はじめさん(柏木耕一)
「……ふにゅ……おねがい、もうちょっと寝させてよ梓……、くー」
「いっしょに、おふろに入らない……?」
ふゆ(藤井冬弥)
「わたしが、弱かっただけ……」
「ごめん、ね…」
長瀬ちゃん(長瀬祐介)
「ずっと、ずっとだいすきだよ瑠璃くん」
「いやぁ……るりくん、っ、やぁんっ、おねがい、見ないで……だめぇ…おねがいだからぁ……」
往穂(国崎往人)
「こうしてると、なんだかおちつく……」
「…………め、覚めたか?」
怪しげな薬で性別が変わっちゃったり、パラレルワールドでもともと性別が違っていたり。
そんな魅惑の性別反転キャラでいっぱいな世界をごゆっくりお楽しみください。
前スレ 葉鍵キャラを性別反転させたらいい感じ!
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1025102249/l50 過去スレやその他細かいことは
>>2-10のどれか
2 :
過去スレ:02/08/27 11:14 ID:CPyuCmny
3 :
:02/08/27 11:15 ID:OiXyaWFZ
キモイ
◆ONE
折原浩平 → ひろみ
住井護 → 麻森
長森瑞佳 → 佳瑞 瑞鶴(不確定)
◆Kanon
相沢祐一 → ゆう
水瀬名雪 → なゆき 雪弥 雪彦
沢渡真琴 → 誠
倉田佐祐理 → 祐佐
川澄舞 → 舞人
北川潤 → 潤
◆AIR
国崎往人 → 往穂
神尾観鈴 → 鈴
神尾晴子 → 晴彦
みちる → 満
◆雫
長瀬祐介 → 祐子
月島瑠璃子 → 瑠璃
月島拓也 → 拓美
◆痕
柏木耕一 → はじめ
柏木千鶴 → 鶴丸
柏木梓 → 梓
柏木楓 → 楓
柏木初音 → 初音
柏木賢治 → 賢子
柳川祐也 → 裕子
阿部貴之 → 貴美
日吉かおり → かおる
次郎衛門 → 芙蓉
エルクゥはそのまま
◆To Heart
藤田浩之 → 浩子
神岸あかり → 燈人
長岡志保 → 保志
佐藤雅史 → 雅美
来栖川芹香 → 芹哉(男綾香と合わせる必要あり?)
来栖川綾香 → 綾哉(不確定)
宮内レミィ → レナード
保科智子 → 智
松原葵 → 葵
姫川琴音 → 琴音
雛山理緒 → 理央
HMX-12マルチ → HBX-12マルチ
坂下恵 → 恵
◆WHITE ALBUM
藤井冬弥 → ふゆ
森川由綺 → 勇輝(芸名YUKI)
緒方理奈 → 理玖 理雄(芸名RIN)
緒方英二 → 英奈
七瀬彰 → あきら
河島はるか → 遥
はるかの兄 → かなた(妹)
澤倉美咲 → 岬
観月マナ → 真央
◆こみっくパ〜ティ〜
千堂和樹 → かずき
芳賀玲子 → 玲
猪名川由宇 → 由太(不確定)
無視して自由に書いて良いです
乙彼です。
◆ONE
川名みさき → 御崎
◆Kanon
久瀬 → 奏(かなで)
無視して自由に書いて良いです
と、手前味噌な追加をしてみますた…ゴメソ(;´Д`)
やりました、ぱちぱち…。
今度こそ私が10野です。…貴方たち、私にひれ伏しなさい…ぽっ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_
'´ ヽ
.卯 jリノ)))〉
/\/\,イl〉l ゚ ヮ゚ノ|ヽ
/ /\⊂エァ-† lフiil
())ノ___ li⊂エ ノiiノ
/ /||(二二)-く/_|ん>―几
Y ⌒ /|V||彡Vミニニ〈〈二二ノl0
l| (◎).|l |((||((゚ )|| (⌒ )|三・) || (´⌒(´
__ ゝ__ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ゝ__ノ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
…私は女神です……私は女神です……私は女神です……私は女神です……私は女神です…
…I am GODDESS……I am GODDESS……I am GODDESS……I am GODDESS…
>>3ちる …また、シャボン玉飛ばしっこしましょうね…。
きり
>>4ま …素麺もいいですけど…もっとお米を食べま賞…進呈……。
>>8るこ …酒は控えたほうがいいですよ。
>>10野 …10おめでとうで賞…私に進呈……。
か
>>303鈴 …国崎さんは…渡しません…………ぽ。
>>923き …お米券進呈です…ぱちぱち…。
スレ立て相談スレに住民が集まっていたので結構人気あったんだなぁと
思ったんですが、よくよく考えてみるとスレ立てしてくれた“長瀬ちゃん”氏
に44氏、自分、で三人。
で69氏か380氏が名無しでいたと仮定すると…
・・・・・・あれ?
12 :
名無しさんだよもん:02/08/27 12:02 ID:K5YJ61Tr
やれやれ…前スレいきなり消えててたんで慌てたよ。
>>1 新スレご苦労様。皆でまた良スレを育てましょう。
待ちに待っていた長瀬ちゃん第3弾が投下されたのにしばらく読めない…
…鬱だ…吊ろう…
それはそれとして新スレ立てお疲れ様です
うが、前スレ落ちてる(鬱
昨日は葉鍵学園に浮気してました69です。
新スレ立てお疲れ様でした。
お詫びに一つ投下してから13階段を踏んできます。
15 :
反転AIR:02/08/27 13:36 ID:YTR2Dm7S
あ〜だるい。
しかも痛い。
こんな気分の時にはクーラーの効いた部屋でごろごろするのに限るわよね。
けどそんなことしたら聖のメスが飛んでくるし。
そんな風に私がだるだるとモップで床を磨いていると、
元気暴走任命少年が現れた。
どうしよう。
→たたかう
にげる
こえをかける
「あれ、往穂ちゃん何か調子悪そうだけど大丈夫?」
むう、先に声をかけられてしまった。
「あ〜大丈夫っていえば大丈夫よ」
「ホントに?辛そうだよ?」
心配してくれる佳之に本当のことを話そうかなっと思っていたら
白き魔宮の主、通天閣の魔王、ひじりんが現れた。
「誰がひじりんかね」
「むっ人の考えを読んだ?」
「しっかり口に出していたが」
「あっ、そう」
むーこうして二人と話していてもだるさは消えない。
つーか痛みを激しくなってきた。
16 :
反転AIR:02/08/27 13:38 ID:YTR2Dm7S
「国崎くん、本当に大丈夫かい」
そういうのが顔に出てたのか聖もそんなことを聞いてきた。
もう、めんどくさいっていったらありゃしないわね。
「大丈夫よ、これはあの、その」
「何だい」
「何なの往穂ちゃん」
ぶちまけてしまおうとは思うけどそれでも二人にしかも男性に注目されて
言うとなれば恥ずかしいのだ。
「お、女だからよ」
たぶん私は真っ赤だろう。
「「………あっ」」
ちょっと間があったが二人も気付いたようだ。
聖はちょっと頬を佳之は顔も体も真っ赤にしてる。
外にはくそうるさいセミの声。
中には生理の女と男と男の子。
沈黙は何時まで続くのかしらと、私はちょっと現実逃避をしてみるのであった。
以上反転AIRでした。
ベタベタな月のものネタです。
では(キュッ……ブラーン
吊る音が擬音付きになってパワーアップですか。
むう、これは漏れも対抗(?)してAIRをひとつ書くべきか。
聖ん視点で月ネタとか。
どうでもいいけど“長瀬ちゃん”氏って一体どんな呼称なのか……
私以外の長瀬ちゃん書き現われてください。なんかもう切実に長瀬ちゃんが読みたいです。
夕暮れの生徒会室。そこは、いつもとは違っていた。
僕の知る限り、彼女が他の役員や教師抜きでここに居る事はなかった。
そして、彼女は決まって冷静に…親友の起こしたトラブルに際して。
『何故庇うんですか?』
と言わんばかりに、小言を言っていた。無論、仲間と一緒に…だ。
実際に、何故舞人を庇うのかと問われた事すらある。
更に、生徒会に誘われ…いや、引き込まれそうになった事もあった。
「え…えぇと…」
そんな、見慣れた光景が今日も…繰り返されると思っていたのに。
何を言われるのか、と内心は覚悟もしていたのに。
「そ、の…ま、ま…」
「舞人の事、ですか?」
「は、はい…」
生徒会長、久瀬さんは…まるで別人かと思える程、変な態度だった。
居るはずの役員はもちろん、普通の生徒や先生方すらも居ない。
完全に、二人きりだ。
「………その」
「用があるんですよね…その、久瀬さん?」
「は、ぃ…」
とは言え、交わす言葉はこの繰り返しだった。何回目だっただろう。
無理に聞き出すつもりは無かった。しかし、徐々に辛そうな表情を
浮かべていく彼女を見ていると、何が何だか判らなくなる。
「じゃあ、僕から…良いですか?」
「えっ…?」
話しにくい事の様だと思い、僕は口を開く。
話すきっかけが掴めないんだろう。そう…思っていたから。
暫し悩んで、彼女は頷いた。僕は、意を決して口を開く。
「…舞人に、辛く当たらないであげてください」
「彼は、純粋でいい人だと…僕は思っています」
「真っ直ぐすぎる故に、いろいろ有るかもしれませんが…」
「でも、悪気はないんです。それは判ってあげてください」
「お願いします…久瀬さん…」
彼女が、一瞬意外そうに視線を寄せ、すぐまた俯く。
何を、と思われたかもしれない。自分でも変な言い分だと思う。
しかし、舞人は本当に純粋だ。僕は、ゆうさんは、そう信じて疑わない。
「お願い、します…」
だからこそ、彼とは無二の親友でありたい。
彼に対する誤解を解いてあげたい。それだけで発した言葉だった。
「…そ、んな…」
しかし、長い静寂の果てに帰ってきた言葉は。
「…そんな事は、わかっていたんです…」
僕には意外すぎる、真実だった。
僕は、久しぶりに自分を呪い…大事な決断をする事になった。
遂に、この日が来てしまいました。
ずっと見てきた…甘い夢が今、終わります。
現実が…牙を剥き、私を打ちのめそうとしています。
「舞人さんが、悪い人じゃない事くらい…知っていました…」
「…全部………判っていたんです…」
目の前の人が、私を傷付け、私を救おうとしています。
祐理さんが救いたいのは私ではないのは分かっています。
でも、彼が私を止めようとしているのは確かです。それで、私は救われます。
でも、同時にこの人は…私の願いを引き裂いていきます。
やはり名前では呼んでもらえない。それで、私の傷は増えていきます。
「なら、何故…こんな事を今まで…?」
落ち着いた声が、裁きの時を告げます。もう………私は、逃げられません。
「…私は…羨ましかったんです…」
「貴方と、親密な人が居る事が。祐理さんの目が、そっちにしか向いていないのが…!」
「私も見てほしかったんです…私も、名前で呼ばれる人になりたかったんです…」
「…ずっと、ずっと…!好き…だったんです…祐理さんが…好きなんです…!!」
「…でも、何も言えなかった…だから………だから…っ!」
視界がぼやけ、祐理さんの表情が分からなくなった所で…最後の言葉を告げます。
「全部、私の所為なんです。もう、舞人さんには酷く言いません…」
「ごめん、なさい…ごめんなさい…」
私は、自分の醜さを…一番知られたくなかった人に、打ち明けました。どうしても
涙が零れます。でも、もうこれで誰も傷付けないで済む。そう…思いました。
それでも…胸の奥が、その奥の何かが…か細い悲鳴を上げています。
きっと、もう二度とこの人は振り向いてくれない…だからでしょう。
私は、嫌われる…わたしは、きらわれる…ワタシハ、キラワレル…。
次第に、その言葉ばかりが頭の中を支配していきます。
「え………?」
そんな思考を中断させたのは、暖かい温もり…人の体温でした。
「僕は、頭の足りない馬鹿というだけじゃ…なかったみたいですね」
「ゆ、り…さん…?」
「貴女の本心に…微塵も気づいてあげられなかった…駄目ですね、僕」
哀しそうな笑顔を浮かべ、背の高くない私を…その身体に抱き入れています。
何が起こったのか、私には分かりませんでした。全て、予想外だったからです。
「辛い思いをさせて、すみません。く…いえ…かなで、さん…」
「あ…っ…!?」
私の唇から、熱い…酸っぱい感覚が全身に染み渡っていきます…。
触れられたそれの熱さが…私の歪んだ心を、融かしていきます。
「あはは…奏さんの想い、確かに受け取りました…」
「鈍感で、その…馬鹿な僕ですけど。今までの、分まで…」
「…奏さん、って…呼んであげます…」
頬を真っ赤に染めて、恥ずかしそうに囁く彼を…私は背伸びして抱きしめます。
そして…眼鏡を取って、何時までも溢れる私の涙を拭く彼に…こう、囁きました。
「ありがとう…」
22 :
旧44:02/08/27 14:12 ID:htFxTIoP
新スレ建立に伴い、急遽仕上げました…ので、あちこち変かも(鬱
祐理の一人称も『僕』にしてしまって良かったのかと小一時間後悔…
>11
相談スレ&此処のIDを見る限り、もう少し名無しの方々が居ると思われ。
まぁ、昼間ですし…マターリ逝きましょう(笑
と言うわけで、69氏の後を追ってきまs(ガ゙ッシャン、プラーソ...
∧||∧
( ⌒ ヽ 擬音を間違えてどうする漏れ…
∪ ノ 駄文本体も含め、スレ汚しスマソですた
∪∪
>>18-22 奏さんキタ━━━━━(゜(゜∀(゜∀゜ (☆∀☆)゜∀゜)∀゜)゜)━━ ━━━!!
その前の反転AIRといい、ここは素晴らしい人たちばかりだ…。(感涙)
新スレ&女最高&奏さん
キタ━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)`□´)´_ゝ`)`Д´)-_-)冫、 )ノД`)=゚ω゚)━!!
もう藻前ら全員最高です!!!!!!!
前スレのdat落ち非常に(´・ω・`)ショボーン、これも全て夏厨の仕業・・・・
許すまじ夏厨めぇぇぇぇ。
一応注意・聖は男で往人は女になっています。
普段通りの清潔な診療室。
これまた普段通り、客はいない。
昔から変わらない風景である。
いや、正しくは昔と変わってないわけではない。
口の悪い居候が一人増えた。
以外と働き者でなかなか役に立つこともあり、下宿させてやっている。
そんな居候は、珍しくなにやらおもいつめた表情をしていた。
「どうしたんだ国崎くん。そんなところで」
「あ、ああ。ちょっとな」
そわそわと落ち着きがない。
「ちょっととは?」
彼女に歩み寄る。
「あ、ま、まってくれ聖」
何故かすこしあとずさる国崎くん。
普段よりすこし顔が赤い。熱でもあるのだろうか。
「おとなしくしていたまえ。風邪でもひいたのか?」
捕まえ、彼女の額に手をあてる。
「ひ、ひじりっ!?」
「静かにしていたまえ」
やはり、熱い。
「大丈夫だからちょっと離れてくれっ」
「何が大丈夫だ。ついてこい、病人をほっとくわけにもいかん」
「病人って、誰がだ」
あきれたやつだ。自分のことに気付いていないのか。
「もちろん君だ。おそらく熱が出ているぞ」
ぐいっと腕を引っ張る。
「あっ……」
「どうした?」
「い、いやなんでもない」
「そうか。では、とりあえず診察室に行くぞ」
「あ、ああ」
とりあえず体温計を取り出した。
「熱を計るぞ」
「……わかった」
わきの下にいれる標準的な電子体温計を手渡す。
「ああ、計る前に汗を拭いておいたほうがいい。これを」
タオルを渡す。
彼女は無防備にシャツの胸元をひっぱり、身体を拭いた。
一瞬、桜色の蕾が見えてしまった。
体温計をわきに挟んだまま、彼女は私の方を見つめている。
瞳が潤んでいるのは熱のせいだろうが、なんだか居心地が悪い。
ピピピ、と体温計からアラームが鳴る。
計り終わったようだ。
「何度だったんだ。ほら、見せてみろ」
ここで患者の自己申告に任せると嘘を言われることがある。
彼女はなにも言わずに体温計を渡してくれた。
「ふむ、37度8分か。まあただの風邪だろう」
「……そうか」
「では、口を”あ”の形に大きくあけてくれ」
おとなしく口をあけてくれる。
「ふむ……すこし扁桃腺が腫れているな。まあ寝ていれば治るだろう」
何故か彼女は、ぼーっとした眼で私を見たまま無言である。
すこし心配になり、ハッパをかけてやることにする。
「風邪薬をだす。ああ、診察代は給料から差し引くから気にしなくていいぞ」
「……わかった」
……おかしい。風邪で元気がないのはわかるが、この会話でもそんな反応とは。
そこまで体調が悪いのか?
「水を持ってきてやろう。そこで待っていたまえ」
彼女はああ、と空返事をした。
冷たい飲み物は病人には身体に毒なので水道水をコップに入れる。
ついでに、あとで国崎くんに食べさせるお粥の準備もしておいた。
そのせいですこし時間がたってしまった。
診療室にもどると、国崎くんは立ちあがって近付いてきた。
「聖……」
「とりあえず水を飲みたまえ」
水を差し出す。
トンっと、国崎くんはいきなり私に飛び込んできた。
慌てて私は彼女を受け止めた。
手にもっていたコップを落とす。
カシャン…と音をたてて、ガラスのコップが割れた。
「ひじり……ひじりぃ……っ」
手が後ろにまわされる。
「ど、どうしたんだ一体!?」
首筋に彼女の吐息がかかる。
身体が押しつけられ、熱を持ったその肢体とぐっしょりと汗で濡れたシャツを意識してしまう。
「うえっ、うぇええ……」
「お、落ちつきたまえ国崎くん」
いつもの彼女からは考えられないことだった。
まさか男言葉をしゃべり、がさつと言っても差し支えのない彼女がこんな表情をとるとは。
相変わらず彼女は嗚咽を続けている。
彼女は普段の印象からは想像もつかないほどかよわく見えた。
「とりあえず、泣いている理由を聞かせてくれないか?」
「……ひっく……ひっく……り、ゆう……?」
まるで幼児みたいだ。
「ああ、そうだ」
「……りゆう、っ、ない……」
「……は?」
「……いつも、こうなんだ……」
幾分か落ちついてはきたようだ。
身体にまわされた手は離されていないが。
むしろ、抱き締められる力が強くなってきてさえいる。
「……昔から、風邪をひいたりするとなんだかわからなくなって、それで……」
「変わった習慣だな」
「……自分でもわからないんだ。仕方がないだろ……それに、風邪をひいたのは久しぶりなんだ」
喋り方がもとに戻った。元気が出てきたようだ。
「で、どうすればこの手を離してくれる?」
背中にまわっている手をさして、言う。
「……離さなきゃ、だめか?」
「そうだな」
じーっ、と潤んだ眼で見つめられる。
「……そんな捨てられた子犬のような瞳をしないでくれ」
たまにコイツはこんな目付きをすることがある。
普段の目付きの悪さが嘘のようだ。
彼女は抱きついたままで手を離してくれない。
「一人で旅をしているときに風邪をひいたときはどうしていたんだ?」
「俺が最後に風邪をひいたときは、まだ母親が生きていた」
「そうか。では君の母はそんなときどうしてくれたんだ」
「……つよく、抱き締めてくれた」
「……わかった」
ぎゅっ、と私から力をいれてやる。
息苦しいほどに、強く。まるで恋人のようだ、などと思ってしまう。
「あ……」
ぴくっ、と身体を震わせてから、彼女は腕の力を抜いて、安心したように瞼を閉じた。
しばらくそれを続けていると、くー、と安らかな寝息が聞こえた。
どうやら眠ったらしい。
「……まったく、迷惑なやつだな」
起こさないようにベッドに運んでやろう。
それに、割れたコップも片付けなければならない。
そこで、ふと気がついた。
彼女はかなり汗をかいている。シャツがぐしょぐしょになるほど。
拭いてやらなければ風邪が悪化するかもしれない。
……起こさないように、優しく拭いてやるしかないだろうか……。
32 :
17:02/08/27 16:24 ID:CPyuCmny
べたべたな風邪もの? をお送りしました〜。
最初に最高がそわそわしていたのは、だれかに抱きつきたくなるのを抑えていたからです。
その対象が目の前に現われてからまたいなくなったため、我慢ができなくなっちゃったんですね。
しかし、聖の一人称で書くとエロちっくにならないなぁ……
長瀬ちゃんの続きは前スレが見れるようになってからにします。
∧||∧
( ⌒ ヽ キィ…キィ…
∪ ノ
33 :
17:02/08/27 17:00 ID:CPyuCmny
早朝に「長瀬ちゃん」SSに感想書こうとしたんだけど、ネットワークの不調で書きこめなかったんだよな〜。あれが書き込めてれば落ちなかったのに、鬱
気弱な最高が…、非常にイイ!
そして早く前スレが見れるようになって欲しい、そして「長瀬ちゃん」の続きを…
青い、綺麗な空と海。
夏休みになったので、僕は長瀬ちゃんと一緒に海へ来ていた。
「さあっ! 今年もやってまいりました全国マッスル大会!!
水着を着た少女達、女性達が己の肉体を見せびらかす絶好のチャンスッ!!
絶叫踊りマッスル選手権大会ポロリもあるかも24時間女の子スペシャル、ついに開催です!!」
なにやら遠くで炎天下の中叫んでいる男がいる。
大きなイベントかなにかのようだ。
「……なんだろうね、あれ」
「……さあ、月島さんなら知ってるかもしれないけど」
確かに姉さんなら知っているかもしれない。
最近なんだかボディビルにはまってるみたいだったし。
長瀬ちゃんは姉さんのことを呼ぶときは名字で呼ぶことにしている。
姉さんは名前で呼んでほしいみたいなんだけど、どうしても違和感があるとのこと。
まあ、わからなくもないけど。
「それより瑠璃くん、そ、その……この水着、どう?」
「うん。とっても似合ってるよ、長瀬ちゃん」
そういうと、にこっと長瀬ちゃんが笑う。
白い水着が良く似合っていて、天使かと思うくらいの微笑みだった。
「ね、せっかく海にきたんだからおよごうよ」
「え、えっと……」
実はも何もないけど、僕は泳げない。
かっこわるいから今まで長瀬ちゃんには隠してきたのだけど。
「ほら、こんなにキレイな海があるんだから泳がなきゃ損だよっ」
長瀬ちゃん、明るくなったなぁっておもう。
とても良い事だ。
「きっとつめたくて気持ちいいよ」
「う、うん……」
僕も泳げるならそうしたいけど、情けないことにいままで泳げたことがない。
「あ、もしかして瑠璃くんって泳げない?」
気付かれてしまった。
「うん、実はそうなんだ……」
正直に白状する。
ちょっとはずかしい。
「じゃあ、足のつくところまででいいよ」
「……それならいいよ」
長瀬ちゃんは僕が泳げないことを気にした様子はない。
ああ、よかった。
「ねえ、はやく〜」
先に行った長瀬ちゃんを追いかけて、やけどしそうなほど熱い砂浜をわたる。
海水に近づくと、ひんやりとした砂も混じり出す。
ちゃぷ、とおそるおそる海水に足を浸す。
ひやっとしてるけど、ちょっぴりあったかい不思議な夏の海水。
この感触は嫌いじゃない。
「きもちいいね……」
「うん……」
ちょっと深いところまできた。
だいたい、胸の下辺りまで水がある。
これくらいの場所でゆらゆらとしていると、心が安らぐ。
「ねえ、瑠璃くん……」
長瀬ちゃんが近寄ってきた。
「なに? 長瀬ちゃん」
「キス、しよ……」
「えっと、ここで?」
「うん。誰もみてないし、いいでしょ?」
たしかに、ちょっと沖にいる僕たちを見ている人はだれもいない。
「うん……わかった」
「嬉しい……」
前から手を後ろにまわされる。
たぶん、首の後ろで手を組んでいるんだろう。
僕も長瀬ちゃんの細い身体を抱くようにした。
目を閉じる。
「ん……」
振れるだけの軽いキスは、いつしか求めるような深いキスにかわっていった。
39 :
17:02/08/27 20:21 ID:CPyuCmny
実は最初純粋な海ネタではなく
絶叫踊りマッスル選手権大会ポロリもあるかも24時間女の子スペシャル(長すぎ)を本当にやるつもりでした。
タイトルも海で根性(ガッツ)! にしようか反転マッスル選手権にしようかと迷ったくらいです。
……変更してよかった。
それではさようなら。
いや、良いんですけどね。くれぐれも「超兄貴」にだけはならないようにお願いしますよ。
前スレからROMってたんですけど
……誰かまとめてくれないかなぁ……
どれも(・∀・)イイもんなぁ……
前スレが復活すれば纏められなくもないのですが。
とりあえず発言番号がわからないと纏めようがないですから。
確かにまとめサイトとか欲しいところではありますな。
>1=17氏
新スレ立てから始まって、AIRネタに長瀬ちゃんSS、画像貼り付け…
まさに獅子奮迅の活躍ですね。感謝。
逆に言えば、こっちが何もしていないためともいえるが(爆
ところであの2人、ボディビル属性もあったんですね。
惚れ直しました(w
>>41-43 自分で書いた物すら保存していない罠
なんせ即興すぎるほど即興で書くし。毎度。
とりあえずどれもこれも推敲したくなる罠
物によっとはなかったことにしたかったり。
とりあえず
>>47の ものによっとは を推敲したい。
∧||∧
( ⌒ ヽ きぃこ、きぃこ
∪ ノ
∪∪
49 :
旧44:02/08/28 00:29 ID:V5yY1pgn
当方ギコナビ使ってるので、それの取得済みログならあります>3rd
もっとも、最後の部分は取得できてなくて不完全ですが(鬱
余談ですが、自分で書いたモノはスレのコピペという形でTXTにしてます。
エディタに書いた原文ママは…ハズィので残してないです…(;´Д`)
50 :
41:02/08/28 06:18 ID:puSZtVB/
当方かちゅ+kage使って圧縮前18時までのログならあります。
必要があればアップも可能です。
……でもすでに3つのスレをまとめてるんで……
さすがに昨日の大騒ぎで、みんな疲れたのか?
初挑戦SS。駄文垂れ流しご容赦を。
バシンッ!
「え?」
「あ、あれ?」
綾彦と私が同時につぶやいた。私のパンチが綾彦の胸に当たっている・・・
そう。最近、綾彦と賭けをしていたのだ。
『綾彦に一撃でも攻撃を当てれば何でも私の言う事を聞く』という条件で。
通常の試合ならば私に勝ち目はない。
相手は男子。しかもエクストリームの高校生チャンプなのである。
女の私が勝てる相手ではない。
私が勝負を承諾した理由。『一撃でも』という条件が私をくすぐった。
いくら綾彦がすごくても何十回と攻撃すれば一回ぐらいは・・・と思ったのだ。
私の算段は簡単に崩れ去った。甘かった。大人と子供どころではない。天と地ほどの格差があった。
何度も挑戦してはヤックでおごらされる羽目になった。
ううぅ〜! 御曹司、しかも男のくせに女におごらせるなんて〜。
・・・しかし、苦節数週間。ようやく私の苦労が実った。
審判役のセリオが静かに言った。
「藤田様の勝ちです」
「やったぁ! とうとう私の攻撃が当たった〜♪」
「チェッ、やられちゃったかぁ」
「さぁ、綾彦! 約束よ! 何でも私の言う事を聞くのよ!!」
「はいはい、わかりましたよ。約束だもんな。」
「で? 何をすればよろしいんで? お嬢様?」
本物の御曹司にこう言われるとなんだかむずがゆくなってくる。
「ん〜とねぇ・・・ちょっと待ってね」
「何だ、考えてなかったのかよ」
綾彦があきれたようにつぶやく。
仕方ないじゃない。こっちはアンタにどうやって当てるかの工夫でいっぱいで
勝った後の事なんか考える暇なんてなかったのよ。
悩む事、数分。
「よしっ! 決めたわ」
「お、決まったか? なんだ? ん?」
「膝枕させて」
「え? 膝枕?」
きょとんとした表情で綾彦が復唱する。
「そう。あなたを膝枕してあげたいの」
「そんな事でいいのか?」
「うん」
そう。私がしてあげたいのだ。
・・・あなたを身近に感じていたいから。
「ひゃっほぅ! 敗北の膝枕だぜぃ」
なんだかおかしな表現だ。負けた方がなんだかうれしがってる。
「なぁ浩子。ホントにこれでいいのか? なんだか俺の方が得してる気がするぞ」
「いいの! 私が綾彦を膝枕してあげたかったんだから。これでいいの」
「乙女心ってのはよくわからん・・・」
うふふ。わからなくていいのよ。『乙女心』なんだから。
しばし彼のぬくもりを膝の上に感じた後、私は疑問をぶつけてみた。
「ねぇ、綾彦」
「ん? 何?」
「さっきのわざとくらったんでしょう?」
いくら私が練習したとは言え、数週間でそこまで上達するはずがない。
−− 葵クンいわく、私には天性の才能とやらがあるらしいけど −−
綾彦が手加減してくれたとしたら全てつじつまが合う。
綾彦の目が泳ぐ。私が怒っていると思ったのだろうか?
彼の両頬に手を当てる。
「優しいからね。綾彦は」
微笑みながら言葉を紡ぐ。
手加減、と言っても馬鹿にしての手加減ではない。彼のやさしさからの手加減だ。
ムキになってかかってくる私に華を持たせたかったのだろうと思うことにした。
「ノーコメント」
綾彦はちょっとバツの悪そうな、しかしそれ以上に照れた表情で言った。
その表情が全ての答えだった。
「そうねぇ。もし実力で負けたって事になったらそれこそ男のプライドに関わるもんねぇ。
いいわ。これ以上は聞かない」
「お優しい事で」
「でも、こんなに一生懸命になったのってホント久しぶりねぇ」
そうなのだ。しばらくこんなに一つの事に打ち込んだ事はなかった。
久しぶりの充実感。
「女の子が一生懸命になる事じゃないかもしれないけどね。でも、格闘技もいいもんだろ?」
「まぁ、ね。綾彦が夢中になるのもわかるわ」
「それにしても浩子がこれほど上達するとは思わなかったな」
「私もよ。最初は軽い冗談のつもりで始めたんだけど・・・」
そう。最初は冗談のつもりだった。
でも、何度か繰り返してるうちに欲が出てきた。勝ちたい、という欲もあったが
何より綾彦と一緒にいられる時間がかけがえのないものになっていたのだ。
好きこそ物の上手なれ、ってやつかしら。『好き』の対象が『格闘技』じゃないけど。
綾彦を見下ろすようにして見つめながら髪をなでる。さらさらとした感触が気持ちいい。
私より髪質がいいんじゃないの? ちょっとだけ嫉妬心が沸いてくる。
ふと、今までずっと閉じられていた瞳が開いた。
「浩子」
「ん?」
「ちょっと」
綾彦がちょいちょいと指で合図する。なんだか真剣な感じだ。
はじめて見た表情かもしれない。
「ん? なになに? なんかついてる?」
彼の顔に近づく。
その瞬間、首に手が回り引っ張られる力を感じた。
唇に何かやわらかいものの感触があった。
あ・・・これって・・・
少し戸惑った後・・・目を閉じた。
「さぁって! そろそろ寒くなってきたし帰りますか?
ご褒美タイム終〜わりっ!」
綾彦が起き上がり、くるっと向き直る。かく言う私はまだ夢の中だ。
「さぁ、浩子」
綾彦の手が差し出され、ようやく正気に返る。
今の・・・キス?よね? 私いま綾彦と? アレ?
「綾彦、今の・・・キ」
彼の手を取り、立ち上がりながら言った私の言葉を遮るように綾彦がいう。
「次はなんで勝負する?」
「今度は浩子の得意な事で勝負するか?」
「次は負けねぇからな!」
矢継ぎ早に言葉を放った後、くるりと背を向けた。そのままスタスタ歩いていく。
彼も照れているのだろう。きっと。
クスと笑いながら綾彦を追いかける。
「ちょっと待ってよ!綾彦ぉ〜」
ってなことで綾香シナリオの反転SSです。綾香ネタが確か見当たらなかったんで
書いてみました。綾香の男名は色々候補があったみたいですが、一番しっくりきた
「綾彦」でいってみました。
文章なんてまじめに勉強したことないんで駄文極まりないですが。
お目汚し申し訳ありません。慣例のようなので私も吊ってきます。
ぷらーん
59 :
奏さん錯乱:02/08/29 01:18 ID:2P5HQKzt
「うぉのれ川澄舞人」
「まぁまぁ、今日は私が奢るから嫌な事は忘れなよ」
どうもこんにちは。
歴史ある久瀬硝子五代目当主の姪、久瀬奏です。
今日も今日とて私は我が怨敵川澄舞人のしでかしたことに関する
書類を一心不乱に捌いていました。
そんな中ふとお腹がすいたことに気付いたので食堂へ向かうと
途中でアンテナをゆらゆらと揺らしてる親友に出会いました。
そして愚痴をこぼしていたら奢ってもらえることになってちょっと幸せです。
これから毎日こぼしてみましょうか。
「毎日は奢れないよ〜」
「口に出してましたか私?」
「うん、ばっちり」
不覚です。久瀬奏ともあろうものがアンテナに惑わされてしまいました。
「ねぇ、奏。私たち親友?」
「もちろんですよ、潤♪」
だから親友に昼食奢ってください。
「はぁ、ま、いいけどね何にするの」
それはもう。
「って奏は牛丼で決まりだよね」
そういうことです。流石親友です。
「じゃ、買ってくるね……並でいいよね」
「ええ、ここで上特盛りを頼むほど厚かましくないつもりですよ」
潤は「あはは、そうだね」と言いながらカウンターの方へ行きました。
60 :
奏さん錯乱:02/08/29 01:21 ID:2P5HQKzt
その間に私は席を確保しておきます。
はぁ、思っていたより疲れていたようで、私は席に着くと
でれーっと机の上に上半身を倒していました。
昼食が終ったら授業。
そして授業が終ったら役員会。
はぁ、ため息もつきたくなると言うものです。
いやダメです。
気分転換にここにきてしかも奢りで牛丼が食べれるのです。
ため息はダメです。
そんな感じでぽけーっと潤の帰りを待っていたのですが中々来ません。
どうしたのでしょう。
そう思いカウンターの方へ首を向けるとちょうど潤がこちらに帰ってくるとこでした。
しかしその手には潤のものと思われる卵パンしか握られてません。
牛丼は?
「ごめんね、さっき売り切れちゃったって牛丼」
「へ?」
「だから売り切れちゃったの」
何てことでしょう。
おいおいそんなことより潤よ聞いてくれって感じです。
心象風景的には真っ暗闇の穴に落ちていくという感じです。
61 :
奏さん錯乱:02/08/29 01:22 ID:2P5HQKzt
「黒い髪を後ろで一本に結った三年生が三人分頼んでそれが最後だったらしいよ」
呆然としてる私の耳にどこかで見たような人物の特徴が入り込んできます。
奴か!?
「モグモグ、どうしたの奏?」
「いえ何でもないですよ」
内心はらわたが煮えくり返ってますが潤には罪はないのでほほ笑みをかえします。
ふふふ、そうですか。
どこまでも私の安息の時間をなくすのですねあなたは。
いいでしょう。
受けて立ちましょう。
川澄舞人!
追記
その場は潤の卵パンを半分もらいました。
ありがとう親友。
62 :
老人A:02/08/29 01:24 ID:o2hjSrap
おお、連続でSSが降臨なされたわい……
眼福、眼福。ほっほっほぅ。
63 :
旧69:02/08/29 01:27 ID:2P5HQKzt
以上私式久瀬奏嬢でした(北川もでてますが
奏嬢の性格が壊れてるのは疲労と空腹にため(ということにしてください
なんつーもん書いたのやら……
それでは(キュッ…ブラーン
∧||∧
( ⌒ ヽ ごめんなさい、帰って来てしまいました
∪ ノ
∪∪
「ごちそうさま」
「はい、それじゃ片付けるから、瑠璃はお風呂にでも入っててね」
「……片付けるの、手伝うよ」
「いいわよ、そんな事しなくても」
僕がやるときは無理矢理にでも手伝うくせに。
「姉さん、過保護だよ」
「いいのよ私は。好きでやっているんだから」
「…………」
こういったとき姉さんは頑固で、絶対に僕に手伝わせようとはしない。
優しいんだけど、やっぱり僕にも手伝わせてほしいのに。
仕方なく自室に行き、パジャマをもってお風呂場へとむかった。
脱衣所で上着とシャツ、ズボン、パンツと順番に脱ぐ。
「……よいしょ」
靴下を脱ぐとき転びそうになったが持ちこたえた。
どうも僕は靴下を脱ぐのが苦手だ。
洗濯物を洗濯機に放り込み、お風呂場にはいる。
まず一度身体をお湯で身体を流してから湯船に浸かった。
熱めのお湯にふうっ、と息をつく。
身体から疲れがじんわりと溶けていくような感触が気持ちいい。
おもわず目を細める。
キィ…と脱衣所から扉が開く音がした。
姉さんだろうか。
コンコンッ、とお風呂場のの扉が叩かれる。
「お湯の温度はちょうどいいかしら?」
「うん、ちょうどいいよ」
なんでわざわざそんな事を聞きにきたんだろうか、
「ねえ瑠璃。私たち姉弟よね?」
「……? あたりまえだよ」
なんだか、本題を言いにくいから前置きをしているような言い方だ。
「でももう、長いことお風呂に一緒になんて入ってなかったわよね」
「もう高校生なんだから、一緒に入っているほうが異常だよ」
姉とお風呂に入る高校生なんて聞いた事がない。
「でも、私は一緒に入りたいのよ」
「……え?」
「というわけで、入っていいかしら」
「だ、だめだよっ!」
「まあまあ、そういわずに」
もうお互い、身体は子供じゃないっていうのに。
一体何を考えているんだろう。
「あっ、そうだ。瑠璃、私が服を脱ぐところをみたくない?」
……本当に、何を考えているのだろうか。
「み、見せなくていいよっ!」
「遠慮なんかしなくていいわよ」
「そうじゃなくて……」
「私が見てもらいたいのよ」
「なにをいってるの……」
「まあまあ、見れるのなら見たほうが得でしょう?」
もはや、わけがわからない。
「で、でも……」
「でもも何もないわ。瑠璃は私のストリップを見てくれればいいのっ」
まるで痴女かなにかのようなことを言っている。
「……変だよ、姉弟でそんな事するなんて」
もちろん、姉弟じゃなくても変だろうけど。
「いいじゃないのべつに。世間の常識に囚われる必要なんてないわ」
「常識以前の問題だよ……」
「……ねえ、瑠璃。私は瑠璃のことが大好きよ。弟としても、恋愛対象としても……」
情に訴える作戦にでたらしい。
そう言われるのは確かに嬉しいんだけど。
「それとこれとは話しが別じゃないかな」
「……なかなか鋭いわね」
「普通は気付くよ」
「作戦があまかったかしら」
「……そうだね」
「ところで瑠璃。長瀬さんのストリップは見てみたいかしら?」
まったく、何てことを聞いてくるんだろうか。
「……長瀬ちゃんは、ストリップなんかしないんじゃないかな」
「長瀬さんのストリップなら、見てみたいのね」
「……どうしてそうなるの?」
「だって、ちょっと残念そうな声だったわよ」
「そ、そんなことないよ」
「想像してみたでしょ。瑠璃のえっちー」
……確かに、ちょっと想像してしまったけど。
「…………」
「あ、やっぱりそうなんだ。ひどいわ瑠璃、長瀬さんのは見たくても私では嫌なのねっ」
「……怒るよ、姉さん」
ちょっと冷静になれなくなるかも。
「あはは、ごめんね瑠璃。でも私の裸が見たくないってのはちょっとショックよ?」
「……そんなこと言われても、困るよ……」
「じゃあ、ストリップ見てくれる?」
「見ないよ」
「……素敵なくらい即答ね」
「うん、そうだね」 気のない返事をする。
「仕方ないわね」
諦めてくれるのだろうか。
「こうなったらお風呂場で脱いで、無理矢理にでも見せてあげるわ」
「え?」
僕の予想はあまかった。
「というわけで、入るわよ♪」
「そ、そんな……」
曇りガラスつきの扉が開かれる。
姉さんは服を着たまま堂々と入ってきた。
「さあ、どれくらい成長したか確認しあいましょうね」
僕はあわてて股間をタオルで隠す。
湯船の中だからよく見えないとは思うけど、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「あらあら、タオルを湯船に入れちゃダメでしょう?」
くすくす笑いながら言う。
「で、でも……」
「まあ、今は隠しててもいいわよ」
……今は、か。
後で剥ぎ取るつもりなんだろうか。
「ふふっ、じゃあ脱ぐわよ。ちゃんと見ててね」
そういって、ブラウスのボタンをひとつひとつゆっくりと順番に外していく。
まだ一枚目だというのに、やたらと色っぽい。
姉さんも行為に興奮しているのか、頬がすこし赤くなってみえる。
ボタンを全部外し終えて、肩からパサっと床に落とす。
湯気がまとわりついているのか濡れたシャツがすこし透けて、ブラが見えてしまう。
黄色の、以外にもちょっとかわいい感じのものみたいだ。
「つぎは……シャツよ……」
うっとりするような声で言う。
スカートに入っていた部分を外にだし、裾をつかんで上にあげる。
まずおへそがみえて、わき、肩とだんだん肌があらわになっていく。
頭を通してから腕を通し、ブラウスの上にふぁさっ、と置いた。
これで、上半身は下着しかのこっていない。
「どう、綺麗でしょう……?」
「……うん……」
白くて柔らかそうな肌は、本当にとても綺麗だった。
情けないことに、僕は服を脱いでいる姉さんから目が離せなかった。
男って悲しい。
「スカートのなか……みたいかしら?」
「…………」
正直とても見たいのだけど、それを口にだすのは抵抗があった。
「瑠璃になら、特別にみせてあげてもいいのよ?」
言って、スカートの端をつまむ。
すすっ、と持ち上げられて白いふとももがあらわれる。
そういえば、靴下はお風呂に入ってくる前に脱いだらしく素足だ。
パンツが見えるか見えないかというぎりぎりのところで手はとまった。
「これ、もっとあげてほしい?」
挑発的に聞かれる。
おもわず、こくっと頷いてしまった。
「……素直になってきたわね。かわいいわよ」
ぼーっとしてきて細かい事を考えられなくなってきた。
多分、原因はお湯のせいだろうけど。
「……それじゃあ、見せてあげるわね……」
スカートがたくしあげられる。
ブラとおそろいの、かわいい下着がそこにあった。
すこしくいこんでいるところがある。
つい、じーっとそこを見てしまう。
じわり、と濡れてきた。
「……ん、瑠璃、そんなに見つめられたら、感じちゃうわよ……」
姉さんも恥ずかしそうにしている。
じわじわと、下着の濡れている場所は徐々に面積をひろげていった。
しばらく見つめていると、姉さんは耐えきれなくなったのか口を開いた。
「そ、そろそろ脱ぐのを再開するわよ」
言って、スカートをおろす。
これで、身につけているのは下着だけになった。
「……じゃあ、ブラを取るからしっかり見ててね……」
手を後ろにまわした。
留め金を外したのだろう、ブラは落ちそうになって、その大きめなおっぱいに引っかかっている。
その双丘に手をあて、おそるおそるとブラを取り外す。
先端が、あらわになった。
「……たぶん、長瀬さんよりも色が濃いと思うけど……そのかわり彼女より大きいわよ」
確かにすこし葡萄に近い色をしているけど、それのせいでよけいにえっちに見えた。
「……きれい……」
おもわず、本心からの言葉をだす。
「ふふっ、ありがとうね」
ふるふるっ、とおっぱいがゆれた。
ついにあと一枚となった姉さんは、パンツをに手をかけた。
「……ここ、みせてあげるわね……」
パンツが離れるとき、銀色の糸が橋をつくった。
ゆっくりと、片方ずつ脚がひき抜かれる。
ついに姉さんは一糸纏わぬ姿になった。
「……ねえ瑠璃、私、きれいかしら……? もっと近くにきて、見てちょうだい……」
こんなところで無責任にも次回に続く
72 :
17:02/08/29 03:33 ID:o2hjSrap
えーっと、お風呂ものは痕で書き途中なのに、なんでお風呂ものをまた続けちゃいますかね自分。
ちょっぴり後悔していたり。
それはともかく、瑠璃くんが以外とえっちですね。
私も拓美さんのストリップをじーっと見ていたいです。
旧69さん、奏さんと後書きとの間に入りこんでしまってすいませんでした。
みなさん、中途半端なところで区切ってごめんなさい。
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
>>53-57 新人さんいらっしゃーい。
浩子がなかなか可愛くて良し。駄文と言わず、もっと書いてください。
>>59-61 超弱気乙女な奏さんも好きだけど、こういうコメディな奏さんも(・∀・)イイ!!
昼飯(しかも牛丼)を奢ってもらう、えらく小市民的な奏さんにワラタ。
>>65-71 なんともすごいシチュエーションですな…拓美お姉さん(;´Д`)ハァハァ
それでは最後に……みんな吊るなー!!
>53-57
自分はそのシーンで"綾彦に膝枕させて女王様気分に浸る浩子"とか想像してみたです。
>拓美さん
ストリップ(・∀・)イイ!!
性別反転キャラ最萌トーナメントってのはどうだろう?
そもそもトーナメントにする必要はないと思われ
人数も少ないのでただの一斉投票のほうがいいかと。
支援物資が、事実上職人のSSと絵師のCGしか無い
現状ではチョイト辛くない? 主に職人・絵師自身が<トーナメント
単なる人気投票くらいは可能かもしれないけど…
78 :
380:02/08/30 00:52 ID:9jsHrM1H
すいません、どなたか自分が書いていた話、どこまで掲載したか教えて下さいますか?
少しネタストックしてたら訳わかんなくなってしまいました…
もしご存知の方がいらっしゃったら、お願いします。
回線吊って首切ってきます。
裸である。
お湯にしばらく浸かっていた瑠璃は、私の目論見通りぼーっとして私の裸を眺めている。
「さあ、こっちにいらっしゃい……」
できるだけ艶やかな表情を浮かべ、挑発するようにいう。
あおれでも瑠璃はなかなかその気になってくれない。
流石は私の弟。あれで結構、頑固なところがある。
「……やっぱり、こんなのだめだよ姉さん……」
まあ、予想通りの返事だ。
でも、ちょっとは迷いがあるみたい。
「さっきはあんなにじーっと見てたくせに」
「…………」
正直ものである瑠璃は否定しない。
恥ずかしがっているみたいだけど、言い訳はしないあたりなかなか頑固だ。
――相変わらず、落としがいのある性格をしている。
直接的なアプローチに切りかえる。
「女のアソコがどんなになっているか、知りたいでしょ?」
これは、男の子なら当然のことだろう。
「え……えっと……」
「よーく見せてあげるわよ。なんなら、触ってもいいわ」
「い、いいよ、そんなこと……」
まったく、自分の気持ちに正直になればいいのに。
「興味があるんでしょう? いいじゃないの、チャンスだと思いなさい」
「……チャンスとか、そういう問題じゃないとおもう……」
瑠璃を誘惑しているあいだ、私の身体は疼き、淫らな想像をしていた。
おっぱいを揉んでもらう。
乳首を摘まれ、押しつぶされ、つよく吸われる。
膣内を、おもいっきり突き続けられる。
瑠璃にされる自分を想像するだけで、私のアソコはもうびしょびしょに濡れている。
多分そろそろ、我慢が限界になるとおもう。
そのまえに瑠璃をその気にさせて、できれば合意の上で気持ちよくなりたい。
その為には、さらに積極的に瑠璃にせまらなければならない。
「……そう、わかったわ。瑠璃は自分からはきてくれないのね」
ちょっと含みを持たせていう。
「……あきらめてくれた?」
「ええ、瑠璃をこっちにこさせるのは諦めたわ」
私は浴槽のすぐ隣りまでいった。
「最初からこうやっていればよかったのよね」
浴槽の縁におしりをのせて座る。
両脚を湯船に入れる。身体は外に出たままだ。
瑠璃の驚いている視線がわかる。
私はその状態ではしたなく股を開き、自分のアソコを晒す。
「……じゃあ、女性がどうなっているか、教えてあげるわね……」
指を股間に滑りこませて、花びらをさする。
くちゃ、と湿った音した。
「…ん……濡れているの、わかるでしょう……?」
「ね、ねえさん……」
「もっと奥まで見せてあげるわ……」
人差し指と薬指を使ってアソコを左右に割るように広げる。
中指で肉をいじると、くちくちと音をたてる。
「…ふぁ……んっ……ね、るり……好きにしても、いいわよ……」
ここまでやれば、いくら強情な瑠璃といえど欲情してくれるだろう。
実際、必死で抑えているみたいだし。
「瑠璃……なにを我慢しているの?」
「……だって……」
「長瀬さんがいるから、私なんかとはイヤだとか?」
「ううん、姉さんも長瀬ちゃんも、同じくらい好きだよ……」
……私が言えた義理じゃないけど、微妙に問題発言である。
「じゃあ、やっぱり姉はそういう対象にはできないから?」
瑠璃はふるふると首を振った。
「……姉さんのこと、大好きだから……」
「え?」
「……自分が抑えられなくなって、姉さんにひどいことしちゃいそうで……」
「……私が、じゃなくて私に、なの?」
「……うん。だから、姉さんを傷つけたくないから……」
言って、真っ赤になっている。
相変わらず瑠璃はかわいい。
「そうだったのね……でも、それなら何の問題もないわよ」
「……え……?」
本当に、まったく何の問題もない。
「私は瑠璃になら何をされてもいいわよ。SMでもなんでも、瑠璃がやりたいのならスカトロだって構わない」
ちょっぴり自分の願望が入っていたりする。
「おしっこを飲ませたいっていうなら飲むし、掛けたいなら全身に掛けてもいい。瑠璃のなんだもの、嫌じゃないわよ」
実は飲ませたい、掛けたいというのは私が瑠璃にしたい願望なのだけど。
「私の全身を好きにしていいわ。フェラだってするし、おしりの穴でも好きなだけ使わせてあげる」
瑠璃は呆然としている。
「いつだって、どこでだって構わないわ。朝早くからでも、学校の休み時間でも。屋外でだってやらせてあげる」
「……あ、あの、姉さん……」
「人前でだって、瑠璃がしたいって言うなら喜んでするわよ。で、なにかしら?」
「……そんなことまで、しないから……」
「あらそう。じゃあ、どんな事までしてくれるの?」
「……そ、それは……」
「普通に愛してくれるってところまでかしら」
「う、うん……たぶん……」
やっと瑠璃はその気になってくれた。
「うれしいわ、瑠璃。それじゃあ、やり方は瑠璃に任せていいかしら」
「……うん」
「……あ、そのまえにひとつだけお願いがあるの。聞いてくれるかしら?」
「うん、なに?」
流石に、言うのはかなり恥ずかしい事だけど。
「……めちゃくちゃになっちゃうくらいに、愛してね……」
「……うん、そうする……」
「姉さん、そこだと滑ったりすると危ないから、こっちにきて」
言われるままに、浴槽の奥の方、壁とつながっている場所に座る。
背中にひんやりとした感触。
「ふふっ、なんだか閉じ込められたみたい。もう逃げられないのね」
「……逃げるつもりなんてないくせに」
「まーね」
「それじゃあ、脚をさっきみたいにして……」
言われた通り股を開き、瑠璃に奥までよく見えるようにする。
自分からやるよりも、人にやってくれと頼まれたほうが恥ずかしいのはなぜだろうか。
瑠璃はじーっと見ているだけで、触ろうとはしない。
「るり、はやくぅ……」
「やり方は任せるんだよね、姉さん」
「そ、そうだけど……」
「じゃあ、我慢してね」
ふとももをぺろぺろ舐められ、そのまま股間へと舌を動かされる。
「…んぅ……」
期待に声をだしてしまった。
しかし、瑠璃の舌は肝心の秘所へは行かず、まわりをちょろちょろとくすぐっている。
「る、るりぃ……ひゃうっ!」
唐突に、クリトリスをベロッと舐められた。
しかし、一度だけでそこからは離され、ちろちろとまたまわりをくすぐりはじめる。
ギリギリまで来たかとおもうと、すこしずつ離されていく。
「……るりの、いぢわる……」
「いつものお返しだよ」
私はこんなに酷いことをした憶えなんてないんだけど。
いったいどこでこんな技を覚えたんだろうか。
そうおもうくらい、瑠璃の舌は絶妙だった。
……とくに、身体を焦らしながら性感を引き出すことに関しては。
「う、うぅ……」
身体の奥がじんじんする。股間はもう蜜でとろとろになっている。
けど、そこに直接さわってくれない。
「もうちょっと我慢してね、姉さん」
しばらくアソコのまわりを愛撫していた舌が、だんだんと身体を登ってくる。
が、それはおへそのまわりで止まった。
「…るり……そこは、だめぇ……」
「さっき、全身を好きに使っていいって言ったよね?」
「そ、そうだけど……やぁん……」
おへそのくぼみを吸いあげられる。
「うあ…ひ……き、きもち、い……」
舌が突き出されて、おへそをくりくりと動かされ、押される。
「や、だ、だめぇ……そんな…あんっ……」
「へえ、姉さんっておへそがよわいんだ……」
「う、うん……、そうなのよ……」
ちょっと買ってみたローターをおへそで使うと気持ちよかった。
クリトリスよりも弱めの快感だけど、なんだか安心できる感覚だった。
それ以降、オナニーの前にはおへそを愛撫して、終わったあともローターをしばらく当てていたりした。
そうしているうちに敏感になったらしく、おへそはそれだけで気持ちよくなれる場所になったのだ。
……授業中とかでも、おへそなら自分を慰めてるってばれないし。
「姉さんのおへそ、かわいい……」
口を離され、おなか全体を手で撫でられる。
「…ん……」
なんだかうっとりする気持ちよさに目を細める。
……もともと細目なほうだから、そうすると私はほとんど糸目になってしまう。
くちびるにやわらかい感触。
続いて口をあけられ、舌が入れられる。
深い口付けだけど、お互いつよく求めたりはせずに舌を優しくふれあわせる。
押しつけたりはせず、ふわっと軽く、くちびるを重ねる。
ぺろぺろと舌を舐めあうけど、吸ったりはしないやさしいキス。
それでも、きもちよくて溶けてしまいそう。
どちらからでもなく、自然にくちびるを離す。
唾液の橋がかかり、二人の間でぷつりと切れた。
「……いきなりね、瑠璃……」
「姉さんの顔が、すごく可愛かったから……」
「糸目になったときの顔のことかしら?」
ちょっと恥ずかしい。
「うん。幸せそうな顔だったよ」
「そうかしら……じゃあ、言葉でたとえるとどんなのがあってるとおもう?」
「とろけるような、が一番あっているとおもうよ」
「見た時にそうおもったの?」
「……うん……本当にとろけちゃいそうな顔で、気が付いたらキスしてたんだ……」
ちょっと困ったような、でも嬉しそうな顔をする。
その顔がかわいくて、今度はこっちからくちびるを近づけていった
ちゅっ、と軽くふれあい、じんわりとくちびるが気持ちよくなる。
そのまますこし横にずらして、お互いが顔中にキスをする。
顔に跡が残ると流石に大変なので、つよく吸うような事はできないけど。
「……ん………ひゃうっ……あん…」
顔にキスをしあいながら、瑠璃はおなかを撫でていた手の指でおへそをいじってきた。
指の腹とつめで刺激され、くすぐったさと気持ちよさが同居する。
瑠璃は耳から首へとキスする場所を下げていき、そのため私はおでこや髪の毛にキスをする。
「ふぁんっ……いい、ぁ……」
ちゅうっ、とわざと跡がつくように瑠璃はつよいキスをしてきた。
くびすじから胸の上、肩とけっこう広範囲に口付けされる。
だんだんとキスされる場所は下がっていって、またおへそに戻ってきた。
「…瑠璃……また、おへそ……?」
「うん。さっきは途中で姉さんとキスしちゃったから、もう一度」
そういって、くちびるを押しつけてくる。
「…あ……」
やわらかくって、あったかいその感触に思わず声をあげる。
多分、今の私はまた糸目になっているだろう。
「ふぁっ…ん……」
ざらっとした舌の感触。
そのあとに、舌先でくすぐられる。
「ひゃあ…っん……ひ、ひぁぁぁ……うんっ……」
ぞくぞくと背中がふるえる。
ほんとうに、どうして瑠璃はこんなに上手なんだろうか。
「……ぁぁ…はぁ……っ…ぁ…はぁっ……」
おへそへの愛撫に息が荒くなる。
「姉さん、ほんとうにおへそが弱いんだね……」
「そう、……っ、いったじゃ、ないのぉ……はぁっ…」
「すごく可愛い……姉さんでも、そんな表情できたんだね」
「どういう、いみよぉ……」
「……ほんとうに可愛いなって、おもった……」
「それはどうも……で、瑠璃にちょっと聞きたい事があるんだけど」
「なに?」
「どうしてそんなに舌技が上手なのかしら?」
これは是非とも聞かなければならない。
「……え?」
「瑠璃の舌は、はっきりいって巧すぎるわ……いったいどうしてなの?」
「と、とくに理由なんてないと思うけど」
「……長瀬さんといつもキスしてるから、とかじゃないの?」
「そんなにいつもなんて、してないよ……」
「じゃあなんで? 誰としているのかしら?」
「……えっと……姉さん、じゃないかな……」
……私が原因?
「姉さん、僕に隙があればすぐキスしてくるでしょ」
……たしかに、そういう事もしているけど。
「それに、姉さんは1日1回以上かならず舌を入れてくるし」
なるほど、一日一回以上か。かなりの回数になるのは当然だ。
「……私のせいで、こんなに上手になっちゃってたのね……」
「……僕のキスって、そんなに上手なの……?」
「ええ、とっても」
自覚はなかったのか。
「長瀬さんにキスしたあととか、彼女しばらくぼーっとしたりしない?」
「……なんで知ってるの」
「大体わかるわよ。瑠璃のキスは凄く気持ちよくなるし、彼女、そういう免疫はあまりなさそうだもの」
私だって瑠璃に無理矢理キスしても頭が溶けちゃいそうになっていたのに。
しかも瑠璃は、彼女に対しては積極的に舌を使っているのだろうから。
さっきのキスはそんなに積極的な舌使いじゃなかったけど、それでもものすごく気持ちよかった。
はっきりいって、麻薬じみた気持ちよさだ。
「というわけで瑠璃、もう一度キスしてくれる? 今度は深く激しく」
「いいけど……というわけって、なにが……?」
「まあそんな細かい事はどうでもいいじゃないの」
「……わかったよ」
瑠璃は溜め息をついてから、顔を近づけてくれた。
私もこころもち顔を前にだし、瑠璃を求める。
「……ん……んむ……」
くちびるが触れ合う。あいかわらず柔らかい。
口を開き、瑠璃の舌を受け入れる。
すこしざらざらしていて弾力があって、舌を触れあわせるだけでも気持ちいい。
「…む………んんっ……ん…」
舌を絡められ、擦りあわされる。
それだけでも、予想以上の快感だった。
さらにほおの裏側や舌の裏などの粘膜が擦られる。
かと思ったら、いつのまにか私の舌が瑠璃の口の中に導かれていて、甘噛みされたり吸われたりする。
そんな細かいことは、キスが気持ちよすぎて気にしていられない。
最初は瑠璃のキスがどれほどのものなのか、落ちついて感じようと思っていたのだけど。
「んっ、んぁっ…んんっ……むぁっ……」
その気持ちよさに我慢ができなくなり、自分から積極的に舌を絡めていく。
ずちゅ、ずちゅ、ずちゃ…といやらしい音がお風呂場にひびく。
「ぁむっ…ぅ…ん、むぅ……、んぁ……むぁっ…んぁぁっ……」
お互いの唾液を飲もうとするたびジュルっ、と品のない音がでた。
口の端からはよだれがたれ流しになっている。
腰がぬけそうなほどの気持ちよさと、背にぞくっ、とくる寒気のような快感。
完全に、予想外の快楽だった。
もう、なにも考えられない。
あたまのなかは真っ白で、とにかく舌を絡める事だけを考える。
私の身体が、ビクッと跳ねた。
「んっ…んっ、んんぁっ、むぅぅぅぅぅぅぅっっっ!!!」
いままでで一番大きい、津波のような快感が襲ってくる。
身体はピン、とつっぱりながら、がむしゃらに舌をからめる。
もう、瑠璃がどうやって私を気持ちよくさせているのかもわからない。
あんまりにも気持ちよくて、目の前までまっしろになる。
もう、なにもわからなくなった。
……意識が覚醒する。
「ん……ふぅ…んぅ……む、んっ…」
身体はぐったりしているけど、舌はまだ気持ちいい。
声は息とともに、かってに漏れだしている。
どうやら、一瞬の間――長くても数秒――気絶していたようだ。
ただ私は、舌をだして瑠璃にされるがままにしていた。
「ん、……姉さん?」
あたまがぼーっとする。
「姉さん、どうしたの?」
肩をゆすぶられ、ようやく呼ばれたのに気がついた。
「……瑠璃、キス上手すぎよ……あんなの、反則だわ……」
「……え?」
「見事なまでにイっちゃって、気絶までしちゃったわよ。一体どうやったらそんなキスができるの?」、
「……そんなこといわれても、わかんないよ。でも……」
「でも?」
「僕も、きもちよかったよ……」
「そのわりに私、どう考えても責められっぱなしだったわよ?」
「そ、それは……気持ちよくて、ついいっぱいしちゃったから……」
「……そう。まあ、これで瑠璃のキスがものすごく危険だって事はわかったわね」
「そんなこと、ないと思うけど」
いや、瑠璃のキスは絶対に危険だ。
「まあ、とりあえずキスのことはともかく。次はどうしてくれるの?」
「……え、つぎって?」
「めちゃくちゃになっちゃうくらい愛してって言ったじゃない。次はどんなテクニックを見せるのかしら」
「て、テクニックとか言われても……」
「……それはともかく、瑠璃のこれすごくおっきくなってるわよ。成長したわね」
隙をついて、タオルを剥ぎとって言う。
「や、やめてよねえさんっ」
「私は全部見せてるのに瑠璃が隠しているなんて不公平よ」
「……そんな」
「でも、そんなに張り詰めちゃって痛くないの?」
「……たしかにちょっと、いたいけど」
「さっき私はいったわよね、瑠璃は私の全身を使ってもいいんだって」
「……で、なにをするつもりなの?」
ふふっ、さっきはいいようにやられたけど、今度はそうはいかないわよ。
「もちろん、瑠璃のアレを出させてあげるのよ♪」
多分続く・・・
92 :
17:02/08/30 05:13 ID:4AaHVgmP
こんにちは、あるいはこんばんは。もしかしたらおはようございます。
さすらいのほのぼの&エロ書きこと17です。
はい、これはえろえろですね。
といっても、よく見ればそんなにえっちなことしてないけど。
ふとももとおへそと、あとはキスくらい。かわいいものじゃないですか(爆)
瑠璃くんはあまりにも長瀬ちゃんシリーズで不憫なのでいろいろとやってあげたものです。
それと、拓美さんは実は受けも似合う人だという事が判明してしまいました。
やはり拓美さんの一人称だとエロ度が違う……というかえっちになりやすいです。
それでは次回、長瀬ちゃんかはじめさんか柳川さんか聖と往穂かその他だれかでお会いしましょう〜
……ああ、未完成のものがどんどん増えていく……
>今スレで78の380氏
>初音くんの口から語られた話は、あまりに突飛で、まさに荒唐無稽の夢語りにも思えた。
>でも私には、その物語を笑い飛ばす事はできなかった。
「B-Bルートのその後」だそうです。
こんな感じで手がかりになりますかミスター。
>17氏
瑠璃くんキタ━(゚∀゚)━!エロエロな拓実さんも良いですが、
キスされてぼーっとしちゃってる長瀬ちゃんを想像して 激 し く 萌 え 。
94 :
新しい朝:02/08/30 21:26 ID:69IOjnYp
ジリリリリリリリ、カチッ……………
「ふぁあ」
朝の7時。
私はいうものように起きた。
けど違う。
今日から長瀬祐子は生まれ変わったんだから。
制服に着替え、洗面台で顔を洗い、髪を梳かす。
それが終ると台所へ行く。
あれ、お母さんがいない。
珍しく寝坊してるのかな。
しかたないので食パンをトースターに差込、焼き上がるまでの
暇つぶしにテレビをつけるとニュースがやっていた。
冷蔵庫から牛乳を出しつつ見ると
ニュースキャスターが少し顔を青くしながら原稿を読み上げていた。
『……市での意識不明者はこれによりほぼ市民全員ということになりました』
『警察では……』 プツン
まったく朝から物騒なんだから。
思わずテレビを消してしまった。
「お母さんもお父さんもどうしたのかな」
カタンッ
あっパンが焼き上がった。
しかたないなぁ、親子のよしみで起こしてあげよう。
「お母さん、お父さん、朝だよー」
私は満面の笑みと共に二人を高らかに呼んだ。
END
はじめてのながせちゃん(銃殺
でしたが何故か例のエンディングです。
やはり性根が黒いせいでしょうか。
なにはともあれ本格的に逝ってよしな作品ですから通天閣で吊ってきます。
では(キュッ…ブラーーーン
(反転誰彼を書いてみたいなとか言ってみるテスト)
うわ、黒ッ!
