ストーリーを教えてもらうスレ part55

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1ゲーム好き名無しさん
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480KBを超えたら次スレが立つまで書き込みを控えてください。

自分でやるのが面倒、手に入らない、時間がない、お金がない、などの理由で
ストーリーを知りたいゲームのストーリーを教えてもらうスレです。
発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
新作のネタバレを読みたくない人は ◆l1l6Ur354A をNGワード指定推奨。

またリクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
まずはまとめWiki↓で既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。

ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki
http://www8.atwiki.jp/storyteller/
携帯電話の場合でもこちらのURLから行けば表示は崩れますが見れます
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/2.html

・スレに書き込まれたストーリーのまとめWikiへの収録作業や
まとめWiki中の未解決リストの更新作業は、スレ内の有志によって行われています。
手の空いた方がいらっしゃったらご協力をお願いします。
編集方法の説明はこちら。:http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/18.html

・作業を行ってくれた方は、「>>○○まで収録作業したよ」
「>>○○までのリクを未解決リストに反映したよ」などと
スレに書き込んでくれると、次に作業をする者にとって
どこから作業すればいいのかわかりやすくなるため助かります。

前スレ
ストーリーを教えてもらうスレ part54
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1284870978/l50

ストーリーを書く際の注意、関連スレ、未解決リストなどは>>2-10
2ゲーム好き名無しさん:2010/12/30(木) 05:51:09 ID:O4iA/Yhl0
ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。

・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
・まとめWikiで既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
・リク主は依頼したストーリーが書かれたら、書き手に感謝の意を伝えましょう。
・過度のクレクレはスルーや批判の対象になります。気をつけましょう。
・手の空いた方はwiki編集などでスレに貢献しましょう。

ストーリーを書いてくれる方へのお願い。

・外部サイトからの無断転載は禁止です。もし外部サイトの管理人の方から許可を得て転載する場合でも、
 許可を得たという事を証明し、さらにそのサイトからの転載であると言うことを明記してください。
・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。 
 要望に出ていないゲームでも書きたいと思ったら遠慮せずに書いて頂けると読み手が喜びます。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
 そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
 タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
 投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
 また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
・勝手ながら、予約から1ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
 同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
 都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。
3ゲーム好き名無しさん:2010/12/30(木) 05:53:28 ID:O4iA/Yhl0
関連スレ
(ギャルゲー板)
ギャルゲーのストーリーを教えてもらうスレ まとめWiki
http://ponkotsu.r.ribbon.to/

(女向ゲーム一般板)
ストーリーを教えてもらうスレin女向ゲ一般板
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1253686667/l50

(エロゲネタ板)18才以上の方のみ!
エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめwiki Ver.2.0
http://wiki.livedoor.jp/esosmw658/

(女向けゲーム大人板) 18才以上の方のみ!
BL@【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレ 3【面倒】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1285119403/l50

乙女@【一つ】ストーリーを教えてもらうスレ【よろしく】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1157949089/l50

(漫画サロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ Wiki*
http://wikiwiki.jp/comic-story/

(ライトノベル板)
ストーリーを教えてもらうスレ
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1289054117/l50

(アニメサロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ
http://cabin.jp/koizumi/story/
4ゲーム好き名無しさん:2010/12/30(木) 05:55:23 ID:O4iA/Yhl0
●未解決分 ≪part54の475までの時点でのリスト≫
※複数の機種で出ているものも、便宜上、一つの機種の欄にのみ書かれています
■PS3 ・アガレスト戦記 ・Another Century’s Episode:R ・INFAMOUS 〜悪名高き男〜
・End of Eternity (エンド オブ エタニティ) ・機動戦士ガンダム戦記 MOBILE SUIT GUNDAM BATTLEFIELD RECORD U.C.0081
・クロスエッジ ・GENJI -神威奏乱- ・白騎士物語 -古の鼓動- ・スターオーシャン4 ─THE LAST HOPE─ INTERNATIONAL
・ソウルキャリバーIV ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ ・ティアーズ・トゥ・ティアラ −花冠の大地− ・Dead Space(既出部分の続き)
・トリニティ・ユニバース ・バトルファンタジア(出来ればキャラ別で) ・ファイナルファンタジーXIII ・FolksSoul -失われた伝承-
・プリンス・オブ・ペルシャ 忘却の砂 ・BLAZBLUE(出来ればキャラ別で) ・HEAVY RAIN -心の軋むとき-
・ぼくのなつやすみ3 ‐北国篇‐ 小さなボクの大草原 ・ミスト オブ カオス ・龍が如く 見参!
・RESISTANCE(レジスタンス) 〜人類没落の日〜 ・RESISTANCE 2
5ゲーム好き名無しさん:2010/12/30(木) 05:56:27 ID:O4iA/Yhl0
■PS2 ・アーバンカオス ・ARMORED CORE 3 ・イースI・II ETERNAL STORY(既出部分の続き)
・ウィル・オ・ウィスプ(二作目に続くルートのストーリーを) ・ウィル・オ・ウィスプ 〜イースターの奇跡〜
・宇宙戦艦ヤマト 暗黒星団帝国の逆襲 ・宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊 ・AIRFORCE DELTA 〜BLUE WING KNIGHTS〜
・EXTERMINATION ・S.L.A.I -STEEL LANCER ARENA INTERNATIONAL- ・X−FIRE ・over the monochrome rainbow
・カウボーイビバップ 追憶の夜曲(セレナーデ) ・カオス ウォーズ ・ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国
・ガンサバイバー3 DINO CRISIS ・ガンバード1&2 ・機動新撰組 萌えよ剣 ・機動戦士ガンダム クライマックスU.C. ・キルゾーン
・ギルティギア イグゼクス ・九龍妖魔學園紀 re:charge ・Kunoichi -忍-
・グローランサーIV Return(既出のフレーネ・イライザ・LN型以外のシナリオを) ・ゲームになったよ!ドクロちゃん ・喧嘩番長
・喧嘩番長2 〜フルスロットル〜 ・GENJI ・高円寺女子サッカー ・ゴッドファーザー
・五分後の世界(特にオダギリとミズノについて詳しく) ・COMBATQUEEN ・XIII [サーティーン] 大統領を殺した男
・THE お姉チャンプルゥ 〜THE姉チャン特別編〜(彩編・咲編を) ・THE 鑑識官 ・ザ・フィアー ・サムライウエスタン
・サモンナイト4(既出部分の続きを) ・THE ロボットつくろうぜっ! 〜激闘!ロボットファイト〜
・3年B組金八先生 伝説の教壇に立て! 完全版(中島ヒカル(眼鏡の委員長)、塩見慶一郎(髪の長い男子生徒)、
月山美咲(髪をくくっている女生徒)のストーリーを) ・シークレットゲーム -KILLER QUEEN-(既出のもの以外のルート)
・シード・ジェネレーションオブカオス3 ・死角探偵 空の世界〜Thousand Dreams〜 ・式神の城 七夜月幻想曲(既出部分の続き)
・四八(仮) ・シムーン 異薔薇戦争 〜封印のリ・マージョン〜 ・灼眼のシャナ ・SHADOW TOWER ABYSS ・白中探検部
・真・三國無双(1〜3、印象的なシーンは詳細に) ・新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド <特別編> ・新世紀勇者大戦
・スーパーロボット大戦OG ORIGINALGENERATIONS ・スカーレッドライダーゼクス ・ステラデウス ・SPY FICTION
・スペクトラルフォースクロニクル・スペクトラルフォースラジカルエレメンツ ・セイクリッドブレイズ
・ゼロの使い魔 小悪魔と春風の協奏曲 ・ソニック ヒーローズ ・超時空要塞マクロス ・ディジタルホームズ
・ティンクルスタースプライツ-La Petite Princesse- ・デストロイ オール ヒューマンズ! ・鉄人28号(できれば詳しく)
・Dog of Bay ・ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン ・ナノブレイカー ・ナムコ クロス カプコン(既出部分の続き)
・ハードラック ・鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女 ・爆炎覚醒 ネバーランド戦記 ZERO ・バルダーズゲートダークアライアンス2
・ヴァンパイアナイト ・彼岸花 ・ファンタシースターユニバース(出来ればオンラインの分も)
・ファンタシースターユニバース イルミナスの野望 ・フェイズパラドックス
・Fate/unlimited codes(フェイト/アンリミテッドコード) ・プリンス・オブ・ペルシャ 〜時間の砂〜
・PROJECT ARMS ・炎の宅配便 ・ポポロクロイス 〜月の掟の冒険〜(既出部分の続き)
・マナケミア2〜おちた学園と錬金術士たち〜 ・遊星からの物体X episodeII ・ライゼリート ・ルーンプリンセス
・ルパン三世 ルパンには死を、銭形には恋を ・レイジングブレス
6ゲーム好き名無しさん:2010/12/30(木) 05:57:35 ID:O4iA/Yhl0
■PS ・R4 -RIDGE RACER TYPE4- ・アインハンダー(エンディングまで) ・アローン・イン・ザ・ダーク 2
・アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜 ・EVE ZERO ・雨月奇譚 ・エクサフォーム ・オウバードフォース
・逢魔が時 ・学校のコワイうわさ 花子さんが来た!! ・GUNばれ!ゲーム天国 ・クリックまんが クリックのひ
・CRITICAL BLOW ・クロス探偵物語(6話と7話を) ・ゲゲゲの鬼太郎(バンダイ) ・ゲッターロボ大決戦
・幻影闘技 SHADOW STRUGGLE ・公開されなかった手記 ・高2→将軍 ・KONOHANA:TrueReport ・最終電車 ・サイレントボマー
・GERMS 狙われた街 ・シュレディンガーの猫 ・すべてがFになる ・SPRIGGAN 〜LUNAR VERSE〜 ・蒼魔灯 ・黄昏のオード
・TILK-青い海から来た少女- ・デザーテッドアイランド ・天使同盟 ・ドラゴンシーズ 〜最終進化形態〜
・トワイライトシンドローム〜再会〜 ・ナイトアンドベイビー ・’70年代風ロボットアニメ ゲッP−X
・2999年のゲーム・キッズ(既出部分の続きを) ・人魚の烙印 ・ネオリュード ・ネオリュード2 ・ネオリュード 刻まれた紋章
・眠ル繭 ・NEUES〜ノイエス〜 ・BOUNTY SWORD DOUBLE EDGE ・ひみつ戦隊メタモルV
・Forget me not -パレット-(「パレット」からの追加分を) ・パロウォーズ ・フォックスジャンクション ・ブシドーブレード
・ブシドーブレード弐 ・BLACK/MATRIX OO(既出部分からの続きを。簡潔でもかまいません)
・プラネットライカ(既出部分からの続き) ・ボルフォス ・マーメノイド ・マネーアイドル・エクスチェンジャー
・ミザーナフォールズ ・ミスティックドラグーン ・厄 友情談義 ・厄痛 呪いのゲーム ・聖刻1092 操兵伝 ・竜機伝承
・ルパン三世 カリオストロの城 −再会− ・LULU ・ロストチルドレン
■PSP ・EYE OF JUDGMENT(アイ・オブ・ジャッジメント) 神託のウィザード ・英雄伝説 零の軌跡 ・おおかみかくし
・グローランサー(別ルートとそれぞれのキャラクターのEDを) ・喧嘩番長3〜全国制覇〜 ・喧嘩番長4 〜一年戦争
・新天魔界 〜GOCIV アナザサイド〜 ・新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-(各シナリオをできれば詳しく)
・戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校(既出部分の続き) ・探偵オペラ ミルキィホームズ
・注文しようぜ!俺たちの世界(スライギーイベントのラストを) ・テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー
・デッドヘッドフレッド〜首なし探偵の悪夢〜 ・ドラグナーズアリア 竜が眠るまで
・初音ミク -Project DIVA- 追加楽曲集デラックスパック1 ミクうた、おかわり(「*ハロー、プラネット。」のストーリーを)
・VALHALLA KNIGHTS -ヴァルハラナイツ- ・PHANTASY STAR PORTABLE ・ブレイドダンサー 千年の約束
・ブレイブ ストーリー 新たなる旅人 ・ヘブンズ ウィル
・ペルソナ3ポータブル(女主人公版新規コミュキャラの、コミュMAX時ED前会話を) ・ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険
・MYST(ライム時代とED全種を含めて) ・METAL GEAR SOLID PEACE WALKER ・LAST RANKER
・RESISTANCE 〜報復の刻(とき)〜 ・煉獄 The Tower of Purgatory ・煉獄弐 The Stairway to H.E.A.V.E.N.
7ゲーム好き名無しさん:2010/12/30(木) 06:17:48 ID:O4iA/Yhl0
■Wii ・アークライズファンタジア ・オプーナ ・機動戦士ガンダム MS戦線0079(ストーリーモードを) ・グーの惑星
・CALLING(コーリング) 〜黒き着信〜 ・斬撃のREGINLEIV(既出部分の続き) ・スーパーロボット大戦NEO
・ソウルキャリバー レジェンズ ・ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔(詳しく) ・ネクロネシア ・レッドスティール
・ロックマン10 宇宙からの脅威!! ・ワンピース アンリミテッドアドベンチャー
■GC ・神機世界エヴォルシア ・ターミネーター3:ザ・レデンプション ・P.N.03
・PHANTASY STAR ONLINE EPISODE III C.A.R.D. Revolution ・遊戯王フォルスバウンドキングダム 虚構に閉ざされた王国
■64 ・悪魔城ドラキュラ黙示録(ラインハルト編) ・悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 〜レジェンドオブコーネル〜
・シャドウゲイト64・爆裂無敵バンガイオー
■SFC ・アイ・オブ・ザ・ビホルダー ・アルバートオデッセイ ・アルバートオデッセイ2 ・アレサ(スーパーファミコン版)
・アレサU 〜アリエルの不思議な旅〜 ・リジョイス 〜アレサ王国の彼方〜 ・イーハトーヴォ物語
・Wizap!―ウィザップ 〜暗黒の王― ・エルファリア2 ・カードマスター リムサリアの封印
・機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122 ・Secret of Evermore(SNESソフト。日本未発売) ・シャドウラン
・少年忍者サスケ ・神聖紀オデッセリア ・神聖紀オデッセリアII ・セプテントリオン ・ゼロヨンチャンプRR-Z
・ソウルアンドソード ・ファイナルファイトタフ ・ブレインロード ・弁慶外伝 沙の章 ・魔女たちの眠り
・魔天伝説 戦慄のオーパーツ ・46億年物語 −はるかなるエデンへ−
■FC&ディスクシステム ・悪魔城ドラキュラ ・SDガンダム ガチャポン戦士5 バトル オブ ユニバーサルセンチュリー
・エスパードリーム2 新たなる戦い ・ガンナック ・ゲゲゲの鬼太郎2 ・御存知弥次喜多珍道中 ・シャドウブレイン ・新・里見八犬伝
・道(TAO) ・東方見文録 ・ドラキュラII 呪いの封印 ・百鬼夜行 ・魔法のプリンセスミンキーモモ ・未来神話ジャーバス
・魍魎戦記MADARA ・勇士の紋章 ディープダンジョンII ・ラディア戦記 ・ワルキューレの冒険 時の鍵伝説
8ゲーム好き名無しさん:2010/12/30(木) 06:19:25 ID:O4iA/Yhl0
■DS ・アナザーコード 2つの記憶 ・Another Time Another Leaf 〜鏡の中の探偵〜
・あらしのよるに(マルチエンディング全7種類を) ・犬神家の一族 ・Wizardry 〜生命の楔〜 ・ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫
・SDガンダム GジェネレーションDS(ライバルルートを) ・L the proLogue to DEATH NOTE -螺旋の罠(トラップ)-
・川のぬし釣り こもれびの谷せせらぎの詩 ・極限脱出 9時間9人9の扉 ・きらりん☆レボリューション〜なーさんといっしょ〜
・きらりん☆レボリューション めざせ!アイドルクイーン ・きらりん☆レボリューション つくってみせちゃお!キメ☆きらステージ
・きらりん☆レボリューション あつめてチェンジ!クルキラ★コーデ ・クイズマジックアカデミーDS
・くりきん ナノアイランドストーリー ・激闘!カスタムロボ ・高円寺女子サッカー2〜恋はネバギバ高円寺〜 ・降魔霊符伝イヅナ
・サクラノート〜いまにつながるみらい〜 ・THE 装甲機兵ガングラウンド
・THE 廃屋病棟 〜呪われた病院からの脱出〜(一周目二周目両EDを) ・サバイバルキッズLost in Blue
・THE 爆弾処理班(既出部分の続きを) ・スターフォックス コマンド ・世界樹の迷宮V 星海の来訪者 ・セブンスドラゴン
・ゼルダの伝説 大地の汽笛 ・タンクビート ・超操縦メカMG ・ツキビト
・DS電撃文庫 『バッカーノ!』(原作者による書き下ろし分だけでも) ・ディープラビリンス ・DEATH NOTE Lを継ぐ者
・DEATH NOTE キラゲーム(既出部分の続きを) ・teresia -テレジア- Dear Emile
・東京トワイライトバスターズ -禁断の生贄帝都地獄変-(移植前のPC98版でも) ・どきどき魔女神判2
・ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー ・ナナシ ノ ゲエム 目 ・パワプロクンポケット8(正史ルートを)
・パワプロクンポケット12(裏サクセスを) ・ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング ・BLEACH The 3rd Phantom
・ブレイザードライブ ・フロム・ジ・アビス
・ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊(時の探検隊・闇の探検隊で出てこない追加要素を)
・マジカルバケーション 5つの星がならぶとき ・無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ(既出部分の続き)
・メタルサーガ鋼の季節  ・ラストウィンドウ 真夜中の約束 ・流星のロックマン3 ・LUX-PAIN[ルクス・ペイン]
・ルナ -ジェネシス- ・ルミナスアーク3アイズ ・ワールド・デストラクション 〜導かれし意思〜
■GBA ・アドバンス ガーディアンヒーローズ ・カエルBバック ・幻想水滸伝カードストーリーズ
・サムライエボリューション 桜国ガイスト ・真・女神転生デビルチルドレン(光、闇、炎、氷、メシアライザー)
・Z.O.E 2173 TESTAMENT ・続・ボクらの太陽 太陽少年ジャンゴ ・沈黙の遺跡〜エストポリス外伝〜
・ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート ・彼岸花 ・Vマスタークロス ・ブラックマトリクスゼロ
・ボクらの太陽(既出部分の続き) ・マジカルバケーション ・メタルガン・スリンガー
■GBC ・エストポリス伝記〜よみがえる伝説〜 ・スペースネット ・METAL GEAR Ghost Babel(おまけドラマも) ・メダロット3
・メダロット5
■GB ・王ドロボウJING ・鬼忍降魔録 ONI ・ザードの伝説2(前作やって無くてもわかるように) ・ジャングルウォーズ
・女神転生外伝・ラストバイブル ・女神転生外伝・ラストバイブルII ・メダロット1〜2
・読本夢五誉身(よみほんゆめごよみ)天神怪戦2
9ゲーム好き名無しさん:2010/12/30(木) 06:20:29 ID:O4iA/Yhl0
■XBOX360 ・Alan Wake(既出分からの続き(DLC)を。とくになぜバリーがヒロイン認定されるかを詳しく)
・インフィニット アンディスカバリー ・Operation Darkness ・コンデムド サイコクライム
・Condemned 2: Bloodshot(日本未発売) ・スターオーシャン4 ─THE LAST HOPE─ ・ストラングルホールド ・ZEGAPAIN XOR
・ZEGAPAIN NOT ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ ・天誅 千乱 ・NINETY-NINE NIGHTS(N3) ・NINJA BLADE
・BIOSHOCK2(追加ストーリー「Minerva's Den」も) ・ヴァンパイアレイン ・ブルードラゴン
・プロジェクト シルフィード(既出部分の続き) ・まもるクンは呪われてしまった!
■XBOX ・ガンヴァルキリー ・コンスタンティン ・JSRF ジェットセットラジオフューチャー ・真・女神転生 NINE
・DINO CRISIS 3 ・PHANTOM CRASH ・Fable
■DC ・ILLBLEED ・ウィークネスヒーロー トラウマンDC ・ゴーレムのまいご ・ジェット セット ラジオ
・SONIC ADVENTURE ・SONIC ADVENTURE 2 ・タコのマリネ ・デ・ラ・ジェット セット ラジオ
・トリコロールクライシス ・BLUE STINGER ・HUNDRED SWORDS
・ベルセルク千年帝国の鷹篇 喪失花の章(既出部分の続きを) ・L.O.L.(LACK OF LOVE) ・REVIVE・・・ 〜蘇生〜
■SS ・エイナス ファンタジー ストーリーズ THE FIRST VOLUME ・ガーディアンヒーローズ ・ガングリフォンII(ミッション間ラジオも)
・慶応遊撃隊活劇編 ・サイバードール ・シャイニングザホーリィアーク ・シャイニング・フォースIII(シナリオ2〜3を)
・ソニック3Dフリッキーアイランド ・ダークシード ・ダークセイバー ・DEEP FEAR ・ティンクルスタースプライツ
・テラ ファンタスティカ(既出部分の続き) ・NOёL3 ・バーニングレンジャー ・バッケンローダー ・バトルバ
・ファイナルファイトリベンジ ・ファンタシースターコレクション ・ファンタズム ・プリクラ大作戦
・ラングリッサーV〜ジ エンド オブ レジェンド〜 ・RAMPO ・リンクル・リバー・ストーリー ・ROOMMATE〜井上涼子〜
・ROOMMATE〜涼子 in Summer Vacation〜 ・ルームメイト3〜涼子 風の輝く朝に〜 ・ルナ2 エターナルブルー
・RONDE -輪舞曲-
■32X ・カオティクス
■MCD ・シャドウラン ・ダンジョンマスターII スカルキープ(プレイはしたが、背景が全く掴めなかったのでそのへんを重点的に)
・夢見館の物語 ・らんま1/2〜白蘭愛歌〜 ・ルナ ザ・シルバースター
■MD ・エイリアンソルジャー ・機動警察パトレイバー98式起動せよ! ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ3 ・ハイブリッド・フロント
・バトルマニア ・バトルマニア大吟醸 ・パルスマン ・時の継承者 ファンタシースターIII ・モンスターワールドIV
・ランドストーカー 皇帝の財宝 ・ワンダーボーイV モンスターワールドIII
■PC-FX ・こみっくろーど ・はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブFX
■3DO ・ドクターハウザー
■PCE SUPER CD-ROM2 ・GS美神 ・聖夜物語(出来れば4通りすべて) ・ソードマスター ・はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブ
・ふしぎの海のナディア
■PCE CD-ROM2 ・天外魔境 ZIRIA ・らんま1/2 とらわれの花嫁
■X68000 ・38万キロの虚空
■WS&WSC ・仙界伝 弐 〜TVアニメーション仙界伝封神演義より〜 ・TERRORS ・TERRORS 2 ・ヴァイツブレイド ・ラストスタンド
■ネオジオ系 ・KOF R-1 ・わくわく7(既出キャラ以外)
10ゲーム好き名無しさん:2010/12/30(木) 06:21:34 ID:O4iA/Yhl0
■PCゲー ・アークトゥルス ・暁のアマネカと蒼い巨神 ・アルファ(スクウェア) ・Alone in the Dark(1作目)
・Alone in the Dark 3 ・アローン イン ザ ダーク〜新たなる悪夢〜 ・アローン・イン・ザ・ダーク(2008年版)
・アンタリア創世紀 ・ウィザードリィ3 リルガミンの遺産 ・ウィル(スクウェア) ・英雄伝説V 海の檻歌(既出部分の続き)
・怨霊戦記(もしくはPCエンジンの真・怨霊戦記) ・CHAOS;HEAD(詳しめに) ・ガラージュ
・機動戦士ガンダム アドバンスドオペレーション(エンディングのみを) ・クライブ・バーカーズ アンダイイング ・CLANNAD
・コマンド&コンカー ・サイキックディテクティヴシリーズ(1、2、3、4、5、ファイナル) ・The Witcher ・ザ・スクリーマー
・ジェネシス(スクウェア) ・System Shock ・System Shock 2 ・Sherlock Holmes - The Awakened
・ストーカー 〜コール オブ プリピャチ〜 ・ストロングホールド ・セツの火
・そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ ・空の浮動産 ・ダイナソア 〜リザレクション〜
・ツァイ‐メタ女‐ ・ディガンの魔石
・テイルズ オブ エターニア オンライン(ロレッタとレニイの関わるストーリー核心部分だけでも)
・デザート・ドラグーン〜砂漠の竜騎兵〜 ・ドラゴンスレイヤー英雄伝説II ・どろろ―地獄絵巻の章― ・KNIGHT ONLINE Xross
・ナコルル 〜あのひとからのおくりもの〜 ・「ニード・フォー・スピード」シリーズ
・Heroine Anthem - The Elect of Wassernixe(聖女之歌) ・Heroine Anthem II - The Angel of Sarem(聖女之歌2)
・ファイナルファンタジーXIのウィンダス編
・ファイナルファンタジーXIの追加シナリオ「石の見る夢 ヴァナ・ディール最終頌 魂の返歌」
・ファイナルファンタジーXIの追加シナリオ「シャントット帝国の陰謀 ヴァナ・ディール史上最凶の作戦」 ・Fallout ・Fallout 2
・ふしぎの海のナディア(PC-98、X68000、FM TOWNS) ・BloodRayne 2 ・Prototype ・女神転生IMAGINE
・メタ女〜府立メタトポロジー大学付属女子高校SP〜 ・46億年物語THE進化論
・ラグナロクオンライン(特に期間限定で今は見られなくなったクエストの流れを) ・忘れえぬ炎
■アーケード ・ESPGALUDA[エスプガルーダ] ・カラス ・がんばれギンくん(詳しく、できれば全コース)
・ザ ハウス オブ ザ デッド4スペシャル ・サムライスピリッツ閃 ・ザ・ロストワールド(SEGA)
・ストリートファイターZEROシリーズ ・すっごい!アルカナハート2 〜転校生あかねとなずな〜(ストーリーモードの神衣の会話を)
・「鉄拳」シリーズ(1〜5まで、次の作品のキャラ紹介で優勝したことになっているキャラのストーリーを) ・ドルアーガオンライン
・ドルフィンブルー ・幕末浪漫 月華の剣士 ・幕末浪漫第二幕 月華の剣士〜月に咲く華、散りゆく花〜
・beatmania IIDX 17 SIRIUS(PARTYモードのストーリーを) ・ピンクスゥイーツ〜鋳薔薇それから〜 ・ロード オブ ヴァーミリオン
11ゲーム好き名無しさん:2010/12/30(木) 06:22:38 ID:O4iA/Yhl0
■携帯電話アプリ ・RPGデスメンディナー ・風ノ名前 ・かっこつけなきゃ勇者じゃないぜ! ・キングダム ハーツ コーデッド
・恋のいろは〜さくら咲く春〜 ・恋のいろは〜ひまわり輝く夏〜 ・恋のいろは〜もみじ色づく秋〜 ・恋のいろは〜さざんか散る冬〜
・GOD EATER MOBILE ・自分狩り(あらすじはわかるので詳細を) ・シルバー事件25区 ・人類は一本の塔に想いを込めた…。
・Small. ・絶滅記念日2〜After the impact〜 ・テイルズオブコモンズ ・テイルズオブヴァールハイト
・テイルズオブブレイカー ・DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー A’s TEST Server 完全版
・デビルサマナー ソウルハッカーズ Intruder ・24:ザ・モバイルゲーム ・ナノデビル ・ふしぎの海のナディア
・フライハイトクラウディア ・ペルソナ2 罪 ロストメモリーズ ・ぼくのすむまち ・メタルサーガモバイル
・MONOTONE(スクウェアエニックス)(それぞれの街のボスのエピソードと最終エピソードを) ・ルート16ターボ
・ロックマン エグゼ ファントム オブ ネットワーク ・ロックマンDASH 5つの島の大冒険!
・ゲンキモバイルのサイコミステリーシリーズ(「Cold Rain」「Bloody Tears」「横浜牧師館殺人事件」「イザナミの花婿」
「CHAIN-白馬の騎士連鎖殺人事件-」)を詳しく
■同人ゲーム ・アールエス ・アカツキ電光戦記 ・Another Moon Whistle
・アパシー 学校であった怖い話〜Visual Novel Version〜 ・犬神 ・かたわ少女(静音エンドを) ・Gu-L ・さくっとパンダ
・スグリ ・SACRED BLUE ・7th Memory ・Seraphic Blue(既出部分の続き) ・送電塔のミメイ ・退魔心経
・ダリヤ 〜 Lasciatemi morire 〜 ・DEMONOPHOBIA(詳しく) ・天使の微笑 ・東方靈異伝 ・東方封魔録 ・東方夢時空
・東方幻想郷 ・東方花映塚 〜 Phantasmagoria of Flower View. ・東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object.
・TWilight INSanity ・ひぐらしのなく頃に解(各編の詳しいストーリーを) ・分裂ガール ・HellSinker.
・Persona - The Rapture ・Holy Knights〜忘れられた手紙〜 Director's Cut ・メイドさんを右に
・Rosenkreuzstilette(ローゼンクロイツ スティレッテ)
12ゲーム好き名無しさん:2010/12/30(木) 06:45:32 ID:O4iA/Yhl0
●途中
・Seventh Blood Vampire[12月] ・赤川次郎ミステリー 月の光 ―沈める鐘の殺人―(あとがきエピローグを)[12月]
・コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー[12月] ・パワプロクンポケット9[12月] ・大神[12月]
・CardWirth(公式シナリオ「交易都市リューン」「ゴブリンの洞窟」「家宝の鎧」「奇塊」「鳥の歌が聞こえない」「墓守の苦悩」
「機械仕掛けの番犬」「見えざる者の願い」「教会の妖姫」「賢者の選択」」「旧き沼の大蛇」「遺跡に咲く花」を)[11月]
・GOD EATER BURST[11月] ・Halo: Reach[11月] ・デビルメイクライ4[11月] ・キングダム ハーツ バース バイ スリープ[10月]
・ゴースト トリック[9月]

●執筆予告がある物
・テイルズ オブ グレイセス エフ(未来への系譜編も含めて出来るだけ詳細版を)[12月] ・METAL GEAR SOLID PEACE WALKER[12月]
・PHANTASY STAR PORTABLE[11月]
13ゲーム好き名無しさん:2010/12/30(木) 06:47:51 ID:O4iA/Yhl0
前スレの容量が一杯になって書き込めなくなるまでは、なるべく前スレを優先して使用してください。

前スレ
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1284870978/l50
14ゲーム好き名無しさん:2010/12/31(金) 18:15:35 ID:Oy0Z8mfh0
スレ立て乙です
15ゲーム好き名無しさん:2010/12/31(金) 18:23:57 ID:gJXzmJ9m0
16ゲーム好き名無しさん:2011/01/02(日) 03:54:03 ID:OIW4fcWe0
>>1
乙。

ゴッドイーターバーストの人ってまた来るんだっけ?報告なし?
17ゲーム好き名無しさん:2011/01/04(火) 10:19:33 ID:BrDkbhLS0
ほしゅほしゅ
18ゲーム好き名無しさん:2011/01/04(火) 16:57:26 ID:cVIWLaGP0
前スレもこっちも止まったね
規制厳しいのかな
19ゲーム好き名無しさん:2011/01/04(火) 17:34:56 ID:V4LTj6yl0
元々このくらいの速さのスレだよ、ここは
20勇者30(勇者300):2011/01/04(火) 22:23:45 ID:m4Efmgmt0
前スレ501です。改めてあけおめ。
前スレで答えてくれた人ありがとう。前スレ埋められたようなのでこっちで失礼。
騎士30書いた人ですが、勇者300も行きたいと思います。

女神暦100年の物語「勇者30」
女神暦200年の物語「魔王30」
女神暦300年の物語「王女30」
女神暦500年の物語「騎士30」

これら全てをクリアすることで出現するストーリーモードの集大成が「勇者300」です。
かつて時の女神と熾烈な戦いを繰り広げた末に封印された「超魔王」の復活、そして世界の破滅まであと300秒。
最後の瞬間、世界を救えるのはただ一人……そう、勇者だけなのです。
基本システムは勇者30のものですが、このモードでは時の女神による時間の巻き戻しはありません。きっちり300秒後に世界が滅びます。

全てのモードの集大成なので、これを読む前に他のモードのストーリーを確認しておくことを強く推奨します。
21ゲーム好き名無しさん:2011/01/04(火) 22:25:48 ID:Crz8tXwF0
【PSP】ザ・サード バースデイ
新作ですが、ホラー系は耐性がないのでどなたか書いていただけると幸いです。
見たくないけど見たいんです・・・
22勇者30(勇者300):2011/01/04(火) 22:27:34 ID:m4Efmgmt0
登場人物

・勇者(デフォ名:ユウシャ/プレイヤーキャラクター)
女神暦100年の英雄。時の女神と契約し、400年間封印されていた。
パンイチ状態から世界を救います。

・魔王(デフォ名:マオウ)
女神暦200年の英雄。独特な美的センスを持つナルシスト魔王様。
しかし今は超魔王の魔力で正気を失い、世界の破滅を望まんとしている。

・王女(デフォ名:オウジョ)
女神暦300年の英雄。困った人がいたら見過ごせない元気一杯王女様。
ボウガンを持つと性格が変わります。

・騎士(デフォ名:ナイト)
女神暦500年を駆け抜ける少年騎士。賢者に蘇生してもらって以来、彼に仕える。
喋らない勇者に代わっての進行役っぽい。

・賢者
女神暦500年で奮闘する謎の力を持つ賢者。騎士の主人。
人間離れした魔力を持ち、勇者を復活させたが……?

・時の女神
時を操る力を持つハイパー守銭奴な女神様。
女神暦500年でノワールの手にかかり、世界より姿を消した。

・超魔王
宇宙まで滅ぼす力を持つが、時の女神によって封印されていた。
その姿は時の女神に似た美しい女性。

・ミレニア
魔王の恋人。呪いが解けかけていたものの再び呪いが進行してコウモリに。
今の魔王は彼女のことすら分からない。

・ノワール
全ての次代の裏で暗躍する魔人のジジイ。時の女神を手にかけたのもこいつ。
目的である超魔王の復活を果たした彼は……?
23勇者30(勇者300):2011/01/04(火) 22:29:13 ID:m4Efmgmt0
○女神暦500年の大陸

女神暦500年、この物語は「騎士30」の続きから始まります。

賢者の究極魔法により勇者の封印は解かれようとしていた。
……だが、超魔王まで復活してしまった!
一瞬で世界は滅茶苦茶、大陸と時間がおかしくなってしまっていた。
そして超魔王は破滅の呪文を唱え始めた。世界が終わるまであと300秒……。

騎「それでも勇者様なら世界を救ってくださいますよねっ!?」
賢「うむ、きっと世界は救われるだろう。
  しかし……私達は救われぬかもしれぬな」
騎士と賢者はモンスターたちに囚われの身となってしまったのであった。
ロープで吊るされ、釜茹でカウントダウン状態である。

さて一方、氷漬けになって封印されていた勇者。
賢者の究極魔法のおかげで復活を果たします。
しかしパ☆ン☆イ☆チ。
(パンツ一丁。勇者30ですら最初は村人の服装備してたのに……)
武器も防具も、というか服も無いまま、世界を救わんが為に彼は進みます。もちろんレベル1から。

女神暦500年の大陸には殆ど人は残っておらず、残っているものは皆絶望に打ちひしがれていた。
超魔王は時を狂わせ大陸の時を止めていっており、60秒経てばこの大陸も時のかなたに消えうせてしまうだろうとのこと。
(60秒ごとに大陸ごとのターニングポイント(チェックポイント)を通過しないと300秒が経つよりも前にゲームオーバーとなります)
そんな中、ただ一人希望を捨てずに超魔王へと挑もうとする勇者。そんな彼に「賢者達が北の神殿に捕まっているらしい」との情報がもたらされる。
大陸の出口は封印が施されており、このままではこの大陸から出て超魔王に挑むことすらままならない。
力になってくれる人を求めて、勇者は賢者達を助けに神殿へと向かう。

賢「うむ、あのパンツは勇者に間違いないだろう」
(ちなみに神殿に行くまでに買える装備はボクソード(木刀)1つだけ。狙ってるとしか思えない)
何故か勇者のことをよく知っているようなそぶりを見せる賢者。でも釜茹で寸前。
メインディッシュを増やそうとするモンスターたちを倒して、賢者達を救い出す。
伝説の存在である勇者に出会えて感動の騎士と、実は目覚めたばかりで状況がよく分かっていなかったかもしれない勇者に説明を行った賢者が仲間に加わった。(戦闘で騎士が参加するようになります。賢者が蘇らせてくれるおかげで騎士は倒れても倒れても戦闘に参加し続ける)

騎「この騎士、賢者様も勇者様も守ってみせましょう!」
賢「うむ、お前はすぐやられても私が何とかしてやろう」
騎「賢者様っ、もう少し格好つけたかったです!」
なら勇者も何とかして欲しいと思っても、そんなことはしてくれない。閑話休題。

封印は賢者の力であっさり解かれ、次の大陸に勇者たちは足を踏み入れた。
24勇者30(勇者300):2011/01/04(火) 22:31:59 ID:m4Efmgmt0
○女神暦300年の大陸
大陸を移動すると、そこは女神暦300年。
ターニングポイントを超えることで、時代を遡り過去へと移動することができるのだ。
そして超魔王がいるのは最も古い時代……過去を渡り歩いてそこまで辿り着かねばならない。
60秒が経過して崩壊していく500年の大陸を尻目に、勇者たちは女神暦300年の城へと足を踏み入れた。

城に入ると大臣が頭を抱えている。
王女様が世界が滅ぼうとしているのを何とかするために、何の根拠も無く東の森へと行ってしまったというのである。
次のターニングポイントは何故かマトを射抜かないと先に進めないようになっているらしい。王女のボウガンの力を頼るしかない。
東の森へと足を運び、勇者たちは200年前の英雄である王女と出会う。
王女はクローバーを摘みに来たのであった。

王「クローバーというのはどんな願いもかなえるすごい薬草ですわ。
  だって私、それで願いが叶って王女になれたんですもの♪」
騎「王女ってそうやってなるものだったんですね」
賢「そうだな」お願い突っ込んであげて。
クローバーで世界の崩壊を何とかしようとする王女に、賢者は協力を呼びかける。
困っていると聞いては手を貸せずにはいられない王女はそれを快諾。
ボウガンを持ってヒャッハーイなテンションの王女が仲間になる。
(戦闘ではボウガン連射でフォローしてくれます)
騎「これほど頼もしい女性は……ブルウッド以来です」騎士マジやばい。
ターニングポイントのマトもあっさりぶち抜いて、勇者たちは次の大陸へ進んだ。


○女神暦200年の大陸
次の大陸へと足を踏み入れた瞬間、騎士から女性の声が。
?「魔王様を近くに感じます!」
騎士の鎧の中に入っていたコウモリ姿のミレニアがひょっこりと現れる。
騎士30で同行して以来、騎士にも賢者にも(プレイヤーにも)ずっと忘れられていたりしたのにもめげず、ミレニアは勇者に再会の挨拶をする。
ミレニアの話によると、ここは女神暦200年で魔王とミレニアが幸せに暮らしていた大陸だと言う。
しかし魔王は超魔王の魔力のために正気を失ってしまい、彼の召喚するモンスターで大陸は覆われてしまっている。
魔王を助けて欲しいと願うミレニア。
魔王が揃えば、かつての英雄が勢ぞろいする……偶然など無いのだと語る賢者。
次の過去の大陸に進もうにも、彼のモンスターがターニングポイントを守っているため進めないので、魔王の城へと向かう。

魔「ハメツこそ美学なのだ!崩れ落ちていくその姿こそ最高の美しさなのだっ!」
美しさを求めることは変わってないけど、求める美しさが全然違ったものになっている魔王様。倒して正気に戻す。
ミレニアと無事を喜びあい、そして勇者に再び助けられたことに魔王は感謝する。
かつての約束を今こそ果たそう、と勇者の仲間に美しき魔王が加わった。
(勇者30で魔王はミレニアを助けてもらっており、危機に陥った時は力を貸すと約束しています。
 戦闘では得意の召喚魔法で攻撃してくれます)

120秒が経つと300年の大陸は崩壊していった……。
それでも勇者たちは次の大陸へと進む。
25勇者30(勇者300):2011/01/04(火) 22:35:22 ID:m4Efmgmt0
○女神暦100年の大陸
ここは女神暦100年、勇者が魔王を倒すために駆け抜けていった大陸である。
180秒が経てば200年の大陸も時が止まっていく……もはや引き返せはしない。
先を邪魔するモンスターたちを倒しながら先に進むと、女神暦100年の時代に何度も勇者の邪魔をしていたアクドー3兄弟が行く手を阻む。(wikiには省略されちゃってますが、彼らはバイ○ンマンみたいなお約束の悪役のようなやつらです)
超魔王が復活しそうなこんな時くらい勇者に協力するべきだと分かっちゃいる、しかしそれでは自分たちらしくない!と戦いを挑み、あっさり敗れ去っていくアクドー3兄弟たち。
「俺達に邪魔されても世界を救っちゃう男だって……俺は信じているぜ!」
憎めないんだけど時間が惜しいよと思いつつ先へと進む。
かつて倒した魔王ラミデス(「呪いと勇者」ボス:ゾンビとしてサーシャを利用した)と黒騎士ザイン(「大平原の戦い」ボス:かつて仲間にした味方が集合し協力して倒す)が古の大陸への封印を守っていた。

ラ「新しい世界は全てのものに幸福をもたらすでしょう。
  戦いも平和も、幸せも不幸も、過去も未来も無い世界……
  あぁ、なんと素晴らしいのでしょう!」
ザ「久しいな、女神の戦士よ……世界が終わる気分はどうだ?
  何をしようがもう手遅れだ。
  希望せよっ、世界の終わりに!絶望せよっ、世界の終わりに!」

そんなかつての強敵たちを勇者は打ちのめし、ついに古の大陸への封印が解かれた。
先に進めばもう後には戻れない……それでも勇者は足を踏み出す。
240秒経ち、かつて勇者がいた大陸すら崩壊していく……その姿を後にして勇者たちは古の大陸へと降り立った。


○古の大陸
ここは女神暦100年よりも前、時の女神と超魔王が戦った場所。
賢者が古の地についての解説を行う。何故そのような知識を持つのか、賢者にも分からないという。勇者や魔王、そして王女を懐かしくすら思う賢者に、騎士は心配を隠せない。
大陸に静かに佇む城の中に、超魔王は待っていた。
時の女神に似た美しい女性、それこそが超魔王であった。

超「女神暦500年……私はずっと夢見てきたわ。
  明日のことを……世界のことを……未来のことを……。
  手を伸ばしても届かなくて……もどかしくてっ……はやく……!

  そんなものっ、全て消し去ってしまいたかったのにっ……!!

  女神暦500年……私はずっと夢見てきたわ。
  全てが滅び消え去るっ、今日この日のことをっ……!」

彼女の猛攻を凌ぎきり(この戦闘すら20秒無いくらいか。ちなみにレベルは40くらい)、超魔王をついに撃破する。
騎「感激ですっ!勇者様と一緒に世界を救えただなんて!」
王「門限の無い世界も素敵ですけど、世界がなくなるなんて嫌ですもの。
  門限があっても素敵なお城の生活に戻りますわ♪」

?「フォフォッ!待っていたぞ!500年間、ずっとこの時をなあ!!」
26ゲーム好き名無しさん:2011/01/04(火) 22:37:38 ID:nJhrltw70
乙です
支援します
27勇者30(勇者300):2011/01/04(火) 22:42:24 ID:m4Efmgmt0
超魔王が敗れるその瞬間を、ひたすらに待ち続けていた者がいた……。
突如現れたのは、各時代で暗躍し続けてきたノワールだった。

ノ「貴様らには礼を言わねばならんな。
  何故なら超魔王をワシが吸収できるまで弱らせてくれたのだから!」

彼は超魔王の支配から逃れ、超魔王の力を手に入れる時をずっと待ち続けていたのだ。それこそが500年様々な時代で暗躍してきた彼の本当の目的。
超魔王の力を吸収したノワールは美しい女性と恐ろしい怪物が融合したような姿に。
時の女神を手にかけたときに手に入れた「時の砂時計」による女神の力と、たった今手に入れた超魔王の力……そのふたつを手に入れたノワールは「神」として勇者たちを消し去りに掛かる。


そして……勇者たちは負けてしまった。


○最終決戦
ノワールに破れ、古の大陸から放りだされてしまったかと思ったその時。ドラゴンが颯爽と現れ勇者たちを助けた。
そのドラゴンはシルドニクス(「大いなるつばさ」で助け、仲間となった)であった。
だが命を拾ったとは言えども、もう世界の破滅は目前。もはやどうしようもない……
と思ったその時……女神のルビーが輝きだし、賢者から不思議な力が溢れてくる。
その力は、大陸の崩壊のスピードを非常に緩やかにしていた……つまり賢者は時を操っているのである。
そう、まるで「時の女神」のように……!
何故そのようなことができるのか?やはり賢者にも分からない。その力は賢者の体を蝕み、決して長くもちはしないだろう。
賢「しかしひとつだけ分かることがある……。
  まだ私達にも世界を救えるかもしれないということだ」
騎「勇者様、いきましょうっ!もういちどノワールの元へっ!」
王「取り戻しに行きましょう!私達の時間をっ!世界をっ!」
賢「時間がある限り希望もまた消えることは無いのだ。終わらせるぞこの戦いを……。
  未来に時を、紡ぐのだ!」

シルドニクスにより古の大陸へと戻った勇者たち。
シ「勇者よ、また一緒に飛べる日を私は楽しみにしているぞ……!」
そんな言葉を受けながら、勇者たちは再びノワールの前に立つ。
ノ「おのれ貴様らぁ……!まだワシに楯突くかっ!?
  新世界の神となった、このワシにっ!?」

勇者が、魔王が、王女が、騎士が、賢者が、時代を超えて共に戦い……そして、ノワールは打ち倒された。
28勇者30(勇者300):2011/01/04(火) 22:47:01 ID:m4Efmgmt0
ノワールを倒した勇者たちは白い光に包まれ、気がつくと見知らぬ土地に立っていた。
とても平和で草原と海が美しい大陸。その地の名は「ストレール」。
勇者の旅立ちの地。だが魔王もノワールもいない、平和な土地であるという。
何故ならここは女神暦700年。魔王もノワールも英雄達が200年前に倒したのだ……。
すれ違った女性から聞いたその話に愕然とする一行。女神の砂時計を壊したり、時を遅くしたりと色々無茶をしていたのが原因ではないかと推測していると……賢者が倒れていた。
人の身に余る力を行使しつづけた賢者の体はもはや限界であったのだ。
賢「騎士よ……悲しむことは無い。後は時が導いてくれる。
  素晴らしい世界ではないか……私達が守った未来は……」
  これなら私も……安心して……ねむれ……」
騎「賢者さまああああああああああっ!」
戦いが終わったことに安堵し、賢者は静かに眠りについた。慟哭する騎士。
確かに世界は平和になった。だが、200年後に彼らはいる。
頼みの綱である賢者は倒れた。もはやどうしようもないのか?

せめて……

せめて、時の女神がいれば……





?「……もしかして、呼んだ?」
29勇者30(勇者300):2011/01/04(火) 22:47:43 ID:m4Efmgmt0
何とも軽い声と共に現れたのは、なんと懐かしい時の女神の姿であった。
そしてその登場に驚いて目を放した隙に、賢者の姿もなくなっていた。
騎「生きていたのですか!?一体今までどこにいたんですか?」
女「何言ってるの。ずっと私のこと守ってくれてたじゃない」んな馬鹿な。
なんと賢者の正体は、人間に転生した時の女神であったのだ。
ノワールの手に落ちた際に何とか生まれ変わることが出来たものの、女神としての記憶をなくし賢者としてバリバリ活躍していたとのこと。あのカネの亡者が綺麗な賢者になるとは。
女「それにね……やっぱりー、最後の場面で私が出ないなんて有り得ないじゃない?」
もうどうにでもしてくれ。

時の女神は改めて、世界を守り、本当の平和を導いた英雄達に感謝の言葉を述べる。
女「時は、未来は、希望だらけよ♪」
そして女神暦100年のあの時、女神に力を貸した勇者……彼がいなければこの平和は無かっただろう。
一通り感謝の言葉を並べた時の女神は、英雄達を元の時代に戻してくれるという。

騎士は女神暦500年へ。
騎「自分はこれから、時を守る戦士を目指していこうと思っています!
  未来は自分達に任せてくださいっ!」

王女は女神暦300年へ。
王「短い間だったけど、とても楽しかったですわ!
  私も少しは足を鍛えなきゃかもね♪」

魔王とミレニアは女神暦200年へ。(もしかしたら500年かも?)
魔「勇者よ、お前には何度も世話になったな……。
  この借りは、お前の未来を守り続けることで返してやろうっ!」

そして残るは勇者ただひとりとなった。
女「もうっ、最後までそんな顔しないのっ♪私まで泣きそうになっちゃうじゃない?
  大丈夫よ……これからは時があなたを導いてくれるわ。
  これからどんなに辛いことがあっても、きっとあなたなら一人で乗り越えて行ける。

  だってあなたは勇者なんだから……」

こうして、世界を救った英雄達は自分の時代へと戻っていった。
世界には平和が訪れ、そして未来には希望が満ちている……。

end
30勇者30(勇者300):2011/01/04(火) 22:51:33 ID:m4Efmgmt0
以上で「勇者300」、そして勇者30全ストーリーモードの終了です。
イベントシーンと町の中で装備整える時を除いて、きっちり300秒以内の物語。
400年にわたる物語にも決着がつきました。
賢者の正体に思わず気が抜けたとか言わない。言わないですよ。
EDロールでは各キャラのその後っぽい一枚絵が表示されます。
騎士は女神の騎士を今もやってるらしい。女神様の荷物持ちしてる。
王女は子供達にボウガン教えてた。
魔王は呪いの解けたミレニアと何故か動物王国築いてた。

あ、勇者300クリアで超光速RPG「勇者3」が解禁されます。
理不尽なレトロゲーを意識した感じのゲーム。3秒で世界滅びます。
戦闘2回出来るかできないかくらいですかね。レベルもばんばん上がりますが。
地図的に東京辺りからスタートして、九州のほうにレベル上げに行って、北海道にいる魔王を倒しにいくゲーム。そんだけ。

さてちなみに次回作の勇者30secondの体験版では、「勇者300」のノワールとの最終決戦からのスタートでした。熱いです。
次の物語は女神暦600年だそうです。見た感じ前作キャラは女神様以外に魔王様も出てくるようなので楽しみにしてます。

では、長々と失礼しました。以上で勇者30を終了します。
依頼の邪魔してしまった人ごめんなさい。途中で支援くれた人ありがとう。
このゲームの本質はTAに真価があるようなので、よければ手を出してみてもらえれば幸い。
ちょっとだけ、ちょっとだけ……でいつの間にか沢山ステージ攻略してる、なんてことはよくある。
31勇者30(勇者300):2011/01/04(火) 22:53:32 ID:m4Efmgmt0
おまけ。300字で分かる「勇者300」

賢者の究極魔法により勇者は目覚めたものの、超魔王も復活してしまった。
後300秒で世界は滅んでしまう。なんてこったい。
超魔王復活の影響で時空がゆがみ、それぞれの時代で活躍した王女・魔王・騎士&賢者・勇者が一堂に会する。
彼らは協力して超魔王を倒す。
しかしノワールがあらわれ、超魔王の力を吸収。時の女神の力も合わせて大変身。ノワールうっはうは。
だが、ここで賢者が真の力に目覚める。なんと賢者は時の女神の生まれ変わりだったのだ!
そして再びノワールに挑む。何とか勝利し、英雄達は女神の力でそれぞれの時代に戻っていきましたとさ。
世界には平和が訪れた。400年にも及ぶ戦いは、ここに終わりを告げたのだ……。おわり。
32ゲーム好き名無しさん:2011/01/04(火) 22:53:44 ID:nJhrltw70
乙です
面白かった
33ゲーム好き名無しさん:2011/01/05(水) 06:31:33 ID:vTneahw80
乙です
これまでの読んでなかったけど面白そう
PSP買ったらやってみようかな
34ドラゴンエイジ:オリジンズ:2011/01/06(木) 00:46:56 ID:tMUx6Fhf0
ドラゴンエイジ:オリジンズ(Dragon Age:Origins)をのストーリーを簡潔に書きます。
いまのところ海外ゲーですが、今年PS3とXBOX 360で日本語版が発売されるらしいです。
あと二作目も発売が決まってます。
バルダーズゲートの流れを組む、正統派の洋RPGです。
35ドラゴンエイジ:オリジンズ:2011/01/06(木) 00:47:47 ID:tMUx6Fhf0
舞台はフツーの中世風ファンタジー世界の、フェレルデンという王国。
数百年ごとに魔竜アーチディーモンが復活してダークスポーンという闇の集団を率い、
地上に攻め入るが、そのたびに伝説の英雄集団グレイウォーデンに防がれている。

故郷を追われた主人公は、グレイウォーデンの一人ダンカンからリクルートを受け、
ひょんなことからその一員になる。ダンカンはアーチディーモンの復活が近いと予測し、
ケイラン王とダークスポーンの大軍を迎え撃つが、
名将ロゲインのまさかの裏切りで軍は大敗、ダンカンも王も死んでしまう。

フェレルデン地区のグレイウォーデンで生き残ったのは、主人公と、
ひょうきん者だが正義漢が強い男戦士のアリスター(2chでの愛称は兄貴)だけ。
この二人で、変節者ロゲインと、復活しつつあるアーチディーモンを倒さなければならない。

古い盟約により、グレイウォーデンは様々な種族を招集できる。
色々あって、騎士、魔法使い、エルフ、ドウォーフの軍隊を味方につける。
あと毒舌な魔女モリガンを始めとして、愉快な変人がたくさん仲間になる。
仲間によっては仲良くするとロマンス(性的な意味で)が有る。
なんと、仲間によっては主人公と同性でも可。

アリスター兄貴が実は王家の血筋を引いていると判明。
既に他の王族は死亡しているため、がんばってロゲインを制した主人公たちは、
国家の安定のために兄貴を王位に付けようとする(ただし、この辺は色々分岐する)。

終盤で明らかになる事実。それは、アーチディーモンを殺したグレイウォーデンは、
古き神の呪いに取り憑かれ、自分も死ぬ運命にある。
残された二人のウォーデンのうち、兄貴は王になる必要がある。
つまり、主人公が犠牲にならなければならない・・・

ここで、モリガンが大人ファンタジーな提案。
モリガンが男グレイウォーデンと子作りをすれば、古き神の霊は
モリガンの胎児に取付くので、ウォーデンが犠牲になる必要はないというのだ。
主人公が男の場合は主人公が、女の場合はアリスターが、モリガンと同衾することを選べる。
(拒否することもできるが、その場合主人公はエンディング後に死ぬ。
拡張や2のストーリーを見る限り、公式ストーリー的には、受諾するほうらしい)

大戦争の末、アーチディーモンを征伐した主人公らは、
アリスター兄貴を王に迎え、宮廷で祝宴を上げる。これで世界は数百年の平和を得たのだ。
しかし、祝宴に集まった仲間たちの中に、モリガンの姿が見当たらない。
彼女は何処へ行ったのだろうか? そして、古き神の力を得た胎児はどうなったのだろうか?
物語は第二作目へ続く・・・
36100万トンのバラバラ:2011/01/06(木) 22:40:51 ID:Boc9fbse0
特にリクも無いですが、勇者30でPSP祭りという事にして
100万トンのバラバラ(PSP)のストーリーを投下します。4レスぐらい?


多くの文明が崩壊と復興を繰り返した挙句に森で覆われた世界、
古代文明の発電施設を掘り当てた人々はそこに集まって町を作る。
しかし時を同じくして謎の巨大戦艦が現れ、地上を爆撃し始めた。
飛び道具を持たない人間たちはプロペラで飛ぶ輸送機に乗って戦艦に取りつき、
ノコギリやら金槌やらの工具で戦艦を破壊する事で町を守るのだった。

・キャラ紹介
ティトリ…主人公。超好戦的らしいがむしろ主人公気質で前向き。やってやるぜー!
 赤ん坊の頃に戦艦の中からトトネルに救出され町の皆に育てられた。
トトネル…主人公を戦艦まで運ぶ輸送機の操縦をする。よく怒鳴る。
放送さん…町からの指令を皆に伝える放送を担当するウグイス嬢。実はボイスデータ。
ガトム…古参の現場監督風で、自分が現役の頃の古い輸送機に乗っている。

アスリ…ある日飛んできた戦艦の上に従者と共に乗っていた、遠い国の王女。
 頭は切れるが猪突猛進で周囲を巻き込んだり引っ張ったりする。
コジャ…アスリの弟。王子なのだがあまり立場は無い。
 途中からトトネルの代わりに輸送機の操縦を担当する。

戦艦…破壊対象。各地で発生しては地上を爆撃し、戦艦同士で撃ち合う。
 何故か町に向かってくるので爆撃を防ぐために到着前に解体破壊する。
37100万トンのバラバラ:2011/01/06(木) 22:41:31 ID:Boc9fbse0
飛来する戦艦をノコギリで切り崩して破壊する日々。
ある日飛んできた戦艦の上に、人を発見。戦艦に着地して確認に行くティトリ達。
戦艦の上に居た連中は「夜が明けたら戦艦の上に居た、気付いたらここまで来ていた」と言う。
しかし戦艦を破壊しないと町が爆撃される。
一行を輸送機で脱出させて、戦艦に残された人々を助けつついつも通り破壊した。

ある日、トトネルが腰を痛めてしまい、車椅子に乗って現れる。
出撃は出来ると言い張るトトネルに無理をするなと年寄り扱いするティトリ、
皆に年寄り扱いされるとキレるトトネル、年寄りでしょうと火に油を注ぐティトリ。
そんな中、戦艦接近の警報。折悪しく他の部隊は出払っている。
コックピットにロープで巻き付けて…との提案を即却下するトトネル。
それでは運転手が居ないと困り果てるティトリを救ったのは暇を持て余したコジャだった。
そして二人を送り出したトトネルは、有事に備えてシェルターに退避した…

別の日、エクストラルームに呼び出されるティトリ。どうも何かやらかしたようで怒られるらしい。
扉が閉じていたので外で待っていると、「勝手にやらせてもらいます」とアスリと従者が怒って出てくる。
理由を問うティトリに「かんけいない話だ」と素っ気ないアスリ、傷つくティトリ。
続けて出てきたガトム曰く、町のエライさん達とアスリ達がもめているらしい。
不意に戦艦の正体が何なのか考えた事があるかと振ってくるガトム。
ティトリ含めて町の皆は、戦艦とは天気のようなもので、その正体なんて考えた事もない。
ガトムが離れ、ティトリがベンチに座って考え始めると、中でイロイロあった結果
もう出番がなくなったみたいだと放送さんの声。目一杯落ち込んで帰るティトリだった。

いつものようにティトリが出撃すると、アスリからの通信が。
「戦艦からパーツを取ってきて。マークはつけておいたからお願いね」
言うだけ言って一方的に切ってしまうアスリにティトリは呆然。
「むかしから、ああなのか?」「…うん」
しかし何か考えがあるのだろうと、ティトリはやる気を出してパーツを回収した。

町ではなく重要なコンテナを防衛するため普段とは違うエリアに出撃したティトリは、
帰り道で飛んでいない戦艦が地上にあるのを発見する。
本部に連絡だけして帰ろうとするティトリだったが、
通信に割り込んだアスリにより調査を依頼される。
戦艦の正体を調査しているが、いつもティトリ達が破壊するため進まないらしい。
滅多にないチャンスだからコジャをこき使ってでも調べてと依頼して通信は切れる。
仕方なく内部に入り込んだティトリとコジャが奥に辿り着くと、自動で照明が点く。
そしてコジャが文字盤を発見、ずいぶん昔の字だがアスリなら読めるかもと言う。
それならばとカメラで撮影し、データを持ち帰る。
38100万トンのバラバラ:2011/01/06(木) 22:42:51 ID:Boc9fbse0
データを受け取ったアスリ達は大興奮、自分達も調べに出るらしい。
何が楽しいんだろうとティトリとコジャは首を傾げる。
いつも通りの任務を終えるとガトムから緊急連絡、アスリ達が調査中の戦艦が動き出したという。
護衛もつけずに調査に出て、避難命令も聞き入れないという。
すぐに向かってアスリ達を無理矢理にでも連れ帰れとの命令を受け、全速力で向かった。

駆け付けたティトリが避難を勧めても、アスリはあと少しだけ調査させてと食い下がる。
仕方なくそれを飲み、本当に危険だと判断したら脱出してもらう、と条件をつけ了解する。
大丈夫かと心配するコジャに、戦艦さえ壊せば大丈夫とティトリは答える。
戦艦破壊後、勝手に無茶をした事に怒るガトムだったが、
ティトリとアスリが素直に謝るとまあいいやとすぐに水に流すのだった。

またしてもパーツを取ってきてくれと頼むアスリ。
コジャは「戦うだけでも大変なのに」と断ろうとするが、ティトリは快諾する。
無理するなよと心配するコジャに、ティトリは大丈夫と元気な声を返す。
パーツを回収して戦艦を破壊、完了を報告すると、アスリはこれで揃ったと喜ぶ。
何に使うのかと問うティトリに、アスリは「すぐに分かるわ!」と答えをはぐらかす。

月の夜、町を縦揺れが襲う。
慌てて外に出たティトリが見たのは、地面から生えるプロペラシャフトと、浮かびかけた町の姿。
しかし空を飛ぶ前に故障が発生し、結局町は地上に戻る。
集まった町の人の前で運転室から出てきたアスリは、不完全だが動いたと大喜び。
従者達も「我々が正しかった事が証明された」と満足そう。
そこに現れたティトリが何事かと訊ねると、「あなたが持って来てくれたパーツのおかげよ」とアスリ。
説明を省かれて何がなんだか分からないティトリ。
そこに町のエライさんが怒鳴り込む。「やはり戦艦が地下に?」「そういう事です」
そしてアスリは一段高い場所に立って集まった町の人に呼びかける。
「皆さんが昔からエネルギーとして使っていたのは、この戦艦の一部だったんです!」
動かしたところでどうすると問うエライさんに答えてアスリが言うには
「この凄い力を操るんです、こいつが動かせればどんな戦艦もこわくない!
こんな戦いをいよいよ止める事ができるのよ!」
そして故障箇所の発見と完全な修理のために町の人に協力を呼びかける。
町の人をなだめようとするエライさんだったが、最近戦艦も派手になってきたし戦いが終わるなら、と
町のみんなは既に乗り気。アスリはそれを盾に町の地下にある戦艦の修復をかけあう。
もめていると戦艦が出現、ティトリが出撃する中、なし崩しに修復が決定された。
39100万トンのバラバラ:2011/01/06(木) 22:43:36 ID:Boc9fbse0
三度目になるパーツ回収ミッション。アスリの部下になったのかと憤るコジャだったが、
ガトムは皆の意見で動き出したのだとキレ気味に諭す。
重いパーツを何とか持ち帰ったティトリが陣頭指揮を執るアスリに完成時期を訊ねると、
皆が手伝ってくれたので予想より早い、あとちょっとで完成しそうだとの事。
町の皆が力を合わせるのを眺めながら、どうしてアスリは他人の町にそこまでするのかと問う。
「確かに自分の町じゃないし、助けてもらった義理でここまでする程、お人好しじゃない。
私達はあの戦艦が許せないの。私達の町を破壊し、みんなの平和を奪った戦艦が」
町を守るため日々戦うティトリはそれに共感する。
元の町に帰りたいか聞いてみると、戦艦が完成すれば帰れるかもね、とアスリは答えた。
ちょっといい雰囲気の所に緊急連絡。ティトリは出撃する。

出撃し、破壊を終えたティトリは最近の戦艦の多さをぼやく。
放送さんも戦艦が大型化していると懸念する。
でも戦艦が完成すれば、と期待するコジャの声に、ティトリも同意した。
町の皆が頑張っている、自分達も頑張らなきゃ、と決意を新たにするティトリ達。
破壊が終わると町から通信が入り、完成したので今から動かすから、と空中待機の命令が下る。

アスリが操縦桿を引くと、プロペラが回転し町を乗せた戦艦が空を飛ぶ。
歓喜する一同、そこに戦艦接近を知らせる警報が。
しかし主砲のレーザーたった一発で、その戦艦を轟沈させてしまう。
凄まじい威力に一同再度歓喜、そこに雲の間から戦艦が。
主砲はチャージが間に合わない、何とかしてくれと頼むアスリ。
町まであと5秒と迫った戦艦に、空中で待機していたティトリ達が向かう。

町に戻ると、皆お祭り騒ぎだという。
これからは楽になるぞとガトム。
アスリ達のお陰だが、そのアスリを助けたのは俺たちだと威勢が良いトトネル。
エクストラルームではエライさんとアスリ達が祝賀会ムード。
問題は無いかと問うエライさんに、チャージに時間がかかるが威力は凄まじいとアスリが胸を張る。
「これからはわれわれの時代です!」
「この戦いを終わらせる事ができそうだな」
大いに盛り上がる中で、今後は戦艦を主力とし破壊部隊がそれを補佐する事になった。
そして示される地図には、取り囲むように近付く戦艦の数々が。
しかし力はある、これからは守る戦いではないとエライさんが気を吐く。

その後も続く戦い。戦艦の火力は凄まじいが、倒しても倒しても敵戦艦がやって来て、コジャが怒る。
「アスリ!戦艦が復活したら楽になるんじゃなかったのかよ!」
「敵戦艦が増えすぎてこっちだけじゃ対応しきれないの」
「わかってるけど、こっちもヘトヘトだよ」
「でもすべての敵を倒せば…」
「すべてって、どれだけだよ!」
怒りを抑えきれないコジャをティトリが宥める。落ち着くコジャ。
その時、何かに驚くアスリの声と共に通信が切れてしまう。
目視で戦艦の様子を確認する二人の目の前で、戦艦は地上を爆撃し始めた。
40100万トンのバラバラ:2011/01/06(木) 22:44:21 ID:Boc9fbse0
どうしようもなく、次の敵戦艦に向かうティトリ達。
本部の通信は緊急通信に変わっており、町の様子は解らない。
他の部隊との通信により、どうやら戦艦が暴走しているらしいと知らされる。
本部と戦艦が頼りにならない今、破壊部隊だけで頑張るしかない。
ガトムの指揮の元、各部隊連携して敵戦艦に対応する事になった。
町の人を心配するコジャに、戦艦の中に居れば大丈夫だろうと冷静なティトリ。
「今は、目の前の戦いが大事だ」

敵戦艦を破壊し、次の目標に向かう。そこにまた緊急連絡。
他の部隊が破壊中の敵戦艦に、戦艦から主砲が発射されたという。
部隊員は脱出したが、戦艦の暴走は収まらない。
主砲が発射されたら合図をするから、避けながら破壊しろと指示される。

敵戦艦の波を乗り越えたが、さらに遠くに敵の影がある。
きりがないなとボヤいていると通信が入る。
ようやく通信が復旧したが戦艦からの攻撃は続いている。
しかし周囲と地上への攻撃なので上空からなら近寄れるかもしれない。
警戒しながらも、一旦本部に帰還する事になった。

本部に戻っても、やはり戦艦は制御不能。
しかもレーダー上には無数の敵戦艦の反応が。
放送さんも、レーダーの外からも敵が迫っているだろうと告げる。
「このままじゃ暴走破壊マシーンだ。これじゃ、アイツらと同じじゃないか!」
何とか制御しろ、出来ませんと押し合うエライさんとアスリの従者。
流石にもう無理ではないかと訴える従者にアスリは怒鳴る。
「コイツを動かしたのは私だ!諦めるわけには行かないわ!」
「だが、決めたのはこの町のみんなだ。誰か一人のせいではない」
エライさんの代表が、アスリの肩に手を置く。肩を落とし、どうすればと悩むアスリ。
代表は、町の皆をエクストラルームに集めるよう指示を出す。
41100万トンのバラバラ:2011/01/06(木) 22:45:32 ID:Boc9fbse0
残れば敵戦艦に破壊され、脱出しても戦艦の無差別攻撃から逃れられるとは限らない。
逃げる事すらできない状況に机を叩くアスリ。
地上には降りられない。一同悩むが妙案は無い。
「よろしいでしょうか?」「よろしい」
喧騒の中、ティトリが前に出る。
「我々はずっと戦艦と戦ってきました。奴らは意思もなくお互いを攻撃し合い、
こっちはいつもとばっちりを食らい、迷惑な、天気のような物だと思っていました。
だけど、この戦艦が動き出してからの奴らの狙いは、
明らかにこの船の破壊のように見えました」
唸る一同。
「もともと、この戦艦の破壊が狙いでこの町に?
それで、復活を期に本気になったって事?」
「コイツの復活でバランスが一気に崩れた…」
問うアスリ、答えるコジャ。
「という事は、どういう事だ?」
「バランスを戻す」
「どうすればいいんだ?」
「この戦艦を破壊しましょう!」
ティトリの提案に、町を破壊するのかと一同どよめく。
敵戦艦の狙いは戦艦であって町の人ではない。
一理あるが、町を捨てる事になる。
「なあに、また一から作ればいいだけだ!」
「かつて、我々の親たちがしたように…そうだな、また始めればいい!」
しかし地上には逃げられない。
「じゃあ、空に逃げればいいんだよ!」
コジャが提案し、エネルギーは持って10分、その間に破壊できるかとトトネルが問う。
「やってやる!」「最後の戦いだ!」
破壊部隊が気勢を上げる。それでは急ごうとの声に、放送さんが割り込む。
「私は…無理ですね…」
「ボイスデータだからな…」
「みなさん、おげんきで!」
スクリーンから放送さんがお別れの挨拶をする。
「そんな…」
「大丈夫!5分で輸送機に乗せる!皆さんは輸送船へ急いで!」
アスリの声に、全ては決まったとエライさんが号令する。

放送さんから最後の作戦連絡。
「戦艦の15箇所にまだ人が居るから助けるのよ!
そして…バイバイ」
42100万トンのバラバラ:2011/01/06(木) 22:46:29 ID:Boc9fbse0
みんなの戦艦は破壊された。
爆発する戦艦から落下するティトリの手を、輸送船から身を乗り出したアスリがキャッチ。
無事、みんなで地上に降り立った。

戦艦の解体に使っていた工具を今度は伐採に、整地に、建設に使い、新たな町が生まれて行く。

植えた花に水をやるアスリ。
出来上がった建物を見上げて満足げなティトリ。
二人は頷き合うと、皆の待つ建物の中へと入って行った。


補足
以上でほぼ全シナリオ、これ以外は日常的なかけあい。
エンディングのラストは皆の居る大きな館に入って行くので、特にラブラブではない。
放送さんがどうなったかは不明。最終ステージ選択時のメッセージではバイバイとあり、
エンディングでは姿を見せなかった。
ティトリを助けた人物は、取説の絵ではトトネルに見えた。



以上で終了です。
PSP祭りという事にして次はパタポン2ドンチャカ辺りをやり直すか…
でもあれ大筋では1と同じというか何というか。
43Seventh Blood Vampire ◆l1l6Ur354A :2011/01/07(金) 14:37:11 ID:3GecYE2s0
微妙に間が開きましたが続き行きます。
前スレで誤用について突っ込んでくれた人はありがとう。勉強になった。
44Seventh Blood Vampire ◆l1l6Ur354A :2011/01/07(金) 14:38:15 ID:3GecYE2s0
昨日と同じように地下道→中庭→東塔と進み、『おばけ』と遭遇した部屋まで戻ってくる。
室内には昨夜の惨劇を物語るような痕跡(床の血痕等)が残されていたが、
『おばけ』はともかく女性の亡骸までもが跡形なく消え失せていて、レナは困惑する。

暫く周囲を調べてみるとロザリオが落ちていた。しかしそれ以上めぼしい収穫は無いようだ。
部屋を出ようと入ってきた扉を開ける。と、すぐ目の前にあの女性がうつろな顔で立ち尽くしていた。
最初は幽霊かと思って驚くレナだったが、さりげなく確認してみると足はあるし透けてもいない。
昨夜見たものは自分の勘違いだろうと納得し、安堵するレナ。
そうしてつい今しがた拾ったロザリオを差し出すが、当の女性は無言のまま動かない。
不審に思いながら一歩近づくと、今まで半開きの扉によって隠されていた女性の右半身が見えた。
彼女の顔面半分は大きく抉れ、どす黒い血が傷口から滴っている。
生きているのがおかしい怪我だとそう認識した瞬間、女性の口からずるりと長い舌が伸びた。

不自然に首を歪め、言葉にならない奇声を上げる姿は最早人間とは思えない。
レナは反射的に手にしていたロザリオを投げつけ、それによって女性が怯んだ隙に傍らをすり抜けて逃げ出した。
(※ここで女性が追ってくるので分岐)

