【三十一谷人】福沢諭吉について(其の8)

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1名無しさん@お腹いっぱい。
前スレ
【三十一谷人】福沢諭吉について(その7)
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/history2/1301829575/

・「三十一谷人」とは、福澤諭吉の雅号です。

肖像メダル「福澤諭吉」の販売:独立行政法人造幣局
ttp://www.mint.go.jp/coin/coin_topics/20101022.html
2名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/12(月) 17:56:00.61 ID:6UfnCshL0
過去スレ

【偉人】福沢諭吉について(その6)【悪人】
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/history2/1284343842/
【偉人】福沢諭吉について(その5)【悪人】
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/history2/1272338953/
【偉人】福沢諭吉について(その4)【悪人】
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/history2/1253956268/
【偉人】福沢諭吉について(その3)【悪人】
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/history2/1243898641/
【偉人】福沢諭吉について(その2)【悪人】
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/history2/1226896359/
【偉人】福沢諭吉について語るスレ【悪人】
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/history2/1147733623/
3名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/12(月) 17:56:48.39 ID:6UfnCshL0
7 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2011/04/04(月) 21:02:29.11 ID:Oy8odJ5Q0
>>1
> ・「三十一谷人」とは、福澤諭吉の雅号です。

三十一谷人の由来は以下の通りです。
----
余が印章に三十一谷人の五字を刻(こく)したるものあり。
是(こ)れは谷(たに)にも山(やま)にも地名などに縁あるに非(あら)ず、三十一を一字にすれば
世の字にして、谷人(こくじん)の人を扁にして左右に並ぶれば俗の字と為(な)るが故
に、即(すなわ)ち世俗の意を寓したるものにして、前年、竜洲(りようしゆう)先生の文談を聞きし
後に特に彫刻せしめたる戯作(ぎさく)思付(おもいつ)きの印(いん)なり。
----
福澤全集緒言 - 20 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=114&PAGE=20
4名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/12(月) 17:57:10.39 ID:6UfnCshL0
>>1-3
以上前スレからのテンプレ
5名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/12(月) 22:33:24.70 ID:QCRi2G9g0
毎回、鯛移転の時に落ちるな。
6名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/13(火) 07:25:10.05 ID:rOmQQwmC0
どのみちあと20レスくらいだったろ。最後のほうの話題で、
話を続けるべき内容のものはあるの?
7名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/14(水) 08:31:50.65 ID:AP6N0IW30
「では、なぜこういった説が一般的にならないのか」という所まで話が及
んだところで、驚くべきことを教授は口にしたんですね。
「それは、我々の先輩の研究者たちに対する、遠慮があるからだ」
(中略)
新しい資料が発見されればすぐに「史実」として上書きされるような単純
なものではないのだと。研究にもまた歴史があり、それは簡単に覆せる
ようなものではないのだと。新説の定着には長い時間と努力が必要な
のだと。

http://aoimon.blog7.fc2.com/blog-entry-2168.html
8名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/14(水) 09:06:58.71 ID:NN7X8CWk0
福沢が関係したのだとしたら、いくらなんでも不自然だ、という社説を
あくまで福沢だ、といい続けているのがいるからな。


9名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/14(水) 19:02:59.13 ID:CPAGg/vaO
安川とか竹田とかね
10名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/14(水) 20:39:52.58 ID:Cy5TJV5Z0
真実の福沢を明らかにするより、岩波の面子を優先させるなんて
11名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/15(木) 04:17:47.22 ID:6Qj5O5O70
もうすぐ死ぬのだからべつに気にしなくてもいいんじゃないか?
12名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/15(木) 15:00:07.31 ID:GEZvmtw+0
もう岩波なんて相手にされていないのにな。
13名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/15(木) 19:02:37.01 ID:GxzD5fk+O
世界って廃刊になったんだっけ?
14名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/16(金) 07:31:05.33 ID:LBLb+hGD0
とっくの昔だよ
15名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/16(金) 09:49:16.58 ID:KAlN7mCOP
そんな中、TBSの"親SMAP派"が背水の陣で望んだ『南極大陸』
の演出を手がけるのは、TBSの福澤克雄というプロデューサー。
なんでも福澤諭吉の末裔に当たるという。彼は中居主演の
『砂の器』でも演出を務め、TBSが制作した中居主演の映画
『私は貝になりたい』の監督でもある。その頃から、制作ス
タッフからは「上層部は、福澤だけを優遇する」という声が
上がっていた。その不満が『南極大陸』の視聴率低下で一気
に爆発しそうな気配濃厚だ。親しいTBSの社員は筆者に「ジャ
ニーズと心中したくない」と言ったが、当然だ。TBSは飯島
女史との癒着を解消すべき時期に来ている。
(文=本多圭)

16名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/17(土) 11:33:47.60 ID:xGbmHc+u0
福澤は子沢山だったから、子孫の数も厖大だろ。ほかに有名人は?
17名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/17(土) 19:33:09.21 ID:WLLedhkHO
ま血統は能力じゃないわな
18名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/18(日) 18:06:31.93 ID:JQJXKEqh0
韓国毎日新聞がまた福沢批判をしているみたい。
いい加減脱亜論ネタは飽きたな。誰か向こうにつたえたれ。
19名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/18(日) 22:15:52.40 ID:BF0Q0JFq0
慰安婦問題を李大統領が持ち出すとは。
もっとまともな人間かと思っていた。
20名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/19(月) 14:03:10.07 ID:73b/f0Vj0
ブタが死んだぞ
21名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/19(月) 17:33:50.76 ID:un483l7xO
それはめでたい
22名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/19(月) 18:10:04.36 ID:WT30XbD90
>>18
そもそも「入欧」なんて、誰が始めに言い始めたのか。
23名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/20(火) 08:39:38.36 ID:AzAdWqIY0
>>22
脱亜論が有名になったのが1960年代半ばだとしたら、その頃では?
福澤自身の言葉としては、「脱亜入欧」の4文字熟語はないよう。
誰かが福澤の思想の説明文中で使ったのかも。
左翼っぽいな。福澤を悪く言うため、アジア軽視(蔑視)が強調されている表現だ。
鹿野政直あたりか。遠山ではないような。
24名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/20(火) 19:35:44.46 ID:zV5/fnTm0
福沢諭吉記念祭全国高校弁論大会:中津北高1年・増田さんら表彰 /大分
http://mainichi.jp/area/oita/news/20111220ddlk44040703000c.html

第50回福沢諭吉記念祭全国高校弁論大会(中津市、慶応義塾主催)が中津文化会館であり、
県内外27人の最優秀賞に福岡県立伝習館高2年、江口磨美さんが輝いた。優秀賞は中津北高1年、増田悠菜さんら11人(50回記念特別賞含む)。

江口さんは「仏さんのご飯」の題で認知症の祖父を取り上げた。
「大変だけど、介護で頑張っている家族のことを多くの人に伝えたかった」といい、「些細(ささい)な決まりさえ忘れている祖父が、仏様にご飯を供える行為は忘れていない。
真剣に(先祖を)お参りしている祖父を見て、家族は未来につながっている」と訴えた。
25名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/20(火) 21:28:07.53 ID:M9FmtcPtO
中津から毎年慶応には何人入る?
26名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/21(水) 07:24:43.84 ID:LfTCejvq0
早稲田における佐賀出身者の優遇みたいのは、慶應と大分(または中津)にもあるの?
東大についても、特別に山口高等中学を設置して、長州出身者に有利にしていた。
27名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/21(水) 09:39:04.56 ID:IqWMsO3z0
●福沢諭吉の『金玉均謀殺に「日本人は釈然とせず」〔明治27年4月13日 時事〕

 金玉均暗殺に付き清韓政府の処置 電報の報ずる所、また世間に伝うる所によれば、く支那政府は特に軍艦を派して、
かの上海にて金玉均を暗殺したる兇湊洪鍾宇と共に、金氏の死体を朝鮮に送り届けたるよし。
上海は支那の領地にして、洪はその地に於いて明らかに謀殺の罪を犯したるものなれば、世界一般の慣例に従えば、その犯人は支那の法律を以って罰すべきものにして、
またその殺されたる当人の死体のごとき、すでに検証を終わりたる上は、朋友故旧の請求にまかせて付与すること相応の手続きなるに、しかるにかの政府、
においては、謀殺の犯人を罰せざるのみか、その死体と共に朝鮮に送りたるを見れば、洪の処為を無罪と認めたものか、または朝鮮の交際上よりその歓心を買の意にでたるこ
とならん。
或いは支那と朝鮮との条約には、この種の犯罪人、すなわち朝鮮人同士の間に起りたる犯罪事件は、すべてその本国に引き渡す定めなりとの説もあれども、
特に軍艦を以って護送の労を取るのみならず、金氏のごとき今日の身分は、決して朝鮮人として取扱うべきものにあらざるにも関せず、また現に引き取りの請求人ありしにも拘わらず、
殊更にこれを朝鮮に送りたるは、ただその歓心を買うの手段に出でたるものと認むるの外なかるべし。(中略)

今回の事件に就き、金氏を上海に誘出し、一刺客をして殺さしわたるは、全く朝鮮人の毒計にもて、支那人のごときはごう髪も関係なしと云えり。
我輩のごときも事実の上に於いて、その無関係を疑わざるものなれども、さてその全体の成り行きに就き、日本人一般の感情をいかんと云うに、支那人に対して自ら釈然たらざるものなきを得ず。

聞く所によれば、金氏の上海行に就いては、支那政府の筋、すなわち支那公使館の辺にては熱心に周旋して、金氏に対するの情誼は同国の親友もただならず、
最も好意を極めたるよしにて、同氏の旅行はもっぱらその好意を当てにして思い立ちたるもののよしなりしに、
ひとたび日本の土地を離れて上海に上陸するや否や、支那人の挙動は全く一変して、殺害当時の始末と云い、死後の処分と云い、ごうも親切の意味なきのみか冷淡水のごとき、
その反対に謀殺の下手人なる洪鐘宇に対しては、その取扱いはなはだ寛にして、現に金氏の死体検証の際などは、縛りもせずしてその場に列せしめたるごとき、
犯罪人を取扱うの法として見るべからず、またその罪人を罰せずして本国に引渡したるは、両国間の条約に拠りたるものとは云え、特に軍艦を以ってこれを護送するに至りては、
鄭重至極の待遇にして、その意のある所を解するを得ず。

かれこれ思い合わしてそ一の挙動を考うるときは日本人の感情は到底釈然たるを得ざるべし。今回の報道ははなはだ簡単にして委細を悉さざれども、次第にその事情を詳かにするに随い、
我が国人の感情はますます鋭敏を加えて、ますます疑団を大にすることはなきやと、我輩の今より想像する所なり。

http://maesaka-toshiyuki.com/detail/1043
28名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/21(水) 09:44:47.41 ID:IqWMsO3z0
日本上陸150年で大きく変わった手帳事情、国家から賜る物から自分で作るモノへ (1/3)
手帳が日本に上陸したのは幕末のころ。以来、国家や会社からもらうものであった手帳が近年は大きく様変わりした。
自分で購入するようになっただけでなく、カスタマイズが普通になっているのだ。
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1112/07/news013.html

福沢3 件諭吉が日本に手帳をもたらしたのは1862年(文久2年)。
明治維新から平成に至るこの150年間に手帳はどう変わったのであろうか。

明治期の手帳は“国家から賜るもの”
1862年、欧州使節団の一行に加わった福沢3 件がパリで購入したものが日本に手帳がもたらされたルーツだと言われている。
ここから起算すると2012年は、日本に手帳が登場してから150年目の節目にあたる。この150年間に、手帳はどのように変わったのだろう。
おおざっぱに言えば、日本においては手帳は国家から賜る物から、自分で作るモノになったのではないか。
明治維新後の日本の手帳は、現在に連なる手帳の歴史の端緒だと言える。
その1つは、大蔵省(現財務省の前身)によって作られた「懐中日記」である。そしてもう1つは、軍隊手牒だ。
どちらも国家が国の特定の機関に従事する人間に対して貸与したものだった。手帳と名がついてはいても、文具店で買うわけではなかったのだ。

29名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/21(水) 09:52:15.43 ID:IqWMsO3z0
http://tatsumi-ryu.com/ 【立身流の歴史 - 立身流総本部】
加藤 紘
(立身流第二十二代宗家,千葉県指定無形文化財保持者,弁護士)

福澤先生が立身新流の居合を嗜んでおられ、「ずいぶん好きであった」(『福翁自伝』)ことは有名である。明治二十六〜八年の間に三回程いわゆる千本抜をされた居合数抜記録が残っている。
「数抜」とは立身流居合修行の独特の方法であり立身流独自の用語である。
立身流では「向」「圓」という二つの太刀筋から稽古が始まりかつこれが極意とされる。居合、剣術、鎗の基本の形の名でもある。
?、長刀、棒、半棒、四寸鉄刀などの総合武術である立身流の動きの根本をなし、この二つが源となって千変万化する。心法、思想、宇宙観まで、この二元をもって理解、鍛錬の拠り所とする。

向は「後の先」の技である。敵の我が面への斬撃に対し、我が刀を抜き放ち立身流独特の技法で鎬ぎ、逆に敵の面を斬る。
圓は「先」又は「先々の先」の技である。柄にかけた敵の手を抜打に我が両手で斬り、さらに面を斬る。
向と圓にはそれぞれ序(基本)、破(実戦)、急(応用)の形があり、更にそれぞれに、歩きながら、あるいは走りながら抜く「立合」と、坐して抜く「居組」とがある。
数抜きはこの向、圓の立合の破を二人相対して「ヤー、エーイ」と発声しつつ抜き続けるのだが、先生の記録は一人抜きのようである。

先生が「四尺ばかりもある重い刀を取って庭に降りて、かねて少し覚えおる居合の技で二、三本抜いてみせ」た(『福翁自伝』)のも、立合の向、圓であろう。
数抜きは現在も行われ、一日三千本、三日で一万本を通す。基本の技、動きを身にしみこませ同時に体力をつけるのが目的であるが、個癖が矯正不能ともなるので、
基本を習得した者のみに許される稽古方法である。見分役は形が崩れたとみると直ちに中止させる。

また、『福翁自伝』に「しじゅう居合刀を所持して、大阪の藩の蔵屋敷にいるとき、また緒方の塾でも、おりふしはドタバタやっていました。」とある。このドタバタにも意味がある。
居組の序の向の形は、正座から、右膝を床に突き腰を立てながら左足を前に強く蹈み出し(その音をドタとする)同時に刀を抜いて敵の面撃を鎬ぎ、
直ちに左右の足を蹈み違え(その音をバタとする)ながら敵の正面を斬る。

圓は、正座から、左膝を床に突き腰を立てながら右足を蹈出し(ドタ)同時に柄にかけた敵の手を抜き打ちに斬り、足はそのまま二之太刀で面を斬る。
立身流の居合は八本が一組だから、向(ドタバタ)、圓(ドタ)、後向(ドタバタ)、後圓(ドタ)、前後(ドタ、バタ)、左(ドタバタ)、右(ドタ)、四方(ドタ、バタ、バタ、バタ)の八本を通じて一区切りとなる。
先生の稽古風景が目に浮かぶようである。
立身流は約五百年前の永正年間に、妻山大明神に参籠して開眼した伊予国の人立身三京を流祖とする。三京は稲葉一鐵の別名だとの説もあるが定かではない。
立身三代をかけて完成したとされ、第六代桑島太左衛門(将監)の弟子 木村権右衛門が一五九〇年代に分流して立身新流を名乗り 奥平家に仕えた。後に桑島も仕えている。
伝書や文献には、「立身新流抜合」ともある。中津藩で新流といえば、立身新流抜合のことである。

先生愛用の居合刀として、刃渡り二尺四寸五分(約74.3p)、重量三一〇匁(約1162g)の一振が残されている。

先生の師については『福翁自伝』に「中村庄兵衛という居合の先生について少しけいこした」とある。
中津藩の中村姓は十一家だが、この名は「奥平藩臣略譜集録」や、「幕末中津藩士人名録」等の諸文献に見当たらない。
庄兵衛は生田保の弟子との説もあるが(立身流之形第一巻等)、私は「中津藩史」に「中村庄米」と記されている生田保の師がその人であると今は考えている。
とすれば先生は流祖を初代として十二代目になる。

なお、塾長等を歴任した小幡篤次郎の父 小幡篤蔵(録高二百石)は、その師 衣川惣助より立身新流の免之巻(免許)を許されている。これも流祖を初代として十二代目となる。
立身本流は下総佐倉藩に伝わり、現在、千葉県無形文化財に指定されている。
30名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/21(水) 10:14:04.96 ID:IqWMsO3z0
■初期の慶應義塾で取り入れられていた「関口流抜刀術」

http://www.sekiguchi-shinshinryu.org/about_sekiguchi-shinshinryu_hist.html
十代‐関口柔心氏胤


居合術 関口流抜刀術
http://www.youtube.com/watch?v=-iVKJmEIAFc
31名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/22(木) 07:13:15.20 ID:pIBlsw+CO
ないだろ
32名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/22(木) 08:46:46.46 ID:DjVPk6Cf0
【慰安婦問題】 脱亜と興亜〜福沢諭吉の残した「脱亜入欧」の亡霊がまだ日本を覆っている[12/15]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1324043933/
33名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/22(木) 10:35:20.24 ID:DjVPk6Cf0
>>30と比べて、立身流はどうやら実戦向きでは無いようだ。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3721691

youtubeから持ってきました。千葉県指定無形文化財、立身流の演武です。
立身流は福澤諭吉が晩年まで修行していたことで有名です。余談ですが、wikiによると福澤諭吉を幕末最強と見る動きもあったそうで、
黒田鉄山も写真を見て「とても近寄れない」と評していたりする辺り、福澤諭吉は相当の達人だったようです。
34名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/22(木) 18:41:32.28 ID:4zpAZR8S0
安川の本の影響力が韓国にもあるなら、だれかが言い立てそうなもんだが、
だれも触れないな。つまり安川本は韓国でも知られていない。
35名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/23(金) 07:41:49.56 ID:meCLZTRg0
福澤諭吉心訓七則
http://shisly.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-42bc.html

福澤諭吉(1835-1901)の「心訓七則」という7ヵ条の教えが、世の中によく知られているが、実は偽作とされている。
最後にある「世の中で一番悲しい事はうそをつく事です」というのはジョークであろうか。
「徳川家康公遺訓」(人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし、急ぐべからず)なども偽作と見るのが通説である。
「少年老い易く学成り難し」で知られる「偶成詩」も朱熹(1342-1406)ではなく、五山の僧侶、観中中諦(1342-1406)の作であるらしい。
100年以上も日本人は朱熹の漢詩と信じて暗誦してきたのである。
36名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/23(金) 07:47:52.61 ID:meCLZTRg0
「福沢暦」を作製
[2011年12月21日 10:15]

中津市沖代町の福田一直さん(86)=福沢諭吉協会員=が、中津ゆかりの福沢諭吉の業績を月日で振り返る「福沢暦」(A4判、7ページ)を作った。
19日、同市の福沢記念館を訪れ、上永裕正福沢旧邸保存会事務局長に500部を寄贈した。

 国のため、人のために働いた諭吉の生涯を「早分かりできるようなものができないか」と今秋から作業。
福沢諭吉全集(諭吉年譜)などから、月日ごとの出来事を拾い上げ、2カ月間かけて1年間を生涯に見立てた暦に仕上げた。
 完成した暦は、「遣欧使節に加わり長崎出航」(1月1日)、「独立自尊迎新世紀を大書」(12月31日)など、うるう日を含めた366日を「その日、諭吉は」という形でまとめている。
 「諭吉年譜にない月日もあり、苦労もしたが、福沢辞典なども調べ、何とかまとめることができた」と福田さん。
「諭吉の生涯は精力的で、活力に満ちている。そんなエネルギッシュな生き方には、物の見方、迷った際などのヒントも含まれている。ぜひ見てほしい」と話していた。
 福沢暦は同記念館で配布している。

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_132443015124.html
37名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/23(金) 13:33:46.46 ID:is1hl+/w0
>>36
これは面白い。入手したいが、行かずに購入する方法は?
38名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/23(金) 21:17:49.17 ID:meCLZTRg0
非売品やろ。どう考えても
39名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/24(土) 11:02:00.59 ID:MjDf2In40
朝鮮人民のためにその国の滅亡を賀す
40名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/25(日) 09:06:53.93 ID:Pe3MYChR0
福沢の思想には儒教的な所がかなりある
http://kbaba.asablo.jp/blog/2011/12/25/6260507

今日の結論部分、まったく私の手に余るもので、一応は書いてみるが、一応 書いたという域を出るものではないことをお断りしておく。
そのように儒学(朱子学)の教義をまとめて説明した後、渡辺浩教授は福沢の 儒教批判を四点述べた。

(1)「古を慕ふの病」…古を慕って、少しも自己の工夫を交えず、いわゆる精 神の奴隷(メンタルスレーヴ)となって、今の世にいて、古人の支配を受けるの は、儒学の罪。 
この『文明論之概略』第九章の指摘を、渡辺浩教授は正鵠を 得ているとした。

(2)陰陽五行…福沢はニュートン以降の科学によって、妄説と斥けた。 ただ し『論語』には「陰陽五行」は出てこない。

(3)儒教主義教育…政府の儒教理解に対する批判。 「儒教主義の実際を見れ ば、決して純粋の道徳学には非ずして、大半政治学を混同す。
……左れば彼の 儒書の中より其徳教の部分のみを引分けて之を利用せんなどの考は、唯是れ不 学者流の頭脳に往来する妄想にして、取るに足らざるものなり。」(「儒教主義」 1883 )

(4)男尊女卑批判…正当。 ただし政治は男性の担当として、男女の役割分担 を福沢は批判していない。
そこで結論、渡辺浩教授は、福沢の思想には儒教的なところがかなりあると して、慶應は朱子学の根幹を引き継いでいる、
東アジアの正当な継承者だと言 い、「独立自尊」と「議論の本位」の二つを挙げた。

(1) 独立自尊…渡辺浩教授は、小室正紀さんの「朱子学と福澤先生の考え方 の間には、ある種の共通性があると言っていいと思います。
それは強い主体性 を備えた個人が出発点であるという考え方です。」(「江戸の思想と福澤諭吉」、 『福澤諭吉年鑑』32号、2005年、138頁)という見解に賛成だという。

(2) 「議論の本位」…「脩身学とは身の行を脩め人に交り此世を渡るべき天 然の道理を述べたるものなり。」(『学問のすゝめ』初編) 
福沢は、天然の道 徳、自然法を尊重した。 『文明論之概略』第一章「議論の本位を定る事」と いうのは、ある主張の本当の値打、真価を定めるにはどうすればよいかの章で ある。 
福沢が読んだジョン・スチュワート・ミルにも、ギゾーにも、客観的 真実、真価についての言及がある。 それらは東洋の思想、儒教と響き合うと ころがあった。

「苟も一国文明の進歩を謀るものは欧羅巴の文明を目的として議論の本位を 定め、この本位に據て事物の利害得失を談ぜざる可らず。」(第二章)

「文明の物たるや至大至重、人間万事この文明を目的とせざるものなし。」(第 三章)
41名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/25(日) 09:08:16.46 ID:Pe3MYChR0
渡辺浩教授のまとめた儒学(朱子学)の教義
http://kbaba.asablo.jp/blog/2011/12/24/6258761

そこで渡辺浩教授自身の儒学理解である。 最も代表的な儒学である朱子学 の教義の説明があった。 
南宋の朱熹(1130-1200)による体系。 これが私には、 よく理解できなかった。 下手下手書いてみる。

 (1)天・地・人…天は地も含む。 すなわち大自然 nature、大宇宙のことで、 季節や天候も含む。 天災、天然記念物の天。 天国や地獄はない。 
人も、 動植物を使いながら、生かされている天の営みの一部。 全ては天にあり、も の言わず自己展開している。 天意は、畏敬すべきもの。

 (2)禮と道…道は人らしさの基本原則。 神でなく、大自然に依拠。 人は万 物の霊長。 人の行動の型は、人らしさ。 
現世にとどまり、当り前の人間関 係にとどまる。 「我が道を行くgoing my way」や「世界に一つだけの花」(個 性)は、悪。

 (3)五倫…人として守るべき五つの道。 君臣の義、父子の親、夫婦の別、長 幼の序、朋友の信。

 (4)君・臣・民…君は、天命、天の意志の代理人。 誰かが保証人になる必要 (統治)があって、最も「らしい人」、慕われる、支持される人がなる。  
臣は、アシスタント、人として優れた人、君と臣で政府をつくる。 忠は、 まごころを尽すこと。 民は、相対的に愚か、統治は教育でもある。

 (5)修己治人…自己修養を遂げた人物が為政者となることで、天下泰平が実現 する。 修身・修養・功夫・学問(『孟子』) 「誠意・正心・修身・斉家・治 国・平天下」(『大学』)  
郷挙里選・科挙、個人(男性)を家柄や身分に関係な く選抜。 この考え方は、世襲身分制度には危険思想で、明治維新に力があっ た。

 (6)三代と革命…夏王朝(堯→舜→禹と禅譲、禹以後世襲となり、桀が殷の湯 王に滅ぼされる)・殷王朝(紂王に至って周の武王に滅ぼされる)・周王朝(文王・ 武王・周公)の三王朝。 
禅譲(帝王がその位を世襲せずに有徳者に譲ること)。  放伐(中国人の革命観で、徳を失った君主を討伐して放逐すること)。 
「漢 儒者と和学者との間に争論ありて千緒万端なりと雖ども、結局分かるゝ所の大 趣意は、漢儒者は湯武の放伐を是とし、和学者は一系万代を主張するに在り。
漢儒者の困却するは唯この一事のみ。」(『文明論之概略』)
42名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/26(月) 11:51:01.15 ID:275rTNLA0
>>40>>41
おお、ありがd!
渡辺先生の講演をこんなにも手軽に知ることができるなんて、
なんて買い得なスレ
43名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/26(月) 19:50:56.89 ID:Gk5FXrq/O
んだんだ
44名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/27(火) 09:20:36.92 ID:RzxTmfyO0
山田博雄もアホだな。小川原正道も都倉武之も平山洋の意見を支持しているのに、ピントはずれな
コメントを付けている。福沢諭吉年鑑38の研究動向のはなし。
45名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/27(火) 14:39:02.01 ID:VpPw18B50
山田センセの授業評価は↓ 中大政治

いくつかに履修内容が別れるが、私は福沢諭吉の『文明論之概論』の授業でした。

ゼミとは言っても発表することはなく、毎回教科書を読み進めるだけ。非常に楽。
先生は少しクセのある感じに思われるかもしれませんが、話を聞いてると時折
シュールなジョークを言っている。それがなかなかおもしろいが、聞いている人は
少ない(笑)

授業の終わりに、出席確認を兼ねた感想を提出します。

評価は出席とレポートのみです。
レポートはテキストに関するもの、配布プリントに関するもの、授業内自己評価に
ついて、それぞれ短くまとめる(400字程度に)。レポートではオリジナリティが求め
られるそうです。

他のゼミ形式の授業が嫌な方、教職を履修している方にはぜひオススメです。
『文明論之概略』自体も読みやすくて、面白いと思いますよ。

46名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/27(火) 19:24:42.99 ID:xeRWQsqhO
年鑑というのは?
47名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/27(火) 20:06:35.71 ID:FifsVabE0
最近出た西澤さんの『福沢諭吉と女性』読んだ人いる?
48名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/28(水) 08:05:09.78 ID:+E7yDyvyO
もうでているのか
49名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/28(水) 09:35:04.68 ID:XQyvWO9+0
>>46
福澤諭吉協会の機関誌。うちの大学にはある。一般には入手できない。
50名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/28(水) 12:44:16.76 ID:RgXqXVkv0
書籍之海より↓

石河幹明 『福澤諭吉傳』 全4巻 
2011年03月30日 | 伝記
 石河という人は、あまり頭が鋭くなかったひとのようだ。
福澤自身の著書・書簡あるいは関連する諸文献を引き写しただけの部分が多い。
それにテキスト・クリティークというものをまったくしない。徳富蘇峰も生の史料を
長々と引用するので閉口することが多いが(『近世日本国民史』)、蘇峰の場合、
複数の史料を付き合わせて内容を吟味する。決してそのまま鵜呑みにすることは
ない。
 これならこれら原典を集めて読んで、自分の頭で考えればそれで済むことである。
 だが致命的なのは、文中引用したものをのぞき、それ以外の――つまり著者の文
章による福澤の一生についての叙述部分――について、その際に依拠した史料が
一覧として付けられていないことだ。これでは書かれている内容を検証する術がない。
 さらにいえば、福澤自身の文章の読み方についても、解釈に疑義がある。
(岩波書店 1932年7月)

『福澤諭吉伝』の岩波書店の公式見解↓

20余年にわたって福沢に親炙した著者が,慶応義塾の委嘱のもとに7年余を費して
編纂・執筆し,昭和7年に刊行.豊富な原史料により,福沢の経歴・言行が客観的に
叙述され,諭吉研究の最も信頼すべき資料として高い評価を受けている.


岩波書店の権威主義がよくあらわれているな w
51名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/28(水) 20:21:37.08 ID:L2woyRyF0
専任にもなれないのに研究動向を任せるからだよ
52名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/28(水) 22:02:23.34 ID:L1HtRdJB0
福沢諭吉の榎本武揚助命
http://zodiark.jp/bakumatsu/file/enomoto/help.html

箱館戦争が終結した後、榎本武揚達は明治新政府によって捕らわれた。
この時、彼等は皆、死刑を覚悟していた。
しかし、蓋を開けてみると彼等は(約一名を除いて)放免、しかも明治新政府への出仕が求められた。
彼等の助命に関しては周知の通り、箱館戦争では新政府軍の参謀であった黒田清隆の働きが大きい。
榎本が愛読していた国際法の著書『万国海律全書』を黒田自身が受け取ったが、
自分の事よりも国家の事を思う榎本に対して感銘を受け、何とか榎本を救いたい思いがあった。
そこで黒田は西郷隆盛と福沢諭吉の力を借り、彼等の助命を求めた。
黒田自身は頭を剃り、しかも半ば脅して助命運動を行っていたそうだ。

さて、福沢諭吉が榎本助命の貢献を行っいたのは、実に色々な意味で面白い。
福沢が榎本を助命する経緯について触れてみよう。

先ずは、榎本と福沢を繋ぐ人物、古川節蔵について紹介をする。
古川は、福沢と同じ緒方洪庵の適塾で学び、福沢とは同期だった。この当時は「岡本周吉」と云う名である。
その福沢が自身の故郷である中津藩の命によって江戸に行く事になったので
古川は福沢の従者として同行した。

古川はその後、旗本の養子となり古川姓を名乗る。
そして、幕府の軍艦に乗船した事が縁となり、福沢の制止を振り切って榎本軍に加わる事となった。

古川は二番回天の艦長となり、榎本の箱館行きにも同行したが、
ストーンウォール号(甲鉄)奪還作戦の時に失敗をおかし、明治新政府によって捕らえられた。
福沢は古川が入れられている牢屋に頻繁に出入りをし、彼に食べ物等の差し入れを行っていたそうだ。
だから福沢は、牢屋の中が如何なる状態であったかよく、知っている。
53名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/28(水) 22:02:41.03 ID:L1HtRdJB0
古川が入牢されて暫く経過した明くる日、今度は榎本が入牢して来た。
この頃、福沢と榎本の関係は「会った事があるが、挨拶をする程度の仲」だったらしい。
福沢も当初、榎本に対して気にはしていなかったが、

榎本の母親と福沢の妻である、お錦が遠い親戚である事
その関係でお錦は幼少の頃、榎本の家を訪問した事があった

間接的とは言え、少なからず福沢と榎本が関係があるのがお分かり頂けたと思う。
さて、戊辰戦争終結時、静岡には榎本の母親と姉のらく、そして妻の多津が居て、榎本の身を案じていた。
静岡に居る榎本の家族達は、榎本が東京に居る事は知っているが、東京に居る親戚が懐疑を恐れているので、詳細が分からない。
榎本は如何しているか?
その内容の手紙を榎本の妹の夫であり、福沢とは旧知の仲であった江連加賀守が静岡から福沢によこした。
この手紙を見た福沢は江戸に居る榎本の親戚に憤慨し乍らも、榎本を助命する為に自分が人肌を脱ごうと考え
糺問所に赴いては榎本に差し入れをし、その様子を江連や榎本の家族に伝えた。

そんな手紙のやりとりをしていると、榎本のお母さんとお姉さんが自分達が上京しても良いか、と福沢を頼った。
福沢はこれを快諾し、間もなくして二名は福沢の元を訪問したのだが、母がどうしても榎本に会いたいと。
そこで福沢は榎本面会の嘆願書を榎本のお母さんが持って糺問所に行けば、何とかなるかも知れぬと考え
自分が書いた嘆願書を榎本のお姉さんに清書させ、お母さんは嘆願書を持させて糺問所に向かった。
幸いにも応対した監守がこの嘆願書に感動し、遂にお母さんと榎本は対面出来たとの事だ。
しかしお母さんは、息子の脱獄を見る事なく、病死する。

福沢の元に誰かが知らないが、『万国海律全書』を翻訳出来ないかと依頼した。
オランダ語は福沢にとって得意中の語学だったので、翻訳するのは容易だったが、福沢は敢えて全部を翻訳しなかった。
一部分を翻訳しただけで、あとは
「私は航海や国際法の専門家では無いから翻訳する事が出来ない。全てを翻訳するには矢張り、この専門の人でないと駄目だろう」
とわざと榎本を助命する様に伏線を張って、本を返却した。
54名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/28(水) 22:03:17.12 ID:L1HtRdJB0
福沢は黒田自身にも会った事があり、福沢は黒田に一枚の写真を渡した。
福沢がアメリカに洋行した時に貰った写真で、戦火の中を女性が婦人服の姿で逃げまどう内容だった。
何でもその女性は軍人が女装した姿と云う事である。この写真を黒田に見せた福沢は、
「何としてでも助かりたいと思うのであれば、逃げる時の服装など気にはしてられない。
命はとても大切なもので、一度それを奪うと付き様がない後悔をするかもしれません。
こうして考えますと、榎本は騒ぎを起こしましたが、命だけは取らない方が良いと思います。
この写真は貴方(黒田)に渡しますから」と。

その後、福沢は腸チフスにかかり、榎本助命に関与する事はなくなったが
福沢の助命活動が功を奏したのか、明治五年に榎本は放免されたのであった。

糺問所内の榎本は福沢の差し入れに対して、不快感を覚えていた。
あまりにも初歩的な内容の書物だったので呆れていたが、福沢は榎本達は有能な技術者である事を知らなかっただけである。
福沢は獄中の榎本達が何時か優れた高官に成るだろう、と予測していたそうだ。
結果としてそれは的中したが何も『痩せ我慢の説』で榎本を批判しなくても良いのに、と思いましたよ。
55名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/29(木) 09:22:21.80 ID:g59WJseS0
>榎本の母親と福沢の妻である、お錦が遠い親戚である事

ってどんな?
56名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/29(木) 09:46:46.24 ID:wqfgNey70
>55
土岐家のことだ。
夫人の実弟、土岐謙之助は幕末史で名のある人物だ。
57名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/29(木) 22:17:09.85 ID:k4O1GOI/O
どんな
58名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/30(金) 09:31:21.58 ID:ZZjg18V00
東大教授・山内昌之って限りなく胡散臭いな。

産経新聞で【幕末から学ぶ現在】という連載を持っているが、毎回偏向した人選と文章にイラつかされる。

友誼と律義の政治家 勝海舟・番外編 【東大教授・山内昌之】 
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111229/art11122909590004-n1.htm
2011.12.29 09:59 (1/3ページ)

福沢諭吉に「痩我慢(やせがまん)の説」で散々にやられた勝海舟であったが、江戸っ子らしい気風の良さや徳川の忠臣だった点では人後に落ちない。
また、政治家に必要な義理堅さも相当なものだ。松浦玲氏の最新著『勝海舟と西郷隆盛』(岩波新書)を読むと、
この2人の友誼(ゆうぎ)と信頼感の厚さが改めてしのばれる。
59名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/30(金) 11:39:14.98 ID:G8AVe1UJO
聞いたことないな
60名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/30(金) 17:01:22.38 ID:hxHniPe+0
>>58
この人の専門は日本史ではなく中東史だろ
61名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/30(金) 22:39:48.85 ID:pVNt1N5P0
考証福澤諭吉: 第 1 巻、第 1 巻
http://books.google.co.jp/books?id=3BMqAQAAIAAJ&q=%E8%AB%AD%E5%90%89%E3%80%80%E6%97%97%E6%9C%AC&dq=%E8%AB%AD%E5%90%89%E3%80%80%E6%97%97%E6%9C%AC&hl=ja&sa=X&ei=ir79TpjJEsf6mAWcuNScAg&ved=0CFUQ6AEwBg

> 藤沢志摩守というのは桂川甫周の実弟主税で、その前年閏八月に旗本の名家藤沢家に養子となり名を長太郎次謙と改め、
> 十二月一日に講武所頭取に任官し備前守に叙せられ、二十八日に歩兵頭に転じ、間もなく肥後守。


この福沢の友人の「藤沢志摩守」というのは誰だろうか?
62 忍法帖【Lv=6,xxxP】 【東電 69.6 %】 :2011/12/31(土) 10:27:59.74 ID:I7jLUe2+0
test
63名無しさん@お腹いっぱい。:2011/12/31(土) 15:12:54.22 ID:BPG57NoN0
64岩波書店の内幕1:2011/12/31(土) 17:14:52.25 ID:JlTHe1XDP
 先日、岩波書店の内情をよく知る人物と話した。それがすごく面白かったん
で、その話を。
 岩波書店はみんな知ってるはず。一時は「日本の知性」といった印象すらあっ
た出版社。映画の配給や上映なんかもしてたね。
 もちろん書籍と雑誌を出しているんだけど、ここの雑誌が、とても浮世離れし
ているという。
 全部ではないけれど、一部の雑誌では、著者原稿の半分以上がまだ原稿用紙で
来るんだそうだ。凄いなあ(笑)。そのレベルでは、著者とのやり取りもメール
じゃなくて電話電報ってのが多そう。
 当然、そうした雑誌ではDTPなんか取り入れておらず、昔ながらの写植製版だ
ろう。
65岩波書店の内幕2:2011/12/31(土) 17:17:34.61 ID:JlTHe1XDP
 だいたい、雑誌の名前が凄いよね。
 6誌あるんだけど、「図書」「世界」「科学」「思想」「文学」「環境と公
害」だぜ。これ誌名じゃなくて、辞典の項目名だろ(笑)。編集者が考えたタ
イトルとはとても思えないじゃん。創刊企画は楽だろうなあ。
 岩波がDTPできない理由を、もうひとつ聞いた。それは、日本語についての
「岩波ルール」が厳格であり、かつ大量にあること。
 もちろんどこでも出版社の用語遣いは、社内で統一されるのが一般的。その
際は、たとえば各新聞社が出版してる「用字用語集」に準拠する、などと決め
るのが普通。楽だから(実はWeb時代になってこれが崩れてきてて、そこんと
この考察も面白いんだが、本筋でなく例によって長くなるんで、いずれまた)。
 話を戻す。岩波の場合、ルビひとつとっても、もの凄く厳密らしい。たとえ
ば「漢字3文字の用語に対しルビ4文字を振る場合は、こうこうの位置に割り
振る」って、個別に全部決めてあるという。ルビひとつでこれじゃ、たしかに
DTPは永遠に無理だ。

66岩波書店の内幕3:2011/12/31(土) 17:21:16.76 ID:JlTHe1XDP
 で、編集者は分厚い「岩波ルール」を片手に編集する。
 ルール命なんで、編集者より校閲とか編成のほうが権力を持ってて社内でえ
ばってるんだと。フツーの出版社の感覚では、信じられない状況だ。中世中国
の役人組織みたい(笑)。
 ファンに年寄りの多い浮世離れした出版社だしこの不況だしで、もちろん書
籍も雑誌も売り上げはガンガン減ってるらしい。
 ではなんで潰れないかというと、「広辞苑」という化け物看板があるから。
熱心なファンは多く、改訂されれば必ず買う人が多い。並装と革装の両方持っ
てる人もザラだ。加えて電子辞書には必ず入っているし、ファンはもちろんそ
れも押さえている(ちなみに電子辞書コンテンツはものすごく買い叩かれる)。
まあ、いろいろ聞いたけど、ある意味うらやましい出版社だ。ちなみに社員の
給料は高い。編集者は東大出身が多い。「岩波なら書く」という知識人(特に
大学のセンセイ)がいるので、著者にも事欠かない。
 もっと書けば、現状、書籍を買い切り(売れ残りは書店が損を被る)で出荷
している出版社は、岩波くらいだ。ほとんどの出版社は委託(返本あり)の契
約。こんだけ出版社が多くても私の知る限り、あと買い切りで書籍を出してい
る(た)のは、一時のアスキーと静山社くらい。つまり岩波は特別ってこと。
普通は取次に受け付けてもらえない。
67岩波書店の内幕4:2011/12/31(土) 17:23:18.67 ID:JlTHe1XDP
業界人以外の方に一応書いておけば、静山社ってのは要はハリーポッターよ。
静山社が買い切りにこだわったのは、ベストセラーの怖さを知るから。ってわ
かんないよね。これまた脱線して長くなるんで、明日書きます。
またしても力技で岩波に話を戻す。今回なんか疲れるな。
ここまで読むと揶揄してるように思うかもしれないが、私は本心から岩波を
尊敬している。というのも、岩波文庫でしか読めない世界の古典的名著が鬼の
ようにあるからだ。売れっこないローマの将軍の従軍記なんて読めるのここだ
けだぜ。
普通で考えたら、そんなん全部切って儲かる辞書中心に運営したほうが、絶
対楽だし儲かる。
世間には、こうした浮世離れした出版社がひとつくらいあっていい。文化のた
めにその位置でぜひ踏ん張っていてほしい。マジで。

68 【大吉】 【1022円】 :2012/01/01(日) 09:13:11.57 ID:jlSX4FPx0
>>63
おお、ありがとう。
なるほど中々高位の人物だね。
69名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/01(日) 18:50:07.57 ID:7f0f2iSy0
岩波書店って、広辞苑の売り上げだけで全社員の給料を支払っているの
70名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/02(月) 22:21:23.75 ID:y17mkvpqO
らしいね
71名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/03(火) 13:36:24.81 ID:0rD8770N0
↓のレポート、すごく面白いよ! 

最後に、慶應義塾のOBが福澤論説の真贋をどのように見ているか、一例を紹介。
元・岩波書店編集部長で、福澤諭吉協会編集委員の竹田行之氏(理事も経験)は、
平成17 年1 月28 日に交詢社で行われた、交詢社創立125 周年記念講演会で、「ジャー
ナリスト福澤諭吉」を語り、無署名論説の取り扱いについては、石河幹明と富田正文の
功績を絶賛し、平山氏の「全集」改訂(くさいもの)には蓋をして、一笑に付した。
「福澤諭吉の真実」は、義塾の外部では好評であるが、義塾の内部では不評のようだ。

http://hsaeki13.sakura.ne.jp/ookubo20110833.pdf
72名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/03(火) 17:36:25.59 ID:mDTyztr00
>>71
フクザワ・コンフィデンシャル、だね
73名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/03(火) 19:53:16.22 ID:hYAWOiZeP
だれかこれを訳してくれ
http://www.hnxndq.com/view-241-1.html
74名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/03(火) 20:36:00.45 ID:bqsXSGHS0
>>71
こういう姿勢は福沢の教えに反してると思うんだけどな。菊池寛が
『時事新報』廃刊をうけて書いた論説でも言ってたように。
75名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/03(火) 21:15:03.95 ID:mDTyztr00
時事新報社と岩波書店には
ともによく似た性格の権威主義があるんじゃないか?
76名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/03(火) 21:17:20.98 ID:mDTyztr00
そういや菊池寛は文藝春秋社の社長だね!

岩波対文春

「恩讐の彼方に」とはなかなかかないようで ww
77名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/04(水) 09:53:02.01 ID:RUOQNzXD0
>>75
正解! 竹田行之は現代の石河幹明デアル!
78名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/04(水) 12:12:31.34 ID:JwuaBtfC0
無意味に長生きなところも似ている
79名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/04(水) 16:14:47.99 ID:bNbpFjmL0
オイオイ
80名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/04(水) 18:36:48.51 ID:ixq/4JzhO
隠然たる勢力ってやつだね
81名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/05(木) 10:09:40.98 ID:/A+odnkM0
>>71
けっこうインサイダーな情報が含まれているな。作者は慶応の卒業生だろう。
82名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/05(木) 17:23:38.42 ID:l8k5/CPd0
福沢の中上川宛書簡の発見が戦後で良かった。石河が『福沢諭吉伝』執筆の
過程で見つけてたら、福沢の自分への低評価にショックを受けて破棄してたかもしれないし。
83名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/05(木) 20:25:02.16 ID:yxT9gf+XO
それはいえてる
84名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/06(金) 08:58:43.61 ID:Y3BzB7cZ0
石河は福澤書簡に改ざんを加えているから、草稿が残っていないほかの著作も怪しいよ。
85名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/06(金) 10:20:14.70 ID:I0G+Jtv10
>>82
ぎゃくにいうと石河に都合の悪い手紙は密かに廃棄されたのかもな
86名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 01:54:56.41 ID:FXJu6VH80
>>74
菊池寛の論説とは、これのことですね。さすがは菊池寛。

----
○時事新報が解散した事は、新聞雑誌界に於ける一つの悲劇だ。殊に、僕などは、大正五年か
ら足掛四年ばかり、同社の粟(ぞく)を食んでゐた丈に、更に感慨が深い。僕の在社当時は、同紙は一
流中の一流として、信用品格とも他紙を圧するの概があつた。が、その後、大正の末期から昭
和の初にかけて、経営に人材を得なかつた為に、今日の悲運を招いたのであらう。同紙が有力
なる財閥を背景としながら、財政的破綻に苦しんだなど、結局新聞雑誌の経営は、金よりも人
の問題であることを感ぜしめる。さるにても、自分の在社当時から、引きつゞいて奮闘してゐ
た老主筆石河幹明氏などの胸中は、察するに余がある。
○たゞ、自分は同社に居た時から、慊(あき)たらぬ事が一つあつた。それは、福沢翁の精神の一つは、
旧形式の破壊であつた。実利本位に、古い形式を破壊することであつた。所が、福沢翁を尊敬
するあまり、福沢翁のやり方が、同社に於ては、忽ち一つの形式になつてゐた。そして、その
形式を厳として尊重するのであつた。福沢翁の本当の精神は、古い形式の破壊であつたから、
たとひ福沢翁のやり方でも、時勢に連れて、どん/\破壊して行くことこそ、福沢翁の本当の
精神ではないかと自分は思つてゐた。福沢翁の本当の精神を掴むことが出来なかつた事なども、
同社の衰運を招いた原因の一つではなかつたかと思ふ(「話の屑籠」『文藝春秋』一九三七年二月
号九六頁)。
----
平山洋『福沢諭吉の真実』文春新書、190〜191頁より。
87名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 08:35:37.72 ID:HS2pbFOj0
>>86

うわ、時事新報を福沢諭吉協会や福沢研究センターに読み替えても意味が通じる

北朝鮮の現状と「朝鮮人民のためにその国の滅亡を賀す」がぴったり重なるように
88名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 10:42:24.48 ID:g8uxzsRxO
歴史は繰り返す
89名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 13:40:22.00 ID:J/xENn4OP
司法当局によると、李さんは駐韓米軍の化学兵器や劣化ウラン弾の
配備状況など、米軍兵器と軍事基地情報を報道し、反国家団体であ
る朝鮮総連などに流出させたとして国家保安法第5条(自発的反国
家団体支援など)と軍事機密保護法違反の疑いで拘束された。
http://janjan.voicejapan.org/media/0712/0712046667/1.php

韓国では朝鮮総連は国家保安法での反国家団体のよう。
安川が総連とじっこんなのは誰でも知っていること。
安川本が韓国で無視されるのは当然のことだね。


90名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 14:25:00.70 ID:wAvuY+db0
>>86
石河と富田の考証を絶対視して、平山さんのものをはじめ、近年の福沢研究の
成果を踏まえた福沢全集の改訂に否定的な竹田(福沢協会)と岩波は、菊池が言う
「実利本位に、古い形式を破壊」という福沢の本当の精神に背いてることになる。
特に前者の背信はどうかと思う。
91名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 16:04:23.30 ID:FdH3FWJA0
>>89
なるほど。
それで平山さんも年賀状で「何の反響もないようです」とコメントしたわけだ。

「2012年1月1日付 安川寿之輔氏宛年賀状」
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/greeting_2012/#text_info
92名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 16:28:51.38 ID:HS2pbFOj0

へえ
93名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 17:12:54.33 ID:f9+3t8Gm0
週刊金曜日「論争欄」から
http://kgcoms.cocolog-nifty.com/jp/kinyoubi1.html

虚構の「福沢諭吉」論と「明るい明治」論を撃つ
  韓国「強制併合」から100年
 安川寿之輔・名古屋大学名誉教授に聞く
 歴史を歪めた丸山眞男と司馬遼太郎の「罪」

戦後のアカデミズムに君臨した丸山眞男と「国民作家」の司馬遼太郎。この二人による歴史偽造が厳しく問われなければならない。
−−今年八月で、韓国強制併合一〇〇年を迎えます。しかし、いまだ朝鮮半島植民地化・アジア侵略の歴史についてこの国では、
どこまで正しく認識されているのか疑問です。たとえば、侵 ・植民地化を先導・扇動した福沢諭吉が東大教授の丸山眞男によって人間平等を主張した
「典型的な市民的自由主義」者と美化され、その虚構がまだ生きている。次に、朝鮮半島を奪うための日清・日露戦争を露骨に正当化した
司馬遼太郎の「坂の上の雲」が、よりにもよって昨年からNHKで放映されました。−−
 この二人の「罪」は、重いでしょうね。共通しているのは、近代日本の「二項対立史観」とでも呼べる発想です。丸山は福沢が「明治前期の”健全なナショナリズム″」
を代表しているとみなし、「昭和前期の”超国家主義”」と対比しました。司馬は、「明るい明治」と「暗い昭和」です。
両者とも、各「二項」が互いにどうつながっているのかについて説明がありません。丸山は福沢がすでに「暗い昭和」の時代を先取りしており、
司馬は日清一日露戦争が本質的に一五年戦争と同じであったという、歴史的事実を無視しています。
−−特に丸山の誤った福沢論については、先生が三冊の著書で完璧に論破しておられます。その影響もあってか、
本誌で連載された『マンガ日本人と天皇』の原作者である雁屋哲氏も徹底的に福沢研究をやり、来春には「福沢諭吉こそが日本を一九四五年の破綻に追い込んだ元凶であり、
……日本とアジア各国の関係を悪くしている張本人]であると断じた著書を刊行するそうです。−−
 雁屋氏の認識は、基本的に十分正しいと思います。福沢がやったことは、朝鮮と中国に対する丸ごとの蔑視・偏見の垂れ流しであり、おっしゃったように侵略の扇動でした。
明治国家が朝鮮への介入を強化していく一八八〇年代前半には、「朝鮮人は未開の民……極めて頑愚……凶暴」「支那人民の怯儒卑屈は実に法外無類」
「チャイニーズ……恰も乞食穢多」「朝鮮国……人民一般の利害如何を論ずるときは、滅亡こそ・・・其幸福は大」などと発言している。福沢の侵略思想を表明しているのは、
『脱亜論」が有名ですが一八八二年の「東洋の政略果たして如何せん」など沢山あります。そこでは「印度支那の土人等を御すること英人に倣ふのみならず、
其英人をも窘(くるし)めて東洋の権柄を我一手に握らん」「日章の国旗以て東洋の全面を掩ふて、其旗風は遠く西洋諸国にまでも」などと、大英帝国に比肩する植民地獲得を主張しています。
94名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 17:14:12.95 ID:f9+3t8Gm0
差別・侵略主義者の福沢

−−いったい、どこが”健全なナショナリズム”なのか。

一八七五年に朝鮮は「小野蛮国」で、「仮に我属国と為るも之を悦ぶに足らず」とし、
『時事小言』の翌年の「朝鮮の交際を論ず」で、「朝鮮国・・・未開ならば之を誘うて之を導く可し、彼の人民果して頑陋ならば・・・武力を用ひても其進歩を助けん」と述べています。
つまり、「文明」に誘導という名目で、武力による侵略か合理化されている。

−−極めて危険な思想ですね。−−
 
同時に福沢は、戦前の「滅私奉公」や「一億玉砕」論の先駆者でもある。日清戦争か始まると、「日本臣民の覚悟」なる論説で、「我国・・・四千万の者は同心協力してあらん限りの忠義を尽くし、
・・・事切迫に至れば財産を挙げて之を擲(なげう)つは勿論、老少の別なく切死して人の種の尽きるまで戦ふの覚悟」を呼びかける。まさに、「暗い昭和]期の天皇制ナショナリズムの先取りそのものですよ。

−−こうなるともう「思想家」というよりはアジテーターですが、特に感じるのは福沢の表現の汚さ、下劣さです。案外それは、逆に大衆受けしたように思うのですが。−−
 
おっしゃる通りです日清戦争や義和団戦争で日本軍が中国に出兵した際には、「チャンチャン……皆殺しにするは造作もなきこと」「支那兵の如き・・・豚狩の積り」などと罵る。
挙げ句には「北京中の金銀財宝を掻き浚(さら)へて、・・・チャンチャンの着替までも引っ剥で持帰ることこそ願はしけれ。」と、略奪まで煽っています。
「時事新報」は漫画や「漫言」にも力を入れていましたから、大衆にはアピールしたと思います。

−−司馬の一番のひどさは、ぬけぬけと[坂の上の雲』について「事実に拘束されることが一〇〇パーセントにちかい」などと自分で公言している点でしょうね。−−

あれは、逆に「始めがウソなら終わりもウソ」と言える小説ですよ。NHKか昨年一一月にスタートさせたドラマにもありましたが、
福沢について「あしがこの世で一番偉いと思う人」などと主人公に言わせている。しかし、福沢は自由民権派から「法螺を福沢、嘘を諭吉」と侮られ、
元外務省勤務の吉岡弘毅から彼のアジア侵略路線は「我日本帝国ヲシテ強盗国二変ゼシメント謀ル」道のりであり、「不可救ノ災禍ヲ将来二遺サン事必セリ」ときびしく的確に批判されていました。

−−その点では福沢を美化・擁護した丸山など戦後の「進歩派」も同罪ですが、司馬によれば、日清・日露戦争は「祖国防衛戦争」なのだそうです。−−
 
司馬は日清戦争について「清国や朝鮮を領有しようとしておこしたものではなく、多分に受け身であった」とし、あるいは「ロシアが・・・極東での侵略道楽をはじめたがために日露戦争がおこった」などと書く。
これでは、どうして韓国強制併合にまで行き着いたのかという歴史経過が説明つきません。この小説には、「日本はこの(日露)戦争を通じ、
前代未聞なほどに戦時国際法の忠実な遵奉者として終始」しただの、「日本政府の要人のほとんどか戦争回避論者であった」だのと、いくつも大ウソが出てきますね。
95名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 17:15:40.45 ID:f9+3t8Gm0
歴史の無反省が虚構を生む
『坂の上の雲』の致命的な欠陥は、日清・日露戦争を舞台としながらも、@江華島事件、日朝修好条規、壬午軍乱、甲申政変などの
朝鮮開国から日清戦争に至るまでの諸事件A日清戦争のきっかけとなった朝鮮王宮占領や戦争中の旅順住民大虐殺、戦争後の
朝鮮王后・閔妃殺害、雲林虐殺事件B三次にわたる日韓協約の武力を背景にした押し付けといった、「明るい明治」のイメージとは逆の数々の歴史上の犯罪的行為を、
すべて意図的に隠している点です。それによって、朝鮮侵略と植民地化への道のりが日清・日露戦争であったという本質を見えなくしている。