ある意味、これ以上ないくらい黒いです。
体育館倉庫で欲望に身を任せて、瑠璃くんをどうしちゃッたのだろうか(爆
>17氏
拓美さんの弱点はおへそ…(;´Д`)ハァハァ
瑠璃君、攻めキャラの素質もあったんですな。
>旧69氏
反転誰彼…読みたい奴がここに一人。お願いしてもいいですか?
突然ですが、前スレの続きを載せさせていただきます。
大量投下になるので、ご勘弁下さい。
>>93様、大変ありがとうございます。
「…リネットは裏切り者だから、…みんな、ぼくを恨んで当然なんだ。…ぼくは…裏切り者だから…」
「初音くん…」
「…リネットは、ぼく。初音として生まれ変わる前の、遠い昔のぼくの名前…」
初音くんの目から、ぽろぽろと涙がこぼれ落ちた。
「…ぼく、みんなにひどい事をしたんだ。…なのに…なのに、またみんなに…ひどい…こと…」
…嗚咽で肩を震わせる初音くん。
もうそれ以上は、何も言えなかった。声を殺して、ただ泣きじゃくっていた。
私はそんな彼をそっと胸に抱き寄せると、言った。
「…リネットは悪くないよ」
「…ありがとう…お姉ちゃん…」
「彼はただ、人間との共存を望んでいただけ。…悪いのは、彼を利用して鬼に復讐を果たした次郎衛門。
彼女は、自分の愛した鬼が殺されてしまった事で、鬼たちを恨んでいた…」
「お姉ちゃん?」
目を紅くした初音くんがきょとんとした顔で私を見つめた。
「…どうしてかな。…私には解るんだ。そして、同じようにこうして泣いているリネットを見て、
次郎衛門が自分の犯した過ちに気付き、それを悔やんだってことも…」
「…お姉ちゃん…?」
「…次郎衛門は一人きりになったリネットを見て決意するの。彼の心を踏みにじった罪を、
自分の残された一生を奉げてでも償おうと…」
「…お…お姉ちゃん…まさか…!」
「そうして、いつしか次郎衛門は…心優しいリネットを…愛するようになったの…」
「初音くんの優しさは、…今も…昔も…全然変わらないんだね。私、そんな初音くんが大好きだよ」
「…えっ!?」
「そんな初音くんを見てると、…私、ずっとそばに居たいって思う。かつて、次郎衛門がそうしたように…」
「はじめお姉ちゃん…」
私は、呆けた顔で見つめる初音くんを、不意打ちっぽく胸に抱き寄せた。
そのまま、私たちは長い間抱き合った。二人を隔てた数百年の挟間を少しでも埋めるように…
「…ねえ、お姉ちゃん…?」
しばらくして、初音くんが訊いてきた。
「なに?どうかした?」
「…もう、いいかな…?」
私が『何を?』という表情で初音くんの顔を見下ろすと、こう言ったのだ。
「…もう、みんなどこかに行っちゃったし…お姉ちゃんと…その…さっきの、続き…」
「えっ!?」
私の顔が火をつけたように赤くなっていくのがわかった。
「…平気、かな…?」
「え…そ、それは…もう…大丈夫だと、思う、けど…」
言うが早いか、私は初音くんの手で床に寝かされてしまう。不意を突かれて思わず声が出た。
「はじめて…だったん…だよね…?」
うん、と頷く…でも、それは、きっと、初音くんも…
「…あれが初めてなんて、お姉ちゃんがかわいそうだから…」
そっと唇を重ねてきた。
「…は…初音くん…」
「…それとも、ぼくとなんかじゃ…嫌い?」
そう言って、じっと私の目を見つめる。
初音くんにこんな言い方をされて、断る事なんかできるわけがない。
「嫌いなわけ…ないよ…大好きな、初音くんだもの…」
「お、お姉ちゃん…」
初音くんはそっと腰を屈めると、もう一度キスをした。柔らかい唇を舐めるようなキス。
「…お、お姉ちゃん…」
そのまま初音くんは視線を下にずらすと、悲しげな目をして言った。
「…ごめん、お姉ちゃん。…初めてだったのに…あんな…ひどいことしちゃって…」
私の下半身には、脚のつけ根辺りから太股にかけて、乾いた血の跡が付いていた。
「…ちがうよ…私こそ…操られてたとはいっても、初音くんに…あんなこと…」
私は首を左右に振って謝罪を打ち消そうとする…実際、初音くんには何の罪もないのだから。
「それに…すごく痛かったけど、私…相手が、初音くんだったから…あんまり…ううん、全然辛くなかったよ」
本当だった。初音くんだった、ということがどれだけ私を救ってくれたか判らないくらいだ。
「…お姉ちゃん」
初音くんの目がじわり、と涙で濡れる。そして、その手がそっと私の胸に触れた。
なぜだか、ほっとする…というか、安心する…というか、とにかく、そんな感じがした。
「お姉ちゃん…」
初音くんは私の胸の膨らみに手の平を被せると、そのままふにふにと揉み始めた。
「あっ…」
心地よい刺激に身体がぴくんと震える。
「あっ、ごめん…痛かったの?」
「…ち、違うの、初音くん…その、恥ずかしかったし、あと…その…………きもち…よかった…から…」
「よかった…とっても柔らかいよ、お姉ちゃんの胸…」
ふにふに。
肌がうっすらと紅みを増して、桜色をした胸の突起がむくむくと起き上がってきた。
初音くんは、それを指で軽く摘んだ。
「ひゃぅっ!」
触れた瞬間、びくっ、と身体が弾む。初音くんが手を戻そうとするのを押さえる。
「…続けて…」
言われるがままに初音くんは私への愛撫を再開した。
両手の人差し指で転がすように乳首を撫でる。神経がそこに集中するような感覚。
「…きれいだよ、お姉ちゃん…」
「…あっ…はあっ…」
自然と頬が赤くなる。体温が急に上がったような気がした。
「気持ち…いい?」
「…えっ…あ…」
「…それとも…よくないの…?」
顔に斜が掛かったように悲しげな顔をする初音くん……かわいい…
「…き…気持ちいい…」
「よかった…」
初音くんは目を細めてかわいらしく微笑むと、私に覆い被さるように倒れ込んで、キスをした。
「…もっと、よくしてあげる…」
初音くんは左手を胸から離すと、空いた方の乳房に顔を埋めて、ぺろぺろと乳首を舐めた。
「…は…初音くん…」
私は、ついうっとりとしてしまう気持ちを抑えて、初音くんの頭を抱いた。
初音くんに乳房を触られ、乳首を舐められているという事実が私をさらに陶酔させていく。
この腕を通して感じられる、次第に強くなる初音くんの息遣いも私の気持ちを昂ぶらせるのに充分だった。
私の胸を愛しながら、初音くんの手が、胸から腰をゆっくりと這うように伝って、太股に触った。
「あっ…」
思わずきゅっ、と両脚を閉じてしまった。初音くんが乳首から口を離す。
「…お姉ちゃん…だめ…」
「う…うん…」
初音くんの言葉にどうにか頷くと、おそるおそるに脚を開いた。
初音くんの手が太股の内側をゆっくりと這い上がって、私の大事な部分へと近付いてくる。
「…あっ……ああっ…」
操られていた時とは違う、暖かい感触に自然と身体が捩れる。そして、指が秘裂に触れた。
「んああっ…」
身体がぞくぞくと震える。指は秘裂の上をなぞる様に這うと、そっとそれを開き、壁の内側を擦る。
「…お姉ちゃん……濡れてるよ…」
ぬるりとした熱い液が、奥から染みだしていた。
「…い…いやぁ…恥ずかし……」
初音くんの指が私の花弁をやさしく撫でさすっている。
「ごめんね…痛かったよね…」
それはきみのほうだよ、と言いたくて、でも言葉は出なくて、だからただふるふると首を左右に振った。
「今度は…ぼくが、きもちよくさせてあげるね…」
指を愛液に絡めて滑らせると、ゆっくりと奥へと侵入する。
「…んあぁっ!初音くんっ!」
指は恥窟を刺激しつつ、秘裂の上の突起を愛撫する。しばらくして、初音くんの指がそれを軽く摘まんだ。
「あぁっ、だめぇっ!」
「…ここ…いいの?」
いいとかそんな事じゃなかった。電気が流れたみたいな、強く頭を打ったみたいな…とにかくそんなだった。
初音くんはくるくると円を描くように突起を転がした。訳がわからなくなって、私はとにかく初音くんにしがみついた。
「お姉ちゃんのここ…ぴくぴく震えて…すごく固くなってる」
「いやあっ、は、初音くんっ、だめ、だめぇっ!」
くにくにくに…。
構わず初音くんはいじり続けた。
「…ひあっ…はうぅ…」
初音くんにしがみついたまま、身体がかくかくと小刻みに震えた。
「…そんなに、よかった…?」
手を止めて初音くんが訊いてきた。そのまま続けてほしかったな、とほんの少しでも思った事に気付いて、
かぁっ、と顔が赤くなる。はぁはぁと荒ぐ息を吐きながら、そっと頷いた。
初音くんは指を滑らせて、秘裂を撫で上げた。ちゅっ、と恥ずかしい水音が上がった。
秘窟に、初音くんの指が差し込まれた。
「…あぅっ…」
ぐぐっ、と熱が奥へ押し込まれ、膣壁を擦るたびに、びくびくと身体がそれに合わせて震える。
思わず喘ぎ声が上がる。それでさらに私の秘窟は強く指を締めつけようとする。
私は今、初音くんに愛されている。それを思うだけで充分だった、こんなに幸せな事はなかった。
だけど、私一人だけ気持ちよくなるなんて、すごく嫌だったから。初音くんにも幸せになって欲しかったから。
…ひょっとしたらもっと恥ずかしい理由だったかもしれないけれど。
「…は、初音くん。その…も…もう、そろそろ…いいよ…」
…ちょっとぎこちなかった。
初音くんは「…わかった…」と言うと秘窟から指を引き抜いた。ちゅるっ…といやらしい音がした。
「んっ…」
ほんの少し切なくて声が出てしまう。
初音くんはわたわたと慌てながらズボンとパンツを一緒に脱ぎ落としてしまった。
……!…………うそ……!…………
「…こ…こんなに…お、大きいのが…さっきも……?」初音くんのことも忘れて、思わずじっと見入ってしまった。
「その、お姉ちゃんで、興奮して…それで……あ、さ、触っても…いい…よ?」
初音くんの手が私の手をそこに導いた。……あ………熱い……
何か初音くんが言っていたらしいけれど、私は初音くんのものを握り締めるのに夢中で気付かなかった。
「…これが、私の中に……入るんだね」
「…今度は、あんまり痛くないようにするからね…」
ううん、と首を左右に振って答える。
「もう…大丈夫だから………よろしくお願いします、初音くん」
それにあわてて初音くんも「こちらこそ、お姉ちゃん」と答えると、身体を床に横たえた。
「…お姉ちゃん…きて」
そう言いながら両腕を開く初音くん。私はその優しく微笑んだ顔と身体のギャップがおかしくて吹きだしてしまった。
「わ、笑わないでよっ」
「ふふふっ…だ、だって、初音くん、なんか、変なんだよ…あははっ」
「も、もうっ、ひどいよお姉ちゃん…」
いじけてしまった。
「あ〜っ、ごめんごめん!怒んないで、ね?」
多分、今、顔、真っ赤なんだろうなぁ、なんて思いながら笑った。
私は口の中にたまった唾を飲み込むと、おそるおそる初音くんの身体を跨いだ。
初音くんは仰向けのままで私のほうへと手を伸ばして、秘裂の回りをそっと撫でた。
「あっ…」
かくっ、と膝が折れそうになって、ちょっとよろけてしまった。初音くんの腕が私の腰を支える。
と、その腕がゆっくりと私の腰を下ろしていく。
「…このまま……するよ…」
「…う……うん」
初音くんのものを導くように、その先端を秘裂にあてがった。
少し腰が下りて、くちっ、と淫音が立つ。
「…んんっ」
私は、今から私を抱こうとするひとの顔をじっと見据えていた。
ずっと…本当の弟のように思っていた初音くん。可愛くてたまらなかった小さなお友達だった。
でも、もう弟なんかじゃない。私の愛する、たった一人の大事なひとなんだ。
「…いくよ……」
初音くんの言葉に私は、小さくうん、と頷いた。
…というわけで初音くん編を書かせてもらってるわけなんですが…
長いし駄文だしで本当にもう・・・すいません。今月中に全部終わらせますので、
待って頂いてる方、あと1455分でケリをつけますのでそれでお許しください。
それでは回線吊って首切ってきます…
108 :
旧44:02/08/31 01:20 ID:jHSopwnH
>107
激しくイ`。というか楽しみにしてます。
初音クン×はじめさんハァハァ、と(笑
>95
これは、黒い…カナーリ黒いけど…イ`と言っておきます(笑
そして、反転誰彼…実は漏れ、誰彼殆ど未プレイ同然なのですが
それでも読んでみたいです(笑)
更なるネタ出し+奏さんへの詫びの為に吊ります…
>53−57
面白かったです。
敗北の膝枕(笑
>107
切っちゃダメー(笑
初音くんとはじめさん、ファイトッ(ぉ
>17氏
えろえろですねー(マテ
裕美さんはすごいですねー色々と
>旧44氏
奏さんついに告白ですね。
改めて萌えました。
(反転誰彼……御堂さんを色々いじくるかm(パンッ(銃殺
今日も今日とて授業が終り、屋上にいく。
もちろん、瑠璃くんと一緒に。
あいかわらず誰もいない屋上。ふたりっきりになれる場所。
誰にも邪魔されずに、瑠璃くんに甘えられる場所。
……たまに、月島さんが乱入してくるけど。
でも、わたしたちが三年生になってから、つまり月島さんが大学に入ってからはほとんどこない。
大学が休みの日になぜか制服を持ち出してたまに顔をだすくらいだ。
一切こないほうでくれるほうがいいけど。
まあ、それはともかく。
「ねえ瑠璃くん、こんどの日曜は空いてる?」
「うん、とくに予定はないよ」
「じゃあ、家に遊びにいっていい?」
「歓迎するよ、長瀬ちゃん」
やった、これで次の日曜日は瑠璃くんに一日中甘えてられる。
今からでもすごく楽しみだ。
自然と、顔がゆるむ。
「ありがと、瑠璃くんっ」
わたしは瑠璃くんに抱きついた。
「わっ、な、なに?」
意表をつかれながらも、瑠璃くんはちゃんと受け止めてくれた。
「ふふっ、わたしに抱きつかれて嬉しい?」
「……うれしいけど、その……恥ずかしいよ」
「まあまあ、ここなら誰も見てないからいいよね」
そういって、腕に入れる力を強くする。
「……長瀬ちゃん、なんだか姉さんに似てきたね……」
「あう……それは言わないで……」
最近ちょっと自覚症状はあったけど、言われるとショックだ。
でも、甘えられるときには充分に甘えたい。
そうしないと瑠璃くんを拓美さんに取られかねないので、積極的になるしかないのである。
「……あったかいね……」
それは気候のことだったのか、それとも体温のことだったのか。
言った自分でもわからなかった。
ほわほわとした春の気温と、男の子にしては細い瑠璃くんの身体と。
「……しあわせって、こういう事なんだろうね」
その通りだとおもう。
少なくとも、今はものすごく幸せだ。
ずっとこの瞬間が続けばいいなっておもうくらい。
「ね、瑠璃くんのほうからもぎゅってしてよ」
「……いいの?」
こういうときに遠慮しちゃうのは瑠璃くんの悪い癖だ。
「お願い、なんだけど……」
言外にちょっぴり非難をいれて。
背中と肩に手がおかれる。
瑠璃くんの体温がじんわりと伝わってきた。
わたしは目を閉じて待つ。
ぎゅっ。
「んっ……」
最近、すこし大きくなってきた胸が押しつぶされて気持ちいい。
瑠璃くんの身体に擦りつけるように動き、瑠璃くんを感じる。
「な、長瀬ちゃん……?」
ふとももを瑠璃くんの脚と触れあわせる。
なんだか、誘惑しているみたい。
甘い感覚が身体に広がる。
「ねえ、瑠璃くん……わたし、いつまでもこうしていたい……」
「……うん、僕もだよ」
お互いの顔がすごく近くにある。
さっきから、むねがどきどきしっぱなしだ。
恋人どうしが抱きあって、顔が近くにあるとすればする事はひとつ。
「……キス、しようよ……」
できる限り、甘えた声で。
「……うん」
瑠璃くんはこういった事に関して、自分からは滅多に言ってこない。
もっと甘えてくれてもいいのに、と思う。
それに、こういう事を言うのはかなりはずかしいし。
目を閉じてあごをすこしだけあげる。
胸の鼓動が聞こえてしまうんじゃないかというくらい、大きくなる。
くちびるが触れて、瑠璃くんの体温が直接つたわってくる。
きもちいい。
いわゆるフレンチ・キスというやつだ。
最近、瑠璃くんとキスする回数が明らかに増えている。
あんまりにも気持ちよくって、つい求めてしまうから。
まあ、好きな人とはいつだってキスしていたい、なんて思っているんだけど。
くちびるが離された。
名残惜しい。もっとして欲しい。
それと、どうせなら……
「……深いキスのほうが、よかったな……」
「……え?」
言ってしまってから、何を言ったのかに気付いた。
顔が熱くなる。
「長瀬ちゃん、深くしてもよかったの?」
……瑠璃くん、その質問すっごくはずかしいんだけど。
「う、うん……深く、いっぱいしてほしかったの……」
考えただけで、じゅんっ、と身体がうずいてしまう。
はずかしくて顔をあわせられない。
肩に顔を埋めると、さらっとした瑠璃くんの髪がほおにかかった。
男の子なのに、なんだかいいかおり。
「……るりくんは、そういうのイヤ……?」
こんなところでディープキスなんて、やっぱり嫌だろうか。
その答えは、予想していたものとはまったく違うものだった。
「ううん……僕も、そうしたかったよ……」
「ほんとうに?」
「う、うん……」
「……じゃあ、なんで深くしてくれなかったの?」
「そうしたら、長瀬ちゃんが嫌がるんじゃないかなっておもって……」
瑠璃くんは人を心配しすぎだと思う。
でもそうおもうってことは、とてもわたしを大切にしてくれてるんだなってことて。
ちょっとだけ、涙がでた。
「……瑠璃くんのばかぉ。そんなこと、気にしなくてもいいのに……」
「……うん、ごめんね」
謝ることなんて、ないのに。
「……キス……」
「え?」
「……キス、して。舌を入れたりするのをいっぱい。そうしないと許してあげないんだから……」
「……わかったよ」
苦笑して、くちびるをあわせてくれる。
ゆっくりと、おしりから背中、あたまと順番に後ろに倒れこむ。
あおむけのわたしに瑠璃くんが覆い被さる形になった。
「ん…んん……」
下くちびるを甘噛みされる。
その感触に、たまらずわたしは口をあけた。
隙をついて瑠璃くんの舌が口内に入ってくる。
……いったい、そんな技をどこで覚えてくるのだろう?
「んふぅ…んぁ……ん、んん……んく……」
舌がからみあってから、わたしは瑠璃くんのされるがままになっていた。
なんでこんなに気持ちよくなっちゃうんだろうってくらい、いい。
股が、濡れてくるのがわかる。
きっと股間は、ぐじゅぐじゅの洪水になっているだろう。
「……ん、んんぅ……ぷぁ、……ん、…む……」
もっと気持ちよくなろうとして、身体全体を精一杯押しつける。
瑠璃くんはわたしの様子に戸惑いながらも、舌の動きを止めない。
吸われたり、擦られたりする。
ほぼ無意識に股間を擦り付け、ぴちゅ、ぴちゅっと音がたつ。
スカートも濡れてしまったかもしれないけど、腰の動きはとまってくれない。
あいかわらず、瑠璃くんとのキスは危険なくらい気持ちいい。
なんどか強引に月島さんに舌を入れられたりしたけど、瑠璃くんのほうが上手だとおもう。
優しいのに激しく、全身が痺れる。
瑠璃くんには秘密にしてるけど、こういうキスだけでイっちゃったことも何度もある。
今日みたいにわたしが倒されたりしているときは、まず必ずイってしまう。
押さえつけられているこの態勢だと、不思議と普通よりも感じてしまうから。
もしかしたらわたしには、SMのMとかそういう願望があるのかもしれない。
相手が瑠璃くんじゃなきゃ絶対に嫌だけど。
「…っんぁ! …ふぅ、んっ……んっ、んっんっ…んんっ!」
段々と快感の波がやってきた。
イってしまう前兆だ。
腰をはしたなく突きだし、ぐりぐりと押しつける。
はずかしいけど、とっても気持ちいい。
ぎゅうっと瑠璃くんが体重をかけて抱き締めてきた。おっぱいが服ごと押しつぶされる。
「んっ! んむぅぅっ!!! んんんんんぅっ!!!」
なにがなんだか、わからないくらいすっごくなった。
わたしは全力で瑠璃くんに抱きつく。
気持ちよすぎて泣いていたかもしれない。
「ん、んん……、んぅ…ぷあっ」
くちびるが離れた。
どうやら、わたしがイってしまったのがわかったらしい。
それにしても……気持ちよかった。
そのまますぅすぅと眠りたくなるのを、場所が場所なので我慢する。
そのかわり、瑠璃くんの胸に顔を埋めた。
あたまをきゅっと抱きしめられる。
「……ありがと、るりくん……」
「長瀬ちゃんって、けっこう甘えんぼさんなんだね……」
「くすっ、今ごろ気付いたの?」
「うん……」
……あったかい。
今日でよくわかったけど、もうわたしは瑠璃くんから離れることはできないと思う。
キスが云々というわけじゃなくってその優しさとか、全部含めて。
「ね、るりくん……」
「なに、長瀬ちゃん」
はずかしいけど、これだけは言わなくちゃいけない。
まあ、言わなくてもわかってるとは思うけど、念のため。
「……ちゃんと、わたしの責任をとってね……?」
それは、プロポーズのことば。
「……うん、ずっと一緒にいようね」
春の気候も、瑠璃くんの体温もあったかい。
自然と心もあったかくなって、しあわせな気持ちになってくる。
まだまだ人生は始まったばかりともいえるし、これからいろんなことがあると思う。
けれど、わたしは絶対この人の手を離さないだろう。
大好きなこの人と一緒にいることが、なによりも幸せなのだから。
〜FIN〜
「またえらく長いものが……最近、長くしすぎじゃない」
「前回は13とあとがきだったよね、途中でタイトルがちょっと変わったけど」
やっちゃえシリーズの事である。
「……今回もおまけとこれを入れると12だからあんまり変わらなわよ」
「まあ、今回は前回のと違って続きものじゃないし、いいじゃない」
「そういえば作者さん、最近連日で書いてるね」
頑張りました。
「たしかに珍しいわね。あのぐーたらがこんなにいっぱい書くなんて」
「……あの、そこまで言わなくてもいいんじゃ……」
「なあに長瀬さん、今回幸せだからってあんなヤツをかばうの?」
「い、いえそういうわけじゃあ……でもまがりなりにも作者ですし……」
「……だいたいあの無理矢理ほのぼのな終わり方は何なのよ。しかもFINとかつけちゃってさ」
((……愚痴っぽくなってる……))
「それにしても、今回も絶好調だったわね、キス魔の瑠璃?」
「キ、キス魔って……」
「瑠璃くんは見境なくキスしたりなんてしないけど、キスが上手すぎるよ……キス魔って言われても仕方ないかも」
「長瀬ちゃんまで……」
「一度知っちゃったら、もう忘れられないわよね、アレは」
「ええ、そうですね」
ふたり、思い出してほうっと溜め息。
「……まあ、いいわ。後でしてもらえばいいんだもの」
「そうですね。じゃあ、そろそろおまけに移りましょう」
瑠璃くんも大変だ。羨ましいけど。
では、おまけをお楽しみください。
「……あ……ど、どうしよう……」
なんだか、長瀬ちゃんが困っているみたいだ。
「どうしたの?」
「あ、あはは……スカートまでびしょびしょになっちゃった……」
「……え」
たしかに、スカートの股間のところに黒い染みができている。
「それに……気持ちよすぎて腰が抜けたみたいで……たてないの……」
「そ、そうなんだ……」
「うん……それと、瑠璃くんのズボンもよごしちゃった……」
ズボンは黒いのでよく見ないとわからないが、確かにちょっと濡れていた。
顔が赤くなる。
「き、気にしないでいいよ。よく見ないとわからないくらいだから」
「……うん、そういってくれてありがとう……でも、どうしようか……」
「あ、あのさ、長瀬ちゃん……僕がおんぶしようか?」
「え、いいの?」
「うん。そうすれば、スカートの濡れたとこも見えないと思うし……」
長瀬ちゃんは赤くなった。
「瑠璃くんのえっち……」
「え、えっちって……」
ちょっとショックだ。
「で、でも……仕方ないよね……うん。じゃあ、お願いするね……」
「う、うん。じゃあ、つかまって」
肩に手を置かせ、よいしょと持ち上げる。
「お、重くないかな……?」
「大丈夫だよ」
あまり力のない僕でも持てるくらい長瀬ちゃんは軽かった。
長瀬ちゃんの家よりも僕の家のほうが近いので、とりあえずそこまで運ぶ事にした。
女の子の身体って、やわらかい……
長瀬ちゃんのふとももを手にもって、おんぶしながら思う。
ふよふよと、背中につつましいけどやわらかいふくらみがあたっている。
肩には、吐息がかかってくる。
髪の毛が顔にかかり、さらさらしている感触がある。
……すっごく危険な感じがする。
振りかえって見ると、長瀬ちゃんは目をとじていた。
「……くー」
すやすやと、寝てしまっている。
僕は欲望を振り払い、はやく家に帰ろうと急ぎ足になった。
何事もなく、幸運にもほとんど人に会わずに家についた。
……まあ、少しの人には見られたのだけど、しかたない。
玄関のドアをあける。姉さんはもう大学から帰ってきていたらしく、鍵はかかっていなかった。
「ただいま」
「おかえりなさい、瑠璃。……で、その背中の長瀬さんはなにかしら?」
「こ、これはその……」
姉さんはなにを思ったか、いきなり長瀬ちゃんのスカートに手を入れた。、
「ちょっと失礼……あら、びしょびしょ。さては学校でいろいろとやってたのね」
ものすごく楽しそうに姉さんは僕をからかう。
なんというか、間違っているわけではないのでなにも言えない。
結局、それからしばらくの間はその事でいろいろからかわれ続けたのだった。
>>110-121 (・∀・)b グッジョブ!
キスシーンだけでここまでエロエロになるとは…(;´Д`)ハァハァ
「んっ……」
ぐ…ぐぐぐっ……
「あうぅっ…」
先端がずるっ…と、滑るように秘裂の中に入り込んでくる。弾けるように身体が仰け反った。
不意に脚を開いた瞬間、体重がかかって、私の腰はずぶずぶと初音くんのものを飲み込んでいった。
「…うぅ…うああぁぁっ……」
根元まですべて埋まった。私の一番奥にまで初音くんがとどいて、こつん、と身体の中に響いた。
「…あっ…ああっ……」
仰け反ったままだらしなく開いた口から涎が垂れる。あまりの痛みに目の前がちかちか光った。
初音くんは私の両手を掴んで手前に引いた。
「ひゃぁっ…」
「あ…痛い……?」
とても心配そうに、初音くんが私の顔を覗きこむ。……とても痛い。ものすごく痛い。
でも、私が伝えたいのは、そんな言葉じゃない。肩で息をしながら仰向けになっている初音くんを見下ろして言った。
「んん……だいじょうぶ…」
初音くんの顔がぼやけている。…ちょっと、無理があったかな……あはは…
「…おねえちゃん……お姉ちゃん…!」
「…あっ、あっ、まだ…お、おっきく…なるぅ……」
「あっ、ご、ごめんね、お姉ちゃんっ!」
「くふぅっ……」
私の身体で気持ちよくなってくれる初音くんがうれしくて、膣で大きくなる痛みもどうにか堪えられそうだった。
だけど、初音くんはしばらくそのままで動かなかった。きっと私の身体を心配してくれているんだろうと思う。
そんな初音くんの優しさが心地良かった。でも、私は初音くんを気持ちよくしてあげたかった。
両腕を預けたまま、脚の力だけで腰を持ち上げた。膝はがくがく震えるけれど、気にしない。
「お、お姉ちゃん…?」
急に動いたからびっくりしているらしい。目を見開いて私を凝視している。
「…こ…今度は…んっ…私が……初音くんを…んふっ……気持ち…よく…して…あげるね…」
ゆっくりと腰を上下させる。初音くんのものが私の中で擦れて変な感じがする。
「お姉ちゃん…うん、いいよ。とっても…とっても気持ちいいよ…」
「……ほ…ほんと?」
「うん…」
「…よかった……じゃ…じゃあ、もっと……ふぁっ…気持ち…よく…させて…くぅんっ……あげ…んっ」
急に腕を引かれて前のめりに倒れると、キスで唇を塞がれた。
初音くんの腕に抱きかかえられたまま、少しずつ腰を打ちつけられる。
「…んっ…んっ…んんぅっ…」
吐息が漏れる。唇を離して、身体を起こす。身体を初音くんに預けようと思った。
初音くんはゆっくり、そして徐々に早く、腰を動かし始めた。
しばらく早く動いた後、いったん動きを止めてじっと身体を慣らす。そしてまたゆっくり動き出す。
まだ少し痛かったけれど、泣き叫びそうになるのを唇を噛んで我慢した。
自分が痛くなくなるようにそうしてくれているんだ、と思えば、これくらい何でもなかった。
何度かそうやって繰り返しているうちに、だんだん痛みが和らいできて、
その代わりに、痺れるような切ないような、そんな感覚が腰のあたりから広がってきた。
「…ん…んふっ…」
鼻にかかった吐息が部屋の中を埋め尽くす。
時々乳首や太股に触れる初音くんの手が、また別の刺激を生んで身体を満たしていく。
「…お姉ちゃん、我慢しないで…声、出していいよ…」
「あっ…ああっ……は、初音くんっ……気持ち…い…い……」
声のトーンが上ずる。
初音くんは私のお尻を掴んで、もっと深く、優しく、腰を突き進めた。
「…う…うああっ……はつね…くぅん……」
この時、私は気が付かなかったけれど、両足を閉じたり開いたりを繰り返していたらしい。
そうやって、初音くんのものを奥へ奥へと誘っていた…つまり……感じて、いた……らしい。
「…お姉ちゃん…きれいだよ…大好き……」
「…!」
突然の飾りっ気のない素直な愛の告白に、つい顔を真っ赤にして俯いてしまう。吐息を熱く絡めながらお返し。
「…わっ…わたしも…初音くん…だっ…大好き……」
初音くんの腰の動きが早まった。
熱くて、狭くて、たくさんの愛液でぬるぬるに蕩けるような秘窟の中を、初音くんのものが激しく行き交う。
「…おっ…お姉ちゃん…ぼ…ぼくっ…」
初音くんが息を荒げて訴えかける。
「…ぼく…変だよぉ……」
初音くんのものが私の中で今までにないくらい硬く、びくびくと暴れている。私の秘窟もひくひくと痙攣して
淫らな液をとろとろと垂れ流し、初音くんをより強く感じようとする。
「…初音くんっ…はつねくんっ…!」
私は夢中で初音くんと手を繋いだ。
「…おねえちゃんっ…ぼっ…ぼく…なんだか……こっ…こわいよ……」
初音くんは、もうすぐ絶頂を迎えそうだった。そして、私も…
「…は…はつねくん…わたしも…わたしもっ……!」
初音くんは私の腕を掴んで、ずっ、ずっ、と腰を上下に突き上げた。
「あっ、あっ、あっ…」
私は首を左右に振って急速に高まる快感を受け入れていた。
「…も…もう…抜かなきゃ…」
初音くんが私の腕を振り解こうとした。
「…だめぇ…」
私はその手を離さなかった。
「…抜いちゃ…いやぁ…」
初音くんを愛したかったから。
「…で、でもっ…」
―初音くんのことが好きだから。
「…は…はつねくん…お願いだから……さっ…最後まで…中に…わたしの…中にいて…」
それを聞いて、初音くんの動きが突然激しくなった。
「おっ…おねえちゃんっ……!」
「はっ…はつねくんっ……!」
私たちはお互いの名前を呼びながら求め合った。遠い遠い時間を超えて。
「…おねえちゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!」
今までで一番強く腰を突き上げられた瞬間、初音くんは思いの丈をぶつけるかのように激しく射精した。
ビュクン、ビュクン、ビュクン、ビュクン…
熱い精液が、私の秘窟を灼き尽くし、蕩けさせるかのように注ぎ込まれた。
「…はつねくう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!」
夢が急に覚めたような、限り無い快感を伴った墜落感、それに襲われた。
糸が切れたように初音くんの身体の上に倒れる。
秘裂がびくんびくんと痙攣して、残った精液が放たれるのが分かった。
私も初音くんも、二人ともしばらくそのままで震え続け、この長い絶頂を共有した。
白く閉じていく意識の中で、私はこの上ない満足感を味わっていた。
…というわけで初音くん編の続きを書かせてもらってるわけなんですが…
あとちょっとで終わりますから、どうか辛抱してください。
どうにかしてあと444分で終わらせますから…
それでは回線切って首切ってきます…ごきげんよう。
あえて444分ってのが(・∀・)イィ!
がんがれ〜
私たちは長いキスを交わした。
二人は息が苦しくなるまでその唇を重ね、互いの唇を吸い合った。
キスが終わると、初音くんは私の中からゆっくりと抜き出した。
私が身体をぴくぴくと震わせながらそれをずるり、と引き抜くと、二人の性器の間に
ねっとりと絡む液が光って糸を引いた。
少し遅れて、私の中から精液と愛液、そしてそれに血の交じった桃色の液体がとろりと漏れ出した。
「「…ふう……はあ……はあ……」」
荒い息をついてぐったりと仰向けに倒れている初音くんと、それに重なるように身体を預けている私。
火照った身体に、床のひんやりとした感触が心地良い。
しばらくあって、ふと、あることを思いついた。
重い身体を動かして、顔を初音くんの腰のあたりに近づける。それはまだ二人の僥せの跡で斑に濡れ、汚れていた。
濃い匂いにまた頭がくらくらしそうだった。太股の方がむずむずする。
初音くんはまだ気付いていない。
意を決して初音くんのそれに口を寄せると、ぺろり、と舌を這わせて桃色の淫液を舐め取った。
「ひゃうっ!?」
びくんっ!と身体を弾ませて上半身を起こす初音くん。
「お、お姉ちゃん…!?」
「…は…初音くん…じっとしてて…私が…きれいにしてあげるから…」
こんなこと、もちろんやった事がなかった。どうしてやろうと思ったのかも分からなかった。
きっと、初音くんに気持ちよくなってもらいたかった、それだけだと思う。
初音くんのものを手で支えて、舌でつうっ、と舐め上げた。
「…んっ」
初音くんの身体がぶるっと震える。
「…んん…んむっ…あむっ…」
拭い取るようにそれを舐め続けた。いいやり方なんて分からなかったから、ぎこちなかったかもしれないけど。
「…お…お姉ちゃん…すごく…気持ちいい」
しばらくそうやって初音くんのをきれいにしていると、
「…お姉ちゃん…ちょっと、待って…」
そういって私の下になるように身体をもぐりこませた。なんだろう、と思った瞬間。
「きゃうっ!?」
初音くんが私のあそこからさっきの桃色の液を指で掻きだしていた。
「お姉ちゃんの中から…ぼくのが…あふれてる…」
指が中に入ると、ぴちゃぴちゃと水音が鳴った。
「…い…いやあぁ…」
初音くんは私のあそこを弄り続けた。お返しとばかりに初音くんのものを舐める。
舌に唾液を絡めて、根元から先端までを這わせるように舐め上げ、先端に滲んできた透明な液を吸い取る。
初音くんがびくびくと腰を震わせて喘いでいるのが堪らなくて、もっと濃厚な愛撫をする。
口を開けて、また大きくなった初音くんのものを咥えた。
「お…お姉ちゃんっ…そんな…だめぇっ…」
唇で外側を扱きながら、舌先で敏感になった先端を「拭いた」。
そのお礼をするみたく、初音くんはいやらしい液に濡れそぼった指で私のお尻の穴を弄った。
「…あうっ」
初めての刺激に顔を上げて後ろを振り向くと、上気した顔で初音くんが指に絡んだ液を舐め取っていた。
「は、初音くん…そこは…ちが…ふうぅっ…!」
「お姉ちゃんのも…きれいに…してあげるね…」
初音くんがそのまま指を動かし続けるので、私もやがて目を閉じ、初音くんのものに口を戻した。
暗闇の中にまた淫らな匂いが立ち込め、部屋に木霊する淫音が二人の感覚を否が応にも高めていく。
気が付けば二人とも腰を振ってよりダイレクトに快感を享受しようと躍起になっていて、
最初の目的なんてどこかに飛んでいってしまったらしかった。もう、そんなことはどうでもよかったけれど。
「お、お姉ちゃんっ…ぼくっ…ぼく…もう…出そうっ…!」
「は、初音くんっ…わっ…私もっ…イキそう…!」
初音くんの舌が秘裂を潤す愛液を舐めても舐めてもしとどに滴り落ちてくる。
私の口の中でそれはますます硬く熱くなり、震えている。
指が私のお尻の穴を深く穿った時―
「は、はつねくんっっ!」
身体が強く跳ねた。初音くんのものを咥えたまま身体中の力が抜けていく感覚。そこに被さる様に
「お、おねえちゃんっっ!」
初音くんの身体が激しく震えたかと思うと、口の中に奔流が走った。
苦しょっぱくて粘ついた精液が口内を蹂躙しているという事実、それが私をもっと興奮させた。
どうにかして飲み込もうとするけれど、なかなか咽の奥を通らない。やっとの思いですべてを飲み干すと、
そのまま眠るように倒れこんでしまった―
…もう何も言い訳できません
ところでこれは最後まで書くべきでしょうか
早めにレスキボンヌ
それでは回線吊って首切ってきます
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
自然に出来たとは思えない、長く暗い洞窟の中。
懐には御堂から奪った拳銃。 小刀は手から離さない。
何時、岩切や光岡の襲撃があるか分からなかった。
慎重に周囲の気配を探りながら、私は足を進めていた。
だというのに。
何の前触れも無く、闇の中から神速の斬撃。
私は咄嗟に身を逸らして避けることが出来たが、あと一瞬でも遅ければ…
「ふふっ、聞きしに勝る勘の良さだな」
余裕の笑みを浮かべるのは、岩切だ。
「やはり潜んでいたか……」
「並みの強化兵ならば、なにが起きたかも知らずに死ねたものを……」
奴の言う通り。 あと一瞬反応が遅れていれば、頸(くび)を断たれていたことだろう。
その速さとしなやかさは、驚愕に値する。
水中ではなく陸上でも、まさかこれほどの運動能力を持っていたとは……。
「ウワサ以上だな、岩切……」
「無理もない。 お互い人づてで聞いた実力だからな」
「……御堂は破壊した。 お前もそうなりたいか」
「知っている。 あの女は愚か者だ。 己の力を過信しすぎた」
「お前はどうだ」
「ふん、くだらんな。 この場所を選んだ意味も分からんか? 坂神」
「…………」
濡れそぼつ洞窟……。
なるほど、ここは水の中と同じということか。
私はすかさず銃を抜き出した。
この間合いならば、銃弾は回避不可能。
岩切は私が手にしたものをいちべつし、
「御堂の拳銃か。 きさまの腕も奴に劣らんと聞いたが、俺に通用するか?」
岩切が跳躍する。 私は奴に目がけて二度、発砲した。
だが銃弾は奴に当たらず、私は落ちてきた岩切に押し倒された。
「くっ……莫迦な。 あの間合いで……」
「銃口の向きでお前のねらいは容易に知れる。 後は銃弾を斜めにそらせばいい」
「さすがだな……」
「ふん、御堂もそうだが、そんな豆鉄砲一挺で戦おうとする性根が気に入らん。
そんなもの、わかっていればいくらでも対処できる」
「……そうだな」
「負けを認めたか・・・・・・。 どうして欲しい? 坂神」
「殺せばいい。 それが目的なのだろう」
「そうして欲しいのか?」
「きさまは仲間になれ。 我々で世を変えるのだ」
「……断る」
「きさま……状況が分かっているのか? きさまの生死に関することだぞ」
「構わない。 やれ」
「はっはっは、その意気、見事だ。
坂神、俺は強い女が好みだ。 この戦いで俺に敗れはしたが、つぎも同じ結果になるとは限らん」
「………」
「仲間になれっ、坂神。 きさまの強さが必要だ」
「お前たちは何を企んでいる? すでに私たちの時代は終わっている。 同時に、役目も終えているはずだ」
「ふん。 確かに軍部は消滅し、国は変わった。 だが、我々は変わってなどいない。 命令があれば従う」
「気づけ、岩切。 私たちの時代は終わった」
「いいや。 これから作るのだ! それには、お前のような強い女も必要だ……」
岩切は不意に、みずからの左手首を切り付けた。
切り口から鮮血がしたたり落ちる。
「なにをしているっ?」
「儀式だ……」
「儀式だと? いったいな──うっ!?」
岩切は傷口を私の顔にかざした。 血が口元にしたたる。
顔をそむけたが、岩切は私にその血を飲ませるかのように傷をかざす。
「この血は盟約だ……」
濃密な血の香り、鉄の味が口に広がる──。
何の儀式だというのか。 岩切は何の盟約を交わすというのか。
その刹那、私の中でなにかが変わった。
この感覚は、なんだ……!?
動悸が激しい。 血圧も高まっている。
何故!? この血は神経に作用するのか!?
「どうだ坂神、感じるか?」
そう言って口元をゆがめる岩切。
手はおもむろに、私の股間へと伸びる。
その手が触れられる寸前から、ズボンの中の秘所は、熱く濡れていた。
──そうか!
血の、催淫作用だ。
異性にのみ効果を現すという、特殊能力!
まさか、強化兵同士にも効果があったとは!! このままでは奴の虜になってしまう!
だが、私の意識はここで途切れてしまった──
「ははは、いいぞ坂神…… よく絞め付けてくれる……」
奴のものを喰え込み、私の秘肉がうごめいている。
腰を振られるたびにグチグチと淫猥な響きが耳に届く。
私は、この男が欲しかった。
私のすべてを、岩切のもので汚してほしかった……。
固く熱い肉棒が感覚をおいて、貫くようにぐっと私の奥まで入ってくる。
返す動きで膣内がこすられ、言いようのない快感が私の脳をしびれさせた。
堪らず私は高い声をあげる。
「あ……んんっ、あん…… ……んふっ」
「いいぞ、いいぞ。 俺は強い女が好きだ。 凄い絞め付けだ、こんな女を求めていたんだ」
覆い被さるように私の上に乗り、私の乳房をもみほぐす岩切りの手に、私はますます熱くなった。
岩切の腰の動きに合わせて、言い知れない感覚が押し寄せてくる。
なんて、甘美な、快楽……。
気がつけば私は自分から動くようになっていた。
逃げるように岩切が腰を浮かす。
それを追う。
でも、追いきれない。 体勢に無理がある。
そこへ岩切が再び腰を突き出してくる。
身体中にしびれが走った。 なんという快感!
岩切はその動きをさらに激しくさせた。 射精が近いのかも知れない。
私も必死に腰を動かした。 身を起こし、岩切の身体に抱きつく。
岩切が私の乳房をこねて、固くしこった乳首に指を当ててくる。
「んっ、んっ、んっ!」
「いいぞ坂神。 もっと強く、もっと奥までいくぞ!」
「あんっ、んっ、んっ、んっ、ああっ!」
岩切が先に達した。 熱いものが、私の胎内にぶちまけられる。
「あああぁぁっ!!」
少し遅れて、私も絶頂に達した。
岩切は、まだ自分のものを放出しつづける。 私の中に、とめどなく、あふれてくる。
抜かれた後、私のものと奴のものが混じった液体が、秘所から溢れ出てくるのが分かった。
私は、恐ろしいまでの快楽に溺れていた。
そして、その快楽を生み出す雄の躰が、目の前にある。
「ああああああっ!!」
私は獣のうなり声を上げ、岩切に襲いかかる。
もはや私は、性に狂う一匹の野獣に成り下がっていた。
反転誰彼キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
(・・)b good job!
しばらくお互いの想いを交わし合ったあと、私たちは出口へと戻ってみる事にした。
亡者たちがいなくなったから、ひょっとしたら出口も開いているような気がした。
初音くんは着替え終わって腰の埃をぱんぱんと叩いている。私はまだ座り込んでいる。
「どうしたの、お姉ちゃん?早く行こうよ」
「…は…初音くん…スカート…探して。…どこか、近くにあるはずだから…」
その時私は下半身には何もつけてなくて、お尻を丸出しにしているという恥ずかしい事この上ない格好で
佇んでいたのであった。パンティは操られていた時に自分で破り捨ててしまったのでもうない。
「…う、うん」
私がごにょごにょと呟くと、初音くんは顔を真っ赤に染めながら赤いスカートを探し始めた。
お守りの光を頼って探して、案外簡単に私のスカートは見つかった。初音くんの前で脚を通してそれを穿いた。
…ちょっとだけどきどきした。あんな事の後でも……不思議。
「…すーすーする」
ノーパン状態だから仕方ない。
「家に着くまでの辛抱だよ」
「…でも、やっぱり変な感じ〜」
…………ちょっと癖になりそうだったのはひみつ。
私はあはは、と苦笑いをした。
―その時だった。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………………………!
突然、地面を揺るがす振動に襲われた。
「じ、地震!?」
「お、お姉ちゃんっ」
私は咄嗟に初音くんを抱きしめてしゃがみ込んだ。
地面は揺れ続ける。天井が崩れないかどうか心配でたまらなかった。
揺れはすぐに止まって、辺りには静寂が戻った。とりあえず、壁や天井が落ちてくるようなことはなさそうだった。
「…な、なんだったのかな、お姉ちゃん?」
「…とにかく出口に戻ろう。ここは危ないかもしれないから」
「うん」
私たちは手を繋いで広間を出てもと来た通路へと出た。
……はずだった。
その瞬間、二人とも大きく目を見開いて、言葉を失ってしまった。
「「!!」」
信じられない光景が広がっていた。
冷たい石造りの部屋は一変して何やら不気味な生物をモチーフにでもしたような壁が一面に広がっていた。
まるで、……エイリアンの棲家。
「なに…ここ…!?」
僅かに足を踏み入れると、手の甲で壁の感触を確かめてみた。コンコン、と高い金属音。
「まるで、エイリアンのすみか、って感じね…」
その時、初音くんが大きく目を見開いて一歩前に出ると、こう、呟いた。
「……ヨーク」
「えっ!?」
「…エルクゥの方舟…星々の海を渡る船」
「そ、それって、まさか…!?」
「うん…鬼たちの宇宙船だよ」
私はしばらく立ち尽くしていた。
「…これが…鬼たちの…宇宙船…」
私が茫然と眼下に広がる異景を眺めていた時だった。
「…メギゼデ…レダ…レザム…ジローエモン…」
突然そんな低く不気味な声が響き渡ったかと思うと、目の前に亡者の幻影が浮かび上がってきた。
「「!!」」
…まだ、亡者の生き残りがいたの…!?お守りを握った手に汗が走る。
「…お姉ちゃん」
初音くんが呟く。
「…大丈夫、…大丈夫だから。私のそばにいてね」
そういうと初音くんは私の背後に隠れた。……今度こそ、私があなたを護ってあげるからね……
―ところが、亡者はその場に佇んだまま動く気配を一切見せなかった。
「…こいつ、何だか変よ」
私がそう呟いた時。
「…久し…ぶり…だな…次郎衛門…」
たどたどしく、しかしはっきりと分かる日本語で亡者がそう言った。一陣の風のように声は部屋に響いた。
「ダリエリ…」
私の唇が反射的にそう口ずさんだ。聞いたことの無い名前。何を言っているの…?
いや、でも、これは…そうだ、確かに…遠い、遠い過去…どこかで…。
「…我が名…憶えていたか…次郎衛門…」
そいつは笑った。きっと笑っていた。
あいつの名はダリエリ。鬼たちの首領格。私には、何となく…それが理解できた。
それから亡者は、ゆっくりと私たちに語りかけた。
…幾万日の孤独の果ての生命の終焉。
…求め続け終ぞ届かなかった夢。
亡者…ダリエリからは敵意は感じられなかった。むしろ、懐かしい旧友に遭ったかのような雰囲気だった。
「…では…暫しの別れだ…次郎衛門。…我が…生涯の…宿敵。…ふふふ…不思議なものよ。
…貴様に…敗れた事…今では…寧ろ…僅かに…誇りに思う事さえ…ある」
ダリエリの姿が消えていく。生命が、霞んでいく。
最後に、声だけが残った。
………やがて…出会うその日まで…ふふふ……さらばだ……次郎衛門………
…続きを書いてしまいました
あと残り63分
最後までいけるか
がんばります
回線吊って首切ってきます
>前スレの380様
ホント、たてつづけの投下サンクス。
ここまで来たら最後まで書いてください。…つーかお願いします。
>>135-139 強化兵の血に狂う坂神蝉枝(;´Д`)ハァハァ
しばらくそのままで立ち尽くしていた。悠久とも呼べる程の時を経て醸成された物語の終幕は、
あまりにも呆気なく訪れた。言いようのない感覚が部屋の空気を包んでいた。
「ダリエリ…」
私が複雑な思いを込めて呟いたとき…。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………………………………!
再び、地面を揺るがす振動に襲われた。
「ま、また!?」
私は初音くんの肩を抱き寄せた。
「ダリエリたちが寄生していたこのヨークも、ついに命を終わらせようとしてるんだ」
初音くんは哀しげな目をしていた。揺れはますます激しくなる。
「だめっ、出口まで間に合わない!」
その時、初音くんはゆっくりと瞼を閉じると、不思議な響きの言葉を口にした。
「…レラ…ゼ…セド…ガダラ…ゼ…ヨーク…」
刹那、眩しい光が二人を包んだ。白い白い光の中で弾けた大音響。
それは、鬼たちの方舟ヨークが、その永い生命を終えて眠りに就く子守唄にも聞こえて…
「…エルゼテア…ヨーク…」
光の中、そんな初音くんの声が聞こえた。
「今のは…なに…」
「最後に…ヨークにお願いしたんだ。…ぼくたちを出口に連れてって…って」
「ヨークに…お願いした…?」
「…うん。…ヨークはもう死ぬ寸前だったけど…最後に、ぼくのお願いを聞いてくれたんだ。
…だって、ぼくたち…一番のお友達だったから…」
初音くんは、目に涙を浮かべながらやさしく微笑んだ。
私たちは、外へ出た。
真円の月。虫の声。川の音。間違いなく、ここは、私たちの世界だった。
ふと後ろを振り返ってみたけれど、あの不思議な空間は閉じていて、地下への通路は消えてしまっていた。
彼らの存在を示す術は、深い地下に埋もれた。もう誰の目にも触れることはないのだろう。
母さんのお守りも、その輝きを失っていた。その役目を終えて、眠りについているようにも見えた。
「帰ろうか?」
「うん」
そうして私たちは日常への第一歩を踏み出し―
ぺたん
その場にへたりこむ。
「?どうしたの、お姉ちゃん?」
「…あはは…こし、ぬけちゃった…」
私は初音くんに肩を貸してもらいながら、柏木家へと続く山道を下っていった。
恥ずかしい、と言って私は嫌がったけれど、初音くんはそんな私を無理矢理肩に担いで歩き始めてしまった。
こうなってはもうしかたがないので、私は身体を初音くんに預ける事にした。うっとりと目を細め、身体を寄せ合う。
私は初音くんの、初音くんは私の、二人はお互いの身体の温かさを感じ合った。
「…ちょっと花火に出掛けたはずなのに…随分、遅くなっちゃったね…」
「…怒られる…かなぁ…」
「…うん…たぶん」
りーり、りーり。
虫の音が響き渡るこの静かな山道に、二人並んだ足音が浮いていた。夏が終わろうとしていた。
「…ねぇ…お姉ちゃん」
「ん?」
「…ぼくさ…少し不安なんだ…」
初音くんがいきなりそんな事を気まずそうに囁いた。
「なにが?」
「………」
「…あー、…気にせず、言ってみて」
私が促すと、初音くんは少しためらいがちに口を開いた。
「…あのね、リネットだけどね…」
「うん」
「…その後、リネットは、次郎衛門をお嫁さんにするんだけどね、…だけど、…だけどやっぱり、次郎衛門は…
兄のエディフェルの事が忘れられなかったんだ。いつも、エディフェルの事を夢で見て、泣いて…、
リネットは…そんな次郎衛門を見るのが…たまらなく辛かった。どんなに頑張っても…自分には、
この人を慰められないんだ、って…そう思うと辛くて辛くて…結局一緒になって泣いちゃうんだ…」
りーり、りーり。
夜風が吹き抜け、私たちの頬を凪いでいった。
「リネットは…優しいんだね…」
初音くんは口をつぐんでただ歩いていた。
「…あのね、お姉ちゃん」
しばらくあって、初音くんがまた口を開いた。
「うん?」
「…リネットが…次郎衛門と同じ時代に生まれ変わる事ができたように、…兄のエディフェルも…
同じように、この時代に生まれ変わってるとしたら…次郎衛門は…どっちのこと…好きになるかなぁ…」
初音くんはそう言うと、私を支える手にきゅっと力を加えた。
…微かに震えている。
「……さぁ…」
私は笑いながら、首をふって答えた。
初音くんは、頬を私の肩に押し当て、意を決したように口を開いた。
「…あのね…お姉ちゃん。…エディフェルは……楓―」
「次郎衛門のことは知らないけど…」
初音くんの言葉を遮って、私は言った。
「…柏木はじめ、って人のことなら、よく解るよ」
私は微笑んで言った。
「…その人が、この世で一番愛している人の名前は、初音っていうんだ」
「…お…お姉ちゃん…」
初音くんの目が、じわりと涙で潤んでいく。
「その人はね、…その優しい初音って人のこと…心の底から…愛してるんだ…。
…誰よりも…だれよりも…ふかく……あいして……いるの…」
…あれ…?…や、やだな……なみだ…でて……はつね……くん………
「…はじめおねえちゃん…」
私の頬を伝う三条の感触。二つは私の、一つは初音くんの。
それは、涙の雫だった。
「…ありがとう」
「……」
蒼い月光に包まれて、私たちは山道を下っていった。
二人だけの時を過ごしながら…
…というわけで初音くん編、終わらせていただきました。
煽られこそすれ、応援や激励のレスを頂き、誠に感謝しております。
皆様のお蔭で今月中に終わらせる事ができました。言葉もありません。
本当にありがとうございました。回線吊って首切ってきます。
…あと一分…
今日も、いつもと同じように長瀬ちゃんと屋上へ行く
普段は誰もいない……というより、僕たちだけしかいない場所。
まあ、たまに姉さんが何故か居ることもあるんだけど。
屋上の扉を開く。
「こんにちは。待ってたわよ二人とも」
「……なんで?」
どうやら今日は、居る日だったようだ。
「なんでって、私も貴方たちと一緒ににゃんにゃんしたかったからよ」
「……にゃんにゃんって、なんですか」
「またまた、長瀬さんったらとぼけちゃって。この前は下着がびしょびしょだったくせに」
「う、うう……」
「まあ、ともかく。そういうことをするんなら私も混ぜて欲しいのよ」
「……姉さん、別にいつもしてるってわけじゃないんだけど」
「今日するのなら何の問題もないわ」
「しませんよ、月島さん」
「あら、ならばなにをするのかしら」
普段は……抱きつきあったり、キスしたり……いや、そうじゃなくって。
一緒に電波を感じたり、お話ししたりしてるんだけど。
長瀬ちゃんに左腕を組まれる。
「今日は、瑠璃くんと一緒におひるねするんですっ!」
「……え?」
いきなりだね、長瀬ちゃん。そんなこと聞いてなかったよ。
「あら、それじゃあ御一緒させてもらうわね」
姉さんに右腕を組まれた。
長瀬ちゃんは不機嫌そう。
「……まあ、いいですけど」
「ありがとうね、長瀬さん」
なんだか空気が重い。
「じゃあ、仲良く川の字になって寝ましょうね」
「……そうですね」
「う、うわっ」
二人にほとんど押し倒されるようにして仰向けになった。
うう、僕ってなさけない……
そのまま左右からむぎゅっと腕を押さえられる。
長瀬ちゃんの小さめなふよふよした胸と、姉さんの大きなむにゅっとした胸が押しつけられる。
心臓が爆発しそうだ。
冷や汗をかく。
長瀬ちゃんはほっぺを顔に摺り寄せてきて、姉さんは身体を摺り寄せてきた。
だいすきな二人に挟まれて、天国だけど地獄でもある。
僕はすりすり、ふにゅふにゅという魅惑の感触に必死に耐えるしかなかった。
すり、すり、とやわらかいほっぺの感触と、顔に触れてくすぐったい良い匂いのする髪の毛。
むにゅむにゅと弾力のあるおっぱいの感覚と、ふよっとしているふとももの柔らかい感覚。
挟まれて、とても気持ちいいんだけどかなり困る。
「ね、ねえ二人とも……」
顔を見てみると、どちらも目を閉じてすうすうと寝息をたてていた。
……相変わらず、身体を摺り寄せながら。
「……くー…るりくん……」
「…るりぃ……だいすきぃ……」
ドキッとする寝言が、二人の口から出る。
どっちも僕の夢をみているらしい。
でも、その寝顔を見るとなんだか心があったかくなってくる。
「ふわぁ……」
僕も、やましいことは考えないで寝ようかな……
――三人は、川と言うよりはTの字になるくらいくっついて、しあわせそうに昼寝をしていた――
156 :
17:02/09/01 00:06 ID:mrV75htg
というわけで(?)
何故か40分ほどで無理矢理仕上げた一品。
瑠璃くんがものすごい羨ましいですが。
うむ、前スレ380氏とほとんど間を置かずに投稿することに成功したぞ。意味はないが。
であであ、また次回お会いしましょう。
前スレはやく見れるようにならないかなーっと。
素晴らしいです。
この3人、とてもいいですね。
初音君ルート完結か
よくやった!いいもんみせてもらった!!
159 :
17:02/09/01 00:31 ID:mrV75htg
あ、31日の書き込み数が+47でトップ10に入ってる。
まあ、そのうちの15レスが漏れだったり21レスが前スレ380氏だったりするわけですが。
そしてそろそろいいかげんネタ切れぎみな漏れ・゚・(ノД`)・゚・。
☆ストロベリーコミュニティー特徴
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http://www.dokyun.com/agtsite/index.php3/001559/
163 :
旧44:02/09/01 13:24 ID:4TqIoKxM
瑠璃君のも、初音君のも素晴らスィです…
質・量、どっちも漏れは見習わなければ(鬱
でも、ネタ…ネタがぁぁぁ………・゚・(ノД`)・゚・。
>161=『ふゆ』書きさん
メアドがsageでなくsageだyo、と言ってみます(笑
>163
……Sが二バイトなのか(笑)
>>164 なるほど、ようやくわかった(笑
職人さんたちがネタ切れで悲鳴をあげている…我々も何かネタ振りをしなければ。
……とりあえず吊ってみるか?(爆
∧||∧
( ⌒ ヽ まずは自分が
∪ ノ
∪∪
167 :
旧69:02/09/02 01:05 ID:bwcY4uq5
次回予告風自分が忘れない為のメモ(爆
海辺を索敵中、溺れている猫を助けてと見知らぬ少年に言われる御堂さん。
だが水が怖くて助けに入れない。
しかし意を決して海に飛び込む御堂さん。
無論猫と共に溺れるのでしたがその時救いの主が現れる。
次回反転誰彼「御堂さん溺れて泣く」(書けるかな?(ぇ
反転御堂の名前どうしようかな〜と思いつつ
エライ高レベルな反転誰彼SSがアップされているのでちょっとアップしづらい今日この頃です。
(瑠璃君、初音君という傑作もあるし〜そんなわけで自分も吊ります)
168 :
17:02/09/02 01:51 ID:IloMO74c
∧||∧
( ⌒ ヽ よーし、パパ吊っちゃうぞ
∪ ノ
∪∪
反転さおりんの名前どうしようかな〜
御堂さんは御堂さんだよ・・・
∧||∧
( ⌒ ヽ ふたなりスレに浮気してしまいました
∪ ノ
∪∪
>>168 直衛で行きましょうYO。愛称は直ちゃんで。
何度かその名前が出てるけど、何か元ネタがあるの?
