ストーリーを教えてもらうスレ part47

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1ゲーム好き名無しさん
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自分でやるのが面倒、手に入らない、時間がない、お金がない、などの理由で
ストーリーを知りたいゲームのストーリーを教えてもらうスレです。
発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
新作のネタバレを読みたくない人は ◆l1l6Ur354A をNGワード指定推奨。

またリクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
まずはまとめWiki↓で既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。

ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki
http://www8.atwiki.jp/storyteller/
携帯電話の場合でもこちらのURLから行けば表示は崩れますが見れます
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/2.html

・スレに書き込まれたストーリーのまとめWikiへの収録作業や
まとめWiki中の未解決リストの更新作業は、スレ内の有志によって行われています。
手の空いた方がいらっしゃったらご協力をお願いします。
編集方法の説明はこちら。:http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/18.html

・作業を行ってくれた方は、「>>○○まで収録作業したよ」
「>>○○までのリクを未解決リストに反映したよ」などと
スレに書き込んでくれると、次に作業をする者にとって
どこから作業すればいいのかわかりやすくなるため助かります。

前スレ
ストーリーを教えてもらうスレ part46
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1242616250/l50

ストーリーを書く際の注意、関連スレ、未解決リストなどは>>2-10
2ゲーム好き名無しさん:2009/08/08(土) 22:42:41 ID:UhRbLGoi0
ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。

・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
・まとめWikiで既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
・リク主は依頼したストーリーが書かれたら、書き手に感謝の意を伝えましょう。
・過度のクレクレはスルーや批判の対象になります。気をつけましょう。
・手の空いた方はwiki編集などでスレに貢献しましょう。

ストーリーを書いてくれる方へのお願い。

・外部サイトからの無断転載は禁止です。もし外部サイトの管理人の方から許可を得て転載する場合でも、
 許可を得たという事を証明し、さらにそのサイトからの転載であると言うことを明記してください。
・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。 
 要望に出ていないゲームでも書きたいと思ったら遠慮せずに書いて頂けると読み手が喜びます。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
 そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
 タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
 投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
 また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
・勝手ながら、予約から1ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
 同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
 都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。
3ゲーム好き名無しさん:2009/08/08(土) 22:43:34 ID:UhRbLGoi0
関連スレ
(ギャルゲー板)
ギャルゲーのストーリーを教えてもらうスレ まとめWiki
http://ponkotsu.r.ribbon.to/

(エロゲネタ板)18才以上の方のみ!
エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめwiki Ver.2.0 - livedoor Wiki(ウィキ)
http://wiki.livedoor.jp/esosmw658/

(女向けゲーム大人板) 18才以上の方のみ!
BLゲースレhttp://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1095410605/l50
乙女ゲースレhttp://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1157949089/l50

(漫画サロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ Wiki*
http://wikiwiki.jp/comic-story/

(アニメサロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ
http://cabin.jp/koizumi/story/
4未解決リスト:2009/08/08(土) 22:44:55 ID:UhRbLGoi0
●未解決分 ≪part46の473までの時点でのリスト≫
※複数の機種で出ているものも、便宜上、一つの機種の欄にのみ書かれています
■PS3  ・アガレスト戦記 ・クロスエッジ ・GENJI -神威奏乱- ・SIREN: New Translation ・白騎士物語 -古の鼓動-
・ソウルキャリバーIV ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ ・ティアーズ・トゥ・ティアラ −花冠の大地−
・Dead Space(既出部分の続き) ・BIOHAZARD5 ・FolksSoul -失われた伝承- ・ミスト オブ カオス ・龍が如く 見参!
・RESISTANCE(レジスタンス) 〜人類没落の日〜
■PS2  ・アーバンカオス ・イースI・II ETERNAL STORY(既出部分の続き)
・ウィル・オ・ウィスプ(二作目に続くルートのストーリーを) ・ウィル・オ・ウィスプ 〜イースターの奇跡〜
・うたわれるもの −散りゆく者への子守唄−(PC版との違いを詳細に) ・AIRFORCE DELTA 〜BLUE WING KNIGHTS〜
・S.L.A.I -STEEL LANCER ARENA INTERNATIONAL- ・エバーブルー2 ・X−FIRE ・over the monochrome rainbow
・カウボーイビバップ 追憶の夜曲(セレナーデ) ・カオス ウォーズ ・神代學園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア ・神業−KAMIWAZA−
・仮面ライダー正義の系譜 ・ガンサバイバー3 DINO CRISIS ・ガンバード1&2 ・機動新撰組 萌えよ剣
・機動戦士ガンダム クライマックスU.C. ・キルゾーン ・ギルティギア ゼクス プラス ・ギルティギア イグゼクス
・キングダム ハーツII(既出部分の続き) ・九龍妖魔學園紀 re:charge ・Kunoichi -忍-
・グローランサーIV Return(既出のフレーネ・イライザ・LN型以外のシナリオを) ・ゲームになったよ!ドクロちゃん
・喧嘩番長 ・GENJI ・高円寺女子サッカー ・ゴッドファーザー ・五分後の世界(特にオダギリとミズノについて詳しく)
・COMBATQUEEN ・XIII [サーティーン] 大統領を殺した男
・THE お姉チャンプルゥ 〜THE姉チャン特別編〜(彩編・咲編を) ・THE 鑑識官 ・サムライウエスタン
・THE ロボットつくろうぜっ! 〜激闘!ロボットファイト〜 ・3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!
・シークレットゲーム -KILLER QUEEN-(既出のもの以外のルート) ・ジェネレーションオブカオス3
・死角探偵 空の世界〜Thousand Dreams〜 ・四八(仮) ・シムーン 異薔薇戦争 〜封印のリ・マージョン〜 ・灼眼のシャナ
・白中探検部 ・真・三國無双(1〜3、印象的なシーンは詳細に) ・新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド <特別編>
・スーパーロボット大戦OG ORIGINALGENERATIONS ・ステラデウス ・SPY FICTION ・スペクトラルフォースクロニクル
・スペクトラルフォースラジカルエレメンツ ・セイクリッドブレイズ ・ゼロの使い魔 小悪魔と春風の協奏曲 ・ソニック ヒーローズ
・第3次スーパーロボット大戦α〜終焉の銀河へ(セレーナ編) ・超時空要塞マクロス ・ツキヨニサラバ ・ディジタルホームズ
・ティンクルスタースプライツ-La Petite Princesse- ・デストロイ オール ヒューマンズ! ・鉄人28号(できれば詳しく)
・Dog of Bay ・ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン ・ナノブレイカー
・ナムコ クロス カプコン(既出部分の続き) ・ハードラック ・鋼の錬金術師 翔べない天使 ・鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女 
・爆炎覚醒 ネバーランド戦記 ZERO・バルダーズゲートダークアライアンス2 ・ヴァンパイアナイト ・彼岸花
・ファンタシースターユニバース(出来ればオンラインの分も) ・ファンタシースターユニバース イルミナスの野望
・フェイズパラドックス ・プリンス・オブ・ペルシャ 〜時間の砂〜 ・PROJECT ARMS ・炎の宅配便
・ポポロクロイス 〜月の掟の冒険〜(既出部分の続き) ・遊星からの物体X episodeII ・ライゼリート ・羅刹 -Alternative-
・ルパン三世 ルパンには死を、銭形には恋を ・レイジングブレス
5未解決リスト:2009/08/08(土) 22:47:56 ID:UhRbLGoi0
■PS  ・R4 -RIDGE RACER TYPE4- ・アローン・イン・ザ・ダーク 2 ・アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜
・エクサフォーム ・オウバードフォース ・逢魔が時 ・学校のコワイうわさ 花子さんが来た!! ・GUNばれ!ゲーム天国
・機動警察パトレイバーゲームエディション ・クリックまんが クリックのひ ・CRITICAL BLOW
・クロス探偵物語(6話と7話を) ・ゲゲゲの鬼太郎(バンダイ) ・ゲッターロボ大決戦 ・幻影闘技 SHADOW STRUGGLE
・幻想水滸外伝Vol.2 クリスタルバレーの決闘 ・公開されなかった手記 ・高2→将軍 ・KONOHANA:TrueReport ・サイレントボマー
・GERMS 狙われた街 ・シュレディンガーの猫 ・すべてがFになる ・SPRIGGAN 〜LUNAR VERSE〜 ・蒼魔灯 ・黄昏のオード
・TILK-青い海から来た少女- ・テイルコンチェルト ・デザーテッドアイランド ・天使同盟
・東京ミュウミュウ 登場新ミュウミュウ!〜みんなでいっしょにご奉仕するにゃん〜 ・ドラゴンシーズ 〜最終進化形態〜
・トワイライトシンドローム〜再会〜 ・ナイトアンドベイビー ・’70年代風ロボットアニメ ゲッP−X ・人魚の烙印 ・眠ル繭
・NEUES〜ノイエス〜 ・BOUNTY SWORD DOUBLE EDGE ・ひみつ戦隊メタモルV
・FINAL FANTASY VII(のちょっと詳細バージョン)の続き ・Forget me not -パレット-(「パレット」からの追加分を)
・フォックスジャンクション ・BLACK/MATRIX OO(既出部分からの続きを。簡潔でもかまいません)
・プラネットライカ(既出部分からの続き) ・Prismaticallization ・ボルフォス ・マーメノイド
・マネーアイドル・エクスチェンジャー ・ミザーナフォールズ ・ミスティックドラグーン ・厄 友情談義 ・厄痛 呪いのゲーム
・聖刻1092 操兵伝 ・竜機伝承 ・ルパン三世 カリオストロの城 −再会− ・LULU ・ロストチルドレン
■PSP  ・アナタヲユルサナイ ・遠隔捜査 −真実への23日間− ・クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-
・グローランサー(別ルートとそれぞれのキャラクターのEDを) ・SILENT HILL ZERO ・新天魔界 〜GOCIV アナザサイド〜
・新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-(各シナリオをできれば詳しく)
・注文しようぜ!俺たちの世界(スライギーイベントのラストを) ・テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー
・デッドヘッドフレッド〜首なし探偵の悪夢〜 ・VALHALLA KNIGHTS -ヴァルハラナイツ- ・PHANTASY STAR PORTABLE
・ブレイドダンサー 千年の約束 ・ブレイブ ストーリー 新たなる旅人 ・ヘブンズ ウィル ・ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険
・MYST(ライム時代とED全種を含めて) ・METAL GEAR AC!D ・煉獄 The Tower of Purgatory
・煉獄弐 The Stairway to H.E.A.V.E.N.
6未解決リスト:2009/08/08(土) 22:48:43 ID:UhRbLGoi0
■Wii  ・オプーナ ・機動戦士ガンダム MS戦線0079(ストーリーモードを) ・グーの惑星
・涼宮ハルヒの並列(涼宮ハルヒ自体をよく知らなくても分かるように) ・ソウルキャリバー レジェンズ
・ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔(詳しく) ・ネクロネシア
・ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還- ・レッドスティール ・ワンピース アンリミテッドアドベンチャー
■GC  ・神機世界エヴォルシア ・ターミネーター3:ザ・レデンプション
・PHANTASY STAR ONLINE EPISODE III C.A.R.D. Revolution ・遊戯王フォルスバウンドキングダム 虚構に閉ざされた王国
■64  ・悪魔城ドラキュラ黙示録(ラインハルト編) ・悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 〜レジェンドオブコーネル〜
・シャドウゲイト64 ・爆裂無敵バンガイオー
■SFC  ・R-TYPE III THE THIRD LIGHTNING ・アイ・オブ・ザ・ビホルダー ・アルバートオデッセイ ・アルバートオデッセイ2
・アレサ(スーパーファミコン版) ・アレサU 〜アリエルの不思議な旅〜 ・リジョイス 〜アレサ王国の彼方〜
・イーハトーヴォ物語 ・Wizap!―ウィザップ 〜暗黒の王― ・エルナード ・エルファリア2 ・カードマスター リムサリアの封印
・機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122 ・ごきんじょ冒険隊 ・Psycho Dream
・Secret of Evermore(SNESソフト。日本未発売) ・シャドウラン ・少年忍者サスケ ・神聖紀オデッセリア
・神聖紀オデッセリアII ・セプテントリオン ・ゼロヨンチャンプRR-Z ・ソウルアンドソード ・ファイナルファイトタフ
・ファイナルファイト2 ・ブレインロード ・弁慶外伝 沙の章 ・魔女たちの眠り ・魔天伝説 戦慄のオーパーツ
■FC&ディスクシステム  ・悪魔城ドラキュラ ・SDガンダム ガチャポン戦士5 バトル オブ ユニバーサルセンチュリー
・エスパードリーム(1、2) ・ガンナック ・ゲゲゲの鬼太郎2 ・御存知弥次喜多珍道中 ・殺意の階層 ・新・里見八犬伝 ・道(TAO)
・ドラキュラII 呪いの封印 ・百鬼夜行 ・魔洞戦記 ディープダンジョン ・魔法のプリンセスミンキーモモ ・未来神話ジャーバス
・魍魎戦記MADARA ・勇士の紋章 ディープダンジョンII ・ラディア戦記
7未解決リスト:2009/08/08(土) 22:49:58 ID:UhRbLGoi0
■DS  ・Another Time Another Leaf 〜鏡の中の探偵〜 ・アパシー ・あらしのよるに(マルチエンディング全7種類を)
・犬神家の一族 ・L the proLogue to DEATH NOTE -螺旋の罠(トラップ)- ・おさわり探偵 小沢里奈 ・ONI零-戦国乱世百花繚乱-
・川のぬし釣り こもれびの谷せせらぎの詩 ・きらりん☆レボリューション きらきらアイドルオーディション
・きらりん☆レボリューション〜なーさんといっしょ〜 ・きらりん☆レボリューション めざせ!アイドルクイーン
・きらりん☆レボリューション つくってみせちゃお!キメ☆きらステージ
・きらりん☆レボリューション みんなでおどろうフリフリデビュー!
・きらりん☆レボリューション あつめてチェンジ!クルキラ★コーデ ・クイズマジックアカデミーDS
・くりきん ナノアイランドストーリー ・激闘!カスタムロボ ・高円寺女子サッカー2〜恋はネバギバ高円寺〜 ・降魔霊符伝イヅナ
・THE 装甲機兵ガングラウンド ・THE 廃屋病棟 〜呪われた病院からの脱出〜(一周目二周目両EDを)
・サバイバルキッズLost in Blue ・スーパープリンセスピーチ ・スターフォックス コマンド ・セブンスドラゴン
・ゼノサーガ I・II(変更・追加部分のみ) ・タンクビート ・超操縦メカMG ・チョコボと魔法の絵本 ・ディープラビリンス
・テイルズ オブ ハーツ ・DEATH NOTE Lを継ぐ者 ・teresia -テレジア- Dear Emile ・どきどき魔女神判2
・ドラゴンクエストIX 星空の守り人 ・ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー ・パワプロクンポケット8(正史ルートを)
・パワプロクンポケット9(サクセスモードの神田奈津姫の話) ・ピンキーストリート キラキラ★ミュージックアワー
・ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング ・ブラック・ジャック 火の鳥編 ・BLEACH The 3rd Phantom
・フロム・ジ・アビス ・ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊(時の探検隊・闇の探検隊で出てこない追加要素を)
・マジカルバケーション 5つの星がならぶとき ・マリオ&ルイージRPG2 ・無限航路
・女神異聞録デビルサバイバー(wikiに載っている以外のエンディングを) ・メタルサーガ鋼の季節 ・流星のロックマン3
・LUX-PAIN[ルクス・ペイン] ・ルナ -ジェネシス-
■GBA  ・アドバンス ガーディアンヒーローズ ・カエルBバック ・真・女神転生デビルチルドレン(光、闇、炎、氷、メシアライザー)
・Z.O.E 2173 TESTAMENT ・沈黙の遺跡〜エストポリス外伝〜 ・ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート ・彼岸花
・Vマスタークロス ・ブラックマトリクスゼロ ・マジカルバケーション ・メタルガン・スリンガー
■GBC  ・エストポリス伝記〜よみがえる伝説〜 ・スペースネット ・METAL GEAR Ghost Babel(おまけドラマも) ・メダロット3
・メダロット5
■GB  ・王ドロボウJING ・鬼忍降魔録 ONI ・ザードの伝説2(前作やって無くてもわかるように) ・ジャングルウォーズ
・ドラゴンクエストモンスターズ 〜テリーのワンダーランド〜 ・ビタミーナ王国物語 ・女神転生外伝・ラストバイブル
・女神転生外伝・ラストバイブルII ・メダロット1〜2 ・読本夢五誉身(よみほんゆめごよみ)天神怪戦2
8未解決リスト:2009/08/08(土) 22:50:58 ID:UhRbLGoi0
■XBOX360  ・インフィニット アンディスカバリー ・【eM】 -eNCHANT arM- ・Operation Darkness
・ギルティギア2 オーヴァチュア ・コンデムド サイコクライム ・Condemned 2: Bloodshot(日本未発売) ・STRANGLEHOLD
・ゼーガペイン XOR ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ
・テイルズ オブ ヴェスペリア(既出部分の続きでも最初からでもいいので詳細版のストーリー最後まで)・天誅 千乱
・NINETY-NINE NIGHTS(N3) ・NINJA BLADE ・ヴァンパイアレイン ・ブルードラゴン
・プロジェクト シルフィード(既出部分の続き) ・まもるクンは呪われてしまった!
■XBOX  ・ガンヴァルキリー ・コンスタンティン ・JSRF ジェットセットラジオフューチャー ・真・女神転生 NINE
・DINO CRISIS 3 ・PHANTOM CRASH ・Fable ・Halo 2
■DC  ・ILLBLEED ・ウィークネスヒーロー トラウマンDC ・ゴーレムのまいご ・SONIC ADVENTURE
・SONIC ADVENTURE 2 ・タコのマリネ ・トリコロールクライシス ・BLUE STINGER ・HUNDRED SWORDS
・ベルセルク 千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)篇 喪失花の章 ・魔剣X(既出部分の続き) ・L.O.L.(LACK OF LOVE)
■SS  ・ガーディアンヒーローズ ・ガングリフォンII(ミッション間ラジオも) ・慶応遊撃隊活劇編 ・サイバードール
・シャイニングザホーリィアーク ・シャイニング・フォースIII(シナリオ2〜3を) ・ソニック3Dフリッキーアイランド
・ダークシード ・ダークセイバー ・大冒険セントエルモスの奇跡 ・DEEP FEAR ・ティンクルスタースプライツ
・テラ ファンタスティカ(既出部分の続き) ・NOёL3 ・バッケンローダー ・バトルバ ・ファイナルファイトリベンジ
・ファンタシースターコレクション ・ファンタズム ・プリクラ大作戦 ・ラングリッサーV〜ジ エンド オブ レジェンド〜 ・RAMPO
・リンクルリバーストーリー ・ROOMMATE〜井上涼子〜 ・ROOMMATE〜涼子 in Summer Vacation〜
・ルームメイト3〜涼子 風の輝く朝に〜 ・ルナ2 エターナルブルー ・RONDE -輪舞曲-
■32X  ・カオティクス
■MCD  ・シャドウラン ・ダンジョンマスターII スカルキープ(プレイはしたが、背景が全く掴めなかったのでそのへんを重点的に)
・夢見館の物語 ・らんま1/2〜白蘭愛歌〜 ・ルナ ザ・シルバースター
■MD  ・エイリアンソルジャー ・機動警察パトレイバー98式起動せよ! ・スプラッターハウス PART3 
・ソニック・ザ・ヘッジホッグ3 ・ハイブリッド・フロント ・バトルマニア ・バトルマニア大吟醸 ・パルスマン 
・時の継承者 ファンタシースターIII ・モンスターワールドIV ・ランドストーカー 皇帝の財宝 
・ワンダーボーイV モンスターワールドIII
■PC-FX  ・こみっくろーど ・はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブFX
■3DO ・ドクターハウザー
■PCE SUPER CD-ROM2  ・GS美神 ・聖夜物語(出来れば4通りすべて) ・ソードマスター ・はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブ
・ふしぎの海のナディア
■PCE CD-ROM2  ・天外魔境 ZIRIA ・らんま1/2 とらわれの花嫁
■X68000  ・38万キロの虚空
■WS&WSC  ・SDガンダム GGENERATION モノアイガンダムズ ・仙界伝 〜TVアニメーション仙界伝封神演義より〜
・仙界伝弐 〜TVアニメーション仙界伝封神演義より〜 ・TERRORS ・TERRORS 2 ・VAITZ BLADE
・ラストスタンド
■ネオジオ系  ・KOF R-1 ・わくわく7(既出キャラ以外)
9未解決リスト:2009/08/08(土) 22:51:39 ID:UhRbLGoi0
■PCゲー  ・アークトゥルス ・暁のアマネカと蒼い巨神 ・アルファ(スクウェア) ・Alone in the Dark(1作目)
・Alone in the Dark 3 ・アローン イン ザ ダーク〜新たなる悪夢〜 ・アローン・イン・ザ・ダーク(2008年版)
・アンタリア創世紀 ・ウィザードリィ3 リルガミンの遺産 ・ウィル(スクウェア) ・英雄伝説V 海の檻歌(既出部分の続き)
・CHAOS;HEAD(詳しめに) ・ガラージュ ・機動戦士ガンダム アドバンスドオペレーション(エンディングのみを)
・クライブ・バーカーズ アンダイイング ・CLANNAD ・Call of Cthulhu: Dark Corners of the Earth ・コマンド&コンカー
・サイキックディテクティヴシリーズ(1、2、3、4、5、ファイナル) ・ザ・スクリーマー ・ジェネシス(スクウェア)
・The Elder Scrolls II: Daggerfall ・Sherlock Holmes - The Awakened ・ストーカー 〜クリアスカイ〜 ・セツの火
・そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ ・空の浮動産 ・ダイナソア 〜リザレクション〜
・ツァイ‐メタ女‐ ・ディガンの魔石
・テイルズ オブ エターニア オンライン(ロレッタとレニイの関わるストーリー核心部分だけでも)
・デザート・ドラグーン〜砂漠の竜騎兵〜 ・ドラゴンスレイヤー英雄伝説II ・どろろ―地獄絵巻の章―
・ナコルル 〜あのひとからのおくりもの〜 ・「ニード・フォー・スピード」シリーズ
・Heroine Anthem - The Elect of Wassernixe(聖女之歌) ・Heroine Anthem II - The Angel of Sarem(聖女之歌2)
・F.E.A.R. 2: Project Origin ・Fallout ・Fallout 2 ・ふしぎの海のナディア(PC-98、X68000、FM TOWNS)
・BloodRayne 2 ・女神転生IMAGINE ・メタ女〜府立メタトポロジー大学付属女子高校SP〜 ・忘れえぬ炎 
■アーケード  ・R-TYPE(できればアーケード版) ・R-TYPE II(できればアーケード版) ・カラス
・がんばれギンくん(詳しく、できれば全コース) ・サイレントヒル・アーケード ・ザ ハウス オブ ザ デッド4スペシャル
・サムライスピリッツ閃 ・ザ・ロストワールド(SEGA) ・ストリートファイターZEROシリーズ
・すっごい!アルカナハート2 〜転校生あかねとなずな〜(ストーリーモードの神衣の会話を)
・「鉄拳」シリーズ(1〜5まで、次の作品のキャラ紹介で優勝したことになっているキャラのストーリーを) ・ドルアーガオンライン
・ドルフィンブルー ・幕末浪漫 月華の剣士 ・幕末浪漫第二幕 月華の剣士〜月に咲く華、散りゆく花〜
・ピンクスゥイーツ〜鋳薔薇それから〜 ・ラジルギ
■携帯電話アプリ  ・RPGデスメンディナー ・風ノ名前 ・自分狩り(あらすじはわかるので詳細を) ・シルバー事件25区
・新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜真夏の夜の夢〜 ・新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜人形達の宴〜 ・人類は一本の塔に想いを込めた…。
・絶滅記念日2〜After the impact〜 ・テイルズオブコモンズ ・テイルズオブヴァールハイト ・テイルズオブブレイカー
・DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー A’s TEST Server 完全版 ・デビルサマナー ソウルハッカーズ Intruder
・24:ザ・モバイルゲーム ・ナノデビル ・ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還- ・ふしぎの海のナディア
・フライハイトクラウディア ・ペルソナ2 罪 ロストメモリーズ ・ぼくのすむまち ・マンカイデンシ*サクラ
・メタルサーガモバイル ・ルート16ターボ ・ロックマン エグゼ ファントム オブ ネットワーク
・ゲンキモバイルのサイコミステリーシリーズ(「Cold Rain」「Bloody Tears」「横浜牧師館殺人事件」「イザナミの花婿」
「CHAIN-白馬の騎士連鎖殺人事件-」)を詳しく
■同人ゲーム  ・アールエス ・アカツキ電光戦記 ・Another Moon Whistle ・犬神 ・鴉の断音符 ・Gu-L ・撃破伝 ・スグリ
・SACRED BLUE ・7th Memory ・Seraphic Blue(既出部分の続き) ・ゾウディアック ・送電塔のミメイ ・退魔心経
・タオルケットをもう一度2(唐揚げタンポポ) ・ダリヤ 〜 Lasciatemi morire 〜 ・DEMONOPHOBIA(詳しく) ・天使の微笑
・TWilight INSanity ・ひぐらしのなく頃に解(各編の詳しいストーリーを) ・分裂ガール ・Persona - The Rapture
・Holy Knights〜忘れられた手紙〜 Director's Cut ・メイドさんを右に
・Rosenkreuzstilette(ローゼンクロイツ スティレッテ)
・東方靈異伝 ・東方封魔録 ・東方夢時空 ・東方幻想郷
・東方緋想天
10執筆途中の作品・執筆予告がある作品:2009/08/08(土) 22:52:41 ID:UhRbLGoi0
●途中
・デビルメイクライ4[8月]・夜想曲2[7月] ・ビーストバスターズセカンドナイトメア[7月] ・大神[7月] 
・女神異聞録デビルサバイバー[6月]・無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ[6月] ・ペルソナ4[6月] 
・東方萃夢想[6月] ・THE 爆弾処理班[5月]・2999年のゲーム・キッズ[5月] ・DEATH NOTE キラゲーム[5月]
●執筆予告がある物
・3年B組金八先生 伝説の教壇に立て![8月] ・幻想水滸外伝Vol.2 クリスタルバレーの決闘[7月] ・おさわり探偵 小沢里奈[7月]
11ゲーム好き名無しさん:2009/08/08(土) 22:54:49 ID:UhRbLGoi0
前スレの容量が一杯になって書き込めなくなるまでは、なるべく前スレを優先して使用してください。
ストーリーを教えてもらうスレ part46
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1242616250/l50
12ゲーム好き名無しさん:2009/08/08(土) 23:05:29 ID:vwxMQDAO0
乙です!
13ゲーム好き名無しさん:2009/08/11(火) 17:28:38 ID:J38RCDFgO
>>1
14ゲーム好き名無しさん:2009/08/16(日) 19:24:39 ID:H6MJWPz6O
保守
15ゲーム好き名無しさん:2009/08/20(木) 19:42:51 ID:jndV53bR0
スレ埋めの方々おっつんです!
16緊急救命カドゥケウス2:2009/08/20(木) 23:37:00 ID:wI3m8/ZQ0
3年前、デルフォイと名乗る集団が起こした世界医療テロから
人類を救った国際機関"カドゥケウス"
そのカドゥケウスの中で、もっとも活躍した外科医・月森孝介。
月森は病気の人を治療するため、今も世界各地を飛び回っている。
場所はアフリカ・コスティガ国ザカラのキャンプ。
月森孝介、第2幕はここから始まる。

■第1章 遠国の医師

未知の感染症、コスティガ新病の調査に来た月森とアンジュ。
だがキャンプには次々と怪我人が運ばれてくるため、大忙し。
そんなキャンプに現地の新米医師アデル・チルバが派遣されてくる。
月森はアデルの指導医として面倒を見ることに。

アデルの誤診をフォローしたり、地雷で重症を追った同僚を治療したり、
更には診療所近くでゲリラと軍の戦闘まで発生。
敵味方構わず治療する月森は、重症を追ったゲリラの少年を助ける。
子供を洗脳して兵士にするゲリラの常套手段に、やりきれない月森。
術後に意識を取り戻した少年は、アンジュを人質に逃げようとするが
アデルの説得により、もう戦う必要など無いことを理解してくれた。
だが少年はコスティガ新病を発症、
月森は久しぶりに超執刀を使い、少年の命を救う。

日本カドゥケウスから、月森とアンジュに帰還要請が下る。
目的半ばの帰還だが、仕方なく従う月森たち。
また月森は、アデルに未熟ながらも素質を見出し、カドゥケウスの特別受講生に誘う。
力不足に悩んでいたアデルは、月森の申し出を受け入れ、
3人は共に日本へと向かった。
17救急救命カドゥケウス2:2009/08/20(木) 23:39:35 ID:wI3m8/ZQ0
ごめんタイトル間違えた。↑が正しい。

■第2章 帰還、カドゥケウス

日本カドゥケウスにて、同僚たちと再開。
北崎院長と沓掛から、月森を帰還させた目的、
多発しているギルス後遺症について説明を受ける。
元ギルス患者にはギルスの再発こそ無いものの、
手術跡に深刻な症状が現われるのだという。

アデルの指導を佐倉に任せ、ギルス後遺症の治療に全力を尽くす。
かつて執刀した大賀沙代子や、故・日比谷大臣の知人の政治家を手術。
そしてカドゥケウスと志を同じとする医療機関エリュシオンから
元ツミビト(前作の人体実験の被害者)の少年エミリオと、
彼の看護士である一色綾香が転院してくる。
エミリオの肝不全を治療するも、経過が悪く肝移植が必要になった。

エミリオに適したドナーが見つかり、手術を開始。
だが移植直後、なんと移植した肝臓から強いキラル反応が生じ
新垣ですら見たことも無い、正体不明のギルスが出現する。
月森はとっさの機転で新種ギルスの除去に成功。
その発症には謎が多いが、調査は新垣に任せ、
とりあえずエミリオはエリュシオンへと転院できたので良しとする。
18ゲーム好き名無しさん:2009/08/20(木) 23:43:36 ID:wI3m8/ZQ0
■第3章 医療は踊る

ギルス後遺症患者の治療も一段落した頃、
カドゥケウスと業務提携している製薬会社アクロポリスから
新薬開発などの仕事を依頼される。
月森は苦手なパズルに四苦八苦しつつも、
アクロポリスの女社長:黛玲奈からモーションをかけられたり
またテレビに取材されたりして、まんざらでもない。
そんな浮ついた様子の月森を注意するアンジュ。
アンジュに反発する月森は、手術こそ無事にこなすものの
手に負荷をかけるモニター機器を装着しての執刀を受け入れたりと、
どこか慢心の影が見えた。

そんな中、エリュシオンでギルスハザードが発生。
多くの感染者を助けるため、月森たちも現場に急行する。
感染者の中にはエミリオと綾香の姿もあった。
綾香はエミリオを先に治療するよう願い、昏倒。
だがエミリオからは綾香を先に助けるように懇願され、
元ギルス感染者にはギルスの抗体がある、というエミリオの言葉に賭ける月森。
相手は前作で何度も戦ったギルス:キリアキとその変異体。
重傷者から順に一人目、二人目、そして綾香の治療に成功するが、
エミリオの治療は間に合わず、手遅れになってしまう。