−−改めて丸山の福沢諭、司馬の日清・日露戦争論という壮大な虚構が、韓国強制併合に至る歴史を正しく理解する上で極めて大きな障害になっているという感を強くします。−−
 やはり根底には、戦後において戦争責任と植民地支配責任の問題かしっかり論議されなかったという点があるのでしょう。ヒトラー、ムッソリーニと並ぶ世界の「三大巨悪」
と呼ばれた昭和天皇の戦争責任も裁かれなかった。侵略した側は、侵略された側に立って考えるのは難しいのでしょうか。だからこそアジア蔑視・侵略扇動の福沢を丸山のように
「民主主義の先駆者」として都合よく美化してみたり、司馬のように堂々と「日本は維新によって自律の道を選んでしまった以上・・・他国(朝鮮)の迷惑の上においておのれの国の自立をもたねばならなかった」
などと方言する人物が、「国民作家」と呼ばれているのでしょう。

−−韓国や北朝鮮の国民が、司馬のこんな記述を読んだら「まだ日本人はこんなことを言っているのか」と怒るでしょうね。しかも戦後の日本政府は、
韓国強制併合の責任者である伊藤博文を紙幣に印刷して隣国の憤りを買いましたが、それにかわって、今もまだ福沢が最高額面紙幣に印刷されている。−−
 日本軍による性奴隷(「従軍慰安婦」)問題に取り組んできた尹貞玉(ユン・ジョンオク)さんか、「日本の一万円札に福沢か印刷されているかぎり、日本人は信じられない」とつねづね語っていますか、
当然でしょう。こうした発言は彼女だけではありませんが、問題は福沢がアジアの近隣諸国からそろってこのように批難・批判・憎悪されているのに、
日本人かなぜそれを知らないかにあります、韓国強制併合一〇〇年を迎えた今、アジアと日本の歴史認識の深い溝と亀裂を埋める努力の必要性を改めて痛 感せざるをえません。


八月五日、長野県南牧村の山荘にて。聞き手・まとめ/編集部・成澤宗男  
やすかわじゅのすけ 不戦兵士・市民の会副代表理事。本誌2000年9月8日号で「福沢諭吉を透かしてみれば」を執筆。著書に「福沢のアジア認識』「福沢と丸山眞男」など。(撮影/編集部)週刊金曜日 2010.8.27(812号)より転載
96名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 17:16:37.00 ID:f9+3t8Gm0
上記の安川論文対し佐高信氏は週刊金曜日814号(2010.9.10)の「風速計」で次のように批判した。

敵から見たら(佐高 信)

八月二七日号の安川寿之輔(名古屋大学名誉教授)の「福沢諭吉、丸山眞男」批判は「敵から見たらどうなのか」という視点が決定的に欠けている。
「独立自尊」ならぬ「孤立自尊」で生きていける学者だからだろうか。
そこで安川は丸山と司馬遼太郎を一緒にして批判しているのだが、たとえば三島由紀夫は安岡正篤への手紙の中で、丸山に「左翼学者」のレッテルを貼り、
「大衆作家の司馬遼太郎」を「まじめな研究態度が見え」て心強いと讃えている。つまり、丸山を敵視する一方で、司馬をわが友とし、区別しているのである。
安川はきわめて単純に、福沢を「民主主義の先駆者」として美化したと丸山を断罪しているが、三島から「左翼学者」と難じられた丸山を全否定して、反ファシズムの隊列など組めるのか。
大体、そうした悪罵を浴びながらも、たとえば安保闘争に参加した丸山の感じる風圧を理解せずして、統一戦線を組むことなどできないだろう。三島が安川を問題にすることはない。
私が言いたいのは、標的にされる者に対して、敵以上に激しい侮蔑の言葉を投げつけて何の意味があるのかということである。

福沢に侵略主義と攻撃される面があったことを私は否定しない。しかし、同時に、戦争中に福沢は“鬼畜米英” の思想家として排撃されたことも忘れずに想起するのでなければ公平を欠くだろう。
また、悪名高き「脱亜論」にしても、福沢はそれを唱えながら、朝鮮独立運動のリーダーである金玉均を、自らの身に危険が及ぶのを覚悟で助けた。
当時の日本の政府はそれを理由に福沢を捕えようとしたし、事実、福沢の弟子の井上角五郎は投獄され、福沢との関わりを白状せよと迫られている。
どうしても学者は文献によって判断しがちなので、現実の行動を追うことはおろそかになる。また、実社会にもまれないので自分だけが正しいと独断的な主張を声高に繰り返すようになる。
私は安川に “天上天下唯我独尊居士” というニックネームを進呈したいくらいだが、それではやはり、反ファッショの幅広い統一戦線は組めない。
全否定ではなく部分否定、全肯定ではなく部分肯定のみが、マスターベーション的頑固な独善の殻を打ち破るのだと私は思う。
──────────────────────────────────────
97名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 17:19:29.95 ID:f9+3t8Gm0
この佐高信氏の批判に対し反論が掲載された。
論争 議論は理性的に 雁屋 哲
(かりやてつ・68歳、まんが原作者、エッセイスト)

本誌八月二七日号に、成澤宗男氏による安川寿之輔・名古屋大学名誉教授に対するインタビュー記事「虚構の福沢諭告』論と明るい明治』論を撃つ」が掲載された。
それについての文章を、本誌九月一〇日号に本誌の発行人である佐高信氏が、「風速計」に書かれた。
八月二七日号のインタビュー記事の中で私の名前が上げられていたので、一言口を差し挟ませていただく。
佐高信氏の書かれた文章は近来稀に見る文章である。氏が書かれた五〇行の文章のうち、一六行が、安川氏に対する根拠と論拠のない誹謗に使われている。
一つの文章の三分の一近くを、そのような文章で占める例は他の雑誌・新聞では有り得るが『週刊金曜日』で目にするのは、創刊以来の定期購読者の私として初めてのことである。

 佐高氏は、安川氏が述べた「福沢諭吉の論は『文明』誘導という名目で武力による侵略が合理化されている」
「アジア蔑視・侵略扇動の福沢を丸山のように『民主主義の先駆者』として都合よく美化したり……」 などの点に反論するべきであった。
 しかし、佐高氏は、三島由紀夫を持ちだして論点をずらしている。安川氏の議論の主要点を攻めないのでは議論にならない。

さらに佐高氏の文章の中には、見逃せない過ちが有る。
@安川氏は丸山眞男の福沢諭吉に関する評価を批判しているが、「敵以上の激しい侮蔑の言葉を投げつけて」はいない。学問上の批判と侮蔑は別物である。
丸山眞男も安川氏の批判を侮蔑と取るほど幼稚ではなかっただろう。
A福沢諭吉と金玉均の関係について佐高氏には事実関係の誤認が有る。 金玉均は宮廷内での権力を争う「開化派のリーダー」であり、朝鮮独立運動とは関係がない。
金玉均と朴泳孝は、自分たちが権力を握るために起こしたクーデター、甲申の変に失敗して日本に逃げた。
この件に関しては福沢諭吉の弟子、井上角五郎が、次のように言っている。「金・朴の一挙については先生はただに、その筋書きの作者に止まらず、自ら進んで役者を選び役者を教え又道具立てその他万端を指図された事実が有る」 
福沢諭吉は、金玉均に軍資金を与え、武器をそろえ、壮士という暴力団を助っ人として用意し、金玉均のクーデターを指図したのである。

福沢諭吉が『脱亜論』を書いたのは、金玉均のクーデターが失敗した後である。『脱亜論』には自分が手助けをしたクーデターの失敗が色濃く影響している。
佐高氏には、金玉均という人間と、『脱亜論』が書かれた時期と事情に対して誤認が有る。
 『週刊金曜日』では、他人を非難する際には、確実な事実を基に、誠実に論を組立てて行ってほしい。
インターネットで根拠のない誹謗が飛び交っている現在、『週刊金曜日』は言論の鑑なるべきだ。
週刊金曜日 2010.10.1(817号)より転載 ──────────────────────────────────────
98名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 17:30:33.36 ID:HS2pbFOj0

金曜日はどれくらい本気で安川の主張を推しているんだろうか

社説の偽作問題にはふれていないようだけど
99名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 18:26:20.12 ID:Rj8pIWjk0
>>97
ブログで「腐れ自民党ども」とか書いてた御仁が、「他人を非難する際には、確実な事実を基に、
誠実に論を組立てて行ってほしい」「インターネットで根拠のない誹謗が飛び交っている」とか
言っても、何の説得力も感じない。
100名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/07(土) 22:34:37.52 ID:f9+3t8Gm0
福沢諭吉が勧めた箱根の道普請
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/article/20111222/294684/index.shtml

ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から
福沢諭吉が勧めた箱根の道普請

日本庭園の小さな滝の前に、和服姿の女性がたたずむ。100年ほど前、箱根・宮ノ下にある富士屋ホテルで撮影された一枚だ。
箱根は東京や横浜からほど近く、「湯治」の理由で旅の許しを得やすいことも加わって、開国後の日本を訪れた外国人に早くから知られた景勝地だった。
洋行帰りの山口仙之助がこれに注目、宮ノ下にあった老舗の温泉旅館を買い取り、外国人向けのリゾート宿として富士屋ホテルを開業したのは1878(明治11)年のことだった。
 そのころ箱根では幹線道路の開削が進行中。地域の発展には交通の便が重要と説いた福沢諭吉の提言に応え、地元の有志らが資金を出し合い、苦労を重ねながら、
小田原から箱根に至る車道を次々と開いていった。人力車や馬車が通れるようになったこの道が、のちの国道1号線となる。
標高差864メートルの山道は、箱根駅伝でも屈指の難所。
毎年1月、熱い声援を受けてランナーたちが駆け抜ける。
101名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/08(日) 08:14:51.94 ID:tyue8Cf10
>>99
カリヤの福沢批判本はどうなったの?
書き始めているようなことがブログにアップされていたが。
102名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/08(日) 22:40:52.30 ID:hBOapJnQ0
NHK でこんな番組やってたんだ〜。ただいま放送中です。

「日本人は何を考えてきたのか」
1月8日(日)午後10時〜11時30分
第1回 日本はどこへゆくのか 〜福澤諭吉と中江兆民〜
http://www.nhk.or.jp/nihonjin/schedule/0108.html
103名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/09(月) 07:42:29.13 ID:Vs8qVwC20
k62ptju(^-^)/ EBkczpGtO 京都の王者 岡本監督
104名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/09(月) 09:05:41.26 ID:WX2JzmC/0
脱アローン
105名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/09(月) 09:26:37.19 ID:DQYPqxJU0
>>102
クソ番組やな。

中江篤介(兆民)は福澤の弟子の漢学者・高谷龍洲の弟子だろ。
なにが「明治日本を代表する二人の思想家」なんだかw

さすがNHKクオリティやな。
106名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/09(月) 14:26:35.99 ID:QysV/KsK0
>>101
2011年1月30日付けのカリーのブログでは、一応「取りかかっている」と書いてますね。

----
 これで、気合いがしこたま入ったから今取りかかっている「福沢諭吉」の本がぐわーっと進むだろう。

 最後に、シュートを決めた、リー・忠成は在日韓国人だったのだが国籍を日本に変えたのだそうだ。
 リー選手は、日韓友好のためにも活躍している訳で、本当に嬉しいことだ。。
----
ttp://kariyatetsu.com/blog/1311.php

>>105
高谷龍洲は福澤の弟子ではなくて、帆足万里の弟子で、福澤の母・順の再従兄弟で、
福澤の父・百助とも親しかった漢学者ですね。

----
又(また)高谷(たかや)竜洲(りようしゆう)先生は元(も)と旧中津(なかつ)藩士にして、余が母の再従兄弟(またいとこ)なれば自(おのず)
から親戚の交際もあり、且(か)つ先生は豊後帆足万里(ぶんごほあしばんり)先生の門に在(あつ)て余が
父にも交り、漢学に於(おい)ては深く経義(けいぎ)に通じて文章に名ある人物なり。維
新後、東京に住居せられ、或時(あるとき)余が家に来訪、談話は例の如(ごと)く文談にして、
先生の云(い)わるゝに、足下(そくか)は幼(よう)にして薄命、何も知らぬ事なれども、在昔(ざいせき)尊
厳(そんげん)福澤百助(ひやくすけ)先生が豊前(ぶぜん)中津藩の文壇を専(もつぱ)らにして敢(あえ)て争う者なかり
しは拙者の親しく見る所なり
----
福澤全集緒言 - 17 ページ :
ttp://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_search.php
107名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/09(月) 17:51:09.34 ID:tbwUvKNu0
>>106
ありがとう。それにしてもよく調べているね!
108名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/10(火) 13:21:12.68 ID:jnnwin7O0
【きょうの名言】結局女性が好きな男性ランキング1位
http://media.yucasee.jp/posts/index/10069?la=nr3

>「結局女性が好きな男性ランキング1位は福沢諭吉だよね」



諭吉△
109名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/10(火) 19:23:03.95 ID:8VGTSnaX0
奥平家の大奥に芳蓮院(ほうれんいん)様と云う女隠居がある、この貴婦人は
一橋(ひとつばし)家から奥平家に下(くだつ)
て来た由緒ある身分で、最早(もは)や余程の老年でもあり、一家無上の御方様(おんかたさま)
と崇(あが)められて居る。ソコで嶋津(しまづ)が先(ま)ずその御隠居様に対して色々西洋の話をする中に、彼(か)
の国には文学武備、富国強兵、医術も精(くわ)しく航海術も巧(たくみ)なり、その中には随分(ずいぶん)
日本の風俗習慣に違(ちがつ)た事も数々ありますが、爰(ここ)に西洋流義に不思議なるは男女の間柄で、男女相互
(あいたがい)に軽重なく、如何(いか)なる身分の人でも一夫一婦に限(かぎつ)て居ます、是(こ)れ丈(だ)けは
西洋の特色で御座(ござ)ると云(い)う所を持込んだ所が、その御隠居様も若い時には

http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=116&PAGE=516&KEY=

染井は奥平家の老夫人芳蓮院に近侍する老女。この手紙は芳邇院への歸京挨拶で、
賣人に對する俄禮上その側近の者に宛てたのである。〕甚下里貞吉宛明治十九年四月十三日過日は參堂御繁用中御妨仕候
。其後御使にて御國?の珍品澤山御惠投に預り芳情不知所謝

福沢諭吉全集, 第 18 巻
http://books.google.co.jp/books?id=uw0qAQAAIAAJ&q=%E8%8A%B3%E8%93%AE%E9%99%A2&dq=%E8%8A%B3%E8%93%AE%E9%99%A2&hl=ja&sa=X&ei=NREMT_P6K_GImQXroIyfBg&sqi=2&ved=0CC8Q6AEwAA



この「芳蓮院」様とは何者であろうか?
110名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/10(火) 20:09:26.33 ID:fPeZE7Pt0
111名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/10(火) 20:13:38.08 ID:YfTFlNaVO
なんとなくスゲー
112名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/11(水) 08:17:31.06 ID:Ewye6ApN0
平山論文の韓国語訳。原著者の了解は受けているのだろうか。
http://blog.daum.net/hyang331/10
113名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/11(水) 08:28:42.03 ID:Ewye6ApN0
>>109
奥平昌暢の妻で一橋斉敦の娘の国子(芳蓮院)のようだね。今は検索で簡単に分かる。
114名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/11(水) 08:35:09.40 ID:Ewye6ApN0
そしてなんと芳連院は島津斉彬の正室の妹だ。
115名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/11(水) 12:33:37.09 ID:DB2u3cJ40
>>112
アルかニダ連合には著作権という概念はありません。ましてや日本人に対する犯罪行為も義憤にかられてと言えば全て許されるお国
116名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/11(水) 13:49:45.56 ID:Ewye6ApN0
>>115
いや、この論文>>112は韓国の立場からは不都合な論文なんだよ。だから不自然。
117名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/11(水) 20:46:33.91 ID:28n4/Ykh0
>>112
どれどれ。どうやら、以下の論文の翻訳のようですね。

福澤諭吉の西洋理解と「脱亜論」
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h32/#text_info

>>116
「脱亜論」って中国や韓国では悪名高い論説なんですが、
実際に全体を読んだ人はほとんどいないらしいですね。
いっそのこと「脱亜論」自体を翻訳すればいいのにね。
118名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/12(木) 00:38:44.93 ID:Z0jPeWW00
ホームアローン
脱アローン
119 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 【東電 80.1 %】 :2012/01/12(木) 09:13:06.94 ID:izZgkMBM0
>>113-114
大奥ではないんだね?なるほど。
120名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/12(木) 12:32:57.95 ID:4GR7xNRe0
121名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/12(木) 13:03:12.89 ID:xZM7uCaB0
>>120
韓国のマスコミは安川や総連と同じ主張なのか!
122名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/12(木) 16:04:37.65 ID:UR3CsG0w0
幼い頃から日本人は悪人だと教えられ
日本人に悪態つけば、家では我が子は天才だと褒められ、学校では優等生だと表彰され、職場では愛国者だと評価され、近所を歩けば僕も私も町の人気者


ラ、ラ、ラ、日本人に対する犯罪は愛国的行動
ラ、ラ、ラ、日本人から盗む事は民族の誇りを取り戻す事
ラ、ラ、ラ、日本人への嫌がらせはご先祖様の恨みを晴らすこと
(*繰り返し)
123名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/12(木) 16:26:31.17 ID:FhnNEGjA0
>>122
そもそもそういう態度がイカンと福沢さんは批判していたのでは?
これは決して蔑視ではなくて。
124名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/12(木) 19:35:27.06 ID:EKD/+JdZ0
>>120
韓国人の福沢観は安川と同じということになるな。こりゃあたいへんだ。でも誤解を解く方法なんてあるのか。
125名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/12(木) 19:37:25.88 ID:Bpv5Am8Y0
勝海舟もひいきにした明治の味 浦賀「うなぎ梅本」
http://www.asahi.com/food/column/oyaji/OSK201201100036.html

き日の福沢諭吉

幕末、浦賀から咸臨丸に乗ってアメリカに渡った勝海舟は、出航を控え近くの海神である東叶神社で断食修業をした。
そんな浦賀が懐かしかったらしく、後年よく訪れていたらしい。うなぎ好きだった彼は前述の浅草の老舗の常連でもあり、梅本にもよく立ち寄ったという。
そんなおり、梅本のふすまに書をしたためたりもした。表具して保存していたが、「多分昭和の恐慌の時だろう、先代か先々代が金に換えてしまった」という。

余談だが、咸臨丸には後に慶応義塾大学を創設した若き福沢諭吉も乗っていた。
出航前、仲間と遊郭に上がった諭吉は、そこにあった大き目な器を、「船で飯をかっ込む丼に都合がよさそうだ」と、持っていったそうだ。
しかしそれは、その筋の女性たちが手を洗うためのものだった。周囲はその時気が付かなかったのか、
あるいは若い侍のすること、知らぬふりして後から笑い話の種にでもしたのだろうか。私は後者のような気がする。
126名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/12(木) 23:21:30.22 ID:IG/vlDA60
>>120
安川さんは病気だったのか。
どうりでNHK「坂の上の雲」批判ができなかったわけだ。

>>125
その話は『福翁自伝』にありましたね。
諭吉は浦賀で「遊郭に上がった」のではなく、茶屋みたいな所で酒を飲んで、
その茶屋の廊下の棚の上にあった嗽茶椀を失敬してきたのです。

----
浦賀に上陸し
て酒を飲む

咸臨丸(かんりんまる)の出帆は万延元年の正月で、品川沖を出て先(ま)ず浦賀に行(いつ)た。同時
に日本から亜米利加(アメリカ)に使節が立(たつ)て行(ゆ)くので、亜米利加からその使節の迎
船(むかいせん)が来た。ポーハタンと云(い)うその軍艦に乗(のつ)て行くのであるが、そのポーハタ
ンは後(あと)から来ることになって、咸臨丸は先に出帆して先ず浦賀に泊(とまつ)た。浦
賀に居て面白い事がある。船に乗(のり)組(くん)で居る人は皆若い人で、もう是(こ)れが
日本の訣別(おわかれ)であるから浦賀に上陸して酒を飲もうではないかと云出(いいだ)
した者がある。何(いず)れも同説で、夫(そ)れから陸(おか)に上(あがつ)て茶屋見たような処に行
て、散々(さんざん)酒を飲(のん)でサア船に帰ると云う時に、誠に手癖(てくせ)の悪い話で、その茶屋
の廊下の棚の上に嗽茶椀(うがいぢやわん)が一つあった、是(こ)れは船の中で役に立ちそう
な物だと思(おもつ)て、一寸(ちよい)と私が夫(それ)を盗(ぬすん)で来た。その時は冬の事で、サア出帆した
所が大嵐、(おおあらし)毎日々々の大嵐、中々茶椀に飯(めし)を盛(もつ)て本式に喫(た)べるなんと云
うことは容易な事ではない。所が私の盗だ嗽茶椀が役に立て、その中に一杯
飯を入れて、その上に汁でも何でも皆掛けて、立(たつ)て喰(く)う。誠に世話のない話
で、大層(たいそう)便利を得て、亜米利加(アメリカ)まで行て、帰りの航海中も毎日用いて、到頭(とうとう)
日本まで持(もつ)て帰(かえつ)て、久しく私の家にゴロチャラして居た。程経(ほどへ)て聞けば
その浦賀で上陸して飲食(のみく)いした処は遊女屋だと云(い)う。夫(そ)れはその当時私は
知らなかったが、そうして見ると彼(あ)の大きな茶椀は女郎の嗽茶椀(うがいぢやわん)であ
ったろう。思えば穢(きた)ないようだが、航海中は誠に調法、唯一(ゆいいち)の宝物(たからもの)であっ
たのが可笑(おか)しい。
----
福翁自傳 - 192 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=116&PAGE=192
127名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/13(金) 10:23:40.96 ID:mXK85Ihu0
>>126
病気のわりには元気なんじゃないか安川さん
128名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/13(金) 11:35:20.94 ID:ZI3haai30
安川本、1000部のうち800部売れた、か。10紙で紹介されたというのにこれくらいじゃ、
反響はあまりなかった、ではないかな。定価23000ウオンが高いのかも。
といっても日本円にして1800円くらい。
ようするに韓国民は福沢諭吉に関心などないということなのか。

安川一派としては、韓国大統領選挙にからんで、キム・デジュン、ノ・ムヒョン系の候補を
当選させたいのだろうが、それも不発に終わりそう。
129名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/13(金) 16:17:53.55 ID:wFhWgjjw0
中国や韓国では、脱亜論以外の福沢の著作は翻訳されてないの?
『学問のすゝめ』とか。英訳は今月出るけど。
130名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/13(金) 17:04:16.04 ID:mXK85Ihu0
>>129
よい着眼点だな。で、韓国国立中央図書館のHPに行って、検索してみた。
まず「福澤諭吉」で13冊。ようするに日本で出た本。

その振りハングルをたどって、フクザワユキチのハングル表記をコピーして
再検索したら、66冊(編)でてきた。翻訳・研究書・研究論文。

『文明論之概略』には翻訳がある。女性論の一部も。それから政治論の一部。
おそらく「脱亜論」も含まれる。

とはいえ、全部専門家向けのようで、韓国人が『学問のすすめ』を日本人のように
読むことはなさそう(当然か)。

で、安川による「ひどい奴だ!」というシュプレヒコールが盛大に唱えられるわけで。
131名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/13(金) 17:29:13.79 ID:xikJfhye0
石原都知事のフランス語蔑視問題が、記憶に新しいのですが、最近の靖国問題
と周辺の問題を調べていたら、次のようなことに気づきました。
 確か、フジテレビの安藤と木村による報道ですが、フランス語の問題につい
ては、石原都知事は、謝罪しました。その際は、二人のアナウンサーも、差別を
問題視するような怪訝な表情を浮かべました。しかし、その後、イタリア文化
会館の壁の塗り替え問題を報道する際には、「街の景観の条例」を武器に、イ
タリア文化会舘の塗り替えを強く要求しました。その際は、あたかも正義を振りかざすかのごとく、塗り替えの正当性ばかりが強調されました。
しかし、実際には、国際問題としてかなり深刻であり、芸術蔑視にあたり、これは、フランスの問題と同様に、「イタリア差別」にもかかわら
ず、イタリア人には、むしろ、フランス人に対するような、石原都知事の謝罪を求めるべきではないでしょうか?
なかったわけ当然、何食わぬ顔の安藤・木村のようなマスメディアも、
差別に対する謝罪報道が必要ではないでしょうか。
132名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/13(金) 22:34:41.03 ID:UZwBlSpw0
>>128
まあ韓国民にすれば、福沢諭吉など百年以上前に亡くなった外国人に過ぎない
のだから、普通は関心などないのでしょう。

>>130
調査乙!
慶應のリストによると、2003年に韓国語版『学問のすゝめ』が出ていますね。

福澤諭吉『学問のすゝめ』(南相瓔,笹川孝一共訳)ISBN 8984102229
http://www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?isbn=8984102229

福澤諭吉参考文献目録<6.福澤諭吉の著作(外国語版)>
http://www.mita.lib.keio.ac.jp/fukuzawa/fuku6.html

2006年03月17日には韓国語版『福翁自伝』が出ています。

福澤諭吉『福翁自傳』 ISBN 8987608530
http://www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?isbn=8987608530

ISBNでググるといろいろ引っかかるようですよ。お試しあれ。
133名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/13(金) 22:59:46.25 ID:UZwBlSpw0
>>130
安川さんの『福沢諭吉のアジア認識』の韓国語訳を忘れていました。

安川寿之輔『福沢諭吉のアジア認識』2011年4月4日 ISBN 9788976967282
http://www.aladin.co.kr/shop/wproduct.aspx?isbn=9788976967282

Google翻訳の結果はこんな感じです。
http://translate.google.co.jp/translate?sl=ko&tl=ja&js=n&prev=_t&hl=ja&ie=UTF-8&layout=2&eotf=1&u=http%3A%2F%2Fwww.aladin.co.kr%2Fshop%2Fwproduct.aspx%3FISBN%3D8976967283
134名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/14(土) 06:57:01.51 ID:lsP9vjN10
>>132>>133
調べ方にはいろいろあるんだ。正直ためになる。
韓国語でも一通りは読めるわけだ。

韓国の一般社会での福沢評価は低いね。
日本の左翼思想が流入しているから。

青木さんの福沢とアジアによれば、
パクヨンヒョの政策提言は福沢によるそうだ。
キムオッキュンはいうまでもなく。

甲申政変の評価が低いから、福沢の評価も低くなる。
135名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/14(土) 19:07:01.79 ID:lpnTR34i0
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20111227/enn1112271227004-n1.htm

NHKは、Eテレの大型特集シリーズとして、「日本人は何を考えてきたのか」を、来年1月からスタート。
2年間にわたって放送する。日本が開国してから150年の間に、人々は時代と向き合い、何を考えてきたのかを2年がかりで描いていく内容だ。

2012年1月は「明治編 文明の扉を開く」(全4回)で、第1回は8日午後10時から「日本人はどこへ行くのか〜福澤諭吉と中江兆民」を放送。
モデルの知花くらら(29)がアメリカ、フランスにその足跡を訪ねる。
7月は「大正編 『一等国』日本の岐路」(全4回)、13年1月には、「昭和編 戦争の時代を生きる」(全4回)を予定。
136名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/14(土) 19:08:13.27 ID:lpnTR34i0
「ちまちま人形」120体、小樽で展示
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001201060001

朝日新聞夕刊道内面に「北の文人立ち話」を連載している札幌市のイラストレーター、
高山美香さんのミニチュア人形などを集めた「よくまぁこんなに展」が、小樽市色内の市立小樽文学館で開かれている。4月1日まで。
高山さんはイラストを描く傍ら、8年ほど前から文豪や偉人のミニチュア人形を作り始めた。
手のひらサイズだが、粘土を何度も焼いて細かな表情や衣装、小物類まで精巧に作り込んだ。
「ちまちま人形」と命名、口コミで人気が広がり、最近は道内のほか東京でも個展を開いた。
今回の展覧会では人形120体のほか、子供のころに描いた絵や、印刷会社などに勤めていたころに描いたイラストなどを展示。
人形を作るに至った自分史も紹介している。
ソクラテスやリンカーン、エジソン、福沢諭吉、織田信長といった国内外の偉人のほか、宮沢賢治や森鴎外、樋口一葉ら有名な文人、
赤塚不二夫や石原裕次郎といった戦後の著名人の表情豊かな人形たちが並ぶ。個性的な偉人たちのキャラクターを紹介するパネルも楽しめる展示内容となっている。
137名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/14(土) 21:13:27.39 ID:a6pLqmApP
>>133

すげーなグーグル翻訳。ほとんどそのまま日本語になっている。

<本の末尾の"福沢諭吉のアジア認識の軌跡"を一目瞭然に整理されている
400以上の発言は、両方の福沢諭吉が生涯を通じて残したものだ。

国際関係の認識、戦争指導、アジア蔑視など、それぞれの発言の要旨に基
づいて分類し、時期ごとにどのような発言が主遂げたのか、生涯にわたっ
てどのような発言をどの程度したか一目で確認することがあるほどだ。>

でもこれって、安川平山論争の結果、根拠なしってことになったんでは?
138名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/15(日) 07:12:59.30 ID:Xgl9k2pMP
>>137
日本での研究動向を知らない韓国人の間では通用するというんだろう。
安川寿之輔は韓国人をバカにしているということさ。
139名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/15(日) 20:08:57.59 ID:m4aV57uj0
>>138
安川さんの『福沢諭吉のアジア認識』は2000年発行で、
安川・平山論争は2001年以降だから、韓国語の翻訳では
論争の結果が反映されていないのでしょうね。

安川・平山論争
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E5%B7%9D%E3%83%BB%E5%B9%B3%E5%B1%B1%E8%AB%96%E4%BA%89
140名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/15(日) 20:09:28.84 ID:sYw3CqeeO
要するにそれがいいたかったわけか
141名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/15(日) 23:44:42.88 ID:m4aV57uj0
>>137
グーグル翻訳で翻訳した著者の紹介です。

安川ジュノ介は、今、日本
で厳密な現実認識としっかりした理論で武装して発言し、行動している代表的な
良心的知識人だ。

著者: 安川ジュノー介
最近作:"福沢諭吉のアジア侵略思想を問う>
はじめに:1935年兵庫県生まれ1964年名古屋大学大学院教育学研究科博士課程を
修了した。その後、宮城教育大学、埼玉大学を経て、1998年に名古屋の大学を定年
退職臨むまでの社会思想史的観点から、福沢諭吉の教育思想などを研究した。
<日本の近代教育の思想構造"(1970)、"15年戦争と教育"(1986)、"女性差別は
なぜ存続するか"(1986)、"日本の近代化と戦争責任"(1997年)、"日本の近代
教育と差別>(1998)、"大学教育の革新と実践"(1998)などの著作を発表した。
定年退職後、日本戦没学生記念会、障害兵士市民の会などで活動し、市民運動を
繰り広げ、従来の福沢研究を、日本の戦争責任を告発するアジア民衆の観点から
再検討し、"福沢諭吉のアジア認識>、<福沢諭吉と丸山眞男"(2003年)、"福沢
諭吉の戦争論と天皇論"(2006年)などをソネトダ。安川ジュノ介は、今、日本
で厳密な現実認識としっかりした理論で武装して発言し、行動している代表的な
良心的知識人だ。
142名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/16(月) 10:11:09.69 ID:GPT2huMYO
論争結果が反映されていない、って、
きちんと報道するべきだろ、韓国の知識人は
143名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/16(月) 13:10:37.47 ID:uxP955Vt0
>>厳密な現実認識としっかりした理論で武装して発言し、行動している
代表的な良心的知識人だ

ここまで事実と真逆の事書いてると逆に清々しく見えるな
144名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/16(月) 13:50:14.08 ID:S8TjnsBI0
>>141
安川が武装しているのは現実離れした現実認識と、福沢に対する
一方的な憎悪で凝り固まったイデオロギーだろ。間違っても
安川の脳内には「厳密な現実認識としっかりした理論」なんて存在
していない。
145名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/16(月) 15:32:44.65 ID:HPmib9IxP
>>144
というような事実を純真な韓国人にどう伝えるかだが、
ここで、福沢の真実系の日本語サイトをグーグル翻訳して
韓国語のサイトに貼り付ける活動を提案したい。
146名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/17(火) 01:27:43.10 ID:V70fDqp00
>>145
以前は日韓の意見交流サイトNAVERがあったけど、
今はリニューアルして変わっちゃったみたいですね。

探しあう検索NAVER(ネイバー)
http://www.naver.jp
147名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/17(火) 07:59:02.28 ID:M7KUiVbdO
安川本の書評サイトに
ハングルで投稿しては?
148名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/17(火) 16:32:03.15 ID:NyUUVXYj0
>>145
韓国人の民族性からいって、めったなことをすると逆効果。
>>147も。
現在韓国に流通している福沢観は安川由来のものにかんがみて、
これにばしっと反論できるなるだけ短い文章を
韓国語訳して向こうのしかるべきサイトに投稿するのは?

(どれがしかるべきサイトなのかという問題は残るが。)
149名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/18(水) 07:59:27.16 ID:0izZBIeeO
昨日のなかよしテレビ見た?
150名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/18(水) 09:51:21.17 ID:13mdWEZI0
>>149
見た。中韓は決して謝らないというのは確か。安川支持者は何があっても自分の意見を
変えたりはしないだろう。ただ、一部福沢や甲申政変を評価する勢力もあるようだから、
そちらの勢力をより強めるような働きかけにするべき。

安川平山論争の展開を韓国人に適切に伝える方法は?
151名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/18(水) 15:45:21.94 ID:fur0p7TW0
>>150
韓国語版ウィキペディアに安川平山論争の項目をもうければよい
152名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/18(水) 16:11:27.67 ID:Meas7BGV0
最善の方法は『福沢諭吉の真実』の韓国語版と中国語版を
出すことだろうが、難しいだろうな。
153名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/18(水) 16:32:24.82 ID:13mdWEZI0
>>151
ありがとう。これはやり方次第で可能かも。でも、ウィキペディアというのは、
外国からの工作活動を防ぐために、外からは編集できないようになっているんでは?
それに韓国語の読み書きもできない。あちらに同志がいないと不可能。

>>152
どこが出すのか? ということだね。安川本でさえ韓国で八百しか売れていない。
文春新書の販売数は数万だろうが、それは日本人向けの福沢論だから。
韓中にはごく少数しか慶応関係者はいない。書かれている中身は
韓中にとってどちらかといえば不都合になる内容。まず無理。
154名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/18(水) 19:23:19.48 ID:sTYaW89z0
>>153
韓国側が安川本を使って福沢攻撃をしても、日本側は平山本を使って撃退できるから
べつに無問題なんじゃない?
155名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/19(木) 11:36:31.29 ID:OHocaiP60
>>154
韓国内の世論形成の問題もあるから、韓国語での情報発信も必要
156名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/19(木) 12:32:13.70 ID:CQ7ji7/R0
安川は日本共産党員なわけだから、国家保安法で排除できるんでねえの?
KBSで共産主義賛美が問題になっている。
157名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/20(金) 08:08:25.45 ID:L6RqArs10
党員かどうかは分からないが、安川が総連と密接な関係があるのは事実。
韓国で安川訳本が紹介されているサイトにどんどん貼るべし。
158名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/20(金) 09:54:37.42 ID:FUklZZPn0
NHKよ、「坂の上の雲」のままでいいのか
http://tetsuono123.seesaa.net/article/246950196.html
159名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/20(金) 10:19:46.56 ID:L6RqArs10
↓なんて事実、あったっけ?
183:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん[] 11/04/10(日) 07:42:45.80 ID:Wan2qSMS(1)
日本国内での福澤研究の総本山である福澤諭吉協会でさえ、
今問題になっている福澤の時事新報社説のほとんどが、
福澤が執筆したものではないことを認めている。
今回の韓国語翻訳については、まず福澤協会に献本して、
福澤協会に、時事新報論説すべてが福澤の思想に間違いない、という、
確認を求める必要がある。
そうでないと、この安川本韓国語版は、
福澤とは無関係な論説を批判していることになって、
日本国内で無視されてしまうことになる。
160名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/20(金) 23:04:07.61 ID:xVjfIoUU0
大学入試センター試験【分析速報】倫理、政治・経済
http://www.asahi.com/edu/center-exam/TKY201201140300.html

【第3問】青年期の心理、日本思想、生命倫理

自我同一性拡散、性格の分類、吉田松陰、福沢諭吉、クローンや遺伝子技術から出題された。
リード文はなく、「倫理」単独科目の第1問、第3問、第5問から設問がピックアップされている。
リード文がないため他の大問との不整合感は否めないが、本文の趣旨読み取り問題がない分、受験生の負担は少なくなっている。
問5はクローン技術や遺伝子組み換え技術、農作物の問題点についての出題で、時事性のある出題となっている。
161名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/20(金) 23:52:39.54 ID:jjX7HnAQ0
>>160
情報ありがとう。こりゃ引っ掛け問題ですね。問題と解答は次の通りです。

----
大学入試センター試験/倫理、政治・経済
〈第3問〉
倫理,政治・経済

問4 明治期日本の啓蒙思想家たちは,神仏など信仰の対象が実証に堪えず,それ
  ゆえ生の拠(よ)り所とするには足りないとみなす傾向があった。例えば,福沢諭吉
  は『学問のすゝめ』で「信の世界に偽詐(ぎさ)多し」と述べている。次の文は,彼がその
  ように述べた理由についての説明である。[a]・[b]に入る語句の
  組合せとして正しいものを,下の@〜Cのうちから一つ選べ。[18]

   [a]の涵養(かんよう)と[b]の導入による文明化こそが近代日本の歩むべき道
  であるとみた彼は,神仏などへの「信」によって形成される依存的な体質が,真
  理を見失わせ,文明の進歩を妨げると考えたから。

  @ a 独立自尊  b 民本主義
  A a 東洋道徳  b 実学思想
  B a 忠孝心   b 人権論
  C a 独立心   b 数理学
----
http://www.asahi.com/edu/center-exam/shiken/rinriseikei/rinri015.html

解答ページはこれ↓
http://www.asahi.com/edu/center-exam/shiken/rinriseikei/rinriseikei_answer.html
162名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/21(土) 08:51:52.13 ID:5ueqN71e0
>>161
aで1か4に絞られて、民本主義が吉野作造と知っていれば、すぐに4を選べるね
163名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/21(土) 17:37:47.77 ID:S0gyuqUL0
>>162
そのとおり!
質問で『学問のすゝめ』から引用したコメントを出しておいて、
解答で『福翁自伝』からのコメントを選ばせるのがポイントですね。
164名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/22(日) 12:00:21.97 ID:edkuVjKp0
>>157
安川が1950年代はじめの福岡高校時代から北朝鮮軍に協力していたのははっきりしている。
それが韓国で暴露されれば安川本なんて一発でアウトだ。
165名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/22(日) 17:25:36.94 ID:BLSqFoq/0
>>164
安川さんが北朝鮮軍に協力していたソースってあるの?
166名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/22(日) 20:27:35.41 ID:3n95dL2n0
去年出た文庫版・北岡伸一『独立自尊 福沢諭吉の挑戦』や、小川原正道『福沢諭吉 「官」との戦い』などが、
平山さんの著書は参照してるのに、安川の著書は全く参照していないのが、どちらの意見が最近の学界では
支持されているかをよく表してる。両書特に後書は、安川本には全く言及してないものの、全体の論旨は
安川の主張を完全に否定したものだし。
167名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/22(日) 20:40:02.13 ID:uNPsEuzd0
北岡『独立自尊』(文庫版)は、単行本版(2002年刊)刊行後に出た
『福沢諭吉の戦争論と天皇制論』(2006年刊)はもちろん、
刊行以前に出た『福沢諭吉のアジア認識』(2000年刊)も
参照してなかったな。>>安川本
単行本版刊行後に出た平山さんの『福沢諭吉の真実』
(2004年刊)と『福澤諭吉』(2008年刊)はいずれも新たに
参考文献に追加されたのとは対照的に。
168名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/23(月) 10:10:27.07 ID:wZUAoZwz0
>>166
福沢年鑑に掲載された小川原による福沢研究動向は、奥歯にものがはさまったような書き方だった。
福沢協会ではおおっぴらに平山支持は公表できないみたいだ。
169名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/23(月) 10:29:17.19 ID:fA8qARi90
>>165

【偉人】福沢諭吉について(その6)【悪人】
345 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2010/11/09(火) 11:42:09 ID:YOzWFe8z0
今度安川さんたちを招いく松山市議の武井多佳子(無所属)は、
小金井市議の漢人あき子(無所属)と仲がいい。
漢人は大賀と仲がよくて、
その大賀の実兄がこぶちさわ9条の会で、この8月に安川さんを
講演に招いた人物。
どうも、守田典彦の門下生グループが、福沢や坂の上の雲の批判を
しているようだ。

【偉人】福沢諭吉について(その6)【悪人】
346 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2010/11/09(火) 12:35:29 ID:YOzWFe8z0
こんなエントリも見つかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、59年に九大でも、福岡でもブントの結成になりました。
ブント結成のリーダーは守田典彦さんで、1951年、単独講和反対闘争で九大を放校、
除籍処分になり、それ以後共産党の活動に専従をしてきた人です。
彼の指導が決定的でした。年長の者は、共産党ないしそのシンパですから共産党、
そのシンパから離脱をして、57年以後に現役で入学した私とか篠原浩一郎君とかは、
初めから共産党のみならずソ連にも批判的であり、違った経路でブントに参加しました。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~oyabu/ayumi/kyudai.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

守田さんと安川さんは6歳違いで、安川さんが福岡高校の生徒だった頃、
守田さんは九州大学を放校になったことになる。
二人は、その頃からの知り合いだったのかもしれない。



170名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/23(月) 18:48:32.76 ID:6c+Z3jOlO
状況証拠にすぎんな
171名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/24(火) 13:04:43.69 ID:7Qn1rYZ50
1950年の6月に朝鮮戦争が始まって、日本国内でもアカ狩りが本格化した。
当時の政府とGHQは日本国内の内戦を警戒していたから、そうなるのは必然だった。
「アカハタ」は禁止となり、「平和のこえ」なる反戦新聞が発刊された。
それを配布するだけでも犯罪とされた。
福岡でも多数の逮捕者がでた。
172名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/24(火) 16:35:45.18 ID:16EwBl3E0
安川と守田をつないでいたのは、おそらく大藪龍介あたりだろう
173名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/24(火) 16:49:47.47 ID:Y8s7ILII0
春彦かと思った。
安川と大藪はしょっちゅう同じ行動の呼びかけ人になっているよう。
『情況』にも書いている。
174名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/25(水) 00:41:32.91 ID:kyCZnIE50
福沢山脈 〈上〉小島直記
ttp://www.nikkeibookvideo.com/item-detail/19612/

というのを立ち読みしたんだが、増田宋太郎と朝吹英二を主人公にした小説だった。
出だしの所は中々おもろかったな。
175名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/25(水) 07:32:39.10 ID:oCEugzSx0
>>174
朝吹はもともと増田の舎弟だった
176名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/25(水) 19:19:00.51 ID:5i+pvFmA0
福澤の弟子というなら、もっと実業界の人物を描かないとね
177名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/25(水) 20:15:38.83 ID:ER/IFh1+0
武藤山治とか?
178名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/25(水) 21:55:11.78 ID:5i+pvFmA0
>>177
そう。高橋義雄や日比翁助や中上川彦次郎や池田成彬とかね。
179名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/25(水) 23:09:23.11 ID:x2kUi/uC0
【慰安婦問題】 脱亜と興亜〜福沢諭吉の残した「脱亜入欧」の亡霊がまだ日本を覆っている[12/15]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1324043933/

今の時代は脱亜入球だね
180名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/26(木) 00:37:44.12 ID:AqqwH8TL0
>176
福沢=実業界という考えがいかにも短絡的だな。

福澤の弟子で次に吉川弘文館の人物叢書に出そうなのは、九鬼隆一、三宅米吉、釈宗演あたりだろうね。
ちなみに、尾崎行雄と武藤山治は既に刊行済み。

右翼系の季刊誌なんかでよく特集されてるのは、おなじみの金玉均、岡本柳之助、井上角五郎。
181名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/26(木) 00:46:45.25 ID:AqqwH8TL0
あとは初代帝大総長で有名な渡辺洪基なんかも、まだまだ全然研究されてないからダークホースだな。
この人の明治期の業績は副島種臣に匹敵するといっても過言では無いだろう。
182名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/26(木) 01:08:11.94 ID:OzovE9RH0
>>179
福澤先生は脱亜入欧を唱えたことは一度もかった。

----
福澤は署名著作・時事新報論説のすべてにおいて「入欧」という言葉を一度も使用していない[2]。

[2]「「入欧」という言葉にいたっては(したがって「脱亜入欧」という成句もまた)、
福沢はかつて一度も用いたことがなかった。」
丸山眞男「『福沢諭吉と日本の近代化』序」『福沢諭吉の哲学 他六篇』 岩波書店〈岩波文庫〉、2001年6月、282頁。ISBN 4-00-381041-4。
----
脱亜入欧
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B1%E4%BA%9C%E5%85%A5%E6%AC%A7
183名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/26(木) 09:27:14.91 ID:AQ38uKMQ0
脱亜入欧の由来は、岡義武の「国民的独立と国家理性」(1961年6月)だろう。
外交史の記述が「脱亜」の時代と「入欧」の時代に区別されているから。

日英同盟(1902年)からパリ講和会議(1919年)までが「脱亜」の時代、
国際連盟の体制下での日本の役割が「入欧」の時代で扱われている。

こうなると福澤本来の脱亜の用法からも逸脱しているが、
日英同盟から国際連盟脱退までの日本の外交政策が「脱亜入欧」ということになる。

平山洋「何が「脱亜論」を有名にしたのか」にも少し触れられている。
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/how_did_datuaron_become_famous/
184名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/26(木) 12:11:32.72 ID:EnBuNYgx0
>>181
渡辺に関しては、時期は不明だが、ミネルヴァから瀧井一博氏による評伝が
出る予定とのこと。
185名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/26(木) 12:26:05.03 ID:MDNFccDz0
>>184
渡辺洪基って、そんなタイソーな人物だったの? 別に学内選挙で帝大総長に選ばれたわけでもないだろ。
それでは歴代東大総長の伝記を出さなければならなくなる。
186名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/26(木) 13:56:31.17 ID:EnBuNYgx0
>>185
渡辺は初代帝大総長の他にも、元老院議官・副議長、東京府知事を
歴任してるし、政友会の創立にも参加している。教育面では帝大初代総長の
他に、工手学校(今の工学院大学)を創立してる。
187名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/26(木) 14:53:29.24 ID:MDNFccDz0
>>186
おおスマソ。知らなかったデスよ。
188名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/26(木) 17:14:07.52 ID:bIOlvQ1Q0
平山と安川の論争を見ていると
論争そのものよりもそれを取り巻く環境から
福沢研究の歯切れの悪さが見えてくる
平山の論を全面的に肯定する論者はいないが、さりとて安川の議論を否定する者もいない

ところで気になったんだが、中学・高校の教科書では「脱亜論」を含めた福沢評価はどうなっているだろう
「自民党発行「中学教科書7社の比較調査」を参考に、教科書展示会場に行ってきた」
を見ると福沢が脱亜論を書いたと断定しているような教科書もあるみたいだが
安川の議論を採用している教科書はどれほどあるんだろう?
教科書の福沢言説の変遷を追っている研究があれば見てみたいものだ
189名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/26(木) 17:34:03.75 ID:tbaEJw5M0
>>188
結局身びいきと言われるからな。慶応出身者が福沢を弁護すれば。
それでは何の解決にもならないんだが。
慶応出身者を多数含む福沢協会や大学内の組織である
福沢センターが賛同しないのは、
その設立者が石河だから。メンバーは社説がおかしいと思っていても
それを口に出せなかったよう。
いまさら認められるか、というところ。硬直化した組織にありがちな反応だ。
左翼の攻撃側も変だと感づいたって、弁護側に回るワケもない。
東大の加藤陽子なんかも相変わらず「脱亜論」を侵略思想に位置づけている。
それから、誤解していないとは思うが、平山洋も「脱亜論」は
本物だと言っている。ただし、侵略ではなく督励の社説として。

190名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/26(木) 18:23:27.56 ID:MDNFccDz0
日本史や政治思想史の専門家でも伊藤之雄や田口富久治なんかは平山支持ダロ。
191名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/26(木) 22:25:16.83 ID:OzovE9RH0
>>189
加藤陽子はどうしようもないですね。
そんなことだから「エセ保守史家」呼ばわりされるんですよ。

渡辺 望「エセ保守史家の系譜〜加藤陽子に騙されるな」『正論』(通号 475) 2011年9月、240〜250頁
http://www.sankei.co.jp/seiron/wnews/1108/mokji.html
192名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/27(金) 07:36:10.56 ID:dv3EIXLr0
>>191
加藤の問題は最初から結論ありきで立論しているふしがあること。
脱亜論についても、昔抱いたイメージにとらわれている。
これでは新しい史料が発見されても、そこから柔軟に研究を深めることは
できないだろう。
性差別発言になるかもしれないが、女性は歴史家に向いていないと思う。
193名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/27(金) 09:57:02.66 ID:wkPvJ/VW0
>>188
現行版の全集の「時事新報論集」は信頼できない、はもはや動かせない。
大部分石河が書いた、と石河本人が言っているのだし。

つまり、無署名社説についてはいったんチャラにして、どうすれば福沢のものが選び出せるか
について、関係者で議論するのが本来の筋。

それをなぜしないのだろう?
194名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/27(金) 12:34:56.85 ID:ZhbCrZcA0
>>189
本当にそうなのか?学位論文審査の要旨にはこうあるんだが

http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ir/college/bulletin/Vol.20-2/_06Gakuijyuyo.pdf
>これに対して平川洋『福沢諭吉の真実』(2004年)は「時事新報」の社説をすべて福沢一人が書いたのではないこと、
>{「脱亜論」などアジア蔑視、侵略主義が色濃く示す論説の多くは福沢の弟子である石河幹明の筆によるものであることを示して
>西洋的な個人の独立に基づく市民的自由主義と普遍的国家平等主義を説いた啓蒙思想家としての福沢像をあらためて浮き彫りにし、
>福沢の肯定否定論にまつわる論争は新しい段階で展開している。
>こうした研究状況の丹念なサーベイを果たした本論文が以下の3点で学術上の意義があることを、3名の審査委員は一致して確認した。

これを見る限り平山は脱亜論を石河執筆と認定している
それに
>逆に福沢を「植民地主義者、帝国主義的膨張論者」として断罪する安川寿之輔の見方も、こうした既存研究の偏りの批判に有効
と安川の研究が評価されてる
195名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/27(金) 12:53:52.58 ID:dv3EIXLr0

とはいえ、井田進也によれば、日清戦争に先立つ一〇年前の「脱亜論」自体はやはり
福沢のものであると判断してよいようである(『歴史とテクスト』一〇四頁)。論者としても、
先にも述べたように、論の運びの巧みさと語彙の平明さからいって真筆であると考えている。
例えば「脱亜論」の中盤は『文明論之概略』第五章の要約になっているのであるが、
そのまとめかたの手際のよさは作者ならではといえよう。
また後半には朝鮮と中国における明治維新のような革命実現への期待が述べられているが、
すでに見たように、同様の考えは一三年後に口述筆記された『福翁自伝』に示されている。
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/how_did_datuaron_become_famous/
196名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/27(金) 13:13:10.95 ID:wkPvJ/VW0
社説「脱亜論」の発表は1885年3月16日で、これは石河が時事新報社に入社するより前だから、
石河が「脱亜論」を書いた可能性はないんだよ。
197名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/27(金) 13:57:18.61 ID:jAwQOy+H0
>>194
立命館の博士論文審査員に左翼的な偏向があったのかも
198名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/27(金) 14:32:42.86 ID:ZhbCrZcA0
>>195
となると平山は自説を修正したのか?
199名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/27(金) 16:27:42.61 ID:dv3EIXLr0
>>198
んなばかな。『福沢諭吉の真実』205ページからの引用だよ。
200名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/27(金) 23:09:53.06 ID:fJjrD6p70
平山さんの持論は、1882年の時事新報創刊から10年間は福沢が指導し、
あとは福沢の手を離れた、というもの。
201名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/28(土) 03:33:08.34 ID:vmgLtR820
>>200
平山さんは『真実』の98頁で「九二年春ごろから福沢真筆の論説が稀になる」と
指摘していますね。
202名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/28(土) 08:40:56.39 ID:COOfknVWO
ま十年やったらもういいとなるのは当然だわな
203名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/28(土) 13:09:06.36 ID:zeY65KOF0
http://nhkwatchers.web.fc2.com/sub/news21thp.pdf
時流に乗って主張をコロコロ変遷させたので、
「法螺を福沢( ほらをふくざわ)、嘘を諭吉(うそをゆうきち)」と
揶揄されていた。

これって本当?
204名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/28(土) 15:27:14.25 ID:vmgLtR820
>>203
> これって本当?

「法螺を福沢( ほらをふくざわ)、虚を諭吉(うそをゆうきち)」
と当時の新聞『日の出新聞』で揶揄されたのは本当です。
----
「法螺(ほら)を福沢、虚(うそ)を諭吉(ゆうきち)、馬鹿とも狂痴とも
言えばいえ、知る人ぞ知る、己の心群がる雀のチュウチュウいうも、何ぞ鶴の
心意気を知らんと、西洋学の悟道(さとり)を得て、鼻高々と鞍馬山増長坊と
開化の巨擘(おやだま)、三田の隊長福沢諭吉大先生」
『日の出新聞』(明治15年8月11日付)
----
都倉武之「時事新報史」第4回:創刊当初の評判
http://www.keio-up.co.jp/kup/webonly/ko/jijisinpou/4.html

一方、福澤先生は還暦祝いの演説で、幕末維新から明治28年までの
ご自分の人生を振り返って、以下のように仰っています。
----
四十年來時勢の變遷、文明の進歩は、正しく青年の時より今日に至る
までの活劇にして、此芝居を見物し又その樂屋の趣向に
も聊か關係して、全國民の大入を得たるは、古人の夢に
も知らざる所のみならず、今の壯年輩と雖も唯中幕以下
を見たるのみにして、大序初幕より四十餘年を打通しに
見物したるは、是れぞ還暦前後の老輩に限る特典として、
老生の少しく誇る所なり。扨この活劇に付き老生は如
何なる役を勤めたるやと云ふに、唯空論を論じ大言を吐
きたるのみ。俗に云へば法螺を吹きたるものなり。
----
福沢諭吉「還暦壽?の演説」『時事新報』(明治28年12月14日)
205名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/28(土) 18:07:26.92 ID:Gm8ibTLA0
>>204
この皮肉がどの程度一般化したかが問題だろうな。

今安川が大々的に宣伝しているというだけで、
その後広く知られたかどうかは分からない。

「脱亜論」と同じで、安川が見つけ出してから
多くの人に知られるようになったのかもしれない。
206名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/28(土) 20:41:25.89 ID:vmgLtR820
>>205
「嘘を言う吉(きち)、法螺を福沢」という悪口なら、
丸山真男が「福沢諭吉の人と思想」の中でも取り上げていますね。
(これは『福沢諭吉の哲学―他六篇』岩波文庫に収録されています。)
http://www.amazon.co.jp/dp/4003810414/
207名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/29(日) 09:58:16.93 ID:q3JBFNoo0
>>206
石河幹明の『福澤諭吉伝』にすでに紹介されているんじゃないか?
208名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/29(日) 11:51:16.52 ID:a2DgdPUHP
>>203

>「NHK 問題を考える会(兵庫)」
>住所 650−0022 神戸市中央区元町通6-7-6 5F
>平和友好センター内

>電話: (078)351−0194(留守電可)
>FAX: (078)351-0194

>兵庫県原水協【神戸市中央区元町通6-7-6 茶本ビル5階
> 078(341)2818 Fax 078(371)2427】へお問い合わせく
>ださい。 ...

