1 :
前スレ940:
スレ立て慣れてないんだけどこんな感じかな?
3 :
えっちな21禁さん:04/09/23 18:12:11 ID:RF1UBkGJ
3
前スレでも書いたが
>>1乙
そして
>>4補足乙
>書き手のみなさん
まだ前スレが結構残ってるから作品はもう少しあっちにおながいします
ほっしゅ
じゃ、ちょっと保守しますよ
10 :
えっちな21禁さん:04/09/24 03:00:49 ID:5ffBwUIt
即死回避
即死回避
鎮護国家
さしあたって保守
まぁ屋上ドア前の踊り場でセックルしてる香具師でいっぱいの学校ですから。性欲を持て余してるんですよ。
何の署名かがわからんorz
読みとれてない?
誤爆多いなw
さしあたって保守になるからいいけど
アパートに戻ると、すでに日が暮れかけていた。
そうとう感情が揺れ動いているはずなのに、
陽子はいつもの笑顔に戻っていた。
悲しさや、切なさを笑顔で隠す陽子の癖を知っている僕には
その笑顔が痛ましかった。
「あきら兄ちゃん、お腹空いたね〜。」
そういえば、朝食以外何も口にしていない。
「そうだなー、ちょっと早いけど晩飯にしよっか?」
「おっけ〜い。今度はあたしも手伝うね。」
冷蔵庫の中を眺め、すぐにメニューを決めた。
「よし、今日はゴーヤチャンプルにしよっか。」
ゴーヤと豚肉、豆腐を冷蔵庫から取り出した。
「陽子、ゴーヤ切ってくれる?」
「はいは〜い。」
僕は米を研ぎながら陽子を見ていた。
種とわたを取り出すのも、細く切るのも、手慣れている様子だった。
へえ、結構上手いじゃん。
「お前料理なんてできたの?」
「どういう意味よ、それ!」
陽子はこっちを睨んできた。
「指、切らないようにな。」
なるべく優しい声で言ってやった。
陽子の怒った表情が少しやわらいだ。
「人肉入りのゴーヤチャンプルなんて食えたもんじゃないからな。」
ニヤニヤしながら言った。
その瞬間、陽子の顔はみるみるうちに怒りに満ちたものに変わった。
「・・・バカ!」
「あっはは・・・そう怒るなって。」
「あきら兄ちゃん、いい加減にしないと刺すよ!
こっちは包丁持ってるんだからね!」
ずいぶんと過激なことを言う。怖い怖い。
でも、そんなことを言う陽子が可愛くてたまらなかった。
「ごめんごめん・・・お前が可愛いからつい、な・・・。」
「何が『つい』よ!もう知らない!」
そう言いながらも陽子の顔はほんのり赤くなっていた。
材料が全て切り終わった。
「よし、そろそろ炒めるか。陽子、やってもいい?」
「勝手にすれば。」
陽子はまだ怒っていた。
そっぽを向いている陽子を無視し、
中華鍋に油を入れて火をつけた。
油が温まったところで豚肉を入れる。
「あきら兄ちゃんってゴーヤチャンプルに豚肉入れるんだね・・・。」
陽子が話しかけてきた。
「お前んちは入れないの?」
「入れない。お父さんが肉嫌いなんだ。」
「へぇ、肉嫌いなんてめずらしいな。」
陽子と話しながらも、手だけは動かしていた。
肉を一度取り出し、ゴーヤを入れる。
ゴーヤに火が通ったところで豆腐をちぎって入れ、
肉を鍋に戻し入れた。
醤油と砂糖で味付けし、塩で味の微調整をした。
「・・・よし、これで卵で閉じて出来上がりっと。
陽子、ご飯よそるのって、できる?」
「・・・できるに決まってるでしょ!」
「あ、マジで?すごい意外だわ。」
陽子はその言葉には反応せず、黙々とご飯をよそっている。
どうやら無視を決め込んだようだ。
・・・ダメだ、どうしてもいじめたくなってしまう。
いじめっ子の気持ちが少しだけわかる気がした。
今朝の味噌汁を温め直し、その間にゴーヤチャンプルを皿に盛った。
味噌汁をよそっていると、陽子がすでに食卓についていた。
「陽子、運ぶの手伝って〜。」
返事はない。
ここまで徹底されると、さすがに腹立たしい。
ある企みを思いつき、
盛ったばかりの二品を食卓に持っていった。
「陽子、パンツ見えてるよ。」
陽子は慌ててスカートを押さえた。
「嘘だよ、バーカ。」
陽子はまた僕を睨みつけた。
「もうっ!あきら兄ちゃん最低!」
「ごめんごめん、もうやめるからさ。はい、仲直り。さ、飯食お。」
陽子はまだ納得いかない様子だったが、料理に口をつけると、
「あ、おいしい・・・。」と呟いて、すぐに笑顔になった。
なんていうか、単純な奴。
「あきら兄ちゃん。」
「何?」
「今日も泊まっていい?」
「ああ、いいよ。」
「ありがと。」
「ん、でもな・・・。叔父さん心配するんじゃないの?」
「あ、それは大丈夫・・・。」
「言ってあるの?」
「え・・・言ってはいないんだけど・・・。」
陽子は煮えきらない態度だった。
まるで喧嘩でもして、飛び出してきたような感じだった。
だが、それにしてはやけに不自然な点が多い。
考えていると余計陽子のことがわからなくなる。
まあ、何か言えない事情でもあるのだろう。
深く追及するのはやめておいた。
「ごちそうさま。陽子、俺風呂入ってくるわ。」
「・・・うん。」
陽子の表情はどこか暗かった。それからは、昨日と同じように過ごした。
陽子とのやりとり全てが楽しく思えた。
やはり僕は陽子を愛しているのだろうと思う。
この日の夜も布団を並べ、手をつなぎながら寝た。
昔のいろいろな出来事を話した。
陽子は笑ったり、怒ったり、時には泣きそうになったりした。
その全てを僕は愛せると思う。
陽子の一つ一つの仕草が僕には愛おしかった。
───翌朝
携帯電話のコール音で目が覚める。
眠い・・・こんな朝早く誰だろう。
「もしもし・・・。」
誰だか確認せずに電話にでる。
「もしもし、あきら〜、助けてくれ。大ピンチ。」
圭吾だった。
時計を見ると、まだ早朝の5時だった。
この時間にかけてくるってことは・・・嫌な予感がした。
「どうした?」
「昨日酒飲んでさ〜。そしたら今日頭が割れるくらい痛くて
仕事行けそうになくってさ・・・。
今日替わってくれない?」
やっぱりか。うすうすそんな気はしていた。
「他に替わってくれそうな人は?」
「お前しかいないんだ〜。ホントお願い!」
「わかった・・・出るよ。その代わりいつか飯おごれよ。」
「さんきゅ〜。じゃあ吉野家でな。」
「は?ふざけんな。もっと高いの食わせろよ。」
「じゃあそういうことで。頼んだよ。」
そう言って圭吾は電話を切った。
ツー、ツー、ツー・・・
バカ圭吾め。
陽子と一緒の時間が削られると思うと、腹立たしかった。
だが、いつまでもウジウジやっているわけにはいかない。
急いで準備を済ませ、陽子に手紙を書いておくことにした。
『急に仕事が入ったから行ってくる。
夕方頃帰るからそれまで何かして遊んでて。』
陽子はまだ安らかな寝息をたてていた。
何とも言えない愛しさを感じ、陽子のほっぺにキスをした。
いつもと同じようにネックレスをつけ、ヘルメットを片手に部屋を後にした。
早朝の風は冷たく、それでいてどこか心地よかった。
あ〜、眠い・・・。
前スレ
>>977さん、見ていてくれてありがと〜。
非常にイイ!(・∀・)支援!!
涅槃さん連日の投稿、乙です!支援〜♪
「あら?今日あきら君休みじゃなかった?」
木村さんが不思議そうな顔で僕を見た。
「圭吾の替わりです。
あのバカ、二日酔いで出られなくなったんですよ。」
「またー?あの子いつか急性アルコール中毒起こすんじゃないかしら。」
「あいつ、弱いくせに加減知らないですからね。」
「そうねー。じゃあ、あきら君、悪いけどお願いね。」
「はい。」
黙々と仕事をしていると、すでに時刻は12時近かった。
もうこんな時間か。
集中していると、時のたつのは速い。
パートのおばさんたちが休憩から戻って来た。
そろそろ僕も行くとしよう。
「木村さん、僕も休憩行ってきます。」
「はーい、どうぞ。あ、もしよかったら、もう上がってもいいよ。」
「え、いいんですか?」
「今日は患者さん少ないから大丈夫。
せっかくの休みだったんだからのんびりしてらっしゃい。」
「すいません、ありがとうございます。」
なんだか拍子抜けしたが、心は弾んでいた。
「じゃあすいません、お先に失礼します。」
「お疲れさまー。」
「お疲れ!」
「お疲れさま。」
人数が減って大変だろうと思うのに、
みんな嫌な顔ひとつしない。
良い人たちだな・・・と、今更ながら思った。
アパートに着いた。
陽子は何をして過ごしていただろうか。
ひとまず、謝らなきゃな・・・。それと、どこか連れて行ってやろう。
そんなことを考えながら鍵を開け、中に入った。
中は何故か真っ暗だった。
すでに1時を過ぎている。
まさかまだ寝ているわけではあるまい。
「陽子〜?いないの?」
電気をつけると、陽子が部屋の隅でうずくまっていた。
腹でも痛いのだろうか。
「陽子?どうしたの?」
陽子が顔を上げた。
僕はギョッとした。
陽子は携帯を片手に震えていた。
陽子は・・・泣いていた。
「あきら兄ちゃん・・・。」
陽子はしゃくり上げながら、僕に抱きついてきた。
いったい何があったのだろうか?
陽子の頭を軽くなでてやった。
しばらくして、陽子がようやく口を開いた。
「あきら兄ちゃん・・・あたし・・・どうしたらいい?」
「陽子、どうした?」
陽子の息づかいが伝わる。
「お父さんが交通事故起こしたって・・・今電話がかかってきて・・・。」
「え・・・?大丈夫なのか?」
陽子は首を振りながら言った。
「意識不明の重体って・・・。
あきら兄ちゃん、あたし・・・怖いよ・・・。」
「陽子・・・ひとまず、病院行ってみようよ。」
「やだ・・・お父さんが死んじゃうところなんて見たくない・・・。」
「バカ、まだ死んだって決まったわけじゃないだろ!」
「でも・・・怖い。」
幼いころに母親を亡くした陽子にとっては、
唯一の肉親の死は受け入れ難いものなのだろう。
「大丈夫・・・俺がいるから。」
ようやく行くことに納得してくれた陽子を後ろに乗せ、
急いでバイクを病院に向かって走らせた。
陽子はずっと震えているようだった。
病院に着いたとき、すでに叔父さんは死んでいた。
車ごと崖下に落ち、発見が遅れてしまったらしい。
これで、血の繋がった人間は陽子ただ一人になってしまった。
そう思うと、余計に陽子が愛おしくなった。
葬式の日───
葬式は叔父さんの会社の同僚数人と、僕と陽子だけで執り行われた。
寂しい葬式だった。
陽子は叔父さんの遺体を見たときも、葬式のときも、涙を見せなかった。
そのときはただ、強いな、とだけ思っていた。
陽子のことは、全てわかったつもりでいた。
だが、本当に「つもり」でしかなかったことに、
このときはまだ気がついていなかった。
>>35さん
支援ありがとう。すごい励みになります。
>>36さん
支援ありがとう。それと、誘導お疲れです!
書き手は僕一人・・・寂しいなぁ。
K-さんの気持ちがよくわかりました。orz
何はともあれ、もうすぐ完結なので頑張ります!
>>45 そろそろ完結ですか・・・がんばってください!
確かに、ほかの書き手さんもどんどん書いてほしいですねぇ・・・
涅槃さん乙です。
もうすぐ完結楽しみにしてます。
すげえ切ないエンディングが待ってそうで、ドキドキしてます。
叔父さんが死んでから二週間がたった。
陽子は僕と一緒に住みたいと言った。
高校は転校するつもりらしい。
それには僕も賛成した。
施設になんて入ってほしくなかったし、
何より陽子と一緒にいてやりたかった。
僕が両親を失ったときの悲しみは想像を絶するものだった。
死は、昨日までいたはずの人間を容赦なく奪い取る。しかも、永遠に。
陽子は僕に対して常に笑顔で接してくれていた。
僕を心配させないために気を使ってくれているのだろう。
けれど、人との死別の悲しさを知っている僕にとっては、余計につらかった。
そして、陽子が僕と一緒に暮らし始めて三日目のこと・・・
その日もいつもと同じように手をつないで寝ていた。
「あきら兄ちゃん。」
「何?」
「そっちの布団・・・行ってもいい?」
「え?」
「・・・寒いの。」
「そっか、おいで。」
陽子を僕の布団に招き入れた。
「あったかーい・・・。」
陽子は僕の腕に抱きついてきた。
陽子の小さな膨らみが当たっていて、少し困惑した。
「あきら兄ちゃん・・・ごめん、もう少しだけ甘えさせてね。
あたしが大人になるまで・・・」
「ああ・・・。」
「ごめんね。」
「どうしてあやまるの?」
「あたし・・・生きてる価値ないのかも知れないから・・・。」
「・・・そんなこと言うな。」
「・・・・・。」
陽子の目から涙がこぼれた。
「俺は・・・お前のことが好きだよ。お前なしで生きるなんて俺には無理だ。
お前を失ったら俺はどうすりゃいいんだよ。」
陽子はさらに大粒の涙を流した。
「だから・・・生きる価値ないなんて言うな。」
「・・・ありがとう。
でもね、あたし・・・心も体も汚れちゃってる・・・。」
「・・・お前は汚れてなんてないよ。」
「汚れてるよ・・・だって、お父さんを殺したの・・・あたしだもん。」
「・・・え?」
一瞬、陽子が何を言っているのかわからなかった。
ついつい涅槃さんの作品によみいってました。
続き書くの忘れてたわ。
いやいや。。涅槃さん乙かれー。
そろそろ終わるとなるとさみしくなりますねぇ・・・
ガンバってくださいな!
おや少女さん。
寂しかった〜。
ずっと僕一人なんだもんw
明日か明後日には完結すると思います。
少女さんも頑張って。
>>46さん
>>47さん
>>48さん
支援ども。
こんなに長い間支援していただいて、本当にありがとうございます。
もうすぐ完結ですが、どうか最後まで見てくださいです・・・。
あ〜、なんか敬語がおかしい!
「いただく」じゃ謙譲語じゃん。orz
ごめんね。
続きが滅茶苦茶気になるんですけどW
まさか今日は終わりってことはないですよね?
ごめん、終わりです。
今続き書いてたとこなんだけど・・・眠くて無理ポ。
明日か明後日まで待ってください・・・。
本当ごめん。
くぅ!仕方ないですね。首を長くして待っとります(´・ω・`)
60 :
EG6:04/09/27 03:59:24 ID:B3z6tHSH
前々スレから…ここまで読んだ。…うぐぅ。
シエーン
61 :
EG6:04/09/27 04:00:26 ID:B3z6tHSH
sage忘れスマソ…
涅槃さん乙〜
・・・陽子タン・・・。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
涅槃さんGJ〜♪
・・・そろそろエンディングですか・・・どんな終わり方になるのかな。
少女さんも自分のペースでかまわないので頑張ってくださいねー。
ところで、新しい書き手さんを募るために、少しageてみてはどうかと思うのですが
住人の皆さんいかがでしょうか?
「叔父さんは交通事故で死んだんだろ?何言ってんだよ・・・。」
「あたしね・・・ずっと祈ってたの。
お父さんが死んでくれますようにって・・・。残酷でしょ?」
陽子は涙を洋服の袖で拭った。
「そしたら・・・本当に死んじゃった・・・。最低だよね?あたし・・・。」
「関係ないよ・・・。叔父さんはただの交通事故だ・・・。
でも、どうして?」
「・・・あたしね、お父さんに・・・
いろいろ恥ずかしいことされたの・・・。
始めのうちはあたしが寝てるときにちょっとイタズラするくらいだった。
でも・・・そのうち服を脱がせたり、いろんなところ触ったりして・・・
どんどんエスカレートしてったの。」
ショックを受けた。
あの叔父さんが、いったい何故?
陽子はそのときのことを思い出したのか、体を震わせた。
陽子の目から、涙が二、三粒こぼれた。
「ある日ね、いつものようにあたしの部屋に来たお父さんに
急に起き出して『もうやめて!』って言っちゃったの。」
陽子の目から、涙がポロポロと流れる。
「そうすればね・・・お父さんはやめてくれるって・・・思った。でも・・・。」
陽子はしゃくりあげながら話し続けた。
「もう・・・そのときのお父さん・・・いつものお父さんじゃなかった。
・・・ただの薄汚い獣みたいだった・・・。」
僕は陽子の手を優しく握った。
もういい・・・もういいよ、陽子。
「そしたらお父さんが急に怖い顔をして、
『お前は俺の娘なんだから、何しようが俺の自由だ!』
って・・・言った・・・の・・・。」
僕も泣いていた。
同情の涙ではなく、これは・・・
「それから・・・着ていた服を全部脱がされて・・・。
あたしの手足を動かないようにして・・・そして・・・」
自分の親に犯されるその瞬間・・・。
そのときの陽子の恐怖は計り知れないものだっただろう。
その場面を想像し、吐き気を催した。
「あたし・・・何度も叫んだの。やめてって。
でも・・・お父さんはやめてくれなかった・・・。
それどころか・・・裸のあたしをカメラで取り始めたの。
何枚も何枚も・・・。
それでね・・・『誰かに言ってみろ!そしたらこの写真をバラまくからな!』って・・・。」
なんて卑劣な親だろう。
今度は怒りが込み上げてきた。
もし、今この男が生きていたら、
僕は何をするかわかったもんじゃない。
「あたしは・・・別にそんなの怖くなかった。
もうそのときは死ぬつもりでいたから。
でも・・・最期にあきら兄ちゃんに会いたかった・・・。」
布団は二人の涙でびしょびしょだった。
「お父さんが部屋から出ていった後、
すぐにあきら兄ちゃんのところに行く準備したの。
着替えを少しとお金・・・あと、あのネックレスを用意して・・・。
それから、あいつの汚らわしい臭いをシャワーで洗い流して・・・。
あいつに気づかれないように・・・そっと・・・。」
「駅のホームで始発を待っている間が一番怖かったなぁ・・・。
あたしの体だけじゃなく、
あきら兄ちゃんに会うことさえ奪われるんじゃないかって・・・
ずっとビクビクしてた。」
もう少し早く、僕が陽子と会うことを決心していたら、
陽子はこんな目にはあわなかったのかも知れない。
そう思うと、また涙が溢れてきた。
実の父親に犯される運命なんて、悲しすぎる。
「あきら兄ちゃんに会えたとき・・・本当によかったって思った。
もういつ死んでもあたし、悔いはなかった。
でも・・・。」
陽子は言葉を止めた。
「あきら兄ちゃんに抱きしめられたり・
・・キスされたり・
・・結婚しようって言われて・・・
そうされているうちに、あたし、死にたくなくなってきた・・・。」
陽子は僕に抱きついてきた。
「あきら兄ちゃん・・・あたしどうすればいいの?
もう、死んじゃいたいよ・・・死んで楽になりたいよ。
楽になりたいのに・・・それなのに・・・
どうして『生きたい』なんて思っちゃうの・・・?
死ぬことなんて怖くないって思ってた・・・
生きることなんて・・・捨てたはずなのに・・・。
どうして・・・?」
僕は陽子を強く抱きしめた。
ある決意とともに。
「陽子・・・。
俺は・・・なんにもしてやれなかった・・・。
なんにも・・・わかってあげられなかった・・・。
ごめんな・・・ホントにごめん。
でもな・・・俺がお前にしてやれること・・・やっと見つけた。」
僕は途切れ途切れしゃべり続けた。
「俺が・・・ずっとお前と一緒にいてやる。
お前が生きたいって言うのなら、俺が一緒に生きてやる。
お前が泣くのなら、俺が一緒に泣いてやる。
お前が死にたいって言うのなら、俺が一緒に死んでやる。
お前を絶対に離さない・・・
お前を絶対に一人になんかしない!」
自分が陽子にしてやれる、唯一のこと。
これは同情なんかじゃない。
一緒に生きて・・・一緒に死ぬんだ。
心から陽子を愛すること、
その答えがようやく出た。
陽子の目から涙がとめどなく溢れた。
「なんで・・・あきら兄ちゃんが・・・あたしなんかのために・・・?
おかしいよ・・・。
どうして・・・あきら兄ちゃんは・・・あたしなんかのために・・・
泣いてくれてるの・・・。
あたし・・・わかんない・・・わかんないよ・・・。」
そういうと陽子は大声で泣き始めた。
今まで抑えていた感情を吐き出すかのように。
そうだ。もっと泣け。もっと泣け。
お前が今まで笑顔で隠していた悲しみや切なさ、怒りや苦しみ、
その全てを僕が受け止めてやる。
お前の全てを愛してやる。
もっと泣け。もっと泣け。
そう心の中で叫びながら、泣き叫ぶ陽子を強く抱きしめた。
いつの間にか、眠ってしまったらしい。
起きたとき、陽子の姿はなかった。
「陽子?」
僕が一緒にいると言ったのに。
絶対に一人にはしないと言ったのに。
たまらず、外に飛び出した。
ドアを開けると目の前には、
ネックレスを握りしめている陽子がいた。
「陽子・・・。」
陽子が振り返って、僕を見つめた。
「あきら兄ちゃん。・・・海、見に行かない?」
「・・・行こっか。」
辺りはまだ薄暗かった。
バイクの音しかしない静かな街は、僕と陽子の二人きりだった。
バイクを止め、ヘルメットを脱いだ。
昔のように、二人並んで腰を下ろした。
波の音だけが辺りに響く。
陽子も僕も何一つ言葉を交わさなかった。
それでも、どこか温かい沈黙だった。
「あきら兄ちゃん、あれ・・・見て・・・。」
ポツリと陽子が呟いた。
その視線の先で、太陽が海から顔を出した。
日の出だ。
「きれい・・・。」
太陽の柔らかい光が僕と陽子を包んだ。
二人がつけている十字架のネックレスが、
朝日の優しい光を浴びてキラキラと光り輝いた。
「きれいだね・・・。」
「ああ・・・。」
「ねえ、あきら兄ちゃん。」
「ん?」
「あたしもう・・・死にたいなんて絶対に言わないよ。
心配かけて、ごめん。」
陽子は僕にもたれかかった。
「でもね・・・一つだけお願いがあるの・・・。聞いてくれる?」
「うん・・・。」
陽子は少し間をおいた。
「・・・あたしと・・・一緒に生きて。
ずっと・・・あたしを離さないで・・・。」
「・・・ああ。」
そう言って小指を出した。
陽子は僕の小指に自分の小指を絡めた。
ゆーびきーりげーんまん、うーそつーいたーら
はーりせーんぼーんのーます!ゆーびきった!
「・・・約束だよ。」
そう言って陽子はニコッと笑った。
ようやく取り戻した、陽子の本当の笑顔。
僕はその笑顔にそっとキスをした。
陽子を二度と離したくなくて、そっと抱きしめた。
二人きりの、優しい時間が流れていった。
>>59さん
>>60さん
>>62さん
>>63さん
長い間付き合ってくれて本当にありがとうございました。
あと、エピローグみたいなのがあります。
始めは省こうかと思っていたのですが、結局のせることにしました。
ではどうぞ。
───五年後
浜辺を小さな子供がキャッキャとはしゃぎながら
走り回っていた。
「陽一〜!あんまり遠くに行くと危ないぞ〜!」
僕はたまりかねて陽一を呼んだ。
「子供って無邪気だよね。」
陽子が後ろから話しかけた。
その大きなお腹には、すでに新しい生命が宿っていた。
「大丈夫?つらくない?」
「うん・・・。」
陽子はお腹をさすりながらニコニコ笑っていた。
「大丈夫よ、あきら兄ちゃんがいるから。」
「そっか。
・・・ところでさ、その呼び方、そろそろやめない?」
陽子はクスッと笑った。
「だって、あきら兄ちゃんはあきら兄ちゃんだよ。
今更変えられないよ。」
「そうだな・・・。そうだよな。」
僕も笑った。
潮風が吹いた。
僕と陽子がつけているネックレスが小さく揺れた。
僕はこの先、陽子を、陽一を、
そしてこれから生まれてくる新しい生命を、
全力で守り続けるだろう。
誰からも、目の前の家族の笑顔を奪わせない。
絶対に。
僕はこのネックレスにそう誓った。
顔文字的感想
ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!
。・゚・(ノД`)・゚・。
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
ヽ(・∀・)ノ イイ!!
涅槃さん、GJ!そしてお疲れさまでした!
ハッピーエンドでよかったよ・゚・(ノД`)・゚・。ウワァァァァン
>>81さん
>>82さん
ありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。
本当はえちぃ展開に持っていきたかったんだけど・・・
あきらの性格と、この状況を考えて、やめにしました。
ごめんなさいorz
>>63さん
賛成です。
もう夏休みは過ぎたし、あまり変な人は来ないと思うので・・・。
しばらくage進行で行きましょうか。
84 :
部外者:04/09/27 22:42:26 ID:uxr4Cv7o
>>83 えちぃ無しでも良かった、って思えるくらいに感動でした。お疲れさまでした。
85 :
涅槃たん!!:04/09/27 23:45:47 ID:wmnZImBp
早い話かもしれないけど次回作とかあるの?
86 :
えっちな21禁さん:04/09/28 00:50:35 ID:OUKBF12U
素晴らしい…。拍手!
>>84さん
>>86さん
嬉しいお言葉をありがとう。
やっぱり励みになります。
>>85さん
次回作、まだ構想の段階ですが、一応考えてあります。
えちぃのはあまり期待しないでね。
そういう表現、苦手なんです。orz
支援してくださった皆さんのためにも、頑張って書こうと思います!
88 :
85:04/09/29 00:17:49 ID:u3RpY3St
楽しみに待ってますよ!!
ありがとうございます!
全然エロくないですがいいですか
92 :
えっちな21禁さん:04/09/29 10:18:04 ID:Kn29g7N1
涅槃さん、次回作を楽しみに待ってます♪
>>91 エロや萌えの感じ方は人それぞれですから
どうぞ気軽に書いていってください〜
というわけで書き手さん募集age〜
93 :
91:04/09/29 19:13:56 ID:59ly2zGh
妹と二人でノートパソコンを買った
きっかけは親戚の家でやったチャットだった
二人で計画して、お小遣いを約一年ためて、お年玉も二人分まるまる出した
妹と俺の努力に免じて、購入許可とネット接続を両親がしてくれた
回線はどこに…というはなしで、妹は「おにいちゃんの部屋でいいよ、わたしおにいちゃんの部屋いくから」
といってくれて俺の部屋につないだ
学校から帰るとチャットや掲示板ばかりしていた
妹と一時間交代で毎日一緒にいた
デスクトップは二分割して、右側が俺、左側が妹と決めていた
「私のやつみないでよ!」「俺のも勝手にみるなよ!」
と、自分だけの土地をもったようにはしゃいだ
94 :
91:04/09/29 19:16:40 ID:59ly2zGh
だんだんはじめのころの熱はさめるけど、妹はメッセ、マイホームページ作成などをするようになる
俺は暇さえあればエロサイト、荒らしなんかをするようにもなった
一年後、俺はネトゲにはまりだし、いりびたりになった
学校、部活以外はほとんどパソコンに張りついた
妹は「おにいちゃん、かわってよ」
といいによくきた
俺は毎回「もうちょっとまってろ」を繰り返すばかりで
結局かわらなかった
妹は中学運動部で、帰るのが6時ごろで、俺は6:30ごろ帰宅していた
妹は平日三十分ほどしかやれてなかった
俺は帰るとすぐに「かわれ」といって問答無用でどかした
休日なんかも妹は俺がいない時しかやれなかった
ある日妹が「おにいちゃん。一時間交代って約束したじゃん、二人で買ったんだから平等にやらないとおかしいよ」
そのまったくの正論に対し俺はキレた
「うるせぇな。やりてぇなら俺が寝てからやれよ!」
そういうと妹は涙目で部屋からでていった
95 :
91:04/09/29 19:18:58 ID:59ly2zGh
俺は〜2時くらいまでネトゲをする
俺は妹がむかつく存在に思え、外出、学校にまで回線を持ち歩いてた
妹はなにもいってこなかった
深夜俺が電気を消してふとんにはいると小さいノックと妹の声
「おにいちゃん、やってもいい?」
俺はなにもいわない
「ごめんね。やるね」
というと電源をいれる
その行動がかなり生意気に思えた俺は
「まぶしい!ねれん!」
微妙なディスプレイの明かりにキレると
「ごめん、ごめん」
といって小さな体でパソコンの光をシャットアウトした
すぐ寝てしまうが、妹がいつねてるかはしらなかった
96 :
91:04/09/29 19:27:50 ID:59ly2zGh
その日以来妹は深夜にパソコンを暗やみの中いじるようになった
その状況が半年つづいたが妹は文句ひとついわなかった
ある日妹が学校で倒れ、入院するようになった
その日の晩に病院にいった母が「結依子、目が見えなくなってるって」
驚いたが、平然よそおってご飯をほおばった
「普段もあんまり見えてなかったみたい、紫外線なんかうけるとほとんど見えないんだって」
ご飯がのみこめなくなった
「体もかなり悪いんだって‥前授業中も寝てるみたいで体育も見学してたんだって」
全部俺のせいだった。妹は今の状況で満足してるのだと思った
いたたまれなくなり、パソコンがさわれなくなった
次の日はじめて妹の領域、デスクトップの左側のひとつ「ゆいこのファイル」を開いた。もうヤケになっていた
中には詩や、ビットマップで描いた女の子の絵があった
フォルダの中にリンクを見つけ、「ホムペ」とかかれていた
ブラウザのお気に入りにいれなかったのは俺の登録したリンクの乱立を気にしたのだろうか…案の定妹のホームページだった
支援
98 :
91:04/09/29 19:30:50 ID:59ly2zGh
掲示板と日記、詩のカテゴリがあった
日記には学校のこと、家族ででかけたことなどがあった
掲示板に「深夜に大変だね…新しい詩みたよ」という書き込みをみつけた
もしやと思い過去ログを見た
半年前のあの日「俺がねてからやれ」といった日の深夜に妹の書き込みがあった
「おにいちゃんが寝てからしかパソコンできなくなりました。でもみんなにお返事するから詩の感想とかいっぱい書いてね」
そのあとの書き込みの流れで俺は妹以外ハンドルの奴たたかれてた
「兄にいえばいいじゃん」「ひどい兄貴だな」「かわいそう」
そんな中妹がレスをしていた
「私おにいちゃんのこと好きだし、嫌われるのもいやだからいいよ!おにいちゃんはちゃんと私にやらせてくれる時間をくれてるし」
そのあとは延々とあることないこと俺をほめていた
99 :
91:04/09/29 19:36:17 ID:59ly2zGh
自分の携帯電話と、ノートパソコンをもって病院にむかった
妹は俺が一人でくるととまどった表情をしていた
黙って妹にノートパソコンと、携帯電話をわたして接続の説明をした
お金は気にせずに使っていい、今度無線接続の契約もする。ともいった
妹は唖然としてたが
「おにいちゃんもやりにきてね」
不覚にも泣きそうになった
看護婦さんには「目が悪いのに〜」と愚痴をうけたが
看護婦さんがやりすぎないようにみててくれると言って安心した
妹は一ヵ月後退院
そして今年ハタチになりました。視力は回復しなかったけど元気です
今は離れて暮らしてますが、よくメッセなんかしてます
エロクなくてすいません
ネットはじめた時は馬鹿みたいに夢中になってました。最近はパソコンいじると2CHしかやってない気がします
>>99 ・・・・・・(TT)
妹さんを・・・大事にしてやって・・・
>エロクなくてすいません
いいじゃないですか、泣ける話でも・・・
実話?何にしても妹をもっと大事にしてやってくれ。
いじめられても一生懸命兄をかばう妹・・・
健気だなぁ 。・゚・(ノД`)・゚・。
ホント、大事にしてやってくださいよ・・・
> 涅槃 ◆gjdpaKvkYsさん
久しぶりにここ覗いたら 涅槃さんの話完結してるじゃないですか!
おもしろかったです!感動しました!
本当におつかれさまでした。
次回作もあるようなので、でっかい期待を胸に、首をながーくして待ってます。
>1さん
スレ立ておつ。←遅すぎ・・・
>16さん
倉庫紹介あり。←遅すぎ・・・
16さんが紹介してくださった板にて、「かぜのむこう」の設定を一部公開しました。
つまらんものですが、興味がある方は是非覗いてやってください。
作品の更新ともども、設定の公開もちょっとづつではありますが、
徐々にやっていこうと思うので、これからもよろ〜。
お前はここを離れたのだから
カキコすんな ( ゚д゚)、ペッ
業者の宣伝にしか見えないぞ
そういうこと言うもんじゃないよ
>>103 見にいこうにもしたらばが重くてどうにもなりませんがね
Livedoorサイテーだよ・・・
>104 さよならBEE
K-は作品ここには書かないとは言ったが去るとは言ってない。
>104がBEEかどうか俺は知らんが、こんなアホをまともに相手にする
>107も相当アフォですな。
言いたくはないがK-氏が来るとスレが荒れる
必要がないならコテやめてほしい
>>K-さん
ありがとうございます。
そういってもらえて嬉しいです。
作品の続きと、設定、読ませていただきました。
やっぱり構成や書き方が上手いなと思いました。
中学一年生で身長168cmに172cm・・・僕と同じ・・・orz
成長止まって鬱的支援
そうだね、もうここには話書き込まないのならトリップ外すべきだよね。
K-のカキコの後は荒れるしトリップ付けておく意味ないしね
そう思うなら、黙ってスルーしときゃいいじゃん。
来てもらってもいいって思う人間もいるんだからさ。
そういう余計な一言が荒れる原因になるってのにいい加減、気づいてくれないか?
トリップつけなきゃ宣伝にならないしな
今K-に外すよう言えば確かに一時的に荒れるよ、でも誰も言わずに毎回K-が書き込んで毎回荒れるよりはいいと思うんだよね。
俺の発言自体荒れる原因なのでもう言いません、すいません。K-なら俺の書き込み見て理解してスレのためにトリップ外してくれるだろうと思ってますから
115 :
91:04/09/30 22:22:06 ID:Rsdu2YnV
感想ありがとうございます
この話は実話です
僕も妹も元気です
エロいのがかけなくてごめんなさい
実話ではもうないんですが、フィクションで作った体験談風話ならいくらかありますのでまた書かせてください
どれもエロくないですが(つ∀`)
空気切ったみたいでごめんなさい
>>115 おおう、実話でしたか・・・
>空気切ったみたいでごめんなさい
むしろGJ(w
>>91=115
妹さんの視力について、自責の念がある旨を話した事はありますか?
もしあれば、その時の話をお聞きしたいです。
>>91さん
乙です。
兄妹ってやっぱりそういうものですよね。
嫌いじゃないんだけど意地悪してしまう。なんなんだろう。
僕も弟にすごい気まずいことしたことがあって、
そのままあやまれずに家を出てしまって、とても後悔してます。
素直にあやまれば、91さんのように仲のよかった頃の兄弟に戻れるかな・・・。
うあ、スレ違いでごめん
kとあたし
そう、ここにいるのはお兄ちゃんじゃないんだ。
あたしは女の子で、kは・・・男の子なんだ。
「えりちゃん?もう〜寝ないでよ今夜は甘えて良いんだよ」
kの微笑みは優しすぎて、あたしの頭をどうかさせた。
そんなに優しくされたら、、、
あたしはそっとkに近づいた。
ベッドの中で2人。
2人の距離はどんどんちいさくなっていく。
あたしは、そっと瞳を閉じてkの胸へ頭を近づけた。
kの心臓音が心地よくて・・・
この心地よさ、またお兄ちゃんを思い出しちゃった。
どうしてKはこんなにお兄ちゃんを連想させるの?
あたし、寂しくて、嬉しくて、不思議な気持ちだよ。。。
「お兄・・・ちゃん」
「えり、可愛い」
あたしの小さな身体は熱くなる。お兄ちゃんに触れる度、あたし・・・。
kはあたしのことどう思ってるんだろう?
本当に妹の様に扱ってくれるけど、これはただこれからえっちしたいから?
だから優しくしてるの?
さっきのお風呂場でのお兄ちゃんを思い出す。
さっきは・・・すごかったなぁ・・
少女さんキター。
初のリアル支援。
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!
ていうかキテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!
少女さん乙!
>さっきは・・・すごかったなぁ・・
・・・・・・・・・ハァハァ
少女さん乙〜♪
でもなんか途中で寝ちゃったっぽいですね(^^;
あまり無理せずに〜
すいません。。。反省です昨夜は・・・
さっきのお兄ちゃんは・・・
「お兄ちゃんの心臓の音・・・気持ちいなぁ」
この音・・・
どんどん速く・・・
あたしもね、すっごく今ね、ドキドキしてるんだよお兄ちゃん
「えりちゃん・・もっともっと近くにおいで」
お兄ちゃんの腕にすっかり収まったあたし
今、ギュってされてる
あったかいよ・・・ すごく 心地いよ・・・
「ほら、えりちゃんも、もっともっとお兄ちゃんをだきしめろよ・・・離れないように」
あたしは無言で抱きしめた。
離れないように、もうあたしの前から去らないように
あたし達の目は近距離であった。
2人とも、思っていることは同じ。
キス・・したい、もっともっと・・・近づきたいよ・・・
2人とも言い出さずに、見詰め合うばかり
「えりちゃん・・・」
気づいたらお兄ちゃんの唇はあたしの頬に触れていた
「お兄ちゃん・・・」
「えりちゃんが、えりちゃんが可愛いからだよ。俺、もう・・・」
お兄ちゃんは何度も何度もあたしの頬に口付けをした。
何度も・・・
そのうち鼻先、額。
そして・・・唇
どうしよう・・・ お兄ちゃんの唇があたしの唇に触れてるよ
おにちゃん。。。。大好きだよ
あまりにも優しい時間が過ぎていくのがはっきり見える
あ・・・
お兄ちゃんの舌が・・・いやらしく絡んでくるよぉ・・ 反則だよこんなキス・・
えり、きもちいよ・・・ おかしくなっちゃうよ
大好きな人と絡み合う舌
リードするように、あたしに絡めてくるぉ兄ちゃん・・・
初めてだよ。こんなの・・・
2人きりのホテルの部屋は
あたし達の絡み合う舌の音が響く・・
ピチャ ピチャ・・・
「えりちゃん・・・」
優しくじっと見つめてくるお兄ちゃんの瞳。
あたし、感じちゃった
お兄ちゃんの舌で もう、溶けちゃいそう イケナイ子でごめんね、、、お兄ちゃん
「もっと・・・ぉ兄ちゃんを頂戴。あたしにもっと・・・」
「それ、意味わかっていってんのえりちゃん?」
やさしく、意地悪なお兄ちゃんにまたなってきた・・・。
あたしは無言でうなずくだけ 分かってるよ・・。もう、あの時のあたしじゃないいんだよ。
「そんなん言われたら、俺止まらないよ?いいの?」
あたしが答えないうちに、部屋の証明は少しくらくなった
神キター!(゚∀゚)リアル私怨
「もう、俺とまんないからな・・・」
言葉を発すると同時にお兄ちゃんの手はそっとあたしの胸へと動いた・・
あたしの身体を起こし、ゆっくり・・・ゆっくり・・・さすってくる・・・
その動きが、とってもやらしくて、あたし、また感じちゃった・・・
お兄ちゃんはあたしの背後から触れるか触れないかのタッチであたしの胸を触ってくる
「なんで、そんないぢわるすのぉ・・・焦らしちゃ、やだぁ・・・」
あたしの身体の力は抜けかかっている。声も充分にはっせていないきがする・・・。
おにいちゃんはわざとの様に焦らしてくる・・。
そんな事、しちゃヤダ・・・。
「お兄ちゃん・・・!もう・・」
「じゃあさ、えりちゃんはどうしてほしいの?ねぇ・・・言ってごらん?じゃなきゃお兄ちゃん分からないぞ!!」
ちょっと激しい口調でいわれちゃった。
おにいちゃん、あのね、えりは。。。もっと触って欲しいんだよ。
分かってって、そんなこと言わないでうp・・・
「ほら?え?」
お兄ちゃんの指先はさらに微妙なタッチを繰り返してくるんだ・・
「しかもさ、えりちゃん、息荒くなってきてるよ?」
意地悪な微笑みが、更にあたしをあつくする。だって・・お兄ちゃんがそうさせるんだよ。
お兄ちゃんが・・・
「・・・えりの・・・、えりのおっぱい・・・もっと触って・・・。強くさわってぇ」
いっちゃった。恥かしいよぉ・・・
「えりちゃんえっちだね?じゃあご希望通りさわってあげますとも。」
あたしの背後から伸びてくる手の指先は、あたしのおっぱいの先をいぢってくる。
さっきより激しく・・・もう、えりの乳首たっちゃったよぉ・・・
こんなお兄ちゃん・・・
でも、あたしは今、あたしをいぢわるに触ってきてくれる人を、Kだとは思えない。お兄ちゃんなんだよ・・・。
おにいちゃんも、すっごく優しいけど、いぢわるだったなぁ。いつもいつもえりにいぢわるな事ばっかり。
でもね、えり嫌じゃなかったんだよ。
お兄ちゃん、大好きだから。
何されても、おにちゃんは絶対えりを愛しつづけてくれるから。無条件に愛をくれるから・・。
だから何されてもいいんだ・・・。
好きにして良いんだよ・・・
涅槃 ◆gjdpaKvkYs >作品完成おめでとうございます。ホントにたのしみに読ませていただいていました。
おもしろかたです!というかいい話だなって。
これからも期待してもすよ〜。支援ありがとうございます
123>>支援していただいたのに中と半端で・・・すいません
124>>その通り。。せっかくの支援、寝てしまいました・・・ごめんなさい
131>>リアル支援は本当に嬉しいです・・・!ありがとう!!!