エミリオの死を知り、月森を責める綾香。
同僚たちからは手術順の判断は間違っていなかったと励まされる中で、
アンジュは悔し涙を流しながら、月森を叱責する。

「どこかに油断や、気の緩みがあったから助けられなかったのでは?
 超執刀なら助けられると、超執刀を過信していたのではないですか?
 私、先生が変わって行くのが怖かった、
 今の先生は、もう私の知ってる月森先生じゃない!」

自分の驕りがエミリオを死なせたのかと苦しむ月森。
また北崎院長や新垣たちは、今回のギルスハザードが人為的なものかと
推測し、不安を募らせるのであった。
19救急救命カドゥケウス2:2009/08/20(木) 23:47:05 ID:wI3m8/ZQ0
■第4章 再び・執刀の心得 (1/2)

アデルがコスティカ新病を発症。
月森が手術に当たるも、集中しても超執刀が発動しない。
北崎院長が交代し、大事には至らなかったものの
月森がいくらトレーニングしても、超執刀は発動しなかった。

 …過ぎた力を得る。
 それがどんなに辛い事か、お前には分かるまい。
 医師の手は重い…
 そして過ぎた力を得れば、どこまでもその手は重くなっていく。
 そして…それに耐えられる医師は多くない…

いつかの北崎院長の言葉が、再び月森へと圧し掛かる。

ドツボに嵌り、普通の手術もできなくなった月森。
そんな月森は北崎院長から転勤を命じられる。
月森とギクシャクしているアンジュは同行を願い出るも、
環境を大きく変えることで自分を見つめなおすことが目的だと
北崎院長に諭され、渋々自粛するのであった。

故郷である北崎医院に、思わぬ形で戻ってきた月森。
指導医だった沓掛(兄)や、彼と結婚した明神の再指導を受ける。
オペ看に一時復職した古村さんの手助けもあり、
胆石症、虫垂炎など簡単な手術をこなしていく。
救急担当の当直を任され、3人連続の執刀にも成功。
あれこれ悩む暇も無く、無心で患者と向き合う日々は
徐々に月森を、元の外科医の顔つきに戻していった。

そして数日後、アンジュが月森の様子を見にやってくる
エミリオの一件もあり、やはりぎこちない月森とアンジュ。
アンジュは一連の騒動の相談で、服役中の父親:天羽博士に
面会に行くというので、月森も彼女に付いていくことに。
20ゲーム好き名無しさん:2009/08/20(木) 23:51:03 ID:wI3m8/ZQ0
■第4章 再び・執刀の心得 (1/2)

天羽博士はエリュシオンのギルス感染は事故でなく、医療テロだと断言。
エミリオから検出されたギルスは自然変異で発生するものではないと告げる。
そして、かつてのギルスを生み出したテロ組織:デルフォイは壊滅したが、
幾人かのギルス研究者がまだ行方不明のままだと話す。

そこまで話したところで、天羽博士がギルス後遺症に倒れてしまう。
病状に猶予は無く、月森が執刀せねばならない状況。
ひとまず開胸してみるも、発生した腫瘍には超執刀のスピードが必要であった。
月森は手術を諦め、閉胸する。

余談を許さぬ状況の中、カドゥケウスからの助けを待つ二人。
だが天羽博士の容態が急変、それでもメスを取ろうとしない月森に
アンジュは泣きながら懇願する。

「先生、どうして…
 どうして『助けたい』って思ってくれないんですか・・・?
 出来る、出来ないじゃなくて、希望にすがりたい時があるんです。
 私は先生が、患者のためにやれることは
 全てやってきたことを知っています
 だから、自信を取り戻して、お父さんに手術を…。
 お願い、お父さんを、お父さんを助けて!」

泣きながら問いかけるアンジュが、幼い頃の月森自身の姿に重なった。

『お父さん、死んじゃうの?
 どうして、お父さん、なおらないの!?
 やだよ…そんなのやだよ…!
 ねぇ、なんで…? おいしゃさん、なおせないの?
 お願いだよ…お父さんを…ボクのお父さんを助けて…』

自分が医師を目指した理由。
月森は迷いを断ち切り、医師のあるべき姿、
目の前の患者へと、ただ全力を尽くす事を思い出す。

「ボクは何を迷ってたんだ…
 昔のボクのような悲しい思いを人にさせてしまって…
 月森孝介、オマエは…
 希望を与える為に、医師になったんじゃないのか!?
 ・・・そうだとも!諦めたら、医師ではない!」

覚悟を決めた月森は、超執刀の感覚を取り戻し、腫瘍除去に成功。
天羽博士の命を救うのであった。
21ゲーム好き名無しさん:2009/08/20(木) 23:56:50 ID:wI3m8/ZQ0
■第5章 作られる神医

カドゥケウスでは北崎局長らの下に、
厚生労働省の官僚:長澤晃比呂が面会してくる。
それなりの医師を、超一流の医師へと育成することを
目的とした厚生庁の計画GHP(God Hand Project)にて、
長澤が自身が局長を務めるGHP局への、カドゥケウスからの人材提供を頼まれる。
余裕もなく渋り顔の北崎たち。だがこの性急すぎる計画は、
3年前に医療テロを起こした集団:デルフォイの残党から
テロの声明文が送られた事が原因だという。

一方、カドゥケウスに戻った月森は仲間たちに温かく迎えられるが
そこにアデルの顔は無かった。
月森が超執刀を使わず、自分を助けてくれなかったことに
アデルは失望し、また酷く誤解しているようだ。
結局、誤解を解く間もなくアデルはGHPへと出向してしまう。

アデルが去って数日、
アクロポリス製薬でギルスハザードが発生する。
患者は二名で、片方は月森が治療にあたる。
前作のギルス:トリーティの変種を駆逐し、手術を終えると、
もう一人の患者はGHPの医師によって治療されていた。
治療を行ったのはなんとアデル。アデルは僅か数日間で
超執刀を使うまでに成長していた。
GHPの能力向上プログラムにより、薬剤による身体強化と、
超執刀時の神経動作コピーが行われたのだという。
超執刀のデータは月森のものが使われていた。
新たな神医の誕生だが、何か釈然としない月森であった。
また、服役中の天羽博士も一時釈放されてGHPに出向するのだという。
納得できないアンジュだが、博士は決心を変える気はないようだ。

アクロポリス製薬で第二のテロが発生。黛社長が誘拐されてしまう。
その後、重症の犯人一味を治療、解放して泳がせるという
警察の強引な捜査の協力をすることに。
結果、テロの首謀者は逃したが、アジトを突き止め、
黛社長の救出と治療には成功した。

今回のGHPの大活躍により、今後はGHPが
優先して医師を確保できるよう、医療法が改正された。
カドゥケウスもその対象になり、人員不足に陥ってしまう。
北崎らはGHPの超執刀医師を量産する計画に不安を感じながらも、
対策に頭を悩ませるのであった。
22救急救命カドゥケウス2:2009/08/21(金) 00:01:49 ID:wI3m8/ZQ0
■第6章 ギルスの血脈

GHPに人手を取られて大忙しのカドゥケウスに
ギルスから回復した一色綾香が訪問。
月森と綾香はエミリオの件について和解し、
また綾香がカドゥケウスのオペ看に赴任してくれることになり、
アンジュが忙しいときは共に手術に当たる。

デルフォイの広域ギルステロが発生。
月森たちカドゥケウス医師の懸命な治療や、
GHPが完成させたギルスの特効薬により、無事、死者をゼロに抑える。
さらに警察のアジトへの襲撃に同行する月森とアンジュ。
だが襲撃は失敗し、二人はデルフォイ一味に誘拐されてしまう。

デルフォイの本拠地へと連れていかれた二人。
デルフォイのリーダー:ハインリヒは
かつての組織のリーダー:プレジデントの血縁であった。
ハインリヒから強い憎悪をぶつけられる二人。
あわやギルスの実験体にされるところだったが、
監禁場所の電子ロックを解除して脱出。
外部との連絡に成功する。

警察やGHPから救援が到着し、ハインリヒを追い詰める。
ハインリヒは自分の子供二人をもギルスの苗床として利用していた。
ギルスの特性を使い、仮死状態になろうとするハインリヒ。
その瞬間、月森が止めるより早く、アデルは3人へとギルスの血清を打ち込む。
だが3人はショック症状を起こして苦しみだした。
予想外の自体に茫然とするアデルに変わり、月森は3人連続の治療を行う。
意識不明のハインリヒを警察に引き渡し、デルフォイ残党は壊滅。
かくして事件は解決したかに見えた…
23救急救命カドゥケウス2:2009/08/21(金) 00:06:55 ID:Q5YIREIz0
■第7章 イリュージョン [1/2]

ギルステロは鎮圧され、ギルス後遺症にも治療法が確立された。
GHPがほとんどの手柄を持っていったことが不満ではあるものの、
事態の収束に一息つくカドゥケウスの医師たち。
そんな中、月森は北崎院長たちから極秘の手術を依頼される。
エミリオに続き、再びギルスの新種:ネオンギルスが発見されたというのだ。
患者にはびこるネオンギルス・ビュティスの強力な攻撃を食い止め、除去。

発症原因は、患者が常服するようになったアクロポリスの新薬らしい。
身体能力が著しく向上という宣伝で、密かに人気の高い薬品だが
新垣の調査や、実はスパイ目的で出向していた天羽博士の証言から
新薬が法律で禁止されているギルス研究での産物だと判明する。
またGHPの医師たちにも、この新薬が投薬されていることも…

GHP本部への、警察の強制捜査に同行。
建物内では、既にギルスハザードが発生していた。
患者を治療する月森は、アデルと対面する。
月森への憎悪や、妬み嫉みを暴言ぶちまけてながら
アデルはメスを片手に、月森への殺意を露にする。

「ダクタァツキモゥリ…ち、超執刀を患者でなく
 普通の人にツカったらどうなると思いマスカ!?
 あっという間に、キルユー、デキマース!」

錯乱状態のアデルを取り押さえ、緊急手術。
彼の身体に巣食っていたネオンギルス:シゲーを除去する。
アデルは正気に戻り、自分の不甲斐なさを嘆きいて医者を辞めようとするが、月森は説得する。
今は力不足でも前に進もうとするのが大事なのだ、諦めないのが医師なのだと。
24救急救命カドゥケウス2:2009/08/21(金) 00:14:57 ID:Q5YIREIz0
■第7章 イリュージョン [1/2]
逃亡中の長澤と黛社長を追い、アクロポリス製薬のプラントへ向かう。
突入部隊に同行した月森たちは、長澤と対面する。
長澤がギルス研究に手を付けた本当の目的は、
意識不明の妻を治療するためであった。
実は長澤の娘だった綾香が説得するも、長澤は耳をかさず、
完成体になったビュティスを妻へと注射してしまう。
だが意識は回復せず、逆に容態が急変。
月森はビュティスの猛攻を防ぎきり、除去に成功する。

更に逃げる長澤と袋社長を追い詰める。
ネオンギルス:アレティアの力により若さと美貌を保っていた
黛社長は、自分に危害を加えれば報復装置を作動させて、
プラントに培養しているギルスを拡散させると脅してくる。
手が出せない月森たち。
だがビュティスで妻を救えなかった長澤は、全てのギルスを黛へと打ち込み
ギルスの更なる可能性を試そうとする。これにより黛は急激に老化し、昏倒。
このままでは報復装置が起動してしまう。
部隊が撤収する中、月森は決死の覚悟でアレティアへと挑む。
最強のギルス:アレティアどころか、全てのギルスが混在する最悪の状況だったが、
ギルスの特性をついた一か八かの執刀に成功。
報復装置の作動なく、長澤と黛は逮捕されて一件落着となった。
25救急救命カドゥケウス2:2009/08/21(金) 00:18:08 ID:Q5YIREIz0
■エピローグ

GHPは解体され、いつもの風景に戻ったカドゥケウス。
ギルスの治療薬も新垣が完成させ、事件は終結となった。
そして北崎達は医局の会議に出席していた。
今回の事件が公になることで、日本が非難されるのは間違いない、
だが北崎は、事件はアクロポリス一社の問題ではなく、その根底にあったのは、
人よりキレイになりたい、優れた能力を手に入れたいという
人々の深い欲求にまで、必要以上に医療が踏み込むように
なったことにあるのではないか、と提言するのであった。

一方、新技術の研修のため、アメリカへと向かう月森とアンジュ。
飛行機内でも医療に熱心な月森に、アンジュが一言。

「先生は立派な医師で、いつも誰かの幸せのために働いていますけど、
 自分の幸せの番を逃さないで下さいね。」
「えっ・・・?」
「同じ事を、いつも先生の側にいる人にも言っておきますから」


 医師・月森孝介のギルスとの永きにわたる戦いは
 こうして終わった。
 そして、わずかな安息の時間のあと、
 彼はまた厳しい医師の生活に戻っていった。
 そこに、治されなくてはならない患者がいるから。
 彼は超執刀医として、苦しくも満たされた人生を歩き続ける。
 治療で元気になった患者の笑顔と、
 志を同じくするカドゥケウスの仲間たちと
 いつも傍らに立つ、愛する人に支えられて…

         ― 救急救命カドゥケウス2 END ―
26ゲーム好き名無しさん:2009/08/21(金) 00:20:34 ID:LENDGsd/0
カドゥケウスおつ
アンジュかわいいな
27ゲーム好き名無しさん:2009/08/21(金) 00:25:56 ID:Q5YIREIz0
以上。前スレのリクで、なんとなく書き溜めてたカドゥケウス2でした。
前スレは容量制限で書き込めなかったのでこちらに投下。

クリア後には定番のEx.ミッションがありますが、
こちらはその後の語られなかった手術なので、特にストーリーはありません。

前作は「超執刀」カドゥケウスなので注意。
大半の人物・用語は共通しているので、そちらや公式を参考にして下さい。
なおカドゥケウスXとは時代が違うので、特に関連性はありません。
しかし「きゅうきゅうきゅうめいかどぅけうすつー」ってますます言いにくくなった。
28ゲーム好き名無しさん:2009/08/21(金) 00:33:21 ID:mKQ3pPSD0
DSのイナズマイレブンお願いします
29ゲーム好き名無しさん:2009/08/21(金) 00:48:24 ID:Q5YIREIz0
>>26
ダクターツキモーリは一生尻に敷かれマスよネー。
30ゲーム好き名無しさん:2009/08/21(金) 00:56:40 ID:4OHTVORE0
イナズマイレブンはサッカーではなく
超能力バトルにしか見えん
31ゲーム好き名無しさん:2009/08/21(金) 01:55:31 ID:SYPQsXoI0
>>16-25,27
前スレでリクした者です。予想以上の速さで投稿されていてびっくり嬉しいです。
どうもありがとうございました。
3227:2009/08/21(金) 02:02:51 ID:Q5YIREIz0
更にごめん>>27はカドゥケウスNew Bloodの間違いだった
カドゥケウスXなんて無いよ。
33ダンシングソード-閃光-:2009/08/21(金) 10:03:54 ID:bXSahrzu0
前スレで5人中3人までしか書けなかったので残り投下いたします。
この2人の話だけ他の3人に比べていろいろ濃いです。

鈴麗(武器:双龍煌焔刀)
恋人、小雲が白地で消息を絶ち、彼は死んでしまったと復讐の鬼と化した鈴麗。
愛刀双龍煌焔刀を手に妖魔狩りを続ける彼女は、
白地の妖魔を手当たり次第に殺して回る。
が、ある塔の側で矢を拾う。それは小雲の使っていた矢であった。
「もしや小雲様は生きているのか?」
更に奥地に向かうが、それ以上手がかりが見つからないまま最深部に。
妖魔のボスに対し小雲の生死を問いただすが、
「全く馬鹿げた話だ!」と取り合ってくれないので逆ギレしてフルボッコに。
するとボスの正体は人間であった。これが自分のような人間の末路か、
と絶望に沈む鈴麗の元へ、捜し求めていた小雲が姿を現す。
だが、今まで彼が死んだと思って憎しみのままに殺戮に明け暮れていた
自分自身が恥ずかしく、鈴麗は小雲の顔を見ることが出来なかった。
それでも二人で故郷に戻り、結婚する。
ウェディングドレス姿の鈴麗と顔の見えない小雲の姿でED。

ルシエル(武器:カタール)
貧しい家族ために暗殺者となり敵国に潜入していたルシエル。
地獄から生還を果たすも、記憶と家族の両方を失うことに。
抜け殻のような状態で、よくわからないがこの先に行かないといけない、という予感のもと、白地に向かう。
途中、敵のボスの一人KIDがエミリオという名を口にした時、その名前になにか気になるものを感じる。
そして、どこからかおねえちゃんと呼ぶ声を聞いたルシエルは、
ついに全てを思い出す。エミリオは自分の弟の名前だ。
ここに来たのは偶然ではなく、囚われの身にあるエミリオの存在を感じたからこそ、ここに来たのだ。
一気にブラコン覚醒し、突撃し、妖魔ボスをも弟を返せと脅迫し、結局フルボッコ。
疲労困憊ながらも弟の姿を探す彼女の前に、エミリオが現われた。
おねぇちゃんが必ず助けてくれると信じていたよ、
と言うエミリオを胸に抱きしめ、感涙にむせぶルシエル。
その後ろでは悪夢の終わりを告げる朝日が昇りつつあった。

以上です。
34ゲーム好き名無しさん:2009/08/21(金) 14:17:54 ID:oAN5NHXPP


wikiのソニックと暗黒の騎士だけど導入部だけでいいの?
35夜想曲2:2009/08/22(土) 02:18:15 ID:nqSSJVvK0
 続きを投稿します。

 ミステリーチップの話に目印をつけておきます。
 △……ミステリーチップの話、ここから。
 ▲……ミステリーチップの話、ここまで。

 ちなみに、プロローグの「主人公の前にも何人かの人間が…」から「奇妙な物音は…」まではミステリーチップの話です。

 主なルートとスペシャルエンディングを詳細に、それ以外のエンディングは簡潔にします。
36夜想曲2(第1話):2009/08/22(土) 02:20:35 ID:nqSSJVvK0
 真沙子の肖像画が血の涙を流す……

 その日も、真沙子の夢によって目覚める最悪の目覚めでスタートした。
 いつものように地下書庫の整理をする主人公。
 しばらくするとパートナーが様子を見にやって来たので、作業を中断し談話室で休憩する。
 談話室で話をしていると、いつしか話題は図書館に関する話から幽霊の議論へと移っていく。
 会話の最中、ふとパートナーが玄関から物音がしたんじゃないかと言い出した。
 主人公は玄関の方を見るが特に異常はない。
 気のせいだとパートナーに言おうと振り返ると、そこには不気味な怪物が立っていた。
 
 気が付くと、1人の少年が心配そうに見ているのが目に入る。
 主人公は怪物の姿を見て気絶したのだ。
 テーブルの上には手紙が置かれており、「気絶したので先に帰ります。あの程度で気絶するなんてだらしない」と書かれている。
 どうやらあの怪物は、パートナーがホラー映画に出てくる怪物の被り物をしていただけのようだ。
 気を取り直して少年の事を尋ねると、都立赤川高校の学生・高田純男と名乗る。
 純男は5年前、近所の古川という家で起こった一家心中事件を調べて、社会科のレポートとして書こうとしていた。
 その被害者の1人が首吊りの踏み台として使われた本が野々宮図書館に寄贈されていると聞き、少しでも事件の手がかりになるのでないのかと思って訪れたのだという。
 ふと、主人公はテーブルの上を見る。
 そこには休憩に入った時、つい持って来てしまった百科事典がある。偶然にも、これがその本のようだ。
 百科事典を調べてみると、裏表紙の内側のページに『友紀』という謎の名前が書かれている。 
 主人公は事件に興味を持ち、またこの野々宮図書館が何なのかを知るきっかけになるのではないかと思い協力を申し出た。
 
 その夜、田所に事情を話す。
 田所は主人公が捜査することに納得がいかなかったが、主人公の説得に折れてしぶしぶ許可した。
 純男から聞いた話によると、古川一家心中事件の被害者は主人の古川三哉、妻の加津子、長女の治子、長男の忠男の4人。
 原因は不明。人に恨みを買っているようにも、金銭的なトラブルを抱えているような形跡もなかった。
 田所は、加津子が一時期探偵を雇っていた噂があると言う。当時の新聞と本を引き取った時に多少耳に入った情報だ。
 主人公は、まず本が寄贈された経緯を調べる事にした。
 本を寄贈したのは加津子の妹・平山彰子。加津子は3人姉妹で次女に青梅陽子、三女に彰子がいた。
 まずは彰子に会って話を聞くことにした。
37夜想曲2(第1話):2009/08/22(土) 02:21:47 ID:nqSSJVvK0
 次の日、主人公は彰子が勤める建築現場に赴いた。彰子はやり手の建築設計士として働いている。
 事前に純男から電話があり、都合があって来れないと言われた。そのため、主人公が独自で調べる事となった。
 そこでパートナーと再会。田所から事情を聞いて協力するためにやって来たのだ。
 工事現場に勤めている持田和彦という人の案内で最上階のプレハブ小屋を訪れる。ここが今の彰子の事務所らしい。
 しかし彰子は仕事で事務所にいなかった。
 彰子の机は仕事の資料で錯乱しており、彰子が戻るまでの間、暇つぶしにいろいろ目にしてみる。(△でスペシャルエンディングのフラグ発生)
 程なく、彰子が戻って来た。
 彰子もあの事件に疑問を持っているようで、快く事情を話してくれた。
 その話の中で友紀という名前が出てくる。
 友紀は彰子の娘で、忠男と仲が良かったという。
 しかし、なぜその名前が百科事典に記されていたのだろうか?
 残念ながら、事件に関しては彰子は心当たりがないようである。
 彰子の都合を考え、主人公達は話を切り上げて事務所を後にした。
 帰りに持田から知っている事を聞く。
 その話から彰子の主人は5年前亡くなった事、友紀は美久田大学に通っている事を聞くことができた。

 美久田大学を訪れた主人公達は友紀の所属するサークル『オレンジ』の部室を訪ねる。
 サークルのメンバー・岡村靖子から友紀はアルバイトに精を出しており、滅多にサークルに顔を出さないと聞かされる。
 靖子からアルバイトの連絡先を聞くことができ、そこに行ってみることにした。
 
 友紀がアルバイトとして働いている所は『フリーダム』というキャバレーだった。
 雰囲気に押されながらも、なんとか友紀に会い話を聞く。
 友紀から、彰子は加津子や陽子とは異母姉妹だということを聞かされるが、それ以上の手がかりは聞けなかった。
 忠男の事を尋ねると、友紀は忠男の事を本気で想っていたことを言葉から察する。
 だが、そんな忠男の死ですっかりすれてしまい、今は彰子とも別居してほぼ離縁状態。
 忠男が死に、出来損ないの自分が生きていると自虐的に語り出す。
 主人公は勝手な理屈を言い自分を甘やかしているだけの有紀に腹を立て、「そんなの自分のせいだ!」と言い放ち、その場を去った。
38夜想曲2(第1話):2009/08/22(土) 02:22:46 ID:nqSSJVvK0
 次の日、主人公は純男とともに次女の陽子を訪ねた。陽子は事件の第一発見者で、古川家の合鍵を保管している。
 ところが、いざ事情を聞こうとしたときに純男がいつの間にか姿を消していた事に気付く。
 陽子を待たせて慌てて探しに戻る主人公だが、どこにもいない。
 一体純男はどこに行ったのか?
 △
 主人公は近くの公園を探してみるが、純男はいなかった。
 ▲
 これ以上陽子を待たせるわけにもいかず、主人公は陽子の元に戻る。
 いきなり離れたので気を悪くしたかと思ったが、主人公の誠意に気を良くした陽子は事件の事を話してくれた。
 その日、陽子は加津子から相談したい事があると言われ家を訪ねた。
 そこで居間で首を吊っている三哉と加津子を発見。警察が駆け付けて来た後に、忠男と治子が2階のそれぞれの部屋で首を吊っているのを発見したのだと言う。
 なぜ子供達は別々の部屋で首を吊ったのだろうか?
 合鍵を貸してもらい、元の場所に戻ると純男が現れる。
 突然腹の調子がおかしくなったので、近くの公園にあるトイレに駆け込んでいたと言う。
 △
 その言葉を聞いて主人公は怪訝に思う。
 あの公園にはトイレがなかったはずなのに……
 純男にその事を問うと、近所の家でトイレを借りたと言い直す。
 主人公は、純男の様子に不審さを感じていた。
 ▲

 陽子から借りた合鍵で、古川一家の家の中に入った主人公達。
 そこは事件当時のままになっていた。
 1階を調べ、2階の忠男の部屋を調べている時にふと気付く。
 家族が別々の部屋で死んだということは、全員同時に首を吊ったとは考えられない。
 だとすると誰が最初に死んだのか? そこにカギがあるのではないのだろうか?
 2階には4つの部屋がある。忠男の部屋の他には治子の部屋もあった。
 だが残りの2つの部屋におかしいところがあった。どちらも夫婦の寝室らしき部屋だ。
 主人公は、そのうちの1つにある化粧台に注目した。
 化粧台のある方が加津子の部屋だとすると……夫婦はそれぞれ別の部屋を持っていることになる。これは何を意味するのか?
 主人公が窓際に近づくと、突然窓ガラスが割れる。
 何者かが外から主人公を狙って空気銃を撃ったのだ!

 その後、警察に通報した主人公だが、警察からは興味本位で事件を調べたととられ厳重に注意された。
 純男と別れた後、げんなりとして図書館に到着する。
 ところが、地下書庫に何者かが侵入していた。
 地下書庫に降りて調べると、侵入者に襲われる。
 間一髪パートナーがやって来たため、侵入者は慌てて逃亡していった。
39夜想曲2(第1話):2009/08/22(土) 02:23:59 ID:nqSSJVvK0
 空気銃を撃ち込まれたり襲われたり、誰かが事件を調べる事を快く思っていないようだ。
 間違いなく一家心中には裏がある。誰かにとって都合の悪い真実が……。
 あの心中は自殺には間違いないが、問題はその原因。
 その時、鬼村巡査から連絡が入る。
 鬼村は主人公が古川家を調べて警察から注意を受けた事を聞き連絡してきたのだ。さらに鬼村は以前本庁にいた時にその事件の捜査に当たっていたという。
 主人公が鬼村に事件のことを訊ねると、加津子が以前探偵を雇っていた事があり、その男が心中事件が殺人と疑われていた時、容疑者にされていたことがあったという事を教えられる。

 次の日、主人公とパートナーは男の住んでいるマンションを訪ねた。
 男は浅沼徹という名前である。
 正面から事情が聞くとはぐらかされる危険があったので、身分を偽って聞き出すと色々話してくれた。

  ・浅沼は加津子に雇われ、三哉の事を調べていた。浮気調査だった。
  ・だが尾行が見つかり調査は失敗。しかし三哉は倍の金を払うから黙っててほしいと頼んだ。
  ・浅沼は三哉に従い、加津子には嘘の報告をした。これが疑いの元となり一時容疑者扱いされた。
 
 証拠不十分で釈放されたものの、探偵をクビになり、現在は工事現場で働いているという。
 結局、浮気の相手は不明。
 話の最後に浅沼は、最近新しい情報を得たと付け加えた。

 主人公はパートナーと別れ図書館へ戻り、仕事である本の整理を再開した。
 作業の途中で、友紀が訪れてくる。
 友紀は主人公達との話で本音を吐いた事で幾分すっきりし、今日はそのお礼のために訪ねて来た。
 友紀との話で、彰子は持田と熱い仲だということを聞かされる。
 ふと、友紀は心中事件の時の百科事典を見せてほしいと言い出す。
 主人公は友紀の言う通りに百科事典を見せる。裏表紙の『友紀』の名前も一緒に。
 それを見た途端、友紀の様子は一変。顔を青ざめたまま帰っていった。

 その夜、鬼村が訪ねて来て驚くべき事を聞かされる。
「浅沼が自宅近くの公園で何者かに殺害された」
40夜想曲2(第1話):2009/08/22(土) 02:25:32 ID:nqSSJVvK0
 犯人は誰なのか? なぜ浅沼を殺したのか?
 今までの事を思い返しながら、事件を整理する主人公。
 その前に1つ思い出したことがあり、パートナーに連絡して調べてもらうように頼んだ。
 それは、彰子の亡くなった主人の事だ。
 彰子の主人が亡くなったのは5年前――心中事件と同じ時期。何か関連があるかもしれない。
 パートナーに連絡した後、主人公は心中事件のきっかけを推理する。
 心中が別々の部屋で行われた以上、家族総意ではなく誰かが引き金となった可能性が高い。
 きっかけは……長男の忠男ではないのか?
 その時パートナーから連絡が入り、頼まれ事の報告をする。鬼村から情報を得て早くも割り出していたのだ。
 彰子の主人が亡くなったのは……心中事件の翌日!
 死因は交通事故。深夜に家から車で飛び出して事故を起こしたという。しかもかなり無茶な運転で、一説によると自殺ではないかと言われている。
 
 翌日、パートナーが訪ねてきたところで、主人公は推理した事実をまとめて浅沼殺人の犯人を割り出した。
 犯人は……平山彰子!
 古川夫婦は部屋を別々にしていた。
 一見仲が良かった古川夫妻だが、その裏で加津子は三哉が浮気しているのではないかと疑い、浅沼を雇って調査したのだ。
 その浮気相手は……平山彰子!
 あの百科事典に書かれている『友紀』の名前、そこから考えられる事は……友紀は、三哉と彰子の娘ではないか!?
 百科事典に書かれた名前は、産まれた子供につける名前をメモしたもの。
 そして浅沼殺害の件。
 浅沼は探偵を止めた後、工事現場で働いていると言っていた。
 その現場は……彰子のところじゃないのだろうか!
41夜想曲2(第1話):2009/08/22(土) 02:26:39 ID:nqSSJVvK0
 推理の裏を取るため、主人公とパートナーは彰子の事務所に忍び込む。
 そして、机に置かれていた雇用者リストに「浅沼徹」の名前を見つける。2週間前に解雇されていたが、つい最近まで働いていたことが判明した。
 その時持田が現れ、パートナーを人質に取り事件から手を引くよう脅迫される。
 主人公は浅沼を殺したのかと聞くと持田は驚き、空気銃を撃ち込んだり図書館に忍び込んだりしたのは自分ではあるが、浅沼の事は何も知らず殺しもしていないと答える。
 そこへ友紀が現れる。
 友紀は彰子と持田が電話をしている所を聞き、事情を知ったようだ。
 友紀は一家心中の真相を話し始める。
 友紀は忠男と将来を真剣に約束していた。
 忠男は三哉にその事を話すと、そこで友紀と忠男は異父兄妹だという事を打ち明けられた。
 その事実にショックを受けた忠男は、部屋で自殺してしまった。
 自分の過ちで自殺に追いやってしまった三哉は罪悪感に耐え切れずに後を追うように自殺。
 夫の死を知った加津子も死を選び、残された治子も自殺。
 すべては古川一家の絆が強すぎたが故に招いた事だった。
 そこへ彰子も現れる。
 彰子は自分が浅沼を殺したと告白した。
 浅沼は現場で働いてしばらくした後、彰子に気付いた。
 浅沼は三哉と彰子が不倫関係だったことは知らなかったのだが、彰子は浅沼が全部知っているのだと思い込み、口を滑らせてしまった。浅沼が言った“新しい情報”とはこの事だった。
 そして浅沼は彰子を脅迫した。そんな日々に耐えられなくなり……。
 一家心中の後、彰子は百科事典を野々宮図書館に寄贈し、夫に友紀の事を話した。
 ショックを受けた夫は自殺していまい、更なる不幸を招いてしまった。
 彰子は忠男と友紀が真剣に結婚を考えていた事は知らなかった。お互い離縁になった事で、気持ちを伝え合う機会がなかったために……。
 しかし、ようやくお互いの気持ちを伝え合った彰子と友紀は涙を流しながら抱き合う。

