エロゲーを遊んでいて「なんでこんな話の展開になるの?」とか
「こんな終わり方はイヤだなあ」とか思った事はないでしょうか?
ネットでは本編が終わった後の話や「もしこうだったら」という話を
書いているSS(二次創作小説)があちこちで発表されていますが
自分で書いてみたい、と思った人も居ると思います。
「内容がエロエロだから投稿するのは恥ずかしい・・・」という人も
名無しさんで投稿なら安心!
萌えゲーキャラでほのぼのマターリ話、または鬼畜で非道で陵辱話、
ボケとツッコミでギャグだらけのお笑い話、などなど
話のネタを思いついたらぜひ書いてみてください。
ネタバレに怒った荒らしが出たらどーすんのよ!?
自分がクリアしてないゲームのSSを読もうとする人は余り居ないと思うのですが・・・。
需要はあるだろうけど供給はあるかどうか。
エロゲー板に文才ある人って居たっけ?
くるくる少女やETE氏はなかなか文章が上手かったけど。
5 :
2 : 2001/01/18(木) 19:29 ID:???
んじゃー、サゲ必須でならいいかも。
TOPをうろついていると、見たくないネタバレが見えてしまう可能性もあるし。
ネタバレに対して敏感だから>エロゲ板
臭作の絵里を陵辱するSSきぼーん(笑)
いや、やはりここは児童ポルノ禁止法案のあおりを喰らって攻略不可能なキャラとの濡れ場話を求む!
いきなりSSクレクレスレッドになりそうな予感
4の予想が的中。はたして書き手は居るのか!?(笑)
やっぱここは痛雀のすずめ近親相姦SSだろ(藁
名雪と真琴のレズSSきぼーん
アホが約一名
ガッツのSSを日高社長に書いて欲しい。見てるでしょ、ココ?
ミントのシマパンチュSSキボーン
>>9 まあ、SS書くのは時間かかるし・・・長い目で見ようや。
つうか、削除依頼議論スレにココ上がってるぞ。
皆、冷静に反対してあげよう。
風紀委員の偉い人には、それがわからんのです。
さすがに下がりすぎなんで挙げとく。
第一号SSはいつになるのか(w
供給役……エロゲ板にどれほどいるんだ?
そのうち夜勤病棟ネタで一本あげるよ〜★
期待しないで待ってて欲しいぴょ。
まず閉鎖的なキャラスレ、ネタスレ禁止をなんとかスレ。
板軽くなった今、意味あんの?はっきり言ってギャルゲ板以下。
いや、実を言うと、今のギャルゲ板はときメモ関係で揉めてる最中ですんで
こっちは統率がとれてて羨ましい限りだ
誘導も早いし(w
結局ネタスレなのかコレ?
一部の人しか使わないスレッドなんていくらでもあるから、こういう
スレッドあってもいいとは思うんだけれど、あんまり長い文章でバンバン
ageるのはやめテネ。
そうだな、最低限貼ってる途中はsage進行させて、
貼り終えたらageとかした方がいいかモナー。
くれぐれも直接書き込まず、メモ帳なりに書いてからコピペしような、
書き待ち時間あるとウザいから。
ちなみに葉鍵板では書き込むときはsage進行、書き終わったら
くるくる回して裏へ送っておいてそれからage、とルールが決まっております。
これならネタバレ見る心配もなくなるし。
まさか裏に回ってるのをわざわざ見に行ってから「ネタバレだ!」って怒る人もいないでしょうし(笑)
書くネタは何個かあるのですが・・・。
ここはエロゲ板らしくガッツのタカさんSSを書きましょうか?
じゃあロリタカさんSSか。
プリマヴェールの露出犬調教スカトロものに、需要はあるんでしょうか。
スカがひどくなければ是非……
とにかく、第1号を・・・
でも最初に書くのは勇気いるよな・・・
結局このまま終了か?
もうタカさんでもいいから、誰か書け!
おい1よ!
スレ立てた責務を果たしてSS晒し者1号となれ!
わかった! 1号さんの書いたSSは決して叩かないよ!
これでどうだい?
>>37 一応、とらハSSは執筆すると言ってたぞ。
>>40 18日にスレが立ってから、かなり経過しているのだが・・・
SS掲載のHPにリンクしてしまえば、それだけでも有用に機能するような気もする
>>43 どこかに投稿用CGI設置してリンクするならともかく、一般のサイトへのリンクは止めた方がよろしかろう。
43
やっぱ荒れるかねぇ。別にクレクレというか提案してみただけなんだが(苦笑
SSのリンク先を荒らすようなヤツがいるかどうかは判らないけど。
>>47 実際に荒れるかどうかはともかく、「荒れるから止めろ!」と叫ぶ奴が出てくるのがウザイからヤメタ方がいい
49 :
需要無視男 : 2001/01/22(月) 15:00 ID:???
タイトル 固いのはチンポだけにしようや
気がつくと俺はたき火を挟んで一人の男、油染みた顔に臭そうなバンダナを巻いた
長髪の男と向かい合っていた。
「エロゲーに何を求めるんだ?」
まるで地獄の底から響いてくるような、しわがれた声でそいつは俺に尋ねた。
「エロ、それだけだ」
俺は答えた。ジーンズのポケットを探ってみると、ショートピースがあったので口にくわえた。
「君は、間違っている」
その男は悲しそうにいった。
「エロくないエロゲーに何の価値がある?エロいからエロゲー、そうだろ?」
俺は付け足したが、男は悲しい顔のままだった。
「君は、間違っている」
焚き火の火が揺らめき、男の油染みた顔を照らした。
「我々には、与えられている。それは今までのどんな物とも違う、手段だ。
それを持ちながら、何もしない。それは」
男は言葉を切り、ため息をついた。
「それはもはや」
どこかで非常ベルの音がした。
そこで目が覚めた。枕元でがなり立てる目覚ましに手を伸ばして止め、俺は天井を見上げて
大きくため息をついた。部屋の外から聞こえてくるのは蝉の鳴き声。
「またかよ・・・」
最近、同じような夢ばかり見る。その夢は何故だか俺を酷く苛つかせる。
典型的なオタクと向かい合って、やたらと抽象的な話ばかりする。そんな夢を見て、
いい気分になるはずがない。
俺は頭を振って、夢のことを頭から追い出そうとした。
今日はバイトがある日だった。
50 :
なーこ : 2001/01/22(月) 16:28 ID:???
51 :
1 : 2001/01/22(月) 18:48 ID:???
>>37さん
あう・・・最近残業続きで自分の自由時間が一日2時間ほどしかないのですよ(;´Д`)
言い出しっぺの責任として必ず書きますのでみなさまどうかお待ちを・・・。
今週末ごろまでにはなんとか書きたいです。
>>40さん
えっと、とらハSSじゃなくてガッツSSになるかもしれません(笑)
消滅しないように定期age
53 :
需要無視男 : 2001/01/22(月) 23:39 ID:???
「誰だって足の踵でコントロールを押すようなゲームを望んじゃいまい?」
棚に商品を陳列しながら加藤は言う。
「・・・まあ、正論だ」
値札をはりながら答える。
「だから俺は思うんだ。これはある一つの事実を明確に照らし出している」
プレミアたっぷりの初回限定版は\13000なり。
「まさかメッセージスキップは制作者の妥協だ、とか言うんじゃあるまいな」
俺達の性欲は、切り離されているのだろうか?そんなことを考えつつ値札はり。
「その通りだ」
「やれやれ、加藤様はエロゲームを芸術だと考えていらっしゃる!」
がちゃこん、がちゃこん、\5980。\5980。
「初期タクティクスとキーが素晴らしいことについては、お前も納得するだろう?」
「ああ、同棲のかったるさがたまんねえ。SEXを思い出すね」
がちゃこんがちゃこんがちゃこん。福袋=売れ残りは\10000。
「まったく、お前とは話があわん」
「お、それについては俺も同意見だ」
がちゃこんがちゃこん、いつまでたっても売れ残る半ば産業廃棄物をワゴンへ。\1980。
「考えてみろ。今現在、もっとも多くのファンを獲得しているのはキーだ」
「加藤、お前の頭にはリーフって存在がねえのか?」
DOSゲームは専用の棚に。がちゃこん、\2980。
「葉っぱ?くだらんな、完全にもう、絞りカスだ」
「加藤、お前の言っていることを、店長に聞かせてやりたいよ」
書籍はレジ前。うわ、なんでレベル100になる本があるんだ?
「店長はある意味、信者だ。何を言っても聞きやしない」
「それについて、俺は言うべき言葉を一つしか思いつかねえな」
がちゃこんがちゃこん。同人誌は折らないように。
「なんだ?」
「お前もな」
がちゃこんがちゃこん、渡辺製作所のは結構高い。
「俺が信者だと?バカバカしい」
閉店一時間前。
おれは、エロゲ好きのダークザイドだってことにしておく
ダークサ伊藤
56 :
2行SS : 2001/01/23(火) 13:24 ID:???
「タカさん、ちんちんが腫れて痛いです」
「よーし。オレのマンコで消毒してやる」
>53
ケッコーおもしろいなw
長いカキコは大抵読み飛ばしちまうけど全部読んじまった。
つーか、実際いそうだな。こういう信者。
定期age
60 :
需要無視男 : 2001/01/24(水) 07:22 ID:???
夜の秋葉原が好きだ。
自動販売機と街灯の灯りが照らし出すこの街は、
俺の奇形化した欲望を照らし出しているようで、
ひどく居心地が良い。
どこかの店が十二時販売をするらしく、うちの
店に来るような奴らがたむろしていた。
幸せそうな顔だ。別に俺は奴らを蔑まない。俺と
は無関係の人種だ。そう思うようにしている。そ
うでも思わなきゃやってられない。時々考えるの
は、何故エロゲーをやるのかということだ。あの
夢を見るようになってからは、頻繁に考えるよう
になった。今の俺には、性欲処理のため、という
言葉が言い訳にしか聞こえない。エロゲーという
メディアが持つ特異性は、そこに使用者の意志が
存在しうるということだ。たとえどんな一本道の
クソゲーだろうとしても、テキスト主体である限
り、メッセージを進めるのはプレイヤーのクリッ
クだ。
他のメディアは使用者を観客にするが、エロゲ
ーにおいては主演になる。俺はそれこそがエロゲ
ーの優れている点であると考える。加藤とは相容
れることはないだろう。あいつは物語に自分を埋
めたいだけだ。クソ、反吐が出る。あいつと俺は、
同じ位置にいるんだ。あいつと俺は、少しばかり
殻が違うだけで肝心の中身はまったく同じなんだ。
殻に包まれているのは寂しさ。
俺達は何らかのコミニュケーションスキルを獲
得できずにいる。それが悪いことかは俺は知らな
い。そうでない奴もいる。だが、大多数はそうだ。
クソ、こんなことを考えても空しくなるだけだ。
あの群の中に混じれば、俺も幸せになれるのか?
61 :
アゲマン : 2001/01/24(水) 13:52 ID:???
100以下なのでage
63 :
場長 : 2001/01/24(水) 23:35 ID:???
おいおい、いつからこの板はネタOKになったんだ?
ひろゆきに禁止されてっだろ?
葉鍵なり、エロ漫画小説(エロゲーのノベライズも扱ってる)でやれよな!!
定期age
4時間しか経ってねーよ。
SSって「ネタ」だったのか?知らなかったよ。
68 :
需要無視男 : 2001/01/25(木) 08:11 ID:???
LOL:たかだか娯楽に、いちいち目くじらたてるのは馬鹿だ
TAN:されど娯楽
LOL:ゲームなんてのは所詮暇潰しだろ?
LOL:たとえばだ、あるゲームがある。そいつはまぁ一般的に言われるビジュアル
ノベル、おっと紙芝居ゲームだ
TAN:うん
LOL:そいつは、絵は無茶苦茶、音楽は雑音レベル、シナリオもまあ少々は見る
べきところもあるが、少なくともナンバーワンには絶対ならない。
LOL:そのゲームは、しかし売れた。オタク的な、口コミで売れてくってやつだ。
TAN:少し言い過ぎの嫌いがあるネ
LOL:そのゲームがイイという奴は大抵こう言うんだ。シナリオがいい。
TAN:そしてそのゲームが嫌いな奴はこう言うね。泣きたきゃ映画でも見てろ。
LOL:俺は分析してみたんだ、そのゲームを。
TAN:ご苦労さん
LOL:物語だ。単純明快な世界に飽きがきて、日常という単語にすら手垢がついて、
さて次はなんだというところにそのゲームはどんぴしゃとはまりやがったんだ。
TAN:・・・
LOL:ニーズって奴だ。早い話が、オタクが望んでいる世界がその中にあったってこ
とだ。俺はそのゲームは一種踏み絵的なものだったと思う。
TAN:話がずれてきてんだけどさあ、結局LOLは何が好きなわけ?
LOL:for elise
TAN:十二分にオタクだよ
LOL:俺もそう思う
TAN:(笑)
System:LOLさんが退出されました
System:TANさんが退出されました
たかだか娯楽に一番目くじらをたてる人間が出す結論はいつも同じ。
「ひとそれぞれ」
気が違いそうだ。何一つ明確な答えは出せないのだろうか?
それとも、そんなものははじめから存在しないのだろうか?
定期age
70 :
名無したちの午後 : 2001/01/28(日) 23:47 ID:bny5s8bM
darekakaite-
もっとエロいのキボーン!
72 :
需要無視男 : 2001/01/31(水) 18:28 ID:???
「で?何か反論はあるかね?」
「ねえよ。ああそうさ、アンタの言うとおりだろうさ。無作為に選んできた二十歳
以上の男百人と、あきばお〜と紙風船とメッセから選んできた百人じゃ、明らかに
後者の方が童貞率が高いだろうさ。まったく正しいよ、アンタは」
胸をむかつかせながら目に敵意を込めてヤツを見る。
いつものヤツとは違う。今度は痩せている。それも病的に。しかし目だけが異様
な熱意を持って俺を見ている。
俺がいるのはビルの屋上。柵を乗り越えたところにいるヤツと二人きりで話している。何かの皮肉か、雪がふっている。
「それで?キミはそれについてどう思うんだね?」
クソ、クソ、クソ。自分は冷静な皮肉屋なのだ、とでも言いたげな口調。
「知るかタコ。たかが生殖行為だ。俺達は切り離されているんだ」
「何から?」
「他人、からだ。テメエの好きな言い方で言えば現実ってところになんのか?」
「だが、それでも別に、生きていくのには困らない。キミが見ているのはあくまでも
キミだけ。しかしそこには発展や進化という思想が無い」
俺は柵を蹴飛ばして叫んだ。
「だからなんだってんだ?!テメエは何が言いてえんだ?!俺達にどうしろって
んだ?!助言のつもりか?!社交性豊かなオタクなんざ見たことねえよ!」
「ふむ、どうやらキミは何か勘違いしているようだ」
ヤツは柵を掴んでいた手をはなし、宙に身を投げ出し、そして叫んだ。
「もう、どうしようもないのだよ!」
全身にかいた汗が体をべとつかせ、不快になった俺は窓を開けて煙草に火をつけた。
さて、この目の前に家があってベランダがあってそこに幼なじみの一つでもいれば俺
は違う人間に育っていたのだろうか?くだらねえ。まったく、くだらねえ。
本当は、別にたいしたことじゃないんだ。とりたてて騒ぎたてるようなことじゃな
いはずだ。俺と同じようなタイプはごまんといる。俺よりひどい、一般人から見れば
変態そのままのようなやつだってそれなりに暮らしてる。
だが、それじゃあいったい、何が俺をここまで苛つかせる?
何もかもが鬱陶しくなった俺は、布団に潜り込んで何も考えずに眠った。
>需要無視男
SS、じゃない…よな?(俺が元ネタ知らんだけ?)
でもすげえ好きだから続きキボンヌ。てか続いてますか? 別もの?
74 :
需要無視男 : 2001/02/01(木) 01:03 ID:???
ありがとうございます・・・・こんな暗い話が受け入れられるとは夢にも思っていま
せんでしたので、まことにありがたいです。
一応全部続いてます。“俺”は最初から同じ人です。タイトルは“固いのはチンポだけにしようや”、
リーフねたSSといったように、エロゲオタねたSSと言った感じです。
でも結局、このスレってネタSSしかないのね・・・
76 :
73 : 2001/02/02(金) 01:41 ID:???
>74
ワラタ>タイトル
カットアップ小説みたいでかなりいいよ。暗いところも俺は好きだ。
山本直樹の漫画とかブコウスキーの短編とかと同じテイストを感じる俺は変か。そうか。
続きも期待してるよ。俺もなんか書いてみるかなあ。
恋の呪文はAGE!AGE!AGE!
?や感嘆符(!)の後は一字分空けるのが基本だよ。
青紫がいってたもん。
例
○ 凄い! アナルがない!
× 凄い!アナルがない!
わかった〜?
凄い! その例文を考えるお前の脳味噌が凄い!
80 :
名無したちの午後 : 2001/02/02(金) 02:46 ID:uBopcB2E
青紫に教えを説かれるとムカツク。
つーか、1は自分で書くつもりで立てたんじゃあないの…か…?
1はまだか?
小鳥SSはまだか?
俺はずーっっっっっっっっっっっっっと待ってるんだぞ!アゲ!
83 :
1 : 2001/02/02(金) 20:35 ID:???
書こうとはしてるものの行き詰まってます・・・(;´Д`)
申し訳ないです。
とらハSSも某高原美奈子嬢SSも止まってしまいました。
旅に出ます。探さないでください・・・。
どなたかSSを書ける方が居ましたら投稿お願いしますm(_ _)m
恋の呪文はAGE! AGE! AGE!
とらハの未使用ファイルから唯子アナルの話を持ってくるとか・・・。
エロゲ板一のヘタレとして名高い(自分で言う)私は、あの虫食いだらけの
文章だけで抜いたんですよ・・・。ええ、抜けました。
さくらのあの声だけでは、さすがに時間が短すぎましたが
いいですねコレ。
おんなじような会話を友人としたことがあるのを思いだしました。
続きも期待してます。
87 :
名無したちの午後 : 2001/02/03(土) 15:18 ID:U0vbM2ZE
だれかないかけや
88 :
名無し : 2001/02/03(土) 18:49 ID:???
『俺の夢』
さざなみ女子寮管理人 槙原耕介。
俺にはささやかな夢があります。
まず、朝の起きる時間になると知佳が来て『お兄ちゃん・・・起きて・・・』と起こ
してくれるのです。しかし、俺はちょっと寝たふりをします。すると、知佳が顔を少し
赤くしながら目覚めのキスなぞをしちゃったりします。そして、俺は急にガバッと起き
あがって知佳を抱きしめて、ベッドに押し倒してレッツゴー。
しばらくして、ちゃんと起きた後に台所に行くと、薫が俺に朝ご飯を作ってくれちゃ
ったりしてるのです。俺は感動のあまりに薫を抱きしめて、ちょっとフェードイン。
朝食後、軽い運動にと、みなみちゃんとバスケ開始。爽やかに気分爽快。その後、汗
を流すために風呂にゴー。当然みなみちゃんも一緒。
学生連中を見送った後、十六夜さんとお茶を飲む。すごく落ちついた時を過ごす。
学校が一番早く終る美緒が帰ってくると、いっしょに土地の見まわりを開始。こっそ
り拝借していた次郎&子虎事件の時の杖を使って大きくなった美緒と歩く。その際に何
匹か美猫を紹介してもらう。今度人間タイプにしてみよう。
外が暗くなってきたら、ゆうひのバイト先のFOXにレッツゴー。ゆうひの歌声を聞き
ながらグラスを傾ける。
家に帰って晩酌しようと思ったら、あの『グータラ帝王』『だらけフェチ』『マユキ
・ザ・チュウネンオヤジ』との仇名を持つ真雪さんがつまみを作ってくれた。俺感涙。
俺の部屋に戻るとリスティと愛さんが待っている。ふたり同時プレイ! このふたり
は義理の親子だから『親子どんぶり』! 燃える響きだ。愛さんには正月の時の着物を
着て貰った。これで殿様プレイもOKだ。
・
・
・
・
「言い残すことはそれで全部か?」
俺がステキな将来計画を語り終えると、後ろに立っていた真雪さんが低い声を出した。
なぜか木刀を持っているのがとてもデンジャラス。
真雪さんの横にもなぜか霊剣モードの十六夜さん持ってる薫とか、羽根を出してやる気
いっぱいの知佳とリスティ。爪出して臨戦体制の美緒に、笑顔なんだけど手に持ってるメ
スが気になってしょうがない愛さんと、中身入ったスチール缶を握りつぶしながらこちら
に目をやってるみなみちゃんと、なぜか俺の身長計りながら棺桶屋に電話してるゆうひが
・・・怖くてしょうがない。
「まさか9股とはなぁ・・・耕介、楽に死ねると思うなよ?」
楽じゃなくていいから、生きてたいです。
「もし何か謝罪の言葉があるなら、今のうちに言っときな。少しは早くトドメ刺してやる
かもしれないぞ」
「そうですか・・・なら一言だけ」
俺はゆっくりと口を開いた。これだけは結論を出しておかなければ・・・。
「瞳と望ちゃんとななかちゃんを入れ忘れたんですが、どうすればいいんでしょうね?」
・
・
・
「「「「「「「「「死ね!!」」」」」」」」」」
全員の凶器が俺の体に振り下ろされた。
89 :
名無し : 2001/02/03(土) 18:52 ID:pSQq9Dco
自己申告だ、公式掲示板のコピペだ、ハード漁ってたら出てきたんで貼っといた(藁
>>90 無断転載はだめだろ、やっぱ。自分で書いたものじゃないと。
HDD漁ってたら昔自分で書いて公式掲示板に貼ったSSが
出てきたっていうのなら謝るが>88-89
個人的には「固いのは〜」の続きが読みたいけどな。
需要無視男氏、是非頼む。
コピペと言いつつ実は本人ならOK。
1を逃がすなアゲ!
94 :
(゚∀゚) : 2001/02/05(月) 04:17 ID:???
硬いのはお好き?
>>91 昔自分が書いたSSほど恥ずかしいモノはないぞ、
先日HPの待避フォルダ見てたら、
氏にたくなるようなSS(それも書きかけ)出てきて鬱・・・
97 :
需要無視男 : 2001/02/06(火) 00:33 ID:???
シーン1
(駅の改札口に乞食。喋っている。相手はいない)
「感動ってのはある種の中毒を引き起こす。脳が次第にそ
れだけを求めるようになる。次第に耐性がついてくっから、
前と同じだけの刺激じゃ満足できなくなる。やれやれ、人
間の脳ってのはうまくできてるな。さて、兄弟、俺がなに
をいわんとしているか、わかるか?おまえに、わかるか?
つまりはこういう話だ。俺は別にくだらねえヴィジュアル
アーツ系のゲームに関して今更何かを言うつもりはない。
俺が言おうとしているのは、もっと別だ。兄弟、お前も読
んだことあるだろう?うまいたとえが見つからないんだが、
あえて言うなら、救われる物語しかも脈絡はちゃんとある、
みてえなもんか。気をつけた方がいいぜ、それこそが落と
し穴。でっかい罠だ。いいかい兄弟、十分気をつけな、気
をつけるんだぜ。そいつは、罠なんだからよ・・・」
(暗転)
98 :
需要無視男 : 2001/02/06(火) 00:34 ID:???
シーン2
(四畳半の汚い部屋。そこかしこに散らばったカップラーメン。
PCの前に座り、画面を食い入るように見つめる俺)
「現実音に耳を塞ぎつつ、
(クリック)
切り離された空間を冷めた目で見つめながら、
(クリック)
必死で衝動を隠し、
(クリック)
屈折した憧憬を持ち続け、
(クリック)
絶望の中で生きる」
(クリック)
(暗転)
99 :
需要無視男 : 2001/02/06(火) 00:36 ID:???
シーン3
(誰もいない学校の屋上。この前の野郎が血だらけで立っている)
非常に残念ながらこれは現実だ。メッセージは飛ばせない。
(悲しげに言う。背中をこちらに向け、顔は見えない)
我々のコントロールキーは既に外され、どこかで静かに眠っているのだろう。
(どこかで叫び声)
我々に残された手段は頼りないマウスと使えないリターンキー。
(振り向く)
右クリックは使用不可だ。メニューバーすらもない。
(悪意のこもった笑顔)
メッセージの速度はまるでリビドーのゲームのように遅く、そして不変。
(口が開く。中から太った方のやつの顔がのぞく)
もちろんフルボイス。
(両手を広げる)
大根役者があぶく銭のため、必死になって演技してくれるだろう。
(天を仰いで深呼吸)
しかし驚いたことに、このゲーム
(眉間を手で押さえ、うつむく)
バグだらけでまともなプレイはできない!
(学校とともに崩れ落ちる)
100 :
名無したちの午後 : 2001/02/06(火) 15:31 ID:MRLpF9II
小鳥っぽくなってきたなー。
あんまり狙いすぎんと、ネタが出来た時に
マターリ書くぐらいでいいと思うぞ。
何かリクエストしろ。
したら書いてくれるのか?>101
104 :
名無したちの午後 : 2001/02/10(土) 18:56 ID:4/ibOhIw
OVAジャイアントロボみたく、色んな歴代キャラが登場するやつきぼーん。
乃絵美が遺作に犯されたりとか、夢の競演が実現するとええのう。
>>104 このスレではいいだしっぺが書くというきまりがあります。
106 :
104 : 2001/02/10(土) 19:01 ID:4/ibOhIw
>>106(104)
早く乃絵美の陵辱物書けよ! いつまで待たせるんだよ!!(怒
108 :
104 : 2001/02/11(日) 16:28 ID:???
ブルブル ど、どうして俺が書くことに・・・(泣
109 :
104 : 2001/02/11(日) 16:29 ID:???
くちゅ
と、湿った粘膜が音をたてた。
「あっ・・・・・・」
恥ずかしさで、顔が赤くなる。
男の太い指が、乃絵美のスリットに沿っていやらしく動いていた。
時折、力をこめて指を滑り込ませようとする。
ちゅくちゅくと音を立てながら、中指の第一関節が小陰唇の内側をえぐり、尿道の入り口と膣とを探り当てるように弄ぶ。
「あの・・・あの・・・」
乃絵美は、か細い手で、男の太い腕を押しとどめようとするが、ウェイトレスの制服のエプロンドレスごしに胸を鷲掴みにしていたもう片方の腕が、それを払いのける。
(助けて・・・お兄ちゃん!)
払いのけられた拳をを胸元に硬く握りしめて、今は部活で学校にいるであろう兄を想った。
男の右手は、更に乃絵美の奥へと進入しようと執拗に愛撫を繰り返していた。
時折、親指が乃絵美のまだ生えそろわない薄い陰毛の感触を楽しんで恥丘を撫で回す。
既に、男は小一時間も乃絵美を膝の上に載せて、誰にも触られたことのなかった部分を弄んでいた。
すぐに乃絵美を犯そうとしているのではない。
じっくり、たっぷりと楽しもうとしているのだ。
乃絵美は、襲われたことこそ無かったが、夜道で乱暴されたことのあるクラスの女の子の話を思い出していた。
ふいに襲われて犯されるよりも、ずっと辛い。
夜道での暴行は、人目に付かないように男の欲求を果たして、最短の時間で終わらせる。
だが、今の乃絵美へは、夜道のそれと違い、無限とも思える長い時間がかけられるのだ。
男の様子では、指で弄ぶだけでは済ませてくれないだろう。
乃絵美は絶望に打ちひしがれそうになりながら、震える手を更に胸に押しつけた。
(どうして・・・)
もちろん、問うても答えは返ってこない。
判るのは、男の膝の上でスカートの中に手を潜り込まれて、ショーツの下のスリットを弄ばれているのに、逃げることも叶わないということだけだ。
喫茶ロムレットの店内では、いつもの静かなBGMと、乃絵美の漏らす微かな声ともつかない吐息、そして、乃絵美自身の粘膜が奏でる水音だけが聞こえていた。
男の指は、更に膣の内部に潜りこみ、処女膜を探り当てていた。
「あぁっ・・・」
乃絵美の奥に張られた、純血の証の感触を楽しむと、指を引き抜く。
抜いた指が小陰唇をかき分けて、充血しつつある陰核の愛撫に移っていくと、乃絵美は軽い吐息を漏らした。
男の指で、処女を奪われることは免れたらしい。
自慰すらしたことのない乃絵美のスリットは陰核を覆う肉襞を剥かれ、濡れた男の指に陰核を責められて、男の老練な愛撫によって濡れ始めていた。
乃絵美がどれだけ嫌悪しようとも、男の指はそれを否定するように、乃絵美を快楽へと誘う。
「はぁっ・・・」
煙草臭い男の息を感じたかと思うと、男は乃絵美の耳たぶ唇でそっと挟み、甘露を味わうかのように舌でねぶった。
ぴちゃぴちゃ・・・
舌と唇だけでなく、鼻の下で綺麗に揃えられた髭が耳をくすぐる。
「ひ・・・」
ピアスの穴も無い生まれたばかりの赤子のように柔らかな耳たぶが、そして、耳の穴までが、男の舌によって陵辱されていた。
あまりのおぞましさに、乃絵美は身を硬くする。
それに気がついたのか、男の舌は乃絵美の耳の穴から離れた。
けれど、それは乃絵美を慮ってのことではなかった。
「そろそろ、儂のモノを入れてやろう・・・ヒヒ」
乃絵美を弄んでいた男――――代議士・堂島薫は、そう言うと、濡れた乃絵美のショーツに手をかけ、それを膝までおろした。
それは、絶望のはじまりだった。
>>109(104)
おおっ! なかなか期待させますな!
オッサンに犯される乃絵美に萌え〜
なんだかんだ言って書いてしまう104アッパレ!
112 :
104 : 2001/02/12(月) 11:23 ID:???
一時間ほど前のこと。
喫茶ロムレットは、静寂に包まれていた。
ロムレットは、郊外とはいえ、駅前の商店街にある喫茶店だ。
立地条件は決して悪くないロムレットが、今日に限っては夕方4時を半ばすぎているのにも関わらず、客がひとりもいないのだ。
否。マスターと、その妻を前に、にやにやと笑みを浮かべながら煙草を吹かしている男こそが、本日ただ一人の客だった。
男の名は、堂島薫。
代議士であり、汚れ仕事を請け負うことで政権政党の長老たちから重宝がられている男だった。
評判は決して良くはないし、周囲にいる男たちも企業舎弟まがいな、その筋の仕事の得意そうな者ばかりである。
「堂島先生」
マスターは意を決して、口を開いた。
「お願いします・・・この店だけは」
テーブルに額をつけんばかりに、頭を下げる。
合わせるように、不安そうな表情の妻も頭を下げた。
ロムレットの入り口には、堂島の手下たちが立ちはだかり、常連客すらも立ち寄ることはできなくなっている。
夫婦が頭を下げたまま、奇妙な沈黙がしばらく続いた。
煙草に火をつけて、ようやく堂島が口を開いた。
「私だって、こんな小さな喫茶店貰ったって困るんだよ。経営するのも、売り払うのも面倒だ」
「だったら!」
「・・・とっとと、店の保証書。持ってきなさい」
「お・・・お願いしますっ!利息だけ・・・利息だけなら、なんとか払いますからっ」
「あのねえ・・・」
堂島が畳みかけようとしたときだった。
113 :
104 : 2001/02/12(月) 11:24 ID:???
からん と、カウベルが鳴った。
「ただいまー・・・」
白と青を基調にした制服。髪は右側に、大きな黄色のリボンでまとめられた内気そうな少女が、入ってきたのだった。
マスターの娘。乃絵美である。
「表の人たち誰?他のお客さんたちが入れないみたいなんだけど・・・」
「あ・・・ああ。貸し切りなんだ。今日は」
「へぇ・・・予約入ってたかな」
「き、急なことだったから・・・」
「そのお客さん?」
乃絵美は、初めてマスターの前に座る男の存在に気づいて言った。
「どうも・・・マスターの娘さんかな?」
「あっ。はい。ゆっくりしていってくださいね・・・じゃ、着替えてくるね」
最後は、母のほうに笑いかけて、乃絵美は店の奥へと消えていった。
「ほう・・・可愛い娘さんだ」
「ええ。今年高校に入ったばかりで・・・」
「そう」
男は、まだ殆ど吸っていない煙草を消して、再び口元に笑みを浮かべた。
「それで、その・・・先生」
嘆願を再開しようとしたマスターの機先を制する。
「伊藤さん」
「は、はい」
「利息だけなら、何とか払えるんですね」
「え?あ、は・・・はい!それじゃ先生!?」
夫妻は希望の光を見るように、顔を上げて堂島に向いた。
堂島は、夫妻の様子を気にもしないような素振りで、新しい煙草に火をつけ、ようやくゆっくりと口を開いた。
「条件次第では・・・待てないこともありません」
「ありがとうございますっ」
夫婦は、すがるように何度も頭を下げる。
堂島は、煙草を吹かしながらゆっくりと切り出した。
「それで、条件なんですがね・・・ヒヒ」
伊藤夫妻には、選択肢などなかった。
だが、それはあまりにも辛い条件だった。
114 :
104 : 2001/02/12(月) 11:26 ID:???
「着替えたよ。何か手伝える?」
乃絵美が、ロムレットの制服に着替えて店内に戻ってきた頃には、両親はカウンターに戻っていた。
何事もなかったかのような静かな店内には、いつもの静かなクラシックが流れている。
客は、相変わらず店の隅の席に座っている先刻の男だけだ。
「じゃあ・・・これを、持っていって」
乃絵美の母が、カウンターにコーヒーカップを置く。
ウェッジウッドの洒落たコーヒーカップに、店独自のブレンドで入れた薫り高いコーヒー。その上には生クリームがのっていた。
「ウィンナーコーヒー?」
「そうよ・・・はい」
乃絵美は、ウィンナーコーヒーと伝票を載せて、歩き出そうとした。
「で・・・伝票はいいから」
「え?」
「後で集計することに・・・なってるから」
「そうなんだ」
乃絵美は、まだ気づいていない。
母の声が震えていたことを。
父が厨房の奥でで、悲痛な表情を浮かべていたことを。
微かに・・・何か訝しげなものを感じたものの、さして気にもせずに、乃絵美は男のほうへと向かった。
115 :
104 : 2001/02/12(月) 11:28 ID:???
「おまたせしました」
乃絵美は、笑みを浮かべながら、ウィンナーコーヒーを堂島の前に置いた。
「お待ち合わせのお客さんたち、いつ来るんですか?」
「今日は、儂ひとりの貸し切りさ」
「へえ・・・」
ロムレットは決して広いとはいえないが、乃絵美には、ひとりで占有するにはこの店は広すぎるような気がした。
(お父さんの知り合い・・・?)
そうでなければ、こんなかきいれ時に予約など受けるわけがない。そんな気がした。
「乃絵美ちゃんだったかな」
「あ・・・はい」
「その服、可愛いね」
「このお店の制服なんですよ」
「実に似合ってる」
「あ、ありがとう・・・ございます」
「じゃ、また注文があったら呼んでくださいね」
そう言って乃絵美は踵を返した。
だが、カウンターのほうを向いた乃絵美の動きに合わせて僅かにはためいたフリルのついたフレアスカートが、その動きを止める間もなく、堂島は乃絵美の腕を掴んでいた。
「あの・・・お客さん」
「乃絵美ちゃん。お客さんを退屈させるものじゃないよ」
「えっ?」
「ほら。儂の膝の上に座りなさい」
そういうと、堂島は腕力に任せて乃絵美を引っ張る。
「きゃあっ」
途端にバランスを崩して乃絵美は堂島のほうに倒れかかった。
堂島は、倒れた乃絵美を強引に抱き寄せて、膝の上に載せた。
「こっ、困ります・・・」
「いいから、いいから・・・」
そういいながら、堂島の手は乳房とスカートの下へと延びていく。
「きゃぁっ。困りますっ・・・ダメっ・・・おっ、お父さんっ!お母さんっ!この人っ」
乃絵美は、必死に身をよじりながら、カウンターに立つ両親に助けを求めた。
「乃絵美・・・」
「助けてぇっ!お父さんっ!」
「・・・その人の言うとおりにしなさい」
「ええっ!?」
乃絵美は、全身の力が抜けていくような無力感に襲われた。
(どうして・・・!?)
悲痛な表情で顔を背けた両親の前に置かれた伝票には、堂島の無骨な字で、およそ喫茶店では書き込まれることのない金額と・・・乃絵美の名が記されていた。
ふー。オチもついたし、これでいいでしょ?
めでたしめでたし。
本番がねえぞー
って終わりかい!
堂島なんかにまかすんじゃねー!
>>116 本番シーンが無いのは鈴音のスマータ並みの重罪。
君、アナルオナニーの刑ね(´ー`)y-~~
>104
せっかくこれだけの長文書いたのに、アナオナの刑か……ヒドいな。
気を落とさないで。俺は面白かったよ。
じゃ、アナオナの刑がんばって!
121 :
104 : 2001/02/12(月) 17:59 ID:???
アナオナは嫌なので、続き書きました。ひいひい。
122 :
104 : 2001/02/12(月) 18:00 ID:???
「やっ・・・やめてくださいっ」
乃絵美は不意に我に返った。
小一時間ほど前のことが、まるで遠い昔のことのような感じだった。
気がつけば、ショーツは完全に下ろされ、右足首にかけられていた。。
湿ったショーツは、白いストッキングごしに乃絵美自身の分泌した淫液の滴りを感じさせている。
(やだ。こんなに・・・)
密かに慕う実兄を想い僅かに分泌したこともあったが、その何倍もの湿り気が、乃絵美の純白のショーツに染みを作っている。
長いスカートは、たくし上げられて、ウェストのリボンにかけて止められていた。
ぐい、と、堂島が乃絵美の頭をテーブルに押しつけると、乃絵美はテーブルに上半身を、堂島の膝に下半身を預けた状態で四つん這いになった。
「ヒヒ・・・いい尻だ」
「いやっ・・・」
スカートがたくし上げられているせいで、堂島からは臀部が丸見えだということに気がついて、さらに乃絵美は頬を染めた。
(お兄ちゃんにも、見られたことないのに・・・っ)
「そう急かさんでも、入れてやる・・・クク」
「ちっ・・・違います」
必死に抵抗を試みるが、元々病弱な乃絵美が屈強な堂島の腕力に敵うはずもなく、すぐに元の位置に組み敷かれるのだった。
堂島は、力強くそそり立った陰茎を、乃絵美のスリットに押し当てた。
堂島の熱い体温と感触が、大陰唇と小陰唇に擦り付けられる。
むず痒い感覚が、乃絵美の脊椎を焼くようなちりちりした快楽として襲いかかってきた。
「ひぁ・・・お願いです・・・それだけは・・・」
身体の奥から、ぬるぬるといやらしい液が溢れ出しているのを感じる。
腰をくねらせて、必死に堂島の陰茎から逃れようとする。
「くっ・・・」
しばらく無理に挿入を試みたが、まだ乃絵美の抵抗が収まらないことから、再び指を潜り込ませる。
堂島の指は、乃絵美の秘部を容赦なく責め立て、継続して乃絵美に快感を送り続ける。
「はぁ・・・あっ・・・」
それは、確実に、乃絵美を快楽の虜へと変えていく、堂島の魔技だった。
「いや・・・いや・・・」
乃絵美は、処女なのにこんなにも感じていることに戸惑い、もう訳も分からず、ただ拒絶の言葉だけを繰り返すしかなかった。
123 :
104 : 2001/02/12(月) 18:01 ID:???
「ヒヒヒ・・・」
堂島は、初めての快楽に溺れかけて悶えている15歳の処女を前に、己のテクニックと少女の美しい姿態を堪能していた。
「いやぁ・・・はじめてなのに・・・こんな・・・」
「儂でなくば、誰に処女を奪われたい?」
(誰に?そんなの決まってる・・・)
「ふむ。心に決めた男がいるのか」
物わかりの良さそうなことをいいながら、なおも指は激しく乃絵美を責めていた。
乃絵美は、朦朧とした意識の中で、必死に頭を働かせようとする。
「あぁ・・・うぁ・・・んっ・・・」
「答えられんようだな」
「んんっ・・・好きな人とっ・・・」
必死で、それだけを答える。
堂島の指を伝う乃絵美の淫液は、滴となって、ソファーと堂島の膝を濡らしている。
間近で見れば、ぽたぽたと音が聞こえてきそうなほどの汁が、乃絵美の中から溢れている。
「好きな人とは・・・誰だ?」
「んっ・・・」
乃絵美のスリットは、気がつけば堂島の指を二本もくわえ込んでいる。
(好きな人は・・・)
二本の指が織りなす巧みな動きが、乃絵美を絶頂へと導き始めている。
(柴崎先輩・・・?)
「あぁ・・・あああっ・・・ああっ」
(違う・・・本当は・・・)
堂島の指で愛撫されながらも、目をつぶって想っているのは、決して口には出してはいけない・・・乃絵美のただ一人の想い人のことだった。
「本当は・・・本当に好きな人はっ・・・ああっ」
乃絵美は押し寄せてくる快感の波に、生まれて初めて昇り詰める快楽に身をゆだねながら、その思い人の名を口にしていた。
「ひっ・・・いっ・・・いっちゃうっ!お兄ちゃんっ・・・好きっ・・・大好きなのぉっ・・・お兄ちゃんっ・・・あっ・・・あああーーっ」
124 :
104 : 2001/02/12(月) 18:03 ID:???
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
乃絵美は、荒い息を整えながら、まだ軽く押し寄せている快楽の波の余韻に浸っていた。
堂島は、手にまとわりついた乃絵美の淫液をエプロンドレスで拭きながら、くつくつと笑っていた。
「聞きましたか?」
その問いは、乃絵美へ向けられたものでないことは、テーブルに横たわっている乃絵美にも判った。だが、乃絵美の両親は何も答えない。
「ヒヒヒ・・・とんだ兄妹だ」
(とんだ兄妹?)
「伊藤さん。あんたの家じゃ、子供らに近親相姦なんてことを勧めてるのかね」
(近親相姦って・・・どういうこと?)
「こりゃあいい。世間の人々にも聞いてもらおうじゃないか・・・伊藤さんの家じゃ、兄妹で、こーんなことをしてるって」
(あっ・・・!!)
乃絵美は、ようやく気がついた。
自分の口走ってしまったことを。
紅潮した頬から、あっという間に血の気が引いていくのが判った。
ずっと隠していた想いを・・・よりにもよって、両親と、こんな男の前で漏らしてしまうなんて・・・
「あの・・・わた・・・私・・・」
言い繕おうにも、上手い言い訳が思いつかなかった。
身体の芯では、まだ熱い快楽がふつふつとたぎっているのに、心の中は極寒の世界だ。
「幸い乃絵美ちゃんは、処女だ。まだ兄に汚されてはいない・・・」
(汚す?汚そうとしているのは、この人なのに・・・)
そう思いながらも、乃絵美は反抗することができず、押し黙るしかない。
「ここで、儂が先に男の味を教えてやるのは、むしろこの子にとって幸せなことだよ。なあ」
両親は、目に涙を浮かべながら、泣き笑いの表情を浮かべている。
(ああ・・・ごめんなさい。お父さん・・・お母さん・・・)
乃絵美は、あまりの恥ずかしさに、両親の表情を見ることができない。
「そうだ」
堂島は両親を手招きして、意地悪そうな笑みを浮かべた。
「乃絵美ちゃんは、どうもだだをこねるのでね・・・ここはひとつご両親に説得して貰おうじゃないか」
(説得って・・・?)
「ほら、来なさい」
堂島の呼びかけに、渋々とカウンターから両親が出る。
「さあ、ほらもっと、近寄って・・・そう。テーブルの両端に」
両親は、テーブルの上に倒れている乃絵美の左右に立った。
下半身を剥き出しにされて、実兄への恋慕を叫んだ娘について、どう思っているのか。
悲痛な表情は、その全てを読みとらせることはできないようだった。
堂島は、にやにやと両親と、乃絵美を見る。
「さあ、ご両親は乃絵美ちゃんの両腕を押さえて」
「えっ・・・きゃっ」
乃絵美の腕を父と母が抱え込む。
「そのまま、動けないように」
「やだっ・・・お父さんっ、お母さんっ」
乃絵美の必死の抵抗にも、両親の腕の力は収まらない。
「そう・・・これで挿入できる」
そう呟いた堂島のモノは、荒々しく勃起していた。
って、やっぱり本番まではいかなかったりちて!クス
つーか、他の人もSS書いてくだされ・・・(疲
両親に押さえさせながら犯すとは、本格派の鬼畜の方ですな……(笑)
サドみたい。
うむ、104には侯爵の位を授けよう
うむ、104にはシャックリを授けよう
ん〜本番までいかないところに104のアレな部分がにじみ出てるね。
サゲ回しを使おう。
それからアゲレ。
>>129 なるほど、そこにまでSの本性が滲み出ていると…(笑
これは我々に対するプレイでもあると(笑
なるほど、104は真性のサドだったか・・・アナオナは奴隷のほうにやらせたわけだな・・・
というか、104氏は最期の一線で乃絵美の貞操を守ったように思えたゾ。
甘いヤツめ(´ー`)y-~~
それでこの後、本編に104って新キャラが登場して、
窮地から救い出した乃絵美と和姦する…なんて展開になったら面白すぎるな(笑
すいません、ちょっと遊び過ぎました(笑 >104さん
もう少し貶めれば本番シーン見れるかな?
・・・乃絵美じゃなくて貶めるのは104をだけどね(w
本番きぼ〜
本番かかないと、104で本番SSかくぞゴルァ!!!
流れ的には「言い出した奴が書け(書く)」というわけで104は書き出したんだから
本番を求める奴は自分で書いてみたら?
というわけで137が104の甘々純愛でも本番はありSSをかいてくれるそうだ。ワーオ超楽しみ!
「おい、104!今日もいい天気だな!さ、イッパツ嵌めるか!」
「え…昨日も何回も…今日は休ませてくださいよ…。」
「なんだなんだ、そんな事ででどーする!さ、フェラしてやるから脱げ!」
「あ、止めてくださいよ…あ、そんな…うう…。」
こんな感じだろうか?
という訳でお一人書いてくれただけで
こんなに盛り上がれる楽しい僕たち。
さらなる投稿いつでもお待ちしてますので。
俺はNavi特典のタカさんテレカ持ってるぐらいのガッツファンだから、
141みたいのは、嫌がらせっつーより、うれしいけど(藁
ともかく続き書いたよ。11回かけてようやく喪失。
みんな連休明けなのに元気だねえ。仕事暇なのか?
暇ならSS書いてくれよー(願
堂島の陰茎の先が、再び乃絵美のスリットに押し当てられた。
それだけで、その感触は魔性の快楽のように思えた。
(こんな・・・っ)
今なら、きっと入ってしまう。
処女にも関わらず、乃絵美には絶望的な確信があった。
乃絵美がどれだけ心の中で拒もうとも、一度昇り詰めて充血した乃絵美の性器は、ひくひくと蠢くだけだ。
「くっ」
先ほどのように腰をよじろうにも、堂島の両腕にがっちりと乃絵美の両足を抱え込まれていた。
「お願いっ・・・離してぇっ」
乃絵美は激しく首を振りながら、堅く拘束された両腕をふりほどこうと、必死の抵抗をする。
「乃絵美っ・・・乃絵美・・・乃絵・・・」
両親は、愛する娘の名前をつぶやきながら、堅く目を閉じて、全身の力を込めてその腕を握りしめていた。
「ヒヒ・・・さぁ、処女喪失だよ。乃絵美」
いつしか、堂島が乃絵美に呼びかける言葉から、”ちゃん”が消えている。
乃絵美には、それが堂島の所有物であるという自負の現れのような気がして、吐き気がした。
「ひっ・・・ぎっ」
懸命に膣口を閉ざそうと力を込めるものの、堂島の脈打つ陰茎はゆっくりと、乃絵美の膣内へと進入していく。
「あぁ・・・」
耳年増なクラスの女の子が言っていた処女喪失の痛みの話を思い出す。
身を裂くほどの痛みだった、死ぬかと思った・・・それらの話は全てまやかしだったのだ、と思った。
今、乃絵美の中を満たしつつある堂島のそれは、初めての肉壁を押し広げられる痛みよりも、遙かに乃絵美の背筋を炎で焦がすほどの激しい快楽のほうが勝っている。
陰茎は、一息に奥まで刺すことなく、入り口からさほどでもないところで進入を止め、また膣口まで戻しては、再び前の位置ほどまで挿入される。
「うぁ・・・あぁ・・・」
堂島は、亀頭を埋める程度のところで、細やかなグラインドをさせていた。
時折織り交ぜられる上下のグラインドが、半ば剥かれたように露出しかけたクリトリスを刺激すると、そのたびに乃絵美の口から吐息が漏れる。
「乃絵美・・・亀頭の先に、乃絵美の処女膜を感じるよ」
堂島が亀頭だけをこね回すように出し入れしているのは、そのせいだったのだ。
「いやぁっ・・・あぁ・・・っ」
それどころか、膣口の付近を出入りする淫茎は先に昇り詰めたときに与えられた指での快楽以上のものだ。
「あっ・・・あぅ・・・あああ・・・」
乃絵美は、身も心も快楽に支配されつつある。
「も・・・もうっ・・・」
乃絵美に、また激しい快楽の波が訪れようとしているときだった。
「乃絵美」
堂島の陰茎が不意に動きを止めた。
「あ・・・・・・」
四肢を押さえられた乃絵美にとって、それは快楽の供給が止まることをも意味する。
むず痒い感覚。
先の絶頂以上のオルガスムスを迎えようとしているそのときだから。
「はぁ・・・はぁ・・・」
乃絵美は、何とか動こうとする。
だが、決して四肢は乃絵美の意志に添おうとはしない。
そもそも、四肢を動かすことが可能ならば乃絵美が逃げ出すことは可能だったのだが、そんなことはもう乃絵美の心の中にはない。
(もうすぐ・・・もうすぐなのに・・・っ)
堂島から惜しみなく与えられた快楽に捕らわれてもやのかかった乃絵美の心は、間近に迫っていた快楽の波だけを求めている。
「乃絵美・・・ここで止めてもいいかな」
「えっ・・・!?」
堂島は、いやらしい笑みを浮かべていた。
堂島には、わかっているのだ。
乃絵美がどれほど求めているのかを。
乃絵美がどれだけ溺れているのか、全て知られているのだ。
「そんな・・・」
「言ってごらん・・・”私の処女を、奪って下さい”って」
「!」
乃絵美のもやのかかった心にも、それが何を求めているのかが判る。
「い・・・言えません」
乃絵美の身体だけでなく、心をも奪おうとしているのだ。
「ヒヒ・・・そうかね」
「あぁ・・・っ」
堂島は、再び亀頭を処女膜まで押し進める。
その快楽に、乃絵美の全身が震えた。
「ふぁあ・・・あふ・・・」
陰茎は、先ほどよりはゆっくりと乃絵美の膣口をこね回す。
「言うんだ。乃絵美」
僅かに収まりかけた波がまたすごい勢いで戻ってくるのが判る。
「あ・・・ああ・・・」
膣の奥から、更に堂島を受け入れようと蜜が溢れ出すのが判る。
「ふぅ・・・あっ・・・」
その蜜が堂島の陰茎にねっとりとからみつき、膣口だけでなく、陰唇も、クリトリスも刺激を強める。
「あう・・・ああ・・・あー・・・」
乃絵美は、全身が性器になったように受け止めきれないほどの快楽に身を震わせる。
「あ・・・あ・・・」
ぶるるっ。
大きな震えと同時に、乃絵美の中に、今まで味わったことのない激しい脈動が襲いかかってきた。
(もう・・・・ダメっ)
乃絵美の中で、何かが弾けた。
全身を襲う何かに満たされながら、乃絵美は叫んだ。
「はぁっ・・・あああっ。お願いっ・・・私のっ・・・乃絵美の処女を奪ってぇっ」
同時に、乃絵美の両腕を掴む両親の腕に、ぎゅっと力が籠もるのを感じた。
そして、めりめりと引き裂くように、堂島の陰茎が乃絵美の15年間守り通してきたものを奪うのを感じていた。
「ひっ・・・あっ・・・あうっ・・・あああーーーっ」
堂島の陰茎が肉襞の奥まで届いた時、乃絵美は二度目の、後戻りのできない快楽の波に飲み込まれていたのだった。
わははははは!(笑 素晴らしい〜〜!続ききぼーんです。
いいぞ104ーっ! 突っ走れーっ!!(w
「サイス、エレンを返してもらうために舞い戻ってきたぜ。感謝しな」
「ふん、失敗作に用は無いのだが」
「俺の強さは知ってるハズだ。強がりはよせ」
「ツヴァイ、キミは勘違いしているようだ」
「なんだと?」
「考えてもみたまえ。私を殺せばキミの過去は永遠に闇に葬られる事になる。
それでも構わないと言うのかね?」
「もう過去などいらない。エレンがいてくれればそれでいい」
「はははっ。これはこれは。ファントムが性的な要求に支配されるとはな」
「性的……だと?」
「所詮恋愛など脳内の電気的変化にすぎん。
ある程度の性的興奮のパルスを恋愛と呼んで尊んでいるだけだ」
「貴様に何が判ると言うんだっ! 俺はエレンを守りたい!」
「そのために己自身が命を落とすとしてもか?」
「この身が砕け散ろうと、エレンだけは守り抜く!」
「そこまで言うのなら仕方あるまい。愛する者の手にかかって死ぬがいい。
アイン、ゴミを掃除しろ」
「判りました。マスター」
……エロ無しやめ。
ageage
>>152 コラコラ、書きもしない人間がそういう言い方をするなよ。
>>149 しかし、会話だけの小説は台本みたいで辛いな。
少しでも状況&心情描写が欲しいところだ。
うーん、よくある借金のカタにレープ物になってる。
堂島は、ふにゃちんやろーなので、どうせならのえみたんの
だいすきな実兄と両親の前で合体の方が、ハァハァなのに(w
>>153 >しかし、会話だけの小説は台本みたいで辛いな。
これじゃ小説とは言えませんぜ。まさに台本。
156 :
104 : 2001/02/16(金) 18:07 ID:???
まー、そう言わずに続きを待ちましょう
>>152-153
>>151 >>127-128で色々授けられたので使ってみただけで、別人じゃないですよ(^^;
>>154 いいだしっぺが書くのが決まりデス(w
つーわけで、少しだけ続き。つーか、インターミッション。
157 :
104 : 2001/02/16(金) 18:10 ID:???
「ふぅ・・・」
乃絵美は、ゆっくりと湯船に身を沈めた。
身体の節々が痛い。
しかも、まだ身体の芯で、ぼんやりと先ほどまでの快感がくすぶっている。
処女膜を奪われると同時に、大きな絶頂を迎えてから、更に2回。
その2回のうち最後の1回は、堂島自身も乃絵美の絶頂に合わせて果てていた。
高校に入学したばかりの、自慰すらしたことのなかったおとなしい少女が、都合4回ものオルガスムスを感じたのだった。
「処女なのに・・・」
そう呟いて、もう処女ではないことに、改めて気がつく。
乃絵美の両肩にくっきりと残っている両親の手の後は、それを手引きしたのが乃絵美を産み育ててくれた両親だということの証だった。
見知らぬ男に、処女を奪われたという事実が、心に深い暗闇を作っている。
しかも、ただ力ずくで犯されたのではない。
何度も絶頂に達せられて、そのたびに乃絵美自身が望んだかのように、男を求める言葉を口にさせられたのだ。
思い出すだけで、恥ずかしさで頬が染まる。
堂島の指や陰茎を求める言葉を口にしたことは、自分の意志ではないと思う。
けれども、まだ身体の奥に残る快楽の残り香が、それに疑問を投げかけるのだった。
「あ・・・」
湯船の中に、ゆらりと白いものが溶けだしていた。
「やだ・・・」
それは、乃絵美の充血して腫れぼったくなったスリットから漏れている。
堂島の精液だった。
シャワーで十分に流したつもりだったのが、まだ乃絵美の膣内に残っていたらしい。
湯に溶けてよくわからないが、乃絵美にはその中に喪失のときの血が混じっているような気がする。
乃絵美は、身体が暖まって弛緩していくのを感じながら、これからのことを考えた。
今日は金曜日。
堂島は、明日も明後日も来ると言っていた。
両親は泣き顔に笑みを張り付けながら、店を臨時休業にしてお待ちしています、と答えていた。
堂島が帰ったあと、両親は泣きながら乃絵美に詫びたが、同時に耐えてくれとも言った。
そうしなければ、店を奪われ、更に巨額の借金を負ってしまうのだと。
乃絵美には、そうした大人の仕組みはよく判らない。
ただ、未だかつて見たことのない憔悴した両親の表情を見て、「うん」と頷いた。
どうして頷いてしまったんだろうと考えると、自分があの快感を求めているような気がして、怖くなった。
(そんなこと・・・ないっ)
湯船の中でひとりごちて、首を振ったとき、
「ただいまー・・・ひぃ、疲れたよ」
扉の向こうで、兄の声が聞こえた。
ようやく、部活が終わったのだろう。
今は、兄の顔を見たくなかった。
きっと、泣いてしまうから。
乃絵美は、涙をこらえて目を堅く閉じたまま、深く、更に深く、浴槽に身を沈めた。
明日からの自分の運命を呪いながら。
158 :
127 : 2001/02/16(金) 18:14 ID:???
サドみたい>侯爵
ってくだらないネタだったのに使ってくれてありがとうです
105=149
侯爵を罠にハメた張本人です(笑)
いや、侯爵がマジでSS書くとは思ってなかったので(汗)
おかえしに自分も「いたじゃん」+「ファントム」で書いてみたんですが……。
地の分が無いとつまらんすね。会話だけだと浅すぎるっす(汗)
いたじゃんやったこと無い人は知らないと思いますが、
あのゲームはシナリオ上を会話だけで進めて行くという荒業やってます。
まぁ、ファントムと合わせるのには無理がありました(笑)
さがりすぎにつき、AGE
果てしなく〜の本編みたく、堂島が主人公に無理矢理乃絵美の処女を
散らせる方が心理描写も細かくなって良かったかもね。
これじゃ、堂島じゃなくて他の親父キャラでも代用が効く感じだし。
今時「オルガスムス」なんて表現入ってるとは(笑
悪いがそこで吹き出しちゃったよ
164 :
104 : 2001/02/18(日) 16:11 ID:???
>>162 確かに堂島は無理矢理犯るキャラだしなあ・・・。
臭作・遺作やったことないんで、ヲヤジキャラってえと堂島かなあと
容易に引用してたよ。こういう堂島×乃絵美ってのはいかんね。
>>163 そうか・・・オルガスムスはダメなのか。
実はSS書くにあたって、フランス書院だのマドンナメイトだのを
山ほど買い込んで付箋貼って、用語と表現を参考にしたんだけど・・・
初出が10年以上前なんてザラだもんな<フランスやらマドンナ
他に「いまどき・・・」って表現は無い?
もし、次書く機会があれば、参考にするよー。
>そうか・・・オルガスムスはダメなのか。
そんなことはない。 もっとやってくれ。
104マンセー
149にはアインとツヴァイのセクースライフを書いてほしーな。
清純な娘が犯られちゃうってのが人気あるんかね
>>168 俺は清純な少年が犯られるのキボーン
>801板に帰れ!
そうか。
>俺は清純な少年が犯られるのキボーン
相手がお姉さんなら激しく同意(´Д`)ハァハァ
らしくもなく、心臓が高鳴っている。
(おいおい。どうした、俺。こんなキャラじゃないだろう?)
出来るだけ軽薄に言い聞かせてみても鼓動は収まらない。それどころかどん
どんと速くなってゆくのが分かる。
「……どうしたの?」
原因はわかっている。目の前にいる可憐な少女……伊藤乃絵美だ。
「可憐」なんて物言いが自分に似合わないのは十分に承知している。だがし
かし、彼女を指してこれ以上うまく表現する言葉を、俺は知らない。
手を触れただけで枯死してしまうのではと思うほど儚く、清純で、可憐な野
に咲く一輪の花。それが、乃絵美に対する印象だった。
「……いいのか? その……俺で」
同じベッドに腰掛けて。彼女の覚悟はすでに出来ているのに、俺はいまだに
迷っていた。
―――抱きしめたら、壊れてしまいそうで。
――一夜が過ぎたら、夢に消えてしまいそうで。
「……うん。だいすき、だから。誰よりも……」
乃絵美が、潤んだ瞳でまっすぐに俺を見つめる。
(なさけない……つくずく)
そうやって、乃絵美に励まされて、初めて俺は決心できる。いつだってそう
だ。儚そうに見える彼女。しかし、その芯は俺なんかよりもよっぽど強い。
「ごめんな。俺、怖くてさ」
「……どうして?」
「きみがそんなにかわいいからさ」
言ってから後悔するほどの歯の浮く科白にかぶせて唇を奪う。何度も交わし
たキス。でも、これはいつもとは違う。
「ん、んんん。ん〜〜〜〜〜」
唇を触れ合わせるだけじゃない。唇を愛撫し、舌を絡め合うキス。快感を分
かち合う、前戯としてのキス。
「……甘い味がするな。乃絵美って」
「え、うそ? さっき食べたケーキかな……ごめんなさい、イヤだった?」
イヤなはずが無い。
彼女の唾液は、どうしてか僅かに甘い。もしかしたらそんな気がするだけか
もしれないが、ナチュラルないやみのない味がする。これだけでもずっと味わ
っていたくなる。そんな味わいだ。
俺はにっこりと笑みを見せてやってから、もう一度唇を重ねる。言葉よりも
行動、だ。
「んむぅ、んんん……もぅ…………」
困ったような乃絵美の声を心地よく感じつつ、俺は彼女の胸元に手を伸ばす。
フリルの多い、可愛らしいデザインの服の上からも、彼女の柔らかさは十分
に伝わる。
一見、乃絵美の体は細すぎるほど華奢だ。でも、どうしてか驚くほど柔らか
い。胸とかお尻とか、どこが柔らかいと言うわけでもないし、柔らかさ自体も
なんとなく、普通の女の子とは違う感じがする。
なんて言うかこう……ふわふわとした、そうスポンジとかマシュマロとか、
そう甘い菓子のような柔らかさ。と言ったらいいだろうか。
「やっぱり……胸、ないよね…………」
「とっても柔らかいし気持ちいい」
もう一度キスして、服の中へと手を入れる。少し小さめの胸は特別にあつら
えたように俺の手に収まる。その柔らかさを愛おしむように、俺は肌理の細か
い肌に手を這わせた。
「んん、くぅん……」
口を抑えて小さく喘ぐ乃絵美。俺は、左手で彼女に触れながら服をはがしに
かかる。
もっと、乃絵美の声を聞きたかった。
もっと、乃絵美の肌に触れたかった。
もっと、乃絵美の体温を感じたかった。
「……はずか……しい…………」
「綺麗だよ。乃絵美」
安心させるように微笑んで、リボンとフリルに隠された彼女の姿を露わにす
る。雪のように真っ白な肌はわずかに上気して、しっとりと汗に濡れている。
そして、柔らかな膨らみの上には桜色の乳首が、ちょこんと可愛らしく勃って
いた。
「感じてる?」
「……う、うん…………」
俺の問いに乃絵美は耳まで真っ赤にして答える。それが可愛らしくて、愛お
しくて、俺は肌理の細かい肌に噛みつくようにむしゃぶりついた。
「ひゃぁっ! そんな、急に……」
柔らかな肌の中で一つだけコリコリとした乳首に吸い付き、唇を擦りつけ
、舌先で弄ぶ。そのたびに乃絵美の全身がふるふると快感に震える。
「きゅぅぅぅぅぅ……ふむぅぅぅぅぅぅっ!」
もう、手でようやく喘ぎを抑えているだけの乃絵美。馴れない感覚に戸惑う
姿はたまらなく可愛らしく……たまらなく淫らだった。
「声……聞きたい」
きゅっ、と乳房を軽く絞り上げてから出っ張った先端を口に含む。それから
たっぷりと唾液で濡らして乳首を、乳輪を唇で激しく擦りつける。
「ぁぁん…………ふぅぅぅぅぅぅんっ!」
さらに、堅く割れた先端に潜りこむように舌先で弄ぶ。
「い、いやっ! こんな、知らない、すご……いやぁ…………」
俺を押しのけるように、押さえつけるように、乃絵美の手が俺の顔を這う。
もう、声を抑えることも出来なくなっているようだった。
そして、乃絵美の喘ぎ声は……想像していたよりもずっと淫らだった。
―――かり
「いた、いたいぃぃぃぃぃぃ。……こんな、ウソ? 痛いのに……きもち……
いいよぉ…………」
調子に乗って少し強めに乳首に噛みつく。それも彼女には心地よい刺激になって
くれたらしい。背筋を反らせて心地いい悲鳴を上げてくれる。
「乃絵美、乃絵美、乃絵美!!」
「ふあっ、あぅ、んんっ、きゅぅん!!」
俺は、もうすっかり彼女の体に酔っていた。ふにふにと柔らかい胸を、張り
つめて今にも破裂しそうな乳首を、暖かくまっしろな腹を、どこと言わずがむ
しゃらに舌を這わす。
そうしながら、スカートを乱暴にはがし、そして……彼女の肌のように真っ
白なショーツに手をかけた。
「ああ、そこ…………」
「乃絵美……こんなに、なってる……」
彼女の純潔を覆う白い布はもう、しっとりと濡れそぼっていた。
「あうぅぅぅぅぅぅ……きゃんっ!!」
少し涙目になった彼女にかまわず、俺はその布に鼻先を突っ込んだ。すこし
だけ甘酸っぱい匂い。乃絵美の匂い。
「はずか、あぁんっ! やめ……や、やめ……うんんんんっ!」
布の上から舌を這わせる。乃絵美の愛液と、俺の唾液が混ざって白い布を透
けさせる。舌先には、はっきりと乃絵美の襞が感じられる。
「はぁぁぁぁぁぁ、ふぅぅぅん……」
その襞に沿って俺は舌を這わせ、押し込むように弄ぶ。表面を愛でるように、
何度も、何度も、何度も。
「ぅん! くぅん! はぅうううううううう……こんな、すごいよ……きもち
……いいよ…………」
乃絵美も完全に快楽に酔っているようだった。熱い吐息を上げるごとに可愛
らしい声で喘ぎ、両腕は大きな波に耐えるかのようにしっかりを自分自身を抱
きしめていた。
俺はそれを確認すると、彼女の太股を持ち上げ、ゆっくりと最後の一枚を持
ち上げる。
「……ぁぁ」
乃絵美は、少しも抵抗しなかった。ただ、おびえるような、期待するような
目で、俺を目つめ続けていた。
てろてろになった秘部から、粘液の糸を引いてショーツが剥かれる。露わに
なった恥部はもう、今にも熔けそうなほど濡れていた。
「そんな……見ない、で……ああん!!」
僅かにあげる湯気が、たまらなく淫靡な匂いを発する。俺は、上げかけたシ
ョーツをそのままに、もう一度彼女の股間に顔を潜らせた。
「ひゅあっ! うぅんっ!! あああああああ〜っ!」
とぷとぷと止めどなく滴る愛液。それに顔をなすりつけながら舌先で襞をほ
じくる。
「あくっ! ああ! ああああああああっ!!」
それから、舌先でぴんぴんに張ったクリトリスを掘り出すと、乳首にしたよ
うに舌で、唇で、そして歯で彼女の一番敏感な部分を弄りつくす。
「きゅあっ! きゃはっ!! んん……あああああああああああああああああ
ああああああああああああああっ!!」
―――ぱしゃああああああ
熱い液が顔面に迸った。瞬間、限界まで反った乃絵美の体がまるで感電した
ようにびくびくと震え……そして、ぐったりと崩れ落ちた。
「……乃絵美?」
「……ぁ…………あ、ご、ごめん! わたし、私……」
俺の呼びかけに一瞬宙に浮いた乃絵美の視線が戻る。ついで、今まで無かっ
たほど体中を真っ赤に染める。
「わたし、その……一人できもちよく……ごめ、ごめんなさい…………」
慌てて恥ずかしそうに身を竦める乃絵美。俺は、愛おしげに彼女に口づけ。
「いいよ。二人で、気持ちよくなろう」
「……うん」
恥ずかしげに乃絵美は頷き。
「……来て、柴崎くん」
震える唇で、俺を誘った。
まー、とりあえず需要がありそうなんで書いてみたんだけどどうッスかね?