○逃げ切れなかった場合
もたもたと逃げていたレナはすぐに女性に追いつかれ、襲われた。
意識を手放しながら、彼女はここで自分の物語が終わってしまうのだと自覚する。
(バットエンド1)
45ゲーム好き名無しさん:2011/01/07(金) 14:39:37 ID:3GecYE2s0
○逃げ切れた場合
来た道を戻り、昨夜閉められた扉の反対側の部屋に滑り込む。
そこでこちらの扉にも掛け金が付いていたことを思い出したレナは、
女性に追いつかれる寸前に扉を閉め、なんとかそれ以上の追跡をかわすことに成功した。
しかしこれでは暫く中庭に戻ることができない。仕方なくもう一つの扉へと向かう。

扉の先は、左右に牢獄の並ぶ細長い通路だった。
牢はどれも空のようだが、通路の中央には少年が一人立ち尽くし、レナのことを見ていた。
一瞬また化け物なのかと警戒するも、少年は人懐っこく笑って「こんばんは」と挨拶する。
レナは少しだけ安心すると共に、初対面であるはずの彼にどういうわけか懐かしさを覚える。

ところが少年は腰に下げた銀色の銃に手を添えたまま、レナがここに居る理由などを矢継ぎ早に質問してきた。
どこか緊張した雰囲気を感じ取りながら自分が分かる範囲のことを答えると、
「もしかして、体悪い?」と唐突にレナの体調について質問の方向を換えてくる。
終いには「脈を診たいから手を出して」と言い出す始末。
戸惑いつつ素直に腕を差し出すと、少年は言葉通り脈を測った後一瞬沈痛な面持ちでレナを見た。
私ってそんなに体調が悪そうに見えるのかな……と少し情けないことを考えるレナ。

と、その時、不意に少年は廊下の奥の扉に視線を向けた。
そして唐突にレナの腕を引き牢に飛び込むと、彼女の額にカードのようなものを押し当てる。
訳がわからないながらも事の成り行きを見守っていると、奥の扉が開いてレナそっくりの『おばけ』が現れた。
それは四つん這いで歩き、時折奇矯な笑い声を上げながらこちらへと向かってくる。
悲鳴を上げそうになるレナの口を少年が塞いだ。
僅かに漏れた声を拾った『おばけ』は二人の隠れる牢へと体当たりしてきたが、鉄格子に阻まれ中にまでは入ってこない。
しばらく舌を探るように動かした後、『おばけ』は目の前に居るレナ達の存在に気が付かないまま行ってしまった。
レナは今見たものが信じられなくて茫然自失となるが、少年に叱られて平静を取り戻す。
46Seventh Blood Vampire ◆l1l6Ur354A :2011/01/07(金) 14:41:32 ID:3GecYE2s0
少年の名前はフレデリック・オーゼンナート。フレディといった。
自己紹介もそこそこに、彼は「用事があるから」とレナをその場に残して立ち去ろうとする。
心細さからレナはついて行きたいと申し出るが、フレディは危険だから駄目だとそれを拒んだ。
その代わりに先ほどレナの額に当てていたカードをお守りとして預け、ここで待っているよう言いつける。
「声を出さない、音を立てない、動き回らない。
 ただし、もしも流血を伴う怪我をした場合は速やかにその場を離れること」
「大丈夫、大丈夫。すぐ戻ってくるし」
フレディはそれだけ言い置くと、レナが躊躇っている内に行ってしまった。

フレディが去った後、レナは言われた通り牢屋の隅でじっとしていた。
息を殺して大人しくしていると、昔こうして母の帰りを待っていたことを思い出す。
レナの母は多忙がちで家を空けることも珍しくもなく、現にここ数日顔を合わせていなかった。
「お母さんに会いたい……」レナがホームシック気味な独り言を呟いた途端、
先ほど『おばけ』が出てきた扉の奥から、自分の名を呼ぶあの声が聞こえてきた。

フレディの忠告にも関わらず、ふらふらと扉の向こうへと進むレナ。
しかし予想に反して奥の通路には何も無い。「もう一つ向こうのドアかな?」と更に先に向かう。
そこはたくさんの柱が無秩序に林立する薄暗い広間になっていた。
が、その柱が全て人間……正確には柱に括り付けられた死体なのだと気が付き、レナはその場に立ち竦む。
死体は老若男女様々な背格好のものがあったが、皆一様に顔は黒いベールで隠されていた。
その時、ふとレナは柱のひとつが見覚えのある服を着ていることに気が付く。
恐怖も忘れて駆け寄りベールをはぎ取ると、そこには予想通りリズの姿があった。
47Seventh Blood Vampire ◆l1l6Ur354A :2011/01/07(金) 14:42:15 ID:3GecYE2s0
一瞬絶望にかられるレナだが幸いなことにリズにはまだ息があった。
レナは部屋にあった篝火を使って縄を焼き切り、彼女の戒めを解くことに成功する。
必死に呼びかけるとリズは間もなく目を覚ましたが、レナの顔を見た途端ヒステリックに喚きながら怯え始めた。
どうやら『おばけ』と勘違いされているようだと気づくレナ。
逃げようとするリズをなんとか宥めにかかるが、「化け物」と言われた瞬間思わず声を上げてしまう。
「それは私じゃない!!」
今まで出したこともないような大声に自分自身で驚くとともに、リズもまた同じく驚いたらしい。
そのまま泣き出してしまったレナの様子を見て、彼女はようやく落ち着きを取り戻す。

リズの話によると、彼女はマシューを捜すために外に出たところで何者かに襲われたらしい。
とにかく早くここを離れた方がいいと判断して立ち上がる二人。
だがリズはいつの間にか足を痛めてしまっていたらしく、満足に歩けそうもない。
かといって体力でも体格でも劣るレナが彼女の身体を支えられるわけもなく、
一旦リズをその場に残し、レナが杖の代わりになりそうなものを探しに行くこととなった。

広間の奥へと進み塔内を探索した結果、上の階にあった木の杖が丁度良さそうだと判断したレナ。
ところがその杖は床の台座に固定されていて、どうにかして折らないと持ち運ぶことはできそうにない。
レナは階下に放置されていた剣を持ち出してくると、何とか杖を叩き折り杖を入手することに成功した。

思っていたより時間を取られてしまったため、急いでリズが待つ広間へと戻る。
だがさきほどの場所にリズの姿が無い。慌てて周囲を見渡すと、部屋の隅に蹲っている人影があった。
ほっとして人影に駆け寄り声をかけるレナ。
しかしそこに居たのはリズではなく、『おばけ』の方だった。
レナの名前を絶叫しながら襲い掛かってくる『おばけ』に、レナは背を向けて逃げ出す(※分岐あり)
48ゲーム好き名無しさん:2011/01/07(金) 14:43:11 ID:3GecYE2s0
○逃げ切れなかった場合
あっさり追いつかれたレナは、『おばけ』の長い舌によって喉を貫かれた。
意識が徐々に薄れて行く中、彼女は自らを飲み込もうとする強い渇望を感じ取る。

――血を もっと 血を

次に気が付いた時、レナは真っ暗な廊下の端に人影を認めていた。
知っている顔のような気がするが、意識が朦朧としてよく分からない。
でももうどうでもいいとレナは思う。
沸き立つ血の匂いに魅惑されるようにしてレナが手を……舌を伸ばそうとすると、人影の方が先に動いた。
次の瞬間、唐突に反転する視界の中レナは最後に人影の落とした呟きを耳にする。

「吸血鬼を殺すには首を切れ、か……」
(バットエンド2)

○逃げ切れた場合
牢獄道で『おばけ』を殴り、掛け金のついた扉を開けて、レナは東塔内から中庭まで逃れてきた。
室内ではよく分からなかったがいつの間にか夜が明けていたらしい、眩い朝日がレナと『おばけ』の頭上に降り注ぐ。
するとにわかに『おばけ』が苦しみ出し、奇妙な悲鳴を上げながら蹲った。
それを見て驚くレナだったが、突如レナ自身の身にも異変が起こる。
身体が熱くて寒くて、とにかく痛いのだ。
初めて感じる謎の痛みに苦しみながら、レナもまた悲鳴を上げてその場で昏倒する。

(続く)
49Seventh Blood Vampireの人:2011/01/07(金) 14:47:20 ID:3GecYE2s0
うわあああごめん!なぜか名前欄に抜けが発生してるわ。

新作あぼんしてる人マジすみません。
見なかったことにしてスルーして下さい。
50コープスパーティーBR:2011/01/09(日) 03:05:14 ID:F6u6EsR40
コープスBRのつづきを投下します。
が、一ヶ所イベントの時系列を間違えていたため、前回のラストの段落から修正して投下になります。
(なので、勝手ではありますがwikiに収録された前回のレスから該当部分を削除しておきました)
51コープスパーティーBR:2011/01/09(日) 03:08:08 ID:F6u6EsR40
釘で閉ざされた扉を開けて中に入ってみると、そこは釘抜きのあった教室と同じような
歪な形状で、同じ滑車の装置も設置されていた。
試しに装置のレバーを引いてみると、滑車が作動しピアノ線を巻き取っていくが、
どうやら装置は一階に繋がっているらしく、ここの装置だけを作動させても意味がないようだ。
それを見た良樹は再び釘抜きのあった教室へ向かい、同じように滑車を作動させる。
すると、装置によって渡された板が一階の廊下にあった亀裂を塞ぎ、先へ進めるように
なった。
その廊下の先へ進み、校舎の不思議な力によって犠牲者の残留思念などが浮かび上がった
張り紙などに怯えながらも彷徨う二人。

そして三階にある女子厠に入った二人は、別の次元で世以子が首を吊ったのと同じ個室で、
人型の黒い染みを目撃する。
それを見た瞬間、再びあゆみの様子がおかしくなり、良樹を突き飛ばして廊下へ出てしまう。
追いかけた良樹が声をかけても、廊下に立ち尽くすあゆみは意味不明な言葉を呟くばかり。
その状況に耐えかねた良樹はあゆみから逃げるように厠の中に戻り、座り込んでしまう。

絶望する良樹の脳裏に浮かんだのは、体育教師にトイレでの喫煙を咎められ、三者面談にすら
顔を出さない両親のことを批判された一年生のある日の光景。
自分を罵るその教師を殴って退学になろうかと考えた良樹に対し、「校長先生が呼んでいる」と
嘘をついて教師を良樹から引き離したあと、「挑発に乗って学校辞めるなんて悔しくないの!?
石に噛り付いてでも卒業しなさいよ!」と涙すら流しつつ叱咤してくれたのが、あゆみだった。
52コープスパーティーBR:2011/01/09(日) 03:08:58 ID:F6u6EsR40
あのときあゆみに恋をした、何があっても守ろうと思った、そのことを思い出した良樹は、
「今、俺の『何があっても』が試されてるんだ」と自分を奮い立たせ、相変わらず様子が
おかしいあゆみを強引に抱き締め、「みんなでここを出るんだろ? お前がそんなんじゃ
意味がないんだ、元に戻ってくれ」と必死に訴える。
すると、良樹の思いが届いたのか、あゆみの様子が元に戻り、驚いた様子で良樹を突き飛ばした。
何があったのか分からない様子で辺りを見回すあゆみを見て、尻餅をつきながらも良樹は安堵した。

あゆみによると、厠にあった人型の染みを見た瞬間、その場所に染み付いた死者の断末魔の苦しみが
流れ込んできて、意識を失ってしまったという。
今までこの校舎で出会った死者は知らない人だったが、この場所の死者は身近な人のような気がした、
と落ち込むあゆみを慰めた良樹は、再び校舎を歩き出す。

階段を下り、二階の東側に回った二人は、保健室の中から楽しげな声が聞こえてくることに気付き、
様子を覗いてみる。
すると、そこには三人の子供の霊と笑いながら話している同級生・繭の姿があった。
二人は慌てて繭を幽霊から引き離そうとするが、繭はCHAPTER1の直美達が廊下で
見つけたのと同じ誘拐事件の新聞記事(繭と一緒に居る三人が被害者として載っている)
を見せ、かわいそうだから一緒にいたいと訴える。
誘拐された三人は全員が犯人によって舌を切り取られており、更には片目を潰されたり
顎から上を切断されるなどの惨い仕打ちを受けていた。
尚も繭を説得しようとする二人だが、幽霊達が不思議な力で良樹達を弾き飛ばし、
繭に近づけないようにしてしまう。
幽霊達に対処する方法を探るため、仕方なく繭を残して保健室を出た二人は、廊下で
不意に高校生らしき女子生徒に声をかけられる。
「私はここで死んだ幽霊です」と自己申告してきたその女子生徒は、あゆみによると
霊能者・作家として有名になり始めていた冴之木七星という女子高生らしい。
天神小学校に飛ばされる原因となった「幸せのサチコさん」も、七星のブログに
掲載されていたものだという。
53コープスパーティーBR:2011/01/09(日) 03:10:01 ID:F6u6EsR40
人を探しにここへやってきたが果たせなかった、と語る七星は保健室の状況を
理解しているらしく、繭を解放したいなら子供達を殺した犯人の懺悔を子供達の霊に
聞かせてはどうかと提案する。
新聞によると誘拐殺人の犯人・ヨシカズは天神小学校の校長の息子で、彼自身天神小で
教師をしていたらしい。
事件を起こした頃の彼は原因不明の精神病により幼児退行を起こしていたが、そんな彼が
肌身離さず持っていた人形がこの校舎のどこかにあるはずだという。
ヨシカズは自らの起こした誘拐殺人を後悔しており、その人形を子供たちに見せれば、
人形に込められたヨシカズの懺悔の心が伝わるはず、と七星は言う。
ただし、校舎内を彷徨っているヨシカズ本人の霊は既に理性を失っており、校舎に
迷い込んだ人間を次々殺しているようなので注意するように、とも付け加えた。
七星が姿を消したあと、良樹は死んだ魚のような目をしていた七星を気味悪がり、
素直に信じていいか迷うが、他に手掛かりがないのだからやってみるしかない、
というあゆみに従い校舎の中を探し始める。

校舎内を探し回り、ヨシカズのものらしき人形をなんとか見つけ出した二人は、
保健室に向かった二人は人形を子供達の霊に見せ、説得を試みる。
すると、人形が「ゴメンナサイ……ゴメンナサイ……」と懺悔の声を発し始めた。
あゆみは「犯人は反省している。鈴本さんを放してあなたたちも成仏して」と訴えるが、
母に会いたいと泣き出した子供達の霊は、良樹達を弾き飛ばしたのと同じ力で繭の身体を
浮かせ、保健室の扉に叩き付けるようにして廊下へ引き摺り出してしまう。
繭の悲鳴と鈍い衝撃音に良樹達は慌てて廊下へ出て追いかけるが、繭は異様な力で廊下の
突き当たりの壁に叩き付けられ、原型すら留めない見るも無惨な肉塊と化していた。

信じられない光景に錯乱し、逃げるように走り去るあゆみ。
呼び止めはしたものの、余りの衝撃に追いかけることもできず呆然と立ちすくむ
良樹の背後に、一目でこの世のものではないと分かる大男が忍び寄り、
手にしたハンマーを振り下ろす。

大男――ヨシカズ――は、倒れた良樹を引き摺り、どこかへと歩き始めた……。
54コープスパーティーBR:2011/01/09(日) 03:17:56 ID:F6u6EsR40
以上でCHAPTER2終了。CHAPTER2のBADENDは現在まとめ中です。
55ゲーム好き名無しさん:2011/01/12(水) 11:46:04 ID:rE36Fohx0
【PS2/PSP】戦極姫2・炎〜百華、戦乱辰風の如く〜/戦極姫2・嵐〜百華、戦乱辰風の如く〜
シナリオは気になるのですが、自分は戦略SLGがとても苦手なので…
いちおうシナリオは8つあるらしいのですが、織田と伊達だけでもいいので
どなたかよろしくお願いします
56ゲーム好き名無しさん:2011/01/12(水) 23:19:58 ID:rjKWp3690
PSP「氷の墓標 一柳和、3度目の受難」と、
PS2「大神」の既出部分の続きをリクエストします。どなたか宜しくお願いします。
57ゲーム好き名無しさん:2011/01/13(木) 00:45:49 ID:ygmUYa4R0
一柳和の三作目が出てたこと知らんかったわ
いつのまに・・・
58ゲーム好き名無しさん:2011/01/13(木) 02:11:15 ID:92ywW+I60
二度目がなんか凄いアレって話聞いてたけど三度目出てたのかよ……てか
>>56
>>12
●途中 ・大神[12月]
59ゲーム好き名無しさん:2011/01/13(木) 11:22:34 ID:yjOd/2bD0
>>58
失礼しました、未解決分のところしか見てなかったようです
ではあらためて、PSP「氷の墓標 一柳和、3度目の受難」をお願いします。
60ゲーム好き名無しさん:2011/01/13(木) 12:15:21 ID:us7x0hmJ0
極限脱出9時間9人9の扉(DS)を予約します
61ゲーム好き名無しさん:2011/01/13(木) 12:25:17 ID:us7x0hmJ0
あっ書きこめた!!!!
ゲサロは、softbankBBが6月くらいから延々規制されてたんです。
冬までずっとだったので、犠牲者多いと思います。

という訳で、遅くなってすみませんが、The PATH(PSP)の続き投下します。
62The PATH:2011/01/13(木) 12:36:48 ID:us7x0hmJ0
間違えた。(PC)だった。

【Ruby】
三女のルビー。15歳。
黒く長いストレートの髪、赤黒ボーダーのタイトなシャツに黒のミニスカート。
机に肘を付いて本を読んでいる。選ぶと立ちあがり森の入口へ。
道を外れて森へ迷い込む。

ルビーの片足は、義足のように見える。座る時もその足だけピンと伸びている。
ポツンと置かれた車椅子に座る。
「車椅子に乗った麻痺した魂。
 行く場所はどこにもない。急いで。」

案山子の立つ花畑を通る。
「案山子が一つ。鳥はいない。
 素晴らしいわ。
 私も一つ、馬鹿どもを追っ払うやつが欲しいわね。」

「男はバイクみたいなもの。
 乗っかって行きたい場所へ行けて、
 手入れは他の誰かがしてくれる。」

ボロボロの廃車が、エンジンがかかったまま放置されている。
窓から手を伸ばしてエンジンを切る。
「エンジン、それに友達。
 そいつらをその気にさせたり、おあずけしたり。
 それって生や死とそんなに違うものかしら?」

やがて、ルビーの特別な場所、公園に辿りつく。
「朽ちたものってなんて美しい。
 ペンキが塗りたくられたものより、錆にまみれたものの方が素敵だわ。
 私が老いたら同じことが起きるとは思えないけど。」

ジンジャーが登ったあの見張り台を登ろうとするが、懸垂できず落ちてしまう。
「もう齢ね。」
63The PATH:2011/01/13(木) 12:39:00 ID:us7x0hmJ0
公園を過って、ブロンドを刺々しく刈った若い男が、布で簀巻きにした何かを引き摺って運んで行く。
彼がルビーの狼だ。
重たそうな何かを森の中に捨てた男は、ベンチにどっかり座っている。
ルビーも並んで座る。二人は親しそうだ。
男は煙草をルビーに勧め、ルビーは受け取ってクスクス笑う。
暗転。エンジン音が響く。

降りしきる雨の中、おばあさんの家に続く橋の始まりで、
ルビーは足を奇妙な方向に曲げて倒れている。
起き上るが、両腕を体に回し、生気が無い。重い足取りでおばあさんの家へ進む。

家の中は排気ガスで煙り、エンジン音が唸っている。
機械やパイプが壁を覆い、鳥かごが床に落ち、広間の隅で車が火を噴いている。
おばあさんの寝室は様変わりし、おばあさんは居ない。
ベッドに巨大な鉄板が突き刺さり、モーター音を上げて床を回転している。
暗転、意味ありげな画像が明滅する。
・モザイク画のようにひび割れ、ところどころ剥がれおちたルビーの顔
・こちらを見下ろす若い男。
・投げ出され、先が欠けたルビーの足

これでルビーはクリア。SUCCESS!You have found the abandoned playground.の文字。
キャラセレクトから更にルビーが消え、机の上に本が残っている。
64The PATH:2011/01/13(木) 12:43:10 ID:us7x0hmJ0
【Calmen】
次女のカルメン。17歳。
毛先を紫に染めたおかっぱ、レオタードのようにピタッとしたシャツとスパッツ、ハイヒールをはいている。
窓際で帽子をかぶってポーズを取っている。選ぶと帽子を椅子に放り、森の入り口へ
道を外れて森へ迷い込む。

妹達の細く少女らしい体と違い、肉感的な肉付きで、歩き方もクネクネとセクシー。
中が黒く染まったバスタブを見つけて入る。
「ほんの小さな石鹸、たくさんの温かさが浸みこんでくる。
 もう一人じゃないのね。」

捨てられたソファに腰掛ける。
「救いの主は、破壊者だった。
 けれど、それすら受け入れる優しさは、
 全ての力に抗える」

やがて、カルメンの特別な場所、キャンプ場に辿りつく。
「テントは閉じてる。小屋も閉まってる。
 でもこの鹿は新鮮だし、火もまだ温かいわ。」

ジンジャーが開けたあの物置小屋を開けようとするが、開かない。
テントの前のケースから缶ビールを出して飲む。
「気分爽快、火照ってきちゃう
 目が回って、血沸き肉躍るわ」

焚き火を吹いて火を大きくする。
「温もりが私の肌を愛撫する。
 一枚一枚私を剥いで。私がキレイになるまで
 あなたのために…」
65The PATH:2011/01/13(木) 12:45:38 ID:us7x0hmJ0
キャンプ場内にも木は沢山生えており、ところどころ幹に赤い×が描かれている。
野球帽をかぶった中年の男が、×のついた箇所に斧を入れて木を切っている。
この男が、カルメンの狼だ。

カルメンは男に近づき、悪戯っぽい仕草で男の帽子を取って、自分でかぶる。
男はハゲちらかっており、腹も出ている。
カルメンが焚き火の傍の木箱に腰を下ろすと、男も隣に来て座る。
男はカルメンにビールを渡し、カルメンは受け取って飲む。

暗転。
降りしきる雨の中、おばあさんの家に続く橋の途中で、
カルメンはうずくまるように倒れている。
起き上るが、首が垂れ、生気が無い。重い足取りでおばあさんの家に進む。

家は、至る所に赤い×が描かれ、木造の部分が増えている。
一度地下に降りて登る。水の満ちたプールの底に切り株と椅子。
登るにつれて、ノコギリが何かを挽く音と、喘ぐような女性の呻き声が大きくなる。

おばあさんの寝室も様変わりし、おばあさんはいない。
大木がベッドを貫いて生えている。
暗転、意味ありげな画像が数枚明滅する。
・斧を振りかぶる野球帽の男
・怯えた顔で後ずさるカルメン
・赤い×を顔に大きく描かれたカルメン
・上半身と下半身が途切れ、それぞれ逆方向を向いているカルメン

これでカルメンはクリア。SUCCESS!You have found the camp site.の文字。
キャラセレクトから更にカルメンが消え、椅子に帽子が乗っている。
66The PATH:2011/01/13(木) 12:48:53 ID:us7x0hmJ0
【Scarlet】
長女のスカーレット。19歳。
赤いヘアバンで髪をまとめ、黒いシャツとズボンに赤いケープを纏っている。
壁にもたれ電話をかけているが、選ぶと受話器を戻し、森の入口へ。
道を外れて森に迷い込む。

育ちきった、スラリとしたしなやかな体。しっかりとした足取り。
「私には、自然を美しいと思う人が理解できないわ。
 ごちゃごちゃしているし、臭うし、それに迷ってしまうもの。」

あの花畑を通りかかる。
「おばあさんが道端の花を好きなのは知ってるけど
 ここはとってもごちゃごちゃしてるわ。
 私は、バラやユリで綺麗に飾り付けた花籠の方がずっと好き。」
でも一応摘む。
「花を摘むのって、馬鹿みたいね。
 でも、花は本当に場を明るくしてくれるわ。」

干された洗濯物を邪険にはらいのけて潜り抜ける。
「汚いものをきれいに。
 闇なくして光は無い。
 涙と笑顔もまた。」

やがて、スカーレットの特別な場所、野外ステージに辿りつく。
ステージの上には、ピアノがぽつんと置かれている。
「芸術は、人間の高潔さの表現。
 芸術なしでは、私は生きていけないわ。」

並ぶベンチを抜けて、ステージへ進んでいく。
「男は、恐ろしい怪物になりえる。
 とにかく気持ち悪いとしか言いようがないわ。
 優雅さや洗練はどうなってしまったの?」
67The PATH:2011/01/13(木) 12:51:08 ID:us7x0hmJ0
野外ステージの外れの街燈に、銀髪の女性が気だるげにもたれている。
これがスカーレットの狼。
スカーレットがステージでピアノを弾くと、歩み寄ってきて、ピアノを教え始める。
連弾する二人を残して、ステージに幕が降りる。

暗転。
降りしきる雨の中、おばあさんの家へ続く橋の真中で
スカーレットは棒きれのように倒れている。
起き上るが、片手をかばい、生気が無い。重い足取りでおばあさんの家へ。

家の中は、白く、静かで、清潔だ。
ただ、冷蔵庫やテーブルなど、家具も全て取り払われ、四隅まで塵一つない。
進むと、部屋は緑色に変わり、積み上げられた膨大な本、宙を舞う楽器、混沌とし始める。

おばあさんの寝室も様変わりし、おばあさんは居ない。
雲のようなものが床を覆い、ステージのような幕が降りて、べッドは空色に霞んでいる。
暗転。意味ありげな画像が数枚明滅する。
・両目から黒い糸の様なものが垂れたスカーレット
・糸で吊られたバラバラの手足
・目を閉じたピアノの先生

これでスカーレットはクリア。SUCCESS!You have found the ruined theater.の文字。
キャラセレクトからスカーレットが消え、姉妹全員がいなくなった。
誰も居ない部屋に、あの白いワンピースの少女がポツンと立っている。
68The PATH:2011/01/13(木) 12:54:51 ID:us7x0hmJ0
【白いワンピースの少女】

姉妹全員がいなくなると、セレクトに白いワンピースの少女が現れる。
選ぶと、森の入口へ。他と違い、もうこの時点で雨が降りしきっている。
道を外れて森の中へ。

今まで、森の中で姉妹を導いてきた少女。
オブジェクトに触れても詩は出ない。

切り株に刺さったナイフを拾う。
注射器を拾う。
銃弾を拾う。

この少女は、姉妹を道へ連れ戻せたように、自分も道へ戻ることが出来る。
道へ戻り、雨の中、まっすぐにおばあさんの家へ歩いていく。

家の中は、様変わりしている、というよりも、
姉妹それぞれが辿りついた、おばあさんの寝室を順に通っていく。
満月に晒されたロビンの部屋
霧に包まれたローズの部屋
有刺鉄線が巡るジンジャーの部屋
鉄板が聳えるルビーの部屋
大木が貫くカルメンの部屋
雲に浮いたスカーレットの部屋

全てを通り抜けると、そこには
姉妹がまっすぐ道を抜けた時に辿りつく、元のおばあさんの寝室があった。
ベッドの上に、老女が横たわっている。
白いワンピースの少女は、その傍らにしゃがみこむ。

暗転。これでクリア。
69The PATH:2011/01/13(木) 13:50:38 ID:us7x0hmJ0
キャラセレクト画面に姉妹の姿は無く、白いワンピースの少女が立っている。
真っ白だったワンピースは、血のようなもので汚れ、赤くなっている。

後ろのドアが開き、スカーレットが颯爽と部屋に入って来る。
壁の電話に手を伸ばし、また誰かと話し始める。
またドアが開き、カルメンがしゃなりしゃなりと部屋に入って来る。
帽子を椅子から取り上げて、またポーズを取り始める。
またドアが開き、ルビーがすまして部屋に入って来る。
椅子に腰を下ろし、また本を開いて読み始める。
またドアが開き、ジンジャーが元気よく部屋に入って来る。
床にあぐらをかき、また棒のおもちゃで遊び始める。
またドアが開き、ローズが静々と部屋に入って来る。
跳ねてきたウサギを抱き上げて、また椅子に座って撫で始める。
またドアが開き、ロビンがスキップを踏んで部屋に入って来る。
落ちていたミニカーを掴み、また座り込んで遊び始める。

姉妹全員が揃うと、白いワンピースの少女は部屋を出ていく。
セレクト画面は、元の通り。
また全員狼にあっていなくなれば、白い少女が現れ、姉妹が戻ればいなくなる。
何度でもループする。

以上です。
雰囲気ゲーと評される通り、ビジュアル見てなんぼのゲームですので
これ読んでも、プレイして楽しめると思います。
日本語版が出たそうなので是非。
70ゲーム好き名無しさん:2011/01/14(金) 17:27:20 ID:lPAVjtDI0
乙です!
71ゲーム好き名無しさん:2011/01/15(土) 00:01:44 ID:qJU6IYbP0
ほしゅほしゅ
72ゲーム好き名無しさん:2011/01/16(日) 23:13:38 ID:sHNd6K3/0
TRICK×LOGIC Season2をリクエストします。
73ゲーム好き名無しさん:2011/01/16(日) 23:15:24 ID:sHNd6K3/0
すみません、機種名忘れました。
(PSP)TRICK×LOGIC Season2をお願いします。
74ゲーム好き名無しさん:2011/01/17(月) 18:44:03 ID:VZDvgFlH0
トリロジシーズン2をリクエストって、個々の事件書けってこと?
芳川の話の顛末を書けってこと?
75ゲーム好き名無しさん:2011/01/18(火) 01:16:23 ID:8BAqEEfl0
>>74
どんな事件だったかも、ざっと知りたいですが、
芳川の顛末が分かれば十分ありがたいです。
書いて下さる方の裁量にお任せします。
76ゲーム好き名無しさん:2011/01/18(火) 19:02:32 ID:5k/oeWFeO
どなたか PS 黒ノ十三の羽音 を書いてもらえないでしょうか。よろしくお願いします。
77極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/19(水) 00:32:40 ID:EfhVx5qo0
極限脱出9時間9人9の扉です。
マルチEDなので、ベストEDルートを書きます。


主人公が目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋だった。
三段ベッドのある狭い部屋で、一つしかない金属製のドアはロックされている。
ドアには、赤いペイントで「5」と大きく書き殴られている。
手に、ゴツいデジタルウォッチのような物がはまっていて、全く外れない。
文字盤には、時刻ではなく「5」とだけ大きく表示されている。

よく船にあるような丸い窓がある。ここは船の中なのだろうか?
外は真っ暗で何も見えない。目を凝らしていると、その窓が急に割れた。
水が吹き出してきて、みるみる内に部屋が浸水していく。
主人公は焦りながら脱出の為探索を始めた。

探索中、姿見を見て最後の記憶を思いだす。
自分は深夜自宅アパートに帰宅し、窓が開いていたので不審に思い近づいた。
その時ガラスに、自分の背後に黒づくめの人影が映っているのが見えた。
分厚いフード付きマントにガスマスクのその人物は、白い手榴弾のような物を床に投げた。
そこからガスが吹き出して…意識が薄れ行く中、そいつの声が聞こえた。
「光栄に思うがいい。お前は選ばれたのだ。お前にはゲームをしてもらう。
 <ノナリーゲーム>。生死を賭けた、運命のゲームだ。」

狭い部屋を調べ回ると、「数字根」について書かれたメモと、数字の描かれたカードを見つけた。

【数字根】
 数字を足して、合計が2ケタ以上になったら、1ケタになるまでケタ同士を足して出た数。
 例えば、5,9,6,3なら、5+9+6+3=23→2+3=5で、数字根は5。

数字根が5になるように、カードリーダーに数字カードを差し込むと、ドアが開いた。
水と共に部屋を飛び出し、階段を駆け上がると、
豪奢で品のいいアールヌーヴォー風の広間に出た。Cデッキとプレートに書かれている。
優美な木製の大階段をBデッキへ登ると、8人の男女に出くわした。
彼らもまた同じように拉致され、主人公より早く脱出し探索していたらしい。
その中に一人、知った顔があった。
小学校卒業で別れ別れになったきりの、幼馴染の倉式茜だ。初恋の相手でもあった。
思いがけない再会に、主人公は正直テンションが上がる。
78極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/19(水) 00:36:19 ID:EfhVx5qo0
やはりここは船の中のようだ。Cの上にはA、Bデッキの2フロアがあるが、
どちらも扉が施錠されていて広間から先に進めない。
階下を見に行くと、Dデッキは完全に水没し、そこで水位はぴったり止まっていた。
Cデッキの広間には、開かないドアの他に、明らかに異質な二つのドアがあった。
頑丈な金属製の扉に、それぞれ「4」「5」と描き殴られていて、
脇に指紋認証のようなデバイスがある。

そこで唐突に、艦内放送が流れ出した。
声は、「ノナリ―ゲーム」の主催者、この船の船長「ゼロ」と名乗り、ゲームのルールの説明を始めた。

【ルール】
・皆の手首にはめられたものは、それぞれの数字を表わす「バングル」。
 この船から脱出した時か、装着者の心臓が停止した時に自動的に外れるようになっている。

・目の前にある数字のドアは、「ナンバリングドア」。
 この船には、1〜9のナンバリングドアがある。

・ナンバリングドアに書かれた数と同じ数字根になるよう、
 複数人のバングルの数字をデバイスに読み込ませるとドアが開き、そのメンバーだけがそこを通れる。
 一緒にドアを開けられるのは、3〜5人までである。

・このゲームのゴールは、この船を脱出すること。
 今から9時間後、船は沈む。脱出口は船のどこかにある「9」のナンバリングドアだけ。


放送後、お互いを呼び合う名前を決めた。
安全性を考慮して本名は伏せ、自分のバングルの数字にちなんだニックネームを名乗る。
淳平は、うっかり最初に本名を名乗った為、一人だけ本名で呼ばれる。
メンバーは、バングルナンバー順に、以下の9人。
79極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/19(水) 00:43:46 ID:EfhVx5qo0
1【一宮】
 爽やかなナイスミドル。聡明で冷静な、頼もしいおじさん。
 威厳があるが温厚で、揉めがちなメンバーを諌めるお父さん的存在。 

2【ニルス】
 盲目の知的な青年。非常に博識で、落ち着いている。
 全盲だが、音の反響や空気の動きで物の位置が分かり、本人曰く「走ったり殴ったりもできる」。
 妹の四葉を、深く理解し慈しんでいる。 

3【サンタ】
 ちょっと不良じみた銀髪の青年。24歳。 
 マイペースで協調性が無く、ドライな性格だが、案外おどけた所や抜けた所がある。

4【四葉】
 小柄で愛らしい18歳の少女。兄のニルスをとても慕っている。
 元気娘だが結構シニカルで口も立つ。計算が得意で頭の回転が速い。
 
5【淳平】
 主人公。大学4年生。
 こういうシチュエーションの主人公にしてはヘタレでなく、結構乱暴な口も聞く。

6【紫】
 本名は倉式茜。本名を名乗ろうとしたが、主人公の勧めで紫と名乗ることに。
 主人公の幼馴染で、初恋の相手。彼女も、淳平のことを憎からず想ってくれているようだ。
 清楚で優しく、しっかりした心根を持つ女の子だが、割と天然で間の抜けた所もある。

7【セブン】
 目つきと柄の悪い大男。でもいい奴。
 拉致と共に記憶喪失にされている。タイタニック周りの歴史にやたら詳しい。

8【八代】
 踊り子のような、際どい衣装のお姉さん。
 わがままで抜け目ない、和を乱すだけのビッチかと思いきや、
 元セキュリティソフト会社勤務で博覧強記の才女、PCがあると無双というギャップキャラ。

9【9番の男】
 挙動不審な中年男。チュートリアルの為に死ぬ感じの人。

基本的には初対面同士らしいが、ニルスと四葉は兄妹で、主人公と紫(茜)は幼馴染だ。
セブンは記憶を失っていて、自分の事を思い出せずにいる。
80極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/19(水) 00:58:14 ID:EfhVx5qo0
9番の男はニックネームを名乗らない。「ボクは君達と行動する気は無いからね」
そう言って、四葉に飛びかかり、ナイフを突き付けて人質に取った。
目の前の<5>のドアに、四葉と一宮のバングルを認証させ、自分の9を認証する。
1+4+9=14→1+4=5。<5>のドアが自動的に開く。
9番の男は四葉を突き放し、一人で扉をくぐった。
「それじゃボクは一足先に脱出させてもらうよ。ごきげんよう。」
気味の悪い笑みを隔てるように、また自動でドアが閉まる。
そしてすぐに、向こうからドアを叩き始めた。
「開けてくれ!ここを開けてくれぇ―!!
 ボクは騙されたんだ!アイツに、アイツにィィ―――!!!!」

奇行とはまさにこの事である。開けてやろうとしたが、バングルが認証されない。
見ると、デバイスの液晶にはENGAGED(使用中)と表示されている。
9番の男は、一しきり訳の分からない事をわめいていたが、突如爆発音が響き静かになった。
デバイスの表示がVACANT(空室)に変わり、恐る恐る3人選んで認証を行った。
扉の先は、一面血の海だった。ドアの前には、9番の男だった肉塊が転がっている。
体は腹から破裂したようにズタズタになり、傍らに9のバングルが無傷で転がっていた。

怯える皆に、ニルスが「ルールの続きがある」と切り出した。
ニルスが目を覚ました時、ポケットに点字のプレートが入れられていたそうだ。

【ルール】
・参加者は、カプセル型爆弾を飲み込まされている。現在は小腸の辺りにあり、吐き出すことはできない。

・扉の脇にある赤いデバイスは、RecognitionDevice通称<RED>。
 扉を入った先にも同じようなデバイスDeactivationDevice<DEAD>がある。

・手首のバングルは、体内の爆弾の起爆スイッチである。
 REDで認証し、ナンバリングドアを通過することでスイッチは起動し、何もしなければ81秒後に爆弾が爆発する。

・REDで3〜5人が認証してドアを開く。ドアを通過すると起爆スイッチがONになる。
 ドアが自動で閉まった後、ドアを開いたのと同じメンバーがDEADにバングルを認証させれば、起爆は解除される。

・ナンバリングドアは一方通行。そして基本的には一度しか通れない。
 そのドアを進んだメンバーが全滅しない限り、そのドアは<使用中>ということになるから。

”このルールは開始しばらく伏せておく、盲目の君へのアドバンテージだ。
 皆に教えるも、活用して邪魔者を排除するのも君次第だ。”そう書かれていたらしい。

広間の時計によれば、今は午後の9時過ぎ。翌朝6時に船は沈んでしまう。
皆はルールに従い、<4>と<5>のドアにそれぞれ分かれ、先に進むことに決めた。
主人公は、サンタ、茜、八代と共に<4>のドアを開いた。
急いでDEADに認証すると、バングルの警告音が止まり、一安心。
ドアの向こうにあったのは、客室の並ぶ廊下だった。
ほとんどのドアが施錠されているが、隅の2部屋だけが開くようだ。
突き当たりには、星座のマークの扉がロックされている。
81ゲーム好き名無しさん:2011/01/19(水) 00:59:19 ID:EfhVx5qo0
とりあえずここまで。
82ゲーム好き名無しさん:2011/01/19(水) 21:52:11 ID:3RGilaed0

なんか映画の「CUBE」とか「SAW」を思い出すな
83ゲーム好き名無しさん:2011/01/20(木) 02:32:39 ID:qY6BBa1X0
>>82
まさにそう思って買ったのだが、後半が…

9人9時間9の扉続き行きます。
84極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/20(木) 02:40:31 ID:qY6BBa1X0
ここから基本的に、施錠されてない部屋を探索して仕掛けられた謎を解き、
見つけた鍵で星座のドアを開けて進む、というのを繰り返し進んで行く。
幼馴染の茜と同チームで嬉しい主人公。基本的に茜とニコイチで行動する。
探索中に仲間と、後の伏線になって来る雑談をする。
このタイミングでない物も、ここにまとめておく。

【ノナ】
 ノナリ―ゲームの「ノナ」は、9を意味する接頭語。
 1の「ユニ」や2の「バイ」と同じ。
 9人が9時間以内に9の扉を抜け脱出を目指す、それがノナリ―ゲームだ。

【この船は何なのか?】
 この船はレトロな巨大豪華客船と見える。というか内装がタイタニックにそっくりらしい。
 セブンが、この船はタイタニックの姉妹船<ギガント>だと推定する。
 ギガントはタイタニックと同じ規格、内装だが、
 一次大戦の時に、一部改造されて病院船としての機能も持っている。

【Ice9】
 成分は水だが、分子の結びつきが変異している為、36℃まで溶けない氷<Ice9>が存在する。

【Allice】
 完全に生前の美貌を保ったエジプト王女のミイラが、本物のタイタニックには積まれていた。
 彼女がまるで生きているかのようで、ただ全身が凍ったように硬かった。
 体中の水分がIce9で出来ているからではないかと言われており、
 彼女はAll−Ice…アリスと呼ばれていた。
 彼女はギガントの持ち主だった富豪に秘密裏に買い取られ、
 「ギガントのへその下、知識の森を抜けた小部屋」に隠されたと伝えられている。
 この船がギガントなら、アリスもこの船のどこかに眠っているのだろうか。

【フューティリティ】
 小説家モーガン・ロバートソンの書いた海洋小説。
 タイタニック沈没の14年前に書かれたに関わらず、
 細部に至るまでタイタニックと一致する豪華客船が、氷山にぶつかり沈没するという内容だった。
 しかも、ロバートソンは実際のタイタニックの乗客だったのである。
 ロバートソンは未来を予言したことになる。あたかも、時を越えて14年後の自分とシンクロしたかのように…。


サンタと一緒に寝室を調べていると、不意にサンタが何かを差し出した。
「なぁ、これやるよ。」
押し花にしてラミネート加工した、四つ葉のクローバーだった。
ソファの隙間にはまっていたらしい。
「俺の嫌いな言葉は四つある。Hope、Faith,Love、Luckだ。
 四つ葉のクローバーには、それぞれの葉にリーフワードがあるんだぜ。今の四つがそうだ。」
希望、信頼、愛、幸運。いい言葉ばかりなのに。
サンタはおどけてクローバーを押し付けてくるので、遠慮なく貰っておく。
85極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/20(木) 02:45:43 ID:qY6BBa1X0
途中、複雑なだまし絵が飾ってあった。それを見た八代が、
これに似た「だまし絵」を、ある学術書で見たと言い、内容を教えてくれる。

【形態形成場仮説】
 実際にシールドレイクが提唱した理論。
 大まかに言うと、誰かの知識が、全く接触無く他者に伝わる事。100匹目のサル。
 
【実験例】
 だまし絵クイズを二つ用意し、片方の正解をTVで放送する。片方は公開しない。
 TV放映の前後に、それぞれ違う地域(TV放映国とも違う国)で、約1000人にその二つのクイズを出す。
 正解を放送しなかったクイズは、正解率が放映前後で9.2%→10%に対し、
 正解を放送したクイズは、正解率が3.9%→6.8%と倍増した。

主人公は、一発でそのだまし絵が「犬」だと正解する。

進むうちに、無数のドアが面した長い廊下と、大きな両開きの扉に行きついた。
大きな扉を開けると、呆気に取られる程広い部屋を、整然とベッドが埋め尽くしていた。
ここは大病室なのだろう。やはりこの船は、「ギガント号」だ。
奥に、<8>、<7>、<3>のナンバリングドアと、何も書かれていない扉が一つ、計4つドアがあった。
しかし、REDの液晶に表示が無く認証もできない。下部のスロットから基盤が抜かれているようだ。

試すがめつしているうちに、<5>のドアに入ったチームも大病室に入ってきた。
一度別れても、ナンバリングドアの前にまた合流できる、そういう風に工夫されているようだ。
<5>のチームが、あの無数の部屋を何室かざっと調べたところ、全て病室だったらしい。
基盤を探す為、人海戦術で全ての病室を調べることになる。

自分の受け持ち区画を済ませて大病室に戻ると、大体皆集まっていた。
誰も基盤を見つけられなかったのに、REDが起動している。皆が大病室を空けた隙に、ゼロが基盤を挿したのか。
そして、いくら待ってもニルスが帰ってこなかった。探しに行くが、どこにも居ない。
既にここだけで2時間ほど時間を食っているので、捜索を打ち切り進むことになる。
しかし、今いる7人では、どう分けても全員先に進むことはできない。どのドアでも誰か一人余るのだ。
そして、一度誰かが通ったナンバリングドアは、使う事が出来ない。
八代は、「犠牲になる人を投票で決めましょ」と言い出す。

茜はそれに反発するが、表示の無いドアは開かず、ナンバリングドアは全員じゃ通れない。
「私が残ろう。」
一宮が立候補する。「君達が救助を連れて帰って来てくれるのを待っているよ」と。
「だめです!犠牲は1より0の方がいいに決まってるじゃないですか!」
茜は泣きながら一宮を見捨てるのを拒むが、一宮は麻酔薬を自分に打ってしまう。
一宮は、製薬会社の経営者なのだそうだ、速攻性の麻酔薬が売りの会社で、今も携帯していたらしい。
茜が吹っ切れるように、それを打ってくれたのだろう。
眠りに落ちた一宮に感謝しながら、もう一度チームを編成する。

1が居ないと<3>は通れない。<7><8>はどの計算でも主人公と茜は同じになれないので、別れ別れになる。
「淳平くん…絶対また会えますよね?」
茜と涙の別れをしながら、メンバーにひきずられてそれぞれのドアへ。
主人公は、四葉、セブンと3人で<7>のドアを開いて進む。
86極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/20(木) 02:52:08 ID:qY6BBa1X0
四葉は、兄のニルスが行方不明になった事で、塞ぎ込んでいる。
二人きりの時に、主人公はサンタ経由の四つ葉のクローバーと、受け売りのリーフワードで四葉を慰めた。
「愛」し、「信頼」し、「希望」を持ち続けること、その三つが揃って初めて「幸運」がやってくると。 
四葉は思いがけずとても喜んでくれる。
「ねぇ、実験って聞いて思い当たることない?」と唐突に聞かれ、きょとんとしていると
「そっか…じゃあ、淳平がリーフワード知ってたのは偶然だね。」
そう言って四葉は、とんでもないことを教えてくれる。

9年前にも、同じこのギガント号で、ノナリ―ゲームが行われたと言うのだ。
しかも、ニルスと四葉もそれに参加していたと言う。
詳しい事を聞きたいが、セブンが呼びに来たのでお預けになる。
二人きりの時にしか、この話題を出さないと取り決める。

しばらく進むと、拍子抜けするぐらいすぐに、<8>のチームと再会できた。
更に、鍵を見つけて扉を開けると、それは大病室のあの表記の無いドアだった。グルっと回って戻ってきただけだ。
もちろんそこでは一宮がぐーすか寝ている。叩き起こして、微妙な再会を喜び合う。
1が居れば<3>のドアが開けられる。
<3>も大病室に戻って来るだけだろうが、ニルスを探す四葉を尊重して、一宮とセブンと四葉は<3>の扉へ。
残りは、探索で見つけた鍵を使って未知のフロアを下見しに行く。

一度最初の広間に戻り、そこから二手に分かれて違うフロアへ進んだ。
主人公は茜とペアになって、エレベーターの先を調べに行く。
エレベーターには下に行くボタンしかない。しかしDデッキは水没しているはずだ。
表記によると、更に下にEデッキとボトムデッキがあるらしい。
主人公は二つのボタンを押して素早くエレベーターを出、降下したエレベーターを呼び戻した。
戻って来たエレベーターは全く濡れていなかった。Dより下は浸水していないのだ。
ゼロは、Dデッキだけを水で満たせるよう、船を改造したことになる。
一体、どれだけ莫大な予算を注ぎ込んでいるのだろう?
改めて二人で降りると、Eデッキには<6>のドアが、下のボトムデッキには、<2>のドアがあった。
上に戻って、サンタと八代ペアと合流する。二人はAデッキで<1>のドアを見つけていた。
87極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/20(木) 02:53:03 ID:qY6BBa1X0
<3>に入ったメンバーと合流する為に、大病室に戻る。
待っていた3人は、ひどく暗い雰囲気だった。特に四葉は、虚ろな目をしている。
「ニルスが…、ニルスがな…死んでたんだ。」
セブンに案内されて、無記名のドアから現場へ行く。
<7>と<8>で開かなかったシャワー室が、<3>チームによって開けられていた。
その中には、血と人の破片が惨たらしくぶちまかれていた。
9番の男と同じ、爆死だ。狭い部屋で爆発したからか、原型を留めていない。
でも確かにニルスのジャケットである左袖から、開放骨折した惨たらしい手の残骸。
その傍らに、<2>のバングルが無傷で転がっていた。

そのシャワー室は、<3>のドアからはすぐの所で、そこにDEADがあった。
基盤を探していたあの時、誰かが持ち場を離れてニルスを殺したのだ。
犯人は少なくとも二人。それぞれとニルスのバングルで<3>を開け、ニルスだけ放りこんだ。
ドアを通って起爆スイッチが起動したニルスは、縋る思いでDEADまで辿りついたが、
もちろん一人だけ認証しても、起爆は解除されない。そして81秒が立ち…

数字の組み合わせを計算すれば犯人は推測できるだろう。
でも、タイムリミットまであと3時間しかない。犯人捜しも、それを追及する時間もない。
抜け殻のような四葉を励ましながら、<1>と<6>と<2>のチーム編成をする。
88ゲーム好き名無しさん:2011/01/20(木) 02:54:59 ID:qY6BBa1X0
とりあえずここまで。
89極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/20(木) 14:40:53 ID:qY6BBa1X0
※ここで一度、違うルートに張られた、このEDの伏線を書きます。
 このルートを先に見ないと、ベストEDは見られず、
 内容も関わりがあるので、大事な所を抜き出します。

■サンタの妹■
サンタが、妹についてぽろりと話す。
サンタは身寄りが無く、妹と助けあいながら世知辛い世間を生きてきた。
サンタは、妹のサンタクロースだった。毎年どんなに家計が大変でも、時間をかけて妹の望むプレゼントを用意した。
その妹はもういない。何年も前に死んでしまったのだそうだ。

■四葉の死■
ニルスの死体発見後、塞ぎ込んだ四葉を慰められず、彼女は単独行動が多くなる。
9年前の話は途中で打ち切られ、中々四葉と二人になれず
数度目の別行動時に、四葉は何者かに刺殺されてしまう。

■ゼロの手紙■
四葉の死んでいた一等客室は、主人公チームが一度探索した場所だった。
その時開けられなかった金庫を再び調べると、周りに錆びが落ちていて、四葉の指も茶色く汚れていた。
四葉は、この金庫を開けたのだ。四葉のポケットにメモが入っていた。
「真実は去り、真実は去り、真実は去った。
 答えは弓手の闇に眠っている。」

金庫の中には、更にゼロからの手紙が入っていた。

・9年前にも一度、ノナリーゲームは行われている。
・バングルナンバー<2>は、9年前のゲームの参加者である。
・ノナリ―ゲームは、クレイドル製薬が秘密裏に行った生体実験だった。
・それを行ったのは、クレイドル製薬の社長を中心にした4人のメンバー。
・今回ノナリ―ゲームを開催したのは、9年前の首謀者に裁きを下し、
 当時のノナリ―ゲームで奪われた、無垢な魂を救う為である。

という内容だった。主人公は手紙を隠し、皆には秘密にする。
90極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/20(木) 14:42:33 ID:qY6BBa1X0
■ニルスの生存と暗号解明■
最後の最後で、ニルスがひょっこり生還する。
ニルスは棺桶の中に閉じ込められ苦しんでいるが、ロックを開くパスワードの手がかりが無い。
焦った主人公は、藁に縋る思いで、四葉の遺したメモを読む。

「真実は去り、真実は去り、真実は去った」
真実→right→右、去る→left→左
「答えは弓手の闇に眠る」
弓手=左手、左手といえばバングル。バングルの文字盤は黒い。

会心の閃きを得て、主人公はバングルの左右のリューズを交互に操作した。
バングルの数字が明滅し、数字が幾つか表示されて5に戻った。
その通り棺桶のパネルに打ち込むと、見事棺桶が開きニルスが出て来た。
ニルスは眠らされていたらしく、浦島状態で呑気な顔。
四葉が死んだことを誰も言い出せず、そのままになる。
ニルスは、修道士のような服を着せられている。
爆死体は、ニルスの服を着ていた。あれは誰だったのか。

■一宮の正体■
主人公はふとしたきっかけで、一宮が「相貌失認症」だと気付く。

【相貌失認症】…人の顔が識別できない脳神経疾患。
        人の顔を区別できず、全体の特徴を捉える事ができない。

気付いただけで黙っていたが、
ニルス生還、ゼロの手紙、9番の男のバングルが無くなっていたことで状況が変わる。
ニルスの服の男と四葉を殺したのは一宮だ。

ニルスが別人だと咄嗟に気づかない人物は、一宮だけだ。
9番の男の「9」、一宮の「1」、男の「2」で「3」のドアを開けて男を蹴り込んだのだ。
理由は、一宮こそクレイドル製薬の社長だから。
過去の自分を知るニルスと四葉を、危険因子として排除したのだ。

そう暴き立てると一宮は豹変し、9番の男も自分がハメたと哄笑する。
一宮は紫を人質に取り、他に二人選んで「9」の扉を開けようとするが、
四葉が殺されたことを知り激怒したニルスと相討ちになり、焼け死ぬ。

■茜の死■
茜は、探索中に度々倒れる。
一時的に高熱を出して動けなくなるが、数十分で収まる。
一宮に連れ去られた後、再会した時にまた高熱を出していて、そのまま息を引き取った。
基本的に茜はベスト以外の全てのEDで死ぬ。
茜の死後、拉致された時と同じ催眠弾で眠らされてしまい、そこでED。真相解明不能。
91極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/20(木) 14:45:52 ID:qY6BBa1X0
※ここから、またベストEDのストーリーに戻ります。

主人公は、自分が四葉と行動できるよう、希望ドアを紙に書く投票制を提唱し、イカサマをしてゴリ押す。
結果、<1>に主人公、四葉、一宮。<6>に八代、セブン、サンタ、紫(茜)。<2>は保留になった。

<1>の先は、海図室と操舵室だった。操舵室の奥にはロックされた船長室もある。
作業分担と称して、一宮を操舵室に追っ払い、四葉と二人になる。
四葉と二人きりになって、9年前の事を聞く為、あえて茜と離れたのだ。
しかし、ニルスの死で四葉は、とても話に付き合ってくれる心境ではない。
しばらく四葉を慰めた後、操舵室へ行き一宮と船長室のロックを開いた。
すると…、中で全く知らないじいさんが死んでいた。
明らかに船長っぽい服、ご丁寧に<0>のバングルの人物が、船長室で死んでいる。
ここまでされると、逆にこの人がゼロでないことは一目瞭然だ。

一宮は海図室を調べに行き、四葉と主人公は船長室に残る。
この老人は、斧で刺されて死んでいる。
でも、凄惨な爆死体を見た後だからか、人が死んでるというショックが希薄だった。
そんな事を話していて、ニルスの左手の開放骨折のひどさを、主人公はポロリと語ってしまう。

失言だったと慌てたが、いきなり四葉が主人公の胸に飛び込んできた。
ニルスの左手は、義手なのだと言う。
「あの死体…お兄ちゃんじゃなかったんだ…!」
嬉し泣きする四葉を抱きしめながら、主人公も安堵する。

「ありがとう、淳平…。
 私、淳平がくれたクローバーがあったから、ここまで頑張ってこれた
 本当は、「絶望」と「不信」と「憎しみ」でいっぱいだったけど、これがあったから…」
そこまで効果があるとは思わなかったので、ちょっと照れ臭い。
正直に、リーフワードはサンタからの受け売りだと告白すると、四葉が目を丸くした。
「じゃあ、サンタは私たちの仲間だったんだ?!
 そうか…お兄ちゃんは目が見えないし、私はネヴァダのチームだったし…」
訳が分からない。
ちょうど一宮が室外へ探索に出かけているので、9年前のノナリ―ゲームの詳細を聞く。
92極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/20(木) 14:49:41 ID:qY6BBa1X0
【ノナリ―ゲームの正体】
 9年前、同じ<ギガント>号で、ノナリ―ゲームが行われている。
 ある製薬会社が、秘密裏に行った生体実験だった。
 実証しようとしたのは、形態形成場仮説という理論。

【形態形成場仮説の研究】
 その実験の首謀者は、この理論を研究し次の結論を出した。
 生き物には、大いなる共通の意識があり、
 個体の経験や発見がそこに書き込まれ、距離や時間に関係なく、別の個体もそれを読みとれる。
 人類にも、それは存在する。大多数の人類がそれを読み書きする力をほぼ失っているだけである。
 それにアクセスする力が強い人間も、未だ存在する。

【実験の理由】
 <危機>と<閃き>の二つが、その力を飛躍的に上昇させるという仮説がある。
 被験体に命の危機を与え、極限状態で謎を解かせることによって、
 形態形成場を立証、実用段階への一歩を踏み出す為、ノナリ―ゲームが計画された。

【18人の子供達】
 製薬会社の系列下の病院を通じて、9組の兄妹が被験体に選ばれた。四葉とニルスもその中の一組だった。
 これは、兄妹の片方が「書き込む力」に優れていると、もう片方は「読みとる力」が強い傾向がある為。
 18人の子供達は、拉致されて2組に分けられた。
 <読みとる力>が強いチームは、海上のギガント号へ。
 <書きこむ力>が強いチームは、ネヴァダ砂漠の地下に作られた、ギガント号内部を完全に再現した実験施設<Q棟>へ送られた。

【9年前のノナリ―ゲーム】
 ルールは、今進行中のゲームとほぼ同じだが、
・ネヴァダのチームは、もちろん水没はしない。ギガントは9時間後に沈没する。
・ギガント号のチームには、ヒントが与えられず自力で謎を解いて進むことが出来ない。
 ネヴァダチームがヒントから謎を解いて形成場に答えを書きこみ、
 ギガントチームがそれを読みとって進んでいかなければならない。

胸糞の悪くなるような実験だ。
しかし四葉とニルスが生還している以上、形態形成場仮説は立証されたことになる。

「私は、ネヴァダのチームだったから、ギガントのことはお兄ちゃんに聞いただけなんだけど…。」
9年前、ギガント号でみんなが仲間割れしそうになった時、ニルスが四葉のクローバーでみんなを励ましたそうだ。
四葉の9歳の誕生日の為に、ニルスは1年かけて四葉のクローバーを9本集めていた。
それを全員に配り、リーフワードを教えて、愛する兄妹と再会することを誓いあった。
ギガント号の子供たちにとって、四葉のクローバーが結束の証になり、お守りになったのだ。

それでも、ノナリ―ゲームは一人の死者を出してしまった。
「亡くなった子は、ギガント号の子だったから、私は直接会ったことはないの。
 女の子だったって。」
93極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/20(木) 15:00:09 ID:qY6BBa1X0
一宮が戻ってきたので、探索を再開する。
もう一つある扉のロックを解除すると、Bデッキの大広間へ出た。
<6>のチームもそこへ合流して、主人公は無事茜と再会する。
「淳平くん!見つかったんですよ、最後のドアが!」
<9>のドアがとうとう見つかった。よく抜け駆けせず戻ってきてくれたものだ。
ナンバリングドアは5人までが一度しか使えない。1345678の、全員が<9>を通る事は出来ない…。

ゲーム開始からあったこの不安は、その場に行くと一度氷解した。
礼拝堂の様な場所の正面に、大きな<9>の扉。その脇の壁にも、ちょこんと<9>の扉があった。
<9>の扉は二つあったのだ。仮に1から9まで全員が生存すれば、
1+2+3+5+7=18→1+8=9、4+6+8+9=27→2+7=9
全員がすんなり通れる。
もし疑心暗鬼に陥り、ここに来るまでに殺し合っていたら、罪悪感に苛まれる。
そういうゲームだったのだ。

そして、不安は大きくなって戻ってきた。
今居る組み合わせでは、3人と4人に分かれても、片方しか数字根が9にならない。
制限時間の6時までは、あと90分ほど…。
黙りこむ皆の前に、セブンが一歩歩み出た。
「誰も突っ込んでくれねぇようだな。自分で言っちまうぜ。…俺が一人で残る。」
1+3+5=9、4+6+8=18→1+8=9
7一人さえ抜ければ、3人3人で扉を通れることになる。

「ここを抜けちまえば脱出なんだ。お前らが助けを連れて帰ってきてくれるのを待ってるぜ。」
そう言うが、一宮の時とは訳が違う。もう時間も少ないし、一度出たらどうなるか分からない。
全員が、セブンを置いていくことを却下した。
セブンと口げんかばかりしていた八代さえ、大変な剣幕で反対する。
ちょっといい雰囲気になりかけるが、一人黙っていたサンタが口を開いた。
「俺はまだ何も言ってないぜ?」
戸惑う皆に、セブン一人置いていくのは反対だとサンタも言う。ホッとしかけたが、
「置いていくのは、3人じゃねえとな。」
サンタが突然、紫に銃を突きつけた。そのまま、一宮、八代にバングル認証するように命令する。
拒否する二人の目の前の床に、サンタは弾を撃ち込む。間違いなく実弾だ。

「なんで…?だって、だってサンタは私達の仲間だったはずで…
 クローバーのリーフワード、知ってるんでしょ?」
四葉の問いに、一瞬サンタの頬が引きつる。しかし冷たい態度は変わらなかった。
「認証にはバングルだけあればいい。別にお前らの体は要らないんだぜ?」
そう言って銃を構える。

主人公は、拒否する一宮と八代に向かって、「行ってくれ!俺たちは俺達で何とかする!」と叫んだ。
このままでは死者が出る。それに…最悪でも茜は脱出できる…。
3人がサンタに連れて行かれ、正面の<9>のドアから出ていく。
残ったのは、主人公、四葉、セブンだ。
94ゲーム好き名無しさん:2011/01/20(木) 15:01:31 ID:qY6BBa1X0
続きは夜にまたうpします。
95ゲーム好き名無しさん:2011/01/20(木) 16:36:05 ID:lWQA+DqQ0
乙です
96極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/20(木) 20:45:31 ID:qY6BBa1X0
この3人は、最初にも組んだし人柄も信頼できる、打ち解けたメンバーだ。
この先どうしようね、と顔を見合わせていると、急にドンドンとくもった音が聞こえた。
何かを内側から叩いているような音だ。祭壇の奥に、電子ロックのついた棺桶が安置されていて、その中から音が聞こえる。
中にいる誰かは、酸欠なのかもしれない。音がどんどん激しくなる。
焦るが、どこにもヒントらしきものが無い。こうしている間に中にいる人が死んでしまったら…

「真実は去り、真実は去り、真実は去った。」
雷光のように、文章が頭の中を駆けた。
全く覚えの無い、文脈も分からない文章だ。それなのに分かる。これは暗号だ
バングルのリューズを、右左と交互に操作して、表示された数列を棺桶のロックに打ち込む。
棺桶がパクリと開き、中からニルスが起き上った。

「お兄ちゃん!!!」
四葉がニルスに飛びつき、わぁわぁ泣き始めた。感動の再会だ。
ニルスは、今さっきまで眠らされていたらしく、何が何だかわからないようだが、とりあえず妹をなだめている。
時間が残り少ないが、セブンは四葉をひきはがすような無粋をする男ではない。
主人公は、先程の脳裏を駆けた文章のことを考えていた。さっぱり分からない。
改めて見ると、ニルスは修道士のような黒い衣を着せられていた。
では、ニルスの服を着て死んでいたのは、一体誰だったのか?そして船長室の老人の正体は?