まったく分かりやすい。
この茶本ビルというのは、事実上日本共産党の持ち物。
西川というのは西川恭次共産党中央委員。

209名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/29(日) 19:44:41.59 ID:q3JBFNoo0
共産党が反福沢運動を盛り上げる年には総選挙がある。
210名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/29(日) 20:14:20.64 ID:dPlOVMzD0
>>184
おお、マジか。結構楽しみだな。
あとは依田勉三なんかは吉川弘文館から出して欲しいなあ。
211名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/30(月) 09:51:27.77 ID:JX4CmncP0
>>171関連

○山手委員 私は若干最近起つておりまする事態について、法務総裁から見解をお伺いしたいと思うのでありますが、
第一に数日前に例の「平和のこえ」そのほかについて、いろいろな処置をされております。相当な、四百数十名というふ
うな共産党の関係者あるいは「平和のこえ」の関係者、そういう者を逮捕されておるようでございますが、これは新聞で
も発表しておられまするように、全国的な規模でこの捜査が行われており、全国的な規模の上に立つて、これを見てお
られるように思うのでありまするが、これについて大橋総裁のお考えを、この議場を通じて明確にしてもらいたいと思う
のであります。どういう規模のものであるか、その背景、そういうふうなものについて承りたいと思います。
○大橋国務大臣 「平和のこえ」という出版物は、その内容から見まして私どもはかつての共産党の機関紙でありまし
た「アカハタ」の後継紙ないしは同類紙であると考えておるのであります。御承知のように「アカハタ」の後継紙ないし同
類紙というものは、これは司令部の指令によりまして、これが刊行を禁止されておる。この禁止に違背いたして発行さ
れておるという点におきまして、これは一つの刑事事件となるものであります。かつまたその記事の内容を見ますと、
連合軍に反対もしくは反抗するというような内容を持つておりまするので、この点におきましては、いわゆる勅令三百二
十五号に違反するという、これまた刑事事件に該当するわけであります。私どもはこの事件は一つの刑事問題でござ
いますから、これが取調べを進行いたし、またこれが関係者を逮捕するという目的をもちまして、最高検察庁に対しま
して、かくかくの関係者があるという旨を告発いたしたのであります。この告発いたしましたる理由は、現に検挙せられ
ましたところの四百数十名の方々は、いずれも「アカハタ」後継紙あるいは同類紙でありまするところの「平和のこえ」の
頒布を、事実上担当いたしておつたのでありまして、これは結局この一つの刑事事件に共犯関係があるわけであります。
かようなる見地をもちまして、これらの関係者を逮捕いたし、ただいま各検察庁において、それぞれ、取調べをいたして
おる次第であります。

衆議院会議録情報第7号昭和26年2月7日
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/010/0320/01002070320007a.html
212名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/31(火) 02:05:23.49 ID:Nc3yqHnL0
どなたか、西澤直子教授の『福澤諭吉と女性』を読んだ方はいらっしゃいませんか?

西澤直子『福澤諭吉と女性』
http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766419078/
213名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/31(火) 09:23:08.15 ID:u8js/cZ/0
>>211
日本共産党はGHQの指令により1950年6月から1952年9月まで非合法。
この間にその活動に携わったものは「非合法活動に従事」したことになる。
安川寿之輔は大丈夫か?
214名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/31(火) 14:11:08.98 ID:Q5dF3hgq0
>>212
読んだ。よくまとまっている。伝記的事実については精緻化がすすんでいるが、
従来の福沢の女性論研究に何を付け加えたのかについてはどうも。

最後の、福沢の女性論への評価の紹介は面白かった。
ただジェンダー論などの視点からの分析はないので、物足りない読者もいるかもしれない。

あと、明治13年に中津から富岡製糸工場に研修にいった女性の一団のリーダーに、
増田シカとう人物がいるのだが、この人は宋太郎の近親かな。
情報がないので分からない。
215名無しさん@お腹いっぱい。:2012/01/31(火) 22:56:30.16 ID:Nc3yqHnL0
>>214
> 読んだ。よくまとまっている。伝記的事実については精緻化がすすんでいるが、
おおっ、ちゃんと読んでいる人がいるんですね。

> 従来の福沢の女性論研究に何を付け加えたのかについてはどうも。
従来の女性論研究とは、例えば、

関口すみ子『国民道徳とジェンダー 福沢諭吉・井上哲次郎・和辻哲郎』東京大学出版会、2007年4月
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-030142-8.html

のことかな? あと、安川さんも、

福沢諭吉の女性観と女子教育論--歴史研究の方法を中心に (差別と罪責 それと侵略戦争)
人権と教育 (35), 158-168, 2001-11, 障害者の教育権を実現する会
http://ci.nii.ac.jp/naid/40006268289

という論文を書いていますね。

> 最後の、福沢の女性論への評価の紹介は面白かった。
なるほど、最後のところだけでも立ち読みしてみようかな。
216名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/01(水) 07:42:50.81 ID:8xENeDP10
>>215
日本史専攻の方だからしかたないとはいえ、女性論や女性学というのは主流が社会学系なので、
そちらからの関心を引く書き方でないと、話題になりにくいかもしれない。
217名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/01(水) 10:26:00.16 ID:LObxrjcs0
>>214
増田鹿なら宋太郎の未亡人だろ
218名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/01(水) 20:52:42.82 ID:Bt7yAcEa0
へえ
219名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/02(木) 02:08:21.30 ID:1dhXHDFk0
【中国BBS】日本人に最も大きな影響を与えた人物といえば誰?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0131&f=national_0131_285.shtml

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

● スレ主:殺7的銀行家
  オレは福沢諭吉、マッカーサー、釈迦だと思う。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
● 97花開絶塵
  手塚治虫、坂本龍馬…。いずれの分野でも少なからず影響を与えた人っているから難しいなぁ。あるいはやはり天皇の影響力が1番かもしれない。
● 戦国自慰隊
  クレヨンしんちゃん。
  (実在の人物ではありませんが、影響力はあったかもしれませんね)
● wxaqqa19910816
  明治天皇。
● 高級度娘楼委会
  ドラえもん。
  (こちらも実在ではありませんね)
● 帝国主義砲灰
  聖徳太子:日本に中国文化を取り入れたから。武則天:日本と天皇という2つの言葉を作ったから。明治天皇、高杉晋作、伊藤博文、桂太郎、児玉源太郎、大山巌、東郷平八郎
:この人たちはみんな横並びの感がある。1人欠けてもいけない。彼らが先頭に立って日本は強国の仲間入りをした。そしてルーズベルト、マッカーサー:日本に民主主義を強制的に実施した。
● 藤本七七海
  ウルトラマンティガと地球防衛軍。
  (なぜティガ限定?)
● 醤缸文化
  日本人は中国から渡った人びとの子孫なのでは?そうだったら、日本人にとってもっとも影響力のある人は中国人ということになるね。
  (中国ではこの話を信じている人がかなり多いようです)
220名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/02(木) 02:15:27.41 ID:1dhXHDFk0
NHK新キャスターに福沢諭吉のやしゃご…元ミスソフィア・片山千恵子アナ
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20120201-OHT1T00003.htm?from=yol
221名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/02(木) 02:27:45.52 ID:1dhXHDFk0
http://blog.tatsuru.com/2008/12/31_1211.php

しかし、幕末に人々が急に武張ってきたら、嫌気がさして不意に止めてしまう。
「居合刀はすっかり奥にしまい込んで、刀なんぞは生まれてから挟すばかりで抜いたこともなければ抜く法も知らぬというような顔をして」(162頁)過ごしたのである。
幕末の騒動の頃、学者たちまでが護身のために長い刀を佩くようになった風を見て、諭吉は刀をあらかた売り払ってしまう。
佩刀している二本も長刀は鞘だけ長刀で中身は脇差、脇差の方は鰹節小刀である。
その頃、友人の高畠五郎を訪れると床の間に長大な刀が飾ってある。そんなものを飾るなばかばかしいと諭吉が言う。
第一君には抜けまい。
高畠はむろん抜けはしないと答えると、諭吉は庭に出てその四尺ばかりの長刀で居合の形を遣ってみせてから「抜ける者は疾くに刀を売ってしまったのに、
抜けない者が飾っておくとは間違いではないか」と小言を言うのである。(228頁)
居合をやったことのない人にはぴんと来ないかも知れないが、四尺の刀を抜くというのは半端な武芸ではない。
私の居合刀は二尺五寸五分、真剣は江戸時代のものだが、これが二尺四寸。
身長175センチの私でも二尺六寸となると抜くのにいささか手こずる。三尺を超えたら、まず私程度の身体能力では居合の形は遣えないであろう。
だいたい武道具店のカタログには居合刀は二尺六寸までしか載っていない。

当今の居合は抜刀と剣尖の速度を競う傾向があるので、選手はできるだけ短く軽い刀を選ぼうとする。長く重い刀を抜く技術の重要性を私は一度も聴いたことがない。
しかし、本来の居合のかんどころは重く長い刀を操ることのできる高度の身体運用にある。
勝小吉には『夢酔独言』の他に『平子龍先生遺事』という逸文がある。小吉が師事した平山行蔵という武芸者の言行録である。
小吉がはじめて会ったときはすでに老齢であったが、八尺五寸の木刀を遣い、七貫余の鉞を片手で振り、差料はどれも三尺八寸。
小兵の行蔵が座っている図像が残されているが、刀の柄が腕の長さとほぼ同じ。鐺はぴんと跳ね上がったまま紙の外に消えている。
行蔵の道場には看板が掛かっていて「他流仕合勝手次第なり。飛道具矢玉にても苦しからず」と大書してあったそうである。
だんだん話が逸脱してゆくが、この人の軍学の師匠が山田茂平という御仁で、「或る時、男は男根ある故に女色に溺れ、
志を立てざりと、男根を切られけり」というハードコアな人だったそうであるから弟子筋に破格な人が輩出するのも納得である。
何の話をしていたのだっけ。
そうそう、長刀を遣うことの困難さについてであった。
その平山行蔵の差料が三尺八寸。福沢諭吉は「四尺ばかり」を抜いたということから諭吉の武術家としての技量のたしかさは推察しうるのである。
222名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/02(木) 02:28:40.06 ID:1dhXHDFk0
この高畠五郎とのエピソードはおもろいね。
しかし、福澤は本物の居合の達人であったようだな。
223名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/02(木) 09:59:14.04 ID:vQgH+Bbq0
安川寿之輔が丸山真男を批判している本当の理由はここにあった
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/mutoh.htm
224名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/02(木) 15:03:23.10 ID:02OghNB40
>>222
思想の中身と関係がない
225名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/02(木) 21:52:31.26 ID:lt61jMY00
>>223
要は、日本共産党が丸山真男を批判することに決めたからということかな?
226名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/03(金) 08:25:32.94 ID:hicqKdgY0
>>225
まあそういうことだろうな。日共系の学者やプロ市民の意見は、笑っちゃうほど画一的。
ロボットみたい。あるいは洗脳をむねとする新興宗教か。

その思考回路はこうだ。明治日本は絶対主義だから悪(講座派の見解)。福澤はそれに
寄与したイデオローグだから悪。そして丸山は福澤を弁護したから悪。
227名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/03(金) 09:48:47.71 ID:boc7lWeo0
まえから安川支持者には頭の悪いやつしかいないと思ってはいたが、やっぱりだな
228名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/03(金) 11:58:53.29 ID:OjBo7i7iP
 「第17回 崔昌華記念北九州人権集会」・

日本基督教団九州教区北九州地区ヤスクニ・人権委員会

 「2.11集会」(共催)のご案内

今年は「崔昌華記念北九州人権集会」と北九州地区「2.11集会」共催で、安川寿之輔
さん(やすかわじゅのすけ・名古屋大学名誉教授)をお招きして行います。安川さん
は、日本の社会思想史研究者として知られ、福沢諭吉を「アジア蔑視を広めた思想
家」として捉えた研究を含め、著書に『福沢諭吉のアジア認識』、『福沢諭吉と丸山
眞男』、共著『NHK「坂の上の雲」の歴史認識を問う』、『部落問題の教育史的研
究』、『女性差別はなぜ存続するのか』…など多数です。

更には、韓日平和100年市民ネット共同代表、不戦兵士・市民の会副代表理事、日本
戦没学生記念会元事務局長、イラク派兵違憲訴訟の原告(東京地方裁判所)など、
様々な課題を担っています。



テキスト ボックス: 日 時 :2012年2月12日(日)午後2時半〜5時
会費なし(席上カンパあり)
場 所 :西南KCC(在日大韓基督教・小倉教会)駐車可
      北九州市小倉北区大田町14-31 電話・Fax093-521-7271
講 師 :安川寿之輔氏(名古屋大学名誉教授・教育学博士)
テーマ :日本では「思想,良心,信教の自由」がなぜ根づかないのか
―福沢諭吉の全面的な見直しを通して―


「2.11」を迎えるにあたり、歴史から謙虚に学ぶことを通して、様々な人権問題や差
別を克服するための課題を考える貴重な時間となります。ぜひお集まり下さい。

主 催 : 崔昌華記念北九州人権集会実行委員会(連絡先090-2516-5169朱)
229名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/03(金) 12:15:32.47 ID:OjBo7i7iP
住所が同じな謎の宗教団体一覧

新宿区西早稲田2-3-18


日本キリスト教協議会 新宿区西早稲田2-3-18
在日外国人の人権委員会 新宿区西早稲田2-3-18
在日韓国基督総会全国青年協議会(全協)新宿区西早稲田2-3-18
平和を実現するキリスト者ネット 新宿区西早稲田2-3-18
キリスト者女性のネットワーク 新宿区西早稲田2-3-18
女たちの戦争と平和資料館 新宿区西早稲田2-3-18
戦時性暴力問題連絡協議会 新宿区西早稲田2-3-18
キリスト教アジア資料センター 新宿区西早稲田2-3-18
難民・移住労働者問題キリスト教連絡会<難キ連> 新宿区西早稲田2-3-18
石原やめろネットワーク 新宿区西早稲田2-3-18
歴史歪曲を許さない!アジア連帯緊急集会事務局 新宿区西早稲田2-3-18
国際協力NGOセンター(JANIC) 新宿区西早稲田2-3-18
日本キリスト教海外医療協力会(JOCS) 新宿区西早稲田2-3-18
アジアキリスト教教育基金 新宿区西早稲田2-3-18
財団法人日本クリスチャンアカデミー  新宿区西早稲田2-3-18
在日韓国人問題研究所 新宿区西早稲田2-3-18
在日本大韓基督教会 新宿区西早稲田2-3-18
在日韓国基督総会全国青年協議会(全協) 新宿区西早稲田2-3-18
外登法問題と取り組む全国キリスト教連 新宿区西早稲田2-3-18
外国人学校・民族学校の制度的保障を実現するネットワーク(代表:田中 宏)
宗教法人日本バプテスト同盟 新宿区西早稲田2-3-18
株式会社アバコクリエイティブスタジオ 新宿区西早稲田2-3-18
移住労働者と連帯する全国ネットワーク 新宿区西早稲田2-3-18
230名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/03(金) 12:27:29.58 ID:OjBo7i7iP
在日大韓基督教会博多教会

05/16/2007
5月15日午後11時より西南地方会定期総会が福岡中央教会にて開催されました。
日本基督基督教団九州教区の議長西畑望牧師初め3役と日本キリスト教会
九州中会の議長権藤牧師と前議長の澤正幸牧師と3年ぶり病気療養中の李
俊鶴牧師が韓国から来られました。新しい会長に朱文洪牧師任、副会長に
金聖孝牧師、李圭哲長老、書記金明均牧師、会計金幸子長老が選ば
れました。尊い使命を果たされますように祈ります。残念なことに福岡教会
が諸問題のために総代が出席できなくてとても寂しい総会でした。

05/20/2007
西南地方会は博多伝道所が博多教会へ昇格した事を宣言する式を行いました。
午後3時半より黄世和執事と崔承彦執事の演奏する前奏により始まり、西南
KCC理事長宋聖宰長老の祈り、鷺梁津教会元老牧師林寅植牧師の説教、西
南地方会会長朱文洪牧師の昇格宣言、日本基督教団九州教区書記福島義人
牧師の祝辞、崔榮信牧師任の祝祷で終わり、博多教会の執事たちの心の
こもった食事で交わりの時を持った。感謝感謝

231名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/03(金) 13:23:19.90 ID:boc7lWeo0
>>228-230
あたまのいいヤツも安川を利用しているのか!
キリスト教徒の反靖国神社運動と安川の反福沢運動のタイアップ企画ですな。
232名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/03(金) 13:50:36.32 ID:hicqKdgY0
>>231
安川らと在日大韓基督教会との関係については、このスレで答えが出ているよ。
もう2年くらい前だが。
233名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/03(金) 13:53:30.53 ID:hicqKdgY0
>>230の「日本基督教団九州教区書記福島義人牧師」をからめてカモフラージュしているだけ。
234名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/03(金) 14:27:11.93 ID:OjBo7i7iP
56 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/02/03(金) 13:04:42.33 ID:36jO8kyT0 [1/4]
共産党は、岩波書店を乗っ取ったら、
 こんどは縁故採用で、
   共産党員か自分たちの子供しか入社させず 
    岩波を完全に共産党の子会社にするつもりだな。
共産党員であることを理由に入社を拒否されると
  思想信条の自由に反する憲法違反と喚き立てるくせに、
   自分たちは 共産党員しか入社させない憲法違反を平気でする。
日本国民の敵、共産党

20年ぐらい前のことかな、どの雑誌だったかは憶えていないが(噂の真相だったような気がする)、
印象に残ったので、書いてあったことは鮮明に憶えている。

それは、共産党が秘密共産党員を入社させ、彼らが出世するにつれて仲間を引き上げて
ついに共産党員が会社を支配するようになった ということだ。
今では社員のほとんど全員(99%)が共産党員らしい(週間文春に載っていたという書き
込みあり)。

なぜそのことが雑誌に書かれたのか。
それは岩波にいた秘密共産党員の1人が、党の方針に従わず査問を受け、それに対する報復として
雑誌にバラしたとのこと。

共産党は、朝日にも、共同通信にも、NHKにも同じ浸透作戦をやっていて、影の支配者になって
いると言われる。
235名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/03(金) 16:40:21.91 ID:boc7lWeo0
>>234
岩波だけじゃなく朝日新聞もTBSもだよ。実際の得票とかけ離れた報道がされているのは、
組織に入り込んでいる共産党の隠れ党員の工作による。
大学の人事だって牛耳っている。
236名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/03(金) 18:27:08.18 ID:9g2QcXMf0
小栗忠順の信者にだいぶウィキペディアの記事が荒らされてるな。

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%B0%8F%E6%A0%97%E5%BF%A0%E9%A0%86&action=history
「小栗忠順」の変更履歴

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%A6%8F%E6%BE%A4%E8%AB%AD%E5%90%89&action=history
「福澤諭吉」の変更履歴
237名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/04(土) 01:10:03.75 ID:wE91YKjD0
>>227
でも、安川支持の「つくしん坊」はアマゾンのベスト500レビュアーになってますね。
よく本を読んでいるし、勉強家でもある。もっとも頭がいいかどうかは不明ですが。

つくしん坊さんのコンテンツ
カスタマーレビュー: 163
ベストレビュアーランキング: 331
参考になった: 1107
http://www.amazon.co.jp/gp/pdp/profile/A2F11FUYWAEHJG/

>>236
> 「小栗忠順」の変更履歴

この編集者「太閤曽呂利」「お化け長屋」「鍋草履」「整腸怪鳥」は
Ajax009の操り人形だと疑われて無期限ブロックを受けたユーザー。

> 「福澤諭吉」の変更履歴

この編集者「7六歩」「DareyanenBoke」「小たび」「あるべるだ」「Hi-lite43」は
Ajax009の操り人形だと疑われて無期限ブロックを受けたユーザー。

Wikipedia:進行中の荒らし行為/長期/Ajax009
http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E9%80%B2%E8%A1%8C%E4%B8%AD%E3%81%AE%E8%8D%92%E3%82%89%E3%81%97%E8%A1%8C%E7%82%BA/%E9%95%B7%E6%9C%9F/Ajax009
238名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/04(土) 07:14:11.99 ID:NpcssLaXO
あれは梅田正己だろ
239名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/04(土) 09:48:21.80 ID:rZ+ra78s0
>>235
団塊(60代)とその子分(50代)の大学汚染は酷いからな。奴ら学問は手段で政治目的の達成が主目的で実現しちゃったからな(民主党政権)。40代からマシになってるからこれから元に戻るだろうけどさ
240名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/04(土) 10:24:16.34 ID:Rb/XLqgz0
>>239
共産党の得票率よりマスコミや学界での発信力がはるかに大きいのは、上にもあるような
支配の構造があるため。イデオロギー的な理由によって就職できなかった
研究者予備軍は一生浮かばれないものと思われる。
241名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/04(土) 11:20:02.13 ID:udPo+tUr0
>>238
つくしん坊というのは日教組系が好んで使うコトバ
すくすくと育つとかショウモナイことを言っている
242名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/04(土) 20:37:54.56 ID:9+FLWdeO0
佐伯啓思の『反・幸福論』新潮新書の広告が新聞に載っていました。

> 「人はみな幸せになるべき」なんて大ウソ!
> ●「自由と権利」の追求が不幸のもと
> ●「不平等」と「違い」を誤認するな
> ●福沢諭吉「人間蛆虫論」からの教訓

この「人間蛆虫論」とは『福翁百話』にある話のことですね。

----
人間の安心 (七)

左(さ)れ
ば宇宙無辺の考を以(もつ)て独(ひと)り自(みず)から観(かん)ずれば、日月も小なり地球も微(び)な
り。況(ま)して人間の如き、無智無力、見る影もなき蛆虫(うじむし)同様の小動物にして、
石火電光の瞬間、偶然この世に呼吸眠食し、喜怒哀楽の一夢中、忽(たちま)ち消え
て痕(あと)なきのみ。

福翁百話 - 51 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=113&PAGE=51

既(すで)に世界に生れ出
たる上は蛆虫ながらも相応の覚悟なきを得ず。即(すなわ)ちその覚悟とは何ぞや。
人生本来戯(たわむれ)と知りながら、この一場の戯を戯とせずして恰(あたか)も真面目(まじめ)に勤
め、貧苦を去て富楽に志し、同類の邪魔せずして自(みず)から安楽を求め、五十、
七十の寿命も永きものと思うて、父母に事(つか)え夫婦相親(あいした)しみ、子孫の計(はかりごと)を
為(な)し又戸外の公益を謀(はか)り、生涯一点の過失なからんことに心(こころ)掛(がく)るこそ
蛆虫の本分なれ。否(い)な蛆虫の事に非ず、万物の霊として人間の独り誇る
所のものなり。


福翁百話 - 52 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=113&PAGE=52
----
243名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/04(土) 20:41:03.68 ID:9+FLWdeO0
つづき
----
人間の心は広大無辺なり (十)

 人生は見る影もなき蛆虫(うじむし)に等しく、朝の露の乾く間(ま)もなき五十年か七
十年の間を戯れて過ぎ逝(ゆ)くまでのことなれば、我一身を始め万事万物
を軽く視(み)て熱心に過ぐることあるべからず。生まるゝは即(すなわ)ち死するの約
束にして、死も亦(また)驚くに足らず。況(いわ)んや浮世の貧富苦楽に於てをや。

福翁百話 - 57 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=113&PAGE=57

扨(さて)今
日の浮世を渡るにその法を如何(いかん)すべきやと云うに、蛆虫は素(もと)より蛆虫に
して、仮令い高尚なる心あるも蛆虫と雑居しながら高尚なる手段を施
すべきに非(あら)ざれば、生を愛し死を悪み、貧富苦楽を喜憂して浮世の務(つとめ)を
務め、苦しみては楽しみ、楽しみては苦しみ、苦楽平均して楽(たのしみ)の多からん
ことを願うは勿論(もちろん)、或(あるい)はその快楽を大にせんが為めに格別に辛苦(しんく)し、十年の
功を積んで一朝の心を慰むることもあるべし。

福翁百話 - 58 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=113&PAGE=58

造化と争う (十七)

 人生は至極(しごく)些細(ささい)なるものにして蛆虫(うじむし)に等しと云(い)うは、他人の沙汰(さた)に非(あら)
ず、斯(か)く云う我身も諸共(もろとも)に蛆虫にして、他の蛆虫と雑居し以(もつ)て社会を成
すことなれば、蛆虫なりとて決して自(みず)から軽んずべからず。苟も(いやしく)人として
この世に生れ出(い)でたる上は、即(すなわ)ち万物の霊にして地球上の至尊なり。蓋(けだ)し
この人を蛆虫として軽く視(み)るは心の本体にして、その霊妙至尊を認るは心
の働(はたらき)なり。

福翁百話 - 77 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=113&PAGE=77
----

佐伯啓思『反・幸福論』|新潮社
ttp://www.shinchosha.co.jp/book/610450/
Amazon.co.jp: 反・幸福論 (新潮新書): 佐伯 啓思: 本
ttp://www.amazon.co.jp/dp/4106104504/
244名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/04(土) 22:07:37.28 ID:hNGUqIr20
『福翁百話』解説
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h92/
245名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/05(日) 06:05:34.59 ID:AjV3P1DP0
246名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/05(日) 09:19:56.32 ID:d9zxqaVF0
>>245
高文研や梅田正己を編集しているからといってサヨクとは限るまい。
どう変更されているか調べてみてちょ。
247名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/05(日) 18:50:23.62 ID:6yChICHc0
>>244
情報ありがとう。人間ウジ虫論は『福翁百話』の7・10話ですね。

----
この状態はあくまで遠い未来に実現するとされるものの、福沢は仮にこの
天人並立の状態に身を置く。そこで説かれるのが、いわゆる人間ウジ虫論
(7・10話)である。そこでの、全宇宙から見れば人間の一生など取るに
足らないウジ虫のそれと変わらない、との主張は、あるいは敗北主義にも
見えてしまうかもしれない。だが、その論の真意は実は正反対のところに
ある。すなわち、ウジ虫もまた全宇宙の真理の一部を担っているがゆえに、
それ自体かけがえのない生を生きている、ということである。この話は
前後不都合かもしれないが、と述べたうえで、福沢は次のように続ける。
「もともと人間の心は広大で限りなく、理屈の外にこそ悠然としている
ことができるのである」と。
----
平山 洋『福翁百話』解説(角川ソフィア文庫)
ttp://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h92/#text_body

福翁百話 現代語訳: 文庫: 福沢諭吉 | 角川書店・角川グループ
ttp://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=201004000304
248名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/06(月) 07:35:02.01 ID:cowpO5rcO
で敷島は?
249名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/07(火) 08:04:58.76 ID:w445Wr570
>>216
西澤先生の本、たしかに今のところ話題になっていないなあ。
慶応内では知れ渡っているのかもしれないが。
平山先生の伝記についてはどんな扱い?
250名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/07(火) 16:53:14.59 ID:kNyTrdh40
>>249
参考文献にあげられていないよ
251名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/07(火) 23:26:11.23 ID:nYdzIjai0
>>249
平山さんの伝記は特に女性問題には触れていないからかな。

>>250
井田さんの『歴史とテクスト』は参考文献にあがっているのにね。
252名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/08(水) 09:27:49.13 ID:A11sqRHP0
井田さんも女性問題とは無関係では?
253名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/09(木) 19:59:39.21 ID:J+2dV8eJ0
諭吉の遺徳しのぶ 中津で112回忌法要
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_132831759589.html

中津ゆかりの福沢諭吉(1835〜1901)の112回忌法要が命日の3日、福沢家先祖の墓がある中津市桜町の明蓮寺(重松祐誠住職)であった。
福沢旧邸保存会(理事長・鯨井佳則副市長)の主催。
市民ら関係者約50人が参列。琴の生田流磯貝社中(磯貝泰子大師範)が、諭吉が晩年にたしなんだと伝わる「六段の調べ」を追善演奏。
重松裕哉前住職が読経する中、鯨井理事長、新貝正勝市長、清水勝彦市議会議長らが焼香し、遺徳をしのんだ。
この後、近くのリル・ドリームで記念講演会があり、慶応義塾大経済学部の小室正紀教授が「現在の経済情勢と福沢諭吉」をテーマに話した。
254名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/10(金) 08:29:30.38 ID:7dGPaH6aP
>>253
これがニュースになるの?
255名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 16:45:40.96 ID:uryEmzqc0
どうもぱーっとした福沢研究が出ていないなあ。沈滞してる。
256名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 21:47:55.32 ID:Wla5XKmX0
福澤先生誕生記念会の記念講演は、猪木武徳さん(国際日本文化研究センター 所長)の「福澤諭吉における国法と道徳」だった。 
慶應義塾の講演会、演説会 で、いつも違和感を感じるのは、外部の方が講師の場合の紹介の仕方である。  女性の司会者が「猪木武徳君」と言う。 
猪木武徳さんは、京都大学経済学部 卒、MIT大学院修了で、大阪大学経済学部教授・学部長を経て、国際日本文化 研究センター教授になり、所長になった方だ。 
慶應義塾とは関係がない。

私は志木の高校から7年間、慶應に学んだから、塾内では福沢先生一人が「先 生」で、教職員も塾員も塾生も等しく「君」と呼ばれる伝統は、よく知ってい る。 
それが清家篤塾長の年頭挨拶にも出て来た「半学半教」の考え方から来 ていることも、知っている。 「
半学半教」は、学生の身分でありながら、教 師を兼ねる教育形態で、「究めていよゝ遠」い学問に完成はなく、教員も生徒も 共に教え合う立場にあるという考えが根底にある。 
それに加えて、人間の権 利の平等を大切にした福沢の思想と実践もあって、慶應では教員も「君」や「さ ん」で呼ぶ習慣で、掲示板には「○○君休講」の貼り紙が出る。

だが、それは慶應義塾の内部、いわゆる社中の話だろう。 「猪木武徳君」 と紹介された猪木武徳さんは、どう思われただろうか。 
伝統に凝り固まって いて、自由な配慮が出来ず、お招きしてお話し頂く遠来の講師に対して、失礼 ということはないのか。 
三田演説会の司会者なども、建前から「君」で紹介 を始め、経歴を述べている内に、面と向かって「君」とは言いづらくなってき て、「さん」や「先生」に変わって行ったりする。 
あれあれ、と思う。

「猪木武徳君」という紹介
http://kbaba.asablo.jp/blog/2012/01/16/6293542
257名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 21:49:36.38 ID:Wla5XKmX0
渡辺浩教授の講演「儒教と福澤諭吉」 ― 2011/12/22 04:17
http://kbaba.asablo.jp/blog/2011/12/22/6255147

昨日の「巧言令色またこれ礼」〔昔、書いた福沢2〕(短信107・1978(昭和53) 年2月5日)で、福沢諭吉を「批孔のはしり」と書いているのは、1
970年代前 半、中国で文化大革命のさなか「批林批孔」という林彪と孔子を批判する運動 があったからである。 孔子と孔子が説いた儒教、
そして儒教を復活させよう としたとされた林彪が激しい批判の矢面に立たされた。

 12月3日、福澤諭吉協会の第113回土曜セミナーで、渡辺浩法政大学法学部 教授の「儒教と福澤諭吉」という講演を聴いた。 
その案内文にあった講演の 要旨は、「福澤は儒教の厳しい批判者として知られています。しかし、彼が儒教 の何を批判し、
何を批判しなかったのか、そのことの吟味は十分になされてい ないように思います。この報告では、儒教の教義内容(についての私の理解)を 簡略に、
しかし体系的に、お話した後、それを福澤のいわゆる儒教批判と比較 して、考えてみたいと思います。」というものだった。

 正直に白状すれば、この講演、これまた、ほとんど歯が立たなかった。 東 大系に弱いのかもしれない。 
一番、面白かったのは、野田佳彦首相が所信表 明演説で「正心・誠意」というキーワードを述べ、新聞始めマス・メディアは こぞって勝海舟の『氷川清話』からの引用だと言ったが、
儒学を多少でも知っ ている者なら(江戸時代なら五歳の子供でも、今でも聖徳学園小学校で素読を習 っているという一年生なら←馬場註)、
四書五経の『大学』の「誠意・正心・修 身・斉家・治国・平天下」だと分かる、という話だった。 儒学についての教 養のなさは、マス・メディアから、首相官邸や野田総理まで及んでいたのであ る。 
私が講演をほとんど理解できなくても、驚くには当らない。 と、開き 直ったりして…。

 ネットを「誠意・正心」で検索したら、加地伸行立命館大学教授が9月30 日の「産経ニュース」(おそらく産経新聞にも掲載されたのだろう)
の「正論」 で、渡辺浩教授と同様の指摘をしていた。
258名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 21:50:50.44 ID:Wla5XKmX0
福沢は儒教を全否定したわけではない ― 2011/12/23 04:23
http://kbaba.asablo.jp/blog/2011/12/23/6256730

 渡辺浩教授は序論で、儒教の厳しい批判者としての福沢に触れた。 『福翁 自伝』には、「私は唯漢学が不信仰で、
漢学に重きを置かぬ斗りでない、一歩進 めて所謂腐儒の腐説を一掃して遣らうと若い時から心掛けました。ソコデ尋常
一様の洋学者や通詞など云ふやうな者が漢学者の事を悪く云ふのは普通の話で、 余り毒にもならぬ。所が私は随分漢書を読で居る。
読で居ながら知らない風を して毒々敷い事を言ふから憎まれずには居られない。」とある。

 『福翁百話』では、「漢学洋学共に学問の名あれども、人間の居家処世より文 明の立国富強の辺より論ずるときは、古来我国に行はれたる漢学は学問として 視る可らず。
我輩の多年唱導する所は文明の実学にして、支那の虚文空論に非 ず。或る点に於ては全く、古学流の正反対にして、
之を信ぜざるのみか其非を 発き其妄を明にして之を擯けんとするに勉むる者なり。」と言っている。

 ところが、『学問のすゝめ』初編で、「実学」として究理学・経済学に歴史・ 脩身学を含めた福沢は、『福翁百話』「前途の望」で
「満世界の人皆七十歳の孔 子にニウトンの知識を兼ね」という。 『論語』為政の「七十而従心所欲、不 踰矩」、七十歳、従心、したいことと、すべきことが一致した完全な状態である。 
『文明論之概略』第六章では、「徳義の事は古より定て動かず。」「徳義の道に就 ては恰も古人に専売の権を占められ、
後世の人は唯仲買の事を為すより他に手 段あることなし。」といっている。

 つまり、福沢は古今東西、普遍妥当の道については、否定していない。 儒 教を全否定しているわけではない。 何を否定し、何を否定していないか、が 問題になる。 
そこで次に儒教の教義内容(についての私の理解)を簡略にまと めてみたい。

259名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 21:51:48.05 ID:Wla5XKmX0
渡辺浩教授のまとめた儒学(朱子学)の教義 ― 2011/12/24 04:49
http://kbaba.asablo.jp/blog/2011/12/24/6258761

そこで渡辺浩教授自身の儒学理解である。 最も代表的な儒学である朱子学 の教義の説明があった。 
南宋の朱熹(1130-1200)による体系。 これが私には、 よく理解できなかった。 下手下手書いてみる。

 (1)天・地・人…天は地も含む。 すなわち大自然 nature、大宇宙のことで、 季節や天候も含む。 
天災、天然記念物の天。 天国や地獄はない。 人も、 動植物を使いながら、生かされている天の営みの一部。 
全ては天にあり、も の言わず自己展開している。 天意は、畏敬すべきもの。

 (2)禮と道…道は人らしさの基本原則。 神でなく、大自然に依拠。 人は万 物の霊長。 人の行動の型は、人らしさ。 
現世にとどまり、当り前の人間関 係にとどまる。 「我が道を行くgoing my way」や「世界に一つだけの花」(個 性)は、悪。

 (3)五倫…人として守るべき五つの道。 君臣の義、父子の親、夫婦の別、長 幼の序、朋友の信。

 (4)君・臣・民…君は、天命、天の意志の代理人。 誰かが保証人になる必要 (統治)があって、最も「らしい人」、慕われる、支持される人がなる。  
臣は、アシスタント、人として優れた人、君と臣で政府をつくる。 忠は、 まごころを尽すこと。 民は、相対的に愚か、統治は教育でもある。

 (5)修己治人…自己修養を遂げた人物が為政者となることで、天下泰平が実現 する。 修身・修養・功夫・学問(『孟子』) 「誠意・正心・修身・斉家・治 国・平天下」(『大学』)  
郷挙里選・科挙、個人(男性)を家柄や身分に関係な く選抜。 この考え方は、世襲身分制度には危険思想で、明治維新に力があっ た。

 (6)三代と革命…夏王朝(堯→舜→禹と禅譲、禹以後世襲となり、桀が殷の湯 王に滅ぼされる)・殷王朝(紂王に至って周の武王に滅ぼされる)・周王朝(文王・ 武王・周公)の三王朝。 
禅譲(帝王がその位を世襲せずに有徳者に譲ること)。  放伐(中国人の革命観で、徳を失った君主を討伐して放逐すること)。 
「漢 儒者と和学者との間に争論ありて千緒万端なりと雖ども、結局分かるゝ所の大 趣意は、漢儒者は湯武の放伐を是とし、和学者は一系万代を主張するに在り。
漢儒者の困却するは唯この一事のみ。」(『文明論之概略』)
260名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/11(土) 22:02:42.43 ID:uryEmzqc0
>>256-259はおれのぼやきへの反応か?
261名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 07:34:49.61 ID:8HTnfIh60
絵画・骨董品・買取・販売 店主の徒然なる日常
ttp://gihodo.exblog.jp/15404015/

福澤諭吉先生の書を紹介いたします。

人に交わるわは馬に乗るが如し

御するの法は吾に在って存す

得失は素より定めなし

是非何ぞ論ずるに足らん


落款

上 三十一谷人

下 福沢諭吉

人と上手く付き合うのは、馬を乗りこなす様なもので人と上手く付き合えないのは馬を乗りこなせず馬の責任にしているような事である。
262名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 13:46:38.52 ID:vsfcpb8y0
263名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/12(日) 23:23:09.61 ID:JsjVvZQo0
横井小楠と福澤はよく比較されているが
横井が、朱子学を原点に持つのと福澤は漢学・蘭学を原点に持つため両者は分かれる。
264名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/13(月) 07:27:58.09 ID:GklsX1gMO
朱子学も漢学では?
265名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 17:41:23.02 ID:sl0IbVZv0
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20120210-OYT8T01209.htm
明治初期に庄内地方で起きた農民運動「ワッパ騒動」の指導者で、酒田市出身の自由民権運動家・森藤右衛門(とうえもん)(1842〜85年)をたたえる顕彰会が、
生誕170周年にあたる3月28日に設立される。板垣退助や福沢諭吉と並ぶ民権運動家と評されながら、地元でも注目度が高くはなかった森の功績を後世に残すため、
郷土研究家や元教師らで作る顕彰会では、同市内での記念碑建立を目標に、募金活動を展開していく予定だ。

 ワッパ騒動は、1874年に庄内地方の農民や一部の士族、商人ら1万人以上が参加し、当時の庄内地方南部ではほとんどの農民が立ち上がったとされる農民運動。
明治政府は72年、税金を米ではなく金で納めることを決めたが、当時の酒田県が米で税金を取り続け、米価高騰を利用して米を売り、差益を得ていたことに反発したのが発端だった。
「ワッパ(弁当箱)1杯分の金を返せ」と求めたため、ワッパ騒動と呼ばれた。

 運動を指導した森は、力ではなく、合法的に解決することが必要と考え、訴訟を提起。78年に6万3000円分の返還を認める判決を勝ち得た。

 東北公益文科大の三原容子教授(日本近現代史)は、ワッパ騒動が最終的に法的に解決した点について、「日本が法治国家になる上で画期的なできごとだった」と指摘する。
当時の森の活動は全国的な反響を呼び、79年に出版された自由民権運動家・植木枝盛の著書「民権自由論」では、時代を代表する運動家として、板垣退助や福沢諭吉らとともに森が表紙に描かれた。

 顕彰会設立にかかわる鶴岡市大西町の星野正紘さん(75)は2004年から、地元有志ら約20人でワッパ騒動の研究を開始。
当時の資料を調べる中で、先祖が騒動に参加していたことを知り、改めて運動の意義を見直す人も多かったという。

 研究の過程で、運動に大きな役割を果たした森について地元で注目されていないことに気付き、顕彰会を設立することに。
昨年1月から準備を始めたところ、庄内地方の郷土研究家や農業関係者、元高校教師など約60人が参加を表明した。

 顕彰会では、勉強会を開催して功績を検証するほか、森の命日の9月16日に酒田市内に顕彰碑を建てることを目指し、募金を集めていくという。

 星野さんは「酒田の豪商だった森は、自由民権運動のために、ほとんどすべての私財を費やした。
公共のために尽くした彼の功績は、現代の社会でこそ見直されるべき」と話している。

森藤右衛門 酒田の豪商で、明治時代に自由民権運動家として活躍。ワッパ騒動では明治政府の元老院に酒田県の不正を訴える建白書を提出して法廷闘争を展開。
1878年に農民への還付金支払いを認める判決を勝ち取った。その後、庄内地方初の政治結社を創設したほか、新聞も発行。酒田戸長(現在の酒田市長)や山形県議会議員も歴任した。

(2012年2月11日 読売新聞)
266名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 17:42:26.19 ID:sl0IbVZv0
日本の開国時代、外来語を適切に翻訳することはひと苦労だったようだ。特に抽象的な概念は。
スピーチを演説、トークを談話と訳したのは福沢諭吉。
名訳家の福沢をして翻訳不可能だと言わしめた「ライト」を、啓蒙(けいもう)思想家の西周は「権利」と訳したが、
その訳では不十分だと作家の故井上ひさしさんが著書『日本語教室』で書いている。
外国語を適切な日本語に換える難しさは、原発再稼働の鍵を握るストレステストも。
本紙は安全評価だが、耐性検査、耐性評価の報道も。その上、評価が「妥当」でも、なお稼働へのストレスは残る。
 (編集局次長・伊藤博道)

http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/column/fumon/CK2012021002000147.html
267名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/14(火) 23:42:36.86 ID:DxhMsseG0
>>266
> スピーチを演説、トークを談話と訳したのは福沢諭吉。

確かに「スピーチュ」を演説と訳したのは福澤先生と慶應の社友です。

----
扨(さて)その飜訳に当り、第一番に原語のスピーチュに当るべき訳字を得ず。
このとき不図(ふと)思付(おもいつ)きたるは、余が旧藩中津にて、藩士が藩庁に対して願届
は(ねがいとどけ)尋常一様のことなれども、時としては銘々(めいめい)の一身上に付き又は公務
上の情実に関し、公然たる願(ねがい)に非(あら)ず又届にも非ずして書面を呈出(ていしゆつ)する
ことあるの例にして、この書面を演舌(えんぜつ)書(しよ)と云(い)う。他藩にもその例あるや否(いな)や
知らざれども、兎(と)に角(かく)に演舌の文字は中津にて慥(たしか)に記憶するが故に、夫(そ)
れより社友と謀(はか)り、舌の字は余り俗なり、同音の説の字に改めんとて、演
説の二字を得てスピーチュの原語を訳したり。
----
福澤全集緒言 - 116 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=114&PAGE=116

それで、トークを談話と訳したってホントなの?
268名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 19:22:43.19 ID:uT+ZXyBo0
福沢研究で最若手といえるのは、都倉淳教授あたり?
もっとたくさんいてもいいはずだがな
269名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/15(水) 23:41:15.25 ID:mtMtpvlt0
>>268
都倉淳教授って都倉准教授のことか?
270名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 06:23:04.03 ID:bWPWmY4H0
>>269
あはは
271名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/16(木) 09:44:06.41 ID:uO7A7rDm0
そうだよ。まだ単著はないのだっけ?
272名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/17(金) 19:20:35.22 ID:XI+BSVsu0
都倉さんは時事新報のコラムで有名になっているが、真骨頂は甲申政変と福澤のかかわり。
まずこのテーマでよい本を書いてもらいところだね。
273名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 11:43:32.41 ID:etYKhALS0
福沢諭吉を陥れた男、生田目経徳についての質問が、国立国会図書館に出されていた
http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000101687
274 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/02/18(土) 16:45:11.99 ID:Mc7limLc0
今日の『世界一受けたい授業』で諭吉の若い頃のイケメソ写真が出るな
275名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/18(土) 19:52:37.46 ID:zlAERZlX0
>>273
生田目経徳は平山さんの「福沢諭吉は公金一万五千ドルを横領したか?」で謎の人物と紹介されていましたね。
国会図書館に質問した人も平山さんの論文で生田目経徳を知ったのかもしれませんね。

----
2.6 六 謎の人物生田目経徳

明治三二(一八九九)年三月に、小野友五郎の養子熊次郎から日記や書簡そして
福沢弾劾書などを借り出し、明治四三(一九一〇)年七月にその一部に「覚書」
を添えて福沢家に寄贈した生田目経徳は、謎の人物である。国立国会図書館には、
明治二〇(一八八七)年から昭和一四(一九三九)年までの半世紀以上の間に刊行
された二六冊(重複込み)の著書が収蔵され、そのうち一一冊は同館近代デジタル
ライブラリーで全文を参照できるにもかかわらず、そのいずれにも著者略歴の記載
がないため、出身地・生没年・学歴その他を知ることはできない。人名辞典や著作権
台帳にも出ていないので没年を確認できなかったのだろう、近代デジタルライブラリー
へのアップロードにあたっては、文化庁長官の裁定が下されている。
----
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h86/#id_2_6
276名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/19(日) 20:38:22.20 ID:h42e9aQxO
生田目徹1佐
277名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 00:07:00.84 ID:V7tNyDyO0
ちくま新書から『現代語訳 福澤諭吉 幕末・維新論集』が出るようです。

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『現代語訳 福澤諭吉 幕末・維新論集』
福澤 諭吉(著)/山本 博文(翻訳)
ちくま新書 新書判 208頁 刊行 03/05 ISBN 9784480066534
定価777 円(税込)
http://www.chikumashobo.co.jp/comingbook/
http://books.rakuten.co.jp/rb/item/11571123/

激動の時代の人と風景を生き生きと描き出した傑作評論選。
勝海舟、西郷隆盛をも筆で斬った福澤思想の核心とは。
「痩我慢の説」「丁丑公論」他二編を収録。
----

他二編というのが気になりますね。
勝手に予想してみると、「旧藩情」「分権論」のような気がしますが、
はたして何が収録されるのでしょうか?
278名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 06:05:17.73 ID:Iu2orubh0
城下町に春の訪れ 「中津のひなまつり」
[2012年02月18日 10:45]
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_132952958128.html

中津市に春の訪れを告げる「第14回城下町中津のひなまつり」が18日、市内各所で始まる。4月1日まで。
期間中、ひな人形の展示や接待はもちろん、巨大ひな人形の公開やパレードなど各種イベントが開かれる。

市内の中津城や史料館、美術館、民家など計66カ所でひな人形を展示する。そのうち日の出町アーケードでは、
一万円札の肖像で有名な中津出身の福沢諭吉にちなんだ「壱万円札の里 壱万体雛(びな)」をテーマに、市内の学校や団体などから寄せられた手作りのひな人形を数多く展示。
折り紙や紙粘土で作られたかわいらしい人形が道行く人の目を楽しませる。
期間中の毎週土、日曜日に関連行事を開催。19日午前11時30分から、ひなまつり実行委員会が作った高さ約3・5メートルの巨大おひなさまをアーケードで公開する。
25日午前11時からは若草保育園の園児によるパレード、3月3、4の両日には中津城で「人間ひな飾り」が行われる予定。
279名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 07:25:25.40 ID:te466CWUO
中津の宣伝もいいが、空港からのアクセスの悪さをなんとかしてほしい
280名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 21:32:56.83 ID:V7tNyDyO0
>>274
見ました。若い頃のイケメソ写真とはコレのことでした。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/16/FukuzawaYukichi.jpg

諭吉がアメリカで一緒に撮影したのは誰? という問題も出題されました。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/05/Fukuzawa_Yukichi_with_the_girl_of_the_photo_studio.jpg
281名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 22:59:16.07 ID:B6Wh3wSf0
最近諭吉ってすごい奴だってわかった。2歳から酒飲んでたらしいな・・・ただの万札じゃなかったんだなw豪傑過ぎるだろw

無学文盲、理非の非の字も知らず、見に覚えたる芸は飲食と寝るとおきるのみ、
その無学のくせに欲は深く、目の前に人を欺き手巧みに政府の法を逃れ、国法の何物たるを知らず、
己が職分の何者たるを知らず、子をばよく生めどもその子を教うるの道を知らず、
いわゆる端も法も知らざる馬鹿者にて、その子孫繁盛すれば一国の益は為さずして却って害を為すものなきに非ず。
かかる馬鹿者を取り扱うにはとても道理を持ってすべからず、不本意ながら力を持って脅し、一時の大害を慎むるより外に方便あることなし。
「一国の暴政は・・・人民の無知を持って自ら招く禍なり」

これは多分世の中の真理だね。恐らく諭吉も読んでない全く関係ないマルサスの人口論と全く同じことが出てきてびびった。
これを解決するには自分が政府要人になって解決すべし、その為に勉強汁っていうのは真理だな・・・

Fラン大学・高卒が実力なしに議員・政府批判をするのが間違ってるのかもしれん
282名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 23:01:20.71 ID:B6Wh3wSf0
>>280
諭吉は外人とセッワヌしたのかよ裏山市ねハゲ
漏れも勉強したら外人と付き合えるのかな(´・ω・`)
283名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/20(月) 23:32:51.15 ID:V7tNyDyO0
>>281
『学問のすすめ』2編ですね。
----
然(しか)るに無学文盲(もんもう)、理非の理の字も知ら
ず、身に覚えたる芸は飲食と寝ると起るとのみ、その無学
のくせに慾(よく)は深く、目の前に人を欺(あざむき)て、巧(たくみ)に政府の法を
遁(のが)れ、国法の何物たるを知らず、己が職分の何物たるを
知らず、子をばよく生めどもその子を教るの道を知らず、
所謂恥も法も知らざる馬鹿者にて、その子孫繁昌(はんじよう)すれば
一国の益(えき)は為(な)さずして、却(かえつ)て害を為す者なきに非(あら)ず。斯
る馬鹿者を取扱うには、迚(とて)も道理を以てすべからず、不本
意ながら力を以て威(おど)し、一時の大害を鎮(しず)むるより外(ほか)に
方便あることなし。是(こ)れ即ち世に暴政府のある所以(ゆえん)なり。独(ひとり)
我旧幕府のみならず、亜細亜(アジア)諸国古来皆然り。されば一
国の暴政は必ずしも暴君暴吏の所為(せい)のみに非ず、その実
は人民の無智を以(もつ)て自(みず)から招く禍(わざわい)なり。
----
學問ノスヽメ. 二編 - 21 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=44&PAGE=21
284名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/22(水) 19:42:59.40 ID:/+VpQGNuO
なんだなんだ
285名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/23(木) 20:16:39.47 ID:AGeOf8Hp0
 しかしこの出版元の皇道振興会とはなんであらうか。
巻頭の主義綱領によれば昭和6年10月創立。巻末の顧問芳名には21人の名士軍人が。

 ・公爵一条実孝、前侯爵久我常通、陸軍大将男爵荒木貞夫、陸軍大将岸本鹿太郎、
陸軍大将森岡守成、海軍大将竹下勇、宮中顧問官海軍中将子爵小笠原長生、
頭山満、陸軍中将筑紫熊七、伯爵大原重明、男爵井田磐楠、男爵井上清純、
貴族院議員永田秀次郎、東洋大学教授高島平三郎、陸軍中将和田亀治、
陸軍中将松井庫之助、貴族院議員丸山鶴吉、陸軍中将勝野正魚、陸軍中将鈴木一馬、
子爵北小路資武、国教学館主田中治五平。

 名義だけだらうけれども中々の人たち。名誉会長に陸軍中将男爵の菊池武夫、
会長に生田目経徳、理事長に陸軍中佐仙石信経。
生田目会長の肩書きが空欄になってゐるのが不思議だ。

http://d.hatena.ne.jp/josaiya/20110213/1297610726
286名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 20:14:43.65 ID:8TUKefQRO
生田目新情報だな
287名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/24(金) 23:45:54.93 ID:gvUHyxz/0
利用者の投稿記録
利用者:上州力
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5:%E6%8A%95%E7%A8%BF%E8%A8%98%E9%8C%B2/%E4%B8%8A%E5%B7%9E%E5%8A%9B

おい、こいつをなんとかしろよ。
288名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 00:27:12.48 ID:hHJd0U8x0
中野剛志さんの
『日本思想史新論: プラグマティズムからナショナリズムへ』(ちくま新書)
が出たので、最終章だけ本屋さんで立ち読みしてきました。最終章の
「第5章 福沢諭吉の尊王攘夷」で福沢諭吉の思想を論じています。

目次
第1章 消された系譜―古学・実学・水戸学(開国イデオロギーの呪縛 開国までの歴史 ほか)
第2章 伊藤仁斎の生の哲学(尊王攘夷論の導火線 解釈学 ほか)
第3章 荻生徂徠の保守思想(徹底したプラグマティスト 方法論 ほか)
第4章 会沢正志斎の自由主義(古学が生んだ戦略家 古学と水戸学 ほか)
第5章 福沢諭吉の尊王攘夷(実学を重んじたナショナリスト 福沢諭吉の国体論 ほか)
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480066541/

アマゾンのカスタマーレビューでは、合計7レビューで、内訳は
星5つ:(2)、星4つ:(2)、星1つ:(3)と評価が割れています。
『文明論之概略』『帝室論』『尊王論』の解釈で論争になっているようです。
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4480066543/
289名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 06:21:31.99 ID:hHJd0U8x0
>>277
アマゾンの『現代語訳 福澤諭吉 幕末・維新論集』のページで帯の画像を
見てみたら、収録されている4冊の書名が分かりました。
「旧藩情」「痩我慢の説」「明治十年丁丑公論」「士人処世論」でしたね。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4480066535/
290名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/25(土) 07:24:30.72 ID:ESWVmlJE0
>>288
よい情報をありがとう!