ヤオイねたか?
炎の蜃気楼ってヤオイ小説に直江ってヤツがいた気がする
∧||∧ 新城直衛が登場する小説とか。
( ⌒ ヽ tp://www02.so-net.ne.jp/~muraji/lightnovel/koukoku.htm
∪ ノ
∪∪
∧||∧
( ⌒ ヽ 炎の蜃気楼、妹が持ってました
∪ ノ
∪∪
レズ好きなあたり、漏れも人の事は言えないけど。
176 :
旧44:02/09/02 23:30 ID:/2H5Lz3M
∧||∧
( ⌒ ヽ 漏れも、実は百合好きな方ダターリしますです…
∪ ノ
∪∪
177 :
旧69:02/09/03 00:03 ID:cuU58ZmU
∧||∧
( ⌒ ヽ マリア様がみてるのファンです…板違い失礼。
∪ ノ
∪∪
回線吊って首を切るスレッドはここですか?
萌えSSとかいろいろありますが、基本はそうです。
反転志保と反転理緒、東鳩キャラで残ったこの二人ってやっぱり難しいですね。
志保も理緒も、浩之と懇ろになった理由ごと反転させるとおかしくなって…
この二つさえちゃんと書けたら、そろそろ引退をかんg
「たすけ〜」
ど う す れ ば い い の か し ら。
「お姉ちゃん、たすけを助けてー」
現実逃避をしてる私に子供が言う。
カモメを追って海に落ちて溺れている猫を助けてほしいと。
この火戦躰、御堂に。
太陽光に対する免疫を強めた為に水に対しては恐怖を感じてしまう私に。
………無理。
今こうして海を見てるだけでも震え、さっさと転進したくなっている私には無理。
「お姉ちゃん……」
けど助けを求め私に縋りついている子の目は清らかで、それは恐らく私も持っていた物で、
薄汚れてしまった自分には眩しすぎたわ。
だから思わず言った。
「わかったわ、助けてくる」
「ホント!?」
「えぇ、本当よ。ただしお礼はしてもらうわよ」
最後の科白は悪女を目指す者としての誇り。
そして私はバカ猫を助ける為海に飛び込んだ。
「う、ぷっ…くっはっぐぅ」
溺れた、当たり前のように。
あーあこの御堂ともあろうものが何でたかだか猫と子供のために……
そんな風に頭のどこかで冷静に考える自分が居るけどそんなことで
現実は変わりはしない。
恐らく私は死ぬ。
助けに入ったにもかかわらず助けれずに死ぬ。
悪女にはお似合いかしらね………坂神さん。
(つづいたりして)
>>181 まとめサイト設置ご苦労様です。
>>182 悪女ぶってるけどホントはいい人っぽい御堂さん…素敵だ。
是非続きを。
>>181 乙です。自分が前に書いたへっぽこSS久しぶりに読んで、
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
反転はるかって、「妹がいた」って言う設定が多いけど何でだろ?
兄や姉だと書きにくいのかな?
>>185 職人さんたちの趣味(藁
男香里にすげない扱いをされても「う〜ん、また失敗かぁ。ドンマイ、あたし!」
とか気楽に言っては懲りずにアタックを繰り返す、
要領と人当たりのいい反転北川なんての妄想してみた。…ありかな?
「…だから、今日は部活なんだよ」
「あ、ちょ…港(みなと)くん、ちょっとぉ」
クールな彼は、いっつもこう。下校時間には振り向かずに部活に向かう。
でも、楽器もジャージも、将棋盤や包丁だって持ってないのよね彼…?
「でも部活って何の部活だっけ?あたし、聞かされた覚え…」
「言ってないからな」
そうして、とっても大好きなクラスメイトの美坂港(みなと)くんが
去っていく。ゆうを拝み倒して無理矢理持ってきたチケットの価値が
半減したのは………えっと、何回目だっけ?
「…私が転校してきてからはこれで4回目」
「あ、ゆう!? ごめ〜ん☆…また半分返す事になっちゃった」
見知った雪弥くんと一緒に出てきたのは、ゆう。炎の転校生でもある親友なの。
「…誰が炎の転校生よ。それはともかく、私達と観に行かない?その映画」
「あ、おっけー☆ でも、なんでまた断られちゃったのかな?」
首を傾げるあたしに、雪弥がいつもの呑気な声で告げる。
「やっぱり、選んだ映画のタイトルが悪いんだよな」
「そう?…で、でも雪弥が大ヒットって言うからゆうに頼んで…」
「でもそれ、デートで観る映画じゃないよ…」
ゆうも苦い顔をしてるので、改めてチケットを確認してみる。
【愛と別れの少林寺サカーッ!】
「…んー…やっぱり?」
「分かってるなら、選ばないのっ!」
「あはは、ごめんごめん☆」
って怒られちゃった…でも、あたしはあの人と添い遂げる為ならめげないっ。
ドンマイあたし、『Everyday positive thinking♪』が、この潤ちゃんの取り柄なんだからっ☆
「………大声で宣言するなよー………」
「え?」
雪弥が眉をひそめてるって事はー…また、悪い癖が出ちゃったみたい。
少し恥ずかしくなって校門へ急ぐあたし、そしてゆうと雪弥。
…映画がダメなら、コンサートかな…頭の中には、そんな考えがよぎってた。
〜〜〜 余 談 〜〜〜
「えっと…皆さん揃いましたか?」
「久瀬会長ー…北川の奴がまだです…」
………また、あの人のサボタージュが始まった様です。これで、多分10回目でしょうか。
私は、思わず出そうになる溜息を密かに飲み込んで、いつも通りの判断を下します。
「潤さんへの事項は、私が伝えておきます…では、生徒会を始めましょう」
仕事自体はきっちりやってくれるんですけど、それ以外の時が
かなりハメを外してしまっている、北川…北川潤さん。
あの人たち程ではないですけど…やはり、私の心労のタネではあります。
何時か、改善してくれると良いんですけど…。
189 :
旧44:02/09/04 23:20 ID:3MMrvT+3
∧||∧
( ⌒ ヽ 書きかけの何かを放り出して、>186の妄想を書いてみますた
∪ ノ …激しく>186の妄想とはかけ離れているヨカン。詫びに吊ります…
∪∪
#ちなみに香里の反転名が見あたらなかったので、初代スレの『汐吏』から
#海繋がりで『港(みなと)』にしてみました。反転香里名が既に有ったらスマソです…
190 :
旧44:02/09/04 23:22 ID:3MMrvT+3
違った、2代目スレだ…回線吊って首斬っt(略
>>44 斬るなー! (・・)b good job!
…ところで、自分は大事なことを忘れていました。
「反転あかりも(゜∀゜)エチィ!シーン描かれてない!」
…しばらく引退できないよぉ……
>旧44氏
えーと、なんつーかその…
キタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━ !!!!!
こっちの妄想が一撃で吹き飛ばされますた。
これからは彼女が反転北川の脳内デフォです。激サンクス!!
喜びのあまり名前書き込んでなかったし(苦笑
反省がてら私も吊っとこう
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
良スレだなぁ……最初のころからいるけど、良いねぇ。
195 :
全ての元凶:02/09/05 17:46 ID:io78hp7L
>194
本当、おもったよりもTS好きな人いるんですねぇ
まぁ神の職人さんがたのおかげかと
上げてしまった…
吊ってきます キュッ、ブラーン
誰か反転志保の名前考えて頂けますか?
「やすし」位しか思いつかなくて凹んでます…
198 :
前スレの489(もはや裕子書きと化した者):02/09/05 19:33 ID:Yo45Rb7Q
>197
……私も思いつきません。
久しぶりに書いたらSage忘れ……
ごめんなさい首吊ってきます
自分も
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
保(たもつ)とか、ダメですかね?
保志男(ほしお)とか。
「さとし」だと反転いいんちょ(智)だしなぁ…
「志保」を反転させると「保志」…☆総一郎?
声優ネタにつき吊り。
「やすひと」とか。
北勝海?
207 :
旧44:02/09/05 22:25 ID:muU9IP6P
『志保』→誤変換→『志穂』→一字削除→『穂(みのる)』→(゚д゚)ウマー
…じゃないですね、全然。 また一文字名前だし…
己を小一時間問いつめつつ、逝ってきます
志朗とか…
ありがちだな、吊ってきます
「志」一文字でなんて読むかな?
「志狼」とか。カッコいい名前だろぅ、と鼻にかける様が目に浮かぶw
手元の資料によれば、
「志」こころざし、しるし。[人名]さね、しるす、むね、もと、ゆき。
「保」たもつ。[人名]まもる、もち、もり、やす、やすし、より。
とのことです。
……「志保(もとやす)」とか書くと男性名っぽい。
過去絵に「保志(ともし)」アリ。>反転志保
ええと、なんだかすごい事になっていてびっくりしていますw
個人的には「志狼(しろう)」か「保志(ともし)」かどっちかで書こうかな…と思ってます。
どっちがいいですか?
A 志狼
B 保志
「ねえ保志(ともし)、そろそろ帰らない?」
今日、私と保志は約束通りカラオケに来ていた。ゲーセンで繰り広げられた数々の名勝負、
その延長線上の戦いであると踏んでいた私は、ちょっとした秘策を披露したのだ。
実力こそ上ではあるけれど、予想通り私の秘策に嵌って負け続けた保志。
…と、ここまではよかったんだけど……
「ええ〜っ、なんだよ浩子、もう帰っちゃうのか?」
「3時間も歌っといて『もう』はないでしょ…」
「まだカラオケしかやってないじゃん」
「カラオケだけでも充分でしょ」
「うーん…」
あごに手を当てて考える保志。そして、
「じゃあさ、今日はお前んち、母さん帰ってる?」
と、急にウチの家庭事情を尋問してきた。
「この間帰ってきたけど、また仕事に戻っちゃったよ」
「そんじゃ、お前んちに連れてって」
…へ?いきなり何を言うかこの男は。
「はい?来るって、何しに来るのよ?」
「お前んちって、玄関までしか入った事ないからさ、見てみたくて」
「何よそれ?私んちなんかみてもしょーがないって」
「そのしょーがねぇのが見たいんだ」
断るとあとでうるさそうだしなぁ……まったくもう、こいつって奴は…
「仕方ないわね、見たきゃ勝手に見なさい」
「おっ、さっすが浩子さん、話せるねぇ〜!」
「終電までには帰んなさいよ」
「りょうか〜いっ!」
「…解ってんの…?」
「これとこれと、これとー…あ、これも入れといて」
「こらこら、お酒じゃない、これ」
「違う違う。『お酒みたいなもの』だ」
「同じでしょ!……まぁ、うるさく言う気はないけど…」
「じゃぁ初めから言うなってば」
コンビニで買い出しをした後、私たちは家に着いた。
「保志、なんか作って」
「何で俺が?普通は逆だろ」
「客のくせに図々しいわよ」
「ったく、女なら『何か作ろうか?』ぐらい健気なこと言ってみろっつの」
「そんな理屈は昭和と一緒に滅んだわ」
「…ったく…」
「それに、自分で言うのもアレだけど、私は雅美みたいに料理上手くないの。」
「ハッキリ言うなよ…ったく、しょーがねえなぁ…」
そう言い残すと保志はキッチンへと向かう。可哀想でもあり、いい気味でもある。
「だからぁ、あれは身長の差だったんだって!」
簡単なご飯を食べて、居間でテレビを見ながら二人で「お酒みたいなもの」を飲んでいると、
自然と昔話が話題になった。
去年の運動会で、保志がレナードに負けた、100m走。
「ば〜か。私は知ってるわよ。あんたはレナードの1メートルは後ろだったじゃない。
あれはもう、身長がどうとか以前の話ね」
「何言ってんだよっ、俺だって、もうちょっと背が高けりゃ勝ってたんだよ!」
空になった「お酒みたいなもの」の缶をテーブルに叩きつけて叫ぶ馬鹿ひとり。
こう言う意地の張り合いになると、こいつは絶対に負けを認めようとしない。
「わかったわかった。じゃあ、身長が負けたのね」
「そうそう、俺のほうが小さ――って、何言わせんだよっ!気にしてんのに!」
「背があったら勝ちなんでしょ?無かったあんたの負けじゃない」
「違う違う違うっ!やっぱり人間は見た目じゃない、中身だ、中身っ!」
「中身でも負けたんでしょ?」
「だから違うんだってばぁ!」
…というわけで反転志保編を書いてみたわけなんですが…
うーん…志保と浩之が性格ごと反転している…
要望があれば続き書かせて頂きます…
回線吊って首切ってきます…
グッジョブ!
身長に置き換えたのは、技有りですな。
220 :
1/3:02/09/06 01:19 ID:90S8FtDb
放課後、1人の男が靴を履いて玄関から出ようとする。
でもその時はいつもと空気が違った。
「雨…か」
ふぅとため息をついて片手を挙げ頭に乗せる。
(朝見た天気予報では降水確率は低かったのになぁ…)
彼、美坂港は今日傘を持っていなかった。
雨の勢いは強い。
(さて、どうしようか)
手にもっているカバンをチラリとみて意を決したように
カバンを頭に乗せ、走り出そうとした瞬間、制服のすそを後ろに引っ張られた。
「…北川?」
後ろを振り向くと頭のアンテナをぴょこぴょこと揺らした
クラスメイトの北川潤が立っていた。
「あの…美坂君、傘持ってないの…?」
北川は美坂の顔と頭に乗っているカバンを見てたずねた。
「持ってないから、こんな間抜けなカッコしてるんじゃないか」
呆れたように答える。
すると何故か北川は困ったり、顔を赤くしたりコロコロと表情を変えていった。
「何?用が無いなら早く帰りたいんだけど」
嫌そうな顔をして言う美坂にハッとし、
「あ、あのね、美坂君、私、折りたたみだけど傘持ってるから…
ここで言葉が止まった。
「で?」
「…良かったら使って?」
少しの間をおき、笑いながら北川は傘を美坂に差し出した。
「北川はどうすんの?」
傘をとりあえず受け取り聞いてみる。
221 :
2/3:02/09/06 01:20 ID:90S8FtDb
「私は教室にもうひとつ傘があるから」
と言って笑った。
「ふ〜ん…。まあそれならいいや、傘借りるよ」
「うん、それじゃあまた明日ね」
そういって北川は教室に戻っていった。
北川は教室に戻り自分の席についてため息をつく。
「どうやって帰ろうかな…」
窓から外を見る。さっきよりも雨が強くなっていた。
そんな時
「北川ー」
と呼ぶ声がした。教室のドアの方を見ると
そこには久瀬が立っていた。
「?どうしたのくーちゃん」
「ペットとみたいな名前で呼ぶのは止めて」
質問の答は言わず、呼び方を否定する。
「じゃあ、かなちゃん」
「…まあいいわ、帰らないの?」
久瀬は教室に入り北川に近づく。
「ん〜…雨が弱くなるの待ってるんだ〜」
傘無いからと付け加えて笑う。
「さっきまでは持ってたのにねぇ」
クスクスと久瀬は笑う。
222 :
3/3:02/09/06 01:22 ID:90S8FtDb
「…見てた?」
「そりゃあ、ばっちり」
さらに笑う。
北川は顔を赤くする。
「で、教室に傘あるんじゃないの?」
「あー…あれは嘘だし…」
顔を赤くしたまま答える。
「一緒に帰ろうぐらい言いなさいよ」
呆れて言う。
「言いたかったけど、それは美坂君嫌がりそうだし…」
もしかしたらそのまま走っていって美坂君が風邪引いたらヤダし
しゅんとしながらブツブツと続ける。
「帰るわよ」
言いながら久瀬は北川のカバンを持ち上げる。
「え、でも…私傘持って…」
「私が持ってる。家まで送ってあげるからさ」
そう言ってさっさと教室から出て行った。
「あ、まってよ、くーちゃんっ!」
「あー、もう!だからその呼び方は止めてって言ってるでしょ!」
廊下にはそんな二人のやり取りが響いていた。
223 :
220:02/09/06 01:23 ID:90S8FtDb
初めて小説を晒してみる。
Kanonは北川しか萌えんので未プレイなのです…アニメは少し。
おかげでもう、まったくのお前ら誰?っぷりを発揮しております。
やらねばならんかのぉ…
小説をテンポ良くかける人が羨ましい…。
あ、旧44氏、香里の名前お借りました。
さて、そろそろ吊るか
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
>>220 good job! 北川オンリーと言うのがまた良いw
225 :
旧44:02/09/06 03:16 ID:3iRuzznx
>223
ぐはぁっ、「くーちゃん」という呼び名に萌えますた(;´Д`)
ラブコメちっくな潤&奏さんの仲良しぶりもGoodです…
最後に…お約束ですが、イ`(笑
北川や久瀬までいい感じに反転されてるってのに…
美 汐 は ど こ い っ た
「…なんで私の部屋に来るのよ」
せっかく身体があったまっていい気分になってきたのに…。
「こう、なんかさ、女の部屋に来ると、夜遊びしてるぅ、って感じになるだろ」
「言っとくけど、今10時だからね。終電、忘れないでよ」
「へいへい…。ちょっと見して」
返事もそこそこに、保志は部屋中をじろじろ見回し出した。
「ふ〜ん…結構すっきりしてんじゃん」
「まあ、ね」
「ふむふむ…」
「そこ!棚のものをいじらない!」
「おおっ…、ここには――」
「こら!引き出しを開けない!」
「ごめんごめん」
「まったく…」
保志のやつは、わざと私の気に障るみたいに部屋を見回り続けた。
「もう充分でしょ?」
「…あ、ああ。だいたい調べた」
「調べてどーすんのよ!」
「ま、まあな…はははっ…」
笑ってはいるが、保志はさっきから落ち着いてないように見える。
今度は狭い部屋の中をうろうろ往復し始めた。
「トイレはあっち」
「失礼な事言うな!」
「なら落ち着きなさいよ」
「そ、そうだよな…」
そういって、保志はベッドに腰を下ろした。ぼすっ、という音が部屋に響いた。
ふと、気になって保志の顔を覗き込んでみた。
まだ、目が泳いでいる。
「ねえ、様子が変よ。病気?」
「そんなんじゃねえよ。ちょっとな…」
「ちょっと、なに?」
「……」
「……」
なんだろう、この沈黙は。
気が付けば、急に息苦しくなってしまったような気がする。
いったい、どうして私は保志と二人でこの部屋にいるのだろう。
はやくどっちかが切り出せばこの空間から別れられるのに。
その時、保志が不意にこんな事を訊いてきた。
「…なあ。……橙人(あきと)とうまくやってるか?」
「…なんでそんなこと訊くのよ」
「いいからさぁ、教えてくれよ」
私はしばらく悩んだ。
うまくやっているか、と言われても、いつも通りとしか言いようがなかった。
色々とあるのが日常だから、じゃあ、うまくいくってことは何だろう?
「…いつも通りよ」
結局、これしか答えは見つからなかった。
「いつも通りか……ふ〜ん」
そう言って、一人で納得している保志。
「ん?…なによ?」
「……芳樹…って、知ってるか?2-Aの小林芳樹。分かる?」
「んー…顔くらいなら、なんとなく」
「そいつさ、こないだ彼女と、Hしちゃったんだってさ」
ちょっとためらいがちに話す保志。…これも保志くん情報なのかな?
「へえ…。で、相手は?」
「東線にある女子校の生徒だって。芳樹さぁ、お互いに初めてだったから手間取ったらしいんだけど、
すぐに良くなってきたんだって」
「……へぇ……」
私は想像力をフル稼働させて彼のアノ場面をイメージした。でも、顔はよく思い出せない。
「なあ、浩子も興味あるだろ?そういうの」
「え……うん。まあ、ないこともないわね」
「俺たちも、あー……H、しよっか?」
「は?」
そう言うと保志は私のほうに向き直り、潤んだ瞳で問い掛けてきた。
「…しようぜ」
…ということで反転志保その4〜6を書いたわけなんですが…
うーん…RRの影が忍び寄ってくる…(超先生自体は嫌いじゃないんだけどなぁ…)
あと、反転美汐誰か書いてください。自分も読みたいです…
…回線吊って首切ってきます…
>前スレの380氏
グッジョブ! 果たしてワカーンになるのか、それとも保志が襲いかかるのか…
反転美汐…おっさんくさい喋り方をする高校生…えなりかずき?(吊
「あれは、先輩の知り合いですか……?」
無表情に、わたしに話しかけてくる、背の高い男の子。
「誰のこと?」
「あの……校門で待ってる少年」
校門で待っている少年……真(まこと)のことだ。
「うん……知り合いだよ」
「そうか……先輩を待っているのでしょうか?」
「たぶんね」
「そっか……」
そう言うと、その男の子は少しだけ笑った表情を加える。
その表情が……彼には失礼だが、とても可愛いものに映る。
「あの」
私が彼にもう一声かけようとしたとき、彼の姿はもう見あたらなかった。
真のことをよく知っているそぶり。
もう一度、彼と話してみよう。
翌日、彼を連れて、中庭で自己紹介。
「とりあえず……名前を教えてくれると呼びやすいんだけど」
「天野です。天野 汐(あまの せき)と言います」
「じゃあ、天野くんでいいかな。わたしは、相沢ゆう。相沢でもゆうでも、好きに呼んでいいよ」
そう言うと、わたしは秋子さん特製のお弁当を広げる。
そして、少しずつ食べながら会話を進める。
「えっと……天野くんは、こないだも今日も一人だったけど?」
「はい。俺、友達いませんから」
「意外ね。ほとんど初対面のわたしと、こうして気軽に話してくれてるのに」
「それは、相沢さんがあいつと知り合いだったからです」
「天野くんは、やっぱりあの子を知っているの?」
わたしは驚いた表情で、天野くんを見る。
「いえ」
しかし、彼からはきっぱりとした否定の返事。
「だって、いま……ううん、ごめんね」
わたしの言葉に反応した、天野くんの冷たい目。
そんな怖い表情を見せられたら、わたしも話を変えるしかない。
「ところで、あの子……真って言うんだけどね。
あの子、人見知りが激しくて、家族ともあまり話をしないの。女所帯だからかもしれないけど。
もし、天野くんが真と知り合いのわたしと気軽に話せるなら」
その言葉を聞いた瞬間、天野くんの表情が明らかにこわばる。
「俺に、あいつの友達になれとおっしゃいますか……」
その、怒りか憎しみか分からない、重い空気をしょったまま天野くんは言葉を放つ。
「そんな酷なことはないでしょう。 ……俺は、あいつと友達にはなりません」
そう言いきって、天野くんは立ち上がる。
「待って……天野くん。やっぱり、あの子のこと、何か知ってるんじゃあ……」
「知りません。それは嘘ではありません」
「それなら、どうしてそう言う物言いをするの? まるで、何かを確信しているような……」
「ええ、確信しています」
「出会ってるはずです。 相沢さんとあいつは、ずっと昔に……。
でも、相沢さんの記憶にはない。そうですね?」
こくり。 わたしは箸も動かせずに、ただ、天野くんの言葉に吸い寄せられるように頷いた。
「当然です。だって、そのときあいつは」
「待って」
意味もなく、その先を聞いてはいけない予感。
わたしは、天野くんの言葉を遮った。
「お願い、その先は言わないで……」
「分かりました」
天野くんは、そのまま中庭から立ち去った。
ほぼ同時にチャイムの音。 わたしは、食べかけのお弁当を包み直すと、教室へと駆け戻った。
>232-233
初めまして。第2スレよりROMっていた者です。
反転美汐、小説の美汐登場シーンよりでした。
「おっさんくさい」だと、痕の長瀬警部っぽいしゃべりしか思い浮かばなかったので、
「物腰が上品」→「丁寧な口調」としてみたつもりです。
しかし、全く萌えものにならない罠。
……かのらじ美汐反転なら萌える? いや、キモイだけ……(汗
自分の未熟さを呪って、回線切って首吊ってきます……
汐の一人称、「俺」より「僕」の方がイイナァ…と書きもしないのに思ってみるテスト
(でもそうすると楓とかぶる罠…)
>>234 真あっての汐(≒真琴あっての(本編内)美汐)だからと思われ(w<萌えない
かと言って汐×真では腐女子向け(;´Д`)…いっそ、3P(略
とにかく、汐くん自体は(・∀・)イイと思うので、がんがれ&イ`。
あまりに突然すぎて、私はよく事態が飲み込めていなかった。
今…、こいつはHしよう、って言ったの……よね…?
「…な、何言ってんのよ」
これは何かの冗談。さもなくば、罠かもしれない。
ひょっとしたら…!…………私一人その気にさせといて、笑い者にしようとする魂胆なのかも…
思いっきり警戒している私。
「そんなもの…あんたの好きな人とすればいいでしょ」
「俺…浩子のこと、嫌いじゃないぜ。だから……」
そう言って、保志はおもむろに立ち上がり、部屋のライトを落とした。
「こ、こら、ちょっと…」
「これで、よし、っと」
私が呆然と立ち尽くしている中、カーテンを開いて月明りを部屋に入れる保志。
「ねえねえ、マジなの?」
「…マジだ」
言葉どおりマジな顔で保志は言った。
「…あ。もしかして…怖いとか?」
むかっ
「ちょっと。それはどーゆー事かしら?」
なぜだかその一言に私は激しくむかついた。
「どーゆー事もこーゆー事もないって。怖いんでしょ、浩子チャン?」
「こ、怖くなんかないわよ…」
「声が震えてるぞ?」
「ふ、震えてなんか…ないん…だから…」
保志にこれ以上何か言われるのが怖くて、私はベッドから立ち上がる。
胸のリボンに両手を掛けると、それを一気に引っ張った。
「……浩子…」
手の動きにあわせて、花がしぼんでいくようにしゅるしゅるとリボンは解けた。
襟からリボンを引き抜いて床に落とす。保志はその光景を、ただじっと見つめていた。
制服のボタンに手をやって、ひとつひとつ外そうとして――
うまく外せなかった。指が震えていた。それでも、保志に気付かれるのが嫌だった。
「…ちゃ、ちゃんと見てるの…?」
「あ、ああ…」
保志が相づちを打ったのを確めて、私は気付かれないように手の動きを早めようとする。
すべてのボタンが外れ、白いブラジャーが露になる。保志の視線が、そこの集中した。
そのままにブラの中央に両手を添え、指を掛けると、軽く手首を振った。
ぷちっ、と微かにホックの外れる音、カップが左右に分かれると、乳房が重力に従って揺れた。
…ということで反転志保その7〜8を書いたわけなんですが…
やっぱりどうも難しいです…
回線吊って首切ってきます…
「あ、久瀬さん、こんにちは」
階段の踊り場の隅の方に鞄を置き、その上に脱いだ制服をたたむ
「じゃ、舞人の方からだよ」
階段に座る川澄先輩の前に跪き制服のズボンのベルトを外しジッパーをおろす。
ブリーフから取り出して両手で包むように捧げ持ちキスをする
ゆっくりと周りを潤しながらくわえこんで、唇をすぼめて、カリ首を包んであげる
口内全体の粘膜を使ってスライドさせる、舌先を尿道に差し入れる様にして愛撫する
わたしの頭を押さえていた川澄先輩の手が外された。
「んふ、好きだよ、舞人」
少し湿った音が上の方で聞こえる
たぶん、倉田さんが川澄先輩にキス…してるんだ
うらやましいな
首筋を指でなぞられる、倉田さんからの合図
もうすぐなんだ
根元の方を指で強く扱きあげながら強く吸い込む
「んんっ」
たくさんたくさんたくさんでた
尿道に残った分も全て吸い出すようにして一滴もこぼさないように
「呑まないでね?そのままだよ」
口を閉じたままうなずく
「ほらお口開けて良ーく見せて」
こぼれないよう少し上を向いて口を開く
「あはは、舞人ので一杯だね」
川澄先輩の精液を一杯に口に貯えて倉田さんのペニスを口内に導く
「舞人のおちんちんの中に入れてるみたいだよ」
私は入れ物にすぎないから
咽の奥を突かれる度に少しずつ精液と一緒に亀頭を飲み込むようにして奉仕する
川澄先輩が後ろから尽き入れてくる
倉田さんは私の中を川澄先輩ので一杯にしてからじゃないといれてくれないから
でも、突然後ろから強く突かれたせいで咽せて、せっかくの精液をこぼしてしまう
ごふっ
「だめだよ?せっかくの舞人の精液こぼしちゃ」
後ろから激しく突かれているせいで声にならない
「ねえ、聞いてるの?」
乱暴に髪を掴んで顔をあげさせられる
「ほら、見て御覧よ、こんなにしちゃって」
倉田さんの下腹部から太ももにかけて川澄先輩の精液と私の唾液の入り交じった液にまみれていた
「自分で汚したものは自分で綺麗にしなきゃダメだよ、いい子だから分かるよね?」
顔中を粘液塗れにしながら ぴちゃぴちゃと子猫がミルクをなめるように入り交じった液をなめとる
「はい、よくできました」
頭を撫でてくれた。すごく嬉しい。
倉田さんの笑顔がみたくて顔をあげるけど、粘液で曇った眼鏡のせいで良く見えない
「あれ、こっちに夢中になりすぎて、舞人の方忘れちゃったのかな?舞人、未だみたいだよ」
すがりつくように倉田さんの首に手を廻し、無我夢中で唇を求める。
「あはは、かわいいな、久瀬さんは」
優しく私の短い髪を撫でてもらいながら
もっとも憧れていた男性の胸のなかで、もっとも疎んでいたはずの男性に貫かれて喜んでいる私
ナニかが壊れてしまったようで、ナニももう考えられなくて、学校の中だというのにあられもない声をあげる
「可愛い声はもっと聞きたいけど、ちょっと御近所迷惑かな? ショーツをくわえてると声、出ないっていうよ」
倉田さんが微笑みながら私の膝にわだかまっていたショーツを抜き取り、私の唇に触れさせる。
私はそのまま、もごもごとショーツをくわえ口の中におさめた
「ほんとにいい子だね」
倉田さんは私の背中に優しく手を廻して抱き締めてくれて
私に後ろから覆いかぶさるようにしていた川澄先輩の耳朶にキスをしながら囁く
「ほら、舞人、準備できたみたいだよ」
私の腰を抱えて本格的に尽きいれはじめる、声はくぐもってるけどあまり変わらないのかな?わかんない
突かれる度に私の下半身は押し上げれられるようになって、床に当たる膝が痛い。
あまり、ニ−ソックスってすきじゃなかったんだけど、はいてないと膝とかに跡とかついちゃっていやだし
掴まれてる腰をおもいっきり引き寄せられてイタイくらい奥まで突き入れられる
凄い量の精液が私の膣内に注ぎ込まれるのを感じる
お腹の奥の方がじんじんするくらい、これなら倉田さんも喜んでくれる。もっと強く私を求めてくれる。
「少し休む?」
私は首を力なく横に振る
やっぱり優しいな、ほんとは直ぐにでも川澄先輩の精液の中におちんちん突っ込みたいはずなのに
早く入れてほしい
「欲しいの?」
首をたてに振る
名残惜しいけど倉田さんから一度離れて、仰向けになってからはしたなく足を一杯ひらいて倉田さんを迎え入れる
でも、入り口の辺りに軽く触れさせたまま進もうとしない
私が不思議に思ってると
「ほら、どうして欲しいのか言ってくれないと僕、頭悪いからわかんないよ?」
ああ、そうかおねだりしないと。 唾液塗れのショーツを吐き出して顔をあげる
「私の子宮に倉田さんのおちんちんでキスして下さい」
倉田さんのに押しだされて私の外に一杯、精液が溢れていくのが分かる、床はもうびちゃびちゃ
脇から両手を廻して抱き締めるみたいに引き起こされて
「ほら、 おいで」
倉田さんの肩に手を置かせてもらってゆっくり腰をうごかす
対面座位でつながってる私達の目の前に川澄先輩がペニスを差し出してくる
倉田さんは迷う事なく舌を這わせて、
そのまま私の頭を自分のほうに押さえ付けるようにして川澄先輩のペニスを愛撫してる
私も亀頭にキスしてから、舌でなめあげる、時折触れる倉田さんの唇が痺れるくらい気持ちいい
私の舌と倉田さんの舌がおちんちんの上で追いかけっこしてるみたい
倉田さんが指を私の前に差し出す、私はその愛しい指を含んで自分の唾液でべとべとになる迄、しゃぶる
そうしてから倉田さんは前の方から慈しむように手を触れさせて中指を川澄先輩のお尻に射し込みゆっくりと刺激してる
びくんびくんって脈動の感覚が狭くなって来て川澄先輩の亀頭が膨らんだかと思ったら
3回目だと言うのにすごい量の精液を私の顔に噴射する
倉田さんは凄く嬉しそうにしながら私の顔に出された粘液をキスするように啜り上げてる
ぐって強く腰を突き上げられた時に子宮口に亀頭が押し付けられてそのまま中に倉田さんの精液がたくさん入ってくる。
わたしはあいされてるんですよね?
次の週、お昼御飯に誘われた
いつもの場所に行くと
女の子が3人?
まん中にいる人…相沢さん?、いつも倉田さんと川澄先輩の側にいる人
あっ、他の二人、倉田さんと川澄先輩だ、なんで女子の制服きてるんだろ、でもなんか似合ってるな
それに何だろう?この音
なにか二人の様子がおかしいし
「舞人と佐裕さんがさ、迷惑かけてるみたいだから」
この人、知ってるの?
相沢さんは手の中で何かのリモコンの用なものを弄んでいる
「だからほら、二人にはお仕置き、もう2時間くらいお尻にバイヴを入れてたから、射精したくてしょうがないと思うよ?」
「これ私の制服と予備の制服なんだよ、ちょっと小さいけど良く似合ってるよね」
だから相沢さんは体操服姿なんだ
「舞人、裕佐さん?スカート、捲ってほしいな」
二人がおずおずと自分のスカートを捲ると下着も着けてなくて
相沢さんの言う通り今までみた事がないくらい二人のペニスは膨らんでいる
ごくっ
「あっ、欲しくなっちゃったの?」
「ほら、これペニスバンドって言うんだよ、このままじゃ出せないから二人とも辛いよね」
二人の苦しそうに膨れ上がったペニスを摩りながら
「みてみたいな、私も。久瀬さんの可愛いところ」
「でーもー、久瀬さんにひどい事した二人にはおーあーずーけー」
「女の子虐めるなんて、ダメだよねー」
わたしはいいのに
「だから、今日は女の子に優しくしてもらいます。ということで、お昼にしよ」
川澄先輩を座らせてだっこされるみたいにその上に座る相沢さん
「ん、どうしたの?ほら久瀬さんは裕佐さんだよ」
「おいで、久瀬さん」
倉田さんに手招きされて
「し、失礼します」
二枚のスカート越し、私のお尻に倉田さんの感触
「その、重くないですか?」
「大丈夫だよ」
倉田さんの足に体重をかけないようにお尻をずらす
「んっ」
「あっごめんなさい」
「裕佐さん、スカート汚したらお仕置きだよ」
相沢さんは川澄先輩にもたれ掛かるようにして
御弁当箱を持たせて自分とおんなじお箸で食べさせてる
「舞人、次どれがいい?」
「ウィンナー」
しかも、ウインナーとか口移しで食べさせてる
「久瀬さん、食べないの」
余りと言えば、余りの光景に見とれていたら
「あ、の」
倉田さんの御弁当箱をみながらお箸を迷わす
「あ、あのどれ食べますか」
わっ凄い新婚さんみたい
倉田さんに抱え込まれる様にしてる私
倉田さんのおちんちんがお尻のところにあたっていて擦るみたいに押し付けてくる
やっぱり、射精したいのかな
私のお腹に廻されてる腕の重さが心地良い
だっこされてるの
背中に感じる倉田さんの暖かさ
えへへ、凄く幸せ
倉田さん左肩に頭を預けるようにして甘えてみる
今日ならいいよね?
すぐ横に顔があって
男の子なのに凄く綺麗な横顔で髪の毛もいい匂いがする
スカートからのびる足も女の子みたいに綺麗
突然、耳を中心に顔の右側に溶けちゃうくらい凄い快感
少し震えちゃってる私に倉田さんは耳朶を甘く噛みながら囁いた
「久瀬さん、僕もあれしてほしいな」
ふと視線を向けると、もう食事の終わってる相沢さんは
ブルマを膝迄下げていて…川澄先輩と、その…してるし
倉田さんは私の首筋にキスをしながらスカートの中に手を入れてくる
触り易いように足を開くと スカートの裾がみだれちゃう、見えちゃうよね
「久瀬さん凄い濡れちゃってるよ、それに御食事中にするのはどうかと思うな」
相沢さん、なんでいぢわるな事いうんだろ
抱えてるみたいにしてるから、倉田さんきっと脱がしづらいよね、そうか自分で脱いじゃえばいいんだ
制服のスカートの中に手を入れてショーツを脱ぐ
指で私自身を広げて倉田さんを迎え入れる
いつもより大きい感じ
でも、嬉しいはずなのに少し物足りない感じがする
川澄先輩の精液がないから?
わたし、ほしがってるの?
「ねえ、なんで舞人の方ばかり見ているの?」
「欲張りなんだ、でもダメだよ、今日は舞人は私の物だから」
繋がったまま、手をのばして川澄先輩のペニスバンドを外す相沢さん
少し苦しそうな川澄先輩の顔、そのまま奥まで腰を落とす
戒めがとれた川澄先輩は相沢さんを突き上げるように責めはじめる
私も見よう見まねで何とか倉田さんのペニスバンドを外す
首を傾げるようにして倉田さんの横顔をみる。
少しほっとしたような顔なんだけど、目がすごく潤んでて見愡れちゃうくらい可愛い
痛かったのかな、かわいそう、さっきからお腹の中からヴォーンて音がしてるし
先の方半分くらいしか私の中に入ってないのに私の分泌した液で根元まで、もう濡れている
自分の愛液を染み込ますように薬指で跡の着いたおちんちんの根元を摩ってあげる
私の愛液で治してあげれたらいいな
お腹に廻されてる倉田さんの腕が離れないように押さえてから
前の方に身体を倒す
「いっぱい、してください」
後ろからいきなり一番奥迄届くくらい
わたしは両手を床に倉田さんの手で縫い付けられて、後ろから乱暴に犯されてる
あっ、制服、着たままだった
ま、いいか
もっと乱暴にしてもいいのに
もっとしたいようにしていいのに
もっと
もっと
してほしいのに
「優等生だと思ってたのにやらしいんだ」
倉田さんは今日はもう2回目
川澄先輩は相沢さんと私に1回ずつ
制服が汚れないようにスカートの裾を手で持ち上げて川澄先輩の上で腰を上下させながら
倉田さんのおちんちんを口で綺麗にしている私を相沢さんは、にこにこして見ている。
「それとも2人じゃないともうダメなのかな?」
もうどろどろのお腹の中に川澄先輩、べとべとの顔に倉田さんが射精する
おでこの辺りに擦り付けられる倉田さんのおちんちんの感触がくすぐったい。
「ねえ、気持ち良いの?いっぱいされて」
「変態さんだよね、生徒会長なのにね」
そんな事ない
私も
「二人にめちゃめちゃにされるのがいいんだ?」
でも
なんでだろ
分からない
何か凄く哀しくなってきて
「ゆうさんっ久瀬さん泣かしちゃだめですっ」
「ゆうはひどい」
「えっ、ええっ、でも、あう、私が悪いの?」
わかんなくなっちゃって泣き出した私を倉田さんと川澄さんは優しく撫でて慰めてくれて
その日は学校から川澄先輩と倉田さんがずーと手をつないでくれて
百花屋で相沢さんにおっきなイチゴパフェを奢ってもらった
わたしが初めて学校さぼっちゃった日の事(午後の授業だけだけど)
「なんで舞人と裕佐さんの分まで私持ちなの? うう、お財布からっぽ…」
ヒロインの台詞が殆どないとどうなんだろテスト
カオスだなぁ…むぅぅ。
エロ反転志保とエロ四人組キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
「北川さん…あなたに話があります。」
ある日の放課後。いつもの如くみんなと帰ろうとしていたあたしは、
久瀬会長に呼び止められた。
ヤバ、めっちゃ不機嫌そうな顔…。心当たりは…まあ、いろいろ。
ついに堪忍袋の尾が切れたってやつ?
「話の内容は想像つきますね? 拒否及び逃亡は許しません。」
問答無用ですか。今日、帰れるかな…?
「……ですから、あなたには生徒会役員としての自覚があるのですか?
最近のあなたの行動内容を見ていると、そう疑わざるを得ません。この前の
ことにしても……」
いつ終わるとも知れない小言。表向きは神妙な顔をしつつ、あたしは
退屈しのぎに会長を観察していた。
へえ、よく見ると彼女って結構美人なんだ…勿体無いなあ。
「……別に学校で交際をするなと言っている訳ではありません。
でも、公私の別はきちんと分けてもらわないと……」
…そういえば、彼女の浮いた話って聞いたこと無いな。第一、彼女と色恋を
結びつけて考えたことなんて無かったし。
会長ってば仕事人間っぽいし、恋愛とか無関心そう…まさか男嫌いとか?
「…北川さん、ちゃんと聞いてますか? 全く…」
「お取り込み中のところすみません、久瀬さん。」
いきなり割り込んできた声に、会長の肩がかすかに震えた…ように見えた。
あたしが目をやると、そこには倉田先輩―色々な意味でウチのガッコの有名人―
が立っていた。
「倉田さん…私に何か?」
…? 会長、さっきと声の調子が違うような?
もしかして…? まさか、ね。
「ええ、舞人の姿が急に見えなくなってしまったので探しているんです。
久瀬さんは、あいつの居場所をご存じないですか?」
「…知りません。
そもそも私が彼を四六時中監視しているとでも? いくら私が彼を
目の敵にしているといっても、生徒会はそこまで暇ではありません。
不本意です。それで、北川さんは?」
今度は急激に刺々しくなった声で会長は答えた。
二人に見つめられ、あたしは首を振った。
「そうですか…。久瀬さん、僕の言葉が足りず、あなたに不愉快な思いを
させてしまいましたね。申し訳ありません。それでは。」
倉田先輩が去った後、会長の小言は再開しなかった。
しばらく無言であたしと向き合っていた会長は、小さくため息をついた。
「北川さん…あなたへの詰問はもう充分でしょう。
私達をこれ以上煩わせないよう、以後気をつけてください。」
あたしは拍子抜けした顔をしていたのだろう。会長は苦笑した。
「あなた以上の問題人物のことを思い出してしまいましたからね。」
毒気を抜かれた…というかエネルギー切れしたみたいな力無い声だった。
あたしが真実を知るずっと前の出来事だった。
つーわけで、職人さんたちに触発されて書いてみたわけですが…
一 体 な ん な ん で し ょ う ね こ れ
多くは語らず吊ってきます。
>>254 吊るな〜!
最近の久瀬・北川反転ネタの出来がみんな良くて嬉しかったり。
そして不本意な徹夜中で今日は書けないかも…頑張りますが…
回線吊って首切ってきます…
「保志…」
保志は私を見つめたまま、瞬きもせずに立ち呆けていた。その視線の先にあるものは。
…急に恥ずかしくなった。両手で肩を抱くようにして胸を隠す。
「保志、私一人に……こんな恥ずかしい事、…させないでよね」
「わ、わりぃ」
少し拗ねたような物言いに弾かれて、保志はゆっくりと、おぼつかない足取りで私に近付いた。
心臓が、どく、どく、どく、脈打っている。肩に押し当てた手のひらが小さく震えている。
これが罠かもしれない、なんてかわいい疑いは、激しく波打つ心の中からいつのまにか消えてなくなっていた。
保志の右腕が私の腰を引き寄せ、私は保志の胸に抱かれた。
そのとき、気付いた。
保志の身体も少しだけ震えていることに。
「…震えてるぜ?怖いのか?」
「怖くなんか…ないわよ…」
臆病な身体を抜け出した、精一杯の私の強がり。
保志は何も言わず、私をただ抱きしめた。だから、そっと、目を閉じた。
眉間がじりじりと引きつるような感覚、保志の顔がゆっくりと近付いて、そして、私たちは唇を重ねた。
「ん…」
鼻にかかった切ない吐息だけが、灯りの消えた部屋を支配していた。
唇を唇で感じながら、保志の左手が私の乳房をそっと抱え上げた。
ぴくっ、と私の身体を襲う緊張の欠片。保志の左手はその手に余る胸を揉みほぐしていた。
「んん…痛いよ…保志」
「あ、わ、悪い…」
ゆっくり、優しく、いとおしむように私の胸を揉んでいる保志… 指先が膨らみの頂点に触れ、摘み上げられる。
「あっ…!」
身体が不意の衝撃に軽くのけぞる。
小さく、速く、リズミカルに指先を動かされ、そこがみるみる硬くしこり勃ってくるのが分かる。
背中に回されていた腕がその任を解かれ、ゆっくりと私の太股に差し込まれてきた。
でも、私はぴったりと両脚を合わせ、太股を閉じていた。
咄嗟の事にどうしていいか分からなかった私の耳元に、保志がそっと囁いた。
「…リラックスして、浩子…」
「う、うん…」
少し緊張が解け、保志の手が私の太股を弄る。左手は胸の弾力を楽しんでいるらしい。
右手はやがて上へ上へと滑っていく。
「んんっ……」
微かに喘ぎ声を上げ、私は保志に身体を預けていた。
右手はついにスカートの内側に潜り込んだ。大事な部分へと進んでいく。
「あっ、そこっ……」
「ひ・ろ・こ…」
保志の声が耳元に響く。
「…ごめん…」
パンティの布越しに、保志の指が私の性器を愛撫する。すでにしっとりと潤んでいた。すぐ分かった。
「浩子のここ、濡れてるぜ…」
「いやぁ…恥ずかしいこと…言わないで…」
「…脱いじゃえよ」
うん、と私は頷くと、震える指でおずおずと湿ったパンティを脱ぎ始めた。
片足を抜いた所で、待ちきれなくなった保志が私をベッドへ押し倒した――
…ということで反転志保その9〜10を書いたわけなんですが…
…回線吊って首切ってきます…
また妙なタイミングで圧縮(?)があったので心配したよ。
よかった…まだ生きてる。
>前スレの380氏
グッジョブ! 連日の更新ありがとう。
キタ━━━(゚∀゚)(∀゚ )(゚ )( )( ゚)( ゚∀)(゚∀゚)━━━!!!!!
初めてらしき方々も来てくれて、ますます(・∀・)イイ!!!
だから、皆イ`。おながいします。
「浩子のアソコ、…見せてくれよ」
「そ…、そんなぁ……」
「…やっぱ恥ずかしいか」
「そんなこと…ない」
スカートをたくし上げて股を開き、右手で秘裂を押し開いた。
にちゃ…といやらしい音といっしょに、私の恥ずかしい部分が奥まで丸見えになった。
「浩子…」
熱に浮かされたみたいに、私のそこをじっと見つめている保志。
自分がいやらしいことをしていると思うだけで……感じて…くる……
「浩子っ!」
「…っ!」
保志は引きちぎるように服を脱ぐと、私の身体に倒れ掛かってきた。
手を濡れた秘裂にあてがい、もう片方で乳房をつかみ、揉む。
「ああんっ……」
私は、夢中で保志の指が与えてくれる快感に飲み込まれようとしていた。
くちゅ、くちゅ、と水っぽい音を立てて指が滑り、花芯はこりこりと硬く勃っている。
「保志っ、保志っ…」
官能に打ち震えて、無意識のうちに保志の名を呼んだ。それに応えるように、手の動きはだんだん速くなってきた。
私を、めちゃめちゃにして欲しい!
強烈な刺激の前に、そんなあぶない考えまで浮かんでくる。
「あっ、あっ、あっ、あっ!」
呼吸が荒くなってきた。感覚がおかしくなっていく。水音はどんどん激しく、重くなる…
保志の指が秘窟の内壁を強く引っ掻いた、そのとき。
「ああっ、ともしっ!わたし、わたしっ……!」
ひときわ大きな声を上げて、身体がびくんっ!と跳ね上がった。
「はぁ…、はぁ…、はぁ…」
ぐったりとベッドに倒れ込んで荒い息をつく私。まだ下腹部が痙攣してるみたい…
「気持ちよかったか?浩子」
「はぁ…、はぁ…、私、自分の指以外で………その…ぃ…イッちゃったの……初めて……」
しばらくそのまま絶頂の余韻に浸かったあと、私は身体を起こして、保志を誘った。
「こっち来て…次は私の番だから」
「お、おう…」
頷き、保志もベッドに上がる。
四つん這いで保志の下半身に向かうと、ジッパーを下ろして、トランクスの中から保志のモノを取り出した。
初めて触る本物のそれに、今更ながら胸がどきどきした。大きくて、硬くて、触ったらびくっ、って……
「…今度は、わたしが保志をイカせてあげる…」
言うなり私は保志のものを口に含んだ。なんとも言えない独特の匂いと味が走る。
舌でちろちろと先端を撫でるようにして触る…
「ううっ…!」
保志は低く呻くと、身体を小さく震わせた。私のしたことで気持ちよくなってる、それがとても嬉しかった。
唇全体を使って扱き、暖かい舌を絡めるように舐める。話に聞いたとおり、ただ一生懸命した。
「あっ!浩子…俺…もう…!」
言うが早いか――
どくっ、どくっ、どくっ…!
口の中に保志の精液が勢いよく流し込まれた。どうにかしてそれを飲み込もうとしたけれど、
とても粘っこくて、しかも止め処なく流れてきたから、少しだけシーツにこぼれてしまった。
「う…ん……ゴホッ、ゴホッ…!」
顔を上げ、咳き込む。
……はじめてなのに、せいえき、のんじゃった……すごく、こくて、へんなあじ……
…ということで反転志保その11〜12を書いたわけなんですが…
なんかだらだら引き延ばしてるみたいで本当に申し訳ありません。
回線吊って首切ってきます…
空気の読めてないネタいっちまった漏れも吊った方がいいか?
生きろ。そなた(たち)は面白い。
スレ名みたときはまたマニアックな…とか思ったけど、
こんなに良スレとはっ。
ハァハァできるし、職人も多いし。
スバラシイッ!!
どなたか反転誰彼キャラの外見イメージを描いてはくれまいか。
イマイチピンとこない…特に御堂。
でも最近絵師さん来てないしなぁ。
ふと、秋子さんを性別反転させた場合を考えてみた
早くに奥さんに先立たれて男手一つで子供を育て上げた、
実年齢よりも若く見えるお父さん…
『赤ちゃんと僕』の春美パパを思い出した。
期待に応えられず申し訳ないです。
只今某所に連載中の性別反転SS執筆に掛かりきりでして……
「それにしてもさー。くーちゃんも前と比べて随分丸くなったよねー?
これも愛の力ってやつ?」
そういって楽しそうに笑う北川さんを、私―久瀬奏―は軽く小突きました。
「いった〜☆ もう、くーちゃんってば恥ずかしがっちゃって。」
珍しく生徒会の仕事が暇になった私は、北川さんと喫茶店で四方山話に花を咲かせていました。
以前の私には、北川さんのような友人(正直、「くーちゃん」は勘弁してもらいたいのですが…)は
いませんでした。それに、そんなものが必要だとは感じていませんでした。
…確かに彼女の言うとおり、丸くなったのかもしれませんね。
それもこれも、やはりあの人…祐理さんのおかげ…。
そんな風に思いながら、私は外の通りを眺め…
……!?
私の目に飛び込んできたのは、道を歩いている祐理さん…
そして、彼と親しげに会話している女性の姿でした。
その瞬間、私の頭の中は真っ白になりました。
そんな…まさか…。
「どしたのくーちゃん? ん?あそこにいるのは倉田先輩と…
…って、ちょ、ちょっと待ってよ!! もー!店員さんどいてよ!!え、お会計!?
くーちゃん、あの人は…!」
私は席を立つやいなや、店からとび出していました。
背後では北川さんが何か叫んでいたようでしたが…もう私の耳には届きませんでした。
「おや、奏さん。…どうしたんです? 息を切らせて。」
不思議そうに尋ねる祐理さん。そしてその傍らの女性…。
彼女を間近で見て、私は悟りました。この人には勝てない、と。
でも…私は…。
「祐…倉田さん、その方はどなたですか?」
単なる親戚の女性であって欲しい…そんなちっぽけな願いが頭をかすめました。
「…? しっかりしてくださいよ、奏さん。変なことを聞きますね?」
大丈夫、私はしっかりしています。私は次の言葉を待ちました。
「この人は水瀬秋子さん…雪也君のお母さんですよ?」
すべての疑問が氷解し…今度こそ、私の思考は完全に停止しました。
「いやホント、あの後のくーちゃんの壊れっぷりは見ものだったよん☆
『祐理さんは年上…それも人妻好きだったんですね…。』とか、もう目茶苦茶。
誤解がとけるまで大変だったんだから☆」
「母さんえらく喜んでたよ。『私もまだまだいけるみたいですね♪』だってさ。
それにしても、母さんいつ倉田先輩と知り合ってたんだ?」
「それなんだけど…。実はあの時が初対面で、しかも会ってから10分位しか経っていなかったらしいよ…。
何でも、話がとっても噛み合ったんだって。」
「ゆう、それってマジ? …やっぱ凄いわ、あの二人。
ま、それ以上に凄いのは“マスターオブ嫉妬”くーちゃんで決まりだけどね☆
ゆうも気をつけないと、倉田先輩との仲を疑われるかもよ?」
「しかし、俺にはよくわからないな。
ちらりと見ただけなのに、なんでそこまで論理が飛躍したんだ? 久瀬会長らしくない。」
「…雪也じゃ、そこんとこ理解するのは当分無理だと思うよ。」
*教訓:恋する乙女は恐ろしい…色々な意味で。
273 :
271:02/09/11 01:14 ID:T6WUQD8R
奏さん&「くーちゃん」萌えなんで書いてみました。
なんか反転北川がハガレイもどきだなあ…。
自分の限界を痛感しつつ逝ってきます。
「だいじょうぶか、浩子…?」
ふらふらとしていたところに、保志が話し掛けてきた。
「うん、平気…」
汚れた口元を手で拭いながら、答える。うまく笑えたかどうか、ちょっと心配だったけど。
「保志のも、きれいにしてあげるね…」
少し小さくなった、でもまだ熱いそれを手にとって、もう一回顔を近づける。
ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ。
保志の身体がふるふると揺れている。私がこれを舐めているからだ、と思うと嬉しい。私の身体も喜んでいる…
突然、保志が体勢を変えて、私の膝の間に頭を通す。何をして……
「ひゃぁっ、だめ、そんなっ!」
保志が顔を上げて、私の秘裂を舐め立てていた。シックスナイン、とかいうやつらしい。
思いがけない攻撃に、口がおろそかになってしまう。群がるような快感の前に私は身体を震わせるしかなかった。
「あっ、あっ、あっ、はぁっ!」
保志はがむしゃらに、秘裂を舌で分け入って、奥まで激しく攻め立ててきた。いやらしい音を立てて…
私はもう、何も出来ずに喘いでいた。やがて、保志の舌が包皮に守られた突起を掘り出してくる。
「そんなぁ…、だめ、だめ、だめぇ…!」
身体を流れる快楽の回路が強く高鳴り、すぐにでも溶けてしまいそうだった。
「浩子、そろそろ…行くぜ」
うん、と私が頷くと、保志は身体を起こして、後ろから私の腰を引きつけた。
「う、後ろから…なの?」
「この方が、最初はいいんだってさ」
保志に言われるまま、私はお尻を高く突き上げ、それが来るのを待っていた。太股が緊張して震えている。
「行くぜ…」
「うん…。優しく、して…」
私の初めてを…保志に…
たっぷりと潤った秘窟の壁を押しのけるように、それは私の中へと入ってきた。
「はうっ!い、痛いっ!」
裂けてしまいそうな痛みに思わず叫び、指を噛んで耐えようとする私。
「あ、い、痛かったか?」
「……でも、平気…」
私のことを思って動きを止めてしまった保志。でも、それは何だか嫌だったから。
「動いて…いいよ……」
無言で頷く保志。最初よりもやさしく、腰を突き出してくれた。
保志のお腹が私のお腹に触るか触らないかぐらいの所で、ゆっくりと後退する。その繰り返し。
保志のものが私の中でこすれる感覚、次第に早くなる保志の律動。
「あっ、ん……あぁっ!」
痛くて、痒くて、きつくて、暖かくて、窮屈で、激しくて、もどかしくて、気持ちいい。私はずっと悶えていた。
秘裂からは、血と愛液と唾液が混じったピンク色の蜜がとろとろと滴っている。
保志の手が堪りかねたように伸びてきて、恥毛に埋もれていた突起に触れると、一気にそれを剥き出し、つまみあげた。
「ふあっ、ああっ…ああん…!」
「ううっ…」
私は今にもイってしまいそうで、それは保志も同じらしかった。湧き上がる衝動に押し出されるように、自分から腰を強く振った。
じゅく、じゅく、じゅくっ…
「ああっ!ともしっ!あっ、あっ、あっ、あっ…」
「浩子!ひろこっ!」
私たちは夢中で呼び合った。身体が弾けそうになっていた。突き上げられ、高まり、駆け上り――
そして、堕ちた。
「ふあああぁぁぁっ!」
叫ぶと同時に秘窟は強く締め付けられ、視界は白くスパークし、保志のものが抜かれて、
びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ…
背中に熱い感触があった。保志が放った精液がかかったみたいだった…
私はしばらくそのまま身体を震わせていた。
保志は同じようにそのまま床に座り込み、ベッドにもたれていた。
「「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」」
私たちは、ずっと無言で、心地良い余韻に浸りつづけた。
「シャワー借りるな」
「うん…」
私が手渡したバスタオルを持って、保志は裸のまま下に降りていった。帰ってきてから、私もシャワーを浴びた。
さっぱりして出てくると、着替え終わった保志が居間でくつろいでいた。
「なぁ、浩子」
「ん?」
「俺…本当は怖かったんだ…」
…わかってる。心の中で呟く。
「うん…」
「まわりのみんなに取り残されちまうような気がして…俺…焦ってたんだ…」
やっぱりそんな理由だったのか…
「なんで焦るのよ」
「いや、だってさ…俺、進んでるって思われてるし、なぁ…」
「それはあんたが悪い!」
つべこべ言う保志を前に私は、この完璧に予想通りの展開に、思いっきりあきれてしまったのであった。
「それで、私のところに来たのね」
「浩子なら、俺の初めてを受け入れてくれる…、って思ったから」
俯いたままでそう語った保志の瞳はどこか翳っていた。すると、いきなり床に手をついて私に傅いた。
「ごめんっ!俺、つまんない意地なんかの為に、お前の……処女…」
保志の瞳からやがてぼろぼろと涙がこぼれてフローリングを濡らしていく。
「悪い…ホント、何て言っていいかわかんねぇ……俺、何されてもいい。お前の思うようにしていい。
好きなだけ殴っていい。一生馬鹿にしてもいい。ここで殺されてもいい。…だけど、俺…、俺…、」
「保志…」
ベッドの上で私を抱いていた時の保志の顔が、そのとき頭に浮かんだ。
「何をしても、いいのね…?」
「ああ、好きなようにしてくれ。お前の気が済むなら、それでいいんだ」
私はゆっくりと保志の元へと歩を進める。そして――
「…っ!……………………………ひろ……こ……?」
「ったく、しょーがないんだから…」
首に手を回し、もたれかかるように抱きしめた。
「浩子…」
「保志、優しくしてくれたもんね…」
「…浩子っ!」
私たちはしばらくそうして抱き合っていた。今までお互いに伝えられなかった本当の事が、
やっと胸に届いたような、そんな気がした。
「…俺、もう帰るよ」
保志が立ち上がった。
時計は、十一時を少し回ったあたり。終電まではまだ時間がある。
「送ってくわ」
「いい。一人で帰りたいから」
「ねえ――」
「いつものお前なら、俺に気を遣ったりしないだろ?」
「……」
「…それに、あんなカッコ悪い顔見せといて、なぁ?」
カバンを肩に背負うと、
「それじゃ、帰るとしますか」
私の横を通り、すたすたと玄関へ向かう。
すれ違いざま、
「浩子って、上手だな」
一瞬、何の事か分からなかった。
「橙人には絶対、内緒だぜ」
玄関で靴を履きながら、保志が言う。
「うん…」
「それじゃぁな。修学旅行でまた会おう」
「う、うん…」
手を振って立ち去る保志に、私も手を振って応える。
保志はにっこりと微笑んで、出て行った。
ドアが閉められた後も、私はしばらくその場に立ち尽くしていた……
…ということで反転志保その13〜17を書いたわけなんですが…
まさに専用掲示板に書いた通りです。弁解の余地もありません。
しばらくはそのようにしようかな、などと考えております。
それと、反転北川&久瀬の新作、面白いです。
それでは、回線吊って首切ってきます。
ごきげんよう。さようなら。
280 :
名無しさんだよ全員集合:02/09/11 03:28 ID:k9/F78oR
>>279 いや、面白いよ、本気で。
せつなくて甘くて、でもどっかとぼけてて。
神がいますな。スバラシイ…(;´Д`)ハァハァ
282 :
旧44:02/09/11 16:07 ID:jvAljspC
>279
萌えますた…マヂで。
取りあえずは乙彼です、何時か生き返ったら
また何か投下してくだちぃ…(つД`)ノ
>273
くーちゃん&奏さんキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
勘違いっぷりに萌えてワラタです、というわけでイ`。
イカン…漏れも何か書かないと、置いて逝かれそうだ…
ネタは大凡決まったので、数日程煮詰めに逝ってきます
>279
萌えたですよ。イ`。
…でもEDでの反転志保はどういう感じのジャーナリストなんだろう?