今日はここまでです・・・。ちょこちょこすすめます
>>136 少女さん乙〜♪
疲れているときは無理せず休んでくださいねー
優しいけど意地悪・・・イイナァ・・・
138 :
えっちな21禁さん:04/10/02 12:47:00 ID:GYHlpqyx
お疲れチャーン。
前スレの殺伐とした空気が嘘みたいだね。
そろそろ俺も新作書かして貰おうかな。
141 :
えっちな21禁さん:04/10/02 16:26:43 ID:GYHlpqyx
こういうのやめようよ
>139 BEEなんぞもう二度と来て欲しくないね。
お前が偽者だろうとホンモノだろうと二度と来るな。
BEEはここに「二度とこない」と言ったんだ。
言ったことは守れゴミが!
スレの雰囲気を悪くしたい人が
自作自演しているようですね
大体どういう人だか見当はついてますが・・・
ちなみにBEE氏のトリップは BEE◆pO3PK.BFdI
はじめてここきましたが全然萌も感動もしません
中学生の陳腐小説みたいです
やたら台詞ばっかりでエロゲー、エロアニメの見過ぎかと
幼稚な表現にエロゲからパクッたような台詞
そのくせ大した内容でもない割にながったらしい
別に釣りや煽ってるわけじゃない率直な感想です
もうちょっと本を読んでください
画面ばかり見てる人が書いてるみたいなのでもう少し本を読む週間をつけてください
145 :
えっちな21禁さん:04/10/02 21:07:23 ID:GYHlpqyx
「幼稚な表現」と「大した内容ではない」って所
具体的に言ってみてくれますか?
釣りや煽りでないならなおさら。
>>144 >>少し本を読む週間をつけてください
偉そうなことを言う前に自分の文章を見直せ!
小学生並みだ。
>114さん
俺は別に何も悪いことはしていないのに、
俺やこのスレに対して罵声を浴びせる人間がいるという理由で、
俺が持ってる当然の権利を奪われないといけないんでしょうか?
自分の名前(まあHNですが)を出すことが悪いんですか?
それを不当に叩く人のほうが悪いと俺は思うので、そんな人のために
自分の行動の制限をかけられる気はありません。
今後、この話題に関するスレを、俺は無視します。
>少女 ◆HU7XfvOYA2 さん
いつも楽しく読ませてもらってます。
他の方もいってますが、無理をせず、自分のペースで書いてくれれば、
みんな満足だと思います。無論俺もそう思ってますのでw
ネタ投下しないコテなんて無意味。
K-に作品の感想を伝えるスレなり作ってそっちでやってくれよ。
今投下してるしたらばのURLをテンプレに入れて、感想はこのスレに書いてくださいって。
ネタ投下しないんだからコテ外せ、当然の権利だとか著作権云々だとかあんた2chに向いてないんだよ、宣伝厨が
>>147 つまり、自分のHNという権利を守るほうが大事で
自分が悪いわけではないから
スレの雰囲気が悪くなってもかまわないということですね。
いや、それこそがあなたの狙いでしょう、自作自演の荒らしさん。
まあ、今回も自分に都合が悪くなると
相手を「荒らし」扱いして無視するのでしょう。
私もあなたの名前を「NGワード」に登録します。
>150 さん
別に都合悪くなってないよ。
これ以上この議論でここを埋めるのがくだらない荒らしになると思っただけです。
貴方も、俺が荒らしだ自演だ言うのなら、それに反応しなければ良いだけでは?
自演なんぞしたこともないけど。
それを逃げだというなら、どうぞメルアド晒しますので幾らでも反論どうぞ。
メールでなら幾らでも相手になりますから。
[email protected] 俺を荒らしだと言うなら、それに反応してる貴方も荒らしというのは
この2チャンの通説でしょ?
>>150 あ〜あ、言っちゃった
思ってても言うなよ、そういうことは・・・
というわけでスレの荒んだ空気を和ませる救世主的書き手さんキボンヌ
漏れは文才ないから無理だけどなーw
いや、K-自演はしてないようだ
だがK-が2チャンに向かないってのは激しく同意
お前まともすぎなんだよ言うことが
正しいけど、正しいことが必ず人に好意的に受け止められるとは限らないだろ?
だから、まあ不本意だろうがHNははずしたほうがいいと思うぞ。
ちなみに>152と>154はBEE
12時過ぎるまで再登場しないに50ペリカ〜
いやほんとメアド晒しとかどうでもいいから名無しに戻れよ、自己主張の塊かよ。
コテでいる意味がねーんだよ、無意味、スレに貢献しないコテなんていらない。スレが荒れる以前の問題。
ちやほやされたくてコテでカキコしてんだろ?違うなら外せよ
159 :
155:04/10/03 00:08:06 ID:Pk0e5n0s
>>156呆れたBEEだな。俺がK-だと言いたいらしい・・・
前スレテンプレより
<2・書き手さんへのお願い>
書き手さんになりたい方は、書き込む話の内容がこのスレの趣旨にあっているかどうかよく確認してください。
例として上げますと、陵辱、レイプ系の書き込みは完全にスレ違いです。
ここは「えちねた!妹萌えスレ」です。
ご配慮ください。
モラルを厳守してください。
必ずコテハンとトリップをつけ、指摘を希望するのかそうでないのかを最初に名言してください。
指摘を希望した方は、それをしてくださった方に対して礼節をもって対応してください。
たとえ厳しい指摘であったとしても、これは厳守してください。
書き始めた作品は、どれだけ日数がかかっても必ず最後まで書き込んでください。
K-はもう書き手じゃないからトリいらねーわな。
しかも途中でここでの投下やめてるし
161 :
155:04/10/03 00:17:29 ID:Pk0e5n0s
どこにも書き手以外はコテハンダメとか書いてないな
投下止めてるからどうだっての?ちゃんと誘導してそこで続きかいてるぞ
途中で書くのやめてここを荒らしてるお前の方が俺はどうかと思うぜ
∧_∧
( ´・ω・) みなさん、お茶が入りましたよ・・・・。
( つ旦O
と_)_) 旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦
コテ外したBEEのほうがまだ感心。
外しただけで、来てるかどうかはわからんがなw
殺伐としたスレに救世主が!
.__
ヽ|・∀・|ノ ようかんマン
|__|
| |
BEEウゼー
もはやこの殺伐とした空気は作品うpでしか解消できないッ!
だが俺には文才がないッ!
ひょっとしてリアル話なら書けるかもしれないが・・・
俺には妹がいないッ!
orz
>>161 うん、だからこのスレで書いてないからこのスレでコテで出てくる必要がないって言ってるの。
俺はBEEじゃねーよ。
それにしてもあれだな、K-トリ外せ宣伝か?って考えの奴結構いるのな。
荒らしてんじゃなくて忠告してるのに自己主張の塊で空気読めないK-が話長引かせてるだけ。
対策その1・パパとママに今から妹を作っt(ry
対策その2・妹のいる女と結婚s(ry
無理だ・・・どれも無理だよママン・・・orz
>>166 >>168 そんな貴方に
(・∀・)つ妹ネットワーク
ネットで可愛い女の子が貴方の仮の妹になってくれるシステムです!
・・・とか、ありそうだなぁw
170 :
155:04/10/03 00:54:59 ID:Pk0e5n0s
忠告ってのは、受け入れられなかったらそうやって相手を誹謗する行為のことを言うのか?
俺には お し つ け にしか見えんぞ
>>169 そんな怪しげな風俗サイトみたいな妹なんてッ!
・・・・・・月会費いくら?
わかりました。これ以降コテハンははずしましょう。
このスレはもはや俺の手を離れていますし、作品を投下していないのは事実ですから。
でも、2つだけ言わせてもらいます。
HN名乗ることが悪いんじゃなくて、それを不当にたたくほうが悪いのは確かだという俺の主張を
この行動で取り下げるものではありません。
俺は自演は一切しておりません。
まあ、これでここが落ち着いて、良い雰囲気になるなら致し方ないという納得をしておくことにします。
173 :
155:04/10/03 01:06:37 ID:Pk0e5n0s
おいおいK-、そんなアホに屈することはない。
お前は悪くないんだから堂々としてればいいんだよ
あんなのは無視してればいいんだよ
>155
不本意だとおもうがHN外ry
って書いてただろうが。
意味わかんねえょ。
>>169 ・・・お試し期間はありますか?w
冗談はさておき、ネットで仮のお兄ちゃん・妹って
あったらいいなぁ・・・
誰かそんな話書きませんか?
176 :
155:04/10/03 01:17:13 ID:Pk0e5n0s
いや、やっぱ悪くないのに屈するのはよくないよなーとオモタのよ
だって忠告じゃなくて押し付けだしなお前のいってんのは
ちなみに、俺とK-を同一だと思ってた>156よ。
12時以降の書き込みの、俺とK-のID見てみろばーか
前言てっか〜いってか?笑わせんなwプゲラ
はたから見てたら、読みはずしたお前のほうが笑いものだが?w
BEEいい加減みっともないから消えろ
元K-た〜ん。したらばに携帯から行ったら「そんなスレッドはないぃぃ」って言われたんだけどどうなってるの?
182 :
えっちな21禁さん:04/10/03 09:26:35 ID:rPvmmnaU
このスレもうだめぴゅ
K-を必死で追い出そうとしてるBEEの姿にあきれる
たとえK-がいなくなっても、みんなお前を覚えてる
コテハン変えて再登場しても俺が全部晒してやるから返り咲きは無理だぜ
よそで放置されてる小説が、お前のくだらなさを物語ってるな
何かさ、
>>167の言ってること見てると、もてない男のヒガミにしか見えないよ
かっこ悪いったらありゃしない
忠告とか言ってるけど、それを拒んだ途端文句たらたらの態度
自己主張の塊はむしろあんたって感じするんだよね
こんなやつの言いなりになることないよ
K-がコテはずす必要はない
話長引かせてるのは自分の忠告押し付けるあんただよ
気に入らないならほっとけよ
忠告なんだろ?あんたの言ってるのは
K- ◆m1CrcJ7uS. 、お前本当に何も判っちゃいないな。
お前が叩きに一々反応するから荒れるんだろ。
「今後その手の話はスルーする」なんて言葉、何度吐いてる?
証拠出せと言うなら、お前がその手の発言したレス全部にアンカー打つぞ。
何だったら前スレの書き込みもコピペしてやるぞ。
自分から言い出した事もマトモに守れない奴がガタガタ抜かすな。
ある意味BEEより始末に負えない。
今一度、スレを読み返してみたのだが・・・・・・
K- ◆m1CrcJ7uS. 、(
>>151)メッセのアド晒しても意味無いだろ。
ソイツは幾らでも簡単に変える事が出来る代物だしな。
どうせ晒すなら契約プロバイダに登録してるメルアドだろ。
そっちの方がよっぽど説得力があるってもんだ。
それが出来ないなら、金輪際余計な口は叩くな。
187 :
えっちな21禁さん:04/10/03 12:26:02 ID:rPvmmnaU
この冷め気味の世の中でこれだけ熱い奴も珍しいよな。
しかも2chで。
まあだからイタイんだがな。
ネットの世界くらい冷めた目で見ようよ。な、K-さん。
しょせんはネットなんだ。
俺はだな、アンタが開き直ってここに居座るくらいのイタイキャラ演じてくれた方が好感が持てる。
>>187 これで居残ってたらよっぽどの恥知らずか基地外かただのバカでしょ
そのほうが笑えるけどw
189 :
えっちな21禁さん:04/10/03 13:01:35 ID:rPvmmnaU
そうだな。
でも俺はそうなってほしい。
思えば、K-さんは人の目を気にしすぎだ。
しかも、恥もクソもないネット上で、だ。
俺としてはそれがもどかしいんだよ。
コテハンも名無しもたいした差はない。
K-さん、見てるんだろ?
さっさと出てきてくれ。
人の評価によって自分の行動決めるなんて情けないぞ。
Kを見てて思ったが、そうとうエロゲヲタだよな
設定とか見たが正直ひくぞ
そんなに小説書きたかったら同人誌に書いてろよ
あしからず俺はBEEではない
191 :
えっちな21禁さん:04/10/03 13:17:33 ID:KxiQby3Y
>190
このスレでK-を批評するとBEEになります
192 :
えっちな21禁さん:04/10/03 13:20:52 ID:R3E99KpI
193 :
2ch王:04/10/03 13:22:22 ID:s1Q5Vca3
K-さん、あなたが言ってることは正しいし、議論や小説の才能もあると思う。
ただ…自覚してると思うけど、あなたは「自己主張したい」っていう欲求がとても強い方だと思う。
あなたが小説の才能を磨いたのも、寝ている妹スレから出て自スレを立てて管理し、
その後著作権を保持するためにしたらばに移ったのも、煽りにいちいち持論で反論するのも…
きっと読み手から賞賛・承認・評価されたかったから。
けれど、その強烈なまでの自己主張を「ウザい」って思う奴もいます。
そこで荒らしに転じる輩が悪いのは当然ですが、ちょっと考えてみてください。
「自己主張したい」と「自己主張ウザい」とは、表裏の心理です。
自己主張できる才能がある人は勝ち組、ない人は負け組になるだけのこと。
才能を誇示することと、その才能にやっかむことの根は同じです。
結局、「自己主張すること」にこだわってしまう点では同類なのです。
荒らしは、あなたの文章から同類の匂いを嗅ぎ分け、あなたを引きずり降ろそうとしています。
しかし、おそらくあなたは負けないでしょう。
持ち前の才能と論理性で相手を論破し、自分の強さをさらに確信するでしょう。
しかし何故、「俺は正しいんだ、オマエは間違っている」と言わずにはいられないのですか。
自分の心の中で、「俺は正しいことをやっているんだ」と信じていればよいではないですか。
そこで相手を踏み潰さずにはいられないのは、自分が正しいことを周囲に認めてもらいたいからではないですか。
結果的にその行為は、他人を敗者にしなければならなくなります。
どうしようもなく惨めな弱い人たちを倒して、その屍の上に立たなければならないのです。
それは結局、自分より弱い人を踏みつけずにはいられない、暴力的な生き方ではないですか。
そのことに気付いて欲しい。
そういう生き方でしか生きられないのなら…せめて敗者への憐れみを見せて欲しいです。
煽りを叩くのではなく、うまく改心させる方向にでも持っていく術を身に付けてください。
それができないのであれば、煽りはスルーすることをオススメします。
長々とカキコごめんなさいm(_ _)m
198 :
えっちな21禁さん:04/10/03 14:21:57 ID:PPtO2Iqw
K-さんはこんなのにも反応しちゃうからなー。
「別に必死じゃないですよ?」ってな。
無視すりゃいいのに。
真面目に考え杉。
>>194-196 K- ◆m1CrcJ7uS. が君の言ってる事に耳をマトモに貸すようなら、
とっくの昔に行動に移している事だろう。
にも関わらず何かと首突っ込んでは論破の嵐で吹き荒らして退散。
しかもその時に「今後その手の話はスルーします」の捨て台詞。
そう言いながら同じ事を繰り返す始末。
それこそ「コイツ、何様だよ」の世界だね、全く。
大人しく出来ないなら、 K- ◆m1CrcJ7uS. は二度とツラ出さないでほしいね。
さあ、 K- ◆m1CrcJ7uS. 、
>>194-196にどんな回答をする?
俺にはどんな論破の嵐を吹き荒らしてくれるのかな?
ツラ出すのか出さんのか楽しみだw
俺に文句があるなら、俺の板にあんたたちのためのスレ用意したからそこで相手するよ。
だからもうここでは止めてくんない?
あと、メルアドdamokuresu@eos.ocn.ne.jp
これなら文句ないだろ。
201 :
えっちな21禁さん:04/10/03 15:51:06 ID:PPtO2Iqw
なんだ、本物か。
よくやるよ。
202 :
えっちな21禁さん:04/10/03 15:54:01 ID:PPtO2Iqw
なんかアンタのやりたいことがよくわからん。
このスレを汚したくないのか、自分のプライドを守りたいのか。
どっちかにしろよ。
アンタの行動、支離滅裂だ。
>202そういうことも含めて、今後は俺の板のスレにて書き込んでくれませんか?
そっちでなら幾らでも相手になりますよ。
メルアドも晒してますよ。
幾らでもどうぞ。
204 :
えっちな21禁さん:04/10/03 16:19:52 ID:PPtO2Iqw
つまり荒らしや煽りの隔離施設を作ったってわけだ。
だが、他人に自分の行動をコントロールされるのは誰でも嫌な気がするもんだ。
ましてや、アンタに悪意抱いている連中だからな。
連中がアンタには従わず、好き勝手暴れ回るのは自然な流れだ。
それには気づいているか?
一つ言っておくと、俺はアンタには悪意はないよ。
だからこそ、残念なんだ。
二つのものを守ろうとしないで、どちらか捨ててくれ。
もう俺は発言しない。
ROM専に戻るさ。
でもそれだと、彼らの正当性は完全に崩壊するね
************終了************
以後何事もなかったように妹萌えスレをお楽しみください。
207 :
えっちな21禁さん:04/10/03 16:39:14 ID:PPtO2Iqw
もう少し付き合おう。
せっかくレス返してくれてるんだからな。
正当性が破壊する?
連中にとってそんなことどうでもいいってこと、気がつかないか?
叩くところは叩く。
それだけなんだ。
今回、アンタが隔離スレを作ったことに対しても叩きを入れるだろう。
「また自分のプライド守ること考えてやがる!面白い反応しそうだから叩こうぜ!」
208 :
えっちな21禁さん:04/10/03 16:39:29 ID:PPtO2Iqw
続き
こんな考えになるんじゃないか?
結局、アンタが何も発言しないのが一番平和になるんだと思う。
逆に、アンタが発言続けてりゃスレは汚れるが、アンタのプライドは保たれるかもしれない。
まあ、勝手にしてくれ。虻蜂取らずにはならないようにな。
209 :
ていや:04/10/03 16:44:38 ID:kPpAJyz9
そうですなー。
>207-208
お前みたいなやつのためにK-がわざわざスレ作ったんだろが!
お前も含めて荒らしも全員そっち池!
>>194-
>>196も
>>199も、お前こそ回答だのなんだの期待するならあっちいくか
メールでも送れ
結局お前らはK-をねたんでるか、そうでなければ忠告とかほざいて
K-をだしにしてここを荒らしたいだけ
違うならここで書き込みする必要ないだろが!うせろ!!
>>210さっきK-の板見てきたけど、誰も文句書き込みにいってないな。
結局ここでK-を叩いていい気になりたかっただけで、本気で忠告だの是正だのを
考えてたわけじゃないってことだな。
まともにやりあうと勝てないからここでぐちぐち言ってんだろ?
多分、あのスレには今後も誰も文句書き込みには行かないだろうな
きっとメールもだーれも送らないだろ
ここで叩いてこそ意味があると思ってる 自 己 主 張 の 塊 どもだし
・・・もういいですか?
************終了************
以後何事もなかったように妹萌えスレをお楽しみください。
213 :
えっちな21禁さん:04/10/03 17:22:54 ID:PPtO2Iqw
その通りだよ。
だからあんなスレ立てても無駄だ。
荒らす奴は荒らす。
なかなか終わらないね・・・
(´・ω・`)ショボーン
215 :
えっちな21禁さん:04/10/03 17:33:09 ID:lTDvRLHD
ょしょし☆ナデナデ
みんな普通に話すればイィのにね。。。
今、K−の掲示板に書き込んできた。
まずは奴が何をしたいのか、何を言いたいのか、はっきりさせる事にしよう。
奴の策略に乗るのは面白くないが、向こうから話し合いの席を用意してきた以上、その席に付こうともしないのは流石に無責任だしな。
アンチK−派も、何だったら向こうで話をしてこい。敢えて敵の懐に飛び込むのも一手だぞ。
何でそんなにムキになるのかねぇ;
K−のあの傲慢な態度には流石に腹は立つが、奴は決して馬鹿じゃない。
あれだけ聡明な頭を持つんだから、きちんと筋道立てて話せば分からない事も無いだろう。
まあ無理だとは思うが、奴がここに来ても無暗に叩くな。
却って悪いところを引き出す原因になっちまう。
気になる香具師は奴の板に逝って成り行きを見守っとけ。
いまちょっと書いてるお話があるんですが
Hが全然ないとやっぱりマズイでしょうか?
無理矢理入れようと思えば入れられますが
雰囲気的にはHなしのお話になってしまってます
>>221 まぁ、そこまで気にすることないとおもうよ。
では、このまま書き進めてみますー
224 :
えっちな21禁さん:04/10/03 23:29:22 ID:QLrgUIBx
とりあえず何が何だかよくわからないからお茶をくれ!!!!
最初は、一通のメールからだった。
送り主は僕のホ−ムページの常連さんの女の子。
大学生活の暇に任せて作った、はやらない僕の創作音楽のサイトに
足繁く通っては掲示板に感想や意見をいろいろ書き込んでくれる人だ。
メールの名前が掲示板でのハンドルネームと同じだったので
彼女からのメールなのはすぐにわかった。
だが、内容は不可解なものだった。
「こんにちは、メールでははじめまして。」
当たり前の書き出し。差し障りのない季節の挨拶。
そして続くのは、奇妙な「お願い」。
「突然ですが、私の兄になってはいただけませんか?」
本当に突然だ。
掲示板で意見交換をしたりして、頭の中におぼろげではあるが
彼女がどんな人なのかという人物像をある程度は持っている。
だが、それはこちらの勝手な想像でしかない。
そして、それは彼女の方も同じだろう。
つまり、お互い相手のことをほとんど知らない。
いや、そもそも「兄になってほしい」という
その理由がこのメールには書かれていない。
戸惑いながらも、僕はメールを返信する。
「詳しい事情がわからないので、よかったらチャットでお話でもしませんか?」
幸い、自分のサイトにチャットルームを設置してあったので
チャットを希望する日時を指定したメールを送信して
その日は床についた。
227 :
えっちな21禁さん:04/10/04 00:18:52 ID:Plvkotd1
_、_
(,_ノ` )つ旦~~~
ほらよ、番茶だ。
「バッカ、そりゃヤベェって絶対」
翌日。大学の友人に事の顛末を話すといきなりこう言われた。
「・・・そうかな」
「そうかな、じゃねえよ、まったく。そういうのは、だいたネカマか、怪しい勧誘か、電波ちゃんに決まってんだよ」
そうだろうか。掲示板の書き込みを見る限りでは、まだ幼い感じの、素直な女の子という印象しかないのだが。
「うーん・・・そんな感じはしないんだけどなぁ」
「呑気だなお前は・・・いいか、チャットとかで余計な個人情報とか喋んなよ?」
「そこまで迂闊じゃないよ」
「どうだかな・・・ま、そういうちょっと抜けてるところがお前らしいっちゃお前らしいんだけどさ」
「まあ、注意はするよ。ありがとな」
やれやれといった顔の友人と別れ、帰途についた。
家につくと早速パソコンを起動する。
彼女からの返事を心待ちにしている自分に気が付いて苦笑しながら
メールソフトを立ち上げると、新着メールが一件。
「チャットの件、了解しました。その時間にお伺いします」
そして、約束の日。
滅多に使われないチャットルームだけど
二人っきりでなければ話しにくそうなことに思えたので
入室人数を二人に制限して中で待つことにした。
30分前。・・・早すぎたかな。
彼女がやってきたのは結局待ち合わせの5分前だった。
「こんばんは」
・・・返事がない。
使い方がわからないのだろうかと思い
説明しようとした矢先に、彼女が応えてくる。
「こんばんは」
さて、なんと続ければいいのだろうかと悩んでいると
「あまりキーボードを打つのが早くないので、ゆっくりでごめんなさい」
そういえば、あまりパソコンに詳しくないと言うようなことを掲示板にも書いてたっけ。
「気にしないで。二人だけだから、ゆっくりでいいですよ」
こうして、のんびりしたチャットが始まった。
「今回は、突然変なお願いをしてすいませんでした」
・・・やっぱり、変なお願いだという自覚はあるのか。
「いえいえ。それより、その理由をよかったら聞かせてもらえますか?」
しばらく、無言が続く。
「深い意味はないんです。ただ、貴方みたいな人がお兄さんだったらいいなあ、というだけです」
「でも、お互いよく知らないでしょう?僕の方が年下かもしれないですよ?」
「ホームページの自己紹介欄を見ているので、それはないです」
あ、そういやそうか。
「でも、どうして僕にお兄さんになってほしいの?」
「ダメでしょうか」
「ダメ、というわけではないけれど・・・理由もわからないし、お兄さんになってどういうことをして欲しいの?」
「理由は、貴方が優しそうな人だったからです。アップされている音楽を聴いてそう思いました」
うーん・・・それだけで僕の性格がわかっちゃうんだろうか・・・
「特に何かして欲しいということではないです。ただ、ちょっと甘えてみたいだけです」
その後、彼女は訥々と自分のことを語り始めた。
まだ15歳ということ。一人っ子なこと。割といい家のお嬢様な事。
母親はいないこと。厳格な家庭であること。親しい友人がいないこと。
パソコンは最近ようやっと許可が出て買ってもらったこと。
家でも学校でも・・・孤独なこと。
まだ15歳という年齢にも関わらず、誰に甘えることもできない。許されない。
そんな境遇の彼女が、覚え始めたネットサーフィンでたどり着いたのが
僕の音楽サイトだったこと。アップしてあった音楽に感動してくれたこと。
感動のあまり、初めて掲示板に書き込みをしたこと。
その掲示板での、当たり前の僕の対応が・・・嬉しかったということ。
だんだんと熱を帯びてくる彼女の語り口に、僕は気づく。
この子は、ただ寂しいんだ。話を聞いて、甘えさせてくれる誰かにいてほしいだけなんだ。
うまく感情をあらわせない彼女が思いついた表現が
「兄になってください」という、ちょっと変わったお願いになってしまったけれど
それはもう僕には気にならなかった。
232 :
えっちな21禁さん:04/10/04 00:22:47 ID:Plvkotd1
_、_
(,_ノ` )つ@@@@
4円くれてやる
がんばりな
「ごめんなさい。私ばかり喋ってしまいました」
一気に語り終えたところで我に返ったようだった。
「いや、気にしないで。それで・・・君のお兄さんになる件だけど・・・」
少し間をおいて彼女が答える。
「はい」
きっと、緊張しているのだろう。
拒む理由はない。いや、むしろそんなことでこの寂しがりの少女を慰めてあげられるなら・・・
「僕でよければ、喜んで」
「本当ですか?ありがとうございます!」
また少し、返事に間があったのは僕の答えを読み返しでもしていたのだろうか。
そんなことを想像していると、なんだかこちらも嬉しくなってくる。
「うん・・・具体的に、どういうことをしてあげればいいのかわからないけど」
「ええと、今みたいにお喋りにつきあっていただければ嬉しいです」
それは、今やっていたようなことをこれからも続けたいという
ただそれだけのことだった。たったそれだけの、ささやかなお願い。
「うん、それぐらいならお安いご用だよ」
「では、これからもよろしくお願いしますね、お兄様」
・・・お兄様・・・なんだか、恥ずかしいな・・・
「君のことは、何て呼べばいいのかな?」
「私は・・・和美です。ハンドルネームじゃない、本当の名前で呼んでほしいです」
ネットでつきあいのある人は結構いるけれど
本名を知っている人はいないし、僕の本当の名前を知っている人もいないだろう。
そういう意味では、彼女は僕にとって特別な存在になりそうだった。
「不公平だから、僕の名前も言っておくよ。僕は慎二っていうんだ」
「ありがとうございます、慎二さん・・・でも、やっぱり、お兄様、と呼びたいです」
「うん、それでいいよ」
まだちょっと・・・恥ずかしいけれど。
「じゃあ・・・和美、これからも、よろしくね」
「はい、お兄様」
こうして。僕にはネットの中だけの妹ができたのだった。
_、_
(,_ノ`;)
ageてしまったようだ
すまない
和美とネット兄妹になって2ヶ月ほどが過ぎた。
学校のこと。家で起きたこと。ネットで見つけた面白い物。
他愛もない話をチャットで繰り返すうち、あることに気づく。
和美の世界は、おそろしく狭い。
ただひたすら学校と家を往復しているだけの毎日。
休日にどこか出かけることもない。
ただネットだけが、彼女の世界を広げている。
・・・こういうのって、良くないんじゃないだろうか。
僕だってそんなに出歩く方じゃないけれど
それでもアルバイトをしたり遊びに行ったり時には友人と酒を飲みに行ったりする。
家が厳しいとか色々大変なのはわかるけど
もっと自分の世界を広げてみてほしい。
楽しいことが、綺麗な物が、沢山あるのだから。
それを知って欲しくて
ある日、思い切って和美にそう言ってみた。
しばらく、和美は黙っていた。
「篭の鳥が」
「え?」
突然、意味の分からないことを言われ、思わず聞き返す。
「1日だけ籠から出られても、また籠に戻されるなら、出ない方が幸せなんじゃないでしょうか」
自分が・・・篭の鳥だと、そう言いたいのだろうか。
つかの間の幸せなら、知らない方がいいということだろうか。
そんなことはない。そんなことは、ダメだ。僕は反論する。
「鳥には翼があるじゃないか。大人しく籠に戻されないで、飛んで逃げてしまえばいいんだよ」
「飛び方も知らないのに?」
「それぐらい、お兄ちゃんが教えてあげるぞ」
また少し黙ったあと、和美が答える。
「そうですね。いつか、お兄様に飛び方を教えてもらうかもしれません」
そうは言ったが、僕にはわかった。
和美はもうとっくの昔に、籠から出ることを諦めていたのだ。
「それよりお兄様、私もうすぐ誕生日なんですよ」
「え、そうなの?いつ?」
突然切り替わった話題に、ちょっと驚かされる。
「来月の12日で、16歳になります」
「そうなんだ・・・何かお祝いしなくちゃね」
とは言ったものの、ネットのつきあいでどんなお祝いができるのか。
プレゼント一つ送ることもできないし・・・
「ありがとうございます。今から楽しみです」
う、プレッシャー。
こりゃ何か考えないと・・・
とりあえず、自称女性経験豊富な友人に相談してみた。
「ああ?お前のサイトで知り合ったんだろ?じゃ、何か曲書いてやれば?」
「おお!ナイスアイデア!サンキュー!」
早速家に飛んで帰る。
どんな曲がいいか、頭をフル回転させながら。
そして和美の誕生日。
試行錯誤を繰り返して、なんとか前日に曲は完成していた。
喜んでくれるといいんだけど・・・
いつものように、二人っきりのチャットの時間。
和美はいつものように5分前にやってきた。
「誕生日おめでとう、和美」
「ありがとうございます、お兄様」
「実は、和美にプレゼントがあるんだ」
「プレゼント?でも、どうやって?」
「メールで送るから、添付ファイルを開いてみて」
用意してあったメールの、送信ボタンをクリックして、少し待つ。
「届いたかな?」
「はい、届きました。これは、なんでしょうか」
「ダブルクリックしてみて」
「はい」
それからしばらくの間、和美は黙ったままだった。
_、_
(,_ノ` )飛び方は…自分で覚えるものだろ
的支援
「素敵です!新しい曲ですね、お兄様!」
よかった。気に入ってくれたようだ。
「うん。和美のために書いた曲だよ。サイトにアップもしてない。君だけの曲だ」
「うわー・・・ありがとうございます!この曲、なんてタイトルですか?」
「Fairy Tale 。お伽噺、ってとこかな。和美は、そういうのが好きだったから」
「わあ・・・嬉しいです、とっても・・・あの、これ携帯の着信にも使えますか?」
「ああ、着メロ用に変換したのもあるから。ちょっと待って」
適当なアップローだーにデータを置き、和美にアドレスを教える。
「できた?」
またしばらく、応答が止まる。
きっと慣れないことで悪戦苦闘してるんだろうな。
「はい、できました!これ、私だけの着メロなんですね」
「うん、そういうこと。使ってくれれば、僕も嬉しいな」
「ずっと使いますよ!私、もうずっと機種変更しないです」
苦労したけど、その甲斐があったなぁ。
「お兄様、今日は本当に、ありがとうございました。それで・・・」
「何?」
「それで・・・私、お兄様に謝らなければならないことがあります」
謝るって、なんだろう。
今までも、ちょっとした口げんかは何度かあったけれど
すぐにどちらも謝って仲直りしてきた。
でも、最近は喧嘩とかなかったけど・・・
「私、今日でお兄様とお別れしようと思います」
「え・・・どういうこと?」
「こうしてお兄様とお話しするのも、メールもサイトや掲示板にお邪魔するのも、もう、お終い、です」
突然だ。突然すぎる。それも、よりによってこんな日に・・・
「ちょっと待って。どうしたの急に?何か事情があるんならちゃんと教えてよ」
「今まで黙っていてごめんなさい。でも、前から決まっていたことなんです」
一呼吸、二呼吸おいて、和美は続けた。
「私、もうすぐ結婚するんです」
急展開にドキドキ
「結婚って・・・君はまだ16じゃないの?」
「はい。16歳になれば、女子は両親の同意があれば結婚できます」
そういえばそうだけど・・・
「父がもう、ずっと前に決めたことで、私は16になったら、さる家に嫁ぐことに決まっていました」
「待って。ちょっと待って」
父親が・・・決めたから?そんな理由で、16になったばかりの子が・・・結婚?
そんなアナクロな世界がまだあるんだろうか。
腹立たしさを覚えながらも、和美に問いただす。
「君はそれでいいの?相手の人のこととか、どう思ってるの?」
「まだお会いしたことはないんですけど、いい方だと伺っています・・・ちょっと、お年が離れてますけど」
・・・ダメだ。何とか和美に思いとどまらせなくては。
だけどなんと言って止めればいいのかわからなくて。
気ばかり焦って何も書き込めないまま、モニターを見つめていた。
「嫁いでしまえば、きっと今より・・・自由はなくなると思いますので、区切りの今日、お別れしようと思いました」
楽しい誕生日にしてあげるつもりだったのに
僕はただ、モニターを見つめながら泣いているだけだった。
独り言のように
和美の送り続ける文章がモニターに流れていく。
「前にお兄様に、私は籠の中の鳥だと申し上げましたね」
・・・僕はそこから・・・君を出してあげたかったんだ・・・
「籠から出ることはできませんでしたけど、お兄様は、籠に窓を開けてくれました」
・・・窓?
「お兄様が開けた窓から覗く外の世界は・・・私には手の届かない、おとぎ話の世界のようでした」
・・・手は届くんだよ・・・手を伸ばせば、そこにあるんだよ・・・
「お兄様が書いてくれた曲と同じですね・・・短い間でしたけど、いい夢をみているようでした」
・・・そこにあるから・・・僕が連れて行くから・・・
そう言えば。そう言えれば。
でも指は動かなくて。何も言葉を送れないまま。和美の別れの言葉が締めくくられていく。
「突然勝手にお兄様になってもらったのに、我が儘言ってごめんなさい」
最後に一つだけ。どうしても聞いておきたくて、僕は必死に指を動かす。
「僕は・・・いいお兄ちゃんだったかな」
「お兄様は・・・私のたった一人の、世界一素敵なお兄様です。今までも、これからも、ずっと・・・」
その日を境に和美は二度と僕のサイトには現れなくなった。
メールを送ってみても、戻ってきてしまう。
そうこうするうちに、僕も大学を卒業し、就職して、サイトの更新もままならなくなってきた。
それでも、このサイトだけが、今は僕と和美を繋ぐ唯一の場所だと思うと閉鎖もできなかった。
ただ日々だけが無為にすぎていく、そんな気がした。
ある日、急病で入院した友人の見舞いに大きな病院にいったときのこと。
疲れて帰りをタクシーにしようと、乗り場で待っているとき。
聞き覚えのある曲。
僕と。和美と。二人だけしか知らない、あのメロディ。
Fairy Tale 。
僕の前に、赤ん坊を抱いた若い女性・・・女の子といってもいい・・・がいた。
苦労して、着メロを鳴らし続ける携帯を、あの曲を奏で続ける携帯を取り出している。
・・・今、幸せかい、和美?僕はまだ、君のために窓を開けているよ。
君のおとぎ話は、まだここで君を待っているよ。
いつか、君が帰ってくるまで、お兄ちゃんはずっと、ここにいるからね・・・
>>175さんの書き込みをヒントに書いてみましたー。
乙です
最後の展開゚+.(・∀・)゚+.゚イインジャナーイ
>>248 リアル支援ありがとうございますー
結構容量制限で貼り付けてから削ってしまいました・・・
>>247 おお、新作が?
GJです
切なくてだけど爽やかなラストがいい感じですな
>>247さん乙!
前スレでも短いのを書いてた人かな?
次回作も期待の支援〜
>>247 イイヨイイヨー
「ちょっといい話」みたいな感じですねw
Hなしでも無問題!GJ!
いい感じが戻ってきましたね
やはり作品あってのこのスレです
>>247さん、GJでした
247さん乙でした。
こういう切なく、優しさに溢れた話は好きです。純愛路線、エロなしでもおk!
スレタイとは異なるけどキニシナイ!次回作も期待します。
255 :
えっちな21禁さん:04/10/04 21:34:22 ID:dxYI7PK5
とりあえずあんまりマンセー続くと荒らす奴もでてくるのでこの辺でスレタイにカムバック。。
いやぁ、ええ話やったでー
256 :
えっちな21禁さん:04/10/04 22:35:52 ID:0yMW9SLF
2歳下に血の繋がってない妹がいる。
妹と言っても中学なってから親が施設から引き取ってきた子。
家族ができたのが嬉しいんだろう、めちゃくちゃ俺になつく。
すぐにお兄ちゃんって呼んでくれるようになったし、はっきり言って見た目も
かなり可愛い。
それまで妹萌えとか言ってる奴は変態だと思ってたんだけど、道踏み外しそうです…
257 :
えっちな21禁さん:04/10/04 22:42:11 ID:QK39jLSg
妹の名前は「みゆき」か?
それなら、ケコーンか
>>256 少なくとも、お前から迫るのはやめておけ
その子の居場所が無くなってしまうよ
259 :
えっちな21禁さん:04/10/04 22:59:14 ID:Nvg4psVf
その子が求めているのは「家族」であり、彼に求めている役割は「兄」だろうしね。
もし彼が「男」になったら混乱して精神ゆがんでしまう。
260 :
256:04/10/04 23:26:34 ID:0yMW9SLF
わかってるんだが、俺の悪いところに影響されたというか、学校では暴走王って
あだ名がつくぐらいシモネタ言うんだよ…
エロゲ箱積みするぐらいもってる俺が悪いのかなー、てかPC貸してやらせてるのが
悪いのか、いかにもってエロ台詞ばっかり覚えるし。
前風邪引いたとき薬飲めって言っても飲まないから「じゃあ口移しだな」て冗談言ったら
「下の口に飲ませて」ってそれ何処で覚えた台詞だよ…
つい1年前まで他人だったんだぞ…いらんことでドキドキするじゃないか…
261 :
えっちな21禁さん:04/10/04 23:31:11 ID:Nvg4psVf
今その文章読んで抜いた
一体おまいの年齢は幾つなんだ?
とは聞かないでおこう・…
263 :
256:04/10/04 23:38:35 ID:0yMW9SLF
俺は高1
つか義妹から聞く限り女の方がエロ話してるみたいだな。
エロゲやってる女って結構いるみたい(ヤオイじゃないやつな)
「初めては大切な人にあげる」あーそうですか、なんかのゲームの台詞で
聞いたな…でも冗談でも俺を見て言うなと。
そろそろ布団分けますかね…
265 :
256:04/10/04 23:58:42 ID:0yMW9SLF
あんまり続けるのチャットみたくなるからこの辺で退散するけど、
一緒の布団で寝てますよ。
高校行くまで(つまり再来年まで)はこのままで、っていう義妹の希望です。
266 :
えっちな21禁さん:04/10/05 00:06:07 ID:9/3wiASg
高校生が来るな
ハゲ同
おまい確信犯だろキエロ
268 :
247:04/10/05 22:57:53 ID:8r1YUTwo
269 :
えっちな21禁さん:04/10/05 23:03:43 ID:PzlW56BE
頼む。
ここもしたらばもマジヤバイ。
あなたの力であのころの良スレに戻して・・・・・
>>269 ここは良い感じになってきたかと思われるが
まぁ書き手の降臨をマターリ待ちましょうや
したらばはもうこことは別物だから関係ないよ
少女タン待ち
271 :
えっちな21禁さん:04/10/05 23:10:17 ID:PzlW56BE
そうだな。そう考えるとしよう。
したらばはもうダメだ・・・・。
今見てきて、醜さを感じた。
したらばとかの話題は無しの方向で。
したいならしたらばに直接書き込むように。
あとsageてね。
ダブルでスマソ
>>272 えっ!?