四葉も落ち着いたので、一同はニルスに状況を報告し合い、先に進む算段をする。
めでたいことに、ニルスが加われば2+4+5+7=18→1+8=9で、<9>の扉を通れる。
しかし主人公は、「進む前に確かめたいことがある。四葉、ポケットの物貸してくれ」と頼む。
バレてたか、と四葉がポケットからバングルを取りだした。
船長室の老人が付けていたとおぼしき、0のバングルだ。

まず、全員自分のバングルで認証すると、<9>の扉は開いた。
そのまま通らず閉まるのを待って、今度は0のバングルと四葉と主人公で認証する。
これが本当に0なら、0+4+5=9でドアは開くはず。しかし、扉には「ERROR」と出た。
「やっぱりな。これは0じゃないんだ。」
ある組み合わせで認証し、このバングルは<6>だという答えが出た。
今までの謎ときには、頻繁に十進法ではなくアルファベットを使った進法の問題が出てきた。
つまり、これは数字の0ではなく、アルファベットのОなのだ。

では、6は二人いるのか?いや…紫(茜)の6もまた6ではなかったとしたら。
ニルスが、「彼女は9だったのではないだろうか」と言い出す。逆さまにバングルがはめられていたのではと。
「そしたら、今まで紫ちゃんが通ったナンバリングドアの計算が、めちゃめちゃになっちゃうじゃん。」
四葉は、今までのチーム分けを全て記憶していた。
紫が通ったドアのメンバーをメモ帳に書きだし、6を9に直してしまうと、

<4>9+3+5+8=25→7なので×、<8>9+3+8=20→2なので×
<6>9+3+7+8=27→9なので×、<9>9+3+1+8=21→3なので×。
97極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/20(木) 20:51:18 ID:qY6BBa1X0
ここで全員同じ事に気づく。サンタが必ず紫と同じチームになっている。
仮にサンタの数字が何なら、全ての計算式が破綻しないのか?
答えは、0。ゼロだ。
サンタがこの仮説の通りゼロだったとしたら、彼は主催者にもかかわらず、四苦八苦してゲームのルールに則っていた事になる。
しかし、だからこそ処刑や進行が自動で行われるよう、手間をかけた細工がされていたとも言える。

そろそろタイムリミットまで1時間を切った。不気味な軋みが聞こえ始めている。
一同は急いで<9>の扉をくぐり、先に進んだ。
そこは廊下になっていて、奥に星座の鍵つきのドアがある。まだ謎解きが待っているようだ。
9時間ぎりぎりで<9>を開けていたら、お陀仏になるところだった。
ここはボトムデッキ、一番底なので、最上階まで今から登る事になるのだろうか。

開けられる扉は一つ。そこは壮観な大書庫だった。
博識なニルスに助けられながら、本を使った謎を解き進んでいく。
「ギガントのへその先、知識の森を抜けた小部屋で、アリスは眠っている」
この先に、ALL−ICEがいるのだろうか…。

探索中、ニルスと二人で話す機会があった。四葉の話を補完してもらう。

【ゼロからの口止め】
 ニルスは伏せていたが、渡されていた点字プレートに、9年前の事を口止めする文章があったそうだ。
 口外すれば四葉を殺すと書かれていた為、念を入れて四葉にも口止めをしておいた。
 結局、四葉は主人公を信頼しほとんど打ち明けてしまったが。

【9年前の首謀者】
 ニルスは独自に調査し、9年前に巻き込まれた実験の首謀者を掴んでいた。
 クレイドル製薬の経営者、本郷を始めとする、4人のメンバーが秘密裏に研究を進めていた。
 クレイドルは、本郷が起こした会社で、即効性で副作用の少ない優秀な麻酔を開発、
 各国の軍需産業からひっぱりだこで、超黒字の大企業だ。

【18人の子供たち】
 一度に18人も子供が失踪したのだから、当然ニュースにもなった。
 しかし、失踪した子供は16人と報じられた。
 一組の兄妹は、気にかける大人が周囲に居なかったため、捜索願が出されず報道から漏れたようだ。
 16人の子供たちは無事に親元に帰り、問題も起こらず、クレイドル製薬は全てを揉み消してしまった。
 だが、流石に迂闊には動けなくなったのだろう。ノナリープロジェクトは動きを見せず
 結局、計画は半ば頓挫し、解散状態になった。 

「亡くなったのは、その身寄りのない兄弟の妹でね。結局報道もされなかった。
 兄は葵、その子は茜と言った。」
一瞬世界が歪んだ。
紫は倉式茜だ。でもすぐに気を取り直す。茜なんて、珍しい名前ではない。
98ゲーム好き名無しさん:2011/01/21(金) 00:45:19 ID:/ycjND340
連投規制かかったのかな?
支援!
99ゲーム好き名無しさん:2011/01/21(金) 18:04:55 ID:v7ZWzKbn0
極限脱出9時間9人9の扉、続き行きます。
連投を避けつつ、ちょびちょび今日中にうpし終わりたい感じです。
100ゲーム好き名無しさん:2011/01/21(金) 18:13:43 ID:v7ZWzKbn0
書庫から進んだ先は、ごちゃごちゃと散らかった作業場の様な所だった。
今まで見てきた謎解きの仕掛けのパーツと思しき物が散乱している。ここはゼロのアトリエだろうか。
ALLICEと書かれた棺が、やはり隅に置かれていた。
謎を解いて棺を開けたが、中には先へ進める星座の鍵が入っているだけだった。

全部謎解きをすませると、ゼロの作業机の引き出しがアンロックされた。
その中には一枚の写真が入っていた。ギガント号の優美な大階段を背に、4人の男が写っていた。
その中の3人に見覚えがある。
小太りの初老の男は、船長室で死んでいた老人だ。鳥の巣頭の科学者然とした男は、最初に死んだ9番の男だ。
そして、中心でワイングラスを掲げ、不遜に微笑んでいる男。随分印象が違うが、これは一宮だ。
全員、今より10歳程若いようだ。写真の裏には、
「NonaryProjectの成功を祈って 虹崎、窪田、武蔵堂とともに…」と書かれていた。
全て、ニルスの調べた9年前の首謀者の名前だ。ということは、これは本郷の持っていた写真になる。
そして、年恰好からして、本郷こそ一宮であるという事が分かった。
「声を聞いて、薄々そうじゃないかと思っていたんだ。でも証拠もないし、危険だからね。
 本郷は、実験の時ギガント号に乗り込んでいたから、四葉は会ってないだろう?」

主人公は困惑していた。一宮=クレイドル製薬の本郷、9年前の首謀者。
そう知っても、全く驚きが湧いてこなかったのだ。むしろ、当たり前のことを言われた気持だった。

黙りこむ主人公から、セブンが写真を取り上げて唸りだした。
ブツブツと呟きながら写真を食い入るように見ている。そして、突然叫んだ。
「大変なことになったぞお前ら!思い出したんだよ!何もかもひっくるめて全部思い出したんだ!」
積もる話があるらしいが、タイムリミットまで1時間ないので、手短に回想シーンで語ってもらう。
こちらにまとめておく。

【セブンの職業】
 セブンの正体は、ベテラン刑事だった。9年前も、連続児童失踪事件を追っていた。
 失踪した子供たちの共通点は、同じ病院に通院歴がある事のみ。セブンはその親会社のクレイドル製薬の幹部を疑っていた。
 上からは圧力があったが、一匹狼だったセブンは、タレコミのあった埠頭を一人で張っていた。
 夜も更けた頃、港に車が止まり、黒服の男達が何かを船に詰め込み始めた。
 あれは人間が入った袋だ…。銃を構えて飛び出そうとしたセブンの後頭部に、銃が付きつけられた。
 そのままあえなく、麻酔薬を打たれ意識を失った。

【ギガント号での出来事】
 セブンが目を覚ましたのは、独房の様な粗末な船室だった。
 現在の状況で言うと、水没しているDデッキの下等船室辺りか。
 閉じ込められ、成す術もなく二度寝していると、微かに子供たちの声が聞こえてきた。
 言葉は聞き取れないが、盛んに話し合いながら移動している気配が伝わって来る。
 部屋中を引っくり返してベッドの下に通気口を見つけた。この先から声が聞こえる。
 自慢の腕力で鉄格子をもぎ取り、中に潜り込んだ。
 そこは、船内中に張り巡らされた通気ダクトのどこかだった。
 セブンが通るには狭すぎるが、必死で這った。移動する子供たちの声を追って…
 しばらく行くと、四つ這いできる程に管が広くなり、行く先に光が見えてきた。
 子供たちの声がはっきり聞こえる。泣きわめいている。パニックに陥り怯えている。
 鉄格子を蹴破り、穴から顔を出すと…そこは思いがけず、かなりだだっ広い空間だった。
101極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/21(金) 18:15:32 ID:v7ZWzKbn0
【9のドアと焼却炉】
 広く、天井がドーム状になった空間の、床から7〜8mの換気口から、セブンは顔を出していた。
 下には、中〜小学生の子供たちが9人。突然の闖入客に呆気に取られている。
 「俺は刑事だ!お前らを助けに来た!」そう言ったものの、飛び降りられる高さでもない。
 「ここは焼却炉なんだ!俺達、あと15分くらいで焼き殺されちまう!」銀髪の学ランが叫び返してきた。
 英語だが、確かにそうアナウンスが繰り返されている。
 部屋には幾つかのドアと、<9>と書かれた大きな扉が一つある。”ややこしくて説明は省くが、全部開かない”そうだ。
 セブンは閃き、「ちょっと待ってろ!」泣き縋る子供たちの声を後に、死に物狂いでパイプを逆走した。
 人間がこんなに早くずり這いできたのか、という速度で独房まで戻り、シーツをはいでまた舞い戻る。
 そして、シーツを裂いてロープを作り、床まで垂らした。
 子供たちは、何故か半分に減っている。「刑事さんが来てくれたから、5人は<9>を通らせたんだ。」とのこと。
 さっぱり分からないが、とにかく一人ずつ子どもたちを換気口まで引っ張り上げた。
 焼却開始まで1分に迫り、最後の一人、銀髪の少年を引き上げようとした時のこと。
 「子供たちがいない!!!!どうなっているんだ!?」
 部屋の端のドアから、洒落た身形の男が飛び込んできた。これが9年前の一宮――本郷だ。


【狂気の本郷】
 怒り狂った本郷を尻目に、急いで銀髪を引っ張り上げ、子供たちを急かして通気ダクトを逆走させた。
 独房へ続く管を回避し、曲がって下っていく。適当な大きさの出口を見つけて、皆で這い出た。
 殺風景な通路に、「INCINERATOR」と記された物々しいドア。
 子供達もここは通ったことが無いらしいが、INCINERATORとは焼却炉。さっき居た部屋の外側に出たらしい。
 近くにあった非常扉を開き、非常階段を上らせる。螺旋状の長い階段だ。
 小6くらいの女の子を先に登らせ、中学生らしき二人の少年と一緒に、まだ小さい女の子を連れて追う。
 銀髪の小生意気な少年と、落ち着きのある盲目の少年だ。
 しばらく登った時、銀髪が不審がり始めた。「おかしいな…いくら走っても茜に追いつかない。」
 先頭を走っていた、おっとりした少女だ。彼の妹らしい。
 「あいつ、本当はネヴァダのチームなんだけど、手違いでこっちに送られたんだ」
 途中のフロアへの入り口で休んでいたのを、追い越してしまったのかもしれない。
 小さな女の子を先に行かせ、セブンと銀髪は階段を引き返した。盲目もついてくる。
 一番下まで下ると、茜が本郷にひきずられていくのが見えた。
 飛びかかろうとしたが数秒遅く、本郷は茜を連れて焼却炉に入り、ドアをロックした。

【茜】
 男3人はドアにへばりついた。
 18分後に焼却を開始する、とアナウンスが告げている。
 中は見えないが、茜の声は聞こえる。本郷は、茜を置いて反対側のドアから外へ出たと言う。
 「お兄ちゃん…!怖いよぅ…!怖いよぅ……!死にたくない…死にたくない…」
 「待ってろ茜!すぐ助けてやるからな!!」
 そうは言っても、どうしたらいいのか全く分からない。
 茜の泣きじゃくる声を聞きながら、男3人はただただ焦ってドアの前を右往左往する。
 そして、何もできないまま18分がたった。
 どれだけ待っただろうか。自動でロックが開き、3人は焼却炉の中に転がり込んだ。
 呼吸する度に肺が焼けていきそうな熱気の中、部屋の中央に、少女の形の黒い塊が転がっていた。
 その傍らに、銀髪が崩れ落ちた。
102極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/21(金) 18:18:14 ID:v7ZWzKbn0
セブンはそこで思い出話を打ち切った。ニルスにとっては辛い過去、四葉には兄に聞いた話の補完だっただろう。
主人公は、決死の思いで聞いた。
「その…『茜』って子の名字を教えてくれ…。」
不審げにセブンが答える。「倉式だよ。倉式茜――それが亡くなった子の名前だ。」
  
主人公は、ショックでしばし呆然とする。
その間に、ニルスとセブンが時間差で再会を祝う。
そして、記憶の戻ったセブンによって、サンタが茜の兄の倉式葵であると確認された。
間違いない。サンタが「ゼロ」であり、偽ニルスを含めた殺された3人は9年前の首謀者だ。
残る本郷は一宮。直接3人に手を下したのも彼だろう。本郷にとって、ノナリープロジェクトは消したい過去に変わっていた。
彼が3人を殺すよう、ゼロが誘導し仕向けたのだ。

そこまで話した時、船が大きく揺れ、水音が聞こえた。タイムリミットが来てしまったのか。
見つけた鍵で扉を開き、先へ急ぐ。
「INCINERATOR」と書かれた扉の前へ出た。ここは焼却炉の入口で、四葉もニルスも前回の最後に通った場所らしい。
レバーを引いて扉を開け、中に踏み込む。
目を引くのは大きな<9>の扉。その前に、先に行った4人が居た。

一宮がサンタから銃を奪ったらしい。サンタは腹を押さえて苦しげに呻いている。
紫は高熱を出しているらしく、赤い顔でグッタリと壁にもたれている。
八代は一宮に抱え込まれ、銃を突きつけられていた。
一宮に、9年前のノナリープロジェクトの事を突きつける
「お前らに俺の苦しみが分かるか!?」と一宮は吼えた。
「相貌失認症の苦しみか。」
主人公の呟きに、一宮が驚く。一宮は何もボロは出していない。
だが主人公には分かっていた。一宮が相貌失認症を患っていること、3人を殺した手口。
何故分かるかはどうでもよかった。とにかく知っていた。

一宮はまだ勝り誇り、9のバングル、自分と八代で<9>の扉を開こうとした。が、開かない。
1+8+9=18→9で計算は合っているのに、何度認証してもエラーになる。
焦った一宮は、銃を足元に置き、REDに掛かり切りになる。
その隙を逃さず、セブンが一宮をぶん投げた。

主人公は、一宮―本郷が、かつての仲間3人を殺した事を暴く。
9番目の男を、「一人でも通れるようデバイスの設定が変わっている。あとで<5>の先で落ち合おう」
そう言って騙し、爆死させた。
船長室の老人は、主人公と四葉が話し込んでいる隙に、一度謎を解いて船長室に入り、殺した。
偽ニルスは、9番の男から落ちたバングルと、自分と偽ニルスで<3>を開き、中に蹴り込んだのだ。

一宮は、全て認めた。最初に目覚めた時、ゼロからの手紙が一宮にも届いていた。
「船長室にあるビデオカメラの前で、9年前自分の犯した罪を告白しろ。
 それは全国にネット配信される。そうすれば、お前をこの船から出してやろう。
 船長室に、一人証人を用意しておいた。彼にも併せて証言を頼むといい。」そう書かれていた。
だから一宮は、9年前を知る証人を殺そうと、それを念頭に置いて行動した。
そして老人も偽ニルスも、殺して下さいと言わんばかりに、麻酔で朦朧とした状態だったと言う。
103ゲーム好き名無しさん:2011/01/21(金) 18:19:48 ID:v7ZWzKbn0
とりあえずここまで
104ゲーム好き名無しさん:2011/01/21(金) 18:57:47 ID:MIB2VGhJ0
あとちょっとかな。気になってたから楽しみにしてます。
105極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/21(金) 21:19:20 ID:v7ZWzKbn0
「一宮ももう気付いているんだろう?お前はそう誘導されていたんだ。
 そうだろ?サンタ。いや、ゼロ。
 お前は、9年前の復讐の為に、今回のノナリ―ゲームを計画したんだ。」
サンタは笑い、また銃を掬い取って皆に突きつけた。そして、二つ訂正点があると言った。
「確かに俺は9年前の参加者、倉式葵だ。それは認める。
 だが俺はゼロじゃない。確かにゼロの協力者であり、参謀だが、ゼロじゃない。
 もう一つ、復讐だけの為にこんな事をした訳じゃない。
 これは<救済>だ。一つだけあるのさ。妹を…茜を救う方法が。」
では、誰がゼロなのか?主人公は、茜を振り返った。
いない。壁にもたれていたはずの茜が、忽然と消えていた。

サンタは、ノナリープロジェクト研究の要点を念押しする。
人物QからAに、物理的な接触を持たずに、情報を伝えること。
人間にだけ認識しうるフィールドを介して、送信者が受信者に情報を伝えること。
「茜は、本来ネヴァダQ棟に送られる筈の送信者だった。だが手違いでこっちに来ちまったんだ。
 もう分かるだろ?淳平。
 何故お前は一宮が相貌失認だと知っていた。どうやってニルスの棺を開けた?」
どうして、自分はそれを知っていたのだろう。知る筈の無い情報を。

それは<私>が知っていたから。
<私>が形成場に書きこんだ情報を、彼が受け取っていたからだ。
情報は、常に過去から未来へと流れる。過去にいる人間は、未来の事を知ることはできない。
時間は、例えると川だ。二股になった川を思い浮かべて欲しい。人の字を見てもらうと分かりやすい。
川上の人は、川下に流れる物を知る事は出来ない。また、二つに分かれた川下同士の人も、互いの事は分からない。
でも、<私>にはその全てが分かる。形成場を通じて見ることが出来る。
では、私とは誰か?
私は<I>。アルファベットの9番目の文字であり、<ゼロ>でもある。
いや、ゼロ未満と言うのが正しいだろう。今から9年後の未来に、私は<ゼロ>に成るのだ。

<私>は見ていた。彼の視界、彼の思考、彼が知覚する全ての事を。
私の目の前の現実と、彼の目の前の現実、二つは並行し、どちらも認識できた。
私は時間を越えて、彼に完全にシンクロしていた。
9年後の淳平くんの世界に。

今から約9時間前、この船が一部爆破され、沈没へ向かい始めた時、
シンクロは始まった。
私は今、螺旋階段を上へ走っている。
焼却炉で行き詰ったところを、刑事さんが助けてくれて、今先頭を走って逃げている。
お守りを握りしめようとして、それが無い事に気付いた。
卒業式に淳平くんがくれた人形。私のお守り、宝物。
通気ダクトの中ではあった。這い出た時に落としたのかもしれない。
どうしても取りに戻りたい。途中のフロアの入口に隠れてお兄ちゃん達をやり過ごし、急いで階段を下りた。
思った通り、人形は非常扉の前に落ちていた。拾って急いで階段に戻ろうとしたら、誰かに掴まれた。
「よく戻って来たねぇ。さぁ、実験をやり直すんだ!!」
106ゲーム好き名無しさん:2011/01/21(金) 21:40:34 ID:wTz3zCXZ0
乙&連投規制回避支援〜
107ゲーム好き名無しさん:2011/01/21(金) 21:46:55 ID:/ycjND340
支援支援!
108極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/21(金) 23:12:51 ID:v7ZWzKbn0
支援ありがとうございます。
すいませんワイヤレスが切れてました。続きいきます。
109極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/21(金) 23:14:16 ID:v7ZWzKbn0
本郷は私を焼却炉に引きずり込み、自分は反対の扉から出て行った。
18分後に焼却を開始する、とアナウンスが始まった。
怖くて怖くて、涙が溢れてきた。お兄ちゃんの声が扉の外から聞こえる。
動揺して、淳平くんとのシンクロは途絶えてしまった。
焼却炉の中央に、床から機械がせり出してきた。
寄ってみると、画面の中の気の遠くなるような升目に数字が羅列されている。

「俺はサンタクロース。あいつの願いを叶えてやるのさ。」
苦悶する主人公と、不安げな仲間を置いて、サンタは一宮を引き摺って焼却炉を出て行った。
そして、機械音が響き、程なくしてアナウンスが始まった。
あと18分で、焼却を開始すると言う。
<9>の扉のREDの表示が消え、中央に何かタッチパネルのついた機械がせりあがってきた。
この問題を解けば、<9>の扉が使用可能になるようだ。

扉の窓から、本郷が覗いていた。この問題を解けば、<9>の扉が使用可能になると言う。
扉の前に、二つのバングルが置かれていた。私の数字と併せれば、扉を開いて出られる。
でも…私は中学に上がったばかりだ
「こんな難しい問題、解けません!!」
「そーんなことはわかっている!形成場にアクセスして、答えを読みとるんだな!!」
できない、読みとれない、何も見えない。
怖くて集中できない、問題はどうやって解くのかすらわからない。
タッチパネルのガラスに、泣きじゃくる私の顔が映っている。
足がガクガク震える。手に汗がじっとり滲む。
お守りの人形を握りしめて祈った。助けて淳平くん、助けて…淳平くん、淳平くん…

声が聞こえた。茜の声だ。
主人公は立ち上がり、声を張り上げる「茜!茜!!返事をしてくれ!!」
四葉とニルスは寄り添い、主人公を見守っている。セブンと八代は、気味悪そうに遠巻きにしている。
それでいい。誰かに声をかけられたら、この細い糸が切れてしまう。
やがて徐々に強く、茜の返事が返ってきた。
茜の目の前にも、全く同じ機械と問題があるらしく、それを解けば出られると言う。
全てはこの瞬間に辿りつくために、緻密に計画され用意されたものだった。
紫は、ゼロは、茜は、9年前に垣間見た未来を再現する事によって、自分を救おうとしたのだ。
茜とシンクロを保ったまま、主人公は最後の問題に挑む。
茜は、主人公の視界とシンクロし、彼の指の動きをなぞり、
ただただ主人公を真似て数字をタッチしていった。
最後の升目に数字を入れ終え、Enterを押した。
警告音が止まり、焼却を中止したことを知らせるアナウンスが流れた。

「淳平くん!焼却が止まりました!!外に出られます!!」
茜からの返事に、主人公は安堵した。
「よしっ早くそこから出るんだ!こっちはちょっと立てこんでるから、いったんシンクロを中断させてくれ!」
さて、主人公は四葉とニルス、完全に引いてる八代とセブンに向き直る。
こちらもさっさと脱出しなくては。力強くEnterを押した。
しかし、「Incineration will start in 90seconds.」無情なアナウンスが流れる。
<9>の扉は使えるが、焼却が止まらない。
でも、この5人では数字根は<9>にならないし、何より、先程一宮は数字根9で扉を開けられなかった。
110極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/21(金) 23:15:35 ID:v7ZWzKbn0
もう時間が無い。カウントダウンが始まった。皆焦り、考えがまとまらない。
気になる事が一つある。問題は解けたが、画面下に、2+4+5+7+8=?という数式が残っているのだ。
全部足すと、26だ。26、26といったら…目の前の、叩きつけるように書き殴られた<9>と見比べる。
「この船のどこかにある、<キュウ>の扉…」最初のゼロのアナウンスが脳裏を過り、主人公は叫んだ。
「全員REDに認証しろ!!急げ!!!」

訳の分からないまま皆REDに飛びつく。
5、2、4、7、8。全員認証すると扉は開いた。飛び出し、DEADに認証し、へたり込む。
新たなノナリ―ゲームで、ゼロは最後に一ひねり利かせてきたのだ。
あれは、9でなく「q」だった。
9まで進むとaに切り替わる、「進法」の謎解き。今までにやけに多かった問題のパターンだ。
qに対応する数字は、26。
最終的にどのメンバーが残るか計算し、全員出られるように数字を対応させたのだろう。
達成感に満たされる。茜に呼びかけてみたが、もう返事は帰ってこなかった。

茜が<9>の扉を通った先には、兄の姿があった。
その胸に飛び込み、顔を擦り付け、泣いた。今ここにいる奇跡を思った。
ライト(彼は9年後ニルスと呼ばれることになる)と刑事(こちらはセブンだ)は、突然現れた茜に仰天している。
一同は、もう一度螺旋階段を目指して駆けだした。

ぐるぐると登る、登る、息が切れ心臓が破裂しそうになってもまだ登る。
やがて主人公達は、一枚の頑丈なハッチへ辿りついた。
取っ手を掴み、ぐるぐると回して開ける。

茜は、あまい安らぎに包まれていた。茜達9人の子供を乗せた救助艇を、巨漢の刑事が力強く漕いでいる。
沈んでいくギガントの輪郭が、遠ざかっていく。悪夢の船は、海の中へ轟音と共に呑みこまれていった。
「終わったな。」兄が囁く。頷きかけたが、茜は知っている。
これは終わりではない。9年後に起きる出来ごとの始まり。序章なのだ。

主人公達は、ハッチを開けて外に飛び出した。
眩しさに視界が真っ白になる。照りつける灼熱の太陽、一面の乾いた大地。
「Q棟だったんだ…。」
沈没などしなかったのだ。皆の足もとに、一斉にバングルが落ちた。
主人公は、それを拾い上げ、裏ぶたを開けてみた。そこには一片のICチップがあるだけ。
爆弾の起爆装置なんて、どこにも見当たらなかった。
111極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/21(金) 23:16:58 ID:v7ZWzKbn0
【エンディング】
ネヴァダの大いなる荒野、その道なき道を、一台の車が疾走する。
この大型SUV車は、実験棟の脇にキー付きガソリン満タンで停められていたものだ。
後部座席には、男3人が詰め込まれている。助手席には八代、ノリノリでハンドルを握るのは四葉だ。
国際免許を持ってる野郎がいないんだから仕方ない。
道しるべは、実験棟から伸びる一筋のわだち。その先を、サンタと紫―葵と茜が走っているはずだ。

10年前の記憶。猫にガソリンをかけていた中学生たちから、茜は猫を助けようとした。
反対に絡まれ、主人公が助けに入り、中学生に闘いを挑んだ。
ボコボコにされても、主人公は逃げなかった。一人一人殴りつけていった。
そいつらが、茜の可愛がっていた学校のウサギを殺したと分かっていたから。
乱闘の後、夕日の丘で、茜と主人公は並んで腰をおろし、寄り添っていた。
主人公は、茜に人形を渡した。「ブドウ人形のグレープ君だ。」
「淳平くん、それってブードゥー人形だと思いますよ。タイのどこかの部族のお守りです。」
茜は喜んで受け取る。ブドウじゃないけど、紫色だからやっぱりグレープ君だ。
中学に進むと、二人はあまり会えなくなる。違う中学に進むからだ。
「だから、それ、やる。」
「うふふ、その言い方、淳平くん部族の頭領みたい。」
「ソウ、オレ、トウリョウ。ウソ、ツカナイ。
 コレ、ワガブゾクニツタワル、デンセツノオマモリ。コレアレバ、イツデモ、イッショ。
 コマッタコトアレバ、ソレヲニギッテイノレ。オレ、イツデモ、ドコデモ、カケツケル。」
「ありがとう、淳平くん…」
茜の瞳から涙が零れ、グレープ君に浸みこんでいった。

回想から覚め、荒野を疾走する車内で、淳平は幾つか残る疑問を考える。
まず、一宮がノナリープロジェクトを計画した動機は何か?
これは聞けば済むことだ。トランクには、元から一宮が簀巻きにされて放りこまれていた。
後ろを覗きこみ、一宮の口のガムテを剥がして聞いてみる。
「私は、顔を…人の顔を見てみたかっただけだよ」
成程。続きが長くなりそうだったので、もっかいガムテを貼る。
もう一つは、紫=茜の正体だ。
彼女は9年前に焼却炉で死んだ筈だ。では、どうやって紫として存在できたのか?
それは、主人公が焼却炉でシンクロして過去の茜を助けたからだ…。…それはいいとしよう。
すると、一つの矛盾が起きる。
112極限脱出9時間9人9の扉:2011/01/21(金) 23:21:01 ID:v7ZWzKbn0
ニルスはいい。目が見えないから、焼却炉の中に何があったか、彼は見ていない。
だがセブンは、焼却炉の中に茜の焼死体を見たと言った。
そこに焼死体があったなら、歴史に矛盾が生じてしまうことになる。
一つだけ合理的な解がある。
セブンの都合のいい記憶喪失、絶妙なタイミングの記憶回復、そしてこの矛盾を一度に解決する答えが…。
隣のセブンを見ると、彼はどこか満足げな表情を浮かべていた。

「ねぇ、誰か立ってるみたい!」
四葉が示し、前方を見ると、一つの人影があった。
白いエジプト風の衣装を纏った、セクシーな女性がヒッチハイクを求めて親指を立てている。
彼女は何者なのか。
主人公がそれを知るのは、もっと後の話である。

【完】



終盤の超展開がややこしい。主流の解釈は以下のようです。

茜は9年前に死ぬはずだったが、淳平とのシンクロで死を回避した。
だから、9年後その時に見た光景を寸分違わず再現しなければならない。
兄と共に、打ち捨てられたネヴァダのQ棟を使いノナリ―ゲームを作り上げた。

紫は、9年前の生存可能性から遠ざかるほど高熱(焼死の影響?)を出すようになり、
焼却炉のシンクロ再現が不可能になると死亡するようです。
あと、最後のエジプト女性は、砂漠の熱気で溶けて蘇生した「Allice」らしいです。
以上です。
113ゲーム好き名無しさん:2011/01/22(土) 00:13:40 ID:JN++SwWE0
乙です。面白かった。
製薬会社の巨大実験とか死ぬはずの人間を助けるためとか、Ever17思い出すな。

ところで、
淳平はシンクロの為、
一宮と船長と9の人とニルスの服を着ていた人は復讐の為、
サンタと紫とセブンは首謀者&協力者、
ニルスと四葉は一宮が他の人を殺すように誘導する為?だとして、
八代さんはどうして今回のノナリーゲームに呼ばれたんだろうか?
彼女だけ今回の事件で関係するところがないように思うのだが、まさか数合わせ?
114ゲーム好き名無しさん:2011/01/22(土) 00:23:52 ID:fom64jGj0
>>113
八代さんはマジで一人だけ無関係みたいです。
終盤、「9年前」を当たり前の顔でやりとりする一同に、
「だから9年前って何なのよ!?」ってキレてました。

倉式兄妹的には、シンクロで見えた人を全員かき集めなきゃなんねぇし、
制作陣的にはPCスキルがバリ高かつ拉致できそうな脇の甘さっていう人材だったんではないかと。
115ゲーム好き名無しさん:2011/01/22(土) 00:49:11 ID:haeokW490
うろおぼえで申し訳ないんだけど、
八代の娘が9年前の実験に参加してなかったっけ?
んでもって八代はそのことを知らなかったような…
116ゲーム好き名無しさん:2011/01/22(土) 01:16:10 ID:fom64jGj0
>>115
えっそうだったんですか!!すいません多分そうです!
セブン記憶回復の時に八代がいるルートをやってないので、そこで判明するのかも。
そういえば、9年前の子供たちの中に、同じ髪色でモブ顔じゃない子がいました。
117ゲーム好き名無しさん:2011/01/22(土) 02:16:51 ID:JN++SwWE0
>>113だけど、聞いといて何ですがwiki行ってきました。
八代さんの双子のお子さんが過去に参加しているようですね。
でも彼女自身は知りたくても事件のことを知らされることはなかった、と。

シナリオ書いた人インフィニティシリーズの人と一緒だった。そりゃ手法が似てるはずだ。
というかその人が書いてるから興味持ってたんだった。すっかり忘れてた。
アリスの話とかにも他に面白そうな解釈があるみたいだし、こういうの好きだから今度買ってこようかな。ありがとね。
118ゲーム好き名無しさん:2011/01/22(土) 14:41:32 ID:VRmlQaGy0
乙です。面白かったー
この手のゲームには珍しく主人公が男前だったねw
119ゲーム好き名無しさん:2011/01/22(土) 15:27:15 ID:5vaP3i130
999おつ!
あれは中々に斬新なパラドクスモノだったよね。
俺は最後の入力画面の演出で感極まっちゃったよ。
120ゲーム好き名無しさん:2011/01/23(日) 01:23:51 ID:jlTWGbgt0
「ACE COMBAT 5」のアーケードモード「カティーナ作戦」をお願いします
121ゲーム好き名無しさん:2011/01/23(日) 01:55:07 ID:yWYlI+lO0
>リクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
>リクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
>リクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
122ゲーム好き名無しさん:2011/01/23(日) 03:30:18 ID:LebbAx1v0
【PSP】のダンガンロンパをお願いしたい
音ゲー要素がめんどくさくて買う気になれないんだ・・・
123ゲーム好き名無しさん:2011/01/23(日) 07:11:32 ID:6kpQDOd60
age
124ゲーム好き名無しさん:2011/01/23(日) 22:07:02 ID:Fsl4jDG/0
じゃあダンガンロンパ(PSP)予約する
でもかなり新作だし、かなーり長いゲームだから、1ヶ月くらいお待ちください。
125ゲーム好き名無しさん:2011/01/23(日) 22:09:37 ID:lm3CIkpE0
うふふふふふ 良いのかなぁ
126ゲーム好き名無しさん:2011/01/24(月) 20:05:00 ID:yT4rYpim0
クリア済みとしてもどうまとめるか楽しみだ〜
音ゲー要素つってもボタン押しときゃクリアできるから
是非やってほしいけどね
127ゲーム好き名無しさん:2011/01/24(月) 20:57:29 ID:3nK+PBO70
音ゲー要素より、シューティング要素にイライラした。
でも久々に定価で買っても損じゃないと思うゲームだったよ。
128ゲーム好き名無しさん:2011/01/25(火) 12:18:58 ID:QakNh1KU0
ほしゅ
129ゲーム好き名無しさん:2011/01/25(火) 16:44:32 ID:QakNh1KU0
今Wikiの編集収録してたんだが、
現行スレのリンクって管理人さんしか変えられないっけ?
なんか変えた事ある気がするようなしないような
130ゲーム好き名無しさん:2011/01/26(水) 14:10:32 ID:L8ZYzU1l0
ほしゅ
この頃過疎ってるなー。規制?
131ゲーム好き名無しさん:2011/01/26(水) 17:39:41 ID:aTGHEYjH0
もともとこんなもんじゃね?
132ゲーム好き名無しさん:2011/01/26(水) 21:38:05 ID:L4VOg0uk0
フリーゲーム「Knight Night」の既出部分の続きをリクします
どなたかお願いします。
133ゲーム好き名無しさん:2011/01/28(金) 11:31:40 ID:QdZVMse80
>>6
>・蒼魔灯

蒼魔灯がないようなのでストーリー書いちゃってもいいですかね。
あんま需要はないと思うけど今プレイ中なので。あと残り2つの分岐EDみたら投下します。
134ゲーム好き名無しさん:2011/01/28(金) 22:52:17 ID:FxwhUOaN0
ご自由にどうぞ
蒼魔灯のストーリー忘れちゃったから個人的には読みたい
135ゲーム好き名無しさん:2011/01/29(土) 05:43:59 ID:x8bn4x1G0
1年ぶりに再開する…
136133「蒼魔灯」:2011/01/29(土) 19:13:25 ID:n8aW7DKY0

蒼魔灯主な登場人物。

【レイナ】この物語の主人公。大陸に住む17歳女。
【フレデリック】アレンダル国の国王。
【マルガリータ】アレンダル国の王妃。
【ミゲル】AUO(人身売買組織)の一員。
【クリスティーナ】AUOの女ボス。
【アルベルト】アレンダルの民、フレデリックのやり方に反感。
【セシリア】マルガリータ王妃に仕える部下。

プロローグ。

目的は不明だが大人達によって引き裂かれ離ればなれになる幼き姉妹。
(※世界設定は公式サイトを参照して下さい。)

本編。

17歳の誕生日を、母ロゼッタと弟パオロに祝福されるレイナ。
レイナはロゼッタの実の子ではない。しかしロゼッタはレイナを本当の娘のように可愛がっていた。
欲しがっていた蒼いブローチをロゼッタからプレゼントされ涙ぐむほど喜ぶレイナ。
姉ちゃんが泣いている!と幼い弟に茶化されるも幸せな家族団らんを送っていた。
137133「蒼魔灯」:2011/01/29(土) 19:14:58 ID:n8aW7DKY0
しかし突然そこにミゲル率いるAUO(人身売買組織)の襲撃が。
ミゲル達は容赦ない暴力で一家を拉致。アレンダルという島国に連行する。
アレンダル国王フレデリックがいる王の間へ連行される一家。
強欲で女好きなフレデリック王はレイナを一目見て気に入る。
フレデリック王に激怒する母ロゼッタ。レイナ以外は労働力にする手筈だったのだが、
その態度に苛ついたフレデリック王はミゲルにレイナ以外をその場で処分しろと命令。
ミゲルは、レイナの目の前で母ロゼッタと弟パオロを躊躇無く刺殺。
ショックでレイナはその場で気を失って倒れてしまう。

マルガリータ王妃と、その腹心のセシリアは柱の影でレイナ一家が捕らわれたことに先を越されたと悔しがる。
レイナ一家が持つある重要な物を手に入れる算段があったらしいのだが……。
138133「蒼魔灯」:2011/01/29(土) 19:17:08 ID:n8aW7DKY0
レイナが目を覚ましたのは暗い牢獄。母と弟を失い嘆き悲しむレイナ。
しかしそこに何者かの救いの声が。出してやるから投げた赤い石を拾えというのだ。
赤い石は手に取ると蒸発して消えた。すると今まで目に見えなかった牢の中に仕掛けられたトラップが見えるようになる。
意のままにトラップを仕掛け己のタイミングでトラップを発動する能力。
この不思議な能力を使い、迎えに来た国王の使いを声の主の言われるがままにトラップを発動させ屠った。
人を殺めたことに戸惑うレイナだが、すぐに衛兵が駆けつけやらなければやられる状況が生まれる。
衛兵をトラップで倒し逃げるレイナ。それを追う新手の兵士。
逃げた先にはマルコという少年がいた。レイナに能力を授け救った声の主である。
追ってきた兵士はまずマルコに手をかけようとするが、アルベルトという青年が現れトラップ能力でその危機を救う。
アルベルトとマルコは兄弟で、二人は現国王のやり方に不満を持つ国民であった。
アルベルトは無茶をした弟のマルコを責めつつ、レイナをひとまず師であるトーレという男の工房に匿うことにした。

一方レイナに逃げられたことに怒り狂うフレデリック王は、宰相に生け捕りにしろと命令し追っ手を差し向ける。
レイナを狙うのは国王の手下ばかりではない。懸賞金に目がくらんだアレンダルの民、
クリスティーナ率いるAUO、王妃の部下セシリア達もレイナを生け捕ろうとやってくる。

トラップの能力を使い追っ手を次々と撃退するレイナ。その能力を見て驚くトーレ。
トーレはトラップの能力によるデメリットを伝えようとするが突然その場に倒れ急逝してしまう。
隠れ家を変えマルコと逃げていたレイナだが追っ手にAUOが現れると闘志を燃やし
トラップの能力で次々と襲い来る相手を返り討ちにしていった。
しかし能力を使うたびに謎の苦しみが身体を襲う。苦しむレイナを見かねたマルコは
薬を探しに行くがその道中セシリアの部下に殺されてしまう。セシリアは、部下が殺した人間がマルコと知って愕然とする。
139133「蒼魔灯」:2011/01/29(土) 19:20:04 ID:n8aW7DKY0
マルコの死を悲しむレイナ。アルベルトにその事を伝えると責任は僕にあると言う。
そしてトラップの能力には代償があり、身体が蝕まれていくというのを打ち明けられる。
いずれトーレのように死ぬというのだ。自分にもその能力があるのでその呪縛を解く方法を
探すというアルベルト。しかしその隙にも次々と追っ手は現れ息つく暇はない。
王妃の部下セシリアはレイナに差し向けた部下を殺され、単身挑もうとするがレイナに幼き頃に別れた妹の面影を見て戸惑う。
そこにアルベルトが現れ、セシリアは驚き撤退する。アルベルトとセシリアの間には何かしらの因縁があるようだ。

アルベルトはブローチについていた宝石は時空石のコアだと知り、レイナに伝える。
マルガリータ王妃の目的は時空石だったのだ。時間を自由に行き来できるかもしれないという伝説の時空石。
過去を変えられるかも知れない、そう思ったレイナはアルベルトと共に残りの時空石の一部であるガード石を探しに出る。
アルベルトの目的は国をよくするために、過去に戻り現国王の即位を阻むこと。
レイナは育ての家族を救うこと。二人の思惑は一致する。
ガード石探索中に、アルベルトは捕らわれていた幼い少女レミを見つけ匿うことにした。
レイナもレミにやさしく接する。

迫ってくる者達を屠りながらレイナ達はガード石を探す。
マルガリータ王妃は、度重なる失敗に業を煮やしセシリアにレイナを仲間に引き込めと命令する。

【ここでセシリアについていくかついていかないかでストーリー分岐】

王妃は諜報員を送り込んだり、ミゲルを配下に引き入れたり様々な策を講じる。
セシリアもレイナを執拗に追いかけ時空石を奪おうとする。
アルベルトによるとセシリアとは一緒に暮らしていた時期があったという。
そんな中アルベルトにも能力の代償が襲い死期が近づく。
140133「蒼魔灯」:2011/01/29(土) 19:21:58 ID:n8aW7DKY0
アスベルトを気遣いひとりでガード石を求めて遺跡を探索するレイナ。
そこでガード石には延命効果もあるという情報を手に入れる。
遺跡を守護する者達がレイナに襲いかかる。強敵揃いの遺跡。
レイナは危機に陥るがそれを助けたのはAUOの一員であるクピードだった。

何度も襲ってきたAUOのボスであるクリスティーナの洗脳が突然解ける。
クリスティーナは人さらいを憎む側の人間だったのだが何故か洗脳され人さらいのボスに据えられていたという。
クリスティーナは今までのことをレイナに謝罪。
クピードはマルガリータ王妃のスパイでAOUの一員としてクリスティーナを監視していたが王妃を裏切り、クリスティーナに忠誠を誓った。

クリスティーナとクピードはレイナ達に協力することにした。
作戦会議中にミゲルが姿を現し、裏切り者のクリスティーナに襲いかかる。
それを庇いクピードが凶刃に倒れる。クピードはクリスティーナに愛の告白をして命を落とす。
悲しむクリスティーナ。その隙にミゲル逃亡。

セシリアは王妃から時空石のコアを奪うまで姿を見せるなと厳命を受ける。
そしてセシリアとレイナの一騎打ち。妹の幻影を振り払いつつ挑むセシリア。
しかし本気で戦わずレイナに敗れる。駆けつけたアルベルトの腕の中でセシリアは息を引き取る。レイナを責めないでという言葉とともに。

レイナとクリスティーナは城に潜入。クリスティーナはクピードの敵であるミゲルを追い、
レイナはガード石を持つ王妃を追いつめる。

レイナはマルガリータを追いつめるが、背後から登場したレミの針攻撃により身体を麻痺させられる。
レミはマルガリータの娘で諜報員だった。時空石のコアをレイナから奪い時空石を完成させる王妃。
しかしレミはマルガリータをも針でつき身体を麻痺させた。
そしてやさしくしてくれたレイナに感謝の言葉を述べマルガリータを業火渦巻く炉に押し込む。自らの身と共に。

マルガリータの死を意に介さず愚かと切り捨てながらもレイナの脅威に焦り始める国王。
部屋を出るとミゲルがいて国王を刺殺。

【過去に戻るか延命かを選択。ここでED分岐】
141133「蒼魔灯」:2011/01/29(土) 19:24:05 ID:n8aW7DKY0
NO.1END
→セシリアについていかない→過去に戻る→ミゲルに勝利
過去に戻り拉致される前の状況に戻ってきたレイナ。家族と、そしてもう1人の自分と対面する。
そこにミゲル一行が。宿敵ミゲルを倒し、家族と感動の対面。
しかしこの時代に同じ人間が2人いてはいけないと言い残しレイナは去る。
一方ミゲルを追っていたクリスティーナはミゲルに犯されそうになっている。
しかし過去のミゲルをレイナが倒したことで、この時代のミゲルは存在そのものが徐々に消えていく。
クリスティーナはレイナが目的を果たしたのだと安堵する。ベッドに横たわるアルベルト。
蝋燭の火が消え、傍らにいたクリスティーナは涙をこぼした。霧が立ちこめる街を彷徨うレイナ。
霧の中に幼き日の姉セシリアの幻影を見る。突如胸が苦しみだしその場に倒れるレイナ。
トーレ、アルベルト同様に能力の代償で命が燃え尽きたのだ……。

NO.2END
→セシリアについていかない→過去に戻る→ミゲルに敗北
過去に戻り拉致される前の状況に戻ってきたレイナ。家族と、そしてもう1人の自分と対面する。
そこにミゲル一行が。宿敵ミゲルに敗北しアレンダルに再度拉致される。
柱の影にいた王妃はミゲルにその娘のブローチをよこせと命じる。応じるミゲル。
目的を遂げ高笑いする王妃。しかしそこにセシリアがもう1人のレイナから奪った時空石を持って帰ってくる。
ふたつの時空石のコアが存在し共鳴することでブラックホールのようなものが生まれ王妃を、全てを、飲み込む。
一方ミゲルを追っていたクリスティーナはミゲルに犯されそうになっている。
しかし過去にブラックホールが生まれたことで現代のミゲルもクリスティーナも消滅していく。
時空石から生まれたブラックホールで全てが消滅したようだ……。

NO.3 END
→セシリアについていかない→延命する
命つきかけるアルベルトの身を捨て置けず、ガード石の延命効果を引き出すレイナ。
これで過去には戻れなくなる。延命のタイムリミットは7日間。ミゲルとの最終対決を終え、
レイナ、アルベルト、クリスティーナの3人は、呪縛を解く方法を必死で模索する。
レイナが重要な書物を見つけ、苦心の末アルベルトはついに呪縛を解く秘薬を完成させた。
アルベルトは急いで部屋に戻るが、ベッドの上でレイナは既に息絶えていた……。
142133「蒼魔灯」:2011/01/29(土) 19:27:10 ID:n8aW7DKY0
NO.4 END
→セシリアについていく(セシリアについていくことで大幅にストーリーが変化)
セシリアの手引きで戸惑いながらもマルガリータに仕えることになったレイナ。
マルガリータの信用を得るためマルガリータの任務をこなす。王妃の部屋に入っていくレイナを見て部屋に入ってきた国王。
だが王妃にここにいるのはうり二つの侍女だと説明されて納得する……。
その代わりに時空石のコアを国王に奪われるが、マルガリータに後で取り戻すからここは堪えろと説得される。

大陸からまた娘が拉致されてくる。親友のユスフィーナであることが判明。
【ここで→あきらめる→助けるの分岐→何もしない→助け出したいなどの分岐があるがストーリーは殆ど変化せずEDにも影響無し】
ユスフィーナを助けに行くことで独房に入れられる。そんな最中大陸人たちが反乱を起こしアルベルトを殺害したので反乱分子を駆除するためマルガリータはレイナを討伐に派遣する。

拉致された大陸人を逃がしたり匿ったりしていたアルベルトが何故大陸人に殺されたのかに疑念を感じつつ、大陸人達を討伐していくレイナ。
討伐された大陸人の中には「助けてくれたアルベルトを殺す訳無かろう・・・」という最後の言葉を残した。レイナがアルベルトの亡骸がある部屋に向かうとセシリアがいた。

セシリアはこの手口は王妃の仕業だと言い、レイナに王妃の元を去る決意を口にする。
セシリアはレイナに一緒に島を出ないかと誘う。セシリアの裏切りを察知したマルガリータは、部下を使いセシリアを投獄。
レイナは助けに向かうが既にセシリアは死亡。マルガリータは国王を誘い出すから殺して時空石のコアを奪えと最後の命令をレイナに下す。
遂に国王と対峙し、国王倒す。しかしレイナはマルガリータにも刃向かう。
マルガリータの部下を一掃してマルガリータを追いこむ。観念したマルガリータだが、
すったもんだしたら時空石のコアが業火渦巻く炉の中へ。マルガリータは時空石のコアを追い焼死。
コアが燃えて肩を落とすレイナ。そこにクリスティーナがきてレイナを励ます。
レミも連れて行くことになりEND。
143133「蒼魔灯」:2011/01/29(土) 19:32:26 ID:n8aW7DKY0
乱文、まとめ下手で申し訳ない。今読み直したら誤字あるし……。
話に色々おかしい箇所がありますがそれはストーリーがおかしいのか、
解釈が間違っていて説明が下手なのかは分かりません。知っている人いたら補足・訂正お願いします。
特にNO4ENDのストーリーの奇怪さ強引さは?の連続でした。国王アホすぎるし
144ゲーム好き名無しさん:2011/01/30(日) 05:42:26 ID:EY3ekQ8L0
スーファミのサイバーナイト2、
どなたかお願いします。
纏めサイトになかったようなんで...。
145ゲーム好き名無しさん:2011/01/30(日) 19:02:03 ID:M7X/hDxG0
そうまとうオツー
相変わらず鬱話ですな
146ゲーム好き名無しさん:2011/01/30(日) 21:34:13 ID:8iKU2+8P0
デスメンディナー
人間と魔族が大規模な戦争を繰り広げているのを見た神は世界を人間の住む世界と魔族が住む世界の二つに分けた。
だが、魔族を纏める三柱の王の一人と彼の軍勢は人間の住む世界に取り残されてしまう。
残された魔王と彼の軍勢は飢えており、人間の世界を食い荒らし始める。
しかし、勇者オズワルドの一行が魔王と彼の率いる軍団の幹部達を倒す。勇者自身の命と引き換えに…。

一章
二つの姿と命を持っていたおかげで生存していた魔王の軍勢の幹部の一人ゼナーデンは亡き主の魂を回収し、
魔王が復活する為の依り代として、魔王と同士討ちになったオズワルドを選んで彼の肉体に魔王の魂を定着させるのだが、
瀕死であったがオズワルドは生きていたのだ。その結果、オズワルドの肉体は彼自身と魔王の魂が共有する事になった。

二章
僅かに自我を残したオズワルドはかつて共に戦った仲間との絆を信じ、魔王城からの脱出を図る。
瀕死の状態で居続けた為か、勇者としての力を殆ど失っており、代わりに魔王の能力を使用する事に。
その能力はバイドといって、倒した相手を捕食して相手の全てを吸収するというものだった…。
同時刻、オズワルドの祖国で最強の魔法使いにして彼の仲間アルパージが魔王城の不穏な動きを察知する。

三章
アルパージが自分と同じくオズワルドの仲間ラスキンに魔王城の調査を依頼。ラスキンは弟子を連れて調査に乗り出す。
オズワルド達は統率者を失った魔物達を蹴散らしながら進むが、そこでラスキンの弟子達と遭遇。
オズワルドは彼らと合流しようとするが、弟子達は魔物が勇者に化けた姿と判断したのか襲いかかってきた。
止むを得ず、彼らを倒して進むと、彼の目の前に残りの弟子達を連れたラスキンが立ち塞がる。
ラスキンの姿を見たオズワルドは、彼なら全てを理解してくれるだろう。という甘い判断で自分はオズワルドだと名乗る。
しかし、ラスキンは有無を言わさずに斬りかかってきた。結局、彼の弟子達と同じく不本意ながら彼を倒す。
自分が使う剣術の開祖の血筋であるオズワルドを妬んでいた事を明かしてラスキンは息を引き取った。
147ゲーム好き名無しさん:2011/01/30(日) 21:35:25 ID:8iKU2+8P0
四章
ラスキンが何時までも戻らない事から彼の死を悟ったアルパージは自分達と同じく魔王打倒の英雄ジェイを向わせる。
その際、二人はオズワルドの生死について話し合うが、
仲間の生死というよりも仇敵の生死について話し合っているような内容だった。
その頃、魔王とゼナ−デンは戦力増強の為に異世界の神とその従者である戦士を召喚する事にした。
仮面を付け、オズワルドと同じ戦闘スタイルで戦う異世界の戦士はアザーと名乗る。
戦士は召喚に応じたが神は召喚に応じず、召喚に応じても良いか測る為にオズワルド達に試練を課す。

五章
神の課した試練をクリアした直後、ジェイの手下達に一同は襲撃される。
手下達を下してジェイと対峙するが、そこに異世界の神ベスが姿を現す。
戦いの末にオズワルドはジェイを倒し、何故に自分を殺そうとするのかジェイを問い詰める。
ジェイは常人より遥かに優れたオズワルドの事を密かに恐れていた事を話して死ぬ。

六章
最近、ラスキンとジェイの行方が分からなくなった事に違和感を覚えたオズワルドの恋人で、
彼の仲間メルヴィは二人がアルパージの要請で魔王城に出向いた事を知り、単身で魔王城に向かう。
2度も仲間に命を奪われかけた事でオズワルドの精神は疲弊していた。
それを理解した魔王はオズワルドの肉体を完全に奪える日が近いのを確信する。
魔城の中をオズワルド達が進むと、メルヴィが魔物達に襲われているのを目撃。
オズワルドは彼女を助けようと彼女の元に駆けつける。
魔王は止めない。ラスキンやジェイのように彼女も実はオズワルドを恐れていた可能性があるからだ。
それに魔王の魂と肉体を共有している影響でオズワルド魂の色が変色し、姿も変わり果てているのだ。
間違いなく、彼女もオズワルドを拒絶して迫害するだろう。
魔王はそう考えた。
彼に助けられたメルヴィはオズワルドの魂の色が変色と姿が変わり果てているのに気づくが、
それでも彼女はオズワルドの生存と彼との再会を喜ぶ。
オズワルドも姿などが変わり果てたのにメルヴィが自分を受け入れてくれた事実に喜びを隠せない。
目論み通りにいかなかった事に魔王は僅かな不快感を覚えた。
148ゲーム好き名無しさん:2011/01/30(日) 21:37:14 ID:8iKU2+8P0
七章
メルヴィが魔王城に向かったのを知ったアルパージは魔王を倒した直後に自分のした事を彼女に知られては不味いと判断。
自ら兵を率いて魔王城に赴く。
メルヴィの話しによるとオズワルド達にラスキン達を差し向けたのは、アルパージらしい。
それを知ったオズワルドは、あの時と今回の事についてアルパージに真意を問い、
邪心で自分を殺そうとしていたのならば彼を斬る事にした。
それを聞いたゼナーデンはメルヴィを殺してオズワルドを絶望させて魔王の復活を早めようとするが、魔王自身に止められる。
魔王は自分を倒したオズワルドとアルパージの殺し合いを見たいのだと言う。
先を進むオズワルド達の前にアルパージが現れる。
オズワルドはアルパージに真意を問う。
アルパージは正直に答えた。
魔王を討伐した直後、メルヴィが力を使い果たし気絶しているのを良い事に自分が
ジェイ達を焚きつけて彼らと共に魔王を倒し、油断していたオズワルドに背後から襲いかかったのだと。
そして、今回の件でラスキン達を差し向けたのも自分だと答えた。
直後、アルパージの最強魔法がオズワルドに向けて放たれる。
しかし、メルヴィがオズワルドを魔法の範囲外に突き飛ばして彼の代わり魔法を受けて死亡する。
メルヴィの死で双方とも同様し、アルパージは一時撤退する。

八章
アルパージはオズワルドを嫌らって殺そうとする理由を独白する。
それは魔法の研究で一生を終える筈だった自分を外に連れ出したのが原因との事。
魔王はオズワルドにメルヴィの死で彼自身の居場所がなくなったのと、
強者は優れた力を持っているが故に命を狙われ、孤独になるのだと教える。
オズワルド達はあと少しで魔王城から脱出できるところまで来ていたが、屍の兵隊が襲いかかってきた。
アルパージの置き土産だった。
屍を倒していくと、屍達の中に見慣れた人物の屍を見つける。
メルヴィだ。
オズワルドは深い絶望に囚われる。
しかし、アルパージの思惑通りに殺される訳にもいかず、メルヴィだった屍を再起不能にした。
そして、オズワルドに残ったのはアルパージに対する激しい憎悪だった。
その頃、アルパージはある報せを大陸中に流していた。
149ゲーム好き名無しさん:2011/01/30(日) 21:39:10 ID:8iKU2+8P0
九章
アルパージが大陸中に流していた報せとは、
魔王城から勇者の姿をした邪悪な脅威がこの世界に迫っている。というものだった。
さらに、兵を率いて極秘で魔王城調査に乗り出した自分達は邪悪に惨敗し、アルパージ自身以外の英雄は皆死んだ。と……。
その報せに多くの人々が恐怖した。
事態を打開するべく、多くの国の兵隊から成る巨大規模の連合軍が編成され、邪悪討伐の為に進軍する。
軍を指揮するアルパージは自身の勝利を確信していた。
魔王城では、なんとオズワルドが憎悪を力に変えて魔王の魂を消し去り、その力を奪い取る。
失われていた勇者としての力も魔王城での戦いで完全に復活していた。
そんな彼を見てゼナーデンは恐怖し、アザーとベスは最悪の可能性が現実になったと内心、警戒する。
魔王オズワルドはアルパージを殺し、復讐を果たすべく進む。
アルパージ率いる巨大規模の連合軍は魔王オズワルドと彼の配下達に襲いかかるが、
魔王オズワルドの力は絶大で、連合軍はあっという間に瓦解する。
そして、衣装を血と泥で汚して泣き喚きながら必死に逃げるアルパージを魔王オズワルドは笑いながら惨殺した。
その後、目的を失った魔王オズワルドは何かを捕食するだけの生体ブラックホールと言える存在に成り果てた……。

エンディングへ
150ゲーム好き名無しさん:2011/01/30(日) 22:25:36 ID:8iKU2+8P0
十章
ベスに憑依していた神は一連の真相をアザーに話す。
自分の前任者の神は一つの世界に人間と魔族を一緒に配置し、大規模な戦争が発生するように仕向けた。
とにかく、強い生命体を誕生させる為だ。
事態を収拾するべく、神は世界を二つに分けた。
だが、前の神はそれを想定しており、魔王達が人間のいる世界に取り残されるようにしていた。
その魔王もオズワルドを勇者に仕立て討たせたが、神はある可能性を発見してしまう。
それは魔王オズワルドの誕生と彼による世界の滅亡。
魔王オズワルドの成長には限界が無く、最終的には本当の意味で全てが喰い尽されてしまう。
もしも最悪の可能性が現実になったら、それに対処させる為に別世界からアザーを呼んだのだと。
そして、世界を喰い荒らす魔王オズワルドをアザーが捕食して世界は救われる。
その後、神は世界に過剰な干渉をした事で世界を管理する権限を剥奪され、
アザー達は魔族の世界に行く方法を模索する旅に出る。

真のエンディングへ
151ゲーム好き名無しさん:2011/01/30(日) 22:36:31 ID:8iKU2+8P0
以上です。
予告も無く、投下してすいません。
ネタバレは一部だけ伏せていますが、
話は投下いた文章で十分、理解できると思います。
訂正するべき点があったら、訂正をお願いします。
152ゲーム好き名無しさん:2011/01/30(日) 23:14:09 ID:Ko1ZQ7Rh0


勇者が仲間の裏切りによってひどい目にあう話か
ライブアライブとかユーベルブラットみたいだな

あとWEB漫画の「魔王はなかまをよんだ! しかしだれもあらわれなかった!!」とか

史実でもシモン・ボリバルが似たような人生送ってるが
153ゲーム好き名無しさん:2011/01/31(月) 03:13:06 ID:zF/pWnvg0
おつー。何のゲームかと思ったらアプリゲーなのか。
しかし魔王様が結構可哀想だな。出番的な意味でも。
154ゲーム好き名無しさん:2011/01/31(月) 13:37:34 ID:AcRnhiGF0
SFCのアクトレイザーをリクエストします。
155ゲーム好き名無しさん:2011/01/31(月) 22:36:33 ID:/Lx+w3HW0
アプリゲームのストーリーを一つ投下します。
そのゲームはRPGに対する私達の疑問を解決させてくれる作品です。

密着!RPGの舞台裏
皆さんは、RPGって都合よく出来ている。と思った事はありませんか?
物を盗んでも怒られなかったり、どんな大怪我も一晩寝れば回復したり、
レベル1の勇者が強力なモンスターに遭遇しなかったり、都合いいことばかり起こるのは何故でしょう?
それは不思議な生き物「ふにゃもらけ」が勇者を影からこっそり助けていたからです!

主人公は多くの人々を殺してきた凶悪なドラゴン。
しかし、勇者との戦いに敗れてしまう。
死を待つ主人公の前に一人の女性が姿を現し、主人公を転生させる。
すると、主人公はドラゴンから『ふにゃもらけ』という生き物に生まれ変わっていた。
世界を荒らす魔王等と戦う勇者を支援する生き物ふにゃもらけとして主人公の第2の人生が始まる。
まず、主人公は一人前のふにゃもらけになる為にワクワクRPGランドで訓練する事に。
そこで三人の訓練生と仲間を得て、みんなで焼き肉を食べたりして親交を深めながら、様々な訓練に合格していく。
一人前として認められる為の最終試験の日、
ふにゃもらけ達の創造主で彼らの長(ふにゃもらけ達にとって自分達が務めている会社の社長といえる人物)が最終試験会場に来ていた。
その際、彼は主人公の仲間の一人にある事を教える。
創造主は主人公達の最終試験であるモンスターとの実戦に立ち合う。
そして、主人公達は最終試験と突破するが、一つの問題が発生。
実は主人公の仲間の一人の前世は主人公の前世であるドラゴンに殺されていたのだ。
それを知った仲間の一人は主人公を殺そうと襲いかかるが、主人公はなんとかそれを止める事ができた。
それを見た創造主は主人公を優秀と褒め、ある事実を明かす。
仲間の一人が主人公を殺そうとするように仕向けたのは自分だと。
主人公は理由を問う。
創造主は暇つぶしの為だと答える。
そして、彼は暇つぶしの為に魔王を作り出し人間と戦わせていたのだ。
圧倒的不利な人間を助けるために作られたのが、ふにゃもらけ。
主人公は身勝手な創造主に怒りを覚え、戦いを挑む。
戦いは主人公が勝利するが、創造主はその場から逃走。
創造主が逃げた先には主人公をふにゃもらけに転生させた女性RPGレディがいた。
彼女は創造主の行いを知った幹部達からの伝言を伝える。
それは創造主自身を除く全幹部の満場一致で創造主を解任する事が決定したというのだ。
納得できない創造主はRPGレディを消そうとするが、主人公との戦いで消耗しているので返り討ちに遭う。
そして、主人公達は一人前のふにゅもらけとして認められ、勇者をお助けしていく事になるのだった。

以上です。
訂正するべき点などがあったら、訂正等をお願いします。
156ゲーム好き名無しさん:2011/01/31(月) 22:38:07 ID:SX8BdOwQ0
書き込めたらPoP投下するテスト
157プリンス・オブ・ペルシャ 忘却の砂・1:2011/01/31(月) 22:40:13 ID:SX8BdOwQ0
プリンス・オブ・ペルシャ 忘却の砂
PS2の「時間の砂三部作」の時間軸のどこかに入る話らしいけど、そっちはやってないのでよくわからん。

シャラマン王の息子であるプリンス(名前は出ない)は修行のために兄王子であるマリクが治める地に向かっていた。
が、到着してみるとかの地は戦争の真っ只中。
追い詰められた兄マリクはプリンスが止めるのも聞かず、宝物庫に封印されていた「ソロモン王の軍勢」を解き放ってしまう。
溢れ出した砂から軍勢=無数の化け物が立ち上がり、兵士たちを次々に砂の像に変えた。
二つに割れた封印のメダルをそれぞれ手にしたプリンスとマリクは宝物庫の崩落に分断されてしまう。

プリンスは一人進んだ先にあった鏡のような壁から水の精霊の女王ラズィアの東屋に迷い込んだ。
ラズィアはソロモン王の盟友であり、あの軍勢を封印した者の一人でもあると言う。
ラズィア曰く、マリクが開放した軍勢はソロモン王の軍勢などではなく、ソロモンに戦いを挑んだイフリート・ラタッシュが生み出した砂の魔物。
砂さえあれば無限に湧き続けるこの軍勢を放置すれば、この地は滅びてしまう。
割れた封印のメダルを一つに戻して軍勢を再び封印しろ、と言ってラズィアはプリンスに精霊の力を貸す。

すっかり魔物しかいなくなった城の中でプリンスは何度かマリクと顔を合わせるが、城の構造と作動した防衛システムのお陰で合流には至らない。
そのうちマリクの様子が変化し始める。
魔物を倒すことで自分の力が増していくことに気づき、魔物の封印よりも魔物を増やし、殺し、己が強くなることに執着し始める。
158プリンス・オブ・ペルシャ 忘却の砂・2:2011/01/31(月) 22:42:14 ID:SX8BdOwQ0
ようやくマリクと合流したが、マリクは軍勢の再封印のためにメダルを求めるプリンスを「この力を独り占めしようとしている」と疑い、二人は決裂。
マリクは再び姿を消し、結局封印は元に戻せない。
プリンスと違って精霊の加護を得ていないために、封印のメダルが蓄える力に悪影響を受けたのでは、と言うラズィア。

ラタッシュがマリクの封印のメダルを狙っていることに気づいたプリンスはマリクを追う。が追いついたときには戦いが始まっていた。
吹き飛ばされたマリクに代わりラタッシュと戦うプリンス。最後には再びマリクが駆けつけてラタッシュに止めを刺す。
マリクの持つメダルにラタッシュの力が取り込まれる。と、マリクは急に叫び声を上げて駆け出していった。
ラズィアに聞くと「ラタッシュは人の剣では倒せない。倒されたのはお前の兄の方だ」と言う。
信じられないプリンスだが、マリクは魔物を倒すごとに巨大化し、しまいにはラタッシュの姿に変わってしまった。

ラズィアに言われて古代の精霊の街に行き、ラタッシュを倒せる剣を手に入れるプリンス。
さらにラズィア自身が剣に宿り、今やすっかりラタッシュと化したマリクと戦う。
倒すと、自身を取り戻したマリクはプリンスに詫びながら死んでいき、剣に宿ったはずのラズィアの声も聞こえなくなった。
プリンスは剣を元あった街に戻し、全てを父王に報告するために帰途に着いた。   おわり。
159ゲーム好き名無しさん:2011/01/31(月) 22:44:36 ID:SX8BdOwQ0
以上でPoP忘却の砂・終わり
2008・2009年に箱360とPS3で出た「プリンスオブペルシャ」とは
何の関係も無いらしいです
160ゲーム好き名無しさん:2011/02/01(火) 00:46:10 ID:F8KUY9+SO
>>159
リクエストした者です。ありがとうございました。
忘却の砂は三部作の1作目『時間の砂』と2作目『ケンシノココロ』の間、
時間の砂の直後の話みたいです。
161ゲーム好き名無しさん:2011/02/02(水) 12:16:40 ID:+JGFsL3GP
>>157


PoPか……
PSPに伏せ字使ってるのかとオモタ
162sage:2011/02/03(木) 18:30:21 ID:G06midL40
>>10
アーケードの「鉄拳1〜5」まで投下します。
ただ、エピローグとかはPS版でしかないのでそちらから引用します。
163鉄拳1:2011/02/03(木) 18:33:24 ID:G06midL40
メール欄に書きこむの間違えた…orz
では、行きます。

鉄拳1
世界有数の財閥である『三島財閥』現頭首、三島平八は世界規模の格闘技大会を開き
いつしかこの大会は「The king of iron fist tournament」と呼ばれるようになった。
優勝者には財閥の全てと頭首の座を送られる。この呼びかけに世界各国の格闘家達は参戦の声を上げる。
己の野望のため、復讐のため、名声のため…

三島一八。
現頭首三島平八の息子でもある彼も参加に応じていた。
幼き頃より帝王学と家伝の三島流喧嘩空手を平八より学んでいたが、父へ向ける感情は憎悪しかなかった。
数々のスパルタ教育の中、ある日平八から根性をつけるためと崖に落とされる。その時より彼は
「財閥は譲り受けるものではなく、己が手で奪い取るもの」
と、その時ついた胸の大きな傷と共に決意を固めた。

様々な格闘家や、ライバル達を倒し、決勝戦。彼は父、平八を倒す。

全てを手にした後、一八は父の亡骸を崖の下へと投げ落とし、冷たい笑みを浮かべるのであった。

-鉄拳2へ続く-
164鉄拳2:2011/02/03(木) 18:35:57 ID:G06midL40
鉄拳2
前大会より2年後、三島財閥頭首となった三島一八は「The king of iron fist tournament 2」の開催を宣言する。
前大会で不覚を取った格闘家達や新たに野望を胸に参加する選手達が参戦表明をあげる。

その参加者の中に、前頭首である、三島平八もいた。

一八に崖から落とされ死んだと思っていた平八だが、雷雨の中、崖を這い上がり、生きていたのだ。
己の慢心から負けた事を不覚に思い、ペットであるクマと共に修行を重ねていた処、
「The king of iron fist tournament 2」が開催させる事を知り、再び頭首の座を取り戻すために参戦した。

修行を重ねた平八の前に敵は無く、一八も敵では無かった。

平八は一八を火山の火口へ投げ捨てる。ヘリで去って行く中、火山は噴火し、平八は満面の笑みを浮かべるのであった。

-鉄拳3へ続く-

鉄拳2と3の間のお話
※優勝者ではないですがストーリーに絡むため、別途分けます。若干3のプロローグも混じってます。

自然保護自然保護団体の密輸動物監視官でもあり、風間流古武術の使い手、風間準。
彼女は保護動物の密輸を行っている一八を逮捕するために大会に参加した。
そして、何故か幽霊等超常現象が見える事が出来る準は一八に神秘的な力が取り捲いてるのが見えてしまう。
それは、悪魔のようでもあり、天使のようでもあった。

平八の前に一八の元にたどり着いた準であったが、神秘的な力に自分が吸いこまれていくのを感じ意識を失う。
気が付くと、大会は三島平八の優勝で終了しており、故郷へと帰って行った。

だが、彼女は神秘的な力の象徴『デビル』の襲撃を受ける。デビルは準のお腹にいる一八の子供を狙っていた。
死闘の末、準はデビルを撃退。故郷屋久島にて、息子、仁を出産するのである。

※補足
・ゲーム上なら一八戦→デビル戦と続きます。
・デビルの2Pカラーがエンジェルとなってます。PS版はそれぞれEDがあります。
165鉄拳3 その1:2011/02/03(木) 18:38:27 ID:G06midL40
鉄拳3
前大会より15年前、再度三島財閥頭首に返り咲いた三島平八は私設部隊「鉄拳衆」を使い、
世界各地の貧困援助は紛争鎮圧のために力を注いでいた。

ある日、インディオの遺跡を発掘中の鉄拳衆が「…部隊は全滅…奴は闘神か!?」の謎の無線を最後に消息を絶つ。
現地に赴いた平八は「闘神」の存在を感じとり、これを手中に収めれば昔思い描いていた世界征服も夢では無いと確信する
(ちなみに1→2と平八の趣味が『世界征服』→『世界平和』に変わっています)

その頃から世界各地にて著名な格闘家が行方不明になる事件が多数発生する。
前大会出場者の風間準は身の危険を感じ、息子の仁に過去に起こった事を打ち明ける。
そして何かあれば祖父である三島平八を頼る事も。

嵐の夜、「闘神」は風間親子の前に姿を現す。母の逃げるようにとの言葉を振り切り、仁は「闘神」に挑むが、一瞬で意識を失う。
気が付くと、故郷の森は荒れ果て、母の姿は無かった。

仁は平八の元を訪れ、母の仇を討つ術を教えてくれるよう頼み込み、平八は快く引き受ける。
元々、風間流古武術を護身術程度に母から習っていたが、さらに祖父からも三島流喧嘩空手を伝授される。

だが、平八は別の思惑があった。
数々のニュースや仁の話を聴くに「闘神」の狙いは「強い魂を持つもの=強い格闘家」ではないかと考える。
孫も含め、多くの格闘家達をエサにし、「闘神」をおびき寄せれば己が手中に収められるのではないかと。

そして、4年後。前大会より19年ぶりに平八は「The king of iron fist tournament 3」の開催を発表した。
その中には前大会の参加者達やその意志を受け継いだもの。また、新たな顔ぶれもいた。
仁もまた、「闘神」が来る事を信じ、大会へと身を躍らせた。
166鉄拳3 その2:2011/02/03(木) 18:40:21 ID:G06midL40
仁は大会に勝ち上がり、決勝の舞台であるインディオの遺跡へと来た。
そこには緑色の異形の人間「闘神」オーガが今まさに三島平八を取りこもうとしていた。
まばゆい光に包まれるとオーガは蛇のような龍のような化け物と化した。
吸収したと思われる格闘家の技、鋭い角、灼熱の炎で攻め立ててくるオーガだが、仁は辛くもオーガを倒す。

消えていくオーガ、これで全てが終わった…と思った時に銃声が鳴り響いた。
そこには鉄拳衆が待ちかまえており、無数の銃弾が仁を襲う。そして、オーガから抜けだした、平八の銃が仁の額を貫いた。
仁は、信じていた祖父達に裏切られた。彼の胸に憎悪と怒りがこみ上げる。

平八は孫の始末を鉄拳衆にまかせ、帰路につこうとする。だが、背後より鉄拳衆が吹き飛ばされた。
平八が後ろを振り向くと禍々しいオーラを纏った仁が立ちあがっていた。
仁は、平八を掴み壁に叩きつける。壁を抜け、遺跡の外に放りだされる平八。
そして、あのデビルのように漆黒の翼を広げ飛ぶ仁。とどめとばかりに平八を地面に叩きつけ
(見方によっては落ちていくのを助けたようにも見える)
夜空へと飛び去っていくのであった。

-鉄拳4へ続く-

※補足
・「鉄拳4」のストーリーにてオーガ第一形態は別のキャラに倒されてる事になっています。
167鉄拳4 その1:2011/02/03(木) 18:43:41 ID:G06midL40
鉄拳4
前大会より2年後。オーガを手中に収める事に失敗した三島平八は、オーガの血痕や皮膚等を元に新たなる生命体の作成研究を手掛けていた。
研究の結果、オーガの遺伝子を組み込むには「デビル因子」が必要と判明する。
だが、それを持つ孫の仁はデビル化し、どこかへ消え去ってしまった。そして、自分の体にその因子は無い。

そんな中、平八は20年前に撮影されたという一枚の調査写真に興味を示す。
その写真には全身傷まみれで火傷を負った男の遺体が写っていた。しかし、その遺体の背中はまるで翼のように変形していた。
平八はこの写真に写っているのはかつて自分が葬った息子、一八だと確信し、遺体の行方を追う。
そして、遺伝子学分野で躍進を続ける「G社」に行きあたった。
「G社」もまた、肉体の遺伝子データを元に新たなる生命体を生み出そうとしていたのだった。

平八は鉄拳衆を使い、「G社」の各研究所を襲撃。データを略奪していく。だが、突然、鉄拳衆が何者かに吹き飛ばされた。
モニターの中、赤く光る左目の男。それは死んだはずの三島一八だった。

一八はG社の研究施設で蘇生し、自分を材料とする事でデビルの正体を突き止め、仁に分割されたデビルの力を含めて
自分への統合を果たそうとしていた。そして、いずれは三島財閥を、平八を打ち倒すためでもあった。
だが、平八のG社襲撃により、その野望もくじかれる。一八は鉄拳衆のカメラモニターから平八に宣戦布告をし、鉄拳衆を壊滅させた。

そして、平八は「The king of iron fist tournament 4」の開催を発表。自分をおびき出す罠と知りつつも、一八はトーナメントへ参加するのであった。

一方、オーストラリア、ブリスベーンの小さな道場で一人トレーニングを積む青年がいた。
それこそ、前回優勝者、風間仁であった。

デビル化をし、逃げ出した後、仁は三島に関わる全て、三島流空手も、デビル化する血をも憎悪していた。
仁は、改めて正統派空手を学び、三島流空手を捨て去る。そしていつの日か三島家の全てを滅ぼす想いに燃えていた。
そして、「The king of iron fist tournament 4」開催が耳に入り。仁は参加の意志を固めた。

それぞれの思惑の中、大会を勝ち進んでいく仁と一八。だが、仁は鉄拳衆の襲撃に襲われ、平八に囚われてしまう。
168鉄拳4 その2:2011/02/03(木) 18:50:34 ID:G06midL40
決勝戦。一八と平八は死闘を繰り広げ、平八が勝利する。
そして、仁が幽閉されている三島財閥の本丸へと連れていかれていた。
※ここから各キャラによってエンディングが異なっていたり続編の「鉄拳5」に繋がらないエンディングもあるので、
 続編に繋がるように私見でまとめています。

仁は鎖に繋がれ、吊るされていた。
「やはりこの者に宿っておったか、我が半身よ…」
両目が赤く光る一八が呟く。いぶかしむ平八に一八の体に宿る何かが「貴様らが『デビル』と呼ぶ存在」と答える。
デビルは一八が殺されかけ、分離した半身を取り戻すために現れたという。
何らかの力で平八を吹き飛ばすデビル。科学で研究しつくしたではないのかと嘲笑い、デビルは仁から半身を取り戻そうとする。
だが、仁の体に異様な文様が出る以外変わりは無い。デビルは風間の血で止められているのかと驚く。
突然、叫ぶと同時にもだえ苦しむデビル。一八はデビルに意識をわざと乗っ取らせる事により力の統合の方法を見ていたのだ。
「俺の中で、熔けていくがいい」
一八は自分の中のデビルの人格を消滅させ、力を統合する。そして残るは風間仁の中のデビル。

風間仁は悪夢の中にいた。
回りから聞こえるのは、怒れ、憎め、呪え。と父の声と嘲笑と幻。それに倒れ伏せようとした時
「目覚めろ、風間仁!」
一八の声が響き、目を覚ます。両腕に繋がれた鎖を振りほどき、地に伏せる。
デビル化の影響か邪悪なオーラが仁をむしばんでいた。
お前さえいなければと呪いの言葉を吐き、仁は一八へと向かって行った。

激しい拳の応酬の結果、仁は一八に勝利する。そして、奥より現れる平八。
一八の不甲斐なさを嘲笑い、改めて仁の力を奪おうと殺しにかかる。
だが、憎悪に燃え、半ばデビルと化した仁に取っては平八も敵では無かった。

平八にとどめを刺そうとする仁。紋様は全身に広がり、背中からは漆黒の翼が生えてきた。
いま、まさに平八を殺そうとする中、仁は母、風間準の幻影を見て、我に返る。
平八を突き放すと、
「母さんに…『風間準』に感謝しろ」
仁は翼を広げ夜空へ飛び立った。
黒い羽根が飛び散る中、たった一つだけ、白く輝く羽根を残して。

-鉄拳5へ続く-

※補足
優勝者はいないようになってます。6では平八も死んでいる事になってますし。
なお、PS2のアーケードモードを参照にすると
■一八ED:決勝戦、平八に勝ち、デビルを統合。その後、仁にも勝ちデビルの力を全て自分のものにする。
    デビル化しても自分の意識はある模様。
■平八ED:決勝戦、一八に勝ち、仁と同じように一八を鎖に吊るす。鎖がデビル因子を抑えるようで、平八が2人の力を奪う模様
     特にデビル化等は無し。  
■仁ED:決勝に向かう途中に鉄拳衆に襲撃され捕まる。後は一八戦、平八戦と。5はこのストーリーを取っているようです
169鉄拳5 その1:2011/02/03(木) 18:52:43 ID:G06midL40
鉄拳5
仁が本丸から飛び去った、本丸。平八と一八が意識を取り戻すと突然量産戦闘機「ジャック4」が襲撃。
平八、一八それぞれの仕業かと思ったがその様子でも無い。急遽共闘し、ジャック4を蹴散らしていく。
だが、さらに襲ってくるジャック4にはきりが無く、一八は平八をジャックの群れに放りこみ、デビル化し脱出。
一方、平八はジャックに押しつぶされている中、一体のジャックがカウントダウンを初め、数秒後大爆発を起こした。
遠くから見ていた男が一人、無線機のスイッチを押し、報告を行う。
「Heihachi Mishima is dead...(三島平八は死んだ…)」
男は背後にいた、ジャックを蹴散らすと、去って行く。そして、燃え盛る本丸の瓦礫から何者かが姿を現した。
数日後、平八の死が世界各地に報道される。だが、1ヶ月後、何者かが三島財閥頭首の名で「The king of iron fist tournament 5」の開催を告知するのであった。
頭首は何者なのか?平八は死んだのか?疑惑が渦巻く中、出場者達はそれぞれの思惑を胸に大会へと向かう。

風間仁は本丸から飛び出した後、邪悪な気配を感じ取り、意識を失った。
そして、再び目が覚めた時には辺りの山林が竜巻でも通ったかのように崩れさっていた。
自分の暴走した仕業である事は間違いなかった。
故郷、屋久島に帰った仁だが、その後悪夢にうなされ続け、自分のデビルの力が増していくのを感じていた。
このままでは自我を完全に失われる。そう考えた仁は元凶を断つ旅に出る。
170鉄拳5 その2:2011/02/03(木) 18:55:02 ID:G06midL40
「The king of iron fist tournament 5」に参加した仁はかつての闘ったテコンドー使いのファランに出会う。
まだ、仁が平八と共にいた頃、韓国を訪れ、ストリートファイト詐欺をしていたファランは仁に闘いを挑む。
その時は引き分けに終わり、どうしても勝ちたいという想いを燃やし、ファランは再戦を心待ちにしていた。
前々会、前会では当たる事はなく、今度こそと思っていたが、一族の問題を優先させるため約束は果たせそうにないと詫びる仁。
だが、納得のいかないファランは仁に闘いを挑む。一度はファランが圧倒するが、仁はデビル化しファランを打ちのめす。
なおも、立ち上がろうとするファランにまた戻ってくると呟いて、仁は去る。

決勝。待っていたのは曾祖父である三島仁八。三島財閥の創設者にして平八の父、一八の祖父。
死んでいたと思われたが、実は息子である平八に頭首の座を奪われ、長年の間幽閉されていたのであった。
その後、本丸爆発の際に脱出するもデビル因子の活性化、幽閉によりもはや、体は人間では無くなっていた。
同じデビル因子を持つものとして共鳴する仁と仁八。呪われた血を断つと言い放つ仁に仁八はお前に資格があるのかと問う。