 その後、彰子は警察に出頭した。
 
 主人公とパートナーは屋上で空を眺めていた。
 そこでパートナーからもうひとつの事を聞かされる。
 赤川高校に高田純男という生徒はいない、と。
 すると、純男がいつの間にか立っている。
 純男は「これで何もかも決着がついた。ありがとう」と言い残し、その姿を消した。

 純男の正体は古川忠男だった。
 忠男が去っていった空は澄み渡り、心地よい風の音が鳴り響いていた。


第1巻 「明日に希望を」  完
42夜想曲2(第1話 スペシャルエンディング):2009/08/22(土) 02:28:06 ID:nqSSJVvK0
 彰子の机は仕事の資料で錯乱しており、暇つぶしにいろいろ目にしてみた。
 ふと机の上にある雇用者リストが目に入り、何気なく覗いてみる。
 なぜ設計士の彼女の机に雇用者のリストがあるのだろうか?
 そう思いながら「あ」の行から順番に読んでみると、最初に「浅沼徹」という名前があった。
 その時、持田が声をかけたのでリストを閉じる。
 程なく、彰子が戻って来た。

 (鬼村の連絡を受けるところまで内容は同じなので省略)

 主人公が鬼村に事件のことを訊ねると、加津子が以前探偵を雇っていた事があり、その男が心中事件が殺人と疑われていた時、容疑者にされていたことがあったという事を教えられる。
 その探偵の名前は浅沼徹。
 メモしようとした主人公は、その名前に聞き覚えがある事に気付いた。
 確か……彰子の事務所の雇用者リストにあった名前だ!
 そのことを鬼村に伝えると、明日調べてみようと言った。

 翌日、主人公は待ち合わせまでの時間を潰すために本の整理をしていた。
 作業の途中で、友紀が訪れてくる。

 (有紀との話。内容は同じなので省略)

 数時間後、パートナーと鬼村と合流した主人公は彰子の事務所を訪ねる。
 彰子は昼食をとっていた。
 鬼村が彰子に挨拶すると、彰子は驚く。
 鬼村は事件を担当した時に彰子と面識があったのだ。しかもその時は刑事だったという。
 主人公とパートナーは驚くも、話を戻して彰子から浅沼の事を聞く。
 すると彰子の様子が変わった。
 浅沼は事件の後、探偵をクビになり職を転々としているらしい。この現場には1ヶ月ほど前から働いており、つい最近気づいたという。
 主人公は今朝、友紀が図書館に訪ねて来た時の事を話すと、彰子は全てを察した。
 有紀が、古川一家心中の真相を知った事を……。
43夜想曲2(第1話 スペシャルエンディング):2009/08/22(土) 02:29:08 ID:nqSSJVvK0
 屋上に移動し、彰子は事件の真相を語り始める。
 忠男と友紀は将来を約束し合った仲だった。だが、それはできない事だ。
 加津子は浅沼を雇ったわけは三哉の浮気調査であり、その浮気相手が彰子だった。
 友紀は、三哉と彰子の娘だったのだ。

 (心中事件の真相。内容は同じなので省略)

 浅沼は心中事件の真相こそ知らなかったものの、彰子が加津子の妹だと知ると嫌がらせを始めてきた。あの事件で探偵をクビになったのを恨んでの事だった。
 浅沼は2週間前に解雇したが、嫌がらせは今も続いている。
 それを聞いた鬼村が自分がなんとかしようと約束した。
 彰子は、友紀に真相を知られたくないがために事件以後はぎこちなく接し、徐々に疎遠となっていった。
 しかし全てを語った今ならば、もう恐れる事は何もない。向かい合って全てを話す決意がついた。
 最後に主人公は自分を襲ったのは誰なのかと聞くと、彰子は持田の仕業だと白状した。彰子をかばうための行為だった。
 彰子が持田を許してやってほしいと頼むと、主人公は承諾し、鬼村もなかった事にしてくれた。

 後日、友紀から彰子と一緒に行った旅行先から絵はがきが届いた。
 あの親子もようやく絆を取り戻したようだ。
 古川一家心中事件の真相は、これが全てだ。
 しかし事件を調べるきっかけとなった純男は、あれ以来姿を見せない。連絡しようにも連絡先を聞いていない。
 しかし、主人公にはもうどうでもいい事だった。
 なぜなら……すでに純男が何者なのかわかっていたからだ。


スペシャルエンディングT
44夜想曲2(第1話 その他のエンディング):2009/08/22(土) 02:32:21 ID:nqSSJVvK0
 別の選択肢で違った展開であるにも関わらず巻が重複しているものがあります。結末は大体同じですが。
 これから挙げるのは、あくまで一例です。


2巻 「気づけなかった…。」  終
(古川家にて、2階の部屋を調べる選択肢で「右手前の部屋から見てみよう」を最初に選ぶ)
 古川家を探索する主人公と純男。
 しかし、部屋を調べてもこれといった手がかりが見つからない。
 もう一度調べようとするが、ふと側にいたはずの純男がいない。
 それと同時に家を包む空気が変わった。今まで暖か味のある空気から、急に無機質で寒気すら感じるものに…。
 得体の知れない恐怖に駆られた主人公は古川家を飛び出した。

 それから純男が主人公の前に現れることはなかった。
 主人公も事件に関わるのを止め、本業へと戻る。
 いずれこの出来事は思い出へと片付けられるだろう……。


3巻 「田所さんの涙」  終
(彰子と友紀の話を最後まで聞かないまま、古川家を探索し終える)
 何者かに空気銃で狙撃された主人公。
 主人公は警察に興味本位でやって来た野次馬ととられ、警察から散々説教された。
 狙撃に関しても、近所の子供のいたずらと済まされてしまう。

 その夜、田所は主人公の身を心配して捜査の中断を訴える。
 納得がいかない主人公に、田所は涙を流しながらなおも訴える。
 これに折れた主人公は事件から手を引くことを決める。
 それから純男が主人公の前に現れることはなく、真相は闇に葬られた。
 

4巻 「数え切れない謎と」  終
(図書館にて、地下書庫で襲われた後、一家心中の真相についての選択肢で「あれは殺人」を選択する)
 生活に異常のない一家が突然心中するのは不自然すぎる。一家の心中は殺人だ。
 そう考えた時、鬼村から連絡が入り、心中事件が殺人と疑われていた時、容疑者にされていた男の事を伝えられる。
 次の日、主人公とパートナーは男――浅沼徹のマンションを訪ねる。
 しかし浅沼は留守で、隣の部屋の小池充から浅沼は出かけていると聞かされた。
 あきらめて図書館に引き上げる。

 その夜、鬼村が訪ねてきて驚くべき事を聞かされる。
「浅沼が近くの公園で何者かに殺害された」
 小池の目撃証言から主人公が疑われ、鬼村は警察に同行するように言われた。
 主人公は素直に従う。
 数日後、主人公は証拠不十分で釈放された。
 しかし、純男はあれ以来姿を見せず、浅沼殺害の犯人はわからないままだった。
 これ以上調べようがない主人公は事件から手を引き、真相は闇に葬られた。
45夜想曲2(第1話 その他のエンディング):2009/08/22(土) 06:48:52 ID:nqSSJVvK0
5巻 「ケース・オブ・マーダー」  終
(図書館にて、一家心中の推理で「誰かにだまされていた」を選ぶ)
 心中は別々の部屋で行われた以上、家族総意で行われたというわけではない。無理心中とも思えない。
 主人公は誰かにそそのかされて心中を引き起こしたのではないかと考える。
 それは……友紀ではないか?
 主人公は友紀の事を調べるべく図書館を飛び出した。
 直後、パートナーからかかってきた電話に気付くことなく……。

 彰子から事情を聞くために工事現場に向かうも、警備員の奥津次郎から彰子も持田もすでに帰った後だと聞かされる。
 ここで引き下がるわけにはいかない主人公は2人の住所を聞くが、次郎は主人公を不審に思い、警察に突き出そうとする。
 次郎を振り切った主人公は工事現場から離れた裏路地の公園に辿り着いた。
 これからの事を考えながら主人公は水飲み場で一息付こうとする。
 水を飲もうとしたその時、主人公の背中に激痛が走る。
 何者かに刺された!!
 地面に倒れ、意識が徐々に遠のいていく。
「あなたがいけないのよ…。昔のことを今更掘り返して…。ごめんなさい…」
 そう言い残して去って行く足音が聞こえたのを最期に、主人公の意識は闇へと溶けていった……。


6巻 「雑踏に消えていくもの」  続
(図書館にて、事件の推理で犯人は彰子と断定した後「鬼村巡査の話」を選ぶ)
 古川夫婦は部屋を別々にしていた。あの夫婦は浮気していたのだ。
 その事実を知った浅沼はこの件で古川一家の弱みを握り脅迫。それが原因で一家は心中。
 彰子はその事を最近になって知り、復讐の為に浅沼を殺害。
 主人公はそう推理する。
 その裏づけを取るため、主人公は彰子から事情を聞こうとする。
 彰子に話があると連絡すると、彰子は正午に訪ねてきてほしいと言って電話を一方的に切った。
 その様子に不審を抱いたパートナーは、もしや自分達の推理を感づかれたのではと言う。
 主人公達は彰子の事務所に急行した。
 事務所には鍵が掛かっていた。
 仕事場にいた持田の協力でドア壊して中に入ると……そこには首を吊った彰子がいた。

 その後、警察の調べで机から友紀に宛てられた遺書が発見された。そこには浅沼を殺した事を告白する内容が書かれていた。
 自分の出した推理は正しかったのか?
 彰子が浅沼を殺したのは間違いないが……それ以外の事実は謎として残ったまま事件は一応の解決となった。
 純男もあれ以来姿を現さず、彰子の死をもって事件は別の真実をこの世に残していった。
46夜想曲2(第1話 その他のエンディング):2009/08/22(土) 06:52:41 ID:nqSSJVvK0
7巻 「涙の行方は」  続
(図書館にて、事件の推理の最後の選択肢で「浅沼と加津子の関係の話」を選ぶ)
 浅沼と加津子は依頼主と依頼者以上の関係を持っていた。つまり、夫婦は互いに浮気していた。
 だから寝室を別にしたのだ。
 そして一家心中で残ったのは浅沼と彰子、それぞれの不倫相手だ。
 主人公はそう推理する。

 2人の面識の証拠を掴むため、主人公とパートナーは彰子の事務所に忍び込む。
 だがそこへ持田が現れ、パートナーを人質に取り事件から手を引くよう脅迫される。
 主人公は浅沼を殺したのかと聞くと持田は驚き、空気銃を撃ち込んだり図書館に忍び込んだりしたのは自分ではあるが、浅沼の事は何も知らず殺しもしていないと答える。
 そこへ彰子が現れ、浅沼の殺害と、友紀が三哉と彰子の間に産まれた子である事を認めた。
 ところが浅沼と加津子の関係を指摘すると、突然彰子は事務所から飛び出す。
 後を追った主人公達は屋上に辿り着く。
 彰子は自分と浅沼が古川一家を滅茶苦茶にしたのだと言う。
 だがその態度からは彰子が何かを隠しているのは明白だ。
 それを聞こうとすると……彰子は屋上から飛び降りた。

 彰子は何を隠していたのか? 一度は罪を認め自首をしようとしていたのに、なぜ自殺したのか?
 純男はあれ以来姿を現さず、警察の捜査も事件の解決と見て打ち切られた。
 果たして、純男は何を望んで主人公の前に姿を現したのだろう? そして主人公はその望みに応えることができたのだろうか…。
 

8巻 「消えた依頼人」  終
(図書館にて、純男から事件の事を聞いたあと「きっと危ない目にあうから、やめた方がいい」を選ぶ)
 主人公は一家心中事件の事を調べようとする純男に危ないからやめるように説得した。
 純男は必死に食い下がるが、主人公は不吉な予感がし意見を曲げない。
 純男はがっかりして談話室から去って行った。

 翌日、純男が気になった主人公は赤川高校に連絡した。
 ところが2年の学年主任・花澤から「うちに高田純男という生徒はいない。それに進学校のうちに社会科のレポートなんてない」と聞かされる。
 呆然とする主人公。
 一体純男は何者なのか?

 しかしそれ以後、純男が主人公の前に現れることはなかった……。
47夜想曲2(第1話 余談):2009/08/22(土) 07:15:36 ID:nqSSJVvK0
・古川家の探索の後、図書館に帰ってきた時に特定の選択肢を選ぶと“野人”というシリーズおなじみの隠しキャラが現れ、ゲームのヒントを言う。ちなみに彼に会わないと、いくつかのシナリオがプレイできない。
・原作版の第2話に当たる話で、このゲーム唯一の原作を基にした話。それ以外はゲームオリジナルです。

 調子に乗って連続で投稿したら制限に引っ掛かってしまいました。次からは注意します。
 現在、第3話を終了し解決編を書いているのですが、かなり長いです。
 近いうちに続きを投稿します。
48夜想曲2:2009/08/22(土) 15:47:25 ID:nqSSJVvK0
投稿した内容を確認してみましたが、誤字脱字が多いですね。
とりあえず主なところは…。

× 有紀
○ 友紀

>>41
× 更なる不幸を招いてしまった。
○ 結果的に更なる不幸を招いてしまった。

>>44その他エンディングの3巻
× 警察に興味本位でやって来た野次馬ととられ、警察から散々説教された。
○ 警察に興味本位でやって来た野次馬ととられ、散々説教される。

>>44その他エンディングの4巻
× 「浅沼が近くの公園で何者かに殺害された」
○ 「浅沼が自宅近くの公園で何者かに殺害された」

× 鬼村は警察に同行するように言われた。
○ 鬼村に警察に同行するよう言われる。
49ゲーム好き名無しさん:2009/08/23(日) 00:30:31 ID:akaYID/O0
前スレの>>502まで、このスレの>>48までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
50Never7 -the end of infinity-:2009/08/23(日) 17:54:43 ID:kK8Ygz5N0
アク禁中につき、こちらに投下しました。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/16156/1091442098/129-143
51夜想曲2:2009/08/23(日) 21:19:18 ID:BM8dTUbd0
すみません、もう1つ。

>>46その他エンディングの7巻
× 浅沼と加津子は依頼主と依頼者以上の関係を持っていた。
○ 浅沼と加津子は仕事上の付き合い以上の関係を持っていた。
52ゲーム好き名無しさん:2009/08/24(月) 02:21:36 ID:tMGOWkgt0
ロマサガ1に出てくる魔の島に連れてってくれる老人の正体って何なのですか?
詳しく教えて下さい。
53ゲーム好き名無しさん:2009/08/24(月) 11:46:53 ID:acNYK6LOO
>>52
スレを間違えてないか
54ゲーム好き名無しさん:2009/08/25(火) 01:58:16 ID:dLWtIuBe0
ネオリュードってまだ出てませんよね?
お願いします
55ゲーム好き名無しさん:2009/08/25(火) 08:58:57 ID:q96MpIS+O
56ゲーム好き名無しさん:2009/08/25(火) 20:23:19 ID:7FDgJ2mdO
携帯からストーリーを投下したい場合、気をつけることとかある?
57ゲーム好き名無しさん:2009/08/25(火) 23:56:11 ID:fxGqSQUQO
打ちにくい携帯で一生懸命書いたのに途中で消えたり書き込み失敗したらショックだから、
一回、自分あてのメールとかに残してから、そこからコピペして書き込むといいよ。
58ゲーム好き名無しさん:2009/08/26(水) 02:55:40 ID:DgtvuwcYO
>>57
ありがとう
59おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:06:12 ID:hDqLPOiw0
キャラクター

小沢里奈 主人公の探偵見習い。考えてることは上画面に表示される。
なめこ 里奈の助手。外見は手足の生えたきのこ。んふんふと鳴く。
じぃ 里奈の家に仕える執事。発明が趣味らしい。
まなみ 頭がお花畑な里奈の友達。何かとトラブルに巻き込まれやすい。
ちとせ 勝気で強気な里奈の友達。頼みもしないのに捜査に協力してくれる。

チュートリアル 探偵講座
朝、里奈がベットから起き上がる所からゲームは始まる。
なめこに挨拶して餌をやった後に部屋を出ようとするが、扉が開かない。
すると「おはようございますお嬢様」と、どこからかじぃの声がするが、じぃの姿は見えない。
じぃの声は部屋の隅にあるぬいぐるみからする。
なんと、じいは大魔王ラクリモーサの呪いによってぬいぐるみにされてしまったのだと言う。

里奈「大変…」
じぃ「信じておりませんな?」
里奈「うん…」

仕方ないのでじぃは本題に入る。

じぃ「お父様の跡を継ぎ、探偵になられてはや一ヶ月。そろそろお仕事に慣れてきた頃合でしょう。」
里奈「うん…でも…まだ不安…。」
じぃ「ご安心くださいませ。そんなお嬢様の心を軽くするようちょっとした余興を用意しておきましたゆえ。」
里奈(なんだろ…ドキドキ…)
じぃ「題しまして…『遊んで学べるウキウキ探偵講座』」
里奈(探偵講座って何…?変なのだったら…やだな…。)

ルールは簡単、部屋から脱出するだけ。脱出って探偵と全然関係ないと思いつつも了承。
チュートリアルなので、じぃが捜査の仕方やアイテム画面の見方を教えてくれますが説明中、里奈はずっと
「じぃがあんまりにもマトモなこと言うから偽者なんじゃ」とかアイテム画面上部の白いデコボコなんかについて考えてて話全然聞いてませんでした。
部屋を探すと里奈の物ではない飾りの髑髏の片目にだけ石がはまっている宝石箱があり、
絨毯の下から見つけた宝石をもう片目にはめて、宝石箱の鍵を開け、中から出てきた部屋の鍵を使って脱出。
絨毯を調べた時に、里奈は触り心地図鑑を作ろうと思う。
いろいろな所の触り心地を調べて、夏休みの自由研究にしようと思ったのだ。
夏休みはまだまだ先だが、備えあれば憂いなしということで。
部屋からでるとじぃが「おめてとうございます」と褒めてくれる。魔王の呪いは解けたらしい。
余談だが、本編で探偵事務所のごみ箱と調べると、「魔王ラクリモーサの呪いで〜」と書かれた台本らしき物が捨ててあったりする。

じぃ「さすがはお嬢様でございますな。この調子でしたら探偵協会への加入も夢ではありませんぞ。」
里奈「ホントに…!?」
じぃ「最近、審査がゆるうございますからな。なんとかなるやもしれませんぞ!」
里奈「…。」(微妙…。)

探偵協会に入るためには4つの難事件を解決せねばならない。審査がゆるくても厳しい条件である。
里奈は電話をタッチして依頼を待つのだった。

チュートリアル 終わり
60おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:07:07 ID:hDqLPOiw0
第一話 強奪 もしくは夢と現実が織り上げた幻月の物語

公園で楽しそうにしているまなみ。そんなまなみの背後から怪しい人影が現れるシーンから始まる。

探偵事務所でじぃとお茶をしながら仕事がこないと言う里奈。
そんな中、探偵事務所に来客が訪れる。里奈は初仕事と喜び、緊張しながら扉を開けるが入ってきたのはまなみだった。
まなみは、里奈に依頼をするために事務所に来たという
しかしなかなか依頼の内容を言わず、里奈も冷めたお茶をどうするか考えて話を聞いてないため話が進まない。

まなみ「あのね、今悩みがあってね、それって事件だと思うの。」
里奈「うん…。」(変えてもらおうかな…でもまだたくさんあるし…そうだ、氷を入れてアイスティーに…でもそれだと薄味に)
ちとせ「もー、あんたたちってば!じれったいわね。まったく。」

そんな空気を打ち破ったのは突然入ってきたちとせ。
事件ならはっきり言え、とちとせ。しかし少々言いづらいことらしくまなみは迷う。
はっきりしないまなみに怒るちとせ。里奈は止めに入るが巻き添えをくらう。
じぃのストップでひとまず全員落ち着くが、やはりまなみにとって事件の事は言いづらいらしい。

まなみ「変な子って言わない?言わない?
    ♪どーしてみんなはー変だとゆーのー♪まなーみーはーとぉってもーフツウーなーのーにー」

仕舞いにゃ歌いながら踊りだすまなみにちとせは叫ぶ

ちとせ「それがおかしいのよー!!」


しばらくしてようやくまなみは事件について語りだす。
どうやら悩みとはまなみの夢がおかしいということらしい。
楽しい夢が突然プツンと終わってしまう…誰かが夢を盗んでいるのではないか…?
一行はまたまなみがよくわからんことを言い出したと呆れるが、里奈は夢泥棒について調べてみることにする。
ちとせは呆れ、帰ろうとするが、お小遣いがピンチなので依頼量は宿題一年分でどうかというまなみの話に食いつき、
ノリノリになって「おーっほっほっほっ」と笑いながら捜査に乗り出すのだった。
ちとせが帰った後、事件の話をまなみとするが、まなみが真剣なので里奈も本当なのではと思うようになる。
まなみが帰った後、じぃは捜査に役立つ発明品を閃き、部屋の奥に消える。
里奈は、捜査のついでに発明品の材料である香料、緩衝材、お菓子の調達をじぃに頼まれるのだった。
ちなみにちとせはずっと公園で張り込みのために寝てます。昼に夢泥棒は出ないだろうと里奈に心の中で突っ込まれながらひたすら寝てます。

里奈はまなみから更に詳しい話を聞くためにまなみのアパートに向かう。
まなみによると、事件は一週間ほど前から続いているらしい。
その頃に変わったことといえば、まなみの部屋の真上にデイジーちゃんという住人が引っ越してきたことだと言う。
まなみも、夢が盗まれるなんて始めは気のせいだと思っていた。しかし、それは毎日毎日続いた。
もうやだ、と言うまなみと犯人を捕まえる約束をして里奈は捜査に乗り出す。
アパートの管理人、ヨネ子さんによるとデイジーちゃんは商店街で働いてるらしいので、里奈は商店街へ向かうのだった。
61おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:08:14 ID:hDqLPOiw0
デイジーちゃんは商店街で可愛らしい服が沢山並ぶ服屋を経営していた。
しかし、話を聞こうするが、里奈はデイジーちゃんに追い出されてしまう。
仕方ないので、里奈はデイジーちゃんの店の近くのお菓子屋で話を聞くことにする。
お菓子屋には、お菓子屋の店主のお姉さんと、夢を与える劇団員だったが、夢に裏切られ、夢を憎みお菓子を愛するブラッドさんという男がいた。
夢について話を聞いていると、お菓子屋は最近、夢に近づいたと語り、その証であるスイート・ドリーム・ケーキを売ってくれる。
スイート・ドリーム・ケーキはお菓子屋の最高傑作らしい。
ついでに試供品のキノコクッキーも貰い、里奈はおかし屋を去る。

スイート・ドリーム・ケーキと、里奈の部屋から調達した押し花(香料。ポプリ代わり)、まなみの枕(緩衝材。里奈の枕は里奈が材料にするのを嫌がる)で
じぃの発明の材料が揃うのでじぃに渡しに事務所に戻る。
じぃの頭の回転に必要な当分として要求されたお菓子は別として(ケーキは好評だった)
材料が揃ってので、じぃの発明品「YUME♪YUME♪マクラ」が完成する。
これを使えば、まなみと同じ夢を見ることができるらしい。
まくらを設置しにアパートのまなみの部屋に戻ると、まなみの部屋の真上から物音がする。
どうやらデイジーちゃんが仕事から帰ってきたようだ。
話を聞きに行くと、デイジーちゃんはまなみについていつも何か喋っていて(※独り言)、それがうるさくて寝不足だと語る。

その日はそのまま、まなみの部屋で張り込みをすることになる。お泊り会というわけだ。
ちとせは来てほしくない時に来る子だから呼ばなくてもいいだろうということでとりあえずスルー。
そんな話をしてたらやっぱりちとせが「他人と同じ夢が見れるなんてできるわけないじゃん」とやって来る。
絵本のねずみの王様を信じて、秘密兵器としてネズミ捕りを持ってきたちとせをネタにして3人で騒いでるとヨネ子さんに叱られてしまう。
結局その日は3人でお泊り会になり、まなみのベットで3人は眠る…(ネズミ捕りはしっかりまなみのひたいに貼られていた)
その夜、3人は夢を見た。
その夢の中で里奈とちとせはまなみになっており、紙袋に襲われて夢は途切れてしまった。
実際におかしな夢を見て、夢は確かに盗まれていると3人は確信するのだった…

家に帰った里奈はじぃに夢が盗まれている件は本当だったことを話す。
ぶっちゃけじぃは夢が盗まれるなんてありえないと思っていたので夢まくらはまなみの勘違いを証明するために作ったものだった。
しかし、夢まくらは逆に夢が盗まれていたことを証明してしまった

じぃ「本当に夢が盗まれているとすれば…まさか…ふーむ」
里奈「…どうしたの?」
じぃ「犯人は夢歩きの技を持つ者ということになりますな。」

夢歩きとはその名の通り、夢の中を渡り歩く技術のこと。
じぃは文献で何度かその名を見かけたが、「そのような現象が存在する」という以上のことは知らないという。
じぃは科学者であった魔術師ではないので、オカルトは完全に専門外。魔女や魔術師のような専門家に話を聞くべきと助言される。
里奈は商店街にある占い館の占い師に話を聞いてみることにする。
夢の中で事件が起きているということに興味を持った占い師は、夢歩きについて教えてくれる
理屈としては精神世界と現実世界の狭間の夢幻世界を通って相手の夢に干渉して…とのことだが
里奈が思うに長くてわかりにくいので省略。大切なのは夢歩きのやり方である。
夢歩きのやり方は、夢キノコを細かく刻み、それをハーブ紙に巻いてタバコにすればいいとのこと。
占い師は夢キノコは全てお菓子の材料にするというお菓子屋に売ってしまったため、今は持っていないという。
ハーブ紙の方は、お洒落な雑貨屋などで包装紙に使われることがあるらしい。
「たとえ材料が揃ったとしてもタバコはダメよ。あなたまだ子供なんだから。」
と、占い師に釘を刺され、里奈は占い館を後にするのだった。
62おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:09:20 ID:hDqLPOiw0
デイジーちゃんの店に行き、デイジーちゃんに話を聞こうとするが
「何も買わないなら帰った帰った」と相変わらず邪険に扱われる。
そこで、里奈はデイジーちゃんの店で鋭いツノの生えた熊のぬいぐるみを購入。

里奈「買ったから…お客さん…」
デイジー「そうきたか」
里奈「そうきた…」

デイジーちゃんはまぁいいかと話を聞いてくれる。
そこで、デイジーちゃんの店の紙袋はハーブ紙であるという話が聞ける。
お菓子屋に行くと、試供品のキノコクッキーの材料には夢キノコが使われているという話が聞ける。
ハマる人はとことんハマるので試供品として出しているが、基本的には不評らしい。実際、里奈もまずいとコメントしていた。
ブラッドさんやデイジーちゃんはとことんハマる人で、キノコクッキーが大好物だと言う。
特にデイジーちゃんは店のクッキーを全て買い占めるほど。怪しい。

ぬいぐるみを放送してた紙袋に試供品のクッキーを入れて材料の準備はOK
そのままアパートにある電子レンジを使って温めてやることで、夢歩きの準備はできる
里奈は自分の部屋に戻り、クッキーの匂いを吸い込む。そのまま里奈は夢の世界へと足を踏み込む…
夢の世界はどこへ行っても人がいない
とりあえず、まなみの部屋に様子を見に行ってみるとまなみの悲鳴が響き、まなみは紙袋を被った人物にさらわれてしまう
里奈は急いでまなみを追うが、まなみどころか人っ子一人いない
その日は結局、そのまま目を覚ますことになるのだった

目が覚めた里奈は、夢歩きの件についてじぃに相談する。
じぃと話している内に、問題は里奈の眠る時間だったのでは?と言われる
里奈もまなみもよい子なので、眠るのは早い。しかし、大抵の人は夜更かしをするので夢の世界で一緒になることはないのだ。
つまり、里奈とまなみが夜更かししなけれは、夢の世界で聞き込みをしようにも人が夢の世界に現れないのだ。
が。里奈はともかくとしてまなみが夜更かしできるかはかなり不安がある。
本人に頼み込んでもやっぱり「むりだよー」と言われるし、実際無理だろうから
相変わらず公園で張り込みという名の昼寝をしているちとせに相談してみる。
話を聞いたちとせは気持ちは分かるけど夜更かしなんてやめとけと言う。

ちとせ「夜更かしは美容の大敵よ。百害あって一理なし。やめとき。やめとき。
    それにさーサンドマンがでるわよ。」

サンドマンとは夜更かししてる人の目に砂をまいて目をショボショボさせる怪物のことらしい。

里奈「なんのために…?」
ちとせ「ばぁっかじゃないの?目がしょぼしょぼしたら寝るしかないでしょーが。」

そこで、ちとせはあることを閃く。里奈とまなみが夜更かししなくても、周りの人が早寝すればいいのだ。
そしてその方法はサンドマン。ちとせは必死にサンドマン召還の儀式を始める。この人は大真面目に言ってます。
マトモなこと言ったと思ったけどちーちゃんはちーちゃんだったと里奈は呆れるが、発想自体は悪くない。
そこで里奈は公園で捕まえたりんぷんが物凄い蝶を使って、りんぷんで町の人の目をしょぼしょぼさせていく。
目がしょぼしょぼするのは寝不足のせいだよ、と言いながら…これで、早寝の良い子は町中にたくさんだ。
63おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:11:00 ID:hDqLPOiw0
里奈は再び夢歩きを始める。
夢の世界にじぃがいるあたり、作戦は成功したようだ。
アパートに行くと、前日と同じようにまなみがさらわれてしまう。
しかし、そこに悲鳴を聞いたトメ子さんが駆けつけるという変化が現れる。
逃げる紙袋を追いかける里奈。前日と同じように見失ってしまうが、今回は町に人がいる。
目撃情報を頼りにたどり着いたのは商店街。犯人はこのあたりのどこかにいるらしい。
デイジーちゃんの店の扉に手をかけると、鍵は開いていた。
店の中からはデイジーちゃんの鼻歌が聴こえる。どうやら更衣室で歌っているようだ。
里奈は更衣室に近づく

里奈「ねぇ…あけてもいい…?」
??「!」
里奈「あけるよ…」

しかし、更衣室の中に人はいなかった。そしてそこには何故かまなみの服が残されていた…

目を覚まし、里奈は話を聞きにいくがデイジーちゃんの店は閉まっていた。
デイジーちゃんを探すがどうにも見つからないので、まなみに話を聞きにいく。
まなみは里奈に、自分の服が盗まれたことを相談する。里奈は心当たりがあるから、と服の捜索も引き受ける。
そんな中、二階から物音がする。デイジーちゃんが帰ってきたのだ。
しかし、デイジーちゃんは頑なに里奈の入室を拒否する。何かを隠しているようだが…?

