文の様子を見に行くことにした。
 登場人物のキャラ名や容姿設定を大幅に変えたのだ。当然テキストの方にも校正が必要となる。
 CG班に比べればマシだろうがそれでも手間のかかる作業には違いない。
 何か俺に手伝えることもあるかもしれない。
「鷹文、調子はどうだ」
「特にこれといった問題はないよ。人物名とかを少し書き替えるだけだからね」
「それでも結構な手間だろう?」
「まあ、量が量だからね。それでも単純な作業だよ。
 元と印象の似たキャラに設定してくれたおかげで
 大きく書き直す必要はないしね」
 どうやら俺のキャラチョイスは間違っていなかったようだ。
 だが、キャラを変更したことで生じる矛盾点等もあるだろう。
 ついでに聞いてみることにした。
「何か違和感を感じるところはないか?」
「そうだねえ……しいていうなら主婦キャラの娘キャラかなあ。母親に合わせた容姿のキャラに変えた方がいいんじゃない?」
 元の主婦キャラ柚原春夏には魔導騎士タカアキの幼馴染のこのみという娘がいたはずである。
 しかし母親自体が替わっているのだし娘もそれに合わせるべきだろうか。
 メインのヒロイン達に比べれば端キャラの変更等はCGを新たに描き起こす必要も少なくすむだろう。
 と、ここで俺は思い出した。このゲームの元は信じられないことに実話なのである。ということは柚原このみや皐月の友人の宗一、ゆかり等も
 実在の人物であるはず。そこらへんの人物名がそのままではひょっとしたら郁美のときのように不味い問題が起きたりしないだろうか?
450名無しさんだよもん:2006/11/03(金) 12:46:57 ID:+d6gfD+C0
「たしかに変えたほうがいいかもしれんな。他には?」
「ついでにさ、主人公もキャラ変えちゃうってのはどう?どうせ立ち絵もないし、イベント絵だって顔も隠れているし」
 鷹文は追加で提案する。たしかに基本的にこの手のゲームでは主役の顔は出てこない。多少、名前や口調を変えればそれですむから安上がりだろう。
 さて、どうするか。ヒロインたちだけでなく他キャラも変更となるとCG班の負担も多少増えることになるだろう。
 まあメインの三人以外はさして絵があるキャラでもないのでどうともなるだろう。実在とおぼしき人物名がそのままというのも具合が悪いかもしれない。
 この提案に対し俺は……

A 柚原このみを神岸あかりに変更する。
B Aに追加で皐月→七瀬 の友人キャラを変更する 宗一→( )ゆかり→( )()内に入るキャラを指定
C A、Bに追加で魔導騎士タカアキを魔導騎士ヒロユキに変更する
D これ以上の変更は行なわない
451名無しさんだよもん:2006/11/03(金) 12:55:56 ID:IvNyG1yHO
Dでいいんじゃないもう
452名無しさんだよもん:2006/11/03(金) 12:55:57 ID:1A7unXYR0
Dで
453名無しさんだよもん:2006/11/03(金) 13:01:23 ID:+d6gfD+C0
「いやこれ以上あれこれ変えてCG班の負担を増やす必要もない」
「それもそうだね」
 そう言って鷹文は自分の作業に戻った。
 まあ仮に実在の柚原このみやら那須宗一やらがいたとして
 立川郁美のときのように問題になる可能性は低い。
 郁美の話によれば一連の事件は人々の記憶から消去されているようであるし。
 さてどうするかな?

A なんとなく部屋に戻り、さっきの夢の事を考えてみる
B 英二のほうの仕事ぶりを見に行く
C 絵の描き直しも声の撮り直しも終わりゲームが完成し、いよいよ同人誌即売会当日を迎えた
454名無しさんだよもん:2006/11/03(金) 13:03:53 ID:IvNyG1yHO
C
455名無しさんだよもん:2006/11/03(金) 20:51:57 ID:xSBYyzbg0
『痛い……痛いよ……七瀬さん……ひかりさん……』
『留美ちゃん、聞こえなかった? う・し・ろ・も』
『どいて、抜いてぇ、抜いてよぉ、七瀬さん……』
『しょうがないなぁ。じゃあ一号。やっちゃって』
『なめないでよ、私は七瀬、乙女なのよ!』
『そりゃよかったわね。給料いくら?』

 PCの画面の中では、アスナに命じられた青髪ツインテールの少女が、中○生相当の
ツインテールでロリ担当のヒロインをやむなくレイプしている。
 あれから突貫作業の修羅場が続けられ、どうにか絵の描き直しも声の撮り直しも終わった。
 訂正された画像データと音声データが、元のゲームと組み合わさる。
 念のため、旅館のメンバー達による念入りなテストプレイでデバック作業が行われた。
 噴出する細かい修正作業。鷹文もここぞと画面に首っ丈となり、キーボードを叩く。
 修正に次ぐ修正、システムに不備がないかチェックが繰り返された。

 そして――ゲームが完成する。

「乙女を夢見る剣道系魔法少女リリアン☆ななせ 〜散りゆく処女への子守歌〜」が、満を持して出来上がった。
 完成した日は旅館を借り切り、皆で夜通し打ち上げをしてお互いを称えあった。
 一応そこで和樹達や舞達とは解散し、即売会で落ち合うことにした。
 もっとも、やることはまだ残っている。
 俺は御老公に報告し、頼み込んで資金を出してもらい、ゲームをCDプレスして製品にする。
 由宇は即売会への申請等の手続きを馴れた様子で済ましてくれた。
 即売会までの僅かな日数、由宇の口コミやネットなどで可能な限り宣伝をする。


 幾日かして、とうとう同人誌即売会当日を迎えた――

456名無しさんだよもん:2006/11/03(金) 20:52:28 ID:xSBYyzbg0
「いよいよやな」
「ああ」
「売れるといいね」
 由宇のスペース『辛味亭』で、俺は由宇、鷹文と並んでパイプ椅子に腰を掛けていた。
 さすがに英二は仕事で来られなかった。売れっ子の作曲家なのだから仕方ない。
『悪いね、後で結果を報告してくれ』と頼まれている。
「『売れるといい』では駄目だ、売れてもらわねば困る」
「せやで、あんだけ力入れて作ってんから」
 周囲のサークルも設営準備を終えていた。
 もうすぐ、即売会が始まる。
 俺の記念すべき処女作がお披露目されるのだ。
 緊張し、ぶるりと武者震いしてしまう。

「それではこれより、こみっくパーティーを開催します」

 おっとりとした優しそうな女性のアナウンスが会場に響き、即売会開始の合図がなされる。
 今日は、長い一日になりそうだ。


A 開場して少し経つと、何人かの客が見に来てくれた
B 「調子はどうですか?」知り合いが尋ねてきた(和樹・すばる・彩・舞・郁美・雄蔵・浩平から人物指定)
C むぅ、開場してしばらく経つが、客が全然来ない……
457名無しさんだよもん:2006/11/03(金) 20:56:14 ID:UAPPAs1U0
Bでいくみん
458名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 01:47:07 ID:Jhtz1n+P0
「調子はどうですか?」
 ブースに一人の少女(少なくとも外見だけは)が現れた。
「郁美か」
 ピンク色のツインテール、青いリボン、低い背丈、薄い胸。
 訪れたのは元“本物の”ロリ担当癒し系魔法少女、立川郁美だ。
「ぼちぼちやな」
「何人かは見に来てくれたよ、まだ売れてはいないけど」
 由宇と鷹文が答える。
 そうだった。興味を持ってやって来る人間は何人かいるが、買うまでにはいかない。
「まだ始まったばかりですからね、今は皆さん大手サークルを巡っていると思いますよ」
 由宇が割り当てられたここのスペースは、島という一般的な配置場所らしい。
 立地は物凄く有利というわけでもないが、さほど悪いわけでもない。
「せやな、もうそろそろウチんところの常連客も来るやろ。
 ただ、今回は同人誌やのうて“戦う変身ヒロインがやられちゃう”同人ゲームやからな。
 ウチの常連さんが買ってくれるかは……正直微妙や。
 その分このジャンルが好きな御新規さんが来るとは思うんやけど――」
 由宇が現状を分析する。
 彼女サークル『辛味亭』自身は、中堅どころのサークルとしてそれなりの知名度があるらしい。
「今は待つばかりだ」
 チラシを並べ、お試しプレイでノートパソコンも用意してある。
 賽は投げられた、やるべきことは全てやった。
 後はお客様が手にとって、買ってくれるかどうかだけだ。 


A 「ん、同人ゲームか。ちょっと見せて下さい」とその時、お客様が来た(人物指定)
B 「せや、蝉丸はん即売会初めてやろ。ちょっと見回ってきたらどうや」
C 「実は……少し気になることがあるんです」郁美が真面目な顔をしだした
459名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 01:52:33 ID:lZ4Y9Scw0
やっぱこみパといえばこいつらの批評が大事だろう

A オタク縦横
460名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 02:38:26 ID:Jhtz1n+P0
「同人ゲームでござるか」
「ちょ、ちょっと見せてほしいんだな」
 俺達と郁美が話し込んでいると、二人組の客が現れた。
 一人はかなりやせ形の男で、もう一人はかなり太めの体型をした男だ。
「いらっしゃいませ、どうぞ見てください」
 便宜上、やせ形の男を“縦”太めの体型の男を“横”と認識しよう。
 縦がチラシをしげしげと眺め、横がノートパソコンでお試しプレイをする。
「ほう、『戦う変身ヒロインがやられちゃうゲーム』でござるか」
「た、試しにプレイしてみるんだな」
 熱心にチラシを読む縦、じっくりとテキストを読みCGを眺める横。
 どうやらこの二人はかなり深いヲタクのようだ。
(何だか詳しそうな人達ですね)
(そうだな……)
(あの二人組は私もよく会場で見かけます、ディープな人達だと思います)
(せやな、後でちょいと評価を聞いてみようか)
 俺達はヒソヒソと、目の前の二人組について話し合う。
 どうも彼らはかなりハイレベルなヲタクのようだ。
 彼らにこの作品の評価をしてもらえば、今日の売り上げをある程度占えるだろう。

 やがて、縦はチラシを読み終え、横もお試しプレイを終えた。
「どうやったこの作品? あんたらの意見を聞かせて欲しいねん」
 由宇が身を乗り出して質問する。
(うわ〜、ドキドキするよ)
(……俺もだ)
 俺達が持てる力を全て注ぎ込んで作った、渾身の陵辱ゲーム。
 果たして彼らはどう評価するのだろうか――


A 「近年稀に見る良ゲーでござるよ」「エ、エロエロなんだな、是非買わせてほしいんだな」
B 「出来は良いのでござるが……」「ざ、残念だけどブームが終わってしまってるんだな」
C 「……なんでござるかこのゲームは」「ダ、ダメダメなんだな、時間の無駄だったんだな」
461名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 02:52:30 ID:ZPzRgTtF0
こやつらはイチャモンをつけるために存在しているんだ。C
462名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 02:52:32 ID:LxWhJ4NbO
A
463名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 02:53:42 ID:LxWhJ4NbO
こんだけ間が在って2秒の差で負けるとは…orz
464名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 02:55:42 ID:lZ4Y9Scw0
大丈夫だこんなこと日常茶飯事
465名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 14:17:58 ID:Jhtz1n+P0
「……なんでござるかこのゲームは」
「ダ、ダメダメなんだな、時間の無駄だったんだな」
「な……」
「そんな……」
 ヲタク達の第一声に、俺達は驚きを隠せなかった。
「なんやて! なんでこのゲームがアカンねん?!」
 由宇も声を荒げてしまう。
 彼女は同人歴が長そうだから、客に酷評されるのは俺達より馴れているはず。
 その彼女ですら、二人の評価には納得がいかないようだ。
「確かに一見よくできたゲームでござる」
「だ、だけど惜しいんだな。な、何故かヒロインと周りの人間がちぐはぐに見えるんだな」
「うっ……」
「そ、それは……」
「理由わからぬが、メインヒロインとその親友が本当に親友とは思えないでござるよ」
「そ、そうなんだな。ひ、人妻魔法少女とその娘も、顔の造形や髪の色が全く別なんだな」
 痛いところを突かれる。
 急なメインヒロインの変更、それに周囲のキャラの設定まで合わせる時間が無かった。
 やはり目の肥えたヲタクが見れば、ちゃんと分かるということなのか――
「そんなわけで拙者はこのゲームを買う気にはなれないでござるよ」
「も、もし他のお客さんが来ても買わないのは、む、無意識に違和感を覚えたからだと思うんだな」
「…………」
「…………」
「…………」
 元々お客様に反論するつもりもないが、返す言葉が思い浮かばなかった。
 制作側としてはやむにやまれぬ変更だったが、そんな内部事情はユーザーには無関係。
 言い訳のしようがなかった。
「とはいえモノ自体は、かなり良くできてると思うでござる」
「じ、次回作に期待してるんだな。頑張ってほしいんだな」
 そう言って、縦と横は俺達のスペースを去って行った。
466名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 14:18:37 ID:Jhtz1n+P0

「…………」
「蝉丸さん……あの……ごめんなさい、私のせいで……」
「郁美が謝ることでもない」
「堪忍やわ、折角ええシナリオ書いてくれたのに……」
「由宇のせいでもない。不幸が偶然が重なっただけだ」

 ぐ〜ぜんが〜 い〜くつも〜 かさ〜なりあ〜って〜

 何となくそんなフレーズが脳裏をよぎる。
 見る目のあるヲタク縦横による、的確な酷評。
 スペースはすっかりお通夜ムードとなってしまった。


A 他の知り合いが訪ねてきた(和樹・すばる・彩・舞・雄蔵・浩平から指定)
B 気分転換に他のサークルを訪ねる(ブラザー2・新住所確定・JammingBookStoreから指定)
C 芳しくない売り上げのまま、即売会は終了を迎えてしまった。
D 何となく、あてどなく会場を歩き回りたくなった。
467名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 14:27:52 ID:IUsa2mn20
Dでついにダークネスリーフが動き出す……とか
468名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 14:28:28 ID:50KKCqbP0
こうなったらこみパの伝説に頼るしかない。
Aで雄蔵
469名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 19:16:19 ID:Jhtz1n+P0
「……済まない由宇。少し辺りを見回りに行ってもいいだろうか?」
 ヲタク縦横達からの辛辣な批評、さすがに衝撃を受けた。
 どうにも気分転換をしたいところだ。
「せやな。蝉丸はんは即売会初めてやろ、ちょっと見学するのも悪くないわ」
 由宇もすんなりと許可をくれた。
「いってらっしゃい、蝉丸さん」
「迷子にならないで下さいね」
「ああ、行ってくる」
 店番は由宇と鷹文に任せ、俺は三人に見送られながらスペースを後にした。

「さて、何を見ようか」
 カタログを片手に、キョロキョロと視線をさまよわせる。
 何事も経験と、由宇や郁美の手ほどき無しで即売会を見回るつもりだったが……
「こうも混雑しているとは」
 どこを見てもヲタク、オタク、またヲタク。
 聞きしにまさる混雑ぶりだ。
 さて、どうしようか。


A 「桜井あさひミニコンサートイベント」とやらがあるらしい、見に行ってみる
B 多くの人だかりが見える、「CAT OR FISH!!」というサークルを見に行く
C コスプレスペースとやらに行ってみる
D 知り合いのサークルを見に行く(ブラザー2・新住所確定・JammingBookStoreから指定)
 
470名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 19:18:13 ID:kuWhY0lD0
D ブラザー2
471名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 21:53:44 ID:Jhtz1n+P0
「千堂和樹のサークル……確かブラザー2と言ったな。あそこへ行ってみようか」
 俺はカタログを頼りに、ブラザー2のスペースへ足を運んだ。

「失礼、ここに千堂和樹はいるか?」
「む、同志和樹に何用だ?」
「俺は坂神蝉丸。辛味亭から同人ゲームを出していて、先日千堂和樹の世話になった者だ」
「そうか、お主が坂神蝉丸か。我輩は九品仏大志、同志和樹を世界征服の野望へとプロデュースする人間だ」
 スネオカットで緑色の髪をした眼鏡の男、九品仏大志。
 何やら露助でアカのような言葉遣いをして、世界征服だ野望だと大層な言葉を口にする。
 どうもかなり変わった人間だ、こんなのと和樹は知り合いなのだろうか。
「あれ、蝉丸さんじゃないですか」
「千堂和樹か」
 目の前の男を訝しんでいると、千堂和樹が現れた。
 どうやら本当に知り合いらしい。
「どうしたんですか、ゲームの方は売れてますか?」
「いや、それがな……」

「ふはははは。同志蝉丸よ、一度や二度の失敗で挫けるでない!」
「そうですよ、今回は運が悪かっただけですから」
「むぅ、そうか……」
「俺だって流行のジャンルを読み外したり、どうしても締め切りに間に合わず新刊落とした事もあります。
 誰だって失敗はあるんです、蝉丸さんの今回の事情は不可抗力ですよ。また次の作品で頑張りましょう」
「そうだぞ同志蝉丸。その手で大空を仰ぐかのように上を見るではなく。重き足取りに囚われ下を見るでなく……
 ただまっすぐに前を見ろ! 上を見て焦っては力のなさを痛感し辞めていく者も少なくない。
 とはいえ己の力に限界を感じ、進化を諦めた者達が生き残れるほど甘くもない!」
「……確かに、二人の言うとおりだな」
 そうだ、即売会はこれ一回というわけではない。
 今回の失敗を肥やしに、次こそはより良い作品を作り上げるべきだ。
472名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 21:54:16 ID:Jhtz1n+P0
「二人の話を聞いて少し元気が出てきた、礼を言う」
「そんな、お礼なんていいですよ」
「同志蝉丸よ、迷ったときはまたわが輩達を訪ねたまえ、そして共に世界征服の道を歩もう!」
「……考えておく」
 九品仏の誘いを適当にあしらいつつ、俺は二人に感謝しながらブラザー2を後にした。