アマゾンの※も読みました。日本の読者の層は厚いね。
中野批判派は「つくしんぼう」にも通じるイデオロギーの持ち主と拝察。
ダメだと信じる著作には星ひとつしかつけないところも。
291名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 06:59:25.32 ID:VrduzHPUO
中野本のレポよろしく
292名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/26(日) 21:49:30.73 ID:hPAIzcGA0
郡司大尉一行、ボートで千島探検へ ― 2012/02/21 03:59
http://kbaba.asablo.jp/blog/2012/02/21/6342023

肝心の両国へ聴きに行った講演の話をする。 墨田区立緑図書館で行われた 舟川はるひさん(日露交流史研究家、ユーラシア研究所研究員)の「郡司大尉の 千島開拓」という講演だった。 
私は舟川さんの母上、郡司保子さんと福澤諭 吉協会で親しくさせて頂いている。 保子さんの一昨年亡くなられたご主人敏 麿さんが、郡司成忠(しげただ)大尉の孫だから、舟川さんは曾孫にあたる。 
郡 司大尉が1893(明治26)年千島探検に隅田川の言問から出発した縁での「すみ だ文化講座」、今回は二回目だそうで、1896(明治29)年開拓のために千島(占守 (しゅむしゅ)島など3島)に本格的に移住してからの話だった。 
初めて聞くこ とばかりで、興味深いものだった。

 私が聴いていなかった一回目の部分を、緑図書館の資料展や、郡司保子さん の著書『郡司家四百年物語』(新人物往来社)で振り返っておく。 
郡司成忠は、 かの幸田家の二男で、郡司家を継いだ。 
長男幸田成常は相模紡績(カネボウの 前身)の社長、三男は夭折、四男成行が作家幸田露伴、長女延はピアニスト、五 男成友は近代経済史の教授(一橋と慶應)、
次女幸はヴァイオリニストとなり、 それぞれ近代日本の歴史に名を残した。

 1875(明治8)年、日露全権大使の榎本武揚とゴルチャコフによって、樺太千 島の交換条約が締結され、南樺太の権利を放棄するかわりに、千島列島の全て が日本の領有となった。 
1891(明治24)年から翌年にかけ、明治天皇のご沙汰 で、片岡利知侍従の一行が全千島の探検と調査にあたった。 
このことにより、 郡司成忠は、千島探検と殖民の志を更に固め、1892 (明治25)年、周到な千島 列島探検計画趣意書を政府に提出、志願者を募り「報效義会(ほうこうぎかい)」 を組織する。 
だがロシアの反応を恐れた海軍は、表向き公式に応援せず、探 検船も貸してくれなかったので、1893(明治26)年3月20日郡司大尉の一行84 名ほどは、
払い下げられた端艇(ボート)5隻の「北航艇隊」で、隅田川から北千島 占守島を目指して出発する。

 一行は途中八戸沖と白糟沖で2隻が遭難し、19名の乗組員を失って、ボート での千島行きを断念、軍艦や民間汽船の協力でエトロフ島、シャスコタン島、 占守島に到着し、越冬している。 
政府は、報效義会に占守、阿頼度、幌筵(ほ ろむしろ)の3島の10年間貸与と徴兵免除の恩典付与をした。 この第一次報 效義会による探検と調査の時代は、1896(明治29)年8月まで3年5か月続く。
293名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/27(月) 21:53:53.14 ID:OvxPuorW0
>>291
中野本のレポです。
アマゾンのレビューで星ひとつが増えていました。
http://www.amazon.co.jp/review/R1UUP9KYDEVJTI/
294名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/28(火) 10:05:19.76 ID:yF2oBdtm0
>>293
星ひとつは、「TPP反対」に反対、なのか。共産党のドグマとは違うな。

話はそれるが、研究史上福沢とプラグマティズムを結びつけたのは、
田中王堂。慶應内部では小泉仰。

福沢と水戸学を結びつけたのは…、知らん。これは中野剛志のオリジナル
なのかしらん。水戸学と福沢は対極だと普通の人なら思うだろ。
295名無しさん@お腹いっぱい。:2012/02/29(水) 10:44:06.13 ID:NShZQsC20
http://shisly.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-ddb6.html
叙勲という名の格づけ

秋の文化の日を前に今年もはなやかに叙勲がおこなわれている。やはり「天は人の上に人をつくらず」の福沢諭吉だけに徹底している。
福沢は「政治と教育とは分離す可し」という信念をもっており、学者の権威はあくまで尊重されなければならない、と述べた。
そのため学者が世俗的な栄位で格づけされことを憂慮していた。その最もあらわな逸話がのこっている。
大槻文彦による国語辞典「言海」が完成して出版祝賀の会のあった明治24年6月のこと、諭吉にも出席して祝辞を述べるように依頼があった。
そして、諭吉もいったんそれを承諾したが、伊藤博文の祝辞が最初にあることを知って、祝辞だけをおくって出席しなかったという。叙勲にも反対している。

「車屋は車を挽き豆腐屋は豆腐を拵えて書生は書を読むというのは人間当たり前の仕事をしているのだ。
その仕事をしているのを政府が誉めるというならば、まず隣の豆腐屋から誉めて貰わなければならぬ」(福翁自伝)王貞治や吉永小百合の文化功労賞は国民だれでもが知っている人だけにわかりやすい。
政府はこれでは誰も文句あるまい、といいたげである。いかにも幼稚な選考だ。
野球や女優を生涯かけて尽力している人が偉いなら、ほかの分野にもいるはずだ。ただ知られないだけの違いである。
スポットの当たる人にさらに栄位を与えるのは名声を利用しようとする下心があるとしか思えない。隣の豆腐屋に賞をあげたい。
296名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/01(木) 07:33:37.38 ID:dwkp/l8PO
立派だね
297名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/02(金) 05:55:51.79 ID:2YAa5tJ20
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言われている、人は生まれながら貴賎上下の差別ない。けれども今広くこの人間世界を見渡すと、賢い人愚かな人貧乏な人金持ちの人身分の高い人低い人とある。その違いは何だろう?。
それは甚だ明らかだ。賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由ってできるものなのだ。人は生まれながらにして貴賎上下の別はないけれどただ学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるのだ。」

298名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/02(金) 08:32:32.75 ID:dRzdhVb/0
>>297
ま、コレは福沢が設立に関与した中津市学校の宣伝文だからね。
洋学という自分たちの学問分野を習得すれば道が開けるというのは、当然だわな。
299名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/02(金) 21:41:30.64 ID:dm2NsW25P
学問のすすめの初編は慶應義塾自体の宣伝文としても読まれた
300名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/03(土) 00:55:45.18 ID:KGJ0GIKq0
現代語訳 福澤諭吉 幕末・維新論集 (ちくま新書)
は読んでみたいね。

しかし、『唐人往来』とか『時事小言』とかもっと現代語訳で読みたい著書が山盛りなんだがなあ。
301名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/03(土) 02:04:10.89 ID:KD+V+q2k0
>>300
ちくま新書の『現代語訳 福澤諭吉 幕末・維新論集』ですが、
『士人処世論』を収録するとは、かなりマニアックな選択ですね。

士人處世論
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_title.php?id=106
302名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/03(土) 11:51:24.17 ID:A0bpie250
福沢諭吉4 件の著書「学問のすゝめ」を、今どきの子ども向けに分かりやすく解説した「こども『学問のすすめ』」が好評だ。
著者の斎藤孝・明治大教授は「『学問のすゝめ』は、人が学び続けようという気力が湧くスイッチになる本」と話す。
「学問のすゝめ」は明治時代の大ベストセラー。
福沢は独立の気概の必要性を繰り返し書いており「その気概を、今の子どもにも持ってほしい」と斎藤教授。
人として自立した上で、国という船のこぎ手として日本を背負うような大きな気持ちのことだという。

http://www.topics.or.jp/worldNews/worldCulture/2012/03/2012030201002218.html
303名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/03(土) 12:35:27.63 ID:/4uf46N6O
すすめにまで現代語訳が必要なのか!
304名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/03(土) 13:31:13.14 ID:A0bpie250
>>301
ちくま新書の本は、本屋で平積みされるから面白そうですね。
一般人にとっての福澤イメージ刷新にも結構影響力のありそうな本ですな。
305名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/03(土) 15:47:06.59 ID:y/E6SpTvP
安川さんなんかは内心腹立たしいだろうな
306名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/03(土) 22:28:09.39 ID:A0bpie250
この本、かなり面白そうだが、置いている所が少ないね。

福沢手帖 (福沢諭吉協会)
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00216663

http://books.google.co.jp/books?id=IIkSAQAAMAAJ&q=%E9%8F%91%E6%9C%A8%E8%AA%A0&dq=%E9%8F%91%E6%9C%A8%E8%AA%A0&hl=ja&sa=X&ei=JRtST_3GPK2emQX10sThBA&ved=0CGQQ6AEwCTgy
奥平昌邁 316 212 5 8542 5 51114 ?田' I '五郎金杉大五郎 82 鏑木誠(誠安)
76 鎌田栄吉 28 #川島屋 54 川村純義 35 北川礼弼 83 北里柴一二郎 77 木村喜毅(芥舟)
17 清岡邦之助 65 金玉均 36 金原明善 45 草間時福 29 栗本鋤雲 78 #黒川剛 1 ー小泉
307名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/04(日) 07:45:50.90 ID:cHDYyG+OO
福澤手帳は会員制
308名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/04(日) 19:22:30.60 ID:Zb++zmSX0
独立のすすめっていうタイトルなんだけど、学問のすすめの現代語版が出てた。
読んでみたけど、かなり読みやすくなってて一般人の入り口になりそうな感じ。
そのまま現代語っていうより、更に入りやすい感じかな。
マイナーな出版社だから、大きい書店じゃないとないかもしれない。
出版社張っとくね。

http://www.rosetta.jp/index.html
309名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/04(日) 20:56:18.06 ID:FKl7d9xI0
>>308
情報ありがとうございます。ロゼッタストーンという出版社なのですね。

ロゼッタストーンの書籍:独立のすすめ-
http://www.rosetta.jp/books/book012.html

オンラインで「立ち読み」ができるそうです。

福沢諭吉「独立のすすめ」は、
Adobe Flash Player による一部ページの「立ち読み」ができます!
http://www.rosetta.jp/books/book012t.html

アマゾンにもありました。

独立のすすめ―名著「学問のすすめ」より現代に生かせる知恵を再編集
http://www.amazon.co.jp/dp/4947767111/
310名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/04(日) 21:32:31.78 ID:Zb++zmSX0
>>309
ご丁寧な紹介ありがとうございます。
今、手元に本がありますが専門用語の解説も入っており親切な内容でした。
311名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/05(月) 07:28:07.86 ID:ItBZcVk/O
対訳だからロゼッタストーンなの?
312名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/05(月) 10:26:19.84 ID:+0onq8zT0
>>311
違うよう。別に対訳じゃないから。現代語訳ではなく再構成のようだね、>>309は。
313名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/05(月) 15:10:23.66 ID:Ck0bppVa0
>>291
中野剛志『日本思想史新論』、読んだ。
福沢スレなんで最終章だけをとりあげるが、子安批判については妥当と思うが、
どうもオリジナリティがねえ。
この部分は参考文献に上がっている渡辺浩の『日本政治思想史十七から十九世紀』と、
あがっていない西部邁の『福沢諭吉その武士道と愛国心』を下敷きにしているように
思われる。
また、水戸学は狭隘な排他主義ではない、というコアになるところは、
吉田俊純によるようだ。
他の部分も、大幅に他人の論が引用されていて、ようするにつぎはぎ細工。
古学から水戸学へという日本のプラグマティズムの系譜(その延長に福沢がいるわけ)
を強調するあまり、その論の流れに不都合な思想家は切り捨てられている。
横井小楠や佐久間象山といった朱子学から実学へという系譜には、まったく触れていない。
これはまずいだろ、と…。
結論だけ言えば、別に悪いというわけではないが、どうも優秀学生の卒論みたいな感じだ。
同じ東大教養学部出身の與那覇潤の朱子学再評価のほうが、
はるかに地に足がついている。
中野と與那覇、同い年くらいかと思っていたら、與那覇のほうが
8歳も年下だった。オソロシいほどの早熟。
314名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/05(月) 19:20:36.34 ID:7yX/2umc0
まあ、慶應義塾の塾生には水戸藩出身者もかなり多いがのー。
紀州、長岡、薩摩、土佐あたりの佐幕藩が多いのはいわずもがな。

櫻岡 力(水戸藩)
http://homepage3.nifty.com/NAHKI/sakuraoka/riki.htm

更に後期水戸学のエースである、小宮山綏介は慶應義塾大学の教師かつ時事新報の記者だったし。
http://bdke.econ.keio.ac.jp/psninfo.php?sPsnID=12
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%AE%AE%E5%B1%B1%E7%B6%8F%E4%BB%8B
315名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/06(火) 07:29:16.21 ID:hY9jxU8R0
>>314
大日本史を完成刊行させた石河幹明・高橋義雄を初め、
渡辺治・伊坂直幹も水戸出身。

石河の弟子の富田正文も水戸中学OB。
316名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/06(火) 17:02:24.96 ID:oZ+xD0VY0
>>314
あの小宮山派の重鎮の直孫か。尊王攘夷派ではないほうの、穏健派だ。
317名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/07(水) 01:41:10.65 ID:i2scJiNs0
>>304
『現代語訳 福澤諭吉 幕末・維新論集』 (ちくま新書)が出てました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4480066535/

現代語に翻訳した山本博文さんは、同じちくま新書から
『現代語訳 武士道』 (ちくま新書)
http://www.amazon.co.jp/dp/4480065652/
を出した人です。
NHKの「100分 de 名著」でも『武士道』の解説をしていましたね。

新渡戸稲造『武士道』 2012年2月 (100分 de 名著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4142230115/

名著10 新渡戸稲造『武士道』:100分 de 名著
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/10_bushido/index.html
318名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/08(木) 07:21:34.64 ID:aSsmFFENO
山本訳本は面白そう
319名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/08(木) 15:21:45.02 ID:2nImdHL30
ちくま新書読みたいけど最近忙しくて本屋へ寄る暇がねえ
誰かレポよろ
320名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 07:50:11.34 ID:MYLKsyK90
>>319
アマゾンで送料無料で送ってもらえるよ
321名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 15:39:01.52 ID:+Mg+sVDe0
『福沢諭吉「官」との闘い』の小川原正道さんが、去年文春で予告していた、福沢の政治思想に関する学術書を来月に出すみたい。

福澤諭吉の政治思想 小川原正道

▼明治国家と対峙する、もう一つの政治構想。
近代日本政治史・思想史におけるその重要性にもかかわらず、今日にいたるまで十分な検討が行われてこなかった福澤諭吉の
議会論、憲法論、天皇論、外交論、華士族論、宗教論を分析。これらの領域にあらわれた彼の政治思想の構築過程と構造を論じ、
同時代から後の時代にわたる反響、明治政府との相剋を多くの新資料に基づき明らかにする。政治構想をめぐる理論から実践へ――
生涯にわたって粘り強く政治にかかわり、変化しつづけた福澤を描き出す、若き俊英による創見に富む一書。
ttp://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766419306/
322名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 16:11:40.73 ID:MYLKsyK90
>>321
おお、こりゃ面白そうだ。でも、300ページに盛り込みすぎでは?
まー見てみないと分からないがな。
323名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 16:13:48.20 ID:zazOrWyb0
小川原さんの「官」との闘い』は福沢と明治政府との熾烈暗闘な(諜報戦)を、
おそらく初めて詳細に解明した良書だけど、政府がプロイセン流の政府を
目指していたことをことさら強調していた点や、福沢VS明治政府の図式を
強調するあまり、明治政府内の意見対立、特に伊藤博文と山県有朋の政党や
議会政治をめぐる意見の対立を軽視している部分があるのが引っかかった。
324名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 16:32:11.00 ID:m1GrM/rn0
井上馨なんかは福沢寄りだった
325名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 16:37:32.10 ID:zazOrWyb0
伊藤之雄『伊藤博文』などによると、伊藤は例のヨーロッパでの憲法調査では、イギリスにも約2ヶ月滞在して
調査しているし、晩年まで政党と議会政治に否定的な考えを持っていた山県有朋に対し、伊藤は途中で考えを
改め、日清戦争期には自由党と提携し、失敗したが改進党とも提携を模索、ついには福沢の最晩年に
旧自由党系の憲政党と伊藤系官僚を中心に自ら政友会を創立し、瀧井一博『伊藤博文』によると、
創立後の全国遊説では、19世紀イギリスの代表的な政党政治家のディズレーリの発言を度々引用して
総裁(党首)のリーダーシップや政党運営のあり方を論じているなど、決してイギリス流を否定していない。
それに、福沢を監視していた政府のスパイというのは、警視庁つまり山県の牙城の一つである内務省の人間だから、
「福沢と「官」との闘い」という小川原さんの図式は間違いではないにせよ、イギリス流の福沢VSプロイセン流の明治政府
より、福沢VS政府内の山県系官僚閥という図式のほうが、より正確なものだと思う。伊藤の例が示しているように、
明治政府全体がイギリス流の国家を拒絶して福沢を危険視していたわけではないだから。
326名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 16:45:22.84 ID:MYLKsyK90
>>325
つまり小川原さんには、当時の政治状況の描写に事実の単純化がある、と?
327名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 16:59:51.88 ID:K27wHOqP0
>>326
明治政府内部の政党や議会に対する意見の相違、特に
伊藤と山県の対立を軽視して、明治政府全体が福沢を敵視・監視
していたかのような論調になってる部分があるのは否めないと思う。
>>325 の記述の繰り返しになるけど、福沢を監視していた政府のスパイは、
警視庁つまり山県の権力の牙城の一つである内務省の人間だし。
328名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 20:16:23.05 ID:FVa7wLJS0
『慶應義塾入社帳』を今日、県立図書館に行って借りようとしたら禁帯出だった!
ムカつくから古本買おうかな。
329名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/09(金) 20:24:31.54 ID:FVa7wLJS0
>>321
明治政府では田中不二麿なんかが、福澤諭吉の教育ブレーンだった。
が、井上毅という最強のブレーンが伊藤博文には居た。

そこに、井上馨(長州閥)や寝返った九鬼隆一、金子堅太郎なんかが憲法草案に参加するんだから
福沢には勝ち目は無かった。
330名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/10(土) 19:39:00.44 ID:28YkJIR30
木戸なんかは福沢派だったみたいだがね。
長州人はいかんせん頭が悪すぎるのが多いからねえ
331名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/11(日) 02:28:15.28 ID:WmA9yWwX0
http://kbaba.asablo.jp/blog/2006/10/27/576406

まだ、河北展生さんの「幕末10年間の学塾経営の苦心談」の続きである。 
文久3(1863)年、二年交代の江戸詰家老として出府していた奥平壱岐は、 藩主昌服に子がなかったので、
伊予宇和島藩主伊達宗城(むねなり)の三男儀 三郎(のりさぶろう)を奥平家の養子に迎えた。 
中津藩最後の藩主奥平昌邁 (まさゆき)となったのがこの儀三郎である。 宇和島は開国論の薩摩とも仲 がよく、中津の国元で攘夷論が沸騰し、家老を辞めさせる運動が起こる。 
文 久3年5月、壱岐免職(奥さんは憤慨して(恥じて、という説もある)自殺)。 
のちに壱岐は薩摩藩と連絡を取り、勝海舟が仲立ちになって、薩摩に千石で迎 えられる話も出たが、中津藩の反対で駄目になった(慶應2年)。

文久3年、福沢に新銭座からまた鉄砲洲に戻れという話が出て、秋ごろ奥平 家の中屋敷に引っ越す。 
五間続きの長屋一棟を福沢塾に与える厚遇は、単に 奥平昌高の隠居所が空いたというだけではない。 
文久3年8月、京都で薩摩 藩と宇和島藩を中心とする武力クーデターが起こり、薩摩はご隠居昌高と、宇 和島は養子儀三郎と関係がある。 
奥平壱岐の政略を防ぐために、福沢を呼び 戻す意図があった。

翌元治元年、福沢は中津に帰省、小幡篤次郎ら6人の青年を連れて来る。 
その前年には『写本 西洋事情』を書いていて(元治元年5月に写した写本が発 見された。『西洋事情』の刊行は慶應2年冬)、そこには学校のあり方が書いて あった。 
ヨーロッパには学校のない所はない、政府が建てるもののほかに社 会人が金を出し合ってつくる学校(平人、社中を結び学校を建て)、小学校から 大学校まで段階的に教育している、など。 
ロンドンで松木弘安と大きな本屋 に行き、小学校の教科書を見て、科学的な教育のステップを知る。 再度のア メリカ行きの目的は、学校の教科書を買うことにあった。 
福沢は、私立の学 校を作りたいと思い、医学や造船学でなく社会科学的なものを勉強する必要を 感じていて、これからの洋学の先端を切ることになる。 
ロンドンでの発見は、 福沢の生涯を大きく決めた、と河北展生さんは語った。
332名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/11(日) 20:24:34.74 ID:X8n6d8nxP
>>331
たまにはためになる情報を張るんだね
333名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/12(月) 11:39:00.50 ID:P4UiC6CK0
第二話は森銑三さんという歴史家のおはなし。
森さんはこれは井原西鶴の一代女、五人女、永代蔵は西鶴が書いておらず
、西鶴が書いたのは「一代男」だけである、と言い切ったのだそう。
この説に全く反応はなく、報われた人生だったとは言いがたい森氏。
でもこの説はトンデモではなく、実は『好色一代男』以外の本には
どこにも本人の著名がないのです。
そして「一代男」には使われていないのに他では使われている語句がある。文体も違う。
しかし西鶴自体が研究の対象になりにくいこともあり、今日も無視され続けているのでした。

これは面白かった!!!
一旦定着した歴史がいかに覆されにくいかという一例。
もっとこうした説が注目されるべきだと思います。
平山洋先生の本は認めたがらない人達もいるけど、反応がある分まだマシなんだなぁ…。

http://aoimon.blog7.fc2.com/blog-entry-2350.html
334名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/12(月) 16:06:14.58 ID:MT1nm7Ep0
TPP中野氏の本読んだよ

経済史の人としては十分だね  面白い 
福沢に関しては、日本式儒教思想?の影響、
その辺の入門入り口として、新書としての役割果たしてるというか

丸山真男以降、戦後民主主義ぽいものが曲解してきた仁斎〜福田までの連続性みたいのを、
本来の元に戻そうよ、と
そういう気合みたいのは感じた
335名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/12(月) 16:22:38.63 ID:nl2/pXrN0
>>334
福田って?
336名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/12(月) 19:24:50.39 ID:EqffN1YUO
挙げ足をとんなよ
337名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/12(月) 23:12:31.44 ID:92wrqoYB0
おいらも、今日本屋で中野剛志TPPと『現代語訳 福澤諭吉 幕末・維新論集』 (ちくま新書)を読んできた。

『現代語訳 福澤諭吉 幕末・維新論集』 (ちくま新書)はまあまあの出来。
同じちくまから出ていて、ふと横に中野剛志の『日本思想史新論』があったので読んだのだが、
中野さんは勉強不足だね。福沢の最大の保護貿易論である↓下の論説が入っていない。

> 明治7年12月の『明六雑誌』第26号で、「外国人の内地雑居許す可からざるの論」で、我が国民利益を守るために外国人の内地雑居を許してはならないと主張。
> 外国人の内地旅行を認めるべきであるという西周および津田真道に反論。
> 攘夷論(外国の力を取り入れ、日本が植民地になること防ぐという概念)を唱え、不平等条約の結果、我が国貿易がこうむる不利益を警戒していった。
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%A6%8F%E6%BE%A4%E8%AB%AD%E5%90%89&diff=41065821&oldid=41065812
338名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/12(月) 23:16:54.79 ID:92wrqoYB0
あと、『日本思想史新論』は水戸学と福澤を無理矢理に結び付けようとしすぎ。
こっちの本のほうがよっぽど福澤の思想の根幹が分かるよ。

書籍名 福沢諭吉と儒学を結ぶもの
著者 張建国
出版社 日本僑報社, 1998
http://www.amazon.co.jp/%E7%A6%8F%E6%B2%A2%E8%AB%AD%E5%90%89%E3%81%A8%E5%84%92%E5%AD%A6%E3%82%92%E7%B5%90%E3%81%B6%E3%82%82%E3%81%AE-%E5%BC%B5-%E5%BB%BA%E5%9B%BD/dp/4931490050

西洋思想および西洋社会における諸原理・原則の摂取とその啓蒙から、西洋文明受容のシンボルとされる福沢諭吉。
本書は、福沢の伝統観、特に儒学観について、青少年時代に受けた儒学的な教育を前提として、
伝統的儒学を享受した彼がどのように変化、変容したのかという問題を、事実を追って説明したものである。

福沢諭吉と亀井学の思想 : 福沢における「縦に慣れたる資力」とは何か
http://ci.nii.ac.jp/naid/120000800655/en
339名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/12(月) 23:18:15.46 ID:92wrqoYB0
福沢諭吉と亀井学の思想 : 福沢における「縦に慣れたる資力」とは何か
http://ci.nii.ac.jp/naid/120000800655/en

福沢諭吉は文明開化の第一人者とされる。彼は欧米文明を本格的に輸入した最初の世代であり、そのことをもって評価されることが多い。
しかし、彼のこの業績をたたえるあまり、明治維新以前の日本がまったくの無学であったと解釈することは正しくない。
維新以前の日本における学問の蓄積は、欧米文明の理解に役立ったはずである。福沢自身もこの事実ははっきりと認めている。
従来余り注目されてこなかった彼自身の言葉として次のようなものがある。今日我日本人にしてよく洋書を読み、其巧なるは決して西洋人に譲らざる者多し。
其然る由縁は何んそや。吾人の始て洋書を学びたるは僅に数年前のことなれども、字を読み義を解するの教育は遙に数十百年、
父母祖先の血統に之を伝へたる欺、若しくは全国一般読書推理の空気に浴したるものにして、其横文を読むの力は本来無一物より始造したるに非ず、
唯僅に縦行文に代るに横行文を以てし、縦に慣れたる資力を横に変形したるものゝみ。福沢が言うには、明治の日本人が巧みに洋書を解釈できるのは、
維新以前に日本人が培ってきた学問の蓄積が存在するからである。この「縦に慣れたる資力」があるからこそ、明治以降の日本人は「西洋人に譲らざる」実力を有していた。
この解釈は、福沢自身にも当てはまる。「縦に慣れたる資力」とは、福沢の場合、蘭学修行を始める前に蓄積した学問であった。彼にとってはこの知性こそ、
ウェーランドやバックル、ギゾー、J ・S ・ミルなどの政治・経済思想を価値あるものと判断し、活用せしめた原動力であった。従来の福沢思想研究は非常に精緻なものもあるが、
彼が影響を受けた和漢書も視野に入れた研究は多くない。これまでは、主に西洋思想から福沢の思想を解析する方法が主流であった。
本稿では、福沢における西洋思想の影響は決して否定しないが、彼が洋書と出会う前に影響を受けた政治思想に焦点を当てたい。
福沢は自分自身の漢学について、次のように証言している。殊に私は左伝が得意で、大概の書生は左伝十五巻の内三、四巻でしまうのを、私は全部通読、
およそ十一度び読み返して、面白いところは暗記していた。それで一ト通り漢学者の前座ぐらいになっていたが、体の学流は亀井風で、私の先生は亀井が大信心で、
余り詩を作ることなどは教えずに寧ろ冷笑していた。ここで福沢が言う「先生」とは、独学で亀井学派になった白石照山である。福沢は、十九歳までこの白石の塾で亀井流の左伝学を学んでいた。
漢学者の前座にまでなっていたことから考えても、福沢におけるこの思想の影響は注目に値する。亀井学はその難解さゆえか、戦後日本における漢文学でもあまり分析の対象になっていない。
租裸学の一派として扱われてしまうことがほとんどである。戦後の左伝学においても、亀井の貢献は忘れられている。福沢はその生涯において、「一身独立して、一国独立す」という思想を主張し続けた。
明治二年に個人的書簡で述べ、『学問のすゝめ』や『文明論之概略』ではその詳細な内容を展開し、『通俗民権論』や『通俗国権論』でも同様のことを説いた。
さらに最晩年に書いた『福翁百話』の序言でも「一身一家の独立能く一国の基礎たるを得る」と述べている。福沢の思想は状況により主張の力点が異なるなど、
その本質を捉えにくい面もあるが、国家の独立こそ、生涯にわたってこだわり続けた思想であると言ってよい。洋書から福沢思想を分析するこれまでの研究では、
福沢の言う「国の独立」はどのような源泉から来たものか解明できなかった。彼が読んだとされる洋書の中に、「国の独立」を中心課題とする思想家は、まだ発見されていない。
この事実を踏まえれば、彼自身が「やかましい先生に授けられて本当に勉強しました」と述べる亀井流左伝学の影響は分析する必要がある。
以下、最初に亀井流左伝学を紹介し、この学問と福沢思想の類似性を指摘したい。
340名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/13(火) 02:07:41.62 ID:QDIbgIV50
>>337
ちくま新書の新刊だと、坂野潤治さんの『日本近代史』も面白かったです。

筑摩書房 日本近代史 / 坂野 潤治 著
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480066428/
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巻末のさくいんで福澤諭吉のページを探して読んでみました。
井上毅が福澤系の交詢社「私擬憲法案」と大隈の憲法意見書に反対したことや、
明治十四年の政変のことなどいろいろ書いてあってお勧めですよ。
341名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/13(火) 08:00:50.13 ID:y11gJAhJO
へえ坂野さんまた書いたの
342名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/13(火) 09:19:57.27 ID:jl7rCxAg0
>>339
左伝学というのは、歴史学の一種だよね。中国古代史。
朱子学の名分論とはちょっと違う。
343名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/13(火) 09:42:29.90 ID:n1SJVsGy0
>>339
これなに?

>租裸学
344名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/13(火) 16:54:32.63 ID:lXuHCT/w0
これはチョット恥ずかしい誤植だね
345 忍法帖【Lv=9,xxxP】 :2012/03/14(水) 11:29:18.60 ID:d5ZySseF0
うむ。
346名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/14(水) 14:44:07.77 ID:q/GXDFRN0
坂野さんの『日本近代史』、届いたのでぱらぱらめくっている。
やっぱすごいや。本当に一人で書いたの? ゴーストライターでもいるの?
と思わず疑ってしまうほど。歳をとっても、仕事をやりぬく意志さえあれば、
こうした一貫した著作を完成できるんだな。
347名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/14(水) 22:25:51.49 ID:XVZTWdNG0
>>346
そうですよね。新書で461ページの力作ですよ。
あとがきによれば全部ひとりで書いたそうです。

Amazon.co.jp: 日本近代史 (ちくま新書): 坂野 潤治: 本
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348名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/15(木) 07:34:34.88 ID:9M9JczfTO
前の新書ではボケたかと思ったが
349名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/16(金) 12:37:19.34 ID:MkYA/FeZ0
今日は「脱亜論」掲載127周年。世界情勢は当時とまったく変わっていない!
350名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/16(金) 18:03:43.00 ID:PmK0JM570
人様に薦めるのが学問っていう時点でこいつは小物。
351名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/16(金) 19:21:03.20 ID:9f89SbmMP
>>350
学問のすすめは学校の案内パンフだよ
352名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/16(金) 21:24:53.24 ID:wR2zxJj70
福沢家は浄土真宗らしいね。

http://books.google.co.jp/books?id=cHt2Z-nfDJMC&printsec=frontcover&dq=
%E4%B8%89%E7%94%B0%E4%BB%8F%E6%95%99%E3%81%AE%E4%BB%8A%E6%98%94&hl=ja&sa=X&ei=dFlhT_3QBIaemQWXxsDyBw&ved=0CDQQ6AEwAA#v=onepage&q&f=false
『三田仏教の今昔』
353名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/16(金) 21:26:45.45 ID:wR2zxJj70
ある住職の例.

[quote]

 〔植木等が小学6年生のときに〕預けられた〔東京,本郷の〕真浄寺は由緒ある寺で,寺田慧眼を始め歴代の住職には傑物が多かった.
 特に11代住職の寺田福寿はリベラルなインテリだったらしく,福沢諭吉が支持する朝鮮「独立党」の金玉均をかくまったりする男だった.
 14代住職の慧眼もまた,昭和11年の2・26事件の際には総理大臣の岡田啓介をかくまったりしている.
 秘書官が
「殺されるかもしれませんよ」
と言うと,
「殺されてもかまわぬ」
と答えたというから,なかなかの豪傑坊主だったのだろう.

[/quote]
―――『植木等伝「わかっちゃいるけど,やめられない!」』(戸井十月著,小学館,2007/12/25),p.43▲
354名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/16(金) 21:28:45.19 ID:wR2zxJj70
II 福沢諭吉研究論文 福沢諭吉・井上円了・寺田福寿・小栗栖香頂
http://ci.nii.ac.jp/naid/110000248445

三浦 節夫
Miura Setsuo
東洋大学井上円了記念学術センター
355名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/17(土) 07:15:15.64 ID:ItSC6LN10
>>354
その論文は『福澤諭吉年鑑』23号、31-54頁、1996年12月20日、
に収録されたもののようです。

福澤諭吉年鑑 23, 31-54, 1996-12-20
慶應義塾大学
356名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/17(土) 08:21:38.70 ID:NpiNvjYC0
金玉均はヤンパンには珍しく仏教徒だった。
日本が独立党を支援した背景には、朝鮮への布教とその結果としての
親日化があった。
357名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/17(土) 17:25:39.60 ID:a8JLKvNq0
浄土真宗は戦後にアメリカに加担して国家神道問題を複雑化させた元凶なので、
現在のそいつらは信用できないっす

まあ福沢本人は神仏自体はどーでもいいって人だろうけど
358名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/17(土) 20:37:41.42 ID:bSoI2ts+O
ヤスクニは日蓮宗もキリスト教も反対だろ
359名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/18(日) 13:32:09.85 ID:kZXxT2tB0
慶應義塾大学仏教青年会(三田仏教会)の創立会員になったのは
http://books.google.co.jp/books?id=cHt2Z-nfDJMC&printsec=frontcover&dq=
%E4%B8%89%E7%94%B0%E4%BB%8F%E6%95%99%E3%81%AE%E4%BB%8A%E6%98%94&hl=ja&sa=X&ei=dFlhT_3QBIaemQWXxsDyBw&ved=0CDQQ6AEwAA#v=onepage&q&f=false
『三田仏教の今昔』



牟田舗麿・西山是端・大久良俊・川瀬良丸・高木義菩・龍澤哲・南荘隆成・中山了運・梅原融・有川貞憲・斎藤教聞・能海寛・桑門環
菅学応・弓削俊證・阿部彗水・華園敷江・吉野精順・樹谷淳孝・石堂文英・佐藤俊龍・藤田順道・推尾朝麿・白川謙致

東京駒込の真浄寺の住職・寺田福寿を迎えて定例会は泉岳寺を利用した。
360名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/18(日) 14:00:57.56 ID:WkU8cY0/0
来月出る予定の小川原さんの新刊では、脱亜論に限らず、
より幅広く福沢の外交論を取り上げてを分析するみたい。
361名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/18(日) 19:18:47.62 ID:Sij+bJbdP
>>360
ご本人から聞いたの?
362名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/18(日) 20:51:40.44 ID:1kSuB/vo0
>>360
情報ありがとう。それは楽しみですね。もいちど貼っておきます。

福澤諭吉の政治思想
小川原 正道 著

▼明治国家と対峙する、もう一つの政治構想。

近代日本政治史・思想史におけるその重要性にもかかわらず、今日にいたるまで
十分な検討が行われてこなかった福澤諭吉の議会論、憲法論、天皇論、外交論、
華士族論、宗教論を分析。これらの領域にあらわれた彼の政治思想の構築過程と
構造を論じ、同時代から後の時代にわたる反響、明治政府との相剋を多くの新資料
に基づき明らかにする。政治構想をめぐる理論から実践へ――生涯にわたって粘り
強く政治にかかわり、変化しつづけた福澤を描き出す、若き俊英による創見に富む一書。

http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766419306/
初版年月日:2012/04/19

発売日の4月19日が楽しみですね。
363名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/18(日) 22:25:19.27 ID:3/IOroC/0
>>362
先行研究に対してどの程度のオリジナリティがあるかが値打ちを決めるだろうな。
要領のよいまとめでは意味がない。前著の延長上ということから推測して、
明治政府内部の秘密文書などを素材にして逆に福沢の思想を照らし出す、
という方法がとられているのだろう。
読者を唖然とさせるような新機軸が打ち出されているのを期待。
364名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/19(月) 00:06:15.84 ID:fAIIvvPa0
アマゾンで『現代語訳 福澤諭吉 幕末・維新論集』(ちくま新書)の
カスタマーレビューが投稿されていました。

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 85点, 2012/3/12
By Ajax - レビューをすべて見るレビュー対象商品: 現代語訳 福澤諭吉 幕末・維新論集 (ちくま新書) (単行本)

三河武士の精神と武士道の在り方を論じた『痩我慢の説』と
士族反乱における江藤新平、西郷隆盛を弁護した『明治十年丁丑公論』は福沢の著書の中では
歴史好きの一般人であればよく知られているものである。

ということで、この本の神髄は『士人処世論』と『旧藩情』にある。
結論から言えば、どちらも体制に対する福沢の反骨精神を誘導するものであり、
『旧藩情』は豊前中津藩の身分制、『士人処世論』は明治新政府の官尊民卑への糾弾であった。

とはいえ、福澤諭吉の著書で、現代語訳で読みたいものは他にも膨大にある。
第2、第3の続編・『福澤諭吉 幕末・維新論集』の発表を期待する。
特に、『兵論』、『時事小言』、『唐人往来』などは現代語訳で読みたい著書のひとつである。
----
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4480066535/

このAjaxさんというレビュアーは
中野 剛志 (著)『日本思想史新論』(ちくま新書)のレビューもなさって
います。

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11 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 不勉強である。, 2012/3/12
By Ajax - レビューをすべて見るレビュー対象商品: 日本思想史新論: プラグマティズムからナショナリズムへ (ちくま新書) (新書)

福澤諭吉は保護貿易論者であるが、
『明六雑誌』第26号(明治7年12月)の、「外国人の内地雑居許す可からざるの論」が入っていない。

これは、外国人の内地旅行を認めるべきであるという西周および津田真道に反論。
日本が植民地になること防ぐという論説で、不平等条約の結果起こる不利益な貿易から日本を守れとするもので
経済ナショナリストの根源的な言説と言われているものである。

これを入れ忘れるとは、少々不勉強ではなかろうか。
----
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4480066543/

「入れ忘れる」って参考文献に入っていないと言いたいのかな?
365名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/19(月) 16:24:40.14 ID:66imlDst0
>>364
中野さんのレビューについて、入れ忘れるとは、
言及していないのがいけない、ということでしょう。

福沢については最後のほうにちょこっとあるだけなので、
はたして言及していないからいけないと言えるかどうか。
366名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/19(月) 17:03:24.70 ID:66imlDst0
こんな本が出ていたのか!

政治評論家・福沢諭吉その朝鮮評論

著者/訳者
高城幸一/著
出版社名
文芸社 (文芸社)
発行年月
2011年11月
サイズ
213P 19cm
販売価格
1,470円
367名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/20(火) 00:09:55.17 ID:X7jNX/3b0
>>366
その本は前スレで報告されていました。誰か読んだ人はいるのかな?

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/12(土) 14:11:40.57 ID:yuyjcp7f0
政治評論家・福沢諭吉 その朝鮮評論  高城幸一
ttp://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-11063-9.jsp
368名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/20(火) 19:20:14.87 ID:gHsHquhkP
>>367
アマゾンレビューでは★5つが二人だね
369名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/20(火) 22:41:14.85 ID:LPRn3tso0
>>368
情報ありがとう。どちらのレビューも好意的ですね。
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/428611063X/
370 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/03/21(水) 16:08:00.55 ID:8MHBrer/0
大阪市北区に中津って地名があるのは、中津藩と関係あるんだろうか
371名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/21(水) 17:01:57.86 ID:bDIf8oZm0
>>370
無関係。
豊前中津の地名の起こりは、「なかつしょう」(この「つ」は「の」と同じ意味)で、
大阪中津はおそらく埋め立てられる前に「津」(湊)があったため。
372名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/22(木) 21:03:27.05 ID:59bamr3y0
西部邁ゼミナール初めての画期的なBookレビュー
思想家・会澤正志斎「新論」に刮目!
江戸時代から継承される儒学の思想「古学」について
中野剛志氏と西部邁氏が戦後の知識人が見逃している
視点を大いに語ります。

■現代に求められる国家戦略、国の思想
■尊皇攘夷のバイブル会沢正志斎の新論とは何か
■TPP、開国叫ぶ改革論者の馬鹿さ加減
■戦後の日本人を支配する開国物語
■この危機を乗り超える日本の思想

中野剛志「この本をこそ読むべし」西部邁ゼミ2011年3月10日放送
http://www.youtube.com/watch?v=SVVTrc8yZzI&feature=player_embedded

中野剛志
京都大学大学院工学研究科(都市社会工学専攻)准教授。 
1971年(昭和46年)神奈川県生まれ、1996年(平成8年)東京大学教養学部教養学科(国際関係論)卒業後,
通商産業省(現・経済産業省)に入省、2000年(平成12年)英エディンバラ大学大学院に留学し,政治思想を専攻、
2001年(平成13年)同大学院より優等修士号(Msc with distinction)取得、2003年(平成15年)論文‘Theorising Economic Nationalism’が
イギリス民族学会(ASEN)Nations and Nationalism Prizeを受賞、
2005年(平成17年)エディンバラ大学より博士号(社会科学)取得。
373名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/22(木) 21:38:24.59 ID:6x1sodLJO
でも新論が実用主義というのは?
374名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/23(金) 01:01:26.57 ID:WWImQcW20
>>372
アマゾンで中野剛志さんの『日本思想史新論』のカスタマーレビューを
見てみたら、11件に増えていました。

11レビュー
星5つ: (3)
星4つ: (3)
星3つ: (0)
星2つ: (0)
星1つ: (5)

星1つが5件で、ぼこぼこにされています。

http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4480066543/
375名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/23(金) 08:29:32.00 ID:5blPS5Ay0
↓の批判方法は、だれかとそっくりだ!

142 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 なぜこんな議論しかできなかったのか?, 2012/2/8
By dendellarue - レビューをすべて見るレビュー対象商品: 日本思想史新論: プラグマティ
ズムからナショナリズムへ (ちくま新書) (新書)
TPP反対で有名な中野剛志が、伊藤仁齋、荻生徂徠、會澤正志齋、福澤諭吉を論じた書。
とりあえず関心があった福澤諭吉を論じた章を読んだが、中野は以下のどれかだろう。

 1.『文明論之概略』の本文を通読せず、子安宣邦が論じた箇所辺りだけチラ見した。
 2.『文明論之概略』の本文を読んだが、理解できなかった。
 3.『文明論之概略』の本文を読んだが、自らの立論に不都合だったので、無視した。

 上記のどれかと思い至った理由は馬鹿馬鹿しいのでくどくどしく述べないが、中野が批判
的に取り上げている子安の『日本ナショナリズムの解読』と『文明論之概略』本文とを対照さ
せて読み、かつ、『文明論之概略』の「巻6第10章 自国の独立を論ず」も読めば、自ずから
明らかになるだろう。一言でいえば、子安が誤読している云々と批判している箇所の読みが
悉く間違っているのである。

 考えるに、中野が間違った原因は、思想史研究の基本が理解できていなかったことにある。
一人の思想家でも、年を経れば説が変わる。特に時事問題にコミットメントする福澤のような
思想家は、説が変わるのだ。『文明論之概略』の42歳の福澤と『帝室論』『尊王論』の49歳、
55歳の福澤とでは皇統に対する考え方が変わってきている。子安が『文明論之概略』を引い
て福澤が「国体論の文明論的な脱構築」を行っていると言っているのは、『文明論之概略』の
世界の中での話だ。それを中野が後年の『帝室論』『尊王論』を引いて、そんなこと福澤は言っ
て無いじゃあないか、と言っているのは辻褄が合わない。中野が『文明論之概略』をマジメに
読んでいたら、福澤の説が変わったと気づいたはずなのだが。

 ということで、残念ながら★は1つ。こんな調子では福澤の章以外も推して知るべし。
 中野は尊皇保守思想家として売り出したいのだろうが、粗雑な議論では、贔屓の引き倒しに
なる。より一層の研鑽努力を望む。
376名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/23(金) 08:37:22.61 ID:5blPS5Ay0
377名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/23(金) 10:39:02.56 ID:byctHH140
>>375の批評を書いたdendellarueなる人物が何者か関心がもたれて、
推測してみた。中野より年上で、彼に教えを垂れることができるくらいの
年齢。ひょっとして近世儒学の研究者、ということから絞り込んで、

   黒住真 東大教養学部教授 

じゃないか、と勝手に推測した。
 民青系の東大倫理学科出身ということは子安宣邦の後輩にして、
中野の師匠にも当たる。ハズレかな?
378名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/23(金) 12:23:49.70 ID:IhuegiPb0
高城幸一の「政治評論家福沢諭吉その朝鮮評論」読んだ。
井田平山を使わないのはいいが、石河の伝記を無制限に援用している。
あと、杵淵信雄との違いが分からない。

出来栄えから言って星5つではないだろ。
379名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/24(土) 02:10:45.99 ID:xOV034a90
>>376
このdendellarueさんのコメントはすごいね。
さすがによく勉強しているなあ。
このdendellarueさんに坂野潤治(著)『日本近代史』(ちくま新書)のレビューも
してほしいね。
380名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/25(日) 08:35:37.89 ID:ZKtfjoD10
>>379
たかがアマゾンで、と言う気もするが、こうなってくると
すごい情報源になってきたね。
何でも手に入るし。
381名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/25(日) 14:10:47.98 ID:Hl5G0L+uO
中野さんの専門は思想なの?
工学部所属みたいだけど
382名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/25(日) 17:08:42.68 ID:TVxyqOTc0
>>381
京大のプロフィールを見ると、中野さんの所属は、
京都大学大学院工学研究科(都市社会工学専攻) 准教授
になっていますね。工学研究科って工学部なのかな?

中野 剛志 准教授 京都大学 都市社会工学専攻 藤井研究室
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/index.php/fujiilab/nakano.html
383名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/25(日) 20:04:19.62 ID:rykQ15qSP
>>382
どういう経緯で京大に採用されたんだろう?
384名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/26(月) 00:40:32.43 ID:vqiz0rPG0
福沢諭吉にちなみ、中津の慶大進学者に奨学金
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120325-OYT1T00225.htm

大分県中津市の中津城を運営する福祉事業会社「千雅」(埼玉県ふじみ野市)は24日、
慶応義塾大に進学する県立中津南高出身の2人に奨学金として、20万円ずつ贈った。

中津藩出身の福沢諭吉が慶応義塾を創設したことにちなんで新設した奨学金制度で、返済義務はないという。
同社は2010年8月、中津城天守閣を購入。奨学金制度は「故郷と全国に貢献できる人材になってほしい」と願いを込めて創設したという。
20万円は入学金に相当する。

(2012年3月25日12時32分 読売新聞)
385名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/26(月) 00:42:51.70 ID:vqiz0rPG0
今週の本棚:川本三郎・評 『佐幕派の文学史−福沢諭吉から夏目漱石まで』=平岡敏夫・著
http://mainichi.jp/enta/book/hondana/news/20120325ddm015070034000c.html
◇「敗者」が切り開いた明治文学を読み直す明治文学は、佐幕派の文学だった。

その太い論理で明治文学を読み直してゆく。面白い。熱がこもっている。佐幕派びいきの人間としては、研究書でありながら、
一貫して佐幕派寄りのこの文学史に興奮を禁じ得なかった。これほどいい意味で偏(かた)よった文学史も珍しい。
佐幕派とは、いうまでもなく、日本の近代の命運をわけた戊辰(ぼしん)戦争の敗者、つまり、薩摩、長州藩を中心とした官軍に敗れた、幕府側のこと。
近代を敗れた側として迎えた。
明治文学を担ってきた多くの文学者は、よくよく見れば、大半が、この敗れた佐幕派に出自を持つ。著者はそのことに着目し、
敗れた人間たちこそが明治文学を切り開いてきたのだと力説してゆく。文学とは、敗者のよりどころであることが分かってくる。

著者に教えられるままに明治文学を振返れば、明治の文学者、文人には、実に佐幕派が多い。敗れた幕府側の人間たちである。
たとえば福沢諭吉は、「痩我慢(やせがまん)の説」で、旧幕臣(佐幕派)でありながら明治維新後、薩長の主導する新政府に仕官し(それも出世し)た勝海舟と榎本武揚を激しく指弾した。
徳川幕府に仕えた人間が新時代になったからといって、おめおめと旧敵に仕えていいのか。在野であるべきではないのか。
いうまでもなく、そう峻烈(しゅんれつ)に勝と榎本を痛罵する福沢は、佐幕派の豊前中津藩(大分県)の下級武士の出身。
新政府に出仕することなく、在野の思想家として官尊民卑の風潮と戦った。

さらに夏目漱石がいる。『坊っちゃん』は、一般に明治の明るい青春小説と語られるが、よく読めば実は佐幕派小説である、と著者はいう。
主人公は、東京から松山(小説中はそれと明示されていないが)の中学に赴任してきた、「これでも元は旗本だ」という佐幕派。
彼と共に学校の管理体制と戦う数学の先生「山嵐」は、戊辰戦争で最後まで戦い、そして敗れた会津藩の出。「うらなり」も佐幕派、松山の士族の出。
つまり漱石の『坊っちゃん』は、まぎれもなく「佐幕派小説」である。坊っちゃんを可愛がる、かの清(きよ)も、出身は佐幕派と教えられると、なるほどと納得せざるを得ない。
さらに明治文学の主要作家である北村透谷、山路愛山、尾崎紅葉、幸田露伴、樋口一葉、国木田独歩の出自をよく見ると、すべて佐幕派(旧幕派)であるという。
この事実には改めて驚く。まさに明治文学は佐幕派の文学だった。文学というものが、本来、敗れてゆく者の拠であるから当然といえば当然のことだが、
ここまで近代日本文学史を敗者の側に寄り添って語った研究書は珍しいのではないか。

明治初期の政治小説として文学史上有名な『佳人之奇遇』の著者東海散士は会津藩士の子。
当然小説のなかでは戊辰戦争に敗れた会津藩の苦難が語られる。明治文学は当初から佐幕派の文学だった。
また、本論とは少しずれるが、樋口一葉が、翻訳で出版されていたドストエフスキーの『罪と罰』の影響を受け、『にごりえ』を書いたのではないか、という推論も面白い。
純文学の話だけでなく、司馬遼太郎の『燃えよ剣』や、藤沢周平原作で、映画にもなった『たそがれ清兵衛』まで「佐幕派」の視点から熱っぽく論じられている。
考えてみれば、日本文学の大きな柱である時代小説もまた「佐幕派」の文学である。彰義隊で戦った祖父を持つ子母沢寛が、『新選組始末記』を書いたことで佐幕派を復権させたことにそれがあらわれている。
386名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/26(月) 00:44:41.05 ID:vqiz0rPG0
Web東奥・天地人20120314
http://www.toonippo.co.jp/tenchijin/ten2012/ten20120314.html


「学問のすすめ」を書いた福沢諭吉と、江戸城を平和的開城に導いた勝海舟の喧嘩(けんか)は有名だ。
「幕臣なのに新政府に仕えるとは、やせ我慢のできないやつ」。福沢がこう言えば、海舟も「金もうけのうまい山師のようなやつ」と一刀両断する。
とても傑物同士のやりとりとは思えない。

それでも、海舟は晩年に養子にした精(くわし)(徳川慶喜(よしのぶ)の末っ子)を福沢が創設した慶応義塾に入学させ、こう言った。
「これで福沢もわしの気持ちが分かったろう」。
それを聞いて、福沢も大いに喜んだらしい(「明治・大正・昭和史 話のたね100」)。

お互いに評価し合っていても、喧嘩になることがある。外ケ浜町と今別町の広域消防今別分署の運営費負担割合をめぐる対立が本紙をにぎわした。
こちらは互いに町のため、町民のための主張がぶつかり合っているから複雑だ。

財政再建中の今別町が支出を抑えたいと思うのは当然だ。外ケ浜町が飛び地の三厩地区住民の安全を守る分署員を減員したくないとするのも分かる。
が、私憤で喧嘩した福沢と海舟が分かり合えたくらいだ。公のことで起きた両町の対立が解けないはずはなかろう。

 三厩と蟹田を結ぶ外ケ浜町の循環バスが新年度から中間にある今別町に停車しないという。
病院通いの今別町民が不便になるのは明らかだ。「外浜(そとがはま)」は平安期に歌枕として都人(みやこびと)の憧れを掻(か)き立てた。
西行も<みちのくの奥ゆかしくぞ思ほゆる壺(つぼ)の石ぶみそとの浜風>と詠んだ。対立やバスの素通りは西行憧れの地に似合わない。
387名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/26(月) 19:45:11.68 ID:CfZxtedYP
海舟はもともと一橋家の家来だものな
388名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/26(月) 23:39:57.46 ID:pjGJ7WQt0
BS時代劇『陽だまりの樹』(手塚治虫・原作)が放送開始だそうです。

 第一回「若き獅子たち」 4月6日(金)放送スタート
 よる8時〜8時43分 BSプレミアム (毎週金曜日・連続12回)
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/hidamari/

適塾の場面では福澤諭吉が登場するけど誰がキャストなのかな?
389名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/27(火) 01:23:11.47 ID:BlawuTX90
『陽だまりの樹』はいい漫画だったなあ。
NHKでドラマ化されるんだね。
390名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/27(火) 01:41:18.38 ID:yF1cgxKR0
>>389
藤田東湖は津川雅彦さんが演じるようですね。

愚直なほど幕府に忠誠を尽くす万二郎と、女にだらしないが、情に厚い良庵が、
幕末、戊辰戦争、明治維新という時代の流れの中、藤田東湖、福沢諭吉、
西郷隆盛ら歴史上の人物たちとの交流を経て、成長し、友情を深めていく姿を描く。
2人が思いを寄せるおせき役に女優の黒川芽以さん、万二郎が敬愛する水戸藩の
政治家・藤田東湖役として俳優の津川雅彦さんが登場。
http://mantan-web.jp/2012/01/15/20120114dog00m200031000c.html
391名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/28(水) 01:53:14.58 ID:xNYzZzck0
アマゾンで中野さんの『日本思想史新論』のレビューが追加されていました。
星四つでした。★★★★☆

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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 著者独自の視点から斬り込む江戸〜明治初期日本思想, 2012/3/24
By Redwing - レビューをすべて見るレビュー対象商品: 日本思想史新論: プラグマティズムからナショナリズムへ (ちくま新書) (新書)

著者の専門は経済ナショナリズムであり「国力論」に示された
経済思想史に係る研究が思考の基礎となっている。
日本思想史新論と銘打たれた本書もそのような学理的視点に立った著者
によるものである点に留意して読む必要がある。

すなわち新古典派に代表される理論経済学を批判的に検討し
「理論」から「現実」を断罪するのではなく、「現実」からスタートして「理論」を
実践的に組みなおすという思考が著者の底流に流れており
日本思想の古典を読み直すにあたっても、「現実」における「実践」=プラグマティズム
を重視した著者独自の解釈が本書では示されることとなっている。

何のことはない「自分の頭で考える」という至極当たり前のことが示されているのであって
古典を古典として単純に持ち上げるのではなく、著者なりの同時代性を組み込んだ
視点で全体の記述が進んでいる点が売りである。

伊藤仁斎、福沢諭吉等本書に取り挙げられた江戸〜明治初期の思想家については
それぞれ専門的な研究業績の多くあるところであるので、細部においては強引な読み方が
なされているのではないかという疑義も残る。そもそも伝統的には危険思想として
まともに読むこと自体が忌避されてきたものもある。
しかしながら、著者による新たな切り口はそのようなバイアスを取り払い
広く流布した戦後日本の思想状況にこそ問題があるのだ、と
思考の転換を読者に要求するものとなっている。
よって、著者の論理展開および解釈を、鵜呑みにすることなく、
著者と対話するつもりで読むのであれば、有益な思考実験の機会となりうるだろう。
----
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4480066543/
392名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/28(水) 08:54:11.74 ID:qaTTDpvCO
西部邁の子分だね
393 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2012/03/28(水) 21:11:29.74 ID:Zc1Rdr0S0
てst
394名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/29(木) 19:21:46.30 ID:peOqVRyV0
陽だまりの樹は地上波でも放映するの?
395名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/31(土) 08:54:56.91 ID:xC2ZXWhSO
明日から4月か
396名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/31(土) 12:20:21.61 ID:fRTxZa8a0
四月の福沢関連著作は、やっぱり小川原本?
397名無しさん@お腹いっぱい。:2012/03/31(土) 17:04:51.92 ID:ff/d8dza0
>>396
はーい!小川原本に期待大でーす。wktk

慶應義塾大学出版会 | 福澤諭吉の政治思想 | 小川原正道
http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766419306/

福澤諭吉の政治思想 ▼明治国家と対峙する、もう一つの政治構想。
近代日本政治史・思想史におけるその重要性にもかかわらず、今日に
いたるまで十分な検討が行われてこなかった福澤諭吉の議会論、
憲法論、天皇論、外交論、華士族論、宗教論を分析。
398 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/04/01(日) 19:25:40.82 ID:PsJTTFa30
陽だまりの樹で、手塚良庵を担いで髷を切ろうとするエピソードは入らないのかな
399名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/01(日) 20:05:28.96 ID:nmeT9X+N0
>>397
ちょっと盛り込みすぎかな。軽くならないか心配。
400名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/01(日) 20:40:16.94 ID:nmeT9X+N0
ところで、これ ↓ ホント? 

http://www.kjpro.co.jp/blog/?uid=2&ymd=2008%2F10%2F29
401名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/03(火) 07:31:35.12 ID:XUjf0GlQO
小川原本、社説の扱いはどうなんだろ
402名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/03(火) 08:01:23.21 ID:mN77rbkN0
tes

403名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/04(水) 08:52:25.26 ID:md71aCl5O
小川原本の範囲からいって、署名入りだけでは書けないよね。
404名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/04(水) 10:59:55.38 ID:BAyu8N1n0
>>403
前作で平山さんの『福沢諭吉の真実』を参照していたから、同書を始め
平山さんの研究を踏まえつつ、自身でも無署名の社説の執筆者の検証をして、
そこから本当の福沢の思想の抽出・解明をしていると思う。福沢の思想を正確に
解明するには、無署名の社説とその執筆者の推定は不可避だろうし。
405名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/05(木) 07:10:04.24 ID:gJYUNs6XO
福沢の朝鮮論説じゃ無視されていたがな
406名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/06(金) 22:22:43.86 ID:zkQC8Zcg0
なんだか過疎だな
407名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/07(土) 20:28:10.69 ID:VoOVf5/e0
『諭吉の流儀』の感想が再開されている

http://aoimon.blog7.fc2.com/blog-entry-2393.html
408名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/08(日) 01:24:03.50 ID:dNmwZoNp0
早稲田の校歌ってイェール大学のパクリなんだって?
本当なら恥ずかしい事だね。
409名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/08(日) 07:41:32.41 ID:YGyjsLbZ0
>>407
売れていない本なのにな w
410名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/08(日) 08:02:27.77 ID:wRJY0l1h0
ロシアにスパイになるよう勧誘されそうになったこともあるらしいな。

 今のロシア、シナ、朝鮮その他もそういう工作をしているんだろう。
411名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/08(日) 11:03:59.94 ID:8fJ7iiPsO
もちろんだ。ハトヤマもペルシャの美女にメロメロ
412名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/08(日) 20:53:25.37 ID:jbbfcIB20
こいつ何も成し遂げてないよな
過大評価されすぎ、学問のすすめも国策の売り出し
言ってる事とやってる事が全然違う、屑の中の屑
こいつが一万円である事が恥ずかしい・・・
413名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/08(日) 21:29:08.55 ID:yTShfMsO0
>>410
ハニートラップですね。

>>411
それを言うなら、橋本龍太郎が中国の女スパイに引っかかった
ハニートラップが有名ですね。
414名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/08(日) 21:40:35.23 ID:yTShfMsO0
>>409
今ではオンラインで読めるからジャマイカ?