3度目の夢歩き
アパートの屋上で見つけた壊れた空気入れをじぃに直してもらうと、それはヨネ子さんの物らしいと言われる
直った空気入れをヨネ子さんに渡すと、「ふくらませてくれないかい?」というのでヨネ子さんの体をふくらませてやる。
風船の用になったヨネ子さんの姿をちょっとシュール。
どうやら今回、夢泥棒はまだ来ていないらしい。まなみは夢を見てる自覚がないので、戸締りもロクにしていないようだ。
気になるのはデイジーちゃん。
里奈はデイジーちゃんの部屋を調べたいのだが、管理人のヨネ子さんが合鍵を簡単に貸してくれるはずもなく。
そこで体の小さななめこがこっそり合鍵を持ち出して里奈に渡す。
デイジーちゃんの部屋には誰もいなかった。そして、棚には一着の服があった。
その服はまなみの物とそっくりだった。しかし、名前が書いていない。どうやら似ているが違う服のようだが…?
その時、一階からまなみの悲鳴が響き渡る。
夢泥棒がまなみと格闘してる隙に、里奈は扉を塞ぎ、夢泥棒の退路を断つ。
そこに夢泥棒が出てくるが、退路を断たれているため慌てて2階へ逃げていく。
ヨネ子さんと二人で夢泥棒を追いかけ、とうとうアパートの屋上に追い詰めるが、なんと夢泥棒は屋上から飛び降りて逃げてしまう。
夢とはいえ、屋上から飛び降りるなんて里奈には怖くてできない。しかし、このままでは逃げられてしまう。
里奈はデイジーちゃんから買ったぬいぐるみのツノで、ふうせんのようになったヨネ子さんを突き刺す
空気が抜けたヨネ子さんは屋上から商店街にまで飛んでいき、逃げている夢泥棒に命中
里奈もすぐに後を追い、のびている夢泥棒の紙袋に手をかけた
紙袋の下から出てきたのは…お菓子屋のお姉さんだった。
64おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:12:23 ID:hDqLPOiw0
次の日、里奈はお菓子屋に足を運んだ。お菓子屋は、事件のことを全て話し始める…
動機は、「おいしいお菓子を作ること」だった。

お菓子屋「当店のスペシャルメニュー。スイート・ドリーム・ケーキ。里奈ちゃんも食べたことあるでしょ?」
里奈「…」(食べたのは…じぃ…)
お菓子屋「あれってまなみちゃんの夢が材料なんだ。」
里奈「!?」
お菓子屋「夢を煮詰めてね、結晶化させるのよ。ほら、これがそう。」
里奈「きれい…。」
お菓子屋「うふふ…それにね。とっても甘くておいしいんだよ。」
里奈「ふーん。」
お菓子屋「これを細かく砕いて生クリームに混ぜ込むの。見て、クリームがキラキラ輝いてるでしょ。これがまなみちゃんの夢。」

お菓子屋が見る夢はいつも砂糖菓子でできた夢だった。
お菓子屋はいつも、この夢をどうにかして現実に持ってくることができないものかと考えていた。
そして、ついにその方法を見つける。夢とは目覚めたらすぐ消えてしまうもの。
しかし、起きてても夢を見ているようなまなみの夢だけは、目が覚めてもすぐには消えなかったのだ。
さらに、まなみはいつも楽しくて、可愛くて、とてもいい夢を見てくれる。もっとも最近は、夢泥棒のせいで楽しい夢が見られなかったよだが。
お菓子屋は夢歩きをするのに、紙袋を被って焼きたてのクッキーの匂いを吸い込んでいた
結果、クッキーを余らせて試供品ばかりが出来上がっていたわけだが。
お菓子屋はまなみに悪いことをしてしまったと反省し、おわびのしるしに夢を使ったケーキをまなみに渡すように里奈に頼み、
もう夢をとったりしないと誓うのだった。

まなみにケーキを渡す前にデイジーちゃんに会いに行く。デイジーちゃんはすぐに部屋に入れてくれた。
そして、まなみに渡すように服を手渡される。
まなみは、デイジーちゃんの店で服を買い、買った服をそのまま着て帰っていった。元々着てきた服は試着室に忘れたまま…
まなみのような可愛らしい服をデイジーちゃんは一度着てみたかったデイジーちゃんは、ついその服を着てみようとする
しかし、サイズが合わなかったため服は破れてしまった。だからデイジーちゃんは似たデザインの服を見繕っていたのだ。
65おさわり探偵 小沢里奈:2009/08/27(木) 13:13:45 ID:hDqLPOiw0
まなみにケーキと洋服を渡す。ケーキはとてもおいしかった。
まなみは、毎日は嫌だけど時々なら夢をとられてもいいよと言う。

里奈「お菓子屋さん…喜ぶよ…」
まなみ「うふふ…まなみね、ケーキがおいしくなるように楽しい夢をいっぱい見てあげる。
    でね、でね。ちゃーんとおいしくなってるか、まなみが味見するんだよ。
    そうだ!里奈ちゃんにもちょっとだけわけてあげるね。ホンのホンのちょっとだけ。あはっ。」

事件は無事解決し、里奈のまなみは笑いあうのだった。


調査報告書…。
まなみの夢をあげるのは、週に一回だけってことにしました。
スイート・ドリーム・ケーキは限定メニューになったんだよ。ちょっと残念。
けど…とおってもおいしかったケーキがもっともおっとおいしくなりました。
あんまりおいしすぎてお菓子屋さんも、すごいびっくりしてたよ。まなみってすごい…ちょっと尊敬。
発売日はすごい行列です。あたしたちは並ばなくても平気。だって関係者だもん。むひひ…。
まなみの夢を食べるなんて、ちょっと複雑な気分…。でもすごいおいしいから、いいや。
んっとぉ…。
ちーちゃんは宿題をやってもらったのがバレて、先生にすごーく怒られました。
そいでもって、もーっとたーくさん宿題を出されました。
あたし?あたしは自分でやったよ。だって…まなみに頼んだらすぐバレるに決まってるもん。
あとはぁ…デイジーちゃん…。色々あったけど…今ではとっても仲良しです。
かわいいお洋服をもらったよ。でも…かわいすぎて、ちょっと着れない。いいな、まなみ…かわいい服が似合うから。
あとは…あとは…うーん…別に何もないかな。
こうして事件は無事解決しました。

続く
66ゲーム好き名無しさん:2009/08/27(木) 13:15:26 ID:hDqLPOiw0
お待たせしました。おさわり探偵 小沢里奈のチュートリアルと第1話です。
2話目以降はもうしばらくお待ちください。

調査報告書はゲーム中の文章をそのまま載せています。
67ゲーム好き名無しさん:2009/08/28(金) 10:31:15 ID:eDBX5befO
乙です!
68ゲーム好き名無しさん:2009/08/28(金) 16:40:02 ID:Jsx+2m/t0
続き待ってるよ
ぜひ最後までお願いします
69ゲーム好き名無しさん:2009/08/28(金) 22:43:31 ID:+/B7fI4dO
乙。あんな書きにくそうなのを…ファイトw
70ゲーム好き名無しさん:2009/08/28(金) 23:23:45 ID:AQbqYLce0
お願いします

[タイトル] ネオリュード ネオリュード2 ネオリュード刻まれた紋章
[ハード] PS


シリーズ3作品全てまとめwikiになかったのでお願いします
71ゲーム好き名無しさん:2009/08/29(土) 07:53:59 ID:qQnLIHc/0
wikiの「偽りの輪踊曲」の項が見れなくなっています。
こちらの不調かもしれませんが、ご確認お願いします。
72ゲーム好き名無しさん:2009/08/29(土) 11:12:19 ID:J+78YbuEO
>>71
見れたよー。
一応
×輪踊曲
○輪舞曲
73ゲーム好き名無しさん:2009/08/30(日) 01:11:14 ID:04IXp9xhO
ラストレムナントお願いします
74ゲーム好き名無しさん:2009/08/30(日) 01:32:25 ID:182HztXI0
もうあるよ
75アガレスト戦記ZERO ◆l1l6Ur354A :2009/08/30(日) 04:52:18 ID:Jo/t2WDU0
アガレスト戦記ZEROいきます。

■登場人物(第一世代)
ジークハイト(通称ジーク):第一世代の主人公。光側に属する騎士。
ユージェン:ジークの兄貴分で騎士。年中女性の尻を追っかけてる。
リンダ:ジークの部下で、彼に片思いする女性騎士。ユージェンとは幼馴染。
ミーメル:ジークに力を授けた謎の少女。本名はミーメリアだが、この名前で呼ばれるのを嫌がる。
アリス:ジーク達に同行するよう父親に命じられた女性。前作に登場したエリスに外見がそっくり。
ガリオス:アリスが幼い頃に召喚した守護獣。ラルヴァという、神に近い種族。
ルーティエ:未来が視える、のんびりした少女。占いが得意。
カルヴィナ:ルーティエの義兄。どうしようもない不器用。
テトラ:大地を浄化する旅を続ける少女。
紗弥音:ジーク達と出会う妖艶な女性。どうしようもない方向音痴。

■登場人物(第二世代)
レオニス:第二世代の主人公。ジークの息子。
ニール:ユージェンとサブキャラ女性の息子。中身が父親に似てしまった少年。
ダーナ:俺女。
アプリ:淡々と毒を吐く尊大な妖精。
シャルニーニ:鶏を背負って共に行動する変わり者の女性。
76アガレスト戦記ZERO ◆l1l6Ur354A :2009/08/30(日) 04:53:09 ID:Jo/t2WDU0
物語の舞台は「アガレスト」と呼ばれる世界。
元々は一つの大陸だったが、12体いる神が6対6に分かれて戦争を始めてしまった際、
光の「クラルテルラ」、闇の「フィンダステ」に二分してしまう。

光側に属する騎士ジークハイトは同僚のユージェン、リンダと共に魔物を蹴散らしていた。
今回の彼らの任務は、この戦争に勝つ為の『切り札』を受け取るまで持ち場を守ること。
とはいえ、その切り札がどういったものかは聞いていない。
あらかた魔物を片付けると、ユージェンとリンダと別行動を取ることにし、ジークは一人きりになる。
人気のなくなったところで、ジークは闇のラルヴァに襲われそうになっている少女を見つける。
何故こんなところにラルヴァが?という疑問はさておき、少女を助ける為に攻撃を仕掛けるジーク。
しかし相手は神の下位種であるラルヴァ。ジークは成す術もなく返り討ちに遭い、瀕死の重傷を負う。
命の灯火が尽きかけようとしたジークを目の当たりにした少女は取り乱し、次の瞬間、少女はジークの精神世界に入り込んでいた。

「生きたい?」朦朧としたジークの意識に誰かが呼びかけてくる。
「あなたは再びあの場に戻りたいですか?」あの少女だ。淡々とした口調でジークに問いかける。
「俺は…俺にはやらなければならないことが残ってる」力強く答えるジーク。
その言葉を待っていたとばかりに少女は自身の魔力を振るう。ジークの傷は瞬く間に癒えていき、そして立ち上がった。

精神世界から帰還した二人。ラルヴァは殺したはずの人間が蘇ったことに驚きを隠せないが、もう一度戦いを挑んでくる。ジークと少女はこれを返り討ちにしてやる。
ジークがお礼を言おうとすると、少女は「だいじょーぶぅ?」と幼子のような口調で問いかけてきた。
「俺はジークハイト。君の名前は?」
「なまえ?じーく?」
「いや、それは俺の名前…」
「んー?」
埒が明かない。
先ほどまでとは別人のような振る舞いをする少女にジークが途方に暮れていると、光の勢力であるラルヴァの騎士・アルゼストがやってきた。
なんとこの少女こそ『切り札』だという。
しかしアルゼストは訝しがっていた。
「おかしいな。この娘からそのような魔力は感じられない…」
そこへもう一人の騎士・ギガンタがやってくる。
ギガンタは少女をミーメリアと呼ぶが、少女は機嫌を損ねてしまう。
「やー!なまえ、ミーメリアちがう!」
「違うのか?お前の保護者がそう呼んでたぞ。まあ、なんでもいいから早くついてこい」
しかしミーメリアはギガンタを拒み、ジークとの同行を望んだ。
「懐かれたものだな」と茶化すアルゼスト、面白くないといった様子のギガンタ、困惑するジーク。
ミーメリアと呼ぶと怒るため、仕方なく本人の希望である「みーちゃん」と呼ぶことし、その場を後にした。
77アガレスト戦記ZERO ◆l1l6Ur354A :2009/08/30(日) 04:54:04 ID:Jo/t2WDU0
一息ついていると、ユージェンがやってきた。「ちょっとの間に大変な目に遭ったんだなあ」と他人事のように言う。
リンダとミーメリア…もといミーメルもやってくる。リンダがミーメルというあだ名をつけ、本人もこれを気に入った様子。
光の勢力のお偉いさんであるエルネストからお呼びがかかったジークは、ミーメルと共に要塞へ向かう。

エルネストが言うには、
・この戦争に勝つ為の強力な武器(すなわち魔器)を造れる、ハスカリヌという鍛冶職人の力を借りたいが、彼は封印されている
・彼の封印を解くには、ミーメルの力が必要だった(ミーメルが切り札っていうのはこういうこと)
・ここからが問題で、今のミーメルにはその力が感じられない
・その力は、どういうわけかジークから感じられる

ミーメルの力はジークを助ける際、彼に渡ってしまったのか?
渡ったのなら戻すこともできるのではないか?
様々な憶測が飛び交うが、ミーメル本人も原因が分かってない様子。
「移ってしまったものは仕方ない」と切り替えたエルネストは、代わりにジークにハスカリヌの封印を解かせることにする。
封印を解く要となる『鍵』の材料集めをジークとミーメルにさせ、旅の中で力が戻るかどうかも一緒に試し、
戻らなかったらその時はその時でジークに封印を解いてもらおうという話で落ち着いた。
案内役にユージェンが抜擢され、総帥令嬢のアリス、その守護獣ガリオスもパーティに加わる。リンダは要塞でお留守番(ジーク不在中の代理)。
旅立つ前に、ジークの友人でもあるラルヴァの騎士・バシュタールにも挨拶していく。

予見兄妹のカルヴィナとルーティエ、一人旅に慣れていて道案内してくれることになるテトラ、方向音痴で危なっかしい紗弥音と出会い、
途中でリンダとも合流しながら、鍵の材料探しの旅は続く。
賑やかになったパーティで一人、怪しい行動を取る人物がいた。
「はい、今のところは順調です。はい、はい…分かりました。引き続きお任せください」
78アガレスト戦記ZERO ◆l1l6Ur354A :2009/08/30(日) 04:54:53 ID:Jo/t2WDU0
なんとか鍵の材料を揃えた一行。「ジークのおしごと、おわるね!」と喜ぶミーメル。
そこへアルゼストがやってくる。旅の中でミーメルの魔力は戻ってきてはいるのだが、それでも封印を解けるほどの力はないという。
アルゼスト曰く、この短期間でミーメルが魔力を取り戻せたのは、この中にミーメルの力に惹きつけられて集まった人物がいるかららしい。
その人物というのが、ルーティエ、紗弥音、そしてリンダの三名。
彼女達にもジークと共に封印を解いてもらうことになるという。
『封印を解く』という行為の全貌も明かされる。どうやら生贄、ようするに死ななきゃならないらしい。
「戦争を終わらせる為だから覚悟はできている」という女性三名。ジークも同意する。
いつもはおちゃらけたユージェンが「お前らなんでそんな簡単に割り切れるんだ!」と怒りを露にする。彼にとってジークは親友、リンダはなんだかんだで妹のような存在、ルーティエも紗弥音も大切な仲間だ。
ミーメルも責任を感じる。
しかしジークは「本来なら俺はあの時死ぬはずだった。与えられた命を返すだけだ」とあくまでも冷静。
三人の内の一人と結ばれたジークは、自分では築けなかった平和を叶えてくれるように子孫を残す。
光に包まれた四人は、次の世代に未来を託す為に消えていった。


およそ20年後。
(ユージェンが青年から中年の姿になったが、他のキャラは人外なので見た目はそのまま)
(ミーメルが普通に喋るようになった。生前のジークに「俺の子供のいいお姉さんになってあげてくれ」と言われた影響か)
ユージェンの息子でお調子者な少年ニール、鍵を作ったせいで「自分がジークを殺したも同然」と罪の意識に苛まれるダーナ、テトラの友人アプリ、ハスカリヌの友人シャルニーニが加入。
ジークの息子のレオニス(通称レオン)が率いる光の勢力は、魔器の加護もあり、戦況は好調、戦いは光側の勝利で終わるかに思えた。
同じ頃、要塞でエルネストが正体を現す。
こいつこそ、闇の勢力の黒幕であるサマリル。魔器を得るためにエルネストの名を騙っていたらしい。
バシュタールとアルゼストは抵抗するが、魔器の力に屈し、闇の騎士・グルグと化してしまう。
ギガンタは「長いものには巻かれろ」的思考で抵抗するそぶりゼロだったので、すんなりグルグ化。
79アガレスト戦記ZERO ◆l1l6Ur354A :2009/08/30(日) 04:55:43 ID:Jo/t2WDU0
余裕だったはずの戦況が覆され、一行は大混乱。
ハスカリヌは「神殺しの剣」と呼ばれる特殊な魔器をレオニスに託し、バシュタールの手によって殺される。
一息ついている時、この剣を持ち出そうとする人物がいた。ミーメルだ。
「駄目よ、勝手に持ち出しちゃ。大事なものだって知ってるでしょ?」と幼子を諭すような口調で言うアリス。
しかしミーメルは毅然とした態度を崩さない。
「勝手に持ち出したのはどっちですか?これは闇の軍勢のものです。持ち主の元に返しにいくだけです」
「おいミーメル、冗談はそれくらいにしておけ」と釘を刺すユージェンだが、ミーメルの態度はあくまでも頑なだ。
「私、あなた達が好きです。そんな私にあなた達を傷つけさせないでください。どうしても行かせてくれないというのなら…」
1対6だというのに、ミーメルの圧倒的な戦闘力に成す術もない一行。
去っていく際、ミーメルが悲しげな表情を湛えたのをレオニスは見逃さなかった。

微妙なムードの中、テトラが切り出した。
「今まで言わなかったけど、初めて会った時、ミーメルのこと怪しいと思ってた」
術師で博識のテトラだからこそミーメルが「ミーメリア」と名乗りたがらない、そう呼ばれると怒る理由に気付いたのだろう。
ミーメリアとは、「優れた役者」という意味を持つらしい。
一発で怪しいと思ったが、あんな無邪気な彼女を前にそのことを言い出せずにいた、と打ち明けるテトラ。
「あの時のミーメル、『助けて』って言ってるようにしか聞こえなかった」
「どんなに怪しくても、みーちゃんはみーちゃんだ」
「ミーメルはあたし達の家族よ。迎えに行きましょう」
みんなの意見はまとまった。

なんとかミーメルに追いついたレオニス達。ちょうど剣をアルゼストに渡そうとしていたところだ。
話し合いをする為に邪魔なアルゼストを蹴散らし、ミーメルに問う。
「ミーメル、これがあなたのやりたいことなの!?」
「ミーメルちゃん、あなたの本当にしたいことを言ってみてください。やらなきゃいけないことじゃなくて」
仲間の言葉がミーメルの心を揺さぶる。
「私は…みんなと一緒にいたい!」
自分の気持ちを素直に打ち明け、元々祝福ムードの仲間は当然これを迎え入れる。一件落着かと思いきや、ミーメルが急に苦しみだす。
次の瞬間、うずくまるミーメルの横で、ミーメルによく似た姿のふてぶてしい女性が現れた。
女性はミーメリアと名乗るが、ややこしいので「ミラ」でいいという。
どうやら彼女はミーメルの闇の部分が抑え切れずに具現化した存在のようで、早い話がミーメルの別人格。
80アガレスト戦記ZERO ◆l1l6Ur354A :2009/08/30(日) 04:56:49 ID:Jo/t2WDU0
ミラはこれまでの騒動の真相を暴露し始める。
・自分(達)は闇の神が戯れで造った命
・使い道がなくなったところ、封印を解く為にちょうどいい生贄にされることが決まる
・名前はなかったけど、そこでやっとミーメリアという適当な名前を付けられる
・当時のミーメリアは自我に芽生えたばかりの赤ん坊も同然
・生贄になりたくないミーメリアは、目の前で死にかけていたジークに封印を解く為の力を渡す
(ミーメルもあとで「ジークを助けたのは本当に助けたかったから」などと釈明するが、真相は不明。プレイヤーの解釈次第)

ミラは剣の魔力を搾り取ると、レオニスにつき返す。最悪な空気にされた一行を尻目に、高笑いをしながらどこかへと立ち去った。
神の玩具でしかないミラという器に、魔器の魔力が耐えられるわけがなく、このままではミラは自滅しかねない。
自滅で済めばいいが、下手したら世界が大変なことになる。
ミーメルを迎え入れ、ミラを止めるために、彼女が向かったであろう傷の山脈(光と闇の境地)へ赴く一行。
途中でミーメルは裏切ったことを謝罪するが、レオニスは「ミーメルが父さんを助けてくれなかったら僕は生まれてなかった」と彼女を許す。
傷の山脈にて最終決戦。
81アガレスト戦記ZERO ◆l1l6Ur354A :2009/08/30(日) 04:57:41 ID:Jo/t2WDU0
【BADエンド】
ラスボスはミラ。ミラという器に耐え切れなくなった魔力が暴走を始め、ミーメルとレオニスが命懸けでこれを止める。
二人がふと目を覚ますと、真っ白な空間にいた。遠くからジーク、リンダ、ルーティエ、紗弥音がやってくる。
「よく頑張ったね」と声をかけてくれる四人。
自分の運命に巻き込んでしまったことをジークに謝るミーメルだが、ジークは「俺は俺の、レオニスはレオニスの役目を果たしただけだ」と返す。
六人は白い光に包まれて消えていった。
一方、残されたメンバーは悲しむ暇もなく、未だに終わらない戦争を終わらせる為にその場を後にする。

【真エンド】
ラスボスはサマリル。圧倒的な戦闘力に苦戦するが、そこへ倒したはずのミラが現れる。ミーメルに力を託すと、今度こそ完全に消滅した。
戦争も終わり、平和になった街をぶらついていると占い師に呼び止められる。
「最近、新たな坑道が見つかりました。そこで懐かしい人に出会えるかもしれませんよ」
懐かしい人ってもしかして…?という期待を膨らませ、強敵を蹴散らしながらも坑道の奥へ進むレオニス達。
その最深部では、封印を解く役目から解放された、あの四人が待っていた。
(一応まだ続きがありますが、おまけモード的で関係ないと思うのでここまで)
82名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 05:06:13 ID:Jo/t2WDU0
終わりです。ミーメルがどこまで演技なのか、3週した自分もよく分からないところですが…
83ゴッド・オブ・ウォーU 終焉への序曲:2009/08/30(日) 12:05:54 ID:KQIAh+Jt0
前作で戦いの神アレスを打ち倒したクレイトスは
新たな戦いの神として君臨している。

彼は「妻子を自らの手で殺めてしまった」という悪夢から
開放してくれなかった神々を酷く憎むようになっていた。

前作で、アテナは「アレスを倒せば貴方の罪は許される」とは言ったが、
「悪夢から開放される」とは言っていないと言い、クレイトスを騙したのだ。
失望したクレイトスは断崖絶壁から身を投げ自殺を図ったが、死すら許されず
強制的に神として君臨させられているのだ。

彼は今までよりも更に冷酷かつ残忍になり、数多くの戦争を引き起こした。
そして今まさにある街に止めを刺すべく、ロードス島へ向かうところだった。

そこへアテネが「クレイトス、神々の怒りが増しています。今すぐ止めねば、あなたを庇いきれなくなるでしょう」
と諌める。「余計なお世話だ!」と一蹴するクレイトス。
「スパルタの亡霊だった貴方を神にしたのは私です!!」
「貴様に借りはない!!!」

「ならばこれまでです・・・」

ロードス島へと向かい、破壊の限りを尽くすクレイトス。
そこに一匹の大鷲が・・・
その鳥はクレイトスに雷を落とす。すると、みるみるとクレイトスの体が縮み、
人間と同じサイズまで小さくなってしまった。
「アテナ!!貴様の仕業か!!!」
大鷲は建造中の巨像(コロッサス)にも雷を落とし、生命を与える。
クレイトスを殺す追跡者として・・・
84ゴッド・オブ・ウォーU 終焉への序曲:2009/08/30(日) 16:14:27 ID:KQIAh+Jt0
ある広場で空から剣が振ってきた。
それはゼウスがクレイトスに与えたものだった。
「その剣に全ての力を捧げるのだ・・」

ゼウスの言葉通り、彼は剣に力を捧げ、コロッサスのわき腹を
破壊し、内部に侵入した。
そして見事コロッサスを内側から完全に破壊した。
無事脱出したクレイトスだったが、油断した彼は崩れ落ちる
コロッサスの手につぶされ、虫の息となってしまった。

そこへ先ほどの大鷲が現れる。
それはゼウスだった。
多くの戦争を引き起こし、大量の血を流させたクレイトスに憤慨したゼウスは
言葉巧みにクレイトスの力を剣に吸収させ、奪い取ったのだった。
そしてゼウスはその剣でクレイトスを殺害した。
「この報いは受けさせるぞゼウス・・・絶対にだ・・!!!」

冥界からの使者がクレイトスを地下深くに引きずり込む。
薄れ行く意識の中、何者かが語りかける。
それはタイタン族の長である大地の女神ガイアだった。
タイタン族ははるか昔、ゼウスによって地の底奥深くに幽閉された過去を持つ。
過去の栄光を取り戻すためには、クレイトスは絶好の手ごまだった。
ガイアは「4人のタイタン族から力を授かり、ゼウスを討つのだ」とクレイトスに促す。

「まだ死んではいけない・・」
ガイアによって蘇ったクレイトスは冥界から脱出し、ペガサスにまたがり
1人目のタイタン、デュポンのいる島へ向かうのだった。
85ゼノサーガ I・II:2009/08/31(月) 03:28:36 ID:WazgYfTR0
ゼノサーガ1・2の変更点についてウロ覚えの範囲内で書いときます。ないよりマシぐらいに思っといてください。

・オリジナルと比べ、物語はシオンの主観に徹底している。
 シオンの内面がより深く掘り下げられており、その他のキャラクターの描写は抑えられ、
 サブストーリー(ゲーム性のない読み物)にまわされている。
・シオンがキルシュバッサーの一人と関わったことで、本編では外野扱いだったアルベドとの間に因縁が生まれている。
 また、タイトルに「T・U」とあるが、ゲーム中にそうした区分けは見られない。
 (本文では判り易くEP1、EP2と表記する)

【EP1】
・ヴォークリンデでキルシュヴァッサーの一人と出会う。その後、キルシュバッサーを巡ってアルベドとの因縁が芽生えることに。
 ヴォークリンデ脱出後のJr、ジギーのパートがなくなり、サブストーリーに。シオンが拾われた時には既に救出されエルザにいる。
 エルザはモモ救出作戦のためジギーの送り向かいをしたことになっている。
・ネピリムの歌声内部でキルシュバッサーを巡ってのシオンとアルベドの絡みがある。

【EP2】
・ジンとカナンの過去話が本編よりカットされ、サブストーリーに。
・モモの深層領域からミルチア本星までの時間経過が無くなっている。よってヴェクター社脱出イベントも削除。
 第二ミルチアからそのままミルチア本星へ向かうことに。
・ミルチア本星でのイベントが別物。シオンの母親が入院していた病院跡(EP3のと違い本物)に行くことに。
 そこでシオンがレアリエンに対して抱いている本心などが明らかになる。
 シオンは母親を殺したレアリエン達を未だ憎んでおり、レアリエンの研究を志望していたのはレアリエンを物として管理・制御するためだとのこと。
 内心ではバージルと同様にレアリエンを物扱いしており、モモに対しても同様の印象を抱いており、思わず軽蔑の言葉を言い放つ場面も。
・Jrがデュランダルを抜け出すとこを仲間たちに見抜かれ、シオンたちもアルベド戦に同行する。
86ゲーム好き名無しさん:2009/08/31(月) 21:10:39 ID:HNM11xIL0
アガレスト戦記ZERO乙です
無印の方はまだかな?長いから大変そうだけど
87ゲーム好き名無しさん:2009/09/01(火) 02:28:19 ID:pAXBWtsy0
いろんな人乙
しかしZEROは二世代で終わるのか
前作5だか6世代くらいまで行ったと思ったけど

あとZEROのアリスと前作のエリスは何か関係があるの?
88ゲーム好き名無しさん:2009/09/01(火) 02:46:59 ID:sHuVpBIs0
>>87
アリスとエリスは親子だとキャラデザが公言してる(アリスが母親、エリスが娘)
外見だけでなく、戦闘での役どころ、必殺技の台詞なども似てる
パッケージとかで持ってる杖も同じもの
89ゲーム好き名無しさん:2009/09/01(火) 22:19:43 ID:tdbN1zWt0
>>87
前作は5世代 今作は2世代で終わるけど前作の5世代分をダイジェストでプレイ出来て
クリアすればその世代のキャラを使えるようになる

正直「そんな要素必要ねーよ、ZEROも5世代ぐらいやれよ」な感じですけどね
90ゲーム好き名無しさん:2009/09/03(木) 21:28:53 ID:lYCf+BMA0
ロードオブヴァーミリオンのストーリーを教えてほしい。
アーケードもあってもいいと思うのだ。
91ゲーム好き名無しさん:2009/09/05(土) 15:01:39 ID:43ieVQI00
>>89
前作から減り過ぎだぜ。
92ゲーム好き名無しさん:2009/09/05(土) 17:21:27 ID:4/DhlI+JO
前作が長すぎると散々言われたからな、
極端から極端に走ったんだろ。
(1/3)

予約等もないみたいですので、DSソフトの
>・ピンキーストリート キラキラ★ミュージックアワー
投下します。


**********


ゲームの舞台になるレインボーシティは、いくつかのストリートから成る
ダンスとおしゃれが大好きな女の子たちが集まる街。
主人公・プッチもそんな女の子たちのひとり。
しかし、ダンスのオーディションを受けては落選する毎日で、
ついにプッチはお腹がすいて行き倒れてしまいます。

次にプッチが目を覚ました場所、
そこはレインボーシティのジョージヒルにある伝説のライブハウス「ANGELA」。
プッチを助けてくれたのは、ANGELAのオーナーでもあり、
レインボーシティのダンスクイーンとして有名なアンジュでした。
興奮して、「自分のダンスはどうだったか」と尋ねるプッチですが、
「おしゃれもダンスもまだまだ」と言われさらに深く落ちこんでしまいます。
しかし、アンジュは、本人曰く「フィーリング」でANGELAをプッチに預けることに。
驚きながらも喜ぶプッチの前に、ちょっと意地悪だけど憎めないプッチの幼なじみ・イービルが現れ大反対。
だけど、「ANGELAを預けるだけで、あげるわけではない」
「これからの成長を楽しみにしている」という言葉を残し、
この街で一番のダンサーになってしまったアンジュは、さらにダンスを磨くため世界に旅立ってしまいます。
残されたプッチとイービルは、それぞれダンスとおしゃれの修業を積むことに。
(2/3)

プッチはジョージヒルを飛び出して、別のストリートで新しいダンスや流行のおしゃれを勉強しに行きます。
オモテサパークでは、代表の少女・ココロとのポップスでのダンス勝負を、
キバカイカンでは、ネットアイドル・よしことのゲームミュージックでのダンス勝負を、
メグロードでは、セントメグロード学園代表・もえ(漢字表記は萌)とのクラシックでのダンス勝負をそれぞれ通し、
そのストリートならではのダンスや流行ファッションを学び、女の子たちと友情を育んでいきます。
ただ、T.O.C(ツキジオサカナセンターの略)でだけは、ダンサーらしい少女には会えず、
T.O.Cで働く漁師服姿の少女に邪魔だと追い返されてしまうのですが……。

いったん、ジョージヒルのANGELAに戻ったプッチ。
ジョージヒルではイービルが待ち構えていて、ダンス勝負を挑んできます。
しかし勝ったのはプッチ。
イービルはその場を去りますが、このころから少しずつ、
プッチの名前がレインボータウンで知られるようになりました。

さらなる修業を積むために、また別のストリートへと向かうプッチ。
エビストリートでは、(自称)悪の組織・デス団リーダーのリサとのR&Bでのダンス勝負を、
シブプロムナードでは、カリスマモデル・マキとのパラパラダンス勝負を、
シモキタウンでは、ロック少女・スゥとのロックダンス勝負をそれぞれ通し、
そのストリートならではのダンスや流行ファッションを学び、女の子たちと友情を育んでいきます。
また、特にマキやスゥからは、「大切なのは個性」ということを教えられ、一際成長するプッチ。

再び、ジョージヒルのANGELAに戻ったプッチ。
ジョージヒルではイービルが待ち構えていて、ダンス勝負を挑んできます。
しかしまたも勝ったのはプッチ。
イービルはその場を去りますが、プッチはレインボータウンでもかなりの有名人に。

ジョージヒルを出たプッチは、T.O.Cの異変を感じ、そちらへと向かいます。
そこには、以前プッチを追い払った漁師服姿の少女――たまえがいました。
これまでで最高の踊り手・たまえとの、演歌でのダンス勝負を通して、和の心や和のおしゃれを学んだプッチ。
たまえからも「レインボーシティ最高の踊り手になった」と認められます。
(3/3)

そのとき、プッチの目の前の街頭ビジョンに、イービルが映ります。
「ANGELAに戻ってこい」と言うイービルに、プッチもジョージヒルに急ぎます。
そして、プッチとイービルの最後のダンス勝負が行われることに。
ココロ、よしこ、もえ、リサ、マキ、スゥなど、それまでのライバルたちが見守る中、
最後の勝負もプッチの勝利に終わります。
今度こそ、プッチを認め、ANGELAを任せて去ろうとするイービル。
しかしプッチは「ふたりで頑張ろう」とイービルを引きとめ、結局ふたりでANGELAを盛り立てていくことに。
ふたりの力を合わせたことで、ANGELAはますます評判になっていきます。

その日もANGELAでのダンスを終えたふたりがふとテレビを見ると、
世界に旅立ったアンジュが映っていました。
そのとき、突然本物のアンジュがANGELAに到着。
ほんの少しだけ立ち寄って、ふたりの様子を見に来たとのこと。
ふたりもこれまでの出来事をアンジュに話し、楽しい時間を過ごします。
そして、プッチがアンジュに言います。
「プッチと勝負してください!」
驚くイービルをよそに、アンジュは快諾。
「あんたってば、私と踊りたくて仕方ないって顔してた」
アンジュとのダンス対決も、プッチの勝利。アンジュも、プッチの成長を認めます。
アンジュが呼んでおいたというココロ、よしこ、もえ、リサ、マキ、スゥ、たまえたちもプッチを祝福し、
そして、アンジュはフィーリングではなく正式に、ANGELAをプッチとイービルに譲ることを発表。
さらに、かつて自分の師匠にもらったというリングを、アンジュはプッチとイービルに託します。
「ダンスもおしゃれも勝ち負けじゃないの。大事なのは自分の色……個性なのよ」
そして、プッチとイービルのことをマキに任せ、再び世界へと旅立つアンジュ。

レインボーシティでひとりの少女に起こった奇跡はこれでおしまい。
だけど、この話はレインボーシティの女の子たちの間で大変な評判になりました。
あなたも夢を叶えるために、ストリートに一歩踏み出してみては……?