これ以降はまだ書いてないんですけど、要望があるなら続き書きます。
最後の台詞に萎えてないならだけどナー(w
177 :
104 : 2001/02/18(日) 22:49 ID:???
>>165-166と、ちょっとリクエストもあったんで、書いてあった分ぐらいはアプするよー。
オルガスムスどころか、まるでエロくないとこまでだけど(w
178 :
104 : 2001/02/18(日) 22:51 ID:???
5月30日。土曜日。
St.エルシア学園も、土曜日は平時より早く、授業が終わる。
(家に帰りたくないな・・・)
一晩眠って、身体の痛みは殆ど無くなったものの、今日もまた、昨日と同じことをされるのかと思うと、気持ちがどんどんと沈んでいく。
しかし、今日は正午から堂島が来ているのだ。
両親には、何度も念を押されるように、寄り道せずに早く帰って来いと言われている。
子供の頃は、変なことをされないように寄り道せずに帰れと言われていたのに、今はそれをされるために、寄り道せずに帰れと言われている。
(助けて・・・お兄ちゃん)
声にならない救いを求める叫びが、心の中だけで渦巻いている。
「よう。どうしたんだ。乃絵美」
背後で、乃絵美を呼ぶ声があった。
「お、お兄ちゃんっ」
びっくりして、振り返る。
(今の・・・聞こえたのかな)
乃絵美の心臓は、激しく波打っている。
「ぼーっとして廊下に立ってたら、危ないぞ」
そういって、快活に笑う。
乃絵美の胸の奥が、きゅっと締め付けられるように痛んだ。
「あのね、お兄ちゃん」
とまで口にして、次の言葉が出なくなる。
(もし、私がされたことを知ったら・・・)
兄は、きっと堂島のしたことを怒るだろう。
でも、その後・・・自分のことを汚れてると思うに違いない。
そして、汚れてしまった自分のことを見てはくれないに違いない。
そう思うと、言葉が出ない。
「ううん。何でもないよ。ちょっと、ぼーっとしてたかな」
必死に笑顔を貼り付けて、いつもの自分を演じる。
「してたしてた。寝てるかと思ったよ」
「そんなことないよー」
ちょっぴり怒ったような仕草。
大丈夫。兄は何も気づいていない。
いつもの優しいお兄ちゃんだ。
179 :
104 : 2001/02/18(日) 22:51 ID:???
「はは。ところで、乃絵美」
「うん」
「真奈美ちゃんって・・・覚えてるか?成瀬真奈美」
「えっ・・・」
「昔、菜織たちと一緒にいただろ」
「う、うん・・・覚えてるよ」
「その、真奈美ちゃんが、帰ってきたんだ」
「そうなんだ」
「昨日の夕方、転入手続きに来た真奈美ちゃんにばったり会って・・・それで遅くなったんだよ」
「へえ」
「昨日のうちに、乃絵美にも話したかったんだけど、お前、風呂に入るなりすぐ寝ちゃったから」
「ごめんね・・・昨日は疲れてて」
でも、それは、アルバイトの疲れではない。
ちくりと胸が痛んだ。
それは、真実を隠す罪悪感?
それとも再び現れた兄の幼なじみへの嫉妬?
どれも、昨日までの乃絵美には無縁のものの筈だったのに・・・乃絵美は自分の低俗な考えに自己嫌悪した。
「それで、今日は練習が終わったら、真奈美ちゃんの引っ越しの片づけ手伝うから遅くなるって、言っといてくれよ」
「えっ・・・」
「あ、それとも、乃絵美も一緒に手伝うか?」
「う、ううん。私は・・・ロムレットに行かなくちゃ」
「そうだよな。じゃ、オヤジに言っておいてくれよな」
「うん」
機嫌良く走っていく兄の後ろ姿を見ながら、乃絵美は笑顔を曇らせる。
「お兄ちゃん・・・助けて」
届かない言葉。
乃絵美は、ようやく諦めるかのようにうなだれて、家路へとついた。
180 :
104 : 2001/02/18(日) 22:52 ID:???
喫茶ロムレット。
駅前の商店街に位置するその喫茶店は、土曜日にも関わらず『本日臨時休業』と書かれた札が貼られている。
(もう、来てるのかな・・・)
札を見て、更にどんよりと気分が暗くなった。
カウベルを鳴らして乃絵美が帰宅する。
「待っていたよ。乃絵美」
入り口近くの席に座っていた堂島が、セーラー服の乃絵美を抱きしめる。
(いやっ)
眉をひそめて、堂島を引き離す。
「あの・・・着替えてきますから」
乃絵美は、堂島を避けるように、そそくさと二階へあがっていく。
「待ってるよ。ヒヒ」
堂島のいやらしい声が、背後から聞こえた。
(やっぱり・・・いやっ)
階段を駆け上りながら、もう階下には降りたくない気持ちでいっぱいになる。
部屋に入るなり、ベットに身を投げ出しごろんと一回りして仰向けになると、兄のことを想った。
(お兄ちゃん・・・どうしたらいいの)
けれど、兄はいない。
兄は、部活に出ている。
そして、それが終わったら、真奈美のところへ行くのだ。
昔見たドラマで、幼い頃離ればなれになった男女が大きくなってから再会し、一夜をともにするドラマを思い出した。
あの頃は、一夜をともにするということが、とてもロマンチックに思えたが、今は不安と嫉妬・・・それに嫌悪感が胸に広がる。
(お兄ちゃんも、真奈美ちゃんと・・・するのかな)
それは、妹ゆえの、どうにもならない無力感だった。
181 :
104 : 2001/02/18(日) 22:53 ID:???
真奈美は、どんな女の子だったろう。
乃絵美が幼児といって差し支えないほど幼かったころのことだから、乃絵美自身の記憶はない。
兄のアルバムに残っている猫をもって大きなリボンをつけた少女の姿が、乃絵美にとって最も鮮明な真奈美の記憶だった。
兄が気に入っていた真奈美の大きなリボン。
乃絵美が、今でも子供っぽい大きなリボンをつけているのは、兄が熱っぽく真奈美のリボンが可愛いと語っていたからのような気もする。
女性に興味を示さない兄がただ一人執着した女性・・・それが真奈美という女の子だった。
(きっと、お兄ちゃんは・・・)
そう思うと、胸が苦しくなる。
「あ・・・」
じんわりと、股間が潤うのを感じた。
(お兄ちゃんのこと考えてるだけで・・・)
ショーツを汚すほどではないが、乃絵美のスリットは濡れ始めていた。
「ん・・・」
今まで、自慰すらしたことがなかった乃絵美が、無意識のうちにショーツの上から、スリットを指でなぞっていた。
堂島が与えた快楽は、乃絵美の性の扉を、開き始めている。
「お兄・・・ちゃん・・・」
室外には聞こえないような、ほんの小さな声で呟く。
じゅん・・・と、また少し濡れる気がした。
(私だって、お兄ちゃんのこと・・・)
そう思いながら、ショーツの中に指を滑り込ませようとしたとき
「早くしなさい」
ノックと同時に、父の声。
堂島に言われて呼びに来たのか、声には苛立ちと焦りが感じられた。
「う、うん」
乃絵美は、ベットから身を起こすと、かぶりをふってセーラー服を脱いだ。
そして、白と黒のコントラストがきいたエプロンドレスに手をかけた。
(今日は、長い一日になりそう)
そんな予感がした。
182 :
104 : 2001/02/18(日) 22:55 ID:???
>>171-175
ギャース(爆 最後の台詞がぁっ・・・
でも、続ききぼん☆
>>175 何で柴崎なんだよ!(゜Д゜)ゴルァ!
184 :
名無しさん@ピンキー : 2001/02/19(月) 14:33 ID:eMC2xFHM
ぬう、104さんウメエなー。
同じSS書きとして俺も見習おうと思います。
続きが楽しみ。
ネタスレかと思いきや、結構な良質スレになっているな・・・
104氏に乾杯。
186 :
名無したちの午後 : 2001/02/19(月) 16:24 ID:luphT0KE
SSは「ネタ」なので、やめてください。
削除依頼します。雑談も同様です。
さるべーじ
「……来て、柴崎くん」
乃絵美が、震える声で俺を誘う。
愛しい。
愛しい。
愛しい。
愛しい。
馬鹿のように何度も同じ言葉が頭の中に木霊する。それ以外の感情の入り込
む余地などまるでなかった。
もっと乃絵美を悦ばせたい。
もっと乃絵美の声が聞きたい
乃絵美ときもちよくなりたい。二人で、どこまでも。
そんな思いに駆られて俺は、手早く服を脱ぎ捨てると、覆い被さるように彼
女を抱擁した。
「……乃絵美、痛かったらすぐに言ってくれ。すぐに止めるから」
「うん。……優しいね」
とろけるような笑顔で乃絵美が微笑む。出来ることなら俺は、この笑顔を、
ずっと見ていたかった。
「ふぅん、んんんんん……」
ついばむようにくちづけを交わす。乃絵美の柔らかさを、ぬくもりを、すべ
てを独占しようと、俺は強く乃絵美を抱きしめ、そして、ゆっくりと自分の硬
くなったモノを、彼女の秘部に押し入れた。
「ふむぅ……ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
熱く、そして濡れた感触。ひどく狭い内奥をめりめりと俺のものが押し広げ
ながら進入して行く。
一回達して、十分に濡れていたとは言え、彼女の中に入るのは困難だった。
小柄な体格のせいか、彼女は恐ろしいほどの狭さで俺を締めつけてくる。
「乃絵美、痛いのか? 痛いなら……」
安心させようと続けていたキスを中断して、俺が言う。しかし、乃絵美は両
腕で俺の頭を抱きかかえ、そして強く強く、俺に口付けした。
「大丈夫。我慢、できるから……」
涙目で微笑む。それで、それだけで十分彼女の気持ちは伝わった。
「私も……あなたを気持ち良くしてあげたいの。……私で……きもちよく、な
って……」
俺は、再び侵入を開始した。少しずつ、慣らすように小刻みな抽送を繰り返
しながら、少しずつ、少しずつ、乃絵美の中を俺のもので満たして行く。
「くぅ……ぁぅぅぅぅ…………」
痛みのためか、時折乃絵美が身体をくねらせ、身じろぎする。そのたびに、
胎内がざわざわと蠢き、俺のものにいやらしく巻きついて来る。
乃絵美の中は、俗に言う名器というやつだった。膣自体は、軋み音が聞こえ
てくるくらい狭く締め付けてくるのに、内壁はどこまでも柔らかい。動くたび、
目の細かい表面が擦りつき、うねる。そして、太腿が濡れるほどに止めど無く
溢れてくる愛液が、だんだんと俺の侵入を可能なものにしてゆく。
「ふぅぅぅぅぅっ……くぅん!」
パリパリと、何かを破る感触。一瞬、乃絵美の手が不安げに宙を掻く。俺は
その手を握りしめ、もう一度深く深くくちづけを交わした。
―――彼女の不安を、すべて取り除きたかった。
「んむぅ……んんっっっっっっ!!」
最後の一息で、俺は一気に腰を押し込み、握りあった乃絵美の掌が、強く俺
を握り締め、そしてようやく、俺は乃絵美の最奥に達した。
「……全部、入ったよ」
「うん、わかる。私のなか、あなたでいっぱいになってる」
俺達は、どちらからともなく微笑み合う。俺はしばし腰の動きを止めると、
乃絵美の顔と言わず、首筋といわず、所構わず指先で、唇で、戯れるように触
れた。
「ん……ふふふ、くすぐったいよ。きゃ、ぁぁん……もう」
乃絵美も、笑いながら同じように仕返してくる。どうやら、多少動いても大
丈夫なくらいにはなったみたいだった。
「……ね、私のなか……気持ちいい?」
「気持ちいいよ。すごく固く締めてきて、時々きゅっきゅっって吸いついてき
て……」
いちいち説明する俺に、乃絵美は耳まで真っ赤にして恥ずかしがる。まあ、
それもそうだけど、でも乃絵美の中が絶品と言うのは本当だ。このまま動かな
くても、俺はそんなにかからず達してしまうかもしれない。
「……ね、動いて、いいよ」
「大丈夫?」
「うん、すこしきついだけだから。思ったほど苦しくないし、それにそんなに
痛くもないから」
俺は頷いて、ゆっくり腰を引く。
「……ん、くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
それから、同じくらいゆっくり、再び侵入を開始する。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
―――じゅぷぷぷぷ
溢れた愛液が音を立てて噴出される。十分に潤んだ膣内は、さっき以上に俺
を締め付けながらも、吸いつくように俺を呑み込んでゆく。
「あふ、ふぅぅんっ!」
痛いのか、乃絵美が背を反らして寝返りをうとうとする。と、同時にざらざ
らの内壁が俺のもの全体を一気に舐め上げる。今までとは、比較にならない感
触。
まずい。そう、思う暇もなかった。
「の、乃絵美! 乃絵美!!」
「なに? きゃ、なにこれ? あぅ、ああん!!」
俺はまったくの無意識に腰を彼女の最奥まで打ちつけて、そのまま達した。
びゅくびゅくと全身が波打つほどの脈動を彼女の一番奥に放出する。
その時の俺の頭には乃絵美の身体を心配することも、彼女の胎内に出してし
まった事も、まるで考えていなかった。ただ、この瞬間の快楽をいつまでも味
わいたいと、愛するひとを穢す悦びをもっと感じたいと、精液を押し込むみた
いに腰を震えさせていた。
「くぅ、っ〜〜〜〜……はぁ、はぁ、はぁ…………柴崎くん……気持ち良く、
なってくれた?」
快感の山をゆっくりと下り、疲れきったように乃絵美に覆い被る。それでよ
うやく、彼女の事を考える余裕ができた。
「……うん。ごめんね、急に……って、中に出しちゃったけど……」
「大丈夫」
妙に力強く乃絵美が微笑む。
「私、子供好きだから」
「の、乃絵美!?」
いきなり冷や水を叩きつけられた気がした。顔を引きつらせて頭を上げる
……と、その顔がよほど面白かったのだろう、くすくすと乃絵美は笑う。
「冗談。今日は……多分大丈夫」
「そ、そうか……あー、驚いた。本当だったら乃絵美の両親に会いに行かない
と、とか乃絵美の兄貴に殴られるかな、とかいろいろ考えちゃったよ」
「ふふふ。でも、あなたの子供なら、私……」
ややうつむきぎみに乃絵美は口篭もる。それがあまりに可愛くて、彼女に入
ったままの俺自身が、ぴくりと反応した。
「っん……また、固くなってる?」
「ごめん。乃絵美があんまり可愛いから……」
半勃ちのものを抜こうと腰を引く。しかしその途中、乃絵美が俺を抱きしめ
て止めた。
「いいよ、何回でも。好きなだけ、気持ち良くなって」
「で、でも乃絵美。きみの方は……」
「ぜんぜん痛くないよ。……それに、最後のぴくんぴくんっていうの。……ち
ょっと、きもちよかったから……その……もっと、して…………」
その一言で、俺の薄っぺらな理性は完全に消し飛んだ。
半ば抜いたものを今度は一息に押し込む。ずちゅ、ともびしゃ、ともつかな
い水音がして、俺のものが乃絵美の中を蹂躙する。
「ふぅぅぅぅぅぅ、ああああああああああああっ!!」
乃絵美が痛みとも、快感ともつかない悲鳴を上げた。それが、俺の興奮をさ
らに加速させる。跡がのこるくらい強く乃絵美を抱きしめ、浮き出た汗が飛び
散るくらい強く腰を打ちつけ続けた。
「ふぅぅぅぅん、ああ、はぅぅううううううう」
―――じゅぶぶ、ごぽぽぽぽ
一回出し入れするたびに、二人の液が混ざり合って音を立てる。もう『太腿
まで濡れる』どころではなくなっていた。精液と愛液と、そして破瓜の血が混
じった液は、滴って零れ、おもらしでもしたかのようにベッドに跡をつけてい
る。
さすがに、ここまで濡れると出し入れはずいぶん楽になる。
「はぅ、ううん、あ、あ、あぅん!!」
思うように腰を動かし、震わせる。だんだんとこなれてきたと言っても、乃
絵美の具合はやはり、最高だった。どの角度で突きこんでも狭い膣内がもの全
体を包み、熱い液と複雑に蠢く内壁を擦りつけてくる。
具合の良さはむしろ、痛みを感じなくなった今のほうがいいくらいだ。
「いい、きもちいいよ……わたし、も、きもちよく……あつい……ぃいよお……」
乃絵美の声が艶に染まった。困ったような、切ないような顔で俺を見つめな
がら、ぎこちなく腰を動かす。
「ぅぅぅ、はぅ! こすれるよぉ、きもちいぃ……こんな、こんなの……すご
いぃぃぃぃっ!!」
初めて感じる強烈な性感に、乃絵美が身をよじる。その乃絵美を俺は一旦一
物を抜くと、あぐらをかいた上に向き合うように乗せ、再び深く突き入れた。
対面座位というやつだ。
「ああぅむっ……ふ、深いぃ……奥の、ずっと奥に、あなたの……すご、い
……ふむぅぅぅぅぅ、はぁぁぁぁんっ!!」
きゅうっ、と何かを恐れるように乃絵美が俺の顔を抱きしめる。俺も、乃絵
美のからだを強く抱きしめ、一度、二度、と彼女を突き上げた。
「ふぅあああああああああああっ! なにか、もうすぐ、わたし……くる、
いい、わたし、もう、い、いきそう……ああっ! きゃあああん!!」
「お、俺も……もう……」
快感で目前に火花が散る。自分が何を言っているのかよく分からない。ただ、
目の前に、どうしようもなく愛しい女の子がいることだけがはっきりしていた。
「はあぅうううう、んん、あむ、んんんんっ!」
唾液と唾液を啜り合うようなキス。全身から出る汗も、二人の淫液も、そし
て抱きしめ合う肉体すら溶け合って一つになりたい。
そんな気持ちが脳裏を支配して、それから快感に流されて消えた。
「ああああああああっ!! もう、いぃ! もう……す、すきぃ。だいすきだ
よぉ……しばさ、あああん、はぅんっ!!」
「乃絵美! 俺も、大好きだ! 愛してる!! 乃絵美、乃絵美!!」
「大好き、だいすき、ぁあいしてるぅ……だいすきだよ……柴崎くん、しばさ
……あぁん! も、もう……あ、ああああああああああああああああっ!!
しばさきくん! すき! すきだよ!! し……おに、おにいちゃん! おに
いちゃんっっっっ!!」
びくんびくんっ!! と何度も爆発するように、乃絵美は全身を震わせ、ゆ
っくりと、崩れ落ちた。
その姿をやけに遠くに感じながら俺はただ……呆然とするしか出来なかった。
>>185 自分も104さんのを見て書く気になったんだよねぇ
同意の乾杯。
自分のHPじゃ、こーゆーの書けないし、結構楽しかったり(w
残りは週末くらいの予定っす。
2ラウンド目マンセー
エロ乃絵美 (・∀・)イイ!
さがりすぎにつき以下略
乃絵美SSスレッドになってるな(w
別に嫌いじゃないけど。
なんかすげえ喘ぎ声だな(w<乃絵美たん
柴崎のちんこは、お兄ちゃんのちんこの代用品
WithYouは主人公の前で乃絵美が柴崎にレイープされりゃ、寝取られゲーの
歴史的名作になりえたんだがな。草薙こうたろうなぞのへタレじゃ望むべく
もなかったか(w
>WithYouは主人公の前で乃絵美が柴崎にレイープされりゃ、寝取られゲーの
乃絵美ファンが大暴れ!かなあ。
幼友達の眼鏡は不良×3に輪姦されて、妹はナンパ男にレイープ・・・
鬱入るぞ、それ・・・
「……ちゃん、って……何だよ…………」
自分でもよく分かるほど情けない声。俺は、まるで迷子の子供のように狼狽
していた。
「お、おい! 乃絵美!!」
「ん……んん…………」
ぐったりともたれかかるように気を失っている乃絵美を乱暴に揺り起こす。
乃絵美はしばらく余韻に浸るようにしばし呆然としてから、慌てたように視線
を俺に戻す。
「きゃっ! あ……もしかして私、また一人で……?」
たしかに、俺のものはまだ達しないまま乃絵美のからだの中に入っている。
しかし、そんな事はどうでもいい。
「乃絵美! もう一度言ってみろ……お前が、お前がいった時……お前、なん
て言った!?」
俺の剣幕に、乃絵美を目を丸くする。全然わけがわからない。そんな表情だ。
「え? え? え? ……し、柴崎くん大好きって……」
「違う、そうじゃないだろっ!!」
ぎゅっ、と乃絵美の両肩を跡が残るくらい強く握る。乃絵美の顔に、苦痛と
恐怖が混じった。
「そんな……覚えてないよ……その、すごく……きもちよかったから……」
「”お兄ちゃん”って言っただろう!? なあ! お前、いく時に兄貴を呼ん
だんだよ!! 俺じゃなくって、お前の兄貴を!!」
醜い。どうしようもなく醜い嫉妬だった。
それでも、どうしようもない。怒りが、憎しみが、嫉妬が、抑えようもない
どろどろした感情がマグマのように噴出して、止まらない。
「乃絵美! お前、俺を兄貴の代わりにしたのか? 兄妹だから……あいつと
やれないから……だから、俺を代わりにしたのかよ!!」
「……ち、ちが…………」
涙目で、乃絵美が否定しようとする。でも、そんな事を聞くくらいなら、は
じめから、こんな嫉妬はしない。
「何が違うってんだよ!? なんで……なんであいつなんだよ! 俺じゃなく
ってあいつを呼んだんだよ!!」
―――パァン!!
大きな音が聞こえて、掌にびりびりとした感触がして……それどようやく、
俺は彼女を殴った自分に気付いた。
ずるりと、男根が乃絵美の中から抜け、乃絵美はそのままベッドに倒れ伏す。
「ご……ごめん、なさ…………」
「謝るなよ!!」
きっと、今は乃絵美が何をやっても憎らしく見える。なさけない、許せない、
乃絵美が、自分自身が……。
「く、くそぉ!! もう一度言ってみろよ!! おにいちゃんって言ってみろ
よ!!」
張り倒すように乃絵美のちいさな身体を押し倒す。うつ伏せになった顔をベ
ッドに押し付け、俺は背後から淫液でどろどろのままの秘部に男根を突き刺し
た。
「ふむうううううううう、きゃあああああああああああっ!!」
悲鳴とも、嬌声ともつかない声。それが、俺の嗜虐心を暴走させる。俺は、
乃絵美を押さえつけたまま、思うさま無茶苦茶に動かした。
乃絵美の気持ち良さも、自分の性感すら関係無く……ただ、乃絵美を破壊す
るためだけに、俺は腰を叩きつけ続けた。
「くそっ、くそっ、くそっ、くそっ、くそっ!!」
遮二無二腰を叩きつける。狭くて、めいっぱい濡れていて、なによりも気持
ちいいはずの乃絵美の胎内。それが、まったく気持ちよくなかった。
男根は破裂寸前に張っている。乃絵美のなかの感触だって、かわっちゃいな
い。身体はどうしようもないほど感じている。
それなのに、こころは……分断されたように、ただただ虚しいだけだった。
「ごめんなさい、ごめん、ごめんなさ……ごめ……」
涙まじりの声で乃絵美が呻く。苦しくても、痛くても、彼女は抵抗すらしな
かった。
それが、ただ一つの贖罪の方法といわんばかりに。
「……許して、やるよ」
後ろから、噛み付くような声で俺は言う。こんな物騒な声が出せるなんて、
自分でも知らなかった。
「ほん……とう?」
「……そのかわり、俺の言うとおりにしろ」
「……うん」
長い髪を透かして見える、希望と不安が半々に混じった泣き顔。それが、俺
には耐えられない。
「おにいちゃん、って呼んでみろ」
「……え」
その表情を消したくて、俺はどんどんと深みにはまって行った。
「俺のことをおにいちゃんって呼んでみろよ! お前に入ってるモノをお兄ち
ゃんのものだと思えよ! お兄ちゃんが乃絵美を後ろから犯してやってるんだ
よ!! ほらっ! お兄ちゃんって言ってみろよ! 乃絵美!!」
強暴な感情に任せ、腰を叩きつけ続ける。血や、精液がぼたぼたとかきださ
れてベッドに染みを作る。
「……あ、ぅ……お、おにいちゃ……おにいちゃん、お兄ちゃん! お兄ちゃ
ん!!」
涙交じりで乃絵美が絶叫する。そのたびに乃絵美の中が強く締まる。それは、
犯される苦痛によるものかもしれない。……それとも別の何かのせいなのかも
しれない。
それが、癇に障った。
「ははっ! 締まりがよくなったぞ! いいんだな? いいんだな、乃絵美!!
お兄ちゃんに犯されて、お前は感じてるんだな!!」
「ちが……ぅぅ、ごめんなさい。ゆるし……しばさ、き……く……」
喘ぎながら、乃絵美は精一杯声を上げる。無茶苦茶に揺さぶられる体は、軋
み音すら立ててベッドにしがみついている。彼女の身体は限界に近かった。
「何を許すって? ははは。乃絵美、お前はこんなに悦んでるじゃないか、あ
そこをこんなにぐじゃぐじゃにして、お前はもっと欲しいって言ってるじゃな
いか!! 最初からこうして欲しかったんだな!? お前は、おにいちゃんに
無茶苦茶にレイプされたかったんだよな!!」
「あぅ、ううううう……」
乃絵美のからだが、沈むように押しつぶされてゆく。俺は、彼女の髪を掴み、
無理やり顔を上げさせ、耳元で喚きたてる。
「お前は、お兄ちゃんにレイプされたい、悪い女だ!! そうだな!!」
「ぅ……の、乃絵美は……おにいちゃんに、こうして……欲しかったんです…
…いっぱい、いっぱい犯して欲しい……いけない……子です。……うう、ぅぅ
ぅ……」
嗚咽交じりに乃絵美が言葉を繰り返す。可愛らしい頬をぼろぼろと涙が零れ
落ちるのが見え……それが、どうしてもやるせなくて……。
「乃絵美! そんなにいいのか? 泣くほどいいんだよな!! もっとやって
やるよ、乃絵美が……壊れるくらい……俺は……」
むりやり出そうと、腰を遮二無二振る。乃絵美を穢す事以外、考えるのをや
めた。穢して、壊して、それで…………。
「ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!! ぁぁぁああああああああああっ!!」
乃絵美の悲鳴も、すでに声になっていない。それでも俺は、少しも手を和ら
げることなく、乃絵美を責め続けた。
「ほら、お兄ちゃんの精液だ、腹一杯にくれてやるよ!!」
―――ビュグ、ビュグビュグ
乃絵美の一番奥に押し込むように俺は射精する。そして、まだびくびく脈打
つものを二度、三度と押し込むように抜き差しする。子宮に直接精を吐き出す
かのように。
「っく……はぁぁぁぁああああああああ………あつ…………」
とうとう精魂尽きたのか、乃絵美の身体が力なく崩れ落ちた。
だらりと弛緩した乃絵美の身体は、俺に抱えられた尻だけが高く突き上げら
れ、狭い膣内に入りきらなかった淫液をだらだらと吹き出している。
そんな、悪夢のように淫靡な光景に突き動かされ、俺は目の前の淡い色の窄
みに指を指し入れる。
「あぐぐ……そこ、ちが……ぃゃあ!!」
「言うことを聞く、って言ったよな。乃絵美」
乃絵美の抗議をそう一蹴し、おれは直腸の中を掻きまわす。膣口以上の狭さ
とゴムのような奇妙な柔らかさ。そして、その奥にはどろどろと熱い塊がしま
われている。乃絵美の、いちばん穢れた場所。
「あぐ……くるし、ぃぃぃぃっ!!」
指し入れた指で穴をゆっくりと押し広げ、膣口から溢れる淫液を注ぎ込むよ
うにして塗りたくる。
「汁の出がよくなったんじゃないか? 感じてるんだな、乃絵美」
「ちが……あくっ、ぁあっ!!」
何度か馴らすように指を抜き差しする。指の関節の凹凸ですら引っかかるほ
どの強い締め付けを、力ずくで蹂躙する。
「はああああああああああ、そんな、そんなっ!!」
よほど力んだのだろう。ごぽ、という音がして膣口に溜まった淫液が押し出
される。俺は滴るそれを手に取り自分の男根に塗ったくり、乃絵美の尻に添え
た。
「……うそ……柴崎くん………?」
「いくぞ。尻を広げろよ」
乃絵美の顔に恐怖が浮かぶ。しかしそれも一瞬だった。乃絵美はおずおぞと
手を伸ばすと押し出すように尻肉を開く。
「……欲しいのかよ…………入れてやるよ! ほら!!」
「んん! ん〜〜〜!!」
―――ずぷぷぷぷぷ
物凄い締め付けで抵抗する尻穴に力任せに挿入する。先程処女を破ったとき
ですら比べものにならないほど狭い腸内。表面の感触も膣内と違いつるつるし
ていて堅い。肉棒が動くたびゴリゴリとした感触が響く。
「ん〜〜〜〜〜〜、くっんんん!!」
挿れている俺ですら痛みを感じているのだ、乃絵美の苦痛は言語を絶するだ
ろう。にも関わらず乃絵美はシーツを銜えてまでそれに耐えている。
「……なんだよ? 抵抗しないのかよ……続けて欲しいのかよ!!」
抵抗しない乃絵美が何故か苛立つ。ささくれだった気持ちをぶつけるように、
俺は無理矢理に腰を動かす。
「ぐむぅぅぅぅっ、かはっ! くあああああああああっ!!」
「尻の穴の方がずっと具合がいいぞ! こっちの方が馴れてるんじゃないのか?
なあ、おい! 答えろよ!!」
直腸の奥を犯しながら、俺は乃絵美を辱める。ちぎれそうな固い締め付けも
柔らかい乃絵美の体も俺にはどうでもよかった。どうしてか俺は、乃絵美の憎
悪の声、ただそれだけが聞きたかった。
「……めん、な……さい…………わた、しが……悪い…………くむむっ!!」
痛めつけられ、辱められ、それでも乃絵美が発した言葉は俺への謝罪だった。
「……く、こうだな!? こうして欲しいんだな? ぐちゃぐちゃになった尻
を犯して欲しいんだな! は、丁度いいじゃないか、大好きな兄貴にぶちこん
でもらえよ! おにいちゃん、おにいちゃんって言いながら、ケツの穴をいっ
ぱいにしてもらえよ!! ケツの穴じゃ子供はできないからな、兄妹でも安心
だな!! よかったな、よかったじゃないか!!」
「くあぁぁ!! あぐぅ……きゃああああああっ!!」
ぐっちゃぐっちゃぐっちゃ……。機械的に動く肉棒が狭い穴を犯す。じんわ
りと濡れた感触が増えているのは、直腸のどこかにから出血しているからかも
しれない。
「ひぃぃぃぃぃぃぃっ、くは……ああああああああああああっ!!」
「いくぞ、乃絵美……出すからな。お前を、汚して……っ!」
限界に達した肉棒を乃絵美の尻から抜く。濁った色の精液が噴出したのとほ
とんど同時だった。
「……っく、あ……あ……あ…………」
丸い柔らかい尻を、なめらかな背中を、泣きはらした可愛らしい顔を、乃絵
美の全身を血や汚物が混じった白濁が汚す。
「……ハァ……ハァ……ハァ…………」
「ほら、綺麗にしろよ」
その体の汚れを拭うことも出来ないほど消耗した乃絵美に、俺は押しつける
ように萎えかけたペニスを押しつける。
「……ぅ……うん…………」
一瞬、乃絵美は意味をはかりかねたように沈黙し、それから意を決したよう
に頷く。それから、血と汚物と精液が塗り込められたペニスに……震える舌を
のばした。
「あぐ……んん……んんん…………」
きつい臭いを発するそれに、何度も咳き込みながら、乃絵美は懸命に舌を這
わす。一度舐めとり、泣きそうな顔でそれを嚥下して、そして再び舌を這わせ
る。何度も、何度も。
「んんん…………きれいに……なったよ…………」
そして、ともすれば不快感に歪みそうな顔で、無理に乃絵美が微笑む。
その顔が、俺には何より耐え難かった。
―――結局、乃絵美とはそれっきりだった。
彼女の優しさが怖くて、俺は逃げ出したのだ。
全てが過去になって時々思う。
あのとき俺は……俺の女神を自ら捨て去ってしまったのだと。
「シバちゃ〜ん、3番テーブル様ご氏名で〜す!」
まあ、今となってはどうなるものではないのだが。
――Fin――
……鬼畜は苦手らしい、俺…………。
ヌけなかったらスマン。
あと、何かリクがあったらレスくれれば書く……かも(w
sagarisugi
>212
いや、鬼畜でなくてオケ。漏れは愛憎劇好きだなー。
リクしていいの?じゃ、ファントムネタを頼むよ。
アインは非処女で、記憶の無い彼女に対しツヴァイが嫉妬に狂うのがイイナ。
>>214 ツヴァイはアインが非処女なくらいで嫉妬する厨房じゃないだろ(藁
漏れもショジョスキーだから意味無し非処女はいやだな。
217 :
104 : 2001/02/25(日) 22:32 ID:???
>>212 うわ。完結ですか。このまま乃絵美調教に移れば、乃絵美調教が2本平行になったのに(w
次シリーズきぼん☆
218 :
104 : 2001/02/25(日) 22:34 ID:???
と、前のほうでなんだか誉められて嬉しかったので、ちょびっと続き。
今週はエローゲばっかで、SS全然書いて無かったよ。
219 :
104 : 2001/02/25(日) 22:36 ID:???
「乃ー絵ー美ぃっ」
階下に降りた乃絵美を一番に迎入れたのは、堂島だった。
堂島は両腕を乃絵美の前に出しだして抱擁するかのように、乃絵美を招く。
(くっ・・・)
乃絵美は、眉をひそめそうになるのを押さえながら、必死の思いで作り笑いを浮かべる。
どうしたら乃絵美が嫌がるかを知り尽くしたかのような、堂島の機嫌の良さは、そんな計算さえ含まれているような気がする。
「ほら、乃絵美。早く降りてきなさい」
昨日は、あんなにすまなそうな顔をしていた父は、早くも女衒のように堂島の手引きをしている。
(お店の存続のため・・・なんだよね)
判っていても、父の態度は不快だった。
父のほうを向かずに、階段を下りると、堂島のいる席の前に立った。
「待ちくたびれたよ」
「申し訳・・・ありません」
なんだか悔しくて、ぎゅっと拳に力が入ってしまう。
(我慢しなきゃ・・・)
「部屋で、オナニーでもしてたのかなぁ。お兄ちゃんのこと考えながら」
びくっ
と震えた。
(見てた・・・の?)
見ていた筈はない。
けれども、初めてしかけたオナニーを見透かされたようで、乃絵美の心臓は破裂しかねないほどに動揺してしまう。
「そんなっ・・・こと、してま・・・せんっ」
必死の思いで、言葉を振り絞り、言い訳する。
両親の目からは、卑わいな言葉を投げかけられて羞恥のあまりに動揺しているだけにしか見えない。
だが、堂島には、乃絵美の全てが見られているのではないか、と乃絵美は感じた。
「いいんだよ。乃絵美」
堂島は、乃絵美の腰に巻かれた大きなリボンを解いた。
220 :
104 : 2001/02/25(日) 22:36 ID:???
ロムレットの制服であるモノトーンのエプロンドレスのワンピースは、腰のリボンをとるとウェストのくびれのないマタニティドレスのような状態になる。
「あ・・・」
乃絵美の手が解かれたリボンを追うが、堂島はそれを許さず、リボンを向こうの席に置く。
「お兄ちゃんのことは、儂が忘れさせてやろう」
言いながら、堂島の手がスカートの下に延びる。
「やっ」
無駄と知りながらも、乃絵美はやはり抵抗する。
しかし、堂島をとめることはできず、野太い指がスカートの下のショーツに触れてしまう。
「んっ」
乃絵美がしかめた顔をそらすのを満足げに眺めがら、尚もショーツの感触を楽しむ。
恥骨の感触を、ウェストのラインを、そして、スリットの谷間を。
「報われぬ恋なぞ忘れて、儂と楽しんだほうが・・・おや」
堂島の指が動きを止めて、探るように同じ箇所を何度も触る。
「え・・・?」
そこは別段いやらしいところではなく、へその下のあたり。
下には陰毛すらない、ただショーツの柄と刺繍だけしかないところだ。
「ほう・・・」
けれども、堂島は満足そうに、そこを撫でる。
「あの・・・何か?」
「くひひ・・・そうか。うれしいねえ」
「うれしい・・・?」
「そうさ、乃絵美は、儂のために・・・儂に抱かれるために、ちゃんとめかし込んできてくれておるじゃないか」
(めかし込むって・・・あっ!)
堂島が言っている意味が分かった。
先刻、兄を想って濡れた後が残っているような気がして、ショーツを取り替えたとき、乃絵美が持っている中でも、一番上等な、複雑なレースのついた綺麗なシルクのショーツに履き替えたのだった。
それは、どうせ見られるのだったら笑われたくないという無意識な選択から出たものだったが、堂島には自分のために履いてきたのだととられたのだ。
「ち・・・違います」
乃絵美からすれば、堂島を想って履いたのではないが、結果として同じ効果をもたらしていることが、顔から火が出るほどに恥ずかしかった。
「ヒヒ・・・照れたところも、可愛いものだ」
221 :
104 : 2001/02/25(日) 22:37 ID:???
堂島は、真っ赤に染まった乃絵美の頬に舌を這わせると、ゆっくりと腕を引き、膝の上に座らせる。
(・・・昨日と、同じ)
昨日と、同じ格好。
昨日の夕方、乃絵美は同じように堂島の膝の上に座り、同じようにスカートの下に手を入れられていた。
違うことがあるとすれば、もう乃絵美が処女ではないということと、まだ昼過ぎだということだけだった。
「今日は、時間もたっぷりあるし・・・何度もいかせてあげるよ」
そう言いながら耳たぶを軽く噛む。
(お兄ちゃん・・・)
堂島が愛撫を続けている間、乃絵美は堅く目をつぶって、ここにはいない兄の姿を思い浮かべる。
(あ・・・)
思い浮かぶのは、大きなリボンをつけて眼鏡をかけた少女と裸で抱き合う兄の姿。
(違う・・・)
必死でその思いを打ち消そうとする。
けれど、兄は真奈美のほうを向いたまま。
真奈美への愛撫に執心している。
(やめて・・・お兄ちゃん)
不思議と真奈美の顔はぼんやりしたままだ。
幼い日のアルバムにしか記憶のない乃絵美には、真奈美の顔がわかるはずもない。
ただ、自分の無力だけを感じる。
(お兄ちゃんは・・・私の)
と、そこまで言いかけたとき、我に返った。
「何を考えてるのかなぁ?」
耳元で、堂島がささやいたからだ。
ささやきながら、堂島の左手は乃絵美の乳房を揉みしだいている。
そして、残された右手がショーツの中の陰核を探り当てたところだった。
「な・・・何も」
気がつけば、ワンピースはたくし上げられ、存分に弄ばれた乳首は堅く勃起していた。
(お兄ちゃん・・・)
こんなにいやらしくなってしまうのは、兄のことを想っていたからだ。
乃絵美はそう思うことにする。
堂島の巧みな愛撫で快感を感じているとは思いたくなかった。
222 :
104 : 2001/02/25(日) 22:37 ID:???
ショーツは、すでに乃絵美自身が分泌した蜜で濡れ、半ば脱がされている。
昨日よりも感じている。
「あ・・・ふぅ・・・」
陰核を撫でる指に、思わず声が漏れてしまう。
それでも、乃絵美は、どうしても堂島によって気持ちよくさせられているとは思いたくない。
快楽に身をゆだねていく己自身に嫌悪し、それを認めたくないながら、身体だけはそれに反応し、堕ちていく。
それこそが、堂島の思う壺なのだが、幼い乃絵美にはそんなことは判らない。
「どうだ。もう気持ちよくてたまらんだろう・・・ひひ」
「やぁ・・・いや・・・そんなこと・・・ない・・・の・・・に・・・」
ただ、力無く首を振るだけだ。
「そうかね」
堂島は、乃絵美を抱きかかえると、くるりと反転させた。
「きゃ・・・」
堂島の膝の上で、乃絵美は堂島と向き合う格好になる。
俯いた乃絵美の視線には、いきり立った堂島の陰茎があった。
ぴとり、と恥丘に当たったそれは、火照った乃絵美の身体よりも更に熱い。
堂島は、やや薄くなった額を、陰茎に釘付けになっている乃絵美の額に押し当てた。
「ん・・・」
そして、くいと顔を上げさせて、鼻の頭にキスをして言った。
「そろそろ挿れるとしよう」
悪夢から目覚めるとき、俺は自分がこの世界に生きていることを感謝する。
「・・・姉、聞いてください。最近僕がはまっている・・・」
相も変わらず五月蠅くがなり立てているラジオ。気休めにはなるのでつけっぱなし。
笑えるな。俺はこの場所に負けた青年、まったく、笑いがでちまうぜ。
冬の静寂は容赦なく俺を打ちのめし、俺についてのある一つの事実を実感させる。
孤独であるということ。
“おいおい、チャットルームにでも行くかぁ?ひゃっひゃっひゃっひゃ”
俺は何を間違えたんだ?
いつからかするようになった自分への問い。答えは出そうにない。きっと永遠に出ないのだろう。
カーテンを開ける。間の悪いことに、今まさに夜が明けていく時間帯のようだ。
布団から這い出る。机の上をまさぐってライターと煙草を手の中に。
棚の花瓶をじっと見つめる。頭は空っぽ。何も考えてやしない。
煙草と花瓶はあるゲームでの一シーンを思い出させる。
“ひゃっひゃっひゃっひゃ、おめえさんが女のマンコを拝める日なんざ、いったいいつになったら来るんだろうなぁ?”
思考の隙間に滑り込んできた声。
火をつけた煙草から天井へのぼっていく煙をじっと見つめる。暗い部屋をぼんやりと照らす朝日は、俺をさらに打ちのめす。
This is LIFE,You just live.
どこかのバカの台詞がなぜだか思い出され、俺の頭の中を占領する。
“おいおい、難しいこと考えてれば救われたような気分になるってかぁ?ひゃっひゃっひゃっひゃ、
どう転んだってお前はただのエロゲオタなんだからよぅ、らしく行こうぜぇ、らしく”
煙草を灰皿で押しつぶし、布団を蹴飛ばして、ジーンズをはく。
“ひゃっひゃっひゃ、そうそう、体力がなけりゃぁ女も犯せねぇからなぁ?”
スウェットシャツに袖を通し、ジャンパーを羽織る。
“まあ何にせよ、固いのはチンポだけにしようや、なぁ兄弟?”
玄関のドアを開けた。
224 :
名無したちの午後 : 2001/02/26(月) 02:15 ID:SQ9hYpLw
需要無視男さん復活感謝あげ。
待ってました、ありがとです。
何故月曜の深夜に盛り上がってるのかはわからんが、盛り上がってて嬉しい(w
226 :
104 : 2001/02/26(月) 08:44 ID:???
需要無視男さん復活マンセー!
なんだか、このスレも盛り上がってきたねえ。
227 :
104 : 2001/02/26(月) 08:45 ID:???
堂島は言うなり、乃絵美の臀部を鷲掴みにして、軽く持ち上げる。
生来病弱で細身の乃絵美は、堂島が驚くほどに軽い。
「ふぁっ」
堂島が持ち上げた先には、いきり立った堂島自身がある。
そこに、乃絵美の濡れそぼったスリットを当てがう。
「あ・・・」
乃絵美のスリットは、体重がかかる前から堂島を受け入れるかのように滴を漏らしている。
その滴を堂島の陰茎にぬりたくるように、亀頭で陰唇をこね回した。
「あく・・・はぁ・・・」
敏感になっているスリットに、陰茎が何度も潜り込みかける。
昨日よりも、もっと・・・スリットは堂島を求めている。
(違うのに・・・)
乃絵美の心がどれだけ否定しても、身体は抗することができない。
「乃絵美」
「は・・・あぁ・・・はい」
もどかしい亀頭の刺激に悶えながら、堂島の呼びかけに応じる。
「挿れて、欲しいだろう」
「いや・・・」
そう言いながら、乃絵美のスリットは堂島の亀頭を追うような動きすらみせていた。
陰唇をなぞる陰茎の熱さは、乃絵美に快楽を約束する魔性の熱を帯びている。
「乃絵美は、いやらしい娘だな・・・ヒヒ」
堂島にとって、乃絵美がどう思うかは関係なかった。
今、乃絵美の身体が欲するものを与える。
それが、今の堂島の役目なのだから。
「ほうら・・・」
ずぶり
そういう擬音が似合うほどに、蜜を溢れさせながら、乃絵美のスリットに堂島の陰茎が埋まっていく。
(きつ・・・いよう・・・)
乃絵美は震える吐息を必死で押さえながら、堂島を感じている。
ゆっくり、ゆっくりと、堂島の亀頭が乃絵美の中に収まる。
そして、更に陰茎の全てを飲み込んでいく。
228 :
104 : 2001/02/26(月) 08:45 ID:???
「はぁっ・・・ふっ・・・うっ・・・」
その動きは、あまりにも緩慢で、持ち上げた堂島の腕にも随分な負担をかけるものであったけれど、昨日処女を失ったばかりの15歳の少女にとっては、苦痛のない快楽ばかりの挿入となった。
「あっ・・・あぁ・・・うん・・・」
猛り狂うような性欲をぶつける同世代の男の子では得られない老練な技が、乃絵美を一層快楽の虜へと導いている。
「ふぅっ・・・はぁ・・・はぁ・・・あぅ・・・」
乃絵美の中は、男を受け入れるにはまだ未熟なせいか、随分ときつい。
小柄であるという身体的制約以上に、昨日破瓜を迎えたばかりの乃絵美の女陰は、まだ激しい快楽を受け入れるほどに整ってはいない。
それなのに、こんなにもスムーズに受け入れることができるのは、堂島が乃絵美の身体を熟知しているからだ。
昨日、数時間にもわたってこの少女を愛撫したときに、堂島は乃絵美の全てを識り尽くした。
乃絵美のどこが感じるのか、どうすればどう反応するか。
そして、どう開発すれば、どうなっていくのか。
それすらも、堂島の掌中にある。
だから、これから導くのだ。
乃絵美を、快楽の渦へと落とすのだ。
そう決めた。
考えるだけで、愉悦が堂島を満たす。
代議士として、つまらない仕事ばかりだった日常の中にふと現れた、清廉な少女。
いつもなら激しく犯し、いたぶり、虐げ、手下に下げ渡す。
下げ渡された女は、手下たちに陵辱されつくされ、性奴へと堕ちる。
誰にでも抱かれ、男なしに生きられない女になるのだ。
昨日、初めて乃絵美を見たときには、この少女も同じようにしてやろうと思っていた。
なのに、今では乃絵美を心から自分の快楽に捕らわれさせてやりたいと願っている。
(儂だけのものにしてやる)
そう誓っている。
乃絵美には、そう思わせる何かがあった。
だから、昨日帰るときに、今日も来ると言ったのだ。
明日は来られないだろうが、これからも許される限りここに通うのだ。
自分でも、不思議に思うほどに執着している。
229 :
104 : 2001/02/26(月) 08:46 ID:???
「あふ・・・はぁっ・・・あ・・・」
どれほどの少女を籠絡してきたのであろうか、堂島の乃絵美を見る目は、鋭く、そしていやらしく光っている。
それだけに、少女が実兄に恋しているという事実が、おかしくもあり、口惜しくもあった。
(儂だけのものにしてやる)
何度も、心の中でそう呟く。
乃絵美の身体は、自分が開発している。
このまま、兄に戻れなくしてやる。
堅く誓いながら、乃絵美の奥まで届いた陰茎を突き上げたり、陰核を刺激したりする。
「あ・・・あっ・・・あ・・・」
乃絵美は、その一挙一足に翻弄されて、更なる快楽に震えた。
「どうだ。気持ちいいだろう・・・ひひひ」
挿入のときよりも少しだけ早く、けれどもやはり緩慢な動きでスライドさせる。
「ああー・・・あっ・・・あっ・・・」
どうしようもなく、気持ちがいい。
乃絵美は、もう何も考えられない。
「そろそろ、いくか?ヒヒ」
堂島は、乃絵美の耳たぶをねぶりながら、腰を動かし続けている。
「あぁ・・・あんっ・・・あんっ・・・」
ようやく激しくなってきた腰の動きに、小ぶりな乃絵美の乳房が揺れる。
揺れた乳房が密着する堂島の身体に当たっては跳ね返り、汗をとばしながら、ぴとぴと音を立てて揺れる。
「あっ・・・あっ・・・あっ・・・」
堂島が、片手を腰から離し、乃絵美の乳房の感触を楽しむ。
Bカップといったところだろうか。手のひらで収まる形の良いバストは頂上で堅くなっている乳首と絶妙なバランスを保って、ほどよい柔らかさを持っていた。
230 :
104 : 2001/02/26(月) 08:47 ID:???
「はぁっ・・・あっ・・・あ・・・」
きゅぅっと乳首をつまむと、それだけでも乃絵美は敏感に反応する。
「はふぁ・・・あっ・・・ああ・・・」
乃絵美は、無意識のうちに、堂島の首に手を回している。
「あ・・・も・・・もう・・・」
堂島の見立てよりも、ほんの少しだけ早く乃絵美が達しようとしている。
「いくか?」
堂島自身も、もうそろそろ、射精感が強まっている。
もうそろそろだった。
「あ・・・んっ・・・は、はいっ」
乃絵美は、かろうじて頷く。
「ひっ・・・あああっ・・・いっ・・・いっちゃいま・・・ああっあ・・・ああああああっ」
乃絵美の中が膨張し、急に締まる。
「あ・・・あ・・・」
声にならない声をあげて、弓反りになりながら、何度も痙攣する。
乃絵美が、その激しい快楽に翻弄され、絶頂を迎えているとき、堂島も達していた。
びゅくびゅくと音をたてるように、堂島の精液が乃絵美の膣内に発射される。
「ふぅっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
堂島にとって、これほどまでに充実した射精は、何年、いや十何年ぶりだった。
「はぁ・・・はぁ・・・堂島・・・さん・・・」
からみついた乃絵美の腕が解け、力つきた乃絵美はソファーに倒れる。
「最高だよ・・・乃絵美」
堂島は、ゆっくりと力を失って乃絵美から離れる自分の陰茎を感じながら、乃絵美の髪をなでた。
231 :
104 : 2001/02/26(月) 08:47 ID:???
(まだだ・・・)
堂島は、感じている。
まだまだ。
もっと、犯して、乃絵美から自分の精液の臭いしかしないほどに、犯し尽くさなければ・・・
でなければ、乃絵美の中にある兄の姿をかき消すことなどできない。
「はぁ・・・はぁ・・・」
乃絵美は、まだ余韻に浸って横たわっている。
乃絵美の父よりも更に年を重ねている堂島にとって、立て続けに何度も挿入や射精を繰り返すというのは無理なことだ。
(しばらくは、乃絵美を愛撫して楽しむか)
激しく乱れた息を整えながら、乾いた喉を潤そうと、コーヒーカップを手に取る。
乃絵美を待つ間に頼んだ、ウィンナーコーヒー。
さめたウィンナーコーヒーには、真っ白な生クリームが浮かんでいた。
(これで・・・)
乃絵美と、ウィンナーコーヒーを交互に眺めながら、堂島の口元には笑みが浮かんでいた。
(ただ乃絵美を抱くだけでなく、もっと楽しむ方法があったな)
もう、呼吸は整いつつある。
「さて、乃絵美。次は新しい遊びを教えてあげるよ」
そういって、乃絵美を引き戻す。
(まだまだ、時間ある)
堂島は、めくれあがったワンピースを脱がしながら、時計を確認する。
「たっぷり楽しませて貰うよ・・・ヒヒ」
下卑た笑い声をあげながら、全裸の乃絵美をテーブルの上で四つん這いさせた。
(そう。まだまだ、これからだ・・・)
そして、コーヒーカップの上の生クリームを指ですくい、そのまま指を菊座に押し当てた。
232 :
104 : 2001/02/26(月) 08:48 ID:???
「ひっ」
乃絵美は、驚いて振り返る。
そこは、生来触れられるところではなく、乃絵美自身、そうした用途で用いられる知識がない。
それだけに、驚いた。
「ど、堂島さん・・・何を!?」
「おとなしくしていろ」
不安そうな乃絵美をよそに、堂島は菊座の周りに生クリームを塗りたくる。
「あ・・・あの・・・」
そして、生クリームまみれになった人差し指を、つぷり、と菊座に差し込んだ。
「ひあっ」
生クリームが潤滑油になって、堂島の指はいとも簡単に菊座へと潜り込む。
「ひっ・・・いやっ」
乃絵美が身をよじる。
「おとなしくしていなさい」
堂島が乃絵美の股を押さえ込みながら、更に指を突き入れる。
けれど、第一関節から向こうは、乃絵美の抵抗があってか、入らない。
「いや・・・ですっ・・・こんなのっ」
「いいから、力を抜きなさい」
ぐいぐいと菊座を刺激する。
「んくっ・・・だめ・・・き、汚い・・・ですぅ・・・っ」
乃絵美の括約筋が、堂島の指を締め上げて、ともすれば押し返されそうにすらなる。
「お願い・・・ですっ・・・んんっ」
堂島が力を込めると、合わせるように、乃絵美も力を込める。
「あふ・・・んっ・・・堂島・・・さんっ」
一進一退だった。
「お願い・・・ですっ・・・他のことなら・・・何でも・・・」
堂島は指の動きを止めた。
「何でも?」
「ふぅっ・・・」
「何でもする、か?」
「・・・」
また突き入れる。
「しっ・・・しますっ・・・しますからっ・・・」
「ふむ」
ぬるり、と堂島は指を抜いた。
そして、悪戯っぽい笑顔を浮かべる。
それは、菊座に指を入れるよりも辛いことを思いついた、ということだった。
「じゃあ・・・」
>104さん
「じゃあ・・・」で止められても困るよ〜(笑
引くな〜(笑
とりあえず104氏マンセー
中途半端なSSサイトよりも内容が濃いぞ。ここ。
ナーイスッ!
だが、何だかその止め方は某特派員は見た、ええっ!?
みたいな良い場所でCMに入った感じがして何とも歯がゆいのだ。
わけわかんね。
やべぇ・・・職場でバッキバキに勃ってます・・・(;´Д`)
>>214 ごめん、ファントムは今やっているところ……多分書いても
大分後になると思う
>104さん
そこで引くッスか!? 続きを早く。切に願う(w
あと、葉鍵板のSS投稿スレからコピってきたけど、投稿はこんな感じ
にした方がいいのでは?
>【投稿のしかた】
>1.テキストエディタ等でSSを書く。
>2.書いたSSを30行程度で何分割かしてひとつずつsageで書き込む。
> 名前の欄にタイトルを入れておくとスマート。
>3.全部書き込んだら9つ短い書き込みをsageでして回す。
>4.回ったら名前の欄に作者名を書きタイトルを記入して自分が
> アップしたところをリダイレクトする。
>>1-2みたいな感じ。
>3.全部書き込んだら9つ短い書き込みをsageでして回す。
3はSS書いたら読んでもらうためにageたいが
長文が上がってるとウザがられるからって事だろうけど
こっちは元々sage専的な空気があるから
みんなが感想書いたら回っちゃうんじゃない?でも
>>224 みたいにあえてageたい人は回した方がいいかもね
>3.全部書き込んだら9つ短い書き込みをsageでして回す。
いちいち10レスも進ませるのは、次々スレ引っ越す雑談系板の流儀には
あってるけど、エロゲー板ではちょっと馴染まないような。
ま、時々あげのsage進行でマターリ行きましょうや。
さがりすぎの為一時的にAGE
241 :
名無したちの牛後 : 2001/02/28(水) 21:09 ID:hZVF/Xs.
104氏はどこ行きましたか。
まぁ…
ノンビリ待つとしますか。
242 :
104 : 2001/03/02(金) 11:10 ID:???
堂島は、ゆっくりとソファーの背にもたれかかると、煙草をふかした。
「ふぅ・・・」
一息つくと、なめ回すように乃絵美の姿を眺める。
「あ、あの・・・」
テーブルの上の乃絵美は、うろたえるより他ない。
手は、胸と陰部に添えて隠すような仕草をとるものの、この状態では隠していないも同然だった。
「そうだな・・・オナニーでもしてもらおうか」
「えっ」
乃絵美の顔から血の気が引く。
「オナニーだよ。オナニー」
(そんな・・・!)
「できません」
頭を振る。
「そんなにしたくないなら・・・」
堂島は、まだクリームの残ったコーヒーカップに手を伸ばす。
さっきの続きをしてやる、という意志がクリームを掬うようにいやらしくくねらせた指先の動きからも伺える。
「したこと・・・ないです」
少し罪悪感。
それは決して嘘ではないけれど、階下に降りる前に兄を想って濡れた自慰に似た体験を思い出してしまう。
「本当に?」
「は・・・い」
ためらいながら、乃絵美は頷く。
「乃絵美ぐらいの年の娘で、自慰もしたことがないなんて、考えられないがねえ」
「本当ですっ・・・お・・・オナニー・・・なんて、したこと・・・ないです」
思わず口にしたオナニーという言葉に、赤面してしまう。
(今まで、そんな言葉口にしたことも無かったのに・・・)
けれど堂島は、ふーん、と軽く呟いてなおも疑いのまなざしを向けている。
「信じて・・・下さいっ。本当なんです。だから・・・」
「そうは言ってもねえ」
「堂島さんっ・・・!」
「それとも、お気に入りの道具でも使わないと出来ないかな」
「どっ、道具なんて使いませんっ」
言って、はっとする。
「じゃ、道具を使わないで、やってみせておくれ」
243 :
104 : 2001/03/02(金) 11:11 ID:???
「ち、違うんです・・・本当に・・・」
おろおろと、うろたえる乃絵美を見て、堂島はコーヒーカップを掴み、中のクリームに指を伸ばす。
「いやっ」
堂島はためらいなく、クリームに指を浸す。
二本の指はすっかりと、コーヒー色に染まったクリームまみれになる。
「し、しますっ」
言って、
(あっ)
と、失言を後悔する。
堂島は、乃絵美のエプロンドレスでクリームをふき取ると、再び深くソファーに座る。
「よしよし。じゃ、早くしなさい」
「あ・・・やっぱり・・・その・・・」
と言いかけてそらした目線の先に、コーヒーカップ。
(あれだけは・・・嫌っ)
菊座に指を入れられるおぞましさを思い出すと、とてもできないとは言い出せなかった。
(でも、どうすれば・・・)
何となく知識としてはあるものの、乃絵美にはどう始めていいかきっかけが掴めない。
戸惑って、もじもじとする乃絵美の心を見透かすように、堂島が声をかけた。
「乃絵美」
「は、はい」
「まずは、『乃絵美のオナニーを見て下さい』というんだ」
「ええっ!?」
動揺。
「乃絵美は、そんなことも知らないのかい」
対する堂島は、さっきまでの笑みから一転して真顔だ。
「知ら・・・ない?」
訳が分からない。
「人にオナニーを見せるときは、そう言うんだ」
「そんなこと・・・聞いたことありません」
「でも、言わないとも聞いたことがないだろう」
尚も、堂島は畳みかける。
「そうだけど・・・そんなこと、言えません」
少し涙目になりながら、やっぱり抗弁する。
「みんなしていることだよ」
「でも・・・」
知らぬ間に、堂島の口調が優しくなっていく。
244 :
104 : 2001/03/02(金) 11:12 ID:???
「アダルトビデオは見たことあるだろう」
「・・・・・・」
見たことはある。
兄の部屋のベットの下に隠されていた秘密のビデオ。
そこでは、真理子と呼ばれるショートカットの女子高生が大きな胸を顕わにして自慰にふけり、その後前髪の長い同じ年ぐらいの高校生の男の子と、真琴という女子高生が加わり3人でいやらしく絡み合っていた。
その後、同級生の友人から普通に男女一組がセックスするビデオを見せて貰うまで、セックスは複数人でするほうが普通なのではないかと不安になっていたこともあったのだが・・・思えば、最初に見たそのビデオの冒頭では、確かに堂島が言ったような台詞を言っていた。
(確かに・・・『真理子のオナニー見て下さい』って言ってたかもしれない)
乃絵美の脳裏に、ビデオのモニターに映し出された大きな胸が浮かぶ。
あのときは、今以上に小さな乳房にコンプレックスを感じただけだったけれど、今にして思えば、それは重要なことを言っていたのかも知れないと乃絵美の不安がかき立てられた。
「思い出したかい?」
「し、知りません」
胸を高鳴らせてビデオを盗み見た記憶まで覗かれているような気がする。
「みんな、言うんだよ」
「そうかも知れないけど・・・でも」
「でも?」
「恥ずかしい・・・」
胸元を押さえる手にも、自然に力が入る。
「じゃあ、儂の耳元で儂にだけ聞こえるようにな」
「・・・はい」
乃絵美は、堂島の肩に手を添えて、耳元でささやく。
その声は、本当に堂島にしか聞こえないほどにか細い。
「乃絵美の・・・オナニーを見て下さい」
言って、更に顔が火照った。
245 :
104 : 2001/03/02(金) 11:18 ID:???
てな感じで
>>242-244
なんか、長編化しつつあるね。
もうええわい!って意見あったらすぐ止めますので、言って下さい。
名前の欄にタイトル入れるとスマート、とあったけど、特にタイトルついてないしねえ。
希望のタイトルがあったら、それにしまする。
>>241 どこに行ったも何も、毎日会社に行ってるよ(w
毎日更新出来るぐらいに暇になりたいもんです・・・
246 :
名無しさん@ピンキー : 2001/03/02(金) 13:15 ID:z.A9KFRA
>>245 あえて言わせてもらおう。104さん、あんたはサイコーだ!