『諭吉の流儀―『福翁自伝』を読む』 その3
四六 露国に止まることを勧む
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/fukuzawas_style/03/#id_1_6
415名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/09(月) 00:46:18.35 ID:DupZkqxOO
学問のすすめは初版20万部、最終的には350万部
現在の人口比で見ると1000万部以上
大体明治初期じゃ文盲多いだろ、そう考えると更に異常
416名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/09(月) 07:24:15.30 ID:qpHNCN98O
みんな読んでいた、という感じだろうな
417名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/09(月) 21:30:56.85 ID:2XQ/4Ppo0
学問のすすめの大まかな内容
封建制打破
自由主義の奨励
愛国心の喚起

・学問のすすめの内容は、1870年以前の欧米で既に行われていた事
・そして、まさに当時の日本がこれから行うとしてた事
・天は人の上〜は、アメリカ独立宣言からとったものとされる
・その一方で、国の予定にない国民の政治参加について言及なし
・当時の日本に言論の自由はない
・役人であった福沢諭吉
・あまりにも不自然な発行部数=官民一体のAKBゴリ押し

したがって、学問のすすめは、国策の売り出しだと、ゴリ押しだと推測する、反論ある?
418名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/10(火) 06:57:31.41 ID:KnnK4sAO0
>>417
明治18年に旧東京大学が帝国大学に改組されるまではそうだった。
以後は急激に官学尊重へとかじが切られる。
419名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/10(火) 15:20:43.88 ID:SgBcjIX60
その帝大の初代総長の渡辺洪基は、慶応出身つまり福沢門下なんだよな。
教育でも、官学より私学重視を主張していた福沢だから、総長就任によって、
渡辺と福沢の師弟関係は壊れなかったのだろうか?
420名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/11(水) 06:40:03.05 ID:J2ClZIcf0
中国でも知られるようになったんだな
http://www.jsina.com/view-524-1.html
421名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/11(水) 16:56:25.87 ID:hniyqY1C0
>>419
それは大丈夫だったんじゃないの?

ところで、信州福澤については決着がついていないらしい。
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/tour_of_11_shinsyuu_fukuzawa_places/
422名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/12(木) 19:17:19.25 ID:e7xP/ovBO
でどこなんだ信州福沢
423名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/14(土) 13:18:22.48 ID:6dTZYbzM0
小川原本の情報は?
424名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/15(日) 16:24:31.88 ID:QsouAAqf0
福沢の祖先の出身地は長野県茅野市

http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000083454
425名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/16(月) 07:14:51.68 ID:ON0ArLko0
小川原本以外に近々福沢関係本は何か出そう?
426名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/18(水) 08:25:52.35 ID:LYXyjIoF0
837 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2012/04/17(火) 23:13:49.91 ID:J4AXPG6L0
クズ崎が「良心的近代史家」とヨイショしている安川寿之輔は、
『時事新報』の無署名論説の執筆者推定一つろくにしないまま、
「福沢諭吉はアジア侵略主義者」とかいう珍説を今も著書や講演で
バカの一つ覚えのように叫んでるけど、学界では完全に無視されっぱなしだし。
論争した平山洋さんの著書とは対照的に。
427名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/18(水) 20:36:43.74 ID:A73RN+DN0
>>426
安川の意見にはそれなりのニーズがあるからな。信じているアホもいるんだろうよ。
428名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/19(木) 07:22:09.49 ID:/0HtlpvjO
なぜ福沢先生が良い人であってはいけないの?
429名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/19(木) 09:03:36.47 ID:T+z7YwkW0
>>428
よい質問 w
430名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/19(木) 23:58:21.72 ID:EJS8OU/J0
>>428
それは福澤先生が近代日本の資本主義発展の貢献者だからですよ。
資本主義を否定したい人にとっては、福澤先生が良い人であっては
ならないから、何が何でも悪人に仕立て上げる必要があるのですよ。
431名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/20(金) 08:38:42.58 ID:exsrD4050
>>430
なぜ資本主義を発展させたら批判されないといけないのかと
432名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/20(金) 10:38:04.58 ID:I41AFyVu0
小川原本はもう出たの?
433名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/20(金) 13:41:11.17 ID:AAyKtmDO0
434名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/20(金) 20:10:44.85 ID:aytAi6cF0
>>433
もう出ているのか。このスレ的書評もすぐにカキコされるな。
ここの批評はきっついからねー。
435名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/20(金) 23:05:06.44 ID:+9EMVCI00
>>434
小川原本はアマゾンでも発売中のようです。

Amazon.co.jp: 福澤諭吉の政治思想: 小川原 正道: 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4766419308/

ちなみに、アマゾンの登録情報では明日(2012/4/21)が発売日になっています。
436名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/21(土) 08:29:12.50 ID:+pY8e/zd0
>>435
ありゃ、総ページ数が少なく記載されているぞアマゾンでは。
ここでどんな評価がなされるのかについても興味深深。

華族論や皇室論について時事新報無署名論説が無制限に
使われているようなら、その信憑性について疑問が呈されるハズ。
437名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/22(日) 19:04:18.24 ID:V5C3ByHZ0
>>436
小川原本を読んだ人はレポよろしくね。
438名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/23(月) 09:17:30.02 ID:rFJwp0zF0
自分で購入するという当然の行動を、なぜしない?
439名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/25(水) 08:23:02.28 ID:NbVEkRQi0
2012. 4. 7..

済州海軍基地建設反対! 沖縄−済州、日本−韓国平和連帯行動


賛同者と 賛同団体(順不同)


いのうえしんぢ(福岡県・所属団体名 Fight for Your Life)

パク・ムンジェ(北韓医療支援 在米医師)

ぺ・トンノク(北九州市)

マリア 神田千草

安川寿之輔(不戦兵士・市民の会) 


・・・って、沖縄の基地批判はかまわないが、済州島の基地建設反対は、内政干渉に
なるんじゃないか?
440名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/25(水) 09:41:46.97 ID:twScfO0o0
>>439
公人が言う場合だろ。内政干渉というのは。
441名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/26(木) 02:25:29.41 ID:7SVgmGGp0
安川はなんで北朝鮮の批判をしないんだ?
442名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/26(木) 07:25:48.17 ID:54GWBWXDO
支持しているから
443名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/27(金) 07:49:39.22 ID:uW5Z/qgE0
>>439
この行動は明確な北韓への利敵行動。
国家保安法違反。
韓国で販売中の「アジア認識」は、回収処分されるはず。
444 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/04/27(金) 20:25:41.01 ID:D8VVEa9B0
>>398
諭吉役の役者より諭吉本人の方がイケメンだな
445名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/27(金) 22:08:57.39 ID:df3Umtvx0
>>444
だれですか諭吉役
446名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/28(土) 07:13:20.19 ID:PnCjXgJT0
>>445
444ではありませんが崎本大海
悪くはないが迫力は足りないか
447名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/28(土) 09:36:35.10 ID:JC/WBzFZ0
>>446
たしかに線が細すぎるかな
448 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/04/28(土) 16:55:09.42 ID:vzvv4aVN0
線も細いし、狭量っていうか大物感もない
449 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/04/29(日) 19:15:10.75 ID:EdBal96y0
>>448
せめて、もっと愛嬌というか笑える感じがあればいいんだが…
主役級を食うわけにもいかないんだろうが
脚本にもよるんだろうけどね
450名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/30(月) 10:55:29.44 ID:xh3vUpaTO
最強の諭吉役者は?
451名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/30(月) 11:15:20.68 ID:qWvj9jRL0
アジア侵略のイデオロギー提供した人。
452名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/30(月) 13:55:34.94 ID:ezdEZ85r0
「花神」のときは誰だったか
453名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/02(水) 06:01:44.42 ID:diqyCp6+0
>>452
入川保則
村田蔵六役の中村梅之助との相性は良かった気がする
諭吉主役では中村勘三郎が演じてたな
454名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/02(水) 06:43:16.18 ID:JEDTi1K00
>>452
がん闘病の人か
昨年末になくなった

芸暦が長い、いろんなのに出ている人だね
455名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/03(木) 17:31:16.17 ID:ZE4Qkwid0
福沢諭吉の遺体はミイラになっていた。昭和52年に墓を改装することになり掘ってみたら、土葬の棺が地下水に浸っており遺体がそのままの姿で残っていた。
子孫の意思で調査はされず、そのまま火葬されてしまったとのこと。
456名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/04(金) 18:17:32.27 ID:0jYKGlt7O
検分すれば何か分かったの?
457名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/06(日) 10:47:40.74 ID:sbZDQb8/0
例えば脳の状態とか。
458名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/06(日) 14:42:17.30 ID:DKz3WKE30
脳梗塞の病変がどれくらい広がっていたか、わかったのかな。
失語症にからんで関心がもたれるところだ。
459名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/06(日) 18:40:26.52 ID:5P/jWFgT0
>>438
誰かゴールデンウィーク中に小川原本を読んだ人はいないのかな?
460名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/06(日) 23:00:24.44 ID:GJQciCHGi
>>458
鳥羽・伏見の戦い以後は鉄砲隊の銃撃戦、砲撃戦になったので武士道もヘッタクレもないだろう。
461名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/07(月) 07:23:56.25 ID:W2rVFPe9O
誤爆?
462名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/07(月) 19:16:31.82 ID:ObpR1+4/0
>>459
とりあえず図書館に希望図書として申請はしておいた
463名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/07(月) 23:05:29.95 ID:LdRVrW4/0
>>462
同じく、図書館に申請済みで、ただいま入荷待ちです。
464名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/09(水) 01:56:51.97 ID:oBPXMy8M0
>>458 失礼いたしあした。
465名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/09(水) 19:16:57.87 ID:Redg6xm20
学術書は高いからなー。官との闘い、くらいの値段なら手も出るんだが
466名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/10(木) 01:50:07.47 ID:69XGiVmQ0
>>465
そうですね。
小川原本を買うくらいなら、東京都の尖閣諸島寄付金に寄付したほうがいいかも。

http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/senkaku.htm

受付方法
下記の金融機関への口座振込みにより受付いたします。
みずほ銀行 東京都庁出張所(店番号777)
口座名「東京都尖閣諸島寄附金」
普通預金 口座番号 1053860

http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/senkaku_kifu.htm

東京都尖閣諸島寄附金 受付状況
件数 総額
23,402 件 314,599,779 円
平成24年5月8日入金確認分まで
467名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/10(木) 09:55:14.78 ID:fgETTy6h0
>>466
都のお金を使わないでも購入できそうですね
468名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/10(木) 13:30:44.16 ID:QOF694Ej0
諭吉さんは血を見るのが嫌いで外科手術を見物して失神したらしいな。
469名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/10(木) 16:38:10.49 ID:TpjMuBiD0
>>468
欧州外遊中の話だったかな。
470名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/12(土) 03:27:50.43 ID:5EBnEMlk0
>>469
ロシアでの話ですね。
----
露西亜(ロシア)に滞留中、或(あ)る病院に外科手術があるから見物せよとの案内に
箕作(みつくり)も松木(まつき)も医者だから直(す)ぐに出掛ける。私にも一処に行けと無理に
勧めて連れて行かれて、外科室に這入(はいつ)て見れば石淋(せきりん)を取出す手術で、執
刀の医師は合羽(かつぱ)を着て、病人をば俎(まないた)のような台の上に寝かして、コロヽ
ホルムを臭(か)がせて先(ま)ず之(これ)を殺して、夫(そ)れからその医師が光り燿(かがや)く刀(とう)を執(とつ)
てグット刺すと、大造(たいそう)な血が迸(ほとばし)って医師の合羽は真赤になる、夫れから刀
の切口(きりぐち)に釘抜(くぎぬき)のようなものを入れて膀胱(ぼうこう)の中にある石を取出すとか
云(い)う様子であったが、その中に私は変な心持になって何だか気が遠くな
った。スルト同行の山田八郎(やまだはちろう)と云(い)う男が私を助けて室外に連出(つれだ)し、水な
ど呑(の)まして呉(く)れてヤット正気に返(かえつ)た。その前独逸(ドイツ)の伯林(ベルリン)の眼(がん)病院でも、欹
目(やぶにらみ)の手術とて子供の眼(め)に刀(とう)を刺す処を半分ばかり見て、私は急いでその
場を逃出してその時には無事に済んだことがある。
----
福翁自傳 - 233 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=116&PAGE=233
471名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/12(土) 07:30:23.23 ID:RLFroTqu0
>>470 カッパとかコロロホルムというところに時代を感じさせるものがあるな。

 あと欧米人の人名にも変なものが多い。
472名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/12(土) 07:54:40.44 ID:ZtOZ3i8b0
>>471
手術着のことかな。
福澤の西洋人名の読み方はローマ字式。
オランダ語ではスペル通りに読んでいたことの名残。
473名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/12(土) 17:41:17.19 ID:jUnR7L960
福沢と勝海舟の不仲は有名な話だけど、何とか2人を和解させようと尽力した
人はいなかったのかな?
474名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/12(土) 20:52:56.19 ID:ZtOZ3i8b0
>>473
そんなことするかな、普通。
475名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/12(土) 22:33:36.08 ID:wxXgT5Hv0
>>473>>474
咸臨丸で遣米使節団が太平洋を横断してサンフランシスコまで航海した時は、
勝海舟が艦長、軍艦奉行木村摂津守が提督で、福澤諭吉は木村の従者だった。

このとき既に諭吉と勝が不仲だったかどうかは不明ですが、もし不仲だった
とすると、木村摂津守が2人を和解させようとしたかもしれませんね。
476名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/13(日) 07:53:11.10 ID:ZYMnwlsB0
>>475
木村の息子は明治海軍で勝の部下だった。
それはそうと、勝栄二郎財務事務次官と海舟は、まったく無関係だそうで。
477名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/14(月) 07:31:20.07 ID:GERWG6dg0
結局福澤の実績と比較して、勝の業績というのは、どうなの?
478名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/14(月) 20:02:09.97 ID:bgm+1IXLO
大言壮語の自伝だけ
海舟よ
479名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/15(火) 01:45:14.94 ID:0NkkCrXv0
>>477
諭吉は学者で、勝は政治家。

諭吉が『瘠我慢の説』を公表してもいいかどうか手紙で問い合わせると、
勝は以下のように答えた。
----
行蔵(こうぞう)は我に存す、毀誉(きよ)は他人の主張、我に与(あずか)らず我に関せずと存候。各
人え御示(しめし)御座候とも毛頭異存無之(これなく)候。御差越(さしこし)之御草稿は拝受いたし
度、御許容可被下(くださるべく)候也。
----
明治十年丁丑公論・瘠我慢之説 - 86 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=119&PAGE=86
480еёжЭЮЯабЧЦХЛθ γδεζηθ Eleonora de' Medici.:2012/05/15(火) 08:28:14.54 ID:0theVzPPO

今年末 2012,12 に お札は $(弗・dollar)に替わる。

Noth-to-la-Da・Vinteの世紀末とは?

A(E)rena Oda Medici Lanc.Vint.Yokohama
Freemasonrey & Microsoft USA co.tp.
天皇家 織田 繪璃奈(横濱・野島えり)
481名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/15(火) 21:36:00.82 ID:ZI1p2ZssO
なんだ
482名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/16(水) 01:02:07.70 ID:rd/uK6q20
>>477
安藤 優一郎さんの
『勝海舟と福沢諭吉―維新を生きた二人の幕臣』日本経済新聞出版社 (2011/4/16)
http://www.amazon.co.jp/dp/4532167841/
を読むべし。

今ならアマゾンで中古品: ¥ 240 + ¥ 250(関東への配送料)で売ってますよ。
http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/4532167841/ref=dp_olp_all_mbc?ie=UTF8&condition=all
483名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/16(水) 07:01:24.62 ID:ujpHfHYb0
>>482
けっこう評判になっていたよねあの本。
484名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/16(水) 20:00:02.70 ID:610Pbab30
小川原本はどうだったんだよ!
485名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/17(木) 18:11:34.51 ID:FArB4Q5w0
安川とは違った観点から福沢を批判した本がもうすぐ出るみたいだな。福沢だけを扱った本ではないけど。

朱子学化する日本近代 小倉紀蔵
>>福澤諭吉―丸山眞男らの近代日本理解を批判。通説を覆す気鋭の問題作!
ttp://www.fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=1260
486 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2012/05/17(木) 21:55:19.62 ID:U48eOfTJ0
福沢諭吉の教訓集「一日一訓」が完成
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_133687199435.html

中津市内の主婦ら約20人でつくる「中津を粋にする集い」(小野節子代表)が、壁掛けタイプの福沢諭吉(1835〜1901)の教訓集「一日一訓」を完成させた。
計31の教えを学ぶことができ、約800部作製。1部千円で販売し、来春、市内の中学校を卒業する生徒約800人には無料配布を予定している。

 「中津を粋にする集い」は中津を盛り上げようと、月1回の勉強会を続けている。
郷土の偉人について学ぶうちに「若い人たちにもっと福沢諭吉について知ってもらいたい」という思いが募り、教訓集の製作を決めた。
 掲載した「天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らず といえり」「他の運をうらやむなかれ」などの言葉は、
福沢諭吉協会のメンバーで同団体の勉強会で講師を務めている福田一直さん(86)=同市沖代町=が自費出版した「福沢先生教訓集全21巻」から厳選。
福田さんは「慶応大学を卒業する時、郷土中津で福沢先生の語り部になると決めた。自分の書いた物が広まっていくのはうれしいし、ありがたい」と話す。
 小野代表は「福沢先生は愛すべき郷土の偉人。すてきな言葉がたくさん詰まっているので気軽に学んでもらいたい」としている。
487 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2012/05/17(木) 21:57:08.38 ID:U48eOfTJ0
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/298198

日銀総裁を務めた三重野康さんが理事のころ、一万円札の肖像が福沢諭吉に替わった。
新札1号券を「諭吉の故郷中津に展示したい」と当時大分県知事だった平松守彦さんは三重野さんに頼みに行った(平松さんの本紙「聞き書き」から)

▼2人は旧制大分中(現大分上野丘高)で同期だった。新札をめぐっては争奪戦があり、
1号券は日銀貨幣博物館が保存し、記号違いが中津市に、2号券は諭吉が創設した慶応義塾に、などで決着した

▼日銀総裁になった三重野さんは諭吉とにらみ合う。バブル経済の絶頂期で、諭吉の紙幣の束が羽をつけて舞っていた。
何度も利上げして“バブル退治”に挑み「平成の鬼平」と呼ばれた

▼総裁を退任するとすぐに“心のバブル退治”にも挑んでいる。本紙にこう話したことがある。「論語に『利を見て義を思う』とある。
人として踏むべき道を外れていないかを考えるという意味です」

▼バブル経済が生んだマネー万能の風潮は、道を踏み外しても平気な人も生んだ。その根っこのところに、
三重野さんは、日本人の心の形を縁取ってきた日本語の乱れを重ねて見ていたようだ。「日本語の乱れは日本を滅ぼす」と話していた

▼諭吉らの著作を読むと「日本語力」に圧倒される。三重野さんは日本人の基本を成す漢字文化を引き継ごうと経済界や教育界の有志で漢字文化振興会をつくり、
晩年も全国を回った。先日88歳で亡くなった。


=2012/04/20付 西日本新聞朝刊=
488名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/18(金) 01:13:33.76 ID:HzqXOj2w0
>>485
情報ありがとう。
ググってみると、著者の小倉紀蔵という人はこんな人のようです。

日本の韓国学研究者、哲学者。京都大学教授。
専門は韓国哲学、韓国文化社会論。

小倉紀蔵 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%80%89%E7%B4%80%E8%94%B5

アマゾンによると、発売日は 2012/5/27 のようです。

価格: ¥ 5,775
Amazon.co.jp: 朱子学化する日本近代: 小倉紀蔵: 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4894348551/
489名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/18(金) 10:51:22.55 ID:2R8iaY0o0
>>488
韓国論で有名な人ですね。
490名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/18(金) 10:52:54.23 ID:2R8iaY0o0
>>488
連投
ぱっと見同窓後輩の与那覇潤と似ている感じ。
491名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/20(日) 12:10:55.41 ID:iLRxnW8Z0
>>485
藤原書店か。やっぱりサヨじゃね。東京大学文学部の卒業生なら、福沢を批判するに決まっている! ww
492名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/20(日) 18:51:26.04 ID:iLRxnW8Z0
連投になるかな。このブログ、なかなかスゴイ。感心した。

http://aoimon.blog7.fc2.com/blog-entry-2476.html
493名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/22(火) 01:35:21.19 ID:DjjAqBw20
>>491
Wikipediaによると、小倉紀蔵さんは

『日本の近代化と知識人』、東海大学出版会、2000年2月。ISBN 4-486-01471-5。

という本に、「福澤諭吉における朱子学的半身」という論文を寄稿しているそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%80%89%E7%B4%80%E8%94%B5#.E8.AB.96.E6.96.87

どうやら、この論文を引き伸ばして、今回の『朱子学化する日本近代』藤原書店を
執筆したようですね。
上記の論文を参照してみれば、福沢を批判しているかどうか判ると思いますよ。
494名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/22(火) 07:39:28.99 ID:UiA0ldre0
「ナショナリズムの根拠ー福沢諭吉の場合」 blechmusik.xii.jp
社会 1 user
bt-shouichi 政治学 先程の討論の前の平山の報告「ナショナリズムの根拠ー福沢諭吉の場合」。
面白いけど、「近代化とナショナリズムの政治思想」というテーマとは確かにずれてる。
また報告の題と内容もずれてるような… 2012/05/18

2011年06月22日付管理人へのEメール「米原謙氏に答える」 blechmusik.xii.jp
社会 4 users
bt-shouichi 政治学 政治思想学会での平山洋の発表に対する米原謙のコメントへの応答。
領土の拡張を主張していないというだけでは、福澤先生の「侵略的ナショナリズム」を否定できてない。
「アジア的視点」の返しに至ってはもう論外 2012/05/18
495名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/22(火) 09:07:03.59 ID:BGJ65YIq0
>>492

高橋哲哉が明治維新や靖国神社に批判的なのは
本人が会津出身だから
496名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/22(火) 14:37:29.81 ID:ZWyn5ae70
なんかちがうような

【社会】「なんだあの捏造CG?」 韓国海外向けTVが「H2A」ロケットの「日の丸」「NIPPON」を消す→批判殺到★2
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1337649635/

188 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/05/22(火) 10:46:27.91 ID:1QkY/pwy0 [2/15]
>>120
馬鹿だなお前

平山洋が言ってんだよw
福沢諭吉批判を前線で受けてる反論した塾員学者だよ

左翼学者「福沢諭吉はアジア蔑視」
福沢諭吉信者「脱亜論は福沢諭吉の書いたものではない」

ネトウヨプギャー

244 名前:名無しさん@12周年[] 投稿日:2012/05/22(火) 10:51:20.55 ID:1QkY/pwy0 [3/15]
>>220
平山洋が異説異端かどうか?それだけを答えてもらうか

安川寿之輔は慶應大学でも講演したらいぞ

アジア蔑視の福沢か
アジア蔑視してない福沢か
497名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/22(火) 14:54:32.70 ID:BGJ65YIq0
>>494
侵略的ナショナリズムをどういう意味で使うかによるだろうな。
自分は主権を奪わないかぎり許されると思う。
19世紀にはとくに。

>>496
「脱亜論」を侵略主義と捉えるから、
平山は福沢の真筆ではないとしている、という誤解が生じるんだな。
498名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/23(水) 07:43:23.55 ID:ShqVkCcZ0
脱亜論は日本は欧米国際法を遵守する国になったがこれを無視するシナ・朝鮮とは付き合うな、という主旨だろう。

 今でも十分通用する。
499名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/23(水) 08:02:25.04 ID:Im6yN7TU0
>>498
「付き合うな」と書いてある「脱亜論」を侵略を提唱していると解釈した遠山茂樹の
感性はすごいな。

プロパガンダの天才はやっぱり違う。

しかも実際には「脱亜論」の>後<に、福沢は独立党残党の世話をしているんだけれどね。
つまり付き合いは続けている。
500名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/23(水) 09:01:13.25 ID:8+L5QfHg0
ここにもバカが…

「脱亜論」はホンモノとされているだろ・・・

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20120503/5643098721
501名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/23(水) 12:30:17.72 ID:Im6yN7TU0
原武史明治学院大学教授が、慶應高校から早稲田大学政経学部に
進んだ理由。

「高校まで理科系で、医学部の進学コースに在籍していたんですけれど、
高2・高3の時に丸山眞男の政治思想の本を読んで、「これは凄い」と思う
ようになり、政治学を志すようになりました。
慶應高校から慶應大学の法学部政治学科に進学することが出来ないわ
けではなかったのですが、当時は慶應高校で留年した人が法学部や商
学部へ進学するという傾向があったので、慶應大学の法学部政治学科
に進学しようとは思えなかったんです。そこで、早稲田大学の政治経済
学部に進学しました。」
http://www.ut-life.net/people/t.hara/

小川原正道慶應義塾大学准教授よ、怒れ!
502名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/23(水) 13:59:07.09 ID:3ZYpRkrU0
>>501

丸山真男のあこがれて早稲田の政経?

???
503名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/23(水) 18:42:18.75 ID:/wPk5QsV0
東大文T不合格が抜けているんだね
504名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/24(木) 07:27:35.43 ID:8Aj5Oh2yO
あはは
505名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/25(金) 23:05:42.01 ID:Bd2E0TS00
>>500
追記・訂正されていました。平山本を読まずに平山批判していたようです。

----
安川本は読んだことがあるが、他の二氏の本は読んだことがないので平山の理解が正しいかわからない
----
いつもどおりid:noharra氏ほかに突っ込む(5/3分)(追記・訂正あり)
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20120503/5643098721
506名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/26(土) 11:36:10.28 ID:RbIpL1pt0
日本史リブレット人 76 福澤諭吉と大隈重信 洋学書生の幕末維新 池田勇太著
ttp://www.yamakawa.co.jp/product/detail/2092/
507名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/26(土) 16:32:17.84 ID:WN/qca2l0
>>506
情報ありがとう。93ページで¥ 840ですか。確かに短い物語ですね。

----
出版社 / 著者からの内容紹介

幕末の若き日、かたや洋学者として、かたや尊王の志士として、自らの属する
世界と格闘し、新しい時代を切り拓いていった福澤諭吉と大隈重信。このタイプ
の全く異なる二人の洋学書生がいかなる行路を経て明治の舞台に上がったのかを
たどる、短い物語。
----
Amazon.co.jp: 福澤諭吉と大隈重信―洋学書生の幕末維新 (日本史リブレット人 76): 池田 勇太: 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4634548763/

価格: ¥ 840
単行本: 93ページ
出版社: 山川出版社 (2012/05)
508名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/27(日) 15:27:02.23 ID:HfHPmEav0
時事新報論説集の文庫版がどっかから出ないかのう
509名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/27(日) 21:04:53.28 ID:Q0ainUQs0
>>508
時事新報論説集の文庫版というのなら、むしろ
『修業立志編』の文庫版を出して欲しいのう。
講談社学術文庫あたりから出してくれないかな。
510名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 07:21:59.23 ID:0tF/EsOHO
平山さんが新しい本を出すってさ。政治思想学会情報
511名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 09:35:01.23 ID:Sh+VjZYk0
>>508
昔の岩波の選集にあっただろ
512名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 11:01:25.16 ID:DU5dWa480
福沢諭吉はアジア侵略論者なのか

平山 洋(静岡県立大学国際関係学部助教)著  
シリーズ・人と文化の探究 8
『アジア独立論者福沢諭吉――脱亜論・朝鮮滅亡論・尊王論をめぐって』

?ISBN978-4-623-06346-8 C3321 
?A5判上製カバー450頁
?予価6000円(税別)
?2012年6月刊

福沢諭吉は「一大英断を要す」に見られるようなアジア侵略論者なのか。
作、とりわけ『時事新報』無署名社説の起草者を認定することを通じて、
石河幹明ら周囲の人々の主張と明確に仕分けする。はたして新聞人とし
て読者に伝えようとした福沢の「独立自尊」と「文明政治」とは、いかなる
内容だったのか。本書ではその核心を詳細に論じる。

http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/fukuzawa_asian_independentist/
513名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 14:55:24.18 ID:WgyTnjCm0
>>512
情報ありがとう。シリーズ名を見る限り、版元はミネルヴァ書房のようだね。
514名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 15:02:10.17 ID:OqtVKbuy0
>>512
目次を見た限りでは、今までに紀要やそのHPなどに発表した論文が元になってるみたいだな。
515名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 15:15:32.43 ID:YIOcZBNs0
平山さんはもう安川一派に構う必要はないと思うけどな。平山さんの主張の
方が説得力があることは多くの人が認めている上に、あの手の輩は相手にすると
調子に乗るし。安川本に直接言及しなくても、安川の主張を全面的に否定することは
可能なのは、小川原正道さんの本が証明したしな。
516名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 15:23:08.74 ID:0FGlt02u0
いや、かえって客寄せになるんじゃないか?
ところで小川原本をもう読んだ住人がいるんだな。レポよろ。
517名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 15:30:07.62 ID:Sh+VjZYk0
>>515
言及しないで否定? どうやって?
518名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 15:47:28.78 ID:B65Td8lQ0
>>512とHP自体の目次とを比較してみたら、たしかに全部既発表。
しかもHP上で読める!
新本のページからは飛べないのはご愛嬌 w

1冊にまとめるにあたって、書き換えなんかはあるんだろうか?

無理すりゃおおよそは無料で知ることができるが、
膨大な分量のうえ、ファイルはわざと分割してある。

研究業績としては単著にしないと意味が無い。
本の値段からいって、図書館や研究者向けだろう。

519名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 16:10:19.35 ID:0tF/EsOHO
ホムペではどうなっているの?
ビラにはミネルバからとあるな
520名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 16:20:07.20 ID:DU5dWa480
>>513
あはは、確かに版元の記載がない。誰か通報してやんな。
>>518
そりゃ、商売だからねえ。
521名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 16:39:35.16 ID:B65Td8lQ0
>>520
図書館に「お願い」を出させたいわけだね。
522名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 16:48:42.36 ID:0FGlt02u0
安川のがなりも宣伝の一部ってね。
523名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 17:23:13.88 ID:Sh+VjZYk0
人が集まってきた
524名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 22:32:11.75 ID:rQXqPnkl0
『反・幸福論』を読む幸せ
ttp://www.shinchosha.co.jp/shinsho/editor/2012/610450.html

反・幸福論
佐伯啓思

 本書は、京都大学大学院人間・環境学研究科教授の佐伯啓思氏による小社での初めての著作になります。
 佐伯氏は、『隠された思考』『「アメリカニズム」の終焉』『現代日本のリベラリズム』『自由と民主主義をもうやめる』など、
今までに素晴らしい論考を数多く著され、サントリー学芸賞、東畑記念賞や読売論壇賞など受賞歴も豊富な稀代の思想家です。
 本書では、「なぜ日本人は幸せを感じられないのか」という壮大な問いに、佐伯氏の鋭い眼差しと柔らかい筆致で深く迫っています。
 未曾有の大震災、度重なる政権交代、「正義論」ブームなど最近のニュースを発端に、歪んだ日本人の思考を再考し、生き方の本質を、はっきりと浮かび上がらせてくれます。
 本書の内容を一部記してみます。

・「無縁社会」の何が悪い
・「自由と権利」の追求が不幸のもと
・経済的豊かさが人間関係を蝕む
・格差是正は欺瞞である
・「遁世」だって悪くない
・「ポジティブ・シンキング」は怪しい
・最新技術の「便利さ」を警戒する
・政界に渦巻く「歪んだ権力欲」の正体
・サンデル教授の「正義」は日本人に有効なのか
・福沢諭吉「人間蛆虫論」からの教え
・「徳」や「義」はどうして喪われたか
・「幸せの条件」は他者の中に宿る……
 本書の読了後には、知らず知らずのうちに偽善にまみれていた心や、くすぶっていた疑念が晴れ、喪われた「日本人としての幸福」が見えてきます。
525名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 22:33:40.43 ID:rQXqPnkl0
諭吉の「人間ウジ虫論」
ttp://90351113.at.webry.info/201202/article_7.html

福沢諭吉に人間蛆虫論というのがある。
『宇宙の間に我が地球が存在するのは、大海に浮かべるケシの一粒というも中々おろかなり。
我々の名づけて人間と称する動物は、このケシつぶの上で生まれまた死するものにして、
生まれてその生まれるゆえんを知らず、死してその死するゆえんを知らず、よって来たるところを知らず、去ってゆくところを知らず、
五・六尺の身体わずかに百年の寿命も得がたし。塵のごとく埃のごとくたまり水に浮沈するボウフラの如し。・・・・以下略』

何か分かるような気がするんだなあ。
(これ京都大学大学院教授・佐伯啓思氏の「反・幸福論」にも引用されています。)
526名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/28(月) 22:48:16.67 ID:0tF/EsOHO
それで?
527名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/29(火) 00:22:05.91 ID:3nc7lDNo0
>>512
情報ありがトン。平山さんの集大成になりそうですね。

>>525
佐伯啓思さんの『反・幸福論』の「福沢諭吉「人間蛆虫論」からの教え」は
>>242>>243で既出ですよ。
528名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/29(火) 02:34:29.64 ID:5uK0Kn+o0
>>524
経済的にはもちろん、自由や人間関係的にも豊かであろう京大教授が

>>・「無縁社会」の何が悪い
・「自由と権利」の追求が不幸のもと
・経済的豊かさが人間関係を蝕む
・格差是正は欺瞞である

なんて言っても、説得力が無いな。特に2番目と3番目の主張は、それを言ったらその「経済的豊かさ」と、
「自由と権利」のうち、特に思想信条の自由と言論の自由を享受している己の存在が真っ先に否定されることに
につながりかねないものだというのに。
529名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/29(火) 07:26:15.05 ID:Iv8kMIEk0
>>527
人間ウジ虫論は福翁百話だったかな。時事新報が台湾蜂起民絶滅キャンペーンを
張っているのと同時で、もし福沢が新聞を指導していたとなると、
その真意は台湾人ウジ虫論となる。
530名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/29(火) 11:36:50.74 ID:wcR7dtX40
>>528
京大教授で経済的にも豊かといえるかな
531名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/29(火) 12:37:46.01 ID:Pnxhwn8u0
少なくとも貧乏ではないだろ
532名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/29(火) 13:38:34.38 ID:e/v18h6R0
>>531
貧乏でないことと豊かであることは同値じゃないだろ。まあ佐伯さんは金持ちの部類だろうが。
533名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/29(火) 19:47:42.73 ID:JhkhTJlh0
慶応は福沢の名誉回復に積極的ではないの?
534名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/30(水) 00:03:06.33 ID:tCbsjp5v0
>>533
今度ミネルヴァから出る平山本は、慶応に代わって福沢の名誉回復に
大いに役立つと思われ。さあ、みんなで拡散しましょう!
535名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/30(水) 07:58:58.13 ID:5ZcXZi9k0
これで平山の慶応復帰はなくなったな
536名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/30(水) 09:17:22.18 ID:lBQMP8Il0
まーこの間の慶應国史近世という公募は、完全に磯田人事だと思っていたが、
違っていたからな。磯田は茨城から静岡に行った。
537名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/30(水) 13:44:03.71 ID:pX4LytqS0
>>534
そんなに推しているなら、ここで予約しなよ!

http://honto.jp/netstore/pd-book_25197870.html
538名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/30(水) 13:45:51.24 ID:pX4LytqS0

おや、表題が違っているぞ! どうしたことなんだ?
539名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/30(水) 14:18:58.25 ID:2fauVGOM0
なるほど、>>512のタイトルと>>537のタイトルはかなり違うね。
どちらが正しいのだろう? まさか2冊同時発売ということはあるまい。
540名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/30(水) 14:55:04.97 ID:lBQMP8Il0
>>539
>>512が正解だろう。>>537は仮の題名じゃないかな。
541名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/30(水) 16:32:24.30 ID:2fauVGOM0
>>540
そういうこともあるのか。
542名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/30(水) 18:53:40.13 ID:VpByv0kk0
>>535
なんで?
543名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/30(水) 22:11:09.02 ID:tCbsjp5v0
>>542
それはじゃな、石河幹明を悪玉にしてしまったからじゃ。

福澤諭吉
 ↓
石河幹明
 ↓
富田正文
 ↓
竹田行之

という系譜があるのじゃな。
つまり、石河は福澤の忠実な弟子であり、
富田は、その石河の位牌を継ぐ者である。
その石河を平山は石河悪玉説で悪者にしてしまった。
その結果、石河の弟子である富田は正統性を失ってしまったのじゃ。
それで平山は慶応から排斥されることになったのじゃ。
544名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/30(水) 23:50:58.10 ID:qyQ1BXPU0
「修身要領」と教育基本法(1947年) ― 2012/05/25 02:01
ttp://kbaba.asablo.jp/blog/2012/05/25/6456400

「修身要領」と教育基本法(1947年)のつながりについては、初めて聞いた ので、特に書いておきたい。 
1947(昭和22)年1月、高橋誠一郎さんが、 第一次吉田茂内閣の文部大臣に就任した(同年5月25日まで)。 
在任中「教 育基本法」と「学校教育法」が成立し、戦後のわが国の教育制度(六三制)の 基礎が築かれた。 
5月24日に天皇陛下をお迎えして三田山上で行われた慶應 義塾創立九十年記念式典で、高橋文相は教育基本法が
「修身要領」の精神と一 致していることを述べた(『慶應義塾百年史』下巻2762頁)(高橋誠一郎著『回 想九十年』にも記述があるそうだ)。
式典の後に行われた福沢先生記念講演会 では「福沢先生の帝室論」と題して講演した。

 文部次官を務めた有光次郎さんは、高橋さんが「あんなこと(教育基本法) は戦前の慶應では普通のことだった」、「教育勅語との相違は、皇室の位置づけ (描かれ方)だけ」と言っていたという。

 米山光儀さんの講演後、象徴としての天皇を定めた日本国憲法、教育基本法 と、高橋誠一郎さんの文部大臣就任の関係についての質問があった。 
米山さ んは、武見太郎さんの回想にそれがあるとして、福沢の『帝室論』の理念と象 徴天皇制、そして教育とがリンクしており、それこそ高橋誠一郎さんが文部大 臣になった核心だと述べた。 
天皇陛下が前任の田中耕太郎文部大臣に、民主 主義下の天皇制のあり方、皇室のあり方をご下問になった。 
それを聞いた吉 田茂首相が驚いて、心を痛めているので、武見さんが『帝室論』を見せたとこ ろ、それを熟読して、小泉信三さんに文部大臣を頼もうということになる。 
小 泉さんが戦災の怪我が治っていなくて断り、じゃあ高橋誠一郎さんにお願いし てくれとなった。
(この間の話は、「高橋誠一郎文部大臣と『帝室論』」<小人閑居日記 2007. 6.20.>その他に書いたことがあった。)
545名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/31(木) 06:37:12.33 ID:OgaD2qTjO
へえ
546名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/31(木) 08:55:25.19 ID:IiyBtoCK0
>>543
福沢と石河のどっちが大切なのかと w 
547名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/31(木) 10:09:34.00 ID:xKWgQZh60
前スレの>>969について疑問があるんだけど、
「いずれの社説も福沢が添削することを通例とした」のは何年から何年くらいまでなんだろう?
まさかとは思うが死ぬ直前までそうだったなんてことはないよね
それと、通例というなら例外は何%ぐらいかも気になる
その解説文にはどうもごく一部の傾向を過大視してるような感じがある
548名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/31(木) 10:14:48.59 ID:zgjQWZeE0
>>547
まず前スレの>>969をコピペしてくれい。話はそれからだ。
549名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/31(木) 14:34:33.70 ID:IiyBtoCK0
>>548
おれも気になってやっと探し出してきたぜ。出てこい>>547。礼ぐらいしろ!

969 :名無しさん@お腹いっぱい。 :sage :2011/12/03(土) 19:27:15.12 ID:ahvwqxj20
>>968
『福澤諭吉事典』の「社説の執筆」(194-195頁)には、
以下のように書いてあります。(執筆は都倉武之准教授)

----
 社説のほとんどは無署名であり、いず
れが福沢の執筆であるかは判断しがた
い。しかし、『時事新報』では、「社」の
主義、すなわち福沢が主唱する独立不羈
の立場を共有する「社中」の主義の一貫
性が重視され、いずれの社説も福沢が添
削することを通例とした。元記者たちの
回想によれば、社説には大きく分けて、
@福沢が独自に全文を執筆したもの、A
福沢が論旨を口述して社説記者にまとめ
させ、それを福沢が添削したもの、B記
者が独自に起草し、福沢の校閲を経て発
表されたもの、の三種類があったと考え
られ、当初は@が大方を占めたと考えら
れる。Aを担当した者には、中上川彦次
郎、高橋義雄、渡辺治、石河幹明、菊池
武徳、北川礼弼(れいすけ)、堀江帰一などが知られ
るが、その他にも多数の社説記者が在籍
していた。Bについては社説記者ではな
い記者が起草したもの、国内外の福沢の
知友などから寄せられる原稿もあった。
(中略)
 なお、社説の表記を詳細に検討し、執
筆者を推定しようとする試みも近年行わ
れている。
----
『福澤諭吉事典』(慶應義塾大学出版会、2010年、194-195頁)

この記述では、全ての社説に福沢が関与していて、
「福沢がまったく関与していない社説」(平山さんの
『真実』ではカテゴリーWに相当するもの)が
まったく存在しないことになってしまいます。

平山さんの「2011年7月5日付都倉武之氏宛書簡」でも、都倉さんが
(別の論文「時事新報論説研究をめぐる諸問題」において)
カテゴリーWの社説を想定していないことに対して、同意できない
旨の感想を表明しています。
(p)http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/tokura_2011/#text_body

また、最後の「執筆者を推定しようとする試み」という記載は、
井田さんの『歴史とテクスト』や、平山さんの『真実』で行われて
いる「時事新報論説」執筆者再認定作業のことを指すようです。
しかし、参考文献には井田さんや平山さんの名前は挙がっておらず、
石河幹明『福澤諭吉伝』第三巻の名前だけが挙がっています。
550名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/31(木) 14:55:38.94 ID:QrnowWTO0
>>512
目次を一見したところ
ネットで見れる文章だけしか載っていない?
551名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/31(木) 14:57:16.72 ID:6gVoTbs60
>>549
都倉氏のこの記述だと、『自伝』の、「だんだん遠くなって」とか、
「時々立案」するだけ、とかいう福沢本人の言明と整合しないことになるね。
552名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/31(木) 15:02:24.19 ID:6gVoTbs60
>>550
リンク先の検索窓から各章の題名を検索すれば、どれがオリジナルなのか分かるかもよ。
553名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/31(木) 16:21:25.92 ID:zgjQWZeE0
>>549
おおありがとう! これは力作だね!
>>552
あのマド、そんな風にも使えるのか。
554名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/31(木) 16:49:49.04 ID:IiyBtoCK0
>>551
なるほど、それが>>547が指摘したことか

>>553
どうも
555名無しさん@お腹いっぱい。:2012/05/31(木) 19:13:40.87 ID:OgaD2qTjO
小川原本のはなしは?
556名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/01(金) 06:52:17.52 ID:4pguBlJQ0
>>543
竹田は新著中にも登場するようだ。どんな書かれ方をしているのだろう?
557名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/01(金) 12:54:56.37 ID:CGAt7den0
>>555
新聞雑誌やネット上にはまだ書評は出ていないようだ。そうなると>>515に期待。
558名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/01(金) 15:52:10.74 ID:x258lha70
>>552
なるほど!ありがトン。

「『アジア独立論者福沢諭吉――脱亜論・朝鮮滅亡論・尊王論をめぐって』について」
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/fukuzawa_asian_independentist/
のリンク先(オリジナル)を調べてみました。
第V部の第10章、第11章は該当するタイトルの論説が見つからなかったので、
とりあえず、内容が似ていると思われるリンク先を挙げておきました。

3. 2. 第T部 福沢諭吉とナショナリズム
3. 2. 1. 第1章 ナショナリズムの根拠――福沢諭吉の場合
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/a_reason_for_nationalism/
3. 2. 2. 第2章 福沢諭吉は公金1万5千ドルを横領したか
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h86/
3. 2. 3. 第3章 『学問のすゝめ』と『文明論之概略』
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h81/
3. 2. 4. 第4章 福沢諭吉は朝鮮甲申政変の黒幕か
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/mastermind_or_advisor/
3. 3. 第U部 『時事新報』論説の作られ方
3. 3. 1. 第5章 『時事新報』論説とは何か
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h30/01/#c1
3. 3. 2. 第6章 無署名論説からいかに福沢を見つけだすか
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h30/02/#c2
3. 3. 3. 第7章 『時事新報』の「我輩」たち.――中上川彦次郎時代
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h30/03/#id_1
3. 3. 4. 第8章 『時事新報』の「我輩」たち.――伊藤欽亮時代から福沢捨次郎時代へ
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h30/04/#id_1
3. 4. 第V部 ありがちな批判に答える
3. 4. 1. 第9章 福沢への不当な評価――安川寿之輔著『福沢諭吉の戦争論と天皇制論』と杉田聡編『福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集』
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h29/
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/comment_on_sugita_satoshi_2010/00/
3. 4. 2. 第10章 『時事新報』論説は誰の思想を表しているか 
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/comment_on_sugita_satoshi_2010/06/#I_9
3. 4. 3. 第11章 『時事新報』の論調は、対アジア強硬論一辺倒か
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/comment_on_sugita_satoshi_2010/06/#paren_26
3. 4. 4. 第12章 『福沢諭吉の真実』反響
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h06/
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h62/
3. 5. 第W部 独立自尊と文明政治
3. 5. 1. 第13章 「朝鮮人民のために其国の滅亡を賀す」と文明政治の6条件
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h27/
3. 5. 2. 第14章 誰が『尊王論』を書いたのか
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h31/00/
3. 5. 3. 第15章 石河幹明が信じられない三つの理由――『福沢諭吉全集』「時事新報論集」の信憑性について 
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h95/
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/ishikawa_2011/#text_body
3. 5. 4. 第16章 福沢諭吉における国家と個人
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h91/
3. 6. おわりに
3. 7. 年度別の「時事論集」掲載論説数一覧
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h30/00/#ref
3. 8. 福沢諭吉直筆草稿残存社説一覧
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h71/#id_3
3. 9. 大正版『福澤全集』「時事論集」所収論説・演説一覧
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h17/#article
3. 10. 人名・文献索引

このリストを見てみると、ほとんどオンラインで読めるようですね。
559名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/01(金) 16:55:49.10 ID:4pguBlJQ0
>>558
大幅に書き換えているのかもしれないぜ。
560名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/01(金) 18:43:40.13 ID:a+mMAZkV0
>>558
リンク先、出版社名もいつの間にか入っているし、販売サイトも載っている。
こんなことしたら論文のアップが取りやめにされちゃうんじゃないの?
561名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/01(金) 18:44:03.60 ID:3qnbQdix0
在日特権一覧
●地方税→ 固定資産税の減免
●特別区→ 民税・都民税の非課税
●特別区→ 軽自動車税の減免
●年  金→ 国民年金保険料の免除、心身障害者扶養年金掛金の減免
●都営住宅→ 共益費の免除住宅、入居保証金の減免または徴収猶予
●水  道→ 基本料金の免除
●下水道→ 基本料金の免除、 → 水洗便所設備助成金の交付
●放  送→ 放送受信料の免除
●交  通→ 都営交通無料乗車券の交付、JR通勤定期券の割引
●清  掃→ ごみ容器の無料貸与、 → 廃棄物処理手数料の免除
●衛  生→ 保健所使用料・手数料の滅免
●教  育→ 都立高等学校・高等専門学校の授業料の免除
●通  名→ なんと、公式書類にまで使える。(会社登記、免許証、健康保険証など)
     → 民族系の金融機関に偽名で口座設立→犯罪、脱税し放題。
     → 職業不定の在日タレントも無敵。
     → 凶悪犯罪者の1/3は在日なのに実名では報道されない。
●生活保護→ 家族の人数 × 4万円 + 家賃5万円 在日コリアンは、ほぼ無条件で貰えます。
     → 日本人は孤児だろうと病気だろうと、絶対に貰えない。
     → 予算枠の大半を、人口比率1%未満に過ぎない在日が独占。
     → ニートは問題になっても、この特例は問題視されない。
●住民票→ 外国人登録原票」は通常、一般人では閲覧できない。
       (日本人の場合、債権関係の係争で住民票を閲覧される)
●さらに…→ 生活保護予算の大半は在日だけの特権保護費
562名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/01(金) 19:31:21.30 ID:a+mMAZkV0
>>558
今チラリとリンク先の論文を確認したが、まさに莫大な分量だ。
本当に一人で書いたの、って感じ。
ウィキによると、ここでリンクされているほかに、2004年以来3冊の単行本を刊行しているんだが。
563名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/02(土) 06:16:51.03 ID:LjzBbvnb0
>>547>>549
平山サイトの検索窓を使って「添削」で検索すると、「添削」の用例は14カ所で、
そのうち関係ありそうなのは次の二つだ。

@『続全集』「時事論集例言」
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h44/
「時事新報」の社説中には先生が其趣旨を記者に語って起草せしめられたものもあり、
又記者の草したる原稿を添削して採用せられたものもあるが、
元来先生の筆政は極めて厳密にして、文字は勿論その論旨までも自身の意に適するまで改竄補正を施し、
殆ど原文の形を留めないものもあった。
或は此集を注意して通読する読者は間々生硬不熟なる文字用語を発見することがあろう。
先生の削正は常に一字一句の末にまで及んだけれども、
非常に繁忙の際もしくは印刷の急を要する場合などには多少の字句は看過せられたこともあるが、
併しながらかかる場合は極めて稀れであった。
而して先生の校閲を経て社説に掲げたものでも他人の草稿に係る分はこれを省いた。

A『続全集』「附記」
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h45/
次記の一篇 (管理人による註)は明治四十四年彼の大逆事件のあったとき、
編者が起草して「時事新報」に掲げた社説である。
私は明治十八年時事新報に入り暫くの間は外国電報の翻訳等に従事していたが、
同二十年頃から先生の指導の下に専ら社説を草することになった。
当時「時事新報」の社説は先生が自ら筆を執られ、或は時々記者に口授して起草せしめらるることもあったが、
其草稿は一々厳密なる修正添削を施された上、
紙上に掲載せしめられた。
固より社説記者は私一人のみではなかったが、
私が筆に慣るるに従って起稿を命ぜらるることが多くなり、
二十四五年頃からは自から草せらる重要なる説の外は主として私に起稿を命ぜられ、
其晩年に及んでは殆ど全く私の起稿といってもよいほどであった。

@には添削の時期は示されておらず、Aでは明治20年から明治24、25年ころまでのように書いてある。
564名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/02(土) 15:40:12.94 ID:9JIu7Vp4P
【事件】東大の50代助手を懲戒解雇 無断で外出、研究放棄
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1338563791/
565名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/02(土) 18:09:14.97 ID:LjzBbvnb0
福沢諭吉は外国被れか
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1188066986

誰か答えてやれば
566名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/02(土) 19:24:19.80 ID:iCAgAl8i0
余録:蘭学者、緒方洪庵が大坂に開いた適塾は…
ttp://mainichi.jp/opinion/news/20120602k0000m070111000c.html

蘭学者、緒方洪庵が大坂に開いた適塾は福沢諭吉はじめ幕末から明治に活躍した多くの人材を生んだ。今の大阪大学の前身でもある。
驚くのは諭吉の自伝の回想だ。夏には武家の子弟である塾生らが下帯もせず素裸で過ごしていたという
▲「もちろん飯を喫(く)う時と会読をする時にはおのずから遠慮するから何か一枚ちょいと引っかける、中にも(織り目の透いた薄い)絽(ろ)の羽織を真裸体の上に着ている者が多い。
これは余程おかしな風で、今の人が見たらさぞ笑うだろう」。幕末のスーパークールビズだ
▲勤務中のポロシャツやアロハ、サンダルもOKという環境省のスーパークールビズが今年も始まった。
昨季に続く節電の夏の2年目の試みで、ジーパンも破れていないものなら可、一方ランニングや短パンは不可だという
▲昨年は欧米のメディアでも「服装革命?」と報じられたスーパークールビズだった。
保守的な日本のビジネス風土では普及は望み薄だろうとからかう調子で扱われたが、そもそも日本人が蒸し暑い夏にスーツを着るはめになったのはそちらのせいだともいいたくなる
▲諭吉らは極端だろうが、夏は遠慮なく半裸で過ごした昔の日本人だ。それを来日した欧米人に「野蛮」といわれ、
一生懸命取り入れた「文明」の結果が夏のスーツ姿である。裸には戻れずとも、できる職場はできる程度に日本の夏にふさわしいスタイルにすればいい
▲仕事着だけではない。今年も扇風機に打ち水や浴衣、昔のヘチマ棚に代わるグリーンカーテンなど、
節電でよみがえったレトロな夏の衣食住が話題になろう。むろん下が裸でなければ絽の羽織もいい。
567名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/02(土) 19:28:57.27 ID:gPYiPDDP0
>>546
つまり、福澤の名誉回復よりも、
自身の正統性維持の方が大切ということでしょう。
568名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/02(土) 19:55:42.05 ID:9JIu7Vp4P
>>564

241 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2012/06/02(土) 17:27:28.14 ID:n8hK9bXi0
>>237
永年契約ならまあクビにはならないよ
その代わり昇進できなくて、年下が教授になったりして人間関係が複雑になる。