A こみパ会場内をもう少し見て回る(コスプレスペース、Cat Or Fishから指定)
B 他の知り合いのサークルへ行く(新住所確定、JammingBookStoreから指定)
C 「辛味亭」のスペースに戻る
473名無しさんだよもん:2006/11/04(土) 21:55:03 ID:k1KUseNo0
A コスプレスペース
474名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 02:57:05 ID:rwpPY0+l0
 俺はぶらりとコスプレスペースとやらに足を運んでみることにした。
 詳しいことは良く分からんが、一種の見世物のようなものらしい。
 見るのは無料であるというので、後学のために覗いておいても損はあるまい。

 まず目に付いたのは奇抜な服装であった。
 遠くからでも目に付くような、街を歩くには凡そ不適格な格好で歩く人々。
 そういえば、このコスプレで売り子を務めているサークルもあったな。
 確かに目を引きやすいからうってつけであろう。
 俺もそのような手段を得ておくべきだったな。……今からではとても準備出来んが。
 ……いや、待て。まだ諦めるのは早い。
 まだこみパは終わったわけではないし、一人や二人に酷評されただけで気落ちしているわけにはいかん。
 世の中にはパクリだの超文学だの騒がれ、散々な酷評を受けながらも、
 創作への夢を捨てきれずに業界にとどまり、志半ばで散ってしまったライターもいるのだ。
 俺は酷評どころか、まだ売り始めたばかりではないか。まだまだこれからじゃないか。
 それにうまくいかなかったとしても、失敗は教訓として次に活かせばよいのだ。
 そうだ、まだ勝負はこれからだ。
 そう考えてみると、幾分か気も楽になった。
 それに、いくら俺が作った作品に多少の違和感が残ると言っても、
 シナリオは十分に練り、俺の全てをつぎ込んであるし、絵だって由宇達が丹精込めて描いたものだ。
 音楽にしても英二が雰囲気に合った、レベルの高い曲を提供してくれているし、
 鷹文のおかげでバグもなく、プレイし易いゲームに仕上がっている。
 俺たちがここまでやった作品だ、そう悪い結果にはならんだろう。
 何も客は先ほどのような目の良く肥えた者だけではないはずだ。
 だから今は、少しだけこの場の雰囲気を楽しむとするか。

 ……む、カメラを用意していなかった。

A ん? あそこでコスプレしてるのは……(澪・みさき・雪見・渚・美咲・すばる・彩・舞・雄蔵・浩平から指定)
B 他の知り合いのサークルに行く(新住所確定、JammingBookStoreから指定)
C そろそろ俺のスペースに戻ったほうがいいだろう
475名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 03:22:41 ID:W+R9C7kb0
A 渚でユズハのコスプレ
476名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 08:03:55 ID:R9EuIg+p0
「古河渚か」
「あ、蝉丸さん」
 俺は立ち寄ったコスプレスペース意外な人物を見つけた。
 蔵等高校の演劇部部長、古河渚だ。
「演劇部員というのはコスプレもするのか?」
「はい、時々」
 そういうものなのだろうか、よく分からん。
 演劇活動とコスプレはあまり関係ないと思うが……
 ともかく俺は渚の衣装を子細に観察する。
 大人しく、何となく幸薄そうな雰囲気を出しており、渚によく似合っていた。
 一見すると和服のようだが、少し形は変わっているようだ。
「これはある和風戦記物ファンタジーSLGのヒロインの衣装なんです」
「エロゲーなのか?」
「いえ、コンシューマ版なので違います」
「そうか」
 詳しく聞くのは野暮というものだろう。
「幼い頃から目が見えず病弱で、余命幾ばくもない薄幸の設定な少女で、
 某スレでもこの作品のキャラは割と活躍するんですが、この少女はあまり出番が無いんですよ」
「…………」
 それは気の毒な話だ。心より同情申し上げたい。
 まぁこれから機会があれば活躍できるかも知れないが――


A おや、あそこにも知り合いがコスプレをしている(すばる・舞・彩・浩平・雄蔵から指定) 
B 他の知り合いのサークルでも見に行こう(新住所確定・JammingBookStoreから指定)
C む、あそこでコスプレをしているのは……ストーム☆さつき?!
D 由宇や鷹文が心配しているかも知れん、そろそろスペースに戻る 
477名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 08:41:49 ID:mjjADyn20
C
478名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 13:40:20 ID:sMCRocrz0
渚から離れ、ある一角で、人を集めているコスプレイヤーを見つけた。
後姿のそれを見て、愕然とする。

「ス、ストーム☆さつき!?」

それはストーム☆さつきの衣装に違いなかった。あまりにも似すぎている。
馬鹿な……ストーム☆さつきを知っているのは、郁美、雄蔵と俺達だけのはずだ。
なのに、なぜそのコスチュームを作ることができる?

(すごい出来のコスプレだな…… 女の子も美人だし)
(でも、見たことないコスチュームだ。魔法少女っぽいけど)
(たしかにTVとかで見たことはないんだけど……どこかで見たような)
(私もどこかで見たような記憶があるんだけど)
(どこで見たんだろう)

周りのざわついた声が聞こえる。
その衣装が記憶のかけらを呼び出しているのか、皆が首を捻っている。
呆然としていた俺の前から、その後姿だけのストーム☆さつきが去っていこうとしていた。
慌てて俺は後を追う。くそっ、人ごみで中々進むことができない。

無理矢理人ごみをかきわけて彼女に近づこうとしたとき、ふっと俺を振り向いた。
そこにあった顔は、

A 皐月
B アスナ
C 澪・みさき・雪見・美咲・すばる・彩・舞から指定
D 見たことのないコスプレイヤー(モブか、人物指定)
479名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 13:46:47 ID:cO8/l6dzO
C 舞
480名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 13:47:08 ID:McS+gKKg0
C 演劇モードの澪
481名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 14:24:19 ID:sMCRocrz0
「舞……」
振り向いたその顔を見て俺は立ちすくむ。そこにいたのは郁美と……タカアキの娘。
立川舞だった。

その美しい黒髪を二つにわけ、皐月の髪型を再現している。
硬質の人形めいた顔が、その髪型によって普段より和らいでいる。
スタイルは元々抜群だ。たしかに、これは人目につく。
だが、だからこそわからない。

舞がどの程度自分の出生の秘密を知っているのかは俺にはわからないが、
なぜこんなことをするのだ。
郁美は言っていた。

『仮にこのゲームを売って、もしも人々の記憶に魔界からの侵略が蘇ったら
 世の中は大混乱に陥ります。蝉丸さんはその責任をとれるんですか?!』
 
事実、さつきの衣装を見ただけで一般人の失った記憶にわずかに影響を与えていた。
そう考えると、さきほどの二人に酷評されたとしても、ヒロインを変えたのは
良かったのかもしれない。

しかし、なぜ、舞はそんなコスプレを今しているんだ。
すべてを知っていてコスプレをしているのか?
何も知らないからこそコスプレをしているのか?
俺は舞に向かって抑えた口調で問いかけた。

「舞、お前はどうしてストーム☆さつきのコスプレをしているんだ」
舞はそれを聞くと、いつもの坦々とした口調で返した。

A 「私は魔道騎士を狩るものだから」
B 「父さんにこの格好をするよう言われたから」
C 「ゲームで見た衣装が良くできていたから」
D 「ゲームを売るのを手伝おうと思ったから」
482名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 14:37:29 ID:ZQ0GXe1X0
A
483名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 19:43:11 ID:fnSbclXV0
「私は魔道騎士を狩るものだから」
「む?」
「打倒魔道騎士、打倒ダークネスリーフ、世界の平和は私が守る」
 舞はそれだけ言うと、剣(無論作り物の小道具のハズだ、断じて本物ではないだろう)を構えた。
 ……もしや、これで役に成りきっているつもりなのか? 似ても似つかんぞ。
 確かに彼女の家に修正前のゲームを置いたままにしてはいたが……まさか彼女がプレイしていたとはな。
 いや、彼女の母から話を聞いただけという可能性も否めないが、
 衣装をしっかり仕上げているあたり、やはり俺のゲームをプレイしてくれたのだろう。
 ふむ、これは俺のゲームが彼女がコスプレをしたくなるほど素晴らしい出来であったと解釈してよいのだろうか。
 誰も見たことのない衣装であるためか、人の集まりはあまり良くはないようだが。
 だが、考えようによっては丁度いい。
 俺のゲームを売るにあたって、ゲームキャラクターのコスプレで売り子をしてもらえれば箔もつくというものだ。
 修正後のキャラと微妙に違うところもあるが、コスプレだからバレはせん。
「悪いが、少し頼まれてくれないか? その扮装で俺のゲームを売って貰いたいのだが……」
「…………」
 舞は黙って剣を別の方向に向けた。
 一瞬断られたか、とも思ったがそうではないらしい。
 俺も剣の向けられた方角に顔を向けてみると、
「ふふふ、よく来たねストーム☆さつき! 今日こそお前の息の根を止めてやる!!」
 これまたコスプレではあるが、魔道騎士タカアキがそこにいた。
 ……いや、待て。よくよく見れば彼も見覚えがある。
 ゲーム製作の手伝いをしてくれた、確か折原浩平といったか。
 その彼が、何故かコスプレでタカアキを演じていた。しかも結構似てる。
 周りの好奇の視線も集まり、幾分か気恥ずかしい。
 だが、二人はそんなことは構うことなく、演技を続けている。
「いくみんとはるかはどこ? 二人は私が助ける!!」
「少しは落ち着いたらどうだい? 大切な人質だ、丁重に扱ってるさ」
 いや、舞。少しはキャラクターを近づける努力をしてくれ。
 あれはあれで一生懸命なのだろうが、仮にも原作者の前だぞ。
484名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 19:43:44 ID:fnSbclXV0
 ……もしかして、二人とも宣伝をしてくれているのか?
 そうなら有難いが、だが……何ゆえ修正前のキャラクターで演技を?
 二人とも製作に携わったのだから、修正後のキャラクターも知っているはずだが……。
 俺が考え込んでいると、後ろから不意に肩を叩かれた。
「……蝉丸さん」
「長谷部か。あれは何だ?」
「浩平さん流の販促だそうです」
 後ろから現れた長谷部が俺に説明してくれる。
「いや、それはありがたいが、何故修正前のキャラ名を?」
「……幻のキャラデザインの存在を仄めかし、あなたのゲームの知名度が上がってから、
 舞さんの家に置いたままになっている未修正版を高値で売りさばく魂胆らしいです」
 …………。
 何を考えてるんだ奴は。
 それ以前に、プライバシーやその他諸々の理由でキャラデザインを変更したというのに、
 そんな理由で未修正版を世に送り出したら元も子もなかろう。
 俺の考えを読んだのか、長谷部が困ったようにつぶやく。
「ああいう人なんです、浩平さんは。
 以前知り合いの女生徒の制服を100万で売ろうとしたこともありましたし。未遂に終わりましたが」
 いや、そんなことはどうでもいい。
 俺は――――

A 折原の野望を止めるべく説得する
B ……手伝ってもらった恩もあるし、黙認するか
C 「私も一枚噛んでますがね」……長谷部、お前もか
D 立川雄蔵に通報しました
485名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 19:45:14 ID:R9EuIg+p0
A
486名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 22:20:53 ID:W+R9C7kb0
「止めろ、浩平」
 そんな話を聞いて放ってはおけない。
 演技を続ける浩平と舞に、俺は待ったを掛けた。
「蝉丸さん、折角宣伝しているのにどうして止めるんですか?」
「話は長谷部から聞いた、未修正版を高く売るのが目的だそうだな」
「げっ! は、長谷部先輩!」
「えっちな肖像権侵害はいけないと思います」
「……その話本当なの、浩平?」
「うっ……そ、それは」
 舞が鋭い視線を浩平に投げかける。
 どうやら舞には未修正版を売る話はしていないようだ。
 まぁそれも当たり前だ、母親同然のキャラの陵辱シーン満載ゲームを高値で売るとなれば、
さすがに舞も協力しないだろう。
「困っている蝉丸さんを助けるためって聞いたけど……嘘?」
「う、嘘じゃないぞ。ただそれと一緒にちょ〜っと小金を稼げたらな〜と思って……」
「浩平……」
「浩平さん……」
 舞と長谷部に睨まれ、浩平の語尾は弱くなっていった。
「浩平、あのゲームは舞の母親……郁美のプライバシー権を酷く傷つける恐れがあるから発売を中止したんだ」
「で、でもどうせ少数販売なんだから」
「もし仮にお前があのゲームを売ったとして、それがWin○yやS○areに流れたらどうする?」
「そ、それは……」
 同人ゲームの目の敵、P2Pソフトの存在を忘れてはいけない。
 例え元のゲームがこの世に一本でも、無限に増えかねないのだから。
487名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 22:21:25 ID:W+R9C7kb0
 それに――
「後、知り合いが挽肉になるのを見るのは忍びない」
「なんですか、それって……あ……」
「ようやく思い出したか、舞の叔父…郁美の兄の立川雄蔵の存在を」
 正直に言って、彼の行動は自殺に限りなく近かった。
「命が惜しければ、今すぐそのコスプレを止めて無謀な計画を白紙に戻せ」
「は……はい」
 全く、若いとは無謀なことだな。


A せっかく長谷部・舞・浩平がそろっているのだ、JammingBookStoreへ行ってみる
B すばるの“新住所確定”に行ってみる
C そろそろ自分のスペースに戻る
488名無しさんだよもん:2006/11/05(日) 22:22:13 ID:cO8/l6dzO
C
489名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 00:23:29 ID:IVc67LhN0
 そろそろ自分のスペースに戻ったほうがいいだろう。
 いつまでも由宇や鷹文に任せきりというのも悪い。
 こみパを楽しむのはこれぐらいにして、後は自分のゲームの販売に努めるべきであろう。
 俺は用を足してから、自分のスペースに戻った。
 余談だが、用を足すのにも並ばねばならなかった。……恐ろしい場所だ、ここは。

「どうだ、売れ行きは?」
「ああ蝉丸さん、戻ったんですか?」
 スペースに戻ってから、俺はまず鷹文に売れ行きを尋ねる。
 在庫がある程度減っていることから、売れ行きは悪くはなさそうだが。
「悪くはないですね。初参加にしてはまあ上々といったところじゃないでしょうか?」
「なるほど。なら良かった」
 最初に厳しい評価を受けたからどうなることかとも思ったが、
 鷹文の口から良好であると聞いて、ひとまずほっとする。
 だが俺を窘めるように、今度は由宇が厳しい顔を作る。
「でも、勝負はこれからや。こういうのはプレイ後の評判が重要なんや。
 評判がよければ、再版も出来るし、次回作にも固定客が着いてくれる。
 悪ければ……ま、こないなことは言うべきやないわな」
「確かにな。出来に自信はあるが、他人の評価までは俺にはどうしようもない」
「それと、知名度も上げないといけないですよね。
 より多くの人にプレイしてもらうには、まずは僕らのサークルのことを知ってもらわないと。
 まあその辺は任せてください。僕が『作者乙』と言われないように上手く煽りますから」
 なにやら最後に不穏な言葉を聞いた気がするが、それは気にしないでおこう。
 由宇と鷹文の言葉には中々頷かされる部分がある。
 今日俺のゲームを買ってくれた客の評判、それがかなり大切な要素になるわけだ。
 特に俺が選んだジャンルは万人受けするような内容ではないからな。
 ことさらファンの獲得というものが大きな意味を持ってくるはずだ。
490名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 00:24:00 ID:IVc67LhN0
 それに次回作、か……。
 そうだな、俺はこれで終わりというわけではない。
 次回には今回の課題を克服した、より完璧なゲームを作る必要があるだろう。
 二人とも、次回作でもよろしく頼むぞ。


「それと、もう一つ聞きたいことがあるのだが」
「なんや?」
「そこの売り子は……いや、いい。聞くまでもなかったな」
 俺は今度は客にゲームを手渡してる浩平たちに目を向けた。
 浩平はタカアキのコスプレのまま、
 舞はストーム☆さつき……ではなく、今度はツインテールの髪をした七瀬のコスプレで売り子を務めている。
 そして俺が用を足している間に着替えたのか、長谷部がひかり役のコスプレまでしてくれていた。
「今度こそオレたちは正真正銘心を入れ替えて、蝉丸さんの手伝いをすることにしたんだよ」
「……悪事を考えたのは浩平さんなのに、さも私達も共犯のように言わないでください」
 まあ何にせよ、手伝ってくれるというのは有難い。
 コスプレイヤーが売り子をしているだけで、目を引くものがあるからな。
 おそらくは浩平が舞に『俺を手伝うため』と言った手前、手伝わざるを得なくなったというところだろうが。
「売り子手伝ってくれるんはありがたいんやけど、頭数足りてへんやんけ」
「ぬかりはないぜ。実はオレの知り合いであるだよもん幼女にロリ担当の芽衣のコスプレをさせ、
 会場内を回らせてるところだ。宣伝はしっかりしないといけないからな」
 恐ろしく用意周到な男だな。
 まさかロリ担当のコスプレイヤーに本物の幼女を持ってくるとは。
 俺のゲームは些か幼い子供の性教育には向いてない気がするが、そこは気にしてはいけないのだろう。
「妙に協力的だな。また何か企んでいるのか?」
「い、いやっ、ここで予めゲームを大量に買っておいて、人気が出た後に転売して一儲けしようとか、
 まさかそんな阿漕な真似をしようとかしているなんてことはないぞ!!」
 正直な奴だな。まあ、おそらく冗談なんだろうが。
 まあ俺がいる限り、そのような横暴は絶対に許さんが。
 舞と長谷部は浩平に声もかけない。
 浩平が実際に行うつもりはないと分かってるのか、それともとっくに諦めているのか。
491名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 00:24:33 ID:IVc67LhN0
「ところで長谷部。お前のサークルの方は大丈夫なのか?」
「……ええ、いいんですよ。いなくてもきっといつも通りですから。
 それに、一応売り子はある線から知り合った友達に頼んでありますし」
 どうやら悪いことを聞いたようだった。
 それ以上は話題にしないことにしよう。せめてもの思いやりだ。