                          (終)
96ゲーム好き名無しさん:2009/09/05(土) 21:49:26 ID:4t4U8QALO
乙です!
97おっさん ◆igVDdPoru. :2009/09/05(土) 21:54:01 ID:xadxP/ow0
おっさんです!
すみません、ちょっと補足。
>>94で「レインボーシティ」と「レインボータウン」が入り混じってますが、
正しくは「レインボーシティ」です。
レインボーシティという大きな街の中、それぞれのストリート(区のようなもの)があるという世界です。
ストリートには、それぞれ元ネタとイメージカラーが設定されている模様。


あと、触れただけの固有名詞を少しだけ解説。詳しくは公式を見てください。

ジョージヒル:元ネタは吉祥寺。伝説のライブハウスANGELAがある。イメージカラーは白。

オモテサパーク:元ネタは表参道。可愛いもの好きの女の子たちが集まる。イメージカラーは黄色。
ココロ:すぐ転ぶドジっ娘。プッチに告白めいた台詞を告げ、マイペースなプッチを照れさせるほどの天然。

キバカイカン:元ネタは秋葉原。電気街。イメージカラーは赤。
よしこ:ロボットダンス(?)が得意なネットアイドル。ネット、コスプレ好き。プッチにもコスプレをさせようとするボクっ娘。

メグロード:元ネタは目黒。エレガントなストリートで、制服の可愛い学校が多く点在する。イメージカラーは緑。
もえ:上品な口調のお嬢様。しかし毒舌で、笑顔でヒドイことを言う。普段から、バレエのように優雅にくるくる回る。

エビストリート:元ネタは恵比寿。(自称)悪の組織・デス団の本拠地。イメージカラーはオレンジ。
リサ:八重歯が特徴。悪ぶっているけれど、ゴミを拾ったり拾った小銭を交番に届けたりする優しい子。男っぽい口調のオレっ娘。

シブプロムナード:元ネタは渋谷。ちょっと大人っぽい女の子が集まる流行発信地。イメージカラーは紫。
マキ:ギャルたちのカリスマで、熱狂的な取り巻きがいる。プッチも憧れている。本人は隠しているが、本名はマキコ。

シモキタウン:元ネタは下北沢。壁の落書きなど、他のストリートとは違う雰囲気を持つ。イメージカラーは藍。
スゥ:クールでかっこいいロック少女。マキ同様、プッチに助言をしてくれる。好物は駅前のお店のポトフ。

T.O.C(ツキジオサカナセンター):元ネタは築地。伝説の踊り手がいるという噂。イメージカラーは青。
たまえ:古風な口調と圧倒的な実力からの威圧感で、プッチは「たまえさま」と呼ぶ。普段はT.O.Cで働いている。
99幻想水滸外伝:2009/09/06(日) 17:20:50 ID:K6sI3imC0
幻水外伝Vol.2の投下行きます。

外伝2はデュナン統一戦争(幻水2で描かれた戦争)が終わって三ヶ月、
というタイミングから始まります。
同盟軍、というのは幻水2で主人公が率いていた軍のこと。
100幻想水滸外伝Vol.2 クリスタルバレーの決闘:2009/09/06(日) 17:24:17 ID:K6sI3imC0
【Episode1 誇り】
ハイランド方面を避けてティントからグラスランドに入ったナッシュ。
カレリア砦を目指す途中、立ち寄った村は雪融けの宴の真っ最中だった。
リィナたち旅芸人の一座に捕まってナイフ投げの的台にされたりする。

その宴の中、突然村に騎馬の一隊が襲撃をかけてくる。居合わせたギジム
ロウエン・コウユウの言葉から、彼らが “炎の運び手” を名乗る賊だと知る。
リィナ・アイリ・ボルガンらに村人の避難を任せ、やはり居合わせたカミュー
マイクロトフとギジムらとも協力して、賊を退かせる事には成功するものの
頭領らしい仮面の男の炎の魔法から村の女性を庇ったカミューが負傷。
カミューとは既知だったらしいその女性・マキの家で手当てを受ける事に。

ようやく人心地ついた所で村の異変に気付くナッシュたち。
マキの家にやってきた村長は、そこにいた面々に、同盟軍がどの面下げて
やってきたのか、と問う。家の外に詰め掛けた村人もみな非難を口にする。
半年ほど前、同盟軍を名乗る集団がやってきて略奪を働いた。この祭りも
なんとかしてようやく漕ぎ付けたものだったのに。
愕然とする旧都市同盟軍の面々。
だが、だからと言って盗賊に目をつけられた村を見捨てる事もできない。

村長は元々 “炎の運び手” に貢物を差し出し、庇護を願うつもりでいたため
自ら使いを出し盗賊団を村の中心に招き入れ、仮面の男の前に平伏する。
だが仮面の男は村長を捕え、この程度の貢物だけではなく、この村に集まる
交易品の全てを差し出せと要求。村長に対して剣を抜く。
そこへ火炎弾を投げ込み、妨害するナッシュ。
逃げ出した村人たちの誘導を旅芸人ズに任せ、盗賊たちを分断して撃破。
通りすがりのギルバートの加勢を受けたりしつつ、やがて首領を追い詰め
倒すが、仮面を剥いだその素顔はカミューとマイクロトフの知るものだった。
元マチルダ騎士団、白騎士団長ゴルドーの右腕とも言われた男・クラント。
同盟軍がマチルダを攻め落とした際に落ち延び、グラスランドで盗賊の頭に
納まっていたのだ。先の戦いが産み落とした負の産物が、そこにあった。

村を守る事はできたが村人の意識までは変えられず、見送りはマキ一人。
ナッシュは彼女が村に居辛くなる事を心配し、見送りを断ろうとするが
マキは首を振る。同盟軍がしたのは略奪だけではない事を、いずれ皆も
解ってくれる。そういう戦い方があっても良いんじゃないでしょうか、と。

※半年前の略奪が、本当に同盟軍の部隊がやっちまったものなのか
  単に盗賊が同盟軍を騙っただけなのかについては言及されていない。
101幻想水滸外伝Vol.2 クリスタルバレーの決闘:2009/09/06(日) 17:29:18 ID:K6sI3imC0
【Episode2 カレリア】
カレリアの前でナッシュは一人の女に声をかけられる。近衛隊時代の
先輩、三歳上の叔母でもあるレナ。潜入の前渡金を受け取っておいて
報告を送っていないので捕縛命令が出てる、という事でいきなり捕まる。

久々のカレリア砦の人員があまりに変わっている事に驚くナッシュ。
ナッシュの知る隊長や兵は殆どが留守らしく、砦は責任者代行である
南部地方軍の田舎貴族・バルジの下で運営されているという。
ナッシュはレナと引き離されて地下牢へぶち込まれ、レナは話が違うと
バルジに詰め寄る。彼曰く、状況が変わった。ナッシュの罪は前戦争で
友邦であるハイランド王国に不利益を働いた事による準反逆罪であり、
明朝に死刑と決まった。レナの言い分には全く聞く耳を持たない。

利用されたと気付いたレナの密かな助けも得てナッシュは夜の内に脱獄。
装備品回収のために倉庫へ向かうが、そこにはこの砦に唯一残っていた
ベテラン兵(?)・ワンが居た。戦いの中でワンが訊ねてくる。
警備隊を抜けてどうするのか、何かやる事があるのか。
頷くナッシュに彼は言う。そいつはいいことだ、と。

俺は国を追われてここまで来た。もう戻る事はないだろう。だが本当は
あの国に残り、何かを成して死ぬべきだったんじゃないか。
自分は “終わってしまった” 人間だ、と言うワン。そしてこの警備隊は
自分のような、行き場も帰る場所も無くした人間でいっぱいだ、と。
「だが、お前には行くべき場所と、成すべきことと、帰るべき場所がある」
それは幸せな事なんだぜ。そう言ってワンは構えを解く。
朝一番で砦の警備を外され、グラスランドに入る事になっていたらしい。
時間切れとしてナッシュを見逃すワン。回収した装備品は全て丁寧に
整備・補充されていた。警備隊を抜けてクリスタルバレーを目指すなら
それなりの装備は必要だろう、と言ってワンは去っていった。

砦の門を越えた先でレナが待っていた。利用されたことを謝るレナだが、
気にしていない素振りのナッシュを見て苛立ちを露にする。
なぜ自分だけで全てを背負い込み、人を煙に巻いて去ろうとするのか。
「そのせいで、どれだけユーリが悲しんだか? ユーリの結婚式の前夜、
 お前がザジを斬ったあの夜から、どれだけ、ユーリが悲しんだか!!」
あの日の事を弁解はしない、と言うナッシュ。ただ、ザジが生きている事、
それがクリスタルバレーに戻る理由だ、とだけ告げて彼女と別れる。

※ワン=幻水3のジョーカー
102幻想水滸外伝Vol.2 クリスタルバレーの決闘:2009/09/06(日) 17:35:51 ID:K6sI3imC0
【Episode3 はぐれ竜】
追っ手がかかることを考え、街道ではなく山道を選んだナッシュ。
立ち寄った村で同じクリスタルバレーを目指すハンフリー・フッチと、
フッチの連れる子竜のブライトと一緒になるが、その村は少し前から
山に住み着いたはぐれ竜の襲撃を受けるようになっていた。
ブライトの姿が村人を刺激してしまわないように、すぐに発とうとする
ハンフリーたちだが、そこへ丁度はぐれ竜の襲撃が重なってしまう。

居合わせたオウランの活躍ではぐれ竜を追い払うものの、村人たちは
怒りの矛先をブライトへ向けようとする。そこへ転がり込んでくるシーナ。
村の娘と遠乗りに行ったら、彼女が光に包まれて消えてしまったと言う。
場所は正にはぐれ竜の出没する東の山。オウランが竜退治を発案し、
ナッシュも 「使えそうだから」 という理由で参加させられる。
竜騎士見習だったため、魔物としてではなく相棒・友人として竜を見る
意識が強いフッチは乗り気にはなれない様子。

シーナが案内した洞窟の入口にブライトを待たせ、一行は洞窟の中で
はぐれ竜と相対する。過酷な環境の中で生きるせいか、竜洞の竜よりも
戦闘力の高いはぐれ竜に苦戦。村娘を浚った光にハンフリーが消され
シーナやオウランも消され、残ったのはナッシュとフッチのみ。フッチは
消えた皆を助けるために、とうとう竜を殺す覚悟をする。
ナッシュが竜の動きを止め、フッチが止めを刺そうとした丁度その時、
洞窟内にブライトが入ってきてしまう。思わず手を止めるフッチ。
ブライトははぐれ竜に対して声を上げ、はぐれ竜もそれに応える。
二匹の竜の声に応じるように、仲間たちを消した光が宙に集まっていく。
光の中には、広大な大地と空を数多くの竜が舞う異世界の光景。
その光と共にはぐれ竜の姿は消え、今まで竜の巣に襲撃をかけたまま
帰ってこなかった村人や、シーナの目の前で消えた村の娘、そして
ハンフリーやシーナ、オウランの姿が洞窟内に現れていた。

数日後ナッシュは村を発つ。オウランやシーナは会う機会の無かった
オウランの雇い主の意向で既に村を発っていたが、ハンフリーとフッチ、
ブライトは竜退治から戻ったシーナが活躍を吹聴して回ったらしく、
いまだ英雄扱いから解放してもらえないようだった。
103幻想水滸外伝Vol.2 クリスタルバレーの決闘:2009/09/06(日) 17:39:31 ID:K6sI3imC0
【Episode3 はぐれ竜】 補足
※竜は元々この世界の生き物ではなく、「翼と鱗の世界」と呼ばれる
  異世界の生き物が、時々この世界にやってきて卵を産んでいき、
  それが竜になると考えられている。
  はぐれ竜はその「翼と鱗の世界」へ帰ったらしい。

※最初の選択で分岐する裏ルートはナッシュがミリー&メグと一緒に
  ビッキーのテレポート誤爆連発に巻き込まれるという展開。
  登場するのは未来のトニー&ユズ&メグ、現在のバレリア&アニタ、
  現在のアップル&シーナ&オウラン、現在のミルイヒ&シモーヌ。
  &ヴァンサン&エスメラルダ、過去のローレライ&キリィ。
  コンバ特典で現在の2主&ジョウイ&ナナミ、現在の1主&カスミ。
  最終的にはちびビッキーの助けで元の場所に戻る。

表ルートでは出なかったオウランの雇い主がアップルだと裏で解る。
ちびビッキーが3で登場したちびビッキーと同一人物かどうかは不明。


OPムービーでは1主人公がはぐれ竜と戦って崖から落っこちてたような
気がしましたがそんなのは全くの気のせいで、平和に釣りしてます。
ミリーとメグとビッキーの三人娘がどっかの遺跡で日輪魔王か何かと
戦ってた気がするのも超気のせいです。

コンバした幻水2のデータでジョウイとナナミが生きてようが死んでようが
外伝2では幼馴染三人揃って旅してます(=bestED扱いになってる)
幻水2でセーブできる最後のタイミングがED分岐最終決定より前なので、
EDついては反映のしようがないんだと思われる。
104幻想水滸外伝Vol.2 クリスタルバレーの決闘:2009/09/06(日) 17:44:26 ID:K6sI3imC0
【Episode4 最後の真実】
二日後にはクリスタルバレー、と言う所まで迫ってきたがザジは一向に
手を出してこない。訝るナッシュの元にレナがやってくる。彼女が言うには
ザジは潰れかけた神殿派地方貴族の家督を手に入れ、更に家長の死と
スキャンダル(ナッシュがザジを斬った事件)で凋落した民衆派の名家、
ラトキエ家の令嬢(ナッシュの妹・ユーリ)との婚約を発表したらしい。
ユーリはザジを信じた。あの事件の日、一体何があったのだと問うレナ。

父が死んだ時、ナッシュはその遺体の一部を吼え猛る声の組合での師
サウロ老に調べてもらっていた。結果は、組合の者だけが知る特殊な毒。
普通の医師には病死としか解らない、密かな毒殺だった。
そして妹の婚約者は、組合で黒い月と渾名される裏の顔を持っていた。
ユーリとザジの結婚前夜、ナッシュはザジを問い詰めた。
民衆派の中心にいるラトキエ家を、もう少しで乗っ取れた、と言うザジ。
その手に小型の銃が滑り込むのが見えた。ナッシュは双蛇剣を振るい、
ザジを斬った。ちょうど扉を開けて入ってきたユーリの目の前で。
ナッシュは妹に真実を告げずに去った。
「冷たい真実が、常にやわらかな嘘に勝るとは限らない。俺はそこまで
 強い人間じゃない」
レナはユーリの下へ戻っていく。お尋ね者になっている件は、ある御方に
頼んで握り潰してもらっているから気にするな、と言い置いて。

クリスタルバレーに入る直前で刺客兼メッセンジャーに襲われる。
倒して手にした手紙には「本日夕刻、クロッツェオ教会にて待つ」の一言。
クリスタルバレー西部地区、三等市民が暮らすスラム内、廃墟と化した
教会でナッシュはザジと再会する。
建物内で待ち伏せていた子弟級ガンナーを一蹴し、ザジのいる屋上へ。
ザジは言う。ユーリに自分が生きている事を教えた。彼女は喜んでくれた。
「自分を残して死んでしまった愛する婚約者」 が生きていた事を。
彼女はザジを信じ、彼の言う事に従って館を移ったと言う。
ユーリを人質に取ったザジに左肩を撃たれて屋上から落下するナッシュ。

※神殿派:神官長ヒクサクによる絶対支配を支持する勢力。
  民衆派:神殿による神事と、民衆による統治を目指す勢力。

※ナッシュの指名手配を握り潰した「ある御方」=ササライの事。
  省略してるけどレナと話をしてるシーンがあります。
105ウォークラフト 導入部:2009/09/06(日) 17:47:40 ID:KLznKNFI0
海外で大人気のウォークラフトシリーズのシナリオ書きます。
ぶっちゃけると英語でわかんないところも結構あるんで、
自分の妄想補完も多々入ってるとは思いますが、大体あってると思います。


ウォークラフトの舞台は幾つもの世界が存在する多元世界の中の一つアゼロス。
世界と世界の間はポータルと呼ばれるゲートで行き来することが出来るが、
誰もがそのポータルを開くことが出来るわけではなく、容易に世界と世界を繋げることは出来ない。


昔々、強大な力を持った太古の巨人族という種族がいました。
彼等は様々な世界にとって害悪を及ぼすバーニングリージョンと呼ばれる世界に住まう
デーモン族をやっつけることを生業としていましたが、
その巨人族の最も強力な戦士であるサーゲラスは長きに渡る戦いによって次第に心がすさみ、デーモン達の誘惑もあり、
いつしか敵であるデーモンこそ善であり、自分達に不毛な戦いを強いさせた巨人族こそ悪だと考えるようになり、
強大な力を持つ魔王としてデーモンたちの長として君臨するようになってしまいました。
サーゲラスを頂点としたデーモン達の軍団バーニングレギオンは更に力を強め、あらゆる世界の侵略活動に乗り出します。

バーニングレギオンの侵略に危機感を覚えたアゼロス世界の女性の大魔法使いはサーゲラスを封印することに成功します。
しかし、サーゲラスは封印された際にその魔法使いのお腹に宿っていた小さな命に呪いをかけ、
メディブと名づけられたその小さな命が成長し、一人前の魔術師になるとその意識をのっとり、
バーニングリージョンとアゼロスを結ぶポータルを開いてしまったのです。
しかし、このポータルも完全なものではなく、強大な力を持つキルジェイデンやアーキモンドといった
幹部クラスのデーモンは通ることが出来ませんでした。
106幻想水滸外伝Vol.2 クリスタルバレーの決闘:2009/09/06(日) 17:49:24 ID:K6sI3imC0
【Episode4 最後の真実】 続き
そのころ、レナがユーリの下へ訪れる。
レナは全ての真相をユーリに教えようとするが、ユーリはザジの正体を
知っていた。事件の後で、自分でも調べたのだと言う。
それでもザジが時折見せた悲しみと、ほんの時折の、うわべの物では
ない優しさが忘れられなかった、と言うユーリ。
だが、自分がここにいることでナッシュが不利になると知ったユーリは
常に身に付けていたカメオを外してレナに渡す。
「結局……私は……再び、愛した人たちを失うのね……」

教会の裏庭に逃れたナッシュの元に久々のドミンゲスが飛んで来る。
掴んでいるのはユーリのカメオ。レナがユーリの救出に成功したと知り
再びナッシュはザジと対峙する。

ザジは30年ほど前にハルモニアに征服され、三等市民へと落とされた
サナディアという国の出身だった。生まれた時から人とは見なされない
屈辱の日々を送り、敗者の悲哀を味わわされてきた。
だからこそ組合の門を叩き、ガンナーとなり、貴族の家督を手に入れ、
更に民衆派のラトキエ家の追放に成功すれば、組合の長老の椅子に
手が届く。やがては組合の実権を手に入れ、このハルモニアの裏の力
影の恐怖を独占する。
「私はお前達ハルモニア人から多くのものを奪ってやろう。多くのものを
 辱めてやろう! 多くのものを食いつぶしてやろう!!
 それが私の復讐……いや、私の野心だよ。わかるかい、ナッシュ。
 私の野心に、きみもユーリも食い潰されるのだ!!!」
107ウォークラフトU:2009/09/06(日) 17:50:06 ID:KLznKNFI0
そういやサム=ライミ監督で映画化も決まってるんで、
日本公開の際の予習としてゲーム版のシナリオを知っておくのもいいかもしれませんね。


バーニングレギオンの大幹部キルジェイデンは、
アゼロスやバーニングリージョンとは別世界に住まう好戦的なオーク族に目をつけ、
彼等の指導者であり、偉大なシャーマンであったネルズールに
強大な力(アンデッドを支配するリッチキングの力)を与える代わりに、
アゼロス世界に侵攻するよう命じました。
しかし、ネルズールは次第に自分達は利用されているだけだと言うことに気づき始め、
キルジェイデンに叛意を向けるようになります。
事態を重く見たキルジェイデンはネルズールの弟子であるグルダンに命じて
ネルズールをフローズンスローンに封印させ、オークの新しい指導者にグルダンを任命します。
しかし、このグルダンも更なる力を求めて単独でサーゲラスの力を得ようとしたため、
サーゲラスの怒りを買い殺されてしまいました。
このような内部のぐたぐたもあって、
なんとかアゼロスのヒューマンはオーク達を撃退することに成功します。
108幻想水滸外伝Vol.2 クリスタルバレーの決闘:2009/09/06(日) 17:52:44 ID:K6sI3imC0
【Episode4 最後の真実】 続きの続き
だが、戦いの勝利を得たのはナッシュだった。
倒れるザジにナッシュは問い掛ける。
「もし三年前のあの晩、俺がお前を斬らなかったら、お前はユーリを……」
「……野心のためには女を愛する心など無駄以外の何物でもありません。
 所詮は偽りの愛ですよ……」

ザジは倒した。だがラトキエ家は元には戻らない。父母も、ユーリの心も。
この戦いで何かが変わったのだろうかと自問するナッシュの下に、レナが
やってくる。ユーリは安全な場所に移した、すぐ会うか? という彼女に
ユーリを頼む、と告げてナッシュはその場を後にする。
会う資格は無い。人殺しが誰かを慰めるなんて、許される事ではない。
EDの後、今日もドミンゲスと旅の空のナッシュの絵で終わり。

―see you later…



以上でVol.2も終わり。
この15年後が幻水3で、ナッシュはおっさんになって再登場となります。

ラストの絵は、それまでの選択肢の選び方で「晴々とした表情の絵」と
「後ろ姿の絵」のどちらかに分岐します。善良よりの選択をしていると
晴々絵になる感じ。

幻水3でのナッシュの立場を考えると、この後でレナに連れ戻されて
ササライにこき使われる事になるんじゃないかと思われます。
ササライがレナの嘆願を了承した時、ナッシュへの貸しにもつけておく、
というようなことを言っているので。
109ウォークラフトV ヒューマンキャンペーン:2009/09/06(日) 17:54:26 ID:KLznKNFI0
オーク達を退けたヒューマンのローデロン王国は、ローデロン地方の支配者となり、
オーク達をはじめ、ハイエルフ、ドワーフなどの異種族を支配下に置きます。
ヒューマンに敗れたことでバーニングレギオンの支配を逃れたオーク達でしたが、
ヒューマンたちに奴隷同然に扱われるようになったことで、
次第に無気力や諦めの感情が種族全体を支配するようになっていました。

そんな中、正気を取り戻したメディブは再びバーニングレギオンがアゼロスを狙っていることを知り、
ローデロン王や、オークの新しい指導者であるスロールに
西にあるカリムドール地方にとり合えず逃げ込み力を蓄えよと忠告します。
スロールはこんなところで腐ってしまうよりはとメディブの忠告を受け入れ、
自分を支持するオーク達とカリムドール地方に渡りました。
しかしこの時、ローデロン王国は謎の疫病に国中が混乱に陥っており、
ヒューマン側はメディブの忠告に誰も耳を貸しません。

ローデロン王国の王子アーサスは父であローデロン王の命を受け、疫病調査に乗り出します。
アーサスの手助けをするのは師匠であるパラディンのウーサーと恋人のアークメイジジャイナ。
調査を続ける内、疫病を広めているのはリッチキングを崇拝する闇の大神官ケルスザットの一派と、
それを助力するバーニングレギオンのデーモンマルガニス(ドレッドロード)の仕業であることを突き止めます。
難なくケルスザットを討ち取ったアーサスでしたが、
マルガニスの余りの卑劣なやり口に対する怒りで正気を失い始め、
アンデッド化の呪いを受けた町の人々を皆殺しにするなど手段を選ばず疫病を根絶するようになります。
ウーサーやジャイナはそんなアーサスに着いていけなくなり、彼と別れます。

仲間と別れたアーサスは疫病を根絶し、マルガニスを殺すためにはさらなる力が必要と、
強大な力を宿すと言うフロストモーンの剣を求めます。
アーサスはドワーフのリーダームラディンの助力を得てフロストモーンの目の前にたどり着きますが、
フロストモーンを守るガーディアンの口からアーサスは衝撃の事実を知ります。
何と、フロストモーンに宿った力というのはリッチキングであるネルズールの力だというのです。
ムラディンはアーサスにフロストモーンを諦めるよう説得しますが、
ここまできては引き下がれないとアーサスはフロストモーンを手に入れ、真実を知るムラディンを殺害します。
そして、アーサスはフロストモーンの力で念願であったマルガニスを殺すことに成功しますが、
同時にアーサスの心はリッチキングに支配されてしまいました。
リッチキングに心を支配されることでアーサスはリッチキングの忠実なる僕、デスナイトにクラスチェンジし、
リッチキングへの忠誠の証として父であるローデロン王を殺害しました。
110ウォークラフトV ヒューマンキャンペーン:2009/09/06(日) 17:59:07 ID:KLznKNFI0
この頃、バーニングレギオンのもう一人の大幹部アーキモンドがキルジェイデンに変わってアゼロスを狙っており、
リッチキングに封印をといてやる代わりに私がアゼロスにいけるような巨大なポータルを作れと取引を持ちかけます。
そして、その作戦を補助する役割としてマルガニスと同属のドレッドロードのティコンドリウスをアゼロスに派遣します。
アーサスはティコンドリウスの指揮の下、
アーキモンドを呼び寄せる術を知る自身が殺したリッチキング配下の闇の大神官ケルスザットをアンデッドとして転生させ、
そして、それを阻もうとした師匠であるウーサーを殺します。

その後、アーキモンドを呼び出す儀式を行うために、嘗ての恋人ジャイナが育った魔術の殿堂キリントールへと向かいます。
途上、ハイエルフの警備団の妨害を受けますがそのリーダーであるシルバナス等を捕らえ、
ハイエルフ達をアンデッドに改造し、リッチキングの下僕とします。

キリントールにたどり着いたアーサスたちでしたが、そこではジャイナの育ての親であるアークメイジを中心とした
魔術師たちが対デーモン除けの結界を張って徹底抗戦の構えを見せていました。
アーサスたちは激戦の末、キリントールの魔術師達を皆殺しにし、アーキモンド召還の儀式の準備を始めます。

デーモンの親玉をアゼロスに呼び込んではならぬと、ローデロンのヒューマン勢力の総攻撃を受けますが、
アーサスたちの必死の防戦がみのり、アーキモンド召還の儀式は成功し、アーキモンドとその配下のデーモンたちが姿を現します。
そして、アーキモンドとその配下のデーモン達の圧倒的な力であっという間にヒューマンの大軍団は全滅してしまいました。

これでリッチキングが復活すると思ったのもつかの間、アーキモンドはアーサス達をあざ笑い、
約束を簡単に反故にし、もうお前等は必要ないと言って、その場を去っていきました。(ウォークラフトVアンデッドキャンペーン)
111ゲーム好き名無しさん:2009/09/06(日) 18:00:31 ID:KLznKNFI0
すまん、>>110はアンデッドキャンペーンだ。
とり合えず書き溜めた分はここまで、また続きが出来たらレスします。
112ゲーム好き名無しさん:2009/09/06(日) 19:00:13 ID:vh8dv4Ek0
パワプロクンポケット10から11の流れについて誰か頼む。
113ゲーム好き名無しさん:2009/09/06(日) 21:42:08 ID:NsnOGYOcO
114エバーブルー2(1):2009/09/07(月) 01:09:41 ID:zVxkJSmw0
フォーエバーブルー2発売記念にエバーブルー2を再プレイしたので
投下します。

「2002年8月---
ダイダロス島の冒険から1年が経とうとしていた」

前作で故郷ダイダロス島を救って一流ダイバーとなった主人公レオは
今は亡き父が語っていたという石碑を求めカリブ海へ向かう。
が、嵐で遭難し、相棒のズッコを救出したはいいが
船もダイビングの装備もぼろぼろになって
カリブのリゾート地、バレンティア島にたどり着いた。