マジで。
104マンセー
会社休んで書き続けてくれい(藁
>104さん
会社から書き込んでくれい(ワラ
巨乳の真理子たんマンセー
真琴たんもマンセー
ていうかそのシーン詳しく書いてくれ(w
104さん凄すぎる。
しかし、この調子だと相当長くなりそうな
続きは読みたいけど104さんが続くか心配
それでも最後まで頑張って欲しいなあ
楽しみにしてます
希望シチュとしては
野外露出→妊娠→純愛(?)に流れるのがイイ!
もちろん堂島あいてに(w
252 :
104 : 2001/03/03(土) 05:36 ID:???
「いい娘だ」
堂島は、言いながら乃絵美をテーブルの上に座り直させる。
ぺたり、と座ったテーブルはひんやりと冷たい。
足だけが、堂島の座るソファーまで降りていて、丁度堂島と向き合ってテーブルを椅子代わりに座るような格好になった。
堂島の視線が、真正面にある乃絵美の陰部にあることに気づいて、あわてて両足を閉じた。
「さあ、始めなさい」
今閉じたばかりの両足を強引にこじ開けて催促する。
「あ・・・はい」
乃絵美は、おずおずと手を胸に持っていく。
小ぶりな乳房に、白く細い綺麗な指の力が加わる。
「ん・・・」
ゆっくりと乳房を揉みながら、乃絵美は目を閉じていた。
目を閉じれさえすれば、堂島の視線も、両親の姿も見えない。
「んふ・・・」
火照った身体に、再び心地よい快感が与えられる。
「んん・・・」
堂島が揉んだ仕草を思い出しながら、両手でリズミカルに揉んでいく。
「ん・・・ん・・・」
乃絵美自身気づいていないけれど、動きに合わせて吐息が漏れていた。
「乃絵美、何をしておるんだね」
「えっ・・・」
驚いて、目を開ける。
「こら、動きを止めてはいかん」
「は、はい」
再び、目を閉じ、揉む。
253 :
104 : 2001/03/03(土) 05:37 ID:???
「人に見せるときは、何をどうしているか、どんな感じが言うんだよ」
「え・・・」
乃絵美の意志とは無関係に指の間に挟まれた乳首が硬さを取り戻していく。
「今は、胸を揉んでいる」
「・・・はい」
「どんな感じかね」
答えられない。
堂島のしたのを真似て乳房を揉んでいる。
独特の動きだけに、堂島がそれに気づかないわけがない。
だから、その行為を感じていると口にするのは憚られるのだった。
「気持ちいい、というんだよ」
乃絵美の躊躇を見透かすように、堂島が促す。
「でもっ・・・」
乃絵美が目を開けると眼前に堂島の顔があった。
堂島は、額と額を当てる。
「正直に」
優しくそう言うと、ちゅ、と軽くキス。
「あ・・・」
こんなに大嫌いな男なのに。
こんなに簡単なキスなのに。
胸が高鳴ってしまう。
「気持ち・・・いいです」
吐息と共に吐き出したのは、今の乃絵美の、正直な心情だった。
254 :
104 : 2001/03/03(土) 05:38 ID:???
「んふ・・・んっ・・・」
しばらく胸を揉んだ後、乃絵美の両手はスリットへと伸びていた。
代わって、乃絵美の乳房は堂島の両手が慰めていた。
(やだ。堂島さんのほうが・・・)
上手い。
自分の身体なのに、自分よりも快楽を与える部分を熟知しているかのようだ。
「ほら、今は?」
「あっ・・・ここは・・・その・・・」
「小陰唇」
「しょ・・・小陰唇を・・・触っています」
「それで」
「小陰唇を撫でると・・・気持ち・・・いいです」
堂島に促されながら、触る部位が変わるごとに、いやらしい言葉を言わされてしまう。
(こんないやらしいこと・・・嫌なのに)
内心嫌悪しながらも、口にするごとに、身体の奥がじゅんっ、と熱くなる感覚。
(感じたくないのに)
けれど、段々蜜が漏れていくのは止まらない。
「あ・・・あぁ・・・」
「そこは?」
「ん・・・」
「クリトリスだよ」
「クリトリス・・・ふぅ・・・あ・・・気持ち・・・いい」
もう濡れるというより、溢れるというほうが正しいぐらいになっていた。
255 :
104 : 2001/03/03(土) 05:38 ID:???
「指を、入れてごらん」
「んふぅ・・・」
言われるままに、人差し指を差し入れる。
「うぁ・・・んっ」
もう、何も考えられなかった。
「そうだ。指でかき回しながら、もう片方の手は・・・そうだ。クリトリスを」
頭の中が、脳が、脊髄が、そして乃絵美の身体すべてが、快楽のためだけに動く。
「あぁ・・・ふぅ・・・ふぅ・・・」
乃絵美の理性は認めたくないことだったが、堂島の言うことに従うことが快楽を得る一番の近道であることは確かだった。
「指をもう一本入れるんだ」
「は・・・はいぃっ・・・んっ」
乃絵美のスリットはまだ二本を楽に受け入れるほどこなれてはいない。
「堂島・・・さん・・・きつ・・・痛・・・いです」
堂島のそれを受け入れているのだから、入る道理なのだが、それは単に物理的に入るというだけで、きついことには変わりなかった。
「少しずつ・・・慣れていくんだよ」
そう言いながら、またキスをする。
「んふぅ・・・んん・・・」
今度は、ねっとりと舌を絡ませる。
(段々、慣れていくものさ・・・)
それは、乃絵美の心を指して言った言葉でもあった。
いつしか、乳房を揉む動きも激しくなっているのだが、今の乃絵美にはそんなことすらも気づかない。
「あ・・・あ・・・堂島・・・さんっ・・・もうっ・・・」
軽い痙攣。
「乃絵美っ」
激しい口調。
「は・・・はいっ・・・あ・・・あ・・・」
「言うんだ」
「え・・・あ・・・な、何・・・を?」
乃絵美は訪れつつある絶頂を感じている。
指の動きは始めた頃とは比べものにならないぐらい激しい。
「儂のことを、好きだと言うのさ」
256 :
104 : 2001/03/03(土) 05:39 ID:???
「あ・・・あ・・・え・・・?」
乃絵美は訳が分からない。
頭が働かない。
胸が、スリットが、全身が性器になったような感覚に導いている。
ただ、快楽の波に押しつぶされようとしているのだ。
「でも・・・あぁ・・・あ・・・」
「言えっ」
堂島の口調は尚も激しい。
「わた・・・わたし・・・あくっ・・・あ・・・」
限界は近い。
堂島の手の動きが止まった。
「あ・・・いや・・・」
「聞く」
「あ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
最早、乃絵美には思考能力らしきものは残されていない。
ただ、乃絵美自身の指が生み出す快楽の渦に向かってまっすぐに進む。
「儂のことを好きだな?」
「あ・・・あ・・・」
更に、乃絵美の脈動が激しくなる。
そこを、堂島の手が動いた。
「ひっ」
堂島の手はあらん限りの握力で、乃絵美の乳房を握りしめた。
「言えっ」
「ひっ・・・いっ・・・あぁっ・・・ど・・・」
そして、大きな脈動。
「堂島さんっ・・・好きっ・・・好きですっ・・・あぁ・・・あああああーっ」
頭の中が真っ白になった。
257 :
104 : 2001/03/03(土) 05:40 ID:???
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
乃絵美は、ぐったりと倒れる。
倒れて乱れた髪をかき分けて、堂島は乃絵美の唇に、もう一度キスをした。
「ん・・・んん・・・」
舌を絡めながら、堂島は優しく乃絵美の乳房を揉む。
余韻の残る乃絵美には、たまらなく心地よい。
「んふぅ・・・んく・・・んく・・・」
知らずのうちに乃絵美も、堂島に会わせて舌を絡めていた。
「ん・・・」
そして、堂島の首に手を回してしまう。
頭の中には幾千もの言い訳が浮かぶ。
でも、こんなにも・・・気持ちがいいんだから。
そう思いながら、後で絶対後悔することを確信していた。
きっと、昨日と同じ。
快楽の後の激しい自己嫌悪に苛まれるのだ。
それでも、今は堂島のキスに酔いしれてしまうのだった。
「・・・んはぁっ」
長いキスを終えると、ようやく堂島は乃絵美から離れた。
(あ・・・)
けだるい身体を起こしながら、気づく。
(今日のって・・・ファーストキス、だった)
思い出すと、後悔のせいか胸が痛んだ。
堂島は、ズボンのファスナーを上げ、帰り支度を始めていた。
(ようやく、終わったんだ・・・)
気がつけば、日が暮れていた。窓の外はすっかり暗い。
「さて、今日のところは帰るとしよう」
「は・・・い」
嬉しいのに、身体に残る余韻が素直に喜べなくて、つい言葉が詰まる。
「また近いうちにに来るよ」
「は、はい」
堂島は、ネクタイを締め直す。
「それで・・・だ」
「?」
「お別れのキスはしてくれるのかな?」
それは、嫌々だったのか。
乃絵美自身が望んだのか。
そのときの乃絵美には判らなかったけれど。
別れのキスは、その日一番の激しいフレンチキスだった。
258 :
104 : 2001/03/03(土) 05:44 ID:???
続き
>>252-257
5、6人の読者でも見てる人がいるとなんか嬉しいもんだなあとしみじみ。
心を浸食する陵辱の方向になりつつなので、ちょっち新展開させたほうが良いかもだなあとか思いつつ。
それはそれとして、他の人も書いて下さいプリーズ(w
ど、堂島すごい・・・
こんな心、技を兼ね備えたテクニシャンに、雨音ちゃんが虐められてたのか、萌えまくり。
堂島は青空本編では歳のせいか一日一発がやっとだそうですが、104さんのSSの堂島はもうちっと若い頃の絶倫中年だったりするのでしょうか。
俺は104氏には取りあえず「マンセー」としか言えない。
がむばってください
261 :
104 : 2001/03/03(土) 18:01 ID:???
>>256 や。そのへんは考慮してちゃんと堂島は1日1発にしてるですよ。
乃絵美は何回もイってますが(w
年齢的には青空で安曇村に行く前の代議士時代ってイメージです。
むう、また104さんをタカさんが攻めるネタを書こうと思ったけど、
ちゃんと書いてるんじゃ仕方ないな…。
>>245 >名前の欄にタイトル入れるとスマート、とあったけど、特にタイトルついてないしねえ。
>希望のタイトルがあったら、それにしまする。
では、「乃絵美でガッツ」で。
264 :
名無したちの午後 : 2001/03/05(月) 14:37 ID:etQF.URE
精神方面での陵辱というのは漏れ的にもかなりポイント高いです。
104氏マンセーヽ(´ー`)ノ
最近は104氏のSSで抜いてるよ
267 :
エールを送ろう! : 2001/03/05(月) 16:16 ID:lrNM6QZA
>>258 >5、6人の読者でも見てる人がいるとなんか嬉しいもんだなあとしみじみ。
いや、実際はかなりの人数が見てるはずだよ。
ここに書き込む奴が少ないだけ。
オレっちも、104さんのファンだ。
アンタは凄いぜ!
104さん凄い。プロですか?
これほどの文章レベルに達しているエロゲを自分は知りません
文章だけでここまで抜けるとは。
エロゲでは絵がもっとも重要という考えを持っていましたが、これから改めます
104さんありがとう、これからも頑張ってください。
104ってここに書くためにわざわざ勉強したんだよね。
その精神には頭が下がる。
>104さん
続き頑張ってくだせえ。
土日で「ファントム」コンプしたんで、自分も近いウチに何か書けると思うっす
271 :
名無したちの午後 : 2001/03/07(水) 15:43 ID:pD0j.lnE
うん。
つーか、えろげねた板に移った方がいいんじゃない?
せっかく駄々こねて作ってもらったんだし。
「気分はどうだい、七瀬?」
「……………」
一糸まとわぬ裸身を隠すことすらできず、両腕を吊られている少女。
目線から逃れようと太股を擦りあわせ少しでも縮こまろうとするその仕草さえ、
俺の加虐心をそそってくれる。
離れの地下室。
俺は何ヶ月もの間、妹を殺した犯人の手がかりを得るために、それを知っているだ
ろう数人の少女達を監禁し、手がかりを吐かせるべく拷問を繰り返していた。
しかしそんな日々を過ごしている内に、明らかに真実を知る少女がこんなにも身近
にいたことに気づいてしまう。
その少女こそが俺の従妹・七瀬だった。
「犯人は誰か言ってくれれば、今すぐにでも解放してあげるよ、七瀬?」
「……………」
俺の問いにも七瀬はただ、瞳を逸らし口を紡ぐまま。
「やれやれ、しょうがない子だな七瀬は」
そんな彼女の態度にも柔らかな笑みを崩さぬまま、俺は小さな瓶を取り出す。
「………な、何?」
七瀬の疑問に俺は、答えず彼女の唇をこじ開け
「むぐっ!……んんっ、んー! ……ゲホッ、ゲホッ……!」
彼女の喉に、瓶の中の液体を注ぎ込む。
「……今の薬、何……?」
不安げに問う七瀬。ゴクリと鳴る喉が手遅れを意味しているにもかかわらず。
俺はそんな彼女を、ただ薄笑いを浮かべ見つめていた。
そう、言わずともいずれわかることなのだから。
「……ん…っ!」
それから五分程経っただろうか。
七瀬の喉から苦しげな呻きが漏れる。
「ん、く……、…ぁ…っ!」
俄かに苦しみ出した七瀬の目が俺と合い、刹那気づく。
「お兄ちゃん………まさか、さっきの……」
「さすが七瀬は利口だな。そう。効き目抜群の利尿剤」
「――!」
七瀬の表情に狼狽と、そして恥辱の色が走る。
そして、意識させられた途端その利尿剤は、七瀬の身体の中を暴れ始める。
「う……うう………あああ………っ」
猛烈な尿意に襲われ、七瀬は素足太股を擦りあわせ始める。
苦しげな呻きが喉から漏れ、眉根を寄せ堪える七瀬。
「おにい、ちゃん……」
利尿剤による七瀬を襲う尿意は相当なものなのだろう。
脚をガクガクさせ裸身に脂汗を浮かばせ哀願の声音も震えが止まらず。
ガチャガチャと鳴る無機質な鎖の音が、逼迫した彼女の悲鳴のように。
「ぅぅ……ぁぁぁ…………ト……トイレ………」
顔を歪め真っ赤に染めながら哀願する七瀬。
「トイレ、に………いか、せて………ぅぅ……あああ……」
年頃の少女である。誰が好んで口に出そうか。
泣きそうな羞恥の表情で哀願する七瀬に、俺は優しく囁いた。
「七瀬が全部白状してくれさえすれば、トイレでもどこでも行かせてあげるよ」
「七瀬が全部白状してくれさえすれば、トイレでもどこでも行かせてあげるよ」
額に脂汗を滲ませ眉根を寄せ唇を噛み締め堪える七瀬に、俺は優しい声音で言う。
七瀬は俺にとっても可愛い妹分。白状してくれれば苦しませるつもりなどない。
しかしそんな俺の気持ちを余所に、七瀬は言ってのけたのだ。
「だ、ダメ………ぜったい、いえ、ない……」
苦しげに髪を振り乱しながら、それでも七瀬は吐かなかった。
一体、七瀬をそこまでさせるものはなんなのであろうか…………
……しかし。
俺はもう、そんなことには関心はない。どうしても吐かないというのなら。
「じゃあ、七瀬のお漏らしシーンを、ゆっくりと見せてもらうとするか」
「……っ!」
悔しさと悲しさと、恥ずかしさに襲われ、七瀬の瞳が堅く閉じられる。
「う……ううぅ………ぁぁぁぁぁ…………っ」
歯を食いしばり太股を摺り寄せ、懸命に尿意に耐える七瀬。
俺にそんな姿を見られたくない、その一心で決壊寸前の尿意に耐える七瀬。
小さなお尻を震わせ耐える、そんな七瀬のお尻を俺は、
サワァッ……
「――ひっ!」
優しく撫で上げたそのとき迸る、恥辱に溢れた七瀬の絶叫。
「だっ……ダメええええええええええええええええええええええええっ!!!」
プシャアアアアアアアアアッ………
「ぁぁ……あああ………いやぁぁぁっ………!」
悲鳴が七瀬の喉から漏れる。
同時に七瀬の泉から、我慢の限界が溢れ出す。
「七瀬とは付き合いが長いけど、まさか七瀬のお漏らしを見れるとは思わなかったな」
「……ダメっ……ダメぇぇっ………!」
俺の冷笑に耐えられず、未だ流れを止められぬまま、髪を振り乱し七瀬が叫ぶ。
股間からの流れと共に、瞳からも氾濫する流れが一筋。
「ダメ、ダメ………ック………ヒック………」
紅に染まりし涙顔を歪め、一糸まとわぬ裸身を震わせ
「イヤ……イヤ………もうイヤぁっ………」
チョロチョロチョロチョロ………
未だ止まらぬ水流と、舐めるような俺の視線に
堪えることなどできるはずなく。
紅の涙顔を俯き隠しながらの、七瀬の鳴咽は終わらなかった。
>>273-276
「最狂」の七瀬の拷問シーンがなくて、悲しさのあまり書かせていただきました。
ほとんど煩悩と脊髄反射のSSですが、暇潰しにでも見ていただければ幸いです。
>>277 うひょ〜すばらしいですよ!これからも書いてくださいよ。
279 :
名無しさん@ピンキー : 2001/03/09(金) 00:13 ID:z.91AQBM
279のスレの3に感動しました。
>104さん
新作はまだでしょうか?
決して急がすつもりではありませんが楽しみにしております
282 :
名無したちの午後 : 2001/03/11(日) 00:48 ID:7h8G8YgA
続きキボー
5月31日。日曜日。
乃絵美が目を覚ましたときは、既に日も随分とあがった頃だった。
9時を少し回ったぐらいだろうか。
毎朝6時頃には起きて、弁当を作っている乃絵美には、随分な寝坊だった。
(そうか・・・今日って、日曜日)
カレンダーを見て胸をなで下ろす。
そして、すぐに陰鬱な気持ちになる。
昨日のことを、思い出してしまうから。
(あんなこと・・・)
思い出すと、恥ずかしさと後悔で押しつぶされそうになってしまう。
だから、できるだけ思い出さないようにしていたのだけど・・・
目を覚まして、一番に思い出したのは、昨日のことだった。
忘れなくちゃ、と呟いたとき、扉の向こうでせわしない足音がした。
(お兄ちゃん?)
慌てて、廊下に飛び出す。
昨日も、兄は帰りが遅く、帰ったのは乃絵美が寝た後だった。
ここしばらく兄とゆっくり過ごせたことがない。
(せめて・・・今日ぐらいは一緒にいたいな)
そう願ってしまう。
昨日、一昨日と、あんなことがあった後だから、余計に兄が恋しい。
(今日一日、お兄ちゃんに甘えても・・・いいよね)
そうすれば、きっと頑張れる。
あんなことは、もう忘れよう。
お兄ちゃんがいれば、きっと大丈夫だから。
「あ、おはよう。乃絵美」
今日の兄は、いつもより少しめかし込んでいる。
他の人には、わからないだろうけれど、乃絵美にだけはわかる。
間違いなく、普段と違う感じがする。
「どこか行くの?お兄ちゃん」
「ああ。丁度、デパートでミャンマー展やってるんだよ」
ミャンマー展。
陸上一筋で、たまに気に入った漫画を買い込むぐらいしか趣味の無い兄が行くには、自分の意志ではない何かが必要な場所だった。
「真奈美・・・ちゃんと?」
「ああ。真奈美ちゃんがお父さんからチケット貰ってたらしくてさ、3枚あったんだけど・・・」
「あっ、じゃあ、私も・・・」
「悪い。それが、菜織のやつも一緒に行きたい!とか言いだしてさ」
「そ、そうなんだ」
「普段は、そんなモノに興味示さないクセに、アイツも何考えてんだか」
「菜織ちゃんも、きっとお兄ちゃんのこと・・・」
好きなんだ。
乃絵美は、今更ながら菜織の気持ちを確認する。
兄の気持ちは菜織へは向いていない。
だからこそ、友情と幼なじみというギリギリの偽装で菜織と兄の関係は成り立っている。
菜織が兄への気持ちを積極的に表に現したら、きっと兄は拒絶してしまう。
だからこそ、菜織は言い出せないでいる。
そして・・・だからこそ、乃絵美も菜織のことを好きだった。
まるで、自分のよう。
妹としてしか見て貰えない自分と同じ。
(お兄ちゃんは・・・やっぱり真奈美ちゃんのことが・・・)
「そうなんだよ。アイツも、真奈美ちゃんのことが心配だって言うんだよな」
「えっ」
ふと我に返る。
「俺が真奈美ちゃんと二人きりで行ったら、真奈美ちゃんが危ないって」
「あ、う、うん」
「何だよ。乃絵美まで、そう思うのか」
「えへへ。どうかな。わかんないよ」
「ったく。俺が真奈美ちゃんの嫌がることなんて、するわけないだろ」
ずきり、と胸が痛んだ。
「そう・・・だよね」
「だよ。んじゃ行ってくる。乃絵美も日曜ぐらい店の手伝いなんかしてないで、ゆっくり休めよ」
「うん。行ってらっしゃい。お兄ちゃん」
足取りも軽く、兄は階段を駆け下りていく。
「お兄ちゃん・・・」
乃絵美はパジャマのまま、部屋に戻らず、兄の部屋の扉を開けた。
シンプルで片づいた部屋。
もちろん、多少は雑多に物が散らかってはいるけれど、同じ年頃の男の子たちよりは、綺麗に整頓されていると思う。
そんな中、部屋の角に置かれた机には、ミャンマー展のパンフレットがある。
そして、パンフレットの下に大和商事株式会社と印刷された封筒。
(何だろ・・・?)
ふと、手に取る。
封筒は封をしていない。
中を覗くと、極彩色に印刷されたチケットだ。
(これって・・・ミャンマー展のチケット!?)
ひのふの・・・と数えると27枚。
(こんなにあるのに・・・乃絵美は、誘ってくれないんだ)
それは、菜織に対し、アイツ何考えてんだか、と言っていたのと同じ理由。
「真奈美ちゃんと・・・二人で行きたいんだ」
判っていたことなのに、口に出すと、せつなさで胸が痛くなった。
封筒を机の上に戻すと、乃絵美はベットに腰を下ろす。
(私も・・・邪魔なのかな・・・)
そう思うと、余計に陰鬱になった。
脱力感で、座っている気力すらない。
力無くベットに横になる。
ベットには、先刻起きたばかりの兄の臭いとぬくもりがあった。
(あたたかい・・・)
横たえた身体を少し丸めて兄の体温が残る部分へと身体を移した。
(お兄ちゃんの・・・においがする)
身体の奥にある何かが、兄を求めている。
じゅん、と湿った感じ。
兄のいないときに、こっそりと兄のベットに寝て、兄を想う。
乃絵美の、秘密。
いつもは、気づかれないように、入浴後などできるだけ臭いが残らないように細心の注意を払うのだけど、そんな気にもなれず、ただ乃絵美を置いて真奈美のところへ行った兄のことだけを思い浮かべていた。
最愛の兄。
自分だけの、大切な、大好きな・・・お兄ちゃん。
「お兄ちゃん・・・大好きだよ」
いつものように道ならぬ恋に身を焦がす想像を膨らませながら目を閉じた。
ただ、少しだけいつもと違うのは、いつも堅く閉じてを胸に当ててせつない想いをこらえていた手が、乃絵美のシンプルな白のショーツの一番敏感な部分をなぞり始めていたことだった。
「ん・・・」
早くも、ショーツには微かに染みが出来始めていた。
「あ・・・」
漏れる吐息が、兄の部屋を満たしていく。
「お兄ちゃん・・・気持ちいい・・・よ」
誰に聞かせるでもなく呟くと、乃絵美はショーツの中に、その白く細い指を滑り込ませていった。
続き
>>283-286
リク通りタイトルを乃絵美でガッツにしたんだけど、内容も乃絵美マッシヴのほうが
良かったんだろうか・・・不安。
しばらく間が空いたのは、美少女フェスタの軍資金稼ぎに一生懸命働いていたのと、
フェスタで疲れて力つきていたからデス。エロゲヲタだからな!(誇るな
ショーケースに飾られたタカさん色紙が拝めただけで満足でしたじゃ。
ところで、エロゲネタ&業界板に移行したほうがいいんですかね?
288 :
104 : 2001/03/12(月) 03:45 ID:???
最狂はやったことないですが、最狂とファントムのシリーズがはじまり、
もりあがりつつですねー。
期待期待♪
ホントに乃絵美でガッツになってる…(笑泣
本文は相変わらずグーですな〜。
おお、104さんの新作だ。堪能させていただきました。ホント、大作の予感。
自分は読み返すこともあるのでこのスレで続けて欲しいです。
更新があるとうれしいっすねぇ。
がんばれー
チケット27枚が個人的にヒット。
今回も股間を直撃な見事なSS。
104マンセー
294 :
名無したちの午後 : 2001/03/16(金) 02:43 ID:bAMzSudY
104さんがんばって〜。
「んんっ・・・」
二本の指は薄い陰毛をかき分けて、陰唇へと到達する。
「あ・・・」
そして、大陰唇と、その中央を奔るクレヴァスの感触を楽しむように、ゆっくりと指が蠢く。
「ふぅ・・・んっ」
スリットに指が微かに触れただけで、声が漏れてしまう。
(こんなに・・・感じちゃう)
それは、罪悪感を伴う快楽。
「あぁ・・・んふぅ・・・」
なのに、指は止まらない。
止まらないどころか、更にどん欲に快楽を求めて、スリットの頂点にある肉襞を探り当て、そこをかき分けようとしていた。
「んっ・・・クリトリス・・・」
無意識に、声に出してしまう。
昨日、堂島に教えられたように。
恥ずかしさを感じながら、もどかしそうに包皮に包まれた敏感なクリトリスを晒そうとする。
「ひっ・・・んっ」
そのたびに、指がクリトリスに触れて、声が漏れる。
「ふあぁっ」
一際大きな声を漏らして、乃絵美が体を震わせた。
(やだっ・・・)
心の中で堪えようとしているのに、吐息が切なげに漏れてしまう。
「ふぅ・・・ふぅ・・・」
クリトリスが乃絵美の指によって完全に晒される頃には、乃絵美のスリットからはすっかり蜜が溢れ始めていた。
「気持ち・・・いい・・・」
昨日堂島に教え込まれたままに、今の気持ちを吐露する。
堂島のことを思い浮かべている訳ではないけれど、自らを愛撫する指は堂島が教えこんだままに、肉芽を探り当て、もう片方の手は柔らかな乳房の上に硬く結ばれた桜色の乳首を弄んでいた。
「あ・・・あぁ・・・ふっ・・・んっ・・・」
陰唇とクリトリスを愛撫していた指がスリットへも伸びていく。
「ふぁ・・・んっ」
硬く閉じられた一本の線を白い指が潜り込む光景は、かき分けるというよりもむしろ何もない肌に埋まっていくかのようだった。
「ん・・・んっ・・・」
指が先にすすむほどに、入り口近くの肉も巻き込まれるように指にまとわりつく。
昨日一昨日と堂島に陵辱されつくされたというのに、乃絵美の入り口は、処女と見まごうほどにきつい。
「くっ・・・ふぅ・・・」
違うのは、きついだけでなく、それが乃絵美を狂わすほどに気持ちいいといういやらしい事実。
「ふっ・・・ふうっ・・・」
人差し指と薬指に押さえられた陰唇の間に申し訳程度にギリギリ開いたスリット。
その裂け目に、乃絵美の中指が埋まっていくのだけど、その深さはかろうじて第一関節と第二関節の間まで。
(これ以上は・・・)
堂島の愛撫に解きほぐされて何度もイかされた昨日のような状態でもなければ、まだ乃絵美の15歳のスリットは指すらも満足に受け入れることは出来ない。
「んん・・・」
指はその程度しか入らないけれど、濡れた指が入り口とクリトリスを愛撫するだけで、震えてしまうほど気持ちいい。
「あ・・・あ・・・お兄ちゃん・・・こんなに・・・」
こんなに、濡れている。
そう言いかけて、唇を噛む。
軽い痙攣が乃絵美を満たしつつあった。
達しやすいのは、堂島の手引きによることもあったかも知れない。
ただ、今乃絵美を導いているのは、乃絵美自身の指の愛撫だった。
「お兄ちゃん・・・お兄ちゃん・・・」
乃絵美は、もう肩で息をしてもおかしくないほどに、快楽に翻弄されていた。
「お兄ちゃん・・・あっ・・・もう・・・私・・・」
陰唇を挟み込んだ指に力がこもる。
「お兄ちゃんっ・・・」
大きく、乃絵美が弾けた。
弓反りになった乃絵美に、快楽の波が大きな大きな津波へと変貌して、襲いかかっていく。
絶頂が、目の前にあった。
刹那。
(えっ・・・)
乃絵美の脳裏に浮かんだのは、一糸まとわぬ兄の姿。
それだけならば、どれだけ幸福な想いに満たされたかも知れない。
でも。
兄の横にしなだれて兄の想いを思うままにしていたのは・・・
(真奈美・・・ちゃん!?)
兄が、真奈美の頭を優しく撫でて、唇を重ねる。
(やだっ・・・ダメっ)
脳裏のイメージなのに、幾億里もの距離があるような気すらするほどに遠い。
(私以外の子と・・・キスなんてしないでっ)
心の中の絶叫。
(私のほうが・・・お兄ちゃんのこと・・・ずっとずっと好きなのっ)
叫べども、兄の唇は真奈美のそこから離れようとしない。
それどころか、唇から漏れ見える舌は濃密に、真奈美と絡み合っていた。
(お兄ちゃんっ・・・!)
直後、現実の快楽が乃絵美を違う領域へと転移させてしまう。
現実の乃絵美は、この瞬間にも絶頂を迎えようとして、実兄の別途で悶える淫靡な15歳だ。
「んくっ・・・イ・・・イくうっ・・・」
耐えきれなくなった快楽が、乃絵美を絶頂へと導く。
「あっあああっあー・・・」
激しい痙攣を伴いながら、これ以上ないほどの力で反り返る。
きつく閉じられた双瞳から、涙があふれ出す。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
涙が止まらない。
「乃絵美・・・いっちゃった・・・よ・・・」
指にまとわりついた乃絵美の蜜が兄のシーツにほんのりと染みを作っていた。
部屋中、乃絵美のにおい。
あふれた涙は、快楽が招いたものだったのか。
それとも、兄を想ってのことだったのか。
「お兄ちゃん・・・すき・・・」
初めての自慰の余韻に身動きもままならないほど溺れてしまっている乃絵美には、やはり分からないことだった。
続き。
>>295-297
>>292 確か、ゲームで30枚って言ってたような気がしたんだけど、30枚”ぐらい”かも
知れず。未確認。
ネタ板のSSスレも盛り上がってきたし、こちらも頑張らねばですねー
104さん、読ませていただきました。
今回も股間直撃。つか、抜きました。
乃絵美が堕ちていく描写がめちゃ丁寧ですね〜
毎回毎回ごくろうさまです。
週末書かれるようなら次は月曜ですか?頑張ってください。
104さん。
今回もよかったです。そろそろ堂島も登場させてください。
301 :
名無したちの午後 : 2001/03/20(火) 01:05 ID:pCW6mUfQ
あえ゛。
話としては面白いけど個人的に凌辱は好かん。
よりによって堂島・・・
なに、ネギ板じゃなくてここに書いてもいいの?
304 :
名無したちの午後 : 2001/03/20(火) 15:59 ID:q0nep4A2
いい。
>>303 できれば、新規シリーズは向こうに書いてください。
移行が進まないと風紀やらが出てきて荒れかねないので
104さんに関しては、こっちで始めたシリーズですし、要望のあるようなので
こちらの方がいいとは思いますが。
306 :
名無したちの午後 : 2001/03/21(水) 00:11 ID:MD4QqTPU
>>302 まともな奴はどこのサイトでも見られるので
ここではそれほどいらない。
307 :
名無したちの午後 : 2001/03/21(水) 03:26 ID:rtG.DHjg
あげ。
「でさ、真奈美ちゃんの勧めで、菜織のやつ、ロンジーを来たんだけど、やっぱり、ロンジーは・・・」
兄は、いつにもまして饒舌だ。
昨日の、真奈美とのデート。
それが、兄を興奮さめやらぬものにしているのは、わかる。
昨日、こっそりと兄のベットのシーツを取り替えながら、考えていた。
でも、考えれば考えるほど、絶望に打ちひしがれてしまう。
(お兄ちゃん・・・)
想えば、想うほどに、体の奥が熱くなる。
奥から、じっとりと蜜が溢れるほどに、感じてしまうのに。
(どれだけ想っても、お兄ちゃんは真奈美と・・・)
そこに行き着いてしまう。
けれど、だからといって諦めることもできない。
胸の奥底で燃える想いは、そう簡単には消せはしない。
(好き・・・だよ)
替えのシーツを抱きかかえて、脱衣所の洗濯かごの前まで行ったとき、脱ぎ捨てられた兄の制服のYシャツを見つけてしまった。
誰にも見咎められないか、周囲を伺ってから、シャツを掴むと、素肌の上にまとってまた部屋に戻っては自分を慰めてしまう。
覚えたての指戯は、15歳の少女の身体を禁断の快楽へ引きずっていってしまうのだった。
「それで、真奈美ちゃんときたら・・・」
ふいに、我に返る。
兄の話は、まだ続いている。
6月1日月曜日の登校中。
自分のいる場所に気づいて、思わず赤面してしまう。
兄と一緒に学校の廊下を歩いているのに・・・昨日のオナニーのことを考えてしまっていたから。
「あ・・・私、こっちだから」
「ああ。それじゃな」
いつもの分かれ道。
1年生の校舎と2年生の校舎。
しばしの別れに、少しだけ寂しい気持ちになりかけたときだった。
「正樹くん」
兄を呼ぶ声。
それも、女の子の声。
兄の親しい女の子は、皆よく知っている菜織の友人たちだけだった。
でも、今、兄を呼ぶ声は違う。
(誰?)
ふいに嫌な予感がして振り返る。
そこには・・・白いリボンをした眼鏡の少女がいた。
リボンの色はイエロー。
兄と同じ学年。
乃絵美は、1年先輩にあたるその少女を凝視する・・・必死に思い出そうとするけれど、菜織の友人には眼鏡をかけた女の子はいなかった。
(もしかして・・・)
嫌な予感は、どんどんと胸騒ぎに変わりつつあった。
「真奈美ちゃん」
兄は眼鏡の少女に駆け寄る。
「今日から、転入なんだよ」
乃絵美に背を向けている兄は笑顔を浮かべているのだろう。
眼鏡の少女の顔にも笑顔が浮かぶ。
頬が微かに染まっているのは、乃絵美の見間違いだと思いたかった。
(あれが・・・)
落ち着いて、物静かな少女。
知的で、優しそうで、兄の好みそうな綺麗な女性。
(真奈美ちゃん・・・なんだ)
病弱で、気弱な乃絵美には無い全てを兼ね揃えている・・・兄の恋人となる少女。
そんな予感がした。
「伊藤」
ふいに呼ぶ声がした。
「伊藤乃絵美」
もう一度。兄と違うことを確認するようにフルネームで呼ぶ。
「あ・・・はい。先生」
担任の教師だった。
「ちょっと、頼みたいことがあるんだがな」
眉を八の字に寄せて困ったような表情を浮かべて、頼み事をする・
「あ。はい。なんですか」
「それがな・・・学校の案内をして欲しいんだ」
放課後や、授業を少し抜けて、外部の賓客を案内することは、以前にも何度かあった。
本来、生徒会なり何らかの会があるのだろうけれど、エルシア学園では、図書委員がその任にあたることが多かった。
乃絵美も、一度だけ外国人の賓客を案内したことがある。
フィアッセと呼ばれるイギリス人の歌姫で、英語の話せない乃絵美が不安な気持ちで案内に望んだところ、相手のほうから流暢な日本語で話しかけられて、思わぬ楽しいひとときとなったのだった。
以来、賓客の案内は、乃絵美自身も心待ちにしているところでもあった。
「外部の方ですか」
「ああ。大事なお客様でね・・・」
先生が、話しかけたときに、乃絵美の視界の隅では、楽しそうに歩いていく兄と真奈美の姿が見えた。
(お兄ちゃん・・・)
暗い気持ちになりかけて、気持ちを奮い立たせる。
「いいですよ」
「悪いな」
「いいんです。それで・・・どんな方なんですか」
「ああ。政治家の先生でね」
政治家と聞いて、ふいに堂島を思い出す。
あの男も、政治家だった。
「次の理事会で、理事に選ばれる方だよ」
そういって、畏れ多そうに肩をすくめる。
(そんな立派な人なんだ)
ほっとする。
優しそうな初老の老人を思い描く。
St.エルシアの理事には、そういった資産家も多い。
図書委員の先輩たちに聞いた話では、一様に信心深く優しそうな老人たちだと言っていた。
新しく入る理事も、きっとそういう人なのだろう。
優しい大人と話すのは、好きだった。
商店街のおじさんたちや、出前先のひとたち。
皆、乃絵美に優しく話しかけてくれる、いい人たち。
(どんな理事のひとなのかな・・・)
想像していくほどに、楽しそうな気持ちになってきた。
「ああ、ここだ」
幾つも並ぶ来客室の一つの前で止まると、乃絵美を手招きする。
「ご案内いたしますって言うんだぞ。向こうには案内が来るって説明してあるから・・・じゃ、よろしくな」
先生は、そういって足早に去る。
取り残されて、少しの緊張。
それは、つかの間のこと。
楽しいひとときを期待して、ノック。
「どうぞ」
と声がして、静かに扉を開ける。
「乃絵美。待っていたよ」
来客用のソファーに深々と座っていたのは、堂島薫。
その人だった。
312 :
104 : 2001/03/23(金) 10:16 ID:???
実際書いてる時間は1回1時間ぐらいなんだけどなあ・・・忙しいせいか、筆が遅いだけか、
なんだかすごく間が空いちゃったですが続き
>>308-311
しかも、エロ入ってないし。
ネギ板SSも下がりがちだし、がんばれみんなー(w
またエロくないし、しかも暗い、イヤーな話を考えたんですが、書いてもいいでしょうか・・・?
いやもうそりゃ、ゼヒとも >313
ちなみに「固いのは〜」は前回ので終了ですか?(タイトルでたし)
まわし
乃
絵
美
L
O
V
322 :
名無したちの午後 : 2001/03/24(土) 01:51 ID:cRtkAZBM
E
323 :
七六一 : 2001/03/25(日) 17:35 ID:???
アリスの新作『夜が来る!』の前人気No.1キャラこと
金髪ツインテール、七荻鏡花(ななおぎきょうか)のSSです。
発売前のソフトでSS書くという暴挙に出ます。
●アリスソフトOHP
http://www.alicesoft.co.jp/参照 -----------------------------------------------
■獣姫・鏡花タン(1)
何回達したら気が済むのだろうか。俺は手足を
ベッドに縛られ獣欲をむさぼる鏡花の玩具にされていた。
「いっつもだらしないくせに……ここだけたくましいんだから」
すでに腫れあがり痛みしか感じない肉棒を
しごきあげながらその間近で話しかける。
吐きかける淫気にあてられて、達したばかりの
モノが意志と関係なく膨れ上がる。
「もう……やめてくれよ」
「こっちがヤりたいんだから関係ないのよ」
「そうね、挿れるのはちょっと飽きちゃったから…」
「舐めなさい、アンタ」
ただれた淫臭を放つ秘所を顔に押しつけてくる。
鼻が恥丘に押しつぶされ息ができない。苦しさに
身をよじる俺を鏡花が責め立てる。
「ほら、グズグズしないの!」 (←OHPの声紹介を思い出そう)
-----------------------------------------------
324 :
七六一 : 2001/03/25(日) 17:36 ID:???
------------------------------------------------
■獣姫・鏡花タン(2)
「ほら、グズグズしないの!」
「口でやんのよ。舌で……丁寧にね」
柔らかな恥毛で俺の顔を撫でながら鏡花が命じる。
顎を、頬を……淫らな蜜が筋をつくって流れ落ちる。
もうどうにでもなれといった気持ちで俺はぼんやりと
乱れたツインテールを眺めていた。
「もぉ、じれったいわね……」
我慢できない。といった様子で姿勢を変え、
秘裂の奥の突起を顎の先端に擦りつけてくる。
「これも、結構面白いじゃないの……あん」
鏡花は好き勝手に快感をむさぼり嬌声をあげている。
密着を高めるため俺の髪を鷲掴みにしてベッドに
押しつける。顎が上がるため唇の端から蜜が口内に流れてくる。
――砂糖、いやハチミツを入れすぎたレモンティーか。
--------------------------------------------------
325 :
某770 : 2001/03/26(月) 02:10 ID:???
>>七六一
移転、お疲れ様〜
つづきも楽しみにしてますので、無理のない範囲でやっちゃってください。
test
test
328 :
へたれSS書き : 2001/03/26(月) 22:17 ID:BJCNGHMI
つか、回してよ。
さげまわし
もいっちょ
まだまだ
新規
>>323-324
「夜がくる!」スレからの転載だそうです
>>324の続き。
------------------------------------------------
■獣姫・鏡花タン(3)
「面白い……けど、これ…じゃ…んぁ…イケない」
「さっき言ったとおり、きち…んと…ぉしなさいね」
鏡花が快楽の発するノイズ混じりの声をあげながら
身を乗り出す。放っておいたらまた息ができなくされる
のは目に見えていた。しかたなしに従う構えを見せる。
舌を突き出すか出さないかのうちに鏡花がのしかかっ
て動き始めた。
「それで…いいのよ、ちゃんとイクまでやりなさい」
鏡花が勝手に動くためにほとんど舌を動かす
必要はなかったが、息ができないのに変わりは
なかった。鏡花の汗と淫汁が混ざった液体が
白い腹を伝って俺の鼻に流れ込み、窒息させよう
とするからだ。必死に鼻息を吹き出して液体の
流入を食い止めるのが精一杯の抵抗であった。
「挿れなくとも…そんなに興奮するわけ?」
「まだまだしたいって顔ね。ケダモノなんだから」
最も自分を適切に表現できるはずの言葉を俺に向ける。
粘膜で、体液で、言葉で。鏡花に嬲られている俺がいた。
------------------------------------------------
普段書くようなモノと全然違ってるので自分の持ち
ネタが少ないです。よって展開の要望等募集。
エロく無いと思ったら改善点指摘してください。
>>335の続き。鏡花タンは一種の読心術「サトリ」が使えます。
------------------------------------------------
■獣姫・鏡花タン(3)
「いい…わよ。挿れさせてあげるけど」
「一回こっちでいかせなきゃ…ダメ」
俺からの反論はするだけ無駄だ。むやみな前後の
擦り付けから確実な性感を得られるスポットを中心に
左右に振る動きに変わった鏡花に合わせて、俺は
鏡花の動きの逆方向に舌を使わされる。高まるにつれ
鏡花は腰を落として密着を強める。目も口も閉じて
うなるようにしながら、興奮で1カップも大きくなって
いるかに見える張りつめた膨らみをまさぐっている。
「…んん……ぃ……んっ……ぅん」
行為の間じゅう俺を罵り続ける鏡花も頂が近づくと
無口になる。首が折れるかと思うほど腰を振り回し、
ただれた蜜壺を擦りつける。
「ぃい…いぃよぉ………きゃ…ぅん」
子犬がじゃれるように鳴いた。体を、胎内を
ひときわ大きく振るわして鏡花が達した。
この瞬間だけは心底鏡花を可愛いと思える。
学校でも、ベッドの上でも、俺を振り回し、罵り、
嬲り続ける鏡花が見せる一瞬の素顔。
彼女は他人の心が読める。
――それは人に知られてはいけない能力「サトリ」――
故に常に他人には仮面を被り続けてきた。勝ち気で
マイペースな明るい女。やけに気が利くのは
心が読めるからじゃなくて頭がいいから……。
被り続けた仮面はすでに本性と癒着してしまって
いる。素顔を覗けるのはこの瞬間、淫蕩な行為の末に
人間の全てが剥き出しになる瞬間だけなのだ。
------------------------------------------------
鏡花の胸サイズはまだ定説がないのでご自由に想像して。
フランス書院にはならないように気を付けてます(笑)
>>336 は「■獣姫・鏡花タン(4)」に訂正。
まだまだ終わらないから安心してね〜♪ 感想待ってます。
下がりすぎ
>>340 ギャルゲ板なのにHしたいとか言われてもなぁ……
一般指定で済む範囲内でシチュを考えろと言うことですか?
…オリキャラならともかくゲームキャラで書けといわれると
知識不足。ときメモ初代ならかろうじて……俺は逝って良し?
>>340 一般指定狙うなら多少変則的なHシチュ考えないとダメかな……
○水着姿の泳ぎ疲れた女の子をきわどくモミモミ
・鎖骨周辺とか結構画的にはくるモノができると思います。
・サンオイルじゃあんまりベタベタなので……。
○主人公の名前を呟きながらヌイグルミを抱き抱きしてる女の子をのぞき見
・「変な気持ちだよぉ……」とか言わせてみましょうか。
・やや乱れたパジャマ姿が基本でしょうか。
服のうえから揉んでるのは一般指定で済むのかな……?
一般じゃチクービとシターギとホンバーンは厳禁なんですよね……じゃぁ
服の上からは…コート着てたら許可なのか…?何枚着てたら許可だ…?
『ガンパレ』の芝村舞の例もあることですし年齢制限的なモノは
何とでもなるはずではありますが……そのへんどうですか?
おお・・・、有り難き幸せで有ります。あのスレッドは一般ゲームのキャラを使うなら何でも有りなので御座います。但し和姦限定では有りますが。
皆様、是非一度お越し頂きたく存じます。
>>342 オチだけ一般に収まるようにすれば何でもできるんですね(笑)
○女の子が乱れた服装で全身白い液体まみれに…
・主人公と台所で喧嘩→転んだ拍子に頭からヨーグルト
ひっかぶってビックリこいてます。
鏡花タンSSはもうちょっと待ってね。本家も発売延期だし……(無関係ですが)
age
投稿待ちage
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ハァハァ(;´Д`)・・・こんなに出たよ・・・
348 :
七ー氏 : 2001/04/01(日) 04:28 ID:XvtCLFPY
きえそうなんでage
忙しいので一週間ほど休みます。ほかの職人に期待します。
宙に放り出された笑いは、淀んだ空気に溶けていく。
体中に鳥肌が立つ、背筋が寒くなる笑い。
冷却ファン。エアコン。足音。ソフトウェアMIDI。リュックサック。
棚に並んだ商品は日本の文化。クレイジーイズイージー。
適度に熱く、適度に湿った、例のあの匂いが漂う空気。
肌に張り付いたTシャツに滲んだ汗、汗、汗。
性格チェックその一
オフ会でロクに喋らなかったことがある Y/N
「これ、公然猥褻罪とかになんねえのかなあ?」
店の前に設置されたディスプレイからはパースの狂った、ついでに骨格も狂った、おまけに
身体機能も狂った、いわゆる日本のトラディショナルカルチャー、ゲームのキャラクターが
演じる痴態ということになっている16777216色のCG、雑踏にばらまかれるあえぎ声。
これを当たり前と受け止める俺。
「さーな」
前にいるデブの背中に浮き上がった世界地図にも似た染み。老廃物の固まり。
「しかし、なんで今日こんなに人多いんかなあ?」
「日曜だからだろ」
この街が奏でるのはシンセドラムのエイトビート。一拍目にハイハットのオープン。
銃殺刑のハングドマン。溶岩の土左衛門。廃材利用の高層ビル。時代の逆子。
自動販売機によりかかって太田は言う。
「しっかし、いつからだろな・・・?」
『気分は毎日立食パーティー』
「結局半勃起状態なんだよ」
肉に埋もれて開いているんだか開いていないんだかよくわからない目。
古いアニメのロボットが奏でるような排気音が口からは常に漏れている。
「俺達は半勃起状態のまま飼い慣らされているんだ」
細田はいつになく疲れた顔で、いつになく抽象的な話をした。
俺はただ無言で天井を見つめ続けた。煙草を吸おうと思ってポケットに手を入れたが、
ライターが無いのに気付いて小さな舌打ちをした。肝心な時にライターはない。とりあえず
火のついていない煙草を口にくわえる。
俺から見ても、細田は哀れだった。哀れで、そして不快だった。
どいつもこいつもクソッタレだ。俺もその一人。まったく世の中イカレてる。
「おいおい、何考えこんでんだよ、俺達は最悪の二次元コンプレックス、そして最低の
ペドフィリア、社会不適格者、犯罪者予備軍、気楽に行こうぜ、気楽に」
細田はゆっくりと俺の顔を見て、また地面に視線を戻し、呟いた。
「行けるかよ」
「おおっと、言い方が悪かった。そこは別に考え込むところじゃない。どうせアレだろ?
大学ロクにいかねえで、だからっつってやることがあるわけじゃないんで毎日エロゲー三昧
ってとこか、いいねえいいねえいいご身分だねえオイ!んで、オナニー後の虚脱感に身を
任せて虚しいとかこんなの現実じゃないとか考えてんだろ?くだらねえ、鼻毛が抜けるほど
くだらねえ。手持ちぶさたでケツかくほどくだらねえよ」
俺は煙草を投げ捨てた。細田は俯いたまま階段に座り込んでいる。
「ったく、暇な大学生ほどタチの悪いモンはねえ。所詮小人、閑居すれば成すは不善、って
とこだな。いいかオイ、くだらねえこと考えてる暇があったらまだ月曜提出のレポートやって
たほうがマシってもんだ。知ることは損にはならないが、考えても無駄なことってのはある」
細田が顔を上げて、叫ぶように言う。顔は赤く染まっている。ったく、デブがやっても絵にならねえ。
「何が言いたいんだよお前は」
予想通りの答え。俺が何を言っているかなんて俺もわからない。
「休憩時間終わり。帰りにガッツでも買ってみろよ。考え込んでるよりゃいくらかマシだぜ」
暗い階段。聞こえてくるのはゲーセン独特の騒音。新たに細田の笑い声がそれに混じる。
352 :
あーげ : 2001/04/07(土) 01:20 ID:bIuLkNcA
需要無視男さんの新作だーっ!!
俺はこのためだけにここブックマークしてるんだが……みんな読んでない?
てことで、あえてあげるとしよう。風紀君たち、許せ。
”知ることは損にはならないが、考えても無駄なことってのはある”
けだし名言ですね・・・。
これからも楽しみに読ませていただきます。
354 :
: 2001/04/10(火) 21:46 ID:???
355 :
切望 : 2001/04/12(木) 09:55 ID:hhrqpH3k
ところで、104さんはどうしたの?
続編、期待してます!
356 :
名無したちの午後 : 2001/04/12(木) 22:55 ID:fLuzgE9A
>>355 激しく同意!! 毎日チェックしてるよ。
104さんがんばって!!
一応、保管サイトの方も更新しておきました。
頑張ってくださいね〜、104さんも
358 :
乃絵美の続きが読みたいよー : 2001/04/13(金) 18:27 ID:dQiEnto6
104さん、カムバック!
待ってるぜ。
ごめんなさいしばらく某所で遊んでました。そろそろこちらに戻ってきたいと思います。
「夜が来る!」ネタは自分が鏡花のエンディング見るまで封印します。
キャラクターが違ってるとさすがに叱られますので……。
そうすると、何を書けばいいのかな……
ネタ元で手元にあるのが「顔のない月」ぐらいなんですけど。
沙也加のアイドル時代の陵辱話でも書けばいいんですか?
age
ひょこひょこと揺れる細田の背を見ながらオタクの定義なんていうクソ無価値なことを考えていた。
「なあ、オイ」
ふと足を止め、細田に呼びかけた。
「ん?」
もしも細田が十五歳の少女、髪は少し茶色がかかったセミロング、年上男性をお兄ちゃん
と呼ぶ気狂いだったら、ここはやはりほぇ? とかなーにー? とかなのだろうか?
「・・・やっぱいいや、なんでもねえ」
細田は、そうか、とだけ言ってまた歩き出した。こういうヤツだ。
夕日が沈んでいく秋葉原はやたらと、なんというか、小学校の下校時刻の風景を思い出させた。
ラジカセの箱、リュックサックにささったポスター、光沢のある紙袋。
外人、オッサン、ビラ配り、街頭販売、そして愛すべき穴兄弟達!
中央通りの店がそろそろ閉まるか閉まらないか、という時刻。オレンジの光は、全てを、容赦なく、平等に染める。
感傷的な気分を追い払おうと努力しても無駄なことは自明。俺は身を委ねた。
もしも俺が十五歳の少女、髪は少し茶色がかかったセミロング、年上男性をお兄ちゃん
と呼ぶ気狂いだったら、ここはやはり空を見上げて三文芝居でもやるべきだろうか?
「オイ、どーしたんだよ?」
立ち止まった俺に細田が声をかける。やはり夕暮れに染まろうとデブはデブ。醜いことこの上、
「どうもしねえよ、ただな」
「ただ?なに?」
前言撤回。
「ガッツかわねえのかなあ、って」
人目をはばかることもなく笑う細田。俺は今までコイツを心の中で馬鹿にしていたこと
を後悔し、そして恥じた。俺はバカだ。この上なく。
「いやぁ、さすがになぁ、マウス買ったばっかだし」
今度は俺が笑った。
もしも俺達が十五歳の少女、髪は少し茶色がかかったセミロング、年上男性をお兄ちゃん
と呼ぶ気狂いだったら、ここにはやはり、少し悲しげだがどこか明るいお馴染みの音楽が流れるのだろうか?
「そういや、レポートもうやった?」
「ウヒャヒャヒャヒャヒャ、今週は積みゲー処理週間でな」
失う物など何一つ無い。俺達は自由だ。
「あーもー、またかよ」
PCに向かう細田が投げやりに言った。
俺は部屋の隅に積み上げられた角でガラスが割れそうな雑誌を端から読んでいた。
もちろん読者投稿欄からだ。
「だーもー、なーんでこれがいかんかねー」
聞こえてくるのはキーボードが規則正しく、一定のリズムに乗って叩かれる音。
裏表紙にのっていたのは一体どんな購買層を見込んでいるのかがまったく不明な毒にも
薬にもならないようなゲーム、かと思ったら闘神都市2ってオイこれいつのだよ。
表紙を見てみると同級生2。
はっちゃけあやよさん、SEEK、バーチャコール、XENON、ベスト10の上位に
ドラゴンナイト4、なる麻雀、NoochV、デュアルソウル、V.G.U。
「なあ」
ぎんじょうめがねっこ、ってオイ懐かしいじゃねえか、ってえことはライターに
「おい、なあ」
うわ、いたよいたよ。こいつ今なにやってんだろ。ホントに両刀だったのかなあ。
「なあってば、おい」
「んだよ、熱中してるふりぐらいさせろよ」
雑誌から目を上げる。
「敦厚の敦って他に読みがあったっけ?」
「知るか」
また雑誌に目を戻す。
今年度ベストヒロインがスワティ。俺達はきっと、遙か昔から何一つとして変わっていない。
泣きだろうが萌えだろうが抜きだろうが、細田の言う通り、半勃起状態ってわけだ。なるほど、的を射てる。
「だーもー、やってらんねえ」
相変わらずぶつぶつと呟きながら、それでいてキーボードを叩くことはやめない細田。
俺は俺で、鼻で笑いながら過去の雑誌を読みあさっている。
ふとこの光景に適当な音楽をつけて、十五分もののくだらねえ映画でも作れねえかな、と思ったりした。
だとしたら音楽はTHRILL ME OR NOTで、って待てよそれだとホモっぽいからここは順当にピストルズか?
まあなんにせよタイトルはザ・インターネットだな、なんて思いつつ俺は雑誌をめくる。細田はキーボードを叩き続ける。
そうだ、帯にはでかでかと風刺の二文字を入れておこう...
う〜む、やはりこの季節になると色々ゴタゴタしてくるもので、かなり間が空いてしまいました・・・
・・・二番目の十九行目は、堀川敦厚さんの敦厚ということで一つ・・・
あ、新作だ!
うーん、coolですね〜
ヲタが主人公のハードボイルドSS、いまだかつてこんなのあったか?
ホントの意味で「共感」できる主人公、なかなかいないよな。
続き、是非お願いします。
続きを楽しみにしてくださっている方、本当に申し訳ありません。
私情により、一年ほどPCが使えない、2ちゃんにはアクセスできなくなりそうです。
ひょっとしたら半年かもしれませんし、ひょっとしたら三年くらいになるかもしれません。
まだどうなるか、正確にはわからないのですが、一年はほぼ確実なのでLANケーブルで首でもつりたい気分です。
続きはいつか必ずどこかにアップしようと思っていますので、そのときは雑談スレッドにでもURLをあげます。
それではまたいつの日か。
帰ってくるまでエロゲ板がありますよーに。
なんだか本人様がえらくハードな状況になったみたいですね。
完結してないのが残念ですが、いつかまた読ませてくださいね。
>>367 が語りにせよ本人にせよ……ネットの一年は他の世界の10年だろう。
正直に一年まつよりは読みたい奴それぞれが続編なり外伝なりを
書き続けるのが2ちゃん的…ネット的だろう。
なんにせよ語りの可能性がまだ排除できないのでしばらく静観してみては?
104さん…どうしたんだろう。
371 :
名無しさんだおー:2001/04/23(月) 11:55 ID:bG2i3r0Q
たしかにどうしたんだろう、104さん。
待ってますよ、みんな。
異動等、生活が変わる季節だからねえ……
待ってないで自分で書いてみるのもひとつの手だよ
盛り上がれば盛り上がるほど書き手はフエ−ルこともあるしさ
(そんな・・・)
乃絵美は、足下が崩れ落ちるかのような感覚に捕らわれた。
理事会に選ばれる立派な政治家の先生。
やさしくて信心深い穏和な老人。
そんな乃絵美の想像を完膚無きまでに崩してしまう現実がそこにあった。
「堂島・・・さん」
かすれる声で目の前に座る男の名を絞り出す。
あまりの衝撃的な再会に、呆然と立ちつくす乃絵美の姿を眺めながら、堂島は満足げに頷いた。
(どうして・・・)
乃絵美は、必死に考えてみる。
けれど、その問いの答えは決して見つからない。
(あの堂島さんが・・・フィアッセさんと同じ学園の賓客だなんて・・・)
それは、乃絵美にとって決して認めたくない現実だった。
「乃絵美。そんなところに突っ立ってないで、ソファーに座りなさい」
堂島は手を動かすのも物憂げに、上顎を突き上げて、堂島の隣を指した。
ばたん。
と乃絵美の背後で大きな音がする。
どうしていいかわからなくなって、固まっている乃絵美の退路を断つかのように、来客室の大きな扉が閉められる。
堂島の秘書は、こともなげに扉に鍵をかける。
もう、部屋から出ることはできない。
(ああ・・・)
更なる絶望感が、乃絵美の心中に深く暗い陰を落としていく。
そんなとき、心を閉ざそうとした乃絵美の耳に、衣擦れの音が聞こえたような気がした。
「えっ・・・」
驚いて、左右を見回す。
堂島と、その秘書。そして乃絵美。
三人だけと思われた来客室に、まだ来客がいる。
(誰?)
微かな期待が芽生える。
(助けを求められれば・・・全てから逃れることは出来なくても、この場からは逃げられるかも)
乃絵美の視線が衣擦れの主を捜す。
「ひっ・・・くぅっ・・・」
漏れ聞こえた吐息。
振り向いた乃絵美が見たのは、机の陰で四つん這いになって犬のような格好で犯されている一人の少女の姿だった。
(誰・・・!?)
半ば脱がされかけてはいるが、後ろから突き上げられ、苦しそうに吐息を漏らす少女が身にまとっているのは、紛れもなくSt.エルシア学園の制服。
顔には、兄と同じ2年生の証である黄色いスカーフが巻かれ、それが猿ぐつわの用をなしていた。
「んふっ・・・あくっ・・・んっ」
ややハスキーなソプラノで悶える少女は、日本人とは思えない色黒の肌に玉の汗を浮かべている。
(この人・・・日本人じゃないんだ)
乃絵美は猿ぐつわのされた顔を凝視した。
(でも・・・)
日本人のような気もする。
整った顔立ちはやや幼さを残した日本人のそれだった。
日本人には見られない浅黒い肌と、日本人らしい顔立ちが、不思議な魅力をもたらしている。
(混血・・・なのかな)
ハーフ、あるいはクオーターなのかもしれない。
「んふぅっ・・・んはぅ・・・ああんぅ・・・」
乃絵美が見知らぬ少女の素性に思いをはせているうちに、少女は昇り詰めようとしているようだった。
(やだ・・・こんなに近くで)
堂島に思う様陵辱され尽くされている乃絵美ではあったが、他人の情事をこんなに間近で見るのは初めての体験だった。
「んはっ・・・んんっ・・・んっ・・・」
少女の息が徐々にペースを上げる。
気がつくと、腰に回していた男の手が回り込んで、スカートの中、恥丘のあたりをまさぐっている。
(えっ・・・何?)
少女の結合部にしては随分と前のあたりで前後している。
腰の動きに合わせて動く、男の手の動きに、乃絵美はまたも兄のビデオを思い出していた。
(ビデオで見た・・・オチンチンの形をした玩具・・・あれが入ってるの?)
そう思えば、納得のいく動きでもあった。
「ひふんっ」
少女は激しく反り返った。
(あっ・・・いっちゃうっ)
「ひぐっ・・・ひっ・・・ひんんんんっーーっ」
乃絵美は思わず、ミニスカートごしに自分の秘部を押さえてしまう。
じゅんっ、と濡れたような感覚。
(濡れちゃっ・・・た?)
微かに頬を染める乃絵美から数メートルも離れない場所で、少女は痙攣しながら果てた。
(私も・・・あんな風に見えるのかな)
荒い息をしながら来客室の絨毯に頽れる少女の姿を見ながら、自分が果てたときの姿を思い浮かべる。
それと同時に、一昨日堂島に何度もいかされた行為を思い出してしまう。
(いや・・・)
心が拒絶しているのに、乃絵美の秘裂は潤い初めていた。
「乃絵美」
いつの間にか乃絵美の横に立っていた堂島が、乃絵美の華奢な肩に手を回す。
「きゃっ」
思わず身をすくめる。
「いつまで眺めてるんだね」
見透かすように、耳元で囁く。
「いえ・・・」
それは、乃絵美の心を覗かれるような、いつもの行為の始まり。
また、堂島は乃絵美を抱きすくめる。
(いやなのに・・・)
拒めない。
それどころか、身体は堂島の臭いだけで感じようとしている。
自分自身に嫌悪しながら、頬を染めて顔を背けるのを、褐色の少女は無表情で眺めていた。
「おい」
褐色の少女の視線に気づいた堂島は、面倒そうに少女に声をかける。
「ハイ」
微かな異国のイントネーション。
「お前は、早く教室に行きなさい」
堂島は、乃絵美を抱き寄せたままソファーへ座る。
そして、身を起こして立ち上がる少女を左手で追い払う。
「今日から転入なんだ。さっさと挨拶してきなさい」
少女は、心なしか急くように、乱れた衣服を整える。
「準備はできたか?」
堂島の問いに、少女は無言で頷く。
「よし、行ってこい。チャムナ」
(チャムナ・・・?)
褐色の少女は堂島の腕の中の乃絵美に険しく一瞥して、退室した。
チャムナ・フォン。
ミャンマーから来た留学生の秘密は、堂島の腕の中で、僅かでも愛撫から逃れようと無駄な抵抗をすることぐらいしかない乃絵美には知る由もない。
けれど、止もうとしない得も言われぬ胸騒ぎが、チャムナと乃絵美自身がこれからされようとしていることへの不安をかき立てるのだった。
377 :
104:2001/04/23(月) 23:47 ID:???
久々続き
>>373-376
風邪ひきつづけてなかなか治らないのです。ていうか、咳が鉄の味だヨ!(それは血だ)
1ヶ月ぐらい寝込んだり起きたりだましだまし暮らしてたんだけど、快方に向かって
きたので続き書いてみましたですよ。
エロゲ買ってばっかで栄養偏るといかんですな。
需要無視男さんが休載してしまって嘆き悲しんでたり。
ネギ板のSSも頑張れー。
378 :
名無しさんだおー:2001/04/24(火) 09:51 ID:lZ..jt8o
おおっ!
104さん帰ってきましたか!
大歓迎です!
なんで回さないんだよ〜
380 :
今日は良い日だ:2001/04/24(火) 15:08 ID:lZ..jt8o
104さんおかえりー。
それにしてもチャムナ・フォン参戦ですか……。
これからどうなる「乃絵美でガッツ@104」!?