したらばの話はタブーでつか?
色々と面白い事があったんだけど・・・・・・
分かりました。金輪際したらばの話はしません。
万が一、したらばの話しをしたらば、あちらへ島流しにされてきまつ。
なんかサムイ事言ったような希ガス・・・・・・
>なんかサムイ事言ったような希ガス・・・・・・
皆、わかってると思うがスルーで!
彼の名誉の為にw
(一応真面目)
念の為聞くけど、今度ここにK−が来た場合もスルー?
奴はいくら名無しでカキコしてもあのクセの強さじゃバレバレだしな。
普通に対応すれば良いと思うよ。
いちいち「お前K-だろ!」とかいう意味ないし。
したらばでのヤロウの一連の行動を見てるとちょっとね・・・・・・
俺は原則的にスルーか、目に余るようなら猛烈な叩きだな。
頼むからその猛烈な叩きはしたらばの方でな。
わざわざその為のスレ立ててんだし。
このスレを巻き込まないでくれよ。
御意。
その辺は心得て居りますが故、ご安心を。
ここはしたらばの避難所じゃないんだから、
そーゆー相談でレス無駄遣いするのもどうかと思うんだが・・・
書き手マターリ待ち
∧ ∧ ∬
(´・ω・`)⊃旦 あの、お茶置いとくんで、飲んでね。
>281禿しく同意
>最初は喪前ら応援してたが、>274-280は言い負かされてここで体裁取り繕おうとしてるのまるだしウザイ
負け犬の遠吠えはK-のとこでやってくれ
少女タンまだー?
>>283 アホか。
通り一遍当の屁理屈しか言えん馬鹿だったから引いただけだ。
286 :
283:04/10/06 23:33:52 ID:K5RpGdwk
>285そう思いたいのはわかるけど、俺から見るとK-の完全勝利
屁理屈と思ってくれるやつもいるだろうが、そう思わないやつもいる
自分と違う解釈をするだけで人をアホだの馬鹿だのいうお前より、K-の方がマトモだと思うね
288 :
283:04/10/06 23:55:58 ID:K5RpGdwk
>287まあ、そういう意見の人もいるだろうさ
当事者以外はほとんどそう思ってるだろうね
うん、みんな「妹萌え」が聞きたいんだしな。
理屈うんぬんはイラネ。屁理屈もイラネ。
えちねた萌え話激しくキボン!
291 :
283:04/10/07 00:32:57 ID:h+5Xg/OL
>289思い込みでそういうこと言うの止めようね
どうしても言いたいなら、統計でも取って数字出しな
>>291 K−が勝ったとか思い込みでそういうこと言うの止めようね
どうしても言いたいなら、統計でも取って数字出しな (pgr
結局こういう流れになるのか。
折角昨日流れを元に戻そうとしたのに・・・○| ̄|_
誰か、短編でも良いので書き込んでくれぇー
じゃないと終わらないぽ
今日、仕事から帰ると食卓に赤飯がでた。
母親は食事の時、終始ニコニコしている。
妹は顔を赤らめて茶碗を突っついていた。
私はまさかと思ったが、妹に聞いてみた。
私「もしかして、アレ?」
妹「・・・(//_//)・・・」
母「若菜(仮名)、なに照れてんのよw」
妹「うぅ〜・・・」
真っ赤な顔して赤飯突っついてる我が妹、
可愛すぎだったw何と17で初ナプキンです。
>>294 この嫌な流れのなか良い萌え話をありがとう、勇者よ!
296 :
283:04/10/07 01:33:17 ID:gRc/DXAY
>292 >286で「 俺 か ら 見 る と K-の完全勝利」って言ったんだがな。
俺が「K-が勝ったとほとんどのやつが思ってるだろうね 」と言ってたら、
その返しは痛かったがなwww
違いが判らない>292に、乾杯!
空気をよんで続きをかきます
好きにして良いんだよ・・・お兄ちゃん。
あたしの身体は溶けていく、お兄ちゃんの優しさに、ぬくもりに。
やさしくなぞる指。唇、舌。すべてが愛しいたまらないのえり。
お兄ちゃんはゆっくり、ゆっくりあたしのバスローブを捲ってきた。
抵抗なんかしないよえり。はやく・・・してぇ・・・
すべてのあたしの気持ちを悟ったかのように、お兄ちゃんはキスをする。
あたしの額、ほっぺ、口、首筋。
脱がす手もだんだんいやらしくなってきちゃったね・・・お兄ちゃん。
お兄ちゃんの舌先は、さらに色んな所を探る。
あたしの耳・・・。
舌先でツンツン舐められたかと思ったら、いきなり狼みたいにしゃぶりついてきた。
「ん。。。ぁ。。」
こんなん初めてだよぉ。お兄ちゃんは、あたしの初めて全部奪っちゃうんだね。耳の中でお兄ちゃんの舌がかき回す音が響く。
ぺチャぺチャ・・・
耳の周りはべちょべちょで、あたしの身体を刺激するんだ。熱く、荒い息がかかって・・・あたしの身体は反応するんだ。
「いやらしい声、出すなよ、お兄ちゃんもっとしたくなっちゃうだろ・・・」
耳元でささやかれちゃった・・・。やさしくなったり、意地悪になったり・・・そんなお兄ちゃんが大好きなの。
お兄ちゃんのえっちな舌は、あたしの感じるところばかりを刺激する。
あたし今。。。やばやばだよぉ・・・
もうバスローブは肌蹴ていた。
覗いた可愛い下着。もうちょとで見える、薄いピンク・・・。
お兄ちゃんの息はものすごく荒くなっていた。
「えりちゃん、ほんとに可愛い・・・。背はちっちゃい癖にお前おっぱいおっきいな。おれ、すげぇ興奮してきた」
いいんだよ。。あたしで興奮して。お兄ちゃんなら何でも許すんだもん。
「お風呂の続きみたくしてもいい?」
お風呂のつづき・・・またお兄ちゃんえりにいっぱい意地悪な事したいんだ。もちろん、いいんだよ。
「し・・・て下さい」
瞬間、お兄ちゃんがちょっと怖くなった。
そんな顔した。でも、いいの。今夜だけ・・・今夜だけ・・・。
「じゃあ、えりちゃんは妹だし、これから俺の事ご主人様ってよべよな」
え?お兄ちゃん・・・そんな。あたしの事、本当の妹としてじゃなく、こーゆー事したかっただけか。
K・・・分かってたけどね。兄ちゃん、夢見させてね。
「はい、ご主人様・・・」
「ぃいこだ。ご褒美あげなきゃな。」
ブラの上の隙間から指を突っ込んできて、ピンク色を露にされちゃった。
少女さんリアル支援〜♪
少女さんキター!!!
嵐に惑わされるこのスレをお救いください〜
「えりちゃん〜なんでもうこんなになってんの?ご主人様もっと興奮しちゃうぞ・・・」
だってぇ・・・。悪いのはぉ兄ちゃん、ご主人様だよ。10秒ぐらいピンクを見つめられた・・・。みないでよ・・・。
「えりちゃんの顔、今やらしかった。。。」いきなりベッドに押し倒された。
「いいか、お前は妹だからなんでもお兄ちゃんの言うこときくんだぞ。そしたら御褒美たっぷりやるからな。」
あたしの上に襲いかかってきたご主人様は、あたしの下着姿をじろじろみてきた・・・。ぶらからピンクは丸見え。
そしてまた舌でいじめてきたの。あたしの身体、どんどんおかしくなっちゃう。
あたしのピンクを思いっきりつまんでくる・・。痛みはすぐ快感へかわってく。。。
「ご主人様。。。痛いですぅ。はぁ・・・はぁ・・・」
「我慢しろよ。感じてるんだろ、どうせ。えりちゃんの身体えっちだもんなぁ〜」
304 :
283:04/10/07 01:58:38 ID:gRc/DXAY
sage NGワード・gRc/DXAYなんてわざわざ見えるように書き込んでるあたり
お前が>292だと物語っとるなw
はたからみたら、お前も荒らしだよwwww
>>303 うほっ、いいピンク!
・・・いやスイマセン冗談ですゴメンナサイ
気を取り直して
少女さーん・・・ファイッ!
「えりちゃん、今何処がきもちい?教えてごらん?」
こんな質問にも答えなきゃ・・・。今夜だけの夢だもん。
「・・い・・・。おっぱぃ、すごく気持ちぃよ」
「だろうな、きもちよくしてやってるんだもん。御主人に感謝しろよな」
そう言い放ち、片方の手はあたしの身体をさわさわしてくる。もうあたしは我を忘れてしまおうとおもった。
今夜だけ。。。このぬくもりがあるなら、どんなことだって・・・。
「ほら、感謝しろよ!」
御主人様は自分の熱くなったモノを露にし、あたしの頬へこすりつけた。
こすりつけはだんだん押し付けへかわっていく・・・。
「ほらほら・・・!」
あたしは口に含んだ。思いっきり。。愛した。
たっぷり唾液を絡ませて・・・ちゅぱちゅぱした・・・
>>304 いつまでもねちねちとアンタが一番ウザイです。どっか行って。
少女さん乙リアル支援!
>>304 俺はここにいるが?まあ書き込んでる人がいるのに支援もできないような奴はさっさとしたらばに帰れよ
ご主人様はあたしの上のほうにだんだんきた。あたしの首の方にまたがって、あたしの口の中にモノを出し入れする・・・。
ゆっくり、口の中を行き来する熱いモノは、えっちな汁をたらしてきた・・・。
「えりちゃん・・・いいよ・・・続けて・・・」
あたしの顔の上で感じてるご主人様。おちつかないのか空いた手であたしのピンクを弄繰り回してくる。
あたしは、声にならない声を漏らしたいけど、お口の中には入っているから、声も漏らせない。
2人のいやらしいピチャピチャした音だけが響くんだ。
無理矢理置くまで差し込んでくる時も有った。
苦しくて、何度もむせちゃったけど、ご主人様は止め様としなかった。
310 :
283:04/10/07 02:09:29 ID:gRc/DXAY
>296の書き込みに答えてくれない?それに俺は2ちゃんねらだから帰るのはここww
したらばじゃないな
どうしても苦しい時、あたしは少しだけ歯を立てちゃった。
そしたらご主人様物凄く怒って、あたしをもっといじめてきた。
「えりちゃん、ちゃんとしろよな・・・!罰だ、罰」
御主人さまは、あたしのパンツを半分だけずらしてきた・・・。
「ずっとこれでいろよな・・完全に脱いだり脱げたりしたら、もっとイジワルしちゃうよ」
怖いぐらい優しい声。
あたしはこんな格好のまま、また熱いモノをぺろぺろし始めた
今日はここで終わりです。
沢山の支援本当にありがとうございました!
もうここも荒れ荒れですね。非常に低レベルでついていけないや。
>>少女さん乙です。
> もうここも荒れ荒れですね。非常に低レベルでついていけないや。
本当ですね。せっかく荒れ模様でしたから今日の思いでカキコしたのに、
残念でしょうがありません。
>>312 乙でした。そして不快な思いをさせてしまって申し訳ない。
>>312 GJ!そしてお疲れさまー
そして私も嵐をスルーできずにごめんなさいです><
おおう、うpされてる?
少女さん、雰囲気悪い中お疲れ様ー
いつか・・・いつかまた良スレに戻る日を信じて!
支援〜♪
>>316 そうだね、作品があればいつか・・・!
今日の俺はちょっと反省ゴメンチャイ
>294
妹さん、背とか小さい子なんですか?
17歳でとは・・・。
319 :
294:04/10/07 22:01:48 ID:LjxjO+CR
サービス残業さすな(#゚Д゚) ゴルァ!!
っということで、帰ってきましたw
>>318 いや、身長は172cmあるんです。
私は186cm(今測ってみた)
母親は163cmしかないので、父親が
長身だったのでしょう。(母子家庭なもんで)
今日の弁当は赤飯だったw何合炊いてんだか。
皆さんは、彼女or妹が身長高いと萌えますか?
若菜は身長高いのがコンプレックスだそうです。
身長があったって、いろんな表情や仕草が可愛いなら萌えますな。
おまけに均整のとれたプロポーションの妹だったりしたらさらに萌え度アップだな。
あのさ、K−絡みの話したかったら、したらばへ逝ったらどうよ?
もうこっちでは止めて欲しい。
いや、今その話題なかったから・・・。
煽るのもやめようよ。
オイラはマターリやりたい。
>>322 済まん、煽ってるんじゃなくて今後その手の話する場合の事を言いたかっただけだったんだが・・・・・・
(後、夕べ暴れてた連中に対しても言っておきたかった)
元を正せばK−が蒔いた種なんだけど、それがそのまんま残っちゃったんだよな。
まあ、放っときゃその内に枯れるだろうし、気にするほどの事でもないかもね。
少なくともK−関連はタブーという事でよろしこ。
そっか、ゴメン。
全部スルーには賛成です。
あのころの良スレに戻しましょ。
>323 K-の責任もあるかも知れんが、お前も同罪だよ
意味わかるだろボケ
俺はお前にも消えてほしいね
少女たん・・・そろそろ降臨キボン。
オイラのちんちんがヤバイでつ。
「おいしいだろ・・・お兄ちゃんの・・・」
あたしは、いつものあたしじゃない。夢中でしゃぶった。お兄ちゃんが気持ちよくなるように・・・。
えりで感じて欲しいから。
ずらされたパンツがあたしの動きを妨げる。ピンクを責められてるあたしは・・・あたしの下は・・・もうびちゃびちゃだよぉ。
「えりちゃん・・・いくかもおれ・・・はぁ・・はぁ」
まだあたしが聞き取り終わる前に、あたしのお口の中は・・・ご主人様の精子でいっぱいになっちゃった。
すごくいっぱい・・・。
あたしの口の周りは精子まみれ。。。
あたしの顔の上で、お兄ちゃんのアソコは精子をたらしている・・・。
物凄くきもちよさそうで・・・少し羨ましくなっちゃった。
「のめよ・・・」
あたしは、のどに音を鳴らして、ごっくんした・・・。
「やらしい子・・・」
お兄ちゃんはあたしの口の周りについた精子を指にとり、
あたしの口の中に無理矢理その指を突っ込んで舐めさせた。
あたしも、まるで餌をほしがるペットみたいに、一生懸命ご主人様の指をぺろぺろした。
指を舐められるのがそんなに気持ちいのか、ご主人様のモノは、また少しずつ硬くなってきてる・・・。
「もっとご褒美・・・やらなきゃな・・・」
お兄ちゃんはあたしをひざの上に座らせた。
生であたってくるよぉ・・お兄ちゃんの・・・。
「えっちなネコちゃんに、どんな悪戯しようかなぁ・・・。」
あたしの頭をなでながら、耳元でささやかれるいぢわるな声。
・・・・・って少女たんキター!!!
ハァハァ的支援
うお、連夜の投稿!?
>>329 少女さん乙。そしてハァハァ・・・
>>329 少女さん乙〜♪
でも・・・また途中で寝ちゃったっぽいですね(^^;
無理しないでください、ホントに。
したらばの話で申し訳無い。
さっき、K−との論争に終止符を打ってきた。
いやあホント、あいつ程折れる事を知らん奴も他に居らんわ。
だが、その分己の信念を貫き通す強い意思を持った人間である事は確かだな。
俺らハンパなねらーとは訳が違う。
奴はもう向こうに活動拠点を移してるし、寧ろそっちで頑張る事に対しては影ながら応援したいね。
それと(分かり切った事だが)ここでは奴の相手はする事無いぞ。
来ても一切無視しとけ。相手するならしたらばへ逝け。
奴にも何時までもここの事を意識されたら、なんかウザイし。
>>333 うざいから消えてください。
もう、ここにk−の事はカキコしないでください。
あなたが
>>333のようなレスしなければいいだけです。
このレスに対してのカキコもいらないですから、消えてください。
337 :
えっちな21禁さん:04/10/11 17:14:57 ID:o0LoxOKW
彼女のパンツの匂いは嗅げないけど妹のパンツは嗅げるんだよな
妹が中2の時からお世話になってます
妹は現在21才でバイトでキャバしてるから夜帰ってくると酔っ払って爆睡してる
だから週2〜3回は夜妹の部屋に忍び込んで下着姿で爆睡してる妹をデジカメで撮影したりパンツをずらしておま○こやアナルも撮ってオナネタにしてます
ドキドキ感がたまんね〜からやめられません
339 :
337:04/10/11 19:21:32 ID:o0LoxOKW
PC初心者なのでうpの仕方が解らないです
妹の顔やおま○こはもったいなくて見せられないけどパンツだけでも良いとゆー方どなたかご指導お願いしま〜す
340 :
えっちな21禁さん:04/10/11 19:24:21 ID:Hn/9RDtU
がんばれ(・∀・)
どなたか親切な方、ご指導してあげてください。
342 :
341:04/10/11 20:04:37 ID:Hn/9RDtU
↑ ミス (´・ω・`)
343 :
えっちな21禁さん:04/10/11 20:05:44 ID:SMi017zZ
げら
344 :
えっちな21禁さん:04/10/11 20:08:01 ID:Hn/9RDtU
保守
だれかいる?
書き手さん待ちですな
確かに、書き手が居なきゃ、カクにもカケないもんなw
見覚えのない部屋の見覚えのないベッドの上で目が覚める。
ここはどこだろう。
体を起こし、部屋の中を見回す。
どこか・・・アパートの一室のようだ。
ありふれた質素な家具に、少しだけ飾り気のある小物と内装。
起きあがって、壁の鏡を見る。
若い女の顔がそこに移る。
長いまっすぐな髪。広い額。細い眉。薄い唇。
・・・・・・誰?
鏡に映る見覚えのない顔。
鏡に映っているのだから、これが私の顔なのだろう。
でも、見覚えがない。
まだ起き抜けで寝ぼけているだけなのだと言い聞かせながら
私は必死に思い出そうとする。
そして、顔だけでなく自分が誰なのか思い出せないことに気づいた。
コンコンとドアをノックする音に驚いて飛び上がる。
「絵美、起きてるか?朝飯どうすんだ?」
誰だろう。まだ若そうな男の声がドアの向こうから聞こえる。
「絵美?まだ寝てるのか?」
話しかける口振りは、優しかった。
何か答えなくては、と思い簡単に返事だけ返す。
「・・・起きてるわ」
「俺、もう少ししたら出かけるから、食べるなら早く出てきてくれよ」
私のことを「絵美」と呼んだ。それが私の名前・・・なんだろう、多分。
呼び捨てで名前で呼ばれるんだから、それなりに近しい人らしい。
家族とか・・・ひょっとしたら夫・・・
いや、眠っていたベッドはシングルだし、それはないか。
自分の今の姿を見下ろす。
まだパジャマ姿だ。ベッドにかかっていた薄いカーディガンをはおると
ドアに向かい、そっと開ける。
「お・・・おはよう・・ございます・・・」
目の前に、きょとんとした顔をした若い男の人が立っている。
背は私より少し高いぐらいだが、肩幅は広く胸は厚かった。
髪は短く刈り込んでいて、Tシャツにジーンズというラフな格好。
そして・・・とても、ハンサム。
でも、その顔を見つめていても何も思い出せなかった。
やがて、彼が呆れて
「なにが、ございます、だよ。まだ寝ぼけてるのか?さっさと食べちゃってくれよな」
「あ・・・はい」
とにかくどうなっているのか、聞いてみるしかないのだろうが
どう切り出していいものか悩んでいると
ドアの前を立ち去りかけた彼が怪訝な顔をして私の顔を見つめる。
「・・・なんだ?どうかしたのかお前?」
「ええと・・・」
はっきりしない私に、彼がいらつき始めたのがわかる。
思い切って、まず浮かんだ疑問を投げかけた。
「・・・どちら様、ですか?」
何を言われたのか、最初はわからなかったらしい。
だが、やがて怒りの表情が彼の顔に浮かぶ。
「・・・なんだそれ。学校で流行ってる新手の冗談か?にしちゃ笑えないぞ」
ああ、どう言えばわかってもらえるの?
「いえ、あの・・・本当に、貴方が誰だかわからないんです。ついでに言えば、私が誰なのかも」
彼は腰に両手を当て、じっと私を見てからため息を付いた。
「俺はお前の兄貴でお前は俺の妹!・・・出かけるんだよ、俺。わかったからさっさと飯を・・・」
・・・もうダメ。
冷静さを保つように努めていたけど、もう限界。
「わからないのよ!本当に、自分が誰なのか、貴方が誰でここが何処だか、全然わからないの!」
「・・・なに?」
「お願い・・・助けて・・・どうなってるの?・・・私、どうしちゃったの!?」
思わず彼の肩にすがりついていた。
「お、おい・・落ち着け・・・落ち着いて話そう、な?」
戸惑いながらも、彼が私の手を取って、そっと握ってくれる。
暖かく、大きな手だった。
キッチンで向かい合って座り
私は冷めたベーコンエッグをつつきながら彼の話を聞く。
「寝ている間に記憶喪失なんてあるのか?」
「・・・わからないわ、そんなこと。とにかく、目が覚めたときには何も覚えてなかったの」
「まるっきり?・・・たとえば・・・ここが日本だとか」
「それは・・・わかるわ」
「何県?」
「東京都」
「何区?」
「・・・う?・・・区?」
そんな調子で、問答を繰り返していった。
その結果わかったことは、一般的な知識は残っているが
自分に関係するようなことはすっぽり記憶から抜け落ちているということだった。
「・・・俺の名前も覚えてないわけか」
「・・・ごめんなさい」
「いいよ、しょうがない・・・俺は純一だ・・・えーと、こういう場合よろしく、っていうのか?」
兄・・・純一から自分がどういう人間なのか、いろいろと説明を受ける。
名前は菅谷絵美。都内の大学に通う2年生。
両親は・・・いない。母は幼い頃、父は高校2年のときに亡くなっている。
1年間親戚の家に預けられた後、卒業を待って上京し、東京の大学に進学。
先に上京していて学校に近い兄・純一のアパートに同居中。
おおよそ、こんなところ。
まるで他人のプロフィールを聞いているようにしか思えない。
「アルバムとか見るか?何か思い出すかも」
兄が押入からアルバムを引っぱり出してくる。
「ほら、これが父さんで・・・」
兄が写真を指さしながら細かに説明してくれるが
朝、鏡に映った顔と、目の前で心配そうにしている顔以外は
全然知らない顔だけだった。
「・・・病院に、いったほうがいいのかな」
ここでこうしていても何も解決しないような気がして、思わずつぶやいた。
「そうだな・・・もうちょっと様子を見て・・・だめだったら、かな」
することもなくアルバムを眺めていると
突然、兄がピクリと反応して、ジーンズのポケットから携帯を取り出す。
「もしもし・・・ああ!・・・すまん、忘れてた。いや、ちょっと立て込んでてな・・・」
・・・そういえば、出かけるとか言っていたような。
「いや、そうじゃない。ちゃんと済ませたよ・・・ああ、いやいいんだ・・・うん、俺は急がないから」
仕事でもあったのだろうか。
携帯を切った兄に頭を下げる。
「ごめんなさい・・・出かける予定だったんだよね。仕事?」
兄は手をひらひらと振って笑った。
「ああ、いいんだ別に。大した用事じゃない・・・そうだ、ちょっと外に出てみようか?」
「外?」
「ああ。ここにいても進展がないし、学校のあたり歩いてみれば何か思い出すかも」
「・・・そういえば、学校行かなくてもいいのかな・・・」
「あ、土曜日だから・・・土曜は授業取ってなかったはずだよ」
「そうなんだ・・・」
結局、何でもいいから手がかりが欲しくて、出かけることにした。
洋服ダンスの中をあれこれと引っかき回し、結局、無難にジャケットとブラウス、丈の長いスカートで落ち着いた。
・・・そうだ、バッグ。
壁に掛かっているいくつかのバッグの中に、財布やパスケースの入ったものがあった。
パスケースを開く。学生証。車の免許証。
どれも緊張した面もちの私の写真が張り付けてある。
別に兄を疑っているわけではないが、まだ兄の言葉からしか私が誰なのかを聞いていない。
こうして一つずつ自分を確認していきたかった。
簡単に化粧をすませ、自分の部屋を出る。
「お待たせ」
「ん。じゃ、まあ天気もいいし、ブラブラしようか」
兄と部屋を出ると、また見知らぬ世界。
部屋の中という狭い空間ではなく、見渡す限り知らない場所。
不安に駆られる私の気持ちを察したかのように
私の手に重ねられる、大きく、力強く・・・暖かな、手。
「行こう」
こうして、見守ってくれる人がいることを頼りに、私は記憶にない町並みを歩き始めた。
色づき始めた街路樹が並ぶ道を、兄と手を繋いで歩く。
「ほら、ここがよく晩飯食うところ」
兄はあれこれと私に街の中を案内してくれる。
だが、まるで何も思い出せないし、むしろ興味は別のところにあった。
この人は・・・兄は、どんな人なのだろう。
優しくて、頼りがいがあって・・・
私のことを大事にしてくれている、そんな気もする。
でも。
優しいのは、私が記憶を失っているから?
それとも、いつも誰にでもこんな風に優しいのだろうか?
「ねえ?」
「ん?何か思い出せそう?」
「そうじゃなくて・・・私のことはいろいろ教えてもらったけど、貴方のことはまだ教えてもらってないの」
「ああ・・・別にいいだろ、俺のことは」
少し困ったような、照れているような顔がちょっとだけそっぽを向く。
何故か、可愛いと思った。
といっても、やはり知っておくべきことは知っておきたい。
「でも、これから一緒に暮らすんだもの・・・最低限のことは教えてもらわないと」
「んー・・・名前は純一。菅谷純一。27歳。独身・・・後は?」
「いつも、私はなんて呼んでたのかしら」
「普通に、兄さんって言ってたぞ」
「そう・・・兄さん?」
「なんだ?」
「・・・何でもないの。ただ、こんな感じかな、って」
繋いだままの手を、ちょっとだけ強く握る。
すると、兄さんも少しだけ握り返してくれる。
「・・・こうしてると、恋人同士がデートしてるみたいね」
「そうか?」
兄さんが笑う。
私は・・・笑えなかった。
ただ、兄さんの手を握りしめるだけだった。
今回は少し長いのでトリップつけました。
今日はこれぐらいで。
長い。
どっかにうpしてurl貼ればいいのに
ご迷惑ならやめますけどー
たしかに長くなりそうだけど、やめないで。結末気になるし。
>>363 全然迷惑じゃないので続きキボン
362とか鼻で笑ってスルーして
うん、やめる必要ないと思う。こういった萌えSS、漏れはけっこう好きだな。
文章や内容がつまらんかったらヤメレっていうけど、そんなことなさそうだしね。
続けてヤッチマイナー!
>>362 そういう物言いはヤメロ。
第二のK−を作り出す気か。
萌えたので支援
∧,,∧ やめないで!
( ´・ω・)
c(,_U_U
スルー汁
なーんか、俺特別K-を弁護する気はないけどさ、
あいつそんなに悪いことしてないだろ。
あいつが持ってる持論が2ちゃんに合わなかっただけで
言ってることは至極まっとうだ。
ことさらK-の話題を出す必要はないが
それが出る度に反応して激しい拒絶反応示すのは
個人的な恨みとか私怨なんかがあるからじゃねーのとか感じる。
そう思われるのが嫌なら、問題あるたびにK-の名前出すな。
正直、見苦しいやつにしか見えないぜ。
>>372 真っ当なら荒らしてもイイのか。
香具師は本来なら叩き出されても当然の事をしてるんだ。
そこを自分から出ていったんだからな、何もかも散らかし放題にしたまま。
俺は香具師のその態度は百万遍謝ったところで許さん。
>>375自分から出て行った??
したらばとここの書き込み読んだけど俺には荒らしにたたき出されたようにしかみえんかったが。
それに、例えば俺に反応してるお前も、やってることはK-と同じだな。
人のこと、お前は言えんと思うが・・・
火に油を注いだK-をお前は責めるけど、お前自身が火だって事の自覚がないようだ。
火がなけりゃ油を幾ら注いでも炎上することはない。
俺がK-を悪く言わない所以だ。
正直今は、お前らみたいな連中の方がよっぽどウザイね・・・・・
俺の言ったこと理解できたなら、スレ返さなくていい
この書き込み事態荒らしに該当することくらい俺は自覚してる。
非難は甘んじて受けるが、それはここじゃなくK-の用意してくれてる、したらばのほうを借りて聞こう。
>したらばとここの書き込み読んだけど俺には荒らしにたたき出されたようにしかみえんかったが。
K−の口車に乗せられてるのに全然気付いてないなw
>火に油を注いだK-をお前は責めるけど、お前自身が火だって事の自覚がないようだ。
>火がなけりゃ油を幾ら注いでも炎上することはない。
火が燃えてるとこに油注いだのは悪くないんか?
おまけに煽りまくってたしなぁw
>俺の言ったこと理解できたなら、スレ返さなくていい
>この書き込み事態荒らしに該当することくらい俺は自覚してる。
>非難は甘んじて受けるが、それはここじゃなくK-の用意してくれてる、したらばのほうを借りて聞こう。
だったら最初から事細かにレスしないで誘導しとけやw
>>372,
>>376 K−に身元引き受け人になってもらうように頼んだから。
今後は向こうに逝ってくれ。
ふたりともウザイが
どちらかというと
>>377がウザイ
どちらか消えてくれと考えるなら、お前が消えろと思うね
>>377
で、その話のどこに「妹萌え」が隠れているんだい?
ボクにはわからないよ
記憶にない町をしばらく歩き回ると
やがて高い時計塔のような建物が見えてくる。
「学校、行ってみるか?」
どうもここが私の通っている大学らしい。
「・・・うん」
言われて頷いては見たが
中には、私の友人などもいるのかもしれない。
もし友人らしい人に声をかけられたら、なんと答えればよいのだろう。
適当にお茶を濁すか、正直に事情を説明するべきか。
兄さんは私の手を引いてずんずん校門に向かっていく。
「あ、絵美ー!おはよー」
・・・いきなり、声をかけられた。悩みを解決するまもなく。
「お・・・おはよう・・・」
声をかけてきたのは丸顔でショートヘアーの元気そうな女の子。多分、同世代。
「どしたの?土曜は授業ないんじゃなかったっけ?」
なんと答えるか、今すぐに答えを出さなければならなくなった。
「こんにちは。いつも妹がお世話になっています」
悩んでいる私に兄さんが助け船を出してくれる。
「あっ・・・あ、は、初めましてっ!・・・なるほどぉ、これが噂の・・・絵美タンのお兄さまですかー」
「・・・噂の?」
「あはは、絵美ったらいっつも、兄さんが、兄さんが、って言うんですよー」
顔が熱くなる。記憶がなくてもこれは恥ずかしかった。
「やだ、赤くなってないでちゃんとお兄さんに紹介してよー。私、三浦です。三浦美保子」
「ああ!よく絵美から話聞いてますよ・・・なるほど、君が三浦さんね」
「うわ、私どんな風に言われてるの!?」
笑ったりふくれたり驚いたり、コロコロと表情の変わる彼女・・・三浦さんと兄さんは楽しげに話し続ける。
「ね、お昼まだでしょ?一緒しよっ。お兄さんも、一緒で」
「あー、もうそんな時間か・・・まだ学食すいてるかな」
「まだ平気ですよー・・・って、学食知ってます?」
「あれ、聞いてない?俺、ここのOBよ?」
「マジっすか!?じゃ先輩だ、ちっす!」
いつの間にか、繋いでいた兄さんの手は離れていた。
「兄さん。私、まだお腹すいてない」
嘘だった。朝はろくに食べなかったので、もう結構空腹だった。
でも、嘘をついた。
嘘をつく自分が少し嫌になって、私は二人から顔を背ける。
そんな私の気持ちに気づいた様子もなく、三浦さんは話し続ける。
「え、そう?んー、どうしよっかな・・・」
兄さんが、私の袖を引っ張る。
「絵美・・・ちょっと」
「・・・なに?」
「あー・・・三浦さんは、お前の話によればかなり仲がいいみたいだから・・・相談したほうがいい」
たぶん、そうなのだろう。理性ではそれはわかっている。
でも、嘘をついた自分がそれを拒絶する。
理由なんて知らない。ただ、この人と、兄さんを一緒にいさせたくない。
「え、相談?なんかあったの?」
「いや、ちょっとね・・・立ち話もなんだから、学食行こうか」
結局。兄が行くのなら私もついていくしかなかった。
「記憶喪失ぅ!?なんで!?いつ!?」
学食の、なるべく端の席を選んで座り、三浦さんに事情を説明し始めた。
「なんでかはわからないんだ。朝起きたら忘れてたらしい」
「へえ〜・・・そんなこと、あるんだぁ・・・え、じゃ、私のことも覚えてないわけぇ!?」
「・・・ごめんなさい」
「うわ〜・・・昨日は何ともなかったのに・・・」
三浦さんの言葉に、兄さんが興味を示す。
「昨日?昨日、絵美と一緒だった?」
「あ、はい。昨日の夜、理学部と合コンだったんですよ。そのときはちゃんとしてたんですけど・・・」
「あの・・・私、その合コンが終わってから、どうしたのかな・・・」
「えっと・・・私2次会まで行ったからわかんないけど、絵美は1次会で帰って・・・」
「んー・・・俺が帰った時にはもう寝てたんだけど・・・」
すると、その合コンとかが終わってから、家に帰って寝るまでに何かあったのだろうか。
「とりあえず、昨日の出来事を追ってみよう。三浦さん、悪いけど協力してくれるかな?」
「ええ、いいですよ・・・絵美、心配いらないよ。すぐに記憶なんて戻るって」
「ここが1次会の店です」
キャンパスからそう遠くない、ありふれた和風居酒屋の前に私たちは立っていた。
「・・・どうだ?」
どう、と言われても何も思い出せない。
「えーと、1次会が10時頃お開きになって・・・バスは終わってるから歩いて帰ったんじゃないかな」
「ここからか・・・ここからだと結構あるよな」
「ですねー」
突然、兄さんがビクッとして、微かな音を立てて震えている携帯を取り出した。
「ちょっとごめん」
すぐに話し始めないで、遠ざかってから話し始めた。
「・・・なに?・・・いや・・・・そんなはずは・・・」
何か揉めている様子が聞き取れる。
やがて、困惑した顔で兄さんが戻ってきた。
「すまん、絵美・・・ちょっと仕事の都合で、行かなきゃなんなくなった」
「え」
「三浦さん、悪いんだけど・・・後を頼んでいいかな」
兄さんが行ってしまう。私をおいて、行ってしまう。
それは、仕方がないことかもしれない。兄さんには兄さんの生活があるのだから。
だけど、今は行ってほしくなかった。
それでも、言葉は裏腹だ。
「私は大丈夫よ、兄さん。後は三浦さんにつきあってもらうし」
聞き分けのいい妹を演じたかったのか
彼女と兄さんをこれ以上一緒にいさせたくなかったのか。
「ええ、後は任せてくださいよ」
「悪いね・・・何かあったら電話して・・・携帯、持ってるよな?」
「うん」
バッグの中に入っていた携帯を取り出す。
不思議に使い方はわかっていた。つまらないことは覚えている。
メモリーに登録された番号の1番に
「兄」というのがある。わかりやすいな、私。
「じゃ、俺行くから・・・」
兄さんが心配そうに何度も振り返るのが、ちょっと嬉しかった。
「さって、それじゃ行きますか」
兄さんの姿が角を曲がって見えなくなって、三浦さんが私にくるりと振り向く。
「あ、うん・・・よろしく、三浦さん」
彼女がちょっと顔をしかめる。
「・・・あのさ」
「・・・なに?」
「ん・・・美保って、呼んでよ。いつも、そうだったんだし」
「あ・・・ごめん・・・なさい・・・」
彼女は慌てて両手を顔の前でブンブンと横に振る。
「ああ、いいのよ別に謝らなくたって!まあ・・・病気?みたいなもんなんだし?」
病気・・・なんだろうか。
「じゃあ・・・記憶探しに行きますか!なんか思い出したら言ってねー」
スタスタと彼女・・・美保が歩き始める。
「あ、待って・・・家までの道、わかってるの?」
ちょっと心配だけど、それでも美保の後を付いていった。
さっきまで感じていたわだかまりは、もうなかった。
「えーと・・・ここで曲がる・・・んだったかな?違うか?」
「・・・大丈夫?」
やや頼りない道案内に先導されて、家までの道を歩く。
「いやー、絵美の家って2回しか行ったことないからさー・・・っと、ここか」
話しながら急に道を曲がる。
眼前には鬱蒼と木々が広がっていた。
「ん、ここ、ここ。この公園を抜けると近道・・・のはず」
美保が公園の中に入っていく。どんどん、遠ざかっていく。
10メートルほど離れて、私がついてきていないことに気づき、振り返る。
「・・・絵美?どしたの?」
ついていかなければ、と思っているのに、足が動かない。
動かないだけならまだしも、膝がガクガクと笑っている。
いや。膝だけではない。全身がブルブルと、冷水を浴びたように震えていた。
「ちょっと・・・絵美!?どうしたの!?絵美っ!?」
駆け戻ってきた美保に抱きかかえられながら
私は悪寒と激しい頭痛を感じていた。
とりあえず続き書いてみました。
支援してくださった皆様、ありがとうございます♪
今日はここまでですー。
◆gcnc2wQZDA さん
自分のペースとスタイルで構わないんで、
頑張って話を進めて下さい。
神!
おもしろいです。鬱展開になりそうだけど、それはそれで。
>>390 乙〜
お兄ちゃんと繋いでいた手が
いつの間にか離れてるところがちょっと切なくて
「お腹空いてない」って嘘つく辺りが萌えw
395 :
EG6:04/10/17 21:18:01 ID:WskCcEW8
支援です。
面白いでつねぇ(´∀`)
396 :
EG6:04/10/17 21:18:53 ID:WskCcEW8
sage忘れスマソorz
辛抱たまらん!