腹からの口から炎を吹き出し、人間とは思えぬ技、そして三島流喧嘩空手で圧倒する仁八。
だが、仁は仁八を倒し、仁八の体は塵へと帰った。

そして、数日後。多くの部下が見守る中、風間仁は三島財閥頭首の王座に座ると、不敵な笑みを浮かべた。


補足
※仁のファランとの闘いは「鉄拳5」ストーリーモードと「鉄拳6」のファランのキャラストーリーを参考にしてます。
※爆破を無線機で伝えていたのは5新キャラの「レイヴン」です。一応、忍者。まぁ、もっと忍者じゃないキャラいるので大丈夫。
※オープニングで、ジャック4を送り込んだのは一八のバックにいたG社。用済みで一八もろとも消すつもりだったのでしょうか。
※オープニングで死亡とか言われてますが平八は生きております。5でも個別EDはありますが、6のストーリーだと参加には間に合わなかった模様。
171ゲーム好き名無しさん:2011/02/03(木) 18:57:07 ID:G06midL40
以上で、鉄拳ストーリーを終わります。
他のキャラも色々といますが、真面目なのよりも笑えるエンディングが多いですね。
しかし、世界規模で4代に渡り親子喧嘩…いい迷惑だなぁ。
ちなみにタッグトーナメントはあくまで、番外編との事です。
次のタッグ2はどうなるのやら…。
172ゲーム好き名無しさん:2011/02/03(木) 22:44:43 ID:IJ8Cx1JK0
鉄拳乙
他のキャラのEDは笑えるものがあったなあ
173ゲーム好き名無しさん:2011/02/04(金) 00:46:30 ID:IfQRjAFs0

1と2における平八と一八の崖や火口からの落とし合いはギャグとしか思えんwwww
174ゲーム好き名無しさん:2011/02/04(金) 11:57:42 ID:Uw0W6Mme0
鉄拳乙でした、懐かしいなあ
鉄拳3の一八EDじゃオーガの光線からなんと平八が一八を庇って光線を受けて、一八が平八の行動に唖然としたのも束の間、
ニヤリと笑って平八を盾に突撃、この時の平八の驚愕した顔が忘れられない
オーガの連射する光線を平八で受けながら接近、
平八を投げつけてオーガが平八を腕で払いのける隙を突いて、一八がアッパーをオーガに決めて勝利の笑みでED
ギャグにしてはブラック過ぎる
175ゲーム好き名無しさん:2011/02/04(金) 14:23:47 ID:mTUEovLl0
2だかで中華娘のEDわろたわw
友達が1のEDの一八が平八を崖から落とすシーンで感動する!!って言ってたの思い出すw
176ゲーム好き名無しさん:2011/02/04(金) 20:34:07 ID:fRlnotOAP
鉄拳乙
殺伐としてるのかギャグなのかよくわからんw
177ゲーム好き名無しさん:2011/02/06(日) 15:30:38 ID:qkvu1c3V0
ファンタシースターポータブルのストーリーを投下します。
この作品はマルチエンディングとなっており、途中で何度か発生する選択肢を選んだりする事で結末が変化します。
具体的にはグッド、ノーマル、バッドの3種類です。
私個人としてはバッドが正史だと思っているので、バッドエンドの話しを投下します。
その際の主人公の性格や心理描写などは勝手に解釈して書きます。
主人公はプレイヤーの分身なので……。
不快に感じた方は、その辺はスルーしてください。


PHANTASY STAR PORTABLE(ファンタシースターポータブル)
あらすじ
母なる太陽と3つの惑星に囲まれたグラール太陽系。
そこに住むヒューマン、ニューマン、ビースト、キャストの4つの種族は長い戦争の末に共存する道を選ぶ。
それから100年、戦争終結と同盟成立から1世紀になる記念式典が開かれた日、謎の生命体SEEDがグラールに突如襲来。
しかし、4つの種族は団結してSEEDの脅威を退ける。
それから、1か月以上が過ぎた。

専門用語
ヒューマン:他の種族の元になった人間。4種族の中では最も数が多い。
ニューマン:より高い能力を持った人類として生み出された種族でテクニック=魔法の使用に長けているが肉体的にはヒューマンに劣る。
キャスト:ヒューマンに使役される機械として創造された種族だが、今では惑星1つを支配している。理論的思考と精密な動きが得意。
ビースト:過酷な環境下での肉体労働のために創造された種族。優れた身体能力が特徴。
SEED:突然、グラールに襲来した謎の生命体で他の生物に寄生細胞を植え付けて生命体を造り変えてしまう。
A・フォトンというエネルギーを栄養にしており、自分達以外の生命体を排除しようとする習性がある。
とはいっても、SEEDにとって優先度はA・フォトンの獲得>他生命の排除。
グラールにとって脅威となったが、旧文明が残した対SEED決戦兵器の機動とSEEDの巣HIVEの破壊によって退けられた。

旧文明(レリクス文明):今の文明が栄える前にグラールで栄えていた文明。A・フォトンをエネルギーに使用していた。
          故にSEEDの襲来を招き、SEEDと相討ちになる形で滅亡。
          亞空間を操る技術を持っており、対SEEDの決戦兵器にも、その技術が使用されている。
最近の調査で絶対王政を敷いていた事が判明。
178ゲーム好き名無しさん:2011/02/06(日) 15:32:10 ID:qkvu1c3V0
本編
1章
SEEDの脅威が退けられたグラールではテロが増発。
SEEDとの戦いで各惑星の政府などが少なからずのダメージを受けている為か、テロリスト達は今が好機と活動を活発に行っていた。
そんな中、惑星間警護大企業ガーディアンズが所有する超巨大コロニーであるガーディアンズ・コロニーで、
晴れて研修を終えて一人前のガーディアンになったばかりの主人公は機動警護部に配属されると同時に
ガーディアンズ本部で出会ったGRM社の試作キャストであるヴィヴィアンのパートナーになる事を命じられる。
ヴィヴィアンは次期汎用型モデルの第1号で試作運用の為にガーディアンズに入隊する事になったらしい。
情報処理能力と戦闘力は従来のキャストを凌ぎ、GRM社が持てる技術を駆使して極限まで再現した人の感情を持っているという。
わざわざ、機械に感情を持たせるとはGRMは一体、何を考えている?
不安定な感情に左右されない事が機械の最大の強みだというのに。
技術者として人の感情を人の手で再現してみたいのだろうか?
受付嬢ミーナと自分の教官ライアからヴィヴィアンの事を聞いた主人公は強い疑問を覚える。
主人公とヴィヴィアンは仕事を始める。
主人公達が最初にやる任務は、コロニー内で発生したガードマシナリーの暴走事件の解明。
暴走したガードマシナリーを破壊していく際、マシナリーの頭脳が何者かにハッキングされていると判明。
マシナリー暴走はテロと断定し、任務を続行していると、一人のヒューマンの女性と遭遇する。
主人公はすぐさま女性を不審者として拘束しようとする。
ヴィヴィアンは逃げ遅れた民間人かもしれないと止めようとするが
主人公は、「物事は決め付けにかかり、間違っていたら、謝罪すれば良い」と一蹴する。
しかし、二人の僅かな言い争いの隙に女性は発煙弾を使い、二人の眼をくらまして逃げてしまう。
その際、女性は自分の作戦が成功した的な事を言う。
2人は彼女をテロリストと断定して追うが、捕まえられず、
彼女がマシナリーへのハッキングに使用していた違法マシナリーを破壊して任務は終わる。
結果を報告する為に本部へ戻ると、そこにはライアとガーディアンズ訓練校校長ネーヴが2人を待っていた。
彼らに結果報告と逃走したテロリストの容姿データを提出。
ネーヴとライアは主人公とヴィヴィアンの活躍を新入りにしては上出来だと評価し、
次の任務に備えて鍛錬を怠らないで欲しいと言って部屋を出ていく。
179ゲーム好き名無しさん:2011/02/06(日) 15:34:09 ID:qkvu1c3V0
2章
一人でフリーミッションを淡々とこなす主人公は新しい任務の為、本部に召集される。
総合調査部に所属する量産型のキャストであるルウから言い渡された任務は
惑星パルムのとある農場で原生生物が凶暴化して暴れているので鎮圧して欲しい。というものだった。
任務にはヴィヴィアンの他にヒューガというガーディアンが同行する事に。
パルムに到着した際、ライアと再会する。
製造されたばかりで、グラールの常識に詳しくないヴィヴィアンにパルムの現状について簡単に説明する。
パルムはキャストが支配する惑星で、他の種族が排斥されている訳ではないがキャスト至上主義という思想がキャストの間で大きく広がっているらしい。
キャスト至上主義に強い反感を覚えるヴィヴィアン。
そんな彼女に主人公は、技術が進めば機械はアップグレードできる。技術が進めばニューマンやビーストも同じかもしれないが、
彼らには感情という合理的な思考の妨げになる。キャストにはそれが無い。
故に機械であるキャストは全てに置いて他の種族を超越するようになる。
だから、キャストの間でキャスト至上主義が広まるのは当然だと言う主人公。
キャストでありながら、その発言に怒りを露わにするヴィヴィアンの姿は主人公には酷く滑稽に思えた。
現地に向かうと、ヒューマンの少年カラムが主人公達を出迎える。
だが、カラムの様子がおかしい。
話を聞くと彼の義理の母で依頼人のノルフェが凶暴化する原生生物を隔離しようと農場に向かい、行方不明になったらしい。
凶暴化した原生生物を駆逐していくと、そこには消滅した筈のSEEDが存在していた。
原生生物の凶暴化の原因はこれだったのだ。
主人公達はSEEDを倒し、ノルフェを見つけて保護する。
ノルフェはキャストだった。
カラムを母として愛するノルフェとノルフェを母と慕うカラムの姿に主人公とヴィヴィアンは別々の理由で驚く。
だが、ノルフェ達の姿を見てヴィヴィアンはキャスト全てがキャスト至上主義者では無いと知った。
本部へ帰還した3人はネーヴにSEEDが結果を報告する。
それを聞いたネーヴはパルム政府にSEEDがパルムに残っていた事とそれによる原生生物の凶暴化を伝え、
主人公達に今回の件については機密事項として一切、口外しないように釘をさす。
180ゲーム好き名無しさん:2011/02/06(日) 15:36:04 ID:qkvu1c3V0
3章
一人でフリーミッションを淡々とこなす主人公は新しい任務の為、本部に召集される。
ルウの話によれば惑星モトゥブで原因不明の飛行機墜落事故が多発しているという。
飛行機が墜落している範囲が限定されている事から、ガーディアンズはモトゥブを拠点に置く、ならず者ローグスの仕業と睨んでいるらしい。
ローグスによる海賊行為である場合は犯人を特定して逮捕しろと命令される。
飛行機墜落事件の真相を探るべく、2人は現地に向かう。
モトゥブの支部に到着した2人は、支部に入ると粗暴で失礼なビーストの受付嬢を見つける。
彼女の失礼な応対の仕方に怒るヴィヴィアン。
そんな時、主人公達の現地案内と協力をする事になっているビーストのガーディアンであるレオが現れる。
レオに案内される形で今さっき起きた事件現場へ向かう。
現場に到着して調べると、生存者がおり、何処かへ移動した事が判明する。
生存者のものと思われる足跡を辿っていくと、ローグスのとある一味が乗客から奪ったと思われる物品を品定めしていた。
犯人は彼らで確定だ。逮捕しようと3人は彼らを襲い、取り押さえる。
そこに一味の首領タイラーが姿を現す。
主人公とヴィヴィアンは彼も逮捕しようとするが、
彼が言うには撃墜されていたシャトルを見つけて乗客を助け、その報酬として半ば強引に乗客の所有していた物を貰ったのだと主張する。
乗客は現在、自分達で保護していると言う。
無論、主人公とヴィヴィアンはタイラーの言葉に耳を傾けない。
だが、レオは主張が本当なら犯人逮捕に協力するよう話を持ちかける。
タイラーは承諾する。
途中でSEEDに汚染された原生生物と遭遇したりしながら調査を続けていると、ガーディアンズ・コロニーの件での女テロリストと遭遇する。
テロリストはSEED汚染された巨大な原生生物を主人公達にけしかける。
テロリストによると、この原生生物は飛行能力を有しており、自分の近くを飛び回る物体を破壊する習性があるらしい。
事件の犯人は確定した。
SEED汚染された巨大原生生物は倒すがテロリストには逃げられてしまう。
犯人が倒され、遭遇したSEED汚染された原生生物についての調査は自分達では無理な為、帰還することに。
その際、ヴィヴィアンは乗客の解放と乗客の所有物の返還をタイラーに求める。
だが、彼はヴィヴィアンの求めに応じるかわりに乗客救助と捜査協力の報酬を要求。
それを聞いた主人公はタイラーを乗客誘拐や強盗の罪でタイラーを逮捕しようとするが、レオに止められる。
人によって主義主張が違うのは当たり前だし、恩を仇で返すような真似はしたくないと言う。
結局、調査隊がタイラーの縄張りでSEED汚染された原生生物についての調査する際に乗客救助と捜査協力の報酬を払う事になった。
本部に帰還した主人公とヴィヴィアンはネーヴにモトゥブでもSEEDが残留している事実や例のテロリストとの遭遇を報告。
それを聞いたネーヴはヒューマンのテロリストについて判明した情報を話す。
女性の名前はヘルガ・ノイマンといい、公式記録では既に死亡した人間らしい。
生きていれば、40代との事。しかし、主人公達が見たテロリストの年齢はとても40代には見えない。
他にもテロリストが保有していた巨大原生生物は何者かがSEEDを利用して人為的に作った生物兵器だと判明。
その研究所と思われる場所も発見したが既に放棄された後だと言う。
テロの増発に残留SEED。そして、SEEDを悪用して作った生物兵器をテロリストに売っているであろう組織の存在。
これらの脅威に対してガーディアンズは本腰を入れる事になった。
181ゲーム好き名無しさん:2011/02/06(日) 15:38:07 ID:qkvu1c3V0
4章
一人でフリーミッションを淡々とこなす主人公は本部に召集される。
ネーヴの話では、各惑星政府やガーディアンズによる残留SEEDの一斉調査が決定したが、
惑星ニューデイズを治めるグラール教団の反応が鈍いらしい。
そこで教団を調査に協力させる為、教団の弱みを見つけて脅迫の材料を入手して来て欲しいと言う。
それに伴い、主人公とヴィヴィアンに機動警護部から総合調査部への転属命令が出る。
ヴィヴィアンは犯罪紛いの行為に反対しようとするが、
主人公は目的を果たせたかという結果が全てであり、そのためなら手段を選ぶべきではない。と彼女の反対意見を封殺する。
ニューデイズに到着した2人はニューデイズ支部で現地案内のガーディアンであるマヤと
合流し、
脅迫材料の入手に協力してくれる教団の密告者カレンと合流。
カレンに案内されて進むと、そこには教団が保有する土地でSEED汚染された原生生物が飼育されている光景だった。
教団は以前から残留SEEDの存在を知り、独自に対SEED研究の実験台の為、密かにSEED汚染された原生生物を飼育していたのだ。
ヴィヴィアンがその光景を映像として本部にリアルタイムで流していると、グラール教団の兵士に見つかり、包囲されてしまう。
だが、教団が独自に対SEED研究の実験台の為、密かにSEED汚染された原生生物を飼育している事実は
既にガーディアンズ本部に知られてしまった為、この事実を公表しない代わりに教団を調査に協力させるのに成功する。
その際、教団の兵士達を率いていた教団幹部ルツの態度を見てヴィヴィアンは彼を傲慢なニューマンの典型と罵る。
182ゲーム好き名無しさん:2011/02/06(日) 15:40:06 ID:qkvu1c3V0
5章
一人でフリーミッションを淡々とこなす主人公は新しい任務の為、本部に召集される。
なんと、今回はガーディアンズ総裁からの召集らしい。
ガーディアンズ総裁ダルガンから直々に新しい任務を言い渡される。
今のグラールに迫っている脅威に対処する為、ガーディアンズ・コロニーで緊急の各国首脳会議を開くことになった。
しかし、モトゥブの首脳が未だ来ないらしい。
モトゥブ首脳はガーディアンズ・コロニーに向かおうと出発した直後に行方不明となった。
任務内容はモトゥブに赴き、モトゥブ首脳を捜索する事。
現地の到着した2人は現地のガーディアンであるトニオの協力を得て捜索しているとタイラー一味の構成員と遭遇する。
彼らの話によると、モトゥブ首脳は護衛を依頼したタイラーと共に他勢力のローグスに拘束されたらしい。
それを聞いて捜索を続けると、3人はローグスのものとは思えない立派な施設を発見する。
その際、モトゥブ首脳とタイラーがローグスによって施設内部に連れて行かれるのを目撃。
3人は施設内部に潜入して彼らを助け、ローグス達を逮捕する。
これで一件落着かと思いきや、ローグス達は苦しみだしてSEEDフォームになってしまう。
突然の出来事に動揺しながらもSEEDフォームを倒すと、例の女テロリストが姿を現す。
トニオは怒りを露わにしながら、ローグス達をSEEDフォームに改造したのはお前か!と彼女を問い詰める。
しかし、ヘルガはビーストやニューマンをヒューマンから生まれた紛い物、キャストはヒューマンの道具だと断言する。
施設を放棄するつもりらしく、ヘルガは施設に仕掛けられた爆弾のスイッチを入れ、常人では有り得ない身体能力を見せ付けて逃走。
主人公達も止むを得ず、施設から脱出する。
無事、モトゥブ首脳をガーディアンズ・コロニーに送り届けて本部に帰還した主人公とヴィヴィアンはダルガン総裁に事件の真相を報告する。
それを聞いたダルガンは2人に、自分は20年前にヘルガを見たことがあり、
ダルガン総裁が見たヘルガと主人公達が遭遇したヘルガの容姿は全く同じだと言う。
そして、総裁の知っているヘルガはイルミナスというヒューマン原理主義を掲げるテロ組織の幹部らしい。
それとテロリストが人に感染するSEEDウィルスを開発あるいは何処からか入手した事実は機密事項と扱われる事なった。
(SEEDは原生生物に感染するが、一部の例外を除いて何故か人間には感染しない。
故に人はSEEDに感染しないというのが常識になっている為)
183ゲーム好き名無しさん:2011/02/06(日) 15:42:05 ID:qkvu1c3V0
6章
ある可能性について主人公が推理している最中、本部から新しい任務が言い渡される。
話によれば、グラール教団の対SEED兵器研究所がテロリストの襲撃を受けているとの事。
おそらく、ヘルガの仕業だろう。
主人公はヴィヴィアンと共にテロリスト逮捕の為に現地へ向かう。
途中でマヤと合流して施設内のテロリストと彼らが保有するガードマシナリーを蹴散らしていくと、ヘルガの姿を見つけた。
既に目的を果たしていたらしく、巨大な軍用マシナリーを主人公達にけしかけて逃走を図る。
軍用マシナリーを破壊して、逃げるヘルガに追いつくと、
ネーヴとルウが教団の兵士と共に現れて主人公達を教団施設への不法侵入で拘束すると告げる。
その際、ネーヴがヴィヴィアンに攻撃を加えて機能を停止させる。
続いてネーヴはヘルガを逮捕しようとするが彼女の目の前で突如、フリーズしてしまう。
高齢のキャスト特有の病気である突発性機能停止症候群だ。
ヘルガがこの好機を逃す筈も無く、動かなくなったネーヴを人質にして逃走を図る。
主人公はネーヴごとヘルガを攻撃しようとするが、ルウに止められる。
結局、ヘルガに逃げられてしまう。
本部に帰還した主人公とマヤはある疑問について話し合う。
主人公達を始めとする一部の人間しか知らない筈の教団の対SEED兵器研究所の存在がテロリストに知られた事についてだ。
今回の件で主人公はガーディアンズの内部に内通者がいると確信する。
そんな時、ネーヴが2人の前に現れて自分の所為でヘルガに逃げられた事を謝罪し、
ヴィヴィアンは訳あってメンテナンスする事にしたと伝える。
184ゲーム好き名無しさん:2011/02/06(日) 15:44:12 ID:qkvu1c3V0
7章
主人公は内通者に関して推理する。
何故、ヘルガを始めとするテロリスト達はガーディアンズ等が自らの施設を発見する前に施設を放棄あるいは、その準備ができていたのか?
何故、一部の人間しか知らない筈のグラール教団の対SEED兵器研究所の存在がヘルガに知られたのか?
ガーディアンズの内部に内通者がいる。
それは間違いない。では、誰が内通者なのだろうか?
既に主人公は内通者を4人に絞り込んでいた。
ネーヴ、ヴィヴィアン、ルウ、ダルガン総裁だ。
4人は一連の事件に関する詳細な情報を把握している。
ダルガン総裁はヒューマンだ。
ヘルガと接触し、彼女の思想に感化されてイルミナスに寝返っていたとしたら?
それなら、情報が筒抜けになっているのも納得がいく。
ネーヴやルウ、ヴィヴィアンはキャストだから違うかと思うかもしれないが、
ヘルガに頭脳をハッキングされていて、彼あるいは彼女の見聞きしている情報が全て筒抜けだとしたら?
キャストの頭脳がハッキングされたという例は過去に無いが、キャストは人の作った機械である以上、十分に有りうる話だ。
彼らの中で主人公が最も怪しいと睨んでいるのがネーヴだ。
ネーヴは教団の対SEED兵器研究所の一件の時、ヘルガの目の前でタイミング良く突発性機能停止症候群でフリーズした。
あれはヘルガを助ける為に一時停止したのではないのだろうか?
だが、内通者が解らない以上、4人全員が内通者であるという最悪の可能性を想定して動くべきだと結論付けた直後、
新しい任務の為に本部へ呼ばれるが主人公を呼んだのはネーヴだった。
彼の話によると、旧文明が開発した対SEED決戦兵器を小型化した装置がパルムにあるレリクスで発見されたとの事。
無論、主人公の任務はその装置の回収。
極めて重要な任務なので、メンテナンス中のヴィヴィアンの代わりも兼ねて今回はネーヴ自身が同行すると言う。
ヴィヴィアンのメンテナンスが未だ終わらない事に主人公は彼らへの不信感を強め、
さっきの話に強烈な罠の匂いを感じながらもネーヴが内通者であると確定している訳ではないので、引き受けるしかない。
モニター越しに話を聞いていたヴィヴィアンに見送られながら、2人は装置が発見されたというレリクスへ向かう。
185ゲーム好き名無しさん:2011/02/06(日) 15:46:07 ID:qkvu1c3V0
主人公は装置を回収する為にレリクスの内部を進む。
同行するネーヴの裏切りに警戒しながら………。
レリクス内部をある程度進んだところで、ヘルガと遭遇した。
ネーヴは不敵な笑み浮かべて言う。
ヘルガに自分の思惑通り、罠に嵌ってくれたと。
ヘルガは慌ててガードマシナリーをけしかけるが一蹴されてしまう。
ネーヴの予想外の行動に主人公は内心、驚く。
ネーヴは追いつめたヘルガに問う。
SEEDを使って何をするつもりなのか?お前はイルミナスのヘルガなのか?
ヘルガは答える。
自分はダルガンの知っているイルミナスのヘルガであり、SEEDを使って人間を超越した存在になったのだと。
そして、SEEDを使ってグラールを浄化するつもりだと言う。
ヘルガを逮捕しようとした矢先、レリクスに眠る機動兵器スタティリアが起動する。
それに主人公達の注意が逸れた隙にヘルガは逃げてしまう。
2人はスタティリアを倒してヘルガを追うが見失ってしまい、諦めて本部に帰還する事にした。
その時、ルウから緊急の通信が入る。
ルウによれば、イルミナスの特殊部隊がガーディアンズ・コロニーを襲撃してヴィヴィアンを拉致したというのだ。
主人公達は急いで本部に帰還する。
本部ではダルガン総裁とルウが2人を待っていた。
任務の失敗とヘルガの正体を報告する。
それを聞いた総裁とルウは各惑星政府が一斉に行った残留SEED調査の結果を伝える。
本来、SEED生命はAフォトン濃度の高い所に引き寄せられる傾向があるが、今回はAフォトンの関係性は薄く、
SEEDを発見した土地では何らかの研究施設が多数発見されており、施設の殆どが破壊されており、証拠隠滅がされているとの事。
そう、これまで残留SEEDと思われてきたものは人為的なSEED散布だったのだ。
追い打ちをかけるように更なる真実を総裁達は主人公に告げる。
何故、ヘルガはガーディアンズ等が自らの施設を発見する前に施設を放棄あるいは、その準備ができていたのか?
何故、一部の人間しか知らない筈のグラール教団の対SEED兵器研究所の存在がヘルガに知られたのか?
それはヴィヴィアンが、イルミナスがGRMに介入して製造させた諜報機能を搭載したキャストであり、
彼女が今まで収集したデータをイルミナスに転送していたからだ。
しかもタチの悪い事に情報送信は無意識下に行われている。
ネーヴ達は疑いがあった時点でヴィヴィアンの機能を一時停止させてメンテナンスを理由に一時拘束したと言う。
ヘルガの過去も判明。
彼女は11歳でタルカスシティの工科大学を卒業後に、とある研究機関に所属し、
そこでヒューマン原理主義思想に触れ、感化されてしまったらしい。
そして、彼女がSEEDの力で人間から自我を保つことのできる高等なSEEDフォームに生まれ変わったのは、
公式記録で死亡したとされる20年前であり、イルミナスはSEED襲来以前からSEEDを入手していたのだ。
これらの情報は無論、機密事項として扱われる事となった。
186ゲーム好き名無しさん:2011/02/06(日) 15:48:05 ID:qkvu1c3V0
8章
主人公は急遽、本部に召集される。
召集したのは総裁だ。
なんと、SEEDの巣であるHIVEが3惑星外の宇宙空間に出現したというのだ。
ただちに調査及び機能停止を行わなければならない。
幸いな事に今回出現したHIVEは完全に生成されてはおらず、自衛手段を持っていない為、単独での潜入も可能だという。
そこで主人公と戦闘タイプのルウがHIVEに潜入して事前調査し、
詳細なデータが揃い次第、ガーディアンズがHIVE殲滅を実行する作戦にでる。
早速、主人公とルウはHIVEに潜入する。
HIVE内部ではHIVE自体は防衛機能を持たないものの、既に多数のSEEDフォームが生成されていた。
SEEDフォームを蹴散らしながら調査を続けていくにつれて何者かが、このHIVEを管理していると判明。
ルウはこれまで収集したHIVEのデータを本部に転送し、HIVE殲滅作戦の発動を進言。
念の為、主人公達は調査を続行。
先を進む2人の前にヘルガが立ち塞がる。
彼女は今まで残留SEEDと思われるものは自分達イルミナスが作為的にばら撒いたSEEDによるものだと明かし、
自らの身体を変容させ、SEEDフォームとなって戦いを挑んでくる。
激しい戦いの末にヘルガに勝利し、逃げ場は無いと降伏勧告をするが彼女は余裕を崩さない。
何故ならHIVEの管理者は自分ではなく、ヴィヴィアンだからだ。
そして、HIVEにSEEDを一斉に射出させる準備が既に整い、そのSEEDによって艦隊を打ち落とすつもりらしい。
それを知った主人公達は戦う力の残っていないヘルガにヴィヴィアンがいる中枢へ案内させる。
ヘルガに案内されてHIVEの中枢へと辿り付くと、封印がほころび始め、時空にひずみが出来ていた。
SEEDを封印から解放する、時空のひずみ。
そして、そのひずみを生成しているのは中枢に繋がれたヴィヴィアンであった。
主人公は迷わずヴィヴィアンを破壊しようする。
HIVEの管理者であるヴィヴィアンを破壊する事により、HIVEの動力を停止させることが出来る。
いま、動力を停止させればSEEDの射出は阻止できる。
しかし、それはヘルガに阻止される。
彼女は明かす。
ヴィヴィアンはキャストではなく、ヘルガの戦闘能力や思考をシミュレートして製造された違法なコピーキャストだという事を。
ヘルガはヴィヴィアンを依り代にHIVEの権化ダルク・ファキスを召喚した。
死闘の末にダルク・ファキスを撃破する主人公とルウ。
ヴィヴィアンを覆うSEEDが分解し、ヴィヴィアンが意識を取り戻す。
しかし、ヘルガはなおも、せせら笑う。
時空のひずみは更に広がり、今まさに封印されたSEEDが解放されようとしていたのだ。
主人公達の力も限界だった。
だが、その時ヴィヴィアンが時空のひずみへ自ら身を落とした。
ヴィヴィアンは、内側からひずみを閉じて封印を守ると言う。
膨大なエネルギーを発しながら、ヴィヴィアンが時空のひずみを閉じていく。
最後に彼女が見せた顔は、わずかに微笑んでいた。
場は静まり返り、HIVEの動力が落ちる。
封印は守られ、SEEDの射出は解除された。
ヘルガは傷ついた身体のまま、 次こそSEEDを完全復活させると吐き捨ててHIVEから脱出していった。
時間が来る。
ガーディアンズは無事 にHIVEへ到達し、掃討作戦が始まった。
HIVEを後にし、本部へ向かう。
渡航中、ダルガン総裁とネーヴからの主人公に労いのメッセージを受け取るが、
直後、ここ最近の激務の所為か、眠ってしまう。
グラールの事を頭に浮かべながら………。
187ゲーム好き名無しさん:2011/02/06(日) 17:00:18 ID:qkvu1c3V0
以上です。
正史はグッドorバッドです。
続編でヴィヴィアンを仲間にできる隠しシナリオがあり、グッドが正史の可能性がありますが、
先ほど述べたように私はバッドが正史だと思っています。
故に、バッドエンドの話しを投下しました。
そして、そう思っているので私は続編にあるヴィヴィアンを仲間にできる隠しシナリオはプレイしていません。
188ゲーム好き名無しさん:2011/02/06(日) 22:31:11 ID:/i+dZaCB0
PSPoの人乙!

PSPo2の隠しシナリオプレイしていないみたいだから補足のつもりで書くけど
隠しというよりサイドストーリー的な扱い。
PSUEp3の特定ルートがベースになっていて、PSPoのどのENDかは不明。
PSPo主人公は何故か行方不明になっててヴィヴィアンは単独行動中。
ぶっちゃけ引き継いだデータでプレイしても特定の選択肢が変わるだけで
内容は新規データプレイとほぼ変わらない。
(PSPo主人公≠PSPo2主人公っぽい)

ちなみにお辞儀に定評があるらしいPSU(Ep2以降)主人公は
上司やパートナーが出ているにも関わらず存在すら話に上がらない。
189ゲーム好き名無しさん:2011/02/07(月) 02:45:50 ID:9KVaiH1G0
>>188だけど、上のはPSPo2の話ね。
ちょっと誤解与えかねないかもなので一応。

これだけなのもアレなのでPCゲーのAlone in the Dark(初代)を予約します。
あとCHAOS;HEADは>>3のギャルゲのストーリーまとめWikiに載ってるから
次から外してもいいんじゃないかな?
190ゲーム好き名無しさん:2011/02/07(月) 19:43:15 ID:59aedB2pO
たびたびすみません。
PSの黒ノ十三の羽音お願いします。
フリーゲ−ムの鬱夫の恋
もお願いします
191ゲーム好き名無しさん:2011/02/07(月) 22:08:58 ID:Mhj8IPOw0
PSPoの人おつー。

一応補足。
ノーマルだとヴィヴィアンがヘルガと一緒に時空のひずみに飛び込んでいく。相打ち。
グッドだとヴィヴィアンがヘルガを時空のひずみへと押しやることに成功。ヴィヴィアンは生き残る。
その後主人公と一緒にガーディアンズを除隊してイルミナスを追う旅に出る。

バッドが正史ってのは、ユニバースでのヘルガにパラドックスが起きる可能性があるから?
(PSPoの後の話であるPSUのエピソード2以降でヘルガが出てくる)
俺はPSPo2から入った新参だから下手なことは言えんが、ヘルガはコピーがいくらでも存在する可能性があるとかで
グッドでもノーマルでも話自体は繋がるとかどっかで聞いたことがある。
PSUエピソード3の追加ストーリーにもヴィヴィアン出てくるらしいし(これも選択次第だけど)。
PSPo2のサイドストーリーで仲間になるヴィヴィアンは、ユニバースでマガシと接触しているっぽい発言もある。
……とは言え全部選択肢次第だからあとはプレイヤーがどのルート選ぶかによるんだけどな。

ユニバースやってる人とは思い入れが違うだろうから解釈はそれぞれだと思うので、あくまでも補足ということで
気に入らなかったらスルーしてくれると嬉しい。
ちなみに個人的には1のストーリーまとめて読みたかったのでこのまとめには非常に感謝している。ありがたい。
192ゲーム好き名無しさん:2011/02/08(火) 00:29:42 ID:fSR53smv0
ファンタシースターってシリーズがいっぱいあってお互いの関係がよくわからんなー

昔、古いゲーム機で出てたファンタシースターと
ドリキャス?とかで出てたファンタシースターオンラインと
ファンタシースターユニバースと
ファンタシースターポータブルが
それぞれどういう関係にあるのかさっぱりわからん


シャイニングシリーズみたいだ

あれも、最近いっぱい出てるシャイニングなんとかと
昔出てたシャイニングザホーリィアークやシャイニングフォースやシャイニングウィズダムが
どういう関係にあるのかよくわからん
193ゲーム好き名無しさん:2011/02/08(火) 00:43:06 ID:wu77lhZ10
PSPoの話しを投下した者です。

>>191
はい、オリジナルのヘルガにパラドックスが発生する可能性があるからです。
PSPoの時点では、イルミナスはSEEDの研究を終えていないのでSEEDによる複製は作れない可能性があり、
PSUエピソード3の8章の正史展開におけるマガシの発言によると、
ダークファルスの依り代になったヘルガとハウザーは2人共、オリジナルだそうです。

PSUエピソード3の8章の正史展開でヴィヴィアンが加勢してくれますが、
その際は戦闘タイプのルウの頭脳に遠くからハッキングして彼女の体を使用して戦います。
ニコニコ動画等で探せばありますよ。
194ゲーム好き名無しさん:2011/02/08(火) 18:07:04 ID:ESwwokoJ0
>>192
ファンタシースターは大雑把にいって、
1・2・4作目が関連あり
3作目は独立
オンラインは設定流用といった感じ
あとは知らない

シャイニングは、
ホーリィーアークとSSフォース3部作は関連あり
あとは知らない
195ゲーム好き名無しさん:2011/02/08(火) 18:12:44 ID:kKdyBLGJ0
>>192
なるほど……時間軸難しいな。後発には非常に辛い。
動画はいくつか探したことあるけど、流れを整理するのが難しい。

>>192
ファンタシースター1〜4(以下初期4部作)と、
ファンタシースターオンライン(以下PSO)と、
ファンタシースターユニバース(以下PSU)とで舞台が異なる。
ファンタシースターポータブル1&2(以下PSPo)はPSUシリーズ扱い。登場人物もかなり重なってる。

で、PSOは初期4部作の流れを汲んでる。
広大な同じ宇宙の中、遠く離れた場所・別の時代の物語って感じ。

PSUは初期4部作の舞台と似た部分がとても多い(惑星名がパルマ→パルムだったり)
けれど、どう繋がっているのかは明確にされてない。……はず。
もうすぐ出るPSPo2インフィニティでPSOとの関連が明らかにされるとか何とかという話ですが。

んで、全舞台に共通して出現するのがダークファルスっていう敵。SEEDを生み出すのもこいつ。
こいつを封印したりぶっ倒したりする手段も各舞台で共有点が多い。
よって全舞台は歴史的に繋がってる可能性が非常に高い。

長々と書いてしまったが一言で言うと
>広大な同じ宇宙の中、遠く離れた場所・別の時代の物語
で十分な気がした。
以上、PSPo2から入った俺が必死にシリーズを追った結果のアバウト解釈。
間違いありそうなので突っ込みあったらお願いします。
というか細かくなりすぎるとスレの範疇超えてしまうかな。

ちなみにDSで出ているファンタシースターZEROはちょっと特殊で、地球が舞台で世界観が一新されてる。
でも住んでる人たちは初期4部作の舞台からの移民なんじゃないかって話を聞いたことがある。
196195:2011/02/08(火) 18:15:01 ID:kKdyBLGJ0
うわ、被った上に間違えた。
最初のレスは>>193さんへです。

シャイニングシリーズはテイルズみたいなもんじゃないの?
名前だけってやつ。
197ゲーム好き名無しさん:2011/02/08(火) 19:47:36 ID:e4i3BDYn0
しかし、ダークファルスは箱から出る
198ゲーム好き名無しさん:2011/02/09(水) 03:59:51 ID:0L+zscjX0
>>190
ここは、頼んだものがすぐ出てくる所ではない。
Wikiの未解決一覧に追加してもらい、気長に待つ所。
Wiki収録の邪魔になるので、同じリクを繰り返さないこと。


というタイミングで、俺が書いて持ってきてしまったんだけど。
たまたまなので、今後はお気を付け下さい。
199黒ノ十三「羽音」※グロ注意:2011/02/09(水) 04:01:07 ID:0L+zscjX0
私は、空を飛ぶ夢を見ていた。
この羽根さえあれば、どこまでも飛んでいける。なんて素晴らしい気分!
「ほんトうにソウ思う?」心の声が自問する。
もっと高く飛ぼうとするが、できない。地上すれすれから離れることが出来ない。
こんな薄い羽根では高く飛べない。カサカサとこすれ合う、私のこの羽根は何の羽根?
振り向くと、茶色くヌラヌラとした羽根が見えた。
これは…台所をよく這っている、この虫の名前は…

パン、と叩かれて目を覚ますと、目の前にお母さんがいた。
うなされていたから、起こしてくれたらしい。
「多恵子、学校に遅れるわよ」と言われる。学校に行きたくない。
全部喋ってしまえば、お母さんは行かなくていいと言ってくれるかもしれない。
でも言えない。お腹の中からあの茶色い羽虫が這い出てくる気がした。
そっと、朝の支度をする。初めての中間試験が済んだばかりなのに、ボロボロに破かれた教科書。

朝ご飯はシリアル。じゃりじゃりと噛むと、気持ち悪くなってきた。
あれに、触感が似ているからだ。あの忌まわしい物を食べさせられた記憶。
這い出て来る。お腹の中で生きてるわけないのに…。
たまらず、食べた物を吐いてしまった。
ミルクの中に、茶色い羽根と、チクチク毛の生えた足が浮いている…。
ふと気付くとそれは幻覚だった。
お母さんは心配してくれたけど、熱が無いから学校には行きなさいと言われる。

大好きなお母さん、仕事で忙しいお母さんを、心配させることなんて出来ない。
だから今日も学校に行く。
でも、私は学校でひどくいじめられていた。
東くるみを中心にして、クラス全員から残酷ないじめを受けていた。
それが学校生活を支障をきたし、私は時間を守れない生徒として教師にも睨まれていた。

きっかけは、うちが母子家庭で、働いているお母さんの代りに私が買い物をしているから。
「オバサンくさい」と笑われ、「台所の臭いが染み付いたゴキちゃん」といじめられるようになった。
お弁当は、屋上で一人で食べている。
屋上は本当は立ち入り禁止。何年か前に自殺した子がいるから。
その子は今もそこにいて、いじめられている子に力を貸してくれるって噂がある。
それが本当なら私は…。

以前、東くるみにお母さんの事まで悪く言われ、反論した時。
トイレで羽交い締めにされて、金バサミで挟んだゴキブリを口に突っ込まれた。
顎を抑えつけられて、ゴキブリはばらばらになりながら喉を通って行った。
それ以来、私は鏡が怖くて見られなくなった。
それ以来、私は何度も授業中に吐くようになった。
いい加減、先生の目も冷たい。
嫌なことばかり。そういう時はいつも、自分の中から羽音が聞こえるようになった。
羽虫が私を食い破って出てきそうな気がする。そして、時々幻覚を見るようになった。
幻覚は、私を屋上へ、屋上へと誘う。
家に帰りたい。お母さんが待っていてくれる家に。
入学前、お母さんと二人で模様替えした私の部屋。
春らしく緑色に統一した、私の聖域。
200黒ノ十三「羽音」※グロ注意:2011/02/09(水) 04:03:36 ID:0L+zscjX0
家に帰り、昼食べられなかったお弁当を食べる。
お母さんは、朝吐いた私の為に、会社を早退けして帰ってきてくれた。忙しい時に申し訳ない。
お母さんは、少し溜息をついていた。

次の日、嬉しい事があった。入学当初は親友同士だった裕美と話ができたのだ。
科学の実験で同じ班になった時、話しかけたら返事をしてくれた。
そして、以前と同じように楽しく話すことが出来た。
だから、次の授業中に手紙を書いた。
何か悪い事があるなら直すから、仲直りしたい。
裕美が今仲良くしている東くるみは悪い奴なの。私をいじめているのよ。
ルーズリーフ2枚に想いをつらつら書き、裕美の席に回してもらった。

わくわくしながら待ったが、昼休みの後、その手紙が床に落ちているのを見つけた。
幾つもの靴の跡。手紙には私の文字を覆うように、
「バカ女」「鬱陶しい」「ゴキブリ今中臭すぎ」「いっぺん屋上で死んでこい」と書きこまれていた。
クラス中の女子がこの手紙を回し読みし、そして私を嘲っていたのだ。

ひどい、ひどすぎる。羽音で何も聞こえなくなる。
私の居場所はここにはない。私の居場所は私の家だけ。あの、緑の聖域だけ。
部屋に帰り、ベッドの中で泣いた。
死んじゃおうかな。私が死んだら皆後悔するかな。
バカな感傷を笑うように、羽音がどんどん大きくなる。虫が私の中を這いまわっている。
突然、私の腕がもげた。体が裂けた。
隙間から、無数のゴキブリが這い出て来る。私の中で産まれた羽虫達。
虫が全部出た私は空っぽ。骨の隙間をカサコソと虫が這う。
ハッと目が覚めるとそれは夢だった。
おかしな夜だった。次々に夢ばかり見た。

次の日も学校に行く。こんなに嫌なら行かなきゃいいのに、私は学校に行く。
今日も嫌なことばかりだった。
真っ暗な体育用具庫に閉じ込められてしまったのだ。
私は何もしていないのに、何故こんなひどい事ができるの?何故誰も助けてくれないの?
憎い。皆嫌い。東くるみは許せない。あいつだけにでも思い知らせてやりたい。
そうだ。屋上のあの子だ。あの子なら分かってくれる。
結局出られたのは、暗くなってから見回りの先生に発見されてだった。
チャンスだった。先生に怒られた後、鞄を取りに行くふりをして、屋上へ登った。
今日しかない。今日は、お母さんが出張しているから遅くなってもかまわない。

自殺した女の子の霊に呼び掛けるおまじないはこう。
フェンスの向こう側へ降り、目をつむったまま、端へ5歩歩く。
足を踏み外す恐怖と闘いながら、一歩一歩歩く。女の子に呼び掛けながら。
風が強く、まるで羽音のような音が自分を取り巻いている。
いや、本当に羽音ではないのか?ビシビシと、顔に羽虫が当たっている気がする。
どうしても気になり、5歩目を踏み出す前に、思わず目を開けてしまった。
201黒ノ十三「羽音」※グロ注意:2011/02/09(水) 04:08:22 ID:0L+zscjX0
目の前に、醜く崩れた、少女だったものが居た。
顔は腐って変色し、目玉は膨張して飛び出し、唇はズル剝けて歯茎を露出させながらぶら下がっている。
それは、骨が剥き出しになった腕で、私にぶら下がっていた。
「憎イよねぇ、みんなが憎いでしョ?あナたは私とおんなジよ」

電子音で我に返ると、私は自分のベッドで目覚ましをつかんでいた。
私はどうやって帰ったんだろう?いつから寝てたの?制服のままで。
お母さんが起こしに来た。「おはよう、お母さん。」
「おはよう多恵子。おやすみなさい、永遠に。」
いきなりすぎて反応ができなかった。お母さんが私の首に包丁を突き立てた。
ベージュのカーペットに、鮮血が散る。
あレ?おカしいよね?緑色の、はずなノに。

自分の絶叫にびっくりして目が覚めた。部屋はまだ真っ暗。
どこからが夢?一体いつから私は寝ているの?
汗と涙できっとひどい顔。この部屋に鏡が無くて本当によかった。
ベッドから足を降ろすと、グちゃりという感触があった。
部屋が暗いのは、夜だけのせいじゃなかった。何もかもを黒く覆い尽くす、ゴキブリの群れ!
そして、ダラリ、と頭上からあの腐った少女が覗きこんできた。

おまじないは失敗したんだ。
途中で目を開けたから?憎しみに囚われていたから?
虫を踏みつぶしながら台所まで逃げ、包丁を掴んで少女に応戦する。
どうして私の聖域でこんなことが起きるの?
この家の中だけは、誰も私を傷つけず、お母さんと幸せに暮らせるはずなのに。
少女の崩れた口ではなく、パックリ裂けた首から声が漏れてくる。
「うふふ、私もそウ思っていたわァ。でもダめよね。
 聖域なんテ無い。苦しいのはドこに行っても同ジだヨね。」
少女は、包丁に向かって倒れ込んできた。
柔らかに腐れた少女の体は包丁どころか私の腕も突き抜け、
ぐじゃり、と私にもたれかかって来た。
「あなタは私。だから見逃しテあげる。今夜のとこロはね。」

気付けば、朝の台所で、包丁を持ち、一人で失禁していた。
怖くて一人じゃいられないので、学校に行く。
学校にも居場所は無い。耳が聞こえなくてかえってよかった。
私の耳は、完全にわんわんと響く羽音しか聞こえなくなっていた。
家に帰ると、お母さんも帰っていた。
「何かあったの?」と聞かれ、「なんにも」と返す。
お母さんの声だけは聞こえるなんて、変だな。
202黒ノ十三「羽音」※グロ注意:2011/02/09(水) 04:09:46 ID:0L+zscjX0
そして、自分の部屋に帰り、ぼんやりと色々な事を思い出していた。
入学前、凄く気に入ってこの壁紙を選んで貼ったんだ。
白地に小花のプリント。私、どうしてこんな柄選んだんだっけ。
この壁紙、日に焼けて傷んでる。安物はすぐに傷むのかな。
考えていると、目の前の壁紙がべろりと剥がれた。
現れた古い壁紙には、黒い染みが大きく飛んでいる。何故か凄く嫌な気持ち。
でも、染みは途中で四角く途切れていた。
この部分だけ焼けてないし、何か置いてたっけ?ポスターにしては位置が低いし…。

ああ、姿見だ。
中学の時おねだりして、特別に埋め込み式の鏡を買ってもらったんだ。
でも変ね。あんなに大事にしてた鏡をはがしてまで、何故わざわざ壁紙を張り替えたの?
いや、入学してからもこの位置に鏡はあったよ。
おニューの制服を映して喜んでいたから、間違いない。
じゃあ、入学前に壁紙を張り替えた記憶が間違ってるのかな。
そもそも、私が選んだんじゃないよ。この壁紙。私、花柄は嫌いだったもん。

そうだ。
お母さんが貼った。
私はそれを見ていた。床の上からただ見ていた。
赤い血が、グリーンのカーペットを染めていた。
お母さんが突然私の首に包丁を突き立てた。
赤く染まった肉切り包丁で、逃げる私に何度も何度も包丁を突き刺した。
「あなたは死ねナいわ。だってもう死んでイるから」

私の弱さ。頼る一方の依存心。
死んだ方がマシだと泣きながら、死ぬ事さえ自分ではできず、
可哀想な自分に酔いしれて、ただ泣いていただけ。
お母さんはそんな私を見ていた。
「そう、お母さんが多恵子を殺してあげたの。だからその苦痛は、永遠。」
壁に飛んだ血の染み。その真中で、姿見が私の最期を看取ろうとしていた。
鏡に映るのは本当の私。あの少女は、私だったのだ。


私は羽虫を食べさせられまシタ。
私の中で羽虫が死に、私は今、羽虫の中で死んでいく。
私は今この時点で死に、明日の朝になったら、新しい今中多恵子が夢を見るのだ。
生きている頃の夢を…。私にとって現実になった死の夢を。
私は、鏡の中の私を食い破り羽虫が羽を拡げるのを見ていた。
土の中の私を、羽虫が食んでいるのか。私の中で、今も無数の羽虫が生まれているのか。
ああ、だから…
空を飛ぶ夢を見た。なんて素晴らしい気分。なんて素晴らしい。
空っぽになった骨と骨の間で、羽音がした。
203ゲーム好き名無しさん:2011/02/09(水) 04:10:59 ID:0L+zscjX0
以上。
東くるみの憎たらしさとリアルなゴキブリの画像で発狂しそうになる話です。
204ゲーム好き名無しさん:2011/02/09(水) 08:19:15 ID:F2fiX3Z30
黒ノ十三の人乙。
グロさより鬱さが勝る話だなぁ。

>>195
Zeroは繋がりがあるのはPSOかもね。
かつて地球はPSOに出てくる移民団の母星と同じ名前で呼ばれていたと
サイドストーリー中で語られている。
たまたま同じ名前だったかもしれないけどね。


そんな自分は>>189でAlone in the Dark(初代)を予約した者です。
何とかまとめられたので今から投下します。
突込みどころあったらお願いします。
205Alone in the Dark(初代):2011/02/09(水) 08:24:06 ID:F2fiX3Z30
アメリカ・ルイジアナ州のデルセトという屋敷で、芸術家ジェレミー・ハートウッドが死亡。
現地の警察は状況から自殺と断定するが、この屋敷には血塗られた歴史が秘められていた。
そのため、誰もが「屋敷で恐ろしいことが起こったのでは?」と感じていた。

主人公その1:エドワード・カーンビー
同シリーズに毎回登場し、全体的な主人公といって差し支えない(4は同姓同名の別人っぽいけど)。
仕事の依頼より請求書の方が多い私立探偵で、今回はとある古物商から屋敷の調査を引き受けた。
その際屋敷の古い歴史を読み漁り、屋敷が曰く付きの物件だと知るがそういったことには動じず、
むしろ有給休暇のようなものだと思っている。

主人公その2:エミリー・ハートウッド
ジェレミーの姪。手紙でジェレミーの自殺を知るが、彼の死に疑問を抱き屋敷へ向かう。
以前屋敷を訪れていたらしく、屋敷の様々な仕掛けや調度品、オカルトめいた書籍を目にしている。
そのせいか屋敷に不気味なものを感じ、恐怖を抱いているようだ。

※この二人のどちらかを選び話を進めますが、ストーリーに差異はないです。
一方を選んでももう一方が出てくるということもありません。
以下カーンビーで書きますが、エミリーでも同じ展開だと考えてください。


屋敷に到着したカーンビーだったが、誰もいないはずなのに何故か明かりが点いている。
疑問を感じつつ屋敷に入ると突如扉が閉まり出られなくなる。
(扉の鍵は閉まっていないが出ようとすると巨大な化物に吸い込まれてGAME OVER)
屋根裏部屋に行き調査を開始するが、実は屋敷は化物だらけだった。
以後化物やトラップを撃退・回避しつつ
カーンビーは隠されていたメモや書物から真相を紐解いていく。

以下ジェレミー自殺の真相。
元々この屋敷はピックフォートという人物が所有していたもので、
地下には誰が作ったか解らない巨大迷宮が存在していた。
しかし1862年6月、屋敷は不審火を出し全焼。ピックフォートも行方不明に。
跡地は1875年にハワード・ハートウッド氏(ジェレミーの父で、エミリーの祖父)に買い取られ、
屋敷もインチ単位で精密に復興された。
ハワードは歴史に詳しく、プレグストという海賊がこの地に隠したとされる財宝を求めていたのだ。
ところがある日ハワードは突然凄惨な死を迎える。
その息子であるジェレミーもある日を境に謎の悪夢に悩まされることになる。
解決の糸口を探るべく屋敷の書物を読み漁るが、次第に精神は磨り減り、
その悪影響で仕事が出来ないため生活資金も底を付いていく。
最終的に自分に悪夢を見せる何者かが自分の肉体を狙っている、と感づく。
しかし時既に遅し、ジェレミーは極限まで追い詰められ、抵抗する気力は残っていなかった。
それでも奴らの好きにはさせまいとジェレミーは自ら命を絶った。
206ゲーム好き名無しさん:2011/02/09(水) 08:26:18 ID:F2fiX3Z30
そして屋敷の前の所有者、ピックフォートは海賊プレグスト本人だった。
彼は古今東西のあらゆる呪術に精通し、いあいあ的な異形の者達とも関わりがあった。
プレグストは自分の船を部下に譲った後に屋敷を建て、奴隷に地下迷宮と繋がる洞窟を作らせた。
1862年6月に南部に遠征していたアメリカ北軍の兵士達が補給物資を求めてくる。
プレグストは快く彼らを受け入れたがその裏ではぶっ殺そうと考えていたらしく、
彼らが油断した隙を見計らい不意打ち。
しかし逆にプレグストは銃殺され、屋敷も奴隷共々焼かれ、灰と化した。
だがプレグストは肉体を失いながらも生きていた。
再びこの世に復活を遂げるべく、新たな肉体を欲した彼はジェレミーに狙いを定めた。
彼に悪夢を見せ、精神が弱った隙を見計らい肉体を乗っ取ろうとした。
しかし計画はジェレミーの自殺で失敗する(恐らくハワードも狙われたと思われる)。
そうとも知らないカーンビーが屋敷に来たので、今度はカーンビーの肉体を狙う。
屋敷の化物(と一部のトラップ)はプレグストの仕業で、
カーンビーが力尽きたその時に肉体を奪うつもりだったのだ。
地下迷宮に突入したカーンビーは、隠されていたプレグストの手記から、彼の狙いを知ることとなった。
当然はいどうぞと肉体を渡すわけにはいかない。

最深部でカーンビーは一本の樹木と同化したプレグストと対峙。
図書室の隠し部屋に置いてあった刻印石でプレグストの力を抑え、
オイルのたっぷり入ったランプを相手の樹木にシュゥゥゥーッ!!
樹木は勢い良く燃え上がり、プレグストは巻き込まれ完全に死亡。
カーンビーは崩れ行く地下迷宮を急いで脱出し、化物が去った屋敷を後にしたのだった。
一仕事終えたカーンビーの前に一台の車が到着。
乗り込むカーンビーだが振り向いた運転手の顔は………
車はそのまま何処かへ走り去りEND。
207Alone in the Dark(初代):2011/02/09(水) 08:31:28 ID:F2fiX3Z30
以上です。
ラストはバッドっぽい終わり方ですが、二人とも続編で普通に出てくるのでご安心を。
ただ時系列がちょっと曖昧です。
私的にはジェレミーの日記に書いてある日付から2→1だと思っています。
(2のスタートが1924年12月、日記は1925年3月まで書かれている)
全体的にクトゥルフテイストで、プレグストが地下迷宮を掘り当てたのは彼らの存在によるものだと思われ。
小説版だとプレグストはシュブ=ニグラスの落とし子と融合して不老不死になったそうです。
また、例の黒いあの人もプレグストと行動を共にしている描写があります。
ジェレミーの夢の中に出てきて彼を追い詰める手助けもしています。
他にはヨグ様や妖蛆の秘密、ネクロノミコン(ゲーム中ではアブドゥルの断章となっている)も出てきます。


あとこのゲーム最大の特徴は化物より怖い主人公のポリゴンと理不尽なトラップの数々でしょう。
ニコニコやYouTubeにトラップ抜粋集なる動画が投稿されています。
トラップ回避のヒントは屋敷の至る所に隠してある本やメモに書かれてますが、
抽象的なので解り難い人は解り難いです。
中にはノーヒントの仕掛けもあり、理不尽さに拍車をかけています。
208ゲーム好き名無しさん:2011/02/09(水) 20:29:29 ID:JT/c7UmH0

本(ネクロノミコンだったっけ?)読んで即死トラップとかあったなぁ。
シュールで笑えるものが多かった。バイオの原点ともいえる作品でしたっけね。
209ゲーム好き名無しさん:2011/02/09(水) 21:45:41 ID:rv/G6EjF0
乙です。
小説版はカーンビィとエミリー二人とも出てきたけどゲームでは片方だけなんだね。
小説版にはもう一人黒スーツの男が出てきたけど、あいつはゲームに出てこないのか。
210スカーレッドライダーゼクス:2011/02/11(金) 03:00:20 ID:9kqbCXku0
予約してなかったけどPS2スカーレッドライダーゼクス投下します。5レス。

====

【概要】
戦隊物のメンバーを攻略する乙女ゲー。プレイヤーは戦隊を指揮する指揮官となり、
メンバーと親睦を深めていくのが目的。戦闘を指揮するゲームではない。
親睦の深め方によっては世界が壊滅したり世界征服したりする。

【ゲームシステム】
恋愛ADV。選択肢によって好感度とは別に「Love/Death」パラメータが変化する。
最初は50:50。
好感度が一番高いキャラの「Love/Death」パラがどちらに偏っているかでEDが決まる。

【世界観】
本能を優先する『紅(あか)の世界』と、理性を尊重する『青の世界』に分かれた
未来の地球が舞台。青の世界に住む主人公達は紅の世界からの侵略を受けている。
しかし紅の世界の住人は同じ紅の世界の住人の力でなければ攻撃できないため(逆はできる)、
日本政府は紅の世界から離反した者と融合できる人間を選抜して育成。
ナイトフライオノート撃退の任にあてた。彼等をスカーレッドライダーと呼ぶ。
なお紅の世界からの侵略は今までに5度あり、その度にライダーを選出し撃退してきたが
すべて全滅している。今回主人公が指揮するのは6つ目のユニットになる。

【用語】
▼ナイトフライオノート
  紅の世界の住人。怪物のような外見を持つ。本能で動く。
  紅の世界は厳格な階級社会らしく、ザコ・指揮官・幹部の3クラスに分かれている。
  後者ほど外見が豪華になる。幹部クラスは青の世界の住人に擬態することも可能。
▼アベレイト
  紅の世界から青の世界へ移転してくる能力。ナイトフライオノートはこの能力を
  使って青の世界に侵略してくる。青の世界側にはない能力。
▼スカーレッドライダー
  対ナイトフライオノート迎撃要員。利き手のひらに十字傷を持つ。
  5人で1ユニット。「〜・ゼクス」は6番目のユニットという意味。
▼レゾナンス
  青の世界の住人と紅の世界の住人が融合し、スカーレッドライダーに変身すること。
  レゾナンス中は両者は心の中で会話できる。
▼メインスタンス
  スカーレッドライダーとなる青の世界の住人。レゾナンス中の主導権を握る。
▼サブスタンス
  紅の世界から寝返ったナイトフライオノートのうち、レゾナンス相手を見つけた者。
  相手の選択はサブスタンス側に決定権がある。本能で動く点は変わらない。
▼琉球LAG
  対ナイトフライオノート迎撃機関。ライダーや支援スタッフの育成機関も兼ねる。
▼アンカー
  移動要塞ヴォクスに搭載された、対ナイトフライオノートの切り札。
  巨大なギターピックのような形をしている。
211スカーレッドライダーゼクス:2011/02/11(金) 03:02:02 ID:9kqbCXku0
【登場人物】
●麻黄アキラ(名前変更可):
  主人公。15で大学院を卒業しLAGの研究者になったが、指揮官としての適正を
  見出され、17でスカーレッドライダーゼクスの教官に就任。
   ※スカーレッドライダーは琉球LAGで教育中の学生という立場でもあるため、
    指揮官のことを「教官」と呼ぶ。

《メインスタンス》
●駒江・クリストフ・ヨウスケ:
  何でも出来る天才だがマイペースな天然。趣味は料理。
  ライダーとしての呼称はツァール・ツヴァイ。サブスタンスはフェルナンデス。
●霧澤タクト:
  ゼクスのリーダー。アキラ就任までは戦闘指揮も兼任していた。
  真面目でプライドの高い努力家。ヨウスケとは幼なじみでライバル。
  ライダーとしての呼称はツァール・アイン。サブスタンスはレスポール。
●津賀ユゥジ:
  最年長。兄的存在。趣味は釣りや将棋など。言動もややおじさん臭い。
  ライダーとしての呼称はツァール・ドライ。サブスタンスはディバイザー。
●鞍馬ヒロ:
  最年少。依存心が強く人見知りする性格だが毒舌。
  ライダーとしての呼称はツァール・フィア。サブスタンスはデュセンバーグ。
●錫木カズキ:
  ルー語のような言葉で話すメンバーきっての変人。しかし作曲センスは抜群。
  ライダーとしての呼称はツァール・フュンフ。サブスタンスはリッケンバッカー。
●無月ヒジリ:
  Track05より登場する補充要員。おちゃらけた性格だがそう装っている節も。
  一人だけライダースーツの色が違う。
  ライダーとしての呼称はツァール・ゼクス。サブスタンスはエピフォン。

※ヒジリ以外の5人は「Odd I's」というバンドを組んでいる。
 担当はヨウスケ(G)、タクト(Vo,G)、ユゥジ(B)、ヒロ(D)、カズキ(K)。

《サブスタンス》
●フェルナンデス:熱血バカ。
●レスポール:いたずら好き。
●ディバイザー:超傲慢だが庇護欲も人一倍。
●デュセンバーグ:おネェでオカン。
●リッケンバッカー:猫的存在。
●エピフォン:紅の世界からの最初の離反者。音楽大好きな乙女。

《その他》
●石寺:長官。琉球LAG最高責任者。
●グランバッハ:紅の世界側のリーダー。アキラに執着している。
212スカーレッドライダーゼクス:2011/02/11(金) 03:02:51 ID:9kqbCXku0
【ストーリー】
※Track00〜13までの全14話+大団円1話。
 好感度や選択によっては各キャラ専用のエピソードが挿入される。

▼Track00〜08
麻黄アキラは「スカーレッドライダーゼクス」の教官に就任した。
しかし「ゼクス」のメンバーはメインもサブも曲者ぞろい。
最初はアキラの指揮に反発したり脱走兵が出たりと混乱だらけだったが、
幾度もの出撃経験や普段の交流から次第に信頼関係を築きあげていった。

だがハコダテでの敵幹部迎撃の際、ヨウスケがフェルナンデスに精神を喰われるように
感じ、レゾナンスを強制解除。実はレゾナンスには両者の意識が混ざり合いすぎ、
どちらかがどちらかの意識を喰ってしまうという問題があったのだ。
残りのメンバーでなんとか敵幹部を撃退したが、ハコダテは壊滅的なダメージを受けた。

▼Track09〜10
ハコダテの件でトウキョウに更迭されたアキラは、グランバッハの襲撃に遭う。
そこへ命令を無視して駆けつけたゼクスがアキラを救出、グランバッハを攻撃する。
だが紅の世界のリーダーであるグランバッハは強敵だった。苦戦するゼクス。
そんな中タクトは単独で特攻をかける。グランバッハを力づくで抑えこみ、
「僕を撃て」と叫ぶタクト。ためらうアキラの代わりにヨウスケがアンカーを撃ち(※)、
タクトごとグランバッハを殲滅した。
 ※アキラやヒジリが撃つこともある。アキラの場合は撃つか撃たないか選択肢が出る。

こうして青の世界は平和を取り戻したかに思われた。
しかし新たな紅の世界のリーダーと名乗る者から、青の世界の平和と引換えに
アキラを渡すよう要求される。その声はタクトのものに酷似していた。

▼Track11〜12
政府によってタクトに売り渡されたアキラ。二人きりになって初めてタクトは真意を語る。
実はアキラは人間ではない。1人の人間を器とした2人の人格のどちらを彼女が選ぶかで
存続させる世界を決定する、ゲームの駒なのだ。
だが第5まではアキラが誰も選ばなかったため、全滅と記憶の初期化を繰り返してきた。
琉球LAGでこれに気づいたタクトは、ゲームを終わらせることを決意する。
そこで紅の世界の住人に生まれ変わったのを幸い、紅の世界の全兵力で青の世界を
滅ぼすという方法を選択した。

しかしアキラはタクトの「好意」を断った。
あくまでスカーレッドライダーゼクスの教官として、青の世界を守る道を選択するアキラ。
そのアキラを命がけで取り戻しに来たゼクス。タクトは追撃を指示しながらも結局見送る。

一度リュウキュウに戻り、タクトとの最終決戦に備えるアキラ達。
そこで改めて石寺が真実を語った。石寺とグランバッハがこのゲームのプレイヤーで
あることも。憤ったゼクスの面々は最終的に、人類すべてのためではなく、
アキラと自分達のためにこの戦いに勝利することを決意する。
そして二つの世界の存続をかけた最終決戦が始まった。
213スカーレッドライダーゼクス:2011/02/11(金) 03:03:49 ID:9kqbCXku0
▼Track13
※Love/DeathパラがLove寄りのEDの場合はL、Death寄りのEDの場合はDと表記。
▽ヨウスケED
L:激闘の末にタクトを倒し、紅の世界を滅ぼしたヨウスケ。しかしそれは同時に
 パートナーであるフェルナンデスとの別れでもあった。
 消えていくフェルナンデスを見送り、タクトの遺品をリュウキュウの海に返し、
 ヨウスケはアキラと共に生きて行くことを改めて決意する。
D:戦いに勝ったヨウスケは、その勢いのまま青の世界も紅の世界も全て滅ぼしてしまう。
 アキラを傷つけそうなものをすべて排除し、新たな世界を作るために。

▽タクトED
L:紅の世界が負けて崩壊してもタクトは消えなかった。アキラとのキスによって
 青の世界の住人に再度生まれ変わったのだ。
 タクトはもう一度得た生を贖罪の旅に費やす。アキラはそのタクトの支えとなった。
D:青の世界は滅びた。紅の世界でタクトはアキラと面白おかしく暮らす。
 気まぐれに他のナイトフライオノートを虐殺しながら。

▽ユゥジED
L:戦いの後、ユゥジはアキラを実家に連れ帰りプロポーズした。
D:戦いに勝ったユゥジは青の世界も紅の世界もまとめて支配する、絶対の王となる。
 その膝の上でユゥジを恍惚と見つめるアキラの姿が。

▽ヒロED
L:安全な場所に閉じこもりがちだったヒロは、もっと広い世界を見ようと決意。
 アキラと共に世界を見てまわる旅に出る。
D:決戦のさなか、ヒロは「自分以外のライダーは全滅した」と嘘をついて
 アキラを連れ出す。アキラを失ったゼクスは全滅。ヒロ達は全てから逃亡し続ける。

▽カズキED
L:ゼクスが勝っても紅の世界は滅びなかった。カズキが滅びを望まなかったからだ。
 カズキの音楽を媒介に、二つの世界は穏やかに融和し始める。
D:お気に入りのヴォーカルだったタクトを自ら壊してしまったカズキは
 自分の精神も崩壊させる。
 荒涼とした世界で幼子のようにキーボードを叩くカズキを、アキラは傍らで導いていた。

▽ヒジリED
L:戦いの後、ヒジリはアキラを第5戦闘ユニットの墓前に連れてきた。
 実はヒジリは第5戦闘ユニットに所属していたのだが、ヒジリのサブスタンスであり、
 エピフォンの兄であるギブソンの裏切りにより壊滅した。
 心に傷を負ったヒジリはしばらく全国を放浪していたが、初恋の人であるアキラが
 またも記憶を消されて指揮官になったと知り、助けになるために戻ってきた。
 ヒジリは戦いが終わったことを墓前に報告し、アキラを幸せにすることを誓う。
D:戦いに勝ち青の世界が残ったものの、本来のパートナーではないエピフォンとの
 レゾナンスの連続に耐え切れなかったヒジリは廃人同様になる。
 だが共に暮らすうちに、アキラはヒジリの中にエピフォンがいることに気づく。
214スカーレッドライダーゼクス:2011/02/11(金) 03:05:30 ID:9kqbCXku0
▼Bounus Track「スカーレッドライダーゼクス」
総力戦の末、形勢不利となったタクトは紅い地球を青い地球と衝突させて
世界そのものを終わらせようとした。
 ※紅の世界は同じ地球上ではなく、太陽を挟んだちょうど反対側の地球の公転軌道上に
  紅い地球としてあった。タクトはこれをアベレイトさせてきた。
だが衝突してもどちらも滅びず、代わりに世界に黄金の光が差し、両者が融合。
双方の住人が共存できる世界になった。
平和になった世界に、タクトとヒジリのツインボーカルになったOdd I'sの歌声が響く。


====

以上です
215ゲーム好き名無しさん:2011/02/11(金) 03:36:28 ID:KheKJTDr0
このスレの>>214、前スレの504までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

3ヶ月以上経ったので「キングダム ハーツ バース バイ スリープ」
「ゴースト トリック」を ●途中 の欄から消しました。

1ヶ月以上経ったので「テイルズ オブ グレイセス エフ」「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」を
●執筆予告がある物 の欄から消しました。

Wikiに直接投稿されていた「STREET FIGHTER IV、SUPER STREET FIGHTER IV」も未解決リストに反映しました。

Wikiの「さ行」で「ストリートファイターZERO」へのリンクのみ作成されていた部分、
および、「ザ・キング・オブ・ファイターズ'98〜XI」で見出しが「ザ・キング・オブ・ファイターズ'98〜XII」と変更されていた部分は
編集を取りやめたものと判断し、一旦元に戻させていただきました。
もし、丁度これから編集しようとしているところだったのであれば、大変申し訳ありません。

>>129
Wikiのトップページやメニューページにある現行スレへのリンクを編集しました。
これらのページは、ログインメンバーのみ編集可能となっているようです。
216ゲーム好き名無しさん:2011/02/11(金) 07:37:12 ID:9kqbCXku0
>>214
すいません、公転軌道上に紅の地球、は違ったかも
217ゲーム好き名無しさん:2011/02/11(金) 10:59:50 ID:t1GR7Q5Y0
>>215
乙です!ありがとうございます。
218ゲーム好き名無しさん:2011/02/12(土) 00:17:19 ID:TcMkvElP0
3年B組金八先生 伝説の教壇に立て! 完全版(PS2)を予約します。
219ドラゴンシーズ 〜最終進化形態〜:2011/02/13(日) 01:47:03 ID:3i8IY8LfO
予約してないけど、PSソフト『ドラゴンシーズ 〜最終進化形態〜』。
ずいぶん昔だからウロだけど。

※システムはモンスターファームみたいな育成系で、ほとんどストーリーがない
※ドラゴンは年齢によって幼竜→成竜→完竜、と進化する
※剣と魔法の世界っぽい雰囲気なのに、ドラゴン研究機関とかはやけにメカメカしい

【ドラゴン育てて戦わせてチャンピオンになって一攫千金!】
みたいな町に、幼竜と一緒にやってくる主人公。
町の入口で優しそうなオッサンに会い、『ちょっと手合わせしてほしい』と頼まれて承諾。
チュートリアルバトルかと思いきや、いきなり一方的虐殺。
主人公の幼竜はオッサンの完竜にあっさり殺される。
オッサンはいきなり本性現して
『トーナメント頂点の俺に勝てるわけない』と主人公pgrして去る。
悲しみを乗り越えて町のドラゴン研究機関で新たな竜をもらい、主人公は改めてトーナメント制覇を誓った
(かどうかは喋らないので分からない)

見世物試合でファイトマネー稼いで訓練して武器買って、公式試合でランクを上げて、
最高ランクのトーナメントの頂点に踏ん反り返るオッサン(とドラゴン)をボコして蹴落とす。
ゲームはこれでクリア。
あとはいろんなタイプの竜を育てたり、チャンピオンとして防衛戦してみたり。

ちなみに倒されたオッサンはいきなり『自分は驕っていた』とか素直に改心する。
『こいつ改心したフリして絶対背後を襲ってくる!』と警戒するくらいにキャラ変わる。
そしてドラゴン訓練所のお姉さんは胸がほぼ出てた。

以上です。
面白いんだけど戦闘がじゃんけん方式のほぼ運任せで超長引くのが面倒だった。
220ゲーム好き名無しさん:2011/02/13(日) 05:07:02 ID:I/QGsRskO
ドラゴンシーズ、名作だな。
言霊での生成システムも面白かったが、そこら辺はモンスターファームに持って行かれた感があるのが悲しい。
メモリーカード持ち寄って友達と対戦したのを思い出すわ。読みあいが熱かった・・・
221ゲーム好き名無しさん:2011/02/13(日) 06:33:21 ID:VJ1W79DJO
> ちなみに倒されたオッサンはいきなり『自分は驕っていた』とか素直に改心する

そうだっけ? なんかその辺は激しくウロだなー
アワザナック伯爵ってオッサンの名前は覚えてるのに

ドラゴンシーズはビジュアルとか音楽とかが中東風というか、
ストーリーは確かに薄いんだけど結構独特の雰囲気があったな
222ゲーム好き名無しさん:2011/02/14(月) 02:47:48 ID:CZpggbrLO
TRICK×LOGIC(PSP)の芳川の話だけ予約入れたいんだが。
各アカシャ(シナリオ)のストーリーは推理編のみだから、解決編は犯人とトリックの列挙になってあらすじにならないし、書きにくい。
(芳川の話に関わる最終話には触れるけど。
あと、リクエストはシーズン2からだけど、シーズン1のストーリーにも触れるつもり)
今月中には書けると思う。
223ゲーム好き名無しさん:2011/02/14(月) 02:54:20 ID:nviUSZzC0
PS2のARMORED CORE 3、未解決一覧に載ってるが、アレで完結じゃないのか?
224 ◆l1l6Ur354A :2011/02/15(火) 18:23:34 ID:iEgR9JG50
トリップテスト
225ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/15(火) 18:27:15 ID:iEgR9JG50
ダンガンロンパ希望の学園と絶望の高校生
できました。上手に伏線だけ書けないので、とんでもなく長くなってしまった。
もー削るのにも疲労困憊するくらい長いから、ちょびちょびupしていきます。

226ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/15(火) 18:30:28 ID:iEgR9JG50
プロローグ『ようこそ絶望学園』
私立希望ヶ峰学園。そこは、日本中の希望が集まる高校。
新入生募集は行っておらず、全国からスカウトされた高校生のみが入学を許される。
条件は、超高校級の才能を持っていること。卒業生には、人脈と成功が約束されている。
まさに希望。注目度は高く、専スレは毎年やっかみ半分の新入生情報で沸く。
そんな高校に、ごく普通の少年、主人公は入学を許可された。
全国の新高校生から抽選で選ばれた、「超高校級の幸運」としてスカウトが来たのだった。
正直気後れした。だが、前向きだけが自分の取り柄なので…主人公は希望ヶ峰学園に進学を決めた。

4月、主人公はドキドキしながら希望ヶ峰の校門をくぐった。
まだ午前8時、集合時間は8時半。玄関をくぐった所で気が遠くなり…気がつくと、教室の机で突っ伏していた。
異様な教室だった。全ての窓に分厚い鉄板が、巨大なボルトでがっちり固定されている。
武骨で露骨な監視カメラがこちらを向いている。まるで、監獄だ…。
時計を見ると、ちょうど8時半。とにかく玄関ホールに向かう。
廊下の窓も全て、極めて強固に鉄板で覆われている。不気味だ。

ロビーには、主人公を含めて15人の新入生が集まっていた。
皆、主人公と同じように、急に眠ってしまい先程目を覚ましたと言う。
一人二人知らない顔もいるが、目の前に有名人がズラリ。とりあえず、自己紹介を交わす。

かなり一杯いるので、ここにキャラをまとめておく。
【苗木誠】超高校級の幸運
主人公。全国から抽選で選ばれた、ごく普通の高校生。
お人好しの草食系。前向きなのがとりえ。

【舞園さやか】超高校級のアイドル
国民的アイドルグループのセンターボーカル。
清楚な大和撫子で、温和で礼儀正しい。笑顔で主人公を癒す。
主人公の助手となり、一緒に学園を脱出しようと約束する。

【霧切響子】超高校級の???
長い銀髪に白い肌のミステリアスな美少女。
自分が何の天才なのか明かさない。常に冷静沈着でそっけない。
プロ級の捜査手腕と助言で、主人公を真相解明に導く。
227ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/15(火) 18:35:39 ID:iEgR9JG50
【大神さくら】超高校級の格闘家
極限まで鍛え上げられた巨体、蓬髪に精悍な顔立ちの、女子高生。
地上最強を目指す、格闘界のサラブレッド。おおがみだからあだ名は“オーガ”。
人格者でもあり、多くを語らず弱きを守る。ほぼ守護神的存在。

【朝日奈葵】超高校級のスイマー
実力、ルックス、スタイル三拍子揃った日本水泳界の希望の星。
あっけらかんとしたスポ魂少女で、ドーナツが大好物。
大神さくらとは、肉体を高め合う同志として親友になる。

【セレスティア・ルーンベルグ】超高校級のギャンブラー
通称セレス。マイペースで腹黒なゴスロリ美少女。日本人。
素性を明かさない、ポーカーフェイスと嘘の天才。
狂った金持ち老人と、一部が透明牌の麻雀で勝負して勝ったとか勝たないとか。

【桑田怜恩】超高校級の野球選手
チャラチャラした、俺様系お調子者。
野球の練習をしたことが無い。でも天才だから出来ちゃう楽勝人生。
仕上がりを平たく言うと、野球が超うまいクズ。

【石丸清多夏】超高校級の風紀委員
筋金入りのマジメ君。しかも熱血。
異常な状況下でも熱血風紀委員ぶりを発揮、やたらと皆を仕切りたがる。
ウザがられながらも、段取りを決めるのはこの男。

【江ノ島盾子】超高校級のギャル
ギャルはギャルでも、ギャルのカリスマ。絶大な人気を誇る読モ。
DQNっぽい発言は目立つが、明るくサバけた性格。
強気な上めんどくさがりなので、よく石丸と揉める。

【葉隠康比呂】超高校級の占い師
どんな占いも3割の打率で当てる売れっ子占い師。3ダブの20歳。
ボサボサドレッドの陽気な奴。相当なバカで肝っ玉が小さい。
序盤は飄々キャラだが、単に現状を飲み込めてなかっただけ。

【大和田紋土】超高校級の暴走族
関東一帯を統べる暴走族「暮威慈畏大亜紋土」の二代目総長。ワルのカリスマ。
やたらに牙を剥く狂犬だが、懐に入れた者には頼れる兄貴分となる。
「男の約束」は命をかけてでも守り通すと豪語する人情家。
228ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/15(火) 18:42:17 ID:iEgR9JG50
【十神白夜】超高校級の御曹司
日本を牛耳る超名家の御曹司。完全無欠の天才エリート。
他人をゴミか利用手段としか思っていない、今時見かけないほどのツン系俺様。
自信に見合う頭脳はあるが、捜査にあまり協力しない。

【腐川冬子】超高校生級の文学少女
10歳で文壇デビュー以来、新作が出る度に社会現象が起きる大人気恋愛小説家。
三つ編みに眼鏡のしっとりした美少女だが、超高校級の根暗。被害妄想とイジメの負のスパイラルでヘビーに捻じ曲がっている。
801は大嫌いで、十神に首ったけ。非常に博識だが捜査には非協力的。

【山田一二三】超高校生級の同人作家
学園祭で同人誌1万部を売り上げた伝説を持つ同人作家。
面白いほどデブで、ディープなキモオタだが、根が明るく憎めない奴。
2次元にしか興味はないと豪語するが、仲間の美少女達にも普通に萌えている。

【不二咲千尋】超高校級のプログラマー
儚げで愛らしい少女だが、不世出の天才プログラマー。
彼女が開発中の人工知能や音声認識システムは、検索の歴史を変えると言われている。
弱弱しくすぐ泣いてしまうが、優しさと仲間を想う心は誰にも負けない。


話してみるとやはり濃ゆいが、案外気さくに接してくれる人ばかりだ。
例えば、雑誌でよく見るカリスマギャル江ノ島盾子。
圧倒的美貌、スタイル、ファッションセンスで最も有名な読モ…だが、なんか雑誌で見たのと違う…。
可愛いけど、雑誌程ではないというか、胸もなんかこう…。
「あれはカバーショット用に盛ってんの!画像編集ソフトで加工してるんだよ。某歌姫なんてもっと凄いよ!」
早速セレブの裏話ゲットだ。会ってみないと分からないものである。
スター球児の桑田怜恩も、頭が坊主刈りじゃない。
あれは試合の直前に刈るだけで、普段は練習も全くしてないと言う。
「試合の度に頭刈らなきゃいけないのがマジダリィけど、
 それだけやっとけば、モテモテだし全然勉強しなくても推薦で進学できるし」
的な感じで野球をしているらしい。
ハリネズミのような腐川冬子、異常にそっけない霧切響子、こっちをゴミのように扱う十神白夜
以上3名とはコミュニケーションが取れなかったが、アイドルの舞園さやかと仲良くなれた。
実は主人公は、さやかと中学が一緒だった。人気者の彼女がこっちを覚えていてくれてるとは思わないけれど…。

自己紹介も済み、校舎の異常さが話題になる。
この玄関ホールはとびきり異常だ。玄関があるべきところに、巨大な機械がある。
まるで軍事施設のシェルターのような、物々しい円形の機械扉だ。とても開きそうにない。
その扉を見張る様に二台の監視カメラ。そしてそのカメラに、どう見てもマシンガンらしきものがくっついている。
でも、自分達はここにあった玄関扉から入って来た筈なのに…。
229ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/15(火) 18:46:55 ID:iEgR9JG50
そこに、場違いに陽気なアナウンスが流れた。
「オマエら、入学式を行いますので、至急体育館まで来てください」
他に方法は無く、一同はゾロゾロと体育館に向かった。校内はまるで人気が無い。
ごく普通の体育館には、パイプ椅子が人数分並べてある。ごく普通の入学式が始まるかのようだ。
そう思った途端、普通でないものがステージから飛び出した。
「オマエら、入学おめでとうございます!これからはこの学園が、お前らの新しい世界です。」
縦半分で白と黒に分かれた、ドラえもんくらいのサイズのクマ型ロボットだった。
そのクマは、モノクマと名乗った。この学園の学園長だと言う。
「オマエらみたいな才能あふれる生徒達は世界の希望です!だから、この学園で一生暮らしてもらいます!」
窓や扉が厳重に封鎖されているのは、自分達をここに閉じ込める為だった。
意味が分からない。分かるのは、本気で自分達が何者かに拉致監禁されようとしている事だけ。
【モノクマ】
 白と黒の、ちょうどドラえもんくらいのクマ型ロボ(Cv.大山のぶ代)
 神出鬼没、冷酷非道の愉快犯だが、言動は陽気でひょうきん。
 ドラえもんの声で、ドラえもんが絶対言わない事ばかり言う。

「大丈夫!予算は豊富だからオマエらに不自由はさせないよ!汚れた外の世界なんかどうでもいいじゃん!
 …でもね、一つだけ用意しました、外に出る方法…。」
この15人のクラスメイト誰でも一人殺せば、殺人者は“卒業”と称して外に出られると言う。
異常過ぎる条件を拒絶しながらも、不安と緊張がその場に張りつめる。
何故こんなことを、と問うと、モノクマはトーンを落として答えた。
「目的は一つだけ。絶望だよ。」

ブチ切れた暴走族の紋土が、モノクマを掴みあげたが、その内部から電子音が聞こえ始めた。
「危ない!投げて!!」終始無言だった霧切が怒鳴る。
気圧されて紋土がモノクマを投げた瞬間、上空でモノクマが爆発した。
「学園長への暴行は校則違反です。今のは見逃してあげるけど、
校則を破った子には罰を与えます。おしりぺんぺんくらいのおしおきじゃすまないからね!」
振り向けば、既に新しいモノクマが立っていた。遠隔操作のこのクマ達は、各所に格納されているという。
モノクマは、全員に「電子生徒手帳」なるカード型端末を配った。
”これは学園生活の必需品なので失くさないように、これで随時校則を確認するように”と言い残してモノクマは去る。
本当に、この異常な学園で、監禁生活を送らなければならないらしい。
230ゲーム好き名無しさん:2011/02/15(火) 18:51:58 ID:iEgR9JG50
プロローグ終。とりあえずここまでです。

このゲームおすすめです。値下げ待ち組は、今買っても損しないと思う。
とにかく、凄く気合いを入れて作った意欲作、という感じです。クオリティ不足を感じる瞬間は全くなかった。
ちょっと最後は大風呂敷を辛うじて畳んだ感じがするけど。
231ゲーム好き名無しさん:2011/02/16(水) 04:24:18 ID:mutbtyIsO
乙アポ
232ALAN WAKE:2011/02/16(水) 10:28:07 ID:WXNBjylC0
特別編1 シグナル

本編エンディングの続き。

アランは見覚えのある場所にいた。エピソード1で訪れたブライトフォールズのダイナー、そこでデジャブのような光景が繰り広げられるが何かが違っていた。
アランは誘われるように再びダイナーの奥にに向かっていく。
そこには老婆の姿はなかった。トイレに入るアラン、そこでゼインの声が響く「アラン、それ以上沈むな。自分を見失うな。私も手を尽くすが君次第だ、より良い交信地点を探せ」
そこは闇の世界だったのだ。ディパーチャーの完成後、何かが狂ってしまいアランは闇の世界に沈み続けているのだった。
ゼインはアランに”概念としてのライト”と”排除が可能な論理上の手段”(銃)を渡し消えてしまう。
トイレから出るとダイナーから人が消えていた。代わりにテレビが置いてあった。テレビにはアラン自身が写っていた。
テレビの中のアランは狂気に飲み込まれていた。「ダイナーの扉が破られて奴らがあらわれたー!!」テレビの中のアランが叫び、それは現実となる。
アランがダイナーを出ると存在しないはずの森がそこにはあった。アランは森を進み小屋を見つける。
小屋の中には原稿があった。原稿には断片的な文字の羅列が書かれていた。原稿の中のPHONEという文字が実体化し携帯電話が現れた。
電話が鳴る。ゼインからだった「私の声が聞こえるか?君を助けたいがそこは深すぎて届かない。私のところにきてくれ、言葉を使え、シグナルを追うんだ」
233ALAN WAKE:2011/02/16(水) 11:23:31 ID:WXNBjylC0
フラッシュライト、フレアガン、小屋の中にはたくさんの”言葉”が浮かんでいた。アランが”言葉”を光で照らすとそれは実体化していった。
アランが小屋から出るとそこは森ではなく、街の中だった。道路の真ん中にはまたテレビが置いてあった。
テレビが付き、また狂ったアランの姿が映り、叫ぶ「車が宙を舞い、街がアランを葬ろうとしていた」再びそれは現実となる。
闇の世界はアランを妨害するかのようにどんどんと姿を変えていく。道路は裂け、迷路のような構造になった街をアランは進んでいく。
ゼインから再び電話が来る「君はどんどんと沈んでいく、このままじゃ助けられない。シグナルを追え。自分と向き合え・・・」
アランは”言葉”を実体化させ、度重なるテレビの妨害も切り抜けようやく迷路のような街を抜ける。
ゼインがの残した原稿を見つけるアラン。”友人”という”言葉”が浮かび上がる。友人が実体化しバリーが現れる。
「お前は、本物じゃない」「どうしてわかった?スケスケだからか?俺はお前の空想の産物さ」
アランは携帯のGPSでシグナルを追い続ける。シグナルは郊外のビルトモア製材所を指していた。
針のように無造作に地面から突き上げている電柱、鳥のようにアランに襲いかかる本、世界はますます狂っていく。テレビも執拗にアランを殺そうとする。
製材所の中に侵入したアラン。製材所の中はアランの自宅そっくりな空間になっていた。そしてそこにはゼインがいた。
「アランよくやったここならしばらく安全だ。今のうちに話しておこう。」すると急に狂ったアランが映ったテレビが現れる。
「それが君の敵だ、君自身だよ。これは闇ではなく君自身が引き起こしている。・・・まてアラン!!」
「狂気の渦に飲み込まれゼインは消えた、迫りくる何かがウェイクを蝕んでいた、闇もそう悪くない」テレビが叫ぶ。
テレビがアランに襲い掛かってくる。アランはなんとかテレビを撃退することができた。
気が付けばアランはバードレッグキャビンの書斎で倒れこんでいた。アリスを救ってからアランはずっとキャビンに閉じ込められていたのだ。
「出口はどこだ?でられない。出口はどこだ?」

特別編2 「小説家」に続く
234ゲーム好き名無しさん:2011/02/16(水) 14:41:48 ID:37A9B/YH0
アランウェイク乙。
本編ラストの尻切れ具合が気になってたの嬉しい
235ゲーム好き名無しさん:2011/02/16(水) 21:06:43 ID:3d5SLFEk0
>>222
ガンバレー。自分も書こうと思って5話書いてみたけど、冗長になるし、5話なんか絵での解説は欲しいわで
すんげー書きづらくて諦めたよ。
正直最終話以外芳川自身の事件とまったく関係ないから、なくてもいいよね!とか思う始末だしw
236ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/16(水) 21:20:21 ID:BpXv8sQ70
ダンガンロンパ1話upします。
237ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/16(水) 21:26:47 ID:BpXv8sQ70
Chapter1『イキキル』

動き回る前に、電子生徒手帳で校則を確認する。
これは見た目は全員一緒で、電源ONにすると所持者の姓名が表示される。モノクマ曰く、圧力や電流に耐え、故障する事はまず無いと言う。
裏面の校章にはKIBOUGAMINE。やはりここは希望ヶ峰学園なのだ。
主人公も自分の手帳をONにした。「苗木誠」と表示される。早速校則を確認する。
 【校則】
 1.この学園内のみで共同生活を送りましょう。共同生活の期限はありません。
 2.夜10時から朝7時までを”夜時間”とし消灯します。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。
 3.就寝は寄宿舎に設けられた個室でのみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りと見なし処罰します。
 4.希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。特に制限は課せられません。
 5.学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラや扉の破壊を禁じます。
 6.仲間を殺したクロは卒業になりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。
 校則は随時追加されていきます。確認を怠らないようにしましょう。

誰かを殺し、かつ自分が犯人だとバレてはいけない。ハイリスクハイリターンなルールだ。
十神と紋土が言い争いになり、止めようとした主人公は紋土に殴られて失神してしまった。
そして主人公はベッドで目を覚ました。ここが寄宿舎の自分の個室のようだ。
一通りの家具が揃った、8畳位のカーペット敷きの部屋だ。ごく普通に入寮していたら、喜べていただろう。
コロコロクリーナーがぽつんと置かれ、引き出しには工具セットが入っている。DoItYourselfと言う訳か。
シャワールームもついている。覗いてみようとしたが、開かない。
机の上に、自分の名前が書かれたルームキーがあったので、それを持って部屋を出た。

その途端、舞園さやかとぶつかった。主人公を呼びに来たらしい。
主人公が寝ている間に皆手分けして探索していて、もうすぐ報告会の時間だと言う。
集合場所は食堂。赤いタイルのお洒落な、カフェ風の広い食堂だ。
皆が来るのを待つ間、さやかと話をする。少し不思議ちゃんだが、優しいさやかに癒される。
さやかは主人公と同じ中学だったことを覚えていてくれて、二人は打ち解ける。
「私【超高校級の助手】になっちゃいます。私と苗木君で、力を合わせてきっとここを出ましょう!」
以降、さやかが皆への質問の、既選択管理的なことをやるようになる。
集まった皆から、さやかに手伝ってもらい報告を聞く。

【学園施設概要】
・全ての窓に鉄板が固定され、大神さくらですら突破不能。
 全ての場所に監視カメラが配置され、見張られていない場所は無い。
・行動可能範囲は、校舎1Fと寄宿舎1F。それぞれ階段前にシャッターが降りていて上に登れない。
・寄宿舎1Fには、食堂とランドリールーム、15人全員分の個室がある。
 大浴場が封鎖されていて、ゴミ処理室はシャッターが閉まっていて焼却炉に近づけなくしてある。
・寄宿舎の個室は、ピッキング不可能の錠がついていて安全。
 実験の結果、完全防音で隣室でも音は聞こえない。中に監視カメラがあるのでモノクマにはダダ漏れだが。
・各個室にシャワールームがついている。女子の部屋のみ、そこにも鍵が付いている。
・男子には工具セット、女子には裁縫セットが、各部屋引出しに支給されている。
・夜時間には、食堂がロックされる。同時に断水し、シャワーや水道が出なくなる。
・食堂の奥には厨房がある。業務用冷蔵庫や貯蔵棚に食料が山積みになっている。
 モノクマ曰く、これらは自動的に補給されるので、食料の心配は不要。
 料理器具も充実していて、壁にはサイズ別に包丁がズラリと並んでいる。
238ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/16(水) 21:33:22 ID:BpXv8sQ70
ギャンブラーのセレスの発案で、10時〜7時の夜時間は立ち歩き禁止という自治案が可決される。
日の無いここに昼夜は無いが、夜時間は消灯される。
最も危険な時間帯に、各自侵入不可能の個室に籠り犯行不可能の状況を作るのは、防犯の面で良い案だ。

その後解散になり、主人公は自室に戻った。
主人公は男子だからシャワールームに鍵が付いていない筈だ。何故開かないのだろう。
ガチャガチャやっていると、モノクマが説明に出てきた。主人公のシャワールームだけ、建てつけが悪いらしい。
ノブを持ち上げながら回せと言われ、言われたとおりにすると、難なくドアは開いた。
その日はシャワーを浴びて寝た。

翌朝7時、昼時間開始のチャイムで目が覚めた。
主人公は、思い切ってさやかを部屋に誘いに行く。さやかの部屋は主人公の隣だった。
寄宿舎の各個室ドアには、ご丁寧にドット似顔絵つきのネームプレートがはめられていて、誰の部屋かすぐ分かる。
笑顔で誘いを受けてくれたさやかの頼みで、二人は護身用の武器を探しに行く。
体育館のトロフィー棚に、金箔貼りのド派手な摸造刀があった。しかし、触ると手に金箔がペタペタ付いてしまう。武器にはちょっと…
「お部屋の意外なインテリアにいいかもしれませんよ?」
さやかの笑顔に流され、その金箔刀を自室に持って帰るハメになる。

そのまま、さやかと話をする。さやかは、アイドルになるのがずっと夢だったそうだ。
「夢を追い続ければ、いつかきっと叶う。私もそう思いますけど…
 でも、その為には、ずっと夢を見続けなければいけないんです。
 それが悪夢であろうと、起きていようと、寝ていようと…。」
夢を叶える為に、何でもしてきた。アイドルユニットとして仲間達と芸能界の激流を泳いできた。
片時も気を抜けず、飽きられる事に脅える毎日。だから希望ヶ峰に入った。「約束された成功」を掴む為に。
「なのに、こ、こんな所に閉じ込められて…。私にはこんなことをしている時間はないのに!!!!
 こうしている間にも忘れられていく…私達が消えていく…私にはこんなことをしている余裕はないのに!!!!」
柔和なさやかの、血を吐くような本音の叫びだった。
すぐに、平常の笑顔に戻った彼女は、もう優しい不思議ちゃんに戻っていた。
彼女にご飯を作ってもらい一緒に食べた後、別れて部屋に帰り模造刀を飾った。

誰かを誘って遊んだりお茶したり、購買部のガチャガチャにハマって血眼でコインを探したりしてる内に、
漫然と2日たってしまった。設備が贅沢に整ってるので、結構何気なく暮らせてしまうのである。
朝、チャイムと共にインターホンが鳴った。開けてみると、熱血風紀委員石丸だった。
膠着状態の現状を打破するには、団結が必要。よって今日から毎朝全員で食事をしようと言う。
石丸は、一筋縄でいかない連中を残らず叩き起こし、食堂へ集めた。流石である。
今日から毎朝7時、全員で食事しながら会議を行う朝食会の習慣が始まる。
239ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/16(水) 21:39:34 ID:BpXv8sQ70
初めての朝食会で、ご飯を食べながら議論するが、結論は手掛かりなし、打つ手なし。
でも、もう監禁されて数日たつ。警察が探してくれるだろうと楽観的な意見が出る。
すると、ひょっこりモノクマが現れた。警察を当てにしても無駄だと言う。
モノクマは、殺し合いが始まらないのに焦れているようだ。
「全くもう、オマエらゆとり世代にしてはガッツあるじゃん。
 でも、殺し合いが始まるにはコレが足りなかったんだよね。動機!オマエらに動機を与えてやることにしました。」
自分の名前の張られたDVDを受け取り、視聴覚室のコンソールで各自再生した。

主人公のDVDに入っていた映像は…数日前に後にした我が家のリビング。
ソファに両親と妹が座り、笑顔で主人公への応援を口にしていた。
家族からのビデオレター。普通に学園生活が始まっていたら、照れ臭いながら嬉しい贈り物だっただろう…でも…
突然の砂嵐の後、映し出されたのは、破壊されつくした無人のリビングだった。
ソファは切り裂かれ、窓は割れ、弾痕や刀傷がそこら中に刻まれていた。
「苗木誠くんのご家族に、一体何が起こったのでしょうか?正解は卒業の後で!!」
陽気なテロップと共に映像は終わった。
体の底から、怒りと焦燥感が湧きあがって来る。ここから出なくては…!!

他の皆も、同じような表情でコンソールから立ち上がった。
真っ青な顔で立ちつくしているさやかに、どんな映像だったのか尋ねてみる。
さやかは主人公の手を払いのけ、走り去ってしまった。
他の皆も、外に出たいという気持ちに加えて、この映像によって誰かが殺人を犯すのではという疑念に囚われている。
嫌な雰囲気だった。主人公はさやかを追う為にその場を立ち去る。

さやかは1−A教室にいた。パニックを起こしているさやかを宥める。
「もし出口も見つからず、助けも来なければ、ボクがどんなことをしてでも舞園さんをここから出してあげる」
そう口約束をする主人公。さやかは泣き、主人公に抱きついてきた。
「殺すとか殺されるとか、もう嫌なんです…お願い、苗木くんだけは何があっても絶対わたしの味方でいて」
「当たり前だよ。舞園さんは、ボクの助手じゃないか。」
その晩22時前、主人公の部屋にさやかが訪ねてきた。
顔色が悪く、震えている。ついさっき、誰かがさやかの部屋のノブを乱暴に揺すったのだそうだ。
怖がるさやかに頼まれ、主人公はさやかと一晩部屋を交換することにした。

翌朝7時、さやかの部屋で目を覚まし、そのまま朝食会に向かった。
いくら待ってもさやかだけ来ず、心配した主人公は自分の部屋にさやかを迎えに行く。
自室の鍵は開いていた。扉を開いて驚く。部屋の中は嵐の後のようだった。
壁や床に切りつけたような傷があり、金箔模造刀が抜き身で転がっている。鞘も床に落ちていた。
半開きのシャワールームを覗くと、覗くとそこには…
血飛沫の散った壁に背を預け、血染めの舞園さやかが事切れていた。腹には包丁が突き刺さっていった。
主人公は自分が絶叫している事に気づき、そのまま意識を失った。
240ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/16(水) 21:43:06 ID:BpXv8sQ70
気がつくと、体育館にいた。全員揃っている。モノクマに呼び出され、誰かが運んでくれたらしい。
この中の誰かが、舞園さやかを殺した。それを暴かなければ、犯人以外全員死ぬ。
新しい校則が追加された。
・生徒が生徒を殺した場合のみ、一定時間後、【学級裁判】が開かれる。
裁判前の捜査で推理の材料を集め、裁判の議論によって犯人を推理し、最後に犯人の名前を各自投票。
投票結果が正解なら、犯人だけ処刑され共同生活が続く。不正解なら、犯人だけ卒業―脱出し残り全員が処刑される。

そこまで説明があったところで、ギャルの江ノ島盾子がブチ切れた。
「ふざんけんなよ!処刑とか、裁判とか、私は参加しないからね!あんたたちで勝手にやれば!?」
通せんぼしたモノクマを、盾子が踏みつけた。「今のは校則違反だよ。助けて〜グングニルの槍!」
床や天井に開いた孔から鉄槍が発射され、四方八方から盾子を貫いた。
「あれ…?……ははは…おかしくない?……なんで、あたし………」
現実感の無い光景だった。盾子も半笑いのまま動かなくなった。だが間違いなく盾子は死んでいた。

モノクマの言う通りに行動する以外に道は無い。そう思い知らされる光景だった。
それに、さやかの仇をとる為にも、犯人をこの手で暴いてやりたい。
謎の少女霧切響子のアドバイスを受けながら、捜査を進めていく。
死体検分の知識を補うため、モノクマの教えたい情報だけが書かれた死体検案書【モノクマファイル】が配られる。
霧切には検死の心得があり、モノクマファイルと併せて死体の情報を教えてくれる。
霧切は、真相を見抜いているらしいが、「この事件はあなたの手で解決すべき」と言ってヒントだけくれる。

【捜査まとめ】
・被害者は舞園さやか。発見場所は苗木誠個室のシャワールーム。
 犯行時刻は午前1時半頃。死因は腹部の刃物による傷。他に、右手首に打撃痕。この手首は骨折している。

・主人公の部屋のドアに、舞園さやかのプレートがはまっている。さやかの部屋には主人公のプレートが。
 これでは昨夜部屋を交換した意味が無い。誰が入れ替えたのだろうか?

・部屋の床や壁に刀傷が走っている。抜き身で落ちている模造刀によるものと思われる。
 模造刀は、刀身まで金箔張り。だが今は持ち手の金箔がかなり剥げている。落ちていた鞘に、一つ斬りつけられたような傷があった。

・コロコロクリーナーが随分減っている。そして部屋は髪の毛一本落ちていないほど綺麗に掃除されている。

・シャワールームのドアのノブが、台座のネジを外され取れかけになっている。
 犯人が鍵がかかっていると思い外したのだろうか。建てつけの件は、さやか以外には教えていない。

・さやかの右手首の打撃痕に、金箔が少し付着している。
 手のひらはきれいだが、左手の指にだけ、血が付いていた。

・その左手の後ろの壁に、「11037」とデジタル数字の様な角ばった数字が描かれている。
 さやかのダイイングメッセージだと思われる。

・厨房の壁にある包丁が一つ無くなっていた。入り浸っている朝日奈に聞いたところ、
 朝日奈が昨日紅茶を煎れた時にはまだあり、食堂でさくらと紅茶を飲んだ後、カップを片付けに行くと無くなっていた。
241ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/16(水) 21:45:49 ID:BpXv8sQ70
連投回避待ち。
242ゲーム好き名無しさん:2011/02/16(水) 21:51:25 ID:ZOGzKEFWO
支援

ここまで読んじゃったけど面白そうだなあ
買ってみようかな
243ゲーム好き名無しさん:2011/02/16(水) 21:53:59 ID:OMZyutuo0
支援
244ゲーム好き名無しさん:2011/02/16(水) 22:08:29 ID:nE5Re0V30
支援〜
245ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/16(水) 22:10:06 ID:BpXv8sQ70
・ゴミ処理室のシャッターを掃除当番であるオタクの山田に開けてもらう。これは現在山田しか開けられない。
 山田が確認した時は消えていた焼却炉が付きっぱなしになっている。何故だろうか。
 シャッターは鉄柵なので腕を入れられるだろうが、焼却炉までは10m程離れているからやはりスイッチは押せないだろう。
 ガラス玉のようなものが焼却炉スイッチの下で割れていた。

・焼却炉の口の下に、本体から燃え落ちたらしいYシャツの袖口があった。端に血がついている。
 みんな違う制服(中学の物?)を、好きに改造して着ているが、男子は全員中にYシャツを着ている為特定不能。

・ガラス玉の持ち主は、葉隠康比呂だった。彼の商売道具の水晶玉らしい。
 昨日、ランドリーに置いたまま忘れていたと言う。

さやかの部屋のゴミ箱には、さやかの動機DVDが入っていた。
再生すると、前半にはさやかをセンターにステージで歌うユニットが、後半はさやか以外のメンバーがステージに倒れている映像が映っていた。
「訳あって、このアイドルユニットは解散しました!その解散の理由とは?正解は、卒業の後で!」
さやかはどんな気持ちでこの映像を見たのだろう。やりきれない思いが募る。

チャイムが鳴り、学級裁判の開始が告げられた。皆、エレベーターで地下の裁判場へ運ばれる。
裁判場には、16台の証言台がぐるりと円状に並んでいる。そこに一人ずつ立ち、輪になる。
死んだ二人の席も空席では無く、顔写真に赤い×が描かれた立て札が立っている。
モノクマは裁判長として専用の席がある。生徒は15人なのに16の席がある理由を尋ねたが、「特に意味は無いよ。16人入れるってだけ。」とのこと。
ここで、第一回学級裁判が開廷される。

【第一回学級裁判】
全員が思い思いに仮説や証言を出し合い、主人公はその中に矛盾や糸口を見つけて、
ふさわしい言弾(捜査で分かったトピック)を装填しそれを撃ち抜く=論破する。弾丸論破だけでなく、選択肢や文字入力もある。
そうやって、矛盾を正し糸口を見つけ、仮説を修正していき、真相に近づいていく。
喧々諤々、バカかしこ入り乱れ、バカを納得させたり、逆に賢い奴に論破されたりする。まさに学級裁判。
バカと賢い奴の差が激しく、霧切>十神>>セレス>千尋・石丸・さくら>>超えられない壁>>バカども+冬子測定不能。という感じ。
バカは、自分の証言の持つ意味すら説明してやらないと理解してないレベル。
246ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/16(水) 22:16:51 ID:BpXv8sQ70
主人公の部屋でさやかが死んでいたので、最初は主人公が犯人だというムード一色。まずはその疑惑を論破していく。
・さやかは非常に怯えていて、内緒で主人公と部屋を交換した。それを証明する手立てはないが。
 部屋は、おそらく犯人によって非常に綺麗に掃除されていた。目的は、髪の毛の回収と思われる。
 自室なのだから、主人公の毛は落ちていても不都合はない。よって、主人公は犯人でない可能性が高い。
・犯人はさやかをバスルームに追い詰めた後、わざわざドアノブをネジを外して取り除こうとしている。
 これは、ドアが開かなかった為だろう。建てつけが悪いことや開け方を知っている主人公には、こんな事をする必要はない。

主人公犯人説をひとまず払拭し、何が起こったのか順に推論していく。
犯人は、主人公の部屋にあった金箔模造刀を鞘から抜き、それを振り回してさやかに切りつけた。
証拠は、さやかの手首が折れていたこと、そこに金箔が付着していたこと、さやかの掌に金箔がついていないこと、
夜時間は水が出ないのでさやかが手を洗う事は不可能だったこと。以上の点から間違いない。
さやかは手首を折られてバスルームに逃げ込み、犯人は開け方が分からず無い鍵を壊そうとして、
恐らく弾みで偶然ドアは開いた。そして、犯人は包丁でさやかの腹を刺した。

では、その包丁はどこから出てきたのか?
朝日奈に証言を求める。朝日奈とさくらが紅茶を飲んでいる間に、食堂を通り厨房へ入った人物が包丁の持ち主だ。
朝日奈は、包丁を持ち出したと思われる人物を口にするのをためらう。
「だって、もういない人だから…。その時食堂に来たのは、舞園ちゃんだけだよ。」

さやかが包丁の持ち主だった。それ自体には何も問題は無い。
主人公と護身武器を探しに行った時に収穫が無かったので、後で包丁を取りに行ったのだろう。
問題なのは、金箔刀の鞘に切り傷があることだ。
犯人は抜き身で金箔刀を使っていた。鞘に切り傷がついたということは、刀を抜く前に攻撃を受けて防いだという事だ。
犯人が金箔刀を手にしていて、さやかが包丁の持ち主だったなら…。
矛盾を正し進んできたら、状況がひっくり返ってしまった。さやかが最初に攻撃したことになる。

もう一つの疑問点、ネームプレートの入れ替えも論点になる。
部屋の入れ替えを知っていたのは主人公とさやかだけ。主人公がプレートを替えてないなら、さやかが替えたことになる。
それに、犯人の侵入方法も謎だ。ピッキング防止加工のついた錠が施錠されていた以上、招き入れられるしか入る方法はない。
247ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/16(水) 22:19:21 ID:BpXv8sQ70
状況をまとめると、
さやかは計画的に主人公と部屋を交換し、そこに犯人を招き入れて襲いかかり、犯人に包丁を奪われ返り討ちにされたことになる。
それを否定し軌道修正しようとする主人公に、霧切が新しい証拠を突きつける。
鉛筆を寝かせて黒くこすったメモ用紙。「今夜私の部屋に来て下さい。部屋を間違えないように、プレートをよく見てくださいね。舞園さやか」
そう文字の跡が浮かび上がっていた。主人公の部屋のメモパッドの一番上の用紙だという。
さやかは手紙を犯人の部屋のドアに差し入れ、犯人を招いたのだろう。国民的アイドルの彼女の誘惑だ。犯人は必ず来るだろう。
そして翌朝、主人公の部屋から死体が見つかる。国民的アイドルの迫真の演技と、お人好しの主人公、どちらが勝っただろう?

そう霧切に論破されて、主人公は呆然とする。続けて霧切は、さやかのダイイングメッセージを議題に挙げた。
デジタル数字の様な角ばった11037。さやかは左手を後ろ手に回し、犯人に見つからないよう背中に隠した壁にこれを書いた。
実際にやってみると分かる。そうやって書くと、文字は逆さまになる。
すると11の間にある、掠れた血の跡が意味を持ってくる。これが文字の一部ならこれはN。
ひっくりかえして読むと、LEON。桑田怜恩の名前、通り名だ。

怜恩は逆上し、「あほ」しか喋らなくなるが、言い負かして証拠を挙げていく。
焼却炉の下に燃え残っていたYシャツの袖。スイッチの下で割れていた水晶玉。
超高校級の野球選手の怜恩なら、結んだYシャツと、水晶玉をシャッターの隙間から焼却炉に投げることができる。
ドアノブを外すのに使った筈のドライバーも証拠になる。
犯行現場を女子の部屋と思い込んでいた怜恩は、自室まで工具セットを取りに戻っただろう。
男子一同に聞いたところ、誰も工具セットを開封していない。使うような状況がないからだ。怜恩の工具セットは、さてどうなっているだろうか。

怜恩は、正当防衛を主張した。さやかが怜恩を殺そうとしたのは確かだ。だがセレスが笑顔でやりこめる。
「どこが正当防衛ですの?貴方は一度自室へ引き返し、ドライバーで鍵の破壊を試み、彼女を刺したのです。
 いくらでも思い止まるチャンスはあったはずですわ。」
投票が行われ、満場一致で怜恩が犯人に指名された。
泣き叫ぶ怜恩を、モノクマの操作した投げ縄が処刑場へ引き摺って行く。
248ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/16(水) 22:22:44 ID:BpXv8sQ70
【桑田怜恩処刑】
 怜恩が曳かれていった先は、野球グラウンドを模した小部屋。
 真中の棒に縛りつけられた怜恩に、ピッチングマシーンが狙いを定める。
 硬球が無数にチャージされる。一発、腹に硬球が発射され呻く怜恩。そして、怒涛の連射が始まった。
 秒間に何個打ち出されているのか、銃口を上げ下げし回転し打ち出される、膨大な白球。
 ほんの数秒で球は全て打ち尽くされ、静寂が訪れた。
 立ち尽くす12人の前には、だらりと垂れた怜恩の体。周りに転がる白球に、べとりと付いた鮮やかな赤。
 凄惨な光景だった。恐ろしかった。信じられなかった。逃げ出したかった。
 全てを一言で表すならば、絶望。

「このおしおきは、オマエらだけへのおしおきじゃない。全人類へのおしおきなんだ。」
モノクマは謎の言葉を残して去った。

主人公はさやかの事を考える。
彼女の笑顔の、どこからが嘘だったのだろう?教室で抱き合ったあの時、さやかは主人公を利用する事を決めたのだろうか。
今になっては分からない。でも悪いのはさやかでも怜恩でもない。モノクマを操る黒幕こそ憎むべき敵だ。
霧切は、主人公が二人の死を乗り越えられる人材だと言う。主人公は、二人の死を乗り越えず、引きずって進む事を選ぶ。
霧切は主人公を気に入り、そっけないながらも主人公に助言をくれる先導役になる。
249ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/16(水) 22:25:31 ID:BpXv8sQ70
1話終。今日はここまでです。支援ありがとうございました。

処刑シーンは、やたら力の入った2.5Dムービーです。
最初の桑田怜恩の処刑が一番迫力があって怖い。ていうかこれ以降はギャグ色が強いです。
愛着の湧き始めたキャラクターが死んでいくことへの配慮なのかもしれませんが。
250ゲーム好き名無しさん:2011/02/16(水) 22:27:18 ID:mukHnk0d0
乙!いきなり三人も死んでしまうのか…次回も楽しみにしてます
しかし主人公に死を引きずってもらえないギャル涙目w
251ゲーム好き名無しさん:2011/02/17(木) 00:44:18 ID:uxrmQpLt0
やってる立場からでも読んでて楽しいというか、
また違った感じでいいね。乙です
252ゲーム好き名無しさん:2011/02/17(木) 08:22:29 ID:wZ3oVCO/0
規制解除されてるかな?
PCゲーのAngel Whisperをリクします。
wikiに収録されている人形の傷跡と同じ会社が作ったアドベンチャーゲームです。


それとアローンインザダーク2を投下します。
PCとPSで出ていますが、PC版しか知らないのでそっちで投下させてもらいます。
ストーリーに差異はないと思いますが、PS版の補足があったらお願いします。
253Alone in the Dark2:2011/02/17(木) 08:29:29 ID:wZ3oVCO/0
1924年12月25日、映画プロデューサーであるソーンダース夫妻の娘グレースが何者かにより誘拐される。
夫妻の必死な呼びかけにも関わらず、犯人からは一向に連絡が来なかった。
そこで私立探偵ストライカーが調査に乗り出し、グレースが捕まっている場所を特定する。
場所はヘルズキッチンと呼ばれる断崖絶壁の僻地で、何者かが屋敷を建て潜伏しているようだった。
ストライカーは犯人達に気付かれず屋敷に潜入、グレースとコンタクトを取ることに成功するが、
彼女の目の前で動くピエロ人形に襲撃され、死亡する。
だがストライカーは予め別の私立探偵に、グレースの居場所を知らせる電報を送っていたのだ。
電報を受け取った探偵―エドワード・カーンビーは友人を助けるべく行動を開始する。

数日後、カーンビーはタクシーで屋敷の前に到着。
門の前にスーツケースを置くと急いでその場から離れる。
守衛が何事かと門に近づいたその時…スーツケースに仕込まれていた爆弾が大爆発!
門を吹き飛ばすというなんともアクレッシブな方法でカーンビーは突入する。
庭園の像に隠されていた地下通路から潜入を図ると、途中でストライカーの死体を見つける。
親友の死を知ったカーンビーは無念を晴らすべく、
犯人一味を洗濯ヘラやフライパンでしばき倒しつつグレースを捜し求める。


だがこの事件には不死身の力を得た海賊が関わっていたのだ。その名は片目のジャック。
18世紀から生き永らえており、更にバックにはブードゥーの秘術に精通する魔女エリザベス・ジャレットがついていた。
元々エリザベスはアフリカのハイチで暮らしていた貴族の令嬢だったが、
ある日家庭教師に手篭めにされ、見かねた使用人にブードゥーの秘術を教わった。
彼女は秘術を駆使して家庭教師に復讐を果たしたが、駆けつけた軍により拘束され、イギリス本国に送られることになった。
だがエリザベスにより片目のジャック一味が軍の戦艦に引き寄せられ、軍は壊滅。
艦の船長ニコルズも追い詰められ、「お前はいずれ私の剣で命を絶たれる」とジャックに宣言し死亡。
自由の身となったエリザベスはジャック一味と行動を共にすることとなり、秘術で一味共々不死身となった。
しかし100年に一度力を継続させる儀式を行う必要があり、その生贄としてグレースを誘拐したのだ。
254Alone in the Dark2:2011/02/17(木) 08:31:52 ID:wZ3oVCO/0
一般人のカーンビーがエリザベスの秘術に抗えるわけもなく、隙を見計らって脱出したグレース共々捕まってしまう。
二人は洞窟に隠された海賊船に連れてこられ、カーンビーは両手を手錠で拘束されてしまう。
しかし自由に動けるグレースは隠し通路から脱出し、追ってくる敵をホームアローン的に撒きつつ、
手錠の鍵を入手しカーンビーを開放する。
彼らの武器を奪い船内を暴れ回るカーンビーだが、またしてもエリザベスの秘術に屈してしまう。
そこに別行動を取っていたグレースが現れる。
彼女は手錠の鍵を探している最中、秘術を打ち破る方法が書かれた本と、その鍵となるアイテムを入手していた。
グレースはカーンビーを救うべく、意を決してエリザベスと対峙。
本に書かれてあった通りにキーアイテム―ニワトリの足を振りかざし、呪文を唱えると膨大な魔力がエリザベスに逆流。
魔女の肉体は耐え切れず消滅した。それを見届けたグレースは一足先に甲板に向かい、脱出用のボートを確保する。
カーンビーも後を追うが、甲板に出るとグレースは捕まっており、待ち構えていたジャックと手下が襲いかかってくる。
手下を一掃し、甲板に刺さっていたニコルズ船長の剣を手に取りジャックと対決。
(スペックの都合上)いまいち白熱しない切り合いを制したのはカーンビーだった。
グレースを助け、二人で急いでボートに乗り込み洞窟の出口に向かって漕ぎ出すが、
まだ息のあったジャックはボート目掛けて大砲を発射する。
しかし間一髪のところでボートは洞窟を抜け、屋敷も突然の落雷で消失する。
こうしてカーンビーは親友の無念を晴らし、グレースも両親の待つ我が家へ帰ることができたのだった。
255Alone in the Dark2:2011/02/17(木) 08:38:20 ID:wZ3oVCO/0
以上でアローンインザーダーク2完了。
前作のクトゥルフテイストは鳴りを潜め、今作以降はブードゥーの要素が多くなってきます。
しかし愉快なBGM、前回よりシュールさが増している理不尽トラップ、
カーンビーがサンタに変装する場面のおかげでもはやホラー要素有りのコントです。
BGMの愉快さは「クリスマスだから」「ジャック一味のどんちゃん騒ぎを表現するため」
で説明がつきそうですが。


ここからはちょっとした補足。
ゲーム後半では一味は不死身のはずなのに何故か普通に死にます。
これは「不死の契約が切れかかっていて、かつ契約した時代に作られた武器で倒されると死亡する」
というルールに乗っ取っているからだそうです(ニコルズ船長の剣が必要なのもそれが理由)。
また、ストライカーを殺したピエロ人形は引導を渡す機会があります。
ピエロのいる部屋近くに毒ヘビがうろつく庭園があるので、赤い飾り玉で両者を誘導しヘビにピエロを倒してもらうというもの。
ポリゴンの荒さが前作と変わらないので笑えるキャラが多いですが、このピエロはガチで怖いです。
256ゲーム好き名無しさん:2011/02/17(木) 19:57:16 ID:lg23sbz6O
グレースの顔はホラー
257ゲーム好き名無しさん:2011/02/17(木) 22:23:25 ID:IEcdDyM40
アローンインザダーク2乙です。
2はカーンビーの歩き方が面白すぎる。

ダンガンロンパ2話upします。
258ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/17(木) 22:27:25 ID:IEcdDyM40
Chapter2『週刊少年ゼツボウマガジン』

2名の死者、江ノ島盾子と舞園さやか。
裁判から帰って来ると、二人の死体は消えていて、現場も跡形もなくリフォームされていた。
殺人が起こった事で、均衡が崩れたように意見の対立が起きる。
大多数は、脱出方法を模索しながら共同生活をするという日和見な穏健派だが、
十神は「これは椅子の一つしかないゲームだ」と挑発し、ゲーム参加を宣言する。
本名不詳ゴスロリギャンブラーのセレスは、「適応できる者こそ生き残る。この学園の生活を楽しむべきですわ」というゲーム放棄派だ。

皆で推論していた黒幕像も大きく修正された。
当初は、話題の連続殺人鬼「ジェノサイダー翔」※なんかが推測に上っていたが、敵の規模は想像を遥かに超えて大きい。
希望ヶ峰を制圧、大規模な改造を施し主人公達の拉致監禁と膨大な生活必需品を供給、そして警察からの干渉を受けていない。
これはもう、極めて潤沢な資金を持った組織の犯行だとしか思えない。
※【ジェノサイダー翔】超ド級の連続快楽殺人鬼。犯行現場に“チミドロフィーバー”という最高にIQ低そうな血文字を残す。

モノクマから、学級裁判が行われる度に学内の行動範囲が広がると伝達があった。
調べて見ると、校舎2Fと、寮の倉庫、大浴場が解禁されたようだ。
大浴場は、広くてくつろげる脱衣場の奥に、大きく贅沢な浴場がある。風紀の為か湯気の為か、どちらにも監視カメラは無い。
倉庫には、菓子類、インスタント食品、雑貨、生活用品、衣服類等々が、石丸曰く「頭悪いくらい大量に」貯蔵されていた。
この共同生活がグっと快適になること間違いなしだ。

校舎2Fには、体育館2Fにあたる室内プールと、図書室、幾つかの普通教室があった。
室内プール前に行くには、男女に別れた更衣室を通る。
更衣室に入るには、電子生徒手帳をカードリーダーに認証しないとドアが開かない。
女子は女子の、男子は男子の更衣室しか開けられず、認証した本人以外がドアを通ると処罰だと言う。
更衣室前には、監視カメラと大ぶりなガトリングガンがある。覗きは不可能だ…。
「でも、電子生徒手帳を借りたら開けられちゃうよね?」という千尋の一言から、
・他人への電子生徒手帳の貸与は禁止、という校則が追加された。

更衣室は、単なる着替え場でなく、機器の充実したトレーニングルームになっている。
奥のプールは、流石希望ヶ峰という感じだ。広くてきれいで設備が整っている
スイマーの朝日奈は、完全にテンションが上がっている。プロテインも倉庫にあったし、彼女の生活に足りないのはもうライバルだけだろう。
厚化粧セレスは「顔がお水で濡れるのは苦手」、つるぺた千尋は「水着になりたくないからぁ…」プールには消極的。

図書室も、充実した蔵書を誇っていた。
読書好きは結構いるが、この図書室は今後十神が根城にするので、誰も寄り付かなくなる。
図書室内には、膨大な蔵書と壊れて動かないノートPCが一台、それと埃の積もった封筒が一つ。
封筒の中には、プリントが一枚。希望ヶ峰学園が、“深刻な問題”の発生によって、やむなく廃校となったことを報せる文書だった。
黒幕は廃校になった希望ヶ峰に入り込んで、こんな事をやっていた訳だ。謎が一つ解けた。
だが、入学前には希望ヶ峰スレは賑わっていた。校門から見た希望ヶ峰も、廃校の気配は見えなかった。
それだけ黒幕側の偽装工作が徹底していると言う事だろうか。
259ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/17(木) 22:30:46 ID:IEcdDyM40
翌日から十神は朝食会に来なくなった。完全に皆と決別し、ほぼ図書室で過ごすようになる。
書庫から延長コードとスタンドを引っ張りだしてきて、日がな一日難解な文書を読みふけっている。
十神財閥の御曹司で、高校生にして幾つもの会社を経営し、同時に凄腕のデイトレーダーでもある彼には、人生は簡単すぎるゲームでしかない。
今回の事件も、彼にとっては少しスリルのあるゲームに過ぎず、勝つのは自分だとしか思っていないようだ。
冬子はそんな十神にお熱な様で、十神に同調して朝食会に来なくなる。

それから数日、ツルんだりダべったりしながら、割とほのぼのと時が過ぎて行った。
もともと、十神と冬子の二人が輪を乱していたのだから、二人がいなくなれば割と平和に過ごせるのだ。
決別前、十神にやりこめられ、紋土に「弱い者いじめ」として助けられた千尋は、あれから落ち込んでいる。
「女なんだから弱くて当たり前だ」と紋土が励ますが、また泣いてしまう千尋。
「男の約束は守れ。俺の死んだ兄貴の遺言だ。」そう言って紋土は、「俺も怒鳴らないから、お前も泣くな」と男の約束を切りだし、千尋に笑顔が戻る。
「でも、強くならなきゃ。体鍛えようかな」という千尋に、さくらが「我に任せよ」と返し、場が沸く。
こんな風に皆で助け合って笑顔で暮らしていければ、きっといつかは外に出られる筈なんだ。
唯一の不安材料は十神や冬子。二人とどうにか分かり合いたいと主人公は考える。

ある晩、主人公が夜食を調達しに行った食堂で事件は起きた。
「おう苗木!!てめぇが立会人になれや!!」そこには紋土と石丸の二人がいて、決闘に巻き込まれてしまったのだ。
暴走族と風紀委員なので揉めがちだったのだが、石丸が紋土を「珍走団」と揶揄して大喧嘩になったようだ。
大浴場のサウナで根性比べをする二人を、立会人として覗き窓から見守る事になる。
紋土は石丸へのハンデとして、服を着たまま勝負すると豪語した。サウナの中に汗みどろの長ラン番長。地獄の様な光景である。
長いこと、びちゃびちゃになっていく石丸と紋土を見守っていたが、夜時間のチャイムが鳴ったので、お暇させてもらう。
「ああ、てめぇは部屋に戻ってろ!あひたおまへは俺の伝説を語り継ぐことになる…」「はっはっは、こにょ不良が僕の足もとに跪く姿をお目にかけひょう…」
まさか死ぬまでやるってことはないだろうな…と少し案じながら、部屋に帰って寝た。

あくる朝、石丸と紋土を心配しながら朝食会に行くと、二人はもう来ていた。
「ギャッハッハ!何言ってんだ兄弟!」「ハッハッハ!君こそ冗談はよしたまえ兄弟よ!」二人は肩を組んで語り合っている。
死闘の果てに、漢の友情が芽生えてしまったらしい。朝日奈は呆れ顔、さくらは苦笑している。
その日の朝食会は、二人の暑苦しい会話を延々聞かされ続けるという非常に残念な物となった。
げんなりして部屋に戻ると、意外な客がやってきた。被害妄想の狂犬腐川冬子だ。
一緒に図書室に来てほしいと頼まれ…いやヒステリーを起こされて、付き添ってやる。
冬子は十神にゾッコン片思い中らしく、ストーキングのダシに主人公を使いたいようだ。勿論十神は主人公ごと冬子を斬って捨てる。

微笑ましくはあるが残念な日のしめくくりに、モノクマから全員招集をかけられた。2度目の動機プレゼントだ。
今回の動機は「恥ずかしい思い出、秘密」。24時間以内に卒業者が出なかった場合、それが外の世間にばらまかれる。
自分の秘密が書かれた紙を開封した途端、主人公は全身が凍りついた。
「苗木クンは、小学5年生までおねしょをしていた。」恐ろしい。この事が知れ渡ったら、自分は顔を上げて街を歩けるだろうか!?
…まぁ、もちろん殺人を犯すほど嫌ではない。
他の皆も大体同じような微妙な顔をしている。動機プレゼントが不発に終わり、モノクマはとぼとぼと帰っていった。
石丸は、今秘密を暴露し合い、殺人への不安を0にしようと発案するが、十神やセレスにきっぱり断られた。
千尋は、「強くなって、きっと皆に打ち明けるから」と言う。先日から、本気で強くなりたいと思いつめているようだ。
動機提供が割と肩透かしに終わり、その晩はホっとした気持ちで眠る事ができた。

翌日、千尋の遺体が発見された。
260ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/17(木) 22:34:23 ID:IEcdDyM40
朝七時、昼時間開始と共に、モノクマから「昨晩事件が起こった」と報され、捜査の結果十神と主人公が一緒に見つけた。
捜査の為更衣室は解放されていて自由に立ち入りでき、十神にくっついて、主人公も女子更衣室を覗いた。

血まみれの不二咲千尋が、トレーニング機器に磔にされていた。無残に頭を割られ、か細い足まで血が伝っていた。
主人公の絶叫に、他の仲間も集まって来る。すると、モノクマの声でアナウンスが響いた。
「2F女子更衣室で死体が発見されました。これより一定時間後、学級裁判が開廷されます。」
3人以上が死体を確認したら、死体発見アナウンスを全館に放送する、という決まりを作ったらしい。

弱く、優しく、守るべき存在だった千尋。その彼女を襲うなんて、卑劣な犯人に怒りを抑えられない。
一本の白い紐が、千尋の手を機器のパイプに縛りつけ、そのまま首に巻き付き経由してもう片方の手を別のパイプに縛りつけている。
傍らの壁に、「チミドロフィーバー」と血文字が書き殴られている。話題に出ていたジェノサイダー翔の手口だ。
連続殺人鬼が本当に13人の中に居た時に備えて、「一人が殺していいのは二人まで」という校則が追加される。

遅れてやってきた冬子が、血まみれの死体を見て気絶してしまう。血を見ると失神すると公言していた通りだ。
冬子を介抱していると突然彼女は、腹筋の力だけで跳ねあがり立ちあがった。
「ダイジョーブダイジョーブ。おっ死体だ!オイッそこ死んでるぞ!ゲラゲラゲラ!!」
明らかに大丈夫じゃないので、部屋へ送り休ませておく。

十神が「捜査に協力させてやる」と言い出し、主人公は彼に引っ張り回される。
十神曰く、「ジェノサイダー翔が被害者を磔にする事は、マスコミに公開されていない情報」だそうで、
彼はジェノサイダー翔が仲間内にいる説をプッシュしている。
図書室奥の書庫に連れて行かれる。流石希望ヶ峰、そこは各界のトップシークレットが集められた機密文書庫だった。
十神はこの書庫をほぼ把握していて、警視庁の棚からジェノサイダー翔事件のファイルを見せてくれる。
写真入りで詳しく図解されたジェノサイダー翔事件の資料。
・被害者は独特の形のハサミを幾つも刺され、磔られて殺されている。傍らにチミドロフィーバーの血文字。
・主な犯行時間は平日夕方と休日午後。犯行現場には2種類の行動パターンを示す痕跡がある。
プロファイリングにより、犯人像は学生か勤め人で、重度の解離性障害の可能性が推測されている。

次に十神は、主人公を玄関ホールへ連れて行く。
ホールの隅のレターケースの中に、電子生徒手帳が3つ入っていた。死者の電子生徒手帳はここに返還されるらしい。
電子生徒手帳は起動しないと見分けがつかない。起動すると、二つは盾子とさやかの物だった。
残りの一つは、電源が入らない。でも普通に考えてこれは怜恩のだ。硬球であれだけ滅多打ちにされていたら壊れて当然だろう。
そう話していると、モノクマが怒って現れた。電子生徒手帳はそれしきでは壊れないらしい。
「一つだけあるけどね、弱点が…。おっと、言えない言えない。」
十神がモノクマに、”校則に抜け穴を作っただろう”と指摘する。手帳を貸すのは違反だが、借りるなとは書いてないのだ。
「そこ気づいちゃった?ベリークールだね十神クンは。それにもちろん、死体は人ではなく既にタダの物だからね。」
成程、女子更衣室が現場だから犯人が女子、とは限らないという事だ。

途中で朝日奈に会い、「冬子に声をかけてみて」と頼まれる。部屋の中からバリケードまで作ってこもりきりらしい。
「ごめんなさい、白夜様…私約束守れなかった…でも、もう絶対大丈夫だから!」
冬子は十神に意味不明な事を呟き、また部屋にこもってしまう。
そこでまた突然十神は解散を宣言し、主人公は置き去りにされた。自己中心的な御曹司だ。
とりあえず、更衣室を調査しに行く。
261ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/17(木) 22:37:56 ID:IEcdDyM40
女子更衣室捜査まとめ
・千尋の死因は、頭部の挫傷による即死。死亡時刻は昨晩午前2時。
 凶器は、すぐそばに転がっている血のついたダンベルと思われる。

・千尋は、電子生徒手帳を身につけていない。入っていそうな鞄類もない。犯人が持ち去ったのだろう。

・すぐ傍の壁に、巨乳グラビアアイドルのポスターが貼ってあり、そこにも血が飛んでいる。

・千尋の手を縛る紐を良く見ると、それは延長コードだった。
 図書室の延長コードが無くなっているので、同じものだと思われる。

男子更衣室捜査まとめ
・部屋の中身は女子更衣室とほぼ同じ。

・壁に、女の子に人気のアイドルユニット「トルネード」のポスターが貼ってある。

・トレーニング機器の下のマットが、茶色く汚れている。

ポスターのチョイスが不自然だ。確か、最初は男子更衣室にグラドルのポスターがあった気がする。
女子更衣室に日参しているさくらに話を聞いたが、ポスターの事は分からなかった。
ただ、昨日の昼マットに零したプロテインコーヒーの染みが消えていると言う。男子更衣室のマットの染みがそれだろうか。

皆に、聞き込みもしておく。
・セレスが昨晩、倉庫で千尋を見かけていた。千尋は倉庫のスポーツバックに何やら詰めて出て行こうとしている所だったらしい。
 鞄からジャージの袖がはみ出ていたので、「トレーニングを始めるのですね」とからかうと、慌ててジャージを詰め直していた。
 千尋は夜時間の決まりを破り、その足で更衣室へトレーニングに向かったのだろう。

・さくらと朝日奈は、2F解放以来ほぼ毎日更衣室を利用している。しかし一度も千尋は来た事がない。
 「鍛えたい」と言っていたが、「一人じゃ無理」とも言っていたらしい。なのに、二人がトレーニングに誘っても、毎回断っていたと言う。

・山田が、何か重要な証拠を拾ったとほくそえんでいたが、出し惜しみして見せてくれなかった。

そこで、学級裁判の時間になった。


【第二回学級裁判】

十神が「ジェノサイダー翔犯人説」を押してくる。確かに、ジェノサイダー翔の手口と状況は似ている。
十神は、「腐川冬子の別人格がジェノサイダー翔だ」とのっけからガンガン来る。
冬子は愕然。「どうして…黙っててくれるって言ったのに…」冬子は、十神にジェノサイダーの事を打ち明けていたらしい。
苦難の末トラウマを打ち明けたヒロインを、王子様が幸せにしてくれる。よくある恋愛小説だ。しかし残念ながらここは現実で、しかも相手は十神だ。
冬子がモノクマに提示された秘密がジェノサイダーの事だったとしたら、外に漏れれば破滅だ。動機には十分だろう。
「お前は約束したはずだ。この学園でジェノサイダー翔に人を殺させないと。」「努力したわ!必死で抑えようとした!!」
「その努力は無駄だったようだな。続きは本人に聞かせてもらう。」
冬子は泣き叫びながら失神し、すぐさま跳ね起きた。
焦点の合わない瞳、長く垂れた舌、凶悪な笑顔…超高校級の殺人鬼、ジェノサイダー翔。
262ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/17(木) 22:39:24 ID:IEcdDyM40
連投回避待ち
263ゲーム好き名無しさん:2011/02/17(木) 22:48:29 ID:R3sp3gPOP
支援

キャラ紹介の時点じゃさやかは助手兼ヒロイン的立場だと思ってたから
少なくとも終盤までは生きてると思ってた
264ゲーム好き名無しさん:2011/02/17(木) 23:01:46 ID:DOuJUrSk0
ちーたんマジ天使!
265ゲーム好き名無しさん:2011/02/17(木) 23:07:00 ID:Oln8fuOj0
余談だけどこれ体験版と本編、殺される人違うのよね
ずっと進めながら「お前、いつ死ぬんだよ……」って思ってたw
266ゲーム好き名無しさん:2011/02/17(木) 23:07:29 ID:+/vA7EXj0
支援(できてるかな?)
267ゲーム好き名無しさん:2011/02/17(木) 23:17:30 ID:i/ixYMgh0
面白そうだけど一本道なのか
これで途中の行動で展開が変わるとかだったら最高だったんだけど
でもどらえもんがみたいのでやってみようかな…
268ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/17(木) 23:22:32 ID:IEcdDyM40
【ジェノサイダー翔】超高校級の殺人鬼
 腐川冬子のもう一つの人格。冬子とは反対に、錯乱気味なほど陽気。
 冬子とは、知識のみ共有し、記憶は共有していない。よって互いが直前に何をしていたのかは分からない。
 バリバリの801好きで、「萌え男子」だけをお手製のハサミで殺す連続殺人鬼。
 十神以外の仲間は萌え以下らしい。カッ飛んでるが話の分かる奴で、むしろ冬子より付き合いやすいかもしれない。

「そう、世界は裏と表で構成されているのです。9回の裏に9回の表があるように、真実の裏にウソがあるように、
 根暗の裏には太陽の様な朗らかさがあるのでーーーーっす!!!!」
表と同じくらい裏も強烈なキャラクターのようだ。
翔が実在したことで、一気に翔犯人説に傾くが、翔はあっさり犯行を否定した。
翔は殺人を、自分の流儀に則って真剣に殺っている。パターンを崩すことは無い。
自作のおしゃれハサミで、萌える男だけを刺し殺す。そのハサミで相手を磔にする。これが翔の流儀だ。資料にも例外は無い。
しかし、今回の千尋の死因はダンベルでの撲殺。磔に使われたのは延長コードだ。
「じゃじゃじゃじゃぁーん!」翔は、腿のホルスターからハサミを幾つもズラリと抜いて見せた。
使い慣れたハサミを持っているのだから、署名付きの殺人には必ずハサミを使う。よって翔は犯人ではない。
「趣味の殺人と、保身の為の殺人は違う」と指摘した十神を、翔が嘲る。「だーってろこの負け犬がぁ!!」
結構本気で怯む十神。一度も言われた事がない単語なのだろう。
「アタシはねぇ、生き残る為とかそんなセコい理由で殺しなんかしねーんだよ…
 だけども万が一…生き残る為に殺さなきゃいけない場合があったとしたら…、
 だァれがハリツケや血文字なんざやるかっっつーの!!バレバレだしメンドイだけじゃねーーか!ゲラゲラゲラゲラ!!!」
全くもって理路整然たる正論である。

ということは、誰かが翔の犯行を装ったことになる。というか、状況からして十神しかいない。
「公開されていない磔という情報」と「冬子=翔」を予め知っていたのは十神だ。
しかも、死体発見前、十神は躊躇い無く女子更衣室に入った。死者が女だとは判明していなかったのに。
そう論破したが、十神は他人事のような顔。むしろ楽しそうだ。
「面白い、面白いぞ苗木。根拠はそれだけか?他にもあるだろう?」
犯人じゃないフラグ立ちまくりだ。仕方なく、磔に使われた延長コードが、十神の使っていた物だというのも突きつけた。
十神は、自分がジェノサイダー翔の手口を装った事を認めたが、まるで悪びれない。
他の皆は、投票タイムに移ろうとするが、主人公はそれを止めて、きちんと事件のあらましを推論することにした。

まず、入れ替わったと思われるポスターとマット。
これらが入れ替わっていたなら、本当の犯行現場は男子更衣室になる。
こうなると、事件は迷宮入りしてしまう。生きている不二咲千尋が男子更衣室に入るのは不可能だからだ。
女子の生徒手帳は玄関ホールで入手できるが、怜恩の手帳は壊れている。
議論が止まり、真相が分からないまま投票に入りそうになった所を、霧切が止めた。
「休廷を要求するわ。見せたいものがあるの。」
詳しい描写ははしょるが、霧切は更衣室に全員を連れて行き、千尋の死体を検めさせる。
代表して死体をまさぐったさくらが驚愕する。不二咲千尋は、「男」だった。   容姿の割に声がハスキーなので、プレイヤーには大体察しがついてたけども。

地下に戻り、裁判を再開する。これで、事態は全く違ってきた。
千尋が、「一人では無理」と言いながら、朝日奈達の誘いを断り続けていたのは、女子更衣室に入れなかったからだったのだ。
ここでセレスが、昨晩千尋を倉庫で目撃していたことを証言する。
千尋はジャージのはみ出た鞄を持っていて、指摘すると慌てて詰め直していた。
セレスは、「急いでるから、もう行くね」と足早に去っていく千尋を見て、誰かと待ち合わせしている印象を受けたと言う。
それならば、千尋と待ち合わせをしていた男が犯人だ。
千尋は、誰かに自分が男であることを打ち明け、トレーニングに付き合ってもらおうとしたのだろう。
しかし、これ以上容疑者の範囲を狭めることが出来そうにない。
269ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/17(木) 23:27:47 ID:IEcdDyM40
すると霧切が、「手掛かりはあるじゃない。富士咲千尋が持っていたジャージにね。」と言い出した。
「今からトレーニングに行こうとしていたのに、彼は何故あんなジャージを選んだのかしら?」
ジャージは倉庫に数種類あった。彼はトレーニング相手とお揃いのジャージを選んだのではないだろうか。
議論が再開され、紋土が口火を切る。「あいつと同じ色のジャージを持ってる奴が怪しいんだな!俺のジャージは黒だからちげぇよ!」
霧切は、満足げに笑った。「富士咲千尋のジャージの色は、一度も証言されてないわ。」
セレスもにっこり微笑んで補足する。「ジャージの色は、青でしたわ。」
千尋のジャージは、倉庫でセレスに指摘され詰め直された。千尋殺害後は犯人に処分された。
よって、千尋のジャージの色を知っているのは、セレスと犯人以外にはいないのである。

動揺を与え失言を誘い出す単純なブラフだが、霧切は最初から紋土を狙い撃ちするつもりだったと言う。
「あなた、女の事は「あの女」なんて呼ぶけど、相手が男だと「アイツ」になるのよ。
 昨晩を境に、あなたは富士咲千尋の事を話す時「アイツ」と言うようになった。その時から、おかしいと思っていたわ。」
言われてみれば確かにその通りなのだが、恐るべき観察眼だ。
しかし、「そんな揚げ足取りで犯人にされてたまるか」と怒りだす紋土。
確かに紋土は、粗暴だが男気のある人情家で、弱い者を守るのは当然だと考えるような男だ。
彼が千尋を殺したなんて、主人公にも信じられない。

そこに、山田が新しい物件を提出した。出し惜しみしているうちに、出し時が分からなくなっていたらしい。
それは、壊れて起動しない電子生徒手帳だった。恐らく、犯人が始末した富士咲千尋の生徒手帳だろう。
電子生徒手帳は、滅多なことでは故障しない。真空、電流、圧力などあらゆる攻撃に驚異的な耐性を持っている。
犯人は何故、電子生徒手帳を壊す方法を知っていたのだろうか。
霧切がモノクマに、唯一の弱点とやらを白状するよう要請する。
「しょうがないなー。絶対真似して壊さないでよ。正解は「熱」です!高温に長時間さらされると、熱暴走して壊れてしまうのです。」

どうしたってそんな事信じられない。彼が千尋を手にかけるなんて。
しかし主人公は、思い当ってしまった。石丸も、声もなく青ざめている。
「一人だけいるんだ。その弱点を偶然知る事ができた人が…。
 紋土君、石丸君とサウナで我慢比べをした時、学ランを着たままだったよね?
 その時、ポケットに電子生徒手帳を入れたままだったんじゃないの?そして後で、電子生徒手帳が壊れている事に気付いた…。」

紋土は怒鳴り立てる。「俺の電子生徒手帳はちゃんと動く」と。
石丸も、「兄弟がそんな事をするはずがない、第一証拠が無い」と抗戦態勢だ。
確かに、電子生徒手帳が動かなければ、男子更衣室に入る事はできない。
だからこそ、玄関ロビーの電子生徒手帳は壊れていた。あれが紋土の手帳なのだ。
今紋土が持っている電子生徒手帳を起動すると、そこには桑田怜恩と表示されるはずだ。
主人公の言葉を紋土が遮る。「もういい。俺がアイツを殺したんだ…。」
270ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/17(木) 23:33:50 ID:IEcdDyM40
石丸が、号泣しながら問い詰める。「何故だ、兄弟…何故、何故そんなことを…!」
紋土は黙して答えない。そこに、モノクマがしゃしゃり出てきた。代わりに説明すると言う。
「これは、ある二人の少年の悲しい物語なのです。まず、ある少年がいました…」
その少年の名前は不二咲千尋。彼は弱かった。そして自分の弱さに極度のコンプレックスを持っていた。
彼の繊細な心には、絶え間なく浴びせられる「男のクセに」という言葉が、耐えがたい攻撃だった。
そして彼は、「女のフリをする」という更なる弱さの中に逃げ込んでしまう。これで誰も「男のクセに」とは言えない。
でも、「女のフリをしている男」だと知れたら、以前の何倍も周りから責められるだろう。
彼のコンプレックスは歪められ増していくばかりだった。「ボクは弱い。弱い弱い弱い弱い。」
そしてこの殺し合い学園生活で自分の弱さを決定的に思い知り、更に「富士咲千尋は男」という秘密を暴露ネタに提示された。
しかし千尋は、その事をきっかけに「責められても耐えられるくらい強くなり、カミングアウトしよう」と決心したのだ。
そして、その晩から早速トレーニングで心身を鍛え直す事を決意し、協力者を一人選んだ。それが大和田紋土だった。
大和田紋土は、千尋の憧れる典型的な「強い男」だ。大和田紋土は「男の約束」を死んでも守る。
だから、千尋は紋土なら秘密を守ってくれると信じ、彼に男であることを打ち明けた。

紋土は、偽装工作の為に千尋を女子更衣室に運んだのではない。
本人を手にかけてもなお、「千尋は男だという事を秘密にする」という約束を守るため、
千尋が女ではないと悟られる可能性を排除して回った。偽装はその副産物だった。
「ならば何故だ兄弟!お前達は信頼し合っていたのではないか!」
「……どうしてもバラされたくなかったんだ…あの事を…」
大和田紋土の「恥ずかしい思い出」。それは、「大和田紋土は、お兄ちゃんを殺した」こと。