ちょっとまわし
まわし
まわし
まわし
>>373-376
104さん復活。乃絵美でガッツ
「寂しかったかね。ヒヒ」
堂島は、いやらしい笑みを浮かべて、スカートごしに、乃絵美の股間をまさぐる。
「あの・・・その・・・」
中年というよりも、壮年というほうがふさわしい堂島の男性的な臭いが乃絵美を包む。
(いや・・・っ)
なのに、両親やロムレットが脳裏に浮かんで、堂島の行為をはっきりと拒絶できない。
弱々しく困った顔に笑みを貼り付けて、か細い両手が堂島の愛撫をとどめようと僅かな抵抗を試みるだけ。
(こんな人にされるなんて・・・いやっ)
普段、どんな人に対しても、穏和で優しい心を持つ乃絵美だが、堂島だけは決して好きになれそうにないと思うようになっている。
「それとも、儂がいない間は兄のことを考えて一人慰めておったかな」
堂島の他愛のない冗談。
見たわけはない。
判っていても、心臓が止まるほどに、動揺する。
そして、その動揺は、両腕で抱き寄せている堂島にはっきりと伝わっていた。
「そうか。儂がやり方を教えてやったというのに、乃絵美はまだ兄でオナニーをしているか」
そう良いながら、更に胸をまさぐる。
「ちっ、違いますっ」
けれど、それは無駄な抗弁。
真っ赤に染まった乃絵美の頬と、堂島の掌中で自在に形を歪めながら乃絵美の芯に快楽を送り続けている乳房を通して伝わる激しい胸の高鳴りが、全てを肯定していた。
「ヒヒヒ」
笑い声を上げながら、堂島の愛撫は続く。
(心の中の兄など・・・)
いずれ、消してみせる。
そして、兄への想いが消えて虚ろとなった心を自分が満たすのだ。
そう思いながら、堂島は制服のスカーフに手をかけた。
「きゃっ」
乃絵美の、驚いた反応。
1年生を意味する新緑色のスカーフが襟元から抜かれようとすると、乃絵美は途端に拒絶した。
「だ、だめです」
堂島の愛撫をとめようと力無く抵抗していた手が、明確な拒絶の意志でスカーフを押しとどめる。
(スカーフをとられたら・・・)
脳裏に、先刻のチャムナの姿が蘇る。
スカーフを猿ぐつわ代わりに巻かれて、口をきけなくされたまま犯されていたチャムナ。
自分もそうされてしまう、という恐怖が乃絵美に咄嗟の力を与えていた。
「どうしたのかな。スカーフぐらいで・・・」
前で開くセーラーであるSt.エルシア学園の制服にあって、スカーフの存在は愛撫になんら支障をもたらさない。
何に過剰な反応をしたのか気づかない堂島は、苦笑いしながらスカーフから手を離した。
「あの・・・ごめんなさい・・・で、でも・・・」
不本意な状態で抱きすくめられて犯されようとしているときに、スカーフひとつで詫びるのは滑稽な姿だったが、乃絵美にはどうしてもいけないことのような気がして、思わず詫びていた。
本来、人から言われるままに、受動的な行き方をしてきた少女である。
拒否という行為自体、生まれてこの方殆どしたことのない乃絵美にとっては、酷く罪悪感を感じることなのだった。
「いいんだよ。ヒヒ」
そういいながら、堂島はセーラー服の前を開けて、薄いグリーンのブラを乳房の上にたくし上げる。
乃絵美の自己申告でBカップのブラジャーは、Aカップ以上ではあっても若干Bカップに足りない程度の乃絵美の乳房には少し緩めのサイズだ。
それだけに、容易にたくし上げられてしまうのだが、それがいっそう乃絵美の羞恥を煽っていた。
「やっ・・・その・・・っ」
友達を行ったバーゲンで、見栄を張ってかった少し大きめのブラが、堂島を前にすると死んでしまいたいほどに恥ずかしい。
「小振りで可愛いよ」
乳房を揉む堂島も、乃絵美の羞恥がどこから発しているかを理解している。
それが余計に、乃絵美を辱めている。
「いやぁ・・・あっ・・・」
それでも、赤く染まった頬は、羞恥だけでなく、徐々に愛撫による火照りも加わってきていた。
(やだ・・・)
今までにもまして、粘着質な愛撫を続ける堂島に、乃絵美は初めて犯された3日前よりも強い嫌悪感を感じている。
それなのに、乃絵美の身体の今日まで開発されてきた快楽を受け止める部分は、もうしっかりと感じているのだった。
「はぁ・・・あっ・・・んん・・・」
胸一杯に広がる嫌悪感にも関わらず、もう乃絵美の可憐な唇は悶える身体の状況を伝える吐息が漏れるだけになっている。
(胸だけで、こんなになっちゃうなんて・・・)
スカートの奥で乃絵美の秘部を覆っている薄布のショーツは、秘裂に沿って染みを作っていた。
(どうして・・・)
堅く閉じられた乃絵美の瞳から涙が溢れる。
(こんな人に触られてるのに・・・)
くやしくて、悲しくて。
けれど、快楽だけは止まらなくて、どうしようもない。
「どれ、下のほうはどうかな・・・」
堂島の手がスカートの奥へ伸びたときだった。
「もう・・・やめてください・・・」
肩が震えていた。
双瞳から溢れた涙は、化粧っけのない頬を伝い、顎の方まで濡らしていた。
「どうして・・・私に、こんなことするんですか・・・」
しゃくりあげながら、何とか声を出そうとする。
「こんなこと・・・したくないのに・・・」
これ以上言ったら、両親やロムレットがどうなるか。
「堂島さんに・・・こんなことされたく・・・ないです」
だけど、口を閉ざしてしまったら、このまま泣き崩れてしまう。
「もう・・・こんなこと・・・やめてください・・・」
ぽろぽろと大粒の涙が流れ続ける。
「お願い・・・ですから」
乃絵美は、そこまで喋り終わると、俯いてしまった。
肩をふるわせ、しゃくりあげながら、涙を流す。
「乃絵美・・・」
堂島は、膝の上で頑なに涙を流す乃絵美の様子に、愛撫を止めていた。
「そんなに、嫌かね」
幼子をあやすように、大きな手が乃絵美の頭を撫でる。
乃絵美の首がぎこちなく震えながらも、頷いた。
「そうか・・・」
堂島は、何度もそうか、とつぶやきながら、乃絵美の頭を撫でた。
それは、幼い日に両親や兄がしてくれたように。
「ひっ・・・ひんっ・・・ひんっ・・・」
乃絵美は、溢れる涙を止める術もなく、泣き続けた。
いつしか、俯いた乃絵美の頭は、堂島の胸に埋められ、それを抱き寄せるように、堂島は乃絵美の頭を撫でていた。
重厚なつくりで、静寂を由とする来客室に、ただ乃絵美の嗚咽だけが響いていた。
それから、しばらくの時が流れ、チャイムが鳴った。
1時間目の授業が終わったということなのだろう。
多少防音効果のある厚い壁で覆われた来客室でも、廊下に生徒が満ちてきたことがわかった。
乃絵美は、堂島から手渡されたハンカチで涙を拭いて、立ち上がる。
「あの・・・すみませんでした」
気恥ずかしい。
思い切り泣いたことで、どこか堂島に甘えてしまったような気がしていた。
「いいんだよ」
堂島は、変わらぬ笑みを返す。
(もしかして・・・堂島さんって、いい人なのかも)
処女を奪い、陵辱しつくした筈の男が、何故かいい人に思えてしまう。
「それじゃ・・・教室に戻りますから」
まだ少し腫れぼったい目を気にしながら、乃絵美は扉に向いた。
「あの・・・」
扉の前には、体格の良い大男。
堂島の秘書のひとりだろうか。
それは、チャムナと呼ばれた褐色の少女を犯していた男だった。
「じゅ・・・授業が、ありますから・・・通して下さい」
男は動かない。
変わりに、部屋にいたもう2人の男が乃絵美を両脇から押さえ込む。
「きゃっ!な・・・何するんですか!?」
けれど、屈強な男たちに抱えられた両腕は微動だにしない。
「どっ、堂島さんっ」
救いを求めるように、乃絵美は振り返る。
「乃絵美」
堂島は、ソファーから身を起こしたところだった。
「そんなに嫌なら・・・代わりにこれをあげるよ」
乃絵美に貸したハンカチの代わりに、別のものが堂島の掌に握られていた。
「ひっ」
それが何であるか、乃絵美にもわかった。
それは、男の生殖器を模した玩具。
バイブレーターだった。
「い、いやぁっ」
乃絵美は、動かない両腕をふりほどこうと必死に身をよじりながら、首を振る。
両脇の男たちにとっては造作もないことなのか、無表情のまま乃絵美の動きを力で押さえ込んでしまう。
「さあ。これを入れて、授業を受けなさい」
ピンクのシリコン塊が乃絵美の鼻先につきつけられる。
20センチ弱のバイブレーターは、魚肉ソーセージの大きなものより一回り大きな印象を受けた。
それを、乃絵美の中に納めようというのだ。
「そんなの・・・入り・・・ません」
これまでにない恐怖に、言葉もうまく出てこない。
堂島が左手に持ったリモコンのスイッチを入れるとバイブレーターがうねりをつけて蠢いた。
「そんな・・・堂島さん・・・わかってくれたんじゃ・・・」
乃絵美は、すがるように堂島を見た。
「儂にされるのがそんなの嫌なのなら・・・これと比べてみなさい」
信じられない。
堂島は、乃絵美の気持ちを判ってくれたのではなかったのだった。
堂島の目には、自分を拒絶された怒りと苛立ちが籠もっている。
「ヒヒヒ・・・これで満足できないのであれば、儂が改めて填めてやろう。イヒヒヒヒ・・・」
乃絵美には、狂気としか思えない。
(でも・・・)
それは、目の前にある確かな現実。
堂島は両股を押さえると、まだ湿り気の残っている秘裂へバイブレーターを埋めていく。
「いやぁ・・・っ!」
悪夢の授業の始まりだった。
続き
>>387-390
ちょっとフェイントかけてすぐエロシーンにはいかなかったりしてみたり。
392 :
104:2001/04/26(木) 09:04 ID:???
うー。分割間違えて読みにくい状態に。
ごめんなさい。
393 :
104氏のファンの一人:2001/04/27(金) 13:02 ID:PvyUqqIY
おっ!?
もう続編を掲載とは早いっスね。
毎回楽しませてもらってます。
このフェイントはつらいっすよ104氏(笑
いつもパンツ脱いで臨戦体制で読ませてもらってます。
次も頑張って下さい。…できれば早めに。
「あっ・・・んっ・・・」
乃絵美の口から微かな吐息が漏れた。
慌てて、周囲に聞こえていないかと見回してみる。
周囲の生徒たちは授業に集中しているか、飽きて居眠りをしているばかりで、乃絵美の様子に注意を払うものはいない。
けれど、ほっと胸をなで下ろすのもつかの間。
乃絵美の中で蠢くバイブレーターは、乃絵美にまた小さな快楽の波を送ってくるのだった。
「ふぅ・・・ふっ・・・」
肩で息をしながら、乃絵美は必死に平静を装おうとする。
スカートの中で蠢くバイブレーターが、乃絵美には荒れ狂うほどの勢いに思えた。
すがるように堂島に頼み込んで、バイブレーターの動きは最も小さくして貰っているのだが、それでも15歳の幼い身体にはあまりに激しすぎる動きのように思えるのだった。
「んふ・・・ふぅ・・・んっ・・・」
既に、ショーツはぐっしょりと濡れ、溢れた陰汁は太股を伝っている。
スカートにしみ出すのをおそれて、腰を上げると、周囲に判らない程度にスカートをずらす。
ひんやりと濡れたショーツが椅子に触れて気持ちが悪い。
でも、スカートにまでしみ出したら、立ち上がったときに全てが露見してしまう。
「ん・・・っ」
再び腰を落として、椅子に重心を移すと、バイブレーターが椅子に触れる。
20センチ大のバイブレーターは乃絵美の膣内には収まりきらず、溢れた部分がショーツを突起状に膨らませながら蠢いている。
カタカタカタカタッ
その突起が椅子に触れると、モーター音がカタカタと椅子に伝わった。
「ひっ」
慌てて中腰になる。
「伊藤?」
今度は、教師も気づいたのか、不思議そうに乃絵美の方を見た。
「な、何でもありません」
乃絵美は、作り笑いを浮かべてゆっくりと席に着く。
「いつもの貧血か?具合悪いなら、早めに言えよ」
微かに汗を浮かべた乃絵美を見て、顔色が悪いと判断した教師は心配そうに言った。
事実、乃絵美はいつも貧血で倒れている。
「大丈夫・・・ですから」
言いながらも、股間の突起を気にする。
乃絵美の答えに安心したのか、何事も無かったかのように授業が再開される。
生徒たちも、いつものことのように再び黒板のほうを向く。
(危なかった・・・)
心臓が破裂しそうなほど、高鳴っていた。
(バイブレーターを入れたまま授業を受けているなんて知られたら・・・)
想像するだけでも恐ろしいことだった。
「ふっ・・・んんっ」
収まりの悪い突起をそっと押さえているだけでも、気が狂いそうなほどの快感だった。
(こんな状態で、授業を受け続けたらおかしくなっちゃう・・・)
慌てて座ってせいで、せっかく濡らさないように避けたスカートの尻の部分は、ショーツを伝った陰汁がしみ出していた。
(ああ・・・)
もやのかかったような感覚に侵されながら、乃絵美はせめて授業を受けているふりだけはしようと、シャーペンを握るのだった。
「ふぅ・・・ふぅ・・・」
授業が始まってどれほどの時間がたっただろうか。
教壇に立つ教師の声さえも、何を言っているかわからない。
しみ出している陰汁はスカートすらも伝い、椅子からぽたぽたと床にまでこぼれ始めている。
一度、周囲の女生徒が臭いに気づいて、何の臭い?と周囲に聞いたことがあったが、気のせいということで収まっていた。
「ん・・・ん・・・」
小さく痙攣する。
もう何度目だろう。
数え切れないほど、小さな絶頂を迎えている。
2時間目から授業を受け始めて、もうすぐ4時間目を終わろうとしている。
その間、幾度となく絶頂を迎えたのだ。
ただ、何もせずに座っていたのではない。
2時間目が終わったとき、まだスカートの染みも小さいうちに、乃絵美はノートで染みを隠して立ち上がると、急いで教室を出た。
(すぐに、トイレに行かなくちゃ・・・!)
そして、このシリコンの肉塊を抜かないと・・・
そう思ったときだった。
「おや」
先刻も聞いた声。
教室の前には、堂島がいた。堂島の横には、案内役なのか、教頭と学年主任の先生もいる。
「えっ・・・!?」
驚いて立ちすくむ。
「どうかしましたか?」
教師たちの前のせいか、いつにも増して丁寧な堂島の口調が、乃絵美の背筋を凍らせる。
「堂島先生のお知り合いですか?」
学年主任が、媚びを売るように聞く。
それだけで、St.エルシア学園での堂島の地位がわかるようだった。
「ああ。知人の娘さんでね。どうですか?彼女は」
堂島は、まるで旧知のように語る。
「なかなかいい子ですよ。いや、堂島先生のお知り合いのお子さんなら、当然でしょうが・・・」
学年主任のおべっかが続く。
「それで、大丈夫かな?顔色が良くないようだけれど」
堂島は、更に乃絵美に向く。
「だ・・・大丈夫・・・です」
それだけ言うと、乃絵美は急いで教室へ戻る。
(ダメ・・・逃げられない)
絶望しながら、再び席についた。
それから、3時間目も4時間目も、自分の席を離れることもできず、ただバイブレーターの快楽に染められていったのだった。
最も、すっかり乃絵美自身の陰汁に浸されて大きな染みを作ったスカートのままでは、もう立ち上がることすら敵わなくなっていたのだけれど。
「んふぅっ・・・んっ・・・」
こらえきれず、一瞬身体が反ってしまう。
「ふぅ・・・んっ」
痙攣の果てに来る大きな波。
今日、一番の絶頂かもしれない。
快楽の波に翻弄されてしまうのを、必死にこらえながら乃絵美はそう感じる。
「んー・・・・・・っ」
必死の思いで声を抑え、少しだけ机に身体を預ける。
「ふぅ・・・ふぅ・・・ふぅ・・・」
そして、辞書を探すふりをしながら、ゆっくりと息を整える。
(また・・・イっちゃった・・・)
幸い、つまらない授業のため、周囲はすっかり居眠りしている。
お陰で、また気づかれずに済んだようだった。
(でも・・・)
不安げに、乃絵美は教室の時計を見る。
もうすぐ、4時間目が終わる。
その後は、どうすればいいのだろう。
昼休みともなれば、ここから動かなくてはいけない。
そのとき、バイブレーターの快楽に溺れた証をスカートに残して、どうしろというのだろう。
(ああ・・・お兄ちゃん・・・)
助けにくるはずもない兄のことを思い浮かべる。
ガラッ
と、後ろの扉が開く。
驚いて、生徒たちが一斉に振り向く。
「やあやあ。みなさん」
学年主任が入ってくる。
「どうかしましたか」
授業を中断された教師が不快そうに学年主任に訊く。
「少しだけ、授業の様子を見させて頂いて構いませんかな」
卑屈そうな笑みを浮かべる学年主任の後ろに、堂島が立っていた。
(堂島・・・さん!?)
不安がどんよりと胸に押し寄せる。
「それは、構いませんが・・・」
教師も、後ろに立つ人物に気づいて軽く会釈する。
教師たちには、既に堂島が理事に選任されることが知られているのだろう。
「すみません」
堂島も丁寧に頭を下げる。
「いえ・・・それじゃ、授業を再開します」
教師は、堂島を気にしながら黒板に向き直る。
「後は、大丈夫ですから」
堂島は、学年主任に退室を促した。
「そうですか・・・?」
残念そうに学年主任が教室を出ると、堂島は乃絵美のほうを見る。
乃絵美は慌てて黒板のほうを向いた。
もう、どれほど授業が進んでいるかも判らなかったけれど、堂島と顔を合わせるぐらいなら授業を受けているふりをしたほうがましだと思えた。
ヴヴヴッ
突然。
乃絵美の膣内を激しく抉る動き。
「ひぎっ・・・!」
突然のことに、乃絵美の口からも、声が漏れてしまう。
大丈夫?という顔をしながら、となりの生徒が乃絵美のほうを向いた。
終始俯いている乃絵美のことを、単に具合が悪いと思っている橋本みよか、という名の少女。
乃絵美の兄と同じ部活にいる兄をもつ少女で、乃絵美とはそれほど親しくはなかったが、そんなみよかでさえ、心配するほどの様子だった。
「う、うん・・・」
無理矢理笑顔を作って、ごまかす。
けれど、激しいバイブレーターの動きはますます強くなるばかりだった。
「んっ・・・ふっ・・・ふっ・・・」
体の中を掻き回されるような感覚に、乃絵美の身体も大きく揺らぐ。
(堂島・・・さんっ)
乃絵美は、恨みがましい目で堂島を見る。
薄ら笑いを浮かべた堂島の後ろ手に握られているのは、乃絵美の膣内を暴れ回っているシリコン塊を操るリモコンスイッチだった。
堂島の指が更にゆっくりとリモコンのつまみを回す。
「ひぃっ・・・ぎぃっ・・・」
乃絵美は肩をふるわせながら、俯いて固まってしまう。
「ひっ・・・ひっ・・・くぅぅ・・・・・・っ」
何度も絶頂を迎えて、どろどろになった膣内に更に激しい刺激。
いかに15歳の幼い膣内とはいえ、数時間にもわたって刺激され続けて、すっかりと解きほぐされていた。
「ふぁ・・・ん・・・んん・・・」
あまりの動きに、隣のみよかも気にして乃絵美のほうを向く。
「大丈夫・・・大丈夫・・・だから・・・」
荒い息が、誰の目にも大丈夫ではないのに、乃絵美は必死に取り繕う。
「全然、大丈夫じゃないよ・・・」
小声で話しかける声を聞いて、他の生徒も乃絵美の方を見る。
「ひぃ・・・ふぅ・・・ん・・・」
堪えても堪えても・・・快感が押し寄せてきて、堪えられない。
「保健室、行ったほうがいいよ」
乃絵美は、答えることも出来ず、ただ首を振る。
(今立ったら・・・)
教室中の生徒に、スカートを濡らしていることを知られてしまう。
それだけは、したくなかった。
「ねえ、乃絵美ちゃん・・・」
心配する女生徒の手を払って、机に突っ伏す。
「ひっ・・・くぅ・・・」
先刻の絶頂と比べものにならない大きな快楽の波が、怒濤のように押し寄せていた。
恥も外聞もかなぐり捨てて、教室から走り去りたい気持ちでいっぱいになる。
けれど、後ろに控えた堂島の存在がそれを許してはくれなかった。
「ひぅっ・・・ん・・・あ・・・」
額に浮かんだ汗が、突っ伏した机にぽたぽたとしたたり落ちる。
「ふぅ・・・ふぅ・・・んぅ・・・」
もう椅子の下の雫も水たまりのようになっていた。
「先生っ!伊藤さんがっ!」
みよかが、立ち上がる。
教室中の視線が、乃絵美に集まっていた。
「だいじょ・・・大丈夫・・・うぅっ・・・っ!」
言いかけて、乃絵美はまた固まってしまう。
大きな絶頂の前の、小さな連続した痙攣。
(ダメ・・・イっちゃダメっ・・・!)
もう何も考えられないほど快楽に身をゆだねつつある乃絵美にも、これが最悪の状況であることは認識できている。
「ひぃっ・・・んっ・・・んんぅ・・・」
痙攣は止まらない。
激しい波。
高いところに巻き上げられるようでいて、突き落とされるような激しい高揚感。
めちゃめちゃにされてしまうような激しい快感。
光の渦のような、そんな快楽が押し寄せて、押し寄せて・・・
(もう・・・ダメっ・・・!!)
「ひっ・・・くぅっ・・・ううぅっ・・・・・・!!」
かつてない絶頂に身をゆだねながら、乃絵美は机に倒れ込む。
間欠泉のように勢い良く吹き出した乃絵美の陰液が、椅子も床も乃絵美から溢れた淫潮まみれにしていた。
(ああ・・・もう・・・)
薄れゆく意識のなか、乃絵美は、全てを失ってしまったと感じていた。
乃絵美は駆け寄った堂島の腕の中にぐったりともたれかかったのだった。
「私が、保健室に運んでいきましょう」
濡れた床を隠すように堂島の上着がかけられる。
失禁は誰の目にも明らかだったが、その気遣いがいかにも人格者然とした理事像を築いていく。
少女の異変の原因が、堂島の所行とは誰一人想像しえないことだった。
「お願いします・・・」
動揺した教師は、すがるように堂島の介護の様子を見守るしかない。
「大丈夫。ただのひきつけでしょう」
堂島を除く全ての人間が、乃絵美が絶頂を迎えたことに気づいていない。
ただ、堂島に言われた通り、ひきつけを起こして倒れたと思っている。
心配そう囲む生徒たちの輪をかき分けて、堂島が乃絵美を連れ出す。
その顔には、悪魔のような邪悪な笑みが浮かんでいる。
悪夢の授業は、まだ終わらない。
教室を出た堂島は、保健室とは違う方向に歩き出していた。
403 :
104:2001/04/29(日) 19:11 ID:???
続き
>>395-402
ちょっと長くなって反省。
こんなにゆっくりネチネチ堕としてないで、ネギ板なりきり系ぐらい
急展開でドロドロにしたほうがいいのかなあ?とか思いつつ。
ネギ板なりきりスレって、一種単発SSだと思うんだけど、どうでしょ?
>>403 ネギ板でいま良い意味で荒れてる(w 火倉いずみなりきりスレッドは
大部分がSSと言うよりはシチュの羅列だね。
台詞だけの各シーンの描写をコラージュして
何となく話が進行してる状態。ゲストキャラ増えまくりだけど(w
SS形式の陵辱も三回ほど出現してましたが主流ではない。
>>403 ちなみにあのなりきりスレは職人の芸風ゆえに
地の文を細かく書かない方がかえって面白いから
ああなってるとおもわれ。
104殿程の描写力があるなら無理に他人の芸風を
取り入れることもないと存じますが。いかがでしょうか。
406 :
404:2001/04/29(日) 20:03 ID:???
よく考えたら今回のシチュエーション
「放置恥辱・淫液(みず)時計の刻む三時間」は
責めの孤独さといつ終わるとも知れぬ長さがテーマな訳だから、
一人称視点で延々と地の文書く以外に表現が難しいのでは。
責められながら他人とまともに会話できてもおかしいし、
せいぜい他の可能性は地の文をモノローグに置き換えるぐらい。
104殿のアプローチが正道ですよ。ええ。
>>406 UZeeeeeeeeeeee!!!! ハイ、逝ってきます…。
407 :
104:2001/04/29(日) 20:25 ID:???
なるほど了解。
・・・ていうか、レス早すぎデス(w
普段は24hぐらい放置された後にレス貰うのに。
お疲れさまっす>104さん
とりあえず、保管サイトの方も更新しておきます〜
なお、自分としてはネチネチ堕としてゆく方が好きです(w
>104氏
厨房なんで他の方のように的確な意見は言えないのですが今のままの芸風でいいのではないでしょうか。
今回もお見事でした。お疲れ様です。
410 :
名無したちの午後:2001/05/01(火) 01:35 ID:NIrmQd.s
>104様
快感におぼれつつも恥じらいを忘れないあたりが萌えます
かなり実用的な文章なので今後も期待
>104殿
まさか2ちゃんでオナニーすることがあるとは思わなかったよ。
ありがとう! 次も期待してます。
412 :
名無したちの午後:2001/05/02(水) 03:03 ID:BV0iQw0Q
>へたれSS書き様
保管サイトの「乃絵美でガッツ」ですが
>>395
413 :
412:2001/05/02(水) 03:09 ID:???
送信失敗しました。死にたい・・・。
再度
>へたれSS書き様
保管サイトの「乃絵美でガッツ」ですが
>>395の部分が抜けているようです。
よろしければ直していただけませんか?
>>413 指摘ありがとうございます。
修正しときました〜。
優良スレッドage
「ん・・・・・・」
涙の乾きかけた瞼が微かに揺れた。
「起きたか」
乃絵美を両手に抱いたまま大きな椅子に腰掛けている堂島が、その様子に気づいた。
どれほどの時が経ったのか。
それは、乃絵美にとって、つかの間の休息。
そして、堂島にとって淫楽に溺れ果てた乃絵美の寝顔を眺める至福のひとときだった。
「ここは・・・?」
思い瞼をこすりながら、乃絵美は状況を把握しようとする。
大きな木目の見える会議テーブル。
その周囲を円卓のように囲む豪奢な椅子。
(ここって・・・確か学校案内のパンフレットで見たことある・・・)
生徒たちは、一度として足を踏み入れることの無い、学校内の絶海の孤島。
「St.エルシア学園・・・理事会」
堂島の声が、耳元で答える。
「理事会・・・」
職員室よりも更に奥に位置するそこは、生徒にとって畏敬の場であった。
生徒はもとより、教師すら近寄ることが憚られる、パンフレットの中だけの存在。
それが、乃絵美の理事会に対するイメージだった。
「あの・・・どうして」
自分が、ここにいるのか。
教師すら立ち入れぬ禁断の場に。
そう言いかけて、先刻の出来事が脳裏に蘇る。
「あ・・・・・・っ」
思わず、耳まで赤く染まる。
「そう」
堂島は、目の前にピンクのバイブレーターを突きつけて見せた。
「乃絵美は、これを使って教室でオナニーして・・・」
「いやっ・・・言わないで・・・っ」
男根を模したシリコンの塊。
自分のしてしまったことと、その玩具のおぞましさに身の毛がよだち、勢いバイブレーターをはねのける。
ゴトッ
と、鈍い音を立てて、バイブレーターが厚い絨毯の上を落ちて、転がっていく。
「おやおや。そんなに元気なら、続きをしてあげようかな」
堂島の両手に力が籠もる。
「やっ・・・」
必死の抵抗。
そのつもりでも、力が入らない。
元々病弱で基礎体力の無い乃絵美だったが、それに加えて午前中に何度も昇り詰めて淫楽に溺れてさせられたせいで、全身に力が入らなかった。
「やめて・・・ください・・・」
言葉だけで、儚く抵抗するものの、堂島に支えられていなければ、まだ自らの力で立つことも敵わないことは明白だった。
「乃絵美・・・これでも、まだ儂にされるほうが嫌かね」
堂島は、乃絵美の髪を撫でながら言った。
「えっ・・・」
堂島の手が、乃絵美の髪を、耳を、頬を撫でる。
堂島でなければ。
これが、兄であれば。
そう思わせてしまう、優しい愛撫。
けれど、それをしているのは、他ならぬ堂島薫だった。
「どうかね」
堂島の双眸が、乃絵美の瞳をじっと見据えた。
「それは・・・」
乃絵美には、答えられない。
堂島に犯されることは嫌でも、それ以上に先刻のような恥辱は耐えられないことも事実だった。
しかし、どちらも嫌だと言えば、もっと残酷な恥辱の行為が待ち受けているに違いない。
(ああ・・・どうしたら・・・)
不安に揺れる乃絵美の沈黙。
それは、拒絶しきれない乃絵美の心情そのものでもあった。
「乃絵美・・・どちらも選べないから」
堂島が、いいかける。
それは、もっとおぞましい恥辱。
乃絵美が耳をふさごうとしたとき、。
ギィ
と重い樫の扉が開いた。
理事以外開くことの無いその扉から入ってきたのは、巨漢の白人だった。
「堂島サン・・・おや」
白人は、流ちょうな日本語で語る。
(えっ・・・)
乃絵美は凍り付く。
(そんな・・・そんなことが・・・)
「あなたもですか」
堂島は、笑う。
白人の後ろには、長く美しい金髪が見えた。
あなたも、というからには、堂島と同種の趣向を持つのだろう。
「どうして・・・」
思わず、乃絵美が漏らす。
けれど、それは仕方のないことだったかもしれない。
その白人は、St.エルシア学園理事長。ブレッド・ノーマン、その人だったのだ。
英国上院議員でもあるブレッドは、今、St.エルシアの理事長として日本に滞在していたのだった。
「キミは、本校の生徒か・・・ははは。いけませんな。就任初日から生徒に手を出すとは」
本当にいけないとは思ってもいない口振りで、ブレッドが堂島を窘める。
「今日は、例の・・・チャムナを入学させに来たのですがね、偶然、知人の娘を見かけたものだから」
そう言って堂島も笑う。
「知人の・・・そうですか。その娘が、例のノエミですね」
(例の・・・)
堂島は、他の人にも自分とのことを話しているのだ。
そう思うと、また顔が赤くなる。
(死んじゃいたい・・・)
「それで、理事長は・・・ほう、理事長もお好きなようで」
乃絵美は、理事長の後ろに立つ少女を見る。
巨漢に隠れて見えなかったその少女は・・・
「ああっ・・・そんな・・・」
何度、そう呟いただろう。
けれど、それは今日の乃絵美にとって、最も絶望的な出会いだった。
「乃絵美・・・」
金髪の少女も、乃絵美に気づいて、落胆の声を漏らす。
お互いの境遇、そして、これからされることを予期しながら。
「フィアッセ・・・どうして・・・」
それは、先日校内を案内した13歳の少女。
英国の歌姫。フィアッセ・クリステラだった。
419 :
104:2001/05/06(日) 12:38 ID:???
続き
>>416-418
ああもう。とらハ3インストールするの3回目だよっ(笑)萌えるからいいけど。
つーことで、SSのためにメモ取りながらフィアッセプレイ。
なんだか、今の文体が好評のようなので、このまま行きますねー。
しかし、ネギ板なりきりスレは読んでて面白いデス。
ぐはぁ、俺とらハシリーズ全然やってねぇよ(;´Д`)
おお、フィアッセ登場っすか。
3ではフィアッセ萌えだった自分としては嬉しいですなぁ。
でわでわ、続きも頑張って下さい〜
(って、俺もなんか書け(w )
新規分アップですか。今回はさらなる責めへのインターバルですか?
これからもがんばってくださいね。こちらもがんばりますから……。
フィアッセだ、しかも13歳…
最高です104さん、がんばってください。
・・・なんでいきなり「とらハ」からフィアッセが???
あ、そうか、”チャムナ”がでてきたから長崎”こみけこむ”みなみ繋がり、
ということなのか・・・。
下がり過ぎだYO!
マイナー鬼畜・陵辱ゲーの純愛SSというのはどうか。
読んで興味をひかれてゲームを買ったら、ラブラブだったあの娘があんなコトやこんなコトに。
>>426 いいだしっぺがまず書くのがここのルールのようです。
でも新規のものはこことネギ板、どっちで書くのがいいのでしょうか。
こっそりネギ板で恋愛病棟とか書こうかなあ…
age
430 :
名無したちの午後:2001/05/18(金) 01:25 ID:ZkoRGqO.
104様のSS 更新希望age
フィアッセとの再会をどれだけ望んでいただろう。
しかし、それは少女同士のほほえましく楽しいひとときのこと。
今の二人は、陰汁のしたたるバイブレーターで何度も達せられて立つことすらできず、憎い男の腕に抱かれた乃絵美と、純白のレースのドレスに身を包んではいるものの、大型犬に付けるような物々しい鎖の首輪をして巨漢の男に連れられたフィアッセ。
絶望的な再会だった。
「ああ・・・」
思わず二人の口から漏れたため息に、奇しくもその二人を連れた男たちも、同時にいやらしい笑みを漏らしていた。
「ヒヒ・・・知り合いか?」
堂島が問う。
「っ・・・」
どう答えたものか、乃絵美は言葉に詰まってしまう。
「フィアッセ。どうなんだ?」
ブレッド・ノーマンが、首輪を引き寄せてフィアッセに問うと、急な動きにフィアッセがノーマンのほうに倒れるように引き寄せられた。
「きゃ・・・あっ」
その勢いを丸太のように太い腕で止めたノーマンが、フィアッセの唇を己のてらてらと脂ぎった唇と重ね合わせる。
「んっ・・・」
必死に拒もうとするものの、フィアッセの可憐な唇は強引に割られ、ノーマンの舌が荒々しく潜り込んでいく。
「ん・・・んん・・・」
フィアッセの息が荒く乱れる。
それは、快楽ではない。ただ、目の前の男への拒絶の意志が、必死な抵抗となっているのだ。
(フィィアッセも・・・あの男に無理矢理・・・)
首輪からして明白ではあったものの、強引に唇を吸われるフィアッセを見て、その少女が自分と同じように無理矢理陵辱されてきたことが、乃絵美にもはっきりと見て判る様子だった。
乃絵美と語らったひとときの記憶を紐解く限り、フィアッセは、2歳下で、イギリスの有名な音楽学校のシニアスクールに在籍する8年生だと言う。
日本にして、中学校の2年生にあたる。
乃絵美が中学2年生のときは、どうだっただろう。
兄を想い、ふと触れた淫裂の刺激に怖さと罪悪感で眠れなかったこと、兄を想う菜織の様子につい嫉妬しながら、表に出せずに思い悩んだこと・・・
それもこれも、少女がごく当たり前に経験するような恋愛の初歩的なエピソードばかり。
(なのに・・・)
目の前の少女は、そんな歳で巨漢の中年に首輪をつけて連れ回され、強引にディープキスを強要されているのだ。
「乃絵美。だんまりかね」
フィアッセの境遇を哀れんで思いに耽っていた乃絵美の秘部に、堂島の太い指が割り込んだ。
「きゃっ」
その刺激に思わず我に返る。
「あの・・・あの・・・」
慌てて、スリットをまさぐる手を制止しようと、両手を伸ばす。
「儂は、聞いておるんだがね」
堂島は、ふざけているとも恫喝ともとれるような口振りのまま、襞をつまむように、乃絵美の秘裂を弄ぶ。
「ひあぅっ」
何度も絶頂に達したばかりで火照りの残る15歳の性器には、背筋まで電流が走るほどの魔性の快楽だった。
「ふあっ・・・はぁっ・・・」
堂島の手はなおも緩まず、その指は陰核のあたりにまで伸びる。
(イヤっ・・・これ以上されたら・・・)
どうにかなってしまう。
兄の知らない、淫らな乃絵美になってしまう。
そして、それは戻れない、堂島の性奴となってしまうということ。
それを想像すると、全身に寒気と嫌悪感が走った。
「んっ・・・ふぃ・・・フィアッセは、以前見学に来たときに、案内したことが・・・ふぁっ・・・あ、会って・・・」
両手で、必死に制止しながら、説明する。
陰部をまさぐる手が蠢くほどに、乃絵美の全身は何度となく痙攣する。
(やだ・・・また・・・イっちゃ・・・)
堂島の指の動きが淫汁の滴る蜜壺をかき回すごとに、先刻何度も感じた激しい快楽の波が押し寄せてくるのを感じる。
「や・・・ああ・・・くあっ・・・」
乃絵美の頭の中が真っ白になりかけたとき、徐々に力が戻りつつある両腕が、かろうじて堂島の動きを邪魔した。
「ふん・・・なるほど」
堂島が、乃絵美のスリットから手を離す。
「はぁ・・・はぁ・・・」
荒い息を整えると、ようやく思考が戻る。
絶頂に達しかけて火照った体が背筋をちりちりを焼くような焦燥感を残しているものの、かろうじて人としての意識を保てた。
(良かった・・・このままされてたら、どうにかなっちゃってたかも・・・)
堂島が止めてくれたことに、心のそこから胸をなで下ろした。
けれど、堂島が乃絵美の愛撫を止めたのは、乃絵美の答えに満足したからではなかった。
乃絵美が必死に抵抗している間に、フィアッセが乃絵美以上の陵辱を受けていたからだった。
フィアッセ・・・?」
それは、乃絵美が知る可憐な13歳の少女ではなかった。
そこにいたのは、淫らな淫欲に溺れ尽くした・・・金髪の雌奴隷だった。
434 :
104:2001/05/18(金) 09:01 ID:???
続き
>>431-433
うー。リクエストがあったので、取りあえずインターミッション。
ごめん。今、仕事がすげー忙しいので・・・うう。
ネギ板HRスレがすごいことになってますね。注目中。
あと、
>>426 是非書いて下さい(w!
435 :
名無しさんだおー:2001/05/18(金) 12:08 ID:r.ZbgiBU
うぐっ、104氏は相変わらずハイクオリティーなものを……。
しかも焦らされてるし。
104さんご苦労様です。
いよいよフィアッセか…こんなに凄いものになるとは思ってもみませんでした。
次もがんばってください
437 :
426:2001/05/19(土) 18:48 ID:???
>>434 不特定多数へのリクエストのつもりが・・・。
ログを良く読めば、104さんも同じようなトラップに引っかかっているではないですか。
えー、では布教の意味もこめて、FLADYの『魔薬』でいってみようかと思います。
これは陵辱というより、食いまくりゲーですが(知名度のほうはどんなもんでしょうか)。
のろのろと書いてますのでもう少しお待ち下され。
懐かしいね……<魔薬
ひろゆきはエロゲオタで魔薬がお気に入りなんて
怪情報、エロゲ板で見たこともあったけど。(どんな情報だ)
>437
予備知識のないひとに、「けっこう萌えるかも」と思わせられれば成功ですな。
夏とはいえもう薄暗い時間。下校時刻をとうに過ぎた、無人に近い校内を、一人の少女が歩いていた。
すれ違う者もなく渡り廊下を通過し、三階へと階段を上っていく。窓から射し込んだ残光に、丁寧に肩で切りそろえられた黒髪が映える。健康的な太股がプリーツスカートの下からわずかに覗いた。
(遅くなっちゃった・・・先生、まだ残ってるかな)
ほっそりした手首を飾る腕時計の時刻は、全生徒、全教職員に退去を告げる鐘が鳴るまでの、わずかな余裕を示している。
少女の名前は五十嵐美奈。この私立星南大学付属高校の二年生で、成績は学年トップ。全国模試でも常に上位に入る秀才である。
さらに整った目鼻だちと、均整のとれた肢体とがそこに加わるのだが、男子生徒の間で、彼女の人気はさほど無い。
それは美奈の、自分の容姿をあまり意識しない、インテリ然とした生真面目な態度によるところが大きいのだろう。
茶髪や化粧、ピアスにルーズソックスといった、今時の女子高生らしい要素は、その身なりにひとつとして見られない。清潔感あふれる制服姿は、まさに一分のスキもない優等生といった感じだ。
「五十嵐さんてさー、化粧とかしないの? モトいーんだからマジしたほうが絶対イイって」
ある時、美奈とまったく対照的な格好の女生徒に、そう言われたことがある。しかし彼女は参考書から目を離しもせずに、
「成長期における化粧は、美容の面から言えば明らかにマイナスよ。それだけ肌の老化が早く進むから、結局成人後もずっと化粧に依存することになってしまうの。・・・わたしは、化粧なんて健康な素肌を維持する努力を怠ることへの、程度の低いごまかしでしかないと思っているから」
と、こういった台詞を返すようであるから、女子の中にも親しい友人と呼べるほどの者は一人しかいない。
ありていに言って、周囲からやや敬遠されているのである。
しかし、だからこそ、こんな時間まで校内に残っていても、その名目に『彼』の実験助手という肩書きを使っていても、誰にも不審に思われることはないし、さして詮索もされないのだった。
もっとも、今日の場合は図書委員長としての職務を全うしていたために遅くなったのであるが。
三階の化学実験室の隣。そこが校内に『彼』個人が与えられた研究室だ。
化学教師、高原修司。勤続三年目の二十五歳。偶然生成に成功した対女性用ヒト・フェロモン『魔薬』を使い、美奈を含む数人の女性をコマした悪人である。
学校側の彼に対する特別の待遇は生徒も知るところであり、その知的な容姿と、柔らかな人当たりもあって、女子の間でひそかに人気が高い。
しかしながら、休み時間に彼が女生徒に囲まれたりする、といったことは今までほとんどなかった。
やはり美奈と同様、相手に一歩踏み込むのをためらわせるような雰囲気を、彼が身にまとっているからだろうか。
ともあれ、それは今の美奈にとっては望ましいことなのである。
(やだ、ドキドキしてる・・・)
緊張で、胸の鼓動がすこし速くなっていた。それを押さえ込むかのように、美奈はカバンを胸元に強く抱きしめる。
自分の中に新たに芽生えた感情。彼に処女を散らされてから、次第に形を成したそれが何なのか、美奈自身にもしばらくわからなかった。
時に心地よく、時に不愉快な、容易には説明できない複雑な精神状態。
しかし最近、これはおそらく、一般的に恋愛感情と定義されるものなのではないか? そう思うようになっていた。
同時に、その可能性を反証してみてもいる。
快楽に流される言い訳に、恋や愛といった綺麗事を持ち出しているのではないか?
『魔薬』を持っていれば誰でもかまわないのではないか?
自問した。なんども、数え切れないくらいに。
(違う・・・と、思う)
彼はきっと、美奈をただ欲望を満たすためだけに利用しているのではない。
だいたい、このごろは『魔薬』をまったく使わずに身体を重ねているのだ。それもほんの数回でしかなく、真面目に実験を行うだけの日のほうが圧倒的に多い。
二人の関係の始まりは、たしかに異常なものだったけれども、今では会話や行動の端々から、彼の優しい気遣いを感じるようになっている。
美奈のいろいろな相談にも、彼は親身になって応じてくれた。
『魔薬』によって与えられる、原始的な喜びとはまったく別の心地よい感覚を、美奈はそこに見出すことができている。
肌を合わせなくても、暖かな何かが自分を満たしていく、そんな幸福感を。
(そうよ・・・だから)
だから昨日、思い切って、この想いを彼に打ち明けた。
まだ未整理なままの気持ちを、それでもなんとか伝えようと、たどたどしく、しかし一生懸命に言葉を重ねた。
今思い返すと、まったく赤面してしまうような内容。
(ううう、どんな顔して会えっていうのよ・・・)
足の運びが遅くなる。昨日、返事も聞かずに部屋を飛び出してしまったのが悔やまれた。
もっとも、なけなしの勇気をふりしぼった後、あの場にとどまるのは到底むりだったであろうけど。
442 :
ダヴー:2001/05/20(日) 21:31 ID:???
>>440-441
『魔薬SS:題未定』
とりあえず書いた分です。美奈純愛ルートってカンジで。
ゲーム本体がエロエロなので、濡れ場なしでいってみようかと。
主人公の名前はデフォルトで『漆丸』となっているのですが、変えさせて頂きました。
>>442ご苦労です。純愛系でも「魔薬」の存在がストーリーに
絡むのでしょうか? 期待しつつ待機。焦らず続けてください。
300落ち記念sage
新規投稿募集あげ。
美奈が自分自身に起きた変化に気付かされたのは、先日、いつものように妹のはずみにせがまれて、勉強を見てあげているときだった。
はずみは美奈の一学年下で、成績は中の上といったあたり。姉妹だけあり、顔立ちは美奈に似ているが、姉とくらべてやや柔和で、幼い印象を与える。洒落っけのない眼鏡をかけて、一見したところは地味目の外見だ。
彼女の飲み込みは決して悪くないので、美奈も教えるのに苦労はない。自分の復習がてら、妹の頼みをいつも快く引き受けている。
テーブルをはさみ、向かい合って勉強をしていると、はずみがふと思いついたように聞いてきた。
「ねぇお姉ちゃん、最近帰ってくるの遅いよね。何やってるの?」
はずみの問いに、美奈は数式を解く手を止めた。シャーペンをもてあそびながら、微塵の動揺も見せずに簡潔に答える。
「化学の高原先生に頼まれて、実験の手伝いをしてるのよ」
「ふーん。どんな実験してるの?」
「そうね・・・はずみに言っても、理解できないんじゃないかしら」
「うー、ひどいよそれ。どーせはずみはお姉ちゃんみたいに頭良くないもん」
はずみは、拗ねてみせるその表情にも愛嬌がある。自分にはとても出せないものだな、と美奈は思う。
「わたしのは努力の賜物。頭が良いっていうのは、高原先生みたいな人のことを言うの」
そう言ってノートに目を落とす。自覚は無かったが、声がわずかに軽く弾んでいた。
「・・・お姉ちゃんって、高原せんせいのこと、なんだか嬉しそうに話すんだね」
「えっ?」
顔を上げる。はずみはにこにこと笑いながら美奈を見ていた。
「かっこいいもんね、高原せんせい」
(かっこいい・・・?)
脳裏に浮かぶ、化学教師の線の細い顔。美奈の胸の奥で、微かに感情が揺れる。しかし彼女は、
「そう?」
口に出しては、ただそう答えた。はずみが意地の悪い笑みを浮かべる。
「ふふふ、お姉ちゃん知ってる? 高原せんせいって結構人気あるんだよー」
「はずみ! いいから黙って手を動かしなさい」
「はーい。えへへ、おこられちゃった」
小さな舌を唇から覗かせながら首をすくめて見せると、はずみは問題集に取りかかり始めた。
それから二時間後。湯気の充満する浴室で──
(・・・ふう、なんだっていうのかしら)
湯船に肩まで浸かりながら、美奈は物思いに沈んでいた。自分と彼との奇妙な関係について、再検討していたのである。
何故、自分は彼との関係を続けているのだろう。
(薬のせい・・・じゃないのはたしかね)
美奈の前に彼の助手をしていた少女。
(たしか、C組の・・・凪原さん、だっけ)
彼女が研究室に来なくなった訳は、容易に想像できる。そして、それは同時に、あの薬に習慣性が無いことの証左でもあるのだ。
嫌なら、会わないようにすればいいだけ。
では何故、自分は助手を続けているのだろう。
(実験が楽しい・・・っていうのも、あるわね)
しかし、当然それだけでは説明できない。
二人の、大事な手順をいくつも跳び越えて、いきなり最終段階から始まった関係。だけども、美奈はそれについてあまり抵抗は感じていない。その理由はいったいなんなのだろうか。
(そうね、あとは──)
ふいに、実験中に見た彼の横顔が思い浮かぶ。
普段生徒に見せる、教師としての顔とはまるで違う、子供のように無邪気な表情。
そして同時に、美奈は初めてそれを見たときの自分の気持ちも思い出す。
自分よりも優れた知性に対する、尊敬や感嘆の念もあっただろう。でも、あのとき感じた気持ちは、それだけではなかったはずだ。
美奈の中に、あのときの、胸を締めつけるような、切ない感覚がよみがえる。
これは・・・愛しさ、だろうか?
(やだ。それじゃあ、まるっきり恋煩いじゃない)
プライドが邪魔をして、美奈はその考えを認めきれない。
では、この胸の高鳴りをどう説明する?
頭がぼうっとする。考えがまとまらない。
(この感じ。これはやっぱり・・・恋、なの?)
それは単に、長風呂でのぼせているだけなのだったが、今の美奈にそれを確認する冷静な思考能力は残っていなかった。
彼女の入浴時間はすでに一時間近い。かなり危険な状態である。
「美奈ー、いつまで入ってるの。後がつかえてるんだから、早く出なさい」
脱衣所から、母──五十嵐節子(自称:三十九歳と四十二ヶ月)が呼びかける。当然、美奈の返事はない。
もう一度。今度も応答はない。節子は眉をひそめた。
「ちょっと美奈、アンタもしかしてまた・・・開けるわよ!」
勢いよくドアを開けた節子の目に入ったのは、口もと近くまで湯船に浸かり、ぐったりとした美奈の姿だった。いちおう目は開いているものの、それがなにも認識していないことは明白である。
「こら、美奈! アンタはまた・・・トイレや風呂で考え事するのはやめなさいって何度も言ったでしょっ!」
節子は大股で歩みより、ぺちぺちと美奈の頬を叩く。それから、開け放ったままのドアの方に振り返り、大声で呼びかけた。
「はずみー! ちょっと手伝って、はずみー!」
「どうした母さん?」
それに反応した父──五十嵐幸太郎(四十三歳、商社勤務)の声がリビングから近づいてくる。間髪入れず、
「お父さんは来ないで!」
「な、なんだね。そんな邪険にしなくても・・・」
節子の迫力に気圧され、幸太郎はリビングへすごすごと引き返していく。男一人、女三人の五十嵐家において、少数民族である彼はいろいろと肩身の狭い思いをしている。その背中に、なにやら哀愁が漂っていた。
・・・が、まあ、それはともかく。
「はずみー! さっさと来なさい!」
くり返し聞こえる母の怒声、ぱたぱたと響く妹の足音。
美奈の朦朧とした意識には、そんな音だけが入ってくる。
(ほんとに、騒がしい家・・・ゆっくり悩むことも・・・できやしないんだから・・・)
けれども、その騒がしさに不思議な心地よさを感じながら、美奈は湯船に沈んでいった。
450 :
ダヴー:2001/05/27(日) 15:16 ID:???
>>447-449
『魔薬SS:題未定』
続きです。
現在、CDドライブが壊れてゲームができないので、こっちを頑張ってみようかと。
意外とうかつな美奈たんマンセー
>>451 申し訳ない、ちっと最近仕事が忙しくて……
今日中には更新しておきます
いえいえ、ご無理なさらず。
忙しい時はここに「忙しいです」って書き込むぐらいでいいから。
>へたれSS書き氏
保管ご苦労様。マジでありがたいよ
ちゃんとオフライン版まで用意してあって入れたりつくせり。
…リンクが下の方にあるんで最初わからずにどう保存しようか悩んだのは俺だけ?
魔薬とはまた懐かしい…再インストして復習しないとキャラが判らん
age
のえみでガッツの続きを希望あげ
TOP20にあるとは思わなかったから一瞬倉庫逝きかと思ったよ
>>457に激しく同意。104氏カムバッ〜ク!
104さんも他の方も書いてくだされーネギ板の方モナ
乃絵美が、堂島の指戯に溺れかけていたつかの間、ノーマンは医療用手袋を填めた指に、鮮やかなピンクのペーストをねっとりとからめていた。
「・・・それは」
ノーマンの指で糸を引くそのペーストを察したフィアッセがびくっと震えた。
「それだけは・・・」
フィアッセは懇願するように首を振った。
ノーマンは嫌らしい笑みを浮かべたまま、むしろ更に力強くフィアッセの肩を抱き寄せる。
「お願いです・・・お願いですから・・・それだけは・・・」
巨漢の中年は聞く耳を持たずに、すがりつく歌姫の胸元を大きく開いた。
「ひっ」
フィアッセがよろけた方向に、いくつもの琥珀のボタンが飛んだ。
胸元を彩るボタンが引きちぎられると同時に、フィアッセの小振りな乳房が露わになってしまう。
「ああっ」
慌てて胸元を隠そうとするが、ノーマンの怪力がそれを許さない。
小降りとは言っても、今の乃絵美と遜色のないほどの大きさの乳房。
だが、5年後、10年後には、どんな男性も振り向かせるであろう豊かなバストが保証されたそのふくらみも、まだ未成熟な硬さをもった、これから柔らかさを帯びようとしている蕾だった。
「許して・・・許してください」
前を押さえながら、首輪についた鎖に揺られて翻弄されるフィアッセ。
そのスカートの断裂からちらちらと覗くフリルのついたレースのショーツが、余計にノーマンの劣情を誘ってしまう。
「ぐふふ・・・」
英国上院議員であり、学園の理事長をも兼任する男が、その聖職の裏に潜んだ邪悪な笑みを漏らす。
「脱げ」
そう言うと、ノーマンは腕に力を込めて、鎖を引き上げた。
「きゃうっ」
鎖は、その終端に結わえられた首輪ごと、13歳の小柄な歌姫をも中空へと導く。
「ひぎっ・・・んっ・・・」
鎖が気管を圧迫する。
小柄な身体に蓄えられた僅かな酸素が、急速に失われていく。
「はひっ・・・ひっ・・・ひっ・・・」
前を隠すことすら忘れ、必死で首輪を掴む。
けれど、獰猛な大型犬すらつなぎ止めるその首輪は、フィアッセの非力な両腕では決して解けない代物だった。
「早く脱げ」
ショーツに目をやりながら、なおも非常に締め上げる。
「はっ・・・はひっ・・・ひっ・・・」
フィアッセは、首から上を真っ赤に染めながら、残された力を振り絞ってショーツに手をかけた。
「ひっ・・・ひっ・・・はひっ・・・」
その間にも、何度と無く意識が遠くなりかける。
気が急いているせいかうまく脱げないショーツを、もどかしそうに丸めて、くるくると下ろした。
「よし」
膝より若干手前まで下ろしたところで、ノーマンが鎖がつま先がつくところまで下ろした。
「ふぅっ・・・!」
全体重をつま先に乗せながら、深く息を吸い込んだ。
それと同時に、ノーマンの手袋を填めたほうの手が、むき出しになったフィアッセのスリットへと伸びる。
外気に晒された13歳のスリットは、綺麗な一本の縦線。
縦線を、まだ産毛のような生えそろわない恥毛が囲んでいた。
そこをかき分けて、ノーマンの指が押し込められる。
「ひっ・・・」
つま先が震える。
ノーマンの指に絡んだペーストが、スリットの奥をえぐるように、ねっとりと奥へ奥へ浸食する。
「いや・・・あ・・・」
フィアッセの目に涙が浮かんだ。
先刻の首輪吊りでの酸欠のせいだけではない。
その目には、これから起こることへの恐怖がはっきりと浮かんでいるのだ。
「ひ・・・いやぁ・・・」
肩から、更に膝までもが、ガタガタと音を立てるように震え出す。
「いや・・・いや・・・ひ、ひぃっ」
突然、フィアッセの肩が大きく揺れる。
「だめ・・・だめ・・・あぁ・・・来ちゃうぅ・・・らめぇ・・・」
小刻みに震えていた膝の動きが、内股を擦りあげるようなもどかしげな動きへと変わっていく。
「・・・んふ・・・はぁっ」
そして、漏れた吐息は・・・13歳という幼い年齢からは想像もつかない程の、甘い情欲の吐息だった。
「ふぅ・・・あふぅ・・・」
フィアッセは、その吐息を聞いた者を身体の芯からとろかすような甘い声を漏らしながら、ノーマンを見上げた。
その瞳は、恐怖に凍り付いていた先刻のものではなく、じっとりと潤んでノーマンを求めている。
「ぐふふ。どうして欲しい?」
ノーマンは首輪から手を離し、フィアッセの顎を指でしゃくりあげて問う。
「ん・・・」
戸惑い。
羞恥。
それらが、悦楽を求めてとろりととろけた瞳の中に交錯する。
「・・・欲しい・・・の・・・」
快楽が、均衡する葛藤を崩した。
「んー・・・聞こえんぞ」
言いながら、フィアッセの鼻頭を舐める。
「欲しい・・・んれ・・・すぅ・・・お願いぃ・・・」
ためらいながら、震える手がノーマンの下半身をまさぐる。
まるで、先刻自らのショーツを下ろしたときと同じように、おぼつかない手つきでジッパーを下ろし始めていた。
「ははは・・・いやらしい娘だ」
笑うノーマン自身も、フィアッセに導かれるまでもなく、硬くそそり立っていた。
「ああ・・・」
フィアッセが、うっとりした表情でノーマンのものに舌を這わせる。
「んはぁ・・・おいし・・・」
甘露にありついたかのように、恍惚とした表情のまま、更に喉の奥まで突き立てんばかりに頬張り、ノーマンの陰茎を挿入可能なほどに濡らしていった。
「はぁ・・・いいぞ・・・」
愛おしさを感じるほどの愛撫に、思わずノーマンも声を漏らしてしまう。
「ぷはぁ・・・」
フィアッセが陰茎を離したときには、フィアッセの唾液でたっぷりに濡れていた。
フィアッセは、手慣れた手つきで、ノーマンの背広のポケットから淡いピンクのコンドームを取り出し、ノーマン自身をくるんでいく。
「ふん・・・さあ、いつものように、おねだりするんだ」
ノーマンは、ネクタイをゆるめながら、フィアッセに命じる。
(いつものように・・・)
乃絵美は、フィアッセがノーマンに幾度となく抱かれていることを、今更のように実感する。
(だから・・・あんなにいやらしく・・・)
乱れてしまうのだろうか。
そう思ってしまう。
それは、自分が堂島に抱かれているときに、絶えず想像する恐ろしい未来と等しかった。
堂島に抱かれ、自我を失い、快楽に溺れてしまういやらしい乃絵美。
今、目の前で繰り広げられているフィアッセの痴態は、その恐怖と等しい堕ち方のように思えた。
乃絵美が、おぞましさに眉をひそめかけたとき、ためらっていたフィアッセがようやく動いた。
少女自身の分泌する陰汁と混ざりあってピンク色になったいやらしい液体が、ぴったりとつけても隙間のできる細く華麗な太股を伝って、一条の筋を作っていた。
「ん・・・」
もはや自我の光を失ってどんよりとした瞳のフィアッセは、ためらいながらテーブルに上半身を預ける。
それは、尻をつきだした犬のような格好だった。
「はひぃ・・・」
破れたスカートをたくし上げて、フィアッセの両腕が白磁の双丘のような臀部へと伸びる。
「お願・・・お願ひ・・・れすぅ・・・はぅ・・・」
伸びた腕が、ふとももの付け根から更に奥へ。
「欲し・・・ひのぉっ・・・おちんちん・・・おちんちん・・・ちょぉだぁひいぃぃ・・・」
数々の楽器を奏でる可憐な指が、まだ生えそろわない恥毛ごと大陰唇を広げる。
どろり
と、陰汁がこぼれ出しながら、陰唇の奥の入り口がひくひくとノーマンを誘った。
ノーマンの、20センチを越える巨根が、フィアッセの膣内へと埋まっていく。
「ふあぁ・・・おぉぉぉ・・・っひぁぁ・・・」
フィアッセであった肉塊が、身震いしながら、歓喜の表情でノーマンを受け入れていた。
幼いフィアッセの肉壺が、ノーマンのサイズを受け入れることに無理があることは明らかで、めりめりと音が聞こえてきそうなほどに、周囲の淫肉を巻き込んで埋まっていくのだけど、フィアッセ自身はその苦痛すらも耐え難い快楽であるかのように、悶え狂っていた。
「はぁぁ・・・うれしい・・・いっぱい・・・おチンポぉいっぱぁいぃ・・・」
歌姫の美しいソプラノが、淫声をあげる。
こんなにもきつく抽出も困難な結合なのに、フィアッセは早くも腰を使い始めていた。
「フィアッセ・・・」
堂島の腕に抱かれた乃絵美が、もう一度少女の名を呟いた。
ほんの数分。
堂島の指戯に溺れかけた数分前のこと。
そのときは、確かに・・・あの聡明な少女は、乃絵美の前にいたのだ。
けれど、乃絵美が目を離し、再び気がついたときには、あの可憐な少女はこの地上には存在しなくなっていた。
そこにいるのは、一匹の雌奴隷。
男のモノに飢えて、どん欲に快楽を貪るけだものだった。
「ああ・・・どうして・・・」
乃絵美は、まだ気づいていない。
ノーマン自身が触れることすら畏れ、手袋にコンドームまでつけて触れることを防いでいる謎のペーストのことを。
今の乃絵美は、ただ堂島の腕に抱かれながら、変貌してしまった少女の行為に釘付けになるしかないのだった。
465 :
104:2001/06/07(木) 07:49 ID:???
続き
>>460-464
リクエストにつき、続き書いてみましたです。
このまま魔薬SS読者としてひっそり隠居しようと思ってたのにー(笑
魔薬SSも続きよろしくー♪
>>465 104様、お久しぶりの光臨ですな。
朝から濃いエロごっつぁんです。このペーストが次回乃絵美に、て展開
ですよね、ね、ね。乱れっぷりが楽しみだなあ。
104氏、相変わらずスゴイですね。
この調子でドンドンいっちゃってください!
>このまま魔薬SS読者としてひっそり隠居しようと思ってたのにー(笑
神が許してもこのスレの住民が許さんでしょう(w
これからもがんばってください
ノーマンってなんのゲームのキャラなの?
470 :
457:2001/06/08(金) 06:57 ID:???
104さまへ
おつかれ〜
堪能堪能♪ なるべく時間を作って続きをがんばって欲しいが
無理は言えないよな〜
でも かなりの住人がたのしみにしてるのもたしか!(たぶん)
(お母さんも、あんなに怒らなくたっていいのに・・・)
浴槽から救助され、ようやく落ち着いて部屋に戻ったのがつい先ほど。
ベッドに座り、痛む頭をさすりながら、パジャマ姿の美奈はまだ考えていた。
とりあえず、ひとつわかったことがある。
自分の気持ち。これはもう明白だ。認めるしかない。
どう呼称するかはともかく、自分の内にある彼への好意が、大きなものになっているのは間違いないだろう。
(でも・・・)
なら自分は、これから具体的にどうしたいのだろうか。どうすれば良いのだろうか。
それに、彼のほうは美奈のことをどう思っているのだろうか。
しかしながら、これらが容易に解答の得られる問題ではないことも、美奈にはなんとなく分かっていた。
参考書など役に立たないし、以前はずみから借りて読んだ少女漫画や恋愛小説で得た知識では心許ない。
見聞きするよりも、実践がものをいう分野であるのは明白だと思われたからである。
考えるほどに、どうも、美奈個人の情報量では結論など出そうにないことがわかる。
(一人で考えていても、きりがないかもしれないわね・・・)
では、自分自身に起きた変化について、信頼できる人物に相談してみる、というのはどうだろうか。
美奈の思考はそこに行きつく。
(・・・お母さんに相談してみようかな)
美奈の両親の馴れ初めは、母から父への告白だったと聞いていた。大きな期待はできないが、なにかしら得るところはあるのではないだろうか。
時計を見る。十二時四十分。まだ母は起きているだろう。
(うん、じゃあ早速──)
そこまで考えて腰を浮かしかけたところで、幸運にも、美奈はその行為の危険性に気付くことが出来た。
母、節子が大変な噂好きであることに思い至ったのである。
そのままベッドに座りなおし、クッションを手繰りよせ、想像する。
(もし、お母さんに話したら・・・)
おそらく、翌日には近所の魚屋か八百屋あたりで──
「そーなのよ、美奈ったら好きな男ができたんですって。ホント、そーいうのに縁ないんじゃないかと思って、あたしも心配してたのよー! え、うん。相手の男に関しては口割らなかったんだけどもね」
「まあ、美奈ちゃんもそーいうお年頃ですものねえ。ほほほ」
「ほんと、若いっていいわねえ。ほほほ」
──などと、娘の恋愛相談を肴にして、盛り上がる井戸端会議の様子が目に浮かぶようだ。
(言えない・・・! 絶っっ対に言えないわ・・・・・・!)
美奈はクッションを抱えて、ぶんぶんと首を振った。想像しただけでこれほど恥ずかしいのでは、現実になったらもう外を歩けない。そして後から母に抗議しても、しれっとした顔で聞き流されるのがオチだろう。そういう人なのである。
母はダメだ。では、誰に相談すべきだろうか?
美奈は熟考した。
母を除外すれば、機密保持とアドバイスの有用性の二点から、対象は一人に絞りこまれる。
(・・・大丈夫かしら?)
その女性も、いろいろと美奈の不安をあおってやまない人物ではある。
ともあれ、他に適格者がいないのだから仕方がない。少なくとも、口の堅さは信用できるのだ。
(とにかく、明日だわ・・・)
美奈は目覚ましをセットすると、電気を消してごそごそとベッドにもぐり込んだ。
頭を切り替え、明日の弁当のおかずについてなど考えながら、目を閉じる。
たちまち、瞼の裏に彼の顔が浮かび上がった。胸の鼓動が早まり始める。
(考えない、考えない・・・!)