>282
ガンガッテ下さい。
オイラもネタと萌えが欲しいです。
284 :
名無しさんだよ全員集合:02/09/12 01:44 ID:3K+N07RK
耕一=生来女性
4姉妹=事実知らず(女性のまま)
なんていうSSキボンヌ
レズもので! ここではあまり大声出せないが、個人的にはふたなりも可。
うーん…漏れが神だったら書けるかも知んないけど…
あと、せっかくふたなりスレがあるので、ふたSSだったら
そっちで書いたほうが向こうのスレッドも盛りあがっていいと思うデス。
あと、sageでね。
>>285 失礼、もし書いてくれる方がいれば、
そう言う方向でもイイってだけで、
ノーマルレズでも激しく(・∀・)イイ!!
失礼しますた。。。
そういえばレズものってこのスレではあんまり見ないなぁ…
雅美×浩子ぐらいかw
>>287 拓美さんと長瀬ちゃんとか
英奈さんとふゆとか
柳川さんの梓&はじめいぢめとかもありますたよ(まとめHPより)
個人的に、耕一(はじめ?)茶髪系+貧乳という組み合わせをキボンでした。
漏れの妄想はどうでもいい? 失礼しますた。
と り あ え ず 吊 っ と く わ 。
∧||∧
( ⌒ ヽ ブラン
∪ ノ
∪∪
レズっていいですよね(何
個人的には
なんだかじーっと視線を感じる。
振り向くと、わたしを何故か熱い視線で見つめる楓ちゃんがいた。
「どうしたの?」
「い、いえっ、なんでもないです……」
なぜだろう。楓ちゃんは真っ赤になってしまった。
などと女の子同士なのに好きになっちゃって悶々とする楓ちゃん萌え。
うぉぉぉぉーっ。
続きむっちゃ気になるわー!!
>>290 でも、まずは目をお大事に。
>>289 今の反転設定に物足りない…。
そんな時はネタを振りましょう。SS書きましょう。絵師になってみましょう。
そして新たなトレンドに皆を引き込みましょう。
などと、偉そうな事を言ってみたり。
ある日、姉と弟の会話。
瑠璃「姉さん」
拓美「どうしたの、瑠璃」
瑠璃「姉さんの『たくみ』っていう名前、男の人にしか聞こえない……」
拓美「そう言う『るり』だって、女の人の名前にしか聞こえないけど」
瑠璃・拓美「……」
沈む二人。
そこにやってくる長瀬祐子。
祐子「あら? 二人ともどうしたの?」
瑠璃・拓美「……」
祐子「……そうだったの……」
沈む三人。
そこにやってくる藍原瑞樹。
瑞樹「どうしたんです、みんなして」
(以下省略)
眠い頭でこんなことをふと思った。
回線と手首切って首吊ってきます……
しかしさおりんだけ反転後の名前がない罠
男瑞穂はこれが初登場な罠
身長は172cmくらい、細身。
身長は高い割に童顔、ややつり目のどんぐり眼。
クセのある髪をショートカットにしている。
全体としてはそこそこのスタイルだが、胸は千鶴より薄い。
ただし、千鶴と異なり、本人あんまり気にしていないが……
酔うと親父化する。
ブラはつけているが、下はなぜか男物のトランクスを愛用する。
レズっ気もあるが、重度ではないし、男嫌いでもない。
……漏れの中の反転耕一? こんなかんじですた。
しつれいしました。
と り あ え ず 吊 っ と き ま す 。
∧||∧
( ⌒ ヽ 死して屍、sageる者なし
∪ ノ
∪∪
>>296 漏れはばい〜〜んを希望するっ!
いや、個人的な意見だが。
>>297 296だが俺的にはぺちゃが希望だが、
もしばい〜んなら全体的にでかいのではなく、形がはっきりしたプチ巨乳の
ほうが俺好みだ。
電波漏れ激しくスマソ。
でも、もし誰か描けそうな方がおられましたら、描いてみてください。
俺は週末までは体力続きそうにないんで、もうしわけないですが、
吊 っ て お き ま す 。。
∧||∧
( ⌒ ヽ 海ゆかばみづくギコめ…
∪ ノ
∪∪
じゃぁ、新城織人(おりと)とかはどうだい?
沙織を作曲したのが、折戸でない事が悔やまれれるが。
>>296 いや、耕一はそびえ立つ霊峰を持っているんだから、反転耕一の乳ははやはりつ双子の巨峰であるべきだよ。
ゆれにゆれる二つのふくらみを隠そうとする彼女、ハァハァ。
もし、彼女が無い乳だったら、オレはツインタワー崩壊級の衝撃を個人的に受けてしまうだろう。
>>300 むぅ、どうも無い乳という主張は不利なようだ。
どうもダメらしい。
吊 っ た ほ う が い い か ?
∧||∧
( ⌒ ヽ 遠きモナーの命(ひ)は落ちて
∪ ノ
∪∪
ただでさえ吊り人が多いのにw
無い乳反転SSもあってもいい、などと言ってみるテスト
以前某氏が書いた反転耕一(&柳川)絵が手元にあるんだが…何故かこれってまとめサイトにないんだよな。
勝手に再うpしてよいものか。
是非ともお願いしますです、はい。
と、いうか、反転少女と言うと、
ブラ装着・男物トランクスと言う設定を妄想してしまう、俺は駄目ですか?
駄目ですね?
吊 っ て お き ま す 。
∧||∧
( ⌒ ヽ 吊人来ル、亦是楽カラズヤ
∪ ノ
∪∪
>>303 HDD漁って出てきたのが前スレに貼ってあったまとめの奴だけで、それ以外は手元に無いんです…スマソ
というわけで激しく期待しています。
他にも女大志の絵も欠けていたり…吊りながら果報を待ってます。
∧||∧
( ⌒ ヽ 俺のSS書くペース遅すぎて鬱…
∪ ノ
∪∪
今のところのオフィシャル(w設定だと、
はじめ>浩子>ひろみ=祐子=ゆう>ふゆ
って感じなのかなぁ?何がかは言うまい。
>308
他の娘の比較表も追加キヴォン、と言ってみるテスロ
何の比較か?は言わないでおきます(笑
310 :
308:02/09/14 02:42 ID:wh8v0soV
311 :
305:02/09/14 02:51 ID:kXKK9Gh9
>>310 荒れそうだし、なによりネタが見つからなかったので、削除以来を出させて
いただきました。
御迷惑おかけしました。
312 :
308:02/09/14 03:10 ID:e3Rwe3ZF
>>305 お疲れ様でした。自分たちは反転キャラが貧の乳でもオールオッケーなのでw
SS、画像、ネタ振りなどなど、どしどしお待ち致す所存にて候。
>>305 バタバタさせてしまって、こちらこそすみませんでした。
これが原因でここから離れてしまわないことを望んでます。これからもよろしく。
共存共栄!!
相沢 祐は現在、叔父である水瀬秋人(アキト)の家に厄介になっている。両親が仕事で海外に長期出張を余儀なくされたために、国内に娘を残す事を心配した両親が最終的に選択したのは、親戚の家に預けるという方法だったのだ。
祐は、水瀬家の事は実はあまりよく憶えていない。
幼い頃に行ったきり、なぜか足が向かなくなってしまったからだ。だから、水瀬家はとても寒い冬の世界という印象しか残ってはいない。
――いや、まだ、残っている。
初恋の――人がいるという事を、憶えている。
「ああ、ようこそ。寒かったでしょう」
エプロン姿で自分を迎えた叔父に、祐は正直呆然としてしまった。
張りのある肌。整った顔立ち。とてもではないが、自分と同い年の息子がいる男性とは思えない。自分の父の弟という事だが、だとするとこの人は一体何歳の時に子供を作ったというのだろうか。
「あ、い、いえっ。雪兎(ユキト)が迎えに来るまで、喫茶店で待ってましたから。それより、すみません。なんだか急にご厄介になる事になって……」
ペコリと頭を下げた祐に、秋人は静かに微笑んで見せる。
「そんなに恐縮しないで。父親と息子の男やもめの家だから、何かと気が回らない事もあるだろうけれど、言ってくれれば直しますから」
「い、いえっ、そんなっ!」
バタバタと手を振ってみせる。
秋人はそんな祐を見て、楽しそうに目を細める。
「ようこそ。祐ちゃん。今日から、ここが祐ちゃんの家だからね」
その笑顔は本当に綺麗で。
だから、祐は自分の隣で複雑そうな顔をしている雪兎に気付くこと無く、秋人の顔に見とれていた。
315 :
314:02/09/14 11:59 ID:xPOTYEmU
なんとなく、水瀬家。
秋子→秋人(あきと)
名雪→雪兎(ゆきと)
若作りで美形の叔父さんにドキドキ(wな祐さんな話で。
既出なネタかな?
316 :
311:02/09/14 12:03 ID:/YL1789s
………………
∧||∧
( ⌒ ヽ 振り向けば其処にギコ
∪ ノ
∪∪
>>315 多分初めて。
つーか実のところ、反転秋子さんネタ自体が皆無だったりする(笑
秋人さん話、続けてもらえたら嬉しいなっと。
…パン屋のオヤジと被ってねぇ?名前…
それは秋夫では
そもそも秋夫の時点でだいぶ被っているわけだが。
322 :
316 :02/09/14 23:23 ID:skFRSnvL
とりあえず絵を描いてみたいが、かなりのヘタレなんで、
2ちゃんで出すのはかなりくるしい。
しかもペンいれできへん。鉛筆画専門だ。
っていうか、本来はヘタレSS師だろ、俺……
吊 っ と く わ 。
∧||∧
( ⌒ ヽ 四六時中も「モナー」と言って
∪ ノ
∪∪
私は相沢ゆう。風邪をひいてしまったため、現在は静養中の身。
雪也は学校だし、秋子さんは用事で外出中。
真(まこと)――水瀬家第二の居候――も遊びにいってしまい、今この家には私しかいない。
確かに「静かに寝てれば治ります。一人でも大丈夫ですよ。」と言ったのは私自身なんだけど…
正直、ちょっと寂しい。
うつらうつらとした眠りと覚醒を繰り返しながら、私の今日は過ぎていった…。
「おい、ゆう。」
真の声で、私は何度目かの浅い眠りから眼を覚ました。
「なによ…? あんた遊びに行ってたんじゃないの?
それともここぞとばかりに悪戯でもしにきたわけ?」
警戒のため私は起き上がった。体調は朝より良くなってるけど、まだふらふらだ。
「…ったく、今何時だかわかってんのか? それにオレは病人いじめて喜ぶほどガキじゃねーよ。
その様子だと腹減ってんだろ? おかゆ持ってきてやったぞ。」
そっか…秋子さん、おかゆ作っといてくれたんだ。
それにしても、真にしては珍しくも殊勝な態度ね。明日は雨かな?
などと考えながらお椀を受け取って一口すすり…
思いっきりむせた。
ま…まずーっ!! 何なのよこの味!?
「へ? いやさ、おかゆにあんまり味が無いんで食べにくいだろうなと思って…。」
それで勝手に味を足した、と…? この…味音痴!!
ぽかんとした顔の真にお椀をつきかえし、怒鳴りつけようとした時、私の視界が歪んだ。
しまった…貴重な体力を怒りで無駄遣いしてしまった…!
「お、おい。大丈夫か…?」
さすがに不安そうに尋ねてくる真を力なく手を振って追い払うと、私は
寝床に倒れ伏した。
そのまま気力すら尽き果て、私の意識は暗転していった。
真…後で覚えてなさいよ…。
……あれ? 額に冷やりとした感覚が…。気持ちいい…。
「ん、眼がさめたか?」
真…? 私が頭を動かすと、濡れたタオルがずり落ちた。
「これ、真がやってくれたの? …ありがと。」
「オレじゃなかったら、他に誰がいるんだよ?
それにしてもさ、『バカは風邪ひかない』って、あれ間違いなんだな。」
余計な一言を付け加えると、真はまたタオルを私の額に乗せた。
真…本気で私を心配してくれてるんだ…。そうだよね、おかゆの件だって、
別に悪意があってのことじゃなかったんだし、うん。…結果はともかく。
恨んじゃったりして、ゴメンね。
「それにしても、ゆう随分汗かいてるな…。よし!オレが拭いてやるよ。」
…え?
新手の嫌がらせかと思って真を見たが、その顔は大真面目だ。まさか本気…?
「任せとけって。この前秋子さんが寝込んだ時にもやったから、オレ。」
真は乾いたタオルを取り出すと、私のパジャマに手をかけた。
冗談じゃない! 私は弾かれた様に飛び起きた。
「うわっ!急にどうしたんだよ? この…!病人は大人しくしてろっての!」
今の体力では勝負にならない。私は簡単に押し倒されてしまった。
「ふう、いきなり暴れ出すなよな。これだからオマエは凶暴だって…」
真は不意に口をつぐみ、奇妙に上気した顔でまじまじと私を見つめた。私の
身体をつかんでいる手に力がこもる。
「ちょっと…やめてよ真…! 一体どうしちゃったのよあんた…!」
…違う。弱々しく抵抗を続けながら私は気付いた。
変なのは私の方もだ。頭の中がボンヤリし、身体が火照っている。心臓の鼓動が激しくなっていくのがわかる。
しかも…気分は不快じゃない。
やだ…これってまさか…だめ、もうまともに考えることもできない…。
私の体から力が抜ける。真の顔がだんだん近づいてきた…。
「まあ…ドアが開けっ放し。真さん、ゆうさんは病人なんですから…」
そんな時、帰宅した秋子さんが部屋の入り口から顔を出した。
「母さん、あの二人なんか変じゃないかな? 昨日からずっと黙りこくったまんまなんだけど。
え?理由はわかってるけど秘密? 何で俺だけのけ者にされるんだ…?」
うーむ…ありがちの上に、話が練れてないな。これじゃいかん。
あと、えちぃオチ期待した人申し訳ない。自分には無理でした。
327 :
323:02/09/15 00:30 ID:QdVKijEL
おっと…名前書き忘れてら。>326は私です。念のため。
で、無駄レス使った責任とって吊り。
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
>>327=323
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
ニアミスネタも十分萌えです、力強くイ`。
329 :
322:02/09/15 01:36 ID:ML7BUwff
>>329 「漢なら、やってやれ」です。
いつかあなたが満足できるものを描けるようになるまで、
自分たちはあなたをひっそりと応援しましょう。
それが反転スレ住人の暖かさ(だと思う…)
>>308 ふゆは最貧乳なのか〜(TT)
確かにホワルバ勢は約二名のおかげで乳偏差値が低いけど
だからってふゆまで最貧乳なのか〜(TT)
332 :
329:02/09/15 03:17 ID:ML7BUwff
>>331 …………
……………………
∧||∧
( ⌒ ヽ ギコよ、振り向かないーでー
∪ ノ
∪∪
333 :
308:02/09/15 03:32 ID:BUfPQX4x
あと他に入れるべき人物は誰だ?裕子さんと潤ちゃんと…奏さんくらいかな?
抜けあったら指摘よろ。
裕子>はじめ>浩子>ひろみ=ゆう≧潤=祐子>ふゆ
漏れ的にはこんなかんじで。
>>333 拓美さんが抜けてるような。
奏さんはどのあたりに位置するのかな…?
「脱いだら凄いんです」もいいし、メガネで貧乳ってのも捨てがたい…。
>335
どちらでも、奏さんの場合コンプレックスに思ってそうなヨカーン(笑
でも、正直どっちがふさわしいかな…?意見お待ちしてます(´∀`;)
とりあえず、食事をしようという事になった。
秋人さんがいそいそとエプロン姿で台所に立つ姿というのは、正直、結構な衝撃ではあったのだけれども。
私も手伝いますと言ったものの、今日はまだお客さんですから、とやんわりと断られてしまった。「今日は」と断った所を見ると、「明日は」違うんだろうか。
そんな事をぼんやりと考えながら、台所にいる秋人さんの背中を見つめていると、ふと視線に気が付いた。
「なに? 雪兎」
「……別に。なんでもない」
ぷい、とそっぽを向く雪兎。そのくせ、私が視線を秋人さんに戻すと、やっぱりじっと私を睨んでいる。
「なんなのよ。一体。……さっきから不機嫌だし」
「なんでもないよ」
「嘘。さっきから私を睨み付けてるし。……やっぱり、嫌だったの?」
声を落として、尋ねてみる。
「何が」
そのくせ、雪兎は私の言うことがさっぱり分からないとばかりに、聞き返してくる。
「あー、その。従姉妹とはいえ、同い年の女と一緒に暮らすのが」
「――別に、俺が祐を嫌いな訳じゃない。祐が嫌だって言うなら、別だけど」
「わ、私だって、別に雪兎が嫌いとか、そんなのは無いけど」
秋人さんに聞こえないように、ボソボソと。
「じゃあ、なんでさっきから睨むのよ」
「睨んでなんか、いない」
「嘘」
「嘘じゃない」
雪兎は、不機嫌そうな顔のままで、そんな事を言う。
「だって怒ってるじゃない」
「……別に、怒ってなんか、いない」
雪兎はそう言うと、立ち上がった。
――背が、随分と高い。秋人さんも背が高いし、これは血統なのかも知れない。……まあ、私は低いけど。
「ちょっと、何よ、急に。雪兎が立つと圧迫感が……」
「俺は、別に、祐が嫌いな訳じゃないから」
そう言い捨てて、雪兎は居間を出ていった。もしかしたら、何か用事があったのかも知れないけれど、私にはまるで、この論争を無理矢理断ち切るために出ていったように思えてならない。
「――何よ。一体」
「どうしました?」
「ひやっ」
出ていった雪兎に悪態をついた瞬間、背後から声がかけられた。
「あ、秋人、さん」
「おや。雪兎はどうしたんですか?」
「あ、あー。なんか用事を思い出したみたいで、部屋にでも戻ったんじゃないかと……」
「そうですか」
ふっと微笑んで、私の顔を見る秋人さん。その柔らかい視線に、私の心臓は動悸を早める。……ああ、ダメだ。やっぱり私は……。
「祐さん。ちょっとお手伝いしてもらえますか?」
「あ! は、はいっ! なんでも言ってくださいっ! これでも料理は母から一通りたたき込まれてますからっ!」
「いや、そんな大層な事じゃないですから。お鍋をね、見ていて欲しいんですよ。ちょっと電話しなくちゃいけない用事を思い出してしまったもので」
苦笑しながら、コンロを指さす。
「あ……。お鍋、ですか。吹きこぼれないように見ていれば良いですか?」
一瞬落胆したものの、まあ、これも大切な役目だ、と自分に言い聞かせる。それに、秋人さんからのお願いでもあるし。
「ええ。吹きこぼそうなら、火を調節して下さい。じゃあ、ちょっとお願いしますね」
パタパタとスリッパの音を立てて、居間から出ていく秋人さん。
私はその背を見送ると、秋人さんのお願い通り、お鍋をじっと睨み付けるように監視し始めたのだった。
……なんか、普通な話になってるなぁ。
それでいいんじゃないの?
まだ話の発端あたりだし、本編設定の水瀬家は人外の力とは関わり無いし。
唯一の例外は、かの「謎ジャム」だけで、それも単にスゴイ味だってだけだし。
妙なことが起こりだすのは、歩(=あゆ)が出て来てからのことでしょ。
そのまま普通に続けてください。漏れ的には十分に萌えられます。
だがそれがいい
342 :
332:02/09/15 21:08 ID:dc2MkWZy
>>330 正直言う。
誰 か に 描 い て 欲 し か っ た !!
こんなアホは吊っておくが吉?
∧||∧
( ⌒ ヽ 天井から下がって、ギーコギーコ……
∪ ノ
∪∪
「え、えっと。お風呂、空きましたから」
パジャマ姿で、私は居間のソファに座っていた秋人さんに話しかけた。濡れた髪とパジャマ姿で秋人さんの前に立つ事に、気恥ずかしさを感じながら。
「ああ。そうですか。じゃあ、雪兎に伝えて下さい。私は最後で良いですから」
「あ、は、はい」
「それと、冷蔵庫の中は好きにして良いですからね。妙な遠慮はなし。いいですね?」
「……はい」
よろしい、と頷いて微笑む秋人さん。私は顔の表面の温度が高くなるのを感じて、足早に二階へと逃げ出した。
廊下や階段は冷え切っていた。居間の暖かい空気と正反対な気温に、身体がぶるっと震えた。
自分の部屋として与えられた部屋。その隣が、雪兎の部屋だ。
「……あー。雪兎?」
コンコンとノックしながら、声をかける。一瞬の間。そして。
「なに?」
ガチャリとドアを開けて、雪兎が顔を出した。
「お風呂、空いたから。秋人さんは最後で良いって……なに?」
じーっと私を見ている雪兎。その視線に戸惑うように、私。
「……あ、い、いや……」
ぼっと顔を赤くした雪兎が、そっぽを向いた。
「ちょっと。何よ」
「い、いや……その……湯上がりの女が家の中をうろつくのって、初めてだから」
慣れなくて、と。
雪兎がボソボソと頭の上で呟いている。
「ちょっと。あんたね」
少し体を離して、雪兎を睨み付ける。
「しょ、しょーがないだろ。シャンプーも違う香りがするし」
「あ。わ、私が自分で持ってきたから……。あ! そう。ピンクのボトルのは使わないでねっ!」
高いんだから、と。私の言葉に雪兎は困った顔のままで、頷いた。
髪をドライヤーで乾かして、ブラッシングをして。乳液で肌のお手入れをする。
とりあえず、一段落。
「えっと。何か飲むもの……」
トントンと階段を降りて、居間へ。
ソファに座りながら、テレビを見ている秋人さんが私に気付いたように、顔を向けてきた。
「どうしました?」
「あ。何か冷たいものでも頂こうかと思って……」
「それならジュースとお茶がありますよ。アルコールは……まだダメですよ」
「えへへ」
笑い声で誤魔化しながら、冷蔵庫を開けた。
「……すご」
見たこともない食材や調味料が冷蔵庫の中には詰まっていた。
いや、もう。誰がこんなに消費できるんだっていう位に。
「……えっと」
1.5リットル入りペットボトルが目に付いた。炭酸じゃなくて、オレンジジュース。
「これにしよう、かな」
ボトルを抜いて、冷蔵庫を閉める。
「あの、これ、頂いてもいいですか?」
念のために、秋人さんに伺いを立ててみる。すると。
「遠慮はなしと言った筈ですよ」
にっこりと、微笑み返されてしまった。
グラスを取り出して、ジュースを満たして。
トコトコと居間へ戻る。自分の部屋にはテレビは無いし、おまけに荷物もまだ届いていない。正直言って、部屋に戻ってもやる事がない。
「……あ。この番組、こっちでもやってるんですね」
「一応、民放のチャンネルは全部入る筈ですよ」
私の物言いが面白かったのか、秋人さんが笑いながら新聞を手渡してくれる。テレビ蘭には見慣れないテレビ局の名前が並んでいた。けれど、番組名は見たことがある物ばかり。……少し、安心した。
時計が九時を回る。ふと顔を上げると、雪兎が欠伸をしていた。
「なに。もう眠いの?」
「ふあ。あー。今朝、早かったから」
ふにゃふにゃと、緩んだ顔の雪兎。その顔が面白くて、思わず私は見つめてしまった。
秋人さんによく似た顔立ち。すっと伸びた鼻梁や少し垂れ気味の瞳。全体的に優しげな風貌をしている癖に、どこかでピンと張った物があるように見える。
「そういえば、雪兎は明日も何かあるの?」
「まー、色々と」
ソファに寝転がりながら、テレビを見ている雪兎。私は床にクッションを敷いて座っている。
まあ、ソファに二人並んで座るなんてのは、正直論外な訳で。
「そっか。じゃあ、寝たら?」
「祐は?」
「私、この番組見たいし。それに秋人さんがお風呂から上がった時、誰も居間にいないときっと寂しいよ」
そう言うと、雪兎は不機嫌そうな顔になった。
そして、ボソリと呟く。
「いつも、こんなものだよ」
「だって私がいるじゃない」
「……別に、祐がそんな事を気にする必要なんか、無いだろ」
う、と言葉に詰まった。
そりゃ確かにそうなんだけれども。久しぶりに逢えた秋人さんは、記憶のままだった。幼い頃、ずっと親戚のお兄さんだと思っていた人が、実は叔父さんで。
……そういう事が分かるようになってからも、私の中で秋人さんは『特別』だったのかも知れない。
「ガキじゃないんだから。別に一人だって、なんとでもできるさ」
「……私が、そうしたいんだから、いいじゃない」
最後には、そう言うしか出来なかった。
「――勝手にしろ。俺は寝るから」
雪兎は吐き捨てるように言って、居間を出ていった。
なんだか、雪兎が嫉妬さんになっていくなぁ。
つーか、性格変わり過ぎだなぁ。
>>346 いやいや、これはこれでいいキャラになってますよ。問題無し。
続き期待してます。
「はじめさん」のイメージは正直固定されちゃってるので…
貧乳の方の反転耕一には「晃(あきら)」という新しい名前を考えてみたけど、どうかな?
「それにしてもさ…晃ってホント胸ないよな?
まあ、おかげで一つ屋根の下にいるのに俺達は以前と変わらない
生活ができてるわけで……グエッ!!」
「女性に対する作法がなってませんね、梓。」
「痛ってえ…。何だよ鶴兄、晃が相手なんだから別にいいじゃねーか。
あ、もしかして鶴兄って貧乳派?」
「…いい度胸です。性根をとことんまで叩きなおす必要がありそうですね?」
「御免なさい。俺が全部間違ってました。」
「よろしい。では非を認めて晃さんに謝罪しなさい。
晃さん、気が済むまでこのバカをこき使ってかまいませんよ。」
「鶴丸お兄ちゃん、梓お兄ちゃんに『ひんにゅーは』って言われたら急に
おっかなくなっちゃったけど、どうしたんだろ?」
「(鶴丸兄さん…図星だったんですね…。)」
以上、とりあえず一発ネタ。
348 :
342:02/09/16 01:43 ID:8oQsBAiV
>>347 うう……ありがとうございますー!
しかし本編でも、反転しても、デリカシーのない役は梓ですか。(TT)
晃さん……お名前ありがとうございますm(__)m
自分的な設定としては。耕一(晃)のみ反転で、再会前は千鶴さん達は男性だ
と信じていた、などと言うものを考えていました。
・千鶴さんより貧乳。でも本人はあまり気にしていない。
梓にからかわれてもダメージほぼ皆無。
・身長はかなり高め、でも童顔(むしろこちらの方がコンプレックス)。
・真性と言う程ではないが、レズっ気あり。
・楓ちゃんは晃さんにれずらぶ♪
……ってなあたりでどうでしょうか?
調子に乗るな? はい、そうですね。
反 省 し て き ま つ 。
∧||∧
( ⌒ ヽ ああ栄光のモナー督戦隊……
∪ ノ
∪∪
349 :
348:02/09/16 02:59 ID:8oQsBAiV
ひとつ書き込み忘れた。
・男物トランクス愛用
ってことで、ひとつよろしく。
さて、あまってるテーブルタップどこにあったかな?
柏木家について、初めての夕食。
こうして、何人もが1つのテーブルについて食べる食事なんて、何年ぶりだ
ろう?
私はそう思いながら、ふすまを開けて部屋の中に入る。…………
「な、なんだよ、私の顔に、何かついてるのか?」
じーっ、と、黙ったまま私に視線を向けてくる、4人の美人姉妹(女の私から
見ても、掛け値無しにそう思う)に、私は思わずたじろぐ。
「い、いえ、別に、そう言うわけではないんですけれども……」
最初に、慌てたような表情を見せたのは、千鶴さんだった。
「本当に、女なんだと思ってな……」
続くように、梓が言う。
「なんだよ、それ……まだ違和感があるってか」
梓の言葉に、私はついつい、不機嫌そうに答えてしまう。
はぁ、まったく……
これと言うのも、全部あの馬鹿親父のせいだ。
親父が、親父の兄貴、つまり私にとっての伯父、千鶴さん達の父親……とにかく、その人に、
『跡取りに関しては、俺に任せておけ』
などとゆータワケた無責任発言をしたせいで、こうなったんだ。
その当時――千鶴さんしか子供がいなかった伯父夫婦にとっては、福音だっ
たんだろうが……おかけで、私は、親父に男として育てられるハメになっちま
った。
で、肝心の自分は私の弟をつくってくれればいいものの、その後子供はなし。
逆に、伯父夫婦の方が子供には恵まれたが、全員女性。
結局私は、中学に上がる寸前まで、男だといわれながら育てられて、自分も
それを疑わなかった。なにせ、名前まで、
柏木耕一
こうだもんな。
「ったく、馬鹿親父が……っ」
私はふて腐れたように、自分に用意された席に、あぐらをかいてどっかりと
腰を下ろす。
うん、自分で言うのもなんだが、なかなかの男っぷりだ。…………どちくし
ょう。
「まぁまぁ、そう不貞腐れなさんなって」
梓が悪戯っぽく笑いながら、私に向かって言う。千鶴さんが、くす、とかわ
いらしく笑った。
ふと。
熱い視線を感じて、そっちの方に視線を向けると……
ずーっと黙っていた楓ちゃんが、私の方に視線を向けている。
なんだか、ほんのり顔を赤らめて……熱っぽいのか?
「どうしたの? 楓ちゃん?」
「えっ!?」
私が声をかけると、楓ちゃんは弾かれたようにびくっ、と身体を揺らした。
「どうかしたの? それとも。調子でも悪い?」
「え、い、いえ、べ、べつに、そう言うわけじゃ……その、ごっ、ごめんなさいっっ」
楓ちゃんは真っ赤になって俯いてしまう。うーん、なんだろう?
「耕一おにい……お姉ちゃん、楓お姉ちゃんはね、お姉ちゃんに会えたのが嬉しくて照れてるんだよ」
「か、楓…………っ」
苦笑しながら私に話しかけてきた初音ちゃん。その言葉に、楓ちゃんが驚いたように、赤い顔のまま初音ちゃんの方を見た。
照れる……何を照れてるんだろう? 別に、私としては、楓ちゃんに喜ばれるのは嫌ってワケじゃないけど。
「おっと、いい加減にしないと御飯が冷めちゃうな……とりあえず、みんな、
食ってくれよ」
唐突に割り込んできた梓の言葉に、その話題はいったん中断されて、私達は
改めて食事を始めることになった。
ぐぁぁーっ。
ついに書いちまった。
反転耕一(長身微乳)+非反転4姉妹。
しかも……無茶苦茶な設定だな。我ながら。
と り あ え ず 吊 り に い っ て き ま 。
>>355 ありがとうございます。
どうもちょっと萌え度が足りなかったような。
次は濡れ場でも書きますか?
しかし、俺がSS置くと、どこのスレでもレスが遅くなるんだよね。
やっぱりヘタレ? はい、自覚してます。
∧||∧
( ⌒ ヽ 正 直 、 ス マ ン か っ た
∪ ノ
∪∪
吊りすぎると首がちぎれるから、イ`。(w
>>356 漏れは悪くないと思うyo、がんがれ。
>>356 イ`。
いかん、このままでは漏れはスレの記憶の底に埋もれてしまう。
何かSSを上げねば……
ちょっとネタ出しのため吊ってきます
∧||∧
( ⌒ ヽ 電 波 ( ネ タ )よ 来 い
∪ ノ
∪∪
本当に申し訳ないんですが……その……
実は、書込みに使ってるのが、Macなもので、
イ`。
が読めなかったりします、とほほ。申し訳ありません。。
「う、うあ……」
ぬるんっ、とした感触とともにおしりから指が抜かれた。
抜けるときは気持ち良かったけど、すぐまた入れてほしくなった。
身体がジンジンと熱い。
火照っている、なんて形容ではない。そんな生易しいものではなかった。
焦がれている。そんな言葉がぴったりだった。
熱くて、我慢できない。
これが媚薬の効果だろうか。、
わたしは自由ではない身体をよじり、床に擦りつけようとする。
けど、鎖で拘束されているためになかなかうまくいかない。
顔を上げると、月島さんがなんともいいがたい笑みを浮かべていた。
暖かいくせにどことなく嗜虐的な、そしてとても嬉しそうな目をしている。
「……つ、つきしまさん……」
「どうしたのかしら、長瀬さん?」
にっこりと、それは場にそぐわない笑顔で。
迷子の子供に話しかけるような、とてもやさしい声で。
――ぞくり、とした――
「そろそろ我慢できなくなってきたかしらね」
わたしはこくこくと首を振る。
もう、あきらかに限界だった。
「解消してほしいかしら?」
さきほどよりも強く、大きくうなずいた。
よく考えずに。いや、考えても答えは一緒だっただろう。
それは、愛してもらえるということなのだから。
期待しているわたしにゆっくりと歩み寄ってくる。
顔も、身体も、ふれあうギリギリのところに近づいて。
「長瀬さん、好きなだけ甘えてもいいわよ」
そういいながら手足についた鎖を外してくれる。
けどわたしは、何もせずに月島さんの行動を待った。
息が自然と荒くなる。
「それにしても、その媚薬ってすごい効果ね……わたしにもわけてちょうだい」
そういって身体を覆い被せてくる。
そのまま、すりすりと身体を摺り付けてきた。
「うぁうっ、は、ああんっ!」
ぬるっと全身にぬられた媚薬で身体がすべる。
触れたところすべてからジンジンとした痺れにも似ている感覚がきた。
わたしは月島さんの背中に腕をまわし、ちからいっぱい抱きしめる。
やわらかくて、あったかくって、いいにおいがして。
気持ちよかった。
ぐりぐりと身体を押し付けあう。
と、突然おしりをつかまれた。
「ひ、ひあっ!」
ぐにぐにと揉まれる。
「……手触りいいわね、すべすべで。きもちいい……」
なんだかうっとりしたような口調で言われる。
「あ、や、ひぃんっ」
身体をさらにつよく揺さぶりながら、おしりを広げられる。
何をされるかは想像がついた。
さっきみたいに、また指を入れるつもりだ。
でもそれは、今のわたしの望みだった。
指が2本、挿しこまれた。
「ああっ……う、うあ、はっ…はぁっ……」
さっきのローションの為か、簡単にそれを飲みこむ。
出し入れされると、身体の中身が全部出てしまいそうな不思議な感覚になる。
でも、それがきもちいい。
おしりのなかで月島さんの指が暴れている。
上下に、左右に、ひらいたり、まわしたり。
「……うああああああっ」
入り口で広げられる。
おしりの穴が開くのがわかる。同時に月島さんは身体を離し、小型の、卵の形をした道具をもう片方の手に持った。
コードがのびていて、スイッチもあるそれは……多分、バイブだろう。
月島さんはそれを、おしりの穴に押しこんできた。
手に持っているスイッチをカチッと入れられる。
「ひ、ひあっ、うああああっ!?」
ヴヴヴヴ……と低い音。それとともに、おしりの奥から振動。
ぎゅうっっと穴が締まる感触が、自分でもわかった。
月島さんはわたしから手を離し、また道具を手に取る。
「さて……これからが本番よ。覚悟しておいてね」
手に持ったそれは、大きな、それも先がでこぼこしている『双頭ディルドー』と呼ばれるものだった。
月島さんは自分の股間にそれをあてがう。
「ん、ふ……うあっ……」
ずぶずぶと、膣内に入っていく。
しっかりと咥えられたそれは、まさに男性のそれだった。
見ただけで、わたしの女は疼いた。
自分から、おずおずと脚を広げる。
はしたないとおもっても、身体は止まらない。
熱い身体と熱いおしり、そして、もっとも熱い場所である股間が、それを待ち望んでいた。
「ん……ふふ、もう準備はできてるわよね……」
どろどろのぐじゅぐじゅになった股間を見られる。
そこから愛液が泉のように湧き出している。
「……じゃあ、いくわよ……」
「はい……」
ぴた、と位置を定め、体重をかけてきた。
「う、ああ、うああああああ……」
膣内に入ってくる。すごい圧迫感。
眼がちかちかする。あたまは真っ白になりそうだ。
「は、はあああああっ!」
さらに奥まで――子宮にあたってしまうまで――入りこむ。
こつっ、という感触。
こりこりと押される。
「や、ひあ! やああああああっ!?」
月島さんが胸の上に掌をおき……むちゃくちゃに手を動かした。
もう、我慢できない。
「………………ッ!!」
わたしは、声にならない声で叫んだ。
見た目は、もしかすると金魚がパクパクやっているような、そんな感じだったかもしれない。
おしり、おっぱい、あそこ。
全部を一緒に責められて、わたしは一気にイってしまった。
「……! ………ッ! ………………ッ!!」
けれど月島さんは動きを止めてくれなかった。
いや、むしろ強く、より激しく動く。
ガクガクとふるえる身体と、腰をうちつけあう。
わたしは脱力することすら許されず、ただ快感の苦痛に耐えるしかなかった、
失神しても引き戻される。腰を浮かせ、そして自分から押し付ける。
涙もでたし、これ以上ないほど叫びもした。
お互いを引き寄せるようにきつく抱擁し、腰を振る。
ビクビクと身体がふるえても、おかまいなしに深く突かれる。
より強く、より深く。
よだれがおちる、くちを大きく開けているところに舌を入れられる。
がむしゃらにわたしは舌を絡めた。腰を振りつづけたまま。
考えられるありとあらゆるえっちな音が耳に入ってくる。
ああ、だんだんと考えるのも億劫になってきた。
――ああ。
・
・
・
……気付いたら、わたしと月島さんは肩で息をして横たわっていた。
ちなみに、おしりのバイブはまだ稼動中。きもちいい。
何度になるのかかわからないくらいイってしまった。少なくとも、2桁だろうけど。
そもそも、ずっとイったまんまだったため回数とかそういう問題じゃないんだけど。
月島さんがビクンと跳ねて動きを止めたのは、もう叫ぶ体力もなくなるくらいになってからだった。
そのときの月島さんの顔はやたら可愛かったから、よくおぼえている。
……呼吸が整ってきた。
わたしは月島さんを抱きしめて、身体を摺り寄せる。
なんだかんだいって、わたしも彼女のことが大好きだから。
そりゃあ、瑠璃くんのほうが好きだけど……って、瑠璃くん!?
完全に忘れていた。瑠璃くんがいたことを。
おしりをいろいろされたりとか、何度も何度もイってしまったりとか。
全部見られていたということを。
恥ずかしくて、いまさらながら顔が熱くなる。
原因である月島さんは、気持ちよさそうに目を閉じていた……反則的なほど可愛い顔で。
これでは、怒るに怒れない。
と、油断した瞬間いきなりクルッと身体を反転される。
「……えっ?」
ちょうどハイハイをするような格好になった。
後ろを振り向くと、いつのまにかに起きた月島さんがわたしの腰に手をあててにこっと笑った。
「まだよ、長瀬さん。私はまだ満足してないし、瑠璃も気持ちよくしないとね」
……まるで、犬みたいな姿勢だ。そうおもったことが、いっそうわたしをふるえさせた。
そしてわたしは……股を開ききっておしりを高く突きだす。
そう。まさに雌犬のように。
「…わ……かり、ました……」
ぐっ、と腰にあてられた手に力がこもる。
「このまま、瑠璃の前まで行くわよ」
「…は、はい……」
腰をもたれて前へと突きだされる。
「うぁっ、うん…あ……あん……」
わたしは赤ちゃんのように床に手をつき、瑠璃くんに近付いていった。
1歩進むたびに月島さんが膣内を突いてくる。
腰を振りたくなる。
それでも、すぐに瑠璃くんの前についた。まあ、当たり前だけど。
瑠璃くんはなんだかちょっぴり辛そうな顔をしている。
「瑠璃のおちんちんを出してあげなさい。痛そうなくらいになってるわ」
ああ、なるほど。
いわれた通り、ズボンのジッパーを開けて瑠璃くんを解放する。
「るりくん……」
そこに顔を寄せる。
男の子のにおいがした。
パンツ越しに、手でさする。
瑠璃くんのそこはすごく熱く、大きくなっていた。
「そ、そんな。長瀬ちゃんっ」
パンツの中に直接手を入れてさわる。
「……あったかい……」
外にだす。
うっとりと、それを眺める。
「…だ、だめだよ……」
瑠璃くん、かわいいな。
舌をとがらせて竿に這わせる。
ほっぺがあたって、ふにふにとした感触をもらった。
「な…長瀬ちゃん……」
ぬるぬるする液が顔にくっつく。
わたしはそれを出している場所、先端を口に含んだ。
「ひあっ」
瑠璃くんは女の子みたいな声をあげる。
それが嬉しくて、ちゅうちゅうと吸い出してあげる。
ぴくぴくふるえる。
「う、うぁぁ…あぁ……」
まごころをこめて、いっしょうけんめいに。
……いやまあ、ナニか違うような気もするけど。
ときおりピクっと跳ねる瑠璃くんは、わたしの情念をより刺激させる。
とろとろになっていて、なのに張り詰めているそれはとてもおいしそうで。
ずっとこうしてるのもいいかなー、とか。
いつまでも舐めていたいなー、なんて。
ぼーっとしたあたまは考えた。
ぷはぁっと口を離して。
「るりくん、気持ちいい?」
「…う、うん……」
うん。それなら頑張る甲斐もあるというものだ。
「うれしい……もっと、してあげるね……」
吸い付くようなキスをしたり、唾液をからめてなめたり。
くちゅくちゅになった瑠璃くんのを愛してあげるのは、とっても楽しい。
「…くぅっ…っ……」
舌でちろちろと鈴口に刺激を与えてあげた。
「や、あぁ……」
深く咥えこむ。
くちびるで擦りながらぺろぺろ舐める。
まるで、ディープキスのように。
「う、うあ、な、ながせちゃんっ……だめ、だめぇっ……!」
ぶるぶる瑠璃くんのが震える。
でもまだイってない。口に出さないように我慢してるんだろうか。
優しい瑠璃くんらしいことだ。
でもね、瑠璃くん。
気にしないで、だしてもいいんだよ?
わたしはさらに深く、根本まで咥えこんだ。
喉にあたるくらい奥まで。
「そ、そんなっ…や、やっ……やぁっ…ああっ」
ほんとうに、女の子みたい。
瑠璃くんは我慢も限界にきたらしい。
瞬間、ひとまわり大きくなった。
「う、うあああっ、ながせちゃああんっ!」
匂いが一際強くなる。
口の中にぬるぬるする液が広がった。
喉にあたったため、けほっとすこしむせる。
こぼしちゃうともったいないから、吸って最後まで出してあげる。
瑠璃くんのは、1回だけでは足りないのかまだ大きいままだ。
一旦口を離す。
「な、長瀬ちゃん……?」
少しずつ、少しずつ分けて飲む。
そのたびにコクっと喉がなった。
けっして良い匂いとは言えないけど、心配していたほど苦くはなかった。
まあ、確かにのみにくいけど。でもそれは粘性があるからだ。
それに、瑠璃くんのだと思うとむしろ嬉しくなる。
……そう、わたしは瑠璃くんのを飲んじゃったんだ……
ふるっと身体が震えた。
もしかしたら、軽くイっちゃったかもしれない。
「ねえ、瑠璃くん……気持ち、よかった……?」
「うん……」
笑顔になるのがわかる。
「そっか……よかった……」
うん、本当に。
「さて、じゃあ今度は私もいれてもらうわよ」
後ろから月島さんが言う。
それにはわたしも賛成だ。
「長瀬さんはこっちを向いてちょうだい」
「……えっ? ひゃんっ」
くるっと身体を反転させられた。
ディルドーは入ったままだったので、お腹のなかがねじれたような感覚。
つぽっ、と月島さんはわたしのおしりからバイブを抜く。
「ねえ、瑠璃。長瀬さんをサンドイッチみたいにしてみたくない? 」
……それはまさか。
「長瀬さんも、挟まれてみたいって思わない?」
「……長瀬ちゃん、どうする?」
わたしに答えてほしいのだろうか。
何をいうかなんて決まっているけど、いうのはとっても恥ずかしい。
だから、わたしは。
こくん、と一度だけ頷いた。
次回へ続く
「長瀬さんのえっちー」
「い、いきなり何をいうんですか?」
「えっち好きー。瑠璃スキー。しゃぶり姫ー」
「なんですかそれは……? だいたいそれなら、月島さんのほうがえっちじゃないですか」
「そうだとしても、長瀬さんの評価は変わらないわよー。おしゃぶり好きー」
「ああ、もうっ! いいじゃないですか瑠璃くんのことが好きなんですからっ!!」
「それでもえっちー。ところで
>>359さん。イ`はイキロ、つまり生きろって書いてあるわ。それと、作者こと17からの手紙が届いているみたいよ」
「……いきなり話題を変えましたね。まあ、いいですけど」
「んじゃ、読むわね。えーっと……『次はやっちゃえシリーズを書くつもりだけど、いつになるかわからない』……」
「いっつも嘘つきますし、信用はできないですね」
「まだあるわね……『でも次は、聖スレで書かなくてはいけない』……まあ、当然ね」
「待っている人がいるっていうのに、2ヶ月ほっといたんですよね」
「まったく、何考えてるんだか。あら、裏面にも文章が……『吊ってきます』……ね」
「この分じゃあ、次はいつになる事でしょうね」
「あら、はやく次で私と瑠璃に愛されたい、という意味かしら。嬉しいわ」
「……失言でした……」
「やっぱり、長瀬さんのえっちー♪」
「やめてくださいっ!」
以下、エンドレスでえっちー。
長瀬ちゃんキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
激しくエロくて萌えます。素晴らスィでつ…後書きも含め(爆
そんな素晴らしいモノの後に、漏れのエロ抑えめな駄文は
申し訳ない気もしますが、12連射逝きます…
「みなさん…明日は、お休みですよね?」
そろそろ春も近い、とある金曜日のお昼。
僕はいつも通りに作ったお弁当を広げつつ、こう切り出しました。
「…はちみつくまさん」
「え…?は、はい…」
「うん、私も休みよ」
…返事が一人多い、って?ええ。最近は生徒会長…いえ、
奏さんもご一緒してくれるんです。実は…僕が誘ったんですけど、ね。
「最近オープンした遊園地に、皆で行ってみようと思うんですけど…いかがです?」
卒業も近い事だし、皆で一度何処かに行きたい…と思って選んだ行き先は、
オープンしたてで今話題の遊園地でした。やっぱり、楽しい方がいいですからね。
「…ごめん、祐理さん。その…私と舞人は出掛ける約束してるのよ…」
「………すまない」
ゆうさん達は、予定があるみたいでした。もちろん無理強いは出来ません。
とは言っても折角の休みですし…。と、奏さんが箸を止め、僕を見ています。
「仕方ないですよ。じゃあ、奏さん…僕と二人で行きませんか」
「え…っ…!?い、いい…良いんですか?」
「もちろん、折角のお休みですから…ね?」
「は、はい…喜んで…」
思わず口を開いて出た言葉に、困ったように頷く奏さん…。
『これでは…デートの誘い?』…そう気づいたのは、すぐ後の事でした。
…その日は、この時期には珍しいかも知れない雲一つ無い朝でした。
今日は約束の日…祐理さんにデートに誘われた日です。そして、今日は…。
「準備…しなくちゃ…」
ふっと浮かんだ妄想を振りほどき、私は出掛ける準備を始めます。
でも、シャワーを浴び朝食を取って、クローゼットの前に立った所で…
私は立ちすくんでしまいました。
「何を、着ていこう…?」
今までが今までだったので、私はあまりお洒落に詳しくありません。
加えて、祐理さんがどういう好みなのかも…料理位しか知りませんでした。
折角のデートなのに、祐理さんを失望させたら可哀想です。
「これは、寒そうな色だし…これは…あ…」
ふと、手が止まりました。この街ではお洒落な店で名の通ったブティックの、
包み紙を見つけたからです。中身は勿論入っています。何故こんなのが…?
次の瞬間思い出されたのは、潤さんの無邪気な笑い顔でした。
(くーちゃんも何時か、好きな人とデートに行くんだからっ☆)
そう…私が慌てて止めるのも聞かず、彼女は勝手に服を一式選んだのでした。
お金は半分持ってくれたのですが、流石に着る気にはなれなかった…服です。
「確か、下着も選んでいたような………ありがとうございます」
潤さんへ、やり切れない想いと先見の明への賛辞を込めて礼を言うと、
ある想いを込めて…ゆっくりと、その包み紙を開きました。
着慣れない服をどうにか着込み、髪を整えます。
潤さんに言わせると…こう言う時、私くらいの歳の娘なら
お化粧もするらしいのですが…生憎と私はそう言った道具は
持っていませんでした。一種の嫌悪感があったからです。
でも、あの人が喜ぶなら何時かは…。
「…あっ、時間!?」
そうこうしている内に、学校で待ち合わせる時間が近づいていました。
そんなに時間を掛けた覚えはないのに…。
使い込んだ丸い眼鏡を掛け、慌てて持ち物を確認します。
「行ってきます…!」
そしてお気に入りの大きな帽子を被り、私は家を飛び出しました。
しかし…自慢になりませんが、私は運動が苦手です。
心臓はすぐに音を上げ、鼓動が警鐘となって全身を駆けめぐります。
「お、おは…おは…おはよう…ございます…はぁはぁ…」
「あは…奏さん少し落ち着いてくださいよ」
校門前に着いた時には、まともに会話も出来なくなっていました。
息が上がっている上に…その、この服装が少し恥ずかしくなってきたからです。
普段なら絶対着ない、お人形のような服装で…好きな人の前にいるのですから。
「落ち着いたみたいですね…じゃ、行きましょうか?奏さん」
「はぁ…はい、宜しくお願いします」
私の遅刻を笑って許してくれた彼は…そっと私に手を差し伸べました。
恥ずかしさで一杯でしたが…胸の奥が暖かくなったのを、覚えています。
「きゃあ、きゃああっ、きゃああああああああああああああああっ?!」
こんな彼女の悲鳴を聞いたのは初めてでした。
最も、僕もあまり聞いている余裕は…この状況では無かったですけどね。
「はぁ…はぁ………心臓が壊れ、そうです…」
「すみません、まさかこんなに怖いなんて…」
初めての体験だから、しょうがないです…と彼女は気丈に笑います。
ジェットコースターなんて、亡くした妹と何時か乗っただけでしたし、
お化け屋敷に至っては僕も初めて入った場所でしたが…。
ひどく楽しい物なんだったんだな…と、認識されられました。
もちろん泣きそうな奏さんも可愛いな…と思っていたのは確かです。
こんな感情は…僕にとっては初めてかもしれませんでした。
「怖いけど…凄く楽しい所なんですね、遊園地って」
「そうですね…僕もここまでとは思いませんでした…」
冷静になって考えると、一人で楽しいはずはない…という事に気づきました。
それは、虚しいだけです。なら…何故楽しいかというと…。
「奏さんが楽しんでくれるから…もっと楽しいです」
2人でベンチに腰掛け、そっと素直な答えを告げると。
「私もです…祐理さん」
見た事もないような、素敵な笑顔を僕に向けてくれました。
頬が一瞬で熱くなりましたが…それ以上に何か、春のような暖かさを
何処かで感じました。これが…ひょっとして………?
「わぁぁあああああああああああああああああんっ!!」
「あ、っ…」
ふと晩冬の空気をつんざく様な泣き声に、僕は気を取られました。
すると何かを見つけたらしい奏さんが、慌てて何処かへ駆けていきます。
「わぁぁああああああああぁぁ…う、ぁ…?」
「大丈夫ですか…?」
声の主は、まだ小さな男の子でした。その子の溢れた涙をそっと拭き、
学校では見せないような優しい笑顔で…奏さんは穏やかに宥めています。
僕も、慌ててフォローに入りました。でも…本来の奏さんの優しさへの安堵と、
すぐにこの子に気づけなかった僕自身の不甲斐なさで、頭の中は一杯でした。
「そう、迷子…大丈夫ですよ。お姉さん達が見つけてあげます」
「ぐずっ…うん…」
奏さんが慎重に聞き出した話では、この子は両親とはぐれてしまった様でした。
オープンして間も無い事もあり、辺りは人でごった返しています。
この子だけでは、例え閉場しても両親を見つけられる筈もありません。
「祐理さん…すみません、一緒に探してくれませんか?」
断るはずはありませんでした。選択肢は、見えていなかったのですから。
「この子のお父さんかお母さん、いませんかーっ?」
「すみません、この子を連れた方々を見かけませんでした?」
周りの人々は、しきりに人を捜す僕らをどう見ていたのでしょう。
でも、そんな事は気にせず声を上げ続けます。
「麻友くんっ!?」
「何処行ってた、探したんだぞ…?」
昼になり、漸くこの子のお父さんと連れのご婦人が見つかりました。
この子…麻友(まゆ)君にお菓子を買ってあげようと離れた隙に、
人混みに流された麻友君を見失ってしまったのだそうです。
「本当に、本当に有り難うございます…!なんてお礼をすればいいか…」
「いえ…つい泣いてる麻友君を助けたくて…お礼なんて良いんです」
「そう、ですか…ではせめてお昼を奢らせてください。お願いします」
「え?あ………どうしましょうか…?」
この言葉で、優しさに満ちた娘からいつもの少し弱気な娘に戻った
奏さんが僕に問いかけます。流石に判断に困ったようです。
受けるどうか、僕も迷いましたが…偶然にも今回はお弁当を作っていません。
申し訳ない気はしながらも、僕はこの誘いを受けました。
「ハンバーグ、おいしい…♪」
泣いたカラスが何とやら…ではありませんが、麻友君は照焼ハンバーグを前に
上機嫌です。連れの方々も、当初の険しい表情は消え失せています。
「へぇ…倉田さんたちはこの遊園地初めてですか」
「あ、はい…此処だけでなくて、遊園地そのものが初めてです」
今時珍しいわね…と、ご婦人は苦笑していました。そして…。
「貴方たちは…カップルなのかしら?」
この何気ない問いに、僕らは………何も言えませんでした。
「お兄ちゃん、お姉ちゃん…またねー」
その後、麻友君たちと一緒に遊園地を満喫した私達は…駅で別れました。
また何時か逢えるかな、等と祐理さんと話をしつつ…気が付けば学校です。
「今日はありがとうございます、付き合っていただいて」
「いえ、私も楽しかったですし…有り難うございます」
「じゃあ…また来週、学校で…」
そう言って、彼が沈み行く夕日と共に去っていきます。
私は、何を彼に伝えたの?このまま、帰っていいの?
伝えたい事があるんじゃないの?今でなくて…何時それが叶うの?
このまま、このまま…巣立っていっていいの…?
…そんな想いが頭をよぎりました。そして…。
「待って!…待って、ください…!」
次の瞬間、彼の服を握りしめ…私は叫んでいました。
この時、私はどんな表情をしていたのでしょうか?
呆気にとられた祐理さんが、じっと私を見ています。
「少し、付き合ってほしい所が…あるんです…」
胸から炎が出そうな程に、燃え上がり…熱くなっていく思いを
必死に飲み込んで、そう告げます。彼が頷くのとほぼ同時に、私は
祐理さんの前に立って…校門をくぐっていきました。
「…思えば、いろいろ祐理さんたちには…酷い事をしてきましたよね…」
すっかり日も墜ちた夜の教室で…私は重い口を開きました。
「今更そんな事は…もう良いんですよ」
「でも…貴方達を傷付けてきた過去は、消せないんです…」
何か過去にあったのか…この言葉で祐理さんは言葉を失いました。
「…私、入学した時から…祐理さんを見ていたんです…」
「…かなで、さん…」
「祐理さんに想いを受け取ってもらったのは、凄く嬉しかったです…でも…」
「何時、私の醜さが…また祐理さんを傷付けてしまうかも知れない…!」
「………不安だったんです…今も…今も…っ」
泣きそうになる私を、傷付けてもいいんだ…と祐理さんが抱きしめてくれました。
でも、この優しさが…更に私を震え上がらせます。私は、意を決して…告げました。
「………証が、欲しいんです…」
「本当に、私が貴方を傷付けても良いのなら…私が、貴方のモノになれるなら…」
「…私を、もらってください。貴方のモノになれたという…証を…代わりに下さい」
「それが無いまま、この学校を去るのは…怖いんです…!」
「この場が無くなったらもう逢えないかも知れない…離れてしまうかも、しれない…」
「私の手の届かない場所へ…貴方が行ってしまうかも知れない…!」
「どれだけ振り払おうとしても、そういう恐怖が…消えないんです…っ!!」
零れる涙で、窓から見える月も…沈黙する愛しい人も…見えなくなっていきます。
それが堪らなく哀しくなり…私は、強く…強くその人を抱きしめました…。
「おねがい…証を…ください…」
僕は、どこまで馬鹿だったんでしょうか。
あれ程優しい心を持った大事な人を、ここまで追いつめていたんです。
僕をこれほど想ってくれる人の傷を…知る事が出来ないでいました。
「僕からの…証で良ければ…」
断る事など、出来ませんでした。僕は…何時かのように唇を重ねてあげます。
「あ…祐理、さん…」
「余り汚してしまっては、忍びないですから…」
自分のジャケットを床に敷き、その上に…可憐な衣装をまとった彼女を
寝かせてあげます。そして、その服を外そうとした…のですが。
「あっ…!待って…その…」
ブラウスのボタンを中程まで外そうとした所で、彼女が恥ずかしそうに止めます。
「…その…物足りないかも、しれないですけど…許してください…」
そう言われ、よく見ると…その、彼女の胸は…相当控えめでした…。
「物足りなくなんて…その、無いですよ。奏さんの…躯ですから…」
「…恥ずかしい…です………でも、嬉しい…」
異常な程照れていた僕が告げると…彼女は恥ずかしそうに空を仰ぎます。
その様は…僕の胸の奥を…体中を一際熱くさせていきます。
愛しい。大事にしたい。彼女のモノになりたい。護りたい。一つになりたい。
そんな想いが、僕の全てを支配していきます。…そこから来る焦りと
必死に戦いつつ、僕は…そっと彼女のブラウスを開きました。
「い、やぁ…そんなに見ないでください…」
「す、すみません…でも、綺麗だから…」
「ふぁ…恥ずかしい…」
僕は、女性の裸は殆ど見た事はありませんでした。だからこそ…なのでしょうか、
彼女の、何もない大切な所は…より一層僕を魅了します。寒いからと、お互い
中途半端に服を着たまま…しかも、学校で…だからなのかもしれませんが。
「子供、みたいで…ひっく…」
「大丈夫…奏さんは子供なんかじゃ…ありません…」
「あっ…!?う、ぁぁ…」
華の蕾をむしっているような…そんな罪悪感と好奇心に駆られ、奏さんの躯に拙く…
しかし優しく触れていると、聞いた事もない彼女の甘い声が、夜の教室に響きます。
「そろそろ…いいですか…?」
僕は、奏さんを求めて空を突く醜い自らの半身を彼女に見せないように…
そっと彼女にのし掛かり抱きしめました。小刻みに震えているのが、分かります。
「は、い…私の初めて…もらってください…」
涙が月夜に照らされ、ダイヤの様に輝き…彼女の笑顔に色を与えます。
愛しています…と、初めて素直に告げ…僕は彼女と一つになっていきます。
「う、あ…痛…ぃっ…ひあ…!!」
「くっ…う、奏…さんっ…!」
この時、彼女の純潔が僕自身により喪われていきました。そして痛みに震える
彼女に再び唇を重ね…僕らはゆっくり、でも確実に一つに熔けあっていきました…。
…目覚めると、月は窓からは見えなくなっていました。
「…大丈夫ですか…?」
背中から掛けられた気遣うような暖かい声と…愛しい人の温もりで、
私はあのまま気を失ってしまったのだと気づきました。そして程なく、
『おなか』の中に熱い想いが残っているのにも気づき、恥ずかしくなります。
やがて、そんな照れも落ち着いた所で、私は口を開きました。
「…夢を、見ていたんです…」
「夢、ですか?」
そう…気を失っている間に、私は昔の夢を見ていました。
幼いころ…欲しい物が、ありました。昔はどうしてもそれが欲しかったのです。
でも、お父さんにもお母さんにも…祖父母にもその願いは届きませんでした。
私はそれを持っていた娘と絶交しました。彼女は、嫌われた理由も知らなかったのに。
「ちっとも、私…成長してなかったんですね…」
そう、今回も少し歯車がずれていれば…あの時以上の悲劇が起きていたのです。
「でも、祐理さんが私を…成長させてくれたのかも知れません」
「奏さん…」
「さっきは、無茶言ってごめんなさい…」
何も言わず、笑顔で抱きしめてくれる彼に…私はこう告げました。
彼は…同じ言葉を告げ…三度、私の唇を奪いました。
『愛しています…』
「今日は、私が…その、お弁当を作ってみたんです」
週明け。外気は暖かさを含み、少しずつ春が近づいてきているそんな日。
奏さんが珍しく、そんな事を言ってきたの。
「お気に召すかは、分からないんですけど…」
謙虚にしつつ彼女が取り出したのは、見事なサンドイッチだった。
量も半端じゃない。大変だったんじゃないの?と私が聞くと。
「ゆうさん…そんな事は、ないですよ?楽しんで作りましたから」
と、何故か途中から祐理さんに向かって微笑んでるし。
祐理さんもまんざらじゃなさそうな所をみると、ひょっとして…。
「成程、恋する乙女は…ってやつですか?」
「ひぇっ!?」
思いっきり慌てて、バスケットをひっくり返しそうになる奏さん。
誰よりも早く、フォローに回る祐理さん。間違いはなさそうね…。
「この本、結構お奨めですよ。分かりやすいし、美味しい物が作れます」
「ステーキサンド?お昼のアレにも入ってたわね…」
「あ………すみません。でも、祐理さんが美味しいって…」
放課後、私と奏さんは近所の本屋に寄り道していた。
話によると、奏さんったらこの週末は祐理さんから料理の手ほどきを
受けていたらしいのよね…ずーっと、週末全部。
「…こりゃ、女として負けてられないわね、正直…」
…すみません、あれだけ引っ張って三連休もフルに使っても
コレが限界ですた。一応ここでの奏さんは『ふゆ以下の貧乳+薄い毛』としましたが
次からは 何 事 も な か っ た か の よ う に 脱がしてください
「ひっ、酷い事言わないでください…」
「それに、こういうベタな恋愛モノばかりじゃ…その、飽きられませんか…?」
…鋭いツッコミですねぇ、奏さん。
その通りなんで氏んできます。(ザシュ
拝啓
>>373>>44様
素晴らしい!これぞ反転SS!今日は祭りだ!