398 :
えっちな21禁さん:04/10/17 23:00:03 ID:ZfXNmpLY
みたことあるな
妹萌えなんてあり得ん。
俺はあんな小賢しく思いやりのない自己中な生物には断固として萌えない。
強がりではなく普通にそう思ってるけど、
俺の妹、相当胸がでかい。風呂上りにバスタオル一枚でウロチョロされると目のやり場に困る。
実は妹の胸を揉みしだく夢を何度か見た事があります。神様ごめんなさい。
罰として399は妹の画像をうpすること。
楽しんでるとこ悪いが、ヤツがここに現れるらしい。
自分のとこの板でしっかり予告してやがる。
例え本当に現われても絶対に相手するな。
ヤツとは誰か、名前出すと嫌がる香具師が多いから敢えて言わない。
>402あいつより、いつまでもあいつの話題を書き込む
お前みたいな輩のほうが正直ウザくなってきた
粘着うざー消えろアフォ
美保に掴まるようにして公園から離れる。
不思議と、その場を離れただけで悪寒は消え失せた。
まだ軽く頭痛がするが、さっきのような頭が割れそうな痛みはない。
「どうしたの、いったい?」
「・・・わかんない・・・急に・・・頭痛と寒気がして・・・風邪かな」
「もう・・・おどかさないでよ。ちょっとそこの喫茶店でも入る?」
「うん・・・ごめんね」
喫茶店で、さっきの事を思い出す。
あの公園を見ても、特に何か思い出したわけではない。
ただ、体が震えひどく頭が痛んだのも確かだ。
何か・・・私の記憶喪失と関係があるのだろうか。
それともただの偶然なのか。
もう一度、あの公園に行けば・・・それがわかるかもしれない。
だけど・・・心の奥底で何かが囁く。
コウエン ニ イッテハ イケナイ・・・
「ねえ・・・さっきの公園を通らないで帰る道ってないのかな」
「え?・・・んー、ちょっと戻れば行けると思うけど」
「じゃあ、その道で帰ろう」
怪訝な顔をする美保に
「あそこは・・・あの公園は、多分、通らなかったと思う」
「え?何か思い出した?」
「そうじゃないけど・・・夜10時過ぎに、一人であの公園を抜けて行こうとは思わないんじゃないかな」
「あー・・・そう言われればそうかなー。絵美は臆病だしねー」
そんなんじゃない。でも、理由を説明するのも難しそうなのでそういうことにしておく。
「もう落ち着いた?」
「うん。ごめんね、面倒ばかりで」
「いいって・・・ああ、でもお勘定はワリカンだからね?」
「・・・はいはい」
喫茶店を出て、さっきの道を少し戻ると、公園があった道とは逆の方向に曲がる。
また知らない道に出たが
もう悪寒も頭痛も感じることはなかった。
喫茶店を出て、来た道を引き返してしばらくしてから、美保がすっと体を寄せてくる。
「ちょっと・・・回り道してもいいかな」
「いいけど・・・何?買い物かなにか?」
突然、美保の声のトーンが下がる。
「ん・・・今から何を言っても振り向いちゃダメよ?いい?」
「何よ・・・どうかしたの?」
「私たち、尾行されてるかも」
「・・・え?」
思わず振り向きそうになる。
「前を見て。前だけを見て」
「・・・どういう・・・こと?なんで・・・尾行されてるって・・・?」
「わからないわ。気のせいかもしれない。ただ・・・ああ、そっか、忘れてるんだっけ」
美保が苦笑いを浮かべる。
「忘れてるって・・・何を?」
「去年、あたしストーカーにつきまとわれてさ・・・その手の気配にはそれから敏感なのよ」
美保の顔が、今まで見せなかった表情になっていた。
「・・・尾行してるのって・・・どんな人?」
「はっきり見るわけにいかないから、確かにはあれだけど・・・ひょろっとした、背広着た銀縁眼鏡」
考えてみれば、何も覚えていないのだから人相風体を聞いても仕方がなかった。
「ど・・・どうするの・・・」
「尾行は、まけると思う。とにく、私から離れないで」
それから、あまり喋ることもなく二人でうろうろと歩き回る。
「・・・まだ、いるの?」
「・・・突き当たりの、ショーウィンドウ見て」
気が付けばT字路で、突き当たりは洋品店の大きなショーウィンドウ。
そこに、私たちの後ろを歩いている背広姿の男の人が映っていた。
「・・・あ・・・」
「いい?次、左に曲がって・・・確か花屋さんがあるからそこで立ち止まって」
「・・・どうして?」
「そこは行き止まりなの。もしそれでも、ついてきていたら・・・」
ついてきていたら、どうするのだろうか。
あまり考えたくはなかった。
T字路を左に曲がる。確かに花屋がある。
店先で立ち止まる。花を眺める・・・振りをする。
右の方を、見ないようにしながら、意識だけを向ける。
どれくらい時間がたっただろうか。
「・・・来ないな」
美保が、ぼそっとつぶやく。
あの距離からすれば、もう曲がり角を曲がって私たちの後ろにいてもいい頃合いだ。
「ここにいて」
美保がゆっくりとT字路の方に戻っていき
こちらに向かって頭を下げ、パン、と両手を合わせる。
「・・・ごめん、気のせいだった!」
緊張感とともに、力が抜けていく。
思わず、その場に座り込んだ。
「脅かさないでよ・・・ただでさえ混乱してるんだから・・・」
「ゴッメーン!いやー、こういう感じ、はずしたことないんだけどさー」
美保の気のせい。その場は、それですんだ。
アパートに戻る。そのまま美保も一緒にいることになった。
「一人にしておくと心配だし」
私としても、一人っきりでいるのは耐えられそうになかった。
だけど、何を話せばいいのかわからない。
ただ黙って、とりあえずつけたTVを眺めていた。
美保のほうから話し始める。
「あーあ、記憶がなくなってなければお兄さんのこと色々聞くのになー」
「聞きたいのは私のほうよ・・・いつも、どんな風に兄さんのこと話してたの?」
「いやー、いいのかなー、言っちゃっても」
美保はニヤニヤと笑うだけでなかなか教えてくれなかったが
「曰く、理想の男性はお兄様。結婚するならお兄様みたいな人」
「そ・・・そんなこと・・・言ってたの?」
「まだまだあるわよー?聞きたい?」
「・・・もう、いい」
恥ずかしくて聞いていられなかった。
・・・兄さんが帰ってきたとき、まともに顔を見られそうになかった。
ゴトン
玄関から何か物音が聞こえた。
「ん?・・・なんだろ?郵便受け?」
美保が立ち上がり、部屋を出る。
すぐに新聞を持って戻ってきた。
いつの間にか、もう夕刊のくる時刻になっていたらしい。
「いやー、新聞とってるんだねー」
「兄さんがいるんだし、新聞くらいとるでしょ」
特に興味はないが新聞を見る。
新聞に出ているような政治家や有名人のことは覚えているのが不思議だった。
パラ、パラとめくっていく。
三面記事に行き当たったところで手が止まる。
止まった手が震え出していた。
私の様子に気づいたのか、美保が寄ってくる。
「・・・どしたの?何か・・・思い出した?」
何も思い出してはいない。体の震えだけが、何かを訴えていた。
「・・・美保・・・この公園って・・・さっき・・・通りかかった公園って・・・ここ?」
美保に小さく載った記事を指し示す。
{公園に刺殺体・暴力団同士の抗争か}
「え・・・どれ」
美保が新聞記事を指で追う。
「あ・・・うん・・・これ、さっきの公園だわ・・・」
美保の表情が硬くなる。
「ねえ・・・記憶喪失ってさ・・・例えば、強く頭を打ったとか」
「・・・そんな感じは・・・しないけど・・・頭、痛くないし」
「うん。それ以外だと・・・何か強いショックを受けるとなるらしい・・・のよね」
「強い・・・ショック?」
「ひょっとして・・・ひょっとしてよ?あの晩・・・あなた、あの公園で・・・何か見たんじゃない?」
そうだろうか。私は、あそこで何か見たのだろうか?
記憶を失うほどの、何かを。
思い悩むうちに、何故か・・・
兄さんの顔を、思い出していた。
今日はここまでですー
バッドエンドなヤカン
>>413 乙!
か・・・火曜サスペンス劇場!?
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
でも面白いですw
今までこのスレにはこういうのなかったんで新鮮でいいかも。
ドキドキです!
続き期待age…はマズいか。
やっぱsageます
>>413 うむぅ、サスペンスタッチですな・・・
萌えサスペンスw
どんなんなるのか、楽しみです。GJ!
一日待った甲斐があった
乙ですよ〜
むあ、何だか凄い展開になってきてますな。
ともあれGJ。
怖さと楽しみにドキドキしながら続きをまったり待たせていただきますよ。
大阪は南の西成区に住んでいるので妙にリアルに感じる((;゚Д゚)ガクガクブルブル
GJ
「・・・絵美?」
しばらく思考の迷路に迷い込んでいたが、美保に呼びかけられて我に返る。
「ああ、ええ・・・わからないけど・・・そうかもしれない」
「もう一度、行ってみる?・・・怖かったら、いつでも引き返せばいいんだから」
「う・・・ん・・・」
虚ろな返事をしながら、何か、公園に行かないでもいい理由を探している自分がいる。
「・・・もう時間も遅いから・・・明日にしよう」
「ありゃ、もう6時か・・・晩御飯、どうするの?」
「いつも、どうしてたのかな」
「料理は得意、って言ってたから、絵美が作ってたんじゃないの」
「朝御飯は兄さんが作ってたよ?」
「アンタ低血圧だから」
「そっか・・・今から買い物じゃ遅いかな」
立ち上がってキッチンに向かい、冷蔵庫を開ける。
中身から、作れそうなメニューを頭の中で思い描く。
・・・なんとかなりそうだった。
お米を研いで、お鍋に水を張って、お野菜を洗って・・・
「・・・美保・・・帰らないの?」
「うわ、晩御飯作り始めたところでその台詞は酷いな」
「・・・食べてくのね」
「悪いわねー」
全然、そう思っているようには見えない。
ため息をつきながら材料を三人分に修正。
「なんていうかさー・・・慣れてるよねー」
「そりゃまあ・・・たぶん、毎日こうやってたんだと思う」
「いや、それもそうだけどさ。動きに迷いがないじゃん?」
言われてみれば
お米がどこかとか調味料がどことか、特に考えることもなく動いている。
それに、携帯電話の使い方も、何も迷わなかった。
「・・・こんなことだけ・・・」
大事な人のことは、何一つ覚えていないのに。
なんとなく、悲しくなった。
夕飯の支度が終わりかけた頃、兄さんが帰ってきた。
「ただいま」
いそいそと玄関まで出迎える。
「おかえりなさい。ご飯、もうすぐだよ」
「作ったのか?無理しないでもよかったのに」
「大丈夫よ・・・結構、覚えてたし」
「そうか」
こうして玄関でやりとりをしていると、あるものを連想する。
自分で連想したものに、頬が熱くなる。
「・・・どうした?顔、赤いぞ?」
「えっとね・・・なんか、新婚家庭みたいだな、って」
「・・・新婚さんなら、帰ってきたらお帰りなさいのチューだよな」
兄さんが少し笑いながら・・・私の肩に両手を置く。
何も考えず、目をつぶった。少し顎を上げる。
そうするのが、当たり前のように。
兄さんの手が一瞬止まり・・・ゆっくり、私を引き寄せ始める・・・
「絵美ー?お兄さん帰ってきたのー?」
びく、と兄さんの手が震える。
・・・そうだった。美保がいたんだった。なんてお約束な。
目を開ける。兄さんはまだ肩に手をおいたまま、私を見つめていた。
「・・・晩飯は、なんだ?」
「・・・キャベツとソーセージ炒めて、鰺の干物焼いて、あとネギと油揚げのお味噌汁」
なにか、ぶちこわしになった気がした、いろいろと。
「じゃ、冷めないうちに食うか。せっかく絵美が作ったんだもんな」
「・・・うん」
そう言って、兄さんが・・・私の肩を抱き寄せる。
「・・・あ」
抱き寄せられたまま、寄り添ってキッチンへ向かった。
「お帰りなさ・・・い?」
「ただいま。三浦さん、いてくれたんだね、ありがとう・・・お世話になりました」
「えーと・・・邪魔?私って、邪魔ですか?」
ごめん、美保。正直、邪魔としか思えない・・・
今日は・・・ここまでですー・・・
台風で酷い目に遭いました。ヘロヘロ〜。
皆さんは大丈夫でしたか?
ぅぉー
萌えたー!
料理できる女の子…イイ!
俺の頭の中で描かれていたストーリと似てる
イイ!
兄貴が積極的でちょっと萎えるかな。
>>425 作品はもちろん面白かったが
台風で酷い目にあって、ヘロヘロになって
いつも8時くらいに書き込んでるのに
12時過ぎになってそれでも書き込んでくれて
そして
>皆さんは大丈夫でしたか?
と言う姿に感動した。
ありがとう、俺のところはたいした被害もなく通り過ぎていきました。
疲れてるなら、少しは休んでください。
さすがにハッキリ邪魔だと美保に言えるわけもなく
三人で夕食を囲むことになった。
「それで・・・どうだったんだ?何か思い出したことは?」
「んー・・・何か、きっかけになりそうなことはあったんですけどねー」
「そうか・・・まあ食ったらゆっくり聞くよ」
しばらく黙々と食べていた。
兄さんが不意に口を開く。
「・・・また絵美はソーセージばっか食べてる。キャベツも食え、キャベツも」
「・・・え?私?」
「お前、昔っから混ざってるとこからソーセージばっか食うよな」
「・・・そんなことないもん。キャベツも食べてるもん」
「いやー、あたしの見たところキャベツ1に対してソーセージ3は食べてるね」
むむ。そんなはずは・・・あるのかしら。
「お前、この混合比率でそれはソーセージ食い過ぎだろ。見ろ、殆ど残ってねえ」
言われてみれば、確かに。
偏食気味だったのかな、私・・・
多少賑やかな夕食が終わり、食後のお茶を飲んで
お風呂を沸かしている間に、今日の出来事を兄さんに話し始めた。
・・・尾行されてたと勘違いしたことは話さなかったが。
「・・・それで、ひょっとしたら・・・公園で私・・・何かあったの・・・かも」
「・・・うーん・・・」
兄さんは腕組みをして考え込んでいる。
「それで、また明日・・・行ってみようと思うの、公園」
協力を期待する私に兄さんから返ってきた答えは、意外なものだった。
「それは・・・どうかな」
「え・・・どうして?」
「お前が公園怖いのってさ、子供の頃大きな犬に噛まれて怪我してからだぞ?」
「え?・・・そうなの?」
「ああ。大人になってなくなったみたいだけど、こういう状況でそれが戻ってきたんじゃないか?」
「ああ、幼少時のトラウマってやつねー・・・なんだ、心配することなかったのかな?」
そう・・・なのだろうか。
幼少時も何も覚えていない私には、否定のしようがなかった。
「多分、お前、事件を目撃しちゃったんじゃないかって、心配なんだろ?」
「う・・・うん・・・もしそんな物見ちゃったら・・・ショックだろうし・・・」
「まあ、そりゃそうだが・・・もし仮に、公園で事件を目撃していたとしてだ。
何故すぐに警察に通報しない?それどころか、家に帰って、寝ちゃったわけだろ?」
それは・・・考えなかった。
「そういえば・・・絵美の性格からしたら・・・すぐに交番に駆け込むなりしてるわよね・・・」
「でも、そうはしていない。ちょっとその夕刊見せて」
美保が兄さんに夕刊を手渡す。
「・・・ほら、事件は夜起こったみたいだけど、死体が見つかったのは、今朝だ。
つまり、昨晩の時点では誰も事件を通報していないんだよ」
「ってことは・・・絵美は公園には行ってない・・・のかな」
兄さんの言うとおりかもしれない。
公園が怖い理由が別にあるのなら・・・むしろ、公園は通っていない可能性の方が高い。
ただ、そうだとすると・・・
「じゃあ・・・私は何で記憶喪失になっちゃったの?」
二人とも、何も答えてはくれなかった。
「・・・時間がたてば治るのかな、こういうの」
治ってしまえば理由もわかるかもしれないし
理由がわからなくても治ってくれればいい。再発しなければ。
「まあ・・・焦ってもしょうがないだろ。特に困ることも・・・ないよな?」
「どうなのかな・・・対人関係で、困るんじゃないかな」
「あー、学校でのその辺はあたしがサポートするわよ」
「そうだね・・・三浦さん、その辺はよろしくお願いします」
兄さんがぺこ、と頭を下げる。
「学校に行って、授業内容とかちゃんと理解できるのかな」
「あー、そうねー・・・マメにノートとってたけど、ちょっと予習復習とかしてみる?」
「うん・・・あ、でも・・・もう結構遅いよ?」
「え?あ、ヤダ、もうこんな時間?・・・んじゃ、悪いけど明日かなー」
「ううん、気にしないで。助けてもらうのは、私なんだから」
兄さんが送っていこうかと申し出たが、大丈夫だからと笑いながら美保が帰っていった・・・
と思ったらすぐにまた玄関に飛び込んできた。青ざめながら。
「いる!いるよ、昼間の銀縁眼鏡!」
今日はここまでですー
ホントは昨日この辺まで書く予定だったのが
遅れてるだけだったり・・・
おつかれさまです
支援
サスペンス風になだれ込もうとしたところで生殺しとは…
続 き が 激 し く 気 に な る
次回に期待してます。
期待!
いいトコで切るなァ(´∀`)
俺の予想では兄が犯人(◆gcnc2wQZDA氏、これにレスは不要です)
なら書くな
>>438 サスペンス物でそういう予想書くのは嵐に等しいな
以後無視
>>438 レス不要、とか言ってないで
さっさと削除依頼だしてこいよ
俺の予想では銀縁眼鏡の男が犯人
予想をするのは勝手だがそれをここに書き込むのはヤメレ。
たまたま予想が当たったときに「俺って頭イイ!」と
子供じみた自慢をしたいだけなのだろうが
それが書き手さんに与えるプレッシャーとか
モチベーションの低下につながるというのは理解してるのか?
これで書き手さんの書き込み止まったら予想嵐のせいだな。
「え?銀縁眼鏡?・・・なにそれ?」
昼間、尾行されていたように感じたことを兄さんに話す。
「・・・わかった。鍵とチェーンかけて、ここにいて」
「・・・兄さん?・・・どこに・・・」
「様子を見てくる。三浦さん、そいつは・・・どの辺に?」
「・・・さっきは・・・そこの自販機のところで」
「わかった。俺以外、誰か来てもドアをあけないで。いい?」
兄さんがそっとドアを開け、猫のように足音も立てずにアパートの廊下を歩いていく。
やがて、夜の闇の中に溶けるように姿が見えなくなったところで
美保がドアを締め、鍵をかけながらつぶやく。
「いったい・・・なんなんだろう、あの人」
わからない。私にわかるわけがない。
わからないから、不安になる。怖い。
その、なんだかわからなくて怖いもののところへ・・・
兄さんは行ってしまった。一人っきりで。私をおいて。
「どいて、美保・・・私も行く。後をお願い」
美保が顔を強ばらせる。
「何言ってんのよ!?ここにいろって言われたでしょ!?」
「いいから、どいて」
美保がドアの前で両腕を広げて私を遮る。
「・・・どきなさいよ・・・兄さんが・・・兄さんが行っちゃったのよ!?」
「行かせないよ、行ったってしょうがないでしょ!?」
「そんなの、行かなきゃわかんないでしょ!?もし何かあったらどうするのよ!」
「何かあるような状況に、アンタが行ったって足手まといになるだけでしょ!?」
頭に上った血がぐるぐると巡る。
思考は沸騰したように熱くなり、真っ白に泡立ち、弾ける。
「・・・兄さんを・・・」
「ね、ここで待とう?大丈夫よ、そのうち・・・」
「・・・兄さんを傷つけるものは・・・許さない・・・たとえ何であっても・・・許さない・・・」
「・・・絵美・・・?」
「兄さんを・・・守る・・・邪魔するなら・・・貴方でも、許さない・・・」
美保が少し、後ずさった。
それでもまだ美保はドアの前から退こうとしない。
「そう・・・退いては、くれないのね・・・」
退かないのなら
退かしてしまうしかない。
手を美保に伸ばす。
かわいそうだけど、仕方がない。
兄さんのためだもの。
兄さんのところに行くためだもの。
「・・・絵美?何・・・」
「ごめんね、美保。でも、貴方も悪いのよ・・・」
その時だった。ドアの向こうから、声がする。
「おーい、帰ったぞー」
・・・兄さん?
美保を突き飛ばす。
「きゃっ!?」
ドアの覗き穴から見える人影は・・・兄さんだった。
大急ぎでチェーンと鍵を外し、ドアをあける。
「誰もいなかった・・・って、何やってたんだ二人揃って」
兄さんの言葉に我に返る。
ああ。美保に・・・なんて・・・酷いことを。
「ご・・・ごめん、美保」
「あ・・・あ、うん・・・何ともなくて・・・よかったじゃない・・・ね?」
「なんだあ?何かあったのか?」
「ああ、いえ、そのぅ・・・お兄さんが心配なんで、ドアのところで待ってたんですよ。それだけ」
美保は・・・黙っていることにしたらしい。
後でよく謝ろう・・・
「ふうん?ま、とにかく、さっきも言ったけどそれらしい奴はいなかったよ」
「そう、ですかー・・・ま、よく考えたら背広で銀縁眼鏡の人なんてよくいるもんね」
「まあ、ね・・・でも、ホントもう遅いし・・・帰り、送るよ」
「あ・・・」
美保がちら、と私の顔を伺う。
「うん・・・兄さん、美保を送っていってあげて・・・」
最後まで遠慮しながら、美保は兄さんに送られて帰ることになった。
玄関で二人を見送ると
私は一人、自分の部屋に戻る。
窓から外を見て、二人の姿を探す。
・・・美保の家がどっちか覚えてなくて、どの方角を見ればいいのかわからなかった。
誰もいない夜道を、ぼんやりと眺めていた。
・・・誰か歩いてくる。
派手な服装の・・・若い男の人。
何かを探すように、きょろきょろとしている。
2階の窓から見ている私には気づいていない。
だんだん近づいてきて・・・男の人の顔がわかるようになってくる。
・・・知ってる?
この顔に・・・見覚えがある!
記憶をなくしてから初めて、見たような顔に出会った。
誰?いや、誰でもいい。それはこれからわかればいい!
私は部屋を飛び出した。
今日はここまででーす。
後、昨日言い忘れましたが
銀縁眼鏡の人、ゴメンナサイ。他意はないです。
GJ
支援します
>>452 なんか妹怖いんですけどぉっ!?
でも面白い〜。続きに期待〜。
私怨〜
>>452 支援〜♪
むう、新キャラ登場か?
どうなる、次号!?(w
>>452 昨日書き込んでたんですな、乙です!
今日はお休みかな?
458 :
えっちな21禁さん:04/10/23 21:33:08 ID:yHdhpeQW
さっさとこいやあ!!!!!続きが気になるんじゃコラァ!!!!!!!
459 :
えっちな21禁さん:04/10/24 09:12:59 ID:DHQNtJEj
支援
夜の街をさっきの人を捜して走る。
・・・いた。追いついた。
背中に派手な刺繍をがされた紫の上着を来た男の人が
相変わらずきょろきょろしながら歩いている。
私は思いきって声をかける。
「あのっ!」
「・・・ああ?」
振り返ったその顔を見つめる。
頭は・・・パンチパーマ。薄い眉。鷲鼻の下に薄い口ひげ。
細い目をさらにすがめて、私を見ている。
・・・どう見ても、ヤクザっぽい人だった。
そして、どこかで見た覚えのある顔だった。
「・・・ぁんだよ?」
怖じ気づきながらも声を振り絞る。
「あの・・・どこかで、お会いしたことはありませんかっ!?」
「はあ?」
ちょっと呆れたような顔でヤクザさんが私を見る。
「何言ってんだネーちゃん?」
「お願いです、教えてください!私と・・・私と、どこかであってませんか?」
私の必死さが伝わったのか、ヤクザさんは真面目な顔になった。
「いや。知らねーな」
「そ・・・そう、ですか・・・」
おかしい。確かに、この顔に覚えがあるのに・・・
「・・・どういうことだよ?」
「え・・・ええっと・・・」
「こちとら気が立ってるんだ。妙な言いがかりつけると承知しねえよ?」
言葉が怒気を帯び始める。
「そ、そんなつもりは!」
今更ながら、相手がヤクザということが怖くなってくる。
「・・・待てよ?・・・ネーちゃん・・・俺の顔に見覚えがあんのか?」
「は、はい・・・実は・・・」
私は朝起きたら記憶喪失になっていたことを説明してみた。
「・・・それで、か・・・なるほどな。だが、俺はアンタに見覚えはねえ」
「す、すいません・・・」
頭を下げた私に、彼は近づいてくる。
「ひょっとして、なんだけどよ・・・アンタ、俺の兄貴を見てるんじゃねえか?」
「え・・・?・・・兄貴・・・お兄さん、ですか?」
「ああ。俺ぁ兄貴にそっくりなんでな」
改めて、彼の顔を見てみる。違う・・・のだろうか?
「その・・・お兄さんって、今どこに・・・」
彼の表情がこわばる。
「死んだよ」
「・・・え」
ぎり、と彼が歯を食いしばった。
「殺されたんだよ・・・昨日の夜、この近所の公園で」
それを聞いて、私の頭に小さなモノクロ写真のイメージが閃く。
思い出したんじゃない。
新聞に・・・夕刊に出ていた事件の被害者の顔だったんだ・・・
「ま、それで殺った奴を探して回ってるわけなんだけどよ」
「自分で・・・犯人を?」
「ああ。警察はヤクザもんが殺されたって真面目に捜査なんかしやしねえしな」
「新聞では・・・その、組同士の抗争じゃないかって・・・」
忌々しげにペッ、と彼が唾を吐く。
「適当な事書きやがる。今俺達の組にちょっかいかけてるようなとこはねーんだよ」
「それじゃ・・・誰が・・・」
「それがわかりゃ苦労はしねえんだけどな・・・なあ、アンタ怪しい奴ぁ見てねーかよ?」
怪しい奴。その言葉に、昼間の銀縁眼鏡の男の事を思い出した。
気のせいなのかもしれないけれど・・・
何か違和感を感じさせる人だったのは確かだ。
「あの・・・違うかもしれないけど・・・ちょっとだけ、心当たりが」
思い切って、告げてみると
彼の細い目が驚きで見開かれる。
「マジか!?何でもいい、教えてくれ!」
「銀縁眼鏡で・・・ひょろっと背の高い奴、か・・・ありがとよ、ネーちゃん!」
「あ、いえ・・・」
立ち去りかけて、くるりと彼が振り返る。
「っと、そうだ・・・悪いんだけどよ、何か気が付いたら連絡してくんねーかな?」
「え・・・あ、はい・・・」
ポケットから出した紙切れに、何か走り書きして手渡してくる。
「悪ぃな・・・俺、堂本ってんだ。これ、俺のケータイ番号な」
そう言って、今度は本当に立ち去っていく。
その背中に、何故だか自分でもわからないまま声をかけた。
「あの・・・」
彼が立ち止まり、また振り返る。
「ん?なんだ?」
「・・・あの・・・頑張って、くださいね」
彼・・・堂本さんは一瞬びっくりしたように私を見て
それから・・・顔をくしゃくしゃにしてうつむいた。
「誰も・・・組の者もそんなこたぁ言っちゃくれなかったぜ・・・ありがとよ・・・」
みなさまご支援ありがとうございます。
とりあえずここまでですー。
今日は時間があるので書けたら夜また書きますね。
>>465 Σ
夜もあるのか!でもとりあえず(w 支援。GJ!
つ、続きが気になる・・・・・・;;
堂本カコ(・∀・)イイ!!
堂本さんと別れて、アパートに戻って、しばらくすると兄さんも戻ってきた。
「ふう・・・ただいまー」
「おかえりなさい・・・何もなかった?」
「ああ・・・取り越し苦労だったかもな」
「お風呂、沸いてるよ」
「ん。じゃ、先入る」
兄さんがお風呂に入っている間、ぼんやりとTVを見て過ごす。
さっきの・・・堂本さんのことを思い出す。
犯人を捜している、と言った。
見つけだしたら、どうするのだろう。
私の言ったことは、果たして正しい情報だったろうか。
無関係な人を巻き込むことになったのではないか。
いろいろな考えがぐるぐると頭の中を回っていくが
何も結論めいたものは導かれなかった。
悩んでいると、兄さんがお風呂から出てきた。
上半身、裸。パンツ1枚だった。
思わず、目を背ける。
「兄さん・・・何か着てください」
「え?・・・あ、ああ・・・すまん、いや、いつもこれぐらい・・・」
「記憶がない私には、恥ずかしいの」
「わかったわかった」
慌てて部屋に戻っていく。
・・・全然、私を女性として意識してはいない。
それは当たり前なのかもしれない。
兄妹としての記憶をなくした私の方がおかしいのかもしれない。
けれど
見知らぬ街を手を繋いで兄さんと歩いたとき
美保と親しげにする兄さんを見たとき
夜の闇に一人行ってしまった兄さんを追おうとしたとき
あのとき感じた思いは
今ならはっきりとわかる。
私は、兄さんを愛していた。
愛している。今でも。
兄と妹としてではない。その記憶は今の私にはない。
でも、きっと・・・私はずっと兄さんを愛していた。
夕食のときのソーセージの話題が思い浮かぶ。
好きなものは、記憶がなくなっても好きなままだった。
それと同じなのかもしれない。
記憶がなくなって、ただ愛だけが残った。残ってしまった。
むしろ、兄と妹として育った記憶がなくて
禁忌の意識がないぶん
私の気持ちは抑えがきかなくなっている。
それでも、私はこの感情を抑えなければならない。
兄と妹という禁忌は、現実にまだ存在しているのだから。
それに、兄さんにとっては、私は妹のまま。
・・・迷惑だろう、実の妹に恋されては。
「ふっ・・・」
自嘲気味に、一人笑った。
兄さんが部屋から出てくる。
「お前も、早く風呂入っちゃえよ・・・使い方、わかる?」
「大丈夫・・・だと思う。台所でも、ちゃんとわかったから」
パジャマ姿の兄さんに促されてバスルームへ。
湯船に浸かりながら、自分の体に触れてみる。
・・・この体に、触れた人はいるだろうか。
いないだろう。私の兄さんへの気持ちが確かならば。
兄さん以外には触れてほしくない。だから、誰もまだ触れてはいないはず。
でも。
もしも私たちが禁忌を犯していたら?
帰ってきたとき、兄さんは私にキスしようとはしなかった?
ひょっとしたら、ひょっとしたら・・・
さっきチラリと見た、兄さんの体が脳裏に浮かぶ。
思うほどに、考えるほどに・・・私は高まっていく。抑えられないほどに。
・・・指が動き始める。
やり方は、わかっていた。
今日はここまです。
で、突然ですが執筆裏話〜。
菅谷家の夕食のメニューは
実際私の部屋の冷蔵庫にあるものを見て決めました。
支援
>・・・指が動き始める。
>やり方は、わかっていた。
やり方、って・・・ゴクリ
エロスの予感キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!!
>>473 支援! (*゚∀゚)=3ハァハァ
それにしても、ソーセージとか玄関キス未遂とか
ただ空気和らげるネタじゃなかったんだな・・・GJ!
紫炎
つっ続きはまだかっ!
手のひらをそっと胸にあてる。
そんなに大きくはないけど・・・十分だと思う、自分としては。
真ん中をくぼまると、そこに先端がすっぽりとはまる。
そのまま動かしていく。目をつぶり、兄さんの手を思い浮かべて。
「は・・・ぁっ・・・」
吐息が熱い。
ちゃぷ、ちゃぷと、湯船のお湯が揺れる。
手の動きはだんだん大きくなり、柔らかな半球が形をうねうねと変えていく。
手のひらに当たる蕾は固くなり、それをこね回すとまた固くなっていく。
妄想は止まらない。
兄さんは・・・そう、今私の胸を包み込んでいるのは兄さんの・・・
あの・・・大きくて暖かい手・・・ああ、兄さん・・・もっと・・・
私の期待通りに、兄さんの手が片方、滑らかなお腹をさすって降りていく。
ああ、そう・・・そこに・・・ください・・・
兄さんの指は・・・私の思うように蠢く。
じゃぷん、じゃぷんと、お湯が波打ち始めた。
お湯の中。
ゆらめく薄い茂みを指がかき分けていく。
やがて目指す場所にたどりつく、ぴったりと添えられる。
伸ばした指の中程が期待に震える芽を優しく押し包み
先端は、滑りを帯びたぬかるみの中へ・・・
「ぅあ・・・あ・・・に・・・い、さん・・・も・・・っと・・・動かし、て・・・」
ゆっくりとなぞるように動いていく。
先端がぬかるみの浅いところをかき混ぜる。
押さえつけられた芽が膨れ上がって
それがさらに圧迫感を増して刺激になっていく。
指が往復する度に私はのけぞり、お湯が波立つ。
「は、ぁっ・・・はぁっ・・・」
もう、頭の中は真っ白になりかけて
その真っ白な世界で
兄さんが笑う。兄さんが服を脱ぎ捨てる。兄さんが私を抱きしめる。
そして。指の動きにあわせて、兄さんが私を貫く。
「ふっ・・・!う、あぁっ!」
小さな叫びが漏れるのもかまわずに
花びらをかき分けた指は、さらに奥へと、恐る恐る蜜を探りに進む。
「はぁ・・・にい、さん・・・も、うっ!・・・」
蜜壷は熱く・・・すんなりと受け入れた。
何の抵抗もない。
「あ・・・は・・・」
そう。やっぱり、貴方がもう奪っていたのね、兄さん。
ううん、怒ってない・・・むしろ嬉しいわ・・・
さあ、もっと味わって・・・全部、兄さんにあげるから・・・
もう一本の指が進入し、居座っていた指と重なって
私を押し広げていく・・・
「あ・・・あ・・・あ、は・・・っ・・・」
そのまま、軽く折り曲げたり伸ばしたりして
中の肉の壁をこすり立てる。
勝手に腰が動いていた。
やがてそんな軽い刺激では物足りなくなってきた。
手のひらごと動かし、激しく往復させながら思う。
今、私をかき回しているのは・・・兄さんの熱い肉。
頭の中、兄さんの顔が歪む。そう、兄さんも・・・気持ちいいのね?
兄さんのソレを思い浮かべる。
容易に、その凶暴な形が脳裏に浮かんだ。
大きくて、熱くて、硬くて、ピクピクしてて・・・
それが、また自分に埋め込まれていく様を想像する。
兄さんが激しく腰を打ち付ける様を思い描く。
私の肉が、兄さんの肉にうがたれ、ひしゃげられ、ゆがみ
兄さんの肉を、私の肉が吸い込み、包み込み、とろかしていく。
大きくなりそうな声を必死にこらえる。
「〜〜〜〜〜っ!!!んっ!・・・ん、ん、ん、ぅんんんっ!」
ああ
もう
どうなっても、いい。
世界がばらけていく。
ばらけた世界の中で
一瞬だけ、私と兄さんだけが確かなものになる。
抱き合っていて、繋がっていて、結ばれている。
やがて世界と一緒にばらけていく。
なのに
私だけがそのままで
ばらけていく世界から、ばらけていく兄さんからとりのこされる。
体の熱が冷めていって
私は、湯船の中で浅ましく体をまさぐっている自分に気づく。
ああ
なんて、空しい、夢。
指を引き抜く。
湯船の中、全身から力が抜けていった。
ふらつきながら、湯船から出る。
ただ、空しさだけが残った。
今日はここまでですー。
一人エッチシーンは難しいですねえ。
きっキタぁ!
ムッハー(・∀・)=3
イイよイイよ!
なんてエロイ一人エチだ。
イイよイイよ〜もっと…もっとー!(w
続きに期待してます。
>>485 >世界がばらけていく。
>ばらけた世界の中で
>一瞬だけ、私と兄さんだけが確かなものになる。
>抱き合っていて、繋がっていて、結ばれている。
>やがて世界と一緒にばらけていく。
>なのに
>私だけがそのままで
>ばらけていく世界から、ばらけていく兄さんからとりのこされる。
この絶頂描写、いいなあ。GJ!長コピペでスマソ。
今までROMってたけど初カキコ。
◆gcnc2wQZDA さんいいもの見せてくれて
ありがとー(゚∀゚)―!
俺も彼女のような妹欲しいす。
490 :
えっちな21禁さん:04/10/27 12:27:14 ID:T4mmJweI
昨日チェック忘れて今出先の喫茶店で飯食いながら読んだ。
・・・・・・・・・
次はHシーンということを忘れていた。
ちょっとヤヴァィことになった。落ち着け、俺。
そして
>>485、GJ。
sage忘れた、スマン。
落ち着けって、俺・・・orz
文章が長い、妙に鮮明、言葉の使い回しが妙に凝っている・・・・・・
↑創作の特徴
>>492 藻前の言いたいことが妙でよくわからんw
>>492 事実かどうか、思いをめぐらすのはおまいの自由。
だが、自分の結論を他人に押し付けるのはイクナイ。
そーゆーコト書かないのがえちねた板にふさわしい大人の態度。
いや、ていうか
>>1 見れ
「みんなで楽しく書き込みましょう。ネタOK。実話OK。」
このスレは実話のみOKなわけじゃないからね
492は誤爆じゃないの
え、まさか体験談だと思っていたのか?
気怠い体を引きずるようにしてバスルームを出る。
体を拭き、髪を拭い・・・バスタオルを巻き付ける。下着は付けない。
そのままキッチンに戻る。兄さんのいるキッチンへ。
兄さんはTVの前の椅子に、背中を向けて座っている。
振り向いて。
どんな反応をしてくれるのか、見たい。
照れたり恥ずかしがったり困惑したり誤魔化そうとしたりする兄さんが、見たい。
・・・反応次第では、バスタオルとりますからね、兄さん。
でも兄さんは振り向かない。
椅子に背もたれ、首を傾げたままTVを見ている。
TVではアナウンサーが淡々とニュースを告げていた。
「兄さん・・・?」
そっと、兄さんの前に回る。
・・・寝てる。
私にこんな切ない、苦しい、やるせない思いをさせておいて、知らん顔で寝てる・・・
ちょっと憎らしくなって寝顔を見つめる・・・やっぱり、好き。
いつまでも寝顔を見ていたいけれど
このままでは二人とも湯冷めしてしまう。
「兄さん・・・起きて、兄さん」
声をかけるが、ぴくりとも動かない。
肩に触れ、そっと揺り動かす。
「兄さん、風邪をひくわよ・・・兄さん、起きて」
うっすらと兄さんの目が開く。
「・・・ん。ああ・・・すまん、寝てたか」
「ええ、可愛い寝顔で」
ぷい、と兄さんが顔を背ける。
「・・・とりあえず、お前何か着ろ」
「・・・はーい」
照れる兄さんは、やっぱり可愛い。
返事はしたけど、もうちょっといじめたくなる。
「・・・・えいっ!」「うわぁっ!?」
顔を背けたままの兄さんに飛びついて、頭を胸に抱きしめた。
予想に反して、兄さんは驚きはしたが抵抗はしてこない。
「・・・いつもと、逆だなぁ」
「・・・いつも?・・・きゃ!?」
兄さんが私の体に腕を回し、ぐい、と体を入れ替える。
攻守逆転。
私は兄さんの胸の中に抱き留められてしまった。
「いつもは、甘えん坊のお前を、俺がだっこしてる。こんな風にな」
「うん・・・なんとなく、わかる」
すごく落ち着くから。
「ねえ?・・・兄さん」
「ん?」
「私たちって・・・普通の兄妹・・・だった?」
「・・・普通ってのはどんなんで、普通じゃないのはどんななんだ」
たとえば。本当は血が繋がっていないとか、男女として愛し合っているとか。
でも、そんな答えは返ってこない。
「まあ・・・普通の兄妹、なんじゃないかな」
そう。それでも、いい。
こうして、貴方の腕に抱き留められていられるのなら。
「んー・・・そろそろ眠くないか?」
そう言われれば、安らいでいるせいか少し眠い。
「いろいろあって疲れただろ。正直、俺も疲れたしさ」
「うん・・・」
名残惜しいけれど、兄さんから離れる。
兄さんが椅子から立ち上がり、うーん、と伸びをすると
「じゃ、おやすみ」
自分の部屋に戻ろうとする。
声をかける。
「・・・兄さん?」
「なんだ?」
「一緒に・・・寝ても、いい?」
一瞬ためらった後、兄さんはため息を付いた。
「・・・パジャマは、着てこいよ」
狭いベッドの上で、兄さんとくっついて眠る。
ただ、目が冴えてなかなか眠れなかった。
もしもこのまま記憶が戻らなかったら、と考える。
今は、それすらもかまわないと思える。
こうして、二人でいられるなら、他のことなどどうでもいい。
「兄さん?・・・もう寝た?」
すー、すー、と寝息だけが答える。
暗くて顔は見えないけれど
確かにすぐ目の前で息づいている。
愛しい人。
そっと手探りで、兄さんの手を探す。
あの、大きくて力強く、暖かい手を。
やがて見つけだし、そっと握る。
ずっと。
このままで、いい。
突然午前中〜。
うーん、ちょっと、くどくなったかな?
くどくてもイイ!!「兄さん」って何だか大人っぽくてイイ!!
◆gcnc2wQZDA さんうpお疲れ様(ノ∀`)
微笑ましく読んでます。
・・・リアル妹イラネからこんな妹が欲しい。
>>503 > ・・・反応次第では、バスタオルとりますからね、兄さん。
どんな反応すればタオル取ってくれるんディスカー!!!
507 :
えっちな21禁さん:04/10/28 16:05:43 ID:j5zSHiTq
>>503 いや〜・・・なんていうか・・・(・∀・)=3イイ!!!
半ば諦めながら兄を慕うとこが切ないですなー(ノ∀`)
私怨
マダカ(・∀・;)
◆gcnc2wQZDAさん乙 どきどきしながら読んでるよ。
少女さんはどうしたのかな?まってます。
目覚めは緩やか。
徐々にはっきりしていく意識。
・・・気がつくと、一緒に寝ていたはずの兄さんがいない。
急に不安になり、慌てて跳ね起きて部屋を飛び出す。
「おお、珍しい。土日はいつも昼まで寝てんのに」
・・・不安は一瞬で解消された。兄さんはもう着替えて、キッチンで何か作っている。
「・・・おはよう、兄さん」
「ん、おはよう。後ちょっとでできるけど、食べるか?」
別に食欲はなかった。ただ、一緒にいたいので首を縦に振る。
「うん・・・食べる」
「あいよー」
兄さんがフライパンを揺すってたてるじゅうじゅうという音に
突然ルルルルルル、と電話の呼び出し音が混ざった。
「おーい、電話出てくれー」
電話をとると、昨日聞いた元気な声が聞こえてくる。
「もしもし?三浦ですけどー?」
「おはよう、美保」
「おっはよー!何か思い出した?」
起きてから、記憶を思いだそうとしていなかった。
ちょっと考えたが・・・昨日得た情報以上のものは思い出せない。
「えーっと・・・ごめん、まだダメっぽい・・・」
「ああ、まあ気にしない気にしない!じゃ、今からそっち行くから」
「・・・え?・・・なんで?」
「やぁねぇ、昨日言ったでしょ?アタシが、ちゃんとサポートするって」
それは確かに聞いたけれど。
「・・・別に、朝からつきあってもらわなくても・・・」
「いいっていいって。もう、何遠慮してんのよー」
兄さんがキッチンで怒鳴る。
「誰からー?」
「あ・・・美保からー」
「三浦さん?朝飯食うか聞いてー!」
聞くまでもないような気がした。
昨晩に続き、三人で食事。
「お兄さん、料理うまいんですねー」
「そう?・・・まあ、こいつが来るまでは俺一人で自炊だったし」
「・・・アタシも一人暮らしだけど全然料理とかダメっす・・・」
少し賑やかな食事が終わると、美保が身を乗り出してくる。
「で、今日はどうするの?」
「・・・どう、って?」
「記憶を取り戻すんでしょー?一日ここにいたってしょうがないじゃん」
どっちかというと・・・家で兄さんとのんびりしていたいのだけど。
「あのね・・・焦ってもしょうがないんじゃない・・・かな」
「まあ・・・そりゃそうかもしんないけど。だからってずっとこのままって訳いかんでしょ」
私本人より美保の方が乗り気になっている。
「・・・兄さんはどう思う?」
「え、俺?・・・うーん・・・」
腕を組んで考え込もうとした矢先
兄さんがまたぴくっとして、ズボンのポケットから携帯をとりだした。
イヤな予感。
昨日も・・・携帯で呼び出されて、仕事に行ってしまった。
「俺だ・・・ああ・・・ちょっ・・・ちょっと待て」
話しながら席をたち、兄さんが部屋に引っ込んでいく。
・・・また、なの?