もう一人の少年の物語。少年の名前は大和田紋土。
荒んだ家庭に育った紋土にとって、信頼できる家族は兄の大亜だけ。
尊敬するお兄ちゃんに追いつきたくて、いつもお兄ちゃんの真似ばかりしている。紋土はそういう少年だった。
カリスマ性のある兄は関東最大の暴走族を作り上げ、紋土もNo.2として走りに明け暮れた。
しかし、偉大な兄の引退が近づくにつれ問題が出てきた。
No.2とは言え、「大亜の添え物」という見方しかされていなかった紋土は、二代目総長としてメンバーに信頼されていなかったのだ。
紋土は、兄から引き継ぐチームを纏め上げる為、「兄に勝ちリーダーの座を交代する」事を決意する。
引退式の日、大亜にサシで単車勝負を挑み、勝ちを焦った紋土は、無茶な走り方をして対向車線のダンプの前に飛び出してしまった。
一瞬の出来事。横から大亜が飛び込んできて、紋土の車体を蹴って車線外に出し、自分はダンプにはね飛ばされた。
紋土の腕の中で兄は、「ワリィ、ドジっちまった…」と笑った。一言も紋土を責めなかった。
そして、「おい、後は頼んだぞ。ぜってーにチームを潰すんじゃねぇぞ…男と男の、約束だ…」そう言い遺し兄は事切れた。
紋土は兄の遺志を守り、「負けそうになり焦った大亜が運転ミスをした」というウソを押し通した。
「俺は強い。強い強い強い強い。」そうやって、ウソで塗り固めた強さで、関東最大の暴走族を牽引してきた。
しかし紋土は、この殺し合い学園生活で、隠してきた己の弱さを思い知らされることになった。
秘密が暴露されれば、チームは崩壊する。兄が遺した大切なチームが…
不安と恐怖でパニックに陥りつつあった紋土に、千尋が秘密を打ち明け協力を頼んだ。
271ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/17(木) 23:37:24 ID:IEcdDyM40
夜中に更衣室で千尋と落ち合った時も、紋土は重苦しい不安の真っ只中にいた。
「でも、どうして急に?ずっと隠してきたヒミツだろ?それを知られたらテメェは…」
「うん。でもさ…変わりたいんだ!“いつまでもウソに逃げてる弱い自分”を壊してさ!」
その一言がトリガーになった。今まで自分がやってきたことの全てが否定された気がした。
同時に押し寄せてきた憤怒の正体は、激しい嫉妬だった。弱さを乗り越えようとする、千尋の強さへの、意味不明のブッ壊れた嫉妬。
「紋土君は強いから、へっちゃらなんだろうね。モノクマにどんな秘密をバラされてもさ。」
「だから言えってのか…。言ってみろってか…?じゃあ、俺はどうすりゃよかったんだ?
 秘密バラして全部台無しにすりゃよかったのかよ!!!何で俺に言った?俺への当てつけか!?」
「どう…したのぉ?ボクは、ただ、紋土君に憧れてて…強い紋土君に憧れてて…」
そうだ、自分は強いんだ。コイツよりも!兄貴よりも!!!
それから後の事は記憶が無い。気がつけば、動かなくなった千尋を見下ろしていた。

「すまねぇ兄貴…約束、守れなかったぜ…」
投票が始まり、紋土が犯人に決定した。
「今回の投票は満場一致じゃありませんでした。石丸君、不正解です。次から気を付けてくださいね。」
石丸は号泣し、処刑を引きとめようとする。紋土は潔く背を向け、処刑場へ曳かれていく。

【大和田紋土処刑】
 紋土は「痴美苦露惨母」と書かれたバイクに縛りつけられ、バイクは電流の通された巨大鉄球の中をグルグル自動走行する。
 速度は自動で上がっていき、紋土が失神してもまだ加速し…外からはバイクがはっきり目視出来ないほどになる。
 遠心力で紋土の死体から抽出された脂が鉄球に繋がる機械に通され……バターになりました。
 急にギャグ路線になった処刑。ちびくろサンボ知らない人はポカーンとなったと思われる。知っててもポカーンとなるけど。


裁判は終わった。裁判場の中には、石丸の絶叫がこだましている。
頭を抱え、鼻水と涎を流し、石丸は手放しで泣きじゃくっていた。
兄弟の契りを交わした親友が、殺人を犯し、自分をも陥れて脱出を図った事。その彼が、目の前で殺された事。
すぐに消化できるような事ではないだろう。
反対に、一人平然としている男もいた。冷血の御曹司、十神白夜だ。
彼は偽装工作の動機を、「面白いから」だと言いきった。
プールのすぐ近くの図書室で夜更かししていた十神は、帰宿の際、慌てて去っていく紋土を目撃した。
そこで調べて見ると、女子更衣室で千尋が死んでいた。答えの分かっているゲームは面白くない。だからひと手間加えたのだと言う。
「実に面白いシミュレーションになった。俺が犯人になった時、誰を警戒すればいいのかよく分かった。」
それだけの為に十神は、息絶えた千尋の手や首を縛め、一方的とはいえ自分を慕う冬子の秘密を悪ふざけのトッピングとして利用したのだ。
十神は、今回の件で決定的に孤立し、危険因子として認識されるようになる。

「幕間」
モノクマは、暗がりにいる誰かと向かい合い悦に入っている。
「いいペースで殺人が続いてるね。やっぱり最初に口火を切った彼女の功績が大きいよね。
 いっぺん転がり出したらもう止まらないよ。君には、膠着状態に入った時に働いてもらうから。」
誰かは、モノクマに尋ねる。「16人目の高校生って…?」
その問いに、モノクマは答えなかった。
272ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/17(木) 23:45:18 ID:IEcdDyM40
2話終。ちなみに全6話です。
今日は続けて3話も出来ているので、少ししてからupします。
273ゲーム好き名無しさん:2011/02/17(木) 23:47:50 ID:yjXltpPV0
おつかれさま連投止め支援支援

面白いなー
274ゲーム好き名無しさん:2011/02/17(木) 23:49:35 ID:ytpkB5/20
支援
読むだけだと1話の処刑が酷いな
275ゲーム好き名無しさん:2011/02/18(金) 00:14:55 ID:TlDh9ibU0
おつかれさまー。支援も乙ー
276ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/18(金) 00:15:44 ID:JBFTF0+P0
支援ありがとうございます。3話upします。
千尋さんマジ天使。超高校級の天使。
277ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/18(金) 00:17:19 ID:JBFTF0+P0
Chapter3『新世紀銀河伝説再び!装甲勇者よ大地に立て!』

裁判の終わった深夜、部屋で泣き疲れた朝日奈は、大好物のドーナツが食べたくて我慢できなくなった。
結局、夜時間の決まりを破って倉庫に取りに行った。その帰りに、大浴場から機械音が漏れているのに気付き、そっと覗いてみた。
そこには、暗がりの中浮かび上がる千尋の顔が…。

朝、食堂に一同集まったが、いつもの石丸の暑苦しい挨拶は無い。
流石の風紀委員、時間通りに来てはいるが、完全に抜け殻になっている。
反対に元気なのが翔。警察のいない今、人格交代して自由を謳歌しているらしい。
皆勤賞だった朝日奈は欠席。オバケを見たとかで寝込んでいるようだ。

学校の3Fその他が解禁されたので、今いるメンバーは探索に行く。
相変わらず、ここから脱出する手掛かりは無い。玄関の機械扉もビクともしない。
その玄関ホールを調べていた時、葉隠は「工事現場のような音」を微かに聞いたと言う。外はどうなっているのだろう?
主人公は、美術準備室でおかしな写真を拾った。
そこには、死んだ筈の大和田紋土、不二咲千尋、桑田怜恩が写っていた。
3人は互いにじゃれるように腕を回し合い、満面の笑顔でこちらを向いている。
アップなのでよく分からないが、夏なのか皆白いカッターを着ているようだ。教室らしき背景だが、窓に鉄板は無く、陽光で明るい。
間近に死体を見たから分かる。3人は確かに死んでいた。
ならば、この写真の3人は、ここに来る前からの友達だったのだろうか?
モノクマが走ってきて、写真は取り上げられてしまう。

娯楽室に、一通りのテーブルゲームが揃っていて喜ぶ一同。
他には、超巨大な空気清浄機がある物理室、工具や画材の充実している美術室等があった。

報告会の後、朝日奈を連れ出して、脱衣所へオバケの正体を確かめに行く。
オバケがいた辺りはロッカー。扉が一つ開いていて、中にノートPCが置かれていた。
図書室にあった電源の入らないPCだ。今は電源ONになっていて、スクリーンセーバーがついている。
千尋がPCを運び込み、ここで直して作業をしていたのだろう。
風紀の問題か湯気のせいか、ここには監視カメラが無い。ここは、監視の目を逃れて怪しまれず長居できる唯一の場所だったのだ。

代表して霧切がキーボードに触れると、画面に現れたのは千尋その人だった。
「エヘヘ、来てくれたんだね、ご主人たま!」
千尋の声、千尋の顔で話すこのプログラムは、「アルターエゴ」と名乗った。
アルターエゴは、天才千尋が開発した画期的な人工知能だ。
対話から、学習、思考を繰り返し、持ち主の思考パターンをトレースして進化する「自己の分身」。
学習させ続ければ、本人のように思考、作業できる可能性があるとまで言われていた。
千尋は、既にアルターエゴを実用段階まで進化させ、電子の分身に作業を任せていたようだ。
「ご主人たまに頼まれたのは、このPCのHDにかかった厳重なロックの解除だよ。」
時間がかかると踏んで、アルターエゴに作業を任せた結果、本人の死後も解析は続いている。
「もう少しかかるけど、絶対何とかするから待っててね」と千尋の分身は約束する。
278ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/18(金) 00:20:56 ID:JBFTF0+P0
千尋の遺した希望の光にみんな湧きたつ。
アルターエゴをモノクマから隠し守るため霧切は、
皆には「個人的に脱衣所に立ち入らない事」
アルターエゴには「PCカメラで入口を見はり、知らない人が入ってきたら、大声で叫ぶ事」を義務付けた。
そして、自分は夜時間でも自室のドアを開けておき、すぐに駆けつけると言う。
夜ドアを開けて寝るなんて、殺して下さいと言っているようなものだが、
霧切は自信ありげだ。確かに、霧切に手出しする度胸のありそうなメンバーは残ってない。

皆が立ち去る間際にアルターエゴが、千尋がいない理由を尋ねた。
霧切が、「死んだわ」とキーボードに打ち込む。
アルターエゴが表示した画像は、千尋が泣いている顔。
続けて別れの挨拶を打ち込むと、アルターエゴは、声も表情も明るく挨拶を返した。
それは、彼がプログラムに過ぎないからなのか、それとも彼なりの心配りなのか…。
何にしろ、皆の表情は明るくなり、雰囲気もグっとよくなった。
アルターエゴの解析が終われば、脱出の糸口が掴めるかもしれないのだ。
ただ、小さな問題は起こった。

一つは、オタクの山田がアルターエゴに本気の恋をしてしまったこと。
山田は「個人的に脱衣所に出入りしない」という取り決めを破り、時間を惜しんではアルターエゴと話しているのを発見捕獲された。
「生身の女の子みたいなのに、ボクの話を熱心に聞いてくれて、すごく優しくしてくれる」
と言うが、アルターエゴはプログラムだし、元の千尋は男だし、何もかも間違っている。
もう一つは、石丸がアルターエゴを紋土だと思い込んでしまったこと。
主人公は石丸に、「兄弟を止められなかった俺を恨んでるか聞いてくれ」と頼まれ、こっそり脱衣所に連れていってやる。
アルターエゴが気をきかせて、PC内にあった紋土の写真を使い、
彼がいかにも言いそうな熱い励ましの言葉を、彼の声らしく合成して聞かせたところ、石丸が人格崩壊を起こしてしまった。
「うおおおっやるぜ兄弟!!!!石丸なんて呼ぶんじゃねぇーーーッ!!!!オレはもうオレだ!オレなんだーーーー!!!!」
悪化の二文字しか浮かばない惨状に。霧切にもしこたま叱られた。
「山田と石丸が来た場合も叫ぶこと」と霧切が条件に追加して、
アルターエゴに近づけなくなってもなお、二人は彼に執着し、
所有権を巡って不毛に争い、お互いに激しく憎み合うようになってしまう。

「動機作り」の為、また全校集会が開かれる。今度はプラスの動機という事で、卒業者に賞金百億円。
しかしメンバーは超高校級の天才ばかり。誰もお金に困ってはいないと思うのだが。
モノクマは相変わらずこちらを馬鹿にしたような事ばかり言う。
彼?はやけに「絶望」というキーワードに拘っていて、逆にこちらのことを「希望」と呼ぶ。
そして、「希望が絶望に喰われていく」様子が楽しくてたまらないようだ。

あくる日、やけに達筆なメモで、葉隠に呼び出された。
モノクマに怪しまれないよう、偶然会って風呂に誘うふりで主人公を呼びに来たらしい。
演技をしながら脱衣所に行くと、全員が集まっていた。
中心の霧切は静かに怒っている。示されて見ると、アルターエゴがPCごと消えていた。
霧切はずっと隣のランドリーに居たが、悲鳴は聞こえなかった。
よって、持ち去った人間は、知らない人、石丸、山田以外の者だ。
十神は「霧切こそ怪しい」と言い始める。
彼女は常にまるで平常心だし、よく一人でいなくなる。だから内通者ではないかと言うのだ。
279ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/18(金) 00:22:37 ID:JBFTF0+P0
翌朝の朝食に、セレス、石丸、山田、葉隠が来なかった。
集まった4人でそのメンバーを探すと、3F娯楽室でセレスがケガをしていた。
朝7時頃、ここで不審者に襲われて、今まで1時間程気絶していたらしい。
横に、ジャスティスハンマー1号と書かれた、小さな木槌があった。これで殴りかかられたそうだ。
不審者をデジカメで撮ったというので、見てみる。
そこに映っていたのは、トランスフォーマーっぽいロボが山田を引きずっていくところだった。
何が何だかわからない。肩に正義と書かれていたので、仮にジャスティスロボと呼ぶ。
とにかく、さらわれた山田を探す。
ここからがややこしいので、時系列にそって簡潔に。

2F図書室で山田発見。頭を殴られ出血しているが意識はある。
横に、Jハンマー2号が落ちている。1号よりも大きい。
保健室で山田を休ませる。セレスが階段に影を見たと言い、皆で手分けして階上を探す。
霧切は、最初の捜索で離れたきり、姿を見せない。葉隠も、どこにもいない。

セレスが3階で不審者を見かけたと言い出し、皆で3Fを探す。
すると階下から山田の悲鳴。二手に分かれ、主人公達が保健室に行くと、血の海の中で山田が動かなくなっていた。
横にはJハンマー3号。2号より更に大きく、十分凶器になる。
ここで死体発見のアナウンスが流れる。

階上組のさくら、十神、腐川を探しに行くと、物理準備室に3人ともいた。
そこにあったのは、石丸の撲殺死体…。横にはJハンマー4号。3号よりも大きい。
階下組が山田を発見したのと同じ頃、階上組も石丸を発見したのだそうだ。
一同が保健室に引き返すと、血だまりだけ残して、山田の死体が消えていた。
見張りのセレスと朝日奈が、気分が悪くなりトイレに行った隙に無くなったという。
物理準備室に戻ると、なんと石丸の死体も消えていた。

セレスが、美術準備室で二人の死体を見つけた。
しかし、美術室は朝日奈が最初に探し、準備室に鍵がかかっていて入れないのを確認している。
しかも、準備室は内側からしか施錠できない。
ここでまた、死体発見アナウンスが流れる。

・美術準備室にかかってた木槌が、幾つかなくなっている。Jハンマーとして使われた模様。
 かかっている中に、一つ湿った木槌がある。誰かが洗ったようだ。
・保健室の冷蔵庫には、輸血用血液パックが入っている。
・山田の巨体をどうやってここまで運んだのか?
 山田のメガネは血まみれだったはずなのに、今は何故かレンズだけ綺麗になっている。
280ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/18(金) 00:25:52 ID:JBFTF0+P0
山田はバカでキモオタだが憎めない奴だった。
次々に仲間が死んでいくこの状況に、朝日奈が泣き出す。その涙が山田の額に落ちた時、うっすらと山田が目を開いた。
皆が驚く中、山田はうわごとのような言葉を呟く。
「思い出したよ…ボクは皆に、ここで会う前から出会っていたんだね……」
「山田!?しっかりして!誰に…誰にやられたの?」
「や す……ひ…ろ………」
そのまま目を閉じ、もう2度と開かなかった。
やすひろ。葉隠康比呂が犯人なのだろうか。

学級裁判に備えて捜査を続けるうちに、霧切が葉隠を見つけて戻って来る。
ジャスティスロボのハリボテを着こんで、プールのロッカーにハマって寝ていたらしい。
更に、葉隠の部屋から、ジャスティスロボの設計図が見つかった。
葉隠は、昨晩「出口が見つかったので午前1時に娯楽室に集合」という手紙に釣られ、
娯楽室に行ってからの記憶が無いと主張するが、朝日奈に犯人と決め付けられてしまう。
霧切と十神は、葉隠はハメられただけと判断しているようだ。

石丸が左手に紙の切れはしを握っていた
山田のパンツの中に、その紙の本体が隠されていた。
葉隠の言っていた手紙と同じ文面。ただし、こちらは「物理準備室に午前6時に」とある
ここでチャイムが鳴り、学級裁判が開かれる。

【第三回学級裁判】
まず、朝日奈とセレスが「葉隠が犯人だ」と主張する。
主人公はその根拠の一つ、「葉隠の部屋のロボ設計図」を論破する。
設計図の字は汚い。前に葉隠が寄こしたメモは、やたら達筆だったのだ。
十神も、葉隠はハメられただけだと断定する。
そもそも、あのハリボテは自力で着脱ができないし、視界も可動域も非常に悪い。
葉隠は眠らされ、あれを着せられてプールに隠されていただけの可能性が高い。

セレスは「Jロボが山田を拉致る写真」を根拠に反論してくる。
確かにあのハリボテは、葉隠の体格にピッタリ合わせてあり、他の者は着られない。
それはいったん置いておき、各事件を別々に考証していく。

「石丸殺害」
Jハンマーの数字に惑わされたが、実際は石丸が一番最初に殺されていた可能性が高い。
石丸の握っていたメモの「午前6時に」という文面と、壊れた腕時計の時刻が根拠だ。
それならば、夜時間の明ける前なので誰もアリバイはない。

「山田殺害」
全員が捜索中に集まった瞬間に悲鳴が聞こえた。
なので、アリバイがないのは、いなくなっていた葉隠と霧切だけ。
更に死体消失の時も、葉隠と霧切以外の全員にアリバイがある。
281ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/18(金) 00:30:45 ID:JBFTF0+P0
しかし、山田の巨体を短時間に1Fから3Fまで動かすのは不可能。
よって、保健室の山田は実は生きていて、自力で美術準備室まで移動した可能性が指摘される。
あの時は気が回らなかったが、「最初に3人以上が死体を発見した時点で、全館にアナウンスが流れる」
のなら、何故2回目に死体を発見した時にもアナウンスがあったのか。
それは、初回のアナウンスは石丸のみの物であり、2回目が山田の物だったからだ。
山田は初回アナウンス時には生きていたことになる。

「仮定」
山田は午前6時に石丸を呼び出して殺害。
午前8時過ぎに、図書室で「ロボに襲われた」と証言する。
その後、保健室で輸血パックを使い死んだふりをして、
皆がいなくなった隙に抜け出した。その際にメガネを拭いた。
そして物理準備室まで忍んで行き、石丸の死体を運んで美術準備室に隠れ中から施錠した。
そして、後から来た何者かに、改めて撲殺された。
凶器は、美術準備室にあった、水洗いされていた木槌である。

こう仮定すると、山田を撲殺した犯人は彼の「共犯者」でしかありえない。
そして、その共犯者の条件に当てはまるのは、当然セレスだ。
セレスの細かな言動の一つ一つが、思い返してみれば皆を誘導していた。
セレスの誘導無しでは山田の犯行は不可能に近く、Jロボを見たと証言しているのもセレスと山田しかいない。
あの写真は、そう見れば、山田がJロボにひきずられているのではなく、山田がJロボを担ぎあげているようにも見える。

十神と主人公が、セレスの細かな発言を回想、矛盾を論破していき、
セレスは追い詰められる。しかしポーカーフェイスの天才は生半可なことでは陥落しない。
「山田くんは犯人を「やすひろ…」と言い遺しました。犯人は葉隠康比呂ですわ。」
しかし、山田は皆を常にフルネームで呼んでいた。
主人公は「苗木誠殿」、霧切なら「霧切響子殿」、というように。
だから、葉隠康比呂を呼ぶなら「はがくれ」から始まるのが自然だ。

「しかしこの中に、名字にやすひろとつく者はいないが…」
「いや、一人だけ可能性があるんだ。
 本名を明かしていないセレスさん。あなただけが…」
「…わたくしの本名は、セレスティア・ルーデンベルグだっつってんだろぉがあああ!!!」

ついに本性を現したセレスだったが、態度はまだ余裕だった。
”わたくしの本名を確かめる手立てがありませんわ”という訳だ。
「いや、あるよ…。」
隠された過去まで暴くモノクマの情報量。千尋の性別も正しく記載されていた電子生徒手帳。
電子生徒手帳を起動させるだけで、セレスの本名はわかるのだ。
282ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/18(金) 00:41:30 ID:JBFTF0+P0
連投回避中
283ゲーム好き名無しさん:2011/02/18(金) 00:42:09 ID:4W56Khme0
しえん
284ゲーム好き名無しさん:2011/02/18(金) 00:45:14 ID:GdJeu/q70
ビチグソ支援
285ゲーム好き名無しさん:2011/02/18(金) 00:47:19 ID:TlDh9ibU0
シェーン カムバック!
286ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/18(金) 00:48:47 ID:JBFTF0+P0
主人公は今回の事件の流れをもう一度まとめる。
まず、セレスが山田と何らかの方法で共犯関係を結ぶ。
午前1時に葉隠を偽手紙で娯楽室に呼び出し、保健室から持ち出した薬で眠らせる。
山田の作ったJロボのハリボテを葉隠に着せて、担ぎあげ写真を撮り、プールに隠す。
山田は午前6時に石丸を偽手紙で物理準備室に呼び出し、Jハンマー4号で撲殺。
セレスは娯楽室で、山田は図書室でロボに襲われたと証言
山田は保健室で一人になり、Jハンマー3号と輸血パックで死を偽装する。
セレスが皆を誘導し、山田は保健室を出て、石丸の死体を台車で美術準備室まで運ぶ
セレスも準備室へ忍びこみ、計画完了だと思っている山田を木槌で撲殺した。

「犯人はキミだって認めるね。」
「いやですわ、キミだなんて教授みたいな口ぶり。
セレスティア・ルーデンベルグ。もしくは…安広多恵子、で結構ですわ。」

卒業できるのは主犯一人。共犯者にデメリットしかないこの学園内で、山田に手を貸させた方法は
「そう、あれです。生き残った皆さんの為、明言は避けますが、
山田くんと石丸くんが随分入れこんでいたあれを使わせていただきました。」
セレスは「怪しい人」には設定されていない。だからセレスは易々とアルターエゴを盗めた。
そして、山田の部屋に夜訪れて、お得意の嘘を一席ぶった。
「彼女を盗んだのは石丸君です。わたくしに盗らせたんですの。」
石丸に強姦され、それを写真に撮られてしまい、仕方なく言う事を聞いた。
彼はアルターエゴと一緒に脱出しようとしている。殺害の標的は貴方だ…と山田に吹き込んだのだ。
一緒に立てた嘘の計画では、山田が事情聴取されている間に、セレスが誰かを殺すはずだった。
二人には片方ずつのアリバイが残り、あとは葉隠に罪を被せてしまえば、二人は勝って学園を出られるという計画だ。
杜撰な仮設計画だが、山田はホイホイ乗って来た上、バカな工夫をこらしまくったらしい。バカだ。

しかし何故?セレスは誰よりも「この学園で暮らすことに適応するべきですわ」と楽しんでいたのに。
「そんなもの…嘘に決まってんだろうが!!!
わたくしはなぁ、この中の誰よりも誰よりも、ここの暮らしがガマンならなかったんだよ!!!
わたくしが裏社会で荒稼ぎしていたのは、わたくしの夢の為。ここにいては叶いません。」
セレスの夢は、「西洋のお城で暮らすこと」
そして世界中のイケメンを集め、ヴァンパイアの格好をさせて、はべらせて暮らす事…だそうな。
今の資産に賞金の100億を足せば、十分に叶う「ノルマ」でもあった。

セレスは、霧切にロッカーキーを託す。常勝のギャンブラーは、負け際もよかった。
「モノクマさん、それでは始めてくださる?」
最後のポーカーフェイス、微笑を遺し、彼女は処刑場に引っ立てられていく。
「もし生まれ変わったら、今度はきっとマリーアントワネットになりますわ。」
それだとどっちみち処刑だけど…。

【セレスティア・ルーデンベルグこと安広多恵子処刑】
超高校生級のギャンブラーに用意された処刑は、「ベルサイユ産 火あぶり 魔女仕立て」。
石造りのお城のようなステージで、杭に縛りつけられ足元の藁山に火がつけられる。
燃え盛る炎に焼かれながら、微笑を絶やさない稀代のギャンブラーに、
消防車が鈍い音を立てて突っ込んだ。
287ダンガンロンパ ◆l1l6Ur354A :2011/02/18(金) 01:02:16 ID:JBFTF0+P0
裁判終了後は虚脱感が漂うが、今回は希望が残っている。アルターエゴを守り通せた。
セレスは脱衣所の別のロッカーにアルターエゴを隠したようだ。
霧切は、「私一人で行かせて。」と言う。確かに皆で行くのは怪しまれるが…
霧切には内通者疑惑がかかっている。主人公は、自分が証人として同行すると申し出る。

二人きりで脱衣所に入り、アルターエゴの無事を確かめた。
「PCのファイル、明日には開けそう。待っててね!」
そう答えたアルタ―エゴをまたロッカーの中に隠し、主人公は霧切に話を切りだす。
「キミは一人で何をしようとしてるの?」
霧切は、ちょくちょく一人でいなくなってしまう。
彼女が内通者だとは、主人公は思っていない。ただ、何をしているのか教えて欲しい。
彼女を仲間だと信じているから、自分のことも信じて欲しい。
そう説得する主人公に、霧切はある秘密を教えてくれた。
「校舎2F男子トイレの用具室の奥に、隠し部屋がある」…。
そう霧切に教えられた主人公は、夜時間にこっそりと確かめに行った。
確かに、用具室の奥は回転壁になっていて、小さな書斎のような隠し部屋があった。トイレにもそこにも監視カメラは無い。
棚には、希望ヶ峰学園卒業者名簿。そして隅に、第78期生在学者名簿があった。
在学者名簿を開くと、中から紙が一枚落ちた。そこには、
「ここから出てはいけない」
そう書いてあった…。

デジャブが襲ってくる。
自分はこの言葉を前にも聞いている。でも思い出せない。
考えているうちに、後ろから誰かに殴られ、昏倒してしまう。
目が覚めた時には、棚は空っぽになっていた。

重い体を引き摺り帰る途中、何か物音が聞きつけて立ち止まる。
体育館から断続的に重い打撃音が響いてくる…そっと覗くとそこでは…、モノクマと大神さくらの、息を呑むような激しい戦闘が行われていた。
「どういうつもりなの?約束がちがうじゃん!ボクに逆らおうなんて…」
「我は決めたのだ。我はお前と戦う。」
「ふーんあっそ。でもわかってるよね。人質の事…。」
一体何が起きているのか。誰からも信頼されているさくらが、内通者なのか…?
288ゲーム好き名無しさん:2011/02/18(金) 01:04:52 ID:JBFTF0+P0
3話終。
連投回避ありがとうございました。とても助かりました。
遠出するので次まで間が空きます。申し訳ありません。
宣伝しすぎですが、このゲームちょっとしたシーンにも惜しげなく一枚絵使ってあって凄いですよ。
ムービーと併せて90枚近くありました。ストーリー書いちゃってる奴が言うのはなんですが、おすすめです。
289ゲーム好き名無しさん:2011/02/18(金) 16:57:23 ID:M6xN89PO0
ダンガンロンパ乙ですー

ところでずっと気になってたんだけど、
wiki見ると●途中 の欄に・大神【12月】ってあるんだけど、
実際の大神の記事は最終書き込みが2009年10月で止まってるのはどういうわけなんだ?
引き継いでいいなら自分が予約しようと思うんだけど、いいのかな
290ゲーム好き名無しさん:2011/02/18(金) 17:59:04 ID:GdJeu/q70
ダンガンロンパ乙
丁寧にまとめられているな

291ゲーム好き名無しさん:2011/02/18(金) 19:21:52 ID:Y28Mkttq0
テイルズ オブ ザワールド レディアントマイソロジー2の話を投下します。
細かく書くと大変なので、必要最低限を投下します。
投下した文章で十分、話は理解できると思いますので安心してください。
修正するべき点があったら、修正をお願いします。
292ゲーム好き名無しさん:2011/02/18(金) 19:24:01 ID:Y28Mkttq0
テイルズ オブ ザワールド レディアントマイソロジー2
世界樹がもたらすマナというエネルギーを使って、人々が暮らす世界グラニデ。
グラニデでは遠い昔に、人々がマナを巡り、世界規模の戦争が起きた。
その戦乱の中、どこからともなくディセンダーという勇者が現われ、
戦争を終結に導いたという、おとぎ話が語り継がれている。

そんなグラニデで活動するギルドの拠点、バンエルディア号。
ギルドに所属する少女カノンノが、バンエルティア号の甲板で作業をしていたときのこと。
カノンノが世界樹の異変に気がつき、ふと空を見上げると、空から人が降ってきた。
落下したショックからか記憶を失ってしまった主人公は、目的も、行く当てすらも、思い出すことができない。
あなたはギルドの拠点に住まう代わり、ギルドの仲間たち(エターニア勢、テンペスト勢、イノセンス勢)と一緒に仕事を手伝うことに。

仕事を手伝っていると、ある日、主人公たちはグランマニエ皇国の国旗を掲げた船が攻撃されているのを目撃する。
ギルドの面々は、船から脱出したグランマニエの要人を救出するため、アメール洞窟に向かう。
そこでグランマニエの要人ルークと彼の護衛(アビス勢)を救出して船に戻る。
彼らの話しによると、自分達を襲ったのはナディというマナ至上主義を掲げるテロ集団らしい。
ルーク達は近年、マナの生産量が減っている為、対策としてマナに替わるエネルギーの開発に着手しており、
近隣諸国の理解と協力を得ようと、各国を遊説して廻っているのだという。
結局、バンエルティア号にルーク達を匿う事になった。

マナに替わる新しいエネルギーが普及し始めてるらしい。
そのエネルギーはラルヴァというらしく、
近いうちにペリー鉱山でラルヴァのデモンストレーション実験が行われる予定だとの事。
そんな時、リフィルという学者と彼女の仲間達(シンフォニア勢)が正規の方法では実験に立ち会えない事になったので、
実験を盗み見る為の場所まで護衛して欲しいという依頼が舞い込んでくる。
実験を盗み見る為の場所に無事、辿り着いて主人公達はラルヴァのデモンストレーション実験に立ち会う。
293ゲーム好き名無しさん:2011/02/18(金) 19:26:59 ID:Y28Mkttq0
ラルヴァの威力に圧倒された主人公達。
ラルヴァを発明したジャニス・カーンは、威力の他にも特殊な資源を使わなくても生成できる利点と、
マナの少ない所でしか生成できない欠点を見学に集まった学者達に明かす。
マナの少ない所でしか生成できないというラルヴァの欠点に疑問を覚える主人公達はリフィルを中心にラルヴァの正体を探る事にした。
リフィル達の手により、ラルヴァの解析が進み正体が明らかになる。
ラルヴァの正体は知的生命体が生み出した負の想念の塊あり、負の想念を浴びた人間は最悪の場合、魔物になってしまう事が判明。
その時、ジャニスがマナを生み出す世界樹の根を切ろうとしているとの知らせがきた。
負の想念を世界に溢れさせるわけにはいかない。
何よりも世界樹はマナを生むだけでなく、世界の核みたいなものだ。
それを傷つければ、グラニデがどんな災難に見舞われるか分からない。
主人公達はジャニスを止めるべく、彼を追う。

ジャニスに追いついた主人公達は彼にラルヴァの正体を話す。
それを聞いたジャニスは世界樹の根を切る事を辞める。
しかし、彼の助手の暴走によって世界樹の根が爆破されてしまう。
爆破により傷ついた世界樹の根からは、負が煙のように噴き出してくる。
その中から謎の少年が姿を現した。彼は自らをゲーデと名乗り、主人公に襲いかかる。
辛くもゲーデを退け、ジャニスを連れて主人公達はバンエルティア号に帰還する。
ジャニスは自分のした事を謝罪し、ペリー鉱山でラルヴァと新エネルギーの研究を続けると言って船を出ていく。

世界樹が傷ついた事で世界が負で充満。
充満した負の影響で凶悪な魔物が活発に活動するようになり、その影響なのか各国の関係が悪化していく。
そんな時、ガレット村のアニー達(リバース勢)から「ディセンダーを探して欲しい」との依頼が来る。
世界が危機に陥ったから、ディセンダーが現れるだろうと村の精霊が言っているらしい。
村に住まう精霊に会うため、ロアたちはガンレット村に向かう。
そこには負に浸食された精霊が半ば魔物になって村で暴れていた。
動きを止めた精霊を主人公が謎の力で精霊の負を払う。
それを見た精霊は主人公がディセンダーだと告げる。
そして、世界樹の根が傷つく以前からグラニデが危機的状況に置かれている事が判明。
294ゲーム好き名無しさん:2011/02/18(金) 19:29:02 ID:Y28Mkttq0
バンエルティア号には遺跡の一部のような見慣れぬ漂着物が持ち込まれる。
それを目にしたカノンに異変が起こり、それに呼応するように海から巨大な遺跡が出現。
遺跡内部を調査すると、ニアタ・モナドと名乗る遺跡の中枢と出会う。
話によれば彼は元々、他の世界の住人で様々な世界を渡り歩く存在だったらしい。
主人公達は彼に今現在、グラニデが置かれている状況を説明し、協力を仰ぐ。
ニアタは彼らに世界樹を修復する方法を教えてくれる。
早速、世界樹の修復を試みる主人公達。
それを知った負の化身ゲーデの妨害を掻い潜ったり、ナディに襲われたジャニスを助けたりしながら、順調に世界樹の傷を癒していく。
その最中に世界樹は負を取り込んでマナに変えていたが判明する。
負は滅ぼすべきものではなかったのだ。

世界樹の根の傷が癒えはじめ、安堵の空気が流れるバンエルティア号。
それもつかの間、今度はファラやアニス達が行方不明になったとの知らせが入る。
ニアタの協力を借りて彼女らがいる場所を特定する。
ファラ達は自らが抱える負に侵食されていた。
主人公達は負に侵食された彼女らを救う。
救われたアニス達は自らの負と向き合い、それを越える。

世界樹の根の傷が完全に癒えた。
世界樹は負を吸収してマナに変えていく。
しかし、その途中でゲーデがグラニデ中の負を掻き集め、巨大で高密度な負の巣ネガティブ・ネストを形成して対抗しようとする。
ネガティブ・ネストを破壊する為に主人公達はネガティブ・ネストに乗り込む。
中枢にいるゲーデを止めてネガティブ・ネストを破壊し、それらを構築していた負は世界樹の力で大量のマナに変わって、グラニデは救われる。
そして、グラニデを救った主人公はゲーデを連れて世界樹へと還っていた。

1ヶ月後、カノンノは今回のディセンダーの活躍を1冊の本に纏めて出版する。
295ゲーム好き名無しさん:2011/02/18(金) 19:58:22 ID:Y28Mkttq0
以上です。
オマケのゴールデンビクトリーを始めとするサブシナリオ的なものもありますが、
それは割合させていただきます。
レディアントマイソロジー1の話しは全く知らなくて未プレイなので、
別の方が投下してください。
296ゲーム好き名無しさん:2011/02/18(金) 21:39:12 ID:mzXHmdFs0
>>289
ごめんそれ自分
規制が酷くて飛び飛びになるんでもう向こうオンリーで書いてた
なので途中の12月はそれで間違いないです
後二、三回で終わらす予定
297ALAN WAKE:2011/02/19(土) 10:49:26 ID:zrr5GuU20
特別編2 小説家

 ハートマン「気が付いたかね?全ては君の妄想フィクションだ。」
ハートマンの幻影は消え、アランはいつの間にか闇の世界に戻ってしまっていた。そして目の前にはバリーがいた。「お前の妄想は手におえないな」
そこはハートマンのロッジの中庭だった。ロッジの裏からゼインの光が見えた。アランはゼインを目指す。
ロッジを抜け、テラスに出るとそこにいたのはやはりゼインだった。
「よくやった、ここからは私も行こう。君の夢を終わらせるために君自身を目覚めさせなくてはならない。キャビンを目指すんだ」
そういうとゼインは再びアランに原稿を渡す。原稿から”言葉”があふれる。”クリア””ボート””岩”
”クリア”は実体化し遠くに灯台が出現した。”岩”と”ボート”が空中にテラスから灯台に続く道を作り出した。
アランは空中に浮く道を進みながら灯台を目指す。
空中で回転する小屋、宙を舞う車、周囲の光景はどんどんと奇怪さを増していった。
アランが地下通路に入るとそこにはまたテレビがあった。やはりテレビには発狂したアランが映り、妨害を続ける。
地下通路を抜けると、観覧車のように360回転を続ける不思議な空間にでた。闇の世界は完全に狂い始めていた。
ゼインが語りかける「急げ、夢だからな何もかもが異質で広大な迷路だ。闇の存在がどうなったかは私にもわからない。交信は可能だが脱出する方法も実際にはわからない」
回転する空間を抜けると、今度はスタッキーのガソリンスタンドに出た。アランは灯台にどんどん近づいている。
「君はアランの理性の象徴なのだ。だから私と会話ができる。もう一人の君は諦めてしまった。夢は心地いいからだ、だが君は諦めていない」ゼインは語る。
「俺も幻影だっていうのか?」アランが聞き返す。
ゼイン「ここのあらゆるものと同じだ」
アラン「もう1人の俺?そいつが例のスクラッチか?」
ゼイン「違う」
アラン「訳が分からないぞ」
ゼイン「これは君が書いた物語だ」
アラン「俺とクリッカーのことを書いたのはあんただ。俺とウィーバーを導いたのもアンタだ」
ゼイン「そうだ彼女の力が必要だった。君もクリッカーが必要だった。だが私は・・・アラン今は急ぐんだ」
ゼインは言葉を濁し、これ以上は何も言わなかった。
298ALAN WAKE:2011/02/19(土) 11:37:27 ID:zrr5GuU20
アランは巨大な鉄橋をわたり再び灯台に向かう。鉄橋は構造が歪んでいる上に、テレビの妨害によりどんどんと崩落していく。
アランはゼインの夢をコントロールする能力に助けられ、鉄橋を抜ける。
アランは渓谷に入る。灯台はすぐそこだった。だがやはりそこにもテレビがあった。「アランは力尽きるだろう。救いの光が消えるようにあっけなく」
テレビがそう言うと、灯台の光は本当に消えてしまった。
アランは渓谷の洞窟に入る。なぜか洞窟の中の空間はハートマンのカウンセリングルームになっていた。
カウンセリングルームではハートマンがテレビのアランにカウンセリングをしていた。
テレビのアランはハートマンのカウンセリングによって、これまでの出来事がすべて自分の妄想だと信じこんでいた。
2人は入ってきたアランには全く気づかずカウンセリングを続け消えてしまう。
またアランの前にアリスのビジョンが現れ、アランを罵倒する。こうなったのはすべてあなたの責任だと。
アランを追い詰める幻覚にもへこたれることなく、アランは渓谷を進みゼインと再会する。
「ようやくたどり着いたな。だが私はキャビンには入れない、ここからは君ひとりで進むんだ。すべての妄想を否定するんだ」
そういうとゼインはいなくなり、アランに最後の原稿を託した。”記憶”と”発光”という”言葉”が現れた。
”記憶”を実体化させアリスとの思い出が再生される。そして”発光”により再び灯台に光が灯る。
テレビは灯台に向かうアランを妨害するため闇の住人を大量に呼びし続けるが、灯台の光によって闇はすぐに一掃されてしまう。
アランは光を頼りに灯台にたどり着き、灯台の最上階に向かう。
灯台の最上階はなぜかバードレッグキャビンのある湖につながっていた。アランはようやくキャビンにたどり着いたのだ。
キャビンの前にはバリーがいた。夢を終わらせるためには全ての妄想を消さなくてはならない。アランは襲い掛かってくるバリーを倒しキャビンに入る。
キャビンの書斎には、床に倒れこみ悶えるもう1人のアランがいた。アランが彼に触れた瞬間夢は終わった。
アランはバードレッグキャビンの書斎でようやく意識を取り戻した。だがキャビンには閉じ込められたままだ。キャビンからも脱出しなくてはならない。
アランは自らがキャビンから脱出するために新しい物語書き始める。

「リターン」 アラン・ウェイク著

                       アランウェイク 完
299ALAN WAKE:2011/02/19(土) 11:40:02 ID:zrr5GuU20
アランウェイクこれで終わりです。
すいません最後の行、をが抜けてました。

まとめの方、余裕があったら直しといてください
300ゲーム好き名無しさん:2011/02/19(土) 16:34:04 ID:Wjd1NuJn0
途中になっていた東京鬼祓師の続きを投稿します。
夏に規制に巻き込まれてそのままにしていました。すいません。
Wikiの鬼祓師が埋もれていたので、た行の欄に追加しました。
301東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚:2011/02/19(土) 16:38:42 ID:Wjd1NuJn0
【佐波守 紅緒】
 刀袋を抱き、肩にモモンガの「月船」を乗せたセーラー服の少女。
 楼 万黎を「兄さま」と慕い、彼の計画の為に動いていた。だが、その計画に疑問を持ち始める。


この洞には、零が眠らせた光札がまだ残っている。
「最後の光札に十分な力が満ちた。まずはあれを手に入れてください。」
紅緒に言われた通り光札「芒に月」を倒し、札状に治めて手に入れた。
「これで、貴方はほとんどの札を手に入れた。
 私の役目ははただ、あのお方の意志に従い、貴方をただ見守るだけのはずでした。
 でも、貴方と貴方のお友達を見続ける内に、私にも夢が出来ました。
 それには、貴方の死が必要です。」

話が全く見えない。
「白札の化身よ、今ここで千馗さんが死ねば、貴女は執行者を選びなおすでしょう?
 今度こそ本来の執行者を。よもや間違えますまい。こんなに近くにいるのだから。」
紅緒は、磔にされた朝子を振り返る。

「千馗さん、あなたは最も近しいものに欺かれていたんです。
 自分の娘の身代りに死んでくれる生贄として、羽鳥清四郎に利用されていたんですよ。」
羽鳥朝子こそが、当代の執行者になるべき、創造者の子孫だったと言う。
「白札、あなたが人違いをしたのはこれのせいです。」
朝子が、母の形見だと大事にして、いつもはめていた指輪。それは朝子の力を封じる呪具だった。
朝子と同じ家に寝起きし、その気配が染みた主人公を、白は執行者と間違えたのだ。

「ここで貴方が死ねば、次の執行者を選ぶしかなくなる。
 次の執行者には、あなたほどの力は無い。花札は執行者の命と引き換えに封印されるしかない。」

考えてみれば、人違いで選ばれたが、封札師は秘法眼という特別の目を持ち、花札を使う事に長けた能力者だ。
歴代の執行者達は差はあれど陰陽道を嗜むだけ。こんなに花札を使いこなす執行者は異例なのだ。
紅緒の口ぶりだと、この力があれば封印以外の手立てがあるのだろうか。
一度倒すも、紅緒は諦めず、「私は人として死ぬまで兄さまの傍に在りたいだけ」そう言って、襲いかかって来る。

「殺させない。」現れた零が、紅緒を止める。
「やはり、それが貴方の望みですか。零…いいえ、鬼札。」
鬼札とは、白札と対を成す特別な札。しかし、零自身がその札を手にしている。
「札自身が、その札を持つことなどありはせん!」
驚く白に、零は、「それは君の中にも芽生え始めているはずだ。」と微笑む。
零は、鬼札に宿った人格が、魂を得て分離したもの。齢を経て頼りなく不確かな魂を得た鬼札は、まやかしの肉体を得た。
花札が解放され、外の世界を彷徨い、あの日主人公と出会った。
主人公に惹かれ、主人公を見守り、そして執行者となった主人公を信じると決めた時、
零には揺るぎない目的と意志が生まれ、札には受け付けないその要素が分離され、確固たる魂、肉体を得た。
万黎から目的を達成する方法を教えられ、準備を進めてきた。
「千馗を死なせないこと」「人の命を奪い続けてきた呪言花札を消すこと」が零の目的だ。
302東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚:2011/02/19(土) 16:44:25 ID:Wjd1NuJn0
「この場所に、今全ての要素が揃った。
 強大な力を持つ執行者、龍脈の力を蓄えた光札、そして、もう一人の封札師。
 光札を取りこんだ俺を、君が、他の札を使って殺してくれたらいい。
 そうすれば、花札の持つ力はぶつかり合い、昇華し、呪言花札は消滅する。」
白は激怒するが、
「君は千馗が死んでもいいのか?今まで何人、主と敬愛した人を殺してきた。
 もう、終わりにしよう。さぁ千馗、光札を渡してくれ。」
零はそう言い、主人公に決断を促す。

光札を渡さなければ、零と戦う事になる。
零に勝つと選択肢。ここでED分岐。

【9話封印ED】
「花札を封印する」を選ぶ。
主人公は、白札と鬼札―白と零を消滅させるのが忍びなく、
自分の命を捨てて、彼らを眠りにつかせる道を選んだ。
「こんな俺達に、生きろと言ってくれるのか…」
「千馗様…。ありがとう、の……」

仲間達は主人公を失い、花札は莫大な力を蓄えたまま閉じた。
街頭ニュースには、荒んだニュースが増え
水源が枯渇し、土地が荒れ、空気は淀み、ゆっくりと絶望が忍びよって来る。
地の気は衰えていき、日本は、残り2年をかけて朽ちるのだ…。
<完>

【9話消滅ED】
「花札を消滅させる」を選ぶ。
白と零の為に、日本の未来を捨てるわけにはいかない。
「ありがとう、千馗。決断してくれて嬉しい。
 俺を、終わらせてくれ。」
「千馗様……。いや、もう何も言うまい。妾は、妾の主君の決断に従うまでじゃ。
 さぁ、最後の戦いじゃ。参ろうぞ、執行者殿。」

零―鬼札は、花札を護る五光の鬼に変化する。
主人公は仲間とともに、それを打ち負かす。

零は、白と対の黒い水干姿に変身し、
主人公と最後の別れを告げる。
「君達の未来に、光と風が満ちていますように…」
「有難う千馗様。そなたが執行者で、本当によかった…」
二人は消え、呪言花札はその長い歴史を終えた。
303東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚:2011/02/19(土) 16:46:34 ID:Wjd1NuJn0
どこかの高層ビルの上で。
「これでいい。
 花札に蓄えられていた力は、空を抜け陽へ届いた。もうじき、力が星の外からやって来る。
 お前はどうする?今のうちに人として死ぬか?」
声の主は楼 万黎だった。
傍らに、佐波守 紅緒が寄り添っている。
「私は、兄さまの傍にいられるのなら、それでいいです。
 例え、人以外の物に変わったとしても。」
「ふん、こうなるのが人が生き残る最良の術だ。
 人類は、人類では無くなる。人類の進化の第一歩が、始まろうとしている。」
<完>


■全てのフラグを立て、「別の方法を考える」を選んだ場合最終話へ。

別の方法を考える。
そう言いきった主人公に、白黒コンビは呆気にとられ、紅緒も驚く。
夢の様な話を。でも主人公には、実現してしまうかもと思わせる力がある。
紅緒は、「兄さま」とは楼万黎のことだと明かし、これまでの事を話す。

万黎は紅緒の兄弟子。同じ師匠に剣を学ぶ兄貴分だった
その内に万黎は、剣の道を越えて力を求め、修行を重ね、知識を貪り、とうとう、真理へ到達してしまった。
<虚空蔵(アカシック・レコード)>に触れ、啓示を受けたのだ。護法少女ソワカちゃんも受けてましたよね。
万黎はやがて来る人類滅亡を知り、それを回避する術を突き進めている。
花札の力で、人を人でない物に進化させると言うのだ。
兄さまを止めて欲しい。そう言って、紅緒は去る。

<虚空蔵>とは、この世の全ての事、過去現在未来全ての歴史が記録された存在。
スレイヤーズファンはクレアバイブルでおk。
事のでかさにちょっとビビるが、とにかく万黎を倒すことに。
万黎が待つという、人工龍穴が交わる場所への入口を、新宿駅構内で発見。
万黎の待つ部屋は、無数のオニに守られている。仲間達全員が集結し、主人公達を通す道を切り開く。
主人公とそのバディ、そして零と白は、その道を駆け抜けて万黎の元へ。

零は、万黎に目的を尋ねる。
零が、札と離れて魂を持った時、消滅する方法を教え、封札師と知り合う為に認定試験へ送り込んだのも万黎だった。
万黎は、主人公に「宿命を果たせ」と言う。
主人公の宿命は、封札師としての力で、呪言花札を消滅させ、蓄えられていた力を全て空へ解き放つこと。
その力で、人類は、人類でないものに進化する。

虚空蔵に触れた万黎は、近い先必ず起きる人類滅亡のヴィジョンを得た。
今までにも真理の伝達者はいたのだ。終末を予言した預言者たちは、歴史に数多存在する。
そして今が転機の時。
魂を持ち消滅を願う鬼札の誕生、継承者の誇りを捨てる事を厭わない人違いの執行者、
その人違いが、花札の力を自在に操り、最大限に引き出せる、封札師という存在であったことも、全て予め定められていたこと。
だから、真理の示すまま、その力で札を解き放てばいい。人類は進化し、滅びを免れる。
304東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚:2011/02/19(土) 16:47:39 ID:Wjd1NuJn0
確かによさそうな案だが、主人公はそれを蹴る。自分で出来る限りやってみなきゃ気のすまない性分なのだ。
人間のまま、人間を越えて滅びを回避してみせる。
そう宣言すると、万黎が苦しみ始め、万黎の物ではない声が口から洩れた。
「呪言花札は、ただの記録媒体に過ぎぬ也」

万黎を依り代に、何かが降臨した。白い巨鳥の姿をしている。
「やはりか。虚空蔵とは彼の叡智そのもの。貴方だったのですね…三乗の王、我々を創ったお方…」
「遥か昔、肉体の衰えと共に消滅したはずでは…」

花札の創始者、三乗の王は、死ぬ肉体を離れ、自らの叡智を留め置く器を創った。
それが、<虚空蔵>という神の正体だったのだ。
封印が常態という呪わしい花札が、犠牲者を出し続けながら現代まで存続されてきたのは、
今日この日、人類進化に使うエネルギーを貯蓄する為だった。
しかし三乗の王が定めた進化より、人が自力で未来を切り開く可能性を選びたい。
白札、鬼札ともにそう答える。花札の主は、もはや主人公なのだ。
「主が望むのであれば、我ら花札、いかな障壁であろうと推して参るッ!!」
「なれば、その可能性とやらを我の前に示すなり。」

三乗の王は、主人公の力を試す為にまず軽く戦闘を仕掛けてくる。
健闘すると「可能性」を認め、王は「真の試練」を与えてくる。

「我が叡智の断片よ。人より離れ、在りし場所へ戻る也。我が循環の中へ。」
花札達が、三乗の王の許へ飛んでいく。零は、花札から分離した魂なので、踏みとどまれる。
しかし、白は人格を与えられただけの札。抗いきれず、人の形を失って吸いこまれていく。
元々は、三乗の王の一部だったもの。飲みこまれた花札は再構築され、王を護る結界に変わる。
「大丈夫だ千馗、白はまだあの中に居る。必死で抗っている。
 俺は白の声を聞き、彼女が自我を保ち続けるのを手伝おう。千馗は結界を壊してくれ。」

当然花札一切なし、武器の憑依も解け、ただの縄跳びとかビニール傘とかに戻っている。
でもそこは気合い。必死でコツコツ削り、結界を壊す。
零は、白の声が途切れて焦る。千馗と手を繋ぎ、我らが主はここにいると白に呼び掛ける。
主人公の頭の中に、いつかのデジャヴと共に声が響いた。
「力が欲しいか?」

「秘法たる瞳を持つ者、
 叡智を統べる奇跡の右手を持つ者よ。
 力が欲しくば、我を手にするがよい。」
出会ったときと同じように、手を伸ばす。
結界の残骸を破り、白い鴉がまっすぐに飛んでくる。その後ろに札達を従えて。
全ての花札達が、産みの親との因果を断ち切り、主人公の許に帰って来た。

新たに主人公の物となった札達を操り、三乗の王とガチンコバトルを開始する。
全48枚花札を集めた100点主殿は、朝子から託された「形見の指輪」に「白札」を憑依させ、
神をも斃す力「天照光」を授かる。

そうでないダメ主殿の場合は、地道に削っていく。
攻撃をまともに受ければほぼ一撃必殺の上、万黎から回復補充無しの4連戦なので超辛い。
死闘の末、千馗達は三乗の王に勝利する。
305東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚:2011/02/19(土) 16:50:06 ID:Wjd1NuJn0
白と零は、力の制御を失い始める。
神と戦ったのだ。花札全体の均衡がここまで保ったのは、ひとえに主人公と花札の絆の奇跡だった。
後は、呪言花札を終わらせるだけ。

原理は、万黎や王が示したのと同じ。
主人公と零の間で力をやり取りし、花札の中の力を空にしていく。
その力を宙へ放出させると、「人類の進化」とやらが起こってしまう。
だから、零を媒介にして、龍脈へその力を戻していく。
戻しすぎれば、筑紫の目指した「富士の大噴火」が起こってしまう。
だから、適度な量。日本の滅びを遠ざけるだけの力を戻す。
残りの力は、白が受け止める。

ただ、太古から今まで蓄積された莫大な力だ。白一人の許容量では収まらない。
白と零と主人公で分け合うが、それでも、受け入れきれるのか、無事で済むかはわからない。
「俺と白で限界まで処理する。千馗、君に負担はかけさせない。だから…」
ここで選択肢。

■白と零に協力する
■自分ひとりで受け止める
■みんなの力を借りる

■みんなの力を借りる が正解。
共に闘ってきた仲間達。札憑きとして繋がる絆が、皆へのパイプになる。
「同感だ。」
神の落ちた万黎が起き上る。
「俺が調整弁となって龍脈に力を戻そう。零、お前は解放に専念しろ。」
耳慣れた声も響く。
「おっと、そういうことなら私らもお手伝いしやすよ」
「すずも、すずもがんばるです!」
主人公の親愛なる守護神使たちだ。
「では、洞に居る全員で力を受け止める。よいな?」

主人公はグローブを外し、紋章の浮かぶ右手を花札にかざす。
その手の上に、仲間達が手を重ね合わせていく。
ここで多分仲間に出来ている数だけ手が重なるのだが、コンプリートしてると16人もいるので面白い感じに。
EDテーマと共に、新宿に力が降り注いでいく様子が流れる。

暗く静かな世界で、白は目を覚ます。
「静かじゃな…何も聞こえぬ…」
零が答える。
「そう……かな?耳を済ませてごらん。」
風の音。それにあれは…
「聞こえるだろう?俺達を呼ぶ声が。
 確かな大地の上から、あんなにも力強く、俺達を呼ぶ声が…」

自分達の帰るべき場所。愛しいひとたちの元へ…
暗い視界が開ける。眼下には、新宿の夜景が広がっている。
<完>
306ゲーム好き名無しさん:2011/02/19(土) 17:02:07 ID:Wjd1NuJn0

これで終わりです。
万黎戦突入から、仲間がまともに喋らないし、後日談もなくてさびしい気持ちになった。
307ゲーム好き名無しさん:2011/02/19(土) 17:40:41 ID:V6rGNI9l0
鬼祓師の人乙
4章ぐらいで詰んでるけどそろそろ終わらせねば…
308ゲーム好き名無しさん:2011/02/19(土) 18:49:07 ID:es/hQbIU0
>>307までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
309ゲーム好き名無しさん:2011/02/19(土) 22:09:35.10 ID:cDJnJwMu0
>>296
今確認しました。
出しゃばったことを言って申し訳なかったです、支援してます
310ソニックヒーローズ:2011/02/20(日) 17:10:03.28 ID:8sl/82zD0
ソニックヒーローズ
まだ書かれていないようなので、書いてみます。機種はPS2・GC・Xboxです。
時系列としては『ソニックアドベンチャー2』の後の話です。
まずはキャラ紹介から。

○ソニック・ザ・ヘッジホッグ
言わずと知れた音速のハリネズミ。エッグマンの野望阻止の為、テイルスやナックルズと共に旅立つ。

○マイルス・テイルス・パウアー
ソニックの相棒である子ギツネ。ナックルズと一緒に行動していた最中にソニックを発見する。

○ナックルズ・ザ・エキドゥナ
マスターエメラルドを護っているハリモグラ。テイルスと一緒に行動していた最中にソニックを発見する。

○シャドウ・ザ・ヘッジホッグ
ソニックにそっくりなハリネズミ。その正体は究極生命体。
『ソニックアドベンチャー2』で散ったと思われたが、封印されていた。しかし、何故か記憶を失っている。

○ルージュ・ザ・バット
大統領のエージェントであるコウモリ。お宝ゲットの為、とある場所に忍び込んだが……。
目的が一緒の為、シャドウやオメガと共にチームを結成する。

○E-123 オメガ(新キャラ)
シャドウと同じ場所に封印されていたE-シリーズの最終ロボット。長年封印されていたのでエッグマンを恨んでいる。
311ソニックヒーローズ:2011/02/20(日) 17:11:23.15 ID:8sl/82zD0
○エミー・ローズ
ソニックを追いかけているハリネズミ。クリームやビッグと共に、それぞれの人探しの旅に出る。

○クリーム・ザ・ラビット
礼儀正しいウサギ。チャオのチーズといつも一緒。チーズの弟であるチョコラが行方不明になったので探しにいく。

○チーズ
蝶ネクタイを付けているチャオ。クリームといつも一緒。クリームのソロ攻撃の時に活躍する。

○ビッグ・ザ・キャット
のんびりとしたネコ。カエルくんがまた行方不明になったので(『ソニックアドベンチャー』でもそうなった)探しにいく。

○エスピオ・ザ・カメレオン
カオティクス探偵団のご意見番であるカメレオン。冷静沈着な性格。

○チャーミー・ビー
カオティクス探偵団のマスコットであるハチ。元気いっぱいで子どもらしい性格。

○ベクター・ザ・クロコダイル
カオティクス探偵団の所長であるワニ。やや乱暴だが、弱い者は放っておけない。

○Dr.エッグマン
おなじみ天才科学者。今回は彼らしくない発言をするが……。

○???
チームソニックとチームダークのストーリーに現れる。どうもソニックにそっくりなロボットのようだが……。
312ソニックヒーローズ:2011/02/20(日) 17:13:35.86 ID:8sl/82zD0
・チームソニック
特徴:今まで通りのスピードプレイ。できればソニックで進みたい。

・プロローグ
ソニックはいつも通りに音速で走っていた。
そこにトルネード号に乗ったテイルスとナックルズがやって来る。
テイルスは紙をソニックに渡す。紙にはこう書かれていた。(※ムービーからの引用です)
「ホーッホッホ! ソニックどもよ、ワシはついに究極の兵器を開発した。
3日後世界征服を開始するが、このワシを止められるかな? ホーッホッホッホ!!」
ソニックは世界征服を阻止する為、テイルスやナックルズと共に旅立った。
313ソニックヒーローズ:2011/02/20(日) 17:14:33.22 ID:8sl/82zD0
・ステージ
浜辺や海上神殿を高速で駆け抜ける。その先には兵器に乗ったエッグマンがいた。
難なく倒して次はエッグマンに占領されたエネルギープラントへ。
エネルギー貯蔵庫で下から溶岩のようなエネルギーに追いかけられるも、乗り越えた。
その先にいたのはエミー率いるチームローズ。チョコラとカエルくんをさらったと誤解されて戦う羽目に。
次はカジノとビンゴの場所。後1日しかない。急いで駆け抜ける。
すると、今度はエッグマンが「貴様らの負けは目に見えとるわ」と言い、大量のロボットを投下してきた。これまた戦って撃破。
次はレールと列車。タイムリミットは日没まで。全速力で駆け抜ける。
その先にあったのは空を飛ぶエッグマンの兵器。撃破したが乗っていたエッグマンは偽物だった!
しかも時間稼ぎの罠だった為、世界征服が開始。止まっている間もなく、ソニックとナックルズは走り出す。
テイルスは「これ、エッグマンのメカじゃない……」と疑い、その場を後にする。
直後、偽物のエッグマンが溶けてロボットが……「お前たちのデータ、コピーさせてもらった。」
314ソニックヒーローズ:2011/02/20(日) 17:15:55.63 ID:8sl/82zD0
次は森とジャングル。カエルがいたり、巨大ワニに追いかけられたり。
その先に発見したのはチームダーク。エッグマンを追っている者同士、勝負となる。
ただ、シャドウが記憶を失っている事に驚いたのであった。
次はオバケがでる城とマンション。なんだかオバケが出そうな雰囲気だと怯えるテイルスに冗談を言うナックルズ。
駆け抜けた先にはまた軍団ロボット戦。ソニックの挑発に怒るエッグマン。
最後はエッグマン艦隊。苦戦の末、エッグマンの兵器を破壊し、世界征服を阻止したのである。
ギリギリなんとかなった。安心している時、エミーに発見され、逃げるソニック。
まぁ一件落着といった所か。
315ソニックヒーローズ:2011/02/20(日) 17:17:51.25 ID:8sl/82zD0
・チームダーク
特徴:敵が多く(または強い敵が出てくる)、ステージも長く、難易度は4チームの中で1番高い。

・プロローグ
お宝を探し、地下のとある場所にやって来たルージュ。そこで見た物は、なんと封印されてるシャドウ!?
同時に謎のロボットが目覚めて、襲撃を開始。シャドウとロボットの戦闘が続くが、ルージュが止めた。
話を聞くと、ロボットことオメガは「エッグマンを恨んでいて、復讐する」。シャドウは「以前の記憶が全くない」。
カギとなるのはエッグマン。ルージュはその共通点を見つけ、新チーム『チームダーク』を結成した。
316ゲーム好き名無しさん:2011/02/20(日) 19:26:01.07 ID:IW69fQ/p0
>>306

後日談は実は関連書籍に載っているんだよ…
317ソニックヒーローズ:2011/02/20(日) 19:56:10.25 ID:8sl/82zD0
>>315の続きです。
・ステージ
オメガを見たエッグマンは「しもべの身でありながら主に逆らおうと言うのか」と言った。
皆の話を聞いてくれそうもなかったので、仕方なく倒した。
次のエネルギープラントではルージュがチームカオティクスを怪しいと思い込んだ。
カオティクスが振り向き、しらばっくれた為、勝負になった。
結果、何も怪しくない事が分かり、先に進んだ。
次のカジノではシャドウがエッグマンに「どうして僕は記憶を失い、あの基地に眠っていたんだ」質問するが、返ってきた答えは……。
「記憶? フン、愚かな事を。貴様に取り戻す記憶など、あろうはずがない!」
うろたえるシャドウ。何故なのか分からず、ロボット軍団と戦った。
空飛ぶエッグマンの兵器戦では、まずはエッグマンの身元を確保して、それから復讐という作戦になった。
乗っていたエッグマンは偽物。破壊した兵器の中にはシャドウと全く同じ姿をしたアンドロイドが……。
「……行こう。」シャドウが言った。3人が去った直後、偽物のエッグマンが溶けてロボットが……。
「究極生命体のデータ、コピーさせてもらった。」

進んでいく中、チームソニックを発見。エッグマンを追っていると判断したルージュ。
「あんた達にはここで引き返してほしいのよねぇ。」でも引き返すつもりは全くないようで、勝負となった。
次のステージでシャドウは決心する。「僕は何者なのか、真実は何なのか……きっと見つけてみせる」と。
オメガがエッグマンを調べるが、本人だと判断するのは難しいらしい。結局ロボット軍団と戦うしかなかった。
最後のエッグマン艦隊で全てを倒し、オメガは満足。
ルージュはお宝目的で別の場所に行ったが、そこにあったのは大量のシャドウ・アンドロイド。
オメガは言った。「コピーを作るには、オリジナルの存在は不可欠だ」と。
結局、答えが見つけられなかったシャドウ。謎は解けないまま……。
318ソニックヒーローズ:2011/02/20(日) 19:57:27.44 ID:8sl/82zD0
・チームローズ
特徴:初心者に優しい構成。ステージも短く、敵も弱い。その分、動きは遅いが。

・プロローグ
エミーは新聞を読んでいた。強い風が吹いて新聞が飛ばされた。
クリームがキャッチするが、彼女すら風で吹き飛ばされた。そこをビッグが助けた。
新聞に書かれてあったのは「ソニックがチョコラとカエルくんをさらった」事。
エミーはソニックを、クリームとチーズはチョコラを、ビッグはカエルくんを探す為、旅立った。

・ステージ
エッグマンにいちゃもんを付けてやっつけたりしながら進んでいく。
途中、チームソニックを発見。何か手がかりが得られると思い、勝負。
「ソニックがチョコラとカエルくんをさらったんでしょ!?」とエミーは言うが、テイルスは「見てない」と反論。
結果、ソニックは関連していない事が分かり、エミーは機嫌を悪くした。
クリームは何か言おうとしたが、エミーに押されて何も言えなかった。
カジノでエッグマンに「子どもはもう寝る時間じゃ!」と言われ、ロボット軍団と対決。
次の場所では空飛ぶエッグマンの兵器の中が怪しいとエミーは考え、クリーム、チーズ、ビッグはもうすぐ会えると期待。
しかし、エッグマンは偽物だった。落ち込むクリーム、チーズ、チョコラ。
エミーは「エッグマンが絡んでいる事に間違いない」と思い、一同はその場を去った。

元気出していこう。進んでいく最中、チームカオティクスと出会う。
そこで誤解が生まれてしまった(カオティクスの依頼内容のせい)。
「もしかしてチョコラをさらったのはあなた達デスか!?」「ともだちいじめるの、ダメ。」
となってしまい、決闘する羽目に。もちろん、そんなはずはなかった。
次ではエッグマンを発見し、「チョコラとカエルくんをさらったの、アンタなんでしょ!?」とエミーが言う。
しかしエッグマンは「だったらどうする?」と曖昧そうな返事をした。間もなくロボット軍団との戦いに。
最後にエッグマン艦隊を倒し、エッグマンの偽物が溶けて中からチョコラとカエルくんが出てきた。
3人が笑い合う中、気になる言葉がこっそりと。「カオスのデータ、コピーさせてもらった……」
エミーもソニックを見つけ、追いかけていった。3人は、会いたい人に会えたのだ。
319ソニックヒーローズ:2011/02/20(日) 19:59:54.08 ID:8sl/82zD0
・チームカオティクス
特徴:依頼解決という形でステージを進める為、探索が中心。他のチームとは違ったプレイスタイルだ。

・プロローグ
カオティクス探偵事務所。そこは毎年貧乏である。
ある日、チャーミーが「おしごときたよー!」と小包を抱えて飛び込んできた。
入っていたのは1つの無線機。依頼人の顔は不明だが、とにかく仕事が来たのだ。
「お前たちを見込んで頼みがある。報酬は思いのままじゃ。」
怪しいと思ったエスピオだが、ベクターは仕事を引き受ける事にした。
こうしてカオティクスの依頼解決が始まったのだ。

・ステージ
ヤドカリを探したり、チャオを救出したり。途中、エッグマンの兵器と会って勝負した。
エッグマンのロボットを全滅させたり、金色のカメを倒したりと、絶好調。
先へ行こうとしたらエスピオが何かの気配を感じて振り向いた。そしたらチームダークが。
「なんだこの女は?」「もしや依頼人の敵……?」「あんぽんたーん?」としらばくれる3人。
そのせいでルージュの怒りを買い、勝負する羽目に。
どうにか一段落した後はカジノでリングとチップを集めてエッグマンの所へ潜入。
「乱暴な客」とエッグマンに言われ、ロボット軍団と戦った。
次はターミナルに潜入し、カプセルを壊して辿り着いた先は空飛ぶエッグマンの兵器。
「破壊してくれ」と依頼人に頼まれ、破壊に成功した。
乗っていたエッグマンは偽物だった。「当然じゃ!」と依頼人。一瞬戸惑うベクター。
「ねーねー、ボクたちのいらいにんってさー、Dr.エッグマンのことをよーくしってるよね?」
「かつての親戚、もしくは……」「まさか俺達の依頼人ってのは……」
疑惑が飛び交うが、ともかく森へ向かう事にした。

カエルに見つからないように進み、その先のジャングルではチャオ探し。
その最中にチームローズと出会った。ベクターが話すが、エミーにナンパと勘違いされて怒鳴る。
クリームがチャオと一緒にいたので、エスピオが「大人しくそっちのチャオを渡してもらおう」と言った。
そのせいで自分達が誘拐犯だと誤解され……チャーミーは決闘を提案し、勝負に。
結局、チャオ違いだった為に偉い恥をかき、喧嘩になった。依頼人は「ここは摩訶不思議な空間だから気をつけろ」と言う。
屋敷に潜入する為にカギを集め、屋敷内を出る為には赤いタイマツを全て消さなければならない。これもやり遂げた。
その先の場所で依頼人の様子が変になったが、今はそれどころではない。ロボットを倒すのみだ。
敵に気付かれぬ様にエッグマンの本拠地に潜入し、そこで依頼人が捕らわれている事が判明。
カギを集めた後、エッグマンの兵器を倒した。溶けていくエッグマンを見て「やっぱりコイツも偽物だったか……」とベクター。
不思議に思うエスピオとチャーミー。実際、ベクターの推理は当たっていた。
捕らわれていた依頼人の正体はエッグマンだったのだ! しかも報酬内容が出世払いだったので、3人は怒った。
チャーミーがエッグマンに向かって飛び掛かり、エッグマンはひどい目に遭ったのである……。
320ソニックヒーローズ:2011/02/20(日) 20:01:34.46 ID:8sl/82zD0
・ラストストーリー
7つのカオスエメラルドを集めなければいけません。黒幕が明かされます。

ベクターは「アンタに成りすまして世界をどうにかしようとするヤツは誰なんだ?」とエッグマンに問う。
エッグマンが口にしたのは……。

その頃、残りの3チームは1か所に集まっていた。視線の先にいるのはソニックにそっくりなロボット。
「全テノ生物ガ我ガ前ニヒザマヅク時ガ来タ!!」そうロボットが言うと雷が落ちた。
見ているだけしかできない中、カオティクスとエッグマンも合流。
ロボットはおぞましい形態『メタルマッドネス』となったのだ。

「メタルめ、ついにやりおったか!!」エッグマンが言う。そう、あれはメタルソニックなのだ。
奴はソニック達とカオスの力をコピーして無敵と化し、太刀打ちできない状態。
こんな時にカオスエメラルドが7つあれば。でも大丈夫、既にカオスエメラルドは7つある。
「それでも……」と心配するエッグマン。でもソニックは行くという。テイルスもナックルズも一緒だ。
残りのチームが時間を稼ぎ、その間にチームソニックがスーパー化、という作戦に出た。
皆のチームワークで奇跡のスーパーパワーを。最後の戦いが始まる。

最初にソニックのフリをしてカエルくんとチョコラをさらったのは、メタルソニックであった。
エスピオ曰く「奴の変態(※形態の意味です)はまだ完璧ではないらしい」。全ては奴が仕組んだ茶番。
許せない気持ちをぶつけるローズ。不安定な所を叩くカオティクス。最終ターゲットにして攻撃するダーク。

メタルソニックは第2形態『メタルオーバーロード』となって飛び去った。
今だ、チームソニック。スーパー化して決着を付けるんだ!
決戦の末、メタルオーバーロードを倒す事ができた……決着が付いたのだ。
メタルソニックは元の姿に戻った。

メタルソニックは、ソニックに勝つためだけに生み出されたロボットだった(『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』参照)。
だけど一度もソニックに勝てなかった。だから自分で自分の体を改造し、このような事件を引き起こした。
万物の王となる為に……。
改造しても、なぜソニックに勝てない? それはソニック達が、ソニックヒーローズだから。
「俺と蹴りを付けたきゃ、何度でも待ってるぜ。」そう言ってソニックは去っていった。
すぐにソニックを追うテイルスとエミー。さよならの言葉を言うクリームとビッグ。
やれやれとナックルズが言う中、ルージュは誰かさんの宝石を盗みに……すぐさま後を追うナックルズ。
久々の大仕事だったカオティクス。あれ、報酬は? こっそりと去っていくエッグマンに気付き、追っていった。
そしてその場に残ったのはシャドウとオメガ。オメガはメタルソニックを抱えていた。

場所は変わって疾走できる所。ソニックに続くテイルスとナックルズ。
「次の冒険が待っている! ぐずぐずしちゃあいられないぜ!
So! We are ソニックヒーローズ!!」

こんな感じです。途中で「改行しすぎなければエラーにならない」と気づき、スレの無駄遣いと気付きました……。
321ゲーム好き名無しさん:2011/02/20(日) 22:51:24.69 ID:L16Sc7BLP
ソニックヒーローズ乙です

ナックルズやシャドウにライバルの座を奪われて
アドベンチャーでも完全に存在を忘れ去られていたと思ったメタルソニックがちゃんと忘れられてなくてよかった
322ゲーム好き名無しさん:2011/02/20(日) 23:21:10.20 ID:4zsFIrLj0
TRINITY Zill O'll Zero(トリニティ ジルオール ゼロ)のストーリーを投下します。
前作から5年程前の話です。
◆l1l6Ur354A