沈没こそ免れたものの船を動かせず石碑の捜索どころではない二人の前に
地元の素人ダイバーのサークル、アミーゴスの一員である
活発そうな少女が現れる。
彼女は船や装備、じじい連れのレオを見て初心者と決め付け、
もう事故を起こさないようにダイビングを教えてやると言う。
どうやら相当なお節介焼きであるようだ。
少女エリスの勢いに押され実はベテランですと言い出せなかったのかどうか
また地元に馴染めとのズッコの助言もあり、
レオはおとなしくエリスに付き合うことに…
その後有名ダイバーであるレオを知るダイビング雑誌の記者との
出会いなどあるも人違いと思われ、あくまで初心者として
アミーゴスに加入することになったレオは、浅瀬に沈んだフェリーから
トロフィーを取ってくるという入団試験を軽くクリアして
アミーゴスの一員に迎えられる。
115エバーブルー2(2):2009/09/07(月) 01:11:18 ID:zVxkJSmw0
仲間になったことでエリス(の父親)の船を自由に使えるようになり、
地元のおばさん、魚マニア、薬マニアから果ては犬猫まで
様々な相手の依頼を受け海底や沈没した飛行機や豪華客船から
サルベージしてきたアイテムを渡すなどして
船の修理代を稼いでいくことになった。
困っているリーダーのジョアンを助けたり、正体がばれたりしながら
仲間と楽しい日々を送るレオ。
そんな中で、彼らは最近島で幅を利かせだした悪徳サルベージ会社の
シードラスと対立する。
漁場を荒らしたり世間知らずのお嬢様から大金をせしめようとするなどの
阿漕な商売をする彼らに対し獲物を先に横取りすることで対抗するレオたち。
するとシードラスはアミーゴスの仲間の貧しい少年トニーニョを
借金をたてに買収し、沈んだ豪華客船からサルベージした重要書類を
奪い取ってしまった。
現実の厳しさに落ち込むジョアンやもう一人のメンバーであるへリオも
アミーゴスを去り、残ったのはレオとエリスのみとなる。
それと同時に、シードラスでレオのライバルとして活躍していた
腕利きのダイバー青年エレーナが突然解雇されてしまう。
どうやらあくどい重役にいいようにされているシードラス社長に同情する
彼が邪魔になったらしい。
フリーのダイバーとして働くようになったエレーナだが、病弱な妹が
倒れてしまい依頼をキャンセルせざるを得なくなったため、レオが
代わりに依頼を果たしたところ
感謝され件の書類の内容を教えてくれた。
書類にはかつて近海に沈んだ海賊船の場所についての情報が
記されているらしい。その所在に心当たりのあるエリスは海賊の子孫という
気難しい老人のもとへ赴く。海賊の遺した秘宝を悪用されたくない
老人の課題をクリアして信頼と情報を得たレオは
深海で海賊船を発見。船に閉じ込められそうになりながら
秘宝への「鍵」を手にするが、それはシードラスが置いていった
偽物であった。
更にエリスの船に細工されて火事が起こり、船が壊されてしまう。
116エバーブルー2(3):2009/09/07(月) 01:15:46 ID:zVxkJSmw0
もはや打つ手はないのかと気落ちする二人の前に元アミーゴスの3人が
戻ってきた。彼らの助力でレオの船の修理は完了し、
かつてこの地で秘宝を発見したレオの父がその手掛かりとしたという
石碑を求め、一行は再び海に乗り出す。
石碑を発見し、刻印を解読してやっとのことで秘宝のある海底神殿に
たどり着いたレオたちだが、秘宝は既にシードラスの潜水艦で
運び出されていた。
ところが、その潜水艦が沈没してしまった。
どうやら秘宝の不思議な力で海が荒れたためらしい。
乗員は全員無事であったが秘宝はまだ潜水艦の中にあり
海は荒れ続けている。
このままでは漁にも出られず、島民には死活問題だ。
状況を打開するため一行はシードラスのダイバーから
潜水艦の沈んだ位置を聞きだし、危険を犯して秘宝を回収する。
秘宝とは、美しくも禍々しい光を放ち海を時化にする力を持つ
巨大な宝玉「エレボス」であった。
愛する海を守るため命を顧みず行動するレオに
シードラスの面々も負けを認めるが
彼にはまだ成さねばならぬことがあった。
エレボスを海底神殿に戻し再び封印することだ。
地響きの中ひとりエレボスを携え神殿深く潜るレオの背後で通路が塞がるが
なおも進み続けるレオ。戻れと請う仲間たちの声を後ろに
とうとう神殿の最深部にたどり着く。

封印の台座にエレボスを捧げると今までが嘘のように
海は静まり返り、平和で美しい世界が戻ったのであった…

…and
117ゲーム好き名無しさん:2009/09/07(月) 17:45:22 ID:xMoSKa0MQ
どなたかフリゲでジャンルがホラーノベルの
「The noose」のストーリーを教えていただけませんか?
118ゲーム好き名無しさん:2009/09/07(月) 17:59:28 ID:FODocYYb0
シリーズでこれだけ無いのが気になったので、Xbox・PCのHALO2を予約します
何で1と3だけ有るんだよ…2はどうした2は…
119ゲーム好き名無しさん:2009/09/07(月) 18:08:30 ID:rsox1QO+O
120ゲーム好き名無しさん:2009/09/07(月) 18:45:07 ID:FODocYYb0
…傍から見てて、何か問題があるようなリクエストには見えないが
121ゲーム好き名無しさん:2009/09/07(月) 21:17:06 ID:W24G2U4t0
職人さんいつもありがとう

エクスターミネーション(PS2

おながいします


122ゲーム好き名無しさん:2009/09/08(火) 00:28:12 ID:oHvddUuO0
このスレの>>121までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

3ヶ月以上経ったので「THE 爆弾処理班」「2999年のゲーム・キッズ」
「DEATH NOTE キラゲーム」を ●途中 の欄から消しました。

>>50
収録してから気づいたのですが、
ギャルゲー板でのリクエストがあったから執筆されたとのことですね。
しかしギャルゲー板のスレに書き込めなかったのでその掲示板に書き込んだと。
ということは、>>50さんの意図としては
あくまで「ギャルゲー板のスレへの投稿」だったのでしょうか。
だとすればこちらに収録してしまったのは筋違いだったかな?
12350:2009/09/08(火) 00:58:40 ID:up7UCO3t0
さっきやっと規制が解除された…長かった…

>>122
いやいや
シリーズ4作のうちひとつだけ違う所に載ってるというのもどうかと思ったので
だからここでいいよ
ギャルゲー的要素を出来るだけ省いて謎解きに重点を置いて書きましたので。
本当はラブシーンとかあってチューとかしちゃってるんですけどね
124ゲーム好き名無しさん:2009/09/08(火) 11:48:49 ID:mZTWzOZo0
>>120
・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
に抵触だろ。
125ゲーム好き名無しさん:2009/09/08(火) 12:02:43 ID:u6Oi4ehW0
Wiiウェアの「ディシプリン*帝国の誕生」をお願いします。。
126おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 14:37:11 ID:edWsr2Bn0
第二話 失踪 もしくは偽りの小宇宙に秘められた真実の物語

まなみは商店街を楽しそうに歩いていた。商店街では男が手回しオルゴールを奏でている。
男は歩き出し、まなみは男の後についてゆく…

探偵事務所でじぃとお茶をしている里奈。
出されたお茶が冷めていたのでつっこんだら、待ってましたと言わんばかりに発明品を披露される。
発明品は冷めたお茶を一瞬で温めることができるポット。性能はともかく、デザインはちょっとアレである。多分モチーフは怪獣。
じぃが持っていけと言うのでそれはやだな…と思っているところに依頼人がやって来る。
依頼人はヨネ子さん。出されたお茶が冷めていても気にせずに一気に飲んでしまうので、
発明品を見せびらかす気だったじぃは拗ねて引きこもってしまう。
そんなわけで、里奈一人で話を聞くことになるのだが、事件とはまなみのことらしい。
まなみが、消えてしまいアパートに帰ってこないのだという。
まなみが時々ふらっといなくなることは珍しいことではないのだが、ヨネ子さん曰く今回のは感じが違い、胸騒ぎがするらしい。
里奈は依頼を引き受けるのだが、その時ちとせが事務所に乗り込んでくる。
どんな事件もちとせにおまかせ!と首を突っ込む気満々である。

ちとせ「まず考えられるのは変質者のしわざね。いわゆる、いたずら目的ってやつね。はぁ…ご愁傷様」

その後もまなみの両親が金持ちだから恨みの一つや二つ買っててもおかしくない、怨恨による殺人の可能性もとか言い出して
ヨネ子さんを真っ青に震え上がらせるちとせだったが、里奈はちとせの決めポーズについて考えていたのでまったく話聞いてませんでした。

ちとせ「任せてください!この私が事件を解決してみせますので
    そしてそのあかつきにはこの探偵事務所は私の物になるのよ!」
里奈「だめ…。」

間。

ちとせ「けち。」
里奈「…。」
ヨネ子「…。」
ちとせ「ではみなさま、ごきげんよう!おーっほっほっほっほ…。」

ちとせはそのまま走り去ってしまい、里奈とヨネ子さんが事務所に残る

里奈「あの…大丈夫。…たぶん。」
ヨネ子「ありがとね。」
127おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 14:39:53 ID:edWsr2Bn0
気を取り直して話を聞く。まなみがいなくなったのは学校帰り。
いつも通りに出て行ってそれっきり何もないのだという。もちろんまなみは部屋にもいない。
捜査のためにヨネ子さんは里奈にまなみの部屋の合鍵を渡し、それを受け取り捜査を始める。

さっそくまなみの部屋を調べようとアパートへ行くが、なぜかまなみの部屋に鍵がかかっていない。
扉を開けると、まなみの部屋は荒れ放題。どうやら窓ガラスを石で割り、誰かが侵入したようだ。
現場には、一枚だけ写真の剥がされたまなみのアルバムやまなみの趣味とは違う、鬼の顔がでかでかと描かれた凄いデザインのハンカチ。
そしてお菓子の予約券。しかも予約期限は過ぎている。まなみがお菓子の予約を忘れるなんて一大事である。
ヨネ子さんに状況を伝え、里奈は商店街へ向かうのだった。これは本当に事件かもしれない。

商店街に着くと、そこにいたのはちとせ。たずね人の看板を出していたり、なんかゴチャゴチャと色々入ったダンボールを置いていたり、聞き込み中のようだ。
とりあえず、まなみの部屋の侵入者の件を相談すると、どうも反応がおかしい。
部屋で拾ったハンカチを見せると、一度は自分の物だと言うのに、途中で訂正して自分の物ではないと言い張る。
尋ね人の看板に張ってあった写真を取って、アルバムと合わせてみるとぴったり合う。どう考えても怪しい。
しかし、完全にとぼけられる。しかも、まださらに何かダンボールに隠している様子。
追求しようとすると何かをダンボールから取って背中に隠して「はいどうぞ」と。隠したのバレバレです。
里奈はスキを見てちとせが隠したものを奪うとそれはバナナ。よく見るとご丁寧にまなみと名前まで書かれている。
そういえば、まなみはバナナが大好きでいつもバナナスタンドにバナナをキープしているのに、部屋を調べた時、バナナスタンドには何もなかった。
バナナについて追求すると、ヤケになってバナナを食べてしまう。証拠隠滅である。
が、名前が書かれているのは中身でなく皮。証拠隠滅できてない。仕舞いにゃ逃げようとしてその皮でコケるちとせ。
動けなくなったちとせを問い詰めると、ようやくまなみの部屋に侵入したのは自分と認める。
ちとせは、まなみの部屋で手がかりを探すともりだったが、部屋には鍵がかかって入れなかった。仕方なく窓を破って入ったが、
部屋を荒らして…もとい、探し回って手がかりを探しても何も見つからず収穫は腐らせると勿体無いという理由で持ってきたバナナ一つ。
完全に人騒がせだったちとせをその場に放置して里奈は捜査を再会する。
コケて動けないので「助けなさいよ白状者ー」とか言われるけどスルーする。

気を取り直してお菓子屋へ。デイジーちゃんによるとまなみはよくお菓子屋を出入りしていたので手がかりがあるかもしれないという。
ちなみにデイジーちゃんは下の部屋のまなみがここ2,3日やけに静かだとは思っていたが、
まなみのことだから「今日は喋らない日」とかやりそうだと思って特に気にしていなかったらしい。
ていうか前にやってた(里奈談)一週間くらいジェスチャーで会話していたらしい。
お菓子屋に予約券について聞くと、やはりまなみは予約当日に現れなかったと言う。
お菓子は仕方なく別の人に売ってしまったので、明日新しいお菓子を用意するので許してとお菓子屋。
お菓子屋もまなみの姿は2,3日見てないと言う。
ケーキ屋の常連、ブラッドさんにアルバムのまなみの写真を見せると、「そうか、この子はまなみって言うのか」とハートマークまで出して露骨に反応。
しかし、みんな揃って2,3日まなみを見てないという中、ブラッドさんがまなみを最後に見たのは一昨日だと言う。
まなみは誰かと一緒だったというが…

ブラッド「そうだ、ルゴールだ!ルゴールの野郎だ あんなのどこがいいんだ あんなの芸とは言わねー!」
128おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 14:41:24 ID:edWsr2Bn0
ルゴールとは自鳴琴奏者のおじいさんのことらしい。よく、商店街の広場やプラネタリウムで演奏しているというので里奈はプラネタリウムに向かう。
プラネタリウムの入り口ではルゴールが手回しオルゴールで音楽を奏で、ベンチで幼女がそれを聞いていた。
が。話しかけても二人共完全スルーである。
里奈はアルバムの写真を見せてみることにするが、ルゴールはやっぱりスルー。
しかし、幼女は反応し幼女の肩の人形が「マーガレットだ。マーガレットだ。」と騒ぐ。

幼女「マギのおしゃべり!」
マギ「知らないヨ。マギは知らないヨ。マーガレットなんて知らないヨ。」

幼女はプラネタリウムの中に逃げていってしまうが、その時ルゴールが演奏を止め口を開く。

ルゴール「知っておるぞ。」
里奈「え?」
ルゴール「わしは見た。じつに可愛らしい娘だった。怠惰が支配する黄昏の街。あの子は音楽に魂を奪われた。
     この手から紡ぎ出されるメロディーに導かれ、あの子は暗闇の中へと歩を進めた。
     白昼でも満点と星が満ち溢れるという幻の世界へと。」

ルゴールは再び音楽を奏で出し、もう何も語らない…
プラネタリウムの中で学者に話を聞くと、例の幼女はミラというらしい。
星とお人形とチョコが大好きなとてもかわいらしい女の子…と語る学者の姿はちょっとアブない。どう見てもロリコンです本当に(ry
里奈は学者からプラネタリウムのフリーパスを貰う。
学者は星について里奈に語るが、昼にだって星はプラネタリウムで輝いているだの76年に一度しか見られないハレー彗星もここでは何度も見られるだの
言ってることがやっぱりアブない。そんな中、プラネタリムの上映開始時刻が近づき、学者は去っていく。
上映室で里奈は占い師と会い、まなみについて聞こうとする。占い師は反応を示すが、その時上映時間がやってくる
上映が終わった時、そこに占い師はいなくなっており紹介用の名詞が落ちているだけだった。
里奈は名詞を持って、直接占いの館に話を聞きにいく
すると、占い師は里奈を待っており、まなみについての運命を占ってくれる。

永劫の夜に輝く星々 訪れし破壊の女神 光の嵐
天から落ちる星々 暗黒 涙 目覚め やがて微笑み

それが占い師の見たヴィジョンだという

占い師「運命の糸を織りなす三人の女神 英雄が眠りし常若の国。
    そして揺れ動く宇宙の天秤 それが私のチカラ…」
里奈「…でも」
占い師「何」
里奈「もうちょっとわかりやすいのがいいな」

翌日、里奈は自室で目を覚ます。捜査再開である。
もうちょっとわかりやすいお子様向けの占いくじの結果は「石の中にいる」「5点」でした。
129おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 14:44:43 ID:edWsr2Bn0
可愛いから連れて行こうと1話で買ったぬいぐるみを持って家を出ようとするとじぃに呼び止められる。
朝ごはんを食べていけと言うが、里奈は断る。
だったら、とお弁当にサンドイッチと、例のティーポットにハーブティーを入れて持たされる。
ちなみにお弁当のサンドイッチは途中で里奈がなめこにあげてしまいます。

聞き込みに商店街に来ると、デイジーちゃんの店でミラと学者が買い物をしていた。

学者「これなんかどうだい?」
マギ「似合わないヨ。マーガレットには似合わないヨ。」

学者は里奈に気がつくと、「この子に服を買ってあげてるんだ。はは…」と去っていく。
ミラは出て行くときも「マーガレット」という名を口にしていた。
学者たちが買っていった服はミラが着るには大きすぎると、デイジーちゃんは不審そうにするのだった。

プラネタリウムには相変わらずルゴールとミラがいた。
里奈はミラに話を聞きたいのだが、マーガレットなんで知らないヨと言われてしまう。
人形遊びの中で話を聞こうと、友達になろうとぬいぐるみを取り出す。が、今はお友達よりお菓子が欲しいらしい。
お菓子屋が用意してくれたチョコクッキーをミラに渡すと、ミラは上機嫌。

里奈「マーガレットって…どんな子…?」
マギ「お人形だヨ。マーガレットはお人形だヨ。」

ミラもマギもマーガレットが大好き、と今度はちゃんと答えてくれる。
再度、ぬいぐるみを取り出し「おいらはくまくん。マーガレットとお友達になりたいよー」と言うが
可愛くないという理由で却下されてしまう。まぁ、くまくんの顔はいかついし(里奈的にはそこが可愛いらしいが)
クッキーをラッピングしていたリボンをくまくんにつけてやると、かなり可愛らしくなるので再度アタック。
くまくん改めくまちゃんはミラに気に入ってもらえたらしく、新しいお友達にしてくれる。

里奈「どこで遊ぼうか?」
マギ「秘密の部屋がいいヨ。秘密の部屋で遊ぼうヨ。」
里奈「わーい 遊ぼう」

しかし、ここでちとせが乱入してくる

ちとせ「ばーっかじゃないの。いいとしこいてお人形さんごっこだなんて
    まなみの捜索はどうなってのよ」
130おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 14:45:27 ID:edWsr2Bn0
ちとせを見てミラはそのままプラネタリウムの中に逃げていってしまう…
ちとせは、ミラよりも怪しいのはルゴールだと主張。しかしルゴールは何も話さない。
だったら金をちらつかせればいいじゃないと言うので、自販機で拾ってきたコインをちとせの鬼ハンカチで拭いて
ちとせに渡すと「一枚だけ?ケチねー」と言いつつルゴールに向かっていく

ちとせ「よーとっつぁん景気はどうだい?」

コインをちらつかせると演奏をやめてルゴールは反応する

ちとせ「あんたと世間話がしたくてね。まなみって知ってんだろ?
    話してくれりゃーこいつを一枚。」

本当はこの後「おもしろい話ならもう一枚」というはずだったのだが、
ちとせは弾いたコインをキャッチしそこね、コインはルゴールの手回しオルゴールの中に入ってしまう。
ルゴールはオルゴールを回すがギギギと音がして上手く音楽が鳴らない。完全にコインが挟まってしまっている。
ちとせ、ダッシュで逃げる。
ルゴールは激怒してプラネタリウムの中に入っていってしまう。
ちとせはその後すぐに戻ってくるが、まだ考えがあるらしくプラネタリウムの中に入っていく。
里奈も後を追うと、上映室の前でルゴールがピンセットを持ってコインを取ろうとしていた。
物凄いイライラしていたので、ハーブティーを差し入れて落ち着いてもらう。
するといい感じにコインが取れたらしく、ルゴールは上機嫌でプラネタリウムをでていく。
ピンセットを忘れていってので、里奈はそれを拝借する。
ちなみにちとせの考えとは上映室の中での張り込みでした。
そこからじゃルゴール見えないじゃんというツッコミはこっちから見えないってことは相手からも見えないってことよ!と却下されました。
しかもしばらくすると上映室で「まんじゅうこわい」と寝言を言いながら爆睡
上映室の前には漏電したコンセント穴があるので、学者がポスターを貼っているスキに里奈はピンセットでそれをいじくる
すると、ブレーカーが落ちたらしく、プラネタリウム全体が暗くなる。
しばらく感電してビリビリしていた里奈も、学者の後を追う。
制御室で学者がブレーカーをいじっているので里奈はダンボールに隠れて学者がでていくのを待つ。
学者が出て行くと、制御室の奥から話し声と明かりが漏れていることに気がつく。
どうやら隠し扉になっているらしく、隠し部屋の中を除いてみると、そこにはまなみとミラがいた。

ミラ「ねぇ、聞いて。今日ね、あなたのために新しい洋服を買ったのよ。」

ミラが話しかけるとまなみに繋がった機械が音を出し、まなみが震える

まなみ「わたしはマーガレット、あなたのお友達よ」
ミラ「あはっそうなんだ はやく届くといいね」

するとそこに学者が帰ってくる。里奈は再びダンボールに隠れ、学者が隠し部屋に入っていく様子を見る

里奈「いったい…何をしているんだろう」
マギ「さみしがってるヨ。マーガレットはさみしがってるヨ。」
学者「そうなのかい?マーガレット」
131おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 14:56:07 ID:a+alCLV4O
再び機械の音 まなみ「わたしはマーガレット、あなたのお友達よ」 学者はもうすぐ新しいお友達を連れてくるから安心おし、と言う
まなみは「わたしはマーガレット」としか言わない マギ「知りたがっているヨ。どんなお友達が知りたがっているヨ。」
学者「とってもキュートな探偵さんだよ」
里奈「新しいお友達って…あたし!?」 出てくる男をダンボールでやり過ごし、里奈はまなみを助けるためにまず学者をなんとかしようと考える。
埃厳禁プラネタリウムの制御装置のフィルターを外し、なめこに思い切り胞子を送り込んでもらう。
すると制御装置が凄い音を出し、制御室を出ると強い光と共に星が消えてゆき、やがて完全に星が消えた
完全に機械が壊れたらしく、学者は放心状態。
今のうちにまなみを連れ出そうとするが、ミラに邪魔をされてしまう。
そこでくまちゃん人形を取り出す里奈。ミラはそれを見て喜ぶ。 里奈「何して遊ぼうか?」
マギ「かくれんぼがいいヨ」
里奈「じゃあ、あたしがおにだよ」 ミラは隠れるために部屋を出て行く。
里奈はまなみに駆け寄る 里奈「まなみ!」
まなみ「わたしは…ママママ…マー…マ…マー…マーガガガガ…」 理屈はよく分からないけど、とにかくまなみと繋がっている機械をなんとかしなくてないけない
機械のコンセントを抜いてやるけど、まだ混乱しているようだがまなみは正気を取り戻す。
里奈はまなみを連れて急いで逃げようとするが、制御室のダンボールに隠れていたミラが追ってくる マギ「どろぼう。どろぼう。どろぼう…。」
  「とりかえせ!とりかえせ!マーガレットをとりかえせ!」 その言葉で学者も正気を取り戻し、里奈とまなみを追ってくる。
はじめは混乱していたまなみも、ミラを見て悲鳴を上げて怯えている 「とりかえせ!とりかえせ!マーガレットをとりかえせ!」「終わりだヨ。二人共終わりだヨ。」
132おさわり探偵 小沢里奈:2009/09/08(火) 15:00:46 ID:a+alCLV4O
上映室を出たところで、里奈とまなみは学者とミラに挟み撃ちにされてしまう。
学者は完全に豹変してしまい、まなみは怖がる。
そこで里奈はバナナの皮を学者に投げつける。昨日ちとせを転ばせたアレである。 学者「あうっち!」 皮を踏み付けた学者はひっくり返ってしまいそのまま「もふもふもふ…。」と倒れて動けなくなったしまった。
里奈とまなみは走る。ミラは一人でその後を追う。 ミラ「かえして。マーガレットをかえして。マーガレットをかえしてぇ!!」 プラネタリウムの前でミラは泣き叫び、その場でルゴールのオルゴールだけが響き渡った…
調査報告書…
えっとぉ…。まなみ…ちょっとやつれたみたい。でも平気。だってまなみだもん。
そいで…学者さんなんだけど…。警察屋さんに連れて行かれました。いっぱい怒られるんだろうな…。ちょっとかわいそう…。
機械が壊れちゃったのでプラネタリウムは…えっとぉ、えっとぉ…。閉館?になってしまいました。
でもおじさんたちはみんな遊びにきます。星が出てなくてもいいんだって…。変なの。
そういえばミラちゃん…新しいオトモダチができたって言ってたな…。
どんなこかな?今度見せてもらおっと。
んとぉ…あと…。ヨネ子さんはちーちゃんのことすごーく怒ってました。
ご両親も呼んでたっぷりお説教しなくちゃって…。
あれっそういえば…ちーちゃんどうしたんだろ?最近ちっとも姿を見せない…。
…。ま、いいや…。
こうして事件は無事解決しました。

ちなみに、おまけシナリオではプラネタリウムで必死に逃げるちーちゃんと
「フリージアが逃げ出したヨ」とそれを追うミラちゃんが見れます
続く
133ゲーム好き名無しさん:2009/09/08(火) 15:03:27 ID:a+alCLV4O
お待たせしました。おさわり探偵 小沢里奈の続きです
ゆっくりで申し訳ありませんがよろしくお願いします

途中で規制をくらってしまって携帯に送ってコピーしたのですが
今確認したら改行がおかしくなってしまっているようです
すいません
134ゲーム好き名無しさん:2009/09/08(火) 17:55:57 ID:it28zZLAO
まとめとおさわりの人乙です

>>124
もうリストに載せられてるし、フリゲをハード名として受け取っても問題ないんでは。
135ゲーム好き名無しさん:2009/09/09(水) 00:30:30 ID:hvz+Qze7O
PS2の「アルトネリコ2 世界に響く少女達の創造詩」のストーリーをどなたかお願いします
136ゲーム好き名無しさん:2009/09/09(水) 06:53:13 ID:iz7UePFH0
>>122
済まんが
途中から消したやつは
リクエストの所に戻しておいてくれ
既出部分の続きと明記して。
137ゲーム好き名無しさん:2009/09/09(水) 11:48:51 ID:1AG3nGpC0
携帯電話アプリ [恋のいろは]4シリーズをご存知の方お願いします
138ゲーム好き名無しさん:2009/09/09(水) 23:41:28 ID:y5nGbgjHO
>>134
「フリゲ」がハードはちと強引すぎるな。
「分かるからいいじゃん」の軽いノリで通してたら
これから先どれだけ略称&ハード記入無しリクが増える事か…
139ゲーム好き名無しさん:2009/09/10(木) 01:13:57 ID:3B1IwCrR0
まあハードではないだろうが、かといってPC以外にフリーゲームがあるのか?という気もする
とりあえず「PCのフリゲ」とでも書くのが正式、になるのかな
140ゲーム好き名無しさん:2009/09/10(木) 02:47:25 ID:VeeOVgyc0
OSじゃないか。
141ゲーム好き名無しさん:2009/09/10(木) 03:37:56 ID:7GxSEo1y0
まあ、あまり長く言ってリクする人が敬遠してもなんだし
パソコンのフリーゲームでThe nooseのストーリーをお願いします

って事で終わりにしようか
142ゲーム好き名無しさん:2009/09/10(木) 12:30:39 ID:bV7+zv/AO
んだね
143ゲーム好き名無しさん:2009/09/10(木) 16:59:15 ID:t6DCtccKO
同人ゲの扱いなんだから、わざわざPCの〜付けなくてもいいだろw
144ゲーム好き名無しさん:2009/09/10(木) 18:22:42 ID:MQFOu6rq0
軽く調べてみたが、同人ゲームだからと言ってPCのみとは限らないようだが
tp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E4%BA%BA%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0#.E9.96.8B.E7.99.BA.E3.83.84.E3.83.BC.E3.83.AB
同人ゲームを一つのハードとして扱うのは無理があるだろう。今は大丈夫でもそのうち大丈夫ではなくなるかも知れない
145ゲーム好き名無しさん:2009/09/10(木) 18:31:22 ID:7hBrzakd0
Macの同人ゲーとかもあるしな。
146ゲーム好き名無しさん:2009/09/10(木) 19:17:04 ID:7GxSEo1y0
いや、ていうかもう終わろうぜ
テンプレ通りハッキリした要望出したんだから>>143に反応する必要ないじゃん…
147ゲーム好き名無しさん:2009/09/10(木) 20:22:32 ID:MQFOu6rq0
今回は終ったが次のリクエストが有る。きっちりしておかないとまた混乱するじゃないか
148ゲーム好き名無しさん:2009/09/10(木) 20:55:20 ID:bAAnYyAA0
どうでもいい。
リクに不備があってスルーされたとしても、
それはリクしたヤツの責任だ。
149ゲーム好き名無しさん:2009/09/11(金) 03:14:39 ID:CRFkNdA4P
でも、同人ゲーはフリーとシェアに分けといた方がいいんじゃないかな?
フリーなら落としてみようかなって人居るだろうし。
実際俺も同じ作者のゲーム数本同時のリクにフリーの分だけ書いたことあるしさ。
150ゲーム好き名無しさん:2009/09/11(金) 12:02:47 ID:fdgPoEFJ0
有料無料ともに同人は除外したい気もするんだが。まあ感情論だがな。
151ゲーム好き名無しさん:2009/09/12(土) 00:44:02 ID:TsSt5wJ9O
肝心のストーリーの書き手がいねぇよ

土日に期待
152ゲーム好き名無しさん:2009/09/12(土) 16:37:51 ID:DStyWrEc0
何か色々言われてるthe nooseをサクッと終わらせてきたんで書こうと思うけど
通常書く場合は細かく書くのと大雑把に書くのはどっちがいいんかね?
153ゲーム好き名無しさん:2009/09/12(土) 18:49:08 ID:aI246the0
作品が、というよりリクエストの問題だからThe nooseが話題とは言いづらい気が…
書き方はリクエストがない限り個人の自由だろう。自分がどう書きたいかだ
154ゲーム好き名無しさん:2009/09/12(土) 22:57:50 ID:x7LlcDGTO
リクした人じゃないけど、詳しく読みたいです
155ゲーム好き名無しさん:2009/09/13(日) 13:48:07 ID:ID8jCqc3O
リクした人じゃないけど長すぎず短すぎず、適当なサイズで読みたいです
156ゲーム好き名無しさん:2009/09/13(日) 19:50:21 ID:rChzUzMA0
F.E.A.R.2 誰かお願いします
157ゲーム好き名無しさん:2009/09/13(日) 20:01:22 ID:CdeKVsON0
パソコンのくせにテンプレも少し上のレスも読まないとかもうね
158ゲーム好き名無しさん:2009/09/13(日) 21:35:56 ID:UsUYTlTf0
「ジェットセットラジオ(DC)」「デ・ラ・ジェットセットラジオ(DC)」「ジェットセットラジオ フューチャー(X-BOX)」をそれぞれお願いします。
デラは初代の海外版で、日本に逆輸入したバーション。
でも若干ストーリーが違うらしいので…
159ゲーム好き名無しさん:2009/09/14(月) 22:01:03 ID:5K7AVs0M0
Wiiのアークライズファンタジアをリクエストします。
160ゲーム好き名無しさん:2009/09/18(金) 02:11:11 ID:PKMhczxoO
同人ゲーで申し訳ない
PCのフリーゲーム「Knight Night」をお願いします
161ゲーム好き名無しさん:2009/09/18(金) 14:22:43 ID:QDztVpe70
最終投稿から三ヶ月以上経っているようなので
ペルソナ4の続きを予約します
てか規制されてるからwiki直接編集とかになるかも
162ゲーム好き名無しさん:2009/09/18(金) 14:44:29 ID:mr67rroK0
>>160
昨日ちょうどクリアしたところだw
自分でよければ「Knight Night」予約させてください
163女神異聞録デビルサバイバー:2009/09/18(金) 22:31:21 ID:zzFZZwx80
・女神異聞録デビルサバイバー(wikiに載っている以外のエンディングを)