精一杯やってきただけに、任期有り30代の苦しみは辛いなぁ

242 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2012/06/02(土) 17:29:24.10 ID:K3d2KsM80
国立大の技術職員が来ましたよ。
こういう人ってどこの大学にも居るよね。若い頃、教授と喧嘩して昇進閉ざされて
歳とってもずっと助手とか助教の人って。
569名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/03(日) 07:48:50.72 ID:YX2Ognvx0
>>566 日本人は夏には沖縄人かハワイ人の格好をしていればいいと思う。

 東南アジアスタイルでもよいな。
570名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/03(日) 07:57:59.57 ID:l63SMlcB0
米の日本軍慰安婦の碑撤去の署名【期日6/9】
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/ms/1338202472/352

署名お願いします。このままだと
「日本人が韓国人を拉致して性奴隷にしていた」=真実になってしまいます。
必要なのはメールアドレスと名前だけで、
表示されるのはイニシャル名のみAkira.Sとかです。
571名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/03(日) 09:50:16.59 ID:NNOsTnmn0
小倉紀蔵の『朱子学化する日本近代』(藤原書店)が
生協新刊書コーナーに並んでいたので、さっそく購入して読んだ。
第10章「福澤諭吉における朱子学的半身」が目当てだが、全体のテーマ、
日本近代を思潮の朱子学化と捉える、にも関心があったからだ。

結論から言うと、厚さの割には中身の薄い本だ。

マックス・ウェーバーと丸山の見解のちょうど逆をいうことで、
朱子学に近代化の根本動因を見るというのだが、
根拠は薄弱。

ヘーゲルでも朱子学でもともに言っているようなところを、
とくに朱子学由来として記述しているだけ。

名分論や自然的序列観を朱子学の本質から外してしまえば、
そりゃ、近代化の原動力ともなるが、それらを捨ててしまった残余を
朱子学と呼ぶことが可能か、という点に根本的な疑問が。

肝心の福澤論も、福澤に朱子学的側面があると言ったって、
それはあるでしょう、と言うしかない。
現に学んでいたのだし、西洋概念の翻訳語も、朱子学由来の
ものが多いから。

572名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/03(日) 14:36:58.53 ID:f6icS9bh0
福沢全集の改定に消極的な慶応の姿勢はあまりにも不可解だと思う。
平山説を容れて全集を改訂しても、評価が下落するのは石河(とその弟子の富田)
であって福沢ではないし、慶応にとっては創立者の福沢のほうが石河・富田より
はるか重要な人物だろうに。それに、石河は福沢の一番弟子・忠実な弟子どころか、
不肖の弟子だったわけだから、そのような人物を臭いものに蓋をしてまで守る
必要もメリットも慶応には無いはずなのにな。
573名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/03(日) 17:17:11.70 ID:klL5DMgdP
>>572
慶應としては、評議員会が石河に福沢諭吉伝の執筆を正式に依頼した、
ということがあるから、今さら間違っていました、とは言えないわけでね。
574名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/03(日) 20:23:20.96 ID:NNOsTnmn0
>>572
あと、>>7に書かれていることは、事実としてあると思う。
575名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/04(月) 07:21:29.98 ID:Kcd2QFi6O
勉強になるな、ここ
576名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/04(月) 11:55:22.33 ID:81Jk+2nw0
先週後半の話題の続き。
>>549の都倉准教授による記述は石河の>>563と福沢伝によるらしい。
ということは、もはや目撃者のいなくなった時点での唯一の生存者による証言だ。
>>547の疑問はもっとも、ということになる。
577名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/04(月) 15:17:45.60 ID:EeVDHEhf0
前から思っていたことなんだが、
都倉が平山の問題提起を理解しているようには思えないんだよな
石河の言説を所与のものとして福沢を解説している時点で
福沢の解説として正確さが疑われるのでは。
福沢が論説をどれほど添削してきたかは印象論では語りえないものであって、
量をベースに議論しないと学術的な議論に値しないのではないかね
578名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/04(月) 16:41:01.72 ID:Yl8OzJTM0
>>577
福沢センターは伝記編纂所の後身だからねえ
579名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/04(月) 20:14:18.62 ID:Kcd2QFi6O
学問と遠慮だな
580名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/04(月) 21:29:33.18 ID:HWcsh3lH0
第9回:『時事新報』論説をめぐって(1) 〜論説執筆者認定論争〜
http://www.keio-up.co.jp/kup/webonly/ko/jijisinpou/9.html
----------------------------------------------------------------------
 現行の全集が出来るまでに、福沢の全集は3回編まれている。第1回は福沢
生前の明治31年のもので「明治版」と呼ばれる(『福沢全集』と題し全5巻)。
これは時事論説を収録していない。続いて「大正版」(『福沢全集』と題し
全10巻)、そして「昭和版」(『続福沢全集』と題し全7冊)と呼ばれるものが
出ており、時事新報記者として長く福沢と行動をともにし、福沢没後の『時事』
を主筆として支えた門下生・石河幹明が編纂に当たった。富田が書いている
とおり、全集編纂のとき石河一人の手によって、全論説の中から福沢執筆の
ものだけが「判別」され、全集に収録されたのである。

 この経緯は、知れば知るほど確かに厳密さを欠く話であり、近年の実証的
歴史研究の流れの中ではとても無批判ではありえない。何しろ、数十年前に
書かれた無数の文章から福沢の書いたものだけを選び出すという作業が一人の
記憶を頼りに密室で行われ、それが全集の約半分を占めているということに
なるのである。富田も触れているように、全集に収録されていない論説の福沢
直筆原稿が発見されることは少なくないので、それが高度な精度を有する作業
でなかったことは明らかであるし、また石河が記者となる明治18年以前の社説も、
彼の認定作業で選ばれていることも、精度に疑問を抱かせる。

 それでは、石河による「判別」に疑問があるとして、この問題をどうするべき
なのだろうか。ここで登場したのが、論説執筆者を推定し直す、という新たな
執筆者認定論である。この議論の先鞭を付けたのは、比較言語学者で『中江兆民
全集』の編纂で無署名論説の選定を経験した井田進也氏である。同氏は、論説の
文中に使用されている語彙や送り仮名、当て字に個人差があることに着目し、独自
の執筆者認定法を提唱した。筆者が明確にわかっている記事を参考に各記者の筆癖
を抽出し、それを無署名論説と照合し、誰が起草した記事か、また福沢の加筆が
どの程度入っているかを5段階で判定するというものである。A評価は福沢が全文
執筆したもの、Eは福沢の筆が全く入っていない、というわけだ。この議論は、
平山洋氏の『福沢諭吉の真実』(文春新書)で敷衍(ふえん)されて広く世に
知られることとなった。
581名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/04(月) 21:31:54.47 ID:HWcsh3lH0
つづき

 井田氏や平山氏は、この認定法で検証すると、従来福沢批判で用いられていた
『時事』論説は、ほとんど他の記者が起筆したものであるという。混入している
論説の多くは石河起筆のもので、水戸出身の彼の論説は国権主義的色彩が強く、
この影響で福沢の思想が歪んで理解されるようになってしまったというのだ。

 この議論の盛り上がりによって、全集の盲点が多くの研究者に議論されること
となったのは、大きな意義があったといえよう。しかし、この認定方法は、
また多くの問題を抱えているように思われる。たとえば、社説を起草していた
記者がいつ何人いたかは正確に分かっていない。有名な記者は署名記事が存在
して語彙比較が出来るとしても、無名の記者や短期間しか在籍しなかった記者が
多く存在する。そういった記者の起草論説は福沢と語彙が似ているかも知れない
し似ていないかも知れない。また、この認定法では文章の全体的な傾向を評価
できるかもしれないが、検証できる語彙は文章の中での分布に粗密が生じるはず
なので、「ここの部分は福沢が書いた」、といったことを断言できるほどの精度
を持ちうる話とはなりえない。一見客観的な認定結果も、その精度は検証不能
なのである。さらに、植字工が正確に原稿を写さなかったり、校正係が表記や
送り仮名のゆれを統一した可能性もあるだろう。記者の気分や偶然による綴りの
変化、福沢が起草記者の筆癖を知っていて戯れに加筆でもそれを真似た可能性、
福沢の加筆修正を経てさらに別の記者が修正や清書をした可能性など、いくらでも
例外を想像でき、しかもそれらはありそうな話である。最近ではこの議論に対して、
再反論を試みる福沢批判も発表されているが、それは井田氏らの認定結果を誤り
として別の認定結果を提示するもので、事ここに至れば執筆者認定論は水掛け論
になってしまったといわざるを得ないだろう。

 それでは結局、『時事』論説をどう読むべきなのだろうか?…と、ここで
今回は紙幅が尽きたので次回筆者なりの卑見を述べてみたい。
----------------------------------------------------------------------

第10回:『時事新報』論説をめぐって(2) 〜「我輩」は『時事新報』である〜
http://www.keio-up.co.jp/kup/webonly/ko/jijisinpou/10.html
----------------------------------------------------------------------
 この論争を積極的に総括するとすれば、福沢全集の『時事』論説が、実は
石河幹明によって選ばれた一部だけを収録した、いわば『時事』論説のダイジェスト
(より正確に言えば、石河の考えるところのダイジェスト)であることを
気付かせたという点において実に有意義であったと思う。これからは、むしろ
全集に入っていない論説も含めた、大きな流れの中で個別の論説を位置付ける
読み方が必要であろう。そして、今後福沢全集を編むことがあるならば、紙面
に掲載後「福沢諭吉立案」として単行本化され福沢生前の全集にも入っている
『時事』論説以外は収録せず、別に「時事新報論説集」を編み、論説を全日分
収録するのが最も適切な扱い方であると思う。
----------------------------------------------------------------------
582名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/04(月) 21:33:31.88 ID:HWcsh3lH0
つづき

>>577
都倉さんは平山さんの問題提起をよく理解していると思いますよ。

都倉さんは
「慶應義塾大学出版会|慶應義塾・福澤諭吉|ウェブでしか読めない|時事新報史」
の第9回で、井田さんや平山さんの執筆者認定論に触れているし、
第10回では、今後『福澤全集』を新たに編纂するとしたら、
時事新報論集は全集には収録しないで、『福澤全集』とは別の
シリーズとして発行すべきだと提言していることからも分かります。
(投稿する順番が入れ違いになってしまいました。)
583名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/04(月) 22:44:18.92 ID:Kcd2QFi6O
事典の記述とニュアンスが違う
584名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/05(火) 07:32:09.31 ID:dU1P8b+K0
>>580-582
そうだとすると、福沢諭吉事典が安川平山論争にまったく言及せず、
また、都倉さんがカテゴリーW社説(福沢無関与)を認めていない事実と、
なおさら齟齬があるように見えるな。
585名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/05(火) 12:40:06.61 ID:eF3obC7r0
>>584
>>580-582を表層的にしか読めていないでしょ
都倉が福沢研究の文脈において井田と平山の研究をどう評価しているのか
精読すればいいかと
586名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/05(火) 12:41:26.88 ID:Tte1AToP0
文体判定によるまでもなく、石河は福沢の草稿の
半分も選択できなかったのだから、現行の時事新
報論集の信憑性は無に等しい。
587名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/05(火) 12:58:46.54 ID:dU1P8b+K0
>>585
>>549の中と>>581の中には重要な相違点がありますよ。
>>581では安川平山論争に触れているのに、>>549では触れていない。
あれほど話題になった論争なのに。
588名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/05(火) 13:19:55.85 ID:BAm/6bwG0
都倉氏は福沢が毎日の社説を、
最低でも「事前に」見ていたとする立場だな。
根拠は石河の証言だけ。

対して井田氏平山氏は、「そんなことは不可能だ」と。
589名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/05(火) 13:54:49.83 ID:Tte1AToP0
>>585
都倉説については自分も言いたいことがある。それは、
全部見ていたとなると、社説相互の理解しがたいほど
の矛盾が生じている理由がどうしても説明できないこと。 
590名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/05(火) 14:52:54.95 ID:lmBqlwmr0
ここは慶応出身者が多いのか?
オバサンたちが福沢の公金横領疑惑について
激論している。面白いぜ。

〓慶應〓 奥様三田会 19 〓塾員〓
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/ms/1331164177/
591名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/05(火) 15:20:53.24 ID:BAm/6bwG0
>>590
たしかにおもしろい。
よくやるなあ。
592名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/05(火) 16:11:18.08 ID:dU1P8b+K0
>>590
なんでもネット上にアップしておけば、どこかで話題になるんですね。
いつでもどこからでもレファできるのがネット時代。
593名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/05(火) 20:01:58.57 ID:b/hqVsof0
>>588
なるほど
594名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/05(火) 21:36:42.93 ID:xa+DZR6F0
福沢書簡に登場する「藤田組」「藤田平太郎」
ttp://kbaba.asablo.jp/blog/2012/05/09/6440627

明治19(1886)年〜20(1887)年になると、福沢書簡には、「藤田組」が発 展して、同社や関連事業に慶應義塾の卒業生が就職したり、
藤田伝三郎の長男 平太郎が慶應義塾に入学したことが出て来る。

 福沢書簡1112   明治19年12月1日付、本山彦一(熊本藩士、慶應義塾 出版社を経て、租税寮出仕、兵庫県学務課長、大阪新報社、時事新報社を経て、
明治19年藤田組に招かれて支配人)宛。 牛場卓蔵(伊勢の農家に生れ、明 治5年入塾、報知新聞社、兵庫県学務課に勤務、勧業課長、
内務省にいて明治 14年政変で罷免され、時事新報記者、朝鮮政府顧問、大蔵省に出仕後、本山彦 一の斡旋で藤田組へ)の藤田組入社に異存のないこと、
藤田・久原の子息(長 男藤田平太郎、久原庄三郎の次男房次郎(のち房之助))の慶應義塾入塾のこと などを伝える手紙。

 福沢書簡1122   明治20年1月25日付、本山彦一宛。 「藤田、久原二 少年、不相替勉強、富豪千金之子、従来辛酸をなめたることなし」
「(保護者の 浜野定四郎と福島(未詳)は)困る者を首尾よく世話することこそ、面白けれ」 「一両年本塾にて修業の上、米国への留学を勧める」

 福沢書簡1133   明治20年2月13日付、本山彦一宛。 山陽鉄道株式引 受と中上川彦次郎の同社社長就任の時事新報社への影響につき相談する手紙。 
神戸馬関間の鉄道の株式を十万円引き受けたい、資本を出す三菱(荘田平五郎 がいる)に五万、藤田組に五万の十万にする心づもりと伝える。 
次男の捨次 郎が明治21(1888)年に鉄道を学んでアメリカ留学から帰国の予定なので、 そのためにも株式を所有したいので、荘田と藤田伝三郎に伝えてもらいたい。 
今後、日本で事を成さんとするには新聞は重要で、中上川彦次郎の抜けた時事 新報は心配だが、ただ人物さえあれば維持は容易だ、と言う。

 福沢書簡1103   明治19年11月11日付、福沢一太郎宛。 「当今ハ日 本も金次第之世ノ中となり」旧工部大学校卒業生で、
鉄道局に奉職した者も、 「藤田組等より招きニ参れバ、颯々と辞表を出して立退き候次第、鉄道局にて も困るよしなり」
595名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/05(火) 21:38:32.87 ID:xa+DZR6F0
松下竜一と福沢評価のシーソーゲーム
ttp://kbaba.asablo.jp/blog/2012/04/29/6428251

『父を焼く 上野英信と筑豊』の「枯れすすきの幸せ」という一篇は、大分 県中津在住の作家、松下竜一について書かれている。 
苦しい豆腐屋の営みの なかから『豆腐屋の四季』という本を自費出版、それが高い評価を得て作家専 業となり、以来2004年に67歳で亡くなるまで数多くの著作を生み出した人で ある。 
上野朱さんは「そのいずれにも共通するのは、歴史年表に名を残すこ とはないであろう民草の行き死にを見つめる目であり、
人を欺き蹴落としてで も成り上がりたい権力の亡者や、取り返しのつかないほど自然を破壊してでも 「開発」「発展」を求める行政や財界に対して、
「ちょっと待ってくれんの」と いう異議申し立てである」という。 「ちょっと待ってくれんか。ほんとにそ れが進歩なんじゃろか? それが人間の幸せなんじゃろか? 
という問いは、 政府や大企業といった権力だけに向けられたものではなく、たとえば原子力発 電所を作らねば電力が枯渇して原始時代に戻ってしまう、
というような恫喝や 論理の欺瞞に気付かない、我々一人ひとりに対する問いかけでもある。」と(こ の本は2010年8月27日の発行)。

 松下竜一は、佐高信さんの『福沢諭吉伝説』(角川学芸出版)の冒頭にも登場 する。 松下竜一に『疾風の人』という、福沢の又従弟(またいとこ)増田宋 太郎を扱った作品がある。 
尊皇攘夷思想を奉じた増田は、西洋文明の導入者 としての福沢を仇とし、暗殺しようとさえした。 そして、後に自由民権運動 に近づき、西南戦争に参加して西郷隆盛に殉じて死ぬ。 
(『福澤諭吉事典』に よれば、暗殺を企てた後、みずから悟るところあって福沢の説を聞き、感服し て慶應義塾に入学、洋学を学び、在京中は福沢の家に寄寓していたという。
そ の後、中津の『田舎新聞』の社長になり、民権自由の説を主張した。明治10 年の西南の役に中津藩士族を率いて西郷軍に呼応、
中津支庁、大分県庁などを 襲撃したのち、薩軍に合流して転戦の末、9月24日鹿児島城山で戦死した。) 

太平洋戦争中、福沢は鬼畜米英の手先とされ、中津の旧邸には石が投げ込まれ、 小学校の講堂の福沢自筆の「独立自尊」の額もひきずりおろされ、倉庫に眠ら された。 
松下は『疾風の人』の結論に「思えば、この「またいとこ」と同士 の、歴史の流れの中での評価のシーソーゲームは甚だしく劇的である。 
敗戦 によって、福沢諭吉がこの国の民主主義の鼻祖として復権した時、増田宋太郎 は触れてはならぬ危険人物として被われ、性急に忘れさられていくことになっ た」と書いた。 
佐高さんは、この福沢評価のシーソーゲームから、自身の「福 沢諭吉伝」を書き始めるのだ。

 佐高信さんは、松下が「反・福沢」の増田伝を書いたけれど、福沢と松下に は共通するものがある。 ユーモアのセンスである、という。 
松下竜一は、 九州電力豊前火力発電所建設差し止め請求訴訟に敗れた時、「アハハハ……敗け た、敗けた」という垂れ幕を掲げた。 
市民運動につきまとう悲観論、深刻癖 を吹きとばすユーモア感覚が松下にはあった。 泣かれるより哄笑される方が 相手は怖いということを松下は知っていた、というのだ。 
法曹界から、権威 ある裁判をコケにしたという苦情が来た。 松下は「われわれがコケにしたの ではない。裁判所がコケにしたのだ。
最終弁論さえ許さずに裁判を打ち切った “不真面目”な裁判所に恐れ入る必要はない」と書いた。 
その官を恐れぬ精 神も、福沢譲りに見える、と佐高さんは書いている。
596名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/05(火) 21:40:52.26 ID:xa+DZR6F0
「福澤諭吉と初代梅若實」その接点
ttp://kbaba.asablo.jp/blog/2012/03/28/6391786

そこで福澤諭吉協会の会合だが、20日発行の『福澤手帖』152号に「『福翁 自伝』の表と裏――松沢弘陽さんの読みなおし――」
という一文を書かせて頂 いた松沢弘陽先生がいらっしゃったので、開会の前に、ご挨拶する。 すると 直後に、松沢弘陽先生の今回校注を担当された
「新日本古典文学大系 明治編」 『福沢諭吉集』(岩波書店)を始めとする永年の福沢研究の業績と貢献に対して、 福澤諭吉協会からの表彰があった。 
嬉しいことだった。

 土曜セミナーでは、とても興味深い話を聴けた。 学問探求の醍醐味の、お 裾分けを頂く。 日本思想史がご専門の前坊洋(まえのぼう・よう)さんの「福澤諭吉と初代梅若實」。 
福沢とは、まったく別世界に生きる人間だと思われる 能楽師、観世流の初代梅若實(1828〜1909)との間に、意外なつながりがあった。  梅若實は、江戸幕府瓦解時に東京に残り能楽を今に伝えた立役者で、
宝生九郎・ 桜間伴馬(左陣)とともに明治三名人といわれた。 60年間、一度も欠けること のない日記を残し、2002〜3年に『梅若実日記』全7巻が八木書店から刊行さ れている。 
帯に「幕末維新・明治期のすべての研究者必見」とある。

 福沢との接点の最たるものは、明治28年12月12日芝公園の紅葉館での福 沢の還暦祝賀会(日清戦争で一年延期した)で、梅若實が「橋弁慶」を演じたこ と。 
日記によると、観世宗家の観世清廉(きよかど)に話があり、梅若實は清 廉に頼まれた。 12日に紅葉館の隣の能楽堂で午後2時から3時半までの公演 を行った記録がある。 
翌13日の項を読んで、前坊洋さんは「盲亀の浮木、 優曇華の花」だと驚く。 
一門人の「横浜蓑田長二郎(正しくは長三郎、長二郎 は父)より姉かつ子へ土屋勘兵衛二男大輔ヲ迎へ婚姻相結祝ノ鳥の子餅 松魚 節壱円ノ切手参る」とあったからだ。

 これより先、福沢の長男、一太郎はアメリカ留学から帰国後の明治22年4 月、福沢家の家庭医の一人、近藤良薫の世話で、
横浜の商人蓑田長二郎の長女 かつと結婚したが、10月に実家に帰ったまま戻らず、翌年4月離婚となった。 
福沢は蓑田家を非難し、すさまじい攻撃力、速射砲のような書簡がある。

 その離婚から約6年、その蓑田長二郎の長女かつが再婚したわけだ。 『梅 若実日記』明治29年1月17日「箕田ノ聟ハ昨十二月参る。
長三郎ノ姉勝子へ 五日市土屋勘兵衛二男大輔ト申スヲ迎へ婚姻アル」。 この「五日市」(現、あ きるの市)土屋勘兵衛は、
明治百年に色川大吉によって発見された五日市憲法草 案の起草者・千葉卓三郎の所に、その元になった嚶鳴社憲法草案を持ち込んだ 人物だった。

 福沢の側からばかりの資料で判断すると、落ちて来るものがある。 蓑田家 は、一太郎の離婚問題で福沢が、日頃の説に反し「素町人、土百姓之輩」
(蓑田 家が離縁状を求めたのを謝絶する明治23年4月15日付近藤良薫宛書簡にある ←馬場)と口走ったような悪い家ではない。 
蓑田長二郎は、美術品と生糸を扱 う富裕な商人で、横浜七十四銀行の筆頭株主で取締役(近藤良薫も取締役で大株 主)、ある程度文化的活動をした人だった。
597名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/06(水) 06:32:14.46 ID:UELCJaaL0
>>594-596
情報ありがとう!
福澤諭吉は話題に事欠かないね!
598名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/06(水) 12:18:43.93 ID:zXhQSgZ20
版元のHPにも平山さんの新著の情報が載ってるね。

アジア侵略の批判者 福沢諭吉 脱亜論・朝鮮滅亡論そして尊王論 平山洋
ttp://www.minervashobo.co.jp/book/b101519.html
599名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/06(水) 16:45:18.68 ID:XthdqNTM0
>>598
平山さんのページと本の題名が違うような?
600名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/06(水) 18:41:18.79 ID:VA4bLmvq0
>>599
すごい! 3通りの題名のある本だ! 
平山さんのことだから、3バージョンあって3つとも買わせる算段かも。

>>558には『アジア独立論者福沢諭吉』と『福沢諭吉はアジア侵略論者か』
>>599にはさらに『アジア侵略の批判者福沢諭吉』が加わっている。

どれが本当の題名なんだ。HPが正解かな。
601名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/06(水) 20:09:38.25 ID:zclgxUvkO
おばさんたちの方にまたアンチが来ているから、
誰か行ってやれよ
602名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/06(水) 22:45:48.03 ID:3f21DkbU0
>>598
情報ありがとう。
出版年月日 2012/06/30 ということは、今月中に出るわけですね。
それにしても、慶應義塾大学出版会からではなくて、ミネルヴァから
出版されるというのが、平山さんの立場を物語っているようですね。
603名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/07(木) 07:35:32.55 ID:YGdP1ysjO
慶応出版の初代社長は富田だからね
604名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/07(木) 13:33:10.66 ID:nqPPATbA0
>>595
福沢没後は終戦まで福沢の評価は低かったから、安川が侵略戦争の先導者として福沢を批判するのは
見当違いも甚だしいということができる。
605名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/07(木) 16:48:13.99 ID:7Kln70sh0
>>600
よくわからないが結局福沢は侵略論者だったのか?
606名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/07(木) 16:55:40.27 ID:O/PyVctA0
>>605
それを知りたければ新本を読め、ってことだろ w

まったく、商売がうまい
607名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/07(木) 18:53:39.15 ID:/SITIkF30
要するに都倉の方は福沢が時事新報にどれくらい手をいれたのかわからないから
時事新報全体を見ろって言っているわけだよね
平山は時事新報のうちの一部が福沢の意見の反映なのであって
どれがそういうものなのかをなんとか選別して議論せよって言う
都倉の立場なら福沢を侵略論者と描きやすく平山なら逆か
608名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/07(木) 19:50:32.38 ID:YGdP1ysjO
よい論点
609名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/08(金) 07:42:41.68 ID:K5hTnfTV0
>>607
どうも分からんのは、福沢自身は時事新報から手を引いたと言っている(自伝)のに、
なんで全体を見なきゃ福沢を理解できないと考えるかだな。
福沢関与の証拠がある社説だけを見なければ、福沢は分からない、というなら
まだしも同意できるんだが。(都倉准教授への疑問になるか。)
610名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/08(金) 21:18:46.82 ID:FMpUCkNG0
天下無敵のメディア人間―喧嘩ジャーナリスト・野依秀市―
佐藤卓己/著
ttp://www.shinchosha.co.jp/book/603702/
ブラックジャーナリズムの祖にして、GHQから最も多く発禁処分を受けた男。

昭和前期から戦後にかけて「言論界の暴れん坊」の異名をとる男がいた。
反体制も躊躇せず、戦時下は反東条の姿勢を貫き、一方で対米戦を過激に煽る。
その結果、収監されることも一度や二度ならず。だが彼ほど「世論」を体現した者はいなかった。
表の言論史には現れぬ鬼才に焦点を当て、真のジャーナリズムとは何か、その原点を考える。

ttp://www.shinchosha.co.jp/sensho/editor/2012/603702.html
「風流夢譚」事件を煽動した「右翼(?)」の大物
 昭和前期から戦後にかけて、「天下無敵」「言論界の暴れん坊」と異名をとる人物がいました。雑誌『実業之世界』、
日刊紙『帝都日日新聞』を経営し、言論活動を展開した野依秀市です。ただ、一般の言論史では抹殺された存在である彼の名は、今ではほとんど忘れられていると言っていいでしょう。
この鬼才に焦点を当て、真のジャーナリズムとは何か、その原点を考えようと試みたのが、メディア史、大衆文化の研究者である佐藤卓己さんによる本書です。
では、この消されてしまった野依式「喧嘩ジャーナリズム」とは、一体どんなものだったのか……。
戦後、彼の悪名を決定的にしたある事件が起きました。一九六一年の「風流夢譚」事件です。
中央公論新人賞作家・深沢七郎が『中央公論』に発表した風刺小説「風流夢譚」、この空想物語は「左慾」革命により天皇・皇族が皆殺しになるというあまりに衝撃的な内容の問題作で
発表と同時に宮内庁、あるいは多くの右翼団体が不敬であると抗議し、
ついには右翼団体の17歳青年・小森一孝が中央公論社社長であった嶋中鵬二氏宅に押しかけ、夫人に重傷を負わせ、家政婦を刺殺するに及んだという事件でした。
 この時、先頭を切って「風流夢譚」に対して激しく抗議活動を行なったのが野依だったのです。自らが発行する『帝都日日新聞』紙上で、
作者の深沢と中央公論社へ向けて連日筆誅を加え続け、また「小森少年のテロがなければ新聞はあんなに書かなかったろう」とテロの動機そのものについてまで理解を示していました。
戦前には右翼から「偽装共産党」と糾弾された野依は、この事件以来、「右翼」のレッテルが貼られることになります。
 ところが、少なくとも野依には、自分が右翼だという意識は毛頭なかったようです。野依は言います、「右翼の諸君は宜しく『中央公論』をしてもっと徹底的に謝罪さすよう行動を起して貰いたい」。
彼は体制の流れに迎合したり、安易に誰かの考えに与したりすることが大嫌いでした。彼の真情は、愚直に自分の意見を貫き通すことだけだったのです。
例えば、戦時下では反東条の姿勢を貫きました。その一方で、戦後のGHQ検閲による没収図書には23冊も挙げられ、個人ではダントツの1位という名誉ある(?)記録も誇ります。
「風流夢譚」事件での抗議も、あくまで一言論人として「皇室への無礼」に憤慨し、特に小説の中で「美智子妃」の実名があげられていたことが許せなかったからでした。
 野依が「天下無敵」と評されたのは、言論、出版活動のあまりの過激さ、傍若無人ぶりから来るものでしたが、
一方でどんな劣勢の状況に置かれても決して持論を譲ることなく、呵々大笑していた器の大きさにも由来するものだったのです。
 その時々の大衆の感情、つまり「世論」を体現した“メディア人間”の一代記、その痛快さを是非、堪能してください。
611名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/08(金) 21:19:39.98 ID:FMpUCkNG0
ttp://blog.goo.ne.jp/takasin718/e/9d224ecdbc4895ac6c2604610f9e4ee7

野依秀市と言っても、貴人をはじめ、ほとんどの人はわからないと思いますが、
言わば、三鬼陽之助、佐藤正忠の大先達というか、あの手の雑誌の元祖、草分けであった人物です。この野依秀市は、
明治の財界人に取り込み、「帝都日日新聞」などを創刊し、衆院議員も2期つとめた右翼というか、文字通り、新聞記者の原初、土俗的ジャーナリストです(笑)。
貴人が興味を持つ人物なので、お調べになると良いと思います。人間的に愛嬌のある人らしく、とても思想、
心情的には異なると思える、あの内村鑑三とも仲が良くて、野依の事業や著書の推薦人になっているほどです。


へー、驚きました。そんな人がいたなんて全く知りませんでした。先生のメールは続きます。


彼は、「の」という平仮名の家紋をつけた羽織を着て、慶應出身(自らは大分生まれで、慶應義塾商業学校出身)の財界人などに近づき、政・財界に大きな人脈を築きました。

佐藤准教授は現在「考える人」誌でこの野依秀市のことを連載中です。同准教授は、野依が戦前、朝日新聞を「国賊」と批判、糾弾しながら、
元共産党員を自らの「帝都日日新聞」に雇い、同紙は東条内閣では45回も発禁処分を受けていると、メディア史の研究家らしい視点で野依を捉えております。 
ご興味があれば、「考える人」誌を読まれると良いでしょう。
612名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/08(金) 21:21:42.76 ID:FMpUCkNG0
野依秀市先生と念仏信仰
四宮政治文化研究所
ttp://shinomiya-m.txt-nifty.com/diary/2011/09/post-c6f8.html

『歎異抄』に「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとへに親鸞一人がためなりけり」「親鸞は父母のためとて、一返にても念仏したること、いまださふらはず。」
という言葉があるので、親鸞はあくまでも個人の救済を重視していたと理解する人がゐる。また浄土教・阿弥陀信仰は、「厭離穢土・欣求浄土」という言葉もある通り、
厭世的で来世に救いを求める信仰と理解する人が多い。したがって、日蓮信仰と比較すると、国家・社会改革に対しては積極的ではないと思われてきたようである。
私もその一人てあった。
ところが私が高校生時代に書生をさせていただいた野依秀市先生は、晩年に至るまで活発なる言論運動・政治運動・愛国運動を活発に展開した。
のみならず生涯を通して戦闘的姿勢を貫いた人である。野依氏が許せないと思った政治権力者・財界・軍部・学者など他者に対する非難攻撃は凄まじかった。
そのために四度にわたって囹圄の身になった。それは、浄土真宗宗門にも及んだ。
大正十二年七月には「大谷光瑞氏に自決を勧告して本願寺の改革と門徒諸氏の覚醒に及ぶ」という著書まで出している。しんだら極楽浄土に往生すると説いているのに、
「自決勧告」とは面白いが、野依先生には、退嬰的あるいは厭世的な生き方は微塵も見られなかった。
野依秀市先生は次のように論じている。「未來で極樂淨土に參らせて頂ける、と云ふことになって居るが我々は之を信ずる。
信ずればこそ其處に人生の樂しみがある。既に世の中に樂しみを有して居るからには、この現世が厭になったり早く死なうなどと思ったりする譯がない。
…國家社會のことにしても、その現状及び將來を悲觀してこそ、其處にこれでは可けない、轉回の必要があると感じ、
それが爲に大なる元気を出し、大なる希望を見出して、大いに奮闘しやうとするのである。この境地に達せんとするには、一旦、小我を捨てて大我を見、
他力に依って極樂を信じ、眞に親鸞の教に歸依しなくてはならぬ。」(『絶對の慈悲に浴して』)と論じている。
考えてみれば、一向宗は近世初期、織田信長と果敢に戦ったし、一揆も起こした。もともとは戦闘的であり行動的だったのである。それが退嬰的と言われるようになったのは、
徳川三百年の太平、そして徳川幕府の宗教政策に呑み込まれてしまったからであろう。
613名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/08(金) 21:25:14.72 ID:FMpUCkNG0
野依秀市先生について
四宮政治文化研究所
ttp://shinomiya-m.txt-nifty.com/diary/2011/05/post-0483.html

最近、野依秀市先生についての論文を書かせていただいた。小生は昭和三十九年、高校に通いながら野依秀市先生の書生をしていた。
またその当時生長の家で活動していた。その頃野依秀先生は、紀元節復活運動を全國的規模で展開していた。
生長の家の谷口雅春先生は、野依先生の運動に全面的に協力し、共に演説會を何回も行なった。また、谷口先生は野依先生の主宰する『帝都日々新聞』に度々原稿を書いた。
野依先生は、情熱の人であり、明るい性格の人であった。また熱烈な「皇室中心主義」「愛国心」の持ち主であった。
野依秀市先生は、明治・大正・昭和にわたる長い間、縦横無尽に活躍したが、何故か言論史・政治史・宗教史にその名を記されることは少ない。
国難の時期に際会している今日の日本において、言論界・政界・宗教界に人物が少ないと言われる中にあって、野依秀市先生の信仰精神と足跡を再評価することが必要なのではあるまいか。
『歎異抄』に「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとへに親鸞一人がためなりけり」という言葉があるので、親鸞はあくまでも個人というよりも自分一人の救済を重視していたとする人がいる。
また浄土教・阿弥陀信仰は、「厭離穢土・欣求浄土」という言葉で要約されるので、厭世的で来世に救いを求める信仰と理解する人がいる。
したがって、日蓮信仰などと比較すると、国家・社会改革に対しては積極的ではないと理解する人が多い。小生自身もそうであった。
ところが野依秀市先生は、いわゆる個人主義者でも、厭世思想の持ち主でもなかった。生涯にわたって言論活動・政治運動・愛国運動を活発に展開し戦闘的姿勢を貫いた人である。
退嬰的な生き方は微塵も見られなかった。「愛国の快男児」と自ら称されていた。
考えてみれば、徳川氏が天下を統一し江戸幕府による宗教統制が強固になる以前の真宗教団あるいは信徒は、
一向一揆や石山本願寺の歴史を見ても分かる通り退嬰的どころか極めて戦闘的であった。
信長との戦いで、本願寺第十一世・顕如は、「進む者は極楽、退く者は地獄ぞ」と号令したという。野依秀市先生はこうした戦闘精神を継承したのかもしれない。
614名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/08(金) 21:25:15.39 ID:EOl5Uv2N0
>>610>>611
福沢とまったく関係がない内容ではないが、
紹介するにしてももう少しきちんとまとめなよ。
宣伝だとしたら逆効果だよ。
615名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/08(金) 21:30:30.62 ID:FMpUCkNG0
野依秀市先生についての原稿を書いています
四宮政治文化研究所
ttp://shinomiya-m.txt-nifty.com/diary/2011/04/post-ff62.html

野依秀市先生についての原稿を書いています。この方は、明治・大正昭和の三代にわたって、言論界・政界・宗教界そして愛国運動で大活躍をされた方であります。
「実業之世界」「帝都日日新聞」という新聞と雑誌を刊行し、破邪顕正の立場から論陣を張られました。
さらに、戦前一回・戦後一回大分県から衆議院議員に選出されました。
昭和三十年の保守合同(民主党と自由党が合同し現在の自由民主党が結成されたこと)では全国的な国民運動を展開しました。
明治末期に、筆禍によって入獄されましたが、獄中で阿弥陀仏信仰に目覚め、出獄後、世界仏教協会を結成され、猛烈なる宗教運動を開始されました。
そして「世界仏教」「真宗の世界」という雑誌を刊行しました。
つまり、言論人・政治家・宗教家という三つの面で活躍されたのであります。
さらに、戦時中は「米本土空襲」を唱えて全国行脚をされました。戦後は、「中央公論糾弾運動」「紀元節復活運動」に挺身されました。「愛国の快男児」と言われました。
私は、高校三年の時に、野依先生の書生となりました。高校卒業までのごく短期間でしたが、色々ご教導をいただきました。
野依先生の信仰信条、そして様々な活動について、私なりに書かせていただく所存であります。阿弥陀仏信仰と愛国運動がどう結びつくのかは大きなテーマであると思います。
616名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/09(土) 03:41:14.01 ID:tIlbXR650
なぜこのスレにって感じはしますね。
617名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/09(土) 08:56:34.36 ID:fGHuZ62X0
618 忍法帖【Lv=17,xxxPT】 :2012/06/10(日) 17:41:45.97 ID:xcw6pP5F0
test
619名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/10(日) 19:41:44.74 ID:JZSrfVnW0
小川原本の感想を聞きたい
620名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/11(月) 21:51:05.32 ID:VYvXATvt0
おかしいな、確か読んだ人がいたと思ったんだが
621名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/12(火) 07:47:12.36 ID:F/JfMBH60
>>609
石河の全集編纂事業は、なかったこと、にして、現代の全集刊行委員会が、新たに選びなおせばよい。
622名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/12(火) 21:06:30.20 ID:FW1cinD40
>>610-613>>615
なんだ。新刊の宣伝だったのか。

Amazon.co.jp: 天下無敵のメディア人間: 喧嘩ジャーナリスト・野依秀市 (新潮選書): 佐藤 卓己: 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4106037025/
出版社: 新潮社 (2012/4/27)

内容(「BOOK」データベースより)
昭和前期から戦後にかけて「言論界の暴れん坊」の異名をとる男がいた。
反体制も躊躇せず、戦時下は反東条の姿勢を貫き、一方で対米戦を過激に煽る。
その結果、収監されることも一度や二度ならず。だが彼ほど大衆の感情、
「世論」を体現した者はいなかった。表の言論史には現れぬ鬼才に焦点を当て、
真のジャーナリズムとは何か、その原点を考える。
623名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/13(水) 18:27:01.54 ID:kos2xJld0
ジャーナリズムや世論への訴えという視点から
福沢と比較するとそれなりにおもしろいかも
いや、時期的には石河との比較になるだろうか。
そう考えると、福沢研究の基礎というか方向性を示した
石河の言説研究はそれほど進んでいないことに気づくな。
624名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/13(水) 20:23:15.08 ID:cGAn9a7q0
ミネルヴァのHPではアジア侵略の批判者になっている

http://www.minervashobo.co.jp/book/b101519.html
625名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/14(木) 00:45:14.98 ID:1iCd+FtY0
>>624
平山さんの新刊を収録しているミネルヴァの「シリーズ・人と文化の探究」って、
伊藤之雄さんの『伊藤博文と韓国統治』を収録していたシリーズだったのか。

ミネルヴァ書房 > 歴史 > シリーズ・人と文化の探究
http://www.minervashobo.co.jp/search/s2224.html

伊藤博文と韓国統治 初代韓国統監をめぐる百年目の検証
http://www.minervashobo.co.jp/book/b49921.html
626名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/14(木) 02:57:42.23 ID:PM7dSAHb0
『福沢諭吉の戦争論と天皇制論』「天は人の上に人を造らず…」の出典について
http://www.koubunken.com/pdf/0366_b.pdf
627名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/14(木) 09:09:23.42 ID:1xXk8goL0
>>625
地味な人物研究の学術シリーズだな。値段が高いのは大学図書館向けだからだろう。
628名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/14(木) 20:17:30.85 ID:yFxAVAv+O
あんな値段で売れんのか
629名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/15(金) 12:38:17.08 ID:YdKNQ9f00
>>626
福沢イズムの合言葉とかよく分からない文章なのだけれど、
結局は何を言いたいんだろう?
630名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/15(金) 12:51:11.89 ID:9N4yLP2S0
平山さんの新刊、ミネルヴァのHPでもタイトルが「アジア独立論者」になった上に、発売予定日も7月に延びたな。
ttp://www.minervashobo.co.jp/book/b101519.html
631名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/15(金) 13:06:11.01 ID:vOhPsPbb0
>>629
安川に質問したら?

>>630
うおっ、値段も上がっている! まだ加筆しているんじゃ???
632名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/15(金) 14:20:38.09 ID:YdKNQ9f00
>>631
安川に質問する機会があればするかもしれないけど、
平山と安川のやりとりを見る限りでは、
安川の議論の仕方自体理解できないんですよ、私。。。
633名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/15(金) 14:39:26.67 ID:vOhPsPbb0
>>632
それは安川たちが、自分たちにしか通用しない言葉で議論しているからだろう
634名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/15(金) 18:46:58.88 ID:6u/VPKK90
>>630
「アジア独立論者福沢諭吉」が正解だったみたいだね。
635名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/15(金) 22:28:35.83 ID:XLvqzWSV0
>>630-631
ありゃりゃ、出版年月日 2012/07/20、予価 本体7,000円+税 になってますね。

>>632
安川さんは、
「以上の件につき、関心のある方は、高文研宛てにご連絡をいただければ、
8頁にわたる詳しい経過報告の文書を送らせていただきます。」
と言っているのだから、高文研宛てに質問してみたら?
636名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/16(土) 05:03:24.75 ID:eZtV9Hqr0
助教の書いたもんに値打ちなんてあるのか?
637名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/16(土) 09:55:43.01 ID:6QFaQFYS0
たしかに教授の安川の方が値打ちがあるよな
638名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/16(土) 23:11:25.38 ID:kfuVdt360
>>637
安川さんは名誉教授ですよ。
639名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/17(日) 04:46:52.10 ID:8ZwaBw9Y0
安川寿之輔さんの本には、署名にかならず「名古屋大学名誉教授」という肩書きが入っているね。
640名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/17(日) 17:43:29.40 ID:lb5q7CDwO
あはは
641名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/17(日) 19:32:12.01 ID:zAlQ6dNk0
素晴らしい
642名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/18(月) 00:45:14.72 ID:kmdgTxNX0
>>635
高文研は
「8頁にわたる詳しい経過報告の文書」を持っているんだったら、
それをウェブで公開すればいいのにと思われ。
643名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/18(月) 01:06:25.30 ID:kJ4OXiip0
なるほど
644名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/18(月) 14:17:11.68 ID:Qqppanmh0
名誉教授号って、研究の内容も授与審査の対象になるの?
645名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/18(月) 14:28:43.71 ID:stL/fWeB0
淫行(=わいせつ)犯人を捜しています!!!!

■女子中学生にわいせつ行為をした犯人を捜しています!!!!
http://www.youtube.com/watch?v=-I3hMViyfuI&feature=youtu.be

■女子中学生にわいせつ行為をした犯人を捜しています!!!!Part2
http://www.youtube.com/watch?v=2ytOCNSFnGY&feature=youtu.be
646名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/18(月) 14:52:43.95 ID:fMn80+Dg0
井田メソッドの信憑性
http://aoimon.blog7.fc2.com/blog-entry-2546.html
647名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/18(月) 16:53:42.82 ID:WEnkRfFD0
>>646

これは面白い!
648名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/19(火) 07:50:32.86 ID:DnNAt3H60
>>646

平山が真筆認定していた「忠孝論」は、真筆ではなかった!

http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/comment_on_sugita_satoshi_2010/06/#paren_22
649名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/19(火) 09:56:52.12 ID:dVDllQhd0
小川原正道の『福澤諭吉の政治思想』読んだ。
第1部政治構想に含まれる、議会論(第1章)・憲法論(第2章)・天皇論(第3章)・外交論(第4章)
のできはなかなか。このまま大学の教科書として使えると思う。
第2部人間観に含まれる華士族論(第5・第6章)・宗教論(第7章)・明治政府との確執(補章)
は悪いわけではないが、『官との闘い』や、それに付随する具体的トピックで、
読み物としては面白いが、学術著作としての密度は平均水準。
全体の点数は5点満点中の4くらい。
650名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/19(火) 12:15:21.55 ID:DnNAt3H60
>>649

安川や平山の扱いはどうなっている? 3、4章あたりで。
651名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/19(火) 12:43:58.89 ID:jue5pLYt0
>>649
>第1部政治構想に含まれる、議会論(第1章)・憲法論(第2章)・天皇論(第3章)・外交論(第4章)
>のできはなかなか
目新しい福沢分析として何か書いてあった?
652名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/19(火) 14:15:38.64 ID:dVDllQhd0
>>650
安川も平山も索引には出ていない。註からは採っていないようなので、
そちらは直接見ないと。本文中では大きくは取り上げられてはいなかったと思う。

>>651
議会については、幕末期は国会論、それから県会優先論となり、明治11年ころ
また国会論(憲法草案とからめて)、そして14年政変後はやや距離をおくようになった
とのこと。なぜ優勢順位が変わったかについては、はっきりとは書いてなかった。
憲法論についての新たな見解は、政変のトラウマをより強く言っているところかな。
天皇論は「帝室論」重視で、戦前は重要視されていなかったのに、戦後にわかに重要となった
という部分が興味深い。安川に触れていないので、反論もない。
外交論についても丸山の意見にそったもので、従来の正統派政治学者の見解をなぞっている。
いや、「パワ・イズ・ライト」の側面は最初からあった、というところからは、
むしろ安川にも近いのか。ただしそれはリアリズムということで、むしろ弁護している。
全体としてよく調べてあって、結論も正統派として妥当。だから教科書向きといえるが、
刺激的というところは少ない。
653名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/19(火) 16:42:07.88 ID:jue5pLYt0
ありがとう
気になるのは尊王論がどう扱われているか、だな
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_title.php?id=110
平山は尊王論執筆者を石河だと言っていたが
帝室論と尊王論の読み分けについて書いているんだろうか
実際に取り寄せて読んでみるよ
654名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/19(火) 17:03:08.04 ID:gpjN9dtv0
>>653
「尊王論」を出版した集成社というのは聞いたことの無い出版社だと思って検索したら、
同時期に「三酔人」を出したところのようだ。福沢との関係は?
655名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/19(火) 17:59:26.07 ID:dVDllQhd0
>>653
巻末に書名索引があって、『尊王論』は9箇所にでてくると分かる。で、
執筆者問題には触れていない。つまり100パーセント福沢作の立場。
ただ、立脚点の置き所が、皇室の「政治社外性」から
「神聖性」に移っていることについては、64ページに指摘がある。
よくよく調べてみると、安川については註や参考文献も含めてまったく
触れられていないのに対し、平山については「脱亜論」に言及している
第4章の註(123ページ)で、『福沢諭吉の真実』の題名が記載されている。
あとは参考文献に、それと『福沢諭吉』があげられている(270ページ)。

656名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/19(火) 18:31:22.44 ID:1YqRtqig0
657名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/19(火) 19:47:26.37 ID:rQxhtSKYO
なんだ
658 忍法帖【Lv=26,xxxPT】 :2012/06/19(火) 21:47:03.61 ID:099w3rxB0
危機の時代のリーダーとは… 交詢社オープンフォーラム
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120617/trd12061717550007-n1.htm

「危機の時代のリーダーを育てる」をテーマにした「第4回交詢社オープンフォーラム」(産経新聞社後援)が17日、
東京都千代田区の大手町サンケイプラザで開かれ、安倍晋三元首相の基調講演やパネルディスカッションが行われた。

 交詢社は明治13(1880)年に福沢諭吉が提唱し、「知識を交換し、世務を諮詢する」をスローガンに創設された日本最古の社交機関。

 約500人の聴衆を前に安倍元首相は「リーダーに必要なものは責任感と判断力、情熱」と指摘し、
「リーダーは国を愛し、守るべきものは何かを自覚した者」と結んだ。

 このあと、山内昌之・明治大学特任教授▽猪瀬直樹・東京都副知事▽大竹美喜・アフラック最高顧問
▽谷内正太郎・元外務事務次官の4氏がリーダー像について議論を交わした。
659名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/19(火) 22:04:24.21 ID:r6k4XLc10
>>655
読みました。

「第三章 天皇論」は、『福沢諭吉 「官」との闘い』にも、
収録されていましたね。デジャヴュかと思ってしまいました。

付録の資料「時事新報社説(福澤諭吉自筆原稿確認分)」には
5編の社説が収録されていました。

@1884年(明治17年)2月26日・27日 「仏法ノ運命如何」
A1884年(明治17年)4月1日 「不景気ニ狼狽スル勿レ」
B1892年(明治25年)6月3日 「海軍省所管」
C1893年(明治26年)8月9日 「株式市場の変動」
D1896年(明治29年)3月17日 「日本銀行課税」

これらは小川原さんが自ら現物を見て確認したそうです。
つまり執筆者問題は既に前提とされている訳ですね。

あと、つまらないミスですが、晩年の『福澤全集緒言』から
「学問のすすめの評」の一部が引用されていて、晩年の
文章と説明されていたようですが、「学問のすすめの評」自体は
明治7年11月7日付けで新聞に掲載されたものなので、晩年の
文章とは言えないですね。
660名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/20(水) 00:09:38.72 ID:A5LtdqqHO
書き込みの質が高いねここは
661名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/20(水) 07:15:59.43 ID:dUK9gn9B0
>>659
この5編の全集の収録状況は、どうなの?
662名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/20(水) 08:48:48.37 ID:lXeZjrHu0
小川原本を読んだ住人はもう一人いるんじゃ? >>515
何か意見はある?
663名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/20(水) 16:02:52.21 ID:vGTMME4X0
>>659
小川原本で無署名社説の扱いがどうなっているのかと気になって、調べてみた。
本文中には福沢が関与していない社説があるとはかかれていない。
注意深く見てみると、第4章外交論の註45(126ページ)に、
「以下、本章で扱う『時事新報』社説に対する福澤の関与について概観しておこう。」
とあって、石河の例の言明が引用され、さらに関与の証拠として明治20年から
26年までの手紙が紹介されている。
草稿残存社説については付記があるが、ないものも使用されていて、
それはどうなのかはっきりしないように感じられる。
巻末の「書名・論考名」をざっと見てみたが、
安川が問題視している日清戦争期以降の社説はほとんど非言及だ。
となると、安川からは、「逃げた」と批判されるのは避けられない。
664名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/20(水) 18:57:06.72 ID:ot8TfODH0
>>663
GJ
665名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/21(木) 05:56:51.26 ID:Zze+XL810
>>646
井田メソッドを信頼できないとしていた杉田聡の証明が、じつは信頼できることの証明になっていたとはね
666名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/21(木) 15:22:25.89 ID:PpgVodHK0
>>663
それを読む限りでは都倉氏と同じスタンスの気がする
福沢が時事新報の論調に多かれ少なかれ影響したのだから
福沢存命時の論説は一応福沢が目をとしたものとして論じているんじゃないかな
667名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/21(木) 15:44:14.34 ID:KZezHd5Q0
>>666
そうだとすると、都倉氏や小川原氏は、安川氏が批判する諸社説について、
どう弁解するんだろう? 台湾の蜂起民を殲滅せよ、と福沢が主張したことを認める?
668名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/22(金) 06:09:41.76 ID:RW7s9G+TO
そうするしかないだろうな
669名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/22(金) 07:59:32.44 ID:Nzbjdi5P0
>>666
でも、目を通した、という証言は石河のものだけしかないわけでしょう
670名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/22(金) 11:52:22.51 ID:uzolyCN80
>>669
それって本当?
福沢が話したことは一度もないのかな
671名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/22(金) 13:02:32.77 ID:Nzbjdi5P0
>>670
積極的に新聞社説に関わっている、という内容の手紙は
明治26年(1893)8月24日付日原昌造宛書簡が最後(小川原本127ページ)。
つまり日清戦争以後の紙面を統括していた福沢側の証拠は、ない!
672名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/22(金) 13:22:15.92 ID:HjzdgHsy0
>積極的に新聞社説に関わっている、という内容の手紙は
じゃあ消極的ながら関与していた、という手紙はどれくらいあるんだろうか
673名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/22(金) 22:00:33.51 ID:RW7s9G+TO
たしか福沢の真実に書いてあったはず
674名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/22(金) 23:48:55.60 ID:cD4/a0ku0
>>673
『真実』にはこう書いてあります。
文中の「この四年」というのは1887年、1889-1891年のことです。

----
渡辺退社直後の日原昌造宛
書簡に、「唯今は社説に老生一名の外に(石河・菊池の)二少年あるのみ。随分忙しき次第に
御座候」(八九・二・二)とある。このような状況に鑑みて、この四年について八割以上の社
説に福沢が無関与であった、とは到底思われないのである。
----
『福沢諭吉の真実』、123頁
675名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/23(土) 06:13:29.72 ID:kInSSb7BO
これは積極的関与の時期についてだね
日清戦争以後は?
676名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/23(土) 15:17:41.85 ID:RqwvkheN0
Eテレで、知花くららがアルバート・クレイグにインタビューしてる
677名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/23(土) 15:34:02.35 ID:/jrMYMh70
そうか、福沢が新聞社説に積極的に関与していた時期と
消極的に関与していた時期を分けて考えないといけないのか
ずっと関与していたものだと早とちりしていたが、
そうじゃないと考えるのがよさそう
678名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/24(日) 12:21:19.97 ID:ac2FTOtB0
慶應義塾大学出版会|慶應義塾・福澤諭吉|ウェブでしか読めない|時事新報史
http://www.keio-up.co.jp/kup/webonly/ko/jijisinpou/13.html

【創立時在社】
中上川彦次郎、飯田平作、伊東茂右衛門、牛場卓蔵、岡崎亀雄、岡本貞烋、須田辰次郎、津田純一、
波多野承五郎、森下岩楠、矢田績、小幡篤次郎(客員)

【途中入社】
飯田三治、井坂直幹、石河幹明、伊藤欽亮、井上角五郎、岩本述太郎、岡本利兵衛、清野(竹越)与三郎、
桑田(三宅)豹三、小金井権三郎、高木喜一郎、高橋義雄、竹下権次郎、津田興二、村田彬、本山彦一、山名次郎、渡辺治、日原昌造(客員)

【入社時期不明】
石川半次郎、江口源治、岡崎郁二郎、小野田孝吾、金子静一、金子友之助、川上精一、河野頼策、小原(左近)与之助、
鈴木千巻、長尾喜三、夏目力蔵、平塚源太郎、馬越章造

【名目役職者】
大崎(牧野)鈔人、箱田半三郎、福城□〔一字不明〕朗
679名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/24(日) 20:15:38.35 ID:PJCvoWwT0
>>678
これでは肝心の執筆時期がわからないね
680名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/25(月) 01:29:44.55 ID:sL3fvg5Y0
>>677
福澤の時事新報への関与は年とともに少なくなっていったようです。
『福翁自伝』では以下のように言っています。