「・・・お兄さん、忙しいのね・・・」
「うん・・・」
それにしても、別にここで話したっていいと思うんだけど。
「お兄さんって、何してる人なんだっけ?」
「あ・・・」
それは・・・覚えていないしまだ聞いていなかった。
後で聞いておこう。
やがて、兄さんが苦虫を噛みつぶしたような顔で部屋から出てくる。
「悪い。ちょっと仕事の打ち合わせで・・・出かけるから」
イヤな予感、的中。
今日一日、部屋で兄さんとゴロゴロする計画はこうして潰えた。
「ホント、悪い!」
私と美保にさんざん頭を下げて、兄さんは慌ただしく出かけていった。
部屋に残される二人。
「で・・・状況変わったけど・・・どうする?」
美保と部屋で二人っきりで・・・いてもしょうがなさそうだった。
「しょうがないね・・・どこか、記憶が戻りそうな場所、うろつこうか」
「OK。まずは学校かな。日曜で人いなさそうだけど」
こうして、また二人でキャンパスへ。
「アタシと同じ授業のときはいいけど、全部同じってわけじゃないからねー」
そう言って、美保が学内を細かく案内してくれる。
「私、サークルとか入ってないの?」
「入ってないわね。バイトもしてないし・・・」
あまり・・・人付き合いのいいほうじゃなかったみたい。
「結構、人気あるんだけどねー。近寄る男はみんなバッサリ」
どうやら、彼氏とかもいないらしい。
ちょっと、安心した。
今日はここまでですー。
・・・ちょっと区切りが悪かったですかね。
この人はまったりさせておいて、いきなりドカンと来るからなーw
ともあれGJでした。
(・∀・)ミタヨー
◆gcnc2wQZDA さんいつもがんばりますね。
楽しくいただきました。
主人公妹のおかげでマターリ。
>>517 乙そして支援〜
続きが気になるって、いいよね
少し遅くなって、学食で昼食をとった。。
日曜日だが、クラブ活動などで学校に来ているらしい学生の姿がちらほら見える。
結局、施設内を歩き回っても何も思い出さなかったし
見覚えのある顔にも出くわさなかった。
「はあ・・・無駄骨かー」
「・・・このあと、どうしようか」
「そうねー・・・いつもだと、授業終わると真っ直ぐ帰るか駅前うろうろするかね」
家に帰ってもしょうがなさそうだし・・・
「駅前ね・・・お気に入りの店とかあった?」
「うん、何軒かあるわよ。じゃ、その辺当たりますか」
喫茶店。ブティック。ファンシーショップ。
いくつかのお店に立ち寄り
そして何も思い出せないことに落胆していた。
「えーと・・・後はあそこかな」
「・・・どこ?」
「本屋。アンタ本好きだからよく行ってたのよ」
「うわー。大きいね、ここ」
美保に連れられて来たのは、5階建てビルが丸ごと書店という大型の本屋さんだった。
「ま、この辺じゃ一番でかいんじゃないかな」
「へー・・・私、どんな本読んでたのかな」
「授業に関係する本とか、学術書コーナーよく見てたわねー」
・・・真面目な学生だったらしい。
とりあえず四階の学術書コーナーに行ってみる。
・・・何も思い出せない。思い出せないが、目を引くコーナーがあった。
「なになに?」
「医学書。記憶喪失のこと調べようかなって」
「ああ、なるほど」
もっと早く・・・学校にいるとき思いつけば図書館が使えたのに。
大きな棚に並ぶ、よくわからない題名の背表紙の列を眺める。
「・・・美保?」
「・・・なに?」
「記憶喪失って・・・どんな本調べればいいのかな」
それらしい本を探し出すのに20分。
本の中から該当する記述を探し出すのに10分。
色々と難しい用語で書かれていた。
結局、30分かけてわかったことは
噛み砕いて言えば、脳にショックが与えられたことが原因でない
精神的なショックが原因の記憶喪失は
「放っておけば自然に記憶は戻る」
ということだった。
「・・・」
「・・・役たたねー」
「・・・帰ろうか」
なんとなく精神的に疲れてしまった。
これ、お医者さんに行っても同じ事言われるのかしら・・・
少し憂鬱になって本屋を出ると
携帯の呼び出し音が響く。私のではない。
美保がバッグからうるさく鳴っている携帯を取り出した。
「もしもし?ああ・・・なんだ、何?」
そっけない返事をしながらも、一瞬美保の表情がパッと明るくなる。
「うん、そう・・・絵美と一緒・・・ええ!?今から!?や、ちょ、ちょっと待って!」
「・・・誰?どうしたの?」
「あ・・・」
美保が通話口を手でふさいで苦笑いを浮かべる。
「いやー・・・アタシの・・・ほら、アレなんだけどさ」
「・・・彼氏?」
「うん・・・まあ・・・ね、ここから一人で帰れる?」
「ええ?」
「いやねー、今から、その・・・来ないかって・・・」
なるほど。まあ・・・女の友情よりは男の愛情よね。
「平気だと思うよ。駅まで戻って、学校を通ればすぐだから」
「ゴメン!終わったら電話するから!・・・もしもし?ああ、うん・・・今どこよ?」
さんざん頭を下げながら、どこか嬉しそうにして美保は行ってしまった。
私の携帯にも・・・兄さんからかかってこないかな・・・
一人、家路をたどる。
もう日は暮れはじめていて
舞い落ち始めた枯れ葉が歩道を風に吹き飛ばされていく。
寒い。
出かけていった兄さんの服装を思い出す。結構薄着だった。
きっと、兄さんも寒い思いをしているだろう。
早く帰って、暖かい物作って。
兄さんが帰るのを待とう。
財布の中身を確かめる。
夕食の材料分くらいは十分あった。
駅前の商店街で買い物して帰ろう。
そう思った矢先。思わず足が止まる。
向こうから
ひょろりと背の高い、背広姿で銀縁眼鏡をかけた男の人が
歩いてくる。
私をじっと見つめながら。
今日はここまででーす。
次は一気にいくので少し間隔があくかもですー。
なぜそこで【続く】なんだ…
気になって寝られなくなるジャマイカ。
とりあえず乙でした。
>>527 思わず「逃げてー!」と言いたくなる終わり方・・・
GJ!
次がクライマックスかな?期待!
◆gcnc2wQZDA さんお疲れさまー。
みんなも言っているように
次はこの話の機転が・・・
来るのか?
>>527 乙〜
間隔があく・・・むう、頑張ってください
>>527 GJ〜。
相変わらず絶妙なところで終わりますな。
BEEは香田氏だったらしいよ。
535 :
えっちな21禁さん:04/11/01 21:18:10 ID:s6ahamtu
うざい。吊しAGE
干す
あああ、待ち遠しい・・・
マターリと待ったら?。
◆gcnc2wQZDA さんばかりに
依存しすぎてもいけないかもしれん。
かと言ってこちらで提供できる
ネタがあればいいのだが・・・
・・・・・・・・・今はないです。
心臓を鷲掴みにされたような感覚。
逃げよう、と思うのに
足が岩になったように動かない。
男は、一歩一歩近づいてくる。
男が辺りを見回す。確かめるように。
私も辺りを見回す。救いを求めて。
・・・誰もいない。誰もいない!
男の口の端が、にぃ、と吊り上がった。
そのとき
男の体から甲高い電子音が響く。
それが合図になって、私の金縛りが解けた。
男が携帯を出そうと私から目を逸らしたその一瞬
男に背を向ける。振り返ることはできない。
夕暮れの街をただ闇雲に。
走る。走って逃げる。
恐怖から。
どれくらい走っただろうか。
自分の荒い息が聞こえるだけで
後ろから男の足音が聞こえるかがわからない。
振り返りたい気持ちを抑え、ただ走り続ける。
息が切れる。限界が近い。
どこかに・・・逃げ込まなければ。
家?
・・・ダメだ。もし家の場所が知られてしまったら・・・
男をまいた、とわかるまでは家には帰れない。
駅前まで戻れば・・・人が沢山いる。
そうすれば、男も何もできないだろう。
問題は・・・闇雲に走って、駅がどちらかわからなくなっていること。
そして気が付けば、いつの間にか・・・
あの公園の前に来ていた。
一番、来たくなかった場所へ。
振り返る。男が角を曲がって姿を現したところだった。
公園への嫌悪感よりも
男への恐怖感が勝った。
公園へ走り込む。
もう、走れそうにない。
どこか・・・隠れられる場所を探さなければ。
小さな葉が生い茂る、大きな植え込みが目についた。
その陰に飛び込み、しゃがみ込む。
苦しい息を必死で抑え、じっと待つ。
男が気づかずに通り過ぎてくれれば・・・
じゃり、じゃり、と
敷き詰められた砂利を踏む音が近づいてくる。
こっちに来るなと念じる私が
息を殺して潜む植え込みの方へ。
・・・
止まった。足音が、止まった。
すぐ近くで、止まった。
もうダメ。飛び出そう。
そう思った矢先、男が何かゴソゴソしていることに気づく。
微かにぴ、と電子音がした。
「もしもし?・・・ああ、ワイや・・・ああ、見つけたんやけどな・・・うん・・・」
耳障りな関西弁の鼻声で、誰かと話している。
・・・携帯・・・?
「そや・・・ああ、それは間違いない・・・お前もこっち来て手伝え」
仲間を・・・呼んでる?
「ああ、あの公園や・・・大丈夫、サツはもうおらんわ・・・ほな、ワイはもうちょい探すで」
ダメだ・・・仲間まで呼ばれたら、もう逃げられない・・・
再び、じゃりじゃりと足音が聞こえてくる。・・・遠ざかっていく!
腰を低くしたまま、植え込みの後ろに下がっていく。
出口まで、気づかれないように戻れれば・・・
だが。踵に何かが触れた。
コンッ・・・コロコロコロ・・・
無情な音を立てて、空き缶が転がっていった。
躊躇はもうしていられない。
男との距離はわからないが、立ち上がって走り出す。
「待てやっ!」
声は思ったより遠い。
逃げられる!
出口まで・・・まずはこの公園の出口まで!
それから人気のある場所へ、それから交番まで、そしたら・・・!
見えた!出口っ!
だが、暗がりの中、公園の出口にゆらりと現れた人影に
私の足は速度を落とす。通れない。
脇を通り抜けるにはこの出口は狭すぎる。
この人が・・・あの男の仲間でないことを祈るしかなかった。
「助けてっ!助けてくださいっ!」
「え・・・?」
背後からも声が響く。
「その女や、捕まえてくれ!」
夜の公園の入り口で私は凍り付いていた。
「にい・・さん・・・?」
兄さんだった。公園の入り口にいたのは、兄さんだった。
「絵美・・・か?」
兄さんも、凍り付いたように動かない。
一瞬の混乱の後、私は叫び、兄さんの胸に飛び込む。
「たっ・・・助けて兄さん!あの・・・眼鏡の人が!」
背後から、あの男が迫ってくる。
「よっしゃ!ええタイミングやで菅谷!」
え・・・?なんで・・・名前・・・?
兄さんの手が・・・私の肩をぎゅっと掴み
背中にかばうように体の位置を入れ替える。
「待て郷原!これは・・・これは、俺の妹だ!」
・・・兄さん?・・・知ってる・・・の?その男を・・・?
数メートルまで迫った男が驚いた顔になる。
「なんやて?・・・ほな・・・目撃者て、お前の妹か?」
「すまん・・・どうも、そうらしい・・・」
なんで謝ってるの?この人は誰なの?
「さよか・・・で、どないすんねん」
「どない、って・・・言っただろ、記憶喪失になってるって。喋らないよ」
「放っておけば、自然に記憶が戻る、とも言ったわな」
「・・・それより郷原・・・本当に間違いないのか?目撃者は・・・」
「それは間違いない。逃げてくとこ、この目で見とんねん」
「じゃあ・・・どうするんだ?」
「さて・・・どないするか、な・・・」
私には意味のわからない会話を続けながら二人がにらみ合う。
男が懐に手を伸ばす。
兄さんは上着から黒い革手袋を取り出し、手にはめる。
男が上着から鈍く光る棒状の物を取り出すと同時に
兄さんのポケットから・・・銀色に光るナイフが。
それを見た瞬間
全部繋がった。
「あ・・・ああ・・・ああああああああああああっ!」
思い出した。
思い出してしまった。
忘れていればよかった。
「絵美!?しっかりしろ!・・・こいつの・・・好きにはさせないから!」
兄さんが、手袋をはめた手にナイフを構える。あのときのように。
男・・・郷原、と兄さんが呼んだ銀縁眼鏡は
やれやれ、というように肩をすくめた。
「アホらし・・・なんでお前とやりあわなならんの。ヤメヤメ・・・」
男が構えていた手を下げる。
「妹なんやろ?思い出しても喋らんよう、お前責任持てや?」
「あ・・・ああ・・・もちろん、そうする」
そうね。
喋らないわ、絶対。
こんな忌まわしい記憶など。
あの晩
少し酔っていた私は
普段なら通らない公園を通って帰ろうとしていた。
そこで争う二人の人影を見つけ
怖くなって、物陰に隠れた。
やがて二つの影のうち、一つが倒れた。
もう一人が立ち去っていくときに
街灯の下を通っていった。
明かりに照らされたその顔は
兄さんだった。
見間違うはずもない。
そのまま兄さんは私に気づかず去っていった。
おそるおそる、倒れた人影に近づき
そのヤクザ風の男が死んでいることがわかった。
私は混乱しながらも公園を飛び出し
家に戻って震えながらベッドに潜り込んだのだ。
何かの間違いだ。
兄さんがあんなことするわけがない。
そう、言い聞かせた。
でも無理だった。
頭に、街頭に照らされた兄さんのあのときの顔が焼き付いている。
見てしまった。兄さんが、人を殺すところを見てしまった。
・・・ダメ。
私は何も見ていない。私は何も覚えていない。
全部忘れる。
兄さんのために。
どんな事情があろうと。どんな理由があろうと。
どんな・・・罪を犯したとしても。
兄さんは・・・私のものだ。誰にも渡さない。警察だろうとなんだろうと。
だから、忘れる。誰にも喋らないように。泣きながらそう決めて、眠った。
そして、翌朝には本当に忘れていた。忘れることができた。
それなのに今。思い出してしまった。
「まあ、目撃者がお前の身内でよかったわ。口封じはイヤなもんやからな」
「すまん・・・俺のミスで」
二人の間の張りつめた空気が、少し緩んだ。
「ええって。俺もよう入り口見張っとかんかったんが悪かったわ」
「じゃあ・・・目撃者の件は、これで片づいたってことでいいな?」
兄さんが念を押す。
「ああ・・・ま、とりあえず、な」
郷原・・・と兄さんが呼んだ男が苦笑いを浮かべた。
「絵美・・・帰ろう。帰ったら・・・ちゃんと話す」
兄さんが私の肩を押さえながら、公園から私を連れ出そうと・・・
ガスッ!
「・・・え?」
鈍い音。
兄さんの体が、がくん、と崩れる。倒れる。
まだ握っていたナイフが
入り口のコンクリートの上にカラカラと音を立てて、転がった。
「兄さん・・・?・・・兄さんっ!?」
倒れた兄さんのそばにしゃがみ込む。
「アホゥ、見逃せるはずないやろ」
いつの間にか背後に忍び寄っていた郷原が、転がったナイフを拾い上げた。
「組んで2年か・・・ようやっとええ仕事できるようになったんにな」
兄さんは・・・息はしているが、倒れたままぴくりとも動かない。
「決めごと守れんのやったら・・・しゃあないわな」
直感的にわかった。
二人とも、殺すつもりだ。
・・・させない。
そんなことは、させない。
「・・・どういうことなの?」
郷原を睨み付けながら問いかける。
「まだ見当つかん?ワイら殺し屋やってん。金で殺し請け負うとったんや」
「・・・うそ。兄さんは、そんな人じゃないわ」
話しかけながら、チャンスを待つ。それしかなかった。
「信じられんっちゅー顔やな。けど、あの晩かてあんた見てるやろ?」
「あれは・・・!」
「あの後、アンタが公園から走って逃げてくのを、見張ってたワイが気づいたんや」
郷原が片手でナイフを弄びながらニヤニヤと笑う。
「アカン、誰ぞに見られた、思て必死で追いかけたんやけど・・・ようやっと捕まえたわけや」
顔が・・・真顔になった。
「まさか、相棒の妹とは思わんかったけどな」
「どうする・・・つもりなの?」
「言わせんといてや、これでも仕事以外の殺しは胸が痛むんやで?」
ぱし、と弄んでいたナイフを握り直す。
「ちょうどええわ・・・これで堂本殺しの犯人は、通り魔の仕業っぽくできる」
すっ、と
郷原が歩み寄る。
私は
兄さんに覆い被さる。
「可哀想やけど・・・兄妹揃って、送ったるわ」
そのときだった。
公園の奥から、凄い勢いで走ってくる人影。
人影が叫ぶ。
「ネーちゃん、どうしたっ!!」
郷原が舌打ちしながら振り返る。
「なっ・・・!?ど、堂本っ!?」
振り返った先から走ってくるのは、堂本さんだった。
「アホな!ど、どないなっとんねん!?」
「・・・ああ?」
私の頭に、一瞬である考えが閃く。
「堂本さんっ!この人ですっ!この人が!」
「なるほど・・・てめえ・・・てめえかぁっ!!」
郷原が狼狽して、叫ぶ。
「き・・・きっちり殺したはずやでっ!?」
「バッカヤロウ!俺ぁ・・・弟だっ!!」
怒鳴り声をあげながら、堂本さんが郷原に飛びかかった。
嵐はあっと言う間に過ぎていった。
まず、郷原がうめき声をあげながら崩れ落ちる。
胸からドクドクと血を流しながら。
堂本さんの手にいつの間にか握られた短刀は血に濡れている。
だが、堂本さんもお腹にナイフを突き立てられていた。
「ぐ・・・」
「・・・堂本・・・さん?」
堂本さんががっくりと膝を突き、苦しそうな息をあげて仰向けに倒れた。
おそるおそる、二人に近寄る。
「ネー・・・ちゃん、か・・・ありがとよ・・・おかげで・・・」
「ど・・・堂本さんっ!しっかり!」
「あ・・・兄貴の・・・仇が・・・討てた・・・ぜ・・・」
その言葉を最後に
首が力を失って、がくりと頭が落ちた。
死んだ。死んでしまった。
だが、その顔は満足そうだった。
もう一つの倒れている体。
警戒しながら、近寄る。
まだ驚いたような顔をして、郷原も死んでいた。
二人とも、死んだ。
ごめんなさい、堂本さん。
でも
あのとき閃いた考えよりも、いい結果になった。
兄さんに元に駆け戻る。
「う・・・」
うめき声!
助かる!ううん、助ける!
死なせるものか。離すものか。
兄さんの手を取る。
「大丈夫よ、兄さん・・・絶対・・・離さないわ・・・」
ずっと二人で、手を繋いで、生きていく。
あの日、そう決めたのだから・・・
今日はここまでですー
まだちょっとだけ、後日談のようなものが続きます
関西弁って、難しい・・・
>>554 乙!そしてGJ!
結構な量だけど、一気に読んじゃう面白さでした!
そして堂本南無〜w
>>554 乙でした。話の展開と面白さに引き込まれて(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
だけど‥‥ここ、妹萌えスレだよな。間違いじゃないよなw
クライマックス上げお疲れ様。
話が一気に収束したのでこれからマターリ
続くのかと思っていたからかなり驚いた。
今更だけど妹は絵美っていうのか・・・
発音だけは読み始めた某超能力透視
少年漫画の妹と同じだなw
とにかくいいお話でしたー
ごちそうさま。
妹萌えバナが無いので、妹子萌えバナしていいでしか?
姪関係は姪スレでどうぞ
>>554 乙です!楽しませていただきました!
>敷き詰められた砂利を踏む音が近づいてくる。
>こっちに来るなと念じる私が
>息を殺して潜む植え込みの方へ。
>・・・
>止まった。足音が、止まった。
>すぐ近くで、止まった。
この辺とかもうドキドキでしたね。
でもちょっと堂本かわいそうだったな・・・
エンディングにも期待します。GJ!
支援〜大量うp乙です!後日談ってことは、もう終わりかぁ・・・
次回作も期待!(マテ
良作なので、スッキリまとめて終わって欲しい。
ジャンプ漫画みたいに、人気あるからとグダグダ続けて駄作にするのは嫌だしね
予想どうりの展開って感じだな。
>>563 書き終わった後に言ってもねぇ〜(プ
あと、予想どおり、ね。
日本語勉強しなおしたらまたおいで。
>>563 お前438か?カエレ!
そもそも兄が犯人だとほのめかすような伏線、あったじゃん。
面白かったw
蛇口をひねる。
熱いシャワーが胸に浴びせられ
もうもうと湯煙と立ち上がる。
飛沫がはねかかるくすぐったいような感触に
かすかに体が疼く。
気の早い体だ。
一人で始めてしまおうかと思ったが、思い直した。
楽しみは、喜びは
もうじきやってくるのだから。
それに、こうして待つのもいいものだ。
待っている人が
我慢しきれなくなって
入って来るのはわかっているから。
そのままお湯に打たれながら
ぼうっとこれまでのことを思い返す。
そう・・・あれから、もう一ヶ月が過ぎようとしていた。
あのとき
私は今から思えば驚くほど冷静に行動していた。
まず兄さんの手袋をはぎ取ると自分の手にはめ
郷原の体を探った。
堂本さんは、たまたま道で話をしただけで
私は彼の携帯の番号を知っているが、彼に私のは教えていない。
かけることもなかったから、私と彼を繋ぐ線はない。
問題は郷原だった。
兄さんと郷原の関係がわかるようなものは
全て処分しなければならなかった。
携帯電話を見つけた。多分、兄さんと何度も話している。
処分しなければ。
他にもあるかもしれないが
今出来るのはここまで。後は祈るしかない。
他にも、身分証明のような物はないか探ったが
クレジットカードや銀行のカードすらなかった。
ナイフを手にしたとき、兄さんは手袋をはめていた。
だから、ナイフには郷原の指紋しかない。
このナイフが堂本さんのお兄さんを刺した物なら
傷口が一致する。
堂本さんのお兄さんを刺したのも、郷原の仕業に見せることが出来る。
犯人を捜し回っていた堂本さんと郷原が鉢合わせをして
争って相打ちになった。そういうことになる。
私たちは・・・たまたま通りがかって
止めようとした兄さんが殴られた。
筋書きとしては悪くない。
後は救急車を呼ぶだけ。
問題は・・・警察に調べられる前に
この筋書きを兄さんにも覚えてもらわなければならないことだったのだが
兄さんの意識は戻らない。
それでも、兄さんの命には代えられない。
私は、自分の携帯に手を伸ばした・・・
「絵美・・・?・・・入るぞ」
あの夜の出来事を思い返し、ぼぅっとしている私に
兄さんが浴室のドアの向こうから声をかける。
いちいち聞いたり声をかけたりしなくてもいいのに。
まだ遠慮してるのね。
拒むわけがないのに。
曇りガラス越しに、兄さんの裸の体が写り
私の胸はときめく。
ほら、やっぱり待ちきれない。
でも、それは私も同じ。
太股に滴っているのは、もうお湯だけじゃなくなっている。
まだ触れられてもいないのに。
兄さんが、ゆっくりとドアを開け
少し照れたように苦笑いを浮かべて入ってくる。
浴室の明かりに照らされた兄さんの体。
すでに私を欲して、そそり立っていた。
兄さんを病院にかつぎ込んで数日。
医師の診断では危険な状態は過ぎてはいたが、眠ったままだった。
警察の事情聴取は一通り終わった。
郷原のことは・・・名前すら警察では把握できていなかった。
もちろん、兄さんとの関係も。
ほぼ私の筋書き通りに捜査は進み、一件落着。
後は・・・私と兄さんが黙っていさえすればいい。
なのに、兄さんは目覚めない。
一般の病室に移された後
私が見守る前で兄さんは眠り続けた。
不安に苛まれながら数日をすごしたある日
病院の売店に要りような物を買いに行って
戻ってみると・・・兄さんが目を覚ましていた。
思わずベッドに駆け寄る私を
兄さんがきょとんとした顔で見つめながらこう言った。
「あの・・・どちらさま・・・ですか?」
兄さんは記憶を失っていた。
私のような、自己暗示ではない。
脳に打撃を受けた事による、本当の記憶喪失。
全てを忘れていた。
好都合でもあり、残念でもあった。
どんな経緯で兄さんが殺し屋などになってしまったのか知らないが
その記憶がないならそのほうがいい。
でも
初めて私が母さんに連れられて兄さんに会った日のことも
母さんが父さんと再婚して、兄妹として一緒に暮らすようになったことも
二人きりの家族になって、私が兄さんの部屋で暮らし始めた日のことも
・・・初めて女として愛してくれた夜のことも
全部忘れているのは悲しかった。
でも、もう仕方がない。
だから今、こうしてまた、体を重ねる。
また・・・積み重ねる。
「んっ・・・」
顔を寄せ、そっと軽く口づけてから
しばらく互いの体を見つめ合う。
やがてどちらともなく体を寄せあい、抱きしめあう。
兄さんの手が私の腰に回され
私の腕が兄さんの首に回されると
あとはもう、お互いを貪るだけ。
「ぅんっ・・ふっ・・・」
唇を吸い、舌を絡めあう。
唇を奪ったまま、兄さんが固くなったモノを私のお腹に押しつける。
ゆっくりと腰を動かし、擦り付ける。
片足を前に出し、私の足を軽く押し開く。
逞しい太股に、私の芽が圧迫され、すりつぶされる。
「んぅ・・・ぅっ・・・ん・・・ふっ・・・」
じゅるじゅると、音を立てて唾液を吸いあいながら
二人でゆっくりと上がっていった。
退院した兄さんは、はじめは普通に兄妹として振る舞った。
血が繋がってはいないこと、すでに関係を持っていたことを説明しても
なかなか納得はしてくれなかった。
私を・・・女として、愛そうとはしてくれなかった。
でも、私は気づいていた。
それは、上辺だけ。
見知らぬ女性を、自分でもわからないまま愛してしまっていることへの、戸惑い。
まして、それが血は繋がらないと言われても妹なら、戸惑いもなおさらだろう。
私にはわかる。
記憶のない時の私もそうだったから。
兄さんも・・・記憶を失っても、私を愛している。
それは確信に近かった。
だから、少しずつ、私は距離を詰めていけばいい。
焦ることはなかった。
そして、兄さんと私が想いを遂げるのに
そう時間はかからなかった。
兄さんの前にしゃがむ。
腰をせり出した兄さんのそれが、私の前に突き出される。
くわえる。口いっぱいに。飲み込む。
口の中で舌先で転がし
ゆっくりと頭を動かしてすぼめた唇で幹をなぞっていく。
「う・・・」
呻く兄さんを上目遣いに見上げると
泣きそうなような顔になっていた。
「絵美・・・もう・・・」
口の中でどんどん張りつめていく兄さんを
名残惜しいけれど解放する。
私も、もう疼きを抑えられなかった。
立ち上がった私の太股を兄さんが抱え、いったん腰を落とす。
先端が・・・触れている。
もうずっと前から濡れていたから
手を添えるまでもなかった。
一瞬、見つめ合ったあと
兄さんが伸び上がる。
「う・・は、あっ!・・・ん・・・はぁ・・・っ・・・!」
ああ
押し分けてくる。入ってくる。満たされる。埋め尽くされる。
奥まで・・・
兄さんで・・・
いっぱい・・・
「絵美・・・」
兄さんが呼んでいる。
私を求めて、呼んでいる。
答える。
「あっ、あ・・・に、いぁぅっ!さ、は、あ、んあぁっ!・・・んぅっ!」
言葉にならない。
ただしがみつき、見つめ、唇を重ね、悶えた。
それが答えだった。
兄さんが私を半ば抱えたまま体を揺すり始める。
「ふ、あっ・・・あ、あ、ああっ!・・・んっ、は・・・あ・・・くぅっ!」
しがみつく私の体もガクガクと揺れる。
シャワーのお湯に濡れネズミになりながら
ばしゃばしゃと音を立てて揺れ動く二人。
兄さんがもう一方の足も抱え込む。
首にしがみつき、両足を兄さんの胴に絡ませた。
繋がったまま、抱っこされたかたち。
「う、ぐ、っ!・・・んんんっ!」
深い・・・私の体の奥まで、兄さんが犯してる・・・
お尻を鷲掴みにされ、持ち上げられ・・・
ズン、と落とされる。
「うはぁっ!あ、うあ、あっ!それ・・・あっ!や、深、いっ!のっ!」
また持ち上げられ、落とされる。
「んぅっ!く、ふぅっ!・・・も、うっ!それ・・・もっとっ!」
二人の動きはどんどん激しさを増していった。
再び二人が結ばれた夜
兄さんは私に言った。
「後悔しない?」
初めての夜と同じ問いかけに
なぜか私は嬉しくなって、笑った。
兄さんは、やっぱり兄さんだ。
記憶がなくてもいい。
愛してくれる。愛していける。
誰にも邪魔させない。誰にも渡さない。
私のものだ。私だけのものだ。
離さない。何があっても離さない。
繋いだこの手は
何者も分かつことは出来ない。
たとえ・・・兄さんが離そうとしても
私がずっと握りしめている。
いつまでも、どこまでも。
兄さんが動きをいったん止め、抱えた私の足をそっと離す。
繋がったまま、ゆっくりと、腰を下ろしていく。
抱きついている私も、腰を下ろす。
横たわる兄さんにまたがるようにして、もう一度・・・奥まで導く。
「あ・・・はぁっ・・・」
「う・・・」
呻きながら、悶えながら
二人で、一度降りかけた坂道をまた駆け上がっていく。
差し出された兄さんの手を取る。
大きくて、力強くて、暖かなその手を握り
私は腰を上下させる。
「はっ・・・はぁっ!・・・・にいさ、んっ・・・!気持ち・・・いい?ね、きも、ち・・・いいっ?」
答えるように、私の動きにあわせ兄さんが突き上げてきた。
「ふあぁっ!?ひ、あっ、あ、あ、んっ!あ、あ、ああ、あああ、あっ!!」
世界が、白く弾けていく中で
握りしめた手だけ、感覚が残っていた。
何度果てただろうか。
浴室で、リビングで、ベッドで。
そこら中に体液をまき散らし
何度も気が遠くなるほど放り上げられ
今はくたくたになって
兄さんのベッドで折り重なる。
幸せだ。
ひょっとすると、兄さんが記憶を失う前よりも
今の方が満たされているかもしれない。
それは、兄さんに私が妹だという遠慮がなくなっているからかもしれない。
愛されている。女として。
それが嬉しかった。幸せだった。
兄さんは・・・もう眠ってしまったようだ。
すーすーと寝息が聞こえる。
手を繋いで、私もまた眠りについた。
おやすみなさい・・・私の・・・兄さん。
夢の中
まだ少年の面影の兄さんが
幼い私に手を差し出す
私はおずおずとその手を握り
導かれて歩いていく
それは遠いあの日の記憶
それは私の原風景
歩いていくうちに何故か
二人は成長していって
大人の姿になっていく
だけど
繋いだ手は離れることなく
いつまでも、手を繋いだままで・・・
はい、オシマイですー。
お楽しみいただけたでしょうか?
もともとはゲームシナリオ用に考えたもので
進行によって犯人が変わるマルチエンディングというアイデアだったんですね。
「エンディングで犯人違うと違和感あるだろう」ということで
普通にお話として書いてみました。
・・・ちょっとラスト長いね。無駄だったかしら。
最後に
ご支援いただきました皆様、ありがとうございました!また機会がありましたらお会いしましょう〜♪
>>583 ラストエロ混じり回想、よかったですよ
楽しくドキドキハァハァさせていただきましたw
お疲れさまでした!
是非また書いてくださいね!
>>583 最初から最後まで楽しく読ませていただきました。
お疲れ様でした。次回作があればまたぜひ。
をつ!面白かったです。
最終回うpおつかれさまです。
◆gcnc2wQZDA さんのSSの雰囲気よかった。
2レス目辺りで絵美も殺し屋の道に・・・なんて
考えてしまったが杞憂でしたw
妹キャラはわりと炉利が多いような気がするけど
こういう大人びた妹もいいかもしれない。
連載からの開放、ゆっくり静養してください。
では(ノД`)シ
「いまTVでさー兄と妹で近親相姦的な話とかあるじゃん?」
「テレビじゃなくてアニメね。しかもキンシンじゃなくて恋人みたいなカンケイでしょ!?」
「ムキになるってことはお前俺に気があるのか?」
「アニキうぜーええぇぇぇぇぇ」
「まぁ何にせよ兄と妹で付き合うなんてありえないと・・・」
「あたりまえじゃん・・・・・・・・・・・・なに?」
「( ・∀・)ニヤニヤ・・・ではホントに兄と妹では性対象にならないか試してみるか?」
「お兄ちゃん、メが本気だよ・・・」
「本気でワルいか?」
「いや・・・・・・こっち来ないでよー」
「ヒーヒーフー ヒーヒーフー」
「来んなって言ってんだろ!」
「はうっ!?」
「バカっ!氏ね!!」
半泣きで出て行った妹('A`)
オメー
女にもてねーだろ。
>>588 妹さんの言う通り、1回だけ氏んでみるべきかも知れない。
くれぐれも、1回だけだ。
「自転車?・・・お前、乗れないの?」
「う・・・うん」
妹の香奈が真剣な顔で俺に告げた相談したいこと、というのは
自転車に乗れるようにしてほしい、というお願いだった。
そういえば、こいつはガキの頃から大人しかったし
親父も自転車とか香奈にはやらなかったから
乗る機会はなかっただろうが・・・中学生にもなって乗れないとは思ってなかった。
「まあ、自転車乗れなくても死なないから心配すんな」
「そりゃそうだけど・・・修学旅行でさ、アタシのグループ自由行動でサイクリングするんだよ」
「ああ、修学旅行ね・・・まあ、お前は走ってついていけ」
「そんなわけいかないでしょ!ねー、練習するから手伝ってよー」
「あのな・・・マジな話、練習するにも俺の自転車じゃ香奈にはサイズが合わないよ」
「その辺の手配も含めてお願いだよー、手伝ってよー」
中学生になっても、相変わらず俺に頼りっきりだな・・・
「しょうがねえな・・・とりあえず、お前に合いそうな自転車借りられるか、そこからだな」
「わーい♪よろしくねっ♪」
「おーい、自転車借りてきたぞー」
翌日。クラスの割と小柄で家の近い女子に頼んで自転車を調達。
玄関から香奈を呼ぶ。
「あ、ありがとー」
パタパタと香奈が玄関までやってくる・・・
「・・・あのさ」
「ん?なに?」
「これから、自転車に乗る練習をするわけだ」
「うん、頑張るよっ!」
香奈は両手をぐっと胸の前で握りしめ、熱意を表す。
熱意は認める。
「わかった。わかったから・・・ミニスカートはやめれ」
「・・・なんで?」
「なんで、って!・・・お前、ちょっとここでコレ跨いでみろ!」
「え・・・こう?・・・あ・・・お兄ちゃん・・・えっち」
・・・俺か?俺が悪いのか!?
ジーパンにはき変えた香奈を連れて近所の公園に行く。
「サドルの高さとかどうだ?ちゃんと足つく?」
「ん・・・しょ・・・大丈夫」
「うし・・・じゃ、俺がまず押してやるから」
「うん!頑張る!」
再び、ガッツポーズ。
「・・・だからハンドルから手を離すな」
「ういー」
香奈がハンドルを握ったのを確かめて、後ろに回って押そうとする・・・
荷台が、ない。泥除けもない。
押すために手をあてがうところが・・・
「ひゃ!?な、ちょ、お兄ちゃん!?」
・・・尻しかなかった。
「エッチ!どこ触ってんのよぅ!」
「うるさい黙れ。お前の尻触ったって別に嬉しくはないんだ」
・・・ホント、だぞ?
押す。ひたすら押す。自転車にまたがった香奈の尻を押す。
ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・ハァ・・ハァハァ・・・
「・・・お兄ちゃん」
振り向かずに香奈がつぶやく。
「なん・・・だっ・・・?」
「背中でハァハァされると、キモい」
押すの、やめ。
「あのなぁ!疲れるんだよ、これ!お前、重い!重すぎ!」
「ヒッドーイ!重くないもん!お兄ちゃんが体力なさ過ぎなんだよ!」
「お前は跨ってるだけだろうが!押してみろ!俺が跨るからお前押してみろ!」
「それじゃ練習にならないよ」
「んがー!!」
押す。再び押す。ムキになって押す。
「あ、やだ、押すだけにしてよ!?・・・掴まないでよぅ!?」
「うおぉぉぉぉっ!!」
だんだんとスピードが上がる。
「よしっ!・・・ちょっとこいでみろ!」
「え・・・こ、こう・・・うわわっ!?」
片足を上げたとたん、バランスを崩しかける。
「おっとぉ!」
慌てて支える。
「や、だからそんなにギュッって掴んじゃヤダァ!」
「いいからこげっ!」
「もうっ・・・よ、っと」
ふっ、と重さが軽くなる。
香奈の体が、支えていた俺の手を離れていく。
そのまま、ペダルを踏むごとにすい、すい、と俺から離れていく。
「やた!見て見て、乗れてる乗れてる!」
喜びの叫びを上げながら、香奈の自転車が遠ざかっていく。
長い髪をなびかせて、どこまでも、まっすぐに走っていく。
ずっと遠くに行ってしまったような気がした。
「お兄ちゃーん」
遠くで香奈が呼んでいる。俺も答える。
「おーい」
「どうやって止まるのー!」
・・・・・・追いかけないとダメかな。
こぎ続ける香奈の自転車を追いかけながら、叫ぶ。
「ハンドルを握れ!」
「握ってるー!」
・・・間違えた。
「ハンドルに付いてるレバーを握れっ!」
キーッ、と甲高い音を立てて自転車は急ブレーキをかけ・・・
「あわわわわわっ!?」
ドシャン!派手にこけた。
こけてうめいている香奈に追いつく。
「もっとゆっくり握れ」
「・・・遅いよ・・・」
片腕で自転車を押し
もう一方の腕で痛い痛いと文句を言う
香奈を抱きかかえるようにして家へと戻る。
「うー・・・まだ痛いー」
尾てい骨のあたりを盛んに気にしている。
「湿布でも貼っとくか・・・」
薬箱から湿布薬を探し出し、手渡す。
香奈は湿布を貼るために部屋に戻っていったが
すぐに戻ってきた。
「・・・お兄ちゃん」
「なんだ?もう貼れたのか?」
「貼れないよ・・・見えないとこなんだもん」
「ああそうか・・・じゃ母さんが帰るまで待ってろ」
「・・・待ってられないよ、痛いんだもん・・・だから」
香奈がもじもじしながら湿布を俺に返した。
「お兄ちゃん、貼って」
「は?・・・いや、その・・・」
「私は・・・気にしないから」
いや、俺が気にする。
中学に入った頃から、だんだんと丸みを帯びている妹の尻を
生で見たりするのは兄としてどうよ?
「・・・早く」
香奈が俺の手を取って部屋へ誘う。
「湿布貼るだけなんだから・・・いいよな」
自分で自分に言い聞かせる。
「そうだよ・・・別に、その・・・変なことしちゃ、ダメだけど・・・」
「バカ・・・へ、変なことなんか、するか・・・」
「ど、どもらないでよ」
顔が熱い。
香奈の顔も赤い。
お互い顔を赤くして、香奈の部屋に入る。
部屋に入ると・・・香奈が後ろ手に、ドアの鍵をかけた。
「な、なんで鍵かけるんだよ!」
「え・・・あ、だ、だって!・・・お母さんとか、み、見つかったら・・・恥ずかしいし」
そりゃまあ、確かに恥ずかしい。
「・・・ちゃっちゃと貼っちゃおう、な」
「うん・・・」
そう言って・・・香奈がジーンズを脱ぎ始める。
ドキドキ・・・
やがて香奈は、上は薄手のトレーナーで
下はソックスとパンティだけという、何ともHくさい格好になった。
「・・・あんまり、見ないでよ」
香奈がトレーナーの裾を引っ張ってパンティを隠す。
「あ・・・いやでも、見なきゃ湿布貼れないしさ」
「必要以上に見ちゃ、ダメ」
「はいはい・・・」
香奈がベッドにうつ伏せになる。
その太股をまたぐように、俺もベッドに上がった。
「痛いの、どの辺だ?」
「えっと・・・このあたり」
香奈が後ろ手に尻の辺りを指し示す。
「・・・あー・・・ちょっとパンツ下ろすぞ?」
「・・・うん」
ドキドキドキ・・・
パンティのゴムに指をかけるとき
指先がほんのちょっと、香奈の体に触れた。
ぴくん、と香奈の体が震えた。
が、特に抗議とかはしてこない。
そのまま、パンティを下ろしていく。
ドキドキドキドキ・・・!