A ……どうやら完売したようだ。めでたいことだ
B 気づくと、由宇がスペースの前に現れた気の強そうな女と一触即発の雰囲気になっていた
C そういえば、アスナ役のコスプレイヤーはいないのか? と浩平にツッコんでみる
D まだ完売にはなってないが、そろそろ引き上げる時間帯だな……
492名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 00:28:25 ID:Osx/j0up0
B
493名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 09:32:18 ID:UMKH87730
「ふふん、なによこのチグハグなゲームは」
「何やて! もういっぺん言ってみぃ!」
 気が付くと、由宇がスペースの前に現れた女と一触即発の雰囲気になっている。
 相手の女は緑色でショートカットの髪をした、気の強そうな感じだ。
「む、由宇、この女は?」
「ああ、『Cat Or Fish』やってる大庭詠美っちゅうてウチとは腐れ縁の仲やねん」
 なるほど、由宇の知り合いの同業者というわけか。
 しかしどうにも仲が良いようには見えん。犬猿の仲といったところだろうか。
「なんかヒロインと周りの人間が、上手く噛み合ってないように見えるのわよ。
 パンダらしくないじゃん、こんなふせーごーなゲーム、よく売れる気になったわね」
「うっさい、こっちにも事情があってん。いっつも手抜きのイラスト本ばっかり出しよるクセに!」
「なによなによ! パンダのクセにちょ〜ナマイキ! パンダは神戸の山奥に帰りなさいよ!」
 会場の仲で堂々と口げんかをし始めた。
 このままでは周りのサークルに迷惑が掛かるだろう。
 やれやれ、由宇にもこの詠美とやらにも困ったものだ。
 さて、どうするか――


A 一応ケンカを止めに入る。
B ケンカするほど仲が良いという言葉もある。放っておく。
C 騒ぎを聞きつけたスタッフがやって来た。
494名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 09:37:28 ID:IvRkYArQ0
B
495名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 10:13:52 ID:K5nhr9Xw0
 ケンカするほど仲が良いという言葉もある。
 あの二人はおそらくああやってじゃれあっているのだろう。
 俺は放っておくことにした。
 いがみ合う二人を他所にポツポツと来た客にゲームを販売しながら時間はすぎていく。
 売れ行きはバカ売れというほどでもなくさっぱりというわけでもなく。
 初参加にしては上出来な方なのだろう。
 これが今後に繋がるかどうかはプレイ後の評判を待たねばなるまい。
 バランス面で少し危惧される点も見受けられるが後の祭りだ。
 今は自分達の努力の結晶を信じるしかない。
 と、そうこうしているうちに……

A ゲームにクレームをつける者が現れた。
B 会場内に突然、緊急放送が流された。
C 客の中に見知った顔を見つけた。
496名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 10:15:18 ID:IFkj+tmC0
C。誰だろ
497名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 10:27:07 ID:K5nhr9Xw0
 そろそろ即売会も終了時刻まであと一時間ほどとなった。
 ゲームの売れ行きは完売とまではいかなそうだが
 とりあえず元は回収できるかどうかトントンのラインか。
 もっとも由宇にロハにしてもらった宿泊代等の出費を考えると
 実際はかなりの赤字なのかもしれないが。
 そんなときにである。
「ん?あれは……」
 俺は客の中に見知った顔を見つける。
 それは……

A 御老公
B 下川社長
C 超先生
D 強化兵(光岡、御堂、岩切)から選択
498名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 10:31:33 ID:YX5KRwIP0
C
499名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 10:54:10 ID:EhWanc590
何いいイイイイ!?
500名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 11:01:01 ID:UMKH87730
 そろそろ片付けの準備に入ろうとする、その時だった。
「あ、あれは……」
 がたりと、思わず席を立つ。
 まばらになり始めた客達の中に、見知った顔を見つけた。
 いや、見知ったなどではない、俺がこの道を志した切っ掛け。
 エロゲー製作へと導いてくれた、まさに神。

        ∧_∧
       < `ш´> 俺に任せろ
       _φ___⊂)_
      /旦/三/ /|
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
    | 誰彼百円 |/

 エラの張った狐のような顔をした、俺達の造物主。
 そう、超先生がそこにいた。
 着ぐるみのコスプレか何かかと思われているのか、周りはさして気に止めていない。
(し、しかし、どうして超先生がこみパ会場におられるのだ?)
 超先生は不慮の事故で命を落とし、島神に奉られた。
 そこで、参拝に来た俺の前に降臨し、天啓を授けてくれた。
 それからもLeaf本社を訪ねた後や、夢の中で見た気がするが――
 ならば、あそこに見えるのは何者なんだ?
 馴れない同人ゲーム製作で突かれた俺が見た、単なる錯覚だろうか?
 超先生は、そのまますっと人混みに紛れていく。
 俺は、俺は  ど う す れ ば い い ん だ


A よく分らないが、追いかけてみる
B いや、あれはきっと目の錯覚だ、追いかけない
501名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 11:01:16 ID:K5nhr9Xw0
502名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 11:58:52 ID:UMKH87730
 超先生らしき人影は、俺達のサークルに寄ろうとはせず、そのまま立ち去っていきそうだった。
(どうしてだ? 俺達のゲームは見るにも値しないのか?)
 疑念が浮かぶ、修正作業の時も少しだけ降臨したと思ったのに。
「済まない由宇、少し外す」
「ど、どないしたんや蝉丸はん?」
 由宇の質問に答える時間はなかった。
 席を立ち、人混みを掻き分け、超先生を追う。
 この広い会場で、一度見失えば次に見つけるのは至難だ。
 それに、もう即売会自体終わりに近づいている。
「ま、待ってくれ」
 背を向け、去っていこうとする超先生。
 まるで俺を誘うかのような仕草だった。
 行き交うヲタク達に肩をぶつけながら、その後を追う。

 人気の少ない創作サークルのスペースで、ようやく俺は超先生に追いついた。
「あ、貴方は超先生なのですか?」
 肩に手を掛け、こちらに振り向かせる。
 こちらに顔を見せた人物、それは――


A 超先生本人だった
B なんと、魔導騎士タカアキだった
C 立川雄蔵だった
503名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 12:00:01 ID:x1zW5NZ70
B
504名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 13:32:56 ID:3X7nDG3y0
 その人物はくるりと振り向き顔を見せる。
        ∧_∧
       < `ш´> 
       _φ___⊂)_
      /旦/三/ /|
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
    | 誰彼百円 |/
 おおやはり貴方は……
「っ!?」
 刹那、俺は目を驚かせる。変化していくのだ目の前の人物の姿が。
 そう、こいつは……
「魔導騎士タカアキ!」
 なんということだ。超先生と思われた人物は魔導騎士タカアキに姿を変えた。
 俺の作ったゲームの主人公。そして郁美の話によると実在のダークネスリーフの幹部。
「まずはお疲れ様。アクシデントはあったけど無事ゲームは作れたようだね」
「これはいったいどういうことだ!」
「まあ、薄々感づいていると思うけど君にゲームを作らせるように仕向けたのは俺だよ。
 正確には我らが総統。ブラックシモカワ様だけど」
 ガガーン 衝撃が俺の頭を走りぬける。
『あなたをそこまで進ませた人が、タカアキ、アスナの支配下か、もしくはその人自身に
 彼らがなりかわっているということは考えられないでしょうか』
 どうやら郁美の推測が正しかったようだ。俺が受けた神の啓示。
 それは全て彼らダークネスリーフの差し金だった。
 そして俺の造物主たる超先生。その正体が魔導騎士タカアキだとするならば俺は、俺は…………?
505名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 13:33:47 ID:3X7nDG3y0
「自分の正体が気になるかい?」
 不敵な顔でタカアキは言う。俺は固唾を呑む。
「さて、何から話そうかな。君の聞きたいことを教えてあげるよ」
 尋ねられる。頭を駆け巡るいくつもの謎。
 その中で俺が選ぶのは……

A おれ自身の出生の秘密
B 何故俺にゲームを作らせたのか?
C 今、俺の前に表れた目的は
506名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 13:42:26 ID:I88244qY0
C
507名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 13:49:38 ID:Oro7/dLk0
A坂上蝉丸はダークネスリーフに作られた改造人間である、とか
508名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 14:07:05 ID:3X7nDG3y0
「どうして俺の前に姿を現した?」
 聞きたいことは他にも山ほどあった。
 だが、まずはこれから訊いてみることにした。
「君にお礼を言いにね」
「お礼だと?」
「君が書いてくれたあのシナリオ。あれを完成させてくれたことで
 俺たちはまたこの世界に戻ってくることが出来たのさ」
「何だと?」
「あの立川雄蔵の予想外の奮闘のために俺達は魔界に撤退を余儀なくされた。
 その後、郁美の使った記憶消去の魔法。あれのせいで魔界とこっちの通路が閉ざされたんだよ。
 一度、完全に撤退した後だと魔界からこっちへ出るにはこちら側の人間の思念を媒介にする必要があるからね」
「思念?」
「こちらの世界にとっては幻想の魔界とこちらを繋ぐにはこちらの人間が魔界に関係するイメージを
 思い浮かべてくれないと駄目なんだ。つまりは俺たちダークネスリーフに関する記憶とかをね。
 あの時は無我夢中で撤退したものだから通路の固定化をし忘れちゃってね」
 つまりはこの世界の人間がダークネスリーフに関する記憶を忘れている限りにおいては
 彼らは魔界の外には出られなかったらしい。だとすると……
「俺がゲームを作ったせいで通路が開かれたというのか?」
「ご明察。とはいえ君とその仲間内での認知だから規模もたかが知れているけどね。
 でも、それ以上の働きを君はしてくれた」
「何だ。それは」
509名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 14:08:11 ID:3X7nDG3y0
「郁美さ。君は完成したあのゲームを郁美に見せた。そのことによって過去のものとなっていた
 彼女の記憶が鮮明化された。あの事件の当事者の彼女のね。ここは予想外だったけど」
「それがいったい……まさか!?」
「そう、郁美はあのゲームを見たことで嫌がおうに過去を意識せざるをえなくなった。
 その認識は記憶消去の魔法の効力を弱めさせ人々の無意識下の忘れていた記憶を蘇らせつつある
 おかげで予想よりも早くにこちらに出てくることが出来た」
 なんということだ。全ては奴らの手のひらだったというのか。
 俺が仲間達と心血を注いで作り上げたゲーム。それが全て……
「君には本当に感謝しているだからお礼を言いにきたんだ。他に聞きたいことはあるかい?」
 再度の尋ねかけに俺は……

A 俺は一体何者なのだ?
B どうやって魔界にいるお前達が俺にゲームを作らせることが出来たのだ? 
C 貴様らはこれからいったい何を企んでいる?
 
510名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 14:13:50 ID:+kUQ//xa0
A
511名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 14:54:18 ID:3X7nDG3y0
「俺はいったい何者なんだ?」
 俺の正体は造物主超先生によって生み出されたゲーム『誰彼』の主人公。
 だが、その超先生の正体はダークネスリーフの魔導騎士タカアキ。
 だとすれば俺はいったい?
「君はかつてダークネスリーフに在籍していた超先生によって産み出された人造人間さ。
 超先生が計画途中で昇天なされたためそのままお蔵入りになっていたんだけどね。
 俺たちが撤退した後も眠ったままの君がこの世界に残された。つまりはそういうこと」
「ゲームの中の人物……ではないのか?」
「あはは。そんなことが本当にあると思っているのかい。
 いや、ごめんごめん。本当になっちゃったんだよね。君にとっては。
 君にそんなことを言ったのは誰だったか覚えているかい?」
 俺の正体は架空の人物。そう俺に告げたのは確か……
「っ!?……下川社長……ブラックシモカワ……まさか!?」
「そう。下川社長こと我らが総統ブラックシモカワ様さ。魔界とのこちらの通路は
 閉ざされているけど総統閣下は特別でね。あの方は両方の世界を自在に行き来できる。
 最も通路の閉じた状態じゃ魔力は使えないんだけど」
「ならば俺が受けたお告げは……」
「君は元々こちら側の人間だからね。だから君には直接思念を送ることが出来たのさ。
 君の生みの親の姿を借りてね。そうそう君のゲーム作りに色々と便宜を図ったのも総統だよ。
 総統のこちらでのもう一つの顔の」
512名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 14:55:25 ID:3X7nDG3y0
衝撃の事実は続く。俺のゲーム作りの便宜を図ってくれた人物。それは…まさか!?
「御老公!?」
「そういうことさ。大阪で君にあったのは事前に打ち合わせた影武者の社員だけどね」
 なんということだ。これまで俺の覆製体だと思っていた御老公。
 その正体がリーフの社長でダークネスリーフの総統ことブラックシモカワだったとは。
 ……どうりでエロゲーを大量に所蔵しているはずだ。
 しかし、下川社長の正体がブラックシモカワならばわざわざ俺に作らせずに自分で作ればよかったのでは?
 そんな疑問を思い浮かべていると……
「ゲーム自体が完成するまでは立川兄妹に感づかれたくなかったからね。
 アクアプラスぐらいの有名企業になると隠れて製作ってのも中々うまくいかなくてね。
 そこで君に白羽の矢が立ったわけさ」
 俺は彼らが隠れてゲームを作るための駒だったというわけか。
 俺の人生。過去の記憶。そして仲間達とゲーム作りに明け暮れた日々。
 全てがまがい物。全てが彼らダークネスリーフの手のひら。うなだれる。打ちひしがれる。
 ガクリと俺が膝を落としていると……
「そんなことよりそろそろ始まるよ。今日のメインイベントが」
 俺を見下ろしながら言うタカアキ。ふいに見やるとそこには会場内に設置されたスクリーン。
 そこに映し出されるもの。それは……

A 修正前の『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜散りゆく処女への子守歌〜』の映像
B アクアプラス代表取締役。にしてダークネスリーフ総統ブラックシモカワの演説
513名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 14:57:46 ID:YX5KRwIP0
A
514名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 15:38:51 ID:3X7nDG3y0
『皐月さん……どうして……あんな男に気持ちよさそうになってたんですか……』


「な、何やっ!?」


『あぐぅっ』『いやあああぁぁ!!』
『だ……駄目です……私は正義の魔法少女なんですから……』
『やだぁ……助けてぇ……助けてぇぇぇーーー!!!』


「あ、アレは……」


『あたしは、めでぃかる☆いくみんは、アスナさん、タカアキさんの雌奴隷です。
 どうぞ、あたしを目茶苦茶に嬲ってください』
『アスナさん、キス、キスぅ』


「…………母さん!?」
515名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 15:39:36 ID:3X7nDG3y0
 それは即売会終了間際の不意打ちだった。会場中のスクリーンに流された映像。
 それは紛れもなく『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜散りゆく処女への子守歌〜』の
 修正前のオリジナルの映像だった。
「何のつもりだ。これは」
 俺は激昂しタカアキに詰め寄る。俺達が心血を注いで作り上げたゲーム。
 例えそれがこいつらの手のひらだったとしても、企みに利用されるのは我慢がならない。
「言っただろう。魔界との通路を完全に繋げるためにはこちらの世界の人間の認識が必要だって。
 これは総仕上げさ。これまでの全てのね」
 そうこうしているうちにも映像は会場をながれる。どよめく群集。
 年配の客の中には何かを思い起こす様子が見て取れる。そうして映像はクライマックスを写す。


『ぜ……全世界の皆様……あたし達は……かつて、正義の魔法少女だった者です』
『ですが……私達は戦いに敗れて捕まり、今はタカアキ様やアスナ様の……雌奴隷となっています』
『どうか……これ以上無意味な抵抗をせず、ダークネスリーフに服従してください』

『私達は……タカアキ様に犯していただき……幸運にも仔を身籠もることができました』
『これからは……生まれた仔に子守歌を歌いながら犯される……至福の生活が待っています』
『世界の皆さま方……私達と一緒に、ダークネスリーフに支配される世の中を受け入れましょう』

 俺が渾身の思いで書いたグランドハッピーエンド。それが会場を駆け巡る。
 どよめきの声が上がる。中には興奮しすぎてその場で自慰に及ぶものもそして画面は切り替わる。
「っ???」
 違和感を感じる。本来あのエンディングで画面に現れるのはタカアキだった。
 しかし表れたのはタカアキではない。もう一人のダークネスリーフ。
516名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 15:40:29 ID:3X7nDG3y0
「いかがだったでしょうか。本日、サークル辛味亭のスペースで発売される予定だった
 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜散りゆく処女への子守歌〜』のデモムービーは?」
 画面に現れたのは魔道神官アスナだった。
 ゲームのままの姿のアスナがまるでイベントの司会役のように振舞っている。
「当作品は本来、辛味亭のスペースにおいて販売される予定でしたが諸々の事情により
 修正、改名を余儀なくされ皆様方には劣化版しか行き渡らなかったことを心よりお詫びします」
 ぺこりと頭を下げる。下げた頭に隠れた顔は明らかに笑っている。
「一層のクオリティアップをもって完成版を次回の即売会までには皆様にお届けする所存です。
 それまでは本日、発売の劣化版で我慢してくださいね」
 自分でも腸が煮えくり返るのが分かる。劣化版。確かにそうかもしれない。
 だが、それを作るまでに注いだ仲間達の汗と涙。踏みにじられた。
 悔しさと憎しみで立ち震える。
 そんな俺を他所に画面は切り替わる。