眉根を寄せて、美奈は寝返りを打つ。
なかなか寝付けそうには、なかった。
473 :
ダヴー:2001/06/09(土) 14:38 ID:bmB5ep6g
>>471-472
『魔薬SS:題未定』→『美奈の恋愛研究日誌』
なんのひねりもありませんが、タイトル決定しました。
とりあえず、最後までの筋はだいたい考えましたので、少しずつ書いていこうと思います。
気を抜くとギャグに走ってしまいそうになるので、ちゃんと純愛になっているのかスゲエ不安なのですが。
しかし、104さんの投稿があるとスレが活気付きますね。自分も精進しますです。ハイ。
魔薬SS、面白かったんだけど元のゲームがわかんない・・・。
検索しても出てこないし。
昔のゲームなんですか?
「ひぃっ!・・・あひっ・・・あひあひぃ・・・・っ! 」
抽出の都度に、フィアッセは歓喜に震え、淫声をあげた。
ぷちゅっ、ちゅぶっ・・・
挿入して数分と経たないうちに、結合部からも淫らな水音がし始めている。
「あはぁ・・・あはぁあ、あふうぅぅっ・・・」
たっぷりと脂ののった中年の腰が、まだ骨盤の発達しきっていない13歳の恥丘と激しくぶつかり合う。
「ひっ・・・くはぁぁぁっ・・・も、もっとぉ・・・っ!! 」
それを力任せに引き抜き、また力ずくで押し込むのだから、乃絵美の位置からもはっきり見てとれるほどに、陰唇がめくりあがり、それが閉じきる前にまた陰茎を巻き込んで押し込んでいく。
痛々しいほどなのに、フィアッセの顔に浮かぶ表情は歓喜そのもの。
むしろ、半ば白目をむきかけているほどに悶えている。
(あんなに・・・)
乃絵美の淫裂が、かすかに濡れた。
自分がまだ怖い夢を見ては兄のベットに潜り込み、一緒に寝ていた歳の少女の乱れた姿に、ほんの少し身体が疼く。
絶頂に達しかけて、ぎりぎりのところでとどめられたスリットが、目の前で乱れる少女と同じ快楽を求めている。
(いや・・・あんな風になりたく・・・ないっ)
理性では、そう拒んでみせても、火照ったままの身体は、再びじっとりと湿り始めているのだった。
「ふぅぁはぁぁっ・・・イっ・・・イくっ・・・あぅ・・・あおぉぉぉ・・・」
フィアッセの小さな子宮が、少女の手首ほどの陰茎をくわえ込んで離さないほどに締め付ける。
「うっ・・・むぅ・・・」
思わず、ノーマンも唸る。
外遊と称し、諸外国でローティーンの少女を買いあさっている英国上院議員も、これほどに淫らな少女には出会ったことはない。
「はぐっ・・・あぁぁぁぁ!!! あつっ、熱いひぃぃ・・・あつ・・・いれすぅぅ・・・あおぉぉ・・・!!」
軽い絶頂を迎えたにも関わらず、それ以上の快楽を貪ろうとフィアッセの腰は、ノーマンをくわえて離さない。
薬の力だけではない。
フィアッセをここまで乱れさせているのは、ノーマンのフィアッセに対する淫靡な情熱を傾けた調教の日々によるものだ。
中東生まれにして、英国で最も偉大な歌姫と言われたティオレと、新進気鋭の議員アルバート・クリステラの一人娘。
裸一貫から上院議員まではい上がってきた男が、高貴な血筋を貶めているという愉悦も、ノーマンの快楽に一味加えている。
「おっ・・・おねが、おれが、ぃひぃ〜〜〜・・・もっと・・・もっと・・・シてぇぇ・・・」
息も絶え絶えなのに、叫ぶようにフィアッセはノーマンを求める。
しかし、堂島よりも更に一回り高齢のノーマンにとって、これ以上はむしろ身体に毒だった。
加えて、激しく求めて入り口を絞り締め付けてくる快楽にこれ以上耐えられそうにない。
「ふぅ・・・ふぅ・・・」
ノーマンは、抽出の速度を緩めながら、射精のタイミングを伺う。
「へぁうぅっ・・・ぁひぃぃっ、オマンコぉ・・・オマンコきもちいひぃぃ・・・」
フィアッセは、またも軽い絶頂を迎えたらしく、ぐったりとして呟くように淫声を漏らしていた。
激しい行為に、いつしかすっかりはだけた白いドレスをはぎ取って投げ捨てると、華奢な腰元だけでなく、すらりと伸びた白い背中が露わになった。
「あお・・・あおぉぉぉ・・・」
絶頂の余韻に酔いしれるフィアッセの背中に微かな黒い突起が見えた。
よく見ると、それは生えかけの翼であることが判る。
AS−30。
または、ルシファーの翼と呼ばれる黒いフィン。
高機能性遺伝子障害Pケース種別XXXという特殊能力をもった少女は、本来であれば、その強大な念動力をもって巨漢の男をなぎ払って逃げることも可能だった。
しかし、その力も、膣内に塗り込まれたピンクのペーストの力で、どれだけ念じても発動することはかなわない。
少女の本能が必死に逃れようとフィンを発動し、薬で押さえ込まれた結果が、背中から僅かに覗く小さな翼だった。
「んあぁ・・・んぎぃ・・・あおぉぉ・・・」
ノーマンが、黒い翼を指でなぞっている間にも、フィアッセの軽い絶頂は続く。
細かな連続した絶頂の後に待っているもの。
それは、乃絵美と同じ大きく真っ白な絶頂感だった。
黒い翼に深い劣等感を持つフィアッセは、全てを真っ白な世界へ誘うその絶頂感への誘惑を拒むことはできない。
淫欲に溺れることでたどり着く、全てを白くしてしまう快楽の果てにある感覚。
そんなコンプレックスが、フィアッセをここまで淫らに変えてしまう原因であることは、少女自身理解するには至っていない。
全ては薬のせいだと信じているのだから。
「ひあっ」
机に突っ伏して四つん這いのフィアッセを、持ち上げる。
結合したまま、少女の無毛の両脇を抱えて持ち上げるのだから、両腕と陰茎に少女の全体中がかかる。
並んで立ったとしても、ノーマンのみぞおち程度までしか身長のない小柄なフィアッセは、結合したまま起きあがらせられると、足がつくはずもない。
「あがぁ・・ひぎ・・・ささってるぅ・・・イく・・・こんなに深くささったらぁ・・・また・・・イっちゃうぅぅ・・・っ」
口元から垂れた涎すら拭うことを忘れて、フィアッセは快楽に溺れる。
全体中が子宮に乗せられるこの体位は、本来余程慎重にしなければ、女性自身に強い圧迫感と苦痛をもたらすものだ。
なのに、慎重とは言い難い乱暴なノーマンの動きに、フィアッセはうっとりと酔いしれる。
裸のフィアッセを見せつけるように、結合したままのノーマンが、ゆっくりと堂島のほうへと向かってくる。
「あぐぅぅ、あはあぁぁ・・・ゃだぁ・・・歩いたりしたらぁ・・・もっとぉ・・・感じちゃうぅ・・・」
びくびくと悦楽に震えるフィアッセを気にすることなく、さらに足を進める。
「ふぅ・・・堂島サン・・・あなたの雌奴隷を少し借りて宜しいかな?」
息を切らせながら、ノーマンは堂島の前に立つ。
ノーマンの視線で、堂島は全てを察した。
「ええ。いいでしょう・・・ヒヒ」
堂島は、そういうと腕の中の乃絵美をノーマンの前に出した。
「えっ・・・そ、そんな・・・!?」
突然の出来事に、乃絵美は驚く。
そして、制服のスカートの下に隠れて淫らな滴を垂らし始めていることを見透かされたような感覚に陥って、頬を染めた。
「あの・・・その・・・」
困惑する乃絵美の眼前に、フィアッセのめくれあがった陰裂が突きつけられる。
「さあ。舐めなさい」
ノーマンは、フィアッセを犯すときと同じ笑みを浮かべて命じた。
結合部をぬらぬらと濡らす陰汁は、薄いピンクに染まっている。
それは、ノーマンの陰茎を覆うコンドームの色だけでなく、フィアッセを狂わせている悪魔の薬の色なのだが、塗り込めているときを見逃した乃絵美には、それに気づく由もなかった。
「あおぉぉ・・・舐めてぇ・・・乃絵美ぃ・・・フィアッセのぉぉ・・・オマンコぉ・・・舐めてぇぇぇ・・・」
言いながら、フィアッセの腰が動く。
眼前に突きつけられると、余計にはっきりとわかる。
この腰の動きがフィアッセの意志によることが。
「舐めてぇ・・・お願ぁいひぃぃ・・・」
吹き出した陰液が乃絵美の頬にかかった。
淫らな歌姫の懇願に、乃絵美はどうして良いか判らず、ただ立ちすくむのだった・・・
479 :
104:2001/06/10(日) 04:06 ID:vqRytwqA
続き
>>475-478
半日程暇が出来たので、すかさず続きを書いてみたり。
ブレッド・ノーマンはとらハ3で、主人公の父が爆死するときフィアッセの父親と
一緒にいた議員のリーダーで、市街地を一緒に行動してたのに、爆破には巻き
込まれなかったということで、黒幕扱いしてみました。
その後の13歳フィアッセの「私のせいで・・・」ってあたりとからめて、
勝手に妄想とゆーことで。
>>473 おおー。続きですねー。嬉しいです。
481 :
ダヴー:2001/06/10(日) 20:54 ID:rYotkEkk
>>474 ありがとうございます。
このSS自体、『魔薬』の布教が目的ですので、興味をもってもらえるととても嬉しいです。
>>480氏がレビューページ集を上げてくださっていますので、あと自分なりに簡単にまとめるとこんなカンジ。
先にあやまっときます。うざかったらすみません。
『魔薬』 発売日:1998/6/26 ブランド:FLADY(VA系列) ジャンル:AVG(ほとんどデジタルノベル)
音声:有り アニメ:無し CG・音楽モード:共にあり
処女描写:あいまい 寝取られ:無し HR:無し
概要:私立高校の化学教師である主人公が、偶然生成した女性を強制発情させるクスリ『魔薬』を使い、
女教師や女生徒などをつぎつぎとヤっていくゲーム。メインキャラは11人。
ゲーム性は皆無と言ってよいが、「抜きゲーの佳作」「ゲーム自体が回想モード」など、エロ方面への特化ぶりが一部で高い評価を得た。
しかしながら、同日発売にアイル『陵辱〜好きですか?〜』、クラウド『狂*師〜ねらわれた征服〜』、
エルフ『下級生(Windows95版)』などがあり、本数的にはふるわなかった。
同ブランドは1999年中頃に新作『←・→』を発表するが、2000年春前後から情報が停止、現在は開発凍結状態にある。
このゲーム。キャラの種類(優等生、女教師、人妻、義妹、etc・・・)は豊富ですが、
その掘り下げは浅く、キャラ自体より肩書きに興奮するといったカンジです(萌え要素は脳内補完)。
ですから、過去にプレイした方もほとんど、「美奈」と言われても誰のことやらわからないと思います。
そこで
>>426で書いたように、キャラをできるだけ魅力的に描写して、ゲームとの差を出せればと考えています。
11人の中から美奈を選んだのは、話が広げやすそうだったのと・・・えー、自分のツボにはいったからです(笑
長文失礼しました。続き頑張りまーす。
むぐー、魔薬SSもなかなか。
104氏は相変わらずスゲエです。
もうこのスレの看板作家ですな。
感服です、はい。
週末に のえみでガッツの更新があることを希望age
104氏の都合もあるだろうし、催促するよりマターリと待とうじゃないか
うむ。すごく間が開いた時「忙しい」報告と、
二度と更新できないと思った時だけ報告もらえればそれだけで充分。
前、ものすごい空待ちスレッド見たことがあるので……(笑
sageでも書きこみがあれば倉庫逝くことはないよね?
どんなに下がってても作家諸氏は書きこんでくれるからマターリ待つのが良いと俺も思う
保管サイトも更新されてるね。重宝してます。ご苦労様。
487 :
名無したちの午後:2001/06/16(土) 11:01 ID:ZHURguPo
コミケ前だし、忙しかろう。(笑
すまん...sage忘れた。
「フィアッセ・・・だめだよ・・・」
乃絵美は、頭を振る。
その鼻先数センチのところで、13歳のスリットが淫靡に開き、それをさらにこじ開けるようにノーマンのものが突き刺さっている。
「あぉぉ・・・乃絵美ぃ・・・のぇ・・乃絵美ぃぃ・・・」
フィアッセは、ノーマンの陰茎を味わうかのように、自ら腰を動かす。
「はひっ・・・あふぅ・・・気持ちぃ・・・いいひぃぃぃ・・・」
乃絵美の言葉は、届かない。
「やだよ・・・こんな・・・こんなフィアッセ・・・見たくない・・・」
目頭が熱くなる。
ここにいるのは、一匹の淫獣。
ただ、快楽を貪るだけの雌。
その根元とも言える結合部に触れることが、乃絵美にはとても汚らわしいことのように思えてしまう。
「私・・・できません」
大きな瞳に涙を溜めて、もう一度首を横に振った。
「なんだと・・・」
いいかけたノーマンを堂島が制する。
「乃絵美」
そして、後ろから抱きすくめるように乃絵美に寄り添うと、両腕で乃絵美の首を掴んだ。
「きゃっ」
堂島の腕は、乃絵美の顔を再びフィアッセとノーマンの結合部まで持っていく。
「っ・・・」
乃絵美には、ひくひくと蠢く結合部が、まるで別の生き物のように見えた。
「いいかい。この子は・・・このままじゃ、おかしくなってしまう」
堂島が諭す。
「乃絵美が、愛撫してあげないと・・・判るね」
言い終わらないうちにも、フィアッセの陰唇からは、ねっとりとした淫汁が噴き出す。
ノーマンは、最後の仕上げにかかるかのように、フィアッセの両脇を掴むと、身体全体を上下させて抽出を始めた。
「あひぃぃっ・・・おれがいひぃぃ・・・らめてぇぇ・・・舐め・・・なめてぇへぇぇ・・・あぁ・・・」
口元から垂れた涎が糸を引いて胸元にこぼれ落ちた。
「フィアッセが・・・」
乃絵美は、フィアッセの虚ろな表情を見上げる。
上を向いていないと、涙がこぼれてしまいそうだった。
見上げると、涙の代わりにフィアッセの淫汁と涎が降り注ぐ。
「フィアッセが・・・望むのなら・・・」
覚悟を決めて、乃絵美はフィアッセのスリットに唇を寄せた。
甘い匂い。
不思議な甘い匂いが、フィアッセ自身の淫汁の匂いと混ざり合って、淫靡な香りを発している。
くちゅ・・・
閉じた唇にも、それが流れ込んできた。
「んっ・・・」
思わず、離れてしまう。
「だめだよ。乃絵美・・・舌で愛撫してあげないと」
堂島は、乃絵美の肩に手を回して、優しく言う。
(そうなの?・・・フィアッセ)
おそるおそる、乃絵美は舌をはわせる。
「んはぁ・・・乃絵美ぃ・・・」
乃絵美の舌を感じて、フィアッセが歓喜の声をあげた。
(そんなに・・・気持ちいいんだ・・・)
思えば、乃絵美は一度として、堂島に口で愛撫されたことがない。
柔らかい唇で、なめらかな舌で、ねっとりと愛撫されたら・・・
(気持ち・・・いいのかも・・・)
思わず、想像してしまう。
「うまいぞ・・・乃絵美」
堂島の言葉に、はっと我に返る。
乃絵美自身、気づかないうちに、ノーマンの陰茎と、フィアッセの陰唇を往復するように、舌をはわせていた。
「嬉しっ・・・ひぃぃ・・・乃絵美ぃ・・・いいのぉほぉぉぉ・・・」
フィアッセも、先刻以上にますます激しく乱れていた。
(舐めただけで、そんなに気持ちいいなら・・・これなら・・・)
結合部の根本・・・幼い肉襞に覆われた陰核へ、舌を這わせていく。
乃絵美の舌が、螺旋を描いていやらしい肉襞に覆われてわずかだけ覗いているクリトリスを剥いていく。
「あひひぃぃっ・・・そこぉっ・・・いいのぉぉっ」
ひときわ激しく、フィアッセが叫ぶ。
(やっぱり・・・)
乃絵美は、更に陰唇を甘噛みする。
「いぃひっ・・・あおぉぉ・・・うっっ」
フィアッセの絶叫を愉しむように、またクリトリスを剥きだしにして、ねぶるように愛撫する。
「あふっ・・・あふあふっ・・・もう・・・もうらめぇぇぇっ・・・」
乃絵美は、唇だけで陰核を挟むと、吸い込むように愛撫した。
フィアッセの絶叫に呼応するように、ノーマンも呻く。
「締まるっ・・・うっ・・・出る・・・」
二人の身体が動きを止める。
刹那の痙攣。
吹き出すピンクの液体が、乃絵美に降りかかる。
あれほど汚らわしく思えたのに、それは・・・とても心地よいもののように思えていた。
(甘い・・・フィアッセの・・・)
口中に溶けだしたピンクの液体は、どろりと乃絵美の喉へと流れていく。
(あ・・・飲んじゃった・・・)
ぼんやりと結合部を眺めていた乃絵美が、口元をぬぐう頃、余韻に浸っていたノーマンとフィアッセも、ようやく身体を引き離そうとしていた。
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
少女を持ち上げて両腕だけで支える強引な結合を試みただけに、ノーマンは全身が汗にまみれ、息もあがっていた。
「フィアッセ・・・」
荒れた呼吸を整えながら、ぐったりとテーブルに横たわる少女の髪をすくって、頬を撫でた。
「最高だよ・・・」
撫でた頬を愛おしむように、軽くキスすると、ノーマンは乱れた服を整える。
「ふぅ・・・それじゃ、お先に」
堂島に軽く挨拶すると、ノーマンは理事長室を出ていった。
しばしの静寂。
そこには、まだ余韻に浸ったまま、ぐったりとしたフィアッセの荒い息だけが響く。
「あの・・・フィアッセは・・・?」
取り残されたフィアッセ。
ぐったりと横になっているけれど、起きあがれば逃げることだってできるに違いない。
なのに、ノーマンも、堂島も、少女には警戒する様子もないのだ。
「そうだな・・・乃絵美が、部屋まで連れていきなさい」
堂島が、興味なさげに言う。
「部屋・・・?」
思わず、聞き返す。
「ああ。右が後者に出る出口で、左の奥にある扉があるだろう・・・そこからフィアッセの部屋に行ける」
そう言うと、堂島は時計を見た。
「もう、そろそろ時間か・・・」
窓の無い理事長室で、きづかなかったが、時刻は既に7時を回っている。
もう下校時間を大きく過ぎた頃だった。
「乃絵美も、そろそろ帰りなさい」
肩に回した手を離すと、堂島も着衣の乱れを整えた。
(ようやく・・・帰られるんだ・・・)
とても、長い一日だったような気がした。
(すごく・・・疲れてる)
手が痺れ、少し震えている。
足腰はようやく歩行に耐えうるほどに回復したもの、ふらふらだった。
朝から、バイブレーターを挿入されて、一日中責められていたのだ。
身も心も疲弊しきって当然だった。
(帰ろう・・・帰って、お風呂に入って・・・)
そう考えたときだった。
どくんっ
(えっ・・・)
どくんっ
身体の芯から、熱く激しい脈動があった。
「な・・・に・・・?」
あまりのことに、思わず疑念が、口から漏れた。
「どうした?」
堂島も乃絵美の様子に気づいて、振り向く。
「あ・・・あ・・・」
背筋に激しい電流が流れたような衝撃。
それが、背筋を通じて、骨盤へと流れ、陰裂に流れ込んだ。
「ひっ・・・やだっ・・・何・・・?」
乃絵美は、突然のことに恐怖してしまう。
それは、フィアッセを狂わせていた液体・・・ピンクのペーストの効果だった。
フィアッセの陰汁に溶けだしたそれは、愛撫した乃絵美の唇からのどの奥、そして臓腑へと流れ込んでいたのだ。
「あ・・・あ・・・」
立ちすくんで、呆然している乃絵美。
心配するかのように、堂島が抱き寄せると、
「ひあっ」
それだけで、全身が充血した性器のように、激しい刺激にさらされてしまった。
抱き寄せられて、腕の中で軽い痙攣。
(イっちゃ・・・た・・・)
ただ抱き寄せられただけで。
激しく淫靡な刺激に悦んでいる自分に戸惑う。
(私・・・どうしちゃったの・・・?)
そんな乃絵美のスカートの奥から、新たな陰汁の雫が一条の筋を作ってしたたり落ちる様子を見つめる潤んだ瞳があった。
フィアッセ・クリステラ。
つい数分前に乃絵美の愛撫とノーマンの責めで達して、気を失っていた少女だ。
少女は、ぼんやりとしたなかに、確かな意志の光を取り戻しつつあるかのようだった。
「乃絵・・・美・・・」
膣内に残されたコンドームを引き抜くと、金髪の美少女は、ふらふらと二人の元へ歩み寄っていった。
495 :
104:2001/06/16(土) 17:37 ID:Se/bR2kM
プリマヴェの強制公開出産SSを待ちつつ続き
>>489-494
4月頃の長い風邪のせいで仕事貯まってはいるのだけど、書けないほどではないので、
リクエストに応じてみたり。
しかし、全体の構成考えてるわけじゃなく、毎回行き当たりばったりなので、
週刊漫画連載のようなデタラメな構成になりつつ・・・読んでくれてる人に感謝でス。
496 :
104:2001/06/16(土) 17:40 ID:Se/bR2kM
コミケは・・・うう。
何もする暇無いし、乃絵美でガッツでも文庫化するとか?(笑)
>何もする暇無いし、乃絵美でガッツでも文庫化するとか?(笑)
力のほどは分かってるから、ちゃんとしたお話に再構築してくれれば
買うぞよ、マジで。
ああ、買うな。間違い無く買うな(w
このくらいの高レベルなら、絵描きを名乗り出る人がおらんかのう(笑)
「どうした・・・?」
堂島の心配そうな声が、朦朧とした乃絵美の耳に虚ろに響く。
そして、ゆっくりと意識が戻る。
(抱かれただけで・・・イっちゃったなんて・・・)
言えない。
恥ずかしさで、耳まで赤くなる。
しかも、まだペーストのせいで、全身が性器のように敏感になったままだ。
「一日中だったからな・・・疲れたか」
心配をして身体を揺する堂島の動きだけで、思わず声が漏れそうになってしまう。
「いえ・・・」
首を振る。
そんな軽い仕草でも、ふいに堂島自身の、男の匂いが鼻腔をくすぐる。
それだけのことで、秘裂が熱く火照るのがわかった。
(やだ・・・)
困惑しながら、胸が高鳴るのを感じる。
(堂島さん・・・なのに)
なのに、こんなにも”欲しい”と感じている。
自己嫌悪も感じられないほどに、切迫した欲望。
(でも・・・)
ぎりぎりのところで、思いとどまる。
欲しい。
その一言を言ってしまうと、何かを無くしてしまう気がするから。
堂島の愛撫にじらされて無理に言わされるのではない、自発的な求め。
(だめっ・・・言っちゃいけない・・・)
恥ずかしさと火照りで真っ赤になった顔を隠すように深々と俯いた乃絵美を、具合が悪そうに見た堂島が更に心配して抱き寄せる。
そして、更に胸が高鳴ってしまう。
(ああ・・・どうしよう・・・)
悪循環だった。
「おい。乃絵美、大丈夫なのか?」
表情をのぞき見ようとすると、乃絵美は顔を背ける。
(でも、このまま・・・)
このまま、堂島に抱かれれば、楽になれる。
身体がそう告げていた。
(も・・・もうっ、我慢できないっ)
乃絵美が、ついにその口を開きかけたとき。
そのとき。
「乃絵美ちゃん・・・イっちゃったの・・・」
堂島の耳元で、美しいソプラノが響いた。
「フィアッセっ!?」
乃絵美は、驚いて顔を上げる。
まだ頬の赤みが消えないフィアッセは、堂島に顔を近づけて囁いていた。
「イっ・・・た?」
堂島は、不思議そうに聞き返す。
「私に塗られたアレを・・・舐めちゃったから・・・」
聞いて、堂島が頷く。
全ての合点がいった、という表情が浮かぶ。
(アレって・・・?)
判らないけれど、塗られていたという言葉から、フィアッセの秘部を愛撫したときのことを思い出す。
(あの・・・甘いの?)
そうとしか思えなかった。
「乃絵美は、普通の女の子らからぁ・・・あれらけでも・・・んっ」
そう言いながら、フィアッセは、堂島の頬にキスする。
そして、頬から唇へと移り、濃密に舌をからませる。
(ああっ・・・!)
まだペーストの効果は切れていない。
欲望を貪るどんよりとした瞳が、それを物語っていた。
「やめなよ・・・フィアッセ・・・」
控えめに、乃絵美はフィアッセの袖を引く。
けれど、フィアッセは、舌をからませながら、堂島のズボンのチャックにまで手を伸ばしていく。
「だめだよ・・・堂島さんは・・・」
言いかけたところで、フィアッセが唇を話した。
「んふぅ・・・ろうしてぇ?」
まだ呂律が回らないままのフィアッセは、13歳とは思えないほど、妖艶な吐息を漏らす。
「だ、だって・・・」
背筋がちりちりと焼かれる感触。
胸が高鳴る。
(だって、堂島さんは、私と・・・)
そう言えばフィアッセは、あきらめてくれるのだろうか。
だが、乃絵美の口から出たのは、違う言葉だった。
「堂島さんは・・・これから用事があって・・・帰るんだから」
上目づかいで、フィアッセと堂島を見る。
フィアッセは、乃絵美を一瞥すると、また堂島にキスした。
(ああっ・・・)
胸の奥が、じんと痛んだ。
「堂島サンはぁ・・・私としてからでもいいよねぇ?」
フィアッセの白く華奢な指先が、早くも堂島の陰茎を剥き出しにしていた。
「そうだな・・・」
堂島も、乃絵美を一瞥する。
「あ、あの・・・堂島さん」
祈るような瞳で、乃絵美は堂島の言葉を待った。
「・・・乃絵美、舐めてくれるか」
それは、乃絵美の耳に至高の玉音のように響いた。
「は・・・はいっ」
フィアッセの手で剥き出しにされた堂島のものをそっと手で包み込む。
(熱い・・・)
それは、歓喜に満ちた熱さだった。
(堂島さんの・・・おちんちん・・・)
まるで、貴重品でも扱うように、大事そうに触れながら、顔を近づける。
「もぉ・・・」
横で頬を膨らませながら、フィアッセは自身の秘裂に指を伸ばす。
拭われずに濡れそぼったままのスリットは、フィアッセの指を容易に飲み込んでいくようだった。
それを横目に見ながら、乃絵美は舌を延ばした。
「んっ・・・」
今にも乃絵美の舌が陰茎に触れようとした瞬間、扉が開いた。
「えっ」
驚いた乃絵美が振り返る。
そこに立っていたのは、褐色の肌を持つスレンダーな少女。
チャムナ・フォンだった。
「チャムナか。どうした?」
事も無げに、堂島はそのままの姿勢で聞く。
「・・・」
チャムナは、乃絵美を見つめると、不快げに眉を潜めた。
そして、再び無表情に戻って堂島に報告する。
「お電話です・・・」
引き離される不安を感じて、乃絵美の手につい力が籠もる。
「後にしろ」
堂島は、乃絵美の首筋を撫でながらチャムナを邪険にするような口振りで話す。
それだけで、少し溜飲が下がる思いがして、嬉しくなる。
(堂島さん・・・)
「ですが・・・」
チャムナは、言い淀んで視線を逸らす。
それに気づいて、堂島が聞いた。
「・・・誰からだ」
「伊頭首相からです」
(首相!?)
乃絵美は耳を疑う。
伊頭首相と言えば、知らぬものはいない日本で最も有名な人物だ。
製薬会社の社長から一転政治家へとなり、度重なる黒い疑惑や女性疑惑も卓越した政治手腕でうやむやにして、先年の総裁選を経て首相まで登り詰めた人物だった。
「首相が・・・そうか」
深いため息をついて、堂島が乃絵美から離れた。
代議士である堂島にとって、総裁である首相からの連絡は日常的にあることであっても、一介の女子高生である15歳の少女には、雲の上の出来事のように、現実味のないことだった。
ただ、その現実味のない電話が、乃絵美から堂島と引き離そうとしていることだけは、分かった。
「あの・・・堂島さん」
せめて、この火照りを冷ますまでは。
そんなせつない想いをこめて、乃絵美は上目遣いで見た。
「今日は、ここまでだ」
そう言うと、堂島は足早に理事室を後にした。
「・・・ふん」
チャムナは勝ち誇った表情を浮かべて、理事室の重い扉を閉めた。
「あ・・・・・・」
淫靡な熱の残る理事室に、フィアッセと二人残され、あっけにとられた乃絵美は、ただ呆然と立ちつくすのだった。
505 :
104:2001/06/17(日) 01:21 ID:wBa10y/.
続き
>>500-504 薫ちんモテモテでクールダウンの巻。
というわけで、週末分終了でつ。
>>505 104様お疲れ様です。エロ描写の濃さはそこらのエロゲーのテキストが
裸足で逃げ出すぐらいすごいです。
これからも気の赴くままでいいですから続けてください。
まとめてこんなに読めてマンセーヽ(´ー`)ノ
508 :
483:2001/06/17(日) 03:42 ID:Pf8eCMBM
おつかれさまです104さん♪
毎回楽しませてもらってますよ〜ん
無理に書いて欲しいわけでなく ちゃんと楽しみ待っている人がいるんだよ
ってのを表現したいだけっす。
作家は読者の応援が活力剤なのでね
(あたしも創作してるのでたぶん同じだと思う と 勝手に等価してみる)
おお、今回は多いですね。ごくろうさまです<104氏
もう最高なんで行けるとこまで行ってください。
エロゲより遥かにアレが反応してしまいます…
ところで薫ちんモテモテでクールダウンってどういう意味ですか?
とらハ2の薫ですか?
>エロゲより遥かにアレが反応してしまいます
この手のレスは104がエロゲテキスト書きだったとしたら
とても微妙なことになるだろうな・・・と面白がってみる。(笑
午前一時。リビングで就寝前のティータイムなど優雅に楽しんでいた節子の前に、目を眠たげにこすりつつ、はずみがやって来た。脳細胞がまだ何割か寝ているらしく、パジャマにプリントされたペンギンと同じような、妙によたよたした足取りだ。
「珍しいわね、はずみ。まだ起きてたの?」
「うー、お姉ちゃんの部屋がうるさくて寝られないんだもん。どすーんって寝返りうったり、大声で叫んだり・・・」
「・・・まーた思いつめてるの、あのコは」
節子はため息をつく。
「そうみたい。・・・お母さんはお仕事?」
はずみはテーブルの上に広げられた原稿用紙に目を向ける。色気も見栄もないセルフレームの眼鏡を通して、なにやら難しげな文章がびっしり書き込まれているのが見えた。
結婚前は週刊誌の編集者をしていた節子は、その文章力を見こまれて、退社した今もエッセイの連載を持っていたりする。
「んー、ちょっと行き詰まっちゃってねー。今日は終わりにしようかと思ってたトコ。コーヒーでも飲む?」
「いい。眠れなくなっちゃうから」
はずみは重たげに首を振った。ちょうどそのとき、二階からどすん、と鈍い衝撃音が響いてきた。防音材など無いに等しい安普請のため、一階までほとんど減殺されずに音が降ってくる。なんとはなしに、二人は天井を見上げ、次いで顔を見合わせる。
「オトコね、あれは。異性問題。間違いないわ」
節子は断言した。よくこれだけでわかるなーと思いつつ、はずみは頷く。
「やっぱりそうなのかなぁ・・・」
「はずみ、なにか知ってるの?」
はずみはしばし押し黙った。眉をしかめ、ぼけた頭を必死に働かせる。
「んー、お姉ちゃんに怒られるから、言わない」
「はずみ。・・・アタシと美奈、どっちが怖い?」
節子は湯飲みを両手で持ち、にっこりと微笑んだ。普段なら効果絶大なこの恫喝も、思考が鈍ったはずみに相手にはあまり意味がない。
「怖いのはお母さんだけど・・・言ったらお姉ちゃん、怒って口聞いてくれなくなっちゃうもん。前だって──」
「あー、はいはい。あれはアタシが悪かったわ」
降参、とばかりに節子は両手を上げる。以前、節子が余計な茶々を入れたために、怒った美奈が家事から一切手を引いてしまうということが何度かあった。もっとも最近のものは五十嵐家非公式記録(はずみの日記)に「沈黙の三日間」などと記載されている。
現在、五十嵐家の生活環境維持においては、美奈の貢献によるところ非常に大であるため、彼女がひとたび機嫌を損ねたら、家中が荒廃し、家族全員が飢えることになるのであった。
ちなみにはずみはここ一年ほど、母の料理を食べた記憶がない。
「あのコは、頭で考えすぎるのよ。いくら考えたって答えの出ない問題ってのもあるの。まったく、顔と頭はアタシに似て上物に育ったってーのに、どうしてああウジウジしてるのかしらね」
「お姉ちゃん真面目だから。・・・大丈夫かなあ?」
「ま、なるようにしかならないわ。こーいう問題はね」
節子はほうじ茶などすすりつつ言ったものだ。その哲学でこれまでの人生を乗り切っただけあって、母の言葉には、はずみにうかがいしれない重みがあるように感じられた。
「・・・で、はずみのほうにはそっち方面の相談とかないのかなー?」
ちら、と流し目をはずみに送る。はずみは自分に危機が迫っていることを直感で悟った。
「え? あ、えーっと、はずみあした日直だったんだ早く寝ないと!」
言うなり身を翻し、リビングを飛び出して行ってしまった。すぐに階段を駆け上る音が聞こえてくる。
「・・・逃げたか」
追撃をあきらめ湯飲みを置くと、節子は天井を見上げた。あいかわらず不定期に衝撃音が降ってくる。はたして、悩める女子高生美奈に輝ける明日は来るのだろうか。
「──来ないんじゃないかな?」
節子はぼそっとつぶやくと、テーブルの上を片付けはじめた。
513 :
ダヴー:2001/06/17(日) 21:22 ID:S2IlXpTI
>>511-512
『美奈の恋愛研究日誌』
続きです。なんか設定勝手に追加しまくってみたり。
>104氏
乃絵美でガッツ、伊頭鬼作さん登場ですか? 楽しみですー。
伊頭鬼作! がんがんヲヤヂ色が強まりますなぁ…狽пi>▽<)GOOD!
優良スレ移転あげ
518 :
名無したちの午後:2001/06/20(水) 18:02 ID:7.0K3XbE
104氏の続きはまだかな・・・。
だーからそうゆうこと書くのやめようや、な?
あとこれsage専だから
自分で新作を書いてスレを活性化させながら待つという手もありますが(オレ含む)。
現在このスレ書き手二名。
乃絵美は、朦朧とした意識の中、ようやく家の前にたどり着いた。
あれから、どれだけの時間が過ぎたのだろう。
(やっと・・・帰って来られた・・・)
とてつもない疲労感が、乃絵美の全身を覆っていた。
淫楽に溺れたフィアッセは、発情した牝犬のような様相のまま、奥の扉へと戻って行った。
扉の奥で聞こえた鎖の音が、奥に繋がれる誰かの存在を示していたけれど、乃絵美はあれ以上あの場に居たくはなかった。
はだけた制服を直すと、ふらふらとよろめくように学校を出たのだった。
(でも・・・)
ドアノブに伸びる手が躊躇する。
疲労感以上に、今の乃絵美を満たしている感覚によるものだ。
性欲。
簡潔に言ってしまえば、たった二文字で表せてしまうもの。
ピンクのペーストを飲み込んで以来、その感覚は徐々に強くなっている。
「はあ・・・」
つい、ため息が出る。
(こんなところを、お兄ちゃんに見られたら・・・)
いつもなら、恥ずかしいと赤面してしまう。
けれど、今夜は違う。
兄の声を聞いたら、兄の姿を見かけたら、それだけで乃絵美から押し倒してしまいかねない。
(お兄ちゃん・・・)
胸中に兄の姿を思い出しただけで、また乃絵美の陰裂はどろりとした陰汁を滴らせてしまうのだから。
「はぁ。誰にも見つからないように、入ろ・・・」
憂鬱そうに呟いてから、勇気を出してドアノブに手をかける。
「どうしたんだい? 家に入りにくいのかな」
ふいに、後ろから声をかけられる。
乃絵美は、驚いて振り返った。
「よっ。乃絵美ちゃん」
古びたカブのライトが乃絵美を照らし出す。
後部に据え付けられた配達用の箱に魚初のロゴ。
「竜之介さん・・・」
乃絵美は、ほっと胸をなでおろす。
同じ商店街で魚屋を営む魚初の初芝竜之介だった。
「べ、別に・・・」
乃絵美は照れ笑いをしてごまかす。
竜之介は探るような表情で、乃絵美を見つめる。
滅法喧嘩に強く義侠心に篤い商店街の若旦那と評判の青年だった。
商店街の娘たちに評判の端正な容貌がじっと見つめると、それだけで口説かれているような気がしてくる。
ましてや、薬の効果で限界近い状態まで欲情してしまった乃絵美にとって、それは誘惑そのもののように感じられるのだった。
「み、みのりさんは退院したんですか?」
慌てて、違う話題を振る。
新婚の竜之介は、高校時代からの恋人であったみのりと夫婦二人で魚屋をやっている。
そして、妻のみのりは身体を壊して、先週より入院していたのだった。
「あーっ。話題逸らそうとして、怪しいな・・・そうか」
(べ、別に・・・竜之介さんのこと好きとかじゃ・・・ないのに・・・)
そう思っていても、自然と、胸が高鳴る。
それだけでなく、クリトリスは硬く勃起し、陰唇は熱く火照ってしまうのが、今の乃絵美だ。
(でも・・・もし・・・)
竜之介の肌。竜之介の指。竜之介の唇。
見つめるほどに、全身が熱くなってきてしまう。
「・・・お兄ちゃんと喧嘩したな」
「ええっ?」
乃絵美は、驚いて我に返る。
「ち、違うよ・・・」
慌てて首を振っても、竜之介はからからと笑うばかりで取り合わない。
「はは。仲良くしろよ・・・じゃ」
竜之介は、笑顔のままカブを走らせていった。
「ふぅ・・・」
思わず、ため息が漏れる。
(ごめんなさい・・・)
胸中の思い人に謝ろうとして、思考が止まる。
(今、謝ろうとしてたのって・・・)
それは、兄に対してなのだろうか。
それとも、堂島なのか。
判らない。
しばらく考えてから、初めて口で愛撫しようとして、無下に去った堂島を思い出す。
「やっぱり、私はお兄ちゃんのこと・・・」
そう呟いて、再びため息をつく。
乃絵美が自分の部屋に戻ることが出来たのは、それから小一時間も後のことだった。
524 :
104:2001/06/22(金) 00:41 ID:FnsieFK.
続き
>>521-523。リクエストされてるとこで申し訳ないとこですが、Hなしのインターバル。
薫ちんは、堂島薫のことです(; ´Д)
>>515 ぬお。エロい乃絵美! 515さんが描かれたものなんでしょーか?
525 :
104:2001/06/22(金) 00:46 ID:FnsieFK.
読み返すと今回タヴーさんの『美奈の恋愛研究日誌』から影響受けまくりですな。
盗作とかぢゃないんです。ぶるぶる。
って、メーカーに無許可でキャラひっぱってるSSって時点で露骨に盗用とも(w
526 :
509:2001/06/22(金) 11:58 ID:rc/1.JHk
>104氏
またまた新作ご苦労様です。てっきりあのあとフィアッセとのカラミがあるかと思ってました。
なるほど、堂島のことだったんですね… 同じ名前でも全然違うじゃないか<自分
ますます今後の展開が予測できなくなってきました。次も期待です。
527 :
515:2001/06/23(土) 00:23 ID:1E18tTCk
528 :
515:2001/06/23(土) 00:24 ID:1E18tTCk
>527
「おくりもの」のまちがいでした
>>527 うお、すげえ。やっぱここ参考にして描いたのかなあ
描いたご本人ですか?とうとう挿絵師登場?
次も期待しちゃいますです。
>>527 すばらしすぎ!
104氏のSSと527氏の挿絵が付いたら天下一!
乃絵美でガッツ<エチー無しの話しが入ったので
そのぶん次の書き込みが楽しみですね
乃絵美のオナニーシーン希望
そういえば 本家おーさりんぐへぶんから ガッツ3が出るのな
今日までしらんかったよ(>_<)
>>532 すげえよ、オイ!
つーか、このスレで公開したということは自ら挿絵師に志願したということだな?
というわけでスレ住民の期待を背負って描くが良し!
…すいません、描いて下さい。お願いします。とりあえず堂島×乃絵美(破瓜)きぼーん
尻とケツマンコのあたりがちょっとこう……
下がりすぎてるのでちょっと上げる
536 :
名無したちの午後:2001/06/26(火) 02:56 ID:OxRcPPz2
>>532 凄いです!!
このスレで公開することに感服いたしました
えへへ
538 :
保管サイト"管理人":2001/06/27(水) 22:41 ID:WVffpQqE
>>515=527=532
その絵って保管サイトに残して問題ないですか?
あと、どこどこに張り付けてくれってのがあるならそれもお願いします。
>>538 思うんだが 保管サイト"管理人" って名乗るのは誰でも出来るし
515=527=532 を名乗るのも誰でも出来るぞ
つうか 保管サイトってどこのことよ?
541 :
515:2001/06/27(水) 23:36 ID:ia7t7I5w
画像に関して
二チャンネルとかに直リンすんのは かまわんよ 個人的には
ただ鯖側が大丈夫かな〜と うん
と サイトに書いてある
542 :
名無したちの午後:2001/07/02(月) 14:29 ID:h7tIcs.2
下がり過ぎ
「うーん、おいしい。今日は大漁、大漁! この瞬間のために生きてるわねー」
幸せそうにコロッケパンをたいらげると、いそいそと次のパンを袋から取り出す。それらは血で血を洗う購買部戦役の戦果。汗と涙の結晶であった。
「・・・七海って、ほんっとによく食べるよね。なんで太らないのか不思議だわ」
箸の動きを止め、あきれ顔で美奈がコメントする。今は昼休み、彼女の隣でカスタードパンにかじりついているこの少女は宮ヶ瀬七海。美奈の唯一無二の親友である。
七海は女子バスケ部のエースで、身長は180センチをゆうに超える。星南大学のほか数校からもすでに誘いがきているほどの実力者だ。凛々しい顔立ちはどこか中性的で、一年女子の中にファンクラブまがいのものまで出来ている。
彼女の髪はさっぱりと短く、脚はスラリと長い。ズボンを履いて美奈と並ぶと似合いのカップルに見えるかもしれない。優等生とスポーツ特待生。どちらも校内どころか全国レベルの実力者どうし。この異色の取り合わせは、校内でもひときわ目を引く存在であった。
昼休みはいつも、美奈と七海は一緒に昼食をとる。最近はここ、裏庭のやや奥まったところにあるベンチが二人の指定席だ。教室は冷房が効きすぎているので、木陰で風がよく通るこのベンチは意外な穴場なのだった。
「ふふん、ちゃーんと食べたその分運動してるもんね」
七海はうそぶき、ひょいと美奈の弁当箱から鳥の唐揚げをつまみ上げる。美奈の弁当箱は女子のものとしてはやや大きめだ。パンにせよ学食にせよ、たいていそれでは足りない七海の手が伸びてくるので、多めに作ってきているのである。
そもそも、二人の友誼の始まりはこの美奈の弁当に起因している。今から、一年と少し前のことだ。
──五月、毎日を涼やかな風が通りぬける頃。その日は四時間目が体育で、しかも持久走という過酷な状況だった。直後の昼休み、戦場となる購買部に片づけ当番と着替えで完全に出遅れた七海は、売れ残ったコッペパンひとつというわびしい戦果に終わってしまったのである。
味気ないコッペパン。それはまさに敗者の烙印であり、俊足を誇る七海にとって耐え難い屈辱だった。立ち尽くす彼女の前で、戦友にしてライバル、陸上部に所属する蔵石圭は勝利と哀れみの笑みを浮かべて悠々と去っていったものだ。
(くっ、圭のヤツこれみよがしに・・・! カツサンドに焼きそばパンにグラタンロールに・・・)
七海は圭が見せびらかしたパンの味をむなしく想像する。空腹と疲労がそこに追い打ちをかけ、怒りに握り締めた拳にも普段の力がない。さらに七海はその手で唯一の戦利品であるコッペパンを握りつぶしていたことに気づいていっそうもの悲しい気分になった。
とぼとぼと、敗残者の足を引きずり教室に戻った七海。そんな彼女の目に、豪華絢爛な(その時の七海にはまさにそう見えた)美奈の弁当が飛び込んできたのである。
(おおっ・・・!?)
美奈が荒挽きウインナーを口に運ぶさまに、思わずぎらついた目で見入ってしまう。横合いからの強い視線に気付いた美奈が顔を上げた。
目と目が合う。
「・・・なに?」
美奈が恥ずかしそうに口元を押さえた。ぶしつけな視線に、居心地が悪そうに身をすくめる。それでも七海の視線は美奈に(というより弁当に)ロックオンされたままだ。
「・・・おいしそう」
「え?」
「おいしそう、ね。五十嵐さん、のお弁当」
七海は空腹でしゃべりが変になっていた。一方の美奈もやや困惑している。入試はトップ、入学式で新入生代表を務めた美奈の優等生ぶりは十分に生徒の間に浸透しており、すでに周囲の敬遠は始まっていた。この頃から、あまり彼女に話しかけてくる者はいなかったのである。美奈はしばらく珍しい生き物でも見るような目で七海を見ていたが、事情を了解したのだろう、ふと表情を緩めると、
「えーと・・・宮ヶ瀬さん。よかったら、少し食べる?」
ややぎこちなく微笑んで、ほとんど手をつけていない弁当箱を差し出す。色とりどりのおかずが、七海の目を奪った。
「いいの? ほんとに!?」
全身に喜色をみなぎらせ、七海が叫ぶ。気圧されたように、美奈は椅子ごとずり下がった。
・・・結局その後、美奈の弁当は半分以上が七海の胃に収まったのである。そして空腹を解消し、冷静さを取り戻した七海は美奈に謝り、遠慮する彼女にジュースを奢ったのだった。
──と、まあ、そういった次第で二人の関係は始まったのである。以来、昼食をともにするようになり、今日まで少しずつ友情を深めてきたのであった。
あの日からややあって、美奈はさして手間も変わらないから、たまにでも七海のぶんの弁当を作ろうか、と言ってみた。喜んでくれるものと思ったのだが、「戦場で、強敵(とも)がアタシを待っているのよ」などという答えが返ってきた。おそらく遠慮もあったのだろうが、美奈には理解できない特殊な理由やこだわりもあるらしい。
テストの前になると二人は一緒に勉強した。もっぱら美奈が教える側だったが、逆に球技大会のバスケでは美奈が七海にパスを教わった。
美奈の図書委員の仕事を七海が手伝ってくれることもある。書庫で蔵書を整理するのは意外と重労働のため、美奈はずいぶんと助けられていた。
いちいち挙げてみるのはこのくらいでいいだろう。とにかく美奈は今までに、これだけ打ち解けられた友人を持ったことがなかった。相談相手として、彼女以上に信頼できる相手などほかに考えられない。
美奈にとって、七海はそういう存在だった。
「──それはそうと、なんでアンタ白衣なんか着てるのよ?」
「え? ああ。うちのクラス、五時間目化学だから、先にね」
七海の言葉に、美奈は夏服の上に白衣を羽織った自分の服装を見なおした。襟もとのあたりに手を添える。
美奈と七海は二年になってクラスが分かれてしまったため、学校では昼休みぐらいしかゆっくりと話す機会はない。
「ん、これ学校指定のと違うんじゃない?」
「うん。高原先生に頂いたの。一着だけだと助手をするのに不便だろうからって」
「ふーん。・・・なんか変な手触りね、これ」
袖をつまんだ七海が尋ねる。少し厚手で、表面もやけに滑らかだ。七海は服飾に関しては素人だが、この白衣に妙な違和感を感じていた。美奈はさらりと答える。
「よくは知らないけど、対爆・対衝撃仕様だから刃も銃弾も通さないんだって。ちょっと重いのが難点だけど」
「・・・なんでそんな白衣が必要なのよ。いきなり学校倒壊させたりしないでしょうね、あの先生」
「ええと、大学時代に師事してた教授がかなり特殊な人で、いろんなところに出向させられたって言っていたから、その関係でじゃないのかなあ、この白衣」
その恩師は独立独歩を旨とする人で、修司たちのような助手は数人持っていたが、弟子はとらない主義だったらしい。そして修司も研究室に残って彼の後を受け継ごうなどという考えは持っていなかった。
この学校に赴任してから現在までの修司の研究姿勢には、その師の個人主義の影響が強く出ていると思われる。
「ま、いいけど。あんまり危ないことするんじゃないわよ」
七海は一応納得したように残ったカスタードパンを口に放り込んだ。
(さて、と・・・)
美奈は首を左右にめぐらす。このベンチはほかの生徒たちから少し離れている。よほどの大声でない限り、会話の内容までは聞き取れないはずだ。ちょうど話題もそっちに向いたことでもあるし。
(話すなら今よね)
しかし、その前にひとつ確認しておかなければならないことがあった。
546 :
ダヴー:2001/07/05(木) 20:51 ID:8mKDy8P2
最近のなのはは…少し、変だ
突然、妙な頼み事をしたり、夜、こっそりと出て行ったり…
後をつけようとした時もあったが…なのはの瞳に宿る、強い光の前に
『やりたいようにやらせてやるか』という気持ちになってしまう
(久遠が一緒にいる、というのも自由にさせている要因の一つなのだが)
そんな日常のある日…それは起こった
とんとん…
軽くふすまを叩く音が聞こえ…なのはが、入ってくる
「どうした…? この遅くに」
「あのね…その…」
「怖い夢でも、見たか…?」
「う、うん…そんな感じ…
それでね……おにーちゃんと、一緒に…寝て、いいかな…?」
…少し、いや…かなり、動揺した
まだ小さい妹とはいえ…一緒に、寝るということ…
……よく見ると、なのはは少し、震えていた…
「…ああ、構わない…入ってこい」
その言葉に反応して、なのはが俺の布団へ入ってくる
さっきまでのが嘘のように、俺の隣で寝ているなのは
…その、暖かさに…俺も、少し安心する
「ねえ…おにーちゃん…」
なのはが、不意に声をかける
「ん…何だ?」
「男の人って…その…」
…?
なのははその事を聞こうとして、言いよどんで…
しばらくして…意を決したかのように…布団の中に潜る
「どうした…っ!?」
なのはが…寝巻きから、俺の物を取り出し、さすっている…
「なのはっ…お前、何…」
「男の人って…こうやってると、気持ちいいの…?」
なのはの手が…俺の物を、静かに擦り始める
そのぎこちない手つきが…逆に、快感になる
「お、お前…そんな事、どこで……」
「…話しても、わかんないだろうから…いい」
みるみるうちに大きくなるそれを…なのはは、慣れない手つきで、愛撫する…
「わからないって…いいから、話してみろ」
俺は、なのはを一旦引き剥がし…話をさせる
「…それで…こういう知識を、得たのか?」
「……うん…」
なのはの話した事は…にわかには、信じられない出来事だった
なのはが魔法少女で…
人の記憶を取り戻しているうちに、時々その人の記憶を見ることになって…
そして、その中に…
「…なるほど、な…」
俺も…いろいろ、不可思議な現象にあった事がある…
あっさりと、なのはの話を信じてしまう自分がいた
「それで…おうちにいる男の人って…おにーちゃんだけだから…」
…いろんな事に興味を持つ年頃、か…
「わかった…好きにしろ」
「え?」
「その代わり…俺も、お前の事を好きにする…いいな?」
「あ…うん!」
俺となのはの唇が重なる
くちゅ…くちゃ…
舌を差し出し、絡めあっての…長い、キス
「…はぁ…」
唇を離すと、つつっ…と糸を引く、唾液
「えへへ…なんだか…嬉しい……」
くちゅ…
先走り液に濡れたなのはの手が、俺の物を擦っている
「おにーちゃん…気持ち、いい?」
「っ…ああ…いい、ぞ…」
その声を聞いたなのはは…手のスピードを上げる
稚拙な指の動きと…半分だが、実の妹にさせているという背徳感が…快感を、生む
もう…限界が、近い
「なのは…ディッシュ、かぶせて…」
「え…?」
そう言ったものの、わずかに遅く…
びゅく!びゅるる!!
…なのはの顔に…かけてしまった
少し呆然としていたなのはだったが…
「えへへ…おにーちゃんの、熱い…」
そのままで、笑顔をみせてくれるなのはが、無性に可愛く思えて…
出したばかりの俺の物は、すでに硬度を取り戻していたりした
なのはのパジャマに手をかけ…そっと、脱がす
「…まだ、ぺったんこだよー…」
そう言うものの、わずかに膨らんできている、なのはの胸を…撫でてみる
「ひゃ!…く、くすぐったいよう…」
言葉の通り、くすぐった素振りを見せる
首筋から…鎖骨、そして胸の方まで降りてきた口で、なのはの乳首を吸う
「ぁ…んん…」
少し恥ずかしがっているのと…それとは別の、声
とくん、とくん、という鼓動が、感じられる…
「おにーちゃん…ひぁ…」
なのはが何かを言おうとしたが…途中で、口をつむぐ
俺の手は、すう、と下がっていき…
「おにーちゃん、そこは…」
「なのはも、やっていただろう」
「ぁ…うん…」
まだ、割れ目としか形容の出来ないそこを、ゆっくりと撫でていく
「ん……ふぁ…」
くちゃ…
少し、いやらしい水音がする…
「もう…濡れてるのか?」
「うう、おにーちゃんのいじわる…きゃっ!」
そっとなのはの秘所に口をつけ、口で愛撫する
「ふぁ…ぁぅ…」
幼いそこから…少しづつだが、蜜が湧き出てくる
「おにーちゃん…熱い…ふぁ…」
なのはの声が聞こえて…俺は、そこから口を離す
「お、おにーちゃん…どう、したの…?」
「…なのはにしていたら…俺のも…」
「…あ…本当だ……なら、一緒に…しよう、か?」
そう言ってなのはは、俺の物にしゃぶりつき…
俺は、なのはの秘所にそっと口をつける
ぴちゃ…くちゅ…
二人から発せられる水音だけが、その場に響く…
相手の秘所を愛撫しながら、自分の所が愛撫されてるという状況で…
絶頂は、以外と早くに訪れた
「っ…なのはっ……!」
「おにぃちゃん…なのは、ふぁっ…!」
びゅく!びゅるる、びゅく!!
一瞬、俺の物から口を離したなのはの顔に…俺の精液がかかり…
なのはも、そのまま絶頂を迎えて…こて、と横になった
「おにーちゃん…」
「…なのは、こっちに」
なのはを呼びよせて…俺の前に座らせる
「なーに?」
「俺の物は…どう考えても、なのはには大きすぎる…
挿入したら…なのはは、とてつもない痛みを覚えてしまう
それは…駄目だ」
「………」
「だから…こうする」
俺の物を、なのはの秘所にあてがい…擦りつける
「ぁ、おにーちゃん…ふぁ…」
俗に言う…素股というやつだ
「っ…これなら、痛く…ない、だろ?」
「ふあ…うん、おにぃちゃん、ふあぁぁ…」
ぐちゅ、ぐちゅ…
いやらしい水音と、二人の声だけが聴こえる…
「おにーちゃん…なのは、もう…いっちゃう…」
「ああ、俺も…なのはっ…!」
俺の動きが、自然に早くなる
「っ、出る…!」
「ふぁ…おにーちゃん…おにぃちゃん…!!」
びゅく!びゅるる!!
俺は、すべてを出し切り…
なのはも、達してしまったのか…俺の方に倒れてくる
「はぁ、はぁ…おにーちゃん……」
「…どう、だ…?」
「えへへ……なんだか、不思議な気分…だよ…♪」
「…なのはが見た夢って…どんなのだった?」
ふと気になり、なのはに訊ねてみる
「あのね…おにーちゃんも、おかーさんも、おねーちゃんも
みんながなのはの事忘れちゃう夢…
とっても寂しくて…悲しくて…死んじゃいたいくらいだった…」
「…そうか
だが…大丈夫だ」
「え?」
「みんな…お前を忘れる事は、ない
少なくとも、他の誰もがお前の事を忘れてしまっても…俺だけは、覚えてる」
「…おにーちゃん……」
その言葉を聞いて、なのはが抱きついてくる
「えへへ…大好きだよ、おにーちゃん…」
それは…もう一つの誓い
なのはを…愛する妹…いや、女の子を…ずっと、守りつづけるということ
反対をする者もいるかもしれない…
邪魔をする者もいるかもしれない…
しかし…今の気持ちは、けっして嘘ではない
だから…俺は、俺に出来ることを…精一杯にするしかない
「…すー……」
隣で寝息を立てる…なのは
…恥ずかしくて、真正面からは言えないが…
俺も、お前が…好きだ
というわけで…初えちシーンありSS(w
『春の日の幻じゃない』(
>>547-554)でした
とらハ3リリちゃ箱のアナザー…でしょうか
…難しいです、ホントに(汗
ごくろうさまです。
でも、りりちゃ箱買えなかったんだよね…
次もがんばってください。
りりちゃはなのはの「初めてのひとりえっち」が入ってると期待してたのになー(w
>保管サイト管理人様
美奈の恋愛研究日誌の改行が一部おかしくなっているようで・・・。
おヒマができた時に修正お願いします。
515は住人と認定(笑)
つうか モザイクがかかってないが 大丈夫なのか?
555さん
萌えです〜〜 素股萌え(^_^;)
ぜひ 一人エッチ編も描いて欲しいです
素股で幼い性感に目覚めたなのちゃんが みたな ヽ(´ー`)ノ
104さまも
そろそろ復帰して欲しいですね
まあ 忙しいなら無理は言えませんけど
>>559 >美奈の恋愛研究日誌の改行が一部おかしくなっているようで・・・。
了解っす。今日の更新の時になおしておきます。
コソーリ書き進め中…某スレの制作活動で半分止まってますが(汗
>>560 …た、たいむりー…(w
こちらの方が先だったら違いますが…
>>管理人さん
とりあえず「@絵だけでいいや」がコテなので(w
よろしくですー
564 :
ニセ104:2001/07/10(火) 03:14 ID:tt2BLWlQ
自室に帰り着いてからも、乃絵美の様子は変わらなかった。
媚薬によってもたらされた快楽は、乃絵美の体調までも狂わせてしまったらしい。
制服の上着を脱ぐ際、軽く指が乳房へ触れただけでビクン!と仰け反るくらいに
感度は敏感に高まった状態にあった。
(・・・ふぅ。ふぅ。体があついよぉ)
足元をフラつかせながら気だるそうにベットに腰をおろすと、乃絵美はそのまま
身体を横たえた。
目を閉じると先刻までの出来事が脳裏に浮かび上がる。
折角の再会を果たせたフィアッセはノーマンの調教によって媚薬漬けにされ、
ただの快楽の虜・・・乃絵美の知らない肉人形と化していた。
ノーマンに蹂躙された、フィアッセの快楽の華に染まる表情が忘れられない。
(もう少しで私も同じように狂わされていたのかもしれない。)
そう思うとゾッとする思いがしてくる。
しかしフィアッセと同じように媚薬の快楽を感じたいまでは、悦楽を求める
淫らなもうひとりの自分が現れ始めているのを、本人はまだ気が付かない。
自ずと手が胸へと伸びてしまう。
服の上から胸を触るだけで乳首は固く尖り、触れた部分から電気が走り抜けて
くるような気持ちよさが生じる。
『あ・・・はァ・・・んんん』
思わず吐息を漏らしてしまう乃絵美。恥じらいつつも指の動きは更なる快楽を
求めて止まらない。乳首を指で挟んでじらしたり、手のひらで転がすうちに
快楽の電気は下腹部まで降りてきて熱くさせるのだ。
ふとももを擦るだけで陰核は敏感に反応し、乃絵美の指を快楽へ誘う。
たまらずに乃絵美はショーツの上から陰核へ軽く触れてみると、強烈な刺激を
乃絵美にもたらした。
『はぁはぁはぁはぁ・・・あっ!、くぅ・・・ぁんんんんん』
敏感になったままの乃絵美の身体は、陰核に触れるだけで快楽のボタンを押し
たままにしたかのようだ。立て続けに乃絵美を軽くイッた状態にさせてしまう。
『ふっ!ふっ!ふっ!ふっ!・・・あ!・・・はぁぁ・・・ハァハァハァハァ』
565 :
ニセ104:2001/07/10(火) 03:15 ID:tt2BLWlQ
(か、身体が勝手に動いちゃうようぅ。)
恥ずかしさと気持ちよさがごちゃ混ぜとなり、乃絵美の心はぐるぐると回って
混乱状態だ。全てフィアッセを狂わせたあのクスリのせい。そう誤魔化す事で
納得しようとしていた。
しかし心は騙せても、身体はウソをつけない。
更なる刺激を求めて乃絵美はショーツの中へ手を伸ばすと、自分の陰核を慰め
始めていた。抑えていた喘ぎ声は気が付くと、次第にボリュームが上がってきた。
『あっ!あン!あはぁ!・・・・・・くぅ・・・やぁぁ』
快感を止める事もできず、指を激しく律動させ慰め、登りつめてゆく乃絵美。
ショーツは愛液にびしょ濡れだ。
フト、イク瞬間に自分が思い浮かべた顔が堂島であるのに気付き蒼然となる。
『こ、こんな!うそ。お兄ちゃん!お兄ちゃん!やああぁ』
必死になって兄の姿を胸に思い浮かべようとするが、自分の頭に浮かぶのは快楽
の刻印を植え付けた堂島なのである。
堂島に弄ばれる自分を想像すると、身体が熱く敏感になり、深く感じてしまう。
そんな自分の身体に引き起こされた変調に気が付き、乃絵美はパニック状態に
なりながら強い快楽の波へと流されてしまうだった。
−−−−(続く・・・のか?)
104さんごめんなさいぃ。
とうとう代筆される方が出ましたか。
>ニセ104さん
良かったっす。続けて欲しいです。
ただ、本物の104氏にも返ってきて欲しいのも確かなので複雑なんですが…
567 :
515:2001/07/11(水) 01:44 ID:QQ9u5.zA
>ニセ104さん
104さんとは文質が違うけど いいですね♪
でも566さんのいうとおり104さん自身にも返ってきて欲しいので
ニセ104さんには別のシリーズを書いて欲しいですね
たとえば乃絵美でガッツのサイドストーリー的に
フィアッセの調教初期課程とかどうでしょう? (^_^;)
104さん、「かわりに書いてくれる人が出きたから、
安心して撤退できます、それでは……」なんてナシですよ〜(w
569 :
ニセ104:2001/07/11(水) 05:41 ID:sq62kew2
感想どうもでした。稚拙な文体で恐縮ですが、104氏の穴を埋めるべく
久しぶりに書いてみたりして。
全体の流れから逸れないのを気にして、ちょこっと入れてみただけなのです。
>ニセ104さんには別のシリーズを書いて欲しいですね
ぢつは乃絵美も、フィアッセも、なんのキャラだか知らなかったり(汗)
知ってるキャラは堂島だけ〜っ(^^;
青空を1年ぶりにやってみたくなってきたけど、時間がないっス。
>ニセ104さん
>ぢつは乃絵美も、フィアッセも、なんのキャラだか知らなかったり(汗)
マジっすか!?(某営業の口調で)
う〜ん、やっぱ知ってるキャラでやって欲しいです。
104氏はかなり濃い設定を持っているようなのでゲーム知ってないと厳しいんじゃないでしょうか
ゲームやった自分もノーマンは最初わからなかったですし、伊頭首相ってのも謎です。
ですので、ぜひぜひオリジナルでお願いしますです。
>>515さん
そちらの新作にも期待してますです。堂島と乃絵美のカラミ描く気無いですか?