----
併(しか)し私も次第に年をとり、何時(いつ)までもコンな
事に勉強するでもなし、老余は成る丈(た)け閑静に日を送る積りで、新聞紙
の事も若い者に譲り渡して段々遠くなって、紙上の論説なども石河幹
明(いしかわみきあき)、北川礼弼(きたがわれいすけ)、堀江帰一(ほりえきいち)などが専ら執筆して、私は時々立案してその出来た
文章を見て一寸々々(ちよいちよい)加筆する位にして居ます。
----
福翁自傳 - 546 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=116&PAGE=546
681名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/25(月) 03:12:31.32 ID:rtJHQiZg0
>>680
だとしたら、1894年以降、1898年まで、毎年100編以上全集に収められているのは、
おかしくはないか?
『福澤諭吉』の後ろから30ページにある表ではそうなっている。
それより前の1889年には46編しは入っていないのに。
682名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/25(月) 12:47:13.69 ID:Ya5MDDsQ0
>>681
だんだん遠くなったわけではない、ように見えるということね
683名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/25(月) 14:59:51.13 ID:Zl+bA1My0
どれどれ。平山伝記の「年度別の「時事論集」掲載論説集一覧」を写してみるか。

西暦  単行本日数 大正版 昭和版
1882  40       17 33
1883 8 24 56
1884 12 9 57
1885 39 17 58
1886 8 14 42
1887 0 12 34
1888 19 8 24
1889 0 24 52
1890 12 16 34
1891 0 15 69
1892 22 14 82
1893 15 14 65
1894 0 10 139
1895 0 12 123
1896 (74) 4 96
1897 (39) 10 102
1898 (57) 3 103
1899 (51) 0 31
1900 (5) 1 38
1901 (19) 0 8

カッコ内は社説欄以外の特別欄掲載。
1898年の脳卒中発作以後の掲載分の執筆は発作前。


たしかに大正版では「だんだん遠くなって」いるな。「昭和版」も合わせると
ずっと関与していた、だ。

684名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/25(月) 15:01:03.74 ID:Zl+bA1My0
あれれ、うまく書式が保存されていない。でも分かるだろ。
685名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/25(月) 16:18:59.68 ID:7XHSfI2w0
1894年から98年まで、昭和になってから軒並み100編以上追加されている
これは怪しすぎるだろ
686名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/25(月) 17:18:47.30 ID:Ya5MDDsQ0
>>683-685
1898年なんか大正版が3編で、昭和版で103編増補とはいくらなんでも…
こうした数字は初めて出てきたみたいだ
687名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/25(月) 17:32:56.39 ID:Zl+bA1My0
あと、>>672については、以下引用

また国府津での避暑から戻った九二年秋以降の書簡を虚心坦懐に読み返しても、
福沢が毎日の社説に細かく差配していた気配を感じ取ることはできない。
確かに自らが立案した社説についての指示は残されている。九二年九月から倒れた
九八年九月までの六年間に社説に言及している書簡は一九通確認でき、
そのうち一二通は石河のもとに保存されていたものである。
それらの中で扱われている社説の総数は約二五編である。
同じ期間について大正版「時事論集」には五九編、
昭和版ではそれに加えて六五六編もの社説が収録されている。
二五編にかかわっていたのだから残余の七百編近くにも関与していたであろう
というのが従来までの解釈であった。

とはいえ、もし関与があったと仮定すると、非常に奇妙なことになるのである
。石河が伝記で述べているように、『時事新報』には福沢の生涯にわたる指導があり、
社説の論調は一貫して福沢が決定していたのだとしたら、
同じ時期に発表された社説の相互に大きな矛盾が生じることはない。
そこに変化があるとしても、それは福沢が考えを改めるに応じた、
非常にゆっくりしたものになるはずである。
最初は民権の獲得を重要視していたのに、
二〇年を経てみるといつしか国権の拡大ばかりを言うようになっていた、
というような、気づかれにくい変更となろう。

ところが、現行版の「時事新報論集」における論調の変化はそのようになっていない。
石河が主導権を握った一八九二年頃から一挙に清国人・朝鮮人蔑視の傾向と
領土獲得の要求が強まる一方で、ごく稀に、
『学問のすゝめ』や『文明論之概略』の頃とほとんど同じ調子の真筆社説が
掲載されるようになっていくのである。「支那人親しむ可し」もその一つであるが、
もしも石河がその時期に至っても完全に福沢の言いなりだったとしたら、
その論旨と相対立する民族偏見論説は発表できなかったはずである。
ところが安川によれば、実際には、「支那人親しむ可し」(九八・三・二二)の後にも
「支那に対して更らに要求す可きものあり」(九八・四・二七)や「対韓の方針」(九八・四・二八)
のような恥ずべき社説が掲載されている。
これは、もうこの時期には、福沢の言うことに石河は聞く耳をもたなかった、ということを意味している。

『福沢諭吉の真実』177〜178ページ

http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/comment_on_sugita_satoshi_2010/02/
688名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/25(月) 22:34:43.06 ID:Yij35UT00
平山は福沢の思想が首尾一貫していて
そこに石河のものが紛れ込んでいるからおかしく見えるって論調だけど、
福沢の思想自体が1890年代に支離滅裂になった、とは考えられないかな
689名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/26(火) 01:07:51.90 ID:vMeedMEd0
>>688
平山さんは、福澤の著作で社説欄に掲載されて単行本になったのは、
1893年5月刊の『実業論』が最後だという事実を指摘して、
  「日清戦争を挟む四年のうちに、漠然とではあるにしても、
  『実業論』をもって福沢は『時事新報』の社説から身を引いた、と
  当時の読者は考えたのではなかろうか」
と言っていますね。(『真実』の176〜177頁)

つまり、『実業論』以後は、福澤の社説が稀になって、むしろ
石河の社説の中に、福澤の社説が紛れ込んでいるような状態に
なったと言えるのではないのかな?
690名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/26(火) 07:32:39.46 ID:xk2b5ds+0
>>688
その点については、以下引用。

とはいえ、もし関与があったと仮定すると、非常に奇妙なことになるのである。
石河が伝記で述べているように、『時事新報』には福沢の生涯にわたる指導があり、
社説の論調は一貫して福沢が決定していたのだとしたら、
同じ時期に発表された社説の相互に大きな矛盾が生じることはない。
そこに変化があるとしても、それは福沢が考えを改めるに応じた、
非常にゆっくりしたものになるはずである。
最初は民権の獲得を重要視していたのに、
二〇年を経てみるといつしか国権の拡大ばかりを言うようになっていた、
というような、気づかれにくい変更となろう。

ところが、現行版の「時事新報論集」における論調の変化はそのようになっていない。
石河が主導権を握った一八九二年頃から一挙に清国人・朝鮮人蔑視の傾向と領土獲得の要求が強まる一方で、
ごく稀に、『学問のすゝめ』や『文明論之概略』の頃とほとんど同じ調子の真筆社説が掲載されるようになっていくのである。
「支那人親しむ可し」もその一つであるが、もしも石河がその時期に至っても完全に福沢の言いなりだったとしたら、
その論旨と相対立する民族偏見論説は発表できなかったはずである。
ところが安川によれば、実際には、「支那人親しむ可し」(九八・三・二二)の後にも
「支那に対して更らに要求す可きものあり」(九八・四・二七)や「対韓の方針」(九八・四・二八)のような
恥ずべき社説が掲載されている。
これは、もうこの時期には、福沢の言うことに石河は聞く耳をもたなかった、ということを意味している。

逆に、安川が主張するように、民族偏見論説を書いている姿のほうが当時の福沢の実像であったとすると、
「支那人親しむ可し」のようなまともな論説を執筆する必要がどうしてあったのか、
ということについての説明が困難になるのである。

石河が書いていた社説は、今日の目で見れば恥じるべきものであるとしても、
一八九八年当時は特にそのようには受け取られていなかった。
いやそれどころか事態は一九三三年に至っても同じで、
石河は自分の書いた論説を『続全集』に収めることで福沢の名声をより高められると信じていたのである。
そうであるなら、あえて「支那人親しむ可し」を執筆しなければならない理由など全くない、ということになるであろう。
この点について、安川はその主張を「嘘」と断じてはいるが、
なぜそんな嘘をつかなければならなかったのかについて何の説明もしていないのである。

所収の論説は全て福沢を体現しているという石河の主張を真に受け、さらに安川の考えと整合させるためには、
日清戦争後の福沢は狂ったように日々石河に民族偏見論説を起筆させ、
ある時突然我々の想像もつかない理由から「清国人を蔑視してはいけない」という
嘘八百の(しかも今日の目ではごくまっとうな)真筆論説を発表した、ということになる。
こんな馬鹿げた話を信じる者はいないのではなかろうか。
(以上『福沢諭吉の真実』177〜179頁)

http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/comment_on_sugita_satoshi_2010/02/


691名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/26(火) 13:42:42.47 ID:e1UoTvyb0
「馬鹿と片輪に宗教、ちょうど良い取り合わせだろう」
(福沢諭吉全集 第20巻 232ページ)
http://kariyatetsu.com/blog/1141.php
692名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/26(火) 20:03:43.06 ID:mUhSjtLkO
選挙が近づくとこのネタがわくな
693名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 07:23:12.17 ID:AWvYZzN40
>>672>>677
「九二年九月から倒れた
九八年九月までの六年間に社説に言及している書簡は一九通確認でき、
そのうち一二通は石河のもとに保存されていたものである。
それらの中で扱われている社説の総数は約二五編である。」>>687

これは福沢立案社説に添付された書簡だな。全般的に社説を統括している、
という内容ではなく。つまり消極的関与の手紙ということ。
694名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 09:26:04.04 ID:xyW3jpEV0
なんでそんなに石河にばかり書簡を送っていたんだろうか
福沢は石河を特に敵視?していたのかな
695名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 10:37:30.48 ID:TeVgj+Tf0
>>694
福沢が自分で立案した社説について、実際の執筆者である石河に
意見を付けて返却したメモみたいなもんだよ
696名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 11:47:31.27 ID:AWvYZzN40
>>694
石河だけが書簡を手元に残しておいたからだろう。
697名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 11:58:55.47 ID:DqLIpGdR0
>>690
この部分への安川の反論は、どうなの? つまり論駁に成功したか、ということなんだが。
698名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 13:53:12.42 ID:xyW3jpEV0
>>695 なるほど。そういうことか。
>>696
だとすると、他の社員は福沢の書簡をさほど重視していなかったようにも思える
699名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 14:26:26.35 ID:AWvYZzN40
>>698
というより、書簡集が最初に編纂された昭和版のときには、石河以外の社説記者は絶滅していて、
そんなもんどっかに吹っ飛んでいた、ということだろう。
たとえば自分の親父が仕事場から持ち帰ったメモみたいなものを、息子が処分しないでおくと思うかい?
700名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 18:37:59.07 ID:IcT/Ts6Y0
>>697
俺の知る限り有効な反論はしていない。スルー。
701名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/27(水) 22:50:42.62 ID:aUtIK0B40
>>699
単に関東大震災で燃えてしまって、
残っていなかっただけジャマイカ?
702名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/28(木) 07:27:22.24 ID:4l2kE/NLO
下町にお住まいの慶応卒業生は少なかろう
703名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/28(木) 16:45:52.94 ID:B2SCgtCG0
時事新報社説への福沢の関与について、書簡から分かったことは、
1892年春までは掲載前に見ていたが、
1893年以降は自分の立案社説に言及した書簡しか残っていない、でOK?

自伝の最後の部分と同じじゃん
704名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/28(木) 23:33:18.27 ID:Xs607awk0
>>702
関東大震災は下町だけでなく横浜や神奈川県地方にも被害を与えました。
そして、石河幹明の『福沢諭吉伝』編纂にも障害をもたらしたのでした。

----
著者石河幹明が、義塾評議員会の議を経て、いわば公伝とも称すべき
福澤諭吉傳編纂の委嘱を受けたのは、大正12年(1923)6月のことであった。
当初編纂の期間を3か年としていたが、先生の死後20数年を経過した
時点での伝記編纂だけに、散逸した資料の蒐集や、たまたま起こった
関東大震災による障碍など、編纂上の困難は一通りではなく、若き日の
富田正文を唯一の助手として、昭和6年3月の脱稿まで、実に7年有余の
日時を費やしての完成であった。
----
[慶應義塾豆百科] No.80 『福澤諭吉傳』の復刊
http://www.keio.ac.jp/ja/contents/mamehyakka/80.html
705名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/29(金) 08:24:10.44 ID:VZPK6Bp0O
704
ははあなるほど
中上川宛ての書簡も焼失したと思われていたんだっけ
706名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/29(金) 10:42:52.91 ID:g8UiD0V/0
>>704
その割にはデキは悪いよこの伝記。
テキストクリティ−クがなってない。
707名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/29(金) 16:47:14.65 ID:9uO9KAd00
石河抜きの福沢像と
石河の考えを忠実に反映した福沢像は
相当違う気がする
708名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/29(金) 21:41:58.28 ID:WQtd8ei30
>>707
たとえば?
709名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/30(土) 04:14:41.39 ID:U394Uq+N0
平山さんの新刊ですが、表紙が決まったようです。
http://www.minervashobo.co.jp/book/b101519.html
710名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/30(土) 07:49:49.82 ID:AzlY9j9q0
>>709
ちょっとイラストがデカいんじゃ? この絵は『福澤諭吉』の最初の方でも紹介されているな
711名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/30(土) 12:28:51.93 ID:n2+0sDC30
【書籍】 脱亜論で日本を帝国主義の迷路に誤導し原爆の洗礼招いた日本人〜チョン・イルソン著「福沢諭吉」
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1340983338/
>福沢の脱亜論はアジア侵略の論理で朝鮮と中国支配を正当化している点で
>歴史歪曲の根源になっていることを説明する。

>この本は日本右翼支配層のゆがんだ見解を理解するのに役立つ。

韓国の福沢一般書に安川の言説が強く影響している?
712名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/30(土) 12:35:07.56 ID:n2+0sDC30
>>709
今気づいたけど
> 石河は社説「国の為めに戦死者に謝す」を『続全集』に入れたかったのではないか
これってそうとう踏み込んだ考察だよね
石河の真の意図があぶり出されるなら、画期的な研究になりそう
713名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/30(土) 14:29:34.33 ID:AzlY9j9q0
>>711
11年前の初版本を書き換えた、とあるね。つまり安川本を参考にした、ってこと。

>>712
平山サイトで検索した。↓の部分のことじゃないか。

このように、福沢が病後にも社説に係わった可能性は、限りなく低い。
にもかかわらず石河がこのように大量の自身の社説を続全集に入れたのは、
自分の文章を多く残したかった、ということもあるだろうが、それ以上にその中に、
『福沢諭吉伝』の立論のために欠かすことのできない社説が含まれていたから、
と私は推測する。それは、明治33(1900)年の北清事変で戦死した日本軍人を讃えた
「国の為めに戦死者に謝す」(1900年6月21日掲載)である。
この社説は、「旅順虐殺無稽の流言」と同様、まず『福沢諭吉伝』で重要な社説として紹介され、
次いで続全集に収録されたものである。内容は清国兵を豚呼ばわりしたひどい代物で、
安川寿之輔も『 福沢諭吉のアジア認識』(2000年12月・高文研刊)で本社説をアジア蔑視
・対外強硬策を表すものとして批判している(同書243頁)。福沢の思想ではなく、
石河のそれとしてなら、私もまったく同感である。
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/comment_on_sugita_satoshi_2010/07/
714名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/30(土) 15:30:04.69 ID:kDL8bUPcP
"朝鮮侵略"主張した二つの顔の日本人を知っているか
ソウル新聞書評全文

【福沢諭吉】ジョンイルソン著知識産業社社発行

日本人福沢諭吉(1835?)をご存じですか。
日本の近代化を導いた啓蒙思想家で19世紀半ば以降、
韓日関係史に大きな影響を与えたジャーナリスト、
教育者であった。彼は日本で一般的に"国民の教師"、
"国民国家論の創始者"、 "絶対主義思想家"などと呼ばれる。
特に死んでから100年が過ぎたが、
今日、日本の金融の最高額の1万円の顔に復活し、
日本を象徴してています。
しかし、これは日本の歴史家たちが日本の近代化の過程に貢献した
彼の純粋な機能だけを浮上させたかの断面に過ぎない。
タルアロン(脱??)という名で日本を帝国主義の迷路
(迷路)にオドハン間違いを勘案すれば、彼の功績は半減せざるを得ない。
つまり、彼は二つの顔の男だ。
日本人にもグロハゴ私たち韓国人にもそうである。
日本人にはヨーロッパとアメリカを見習うと主張したという点では
先駆者かもしれないが、日本がアジアを支配しなければならないという
論理は、結局、日本にとって第二次世界大戦で原爆の洗礼を受けること
にしました。韓国人たちに、彼は朝鮮の開化派人士たちを助けて煽って
甲申政変を起こすために尽力した人でもある。 が、政変の失敗後、
日本の朝鮮支配を強く主張した張本人である。
また、日帝政府より先に立って日清戦争挑発を衝動して、
朝鮮にいた日本人の保護を口実に朝鮮に駐屯軍派兵の必要性を声高に叫んだ。
また、 "征韓論"を超える"ジョソンジョンリャクロン"を提唱し、
朝鮮の改革はすぐに、日本の独立を維持する道であるという論理を立てて、
朝鮮の国政改革を推進して監視する"朝鮮国務長官"問題を提案した。
この朝鮮国務長官は朝鮮総督の名前が変わって日帝植民地統治の象徴として
君臨することになる。新刊"福沢諭吉"(ジョンイルソン著、知識工業社発行)
は、このような事実に傍点を撮りながら、
彼の二つの顔を詳細に調査してていて目を引く。
今まで私たちに、日本の偉大な思想家であると認識されている点が間違って
いると指摘する。歴史教科書歪曲を主導している日本の右翼の支配層がほと
んど福沢"朝鮮·中国蔑視の理論"と精神武装しているという事実を強調する。
福沢タルアロンウンアジア侵略の論理であり、朝鮮と中国の支配を正当化し
ているという点で、歴史歪曲の源となっていることを説明する。
この本は、日本の右翼の支配層の歪んだ視点を理解することができます。
そのような点政治家、教育者、ジャーナリスト、
そして大学生が一度読んでくださいする必要があるという感じがするよう
にします。11年前に初めて本を出し、今回の改訂版を出した。1万9000ウォン。ギムムン先任記者[email protected]
715名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/30(土) 15:34:45.22 ID:kDL8bUPcP
日本人・福沢諭吉(1835〜1901)をご存知ですか。日本の近代化を導いた啓蒙思想家で19世紀中
盤以後、韓日関係史に大きな影響を及ぼしたジャーナリストであり教育者であった。彼は日本でよ
く「国民の教師」「国民国家論の創始者」「絶対主義思想家」等と呼ばれる。

特に死後百年過ぎた今日、日本貨幣の最高額である1万円の顔として復活し日本を象徴している。
しかし、これは日本の歴史家が日本近代化過程に貢献した彼の純粋な功績だけを強調した一断
面に過ぎない。

脱亜論という名前で日本を帝国主義の迷路に誤導した誤りを勘案すれば彼の業績は半減する他
ない。換言すれば彼には二つの顔がある。日本人にとっても私たち韓国人にとっても。日本人に
は欧米を見習えと主張した点では先駆者かもしれないが日本がアジアを支配すべきだという論理
は結局、日本にとって第ニ次世界大戦で原子爆弾の洗礼を受ける結果になった。

韓国人にとって彼は朝鮮開化派を助け甲申政変をたきつけた人でもある。しかし、政変失敗後は
日本の韓国支配を強力に主張した張本人だ。合わせて日帝政府より先に立って清日戦争を挑発
して朝鮮にいた日本人保護を口実に朝鮮に駐屯軍派兵の必要性を声高に叫んだ。また‘征韓論’
を越える‘朝鮮政略論’を主張し朝鮮の改革がすなわち日本の独立を維持するという論理を前面
に押し出し朝鮮の国政改革を推進して監視する‘朝鮮国務監督官’を提案した。

この朝鮮国務監督官は朝鮮総督に名称が変わり日帝植民統治の象徴として君臨することになる。
新刊「福沢諭吉」(チョン・イルソン著作、知識産業社編)はこのような事実に傍点をつけながら彼の
二つの顔を詳しく描いて注目される。

今まで私たちにとって日本の偉大な思想家という認識は誤りと指摘する。歴史教科書歪曲を推進
する日本右翼支配層の大部分が、福沢の‘朝鮮・中国蔑視理論’で精神武装している事実を強調
する。福沢の脱亜論はアジア侵略の論理で朝鮮と中国支配を正当化している点で歴史歪曲の根
源になっていることを説明する。

この本は日本右翼支配層のゆがんだ見解を理解するのに役立つ。そうした点から政治家、教育
者、メディア人、そして大学生が一度は読まなければならない必要があると感じられた。11年前の
初版を今回改訂出版した。

1万9000ウォン。

キム・ムン選任記者

ソース:ソウル新聞(韓国語) ‘朝鮮侵略’主に主張した二つの顔の日本人をご存知ですか
http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20120630019004&spage=1
716名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/30(土) 16:02:42.49 ID:n2+0sDC30
>>714
タルアロンは脱亜論だろうね
717名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/30(土) 16:04:43.88 ID:kDL8bUPcP
>>714自動翻訳
>>715模範解答

自動翻訳もよくやっている。
718名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/30(土) 16:26:44.66 ID:AzlY9j9q0
>>711
あと、>>715に「絶対主義思想家」とあるだろ。このレッテルは旧講座派=共産党左派の定式。
具体的には服部之総・遠山茂樹・安川寿之輔くらいしか主張していない。
この本が安川の影響下にあるのは明白だな。

ところで、

韓国人にとって彼は朝鮮開化派を助け甲申政変をたきつけた人でもある。しかし、政変失敗後は
日本の韓国支配を強力に主張した張本人だ。合わせて日帝政府より先に立って清日戦争を挑発
して朝鮮にいた日本人保護を口実に朝鮮に駐屯軍派兵の必要性を声高に叫んだ。また‘征韓論’
を越える‘朝鮮政略論’を主張し朝鮮の改革がすなわち日本の独立を維持するという論理を前面
に押し出し朝鮮の国政改革を推進して監視する‘朝鮮国務監督官’を提案した。>>715

に当てはまる社説は、いったいどれなんだ? 開戦前に対清国攻撃を唱えたなんて聞いたことが
ないんだが。
719名無しさん@お腹いっぱい。:2012/06/30(土) 17:12:01.69 ID:rfT7UKuk0
【次代への名言】
司馬さん、遼(はるか)なり編(58)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120629/art12062903240000-n1.htm

■「藩にしても国家にしてもおなじで、福沢諭吉がいったように、官の力で国が立つのではなく、民力があってはじめて国が立つのである」
(司馬遼太郎『街道をゆく 檮原(ゆすはら)街道(脱藩のみち)』)

福沢諭吉は、司馬さんが最も敬意を表していた日本人の一人であろう。

「むこうはどうも、あれだな、凄味(すごみ)といっちゃ違うが、とにかく日本のどういう英雄豪傑にもなかった種類の勇気というものがありますよ(中略)
義ヲミテナサザルハ勇ナキナリ、のあの勇です。それが福沢にはある。匹夫(ひっぷ)の勇ではない」

幕末を舞台にした『峠』には、のちに明治を代表するジャーナリストとなる、福地源一郎(桜痴(おうち))が、洋学の先輩である福沢についてそう語る場面がある。
「(激動の時代に)さらりと独立自尊をやってのけています」

司馬さんが評論家の江藤淳氏と対談したさいの福沢評だ。その福沢は西南戦争の後、政府を論難し、乱の指導者となった西郷隆盛を擁護する論文
『丁丑(ていちゅう)公論』をひそかにしたためた。このときの福沢の心中について、司馬さんは『「明治」という国家』でこう分析している。

 《西郷の死と、西郷の後輩たちの大量死は、サムライたちが保持していた日本人の品性や気骨、質実さが、今後、急速に薄れてゆくという不安を福沢にいだかせたのでしょう。
“個人の独立”といったところで、薄っぺらな個人が独立したところで、なにほどの美を済(な)すわけではありません。
福沢は、それより(中略)内村(鑑三)や新渡戸(稲造)たちが大切にした、武士道というものを大切にしたかったのです》(文化部編集委員 関厚夫)
720名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/01(日) 04:54:02.95 ID:VzapoZL/0
>>718
開戦前に対清国攻撃を唱えた社説といえば、
・「支那朝鮮両國に向て直に戰を開く可し」(1894年7月24日)
のことでしょう。

> 彼は朝鮮開化派を助け甲申政変をたきつけた人でもある。

たしかに、朝鮮開化派を助けたことは事実だけど、
「甲申政変をたきつけた人」というのは、
平山さんの調査報告「福沢諭吉は朝鮮甲申政変の黒幕か?」
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/mastermind_or_advisor/
によると、井上角五郎の証言しか証拠が存在しないし、
その証言も信用できない内容だそうですね。

> 政変失敗後は日本の韓国支配を強力に主張した張本人だ。

政変失敗後の社説
・「朝鮮獨立黨の處刑」(1885年2月23日・26日)
・「脱亞論」(1885年3月16日)
・「朝鮮人民のために其國の滅亡を賀す」(1885年8月13日)
などは、むしろ福澤の朝鮮支援策が失敗したという敗北宣言と
解釈するのが有力な説のようです。

> 日帝政府より先に立って清日戦争を挑発
> して朝鮮にいた日本人保護を口実に朝鮮に駐屯軍派兵の必要性を声高に叫んだ。

これは、
・「朝鮮東學黨の騒動に就て」(1894年5月30日)
・「速に出兵す可し」(1894年6月5日)
のことでしょう。

> ‘征韓論’
> を越える‘朝鮮政略論’を主張し朝鮮の改革がすなわち日本の独立を維持するという論理を前面
> に押し出し朝鮮の国政改革を推進して監視する‘朝鮮国務監督官’を提案した。

「朝鮮政略論」に相当するのは、
・「改革の勸告果して効を奏するや否や」(1895年1月4日)
・「朝鮮の改革に外國の意向を憚る勿れ」(1895年1月5日)
・「義侠に非ず自利の為めなり」(1895年3月12日)
のことかな。
「朝鮮国務監督官」というのは見つかりませんでした。
721名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/01(日) 08:50:25.64 ID:/U0ezN5E0
>>720
平山サイトによると、
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/sugita_satoshi_2010/
「シナ朝鮮両国に…」は、昭和版採録・草稿非残存・推定石河執筆のようだ。
もちろん、福沢が関与していなかった証拠などないが、1933、4年に福沢の社説と
認定されたということだけは確実だ。

平山説が定説化してしまうと、左翼は本当に困ってしまうようだね。
722名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/01(日) 10:42:45.76 ID:3Mv1gifPO
全集に入っているが
福沢が書いたかはわからない

こういうのが多いんだろうな
723名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/02(月) 09:31:04.11 ID:KVYNyf3V0
今の岩波の全集が有効である限り
日本の左翼や韓国からの攻撃は
止むことはないであろう!
724名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/02(月) 10:52:54.91 ID:26w4WbPY0
まあ、福澤が経営していた新聞の論調が清国への早期開戦を主張していたとしても、
それだから悪いとはいえないのだがね。
725名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/02(月) 19:40:33.39 ID:y73Wk/46O
その方向で反論するか
726名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/03(火) 00:07:10.14 ID:qD/Vq8d40
>>723
平山さんの新刊が出ても攻撃は止まないのかな?
727名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/03(火) 03:19:09.51 ID:ZEgBtlLWO
もちろんだ
岩波には権威があるからな
w
728名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/03(火) 07:35:43.65 ID:EzR1e0st0
平山新本>>558を使えば買わずとも読めそう
729名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/03(火) 11:41:53.40 ID:dLFzVqqt0
>>728
不買運動ですか?
730名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/03(火) 12:08:45.40 ID:omj2yBgW0
ネットで読めるんだから、確かに買う必要はないな
731名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/03(火) 12:34:11.75 ID:70s/TZjW0
>>730
にもかかわらず公開され続けている理由を考えてみよう!

ネットで読む奴なんぞは、最初から購入候補からはずされているのさ
732名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/03(火) 18:12:59.86 ID:CxZ0PoBV0
大分大雨で諭吉の故郷はヤバ系
733名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/03(火) 23:11:47.00 ID:lUXF/n/40
>>730
いやいや、私は図書館に購入予約する予定です。

>>731
>>559 大幅に書き換えているのかもしれないぜ。
というレスがあったがどうよ。

とにかく、平山さんの集大成と言える本に成りそうだし、
安川さんへの本格的な反撃にも成りそうですよ。wktk
734名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 01:32:37.66 ID:U4vIav830
あれ、amazonを見たら平山の本は6/8に発売済みだったのね
735名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 02:40:27.40 ID:Gjh8zCc/O
>733
だとして安川は降参するかな
>734
タイトルといい刊行日といい、人騒がせな本だな
736名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 07:19:09.95 ID:9l9wI0CE0
>>734
これだね タイトルも違う
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E4%BE%B5%E7%95%A5%E3%81%AE%E6%89%B9%E5%88%A4%E8%80%85-
%E7%A6%8F%E6%B2%A2%E8%AB%AD%E5%90%89-%E8%84%B1%E4%BA%9C%E8%AB%96%E3%83%BB%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%BB%85%E
4%BA%A1%E8%AB%96%E3%81%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E5%B0%8A%E7%8E%8B%E8%AB%96-%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B
A%E3%83%BB%E4%BA%BA%E3%81%A8%E6%96%87%E5%8C%96%E3%81%AE%E6%8E%A2%E7%A9%B6-%E5%B9%B3%E5%B1%B1-%E6%B4%8B/
dp/4623063461/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1341353802&sr=1-1
737名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 07:26:45.16 ID:9l9wI0CE0
シェアする から貼るんだな

アジア侵略の批判者 福沢諭吉: 脱亜論・朝鮮滅亡論そして尊王論 (シリーズ・人と文化の探究) 平山 洋
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/4623063461
738名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 09:02:49.65 ID:ShaWb64m0
>>734
そうだとするなら、すでに目撃情報があってもいいんじゃないか?
本当はまだ出ていないのでは。すでに品切れというのはおかしい。
739名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 09:28:17.36 ID:U4vIav830
>>738
人気が無いからすぐに絶版になったとか?
740名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 09:34:37.35 ID:9l9wI0CE0
>>739
ばかですか? 売り切れなきゃ絶版にはならないんだよ。
741名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 10:15:00.36 ID:ShaWb64m0
>>739
>>740のいうように、まったく売れなくて在庫なしとなることは、アマゾンの仕組みから
いってありえない。つまりいまだ入荷していない、ということ。
で、すでに出版されているか、となると、他のどの本屋にも入荷していないようだから、
まだ出ていないと考えるのが合理的、だろ?
742名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 19:24:02.39 ID:LUn1pyVS0
>>734
hontoネットストアの情報でも、
税込価格:6,300円(180pt)、発行年月:2012.6、近日発売:予約可
になっていますね。

福沢諭吉は侵略主義者か 脱亜論・朝鮮滅亡論そして尊王論/平山洋 - 本
http://honto.jp/netstore/pd-book_25197870.html

値段も発行年月日も題名も間違っていますね…

>>735
安川さんは降参しないと思うけど、この平山本が出れば、
安川・平山論争に最終決着が着くことになるんジャマイカ。
743名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 19:31:50.50 ID:c05QTbUN0
>>742
ボクシングとちがってノックアウトも判定負けもないからねえ。
だれが安川にそれを納得させる?
それから岩波書店は新全集の編纂に乗り出すんだろうか?
744名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 20:35:07.22 ID:LUn1pyVS0
>>743
安岡さんは死ぬまで納得も降参もしないと思われ。
それから、もし新全集を出すとすれば、岩波からではなく、
慶應義塾大学出版会からになるんジャマイカ?
745名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 20:43:01.55 ID:Gjh8zCc/O
>>742
それはどうかな
だが安川があの世に旅立ってオシマイとなるかも
746名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 21:04:03.75 ID:c05QTbUN0
>>744
出版会が岩波のメンツをつぶすようなことをするかねえ。
初代社長は富田なんだが。
747名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 21:22:07.48 ID:VIC0cx+b0
三越が脱慶応閥に一歩踏み出したのが2005年。
5月の株主総会で、東大出身の石塚邦雄氏(58)が社長に就任した。
 前社長の中村胤夫氏が「人物本位で選んだ」のが、慶応閥とは無縁の石塚氏だった。
慶応大以外の出身者が社長になるのは、
三越100年の歴史のなかで初めて。
http://ameblo.jp/baywing/entry-10172322626.html
748名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/04(水) 21:22:59.74 ID:VIC0cx+b0
hiog: 横田好太郎「キヤノンとカネボウ」新潮新書
http://hiog.seesaa.net/article/22987579.html
p44.「慶応閥」が露骨で、私の在職中の5人の社長は全員慶応出身でした。
彼らの訓示には福沢諭吉や小泉信三が引用されますが、
早稲田を作った大隈重信や同志社の新島襄などは一度も出てきません。
慶応「三田会」の理事の選挙シーズンになると、
人事部が主導して慶応出の社員の票集めが行われているほどでした
749名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/05(木) 06:45:22.52 ID:i2M73ZCQ0
福沢の真実が今まで明らかにならなかったのは、まさに歴史と人情だね>>7
750名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/05(木) 12:37:00.13 ID:gDlpaM+N0
このスレ、まだ続いているんだね
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1340983338/
751名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/05(木) 13:05:44.66 ID:gDlpaM+N0
そのスレからの再引用
ユーチューブより「脱亜論」解説
http://www.youtube.com/watch?v=r3PFYmt8Yzg
752名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/06(金) 08:16:32.01 ID:m71Khn410
平山新本の読者感想みたいのは、まだ出ていないの? 
店頭には並んでいないみたい
753名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/06(金) 10:25:29.89 ID:k7xNotKK0
販売していないんだから感想が出てくる訳ないじゃない
754名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/06(金) 10:53:44.29 ID:RQEM6bc+0
>>752
書名でググッたら、こんなブログが出てきた

http://d.hatena.ne.jp/blechmusik2/20120706/1341514647
755名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/06(金) 12:04:46.26 ID:j2pzkyom0
本当に売っているの?amazonの検索で引っかからないんだが。
756名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/06(金) 12:08:14.39 ID:Px+09CzL0
>>754
なかなか興味深い。でもこの人、関係者のような。

>>755
完成はしたが、まだ出回っていないということだろう。
757名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/06(金) 13:24:11.72 ID:m71Khn410
>>754
へえ、情報ありがとう
とにかくできあがってはいるようで
758名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/06(金) 14:27:11.76 ID:j2pzkyom0
そういえばスルーしてしまったが書名はどれが正しいんだろう
>>737>>742
759名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/06(金) 16:46:29.68 ID:NK//VB9J0
慶応義塾への第2公開質問状:阿部重夫発行人ブログ:FACTA online
http://facta.co.jp/blog/archives/20120706001108.html
760名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/06(金) 21:43:37.03 ID:JuS9WafW0
>>758
どちらでもないね
761名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/06(金) 22:32:53.23 ID:usu5/Koy0
>>755
Amazonで検索したら引っかかりました。2012/6/8に発売済になっています。

Amazon.co.jp: アジア侵略の批判者 福沢諭吉: 脱亜論・朝鮮滅亡論そして尊王論 (シリーズ・人と文化の探究): 平山 洋: 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4623063461/
単行本: 450ページ
出版社: ミネルヴァ書房 (2012/6/8)
ISBN-13: 978-4623063468
発売日: 2012/6/8
762名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/06(金) 22:51:30.42 ID:usu5/Koy0
>>754
情報ありがとう。
このブログはゲラ刷りを元にしているのかな。
もしかすると、平山さんはこのブログを読んで、
グラフを追加することになって、ページ数が増えて、
ますます出版が遅れちゃったのかもしれませんね。

# S式なんて久しぶりに見ました。
# このブロガーはLisperなんですね。
763名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/07(土) 07:37:55.19 ID:oQ7Fgu4LO
いずれにせよ謎の多い本だ
764名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/07(土) 09:02:04.97 ID:r2KuNF760
>>762
この段階でゲラだとするとますます謎だ
そんなにややこしい本なのかね
765名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/07(土) 09:26:09.09 ID:tNOov5nu0
ゲラの段階での修正をブログで公開することなんて、ありえるの?
766名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/07(土) 10:44:11.70 ID:IpIlXBQU0
ミネルヴァが特殊ってことはあるかもしれんが?普通は無いだろう。
767名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/07(土) 12:16:36.09 ID:tNOov5nu0
>>766
まあ、出来上がった本にブログが提示していた修正が施されていなかったなら、
ブロガーは完本を先に入手していただけ、ということになるな。
768名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/07(土) 13:09:28.72 ID:NT5n2ZxwP
この下の部分は当初はなかったんじゃ?
_________________________________________________________________________
この書は福沢諭吉の仕事を「主にナショナリズムとの関連から読み解こうとする」
(「はじめに」p. i)ものだが、いずれ重要な課題となるであろう、『全集』未収
録の論説約4500編から福沢関与の論説を抽出する過程で、本書の分析がどれくら
い活用できるのか興味を抱いた。この活用ということばを言い換えれば、本書の
手法を用いることによって上記の「『時事新報』論説のカテゴリー分け」の各カ
テゴリーに、『全集』未収録の論説がどれくらいの割合で分類されるのか、そし
てそれらが正しく分類されたとどれくらい確からしいと言えるのだろうか(false
positive と false negativeの問題)、ということである。

それだけではない。将来的には、ナショナリズムに加えてそれ以外の切り口、例
えば経済学や経済思想*1の観点からヒントを得て、論説への福沢の関与の判定を
これまで以上に多角的に分析する手法を案出しうるかについても興味がある。井
田の研究手法が及ばぬ領域、つまり文体の判定からは執筆者を断定しえない場合
において、多角的な福沢分析の本領が存分に発揮されることだろう。

これは、(平山による)福沢研究の一時代の終わりを宣言すると同時に、福沢研
究の新たな時代の始まりを予感させる書籍だといえる。福沢以外の者が福沢の文
章だと唱えたものを真に受けるのではなく、当時の福沢周辺の状況を把握した上
で福沢が本当に書いたのか否かを問おう、その考察から見えてくる真の福沢の姿
を描き出そう、という平山の問題意識がこの書籍ではよく展開されている。今後
は、平山の問題意識が所与のものとして受け入れられたうえで、福沢研究がすす
められていくことを期待したい。
________________________________________________________________________
http://d.hatena.ne.jp/blechmusik2/20120706/1341514647
769名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/07(土) 14:48:39.92 ID:IpIlXBQU0
>>767
なるほどね
770名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/07(土) 16:22:25.94 ID:tNOov5nu0
>>768
どうも完本を入手したみたいだな、ブロガー。

>>769
いずれにせよじきに分かることだろう。
771名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/07(土) 23:31:42.28 ID:a95zDXve0
>>770
7月20日の発売日が楽しみですね。
安川さんや雁屋さんをはじめとする福澤批判派の反応や、
都倉さんや小川原さんをはじめとする慶應義塾関係者の反応も
知りたくなりますね。
772名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/08(日) 01:02:47.24 ID:V0dGcoc+O
まだ発売されていない?
773名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/08(日) 02:10:14.35 ID:lcG8SIVM0
>>772
YES. 版元のミネルヴァ書房の情報によると、7月20日に出版予定ですね。

題名 アジア独立論者 福沢諭吉 脱亜論・朝鮮滅亡論・尊王論をめぐって
出版年月日 2012/07/20
ISBN 9784623063468
判型・ページ数 A5・450ページ
予価 本体7,000円+税
http://www.minervashobo.co.jp/book/b101519.html
774名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/08(日) 08:58:05.70 ID:V0dGcoc+O
どうも
では6月8日説は?
775名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/08(日) 12:41:18.37 ID:RqZx/Xrc0
「馬鹿と片輪に宗教、ちょうど良い取り合わせだろう」
(福沢諭吉全集 第20巻 232ページ)
http://kariyatetsu.com/blog/1141.php
776名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/08(日) 13:20:05.76 ID:wlMr+Ndx0
>>775
まったくだ。完全に同意。
777名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/08(日) 18:05:13.36 ID:yAX3U29k0
>>775
>自分で自分の心を頼む事の出来ない人間は、自分の足で歩けない者と同じだ。
>即ち片輪だ。
>神や仏、キリストなどの教えは、昔、片輪の時代に適した教えなので、世の中に片輪のある限りその教えも甚だ入用である
福沢研究者はこの福沢の思想まで否定するの?
778名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/08(日) 19:56:48.68 ID:rYbot7cm0
弘法も筆の誤り。
779名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/08(日) 22:16:06.82 ID:lcG8SIVM0
>>777
同じような話は『学問のすすめ』でもしていますね。

----
斯る愚民を支配するには迚も道理を以
て諭すべき方便なければ唯威を以て畏すのみ西洋
の諺に愚民の上に苛き政府ありとはこの事なりこ
は政府の苛きにあらず愚民の自から招く災なり愚
民の上に苛き政府あれば良民の上には良き政府あ
るの理なり故に今我日本國においても此人民あり
て此政府あるなり
----
學問のすゝめ. 初編 - 22 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=42&PAGE=22
780名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/09(月) 00:21:22.19 ID:GbJkEHj00
>>779
本当にそれが福沢の思想なのかな。愚民バッシングなんて、、、
朝鮮人民のためにその国の滅亡を賀すって、
朝鮮人民がそういう体たらくだから朝鮮国はやっぱりダメなんだ、愚民が自ら招いた災いだ、
とは言っていないよね。
安川の言うように福沢が変節したと見るのがよさそう?
781名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/09(月) 00:48:58.25 ID:rA5lvzO70
>>780
『学問のすすめ』の場合は、愚民バッシングではなくて、
「愚民にならないように学問すべし」と学問を勧めている
わけですね。

----
假に人民の徳義今日よりも衰へ
て尚無學文盲に沈むことあらば政府の法も今一段
嚴重になるべく若し又人民皆學問に志して物事の
理を知り文明の風に赴くことあらば政府の法も尚
又寛仁大度の場合に及ぶべし法の苛きと寛やかな
るとは唯人民の徳不徳に由て自から加減あるのみ
人誰か苛政を好て良政を惡む者あらん誰か本國の
冨強を祈らざる者あらん誰か外國の悔を甘んずる
者あらん是即ち人たる者の常の情なり今の世に生
れ報國の心あらん者は必ずしも身を苦しめ思を焦
すほどの心配あるにあらず唯其大切なる目當はこ
の人情に基きて先ず一身の行ひを正し厚く學に志
し博く事を知り銘々の身分に相應すべきほどの智
徳を備へて政府は其政を施すに易く諸民は其支配
を受て苦みなきやう互に其所を得て共に全國の大
平を護らんとするの一事のみ今余輩の勸る學問も
專らこの一事を以て趣旨とせり
學問のすゝめ終
----
學問のすゝめ. 初編 - 23 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=42&PAGE=23

『朝鮮人民のためにその国の滅亡を賀す』の場合は、
「朝鮮の政府がダメだから、むしろ政府が滅びて英国かロシアの
植民地になったほうが人民のためになるだろう」と
(おそらく反語的に)言っているので、これも愚民バッシングでは
ないと思われます。
782名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/09(月) 04:18:25.85 ID:f8BPGxMB0
>>777
べつに事実をいっているだけじゃん。福沢の思想としても不自然さはない。
783名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/09(月) 07:14:09.33 ID:s9CUQEgdO
黙れ共産党
784名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/09(月) 09:24:37.38 ID:JUiZwcN30
平山新本、すでに完成していて入手した人がいるようだ
http://twitter.com/kiyoshi_h/status/221759533142392832
785名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/09(月) 11:45:14.38 ID:5OJVe3nW0
沖縄タイムス 2012年7月8日 09時55分 (25時間48分前に更新)

 あの「学問のすゝめ」の福沢諭吉は熱病に苦しんだ経験があるらしい。
その時、命を救ったのは氷だった。1870(明治3)年の夏、
外国の製氷機を解熱に役立てた。氷なくして一万円札の顔はなかったかもしれない

786名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/09(月) 23:24:04.80 ID:rA5lvzO70
>>784
ほんとだ。これは献本なのかな?
まあ、慌てなくても来週金曜日に発売なんですけどね。
787名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/10(火) 00:08:06.93 ID:1sR1Y0740
>>785
情報ありがとう!この記事ですね。

[大弦小弦]あの「学問のすゝめ」の福沢諭吉は…
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-07-08_36072

『福翁自伝』によると、旧暦の明治3年(1870年)の5月中旬に、
腸チフスをわずらい、熱病を発したそうです。
このとき製氷機を使ったようですね。

富田正文『考証 福澤諭吉』(上)、327頁によると、この時の病名は
腸チフスではなく発疹チフスだったそうです。
さらに、329頁によると、外国の製氷機を使ってみたが、結局、
製氷には成功しなかったそうです。
そして、330頁によると、「結局、横浜で函館の天
然の囲い氷を船で取り寄せて売っているのを、人を派し
て買いとり、徹夜で新銭座まで運んだ」そうです。

なんだ、製氷機で氷を作ったという話はウソじゃん。
788名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/10(火) 07:28:49.34 ID:hlgls1tI0
>>787
福沢は、アイスクリームを食べた最初の日本人ではあるけどね
789名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/10(火) 17:39:14.71 ID:bzlviaFY0
今の福沢研究者って平山と安川の間のどのあたりにいるんだろう
安川寄りが大勢?
790名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/10(火) 18:52:18.84 ID:EpPVGA5m0
>>789
マトモな研究者の間では、安川寿之輔自体が存在していない
791名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/11(水) 07:23:20.96 ID:zgBK7BaZ0
與那覇潤(Yonaha Jun) ?@jyonaha
【献本】平山洋『アジア独立論者 福沢諭吉』:副題「脱亜論・朝鮮滅亡論・尊王論をめぐって」。
福沢全集のアジア蔑視論説が福沢の真意ではない(弟子が書いて、
自分で全集に入れた可能性が高い)ことを指摘して話題を呼んだ『福沢諭吉の真実』(2004)の
著者によるその後の研究の集成。感謝です!
792名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/11(水) 10:41:07.89 ID:+1G7bF650
>>791
與那覇先生というのは、>>313の人ですね
793名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/11(水) 18:40:41.46 ID:d6gticpG0
>>792
月刊文藝春秋で中野剛志と対談をしていた。ただ、どうも、「中国化」の概念規定がねえ。
かなり曖昧なのではないかと。
794名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/11(水) 21:17:30.44 ID:Iu76yNqx0
>>793
サンクス!この記事のことですね。

中野 剛志・與那覇 潤「橋下徹市長と中国化する日本」
『文藝春秋』2012年7月号、288-295頁
http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/375
795名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/11(水) 21:21:00.35 ID:6bchOu200
今月は「論説」をメインに取り上げた平山本より一足先に、コラム欄の「漫言」をメインに取り上げた時事新報関連の福沢本も出たな。

漫言翁福沢諭吉 時事新報コラムに見る明治 遠藤利國

>>民主化、国会開設を世界に公言した明治日本。しかし民衆の多くは国政なんて興味なし。論説を読むことすらおぼつかない。
これでは何のための国会か・・・・
福沢は自身の新聞に職人言葉、悪態、減らず口、落語もどきを一席ぶつこともあれば、ほめ殺しや大ボラもあたりまえ。
縦横無尽やりたい放題の中に真実を織り交ぜるコラム「漫言」を掲載する。その旺盛な好奇心とはち切れんばかりの情熱!
ジャーナリスト・福沢の真骨頂「漫言」から見る日本の民主化大騒動、文明開化の実像。
ttp://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106184040/subno/1
796名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/11(水) 22:06:39.03 ID:Iu76yNqx0
>>795
情報ありがとう。昨日(7/10)出たばかりのようです。
著者は早稲田大学出身の人なんですね。

hontoネットストア - 漫言翁福沢諭吉 時事新報コラムに見る明治/遠藤 利國 - 本
ttp://honto.jp/netstore/pd-book_25246282.html
税込価格:2,625円(75pt)
取扱開始日:2012/07/10
出版社:未知谷
サイズ:20cm/283p
利用対象:一般
ISBN:978-4-89642-381-5

著者紹介
略歴 〈遠藤利國〉1950年生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。翻訳家。國學院大學講師。著書に「明治廿五年九月のほととぎす」がある。
797名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/12(木) 07:18:19.71 ID:8ctcn5s9O
これはこれは
お耳がはやい
798名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/12(木) 10:11:34.05 ID:77LOzd/w0
>>795
時事新報コラムって執筆者名が当時書いてあったの?
799名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/12(木) 11:02:53.15 ID:6keWXp1L0
>>798
平山HP検索窓「漫言」で検索

1.時事新報の漫言欄には記者なら誰でも書けた
大正版全集に漫言が収められるようになった経緯は、『福沢諭吉の真実』(93頁)に書いた通りである。
大正12(1923)年に慶應義塾から福沢伝の執筆を委嘱された石河は、図書館内に伝記編纂所
(現福沢研究センター)というオフィスを構え、そこで福沢書簡や真筆草稿の収集を開始した。
そこに福沢による数編の漫言原稿が寄せられたので、石河はそれらを大正版全集に収める一方、
伝記にもエピソードとして盛り込んだのである。福沢筆と確認されている漫言に、
「むきだしの差別語・侮蔑語」は確認されていない。
ここで杉田が批判している漫言の執筆者は、実はまったく不明である。というのも、
漫言を専門に担当する記者がいたわけではなく、時事新報記者ならば誰でも書くことができたからである。
また、社説欄担当の石河が、福沢の草稿は残されていないこれらの漫言を
どのような基準で選んだのかについても明らかではない。変だ、と全集編纂の手伝いをしていた富田正文が
思ったとしても、福沢無関与の証拠など出せるわけがないから、
石河が、「これらの漫言を福沢先生が書くのをこの眼ではっきり見た」と言えばそれで終わりとなってしまうわけである。
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/comment_on_sugita_satoshi_2010/02/
800名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/12(木) 11:37:26.85 ID:BDd9yBPcO
スレチだけど…
諭吉さんの故郷がすごい雨だな
801名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/12(木) 12:24:08.16 ID:eAzI7z5S0
「福沢諭吉」でググっても、平山新本の紹介が3番目に表示される。
これはどういう仕組み?
802名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/12(木) 22:01:11.75 ID:wTcuRBjG0
>>795
いままで『時事新報』の漫言をメインにした本があったのかな?
803名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/13(金) 01:10:20.97 ID:9uKQbyrR0
>>801
グーグルで検索すると青空文庫が3番目にくるよ
たぶん平山新本のサイトをクリックしたcookieが残ってるんじゃない?
キャッシュやcookieをクリアしてからググリ直せばいいかと
804名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/13(金) 07:30:31.16 ID:fK8v6l+l0
>>803
ほんとだ。自分が前に見たからなんだね。
805名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/13(金) 15:02:04.08 ID:42mm6bKX0
>>799
そうか、漫言の執筆者もよく分からないのか。
福沢全集を使った研究はどう見てもしにくくなっているな。
よく分からん。
806名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/13(金) 20:04:20.40 ID:gAgXgQ6t0
>>805
まー現行の全集はデタラメだとはっきりしちまったからな
807名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/13(金) 23:14:48.77 ID:xoz60uLY0
>>805
漫言については『福沢諭吉の真実』(93頁)に以下のように記されています。

----
 この推測は、当初大正版『全集』に漫言を収める予定はなかったということとも密接に関係
している。『全集』が刊行されつつある時点で漫言を入れることにしたのは、石河が準備して
いた『福沢諭吉伝』で、漫言のいずれかを引用せざるをえなくなったためではないだろうか。
そこで調べてみると、大正版『全集』第一〇巻(現行版J)所収の「鋳掛久平地獄極楽廻り」
(八八・六・一七)が伝記の第四巻五二四頁に紹介されている。伝記で触れられている漫言は
この一編だけであるが、それが真筆であることは飯田三治宛書簡(八八・六・一四)に明らか
である。二五年一二月から翌年五月までの間にこの書簡を発見した石河は、福沢が作った落語
のエピソードを伝記に盛り込むことにして、全集に収録するものを急遽『時事新報』の漫言欄
から選んだのであろう。
----

つまり、1888年6月17日に掲載された漫言「鋳掛久平地獄極楽廻り」は
福澤真筆だったのですね。
その他の漫言については執筆者もよく分からないのでは?

>>806
現行版収録の漫言の収録基準は(上記の漫言1編を除いて)不明らしいのに、
『漫言翁福沢諭吉』でも現行版福澤全集の史料を使っているのかな?
808名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/14(土) 00:40:59.69 ID:fhAbsFbq0
知れば知るほど全集の不気味さにぞっとするが
だからといってどうしようもない
難しいものだ
809名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/14(土) 06:39:42.07 ID:mRXSAx1w0
満州事変の時局に好都合な日新戦争時の漫言が選ばれているのだから、
これは差別意識満載なのは当然ではないかと。
810名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/14(土) 16:14:16.07 ID:WrQ3aeZe0
>>808
福澤全集の『時事新報』論説をこれからどのように扱うべきか?
という問題に対して、都倉さんは次のように提案しています:

---------------------------------------------------------------------
今後福沢全集を編むことがあるならば、紙面に掲載後「福沢諭吉立案」として
単行本化され福沢生前の全集にも入っている『時事』論説以外は収録せず、
別に「時事新報論説集」を編み、論説を全日分収録するのが最も適切な扱い方
であると思う。
---------------------------------------------------------------------
慶應義塾大学出版会|慶應義塾・福澤諭吉|ウェブでしか読めない|時事新報史
第10回:『時事新報』論説をめぐって(2) 〜「我輩」は『時事新報』である〜
http://www.keio-up.co.jp/kup/webonly/ko/jijisinpou/10.html 都倉武之


>>809
『時事新報』論説は新聞の社説と時事コラムである漫言から成るので、
論説が掲載された当時の時代背景や国際関係・国内問題などの状況を
関連付けて理解しないと、正しく意味を理解できないわけですね。

福澤研究センター准教授の都倉さんも以下のように指摘しています:
---------------------------------------------------------------------
現代とは言語感覚の異なる明治時代の文章である『時事』論説を、状況や背景
を説明せずあちこちから切り取って読ませれば、普段読み慣れない読者を
たちまち福沢批判者にすることが出来るだろう。筆者もその気になれば、福沢を
共産主義者にも、国粋主義者にも、はたまた見境のない三田の色魔にも、無私で
高潔な聖人にも仕立てる『時事』論説コラージュを作る自信があるが、それは
もとの福沢の思想とは全く無関係な福沢像である。
---------------------------------------------------------------------
慶應義塾大学出版会|慶應義塾・福澤諭吉|ウェブでしか読めない|時事新報史
第10回:『時事新報』論説をめぐって(2) 〜「我輩」は『時事新報』である〜
http://www.keio-up.co.jp/kup/webonly/ko/jijisinpou/10.html 都倉武之

都倉さんの言うとおりに、『時事新報』論説を適当に切り取って、
福澤を、清国・朝鮮国を侵略対象とするアジア観の持ち主にして、
帝国主義西欧列強の世界観を肯定する絶対主義的侵略主義者に
仕立て上げたのが、杉田聡さんの『福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集』
(明石書店)ですね。
811名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/14(土) 17:37:42.64 ID:mRXSAx1w0
>>810
今度出た漫言本はどういうスタンスなのだろう?
812名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/14(土) 17:57:24.72 ID:2hKBihfcP
>>810
つまり都倉さんは現行の全集を信じていないわけか。
これはゆゆしい発言では?
813名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/14(土) 19:15:36.89 ID:WrQ3aeZe0
>>811
今度出た漫言本を図書館に購入予約しておきました。
今度出る平山本も購入予約する予定です。
814名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/14(土) 19:45:43.78 ID:WrQ3aeZe0
>>812
井田さんの『歴史とテクスト』と平山さんの『真実』が出てからは、
石河の正・続『福澤全集』と『福澤諭吉伝』の信用は地に落ちたん
ジャマイカ?
現行の全集に関しても、第8巻から第16巻を占める「時事新報論集」に
関しては、まったく同様だと思われ。
815名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/14(土) 20:14:37.98 ID:2hKBihfcP
>>814
いや、そういうことじゃなくて、福沢センターは石河幹明と富田正文の
設立にかかる、ということについてだよ。
816名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/14(土) 21:34:56.18 ID:mRXSAx1w0
>>813
大学図書館? 公共図書館は入れるかな。
817名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 11:16:35.64 ID:WI+bxULK0
>>812
えーと、見るべきポイントはそこじゃなくて、
都倉は執筆者の判定の是非について触れていないことじゃないかね
執筆者が分からないのだから論説を全部収録しろ、としか言っていない
平山の研究と都倉の問題関心には距離がかなりある
818名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 12:38:57.63 ID:/2Y64bEhP
>>817
現行の全集社説はニセモノが多いと認めた上で、文体判定もできないという
立場か。これはちょっと…。
819名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 13:55:45.16 ID:WI+bxULK0
>>818
>>810を注意深く読むと分かるんだけど、
『時事』論説のうち福沢が本当に書いたのかを捨象しているから
>現代とは言語感覚の異なる明治時代の文章である『時事』論説を、状況や背景
>を説明せずあちこちから切り取って読ませれば、普段読み慣れない読者を
>たちまち福沢批判者にすることが出来るだろう。
こういう風に、時事論説の切り貼り->福沢批判へって構図がストレートに出てくる
これは時事論説=福沢の思想の現れ、っていう前提があってこそ成り立つ話だし
820名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 14:00:27.97 ID:WI+bxULK0
>>818
書き忘れた。文体判定ができないというんじゃなくて、
文体判定という作業自体に意味を見いだせない、ってスタンス
だから>>810
>基本的に『時事』論説の主張は福沢のものと見なすべきものと考える。
>論説の文章が福沢の文章か否かを議論する必要はなく、『時事』のものとして扱えばよい。
>なぜなら「我輩」は特定の誰でもなく福沢の新聞たる「時事新報」として書かれたものだからである。
>論説執筆を芸術家集団のアトリエにたとえて「福沢工房(アトリエ)説」と称する考え方が有力になってきているが、まさに言い得て妙だと思う。
こういう考えに行き着く。
こういう時事論説観は「福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集」を書いた杉田と一緒だね
821名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 14:23:42.22 ID:/2Y64bEhP
>>819>>820
ははあ。そこがカテゴリーWはない、とする都倉説とつながるわけか。
平山説では1892年春以降は、原則福沢の思想とは無関係、
立案したもののみが福沢の思想のうちに含まれる、だっけか。
822名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 15:23:39.13 ID:WI+bxULK0
>>821
カテゴリーWなんて平山しか使っていない用語じゃ無くて
福沢非構想&不執筆とでも書けばいいのに。
わかりにくいったらありゃしない。

安川、都倉、平山はどういう資料で福沢を研究するっていう
研究スタイルがばらばらなんだからばらばらの結論が出てきて当然かと。
もちろん使う資料の範囲が学術的に厳密に根拠づけられていなきゃ
研究結果の意義が疑わしいが
823名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 15:49:42.99 ID:/2Y64bEhP
>>822
ウィキでも紹介されているし、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E6%B2%A2%E8%AB%AD%E5%90%89%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F
>>549でも当然のように使われているから、
一般化していると思ったんだよ。

そのばらばらの研究のうち、どれが妥当かを検討しているわけで。
824名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 16:02:46.33 ID:2/khswhl0
どうも>>584-589あたりの議論の蒸し返しになっているようだ
825名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 16:41:00.73 ID:2/khswhl0
とりわけ>>588の指摘が重要かな
見ていなかった証拠は提示できないわけで、水掛け論になるのは必然だが
826名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 17:06:55.85 ID:VjU0QR/F0
>>823
まあこのスレに限定すれば、平山さんのカテゴリーは
じゅうぶんに一般化していると言っていいんジャマイカ?