いわゆる、半ケツ状態。
もうちょっと下ろしたら・・・全部、見えちゃうな・・・
「・・・お兄ちゃん?」
ああ、いかん。何考えてるんだ、俺・・・
湿布を貼って、パンツを上げてやってドキドキが収まってみると
何で妹の尻でこんなドキドキせにゃならんのかと
我ながら情けなかったり恥ずかしかったり。
ジーンズを履き終えた香奈がぼそっとつぶやく。
「あー、恥ずかしかった・・・」
「俺もだ・・・」
思わずそう答えた俺に、一瞬きょとんとしてから、香奈が嬉しそうな顔になる。
「・・・そう、なんだ・・・えへへっ♪」
「・・・なんだよ」
「だって、それって私のこと、女の子として意識しちゃったってことでしょ?」
「ばっ・・・・!バカ言えっ!!お前なんかまだガキだガキ!」
そう。俺も香奈もまだガキだ。
いつか、もっと大人になったら・・・
今日のことを、ちょっと恥ずかしい思い出として思い出すんだろうな・・・
「ガキじゃないもん!もう女の子だもん!」
・・・とりあえず、ちゃんと自転車に乗れるようになろうな、香奈。
前がちょっと重苦しい話だったんで
軽くて短いのを書いてみましたー
ほのぼの…(´∀`)
GJですよ♪
新職人光降記念age!
>>602 GJ!
>上は薄手のトレーナーで
>下はソックスとパンティだけという、何ともHくさい格好になった。
>「・・・あんまり、見ないでよ」
>香奈がトレーナーの裾を引っ張ってパンティを隠す。
……(*゚∀゚)=3ハァハァ
和みつつ萌え〜
トリップないけど◆gcnc2wQZDAさんじゃないのかな?
キテルー(゚∀゚)―!!
>602さんお疲れ様です。
兄が中学生なのか高校生なのか
少し気になったが・・・
とにかく新作投下ありがとうー
俺にその妹をクレ!
>>602 GJ!
支援するのでもっと書いてください〜
2つ下の妹がお風呂に入っているときに、用意していた着替えをすべてわざと洗濯して上げました。
僕がリビングで水を飲みながらテレビを見ていると、
お風呂から出た妹は、バスタオル一枚でやってきて、
『もう、余計なことしないで。』
とちょっと笑いながら言いました。そのまま自分の部屋へ行くのかと思ったら、僕の横に座り
『おにいちゃん、そのお水ちょうだい。』
グラス一杯ほど飲むと、
『ありがとう。』
僕はまた水を注ぐとそのまま飲みました。
しばらくして、妹は立ち上がると
『何げに間接キスだね。』
と言って、部屋へ戻っていきました。
(・∀・)ニヤニヤ
この文を妹視点でつづると・・・
(・∀・)ニヤニヤ*
妄想は膨らむ。
(*´Д`*) ハァハァ
朝青龍みたいな妹がほぼ毎晩Tシャツノーブラで漏れの部屋に来るんですがこれって誘われてるんですかね?
襲っちゃっていいですかね?
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
直接聞いてみてはどうでしょう?
直接聞いてみてもし
「なに?そんな気あるわけないじゃない、自信過剰なんじゃないの?」
とか朝青龍顔に言われたら人生最大の汚点だ…
しかしそんなブスでもムラムラしてしまう…OTL
(ノД`)
>>616 妹に冗談ぽい口調で注意をしてみる。「年頃の女が無防備に〜云々、目がいっちゃうだろ?」
それでも後日変わらずなら軽いノリで「口で言って解からんヤツには体で解からしてやる!」
とか言って脇、胸、乳首のクスグリ地獄のお仕置きを与えてやれ。
ある晩、お風呂から上がると用意していた着替えがなくなっていました。着ていた服もありません。
ゴーッゴーッという音が聞こえたので、私は多分お兄ちゃんが洗濯機に入れたんだろうなと思いました。
時々、お兄ちゃんの視線を感じていました。
ついこの間まで毎日喧嘩ばかりしていたお兄ちゃん。喧嘩をすれば、泣かされるのはいつも私です。
そんなお兄ちゃんが、今は私のことを見て変な想像とかしちゃってる・・・・・・のかな?
鏡の向こう側の、髪を濡らした裸の女の子と目を合わせます。
上気して赤く染まったほっぺたと唇が思いがけずエロティックでした。
私は映画の中の女優がやるようにバスタオルを身体に巻き付けると、そのままの格好で廊下に出ました。
濡れた肌に、ひんやりと心地のいい空気が当たります。
621 :
620:04/11/13 10:11:08 ID:2bD1469/
リビングに行くと、お兄ちゃんがテレビを見ていました。いつものバカ番組。
私はわざとテレビの前を通って、お兄ちゃんの向かいの席に座りました。
「もう、余計なことしないで」
怒って言ったつもりなのに、お兄ちゃんの視線がくすぐったくて気を抜くと口元が緩んでしまいます。
しばし、誰も見ていないテレビの音だけが部屋に響きます。
ちょっと気まずい雰囲気・・・・・・。
622 :
620:04/11/13 10:12:15 ID:2bD1469/
「お兄ちゃん、そのお水ちょうだい」
返事を待たずに、私はテーブルの上のグラスを掴むと、ゴクゴクと喉を鳴らして飲んで見せました。
目一杯カラダを反らしてよく見えるようにして。ワキとかも見えちゃったかも。
ありがとう、と言ってグラスを返すと、お兄ちゃんは無言のままペットボトルからグラスに注ぎ、
そのまま飲んでしまいました。
「何げに間接キスだね」
言ってやって、部屋に戻りました。
623 :
620:04/11/13 10:13:24 ID:2bD1469/
ドアを閉めてベッドに腰を落とすと、トンがった小さな胸がポロリとこぼれました。
カラダの奥がなんだか熱くなっています。私はバスタオルを脱ぐと、裸ままベッドに横になりました。
自然に指がアソコにいきます。入り口のあたりをツツーッと撫でると、お風呂のお湯ではないぬるぬるした
液が指先につきました。
「えっち」
口をついて出てきた言葉は、たぶん自分自身に向けられたものです。
私はうつ伏せになると、覚えたばかりのオナニーを始めました。
遠くでスズムシが鳴いていました。
624 :
620:04/11/13 10:15:14 ID:2bD1469/
>>610さんの妹さんの視点で想像して書いてしまいました。ごめんなさい。
私は姉なんですが、小さい頃お兄ちゃんを持ってる友達がうらやましかったです。
「えちねた!兄萌えスレ」ってないのかな。
定かではないけど妹描写は同性の人が書くと
雰囲気出るなw
SS投下乙です。
「えちねた!兄萌えスレ」はたぶん無いと思うけど、
いろいろ需要を探ってみて624さんのように思っている人が
いるのなら建ててみては?
このスレでやりたいのってことであれば
兄を思う妹の構図になってしまうかな。
なんか偉そうに聞こえたらすみません_| ̄|○
626 :
620:04/11/13 14:31:57 ID:RSksJduK
>>625 偉そうだなんて、とんでもないです。
ありがとうございます。
立てちゃいました。
>>624 GJです!
新スレですかー
姉妹スレならぬ兄妹スレですねw
よかったらアド貼っちゃってください
628 :
620:04/11/13 16:27:16 ID:RSksJduK
わざわざ立てなくても、このスレでよかったんじゃないかな
似たような趣旨だし
630 :
620:04/11/13 16:44:38 ID:RSksJduK
いや駄目ってわけじゃないけど、このスレで語っても良いんじゃないかなぁと
じゃあふたつまたがって利用したらいいじゃん。
「妹萌え」と「兄萌え」、
それぞれ分担して両立するとよろし。
634 :
えっちな21禁さん:04/11/15 22:50:09 ID:HJ+dbV/F
紫煙!
>>628 そのスレ、即死しとるがな・・・・・・;;
はああぁぁ!?ホントに落ちてるううぅ!!!!(ノД`)
>>636 おまい620か?w
もうここで良いじゃん、どうせスレの進行速度遅いし。
638 :
620:04/11/16 23:59:36 ID:gXNW2DSw
>>637 620タソはそんなリアクションしない。
>>638 ん?おまいが620なの?
よくわからんw
昔、妹のことですが・・・というスレがあってすごく良かったのを覚えてるんだが、いまどこにあるのかわかるやついる?
643 :
無題1:04/11/22 22:29:54 ID:aU/oyTu9
誰も書かないので書いてみましたが、初めてなので下手です。
キンコ〜ン、カンコ〜ン友優「‥‥ん‥‥どこだ?ココ‥‥‥ふぁ〜まだ眠たい」今起きたが、ボケている友優の耳に、聞き慣れた声が‥‥しかし誰だか分からない
奈緒美「もぅ、寝てばっかりいちゃダメだって」
友優「ん〜〜どちら様ですか〜」奈緒美「まだボケてる‥‥もぅ、このボケ兄ぃ」奈緒美が俺のほっぺを掴んで引っ張る。
友優「いっ、痛い〜」
友優「ぁ〜〜思い出した〜」そう、今いるのは学校、そしてこいつは俺の妹篠山 奈緒美
(ささやま なおみ)一つ違いで、学校は同じだ。んで俺は篠山 友優
(ささやま ともまさ)あと、さっきのは最後の授業の終わりのチャイムだったっぽい。
644 :
無題2:04/11/22 22:33:20 ID:aU/oyTu9
奈緒美「もう、寝てばっかいるから成績悪いんだよ」
確かに、俺の成績はヤバい。ワースト5に入るくらい悪い。
それに比べて奈緒美はトップ5に入るくらい頭がいい。
奈緒美「また、ワースト5入っちゃうよ。私が勉強教えようか?」
流石に俺にもプライドがある。一つ下の人に教えてもらうなんて‥さらにそれが妹なんて、俺にはできない。
友優「俺は勉強しないって決めたんだ。奈緒美は自分の勉強でもしてろ」
645 :
無題2:04/11/22 22:36:14 ID:aU/oyTu9
奈緒美「もう、寝てばっかいるから成績悪いんだよ」
確かに、俺の成績はヤバい。ワースト5に入るくらい悪い。
それに比べて奈緒美はトップ5に入るくらい頭がいい。
奈緒美「また、ワースト5入っちゃうよ。私が勉強教えようか?」
流石に俺にもプライドがある。一つ下の人に教えてもらうなんて‥さらにそれが妹なんて、俺にはできない。
友優「俺は勉強しないって決めたんだ。奈緒美は自分の勉強でもしてろ」
646 :
無題3:04/11/22 22:43:31 ID:aU/oyTu9
奈緒美「あとで後悔しても知らないからねぇ、今回ワースト5入ったら塾&家庭教師だってさ。じゃあね、お兄ちゃん」
友優「(はぁ、強情はって断ったけど大丈夫なのかな)」などと思いながら掃除‥‥そして帰宅
友優「仕方無い。勉強するか‥」
〜〜〜30分経過〜〜〜
友優「zzz‥‥」まあ、友優が勉強しても長くは続かない。コンコン‥‥
奈緒美「お兄ちゃん、入るね〜」 返事がないが、入ることにする。
647 :
無題4:04/11/22 22:53:04 ID:aU/oyTu9
奈緒美「お兄ちゃん、寝てちゃダメだって‥‥あ、」
参考書、ノートなどを覆って寝ている事に気付く。
友優「ん‥‥‥はっ、寝ちゃったのか俺。‥‥って奈緒美!‥あ、いや、別に勉強してたわけじゃ‥‥つまり〜明日の授業の準備してたんだ。」
奈緒美「嘘つかなくてもいいよ。」
あっさりばれた。
648 :
無題5:04/11/22 23:04:37 ID:aU/oyTu9
奈緒美「勉強教えようか?」友優「奈緒美は、今度こそ1位とるんだろ?だったら俺に教える時間なんてないんじゃないか?」
奈緒美「私が一位とれないことより、お兄ちゃんが勉強地獄になっちゃう方が嫌だもん。」友優「奈緒美‥」
意外だった‥奈緒美がそこまで、俺の事を大事に思ってくれてたなんて。
友優「奈緒美‥‥‥好き‥‥かも」思ってた事が言葉に出てしまった。
649 :
無題6:04/11/22 23:08:32 ID:aU/oyTu9
奈緒美「大丈夫?妹を好きになるなんて間違ってるよ!」
口調がやけに激しい‥多分恥ずかしかったのだろう。奈緒美「とにかく私はお兄ちゃんが苦しんでる所見たくないの」
友優「じゃあ、頼むよ。でもタダでいいのか?」
奈緒美「じゃ、じゃあ、‥‥‥その、‥お兄ちゃんのファーストキスが欲しい〜」
>643
ひさびさの話載せ乙。
書いていればそのうち要領も分かってくると思うよ。
よって支援(´・ω・`)
651 :
無題7:04/11/22 23:15:11 ID:aU/oyTu9
友優「‥‥本気か?」
奈緒美「ダメかなぁ?」
友優「別にいいけど‥」
奈緒美「じゃあ、ワースト5入らなかったら、キス頂戴ね?」
友優「さっき妹を好きになるのは間違ってるって言ったくせに‥‥まあキスは承諾した。」
奈緒美「あの時は恥ずかしかったの!」
友優「ハイハイ。」
652 :
無題8:04/11/23 08:34:19 ID:3htVF/NC
そして、俺の勉強は始まった。
友優「あ〜ここわかんないや。」
奈緒美「えっとね、そこは、この法則でやるんだよ。」
まるで兄妹が逆になってるようだ。そして、奈緒美が側にいるときは、全く眠らなかった。やっぱり奈緒美が好きなんだろうか‥‥
奈緒美に教えてもらって2週間がたった。
奈緒美「うんうん、前の2倍は点数とれるよ。いや、もっといけるかも。じゃあ、明日テストだよ、頑張ろうね」
そしてテスト当日‥解ける解ける。ワースト5なんて楽勝に抜けれる‥などと思うほど出来がよかった。
653 :
無題9:04/11/23 08:47:33 ID:3htVF/NC
しかし、奈緒美には、驚かせたいがために、
「あまりよくないかもしれないなぁ」
などと言っておいた。
そして、
結果発表の日
‥‥‥‥ドキドキ‥‥いままでになく、よかったので、前から数えた方が早かった。
友優「奈緒美、どう?」
奈緒美「6位だったぁ‥‥‥うぇ〜ん‥一番悪いよぉ‥‥ぐすん‥お兄ちゃんは?」
友優「平均以上だよ。^^」
密かに笑顔になっていたようだ。
奈緒美「お兄ちゃんの笑顔が見れたから、それでいいやぁ」
sage忘れスマソ
と言われ、キスされた。
‥‥長かった。
奈緒美「好きだったよお兄ちゃんずっと前から‥」
友優「俺も‥」
友優「今度からは自分で勉強するさ、迷惑かけてすまなかったな。」
奈緒美「ううん、教えてあげようとしたのは私だし。お兄ちゃんが喜んでくれればなんでもするよ」
友優「なんでも?」
奈緒美「う‥うん‥‥‥じゃあ、またね、お兄ちゃん。」
以下妄想してください。
短いし萌えかったと思いますが、読んでくださって、ありがとうございます。
655 :
えっちな21禁さん:04/11/24 09:01:09 ID:pN3svnMZ
gcnc2wQZDAさん・・・だよね
思い出サイクルの続編キボン
>>32 陽子って名前がからオバサンわ連想される、今からでもかわいい名前に変えろ
>>656 人にどうこう言う前に、日本語おぼえような
紙後輪マダー?
659 :
えっちな21禁さん:04/12/02 13:11:10 ID:hJZd+qCN
Suicaあげ
◆gcnc2wQZDAさんまた降臨キボンヌ
チャイムとともに退屈な授業も全て終わり
教室の中はまったりした雰囲気になる。
部活に急ぐやつ、ダベってるやつ、仲間と連れだってどっかいくやつ・・・
「沢本ー」
帰り支度をしている俺にも、悪友の一人が声をかけてくる。
「んー?」
「ゲーセン寄ってかね?」
ちょっと頭の中で財布の具合を計算する。
「・・・奢りか?」
「馬鹿抜かせ。俺が奢ってもらいたいくらいだ」
「んじゃパス。ちょっと今ピンチなんだわ」
「お前、いつもピンチじゃん」
「うるせえな・・・今月は特にピンチなんだよ」
そう。ただいま俺、沢本和彦は超緊縮財政を強いられている。
昼飯代を切りつめ、寄り道もせず、買いたい物も我慢して極力出費を抑える日々。
しかし、それもこれも全てはあの日のためなのだ・・・
1週間ほど前
学校からの帰り道、珍しく妹の香奈と一緒になる。
「今日は早いんだねー」
「ああ・・・ま、まっすぐ帰ればこんなもんだ・・・お前、いつも今ぐらいか?」
「そうだよ。お兄ちゃんだって去年まで通ってたんじゃん」
「中学時代か・・・今となっては遠い昔のことのようだぜ」
「卒業して1年もたってないよ?」
「ふっ・・・お前も高校に上がればわかるさ」
「何言ってんだか・・・あ」
「どした?」
「ほら、あれ」
香奈が指さす先には鮮やかなリースに飾られたウィンドウがあった。
「・・・もうクリスマスなんだねー」
「まあ、もう12月だからな」
「ね・・・今年は・・・何くれるのかな?」
香奈が期待を込めた目で俺をのぞき込んだ。
去年のプレゼントは・・・なんだったっけ、CDだったか?いや、それは一昨年だ。
去年は・・・そうそう、MDプレイヤーだったか。
・・・年々高額品になってる気がするのは気のせいか。
で、俺がもらったのは・・・
・・・あれ?
「お前さ」
「なに?」
「なんでお前はプレゼント貰うばっかで、俺には何もくんないわけ?」
「お兄ちゃんは兄であたしは妹だから」
「・・・その理論は何か間違ってないか?」
「あたしは気にしないよ?」
「お前には思いやりとか感謝の心はないのか」
「うるさいなー・・・そんなに言うなら、こういうのはどう?」
香奈は腰に手を当てて、ちょっと偉そうにふんぞり返る。
「あたしがビックリするようなプレゼントを用意できたら、あたしもお返ししてあげる」
・・・どこまで行っても不公平な気がするのは俺だけか?
・・・と、こんなことがあって
俺は意地になって香奈をビックリさせるようなプレゼントを用意すべく
必死に小遣いを節約したり、細々としたバイトをしたりして金を貯めている。
現在プールされている金額は・・・3万2千円ほどか。
中学2年の小娘に贈るプレゼントの金額としては破格・・・だと思う。
よくわからんが。
まあ、このまま順調に金を貯めることができれば
クリスマスプレゼントを買う頃には4万・・・いや、5万ぐらいはいけそうだ。
問題は
「・・・何買ってやってもビックリしそうにねえなぁ」
ということだった。
学校から帰る道を変え、商店街を抜けていく。
何かめぼしい物はないか、あちこちのウィンドウをのぞき込む。
ちょっと目を引く物があった。
金額的には何とかなりそうだが・・・
アクセサリーとか興味なさそうだしなぁ。
そうこうするうちに12月23日。
・・・明日もうイブじゃん。
いくつかプレゼントの候補はあがっていたが
どれも決め手に欠けるような気がして決めかねていた。
明日の夜に渡すとして、プレゼントを買うなら
今日か明日しかもう残っていない。
もう・・・アレに決めるか・・・
部屋から出てきた香奈が俺を見てにんまりと笑う。
「おはよう、お兄ちゃん♪・・・プレゼント、もう用意できた?」
「ふっ・・・お前こそ、お返しの用意をしておけよ」
強がってはみたものの、正直自信がない。
「フフーン・・・ま、期待しないで待ってるよ♪」
挑戦的に笑う香奈に、無理にニヤリと笑いかける。
財布の中には苦労して貯めた全財産。
心には・・・今一つ自信のないアイデアを秘めて
俺は一足先に家を出た。
そして放課後。
時節柄、売れちまってる可能性もないわけじゃない。
目を付けておいた店に駆けつけ、ウィンドウを見る。
よかった、まだ売れてない。
店に飛び込んで、店員のお姉さんに声をかける。
「はい、こちらですねー・・・クリスマスプレゼントですか?」
「ええ、まあ・・・」
「いいなぁ・・・彼女にプレゼントかぁ。気合い入ってるねー」
「いや?・・・妹にですが」
「照れない照れない♪じゃ、気合い入れてラッピングしちゃうわねー」
何か激しく勘違いしながらお姉さんが小さな箱を包んでくれる。
会計をすませて店を出る。
小さな包みと引き替えに、ほぼ空っぽになった財布が無性に悲しかった。
明日の昼飯代も残ってない。
これで香奈がビックリしなかったら・・・
考えるのもイヤな展開だった。
12月24日。クリスマスイブ。
昼飯を抜いたのでフラフラとしながら家に帰る。
「おかえり、お兄ちゃん」
香奈はもう家に帰っていた。
目をキラキラさせながら俺を見つめる。
「ね・・・約束、覚えてるよ、ね?」
「うむ・・・ま、座れ」
「うい」
ソファに向かい合わせになって座る。
俺はおもむろに、鞄から用意したプレゼントを取り出した。
「・・・これだ。メリークリスマス、香奈」
差し出された香奈の手に小箱を渡す。
「うん、ありがと、お兄ちゃん・・・開けてもいいかな?」
「おう」
カサカサと紙包みを開けた香奈の動きが
ぴた、と止まった。
お?・・・驚いてる?
「お兄ちゃん・・・これ・・・」
「・・・サイズとかよくわかんなかったんだけどさ・・・ちょっとはめてみ。合わなかったらなおしてくれるらしいから」
「指輪・・・だよ?」
「知ってるよ、俺が買ったんだから。ほら、はめてみろって」
「・・・お兄ちゃんが、はめて・・・」
「はあ?」
少しうつむきながら、香奈が俺に指輪を戻し
左手を俺に差し出した。
自分でやればいいのに、と思ったが
まあついでだからはめてやるか。
「で、どの指がいい?」
「・・・薬指」
「ん・・・お前手ぇちっさいなー」
ん?
・・・どうしたわけか、差し出した香奈の手が小刻みに震えていた。
香奈の手をとって、指輪をはめてやる。
ゆっくりと香奈は手を戻し、薬指にはめられた指輪を見つめ・・・
突然、泣き出した。
「お・・・ど、どうした?キツイのか?」
「ううん・・・大丈夫・・・ただ・・・嬉しくて・・・」
「そ・・・そう?いやー、苦労して金貯めたかいがあったかなー」
「ありがと・・・一生・・・大事にする、ね・・・」
・・・それほどのものかな。
「で・・・ビックリはしたか?」
「え?あー・・・うん・・・ある意味、驚いた・・・ちょっと反則っぽいけど」
「ふふん・・・じゃ、明日はお前が俺にお返しを・・・」
「お返しなら・・・」
まだ少し涙に濡れた目で俺を見つめながら
香奈が立ち上がって俺に近寄ってくる・・・
「今・・・あげるよ・・・」
「・・・香奈?」
香奈の柔らかな身体が、ぴったりと俺に寄り添う。甘い匂い。
ドキドキと、なぜか鼓動が早くなる。
「お兄ちゃんには、そんなつもりないの、わかってる・・・」
・・・そんなつもり、ってなんのことだ?
聞きたいのに、喉がカラカラで声が出ない。
「でも、もう私は・・・お兄ちゃんのものだからね・・・」
なんで?指輪プレゼントしただけだぞ?
「この・・・指輪が、契約の証・・・」
だからなんで指輪で契約とか・・・
「そして、お返しに・・・私の誓いを・・・あげる」
香奈が伸び上がって・・・
顔が俺の顔のすぐそばまで来て・・・
柔らかな唇が、俺の乾いた唇にそっと触れる。
・・・え?・・・キス?香奈が、俺に・・・キスしてる?
頭の中でいろんな物がグルグルして
それでも、俺は香奈を拒むことができなかった。
どれくらい、そうしていただろうか。
いつの間にか、俺は香奈の体を抱きしめていた。
ハッと我に帰って唇を離し、ゆっくりと香奈から体を離す。
「あー・・・えーと、その、なんだ・・・今の、何?」
「何って・・・キス、だよ」
「ああ、うん、まあ・・・そう、だな」
「今のが、私からのお返し・・・」
「ああ、そう、うん・・・えっと、あれだ・・・ありがとう」
「・・・うんっ♪」
「で、まあ、その、なんだ・・・」
「・・・もっと・・・お返しが欲しい?」
「滅相も!」
・・・なんだか・・・大変なことをしてしまったんじゃないだろうか、俺。
「あ、そうだ、忘れてた・・・メリークリスマス、お兄ちゃん♪」
また軽くキスをして、そのままソファで二人寄り添っていた。
・・・ま、こんなクリスマスも・・・・・・続くの、かな?
急いで書いたから落ちナシですw
キター ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノー!!!
GJ!そして香奈ちゃん萌え!そして鈍い兄貴もイイ!!!
いいふいんき(ry の作品でおk!
ここからエロに走るのもよし。
軽く微エロに徹するもよし。
要するに続きキボンヌ。
脳内補完スキルも身につけようや。
変に長く続けると荒らし・煽りもでてくるしさ。
エンゲージ乙です。良作ですた。
677 :
えっちな21禁さん:04/12/05 12:28:46 ID:HNubyX1B
おおう、いつの間にか新作が!
これって「思い出サイクル」の続編なのかな?
GJでした〜♪
sage忘れた・・・スマソorz
はげしくGJだ!!!!!!!!!!!
>>677 確かに同じ名前だ。
それに文体も一緒っぽいし、続きモノだったか。
とりあえずハァハァさせて貰おうか。(;´Д`)'`ァ'`ァ
gcnc2wQZDAさん?
『手を繋いで』の時に、ゲーム用のシナリオ云々ってあるけど →
>>583 『思い出サイクル』『エンゲージ』もそうなのか?
ゲームシナリオとして十分成立していると思うが・・・
まー何が言いたいかって、猛烈にGJ!!
次作支援
683 :
えっちな21禁さん:04/12/11 20:39:05 ID:t2ArBO2t
お兄ちゃんどいて、そいつ殺せない!
「何を言っている。ここには俺とお前しか居ない。他に誰も居ないんだっ!!」
俺は妄想に駆り立てられている妹に向かって、必死になって叫んだ。
「違うのお兄ちゃん!いるのッ!お兄ちゃんの
すぐ後ろに・・・きゃああぁあぁぁぁあぁぁぁl!?」
あまりの恐怖にわたしは
お兄ちゃんの手をとり走り出した。
妹に異変が起きたのは丁度一ヶ月前の事だった。
朝、いつもなら起きてくるはずの時間になってもダイニングに姿を現さない為、部屋にまで行ってみたのだが、そこには信じられない光景が広がっていた。
部屋はめちゃくちゃに荒らされていた。
その真ん中にひとりぽつんと妹が膝を抱えて座っていた。
よく見ると座っているところに小さな水溜りができている。
俺は立ち尽くした・・・
やたら時間かかってるのとIDが違う理由を教えてくれ
>>688 流れ読めない奴だなぁ・・・みんなで連作してるに決まってるだろ
たまにはみんなでリレーするのもいいんじゃない?
特定の書き手さんだけに依存するのも何か悪いしさ。
リレーだと、次に誰がどんな流れに持っていってどんなネタを振ってくるのかが楽しめると思う。
場を察した690がいいこと言った(゚∀゚)
動けない。
頭は異様なまでに思考を巡らせているのに、体が麻痺していた。
しかしその頭ですら、目前以上の現状をなかなか把握出来ない。
何故部屋が荒らされているのか。
何故膝を抱えて座り込んでいるのか。
あの水にしては奇妙な色をした液体は。
何度その問いを繰り返したか、唐突に疑問は氷解した。
それと同時に体がようやく動き出す。
しかし、体はただがくがくと震えるばかりで、相変わらず自分の意志の通りには動かせない。
寒い時期だというのに、体中から汗が噴き出る。
口を開くも、声がろくに出ない。呼吸すら辛く、苦しい。
どうにかして二言三言を言ったつもりだったが、音になったのは「おい」という一言だけだった。
しかしその一言で、よくやく妹は俺に気付き、ゆっくりと顔をこちらに向けた。
――その瞳には、何が映っているのか全く分からなかった。
694 :
693:04/12/15 22:00:16 ID:kW1FJx9U
萌えない上に話が全く先に進まなくてごめんorz
本当にリレーになるんなら次の人どうぞー。
何だかリアライズみたいな展開になりそうなヨカーン。
でも、実際どうなるんだろ(ワクワク
こちらをぼうっと眺めたまま放心したような表情の妹だったのだが、ふいにその顔が歪んだ。
泣き出した・・・のではなかった。笑っていた。声をあげ、目だけ無表情のままで。
ただ事ではない。何かがおかしい・・・そう感じた。意を決して、ようやく不気味な笑いがおさまりはじめた妹に説明を求めた。
しかし・・・妹の口からこぼれ出る「音」はもはや言葉にならないものでしかなく・・・
笑い声だったものも時を刻むたびに不気味な鳴動へと変わっていった。
「うぇうfdlklfjんvljkfんlvんlkんvlkんf:vんkdfんvkls:fdん:kbんklんf:b」
なんらかの詠唱・・・そう思った瞬間、奇怪な「水」が視界の中膨れ上がったように見えた
淹れたてのコーヒーをすする。
考えることが山積みだった。
一体どうしてこんなことになったのか、
あらゆる仮定が頭の中を交錯する。
だが、どれも納得のいく答えを導き出せない。
それとも俺自身が気付いてないだけなのか・・・
あれから(>685)
妹は失神し、今は自分の部屋で寝ている。
「これからどうするんだ・・・」
俺には仕事もあるし妹にも学校がある。
こんな調子が続けば妹は学校に行くことは出来ないだろう。
それどころかヘタをすれば精神科に入院なんてことになるかもしれない。
想像が悪い方に傾きかけた時リビングのドアが開いた。
「お!?お兄ちゃん休日のくせに早起きだね。」
妹がパジャマ姿のままけろっといつもの無邪気な表情で言った。
「・・・おまえどうした?」
「は?」
「・・・・・・昨日の夜のことは?・・・その、一ヶ月前(>697)のことは覚えてないのか?」
「昨日の夜?一ヶ月前?なんかあったっけ?」
とぼけているのかと何回か尋ねてみたがどうやら本当に覚えていないようだ。
トースターでパンを焼き始めた妹に俺は笑うのか悲しむのか微妙な表情をしていたに違いない。
700 :
698:04/12/16 00:06:06 ID:0vuCy7X2
長文規制が出てふたつに分けてしまいました。
すみません(ノД`)
(夢・・・?)
そう思わずにはいられなかった。しかしあのリアルさは・・・
それから1週間ほどが経った。妹は相変わらずのほほんと過ごしているが、俺はあの日の光景が頭から離れない。
そして夜な夜な悪夢にうなされるようになった。それと・・・気になることもあった。妹の様子が今までとどこか違う。
気のせいかもしれないがしかし、俺は不安を抑えきれなかった。
702 :
えっちな21禁さん:04/12/16 14:13:53 ID:U6pZdqLR
そんな俺の不安を示すような土砂降りの雨が降る夜。
雨音にかき消されそうなほどかぼそいノックの音がした。
「お兄ちゃん・・・」
そう言えば、妹はカミナリが昔から苦手だった。
怖いと言っては、よく夜中にベッドに潜り込んでは抱きついてきたものだ。
そう思い扉を開けると、シャンプーのイイ香りがする柔らかいモノが飛びついてきた。
「・・・ねぇお兄ちゃん・・・私の体、キレイ?」
風呂上がりのバスタオル姿の妹が、上目遣いでこちらに問う。
いつもの妹じゃない・・・そう思いながらも、
不思議な妖艶さに捕らわれたかのように、俺はそのまま抱きしめてしまった。
>>703 気をつかわせてすまんかった。今は反省している。
705 :
創作リレー:04/12/16 19:25:29 ID:V/exvF+X
唇が重ねられる。
熱い。灼けるような熱さ。
燃える唇がかすかに開き、舌が俺の唇を割って滑り込んでくると
ぬめぬめと、俺の舌を絡め取るように動き回る。
頭がじん、と痺れるような快感。
思わず、抱きしめる腕の力が強くなる。
いつのまにかバスタオルはむしり取られていた。
抱きしめ合い、唇を重ね、舌を吸い合いながらお互いの体をうねらせる。
びちゃり
たたらを踏んだ足が、冷たく濡れたものを踏む。
その冷たさに驚き、目だけを足下に向ける。
まだ濡れている妹の体から、ポタポタと落ちる滴。
それが足下に作った水溜まりのようなものを踏んだのだ。
茶色い、水溜まりを。
体を満たしていた炎は一瞬で冷水に取って代わられる。
なんだ?この変な液体は何だ?これは・・・そうだ、あのときにも見た。
様子がおかしくなった妹の部屋で見た。
あれと同じなのか。
見つめる視線の先で、水溜まりが
・・・動いた。
「う・・・うぁ・・・」
思わず、妹の体を突き放し、水溜まりから後ずさる。
「どうしたの・・・お兄ちゃん」
妹が俺を呼ぶ。
何も見ていない目で俺を見つめながら
何も語らない口で俺を呼んで
何も聞いていない耳で俺の返事を待っている。
「ドウシタノ、オニイチャン」
逃げた。
訳も分からないまま、怖くなって俺は部屋から飛び出していた。
707 :
連作の感想:04/12/17 21:53:56 ID:f4SBEpRH
連作にしちゃカナーリ良い線で流れてない?
次の展開が読み切れないとこが昔の冒険活劇映画みたいで結構楽しめる。
「ドウシタノ、オニイチャン」
「ドウシタノ、オニイチャン」
「ドウシタノ・・・」
妹の声がどんどん遠ざかる。
だが、代わりにある音が大きくなっていく。
ピシャッ・・・ピシャッ・・ピシャッ
水だ。
水音がずっと追いかけてくる。
なんだ、いったいなんなんだ!
ガムシャラに走るうちに、俺はある事に気が付いた。
そもそも何故こんなことになったのか?
原因はこの水だ。確実に普通の水じゃない。
いや、水であるかどうかも疑わしい・・・
今妹にとり憑いていた液体は俺の後を追ってきている。
「は、はっ、はっ、はっ・・・・・・」
焦って走っていたので呼吸もペースも普段のように
上手くできない。限界だった。
道路の角を曲がると壁に背中をもたれて肩をついた。
ぜえぜえと喘ぐ。もう走るのは無理だろう。
液体が足元を跳ねた。追いついてきたようだ。
夜の路面に意思のある液体が蠢いている。
「・・・オマエの狙いは俺の方か。」
人語が通じるとは思えないが吐き捨てて言った。
液体はどうやら妹から完全に抜き出たようだ。
どのくらいそうしていたのだろう。
私はふと目が覚めて体を起こし、朦朧とする意識の中で辺りを見渡した。
今しがたまでお風呂に入っていた筈なのに、何故か兄の部屋に居た。
何故?
そんな疑問を巡らせている内にある事を思い出した。
私がお風呂に入っていると、「あれ」が再び姿を現した。
一ヶ月くらい前から私に付き纏っている奇妙な生命体。
今度は一体何なの? 私をどうしようとしてるの?
そう言いたかったのだが、あまりもの恐怖に声にすらならない。
「あれ」は、恐怖で硬直する私に取り憑き、私の意識と体を奪った。
それからははっきりとは覚えていないけれど、しきりに兄を狙う意思だけははっきりと感じていた。
お兄ちゃんが危ないっ!!
直感的にそう思うと、急いで自分の部屋に戻り服を着ると「あれ」の後を追った。
「あれ」には人間とは明らかに違うが、何らかの意思を持っているのは確かだというのは判っていた。
既に何度か取り憑かれている為、考えている事も大よそながら見当がついた。
それだけでなく、何処で何をしようとしているのかも察しがつく。
後を追いながら、「あれ」に意識を集中する。
見えたっ!
私はそこに向かって全力疾走した。
改行制限に引っ掛かったので2レスに分けました。
ネタがまだ沸いてるのでもうちょっと書いてみます。
>>710-711の続きです。
走りながら私は思った。
今まで私は、兄を心配させまいと何も知らない振りをしてきた。
だけど、もうそんな事は通用しない。
「あれ」は確実に兄を狙っている。
今度こそ兄には本当の事を話さないと。
「あれ」の正体も、そして私の存在理由も。
私が「あれ」を仕留める為のスプラッシュ・ハンターである事を。
スレタイ通りの展開に戻せるネ申はおらんかねー
走る。
激しい雨の中、傘もささず、ただ己の感覚に従って走る。
滑って転びかけ、片方の靴が脱げる。
拾う暇はない。そのまま走り出す。
走りにくいのでもう片方も脱ぎ捨てる。
ずぶぬれだろうと裸足だろうと知ったことか。
目指すものにたどり着くまでは、この足は緩めない。
そして、目指すものに
大事な人に
守るべき人にたどり着く。
傘もささずに立ちつくす人影。見つけた!
「お兄ちゃん!」
叫ぶ。届くように。お兄ちゃんに、この声が届くように。
背を向けていたお兄ちゃんがくるりと首をこちらに向け、口を開く。
「うぇうfdlklfjんvljkfんlvんlkんvlkんf:vんkdfんvkls:fdん:kbんklんf:b」
声は・・・届かなかった。
と、思いきや信じられない事が起きた。
兄は振り絞るような声で辛うじてこう言ったのだ。
「た、助けてくれ・・・・・・」
よかった、まだ完全には執り憑いてない。
「あれ」に取り憑かれたらその間は人間の言葉などまともに喋れる訳が無い。
もし喋れるとしたら「あれ」が取り憑いた人の意思をも完全に乗っ取った時だけ。
それにしても何処かがおかしい。兄は苦しみ悶えながらも正気を保ち続けているのだ。
もしかして兄も?
「今助けるからっ!!」
私は兄に駈け寄り足元に僅かに残る「あれ」に両手を着いた。
そしてありったけのサイコパワーを「あれ」に送り込んだ。
「あれ」の正体は液状生命体、「ハイドロイド」だ。
繁殖期を迎えると人間に寄生し自己の増殖に利用するのだ。
この兄妹はハイドロイドに繁殖媒体として利用されようとしていた。
ハイドロイドが妹のみならず兄にも取り憑いたのは訳がある。
ハイドロイド自身、その体には性別が存在しない。
男女それぞれの遺伝子を己の体内に取り込み一つの体内に性別を発生させる為なのだ。
その遺伝子も構造が近ければ近いほど増殖能力が高まる。
だが、ハイドロイドもこの兄妹の秘密を知らずに取り憑いたのはある意味不運だったと言えよう。
ちょっと破天荒過ぎましたかね・・・・・・;;
では、どなたかうまい具合に続きを作って下さいマシ。
掌に意識を集中し、必死にパワーを送る。手応えはあるけど・・・
ダメだ。
これでは足りない。効率が悪すぎる。
だけど、諦めるわけにはいかない。
渡すわけにはいかない。
相手がハイドロイドだとかそんなこと関係ない。
これは「私の」お兄ちゃんだ。
それに・・・まだ、方法はある。
今すぐにでも始めたかったが
ここでは誰かに見られるかもしれない。
ぎくしゃくと、人形のようにぎごちなくもがくお兄ちゃんの体を
ありったけの力で抑えるようにして抱きかかえながら
私とお兄ちゃんはは部屋へと戻った。
部屋に入ると、悶えるお兄ちゃんを床に横たえ
ずぶ濡れになった服を脱がせていく。
そして、私も服を脱ぎ捨てた。
冷えた体を重ねると
私もお兄ちゃんも少しの間じっとしていた。
ずっと夢見ていたことだけど
こんな風にかなえたくはなかった。
でも、仕方がない。
今はお兄ちゃんを助けることだけを考えよう。
ぴったりと、体を密着させると、全身からパワーを放出する。
パワーを伝導するには素肌が触れ合う部分の面積が大きいほど効率は上がる。
これなら・・・いけるはずだ。
だが、間もなくとてつもない疲労が襲ってくる。
無理もない。普通の10倍以上の速度でパワーを放出しているのだ。
終わったときに、生きていられるかどうかもわからない。
それでも、やめはしない。
お兄ちゃんのためだから。
目の前のお兄ちゃんの顔を見つめながら
私は・・・さらに、パワーを上げた。
無理なパワーの放出に全身が燃えるように熱くなる。
感じるのは、熱さと、気だるさと・・・奥深くから沸き上がる、疼き。
サイコパワーは・・・神経が密集している箇所ほど伝わりやすい。
過度のパワーの放出と
お兄ちゃんと裸で抱き合っているということが
どうしようもなく私を興奮させていた。
私は・・・終わったら、死ぬかもしれない。
だったら・・・いいよね、お兄ちゃん?