A「それでは出演声優の紹介にうつらせていただきます」なんとそこには捕らえられたみさき達の姿があった。
B「それではこの作品のモデルとなった方々からのコメントです」画面に本物の皐月と春夏の姿も現れた。
517名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 15:49:37 ID:8MXtGinm0
518名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 17:57:16 ID:SB1h8Daq0
「ええ、完成版におきましては一層のクオリティアップをお約束します。
 今回、急ごしらえで不十分だったCGも修正追加し…音響も……」
 俺の葛藤などそ知らぬアスナはしれっと続ける。
「何より重要なのは声優。今回はやむを得ず新人の起用となりましたが
 なにぶん経験不足なためかところどころ演技が稚拙になった点をお詫びします」
 その言葉に俺は嫌な予感を感じる。頼む。俺の思い過ごしであってくれ。
「当方では何よりもRR(リアルリアリティ)を追求しております。
 リアルな体験に勝るものはありません。ゆえに製作側は常にリアルな実践を突き詰めております。
 無論、出演する声優の方々においても」
 すると、そのままプツリと画面は切り替わる。なんだか薄暗い画面。
 不鮮明な映像は少しずつ像を結び、そこに映し出されたのは……
519名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 17:58:25 ID:SB1h8Daq0
「嫌ぁぁぁあ!やだよぉぉ!!もう許してよぉぉ!嫌ぁぁああ!!」
 最初に響いたのは少女の悲鳴だった。そして濡れた肉塊がこすれ合う音。
 ぬちゅり。ぬちゅり。少女の膣内と腸内で暴れまわる肉根。
 前後から交互に刺し貫かれ少女は身悶える。
 俺は知っている。この娘を。それは……
『はぁい♪彼女がヒロイン、湯浅皐月役の川名みさきちゃんです。
 現在役作りのために奮闘中です。頑張ってますねえ』
 ゲームの中に出てきたリザードマン。その極太の男根にひたすら貫かれるみさきをアスナは紹介する。
 手を上に吊るされて、前後から挟まれる肉のサンドイッチ。
 それはみさきの膣内の肉壁のみならず心もそぎ落としていく。
「あっ……ぐぅ……あぐぅ……酷いよ……やっと浩平君が帰ってきてくれたのに……うっ…っぐ…浩平君……」
 光を映さぬその瞳からは涙が止め処なく溢れ出している。
 行方不明だった恋人の帰還から間もない陵辱。なんとも惨い。
『おやあ、みさきちゃんには彼氏がいるようですね?今度は彼氏の目の前でしてあげるのもいいですね。
 ゲームの中のストーム☆さつきのように。うふふふふ』
 残酷なことをさらりと言う。おそらく今、この会場のどこかで折原浩平がこの惨劇を眺めているのだろう。
 心中を察するに余りある。恋人の公開陵辱劇。それはおそらくゲームのそして現実の那須宗一のように。
「んぶぐぅぅぅ!むぶっ……んぅぅぅぅ!!」
 体位を変えながらリザードマンたちはみさきを輪姦する。口にもねじ込まれるペニス。
 後ろからは肉槍が執拗にアナルを責める。無理やりに取らされる騎乗位。強引に動かされる状態。
 その都度、形のよいみさきの乳肉がふるえ、みさきは喘ぎ。むせび泣く。
 順番待ちしきれぬ者は自分の手でナニを扱き、次々と白濁の汁をみさきの肌に浴びせかける。
「あっあ……んぶっ…ぶはっ…ぐはっ…やぁぁ……嫌ぁぁぁあ!!もう嫌ぁぁぁああ!!」
 精液まみれになりながらみさきは泣き叫ぶ。そして画面は次の場面へと切り替わる。
520名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 17:59:09 ID:SB1h8Daq0
「許して……上月さん……許して……」
 次に映し出されたのは雪見だった。ボロボロ涙をこぼし下を向いて泣き崩れる。
 彼女の俯いた顔の先。そこにあるのは小さな人影。
「…………………………………………………………………………」
 澪だった。声をだせない彼女には悲鳴をあげることもかなわない。
 だがその引きつりきった顔と頬を伝う涙が苦しみを如実に告げていた。
 双頭バイブにまだ未熟な秘部を貫かれる激痛の。
「早くその娘を犯しなさいよ。そうしなきゃあんたの友達ああしていつまでも肉便器よ」
「みさき……っぐ……みさき……」
 画面の中にはもう一人いたが角度の都合か姿ははっきり見えない。だが、どこか覚えのある気がした。
 そのもう一人は雪見に澪を犯すように急かす。輪姦され続けるみさきの姿をちらつかせて。
「ごめんね……ごめん……っぐ…うっ……はぐっ!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
 そして雪見は腰を動かす。挿入されたバイブは狭い澪に膣肉を裂いていく。
 苦悶に歪む澪の顔。同時に犯す雪見の表情も苦痛でひきつる。
 バイブに膣内を抉られているのは雪見もまた同じであった。
 二人を繋ぐバイブ。その根元から赤い染みがたれていく。二人の肉膜が破れた証。
「ぐあぁぁっ!あっぐ……ぐぅ……ひっく…うっ……ぐぅぅぅ」
「〜〜〜〜!!!っ!!〜〜!!!!〜〜!!!!」
 繋がれて互いを犯しあう二人の少女。あまりもの悲惨な光景にアスナの解説が入る。
『え〜っとこちらは私こと魔導神官アスナ役の深山雪見ちゃんとエキストラちゅぱ音担当の上月澪ちゃんです。
 雪見ちゃんも役作りのため攻め役としての経験を積んでもらっています。手始めに後輩の澪ちゃんをね。
 こう見えても彼女、極悪人の素質があるからじきにモノになるとおもいますよ。』
 親友を盾に後輩を犯させる。なんとも卑劣で外道な仕打ち。それを解説しながら顔色一つ変えないアスナ。
 やはり正真正銘の悪女である。
521名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 18:00:26 ID:SB1h8Daq0
『さてさて、到着の遅れていた立川郁美役の澤倉美咲さんと柚原春夏役の古河渚ちゃんですけど……
 あ、ようやく捕まえたようですね。それではお二人様、ご連行♪』
 ガチャリと扉を開けてリザードマンに連れられた二人が入ってくる。渚は先ほど会った時のコスプレ姿のままだ。
「なっ!川名さん……嫌ぁっ!嫌ぁぁぁぁぁああっ!!」
「そんな……どうして…こんなことキャァァァァァ!!」
 二人の悲鳴が響く。順番待ちのトカゲ共は早くも彼女達に食いつき、羽交い絞めにし組み伏せて……
『美咲さんにはこの後、雪見ちゃんとのサウナで濃厚マットプレイ。渚ちゃんには17連発耐久コースが待っていますが
 まずは下ごしらえ。十分な地ならしからはじめましょうね』』
「「嫌ぁぁぁぁあああああああ!!!!!」」
 二人同時の悲鳴が響いた。俺は目を伏せた。見るに耐えない。
 共にゲームを作り上げた演劇部の少女達。その彼女達が無残に犯され汚され穢れていく。
 悲鳴が耳をつく。みさきの。雪見の。渚や美咲、そして澪の声無き悲鳴も。
 握り締めた拳からは血がにじむ。食いしばった歯からも。
「何故だ!何故彼女達をあんな目に!」
「RRの追求さ。いいゲームを作るためにね。それ以外に理由があるとでも」
 不適に返すタカアキ。怒りに震えた俺は…俺は……

A タカアキに猛然と挑みかかった
B 俺が飛び出す前に現場に現れる影があった(これまでの登場人物から指定)
C ただ男泣きに膝を屈しむせび泣いた
 
522名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 18:14:56 ID:A7LKaRii0
B 雄造
523名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 18:15:32 ID:A7LKaRii0
間違えた、立川雄蔵ね
524名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 18:15:59 ID:EP1nBDsLO
B雄蔵
525名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 23:16:18 ID:I88244qY0
「くっ!」
 この場でタカアキを殴りつけてやりたかった。
 だが、その前にしなければいけない事がある。
 まず、今すぐあの放送を止めさせなければならない。
 タカアキによれば、人々が魔界やダークネスリーフの存在を思い出していくと、
それだけ連中がこの世界に再び現れるのが早まるという。
 何より、みさき達が辱められる姿をこれ以上晒すなど許されない。
 タカアキに背を向け、巨大スクリーンに向かおうとした。
 その時――

「むうぅぅん!!!」
 咆吼と共に、雄蔵の鉄拳が巨大スクリーンを打ち貫く。
 怒りの正拳突き、画面中に走る無数のヒビ。
 液晶パネルの奥の機械も破壊したのだろう、映像も音声も途切れ、砂嵐だけが流れ出した。

「あーあ、もったいない。でももう遅いよ。みんな見ちゃったからね」
「くっ、き、貴様っ!」
 確かにタカアキの言うとおりだ。
 会場にいた人間は見てしまった、過去の真実を、みさき達への苛烈な陵辱を。
 全ての人間の口を塞ぐなど無理だ、中にはビデオを回している者もいる。
 現代は情報化社会、特にヲタクのネットワークはすさまじいものがある。
 伝達に次ぐ伝達。すぐに人々は思い出すだろう、過去の魔界からの進行を。

「それじゃ俺は去らせてもらうよ。もっと昔の雌奴隷とか見たかったけど、今日は時間切れだ」
 言いながら、タカアキの姿が薄れてゆく。
「ま、待てっ!」
「じゃあね、蝉丸さん。また近いうちに会えるかも」
 飛びかかった瞬間、タカアキの姿が完全に消える。
 恐らく、何らかの魔法で移動したのだろう。
526名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 23:16:48 ID:I88244qY0

「…………」
 タカアキの消えた場所で、俺は打ちひしがれた。
 掌で踊って魔界からの再侵攻を手伝い、みさき達に地獄を味合わせてしまっている。
 俺は、俺はどうすればいんだ……


A とにかく、舞達のいるJammingBookStoreへ行く
B その時、雄蔵と郁美がこっちへ来た
C なにはともあれ、サークルの片付けをせねば 
527名無しさんだよもん:2006/11/06(月) 23:22:58 ID:YX5KRwIP0
A
528名無しさんだよもん:2006/11/07(火) 10:13:11 ID:aGVwdiCT0

「畜生! 畜生畜生畜生!!! 何で、何で先輩があんな目に遭わされてんだよ!!!」

「母さん……あの男が母さんを辱めてた……できた子供は……私なの?」

 カタログを頼りに、俺は彩達の合同サークル「JammingBookStore」に向かう。
 到着したとき、スペースは二人の男女の怒りと悲しみに満ちていた。
 大切な恋人を公開陵辱された折原浩平。
 雌奴隷にされた母の過去と、己の出生を知ってしまった立川舞。
「浩平さん……舞さん……」
 床に拳を叩きつけながら、血涙を流し叫ぶ浩平。
 あまりにも忌まわしい己の出生、そして父の正体に茫然自失の舞。
 彩も二人に掛ける言葉が見つからず、どうしていいかと困っている。
「浩平! 舞!」
「蝉丸さん! 俺、俺は何も出来なかった。先輩が、モニターの向こうで滅茶苦茶にされてるのに、何も、何も……」
「……あのゲームは、本当にあった話なの? 母さんと似ていたのは偶然じゃなかったの?」
「…………」
 俺自身も、二人にどう答えていいか分らなかった。
 踊らされ、夢中になってシナリオを書き、連中の手伝いをしてしまった。
「……済まない」
「済まないって何だよ! 先輩があんな目に遭わされたのはアンタのせいなのか?!」
「私はあの男の娘……あんな卑劣な男の血が……私にも流れてる……」
 怒りの矛先をどこに向けていいか分らない浩平。
 うわごとのように、虚ろな目でブツブツと呟き続ける舞。
 俺は、俺達はこれからどうすればいいんだ?!


A 「舞……」その時、スペースに郁美が現れた
B 『親愛なる蝉丸さんへ』その時、俺はポケットにタカアキからの手紙があることに気付いた
C 「……せっ!」逆上した舞が、俺に剣を振るってきた! 
529名無しさんだよもん:2006/11/07(火) 10:20:17 ID:GvX7D/EK0
B
530名無しさんだよもん:2006/11/07(火) 10:20:56 ID:wpy/QpG00
C舞大活躍で
531名無しさんだよもん:2006/11/07(火) 16:05:58 ID:UzRt0Fk40
 どうすればいんだ……
 何度繰り返したのか分からないフレーズが俺の頭を駆け巡る。
 激しい怒りと何も出来なかった自分への無念に震え慟哭する浩平。
 忌まわしい出生の秘密を知り打ちひしがれる舞。
 俺はそんな二人にかけてやる言葉がない。
 二人に深い哀しみを与えてしまった元凶は俺自身なのだから。
「くそぉっ!」
 ただ怒声をはり上げる。すると、そのはずみである。
 俺のポケットから紙切れがポトリと一枚零れ落ちる。
「何だこれは?」
 思わず拾い上げる。するとそこには『親愛なる蝉丸さんへ』と書かれていた。
 差出人の顔が不意に思い浮かぶ。魔導騎士タカアキ。奴以外に考えられない。
 いつのまにこんなものを仕込んだのかは分からない。
 だが、俺はそれを素早く広げて文面を確認する。
 その内容は………

A 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜散りゆく処女への子守歌〜』発売記念パーティーへの招待状
B 俺にダークネスリーフお抱えのシナリオライターにならないかという勧誘状
C 捕らえられたみさき達を解放してほしくば大人しく軍門に下れという脅迫状
D 俺宛へと見せかけて実は娘の舞に宛てた手紙
532名無しさんだよもん:2006/11/07(火) 16:11:02 ID:MEk0FH3p0
A
533名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 00:31:40 ID:9VBf98l30
「こ、これは…!?」
その手紙から俺の目に飛び込んだのは、「『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき』
発売記念パーティーのお知らせ」という文字だった…。
____________________________________

『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜散りゆく処女への子守歌〜』
            発売記念パーティーのお知らせ

  坂神 蝉丸 様

  もうすぐ秋の初秋が近付く中、いかがお過ごしでしょうか。
  さて本日は、サークル辛味亭より発売された『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女スト
ーム☆さつき  〜散りゆく処女への子守歌〜』の発売を記念し、完成披露試写
会を兼ねた記念パーティを開く旨をお伝えいたします。
  つきましては、日頃の感謝に意味も込めまして、  坂神  様に是非お楽しみ
頂きたく、今回ご招待という形を取る事に致しました。
  ご家族、ご友人と一緒でのご参加を、ダークネスリーフ一同、心よりお待ちしております。

                    秘密結社ダークネスリーフ パーティー幹事代表
                     河 野 貴 明
____________________________________

「勝手に作品を我が物顔で発表したと思ったら…今度は発売記念パーティーか、いい気なものだ」
俺は怒りを通り越して、この招待状の送り主の勝手な振る舞いにただただ呆れるばかりだった…。
他の皆も文面を見るなり、同じように呆然としている。
「…な…何がしたいんやこのドアホ連中は!!」
534名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 00:32:46 ID:9VBf98l30
広まる呆然を最初に振り払ったのは、由宇の威勢のいい怒声だった。
彼女はゲーム制作に終始関わっており、俺も何度も世話になった…。
未熟な俺が迷惑をかけたことも幾度となくあった。特に最後の修羅場を乗り切れたのは
由宇の力によるところが大きかったと俺は思っている。
そんな最大の功労者と言っても過言でもない彼女が、いの一番にこれだけ怒るのも無理はない…。

「同志達よ…」
その場で立ち尽くす俺達に、いつの間にかその場にいた九品仏大志が話しかけてきた。
「今回の件、ダークネスリーフなどという輩による悪行に尽きる事は目に見えて明らかだ。
奴らは神聖なるこみパ会場を汚した。それだけでなく、いちサークルである辛味亭の作品を
さも自分の物のように発表する行為、これはある意味盗作行為に他ならない…
ダークネスリーフのこれら一連の行為は、我々同人に関わる全ての人々に対する
宣戦布告であるといえよう!今ここにいる皆のもの、我輩の言葉は間違っているか!?」
「そーよそーよ!パンダのゲームなんかはともかく、あの騒ぎでうちのコピー本、
もう少しで完売ってとこを邪魔したんだから〜!」
「こみパでHな見世物をするような悪は許せないですの!」「…………賛成です」
「まったくけしからん行為でござる」なんだな」

「…みんな……ウチらのこと…」
いつに無く感情のこもった大志の言葉に、周りの人々が賛同の声を上げる…
その誰もが皆、まるで俺達の今感じている感情を、それをそのまま自分達が感じている感情のように
受け止めてくれている…そんな気がした。
そうか…この行き場のない感情は、俺や由宇達だけの物では無かったのか…
いや、正確には各人の共通した思いが、今ここで一つになったというべきか。

「同志蝉丸よ…詳しい事情は分からぬが、恐らく奴らはお主の作ったゲームを利用して
世界を征服するなどという馬鹿げた事を目論んでいるのだろう…無論我輩も同人で
世界制服を狙う一人ではあるが、そんな大バカ者は我輩と同志和樹だけで充分だ」
「俺もかよ…」和樹が小声で突っ込みを入れる。
535名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 00:33:35 ID:9VBf98l30
「だが奴らはただのバカでは無いと見受けられる。むしろこれまでの行為、
そして今後の動向も、全て緻密な計略があってのことなのであろう。
…非常に厄介な相手だ。この招待状も十中八九罠に間違いないだろう。
同志蝉丸、分かっていると思うがこれはお主達だけの問題ではない。
こみパ準備会も今回の件に黙ってはいないはずだ。
我輩は直ちにこの事態に対し行動を開始する。同志が止めても無駄だ、
どんな危険が待ち構えているか分からぬが、例え一人になろうとも、
我輩はこの悪しき連中を止め、鉄槌を下す!…そう決めたのだ。
同志よ…奴らに対し何か情報があったら教えてくれないか?」

彼の質問に、俺は答えることができなかった。
今日会ったばかりだが、彼は確かに頼れる男だ。今や仲間であると言ってもいい。
さっきの瞬間、肌でそう感じた。だが…
今彼に、そして彼らに全てを話すということは、人々の忌まわしき記憶を呼び覚まし、
ダークネスリーフの侵攻路の確保をより一層確実にする事を意味する。
彼一人にだけ話すのならいいかもしれない。だが彼は仲間に対して平気で隠し事を
するようなしたたかな人間にはとても見えない。
「すまない…今は全てを話すことはできない」
「そうか…いや、同志を責めるつもりはない。今はいえない事情があるのだろう。
何か困った事があったら我輩に連絡するといい、我輩にできることなら何でも協力しよう。」
「本当に…すまない、感謝する」
全く…最高に頼れる男だ、九品仏大志。
彼だけではない、これまでエロゲー制作を通して知り合った由宇や英二に鷹文(ついでに高槻)、
そして今ここにいる同人を愛する人達の存在は、今間違いなく俺たちに力を与えている。
立場や思惑が違えど彼らは皆正しき心を持っている…
その心が俺たちの活力になっているのが分かる。あんな悪の組織に負けるものか!
536名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 00:35:04 ID:9VBf98l30
「…同志蝉丸、今ひとつお主に問いたい。お主は今何を望んでいる?
その為に今何をすべきか?…その答えはお主の心に1つしかなかろう。
何も迷うな、それを実行すれば言いだけの事だ。ではさらばだ!」
その言葉と共に、大志は去っていった…

今俺のすべき事…俺の望む事……俺は…!