乃絵美は物音を立てないように、とんとんと階段をあがっていく。
もう深夜だから、普通に歩いているだけで、階下の両親が目を覚ましてしまう。
声を押し殺して、バスタオル姿のまま。
「ふぅ・・・」
ようやく、部屋までたどり着いて、ため息を漏らす。
安堵だけではない。
熱いシャワーを浴びて、ようやく身体の火照りが収まったから。
誰の求めにも応じてしまいそうな、身体を焼くほどの焦燥感はもうない。
今は、全身を覆うけだるい疲労だけだ。
(もう、寝よう・・・)
バスタオルのまま、ベットに倒れ込んでしまう。
ひんやりとした布団の感触が、素肌に心地良い。
「はぁ・・・」
仰向けになると、バスタオルがはだけて、15歳の全裸が晒される。
未成熟ながら、少女特有の滑らかで眩しいほどに美しい曲線を描いた裸も、今は部屋に飾られたぬいぐるみたちしか見る者はない。
(今日は・・・)
と、今日あったことを振り返る。
堂島に出会ってしまったこと、教室で受けた恥辱の行為・・・
(そうだ・・・教室で、私・・・)
思い出しただけで真っ赤になる。
身体に埋められたバイブレーターを隠そうして、結局達してしまったこと。
全身が快楽に包まれながら、失禁してしまったこと。
それが、今この瞬間に体験していることのように思い出された。
(もう、学校に行けない・・・)
恥ずかしさで、泣きたくなった。
「もう・・・やだ・・・」
けれど、涙を堪えた乃絵美の中には、奇妙なもうひとつの感覚がわき上がっている。
絶望の奥で、ひっそりと息を潜めて、それでいて決して消えようとはしない快楽を求める心。
認めたくない。もうひとりの乃絵美。
いやらしいことに耽溺する弱くて脆い乃絵美。
無意識に、力無く横たわっていた手が、乳房を包み込む。
「ん・・・」
包んだ手が外側から回すようにゆっくりと力を込めていく。
乳房を大きく包んだ指が硬さを取り戻しつつある乳首を挟み込んでいく。
(胸だけ・・・)
自分を律しようと考えながら乳房を揉む手はだんだんと力強さを持ち始めている。
それは、堂島の愛撫にも似た、乃絵美なりの愛撫だった。
「ふぁ・・・はぁ・・・」
気がつけば、右手は乳房を離れて、スリットへと伸びている。
(だめ・・・折角、我慢できそうなのに・・・)
そう思いながらも、スリットを撫でる指を止めることはできない。
「いや・・・いや・・・」
スリットからは、早くもシャワーで洗い流した後とは思えないほどの滴りが漏れ初めている。
(でも・・・)
ふいに、フィアッセの狂態が思い出された。
(あの薬のせいなんだから・・・)
だとしたら、仕方ないんだ。なんて思ってしまう。
それは、危険な誘惑だけれど、濡れそぼった指で陰核に刺激を送り初めている乃絵美には、その誘惑を拒むことはできそうにないのだった。
「はぁ・・・あぁ・・・っ」
スリットをかき分けて、中指が尿道の下へと這っていく。
「あぁ・・・あ・・・」
綺麗に爪を切りそろえた指が、陰唇の奥の小さな穴を探り当てていた。
「ん・・・っ」
中指の第一関節と第二関節にだけ力を込めて、ゆっくりゆっくりと差し込んでいく。
「んぅ・・・んっ・・・ん・・・」
ようやく、中指が第二関節まで埋まる。
乃絵美の小柄な体格のせいだろうか、堂島の陰茎や、それ以上の大きさのバイブレーターをも飲み込んだはずの膣内は、もう元のままの15歳のサイズに戻ってしまっている。
それだけに、力を込めて差し入れても、もう一本指を差し入れることは難しそうだった。
「はぁ・・・ああ・・・っ」
それでも、乃絵美は、飲み込まれた中指を支えている残りの指で小陰唇の粘膜をまさぐる。
「あ・・・ふぅ・・・んっ」
刺激を与える程に、蠢く指と連動するように、中指も抽出されてしまう。
「くぅ・・・ふっ・・・」
異物を吐き出そうとする膣と、抗って埋め込もうとする指が、自然と出し入れしているのと同じ動きになってしまっていた。
「ふぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
激しい刺激に、声が漏れるのも忘れて、身悶えしてしまう。
「気持ち・・・いいっ・・・」
誰に聞かせるでもなく、堂島の教え通りに呟いていた。
「あふ・・・はぁ・・・ああ・・・っ」
けれど、一言発しただけで、もう言葉にならないあえぎ声だけになる。
もう、何も考えられないほどに、指戯に夢中だから。
(止まらないっ・・・!)
心の奥底に罪悪感はあるのに、もう快楽を求める心のほうが遙かに勝っている。
どれだけいけないことだと思っても、指が導く快感の虜なのだ。
「あ・・・っ」
ぶるっと、軽い痙攣。
背筋まで反り返る絶頂感が近いのがわかった。
「やっ・・・あ・・・っ」
どろどろの中指に付き従うように、薬指をも陰唇の奥の穴へと差し入れていく。
「あぅ・・・はぁっ・・・うぅ・・・」
うめくような声を漏らしながら、徐々に動きを強くしていく。
「い・・・いっちゃ・・・」
もうじき来る大きな波。
それを予期して、思わず身を固くする。
「あっ・・・!?」
荒い息のまま、何が起きたか判らず薄目を開けた。
(来ない・・・?)
いつもの、大きな波。
今日、堂島の手で何度も味わった絶頂感が、訪れない。
(どうして・・・?)
そう思いながら、膣内に埋められた二本の指で刺激してみる。
「んっ・・・」
確かな快感。
でも、それは大きな絶頂を迎えるものではなくて、単発で訪れる普通の刺激だった。
「やだ・・・よ・・・」
体中が、激しい欲望を求めているのに、どれだけ刺激しても絶頂には至らない。
自慰を重ねても、残るのはちりちりとした欲求不満ばかりだった。
「うぅ・・・」
やるせなさで、苦しい。
イきたい。
どうしても、あの激しい快楽に身をゆだねて、気持ちよくなりたい。
思えば思うほど、苦しい身体が身悶えしてしまう。
(もしかして・・・)
じれる頭で、考える。
(指じゃ、イけないんじゃ・・・)
そう考えながら、堂島のものやピンク色のバイブレーターが脳裏に浮かぶ。
(ああいうものを・・・何か・・・)
ふらふら立ち上がると、部屋を見渡す。
年頃の娘にしては少し少女めいた部屋にあるのは、ぬいぐるみと文具ぐらいのもの。
(ペンぐらいしか・・・)
机上のペンを数本掴んでみたものの、頼りない感触にすぐ手放す。
「ふぅ・・・」
あれこれと物色したものの、めぼしいものは見つからない。
なのに、乃絵美自身は、じれて耐えられないほどに欲望に飢えている。
カタと、肘に何かが当たった。
「あ・・・」
CDジャケットほどの小さなフォトスタンド。
その中には、無愛想に立った兄と、その横ではにかんだ乃絵美の姿が納められていた。
「お兄ちゃん・・・」
胸の奥で、せつない軋みが鳴った。
陰裂から漏れ溢れた蜜が、乃絵美の膝の内側を伝っていた。
「お兄ちゃん・・・なら・・・」
そう呟くと、熱病に冒されたようにふらふらと部屋を出た。
登場人物が増えすぎたようなので、人物紹介。
伊藤乃絵美(With You)
高校一年生。15歳。恋愛経験に乏しく、ブラコン気味。堂島に目を付けられ、段々調教されつつ。
堂島薫(果てしなく青いこの空の下で・・・)
代議士。ゲーム時は、元代議士。
鳴瀬真奈美(With You)
高校二年生。17歳。乃絵美最大のライバル。眼鏡っこ。
氷川菜織(With You)
高校二年生。17歳。乃絵美にすら格下扱いのスニーカー巫女。
チャムナ・フォン(With You)
謎のミャンマー人。何故か乃絵美を敵視。
ブレッド・ノーマン(とらいあんぐるハート3)
英国上院議員。若手のアルバート・クリステラらを束ねる議員グループのリーダー的存在なのに、重度のロリコン。st.エルシア学園理事長。
フィアッセ・クリステラ(とらいあんぐるハート3)
上院議員と歌姫の間に生まれたお嬢様。遺伝子障害と折り合いを付けながら暮らす13歳。
黒い翼を持つ。ノーマンに捕らわれて薬漬け。
伊頭鬼作(鬼作)
日本国首相。元ネタは、製薬会社社長就任エンディングから。そのままマツキヨの松本議員みたく政界入りして首相に、とか妄想。
マツキヨみたいに「イガシラキサク」とかいうドラッグチェーンがあると面白いかも(w
初芝竜之介(同級生2)
My脳内ではみのりと結ばれているので、みのりと魚屋をやってることに。
自分的みのりはcv浅田葉子版だったり。
>>577 まさか、104さんの頭の中ではこの乃絵美であの物語が展開されてるとか。
嫌過ぎ(w
それはともかく、次はついにお兄ちゃんとですか?
それとも我々を焦らしに来るか?
うーん、期待ですねえ。
すっかり教えられたオナニーがクセになってる乃絵美マンセーヽ(´ー`)ノ
104さんの乃絵美もまさにイメージ通りでした(w 社長も昇天(w
581 :
515:2001/07/13(金) 06:30 ID:I/67fXjg
>104様
他の絵(同一ディレクトリーの絵ね)も見ました めっちゃうまい
絵も描けて 文才もあるとは…
しかも海外出張してるとは(あんまり関係ないか?)
582 :
579:2001/07/14(土) 03:10 ID:eCPanf3s
>>581 自分も見てみたんですけど。
も、萌え〜
プロの方?ひとりで文章と挿絵かいて商売できるんじゃない?
いつか104さん自身の手でここのSSをマンガ化して欲しいものだ。
無茶苦茶?
このスレもかなり下がってきましたな。
とりあえずsageでも書き込みがあれば倉庫には行かないんですよね?
584 :
515:2001/07/16(月) 05:37 ID:8IbqLBmI
とりあえず上げておきます(笑)
二週間に一回は上げた方がいいかも なんとなく
すげえ勢いで沈んでいくなあ。
104氏も515氏もコミケなんかで忙しいのかも
マターリ逝きましょ
587 :
へたれSS書き:2001/07/22(日) 21:12
>>587 ご苦労様です。助かってます。
告知の方、漏れはあったほうが(・∀・)イイ!と思いますです。
人心地ついた七海はジュースを飲んでいる。美奈は努めて平静な声で尋ねた。
「ねえ、七海」
「なによ」
「あんたが実はレズで、わたしのこと狙ってるって聞いたんだけど」
「ぶっ、ナニソレ!?」
七海は飲んでいたバナナ・オレを吹き出してしまった。咳き込むその背中を美奈がさすってやる。
「前に匿名の電話があったの」
「・・・あー、ごめん。それ、たぶんファンの子だわ。アタシに近づかないようにってことかも」
「じゃあ、嘘なの?」
「あったりまえでしょ! アタシはノーマルよノーマル!」
「そ。なら、いいんだけど」
「・・・くっそお、いったい誰がんなウワサ吹きこみやがったんだか・・・」
七海は苛立たしげに空になった紙パックを握りつぶす。美奈が適当なフォローを考えながら七海に向き直った時、視界の隅、七海のななめ後ろの方にいる人物が目に留まった。頭の中に浮かんだいくつかの断片的な情報が、ひとつの方向性をもって組み合わさる。
「七海。わたし、わかったかも」
「え?」
「ほら、あそこ」
美奈の視線の先を七海も追う。二人から少し離れた池の側のベンチに、撃ち殺しそうな目で美奈を睨む一人の少女が座っていた。七海が振りかえるやいなや、チョココロネを両手で持ちながら笑顔をつくる。小柄で、男の保護欲を刺激しそうな可愛らしい容貌である。
「げっ」
七海はあわてて前を向いた。途端に背後から視線が突きたたってくる。美奈に向かって飛んでくる敵意の視線とは違い、思慕の感情が込められたものだが──鬱陶しさではいい勝負だった。一度気づいてしまうと無視するのも難しい。
視線の主の名は真野ちはる。一年生。七海のおっかけの急先鋒である。七海と少しでも同じ時を過ごすためバスケ部に入部したが、あまりの運動音痴ぶりに戦力外通知を受け、マネージャーへ転身したという経歴を持つ。しかしこれがなかなか好人事だったらしく、彼女はかいがいしく働いていてそちらでの評価は高い。
美奈に激しい敵愾心を抱いているようで、ことあるごとに突っかかってくるのであるが──
「視線で人が傷つけられるなら間違いなく致命傷ね、これは」
受け手の美奈の方は意外と冷静である。妬み嫉みといった類の感情をぶつけられるのには馴れているからだろうか。・・・あるいは単に鈍感なだけかもしれない。
今はこうして天敵あつかいされている美奈であるが、しばらく後にとある事件を経て、彼女も七海と同様にちはるの崇拝を受けるようになるのだが──それはまた別の話である。
「ずいぶん慕われてるようだけど、ほんとに彼女の片思いなんでしょうね?」
疑わしげな美奈の声。七海は即座に反論する。
「決まってるでしょうが!」
「じゃあ七海は、普通に、男の子が好きってコトで間違いないのね?」
何故かしつこく、念を押して尋ねる美奈に、七海は怪訝そうな顔をして座りなおした。
「・・・なんなのよ、いったい」
「うん・・・ちょっと相談したいことが、あって」
美奈の声のトーンが落ちる。もう確認は十分だろう。レズ疑惑も晴れたところで、美奈はすでに彼と自分に事実関係があることは伏せ、このところの自分が感じた気持ちについて、かいつまんで話していった。
成績のことで相談したこと、実験中に見た笑顔のこと──。事前にきちんと整理しておいたはずなのに、美奈の口を出る言葉はしどろもどろで、まとまりのない説明になってしまった。
バターロールとエビ巻き卵を口にしながら、七海は黙って聞き終えると、
「ほっほーう、美奈もついにそーいったことで悩むようになったか。いや、なんか最近あやしーとは思ってたけどねー」
ウンウンと感慨深げにうなずいてみたりする。ちなみに、七海自身には付き合っている相手はいない。好きな人の話をしたこともないので、美奈は七海に意中の男性がいるかどうかもわからないのだった。
「で、なに? 放課後はやっぱり実験にかこつけて、教師と生徒がラブラブランデブーってわけなの?」
「なんなのよ、それは・・・」
「だって、毎日のよーに二人で研究室にこもってナニしてるのよ?」
「なにって、実験」
「男と女の?」
「だから、どうしてそういう方向に頭がいくの!」
美奈は七海を横目でにらむ。実際この一ヶ月近く、彼との間に色っぽいことはひとつもなかった。それでも、彼と一緒に実験を行う毎日に、どこか充実したものを美奈が感じているのは確かである。
「じゃあ、ホントにただ実験してるだけだってーの?」
「うん。企業から依頼された薬品とかもあるけど、先生の趣味に近い実験も多いかな。この前は、新発売の殺虫剤の成分比較を・・・」
七海はしばし目を閉じてこめかみを押さえた。それからどこか哀れむような目で美奈を見る。
「友人として忠告するわ。あんたソレ絶対暗い。青春の無駄遣いも甚だしいわよ?」
「そんな言い方って・・・」
美奈が不服そうな顔をする。七海はしょーがないなといったカンジのため息をついた。
「しかし高原かー。ま、美奈は年上好みだろうと思ってたけど」
「その、七海は・・・変だとかそういう風には思わないの?」
「なにが?」
「だって、教師と生徒だなんて・・・」
語尾は消え入り、美奈はうつむいてしまう。
──そんな不道徳な関係。そう言葉を続けるのはためらわれた。実際に口に出すことで、自分の気持ちまで貶めてしまうような気がしたからである。この気持ちが否定されるべきものだとは考えたくなかった。
「はあ? そんなの関係ないよ。好きになった相手がたまたま年上で、教師だったってだけのことでしょ」
顔を上げた美奈が見たのはいつもと変わらない七海の表情。なにを言ってるんだこのコは、といった表情だった。彼女は本当になんとも思ってないようである。
「でも・・・」
「ほら、生活指導の樋口。アイツの奥さんだってここの卒業生だし。全然珍しいことじゃないって」
「・・・ええっ!?」
美奈の脳裏に、年中しかめ面で、厳しくも慕われている四十過ぎの中年教師の顔が浮かぶ。
あの頭の堅い樋口先生が女子高生──しかも自校の生徒と恋愛し、あまつさえ結婚していたとは・・・! そういえば奥さんとはかなり歳が離れていると以前七海に聞かされた覚えがある。
「あンヤロー結婚したとき三十五で奥さん卒業したての十八よ? しかもこれが美人でねー。多くの同級生が涙をのんだらしいけど。それはともかく、好きになったら年齢だの立場だの気にしたってしょうがないよ。さすがに在校中はバレないように気をつけないといけないだろーけどさ」
「えっと・・・」
じっと七海を見る美奈。恥ずかしげなその視線を正面から受けて七海は答えた。
「・・・結婚は先走りしすぎだったか。よーするに、別に教師と付き合ったって変じゃないと言いたかったんだけど――と、あらら、噂をすれば」
七海の視線を追うと、校舎のほうから一人の男性教師が歩いて来るのが見えた。美奈と揃いの――とはちょっとわからないほどにヨレてしまった白衣をおざなりに着ている。いつもと同じ、美奈がすっかり見なれた格好。高原修司その人に間違いなかった。
(先生・・・!)
美奈の頬がほのかに紅潮した。そんな自身の変調が、美奈を混乱させる。
(なんなの、これは・・・こんなの、こんなのわたしじゃない)
うつむいた美奈を見て、七海の目になにかよからぬ光が宿った。立ち上がると、手を振って大声で修司に呼びかける。
「おーい、せんせー! たっかはっらせんせー!」
「ち、ちょっと、七海?」
驚いた美奈が七海のスカートの裾をつかむ。何故か七海の背中に隠れようとしてしまう。見上げた七海の顔は光線の具合でよく見えなかったが、かろうじて判別できた口の端に浮かんだ笑みに、美奈はとてつもなく不吉な予感がした。そう、母・節子が自身いっぱいに「大丈夫、まかせて」と言ったときのような。
「ま、いいからいいから。・・・こっちだよー、せーんーせーっ!」
「ううう・・・」
593 :
ダヴー:2001/07/23(月) 21:03 ID:YAlbrqE6
>>589-592
続き。まだS-6の途中です。ようやっと主人公が登場したところで引き。
次回は夏の祭典の後になると思います。
594 :
515:2001/07/24(火) 05:41 ID:MimthyNE
セーブsage
セーブカキコ
598 :
土の日火プリン :2001/08/11(土) 18:24 ID:Zb4cFqy6
>>594 なんか随分堂島がスマートですね。ティムポとか特に。(w
身体の結がりやデッサンとか頭身とか肉付きとかもっとこう・・・・。
>>ならお前描いてみろ。
上の文で本気で「ならテメーが描いてみろコノヤロー殺すぞ。」って方がいたら、
責任とって描きます。多分。いやもしかしたら。
馴れ合いは嫌なのであえて正直な感想を書かせて戴きました。
599 :
名無したちの午後:2001/08/11(土) 18:29 ID:MQvvEfbs
600 :
土の日火プリン :2001/08/11(土) 18:52 ID:bNFr5vkk
>>598 誰だよお前・・・・殺すぞ夏房の厨房が。
すげぇ今更だが、竜之介の名字って初芝なん?
>>598 ならテメーが描いてみろコノヤロー殺すぞ
ネタか(藁
>>603 ククク・・・いいぜ・・・・やってやるよ。首洗って待ってろこの野郎!!
598の退路が断たれました。
607 :
名無したちの午後:2001/08/15(水) 22:19 ID:M0NYIMH.
104氏の復活きぼん
610 :
104:2001/08/18(土) 04:43 ID:KoF1toUA
じゃ、今から書くので、2時間ほど待って下され。
>>610 マジですか?マジなら楽しみにしてます。
乃絵美は、静かに兄の部屋の扉を開いた。
「・・・起きてる?・・・お兄ちゃん」
静寂。
耳を澄ませば、僅かに時計が針を進める音と、兄の寝息だけが聞こえるけれど、それすらも表通りを時折通る車の音にかき消されるほどの小さなさざめき。
「・・・寝てるの?」
微かな失望。
起きていたら、兄は乃絵美を見て、どう思っただろう。
バスタオル一枚を巻いただけの、生まれたままの姿態。
そのバスタオルから伸びた細い太股からは、先刻浴びたシャワーではない、乃絵美自身が分泌した雫が伝っている。
紅潮した頬が、堅く尖った乳首が、乃絵美の心情を表していた。
「お兄ちゃん・・・」
身体に巻いたバスタオルを取り去ると、乃絵美はベットに跪く。
タオルケットから覗いた兄の足。
陸上部で鍛えた、引き締まったふくらはぎを見ているだけで、乃絵美の胸は苦しく締め付けられる。
「・・・好き」
聞こえない言葉。
伝えたい言葉。
そして、言葉よりも欲しいもの。
兄の匂い。
兄の温もり。
それが目の前にあると思うと、溜まらなくなる。
「ん・・・」
気が付くと、乃絵美は兄の足に舌を這わせていた。
親指から指の間を丹念に舐めて、その舌先は徐々にくるぶしへ、そして、ふくらはぎへと伸びていく。
「んん・・・」
ねっとりと這う舌が、パジャマの裾に阻まれて止まる。
「はぁ・・・はぁ・・・」
乃絵美は、ゆっくりとタオルケットをずらす。
「ん・・・」
と、僅かに兄の口が開く。
「!」
乃絵美の心臓が止まりそうになる。
けれど、兄は寝返りを打っただけで、また、静かな寝息を立て始めた。
「ほっ・・・」
胸をなで下ろしつつ、乃絵美は再び兄に跪くと、パジャマのウェストに手をかけた。
寝返りを打って、仰向けになったせいで、脱がしにくくなってしまった。
反面、乃絵美の眼前に兄の股間が晒されることになる。
薄手の木綿ごしに見える膨らみは、乃絵美の子宮を熱く焦がす。
「お兄ちゃん・・・待ってて・・・」
熱病にうなされるように呟くと、乃絵美は引き締まった腹筋に微かに食い込んだパジャマのゴム紐に、そっと指を差し込む。
そして、ゆっくり、ゆっくりと、ズボンを下ろしていく。
「はぁ・・・はぁ・・・」
ようやく膝の手前まで下ろすと、ズボンから手を離した。
残るは、パンツだけだった。
仰向けのまま、深い眠りに落ちている兄の股間を包んでいるのは、白いブリーフ一枚。
(ブリーフも脱がせなくちゃ・・・)
パジャマに手をかけたとき以上に慎重な手つきで、ブリーフに指を差し入れると、ゆっくりと引き下ろしていく。
「あ・・・」
兄の股間の膨らみが引っかかり、引き下ろす手がとまる。
そっと、兄の陰茎を押さえて、はっとする。
「熱い・・・」
兄の陰茎は、熱く、硬くなっていた。
「・・・お、お兄ちゃん。起きてるの?」
おそるおそる、兄の顔を伺う。
安らかな寝息を立てる兄は、起きている様子もない。
「・・・寝たふりしてるの?」
泣きそうな声で、もう一度聞く。
こんなところを見られたら、なんて言い訳していいか分からない。
だが、兄は、そんな様子もなく、ただ安らかな眠りについていた。
(寝てるのに・・・)
なのに、こんなにも硬く、勃起するものだろうか。
乃絵美は、戸惑う。
(だとしたら・・・)
いやらしい夢を見ているのだろうか。
(誰の夢?・・・私のこと・・・じゃないよね)
惨めな自覚。
兄が、乃絵美に対して、そういう感情を持っていないことは、誰よりも乃絵美自身が痛感しているのだから。
「いいの・・・」
気を取り直して、乃絵美はブリーフを下ろす。
引っかかっていた、兄の陰茎が反動で、ぶるんと震えるように動いた。
熱く硬いそれは、乃絵美の胸を高鳴らせながら、そそり立っている。
「お兄ちゃんが、誰を好きでも・・・」
乃絵美の、愛液に濡れそぼった指が、兄の陰茎をそっとくるんだ。
「今は・・・乃絵美だけのお兄ちゃんだからね・・・」
乃絵美の唇が、兄の先端に触れた。
軽いキス。
「あ・・・っ」
それだけで、声が漏れるほど、熱く感じてしまった。
(やっぱり・・・お兄ちゃんなら・・・)
きっと、いかせてくれる。
そんな確信が涌いていた。
乃絵美の目の前、わずか5センチ先に、兄の陰茎がある。
高鳴る胸と、逸る思いを押さえながら、まじまじと見る。
(堂島さんのとは・・・違うんだ)
亀の頭のようになった部分が剥きだしになった堂島のそれとは違い、兄の陰茎は、先端を覗くと、柔らかな皮に包まれている。
兄の男の匂いに混じって、微かなアンモニア臭。
硬くそそり立った陰茎なのに、兄のは子供の頃と同じ形だった。
それは、昔から兄を見ていた乃絵美に安堵の思いを抱かせる。
「これが、お兄ちゃん・・・」
そう思うと溜まらなくなって、舌を這わせる。
「あふ・・・」
亀頭と包皮の間に這った舌が、唾液の潤滑で滑り込んでいく。
(剥けちゃう・・・んだ・・・)
驚きながら、丁寧に舌を這わせて、包皮を剥いていく。
途中、兄の苦しげな寝息に何度か中断しながらも、結局亀頭をくるんでいた包皮を全て剥いてしまった。
剥いてしまえば、兄のものも堂島のものと同じだった。
(お兄ちゃんのほうが・・・少し、小さいのかな)
なんて、見比べて、そういう比較をしてしまっているはしたない自分に赤面する。
(でも、お兄ちゃんは、お兄ちゃんだもん・・・)
自分に言い聞かせて、再び舌を這わせる。
「んふ・・・ん・・・」
這わせながら、乃絵美の指は充血したスリットに伸びている。
(・・・さっきより、ずっと気持ちいい)
そう思った。
乃絵美は火照った身体を兄の足にすり寄せて、兄の体温を感じる。
硬い乳首が兄の太股と擦れるだけで、軽くいってしまいそうなほど。
心なしか、兄の寝息も乃絵美の愛撫に応えるように、せつなげなうめきが混じるようになっている。
「んく・・・ん・・・ん・・・」
乃絵美は、口いっぱいに兄の陰茎を頬張ってスライドさせる。
「あ・・・あ・・・」
寝息だけでない、兄の声。
ただの寝言。
けれど、それは乃絵美の愛撫を感じて漏れた言葉。
(感じてるの・・・お兄ちゃん・・・)
嬉しくなって、口中の亀頭に、更にねっとりと舌をからめる。
スリットをまさぐる手も、更に淫靡に蠢いていく。
乃絵美の二本の指がどろどろの膣内を掻き回し、親指は陰核を刺激する。
「んはぁっ・・・お兄ちゃん・・・ん・・・んふぅ・・・っ」
寝室であれだけ刺激しても昇り詰められなかったのに、こうして兄のものを愛撫しながら自分の手で慰めているだけで、もういきそうだった。
「んく・・・んふ・・・ん・・・んんん・・・」
軽い絶頂を何度も繰り返しながら、尚もフェラチオを続ける。
兄の口からも、切なげな息づかいが聞こえる。
震えるような吐息。
兄も、もうすぐなのが、わかる。
(・・・いいよ・・・乃絵美が口で受け止めてあげる・・・)
乃絵美の太股を伝う陰液は、幾重もの筋を作って、床に滴っている。
指から溢れた雫が、更に床に染みを増やしていく。
(乃絵美も・・・もういきそう・・・)
剥かれた陰茎に激しい愛撫を加えながら、また軽く痙攣する。
(いっちゃう・・・もう・・・いっ・・・っ)
激しい快感の波が押し寄せていた。
頭の中が真っ白になる。
「んくぅっ・・・・ん・・・っっ・・・・!」
乃絵美の絶頂と同時に、兄もびゅくびゅくと溢れるほどに乃絵美の口中に放出していた。
そのとき、兄の口からひとこと、寝言が漏れた。
「ん・・・真奈美・・・ちゃん・・・・」
惨めだった。
肩で荒い息をしながら、もやのかかった頭が元の思考を取り戻していく。
(お兄ちゃんは・・・)
それ以上考えたくなかった。
兄が夢見ていた相手。
それは、鳴瀬真奈美なのだった。
(あれも・・・)
あの乃絵美の愛撫すらも、兄の夢の中では真奈美がしたことになっているのだろう。
(あんなに・・・あんなに気持ちよさそうに感じていたのは・・・真奈美ちゃんだと思っていたから?)
目頭が熱くなる。
床に落ちたバスタオルを拾うと、火照った身体をくるむ。
口いっぱいに溜まった兄の精液を広げた掌に出す。
少し迷ってから、それをシーツになすりつけてふき取った。
目尻に溜まった涙がこぼれそうだった。
こぼれそうな涙を手の甲でぬぐうと、そっと立ち上がる。
「お兄ちゃんの・・・ばか」
そう呟くと、乃絵美は兄の部屋を出た。
乃絵美は堂島にされた恥辱の数々よりも、兄の一言に胸が張り裂けそうな思いだった。
ひとしきり泣いて乃絵美がまどろみ始めたとき、もう外は白み始めていた。
618 :
104:2001/08/18(土) 08:46 ID:CHkG0kCU
えーと。一ヶ月以上ご無沙汰です(笑)続き
>>612-617
url辿るなとかメッセージ仕込んでおきながら、自分は辿るなんてずるいぜー(w>515さん
とかいいつつ、慌てて昔の絵を消したり、絵を誉められて嬉しくなってるうちにふと
本屋に逝ったら古い知り合いが立て続けに二人ほど画集出してて、事業提案書とか
見積書とか請求書とか事務仕事にまみれて、俺何やってんだろと鬱になったり、
色々してるうちに1ヶ月。早いもんです。
まー、マイペースで逝きましょうかネ。
あと、他の人も復活&新規参加きぼん☆
619 :
611:2001/08/18(土) 23:41 ID:oZb8Nx9U
まじだった。104さん、お久しぶりですね。
お兄ちゃんブリーフに包茎ですか(笑
てか羨ましいぞこのヤロー!!
…
相変わらずのテンションの高さ、素晴らしすぎます。
これからまたおっさんにいたぶられるんだろうな…
続きも是非。
ホントに2時間で書いてるし!!(w
104さんお久しぶりですー。今回も楽しめました。
お忙しそうですが、また暇があったら書いてくださいませ。
恋愛の云々の揺れ動きが、口から手のひらに移した精液をどうするかの
逡巡で表現されてるなんて初めて見たっすよ(笑 (考え過ぎ?)
621 :
515:2001/08/19(日) 00:43 ID:8rCorxBk
104さまへ
>url辿るなとかメッセージ仕込んでおきながら、
>自分は辿るなんてずるいぜー(w>515さん
えっと 書いた覚えないんですけど… あうっ 書いてあったらごめんなさい
知り合いが画集<もしかして104さんは結構ビッグな人?
土の日火プリンさんへ
絵が楽しみです♪ 画像への直リン待ってます〜
622 :
名無したちの午後:2001/08/20(月) 10:26 ID:1sA84f3Q
==========================
ここまで読んだ しおり
==========================
104マンセー!
624 :
へたれSS書き:2001/08/20(月) 22:53 ID:x5ubA0tg
>>624 乙カレー
一時はスレが終わったと思ったけど復活して良かった。
七海の呼びかけに応じて、修司はすぐこちらにやって来た。なんだか足取りが重たげで、だいぶ疲労しているように見える。
「・・・なんの用だ宮ヶ瀬」
不機嫌そうな修司の第一声。が、その充血した目で七海の背後にいる美奈の姿を認めると、わずかに表情がゆるむ。いや、ゆるむどころか大口を開けて天を仰いだ。
「ふわああ」
「わ、せんせー大きなあくび。寝不足じゃないの?」
からかいの微粒子を含んだ七海の言葉に、ようやく口を閉じた修司はわずかに顔をしかめた。よく見れば、髪の寝ぐせや無精ひげもそのままだ。くたびれた格好に教師の威厳は感じられない。脇で見ていた美奈は修司の疲労の原因に思い当たった。
「ああ、ちょっと目の離せない実験だったものでな」
「・・・先生、寝不足と言うよりあの実験予定だと全く寝られなかったと思うんですけど、大丈夫なんですか?」
七海と対照的に、気遣うような調子の美奈の声。昨日彼女は途中で帰ったが、予定では今日の明け方までかかる実験だったはずである。修司は頷いた。
「結局終わる頃には運動部の連中が朝練始めてた。今日は午前中の受け持ちがなかったから、さっきまで研究室で寝てたんだが・・・」
「なら少しは眠れたんですね。あ、でも――」
「ふあー」
修司の研究室にある来客用ソファーは、ベッド代わりにするには少し堅い。おかげで身体の節々が痛むのか、修司は肩や腰を軽く叩きながら顔をしかめ――もうひとつ大きなあくびをした。あくびが終わるのを待って美奈が問いかける。
「・・・あの、それじゃ先生、朝の職員会議サボったんじゃないですか?」
「あ」
美奈の指摘に修司の動きが止まった。こういうところが教頭や学年主任に睨まれる原因なのだろうなと美奈は思う。
(・・・ちゃんと昨日帰る前に注意しておいたのに)
きっと実験に戻ってすぐに頭から消えてしまったのだろう。七海が楽しそうに修司の顔を覗き込んだ。
「せんせー、クビになるの?」
「なるか! 縁起でもない」
「でもこんなコトが続くようだとそのうち現実になるかもしれませんね」
冷静にツッこむ美奈。どのみち生徒に手を出したことがバレたら一発でクビだろうなということはひとまず置いておくらしい。修司はぽりぽりと頭を掻いた。
「・・・一応あとで職員室に顔出してくるか」
「あ、そーだ。実験て言えばせんせー、最近美奈を休みの日までこき使ってるでしょ。こないだの連休だって、一緒に買い物行こうと思ってたのに、実験だって断られたんだからね。ちょっとは遠慮しなさいよ」
「いや、あれは特別だ。時間がかかるから休日の方が都合のいい実験がたまっていたからな。そうそう徹夜もできんし・・・」
「なんの実験だったっていうのよ」
「そうだな・・・トリニトロトルエンの精製と使用実験、とか」
「トリニト・・・なに?」
「だからトルエンにニトロを三つくっつけてだな・・・」
「――TNT火薬のことよ」
寝ぼけた頭で語り始めようとした修司を遮って、美奈が化学の成績のよろしくない七海にもわかるよう簡単に解説する。
「あーあ、爆弾の材料の。なるほど勉強になった。ちょっと待て」
「なんだ宮ヶ瀬」
「その連休明け、西校舎裏のランニングコースに大穴が開いてたんだけど、まさかアレせんせーの仕業?」
美奈と修司がそろって目をそらした。
早朝練習の陸上部員が最初に発見したその直径約五メートルのクレーターを作った犯人はいまだに不明とされている。前日爆発音のようなものが付近の住民に聞こえていたらしく、
隕石が墜ちたとか大学部の地質研が調査用の爆発物を誤爆したとか校内にいくつかの憶測が飛んだが、どれも決定力を欠くうちに話自体が風化してしまった。学校主催の模試が近づいていたからであろう。
模試とはいえ、付属校から推薦入学する際の参考資料ともなる大事な試験を前に、訳のわからんことに関わっている余裕のある者など、教師生徒問わずこの学校には普通いない。
「あの穴、陸上部とバスケ部、それにバレー部とかその辺にいた運動部員総出でよーやく埋めたのよね」
命令したのは朝の早い校長だった。まあ適当に調べるフリをして、埋めてよしとの判断をぬけぬけと下したのは傍らに立っていた修司だったりするのだが。ともあれ、一般の生徒が登校してくる頃には一応の体裁を整えることができた。
修司に対する校内の一般的な評価は「なんか学校から特別な扱いを受けて研究とかやってる寡黙で怜悧ででも優しい教師兼化学者」といったところで、
そのややマッドな研究内容まで把握しているものなど数えるほどしかいないから、この件で彼が追求されることはなかったのである。もちろん今まさに修司に嫌疑をかけている七海は彼の正確な理解者の一人だ。
「知らんぞ俺は、裏山の天狗の仕業じゃないのか」
「・・・このあたりに天狗の伝承なんてありましたっけ?」
スッとぼけて適当なことを言う修司に対して、美奈が素直に疑問を口にした。
「さあな? 俺、比較民俗学は専門外だから」
「話をごまかすんじゃない! 美奈っ、だいたいアンタが止めないでどーすんのよ!」
「と言われてもあれはどうにも・・・」
あの日あの時、美奈は修司に頼まれて研究室にこもり、とある試薬と化合物の反応を観察していた。というか、今にしてみれば美奈に制止されることを考慮して集中を要するその仕事をさせていたと考えた方が自然であろう。
呼吸を整え七海はしばし黙考すると、
「・・・まーいいわ。駅前に最近オープンした高級フレンチレストランがあるのよ。そこのスペシャルディナーコース。この辺で手を打ってあげましょ」
「なんだって?」
脈絡のない七海の発言に修司が戸惑った声をあげる。
「口止め料よ。安いものでしょ?」
「ふざけるな」
「じゃ、盛大にバラしてこよ。他にもあるコトないコト色々と。善良な教師としての評価と信頼、もしかしたら職まで失うかもね」
七海は新聞部にコネがある。わざとらしいほど大仰に方向転換して行こうとする彼女の手を掴んで修司は引き止めた。このガキャ試合中ドリンクに薬物でも仕込んだろーかという内心を隠して下手に出ることにする。
「あるコトはともかくないコトはやめろ。──今度の給料入った後でいいか?」
「いーけど、美奈も一緒だからね」
「え、わたし?」
「おい、それは――」
「だぁってせんせー、教師と生徒が二人っきりでムーディな高級レストランにいるとこなんか誰かに見られたらどう言い訳すんの?」
「一人増えてもそれは変わらんと思うが」
「・・・その前に、七海そんなところに着ていく服持ってた?」
そういう美奈も洒落た服などロクに持っていない。暗めの照明と落ち着いた音楽でアダルトな空間を演出している店内に、白衣姿と制服姿が鎮座するさまを美奈は思い浮かべた。・・・頭痛がする。
「バレた時言い訳が容易なのは定食屋とかファミレスとかだろうなあ。あ、学食なら全然その心配はないぞ」
「副業でだいぶ儲けてるでしょーに、ずいぶんしみったれたコト言うのねせんせー」
「なにをいくら食ったって、胸に肉がつかないのは変わらないと思うぞ宮ヶ瀬」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
両者とも張り付けたような笑みを崩さぬまま向かい合った。交わした視線の間に不可視の火花が散る。美奈はこの場から逃げ出したくなった。
「・・・えーと、この件については日を改めてじっくり話し合うということに・・・しません?」
勇気を出して立ち上がると、美奈は二人の間に左手を割り込ませて愛用のアナログ式腕時計の時刻を示す。数秒の後、まず修司が身を引いてみせた。
「そろそろ昼休みも終わるしな。これ以上戯れてるヒマはない」
「じゃ、安いところ、その代わりに回数を増やすという方向で検討しておくねせんせー」
「・・・勝手にしろ。俺はもう行くからな」
「あ、待って先生、ネクタイ曲がってます」
背を向けかけた修司の前にまわると、美奈は手慣れた動作で彼のネクタイを直した。
「お、すまん五十嵐」
「こんな格好で職員室に入ったら、林田先生あたりに注意されますよ。すぐ授業ですし、どうせ行くならその後シャワーでも浴びてからにしたらどうですか?」
「む、そうだな・・・」
そんなやりとりの中、急速に二人の周囲にかもし出されたナチュラルな雰囲気にはじきだされて七海は居心地の悪さを感じた。とっさに茶化す言葉も出てこない。なんというのか、こう、妙にサマになっているというか板に付いてるというか――。
ハッと気付いて七海は辺りを見回す。ここはもともと人は少ないが、こちらに注意を払っているのはちはる以外いないようだ。アレは自分のコトしか見てないだろうし、もしそうでなくても簡単に口止めできる。ひとまず安心だ。
(校内ってことを考えてイチャつきなさいよこの二人は・・・というかアタシが相談に乗る必要ぜんぜんなさそうなんだけど)
それでも一応はしかけてみることにする。七海は気合いを入れて愛フィールド内に身を乗り入れると美奈の前に出た。
「ねー先生、今日このコ使う? ちょっと用があるんで借りたいんだけど」
美奈の頭をポンポンと手のひらで軽く叩きながら尋ねる。きょとんとした顔で美奈は七海を仰ぎ見た。
「そうだな、今日はとっとと帰って寝るつもりだから構わないが・・・ってなんで先に俺に聞く」
「あーら、おとぼけになる・・・いえね、また男子に仲介頼まれちゃって。ほら美奈ってこれで結構モテるから」
「な、ちょ・・・っ!」
騒ぎかけた美奈を後ろ手に制して、七海はちらりと修司の反応を伺う。彼女の裾を掴んだ美奈の手に力がこもり、緊張が伝わってくる。返答まで若干の間があった。
「・・・そうか」
「あれ? せんせー気にならない?」
思い切り挑発的に七海は言った。やや憮然として修司は答える。
「くだらないことを言うんじゃない。・・・そろそろ予鈴が鳴る、早く教室に戻れよ」
強引に話を打ちきると、修司は急ぎ足で校舎に戻っていった。背を向ける前に、彼がほんの一瞬美奈の顔に視線を走らせたのを七海は見逃していない。適当に手なんか振って見送っていると裾が強く引っ張られた。
「七海、どういうつもり?」
「どーいうって、反応を確かめたのよ。高原、普通に返事してたけど内心思いっきり動揺してたねあれは。あんたたち、ちゃんと恋愛してるじゃない」
「な・・・!」
赤面して絶句する美奈。そのとき、昼休みの終了を告げるチャイムが鳴り始めた。周囲があわただしく動き始める。美奈も五時間目は教室移動なので時間的余裕はあまりない。
「ほーら、さっさと動く。あ、用があるのはホントだからね。放課後教室に呼びに行くから待ってるのよ」
一方的に言うと、七海は美奈の抗議の視線を無視して校舎へ歩いていく。慌てて立ち上がった例の一年生──真野ちはるが早速後ろからまとわりついていった。すぐに角を曲がって二人とも見えなくなる。
(先生が動揺してた・・・?)
美奈には彼を細かく観察する余裕など無かった。手早く弁当箱を閉じてため息をつくと、美奈は自分の白衣を指でなぞる。
「先生も、わたしをそういう風に意識してくれてるの・・・?」
美奈の呟きは、誰の耳にも届かず風の中に掻き消えた。
631 :
ダヴー:2001/08/21(火) 22:12 ID:s3JorQb2
久しぶりの続き
>>626-630。ところどころ改行が変ですが、ようやっとS-6が終わりです。
ここだけでS-1からS-5まで全部より長い・・・バランス悪。
この話は今後S-12くらいまでいって終わる予定です。『魔薬』に関しては
>>480-481あたりをどうぞ。
えー、
>>426の趣旨でいけば、まず未プレイの人にこそ面白がってもらえるものを書かねばならないのですが・・・どんなもんでしょーかコレ。
ゲーム自体の設定が穴だらけだったので(学校名も出てこない)、そのへんいろいろ勝手に考えて埋めたらほとんど別物に。
まーいいや、どーせ趣味だともう開き直りましたが。
>保管サイト管理人様
現在、場面転換の所とかも行間を詰めて保管されていて、ちょっと読みにくいようですので、
お手数ですが更新の時に下記の通りに番号を振って適当に行間をあけていただけないでしょうか。
S-7からはこちらで文頭にシーン番号を振っておきますので、どーぞよろしくお願いします。
S-1
>>440-441
S-2
>>447 S-3
>>448-449
S-4
>>471-472
S-5
>>511-512
S-6
>>543-545、
>>589-592、
>>626-630
6月2日。
いつもと変わらぬ喧噪の教室の中で、乃絵美はひとりうつむいて座っていた。
昨日の失禁が、クラスの中で溝を作ってしまっていた。
皆、一様に乃絵美の姿を見ると、気まずそうな表情で顔を逸らす。
更に言えば、クラスの皆が思っているようなただの失禁ではない。
バイブレーターを入れられて、何度も昇り詰めて、挙げ句に堂島の目の前で失禁してしまったのだ。
クラスの皆以上に、乃絵美は居心地の悪い思いをしている。
みよかたちから、それとなく話を聞く限り、堂島が即座に連れだしたおかげなのだろうか、それには気づかず、ただの失禁だと思っているらしい。
(良かった・・・)
少しだけ胸をなで下ろす。
けれど、高校生にもなって、衆目の中失禁をしてしまった少女は、やはり奇異と憐憫の目でみられてしまっているのだった。
「はぁ・・・」
乃絵美は、今日何度目かになるため息をついた。
昼休みのチャイムが鳴る。
早く教室から出たくて、急いで弁当を取り出した。
(お兄ちゃんと・・・お昼食べよう)
思えば、今朝の兄は様子がおかしかった。
顔を赤らめ、こそこそと洗濯機を回していたのだ。
泣きはらして腫れぼったい顔にきづかれたくなくて、
「お兄ちゃんがお洗濯するなんてめずらしいね」
なんて。
冗談めかして、クスリと笑って通り過ぎたのだけど、
(あれって、お兄ちゃんはきっと・・・)
昨晩、乃絵美がしたフェラチオの後を、夢精か何かと勘違いしたのだろう。
(でも・・・)
それは、真奈美のことを想ってのことだということも、乃絵美には痛いほど判っている。
(お兄ちゃん・・・)
思い出すほどに、乃絵美の小さな胸がせつなく痛んだ。
「伊藤・・・乃絵美?」
呼び声。
「あっ・・・チ、チャムナ・・・さん?」
それは、チャムナ・フォンだった。
「は、はいっ」
慌てて、チャムナのほうを向く。
相変わらずの仏頂面。いつものことだけれど、やっぱり少し不機嫌そうにも見える。
「放課後、昨日と同じ来客室に来い」
昨日と同じ来客室。
それは、堂島がいる部屋だった。
「えっ・・・」
不安そうに、乃絵美は両手を胸に寄せた。
両手を非対称に寄せる、乃絵美が不安なときによく見せる癖だった。
(また・・・昨日みたいに・・・)
昨日の恥辱が脳裏に蘇り、暗澹とした気分になる。
「・・・伝えたぞ」
チャムナは、変わらぬ無表情できびすを返す。
「あ・・・」
乃絵美が何の意思表示も見せる前に、チャムナは自分の教室へと消えていった。
「はぁ・・・」
放課後のチャイムが鳴ると、乃絵美は再び陰鬱なため息を漏らす。
それは、昼まで漏らしていたため息とは違う。
絶望と、これからされることを予想するため息だった。
(昨日、あんなにしたのに・・・)
陰唇の一番擦れるところが、まだひりひりと痛んでいる。
フィアッセに飲まされたペーストのせいで昨日は気づかなかったが、かなり乱暴に弄くってしまっていたらしい。
(今日は・・・・やだな・・・)
そう思って、ますます暗くなる。
「眠いし・・・行きたくないな・・・」
それは堂島のせいではなく、乃絵美が兄と契ろうとした結果なのだけれど、事実2時間ほどしか寝ていないせいで、今もぼんやりと睡魔が漂っている。
「どこに行きたくないって?」
突然、耳元で声がした。
「わわっ」
慌てて、声のほうに向く。
「菜織ちゃん・・・びっくりしたぁ・・・」
それは、兄の幼なじみ。氷川菜織だった。
「教室にひとりきりで、何してるの?」
菜織は、いつもの笑顔に少し心配を織り交ぜて聞く。
周りを見ると、もう全員帰って後だった。
「あ・・・ぼんやりしてたみたい」
そう言って苦笑する。
「で、どこに行きたくないの?」
菜織は、先ほどの独り言に興味を持ったのか、執拗に聞く。
「な、何でもないよ」
と、慌てて否定する。
「弱音なんてめずらしいじゃない? やなことなら、この菜織ちゃんが替わってあげるからさ」
替わる、という言葉にはっとして、菜織の顔を見る。
菜織の屈託のない笑顔は、今の乃絵美には眩しすぎる。
(替われるわけないよ・・・)
と思い悩んで、顔を背けてしまう。
乃絵美に替わるということは、菜織が陵辱されるということ。
そんなことは頼めない。そう思うとなおさらにうつむいて押し黙るしか無くなってしまう。
「ほーらっ。そんな暗い顔して遠慮しないで。図書委員の仕事?」
けれど、取り合わずに菜織は乃絵美の肩に手を回して、大きく抱きかかえるようにして優しく聞き直した。
「・・・図書委員の仕事は仕事・・・だけど・・・」
歯切れ悪く応える。
それは、間違いではない。
来客室の奥にいるのが、堂島でさえなければ、普通の図書委員としての仕事になる筈だったのだから。
「わかった。じゃ、私が替わってあげる! 図書委員って、外の人を案内したりするんだよね」
返答代わりに、顔を背けたまま頷く。
「判った。じゃ、具合悪くなって帰ったって言っておくから・・・大丈夫。私、神社の娘じゃない? 案内とか得意なんだから」
クラスから避けられている乃絵美には、その優しい包容と言葉が、どんな優しさよりも応えた。
(関係ない菜織ちゃんなら・・・堂島さんも、変なことしないかも・・・)
そんな気すらしてきた。
「じゃあ・・・」
そう言って、菜織の手を握った。
乃絵美が学校を出て10分後。
菜織は、教えられた来客室の扉をノックしていた。
「入りなさい」
奥からは、男の声。
それは、待ちかねた堂島の声だった。
堂島は、昨日挿入前に伊頭首相からの電話が入り、結局自身は満足することなく終わっていた。
それだけに、昨日の乃絵美の痴態を思い出しながら、今日は一日中弄ぶつもりでいる。
(ヒヒ・・・あれだけじらしたんだ。今日は乃絵美も・・・)
必ず待っているに違いない。
そう確信していた。
しかし。
扉を開けたのは、乃絵美とは似てもにつかない活発そうな少女だった。
乃絵美より少し年上なのだろうか。
制服のリボンが、チャムナと同学年であることを示す。
「乃ぉー絵ぇー・・・えぇっ!?」
ズボンの下でいきりたつ陰茎を隠すように、慌ててソファーにかけ直す。
「な、何かね。部屋を間違えとるよ」
狼狽して、咳払いをして見せる。
「あのー。乃絵・・・じゃなくて、伊藤さんは具合が悪くて先に帰ったので、私が替わりにご案内しますので」
そういって、菜織は愛想笑いをする。
子供らしさの残るぎこちない愛想笑いが、堂島を落胆させた。
「・・・いい」
帰っていい、と手を振ると、怪訝そうな顔をしながら菜織も立ち去った。
もとより、乃絵美の代役なのだ。
無理に固執するよりも、おとなしく帰ったほうが気が楽だった。
「さて・・・用事も済んだし」
菜織は、大きく伸びをしながら考える。
(今日は、真奈美が病欠だったから・・・アイツ、気にしてたっけ)
想い人のことを考えると、少しだけ胸がさざめいた。
「・・・じゃ、私も、真奈美ちゃんのお見舞いに行こうかな」
どんな言い訳をしようか、どんなお見舞いを持っていこうか。
(うん。行こう・・・真奈美ちゃんと二人きりにするのも・・・不安だもん・・・ね)
そんなことを考えながら、菜織は帰路についた。
同刻。
菜織の去った来客室は、激しい衝突音の後に、クリスタルの灰皿とアルマのソファーが不幸せな合体を試みさせられて、ソファーのスプリングがむき出しになったところだった。
「乃絵美ぃっ・・・!」
激情に駆られて興奮した堂島は、肩で息をしていた。
「くそ・・・くそっくそっ・・・くっ・・・」
ひとしきり暴れると、息を整えて、電話の内線番号を押す。
それは、内線一覧にない秘密の番号。
理事専用回線だった。
「・・・チャムナを連れて来なさい」
ぶっきらぼうに、それだけを言うと、受話器を置く。
堂島のズボンの膨らみは、チャムナが来るまで待ちきれないかのように硬くそそり立っていた。
638 :
104:2001/08/23(木) 07:19 ID:.TfzqiVM
続き
>>632-637
たまにはエロ無し編ということで。
>>620 わ。それ当たりです。ていうか、そんな細かいところまで読んでましたか。感謝。
タヴーさんも順調に進んでますねー。
希望を言わせて貰えればHシーンも欲しいでス。
って、今回エロ無しの私が言うことじゃないですが。
それにしても、プリマヴェールの続きはいつなんでしょう・・・熱烈きぼん
なんか力入った投稿が続いて幸せだねえ……(´ー`)
640 :
名無したちの午後:2001/08/24(金) 06:32 ID:1O7JAFSo
「非常に幸せ」さらに一票。がむばってください。
余裕のあったはずの堂島が、このあとどうするかが、とても見てみたいような、見ては怖いような。
ごめんなさい!!
642 :
名無しさん@ピンキー:2001/08/24(金) 06:42 ID:s3a5AVyA
104さんおつかれさまです。
偽プリンはどうするつもりなんだろう・・・本当に描くのかな。
644 :
515:2001/08/25(土) 03:34 ID:YA3MOUxA
偽プリンさんの絵は楽しみです♪
哲学板(!?)に土の日火プリンってコテハンの奴がいたからこのスレのことを言ったら、
>あれ書いたのは俺じゃねーんだけど・・・・
>描けってんなら描こうかな。今の仕事全部片付いたらな(稿
とか要領を得ない事を言ってた。
スレ見たい人は自力で探して。これで荒れたら悪いからさ。
翌日。
久々に、ゆっくりと睡眠をとった乃絵美は、この一週間の塞いだ気持ちが幾分紛れた心持ちになっていた。
昨日は遠巻きにしていたクラスの皆も、徐々にだが普段のように接するようになっている。
窓から見える初夏の青空が、いつにもまして晴れやかな気持ちを誘っているようだった。
昨日、堂島の相手を買って出てくれた菜織は、兄との約束があるといい、これからしばらくはロムレットでアルバイトをするのだと言っていた。
そして、着替えで二人きりのとき、堂島のところに行ったものの、何もなくすぐ帰らされたと笑って伝えてくれた。
(菜織ちゃん・・・優しいな)
と、心の底から感謝してしまう。
兄と仲良さそうにロムレットでアルバイトをしている姿を見ると、少しだけ妬けてしまうのだけど、今日ばかりはそれすらも祝福したいほどの気持ち。
(ずっと、こうならいいのに・・・)
つかの間の幸せが続くことを祈ってしまう。
けれど、それは更なる破滅へと堕ちていく間の、ほんの一瞬休息でしかないことに、乃絵美はまだ気づいていないのだった。
「乃絵美」
授業が終わってすぐに、教室に入ってくる生徒がいた。
「チャムナ・・・さん」
褐色の少女である。
チャムナは、いつものように肩を押さえて顎を突き出した見下すような姿勢のまま、乃絵美をにらみつけている。
「あ、あの・・・何か・・・?」
後ろめたい気持ちが、口を淀ませる。
見ると、チャムナの口元はうっすらと切れて血のにじんだ痕があった。
「それ・・・堂島さんに・・・?」
チャムナは顔をしかめて俯いた。
(やっぱり・・・私のせいで・・・)
堂島は、菜織を帰した後に、この褐色の少女を力ずくで犯したのだろうか。
「今日は来るのよ・・・いい?」
怒気を含んで、吐き捨てるように言った。
「あ、あの・・・・その・・・」
思わず、言葉に詰まってしまう。
チャムナがされた暴力に、乃絵美も晒されてしまうのだろうか。
そう思うとすくんでしまう。
睨み付けるチャムナの視線が怖くて、ふと視線を落とした。
そのとき。
(あっ・・・!)
チャムナの短いスカートから伸びる細くしなやかな褐色の太股に、一条の筋が見えた。
(ええっ!?・・・精液!)
ゆっくりと内股を伝う乳白色の液体が褐色の肌に目立っている。
(今、ここに来る直前まで・・・堂島さんに・・・?)
そうとしか思えない。
そして、同じことをされようとしている。
乃絵美は、恐怖でいっそう身がすくんでしまった。
「・・・絶対に来るのよ。来なかったら・・・」
言い捨てると、昨日と同じように、返事も待たずに踵を返した。
(そんな・・・・・・!)
絶望に打ちひしがれて、乃絵美は目の前が暗闇に閉ざされる想いだった。
それから、どれほどの時が流れただろう。
実際には1時間と過ぎていないのだが、乃絵美にとっては無限にも感じられる長い時間がたったかのようだった。
気が付けば、行き慣れた図書室の閲覧コーナーにいた。
(昨日のように・・・)
とも考えたけれど、菜織が早々にロムレットに向かったために、それも敵わないこととなっていた。
他に代役を頼める人も思いつかない。
(どうしたらいいの・・・)
そうやって、同じことを何度も考え続けているのだった。
「はぁ・・・行くの・・・やだな・・・」
呟いて、向かいに人が座っているのが見えた。
「あっ・・・」
それは、成瀬真奈美だった。
「乃絵美ちゃん」
真奈美の瞳が眼鏡の奥で、穏やかに微笑みかけている。
「は、はい」
思わず、背筋を伸ばして身構えてしまう。
(綺麗・・・)
間近で見ると、本当にそう思う。
ため息が出そうだった。
(こんなに綺麗だから、お兄ちゃんも・・・)
今の自分の境遇と比べて、暗澹たる気持ちに拍車がかかった。
「ねえ、乃絵美ちゃん」
緊張している乃絵美をリラックスさせるような優しい口調で語りかける。
「・・・来賓の案内で、悩んでるんでしょう?」
思わぬ指摘に、乃絵美は驚いて真奈美の顔を見た。
「くすっ。そんなに驚かなくてもいいよ。実はね、菜織ちゃんから聞いたの」
言われて、菜織の優しい表情が脳裏をよぎる。
(菜織ちゃん・・・)
ただ代役を申し出ただけでなく、こんなにも乃絵美のことを心配してくれていたのだ。
感謝で胸がいっぱいになった。
「それでね、菜織ちゃんは今日アルバイトがあるから、私が代わってあげられないかなって・・・私でよければ、だけど」
そう言って、照れ笑いをする。
真奈美は真奈美なりに、兄と接する様子をみて眉をひそめる乃絵美の様子を察したのかもしれなかった。
「ん・・・」
思わず、涙が出た。
「乃絵美ちゃん?」
心配そうに、真奈美が様子を伺う。
「大丈夫・・・その・・・嬉しかったから・・・」
しゃくりあげそうになりながら、ようやく言葉を絞り出した。
「うふふ。まかせて。図書委員としては乃絵美ちゃんより新人だけど、これでもひとつ年上なんですからね」
そう言うと、にっこりと微笑んだ。
「・・・遅いな」
何度目になるか数えるのも飽くほどに、時計を見ては呟いていた。
横では、堂島の手下たちがチャムナにのしかかり、代わる代わるに犯していた。
「ちゃんと伝えたんだろうな」
もう一度念を押す。
「は、はひぃっ・・・ひゃんとぉ・・・あふぅっ・・・」
男たちに嬲られながらも、チャムナは堂島の問いに応える。
「あのぉっ・・・ひっ・・・ふぅ・・・」
乳白色の液体まみれになった口をぬぐいながら、チャムナは堂島に話しかける。
「なんだ?」
時計のほうを向いたまま、堂島は生返事だ。
「のっ・・・乃絵美が・・・来たら・・・約束・・・」
堂島はうんざりして、頷く。
「わかっている・・・お前が探している生徒のことだろう。そのために、この学校を探し出して、わざわざ留学生として呼んでやったのだ。乃絵美のことがなくとも、見つけ次第呉れてやる」
言いながら、葉巻に火をつけた。
(コイツも・・・妙にこだわるものだ)
堂島は、チャムナと交わした約束を思い出す。
日本に戻っていった生徒を追っているのだという。
そして、そのためだけに、全てを捨てて単身ミャンマーを離れ、堂島の言いなりになり、どんな命令も聞くのだと・・・
「しかし・・・遅い」
堂島は、壮年の男性とは思えないほどに股間を硬くして待ち焦がれていた。
昨日、チャムナを呼んで、罰として手下に犯させた際にも、堂島自身はその私刑に加わっていない。
(乃絵美・・・儂は、お前だけに・・・)
それほどまで思い詰めている。
これまで、数えられないほどの女性を嬲り蹂躙し尽くしてきた男とは思えないほどに、この代議士は、乃絵美という端から見ると可愛らしくはあるものの平凡な15歳の少女にのめり込んでいる。
乃絵美に出会って、まだ6日しか経っていないにも関わらず、堂島はもう乃絵美なしには生きられないと思うほどに、恋いこがれていた。
(今日こそは・・・)
全てを犯しつくし、そして乃絵美の身も心も手に入れるのだ。
そう心に誓っていた。
コンコン。
と、控えめにノックが鳴る。
昨日の少女のようながさつな音ではなく、気弱そうな乃絵美らしいノックのようだった。
万が一、違う生徒だったときの用心に、チャムナを見えないところに下がらせた。
「・・・入りなさい」
堂島の胸が高鳴る。
「あの・・・」
ゆっくりと開いた扉から首だけを覗かせたのは、乃絵美ではなかった。
「あ・・・」
昨日に続き、二度目になる大きな落胆で、堂島はソファーに腰を落とした。
同時に、奥から、チャムナの感嘆の声が漏れた。
「・・・真奈美。見つけた」
それは、新たな贄の誕生だった。
651 :
104:01/08/26 22:41 ID:YHQtbL1Q
続き
>>646-650
長かったインターミッションもこのへんまでで、次回からは再びエロに持っていけそう。
なにやら、プリン騒動で荒れ気味ですな。
えーと・・・お邪魔デスカ?(w
>>651 ご苦労様です。相変わらずの冴える筆致。さらなる悲惨が彼女らを待ちうけ
てるのか…
基本的には純愛派なんで胸が痛むなあ…
最終的には何らかの救いが欲しいなあ。と勝手に願っております。
個人的には救いはいりませんな。
堂島ー、鬼作ー、ガンバレー
654 :
515:01/08/27 01:14 ID:NwmR2go2
のえみが 他人からは不幸に見えても 自身が幸せな状態ならいいな〜
堂島先生(の性技に完全に)におぼれちゃうとかね〜
つうか 感じまっくちゃってるのえみが読めればそれで満足っす
104さんが一番ノる展開で行くのが
結局一番いいものを読めそうな気がするのでそれでGO。
104さんお疲れ様です。初期のエロエロ三昧な展開も良かったんですが、ここ最近の
嵐の前の静けさなお話も面白くて好きですね。
プリンは・・・自分としては素直に絵が楽しみなんだけど・・・
>>607がネタじゃなくて
マジだったとしたら見たいような、見たくないような。うーん、鬱。
だいぶ下まできたのでセーブ
職人さまの書き込みを期待しつつsageセーブ
659 :
へたれSS書き:01/09/02 22:36 ID:drEV4EGA
ダヴーさんの
>>631 の方も変更かけておきました〜
うう、書き込んだ後になった思い出すとは……失礼!
>へたれSS書き氏
保管ごくろうさまー。いつもお世話になってます。
オフライン版の挿絵へのりんくがローカルになってないような…
細かいこと言ってスマソ
雪之丞のリョジョークSS、どなたか書いてくださいませんか。
本編はピンチで主人公やってくるんで萎え萎え(;´Д`)
663 :
104:01/09/03 06:40 ID:ERSFqazA
>662
ニヤリ
この板では、要望を書いた人が、その内容でSSを書くルールがあります。
そういえばそんなルールでしたなぁw
とゆうわけで頑張って下さい
>>662 あ、あんですとー!
あのシーンって、寸止めだったのですか!
折角 特攻しようと思ったのに・・・
(´Д`) 鬱ダ…
666 :
名無したちの午後:01/09/05 17:15 ID:10.yEFGM
復活。
667 :
名無したちの午後:01/09/11 02:12 ID:v7mfY5A6
ナンカ キエソウナノデ アゲテオクヨ。
投稿来ないかなあ。
668 :
名無したちの午後:01/09/14 02:09 ID:KutSB4VI
さるべーじ。
駄スレが上がったので本家緊急浮上。
書くならコッチへ。
>669
こっちがあったのか。知らずにあっち上げてごめん
かなり下がったので、上げ
672 :
名無したちの午後:01/09/20 15:41 ID:RHkZ11m2
モウコノスレ シュウリョウ?
ここでいよいよプリンの出番だな。(藁-+
そろそろセーブカキコしとくか……
セーブ
まあ・・・こんだけ間があくと書きづらいよな・・・
急かすと悪いと思っていたので黙っていたが、
期待してマタリと待ち望んでいるYO。
>676
そんなことないんじゃない?俺はいつ新作が来てもいいよん。
「あの・・・?」
訝しげに堂島の様子を伺う。
学園の新しい理事。
といっても、転向してきたばかりの真奈美には、理事がどのような地位にあって、何をする人なのかも、よく判っていない。
ただ、いやらしそうに口元を歪めたまま、目だけは不機嫌そうに自分を見ている堂島の様子に、どうしていいか判らなくて、立ちつくしてしまう。
「押さえろ」
堂島が不機嫌そうに命じると、扉の後ろにいた男が、真奈美の両腕を掴んだ。
「きゃぁっ!」
悲鳴は、厚い防音壁と硬い扉に阻まれて、部屋の中でかき消えた。
「はっ、離して・・・くださいっ」
真奈美は、身体を左右に揺さぶって、懸命に逃れようとする。
けれど、子供のウェストほどもある太い腕に持ち上げられて、真奈美はつるされたような格好になる。
「この娘は・・・?」
宙づりになった真奈美を品定めするように、堂島がねっとりとした視線を送っていた。
「マナミ・・・成瀬真奈美」
堂島の背後から、チャムナが応える。
「乃絵美の兄の幼なじみ・・・そして、ミャンマーから来た転校生・・・です」
少しだけ驚いた表情で、堂島の眉が動いた。
「こいつが・・・そうか」
そして、合点がいったように、頷く。
「この娘は、私に・・・」
チャムナは、堂島の背広の裾を掴みながら、目の前の少女をじっと見つめる。
(どこかで・・・?)