今ここで・・・願いをかなえても、いいよね?
手をそっとお兄ちゃんの下腹部に伸ばす。
まだ力無いそれに触れ
パワーを送り込んでみる。
「う、あ・・・あ、あ・・・」
悶えながらお兄ちゃんが呻く。
それが熱く、固くなるのに
そう時間はかからなかった。
その時、兄の手が私の頭を撫でるのを感じた。
「う、そ・・・・・・」
兄は私の顔を見つめ、にっこりと微笑んでいた。
「もういい、無茶だけはするなよ」
「え? どうして? 何でお兄ちゃん、平気なの?」
兄は私の体を離しながら言った。
「俺も実はお前と同じスプラッシュ・ハンターなんだよ」
私はいつの間にかパワーを送る事を忘れていた。
唖然としている私を置いて兄は話を続けた。
「お前のお陰で助かったよ。後は俺のパワーで何とかする。まずはヤツを俺の体内から追い出さないとな」
兄は立ち上がり、軽く深呼吸をすると自分の股間に手を伸ばしアレを始めた。
連投でスミマセン
こうでもしないと萌え展開にならないかと思ってw
722 :
720:04/12/19 19:36:00 ID:rreQXLx2
ID:c6rukmZ3さん、ごめんなさい。
横槍入れてしまったようで。
>>718からの展開を考えたらこうなったもので。
ですが、偶然にも
>>719と繋がる結果になったのは奇跡ですかね。
いいとこだったのに・・・
悪いけどその何とかハンターって設定萌えないからあんまり出さないでほしい
>>723 ならばおまいさんも参加してみなよ。
どうせリレーなんだし、どんなネタ投下しようが、どんな流れに持っていこうが自由なんだし。
全く書けましぇ〜ん、つうなら黙って成り行き見てたら?
リレーなんだから前に書かれた設定は引き継がざるをえないからね
まあ
>>720は
>>709あたりと矛盾しちゃってるし正直どうかとは思うけど
それと、妹萌えってエロくないとダメなのか?
だとしたら俺、エロシーンは書けないから誰か上手い人よろしこ。
何度かネタ投下してるのにナサケナイ・・・・・・;;
>>725 俺の知る限りでは最初と最後とまるっきり別物になってるケースも少なからずあるよ。
その点はあまり強く拘らんでもいいんじゃないかな。
矛盾点は読み手それぞれの脳内補完でいくのも良し、
あるいは整合性を出すために誰かが補足しても良し。
それがリレーの醍醐味だと思うが。
「・・・というような話で次の冬コミは行こうと思うんだけど、どうよ兄?」
「どうよ、って・・・俺に相談すんなよ」
同人をやってる妹は
時々思いついたネタについて俺に感想を求めてくるのだが
正直、こっぱずかしい。
しかもネタのほとんどが兄妹の近親モノとなると
どう答えればいいものやら。
「萌えない?」
「んー・・・ビミョー」
「うーん・・・そっかなぁ・・・兄はもっと妹に対する萌えを真剣に・・・」
また、妹萌えについての講義が始まる。
・・・これはこいつなりの俺に対するモーションなんだろうか。
「なあ・・・いまの話って、俺達がモデル・・・じゃないよな?」
「えー・・・んー、どうかな〜・・・兄はどう思う?」
悪戯っぽく笑いかけながら、妹が立ち上がる。
足下に、茶色い水溜まりを残して・・・
>>728 よくありがちなオチかよ・・・・・・
もっとそれらしい形があるでしょーに。
つーか、尻切れとんぼでめちゃくちゃ無理矢理終わらせたって感じ?
誰か
>>720から
>>728までの間、補完してみてよ。
俺が書きたいとこだが、ネタが・・・・・・
思いつかん;;
いや、もう終わりでいいんじゃね?
別にたまたま続いてただけだし、作品の批評批判が出てまで続けなくても。
ホラーっぽくしようとする奴、萌えに戻そうとする奴、ハンターとかで活劇っぽくしようとする奴。
そんな思惑でストーリーひっぱりあう様が充分楽しめたよ。
じゃ、次の書き手さんをマターリ待ちますかね
うむ、なかなか楽しめた。次のネ申を正座して待とう
取り敢えず次の書き手さんを待つとして、時期を見てまたリレーやりません?
今度はちゃんとテーマを決めた上でさ。
それ以外のルールは特に定めないで、様々な展開を自由に創り出すって事で。
皆さん、どうでしょ?
実は、今回のは
>>683から突発的に出来そうだなと思って俺が
>>684を書き込んだのが発端だったという罠。
元凶はおまいか!?
でもリレーはおもしろかったなぁ。
ま、俺はリレー賛成だけどみんなが
乗ればまたやってみたい。
735 :
733:04/12/20 21:12:51 ID:zbEyiu7y
>>734 左様です。
まあ、またやるかどうかは、皆さんが乗り気になれば、の話だし。
やりたいと思った人がテーマをぽんっと出して、これで行きましょう、でイイかと。
続くか続かないかも参加者次第って事で。
すぐに終わるか、延々と長く続くか、それもリレーの楽しみの一つだしね。
「だ、大丈夫か!?」
学校帰り、玄関を開けた俺は目の前の光景を疑った。
妹の早紀が、ほとんど裸に近い状態で倒れていたのだ。
「もうだめぽ」
「な、なんだってー!?」
「ぬるぽ」
「ガッ」
俺は思わず裸の妹に「ガッ」していた。
早紀はガバと跳ね起き、ガッされた頭を押さえながら俺にくってかかる。
「ガッしたね!?母さんにもガッされたことがないのに!」
「甘ったれるな!」
「ヒィ」
「・・・安心しろ。母さんの分まで俺がガッしてやる」
ガッガッガッガッガッガッガッガッ・・・
一通りガッし終わったので
頭をさすっている早紀に問いただす。
「で、なんでお前は玄関先でそんな格好で寝っ転がってたんだ?」
「え?ああ、ほら、兄貴を驚かそうと思って・・・驚いたでしょ?」
「・・・どれくらい、その格好でそこにいたんだ」
「んー・・・30分ぐらい?なかなか帰ってこないからもう冷えて冷えて」
「馬鹿か、お前は・・・父さんと母さんは?」
「出かけたよ。いたらこんなことできないって」
そりゃそうだ。
「・・・父さん母さんがいないからってそんな格好で兄貴を待ってるイケナイ妹には・・・」
早紀が見つめる前で、俺も服を脱ぎ始める。
「・・・お仕置きが必要だな」
「きゃー♪」
・・・お仕置きされると言うのに嬉しそうだった。
どんどん服を脱いでいくと、早紀がちょっと困ったような顔をになる。
「ねえ・・・ここで・・・するの?」
そんなこと言われても今更止まるわけがない。
「そのつもりでここで待ってたんじゃないのか?」
「えー・・・ここじゃ寒いよぅ」
「大丈夫だ、すぐに暖まる」
「誰か・・・来るかもしれないし・・・」
早紀はモジモジしながら、しきりに玄関のドアを横目で見る。
今更何を恥ずかしがっているのか。
「よかったな、スリル満点だ」
ズボンも脱いで、下着だけになる。
イヤイヤそうだった早紀も
パンパンに張りつめた俺のモノが下着を押し上げているのを見て
「・・・しょうがないなー」
と言いながら抱きついてきた。
抱き合ってる後ろで何か物音がした。ガチャ。「ただいま〜」
一瞬、心臓が止まるかと思ったが
ドアを開けたのが誰かわかって胸をなでおろした。
早紀と双子のもう一人の妹、亜紀だった。
亜紀が抱き合う俺たちを見て叫ぶ。
「ずるーい!また二人でー!」
亜紀はそういいながら、下着を脱ぎスカートをたくし上げた。
早紀が息を呑む。
「今日はこれで早紀を犯そうと思ったけど、お兄ちゃんにする。」
腰につけたペニバンにそそり立つディルドを、早紀になめさせながら
亜紀は俺を後ろ手に縛り上げて床に転がした。
その時後ろで、何か物音がした。ガチャ。「ただいま〜」
749 :
連作の感想:04/12/23 19:40:45 ID:t1FT08NF
ちょっとマテやっ!!
似た様なシーンの繰り返しって、まさか1ダースも居るアレに持ち込む気じゃ・・・・・・;;
またか。
今度は誰だ。
親父とお袋は泊まりだから今日は帰ってこない。
これは絶対だ。
あとこの家に帰ってくるのは残っている妹二人のどちらかしかない。
もう、3Pでも4Pでもどうでもいい。
5Pは・・・ちょっとツライかもしれないが。
帰ってきたのは一つ下の妹の真紀だった。
玄関のドアを開けた瞬間、凍り付いたように固まっていたが
すぐに気を取り直したのか、あわててドアを閉めると
凄い形相で俺たちを睨んだ。
「な・に・を・や・っ・て・る・の!?」
「せっくすー」
手にしたディルドーをこね回しながら、あまり意に介さない調子で亜紀が答える。
「あん・・・い、い、あ・・・や、兄貴、こ、腰止めちゃヤダ・・・」
早紀は真紀が帰ってきたのも気づかないのか
悶えながら俺に動きをねだる。
俺はといえば、亜紀に尻に刺されたディルドに悶絶し
なおかつ腹の下の早紀にゆっくり抽送を繰り返しながら
とりあえず挨拶だけはしておく。
「や・・・おかえ・・・うっ!」
イカンイカン、ちょっと気を抜いたら暴発しそうになったぜ。
真紀は顔を赤くしたり青くしたりし始め
体をブルブルと震わせている。
・・・ちょっとヤバイかな?
真紀は真面目だからなぁ。そのくせ始めるとスゲー激しいんだけど。
で、こういう場合の対応としては
プランA:素直に謝ってやめる
プランB:開き直って共犯者に巻き込む
・・・当然、プランB。
「攻撃目標変更!全員、真紀を攻撃!」
「Yeah!」
「・・・へ?あ、ちょ、こら、やめ・・・!」
「やめ・・やだ・・ん・・・あ・・・いや・・・あっ・・・」
真紀の悲鳴が段々と甘いものへと変わって行く。
潤んだ瞳が理性を失ったと思った俺は、早紀の愛液で濡れ光るモノを真紀へとみせつけた。
だんっ!
いきなり玄関が叩きつけられるように開かれ、最後の妹、未紀が現れた。
血走った目で亜紀を睨み付け、右手にカッターナイフを握りしめた未紀が叫ぶ
「お兄ちゃんどいて、そいつ殺せない!」
「な、何怒ってんだお前」
怒りで顔を真っ青にしている未紀におそるおそる聞いてみる。
「アタシの鞄に!こんなもの入れたのよ!」
そういって取り出したのは、紫色のぶっといバイブだった。
「学校で鞄開けたら転がり出ちゃって、大恥かいたわよ!」
「あー・・・いや、確かに鞄に入れたのに入ってないんでおかしいなーとは思ってたんだ」
「お前、学校にバイブ持ってってるのかよ・・・」
「うん、早紀と遊ぼうかと思って。いやごめん、未紀の鞄と間違えてたか、アハハハ」
「・・・殺す・・・絶対殺す・・・」
4人姉妹の中ではいちばん年上の真紀が取りなす。
「ダメよ亜紀ちゃん、ちゃんと謝らないと」
「えー」
「未紀ちゃんはバイブよりローターが好きなんだから」
「怒ってるのはそこじゃないー!」
早紀もなだめ始める。
「未紀、好き嫌いはよくないよ」
「そんなのはアタシの勝手だぁー!」
むう。なかなか収拾がつかないな・・・
「まあ、とりあえず・・・危ないものはしまえ」
「う・・・わ、わかったわよ・・・」
未紀がチキチキとカッターの刃を引っ込めて鞄にしまう。
「そういや、なんでそのバイブが亜紀のだってわかったんだ?」
むすっとしたまま未紀がバイブを俺の目の前に差し出す。
根元のほうに何か書いてある・・・
『Aki(はぁと)』
「・・・お前はこんなものにまで名前を書くのか」
「落としても安心だよ」
「落とす前に、持って歩くな」
【手を繋いで】【思い出サイクル】さん見てるー。
変な流れになってるけど、良作期待してます。
次スレまでになにとぞ
758 :
感想:04/12/24 23:53:58 ID:bPyMJa2e
759 :
えっちな21禁さん:04/12/27 00:13:20 ID:P/rk/A70
終了
ちょっと落ち着いたがまだむすーっとしてる未紀に
真紀がニコッと笑いながら
「とりあえず・・・未紀ちゃんに機嫌を直してもらうために、皆でサービスしましょう」
・・・ただ単に自分に向けられた矛先を未紀に向けかえさせたかっただけのような。
「サンセー♪」
張本人の亜紀は楽しそうだ。
「えー・・・私いきかけてたのに・・・」
早紀はちょっと不満そうだ。俺ももうちょっとだったし。
「じょ・・・冗談じゃないわよこの変態兄妹!よりによってこんな場所で・・・!」
「剥いちゃえ〜!」
「わ、や、やめ・・・!」
・・・四姉妹の中で一番小柄ということもあって
俺が手を出すまでもなく
抵抗むなしく未紀はあっという間に剥かれていった。
「プレゼントですか?」
雑貨屋の店員は素っ気なく訪ねてきた。
「あ…はい…」
「いいですねぇ。私はイブもバイトなんですよ。」
店員は作り笑いを浮かべながら、手際よく包装していく。
「これ、彼女にですよね?」
当たり前じゃと突っ込みたい所を堪えて、俺は苦笑いを浮かべた。
「彼女によろしくお伝えください。」
と、営業スマイルの店員は包装されたプレゼントを手渡した。
いやいや、俺がプレゼントを買いにいくとはね。
事の発端は一週間前にさかのぼる。澪が珍しく電話をかけてきた。
澪は、三つ下で隣の家に住む中学三年の女の子で、
俺にとっては昔から一緒にいるせいか、妹みたいに感じるのだ。
いや、もう妹だね。妹萌えだ。妹萌え。全然スレ違いじゃない。
その妹である澪が何故電話してきたかというと、俺の大学が決まったから。
そうさ、この時期に決まる俺は推薦組さ。裏口だとか言えばいいじゃない。
俺全然気にしないから。
話は逸れたけど、電話の内容をまとめると、澪は俺を祝ってくれるらしい。
なんだかんだ言って澪はいい奴だ。うん。
澪は彼女いない俺を気遣う優しい奴なのです。うん。
そこで手ぶらで行くのもなんだから、プレゼントを買いに行ったわけさ。
店員さん、ごめんなさい。見栄をはりました。
澪の家は母子家庭で一人っ子のため、昔からうちで澪を預かることが多かった。
いわば、妹だね。妹萌えだ。妹萌え。全然スレ違いじゃないから。
最近は別々に過ごすことの多かったクリスマスも、
昔はうちらの家族feat.澪で繰り広げられていたイベント。
俺は、少し懐かしさを噛みしめながら、澪の家へと向かった。
インターホンを押すと、陽気な声が響いた。
「あ、亮兄ぃ?玄関開いてるから入っていいよ。」
ほら、俺のことを兄ぃと呼んだ。妹萌えだ。妹萌ry
半年ぶりに会った澪は妙に大人びていた。
胸だってまだ小さいし、言葉使いだってまだまだあどけない。
変わったところと言えば、髪にストレートパーマがかかったことくらいか…
だけど半年という時間は、少女を色づかせるのに充分すぎるほどの時間だった。
思わずニヤケてしまう。
そんな俺を後目に、澪は俺をリビングへと案内した。
黒いタートルネックに白いアウナーパンツ。そのコントラストが、
少し衣服から露わになっている手足の白さを強調していた。
思わずカワイイと呟いていまいそうな美少女へと澪は知らぬ間に進化していた。
少し悔しい。
「とりあえず、なんか飲むべよ。」
澪は白い歯を見せて、イタズラっ子っぽくニヤっと笑った。
「じゃあ俺ビール。」
「未成年がいきなり飲酒?いけないんだ〜!!」
澪はニッと笑った。俺も釣られて笑った。少し澪を愛おしく感じた。
なんだかんだ言って、澪は冷蔵庫から缶ビールとコーラを持ってきた。
「はい。おじちゃん達には黙っててあげる。」
澪はニヤっと笑うと缶ビールを手渡した。
酒の力も借りて、俺らは思い出話に花を咲かせた。
時計を見ると、九時を回っている。早三時間が経っていた。
明日も学校があるので、そろそろ帰ろうかと思ったときだった。
ふと立ち上がった俺を澪は呼び止めた。
「言いたかったことをいっておかなきゃ。」
澪は凛とした顔で、俺を見てきた。
続きマダ?
チンコ握って待ってるぞ
漏れも楽しみに待ってる。
メリクリとタイトルつけといて、続きは新年まで持ち越しかオイw
続き、期待してるよ。
これもリレーなんじゃないの?w
>>768 IDは同一でネーム欄のタイトルにも話数が入ってるから連載じゃないか?
暫く待ってみようよ。
>>770 ID:FPUjxeoxもリレーならリレーと言ってうpすりゃいいんだよ。
それが無いって事は単独作品なんじゃないの?
ただ、このまま尻切れトンボになるならリレーに持ち込めばイイじゃん。
とにかく暫く待ってみろよ。
ホシュ
「や、ちょっとぉ!」
「そぉーれっ!」
3人の妹に下着だけに剥かれた未紀が廊下に横たえられる。
早紀と亜紀がまだ膨らみかけの乳房にとりつき
乱暴にブラジャーをまくり上げて愛撫を始める。
「やだって・・・言って・・・」
「そう言う割には・・・もう、濡れてきてるよ、未紀ちゃん・・・ふふっ」
強引に足を開いて、その間にしゃがみ込んだ真紀が
すりすりとパンティの上から未紀の秘裂をこすり上げている。
中からにじみだした体液に濡れて、うっすらとパンティが透けてきている。
「あ、は・・・や・・・やだ・・・やだぁ・・・」
吐息と共に言葉を吐き出すが、体はもう抵抗していない。
むしろ足を大きく広げ、真紀の指を積極的に受け入れていた。
さあ、俺も加わるとするか。
察した真紀が上気した顔で見つめながら俺に場所を譲る。
未紀の唇は早紀と亜紀に交互に貪れら
今はその合間に喘ぎを漏らすだけになっていた。
濡れて透ける薄い布切れを一気に剥ぎ取ると
ひくひくと息づく肉唇が蜜を垂れ流していた。
俺は跪いて、その甘露を啜る。
「んっ!ぅぅーっ!」
唇を奪われたまま漏らすくぐもった未紀の声は
抗議のつもりか、それとも喜びにあげた嬌声か。
双子の妹は互いの体を弄りながら未紀を責めたて
犬のように未紀の性器を舐め回す俺に
真紀が背中から覆いかぶさり
張り詰めた肉茎を大切そうに撫で摩る。
「ぅんぅっ!・・・ん、う、う・・・ん、はぁっ!!」
未紀が快感に大きく仰け反る。頃合か。
俺は体を起こし、腰を前に進めた。
痛いほどに張りつめた俺の先端が、てらてらと濡れて光る花弁に触れる。
「ん・・・」
未紀がねだるように心持ち腰を浮かせる。
が、俺は手を添えて入り口こね回すだけで奥まで進まない。
「あん・・・じらさ、ない・・・で・・・」
そう言われるとなおさら虐めたくなる。
添えた手で竿を上下に振り、ピタピタと尖った花芯を打ち据える。
「ふ、ぁっ!や、あぅっ!」
未紀はイヤイヤをするように首を振り、上半身を身悶えさせるが
大きく開いた太股の中心は、せがむようにさらにせり上がってくる。
その持ち上がった尻を抱えると、俺は一気に奥深くまで貫いた。
「ふあぁっ!?は、あっ!い、あ・・・くはぁっ!!」
大きく吐き出す息とともに歓喜の声が上がる。
熱くなった肉壁の断続的な痙攣が俺を締め上げ
未紀が軽い絶頂に達したことを告げていた。
ちんぽー
なんか人いない。
ついでに777げと。
778 :
えっちな21禁さん:05/01/06 14:40:59 ID:iHNx8U6b
Kーの方も更新してないようだ
779 :
えっちな21禁さん:05/01/06 14:41:34 ID:iHNx8U6b
忘れてた。
760氏、gj!
玄関前の廊下で五人で絡み合い
一通り満たされた後も俺の部屋で求めあい
事が終わって疲れ果てた妹たちは微睡んでいる中で
俺は寝ころんで天井を見つめていた。
「どうしたの」
・・・真紀は、眠っていなかったらしい。
胸をそっと撫でながら俺に寄り添って横たわる。
俺は相変わらず天井を睨んだまま、胸の奥の不安を打ち明ける。
「・・・どう、なるのかな・・・俺達」
それは、ずっと抱えてきた不安。
このまま5人で関係を続けていけるのだろうか。
結婚してやることもできない。
普通に子供を持って家庭を築くこともできない。
このまま・・・妹たちを俺に縛りつけておいていいものなのか。
真紀が不安げに俺を見つめる。
「・・・後悔、してるの?」
「いや・・・そうじゃない。ただ・・・俺じゃ、お前達を幸せにしてやれないんじゃないかなって、な」
「なんだ・・・そんなこと心配してたの」
一瞬手を止めた後、真紀がクスリと笑う。
「なんだとはなんだ。俺は一応兄貴としてだな・・・」
「はいはい、気を使ってくれてありがと」
そう言って真紀が俺にのしかかってきた。
そのまま、伸び上がって俺に顔を寄せ、じっと見つめる。
「・・・私は・・・後悔してないから・・・」
「・・・うん」
軽く口づけを交わす。不思議と、不安が消えていくような気がした。
「あの日・・・お兄ちゃんを部屋に入れたときから、覚悟はしてるよ」
いつか。こんな関係も終わってしまうのかもしれない。
ただ、過去の秘めた思い出にお互いがなっていくのかもしれない。
それでも、今は。今だけは。
真紀を抱きしめて、俺も眠りについた。
目覚めてもまだ、この温もりが腕の中に残っていることを願いながら。
手が空いたのでなんとなくまとめてみましたー
>>782 何かを訴えかけるようなIDだな。何はともあれ乙。GJ!
机の上。並んでいる数枚の硬貨と千円札が3枚。
3860円。
角度を変えて、ちょっと斜めから見てみる。
・・・やっぱり3860円。
これが今の俺の全財産。
目的にはちょっと足りない。
具体的に金額で言うと1万6千円ほど足りない。
全然足りないとも言う、見方によっては。
近所のゲーム屋のチラシにのっていた
プレステ2・19800円がどんどん遠ざかっていく。
所詮俺には届かぬ夢だったのか。
どんなに望んでもかなわぬ願いだったのか。
だが、その時。
絶望しかけた俺の頭にある記憶が蘇る。
・・・まだ諦めるには早いようだ。
一縷の望みを胸に、俺は部屋を出た。
部屋のドアをノックする。
「香奈ー?入るぞー?」
妹の部屋に入るのは久しぶりな気がする。相変わらず少女趣味な部屋だ。
「なに?」
机に向かっていた香奈がどこか嬉しそうに俺に振り向いて・・・
「あのさ・・・貸してたよな、2万円」
・・・そして、笑顔のまま凍りついた。
「そ・・・そうだっけ?」
「新年早々貸しただろうが・・・あれ、今返せないか?」
「えー・・・もう使っちゃったよぅ」
「2万全部かよ」
「使うから借りたんだもん・・・今は無理だよ」
・・・まあ・・・それもそうだよなぁ・・・
「ごめん・・・あの・・・お金返せないから・・・」
申し訳なさそうな顔でモジモジしながら、香奈が上目遣いに俺を見た。
「・・・体で返すって・・・どうかな・・・」
今度は俺が凍り付いた。
体で返す・・・借金が返せないから・・・女の子が体で返す・・・
頭の中、それがどういうことなのかと考えがグルグルと回っていく。
「・・・ダメ?」
いや待て体で返すってそれはアレだパシリするとか肩揉んでくれるとか宿題かわってやっていやそれは無理・・・
「ねえ・・・ダメ?・・・私の体じゃ、2万円の価値もない?」
香奈が椅子から立ち上がる。
「けっこう・・・自信、あるんだけど、な・・・」
着ていたカーディガンが脱ぎ捨てられる。ブラウスのボタンが一つ一つ外される。
スカートが足下に落とされたところで我に返った。
「待てっ!ちょっと待てっ!!」
もう下着しか身につけていない香奈が俺を見つめる。
「返済、受け取ってくれる?」
「いやだから・・・たかが2万円のためにそんなっ・・・!」
「私は・・・かまわないよ・・・」
・・・プレステ2がとんでもないものに変わろうとしていた。
あえて、ここで切ってみるw
妹はその2万で、PS2を買っていましたとさ・・・
>>789 その落ちはあまりに陳腐なので0.2秒で却下されましたw
やった!
0.2秒も持ちこたえた!!
>>788 おまい、ムチャクチャなネタだな。
でもそのノリが面白いわw
早よ続き書けや。っつーか書いて下さい。
>>788 新作投下乙そしてGJ
でもそこで切るのはあんまりだw
ところでこれ「思い出サイクル」「エンゲージ」の続きだよね
これが完結編になるのかな?
文学的にはNGでもエロゲ(おかず)的にはOKな作品だなw
ぬいぐるみの手が取れるっぽい。
796 :
えっちな21禁さん:05/01/11 06:01:23 ID:zXPfhDyV
支援!!
リアルしぇん!!リレーはどなった?
紅組が勝ったよ
どうする!?どうすればいい!?
正直香奈のことは好きだけどそれは妹としてイヤ女の子としてもでも妹だしマズイマズイマズイ!
何がマズイって俺の下半身がマズイっていうか落ち着け俺!
深呼吸!そうだ深呼吸だ!
目をつぶって大きく息を吸っては吐いて・・・
「・・・お兄ちゃん」
「!?」
目をつぶった俺のすぐそばで。吐息を感じられるほどすぐそばで。
香奈が囁く。甘い声で。
胸に何かが触れる。
指。香奈の、指だ。俺の胸の上を、這い回る。
ボタンが・・・シャツのボタンが外されていく。一つ、また一つ。
上着が脱がされる。シャツの前がはだけられる。
首筋に・・・熱い吐息を漏らす唇が触れたとき
俺はたまらずに目を開けた。
下着すら脱ぎ捨てた、香奈の白い裸身が目の前に立っていた。
もう誤魔化せない。もう逃げられない。
そう悟ると、不思議と冷静さが戻ってきた。
香奈は俺と結ばれることを望んでいる。
俺はどうだろう。
結ばれたいのは、香奈となのか。
ただ目の前の裸体に性欲を感じているだけじゃないのか。
違う。
俺だって、香奈が好きだ。
香奈を見つめながら自問自答しているうちに気づく。
震えている。
香奈が震えている。
恥ずかしさからか、それとも未知の体験への恐れからか
震えて
それでも、その体を隠すことなく
真っ直ぐに俺を見つめて、香奈が待っていた。
じっと、待っていた。
はだけさせられたシャツを脱ぐ。
それで、香奈にも俺の決心は伝わった。
少し潤んだ眼で抱きついてくる香奈に俺は耳打ちする。
「言っとくけど・・・2万円の代わりに、ってわけじゃないからな」
こくり、と香奈はうなずく。
「お前のことが・・・その・・・好きだから、こう・・・」
うまく言えない。
うまく言えないのでその顔に触れ、唇を重ねる。
「ん・・・」
抱きしめ合い、長く、息苦しくなるほどに口づけをかわしながら
ゆっくりと、ベッドの方へ歩いていく。
唇が離れ、背中に回されていた香奈の腕がほどけ
とさ、とベッドの縁に香奈が腰掛ける。
「・・・来て」
手を差し伸べて招く香奈に
俺は覆い被さっていった・・・
翌日。香奈と腕を組んで街を歩く。もう腕を組むことにも抵抗はなかった。
途中、ファンシーショップの店先で香奈が足を止める。
「あ・・・コレ、いいなあ」
「・・・金ならないぞ」
「フーンだ。いいもん、自分のお金で買うもん」
「お前だって金ないだろう・・・」
だが。取り出した香奈の財布にはパッと見たところ数枚の万札が・・・
「・・・香奈?」
「なに?」
「なんで・・・そんなにお金持ってるのカナ?持ってるのカナ?」
「へ?・・・あ・・・」
「俺に借りた2万円は使っちゃってもうないんじゃなかったカナ?なかったカナ?」
「えっとー・・・ほら、きっかけになったんだからいいじゃん、ね?」
「・・・狙ってたのか。最初から・・・体で返すとか言うために?」
あきれる俺に、香奈がクスリと笑いかけた。
「お金を借りるときは、返す計画をキチンとしないと・・・ね♪」
ちょっと間があいちゃいましたが
これでとりあえずシリーズ完結ってことで
それではまたー
乙 新シリーズ楽しみにしてます
802の冒頭の「翌日」という部分で
肩を落としたのは俺だけじゃないはずだ・・・orz
次に期待!GJ!
806 :
えっちな21禁さん:05/01/16 20:53:32 ID:h1ASmygR
>>803 GJ!
下世話な言い方だけど、ヤっちゃうまでの展開や
オチが絶妙でいいんだよね〜
次も期待してます!乙!
むう・・・
>>801と
>>802の間は脳内で補完しろということなのカナ?なのカナ?(w
GJでした!次回作も楽しみに待ってます
続き乙
>>803 しかし・・・他に書き手がおらんね
募集ageでもしたほうがいいのか?
まったり待つべし。GJ!
811 :
えっちな21禁さん:05/01/18 23:08:18 ID:dgLU6evgO
保守
812 :
えっちな21禁さん:05/01/19 18:46:31 ID:X2a6P9c1O
別に大した話じゃないけど・・
俺の妹(6つ下)はふだんは俺を「お兄ぃ」と呼ぶ。ま、それはそれでいいんだけど、でも時々「お兄ちゃん」と呼んでくれることがある。
「お兄ぃ」ではどうってことないのに「お兄ちゃん」と呼ばれると嬉しい。面倒な頼み事だとかオネダリだとか何かあるのは判ってるけど、つい「お兄ちゃん」と呼ばれると大抵はOKしちゃう兄バカです。笑
次の「お兄ちゃん」は聖バレンタインデーかな? やっぱり・・
裏山鹿・・・呪われてしまえ
今まで妹なんていなかったからこのスレの事をいいなぁと思っていたんだが、
この間彼女の妹と話していた時、このまま結婚したら・・・という話になったら
「もしそうなったら先輩は私のお兄さんになるんですね〜(妹は同じ学校の後輩)」
と言われて俺も妹萌えに目覚めそうになってしまった・・・
いいもんだな、妹って。
実の妹じゃないからスレ違いスマソ。
>>814 無問題。
実も義理もスレタイには定義されてない。
どっちに転んでも「妹」には変わり無いっしょ。
>778
更新されてるじゃん
>817
黙れって言ってる奴の声が一番大きいんだよね
お前過剰反応しすぎ
気にいらないなら放置してくれない?
出来ないならお前あらしだよ
>>818 いちいちその話を振ってくるお前も荒らしだ。自覚しろ。
>817も
>818も
>819も
ア ラ シ
自覚しろお前ら。
アラシにレスつける奴は全員荒らし
これ、2ちゃんの常識
無視できない奴はみんな荒らし
>817も >818も >819も反応した時点で同類荒らし
そして、そんなお前らに反応してる俺も荒らし
>821
そんなおまいにレスしてみる
荒らしのループかよ。
もうそのくらいにしとけや。
元を正しゃK−の話題を振った香具師(
>>778)が荒らしの張本人じゃないか。
あの騒ぎを知ってるなら尚の事だ。
ここはヤツの話はタブーだってのに。
もう二度とK−の話は持ってくるな。
>>823 >>778を無視出来なかった奴も、無視できなかった奴を無視できなかった
>>823も荒らし。
ここでK-の話がタブーだってのはアンチK-が勝手に決めたことで、
それをここの法律みたくえらそうに語る
>>823は一体何様のつもりか
お前はここの法律か?
気に食わない奴をしかと出来ないお前みたいなのが一番ウザイよ
で、そんなお前の相手をしてる俺も荒らし
全部ほっとけよ
お前はここの管理人じゃねーんだし
オマエモナー
>824
禿しく同意
そんな荒らしにレスしてる>828も荒らし乙
そろそろモマエラもちつけw
ID:WBF4Es6v0 は一体何をどうしたいんだ?
済まん、コイツだった。
ID:o2FITEiq0
て、言うか、荒らしのループやってる香具師全員を対象にしてやってもイイくらいだ。
そろそろみんな気がすんだ?
では以下何事もなかったかのようにどーぞ↓
>833
じゃあそいつらの話題を持ち出すお前も対象に入るな
妹萌えな書き手さん、こないかなぁ・・・
>836
お前ももうええっちゅうに!!
妹 萌 え な 書き手さん、来にくいだろうなぁ・・・
妹は高校に入ってからのこの1年ですごく垢抜けたと思う。
中学校のころはスカートも長くてまじめそうな感じだったのに。
というか実際まじめだったのに。
最近は帰りも遅いし、大体化粧が濃い。まったく調子に乗りやがって。
しかも夏ごろ彼氏できたらしくアドレスに○○loveみたいなの入ってるし。
どーせやりまくってるんだろうから、おれも一発やらしてもらいたいよ。
と、思い、先日妹の部屋に行った。
ガチャ。
ノックもせずにドアを開けた。
「うわぁ、なに?夜中に。寝てるのかと思った。」
「あぁ、わりぃな。ひまでさ。」
妹は机に向かってなんか手帳のプリ編集してた。それとなく妹のベッドに座るおれ。
「友達とどっか遊び行ってくればいいじゃん」
「いやぁそんなそんな遊んでたら金なくなっちゃうべ」
「あー。じゃ寝なよ。あたし今から電話しよーかなーと思ってたんだから」
おれのとなりに座って妹は言った。
「えー、ひまなんだから何か相手しろよ」
「は?なんで?なに?」
ちょっと強引に押し倒す気でいたが、なんかそんな度胸が無くて、とりあえずいきなり首筋にキスしようとした。
が、逃げられた。
「ちょっ、ちょっと待ってよ!何?」
「いいじゃん。いつも彼氏としてんだろ?」
ベッドの隅に逃げた妹に近づいた。
「えっ、えっ?なんで?ちょっ… ん…」
無理やりキスして、妹の体を抱き寄せた。逃げるそぶりを見せたくせに、意外と抵抗しなかった。
舌を絡ませると、妹もそれに反応して舌を動かした。ぴちゃぴちゃと音がもれた。
「ん…。な、なんなの?。どーしたの?」
びっくりした様子で妹が尋ねる。
「ん?いいじゃんか。きょうだけ。な?」
やさしーく言ったつもりだったが、まさかここまで抵抗しないとは思わなかった。
「…。今日だけだよぉ。」
奇跡が起きた。
リアルしぇん!!
「ははは。かわいー。」
妹をぎゅっと抱き寄せた。
「なんなの?本当にお兄ちゃん?」
Tシャツの上から妹の胸に触れた。ノーブラだった。
もう乳首がかたくなっているのがすぐわかった。指先で優しく撫でてあげたら、妹は敏感に反応した
「ぁあん あっ」
そのままTシャツを脱がせてようとした。
「明るいと恥ずかしいよぉ…」
「あ、ごめん、でも暗かったら見えないよ」
「えー。じゃぁこれにして」
そういって妹は机の電球をつけた。確かに部屋の蛍光灯よりは暗いけど。
Tシャツを脱がして妹の小ぶりな胸に優しく揉みながら、乳首をしゃぶった。
「んん…」
妹は声を漏らしながらおれのおでこにキスをした。なんかびっくりした。
「お口でしてあげるよぉ」
「え、まじで?」
「あれ?普通するよね?」
「あ、うん。いや、お前相当やってんな」
つい本音が出てしまった…。
「うわーなんかやだ。やっぱやめた」
「あーごめんうそうそ。ごめんって」
あわてておれは妹の頭を撫でてやった。
「んふふ。はいはい」
そう言うと妹はゆっくりとおれのを口に含んだ。正直、妹にされてるっていうシチュエーションで最高だったが、
テク的にはまだまだか。でも小さなお口で一生懸命してくれて時折こっちを見て笑うのはほんと反則。
「入れても、いい?」
妹はフェラをやめておれのほうに顔を近づけると、耳元で小さく
「いいよ」
とつぶやいた。
仰向けに寝転がった妹の足を持って少し広げ、ゆっくりと挿入した。やっぱりまだまだキツキツな感じがした。
「あぁぁっ、ん…」
「痛い?」
「んーん きもちいぃぃ」
恥ずかしそうに、でも嬉しそうに妹は言った
妹の胸に、唇に、首筋にいっぱいキスしながら腰を動かした
「あぁん、あっ、あっ」
けっこう声が大きくて、親が起きてきたらどうしようとか一瞬思ったが、もうそれどころじゃなかった。
「こんどあたしが上ねっ」
そう言って妹は騎乗位を要求してきた。
「あ、あぁ。」
ちょっとあっけに取られた。
妹は自分で挿入すると、激しく腰を動かした。
「あっ、あっ、あっ。」
愛液が溢れて、妹のなかはあたたかくて、外は溢れた愛液ですこしひんやりした。
「あ、だめ、おれいきそう…」
「あっ、えっ」
「あっ、もうだめイキそう。中で、中でいい?」
「えっ、あっ、ん…」
妹は何か言いたそうだったが、快楽の中で言葉を発することはできなかった。
「あっ、イク…」
おれは妹の中に出してしまった。あたたかい妹の中におれのあたたかい精液が絡み合った。
「あ…、イってるぅぅぅ。」
「気持ちよすぎだよ」
おれは妹に言った。
「どーしよう…。今日思いっきり危険日だったのに…。」
「え?」
つC
でももうどうすることもできず。おれはその直後から
「バカバカバカバカバカ」と罵られ続け、
そして妹は明らかに沈んでいた。
でも昨日、妹に生理が来たので無事書き込めました。
以上です。
なんか殴り書きです。スレ汚しすみません。
いい話だ( ´∀`)b
久々に目の覚める読み切りを見た。
目ー覚めちゃったから一発キメるとしますかなー
851 :
えっちな21禁さん:05/01/25 18:43:23 ID:YpzZScUzO
妹に中田氏! くぅ〜たまらんなぁ・・裏山氏。俺なんかいつもゴム使ってるもんな。
でも妹のアソコは狭くて具合よ杉だし、ナマ入れしたらもっと早く逝って島うで早漏。
(妹=家庭内セフレ)
「兄上、兄上、御報告が…」
「伸べてみよ」
「ここ最近生理がきません」
「それは真か!!」
「…はい(^^*)」
「……ぬるぽぉ(・ω・`)」
「ガッ!!やはり二週間ほど前の兄上との交わりが原因かと」
「y=-(゜д゜)・∴ターン」
853 :
えっちな21禁さん:05/01/26 00:33:14 ID:AGXV34n4O
保守
次の書き手さん早く来ないかなー
855 :
えっちな21禁さん:05/01/29 01:51:21 ID:drx6Onrx0
>>855 今見て来たが、スゲエ妹だな、ソイツのは・・・・・・
まさかリアルでそういうキャラじゃないよね?
あくまでネタだよね?
857 :
えっちな21禁さん:05/02/06 14:06:10 ID:IfHTB63z0
>849は「神」認定で良いかね?
保守
書き手さん待ち
したら繋ぎでまたリレーやるか。
時節柄、バレンタインデーネタで如何かな?
ではネタ投下。
俺、悠哉。高校三年生。
彼女居ない暦18年。只今記録更新中。
全く、女運が無いのも程があるってんだ。
だからバレンタインデーの時期になってもチョコの一つも貰った事は一度とて無い。
高一になる妹の由香里からを除いてな。
ただ、コイツのは男としても絶対に受け取りたくはない。
それは俺だけじゃない筈だ。
世の男共全員、そう、産まれたばかりの赤ん坊から棺桶に片足突っ込んだ爺までが同じ気分になる代物だからだ。
どれほどのものかは、この時期になると毎日の様にアイツが篭る台所を見れば判るさ。
「あっいった〜い。。」
台所から奇声が聞こえてくる
(また、か…)
「大丈夫か?」
「ふぉにぃ〜ひゃん、りゅびちっちゃったょ〜」
妹は指をしゃぶりながら意味不明の言語を使ってきた
「そうか大変だな」
「人事ぉ〜?」
「いやでもなんでチョコ作ってるのに包丁が必要なんだ?」
そう聞くと妹は得意げな顔でフフンと包丁を手にとった
「それはね、こうやってチョコを切り刻むため」
コンコンと包丁で切る真似をした
チクッ!!