登場人物
アレウス:主人公。ディンガル帝国皇帝バロルの息子ルグとエルフとの間に生まれたハーフエルフ。
ハーフエルフという境遇から人間とエルフの両方から疎まれてきた為、
人間もエルフも基本的に信じず、冷たい目で世界を見ている。
ドラド:明るく面倒見のいい剣闘士の青年でアレウスの兄弟子。いつか闘技場を出て自分の力を何かに役立てたいと思っている。
シーラ:賞金稼ぎの女性。前作でもその存在はについて言及されていたが、ちゃんとした名前がでるのは今回が初。
ネメア:仲間と共に大陸の各地を回り、ディンガル帝国の大陸侵攻に立ち向かっている青年。
バロル:ディンガル帝国皇帝。 分裂していたディンガルを統一。さらに帝国内に蔓延る特権階級を打倒し、
才ある者が身分を問わずに能力を発揮できるように国政を改革した英雄にして名君。
帝国は彼の善政で急速に国力が増して大いに繁栄しているが、
自らの障害になる者は家族や仲間でも躊躇無く排除する為、彼を危険視する者は多い。
ゾフォル:ディンガル帝国宰相。不吉な未来が文字となって頭に思い浮かぶという特異な力を持つ。
323ゲーム好き名無しさん:2011/02/20(日) 23:23:15.15 ID:4zsFIrLj0
オープニング ◆l1l6Ur354A
バイアシオン大陸で最大の国力を誇るディンガル帝国。
皇帝バロルは宰相ゾフォルから一つの預言を告げられる。
『王の孫が王を殺す』。
それを聞いたバロルは、
「野心に目覚めた自分の孫が自分を殺して国を乗っ取り、自分が積み重ねてきたものを跡形もなく破壊して台無しにする。」
のだと、解釈する。
ゾフォルの不吉な預言は過去、一度も外れた事が無い。
預言を現実にさせない為、バロルは身籠っていた娘エスリンを暗殺した。
これで一安心かと思いきや、皇太子ルグに隠し子がいると判明。
ルグの子を抹殺するべく、バロル自ら兵を率いてルグの子がいる森へと向かう。
それを知ったルグは自分に付き従う兵達と共に息子アレウスを救い、父バロルを討つべく立ち上がる。
アレウスと彼の母が住む森でバロルとルグが激突。
バロルが勝利し、その場でルグを処刑するがアレウスを始めとするルグの妻子には逃げられてしまう。

1章
バロルがルグを粛清して10年以上が過ぎた。
ディンガルは自らと大陸を二分するロストール王国が内乱によって衰退し続けている間も国力を増し、勢力を拡大し続けた。
アレウスは母や義兄と共に死地を逃れ、師ダルキナの元で剣闘に明け暮れていた。
アレウスは力を付け、リベルダムで最強の剣聖レーグと引き分ける等の成果を上げていく。
だが、それは彼にとって祖父に復讐する為の通過点に過ぎない。
ある日、シーラと名乗る賞金稼ぎがアレウスに襲いかかる。
彼女の話しによればバロルの孫の首には賞金が掛かっているらしい。
そして、アレウスがバロルの孫という情報を独自に入手したのだという。
戦う二人の前にダルキナが現れて彼の機転により、アレウスは事なきを得る。
その頃、ディンガル帝国は未開の地が多くある大陸北部の開拓を決定。
アレウスの兄弟子ドラドは自らの力を世の中に役立てる為、従軍を決意した。
アレウスも父の仇討ちという目的を隠したまま、傭兵としてディンガル軍に入隊する。
324ゲーム好き名無しさん:2011/02/20(日) 23:25:16.23 ID:4zsFIrLj0
2章 ◆l1l6Ur354A
ディンガル帝国は正規部隊と傭兵部隊を率いて未開の地を開拓し、大陸北部に勢力を伸ばしていく。
戦場で多くの功績を上げてドラドが出世していく一方で、アレウスは父の仇バロルに近づく機会を得られずにいた。
だが、祖父バロルの善政によって繁栄する帝国を見てアレウスの中に迷いが生じていく。
その頃、子孫を残せないバロルは自分が不死になってディンガルを永遠に統治する事を既に決意し、不死になる秘術の為の準備を進めていた。
バロルは自らの統治の不安材料を少しでも解消する為、不死を破る事のできる魔導器である虚無の剣を捜させる。
ある日、ディンガル正規軍はリベルダムの外れにある森に反逆者ルグの妻子を発見し、ドラド率いる部隊を派遣。
アレウスは駆けつけるも既に遅く、目の前で母と義兄が殺されるのを為す術なく見つめる事しかできなかった。
家族全てを奪われたアレウスとは対照的にドラドは皇帝バロルへの謁見を許され、勲位を授かる。
ルグの妻子を殺した一件におけるアレウスの行動を見てドラドの副官モルゾワは彼がルグの子ではないかと疑い始める。

3章
ディンガル帝国の勢いは都市国家群を脅かすまでになっていた。
ディンガル打倒を掲げる冒険者ネメアは、そういった人々にとって唯一の希望となっていた。
家族全てを失った事でアレウスは復讐心に完全支配されていた。
事情を知らないドラドは彼の為にネメア捕縛の任務をもたらす。
任務を受けたアレウスはネメアに近づく。
そして、アレウスはネメアがバロルの娘エスリンの息子であると知り、手を結ぶ。
だが、ネメアは帝国に脅かされる人々の為に戦っていた。
一方、バロルは不死の力を得て不死の魔王となり、この世を永遠に支配するべく、本格的な大陸統一に乗り出す。
325ゲーム好き名無しさん:2011/02/20(日) 23:26:30.81 ID:7F9Udhd70
ストップストップ〜

名前欄にゲームのタイトルと、「#新作ネタ」のトリップを書いておくれやす
326ゲーム好き名無しさん:2011/02/20(日) 23:27:30.70 ID:4zsFIrLj0
4章 ◆l1l6Ur354A
虚無の剣の在り処を突き止めたアレウス達は現地へ向かう。
彼らの前に虚無の剣を管理する魔人メイアと幻竜クルーアッハが立ち塞がる。
アレウス達はメイアを倒してクルーアッハを退け、虚無の剣を奪い取る。
それが使用した者を消し去る魔剣だと知っても、バロルを討つというアレウスの決意は少しも揺るがない。
虚無の剣を狙うシーラ率いる賞金稼ぎ達に追われて岸辺に辿り着くと、そこには密告を受けたドラド率いる正規軍が待ち受けていた。
アレウスとドラドは激しく剣を交え、戦いの末にドラドは息絶える。
アレウス達の目的を知ったシーラ達は上手くいけば英雄になれるかも知れないと言って彼らに同行する事を決める。
その後、アレウス達はネメア捕縛を偽り、エンシャントにあるバロルの居城を目指す。

5章
バロルの元にネメア一派捕縛の報が入る。
ネメア一派を捕縛したアレウス達はバロルに謁見を許され、勲位を授かる事になった。
アレウスは虚無の剣を携えてバロルの元へ向かう。
勲位を授ける場でアレウスはバロルの不意を突いて虚無の剣で倒そうと考える。
バロルがアレウスに勲位を授けようとした時、先の戦いで戦死したと思われていたモルゾワが乱入。
アレウスがネメアと結託してバロルを亡き者にしようとしている事実を暴露する。
それがきっかけでアレウス達の真意はバロルに見抜かれ、虚無の剣を奪われて拘束されてしまう。
しかし、メイアがクルーアッハを召喚するのに使用した魔導器を使い、クルーアッハを呼び出して暴れさせる。
ディンガル軍がクルーアッハに気を取られている隙にアレウス達は牢を抜けて武器を手に取り、バロルのいる玉座へ向かう。
その最中、ゾフォルとの戦いでシーラが死亡するがアレウス達はバロルがいる玉座の間に辿り着く。
玉座に座るバロルの目の前には、自分を殺して国を乗っ取るであろう孫の姿があった。
一人は強い決意と共に槍を携えて自分に立ち向かい、
もう一人は自分への怨嗟の声と共に剣を抜いて襲いかかって来た。
激しい死闘の末、バロルから虚無の剣を奪い返す。
そして、アレウスが虚無の剣による自身の憎悪の全てを込めた一撃がバロルの不死を絶ち、
ネメアの新たな世の到来を告げる一撃がバロルを倒す。
戦いの後、ネメアは魔王バロルを倒した英雄と称され、多くの人々からの熱い歓迎を受ける。
一方のアレウスは虚無の剣の代償により、存在そのものが人々の記憶から消え去り、
レーグと引き分けたのはネメア。
そして、虚無の剣でバロルの不死を破ったのはシーラ。
といった具合に人々に認識されていく事になる。
だが、師ダルキナはアレウスの存在(名前は忘れた)を確かに覚えていた。
327[PS3]TRINITY Zill O'll Zero◇l1l6Ur354A:2011/02/20(日) 23:39:42.62 ID:4zsFIrLj0
以上です。
補足。
バロルについて。
バロルは虚無の剣により不死では無くなったが既に魔人になっているので条件を満たせば復活可能。
現にPSP版の前作である人物を仲間にすれば、復活します。
そして、PSP版の前作を見る限り、バロルもアレウスの事を覚えている可能性が高いです。

修正するべき点などがありましたら、修正をお願いします。

>>325
申し訳ありません。
用語解説ではNGワードは文中に特定の文字列があると、自動的にその書き込みをスクリプトが弾く。
と書いてあったので名前欄ではなく、本文中にNGワードを書くだけにしてしまいました。
次からは気をつけます。
本当にすいません。
328ゲーム好き名無しさん:2011/02/21(月) 00:19:04.15 ID:OedeKneU0
別にその方法でも消えるんじゃね?
よく知らんけど
329ゲーム好き名無しさん:2011/02/21(月) 00:22:05.40 ID:XtSctoPj0
おつおつ
>>316
クーロンのリチャみたいなことになるのかねw
あれも関連書籍に後日談のってて、あとでそれいれたんだもんなw
330ゲーム好き名無しさん:2011/02/21(月) 00:42:12.70 ID:r2Kuey6a0
>>327
どんまい。超乙。
バロルの息子に「えええ」となって、レーグに引き分けで「む?」となって、
ラストの展開に「えええええええええええええ」ってなった。
PS2版はやりまくったけどPSP版は積んでるから、バロルさん復活してくることも知らなくて
更にびっくりした。
虚無の剣の使用者まじ報われねえ。

他のプレイヤーキャラのダグザとセレーネだっけ?はどうなったの?というかストーリー関わってる?
331ゲーム好き名無しさん:2011/02/21(月) 02:22:06.41 ID:FzS5KY8MO
>>327

俺もバロルの息子、レーグと引き分けの処で「ん?」と感じて、ラストで「ええぇーっ!?」ってなった
ネメアの功績、全否定かよw
332[PS3]TRINITY Zill O'll Zero◇l1l6Ur354A:2011/02/21(月) 10:24:43.84 ID:1/WwFvOV0
>>330
ダグザとセレーネは居なくても、本編のストーリーには殆ど支障をきたしません。
私から見ればアレウスが闇堕ちしないようにする為以外に存在理由がありません。
私個人的には主人公キャラ作成を残して、
前作の二人の王女のようにアレウスとバロルのどちらを救うかで話の展開が変わって欲しかった………。

>>331
この頃のネメアの功績は円卓騎士マゴス打倒が残ってます。
それはネメアがやりました。
それに今作と前作の間に起きた大騒動を始めとする12の難事の解決もネメアが成し遂げます。
まあ、竜骨の砂漠の巨大砂虫退治はDLCでプレイ可能だという事を考えると、
ダグザと一緒にやった可能性はありますが。
333ソニックアドベンチャー2:2011/02/21(月) 11:27:48.10 ID:tHCz40O/0
なんで今まで書かれていなかったのか不思議に思いました。
未プレイなので、ストーリー動画を参照に書いています。間違いがあるかもしれません。
まずはキャラ紹介から。エラー阻止の為、ちょっと見にくくなってますが。

○ソニック・ザ・ヘッジホッグ
ハリネズミ。今回はシャドウに間違われてGUNに捕らわれるが、仲間の協力により脱出。で、世界征服阻止の為に冒険する。
○マイルス"テイルス"パウアー
子ギツネ。まだ棒読み時代。今回は専用メカ『サイクロン』に乗ってステージを進む。
○ナックルズ・ザ・エキドゥナ
ハリモグラ。砕けたマスターエメラルドの欠片を探す。今作からコミカルな面が出るように……。

○シャドウ・ザ・ヘッジホッグ(新キャラ)
封印されていたハリネズミ。正体は究極生命体。エッグマンと共に行動するが、真意は……。
○Dr.エッグマン
毎度おなじみ天才科学者。シャドウを解放し、エクリプスキャノンを使って世界征服を企む。
○ルージュ・ザ・バット(新キャラ)
謎の女コウモリ。こっちもマスターエメラルドの欠片を探す。エッグマン達と行動するが、その正体は……。

○エミー・ローズ
ハリネズミ。今回はサブキャラであり、ソニック達と行動を共にする。
○マリア・ロボトニック(新キャラ)
シャドウの記憶に刻み込まれている少女。とある事件で命を落とした。どうもシャドウの行動には彼女が深く関わっているようだ。
○ジェラルド・ロボトニック(新キャラ)
エッグマンの祖父。かつては優しかったのだが……。
334ソニックアドベンチャー2:2011/02/21(月) 11:41:14.36 ID:tHCz40O/0
機種書くの忘れていました。DCです。
ストーリーは時系列順に書く事にしました。つまりヒーローとダークごちゃ混ぜです。
でもこうした方が分かりやすいと思うので。

・1日目
警報が起きた。エッグマンがプリズンアイランドの基地に侵入したのだ。目的は祖父が作った軍の最高機密兵器を手に入れる事。
ユーザー名とパスワードを入力し、カオスエメラルドをセットして入手したのだが……その姿はソニックに酷似していた。
ソニックと勘違いするエッグマン。黒いハリネズミはシャドウと名乗り、エッグマンの願いを叶えてくれるという。
こんな時にGUNのメカが襲い掛かってきたが、難なくシャドウは倒した。
直後、彼は「カオスエメラルドと共にスペースコロニーアークへ。中央制御室でお待ちしています……」と言い、去った。

・2日目
ナックルズは女コウモリと言い合っていた。女コウモリがマスターエメラルドを盗み、追いかけていたのだ。
そこにエッグマンがやって来てマスターエメラルドを強奪しようとする。
ナックルズは飛び掛かってそれを粉砕。欠片となってバラバラに飛び散ってしまった。
エッグマンは「まぁよい」と言い、そのまま去っていった。
残った2人は自らの目的の為、マスターエメラルドの欠片集め競争となった。

ヘリで移送されていたソニックはまんまと脱出し、街へ逃げていく。

エッグマンはGUNのロボットを倒しつつ、秘密基地に帰還。
そこで見た臨時ニュースに映っていたのは……なんとカオスエメラルドを盗んだシャドウだった!!

シャドウはGUNのロボットを蹴散らし、高い所にいた。
彼はマリアという少女の為、全ての人類に復讐を企んでいるのだ。
一方ソニックは街を出ようとした所、GUNのメカと遭遇して戦う。
倒した後、メカの上には緑のカオスエメラルドを手に持っている、自分と瓜二つのハリネズミがいた。
そこでソニックは気付く。自分はヤツの代わりに追われていると。
攻撃しようとするが、『カオスコントロール』という技でまんまとかわされた。
気が付けばヤツは屋上に。ヤツはシャドウと名乗り、カオスエメラルドの力で消えた。
追う暇もなくソニックは捕まってしまった……。

女コウモリことルージュは誰かと連絡を取っていた。
エッグマンの基地を発見し、潜入を開始。ゲートスイッチを探し、まんまと成功。
そこでエッグマンが転送した先がアークだという事を知る。そして彼女もアークへ……。

エッグマンはコロニーの中心部に辿り着いた。
シャドウはエッグマンの祖父であるPf.ジェラルドの遺産の1つ『エクリプスキャノン』を見せた。
今は封印されており、起動するには7つのカオスエメラルドを集めなければならないという。
もし起動すれば星をも砕く力を手に入れ、世界のすべてを支配できる。
エッグマンは当然乗り気。その時、ルージュがやって来て取引を持ちかけてきた。
エメラルドのレーダーを貸してほしい。それを使ってカオスエメラルドを見つけ出すと。
そう、ルージュは宝石専門のトレジャーハンターなのだ。その手には青のカオスエメラルドが。
エッグマンは承諾し、取引成立。こうして3人による世界征服の計画が開始された……。
335ゲーム好き名無しさん:2011/02/21(月) 14:40:53.66 ID:PJiq4Iml0
>>333
>なんで今まで書かれていなかったのか不思議に思いました。
>未プレイなので、ストーリー動画を参照に書いています。

やってもいないゲームを動画見ながら書いておいてそんなこと思うのかそっちの方が不思議です
sageも出来ない目立ちたがりの初心者はROMっててください
とても乙はできません
336ゲーム好き名無しさん:2011/02/21(月) 16:12:03.85 ID:Xph2eiju0
メール欄にsageって入れるとsageられます。
ゲサロ自体も荒れ気味ですし、まったり行きましょう。
337ソニックアドベンチャー2:2011/02/21(月) 21:07:16.24 ID:tHCz40O/0
アドバイスありがとうございます。
後、書き間違えました。『今は手元にない』の間違いです。

・3日目
エッグマン、シャドウ、ルージュはプリズンアイランドに着いた。
ルージュによると軍の基地にカオスエメラルドが保管してあるという。
作戦は、エッグマンが先頭に立って軍をかく乱しつつ、2人を基地内部まで誘導する。
シャドウはそこから分かれて軍の兵器庫に時限爆弾を仕掛ける。
ルージュは軍の兵器庫からカオスエメラルドを盗む。制限時間は30分。
どうにか誘導できたが、思わぬ邪魔が。エミーがシャドウに抱き付いてきた。
ソニックと勘違いしたのだ。彼女はエッグマンに気付き、逃げ出す。
エッグマンは2人を先に行かせ、エミーを追った。

テイルスはトルネード号でプリズンアイランドへ向かっていた。
ソニックが犯人だなんて信じられないと思い、救出しに来たのだ。
今助けにいく! と再度心に誓った時、エミーとエッグマンを発見。
何でエミーがこんな所に? 助ける為に地上に降り、エッグマンと戦った。
この勝負は引き分け。エッグマンは去って行った。
エミーに話を聞いたら、ソニックを助けに来たという。そしてエッグマン達がなにか企んでいるようだ。
基地内部へと進むテイルス。エミーもすぐに後を追った。

シャドウはエッグマンの知らせを受け、起爆時間を15分後にセット。
ルージュは5分以内に3つのカオスエメラルドを盗み出す事に成功。
しかし、最後の最後でしくじってしまい、GUNのメカを倒したはいいものの閉じ込められてしまった。

ソニックは監獄最深部に捕まっていた。そこへエミーが登場。テイルスに連れてきてもらったらしい。
「オレの偽物の為にわざと捕まってるんだ!」と言ったら、エミーは彼と会ったという。
エミーの持っていたカードキーでロックが解除され、晴れて自由の身となったソニック。
なんでもシャドウはエッグマンと一緒にこの島に来ているんだとか。ソニックは急いで駆け抜けていった。
一方シャドウはルージュからの連絡を受け、カオスエメラルドの為にジャングルを突破中。
その途中ソニックに見つかり、勝負となった。直後、エッグマンから連絡が。
「シャドウ、何をしておる! 早くせんと、貴様も島ごと吹き飛んでしまうぞ!!」
シャドウは立ち去り、ソニックもエミー達に知らせつつ島を脱出する事に。
ソニック達はトルネード号に乗り、シャドウはルージュの持っているカオスエメラルドでカオスコントロール。
双方とも脱出に成功したのであった。

ナックルズは欠片を求めてオバケの出そうな場所にやって来た。で、欠片を3つ集める事ができた。
338ソニックアドベンチャー2:2011/02/21(月) 21:09:24.88 ID:tHCz40O/0
シャドウはたそがれていた。マリアと過ごした思い出を……。
「僕が生まれた理由……僕はなんのために生まれ何をすればいいのか……」その事でシャドウは悩んでいた。
そこにルージュが声をかけてきた。自分を助けてくれたのは正直意外だったと。
エッグマンもやって来た。エクリプスキャノンを発射する準備ができたというのだ。
カオスエメラルドはまだ6つしかないが、シャドウ曰く「デモンストレーションをするには問題ない」との事。
エッグマンが演説を始め、エクリプスキャノンが月に向かって発射された。
カオスエメラルドを集めていたのはこの為であった。地球への再発射まで後1日。
その始終を見ていたソニック、テイルス、エミー。そこでテイルスが偽物のカオスエメラルドを取り出す。
カオスエメラルドの特性を利用して、エッグマンの居場所を探るという。
そこへ警察がやって来た。ソニックが奴らを引き付け、残りの2人はエッグマンの居場所を探す事にした。

ナックルズの欠片探しは続くよどこまでも。今度は複雑な炭鉱内部だ。それでも3つ集められた。
339ソニックアドベンチャー2:2011/02/21(月) 21:11:51.08 ID:tHCz40O/0
・4日目
テイルスはソニックと連絡を取っていた。ソニック曰く「どこもかしこも警官だらけ」。
で、テイルスが分かった情報は、「残り6つのカオスエメラルドは地上のどこにも反応がない」事。
「もしかしたらエッグマン達は宇宙にいるのかもしれない」事。
そこへナックルズがマンホールの下から現れた。炭鉱を出る時に迷ったとか。
直後、テイルスが政府のコンピューターに、大統領とエッグマンの交信記録を見つけた。
大統領のリムジンに乗り込んで通信を逆探知すれば、エッグマン達の居場所が分かる!
という訳で、ソニックとの合流先は大統領のリムジン。テイルスはルート101へ向かった。

エッグマンは大統領と交信していた。要求はエッグマン帝国に従う事。もし逆らえば、国が消えてなくなる。
と、そこへソニックとテイルスがやって来た。交信は切られ、テイルスが逆探知を開始。
結果、エッグマン達はスペースコロニー・アークにいる事が分かった。
すぐさま去っていく2人。直後、大統領の元へエージェントからの連絡が……。
一方エッグマンはイライラしていた。政府との交渉が失敗したからだ。
エクリプスキャノンを実用兵器として使うなら、7つのエメラルドは絶対に必要。
残りの1つはテイルスの元にある事がルージュの情報により分かった。地上に降りて追跡を開始する事に。
シャドウとエッグマンが去った後、ルージュは誰かと連絡を取った。
どうも怪しい。彼女の本当の目的はプロジェクト『シャドウ』の調査であった……。
連絡終了後、トルネード号の追跡を開始。見事に発見したのであった。
シャドウもルージュの連絡を受けて追跡を開始。
追跡終了後、エッグマンに連絡した。あっちもレーダー上で確認したらしい。

ソニック、テイルス、ナックルズ、エミーはピラミッドに来ていた。
ナックルズはエッグマンがその中に入っていくのを見たという。
で、エミーはコウモリ女がエッグマン達と一緒にいるのを見たという。
宇宙に出る方法がきっとあるはず。テイルスは入り口を探しに行った。
入り口を見つけ、音速で内部を駆け抜けていくソニック。
やがて閉じられている場所を発見。この先が基地の中心だとか。
カギを探すのはナックルズの役目(強制)。3つのゲートスイッチを見つけたはいいもの、オバケと勝負に。
まぁそんなこんなで先へ進めるようになったものの、エッグマンが待ち伏せしていた。
彼はエッグゴーレムを召喚し、ソニックは戦って倒した。
その影響でエッグゴーレムの様子がおかしくなり、主であるはずのエッグマンにも攻撃してきたとさ。

無事にシャトルが発進し、いよいよ宇宙へ。しかし隕石とぶつかり、後ろのハッチが開いて……。
マスターエメラルド重視なナックルズが勝手にシャトルを動かし、アークの思わぬ場所へ着陸。
すぐにナックルズは行ってしまったのであった。
340ゲーム好き名無しさん:2011/02/21(月) 21:28:36.89 ID:3+rFOCJzO
いちいち挟まる……がウザい
341ソニックアドベンチャー2:2011/02/21(月) 21:36:01.63 ID:tHCz40O/0
テイルスがアークの過去について調べた事を語る。何でもすごい場所だったとか。
ソニックとテイルスは兵器を破壊する為、作戦を立てる。
兵器はすごく頑丈に出来ているので、偽物のカオスエメラルドを使って内部から破壊する。
偽物は本物と同じ波長と特性を持っているという。
テイルスは電源を探して怖し、ソニックは制御室を探す。で、機械が停止している間に偽物をすり替える。
エミーをほったらかしにして2人は作戦開始。
一方ルージュは連絡でエッグマンを騙し、コロニーのコントロールパスワードを教えてもらった。
本来の仕事に取り込んだ。プロジェクトシャドウの資料を発見したが、そこに書かれてあったのは……。
と同時にモニターにソニック達が映し出された。でもそっちは無視。
マスターエメラルドの残りの欠片を手に入れる為、行動開始。

ナックルズは再びバラバラになった欠片探し。ルージュもだ。
そして2人は遭遇して戦い合って疲れ、「いい加減諦めてエメラルド返せ!!」と同時に言う。
ルージュがナックルズに歩み寄ろうとしたその時、足を滑らせて落ちそうになった。
ナックルズはマスターエメラルドの為に救出。ルージュはバカバカしくなり、欠片を返す。
こうして1つに集まり、復活したマスターエメラルド。ナックルズはその場を去る前に一言。
「手荒な真似して悪かったな」と……。ルージュも任務が終わり、その場を去って行った。

エッグマンとシャドウはピラミッドの基地モニターでソニック達が無事である事を知った。
しかもカオスエメラルドのエネルギー反応が2つもある。明らかにおかしい。
シャドウには「もしもの時は……後を頼んだぞ」と言い、アークへと向かって行った。
そこでエミーを発見して人質にし、ソニックとテイルスの居場所を教えてもらった。
一方、ソニックは制御室にいた。しかし、エミーがエッグマンに捕まった事が分かり、研究所跡地へ急いだ。
エッグマンはソニックに取引を要求した。「エミーの命が惜しいならば、カオスエメラルドを渡せ」と。
ソニックは偽物を渡せばいいと思っていたが、エッグマンには既に見破られていた。
ソニックは閉じ込められ、宇宙に放り出されてしまった。カプセルは爆発。
その様子をシャドウは別の場所から見ていた。
テイルスはソニックの思いを胸にエッグマンと対決したが……。

ナックルズはうろついていた。そこへソニックが現れた。
そう、偽物のカオスエメラルドでカオスコントロールをしたので無事だったのだ。
「テイルス達が心配だから頼む」と言い、急ぐソニック。
最後の賭け……それは発車直前に兵器の砲口に偽物を放り込む事であった。
音速スピードで駆け抜けていく。レールから足を踏み外して落ちないようにしながら……。
一方、ルージュはカオスエメラルドを盗もうとしていた。そこへシャドウが現れる。
どうも彼は正体を知っていたらしい。ルージュは連邦政府大統領専属エージェントだった。
プライバシーの侵害はお互い様。そこでルージュがプロジェクト『シャドウ』の経過報告書を見せた。
もしこの記事のシャドウが本物だとしたら、今ルージュの前にいるシャドウは何者なのか。
と、そこにエッグマンから「カオスエメラルドを全て手に入れた」という知らせが。
続いて「何者かがまっすぐエクリプスキャノンの砲身に向かっている」と。
シャドウはそっちに向かう事となった。自分の記憶などの全てがフェイクだとしても、それが全てだと信じて。
そして、マリアの願いを叶える為だけに。

ステージを駆け抜けたシャドウはソニックを見て驚いた。宇宙のチリになったと思っていたからだ。
似ているのは姿形だけではなかったのだ。こうして2人の勝負が開始された。
テイルスはガッカリしながらぼそりと言う。そこへソニックの通信が!
ソニックは破壊に成功した。エクリプスキャノンの発射を阻止できたのだ!
エッグマンの方は全てのカオスエメラルドをセット。これで世界征服が叶うと確信して……。
342ソニックアドベンチャー2:2011/02/21(月) 22:00:38.68 ID:tHCz40O/0
ヒーロー、ダークの両方をクリアしないと見れません。最後の戦い。

エッグマンは疑問に思っていた。キャノンが発射されない。一体何が起ころうとしているんだろうか。
モニターにはエッグマンの祖父、ジェラルドが映し出されていた。
ソニック、ナックルズ、ルージュは研究所跡地へ。そこで地震が起こった。
ルージュによるとこのコロニーはすごい勢いで地上に接近しており、このままだと激突するという。
そしてここにもモニターがあり、ジェラルドが映し出されていた。
映像によると7つのカオスエメラルドがそろう時、ジェラルドの復讐計画がスタートするようにしておいた。
全てを奪った愚かしい人間達に、自分と同じ絶望を味わうが為に。
どんどん揺れが激しくなっていく。そこにエッグマンも合流。
ナックルズはエッグマンの仕業だと分かって今すぐやめろと怒鳴るが、不可能だという。
エッグマンはジェラルドの日記をルージュに渡した。プログラムを読み込むと、こう書かれてあった。

「…分からない。どうしてこんな事になってしまったのか?
究極の生物を生み出そう等という考えが、やはり間違っていたのだろうか?
あの日コロニーに現れた軍隊…目的はおそらくプロジェクトの抹消だ…。
所の仲間達、愛しい孫娘マリア。どうか無事でいてくれ。
…プロトタイプを封印するためかコロニー全域が閉鎖された。アークの閉鎖は表向き事故として発表されたようだ。
…事故の犠牲者の中にマリアの名前を見つける。私は全てを失ってしまった。もう何もない。何も考えられない。
復讐以外の何も!! 恐ろしい!! 一体私は何を考えているのか!? 誰か私を止めてくれ…。
オリジナルのデータを元に遂に『シャドウ』を完成させた。記憶のコントロールも完璧だ。全てを『シャドウ』に託す。
後世に望む者あらば、あれを目覚めさせよ 世界に…。」

暴走するカオスエメラルドのエネルギーを得て、キャノンのコアは巨大な爆弾のようになっている。
まずはカオスエメラルドの暴走を阻止しなければならない。
たった1つだけ方法がある。ナックルズのマスターエメラルドだ。
カオスエメラルドの反応はコロニーの最深部に移動している。全員が力を合わせれば最短ルートまで行けるかもしれない。
まずはテイルスとエッグマンが中枢へ向かう通路の隔壁を爆破。
次にルージュが中心部の溶液を排出する為のスイッチを押した。
で、ナックルズが溶液を利用して泳いでいき、水路の先にある最終隔壁を解除。
最後にソニックが音速でコロニーの最深部へと辿り着いた。
343ソニックアドベンチャー2:2011/02/21(月) 22:24:06.23 ID:tHCz40O/0
・ラストストーリー
その頃エミーはシャドウを発見。皆が頑張っているから、なんとかして彼にも協力させなければと思い、説得を開始した。
皆を助ける意味がある。確かにあそこでは争いが絶えないし、自分勝手でワガママな人ばかりかもしれない。
でも、幸せになる為に頑張ってる。あの星の未来を信じる意味がある。
だからあの星に住む全ての人達にチャンスを与えてあげて。その可能性を奪わないで。
「あの星に住む全ての人達に…幸せになるチャンスを与えてあげて。
皆の願いを叶えてあげて。シャドウならそれが出来る。きっと…。あなたはその為に生まれたの。」
それが、マリアが死ぬ間際にシャドウに言った言葉であり、本当に望んでいたものであった。
シャドウはマリアの言葉を思い出し、皆を助ける事を決心して行った。

一方、ソニック達はマスターエメラルドの神殿そのまんまの場所を発見。
行こうとしたら究極生命体プロトタイプ『バイオリザード』が現れて妨害してきた。
そこへシャドウがやって来て、そいつの相手をする事になった。
その隙にソニックとナックルズは行き、ナックルズがマスターエメラルドをセット。
おかげでエメラルドの暴走は収まったが、バイオリザードがカオスコントロールをした。
自らコロニーに寄生してもろとも地上に突っ込むつもりなのだ。
止めるにはスーパー化して戦うしかない。ソニックとシャドウはスーパー化して最後の戦いに挑む。

激戦の末、バイオリザードを倒し、カオスコントロールでアークをワープさせて止めた。
シャドウは力に耐えきれなくなって地上へ落下した。「マリア…これでいいんだろ?」と思いながら。
地球は救われ、ソニックは戻ってきたがシャドウはいない。彼に付けられていたリミッターリングを、ソニックはルージュに渡した。
シャドウは本当にジェラルドに作られた復讐の道具だったのか?
いや、違う。彼は彼の意志で地球を救った究極生命体だ。
「さぁ帰ろう。オレと同じく青くて丸いあの星に。アディオス…シャドウ・ザ・ヘッジホッグ。」

こんな感じです。
344ゲーム好き名無しさん:2011/02/21(月) 22:24:53.30 ID:NKQqAS7R0
どうやったら書き間違えるんだよう
345ゲーム好き名無しさん:2011/02/21(月) 22:37:05.59 ID:Xph2eiju0
ともかく乙です。
346ゲーム好き名無しさん:2011/02/22(火) 00:43:28.57 ID:bkvQI2o20
PV目当てのコピペ人には乙するのにね
347ゲーム好き名無しさん:2011/02/22(火) 08:56:39.33 ID:wtPUkySS0
HEAVY RAIN予約します
全部のルート・エンディングは書けないけど
348ゲーム好き名無しさん:2011/02/22(火) 10:43:14.99 ID:st7fIgsn0
Gears of War 2(ギアーズ・オブ・ウォー2)のストーリーを投下します。
前作から半年後の話です。
349ゲーム好き名無しさん:2011/02/22(火) 10:45:01.69 ID:st7fIgsn0
プロローグ
地底からの侵略者「ローカスト」の侵攻に対して統一連合政府軍は殲滅兵器ライトマス爆弾を地底に放ち、一矢報いることに成功。
しかし、人類が削り取ったローカストの戦力は一部に過ぎず、ローカストの進軍は統一連合政府の本拠地であるハシント高原にまで迫っていた。

Act1
病院を警護する主人公マーカス率いるデルタ部隊。
そんな彼らの元に新兵が配属される。
だが、新兵ベンジャミンは訓練を終えていなかった。
それを聞いたマーカス達は自軍に余裕が無い事を改めて実感させられる。
ベンジャミンの訓練を終えると、ローカストの部隊が病院を襲撃してきた。
だが、マーカス達デルタ部隊と歴戦の戦士タイの活躍もあって、あっさり撃退してしまう。
ローカストが早々に撤退するとは珍しい。
その事に違和感を覚える一同。
その頃、統一連合政府軍は起死回生の策として大量の兵士を地底へ直接突入させてローカストの本拠地を叩く作戦を可決する。
作戦実行の日、兵達は指導者のプレスコット議長の演説もあって皆が士気高く、人類の明日を勝ち取る為に意気込んでいた。
しかし、移動する最中にローカストの襲撃を受けて地底に降下する前に多くの部隊が壊滅。
歴戦の戦士タイがいる部隊も例外ではなく、タイ自身もローカストの将軍スコージに捕まってしまう。

Act2
多くの犠牲を払いながら、統一連合政府軍は地底に降下。
デルタ部隊は立ちはだかるローカストの部隊を蹴散らしながら地底を進むと、信じられない光景を目の当たりにする。
なんと、巨大なリフトワームが地底を移動して地下に巨大な空洞を作り、町ごと地底に落とていたのだ。
このワームをどうにかしなければ。
そう思いつつ、途中でコールと合流したマーカス達が先を進むと、捕虜になっていたベアードを見つける。
ローカストが人間を殺さず、捕虜にするとは極めて珍しい。
その事に疑問を覚えたデルタ部隊は捕虜が収容されている船に潜り込み、調査を始める。
そこで変わり果てた姿のタイと再会する。
マーカスはタイを救出するが、その直後に彼は渡された銃で自殺してしまう。
調査を終えたデルタ部隊はその場から離脱するが、乗っていたヘリごとリフトワームに飲み込まれてしまう。
デルタ部隊の一員ドムは夢を見ていた。
行方不明になった妻と再会し、一緒にローカストの脅威が無い平和な朝を満喫する夢。
だが、マーカスに叩き起こされて辺りを見回すとリフトワームの体内にいる事が明らかになる。
リフトワームの体内を移動するマーカス達は体内で暴れまわって、リフトワームを殺す事を思いつく。
ベンジャミンを失うが、デルタ部隊はリフトワームの心臓を破壊して殺し、体内から脱出する。
350ゲーム好き名無しさん:2011/02/22(火) 10:47:15.68 ID:st7fIgsn0
Act3
デルタ部隊に上司のホフマン大佐から通信で新しい任務が言い渡される。
それは既に破棄されたとある研究所の調査。
その研究所にはローカストの本拠地と彼らの指導者に関するデータがあるかもしれないのだと言う。
マーカスは、その任務について質問しようとするが質問は一切、受け付けないと言われる。
その事に不信感を覚えるデルタ部隊の面々だったが、仕方なく研究所へ向かう。
そこは生物兵器の研究所だった。
研究所にある端末にハッキングすると、生物兵器を何体かとある雪山に放った事が分かった。
とりあえず、雪山へ向かうデルタ部隊。
その途中でローカストが襲ってきた。
ローカストの包囲網を突破して雪山の内部へと突入し、奥に進む。
そして、遂にマーカス達はローカストの本拠地ネクサスを発見した。

Act4
ネクサスへと進んでガイドビーコンを起動させようとするマーカス達だったが、ドムが捕虜になっている人間達を見つける。
もしかしたら、行方不明になった妻がいるかもしれない。
ドムは捕虜が収容されている方へ行ってしまう。
仕方なく、ドムの手伝いをするマーカス。
遂にドムは妻と再会する。
しかし、妻はローカストの拷問の所為で廃人になっていた。
悲しみに震えながら、銃を握り締めてドムは廃人になった妻を救済する。
立ちはだかるローカスト達に銃弾を撃ち込みながらマーカス達はネクサスに辿り着き、
ガイドビーコンを起動させる。
ローカストの指導者を捜している最中、イミュルシオンに感染したローカスト達とローカストが交戦しているのを目撃する。
その光景に首を傾げながらもデルタ部隊はローカストの指導者がいるであろう城の奥深くへと進む。
ローカストはイミュルシオンに感染したローカストだった兵隊と
ガイドビーコンの起動を確認して侵攻してきた統一連合政府軍に追い詰められていく。
そして、デルタ部隊はローカストの指導者の元に辿り着く。
そこにはローカストの女王ミラと将軍スコージがいた。
追い詰められているにも関わらず、二人には余裕が窺える。
彼らはここを放棄するつもりらしいく、ネクサスを破壊すると同時にハシントを沈めようとしていた。
既にその為に主力部隊を派遣してあるらしい。
ミラはマーカスに、お前はアダム・フェニックスの息子なのか?と尋ねる。
その質問にマーカスは、そうだ。と正直に答える。
それを聞いたミラはマーカスに残念だと言ってスコージをデルタ部隊に差し向けて行方をくらます。
スコージ戦はスコージ本人や彼専用の乗り物である飛行型ローカストと戦う。
スコージを倒したデルタ部隊は急いでハシントへ帰還するべく、ネクサスを脱出。
その際、マーカスは本部にローカストよりも早くハシントを水没させて地底に残っている敵を一掃する作戦を提案する。
351ゲーム好き名無しさん:2011/02/22(火) 10:49:13.99 ID:st7fIgsn0
Act5
ハシントは既にローカストの主力部隊の攻撃に晒されていた。
急いで司令部に帰還したマーカスをプレスコット議長とホフマン大佐が迎える。
彼らはマーカスの提案した作戦を既に受け入れ、準備を進めていた。
具体的にはローカストの巣の近くにある洞窟にライトマス爆弾を撃ち込んでハシントを水没させるというものだ。
なお、作戦の指揮はホフマン大佐が執ると言う。
早速、デルタ部隊は洞窟の確保に向かう。
途中でローカストから彼らの巨大動物兵器ブルマックをハイジャック、洞窟周辺のローカストの部隊を一掃する。
(この乗っ取ったブルマックは異常に強力。もしかしたら、元々は前作で戦死したラーム将軍専用機だったのかもしれない)
洞窟確保の報せを受けたライトマス爆弾を搭載したヘリと護衛のヘリが洞窟内に入る。
マーカス達が護衛のヘリに移った直後、彼らが乗っていたブルマックがイニュルシオンに寄生され、変異。
ブルマックだった怪物にライトマス爆弾を搭載したヘリが叩き落とされてしまう。
このままでは作戦は失敗だ。
退くわけにはいかない。
その時、ベアードが過去イニュルシオンによって変異した小型ローカストが力尽きると自爆した事を思い出す。
なら、あのブルマックだった怪物も爆弾になる可能性がある。
それもライトマス爆弾並みの威力を持った爆弾に。
ドーンハンマーと呼ばれる衛星ビーム砲で怪物を倒し、その際の爆発でハシントを崩壊させる。
崩壊したハシントは水没し、地底に残っていたローカストの殆どが海の藻屑となった。(ミラの死亡描写は無い)
だが、人類は最後の砦までも失ってしまう。

エンディングへ

アダム・フェニックスと思われる人物が何処かに通信し、非難の言葉を口にする。
352ゲーム好き名無しさん:2011/02/22(火) 10:51:10.98 ID:st7fIgsn0
以上です。
次回作が発売される事はもう確定済み。
修正するべき箇所がありましたら、修正をお願いします。
353ゲーム好き名無しさん:2011/02/22(火) 11:57:42.29 ID:i3iRvYE70
次ぎ書くときは、名前にタイトル入れとけよ〜
354ゲーム好き名無しさん:2011/02/22(火) 11:57:46.06 ID:sDXjJtW00
>>348


それとすでにwikiに載ってるやつでも明らかに未完のがあるんだから
テンプレに↓追加した方がいいんじゃね?

・すでにwikiに載っているストーリーでも、より詳しく知りたい場合はリクエストを受け付けています。
・すでにwikiに載っているストーリーの補足も書いて頂いて結構です。
355ゲーム好き名無しさん:2011/02/22(火) 23:03:53.50 ID:Vnk22xcK0
書いてくれるだけでもありがたいスレだけど
未プレイとか動画見て書いたとかわざわざ言うなよ…
356ゲーム好き名無しさん:2011/02/23(水) 13:11:34.29 ID:rsTBQaGRO
GEBの人規制だろうか
引き継いでもいいなら書きたいけど
357ゲーム好き名無しさん:2011/02/23(水) 16:03:41.40 ID:UYr8xUrl0
ちゃんとGOD EATER BURST(PSP)って表記しないような
Wiki編集や初見に配慮の無い人には、あまりやって欲しくありません。
358ゲーム好き名無しさん:2011/02/23(水) 16:37:14.85 ID:rsTBQaGRO
色々配慮足らなかったね ごめん
待っててと言われてたし素直に待ちます
359ゲーム好き名無しさん:2011/02/23(水) 18:28:43.10 ID:fzi+uuZ60
>>355
まあ言う必要は無いわな。誰も得しない

プレイしてても動画見ながら俺は書いてるが。細かい描写は流石に覚えてられないしメモれるとも限らない
360ゲーム好き名無しさん:2011/02/24(木) 02:29:02.01 ID:KShy2JkMO
>>359
まあ言う必要は無いわな。誰も得しない
361ゲーム好き名無しさん:2011/02/26(土) 07:08:05.29 ID:4BlUS0iqO
ダンガンロンパ期待保守
お陰でこんな時間だ
362222:2011/02/26(土) 14:39:46.40 ID:GlICH6Bw0
TRICK×LOGIC(PSP) 月曜日投下予定です
363ゲーム好き名無しさん:2011/02/26(土) 17:50:18.80 ID:/zcSEP890
このスレの>>362まで、連絡用掲示板内の「差し替え・追加スレッド」の>267までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

>>354でスレテンプレ追加の意見がありました。
特に反対意見がなさそうならWikiの「スレ天麩羅」のページに追加しようかと思います。
364ゲーム好き名無しさん:2011/02/26(土) 23:24:04.02 ID:snUK9U7D0
>>363
乙です。テンプレ追加同意です。
365ゲーム好き名無しさん:2011/02/27(日) 02:13:45.33 ID:HdSAI1C/0
「teresia -テレジア- Dear Emile」の予約をします。
とはいえこれからプレイするので、投下まで一月ほどかかるかもしれません。

と同時に、フリーゲームの「オシチヤ」をリクエストします。
どなたかお願いします。
366ゲーム好き名無しさん:2011/02/27(日) 13:05:18.83 ID:+w6lQ1gQ0
キャサリンまだー?
367ゲーム好き名無しさん:2011/02/27(日) 13:11:34.87 ID:XgDfKg1s0
未解決にあるんでウィザードリィ3投下します
368ウィザードリィ3 リルガミンの遺産:2011/02/27(日) 13:15:12.08 ID:XgDfKg1s0
リルガミンの町にはトレボーという王がおり、彼の強引な政治によって栄華を誇っていた。
その狂王トレボーの名ですら人々の記憶から消えるほどの年月が流れたある日……。

エセルナートの各地が、突如として巨大な災厄に襲われた。
ある町は地震により壊滅し、またある町は洪水によりのみ込まれていった。
大いなる自然のエネルギーの前に、人々はただ祈るしかなかった。
預言者たちは世界の終末を叫び、絶望に支配されたものは略奪に走っていった。
それでも世界を救おうとする者たちはいた。彼らは星を見、神の声に耳を傾け災厄の原因を探った。
その途中で何人もの賢者が命を落とし、彼らですら絶望に支配されようとしていた頃……ついに一筋の光明が見出された。

リルガミンのはずれに、大きな洞窟の入口がある。
この洞窟は偉大なる龍ル’ケブレスの住処であり、ここに踏み込んだ者はたちまち命を落としてしまうと信じらていた。
伝説の龍ル’ケブレスは「大地の宝珠」と呼ばれる強力なオーブを護っていると言われている。
そのオーブならば、この災厄を鎮めることができるはずなのだ。
ただそのオーブはあまりに強大なパワーのため、誰もがさわれるという物ではない。
力のないものが触れると、精神もろとも破壊されてしまうのであった。
しかし、強靭な冒険者であればオーブに触れることができるかもしれない。特に「ワードナの護符」に触れた冒険者の子孫であれば……。
かくして、何人もの英雄たちが集められた。
その者たちの中には、ワードナを征服した冒険者の血を引く者もいたのであった。
(以上OP)

冒険者の一行はまず、コルセアー(ガリア海賊)の根城となっている砦を越えることにした。
水竜の潜む堀を渡って砦に入り海賊の首領を倒して洞窟の入口まで来ると、何やら声が響いてきた。
「我ル’ケブレスが言葉、しっかと聞くがよい。この先、善きもののみにしても悪しきのみにしても勝利を得ることはない!」
冒険者たちはやむなく二手に別れて洞窟を進むことにした。

奥に進んだ善き冒険者たちは像の悪魔を倒して悪の水晶を入手。
一方悪しき冒険者たちは魂に飢えた悪魔を倒して善の水晶を入手する。

そのまま洞窟を進んで冒険者たちは合流。二つの水晶を合わせてみると、片方の水晶が中立の水晶となった。
「我こそはル’ケブレス。平衡なることの守護者」
恐ろしき力を持つル’ケブレスだったが、冒険者たちが中立の水晶を持って行くとすんなりと奥へ通してくれた。
そして洞窟の最深部において、片手に水晶を持った光り輝く彫像を発見した冒険者たち。
その片手に中立の水晶を置くことで、持っていた大地の宝珠を取ることが出来た。
「さらばだ!汝の道程の易からんことを!」
ル’ケブレスに快く送り出され、冒険者たちは帰還。リルガミンの賢人に大地の宝珠を渡した。

(以下ED)
「リルガミンの賢人にこの大地の宝珠あらば、我等を襲いし災害の真の理由は明されよう!
我マルグダ女王が曾孫ベイキ女王、汝らが示した勇気を称えんがため汝らにリルガミンの星を与えん!」
369ゲーム好き名無しさん:2011/02/27(日) 13:17:16.74 ID:XgDfKg1s0
以上です
俺がやったのはPSリルガミンサーガの3だけど、災厄の原因は教えてもらえないんですよね
370ゲーム好き名無しさん:2011/02/27(日) 15:35:12.70 ID:mv4j+J0O0
>>365
いやだからハード名つーか
未解決一覧の、どのカテゴリに入るのか
それを明確に書いてクレヨン
いちいち調べるのメンドイだろ、と
371ゲーム好き名無しさん:2011/02/28(月) 02:03:53.77 ID:wUW0wcYU0
災厄がきっかけで旅に出たのに、その災厄自体には全く関わらず
「原因が今から分かるだろう」ってとこでエンディングというのは消化不良な感じだな

原因が何だったのかくらい教えてくれよ
できればその解決もさせてくれよ
372月の光:2011/02/28(月) 02:43:21.06 ID:14ePsGp10
かなり間が空いてしまいましたが、七不思議外伝とエピローグを投稿します。
373月の光〜沈める鐘の殺人〜:2011/02/28(月) 02:47:33.82 ID:14ePsGp10
■七不思議外伝


 鍾園学院に伝わる七不思議……

  ・音楽室のピアノの怪
  ・入ってはいけない禁断のトイレ
  ・神出鬼没の開かずの扉
  ・血を吐く校舎
  ・空中回廊の女生徒
  ・真夜中に走る人体模型
  ・電話口に立つ、血まみれの女教師

 だが、最近になって新たな怪談が囁かれるようになった…
 
  ・学院を徘徊する男性の幽霊


 主人公は高田院長に杉本先生の事を話した。
 半信半疑の高田院長だったが、やがて杉本先生について話し始めた。

 杉本先生は同僚の先生達からの信頼も厚く、奥さんが死別した後、男手一つで娘を育てていた立派な先生だった。
 16年前、杉本先生はその娘を学院に連れてきた。
 ところが杉本先生が目を離した隙にその娘は鐘楼まで行き、そこで遊んでいた時に誤って転落し、死んでしまった。
 それから杉本先生は岡江院長に鐘楼の閉鎖を訴えたが、今の高田院長同様、数ヶ月の立入禁止の措置はとらたものの閉鎖案は却下された。
 生徒が落ちた訳ではないし、杉本先生の不注意もあったからというのが理由だった。
 そして紅葉の散る今ぐらいの時期に杉本先生は失意のうちに学院を去っていき、その後まもなく娘の後を追うように心労でこの世を去ったのだった……。
 
 杉本先生は学院を恨んで現れたのか?
 転落騒ぎも杉本先生の仕業なのか?
 そして、なぜ自分にだけ杉本先生が見えたのだろうか?

 部屋で古谷と話し合うと、最近囁かれるようになった8つ目の怪談……男性の幽霊の話題になる。
 古谷によると、廊下の曲がり角をふっと横切るらしく、昼間でも目撃する事があるらしい。
 そして、この噂が囁かれたのは去年の主人公が赴任した後からだという。
 その時、ドアをノックする音が聞こえた。
 主人公がドアを開けると……そこには誰もいなかった。
374月の光〜沈める鐘の殺人〜:2011/02/28(月) 02:50:43.91 ID:14ePsGp10
 翌日、佐和子の一件が発端となり、学院は鐘楼の幽霊話で持ちきりだった。
 その日の放課後、主人公は理科室を訪ねた。
 思い起こせば、理科室に入るといつも杉本先生が出迎えてくれた。
 だが、そこには杉本先生はいなかった。
(あなたが転落騒動の原因なのですか?)
 心の中で問いかけるも、答える者は当然いない。
 ため息をついて理科室を出ようとしたその時、

「あなたは、カッジ?」

 突然、背後から声が聞こえた。
 振り向くと、そこには見覚えのある少女が立っていた。
 1年前、この学院に初めて来た時に鍾園学院前行きのバスの中で見かけた少女だ。
 主人公はカッジじゃないと答えると、少女は主人公だと理解するとその場から走り出した。
 慌てて追いかける主人公だが、少女は「カッジが来ちゃう」「カッジから猫を守らなきゃ」と言いながら姿を消してしまった。
 
 鐘楼を眺める主人公と古谷。
 果たして本当に杉本先生がこの騒ぎを引き起こしたのか?
 主人公も古谷も写真で見た杉本先生の印象から、とても信じられなかった。
 古谷は先に校舎に戻ろうとするが、その前にこの前借りた金を返すと言って100円を渡した。
 一昨日ジュースを買おうとしたら小銭がなかったのでその場にいた主人公に借りたと言うのだが、主人公には身に覚えがなかった。
 古谷は100円を返すと校舎に戻って行く。
 その時、午後5時を告げるチャイムが鳴り出した…。
375月の光〜沈める鐘の殺人〜:2011/02/28(月) 02:52:33.50 ID:14ePsGp10
 主人公は中間テストの採点に追われ、夜中遅くまで職員室に残っていた。
 夜中の10時にようやく終わったが、すでに職員室には誰も残っていなかった。
 職員室の戸締りをし、廊下を歩く。
 主人公の足音が冷たい廊下に反響している。
 夜の学校は想像以上に不気味だ。
 昼間は黄色い声で賑わっていても、ほんの数時間で廃墟のようになる。
 人の暖かさが決して根付かないのが学校というものだ。
 感受性豊かな子供たちはそんな雰囲気を肌で感じ取る。
 学校の怪談というのも、そう言った恐怖の心から生まれているのだろう。
 ……。
 ……。
 ……。
 主人公は後ろを振り向いた。
 だが、そこには誰もいない。
 気のせいだろうか?
 誰かが自分の足音に合わせて付いて来ている気配がしたのだが……。
 主人公は再び歩き始める。
 ……。
 ……。
 ……。
 主人公は再び振り向いた。
 だが、やはり誰もいない。
 主人公は再び歩き始めようとすると、そこには……大井先生が立っていた。
 驚いた主人公は悲鳴を上げ、大井先生も悲鳴を上げた主人公に驚く。
 答案用紙を忘れたので取りに来たとの事だ。
 職員室の鍵を渡すと、大井先生は主人公を気遣いながら職員室へと向かっていった。

 部屋に戻った主人公はベッドに突っ伏した。
 この学院には不思議な事が多すぎる。
 去年の頃は醍醐不動産が起こしたものと思っていたのだが、最近それだけではないように思えてきた。
 目に見えず漂っているようなものがある。
 『死の臭い』……言葉にするとそんな感じだ。
376月の光〜沈める鐘の殺人〜:2011/02/28(月) 02:55:44.79 ID:14ePsGp10
 翌日、主人公は鍾園学院について調べてみる事にした。 
 主人公がわかっている事は、ここは以前修道院だった事だけである。
 鐘楼の周りをうろつき裏手を進んでみると、木に隠れるようにして広がっている瓦礫の山を見つけた。
 建物が崩れ去った後のようだが…。
 屈んで調べようとすると、鐘楼の方から声がした。
 鐘楼に行くと、池の前にあの少女が叫んでいた。
 少女は前に会った時と同じように、カッジという言葉を何度も叫んでいた。
 そして「猫が危ない」と言って、鐘楼を上っていった。
 主人公は慌てて少女を追いかけ、鐘楼を上った。
「『カッジ』が来ちゃう!」
 少女は興奮しながらその言葉を繰り返し、大声を上げながら柵に向かって駆け出した。
 主人公は反射的に少女の方に手を伸ばした。
 その瞬間、少女の姿が消えた。
 主人公の勢いは止まらず鐘楼から落ちそうになるが、間一髪誰かに体を引き戻される。
 優しい声が後ろから聞こえてきた。
 振り向くと、杉本先生と少女が立っていた。
 少女は杉本先生の足にすがるようにして顔をうずめている。
 杉本先生は静かに語り始めた。
 
 この少女の名前は繭と言い、16年前に鐘楼から転落して亡くなった杉本先生の娘だった。
 16年前、学院に繭を連れ来た時、繭が可愛がっていた野良猫を当時小学生の岡江克二こと『カッジ』が鐘楼から落とそうとした。
 それを止めようとした繭は鐘楼から転落した。
 克二は何事もなかったかのように黙っていた。
 杉本先生も当時は事故だと思っていたが、幽霊となった繭とこうして会った事で真実を知ることができた。
 繭は幽霊となってから鐘楼に来ると我を忘れて、いないはずの克二を止めようとするのだ。
 琴美や佐和子を始めとした最近の転落未遂騒ぎ、そして去年主人公を押したのも繭だった。
 草壁先生だけは例外で、あれは坂本の仕業だという。

 杉本先生は克二の復讐のために幽霊となって学院に現れたのだが、殺人事件を起こし逮捕された克二を現状を見て、悪意を持ったまま人間は生きられないと悟り、復讐の念は消え失せた。
 しかし繭がここから離れない限り、成仏する事はできない。
 何度もお母さんのところに行こうと説得しても、繭は「お父さんは嘘つきだもん」と言って離れようとしない。
 妻が亡くなった時、杉本先生は繭に「また会えるから」と言ってしまい、結局生きているうちに会えた事がなかったので繭は杉本先生を嘘つき呼ばわりして信用していないのだ。
 だから今もここで克二から猫を守ろうとしているのだ。
 主人公は繭に「もうここに克二は来ないから見張る必要はない。それにお父さんは嘘つきなんかじゃないから、付いていけばお母さんに会える」と優しく説明した。
 繭は主人公を信じ、そして杉本先生を信頼してくれた。
 杉本先生は今までにない笑顔を主人公に返した。
 それが全ての答えだった…。
377月の光〜沈める鐘の殺人〜:2011/02/28(月) 02:57:56.12 ID:14ePsGp10
 主人公は最後に、なぜ自分には杉本先生が見えたのかを尋ねた。
 だが、杉本先生もその理由を知らなかった。
 1年前、この学院に赴任して来た時、主人公は職員室で杉本先生と会った。
 それ以来、杉本先生は自分がまるで生きているように感じた。
 そのせいか、杉本先生の事を感じ始める生徒も出てきた。

「命の尊さや、人の心が分かる人には、本当が見えるのです。この学院には、人の悲しみを形にするような不思議な力がある。……また、いつかお会いしましょう」
 
 杉本先生と繭は手を振りながら、ゆっくりと透き通るようにして主人公の前から消えていった…。
 

 翌日、主人公は再び鐘楼へとやって来た。
 鐘楼を下から見上げながら昨日の事を考えていた。
 鐘楼の転落未遂騒動の原因は分かった。
 杉本先生と繭は学院を去って行った。
 もう二度とこんな事は起きないだろう。
 だが、主人公は杉本先生の残した「この学院には、人の悲しみを形にするような不思議な力がある」という言葉が気になっていた。
 その時、主人公の足元に一匹の老猫がやって来て、横になり毛づくろいを始めた。
 なんとも、平和でホッとする光景だ。
 そこへ高田院長がやって来た。
 高田院長は今頃になって、ようやく鐘楼の閉鎖を決意していた。
 しかし主人公は、もう閉鎖の必要はないと答えた。
 理由を問う高田院長だが、主人公は詳しくは言わなかった。
 繭や克二の事なんて高田院長は知らない方がいいし、何より説明が面倒くさい。
 曖昧に答えるも、当然高田院長は納得しない。
 その時、池の向こうから古谷が呼びかけていた。
 主人公は高田院長の声を無視して古谷の方へと向かう。
 
 新しい季節が、もうそこまでやって来ていた。


「繭」    完
378月の光〜沈める鐘の殺人〜:2011/02/28(月) 03:02:25.69 ID:14ePsGp10
■エピローグ


 真夜中に浮かぶ月……

 池のほとりから歩き始める…

 ぽつぽつと外灯が照らす道を歩く…

 ゆっくりと校舎へと足を進める…

 校舎に入ると、サロンから電話のベルが響く…

 ゆっくりと電話の前に立つ…

 鳴り続ける電話のベル…

 やがて電話のベルが止まる…

 入り口から物音がする…

 高田院長が立っている…

「あら、こんな時間にどうしたの?
 私? 私はちょっと残業をね。これでも院長ですからね、忙しいんですよ。
 あら、顔色が悪いわね。…体の具合でも悪いの?
 …そう、ならいいんだけど。じゃあ、私は帰るわね。
 …いや、戸締りはいいわ。まだ何人か先生が残ってるみたいだから。
 じゃ、おやすみなさい」

 高田院長が去っていく…

 サロンを後にする…

 廊下に一枝がいる…

「あっ、お疲れ様です。
 そうなんです、今日は一日、高田院長の事務作業に付き合わされちゃって…
 気が付いたら、もうこんな時間ですよ。もうすぐ日付が変わっちゃいますね。
 ええ、これから帰るところです。
 大丈夫ですよ、宿舎まで近いし。
 それじゃ、失礼します」

 一枝が去っていく…

 校舎の中へと足を進める…
379月の光〜沈める鐘の殺人〜:2011/02/28(月) 03:05:10.59 ID:14ePsGp10
 職員室に入る…

 大井先生がいる…

「ああ、先生。先生も残業ですか。
 そうなんですよ。今日は何故だか、みんな忙しくて。
 いや、私はもう終わりました。そろそろ帰ります。
 古谷先生? 古谷先生なら、図書室で調べ物をしてたみたいですよ。
 それじゃ、お先に!」

 大井先生が去っていく…

 職員室を出る…

 図書室に向かう…

 図書室に入る…

 古谷が立っている…

「…あれっ、珍しいね、こんな時間に。どうしたの?
 …ははっ、冷やかすなよ。柄にもなく頑張ってるんだから。
 うん、ちょっとね…。テストの見直ししてたら、気になるところが出てきちゃって…。
 …そうなんだ。もうちょっとかかりそうだよ。
 そうだ! ねえ、100円貸してくれない?
 自販でジュース買いたいんだけど、小銭切らしちゃってるんだ。
 サンキュー! ちゃんと返すからね。…まあ、覚えてたらの話だけど。
 ははは、冗談。ちゃんと返すって。
 …あれっ、もうお帰り?
 …うん、分かった。おやすみ!」

 図書室を後にする…

 校舎を出る…

 ぽつぽつと外灯が照らす道を歩く…

 寄宿舎の前に立つ…

 主人公の部屋の窓に人影が写っている…
380月の光〜沈める鐘の殺人〜:2011/02/28(月) 03:07:29.24 ID:14ePsGp10
 私はひとり、部屋にたたずんでいた。
 夜になってから始まった頭痛が止まらず、寝付けずにいたのだ。
 この感覚…一体なんだろう?
 なにかこう、目に見えずに漂っているものがある。
 前にも一度感じたことがある感覚だ。
 この学園には、不思議な何かが影を落としている。
 拭っても拭っても消え去らない、黒い霧のような…。
 言葉にするとそんなものが、体中で感じているようだ。
 いつにも増して寝苦しい。
 自分が自分でないような感覚だ。
 朝にはこの頭痛が治まってくれればいいんだけど…。
 
 窓に映っていた人影が消える…

 寄宿舎の前を後にする…

 ぽつぽつと外灯が照らす道を歩く…

 池の前に戻ってくる…

 鐘楼を見上げる…

 どこからか音が聞こえる…

 池のほとりに移動する…

 主人公の壊れた携帯電話が着メロ『月の光』を鳴らしている…

 鐘楼の鐘が響く…

 人形が池の前に転がっている…

 夜空に月の光が輝いている…



「月の光」   完
381月の光〜沈める鐘の殺人〜:2011/02/28(月) 03:12:24.08 ID:14ePsGp10
ラストのエピローグは雰囲気を出すために、一行置きで表現しました。

これで月の光の補完を終わります。
382ゲーム好き名無しさん:2011/02/28(月) 15:34:20.44 ID:fCicpZ4P0
>>372

( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )
            ( ゚д゚ )
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383ゲーム好き名無しさん:2011/02/28(月) 16:49:12.28 ID:gaArylYu0
月の光乙です。
パッケージが凄く綺麗でジャケ買いしたなぁ。
384TRICK×LOGIC:2011/02/28(月) 17:04:27.35 ID:tglC9MTs0
TRICK×LOGIC(PSP)、予告通り投下します
385TRICK×LOGIC(トリックロジック)Season1 Season2:2011/02/28(月) 17:12:29.81 ID:tglC9MTs0
ビルの屋上から突き落とされ瀕死の重傷を負った検事、芳川樹の魂は、冥界の王ヤマと出会い、生き返らせてもらう事を条件に、現世のあらゆる事件が記される冥界の蔵書『アカシャ』を読み、数多の未解決事件解決に挑む事になり、
なぜか毎回事件の容疑者にされる大学生・天野つかさ、彼女をいつも疑い続ける丸ノ内警部と共に真犯人を見つけ出してゆく。
四冊目解決の後、何度も冤罪から救ってくれた芳川に笑顔で精一杯の感謝を伝えるつかさだが、彼女は芳川殺害未遂事件、そして、弁護士であった芳川の父親が殺された十四年前の未解決事件の事を知り、女探偵・九条薫にその調査を依頼した直後、消息不明になってしまう。
芳川は、警部や薫の協力の元、消息不明となっても相変わらず殺人事件に巻き込まれ続ける彼女のアカシャを解き続けるが、彼女は事件後いつも現場から消えてしまう。
さらに自分の事件と父親殺害事件のアカシャを探しても、何故か『事件が終わっていない』からまだ冥界には存在していないという。
芳川は七冊目解決後、ヤマに、つかさを止めたいから自分をもう現世に帰してくれと訴えるが拒否される。お前は罪人だ。お前が検事として有罪にした者達は、実はすべて冤罪だった。
無実の者に罰を与えた罪を償い切るまでは帰さないと告げられた芳川は、過ちを許さないという自分の信条があまりに強すぎた為に起きてしまった事実に茫然とする。
一方、芳川を突き落とした犯人と思われるストーカーから隠れる為に消息不明になっていたつかさは、七冊目解決後にやっと冥界の芳川達の前に姿を現す。
同時に芳川は、偶然つかさが撮っていた写真に父親殺害の犯人にあったのと同じヤケドの跡がある男の姿が写っている事を発見する。
386TRICK×LOGIC(トリックロジック)Season1 Season2:2011/02/28(月) 17:15:32.65 ID:tglC9MTs0
そしてそのヤケドは、十冊目のアカシャ(高級スーパー社長殺害)の犯人の手にもあった。
男は十四年前、自分の弁護を断ろうとしていた芳川の父親を殺し、さらにその息子である芳川樹が検事になったと知り、罪の発覚を恐れてビルから突き落としたが、
その事実を実の父親である社長に知られ、自首を命じられた為に今回の殺害計画に及んだのだと言う事を、現世に帰って男を逮捕した警部が芳川達に伝える。
求めていた真実は全て明らかになったが、自分の罪の償いがいつ終わるのかまったくわからない芳川に、つかさは警部に続いて現世に帰る直前、芳川さんみたいな人が現世にいないと困るから、必ず帰れると力強く請け負う。
ヤマは、つかさを冤罪から救い続けられたからこのアカシャと真実が現れたのだと言う。
だが、この犯人は死後冥界では確実に厳罰が下されるが、現世では正しい罰を与えられる人間はいないだろうと宣言し、続けて、冥界でのお前の償いは済んだ。現世に帰り、犯人に報いを与え冤罪事件の再調査もやり遂げろと告げた。
間違っても復讐はするなというヤマの言葉と共に、天から迎えの光が差す。病院のベッドの上で目を覚ました芳川は窓の外に枯れ枝と小鳥を見る。
裁判所に桜が咲く季節。
裁判所内、検事として身支度を整えた芳川が丸ノ内警部と連れ立って昇る階段の上では九条薫が資料を持ち待っていた。そんな三人に階段の下から元気一杯にエールを送り、カメラのシャッターを切るつかさ。
十冊のアカシャの事件を共に解く事を通して得た三人の信頼や絆に支えられ、芳川は公判に挑むのだった。
387ゲーム好き名無しさん:2011/02/28(月) 17:20:37.46 ID:fCicpZ4P0
支援
388ゲーム好き名無しさん:2011/02/28(月) 17:27:21.62 ID:tglC9MTs0
ごめん、終わりって付けるの忘れてた。
これで投下終了です。
389ゲーム好き名無しさん:2011/02/28(月) 17:57:23.03 ID:fCicpZ4P0


べっ別にあんたのために支援したんじゃないんだからね!
390ゲーム好き名無しさん:2011/02/28(月) 18:13:28.11 ID:80H6RxWw0
今すごいツンデレを見た
391ゲーム好き名無しさん:2011/02/28(月) 22:19:43.96 ID:gaArylYu0
乙です。トリロジをリクしたものです。
やっぱり2で完結なんですね。投下ありがとうございました。
392ゲーム好き名無しさん:2011/03/01(火) 00:31:53.67 ID:mERlSXEO0
しっかし、トリロジの主人公「有罪にしたの全部冤罪」って・・・凄い設定過ぎるだろ
同じ検事でも御剣は間違う事はあるが全部冤罪は 本当設定酷いな
393ゲーム好き名無しさん:2011/03/01(火) 00:39:56.20 ID:QwmLJOEa0
>>392
本スレでは、つかさの様に冤罪から救うべき人間達だったのに、
自分の使命に気が付かずスルーしてしまったんじゃないかと言われてる
394ゲーム好き名無しさん:2011/03/01(火) 02:33:54.24 ID:mERlSXEO0
wiki見たけど無かったんでDSの逆転検事 リクエストします もちろん新作として絶賛発売中の2じゃなくて無印の方です
395ゲーム好き名無しさん:2011/03/01(火) 10:56:55.92 ID:l7Rw042c0
>>392
天才検事なのに、突然それ出てきてびっくりしたさw
んでもさ、よく考えると、検事としての仕事しただけなんだよなぁ。
冤罪にしちゃった罪は警察とかの方が思いんじゃねの?と思ったりもした
396ゲーム好き名無しさん:2011/03/01(火) 19:26:24.95 ID:FSfG2WiN0
トリロジは日本の冤罪率の高さでも皮肉ってんのかとすら思ったな
まあ読者解答ゲーム結構楽しんだから、どうあれうまく続いて欲しい作品だ

さて、何故か再プレイする気になったのでPS2「死角探偵 空の世界」予約するよ
397ゲーム好き名無しさん:2011/03/01(火) 23:28:30.62 ID:nDGkIdWv0
>>361
よしダンガンロンパ投下する
398ゲーム好き名無しさん:2011/03/01(火) 23:45:08.94 ID:jqUiOcsV0
>>397
まってましたー
内容知ってるけど纏めて貰えるとありがたい
399ゲーム好き名無しさん:2011/03/02(水) 00:54:15.29 ID:3DAMnTpk0
>>397
225から読んできな。
あと3か月は、ダンガンロンパは今書いてる人の予約になる。
400ゲーム好き名無しさん:2011/03/02(水) 00:56:26.60 ID:aFIBO4QE0
>>399
あ、予約入ってたのかすまん
401ゲーム好き名無しさん:2011/03/02(水) 02:56:54.34 ID:S4P2CyW00
すでにwikiに載っているアサシンクリードUの話が未完なので続きを書きたいと思います。
402アサシンクリードU:2011/03/02(水) 02:58:42.01 ID:S4P2CyW00
判事に復讐したエツィオは残った家族と共に伯父の元に逃げる。
伯父マリオはエツィオ達を出迎え、エツィオに真実を告げる。
エツィオの父はロレンツィオ・デ・メディチに仕えるアサシンで、
宿敵であるテンプル騎士団のイタリア管区長ロドリゴ・ボルジアの策で騎士団に寝返った判事に殺されたのだ。
そして、テンプル騎士団は世界の全てを支配しようとしており、
人の自由意思を尊重するアサシンはそれを阻止するべく3世紀に亘ってテンプル騎士団と戦ってきたのだと言う。
無論、マリオ自身もアサシンだ。
彼の話しを聞いたエツィオは復讐の為にアサシンの一員になる事を決意する。

まずはロドリゴからフィレンツェの覇権強奪を任されているパッツィ家の面々を暗殺する事になった。
協力者レオナルド・ダヴィンチや他のアサシンのサポートを受けながら、
騎士団に所属するパッツィ家の人間を暗殺していくエツィオ。
最後に残ったヤコポはロドリゴに任務失敗を報告して助力を請うが、失敗を理由に殺される。
ヤコポを追跡していたエツィオはロドリゴと対峙するが彼の兵達に遮られ、逃げられてしまう。

フィレンツェの敵を排除したエツィオは次にヴェネツィアにいるテンプル騎士団員の打倒を命じられる。
途中でカテリーナ・スフォルツァと出会ったりしながら、
バルバリーゴを始めとするヴェネツィア貴族の中にいる騎士団員を順調に暗殺していく。

テンプル騎士団がキプロスからエデンの果実を持ち込んできたという情報を入手したエツィオは
エデンの果実をロドリゴの元に運ぼうとしていた兵士を殺害して、その兵に成り済まし、再びロドリゴと対峙する。
途中でマリオ達が加勢した事もあって、騎士団からエデンの果実を奪い取るがロドリゴには逃げられてしまう。

エツィオが復讐を始めてから20年が過ぎた。
エデンの果実の力もあって、ロドリゴの狙いが判明する。
彼はエデンの果実を使ってローマの地下に眠る宝物庫と呼ばれる部屋の中にあるものを手に入れようとしていたのだ。
もしも、ロドリゴが宝物庫の中に入り、そこに隠されている何かを入手したらエデンの果実どころの騒ぎではなくなる。
ロドリゴを止めなくては。
ヴァチカンに潜入したエツィオは教皇になったロドリゴと対決。
その際、ロドリゴは杖の形をしたエデンの果実を使用するが、なんとかエツィオは彼から杖の形をしたエデンの果実を取り上げる。
ロドリゴを退けたエツィオはエデンの果実の力で宝物庫の内部へと進む。
奥ではミネルヴァと名乗る存在がいた。
彼女はアニムスを通じてエツィオの人生を体験しているデズモンドに真実と
将来、人類に恐るべき災厄が降りかかるが失われた神殿が救いになると語る。

突如、ルーシー達によってアニムスの使用が中断された。
彼女らの話しによれば、自分達の居場所がアブスターゴ社(テンプル騎士団)に発見されたらしい。
デズモンド達は急いで隠れ家から逃走する。
403ゲーム好き名無しさん:2011/03/02(水) 03:00:54.21 ID:S4P2CyW00
以上です。
修正するべき点がありましたら、修正をお願いします。
404ゲーム好き名無しさん:2011/03/02(水) 23:02:14.24 ID:/kTkcE3N0
ポケットモンスターブラックホワイト(DS)のストーリー教えてほしい
Nの正体とか交えて
405ゲーム好き名無しさん:2011/03/03(木) 20:19:47.38 ID:NiPu4OUZ0
だめ
406ゲーム好き名無しさん:2011/03/03(木) 21:10:17.36 ID:v93xmpByO
正体(笑)
407ゲーム好き名無しさん:2011/03/04(金) 10:20:44.13 ID:NeXesFzP0
>>402に補足

・エデンの果実
前作の最後でアルタイルが手に入れたエデンの果実は、破壊されていない。一旦は破壊を躊躇したアルタイルだったが、その後思い直して破壊しようとしても傷一つ付けられなかった。
キリストの聖骸布やジャンヌ・ダルクの剣など、エデンの果実は幾つもあり、その形状も様々。
神話上の奇跡や偉人の業績の多くは、エデンの果実の力によるもの。また、歴史の裏ではテンプル騎士団とアサシンの戦いが常に続いていた。

・ミネルヴァについて
ミネルヴァはエツィオ、デズモンド等の人間を造り出した先人類で、神とも言える存在の一人。
ミネルヴァ達は現在の人類のそれを遙かに凌ぐ科学力を持っており、エデンの果実も彼らが造ったもの。エデンの果実に不思議な力があるのはこの為である。
古代の人類は神の僕であり、現在の人類とは違う姿をしていた。だが、神と人の子であるアダムとイブがエデンの果実を盗んで神に反逆した為、神と人との間で争いが起きた。
神と人の争いは長引いたが、神も人も争いに目を向けるあまり、天から接近する災厄に気づかなかった。
結果、災厄によって双方共に絶滅しかけた為、神は人を自分たちの姿に似せて作り替え存続させた。
アサシン一族は神と人の混血。アルタイルやエツィオ・デズモンドが備える、壁をすいすい登る体能力や鷹の目という特殊能力は、アダムとイブが備えていた能力である。
408ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 01:57:22.68 ID:qzNR7Wy/0
なぁ・・・バイオ誰か書き直してくれないか?
他作品でも色々賛否あるのはわかるけど、いくらなんでもあれだけストーリーと関係ない蛇足ついてるのは消してしまっても問題ないと思うんだ
本当は俺が書き直せたらいいんだけど今ゲーム機自体が手元にないんだ・・・すまない
409ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 03:38:07.29 ID:rdrh+ids0
>>408
書き直せないんだったら黙ってろ。
410ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 04:22:01.92 ID:OIttZHx+0
「読みづらいから別人版を」というようなリクエストはアリなんだろうかね
411ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 04:39:07.20 ID:BB4OGhVD0
書いてくれるような奇特な人がいるなら、まあ好きにすればって感じ
でもここは書いてもらってラッキーってくらいのところだしなぁ
バイオちょっと見てきたけど長いの多いし、簡単に纏めなおすとかなら割と歓迎されそうかも?