見つめられて、真奈美もチャムナを見る。
チャムナの真奈美を見る目は、明らかに自分を知っているかのようだった。
だけど、真奈美は、チャムナに見覚えがなかった。
(浅黒い肌・・・向こうの・・・?)
もしかしたら、ミャンマーの人なのかもしれない。
真奈美は、St.エルシア学園に転校する前は、父と弟とミャンマーにいた。
そのときに、自分を見知っていた人なのかもしれない。
(レナンの・・・知り合いなのかな)
ふいに、ミャンマーの友人を思い出す。
友人というには、少し深いつきあい。
真奈美が恋心を頂いていた男の子。
同世代の女の子に知り合いはいなかったけれど、レナンの知り合いならば、真奈美のことを知っていても不思議ではないような気がした。
(だけど、どうして・・・?)
戸惑いながら、思案しているうちに、堂島とチャムナの話し合いがつく。
「じゃ・・・」
身動きしても、慣性でぶらぶらと揺れるだけの囚われの真奈美に、潤んだ瞳で、チャムナが近寄ってきた。
「ちょ・・・あの・・・?」
チャムナの細い指が乃絵美の頬から顎を押さえ込む。
「真奈美・・・んっ」
呟いて、その名の少女の唇を奪う。
「んっ!?」
しっとりと濡れた唇から、熱い舌が割り込んできた。
「んふぅっ・・・んっ・・・んんっ・・・」
チャムナの舌が、真奈美の舌求めて、激しく絡んでいく。
(ええっ!?)
あまりに非日常的な展開に、訳が分からない。
吊されたままなのに。
初めて見る異国の少女に唇を奪われる。
(なんだか・・・似てる・・・)
熱い舌の愛撫を感じながら、かつてレナンと交わした口づけを思い出していた。
「んっ・・・んっ・・・」
激しいキスを続けながら、チャムナは制服のスカーフを引き抜く。
そして、大きく開いた胸元に指を滑り込ませた。
「んっ」
慌てて、真奈美が身をよじる。
けれど、チャムナは素早い動きで、フロントホックを外していた。
ぷちん。
と弾けるように、バストラインが揺れて、少しだけ下に落ちる。
17歳になったばかりの真奈美の肉体は、まだ少し堅さを残しながらも、十分に発育している。
たわわに実った二つの乳房が透けて、薄い制服ごしに、はっきりとボディラインを浮き彫りになった。
「んぅ・・・んーっんーっ」
拘束の解けた胸元に慌てて、必死で身をよじる。
よじるほどに、大きな胸が揺れて、眺めている男たちを喜ばせるだけだった。
「真奈美・・・じっとして」
唇を離すと、チャムナが耳元で囁いた。
「暴れたら・・・この人たちを押さえられなくなっちゃう」
深刻そうなチャムナの表情に、思わずはっとする。
よく見ると、チャムナも胸元が開かれ、太股には白い液体が滴っていた。
(!?)
恐怖で、身震いしてしまう。
「大人しくしてたら、私が・・・」
言いながら、制服を脱がし始めていた。
吊されている真奈美には選択肢はないのだけれど、大人しくしているほうが安全であることは理解できた。
(信じて・・・いいの?)
スカートを剥がれて、上着も全面を開かれてしまう。
チャムナの舌が顕わになった乳房を伝う。
「あ・・・んっ」
時には唇で甘噛みするように、時には舌で転がすように、真奈美の身体の奥に潜む快楽が引き出されていく。
「ふぁ・・・はぁ・・・あっ・・・」
指と舌で丹念に揉みほぐされた乳房が、ほんのりと桜色に染まっていた。
桜色の乳房の先端にある濃い桜色の乳首は、コチコチに堅く勃起させられていた。
「チャムナ・・・さん」
こわごわと、少女の名を呼ぶ。
確か、チャムナと呼ばれていた。
「何・・・?」
チャムナの指がショーツにかかる。
お気に入りの淡いエメラルドグリーンのシンプルなショーツが、チャムナの手でするすると下ろされる。
「チャムナ・・・さんは、ミャンマーの・・・?」
膝のところで、少しだけ動きが止まる。
チャムナが、頷く。
「じゃあ・・・レナンって知ってる?私の知り合いで・・・だ、だから・・・その・・・」
こんなときに、何を言っているんだろう。
止めどなく溢れる言葉を必死に繰りながら、真奈美は思う。
けれど、もしかしたら、チャムナがレナンと関わりがある人なのかもしれないということに、最後の希望のような想いがしていた。
乃絵美の兄、正樹のことが忘れられない真奈美のことを思いやって、決して最後までしようとしなかったレナン。
そのレナンが、チャムナを救いの手として遣わしたのならば・・・
「んっ・・・ちゃ・・・チャム・・・ナ・・・あぅ・・・んっ・・・」
真奈美が語りかけている間にも、チャムナは向きだしになった真奈美のスリットに舌先を滑り込ませていた。
「あぁ・・・んっ・・・ふぅぅ・・・」
チャムナの愛撫は、レナンに似ている。
レナン以外に経験が無いせいで、誰の愛撫もそう感じてしまうのだろうか。
そう感じながらも、真奈美のスリットは早くも雫が溢れ始めていた。
「あっ・・・あぁ・・・っ」
チャムナの指が、真奈美の処女膜を探り当てる。
真奈美の中で、チャムナが指が淫靡に蠢いていた。
「ひっ・・・」
感じながらも、身震いする。
「ねえっ・・・チャムナさんは・・・レナンのこと知ってる?」
勇気を出して、もう一度聞いてみる。
一瞬、チャムナの動きが止まる。
けれど、応えずにチャムナは更に執拗に愛撫を続けるのだった。
(こんなことなら・・・レナンと最後までしていれば良かった・・・)
折角、正樹の側まで戻ってきながら、正樹でない知らない少女の指で処女を奪われてしまう。
絶望感で、いっぱいになる。
「ふっ・・・あっ・・・あぁぁ・・・・っ」
絶望感と同じだけ身体を満たす快感。
優しくも激しい愛撫が、真奈美の身体を染め上げる。
チャムナの愛撫で、真奈美のスリットはすっかり受け入れ可能な状態にされてしまっている。
「真奈美・・・挿れる・・・よ・・・」
チャムナが囁く。
緊張しているのだろうか。
チャムナの声も、微かに震えていた。
(挿れる・・・って?)
指をだろうか。
それとも、周りにいる男のうちの誰かのものを・・・
「いやっ・・・いやぁ・・・っ」
激しく首を横に振る真奈美が目にしたのは、信じられない光景だった。
「真奈美・・・もう、我慢出来ないの・・・」
ミニスカートをたくし上げたチャムナの股間には、黒々と光る太く堅い肉棒が生えていた。
684 :
104:01/10/06 11:44 ID:xJgXY3zw
685 :
名無しさん@絵だけでいいや:01/10/06 12:06 ID:QvSC8Ehg
104氏降臨age
686 :
ナナシー:01/10/06 12:15 ID:lCpKSl8k
>682のショーツって言う表記に萌え。
「パンティ」って普通言わないって(またこのエロゲ関係者は
こっちを使いたがるんだ)
久々の更新ですな。104様。
次々と生贄が増えてきますの〜
チャムナはフタナリですか(汗
でも嫌いじゃないかも…
ワーイヽ(´ー`)ノ104さんお久しぶりなのです。
またゆっくり待つよー
With You未経験なのですが、真奈美は原作でもBまで経験済みなんですか?
寝取られ属性がチクチク刺激されるんですが。
このあとの展開が楽しみっす。
690 :
ダヴー:01/10/07 15:00 ID:PMUQj20.
104さんお疲れさま&お久しぶりです。
>638:希望を言わせて貰えればHシーンも欲しいでス。
とのことで少し考えてみました。
・魔薬SS展開案
「五十嵐・・・美奈」
薄暗い部屋。
学習机に向かっている神経質そうな顔つきの少年は、憑かれたように美奈の名前を繰り返し呟いていた。
せわしく動く右手に握られているのはペンではなく、鋭利なナイフ。
それが美奈の肖像の上で激しく踊っている。
印画紙に焼き付いた美奈の微笑みがたちまち引き裂かれていく。
少年の目には、明らかな狂気の光があった。笑みすら浮かべながら、右手を動かし続ける。
「僕を馬鹿にした・・・僕を馬鹿にした・・・っ! 畜生っ! この僕の好意を踏みにじるなんてっ!」
彼の名は沼田昭彦。美奈と同じ星南大付属の二年生だ。運動はそこそこだが、学業成績は非常に優秀な生徒である。部活も、委員会もやっていない。勉強に集中するためだ。
しかし、彼は入学以来学年トップになったことはない。どれほど努力しても、いつも必ず美奈に阻まれている。
やがて美奈に対するライバル心はいびつに歪み、彼はいつしか異常に美奈に執着するようになっていた。
典型的な、小さく、硬直した価値観でしか物事をとらえられない若者。
自分勝手な思いこみを肥大させ続け、ある日、彼は廊下で美奈に声をかけた。
彼女のほうも自分を良い競争相手として認め、ひそかに好意を抱いているに違いない。
恥ずかしがって表には出さないだけだ・・・などという妄想まで抱いている。
ろくに面識もないのに、やたら親しげに話しかけてくる男。
美奈のただでさえ乏しい愛想が皆無になったとしても無理もなかったであろう。
手厳しい拒絶の言葉を浴びせかけてさっさと歩き去っていく。
呆然と立ちつくす昭彦に周囲からの失笑、嘲笑、そして侮蔑の視線が集中する。
昭彦は屈辱に身を震わせて、血走った目で美奈の背中を見送っていた。
「ボロボロにしてやる・・・身も心も、二度と表を歩けないくらいに・・・!」
室内に響く低い笑いは、やがて狂気を帯びた哄笑へと高まっていった。
691 :
ダヴー:01/10/07 15:01 ID:PMUQj20.
とゆーカンジで、エロ無しからベッタベタなダーク路線エロエロに方向転換しよーかなとも思ったんですが、
一つ大きな問題が。
――Hシーン書いたことないんです。てへっ(はぁと
・・・・・・・・・・・・。
す、すみませええええええええんっ!! 調子コイてましたああああああっ!!
Hシーンの一つも書いたことのないやつが長々としたSS書くなんておこがましいにもほどがありますよねっ!
――これ以上おちゃらけを続けるとなんだか敵を作りそうなので閑話休題。
えーと実際は今、Hシーンを入れる方向で、SS全体をいじりまわしているところです。
一回か二回ですが、ラブラブ路線のやつを入れてみるつもりで。
需要、ないでしょうけど・・・初SSなのできちんと完結させたいです。
とりあえず数日中にひとまとまり分は書きあがると思います。
692 :
寝取られ万歳:01/10/08 12:23 ID:vyxCa5zA
誰か独占の寝取られss書きません?
>ダブーさん
>>692 えーと、できればこのままの純愛路線を期待してるんですが……ダメですか?(爆)
104さんのSSを読んだ後に,あなたのSSを読んで和むというのができなくなるのは
少し寂しいので……(^^;)
>>689 原作では明言されてなかったと思われ
104氏なりの味付けだと漏れは解釈しているんだが
「えっ!?」
真奈美は、チャムナの股間から雄々しく反り返った肉棒を凝視する。
17、8センチぐらいだろうか。
小柄なチャムナの体躯と相対してみると、随分と巨大な男根に見える。
男根は、興奮のせいかひくつきながら、先端から透明な液体を滴らせていた。
滴った汁は陰茎を伝い、さらに陰嚢をも伝って、垂れている。
「真奈美・・・真奈美・・・」
うわごとのように呟きながら、真奈美の太股に手をかける。
両手で、両足を抱え込と、反り返った陰茎が、真奈美のスリットに当たった。
「ひっ!?」
思わず、腰を引く。
けれど、吊るされた状態では、逃げ場はない。
むしろ、引いた分だけ反復運動で、陰茎が押し当たる結果になってしまう。
くちゅ。
と、はっきり判る音を立てて、亀頭が少しだけスリットに潜り込んだ。
「いやぁっ!」
真奈美は、絶叫しながら、必死に抵抗する。
小柄なチャムナは、ともするとふりほどかれそうになってしまうのだけれど、その都度両腕を捕まえている男に無理矢理動きを止められてしまう。
「じっとして・・・真奈美・・・」
チャムナは、ゆっくりと亀頭を押し進めていく。
「いや・・・いやぁ・・・」
真奈美の淫襞がかき分けられていく。
亀頭を、半分ほど埋めたところで、その感触を愉しむように、円を描くように腰を動かす。
むず痒い感覚と、恐怖が真奈美を襲っていた。
「やぁぁっ・・・助けてっ・・・助けてぇっ・・・・・・レナンっ!」
ふいに、チャムナの動きが止まる。
ゆっくりと、亀頭が引き抜かれる。
一瞬の静寂。
真奈美は、堅く閉じた目を、ゆっくりと開いた。
「チャム・・・ナ・・・?」
目の前の褐色の少女は、泣いていた。
真奈美の足を押さえることも忘れて、ただ呆然と立ちつくして。
悲しそうな表情で、必死に涙が流れるのを堪えようとしているように、眉をひそめて。
「真奈美・・・」
嗚咽を堪えながら、チャムナは眼前に吊されている少女の名を呟く。
「チャムナ・・・さん・・・?」
チャムナは、それからしばらく涙が流れるのに任せながら、ただ俯いていた。
そして、涙を拭うと、一言。
「ごめんなさい・・・」
と、呟いた。
「う、うん・・・」
真奈美は、狼狽しながらも、なんとか頷く。
(レナンの名を叫んだときに、止めたってことは・・・)
やはり、レナンのことを知っているのだろうか。
判らないけれど、真奈美にはチャムナが自分を傷つけようとしているのではないということだけは判った。
「・・・お願い、チャムナさん。私を、放して」
眼前のチャムナが謝ったにしても、以前真奈美は吊されたままなのだ。
俯いたまま、チャムナが頷く。
そして、堂島のほうを向いて、口を開きかけたときだった。
ばんっ。
と、轟音。
そして、轟音に叩きつけられたチャムナが床に転がり回る。
「ぎゃんっ」
獣のような悲鳴をあげて、チャムナが痙攣し、うずくまる。
殴った堂島も、拳を押さえていた。
力任せに殴ったのであろう拳は、赤く腫れている。
「ふむ・・・そういうことか」
うづくまるチャムナの腹に、更に蹴りを入れる。
「ひぃっ・・・ひぃ・・・っ」
チャムナは、横たわったまま、堂島に蹴られ、のたうち回る。
「復讐したいというから、何かと思えば・・・つまらん」
チャムナが動かなくなると、堂島は真奈美の前まで近づく。
「こ、来ないで・・・」
真奈美は、恐怖で身を震わせる。
チャムナに助けられるかと思った瞬間、チャムナが殴り飛ばされたのだ。
(殴られる・・・)
そう思うと、ただひたすらに怖かった。
けれど、堂島がしたことは、真奈美の想像を超える行為だった。
「ヒ・・・」
堂島は、乃絵美のスリットに指を伸ばすと、そのままぬるりと滑り込ませる。
「ひゃっ」
殴られることを覚悟して身をすくませたところだけに、驚いて飛び上がる。
「ヒヒ・・・」
真奈美の狼狽を見て、堂島はいやらしそうに笑う。
(そんな・・・)
ようやく、堂島が何をしようとしているか気が付いた。
「十分濡れておるな。チャムナめ、なかなかに・・・」
言いながら、真奈美自身の滴りがまとわりついた指を舐める。
丹念に味わって、ようやく真奈美の姿をまじまじと見た。
「ふむ・・・これだけの器量で、未だとは・・・よし、儂が、挿れてやろう」
目配せすると、真奈美を掴んだ腕がさらに高くあがる。
「きゃああっ」
つま先だけがかろうじて床につくところで、動きが止まる。
より、吊されているような状態になった。
「ひっ、人に・・・言いますよっ」
恐怖に負けそうなギリギリの精神力を振り絞って、堂島を諭す。
「今、帰してくれたら・・・誰にも、言いませんから」
だけど、それは無駄な説得。
堂島の指は、ゆっくりと真奈美の膣内の一番敏感なところを探り当てていく。
「ひっ・・・あぁぅっ・・・くっ」
こんなに怖いのに、どうしてこんなにも気持ちいいのか。
訳が分からない。
「やっ・・・いやぁ・・・ああっ・・・そんな・・・ことっ・・・ああ・・・」
判らないのに、どうにも声が漏れてしまうのだった。
堂島の指と舌が、真奈美の全身を愛撫する。
はだけた制服は、汗と唾液で、じっとりと湿っている。
堂島は、真奈美の肌の感触を愉しみながら、右の股を持ち上げる。
それは、挿入の準備。
桃を持ち上げられると、充血した陰唇が少しだけめくれあがる。
剥かれたクリトリスが、包皮の隙間から見えるほどに膨らんでいた。
「やぁ・・・お願い・・・挿れ・・・ないでぇ・・・」
快楽に身をゆだねながらも、かろうじて懇願する。
どうなっていい、と思う弱い真奈美と、処女だけは守らなくては思う理性がせめぎあっていた。
「ヒヒ・・・そうだな」
堂島は唇と乳首を甘く噛みながら、考える。
その視界に、ようやく起きあがろうとしているチャムナが見えた。
「ふむ。儂も鬼ではない・・・先刻口にしていたレナン・・・とかいう男のこと」
レナン、という名前に、チャムナと真奈美が反応する。
「は、はい・・・レナンが・・・?」
こわごわと、真奈美が先を促す。
「その、レナンという男のことを語ってくれれば、止めなくもない」
そういって、いじわるくチャムナを見る。
チャムナは、暫く堂島を見つめ、為す術なく項垂れた。
「レナンのことって・・・」
真奈美は、驚いて聞き返す。
堂島が、レナンのことを知っているわけがない。
どうして、レナンのことを言うだけで放すというのだろう・・・
「いやいや。どうしても、好いた男のため、というなら訳を聞こう、というのだ」
堂島は、真奈美の考えを当てるように、語る。
「儂が納得すれば、放す。いいかな」
そういいながら、左手は乳房を揉みしだいていた。
「は、はい・・・」
不信感を拭えないまま、真奈美はレナンのことを語り始めた。
「レナンは、ミャンマーにいたころに知り合った男の子で・・・」
結局のところ、真奈美には選択権がない。
だとすれば、せめてレナンのことを語って、最後の希望にすがるしかない。
そう思いながら、真奈美はレナンとの想い出を語った。
上手くとけ込めなかった日本人学校。
何度と無く手紙を出したのに、帰ってこない手紙。
筆無精な正樹の性格はわかっていても、友達もいない異国の地では、正樹からの手紙だけを一日千秋の想いで待ち続けていた。
そんなとき、寂しさを紛らわそうと出た街角で出会った親切な男の子。
正樹のことを好きだという自分の想いを大切にしてくれたレナン。
真奈美は、自分の中でどんどん大きくなっていくレナンの存在を感じながら、それでも正樹との再会を夢見て、やむなく別れを告げたのだった。
「それで・・・私が帰国することになって・・・レナンとは離ればなれになったんです」
真奈美は、堂島の愛撫に何度も言葉を詰まらせながら、ようやくレナンとの想い出を語り終えた。
執拗な愛撫が、レナンの愛撫を思い出して、一層に感じてしまう。
(これで・・・助かる)
そう思う反面、身体はどうにも欲望を求めて止まない。
そんな自分を認めたくなくて、真奈美は必死に感じていないふりをする。
「こ、これで・・・全部です。だから・・・ああっ・・・」
毅然とした態度をとろうとしたところで、陰唇の刺激に屈してしまう。
(もう・・・これ以上されたら・・・)
我慢の限界に達しようとしている。
「ふむ・・・よくわかった」
堂島は、陰唇を掻き回していた二本の指を引き抜いた。
そして、ゆっくりと、ソファーに腰をおろした。
(ほっ・・・)
と、真奈美が安堵したのもつかの間。
乃絵美をつるし上げていた男が、そのまま持ち上げて堂島の上まで引っ張っていく。
「えっ・・・いやっ」
そして、周囲にいた男たちが真奈美の両足を縛って開脚したまま固定してしまう。
「いやっ・・・私・・・話したのにっ」
真奈美がどれだけ抵抗しようと、屈強な男たちはたやすく真奈美を拘束する。
「・・・お願いっ・・・やめてぇっ」
立ち膝のような格好で、堂島の前に下ろされた。
下ろされた先で、スリットに堂島の陰茎が当たる。
真奈美が不安定な立ち膝を少しでも崩すと、充血して柔らかくなった陰唇は堂島を受け入れてしまいそうだった。
「くっ・・・」
よろめきながら、真奈美は堪える。
周囲の男たちの嘲笑が悔しくて、涙が滲んだ。
「儂は挿れんが、お前が勝手に挿れるのは別だから・・・な」
堂島は、そう言いながら葉巻に火をつけた。
高級そうな葉巻の紫煙が、真奈美に吹きかけられる。
「けほっ」
むせてバランスを崩すと、それだけでスリットに亀頭が半分ほど埋まってしまった。
「んっ・・・くぅっ」
慌てて、体制を立て直す。
堂島は、しばらくけなげに抵抗する真奈美を眺めていたが、飽いてきたのかふいに指を鳴らした。
(何の・・・合図?)
怯えて、真奈美が周囲を見回す。
バランスを崩さないようにゆっくり首を回した先に、先刻自分を吊していた男とおぼしき太いスーツの足と、地に着かないままふらふらとゆらめく褐色の足が見えた。
「チャムナ・・・さん・・・」
チャムナは男に抱きかかえられたまま、浮いた格好になっていた。
見上げた真奈美からは、めくりあがったスカートの奥で、男の男根が肛門深く突き刺さっているのが、はっきりと見えた。
後ろから突き上げられる刺激で、チャムナの陰茎はまたも堅くそそり立っている。
「真奈美・・・ごめん・・・」
かすれた声で、チャムナが詫びていた。
「いいの」
そう言おうとしたとき、真奈美はこれからされることに気が付いた。
真奈美の後ろに回り込んだ男は、結合したままのチャムナを真奈美の背中に乗せる。
柔らかな二つの乳房と、チャムナの体温が真奈美の背中に移った。
「まさか・・・」
真奈美はチャムナの重みで崩れないように必死でバランスを取りながら、振り返った。
「ヒヒ・・・」
耳元で、堂島の笑い声が聞こえる。
剥きだしになった真奈美の臀部に、男の指が触れた。
医療用ビニール手袋の無機質な感覚。
微かな甘い匂い。
真奈美の肛門に、ペースト状の何かが塗られていた。
暫く入り口を解きほぐすように塗り混むと、そのままそのペーストをチャムナの肉棒にも塗り混む。
「ひっ・・・そんなぁっ・・・あぁ・・・っ」
チャムナの動揺が、背中越しに伝わってきた。
(何・・・?)
何が塗られたのだろう。
判らないが、チャムナがとても恐れているのは確かだった。
「ねえ、チャムナ・・・何が・・・あ・・・」
言葉は、最後まで紡がれなかった。
激しい脈動が、真奈美とチャムナを襲う。
チャムナの肉棒が、衝動とともに、真奈美の肛門を差し貫いていた。
続き
>>695-701 うぃず湯で真奈美ルートって、不思議さんストーリー(藁 なので、自分なりに
実はチャムナは精霊でもなんでもなくて、レナンも実在してて、主人公を煙に巻く
ために、真奈美たちが口裏合わせている、という強引な発想をしてみました(w
>タブーさん
書きたいように流れるままに書くのが良いのではー。
>>692 このスレは言い出しっぺが(以下略
わーおヽ(´ー`)ノ
ホント久々の104氏の更新だぁ〜
うーん、まさか真奈美までとは…
104氏凄過ぎ
この調子でどんどんいって下さい
ところでチャムナの肉棒はフタナリってことですか?
705 :
へたれS:01/10/10 00:41 ID:Rdw2dtdo
http://www.geocities.com/yar_hiro/ お待たせしました、保管サイト更新です〜
今回の更新内容は以下になっています
・乃絵美でガッツ (更新)
・君が望む永遠SS3(ネタバレ)(新規)
・ブライティアSS−ダリア編 (新規)
数も多くなってきましたな……そろそろ元ネタごとに分けるとか
考えないとだめか……意見等ありましたらおねがいします
>ダヴーさん
何事もチャレンジです(w
自分も、エロSSに手を出したのはここが初めてですし。とりあえず、
焦らずがんばってください。
>>692 寝取られSS期待してます(w
……あうう、コテハン書いてる途中で送信してもうた……
>>705 いつもご苦労様です。
オフライン版が更新されていないような気がするんですが確認願えますか?
>>707 指摘ありがとうです。修正しておきました〜
711 :
名無したちの午後:01/10/19 21:18 ID:FK89jcjh
age
S-7
六時限目終了のチャイムが鳴り響き、授業がすべて終わった少し後のこと。
美奈たち二年A組の帰りのHRが終わり、担任教師が退室するやいなや、七海が教室に踏み込んできた。
彼女のクラス、二年B組は学年一HRが短いことに定評がある。今日も例にもれず、たっぷり五分も前から廊下で待っていたのだった。
一学期末のテストがだんだんと近づいてきているので、掃除当番以外の生徒たちは次々と足早に教室を出ていく。
彼らとすれ違いながら、七海はちょうど席から立ち上がった美奈のところへずかずかと歩み寄った。
「あいっかわらず終わるの遅いわねー、アンタのクラス!」
「B組のほうが早すぎるのよ。・・・それで、用ってなんなの? 今日は『スーパーいわさき』でタイムセールがあるから、あまり遅くまではつきあえないわよ?」
「またアンタは女子高生らしからぬ生活感あふれる台詞を・・・。ちょっと新聞部につきあってほしいのよ。すぐ終わるから、いいでしょ?」
「新聞部?」
教科書を鞄にしまいながら美奈は聞き返した。その単語が、ごく近い記憶を刺激する。
「まさか七海、あなた高原先生をホントに売る気・・・?」
「そーじゃなくて、違う用事。・・・なんか機嫌悪そうね。さっきからかいすぎた?」
美奈に自覚はなかったが、少しキツめの口調になっていたようである。頬に手を当てると、彼女は表情を改めた。
「え、別にそんなことないけど。・・・ちょっと疲れてるのかも」
「ああ。おば――節子さん、また追い込みなんだっけ?」
禁句を言いさし、七海はあわてて訂正する。
たとえ本人が目の前にいなくても、七海は美奈の母・節子を『おばさん』とは呼ばない。と言うか、とても呼べない。
知り合ってまだ間もない頃、七海が初めて美奈の家に遊びに行ったときのことだが――
ちょうど着替え中の娘に代わって、節子が七海の応対に出た。
そして七海が挨拶の後、「おばさん若いですねー」などと軽口をたたいたところ──彼女は七海の顔をにこやかに下から覗き込み、形容しがたい声色で、
「あのね、お嬢ちゃん・・・? アタシの名前は『おばさん』じゃなくて五十嵐、節子。さあ、『節子さん』って呼んでごらんなさい。はーい、りぴーとあふたみー・・・!!」
「ひ、ひええぇ・・・っ!?」
──といったカンジで、それはもう迫力満点の脅しをかけられたそうな。
らしいといえばらしいが、実に・・・大人気ない話であった。
ややあって、出てきた美奈が自室に招き入れると、七海は「殺られるかと思ったわ・・・マジで」と蒼白な顔で述懐したものだ。
とゆーわけで、今でも七海は節子を苦手としているのだが・・・まあ、それはともかく。
「うん、明日締め切りなの。だからお母さん、今日は朝からずっと書斎に籠もりっきり」
閉じた鞄を下げ、美奈は微かなため息をついた。
兼業主婦・五十嵐節子は原稿の締め切りまぎわになると、家事を一切しなくなる。
・・・まあたしかに、彼女は普段もあまり熱心に家事をしているようには見えない。
しかし、それでもわりと家内の環境が整っているのは、彼女が良い意味での「手の抜き方」を心得ているからだろう。
傍目には、五十嵐家の環境保全は美奈が主に担っているように見えるであろうが、節子は娘の働きまで考慮に入れて巧みに省エネをしているのだった。
まさに年の功・・・とは本人の前ではとても言えない。
美奈はまだその領域には到達しておらず、家事をしていると母の要点を押さえた手際を思い知らされ、それと比較して自分の作業に無駄が多いことを痛感するのである。
とはいえ、美奈なくして節子の計算も成り立たないのであるから、彼女は自分の働きに十分自信を持って良いはずであった。
「ふーん。それじゃ大変だわねー」
「まあ、いつものことだから」
「じゃあ、さっさと済ませよっか。終わったら買い物付き合ってあげる」
美奈をうながすと、七海は先導するように歩き出した。
星南高校新聞部の部室は北校舎二階にある。
そこは伝統・実績のある文化系クラブの部室が集まっている区画だ。
ちなみに体育系クラブは、主としてグラウンドわきにあるプレハブの部室棟にまとめられている。
これらに入れない──ありていに言えば格の低いクラブ・同好会などは、校内にいくつかある空き部屋をあてがわれているのだが、さらにそこからもあぶれた者たちは放課後の教室に間借りするなどしていた。
たとえばさっき二人が通り過ぎた二年D組には、現在セクシーコマンドー部員が集まっている、といった具合に(非認可)。
「――それで、こんなトコロにいったいなんの用が?」
美奈と七海は新聞部部室前に到着していた。すぐ右隣は写真部、反対側は漫研である。
「まー、いいからいいから」
七海はおざなりにノックをすると返事も聞かずに扉を開けて中に入る。続いて美奈も引っ張り込まれた。
新聞部は、週刊ペースで発行している学校新聞のちょうど修羅場明けで、今日の活動は自由参加のはずである。
部室内を見渡すと、はたして部員は一人しかいなかった。
「ちょっと邪魔するわよー」
七海がすたすたと歩み寄ると、奥の机に向かっていたその女子生徒は椅子ごと振り返った。
この部屋に一脚しかない回転式の椅子──部長の証だ。
「・・・はい?」
落ちついた声。楚々たる風情に柔らかい物腰。そして特に、艶やかな緑の黒髪が印象的な美人だった。
両手を膝の上で重ねて、たおやかに微笑んでいる。
彼女──二年C組の池畑由希子は、つい先日新聞部部長の地位に就いたばかりだ。
夏休みもほど近いこの時期、それは大して珍しいことではないのだが、彼女には二年生になってすぐに就任したもう一つの役職があった。
『編集長』──学校新聞のみならず、新聞部が関与する全発行物の編集作業を取りしきる最高責任者である。
また星南高校の学校新聞は、写真部や漫研との共同作業も多いため、必然的にその権限と責任は部の境界を越えて及ぶ。
さらに卒業アルバム等の学校行事系出版物の編集に協力を要請されることも多い。
進級して早々にこの座に就いた由希子の能力がいかほどのものか、推して知るべし。
「宮ヶ瀬さんと、五十嵐さん。お二人そろって、今日はどうしたんですか?」
美奈は一度、七海は何度か取材を受けたことがあり、彼女とは顔見知りだった。
同級生の二人に対しても、由希子は折り目正しい言葉づかいで接してくる。口調も柔らかで、美奈と七海は彼女に好感を持っていた。
そんな由希子なのだが、関係各部の部員たちからは「今年の編集長は、菩薩の顔に閻魔の心を持っている」とか「あそこは毎週一回地獄と化す」などと言われ、怖れられているそうだ。
その手の妙な風聞は二人の耳にも届いていたが、目の前にいる小柄で華奢な少女を見ると、到底信じる気にはなれない。
(やっぱり根も葉もない噂だったみたいね・・・・・・って、えっ?)
ふと、机の横に立てかけられた一振りの木刀に美奈の目が留まった。
一見してもよく使い込まれているのがわかり、土産物屋などで売っているものとは明らかに雰囲気が違う。
そういえば──由希子は古流剣術の使い手だ、などというウワサもあった気がする。
入稿直前の追い込み時期、その鍛えし技量は部員の逃亡阻止に絶大な威力を発揮するらしい。
(七海。あの木刀の黒いシミ・・・もしかして、血?)
(まさか。もっともらしくウェザリングしてあるだけでしょ。威嚇目的だと思うけど)
小声で問う美奈に、なぜかプラモ用語で返す七海。
「あの・・・?」
自分を見てぼそぼそと囁きあう二人に、由希子は困惑して声を掛ける。
(うーん・・・)
やはりどうしても、そこの木刀から発散される凶悪なイメージと、目前の由希子とは結びつかない。
美奈と七海は、とりあえずそのブツは見なかったことにして、愛想笑いを浮かべた。
「えーと、ちょっと池畑さんに見てもらいたいものがあるのよ」
七海はスカートのポケットを探りながら言った。
____
__ , -―″ ̄ \ ヾ ̄\
/ / /` \ ヽ ヽ
'/ / // / .| \ア ヽ
/ ´ / イ | | | | | ヽ .\ l
/ / t / | i| | | | |゜ ヽ\ ヽ |
i /i イ /_f_ '’t |士_/| |\ ヾ ツ| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`' ヾ| ゜-|i1 'アフ'ー/ \|`ノ | /御愛読ありがとうございます♪
/ノ ,  ̄ // ノ ソ < 『美奈の恋愛研究日誌』の
/ \ フ "∠/ // / \ 続きです。
>>712-716 / /ノ \_ イ /// / \____________
i /t' | //T リ| /
`' /| /^\
、一只ー ァ \
〉イ || ト〈
| ノ_/|__|
718 :
ダヴー:01/10/21 17:39 ID:p9Jha3gs
数日中にと書いておきながら、十日以上たってしまいました・・・すみません。
理由は・・・御覧の通りです。
AA初心者に一から作るのは困難でしたので、ギコペのデータを素体とし、大幅に改修して作りました。
今後SSを上げるときにこれもバージョンアップしていこう、とか思ってます。
>693さん、104さん、へたれSS書きさん。
純愛というかラヴコメというか・・・自分でもよくわからんのですが、結局このSSは最後までこの路線だと思います。
Hシーンに関しては退路を用意して(上手く書けなかったらバッサリ切れる構成にして)書いているのですが・・・たぶん切ります。
やっぱり全体の雰囲気が能天気なせいか浮いちゃうんですよね・・・。後半ちょっとシリアスになる予定ですけども。
とにかくがんばりますので、今後も生暖かい目で見守ってくださいー。
おおお、AAまで。
SSはぜひ書いてる本人が一番ノれるように、面白いと思うように
続きを書いてくださればいいですよん。
720 :
名無したちの午後:01/10/28 21:24 ID:kDV1F5n2
age
721 :
へたれSS書き:01/10/29 21:42 ID:v0loU3Ag
http://www.geocities.com/yar_hiro/ 大分お待たせしてしまいました、保管サイト更新です〜。
今回は力作が多いおかげで更新に苦労しました(w
嬉しい悲鳴ですな。
でわ、今回の更新内容は以下の通りです
更新
美奈の恋愛研究日誌
君が望む永遠SS3
完結
流聖天使プリマヴェール 第○話「無惨!スライム男の襲撃!」
みお&みほ
プリマヴェールSS(ちはる編)
「比良坂竜二の熱い夜」
流聖天使プリマヴェール 第○話「無惨!スライム男の襲撃!」
のほうは番外編も保存してましたッス〜
>ダヴーさん
無理に自分のキャラを変える必要もないですし、マイペースで
がんばってくださいな。
次回も期待してますよぉ
ちょっとお知らせ。
少々都合ができまして、11月からネット接続出来ない環境になりました。
出来るだけ早い復帰を目指しておりますが、その間サイト更新は出来なくなります。
ご了承ください
……ってか、その間にSSの一つも書かかんとな……。
K学園 用務員 伊頭○作氏が暗躍するSSを書きはじめてみました。
まずは(といっても、最後になるかもしれませんが)
○作「由希編」をお楽しみください
○作「由希編」その1
------------------------------------------------------------
鹿島学園旧校舎2階女子トイレ前
由希「せりなちゃん、遅いですねー ひとりで待つのってなんだか
不安です。やっぱり雪村くんにお願いして、ついてきて
もらったほうが良かったかしら?」
「間部さん・・」 突然暗闇からの声!
由希「キャッ!た、達也くん!」
須崎「し、静かに!」
由希「す、すいません 驚いてしまって・・でもご無事だったんですね・・
よかったです・・突然いなくなられてしまったんで、みなさん
心配されてたんですよ・・」
須崎「すまなかった・・その、せ、せりなも心配してくれてたかい?」
由希「(少し沈んだ表情で)はい・・せりなちゃんも心配してました・・
わたしもです・・(モジモジ)」
須崎「それで、せりなはいま・・」
由希「あっ、いまお手洗いに・・もうじきしたら出て来ると思います・・」
須崎「えっと、その前に・・ま、間部さん、ちょっとふたりだけで
話したいことがあるんだけど、構わないかい?」
由希「は、はい(ドキドキ)」
須崎「ここじゃちょっと話しづらいから、理科室まで一緒に
来てもらえるかい?」
由希「わ、わかりました」
理科実験室に歩いていく途中しばらくして突然・・
達也「間部さん!」
由希「は、はい!」
達也「す、すまない、3階に忘れ物をしたみたいだ・・先に理科室
で待っててもらえるかい?」
由希「あっ、でもひとりで行かれては危険です!」
達也「い、いや、大丈夫!すぐに戻ってくる・・ここで待っていると
危ないから理科室の中で待っててもらえるかい?あそこなら
安全だし・・」
由希「は、はい わかりました・・」
真っ暗な理科室の中・・ガラスの標本棚を何気なく見つめる由希・・
刹那!ガラスに人影が!(ティティ〜ン!効果音)
由希「きゃあ〜!!」
慌てて振り返ると後ろに人体模型が・・
由希「ビ、ビックリした 死ぬかと思いました」
だが、これはこれから起こる悲劇の序曲にすぎなかった・・
723 :
精神支配の夢魔:01/11/01 05:04 ID:XKrtW8hQ
○作「由希編」その2
今回は状況説明のための文語を少し増やしてみました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
〜鹿島学園旧校舎2階 真夜中の理科室 〜
静寂と闇に支配された空間…
由希(それにしても達也くんのお話ってなんでしょうか?
さっきから気になって・・・まさか、わたしが達也くんの
ことを想っているように、達也くんもわたしのこと・・・
やだ、わたしったらこの※非常時に何考えてるんだろう・・・)
そんなふうにひとりごちて俯いているときであった…
ガラガラガラ…突如、木製の引戸が開いた…
「間部さん!」
由希「達也くん!」
須崎「す、すまない…待たせたね…」
由希「いいえ…そ、それより 達也くんのお話って(ドキドキ)」
須崎「実は…」
由希の胸の高鳴りが限界をむかえようとしていたそのときであった…
ガタッ!!
理科室内の静寂と沈黙が一瞬にして破れた…
由希「だ、誰!誰なの?」
慌てて周囲に目を這わせる由希であったが、ベニヤ板が窓に
隙間なく張り巡らされ、月明かりすら届かぬ暗闇に支配された
深夜の理科室内において音の出所を探るのは不可能であった…
恐怖に支配された由希が慌てて、うしろにいる達也をふり返ろうと
首を傾きかけたそのとき、突如、口元が何かによって塞がれた!
(これは…達也くん…誕生日…ハンカチ…)
薄れゆく意識の中で、最後に耳にしたのは「間部さん…す、すまない…」
というこれまで聞いたことのない達也のひどく落ちこんだ声であった…
そして、由希の視界と意識は周囲の暗闇に溶け込んでいった…
(※旧校舎に手紙で呼び出され、閉じ込められて、仲間がひとりずつ
居なくなっている状態)
エルフスレからいらっしゃいまし〜(´ー`)
>精神支配の夢魔
あなたの文章からは、雪之丞を隅々までプレイしたことがありありと伝わってくる。
特に、エルフスレにあった○作のセリフが非常に良い。
これからも期待しているよ。
ついでだから、エルフスレに書いたのもここに転載してもいいのでは。
727 :
精神支配の夢魔:01/11/01 17:45 ID:rL6TAE/W
○作「由希編」その3(1)
なんか雪之丞が戦地に赴くソルジャーみたいになってしまいました(笑)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(1)
由希の理科室での事件から約1時間後…
場所は移り〜鹿島学園旧校舎1階 家庭科室〜
雪之丞、せりな、晶子、須崎、玲於奈の2Fから降りてきた
5人が一堂に会している…
裸電球ひとつでかろうじて視界は確保されていたが、目に見えない
恐怖と焦りが教室内を支配していた…
せりな「詩織先生、一年ガール、早苗さん、鉄平…
そして今度は由希まで居なくなって…
あのときわたしが雪之丞についてきてって頼んでれば!!
由希がいなくなったのは あたしのせい!!」
雪之条「ちがう、おまえのせいじゃない…あの場をはなれた
俺の責任だ…」
せりな「でも!!」
玲於奈「ちょっと春日さん、静かにしてくれないかしら?」
言い争いに発展しそうな場の雰囲気を鎮めたのは、玲於奈の
一声だった…
玲於奈「過ぎてしまったことを悔やんでも、いまさら無意味な
ことだわ…それよりも私たちがいま優先すべきことは
居なくなった人たちを探し出すことと、旧校舎から出る
方法を見つけだすことだわ…」
玲於奈の発言で一同冷静さを取り戻す…
玲於奈「雪村くん、これからのことで何かいい案はあるかしら?」
雪之丞「やはり単独行動は危険だ…なるべくみんな一個所に
固まってたほうがいい…昇降口のカギは俺ひとりで探す…
あとのみんなはここに残ってくれ…」
そのとき、真っ先に異を唱えたのはせりなだった…
728 :
精神支配の夢魔:01/11/01 17:55 ID:gsAV6XQu
○作「由希編」その3(2)
(1)の続き
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
せりな「そんならあたしも行く!あんたひとりじゃ危なっかしくて
ほっとけない!」
せりなの鹿島っ子ならではの義侠心・そして雪之丞を想う気持ちから
出た言葉だった…
須崎「せ、せりな!」
晶子「春日さん…どうしてそこまで…」
いままで沈黙を守っていた晶子がせりなの言葉に何かいいかけたのも
束の間、次に続く雪之丞の言葉がそれを遮断した…
雪之丞「いや、やはり俺ひとりで行く…春日の気持ちはありがたいが
やはりみんなとここに残るほうが春日にとっても安全だ…
暗闇では自分の身を守るのが精一杯ってこともある…」
せりな「自分の身を守るって…雪之丞ボクシングできないんでしょう?
もう人を殴れないんでしょ!それなのにどうやって自分の身を
守れるの?雪之丞、言ってること矛盾してる!!」
晶子 「ゆっくん…」
せりなの言葉に、雪之条と視線が合わさった晶子だったが、それも束の間
再び悲しげな視線を俯かせた…
玲於奈「それならわたしが雪村くんと行くわ…」
気まずくなりそうな雰囲気を切り裂いたのは、またも玲於奈の一言であった..
729 :
精神支配の夢魔:01/11/01 18:00 ID:gsAV6XQu
○作「由希編」その3(3)
(2)の続き
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
せりな「委員長!」
玲於奈「確かに春日さんの言うとおり、雪村くんひとり行かせるのは
危ないわ…」
せりな「だけど、なんで委員長が!」
玲於奈「居なくなった人のうち、詩織先生、間部さんは私のクラスの関係者
よ…クラス委員として彼女たちを探す義務が私には当然あるわ…
それでどうかしら?雪村くん..」
ここまで玲於奈に論理的に言われては、この申し出を断ることなど雪之丞には
もはや不可能であった…
雪之丞「…わかった、杉崎には一緒に来てもらう...」
(数分後)
雪之丞「それじゃ、行ってくる」
せりな「雪之丞! 無事に帰ってこなかったら承知しないからね!
委員長も気をつけて…」
玲於奈「ありがとう、春日さん…」
雪之丞「須崎…ふたりを頼む…」
須崎「わ、わかった…せりなと晶子さんのことは僕にまかせてくれ」
晶子「ゆっくん」
一瞬、視線が重なった雪之丞と晶子であったが、お互いに言葉を交わす
ことは無かった…
玲於奈「じゃ、いきましょ 雪村くん…」
ガラガラガラ…家庭科室の扉が開かれた…
(○作「由希編」その4に続く)
これ、プロット?
SSになってるやつが他にあるの?
731 :
精神支配の夢魔:01/11/02 05:09 ID:tH+jF268
○作「由希編」その4(1)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時はさかのぼる・・・理科室で由希が意識を失ってから、およそ10分後
〜鹿島学園旧校舎 謎の部屋〜
今日はあこがれの彼の誕生日...しかも初デートの日...まさか彼と
おつきあいできるなんて思わなかった...ダメもとで勇気をだして
「つきあってください」って告白したら、OKしてくれるなんて夢みたい...
わたしに告白する勇気をくれたせりなちゃんに感謝しなきゃ...
あっ、待ち合わせの場所に彼がやって来ました...
お互いに決まり悪そうなぎこちない挨拶...初めてのデートってなんだか
やっぱりテレくさいです...彼とディズニーランドに行きました...
いろんなアトラクションに乗って、一緒にお昼を食べて、そしてナイト
パレードをふたりで見て...そうしているうちに、いつのまにかお互い
うちとけて、会話も弾んで...これがもし夢なら醒めてほしくないです...
でも、彼とのお別れの時間が来てしまいました...時間は残酷です...
帰る間際、シンデレラ城のまえで用意していた誕生日プレゼントを渡しました...
今日のために用意したあのハンカチです...彼もとてもよろこんでくれて
いつもはクールなレンズ越しの彼の目がいまはなんだかとても優しいです...
ハンカチを持った彼の右手が私のほうに伸びてきました...えっ!...
彼の右手がいきなり私の口を塞いだのです!な、なに、イヤ、く、苦しい!...
そのとき私の瞼に映った彼の瞳は、かつて私が見たことのない、深い悲しみ
の色を湛えていたのです...
「い、いや〜!!」
突然の悲鳴をあげて、由希の華奢な身体が一瞬大きく震えた・・・
やがて静かに瞼が開きはじめた・・・
由希「ま、眩しい」
突然レンズ越しに眩しい光が瞼に入ってきて、一瞬視界を失った・・・
理科室についてから目を覚ますまで、漆黒の闇のなかに置かれていた
由希にとっては自然な反応であった・・・だが、やがてすぐに視界を
取り戻すとおもむろに首を動かして周囲を眺めはじめた・・・
由希「ここはどこなの?」
○作「由希編」その4(2)に続く
↑なんかだんだんロングバージョン化=イタズラに長く
なってきてしまいました...読みづらくてすみません...
その4は天国→地獄をテーマに表現できたら...
なんて、思っています...
733 :
精神支配の夢魔:01/11/02 22:48 ID:D+BWB2WJ
○作「由希編」その4(2) (1)の続き
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
しきりに首を動かして、周囲の様子を探ろうとした由希であったが
横向きの姿勢のまま床に寝そべっている状態であったので、おのずと
視界は制限されていた・・・首と眼球の動きのみのおぼつかない感覚で
周囲を眺める・・・部屋の中は電球こそ灯いて明るかったが、壁は
古びた木造建築であり、窓も漆黒の古板が釘で打ちつけられている
ことから、ここがまだ旧校舎内であることがわかった・・・
ふと、視線の先に半開きの木製のドアがあり、その開いた隙間の先
にはなにやら巨大な歯車のような機械が見えた・・・やがて、気を
失っている間はまったく気づかなかったが、旧校舎独特の古びた
床板の頬にあたる感触が急に感じられた。その冷たい感触に、麻痺
していた意識が急に甦った!
由希「達也くん!」
ハッ、と思い出したように突然に叫びをあげると、手をついて
慌てて起きあが・・・ることはいまの由希には出来なかった!!
由希「あれ、なんだかおかしい?...このタオルは!」
その時はじめて、自分の両手首が黄色いタオルでグルグル巻きにされて
いることに、由希は気づいた・・・そしてその独特の黄色いタオルの
持ち主に、由希は見覚えがあった・・・
「クックックッ...お目覚めですかぁ?シンデレラぁ...」
由希の華奢な背中が凍りついた・・・それは突然のことであった・・・横向きに
寝転がっている由希の視界の届かない後方から、その声は聞こえてきた・・・
暗闇の穴の中に獲物を引き摺りこむアリジゴクを連想させる、暗く響く声・・・
その声に由希は恐怖した・・・やがてその声の主が、由希の目の前にもうひと
つの足音を伴なって姿を現した!!
由希「あなたは...用務員の○作さん...それに、達也くん!!」
その人物は、由希が毎日学校で見かける鹿島学園用務員の伊頭○作であった・・・
そして、由希の両手首を縛っている黄色いタオルは、いま○作が首に巻いて
いる物とまったく同じであった・・・自分の両手首が縛られて、○作が目の前
に現れたことは大きな驚きであったが、○作の隣に須崎 達也が居ることは
由希にとって更なる驚愕であった・・・その達也は、さっきの夢の中で由希が
見たのと同じ深い悲しみに沈んだ表情で、俯き加減に立ち尽くしていた・・・
口元に下卑た笑みを浮かべ、床に寝転がったままの由希を見下ろしながら
○作が呟いた・・・
○作「我が城へようこそ、シンデレラぁ...もっとも、もうじきすりゃあ
薄汚ねぇシンデレラになっちまうがねぇ...クックックッ...」(続く)
ついに○作登場!待ってました。
735 :
精神支配の夢魔:01/11/03 20:08 ID:OXeZp9uH
○作「由希編」その4(3) (2)の続き
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
由希「達也くん!ど、どうして?」
達也が○作の言いなりになっていることに訳もわからず、由希は達也に
問い掛けた…
○作「おい、須崎い〜 何も知らねぇこのお嬢さんに、おまえがどうして
俺様の言いなりになっているのか、しっかりレクチャーしてやりな…」
そう言われた達也であったが、視線を床に落したまま何も答えられずにいた…
○作「ホレ、早く言うんだよぉ〜」
捕虜に口を割らせる拷問を楽しむかのように、○作のゴツイこぶしが
男性にしては華奢な達也の背中を何度もゴリ押した…こうなっては達也も
閉ざした口を開かざるをえなかった…覚悟を決めて唾を一度ゴクリと飲み
込むと、睫毛を震わせながら由希の方に向き直った…
やがて、ブルブル震える唇から言葉を発した…
須崎「ゆ、雪村くんの事件のビラを…学校中にバラ撒いたのは…
こ、この僕なんだ…」
それは、由希にとって俄かには信じがたい言葉であった・・・
由希「達也くんが・・・そ、そんな・・・嘘です!嘘って言ってください!」
由希が激しい口調で達也を問い詰めたが、達也から返ってきた答えは
由希の意にまったく反したものだった・・・
須崎「ま、間部さん・・・す、すまない・・・でも、本当のことなんだ・・・
ビラを撒いているところを○作さんに見つかって・・・それで
言うとおりにしないと、このことをせりなにバラすと
脅かされて・・・どうしようもなかったんだ...」
達也がうな垂れてそう告げた・・・大きな絶望感に由希は愕然とした・・・(続く)
736 :
精神支配の夢魔:01/11/03 20:10 ID:OXeZp9uH
>734さん >ついに○作登場!待ってました。
肝心のシーン開始までは、まだまだ時間がかかりそうです・・・
申しわけないッス・・・
737 :
hg:01/11/03 20:12 ID:r5dQmjCf
やはり他人の弱みを握って脅迫するのが○作の持ち味だね。
そこにゲーム中のイベントを上手く絡めてるなあ。
両方プレイしたことのある人間にとってはかなりツボにはまってますよ、コレ。
739 :
精神支配の夢魔:01/11/04 04:25 ID:irKigtZT
す、すいません、まだ○作「由希編」が途中の状態(濡れ場もまだ)ですが、
さっき風呂に入っていたときに、あるネタを即興で思いついてしまったんで
新鮮なうちに書いておきます。なお、短めのショートショートを予定している
ので、濡れ場にはあまり期待しないでください・・
それでもお楽しみいただければ幸いです・・題名は「たくろうの災難」です・・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「たくろうの災難 第1話」
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舞台設定:舞を信じてあげられなかった、たくろうの後日ばなし
公園前の会話
健二「それでは失礼するよ・・これから舞とホテルに行くんでね」
嫌みな薄笑いを口もとに浮かべる健二・・
舞「健二くん、なにもそんなことまで言わなくても・・」
たくろうの前で気まずそうに俯いたままの舞・・
やがてふたりは呆然とするたくろうの前から立ち去った・・
(これは何かの間違いに決まっている!舞ちゃんが健二とそんなこと
するはずがない!これはオレの気を引くために舞ちゃんが健二と
口裏を合わせた狂言に決まっている!)そのことを確認するために
尾行を決意したたくろうであった!
小走りで数分走り、舞と健二の姿を見つけると、慌てて電信柱の影に隠れ
柱から柱を飛び移りながら尾行を続けた・・やがてふたりは駅前の「斎藤薬局」
に入っていった・・数分後、ふたりが店から出てきたのを確認すると、慌てて
店の中に入っていった・・店の中には店番をしている亜子がいた・・
たくろう「亜子さん!!」
亜子「あら、たくろうくん、どうしたの?」
たくろう「ねえ、いま健二のヤツ、何買っていったの?」
亜子「そんなこと、恥ずかしくて言えないわ(もじもじ)」
たくろう「亜子さん!いまは一刻を争う緊急事態なんだ!
お願いだから、おしえてよ!」
たくろうの鬼気迫る迫力に気おされて、恥じらいを感じながらも答える亜子・・
亜子「そ、その、OKマークのコンドーム ゼリー入り最高級品 1ダースを
ア○ックスのゴールドカードで・・」
たくろう「な、なに〜!!」
亜子「あっ、たくろうくん!」
一目散に店を飛び出すたくろうであった・・(続く)
740 :
精神支配の夢魔:01/11/04 06:30 ID:IcLgJsGQ
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「たくろうの災難 第2話」
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薬局を飛び出すと、顔を紅潮させながら真っ赤に充血した目で、舞と健二の
姿を探して走り回っていたたくろうであったが、ふたりの姿を再度発見すると
ふたたび電信柱の間を移動する、地道な尾行スタイルに戻った・・
やがてふたりは踏み切りを渡って駅の反対側に出た・・そして数分後ふたりは
たくろうの懸念していたある場所にさしかかった・・そこは形容するなら安っ
ぽい白亜の城・夜は派手なイルミネーション・・そう、舞との破局の原因に
なったあの「ラブホテル」であった・・(頼む〜通りすぎてくれ〜)
必死に祈ったたくろうであったが、その願いもむなしく、ふたりの姿は
ホテル内に消えていった・・もはやガマンの限界を超えたたくろうは
恥も省みずにホテルのドアを開けて、中に突入を試みたが、そのとき!!
「お客さん、どうかしましたか〜?あれ〜おひとりですか〜困りましたね〜
当ホテルはカップルのご利用以外はお断りしてるんですよ〜お引き取り
願いますか〜」
ホテルのフロントの中から、似つかわしくない蝶ネクタイのタキシードを
着た、ガタイのしっかりしたゴリラ顔のあんちゃんがたくろうの目の前に
立ちはだかった・・その男の胸には「宮迫」と書かれたネームバッチが・・
たくろう「おい、おっさん!いま入ってきた若い男女、何階の何号室に行った?」
宮迫「失礼ですが、あのふたりの方がどうかしましたか?」
たくろう「あ〜もどかしい!おい、おっさん!こっちは一刻の猶予もないんだ!
死にたくなかったらさっさと部屋の番号教えろ!」
すると、途端に宮迫の顔面が真っ赤に変色して、鬼の形相へと変貌した・・
宮迫「なんじゃと、このガキャ〜!誰がおっさんじゃ、コラ〜!わしはこう
見えてもまだ20代じゃ〜ボケ〜!それにあのお連れの相方は、このホテルの
オーナーの相原建設社長の御子息じゃ〜!おまえなんぞに誰が口をわるか〜
ボケ〜ここは、神聖なカップルが愛を営むためのラブホテルじゃ〜
わかったら出直して来いや〜このひとりもんが〜!!」
宮迫の剣幕に、もはやとりつくしまもないたくろうであった・・
たくろう「あ〜もう、ラチがあかねえ!」
そう言い捨てると、たくろうはホテルの入り口を飛び出した・・
そして、ホテルの周囲に目を張り巡らせた・・
(あれだ!!)たくろうはある物を発見すると駆け寄っていった・・
それはホテルの外壁近くに植わっている一本のケヤキの巨木だった・・
枝が四方に伸びきっていたので、なんとかてっぺん近くまで登って
いけそうだった・・(よし登るぞ)はやる心を落ち着けるため一回
深呼吸をした後、足を木の一番下の窪みに引っかけて、登り棒の
要領でよじ登り、なんとか最初の枝の上に到達した・・
そこでもう一度深呼吸・・(確か、ある病院の庭の木をこんなふうに
主人公がよじ登っていったら、目の前の窓に薄幸の美少女が
現れて・・そんなストーリーがあったよなあ)そんなことを考えながら
同じ行為を繰り返していった・・そして、ついに登りはじめてから
約30分後、てっぺん近くの最後の足場に到達した・・そして、そこからは
目の前のホテルの全部屋が眺望できた・・だが、全部屋を見渡すまでもなく
たくろうの視線は目の前の部屋の窓に釘づけになった・・大きく見開かれて
充血したたくろうの目には信じがたい光景が展開されていたのだった!!(続く)
741 :
精神支配の夢魔:01/11/04 09:43 ID:E2/Bkjlv
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「たくろうの災難 第3話」
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それはたくろうにとって最もあってはならない光景であった・・四角い枠の中
はピンクの内装でしつらえられており、窓に沿って横向きに、白いシーツに
包まれたダブルベッドが置かれていた・・その上にはふたりの男女の姿が
見えた・・そのふたりには見覚えがあった・・そして、そのふたりは紛れ
もなく、たくろうが探していたふたりであった・・(舞ちゃん!健二・・)
だが、驚きはそれだけではなかった・・ベッドの上には一糸纏わぬ姿の舞に、
股間の部分を大きく膨らませたトランクス姿の健二が、いままさに迫ろう
としているところであった・・
たくろうは慌てて懐から、いつも持ち歩いている双眼鏡を取りだすと、右手
でそれをつかみながら、左手でズームを調整しようと試みた・・だが、手が
ブルブル震えているせいか、なかなか焦点が定まらなかった・・それでも
なんとかようやく部屋の内部が一番ハッキリ見渡せる位置までズームを調整
することができた・・そのとき、目に大きく映った部屋の光景を見て、
たくろうはある重大なことを思いだした・・(この部屋、前に一度来たことが
あるぞ!)
実は前に一度、たくろうは親友の一哉を連れ立って、このホテルに来たこと
があった・・そのときはひやかしの見学会と称して、一哉とふたり部屋の中で
カラオケ大会を開いて、むなしい男ふたりだけの時間を過ごしただけだった
(ちなみに、そのときのフロントは宮迫ではなくて、「定岡」という図体が
デカイ割に気の弱い男だったので、簡単に部屋を借りることが許されたので
あった)そのとき利用したのが、目の前の3階真ん中の部屋「303号室」
だった・・そして、その部屋にたくろうはあるイタズラを仕掛けたのだった・・
盗聴器を仕掛けたのである!!
そのことを思い出し、空いた左手で再度懐を探ると、タバコの箱大のプラス
チックでできた黒い四角い箱と、細い線のイヤホンが出てきた・・その箱の
横についているスイッチを押してから懐に戻し、イヤホンを左耳に差し込む
と、再び双眼鏡の先にある景色に視線を集中させていった・・
健二「それでは舞…はじめようか…」
健二はそう言うやいなや、全裸の状態でベッドに横たわる舞のカラダへ右手を
伸ばしていった・・
舞「健二くん…恥ずかしい…」
そう呟くと、舞はカラダを小刻みによじらせた・・
たくろう(ゴクッ…)
その裸体はまるで女神と形容するにふさわしいものであった・・
陶磁器のように白くきめこまかい肌、抱きしめたら壊れてしまいそうな細い肩
、均整のとれた鎖骨、スラリと長く伸びた手足、水泳で鍛えられたせいか
余分な肉が一切ついていないくびれたウエスト・・楕円形のひきしまったへそ・・
そこから曲線のカーブを描いた肉づきのいいヒップ・・
恥ずかしさからか、ほんのり赤みを帯びた長く細い首筋が艶めかしかった・・
ふたつの胸の膨らみは、仰向けに寝転がっているにもかかわらず、まったく
かたちが崩れることなく均整のとれた円錐形をしており、その膨らみの
頂には薄桃色の楕円形の小さいつぼみが、ささやかな膨らみを主張していた・・
そして、白いシーツいっぱいに広がる美しい黒髪は、神秘的な演出をいっそう
高めていた・・まだ強い恥じらいがあるせいか、秘部こそ片方の手で覆い隠して
いたが、そこにはいまだかつて誰しもが触れられなかった「桜木 舞」のすべて
があった・・だが、それをいままさに手にしようとしているのは、たくろうでは
なく、健二であった・・
やがて、健二の右手が舞の片方の乳房に到達した!(続く)
742 :
名無したちの午後:01/11/04 09:49 ID:+1HqR9JT
お〜、舞ファンとしては、○作より、こっちを先に完結させて欲しい!
投稿はたいへん嬉しいんだけれども、あまり頻繁にageないほうがいいと思う。
回しで無駄にレス消費するのもアレだから基本的にsage進行だったんだし。
>737みたいな広告貼りつけられたりもするしさ。
745 :
精神支配の夢魔:01/11/07 03:35 ID:t6HFKDtA
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「たくろうの災難 第4話」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
舞「あっ!イヤ・・」
健二の右手が舞の乳房の膨らみをまさぐる・・やがてその感触を味わうかの
ように、右手を球体全体に被せつつコネ回しはじめた・・
舞「アッ、アッ、いやン...」
吸いつくような、それでいて跳ね返すような弾力を持った、柔らかい
乳房の感触を味わいながら、健二が舞の耳元に囁きかける・・
健二「舞のオッパイ、やわらかいよ...」
ひっきりなしにその感触をしばらく味わうと、今度はその頂にある
突起を、親指と人差し指でキュッ!とツマミあげた・・
舞「ひゃうっ!」
敏感な箇所への強い刺激に、舞の身体が一瞬大きく震えた・・
その反応を見計らうやいなや、健二は自分の顔を舞の胸の谷間に
近づけていった・・そしてついに唇を反対の乳房の薄桃色の突起に
這わせた!
(ち、ちくしょう〜!!)
たくろう「い、痛え〜!!」
健二の唇が舞の乳首に触れるやいなや、あまりの悔しさに我を忘れて
大木の幹を思いっきり殴りつけ、拳が受けた痛みのあまりうずくまる
たくろうであった・・
唇で乳首を挟みこむと、今度は舌をつかって、まだ誰にも吸われた
ことも噛まれたこともない汚れなき乳頭を、ほじくり出すがごとく
無我夢中で吸いはじめた・・
舞「や、やん、健二くん!」
チュパチュパと音を立てながら、唇と舌を使って唾液を絡ませ
乳頭をこね回しつつ、舞の様子を上目遣いに伺う健二であった・・
舞「ア、アアン、ダ、だめ...」
舞が必死に快楽の声を押し殺していることを確信すると、薄ら笑いを
浮かべて問い掛けた・・
健二「胸ではだいぶ感じてくれたみたいだね...それじゃこっちは
どうかな?」
そう言うやいなや、舞の秘部を覆い隠している片方の手のひらに
健二の左手が触れた・・ (続く)
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「たくろうの災難 第5話」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
舞「イヤ、そこは恥ずか…ん!ンン…」
そう告げかけた舞であったが、その言葉が言い終わらないうちに
健二の口唇が舞の可憐なクチビルをふさぎ、やがて舌先がクチビル
を押し破って、舞の口腔内に進入してきた・・
舞「ん、ング!…ング、ング…」
お互いの口腔内で舌先どうしが絡みあう・・健二は舞がその動作に没頭
し始めたのを確認すると、そのまま行為をつづけながら、さきほど
触れたままの舞の指先を払いのけた・・激しい接吻行為に没頭し、思考
が麻痺しかけていた舞であったが、秘部をはじめて異性の前で晒すと
いう羞恥心と、ほんのわずかな理性のタガが残っていたせいか、
両のフトモモは閉じ合わさったままであった・・それは透きとおる
ように白く細長く、ムダな肉付きのない・・それでいて青春期の少女
特有のみずみずしいハリのあるフトモモ・・懸命に秘部を隠そうと
するためなのか、それとも乙女には耐えがたい恥ずかしさのせいなの
か、まるでダダをこねる少女のように何度も擦り合わされる・・
(ゴ、ゴクリ…)
あまりにも艶めかしい動きに魅了されて、たくろうは我をも忘れ、喉を一度
大きく鳴らした・・
だがすぐに我を取り戻すと、あまりの悔しさに歯と唇を噛み締めながら、その
行為を凝視し続ける・・
必死の抵抗を試みた舞であったが、その行為もむなしく、やがて先端が
ほんのりと薄く茂った未開の三角州(デルタ)がフトモモの間にあら
われた・・それが現れたのをチラと横目で確認する健二・・乳房をこねまわし
ていたもう一方の手をいったん引き離すと、そのままその指先を薄い茂み
へと移動させていった・・
健二がいったん唇を引き離す・・舞と健二…ふたりの交錯した唾液が糸を引く・・
健二「フフフ…どんな高級カシミアよりも柔らかいぞ…舞のココは…」
そう呟くと、健二は舞とふたたび舌を絡ませはじめる・・やがて片方の手で
その茂みの周辺をまさぐりはじめた・・(続く)
更新に時間がかかって申しわけありませんが、なんとか完成
させるつもりなんで、ヨロシクお願いします。
748 :
名無したちの午後:01/11/07 15:02 ID:5RXFWrT+
「たくろうの災難」
最高にイイ!素晴らしい寝取られSSです。
ぜひ続編をお願いします!