これからも皆様のご活躍を心より願って筆を置かせて頂きます。
もうコテハンを名乗れない某数字より 敬具
神様だ・・・神様がいる・・・(感涙
す ば ら し い 。
「楓ちゃん……今の私達は女性同士なんだよ……」
「はいっ……あ……そ、そうです……よね……」
私の言葉に、それまで瞳を輝かせていた楓ちゃんが、しゅんっと顔を俯かせ
た。
「す、すいません……こんなときまで、耕一さんに……迷惑かけてしまって」
楓ちゃんのおずおず〜っ、とした口調に、私はやれやれと頭をかいてから、
楓ちゃんのほっぺたにちゅ、とキスをした。
「えっ……こ、耕一さん?」
楓ちゃんが目を円くして、私を見る。
「迷惑だったかな?」
「い、いぇっ、そんなこと、ありませんっ、け、けどっ、でも……」
楓ちゃんはあからさまに動揺している。刺激が強過ぎたかな?
私は、悪戯っぽく、てへっ、と言ってから、
「私……こういうレズ関係って、意外と抵抗ないんだよな。ただ、楓ちゃんは
どうなんだろ、って思ったんだ」
「れ、れず、レズって……そんな……で、でもっ、私は、相手が、耕一さんで
したら、ぜ、全然っ、問題ありませんっ」
楓ちゃんは、動揺しまくりで、でもどこか嬉しそうに言って、それから、私
に抱きついてくる。
私は、そんな楓ちゃんの、細い身体を、ぎゅっと抱き締め返して上げる。
「いいよ、楓ちゃん……」
「はい……」
ひとしきり、お互いの温もりを確かめあってから、私達はどちらからともな
く、キスを求めて、唇を近付けていった……
392 :
391:02/09/17 01:57 ID:qPn/xzqx
というわけで、連休終わりギリギリのスケジュールで、「反転耕一(長身貧
乳)+非反転四姉妹、楓ラブの触りだけ。
なんか今週から仕事が修羅場りそうなので、いつ書けるかわからないので、とりあえずここまで上げときまつた。
スレ汚し激しくスマソ。
と り あ え ず 吊 っ て き ま つ 。
∧||∧
( ⌒ ヽ 死して屍、 sageるものなし!!!!
∪ ノ
∪∪
祭りキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
職人さんたちマンセー!!
>>392 レズ(・∀・)イイ!!
修羅場を無事切り抜けられますよう、応援してます。
どうもお久しぶりです。
再セットアップ中にパソコンがいかれて泣いた旧69です。(鬱
パソコン帰ってきたら祭りに参加したいと思います。
では
すげぇ……
職人さんたちいいものをありがと〜
反転すると、なんか少女漫画ちっくになるんだなぁ・・エロ以外は。
とくにゆう…絵が浮かぶよママン。
個人的妄想を少々。何に関してかは言うまでもなし(藁
女ハクオロ:でかい …「おかーさん」たるもの、やはりこうでなくては
拓美 : 並 …彼女の魅力はそこだけにあらず!
往穂 :大きめ …ラフな格好との組み合わせで破壊力さらにUP
芙蓉 :小さめ …鍛え上げられ、しなやかに引き締まった肢体(;´Д`)ハァハァ
398 :
308:02/09/17 16:26 ID:taqsqaNd
ハクオロ≧裕子>はじめ>浩子=往穂>拓美=祐子=ひろみ>潤=ゆう=芙蓉>ふゆ=奏
って感じですか?何についてかは明言を避けますがw
「彼女はもっとOOだ!」「彼女も出して!」等意見あればよろ。
別にコンプしたからどうするわけでもないんですがw
「長瀬ちゃんはもっと貧乳だ!」<阿呆
〜〜〜>ふゆ≧奏
こうかも?(w
個人的には拓美さんはもう少し上かも?と思ってます。
具体的には、はじめさんの次くらい(w
402 :
308:02/09/18 03:19 ID:fTRTTFnF
ハクオロ≧裕子>はじめ>浩子=拓美=往穂>ひろみ>潤=ゆう≧祐子=芙蓉>ふゆ≧奏
改定案その1。
なお、このレートは皆様のご要望及び意見によって変動したり
または打ち切られたりしますw
「彼女はもっと○○だ!」「彼女も出して!」等意見あればよろ。
1〜2回だけここで登場したマイナーキャラも許してもらえるなら……
柳乃(女柳也)=『益体なき胸乳』と書かれていた。凹凸すら無いかも。
女御堂=実は相当でけぃ。さらしで無理矢理押さえつけている?
いや、無骨な風来坊っぽい女性が爆ちちというのは個人的に萌えるので……
反転耕一が柳川に惚れられるというネタを考えているがどうか?
ついでに、梓を入れて和姦3Pネタもやっていいのだろうか?
「うたわれ」未プレイ者なんだけど、ハクオロって早漏かつ妻子持ちなの?
…だとすると、女ハクオロは簡単にイってしまう敏感体質で、人妻属性&母親属性
まで保有していることになるのか? しかも爆ちち…?
ブハァ(鼻血)
>>404 おねがいします。
柳川を更生させるために反転耕一のほうから、ってのもありかも。
>>404 圧倒的に、凄まじく、激烈に。
天がさけ地が割れ大気に満ちあふれるほど、キボンヌ。
あと、もしかなえられるものならば、耕一が実は女だったのが四姉妹に
ばれた時の話を読んでみたい。
>>407 諒解した。
発注元のDQNが仕事にかからせてくれないので、
ひっとしたら今週末あたりなんとかなるかも知れん。
409 :
308:02/09/18 20:02 ID:W0XrYCrF
ハクオロ≧裕子>はじめ=御堂>浩子=拓美=往穂>ひろみ=蝉枝>柳乃=潤=ゆう≧祐子=芙蓉>ふゆ≧奏
改定案その2。
柳乃が「益体無し」なのは裏葉の流言だったんじゃなかったっけ、という記憶を元に。
で、蝉枝も暫定的にここに。御堂はもうw
なお、このレートは皆様のご要望及び意見によって変動したり
または打ち切られたりしますw
「彼女はもっと○○だ!」「彼女も出して!」等意見あればよろ。
今日もTV局からの注文で飲み物を届けに来ている。
スタジオ、モニター室と届け終えて最後は・・・控室か。
コンコン
・・・あれ、誰もいないのかな?
「すいませ〜ん、エコーズですけどお飲み物を届けに来ました」
声をかけつつ中に入ってみたもののやっぱり誰もいない。
・・・仕方がないか、とりあえず目に付くところに置いておこう。
と、帰りかけたときに誰かがテーブルの上に手帳を忘れているのに気がついた。
誰のだろう・・・?
手に取ってみる。
あ、手帳じゃない。
上品な革張りのブックカバーをかぶった小説本だ。
その時、ドアが開き誰かが部屋に入ってきた。
「あれ?」
不思議そうな声を上げたのは、緒方理玖さんだった。
まずいかなぁ。
わたし一人がここにいるってのは。
「あれ?このあいだの・・・」
「あ、あの、そのっ、飲み物を届けに来てて・・・もう終わりましたから・・・」
自分でも言い訳にしか聞こえない・・・
変な風に思われてなければいいけど。
「ねえ、君、名前は?」
「あ、藤井です」
「藤井・・・なに?」
「え?・・・あ、藤井ふゆっていいますけど」
「じゃあ、ふゆちゃんでいいかな?俺のことも名前で呼んでいいから」
「え・・・で、でも。緒方さんって呼ぶべきじゃ?」
「目上の人間を呼んでるんじゃないんだから・・・理玖でいいさ」
「り、理玖さん・・・でいいんですか?」
「『ですか』・・・?」
「え・・・?」
「普通でいいよ、別に」
「は、はい」
理玖さんが少しむっとした顔を見せたので、わたしは慌てて返事をした。
「それじゃあ、ふゆちゃん。ついでに俺の探し物も手伝ってくれないかな?」
今度はうって変わって頼み込むような表情になった。
「多分この部屋にだと思うんだけど、革のブックカバーの文庫本見なかった?」
「それだったらここに・・・」
わたしは手に持っていたそれを素直に差し出した。
「あ・・・それ」
彼は本を受け取り、そして不審そうな目を私に向けた。
「あ、その、たまたまそこにあったから・・・
なんか趣味のいいカバーだなって思って、手にとって見たら手帳じゃなくて・・・」
ますます言い訳がましくなった。
理玖さんはますます不審がっている。
「で、誰のかなぁと思って見てみたら小説で・・・」
わたしはどんどんしどろもどろになる。すると、
「あはははっ、なんだかすごい真面目なんだね、ふゆちゃんって」
突然、理玖さんが笑い出した。
「ごめんね、気を悪くしないで、で、でも…」
少し無理するように笑いを抑えていたけど結局もう一度、
「あははははっ」
よっぽどわたしの反応が面白かったのか、それとも単純にからかわれていたのか…
「…本当にゴメン、ちょっと悪ノリし過ぎた。」
…両方だった様だ。
「それと、ありがとう。本を見つけてくれて」
わたしは間近で見る彼の顔がとても上品で綺麗だと思った。
「また今度会えたら、いろいろ話をしたいね」
そうして彼は、まだ少し笑いをこらえながら控室を出て行った。
>>409 ふゆは貧乳なのか〜!?
>>387 『ふゆ以下の貧乳』ってなんだ〜!?
とまあ、時候の挨拶はここまでで・・・(w
ともあれ、ふゆが(以下略)ってのはなにが大元なんでしょう?
過去ログ見た限りではその手の話題は出てなかった気がするのですが。
今回は祭りに乗り遅れたので慌てて書けてるところをUPしました
・・・ああ、やっぱ吊らないと落ち着かない
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
>>413 いや、多分イメージではないかと。
なんか冬弥って、なよっとしているイメージが強いし。
さらに言えば、芙蓉(女次郎衛門)が貧というのも、特に出ていなかったよなーと、親として言ってみたり。
まー、確かに芙蓉は貧なのでしょうが(男装してるし)
>>萌虚仮
何でメイドだと小一時間(以下略)
それはそれとしてぐっどじょぶ。
>>409に基き、
ハクオロ……99(G)
裕子……95(F)
はじめ……93(E)
御堂……93(D)
浩子……91(E)
拓美……91(E)
往穂……91(D)
ひろみ……86(C)
蝉枝……86(B)
柳乃……84(C)
潤……83(B)
ゆう……83(B)
祐子……80(B)
芙蓉……80(B)
ふゆ……78(B)
奏……75(AA)
……と予想してみる。
>ハクオロ
いっそのことメートルキボン(w
序盤はかろうじて二桁だったものの、みんなを包みこむ(爆)うちに成長。
>>418 すいません、激しく萌えまつた。
ぼ、母乳は出まつか?(・ω・)/
>>417 まるでグラビアアイドル軍団ですな(w
御堂や蝉枝のカップ数が他と比べて一段少ないのは、
軍人だけに身体が全体的に大きいってことなんだろな、うん。
……初音ちんはふたなりでもいいでつか?
すれ違いスマソ
>>419 無論、出るはず!
アルルゥあたりに無邪気に吸われてたりして…(;´Д`)ハァハァ
>>421 まあ、それはそれでいいかも。特にかまいませんよ。
>>421 そもそも四姉妹全員の性別が一緒である必要はなかろうに。
78ーB・・・
実は自分が想定していた数字より大きかったり・・・
(位置的に60台とか言われるかと思ってた)
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
ふゆを貧乳扱いしていたのは自分の方でした・・・
「っ、やっぱりここでも陽射しはきついなー」
冷房の効いた列車から降りると、ジリジリと照りつける太陽に思わず目元を
おおう。
それでも東京よりは、蒸せくるような湿気が無い分、涼しいみたいだな。
一斉に改札口へ向かう、人の流れの中に、私も紛れ込んだ。
その改札を抜けて、そのまま出口へ向かった時。
「よーぉ、そこの彼女、イカしてるね」
「おらっちここに別荘あんだけど、良ければこれから一緒にどう?」
ある日、私は留守電に録音されたメッセージで事実を知った。
親父が死んだ。
私の父親が。
手前勝手な事情で私の人生をムチャクチャにしてくれたあげく、7年前から
私や母の元からふっつりと姿を消した、あの馬鹿親父がついにくたばった。
メッセージを入れた、従姉妹の悲しげな言葉とは裏腹に、私に芽生えた感情
は、嫌な思い出の数々から来る怒りだった。
おかげで、留守番電話は買い直すハメになってしまった。
死ぬ時まで私に迷惑かけるか、あの馬鹿は(それは責任転嫁である)。
しかしまぁ、どーしよーもない馬鹿親でも一応親なので、死んだからには線
香の1本も手向けてやろうと思い、初七日ぐらいはこちらに来られませんか、
という従姉妹の誘いに応じたわけだ。
そうして私は今、7年ぶりにこの地――親父の地元、隆山へと足を運んだ。
私の名は、柏木耕一。
えっ? そりゃ男の名前だろって? 悪かったな。
私も不満に思うが、今さらどーしよーもない。
全てはあの馬鹿親父が悪い。
その理由は追々説明するとして……まずは、恐らく従姉妹達がしているであ
ろう誤解を解かなきゃならない。
天然記念物級時代錯誤の軟派厨共を自販機横のゴミカゴに頭から突っこんだ
後、バスターミナルのあたりを見回す。
おっと、これは余談だが、ここ、隆山峡は温泉街として一大観光地と言うこ
とを説明とく。戦前まではひなびた小さな宿場町だったのだが、戦後、創業し
た一件の旅館が、積極的に観光地としての隆山を宣伝し、発展させた。その旅
館『鶴来屋』は今ではちょっとした企業複合体にまで成長している。そして、
その『鶴来屋』の創業者こそが、私の祖父、柏木耕平だ。
閑話休題。
その大きなバスターミナルを見回していると、その中に、確実に見覚えのあ
る顔を見つけた。
黒髪長髪の、どこかおっとりとしたような女性。
「千鶴さーん」
私が声をかける。相手は自分の名前を呼ばれたことには気がついたらしく、
きょろきょろとあたりを見回す…………
「?? 誰か、私を呼びましたよ……ね?」
困ったような表情であたりを見回している。
「こっち、こっちですってば、千鶴さん」
「は……っ」
やっと私の方を向いてくれる、千鶴さん。
「えっと…………」
千鶴さんは指を頬のあたりに当てて、小首をかしげ、たっぷり5秒程おいて
から、
「どちらさま、でしたっけ?」
…………やっぱりな……そうなるだろ……
「えーっと、その、千鶴さん、私、耕一です」
「は?」
私の突拍子も無い言葉に、目を円くする千鶴さん。まぁ、当然だろうな。
彼女の記憶にあるのは、7年前にここを訪れたきりの、少年の姿のはずだ。
当然、成長した20歳の青年を想像しているはず。
それがいきなり、目の前に現れた女性が、その本人です、と言ったら、フ
ツー、誰でも驚く。
「ですから、私が、柏木耕一、本人なんです……」
私は、気まずそうな雰囲気を押しながすように、再度そう言った。
千鶴さんは、しばらく惚けたように私を凝視してから、口元を押さえるよう
にして、
「ええぇぇーっ!?」
とゆーわけでヘタレ反転SS、第0話の(ほぼ)前半分です。
0の理由は当然、この時点では正規のゲームの冒頭以前だからでつ。
私の脳内構想では、もともと耕一に事実を隠す理由はなかったので、こんな
感じになってしまいましたが、ひょっとしたら数人の気体を裏切ったかも知れ
ませぬ。
なので、このあと回線吊って首切ってきます。
リアルタイムキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
これはこれで(・∀・)イイ!だから吊るな、イ`!
>女ハクオロ
思い切って108(煩悩の数)のHカップ希望!!
……さて、吊るか。
>>430 108だと並みの体格ではI〜Jになってしまいます……
>415
冥途はじめさんキャ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
大地を砕き、天を貫くほどに萌えますた…(;´Д`)ハァハァ
学業が落ち着いたらでいいので、新しい娘の絵もキボン…しちゃダメです?(w
>430-431
並の体格でないのはアレだろうから、きり良く100は?と提案してみるテスト
>>425 ぐぉ〜〜〜萌え!! ダンケッ!! ダンケシェーン!! メルシボクーっ!
すてきだ。残りの3姉妹との顔合わせがめっちゃ楽しみだはぁ
ところで、425の耕一さんはどんなファッション、ヘアスタイルなんだろう。
こういう育てられ方をしたキャラのパターンとして、女っぽい格好ではなさそう
な気もするし、反動で女っぽい格好の様な気もするし。千鶴さんの反応から察する
に後者だらふか。あぁ〜こんなことを考えるだけでも萌える。
>425-427
女耕一、(・∀・)イイ!萌え!
しかし、425氏の耕一は貧乳?
もし巨乳だったら、シナリオ後半に千鶴さんが嬉々として殺しに来るんだろうか…。
女の鬼は暴走しないんだからそうなる理由無いのよ。
だから徹頭徹尾ラブコメに終始するでしょ。それでいいじゃん。萌えるっしょ?
437 :
435:02/09/19 19:55 ID:gi8PClhM
>436
いや何となく、女耕一の胸を見詰めながら「あなたを…殺します」って言ってる千鶴さんの姿を連想したもんで。
>だから徹頭徹尾ラブコメに終始するでしょ。それでいいじゃん。萌えるっしょ?
萌えますとも!
でも、柳川の起こした事件が始まったら、全然別の展開になりそうだな……
梓よりも短い髪型。ちょっとクセあり。
身長なんかもオリジナルとほとんど変わりない。
ただ線が女性のものなので、オリジナルの耕一とはかなり異なります。
ファッションもパンツルックが基本ですが、男物ってワケではありません。
それなりに気をかけてます。
男で押し通せば通らないこともないけど、フツーにしてれば女性に見られる、
と言った感じです。
ちなみに暴走はしませんが、柳川とはシンクロしてしまう予定。(何)
ちなみに胸はAAです。
って俺、心病み過ぎだろ。
440 :
308:02/09/19 20:51 ID:LGKdSAqU
んーと、例のレートは
>>409で固定じゃなくてもいいですよ。
>なお、このレートは皆様のご要望及び意見によって変動したり
>または打ち切られたりしますw
>「彼女はもっと○○だ!」「彼女も出して!」等意見あればよろ。
なので。「このままでもいい」など、意見どしどしどうぞ。
じゃあふゆについては、かなり小柄だという設定を付け足してカップそのままさらに9cmほど小さく…(爆)
身長なんか130cm台とか。萌えっていうか保護欲をくすぐられる感じで。
ダメニンゲンカナア・・・
>>439 その設定に激しく萌えてしまひました。
私の心は不治の病に冒されているやうです。即死です。
443 :
430:02/09/20 00:28 ID:WJoYmGer
>431>432
ゴメン、カップ計算間違えていた(馬鹿
やっぱり切り良く100かな……
個人的には、はじめさん=巨乳とインプットされているので、
AA耕一さんは別の名で登録?するのを希望します。
千鶴さんは、つまり私の従姉妹にあたる、4人姉妹の長姉だ。
四大を卒業したばかりの23歳だが、亡くなった祖父、父親――つまり、私
の伯父にあたる――に代わって、鶴来屋の会長職を継いでいる。――7年前、
ウチの馬鹿親父が自分の家族をほっぽって、この隆山に来ていたのは、当時ま
だ高校生になったばかりの千鶴さんに変わって、鶴来屋の実務を切り回すため
でもあった。
「でも……耕一さんから叔父様を取りあげてしまったんじゃないかと、正直申し訳ない気持ちもあったんですよ……」
青いFDで国道を走り抜けながら、運転席の千鶴さんが困ったような笑顔で言ってくる。
「いやぁ、あんな馬鹿親で良かったら、いくらでもどうぞ」
助手席の私は、ケラケラと笑い飛ばすように言った。正直、あの行き当たり
ばったり魔人が出ていった時、私はせいせいしたと思った。
あっけらかんとした私の言葉に、千鶴さんは苦笑したまま、少しだけ眉をひ
そめて、
「もう……自分の親をそこまでいうものじゃありませんよ」
と、小さい子を叱りつけるような口調でそういった。
「それにしても……意外ですね、千鶴さん、こんな車乗ってるなんて」
FDだよ、FD。RX-7の。
昔よくこっちへ遊びに来てた時も、千鶴さんはどっちかっていうとおっとり
型のイメージだった。今……女の私でもゾクゾクしちゃうような、美人の大人
になってはいるけど、おおまかなイメージは変わってない。それからすると、
FDはちょっと柄じゃないような。
私がそんなことを考えていると、千鶴さんは思い悩んだ表情で、左手を頬に
当てて、
「車の運転の半分程も、家事とか……料理が上手くなれたらいいんですけどねぇ」
「へっ?」
やがて山道へと入っていき、しばらく人家もまばらな場所を走った後、
ちょっとした住宅街に出る。
かつて、バブルの絶頂期に、リゾートマンションなるものがドカスカ建てら
れた区域。
今も生活臭がかなりある、その住宅街の奥まったところ、古くからの民家が
集まるそこに、柏木家の重厚な和風屋敷がどっかりと建っている。
土壁の間に少し場違いな、電動シャッター付きのガレージに、器用に1発で
入れてしまう千鶴さん。
それから、裏庭?を伝って、玄関に出る。
引戸の、威風堂々とした構え。
私の住んでる、ワンルームとはくらべる方が間違ってるな。
「どうぞ、耕一さん」
と、千鶴さんがガラガラガラ……と音を立てて引戸を開け、その脇に立って、私に先に入るよう促す。
「えっと、じゃあ、お邪魔……します」
今さら、妙な違和感を感じてしまい、私はおずおずと敷き居をまたいだ。
「ただいま〜」
千鶴さんは自然体で、私のすぐ後ろから家に入った。
「おかえりー、千鶴お姉ちゃん……あ、あれ?」
「うーっす……って、あれ? 千鶴姉、その人誰? ってか、耕一は?」
…………やれやれ、また説明か、めんどいなー……
反転痕、第0話の後編。
時間制限のおかげで少し中途半端です。
しかも改行失敗……鬱だ氏のほ。
||
∧⌒∧
(゜Д゜) sageますsageます
∪ ∪
∪∪
447 :
308:02/09/20 00:47 ID:gT7jm0l4
ずれてますw
今日のレート
ハクオロ≧裕子>はじめ=御堂>浩子=拓美=往穂>ひろみ=蝉枝>柳乃=潤=ゆう≧祐子=芙蓉≧奏=女耕一>ふゆ
↑のようにちょくちょく更新してみても面白いかな、と。
なお、このレートは皆様のご要望及び意見によって変動したり
または打ち切られたりしますw
「彼女はもっと○○だ!」「彼女も出して!」等意見あればよろ。
>>441 そりゃさすがに小さすぎー!でもそれはそれで萌えるぞー!w
ロリ大学生ふゆマンセー!(爆
>>443 貧乳バージョンの反転耕一なら、「晃(あきら)」って名前案が挙がってたよー。
と、考えた当の本人が主張してみるテスト。
やっぱその名前使ったSSの一つでも書かなきゃダメかー!
>>446 いい感じだぞー! 生きろー!
449 :
448:02/09/20 22:13 ID:OaI5Fd5X
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ ←見事にスレの流れを停めてしまったバカ
∪∪
それでは何事も(以下略
∧_∧ ||
⊂(∀’ ) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
((イ` > ∧||∧
(_\ \ ( ⌒ ヽ
>>448-449 (__) ∪ ノ
∪∪
∧||∧
( ⌒/
∪ / / ヽ
/ ノ >448-449
∪∪
∧ ∧,〜 と思ったが、やっぱり氏ね。
( (⌒ ̄ `ヽ _
\ \ `ー'"´, -'⌒ヽ
/∠_,ノ _/_
/( ノ ヽ、_/´ \
、( 'ノ( く `ヽ、
/` \____>\___ノ
/ /__〉 `、__>
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
451 :
308:02/09/21 02:28 ID:7oYdYuft
反転理緒シナリオ書きたいと思ってるんですが、
どうしても行為に及ぶ経緯(wが理解不能になってしまうんです。
皆様、お手を煩わせて申し訳ありませんが、もし妙案が浮かびましたら
御教授下さい。お願いします。
芙蓉と柳乃のクロスオーバー物を書きたいんだけど……
年代的にムリがあるか(泣
>>452 無理矢理でもいいのでわ。
マーブルのクロスなんて時代も何もあったもんじゃないしー。
目を覚ます。見上げた先には、天井。
「……知らない天井」
――古いネタを口にしたと、自己嫌悪した。
「おはようございます」
「おや、おはようございます。早いですね」
「あー、ははは。そりゃまあ、朝からあれだけドタバタされれば」
食堂に降りた私は丁度コーヒーを淹れていた秋人さんに、挨拶をした。サイフォンで入れるコーヒーなんて、珍しい。というか、一般家庭でそれはやりすぎなのではないだろうか。
「良い香り」
「祐さんはコーヒー党ですか?」
アルコールランプの炎を眺めながら、秋人さん。私が「ええ」と頷くと秋人さんは嬉しそうに笑う。
「じゃあ、祐さんもコーヒーで良いですか?」
「はい。お願いします」
ダイニングテーブルの椅子を引いて座ると、丁度後ろから雪兎が顔を出してきた。
「父さん。俺の制服知らない?」
「クリーニングに出しますから、しまってありますよ。新しいのを出して、着ていって下さい」
「わーった。あ、祐。おはよう」
「……おはよー」
朝のドタバタの原因に、気の抜けた挨拶を返す。……朝が弱いとは言っていたけれども、あの目覚ましは異常だと思う。早朝から部活があるとかで、雪兎は目覚ましをかけていたらしい。……らしい、というのは結局その目覚ましで目を覚まさないからなのだが。
「あ、雪兎。今日早く帰ってくる?」
「ん? まあ、午前中だけの筈だけど」
「荷物が今日届くのよ。整理とか、手伝ってくれない?」
「……まー、いいけど」
「やった。これで人手確保」
雪兎が微妙な表情で、笑っていた。
455 :
454:02/09/21 19:20 ID:2rUeWqan
なんか、十足飛びくらいで濡れ場を書きたい衝動が……。
あゆとか真琴とかの遭遇をどうしようと考えれば考えるほど。
……いっそ学園は一切出さないで行けばいいのだろうか(水瀬家の風景、だし)
いかがなものか、と聞いてみたり。
>>455 莫迦正直に原作ストーリー通り進行する必要もないのでは。
無数のミニシーンの連続って形で進行してもいいと思う。
>>455 濡れ場って…秋人さん×ゆう(逆も可)のですか?
…ぜひとも見たい!
無理するよりは、ここは衝動に従うべきかと。
夜の闇に包まれた室内で、うっすらと輝く存在があった。
カーテンの隙間から差し込む月の光。今宵は満月。その銀色の光が、室内を藍色に染める。その光を受けて、真白く輝くのは少女の肢体だった。
恥ずかしげに手で秘所と胸を隠す少女の前には、男性の姿がある。
柔らかいまなざしが、少女の全てを受け入れるかのように、微笑む。
「祐」
「秋人……さん」
男の声に答えるように、掠れた声が男の名を呼んだ。
「綺麗ですよ。……本当に、綺麗です」
繰り返し、賛美する男の声に、少女は顔を赤らめる。ぎゅっと力を込めて、腕を胸と秘所から離した。夜気にさらされる白い肢体。
つん、と上を向いた乳房も、暗い蔭に隠された秘所も。男の視線にさらされる。
「恥ずかしい……です」
「綺麗ですよ。ええ、本当に。雪兎なんかには、もったいない」
――微笑みのまま、男の手が少女の身体を引き寄せた。
厚い胸板へ抱きすくめられ、少女の唇から「あ」という吐息が漏れる。
「貴女が雪兎に抱きしめられている姿を見た時の私はね、本当に、実の父親のくせに、雪兎を殺してやりたいと思う程に嫉妬していたんですよ」
耳元で、秋人の声。ゾクゾクと、背筋が震える。自分の身体を抱きしめる秋人の手が、ゆっくりと肌を愛撫する。その度に、唇から吐息が漏れる。
「可笑しいですね。貴女は私にとって姪なのに」
「秋人、さん。私、秋人さんが――」
「愛してるんです。妻を亡くした時から、もう二度とそんな事は思わないだろうと思っていたのに。こんな、自分の息子と同い年の、姪に私はいかれているんですよ」
「情けないですね」と自嘲するように呟きながら、秋人の唇が近付く。一瞬の沈黙。そして、重なる。
「む……ん」
実質、祐にとって、それはファーストキスだった。あの夜、眠る秋人の唇へ重ねたそれをノーカウントにすれば、だが。
「愛しいですよ。祐。貴女は私の物です。誰にも触れさせはしない……」
秋人の声に、祐はただ幸福感に包まれていた。
濡れ場ゆーても、まだこんな感じで。
祐(ゆう)のバストは並かな。あの表からすると。
>>459 いいですねー。good job !
この後、泥沼確定か?
ベッドに腰掛けた男性が、愛おしげに自分の前に跪く少女の髪を梳る。時折、表情を歪めるが、それは苦しさよりも快楽による物だろう。湿った音と男の唇から漏れる声。そして、少女の息遣いだけが響く。
「……そう。いいですよ……」
股間に顔を埋める少女が、幸せそうに目を細める。全身を薄紅色に上気させた少女が、はしたなく啜る音を立てた。
「ん……っぷ……むん……ぷぁっ」
何かに取り憑かれたかのように、焦点の定まらない瞳で、ただ執拗なほどにくわえる。既に唾液でてらてらと輝く、血管を浮き上がらせた長大な怒張に、少女は頬ずりをする。
「はぁ……秋人さん……」
堪えきれない、と言わんばかりに唇から漏れる吐息。
「祐。ほら、休まないで……」
秋人はそう言って微笑みながら、祐の頭を撫でる。嬉しげに目を細めると、祐は再び口を開き、喉の奥深くまで呑み込んだ。咽せる事なく、口腔で刺激を加えていく。舌を這わせ、吸い込む。指先で袋を弄り、竿をしごく。
初めて関係を持ってから、秋人に教えられた行為を愛しげに繰り返す。
既に、彼女の脳裏には、それを恥ずかしがるという理性は残ってはいない。
好意が愛情に変わり、その感情が叶えられた時。
少女は――『女』になった。
そして、今。
『女』は『雌』になっている。
舐め、なぶり、こすりながら。祐の腰が、ふるふると震える。擦り合わせるように足を動かし、ゆるゆると尻を振る。
「ほら。お留守になっていますよ、祐」
「……む……ん……あぁ……っはぁ」
秋人の声に答えるように、祐は首を振る。喉の奥底まで呑み込み、粘膜で愛するのだ。だが、その度に、彼女の奥深くから熱い雫が零れていく。
「お願い……しますぅ……」
焦点を失った瞳に懇願が浮かぶ。肉棒を前に、祐は服従するように、秋人を見上げるのだ。
「……さ、こちらへいらっしゃい」
秋人の声が優しげに祐の耳朶を打つ。のろのろと立ち上がると、祐は彼が腰掛けていたベッドの上に登った。
何も身につけない肢体を視線に晒しながら、祐は秋人の正面に座る。ゆっくりと、足を開きながら。
「……お願い……です……。もう、我慢……できないんですぅ……」
懇願。涙すら浮かべながら、祐がせがむ。足の付け根。誰にも――眼前の男以外には決して見せないだろう、その貌に、秋人は優しげに微笑む。
「私も――我慢、できませんよ。もう」
既に熱い坩堝と化した祐の秘所に指を這わせ、その状態を確認する。最早、改めて愛撫する必要がない事を確認すると、秋人は祐の唾液に濡れたまま、天を向いてそそり立つ怒張をあてがった。
「――早くっ――――ああああんっ」
せがんだ声が、途端に弾ける。
腹の奥深くまで串刺しにされる感覚が、祐の意識を焼く。
「は……っあっはっあああああっ」
呼吸が途切れ、断続的に叫ぶ。その度に祐の秘所はくわえこんだ『男』を収縮して締め付けるのだ。秋人の表情が快楽に歪む。
「っ――くっ。いいですよ。相変わらず、よく締まる……!」
「あ、あああ、はあっ、ひあっ、やあっ、ああああああああああああああっ!!」
ピストンが始まった途端、祐の声がさらに跳ね上がった。少女の身体に隠れた悦楽が、全て暴かれていく。普段のむしろ陽気ですらある彼女。果たして誰が、この淫蕩な様を想像できるだろうか。
誰とでも仲良くなれる陽気な祐の、この悦楽に溺れる様を。
「熱いっ! お、奥がぁっ! あ、はああっ、届いてるぅっ! 奥、奥までぇっ!」
理性を通さずに、ただ本能のおもむくままに叫ぶ祐の声に、秋人が我を忘れる。打ち付ける腰の速度と力が強まる。まるで祐の腹を突き破るかのように、全身の力を込めて少女を貪るのだ。
「や、やああっ、きたのっ、きたのぉっ! ひああああああああっ」
祐の叫びを聞きながら、秋人は全ての欲望を彼女の腹に吐き出していた。
「や、やああっ、きたのっ、きたのぉっ! ひああああああああっ」
祐の叫び。それを聞きながら、雪兎は荒い息を吐き続ける。限界まで引き絞られた快楽が、彼の股間から吐き出されようとしていた。
自らの腺液がべっとりと付着した指が、ぐちゃぐちゃと濡れた音を立てる。しごく速度が上がるたびに、彼の脳髄が麻痺していく。
――自らの父と従姉妹の交合する様を覗き見ながら、彼は自慰を繰り返す。
従姉妹の――祐のあられもない叫びを聞きながら、彼は幾度も放出を繰り返す。限界が近いのだろう。睾丸が、きゅう、と持ち上がる感覚が迫ってきた。
祐。祐。祐。
ただ少女の顔を思い浮かべながら、しごく指に力を込めた。
「っ――くぅ」
白濁の液が漏れ、自らの指を汚す。最早、飛ぶ程の力も残っていない残滓に、少年は惨めさすら憶えた。
なぜ、こんな事をしているのか。彼女は自分を選ばなかった。彼女が初めて父と結ばれた夜から、ずっと。
彼は、この行為を繰り返している。
彼女を抱く父の代わりに、自らが彼女を抱いている夢を見ながら。
なんと惨めで愚かな代償行為だろう。
「ゆう……っ」
それでも彼はこの行為を止める事は出来ない。
そして、これ以上の真似もできない。
彼女は今、自分の手の届く所にいるのに。
父の目の届かない場所で、彼女を抱く事だって、出来るのだ。どんなに祐が行動的なのだとしても、自分は男で、彼女は女なのだから。
それが出来ないのは、きっと祐が秋人を愛しているから。
どんなにその肉体を貪ったのだとしても、雪兎が欲しい祐の心は決して手に入らないだろうから。
「惨め……過ぎるよっ」
再び上がった祐の嬌声を聞きながら、雪兎は血を吐くような声で叫んでいた。
>>460 泥沼さんでございます。
なんというか、他人(自分が好きな女と別の人)の行為を見ながらの自慰っていうシチュエーションは、エロマンガ的だなぁ、とか思いました。
雪兎、ダメすぎ。
>>464 秋人×祐キタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━ !!!!!
ヘタレ街道まっしぐらな雪兎も(・∀・)イイ!
インモラル…嫌いじゃない。
今日はどこで暇をつぶそうか、駅前の本屋にでも行こうかな、なんて考えていた時の事だった。
女の子が一人、校門のあたりをうろうろしていた。気になったから、なんとなく声を掛けてみた。
「ねぇ、そんなとこでなにやってんの?」
だらしなーい格好に鼻水たらたら。まさにジャリン子一直線。
「なにやってんの?」
もう一度訊ねると、その子は答える代わりに胸を張った。
「…なによ、その態度は」
「…あたしの方がでっかい」
初めて口を開いたと思ったら、よく解らないことを言って。……どうも、胸が大きいと言いたいらしい。
「うん、私よりでっかいね」
子供と張り合っても仕方ないので、軽い殺意を抑えつつ冗談交じりに応える。
「にーちゃん、知らない?」
にかっ、と一本抜けた歯並びを見せてその子は私に尋ねた。
「兄ちゃん?あなたの?…えーと、あなたのお兄ちゃん、なんて名前なの?」
「りおにーちゃん」
その瞬間、私は思い出した。…そう言えば、理央くんが言ってたな、弟がよく来るって。
「うん、よく知ってるよ。あなたの名前は?」
「あたし、リョウコ!」
「私は浩子。よろしくね」
「うん」
「理央兄ちゃんに会いに来たの?お兄ちゃん、学校にいるか分かんないよ?もうバイトに行ったんじゃない?」
「あたし、ずっとここにいたよ」
リョウコはぶんぶん首を振って否定したので、私は彼女に理央くんを探す約束を取り付けた。
「その前に、私に教えて。なんでお兄ちゃんは一日にたっくさん働いてるの?」
もしかしたらと思い、私は理央くんに関する一番の疑問をぶつけてみた。
「あたしのかーちゃん、病院」
「お母さんが病院?病気とかなんか?」
「うん。ひどいびょーき。」
「う〜ん、大変なのね。お父さんはどうしたの?」
「とーちゃん、ずっと前からいない」
「はぁっ?そんなので、あなたんち、大丈夫なの?」
「にーちゃんがいる。弟もいるよ」
…いや、自信たっぷりに言われても……
でも、これで重要な事が分かった。
理央くんは生活費を稼ぐ為にあんなにハードな一日を送ってたんだ。
家族の食費に母親の入院費、それだけでも放課後のバイトぐらいじゃ足りないはず…
それを隠すために彼は、私が訊いてもバイトの理由を言わなかったんだろう。
ということは、バトルッチ一個買うだけでもかなりの負担になる。
…理央くんがそんな辛い思いをしてたのに気付きもしないなんて、私……
「ひろこねーちゃん、早くにーちゃん捜してっ」
「うん、わかった。…それから、私がリョウコにお兄ちゃんの事を聞いた話、秘密にしといてね」
「いいけど、なんで?」
「いいから、女と女の約束ってことにしといて、ね?」
「…わかった」
そこで、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「藤田さ〜ん!」
生徒玄関の方から、理央くんが駆けてくる。
「ちょうどいい所で、お兄ちゃんの登場だね」
「藤田さ〜ん、って…あれ?良子?どーして藤田さんと一緒にいるの?」
「いやぁ、ついさっきここで会ったのよ。ねぇ、リョウコ」
「うん」
「あの…良子、生意気なこと言わなかった?」
「別に。かわいい妹じゃないの」
「こらっ、良子、学校に来ちゃダメだって言っただろ!ほらほら、鼻かんで」
「まぁまぁ、そんなに叱らないであげてよ。お兄ちゃんに会いに着ただけなんだから」
「そうだね、藤田さんがそう言うなら…」
「にーちゃん、仕事!」
「あ、もうそんな時間か。お仕事お仕事…」
「そっか、今からバイトなんだ。私もその辺まで付き合うよ」
「やったーっ、ありがとう!」
その日は、三人で新聞の販売所の近くまで一緒に帰った。
…でも、今日は理央くんの隠された一面を知ってしまった。
…ということで久しぶりに反転理緒を書いてみたんですが…
…何にも進歩してないですね。帰って来てすみません。
もう少しだけ続くかもしれません。それまでご辛抱ください。
回線吊って首切ってきます…
472 :
471:02/09/23 01:58 ID:mwm3RSvs
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ すんません、激しく誤爆しますた。
∪∪
>>470 お久しぶりです。
辛抱なんてとんでもない。反転理緒、続き期待してますよ。
眩しい光に、意識が覚醒していく。
「……んにゅ」
うっすらと目を開けてみると、ぐしゃぐしゃになったシーツにくるまった私が一人いた。他には誰もいない。
ダブルサイズのベッドの上には、私だけ。
床には脱ぎ散らかした下着とパジャマが落ちていて、シーツには自分の汗とか色々な液体の染みが出来ていた。
「……あー」
マズイ、と思いながら身体を起こす。
何も身につけていない身体。あちこちに鬱血した後がある。――昨夜の自分の痴態を思い出して、身悶えしてしまう。
「うわ。こんなトコにまで」
首筋にもしっかりと跡がついていた。太ももの奥にもばっちりと。
「うわー。こりゃ困ったなぁ」
それ以前にシャワーを浴びないと、とか考えながら起きあがる。肌に着いた秋人さんの精液は、一応ティッシュとかで拭ってはあるけども、なんとなくパリパリとした感触がある。
「――う」
時計を見れば、もう昼と言っても良い時間だった。雪兎はもう部活に行っただろうか。休日の前の夜は、いつもこうだ。普段は学校があるから、と秋人さんは私を抱こうとしない。その分、休みの日は、こう、まさに体力の限界まで貪りあってしまう。
脱ぎ捨てていた下着とパジャマを着ると、そっと秋人さんの寝室から顔を出した。
人気がない事を確認すると、足音を忍ばせて自分の部屋へ戻る。こんな時に雪兎とばったりなんて事になったら、かなり洒落にならない。
幸い、雪兎の気配は無かった。部屋にも人気がない。
自分の部屋で着替えを用意して、お風呂場へと急ぐ。
途中で玄関を覗くと、やっぱり雪兎の靴は無かった。居間を覗くと、秋人さんがお茶を飲みながら新聞を読んでいる姿が見える。
「……秋人さん。おはようございます」
「おや、ようやく起きたんですね。おはようございます。祐さん」
昨夜の疲労など一切顔に出さず、いつもの微笑みを浮かべる秋人さん。正直、私はこの人の体力は化け物なんじゃなかろうか、とか思っていた。
セックスの時だって、秋人さんが先にダウンした事は一度も無い。いつも自分が先にダウンしてしまう。「経験の差です」と悪戯っぽく笑いながら言っていたけども。
「おはようございます。あ、私、シャワー使わせてもらいますね」
「ええ。どうぞ。……ああ、すみません。跡、残っちゃいましたね」
「え?」
歩み寄ってきた秋人さんが、そっと私の首筋に手をやる。なんというか、これ以上ないくらい「私はセックスしていました」という痕跡を見つけて、困ったように笑う秋人さん。
「えーっと。あの、大丈夫ですよ。タートルネックの服とか着ていれば目立たないし。今日はお休みだから、制服じゃないですし」
あはは、と笑って誤魔化すと、そのまま後ずさる。
「じゃあ、シャワー浴びますからっ」
バタバタと走ってお風呂場へと飛び込む私を、秋人さんは微笑みながら見送ってくれた。
熱いシャワーを浴びながら、シャンプーで髪を洗う。トリートメントした後は、ボディシャンプーで念入りに身体を洗う。熱い湯を浴びて上気した身体は、鬱血の後をさらに際だたせた。
「うわー。お尻も、かぁ」
鏡で確認すると、なんというか、あちこちに跡が付いていた。まあ、これはこれで実は嬉しいのだけれども。秋人さんが私を自分の物だと言うための、マーキングなのだから。
私は秋人さんの恋人。秋人さんは私の恋人。
表だっては言えないけれども、私にとってそれは証みたいな物だから。
バスタオルで全身を拭いて、新しいタオルで髪を拭う。ついでに軽くコロンを首筋に着けて、完成。新しい下着と服を着ると、居間へもう一度顔を出す。空きっ腹を刺激するいい匂いがした。
「ああ、もうすぐご飯の用意が終わりますよ」
「はい。あ、手伝います」
休日の午後は、こうして始まるのだ。
絶倫魔人秋人さん。ジャムは媚薬か(w
「ごめんね、藤田さんに迷惑かけちゃって…」
「気にしないでって」
私たちはヤックで食べている時にそのことに気付いてしまった。
バトルッチがなくなっていたのだ。
たぶん、さっき転んだ時にポケットから落っこちたんだと思う。
せっかく徹夜までして手に入れた妹へのプレゼント。理央くんにとって、どれだけ大事なものかはすぐわかる。
「良子ちゃんの誕生日、いつだっけ?」
「29日…」
「それまでに絶対出てくるはずだから、そんなに気を落とさないで、ね?」
理央くんと別れた私はひとり、歩きながら考えてみた。
大人気のバトルッチ。まず間違いなく、出てくることはないだろう。
理央くんが苦労して手に入れたプレゼントが、もう二度と返ってこない。
「…ったく…。こうなったら、一肌脱いであげちゃうか!」
私は、歩いていける範囲のおもちゃ屋全部を巡った。
…結果は惨敗。どこも入荷未定、たぶん全国どこに行ってもこんな感じなんだろうな…
疲れた足を引きずるようにして私は家に帰った。
その次の朝。
教室にたどり着いた私は、
「おはよう、浩子」
その声を聞いた瞬間、電撃に打たれた。
「そうだっ!雅美、ちょっとちょっと!」
鞄を机に置く事さえせずに雅美に詰め寄る。
「え、な、なに?私、なにか悪い事した?」
「そうじゃないの。あなた、バトルッチ持ってたよね?」
「ああ、あれ?今日は持ってきてないよ」
「あれ、今でも遊んでるの?」
「浩子に見せた日から、すっと箱にしまったままだよ」
「そう…。……ねぇ、お願い、私にそのバトルッチ譲ってちょうだい!」
つい声を荒げてしまう。何人かのクラスメイトが驚いて振り返った。
「どーしたの?そんな大きい声出して」
「どーしても欲しいのよ!」
「…うん、まあ、私はいいよ。使わないものが部屋にあるだけで、結構落ち着かなかったしね」
「うん、ちょーだいちょーだい」
「じゃあ、明日持ってくるね」
「ぜひお願いします……それで、いくらで譲ってくれるの?」
「浩子からお金なんて取れないよぉ」
「そっか…ごめんね」
内心、雅美に気の毒だな、なんて思いながら、私はほくそえんでいた。
さあ、後はそれを理央くんに渡すだけだ。
…ということで反転理緒編の続きを書いたわけなんですが…
テンポアップしてないなぁ、と。
明日あたりからまた忙しくなるので更新が遅くなり皆様には大変にご迷惑をお掛けして
回線吊って首切ってきます。
↑署名を忘れておりました
「へっ、じつは女でしたー、なんて、まるで安物の少年マンガか三文小説の世
界だね、こりゃ」
半ば呆れた顔でそう言って、肩を竦めたのが、千鶴さんのすぐ下、次女の梓。
「なんだよ、本人にとってはけっこう深刻な問題なんだぞー」
とは言うものの、私の顔も苦笑ぎみだ。
別に深刻じゃない、と言うわけじゃない。むしろその逆。これまでの人生の
半分をあの馬鹿親父に弄ばれてたと思うと、堪忍袋の緒が10本ぐらいまとめて
切れそうだからだ。そんなことになったら、東京が壊滅する。これは比喩では
ない。私はそれぐらいの力を持っている……直に、それについても説明するこ
とになるだろう。
とにかく、怒りでもって発散できないストレスである以上、もう、ネタにで
もするしかない。
「梓お姉ちゃん、そんなこと言っちゃ悪いよー」
向かい合っている私と梓の間に割り込んできたのが、四女で末っ子の初音ち
ゃん。
その顔はやっぱり苦笑している、でもどちらかと言うと気まずそうな苦笑か。
「そんなこと言ってもなぁ、中学入るまで気付かなかったなんて、ププ……」
「そう言う笑い方は止めろよな」
梓は相変わらず口が悪い。ついでに行儀も悪い。ちゃぶ台の前にあぐらを書
いて座っている。もちろん初音ちゃんは正座している。
まぁ、これでも良くなった方だが……。もっとも、私も中学になってからな
おしたもんで、それも精々「俺」が「私」になった程度。人のことは言えない
か。
482 :
481:02/09/23 16:48 ID:+u5K+P0d
「ははーん、まぁ、自分で男と間違えても仕方ないかもな、それじゃ」
梓が、少し意地悪そうに笑いながらそう言った。
「なんだよ、そりゃ」
私は梓の意図が分からず、怪訝そうな表情を向ける。
すると、梓は突然、私の方に身を乗り出して、
「これだよ、これ♪」
つんつんっ
と、梓が突いたのは、私の胸、すなわち、乳房。
一瞬間をおいて――
「ななっ」
と、私は跳ね返るように、胸元を手で覆って、身をよじった。
「おおっ、いっちょ前に女の子らしい反応するじゃん」
酔っ払いか、お前は。
「あ、あ、当たり前だろ!」
「しかしまー、見事にまっ平だねぇ」
私の批難もどこ吹く風、梓はそこでなぜか、手で目を覆う仕種をした。
「なんだよ……私のへばりつくような胸がお前になんか迷惑かけたか!?」
私が怒鳴りかえすと、梓はいよいよ呆れたような顔になる。
「自分でそこまで言うかね……」
「いいんだよ、大きさなんか気にしてないんだから」
まぁ、全く気にしていない、と言えばウソになるかも知れないが、別にコン
プレックスだとは思っていない。
「ほー、それにしては、今随分ムキになってましたな?」
梓が、スケベ親父のような視線を私に向けてそう言った。
私は、ダンッ!! とちゃぶ台を叩き付けて、
「おのれが断わりもなく人の胸触るからだろーがッ」
まったく…………
483 :
482:02/09/23 16:49 ID:+u5K+P0d
その時、急に後ろに気配を感じた。
振り返る……と、そこに女の子が立っていた。
三女の楓ちゃんだ。
「およ、楓、お帰り。……なぁなぁ、吃驚するだろうけど、こいつ……」
苦笑しながら、梓は私のことを笑い話風に楓ちゃんにはなそうとした。
しかし、楓ちゃんは、それを気にもとめないかのように、私に見入り――
「こ、耕一さん……?」
「はい?」
あう……思わず、間の抜けた返事をしてしまった。
しかし、まだ梓の説明が始まっていない時に、楓ちゃんは私のことが耕一だ
と分かったみたいだ。
「そ、そうだけど……」
「なに、楓、こいつが耕一だって分かるのか?」
驚いたように声を出す梓。
「だって……はい、でも……こんなことって……」
楓ちゃん自信も、本来切れ長の目をまんまるくして、私を驚愕の表情で見て
いる。
「楓……ちゃん?」
私がそう言って、楓ちゃんの手をとろうとした時、
ぼんっ
そう言う音がするくらいの勢いで、楓ちゃんの顔が、一気に真っ赤になった。
「そそそそ、その、ごめごめ、ごめんなさいっ……」
しどろもどろになりつつ、楓ちゃんは、ずりずりっと何歩か下がったかと思
うと、突然、きびすをかえして家の奥の方へ走っていってしまった。
「?……??」
「な、なんなんだ……あいつ?」
俺も梓も、わけが分からず、頭に疑問符を浮かべている。
484 :
484:02/09/23 16:49 ID:+u5K+P0d
「……それにしても、楓お姉ちゃんらしくなかったね」
そう、心配そうな表情でそう言ったのは、初音ちゃんだった。
「言われてみれば……ふだんは驚いても、あんなふうに取り乱すことなんてま
ずないのにな……」
「うん……」
腕を組んで考え込む梓に、初音ちゃんが相づちをうった。
「そうなのか?」
「ああ……」
私が聞くと、梓は、そこまでは真剣な表情で答えたのだが、
「しかしまぁー、男のはずの従兄が実は女性でしたなんて、そうそうある話じ
ゃないしな」
と、再び呆れたような視線を私に向ける。
「私は天変地異かなにかか!?」
柱をドンッ、と叩き、私は梓に向かって大声を発する。
「あらあら、2人とも、何を為さってるんですか?」
玄関の方から入ってきた千鶴さんが、私達の間に入ってきた。
思いっきり幸せそうな顔をしているのは、どうしてだろう?
ようやくそれらしくなってきたか知らん?
とにかく、遅れ遅れで申し訳ないでっす。
取りあえずはここまで……
近所でカギとじ込んだ車とってきてから、吊っておきます。
あ・・・
よ、481-484・・・さん、吊らないで・・・下さい。
私、も、も・・・萌えました・・・から・・・。
胸を庇う耕一の仕草とか、梓のからかっている様とか・・・萌える・・・
488 :
486:02/09/23 23:03 ID:bX5cmH1c
だ、だって・・・
四姉妹がそのままで・・・その・・・耕一さんだけが性別反転なんて・・・
ずっとそんなシチュエーションを夢見てた・・・
ずっとそんなの妄想だって思ってたのに・・・書いてくれる人がいるなんて・・・
あたし、びっくりしちゃって、どうしたらいいのか・・・分からなくて486みたいな
短レスを返しちゃいました。ご、ごめんなさい。
応援してます。楽しみにしてます・・・。
えーと、皆様に相談なのですが、今私が書こうとしている反転理緒シナリオ、
話の都合をつけるためにどうにか頑張ってるわけでして、その、あれです、あー…
浩 子 を S に し て も い い で す か ?
手ほどきおねーさんな浩子さんを書いてもいいですか?
だめですか。そうですか。回線吊って首切ってきます。
( ノ゚Д゚)ノ 激しく許可!激しく許可!激しく許可!
書こうと思ってる案が二つあって、
@手ほどきおねーさん浩子さん本領発揮の巻
A初めて同士の二人のもどかしい濡れ場の巻
どっちにしようかなぁなんてしょーもないことを考えている
どうしようもない僕に天使が下りてこないです
「どうぞ、くつろいで下さいね」
「すいません、千鶴さん……」
私は千鶴さんに案内されて、屋敷の奥の客間まで通された。
私は、この部屋にはなじみが深い。ここに遊びにきた時には、この部屋に泊
まったからだ……ほとんど……
いや、たまには千鶴さんの布団に潜り込んだりしたけど……
部屋を見渡す。つくりは昔とかわっていない。
ただ、ところどころ、鎌か何かで深く斬り付けたような傷跡がある。
「千鶴さん……ひょっとして、親父は生前、この部屋で?」
「えっ…………?」
私の突然の問いかけに、千鶴さんは、一瞬、戸惑ったような顔をした。
そして、真剣な表情に影を落とす。
「はい……」
と、呻くように言った。
「馬鹿親父が……」
私は、感情を押し殺すようにして呟いた。
「そうですね……耕一さん、女性でしたら、もう、柏木の力のことに……」
千鶴さんが背後から、問いかけてくる。
私はくるっと振り返り、
「んー、まぁ、母さんからいろいろとね。そんなに詳しく知ってるわけじゃな
いけど……」
と、先ほどまでの軽いのりに戻ってそう言った。
493 :
492:02/09/24 01:41 ID:JJRUwYqt
「では、叔父様のことも……」
「ん、まーね。なんだ千鶴さん、何しんみりしちゃってるの? あのいいかげ
ん魔人だよ? コントロールできるわけないっつーの。自業自得だって」
「…………」
「ま、あんなのでも一応親だからさ、ここまで壮絶なの見ると、多少は、ね。あははははは……はは……」
沈み込む千鶴さんを見て、私は努めて明るくふるまおうとしたんだけど……
逆効果かな、こりゃ。
私の乾き切った笑いが途切れ、しばらく沈黙が空間を支配した。
……い、いかん……極楽トンボが飛んでいる。
「耕一さんの前ではどうだったか分かりませんけど、この家では……生真面目
な方でしたよ、賢治叔父様は……」
「へっ?」
千鶴さんのいきなりな発言に、私は目を丸くする。
「……っ、すいません、その……夕食の時に、また呼びにきますからそれまで
……」
「あー、はぁ…………」
千鶴さんは俺の生返事も取りあえず、慌ただしく障子を締めて出て行った。
私はその場で、あぐらをかいて、考え込むようなポーズになった。
「あの親父が生真面目……んなこたぁない!」
494 :
493:02/09/24 01:42 ID:JJRUwYqt
それから、千鶴さんの言葉に甘えて、私は客間の畳の上の横になっていた。
しばらくまどろんでいると、
「おにいちゃ……えっと、耕一お姉ちゃん、いい?」
と、障子越しに声が聞こえてきた。初音ちゃんの声だ。
「んー、なに? 初音ちゃん?」
私は身を起こし、返事をする。すると、障子をあけて、初音ちゃんが顔を見
せた。
「梓お姉ちゃんね、そろそろ御飯ができるから呼んでこい、って」
初音ちゃんがちょっともじもじしたような、笑顔で私に伝える。
うーん、いいなぁ。癒し系だよね。初音ちゃんは。
そんなことを思いつつ、
「へーいへい、よっと」
私は、跳ね上がるようにして立ち上がった。そのまま、居間に向かう。
柏木家について、初めての夕食。
こうして、何人もが1つのテーブルについて食べる食事なんて、何年ぶりだ
ろう?
私はそう思いながら、ふすまを開けて部屋の中に入る。…………
「な、なんだよ、私の顔に、何かついてるのか?」
じーっ、と、黙ったまま私に視線を向けてくる、3人、……傍らにいる初音
ちゃんも入れると4人の美人姉妹(女の私から見ても、掛け値無しにそう思う)
に、私は思わずたじろぐ。
「い、いえ、別に、そう言うわけではないんですけれども……」
最初に、慌てたような表情を見せたのは、千鶴さんだった。
「本当に、女なんだと思ってな……」
続くように、梓が言う。
「なんだよ、それ……まだ違和感があるってか」
梓の言葉に、私はついつい、不機嫌そうに答えてしまう。
はぁ、まったく……
これと言うのも、全部あの馬鹿親父のせいだ。
495 :
494:02/09/24 01:43 ID:JJRUwYqt
親父が、親父の兄貴、つまり私にとっての伯父、千鶴さん達の父親……とに
かく、その人に、
『跡取りに関しては、俺に任せておけ』
などとゆータワケた無責任発言をしたせいで、こうなったんだ。
その当時――千鶴さんしか子供がいなかった伯父夫婦にとっては、福音だっ
たんだろうが……おかけで、私は、親父に男として育てられるハメになっちま
った。
で、肝心の自分は私の弟をつくってくれればいいものの、その後子供はなし。
逆に、伯父夫婦の方が子供には恵まれたが、全員女性。
結局私は、中学に上がる寸前まで、男だといわれながら育てられて、自分も
それを疑わなかった。なにせ、名前まで、
柏木耕一
こうだもんな。
「ったく、馬鹿親父が……っ」
私はふて腐れたように、自分に用意された席に、あぐらをかいてどっかりと
腰を下ろす。
うん、自分で言うのもなんだが、なかなかの男っぷりだ。…………どちくし
ょう。
「まぁまぁ、そう不貞腐れなさんなって」
梓が悪戯っぽく笑いながら、私に向かって言う。千鶴さんが、くす、とかわ
いらしく笑った。
496 :
496:02/09/24 01:44 ID:JJRUwYqt
もっとも――それが性別に関してだけだったら、私も話のネタ、ぐらいに考
えられたんだろうけど。
親父の悪のりは、私の生理的なものにまで悪影響を与えてくれた…………
ふと。
熱い視線を感じて、そっちの方に視線を向けると……
ずーっと黙っていた楓ちゃんが、私の方に視線を向けている。
なんだか、ほんのり顔を赤らめて……熱っぽいのか?
「どうしたの? 楓ちゃん?」
「えっ!?」
私が声をかけると、楓ちゃんは弾かれたようにびくっ、と身体を揺らした。
「どうかしたの? それとも。調子でも悪い?」
「え、い、いえ、べ、べつに、そう言うわけじゃ……その、ごっ、ごめんなさ
いっっ」
楓ちゃんは真っ赤になって俯いてしまう。うーん、なんだろう?
「耕一おにい……お姉ちゃん、楓お姉ちゃんはね、お姉ちゃんに会えたのが嬉
しくて照れてるんだよ」
「は、初音…………っ」
苦笑しながら私に話しかけてきた初音ちゃん。その言葉に、楓ちゃんが驚い
たように、赤い顔のまま初音ちゃんの方を見た。
照れる……何を照れてるんだろう? 別に、私としては、楓ちゃんに喜ばれ
るのは嫌ってワケじゃないけど。
「おっと、いい加減にしないと御飯が冷めちゃうな……とりあえず、みんな、
食ってくれよ」
唐突に割り込んできた梓の言葉に、その話題はいったん中断されて、私達は
改めて食事を始めることになった。
ういっす。なんとかタイムリミットギリギリ。
以前書き出しだけかいた部分でつ。
ちなみに、来週もマトモに仕事になるか分かりまつぇん。
忙しいのならともかく、予定している仕事がこないってのはどうよ?
取りあえず、夜食と朝飯確保してから吊ってきます。
>>497 乙かれ!
…この後どのルートに進んで誰とあんなことやこんなこと……ぶっ(鼻血)
ドリィとグラァは双子の女の子。
ふたりとも自分が仕えているお館さまが大好き。
ふたりは最近房事に興味津々。
お館さまに色々教えてもらってます。
そんなある日、ドリィとグラァはお館さまといっしょに
おるすばんすることになりました。
さてどんな楽しいおるすばんになるのでしょうか。
備考
ドリィとグラァの性別は変更可能です。
男の子の双子と男の子と女の子の双子に変えれます。
主人公の性別も変更可能です。
男でも女でも十分に堪能してください。
500 :
旧69:02/09/24 17:46 ID:bFC+MZsl
久々の書き込みがコレかい自分(鬱
………吊ろう。(キュッ…ブラーン
お久しぶりです…が、最近はネタ考えるヒマがありませんですた(;´Д`)
それ以前に奏さんの初夜?やっちゃったし、舞人×ゆうの後日談を…?