前回の方の投稿から3か月経ちましたし、
触れられていないエンディングは残り1種類なので埋めてしまいます。
キャラクター、用語、ルート分岐前までのストーリーはwikiを参照してください。
164女神異聞録デビルサバイバー 1/2:2009/09/18(金) 22:33:35 ID:zzFZZwx80
Last Day 万魔の王(ナオヤ、カイドールート)
※ナオヤルートとカイドールートは入り方が異なるだけで、後の展開は同じです

6日目の夜、ナオヤのもとへ向かう主人公。
「魔王になる決心はついたか?」と言うナオヤに、
「(悪魔たちを制御したいという)アツロウに力を貸してくれ」と頼む主人公だが、断られてしまう。
結局、主人公も「魔王になり、すべての悪魔を従える」という決断をして、ナオヤと共に行くことに。
また、ナオヤは「力こそすべて」という思想のカイドーをスカウトしていたため、
カイドーもナオヤと同時に主人公の仲間に加わる。
(カイドーの誘いに乗るルートだと、カイドーと主人公の会話中にナオヤが合流・仲間になる)
しかし、「魔王になる」という主人公の決断を受け入れられなかったユズ、ミドリ、ケイスケがパーティを離脱。
ショックを受ける主人公とアツロウ(アツロウはどのルートでも主人公に従ってくれる唯一の仲間)。
主人公たちに休むように言い、自分は明日の準備があると言ってその場を離れるナオヤ。

そして翌朝、Last Day。
(それまでの行動によって)マリ先生とジャアクフロストが魔王になる決断をした主人公に従って仲間に加入。
魔王、すなわちベルの王になるためには、ベルの王位争いを勝ち抜くことが必須のため、
まずはアマネの精神世界にいるイザ・ベルを倒すことになる。
抵抗するアマネと翔門会信者を気絶させて、アマネを拉致する主人公たち。
悪魔に邪魔されないよう、昨夜のうちにナオヤが準備しておいた国会議事堂の結界内へアマネを連れていき、
アマネの精神世界――カルネジアン庭園へと侵入、イザ・ベルを撃破する。

ベルの王になるためには、ベルの王位争いに勝利し、さらにバ・ベルにその力を認めさせなければならない。
しかし、悪魔召喚サーバーをよりしろとしたバ・ベルは魔界にあるという。
今のままでは人間である主人公たちに手は出せない。それを解決するには東京を魔界化させる必要がある。
そのため、東京を魔界から守護している四天王の残り3人、ビシャモンテン、ゾウチョウテン、コウモクテンを次々と撃破する。
(他ルートだと「憎み合わずとも戦わねばならない」という感じの対四天王戦ですが、
 このルートに限ってはビシャモンテンに完全な敵として激しく非難されます)

しかしナオヤの情報によると、最終決断(封鎖内の人間の抹殺)の時刻が早められ、この日の12:00に実行するとのこと。
そのため、封鎖を実行している政府関係者である伏見三佐とイヅナ一尉に会いに行き、交渉する主人公たち。
「主人公が魔王になれば悪魔は従う、そして主人公は悪魔に人間を襲わせることはない」ということ、
そうなれば封鎖は無意味だということを強調し、脅迫に近い形でタイムリミットを延ばすよう交渉するナオヤ。
延期の確約はできないまでも、伏見三佐たちの協力をとりつけることに成功する。
165女神異聞録デビルサバイバー 2/2:2009/09/18(金) 22:35:41 ID:zzFZZwx80
ベル・ベリトの居城であるヒルズに向かう主人公たち。
ベルの悪魔でありながら、なぜかベリトの配下として従っているベル・ゼブブが立ちはだかるが、これを撃破。
さらにヒルズ前で、天使アナエル、天使サリエルが天使軍団を率い主人公たちに向かってくる。
天使たちは「神が悲しんでいる」とナオヤを非難し、主人公には「今からでも神に従うべき」と説得する。
「カイン」「ア・ベル」など、主人公にとって意味のわからない言葉を発する天使たちだが、
ナオヤは怒りをあらわに取り合わない。人間界で力を発揮しきれない天使たちをも倒す。
天使たちの言葉の意味をナオヤに尋ねる主人公やアツロウ。
しかしナオヤは答える意思を見せず、ヒルズ最上階のベル・ベリトのもとへ急ぐことに。

最上階には翔門会の教祖が待ち構えていた。
COMP製作に関して翔門会と協力しながら、ベル・ベリトを倒そうとするナオヤを罵倒し、
教祖は自らを生贄にベル・ベリトを召喚。
その場に残った翔門会信者や、次々改造COMPから現れる増援悪魔、
複雑な床パネルなどに阻まれながらもベル・ベリトを倒し、ベルの王となる権利を得る主人公。

真に王となるためには、バ・ベルにその実力を認めさせなければならない。
ヒルズ屋上でバ・ベルと対峙し、それまでに倒してきたベルの悪魔たち、
ベル・デル、ベル・イアル、イザ・ベル、ベル・ゼブブ、ベル・ベリトを再び撃破、
さらにバ・ベルをも打ち破り、主人公はついに魔王になる(ここで主人公の顔つきも変わる)。
そして、封鎖内の悪魔は新たな魔王のもと集結。神との最終決戦に備えることになった。
封鎖は意味を失い、政府は東京封鎖を解除する。
皮肉にも、人間はこの状況で、天使にも悪魔にも敵とみなされないよう、自らを律して生きていくことになる。
主人公たちと道をたがえながらも、
「魔王になったのが主人公なのは救い」「主人公が人間としての心を忘れないよう祈る」
と、主人公を気にかけるユズ、ミドリ、ケイスケ。

そして、神と魔王との最終決戦を控える中、すでに意味を失って久しい主人公の改造COMPに、
人でありながら魔王の道を歩んだ主人公を叱責する天使メタトロンからのメールが届く。


・補足

ナオヤが主人公を魔王にしたがる理由は、自分勝手で不平等な神を倒すため。
「人間は神の支配から離れるべきであり、東京封鎖のような身勝手な神の試練を永久に排除する」と語ります。
しかし、なぜナオヤがそこまで深く神を憎んでいるのかは、このルートでは明かされません。
ナオヤの真意を知るには、救世主ルート(アマネルート)をプレイする必要があります。
天使たちの「カイン」「ア・ベル」などという言葉や、続柄でいえば主人公の従兄弟であるにもかかわらず、
「俺は決して良い兄ではない。だが、俺を超える兄はいない」などというナオヤの思わせぶりな発言から、
神話を知っている人なら何となくうかがい知れる程度になっています。
166DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 17:54:02 ID:CwEZ9nNT0
DQ9をまとめたので書きますね。
167DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 18:03:08 ID:CwEZ9nNT0
かつて神は、地上の人間たちを守るために天使を創り、彼らの住処として遥か天空に天使界を創ったという。
天使は頭上に姿を隠すための光の輪を、背中には空を飛ぶための翼を持ち、人間よりも遥かに能力に優れ長命であった。
天使の役目は、地上の脅威を排除して人間たちを守ること。また、心残りがあるために地上を彷徨う幽霊たちを昇天させることであった。
彼らは天使界の長老オムイのもと、下界に降りては魔物退治・幽霊の昇天・人間たちの日々の雑事の手助けなどをしていた。
天使たちの姿は生きた人間の目には見えないものの、天使の存在を信じる敬虔な人間たちは日々の平和に対する感謝の心を天使に捧げていた。
その感謝の心『星のオーラ』を集め、天使界の頂上にそびえる世界樹に捧げると、いつの日か世界樹はその枝に『女神の果実』と呼ばれる黄金の実をつけ、
その時、天使たちは役目を終えて神の国へ帰れる・・・この言い伝えを信じ、天使たちは星のオーラ回収に励んでいた。
天使のひとりであるナインは、師匠イザヤールからウォルロ村の守護天使の役目を引き継ぎ、人々を助けて星のオーラを集めていた。
そしてついに女神の果実が実る日が訪れ、天使たちを神の国へと運ぶ『天の方舟』が天使界へと降り立った。しかしその時、謎の黒い光が天使界と方舟を貫き、その衝撃でナインは地上へ落下してしまった。
大怪我を負ったナインは自ら守護するウォルロ村に落ち、宿屋を営む少女・リッカに助けられた。しかしナインが目覚めた時、その頭上に光輪はなく、背に翼はなかった。
ナインは天使の力を失い、人間と変わらぬ姿になってしまっていた・・・。
168DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 18:13:16 ID:CwEZ9nNT0
(墜落した天の方舟発見〜天使の力を取り戻すため、人助けの旅へ)

天使界を光が襲ったのと同じ頃、地上では大きな地震が起こっていた。
そのせいでウォルロ村と外界をつなぐ峠が瓦礫で埋まってしまったため、
ナインは村の青年ニードに頼まれ、共に瓦礫を取り除きに峠の道へ出向いた。
そこでナインは墜落した天の方舟を発見。しかし扉はかたく閉ざされ、中に入ることが出来なかった。
瓦礫の除去作業は既にセントシュタイン城の兵士たちが進めており、ナインは彼らから、
城下町の酒場の女主人・ルイーダがウォルロ村に向かったまま行方が分からなくなっていることを告げられた。
ルイーダはリッカの亡き父親・リベルトの知り合いらしく、リッカは彼女の安否を気遣う。
ナインはルイーダが立ち寄ったと思われるキサゴナ遺跡へ向かい、
瓦礫の下敷きとなっていた彼女を助け出した。

ルイーダはセントシュタインの宿を立て直すため、リベルトが亡くなっていることも知らず、
かつて宿王と呼ばれた彼を呼び戻そうとウォルロ村へ出向いたのだった。
そしてリベルトが他界していたことを知ると、その代わりに彼の血を引くリッカを連れて行くと言い出した。
しかし父が宿王であったことを信じられないリッカは村を離れることを躊躇する。
その時、ナインの前にリベルトの幽霊が現れた。彼が王の地位を捨ててウォルロ村へ移ったのは、
幼い頃病弱だった娘リッカの養生のためであった。
ナインは彼に頼まれ、かつて彼がセントシュタイン王から授かった宿王のトロフィーを探し出してリッカに手渡した。
それを見たリッカは父の遺志を継ぎ、セントシュタインへ行く決心をした。
娘が自分の後を継いでくれることになり心残りが消えたリベルトは、ナインに感謝して昇天していった。

するとそこへ天の方舟の運転士と名乗る謎の妖精・サンディが現われた。
彼女は、翼も光輪もないのに天の方舟を見ることが出来たナインを見ていぶかしみ、
その様子を観察していたという。しかし幽霊を昇天させた様子を見て、彼女はついにナインを天使と認め、
方舟で天使界へ連れて行ってくれることになった。

サンディに連れられてナインは天の方舟の中へ。
しかしサンディがスイッチを押しても方舟は動かなかった。
方舟が動かないのはナインの天使の力が足りてないため・・・と考えたサンディは、
たくさん人助けをして天使の力を取り戻す必要があると提案する。
ナインは瓦礫の取り除かれた峠を越え、多くの人々が住むセントシュタイン城へ向かった。
169DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 18:19:22 ID:CwEZ9nNT0

(謎の黒騎士事件)

大地震の後、セントシュタイン城下町には黒い鎧をまとった不気味な騎士が現われ、人々の脅威となっていた。
黒騎士は王の一人娘・フィオーネ姫をシュタイン湖まで連れてくるように要求しており、
王は黒騎士を討伐する勇敢な旅人を求めていた。
人助けのため、ナインは黒騎士討伐に名乗り出て、シュタイン湖で待ち構えていた黒騎士を倒した。

その黒騎士はレオコーンと名乗り、フィオーネ姫を故郷ルディアノの婚約者・メリア姫と見間違えていたと語った。
彼は以後セントシュタインには近づかないことをナインに約束し、ルディアノを探すと言い残して去って行った。
しかし王はなおも黒騎士が城にやってくることを警戒し、黒騎士を打ち取ってくるよう再びナインに命じる。
そんな中、何故かフィオーネ姫は自分をさらおうとした黒騎士の身を案じていた。姫はルディアノという国の手がかりが
エラフィタ村のわらべ歌にあることをナインに伝え、黒騎士の力になってくれるよう依頼してきた。
ナインはわらべ唄からルディアノを突き止める。だが、そこは既に廃墟となっていた。

 数百年前、ルディアノはイシュダルという魔物に襲われ、黒騎士レオコーンはその討伐のため城を離れた。
しかしレオコーンに一目惚れしたイシュダルは彼に呪いを掛けて下僕としてしまい、彼が死してなお、
大地震が起こるまでその呪縛は解けなかった。その間にルディアノは滅亡してしまったのだった。
ナインはイシュダルを倒すが、愛するメリア姫と故郷を失ったレオコーンの無念は晴れなかった。
そこへメリア姫に扮したフィオーネ姫が現われ、レオコーンの心残りを晴らすため、共に婚礼の踊りを踊ると、
レオコーンは満足し、ナインとフィオーネ姫に礼を述べて昇天していった。
黒騎士事件は解決し、町中に星のオーラがあふれた。天の方舟が動くか確かめるためナインは峠の道へ向かった。
170DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 18:27:27 ID:CwEZ9nNT0

(ベクセリアの病魔事件)

たくさんの星のオーラを出し天使の力を取り戻したかに見えたナインだったが、方舟はまだ動かなかった。
さらなる星のオーラが必要と考えたサンディの提案により、ナインはセントシュタインの先にある町・
ベクセリアへと向かった。

大地震の後、ベクセリアでは謎の病が蔓延していた。あらゆる薬が効かずただ弱ることしか出来ないという奇病で、
約百年ほど前にも似た病気が流行ったことがあるという。そのためベクセリアの町長は、娘エリザの夫でもある
考古学者・ルーフィンに病気の調査を依頼していた。ルーフィンは優れた学者にありがちな堅物で、
ろくに町の人々と関わらずに研究に没頭し、エリザを困らせていた。

ルーフィンは古文書の調査の末、奇病の病原が町の西の祠にあることを突き止めた。
約百年前の病気の流行は、ベクセリアの住人が祠に納められた病魔の封印を解いてしまったことによるもので、
その病魔を再び封じれば人々は回復するはずだという。
ナインとルーフィンが祠に向かうと、地震によって内部が損壊し、病魔パンデルムが復活していた。
ナインが病魔を打ち倒し、ルーフィンが地震によって壊れた封印のツボを修復したことで、
病魔は再び封じられ、病に倒れていたベクセリアの住人たちは回復した。
 
しかし病が末期に入っていたルーフィンの妻エリザは、病魔を封じる前に命を落としてしまった。
町は悲しみに包まれ、ルーフィンも引きこもってしまい、星のオーラが出る気配すらなかった。
そこへエリザの幽霊が現われ、ナインはルーフィンを立ち直らせるよう頼まれた。
ナインは回復した人々とルーフィンを会わせることで人々の感謝の気持ちをルーフィンに伝え、
それによってルーフィンは立ち直り、今後はベクセリアの人々と積極的に関わっていくことを誓った。
願いが叶ったエリザはナインに感謝を述べて昇天していき、ベクセリアには星のオーラが溢れることとなった。
171DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 18:35:54 ID:CwEZ9nNT0
(天使界へ帰還〜〜〜世界樹のお告げ〜〜〜七つの女神の果実集め)

ナインが天使の力を大きく取り戻したことで天の方舟はついに動いた。
ナインはサンディの操作する方舟に乗って天使界へ帰還した。
天使界は邪悪な光によって大きく破壊されてしまっていた。天使たちは翼と光輪をなくしたナインの姿に驚くも
その帰還を喜んだ。

ナインが地上に落ちた後、天使界からは地上の様子を調査するために多くの天使たちが地上へ降りて行ったが、
ナインの他には誰一人帰って来ないという。地上の生き物よりも遥かに優れた能力を持つはずの天使が失踪するという
異常事態は、数百年前の『エルギオスの悲劇』以来であった。
エルギオスとは、ナインの師匠であるイザヤールの師匠で、天使界でも最高位の天使であったが、
数百年前に地上に降りたきり行方が分からなくなったままであった。
その後、その事件は『エルギオスの悲劇』として天使界では禁忌とされ、誰もが話題にすることを避けていたのだった。
 
長老オムイは翼と光輪をなくしたナインを哀れみ、世界樹に祈ればすべての力が復活するかもしれない、と
ナインに勧めた。その言葉に従い世界樹のたもとで祈りを捧げると、女神の果実を集めて欲しい、とナインは
謎の声に語りかけられた。その言葉を神のお告げと考えたオムイは、それに従って地上に降り、
女神の果実を集めてくるようナインに命じた。

ナインがサンディに、方舟で地上に連れて行ってくれるよう頼みに行くと、
彼女も行方不明の『テンチョー』を探しているという。
テンチョーは謎の邪悪な光に襲われた際に、方舟から落ちてしまったらしい。
目的の一致したふたりは共に方舟で再び地上へ降りた。
172DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 18:46:08 ID:CwEZ9nNT0
星のオーラにより実った女神の果実は、謎の邪悪な光が天使界を襲った際、
すべて地上に落下してしまった。
口にした物の願いを叶えるという神の力を秘めたその果実によって、
地上のあちこちでは事件が発生していた。
ナインは世界をまわり事件を解決することで、女神の果実を回収していった。

【ダーマ大神官失踪事件】

職業の神をまつるダーマ神殿にやってきた主人公。
しかし転職の儀式を執り行う大神官が行方不明となり、転職の儀式が行えないままとなっていた。
人々によれば、大神官は差し入れられた黄金の果実を食べた後、神殿を出ていずこかへ行ってしまったのだという。
かつて転職の儀式が行われていたというダーマの塔へ向かったのではないか、という話を聞き、
ナインはダーマの塔へ向かった。そしてダーマの塔の最上階で大神官を発見するが、
大神官は怪物となって襲いかかってくる。ナインが怪物となった大神官を打ち倒すと、
大神官は我に返り、非礼を詫びて神殿へと帰って行った。
女神の果実を食べたことで大きな力を手にした大神官だったが、逆にその力に取り込まれてしまったらしい。
食べられたはずの黄金の果実=女神の果実は、元の形のままナインの手へ回収された。
大神官が帰ってきたダーマ神殿では再び転職の儀式が執り行われるようになった。


(ぬしさま事件)
海辺の漁村・ツォの浜を訪れたナインは、浜辺で少女が巨大魚を呼び出し、大量の魚を恵んでもらう様を目にする。
その巨大魚は長らく伝説の存在であったこの浜の守り神・ぬしさま。
ぬしさまは大しけにより父を亡くした少女オリガを哀れみ、彼女の祈りにより現れては魚を恵んでくれるという。
しかしオリガはぬしさまを呼ぶことを半ばためらっていた。ぬしさまが魚を恵んでくれるようになってから
村人たちは漁をやめてしまい、堕落した生活を送っていたからである。

オリガは村長に、もうぬしさまを呼ぶのはやめたいと打ち明けた。しかし村長は聞く耳を持たず、
海の底の財宝をぬしさまに引き上げてもらうように頼め、と嫌がるオリガに強要した。
するとその時、ぬしさまが現れて村長たちに襲いかかった。ナインはぬしさまと戦って退かせた。
 
ぬしさまの正体は嵐で亡くなったオリガの父であった。
大波に飲まれる際にオリガの父は偶然に黄金の果実を手にし、浜で暮らすオリガの今後を想った。
すると次に目覚めたとき、巨大な魚の姿となっていたというのだ。
オリガの父は娘に群がる卑しい村人に嫌気がさし、共に村を出ようとオリガに語りかける。
しかしオリガは、漁師である父の後を継ぎ、ひとりでしっかり生きて行くことを宣言する。
オリガの父は立派に成長した娘の姿を見て昇天していき、ナインは女神の果実を手に入れた。
ぬしさまのいなくなったツォの浜には、再び貧しい漁村としての平和な日々が帰って来たのだった。
173DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 18:54:24 ID:CwEZ9nNT0

【すべてが石でできた町】

ならず者たちの吹き溜まりであるカラコタ橋を訪れたナインは、
以前にこの地で金ピカの果実を買っていったという彫刻家・ラボオの話を耳にする。
ナインはラボオの住むビタリ山麓へ向かうが、ラボオは山へ入ったまま帰っていなかった。
そこでビタリ山を頂上まで登ると、そこにはすべてが石の彫刻で出来た町があり、彫刻のような謎の怪物が襲って来た。ナインが怪物を倒すと、ラボオの幽霊が現われた。

町の構造はかつて訪れたエラフィタ村・・・ラボオの故郷に瓜二つであった。
かつてラボオは将来を誓い合った女性・クロエに「5年で帰る」と言い残し、ビタリ山で彫刻の腕を磨いていた。
しかしその内に5年を遥かに過ぎてしまい、ようやくラボオが故郷に帰ると
クロエは他の男と結婚しており、そこにラボオの居場所はなかった・・・。
ラボオは手に入れられなかった故郷を彫刻によってこのビタリ山頂に再現し、最後の贅沢に、と手に入れた
黄金の果実を前にその永遠を保存を願った。その願いが石の怪物=町の番人を生み出してしまったらしい。
ラボオは番人を破壊してくれたことの礼を述べて昇天し、ナインは女神の果実を手に入れた。


【令嬢誘拐事件】

花の街サンマロウを訪れたナイン。
この街一番の大金持ち・マキナは友達になった人間に何でも好きな物を譲ってくれるという。
マキナの所有する船を譲ってもらい世界中を旅しよう、というサンディの提案により、
ナインはマキナの屋敷へ赴く。
しかしナインと対面したマキナは何故か怯え、次に怒りだして引きこもってしまう。
そしてナインが再びマキナの屋敷へ行くと、マキナは何者かに誘拐されてしまっていた。

ナインは屋敷の奥の墓でマキナの幽霊と出会う。何とマキナは既に亡くなっており、
誘拐されたのはからくり人形師が造ったマキナそっくりの人形・マウリヤだという。
生前、病弱なマキナは万病に効くという黄金の果実を取り寄せたことがあった。
しかし死期が迫っていたマキナは果実を口にせず、唯一の友達である人形マウリヤが人間のように
動いて喋ってくれたら・・・と願った。そしてその願いは果実の力によって実現したというのだ。
マキナは今際の際、病弱で外に出ることも出来ず友達を作れなかった自分に成り代わり、
友達をたくさん作って幸せに暮らして欲しい・・・とマウリヤに語った。
マウリヤはそれを忠実に守り、マキナの振りをして金の力で友達を作って来たのだった。
しかし誘拐されたマキナ(マウリヤ)を心配こそすれ、助けようとした「友達」はひとりもいなかった・・・。

ナインは誘拐犯の元へ赴き、魔物に襲われかけていたマウリヤを救出。
マキナは、自分は遠い国へと旅立つこと、そしてマウリヤには自分の願いに縛られず
幸せになって欲しいことを告げ、昇天していった。
マウリヤは主人公に船を譲り「マキナは旅に出る」と街の人間に告げた後、再び人形となった。
ナインは女神の果実と船を手に入れた。街の人間はマキナが優雅で気ままな旅行に出ていると思い込んだまま、
平和な日々を送るのだった。
174DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 19:03:26 ID:CwEZ9nNT0
【砂漠のワガママ女王】

砂漠の王国グビアナを訪れたナインは、この国の女王ユリシスに黄金の果実が献上されたことを耳にする。
ナインは大臣の依頼により、行方不明になっていた女王が溺愛するペット・黄金トカゲのアノンちゃんを見つけ、
果実を譲ってもらえるよう女王に願い出た。
しかしワガママな女王は見知らぬ旅人の話には聞く耳を持たず、アノンを逃がしてしまった世話係のジーラを
クビにしてしまう。さらに黄金の果実風呂を作ると言い放ち、果実をすべてスライスして沐浴場に浮かべてしまった。
その時、果実の切れ端を口にしたアノンが何と巨大化してしまい、ユリシス女王を地下水路へと連れ去ってしまう。
しかし女王のワガママにうんざりしていた城の人間は誰ひとり女王を救出しようとはしなかった。

ナインはアノンを追って打ち倒し、女神の果実を手に入れた。
ただ女王に媚びへつらうことしかせず、その心の奥の寂寥感を理解しない城の人間たちから女王を守るため、
アノンは女王をさらったのだった。そして城の人間のなかで唯一アノンを追いかけて来たのは、
クビにされたジーラだった。アノンとジーラの思いに心を打たれた女王は心を入れ替え、
皆と力を合わせてグビアナをもり立てて行くことを誓うのだった。


【ナムジンの魔物退治】

 狩猟民族が暮らす草原の集落・カルバドを訪れたナイン。
昨今この村に起こった変化はふたつ。
ひとつは呪幻師・シャルマナが現れたこと。優れた呪文の使い手であり並外れた美貌をもつシャルマナは、
突然カルバドに現れたかと思うと瞬く間に族長のお気に入りになり、族長の片腕として集落を率いるようになっていた。
もうひとつは、謎の魔物がたびたび村に侵入し、族長ラボルチュを狙って攻撃を仕掛けていることであった。

ラボルチュは次期族長でもある一人息子のナムジンに魔物退治を命じるが、臆病なナムジンはなかなか動こうとしない。
ナインはラボルチュに腕を見込まれ、ナムジンの魔物退治に協力を依頼される。
しかしナムジンは魔物を怖がっていたわけではなかった。実はその魔物はポギーというナムジンの友達であり、
彼が狙うのはラボルチュではなくシャルマナであった。
ナムジンは妖しげな呪術で父と村人をたぶらかすシャルマナを怪しみ、ポギーと協力して
その正体を探っていたのだった。ナインはナムジンの亡き母・パルの幽霊の導きにより、
魔物の正体を暴くというアバキ草を手に入れてナムジンに渡した。
アバキ草を煎じたアバキ汁を浴びたシャルマナは、ついに怪物としての正体を現した。
ナインはナムジンを助けてシャルマナを打ち倒し、その力の源となっていた女神の果実を手に入れた。

カルバドには元の平和が帰ってきた。ラボルチュは族長の座をナムジンに譲り、
全てを見守っていたナムジンの母パルはナインに礼を述べて昇天していった。
175DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 19:04:34 ID:CwEZ9nNT0

【名門学院の生徒失踪事件】

雪原にそびえる名門校・エルシオン学院を訪れた主人公は、何故か探偵に間違われてしまい、
学院で起きた生徒の失踪事件を調査することになった。
失踪した生徒ふたりはいずれも不良グループに属し、教師に歯向かった翌日に姿を消したという。
主人公は不良グループのリーダー・モザイオに貼り付き、彼が謎の幽霊に取り憑かれるのを目撃した。
モザイオを追って旧地下校舎へ潜ると、そこには謎の幽霊のスパルタ授業を受けさせられる失踪した生徒たちの姿が。
主人公は怪物と化した幽霊を打ち倒して生徒たちを解放し、怪物の力の源となっていた女神の果実を手に入れた。

幽霊の正体は、エルシオン学院を築いた初代学院長・エルシオン卿であった。
不良たちに更正して欲しい、というエルシオン卿の願いが、
彼の墓に供えられた黄金の果実によって暴走してしまったらしい。
失踪事件は解決し、エルシオン卿の情熱に心を打たれた不良生徒たちは勉強に励むようになった。
176DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 19:08:00 ID:CwEZ9nNT0

(イザヤールの裏切り〜〜〜古の魔帝国の復活)

地上にて7つの女神の果実を回収したナインは、オムイに報告するためいったん天使界へ帰ることに。
するとその途中、天の方舟に師匠・イザヤールが現れ、何故かナインに剣を向けてきた。
天使は自分よりも上位の天使には絶対に逆らえない・・・天使の理によりナインはなす術もなくイザヤールの刃に倒れ、
女神の果実をすべて奪われてしまう。イザヤールは謎の巨大な黒竜とともにいずこかへ飛び去り、
黒竜の攻撃を受けた方舟は大きく揺れ、はずみでナインは地上へ落下してしまった。

方舟から落ちて大怪我を負ったナインはナザム村という辺境の村へと流れ着く。
イザヤールと黒竜は遥か西の方向へ飛び去ったようだが、西へは『竜の門』と呼ばれる
底なしの谷を越えなければならなかった。竜の門を越える方法は言い伝えの形でナザム村に残っていたが、
よそ者を極端に嫌うナザムの村人はナインを警戒してそれを教えようとはしなかった。
唯一ナインを介抱してくれた少年・ティルはそんな大人たちに反発し、竜の門を越える手がかりが
魔獣の洞窟にあることを明かしてくれた。しかし洞窟の封印を解く方法は遠い昔に忘れ去られてしまったらしい。

なす術がないかと思われたその時、かつてナザム村の住人であったという幽霊・ラテーナが現れた。
ラテーナは数百年前の出来事を語った。かつて大怪我を追った翼を持つ男を介抱し、村へ招き入れたこと。
その男の名はエルギオス・・・ナザム村の守護天使であったこと。
天使としての力をなかば失ったエルギオスはそれでもナザム村を守護するため、村を襲ったガナン帝国の兵士たちに
立ち向かったが、一部の村人の裏切りによって帝国に捕われてしまったこと。
そして村はガナン帝国によって滅ぼされかけたこと・・・。
ラテーナはエルギオスの誤解を解くため、幽霊となった後も彼を捜して各地を旅しているという。

天使界の禁忌『エルギオスの悲劇』・・・数百年前に行方知れずになった天使エルギオスは
ガナン帝国に捕われたらしい。
ガナン帝国とは数百年前に勢力をふるった覇権国家。
黒い巨大竜を従えて各地を荒し回ったが、ある時突然滅びてしまったという謎の多い国である。

ラテーナは魔獣の洞窟の封印を解き再び去って行った。
ナインは洞窟の奥で手に入れた光の矢を竜の門で放ち、谷に光の橋を掛けた。
その様子を目の当たりにしたナザムの村人はナインに非礼を詫び、かつて黒竜と戦ったという
ドミールの英雄・グレイナルに会うよう助言をくれた。
177DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 19:11:47 ID:CwEZ9nNT0

(空の英雄との出会いと別れ〜〜〜テンチョー発見)

ナインはドミールの里を訪れ、里の守り神・白い巨大竜グレイナルに会う。
老竜グレイナルは、滅びたガナン帝国と闇竜・バルボロスが蘇ったという話をはじめ受け入れようとしなかった。
しかしその時、里が帝国兵に襲われ、やがてバルボロスが飛来する。
グレイナルはナインを背に乗せてバルボロスと対峙するが、蘇ったバルボロスは数百年前より遥かに力を増しており、
グレイナルは破れてしまう。グレイナルの背から落ちたナインは帝国直轄のカデスの牢獄に捕われてしまった。

 
カデスの牢獄には天の方舟の『テンチョー』・アギロも捕われていた。
かつて天使界が邪悪な光に襲われた時にバラバラになった天の方舟から落下し、以後囚われの身となっていたのだ。
さらに牢獄には、行方不明となっていた天使たちも囚われていた。
帝国は彼らから天使の力を吸収し、その力を闇竜バルボロスや帝国兵たちに与えていた。
ナインはアギロと協力し、カデスの主であり帝国三将のひとり・ゴレオンを打ち倒して
方舟を呼ぶホイッスルを奪還する。アギロが方舟を呼び出し、ナインは牢獄に捕われていた天使たちを連れて
天使界へ帰還した。
178DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 19:15:37 ID:CwEZ9nNT0

(神の国へ〜〜〜世界樹と天使界誕生の秘密)