カテゴリーI - 福澤がすべて執筆した「福澤真筆」
カテゴリーII - 福澤が立案し、記者が執筆した「福澤立案記者執筆」
カテゴリーIII - 記者が起筆し、福澤が添削した「記者立案福澤添削」
カテゴリーIV - 記者がすべて執筆した「記者執筆」

>>825
なるほど。>>588では
> 都倉氏は福沢が毎日の社説を、
> 最低でも「事前に」見ていたとする立場だな。
と言っているけど、
福澤が長期休暇を取って旅行に行っている場合もあるので、
全部の社説を「事前に」見ていたとするのは
ちょっと無理があるんジャマイカ?
827名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 17:27:57.74 ID:2/khswhl0
>>826
そうなんだよ
どう考えても不自然なんだ、全部事前に指示していたとするのは
828名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 17:58:17.33 ID:WI+bxULK0
>>826-827
都倉はそこまで断定的な発言をしている訳ではないよ
>>820で引いた
>基本的に『時事』論説の主張は福沢のものと見なすべきものと考える。
「基本的に」って逃げ道が設けられているから、>>826の例は例外にあたる、って言うだろうな
例外はどういう場合か、って話を都倉はすべき。
829名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 18:12:18.57 ID:2/khswhl0
>>828
そうなると、福沢とは無関係な社説があることになるジャン
とつい言いたくなるね

>論説執筆を芸術家集団のアトリエにたとえて「福沢工房(アトリエ)説」と称する考え方>>820

というのも、最初から最後までそうなのか
福沢は途中で引退したのではないかと、そういった疑問は残る
830名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 20:19:56.36 ID:/2Y64bEhP
>>826
そう言ってくださるのはありがたい。
『真実』を参照しているのでつられたようです。
831名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/15(日) 22:44:07.21 ID:D9/v2mVr0
『真実』って?
832名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/16(月) 03:37:50.19 ID:W/06tFzW0
833名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/16(月) 10:23:46.56 ID:tuPbExEl0
>>150-153の意見だけど、『福沢諭吉の真実』の英訳を出せば
中国と韓国の研究者のみならず一般の読者にも伝わるかと
834名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/16(月) 12:12:25.01 ID:mLgpdcrPP
>>833
中韓訳ではなく、英訳というところがミソですね。
翻訳さえしてしまえば、あとは出版するまでもなく、ネット上に
アップすればそれでよいのでは。
835名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/16(月) 12:45:25.50 ID:tuPbExEl0
>>834
なるほど
836名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/16(月) 15:08:50.57 ID:2yyNPu0p0
>>833
以前>>754で紹介されていたブログ
「blechmusik2の日記」
http://d.hatena.ne.jp/blechmusik2/20120706/1341514647
によると、平山さんの問題提起を英語で紹介している論文があるそうです。
以下のリンクはその論文の概要を紹介しているサイトのようです。

----
今では、平山の問題提起は日本語のみならず英語でも紹介されるようになっている。
その例として二点を挙げよう。

・Uchiyama, Akiko (2009). Translation as representation: Fukuzawa Yukichi's representation of the "Others". In Milton, John and Bandia, Paul (Ed.), Agents of Translation (pp. 63-83) Amsterdam: John Benjamins Publishing., pp.76-
http://benjamins.com/#catalog/books/btl.81.04uch
・Racel, Masako N., "Finding their Place in the World: Meiji Intellectuals and the Japanese Construction of an East-West Binary, 1868-1912" (2011). History Dissertations. Paper 26.
http://digitalarchive.gsu.edu/history_diss/26 , p. 75, n. 5
----
837名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/17(火) 03:07:53.34 ID:hXqq5ibgP
838名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/17(火) 07:09:50.05 ID:n156faeWO
ほほう
839名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/17(火) 09:38:42.59 ID:VKndImB70
平山の研究の、ポストコロニアル=サヨク的見方に対する破壊力はすさまじい。
中韓人や共産党系がどんなに福沢を論難するとしても、「ふふん」と鼻であしらわれるようになった。
840名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/17(火) 10:16:03.50 ID:I2jGz4GL0
>>839
今度の本に対して、安川たちはどんな反応を示すのだろうな。
無視か?
そんなことをしたら、今度は自分たちが完全に忘れ去られる。
841名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/17(火) 10:39:15.73 ID:uWGoYuqR0
>>840
完全に忘れられるということは無いだろうね
平山氏の研究に触れる人はその対立者として安川氏の名前を出すのが通例だし
842名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/17(火) 11:39:52.70 ID:I2jGz4GL0
>>841
つまり敗北者としての名前だけが安川らには残される、と?
843名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/17(火) 12:33:19.24 ID:hXqq5ibgP
◇教科書・市民フォーラム6周年記念総会・記念講演会  安川 寿之輔さん  10月13日(土) 

 “一万円札からの福沢諭吉の引退を考え始めませんか” −「暗い昭和」につながる「明るくない明治」−

 NHK「坂の上の雲」は、福沢『学問のすすめ』の「一身独立して一国独立する」の「一身独立」についての
ウソで始まりました。安川『福沢のアジア認識』が解明したように、福沢こそがアジア蔑視と侵略戦争の先
導者です。だから、朝鮮の「近代化を踏みにじり、破綻へと追いやった我民族全体の敵」(韓国)、「最も
憎むべき民族の敵」(台湾)と評価され、「慰安婦」問題の尹貞玉は「日本の一万円札に福沢が印刷されて
いる限り、日本人は信じられない」と語っています。『美味しんぼ』の雁屋哲も今年「福沢こそが日本を一
九四五年の破綻に追い込んだ元凶」という本を刊行します。一万円札からの福沢の引退は、日本の戦争責任
清算の象徴かも。

 講師:安川 寿之輔 さん(名古屋大学名誉教授)
  「不戦兵士・市民の会」副代表理事・「わだつみ会」(日本戦没学生記念会)元事務局長 
  著書 『福沢諭吉のアジア認識ー日本近代史をとらえ返す』(2000年 高文研)
     『十五年戦争と教育』(1986年 新日本出版社)
     『福沢諭吉の戦争論と天皇制論=新たな福沢美化論を批判する』(2006年 高文研) 
  共著 『NHK「坂の上の雲」の歴史認識を問う』(2010年 高文研)

☆福沢諭吉研究の第一人者の安川さんから、福沢諭吉は日本近代史の中でどう捉えるべきか、じっくりとお
話を伺います。世間に広がっている啓蒙思想家という福沢観を問い直すことになるでしょう。

■共通会場:かながわ県民センター(横浜駅西口徒歩5分)
      開場 13:30 開始 14:00 資料代500円   教科書・市民フォーラム  TEL090-6021-0429
844名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/17(火) 13:22:41.77 ID:h0w8Uyck0
へえ雁屋哲が福沢批判の本を出す!
安川がバックアップしているのかね
平山説が葬られるのも時間の問題か
845名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/17(火) 13:27:36.39 ID:VKndImB70
>>840
無視ではなさそうだな。
>>843
それにしても同じ持ちネタだけで…。いい加減聞き飽きた話、ではないかな。
>>844
やっと出るのか。平山新本を見てからでも遅くないのにな。
出る前から論駁されている本になるんじゃないか。
846名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/17(火) 13:34:16.82 ID:VKndImB70
>>843
>『美味しんぼ』の雁屋哲も今年「福沢こそが日本を一九四五年の破綻に追い込んだ元凶」という本を刊行します。

これか。もう何年も前から言い続けてきたこと。おそらく「刊行」したという事実だけしか残らないんでは。
847名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/17(火) 16:32:10.93 ID:bCVV2Im60
>>843
これは週金関連の企画のもよう
848名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/17(火) 23:50:07.06 ID:Ge6w65JG0
講談社学術文庫から『明治洋食事始め』という本が出ました。

@「福沢諭吉とブタの頭」(39頁)では、『福翁自伝』から適塾時代に
福沢諭吉がブタの頭を煮て食べた話が紹介されています。
A40頁では、適塾時代に大阪の牛鍋屋で牛肉を食べる話、
B「肉食論者、福沢諭吉」(58-59頁)では、1870年(明治3年)に
築地牛馬会社の宣伝文「肉食之説」を書いた話、
C「『安愚楽鍋』の怪気炎」(59-62頁)では、1871年(明治4年)の
『牛店雑談 安愚楽鍋』が「肉食之説」の影響を受けて成立した話、

なぜ影響を受けたと分るかと言うと、「にぎわう牛鍋屋の店先」の挿絵に
 牛乳(ミルク)
 乾酪(チーズ)
 乳油(バタ)
 乳の粉(パヲダル)
とあるのが、「肉食之説」の中の説明とまったく同じだからなのです。

肉食之説 - 青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/cards/000296/card47343.html

D「鴎外対諭吉」(71-76頁)では、森鴎外が1885年(明治18年)に
「日本兵食論大意」で洋食に反対した話、
E「西洋料理の知識の普及」(86-88頁)では、1867年(慶応3年)に
出版された『西洋衣食住』からイラストが紹介されています。

なかなか面白い本ですよ。本屋さんでご一読あれ。

Amazon.co.jp: 明治洋食事始め――とんかつの誕生 (講談社学術文庫): 岡田 哲: 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4062921235/
出版社: 講談社 (2012/7/11)
ISBN-13: 978-4062921237
849名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/19(木) 00:26:32.71 ID:QKP7WrRF0
これ本当?
本当なら、どうしてこういう所に行きたい人がいるの?
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/joke/1331190435/101-200
850名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/19(木) 09:08:43.69 ID:FT9hCjQl0
平山の本がamazonで予約すらできないのだが
本当に発売するのだろうか
851名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/19(木) 21:13:58.91 ID:rRT+RIdJO
ほかのサイトをあたったら?
852名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/19(木) 23:32:30.78 ID:9D30qM960
>>850-851
7/19の時点で、アマゾン以外のお店では購入可能のようです。

アジア独立論者福沢諭吉 脱亜論・朝鮮滅亡論尊王論をめぐって : 平山洋/著 - セブンネットショッピング
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106190174/
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アジア独立論者福沢諭吉 脱亜論・朝鮮滅亡論尊王論をめぐって/平山洋/著 本 : オンライン書店e-hon
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http://www.honyaclub.com/shop/g/g14517146/
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アジア独立論者福沢諭吉: 紀伊國屋書店BookWeb
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取扱開始日:2012/07/19
発送可能日:24時間
853名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/20(金) 18:08:05.38 ID:NU6cU/nL0
>>福沢諭吉研究の第一人者の安川さん

大嘘も甚だしい紹介だな。いつから安川が福沢研究の第一人者になったんだ?
実際は第一人者どころか、まともな研究者からは安川の福沢批判は学術研究の名に値しないものとして全く言及されていないのに。
平山さんもほぼ批判・否定する文脈でしか安川説には言及していないし。
854名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/20(金) 18:21:41.33 ID:6U+qWgWA0
>>843
講演する安川も同じ主張ばかりを数えきれないほど繰り返してよく言い飽きないな。
政治・イデオロギー闘争の手段だからかもしれんが。
855名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/20(金) 18:27:19.96 ID:xnAYagGC0
>>743
>>一万円札からの福沢諭吉の引退を考え始めませんか

研究者からの引退を考え始めるべきというか即刻引退すべきなのは安川の方だろ
856名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/20(金) 18:34:29.26 ID:L3hX8LeW0
安川は最期まで福沢=アジア蔑視・侵略主義者説を主張し続けるだろうな。
撤回したら、数十年以上にわたる自分の研究者人生ひいては人生そのものを
自ら全否定することになるから。
857名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/20(金) 18:38:50.13 ID:rO8oFLNG0
>>843
土曜とはいえ何人来ることやら。ガラガラの予感。
858名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/20(金) 18:47:41.41 ID:eHxiGJX40
初めから破綻しており、そして論破された主張を、マトモな研究者はもちろん、
政治的スタンスが近い面々(朝日毎日、佐高など)にも支持されなくなっても、
雁屋など一握りのシンパ相手にいつまでも九官鳥のように繰り返し、彼らに
ヨイショされてさも多数派であるかのごとく悦に入ってる安川は、研究者としては完全にオワコンだと思う。
859名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/20(金) 18:50:17.37 ID:O5iQ/zzG0
>>855訂正
×>>743 ○>>843
860名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/20(金) 18:53:34.44 ID:Pjifs64T0
実際の今の福沢研究の第一人者は誰になるだろう?
安川は論外として、やはり平山さんか都倉さんあたりかな?
861名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/20(金) 19:33:48.35 ID:MDvadhoQ0
>>855
いや、この世からの引退をするべきだよ、安川は
862名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/20(金) 23:07:25.40 ID:/eCH36IZ0
平山氏は傍流だろうね
福沢センターの人が主流なんじゃない?
863名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/21(土) 03:42:28.04 ID:mcuybAE60
>>862
平山さんは、大学は慶應だけど、大学院は東北大学だから、
慶應の生え抜きではない。だから傍流。

都倉さんや小川原さんは、慶應の生え抜きだから、名実共に
今の福澤研究の第一人者と言えるんジャマイカ?
864名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/21(土) 06:40:19.38 ID:IyMm1r3w0
>>863
うーむ、すると東大出身の丸山真男や松沢弘陽や北岡伸一や西部邁も傍流になるなー
865名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/21(土) 22:39:53.28 ID:2aRilwwYP
>>863
どこにいるかより、研究の中身が問題なんじゃないか?

866名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/21(土) 23:30:48.90 ID:WEt3rGDn0
福沢諭吉は自分は生まれつき品行方正だったが中津藩に対しては朝鮮人のようにカネをむしりとることばかり考えていたと述懐しているな。
867名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/22(日) 06:14:58.17 ID:1FtHPWzJ0
>>866
で?
868名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/22(日) 06:46:39.62 ID:dIK/9pVQP
869名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/22(日) 10:12:43.34 ID:dIK/9pVQP
870名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/22(日) 13:22:50.11 ID:k17IDTg40
そんな高い本は限られた物好きしか買わないよ
871名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/22(日) 16:18:06.66 ID:1FtHPWzJ0
>>870
何?
872名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/22(日) 17:19:59.94 ID:J85Q2+eb0
>>868
いま見てみたら、『漫言翁福沢諭吉』が9位になっていました。
漫言って日本思想と関係あるのかな?
873名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/22(日) 17:59:50.57 ID:dIK/9pVQP
【朝鮮日報/コラム】日本で台頭する「新脱亜論」の時代錯誤[07/22]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1342921990/
874名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/22(日) 19:02:45.75 ID:1FtHPWzJ0
>>873
脱亜論はすっかり福沢を擁護する論説になった
875名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/23(月) 03:54:05.05 ID:JcAYA93g0
876名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/23(月) 07:23:30.93 ID:k7Wg3DudO
まだタイトルがちがう
877名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/23(月) 10:41:14.27 ID:8B7H48wC0
本を売る気があるのだろうか
878名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/23(月) 11:29:18.76 ID:Ztov65sZ0
福沢諭吉は按摩をならって按摩だけで食っていけるほど上達したらしいな。

 長崎時代に貧乏坊主に習ったそうな。
879名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/23(月) 12:28:03.59 ID:0NOX+36O0
>>877
少なくとも注意は引ける。間違えて2冊買う奴がいるかもしれない。
880名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/23(月) 23:57:24.52 ID:s3y2euqQ0
福沢諭吉が国旗の書を書いていた | タディの国旗の世界
http://www.worldflags.jp/139/
面白いね
881名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/24(火) 00:27:15.68 ID:XS5pyGiE0
>>878
『福翁自伝』の「按摩を学ぶ」の章にそんな話がありましたね。
福澤先生は按摩のほかにも障子張りやら畳の表の付け替えやら
桶の箍を入れるやら下駄を作るやら、いろいろやるんですね。

----
按摩を学ぶ
中津(なかつ)に
居て十六、七歳のとき、白石(しらいし)と云う漢学先生の塾に修業中、同塾生の医者
か坊主か二人、至極(しごく)の貧生で、二人とも按摩(あんま)をして凌(しの)いで居る者がある。
その時、私は如何(どう)でもして国を飛出そうと思て居るから、之(これ)を見て大(おおい)に心
を動かし、コリャ面白い、一文なしに国を出て、罷(まか)り違(ちが)えば按摩(あんま)をしても
喰(く)うことは出来ると思(おもつ)て、ソレから二人の者に按摩の法を習い、頻(しき)りに
稽古(けいこ)して随分(ずいぶん)上達しました。幸(さいわい)にその後按摩の芸が身を助ける程の不仕
合(ふしあわせ)もなしに済(す)みましたが、習うた芸は忘れぬもので、今でも普通の田舎
按摩よりかエライ。湯治などに行(いつ)て家内子供を揉んで遣(やつ)て笑わせる事
があります。
----
福翁自傳 - 484 ページ :
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_text.php?ID=116&PAGE=484
882名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/24(火) 12:08:11.45 ID:VR5OsgFB0
>>880
これは初耳。全集に入っている?
883名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/24(火) 12:37:04.63 ID:mhvZawjA0
どんな本なんだろうな
福沢が国旗の薀蓄を披露しまくっているのだろうか
884名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/24(火) 14:42:08.27 ID:Punex4D3O
国際法に関する本かもな外国方にいたから
885名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/24(火) 15:18:53.31 ID:mhvZawjA0
ふむ。そうなると福沢の国家観がある程度反映されてゐそうだ
886名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/24(火) 16:21:25.27 ID:RDReWfnY0
福沢諭吉を研究してる欧米の学者って誰かいるかな?
あるいはもっとひろく海外の学者。結局、海外で福沢研究
してるのは、朝鮮中国の学者が大半なのかな。
887名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/24(火) 21:02:23.52 ID:XS5pyGiE0
>>886
『福翁自伝』の英語版に序文を寄せている
Carmen Blacker 氏とか Albert M. Craig 氏とか
『学問のすすめ』や『文明論之概略』の英訳をした
David A. Dilworth 氏とか G. Cameron Hurst, III 氏とか
が相当するんジャマイカ?

The Autobiography of Yukichi Fukuzawa
http://cup.columbia.edu/book/978-0-231-13986-1/the-autobiography-of-yukichi-fukuzawa

About the Author
Albert M. Craig is Harvard-Yenching Professor of History Emeritus at
Harvard University. He is the author of many books, including Choshu in the
MeijiRestoration, The Heritage of Japanese Civilization, and East Asia:
Tradition and Transformation.

The Thought of Fukuzawa Keio University Press
http://www.keio-up.co.jp/kup/eng/series/16840.html
--------------------------------------------------------------------------------
The Thought of Fukuzawa Vol.1
An Outline of a Theory of Civilization (Bunmeiron no gairyaku)
Revised Translation by David A. Dilworth and G. Cameron Hurst, III
http://www.keio-up.co.jp/kup/eng/philo/15600.html

【Translators】
David A. Dilworth (1934- ) is Professor of Philosophy at the State University
of New York, Stony Brook. He earned his Ph.D.s from Fordham University and
Columbia University. His publication includes Philosophy in World
Perspective: A Comparative Hermeneutic of the Major Theories
(Yale University Press, 1989), Sourcebook for Modern Japanese Philosophy:
Selected Documents (editor; Greenwood, 1998), translations of Fukuzawa's
An Encouragement of Learning (with Hirano Umeyo) and Nishida Kitaro's
Last Writings: Nothingness and the Religious Worldview (University of Hawaii
Press, 1987).

G. Cameron Hurst, III (1941- ) is Professor of Japanese and Korean Studies
at the University of Pennsylvania and Director of its Center for East Asian
Studies. He holds a Ph.D. from Columbia University, and has extensively
contributed to collected volumes, periodicals and newspapers including
Cambridge History of Japan, volume two (Cambridge University Press, 1999).
He is the author of Insei: Abdicated Sovereigns in the Politics of Late
Heian Japan, 1086-1185 (Columbia University Press, 1976) and Armed Martial Arts of Japan: Swordsmanship and Archery (Yale University Press 1998).

--------------------------------------------------------------------------------
The Thought of Fukuzawa Vol.2
An Encouragement of Learning (Gakumon no susume)
Revised Translation by David A. Dilworth
http://www.keio-up.co.jp/kup/eng/philo/16840.html
888名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/24(火) 21:20:23.67 ID:BDl4xgNF0
福沢諭吉が大酒のみだったとは知らなかったな。
889名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/24(火) 22:11:08.64 ID:XS5pyGiE0
>>882-885
これはその当時、日本と条約を交わしていた11か国を
簡単に紹介した小冊子ですね。全部で56ページです。
冊子の挿絵にカラーで11か国の国旗を収録しています。

條約十一國記
http://project.lib.keio.ac.jp/dg_kul/fukuzawa_title.php?id=18
890名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/25(水) 14:59:02.91 ID:lYtuFQtT0
>>889
すでに明治版の全集に収録されていた。気づかなかったよ。
891名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/26(木) 00:27:26.06 ID:yPVPxmgK0
892名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/26(木) 02:08:18.45 ID:LjVOBcSw0
>>890
早稲田大学図書館にも収録されているようです。
PDFのカラー画像をダウンロードできるようです。

条約十一国記 - 古典籍総合データベース
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/search.php?cndbn=%8F%F0%96%F1%8F%5C%88%EA%8D%91%8BL
893名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/26(木) 06:51:21.34 ID:yPVPxmgK0
>>892
慶應三年ということは、第二回渡米より前に仕上げたということ?
894名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/26(木) 07:42:01.68 ID:UOd+kA6X0
>>891
発売日が7/20になっている
895名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/26(木) 13:15:04.98 ID:xE2y6Ubv0
>>894
個人が購入するのには高すぎる!
大学図書館と公立図書館がどの程度入れるか。
慶應OBの力が試されるんじゃ?
896名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/26(木) 15:23:49.43 ID:3nm1Cm/aP
>>891>>894>>895

もう古本が出回っているぞ!

献本を受けた誰かが、すぐに売ったんだね w
897名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/26(木) 18:34:08.26 ID:7NpbMyKZO
あはは
898名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/26(木) 19:39:05.63 ID:cY+StnVz0
福沢諭吉は若い頃友人をだましてフグを食わせて、しばらくしてからそれはフグだといってもう毒が回ったころだから

解毒剤を飲んでも手遅れだと言った茶目っ気のある人物だったんだな。
899名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/26(木) 21:38:43.91 ID:LjVOBcSw0
>>894-896
ちゃんと新刊を買いました。今日とどきました。

帯に「諭吉はアジア侵略論者だったのか…
長年の論争に決着をつける、待望の論考。」とあります。
帯の背に「安川・平山論争ここに決着す」とあります。

>>659にあった小川原本付録の「時事新報社説(福澤諭吉自筆原稿確認分)」
に収録されていた5編の社説:
> @1884年(明治17年)2月26日・27日 「仏法ノ運命如何」
> A1884年(明治17年)4月1日 「不景気ニ狼狽スル勿レ」
> B1892年(明治25年)6月3日 「海軍省所管」
> C1893年(明治26年)8月9日 「株式市場の変動」
> D1896年(明治29年)3月17日 「日本銀行課税」
に関しては、付録の「福沢諭吉直筆草稿残存社説一覧」に反映済みでした。

その他に、この一覧表に新しく追加された
1891-09-22 公債証書と銀行預金と損得如何 福沢事典947頁
というのは、『福澤諭吉事典』「『時事新報』社説・漫言一覧」(947頁)で
*印が付いている社説ですね。

さらに、この一覧表に掲載されている
1896-11-03 気品の源泉智徳の模範(演説) 現N531頁 大I489頁
ですが、 「気品の泉源」が正解ですね。(平山さんは他でも間違えてます)

[慶應義塾豆百科] No.53 「慶應義塾の目的」
http://www.keio.ac.jp/ja/contents/mamehyakka/53.html

あとはこれからゆっくりと読んでみようと思います。
900名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/26(木) 21:55:26.84 ID:7NpbMyKZO
ネットで公開されているのに、買う価値ある?
901名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/26(木) 22:42:32.53 ID:LjVOBcSw0
>>900
そう思う人は図書館に購入リクエストを出して買ってもらいましょう!

アジア独立論者 福沢諭吉 - ミネルヴァ書房
http://www.minervashobo.co.jp/book/b101519.html
902名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/26(木) 22:57:22.27 ID:UOd+kA6X0
>>899
そこまで読んでいるなんてすごいね
903名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/27(金) 19:46:10.74 ID:thJksHLN0
>>899
七〇〇〇円超の本を買えるなんて、金持ちだな
PD?
904名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/28(土) 06:12:00.77 ID:DvXfRiv/0
大学生は福沢諭吉を見習い、節電のために素っ裸で勉強すべきだ。
905名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/28(土) 07:25:07.16 ID:/f4Y4bxb0
>>901
ネットでの公開分と比較して大きな違いがあるかどうか、ってことだよ
906名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/28(土) 08:37:16.06 ID:7OKTaHjP0
>>903
>>896によると、今ならアマゾンで6400円で買えますよ。

http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/4623063461/
907名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/28(土) 09:09:17.87 ID:/f4Y4bxb0
>>906
だれに献本された本かわかるんじゃないか? ウヒヒ
908名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/28(土) 16:32:00.39 ID:7OKTaHjP0
>>905
前書きによると、大きな違いはないようです。

----
載録にあたり
「本論文」と「本章」に書き換えるなど最小限の修正をしているものの、内容に手を加えることはしなかった。そ
のため後の調査により明らかになった過誤については、補註による訂正で対処している。
----
『アジア独立論者 福沢諭吉: 脱亜論・朝鮮滅亡論・尊王論をめぐって』はじめに、p.i

>>907
アマゾンの情報によると、「コンディション - 非常に良い」、「美本。」
との事なので、もし献本だったとしても、「○○様宛、献本」のような
送り先の情報は書かれていないようですね。

----
商品価格+配送料 ¥ 6,400
コンディション 中古品 - 非常に良い
2012年初版。帯あり。美本。
----
http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/4623063461/
909名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/28(土) 22:00:49.78 ID:sG8Igjzg0
>>908
じゃあ基本はウェブを見て
補注だけを見ればいいってことか
910名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/29(日) 00:04:40.23 ID:wKvZc5WP0
>>909
そういうことですな。
ネットにアクセスできる人はウェブを見て、
そうでない人は本を見ればいいってことです。
911名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/29(日) 16:33:11.22 ID:hGH3W2sG0
>>910
7000円の本は買えて、ネットに接続できない人なんて、いるかな
912名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/29(日) 19:16:15.45 ID:wKvZc5WP0
>>911
自分で本を買う必要は無くて、図書館に買ってもらえばOK。
だから図書館に購入リクエストを出しましょう!
913名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/30(月) 01:39:43.59 ID:N408GJEk0
>>912
マスコミに取り上げられていないとダメだろ
914名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/30(月) 07:02:13.36 ID:uDtm2jp2O
毎月たくさんの本が出版されるからな
915名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/31(火) 10:37:29.39 ID:MYsd4rRl0
>>899
ここの住人で平山新本を買ったのは君だけのようだ。
で、どう?
論争の決着はついた、と見るかい?
916名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/31(火) 23:34:51.59 ID:wBYNFO6M0
ついているわけはないだろう
安川の反論待ちじゃないかね
917名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/01(水) 01:53:12.20 ID:X+pS36eE0
>>915>>916
買ったのは私だけでしたか…。
論争の決着はつかないとしても、平山さんが大きくポイントを稼いだ
という感じかな。
918名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/01(水) 10:40:46.90 ID:rg5P5lPz0
>>916
読んでもいないのになぜ断定できるのかと w

>>917
もし君が安川だとしたら、どう反論する?
919名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/02(木) 03:53:30.08 ID:H0/JiNPo0
早慶の指定校推薦って・・・人気ないの?
http://unkar.org/r/joke/1330625149
920名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/02(木) 03:58:56.61 ID:Z/L0fMhy0
>>919
ちょっと信じられないな
921名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/02(木) 13:43:43.70 ID:H0/JiNPo0
「馬鹿と片輪に宗教、ちょうど良い取り合わせだろう」
(福沢諭吉全集 第20巻 232ページ)
http://kariyatetsu.com/blog/1141.php
922名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/02(木) 16:59:09.07 ID:x3Ouw9u50
>>921
またか
923名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/02(木) 17:12:40.31 ID:6M+yBMlAO
なぜ本当のことを言うと批判されるんだ?
924名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/02(木) 19:11:47.18 ID:KJ/Muuz40
>>843
◇教科書・市民フォーラム6周年記念総会・記念講演会  安川 寿之輔さん  10月13日(土) 
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/asaonet/view/20120716/1342397156
925名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/02(木) 22:09:07.22 ID:HbIoayDz0
>>924
>『美味しんぼ』の雁屋哲も今年「福沢こそが日本を一九四五年の破綻に追い込んだ元凶」という本を刊行します。
なんというかすごいな
926名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/03(金) 08:53:48.16 ID:KAEgS3270
>>925
雁屋が、大東亜戦争に日本は勝利するべきだった、という価値観をもっていたとは、意外だな
927名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/03(金) 19:08:09.91 ID:PoZWObOE0
>>924
まあ安川なら、福沢全集はぜんぶ福沢の姿だと言い張るんだろうな。多くの人々の嘲笑をかうとしても。
なんで古田説についても同じようにしなかったのだろう。
根拠のないことを主張しているという点では、安川説と古田説は同じように見えるんだが。
928名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/03(金) 23:00:09.87 ID:pSzAIxFK0
脱Aaronは凄いな
両国良く知る福沢だからこその本質つき
929名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/04(土) 07:02:34.54 ID:UjbxcEN40
>>928
「脱亜論」の中身は確かに現在でも通用するほど妥当だ。ただし中国・朝鮮蔑視を唱えたものではないし、
侵略論でもない。
930名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/04(土) 10:21:11.49 ID:G4wupj3o0
もしも福沢が侵略論を仮に肯定するとしたら、
どういう文章の構成というか話の組み立て方になっていたと思う?
931名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/04(土) 12:33:12.95 ID:UjbxcEN40
>>930
福沢がアジア進出に否定的だったのは、西洋列強と競合するのを恐れたから。
そこから類推して、列強の軍事力を過小評価し、直接領有によって獲得できる市場の大きさを
魅力的な果実とみなすことで、侵略的主張を組み立てたろうな。

満州事変での石原完爾はそうした主張をしていた。
932名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/04(土) 18:49:34.78 ID:TF1JihXD0
>>930
もし侵略論を肯定する内容なら、題名を「脱亜論」ではなく
「征亜論」とか「統亜論」とかにしたんジャマイカ?
933名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/05(日) 01:10:05.76 ID:j12S8qUk0
豚スマソ

吉田麻也が蘭学を学んでいてワロタwww
934名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/05(日) 08:04:50.83 ID:dRI1vB+B0
1930年代に知られるようになった「東洋の政略果たしていかん」とか「一大英断を要す」「日本臣民の覚悟」
の中身には侵略論が含まれている。
だが福沢の思想と呼べるかどうかは微妙だ。
935名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/05(日) 10:47:18.83 ID:NZ94ngj90
>>934
>>931を参考にすると、福沢の西洋列強観がそこで変化したと言えれば
福沢の思想だと見れるかも。
ただ、なぜ西洋列強観が変化したかは説明を要するね
936名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/05(日) 13:16:50.27 ID:Zg0hI8cE0
>>934
平山さんの推定によると、
「東洋の政略果して如何せん」は波多野承五郎が起草者
「一大英断を要す」は石河幹明が起草者
「日本臣民の覚悟」は石河幹明が起草者
となっていますね。

------------------------------------------------------------
  表題           掲載年月日  推定起草者
14 東洋の政略果して如何せん 1882-12-07/12 波多野 (*16)(福澤の自筆草稿あり)
165 一大英断を要す      1892-07-19,20 (石河*18)
193 日本臣民の覚悟      1894-08-28,29 石河
------------------------------------------------------------
註16
この論説には福沢の自筆草稿が残されている。
ただし浄書であるので、別人の下書きがあったと推定。
表現と語彙からは波多野にもっとも近い

註18
この時期以降石河起筆の論説が目立って増加してくる。
この論説は『福澤諭吉伝』で重要視されているが、
「恐る可き」「の沙汰」「赤心」「申す迄もなく」という
石河が多用する表現や語彙があるため、起筆者が石河自身である
ことははっきりしている。
------------------------------------------------------------
大正版『福澤全集』「時事論集」所収論説一覧及び起筆者推定
http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/h17/#a18
937名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/05(日) 13:17:22.21 ID:O7gt7kojP
938名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/05(日) 13:52:12.92 ID:dRI1vB+B0
>>936
平山さんの判定によれば、ね。
やっぱり身びいきに見えるわな。都合の悪い社説を非福沢と判定しているのではないか、と。
939名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/05(日) 17:06:30.56 ID:dRI1vB+B0
>>937
大東亜聖戦大碑と反原発と反福沢が、ぜんぶ一緒くたになっている!
正気とは思えん
940名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/06(月) 07:35:14.72 ID:PmMhZxuIO
平山本にどんな反論をするんだろうな
安川さん
941名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/06(月) 13:01:33.97 ID:+FoirDlq0
都合が悪いからまた「なかったこと」にするか、従来からの自説を
壊れたテープレコーダーのように繰り返すだけになりそうな気がする。
942名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/06(月) 14:05:59.92 ID:jv41w71J0
中学校や高校では、脱亜論は福沢執筆のものとして教えているんだろうか。
それとも時事新報に掲載されたという事実だけ伝えているのか。
943名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/06(月) 14:17:57.05 ID:RAEiHjmy0
脱亜論は、井田・平山・安川・遠山その他一致して

福 沢 の 真 筆 と さ れ て い る
944名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/06(月) 17:28:38.47 ID:65Qcv9Yq0
「脱亜論」をはじめとする「時事新報」の社説をすべて福沢一人が書いたのではないことは、はっきりしています
平山洋

目立ちたがり屋さん

平山洋はブログあるいはHPのいずかで、福沢は自分の考えていることと違う内容を意図的に書くことがあった、と述べている。
945名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/06(月) 20:37:10.96 ID:PmMhZxuIO
944
どこで?
ホムペ内検索ですぐに示せるだろ
946名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/07(火) 00:30:49.95 ID:40kEZy+C0
>>943
井田さんが最初に『脱亜論』を起筆したのが石河幹明であり、その原稿を
福澤諭吉が徹底的に添削した可能性があることを指摘しました。

----
「遭ふ」「喩」「是に於て」等、
明らかに石河の筆癖を残しながら全体として福沢自身の力
強い文章に貫かれている初期の「脱亜論」などは、この種
の徹底的改変の最たるものであろう。
----
井田進也「『時事新報』は雑報欄が面白い――「大童信太夫氏」認定考」、
『福沢手帖』第105巻、福沢諭吉協会、2000年6月、12頁

しかし、『脱亜論』が掲載された1885年(明治18年)3月には、
まだ石河が時事新報社に入社していないことを指摘されて、
井田さんは『脱亜論』を起稿したのが高橋義男である可能性を
排除できないことを指摘しました。

----
 右に石河の筆癖として挙げた「遭ふ」「喩」「是に於て」
をカバーするのは高橋であるが、今回さらに精査した結果、
「遭ふ」「是に於て」は福沢にもあり、「喩」もごくまれに
ではあるが使用していることがわかった。一方「脱亜論」
の前段には福沢的でない「東洋に國するもの」、ごく稀な
「力めて」「揚げて」、高橋の「了る」(福沢は稀)「横はる」
が散見し、自筆草稿が発見されぬかぎり高橋が起稿した可
能性を排除できないから、前回同様、福沢が高橋の原稿を
真っ黒に塗抹したものとして、ほとんどAとしておこう。
----
井田進也「烟霧の中の「脱亜論」――福沢をして福沢を語らしめよ」、
『福沢手帖』第109号、福沢諭吉協会、2001年6月、14頁

これらの論文は以下の著作に収録されています。

井田進也 『歴史とテクスト――西鶴から諭吉まで』 光芒社、2001年12月。ISBN 4-89542-189-9。

という訳で、井田さんは『脱亜論』が福澤の真筆でない可能性が
あることを指摘したのです。
947名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/07(火) 09:18:27.01 ID:hanvnFRaO
脱亜論の時には石河はまだ入社していないよ
948名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/07(火) 19:19:21.33 ID:9wrLZaym0
脱亜論と侵略はまったく関係ないしょ
中韓も日本人と近い考えと思い近代化促すため付き合ってみたら、根本倫理道徳や精神性からして何もかもまったく違い異質で失敗
単に近代化云々でなく欧米のがまだ日本と精神面も近いと感じたんだろね
向こうの価値観の影響受けるから、欧米と付き合いましょう言ってるだけじゃ
949名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/08(水) 06:50:41.69 ID:QjTmwBniO
それよりソ―スを944
950名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/08(水) 19:43:51.10 ID:XwXDkIBIP
>>944
>「脱亜論」をはじめとする「時事新報」の社説をすべて福沢一人が書いたのではないことは、はっきりしています
は、書評ブログhttp://www.ne.jp/asahi/wtnb/2000/recommend/genre5/hirayama.htm
からの引用。

>平山洋はブログあるいはHPのいずかで、福沢は自分の考えていることと違う内容を意図的に書くことがあった、と述べている。
http://furuido.blog.so-net.ne.jp/2011-11-10
に同文がある。
その続きは以下。
>そうなると、たんに別人が書いたから、あるいは当人が書いたから、
>という事実をもって一律に全集掲載の要否は論じられないことになる。
>福沢真筆、と判明しても、署名記事でないものは全集から削除、ということもあってよいだろう。
>平山洋の言うように、福沢真筆でも福沢の言いたいことを意図的に偽って書く場合もある。
>福沢真筆でなくても福沢思想を体現している書き物もある、ということだ。

951名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/08(水) 19:54:56.83 ID:XwXDkIBIP
>>944
>福沢は自分の考えていることと違う内容を意図的に書くことがあった
に類する言明は、http://blechmusik.xii.jp/d/hirayama/ 内からは
発見できない。
これは安川の意見のような気がするのだが。
952名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/09(木) 10:33:52.96 ID:ldryj10a0
あいかわらず頭が悪いな古井戸は
953名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/10(金) 06:51:24.91 ID:406a4erfO
944は降参したのか
954名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/10(金) 08:16:02.30 ID:mxofvNsI0
955名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/10(金) 19:47:40.31 ID:SBxS+Jvz0
>>948 スペイン・ポルトガルの南蛮時代には南蛮人の宗教の押し付けがあって日本が反発していたが

 明治日本の欧米流近代法押し付けにシナ・朝鮮の儒教思想が反発したという面もあるんだろうな。

 それは現在も続いていて一種の宗教戦争と言える。
956名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/10(金) 21:15:08.19 ID:LFPyCTXZ0
福沢は儒教といってもそれは表面だけとしてる
一方で科学的なものは軽視し道徳は退廃してると
今も竹島尖閣慰安婦南京と実証無視し膨らんでるのと一緒だろ
957名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/10(金) 21:24:03.24 ID:lL0F/onkP
>>956
自動翻訳で打ち出された日本語みたいですね
958名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/10(金) 22:29:28.11 ID:WTzptuC40
>>954
なんだ、このブロガーも平山本を自分では買わないで、
図書館の購入待ちじゃん。
まあ、>>558によると、買わなくてもネットで読めるから買う必要ないかな。
959名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/11(土) 05:23:52.36 ID:YScdEzy6P
やっぱり手強いな韓国。
韓国併合の過去がなくてもこれほどがんばる国になったのだろうか?
960名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/11(土) 05:24:32.05 ID:YScdEzy6P
>>958
それより答えるべきでは、>>944さん!
961名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/11(土) 15:25:03.12 ID:PYCFiAKR0
昔は吉田松陰や高杉晋作みたいに本当に偉業を成し遂げた人間は何もしなくても評価されてドラマや物語が作られた。
今は地域が金を出して誘致をしなくてはドラマや物語が作られない。
最近では高杉晋作よりも坂本龍馬が維新の功労者と言われる始末だ。

近年では福沢諭吉先生も中津や大分が何もしないせいで
テレビ局の扱いが悪くなってきている。
NHKのせいで新島襄ごときにでかい顔されるのは我慢出来ない。
962名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/12(日) 18:08:20.25 ID:qF2B5UilO
韓国が騒ぐと福沢に注目が集まる
963名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/12(日) 23:06:55.88 ID:PiY3cJ4N0
そういえば伊藤博文は高杉晋作の子分だったな。

 陸奥宗光は竜馬の子分だった。

>>961 高杉晋作は長州祖国防衛戦争のトップ功労者だが、倒幕・戊辰戦争以前に死んだから評価しにくいんだろう。

 倒幕・維新となるとやはり桂小五郎に焦点が集まる。
964名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/13(月) 10:36:04.03 ID:tQnHv3dU0
今韓国が竹島に本格的に入ったって話が盛り上がっているけど、
福沢が領土問題について踏み込んで語ったことはあるの?
日清戦争前後あたりになると福沢が書いたものかどうかがあやふやになるみたいだから、
福沢が書いたと断定できるかそれに近いものでどういう文献があるのか知りたい。
965名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/13(月) 14:32:39.08 ID:4he+4dYEP
>>964
幕末に起こったロシア軍による対馬占拠事件に関する論説があったと思う。
詳しい内容は忘れた。

ただ、対馬占拠事件自体は、軍事力を背景に他国が領土を侵害したという事案で、
現在進行中の韓国による竹島占拠と同質で、参考になるかも。

誰か調べてみてチョ。
966名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/13(月) 19:31:24.93 ID:wgp+RAm40
>>961
龍馬などは昔から人気あったろうが、他偉人も同等くらいには持ち上げられてたと思う。
福沢なども文明や近代化賞賛しながら、一方で武士道や反乱を起こした西郷も賞賛してるし。
龍馬超人化、他雑魚化はやはり司馬の影響か。
967名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/14(火) 13:20:56.17 ID:YYocIGqX0
昔の作品は主人公だけでなくすべての偉人をたたえていたのに
最近の作品では他人の功績を主人公の手柄にしたり、
他の人物の悪い点をわざわざ描いて相対的に主人公だけを偉く見せる手法が好まれているな。
968名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/15(水) 09:13:39.00 ID:78RsrR3mO
今の韓国関連の騒ぎで、福沢はあまり取り上げられないね
969名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/15(水) 21:49:50.52 ID:XdwOQtjQP
竹島の本当の問題をズバリ

アンカー青山繁晴 2012.08.15
http://www.youtube.com/watch?v=MS8lO1zf_-Q
http://www.youtube.com/watch?v=Rx3otDkddEo&feature=channel&list=UL
970名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/16(木) 14:52:46.74 ID:3t6sZC1kO
戦争以外の方法で竹島を取り戻すことはできるんだろうか?
971名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/16(木) 17:30:17.58 ID:fKkf/yEa0
>>970 竹島は日本領だから対外戦争には当たらない。

 自衛権の発動として武力支配すればすむことだ。
972名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/16(木) 17:49:47.40 ID:Zov8/pK7P
>>971
向こうは侵略を受けた、といって
本格的な戦争になるんだろう
973名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/17(金) 08:14:20.07 ID:060RttB+0
>>972 李承晩が対馬侵攻の準備したときと同じで、北が勘違いして南へ侵攻するかも知れんな。

 南鮮は竹島の防衛をしている間にソウルを占領されるだろう。

 そういう連中だ。
974名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/17(金) 14:20:24.23 ID:47u6cjfJ0

◎第57回「思想史の会」のご案内

[報告]
・大澤 聡氏(日本学術振興会特別研究員)
「思想ジャーナリズム史序説――昭和戦前期を中心に」

・平山 洋氏(静岡県立大学国際関係学部助教)
「アジア独立論者としての福沢諭吉」(なお、下段「お知らせ」をご参照くださ
い)

[日 時] 2012年9月30日(日曜日)午後1時〜6時
[会 場] 法政大学 現代法研究所会議室(ボアソナードタワー22階)
(所在地 東京都千代田区富士見2-17-1)
  アクセスマップ、キャンパスマップは下記のURLを参照してください。
    http://www.hosei.ac.jp/hosei/campus/annai/ichigaya/access.html
    http://www.hosei.ac.jp/hosei/campus/annai/ichigaya/campusmap.html

■資料複写費・連絡費300円。
■お問い合わせは、事務局まで。
-----------------------------------------------------------
「思想史の会」事務局 担当 鈴木貫樹・徐玄九 
連絡先(鈴木)mail:[email protected]
連絡先(徐)mail:[email protected]
-----------------------------------------------------------
975名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/18(土) 11:06:01.62 ID:lANA3104P
>>974
思想史の会、というのは、これか。
7月には坂野潤治がやったよう。
http://d.hatena.ne.jp/ksen/20120702
976名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/18(土) 18:43:32.69 ID:lANA3104P
>好き嫌いといえば、昨日たまたま友人に誘われて、
>法政大学での「思想史の会」というのに参加しました。
>坂野潤治東大名誉教授が今年3月に出した『日本近代史』
>出版以後に考えたことについて話をされ、
>質疑応答がありました。

(p)http://d.hatena.ne.jp/ksen/20120702 の下のほうに
あります。
977名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/19(日) 17:22:53.70 ID:tMpwKxx30
>>970-973
尖閣諸島に日本人10人上陸 洋上慰霊の一行
http://www.asahi.com/politics/update/0819/TKY201208190072.html

ついでに竹島へも行って欲しいな。右翼の皆さん、レッツゴー!
978名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/19(日) 21:15:46.02 ID:qYHp2PaTO
領土も重要だが落としどころも重要
979名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/20(月) 10:30:14.64 ID:2CFgVpygP
美味んぼで福沢諭吉は日本の周りに中国や韓国などがいるのは日本にとって不幸な事...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1192630366
980名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/20(月) 20:14:39.77 ID:cySbZ4/G0
雁屋がついに本気を出し始めたのか
981名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/20(月) 21:00:03.81 ID:hnNKiR+k0
>>979-980
ググってみると、
『美味しんぼ』55巻:「韓国と日本(後)」が
元ネタのようです。

----
美味しんぼ 55巻:韓国と日本(後) より

山岡 「福沢諭吉といえば日本では一万円札の顔になっているくらいで、偉人の一人として尊敬されているけれど朝鮮・韓国人には嫌われている。
 それは「脱亜論」の中で福沢は、「今の朝鮮は日本にとって何の助けにもならぬ遅れた国」であるとし、朝鮮を悪友にたとえ、「我は心に於て亜細亜東方の悪友を謝絶するものなり」とまで言って、朝鮮を否定したからです。
----
☆美味しんぼの嘘を暴け8☆
http://www1.odn.ne.jp/~aaa23320/oisinbo/oisinbo_vol8.html

『美味しんぼ』55巻といえば、1996/04発売ですから、
15年以上も前の作品ですね。

Amazon.co.jp: 美味しんぼ (55) (ビッグコミックス): 雁屋 哲, 花咲 アキラ: 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4091835953/
982名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/20(月) 22:08:38.20 ID:2CFgVpygP
>>981
雁屋も安川も杉田も、意見が金太郎飴なので笑える。
これでは馬鹿にされるとは思わないのだろうか。
983名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/21(火) 00:11:14.69 ID:I8r0SsaI0
http://kariyatetsu.com/blog/1376.php
>「快楽亭ブラック」の妹は、福沢諭吉の子供たちの英会話の家庭教師だった。
これは初耳なんだけど、本当なの?
984名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/21(火) 02:14:33.76 ID:M+MbLdk20
>>983
本当のようです。ググってみると、以下の論文が見つかりました。

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妹のエリザベス・ポーリンや弟の父と同名の二代目ジョン・レディ(兄が日本人石井ア
カの婿となり帰化したため)は兄が芸人になったことを嘆き、ブラックが芸能界で名声を得る存在になったあと
でも交際をたっている。エリザベスは福沢諭吉家の英語家庭教師、二代目レディは、いったん英国へ帰り、のち
に来日して、神戸で貿易商として成功を収めた。
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松村定孝、快楽亭ブラックと泉鏡花:“The Adventures of Oliver Twist”の翻案をめぐる考察、上智大学国文学論集(21)、1988-01-16、pp.27-44
http://repository.cc.sophia.ac.jp/dspace/handle/123456789/3962
985名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/21(火) 07:08:55.50 ID:3orNp//qP
もし伊藤博文暗殺されなかったら大日本大韓二重帝国誕生の可能性と
福沢諭吉の『脱亜論』は日韓併合に影響してない件

http://togetter.com/li/357309
986名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/21(火) 08:35:37.19 ID:I8r0SsaI0
>>984
ありがとう
987名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/21(火) 09:32:23.73 ID:3orNp//qP
>>986
あまりに好事家的興味じゃないか?
988名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/21(火) 18:16:39.75 ID:LE3V2tT20
>>985
この@ine_fumi という人は、
坂野潤治さんの『明治・思想の現像』(創文社、1977年)と
平山洋さんの『福澤諭吉の真実』(文春新書、2004年)を
ベースに「脱亜論」を卒論のテーマにしているようです。

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坂野潤治さんの「明治・思想の現像」(創文社、1977年)や
平山洋さんの「福澤諭吉の真実」(文春新書、2008年)が詳しいです。
卒論も主にこの二人の研究を下敷きにしております。

「脱亜論」の卒論をまとめに入る。

福澤諭吉の「脱亜論」は、後半部の鮮烈な主張から福澤死後、
日本が辿った進路を先どるものとして捉えられてきた。
また福澤といふ近代一流ともいふべき知識人の力量から
その文章が与えた影響を過大評価されてきた。だが、
この見方は、正しいものといふことはできない。(続)

(続)そもそも「脱亜論」は「時事新報」に掲載された
無署名の時事論説の一つである。そしてこの論説の存在は
戦前の福澤諭吉研究では等閑視されてゐた。この論文の存在が
問題になるのは1950年代からである。(続)。

(続)福澤諭吉の「脱亜論」の存在を学術上提起したのは
日本史研究者である遠山茂樹である。「福澤諭吉と日清戦争」
といふ論文の中で、その存在を提起し、福澤の論理を
後の日本の帝国主義化を先取りする論理であったと
批判したのが最初である(了)。とりあえずここまでで終える。

福澤の「脱亜論」は、脱亜入欧(そもそも欧化は自明のこと)
脱亜の宣言といふよりは朝鮮半島内部の抗争による改革派勢力の
後退からくる政策の転換を主張したものに他ならず(介入扶助→不介入)、
福澤個人からすれば、改革派支援からの「敗北宣言」の何物でもない。

ただ福澤の欧化論は西洋崇拝主義よりは西洋からの警戒感と
背中合わせのものであったことは疑う余地もないことである。
事實、福澤は欧化主義者を「学問のすすめ」や「文明論之概略」の中で
批判している。手段として近代化は必要であり、そのために
エトスも理解する必要があると考えてゐたやうだ。
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http://togetter.com/li/357309
989名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/21(火) 20:04:27.69 ID:pE9R12GfO
なんで旧カナなんだ
990名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/21(火) 21:02:39.98 ID:LE3V2tT20
>>989
卒論も旧カナで書くのかな?
991名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/21(火) 21:56:21.62 ID:3orNp//qP
992名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/22(水) 07:32:02.83 ID:SudHQLE/O
なるほど

叛逆のくりぃむ

卒業論文執筆の為に購入。得る所多し。


とあるな
993名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/22(水) 12:39:47.23 ID:xImEolSh0
卒論のためにあんな高い本を買う人がいるんだ
994名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/22(水) 18:13:24.25 ID:SudHQLE/O
んだんだ
995名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/23(木) 10:42:52.20 ID:XN4Ro/KA0
朝日に広告が出ていたね
996名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/23(木) 16:50:16.30 ID:0dm23+hM0
>>995
もともと安川・平山論争が発生したのは朝日新聞紙上だから、
これで一巡して元に戻ったわけですね。
997名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/24(金) 10:31:21.79 ID:ExYM2Tnz0
ミネルヴァの広告だろ
998名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/24(金) 11:57:00.76 ID:KHuOdZom0
ミネルヴァのサイトで新聞に掲載した広告を見ることができるけど
福沢関連のものは無いよ?
999名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/24(金) 18:54:25.53 ID:/sPJZawP0
>>998
よ〜く見ると見つかりますよ。
中央の「ミネルヴァ書房 8 月出版案内」の“版”の真下あたりです。

全5段広告『朝日新聞』2012年8月21日掲載 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社
http://www.minervashobo.co.jp/news/n1994.html
1000名無しさん@お腹いっぱい。:2012/08/24(金) 22:47:42.75 ID:ft0fIeHF0
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【三十一谷人】福沢諭吉について(其の9)
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