…などと、怠けた事を考えていたりします、すみませんです…。
全然期待しないで、気長にお待ちいただけると幸いです(鬱
さて、旧69氏の縄を斬ったら斬首台に逝ってきます…。
502 :
497:02/09/24 19:14 ID:Z64pgIdX
∧||∧
( ⌒ ヽ 寂しいね、そりゃ見事だね♪
∪ ノ
∪∪
“ふゆ”にはタチで、“英子”にはネコな弥生さん(女)
>>491 個人的には@キボン。かなり今更だけど。
>>502 なぜそこであなたが吊るのかよくわからんけど、イキロ。
耕一のみ反転痕、楽しく読ませてもらってます。
「雅美ー!」
「おはよう浩子。例のもの、持って来たよ」
「うんっ」
その日私は、教室に着くなり雅美の元に駆け込んだ。取りに戻った彼女を、私も追いかける。
「はい、これ」
「さんきゅ、雅美。恩に着るわ」
私はありがたくバトルッチを手に入れた。徹夜で整理券を手に入れた理央くんも、たぶんこんな感じだったんだろう。
「本当に嬉しそうだね、浩子」
「まぁ、ね?」
私はダッシュで、彼のいる2-Dの教室へと向かった。
「雛山く〜ん!」
中も確めずに入り口から呼びかける。すると、
「は〜い!」
元気な声が返ってきた。
「どーしたの?藤田さん」
「はぁ、はぁ…見つかったのよ」
息を切らしながら理央くんに伝える。
「え?なにが?」
「バトルッチが」
「え、うそ?うそ?」
「ほんとだってば」
私はポケットから、バトルッチの箱を取り出した。
「え、ええっ?」
「昨日の夕方、交番から連絡があったの。すぐに取りに行ったんだよ」
「な、なんか、夢みたいだな…」
「これで良子ちゃんにプレゼントできるね」
「うん…ありがとう……」
理央くんの、それは本当に喜んでいる顔が、とても印象的だった。
「拾ってくれた人は?」
「あ、んーと…、私が理央くんの代わりに、丁寧にお礼を言っといたよ」
「そっか……僕もお礼言いたかったなぁ…」
「まぁ、これでとにかく一件落着、良かったじゃない」
「うん!」
理央くんの笑顔を見て、私はやっと安心できた。苦労は、やっぱり報われなくちゃ。
「藤田さん」
何事もなく授業が終わり、学校を出ようと昇降口に差し掛かった時、私を待っていたらしい理央くんに出会った。
「やっほー、理央くん」
「藤田さん…話があるんだ」
「話?」
やけに深刻そうな表情で理央くんが迫ってきた。
「藤田さんの持って来たバトルッチ、どこで手に入れたの?」
「え?それは、交番から――」
「それ、嘘……だよね…」
「な、なんで?」
「僕が買ったやつ、…ブルーじゃないんだ、色が、違うんだよ…」
私は心の中で舌打ちをしていた。これじゃあ、私が理央くんに恩を売ったみたいになっちゃう…
「…藤田さんが買ってきてくれたの?」
「いや、それってさ、理央くんが色を間違えたんじゃなくて?」
「そんなことないよ。僕、妹の好きな色を選んだから…」
私はあくまでシラを切り通そうとした。…したけれど、明らかに不利な状況だった。
理央くんの性格なら、絶対に無理をしてでも私に借りを返そうとするのはわかってる。だから、貸しは作りたくなかった。
普段から無理をしている彼に、そんなことをさせたくなかった、して欲しくなかったから。
「……」
私を見つめる理央くんの目。ちっとも納得していないのは明らか。どうすれば…
「あ、浩子。今から帰るの?」
不意にそこに、雅美が現れた。
「う、うん」
「浩子にあげたバトルッチ、大事にし――きゃっ!」
私はとんでもない事を口走った雅美にクリス・ベノワばりのクロスフェイスを仕掛けた。
「まぁさぁみぃ〜!!言わんでいいことよくも〜〜!!」
「いたたたたっ!ひ、浩子ぉ、私、何か悪い事言ったのぉ?」
…雅美をいぢめたって、もう手遅れだった。だから、もう少しだけいぢめてから離してやった。
…ということで反転理緒編の続きを書いたわけなんですが…
うーん…浩子の性格がいまいち安定してないですね…
@目指して頑張っていこう、と思います。
回線吊って首切ってきます…
509 :
497:02/09/25 01:28 ID:c8WhgA99
∧||∧
( ⌒ ヽ そろそろ、神の降臨を望みまつ。
∪ ノ どなたか描いて下せぇ……クレクレ君でスマ。
∪∪
510 :
奏の仕事:02/09/25 16:38 ID:LfkxadO5
「ねえ、かなで〜遊びに行こうよ〜」
「ダメです」
やっほ、今日も今日もとて山のような書類と戦ってる親友を気分転換がてら
遊びに誘っている北川潤でーす。
けどあっさりと断られちゃった、あはは。
いつものことだけど理由は聞いておきますか。
「なんで?」
「潤、この学校では生徒会の権力が他校に比べてかなり強いことは知ってますよね」
「それはもちろん」
そんなことはこの高校に一年も通ってれば分かる。
割れたガラスの処理を教師ではなく生徒自らがやるのはウチくらいなものだろう。
「けっこう、つまりそういうことです」
「いや全然分からないけど」
もうちょっと説明してよ。
「ですから強力な権力には多大な義務がついてくるんです!」
「……ああ、なるほど」
それはそうだ。
うまい話には罠があるって言うし…裏だっけ?
「今は来月に行われる月島さんのところの高校との交流会の準備もしなくてはなりませんし」
「そういえばそうだったねー」
しかたない誘うのは次の機会にしよっと。
そんなことを考えていたら奏が手を休めて俯きながら呟いた。
「すみません、せっかく誘ってくれてるのに……」
「もう、そうやって思いつめるの奏の悪いクセだよ」
511 :
奏の仕事:02/09/25 16:50 ID:LfkxadO5
「でも……」
「デモもストもないの奏、生徒会の仕事好きなんでしょ?」
「はい」
私の質問に奏ははっきりと答えた。
当たり前だ、生徒会の仕事なんてはっきりと言えば雑用。
そんなものは好きでなきゃできない、奏のそばで彼女の仕事ぶりを見てきた私にはそれは
当然のことだった。
「じゃあ、いいじゃない、私も手伝うからコレが終わったらどっかいきましょっ」
「はいっ」
私よりも小柄なくせにパワフルな彼女は元気よく答えると猛然と仕事にとりかかった。
がんばってね親友。
さて、私もがんばりますかね。
512 :
旧69:02/09/25 17:00 ID:LfkxadO5
備考、全ての仕事が終わったのは遊べそうな店がのきなみ閉店していた時刻だった。
しかたないのでプリクラを一枚撮って今日は解散した。
次は必ずやあの仕事の虫を遊ばせなくては。
おわり
備考を書く前にエンターキー押してしまった・・・
今回は旧44さん風味な奏さんを目指しつつ潤視点に挑戦してみました。
読み直して・・・もうだめぽ(鬱
せっかく旧44さんに縄を切ってもらいましたので今回は鉄の処女にこもることにします。
では。
そういや、反転弥生さんシナリオって・・かなりの鬼畜?
ふゆを肉欲の虜にして別れさせるって感じかな…ハァハァ。
概出だたらスマソ。
>>513 勇輝のメンタルケアの為にも、ふゆの存在は必要と判断して、前は残す方向でふゆを抱く弥生さん。
弥生「……寂しい体を慰めてあげるには、やぶさかではありませんよ」
ふゆ「や、やだ……何、言って……」
弥生「勇輝さんのためにも、前は初めてのままにしておく必要があります。だから、私はこちらを」
ふゆ「や、やあっ。どこ触って……んうーっ」
弥生「言葉の割には、随分と食らいついてきますよ」
ふゆ「やだぁ、やめてよぉ。こんな、お尻なんて……ひあああっ」
弥生「ふふ。もう、何度あなたはこちらで私をくわえたんでしょうね……」
……鬱だ。詩嚢。
小ネタ:反転Kanon海編
潤「じゃーん♪ ゆう、あたしのこの水着どう?」
ゆう「うわ〜、大胆。よくそんなの着られるね。わたしにはちょっと無理だよ。」
潤「むふふ、今日はこの溢れんばかりの魅力で美坂君を悩殺しちゃうもんね♪
ま、やっぱりこーゆう格好は、あたしみたいに身体に自身のあるコじゃなきゃね☆」
ゆう「…サ、サイズ自体はそんなに違わないでしょ!」
潤「甘い甘い。闘いにおいてはデータ上の優劣なんて大して当てになんないものなのよ。
勝敗を決めるのはズバリ、覚悟と心意気の差よ!」
ゆう「潤…なんか変なモノに感化されてない?」
奏「あら? そこにいるのはもしかして、相沢さんに北川さんですか?」
ゆう「その声は奏さん…? って、なんでスクール水着なんですかっ!?」
奏「こ…これは…その、私にはこれが一番似合ってるんだって、祐理さんが…。」(真っ赤)
潤「…まあ、確かにこれはこれで破壊力絶大よね。
現にあたしよりもギャラリーがついてるみたいだし。」(ちょっとジェラシー)
ゆう「(祐理さん…意外とマニアックな趣味してるんだ…。)」
雪弥「うーん、海で食べるイチゴサンデーの味ってのもまた格別だなー。
あ、もう一杯おかわり。」(テーブルには空の器が山積み)
舞人「…お前、なかなかやるな。俺もおかわり。」(牛丼のどんぶり山積み)
栞「わぁ…、二人とも凄いですね。羨ましいです。」(と言いつつアイスをパクパク)
真「え? 海の家に肉まんなんて置いてない? あうー、なんだよそれー!」
渉(あゆむ)「鯛焼きも無いの? うぐぅ…。」
秋人「店長、このジャムは絶品ですね。よかったらレシピを教えてもらえませんか?」
汐(せき)「…。」(お前ら本当に海で泳ぐ気があるのかと小一時間問いつめたい気分)
我ながら無茶苦茶だな、これ。野郎連中なんてただ性別反転させただけみたいだし。
…吊っとこう。
516 :
515:02/09/26 01:05 ID:tEYVmOKg
あう、誤変換発見。吊る前に訂正させて…。
二つ目の潤の台詞、×「自身」→○「自信」です。
では、今度こそ吊り。
今ひとつ面白い転換が浮かばないので、暫く休ませてください。
今週中には仕上げたいのですが…皆様、ごめんなさい。
いつもより多めに回線吊って首切ってきます。
518 :
『ふゆ』書きの生き残り(”最後の”がとれたヽ(´ー‘)ノ):02/09/26 02:52 ID:RCg3Zfv3
519 :
497:02/09/26 02:54 ID:MNhgADiC
キタ━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━ !!!!!
ありがとうございます。
>>518 これでまたしばらく生きていけそうです。
520 :
ふゆ書き:02/09/26 02:56 ID:RCg3Zfv3
激しくsage忘れ・・・
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
521 :
513:02/09/26 08:19 ID:IgWkb/7w
>>514 うわーい。
イイ!!すごくイイ!!
それでも最後の最後は本番いたすのデスよね?
嗚呼…。
色々とキタキタキタ━━━(゚∀゚)━━━ァ!!!!!
特に
>>515さんの奏さんすくみずは、其処にいない祐理が
勧めただけでなく、直に着せたのだろう…
…と小一時間、ろくでもない妄想をしてきます(w
523 :
6号:02/09/26 21:29 ID:Imb45lKY
認定されたので、名乗ってみまシタ。
>>521 いやいや。最後まで、後ろで。
ふゆ「弥生さん、お願いです……。前で……普通に愛して……」
弥生「……私は貴女を愛してなど、いませんから。だから、私は悦楽だけを貴女に与えるのです」
弥生「そう。私は貴女を愛してなど、いない。いないんですよ、藤井さん……!」
などと言ってみたり。
>>522 特に
>>515さんの奏さんすくみずは、其処にいない祐理が勧めただけでなく、直に着せたのだろう…
なるほど、女性陣と合流がが遅れたのはそのためですね。
すくみずは趣味として、本音は 奏さんの肌の露出を出来る限り減らすためだったりして
このスレヤバイくらい萌える…
職人さんに感謝
>>524 少し小さめのサイズを最初に渡して
奏 「……あの、これ、少し小さいんじゃ……」
祐理「そうですか?」(じーっと視姦)
奏 「祐理さぁん」(もじもじ)
祐理「ああ、確かに小さそうですね。こっちの方がいいかな?」(本来のサイズを手渡す)
小さいままの水着では他の男に見られるから、祐理さんとしても嫌なので(笑)
朝からなに書いてるんだ。吊ってきマース。
海の中で、泳ぐ舞人とゆう。ちなみゆうの水着は白のワンピ。
舞人「……ゆう」(さわさわ)
ゆう「ちょ、こ、こらっ。ドコ触ってるのよっ! 舞人!」
舞人「我慢できない」(ふにふに)
ゆう「だ、ちょっ、こらぁっ! やめ、揉むなーっ!」
舞人「――ゆうが悪い」
ゆう「はあ!?」
舞人「濡れると透けるような水着で、誘ってる」(ぎゅーっ)
ゆう「さ、誘うって、こらっ! そんなつもりっ!」
舞人「他の男に見られるのは、嫌」(ぐい)
ゆう「キャーっ! ちょっと、どこに指入れてっ!」
砂浜で。
祐理「仲良いですねぇ。舞人とゆうさん」
奏 「……なんだか、セクハラ紛いな気がしますけど」
祐理「そうですか? あんなに活き活きとした舞人は、久しぶりです」(なでり)
奏 「えーっと……」
祐理「海は開放的になりますねぇ」(ぐにぐに)
奏 「……祐理さん」(ぽっ)
少し離れた浜茶屋で。
潤 「ねえねえ、美坂クンっ! ビーチバレーしようよっ!」
美坂「……その格好で?」(ため息)
潤 「うんっ!」
美坂「砂に飛び込み外れるブラ。衆人環視に晒される、それなりなバスト。ヒップに食い込む水着。それでも良ければ相手になるけど?」
潤 「え、あ、うー。じゃ、じゃあ、あとで一緒に散歩しようよ」(真っ赤)
美坂「俺は肌でも焼いてるから、どうぞ。ご自由に」
潤 「ううう」(半泣き)
お前ら最高です!!
529 :
名無しさんだよもん:02/09/27 15:16 ID:zEdImtHC
>>527 反転北川は、その報われなさっぷりが、あゆに似ているような気がする……
>>530 脳天気ぶりと(弱めだけど)ゴーイングマイウェイな所は
詩子の遺伝子だったりして…?(笑
海から上がってきて。
ゆう「あー。酷い目に遭った」
舞人「……痛い」(頭をさすりながら)
ゆう「あったりまえよ、この色魔っ! あんなトコで急に――っんな事してっ!」(赤)
舞人「……でも、ゆうも感じてた」(しれっ)
ゆう「そりゃ。なんかふわふわしてて、こう、凄くリラックスした感じに……って、ちがーうっ!」(真っ赤)
舞人「……ゆうは難しい」
砂浜で。
ゆう「あれ。奏。どしたの。真っ赤になって」
奏 「ひぇっ!? あ、う、うううん、なんでもないよ。うん。なんでも」(ぶんぶん)
舞人「祐理。なんか楽しい事があった?」
祐理「ええ。まあ。奏さんの可愛い所が見られた――と言った所でしょうか」(にこにこ)
奏 「……あ」(真っ赤)(もじもじ)
ゆう「……何してたのよ。あんたら」
浜茶屋で。
潤 「あ! じゃあ、ボートで遊ぼうよっ!」
美坂「……船酔いするんだよね。俺」
潤 「じゃ、じゃあ、えっと、えっと、スイカ割りとかっ!」
美坂「やりたいの?」(しみじみと)
潤 「う……。そう言われれば、そうでもないけど」(汗)
美坂「そろそろ戻ろうかな」
潤 「あ、ちょ、ちょっと待って! 待ってってばーっ!」
ゆう「……報われない奴」(呆れ)
奏 「それが潤ちゃんだから……」(ため息)
この形式、ネタでやる分には楽だな。世のSS書きの一部がこれをやる理由が、ようやく分かった。
ところで美坂君は潤ちゃんのことどう思っているのでしょうか?
それがわからないことには潤ちゃんの話を楽しんで読めないです。
この設定なら皆で泊りがけで遊びにきてるでしょうから部屋割りが水瀬親子+渉.真+汐.美坂兄弟.潤+ゆう+奏.舞人+祐理
という部屋割りになって当然舞人と祐理さんは夜這いをかける。翌日腰を抑えているゆうと奏さんが目に浮かびます
535 :
534:02/09/27 23:06 ID:uW0TR9LY
追記
私は美坂君は潤ちゃんが好きなのですがお弁当の件ため素直になれないと思ってます
反転潤は、私が書きだした口ではないので、なんとも言いにくいですが……。
私的には、特に意識されていない状態の美坂君の周りを、クルクルと回っている北川潤ちゃんなイメージが。
ぶっちゃけ、館○見晴みたいなイメージ(笑)
まあ、美坂君も言い寄られて悪い気はしていないので、邪険にはしない感じ。
個人的には、「つかず離れず」って感じですかね?>美坂君と潤ちゃん
カップル扱いされて大喜びの潤ちゃんと、素で驚く美坂君とか。
報われな過ぎる潤ちゃんも嫌いでは無いけどw
ゆう「ねえ、薫(美坂兄の名前)。あんたって、潤と仲いいよね」
潤 「(隠れて見ている)」
美坂「……そう? 普通だろ」
潤 「(はうあっ)」
ゆう「い、いや。だって、あんなに懐かれてて、嫌な気はしないでしょー?」
美坂「たまに、鬱陶しいくらいまとわりついてくるけど」
ゆう「い、いや、ほら。そういうのも可愛げというか、なんというか……」
美坂「……たまには、ほっと一息つきたいよな」(ぼそり)
潤 「う、うえええええええええん」(ダッシュ)
ゆう「あ、ちょ、潤、潤ーーー!」
美坂「(泣かせると面白いけど)」
なんとなく、こんなイメージが。
「……」
「ははっ…バレちゃったね」
「ありがとう…藤田さん…」
「あのさ…、別に気にしなくていいよ?どうせもらい物だし…」
「…藤田さん、ちょっと来て」
そう言って、理央くんは私の手を引くと中庭まで連れ出した。
「――あの、ほんとにありがとう」
「別にいいんだって。正直者が損をする、なんて納得がいかないんだからね。
だから、納得いくように勝手にやっただけ。そーゆーこと」
「僕のために、良子のために…ありがとう、本当に…」
「…それだけで?」
私が尋ねると、理央くんは力なく肩を落として、
「藤田さんにこんなにしてもらったのに、僕…」
そこで言葉に詰まってしまった。
「気にしないでって」
「もし、色が同じだったら、…僕、藤田さんに……なんて……」
「まぁ、いいじゃない。落し物がちゃんと出てきたんだから、ね?」
「だめ…だめだよ、…そんなの。…僕が藤田さんに、お返ししなきゃ、いけない…」
「いいって、そこまでしてくれなくっても。その気持ちだけで充分嬉しいんだって」
「そんなこと言われたら、僕が困るよ…」
私も理央くんもお互いに後に引こうとしない。……こうなったら、言うしかないか。
「私、知ってるんだ。理央くんが三つもバイトしてる理由…」
私は思い切って、良子から聞いた秘密を打ち明けた。
「理央くんち、生活、苦しいんだよね…。そんな理央くんからお礼なんて受け取ったら、バチが当たっちゃうよ」
理央くんは一瞬、驚いた顔を私に見せたけれど、すぐにまた笑顔に戻ると
「…バレちゃってたんだ。――うん、藤田さんの言う通り。うち、生活苦しいから、お金じゃお礼できないんだ」
……理央くん、…頬が引きつってるよ……
「お礼なんていいよ」
「でも僕、藤田さんに『ありがとう』なんて口だけなんかじゃない、そんなお礼がしたいから―」
「でも…」
「…僕じゃ、ダメかな…?」
「え?」
理央くんの言った意味がわからなかった。
「…僕自身じゃダメ…かな」
えーとつまり理央くんが言おうとしている事は理央くんが自分の身体を使ってお礼をするってことだから…………!?
「な、何言ってるのよ!理央くんだろうと誰だろうと、そ、そんなこと、ダメに決まってるじゃない!
だ、だいいちそーゆーのは好きな女の人と」
「僕…、僕、藤田さんの事が好きだったんだ!」
………
「この学校に入った時から、ずっと藤田さんの事ばっかり見てた!藤田さんのこと、大好きなんだ!」
「…私のこと、ずっと…?」
「僕は今まで、家のこと、家族のことが精一杯で恋愛どころじゃない…そう自分に言い聞かせてきた。
まわりの友達が女の子の話で盛り上がってても、聞こえない振りして、ずっと我慢して――」
「………」
「…ホントは、そうじゃない。我慢なんかしたくなかった。恋愛したかったんだ。でも、…だから、怖かった…。
家の事情をみんなに知られたら、それこそ恋なんてできなくなるんじゃないかって」
「理央くん…」
「でも、もう恋なんてできなくていい。藤田さんの事が大好きでいたい。藤田さんのためなら、何をされても構わない」
「…僕は、藤田さんが、好きです」
「お願いです…、嫌われたっていい、好きじゃなくてもいい、僕は、藤田さんに……!」
私はただ、圧倒されていた。
…私のことをそこまで好きになってくれたなんて。
私は、理央くんの気持ちに…応えてあげられるの…?
∧||∧
( ⌒ ヽ もうお呼びでないようなので
∪ ノ
∪∪
>543
吊るな〜〜〜〜〜〜っ!
>543
吊るな〜〜〜〜〜〜っ!
>>542 380氏へ
前々スレからこのスレを支えてくれてる人がなにを言っとりますか。
職人あってのスレですぜ。
(´-‘).。oO(6,7作品はあげてくれてるよなぁ
(´-‘).。oO(で、同じころからここにいる俺は何本書いていたっけ?
(´-‘).。oO(むしろ吊るべきは・・・
(´-‘).。oO(いや、ここでは吊るのは挨拶だっけ・・・!?
ぎぃん
太刀と太刀が絡み合い、流星雨のように火花が流れた。
一合一合を合わせる度に、手首が骨まできしむ。腕力は完全に向こうが上みたい。
体格はあまりかわらないように見えるのに……女房生活で体がなまっているのかしら?
でも、相手が緋塗りの鎧を着ている分、身のこなしではあたしの方が勝ってい――
相手が視界から消えた。
何処!? そう考えるよりも先に太刀を大地に突き立てていなければ、
地面すれすれまで身を屈めた相手の斬撃に、あたしの両足首は両断されていただろう。
無理な姿勢の分、相手の体勢は崩れている。
好機。
背中に太刀を突き刺そうと――同時に、小柄があたしの頬をかすめた。
女だてらに刀を振り回しているとはいえ、一応、翼人付き女房の端くれたるあたしの顔目掛けて小柄を投げるなんて、失礼な奴ね。
思いっきり蹴飛ばしてやった。傷を与える為ではなくて、距離を取るのが目的よ。
相手との間合いは――7歩。やっと一息つける。今まで無呼吸状態で戦っていたの。
呼吸の隙すらも致命的になる。それほどの強敵だった。
太刀を口で咥えて、麻紐で髪を根元からぎゅっと縛った。
太刀を口で咥えて、麻紐で髪を根元からぎゅっと縛った。
女房には必須である踵まで届く長髪も、戦いには邪魔なだけだった。
いっそ、切り落とそうかとも考えたけど……神奈のお気に入りだしね。あたしの髪は。
太刀を構え直すと同時に、相手もゆらりと立ち上がった。
綺麗な人――戦いの最中にもかかわらず、あたしは相手にそんな印象を抱いた。
きりり、と凛々しい顔立ちは、かつての女房仲間の誰よりも端正だ。
緋塗りの鎧武者装束姿は、女のように細いのに、どんな屈強な男衆よりも恐ろしい何かを感じさせた。
研ぎ澄まされた白銀の刃――それが人の形を取れば、こんな姿になるのかもしれない。
ちょっと気になったのは、背の中程まで届く黒髪を、うなじの所で1本に束ねている点だった。
長髪の武者なんて、珍しいわねぇ?
「……名乗れ」
一瞬、誰の声なのか分からなかった。
冷たい殺気に彩られながらも、よく通る響きは若い女のそれだったから。
ひょっとして……確かに殿方にしては綺麗過ぎると思ったけど……これほどの使い手が、女なの!?
「神奈備命が女房、柳乃と申します」
慇懃無礼に頭を下げるあたしに、相手は苦笑を浮かべて見せた。
それだけで人を殺せるくらい、冷たい殺気に満ちた笑みを――
「芙蓉よ」
あ、改行間違えてる……それに萌える要素が全然無い……さて、吊りましょう。
>>548 いやいや、なかなかいい感じかと。
こういうクロスオーバーものは書いたもん勝ちでしょう。
女ハクオロ(巨乳)と遭遇して、殺る気満々な千鶴さんとか妄想してみる。
スマ、誰から書こうか正直迷ってる。
誰から読みたいか?
あと、千鶴んのシチュエーションでなにか希望があったら出してみてくれ。
答えられるかは微妙だが。。
下の3人については、予定としては、
梓:柳川と和姦3P
楓:電波風レズラヴ
初音:ふたなり
「読みたくねぇからもうくんな」って椰子もいたら正直に言ってくれ。
>>550 千鶴さんとお風呂♥ お風呂♥ お風呂♥
からからから、と風呂場の引き戸が開くと、全裸の、タオルで前を隠すことも
しない千鶴さんが入ってきた。
「耕一さん、背中を流しますね」
「ひゃっ、ち、千鶴さん!?」
あわてて湯船に飛び込む耕一。
「そんな驚かなくてもいいでしょ? 女同士なんだし。さ、そんなに身体を隠さないで」
「いや、でも・・・」
中略
「小さい頃、耕ちゃんと一緒にお風呂に入ろうとして、叔父様に止められたことがあったん
です。まさか耕一さんが女性だったからなんて思いもしませんでしたし、それから何年も
して一緒にお風呂に入るなんて思いもしませんでした」
みたいなシチュエーションが見たいです。でもこれは主客入れ替えて梓向きかなぁ。
>>550 (ノ ゚Д゚)ノ楓ちゃん希望します!!
え?理由ですか?
それはもちろんいまかいている4姉妹と耕一君の性別反転ものとかぶりそうに無いからです。
ってごめんなさい。撃たないd
シネ!
カチャ ターン ッブペラ!
( ゚д゚) ;y=ー ヽ(・゚д゚)ノ・∵. ‐
(| y |\/ ( )
/ ヽ
>>552には申し訳ないですが
>>551で言ってみようと思いまつ。
理由はネタが思い付いたからです。
楓ちゃんはまえに障りだけ書いた事ありますしね。。
554 :
551:02/09/28 19:07 ID:TPonrzmC
「…うん」
私は頷いた。ほんの少し、下心はあったかもしれない…
でも、それよりも、理央くんが告白してくれたこと、その気持ちに応えることが一番だと思ったから…
「ありがとう…」
「けど…それって、いつするの…?」
「こ、こっちに、来て…」
私は理央くんが誘うままに歩き出した。
「ねぇ、まさか、昼間からここで?」
「…うん」
…たしかに、ここならたとえ昼間だろうと、誰も来ないでしょうけど…
理央くんに連れられてきたのは、体育用具室だった。空気が少しかび臭くて、埃っぽかった。
実際、この部屋をそんな目的で使う、なんて聞いた事はあったけれど、まさか自分が利用する事になるなんて…
「さ、しよ…。藤田さん」
マットの側に立って、理央くんが言う。声の震えは、緊張から来てるのかな…
「うん…」
私の声もかすれてた。
「……」
「……」
――妙な『間』。
「あの…、藤田さん…」
「な、なに?」
「最初はどうするの?」
「最初って、なにを?」
「Hなことするときって、まずどうするの?」
「どうするって……冗談でしょ?」
「…ううん」
私は思わずたじろんでしまった。
「ねぇ、Hってどんなことするか、知ってるの?」
「えっと…、裸になって、……え〜と…、………どうするの?」
「……」
…いまどき、ここまで何も知らない純粋な高校生なんて、シーラカンスも裸足で逃げ出す天然素材だと思う。
「藤田さんは知ってるんでしょ?」
「ねえ理央くん、やっぱりやめた方がいいんじゃない?」
「なんで?」
「いや…、だって、何も知らないで初めてだなんて、絶対に良くないよ、うん」
私も初めてだけど、知ってるのと知らないのとでは、全然違う……と思う。それに痛い思いをするのは私だし。
「うん…でも、…でも、藤田さんはいいって言ってくれたし」
「いや、状況が違うわよ。何も知らないひととしたら…」
「じゃあ、教えながらしてくれる…かな…。それなら…」
それはなんだか激しく違うような気が。
「…藤田さん…お願い……します」
…何を言っても、理央くんは聞いてくれそうにない。思っていたよりもずっと強引な人みたいだった。
ここはもう思い切って、行き着くところまで……行くしかないのかな。
私は制服の上を脱ぐと、薄いクリーム色のブラジャー姿で目の前に立った。
彼は潤んだような瞳で私をじっと見つめている。
「目、閉じて…」
「うん…」
ぎゅっと目を閉じた理央くんをそっと抱き寄せ、唇を重ねた。
「ん…」
ちょっと驚いたような声を上げた理央くん。すぐに、背伸びしていた私を支えるように、背中に腕を回してくれた。
キスが終わり、二人はゆっくりと身を離した。理央くんの目がとろん、と揺れていた。
「…藤田さん…」
「理央くん…好き…」
私は理央くんの右腕を取ると、それを私の胸のふくらみに触れさせた。
「…あっ…」
「ちょっと…恥ずかしいかな…」
そう言いながら私は理央くんの掌を使って自分の胸を弄った。生地を通して伝わってくる彼の温もり…
そのうちに、理央くんが私の腰に回していたもう片方の腕を私の胸にあてがい、揉んだ。
「あっ…んん…」
支えを失い、私の身体はセメントの壁に押し付けられる。ひんやりとした感触に背筋が粟立った。
…ということで反転理緒編の続きを書いたわけなんですが…
諸事情により、出なければならなくなりました。出先でカタカタ格闘することにしますw
それと、
>>545様 ありがとうございます。むしろ貴方こそ(略
それでは回線吊って首切ってきます
オイオイオヒオイ!!
生殺しかよっ!
お待ちしておりまつ。
ちゃぷ……
水音(湯音とは言わないのかね)を立てて、私は湯舟の中でくつろぐ。
さすが、温泉宿鶴来屋の本家とでも言うべきか、柏木家の浴室はかなり広
い。
「はぁ……生き返るねぇ……」
オジン臭いと言うなかれ。
私の住んでいるのは東京のワンルーム、女性向けってことが売り文句にはな
っていたが、独立したバスルームを持っていると言っても、なんとか体を完全
に沈める事ができる程度。しかも私は女性の割にはかなりガタイがでかい。
こんな手足をのばして、さらにゆとりがあるような風呂は、東京では銭湯か、
赤坂の高級住宅街でもない限り、なかなかお目にはかかれない。
「ふぅ……」
ちゃぷ
私は、右手をお湯の中から上げて、それを見つめる。
ワタシノ ナカニハ ヒトニアラザル モノガイマス
柏木の血の秘密。
『狩猟者』の存在。
561 :
560:02/09/29 03:21 ID:IDFNikgf
個人差はあるが、おおむね思春期から青年期にかけて、柏木家の人間には、
ある変化が起きる。
超人間とも言える能力が発現しはじめる。
五感が研ぎすまされ、身体能力が飛躍的に向上する。
人間を超越した存在へと変貌する事ができるようになる。
ここまで書けば、うらやましがる人間もいるかも知れない。
だが、決してそれは歓迎すべき事象ではない。
むしろ、忌むべきモノである事を、私は知っている。当然、千鶴さん達もそ
うだろう。
理性が希薄になる……と言うより、人間としての理性と感情が、別の存在の
それに置き換えられる、といった方が正しいかも知れない。
そう、人の存在など芥でしかないような存在に。
ただ、女性の場合は自我を失う種類のモノではなく、従ってもともとが残虐
嗜好の持ち主、でもない限り、人としての意志でそれを制御できる。
……柏木家の中に、それに該当しそうな人物がいないでもないが。
562 :
561:02/09/29 03:22 ID:IDFNikgf
男性の場合は――私は直接、目にした事がないわけだが――さらに、狩猟者
としての自我、とも言うべき別人格が現れる。
そして、その自我を、人間としての意志で制御できる者と、できない者に分
かれる。
制御できる者の方が圧倒的に少ない。
その圧倒的に少ない者の中に、私の祖父、柏木浩平がいた。
反して、千鶴さん達の父親は、その息子であるにも関わらず、制御できな
かった。
だから、義伯母、つまり千鶴さん達の母親が、伯父を道連れに自殺した――
ハワイで自適生活中のうちの馬鹿親2号、別名私の実母が、日本を出る時に私
に説明していった話だ。
そして、あの親父もきっと、制御できなかったに違いない。
公式には事故と言う事になっていたが、伯父夫婦の経緯を知り、そして客間
のあの状態を見てしまった今では、そう考えざるを得ない。
――自殺なんかとは縁遠い無責任男だと思っていたんだがな……
563 :
562:02/09/29 03:22 ID:IDFNikgf
「ふぅ……」
ガラにもなく、ため息をついてしまった。
ただ、物事には何ごとも例外と言う物がある。
母さんに言わせると、親父はその事に気付いていたんじゃないかと言う。
「そうかねぇ、はなはだ疑わしいけどねぇ……」
私は声に出して言い、1人で苦笑した。
ただ、千鶴さん達の様子からすると、彼女達は忘れてしまっているのかも知
れない。
ちゃぷん。
私は湯舟に寝そべるようにして、右脚のふくらはぎを、水面の上に上げた。
そこには、おおよそ女の脚には似合わない、生々しい傷痕が残っている。
幼いころ、この隆山の地で負った、深い傷痕。
「ふぅ……」
また、ため息が出てしまう。
「しかし……まさにタマに傷だねぇ……」
私は、傷痕を親指で擦ってから、姿勢を戻した。
体でも洗うか。
そう思って、湯舟からあがった時。
ガラッ
「え…………?」
湯舟の中で立ち上がった状態で、私は硬直した。
というわけで千鶴編の前編でつ。
拙文でスマソ。
ネタバレになっちまいますが、この耕一は暴走はしないので悪しからずでつ。
それでは今日も、
回線吊って首切っときます。
ひさしぶりに痕をやるか。
566 :
564:02/09/29 03:38 ID:IDFNikgf
∧||∧
( ⌒ ヽ ウザくてすまん
∪ ノ 説明シーンで尚スマン
∪∪
>>566 力強くイ`!!
やはりこのスレはすごいな…
「耕一さん、お背中流しましょうか?」
そこには、全裸の千鶴さんが、タオルで前を隠す事もせずに立っていた。
「ち、ち、千鶴さんっ!?」
ザパーンッ!!
私は慌てて、お湯の中に潜る。
「ぷは……ち、ち、千鶴さん!?」
私は湯舟から顔を上げて、多分真っ赤な顔で、千鶴さんを見る。
綺麗だなぁ……女の目から見ても興奮するくらい……って違うっ!
「そんなに驚かなくてもいいじゃないですか、女性同士なんですから……」
「い、いや、でも、その……」
真っ赤になって、浴槽のすみで縮こまる私。
そんな私を他所に、千鶴さんは手早く手桶でお湯を浴びて、湯舟に――私の
隣に浸かってくる。
「ち、千鶴さん……?」
「はぁ、いいお湯……」
お湯にのせいか、ほんのりと赤くなった千鶴さんが、私の隣でお風呂に浸か
っている。
「初めてですよね、こういうのって……」
千鶴さんが、妙にしんみりとした口調で言う。私の内面はそれ所じゃないっ
て感じなんだが……
「そ、それは……」
私はマトモに答える事もできず、ぶくぶくぶく、と顔の口元だけお湯の中に
沈める。
「小さいころ……耕ちゃん、と一緒にお風呂に入ろうとして、何度も叔父様に
止められた事があるんです……」
「えっ……」
569 :
568:02/09/29 19:06 ID:CVafCeQ4
耕ちゃん、というのは、昔、千鶴さんが私のことを呼ぶ時に使っていた言い
方だ。
けど……
「まさか……耕一さんが女性だったからなんて思いもしませんでした」
あ、そうか……
いくら子供の頃でも、お風呂に入って裸になったら、女だってばれちまうも
んなぁ……にしても、親父、私を男にするためにそこまでするか?
「その叔父様にしてみても、まさか、今になって私と耕一さんが一緒にお風呂
に入る事になるなんて、思いもしなかったでしょうね」
「行き当たりばったりだったからなぁ……」
親父の話が出てきて、私は妙に体の力が抜けてしまった。
「私としても、いつまでもあの親父の思う通りに生きてやるつもりもないしね」
「また、耕一さんったら……」
親父を弁護するつもりか、私の軽口に千鶴さんははじめは不快そうな顔をし
たが……
「でも……そうですね……耕一さんには耕一さんの生き方がある……べきです
ね……」
「ん……千鶴さん?」
私は千鶴さんの顔を見上げる。千鶴さんは悲し気な表情でうつむいている。
昔、“男”だった私が、憧れていた千鶴さん。
その千鶴さんが、うつむいている……
「千鶴さん……ごめん、私、千鶴さんを悲しませるつもりはなくて、でも、そ
の……」
「え、あ、ご、ごめんなさいっ、わ、私こそ、そう言うつもりはなかったんで
すが……」
慌てて、そう言ったかと思うと、「あはは……」って感じで苦笑しながら、
「その、やっぱり親子なんですね、って……」
570 :
569:02/09/29 19:07 ID:CVafCeQ4
「?……親子って……ま、まさか、私とあの馬鹿親父が似てるとでも?」
ばしゃばしゃっ
「そ、そこまで派手なリアクションする程のことなんですかっ!?」
する事です!! とはさすがに口には出せなかったけど、私にとってはそう言
う事なんですよ、千鶴さん?
とはいえまぁ、実の親子なわけだし、多少なりとも似てなきゃおかしいわけ
だけど……
「別に、そっくりってわけではないですけど……叔父様はああいう方でしたし
……ただ、その……言い回しとか……その、私にむかっていつも気づかってく
れるところとか……」
一転、千鶴さんは今度は、どこか可笑しそうに笑いながら、私を見ている。
「え、そ、そう……?」
私は全く意識してなかった……と言ったら、ウソになるのかな? でも、私
は……
千鶴さんのこと、今でも好き……やだな、女同士で……? でも……
「耕一さん…………?」
「え、あ、は、はい、千鶴さんっ?」
千鶴さんの声に、ふっと我に返る私。
「その……そんなに見つめられたら、私も……」
千鶴さんが、今度は恥ずかしそうにうつむいた。
「あ、ご、ごめん……」
思わずあやまる私。すると、千鶴さんは、イタズラっぽく、くすっ、と笑っ
た。
「いいんですよ……それより、お背中流しましょうか?」
「え……っと、じゃ、じゃあ、お言葉に甘えようかな?」
くぅ……予想外に長くなってしまった。
4編になりそうでつ。
その3は今日中に何とかしたい……あまり期待しないで下さい。
申し訳ないでつ……
とりあえず、回線吊って首切ってきます。。
「ん…脱ぐね…」
ブラジャーのホックに手を掛けると、肩紐を外す。ふぁさっ、と音を立ててそれが床に落ちた。
理央くんの指先が、乳首に触れる。それだけで軽く身体が痺れた。
「あっ…!ご、ごめん、痛かった?」
「ううん…もっと、触って…!」
さわさわさわ…
「藤田さんの胸、…柔らかくて、いい…」
「あぅ…うん、そう、そうやって…もっと……」
「…先っぽ、だんだん…硬くなってるよ…」
「…いいの…理央くんの指…いいから…」
私は胸を弄らせながら、余った彼の右手を私の股間に誘った。
「あっ、ふ、藤田さんっ…」
「ここが、ここが一番感じるの…」
何もワカラナイ理央くんの、そのもどかしい扱いが余計に私を昂ぶらせていた。
どうにかして息を整えると、身体を入れ替えてマットの上に理央くんを押し倒し、ズボンの中に手を差し込んだ。
「ひゃ、藤田さん!?」
「私に、任せて…」
空いたほうの手でジッパーを下ろしながら、下着越しに『それ』を触る。それでも熱く、硬く、感じた。
「あっ、あぁっ…」
指が触れるたびに、理央くんの身体を、初めての快感が電気のように駆け巡っていく。
その反応を見ているうちに、だんだん私のパンティが湿り気を帯びてきた。
「ほら…私のここ、濡れてきてる…」
「…あ…ど、どうして?」
「…男のヒトに…気持ちよくさせられると、女のコは、みんな…そうなるの」
「そうなの…?」
「ほら、そんなこと言ってないで、私の指を感じて…」
いいながら、私はさっきより強めに、理央くんのものを握り締めた。
「んああっ…!」
理央くんの身体が、快感を受け入れてきた。目に涙を浮かべ、開いた口からは涎を垂らしている。
その反応に気をよくした私は、いったん手を離すと、今度はパンツの下に手を潜り込ませた。
「ふあっ…藤田さ…ん…」
理央くんのものは、もうすっかり硬くなっていた。
指を滑らせて、先端の部分を優しくなぞる。先走った液体が指を軽く滑った。
「ん、あぅぅ…!」
私はさらに、彼のものに執拗な愛撫を続けた。
それを外界から隔てている包皮に指を掛けると、稲を植えるように、その内側に指を差し入れた。
「あああっ…!す、すごぉ…ぃ…」
うわ言のように声を上げ、ぴくぴくと身体を震わせている理央くん。
包皮の内側から、指で剥き出しになったそれを擦る。
「ぅはあっ!」
その時、びくん!とそれは激しく震え、先端から斑に白い液体が滲み出た。
私の指でしっかりと感じてくれた事がとても嬉しくて、それだけで、熱く感じてしまう。
そっと太股を触ってみた。
「…あふぅ…」
…激しく濡れていた。まるでそのまま泳いだみたいに。
指を掛けたまま、内側からそれを引っ掻いた。
「あっ…あっ…あっ…」
ちゅく、ちゅく、ちゅく…。声に合わせて、それは今にもはちきれそうに猛る。
私は、理央くんを絶頂へと導くことに集中した。
「あっ…ふじた…さん、変だよ…ぼく、へん…あぁっ!」
「そう、ちゃんと、私を…感じてっ!」
私は指の動きを早めながら、残った手で彼のズボンを下着ごと引き剥がす。
彼の限界はもう、すぐそこまで来ている。私にもわかった。
差し込んだ指を包皮に押し当て、一気にそれを引き下ろす。つまり、彼のものを、剥き出しにした。
瞬間。
「ああっ…ふああああああっ!」
びゅくん、びゅくん、びゅくんっ…
理央くんは一瞬、身体を大きく反らせ、白濁した液体を性器から力強く放出すると、力なくマットに身を横たえた。
勢いを失った精液が指に掛かるのも構わず、私はその光景をただ愉悦の綻びの元に眺めていた。
「はぁ……あぁ、あぁぁ……」
「…理央くん、今のがイっちゃうってことだよ…」
彼は、しばらく呆然と天井を眺めていたけれど、
「…僕、イっちゃったの…?」
荒い息で聞いた。
「ん…」
私も理央くんの乱れ振りを誘っていただけでこれ以上なく興奮して、軽くそれを迎えてしまった。
「…なんだか、すごく不思議な気持ち…」
「理央くんも、これで一人前の男の子だね」
「でも、藤田さんは気持ちよくならないの…?」
「私は、ほら、理央くんにしてるだけでスゴクよかったからいいよ」
「だめだよ、僕だけ気持ちよくなったら、お礼にならないよ」
「私はもういいのよ。理央くんのかわいいところ、いっぱい見られたから」
「…でも、このままじゃ僕、また藤田さんに…」
うぅっ……その顔で涙目は反則よっ……
「ねぇ、だめ?」
聞き分けのない理央くん…
「……うん、わかった…」
私は理央くんのうなじに手を回すと、押し倒されるように背中からマットに倒れかかった。
そのままの勢いで理央くんが私の唇を奪う…
…ということで反転理緒編の続きを書いたわけなんですが…
とりあえず出先で格闘してまいりました。徹カラ挟んでw
あと、
>>571様。 ハ ラ シ ョ ー( 最 高 ) !
それでは回線吊って首切ってきます。…今日中に終わるかなぁ…?
お、以外に早かった。
ブラボー!
>>571様
私の期待で太平洋が溢れそうです。
ブラヴォー!
「んん…」
理央くんの舌が首筋を這う。私はまた彼の手を握ると、そっと秘所に伸ばす…
「あ…藤田さん…」
「私を…理央くんで染めて…」
下着の上から人に触らてれる、初めてだけど、そんなに嫌じゃなかった。…それって変態さん…?
「ふあぁ…」
理央くんは指先で秘所を玩びながら、既に快感を主張していた乳首に吸い付く。
「ん…あぅんっ…理央くん…」
彼が何かするたびにどうしても切ない声を上げて、身体が響くように反応してしまう。感じやすいのかな…
理央くんは優しく、酷くしないように私を愛してくれている。…でも、もうそれでは物足りないほど身体は燃え上がってしまった。
「…理央くん、もっと、して…」
私は震える手でパンティを脱ごうとした…けれど、濡れた布が足に張り付いて気持ち悪かった。
何も身体を隠すものがなくなると、四つん這いになって、理央くんにお尻を向けた。恥ずかしい所が丸見えになる。
「お、女の人の、あ…」
「理央くんは、女の人のここを見るのは初めて?」
こくん、と熱っぽい視線で頷く理央くん。
「じゃあ、好きなだけ見ていいよ…」
そう言って私は腰を高く突き出した。ごくり、と生唾を飲み込む音が後ろから聞こえた。
「あ、さ、さわっても、いい…かな?」
「うん、何してもいい…ひゃうっ!」
言い終わる前に、理央くんの指が秘裂に沿って下りてきた。触られただけで震える体。
くちゅ、くちゅ、くちゅ。
薄暗い部屋の中に、淫らな匂いと水音がこもっていた。
「あ、あっ…あふぅぅ……」
身体中の力が全て抜けてしまったみたいだった。理央くんから与えられた刺激のせい。
秘裂から滴った愛液がだらだらと膝の裏を流れていくのさえ心地良く思える。
「…ふ、藤田さん……僕、ぼく…」
切羽詰った声で理央くんが話し掛けてきた。言いたい事は一つ。わかってる。でも…
「…ねぇ…理央くん……わ、私で、いいの……?」
私は、持っている理性を振り絞って、理央くんに問いただした。
…本当は、やめて欲しくない。
今すぐに理央くんのものを深く突き立てられ、ぐちゅぐちゅに掻き回され、どろどろに溶かされたい。
そんなどす黒い欲望が、私の心に渦を巻いている。
でも、そのために理央くんの初めてを奪いたくはなかった、だから――
「…僕は、藤田さんが、好きだから」
…どうしてだろう。
涙が、出た。
私は、そんなにも理央くんのことが好きになっていたんだ…
「……しょ……が…ない…な…」
私は指を秘裂にあてがうとVの字を作るようにして曝け出した。
とろとろに蕩けていたそこはすんなりと指を受け入れ、微かな水音と共にその奥を彼に晒す。
「…来て…」
「うん…」
理央くんの分身が軽く、先端が触れた。
それは勢いをつけて、一気に挿入された。
「ひあぅっ!」
引き裂かれるような感覚。全身に電気のような痺れるような、とにかくそんな緊張が走った。
「ご、ごめん、痛かった…?」
半瞬前とは違うその動きに気付いた私の身体は、思わず叫んでいた。
「やめて!抜かないで…そのままぁ…!」
今まで誰にも見せた事のないその場所を彼に見せ付け、しかも彼で満たされてさえいる。
このままやめる理由なんて、なかった。
「もっと…ゆっくり、ね…」
その言葉が届いたのかどうか、慎重に、慎重に理央くんは分身を私の奥へと進めていく。
「ぅぁあ…あん…あくっ……」
理央くんのものは私の中で熱く、滾っていた。言いようのない快楽!
ともすれば無意識に逃げようとする私の身体を抱きかかえながら、理央くんは私の中を感じていた。
「…痛い?藤田さん…」
その無為に思える問い掛けに私は思わず肯いてしまう。
私たちはしばらくそのままの体勢で身体を重ねあった。
それでも、息をするだけで、私の秘窟は理央くんのものを締め付け、理央くんのものは私の秘窟を圧迫した。
どんどん『その時』が近付いてくる。
「…藤田さん…気持ち…いい?」
理央くんが問い掛ける、それだけでお互いの身体は強く刺激し合って高みに上ろうとする。
「…うん…もう、ダメそう…」
「…僕、何もしなくていいの?」
「…んっ…はぅぅっ………じゅう…ぶん…」
つながっている人と、ただ話をしている。それだけでどこかに飛ばされそうなほど、感じる。
「…僕も、なんだか、また…」
理央くんも限界が近付いているみたいだった。出来ることなら、少しでも長くお互いを感じていたい…
「理央くん…理央くん…」
「藤田さん…藤田さん…ふじたさんっ…!」
不意に、理央くんの手が私の胸に届いた。存在を示すように強く、激しく、揉みしだいた。
予測されなかった快感に、思考が混濁する。波涛のように頭の中を快感が攫い、そして、
果てた。
「ふあああああああああっ!」
愛液を嘗てなく垂れ流し、理央くんの分身を秘窟全体で以て締め付けた。
「あああっ!ふ、ふじたさん!ぼく、ぼくぅっ…!」
私の中で理央くんが暴れる。その快感の群れを掻き分け、最後の理性が叫ぶ。
「そとぉ…そとにだしてぇ…!」
その声が届いたかどうか、理央くんは私の中から分身を抜き出した。一瞬の後、
どくっ、どくっ、どくっ…
背中や腰に熱く滾る理央くんの思いを感じた。
「……ふ…藤田…さん…」
「…り…理央くん……」
私たちは何もすることが出来ないまま、しばらくそうしていた。
「僕、藤田さんのこと、ますます好きになっちゃった」
そのあと。
つまり……その……二人の愛の交わりの後…身体を拭いて、着替えて、学校からの帰り道。
そう言って、理央くんはにっこりと微笑んだ。
女の私からもうらやましいくらいのかわいい笑顔。
「私も理央くんのこと、好きになれそうだよ…」
「ホント?ほんとぉ!?」
「…うん。私、家族のために一生懸命働く理央くんが好きだな」
「僕、頑張るよっ」
「うん。私もできる限り、理央くんを応援するからね」
「……ありがと!」
次の朝。
「うわ〜っ!来るな〜〜〜〜っ!」
そんな声で目が覚めた。何事かと思って表に飛び出すと、そこには…
「や〜め〜ろ〜〜!あ、あっちいけ〜〜〜〜っ!」
……理央くんが犬に追っかけられていた。
よく見ると、新聞配達の途中みたいだった…………どうしてこんな時間まで配達してるんだろ……
「あっ、藤田さ〜ん!助けてくださ〜〜い!」
………しょーがないな、まったくもうっ!
私は、駆け出した。
…ということで反転理緒編を書き上げてみたわけなんですが…
住人の皆様の応援が身に沁みてありがたく感じられました。
本当にありがとうございました。感謝してます。
さぁ、次は(いつになるか分かりませんが)最後の難関、反転あかり編を書けたらいいな、なんて思ってます。
それが終わったらそろそろかな…なんて考えてみたり。
それでは回線吊って首切ってきます。ごきげんよう。
>前スレの380氏
グッジョブ!
反転あかり編、激しく期待しつつのんびりと待ってます。
ワシャワシャワシャ……
腰かけに座り、千鶴さんに背中を流されている私……なんか、照れる……
「意外と……綺麗な肌なんですね……」
千鶴さんが、私の背中を見て、そう言った。
「千鶴さん」
私は後ろも振り向かず、淡々とした口調で応じる。
「はい……?」
「意外に、は余計です」
私だって、全く気にしていないわけじゃないんだから……
「あ……す、すみません、つ、つい……」
顔を真っ赤にして、申し訳なさそうにうつむく千鶴さん。
今度は私が、イタズラっぽくくすっと笑って、千鶴さんを振り返る。
「冗談ですよ」
「も、もうっ……」
「でも、全く気にしてないわけじゃないんですからね」
「あ、は、はい…………」
私が再度そう言うと、千鶴さんはうつむいてから、上目遣いで私を見る。
「まぁ、まったく焼かないわけじゃないですけど、その時だって無差別にじり
じり焼いてるわけじゃないですし……」
「くす……でも、耕一さんはその方が健康的でイイかも知れませんね」
「良く言われます、はは……」
健康的って言われるのは別に嫌じゃないんだけどね。自分でも結構、そのつ
もりでやってるし。…………ああ、どーせ私にとっては“男勝り”と同義語で
すよ。ケッ。
わしゃわしゃわしゃ……
一旦、言葉が途切れる。別に嫌なムードってわけじゃない……と思う。
「耕一さん、少し頭を下げてもらえますか?
「あ、はい……」
千鶴さんが首周りを洗ってくれる。なんかくすぐったい。
「背中はこの程度ですね……耕一さん、今度は前を向いてもらえますか?」
「え、ええっ!?」
ま、前って……いくら何でもそこまでは。
587 :
586:02/09/30 03:01 ID:upe82JM0
「冗談ですよ」
「あ、じょ、冗談ですか、あ、はは…………」
妙に照れ笑いをしてしまう私。
すると、その私の表情を見ていた千鶴さんが、
「……あの、耕一さんさえ良ければ、冗談じゃなくてもいいですよ?」
そう言って、恥ずかしそうに視線を下に向けた。
「え……?」
「そんなに、残念そうな表情をされるとは思ってなくて」
…………う、私、そんな残念そうな表情してた?
「あ、あの、耕一さん?」
正面の鏡で自分の顔を確認していた私に、千鶴さんがおずおず……と言った
感じで声をかけてきた。
「前、向いていただけますか?」
「えと……は、はい……」
すっかりダメな私は、千鶴さんの言われるままに、くるん、と体の前後を入
れ替えた。
わしゃわしゃ……
千鶴さんがまず、私の腕を掴んで洗ってくれる。
目の前に、一糸まとわぬ姿の千鶴さん。気をつけていないと見とれてしまう
程、綺麗だ。
私も――薄い胸はともかくとして――全体的なプロポーションではそれなり
に悪くないかな、と思ってたが、千鶴さんには正直言って、負ける、なんてモ
ンじゃない。
やがて、千鶴さんが私の両腕を洗い終えて、私はだらん、と腕を下げる。
「あらっ……?」
千鶴さんが、なにかに気付いたように声を上げた。
「この傷は……耕一、さん……あ……」
千鶴さんは信じられないようなものを見た、という表情で私のふくらはぎを
見ていた。
そこには、あの痛々しい(自分で言うのもアレだが)傷痕があった……
また長くなる……かと思ったら、そうでもなかった。。
でも、ここで一区切りついたので、ここまで上げときます。
そろそろきたきたかな……と思っていたんですが、自分の脳内妄想力が少し
不足しちまってます。うう……
文章だけだと、男言葉だし萌えエネルギーをかなり消費しまつー。
今回は
>>33のはじめ絵を表示させたまま、脳内変換して補足しちまいました。
申し訳ないです。。
もっとも、全体的なイメージは近いんですけどね。
こっちは胸がなくて後ろ髪が短い感じ。
はい、期待してこんな事書いてまつ。申し訳ありません。
責任とって風呂吊ってから首切ってきます。
最近職人の人たち、アクロバティックな吊り方を考えすぎですw
「耕一さん、この傷……あなたは昔、鬼を暴走させかけて……」
「はい、そうです」
うろたえかけている千鶴さんに対し、私は意外にも落ち着いた気分で、ハッ
キリとそう答えた。
千鶴さんが言う『鬼』は、言い方は違えど、母さんの言った『狩猟者』と同
じ意味であろう事は、スタンスですぐにわかった。
「え? でも、耕一さんは、女性なのに……?」
目を円くする千鶴さん、私は、軽く苦笑して、
「あるいは、男として育てられてしまったせいで、発露してしまったのかも知
れませんね」
「そ、そんな……それじゃ……」
千鶴さんは、今にも取り乱しそうだ。
やば、目が今にも泣きそうだ……私は、慌てて手を振って、
「ああーっ、で、でも大丈夫、ちゃんと制御できますからっ」
「え、そ、そうなんですか?」
千鶴さんが、かえって驚いたという風に聞き返してくる。
「っていうか、精々中途半端なモノで……私がその気にならないと、出てこな
いんですよ」
私はまた、苦笑しながらそう言った。
「そうなんですか……そうですよね、鬼と言えど、実の性別はこえられないの
でしょう……」
「多分……姿も変えられる程じゃありませんし」
ただ、普通の柏木の女性よりは強く力が発露する気がする、という点はあえ
て言わなかった。実際に比較した例があるわけじゃないし、別にそれでコント
ロールを失うわけでもないし、千鶴さんに変に心配かける必要もないだろう。
それから、私達は、何が可笑しいのか2人で顔を見合わせて、笑った。
591 :
590:02/09/30 04:33 ID:QU0tbeoU
「さ、身体洗いましょう」
「え、あ……」
ぐっ、と千鶴さんの身体が接近してくる。
憧れだった千鶴さんの、綺麗な身体。私はどきまぎしてしまって……
落ち着けっ、い、今は私は女、今は女、私は女、今は女、私は女、今は女、
私は女、今は女、私は女、今は女、私は女、今は女、私は女、今は女、私は女、
今は女、私は女……
「どうかしましたか? 耕一さん?」
「え、あ、ひゃい?」
突然千鶴さんに名前を呼ばれて、裏返った声で返事をしてしまった。
「い、いえ、その〜、目の前に、千鶴さんがいるんだと思うと、妙にドキドキ
しちゃって……」
「女同士なのに、そこまで照れなくてもいいんですよ?」
「そ、そ、そうですけど、あの、私……“男”だった頃は、ち、千鶴さんのこ
とす、あ、いやその……っ」
ええいっ、動転して何を口ばしってんだ、私……
ちゅ……
「ん、んぐっ……?」
私にとっては、あまりに突然で、一瞬の出来事だった。
千鶴さんのくちびるが、私のそれをふさぐ。
キス。
女同士なのに……それは、妙に甘酸っぱくて……
私には永遠のようにも感じられた、短い時間の後、千鶴さんがゆっくりと離
れていく。
592 :
591:02/09/30 04:33 ID:QU0tbeoU
「ち、千鶴さん……」
「くすっ」
今にも泣きそうな情けない私に、千鶴さんはイタズラをして叱られた子供を
見るような、笑顔を私に向けた。
「私も……“耕ちゃん”のこと、好きでしたよ」
「え、あ、は、はい……ありがとうございます……」
言葉は動転したままの私。千鶴さんは、続けて、微かにうつむいて、
「今でも……好きでいて下さるんですよね?」
「え……あ……それは……」
千鶴さんに核心を突かれ、たっぷりと、私は躊躇してから、
頷く。でもすぐに言葉が口をつく。
「あ、で、でも、私は……女同士なのに……」
「ええ……本当はいけない事なんです……でも、例えそうだとしても、私は、
“耕ちゃん”に……今の耕一さんに、好きだと言ってもらえるのは、嬉しいみ
たいです」
千鶴さんも、困ったように、でも口元は笑ったまま、そう言った。
「千鶴さん……」
私が千鶴さんの名前を呼ぶ、すると、胸の奥に今までたまっていた熱いもの
が一気に外へと出ていこうとするようで――
「あっ……?」
驚いたような千鶴さんの声。でも抵抗ははなかった。
私は千鶴さんを……互いの胸の膨らみが熱く感じられる程に強く抱き締めて
……今度は私からキスをした――
とりあえずその4です。うう、結局今週末だけで片付かなかった……
申し訳ありません……ぅぅ……
ひ と ま ず 、 吊 っ て お き ま す 。
∧||∧
( ⌒ ヽ ブラン
∪ ノ
∪∪
二日見なかったら凄い事に…。神がいっぱいだ。
前スレの380氏>
593氏>
吊るな〜〜〜!
595 :
旧69:02/09/30 14:12 ID:HaRTAJXW
小ネタ
遠野くん「みつる、手篭めというのはね…」
往穂「おとなしくしなさい、遠野っ」(ビリビリと服を破く
遠野くん「やめてください国崎さん」(妙に艶っぽく抵抗する
遠野くん「こんな感じのことだよ…」
みつる「へぇ、そうなんだ」
往穂「……なんで私が襲う側に…」(涙
パソコンが帰ってこないです(鬱
まぁそれはともかく
>前スレの380氏
反転理緒編堪能さしていただきました。
数えてみれば東鳩はあかりを残すのみになってることに今更気づき
職人さんの力は偉大だなと思います。
>593氏
千鶴さんのお姉さんな感じが良かったです(最後の会話
それでは安心して吊ってきます
他の葉系と鍵系は、あと誰が残ってましたっけ…?(w
誰彼系は手付かずだったような……
598 :
名無しさんだよもん:02/09/30 20:47 ID:MRRuFfjY
>>597 反転蝉丸&岩切の話が今スレのどこかにあったはず。
ごめん、さげ忘れた。
まじアンが少ないってーかほとんど無い。案はいくつか出てたような気もするけど。
こみパは皆、無かった事にしたいのか(w
うたわれはやってるヒトがいるのに…
まー、ただのアクの弱い大同人物語になるだけだから、という罠があるのだが
>>598 調べてみた。
>135-139に、男岩切にレイープされる女蝉丸の話
>182に、猫を助けようとして溺れる女御堂の話
あと、反転こみパはネタ案ばっかりですな。「立川姉」とか好きなんだけどなあ。
私には野望がある。漫画でいつか日本を支配するという、野望だ。
日本という国は漫画という文化が特異な程に進化した国である。そして、その誰もが認める漫画を提供する事ができれば、それは即ち日本を支配したも同然なのだ。
だからこそ、私は一人の人間を私の手中に収める機会をずっと狙い続けていた。虎視眈々と。それこそ小学生の頃から。
千堂和巳。今年高校を卒業して、大学に通う事になった私の女友達だ。
ああ、そういえば、自己紹介をしていなかった。
私の名は、久品仏志子(ゆきこ)。
明日の日本を支配する、万能の女王とは私の事よっ!!
などというイントロを書いてみたり。
食いつきがあれば、続きを……誰かに書いて欲しいかなとか
すまん、素で忘れてた(w >こみパ
単品で反転させる分には良いのかなぁ。(全員反転すると、鬱陶しいような)
コスプレ王子>芳賀玲(あきら)
おつむ弱いけど、馬鹿な子ほど可愛い>ちゃん様
物静かだけど、描く物は凄い>長谷部綾(りょう)
・・・みたいな具合で。
テニプリ→反転瑞希
義理人情に厚いけどDQN気味な点もある同人バカ→反転由宇
実はアニソンの兄貴→反転あさひ
とか?(w
反転あさひはどちらかといえば、影山ひろのぶ辺りを当てたい(w
普段はなよっちぃオクテの弱気君で、メガネ装備のヲタだけど
舞台ではコンタクト装備、スタイルもキメて熱いアニソンを大熱唱!