「あ…痛そう」
「あ…痛っ!!」
つづかない
(´・ω・`)
つーか駄文だな
スレ汚しごめん
>>861 リレーだから無問題。
駄文だろうが何だろうが参加する事に意義があるんだよ、リレーは。
そだな、俺が少しだけ進めてみるか。
全く・・・・・・
アイツの不器用さはこの上無しだ。
不器用だけならまだイイ。
極めつけの料理音痴だから始末に終えない。
去年だったか、アイツはトンでもないチョコ(と言えなかったぞあれは)を作り上げたのだ。
「悠兄ちゃん、ちょっと・・・・・・」
「何だよ」
俺は由香里に呼ばれて台所に行った。
「これ、どんなだか食べてみて」
由香里は黄褐色の物体を俺によこした。
「なんじゃこりゃ」
「いいから、食べてみてよ」
口元にその物体を運びかけた。と、ある匂いに気が付く。まさかとは思ったが。
「お前、これ・・・・・・」
「えへへ、新しいチョコだよ。全く甘くないヤツ♪(はあと)」
なぜ♪と(はあと)がセットで語尾につくよ?
ますます怪しい。まあイイ。食って毒になる代物ではないのは確かだろうから端っこだけ僅かに齧ってみる。
口の中に広がる独特の濃厚な香り。やっぱりだ。
「お前、一体何を作ったつもりだ?」
「だから、全く甘くないチョコ」
「あのな、これはチョコとは言わん。カレールウと言うものだっ!!」
「や、やっぱり?」
苦笑する由香里。
俺もテーブルに並んでる香辛料を見た時点である程度は気が付いてはいた。
ガラムマサラにターメリック、コリアンダーにカイエンヌペッパー。シナモンまで転がってやがる。
その他、カレーに含まれる数十種類の香辛料が所狭しと並べられている。
「貴様ぁ〜〜〜、判ってて俺に食わせようとしたなぁ〜〜〜?」
「ほんとはぁ、あまくないちょこをつくろうとしたんだけどぉ、なぜかかれぇるうになっちやってぇ・・・・・・;;」
台詞が全部ひらがなになるくらい動揺してるという事は自覚はしていたようだ。
とまあ、一事が万事こんな感じだ。
今年は一体どんなもんを作り出そうとしているのやら。
包丁に付いているチョコの欠片を見る限り、今年はちゃんとチョコを原材料にしたものを作ろうとしているのは確かな様だ。
しかしアイツの事だから何をしでかすか判らん。期待する方がバカを見る。
「まあ、指でも切り落として入れん様に頑張るんだな」
俺は指をちゅぱちゅぱ咥えている由香里を背に自室へ戻った。
長くなり過ぎたのでレス分割しました。
では次の方、ドゾー↓。
自室に入り、ベッドに飛び込んだ俺は、我が妹の料理センスについて考えた。
「おっかしいんだよな、アイツ分かってねぇのかな?自分の料理の実力……まぁ今年もマシなモンができる事を祈るしかねぇな」
俺は大きな溜め息をついた。
「いつだったっけな?世界一ゲロマズなサンドイッチ食った日……」
「先月の16日じゃなかったっけ?」
「あっ!遊園地行った日か!!」
……えっ?
「由香里Presentsゲロマズサンドイッチはいかがで・し・た・か!?」
「おまえ勝手に入ってくるんじゃねぇよ!!」
「だってだって、チョコできたんだもん!ちょっと試食してみて♪」
差し出されたのは、ショコラパウダーがかかった丸っこいチョコ……
「なにコレ?スーパーで買ってきたヤツか?」
「なに言ってるのよ!真面目に料理本片手に作ったんだからね!!」
「ほう…絶対の自信があると?」
「も…もちろん!」
「間違って切り落とした指とか入ってるんじゃないよな?」
「そんなワケないでしょ!ほら、とにかく食べてみてよ」
「へいへい」
俺は一個食うのは死に至ると思ったので、少しだけかじった。
ほろ苦いショコラパウダーと中のミルクチョコがマッチしていて……
「美味いぞ!コレ!!」
「ほっ!ほんと!?」
「ああ、由香里が作ったとは思えないぐらいに美味い!」
「はぁ、よかったぁ!」「由香里も成長したようだな」
と言いながら妹の頭を軽く叩いた。
ギャー!
改行ミスった!
読みにくい文章になったと思います……
携帯からだったんでスマソ(´・ω・`)
それでは、次の方にバトンを渡しますね
↓
いや、特に気になるほどでもないよ。
お疲れ様ー。
「しかし、由香里もどんどん女の子っぽく可愛くなってきたよなぁ」
・・・へ?
「な・・・何よ急に」
「急にじゃないぞ。ずっと前から由香里は可愛いって思ってたんだ」
待て。待て俺。
そりゃ確かにそう思ってたかもしれないが・・・
なんで本人の前で勝手に口走ってるんだぁっ!?
「でも実の妹に恋してるなんてバレたら変態扱いされる・・・ってなんじゃこりゃあ!?」
慌てふためく俺を見つめながら、由香里がぼそっとつぶやく。
「あー・・・効き目、あったんだ」
「・・・っ!効き目って何だ!?」
「あのね・・・そのチョコ、おまじないがかかってるの」
そういえば・・・そんなものが流行ってるとは言ってたな。
「おまじないってなんだ!?どんなおまじないだよ!?」
あせる俺に、由香里はニッコリと微笑む。
「食べた人の、本当の気持ちがわかるおまじない♪」
「いやー、まさかこんなに効くとは思わなかったなぁ」
手に残ったチョコを由香里は感慨深げに見つめている。
「じゃ・・・何か?今つい言っちゃったのが俺の本当の気持ちなのか!?」
「ま、そうなるね。そっかぁ・・・悠兄ちゃん、あたしに恋しちゃったんだ。妹なのに」
俺はその場にガックリと膝を突く。
「あああああああああ・・・もうダメだバレたお終いだ俺は変態だ嫌われたもう一緒に・・・」
「ちょ、ちょっと待ってよ。そんな勝手に先走らないで・・・」
そう言うと、由香里が残ったチョコを口に放り込んだ。
「・・・私の気持ちも、聞いてほしい、な」
「え?・・・由香里の気持ち?」
「私も・・・ずっと、悠兄ちゃんが恋人だったらいいなぁって思ってたよ」
それが・・・由香里の本当の気持ちなのか。嬉しいけれど、正直困惑もしてる。
「でも・・・俺たち兄妹だし・・・」
「そうだね・・・でも、もうお互いの気持ちがわかっちゃったから・・・」
由香里がひざまずく俺に近づく。
「あたし、もう止まらないよ・・・」
次の人ドゾー
これは・・・エロスな展開?
>>875 現在、二人とも高校生という設定なのでエロスな展開は3年後という事でw
まあ、時が経って成長するまでを上手い事繋げればイイ訳ですよ。
一つ邪魔を入れてみるかw
互いに見詰め合い、あと僅かまで顔が近づいた瞬間。
「ちょっと待ったあぁぁぁぁぁっ!!」
バンッと派手な音を立てて俺の部屋の扉が開く。
俺と由香里は驚いて同時にそっちへ振り向いた。
お袋が鬼の形相で仁王立ちになっているのが見える。
「お前等一帯何晒しトンのじゃ、このスカボンタンっ!!」
ズカズカと入り込むと、俺と由香里の頭を渾身の力で張り倒す。
「ったあっ!!」
目から星が幾つも飛び出すほどの力だ。今回は人工衛星までオプションでついてきた。
くらくらする頭で辺りを見渡すと、由香里は一撃必殺で伸びている。
「ったく、このバカ娘は碌な事しやしないんだから」
お袋は由香里の襟首をつかむと部屋から引きずり出していった。
ブチコワシ
まあそう言うな
ここからまた立て直すのもリレーの面白さよ
俺には無理だがw
うむ。リレーを読む方としては、先が見えた展開のままよりはこーゆーのもまた良し。
電波な話にさえならなければかまわん
「いやぁあの時は死にかけたよなぁ」
「ほんと、死ぬかと思ったよねぇ」
毎年バレンタインになる度にこの話題がでてくる。
あれから三年が経った。俺は三年前、大学を受けたが落ちた。
それから二年間はフリーターでダラダラ過ごした。
そして翌年、バイト先の上司が紹介した会社に就職。
実家から車で二時間半の所で独り暮らしをしている。
「ねぇねぇ、春休みになったら悠兄のとこ行っていい?」
「春休みっていつから?」
「三月の終わりぐらいだよ」
「だけど俺仕事だぜ?」「大丈夫だよ、何日か泊まってくからさ」
「そうか、なら仕事から帰ってくれば顔合わせられるな」
「そっちいったら晩ごはん作ってあげるよ!」
……げっ!!
「由香里、自分の実力知ってるよな?」
「悠兄〜あたし結構上達したよ」
「ほんとかよ?」
「まぁそっち行ってからのお楽しみかな?」
その後、少し話してから電話を切った。
「おっかねぇ……由香里のメシおっかねぇ」
恐怖に包まれたせいで、寝たのは夜中の二時だった…………
三月に入って数日が経った。
外を見れば梅や桜の木が街を彩っている。
…………鼻が痒い
「明日か、由香里が来るのは」
今日は土曜日。
俺は明日のために部屋を掃除していた。
由香里に
「げぇ〜!悠兄の部屋汚すぎ!!最悪〜」
なんて言われたら兄の面目丸つぶれ。
「おっと!このエロ本とAV見つかったら殴られちまうな」
本棚にあったエロ本とAVはベッドの下の奥に隠した。
「おっと!使い道のないコンドーム見つかったら殺されちまう」
小物入れの中にあったゴムもベッドの下の奥に隠した。
「これで準備万端!あとは由香里の寝床を作るだけだ。」
押入の中から布団を出す。
「ホコリ臭いな。」
ベランダに出て布団を干す。
シーツも臭っていたので洗濯。
布団が入っていた押入の扉を閉めに行ったら何か発見。
「ビデオ?俺のじゃねぇな」
少し気になったのでデッキに入れて再生。
「AV!?しかもモザイク無しじゃんかよ!」
画面は結合部が映っていた。
映像は上下に揺れている。
どうやらカメラマンはセックスしながら撮影してるようだ。
「場所がこの部屋そっくりなんだが」
前の住人だなこりゃ。
このビデオもベッドの下の奥に隠した。
翌日……
───マヅゲンルンバ〜♪
携帯が鳴った。由香里からだ。
「あいよ〜」
「あっ悠兄?いま電車の中!」
「アホか!電車の中で電話するなよ」
「大丈夫だって!もうそろそろ駅に着くんだけど……家が分かんないから迎えに来て」
「分かった。東口の出口の電話ボックスんとこにいるからな」
「OK♪それじゃあね」
電話が切れた。
家から駅まで歩いて五分。
「ちょっくら行ってみるか」
続きドゾー↓↓↓↓↓
888 :
884:05/02/18 02:51:31 ID:vSL4R3qZO
ってかバレンタインとは全く関係ない流れになってしまいました……
スマソ(´・ω・`;)
うんこしてくる。
全裸で。
ウワオ誤爆スマソ
エロくなりかけると無理矢理流れ変わるなw
駅に到着。
由香里は・・・ちょうど今、改札を抜けたところだった。
電話ボックスのそばにいる俺を見つけ、走ってくる。
3月になっても、まだ少し寒い。
由香里も吐く息を白く凍えさせていた。
息を切らし、胸を押さえながら由香里が笑う。
「やっ!久しぶりっ!」
「・・・別に走ることねえだろ」
「えへへっ」
「行くか、寒ぃし」
「うんっ」
二人、並んで歩く。
俺が少し開けた腕の脇に、由香里が腕を滑り込ませてくる。
少し、暖かくなった。
由香里が俺の顔を覗き込む。
「ね、明日の準備できてる?」
そう。昨日、ようやっと気づいた。
今日は3月13日で、そして明日は3月14日。
由香里が今日俺のところに来たがった理由は
3年待たせた、ホワイトデーだった。
「ああ・・・ま、明日を楽しみにな」
「・・・教えてあげたおまじない、使った?」
あの3年前のバレンタインのあとしばらくして
由香里がなぜか・・・いや、たぶんこの日のために
俺に例のおまじないのかけ方を教えてくれていたのだが・・・
「使ってない」
「えー」
残念そうな由香里に俺は微笑む。
「そんなものなくても、俺は言うことは言う」
まだ少し寒いけれど
もうすぐそこまで春は来ていて
俺の腕に抱きついて、はにかみながら歩いていた。
まとめちゃいました。
おいおいおいおい…
どうなっているんだねブライト君?
>895
> まとめちゃいました。
落ちにホワイトデーを持ってきたか
やるなぁ
899 :
859:05/02/20 00:38:44 ID:sS8aFWmW0
リレー参加の皆さん、お疲れ様でした〜。
僕がネタ投下するのは初回の時と含めて二回目なんですが、あの時から見るとかなりまとまりがイイ展開になったと思います。
これまでのも何回か見てると、何かテーマがあった方が流れも良くなるのかも知れませんね。
それでも展開や結末が読めないってのがリレーの醍醐味なんで、書き手さんも読み手さんもその点を楽しんで頂けたかと思います。
また、機会がありましたらやりましょう。それまでに何かネタ(テーマ)考えときます。
ネタ投下人でした〜。
900ゲトー
妹話マダー
902 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/27 22:13:48 ID:RMK/JjD+0
書いてもいいかな・・・。
903 :
えっちな21禁さん:05/02/27 22:17:57 ID:tsXEVbiPO
書いて書いて!
904 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/27 22:19:53 ID:RMK/JjD+0
即レスありがとーw
っていうか、久しぶり。
明後日までには投下したいな。
明後日かよ
待ってたぜ!
今からモニターの前で正座して待ってるよ(嘘
908 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 00:40:09 ID:8Qhc7hd40
今日中にいけそう(2月28日)
なんとかして書こうと思います。
909 :
えっちな21禁さん:05/02/28 03:32:46 ID:KNQPgTLcO
久しぶりだな!頑張れ!
910 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 10:44:53 ID:Yln9leVg0
自分ほど自分勝手な人間は他にはいないだろうな、と思う。
これは、子供の頃から感じ続けている。
本当はただの思いこみかもしれない。
でも、確信はあった。
それ以外ではひたすら普通。
どこからどう見ても普通の高校生だし、身長も体重も平均的。
家族は母親と妹。3人暮らし。
そうだ、普通じゃないところが一つあった。
親父は俺がものごころついたとき、すでにいなかった。
離婚なのか、蒸発なのか、それとも死んだのか。母さんからは詳しく聞かされていない。
というか、母さんはこの話をしたがらない。
どんな別れ方をしたにしろ、思い出したくない過去には違いないだろうな、とは思う。
そういえば、おぼろげながら男に抱かれていた覚えがある。
あれは親父だったのだろうか。
911 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 10:46:02 ID:Yln9leVg0
まあ、それ以外は何もかもが普通で、つまらない。
しかし、そのつまらない日常もある日突然崩れだした。
学校の授業が終わり、いつものように帰り支度をした。
今日はバイトのない日なので、そのまま真っ直ぐ家に帰るつもりだった。
たまには部活に顔を出そうかとも思ったが、やめた。
ちなみに美術部に所属。
入った理由は、この学校は部活に入ることを義務づけられているからだ。
なんともくだらない規則だと思う。
そこで、一番束縛されなさそうな美術部を選んだ。
絵を描くのは好きだけど、部活に愛着はほとんどない。
2年生になって3ヶ月になるが、後輩は俺のことをほとんど知らないだろうな、と思う。
そのくらい部活には顔を出していない。
912 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 10:47:08 ID:Yln9leVg0
電車と自転車を経て、1時間ほどで家に帰った。
玄関の扉を開けると、何か違和感を感じた。
「?」
気のせいかなと思い、家の中に入っていく。
すると、客室のソファに見たことのない女の子が座っている姿が目に入った。
その傍らにその子の母親らしき人がいた。
その場には母さんもいるようだった。
どうやら、3人で話をしているらしい。
なんだ、お客さんか。
あのとき玄関で感じた違和感は、靴の数。
なんとなくホッとして、2階の自分の部屋に入っていった。
913 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 10:48:09 ID:Yln9leVg0
鞄を机の上に置き、制服のボタンをゆるめると、
そのままドサッとベッドに倒れ込んだ。
ふーっ・・・・
ため息をつくと、あの親子のことが気になった。
そういえば、なにやら深刻なことを話していたようだ。
友美なら何か知っているだろうか・・・。
914 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 10:49:17 ID:Yln9leVg0
隣の妹の部屋をノックする。
「友美ー?いるー?」
「いるよー!」
すぐに活発な声が返ってきた。
「入っていいか?」
「いいよー」
部屋の中に入ると、友美はベッドの上に寝そべって、漫画を読んでいた。
女の子特有の甘い香りが部屋を占拠していた。
明らかに自分の部屋とは違う。
915 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 10:50:00 ID:Yln9leVg0
椅子に腰を下ろし、さっそく聞いてみることにする。
「なあ・・・」
「あの人たちのこと?」
さすがに勘が鋭い。
「そう。なんか深刻そうじゃん?」
「あたしもよくわからないんだけど・・・ちょっと盗み聞きしちゃった。」
「おいおい・・・」
とは言ったものの、興味はあった。特に、あの女の子の方に。
見たところ、中学1年生の友美よりは年下。
ということは、まだ小学生だろう。
そんな子が、母親と一緒に深刻な話をこの家に持ち込んでいる・・・
思ったよりも状況は切迫しているような気がしてきた。
深刻な話といえば・・・やっぱり親父か?
916 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 10:51:01 ID:Yln9leVg0
「で、何を聞いたの?」
「あ、やっぱり聞きたい?」
友美は笑いながら聞き返した。
「まあ、そりゃ・・・」
友美は漫画を閉じ、ベッドの上。
「あまりはっきりとは聞き取れなかったんだけどねぇ・・・」
面持ち、少し真剣な顔をして、友美が切り出した。
「あの人とお母さんはお友達みたいだよ。」
「そう言ってたのか?」
「言ってはいないけど・・・友達同士か他人かで、雰囲気かなり違うじゃん?」
「うん、まあ・・・」
「親友っていうのかなぁー?ああいうの。」
917 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 10:51:53 ID:Yln9leVg0
親友、という言葉が出て少しだけ気が軽くなった。
単に、母さんに相談を持ちかけただけなのかも知れない。
「でね、相談の内容までは聞き取れなかったけど、お父さんが関係しているみたいなの。」
その言葉で、また気が重くなった。
やっぱりか、という思いもした。
俺はどこかで確信していたのかも知れない。
「・・・マジで?」
「うん・・・お父さんの名前、何度も出してた。」
「・・・・・。」
親父に関係しているのなら、あとはだいたい予想がつく。
借金か、女関係か、それともあの子のことか・・・。どれかであることはほぼ間違いないだろう。
918 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 10:53:01 ID:Yln9leVg0
親父と、母さんの友達と、母さん。
もし、この三人が三角関係だったとしたら・・・。
いくらでも悪い考えが頭をよぎる。
もしかして・・・親父があの子を生んで、そのまま蒸発しちゃったとか?
それで、この家に相談しに来たとか?
ありえない話ではない。
親友に相談を持ちかけること自体は、何も不思議なことではない。
ってことはあの子は・・・腹違いの妹??
・・・笑えない。冗談じゃない。
そんなことをする男を、父親とは思いたくない。
919 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 10:54:15 ID:Yln9leVg0
まてまて、親父が母さんと別れたときにあの子の親権を持っていて、そのままあの人と再婚したとも考えられる。
それで・・・再婚はしたけど、やっぱり親父が蒸発しちゃって・・・
そうすると、あの子は血の繋がった・・・俺の実の妹???
そんなことないだろう、と思う。
しかし・・・
「そっか・・・わかった。ありがとな。」
部屋を出ようとしたとき、友美がポツリとつぶやいた。
「この家・・・どうなっちゃうんだろうねぇ?」
苦笑いしながらそうこぼす友美の気持ちが、痛いくらいよくわかった。
今まで一度も見たことのない自分の父親の影に、脅かされている。
そんな不安でいっぱいの心を、苦笑いで隠そうとしている。
不安を悟られたくはないから。
920 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 10:55:31 ID:Yln9leVg0
そんな健気な友美の姿に、自然と笑みがこぼれた。
「大丈夫だって。あんまり深刻に考えるなよ。」
そう言いながら友美の頭をくしゃくしゃとなでてやった。
「ちょっと、やめてよお兄ちゃん。」
そう言いながらも、すでにいつもの笑顔が戻っていた。
その笑顔を見て少しだけホッとした。
「じゃあな。」
そう言って、自分の部屋に戻った。
921 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 10:56:10 ID:Yln9leVg0
バタンッ
ドアを閉める音が、いつもより響いて聞こえる気がする。
そのままベッドに寝っ転がった。
深刻に考えるなよ・・・か。
考えて当然なんだよな。
こういうとき、人間は普通、物事を良い方には考えないらしい。
悪い方に考えていた方が、実際に悪いことに出くわしたときに、ショックが少ない―――だったっけ?
どこかで聞いた話。テレビだったかな。
922 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 10:57:17 ID:Yln9leVg0
それにしても・・・つらいだろうなと思う。
あの女の子のことを思い出した。
親父が何をやらかしたにしろ、あの子にとってはつらいことでしかないだろう。
何よりも、あの年代は一番感じやすい年頃だ。
・・・俺にできることはなんだろうか。
・・・俺があの子にしてあげられること・・・・
こういうとき子供ってのは不便だよな・・・。
子供にだって、何かを守りたいときくらいあるのにな・・・・。
923 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/02/28 11:01:15 ID:Yln9leVg0
すいません、訂正です。
>>916 ×友美は漫画を閉じ、ベッドの上。
○友美は漫画を閉じ、ベッドの上に置いた。
今回の投下はあまり面白くないかも。
次の投下はきっと面白いです。ええ。たぶん。
ぬお、平日真っ昼間に書き込みあるとは思わなかった
涅槃さん乙〜!
925 :
えっちな21禁さん:05/02/28 21:32:33 ID:KNQPgTLcO
私怨
926 :
えっちな21禁さん:05/02/28 22:30:31 ID:V+oLLtsMO
続きщ(゚Д゜щ)カモォォォン
ただ最初っからエロになだれ込んでもツマラン。ある程度の前振りは必要だろ?
だから今回はこれでいいんジャマイカ?
さてこの続きがどうなるかワクワクテカテカ AA(ry しながら待つ事にしよう。
928 :
涅槃 ◆gjdpaKvkYs :05/03/01 19:02:50 ID:vn+Spgmk0
「――お兄ちゃん、お兄ちゃーん!」
「ん・・・・。」
「ご飯だって!起きてー!」
「・・・わかったぁ〜・・・」
まだぼんやりとした意識のまま、友美の声で目を覚ました。
どうやらいつの間にか寝てしまっていたらしい。
もうあの親子は帰ったんだろうな、と思っていた。
あくびをしながら一階の居間に降りていった。
やけににぎやかだ。
ひょっとすると・・・。
母さんと友美と一緒に、あの親子が並んで座っている姿が見えた。
母親の方は母さんと笑いながら何かを話している。
女の子の方はずっとうつむいたままだった。
なんだ、飯食っていくのか・・・。
親父のこともあり、あまり顔を合わせる気にはなれなかった。
「健太、この人お母さんのお友達でね、章子ちゃんっていうの。こちらは娘さん。小学校の6年生なのよ。友美とは一つ違いね。」
女の子はまだうつむいたままだ。
「どうも。おじゃましてます。この子は千尋っていうの。よろしくね。」
母親の章子が挨拶した。
それにあわせて、千尋と紹介された子も軽く会釈する。
俺もそれにあわせて、軽く会釈した
女の子の方と一瞬目があったが、すぐに目を逸らしてうつむいてしまった。
人見知りなのだろうか。
「今日泊まっていくことになったのよ。」
母さんがそう言った。
やっぱり・・・。
世話好きの母さんのことだ。そうするのは必然なのかも知れない。
それにしても、と思った。
まるで、家を飛び出してこの家を頼ってきたような・・・。
憶測ではあるが、やけに真実味があった。
ソファの脇においてある、ただのお出かけには不釣り合いな大きなバッグがそれを裏付けているかのようだ。
親父・・・俺に父親らしいことは一つもせずに、いったい、何やらかしたんだよ。
そのまま5人で食事をした。
人数は多いのに、どこか冷え冷えとした空気が漂っている気がした。
いつもよりも早めに食事を終え、
「ごちそうさま」とだけ言うと、食器を片づけて自分の部屋に戻っていった。
しばらくベッドに横になっていると、ドア越しに友美の声が届く。
「お兄ちゃん、入るよ?」
「ああ。」
友美は部屋に入ると、ベッドの端っこに座った。
「牛になっちゃうよ?」
「そんなの迷信だろが。」
笑いながら答える。いつもの友美とのやりとりで、少し心がなごんだ。
「なんか・・・やだなぁ・・・。」
あの親子のことだろう。
・・・俺だってやだよ。でも・・・
「あの人たち、なんだか暗い感じだし・・・」
「緊張してるからじゃないの?」
少しフォローする。
しかし、先入観のためか、女の子の敏感さなのか、友美は煮え切らない態度だ。
「そうかなぁ・・・。」
そう言いながら、友美はこっちに倒れてきた。俺の腹がまくらにされているような形になる。
「・・・・おい。」
「ん?」
無邪気に笑いながらこちらを向く。
「・・・重い。太りすぎ。」
「あたし太ってないよぉ〜。」
ま、そりゃ知ってるけど。
「風呂でも入ろっかな・・・」
「あ、一緒に入ろっか?」
友美は無邪気に言う。
「馬鹿。」
「あたしたちいつから一緒に入ってないんだっけ・・・?」
「ん〜と・・・3、4年前かな・・・。」
二人で風呂場を泡だらけにして遊んで、母さんに怒られていたのを思い出す。
「懐かしいねぇ・・・。」
友美は少し寂しげな顔をして言った。
「そうそう、懐かしいな。あの頃のおまえって胸が全然なかったっけ。」
みるみるうちに友美の顔が赤くなる。
「そういうとこばっかり見ないでよ!えっち!」
「まあ今でもほとんど無いけど・・・・いてっ」
そばにあった枕で急に殴られた。
「もう!お兄ちゃんの馬鹿!」
そういうと部屋を出て行ってしまった。
あらら、本気で怒らせちゃったか。
胸にコンプレックスでもあるのだろうか。
男の俺にはまったくわからない心境だ。
・・・俺に甘えたかったのかな・・・。
父親がいないせいか、友美は昔から寂しがり屋の甘えんぼで、
不安なときはいつも俺にくっついているような子だった。
しかし、俺が中学に入ると毎日甘えてくる友美の存在が煩わしくなった。
そして、ある日ついにこう言ってしまった。
「俺に近づくな!」
なんとも自分勝手で、冷たいセリフだと思う。
急に泣き出した友美の姿を見て、すぐに後悔した。
なんでこんなことを言ってしまったのだろう、と。
しかし、言ってしまったものはもう遅い。
今では煩わしさはまったくない。
しかし、あのときのしこりと後悔は、未だに存在し続けている。
自分勝手で、最低な自分はあのとき初めて顔を出したように思う。
もし、人を傷つけるためだけに存在しているのなら・・・
そう考えると恐ろしかった。
自分が、そして自分を動かす「何か」が。
・・・・あとで謝らなきゃ、な・・・。
そう思うと、少しだけ優しい気持ちになれた気がした。
う〜ん、微妙な展開にしてしまった。
今回も長くなりそうです・・・。
みんな、支援ありがと♪
涅槃を待つ!
涅槃をとことん待つ!
C
紫炎
支援〜
えーと、涅槃さんこのスレ中に書きあがりそうですか?
厳しいようなら次スレ考えないと・・・
>>941さん
あ、そうですね。
次スレまでかかりそうです・・・。
誰か次スレ立てしてくれますか?
それとも僕がした方が良いですかね。
とりあえず書きためしておきます・・・。
次スレは960オーバーしてからでよくないか?
>>943さん
そうですね。
じゃ、ギリギリの所まで投下します。
下に降りると、千尋と章子が母さんの洗い物を手伝っていた。
律儀だな、と思った。
しかし、お客さんにそんなことをさせるのは心苦しい気がした。
「俺、替わりますよ。」
台所にいる二人に声をかけた。
「そうそう、お客さんにこんなことさせられないもんね。二人とも、健太に任せてお風呂入ってきたらいいよ。」
母さんが言った。
「そう?じゃあ、お願いしちゃおっかな。」
章子はそう言って、洗面用具をバッグから取り出しながら、
「千尋ー、お兄ちゃんたちに遊んでもらいなさいね。」と言った。
千尋がコクリとうなずくと、安心したような顔つきになって、風呂場に向かっていった。
洗い物をしながら、一人ポツンと残された千尋の方を見る。
やっぱかわいそうだな・・・。
小声で「母さん、やっぱり洗い物たのめる?」と、
目配せしながら言うと、母さんは理解したようだ。
頼むわね、というようにポンッと肩を叩いた。
「千尋ちゃん。」
病的なほどか細い、その少女に声をかけた。
一瞬ビクッと体を硬直させ、「あ、・・・はい。」と返事をした。
俺もこんな時期あったっけな、と思った。
妙にビクビクして落ち着かず、不安でいっぱいだった。
この子の暗さや影のある感じは、大人になる事への不安なのかも知れない。
サナギから必死で出ようとしているが、出られない。あるいはまだ出たくない。
そんなところだろうか。
「上で何かして遊ばない?」
そう言うと一瞬とまどったような表情になったが、すぐに笑顔に変わり、コクリとうなずいた。
おやっと思った。こんな笑顔ができる子だったんだな。
俺の心配はただの杞憂だったのだろうか。
千尋を連れて部屋に行き、ベッドに座らせてやった。
そういえば、妹以外の女の子を部屋に入れることはほとんどない。
「千尋ちゃん、トランプでもする?」
本当は友美も混ぜてやった方が良いと思ったが、まだご機嫌斜めだろう。
「はい。」
礼儀正しく千尋が答える。
まだ完全には打ち解けていない様子だったが、
最初に会ったときに比べると、だいぶ明るい顔になっている。
「何やりたい?」
「えっと・・・神経衰弱やりたいです。」
「よし、ちょっと待っててな。」
トランプを机の引き出しから取り出す。
「あの・・・・」
「ん?」
「健太さんっていくつなんですか?」
「16だよ。」
「高校生?」
「そう。」
床一面にトランプを広げながらたずねる。
「千尋ちゃんは小6って言ってたっけ?」
「あ、そうです。」
取り留めのない会話だが、千尋の緊張はかなり取れてきているようだった。
神経衰弱を始めると、千尋はやっと子供っぽい仕草を見せた。
一枚も取れずに悔しがったり、何枚も連続で取って無邪気に喜んだり・・・
結局、終わってみると大差で完敗。
記憶力落ちてきてんのかな・・・。
苦笑いでごまかした。
「あー、面白かったです。」
笑顔でそう言った千尋は、普通の11歳の少女の姿だった。
今なら完全に俺に気を許している・・・。
親父のことを聞くチャンスかも知れない。
章子や母さんに聞いても、きっとはぐらかされるだけだろう。
しかし・・・
この子を傷つけてしまうのではないだろうか?
たとえ、この子が親父の娘だとしても、俺のことなど知らないとは思うが・・・。
それ以上に、親父は確実にこの子を傷つける何かをやらかしているのではないか。
だが、真実を知りたい欲求を抑えることはできなかった。
「なあ、千尋ちゃん・・・」
「何ですか?」
「貴之さんって、どんな人?」
単刀直入に親父の名前を出してみた。
こういうときにわざわざ回りくどく聞く必要もないだろう、と思ったからだ。
「ああ、あたしのお父さんです。優しい人ですよ。」
この言葉を聞いて、しばらく何も考えられなかった。
よりによって予感的中かよ・・・。
目の前にいるのは、まぎれもなく自分の妹だという事実は、嬉しくもあり、悲しくもあった。
俺たちは兄妹なんだ―――そう伝えることができない自分と、運命が憎らしかった。
「どうしたんですか?」
無垢な目で、不思議そうに聞き返す千尋―――
そのときの俺には「なんでもないよ」としか言えなかった。
「そろそろ風呂、空いたかな・・・よかったら先に入る?」
「はい。」
章子が風呂に入ってから、たっぷり40分は過ぎていたので、そう促した。
それに、今は千尋と顔を合わせるのがつらいという事情もあった。
ふー・・・
千尋が部屋を出ると、深く息を吐いた。
かなり浅い呼吸になっていたらしく、肺のあたりが少し痛んだ。
しかし・・・どういうことだろう。
あの子は俺と血が繋がっていることを知らないようだった。
そうすると、昼間は3人で何を話していたのだろうか?
それに、千尋は親父のことを話すときに全く抵抗が無いようだった。
優しい人?俺のイメージとはだいぶ違う。
しかし、嘘をついているとも思えない・・・。
ただ一つわかっているのは、俺と千尋は兄妹だということだけだ。
千尋の両頬の、親父から受け継いだと思われるほくろがそれを裏付けていた。
全員が風呂に入り、徐々に夜は更けていった。
明日は土曜日で休日のためか、友美はさっきの怒りも忘れたようにはしゃいでいる。
千尋と章子は空き部屋に二人で寝ることになった。
もう少し・・・いや、いくらでも聞きたいこともあったが、今日はやめておいた方がいいだろう。
「しばらくうちに泊まっていくことになったからね。仲良くしてね。」と母さんは言った。
母さんにも聞きたいことは山ほどあったが、昼間の雰囲気を考えると聞くのもはばかれた。
明日はバイトもある。
もう寝た方が良いだろうと思い、寝床に入った。
しかし、神経が興奮しているからか、全く寝付けない。
明日は朝早いのに・・・。
時計を見ると、12時を回っていた。
やれやれ・・・と思いながら、トイレに向かった。
その途中、廊下で誰かがうずくまっているのが見えた。
・・・千尋ちゃん?
どうしたんだろうと思い、声をかけた。
「どうしたの?」
千尋は暗闇の中で顔を上げた。泣いているのだろうか。
「おなかが・・・・」
千尋は両手を腹に当てている。
「痛いの?」
コクリとうなずく。
「そっか・・・でも、こんな所にいたらもっと痛くなっちゃうよ。」
そう言うと、千尋の体を抱きかかえた。
「・・・・健太さん・・・。」
「ん?」
「お母さんの所は・・・嫌です。」
どうしてだろうと思ったが、事情はあえて聞かないことにする。
「じゃあ・・・俺の部屋に来る?」
千尋はコクッと力無くうなずいた。
部屋に行き、ベッドに寝かせる。
千尋はまだ苦しそうに顔をゆがめている。
よく見ると、千尋は胸に下着をつけていない。
しかも、生地の薄いパジャマらしく、ふくらみが目立つ。
・・・バカ、何考えてるんだよ。
「何か飲む?」
「いい・・・です。」
「痛いのはこの辺?」
みぞおちのすぐ下あたりをさすってやった。
「はい・・・。」
たぶん心因性の腹痛だろう。
こういうタイプの腹痛は、普通一晩寝ればけろりと治る。
しかし、それを引き起こした要因を取り除かなければ、また再発するだろう。
「健太さん・・・」
「何?」
「あたし・・・」
そこで千尋はいったん言葉を切った。
「お母さんが・・・怖い。」
「どうして?」
「・・・・。」
お父さんが怖い、というのなら俺の中で全てつじつまが合うのだが・・・
今の状況がさっぱり理解できない。
「そういうときもあるよな・・・」と、独り言のように言った。
しばらくの沈黙の後、また千尋が涙をこぼしはじめた。
正直、かなり困惑していた。どうすればいいだろうか。
「なあ、千尋ちゃん・・・」
「・・・・。」
「今日はこの部屋で寝る?」
「・・・いいんですか?」
千尋が鼻声でたずねる。
「うん、だから・・・もう寝ちゃいなよ。」
安心したといった表情になり、目を閉じた。
「健太さん・・・。」
「何?」
「あたしたち、しばらくこのお家にお世話になるみたいです・・・。」
「あー、そうみたいだな。」
「ここにいる間、健太さんの部屋で寝てもいいですか?」
「いいよ」とは言えなかった。
いくらなんでも、ここで千尋と一緒に寝るわけにもいかない。
兄妹だとは言っても、千尋はこのことを知らないのだから。
「・・・・。」
「駄目ですか・・・?」
「うん・・・。明日からはお母さんのところで寝な。」
「・・・・わかりました。」
千尋は泣きそうな顔になり、顔を向こうにそらした。
「ごめんな・・・。」
「いいんです・・・。あたしこそ変なこと言ってごめんなさい。」
千尋との距離が急に遠くなった気がした。
時計のアラームで目を覚ました。
そっか、あのまんま寝ちまったんだ・・・。
変な体勢で寝ていたせいか、体のあちこちが痛い。
目の前のベッドの上で、千尋は安らかな寝息をたてていた。
かわいいな・・・。
自然と笑みがこぼれる。
この子が自分の妹なのだと思うと、妙に愛しい気持ちがわいてくる。
千尋の頭をなでて、バイトに行く用意をした。
・・・それにしても眠い。こんな状態で大丈夫だろうか。
しかし、行かないわけにはいかない。
憂鬱な気持ちで家を出た。
荷物の積み卸しのバイトは、こんな日にはきつかった。
いつもよりも荷物が重く感じられる。
「元気ないな、健ちゃん。」
田口裕也が話しかけてきた。
裕也は同じ高校の同級生なので、何かと話が合う。
「昨日あんまり寝てないんだよ。」
確か昨日は、1時過ぎまで千尋と話をしていた。
「あ、もしかしてコレ?」
裕也は小指だけをピッと突き上げた。
「そうそう、張り切りすぎちゃって腰痛えよ。」
あたりで笑い声が起こった。
「のろけてねえで仕事しろー。仕事。」
誰かが叫んだ。
やばいやばい、怒られるのは勘弁。
さっさと終わらないかな・・・。
眠くてしょうがない。
「なあ、裕也。」
「なに?」
「お前さあ、もし小6の女の子が一緒に寝たいって言ってきたらどうする?」
「あー、小6なら普通に食うよ俺。」
「・・・もういいや。」
「え、もしかして、今そういうおいしい状況なの?」
「・・・そう。」
「で、やっちゃったの?うっわー、まだ小学生だろ?かわいそー。」
「ありゃ冗談に決まってんだろ!・・・で、普通に困ってんだよ。」
当たり障りのない所だけ説明してやった。
「ふーん・・・一緒に寝てやりゃいいじゃん。」
「親とかはどうすんだよ。」
「そこはやっぱほら・・・男が泥かぶってやらなきゃ。」
こいつの言うことにも確かに一理ある。
千尋を傷つけたくない。
傷つけないための最前の方法はいったいなんだろう。
家に帰ると、千尋が章子に怒られていた。
俺が帰ったのを見ると、
「昨日はごめんなさいねー、千尋が勝手に健太さんの部屋に行っちゃって・・・。」と言った。
千尋は完全にしおれてしまっている。
昨日もそうだったが千尋は章子の前だと、幼い子供のような態度になる。
昨日千尋が言っていた言葉を思い出した。
「お母さんが・・・怖い。」
この親子の間にいったい何があるのだろう。
「いや、俺が千尋ちゃんを借りたんですよ。」
「え?」
「眠れないから、一緒にトランプとかしてたんですよ。
そしたらいつの間にか千尋ちゃんが寝ちゃって・・・。」
これでいいんだな?裕也。
可愛い妹のためなら泥でもなんでもかぶるとしよう。
「な、千尋ちゃん。」
「え?あ・・・。」
千尋はまたうつむいてしまった。
千尋の同意を求めずに、
「じゃあ、昨日の続きやろっか?」と言うと、千尋を2階の部屋まで連れて行った。
「ごめんなさい・・・健太さん。」
「いいよ。・・・今夜も来ていいよ。」
「いいんですか!?」
「うん。何かして遊ぼうな。・・・じゃあ俺飯食ってくるから。」
「はい!」
今まで見たことのない笑顔でそう言った。
「あ、それと、そこら辺の漫画とか読んでもいいよ。」
そう言って、部屋をあとにした。
今回、伏線全部消化できるかな・・・。
心配だー。
みんな、支援ありがとです。
時間が不規則ですいません。
|ω・`)つC
C
涅槃サン大量Upお疲れ様です
Upが中途半端にならないよう、もう次スレを立てたほうがよさそうですね
>>970の人、いけそうですか?
>971
すいませんm(_ _)m
スレ立てたことないので、他の方お願いします。
俺がやってみます。
テンプレはそのまま引継ぎで行きます。
974 :
973:05/03/04 23:32:27 ID:YM21+vaU0
975 :
973:05/03/04 23:36:48 ID:YM21+vaU0
奥の部屋で母さんと章子が何かを話しているらしい。
ボソボソと話し声が聞こえる。
みんなよりも遅めの昼食を食べていると、友美がやって来た。
「ねぇねぇ、お兄ちゃん。昨日あの子と一緒に寝たって本当?」
「そうだよ。」
「変なことしなかった?」
「してないよ。」
本当は少しドキッとさせられた場面があったが、言わないでおいた。
「ふーん・・・。お母さん、機嫌悪かったよ。」
「なんで?」
「・・・しーらない。」
あ、間違えた
じゃ、976はなかったということで
うめ
うめ
梅
産め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
埋め
995
996
997
998
999
余裕で1000(σ・∀・)σゲッツ!
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。