A 一刻も早くダークネスリーフに乗り込み、悪事を止める!
B 待て、決断には早すぎる、パーティーまでまだ時間はある。
C 今から新たに完全オリジナル作品を作り上げ、それを手にパーティー会場に殴り込む!

だがそれよりも、先程まで陵辱されていたみさき達を助けに行かなくては。
537名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 00:36:07 ID:wVmQCY5MO
C
538名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 01:38:31 ID:k44HsTd40
「俺の、俺のするべき事。それは……」
「それは?」
「それは、今から新たに完全オリジナルの作品を作り上げ、それを手にパーティー会場に乗り込むことだ!」
「「「「な、何だってー(AA略!!!」」」」
 皆はまるでM○Rの超理論を聞かされた隊員のような顔をする。
 それ程俺のアイデアは飛び抜けていたのだろうか?
「いや、これには意味がある。連中は『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜散りゆく処女への子守歌〜』
 のお披露目をして、人々の記憶を完全に蘇らせようとしている。
 だが、そのパーティーに俺達がより面白い完全オリジナル作品を持っていき、公開すればどうなると思う?」
「ど、どうって。どうなるの?」
「連中のゲームの印象は吹き飛び、人々も過去の記憶を取り戻さなくなるはず。
 そうなれば、魔界と地上は繋がることができない。連中の地上侵略を阻めるということだ」
「な、なるほど。一理あるかも知れん」
 そうだ、同人で受けた仕打ちは同人で返さねばなるまい。
「……ですけど、超展開ですね」
「言うな」
 彩の指摘を素っ気なくかわす。
 魔界からの地上侵略を、エロゲー製作で阻むという展開。
 確かに彩の言うとおり、これ以上ない超理論による超展開だ。
 だがその昔“アイドルの歌が超巨大規模の宇宙戦争を終結へ向かわせたロボットアニメ”があったと聞く。
 念のため言っておくが、種でも運命でもないぞ。
「……おぼえてい〜ます〜か〜 ……めとめがあ〜ったとき〜を〜」
「歌うな」
 彩、せめて少しぐらい字を伏せろ。
「蝉丸さん! それじゃ先輩達はどうするんだよ!」
「む……それは」
 必死の剣幕な浩平に迫られる。
 確かにゲーム製作に先駆けてか平行して、みさき達を助けねばなるまいが――


A このままこの話を続ける。新作ゲームを作りながらみさき達を助ける。
B さすがに長いしキリも悪くない。ここら辺で一旦話を終わらせ、続きは外伝かなにかで続ける。
539名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 01:45:12 ID:l2euVCPKO
A
先に助けたほうがイイとは思うが
540名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 02:18:46 ID:9VBf98l30
あれ?てっきりまだ会場内に普通にいると思ってたけど
541名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 03:06:43 ID:dpRCPPLt0
「だがその前に囚われたみさき達を救出する! エロゲー作りはその後だ!
 由宇……エロゲー作りまた力を貸して欲しい」
 俺は由宇に深く頭を下げる。
 今回は時間がない前よりも大きな修羅場になるのは確実だろう。
「水臭いなあウチと蝉丸はんの仲や、地獄の底まで付き合ったるでえ!
 CG班は十分すぎるほどいるしな。な、詠美」
「な、なんであたしが……っ」
「あたしが何や〜?」
「ふんっ、べ、別にパンダのためじゃないからね! 
 あたしは蝉丸の才能にせんこーとーしするだけなんだから!」
「そういうことや、音楽とプログラムは……まあ何とかなるやろ、蝉丸はんはシナリオに専念や」
「すまない……みんな」

 そうだ、俺はひとりじゃない。
 エロゲー作りを通じて手に入れた絆を信じて完全新作を完成させるんだ!
 と、その前に――

「みさき達のことだが――」
 人質の奪還のための戦闘員が必要である。
 無論、俺は救出班だ。
「ドンパチするのはウチらは専門外やからな……」
「……俺が行こう」
 俺達の前に現れた大男――立川雄蔵。
「雄蔵……」
「勘違いするな、お前のためではない郁美のためだ」
 これで俺を含め二人、あと二〜三人は欲しいところだが……
542名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 03:07:47 ID:dpRCPPLt0

「ぼ、僕も、多少は戦闘の心得があるんだな」
 は――?
 誰もそう思ったであろう、戦闘とは無縁に見える男の声。
 つーかどう見てテンプレ通りのオタク。
 オタク横――
「こ、こうみえても昔はフランス外人部隊のエースだったんだな」
 まさかあの外人部隊に日本人でありながら所属している者がいたとは……
 ううむ、人は見かけによらない。
「せ、蝉丸さんだって、カタギの人間に見えないんだな、ど、同類の臭いがするんだな。
 どこの軍だったか教えて欲しいんだな」
「俺か……大日本帝国陸軍特殊歩兵部隊の所属だった。もう六十年も前の話だ」
「な、なんと大先輩だったんだな! 横蔵院蔕麿、これより貴官の指揮下に入るんだな!」

 これで三人。

「あの……蝉丸……さん」
「どうした彩」
「私、存在感無いですから……誰にも気づかれずにみさきさん達の所に侵入できます」
「存在感が無いなんて悲しいこと言うな」
「……今はステルス彩とネタにできますから」

「蝉丸さん! オレも先輩救出に参加させてくれ!」
「私も……参加させて欲しい」
「すばる、多少は武道の心得があるんですの」

 彩、浩平、舞、すばるが名乗りを上げてくれた。
 さて、あまり人数を増やしてはかえって動き辛い。
 あと二人ぐらいがちょうどいい具合だろう。
 救出班は俺、雄蔵、蔕麿、それから……

※(彩、浩平、舞、すばる)から二人まで選んで下さい
543名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 03:24:57 ID:b/aMxsI30
彩舞
544名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 15:25:24 ID:k44HsTd40
「舞、一緒に来てくれ」
「……私は魔導騎士を狩る者だから」
 俺がまず指名したのは舞だった。
 どうやら、我流だが彼女は剣の心得があるらしい。
 ただ、父親であるタカアキと会って、冷静でいられるかが心配だ。
 とりあえずその点は叔父の雄蔵がいるから大丈夫だとは思うが。

「後は。彩、お前に来てほしい」
「……私が、ですか」
 次に指名したのは彩だ。
 俺や雄蔵、蔕麿に舞と戦闘要員は揃っている。
 それなら偵察ができる人間を入れておいたほうがいい。
 もっとも、彼女自身の腕っ節は期待できない。
 俺や蔕麿あたりができるだけサポートしよう。
545名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 15:25:54 ID:k44HsTd40

「蝉丸さん! どうして俺を指名してくれないんですか!」
 仲間の決定。それに漏れた浩平が抗議してきた。
「俺、俺は先輩を助けたいんです! 何としても助けたいんですよ!」
「浩平、お前の気持ちは解る。だがな、今のお前は冷静さが足りない」
「そんな……」
 浩平のみさきを想う気持ち、俺もそれを汲み取ってやりたい。
 だが、卑劣な連中はそういう浩平の想いを平気で利用しかねん。
 これは舞についても心配だが、彼女には雄蔵がいる。
 しかし浩平にはいざというときに歯止めをかける人間がいない。
「浩平、お前には由宇達と一緒にゲーム作りをしてほしい。
 連中の野望を挫くために、完全オリジナルゲームを作るのも大切だ」
「…………」
 黙って俯いてしまう浩平。
 浩平のためにも、俺達は何としてもみさき達を助けなければならない。そう改めて思った。


A 「とにかく、連中がどこにみさき達を捕らえているか調べねば」俺は提案した。
B 「舞……お兄ちゃん……」とそこへ、郁美がやってきた。
C 「部長! 頼む! 俺に先輩を助けさせてくれ!」浩平が彩に頼み込みだした。
546名無しさんだよもん:2006/11/08(水) 15:27:05 ID:A4BXtCeg0
C
547名無しさんだよもん:2006/11/09(木) 07:30:53 ID:VjzbF66C0
「部長! 頼む! 俺に先輩を助けさせてくれ!」
浩平が彩に頼み込みだした。
「わ、私にそんなことを言われても……」
困った表情で俺を見る彩。諦めきれない浩平の気持ちはわかるが、連れて行くわけにはいかない。
もう一度説得しようとしたその時、

「浩平!」
郁美、いや、芽衣のコスプレをした、幼女がこちらへ走ってきた。
あの子が先ほど言っていた、会場内で宣伝をしてくれていた浩平の知り合いだろうか?
「みずか……」
浩平が苦しそうに声を返す。みずかと呼ばれたその子ははぁはぁと息をつき、
汗をたらしながら浩平に叫んだ。
「さっき、さっきユズハのコスプレをした女の子が連れ去られて、近くのビルに入っていったんだよ!」
「なんだと!?」
俺と浩平が同時に声を出す。
「後をつけていったら、その子ともう一人女の人がそこへ連れ込まれたのを見たの!」
それはきっと渚、そして美咲だ。
時間的にそこまで遠くへ移動できるわけはない。おそらくまだそのビルにいるか、
そのビルから繋がっているところにみさき達と、あのリザードマンどもがいる!

「みずか、案内できるか!」
「う、うん、こっち!」
「いくぞ!」
みずかと言う女の子を抱き上げると、指し示す方向に浩平は走り始めようとする。

「待て! 浩平!」
「待てねぇよ、蝉丸さん!」

A 浩平みずかの先導のまま、俺や雄蔵ら戦闘部隊はそのビルへと向かった。
B 浩平を止め、みずかにビルの位置を聞いてから、戦闘部隊のみでビルへ向かう。
548名無しさんだよもん:2006/11/09(木) 07:38:07 ID:/x+/UZRn0
A
549名無しさんだよもん:2006/11/09(木) 20:22:06 ID:R4HZq5680
「仕方ない、俺達も行こう!」
 目的のビルが近い以上、今から浩平を止めるのは難しい。
 それにこのままでは、浩平が一人でビルに突入しかねん。
 俺達は浩平とみずかが先導するまま、ビルへと向かった。

 即売会会場をでて、すぐ隣の小さな三階建てビル。
 その中に、みずかと浩平が入っていく。
「待てっ、浩平! 一人では危険だ!」
 俺の制止の声も、浩平達を止めることはできなかった。
「わ、罠かもしれないんだな、き、危険なんだな!」
 蔕麿も注意するが、聞く耳持たずだ。
 無理もない、恋人のみさきが皆の前で輪姦された。
 冷静でいられるはずもないだろう。
「やむを得ん、俺達も中に入ろう」
 ビルの中へ走っていく浩平とみずか。
 危険だが、二人を追って俺達も正面から突入することにした。

 比較的小さなビル、その一階ロビー。
 そこで俺達を待ち受けていたのは――


A 十数匹はいるリザードマン達。
B 「ようこそ皆様方」一人の女性が立っていた(アスナ・皐月・春夏から指定)
C 何もない、浩平達が二階へ上がるのが見えた。
550名無しさんだよもん:2006/11/09(木) 20:24:24 ID:hZS3GbTD0
C
551名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 01:23:26 ID:05AEkEJO0
「……どうやら、一階には誰もいないようだな」
「漫画では、よく恐ろしいモンスターの群れが待ち構えていたりするんですけど……」
 何の変哲もない一階のロビー。そこは、恐ろしいまでに静まり返っていた。
 人の気配はなく、ただ不気味に二階への階段が続いているのみだ。
 ちらっとだけ、階段の上で浩平とみずかが物陰に消えるのが見えた。
 あの二人が上がっているところから考えると、どうやら素通り出来そうだが……。
「ぼ、僕の経験だと……こういうのってあまり良い傾向じゃないんだな」
「……俺も同感だ。向こうが宣戦布告をしているというのに、この無用心さは気になる」
 戦闘経験がある横蔵院は流石に良い勘をしている。
 雄蔵も無言の警戒を敷き、用心を強めた。
 まず戦力外にしか見えない先の二人は放っておき、俺たちを先に罠に貶める。
 そんな作戦を敵が使ってこないとは限らない。
 俺も全身に気を張り、360度あらゆる方向からの奇襲に備えた。
 室内で日光は遮られ、仙命樹は夜間と同じとまではいかなくとも、
 戦闘に支障はない程度には働いてくれるだろう。問題はないはずだ。
「進むぞ」
 俺は短くそれだけ言うと、階段を駆け上がった。
 敵の急襲を警戒しつつ、俺は二階の広間に出て、懐から常時携帯している短刀を取り出し構えた。
 やはり二階も静まり返っており、敵が襲ってくる気配はない。
「……どういうことだ?」
 口で疑問を口にしつつも、俺は警戒を弱めることはなかった。
 既にここは敵地だ。わずかな油断は死につながる。
「確か、昔読んだ漫画によると……」
 舞が何かを思い出すように口を開いた。
「ダンジョンで急激に敵の出現率が下がったのは、強力な相手が守りについた証」
 不吉だが、俺もそれにほぼ同意見だ。
 やがて、俺たちの疑問に答えるかのごとく……

A 前方から……あれは女幹部のアスナか!?
B 床が急に抜ける……くっ、罠だ!
C ……間違えて本拠地の隣のビルに入っていただけだった
552名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 01:25:57 ID:DtIFtkgW0
C
553名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 01:48:27 ID:05AEkEJO0
 向こうから人影が現れた。
 俺たちが警戒を強めるのも束の間、見覚えのあるその人物に思わず拍子抜けしてしまう。
「……浩平? どうした、冷静になって俺たちと共に戦うつもりになったのか?」
「い、いや、その……」
 バツの悪そうに、頭をぼりぼりとかく浩平。
 ややあって、みずかが顔を赤らめつつ、
「……場所、間違えちゃったんだよ。隣のビルが本物」
 とだけ言ってのけた。
 こうして、第一次突入作戦は俺たちの大恥で終わったのだった。

「どうだ、これで少しは落ち着いたか?」
「あ、ああ……悪いな、蝉丸さん」
「分かれば良い。武器も持たぬお前だけで今闇雲に進んでも捕まるだけだ」
 俺たちは今度こそ、正真正銘敵の本拠地であるビル(今度はみずかに何度も確認を取った)の前で、
 第二次突入作戦の最終確認を行っていた。
 敵は我々を明らかに誘っている。となると、やはり何らかの罠を張っていると考えるのは妥当だろう。
 となると、考え無しに突入するのは無謀だ。
 やはり最低限の作戦は練っておくべきだろう。
 さて……どのような手を使うべきか。

A 兵力の分はこちらにある。正面から固まって突入し、一気に人質を救出する
B 俺や雄蔵が相手の注意を引いている隙に、長谷部と舞が裏口から忍び込む
C ……待てよ、先ほどのビルから飛び移り、敵の不意を討ってはどうか?
D 「遅い! 遅すぎる!!」と、痺れを切らした敵からの急襲が!(タカアキ一味から人物指定)

 A〜Cを選んだ場合、浩平とみずかはどうしますか?
1 やむを得ない、連れて行く
2 二人は縄で縛ってでも置いていく
554名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 01:55:20 ID:6SjE8R2U0
B-1
連れて行くというか、むしろ尖兵で犠牲にしてしまえ
555名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 01:59:57 ID:O4VMhLyf0
そして運悪く捕まって二人とも肉奴隷にw
556名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 02:37:56 ID:DtIFtkgW0
「俺達が正面から注意を引く、舞と彩に裏口から忍び込んでほしい」
「……了解」
「……解りました」
 ここで俺達は陽動作戦を採ることにした。
 目的はタカアキを倒すことではない、みさき達を助けることだ。
 俺や雄蔵・蔕麿が暴れて目立ち、その隙に舞達にみさき達を助けてもらおう。
「ね、念のためにこれを持っていくといいんだな」
 蔕麿が彩に一丁の銃を渡す。
「サプレッサー装備のUSPなんだな」
「……緑色の線が入った弾を使う無声拳銃はありませんか?」
 そんな鳳梨軍隊な。
「わ、悪いけど持ってないんだな」
「……そうですか」
 少し残念そうに彩は蔕麿からUSPを受け取った。
「俺達が突入してしばらくは騒ぎになるだろう、頃合いを見計らって潜入し、
 みさき達を助け出してくれ。頼むぞ、二人とも」
「……はちみつくまさん」
「……はい」
 早速、二人に裏口へ回ってもらう。

「蝉丸さん! 俺も連れて行ってください!」
「……解った」
 正直、浩平は置いて行ったほうが良いと思った。
 だが、放っておいても勝手に行動しかねない。
 それなら、まだ一緒にいたほうがフォローがしやすいだろう。
「一応君にもこれを渡しておくんだな」
 言いながら浩平に彩とは別の銃を渡す。
「これは?」
「トカレフって言うんだな、黒星って言ったほうがわかりやすいんだな」
「はぁ……」
557名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 02:38:33 ID:DtIFtkgW0
 これで準備が整った。
「よし、突入するぞ!」
「「「「おう!!!!」」」」
 囮として目立つために、俺達はヤクザの出入りのごとく、正面から突入する。


A 入ると、大量のリザードマン達やガイコツ兵士達が出迎えてきた。
B 「待ちくたびれました」そこには、一人の女がいた(アスナ、皐月、春夏から指定)
C 「残念、時間切れです。この娘達は更なるエロゲー声優特訓の為に頂きます(はぁと)」との手紙だけがあった。
558名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 02:39:47 ID:/HoB3uYx0
C
559名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 03:10:36 ID:IOj1dm/70
「……誰もいない?」
各々得物を構え(雄蔵は素手だが)、勢いよく突入した俺達。
「ど、どういうことなんだな?」
だが、予想に反して敵の反撃もなければ、罠が起動した様子もない。
「また間違えたのではないだろうな?」
「そんなはずは無い」
「そんなはずは無いだよもん」
俺とみずかの声が重なる。
先ほどの失敗を踏まえ、何度もみずかに確認した。
みさき達が連れ込まれたのはこのビルのはずなのだが……
「とにかく、上の階へ上がろう」
俺達は警戒を続けながら、二階、三階も見て回る。
だが、どの階にも部屋にも、みさき達は見つからなかった。


「……蝉丸さん」
「……これはどういう事?」
しばらくして、みさき達救出の本命だった舞達も裏口からやって来る。
「舞、彩。俺達も状況が掴めない」
ほとほと困り果てる俺達。
「せ、蝉丸さん、これを見てほしいんだな」
その時、蔕麿が声を上げる。
手には、一通の封筒と手紙が握られていた。
560名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 03:11:39 ID:IOj1dm/70

「蝉丸さん達へ
 いい機会なので貴方達と少し遊びたかったのですが、俺達も今はこちらでは活動時間に制限があります。
 そろそろ門限になってしまいますので、今回はひとまず帰らせてもらいます。
 『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜散りゆく処女への子守歌〜』完成記念パーティーで会いましょう。
 ああ、安心してください。エロゲー声優の皆様には完成版を作り上げるためにた〜っぷり特訓してもらいますw
 完成記念パーティーでは、ゲームの中の演技だけでなく、本人達自身も素晴らしい雌奴隷ぶりを見せられるでしょう。
 それまでどうか楽しみに待っていてください。
                                                              魔導騎士タカアキ」

「くそっ! 先輩ぃ! 先輩……」
手紙を読み、浩平が泣きながら壁を殴りつける。
痛恨のタイムロス。俺達はみさき達を助けられなかった……
俺は、俺達はこれからどうすればいいんだ?