ヲタ女以外も巻き込み、歌手レベルの人気が出てるアニソン界のホープ
もちろん、ラジオDJもやらせてもらってる超売れっ子
…こんなのでしょうか(笑)
…って微妙にRR入ってるし…吊ってきます。
「ん、あ、ん…………」
唇だけではない、お互いの身体の温もりをひとしきり確かめあった後、私と千鶴さんの身体が離れていく。
ひと呼吸置くと、妙に気恥ずかしくて私はうつむいてしまった。
どうやら、千鶴さんも同じらしい……
「ん、ち、千鶴さん……い、いきなり、ごめん……」
私が先に言うと、千鶴さんは照れたように苦笑して、
「いいんですよ、耕一さ……クシュン!」
千鶴さんは言葉の途中で、可愛らしいくしゃみをした。
「こ、これ以上、ぐずぐずしていると、風邪ひいちゃいますね」
「そ、そうですね……後もつかえてますし……」
あ、そうだった。
私……と、今は正確には千鶴さんもだが、とにかく2人が一番風呂なんだっけか。
「あははは……梓にどやされそうですね」
私はそう苦笑しながら、シャワーヘッドを手にとり、お湯を出す。
「くすっ、そうですね」
千鶴さんも困ったような笑みを浮かべた。
611 :
610:02/10/01 03:06 ID:IbtoIRJc
互いに身体を流し、髪を洗って、もう一度身体を(お湯でだぞ!?)温めなおし
てから、浴室から脱衣場へと出てくる。
一緒に、たっぷりの湯気も浴室から溢れ出してきた。
しかし……千鶴さんの髪は綺麗だな……これは純粋に羨ましい。
私は長くしてるわけじゃないけど、それでも結構、髪の痛みとか、気になる
ものだ。
特にトレードマークの、たっぷりのもみあげ。
これは枝毛になると、みっともないなんてモンじゃないのだ。
「特に手入れをしているわけじゃないんですけどね……」
「ホントですか? 羨ましいな〜、なんで私は……あー、東京の空気のせいか
もなー」
なんてやり取りをしつつ、私ももう身体を隠そうとせずに、千鶴さんと一緒
に脱衣場で身体を拭いてる。
お互い、立って目線を向かわせる。
私の目の前の千鶴さんは、なんだかいつもより小さく見えた。
いや、単純に身体の大きさ――ええ、どうせ私は身長176cmのデカ女ですよ、
ああ!?――じゃなくって……ずっと、私より年上で、ずっと大きな存在だった
千鶴さんが、今はずっと近い場所にいる……そんな気がした。
612 :
611:02/10/01 03:06 ID:IbtoIRJc
「…………あら?」
千鶴さんが、ふいになにかに気がついたように視線を、脱衣かごの方へ……
「これ……」
と、千鶴さんが手にとったのは――
「う」
「どうして、男物の下着が……」
顔中に疑問符を浮かべる千鶴さん。そりゃ当然だろう、この家には今、女し
かいないのに。
「すいません、千鶴さん…………」
私は、今度は羞恥に顔を真っ赤にして、気まずそうに千鶴さんに声をかける。
「え? こ、耕一さん……?」
千鶴さんが、目を円くして私を見る。
「それ……私のなんです……私、物心つくまで、それだったせいで……どう
も、密着する下着、生理的にダメなんです……」
……これが、あの馬鹿親父が私の人生に残していってくれた最大の恥辱。
あのショーツとかのぴたっと密着した下着を、長時間履いてる感覚がダメ。
別に靴下とかは平気なんだし、同じ場所でもナプキンとかは平気なのに……
私も頭ではわかっているが、とにかく履いているだけで気持ち悪いのである。
つまり、私は、生まれてこの方、ずっとトランクスなんだった……
「あ、そ、そ、そうなんですか? その……ごめんなさい……」
千鶴さんも真っ赤になって、動転した言葉を口走っている。
親父……くそぅ、どうせ自殺するんだったら私に引導渡させろってんだ……
ようやく風呂シーン終わりました。。
うう、予定より延び過ぎ。
次はもちろん、ぬれ場だよな〜(汗)
他にこれとはすこし感覚をおいた出来事として、VS柳川・千鶴ルート編を別
に考えているのですが、そうすると千鶴んばっかり長過ぎですか?
楓たんか初音たん先に書きますか?
ただ、設定の都合上、梓たんを書く前には上記のやつを書いておきたいです。
というわけで、梓ファンに申し訳ないので吊ります。
∧||∧
( ⌒ ヽ ぶら下がってギーコギーコ……
∪ ノ
∪∪
>613
激しく萌えた。
イ`。
>>608 なんかカッコイイぞ、それw
>>613 トランクス穿いてる女耕一、ってのがえらくツボにはまった。ナイス!
個人的には、楓たん編やってもらえたらいいな。
>>615 元のあさひが漏れ的に超萌えだったので
超燃えなアニソン兄貴を目指しますた。
死んできます…(w
反転あさひをアニソン兄貴だとすると…
志子「主題歌の出来の良し悪しは、作品自体の魅力にも影響するというのに…。
よりによって無名の新人を起用するなんて…(嘆)」
↓
アニメ放送開始
↓
志子「桜井の兄貴サイコー! 燃えるー!
さあマイシスター。今夜は打ち上げ、のどが潰れるまで歌って叫ぶわよ!」
和巳「また完徹カラオケ…? ちょっとは休ませてよ…(泣)」
こんな感じか?(笑
カタカナでアニキと呼ぶと色んな意味でキャラが変わる罠。
>>618 ミズキですか(w
今、反転由宇書いてるんだけどなんか面倒見のいいやおい男になってしまう…
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
由宇と大志は表裏一体の気がする
>620
というより、同類というか似た者同士というか…
性質が似てる部分は大いにあると思われ。
決定的に違う部分もある気はするけどね。
反転大志と反転由宇を同時登用する猛者キボン
…いや、いっそカップリングをキb(グサッ
622 :
619:02/10/02 22:52 ID:xBBXOhN0
>621
やおい男悠(反転由宇)でいいなら明日にでも出せるが…
そ れ で も い い で す か ?
>622
了承(約2時間半)
書く内容まで反転させる必要はないんじゃ?
玲子がすごいことに…
626 :
旧489:02/10/03 21:17 ID:YgUUUgZ5
ネタが二つできたところで、ようやく戻ってきた。
だが今の掲示板の雰囲気にそぐわないっ(>w<)
……もうちょっとチャージしてます……
627 :
旧489:02/10/03 21:19 ID:YgUUUgZ5
ひさびさでsage忘れた(滝汗)
ノーロープ・バンジージャンプしてきます……
>>625 玲子の反転は、イケてるルックス(wの男コスプレイヤーが、女の子を食いまくってて、それを当然と思うグループと衝突するわけですよ(笑)
会場内でえっちする男コスプレイヤー達に怒りをぶちまける玲、みたいに。
>>旧489氏
吊りもしないんですかっw
反転こみパ……反転由宇と反転詠美による和己の取り合い…立派な三角関係だなw
反転すばる&反転サブキャラ達が気になります…(笑)>反転こみパ
反転オタク縦よk………ちょっとロープ持って清水の舞台逝ってきます。
少しふくよかな顔に、微笑が浮かぶ。
無邪気に笑っている、ちょっと世間知らずな緒田久縦子。
もちろん、緒田久が名字で縦子が名前である。
健康的な美人の部類に入りそうだ。
「ふふっ。あ、あたしたちなら十冊づつ売ってくれるんだな。凄いんだな」
その隣りでこれまた笑顔でコスプレをしているのは、緒田久横子。
やせぎみの体とはいえ、そのプロポーションは抜群だ。
着込んだギャルゲーキャラの絵付きTシャツが、張り付いて胸を強調している。
「ふっふっふ。忍者モノは良いでござるよ☆」
「しっかし、わざわざ忍者コスしてくることはないんじゃないと思うんだな」
ちっちっち、と指を振った横子。
キラン、とすこし野暮ったいことが、むしろ魅力的な眼鏡が輝いた。
「わかってないでござるよ。少しばかりの衣装作りなぞ、我らには苦ではないでござる!」
「く、苦労性なんだな」
「ちょっと違うでござるよ☆」
ふたりは夏のこみパで運命の出逢いを果たす!
「まちぃ。そこの美少女ふたりっ」
「……あ、あなたはっ!」
猪名川ゆう。オタク界の裏番と呼ばれる美少年。
「ふっふっふ。貴様らごときに我輩の世界征服の邪魔をされては困るのよっ」
九品仏大志恵。
同人の全てを手に入れようと目論む、黒幕の美女。
さあ行け緒田久縦子、緒田久横子!
やつらの野望をくじくのだ!
とまあ、案外美人かもしれないぞ?
無茶な設定だが。(w
ムチャだぁ!!と思ったが、
メガネッ娘なたてに 萌 え て し ま っ た
>>631 つまり、
「見た目はまともだけれど中身はイカレまくっている」タイプのオタ女なわけですか。
確かに無茶だけど、そっちの方が書きやすいでしょうな。
でも、インカラ&ササンテは某「天使のなっちゃん」ばりにキモイおばはんキボンヌ(w
>>633 同人の作家宅おしかけ電波を思い出して、鬱(w
>>634 スマヌ、そういう修羅場を知らない漏れも
萌 え て し ま い ま す た < 反 転 オ タ ク 縦 横
いっそ中身も反転して、ギャルゲー好きな、世間知らずのお金持ちのお嬢。
しかも姉妹。
……って思って書いたんだが。(w
反転あかりのイメチェンってなんでしょう?
本編なら「髪型を変える」だったけど…男が髪を切るのはあんまり重要じゃないような気が。
やっぱ眼鏡?でも眼鏡だといいんちょと被るし…誰かいい案ください。
>>638 おかっぱみたいのから短髪に変われば十分インパクトがあるかと。
黒髪から赤髪に
>>640 そういや、そういうイメチェンの仕方もあるよな。
あっちの世界だと、髪の色がカラフルすぎてあまりインパクトないかもしれんけど(笑
いっそ坊主。(w
だったら弁髪もありでは?(w
えーと、それじゃあ
「眼鏡→コンタクト」+「黒髪→赤髪」のコンボで書いていいでしょうか?
というか、赤髪は校則に引っかからないんだろうか……。
春休み最後の日。
私は燈人とふたり、花見に出掛けた。
少し歩いた所にある、小さな公園を一面に広がる桜の花。
例年よりもちょっと早い桜前線の上昇。そこはもう、すっかり満開だった。
風が吹けば、吹雪のように花びらが降り注ぐ。
「わあ…」
風になびく髪を押さえながら、私は大きく目を開いた。言葉に表せないものを噛みしめるように、たった一言、
「――きれい…」
それだけを口にした。
「…すごいね」
「…うん」
舞い散る桜の壮観に、自然に口元が綻ぶ燈人。
そんな燈人を見ながら、今日、二人だけでも花見に来てよかった、と私は思っていた。
本当だったらここに雅美と保志を加えたいつものメンバーで、賑やかな花見になるはずだった。
だけど雅美と保志、揃って二人ともドタキャンの電話を入れてきた時はさすがに中止にしようかと思った。
燈人が弁当の用意まで済ませてしまっていたと知らなかったら。
結局、私は燈人と二人だけでここに来る事になった。
でも、今思えば、いつものバカ騒ぎとは違って、こんな落ち着いたのもいいかも知れない。
「…来てよかった」
呟くように、燈人が言った。
「……」
なんだろう。
そんな燈人を見ていると、ほんの少し、胸が熱くなった。
…一面の桜。
…風に舞う花びら。
…風に目を細める燈人。
私はゆっくりと、燈人に近付いた。手を伸ばし、そっと肩に触れる。
「…浩子ちゃん?」
呼ばれた瞬間、はっと我に返った。…なにやってんだろ、私。
「どうかした?」
「あ、うん、…肩に、…花びらついてた」
「え?」
燈人は手のひらで左肩を払った。
「とれた?」
「うん」
「あ、浩子ちゃんにもついてるよ。とってあげる」
燈人は私の髪についた花びらを、まるで頭を撫でるようにして払ってくれた。
すぐ目の前に、燈人の顔があった。
「……」
目のやり場に困って、私は視線を足元に落とす。
「はい、とれたよ」
「…う、うん、サンキュ」
目をそらして礼を言う私。
「…どうしたの?」
「なにが?」
「なんだか、ちょっと、そわそわしてるみたいだから…」
「気のせいでしょ」
私はこほんと咳払いした。
ゆっくり二人で公園の中を歩いた後、ベンチに座って燈人の手作り弁当を食べた。
仮にも女として、男風情に料理の腕で負けるのが恥だって事ぐらいわかってる。
だけど、燈人の作った料理はおいしい。悔しいくらいおいしい。
恥でもいいからいただきます。
もぐもぐ。
不意にベンチから立って、燈人は舞い散る花びらの中に身を躍らせて、言った。
「来年も…また、来ようね」
「うん…そうだね…」
ボトルのふたにこぽこぽと熱いお茶を注ぎながら、私はそう頷いて返事をした。
後ろ手に両手を重ね、桜を眺める燈人。
ほんの少し…髪を赤く染めて、眼鏡を外して。
ただその程度で、なんだか私が知ってる燈人じゃないような気がした。
「……………今の燈人…似合ってるよ」
ぽそりと呟くと、
「――え?」
燈人がこっちを振り向いた。
「なに、浩子ちゃん?よく聞こえなかった」
私はずずず…、とお茶をすする。
「いま、なんて言ったの?」
ずずず。
「ねえ?」
ずずずずず。
「ねえってば」
あーもーうるさい。
「お茶がおいしいって言ったの!」
ずずずずずずずずずずず…
「ぁつぅっ!」
舌が…イタイ……
…ということで反転あかりを試験的に書いてみたわけなんですが…
ここはこうして欲しい、等あれば出来るだけ頑張るつもりです。
ただ、これからしばらく忙しくなるので以前のような連日更新はムリかも…
期限を決めればこないだみたく直前に仕上がるかもしれませんがw
それでは回線吊って首切ってきます。
その日、隆山の商店街やら鶴来屋やらうろうろして疲れた私は、つい客間で
うとうととしてしまって……
「うわあーっ!?」
夢にうなされて、飛び起きた。
「はぁっ、はぁっ、はぁ……」
覚めてもなお、動悸が止まらない。ひどくはないが吐き気もする。服は寝汗
でびっしょりだった。
ああ、よりによってあんな夢を……私が男で、この隆山で、暴走させてしま
う――そんな夢を見るなんて…………
ふと、気がつくと、身体にタオルケットがかけてあった事に気が着く。初音
ちゃんあたりが、気を効かせてくれたのだろうか?
「耕一さんっ!」
突然、障子が開いたかと思うと、千鶴さんの憔悴しきった声と表情が飛び込
んできた。
「ち、千鶴さん……」
「大丈夫ですか?」
千鶴さんはバスローブ姿だった。どうやら、私の悲鳴を聞き付けて、飛んで
きたらしい。
「あ、え、えと……大丈夫です、ちょっと、夢でうなされただけですから」
「あ……そ、そうですか……よかった……私……」
ほっと息をついたかと思うと、千鶴さんは今度はじわっ、と目に涙を浮かべ
る。
「ち、千鶴さん!?」
突然の千鶴さんの泣き側に、私がおろおろしていると、さらに、千鶴さんは
私に抱きついてきた。
653 :
652:02/10/07 03:03 ID:MQhkzAQM
「千鶴さんっ……ど、どうしたの……っ?」
「私……恐いんです……もう、その心配はないはずなのに……うう、耕一さん
が消えてしまうような気がして……」
千鶴さんはそう言って、まるで迷子になった子供のように泣きじゃくった。
「千鶴さん……どうして? 私はここにいる……もう何の心配もないのに」
「そ、そうですっ、ひっく、よねっ? わ、わたしっ、えっく……」
「千鶴さん……」
私はそっと、千鶴さんを肩で離すと、今度は頭を抱えるようにして……口付
けた。
千鶴さんは抵抗しなかった。
「ん……千鶴さん?」
私が唇を離し、手を緩めると、千鶴さんは私から一旦離れて、バスローブを
はだける。
ま、まさか……
「ち、千鶴さん、私達、ほ、本気?」
本気で、ずーれーですかぁ!?
「はい……本当は許されない事……わかってはいます、でも……もう……耕一
さんから、離れたくない……」
「千鶴さん……」
本気……か……
私は……実を言うとあんまり、こういうのって抵抗なかったりする。実際、
女の子ナンパして行くトコまで行っちゃった事もあるし。…………あ、いや、
男とも、あるんだけどな?
「じゃあ……」
私は、ばさっ……とシャツを脱ぐ。ブラはつけてなかったから、下もショー
トパンツだから、もうほとんど裸だ。
「あ……」
この前お風呂でさんざん見たり触ったりしたはずなのに、千鶴さんは私が脱
ぐと、なぜか恥ずかしそうな表情になった。
654 :
653:02/10/07 03:05 ID:MQhkzAQM
「んっ……」
私はそんな千鶴さんを、布団の中に引き込むようにして寝転がり……千鶴さ
んの下から攻めることにした。
キスをしながら……千鶴さんの体重を支えるようにして、乳房に触れる。
柔らかな2つの膨らみを、ゆっくりと揉みはじめる。
「ん……んふ……ぁ……っ」
甘い息を漏らす、千鶴さん。
「千鶴さんのおっぱい……柔らかい……」
「か……からかわないで下さい……そんな……大きくないし……」
「大ききゃイイってものでもないですよ……」
私はそう言ってから、千鶴さんの両の乳首をきゅっと摘んだ。
「きゃう!」
千鶴さんの身体が、ふるっと揺れる。
「千鶴さん……可愛いね」
「か、からかっちゃ嫌です……」
少し拗ねたような表情をする。私は、つつーっ、と千鶴さんのお腹をなぞっ
て、
「んんっ……」
彼女の女性自身に触れる……
「あ、う、そ、そこは……」
千鶴さんの身体が、一瞬強張る。
「嫌?」
私は、わざと短く区切るように聞く。
「い、いえ……嫌ってことは……あっ」
私は、千鶴さんが言い終える前に手の動きを再開させた。割れ目を擦る指を
徐々に埋もれさせて行き、突起を覆う包皮を何度か上から指で撫でた後……包
皮をそっと割る。
「ひ、あ、あっ……」
くちゅ、くちゅ……
花びらをかき混ぜ、真珠を指で転がす。
「あう、ああっ、うっ、耕一、さんっ……」
655 :
654:02/10/07 03:06 ID:MQhkzAQM
力が入らなくなって、私の上に崩れてくる千鶴さん。私はそれを受け止める
ように、キスをしてから、千鶴さんを布団の上に横たえさせる。
「千鶴さん、脚拡げて……」
私はそう言いつつ、立ち上がってズボンと……下着も、脱ぐ。
「え、あ、は、はい……こうです、か?」
「うん、力抜いてて」
おずおずと開かれた千鶴さんの脚をつかんで、上にあげる。
少し突き出された、千鶴さんの大事なところに、私のそこを重ねて……
くちゅり……
「ひゃぅっ!」
「あんっ……!」
2人で、同時に声をあげる。
「はぅ……こ、こういちさ、こういちさん……っ」
「す、すご、千鶴さんのだと……私の……吸い付こうとするっ」
私は腰を小刻みに使って、互いの下の口で何度もディープ・キスをさせる
くちゅ、くちゅ……っ
真珠同士が、まるで磁石のように吸い付こうとして……互いの硬さを感じ
る、
その度に、身体に電気が走るような感覚がある!
「ひゃん、あ、う、あっ……やあっ、だ、だめっ、わ、私っ……」
千鶴さんが、悲鳴のような嬌声を上げた。私も……
「わ、私も、ち、千鶴さん、い、いっしょにっ……!」
「あ、は、はいっ!」
互いの花びらが……ねっとりと、絡み付いて……
「ひゃん……ああ、ぁぁっ!」
「ひぁぁぁっ、ああああっ!」
びくん、びくんっ!
私達は、互いに身体を仰け反らせ、跳ねさせた――
656 :
655:02/10/07 03:07 ID:MQhkzAQM
「千鶴さん……っ」
私は絶頂の余韻がなくならないうちに、私と同じように、息が荒い千鶴さん
の上体を抱き上げて……
「ちゅ、ちゅ……ふっ」
キスをした……
「千鶴さん……好きです……いいん、ですよね?」
「はい……嬉しいです、耕一さん……っ」
私の問いに応えた千鶴さんの顔は、涙目だったけど、笑顔だった
と言うわけで1週間振りのごぶさたでした。
耕一のみ反転の千鶴編濡れ場です。
すいません、なんか遊びまくってる女になっちゃいました。
しかも両刀だし。
吊 る し か な い よ う で す ね 。
∧||∧
( ⌒ ヽ 死して屍、sageるものなし
∪ ノ
∪∪
658 :
某:02/10/07 14:34 ID:DQosimv8
>>657 ダイナミックにイ`! 百合萌えですた。
むしろ、最近何も出来てない漏れが吊ります…。∧||∧
>>657 別に処女スキーではない自分としては、むしろ萌え加速。>遊びまくってる女耕一
乙女な性別反転にこだわる必要はないかと。
661 :
657:02/10/08 01:11 ID:EnRPDvdX
みなさま、有り難うございます。。
うう…………
( ´介`)おいちゃん鼻血が止まらんようなったけん
;;
ポタポタ
663 :
657:02/10/08 01:53 ID:EnRPDvdX
実は女耕一[鬼]の妄想がすごい事になってる罠。
>>647-650 ほのぼのしてていい感じですな〜。
無理は言わないけど、続き期待してます。
>>652-656 やはり、千鶴さんはリードされてる姿が似合っているよなあ…(;´Д`)ハァハァ
665 :
:02/10/08 22:09 ID:rrRUIEwq
作家たちが書いては鬱になってるスレはここですか?
いえここは仕事をこなした作家達がいろんなモノを吊っては首を切るスレです。
しかし、萌え度合いはある意味凄いレベルを誇る、良スレです。
奏さんとかゆうとか潤とかひろみとか往穂とか、
はじめ(+女耕一)とか浩子とかふゆとか長瀬ちゃんとk(略
「はぁ〜会いたいです…千堂先生」
ベットに横たわる儚げな少年はため息と共に想い人の名を呟いた。
そしてその様子を見守る人影があった。
「いくみ、必ず会わせてあげるからね」
人影は静かな決意を口にするとその場を立ち去った。
ダメだ三人称は肌に合わない〜
最近某娼館に浮気してて筆が止まってます、ごめんなさい。某女医スレの1さんの気持ちが良く分かる…
お詫びの小ネタ。
テスト前、「一緒に勉強しようよ」と浩子家にやってくる燈人。
相変わらずくまシャーペンを使う燈人にツッコミを入れつつも、
胸元からちらちらと見える鎖骨に心奪われて勉強どころじゃない浩子。
こんな事考えてる暇があったら(略
670 :
:02/10/10 22:41 ID:45PXur6g
ONEのキャラは反転しない方がよさそうな気がする。
漏れはひろみハァハァですがn(略
………ところで、このスレの何人が
某娼館に出向してるのでせうか(笑)
気がつくと目の前にあの子供がいた。
私は死んだのでないのか?
未だに朦朧とする頭を振りつつ私は立ち上がった。
「お姉ちゃん、だいじょうぶ?」
子供が私を見上げながら尋ねてくる。
「ええ、大丈夫よ……猫は無事」
「うん、ほら、たすけちゃんとありがとうしなきゃ」
「なー」
そうか無事だったのか、よかった…って違う!
私はこのバカ猫のせいで死にそうになったんだ。
ここはそれ相応の慰謝料を払わせるのが悪女というものだろう、たぶん。
「ごほん、いい私はそいつのせいでシ「おお、起きたか」
いきなり背後から声がした。
バカなやや不調子とはいえこの私の後ろをとるとは!
「何者だっ」
振り向きざまに裏拳を打つ、が
パシッ
あっさりと捕まれた。
「危ないなぁ、命の恩人にその態度はないんじゃないかい御堂さん?」
こいつ
「貴様は安宅!」
673 :
旧69:02/10/11 02:10 ID:g5dQMqwW
自分の自己満足のために前回の続き〜
・・・もうだめぽ(鬱
回送吊って首切ってきます・・・
反転主人公と非反転脇役希望
北川とか矢島とか住井とか
676 :
名無しさんだよもん:02/10/11 23:54 ID:500hnyrt
保守age
>676
IDが…(笑)
>>旧69氏
自分の自己満足、ってRRだなぁw
とか思いながら何となく来てしまいました。
…ごめんなさいごめんなさい反転あかり編まだ書いてません某娼館に入り浸っているからです
しかも気付いたらもう一人反転住人がいてびっくりしましたはい
…というわけで、もう少しだけ待ってください(本当にごめんなさい)
恐らく、反転あかり編が終わったら自分はもう、なので。
それではメンテ代わりに回線吊って首切ってきます。
679 :
旧69:02/10/12 03:05 ID:LDGoer7+
>>678 やっちまったー。
自分の自己満足ってなんじゃい(鬱
反転あかり楽しみです。
それでは回送吊って首切ってます。
ちくしょう、ムントたんがdat落ちだYO!
どなたか職人の方反転テオロやってみません?
年齢もょぅι゛ょにして「アンちゃん」って言われてぇハァハァ
タッタッタッタッタ
軽快な足音を響かせてあぜ道を駆けていく小柄な少女が一人。
彼女の名はテオロ。
ソポクというだんな様を持つ身ながら
最近ふらりと村に現れた男、ハクオロにややご執心な幼な妻である。
「ア〜ンちゃん」
「うわっ、オカミさん、いきなりしがみつかないで下さいよ」
「あはは〜ごめん、ね旦那どこ?」
「…あっちですよ」
「あんがとね〜」
タッタッタッタッタ
「仲いいなぁ」
終わり
ん〜何か違う感じになってしまいました
ある日、一つの奇跡が起こった。…そしてまた、一つの悩みも生まれた。
「ねえ、美坂君…。美坂君ってば。聞いてるの?」
潤の声に俺はふと我に帰った。辺りを見回すと、そこにいるのは俺達だけだった。
「…潤? 悪い、考え事してた。」
「もう…。何言っても生返事しかしないから、ゆうも雪弥も呆れて帰っちゃったわよ。
…ところで、さ?」
ズイ、と潤は身体を近づけてきた。
「最近美坂君が妙にボンヤリしている理由、当ててあげようか? ズバリ、栞君のことなんでしょ?」
この時たぶん、俺の顔色は変わっていたはずだ。
「せっかく栞君の病気が治ったのに、栞君とどう接していいのかわかんなくて困っている…。まあ、そんなところかしら?」
…図星。
「どうせだから、兄バカってやつを堪能してみたら? 栞君の連れてきた彼女に色々難癖つけたりとかさ。
やってみたら案外面白いかもよ?」
「…そいつは俺のキャラクターじゃないな。
それにそこまでしなくたって、慣れればこのままでもちゃんとやっていけるさ。」
俺の反論は、自分でも強がりにしか聞こえなかった。
無論、栞との関係がこのままでも良いはずは無い。それくらいわかってる。
だが、俺は栞の存在さえ否定しようとした。それも、自分可愛さゆえに、だ。
そんな俺が、いまさら兄貴面してもいいのか…?
この堂々巡りこそ、ずっと俺が悩み続けていた理由だった。
「嘘つき。」
凛とした声。潤の表情は厳しく…そしてその目は不思議と優しかった。
「美坂君の嘘つき。なにつまんない意地張っているのよ?
もっと素直にならなきゃダメ。なくしたはずの大事なものが戻ってきたんでしょ?」
「…なんとも単純だな。」
「シンプル・イズ・ベスト、よ。美坂君が考えすぎなだけ。
この場合、ゴチャゴチャ理屈をこねる方が間違ってると思うわ。」
なるほど、そうなのかもしれないな。だとしたら…そう、俺は栞が大切だ。もう二度と手放したくない。
…よし、いいだろう。弟しか目に入らない馬鹿兄貴になってみるか。
答えは出た。思えば実に簡単な事だった。
潤、お前のおかげで目が覚めたよ。ありがとう…。
「…美坂君。」
ハッと気がつくと、俺の眼前に潤がいた。
反応する暇もなく潤の顔が近づき…唇が触れ合った。
俺が忘我の一瞬から立ち直るよりも早く、潤は満面の笑みをたたえて体を離した。
「んふふ…ごちそうさま♪」
「くそ…油断してた。やってくれたな、全く。」
俺が睨みつけると、潤は反省するどころかますます嬉しそうな顔になった。
「えへヘ。アドバイス代はちゃんと貰っとかないとね。
第一、これはあたしのファーストキスだったんだから、むしろありがたがってもいいと思うんだけどなあ?」
「誰がありがたがるんだ? お前のなんて。」
「あ、美坂君ってば酷い〜。だったら返してよ〜。」
「返せるものならとっくに返してるさ。」
かくして、いつもと変わらない掛け合いが始まった。
その後、栞が「彼女」としてゆうを連れてきたことから一悶着起こるのだが…。
それはまた別の話。
職人さんたちがあちこちに出払っている隙をついて書いてみました。
需要を考えず、性懲りも無く反転KANONものです。
ラブラブでも悲惨な潤ちゃんでもない二人を目指してみたんだけど…。
キャラ描写とか話の内容とか、いまいち変な気もするなあ。
皆の迷惑にならんところで吊ってきます。
>684
喜んでいる人間がいるので吊らないで下さい
他スレでこのカップリングをすると誰かが召喚されるものですが、
このスレは平和だなぁ〜
反転してるせいで、アンテナに察知されない為でしょう(w
むしろ「潤は漏れの物」とか(爆
なんかこのスレに長く居ると、仲人のおばさんになった気分だw
「あの人(反転)とあの子(反転)をくっつけたらいい感じ!」みたいな。
690 :
点呼1:02/10/14 21:54 ID:IWoKCJRM
圧縮があるらしいのでメンテと点呼をかねて聞いてみます。
スレ住民の方々が好きな反転キャラカップリングもしくはコンビは?
例1ふゆ×弥生
例2ひろみ&長森(女)
例3ハクオロ(男)×ベナウィ(女)
言い出しっぺの私は長瀬ちゃん×瑠璃くんです。
>>690 反転耕一(非はじめ)×非反転千鶴
反転耕一(はじめ)×反転楓
希望カップリング
反転雅史(雅美)×反転あかり
続編希望
雅史の葛藤(反転サイトに途中まであり)
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
「へっくちっ」
不覚にも、私は自分のくしゃみで目が覚めた。
どうやら、障子を開けたまま寝てしまったらしい。
「不覚不覚……ん……?」
私はふ、と自分を見つめる視線に気付く。
「楓……ちゃん?」
私が名前を呼ぶと、視線の主はびくっとした。
こちらを見る顔がみるみる赤くなっていく。
「…………? どしたの?」
「いっ、いえっ、そのっ、あのっ……」
楓ちゃんは私の前で、戸惑ったように言葉をつまらせる。
腕を、不安そうに身体の前でよじったりしてる。
「…………?」
「そ、その……」
楓ちゃんは困ったような、でも口元は何となく笑ってる。
私は訳が分からず、疑問符を浮かべるばかりだ。
「こ、耕一さん、なんだなぁと思って……」
「?……そうだけど?」
妙な事を言う楓ちゃん。
「私が女で残念だった?」
私は、からかうように言う。
だけど、言われた楓ちゃんは…………
「は、はいっ」
真剣な表情で、そうきっぱりと言った。
「え?」
私は、驚いて、間抜けな声を出してしまう。すると楓ちゃんは、今度はうつ
むいて、
「い、いえ、でも、女性で良かったのかも知れません……」
「は?」
女で残念だけど、女で良かった?
どう言う意味だろう? 私はますます『???』だ。
695 :
694:02/10/14 23:56 ID:O2kuws6R
ん……待てよ、女で良かった、って、ああ、そういうことか……
私がもし、本当に男だったら……そう、今頃……
私は、自然に自分の顔が真剣なものになっていくのが分かる。
楓ちゃんから視線をはずし、握りしめた自分の右手を見る。
ワタシノ ナカニハ ヒトニアラザル モノガイマス
柏木の血の秘密。
『狩猟者』の存在。
個人差はあるが、おおむね思春期から青年期にかけて、柏木家の人間には、
ある変化が起きる。
超人間とも言える能力が発現しはじめる。
五感が研ぎすまされ、身体能力が飛躍的に向上する。
人間を超越した存在へと変貌する事ができるようになる。
ここまで書けば、うらやましがる人間もいるかも知れない。
だが、決してそれは歓迎すべき事象ではない。
むしろ、忌むべきモノである事を、私は知っている。当然、千鶴さん達もそ
うだろう。
理性が希薄になる……と言うより、人間としての理性と感情が、別の存在の
それに置き換えられる、といった方が正しいかも知れない。
そう、人の存在など芥でしかないような存在に。
ただ、女性の場合は自我を失う種類のモノではなく、従ってもともとが残虐
嗜好の持ち主、でもない限り、人としての意志でそれを制御できる。
……柏木家の中に、それに該当しそうな人物がいないでもないが。
男性の場合は――私は直接、目にした事がないわけだが――さらに、狩猟者
としての自我、とも言うべき別人格が現れる。
そして、その自我を、人間としての意志で制御できる者と、できない者に分
かれる。
696 :
695:02/10/14 23:58 ID:O2kuws6R
制御できる者の方が圧倒的に少ない。
その圧倒的に少ない者の中に、私の祖父、柏木浩平がいた。
反して、千鶴さん達の父親は、その息子であるにも関わらず、制御できな
かった。
だから、義伯母、つまり千鶴さん達の母親が、伯父を道連れに自殺した――
ハワイで自適生活中のうちの馬鹿親2号、別名私の実母が、日本を出る時に私
に説明していった話だ。
遺伝や、個人の性格は関係ない。
私が男だった場合、それを操れたという保証はない。
楓ちゃんは…………
「近頃、夢を見るんです」
「えっ?」
突然、楓ちゃんが話題を変えた。
微笑を浮かべた楓ちゃんが、私をジッと見つめている。すると、今度は急に
不安そうな表情になって……
「耕一さんは……見ませんか?」
「私は……見てるような、見ていないような……」
最近夢は……見ているような気もするが、あんまりハッキリとは覚えてない。
「そうですか……」
楓ちゃんは気落ちしたように、がくっと肩を落とした。
「ゆ……夢がいったいどうしたの? 楓ちゃん?」
私が恐る恐る……声をかけると、楓ちゃんは顔を上げて、潤んだ瞳で私を見
た。
「あの……すぐには信じられるかどうか分かりませんが……」
697 :
696:02/10/14 23:58 ID:O2kuws6R
「うん……?」
楓ちゃんの視線と、きっぱりとした口調に、私は思わず圧倒されかける。
「私と……耕一さんは……前世から約束された恋人同士なんです……」
「へ?」
楓ちゃんから出たのは、私の想像をはるかに越えた言葉。
「…………! ご、ごめんなさいっ!」
楓ちゃんは言い切ると、顔を真っ赤にして、そのまま廊下を走り去ってしま
った。
――私が止める暇も、あらばこそ。
「ま、まって……」
私は唖然とした表情で、楓ちゃんを止めようとした手が虚しく虚空に突き出
されていた。
>>694-696 続き読みたいー!good job!
>>690 自分は
@梓(男)×はじめ
A弥生×ふゆ
Bレナード×浩子
……………………NOW WRITING…………………
ごめんなさい…
しまった……途中でシステムフリーズして、
再起動後に後書き書き込むの忘れてた……
楓ちゃんは電波入ってるし……
そもそも今回、ネタ思い付かなくてノリで書いたもんな……
698はイイとか言いつつリストに入ってないし……
ここは新しい技で吊りますね。
∧||∧
・゚・( ⌒ -=y ターン
∪ ノ ̄
∪∪
ああっ、ごめんなさい!
自分のために吊るのは止めて(気分は河合奈保子)
イイのはイイんです!
>690
潤×奏ハァh………死んできます
>>692 萌虚仮さん、お久しぶりです。 そしてふゆ(・∀・)イイ!生きろー!
>>694-696 電波な楓ちゃん萌え〜。ぜひともレズシーンまでプリーヅ。
>>690 拓美×長瀬ちゃん(+瑠璃)
はじめ×反転梓
祐理×奏
…全部エチシーンがらみじゃねーか…。
>690
美坂くん×潤ちゃん
聖×往穂
弥生×ふゆ
祐理×奏
がお気に入り
美坂×北川
聖×往穂
ああーなんつーかサブキャラでH無しが大好きだー!!
メインヒロインでエッチはイマイチ燃えないなー
ひろみ×七瀬くん
聖×往穂
七瀬くんはまた書きたいですね〜
聖は……読みか返したくなったので、読み返してきます
ヌワンギ(女)のイメージは縦ロール系タカビーお嬢さまっぽい感じで各自脳内補完して下さい(殴)
私は城への道を歩んでいた。
…完敗だった。あれだけの大兵力を動員したのに、私の指揮する軍はあの女…ハクオロが指揮する寄せ集めの反乱軍に敗れ去ったのだ。
最後は一騎討ちまで挑んで逆転を試みたが、彼女は戦士としての力量でも私を凌いでいた。
認めたくないことだが…私は敗れるべくして敗れたのだろう。私とハクオロでは将として、人間として、器が違いすぎた。
しかし、認めてしまえば、彼女の正しさがわかる。反乱軍の兵士たちは、みんな彼女に心酔していた。彼女が導く先に、自分たちの未来があると信じていた。
それに引き換え、私は兵士たちにそんな風に慕われてはいなかった。いや、この国自体がそうなのだ。父上も、伯父上も、そしてついさっきまでの私も、
民を収奪して自分たちの欲望を満たす事しか考えていなかった。
そんな人間には、下の者はついてこないのだ。どんなに数が多くても、武器が立派でも、それでは戦には勝てない。
だから、私は城へ戻らなくてはならない。父上たちを説き伏せ、この無益な内乱を止めさせなくてはならない。
道が、ちょっとした森の中に入っていた。夜の森に入るのは危険だが、今は急がねばならない時だ。私は迷わず森へ踏み込んだ。しかし…
「…!!」
突然、茂みの中から何かが飛び出してきて、私に体当たりをしてきた。咄嗟の事だったうえ、ハクオロとの戦いで負った傷がまだ癒えていなかった私に、
その衝撃を受け止めることはできなかった。
「…つっ!!」
倒れた痛みで動けない私を、その何かが押さえつけていた。木陰から漏れる微かな月明かりを頼りに、私は必死にその正体を見極めようとした。
しかし、そいつの発した言葉が、正体を私に教えてくれた。
「へへへっ、こいつぁ運が良いな。こんな身分の高そうな奴が引っかかったぜ。首を持っていきゃぁさぞかし恩賞がたんまりだろうよ!」
何と言うことだろう…これは、落ち武者狩りだ。戦場に現れる屍肉喰らいたち。3人の下卑た表情の男たちが、私を押さえつけている。冗談ではない。
私は、こんな連中に殺されるわけにはいかないのだ。しかし、剣技には自信があっても、降伏したときに武器や鎧は取り上げられてしまったから、
女の私の身では男の力に抗うのは無理だった。身をよじって必死に抗う私の顔に、男の拳が打ち込まれた。
「うあっ!」
思わず悲鳴が漏れる。その瞬間、男の動きが止まった。
「なんだ?こいつ、女かぁ?」
この闇で、向こうも私の正体に気づいていなかったのだろう。拍子抜けしたような声があがったが、すぐにそれがにやけた笑いに変わる。
「へへ…こいつは運がいい。ついでにいただいちまうか…」
「…!!」
彼らの言葉がどういう意味か…いくら私でもすぐに察しは付いた。必死に逃げようとする私の身体に、男たちが一気にのしかかってくる。
彼らの手が私の服を引き裂き、私は見る間に裸に剥かれていった。
「いやっ!いやぁっ!!やめてぇっ!!」
もはや強がる余裕も無く、私は必死に助けを求めて叫んだ。そんなものは来るはずが無いのに…それどころか、苛立ったらしい男が、
引き裂いた服の切れ端を私の口に押し込んできた。
「…!!」
「少しは静かにしてろっ!!いまからブチこんでやるからなぁ!!」
首領格の男が叫び、私は仰向けにされて脚を押し広げられた。そして、間を置かず私の下半身に激痛が走った。
「んっ…んんぅっ…!!」
「お…なんだ?コイツ、初めてか。へへっ、ますますツイてらぁ」
男の言葉に、痛みのせいだけでない涙が私の頬を伝った。そんな…こんな連中に…ずっと…守ってきたのに。いつかは…エルルゥに捧げようと…
そんな私の思いなど斟酌する事も無く、男はわけのわからない事をわめきながら、私の上で腰を振りつづける。やがて、うっ、と一声あげると同時に、
私の胎内に熱い何かが弾けるのが感じられた。
「へへ…さすがに未通女はキツいな…おもわず中に出しちまったぜ」
男が満足そうに呟くその声を、私は他人事のように聞いていた。私は…汚されてしまった。こんな男たちに。本当なら、私に近づく事すら不遜なはずの連中に…
「なんだ?こいつ…壊れちまったのか?」
「面倒が無くて良いじゃないか。次は俺だ!」
今度は別の男が私の中に入ってくる。私は、文字通り人形のように犯されつづけた。口に詰められた布を吐き出させられ、口に男たちが逸物をねじ込んできても…何も思わなかった。
彼らは勝手に盛り上がり、私の身体中に思うさま白濁した液体をぶちまけた。
どれくらい時間がたったのだろう…汚され尽くし、襤褸布のようになった私の周りで、男たちがあえいでいる。
「ま…たっぷり楽しませてもらったし…そろそろ始末するか」
男が刀を抜くのが見えた。そうか…あれで私を殺すのか…それならば、早くして欲しい。もう…何も考えたくない。
そう思って目を閉じたときだった。
「貴様ら、何をしている!!」
そんな声とともに、何か鈍い…水を詰めた皮袋を破くような音がした。そして、怒号と金属音。やがて、悲鳴が聞こえ、同時に、私の身体にまた熱い液体が降りかかる。
しかし、それはさっきまでと違い、鉄の匂いがした。
目を開けると、さっきまで刀を振りかぶっていた男が、胸の中央から槍の穂先を突き出させて死んでいた。その仲間たちも物言わぬ骸となっている。
その骸に囲まれ、さっきまでいなかった見知らぬ男が血刀を引っさげて立っていた。彼は、刀を投げ捨てると、私の身体を起こした。
「おい、しっかりしろ!!」
身体が揺すぶられる。彼は…私をどうする気なんだろう。でも、もう良い。そんな事は…どうだって良い。私は…
あの夜から、ずいぶん長い月日が経った。今、私はあの夜に私を助けてくれた兵士の故郷にいる。ヤマユラの里に似た…ありふれた辺境の村。敗残兵に襲われ、身も心もズタズタにされた私は彼の家でその傷を癒していくことになった。
身体の傷はすぐに癒えても、心に負った傷はそう簡単には癒える事はなかった。陵辱され、壊れてしまった私の心は、
ずいぶんと長い間無明の闇をさまよいつづけることになった。
それが、どうにか光のあたる場所へ帰ってこれたのは、私を助けてくれたあの兵士と、その家族たちの献身的な介護のおかげだった。けれども、正気に返った私を待っていたのは、ケナシコウルペと言う国はもう存在しない、と言う事実だった。
私が闇をさまよっている間に反乱軍は皇都を陥とし、父上も、そして叔父上も討ち死にしたと言う。
新しい国の名はトゥスクル―私が手にかけてしまった人の名。
それを聞いて、私は自嘲の思いに駆られた。大恩ある人を殺してしまい、兵を無為に失い、戦をとめることもできなかった。
なんという愚かな…無力な存在なのだろうか、この私は。
いったい、これから私は何をすればいいのだろう。長い間そう考えた。父上たちの敵を討つ…孝の道から言えば、それが正しいのかもしれない。
でも、それはできなかった。叔父上、父上、そして私がいかに酷い政を敷いていたか、村人たちから聞いてしまったからだ。
それに比べ、新しい皇となったあの仮面の女、ハクオロは見事な政をしているらしい。
彼の母親も、皇が伝えたと言う新しい農法のおかげで、今年は豊作間違いなしだと言っていた。村人の顔もみな明るい。
果たして…ケナシコウルペの時代、彼らがこんな風に活き活きとしていたことはあったのだろうか?
∧||∧
( ⌒ ヽ
>>706にまで見放されたか。
∪ ノ こんな漏れじゃあしょうがないな。
∪∪
長い間考えつづけて…気が付くと、私は彼の家の台所にいた。目の前には、調理用の小刀が一本。鈍く光る刃に、私の顔が写っている。
自害…という言葉が頭を掠めた。それも良いかな、と私は思った。今の私には、何もやるべきことはない。生きている意味もない。
思えば、あの夜私は死ぬ運命にあったのだ。それが思いがけず死ぬまでの時間が延びただけ。その間に、いろいろと考えることもできた。
だから…もう何も思い残すことはない。私は小刀を手に取り、それを自分の首に…
「何をしてる!!」
その瞬間、怒声と共に私の手をがっしりと握り締めた者がいた。彼だった。目を吊り上げ、顔を真っ赤にした彼が、無理やり私の手から小刀を引き剥がす。
「どうして…どうして死のうとしたりするんですか。俺はそんなことのために貴女を助けたんじゃない」
彼が低い声でそう言った。私は、死ぬこともできないのか。そう思うと、情けなくて、そんな自分に腹が立って、そしてそれを邪魔した
彼も許せなくて、私は思わず怒鳴りだしていた。
「なんで…なんで私にやさしくするのよ…私は何もできない。何のとりえもない。そのうえ、純潔まで汚されて…こんな私、生きている価値もないのに!」
あとは、言葉にならなかった。頭が真っ白になって、ただただ悲しみとも怒りともつかない感情に、涙があふれてとまらなかった
。その時、彼の意外な言葉が聞こえた。
「好きだったから…憧れの人だったから」
私は思わず彼の顔を見つめた。彼の口調が、表情が一変していた。
「貴女は覚えていないでしょうが…俺は…藩王家の警備兵でした。ずっと、貴女を見つめていたんです、姫」
「…!!」
身体が震えた。彼は、私のことを知っていたのだ。
「あの頃は、ただ憧れてるだけでした。お傍に仕えているだけで幸せだったんです。それが、思わぬ成り行きで貴女を匿う事になって…
正直、舞い上がるような気持ちでした」
そう言うと、彼は目に涙を浮かべて言った。
「だから…死のうとしたりしないでください。もし、貴女が敵討ちをすると言うなら手伝います!だから…」
今度は、彼が絶句する番だった。俯いて肩を震わせている。私はその肩に手を置いて言った。
「顔を上げてください」
びくっと震える彼。私はかまわず言葉を続ける。
「私は…もう藩王家の者ではありません。敵討ちも考えてはいません。あなたのお母さんだって、新しい国ができたのを喜んでいるんですから…」
「姫…」
「姫じゃない、と言っているでしょう」
私は苦笑して立ち上がった。
「大丈夫…もう、死んだりしません。だから、手を離してください」
「え?あ、ああっ!?」
彼は慌てた。まだ、私の右手を握ったままだったからだ。その時、彼の幼い弟妹達が家の中に入ってきた。彼らは私たちを見ると、
とたんに囃し立て始めた。
「ああっ、にいちゃんがおねぇちゃんをくどいてるー」
「いっけないんだ〜」
その囃し立てに顔を真っ赤にした彼は、「こら、お前たち!!」と叫び、逃げ散る弟妹たちを追って外へ出て行く。
私も、その後について外へ出てみた。
あふれる日差し、広がるモロロの畑。幼いころを過ごした、ヤマユラとそっくりの村の光景…
もう、私にはあそこへ戻ることはできないし、やはり生きている資格のない人間なのかもしれない。
でも…彼は生きろと言ってくれた。そう言ってくれる人がいるうちは、生きてみよう。私はそう思った。
それからまたしばらくして…
私は今、白い花嫁衣装に身を包んで村長の家の中に立っている。今日は、祝言の日だ。私と…彼の。
あの日、もう一度生きてみることを決意した日から、私は畑や家の仕事を手伝うようにした。彼は驚いて止めようとしたけど、強引に押し切った。
贅沢に慣れきった私には、それらの仕事は慣れないもので、彼や彼の母親の足を引っ張ってばかりだったけど、それでも少しずつ成長していくモロロを見守ることや、機織りを覚えるのは楽しいものだった。
そうした日々の中で、私は彼のやさしさに助けられ、だんだん彼に惹かれていくのを感じていた。冬になり、初めて誰の助けも受けずに布を織り上げたその日、私は彼にその布を贈って愛を告白した。
最初、彼はずいぶん戸惑っていた。まだ身分のことが引っかかっていたのかもしれない。でも、私が本気だと知ると、とうとうそれを受け入れてくれた。
そして今日、私は彼のもとに嫁ぐ。
物凄く遠回りをしたけど、ようやく私は本当の幸せを掴むことができたと思う。正直なことを言えば、私はそのことが怖い。私のような罪深い者がこんなに幸せで良いのか、と時々思うのだ。
それでも…死んでしまっては何もできない。生きて、自分にできることをして、それで少しでも私の周りの人々を幸せにすることができれば…いくらかでも罪滅ぼしになるかもしれない。
「こっちも準備はできたよ。そろそろ行こう…」
その時、部屋の扉が開いた。そこには、やはり正装に身を包んだ彼がいた。彼は私を見て、照れたように赤くなった。
「…どうしたの?」
問い掛けると、彼は頭を掻きながら言った。
「いや…その…綺麗だ、すごく」
今度は、私が赤くなる番だった。二人で黙っていると、のんびりとした声が彼の背後から聞こえてきた。
「ふぉっふぉっふぉっ、若いもんは良いのう。じゃが、みんな待ちくたびれとるぞ。はやく来んか」
村長だった。鷹揚なところがトゥスクルに似た老人だった。
「は、はいっ!さ、行こうか」
「ええ…あなた」
彼に手をとられ、村長に先導されて、私は宴の行われる広間の方へ歩き出した。
一つだけ、決めていることがある。もし、私と彼の間に子供が授かったら…その子にはこう名付けるつもりだ。
「トゥスクル」と…
…うーむ、これのドコがヌワンギのSSなんだ…良い名前が思い浮かばなかったから作中で一回も名前出してないし、性格変わりすぎじゃないか。
回線吊って銃殺されてきます…(パーン
遺言
>>709 ぐっどじょぶ。
>>709 しまった……見事に二分割。
回線切って、鋏で喉突いて来ます……
>>711 な、なんだ、私は何も見放してないぞ。何故吊る(汗)
>>711でした…
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
保守
>709
|・)bぐっじょぶ!
>反転ヌワンギ
おお、盲点でした反転ヌワンギ。
激しく神技!
反転ヌワンギ!!イイ!!
久しぶりに神が
723 :
名無しさんだよもん:02/10/16 17:28 ID:A8QWqRkG
めんてあげ
保守はage不要でつ。
しかし、反転ヌワンギ(;´Д`)ハァハァ
726 :
699:02/10/17 01:18 ID:N2DZ+ZFW
∧||∧
(゜Д゜ll
∪ ヽ
∪∪
>>萌虚仮
でも、SS書きの方では一回やってたよな(笑)。葉鍵じゃないけど。
次は爆ちちハクオロおかーさんの出番か?(超希望
漏れが先日、某同人ショップで買ったうたわれのドヂーンシ2冊は
ハクオロが数名の女(アルルゥも?)と入れ替わり立ち替わり
ヤッて大量の子を儲けるというギャグ入った話でしたが…。
反転してハクオロおかーさんになったなら…
もしやリンカーン&六ッ子か? と、
>>728のカキコを見てて
思ってしまいますた。ダメですか?(鬱
>>729 あえて言おう、激しく(;´Д`)ハァハァであると!!
つーわけで俺もハクオロおかーさんキボン
>>729 男クーヤタンに「猟色女王」とか言われるハクオロおかーさん(;´Д`)ハァハァ
そいでもって、クーヤタンの筆下ろしをするハクオロおかーさんキボン
そういえば原作にもひとりえっちネタってあんまりないなぁ。
ピピピピッピピピピッ
寝ぼけ眼で目覚ましを止め、軽く伸びをする。
「ん〜〜〜〜〜っ」
しかしその時何かが突っ張っているような感触が私を襲った。
「何!?]
ふと下を見るとパジャマのズボンの一部が膨らんでいる。
ズボンを引っ張って覗き込むと棒のようなものが現れた。
恐る恐るつかんでみる。つかむと同時につかまれる感触があった。
「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
私はあわてて自分の財布から原付の免許証を取り出した。
柚木詩子、17歳、性別 女。免許証にはそう書かれていた。
「じゃあこれは何?」
ますます自分の股間から生えているモノに対して疑問がわいた。
「はっ、もしかして」
私はパジャマのボタンを外し、胸元に目をやった。
もとより貧乳だが今はその小さなふくらみすらない。
「どうしよう私男の子になっちゃった・・・・?」
今はテスト中で体育がない、それだけが救いだった。
「とりあえずコレを何とかしないと・・・・」
私はパジャマのズボンと下着を脱いでベッドに横たわり、
自分の(?)モノをつかんだ。そして少しづつ手を上下に動かした。
「んっ・・・・・・はぁ」
未知の感覚にゆさぶられ、息遣いが荒くなる。
「はぁうっ・・・・んっ、ああっ」
次第に声も出始めてきた。こんなとこ誰かに見られたら・・・
そう思っても自分の手を止めることはできなかった。
そして何かがこみ上げてくるような感じがした次の瞬間
体がビクッと震え、男根からどびゅっと白いものが飛び出した。
「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」
快感の余韻に酔いしれながら私はこれからどうするか考えた。
コレさえあれば茜にあんなことやこんなことが・・・・。
とか考えてたらまた大きくなったのでお風呂場でもう1回やった。
詩子さん朝立ち二連射(;´Д`)ハァハァ
735 :
733:02/10/19 00:52 ID:QDRpg9rL
俺は強い尿意を感じて目がさめた。ふと時計をみるとまだ7時前。
いつもならぐっすりと寝ている時間である。
ここで俺はふとある違和感に気づく。朝立ちがない。
うん今日もいい天気だし、ってそんなボケかましてる場合じゃない。
俺はパジャマのズボンを引っ張り、覗き込んだ。
「ない!」
俺はパジャマを脱ぎ捨てクローゼットを開けると、鏡に上半身をさらした。
「何だこのふくらみは?」
俺の胸はわずかながら膨らんでいた。ゲームのやりすぎか?
俺は机に置かれてあるゲームソフトを見つめる。「Xch●nge」
まさかコレは夢で、この夢は俺の願望だと言うのか?
とか考えていると強烈な尿意が俺を襲った。「やばいっ」そう感じると
俺はトイレへ急行した。ドアを開け、ズボンとパンツを一緒に下ろした瞬間
ショワ〜〜〜〜〜〜〜〜っとおしっこが流れ出した。
やがて勢いがなくなってくるとお尻つたってポタポタとおしっこが流れ落ちた。
意外と大変なんだな女ってのも、とか考えながらトイレットペーパーで
股を拭いているといきなり体に電気みたいなものが走った。
くっ・・・なんだこの感じは?もう一度拭いて見る。
「あぐっ」
また体中を電気みたいなものが走った。さらに刺激してみる。
だんだん気持ちよくなってきた。ワレメの上にある小さな突起物に触れてみる。
「くあっ」
未知の快感が俺を襲う。さらにその突起物をつまんで見る。
ビクビクッと俺の体が痙攣し、またおしっこが出てしまった。
「はぁっ、はぁっ」
息があがる。なんだったんだろう今の感じは。
今度は刺激しないように股をふき、しばし考えた。
コレさえあれば住井や沢口に・・・・・できるかっアホッ。
などとボケをかましてたら時間がなくなったので急いで着替えて
学校へ全力疾走で向かった。
736 :
733:02/10/19 01:17 ID:QDRpg9rL
とりあえず今日はテストの最終日で体育がなかったのが救いだった。
2時間目の休み時間、なれない体に戸惑いながらも用を足し、
教室に戻る最中、みさき先輩に会った。
「浩平・・・・・・・・・・ちゃん?」
一瞬ドキッとしてしまう。心臓をバクバクさせながら言葉を返す。
「な、何故浩平君じゃないんだ?」
「なんかいつもの浩平君とは気配が違うよ。」
「で、なんで浩平ちゃんなんだ?」
「なんかいつもと違う匂いがするし」
朝一人エッチしたしな・・・・。しかし流石はみさき先輩。
「とりあえずこれ以上追求しないことにするよ。」
「ああ、すまないな先輩」
先輩と別れて教室に戻った。そして放課後のチャイムがなった。
とりあえず家に帰ろうと下足置き場に向かう途中、
「折原く〜ん!」
テストのため自分の学校に行ってた柚木が駆け寄ってきた。
「折原君、今日でテスト終わりでしょ?」
「そうだけど何だ?」
「今から打ち上げパーティしようよ」
「いいけどどこでだ?」
「折原君ち」
また俺んちかよ、いや待てよ、そうだいい考えがある。
「ああいいぞ、茜や澪もさそってな、盛り上がろうぜ」
「さんせ〜い。ところでアルコールはOK?」
「もちろんだ」
その方が都合がいい。俺は一旦柚木と別れ、茜と澪に
その旨を伝えると急いで家に帰った。
737 :
733:02/10/19 01:28 ID:QDRpg9rL
なんかこのスレで見かける性別反転は
なんとかメモリアルのガールズサイドって感じがする。
そんな中自分は性の象徴とされる部分だけを反転させた内容のものを
書いたがOKなんだろうか?
とりあえずまだ続きます。
新しい職人さんキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!
がんがってください!
739 :
699:02/10/19 01:52 ID:I2kbtsA4
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ も う 要 ら な い ら し い …
∪∪
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ 割 り 込 み ス マ ソ …
∪∪
>>699 頼むから吊らないでくれ。お願いだ。
読み手側から「書け」とは強制できないんだから…分かってくれ。
>>739 ||
'''
-=*=- ≡)━━━≫
...
||
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ + 激しく必要 +
∪∪
744 :
733:02/10/19 04:01 ID:QDRpg9rL
家に帰ってから俺はリビングに散らかってるものを片付け、
冷蔵庫の中のビールの数を確認し、みんなが来るのを待っていた。
ピ〜ンポ〜ン!呼び鈴が鳴る。急いで玄関に向かい、ドアを開けた。
「やっほ〜折原君来たよ〜」
「おじゃまします」
『おじゃまします、なの』
みんながリビングに集まるとテーブルに茜の買ってきたワッフル、
柚木と澪の買ってきた菓子類、そして冷蔵庫にあったビールが並べられた。
「それじゃおつかれ〜」
「おつかれ」
「おつかれさまです」
『おつかれさまなの』
みんな一斉にビールを飲む。それにしても昼間から酒とは・・・・・・。
テレビを見ながら雑談したり、トランプやUNOで遊んだりして、
みんなのテンションもかなり上がってきたところで柚木が発言した。
「恥ずかしい話暴露ターイム!」
「なかなか面白そうだな。」
「それじゃさっきUNOで負けた茜から〜!」
茜は激甘ワッフル10個15分で食べたら無料に
チャレンジしたこと。澪は授業中にオナラしたことを話した。
「じゃあ次はあたしの番ね〜!」
1番テンションの高い柚木がしゃべる。
「実はあたし・・・・・・・・」
そういいかけると柚木はスカートをめくりあげる。
「男の子になっちゃった〜〜〜〜!」
「なにぃ!」
「!!」
『びっくりなの』
確かにパンティからはみ出ているそのモノは確かに男の一物だった。
「じゃあコレは柚木の・・・・・」
俺は上の服を脱ぎ、ズボンのベルトを緩め、パンツと一緒に下ろした。
745 :
733:02/10/19 04:30 ID:QDRpg9rL
服を脱いだ折原君の体は、女の子そのものだった。
茜は私がアレを見せたときより驚いた顔をしてるし、
澪ちゃんはどう反応したらいいか分からず、ただ慌てるばかりだった。
「はい暴露タイム終了〜〜〜〜〜〜!」
私がそういうと茜と澪ちゃんは我に帰った。
「で、今からピンクタイムスタート〜!」
といいながら私は茜に抱きついた。そう、はじめからこれが狙いだった。
せっかく生えたんだから茜とあんなことやこんなことがしたい。
ただそれを茜に言っても嫌ですといわれるだけなので、
アルコールが入ったドサクサにしてしまおうという魂胆だった。
制服ごしに茜の胸をもみしだく。茜もそれなりに感じているようだ。
今度は制服をまくり上げ、直接胸を揉んだ。だんだん乳首が固くなってくる。
左手で乳首を攻め、右手をスカートの中へと突っ込んだ。
茜のショーツは若干湿っている。
「どう?きもちいい?茜・・・・・んんっ」
いきなり茜が唇を合わせてきた。
「んん・・・・・・・んはぁ」
茜のすさまじい舌技にやられ、体の力が抜ける。
茜が私を押し倒す。主導権が逆になってしまった。
746 :
733:02/10/19 05:04 ID:QDRpg9rL
「詩子ひどいです。」
茜はそう言うと、私の下着を取り、私を押さえつけた。
「え?何するの?茜」
茜は立ち上がると右足を私の股間に乗せた。
「ちょ、ちょっと茜、ひゃうっ」
そしてスカート越しにグリグリと私のモノを足で刺激し始めた。
「はあっ、あんっ・・・・・・・ぁふぅん」
足の親指と人差し指で私の者をつかみ、上下に動かした。
「気持ちいいですか?」
茜が問い掛けるも私は答える余裕すらなかった。
「気持ちよくないんですか?」
茜がさらに体重をかける。
「ああああっ、気持ちいいっ、気持ちいいよぉ」
「イキたいですか?」
「ああっ、イキたい、イカせてっ、お願いっ」
「嫌です」
茜が足を離す。そしてその足を突きつけこう言った。
「舐めてください。」
私は従うしかなかった。足の指の間や足の裏を隅々まで舐めた。
「よくできました。」
茜は私のモノをつかむと、長いお下げの髪でモノの先っぽを刺激しだした。
「あふっ、んんっ、ああっ」
私は堪らず声をあげる。そして何かがこみ上げる感じがしてきた。
「あ、ダメ、イッちゃう、出ちゃう、ああっ!」
ビクンビクンと痙攣しながら男根から白い液がびゅっびゅっと飛び出した。
「たくさんでました」
茜はそう言うと、自分の手や、私の足などについた精液を舐め取った。
>>748 あなた達がいる限り、ふゆネタは常に旬であり続けるのです。
750 :
733:02/10/19 17:06 ID:6c8TeLt/
いろんなスレに触発されてこのSSになったわけだが
それにしてもネタにばかり力が入って肝心のシーンが
少々薄い気がする。
とりあえずこれから浩平(女)×澪へと続くわけだが、
考えがうまくまとまらない。
751 :
733:02/10/19 22:14 ID:UCyiQ000
二人のからみを眺めながら俺は思った。
柚木の奴、最初からこういう狙いだったのか。まあ人のことは言えないが。
正直シラフの状態で今の俺の姿を見せたらおそらくみんな引いてただろう。
だからアルコールが入ってテンションの高いときに打ち明けようとしたのだ。
もっともそれは先に柚木にやられてしまったのだが。
とりあえず服を着なおした俺はしばし二人のレズ(?)プレイを見ていた。
しかし背後からがしっと誰かにしがみつかれ、後ろを振り向いた。
「澪?」
澪は俺のわき腹あたりに腕を回してしがみついている。
だがここで澪の手が俺の胸元へと動いた。
「えっ、ちょっと待て澪!」
俺は澪を引き離そうとするが、澪に胸をもまれ力が出ない。
しかも澪の右手が俺のパンツの中に入ろうとしていた。
「あぐっ」
澪が俺の敏感になっているところを触る。からだの力が抜ける。
俺は床にへたり込んでしまった。その間も澪は愛撫を続けている。
「ちょっ・・・澪、頼むからやめ・・・・・うあっ」
必死にやめるよう懇願するも澪は手を休めない。それどころか
指を膣内に入れてきた。そして指を抜き出すと俺の前に突き出した。
『体は正直なの』
澪の指にはねっとりと俺の愛液がついていた。そしてその指を俺の口の中に突っ込んできた。
「んぐっ、んんんん」
『よく味わうの』
いやらしい香りが口の中に広がる。俺の体から出る愛液の味、そして
澪の指の味が俺をよりいやらしい気分にさせた。
澪に主導権を握られることを情けなく感じながらも、澪の手から
逃れることはできなかった。
752 :
699:02/10/19 22:16 ID:HrhnscJq
∧||∧
( ⌒ ヽ 正直に言う。
∪ ノ 萌虚仮氏に描いてほしかった。
∪∪
余りにもおろかなので……
吊 る だ け で は 足 り ま せ ん
∧||∧
・゚・( ⌒ -=y ターン
∪ ノ ̄
∪∪
∧||∧
( ⌒ ヽ 正直に言う。
∪ ノ 長瀬ちゃんとかキボンヌ。むしろ雫のみなさんとか……
∪∪
そういえば、雫はまだ一枚も絵が無かったなぁ
∧||∧
( ⌒ ヽ 正直に言う。
∪ ノ なぜに反転痕の回想時代のはじめタン小学生ネタが無いんだ…
∪∪
∧||∧
・゚・( ⌒ -=y ターン 正直に言う。
∪ ノ ̄ 小学生はじめタンのあれやこれやを想像して萌え尽きた…
∪∪
756 :
733:02/10/19 23:11 ID:UCyiQ000
ふと横を見ると、いつのまにか茜と柚木のポジションが変わっていた。
んで俺はというとまだ澪に主導権を握られたままだった。
澪は俺の乳首を舐めながら、右手で俺の性器を攻め続ける。
「く・・・・・・はぁっ」
息が漏れる、澪の攻撃はさらにエスカレートする。
澪はスケッチブックの角でパンツの上から俺の陰核をつつきだした。
「うあっくっ」
思わず声をあげてしまう。性欲とは無縁そうな顔をしていても
やっぱり澪も女の子、気持ちいいところをダイレクトについてくる。
体が熱い、息も荒くなってくる、そろそろ限界が近づいてきたか。
すると澪は一旦手を止め、スケッチブックを俺に見せた。
『気持ちいいの?なの』
「見りゃ分かるだろ、すげえ気持ちいいよ」
『イキたいの?なの』
「ああ、頼むからイカせてくれ。」
『わかったの』
澪は再度スケッチブックで俺の性器を攻め始める。
そして次の瞬間、スケッチブックをワレメにそってスライドさせた。
「うあああああああっ」
リングの部分が連続して陰核を刺激し、俺はすぐに絶頂を迎えてしまった。
体がびくびく痙攣する。朝みたく失禁はしなかったが、すでに大量の愛液で
パンツはぐしょぐしょだった。澪は服を脱ぎながらスケッチブックを差し出した。
そのスケッチブックにはこう書かれていた。
『私もしたいの』
俺と澪の第2ラウンドが始まろうとしていた。
758 :
733:02/10/19 23:40 ID:UCyiQ000
よく考えたら免許証に年齢は記載されていないんだった・・・・・
∧||∧
( ⌒ ヽ ちょっと吊ってきます・・・・・
∪ ノ
∪∪
759 :
699:02/10/20 00:19 ID:sSXQvqf6
>>758 おちけつ! 生年月日は記載されてるぞ!