749 :
寝取られ万歳:01/11/07 22:24 ID:mBKv6Txa
>748
激しく同意!!
続きを心よりお待ち申しageます。
750 :
名無したちの午後:01/11/08 11:22 ID:gYf2sNtd
保管サイト行けないんだけど、デリられた?
751 :
寝取られ万歳:01/11/08 21:28 ID:Cm9lW/KE
>750
そのようですな…
復活をまちましょう…
マターリ
今日初めてここを覗きました。
乃絵美でガッツ! もエロエロでいいけど
誰か兄(名前覚えてねえ)とのSSも書いてくれねーかなー。
>753
ここのスレのルールでは言った本人が書くんだYo
頑張れ!!
756 :
753:01/11/11 07:32 ID:DMZjsCcz
・・・そうなの?
「乃絵美でガッツ!」が凄すぎて
チャレンジしようと言う気が起きませぬ。
つーか、そもそもSS何て書いたことね〜。
久しぶりに「With you」やってとっかかりを探すかな・・・
meisure
758 :
名無したちの午後:01/11/14 04:34 ID:F2sXPk8T
age
759 :
515:01/11/15 05:20 ID:S1QRrrN/
760 :
753:01/11/16 00:10 ID:+Ol6YYwM
・・・止まってる・・・
期待アゲ、とかやって良いんだろうか。
104氏が来ないうちにコソーリ乃絵美SSでも
書いてみましょうか。どうしましょうか。
761 :
104:01/11/16 00:29 ID:rNjnnTJh
>760
書いて下さい。
私も、今から書くことにしますので(w
「ひぎぃっ」
めりめりと真奈美の肛門を刺し貫く熱い塊に、悲鳴をあげる。
「あおぉぉ・・・」
真奈美の粘膜の快楽に、声が漏れる。
マゼンダのペーストが潤滑油の役目を果たし、初めてとは思えないほどに、すんなりとチャムナの肉棒を受け入れてしまう。
けれど、真奈美の心も体も、それを受け入れる準備がない。
だから、その異物感が、苦痛となって、真奈美を責め立てる。
「ひっ・・・ふぅ・・・ぁうっ・・・」
だけど、真奈美を押さえつける男たちは、その力を緩めようとはしない。
むしろ、根本まで挿入しきって、その快楽に酔いしれるチャムナをけしかけるほど。
(熱・・・いっ)
焼け付くような痛みと刺激が、乃絵美の肛門から発せられている。
チャムナの腰の動きが、それを加速させる。
「チャムナ・・・お願いっ・・・動きを・・・あぅっ」
粘膜が擦れ合うほどに、激しい苦痛に身をよじる。
(こんなことって・・・)
信じられない。
といった表情で、周囲を見る。
屈強な男たち。
それが、いやらしい笑みを浮かべて、真奈美を取り囲んでいる。
「くっ」
気づかないうちに、膝の力が緩んで、スリットにあてがわれた堂島の亀頭が、真奈美の小陰唇に潜り込もうとしていた。
「・・・っ」
慌てて、膝に力を入れて、こらえる。
けれど、チャムナの激しい動きのせいで、この位置で止めるのが精一杯。
(こんな・・・こんな風に処女を失うなんて・・・・・・いやぁっ)
脂汗が流れる。
流れた汗が、堂島のシャツに、ぽたぽたと落ちて、染みを作っていた。
「ふん・・・頑張るものだ」
堂島は、葉巻をふかしながら、真奈美の痴態を愉しんでいる。
堂島の亀頭は、既に半分ほど、真奈美のスリットに埋まっていた。
「どうして・・・こんなことする・・・の」
泣きそうな顔で、かろうじて、堂島を見る。
「こんなこと?」
心外だと言わんばかりの表情で、堂島も聞き返す。
その間にも、チャムナの動きが、幾度も真奈美の身をよじらせる。
「こんな・・・力ずくで・・・私・・・私・・・初めてなのに・・・こんな・・・」
言いながら、だんだん涙が溢れていく。
言い終わるには、もうぼろぼろと泣き出していた。
「ふん・・・処女を無理矢理奪われるのが、嫌か」
つまらなそうに、聞いた。
「あっ・・・当たり前・・・ですっ・・・誰だって、こんな風にされたくない・・・ひあぅっ」
真奈美の中で、チャムナの肉棒が痙攣し、熱いほとばしりを感じた。
「おぁぁぁ・・・真奈美ぃ・・・」
小さな痙攣を繰り返しながら、真奈美の中に吐き出して、チャムナの動きが、ゆっくり止まる。
「あぁ・・・」
チャムナの熱い精液を肛内に感じながら、真奈美は絶望のため息をつく。
そこに、堂島が煙を吹きかける。
「けほっ・・・けほけほっ」
思わずむせる。
「そうだな・・・」
品定めでもするように、真奈美をじっと睨め付ける。
「チャムナのモノをしゃぶって・・・出すことができれば」
射精して、ぐったりとなったチャムナが真奈美から引き離されていた。
「出すって・・・?」
判っていても、聞き返してしまう。
「今、お前の尻に出したばかりの、チャムナを再び元気にして、口の中に放たせることが出来れば赦してやる、と言うのさ」
聞いて、萎んだチャムナの陰茎が、少しむくりともたげた。
視線を向けた真奈美にも、それが目に入る。
「真奈美ぃ・・・しゃぶって・・・くれるろぉ・・・?」
チャムナは、言いながら呂律が回らないようだった。
それが、どうしてかは判らないが、真奈美には不吉な予感がした。
けれど。
(それで・・・処女が守れるなら)
そうすれば、正樹に捧げることができるんだから。
もう、それしか、選択肢はない。
そう信じることにした。
「・・・やります」
真奈美は、きっぱりと宣言するように、頷く。
男たちの失望の色を隠せない様子を見て、堂島が本当に約束を守るであろう確信をする。
「チャムナ・・・さん」
おずおずと、近づく。
「チャムナでぇ・・・チャムナでいいのぉ・・・」
うわごとのようにチャムナが呟く。
「チャムナ・・・」
確認するように、真奈美も、その名を繰り返す。
チャムナは、酩酊したようにふらついているのに、その陰茎だけは、力を取り戻していた。
「舐め・・・るね・・・」
真奈美は、ゆっくりとチャムナの陰茎に顔を近づけた。
甘いペーストの匂いに混じって、便臭が臭った。
(やだ・・・)
それは、真奈美自身の肛門からえぐり取られた糞便なのだ。
(でも・・・やらなきゃ)
抵抗を感じながらも、覚悟を決める。
「は・・・むっ・・・」
目を瞑ると、真奈美はチャムナの肉棒をくわえた。
「あひぃ・・・」
真奈美の唇から与えられる刺激に、チャムナが声をあげる。
「ん・・・ふぅ・・・んく・・・」
真奈美は、チャムナの様子を伺いながら、丹念に舐め上げる。
(確か・・・こんな感じだったような・・・)
唇で、睾丸を甘噛みしながら、思い出していく。
経験の無い真奈美にとって、昔見たビデオだけが唯一のフェラチオの知識だった。
ビデオでは、真理子と呼ばれる大きな乳房の女子校生が、制服の前をはだけて、前髪の長い青年の陰茎を頬張っていた。
(それで・・・この後は・・・)
確か、胸にローションをつけて、乳房で挟んでいた。
そして、陰茎の先端だけを舌先で舐め上げると、青年はあっという間に達していたのだった。
(胸で・・・挟めばいいんだ)
そう思って、ビデオにあったローションを探す。
チャムナの陰茎から口を離して周囲を見回すと、先刻真奈美の肛虐に使われたペーストがそのままに転がっていた。
(あれなら・・・)
そう思い、手を伸ばす。
刺し貫かれた菊座の痛みが、段々と違う感覚に代わっていく。
身体が火照っている。
(・・・興奮してるの?)
困惑して、そう思う。
こんなにも、欲情した感覚に襲われたことのない真奈美は、これが今手にしているペーストのせいだとは気づかない。
「チャムナ・・・胸で、して・・・あげる」
言いながら、僅かに自分の舌も動きが鈍っているのに気づいた。
(と、とにかく・・・早くしなきゃ・・・)
自分の身体に異変が起こりつつあることは確かだった。
けれど、このまま手をこまねいていると、堂島に処女を奪われてしまう。
真奈美は、ペーストを手に取ると、豊かな乳房の谷間にたっぷりと塗りつけた。
「する・・・よ・・・」
チャムナの陰茎が、真奈美の乳房に挟み込まれる。
「はひぃ・・・っ・・・あ・・・あ・・・」
陰茎の粘膜にたっぷりとペーストが塗り混まれる感触と、真奈美の乳房の感触で、チャムナは、全身をよじって身もだえしていた。
「気持ち・・・いい・・・?」
言いながら、スライドさせる。
動きをつけたほうが気持ちいいような気がする。
ビデオの動きを真似て、さらに刺激を強める。
(あとは・・・舐めなくちゃ・・・)
ペーストにまみれてピンク色になったチャムナの亀頭に真奈美の舌が伸びる。
「んひぅっ」
チャムナの声を聞きながら、ますます動きをつけていく。
舌先から、口中に入ったペーストは、微かな甘みを含んでいた。
(これ・・・甘い・・・)
口当たりの良さから、気にせず飲み込んでしまう。
ローションとして使ったぐらいだから、身体に悪影響はないのだろう。
そう思うと、口中に入ることを気にせずに、積極的に亀頭を舐め上げることに専念していた。
「真奈美ぃ・・・いいのぉ・・・」
チャムナは、もう朦朧とした様子で快楽を訴え続けていた。
軽い痙攣が、射精が近いことを告げていた。
(もうすぐ・・・もうすぐよ・・・)
真奈美は、必死でチャムナの亀頭をしゃぶっていた。
そんな真奈美の痴態を眺める男たちは、一様にいやらしい笑みを浮かべながら観賞していた。
男たちの人垣から一歩引いた位置で、ソファに身を沈めながら、堂島も同じく笑みを浮かべている。
「無理矢理奪われたくない・・・か」
必死な真奈美の様子に、思わず肩を揺らす程に、くつくつと嗤ってしまう。
「無理矢理しなくとも・・・自分から欲しがるようになるというのに」
チャムナの身が大きく反る。
射精の瞬間を察して、真奈美は乳房を離して、陰茎を口中に包み込んだ。
ぴゅくっぴゅくぴゅくっ・・・
大きな痙攣と共に、チャムナの射精が始まった。
(良かった・・・これで・・・)
生臭いチャムナの精液が喉に流れ込むのを感じながら、真奈美は安堵していた。
(これで・・・助かるんだ・・・)
チャムナが全て吐き出し終えると、それを飲み込んだ。
「んく・・・けほっ・・・」
粘つく精液は、とても飲み込みにくかったけれど、飲まなければ何かとつけいられて約束を反故されるような気がしたから。
「これで・・・いいでしょう?」
口をぬぐいながら、堂島のほうを向く。
「ああ。あとは好きにするといい・・・そうだな。望むなら続きをしてやってもいいが」
言って、堂島は嗤う。
「だっ、誰が・・・っ」
いつもの真奈美に似合わない怒りの表情を浮かべて、堂島を睨む。
「帰らせて貰いま・・・あ・・・」
大きな脈動。
「あ・・・ひっ・・・ああぁ・・・なっ・・・何、これ・・・あ・・・」
真奈美の中で、何かが弾けるのが判った。
769 :
104:01/11/16 03:56 ID:YNBk7qmL
というわけで、続き
>>763-768 ここしばらく盛況だったので、他の方々のSSでハァハァしてましたですよ(w
自分のは長いだけで、最近前後見えにくくなってるので、このままフェードアウトか
完結編でも書いてまとめようかと思ってたんですが、少し需要があるようなので、
続きです。って、それでこんなだと石投げられますか。しょんぼり<みずいろ風
770 :
515:01/11/16 04:46 ID:wICLgIWY
わ〜〜〜い 新作だ〜〜〜♪
104様ありがと〜〜〜〜
771 :
753:01/11/16 14:38 ID:2uTiMuYA
おお〜104氏の降臨だ〜
ちくしょう・・・良いところで引きやがる・・・
おれは乃絵美より真奈美ハアハアだったので(少数派?)
今後の展開が非常に楽しみです。
SSは着想が得られた様な気がするので
時間が取れたらコソーリ書いてみたいです。
「乃絵美でガッツ」のような大作には成りませんけど
相変わらずエロエロでマンセーです(´ー`)
アナルはやっぱりひぎぃですかとか、「女子校生」とか
細かいところでも笑ってしまいました。
773 :
104:01/11/17 03:32 ID:oX1c/Acd
一応、こんな風に完結させようかなあ、と思っていたというのがあるので、
完結編を載せてみます。
このオチでOKか続けたほうが良いか感想きぼんです(w
「はぁ・・・」
乃絵美はため息をついた。
全身の擦り傷が、St.エルシアの制服と擦れ合って、痛い。
堂島の毎日の責めのせいで、満身創痍だった。
けれど、体中の軋むような痛みよりも、抱かれるほどに全てを忘れて堂島の快楽に身を委ねてしまう自分自身への嫌悪感が、乃絵美をますます暗い気分にさせていた。
(いっそ・・・もう死んじゃうしかないのかな)
とすら考えてしまう。
堂島に抱かれて、無我夢中で痴態を晒し続ける嫌らしい自分。
それを兄に知られたくなくて、今日まで来たのに。
なのに、乃絵美の知らないうちに、兄にはつきあい始めた女性がいて。
そして、自分だけが、淫楽地獄へと堕ちていく。
(もう・・・どうでもいい・・・)
考えれば考えるほどに、自暴自棄な気持ちになってしまう。
「はぁ・・・」
何度目かになる深いため息をついたときだった。
「きゃあああっ」
突然、視界が青空でいっぱいになる。
どさっ。
と、音をたてて、乃絵美は尻餅をついた。
「痛たた・・・」
強い痛みを発する臀部を押さえる。
(青痣になっちゃうかなあ・・・)
痛みに顔をしかめながら、周囲を見渡した。
よく見ると、それは、地上から1メートル強ほどの深さに掘られた穴だった。
「どうして・・・こんな・・・?」
呟いて上を見ると、確かに道路工事の標識がある。
「あ・・・」
思わず、自分のドジに呆れた。
(道路工事の表札に気づかないほどに、ぼんやりしてたなんて・・・)
そう考えて、またため息をついた。
「よう。大丈夫か?」
ふいに陽光が遮られて、背後から声がした。
「は・・・はいっ」
慌てて、返事をする。
工事現場に落ちたのだ。
厳しく怒られてしまうかもしれない。
そう思うと、緊張した。
「す、すみません。つい・・・ぼんやりしてて」
謝りながら、言い訳する。
「ははは。いいってこと。怪我はないか?」
声の主は、少しだけハスキーな女性。
しかし、逆光越しに見えるその女性の姿は、乃絵美には形容しがたいものだった。
一言で言い表すとすれば、異形。
女性とは思えない発達した筋肉が、ボディビルダーのようなシルエットを描き出す。
けれど、その乳房はボディビルダーにはない豊かな丸みを帯び、女性らしい美しさすら誇っている。
「あ・・・あの・・・あなたは・・・?」
乃絵美は、おずおずと聞く。
逆光の向こうに佇む女性は、おそらく笑ったのだろう。
なぜだか、漏れた笑みから覗いた白い歯が、きらりと光った気がした。
「アタシは、高原美奈子。タカって呼んでくれよな」
高原美奈子と、伊藤乃絵美。
それは、運命の出会いであった。
「先生」
男が、耳打ちする。
先生と呼ばれた中肉中背の男は、男の話に耳を傾けようと、動きを止めた。
男の動きが止まると、荒い息を整えながら、少女が離れる。
少女を抱いていた男は、堂島薫。
少女の名は、芳野雨音と言う。
雨音は、乃絵美が姿を消してから、雇い入れた召使いだった。
乃絵美が消えてからというもの、すっかり意気消沈した堂島を見かねて、部下たちなりに乃絵美に似た雰囲気を持つ大人しい少女を捜してきたのだ。
雨音は、嫌がっているものの、吸い付くような白い肌と、どん欲な肢体が、見る間に堂島の欲望を吸い込んで、堂島ごのみの女へと変わりつつあった。
滅多にはないが、日によっては、雨音のほうから求めてくることもある。
しかし、抱けば抱くほど、堂島には乃絵美との違いばかりを感じて、果てた後にふさぎ込んでしまう。
そんな折りのことだった。
「伊藤乃絵美が・・・見つかりました」
男は、写真を見せる。
望遠で取ったのだろう。
喫茶ロムレットの窓越しに、乃絵美の横顔だけが覗いている。
「乃絵美・・・」
堂島は、食い入るように写真を見つめる。
「・・・昨日、帰宅したようです」
男は、それ以上何も言わず、引き下がった。
変わって、召使いが前に出る。
召使いの手には、いつものYシャツと背広。
堂島は、すぐさまシャツに手をかける。
「行くぞ」
玄関から、堂島を待つ車のエンジン音が聞こえていた。
カランカラン。
カウベルの音が、ロムレットに鳴り響いた。
久しぶりのロムレット。
そこは、以前乃絵美を抱いていたときと、全く変わらない様子だった。
「乃絵美!」
堂島は客の目も気にせずに、少女の名を叫んだ。
客の目が一斉に集まる。
けれど、それはゆっくりと、哀れみの表情を称えて、伏し目がちに逸らされて、皆一様に見なかったような素振りへと変わっていった。
「あの・・・堂島先生・・・何か?」
カウンターの奥から、気の弱そうな店長が出てくる。
乃絵美の父。
それだけの理由で、喫茶店の存続と経営を許されている男だった。
「乃絵美を出せ」
話す間も惜しいという様子で、堂島が詰め寄る。
「わわ・・・その・・・娘は・・・」
襟首を捕まれて、乃絵美の父はしどろもどろになる。
「出せ!」
そう詰問した時だった。
「待ちなよ」
厨房から、エプロン姿の屈強な女性が現れた。
高原美奈子。
それが、その女性の名だった。
「な、なんだ・・・お前は」
自分より首一つ以上大きな筋肉の塊を前にして、堂島はひるんだ。
「私は、高原美奈子。タカって呼んでくれよな」
言いながら、乃絵美に出会ったときと同じように快活に笑う。
「わ、儂は・・・乃絵美を呼んだんだ・・・お前じゃないっ」
今度は、堂島のほうがしどろもどろになる。
しかし、いかなることがあろうとも、引き下がる気はなかった。
堂島の股間では、かつてないほどに欲望がたぎり、骨より硬いとすら信じられるほどの大きな盛り上がりを誇示していた。
「乃絵美は、どこだ」
もう一度聞く。
困ったような表情で、乃絵美が奥を向いた。
「どうする?」
声に応じるように、奥から人の気配が現れた。
「出ます」
それは、かつで堂島の腕でかぼそい声を立てて泣いていた少女の声そのものだった。
「乃絵美っ」
思わず、堂島は駆け出す。
かけだして、住居と喫茶店を仕切るのれんをかき分けたとき、大きな衝撃にはじき飛ばされた。
「つっ!?」
壁ではない。
けれど、それはまぎれもなく、堂島をはじき飛ばすほどの頑強な壁のようだった。
「・・・人?」
尻餅をついたまま、見上げる。
そう。
それは、まさしく鋼のごとく鍛え上げられた筋肉。
肉の壁だった。
「堂島・・・」
肉の壁から乃絵美の声がした。
「そんな・・・・・・!!?」
混乱しながら、目を細めて、正体を見極めようとする。
「そんな・・・そんな・・・」
堂島は、パニックに陥りながら、驚愕の声を漏らしていた。
「・・・乃絵美・・・・・・なのか」
肉の壁が、大きく頷いた。
「どうする?」
タカが声をかけた。
どちらに向けて言ったかは判らない。
にも関わらず、乃絵美が頷いた。
乃絵美は、堂島に抱かれていたときと変わらぬ清楚で愛らしい顔立ちを残したまま、鋼の筋肉を鍛え上げている。
それは、師であるタカの指導のもと、肉体改造とすら思えるほどに肉体を苛め、鍛え抜いた結果だった。
それは、堂島にとって悪夢の結果であったが、病弱な体質から解放された乃絵美にとって、嗜虐からの脱出をも意味していた。
「あわ・・・わ・・・」
言葉にならない言葉だけが、堂島の口から漏れる。
そんな堂島を見て、タカが頷いた。
「いいのですか」
武人らしく、乃絵美が聞いた。
その言葉遣いは、かつての乃絵美ではない。
むしろあらゆる地獄を乗り越えてきた修羅のみが発せられる鉄の言葉のようだった。
「ああ。折角勃ったチンポだ。もったいないからな」
そう。
堂島は、こんな状態になりながらも、その肉棒を衰えてはいなかったのだ。
その肉棒めがけて、筋肉の山が動く。
「あひぃっ」
半ば強引にパンツをはぎ取られた堂島は羽交い締めにされて、為すすべもなく、乃絵美の唇に愚息を預けさせられていた。
「んむっ・・・んっ・・・」
尋常成らざる肺活量を活かした業務用バキュームのようなフェラチオが堂島を一瞬で昇天させる。
「はぁ・・・はぁ・・・」
荒い息をしながら、堂島は逃れようとする。
しかし、丸太ほどの太さを持つ乃絵美の腕が堂島を決して逃さない。
「た・・・たっ・・・助けてぇっ!」
店中に、絶叫が響いた。
(先刻の客たちがみせた気の毒そうな表情は、このことだったのか・・・!)
気づいたときには、既にもう逃れることの出来ない乃絵美の領域に捕らわれていた。
「ほら、また勃ってきたじゃねえか」
タカがけしかける。
バキューム並のフェラチオが壮年の男竿を見る間に堅く変貌させた。
「い、い、いけない・・・いけません。もう、勘弁・・・」
半泣きの堂島の必死の懇願も空しく、乃絵美は堂島の上に乗り、勢いよく腰を落とした。
「ひいいっ」
堂島の竿は、乃絵美の鍛え抜かれた括約筋に鬱血寸前まで締め付けられる。
「お、お、お・・・折れるぅぅっ!!」
堂島の絶叫を肴に、乃絵美はうっとりと腰を動かし始めていた。
「気持ちいい・・・」
声だけは愛らしい乃絵美の艶やかな吐息がこぼれた。
これが望んだ形ではないけれど。
けれど。
堂島は、ゆっくりと理解しつつあった。
こんな形の愛があってもいい。
そう思えるほどの、激しい快楽。
「は・・・はひぃっ・・・で、出ます。出ちゃいますっ・・・」
堂島の申告に、乃絵美の平手が頬を打った。
「ぎゃぶっ」
頬を張られた勢いで、奥歯の数本が床に散った。
「私がイくまで待て」
そう言って微笑む乃絵美が、堂島には何故だかとても魅力的に感じる。
「は、はいっ!」
幸せな二人の日々が、これから始まろうとしている。
屈強な乃絵美に抱かれながら過ごす余生。
それは、魅惑的な老後になりそうだった。
<おしまい>
781 :
104:01/11/17 03:46 ID:oX1c/Acd
782 :
104:01/11/17 03:52 ID:oX1c/Acd
げふ。778の15行目
「乃絵美が奥を向いた」は「タカが奥を向いた」です。
ああ。鬱師
783 :
753:01/11/17 08:08 ID:txjhglRS
これはこれで面白いけど、
これやるならもっと最初の方でやっておくべきでは・・・
取り敢えず、真奈美の場面だけでも続き希望。
それが終わればフェードアウトでも構いませんから、なにとぞ
>104さん
わははははははは
朝から爆笑しちゃったよ。
激しくワラタ( ´ー`)
とりあえず萎えたチンポが寂しいので真奈美陵辱の続きだけでもきぼーん
787 :
515:01/11/18 00:53 ID:OXmFhw/6
う〜〜ん ほんとに104さんが書いたのか?>最終章
とりあえず あたしゃ納得いか〜〜〜〜〜んっす…
誰だよタイトルつけるときにガッツのこと振った奴は…
最後の最後でこの急転直下。104さん、あんたやるねえ。
ぐわっはっはっはヽ(*´;▽`)ノ 爆笑です。あんた、スゲエぜ!
いや、みんな爆笑するけど、納得はそりゃしないでしょう(w
今のシリアスな展開を続けていって、どうこの展開にまとまっていくのかも
面白いかもしれんが(w
まあ、とにかくいいもん見せてもらいました。
ていうか「乃絵美でガッツ」ってタイトル案が出た時誰か反対しろや。
言ったのは俺だけど。←お前の仕業かい。
>789
あんたかい!(w
まあ、萎えなのは仕方ないけど、せめてフィクションぐらいは勧善懲悪
があってもいいんじゃないかと思ってる自分としてはこういうオチもあり
かな。
791 :
名無したちの午後:01/11/18 07:43 ID:d/sOXphA
激しく笑った……けど、タイトルで気付くべきでしたな(^^;
最初からこのオチにする予定だったんですか?
作者の意向第一なので乃絵美編はコレで完結として、真奈美編もヨロシクです。
読み始めたころからなぜ「ガッツ」なんだろうと。
このまま乃絵美が陵辱されて堕ちるとこまで落ちるのかなと思ってましたが・・・
まさかこう言うオチでタイトル通りになるとは、してやられました(w
ええ、もう素直に笑うしかないでしょう。
いや、本音は104さんの書く堕ちた乃絵美が見たかったですが(^^;
793 :
名無したちの午後:01/11/18 19:43 ID:cxPYyLe7
一気に話がめちゃくちゃでつまんねぇ。
激萎え。
本当は偽104だろ。
>793
俺もそう思いたい…
795 :
名無したちの午後:01/11/18 22:33 ID:Hu2i7qWe
「乃絵美でガッツ」なんか勃ったチンポを一刀両断されたような・・・(^^;;;
このぶんだと真奈美を助けるのはお嬢か?
猫柳建設フル動員の可能性濃厚…
? 流れを整理すると、
>>769 >このままフェードアウトか
>完結編でも書いてまとめようかと思ってたんですが、少し需要があるようなので、
>続きです。
で、続きを載せたところで、
>>773 >一応、こんな風に完結させようかなあ、と思っていたというのがあるので、
>完結編を載せてみます。
>このオチでOKか続けたほうが良いか感想きぼんです(w
で上の方で言ってた完結編をちょっと載せたみた(wってことでしょ?
だから単に、ウケた人は笑った後、萎えた人は素直に、
「続き書いてください」ってお願いしとけばいいんじゃないかなあ。
(このオチでOKという人は「完結おめでとう!」と(w)
険悪になる必要はないかと。
てなわけで俺は以前の流れからのエロエロな続ききぼんです(w
保存サイトが落ちてる……?
乃絵美のオチがショックだったのだろうか
799 :
名無したちの午後:01/11/20 00:15 ID:WfqpbYlg
800 :
名無したちの午後:01/11/20 17:13 ID:UgyJIJAo
>797
同意ー
マルチEDのADVでバッドエンド踏んだぐらいに考えればいいでしょ(ぇ
漏れもまたエロエロな続きキボンヌです
ネット復帰いたしました〜
いない間にデリとは……カウンタつけてなかったけど、HIT数が
多かったのかな?
とりあえず、アカウント取得&更新に入ります〜
802 :
名無したちの午後:01/11/22 23:55 ID:t4yyvq4A
復帰期待age
どくんっ。
大きな脈動。
どくんっ・・・どくんっ・・・
更に、大きな波が真奈美の中に押し寄せては引いてを繰り返す。
「やぁ・・・あぁ・・・っ」
その度に、もどかしいようなせつないような甘美な快楽が襲ってくる。
レナンとの戯れでも、彼を想って耽った自慰でも達したことのない真奈美が、未だかつてないほどの快楽を脈動の波のたびに味わっている。
「うぁ・・・ぁ・・・あぅっ」
未知の快楽に、驚愕の声を漏らすことすら叶わず、ただ突如訪れた快感に、艶やかな声を漏らすしかない。
「薬が、聞いたか」
堂島は、にやついたままぼそりとつぶやく。
(薬!?)
ようやく、真奈美は全てを理解した。
胸に、唇に、そして喉を通り過ぎていった、鮮やかなマゼンダのゼリーペースト。
(そんな・・・)
驚愕しながらも、微かな安堵。
この異常な高ぶりは、全て薬のせいなのだから。
(でも・・・)
だからといって、事態が好転しているわけではない。
むしろ、薬の効能であれば、なおさらに真奈美の力では抗う術はないのかもしれない。
「ひっ・・・卑怯・・・あぁぅ・・・っ」
かろうじて、言葉を繰るも、真奈美には、最早その力も殆ど残されていない。
「くぅっ・・・」
思わず達しそうになって、身をすくめる。
一度もイったことの無い真奈美にとって、男たちに囲まれて薬のままにイかされるのは屈辱と恐怖でしかない。
(イっちゃ・・・だめっ)
真奈美の中で、絶望的な戦いが始まっていた。
真奈美の痴態を眺めながら、堂島が指を鳴らず。
鳴った指に反応して、奥の扉が開いた。
「来たか」
堂島が顔を向けた先には、一人の少女の姿。
それは、フィアッセ・クリステラ。
一昨日前、乃絵美と運命の再会を果たした少女だった。
「やれ」
堂島が命じると、フィアッセはドレスを脱ぎ捨て、真奈美へと近づく。
「やぁ・・・何・・・?」
13、4歳程の金髪少女が生まれたままの姿で、自分に近寄ってくる。
それは異質な光景だった。
けれど、よく見れば、半裸のまま倒れているミャンマーの少女や、自分だって随分と異質な光景を構成している。
「んふ・・・」
フィアッセの唇から綺麗なソプラノの笑みが漏れる。
それは、熱く桃色の吐息。
真奈美は気づきようもなかったが、既にフィアッセの目はどんよりと曇り、薬に侵されて欲情することしか思考できなくなっていた。
「・・・ひゃっ」
フィアッセが乳房に手を伸ばすと、真奈美が声をあげた。
薬の効果か、フィアッセによるものか、ただ揉まれただけでも、激しく悶絶してしまう。
「ふぁっ・・・やぁ・・・んっ」
片方の乳房を口に含みながら、もう片方を丹念にもみ上げていく。
それは、堂島がするのに酷似していたけれど、そう考える余力すらなく、真奈美はひたすらに悶えた。
「あっ・・・だめぇ・・・んっ・・・ふぅ・・・」
舌先が這うごとに、真奈美を小さな痙攣が襲う。
ぶるぶると震える脊髄が、脳を快楽で焦がしていた。
「チャムナ」
堂島は容赦なく、倒れたまま様子を見ていた少女を呼んだ。
チャムナは、また起きあがると、真奈美へと近寄っていく。
(こ、これ以上、こんなことされたら・・・)
必死で、抵抗する。
しかし、フィアッセをふりほどこうとした途端に、周囲の男たちに、力ずくで拘束されてしまう。
「真奈美・・・」
動けない真奈美に、チャムナがキスをした。
「んっ・・・ふぅ・・・んん・・・」
チャムナの舌が真奈美とからみあう。
お互いの唾液が混じり合い、ペーストの甘い香りとチャムナの匂いが、真奈美の備考をくすぐっていた。
(チャムナって・・・レナンに似てる・・・)
匂いで、レナンを思い出す。
その思い出が、いっそうに濃厚なキスへと続いていく。
抗っていたつもりの真奈美が、むしろチャムナをリードするように、舌をからめていく。
(レナン・・・)
ぼんやりと痺れた思考の中で、レナンを想う。
チャムナは、真奈美に会わせながら、その手を真奈美の濡れそぼったところに伸ばしていた。
「んんんっ」
真奈美が慌てても、どうにもならない。
チャムナの細い二本の指が、真奈美の陰唇を探り当てていた。
ちゅく・・・ちゅくぬぷっ・・・
真奈美にも、はっきり聞こえる淫らな水音。
(ああ・・・)
それは、自分の秘所から漏れ聞こえていることが、誰よりも判った。
二人の少女に責められて、深い深い快楽の底へと導かれているのだ。
(心まで・・・)
濡れてしまう。
そう思った。
「ふっ・・・んふぅ・・・んっ・・・」
チャムナの唇は、真奈美を離そうとしない。
そして、チャムナの指が、何度も何度も真奈美をイかせていく。
(あぁ・・・)
それは、大きく絶頂に達するということではないのだけれど、真奈美自身初めて味わう絶頂に、どろどろに溶かされていた。
「チャムナ・・・んうぅ・・・んんんっ」
数えることすら飽いてしまうほど。
「チャムナ・・・チャムナ・・・いっちゃう・・・」
何度目かの絶頂に、真奈美はまた痙攣を始めていた。
それから、どれだけの刻が過ぎたのか。
気が付けば、チャムナは荒い息でぐったりとソファーに倒れかかっていた。
果てしなく繰り返される真奈美との行為に、チャムナは疲弊しきっている。
(チャムナは、私が来る前から・・・されてたから・・・)
入ってきたとき、既に複数の男に蹂躙されていたことを思い出す。
「真奈美・・・」
チャムナは、その名をつぶやきながらも、身を起こすことすら叶わない。
(だけど・・・)
全身に塗られた薬のせいか、真奈美の躯は、まだくすぶり続けていた。
むしろ、チャムナによって与えられた刺激で、余計に激しく燃え上がっている。
「ああんっ・・・あっ・・・あふぅ・・・」
いつの間にか、フィアッセは自分を押さえつけていた男たちに囲まれて、全てを侵されていた。
口も胸も陰裂も股も髪も指も。
全てが、白濁に染まりながら、歓喜の声をあげている。
(私も・・・)
痺れるような陶酔感の中で、真奈美はフィアッセに魅入っていた。
フィアッセの小さな陰裂がめくりあがりながら、男たちの巨根が何度もスライドしていく。
その度に快楽に揺れるフィアッセの姿態が、何よりも羨ましく思えた。
「どうかね」
背後で、堂島の声がしていた。
深々とソファーに座って、落ち着いた表情のまま堂島は、じっと真奈美を見つめている。
「どう・・・って?」
心の中を見透かされたような気がして、うつむく。
「先刻の続きだよ。もし、欲しいのなら・・・」
言われて、反射的に首を振る。
「べ、別にっ」
言ってから、少しだけ後悔。
そして、フィアッセの艶やかな嬌声が、後悔を深めていく。
真奈美は、乃絵美ほど未成熟な少女ではない。
17歳の熟れた躯が、快楽を自覚する。
(私、そんないやらしい娘じゃ・・・)
心のなかで、どれだけ否定しても、消えない確かな求め。
それを、堂島はくれるのだろうか。
悩む。
けれど、それを口に出して、堂島に求めることは、17歳の高校生には荷の重いことだった。
「そうか」
何でもないように、堂島は葉巻を消してチャムナのほうを向いた。
チャムナは、堂島の様子を伺う。
「たまには、いいさ」
堂島がそう言うと、チャムナの頬が紅く染まった。
「チャムナの・・・」
言いながら、短いスカートを自らたくし上げる。
「チャムナを・・・いっぱい犯して下さい」
チャムナは、後背位を導くように、高く尻をつきだす。
「えぇ・・・」
真奈美は、その様子を困惑して見ていた。
あれほどに疲れ果てていたチャムナが、嬉しそうに堂島を向かい入れようとしている。
どれだけ真奈美の躯を貪ろうとも、それよりも深い快楽があるのだろうか。
思えば自分も、どれだけチャムナと身を重ねても、軽く絶頂を迎えるばかりで、フィアッセが今見せているような痴態の境地にはたどり着けそうにない。
(そんなに・・・すごいの・・・?)
戸惑い。
けれど、それは否定ではなく。
続く、チャムナへの羨望。
それを後押しするように、身を焦がす快楽の波。
そして、期待。
「・・・待って」
真奈美の中に、欲望と嫉妬がわき上がりつつあった。
809 :
104:01/11/23 15:26 ID:aLS5yV+O
続き
>>803-808 うひー。思わぬ賛否両論の嵐にガタガタ震えてマス。
意外に多くの反響と声援があって、びっくりしたり。
というわけで、しばらくはマイペース続けてみます。
いやー、コレですよコレ!素晴らしいです104氏!
ガッツENDも悪くないんですがヤパーリ尻切れはちょっと…
最終的にガッツENDでもそれまでの過程を書ききって欲しいです
マイペースでがんばって下さい。」
嫉妬と欲望が沸き上がりつつある真奈美ハアハア。
男性が女性に求める両極端の理想像、すなわち聖と俗、処女と娼婦が
渾然一体となって、もう俺は何を言っているのやら。
とにかくディモールト(素晴らしい)!
保管サイト復活&更新〜
http://www.geocities.com/holddti/ 主な更新は以下の通りです
追加
○作「由希編」
たくろうの災難
比留間凛陵辱ルート(「傷モノの学園」)
エピローグ(水月)
髪を切った日
更新
乃絵美でガッツ
後は指摘のあったあたりをいくつか修正加えました。
もちろん、乃絵美でガッツの最終回も収録してありますとも(笑)
ということで、衝撃の最終回むけて104さまがんばってください(w
他の方々も、私に嬉しい悲鳴を上げされるべく、頑張ってくださいな(w
>812
お疲れ様です
作品の管理も大変かとは思いますが
今後ともよろしくお願いします
814 :
515:01/11/26 06:07 ID:zWYB7c2M
SS書き@保管サイト”管理”人さまへ
できれば 茶碗あたりの掲示板を導入してくれるとなんとなくありがたい。
保管サイトへの要望とかをここに書くのはすれ違いになるので〜
あと、あの辺の無料掲示板はそうそうデリ食らわないだろうから
掲示板の直リンとっとけばれんれくもすぐつくし
つうことで、ちょっとスレちがいなレスで申し訳無いです〜
掲示板を導入するなら、2chらしくJBBSでも借りれば良いんでは?
あそこもほとんどデリは無いし。
ちょっとしたことならここでいいんでない?
管理人さんのフリーアドとかもなかったっけ?
ご無沙汰してます。
男キャラが全然いなかったので二人登場。なんだかますます終わりの見えない展開に。
しかしついに800オーバーですか・・・次スレも近いですな。
「きのう、CD返しにミキの家に行ったんだけど――」
「ミキ・・・? ああ、副部長のことですね」
新聞部副部長をつとめる二年生男子、手塚美貴(よしたか)は七海の幼なじみで、彼女から『ミキ』と呼ばれている。
その名前同様、内面や外見もわりと非男性的であり、スカートを履いて七海と並ぶと似合いのカップルに見えるかもしれない。
「そーよ。それでどーやら、内職の現場に踏み込んじゃったらしくてさ。と、あった。部屋でこんなのをビニールに詰めてたの。見てくれる?」
由希子は七海が差し出したものに目を落とした。横から美奈も興味深げに覗きこむ。
――写真だ。
数枚の印画紙それぞれに、体育の授業風景が焼き付けられていた。
女子生徒たちが体操服にブルマー姿でグラウンドを走っているところ。
レオタードをまとい体育館で創作ダンスの授業を受けているところ。
そして――スクール水着を着用し屋内プールで泳いでいるところ。
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
由希子は無表情に、一方の美奈はやや困惑した顔で、しばしそれらの写真を見つめた。
さて、星南高校には屋外と屋内両方にプールがあるが、水泳の授業も水泳部も、男子が屋外、女子が屋内という割当である。
雨の日などは、屋外プールで男子生徒が冷水で足がつりそうになりながら泳いでいるのに対し、女子生徒は常に水温調節された屋内プールで優雅に泳いでいるのだった。
シャワールームや更衣室も、当然新設された屋内プールのものの方が上等である。
無論、明白きわまる差別待遇であり、男子生徒の中にそれを不満に感じる者も少なくはない。
が、もともと屋内プール自体が、全国大会で好成績を収め続ける女子水泳部のおかげで出来たのであるから、そう強くでれるわけもないのだった。
女子の空き時間にお情けで使用を許されている現状を甘受するしかないのである。
ちなみに男子水泳部は県大会にすら何年も出られないという不甲斐なさだ。
まあそれはそれとして、水泳のみならず、星南高校では通常男女別々の場所で体育の授業は行われているのである。
つまり、七海の示したこれらの写真は、女子生徒がカメラを隠し持っていたなどという可能性が考えにくい以上、授業を抜け出した男子生徒が撮影したものと考えるのが自然だ。
そういった自分の見解を述べた後、七海は声を高めた。
「新聞部が組織だってこーいう盗撮写真を売りさばいているのか、はっきりした答えを聞かせてもらいたいわね」
「七海、体育祭とか文化祭の写真を掲示販売してるのは知ってるけど・・・その類とは違うの?」
「ンな可愛げのあるもんじゃないでしょコレは。よく見なさいよ、撮った人間のヨコシマな心根が知れるような写真ばーっかり」
「でも・・・」
美奈は由希子の手元を覗き込んだまま続ける。
「見ててもあまりきわどい写真は無いみたいだけど。盗撮写真って、低い位置から股間を狙ったりとかするんじゃないの?」
「・・・まあ、そのへんはあのアホが来たら聞けばいいことだし」
「わかりました」
それまで無言で写真を見ていた由希子が顔を上げた。
「まず最初に認めておきます。これらの写真は、私たち新聞部が販売しているものに間違いありません」
「・・・って、ホントに?」
さすがに由希子が関与しているとは思っていなかったので、七海は驚いた顔で聞き返す。
「ええ。・・・そうですね、順を追って説明しましょうか」
由希子は机に向き直り、引き出しの中を探り始めた。と、部室の前に、バタバタと慌ただしく複数の足音が近づいてくる。
「――言ってるそばから、来たわね。当事者が」
七海が呟くと同時に部室のドアが勢いよく開け放たれた。二人の男子生徒が入ってくる。
「部長、遅れてすいません。実は問題が――って七海ちゃんっ!?」
「遅ーいミキ!」
七海は両手を腰にあてて、先に入ってきた男子生徒を怒鳴りつけた。
「な、なんで七海ちゃんがいるの・・・? い、五十嵐さんまで」
「どうも」
由希子の傍らで写真を見ていた美奈が軽く頭を下げた。
「ど、どーも・・・!」
なぜか照れながら返礼する細身の男子生徒――手塚美貴の前に立ちはだかり、七海は指を突きつけた。
「決まってんでしょ。アンタの説明が要領を得なかったから、直接責任者に聞きに来たのよ」
七海はそこで、ミキの後から入ってきたもう一人の男子生徒に煩わしげな視線を向ける。
「・・・で、アタシも聞きたいんだけど、なんで千家なんかを連れてきたわけ?」
困り顔のミキを尻目に、千家と呼ばれた小柄な男子生徒は、親しげな笑みを浮かべて進み出た。
「いやー、ミキに泣きつかれてね。こりゃ撮影した当人も行くべきかなー、と。あとそろそろ君の出演の意志が固まったかなーとか思ってさ。どお、そのへん?」
「なわけないでしょ。帰れ!」
「あらま、つれないお言葉。んじゃ五十嵐さんは――」
「イヤよ。絶っっ対に、イヤ」
七海に続いて美奈もはっきりきっぱり拒絶する。
写真部と映研をかけもちしている千家は、夏休み明けの文化祭に自主映画の出展を目論んでおり、二人にしつこく出演を要請していた。
映画のタイトルは『学園戦隊セイギマン』。
配役は七海がセイギイエローで、美奈がセイギピンクである。
もちろん、すべて今のように二秒で断られた。
「だいたい、わたしはクラスでやる甘味屋の調理担当に決まってるし・・・夏休み中に係のみんなで何度か集まって試作品を作ったりするらしいから、けっこう忙しいの」
料理ができることを見込まれてだが、美奈の場合、それ以前に愛想がないので接客係から外されたことは言うまでもない。
「アタシはクラスに加えてバスケ部のほうでもやることあるだろうから、ムリね」
七海の場合は、馬力があるのでいいように使いたおされてるということも言うまでもない。
三人のやりとりを、由希子は冷静に、ミキは当惑しながら一歩しりぞいて眺めている。
美奈はふと疑問に思ったことを聞いてみた。
「あと千家くん、映画研究部はたしか、真面目なドキュメンタリーを撮ることがもう決まっているんじゃなかった?」
「あー、たしかにそうだけど。ホラ、来年は受験で映画撮るヒマがあるかわかんないだろ? だから有志でハジけたやつを別に一本撮ろうということになったんだ」
「ハジけた・・・ねえ」
「人手がないから、参加者は映研部員に限らず、幅広く募集してる。キミよ、来たれ!」
大仰な身振りで力説する千家。しかし全員が冷たい沈黙で応じた。
由希子などは完全に彼を無視してファイルケースを開いていたりする。
美奈は前に千家が無理矢理おしつけていったシナリオ草案を思い返した。
生真面目に一通り目を通したのだが、今はなんて無駄に時間を費やしたのだろうと思っている。
「一応、渡されたものは読んだけど・・・。でも、あれだと七海が入ると五人の身長のバランスが悪いんじゃないの?」
読んでまず一番に気になったことを指摘してやると、
「ふっ、まかせな! オレもそう思ってすでに代案を用意してきた」
「・・・いちおう聞くけど、どんな?」
「宇宙刑事ものということにして、刑事役を宮ヶ瀬さんに、助手の女の子役を五十嵐さんに――」
(・・・聞くんじゃなかった)
美奈は小さくため息をついた。
____
__ , -―″ ̄ \ ヾ ̄\
/ / /` \ ヽ ヽ
'/ / // / .| \ア ヽ
/ ´ / イ | | | | | ヽ .\ l / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ / t / | i| | | | |゜ ヽ\ ヽ | / 続きです。
>>818-821 i /i イ /_f_ '’t |士_/| |\ ヾ ツ| / またまた長い間がありましたが、話しはますます妙な方向に。
`' ヾ| ゜-|i1 'ア7'ー/ \|`ノ | / このまま特撮ネタが続くのでしょうか?
/ノ ,  ̄ // ノ ソ < 実はこの系統は全然詳しくなくて、次回までに勉強の必要ありです。
/ \ フ "∠/ // / \ 小さい頃、戦隊ものをいくつか見てたぐらいですね。
/ /ノ \_ / / // / \ 『太陽戦隊サンバルカン』だけ、かろうじて主題歌も覚えてます。
i /t' | //T リ| / \ イ〜グル、シャ〜ク、パン〜ダ〜♪
`' /| />、 \___________________________
ζ⌒只⌒ア´ \
ノ〉イ || ト〈 /\
// ノ_/|__| / ヽ
// || / リ
/ ヽ || ヘ i
823 :
名無したちの午後:01/11/29 06:08
太陽戦隊サンバルカン・・懐かしいな
戦隊シリーズで唯一3人だったっけ
おお〜かなり長編化しそうな様子ですな。
セイギマンも懐かしい。
つか、パンダは違うだろ
え? 愛國戦隊大日本?
カミカゼ・スキヤキ・ゲ〜イシャ〜。
ハラキリ・テンプラ・フジヤマ〜。
827 :
名無したちの午後:01/12/02 02:05
age
こちらのスレッドも、そろそろ容量制限が近い予感。
あと数キロバイトで警告が出ます。
>825
確かに間違えだが、先日発売した大悪司でも
パンダはかなり強いのでさほど的外れともいえん。
はからずもタイムリーなネタになっとるのう(w
次スレ作らずネギ板のSSスレに統合ではだめかな
ローカルルール2に引っかかってる気がするし
あっちもあまり盛り上がっとらん
>830
先にできたのはこのスレのほうだけど、ネギ板がある今、こだわらずにあっちに移ったほうがいいと思う。
正直両スレの住人ってほぼかぶってるみたいだし、統合したほうが活気がでる気もする。
向こうのスレの1にここへのリンクも貼ってあるし、ちょうどいいカンジ。
もうすこし他の人の意見を聞いて、問題がなければ向こうに合流を打診してみるということでいいのでは?
投稿者の方々の意見も聞きたいところです。
あげ
age
更新が遅くなってスイマセン(誰も待ってないと思いますが)
○作「由希編」その4(4) (3)の続き
分厚い皺だらけの唇に下卑た薄笑いを浮かべながら、○作が口を割ってきた・・
○作「クックックッ...それにしてもよぉ〜須崎ぃ〜おまえも凶運の
持ち主だよなぁ?まさか犯罪の現場をこの俺様に見つかっちまう
なんてよ...もっとも、悔しがる必要はまったくないぜ〜
伊頭家の男衆は、生まれたときから犯罪の匂いを嗅ぎ分ける嗅覚と
亀頭の裏スジの感覚は人一倍敏感だからよぉ〜エッヘッヘッ...」
須崎「や、やめろ〜!」
それは無意識に達也の口から出た叫びだった!それは、由希に対しておおよそ
似つかわしくない言葉を○作が口走ったからであった・・・
間部 由希・・鹿島学園における野に咲く一輪の可憐な花・・成績優秀で品行方正
教師からの信望も厚く、容姿もまさに可憐な美少女・・・なにより、誰に対しても
分け隔てなく優しく接する態度に誰もが感銘を覚える・・・まさに究極の美少女
と形容するにふさわしい存在である・・・その控えめで大人しい性格と「せりな」
いう強烈パワフル少女が常に隣にいるために、表立って目立つことはなかった
が、それがかえって男子生徒に「決して触れてはいけない野に咲く可憐な一輪
の花」というイメージを与えていた・・・そんなイメージと「せりな」という
強烈な用心棒が控えていたため、実際に告白した者こそ皆無であったが、
かなりの隠れファンが存在していた・・・
そんな穢れてはいけない花だからこそ、無意識に達也の由希への防御反応が
働いたのだった…だが、それは無用な防御反応であった…純粋無垢な由希に
とって、○作のセリフの後半部分は意味を成さない単語の羅列にすぎなかった
からである…そう…まだこの時点では…
(つづく)
○作「オイ、コラぁ!須崎ぃ〜おまえ俺さまにモノ申せる立場かぁ?」
達也「う、うう〜…」
再び、○作の鋭い視線が向けられると、やはり達也は黙りこむしかなかった…
由希「そ、そんな、達也くんがあのビラを…嘘ですよね?…嘘って言って
ください!」
激しく達也を詰問する由希…
だが、達也は何も答えられずに俯いたままであった…
○ 作「そいつぁ〜無理な相談だよなぁ、須崎ぃ?やっちまったことは
覆水盆に返らずだよなぁ?クックックッ…」
達也「クッ!…」
下唇を噛みしめるしかない達也であった…
由希「ど、どうして、達也くんがあんなこと…ひ、ひどい…ひどすぎます!!
雪村くんは私たちの親友じゃないですか!!それなのに…」
ついに、由岐の激しい非難に耐えられなくなった達也が、感情を露にした!!
達也「しょうがないじゃないか!!あいつが来てから、せりなはあいつのこと
ばっかりで、ちっとも僕のことを見てくれなくなった!!あいつが転校
してくるまでは、僕と鉄平とせりなの三人でうまくやっていたんだ!!
それなのに…」
達也のせりなを想う気持ち・・・それは、いまの達也のセリフからだけでなく
ずっと前から痛いほど由希にはわかっていた・・・一方的な切ない片想い・・・
しかも、その悩んでいる相手が由希の想い人ほかならぬ達也だけに・・・
そんな達也を、いつも遠くから切ない気持ちで見守ってきた由希だけに・・・
激しく感情をぶつけた達也であったが、そんな由希の悲しげな表情が
目に映ると、ハッと我に返り、冷静さを取り戻していった・・・そして静かに
語りはじめた・・・
達也「あの週刊誌の記事をみんなで見たあの日...僕の通っている予備校の
同じクラスに涼月学園のやつがいて、授業が終わったあとで彼から
雪村くんのことを聞き出したんだ...そこで知ったんだ...事件の詳しい
概要を...雪村くんと晶子さんのお兄さんのことも...せりなも雪村くん
のこと手に負えないとわかれば、また僕たちのところに戻ってきてくれる
んじゃないかって...もう僕の気持ちは限界だったんだ...それで、
パソコンであのビラを作成して、プリンターで印刷して...翌朝、各学年
の教室にこっそり置いたんだ...でも、その現場を○作さんに見つかって
しまって...しかも、せりなはかえって雪村くんのことを...バチが
あたったんだ...うう...」
達也の独白も終わりは涙声に変わっていた…
(つづく)
精神支配の夢魔さん待ってました。
「たくろうの災難」もぜひ続きをお願い致します。
>>836さん
更新が滞ってスイマセン・・・なかなかメドが立たなくて・・・
今回も○作「由希編」です・・・ご期待に添えず、申し訳ないです・・・
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○作「由希編」 つづき
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ビラばら撒き事件の犯人が達也・・・その事実は深い絶望と悲しみを由希に
与えた・・・だが、達也の涙ながらの独白によりその悲壮な心中を知ると
やがて意外な言葉を発した!
由希「達也くん、いまからでも遅くありません!私といっしょに
せりなちゃんたちのところに行って、みんなの前でもう一度
正直に話してください!そうすれば、せりなちゃんや雪村くん
ほかのみんなもきっと許してくれます!」
だが、達也は由希の言葉を激しく否定する・・・
達也「許してくれるわけない!!僕は人間としてもっとも卑怯で卑劣な
行為をしてしまったんだ!!それも、せりなのいちばん...
そんな僕を、せりなが許してくれるはずないじゃないか!!」
もはや聞く耳持たぬ達也に対し、それでも由希は必死に説得を試みる・・・
由希「大丈夫です!せりなちゃんは許してくれるに決まっています...
達也くんはせりなちゃんの大切な幼なじみじゃないですか!
せりなちゃん、最近すごく悩んでました…もし自分と雪村くんが
つきあうことになったら、 達也くんや鉄平くんがどう思うだろう?
ふたりとのいままでの関係が壊れてしまわないかって…そんなせりな
ちゃんだから、達也くんの気持ちが痛いほどわかるし、きっと許して
くれるはずです!」
決して同情心だけでなく、なんとしても達也の心を救ってあげたい…
達也のことをいとしく想う一心から出た、由希の言葉であった…
その熱心な説得に、頑なだった達也の態度にも変化が見られた…
達也「間部さん!!...」
由希の言葉はいまの達也にとって、地獄から抜け出すための一本の蜘蛛の糸
のように思えた…その救いの糸にすがるごとく哀願のまなざしを向ける達也…
だが、その蜘蛛の糸は一瞬で断ち切られた!!
○作「臭ぇ〜!臭ぇ〜ぞぉ〜間部!さすがマ○カスが溜まってる
優等生の発言は違うねぇ〜 まったく臭ぇ〜青春ドラマ演じ
やがって...もっとも俺さまがこれから撮るのは最高の性春
ドラマだがねぇ〜 クックックッ...」
(つづく)
ぴあきゃろ3が出たってのにぴあきゃろ2のネタですいません。
「さっき、お兄ちゃんが面白い事を言ってたの…」
バイトの休憩時間、またミーナがあいつの事を話している、とっても嬉しそうに。
私と最悪な初対面をしたあいつ。
そんなあいつにミーナは『お兄ちゃん』と言ってすごく懐いている。
ミーナがあいつの名前を出す度に…胸が苦しい。
自分の胸が苦しいのは、あいつへの『恋』。
私も小学生じゃないから、それぐらいは理解してる。
でも、あんな最低男に『恋』してるなんて信じたくない。
それ以前に、あいつは自分の妹ミーナの相手だ。
あんな最低男にミーナが懐くなんて面白くない。
「…お兄ちゃんになら、処女膜を破って欲しいかなぁなんて」
「ミーナ!女の子がそんなはしたない事を言っちゃ駄目!」
…ミーナにこんな破廉恥な事を言わせるなんて、なんて奴。
「あ…ごめんなさい…お姉ちゃん…」
「何度も言ってるけど、あいつは最低な奴なんだから!」
…私はその『最低な奴』に恋してる。
「ミーナを騙して食べ棄てようってしてるんだから、騙されちゃ駄目!」
そう言ってミーナをあいつから遠ざけようとする。
「だから、あいつには充分すぎるぐらい警戒しなさい」
その言葉の直後、私に胸の苦しみと自分への嫌悪感が同時に襲ってきた。
終業時間。仕事中は忙しさのお蔭で気が紛れてたけど、仕事が終るとどうしてもあいつが視界に入る。
その度に胸が苦しい。
「なんか用か、日野森。俺の事じっと見て」
「用なんか無いわよ、あんた自意識過剰よ」
「1分も俺のことを見続けてじゃないか」
「あんたが女の子達に変な事してないか監視してたのよ」
「お姉ちゃん、お兄ちゃんと喧嘩しないで…」
「ミーナは黙ってて」
こうやって少しでもミーナとあいつとの接点を断ち切ろうとする。
「もう、二人ともいい加減にしなさい!」
涼子さんの叱咤が飛んだ。
「…あずさちゃん、寮に戻ったら私の部屋に来て」
涼子さんがそう言った。
ので、私は寮に戻って自分の部屋にも入らずに涼子さんの部屋に直行した。
そこには涼子さんだけでなく葵さんも居た、当然ビールを煽りながら。
また宴会かいなと思いながら二人に付き合う。
多少二人が酔い始めたかなっと思ったとき、涼子さんが突然、
「あずさちゃん、前田君に恋してるでしょ」と言ってきた。
「な、なにを突然んん」私が言いかけると、葵さんが私の口を手で塞いだ。
塞いだまま「前田君もあずさちゃんのことを憎からず思ってるみたいよ」と言った。
あ、あいつが!?突然とんでもない事を言われたので二人を問い質そうとした。が
「モ、モガモガ」私の口を塞ぐ為か葵さんが缶ビールを無理矢理流し込んだ。
そのまま葵さん「でも、美奈ちゃんも前田君に恋してる、そして二人の間は良い空気」と言った。
そんな事今更いわれなくたって解ってる。
「あずさちゃんと美奈ちゃんは、二人とも前田君に恋している」と涼子さん。
「最終的には、結婚して前田君の子供を産みたいのよねぇ、二人とも」と葵さんが口走った
途端、私は身体の中から炎が吹き出た、感じがした。
「な、なんてこといってるんですか!」私は葵さんを跳ね除け、涼子さんと葵さんの行動を断つために叫んだ。
「あずさちゃん、これは真面目な話、最後まで聴いて」
お酒が入ってるとは思えない真剣な表情の葵さんに圧されて、私は大人しくなった。
葵さんが続けて「あずさちゃんと美奈ちゃんが同時に前田君と結婚する事は、
現在の日本の民法上は不可能」と言う。
何を当たり前のことをと思うと、涼子さんが繋げる。
「だからあずさちゃんは、美奈ちゃんの恋を優先させようとする、基本的に」
あ、当たり前じゃない。でも、これが声に出せなかった。
「でも、あずさちゃん自身の恋も放棄できない、だから前田君の悪口を吹きこんで、
美奈ちゃんと前田君の関係を絶とうとする」と葵さん。
二人とも、何が言いたいの…?すると、涼子さんが言い放つ。
「解答だけ言うと、あずさちゃんは前田君と美奈ちゃんと3人で一生一緒に居たい。
けど絶対に不可能だからあずさちゃん自身は混乱している」
「…なんで…」自分の裸を除かれたような気分で、辛うじて声を絞り出した。
「20代は10代を何でも知っているのよ」葵さんが意地悪っぽく笑う。
「さて、本題はここからよ」お酒に酔ったような表情をしてるのに、涼子さんの口調は
仕事中のようにしっかりとしている。そして涼子さんは言う。
「最も良い状態は、あずさちゃんと前田君と美奈ちゃんが3人で一生一緒に居る事」
「でも、あずさちゃんと美奈ちゃんは、前田君に関しては対立する2つの排他的な関係、
このままでは並列できない。最良の状態は構築できない」と葵さん。
「二人とも、何を言っているの?」私は言った。
最良の状態とか、2つの排他的関係とか、確かに事実だけどそれで何を言ってるのかが解らない。
「つまり、あずさちゃんも美奈ちゃんも前田君にラブラブなまま一生一緒に居る方法があるってことよ」
…葵さんがまた変な事を言い出した。
たしかに、私はミーナとあいつを取り合って対立してる。
それは、ラブラブなまま3人一生一緒に居る事が出来ないからじゃない。
だから、大事な妹のミーナと『恋の勝負』なんてやる羽目になってるんじゃない。
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、よ」涼子さんが私に向かって呟いた。
…ここまであずさ視点
…ここから前田視点
バイトが終った俺は、寮の自室でくつろいでいた。
すると、誰かが玄関の戸を叩く。
こんな時間に誰じゃいと思って応対すると、そこには日野森がいた。
「中に入って良い?浩司君に用事があるんだけど…」
「ああ、いいけど」…コウジクン?いつもあんた呼ばわりする奴が?
どう言う風の吹き回しだ?
とにかく俺は部屋に上げた。若い女が一人で俺の部屋に上がり込んで来るのだ。
悪い話ではない。
「日野森、さっきコウジクンって言ってたよな。いつもあんた呼ばわりする奴が」
「うん。コウジクンって言ってみたかったの」
冷戦関係に有る凶暴女がこういう事をするには、何か裏が有る。
それを手探りで暴いていこう。
「それにしても、どう言う風の吹き回しだ?いつもの日野森の態度じゃないぞ」
「…わかってる」…ずいぶんしおらしい態度だな日野森。なんか違和感を感じる。
「…あのね…浩司君…」顔を赤らめて上目遣いに俺を見る日野森。
もしかして告白?いや、こう言う時こそ警戒しないと。
すると、日野森が自分のスカートのポケットから輪っかみたいな物を取り出した。
「これ…犬の首輪なんだけど…私の首につけて欲しいの」
…はぁ??「と、突然なに言うんだよ日野森」
「お願い…着けてくれたら…理由を言うから…」恭しく両手で奉げるように首輪を
持ちながら、日野森がそう言った。
とにかく日野森に首輪をつけてみよう。幸いここには俺と二人きりだし、そう
しないと話が見えてこない。
「…わかった。着けてやるよ」俺が言うと日野森が少し微笑んだ。
日野森はその表情のまま髪を掻き揚げ自分の首を前に差出す。そうやって俺が首輪を
着け安い様にする。
「…穴を1個緩めて…息が出来ない…」そう言うやり取りをしながら俺は日野森に
犬の首輪をつけてやった。
「出来たぞ」
「…はい」日野森は、ほっとした表情で目を潤ませていた。
「…これでご主人様の奴隷になることが出来ました」
…俺が何か言う前に日野森が信じがたい事を言ってきた。ゴシュジンサマ?ドレイ?
「首輪を着けて下さいましたので、話した通り理由をご説明致します」
口調まで完全に変わっている。これは日野森じゃないぞ。
「あずさはご主人様が好きです。激しく恋愛感情を持っています」
え…告白されたのか俺。急に身体が熱くなる。
「そして、ミーナもご主人様を好いています。もちろん恋愛感情をです」
み、美奈ちゃんも…?という事は二人一気に告白されたのか?
「えっと、つまり…」俺が真っ先に思ったことを言う前に
「はい、あずさとミーナはご主人様を巡って対立関係にあります。一言で言うと
三角関係です」
それって修羅場じゃね−か。しかも姉妹だから最悪だぞ。
何で日野森は、修羅場を落ち着いて話してるんだ?
「あずさはご主人様を愛しています」日野森が続ける。
「でもミーナとも一緒に居たいのです」
まぁ普段の日野森を見たら、美奈ちゃんベッタリだもんな。
「でも、最終的に結婚までいくのは一人だけ、あずさとミーナが同時にご主人様と
結ばれる事は出来ません」まあ、そりゃそうだ。
「だから、ご主人様を愛する同士のあずさとミーナがご主人様と一生一緒に結ばれる
には、ちょっとした裏技が必要なのです」
裏技ってなんだよ。
「ご主人様は一方と籍を入れて、もう一方はご主人様の私物となるのです」
…は?
「今の場合、ご主人様が望まれるならミーナと結婚していただき、あずさはご主人様
の奴隷として一生お使えさせて頂くのです」
あずさはほっと息をついて、
「これで3人一緒に居られる訳です」
そして日野森は俺の側にぴたりと引っ付き、上目遣いで口を開いた。
「どうぞあずさを御自由に使ってください、身体も心も」
「日野森…」
「あずさとお呼び下さい」
「あずさ…?」
途中ですいません、新レス立ててきます。
いつの間にか、期待できそうなシロモノが・・・
>>なちゅきゃろ2氏
新規参戦おめでとうございます。あずさは好きなキャラなのでめちゃ期待です。
スレ移行なんですがネギ板に合流するに一票。
やっぱりまとまったほうが賑わうと思うので、
自分もネギ板合流に一票。