A 何か手がかりがないか、ビルを丹念に調べてみる
B ひとまず、皆の元へ帰る
C その頃、捕らえられ攫われたみさき達は……
561名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 03:12:19 ID:iz8jFtQI0
A
562名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 08:40:28 ID:jRMEjynA0
 何か。何か手がかりはないのか。
 俺達は手がかりを求めビル内を丹念に調べ上げる。
 手紙の通りならばみさき達は魔界へと連れ込まれたのだろうか。
 そうなると俺たちに打つ手はなくなる。
 だが、諦めるな。何かあるはずだ。みさき達を救う方法が。
「み、みんな。ちょっと来てほしいんだな」
 そんな中、蔕麿が何かを見つけて声を上げる。
 この男、外人部隊に在籍していただけあって流石に目聡い。
 俺達は一縷の望みを託して蔕麿の元へ駆けつける。
 すると
「こ、これは……」
 そこにあったのは空間の歪みのようなものであった。
 蠢きながら周辺の光を屈折させ乱反射させている。
 おそらく、これが今回やつらがこちらに出てくるのに使った通路なのだろうか。
「先輩達はこの向こうだな。よしっ!」
 いきりたって突っ込もうとする浩平だが後ろからがっしりと雄蔵が引き止める。
「離してくれ!先輩が、先輩が俺の助けを待っているんだ!」
「落ち着け浩平。闇雲に突っ込んでも何もならないことをさっき思い知ったばかりだろう」
 はやる浩平を俺は諭す。だが、俺とて内心は浩平と同じ気持ちであった。
 しかし罠とも知れぬものに無用心に突撃をかますものではない。
563名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 08:41:26 ID:jRMEjynA0
「これ、やっぱりこっちと魔界を繋ぐ通路みたいだよ」
「わかるのか?」
「うん。でもすごく不安定ですぐにも閉じちゃいそうだよもん」
 そう、みずかは解説する。どうやら彼女、見た目どおりのただの幼女というわけではなさそうだ。
 しかしどうするか。突入した後で通路が閉ざされればこちらに戻ることがかなわなくなる。
 そうなっては元も子もない。そんな風に俺が迷っていると。
「わたしの力ならこの通路を一時的に固定することもできるよ」
 みずかが言う。そんな力があるとはつくづく不思議なお子様だ。
 そうなると帰り道の心配はなくなるわけか。
 となると心配は敵の本拠に赴くことになるのでどんな罠が仕掛けられているとも分からないのだが。
「俺はいく!先輩を必ず助け出す!」
「・・・・・・同感だ」
「行くしかないんだな」
「覚悟はできています……一応…ボソッ」
「はちみつくまさん」
 ここにいる面々の意思は強く固まっている。ならば行くしかないだろう。みさき達の救出に。
 魔界への突入を前にして俺の下す判断は…・・・

A みずか以外のメンバー全員で突入する。
B 伏兵がいるかもしれないのでみずかの護衛を一人残す(雄蔵か蔕麿のどちらかを指定)
C 浩平はやっぱり足手まといにしかなりそうにないから帰らせる。その後、みずか以外全員で突入。
D 浩平は(以下ry)その後、みずかの護衛を一人残して(雄蔵or蔕麿)突入。
564名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 08:41:57 ID:LaDd91UW0
565名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 09:11:22 ID:jRMEjynA0
「よし、それなら残りの全員で突入することにしよう。みずか、後のことは頼んだぞ」
「うん、任せるんだよもん」
 帰り道の確保をみずかに任せ俺達はいざ魔界へと臨む。
 囚われたみさき達を救うために。そしてダークネスリーフの野望を打ち砕くために。
「いくぞ」
 掛け声と共に全員で乗り込む。歪んだ空間に突き進むと俺たちの身体は光に包まれる。
 光に包まれた俺たちの身体はゆっくりとこの世界から消失していった。





 場面は変わって魔界。
「やれやれ、どうやら追っかけてきちゃったみたいだね」
「どうしよっか?あの立川雄蔵もいるみたいだけど」
「まあ、対策は既にうってあるよ。っていうかそうでなかったら、またのこのことあっちへ顔を出してないしね」
「そうよねえ。クスクス」
 幹部二人は余裕ありげに談笑をしている。
「ところで収録状況はどんな感じだい?」
「まだまだレッスンが始まったばかりよ。まあ彼女達もいい感じに順応してくれるんじゃない?なんか昔を思い出すわねえ」
「そうだね。フフフ」
 十数年前、皐月たちを調教したときの記憶が蘇る。あれは非常に楽しかった。
 あのときと同じ快楽を今もまた。
「とはいえ、一通りの収録が終わるまではあまり邪魔されたくないか。収録現場にあの娘達を回すことにするよ」
「ああ、あの娘達ね。ひょっとするとこれって運命の再会って奴?」
「ハハハ、あの娘達が産まれる前のことだからそれはちょっと違うけどね。でもそうだね……」
 タカアキはかすかに頬を緩めてこう呟く。
「生き別れの姉妹が顔を合わせるというのも感動的かな?」
「ほんと酷いパパさんよねえ。フフ」
 幹部二人は談笑しながら軽く指示を部下に伝えた。
566名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 09:12:42 ID:jRMEjynA0
「ん…うぅ……」
 眩い光が途切れて俺は辺りを見回す。一帯を包み込むどんよりとした空気。
 間違いない。魔界に到着したのだろう。
「みんな無事か?」
 とりあえず全員の無事を確認する。
 すると……

A 全員、同じ場所に転送されたようだった。
B みんな、バラバラの場所に転送されたようだった。
C 一人だけはぐれた者がいた。(人物指定)
567名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 09:49:06 ID:1sQOgFx9O
B
568名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 09:51:02 ID:T7RtSoXI0
C 浩平
569名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 10:59:08 ID:jRMEjynA0
「何っ!これはどういうことだ?」
 辺りを見回すとそこには俺しかいなかった。
 舞も、浩平も、彩も、雄蔵や蔕麿の姿もない。
『蝉丸さん。蝉丸さん」
「その声はみずかか?」
『そうだよ。今、念話でこっちから蝉丸さんの頭に直接声を送っているんだよもん』
 むう、そんなこともできるのか。とことん便利な幼女だ。
 それはさておき、俺はみずかに状況を尋ねることにした。
「着いたら他のみんなの姿がないんだ。どういうことだか分かるか?」
『どうも、みんなバラバラのところに転送されちゃったようなんだよもん』
 そういうことか。しかし…これは不味いな。雄蔵などは俺の心配など余計なお世話だろう。
 蔕麿も修羅場を潜り抜けた猛者だ。自分で何とかするかもしれない。
 だが戦闘能力のない浩平や彩が俺たち戦闘要員から引き離されているのは心配だ。
 特に浩平などは早まって何をするかわかったものではない。
 心配といえば舞もそうである。自分の出生の秘密を知ったばかりの彼女。
 叔父の雄蔵が側について入れくれれば押さえ役になったのだろうが、これではそうともいかない。
「他のみんなの居場所は確認できるか?」
『うん。今確認するね』
 とりあえずバラバラのままでは具合が悪い。みさきを救出するにしてもまず合流を優先するべきだろう。
 みずかに頼んで探知してもらう。
『あっ、蝉丸さんの近くに反応が一つあるよ。えっとこれは……』


(みずかが反応を見つけた仲間を指定して下さい)
570名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 11:10:00 ID:d2QCehMd0
571名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 17:51:17 ID:IOj1dm/70
みずかに探知してもらった場所へ行くと、言われたとおり舞がいた。
「……他のみんなは?」
「こちらに来るときに皆バラバラになってしまった。だが、みずかが今探知してくれている」
戦力が分散された時は、“ど う す れ ば い い ん だ”とまた思ってしまった。
だが、みずかが皆を探知できるというなら、少なくとも合流は容易い。
「みずか、他の皆も探知してできればこちらへ誘導してほしい」
『うん、わかった。やってみるよ』
姿無きみずかの念話が聞える。
とにかく、突入前に全員早く揃わねば。


A みずかの誘導により、どうにか全員揃った
B ほぼ揃ったが、一人だけみずかが探知できない者がいた(蝉丸の仲間から人物指定)
C 「大変! そこの近くで一人魔物に襲われてるだよもん!」(蝉丸の仲間から人物指定)
572名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 17:52:23 ID:DtIFtkgW0
B 浩平
573名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 18:24:04 ID:dWSejY8J0
「いやあ、着いたときにはどうなることかと思ったんだな」
「無事に合流できてなによりです」
 みずかの探知と念話による誘導によって蔕麿、彩と続いて合流することが出来た。
「あ、叔父さん」
 見やると雄蔵も威風堂々とこちらに向かって歩いてきている。後は浩平だけか。
「みずか、浩平の居場所はつかめたか?」
『今やってるんだけど、う〜ん、ごめんね。浩平の反応だけまだわからないんだよもん』
 さしもの探知能力も万能とはいかないか。しかし、当初の救出メンバーはこれで揃った。
 救出作戦自体には多分、支障がないと思われる。
「みずかは浩平の探知を続けてくれ。俺達は先にみさき達の救出に向かう」
『わかったんだよもん。浩平を見つけたらすぐに連絡するからね』
 浩平のことは気にかかるが、みずかに任せる以外に俺たちに手はない。
 それよりもみさき達の一刻も早い救出の方が優先された。
 おそらくゲームの中の、そして現実の皐月達が受けたような辛い陵辱。
 それをみさき達が受けているかと思うと胸がつまる。
 すまない。今すぐに助けに行く。待っていてくれ。それと浩平。頼むから早まるなよ。

A 俺達は収録現場と思しき施設に行き着いた。
B そのころ浩平は
C そのころみさき達は
574名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 18:29:15 ID:1sQOgFx9O
C
575名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 19:54:24 ID:dWSejY8J0
「あ………っあ……ぅ……」
 既に呻き声さえも弱弱しくなっていた。ひたすら抉られ続けた肉蓑。
 赤く爛れたみさきの尻肉を生暖かい液汁が垂れる。
「痛いよぉ……お尻…壊れちゃったよぉ……浩平……君……」
 虚ろな瞳からただ流れる涙と顔中に撒かれた精液とでみさきの顔は汚れていた。
 顔だけではない。みさきの全身のいたるところ。髪も肌も、白濁で汚されていない箇所などない。
「い……やぁ……もう……許し……て……」
「お願い……です……許して……くだ……さい……」
 心身を陵辱し尽されボロボロになっているのはみさきだけではない。
 澤倉美咲と古河渚。みさき同様に捕らえられたこの二人も今は無惨に嬲られた身体を晒している。
 蹂躙された膣口から溢れ出るスペルマは裂かれた膣肉から流れる血液と混じりピンク色に染まる。

 ブー! ブー! ブー!

 突如、ブザー音がなる。休憩時間の終了の合図。このブザー音の後に待ち構えるのは……
「嫌ぁぁぁあああ!!もうやだよぉぉぉぉおお!!」
 みさきは絶叫する。美咲と渚も同様の悲鳴を上げる。
 すると、インターバルを終えたトカゲ兵。彼らがまたしてもぞろぞろと部屋の中に入ってくる。
 再び、みさき達の身体に殺到する肉棒の群れ。それらはその獣性を解放する。
 ねじこまれる。痛い。腰を振られる。苦しい。ずんぱんずんぱんと秘肉を突かれる音が響く。
「あぐぅ…ひっ…ふぐぁぁ!やだぁぁ!熱いぃぃぃい!」
 ドクドクと子宮に液汁は注がれる。その熱が胎内を駆け回る。
「ひぎぃぃい!だめぇぇ……そこはだめなのぉぉ……」
 菊門に食い込む肉杭。裂かれていく。尻肉が肛門から真っ二つに。抉られる痛みが脳を焼く。
「んぐぶ……ごぼぉ…ごぶっ……はぁ…はぁ…キャァァア!あぐっ・・・…ぅ…ごめんなさい……ごめんなさいっ!」
 胃に直接流し込まれる精液。飲みきれずに零せば床に頭をこすり付けられ舐めとることを要求される。
 過酷な調教は確実に三人の心を削り取っていく。
576名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 19:55:55 ID:dWSejY8J0
「そろそろ次の段階に移ってもいいんじゃないの?」
「そうだねえ。お父様達にも収録を急ぐように言われてるし」
 惨めに輪姦される三人を見ながら彼女達とそれほど歳の変わらぬ少女二人が話し合う。
「それにしても、雌奴隷のしつけなんてトカゲに任せとけばいいのにお父様ったら……本当、貧乏くじよ」
「そう言わないの。お姉ちゃん。あの人達を助けに向こうからも人が来てるっていうし」
 ぼやく娘をその妹とおぼしき娘がいさめる。
 この二人の正体は……

姉の方         
A 七瀬留美
B 須磨寺雪緒
C 河南子
D 藤林杏
E その他思いつくキャラを指定

妹の方
a 春原芽衣
b 木田恵美梨
c 柚原このみ(2号)
d 藤林椋
e その他思いつくキャラを指定
577名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 19:56:57 ID:iz8jFtQI0
Bb
578名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 20:32:55 ID:dWSejY8J0
「それで恵美梨ちゃん。貴女の担当の娘達はどうなの?」
「こっちも順調ですよ。雪緒お姉さま」
 長く伸ばしたツインテールの少女が黒髪の小柄な娘に問う。
 問われた娘は笑顔で返す。
「それがねえ。あのピンク色の髪した背高いくせにペチャパイの女ったらさあ……
 『これ以上、あんたの大事なお友達を肉便器にされたくなかったら言うとおりにしろ』
 って脅してやったら泣いて後輩の娘を自分から犯してるんだもん。
 馬鹿だよね。そんなことしたって無駄に決まってるのに」
「そう……」
 恵美梨は嬉々として語るが雪緒の方はどこかどうでもよさげだった。
「それじゃあこっちも適当に進めるから恵美梨ちゃんの方も奪い返されないように気をつけてね」
「はぁい。まかせてくださぁい。雪緒お姉さま」 
 甘えるような猫なで声で恵美梨は雪緒に返事をする。
 そして彼女たちはそれぞれの持ち場につく。
 捕えた娘達の調教の監督。それと蝉丸たちによるみさき達の奪還の阻止。
 彼女達の父の指示に従って。

A 囚われた演劇部の調教の様子を見る。(雪緒サイドか恵美梨サイドを選択)
B 蝉丸たちの救出作戦を見る。
C 浩平は何をやっているんだ?
579名無しさんだよもん:2006/11/10(金) 20:33:16 ID:O4VMhLyf0
B
580名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 01:32:40 ID:kMeapXLJ0
 坂神蝉丸だ。
 俺達はみさき達を助けるため、魔界に突入した。
 浩平とだけはぐれてしまったが、みさき達の事を考えると彼を探す時間はない。
 まぁ目的地は一緒だ、じきに会えるだろう。
 そう考えながら、皆で収録現場と思しき施設へ向かっているのだが――
「ここが魔界か」
「な、なんだか寂しいところなんだな」
「……砂ばかりですね」
 見渡す限り砂漠が続き、遠くに城のような建物が一つ見えるだけだった。
 恐らくそこが収録現場だろうと、俺達は足を運んでいる。
 所々に、枯れ木のような植物が生えていた。
「どうやら、石英のようなものでできているぞ」
 枝を一本折り、子細に観察した雄蔵が言う。
 魔界が実在するなんて考えたこともなく、どんな風景かを想像したこともない。
 だが、何と言えばいいか――
「ここなんてウェコ○ンド?」
 どこかに地下通路があったり、無限追跡ごっこをしている化け物はいないだろうか。
581名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 01:33:49 ID:kMeapXLJ0

「わ、罠らしい罠は見あたらないんだな」
「……付近には誰もいないみたいです」
 蔕麿と彩に入り口近くを調べてもらう。
 しばらく歩いた俺達は、どうにか建物まで来ることができた。
「どうする? もう一度二手に分かれるか?」
「いや、今は全員一緒のほうがいいだろう」
 地上のビル突入とは違う。俺達はこの建物の構造が全く解らない。
 二手に分かれて戦力を分散させるのは不利だ。
「皆、突入するぞ!」
 俺達は、今一度敵の本拠地に突入した。