∧||∧
( ⌒ ヽ 正直に言う。
∪ ノ 萌虚仮氏に奏さんとかを描いてホスィ。
∪∪
余りにも愚かn(略
761 :
733:02/10/20 02:18 ID:IxCfo3nj
「舐めてください」
私は茜のかわいらしいアソコをぴちゃぴちゃと舐め始める。
「ん・・・・・んん」
感じているのか、茜はかわいい声をあげた。それに対抗して茜も私のモノを舐め始めた。
「あっ・・・・」
ダイレクトに感じる舌の感触に私は声をあげる。気持ちいい。頭の中が真っ白になりそうだ。
「詩子、舌がお休みです。」
茜の言葉で我に帰る。私は舌で陰核を刺激し、指でお尻の穴を攻めた。
「ひゃぁっ!」
茜の体が弾かれたようにびくんと動く。茜は舌で尿道を攻めた。
「あくっ、ああっ」
「あっ、茜ぇ、入れたい、いれたいよぉ。」
私たちは69の体勢から正常位の体勢になる。ようやく主導権が戻る。
茜が足を広げる。私は茜のアソコにモノをあてがうとゆっくりと挿入した。
「「ああっ」」
二人とも声をあげる。しかしすんなり入ってしまった。茜の処女は折原君が
奪ったのだろうか。私はゆっくりと者を動かした。
「あふっ、ふぁっ、あんっ」
茜につつまれる感触がとても心地よく、つい声があがる。
茜も顔が紅潮して耳まで真っ赤になる、そろそろ限界だろうか。
「「んんっ、んんんぅ」」
私たちは唇を重ねる。体全体で茜を感じる。何かがこみ上げるような
感じがして体が小刻みに震える。
「あっ、ダメっ、あたしイッちゃう!」
「まっ、待って、い、一緒に、ああっ!」
「「ああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」」
絶頂に達し、茜の膣が収縮する。それに伴って私のモノからはどくどくと精液が流れ出した。
「はぁはぁ、中に出しちゃったけど大丈夫?」
「はぁはぁ、大丈夫です、ピル飲んでおきました。」
私たちは快感の余韻に浸りながらもう1度キスをした。
762 :
733:02/10/20 02:27 ID:IxCfo3nj
茜×詩子(男)2回戦でした。
しかしこの行数制限、なんとかならんか。
まあ一旦戻るおかげで誤字などを修正できたりするので
微妙だが。
さて次は浩平(女)×澪第2ラウンドなわけだが
ただいま推敲中。そして眠い。投下するのは
一旦寝て起きてからだな。
∧||∧
( ⌒ ヽ っつーことでおやすみ。
∪ ノ
∪∪
御休み
おはよう、そして職人さんがんばってくれ
765 :
733:02/10/20 10:34 ID:AZO8seap
さっき絶頂を迎えたせいか、体に力が入らない。主導権はまだ澪にあった。
澪はぐっしょり濡れた俺のパンツを脱ぎとると、唇を重ねてきた。
顔が紅潮し、耳まで熱い。長いキスを終えると澪は口を俺の乳首に吸いつけた。
「くっ・・・・・・・」
舌の感触が変な感じだ。さらに澪は舌でつんつんとつつきだした。
「はぐっ」
体がしびれるような感じがした。俺は感じたことのない快感に翻弄させるばかりだった。
澪は俺の体にのしかかると、お尻をこちらに向けて、
『なめてほしいの』
とスケッチブックで指示した。まだ毛の生えていない澪の割れ目は
とろとろしたいやらしい液で濡れ細っていた。おそらく俺のいやらしい姿を見て
感じてしまったのだろう。俺は澪をとてもいとおしく感じ、澪の陰部を舐め始めた。
ぴくっと澪の体が震える。澪の方も俺の陰部を舐め始めた。
「く・・・・うああっ」
澪に舌で攻められ、思わず声をあげる。さらに澪は俺の陰核を舌でころころと舐め回した。
「うあっくっ」
やばい・・・・・もう限界だ。そこで澪は舐めるのをやめ、スケッチブックを俺に見せた。
『一緒に気持ちよくなるの』
澪はスケッチブックを置くと、陰部を俺の陰部とあわせた。そしてすこしづづ動き出した。
「んぐっ、うあああっ」
さらに強い快感が俺を襲う。澪も顔を紅潮させ、息があがっている。
俺は堪らず自分の胸を揉む。それは澪も同じだった。
口元に涎が溢れる。もう限界だった。そして陰核が触れ合った瞬間、
「だ、ダメだっ、澪っ、うあっ、うあああああああああっ!」
俺たちは絶頂を迎えた。びくびくと体が痙攣し、俺は果てた。
澪もぐったりとしている。ようやく俺たちの第2ラウンドが終了した。
766 :
733:02/10/20 11:07 ID:AZO8seap
その後も俺たちは入れ替わりながら行為を続け、最後に
柚木と俺が交わった。互いに体に慣れていないせいか、
絶頂を迎えるのは早かった。
そして次の日、俺と柚木の体はもとに戻っていた。
もとに戻ってうれしい反面、少し残念な気もした。
しかしいろいろ知らないことを知ることができた。
女の子の苦労を身にしみて理解できた。
さらに数日後、俺の体はまた女になっていた。
今度はそれなりに胸もある。しかし括約筋が強いことに気づき、
嫌な予感が頭をよぎった。
夢だ、これは夢だ。俺はそう言い聞かせてもう一度寝る。
ダンダンと階段を駆け上がる音が聞こえる。そしてドアをバンと
開けて彼女は叫んだ。
「おらぁーっ、起きんかいぃぃぃぃぃぃ!!」
びりぃぃっ、ばりばりばりばりぃぃっ。
「どへーっ、俺のパジャマがぁぁぁぁっ!」
「漢・七瀬」誕生の瞬間だった・・・・・・・・。
奏さん描いてみようか思い立った頃には、外見指定を忘却し去っている罠(爆)
……とゆーわけで、どなたか教えてくださいませ。
せめて、髪型と眼鏡の有無くらいで……
貧乳設定は自分で書いた覚えがあるんですが。
>>767 とりあえず眼鏡っ娘であることは確定してると思うけど、
髪形とかの案はまだ無かったような。
その日。
私は夢を見た。
切ない夢。
その夢の中で、私は男だった。
いつの時代かははっきりしない――遥かな昔、私は着物を着た剣士だった。
そして……目の前には異国の女性。
私は――私の“視点”である剣士は、その女性に完全に見愡れていた。
必死で話し掛けようとする剣士。しかし、言葉が通じない。それでも、剣士
は女性に「美しい」という言葉をかけ続けた。
ようやく熱意が伝わったのか――女性は別れ際、微かに笑みを見せてくれた。
770 :
769:02/10/20 16:46 ID:M1MxdCf2
その女性と、剣士が、次に出会ったのは……戦場だった。
いや、戦場と言うよりは殺戮の現場、と言った方がいいかも知れない。
ここ……“雨月山”に、突如として現れた、『鬼』。近隣の村落を襲っては、
虐殺と強姦をくり返した。
その『鬼』を討伐するため、時の領主が募った戦士、その1人がこの剣士、
次郎衛門だった。
だが――人と『鬼』との実力の差は歴然としていた。
味方はすでになすすべなく潰走していた。そして、私――次郎衛門、は、深
手を追ってすでに生死の境にいた。
その時、あの女性が目の前に現れた。
人に近い姿――だが、その血の色のような瞳と、その身体にまとった気配は、
彼女が『鬼』と同族であることを物語っていた。
そうか……お前は、鬼の娘だったのか……
裏切られたような絶望感。一方で、死の間際に再会できた喜びもまた、感じ
ていた。
そして、そのまま、次郎衛門は意識を失った。
次に――目が覚めた時、彼はどこか無機質な、狭い部屋の中に横たわらされ
ていた。
目の前に……心配そうな顔で覗き込む、あの女性の姿。
俺は、助かったのか……? そう、尋ねると、女性は私が、助けたと言った。
片言ではあるが、言葉が通じる事に次郎衛門は驚く。私達エルクゥは、意識を
信号化して、互いにやり取りする事ができるのです。女性はそう言った。そし
て、次郎衛門の心にも入り込んでしまった事。次郎衛門の熱意を感じ取ってし
まった事……だから、エルクゥの血と肉を与えて、貴方を助けたのです。
女性の言葉に、次郎衛門は目を剥いた。なに、俺を鬼にしただと!? 強烈な
絶望感が次郎衛門を支配した。なぜ、そんな事をした? なぜ人のまま死なせ
てくれなかった! 絶望感は怒りへとかわった。次郎衛門はその場で女性を押
し倒した。
771 :
770:02/10/20 16:47 ID:M1MxdCf2
力づくで組み敷き、激しく犯した。
女性は、しかし、抵抗らしい抵抗はしない。ただ、じっと耐えていた。なぜ、
抗わない? 次郎衛門がそう聞くと、女性は、ただ、貴方の望むままに、そう
答えた。そうして耐え続ける女性の姿を見る内、次郎衛門もまた、ほだされて
いく。
やがて――熱い口付けを交わし、ひとしきり抱き締めあって……2人はまた、
激しく混じりあった。互いを求めあった。
行為が終わった後、次郎衛門は女性の名前を知った。
エディフェル。
そのエディフェルの手引きによって、次郎衛門は無事、人の里へと帰る事が
できた。
だが、この事実が、今度はエディフェルに不幸を呼んでしまう。
っというわけで耕一の前世の夢の部分なんですが……
この後どうしようかなー、と考えております。
この話は基本的にみんなでしあわせになろーよ的なところがあるので、エデ
ィフェルを助けてもやっていいかな、でもそうすると話がうまく繋がらないし
なー。という感じです。
どうしましょうか?
773 :
771:02/10/20 17:55 ID:M1MxdCf2
それから数日後、次郎衛門の前に、2人の女性が現れた。
1人は、見紛うはずもない。エディフェル。
だが、彼女は激しく傷付いていた。意識ははっきりしていたが、もう1人の
女性にもたれていなければ、立っている事すらできないらしい。
そのもう1人とは、エディフェルの妹。名をリネットと言った。
エディフェルは、次郎衛門を逃がした事で、一族から裏切り者扱いされたの
だという。彼女の弁明は、全く受け入れられなかった。そして、彼女にその牙
を剥こうとした――
エディフェルは、心を引き裂かれそうな思いをしながら――同族を、本当に
裏切る決意を、したと言う。俺のために、一族を裏切ったのか。次郎衛門の心
に、複雑な動揺の渦が支配した。だが、1つだけはっきりしていた事があった。
エディフェルへの想い。2人は、リネットや他の剣士が見ているのも構わず、
また、口付けを交わしていた。
リネットは言う……もう、私達は疲れました。どうか、エルクゥ達を止めて
下さい。この無意味な放浪と殺戮の呪縛から、解き放って下さい。そして、彼
女達は雨月山にいる鬼の、詳細な情報を教えてくれた。
再び人は雨月山に討伐隊を送り込んだ。
正面からは、鬼の力を手に入れた次郎衛門が。そして、2人に教えられた隙
をついて、鬼たちの背後からも襲い掛かる。
犠牲は少なくなかった。だが、ついに人は勝利した。鬼はひとり残らず潰え
た。
だが――その中に、エディフェル達の2人の姉の姿がなかった事が、次郎衛
門にとって生涯の懸念になる――
774 :
773:02/10/20 17:56 ID:M1MxdCf2
一命は取り留めたエディフェル。だが、彼女は2度と立ち上がる事はできな
くなっていた。深手を追った脚が、動かなくなってしまったのである。現代風
に言うなら、下半身不随、といったところか。
それで、愛想をつかすような次郎衛門ではなかったが、エディフェルは、そ
の次郎衛門に、辛い要求をする。リネットを、抱いて下さい。子を設けて下さ
い。次郎衛門は飛び上がる程に驚き、エディフェルを問いつめた。彼女は淡々
と答える。エルクゥ達は、レザムに救援を求めていました。やがて、新手のエ
ルクゥがこの星にやってくる。その時のため、貴方の子が必要なのです、戦士
となる子孫が必要なのです。エディフェルに言われ、はじめの内はそれでも、
拒み続けていたが、やがて彼女の悲痛な姿にうたれた。
「わかった……だが、俺はお前を愛している……それだけは忘れてくれるな…
…たとえ、この世では妹と結ばれる事になろうと、そして、幾度生まれ変わろ
うと、再び俺はお前のもとに行き、お前を抱き締める……お前と結ばれる、い
いな……?」
2人は、誓いを交わし……そして、後に次郎衛門は、リネットと夫婦の盃を
交わしたのだった……
目覚めは、最悪だった。吐き気もする。私は、よろめきながら部屋を出て、
まず、台所に立ち、コップで水を飲んだ。
それから、自分の部屋に戻ろうとして、急に向きを変えた。
楓ちゃんに会おう、彼女の部屋へ足を向けた。かなり遅い時間のはずだが、
楓ちゃんはまだ起きている、そんな気がした。
階段を上がり、ドアをノックする。寝ていたら、起こしてしまうかも知れな
いな……
「……耕一さんですか?」
しかし、中から、小さいが、ハッキリとした声。やはり、楓ちゃんは起きて
いたんだ。
「楓ちゃん、中に入るよ――?」
あー、思いつきで変なものが書き上がってしまった。
しかも全然反転じゃないし……
自分は結局「命あっての物種」って考えてしまうから、こんな話になってし
まいましたが、これじゃエディフェルには死ぬより辛い思いをさせたかな、と
も思ってしまいます。
なので、吊ります。
∧||∧
( ⌒ ヽ ブラン
∪ ノ
∪∪
>>775 いや、いい話だと思います、これ。
ぜひとも続きが読みたいです。だから吊らないで。
↑原因
>>748 ∧||∧
( ⌒ ヽ しかし、ふゆネタは既に旬を過ぎている罠……
∪ ノ
∪∪
前に上げたのが二ヶ月前か・・・
そりゃ、旬の時期も過ぎるよなぁ。
・・・石でも投げてください
>733
>「とりあえずコレを何とかしないと・・・・」
で迷わず一人でしはじめる詩子さん( ;´Д`)ハァハァ
780 :
775:02/10/20 23:19 ID:0CXEtHyE
>>778 萌虚仮さん
ありがとうございます。
うぉぉぉっ、ノーパンですかっ!?
とりあえずy=ー( ゚д゚)・∵. ターン
781 :
733:02/10/20 23:24 ID:JPWKAoAc
あ、言うのを忘れてましたが766で一応終了です。
取り合えずこのSSで書きたかったことは、
異性になったときの浩平と詩子の反応、浩平のギャグ全般、
みさき先輩の浩平ちゃん、ちんちんふみふみ、茜のお下げ攻め、
澪のスケブ攻め、澪になすがままにされる浩平、漢・七瀬
なのでほかのところがかなりいいかげんになってるかも。
∧||∧
( ⌒ ヽ オチを急ぎすぎた・・・・・・
∪ ノ
∪∪
>767 萌虚仮氏
漏れ的奏さんの場合帽子好きで、祐理にベレー帽買ってもらった…
という記述を駄文の中でした覚えがあるので、それが映える髪型として…。
・黒髪ストレート
・亜麻色ボブカット
の2つを提唱してみます。(w
…すみません、リアルがチョト忙しくなりそうです(涙)
南さんの髪型もありかもしれません…(w<奏さん
784 :
733:02/10/21 00:31 ID:K/etrlIw
いまさらながらここに投下してよかったんだろうかとチョト思う。
なんかスレ違いの気がして仕方ならない。
周りは精神構造からしゃべり方、姿形まで反転しているが、
自分のは性の象徴とされるものしか反転してない。
萌えてくれた方が若干いてくれたのがせめてもの救いだ。
いや、十分に楽しませてもらいました。
だから、あんまりお気になさらないで下さい。マヂで。
786 :
775:02/10/21 00:39 ID:DoFkeyem
>>733 ∧||∧
( ⌒ ヽ あまり反転していなくて申し訳ない
∪ ノ
∪∪
787 :
733:02/10/21 01:03 ID:K/etrlIw
>>786 いや、俺なんかにあやまらないでください。
なんとなく自分のイメージでベリーショートのはじめさんを落書いていたら、
なんか垂れ目の坂下になってガッカリ。
>784=733氏
では欠けた分を埋めるかのように「精神だけ反転」ネタを投下すれ。それでOK!
ゴメンナサイ ワルノリシマスタ ∧||∧
>>790 何かの事故でお互いの精神が入れ替わって、
それぞれの生活を演じている内に………。
って、こういうパターソはスレ違いでつか?(;´Д`)
萌えれば全て赦される。
>792
真理
>>791 そんなパターンのやつも読んでみたいです。
久々に書き始めてみるtest。
期待しないで待っててください。
hoshu
「男嫌いの柳川」――私…柳川裕子に対する同僚の評価だ。
別に私は男嫌いでは無いし、レズビアンでも無い。
だが、「男」がいなくとも全く不自由を感じない女、という意味であればその評価はほぼ正しい。
恋愛経験は過去に何度かあったが、いずれも長続きせずに終わった。
貴美の生前は、彼女と居るだけで私は満足であった。また、彼女を失った今となっても、人肌恋しくなることは皆無だ。
他人から見れば何とも色気の無い人生だろうが、私にはこれがあっている。
ずっと、そう思っていた。
一日の仕事を終え、私は家路についた。少々遅い時刻だった。
明日は非番だが、特に予定はない。ファッションやショッピングにはさして興味はない。ナンパ合コンなど論外だ。
ゴロゴロしようにも、有り余る体力が自堕落を許してくれない。
「さて、明日は貴美の墓参りに行って…。後はどうしよう?」
いつもはジムなり図書館なりで一日を過ごす。…今回もそんなところか?
あれこれ考えつつ自宅近くの公園に差し掛かった時、私の目はある人物を捉えた。
ぼんやりとベンチに腰掛けた少年。私のよく知る顔だ。彼の名は…。
「柏木…初音?」
私の血縁上の甥にあたる、柏木家の末っ子。こんな場所で遭遇するとは珍しい。
初音の方はまだ私に気付いていない。ふと悪戯心が湧き、そっと彼の背後に回って肩を叩いた。
「学生の身で夜遊びとは感心しないわね、柏木初音君?」
「うわっ!?…って、柳川さん? フゥ…。 こんばんは、お久しぶりです。」
やけにホッとしている様子の初音。私は眉をひそめた。
「ええ、久しぶりね。…他の皆は?こんな時刻に一人で外出?」
「…え? ええと、そのう…。」
私の言葉に、初音はてきめんにうろたえた。私の疑惑がますます深まる。
「…ちょっと私の家まで来なさい。訊きたい事があるから。」
有無を言わせず、私は初音の腕を掴んで歩き出した。
初音を自宅に連行した私は、まず連絡のために柏木家に電話をかけた。…誰も出ない。
首を捻り、今度は柏木はじめの携帯にかけてみた。…電源が切られている。
「…無駄だと思います。」
私が淹れた紅茶(インスタントだが)をすすっていた初音が呟いた。
「どうして?」
「だって…。鶴丸お兄ちゃんが、いきなり『今日の夕食は私が作ろう。』なんて言い出すから…!」
最後の方は、ほとんど悲鳴だった。
次の瞬間、私は爆笑した。
「あはははは…! なるほどね!それですっかり謎が解けたわ!」
「笑い事じゃないです!」
憤然とする初音。確かに、彼らにとって笑い事ではなかった。
初音の長兄である柏木鶴丸は、「仕事のストレスを昇華させる。」と称して、しばしば厨房で腕を振るった。
そして、彼の作った料理はことごとく…信じ難い位に不味かった。
私も試しに一度食べた事があるが…「好奇心、猫を殺す」という格言を、身をもって思い知らされた。
鶴丸が作る食事とは、それ程恐るべき代物なのである。
「くふふ…。すると何?鶴丸印のディナーが嫌で、皆逃げ出したわけね?」
逃亡後どんな目にあうのか明白だとしても、人間やはり目前の死のほうが怖い。
「はい。でも、鶴丸お兄ちゃんが追いかけてくるような気がして…あちこち逃げてたらここまで来ていたんです。」
少し遠い目をする初音。と、その時彼のお腹が小さく鳴った。
「…? 初音、あなたもしかして空腹なの?」
「…はい。僕、慌ててたんでお財布持ってくるの忘れちゃって…。」
「とすると、口にしたのはその紅茶一杯だけ?呆れたわね。 まだ我慢できる?ちょっと待ってなさい。」
急いで初音に食事を作ってやるべく、私はキッチンへ向かった。
なぜだかわからないが、私の心は躍っていた。…珍しい事もあるものだ。
「…ん?」
夜半、私は妙な気配を感じて眠りから覚めた。ふと目をやると、私の隣で初音が眠っていた。
私の提案で、初音は今夜一晩私の家に泊まっていた。
ほとぼりを冷ますためなのだが、あるいは逆効果かもしれない。(まあ、その時は私も一蓮托生だ。)
相手が子供とは言え男女が一緒に寝るのはまずかろうと、私と初音は寝床を別にしていた。だが…。
「初音…? 寝ぼけて私の所に入ってきたの…?」
私は寝返りを打ち、初音のほうに体を向けた。
初音のまだ幼い顔には涙の跡があった。寂しさか…それとも兄への恐怖か…。
私の心に奇妙な感情が溢れてきた。上手く説明できないが、久しく忘れていたような感情だった。
初音を抱き寄せ、静かに髪を撫でてやる。とその時、突然彼が私の胸に顔をうずめてきた。
「あ…ッ!」
私は小さく叫んだ。正直、大声をあげなかったのが不思議だった。
初音の腕が私の背中に回り、ギュッと力が加わった。
「こら…! やめなさい…!」
さすがにこれはいかんと初音を引き剥がそうとした時、彼の口がわずかに動いた。
「…お母さん…。」
その言葉に私はドキリとした。さっきの感情が、また一段と大きくなる。
「やれやれ、本当にまだ子供なのね…。」
苦笑した私は、初音を無理に引き剥がそうとするのをやめた。
別に減るようなものでもないし、と自分を納得させる。
…変な話だが、初音を胸に抱いていた間、ずっと私の胸は高鳴りっぱなしだった。
程なく、初音の心は満足したらしかった。
私は初音の体を静かに持ち上げて彼の寝床に運び、丁寧に布団を掛けた。
しばらく初音の寝顔を見ていた後、彼の額にキスをした。それが自然な行為だと思ったからだ。
初音は完全に寝ぼけていた。多分、何があったか一つも覚えてはいまい。
…それにしても、あの時感じたのは一体なんだったのだろう…?あれが母性本能というやつ…?
ボンヤリと考えていたが、次第に眠気が戻ってきた。私はもう一度寝るべく立ち上がろうとした。
その時、私の脳裏に一つの回答が閃いた。
――恋愛感情。ないしは性的興奮。――
…!?!? 眠気は一瞬にして吹き飛んだ。追い討ちのように、更なる単語が弾き出される。
――ショタコン。――
そうか、私は少年好みだったのか。だったら大人の男性に興味を惹かれなくても当然だな…。
…って、違う! そんな馬鹿な!!
すっかり混乱した私は初音に目を向け…、その寝顔に奇妙な艶めかしさを覚え、またもや胸が高鳴る。
――ほらやっぱり。――
…う、嘘だー! 嘘に決まってるー!!
もはや眠れるような状態ではなくなる私。その傍らでは、初音が安らかな寝息を立てていた。
…朝は、まだか…。
書いてみて、今更ながら思った。
別 に 柳 川 で あ る 必 要 な か っ た じ ゃ ん
∧||∧
( ⌒ ヽ 「クールな柳川裕子」派の人、申し訳ない
∪ ノ
∪∪
吊るなーっ!(w
ドキドキする柳川に激しく萌え。続編キヴォン。
いつも思うけど……ここは良いなぁ……やっぱり。
>801
吊らないでくれー。萌えたぞー。
805 :
733:02/10/23 21:58 ID:4x8fDh1F
>>790 その悪ノリに乗ってみようと思う。
今ネタを構想中なので休みを利用して投下する予定。
>>801 ∧||∧
( ⌒ ヽ 貴方のSSに果てしなく萌えました。
∪ ノ ええ、果てしなく青いこの空のように萌えましたとも。
∪∪ 吊るのは私だけで十分です。貴方は生きて下さい。
そして、続編を書いてくださひ。おながいします・・・
>>801 ∧||∧ SS書きに吊らすなんて畏れ多い
( ⌒ ヽ ここは糞ROMの私が吊っておきますので
∪ ノ イ`
∪∪
state
>>809 キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`) ゚∀゚)━━━!!
は、激しく萌え…奏さん萌えぇぇぇぇっ!!
こんな娘に照れられたりしたら、カツ丼5杯は軽いです…。
811 :
790:02/10/24 04:35 ID:uqC3+lHN
>733氏
⊂⊃
∧ ∧
( ⌒ ヽ 作家さんに悪乗りを聞いてもらえた…
∪ ノ それだけでワタシは成仏できます。
V 休日を黄泉平良坂より楽しみにしております…
ずれた…成仏も許されないらしい。
三途の川で待機することにしまふ。
今日初めてここを訪れたのだが…感動した。
2次創作の妄想もここまでやっちまえば芸術だよ…。
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
あの世でここを見守りますので…
>>809 (・∀・)b グッジョブ! いつもありがとう
>>815 うわぁぁ…潤が、潤が可愛い……
ど う す れ ば い い ん だ 。
817 :
788:02/10/25 00:48 ID:SO/sHs3P
気が向いたのでうぷしてみたいがどっかいいうぷろだある?
二人ともかわいいな〜。
奏「ばかー」
潤「えへへー」
潤が何かしたような雰囲気が最高です。
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
SSのネタが出ない・・・吊ってみよう・・・
820 :
788:02/10/25 09:24 ID:nysMa0hW
822 :
715:02/10/26 00:05 ID:5z3f+FUT
>>萌虚仮
良くそんなペースで描けるね…いつも感心するよ。
>>萌虚仮氏
し、しまぱん…潤タンがしまぱんだ…。
感 動 し た ! ! !
そして、奏さんにはハデ目の勝負下着を勧める潤タン。
2 人 に 萌 え て い い で す か ?
>823
萌えてもいいですが、二人はすでに私のものでs
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪ (キュッ
825 :
775:02/10/26 01:07 ID:Fl5Lz3Ez
某なりきりチャットで勝手に潤をやってる漏れキモイ
∧||∧
・゚・( ⌒ =y ご め ん な さ い ……
∪ ノ ̄
∪∪
>>820 おお、なかなかいい感じのはじめさん。特におでこのあたりが個人的にツボ。
また気が向いたら描いてもらえると嬉しいなっと。
>>821 まさか誘ってるのか、潤ちゃん?w
でも、そこまでやっても美坂君には軽くかわされてしまう罠ww
827 :
775:02/10/26 01:44 ID:Fl5Lz3Ez
相手は祐一君(♂)ですた……
∧||∧
( ⌒ ヽ
>>825 一体どんな展開になったか気n
∪ ノ
∪∪
829 :
名無しさんだよもん:02/10/26 17:32 ID:yrq/bfKV
麺
830 :
733:02/10/27 00:59 ID:hkyxkS2W
「ほらぁ、急がないと遅刻だよ?」
「分かってるよそんなことぐらい、行くぞ、長森。」
「あ〜ん待ってよ〜」
ある日の朝、俺たちはいつものように学校までの道のりを全力疾走していた。
そして公園近くに差し掛かったとき
「あっ浩平!前っ」
長森の声が聞こえた。俺はとっさに反応し、さっと左によけた・・・・・・はずだった。
ずどーーーーーーーーーーーーーん!!
ずざざざざざーーーーーーっ。
二人ともモロにこけてしまった。
「イタタタ・・・・・なんで同じ方向によけるのよっ!!」
「そんなこと俺が聞きたい。」
ぶつかった相手は七瀬のようだがなんか声がおかしい。ついでに言うと俺もだ。
俺は体を起こし相手の方を見た。なんとそこには俺の姿があった。
「え・・・・・・?俺がもう一人?」
「え・・・・・・?あたしがもう一人?」
ほとんど同じタイミングで言った。その姿を脇で見てた長森が信じられないことを口走った。
「もしかして・・・・浩平と七瀬さん、入れ替わってる・・・・・?」
「なにい〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「なんですって!?」
言われてみればこの声は七瀬だし、七瀬の声も俺の声になってる。
体も・・・・・七瀬の体だ。
「ちょっとどこ触ろうとしてんのよ!」
胸のあたりに手が行った瞬間七瀬が叫んだ。
とりあえずようやく現状が飲み込めた俺たちは、もとに戻るための方法が
見つかるまでこの姿でやり過ごすことにした。
831 :
733:02/10/27 01:07 ID:hkyxkS2W
ということで悪乗り企画がスタートしたわけですが、
ネタを考える当初、頭に浮かんだのは祐一×名雪と浩平×七瀬の2つなんですが、
最初、どういう風に精神を入れ替えるかという問題をクリアしたのがこの2組でした。
ちなみに祐一×名雪の場合は、
名雪が寝ボケて祐一のベッドに入って寝てしまい、
次の日の朝、二人の精神が入れ替わる。
というものでした。
ちなみにそれしか思いつかなかったので、浩平×七瀬にしました。
面白そうなので是非続きを希望します!
833 :
733:02/10/27 01:42 ID:hkyxkS2W
なんとか遅刻せずにすんだ俺たちは、それぞれ自分の席についた。
「あれ?折原と七瀬さん、なんで逆に座ってるんだ?」
住井の発言に俺たちはドキッとしてしまう。
「ななな何でもないわよ。」
「そ、そうだよ、あわててただけだよ、な。」
必死にごまかす。とりあえず納得したようだった。
とりあえず七瀬の振りをするにも限界があるので、互いにだんまりを決め込んだ。
1時間目はそれでなんとかやりとおせたが、2時間目の英語では、
自分たちの列が指名されたため、ひやひやした。そして3時間目の数学の時間、
ぐるるるるる・・・・・・。
突然下腹部に戦慄が走った。何だこの痛みは?
そういえば以前こんなことがあったような・・・・・
俺は七瀬が腹痛を起こしたときのことを思い出した。
この前は話とかして気を紛らわせていたが、今回は会話を
しているととてもまずい状況なのでただ我慢するしかなかった。
幾度と来る腹痛の波にもだえながらも、3時間目の授業が終了した。
俺はすぐさまトイレに駆け込み、下着を下ろして下腹部に力を入れた。
しかし出たのはガスだった。
(そういえば俺は背後に人がいると屁がしたくなるんだよな。)
俺ははそんなことを考えながらついでに用を足すことにした。
なれないながらも用を済ませトイレから出ると、そこには七瀬がいた。
834 :
733:02/10/27 01:46 ID:hkyxkS2W
補足。
本文中、七瀬とか俺とかというのは精神の方をさしているので
気をつけてください。
835 :
733:02/10/27 02:00 ID:hkyxkS2W
あと3〜4レス分ぐらいで完成する予定だが、
濡れ場への持ち込み方とかを考えているので続きは
寝ておきてから書きます。
∧||∧
( ⌒ ヽ おやすみ・・・・・
∪ ノ
∪∪
おやすみ
837 :
775:02/10/27 20:45 ID:ObM+Lnws
とほほー、毎週末更新を心掛けてきたが、
今週はヤバい。
仕事が佳境で疲れがたまり頭が回らんところへ、
サーバ用のLinuxがゴネやがる。
一応、ギリギリまで粘ってみるが、
24時回ってだめだったら、今週は許して下さい。
トホホホホ…………
838 :
733:02/10/27 21:50 ID:Nr4ehJTJ
「ちょっと屋上まできて。」
七瀬に連れられ、俺たちは屋上に来た。
「ねえ、授業中苦しそうな顔してたけど何があったの?」
七瀬が問い掛ける。
「強烈に屁がしたくなった、それだけだ。」
七瀬は拳を構えようとするが、その手を抑えた。そしてこう言った。
「体が戻ったら覚えてなさいよ。」
どうやら自分の体なので殴れなかったようだ。
「で、もとに戻る方法なんだけど、」
「やっぱりもう1度ぶつかるのか?」
「その方法以外に何があるのよ。」
「う〜ん、わからん。」
「じゃ、昼休みに実行するから。」
「ああ、わかった。」
休み時間終了のチャイムが鳴り、俺たちは教室に戻った。そして昼休み、
「いい、手加減無しだからね、よけないでよ。」
「わかってるよ、12の3でいくぞ。」
「「1、2の、3!」」
俺と七瀬はお互いの方に向かって全力疾走した。そして、
ずどーーーーーーーーーーーーーん!!!
ずざざざざざざーーーーー!!
力と力がぶつかり合い、俺たちははじきとばされた。
「イタタタ・・・・・・あれ?」
「戻って・・・・・・ねえな。」
「なんで?どうして!?」
「わからん、押しが弱かったか?」
「どうして?手加減はしてないはずよ?」
俺たちは首をかしげる。
「何度やっても無駄だよ。」
屋上のドアの入り口から男の声が聞こえてきた。
839 :
733:02/10/27 22:29 ID:Nr4ehJTJ
「おまえは誰だ?」
俺が問い掛ける、すると男はこう答えた。
「僕は氷上シュン、君たちは?」
「今はこんな姿だが俺は折原浩平、こいつは七瀬留美だ。」
「自己紹介はいいとして何であたしたちが入れ替わったことを知ってるの?」
七瀬が問い掛ける。
「脇で見てた、と思ってくれればそれでいいよ。」
なんか引っかかる言い方だが、気にしないことにした。
「で、どうやったらもとに戻れるんだ?」
「平たく言えば精神の同調と強いショック、この2つかな。」
「どういうことだ?」
「君たちが朝ぶつかりそうになったとき、同じ方向によけようとしただろ?」
「ああ、たしかに。」
「この時2人の精神は同調し、そしてぶつかった時の強いショックが
二人の精神を入れ替えた、ということになるかな。」
「だったら何故さっきぶつかったときはダメだったんだ?」
「そのショックを体が覚えてしまっているからね。何度やっても同じことだよ。」
「ならどうすればいいんだ?」
「そこまでは僕もわからないよ。ここからは2人で考えることだと思うよ。」
そういい残して氷上は去っていった。
「いっちゃったね・・・・・あの人いったい何者なんだろうね。」
「ああ、だけどもとに戻るための手がかりを教えてくれたことは確かだ。」
昼休みが終わって午後の授業中、俺たちは必死にもとに戻る方法を考えた。
しかし思いつかないまま放課後を迎えてしまった。
私が、中に入ると、楓ちゃんは、パジャマ姿で、ベッドの前に立っていた。
「あ……起こしちゃった?」
私が聞くと、楓ちゃんはまず、ふるふる、と首を横に振ってから、
「いえ、大丈夫ですよ」
と、軽く苦笑してみせた。
「その……さ、楓ちゃん……」
いてもたってもいられなくて、やってきたはずなのに、楓ちゃんの顔を見る
と、なぜか、気恥ずかしくて、言葉につまってしまう。
「耕一さん……」
「え…………」
楓ちゃんは、そんな私を、上目遣いで覗き込むように見上げる。
どきっ……
「夢……見たんですね?」
「あ、ああ…………」
すべてを見すかしたような目で、私を見る楓ちゃん。その瞳に吸い込まれて
しまいそうで……しかし、それは心地いいようでもあって……
私は確信した。
楓ちゃんは、夢の彼女の生まれ変わりだと。
でも……
私が、その事に思考を走らせようとすると、突然、楓ちゃんが、私に抱きつ
いてきた。
私は、驚かなかった。今の楓ちゃんなら、そうなってもおかしくない事を、
理解していたからだ。
「待ちました……500年間……」
「500年……」
私には漠然とした過去の出来事としか感じられなかったが、楓ちゃんはもっ
と具体的に覚えていた。
「それに、私自身も……8年間……」
841 :
840:02/10/27 23:15 ID:v4Op3oBu
「え……?」
意外な言葉に、私は目を円くする。
「ちょ、ちょっと待った、楓ちゃんっ」
私は、少し強引に、楓ちゃんを自分の身体から引き離し、彼女と距離をとる。
「耕一さん……」
「そう……好きだって行ってくれるのは嬉しい、だけど……今の私は、女、な
んだよ? 私と楓ちゃんとは、女同士なんだよ?」
「あ……」
言われて気がついたように、楓ちゃんは口元を押さえる。
「ご、ごめんなさい……そうですね……」
手を下ろし、しゅんっ……と下を向いてしまう……
「すいません、私……耕一さんの気持ちを考えなくて……」
私はやれやれと頭をかいてから、楓ちゃんにすっと近付き、少し、腰をかが
めて、
ちゅっ……
楓ちゃんの、ほっぺたにキスをした。
「えっ!?」
楓ちゃんは驚いて、目をまんまるくして私を見た。
「迷惑だったかな?」
「い、いぇっ、そんなこと、ありませんっ、け、けどっ、でも……」
楓ちゃんはあからさまに動揺している。刺激が強過ぎたかな?
私は、悪戯っぽく、てへっ、と言ってから、
「私……こういうレズ関係って、意外と抵抗ないんだよな。ただ、楓ちゃんは
どうなんだろ、って思ったんだ」
「れ、れず、レズって……そんな……で、でもっ、私は、相手が、耕一さんでしたら、ぜ、全然っ、問題ありませんっ」
楓ちゃんは、動揺しまくりで、でもどこか嬉しそうに言って、それから、私
に抱きついてくる。
私は、そんな楓ちゃんの、細い身体を、ぎゅっと抱き締め返して上げる。
「いいよ、楓ちゃん……」
「はい……」
ひとしきり、お互いの温もりを確かめあってから、私達はどちらからともな
く、キスを求めて、唇を近付けていった……
キリのいいところまでなんとかかきました。
ちょっと短かめです。申し訳ないので、
吊 っ て お き ま す 。
∧||∧
( ⌒ ヽブラン
∪ ノ
∪∪
843 :
733:02/10/27 23:18 ID:Nr4ehJTJ
結局、最終下校時刻になっても考えがまとまらず、俺たちは
帰り道を歩きながら、もとに戻る方法を考えていた。
突然顔に冷たい何かを感じた。雨か?空を見上げてみると
雨雲が空一面を覆っていた。そしてだんだんと雨脚が強まり、
最終的にはどしゃぶりになった。
「とりあえず俺の家に行くぞ!」
「うん!」
俺と七瀬は家までの道のりを全力で走りぬけた。
家に着き、タオルで髪を拭いていると、
「くしゅんっ!」
七瀬がくしゃみをした。
「このままじゃ風邪引くな、シャワー浴びるか?」
「うん、そうする、折原はどうするの?」
「そうだな、あとで入るよ。」
「あたしの体で風邪引かれても困るから先に入ってよ。」
「そうか?なら先に入らせてもらうぞ。」
俺はそういって脱衣所へと向かった。服を脱いで洗濯機にいれた時、
洗面台の鏡に七瀬の体が映し出された。
「こ、これは・・・・・・・」
程よい大きさのバスト、引き締まったウエスト、そして少し小さめのヒップ。
「あいつも結構乙女なんだな・・・・・・」
しばらく鏡を眺めていると、いきなり脱衣所のドアが開いた。
「折原、あたしも一緒に入る。」
「いいけど恥ずかしくないのか?」
「恥ずかしいけど・・・・・・あたしの体で変なことされても困るから。」
「そうか、なら入るか。」
俺たちは風呂場へと向かった。
844 :
733:02/10/27 23:54 ID:Nr4ehJTJ
帰ってきたときに予めお風呂を沸かしていたので、七瀬はお風呂、
俺はシャワーを浴びることにした。七瀬が俺の行動を監視するためだ。
「なあ、七瀬。」
「なに、折原。」
「あまりじろじろ見ないでくれ、恥ずかしい。」
「何が恥ずかしいのよ」
「いや、目で犯されているようだ。」
「変なことしないように見張っているだけじゃない。」
「そんなこと言って七瀬も湯船に隠れて変なことしてるんじゃないだろうな。」
「そんなことないわよっ。」
「確かめてやる。」
「やっ・・・・・ちょっと、折原っ」
俺が七瀬に接近したその時、
ドクン・・・・・・。二人の鼓動が重なった。
「なあ、七瀬。」
「・・・・・・・・・うん、わかった」
俺たちは風呂場から出ると、体を拭いてタオルを巻き、俺の部屋へと向かった。
楓との百合キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`) ゚∀゚)━━━!!
入れ替わりキタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`) ゚∀゚)━━━!!
止めとばかりに萌虚仮さんもキタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`) ゚∀゚)━━━!!
止めはせんっ!止めさせはせんぞぉぉぉぉっ!!!!
848 :
715:02/10/28 00:49 ID:E2zisW3l
うわぁい、神だらけですな。
そろそろ次のネタを考えるか…
浩平は自分の体に犯されるのかな?
ハァハァ
850 :
733:02/10/28 01:06 ID:6UswhdRL
「もう1度聞く、七瀬、ほんとにいいのか?」
「いいわよ、折原とだったら嫌じゃないしそれにもとに戻る
最後の手段かもしれないしね。」
「そうか、じゃあいくぞ。」
七瀬の意思を確認し、俺たちは唇を重ねた。
「んん・・・・・・・ぷはぁ」
短いキスのあと、七瀬は俺の陰部に手を伸ばした。
「な、なにをするんだ?」
「濡らしておく必要があるでしょ、ここはあたしに任せなさい。」
そういって七瀬は陰部を刺激し始めた。
「くっ・・・・・・はぁ」
未知の感覚が俺を襲う。七瀬はさらに陰核を指で転がした。
「うあっくっ」
体に電気が走る。顔が紅潮し、息が荒くなる。
「そろそろいいかな。」
七瀬が手を止める。その指にはねっとりとした液が付着していた。
七瀬がベッドに仰向けに寝転がり、俺がその上にまたがる。 そしてゆっくりと挿入を始めた。
「ああっ」
七瀬が声をあげる。
「俺の声でそんな声あげられると気持ち悪いからこれでもくわえとけ。」
といって俺は口にハンカチを突っ込む。そして再度挿入を開始した。
ゆっくりと俺の中にモノが入っていく。そして根元までたどり着くと
ゆっくり腰を動かした。
「く・・・・・・うああっ」
感じたことのない快感に翻弄され、声が漏れる。さらに動かすスピードを速める。
「くはぁっ、んくっ」
「んんっ、んんんん〜〜〜〜〜〜〜っ」
息があがる。七瀬もハンカチ越しに声をあげる。そして絶頂を迎えた。
「うあああああああああっ」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
二人の体がびくびくと痙攣し、頭の中が真っ白になった。
次に気がついたときには俺と七瀬はもとに戻っていた。
>>847 すっごいツボにはまりました(笑
まさしく男水瀬!
けどそれ以上に・・・
ねこみみ潤キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`) ゚∀゚)━━━!!
852 :
733:02/10/28 01:21 ID:6UswhdRL
そして次の日。
俺は掃除当番だったのだが、サボって屋上に行こうとした。
しかしドアの隙間から冷たい風が吹いているのに気づき、
戻ろうとしたその時、
ごっちーーーーーーん!!
走ってきた誰かと頭をぶつけ、倒れこんだ。
「っつ〜痛ぇ・・・・・・・あれ?」
起き上がった俺の視界は・・・・・・・・真っ暗だった。
E N D
853 :
733:02/10/28 01:26 ID:6UswhdRL
濡れ場の表現に大苦戦・・・・・・・。
これで萌えろというのは酷でしょうか・・・・・・。
抜きましたが、何か。
855 :
733:02/10/28 02:00 ID:6UswhdRL
856 :
17:02/10/28 02:12 ID:69OkKc9l
みんな素晴らしすぎる。
そろそろ私も次のを書かないとか、とおもうがスランプな罠
>>845=萌虚仮氏を止めるどころか加速させてみようかなと思い、
例の絵を元にエロい駄文を書き殴ってみました。
…ブランク故か、烈しく出来が不安な上に、
漏れの妄想が炸裂しまくってます…しかも短め。
投下してもいいですか?(;´Д`)
激しく期待。
それでは、7連射逝きます…。
土曜の昼下がり。私は普段通り、部屋で復習に取り組んでいました。
もっとも、両親は旅行中で…この広い家には私しか居ません。
それと、先日あの人と一緒に撮った写真も、先週はありませんでしたね…。
「はぁ………祐理さん…」
上の空という程でもないですけど、やはりあの人…祐理さんの笑顔に
目が行ってしまいます。明らかに、勉強のペースが若干落ちていました。
でも、逢う約束をしているのは明日のお昼です。今日は…逢えません。
「やっほ〜、奏ちゃん☆」
「…えっ!?」
そうして煮詰まりかけた私を、聞き慣れた明るい声が呼びつけました。
振り返ると、潤さんが部屋のテーブルに頬杖を付いて…手を振っています。
「あ…じゅ、潤さん…?」
「おはよ〜、ドア開かなかったから窓から入って来ちゃった♪」
見れば、部屋の窓が半分だけ…開いています。
呆れて溜息をついた後、私は彼女の靴を部屋に上げて窓を閉めました。
「…チャイム鳴らしてくださいって言うのは、これで12回目ですよ」
「あ、ごめんごめん。いっつも忘れちゃうんだよね…あはは☆」
…彼女のへこたれないという点は、素晴らしいと思うんですけど…はぁ。
とりあえず、彼女の横に座って話をする事にしました。
「で、今日はどうして…?」
「…んー…勉強、教えてほしいな〜って☆」
勉強…。彼女の口からこの単語を聞いたのは、初めてでした。
聞けば、先日のテストで赤点を取ってしまったので、追試対策をしたら
早速と煮詰まってしまい…私に泣きついた、というのが真相の様です。
「ふえ〜ん、助けて奏せんぱい〜…」
「はぁ…分かりました、一緒に勉強しましょう?」
「ホント?奏ちゃん大好き〜っ☆」
「きゃ、ちょっ…ちょっとっ…!!」
猫の様にじゃれついてくる後輩を引きはがし、準備に掛かります。
非常に調子の良い彼女ですが、どこか憎めないのも潤さんの特徴…。
私は、何処か上機嫌で参考書などを取り出しました。
「それじゃ、始めましょうか…範囲は何処でした?」
「んー、ここからここまで…それと…」
勉強は、深夜までノンストップで続きました。
彼女の家庭事情…あちらの親御さんも旅行中だそうです…もありましたが、
何より彼女が弱点と思った箇所…全てを、徹底的に教えているからです。
この辺りは、私の先輩としての意地も若干含まれていました。
「………はい、合格です。この調子で追試に臨めば大丈夫ですよ」
「ふ〜ぁ、終わったぁ…☆」
二人して伸びをする頃には、外は既に漆黒の世界でした。
そして時計を見ると…女の子一人で帰るには、少し物騒な時間帯です。
「すみません、長引いちゃって…」
「大丈夫大丈夫っ☆…それに、あたしが頼んじゃった事だし」
「うーん…でも、どうしましょう?」
タクシーでも呼んであげないと、とても不安で帰せません。
気が付くと、隣町で警察が騒いでいる…そういう御時勢ですから。
カーテンを締めつつ思案していると、彼女が何かを思いついた様です。
「ん〜…あ、ねーねー奏ちゃん☆今晩…泊まってっていい?」
「え、ええ…えっ!?」
つい気軽に同意しかけて、思わず仰天しました。
何故なら、私は…家に誰も泊めた事がなかったからです。
もちろん、両親のお知り合い等が泊まっていった事はあります。
でも、私自身に縁のある人を泊めた事はなかったのです。
…無論嫌ではありません。けど、初めての事態に私は当惑しました。
「そ、そんないきなり…」
「ねー、いいでしょ?お土産もあるし♪」
…もっとも、彼女は最初からそのつもりだった様です。
この日何度目かの溜息をつきつつ、私は首を縦に振りました。
「うっわあ…これ、おいしい〜☆」
「そんなに褒めないでください…恥ずかしいです…」
「ホントホントっ、いいお嫁さんになれるって☆」
「お、およめっ…!?」
…苦し紛れにメニューに選んだサンドイッチは、彼女には大好評の様でした。
女の子2人の夕食としては多めに造ったのに、一片も余りませんでしたから。
「それじゃあ、お風呂湧かしてきますね…」
満足げな彼女をテレビのある居間に案内し、私はお風呂場へ向かいました。
「ふんふん…♪」
お風呂を洗いつつ、私はつい無意識に鼻歌を歌っています。
掃除が好きという事ではないのですが、今日は不思議と上機嫌です。
その甲斐があったのか、バスタブは今までで一番綺麗に仕上がりました。
そして、お湯を張り…シャンプー等の残量をチェックします。
「か〜なでちゃんっ♪」
「きゃあっ!…じゅ、潤さんっ!?」
それらが終わって気を抜いていると、潤さんが背後から抱きついてきます。
…何故か、彼女は先程以上にハイテンションです。ええ、物凄く。
「こっち来てよ〜☆」
「え?はい、いいですけど…」
そして彼女に手を引かれ、自室に戻った所で…私は驚愕しました。
「潤さん、これ…ワインっ!?」
「かなでちゃん遅いから開けちゃったぁ〜、くすっ☆」
どうやら、彼女の持ってきた『土産』とは…これの事みたいです。
なんて事でしょうか、私も彼女も未成年なのに…。
「潤さん、こんなの飲んで…んむっ!?」
「んふふ〜…♪」
私の抗議は、唇に押し当てられた柔らかいモノで遮られました。
すると口の中に、僅かな苦みと濃密な何かが…流し込まれていきます。
………私の意識は、深い闇に呑まれていきました。
「んふぁ、くちうつし〜♪」
「じゅん、しゃ…んっ…☆」
飲みきれなかったのか、かなでちゃんが口移しでワインを返してきたの。
も〜ぅ…つきあい悪いな、だめだよ、せ・ん・ぱ・いっ♪
ワインはまだまだあるんだし、ふたりでいっぱい飲む事にしちゃった。
「あ、ふにゅ…ね〜ぇ、かなでちゃん☆」
「らぁにぃ…じゅんひゃん…?」
「おとこのひろとぉ、えっちなことしたぁ?」
「ふぇ、らにきいてるんれすかぁっ!?」
だってだって、気になってたのっ。
あそこにある写真、ゆりせんぱい…だっけ?…の写真だしっ。
このじゅんちゃんを差し置いて、ずるいよぅっ☆
「んむ…ね、ね、どうらのぉっ?」
「んっく、ありまふよぉ…」
「え〜〜〜っ!ずる〜いっ!」
「らってらって、らいすきでしたしぃ…☆」
「うう〜…」
口移しでまたワインをあげると、かなでちゃん気に入ったみたいで
のみほしつつ答えてくれた。でも、あたしより進んでるなんてショック〜…。
そこで、もうちょっといぢわるな質問で Let's Try ♪
「それじゃあ〜…ひとりえっちなんてしらこと、ある〜?」
「ひとりぃ…?ないれすよ〜…☆」
…こ〜れはいいこと聞いちゃった…♪
「そうそう、そこをゆ〜っくりいじってあげるんらよ〜☆」
「こ、こうれす…?きゃふぅっ!?」
そう。あたしは、かなでちゃんに一人エッチのお勉強を
してあげることにしたの。もうとっても覚えがいいんだからっ♪
「ふぁ、やらぁ…ふわふわぁ…」
「ふふふ…かなでちゃんぐっしょりらねぇ♪」
「ふゃぁああぁんっ…!」
「ひもちいい…?」
「うん、うんっ…ひもちいいれすぅ…☆」
まるでおもらしみたいにいっぱい濡れてるねぇ、かなでちゃん☆
なんだか、あたしの方も…あっつくなってきちゃったかなぁ…。
「ひゃうんっ、あ、ああっ…ああああああぁっっ…!!!」
「わぁ…イッちゃったんらねぇ…☆」
「ふぇぇ…いぢわるしないれください…」
「や〜だっ♪」
「んきゃうっ!?」
もうたまんなくなって、あたしはかなでちゃんにのし掛かった。
だぁって、かわいいんだもん、ね〜♪
「もっと、いぢわるしちゃうもん…☆」
「ふぇぇん…いぢわるれす…」
「それでもいいもんっ♪、んむ…」
「ふぁ、あむぅ…っ」
…なんだか眠くなってきちゃったな、かなでちゃんあったかいし…。
う…意識が、纏まりません。目が覚めた時から、頭がきしむ様に痛いです。
まるで…頭に霞が掛かったようでした。そして、程なく…私は驚く事になります。
「……………ぇ…」
…何故、裸の潤さんが私のベッドで寝てるんでしょう。
「き………きゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
「わぁっ!?なにな………きゃあああああっ!?」
でもそれ以上に…何故、何故私まで裸で寝てるんでしょう?
しかも、その…潤さんと抱き合ってなんて…何故っ!?
「じゅ、じゅじゅじゅ…潤さんっ!一体何を…!?」
「そーいう奏ちゃんこそ…一体何したのぉっ!?」
暫く口論になりましたが、程なく原因は分かりました。
「…ワイン………ま、さか…」
「あ、昨日持ってきたお土産だね♪…奏ちゃんと飲も…あ”っ…」
思い出せこそしないものの、何があったかが…それで分かります。
彼女も、今になって漸く昨晩の過ちに気づいたようです…はぁぁ。
「…バツとして、汚れたパジャマとお布団…洗ってくださいね」
「え〜…で、でもぉ…あ、ジョークジョークっ☆…洗うからぁ…」
「じゃ、まずは一緒にお風呂入りましょう?…冷えちゃいますから…」
安心したとばかりに抱きつく彼女を引きずって、私はお風呂に向かいます。
潤さんには、まだまだ振り回される…そんな予感がして、私は苦笑しました。
∧||∧
( ⌒ ヽ ………もうなんて言うか…その…。
∪ ノ ご め ん な さ い。
∪∪
868 :
715:02/10/28 20:59 ID:E2zisW3l
>>旧44氏
+激しくグッドジョブ+
>>萌虚仮
期待されてるぞ、がんばれ!(殴)
>>867 あわわわ……
他人や自分のSSに絵を付けたことはあっても、
自分の絵にSSがついたのは初めての経験なのでパニックしてます(w
だが、それがいい
むしろ突き進め。
873 :
733:02/10/28 23:14 ID:VPKcensB
過去スレ見てたら自分以外にも体のみ反転SS書いてる方
いたのでチョト安心した。
>>869>>871=萌虚仮氏
パニクっていただけて、こちらも大変恐縮しています(笑)
そして、潤タンキタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`) ゚∀゚)━━━!!!!
更に天の高みへ突き抜けてもらうため、この絵に捧げる小ネタを…。
(
>>865と
>>866の間のワンシーン)
-----------------------------------------------------------
「はぁ、はぁぁ…もう〜、わらしもおかえししひゃいますぅっ…♪」
「ふにゃ…かなでひゃん?…え、んあ…あああっっ!?」
「ふふ…じゅんひゃん、びっしょりれすねぇ☆…んむ、あむ…」
かなでちゃんったら、あたしの…大事な所ぺろぺろなめてる…。
舌あったかくて、きもちいいよぉ…。もう…もう、ダメっ…。
「らめっ、あぅ…!らめひゃ…ぁ、あああぅんっ…!」
「んふ…!んっ…んく…」
「あっ、あっ…あぁぁ…はぁぁ…かなでひゃぁん…っ」
ぁっ…かなでちゃんが飲んでるこれ…しおふき、って言うのかなぁ…?
「ふぁ、あっ…やぁ、また…ふぁあぁあんっ!」
「んっぷ…おいひかったれすぅ☆」
「はふぅ…はぁ、かなでひゃんのえっちぃ〜〜〜…」
-----------------------------------------------------------
ギュモー
-==-t-==-
- = ≡ ∧||∧ …重度の酒乱にしてしまった奏さん+潤タン…スマヌ。
- = ≡ ( ⌒ ヽ そして吊りつつ、スレの皆さんと萌虚仮氏に…。
- = ≡ ∪ ノ
- = ≡( ノ(ノ + 激 し く ご め ん な さ い 。 +
∧||∧
( ⌒ ヽ ……
∪ ノ
∪∪
876 :
旧69:02/10/29 03:00 ID:flqgYIcO
>旧44氏
Σd(・・)ぐっじょぶ!
自分も奏×潤書こうかと思いましたがギャグにしかならないのでやめました(爆
>萌虚仮氏
潤ちゃん…萌え!
>733氏
意表を突かれるラストでした。
面白かったです(^^
さて反転ONEを一つ(1レス)投下しようと思うのですが
最近の流れを無視してダークです。
暗さは落としてありますが投下してもいいでしょうか?
あなたの心の反転魂が萌え盛っているのなら、是非。
降り注ぐ雨。
その中を傘も差さずに走る。
冬の雨は容易に体温を奪い去る。
けどそんなこと彼に会えば吹き飛ぶ。
会って抱きしめてもらえれば。
いや、抱きしめてもらえなくてもいい。
名前を呼んでくれればそれだけで私は・・・
パシャッ、パシャッ
水溜りを蹴ってひた走って。
彼を見つけた。
さぁ声をかけよう。
『ずっと待ってたのよっ』って。
けどかけれない。
私に背中を見せてる彼。
雨に濡れたまま立ち尽くす私。
ドクン、ドクン、ドクン
心臓が、唇が、体が…心が震える。
「あ、茜……」
振り返る茜。
感情を表さない瞳が私を見据える。
私がキスをした唇が開かれる。
「誰ですか?」
終
880 :
733:02/10/29 22:28 ID:2beX1Qaa
しかし改めて自分の作品を見てみるとネタばっか先走って
文章が追いついていない感じがする。
濡れ場に至ってはすることはするって感じの淡白な内容に
なってしまっているし。
浩平×七瀬の精神入れ替わりSSで思いついたネタは
浩平の席が一番後ろになった理由、一緒にお風呂、
みさき先輩とごっつんこ
だけだったりする。後は複線はりまくってSSっぽくしたって感じかな。
こ こ の ス レ は 萌 え が あ る
潤 た ん ハァハァ!
職人の皆さんがんばってください!グッジョブ!
>>879 も じ も じ 奏 さ ん キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`) ゚∀゚)━━━!!!!!
…萌えすぎて、眠れなくなってしまいますた。(´・ω・`)
萌虚仮さん、グッドジョブ! 更に突き抜けt(略)
>>880 臆せずがんがってくだちぃ、漏れも
>>854の如くハァハァでしたし。
883 :
847:02/10/30 03:52 ID:8pbxw1HV
気が付けば496KB…次スレ用意しないと…
885 :
884:02/10/30 05:44 ID:1/Yhr7KS
500kBで圧縮か……
1000レス行かないで使い切るスレも珍しいだろうな。
確か葉鍵学園がそうだなっと言いつつ埋め立て
現時点で残り3KBなわけだが、1レス当たり何文字打と1000まで逝けるんだろうか。
1K = 1024Byte
半角1文字 = 1Byte
全角一文字 = 2Byte
約全角一文字前後。
ん。違うか。
>890 :名無しさんだよもん :02/11/01 21:00 ID:5gAJO9UC
これもカウントされんじゃなかったけ
あとたしかハイパーリンクも容量にカウントされたハズ。