でも文句あるならやっぱり自分で書いたほうがいいんじゃないかな。
今手元に持って無くても、あれだけ細かく書いてあるんだから(蛇足つきまくりとは言え)
思い出しながら簡潔にまとめられるんじゃないか?
気になるってことは思い入れありそうだし
412ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 11:57:12.26 ID:RjXDKC79O
バイオはキモい部分だけ削ればいいんじゃないか?ストーリーは一応出来てるし。ってそういう編集は良いんだろうか
アーマードコアの初期のほうにも同一の主だと思われる気色悪い文があるよな
413ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 12:06:56.50 ID:OcXnRm7q0
書き手の自己満足は、大なり小なりあるだろう
でも、せっかく書いた物をキモイだの蛇足だの言われると思ったら
本当に上手い人すら書かなくなると思うぞ。
414ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 12:53:50.97 ID:k9kybjUkO
「じゃあお前が書け」、「嫌なら読むなよ」って話だわな
別に蛇足入れちゃいけないってルールなんてテンプレに書いてないし

そもそも俺はあのくらいの蛇足気にならんし
消されたら俺が読めなくて困るけど、蛇足が気になる奴は読まなきゃ
いいだけの話なんだから、消す方が害がある
415ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 13:12:45.33 ID:N5eODbNu0
別に消さなくても、短いの書きたい人は新たに短縮バージョンとして書けばいいんじゃないの。
漫画のストーリー教えてスレでも詳細版と簡易版の2つ書いてある項目もあるしさ
416ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 14:12:50.53 ID:Bo/oiUge0
わかってると思うけど既にあるやつからいらないとこ削って、とかは不可ね
2だから著作権放棄されてるし法律的な問題はないかも知れんが
マナーとして絶対やっちゃいけないことだよ
わかっているんだろうけど一応言っとく

皆言ってるように不満なら自分でいちから書くといい
それは全く問題ないし長いのを短くまとめてくれるならむしろ喜ばしい
417ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 15:33:00.54 ID:OcXnRm7q0
そもそも「教えてもらう」スレって事を忘れてる。
要約して欲しい、◯◯の詳しい内容も書いて欲しいっていう
要望自体には何の問題もない、分かる人が書けば良いし
『このゲームはこういう感じでまとめた方が良いのか』
という参考にもなるから後の書き手の為にもなる。
それなのにいちいち貶すから、こうやって問題になるんだ。
418ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 21:34:19.07 ID:YTlvbPUU0
既出のバイオハザードが冗漫すぎて読むのが辛いので、簡潔版をリクエストします。
でいいんでないの?

そんで未解決一覧に、バイオハザード(簡潔に纏めた物を)
って足しとけば、いつか誰かがそれを見てやってくれるかもしれない
くらいの感じが丁度いいんじゃないかと思うが。
419ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 23:46:14.12 ID:GFEKVjwk0
かなり間が空きましたが、CardWirth公式シナリオの続きです

【教会の妖姫】 対象レベル1〜3

<プロローグ>
  8年前の晩秋、深夜。
  激しい雨が降る、宗教都市ラーデックの人気のない裏通り。
  美しい女性の顔をした妖魔の死体の横で、雨に打たれながら力なく立ち尽くす一人の神官が居た。
  妖魔を仕留めた武器であろう、血に濡れたメイスを取り落とし、神官は苦悩の叫び声をあげた。
  「神よ……お救いください……!」


<本編開始>
場面は冒険者の宿。
プレイヤーキャラ達は、宿の壁に珍しい内容の貼り紙があることに気づいた。
普段はモンスター退治や護衛などの、冒険者たちへの依頼の貼り紙が張ってある壁である。
今日張ってある張り紙もいつもと同じく依頼なのだが、「依頼人」の項目ががなぜかこの宿の主人自身になっている。

宿の主人に詳しく話を聞くと、宿の主人が祖父から受け継いだ上質で値打ちもののパイプを、
無類の煙草好きである友人宛てに運送してもらいたいのだそうだ。
その友人は北方にある宗教都市ラーデックで「猫の額亭」という宿を経営しているらしい。
旅費は全て宿の主人が負担、その友人からも報酬が貰えるはずで、割のいい仕事だと言う。
プレイヤーキャラ達はその依頼を引き受けることにした。


数日かけて、ラーデックに到着した一行。
早速猫の額亭を訪れ、猫の額亭の主人にパイプを渡して事情を説明した。
すると彼はパイプの質に満足し、報酬として500spを渡してくれる。

すんなりと依頼を完了した冒険者達は店を出ようとするが、
そのとき十六、七歳ほどの青年二人が大急ぎといった様子で扉を開けて店に入ってきた。
話を聞くと何でも、ラーデックでは冒険者が珍しいらしく
プレイヤーキャラ達が歩いているのを見た人の間で
「冒険者らしい身なりをした者がこのラーデックにやってきた」と噂が出回っているそうだ。
それを聞きつけた彼ら青年二人は、何かを依頼するために
その噂の冒険者達を探し回っていたらしい。

二人のうち、上流階級の出らしい美男子はアルフレートと言い、この街の領主の息子だ。
もう一人の下町育ちの悪ガキといった感じの青年はアルフレートの友人で、名はトービアス。
冒険者達は猫の額亭の奥の席で彼らの話を聞くことにする。
420ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 23:47:48.66 ID:GFEKVjwk0
●アルフレートの話●
 アルフレートは、数年程前からリアーネと言う少女と交際していた。
 リアーネは教会内の庭園に住んでおり、二人は毎日のようにそこで密かに会っていた。
 密かにと言うのは、自分のことを誰にも話さないようにと、リアーネがアルフレートに頼んでいたからだ。
 リアーネはその庭園から出るのを禁じられているという話だったが、その理由なども詳しくは教えてくれなかった。

 だが、つい二日前から庭園に行ってもリアーネと会えなくなってしまった。
 心配したアルフレートはとうとう教会の関係者達にリアーネの事を聞いてみる。
 しかし、奇妙なことに、リアーネがその庭園に住んでいたことを知るものすら誰も居なかったのだ。

 困惑したアルフレートは昨日、トービアスにも秘密を打ち明けて相談し一緒に探し回ってもらったが、素人ができることには限界があった。
 そのため、冒険者に依頼することを思いついたのだ。


必死になって頭を下げるアルフレートの熱意に打たれ、冒険者は依頼を受ける。
(断ってとっととラーデックから帰ってしまうことも可能です。)


まずは現場に足を運んでみることにし、リアーネが居たと言う教会の庭園まで行ってみる。
基本的には正規の入り口から、ごくわずかな者のみしか入れないらしい。
しかし目立たないが庭園の壁に崩れたところがあり、そこからアルフレートは出入りしていたらしい。

その崩れた穴から、まずトービアスが中に入ろうとするが……。
いきなり、木陰から現れた神官服の大男が、トービアスをひどく打ちのめした。
当然、食って掛かるトービアスだが、続いてもう一発食らわせられて、ダウンしてしまった。

「そこから先は聖園と呼ばれる区域、庶民のお前達が入っていい場所ではない」
と言って鼻で笑うその大男に、アルフレートが抗議すると
「異端審問官の私に逆らうとは罰当たりな……」とアルフレートまで害しようとした。
見ていられず冒険者達たちが間に入ると、
「さっさと失せろ、次に見たら容赦はしない」と大男はひとまず立ち去っていった。

打撲のひどいトービアスを介抱するために、猫の額亭に戻る一行。
1時間ほどして、トービアスは調子を取り戻したが、「畜生、あの大男め!」と憤懣やるかたない様子だ。
「大男……?」と心当たりがあるかのように聴きかえす猫の額亭の主人にあの男のことを説明すると、「そいつはバルドゥアだ」と言う。
421ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 23:48:48.28 ID:GFEKVjwk0
バルドゥアは去年の秋ごろからこのラーデックの教会に居ついた異端審問官で、聖職者とは思えない程に乱暴な男らしい。
悪事を行い別の教会から追い出されてここに来たと言う噂まであるそうだ。
この街の教会の司教は住人皆から尊敬されているのだが、
「司教様もあのような男をいつまでも居させるなんて」、とバルドゥアに関する点にだけは不満をもたれているとのこと。

もう一度教会の庭園への入り口に向かったが、入り口には見張りが立っていた。
おそらくバルドゥアの差し金だろう。気に入らないが、しばらく庭園に入ることはできないようだ。


次は、聞き込み調査によって情報を集めてみることにする。

アルフレート本人から得られる情報はわずかで
・リアーネとは7,8年前に出会った
・リアーネには祖父が居る、
・リアーネの瞳は赤い
といった断片的なことしかわからない。リアーネは自分のことをあまり話さず、祖父についても名前は教えてくれなかったそうだ。

まずはリアーネと近いところから聞くべきということで、念のためにもう一度、教会の人々に話を聞いてみることにする。


アルフレートも、さすがにこの教会のトップである司教様には
まだ話を聞いていないということであったため、司教エルンストの執務室にお邪魔する。

司教エルンストはこのラーデックの教会組織を統べる最高責任者でありながら
ラーデックの誰からも慕われる気さくで優しい老人であり、またアルフレートやトービアスとも昔からの顔見知りである。
そのため、突然訪ねても、トービアスが軽口を叩いてもニコニコと応対してくれる。

しかし、司教もリアーネという女の子は知らないと言う。
それどころか、リアーネが居たと言う教会裏の庭園は「聖園」であり、
神がいつでも人目を気にせずに地上に降りて来ることができるよう人が入らないように保ってあり、
毎日司教だけが見回りをしている。その司教もそんな女の子は見たことがないのだ、と言う。

それでもなおアルフレートが聖園でリアーネという女の子と会っていたことを訴えても、
司教は「もしそうなら、それはきっと神様の使いで、もう天に帰ったのだ」と優しくアルフレートを諭した。
また、冒険者たちには、自分の友人である領主の息子、アルフレートのことをよろしくと頼み込む。

それ以上は司教は何も話してくれないため、執務室の外に出る一行。
422ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 23:50:18.95 ID:GFEKVjwk0
司教の執務室のすぐ外は礼拝堂になっている。
そこには、司教の部下でありアルフレートとも顔見知りの、ライン司祭が居た。
彼にもリアーネのことを聞いてみるが、やはり彼女のことは知らないようだ。

エルンスト司教の話をしてみると、優しく徳の高い方であると絶賛しつつ、
それなのに数年前に息子家族を事故や病気で次々に亡くしている不幸な方でもある、
と、神が司教に与えた酷な試練について、聖職者の彼でさえ密かに嘆いているようだ。

バルドゥアの話を振ると打って変わって表情を曇らせた。
バルドゥアが以前居た町の教会にライン司祭の知り合いが居り、その筋から聞いたと言う話をしてくれる。

その人によれば、バルドゥアは無辜の市民を魔物扱いして私刑にかけて殺すなど、
異端審問官の権威を笠に着てやりたい放題をした挙句、神前裁判にかけられて追放されたらしい。
それでも本来ならば死罪のはずだったのに、コネを使って難を逃れたとのこと。
「同じ聖職者として恥ずかしい」と吐き捨てるライン司祭。


教会では情報がつかめなかったので、街でしばらく聞き込みを続けると……
一人のおばさんが、リアーネという名前に聞き覚えがあるとのことだった。
なんと、エルンスト司祭の孫娘がそんな名前だったと言う。
赤い瞳をした可愛い女の子だったが、7,8年前に母親と同じ病気で亡くなったのだそうだ。
生きていればアルフレートと同い年くらいだろうと言う。
その話を聞いて、アルフレートは何かに気づいたようだ。


もう一度、教会の司教執務室に戻ってきた一行。アルフレートは、エルンスト司祭を問い詰める。
数年前に病で亡くなったと言う、司祭の孫娘のリアーネは実は死んではおらず、アルフレートと会っていたのはその子ではないのかと。

問い詰められた司教はため息をつくと、君のためにも、ほかならぬあの娘のためにも、
君にだけは話しておくべきだったようだ、と言い、真実をこちらに伝えることを決める。

しかしその時、バルドゥアが「例の件で話があります」と司教を訪ねてきた。

司教は、「バルドゥルとの話合いに行かなくてはならないため席を外して欲しい」と言って、礼拝堂の鍵をアルフレートに渡す。
「今日の夜11時にこの鍵を使って礼拝堂に来てくれれば、そこで真相を話す。」
そう約束し、司教は一旦一行を帰らせた。
423ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 23:51:59.47 ID:GFEKVjwk0
夜までの時間を猫の額亭でつぶした一行は、夜11時に約束どおり礼拝堂を訪れた。
礼拝堂内は暗く、司教はまだ来ていないのかと思われたが、中に誰かが居た。
しかし、それは司教ではなく、呆然と立ち尽くすバルドゥアだった。
そして彼もこちらに気づくと、脅えたようにうろたえた。

「ち……違う!俺じゃない!俺がやったんじゃない!」
そう弁明する彼の後ろに横たわる血まみれの老人は……エルンスト司教。

騒ぎを聞きつけてライン司祭や神官戦士達が礼拝堂に駆けつけたが、
司教の体を見て息を呑む。ライン司祭は司教の体に触れ……そして沈痛な表情になった。

バルドゥアはプレイヤーキャラ達を指差して「こいつらが殺したんだ!」と罪を押し付けようとしたが、
バルドゥアの足元には彼の武器である槌矛が血まみれで落ちており、そんな言葉を信じる者は誰も居なかった。

「そ……そうだエルンストが悪いんだ、あいつが私を殺そうと……」
と、証言をころころと変えて逃げようとする往生際の悪いバルドゥアだが、
すぐに神官戦士たちにひっとらえられた。
念のため、プレイヤーキャラ達やアルフレート、トービアスも同行を求められ、事情聴取を受けることになる。


二日後、長かった事情聴取もおわり、冒険者達と青年二人の一行はやっと帰宅を許された。
協力に感謝する旨を告げるライン司教は、心労のためにやつれている。
よほどエルンスト司教のことを敬愛していたのだろう。

バルドゥアのことを聞いてみると、法王庁の許可が下り、バルドゥアは
本日の神前裁判にかけられることになったらしい。おそらく死罪は確定だろうとのことだ。


一行はひとまず猫の額亭に戻り、主人と会話する。
主人たち町の人々の間でも事件の話は広まっており、神前裁判のことも伝わっていた。
本日の朝から既に裁判は始まっており、もうすぐ判決が出る頃だそうだ。

教会は治外法権であるため、通常の裁判ではなく教会法による神前裁判となったが、
それでも、教会法と照らし合わせても、どう考えても死罪は免れないという。
424ゲーム好き名無しさん:2011/03/05(土) 23:58:04.21 ID:GFEKVjwk0
今書きあがってるのはここまで。まだ続きます。

一箇所訂正。>>422の下から3行目「バルドゥル」は「バルドゥア」の間違いでした。
425ゲーム好き名無しさん:2011/03/06(日) 15:43:10.37 ID:l2S9w/vd0
>>424
乙だが
名前欄にタイトル入れようよ
426CardWirth 公式シナリオ:2011/03/06(日) 16:27:51.21 ID:d9Qmno9K0
すいません、間違えて、以前既に投稿していた内容を再度投稿してしまったようです。
今回の新たな投稿部分は>>424の訂正部分だけです。

>>425
次からその点にも気をつけます。
427ゲーム好き名無しさん:2011/03/07(月) 01:00:54.80 ID:rexti5rG0
入れようよ()
428コープスパーティーBR:2011/03/07(月) 19:39:17.42 ID:XhASwB4m0
かなり時間が空いてすいません、コープスBRのつづき
(チャプター2のバッドエンド)を投下します。
429コープスパーティーBR:2011/03/07(月) 19:43:22.60 ID:XhASwB4m0
バッドエンディング(WRONG END)・CHAPTER2
その1
条件:滑車装置の教室で、少年の霊と目を合わせてしまった場合
・  少年の霊と目を合わせてしまった良樹は、少年から目を離せなくなってしまう。
   少年が、ゆっくりと口を開ける。そこにあるはずの舌は切り取られていた。
   それを見た直後、その口の中に吸い込まれるように気を失ってしまった良樹は、
   一人真っ暗な穴の中で目を覚ます。
   身体は金縛りにあったように全く動かず、上からはどんどんと土が落とされてくる。
   淡々と、ひたすら淡々と、上から落ちてくる土は良樹を埋め続ける。
   ……生き埋めにされた良樹が息絶えても、尚。

その2
条件:様子がおかしくなったあゆみと玄関で合流せず、先に二つの滑車を
   作動させてしまった場合。
・  あゆみを見失ったまま、二つの滑車の装置を作動させた良樹。
   一方、正気に戻り自分が一人になっていることに気付いたあゆみは良樹を探し、
   作動した装置によって塞がれるはずの床の裂け目のすぐ傍を通り掛かっていた。
   キリキリと嫌な音を立てながら、装置がピアノ線を巻き取っていく。

   装置が止まったのを見て教室を出た良樹は廊下を進み、先ほどまで裂け目で
   分断されていた廊下へたどり着く。しかし、そこで裂け目が塞がった床と共に
   良樹が目撃したのは、胴体部分を真っ二つに切り裂かれたあゆみだった。
   床の裂け目を塞ぐ為に張られた装置のピアノ線が、偶然近くを通り掛かった
   あゆみを切り裂いたのだ。

   目の前の光景に広がる凄惨な光景に、頭を抱えてうずくまる良樹。
   「なんでお前の死に顔なんて見なきゃいけねぇんだよ……
   こんなもん、見るくらいなら……代わりに俺が死ねばよかったんだ」
   良樹がそう呟いたとき、裂け目を塞いで役目を終えたはずの滑車の装置が
   ひとりでに再び動き出し、その願いを聞き届けた……。
430コープスパーティーBR:2011/03/07(月) 19:44:04.99 ID:XhASwB4m0
その3
条件:女子厠であゆみの様子がおかしくなったあと、厠に戻らず
   二階への階段に進んでしまった場合
・  様子のおかしいあゆみから逃げるように二階へ続く階段へ下りた良樹は、
   あゆみに恋したきっかけを思いだす。
   このままあゆみを放ってはおけない、と思い直し三階に戻ろうとした
   良樹の前にあゆみが現れるが、彼女は相変わらず意味不明な言葉を呟き、
   次の瞬間尋常ではない力で良樹を突き飛ばした。
   咄嗟のことに受身も取れず踊り場に叩き付けられた良樹が最期に
   目にしたのは、不気味な笑みを浮かべて立ち尽くすあゆみの姿だった。

その4
条件:廊下などに点々と落ちている「犠牲者の手記」を、「最後まで読んではいけない」
   という張り紙の警告を無視して五枚全て読んでしまった場合
・  良樹が廊下で見つけた紙片は、ある男子生徒の書いた手記だった。
   友人と共にこの校舎に迷い込んだその男子生徒は、空腹に苦しんでいた。
   二人ともここで死ぬぐらいなら、辛い決断でも少しでも帰れる可能性に賭けよう、
   と友人と相談し、「じゃんけんで負けた方が勝った方を食料にして生き延びる」という
   勝負をした彼は、勝負に負け、友人の身体を食べて命を繋ぐ。
   しかし、出口のない天神小学校は、彼の精神を容赦なく蝕んでいく。
   枚数が増えるに従って、その内容は狂気に染まっていく。
   そして……最後の五枚目を読んだ直後、良樹の視界は暗転した。

   気付くと、そこは一枚目の手記を見つけた廊下だった。
   口の中に広がる血の味に混乱しつつ辺りを見回した良樹は、まるで何者かに
   食い荒らされたように無惨な姿で転がるあゆみの死体と、あゆみが死の直前に
   書いたらしきメモを見つける。「殺される、食べられる」と恐怖を綴ったメモ、
   その最後の行には、犯人の名前がハッキリと記されていた。
   「誰かあいつを捕まえて。私を殺して食べたのは クラスメイトの岸沼です」
   突きつけられたその事実は、手記の狂気に蝕まれた良樹の精神を完全に、
   完膚なきまでに破壊した。

   出口などない天神小学校の中、啜り泣きとも笑い声ともつかない声を漏らしながら、
   良樹は大好きだった少女の死体を再び貪り始めた。
431コープスパーティーBR:2011/03/07(月) 19:49:15.87 ID:XhASwB4m0
以上チャプター2のバッドエンドです。



以下チラ裏
……見れば分かりますがこっからがコープスパーティー(死体の宴)の本領発揮です。
ドット絵じゃなかったら確実に発禁になってたであろう描写のオンパレード。
しかも原作のPC版と比べると、コンシューマー化にあたって規制されるどころか
(ドットに比べてかなりぬるい描写とはいえ)イベントスチルまで追加されてます。

あと、バッドエンドその4のラストの良樹の声は聞いてて鳥肌立つくらい。声優さんすごい。
432ゲーム好き名無しさん:2011/03/07(月) 22:17:53.39 ID:EYQgjXSL0
>>431までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

3ヶ月以上経ったので「GOD EATER BURST」を ●途中 の欄から消しました。

>>363で書いたとおり、>>354の人の提案をWikiの「スレ天麩羅」のページに追加しました。

現在457KBなので新スレ立てを試みます。
433ゲーム好き名無しさん:2011/03/07(月) 22:19:32.93 ID:EYQgjXSL0
立てられませんでした。どなたかよろしくお願いします。
434ゲーム好き名無しさん:2011/03/07(月) 22:20:53.49 ID:EYQgjXSL0
おっと勘違い
次スレ立ては「480KBを超えてから」でしたね
失礼しました
435ゲーム好き名無しさん:2011/03/07(月) 23:24:01.49 ID:a82ncP9bP
乙です
436ゲーム好き名無しさん:2011/03/09(水) 21:10:57.47 ID:Sj2bSD+k0
Wikiに関する連絡です。

Wikiの「DIGITAL DEVIL SAGA 〜アバタール・チューナー〜」のページの冒頭部分にあった、
短く要約されたまとめを削除された方がいました。

この部分は厳密にはこのスレに書き込まれた内容ではなく、
以前にこのスレから派生して同じ板に立っていたスレ
「ストーリーを要約してもらうスレ」
に書き込まれた内容でした。
その点を問題視されての削除かもしれません。


そもそも、その「要約スレの内容もwikiにまとめるのかどうか」は
私の記憶ではしっかり話し合われたことがないので。

現状では、要約スレの2スレ目の途中までのうち、長く書かれているものが収録されています。
しかし半端な状態で、2スレ目の途中から、および3スレ目は収録作業が行われていません。


ただ、今回消された部分もせっかく書かれた内容でもあり、
消すのは少しもったいないのでは?と思う気持ちもあります。

この先、要約スレの、収録されていない部分(2スレ目の途中から先)からも
長めののものを選んで収録すれば、未解決リストの解消にも少し貢献する気もします。
要約スレでも長めに書かれているものは、この本スレに短くかかれたものよりも詳しい場合すらあるので。


そこで提案ですが、この際、要約スレからも収録するのかどうかを決めてしまってはどうかと思います、

収録に賛成の方が多いようならば、収録されていない残りの部分からもwikiに収録し、
収録に反対の方が多いようならば、既に収録されている要約スレの部分は
アバタールチューナーのものだけでなく、すべて削除してしまおうかと思います。

もちろん「削除の必要は無いが加える必要も無い。現状維持」などの、他の考えの方もいらっしゃれば意見を。
437ゲーム好き名無しさん:2011/03/09(水) 21:15:08.19 ID:Sj2bSD+k0
ちなみに要約スレは3スレ目の途中でdat落ちとなり、復活していません。
つまり現存しません。

ですから、収録するにしても削除するにしてもタイトルは限られるので、
際限の無い作業になるわけではありません。
438ゲーム好き名無しさん:2011/03/09(水) 21:24:20.05 ID:Toi/5VM80
要約スレのまとめがあるのならこちらのまとめに記載する必要はなし
要約スレまとめのリンクは貼るといいかもしれない
ないのなら要約スレと話し合ってから統合まとめにするかどうか決めた方がいい

と考えます
439ゲーム好き名無しさん:2011/03/09(水) 21:36:33.21 ID:Sj2bSD+k0
>>438
要約スレのまとめはなく、また要約スレは現存しないため話し合うことができないのです。
要約スレはこのスレから派生したスレでもあるので、
このスレで話し合っての決定でもよいのではないかと思います。
440ゲーム好き名無しさん:2011/03/09(水) 22:02:30.09 ID:7prpyrEW0
要約スレ亡き今、収録できるものは収録しといてほしいかな
と思う元要約スレ住人の俺。
441ゲーム好き名無しさん:2011/03/09(水) 22:19:54.26 ID:k2nU2RIa0
>>436
いいんじゃないでしょうかね
データベースは充実することが望ましいし
折角書かれたものが消えるのももったいない
またこれから書かれる可能性が殆ど無いであろう古いゲームが
リストから消えるのも喜ばしいことなんではないかと

追加することになった場合はこのスレで追加タイトルを
お知らせしてもらえると有難いです
あそこは履歴がもっと残るといいんですけどねえ
442ゲーム好き名無しさん:2011/03/10(木) 00:43:10.35 ID:NPnJvt6T0
>>436
もし要約スレのが移されるようになったとしても
要約じゃなくてもうちょっと長いのを再リクエストしたいって時に
もうあるじゃねーかって空気にさえならなければ個人的には大歓迎

>>132
ほぼ最後までいってね?と思って確認しに行ったらいいとこで終わってるな
前書いてた人ほど細かくは書かないけどそれでよければ
でもどうせあと少しだし、とか思ってそこそこ書いてたら割と長くなった
と言うわけで次からフリゲの「Knight Night」いきます

●既出部分の適当まとめ
いい加減で面白おかしい世界にて魔王討伐を目的に旅をしてきたアドニスたち。
しかしこの世界は魔女ガネットによって作られたものだった。
かつて存在したガネットが愛した魔王アドニスをもう一度作り上げるための箱庭。
途中まではうまく進んでいたものの、何故か少しずつガネットが作り上げた物語からアドニスたちは外れていった。
もうこんな世界はいらない、とガネットはこの世界を壊そうとする。
アドニスの中に眠っていた魔王アドニスの助力によって一度は彼女を退けることに成功する。
だが魔王アドニス、そしてアドニスの中にいた魔王キーファもまた消滅してしまう。
ガネットは諦めることなく、世界中に大穴を開けそこから世界を滅ぼそうとする。
時間もないので仲間達で手分けして大穴へと向かうことに。
443Knight Night:2011/03/10(木) 00:45:24.36 ID:NPnJvt6T0
アドニス、そして王族兄妹ミカとゲイルは竜族のシンバの背に乗り何とか大穴にまで辿り着いた。
しかし以前に受けていた傷が酷いシンバはもはや歩くのもやっとな状態。
それでもシンバは「あの人との約束があるから最後まで見届けたい」と同行を望む。

大穴の最奥には幼い姿をしたガネットがいた。
これはガネットの悲しみ。彼女は自らの魔力と共に悲しみを置いていったのだ。
「アドニス、ワタシヲアイシテヨォォォォ!」
何故いつも私だけ。幸せになりたいだけなのに。
嘆きと共に襲い掛かるガネットの悲しみを、アドニスは倒す。
――ありがとう。君を裏切って、愛してあげられなくて、ごめん。
かつて伝えられなかった「魔王アドニス」の言葉と共に。

大穴に巣食った力を撃破したところで、シンバがくずおれる。もう限界だった。
「最後まで見届けられないのが残念ッスけど、あとは大丈夫。
 俺の中のあの子が……」
力尽きるシンバにアドニスたちは寄り添った。光と共にシンバは眠りについた。

……が、次の瞬間シンバがいたところに女の子が立っているではないですか。

「はじめましてアドニス。久しぶり、かな?」
彼女はルシル。魔王アドニスの友達。魔王アドニスを変えた少女。
魔王アドニスがガネットに殺される少し前、ルシルもまた彼女によって殺されてしまっていた。
暗闇に堕ちた永遠とも思える一瞬の間に、ルシルはアドニスとガネットに何が起こったのかを知った。
そしてガネットがこれからしようとしていることも。

恨んでないとも、憎んでないとも言えば嘘になる。でも、それよりも。
魔王アドニスが救われて欲しかった。ガネットの愛が報われて欲しかった。
何より、これから生まれてくるもう一人のアドニスに違う道を歩んで欲しい。

そんな思いが奇跡を呼んだ。
シンバがルシルを見つけたのだ。ガネットの物語の登場人物。
本来はただアドニスたちを城へと送り届ける役割をもつだけの存在。
ルシルはシンバと同化した。その瞬間、シンバは物語の世界の理から外れた。
ほんの僅かな楔。結果としてこれがガネットのシナリオを崩壊させたのだ。
444Knight Night:2011/03/10(木) 00:47:28.79 ID:NPnJvt6T0
ルシルはガネットを救いたい、と言った。「彼が望んだハッピーエンド」のために。
残ったシンバの力を借りてルシルは竜へと変化し、他の仲間を集めて最終決戦の地へと向かう。
目指すはガネットの待つ大穴、ネクロノミコン。

ネクロノミコンの最奥にガネットは待っていた。
アドニス達が来たことに驚きは無い。
「ねえ、私に作られた貴方が、どうして私に逆らうの?」
ガネットは叫んだ。私は幸せになりたいだけなのだ、と。
幸せになるために努力しても、頑張っても、いつも上手くいかない。
自身の作り物にまで振り回されることにガネットは怒り狂い、全てを消そうと「切り札」を出してきた。
彼女が世界を生み出した時に気がついた、世界の法則。

世界は常に「世界自身を滅ぼそうとする」法則を持っている。
それは災害として襲い掛かることもあれば、魔王や魔物を生み出して世界の脅威とする。
魔王アドニスが魔王として堕ちたのも、恐らくはその法則に飲み込まれたから。
ガネットはその法則の力を「ラグナロク」と呼んだ。
魔王アドニスを狂わせた力に頼ることにガネットは最後まで抵抗感をあらわにしていた。
だが、この世界を滅ぼすためにはもう致し方ない。
ガネットがどれだけ自身でこの世界を滅ぼそうとしてもアドニスたちは抵抗し、打ち勝ってくるのだ。
誰にも入ることが出来ない世界の核へとラグナロクと共に行き、邪魔されること無くこの世界を滅ぼす。
「私の、全てが狂ったこの世界なんて存在しちゃいけないのよ!」
そう言い残してガネットは姿を消した。

辿り着くこと叶わぬ場所へと逃げられてしまい、もはやこれまでかと嘆いたその時。
「はろ〜アドニス。王様、奇跡の生還〜」
なんとそこに現れたのはバーンズ王。船が沈没する間際、助けられたのだと言う。
彼らを助けたのはどうしようもない村の人々だった。村長であるドリューの兄が船を出したのだ。
さて世界の核にまで行く方法にバーンズ王、そしてミカとゲイルに心当たりがあると言う。
王族にのみ伝わる「神降ろしの儀」(キーファを呼び出した儀式)を応用、「召喚」を「送還」する力にすることで指定の場所に送り届け

られるのではないかと言うことである。
ただし、大掛かりな儀式になるので送れるのは1人だけ。
最後の決着をつけるために、アドニスは1人世界の中心へと向かった。
445Knight Night:2011/03/10(木) 00:51:17.97 ID:NPnJvt6T0
世界の核で、膨れ上がったラグナロクと共にガネットは待っていた。
もはやここまで来てはラグナロクを止めることなど誰にも出来はしない。
「2人で一緒に……消えましょう」
ガネットの言葉にアドニスが拒否の意を示すと、彼女はラグナロクを差し向ける。
あまりにも強大な力。なす術も無くあっさりとアドニスは力尽きた。
「さよなら、アドニス。最後にせめていい夢を」

 まだ、終わりじゃないよ。

聞き覚えのある声。その声と共に、数多の声がアドニスに届く。
今まで過ごしてきた世界の人々の声。
王城の騎士、何の変哲も無い村、ご恩と奉公の村、全力の漁村、平和な村、臆病者の村、思ひ出の村、そしてどうしようもない村。
今まで歩んできたアドニスの道のりは、無駄ではない。
「彼」はアドニスに立ち上がる力を与えた。だが、それだけ。
ほんの少しでも攻撃を受ければまた倒れてしまうだろう。

 でも、大丈夫。きみは、僕とは違う。
 1人じゃ、ないんだ……。
 だから、一緒に行こう。アドニス!

魔王アドニスの声に導かれ、アドニスは立ち上がった。
ラグナロクは目の前の彼を滅ぼそうと圧倒的な力を以って立ちはだかる。
ただひとり立ち向かうアドニスと共に、彼の大切な人々の声が空間中に広がった。

「アドニス、お前は1人じゃねえ!」
ドリュー、ホランド、イライザ――勇者一行の声が。

「大切なもう一人の家族へ届け……一緒に生きよう、アドニス!」
ミカ、ゲイル、バーンズ王――王族一行の声が。

「信じてるから……世界の絶望なんて世界の果てまで、ぶっ飛ばせ!」
リュカ、ナナリー、ケイト――共に旅をした仲間の声が。

「彼らが望んだ最高のハッピーエンドはすぐそこなんだ……!
 ねぇアドニス、最後だから言わせてね……ありがとう、生まれてきてくれて!」
ルシル――見守り続けた少女の声が。

「ふん、いつまで手こずっているつもりだ……阿呆」
そして聞き覚えのある声が。
「貴様の思いはその程度か?違うと言うなら気概を見せよ!
 我らの!貴様と、我輩の歩んできた道のり!
 その全てを以って!あのデカブツをぶちかましたれ!」
それは、旅の始まりより共にあった――魔王の声!

「望むは一言!薙ぎ払え!」
446Knight Night:2011/03/10(木) 01:04:32.25 ID:NPnJvt6T0
世界の人々の想いが集まり、ラグナロクは消え去った。
どこかすっきりした表情でガネットは倒れ伏す。
ラグナロクを破った力は「世界の力」だった。
作り物であったはずの世界によってラグナロクが敗れ去ったことにガネットは苦笑する。

だがラグナロクが破られたことで彼らのいる空間も消滅しようとしていた。
急いでルシルが迎えに来て、シンバの残した力を使ってアドニスを脱出させようとする。
そんなことをすればルシルとてただではすまない。
そう言ってガネットは道を示した。アドニスが帰るための道を。
アドニスに3度も死んでほしくないから、と。
そしてガネット自身はそのまま残ろうとする。
一緒に帰ろう、と手を伸ばすルシルの言葉を拒否して。
ルシルはアドニスを先に脱出させ、ガネットと向き合った。
「馬鹿ね、あんた」
「前、魔王アドニスにも同じこといわれたな。
 似てるんだ、貴方と。だから放っておけないんだ。
 あの人は変われたんだもの、貴方だって変われるよ」
ガネットにルシルは微笑んだ。
「ちょっと貴方は頑張りすぎちゃったんだよ。少し休もうね。
 お疲れ様、ガネット。よく頑張ったね」
そっとガネットの後ろに影が立った……それはガネットが狂愛した人の姿。

一方みんなのもとへと帰るために、終わりなき道をひたすらに進んでいくアドニス。
彼を導く声が聞こえる。

 最後の最後で、本当に世話のかかる男だな……。

悪態をつく彼の声に導かれるがまま、歩みを進めると――

「遅いぞ」「心配かけんじゃねーよ!」
「おかえりなさい……アドニスくん」

アドニスは大切な人たちの下へと戻ってきたのだった。

ぼちゃん。

あ、海の上に帰ってきましたので。重力にしたがって落下しました。
ちなみにアドニス、カナヅチのようです。溺れてますね。ばちゃばちゃ。
ああっ助けるためにドリューが飛び込んでいきました!でもマッハで溺れた!
大惨事ですね。いつものこと?そうかもしれません。
447Knight Night:2011/03/10(木) 01:09:46.66 ID:NPnJvt6T0
こうしてアドニスたちの魔王討伐の旅は終わりを迎えた。
それぞれ自分達の帰るべき場所へと帰り、それぞれの生活に戻っていった。
1ヵ月後。王城からそれぞれへ手紙が届く。
その内容は……

「ねえ、アドニス。本当に聞いたんだよね?」
「彼の……声」
「よーし、じゃ行くぞい。”神降ろしの儀”完全ver!」
「皆が来てからでもいいんじゃ?」
「サプラーイズ、やりたいじゃん?」

「お出でませ!魔王・降臨☆」





 ――おかえり、キーファ。

 ――ただいま、アドニス。



HappyEnd!

おわり。
どうしてキーファや魔ドニス様生きてるの?とか聞かないでください
きっと力尽きてただけなんだよ!とかそんな感じだと思う

あと、サブイベントの方も前の人書いてたね
連鎖イベント適当に書いてくるからちょっと待ってください
448Knight Night:2011/03/10(木) 02:12:15.49 ID:NPnJvt6T0
連鎖サブイベント
(最終決戦前に各キャラの家に行くと追加。各キャラ最強武器入手イベント)

・リュカ
祖父はリュカに彼女の両親の話をする。
彼女の両親もまたとても優しい旅の薬売りであった。
家を開けることの方が多く、祖父曰く「親としては失格」。
ある日ちょうど両親が村に帰ってきていた時、村で流行り病が広まった。
優秀な薬売りであった彼らは薬を処方することが出来た。だが量が足りなかった。
2人分、足りなかった。
そして村で薬を飲んでいなかったのは、リュカと両親だけとなっていた。
彼らは迷わず自分の娘に薬を飲ませ、そして死んでいった。

祖父が以前リュカに頼んだ薬草の配達、それは両親が最後に残した仕事だった。
成長したリュカが「薬売りになりたい」と言いだした時から、両親の仕事をリュカに完遂させようと思っていたのだそうだ。
祖父はリュカに共に決戦に連れて行ってやってくれと、両親の形見を渡した。
幼い頃のおぼろげな記憶の中に消えかけてしまっていた両親の真実にリュカは泣き崩れた。

・ナナリー
ナナリーが家に戻るとそこには「忘れん坊の村」の幼女村長が。
どうしてあんたがここに!?と言いたいところだが、ナナリーは知っている様子。
思い返すと面影があったのだ。「なあ……糞ババア」
なんと幼女村長はナナリーの祖母であった。死んだはずじゃなかったのか。

ある日暇すぎて死にそうだったナナリーの祖母はどっきりのために仮死の薬を作って飲んでみた。
そしたら効き目が強すぎて本当に死にかけてしまった。おい。
そんな状態の祖母を見つけたナナリーは本当に死んだと思って土葬してしまった。そりゃそうだ。
どれほどか時間が経ってようやく薬の効き目が切れて蘇生したが、ナナリーは騎士団長と共に魔王討伐の旅へと出ていた。
挙句の果てに薬の副作用か祖母自身は若返っていた。なんてこったい。
そこでナナリーたちにいたずらしてやろうと先回りを決行する。酷い。
忘れん坊の村にまで辿り着いた瞬間、忘れな草の効果で記憶を失ってしまった。んなあほな。
すると何となく自分が村長だった気がしてきたから村長をやっていた……ところにアドニスたちがやってきた、と言う訳である。
リュカの薬草のせいでしばらく後に記憶を取り戻し、戻ってきたという次第だ。

どこから突っ込めばいいのか分からないレベルのばばあの話にナナリーはぶちきれる。
だがそれでも、祖母が生きていてくれたことに彼は喜びを隠せないのだった。
449Knight Night:2011/03/10(木) 02:16:55.22 ID:NPnJvt6T0
・ケイト
「私と彼女の墓」
ケイトの庵には、ひっそりと建てられた墓があった。だがその墓の中は空っぽだ。
かつてケイトは世界に退屈していた。
彼は世界の全てを知り、そしてもう知るべきことが無いことを人としての「死」と同義だと悟った。
そして「賢者ケイト」の墓をつくり、その中に身の回りのもの全てを放り込んだ。

ある日、彼女がやってきた。自身の病を治す術を求めてケイトを訪ねてきた。
ケイトは知っていた。その病は不治のものであることを。
だがケイトは言えなかった。思わず治療法を調べる、と言ってしまった。
すると彼女は手伝いたいと申し出た。奇妙な同棲が始まってしまったのだ。
日々「調べるフリ」をしていたケイトだったが、そのうち「本気で調べる」ようになっていた。
彼の世界は変わっていた。だがどれだけ調べても不治の病を治す術は見つからない。

ある日、彼女は姿を消した。
彼女のせいでケイトが苦しんでいることに気付いてしまったから。
共に生活を送るうち、彼女はケイトを愛していた。素敵な思い出ができたと喜んだ。
だから彼女はケイトの下を去った。
数ヵ月後に送られてきた彼女からの手紙に、ケイトは涙した。
泣いて、泣いて……そしてケイトははじめて、見上げた空が美しいことに気がついた。
世界が愛おしいと思えるようになっていた。



以上でおわり
アドニスの最強武器入手イベントはコラボキャラ関連なので省略する

レベル上げ意識しなくてもストーリー進められるくらいには手軽なボリュームなんで
気になるならやってみることをお勧めしとく。フリゲだし
450ゲーム好き名無しさん:2011/03/10(木) 13:10:05.30 ID:DLdVV36j0
まだ発売してあんまり経ってないけど、Bulletstormわかる方居ませんか?
451ゲーム好き名無しさん:2011/03/10(木) 15:43:39.42 ID:0aNqWzmDO
ラストリベリオン頼む
主人公王族なのになんで口が悪いの?
452ゲーム好き名無しさん:2011/03/10(木) 16:23:43.70 ID:r1SDW5r10
>>450-451
リクエストするなら>>1のルールを守りましょう
453[PS3]アサシン クリード ブラザーフッド:2011/03/10(木) 23:52:30.65 ID:1CHMgh3S0
アサシン クリード ブラザーフッドの話しを投下します。◆l1l6Ur354A

あらすじ
朝に目が覚めたら、二つの秘密結社の戦いの真っ只中に放り込まれていたなんて有り得ないと思うだろ?
だが、これは現実だ。
一方の勢力はテンプル騎士団。
巨大企業アブスターゴ社を隠れ蓑に暗躍し、世界の全てを牛耳ろうとしている。
もう一方の勢力はアサシン教団。
人の自由意思を守る事を使命とする組織で歴史の裏でテンプル騎士団と暗闘を繰り広げてきた。
俺はその一員として生まれた。
数週間前、俺は囚人のようにテンプル騎士団が作った機械アニムスに縛り付けられた。
最近の日課は俺の中に眠る先祖のDNAと一体化し、奥に眠る記憶を呼び覚ます事。
最初に体験したのは十字軍の頃の祖先アルタイルの人生。
そして、テンプル騎士団の目的がエデンの果実と呼ばれる秘宝の在り処だと知った。
エデンの果実は人に幻を見せ、操る力を秘めている。
一度、在り処が解ると俺は用済みで処分対象になった。
だが、アサシンの協力者ルーシーが俺を助け出し、共に脱出した。
その後、騎士団に対抗できる程の力を付ける為、
アニムスの流入現象を利用してエツィオというルネッサンスを生きたアサシンの記憶を蘇らせていた。
流入現象は俺をアサシンに変貌させつつある。
しかし、俺達の隠れ家はテンプル騎士団に発見されてしまう。
アサシン教団とテンプル騎士団の戦いは騎士団の圧倒的優位に進んでおり、
伝説あるいは最強のアサシンと称されたアルタイルやエツィオの子孫は既に俺一人になっていた。
もはや、逃げ場など何処にも無い。
俺の名はデズモンド・マイルズ。
これは俺の物語だ。
454[PS3]アサシン クリード ブラザーフッド:2011/03/10(木) 23:54:12.50 ID:1CHMgh3S0
イタリアのヴィラに逃げ延びたデズモンド達はアニムスの使用を再開する。◆l1l6Ur354A

ミネルヴァと名乗る存在はエツィオの人生を体験しているデズモンドに将来、人類に恐るべき災厄が降りかかると語り、消える。
恐るべき災厄、デズモンド。
様々な謎を抱きつつも、預言者の役割を果たしたエツィオはヴァチカンを脱出してヴィラに帰還。
仲間達にヴァチカンで起こった事を説明。
ミネルヴァが告げた恐るべき災厄に最優先で対処しなければならず、テンプル騎士団と争っている場合では無いと主張する。
しかし、仲間の一人であるニッコロ・マキャベリはテンプル騎士団という目の前を倒すのが先決だと反論。
口論になるが決着は付かなかった。

エツィオが束の間の休日を過ごしていた最中、エツィオ達がいるヴィラが襲撃に遭う。
襲撃してきた軍隊を率いているのは、テンプル騎士団の総長チェーザレ・ボルジアだった。
イタリア管区長のロドリゴ・ボルジアを退けた為、総長であるチェーザレが直々に出向いてきたのだ。
エツィオは一命を取り留めるが伯父のマリオを殺され、客人のカテリーナ・スフォルツァは連れ去られてしまう。
そして、エツィオ達が持っていたエデンの果実もチェーザレに奪われてしまう。

逃げ延びたエツィオはローマにいるマキャベリと合流。
打撃を受けた組織を再編し、再びテンプル騎士団と戦う決意を固める。

カテリーナがサンタンジェロ城に囚われているという情報を得たエツィオは救出に向かう。
敵兵の目を掻い潜りながら城内に潜入するエツィオ。
サンタンジェロ城にはルクレツィア・ボルジアが居たが、苦も無く彼女からカテリーナを助け出す。

エツィオは親友であり、協力者のレオナルド・ダヴィンチと再会する。
彼は今現在、チェーザレに雀の涙ほどの給料で兵器開発の為に無理矢理働かされているらしい。
それを聞いたエツィオはレオナルドが開発させられた兵器とその設計図を破壊しに行く事にした。
戦車などの兵器製造工場に潜入したエツィオは設計図を処分。
さらに完成したばかりの兵器を奪い、製造工場を破壊していく。
455[PS3]アサシン クリード ブラザーフッド:2011/03/10(木) 23:56:11.92 ID:1CHMgh3S0
チェーザレはイタリア統一の為、フランス軍の将軍であるオクタヴィアン・ド・ヴァロワを通じてフランスの協力を取り付けていた。◆l1l6Ur354A
チェーザレがイタリア統一へ本格的に乗り出すと聞いたロドリゴを始めとする騎士団幹部達は今の支配の均衡を崩すかもしれない。と懸念する。
しかし、チェーザレはその懸念に全く耳を傾けない。
チェーザレの動きを知ったエツィオはそれを阻止しようとする。
まずはチェーザレに戦争の為の資金を提供している人物を抹殺しなければならない。
そこでチェーザレの資金提供者でテンプル騎士団員ホアン・ボルジアに借金をしている人間に接触。
彼の協力もあってホアンがいる場所に辿り着く。
そこではヴィラでの勝利を祝う宴会が開かれていた。
エツィオはその宴会の最中にホアンを暗殺する。

続いてチェーザレとフランスの仲介をしているヴァロワを殺害するべく、
ヴァロワが率いるフランス軍と交戦しているバルトロメオ・ダルヴィアーノの傭兵団と合流する。
途中、バルトロメオの妻がフランス軍に捕えられるというイレギュラーが発生したが、
フランス軍の一部隊を潰して彼らに成り済まし、彼女を助け出してヴァロワを倒す。

その後もテンプル騎士団総長チェーザレ直属の暗殺者ミケロット・コーレリアの暗殺計画を阻止したりする等して、遂にチェーザレのイタリア統一を阻止する。

イタリア統一に失敗したチェーザレはロドリゴに呼び出される。
ロドリゴはチェーザレが独断で進めたイタリア統一の失敗を理由に彼を粛清しようとするが返り討ちに遭い、死亡する。
ロドリゴを暗殺する為に潜入していたエツィオは、彼の死による混乱に乗じてエデンの果実を取り返す。

イタリア統一失敗、ロドリゴ殺害、アサシンにエデンの果実を奪還された責任をとる形でチェーザレは騎士団総長の座を降りる事になった。
そこでチェーザレはユリウス二世の教皇及びテンプル騎士団の次期総長就任を後押しする
代わりに教皇軍最高司令官と騎士団イタリア管区長の椅子を彼に保証して貰うよう密約する。
しかし、密約を反故にしたユリウス二世の命によってチェーザレは捕縛されてしまう。
456[PS3]アサシン クリード ブラザーフッド:2011/03/10(木) 23:59:04.50 ID:1CHMgh3S0
エデンの果実を封印しようと考えているエツィオの元に報せが入る。
それはチェーザレが収監されていたモタ城を脱出して義兄のファン3世が統治するナバラ王国へと逃れ、そこで再起を図ろうとしている。
というものだった。
それを知ったエツィオはチェーザレに止めを刺すべく、単身でナバラ王国へ向かう。

ナバラ王国ではスペイン軍との戦闘が起きていた。
ナバラ軍を指揮しているのはチェーザレだった。
対峙するエツィオとチェーザレ。
戦いの末にエツィオがチェーザレを城壁から突き落とす。

その後、エツィオはエデンの果実をイタリアにあるコロッセオの何処かに封印する。

エツィオの人生からエデンの果実の在り処を知ったデズモンド達は早速、回収に向かう。
そこの地下にある施設では、あのミネルヴァあるいは彼女と同じ存在と思われる存在がいた。
彼女はデズモンドに目覚めの時まで残り72日しかないと語る。
そして、その場にあったエデンの果実を遠隔操作で使用。
エデンの果実によって操られたデズモンドが仲間の一人であるルーシーを刺してしまう。

エンディングへ
◆l1l6Ur354A
457ゲーム好き名無しさん:2011/03/11(金) 00:02:09.98 ID:TkFssG4l0
以上です。
修正するべき点等がありましたら、修正をお願いします。
文中にNGワードを入れたのは、作品名が長いので名前の欄に入り切らなかったからです。
458ゲーム好き名無しさん:2011/03/11(金) 00:57:41.95 ID:e0qHz88Q0
【PS3】ラストリベリオン頼むです
459ゲーム好き名無しさん:2011/03/11(金) 03:37:03.93 ID:KCs1ffGi0
どなたかキャサリンお願いします
460ゲーム好き名無しさん:2011/03/11(金) 04:56:01.73 ID:YSBajOLT0
461ゲーム好き名無しさん:2011/03/11(金) 11:38:29.83 ID:zb4qyhfr0
依頼の時点でトリップが必要とはさすがに思わなかった。
悪いね
462ゲーム好き名無しさん:2011/03/11(金) 11:42:33.33 ID:+UwDxmTE0
そうでなくて機種書けってことじゃないかね。キャサリンについては
463ゲーム好き名無しさん:2011/03/11(金) 11:47:07.74 ID:Yon3+Cfz0
キャサリンってPS3と箱○でストーリー違うん?
ニーアみたいに微妙に設定変わるようなものか
464ゲーム好き名無しさん:2011/03/11(金) 11:56:30.57 ID:1w+4R//t0
>>463
依頼主は同じだと思っていても、もしかしたら違うかもしれないから機種は書いたほうがいい。
どの機種も同じという情報があるのなら、依頼する時にそう併記すればいい。
ルールには意味があるんですよ。
465ゲーム好き名無しさん:2011/03/11(金) 15:32:22.58 ID:hC9VIQPoO
ついにナイナイ完結か、以前書いてた人とは違うみたいだけど
2人共お疲れ様でした
ダンガンロンパも続きが気になるのだけど忙しいのかな
466ゲーム好き名無しさん:2011/03/11(金) 16:51:05.07 ID:wEji+1CG0
XBOX360のNINETY-NINE NIGHTS(N3)のストーリーよろしくお願いします
467ゲーム好き名無しさん:2011/03/12(土) 11:47:28.63 ID:WFt++BAz0
>>463
どっちでもいいっていうんなら両方の機種を書いておけばいい

上のほうでも言われてるが
リクエストってのは未解決一覧に入れてもらう手続きなので
その辺を考慮してくださいませ
468ゲーム好き名無しさん:2011/03/12(土) 14:34:10.45 ID:UZLRObFj0
次スレ立てたけど番号がそのままになってしまった
次で修正してくれ

ストーリーを教えてもらうスレ part55(実質56)
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1299906128/
469ゲーム好き名無しさん:2011/03/12(土) 14:58:42.67 ID:E12gY+Xw0
PS2の絶体絶命都市2 ―凍てついた記憶たち― 
まだ書かれていない章があるようなのでどなたかお願いします。
470ラストウィンドウ 真夜中の約束:2011/03/13(日) 08:29:14.55 ID:SCqlKTdX0
※実際のゲームと異なる部分がありますが
 短くまとめるという性質上仕方ないのでご了承ください。


登場人物紹介

カイル・ハイド
 34歳独身のプレイヤーキャラクター。
 ロサンゼルスにある「ケイプウェスト・アパートメント」の202号室の住人。
 元刑事だがいろいろあって今はレッドクラウン商会でセールスマンをやっている。
スティーブ・ウルフ
 売れないミュージシャンで常に貧乏している。201号室の住人。
パトリス夫人(マーガレット・パトリス)
 アパートの管理人の五十代くらいのおばさん。何かを隠していて怪しい。
マリー・リベット
 206号室に住んでいる謎の未亡人。
ディラン・フィッチャー
 水道工事を生業としているという小太りの男。304号室の住人。怪しい。
フランク・レイバー
 302号室の住人。気難しそうな老人。けっこう怪しい。
シドニィ・レーガン
 アパートの一階にある「ラッキーズ・カフェ」のマスター。
レックス・フォスター
 ラッキーズ・カフェに出没する謎の男。メチャクチャ怪しい。
ウィル・ホワイト
 306号室に住んでいる四十代くらいの男。
 顔絵があるのに説明書に載ってない隠れキャラ。怪しい。

エド
 レッドクラウン商会のボス。元刑事で、クリス・ハイドの知り合い。
レイチェル
 エドの秘書。
ヒュー・スペック
 エドが刑事だったときの上司だった男。今は政界に転身し、ロス市長に立候補している。
クリス・ハイド
 カイルの父親。名うての金庫破りだったが25年前に謎の死を遂げる。
ジニー・ハイド
 カイルの母親。ニュージャージーに住んで看護師をしている。

ジョージ・パトリス
 パトリス夫人の夫。13年前に死亡。ジャズのサックス奏者だった。
マイケル・マクベイン
 ホテル・ケイプウェストの支配人だった男。
キャシー・マクベイン
 マイケルの妻。
ピーター・リベット
 マリーの夫。半年前車の事故で死亡。
471ラストウィンドウ 真夜中の約束:2011/03/13(日) 08:30:45.22 ID:SCqlKTdX0
チャプター1 1980年12月18日

「まいった…」
俺は思わず呟いた。

俺はカイル・ハイド。いい名前だろ?
いろいろあって(前作「ウィッシュルーム」参照)今はレッドクラウン商会で
慣れないセールスマンをやっているんだが…。
それももう終わりだ。
呼び出しのポケベルを無視し続けたのがまずかった。
それで堪忍袋の緒が切れた、ということで、
「お前はクビだ!」と、エドに言われてしまった。
今回ばかりはエドも許してくれそうにない。
ああ、駄目だな、俺って…。

落ち込みながらアパートへ帰った。
今、俺が住んでいるこの古びたアパート「ケイプウェスト・アパートメント」は、昔はホテルだったらしい。
レンガ造りの4階建てで、屋上には何故か灯台のモニュメントがある。
アパートの入り口を入るなり、スティーブが金を貸してくれと言ってきた。
またそれか、とあきれた。俺の部屋の向かいに住んでいるスティーブは、常に金に困っているらしい。
「来年になったって、お前に貸せる金なんか無い」
「何言ってるんだ、ハイドさん。今すぐに郵便受けを確認したほうがいいぜ」
確かに長いこと郵便受けを開けてないが…。スティーブの勧めに従って郵便受けから手紙を取り出す。
何通かのダイレクトメールの中に、「退去通知書」が入っていた。
アパートを取り壊すことになったので、今年中に出て行かなければならないらしい。

まったく、何てことだ。
俺は退去通知書の差出人である、101号室に住むアパートの管理人のパトリス夫人に理由を問いただした。
「女一人でアパートの経営を続けるのも気苦労が多くて大変なのよ。
分かっていただける?」
パトリス夫人は、どうあっても退去の期限を延ばすつもりはないらしい。
472ラストウィンドウ 真夜中の約束:2011/03/13(日) 08:31:32.14 ID:SCqlKTdX0
階段を上って2階へ行くと、ディランが俺の部屋の前で何かやっている。
ディランはパトリス夫人にアパートのメンテナンスを任されてるらしいが…。
俺を見てディランは言い訳をする。
「ハイドさんの部屋のドアを調べていたんです。問題ありませんでした」
ディランは逃げるように去っていった。
鍵を開けて部屋の中に入ろうとすると、何かが床に落ちた。
どうやらドアに封筒が挟まっていたようだ。
差出人の名前は無い。中の便箋には、
『探し物は、25年前にホテル・ケイプウェストでなくなったレッドスター』
と、タイプされた字で書かれていた。

レッドクラウン商会は、表向きはいろいろなアイディア商品を売る会社だ。
だが裏では、訳ありの探し物のオーダーを受けていて、
俺はその探し物を探すこともやっていたのだ。
しかし、探し物のオーダーが直接俺の元に届くなんて、タチの悪いいたずらか?
首を傾げながらふと顔を上げると、留守番電話のランプが点いているのに気づく。
『あんたに探し物の依頼がある。オーダーは直接あんたの部屋に届けた』
留守電のテープに録音されていたのは、全く聞き覚えのない男の声だった。
473ラストウィンドウ 真夜中の約束:2011/03/13(日) 08:33:15.74 ID:SCqlKTdX0
チャプター2 1980年12月19日

電話のベルの音で目を覚ます。おふくろからだった。
『エドとはうまく行っているの?』
おふくろの言葉に心臓が跳ね上がる。
さすがに昨日クビになったとは言えない。
「もういいだろう。34歳にもなった息子の心配はするな」
「そうね。死んだ父さんと同じ年になったあなたには、そんな心配は無用ね」
電話を切った後、俺は親父のことに思いを巡らせた。
親父――クリス・ハイドは、逮捕暦の無い、名うての金庫破りだった。
親父と、おふくろと、俺と三人、ここロサンゼルスで、つましく幸せに暮らしていた。
不幸は突然やってきた。
25年前、俺が9歳のとき、親父は死体となって発見された。今もその事件は未解決のままだ。
ロサンゼルスに住めなくなった俺とおふくろは、マンハッタンに移り住むことになった。
そのときの悲しげなおふくろの姿を、俺は忘れることが出来ない。

廊下に出てみると、スティーブと三十代くらいの女が言い争いをしている。
あの女は、206に住んでいるマリーとかいう未亡人だ。
「ハイドさん、助けてくれよ。この女が俺に言いがかりを……」
「言いがかりじゃないわ。早く指輪を返してよ!」
大切な指輪をスティーブが盗んだと、マリーは言う。
マリーに詳しく話を聞いてみると、指輪はどうやら部屋の中でなくなったようだ。
許可をもらって、マリーの部屋に入る。指輪は家具の隙間に落ちていた。
その指輪は、3カラットほどもある大きなダイヤの周りに、
小さなルビーが添えてある、珍しいデザインのものだった。
マリーは、この指輪は亡き夫のピーターが残した大切な形見だと言う。
とにかく、これでスティーブの疑いは晴れた。
「さすが、元刑事は違うな」
スティーブはそう言った。
「ちょっと待て。何でお前が俺の過去を知っている?」
スティーブは、ディランから聞いたのだと言った。

3階に行きディランから話を聞くことにする。
この男は昨日俺の部屋の前で何かしていたし、明らかに怪しい。
ディランは、偶然見た古新聞に俺の名前が載っていたのだと言う。
4年前、刑事をしていた俺は、裏切った同僚の刑事を銃で撃った。
俺が刑事を辞めるきっかけになった、あの事件の記事らしい。
「廊下で立ち話をされると通行の邪魔だ」
気難しそうな爺さんに注意され、会話が打ち切られた。
爺さんは302号室に住むフランク・レイバーだ。
474ラストウィンドウ 真夜中の約束:2011/03/13(日) 08:34:07.05 ID:SCqlKTdX0
部屋に帰ってぼんやりとテレビを見る。
もうすぐロサンゼルス市長選が行われるので、候補者の演説が中継されている。
元ロス市警だという、ヒュー・スペックといういけ好かない男が喋っている。

腹が減ったので、アパートの1階にあるラッキーズ・カフェに行く。
ランチタイムを過ぎているので店内はすいていた。
俺の他は客は怪しい男一人だけ。
カフェのマスターのシドニィは、その男は最近毎日来ていると言う。
俺はその男に探りを入れてみることにした。
男はレックス・フォスターと名乗った。
「何を嗅ぎ回っている?」
レックスはそれには答えず、はぐらかした。
「あんたの話し方、まるで取調べ中の刑事だぜ」
そう言い残して、レックスはカフェを出て行った。

「そういえば、市長選は誰に入れるんだい?」
シドニィが俺に話しかけてきた。俺は選挙には興味が無いと答えた。
シドニィは、ヒュー・スペックにだけは入れたくないと言う。
なんでも、スペックはここいら一帯の地上げに関与していたという噂があるらしい。
「これ、見てくれよ」
シドニィが差し出した今日の新聞を見てみる。
昨日、アパートの近くで、宝石強盗事件が起こったらしい。
「昔、あったんだよ、この辺りでよく似た事件が」
シドニィが言うには、13年前に暗躍した宝石強盗団<コンドル>による手口と、
昨日の事件はよく似ているらしい。
475ラストウィンドウ 真夜中の約束:2011/03/13(日) 08:34:50.45 ID:SCqlKTdX0
今日はここまで
476ゲーム好き名無しさん:2011/03/13(日) 09:14:39.36 ID:7nvk1iBXO
短く纏めるのはともかく、何故「異なる」部位が出来てしまうのかが真面目に分からない
このスレに上げるものでそれはちょっとまずいのでは
477ゲーム好き名無しさん:2011/03/13(日) 21:42:55.78 ID:jo/6LR3K0
乙。

あれ、カイルって前作の「ウィッシュルーム」のエンディングで、
ヒロインのティーン美少女(記憶喪失で精神年齢は幼女)を
手なづけて連れ帰ったロリコンだよね

あのヒロインは出てこないのか

>>476
ちょっと省略してますって意味なんじゃね?
478ゲーム好き名無しさん:2011/03/13(日) 22:15:58.90 ID:Sq4BU2Z80
だとしたら、次の投稿の時に明言しておいて欲しいな。気になるし心配にもなる
479ゲーム好き名無しさん:2011/03/13(日) 22:38:52.56 ID:YyFu/c0U0
細かいね
480ゲーム好き名無しさん:2011/03/13(日) 23:04:17.21 ID:KPrLOtDo0
>477
ちょっとだけ出てくる
481ラストウィンドウ 真夜中の約束:2011/03/14(月) 00:16:37.15 ID:hRqUJX+b0
>>476
これに限らず私はよくやってることですが
登場人物を減らすとその周辺の話がなくなって話が短く解りやすくなる
んでそれによって話がつながらない部分が出てくるので
そこをちょこっと変える
イベントの順番を変えたりもしています
なのでゲームをやったことある人が読むと記憶と違うところがあるかも知れない
でも基本的な話の流れとかオチとかは変わらないので突っ込まないで下さい
別に何かを捏造したりはしてませんから

端的に言うと
多少のアレンジは書き手の裁量に任せてくださいよ、ってことです
細かい違いを気にするようなら買ってプレイしろ、ってことで
482ゲーム好き名無しさん:2011/03/14(月) 00:55:58.10 ID:6I/DzygU0
>>481
書きやすいように多少削ったり並び替えたりは有りだと思うが、
ただ「変わってますよ」とだけ言われると心配になるんだぜ。とにかく乙
483ゲーム好き名無しさん:2011/03/15(火) 15:41:23.75 ID:XhaKdp7LO
細かいね
484ゲーム好き名無しさん:2011/03/15(火) 18:26:23.45 ID:gpKeK+dYP
PSP 密室のサクリファイスお願いします
485ゲーム好き名無しさん:2011/03/16(水) 21:55:50.96 ID:iI9aIGjb0
PSPシャイニングハーツお願いします
486ゲーム好き名無しさん:2011/03/17(木) 00:07:22.92 ID:/Uz39hSO0
・プロローグ
舞台は精霊の存在と錬金術、そして機械技術の融合による産業革命が進む時代。
中小国家シンラの国王・ジャコウは、乱世において自らの国を千年王国とするために
精霊の力を封じ込めた聖霊石とそれを利用した聖霊機関を開発。
その圧倒的な力で他国に侵攻を開始した。
同時に聖霊石の力をヒトに組み込み、より強い力を得る研究である
「プロジェクト・エスプガルーダ」を立案し、自らの遺伝子を提供した。
プロジェクトは成功し、精霊の強大な力を持った存在である「ガルーダ」として
アゲハとタテハという兄妹が生み出された。
しかし研究の中心人物であった錬金術師・ヒオドシが突如として幼い兄妹を連れて国外へ逃亡。
行方をつかめないままプロジェクトの要を失ったジャコウは、その穴を埋めるかのように更なる研究と侵略を続けた。
そして16年の時が過ぎた。
アゲハとタテハの兄妹は自らの出自と秘められた力を知る事も無く、
辺境の国でヒオドシの元で錬金術の手伝いなどしながらひっそりと暮らしていた。
しかしそんな彼らの国にもついにシンラの侵攻の手が伸び、二人の平穏は終わりを告げようとしていた。
487ESPGALUDA[エスプガルーダ] 2/2:2011/03/17(木) 00:09:02.78 ID:/Uz39hSO0
失礼しました
>>486はESPGALUDA[エスプガルーダ] 1/2です

・本編
ジャコウの実の娘であり、シンラの皇女であるセセリが侵攻部隊を引き連れ町を襲う。
皇子が生まれなかったため男として育てられた彼女は、父に認められたいがために自ら前線指揮に立つ。
ついに3人を見つけるが、タテハをかばってヒオドシが凶弾に斃れた時、突如として兄妹のガルーダとしての力が覚醒。
背中に輝く羽根で取り囲む兵たちを一瞬で血飛沫に変え、侵攻の進む町へと飛び立つ。
目覚めた力は凄まじく、並みいる敵を撃破してゆくが、その行く手にセセリが現れる。
「ァハハッ!貴様らの存在を消してやるぅ!」
聖霊機関兵器と機甲羽根を駆使して襲い来るセセリだが
ガルーダの力の前に沈み、瓦礫と化した町へと真っ逆さまに落ちてゆく。

生き延びるために、そして何かに呼ばれるように二人は町を後にする。
執拗な追手を撃退し、胸に埋め込まれた聖霊石に導かれるまま進む兄妹だが、
二人を呼ぶ声は敵の中枢であるシンラの帝都に浮かぶ浮遊城ウツロブネから響いてくる。
激しい攻撃にさらされながらも、その奥から確かに聞こえてくるどこか懐かしく優しい呼び声。
しかしそれを遮るように、傷付いたセセリが二人の前に立ち塞がる。
最初の戦いで敗れ両腕両脚と片眼を失っていた彼女だが、兄妹の侵入を知るや
武器化された義手と義足を身につけ、引き留めようとする臣下を血祭りに上げながら飛び出したのだ。
以前にも増して激しい攻撃と憎悪をぶつけてくるセセリ。だがやはりガルーダの力には敵わなかった。
石畳に叩きつけられ、溢れる血でまみれていくセセリを見下ろしつつ進む二人。
そしてついにウツロブネの最深部にジャコウの姿を見る。

自らの野望そのものでもある二人の力を目にし、巨大な聖霊石に繋がれた機械の前でジャコウは狂おしく笑う。
「この父に見せてくれ、お前らの大きくなった姿を。その力を!」
力を望むまま自らを擬似的にガルーダ化していたジャコウが襲いかかる。
しかし覚聖した姿は優しげな女性であり、その姿に自分たちを呼んでいた声の正体を見る二人。
一方ジャコウに注がれる聖霊石の強大な力は覚聖融合臨界を迎え、純粋な聖霊結晶となって二人を追い詰める。
アゲハたちの聖霊石の力さえ吸収あるいは無効化してしまうが、
先に限界が訪れたのは生まれながらのガルーダではないジャコウであった。
光と断末魔の叫びを残しともに消えゆく聖霊結晶とジャコウの肉体。後に残ったのは一人の女性。
彼女こそ二人を呼んでいた声の主であり、二人の母アリス(亞璃主) だった。
聖霊の力を引き継ぐ巫女だった彼女はジャコウと幸せな結婚をし子供を授かった。
しかし野望に狂い始めていた夫は身ごもったアリスから子供を抜き取りプロジェクトに使った。
事実を知り絶望した彼女は、自分自身とその強大な力の全てを聖霊石に封じていたのであった。
ジャコウの消滅によってアリスは肉体と意識を取り戻し、抱いた事すら無い我が子との再会を果たす。
夜空には聖霊石から解放された精霊たちが蛍火のように静かに舞っていた…。

・その他紹介など
覚聖:聖霊石の力を解放する事。その際はなぜか性転換を伴い、男性は女性に、女性は男性に変化する。
アゲハ:落ち着いてて優しくクールな兄。性能も使いやすく、覚聖中は巨乳のエロいお姉さんなので皆こっちを使う。
タテハ:明るくしっかり者でお兄ちゃん子な妹。稼ぎには向いている性能だが
     覚聖してもショタだし腹黒説が囁かれるせいか敬遠され気味。
セセリ:スタッフ一番のお気に入りらしい12歳。ファンの間でも肉体欠損萌えや脱力モノのボイス萌えで大人気。
488ゲーム好き名無しさん:2011/03/18(金) 09:11:12.35 ID:gSnJV/Tf0
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489ゲーム好き名無しさん
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