A 中に入りしばらく進むと、ザコ敵達が沸いてきた
B 中に入りしばらく進むと、タカアキ達一味の一人が現れた(タカアキ一味から指定)
C その頃、浩平は?
D その頃、みさき達や雪見達は?(みさき達か雪見達か指定)
582名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 01:36:00 ID:rjAvAkUr0
Dみさき達
583名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 19:22:31 ID:kMeapXLJ0
「う……あ……」
「許して……もう許して……」
 部屋はむせかえるほどの精臭で満たされていた。
 生臭く薄暗いその部屋の床に、みさき達が倒れている。
 苛烈な陵辱、そのほんの僅かなインターバル。
 リザードマン達が立ち去った後には、少女達の弱々しい呻き声だけが響く。
「浩平……君……」
 みさきは呟く、恋人の名前を。
(どうして……どうして私達がこんな目に……)
 いわれのない暴力、そして絶え間なく続けられる輪姦。
(あの娘……雪緒って子は“ゲーム収録のための調教”って言ってたっけ……
 もう嫌だよ……雌奴隷なんて演じたくないよ……堕とされたくないよ……)
 呼吸をするたびに、胸や身体に浴びせられた精液が垂れ落ちる。
 股間からは、前の穴からも後ろの穴からも白濁液が溢れ返る。
(浩平君に……沢山の人に見られちゃったんだよね……私達が襲われる様子。
 こんなの……酷すぎるよ……もう、私生きていけないよ……)
 流し尽くしたと思った涙が、再び瞳から零れだす。
 悪夢そのものの陵辱調教。みさき達の心は急速に壊れつつあった。


A 「こんにちは、気分はどう?」その時、雪緒が部屋に入ってきた。 
B 「せ、先輩?」その時、天井の換気口から浩平の声がした。  
C 「……き、君はみさき君なのかな?」その時、天井の換気口から蔕麿の声がした。 
584名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 19:26:53 ID:d1RJdhlsO
せめて救いを
585名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 20:19:35 ID:lWIQdYky0
 俺だ。浩平だ。魔界に到着早々、蝉丸さん達とはぐれた俺なわけだが
 俺一人でも先輩達を救出すべく、現在怪しい建物に潜入の真っ最中だ。
 とりあえず天井裏をゴキブリのように這いずって徘徊している。
 待っていてくれよ。先輩。俺が今、助けに行くからな。
 そんな風に這いずりながら移動していると俺は換気口らしきものにいきあたる。
 丁度いい。下の様子をちょっくら覗いてみるか。
「なっ!」
 瞬間、俺の全身の血液が頭に逆流した。ふつふつと煮えたぎってくるのが自分でも分かる。
 ふいに覗いた節に俺が見たもの。それは・・・・・・
「先輩っ!」
 俺はたまらず叫んでいた。全身を精液まみれにされて倒れ付すみさき先輩に向かって。
 畜生!!何でなんだよ!どうして先輩達がこんな目にあわなくちゃいけないんだよ!
 許さなねえ!先輩をこんな目に合わせた奴らを俺は絶対に許さなねえ!!


 ガシャン! ガラガラ!

「……つぅ……っ!先輩!みさき先輩!」
 換気口の枠を思いっきりぶち破って俺は下に落ちる。しこたま身体をぶつけたんで痛いが
 こんな痛みが何だ!先輩達の味わった苦しみに比べれば。
586名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 20:21:28 ID:lWIQdYky0
「……その声……浩平……君……?」
「そうだ、先輩。俺だ。助けに来たんだ」
「浩平……君………ぁ…あぁ……嫌ぁぁぁああ!!あぁぁあああ!!」
「みさき先輩!」
 すると、どうしたことか。みさき先輩は俺に気づいた途端に悲鳴をあげる。
「やぁぁ……あぁぁ……ぅあ……うぁぁ……」
「みさき先輩。もう大丈夫だ。俺が先輩を二度とこんな目にはあわせないから…だから……」
「駄目ぇぇぇっ!」
 安心させようと近づく俺をみさき先輩は拒絶する。そんな…先輩…俺じゃ役不足なのか?
「駄目だよ…浩平君……わたし…もう…駄目なんだよ…汚されちゃったよ……いっぱい…いろんなところを……
 見られちゃったよ…わたしが犯されてるとこ…沢山の人に…浩平君に…もう浩平君に…会わせる顔なんてないよ…う…ぅぅ…うぐ…」
「先輩……」
 先輩の心は既にズタボロだった。当たり前だ!あんな酷い目に会わされたら誰だって……
 畜生!畜生!畜生!畜生!!!

 ガタリ
  
 そんなときだった。後ろで扉の開く音がする。クソ!気づかれたか。
「誰だよっ!」
 俺は振り向いてそいつに怒鳴り散らす。
「それ、私の方の台詞」
 見るとそれは俺たちと同じぐらいの歳の女の子だった。どこか物憂げな雰囲気の。
「お前か!お前なのかっ!先輩達をこんな目に遭わせたのはっ!」
 だが、相手が女だろうと俺には関係なかった。よくもみさき先輩を。俺の心はドス黒い殺意で染まっていた。
「まあ、一応ここの責任者だけど、それが何?」
「うああああああああああああああああ!!」
 その言葉を引き金に俺はその女に向かっていく。許せねえ。ぶっ殺してやる。そんな気持ちで心はいっぱいだった。
587名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 20:22:43 ID:lWIQdYky0
浩平の捨て身の特攻の成否やいかに。

A 見事にクリーンヒット
B 蹴散らされた。現実は非情である。
588名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 20:24:23 ID:kMeapXLJ0
Aだ!
589名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 20:44:11 ID:lWIQdYky0
 その女は俺の拳をかわしもせずにまともに喰らい倒れる。
 だが少しよろめきながらもまたすぐに立ち上がりやがる。
「これで……満足?」
 腫らした頬にすました表情を浮かべて女は言う。
「なわけあるかぁぁぁぁっ!このぉぉぉ!!」
 続けて第二発を俺は見舞う。ガシッ!今度は寸でのところで止められた。
 この女の後ろに控えていたトカゲどもによって。
「離せっ!離せよっ!畜生!!」
 トカゲに羽交い絞めされながら俺はもがく。そんな俺を見つめながら女は尋ねてくる。
「貴方。あの娘の恋人?」
「手前らの知ったことか!くそっ!先輩を!よくも先輩をっ!」
「止めてぇ!浩平君には何もしないでぇぇっ!!」
 先輩の悲鳴が響く。すまない。先輩。畜生。何だって俺はこんなに……無力……
「そう、やっぱり恋人なのね」
 ため息交じりに女は言う。そして何か少し思案してから女はこう言った。

A 「今回だけは見逃してあげる。つまみ出しなさい」
B 「丁度、好都合ね。貴方にも撮影に協力してもらうわ」
590名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 20:55:45 ID:pd387zzJ0
BだとあんまりすぎるんでA
591名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 23:09:41 ID:IZd0U/vT0
「今回だけは見逃してあげる。つまみ出しなさい」
 雪緒はリザードマンに浩平を外に放り出すよう命じた。
「畜生ッ! 放せ! 放しやがれぇぇぇぇぇ!」
 浩平はリザードマンの腕を振りほどこうともがくが敵わず、
 そのまま城外に放り出されていった。

「先輩……オレがいながら……う、うあぁぁぁぁぁあああああ!!!」
 堅く閉ざされた城門の前に残された浩平は己の無力さを痛感し、
 一人慟哭の叫びをあげていた。


「なぜあの男を見逃したのですか? 姉様ともあろうヒトがなぜにそんな柄にもないことを」
 暗い城の廊下にて恵美梨は雪緒の下した判断について問いた。
「さあ、なぜかしら?」
 雪緒少し投げやりな表情で恵美梨に対して答えた。
 その表情から彼女の真意は読み取れない。
 恵美梨は思う、たまに姉様の考えていることがわからない。
 今回の捕らえた娘の調教だってそうだ。お父様直々の命令なのに姉様はあまり乗り気が無さそうであった。
 今逃がした男もそう、あの男を撮影に使えば絶好のキャスティングだったのに……

「恵美梨ちゃん、持ち場に戻るわよ」
「はあい姉様」
 それぞれの持ち場に戻る二人。
592名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 23:10:36 ID:IZd0U/vT0

「ちょっとそこのリザードマン?」
 雪緒と別れ、雪見達のいる部屋に向かった恵美梨は巡回のリザードマンに声を掛けた。
「キィ!」
 恵美梨の声に反応し敬礼するリザードマン。
「巡回ご苦労さま。ねえ、ちょっと頼まれてくれるかな?」
「キーッ!」
 恵美梨様のご命令なら喜んで、と言ってるらしい。
「雪緒お姉様に対して内偵をお願いしたいの」
「キ?」
「責任はアタシが追うから、ね?」
「キィ……」
「ありがと。お姉様について不穏なことがあったらアタシに連絡。お父様には内緒でね」
「キィッ!」
 恵美梨の命令を受けたリザードマンは去って行った。
「……姉様に限ってそんなことはないよね?」


『浩平の反応が出たんだよもん! 場所は……城の中!?』
「何?」
『門から複数の人影! 外に出てくる!』
「まずい隠れろっ!」
 俺達は近くの茂みに身を潜める。するとほどなく城門から数匹のリザードマンが出てきた。
「蝉丸さん……あれ……」
 リザードマンに引きずられ門の外に放り出された人影――それは浩平だった。

A そのまま蝉丸視点へ
B 恵美梨に疑いの目を向けられた雪緒の様子を見る
C 残った由宇達の様子を見てみる
593名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 23:15:31 ID:trd3yKbJO
A
594名無しさんだよもん:2006/11/11(土) 23:15:32 ID:kMeapXLJ0
あまり視点を動かすのもアレだしA
595名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 01:30:10 ID:9WfCIfxS0
 城の入り口から少し離れた枯れ木、そこに浩平は無造作に投げ捨てられる。
 リザードマンが城に戻ったのを確認し、俺達は放り出された浩平に駆け寄った。
「浩平! 無事か?!」
「ううっ……クソッ! 先輩……先輩ぃ……」
 外傷は無いようだが、浩平は倒れたまま呻き声を上げ、涙を流しだす。
「何も……何も出来なかった……先輩……俺は……助けられなかった……畜生……」
 恐らく、城の中でみさき達と会うことはできたのだろう。
 だが、一人城から追い出されたと言うことは――

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

 その時、突然地響きのような轟音がした。
「……せ、蝉丸さん! あれ!」
 舞に言われ城を見上げる、すると。
「何だと!」
「城が……」
「も、潜ってるんだな」
 俺達の目の前で、城が砂の中に潜りだした。
「……これって」
「フィ、フィ○ロ城みたいなんだな」
 そんなF○6な。
 慌てて城に駆け寄ろうとするが、最早どうしようもない。
 俺達は呆然と、砂漠に消える城を眺めるだけだった。

「「「「「…………」」」」」
 一同に無力感が漂う。
 誰も救えなかった。今も手酷い陵辱を受けているかも知れないのに。

「うあああああーーーー!!! 畜生ぉぉぉーーーーっ!!!」

 浩平の叫び声が虚空に吸い込まれ、零れる涙が砂漠に染み込む。
596名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 01:30:48 ID:9WfCIfxS0
「……戻ろう」
「でも……それでは……」
「……みさき達は?」
 彩と舞の問いに、俺は首を横に振るしかなかった。
「今は戻るしかないだろう」
 城が消えてしまった以上、俺達にはどうしようもない。
「こ、これからどうするんだな?」
 蔕麿に聞かれ俺は即答した。
「パーティーまでに新作ゲームを作る」
 俺達にみさき達を助ける機会が一つだけ残っている。
 タカアキ達に招かれた完成記念パーティー。
 そこで少なくともタカアキ達は顔を出すはずだ。
 もしかしたらスタッフ紹介などと銘打って、みさき達を連れてくるかも知れん。
 罠を張る可能性が高いが、そこしかチャンスはない。
「みずか、今からそちらに戻る」
『……わかっただよもん』
 落ち込んだ調子の念話が頭に伝えられる。
 俺達はみずかに誘導してもらい、地上へ戻った。


A もうそろそろいい加減一度区切って、外伝か何かで続きを書く
B いやいや、このまま書き続ける
597名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 01:34:22 ID:kmLpecBD0
このままだと収拾つかなくなりそうだし、いいのかな?
A
(何か話し合いが必要かも知れんけど)
598名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 02:17:18 ID:CvexNdjx0
外伝で続けろってのは実質表じゃ打ち切れって言ってるようなもんだと思う。
599名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 02:26:22 ID:PAmsrno1O
一度区切って、次々回以降の作品選択の時の選択肢に、

Z.○○○○○(←この話のタイトル)の続きから始める。

ってのはどうかな?

勿論そうすると全く続きが書かれない可能性もあるけどw
600名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 02:27:33 ID:CvexNdjx0
そうなれば扱いは打ち切りだな。
601名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 02:28:36 ID:CvexNdjx0
つうか区切るにしても半端なんすけど。一応暫定エピローグでも書くのか?
602ではこんな感じでどうでしょうか?:2006/11/12(日) 03:36:53 ID:A+9XFfrj0


『ふ、ふえぇぇ。でもあたし、どんくさいしバカだから分らないよ……』
『飲まれへん。ウチ、ミルクと砂糖が無いと、コーヒーは飲まれへんねん』
『本当に私でいいんですか? 私、もうすぐグエンディーナに帰らないといけないのですよ』
『これ、私の思いでのオルゴールなんです』
『めがねめがね』


 俺はキーボードを叩き、一心不乱にシナリオを書き綴る。
 由宇や舞、彩達も無言でペンを走らせ、原画を描いていた。


「次の流行は……メガネだ!」との九品仏のアドバイスを元に、俺達の新作ゲーム
『めがねす』は“ヒロイン全員が眼鏡っ娘”をコンセプトに製作されつつあった。
 視力の悪いヒロイン達が掛ける丈夫なフレーム。瞳を隠す研磨されたレンズの輝き。
 最近は“知的”だけでなく、“ドジッ娘”という属性も眼鏡で表現されるという。
「……眼鏡ですか、この板で」
 ポツリと、彩が呟いた。
 ――まぁこの板で眼鏡キャラとは、本当に冷遇されてばかりで、
 俺の知り合いの娘も眼鏡と少々広い額と特徴的なセリフがネタにされてばかりで――

 いや、それは置いておいて。

「……蝉丸さん、二枚上がったよ」

 浩平が少々乱暴に完成した原画をこちらへ寄越す。
「少しは休んだらどうだ?」
「そんな時間があったら、原画を描きますよ。今だって先輩は……先輩は……」
 鬼気迫る表情。すぐに次のイベントCGに取り掛かる。
603名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 03:37:29 ID:A+9XFfrj0
 目は黒々とクマができ、手はペンダコが潰れて血が滲んでいた。
 それでも、浩平は手を止めない。
 何が何でもみさきを助けたい、その想いが浩平を突き動かしていた。
 タカアキ達の、ダークネスリーフの野望を打ち砕く為に。

 タカアキ達のパーティーまで、残された時間は多くはなかった。
 だが、今回のゲーム作りで知り合った人々がこぞって協力してくれている。
 英二は密かに、彼の人脈を通して本格的演技派声優を手配してくれた。
 システムも、鷹文や縦王子がより完成度の高いプログラムを組んでくれている。
 予想だにしなかった速度で、新作ゲームは完成しつつあった。

「……こっちも一枚描けた」
 舞がキスシーンの原画を渡してくれる。
 今度のパーティーは、舞にとっても重要なものになるだろう。
 母親を辱め、無理矢理身籠らせた父親。そして異母姉妹との邂逅。
 浩平が会ったツインテールの少女がどうやらその一人らしい。


「……よし、次はエロシーン二回目だな」
 浩平や舞達の想念に押され、俺もキーボードを叩く速度が上がる。
 何としても、前作以上のゲームを作らなければならない。


「俺の――俺達のゲーム作りは始まったばかりなんだ」
 魔界の侵略などに怯えず、エロゲー作りに邁進できる日々。
 その日が来るまで、俺達の戦いは終わらない。


A そして、ゲームが完成しパーティーの日がやって来た
B ご愛読有り難う御座いました、続きは外伝に転載されます
604名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 03:39:06 ID:mQL9isEr0
 そして時は流れた。ダークネスリーフの再臨から十数年。
 あの後、完成したオリジナル新作ゲームをひっさげパーティー会場に乗り込んだ俺たちだったが
 奴らの野望を打ち砕くには至らなかった。全てが遅すぎた。
 迫りくる魔界の総軍勢にこの世界のあらゆる国家は打ち負かされ世界はかつての悪夢に包まれた。
 かつて世界を救った立川雄蔵はその鬼神のごとき武でもって再度奴らを追い詰めた。
 地上部隊の7割を壊滅させ、総統ブラックシモカワをも魔界へ逃走させた雄蔵だったが奮戦もそこまでだった。
 彼に止めをさした人物。それは誰あろう。彼の最愛の妹・立川郁美であった。
 身体に刻み込まれた雌奴隷の記憶を蘇らせた彼女を魔導神官アスナが巧みに篭絡していたのであった。
 最後の頼みの綱を失い人類は総崩れとなった。
 魔導騎士タカアキによって締めくくられたダークネスリーフの勝利宣言の日。
 そこには変わり果てたみさき達、演劇部の娘の姿もあった。
 丁度、あの『嵐を呼ぶ武闘派魔法少女ストーム☆さつき 〜散りゆく処女への子守歌〜』グランドハッピーエンドのごとく
 奴らによって孕まされた裸身を晒した彼女達は虚ろにこう言った。
「私達は……タカアキ様に犯していただき……幸運にも仔を身籠もることができました」
「これからは……生まれた仔に子守歌を歌いながら犯される……至福の生活が待っています」
「世界の皆さま方……私達と一緒に、ダークネスリーフに支配される世の中を受け入れましょう」
 かくして、世界は終末を迎えた。ダークネスリーフの統治による暗黒の時代。
 街は焼き払われ、女は性奴隷として、男は労役奴隷として狩られる。そんなこの世の地獄が展開された。
 抵抗者は次々と粛清され、今やレジスタンス組織も残すところは数少ない。
 戦いの中で俺の仲間達も次々と斃れていった。
 あの当時を知るもので今も、ダークネスリーフとの戦いを続けるものはもはや俺一人。
605名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 03:39:16 ID:tnEs8Ps6O
B
606名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 03:39:23 ID:sIM22hjA0
A。外伝行きは正直イヤ
607名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 03:39:31 ID:PAmsrno1O
608名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 03:39:49 ID:Lydg82NU0
609名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:26:05 ID:olKWpVqE0
次回選択

A ナイトライター(with 雀鬼's)
B Planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜
C 誰彼
D MOON.
E Routes
F 天使のいない12月
G 雫
H CLANNAD
I こみっくパーティー
J Kanon
K うたわれるもの
L To Heart
M White Album
N ToHeart2
O 鎖
P Filsnown
Q まじかる☆アンティーク
R AIR
S テネレッツァ
T Tears to Tiara
U ONE
V 痕
W フルアニ
610名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:27:15 ID:wwGNQ8LP0
J
611名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:29:00 ID:olKWpVqE0
A 相沢祐一
B 水瀬名雪
C 月宮あゆ
D 川澄舞
E 沢渡真琴
F 美坂栞
G 美坂香里
H 倉田佐祐理
I 天野美汐
J 水瀬秋子
K 北川潤
L 久瀬
612sage:2006/11/12(日) 04:29:47 ID:mgNkj/OiO
B
613名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:39:00 ID:DSI/oOGd0
255 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 03:10:25

だからエロゲ作りで終わっておけば……


256 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 03:53:08

いざ打ち切られたら騒ぎ出すのはいつものこと
そして「俺は○○をしたかったんだ!」
遅いんだよ、いつも。


257 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:00:12

そうは言われても唐突に打ち切り選択肢切り出されたらどうしようもねえべ。
停滞してたならまだしもさあ。


614名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:39:28 ID:awqTh3if0
258 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:17:23

停滞はしていなかったかもしれんが約一名かそこらだけが続ける気満々だったような。
周りはそろそろ終わってほしいって空気がしていたのに。


259 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:18:04

黒葉関連で話が大転換した時、ベストの選択肢は
「このまま突っ走ろう」ではなく「素早く話を収束させよう」
だったんだろうな


260 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:24:21

緻密に描かれた前半と違って
ダークリーフは参入が唐突なうえ
いちいち都合良くとってつけたような展開だったしな。
面子もてこ入れ気味に放り込まれたメンバーだし。

で続ける気まんまんで終わりも見えなかったのが……
615名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:40:01 ID:ULu8jjm/0
261 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:34:42

かといって投げやりエンドじゃまた打ち切り連鎖だろうねえ。


262 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:34:59

浩平が捨て身の特攻をして雪緒を奇跡的に倒せて、みさき達を助け出して
「次は恵美梨だ」ってぐらいにスムーズなら何とかなったかも知れんが、
特攻が成功してもあっさり捕らえられて城から叩き出されたからなぁ……

続きを書きたかった人は、ちょっと空気を読み違えてしまった気がする


263 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:38:05

城から叩き出された浩平がセミーと合流して救出作戦開始って流れにするつもりだったのだが
フィガロられた。
616名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:48:56 ID:ULu8jjm/0
264 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:40:16

オルタると同じく動詞化しそうだ
>フィガる


265 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:45:19

まあ恒例行事ですね
617名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:50:22 ID:sIM22hjA0
 おはようございます。水瀬名雪です。
 今日は、みんなにちょっと聞いてほしいことがあるんだよ。
 それはね……

A 実は、私はお母さんの実の娘じゃないんだよ
B 今日から一人暮らしすることになったんだ
C 陸上の大会が近づいてるんだ
D 実はね……私、本当は男の子なんだよ
618名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:50:40 ID:wwGNQ8LP0
619名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:50:57 ID:IxCctj+ZO
D
620名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:52:30 ID:ULu8jjm/0
266 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:50:07

飽きるまでここに書き込んでやろw
621名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:55:48 ID:z1Bk3sKw0
267 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:53:39

例しに名雪の一人称微妙に注意と書き込んどいてみよう


268 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:54:56

どうした?
ほらコピペしろよwww
622名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:57:09 ID:z1Bk3sKw0
269 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:56:32

ほらどうした?
飽きるまで書き込めよwww


270 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:56:49

はい次
623名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:57:43 ID:z1Bk3sKw0
271 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:57:20

ほいきた


272 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:57:30

はい
624名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:59:00 ID:z1Bk3sKw0
273 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:57:50

よっしゃ


274 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:58:17

age
625名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 04:59:38 ID:z1Bk3sKw0
275 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:59:07

sage


276 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:59:09

まだまだ
626名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 05:00:48 ID:mzSC9iQB0
277 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:59:38

よいしょ


278 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:59:53

それそれ


279 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 05:00:04

こらしょ
627名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 05:01:43 ID:mzSC9iQB0
280 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 05:00:23

613 名前:名無しさんだよもん[] 投稿日:2006/11/12(日) 04:39:00 ID:DSI/oOGd0
255 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 03:10:25

だからエロゲ作りで終わっておけば……


256 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 03:53:08

いざ打ち切られたら騒ぎ出すのはいつものこと
そして「俺は○○をしたかったんだ!」
遅いんだよ、いつも。


257 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:00:12

そうは言われても唐突に打ち切り選択肢切り出されたらどうしようもねえべ。
停滞してたならまだしもさあ。
628名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 05:02:23 ID:Knnrcozo0
281 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 05:00:51

614 名前:名無しさんだよもん[] 投稿日:2006/11/12(日) 04:39:28 ID:awqTh3if0
258 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:17:23

停滞はしていなかったかもしれんが約一名かそこらだけが続ける気満々だったような。
周りはそろそろ終わってほしいって空気がしていたのに。


259 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:18:04

黒葉関連で話が大転換した時、ベストの選択肢は
「このまま突っ走ろう」ではなく「素早く話を収束させよう」
だったんだろうな


260 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:24:21

緻密に描かれた前半と違って
ダークリーフは参入が唐突なうえ
いちいち都合良くとってつけたような展開だったしな。
面子もてこ入れ気味に放り込まれたメンバーだし。

で続ける気まんまんで終わりも見えなかったのが……
629名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 05:03:13 ID:IIEdWVR80
282 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 05:01:11

615 名前:名無しさんだよもん[] 投稿日:2006/11/12(日) 04:40:01 ID:ULu8jjm/0
261 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:34:42

かといって投げやりエンドじゃまた打ち切り連鎖だろうねえ。


262 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:34:59

浩平が捨て身の特攻をして雪緒を奇跡的に倒せて、みさき達を助け出して
「次は恵美梨だ」ってぐらいにスムーズなら何とかなったかも知れんが、
特攻が成功してもあっさり捕らえられて城から叩き出されたからなぁ……

続きを書きたかった人は、ちょっと空気を読み違えてしまった気がする


263 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 04:38:05

城から叩き出された浩平がセミーと合流して救出作戦開始って流れにするつもりだったのだが
フィガロられた。
630名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 05:05:24 ID:IIEdWVR80
283 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 05:04:33

飽きた。
また遊ぼうぜ


284 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 05:04:24

あと一分以内にレスがつかなけらば俺の勝利宣言。


285 名前:名無しさんだよもん 投稿日: 2006/11/12(日) 05:05:07

ああ、またな。俺ももう寝る。
631名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 05:07:18 ID:sIM22hjA0
 高校も卒業して、大学生になったから、
 今日から一人暮らしをすることになったんだ。
 今まで住み慣れた家を離れての一人暮らしはちょっと怖いけれど、
 なんとか頑張ってみるよ。ちなみに下宿は……

A ごく普通の場所。人生平凡が一番だよね
B かなり家賃が高いところ。お、お母さん大丈夫なのかな?
C いわくつきレベルに安いところ。な、何でこんなところ選んじゃったんだろ……
D 運悪く隣に同じ大学のとてつもなく性質の悪い人が住んでたりするんだよ……
632名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 05:07:56 ID:K3pSarjv0
D
633名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 05:32:24 ID:sIM22hjA0
 そう、あれは一ヶ月前のことだった。
 わたしは新入生として、この下宿に入って、そして”あの人”に出会った。
 最初は”あの人”も普通の人に見えた。
 右も左もわからない私に、いろいろと教えてくれたし、
 インターネットの接続も家具のセットも手伝ってくれて、とても優しい人だと思った。
 だけど、それは大きな間違いだったんだ。
 この一ヶ月で”あの人”の本性を、分かってしまったんだよ。
 その”あの人”というのは……

A ぐ〜たらでわたしに何度も多大な迷惑をかける柏木耕一
B 恐ろしいまでの根暗なミステリーオタク七瀬彰
C 電波な行為が大迷惑月島拓也
D ことあるごとに訳の分からない骨董品を売ろうと目論む宮田健太郎
E 物理学の権威とは名ばかりのマッドサイエンティスト一ノ瀬ことみ
634名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 05:38:00 ID:+CzA1sLE0
たまにはAと言ってみる
635名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 08:23:17 ID:3MYYBaqL0
934 名前:名前を選択してください:2006/11/12(日) 05:21:15 ID:Dsb2opVs0
>>926とか本スレに貼られた避難所の>>262の書き込みとか読むと、
雪緒って一部の書き手に贔屓にされているせいか……なんか疫病神の気がする
さすがは死臭の漂うアンデッドヒロインと言うべきか


935 名前:名前を選択してください:2006/11/12(日) 05:34:52 ID:TGCZFJyI0
二度も殺されたり性根を曲げられたりするのを贔屓と呼ぶのかは知らんが、
キャラを疫病神扱いするのは非常に迷惑だ。
636名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 08:37:49 ID:KyKkOeyo0
「やだ。止めてぇ」
「ふふふ、口では嫌だ嫌だと言っても君の本心はどうかな?」
 この人はぐーたらな大学生の柏木耕一さん。
 ものぐさな怠け者だけど優しいご近所のお兄さんだと思ってた。
 それなのにほんの一ヶ月で助平親父な本性を私の前にあらわしたんだよ。
 男の人ってみんなこうなのかな。
「さあ、一緒にきもちよくなろう」
「やだ、やだあ」
 嫌がる私を耕一さんはすごい力で押さえつけるんだよ。
 わ、まるで鬼さんみたい。
 獣の本性を現した耕一さんに迫られて私は

A うぇ〜ん。レイプされちゃったよ。
B だおっ!おちんちん蹴って逃げてきちゃったよ。
637名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 08:39:31 ID:PVlSg8PE0
A
638名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:14:41 ID:aOssvNm70
 しくしくしくしく。私は耕一さんにレイプされちゃったよ。
 赤ちゃんの素もお腹の中にたっぷりだされちゃったんだよ。
 うう、悲しいよう。しくしく。

A このまま続行
B ご愛読有り難う御座いました、続きは外伝に転載されます
639名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:16:53 ID:mam4B1XW0
640名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:20:22 ID:zrRakjAb0
というわけで落ち着くまで次スレ立てるの禁止
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
                                        
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641名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:22:34 ID:zrRakjAb0
次スレ立てるの禁止
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642名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:23:48 ID:zrRakjAb0
落ち着くまでスレ立×
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643名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:25:33 ID:zrRakjAb0
空気読まずにスレ立てしてぐだぐだにしないように
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644名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:26:29 ID:HXIMXLx20
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645名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:27:04 ID:HXIMXLx20
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646名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:27:44 ID:zrRakjAb0
ぐだぐだ解決するまでスレ立て禁止ね
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647名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:27:47 ID:HXIMXLx20
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648名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:28:12 ID:ed62GyJw0
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649名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:28:45 ID:19VRZIlo0
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650名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:29:21 ID:L+SFtT/x0
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        \      | zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
          |   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
         /   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz

651名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:29:24 ID:zrRakjAb0
…せっかくハカロワのおかげでやばそうなのが向こうに行ったのに
次スレ立ては控えましょう
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652名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:30:08 ID:vUvFA1rc0
         ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
.|,   `^'''"゙゙` ._,,,-'''″      ,l゙
`≒------‐''"゛         丿
  \               ,,i´
   `ヽ、             ,,/
      ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
.|,   `^'''"゙゙` ._,,,-'''″      ,l゙
`≒------‐''"゛         丿
  \               ,,i´
   `ヽ、             ,,/
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        //゙゙゙゙″   | | ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        //Λ_Λ  | | あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        | |( ´Д`)// <うるせぇ、キャベツぶつけんぞ尾おおおおおおおおおおおおおおおおお
        \      | zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
          |   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
         /   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz

653名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:30:25 ID:yvl3aV+y0
         ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
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  \               ,,i´
   `ヽ、             ,,/
      ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
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  \               ,,i´
   `ヽ、             ,,/
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        //゙゙゙゙″   | | ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        //Λ_Λ  | | あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        | |( ´Д`)// <うるせぇ、キャベツぶつけんぞ尾おおおおおおおおおおおおおおおおお
        \      | zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
          |   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
         /   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz

654名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:30:59 ID:yvl3aV+y0
         ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
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  \               ,,i´
   `ヽ、             ,,/
      ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
.|,   `^'''"゙゙` ._,,,-'''″      ,l゙
`≒------‐''"゛         丿
  \               ,,i´
   `ヽ、             ,,/
     `''-、,,,_.∩  _,,,,,-∩´あああああああああああああああああああああああああああああああああ
        //゙゙゙゙″   | | ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        //Λ_Λ  | | あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        | |( ´Д`)// <うるせぇ、キャベツぶつけんぞ尾おおおおおおおおおおおおおおおおお
        \      | zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
          |   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
         /   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz

655名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:31:36 ID:yvl3aV+y0
         ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
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   `ヽ、             ,,/
      ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
.|,   `^'''"゙゙` ._,,,-'''″      ,l゙
`≒------‐''"゛         丿
  \               ,,i´
   `ヽ、             ,,/
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        //゙゙゙゙″   | | ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        //Λ_Λ  | | あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        | |( ´Д`)// <うるせぇ、キャベツぶつけんぞ尾おおおおおおおおおおおおおおおおお
        \      | zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
          |   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
         /   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz

656名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:31:56 ID:zrRakjAb0
落ち着くまで次のスレ立て禁止
…バトルが悪いと言っている訳じゃない、ただ(以下検閲
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657名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:32:54 ID:yvl3aV+y0
         ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
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`≒------‐''"゛         丿
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   `ヽ、             ,,/
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     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
.|,   `^'''"゙゙` ._,,,-'''″      ,l゙
`≒------‐''"゛         丿
  \               ,,i´
   `ヽ、             ,,/
     `''-、,,,_.∩  _,,,,,-∩´あああああああああああああああああああああああああああああああああ
        //゙゙゙゙″   | | ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        //Λ_Λ  | | あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        | |( ´Д`)// <うるせぇ、キャベツぶつけんぞ尾おおおおおおおおおおおおおおおおお
        //Λ_Λ  | | あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        | |( ´Д`)// <うるせぇ、キャベツぶつけんぞ尾おおおおおおおおおおおおおおおおお
        \      | zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
          |   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
         /   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
zzz
658名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:33:36 ID:RTTi8tef0
         ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
.|,   `^'''"゙゙` ._,,,-'''″      ,l゙
`≒------‐''"゛         丿
  \               ,,i´
   `ヽ、             ,,/
      ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
.|,   `^'''"゙゙` ._,,,-'''″      ,l゙
`≒------‐''"゛         丿
  \               ,,i´
   `ヽ、             ,,/
     `''-、,,,_.∩  _,,,,,-∩´あああああああああああああああああああああああああああああああああ
        //゙゙゙゙″   | | ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        //Λ_Λ  | | あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        | |( ´Д`)// <うるせぇ、キャベツぶつけんぞ尾おおおおおおおおおおおおおおおおお
        //Λ_Λ  | | あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        | |( ´Д`)// <うるせぇ、キャベツぶつけんぞ尾おおおおおおおおおおおおおおおおお
        \      | zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
          |   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
         /   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
zzz
659名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:33:50 ID:zrRakjAb0
(中略)しばらくは皆頭を冷やした方がいいかと…おいらも含めてな
次スレ立てはしばらく控えましょう
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660名無しさんだよもん:2006/11/12(日) 09:34:16 ID:5b1oYCGx0
         ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
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  \               ,,i´
   `ヽ、             ,,/
      ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
.|,   `^'''"゙゙` ._,,,-'''″      ,l゙
`≒------‐''"゛         丿
  \               ,,i´
   `ヽ、             ,,/
     `''-、,,,_.∩  _,,,,,-∩´あああああああああああああああああああああああああああああああああ
        //゙゙゙゙″   | | ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        //Λ_Λ  | | あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        | |( ´Д`)// <うるせぇ、キャベツぶつけんぞ尾おおおおおおおおおおおおおおおおお
        //Λ_Λ  | | あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        | |( ´Д`)// <うるせぇ、キャベツぶつけんぞ尾おおおおおおおおおおおおおおおおお
        \      | zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
          |   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
         /   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
zzz
661かくして選択スレは再び暗黒期へ
         ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
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   `ヽ、             ,,/
      ,,,,-‐'"゛_,,,,,,,,,、   .゙li、
     _,-'"゛,,―''゙二,、、、゙'!   .i_ あああああああああああああああああああああああああ
   .,/`,,/,,,,ッメ''>.,,/,-゜ ,,‐` │
 _/ ,‐゙,/.ヘrニニ‐'゙ン'′,,/   |
,,i´  |、 ゙''''''゙゙_,,,-‐'" _,,-'"     .l゙
.|,   `^'''"゙゙` ._,,,-'''″      ,l゙
`≒------‐''"゛         丿
  \               ,,i´
   `ヽ、             ,,/
     `''-、,,,_.∩  _,,,,,-∩´あああああああああああああああああああああああああああああああああ
        //゙゙゙゙″   | | ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        //Λ_Λ  | | あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        | |( ´Д`)// <うるせぇ、キャベツぶつけんぞ尾おおおおおおおおおおおおおおおおお
        //Λ_Λ  | | あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
        | |( ´Д`)// <うるせぇ、キャベツぶつけんぞ尾おおおおおおおおおおおおおおおおお
        \      | zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
          |   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
         /   / zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
zzz