天使界へ帰ったナインは、かつて滅びたはずのガナン帝国が再興したこと、
イザヤールが裏切って帝国側に付き、女神の果実を奪われたことを長老オムイに報告した。
しかしオムイは7つの女神の果実がイザヤールによって無事に天使界へ送り届けられていたことを告げ、
イザヤールの裏切りを信じられない様子であった。イザヤールは何を考えているのか・・・?
彼の本意は不明なものの、女神の果実が天使界に戻った今、言い伝えに従って神の国へ行くことをオムイは決め、
ナインたちは天使たちの悲願の地・神の国へ向かった。

ついに訪れた神の国。しかしその玉座は破壊され、そこに神の姿はなかった。
天使界を襲った邪悪な光は神の国をも貫いていたらしい・・・神はいずこに?
ナインは女神の果実を捧げ神の言葉を待った。するとその時、ナインたちは天使界の世界樹の前に呼び戻された。

世界樹は語った。自分は創造神グランゼニスの娘、セレシアであると。
かつてグランゼニスは人間を失敗作と見なして滅ぼそうとしたという。
セレシアはそれを止めるため、人間が清い心を持つことを証明するため、自ら世界樹となり、
その封印を解く鍵を人間の清い心と定めた。そこでグランゼニスは娘を復活させるため、
人間の清い心を集める役目を持った存在・・・天使たちを作ったのであった。
そして数千年の後、多くの清い心=星のオーラが集まり、実った女神の果実が神の国へ捧げられたことで、
セレシアは目覚めることができたのだという。

父神の行方は分からないが、世界が存在している限り神はいずこかにいるはずである・・・
しかし世界は復活したガナン帝国によって再び危機に晒されていた。
ナインは女神セレシアからガナン帝国の野望の阻止を依頼された。
179DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 19:30:07 ID:CwEZ9nNT0

(魔帝国ガナンの滅亡〜〜〜エルギオスの堕落)

捕らえた天使の力を吸収して兵士たちに与えていたガナン帝国は、
以前より遥かに強大な力を持った魔帝国ガナンとして復活し、女神の果実にまで手をのばそうとしていた。
ナインは魔帝国ガナンの本拠地に乗り込み、帝国三将の残るふたりを退けて、ついに皇帝ガナサダイの玉座の間へ。
そこには皇帝と対峙するイザヤールの姿があった。
イザヤールは捕われた天使たち、そして何より自らの師エルギオスを救うため、帝国に従う振りをしていたのだった。
しかし皇帝の圧倒的な力の前にイザヤールは破れてしまう。
ナインが皇帝を打ち倒すと、イザヤールはナインに対する自らの仕打ちを詫び、光となって消えて行った・・・。

ナインは帝国城の牢獄に捕われた天使たちを救出し、さらに牢獄の最下層に捕われていた天使エルギオスを発見した。
しかしエルギオスは人間に裏切られたという思いから堕落し、人間はおろか、それを守ろうとしたセレシア、
滅ぼそうとしなかったグランゼニスをも恨むようになっていた。
エルギオスは人間界を破壊するため、ガナサダイを始め、野望を果たせぬまま地上を彷徨っていた
ガナン帝国の兵士たちを蘇らせ、自らの手駒としていたのだった。
かせを外されたエルギオスは闇竜バルボロスを従えて神の国へと飛び立って行った。
180DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 19:33:43 ID:CwEZ9nNT0

(天使の力を捨て、人間に〜〜〜最終決戦)

天使界を襲った邪悪な光、そしてガナン帝国の復活・・・
それらが全て、天使エルギオスの仕業であったことは天使界を大きく揺るがした。
しかし天使は自分より上位の天使には絶対に逆らえない。
エルギオスを越える天使は天使界にはいないため、天使たちになす術はなかった。

その時ナインは女神セレシアに呼び出され、地上でナインが助けた人々の感謝の心により
実ったという女神の果実を渡された。
口にした者の願いを叶える女神の果実・・・ナインは果実を口にし、
天使の理に縛られない存在・人間となったのであった。

人間となったナインはエルギオスが待ち構える神の国へ向かい、
天使の理に縛られることなく堕天使エルギオスと戦い打ち負かした。
激しい憎しみを抱くエルギオスは力を振り絞ってなおも世界を破壊しようとしたが、
その時ついにエルギオスを見つけたラテーナが現れ、ふたりは数百年ぶりに邂逅を果たした。
ラテーナが裏切っていなかったことを知ったエルギオスは天使の姿に還り、人間を信じられなかった自分を恥じ、
ナインに非礼を詫びてラテーナとともに昇天していった。

エルギオスの脅威が消えたことで世界は再び平和になり、世界樹の封印が完全に解け、
ついにセレシアが女神として目覚めた。
セレシアが復活したため、天使たちはその役目を終え、ひとりひとりが星となって天へと還って行った。
彼らは星空の守り人として永遠に輝き続けるのだという。
一方、人間となったナインは、地上の守り人としてこれからも地上を守って欲しい、とセレシアに依頼された。

やがて完全に人間となるナインの目には、セレシアはもちろん、アギロ、サンディ、
そして天の方舟の姿も見えなくなってしまうだろう・・・
地上に降りたナインはアギロとサンディに別れを告げた。
人間としてのナインの新たな旅が始まったのである。


つづく
181DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 19:38:10 ID:CwEZ9nNT0

(エンディング後)

ナインはツォの浜でオリガと再会し、かつて実際に存在したという
本物のぬしさまを探して欲しい、と依頼された。
ナインが集めた手がかりを元にオリガがぬしさまを呼び出すと、
寝ぼけていたぬしさまはナインたちに襲いかかって来た。
ナインがこれを退けると、我に返ったぬしさまはお詫びにと、拾ったという女神の果実をくれた。
そしてナインが女神の果実を口にすると、再びアギロやサンディ、天の方舟の姿が見えるようになったのだった。
アギロから天の方舟を託されたナインは、以後は地上の平和のために世界各地で活躍するのだった。


以後、ストーリークエストへつづく
182DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 19:43:37 ID:CwEZ9nNT0
まとめは以上です。

キャラ名は便宜上『ナイン』にしましたが、修正し忘れにより
一部が別の表記になってしまっています。ご了承下さい。

現在のところ、ストーリークエストは、ルイーダの過去話やロクサーヌ関連、
セントシュタインとルディアノの過去話があるようですが、
これらは他の方にお願いしたいと思います。
183ゲーム好き名無しさん:2009/09/20(日) 20:22:25 ID:4jYAaFSVO
DQ9って短い話かと思ったがこうして読むと意外に長いな
184DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 20:46:15 ID:CwEZ9nNT0
DQ9 >>167-181
185ゲーム好き名無しさん:2009/09/20(日) 21:19:44 ID:y3tvJBUQO
乙カレー。

話はともかく正直ストーリークエストの仕様がなぁ…
一年かけて配信するのがアンロックキーだけとか
ROMに入ってるんなら普通にプレイさせてやれよっていう
186DQ9  ◆l1l6Ur354A :2009/09/20(日) 21:30:59 ID:CwEZ9nNT0
蛇足ですが長くなってしまったので簡単なまとめも付記します。
要約スレが見つからないのでこちらに


かつて神グランゼニスは人間を失敗作として滅ぼそうとするが
神の娘:女神セレシアはそれを阻止するため自らを封印、それを解く鍵を人間の清い心と定めた。
そこで父神は人間の清い心を集める者たちとして天使を造り、人間を守らせた。

しかし天使の中でも最高位の天使エルギオス(ラスボス)はやがて人間に失望し滅ぼそうとした。
天使は上位の天使には絶対服従という天使の理により、天使たちはエルギオスを止められなかった。
そこで見習い天使である主人公はなかば女神セレシアに強要される形で天使の力を捨させられ
人間となってエルギオスを阻止した。

エルギオスの野望が阻止され、人間たちの清い心がたくさん集まったことで
女神セレシアの封印は解かれ、役目を終えた天使たちは星となって天へ還って行った。
彼らは星空の守り人となって永遠に輝くという。
一方、故郷も失い仲間も天に還ってしまった主人公はひとり地上に残され、
人間として今後も地上の守り人として生きるようにとセレシアに要求されましたとさ

おわり
187ゲーム好き名無しさん:2009/09/21(月) 02:34:03 ID:u0cz3d1e0
ドコモのアプリの「ロックマンDASH 5つの島の大冒険!」をお願いします

ドコモでしかプレイできないとかマジ意味わかんね
188ブランディッシュ ダークレヴナント:2009/09/23(水) 16:00:44 ID:P2UAMOxBi
需要はなさそうだけど投下します。
タイトル通りPSP版のアレス編準拠。


解説

アレス・トラーノス
アレス編の主人公で、無口で冷静な流浪の剣士。
賞金稼ぎだが、本人も100万Gの賞金首。
彼の過去については、公式サイトの小説を読めばわかる。
当たり前だが、どっかのハゲオヤジに殺された神とは全くの別人。

ドーラ・ドロン
アレスを追っかけ回す女魔導士。
どうやらアレスを師匠の仇だと思っている。
ダンジョンの中で何度も出くわすが、大抵トラップに引っかかって退場。

ビトール王国
神の怒りを買って、一夜にして地中に沈んだ王国。
暗い地中にあるが、ここにわざわざ入る者もいる。
様々なトラップが張り巡らされ、脱出は難しい。

プラネットバスター
ビトールに眠る大いなる力の源。
途中まで影も形もないが、終盤でやっと登場。

主要な単語はこんなもの。
189ブランディッシュ ダークレヴナント:2009/09/23(水) 18:43:14 ID:nllwoP4Oi
流浪の剣士、アレス・トラーノスが目を覚ますと、そこは見知らぬ遺跡の中だった。
自分を追っかけ回すしつこい女魔導士ドーラが火球をところ構わず放ったため、地崩れが起こったらしい。
立ち上がって周りを見回すアレス。
ふと、遠方に巨大な塔がそびえ立っている。この薄暗い地下から抜け出すにはあの塔を目指すしかないようだ。

RUINS

アレスは、近くに落ちていた剣と盾を拾う。自分が落ちた部屋には、宝箱もいくつかあったが、鍵がかかっていた。
部屋の両脇にある階段を降りるが、そこは袋の小路。反対側も同じ。
部屋を出ようとスイッチを踏んで扉を開ける。そこには傭兵風の男が倒れていた。
話を聞くに、この男は財宝目当てで迷い込んだらしい。
アレスの話を聞くと、男はアレスをからかったが、忠告をくれた。
「お前も命が惜しけりゃ、常に冷静になって行動することだ」

男と別れ、周りを見ると石版とレバーがあった。
「忘却の都 世を悲しみ神に背き 自らその身を地中に沈め 永遠の時を眠る」
意味深な短文が刻まれた石版の反対側にあるレバーを下げる。
扉をくぐって歩いて行くと、行き止まりにまた石版が。
「死を恐れぬ者のためにこの地は存在する。さもなくばここより進まぬが賢明」

またしばらく歩くと、再び行き止まりにあたる。そこに石版はなく、青く輝く泉があるのみ。
その近くには看板のかかった扉がある。
どうやらこんなところにも人は住んでいるらしい。
道具屋の老婆に「あんたで42人(死人)目」だとからかわれたアレス。
そして武器屋の男には「じっとしてろ」と忠告されるアレス。
だが一番きにかかったのは魔法屋の話。
「裸みたいな格好の女がゴッツイ攻撃魔法用の杖を買って行った」という話。
謝った方がいいとも言われたが、謝って許してくれるならしつこく追ってこないだろう。
途中で拾った大金槌を駆使して、廃墟を進むアレス。
その後ろ姿を金髪の女が見ていた。

廃墟を進むうちに、奇妙な部屋に出たアレス。
扉が四つある妙に広い部屋に入ると、足元が崩れた。
落ちた先には白骨遺体が転がっている。あの部屋から落ちたらしい。
アレスは彼らから鉄球や大金槌を拝借すると、壁を崩してもとの階に戻って行った。
190F.E.A.R. 2: Project Origin ◆l1l6Ur354A :2009/09/24(木) 03:13:40 ID:MJaWbW/Z0
F.E.A.R. 2: Project Originいきます。念のため新作タグつけました。
F.E.A.R.ってタイトルついてるけど、F.E.A.R.隊員は一人も出てこないどころか話にも絡みません。
後付けが多すぎて、無印と肝心な所が違ってたりします。 
内容は英語を適当に俗称込みで翻訳して強引な解釈を加えました。ご了承ください。
始めに簡易版、後に詳細版を投下します。

■簡略版

自らの野望の為オリジン計画を再開させようとしたアリスティード。
しかし調査を進めるうちアルマの危険性に恐れをなして一度は再封印した後破壊しようとする。
しかしフェッテルが反乱を起したり何だかんだで大人アルマが開放されてしまう。
おまけにヴォールトの爆発がオーバーンの街一つをふっとばし、ついには証拠隠滅のために命を狙われる事になった。
アルマを捕らえコントロールできれば再び復権も可能だろうと一発逆転を狙い、かねてより進めていた
アルマに頼らない超能力者育成計画ハービンジャーの被験者のベケットたちを利用し、
大人アルマをおびき寄せるための餌とした。
それにまんまとひっかかった大人アルマは執拗にベケットを追い回す。
ヤンデレな求愛にうんざりなベケットはスネークフィストの助言のまま増幅装置に固定されてアルマを倒そうとするが、
アリスティードの妨害のせいなのかアルマが予想以上に強かったのか倒すのに失敗。
この世の終わりまでヤンデレと閉じ込められる事になった。

「あ、ありのまま、今…起こった事を話すぜ!
俺は男と取っ組み合いをしていたと思ったらいつの間にか女が妊娠していた。
な…何を言っているのかわからn(ry」
191F.E.A.R. 2: Project Origin ◆l1l6Ur354A :2009/09/24(木) 03:20:48 ID:MJaWbW/Z0
本編年度を2009年と仮定し、ゲーム中や公式サイトの数字を使って推測した年表を作ってみました。
フェッテルが20歳に見えないというのは…orz
日本語公式サイトを信じます…


195? 軍からオーバーン地区を買い上げる

1964 アーマカム設立

1973 アルマ誕生

1974 イカルス計画始動

197? オリジン計画スタート(アルマ2〜3歳?)

1881 アルマ8歳 スティル島のヴォールトに入れられる。

1987 8月24日、アルマをオーバーン地区のヴォールトに移送。

1988 アルマ(15歳) 第一子出産(前作主人公のこと)

1989 アルマ(16歳) 第二子出産(フェッテル)
    水質汚染が始まる(子供を取り上げられたから?)

1999 第一次シンクロ現象。フェッテル(10歳)が暴走し職員数名死亡。
    オリジン計画は封印、フェッテルともども放棄された。
    アルマの生命維持装置も外され、6日後に死亡(享年26歳)    

2002 F.E.A.R設立

200? ラメルメイヤー工業地帯閉鎖

2009 ゲーム内年度
    フェッテル反乱事件より
    数週間前 水質汚染調査を名目にアリスティードが調査チームをヴォールトに派遣。
           オリジンの封印を解いてしまう。メンバー消息を絶つ。
    二週間前 ベケットがデルタフォースのデッドエコーに転属。
    一週間前 前作主人公F.E.A.R.に配属。
192F.E.A.R. 2: Project Origin ◆l1l6Ur354A :2009/09/24(木) 03:22:33 ID:MJaWbW/Z0
■詳細版

燃える廃墟と化した街の中で目覚める主人公マイケル・ベケット。
彼の前に赤いワンピースを纏った少女が導くように現れては消えていく。
彼女を追いかけて地下へと続く光に満ちた穴へ降りると、そこは装甲車の中だった。
しかし誰もいない。音楽が聞こえたので横を見るとそこには無いはずのオルゴールが。
手を伸ばそうとして人の気配を感じ、振り向くとそこには――
数週間前に同僚になったレッド・ジャンコフスキーが自分の顔を覗き込んでいた。
どうやら目的地ヴァルキリータワーへの移動中に居眠りしてしまったらしい。
そんな余裕とも取れる態度をからかわれながら、ケイラ・ストークス中尉による任務の説明が始まる。
目的はATC社社長のジェネビーブ・アリスティードの保護。
本部で起こった大量虐殺の件で、彼女を同社の幹部が証拠隠滅のために消そうとしている疑いがあるためだ。
先に本部へ向かった別のチームが酷い死に方をしたなどという話を聞きながら、ジャンコフスキーと共にタワーへ向かう。

受付ではすでに守衛が殺されており、私用エレベーターでペントハウスへ向かう途中、
キーガンが突然頭痛を訴え、その隙に銃撃を受けてしまう。
キーガンを介抱するためにメンバーを残し、ストークスとベケットが上階へ向かう。
途中ストークスと別れた後、電波障害と共に夢の中の少女(以下子供アルマ)がベケットの前に立ち現れる。
オルゴールを触っている子供アルマの幻影からヒントを得て隠し部屋を発見する。
中に入るとオーバーン地区全体の地図やいろいろな文書が貼り付けられた壁の横に、何故か自分達の写真も貼り付けられていた。
さらに奥の部屋にはアリスティードがおり、モニターで何かを監視している。
そこには丁度ハーラン・ウェイドが惨殺される場面が映し出されていた。
「このままでは頑固者のあの女に私達は皆殺しにされるわ」
そのとき視界に異常が生じ、アリスティードの姿が煙のように掻き消えてしまう。
アリスティードを探してビルの中を戻ると、ガラス張りのフロアの窓際に裸の女性(大人アルマ)が背中を向けて立っていた。
近寄ろうとすると突然凄まじい衝撃波に弾き飛ばされる。
遠くの空に火柱が立ち上り、隊員達の混乱した無線の中、巨大なキノコ雲が視界の端に移る。
核攻撃を受けたのか? 薄れ行く意識の中、アリスティードが自分をどこかに運んでいくように部下に命令している声を聞く。
193F.E.A.R. 2: Project Origin ◆l1l6Ur354A :2009/09/24(木) 03:24:32 ID:MJaWbW/Z0
ベケットは夢を見ている。自分は何かの手術を受けているのだが、
その最中内臓をひっかき回される幻覚に苦しめられる。
「ちょっと痛いかも知れんぞ」
そう言って手術用の鋏を突き立てた医者の顔がゾンビのように変わり――
悪夢から飛び起きると病院のベッドの上だった。
部屋は荒れ放題でベケット以外の患者はいない。自分の身体を調べてみるととりあえず無事のようだ。
(ここからスローモーが使えるようになります)
ストークスからの無線が入り、グリフィンとベケット以外の安否が確認できないとのこと。
職員と思しき死体があちこち転がる酸鼻を極める光景の中、アリスティードと再会するが、
T.A.C.ラボに向かえといって一人で先に行ってしまう。
そんな中スネークフィストと名乗る人物が回線をハッキングして情報を提供してくる。
ATC私設部隊と戦いながら、大人アルマが死体安置所で何かを探しているのに遭遇したりして、
ようやくアリスティードとストークスに合流するが、
消毒の為ではない謎の装置に入るように言われ、身動きできない時に敵に襲われてしまう。
絶体絶命かと思いきや、超常現象により敵部隊は全滅、ベケットも吹き飛ばされ意識を失う。
白昼夢の中、子供アルマが木に吊るされたブランコに乗っている。
振り向いた彼女が言う、隠れる事はできないわ……
意識を取り戻すと目の前にはむさいおっさんの顔が。
会話の内容から彼がヴァネック大佐だと分る。
「お前はハービンジャー計画の一員だな」
意味深な言葉を残し、病院を爆破するように部下に告げて去っていく。
装置からようやく放り出され、ストークス達に合流するため別の道を探す。

ここで二人の隊員が命を落とした。改造手術の最中に何かあったのか、
ジャンコフスキーは暴走した機械に極太の注射器を繰り返し突き立てられ、「彼女を助けてくれ」と言って事切れた。
子供を奪われたといって泣いている女性を追っていたフォックスは、「彼女は俺のものだ」といってベケットに掴みかかって来た後、
T.A.C.ラボで戦闘員を皆殺しにしたのと同じ力に全身の肉を剥ぎ取られて死んだ。
道中破棄されていなかったデータによると自分だけでなく部隊のメンバー全員がハービンジャー計画の被験者であり、
とある目的を持ってアリスティードの元へ送られたらしいことがわかる。
機械を埋め込まれた被験者のレントゲン写真や、惨たらしい実験の末に尊厳も無くうち捨てられた死体たち。
そして襲い掛かってくるリッカーもどき。ここは病院などではなく大規模な地下研究施設だった。
一般の職員と思しき者たちも容赦なく始末され、爆破へのカウントダウンが迫る。
急いで脱出しなければならない。
スネークフィストからの新たな情報によると、死んだ仲間の言っていた彼女――大人アルマがベケットを付け狙っているらしい。
頭痛や幻覚などの症状が現れる、彼女に抵抗しろ。その言葉どおり大人アルマは飢えた獣のようにベケットに襲い掛かる。
スネークフィストは言う。アニメコンベンションで例えると、ベケットはそこに置かれた無料のピザで、彼女はそこに群がるオタクだと。
どうやらT.A.C.ラボの装置に入れられた時においしく味付けされてしまったようだ。
194F.E.A.R. 2: Project Origin ◆l1l6Ur354A :2009/09/24(木) 03:26:10 ID:MJaWbW/Z0
やがて射撃訓練場のような所に出ると、大型モニターにヴァネックとエネルギー波増幅装置に拘束されたリッカーもどきが映っている。
ヴァネックがここはテレパシーで命令を受け行動するレプリカ兵を指揮する超能力者を作り出す施設だと教えてくれる。
だが、増幅装置や投薬によって強力なテレパスを得ると、それに耐え切れず知能が低下したり発狂したりして軍事用としては使い物にならなくなってしまう。
リッカーもどきとはその被験者の成れの果てであった。
ヴァネックは部下の報告を受けてその場を立ち去った。
ヴァネックの置き土産であるリッカーもどきとそれの操るレプリカ兵と戦うベケットだが、
その数にきりが無く、頭を潰したい所だが手の届く所にはない。
万事休すと思われたが、リッカーもどきは大人アルマの力によって殺され、レプリカ兵の攻撃は終わりを迎えた。
助けてくれた訳ではなく、自分の獲物に手を出すなと言う事だろう。

コンテナを動かして地下施設から脱出すると、ストークスからの無線が入る。
ベケットの生還を喜ぶストークスとグリフィン。皆と合流するために瓦礫と化した街を駆けていく。
所々にある逃げようとする瞬間のまま炭化した人々の像が爆発の凄まじさを物語っていた。
スネークフィストの情報によるとベケットを取り逃がした大人アルマの怒りに触れて、
周囲のレプリカ兵が目を覚ましたとのこと。おまけに死者を操る敵まで出てくる始末。
忙しい所にスネークフィストから無線が入る。
アリスティードがATCの軍隊のオマケつきで自分の隠れ家に向かっている。
このままじゃ二人とも殺されるから助けてくれと。場所はウェイド小学校。
大切な情報源を失うわけにはいかない。急いで合流してヴァネック達より先に到着しなければ。
と思ってたらグリフィンが様子のおかしな女を追いかけるという。
モラレスからの連絡でスタジアムは被害が酷くて近づけないというので集合場所が変更になったり、
アーマーを倒したり、スナイパーに囲まれたストークスを助けたり、
アーマーに乗ってやりたい放題したりして、集合場所付近でグリフィンに再会したが、
案の定女は大人アルマで、抵抗もむなしくグリフィンはベケットとストークスの目の前で異次元に吸い込まれてしまう。
195F.E.A.R. 2: Project Origin ◆l1l6Ur354A :2009/09/24(木) 03:28:56 ID:MJaWbW/Z0
生き残ったメンバーは装甲車でスネークフィストのいるウェイド小学校へ。
キーガンが先に偵察に向かい、ベケットはストークスと共に破壊された小学校の内部を探索する。
キーガンはまた酷い頭痛に悩まされているようだ。
とある部屋に入った途端幻覚に襲われ、ストークスとはぐれてしまう。
その部屋の壁にクラスメートのイラストつきの名前が貼られており、
そのひとつはアルマという赤いワンピースの少女。
ストークスを探してうろうろしていると再び大人アルマの襲撃を受け、念力で宙吊りにされる。
大人アルマは媚びる様な上目遣いで見上げた後、姿を消してしまう。
その後二人と合流するが、再び大人アルマに襲われる。
キーガンは頭痛が悪化して身動きが取れなくなり、ストークスはキーガンと装甲車へ戻る事に。
(ストークスは超能力の素養がないので精神攻撃の影響が薄い)
 ATC部隊やレプリカ兵だけでなく亡霊までも退けながら奥へ進んでいく。
保健室にたどり着いてパソコンを操作するとそれは地下へと続く偽装エレベーターだった。
どうやらここも地下研究所付きのアーマカムの実験場らしい。
(ここで行われていたのはパラゴン計画。幼少の頃から優秀な超能力者を発見、スキルを開発し、
後のハービンジャー計画の被験者にする為に、
そこの子供達を三班に分け投薬や特殊な授業を受けさせていた。
子供と先生はみなあの爆発で死んだようだが、
そうでなければ証拠隠滅のために始末されることになっていた)

研究所に到着すると、丁度アリスティードと男が口論している所だった。
彼がどうやらスネークフィストのようだ。
アリスティードはスネークフィストからアルマを封じ込める何かを奪って去っていった。
除染装置の前までくると、その中にはヴァネック大佐がいた。
誘われて中に入ると部下を次々失いやけになったのか、タイマンでのつかみ合いになってしまう。
もみ合いの末にヴァネック大佐は持っていたショットガンで頭を吹っ飛ばされて
あっけない最期を遂げる。
除染装置を抜けると独房が並ぶ通路に出た。
そこに閉じ込められていたらしいリッカーもどきを撃退しながら
ようやくスネークフィストのもとにたどり着く。
長髪髭の怪しいTシャツを着た白衣の男、ハービンジャー計画の技師本名テリー・ハルフォード。
それがスネークフィストの正体だった。何となく教室にあった先生のイラストに似ているような。
彼はすでに今回の事件に関わる情報を装甲車に転送してくれていたようだ。
建物の周りにはレプリカ兵が集まっている。
ベケットのテレスティック波は大人アルマだけでなくレプリカ兵までも呼び寄せてしまうらしい。
ピザの次は磁石とか散々な言われようである。
オタクらしい無駄な知識を披露しながらハルフォードは
くすねてきたと言うアーマカムの試作品をプレゼントしてくれる。
こんな所からおさらばしようとハルフォードが言った途端、
ステルス忍者によって彼は首を切り落とされてしまう。
護衛対象が殺されてしまった以上、ここに用はない。急いで仲間の下に戻る。
196F.E.A.R. 2: Project Origin ◆l1l6Ur354A :2009/09/24(木) 03:33:01 ID:MJaWbW/Z0
装甲車に帰ってくると、ストークスがハルフォードの遺産であるデータファイルを見せてくれた。
そこではビデオメッセージでアリスティードが自分にしたことが絵つきで説明されていた。
このままではベケットは大人アルマに吸収されてしまうので、
スティル島の施設にある精神力増幅装置で彼女を倒さなければならない。
スティル島まであと15分ほどのところでレプリカ兵の妨害を受け、地下鉄に逃げ込む事に。
(モラレスがノリノリな本性を現し始める)
そこで援護射撃をしていると、キーガンが大人アルマに呼ばれたらしく単独行動にでてしまう。
その姿はやがて光の中に消える。
暫く探したが見つからないのでストークスたちの下に戻る事にする。
地下を抜けて街の中を進むと、端の見えないほどの巨大な穴が底無しの口を開けていた。
恐らくはここが爆心地なのだろう。大人アルマの影響か無数の亡霊が怨みの声を上げている。
そこに出来た亀裂からスティル島に続く地下貨物列車のプラットホームへ向かい、
上手い具合に停車していた列車を動かして先へと進む。
途中やはり敵と交戦し、列車が壊れてしまうが何とか乱暴ながらもターミナルにたどり着く。
列車から放り出されたベケットの前をキーガンが歩いていく。
その姿は過去の残像を見ているように現れては消えるのを繰り返す。
列車を乗り継ぎスティル島の実験施設へ到着。
大人アルマの熱烈な歓迎を必死に退けエレベーターで上階に出ると、そこは異世界だった。
ブランコで遊んでいた子供アルマが大人達に施設に連れ戻される過去を幻視する。
丁度近くにそれと同じ、木に吊るされた手作りのブランコがある小さな庭があった。
地面に転がる人形は、あの時子供アルマの手から落ちたときのままなだろうか。
そんな事を思っていたらストークスから施設に到着したとの連絡が入る。
だがモラレスがレプリカ兵に囲まれ大ピンチ。急いで増援に向かう。
装甲車で乗り込んできたモラレスと合流し、ストークスが流れ弾で壊れたドアをあけるまで、
モラレスが敵に愉快な罵声を浴びせ続ける中
統率を失ったらしいレプリカ兵を装甲車の砲塔で蹴散らす。
197F.E.A.R. 2: Project Origin ◆l1l6Ur354A :2009/09/24(木) 03:34:11 ID:MJaWbW/Z0
入り口をガードしてくれるというモラレスを置いて、再び地下へ。
そこでストークスが先に来て待っていた。彼女と共に古びたコンソールや機械の並ぶ内部を進み、
厳重にエアロックされた先にようやく増幅装置を発見する。
球状の物体が直径部分辺りから水平に分かれ内部が明らかになる。
そこには何本ものコードがつながれた椅子のようなものが中央に備え付けられていた。
ハービンジャー計画の研究所でリッカーもどきが拘束されていたものに似ているが、
パワーが桁違いなのだ。
電源を入れエネルギーが充填されるのを待つ間、ストークスはベケットを装置へ固定していく。
だが充填が完了する前にアリスティードに電源を落とされてしまう。
「何をするの?! 私達は彼女を止めなければいけないのよ」
「私もそのつもりよ」
「ベケットの力は増幅装置が無ければ不十分だわ。アルマに吸収されてしまう」
「そのあとにね、一緒に彼らを封じ込めるの」
「彼女を倒す事に何かまずいことでもある訳?! どうしてこんなことするの!」
「アルマ無しでは私は何の影響力も持たない、影響力のない私に未来はないわ」
自らの野心の為街一つが瓦礫の山となり、実験の犠牲となった被験者や住民の屍の山を築いてなお、
アリスティードは未だ大人アルマを操れると考え、その力で権力の座に返り咲けると信じているのだ。
これ以上狂人の相手は出来ないとストークスは銃を抜くが、アリスティードに返り討ちにあってしまう。
しかし装置に拘束されたベケットになすすべはない。
「こんなことになって本当に残念よ。心からね。私が悪いんじゃないの。
こうするしか方法がなかったのよ。運命とのデートを楽しんで、ベケット軍曹。
彼女を待たせてはだめよ」
何かの気配を感じて辺りを見回すアリスティードを邪魔だとばかりにぶっとばす大人アルマ。
装置から足場が離れていく(そこにつかまっているアリスティードが見える)。
増幅装置が閉じられ、アルマが圧し掛かってくると同時に、世界はまたあの異世界に変わっていた。
異世界に不自然に存在する装置と電源。
その上で無意味な数値の羅列がアナログな装置の上で踊っている。
電源の前に立つとミイラ化したキーガンが襲ってくる。
「何故彼女は俺を選ばない?!」
スイッチを入れるためにキーガンとの戦闘が始まる。
「何故彼女はおまえばかりかまうんだ!」
3つのスイッチをひとつ起動するたびにリセットされる世界。
「彼女は俺のものだ! お前のものにはならない!」
最後のスイッチに手をかけようとしたとき、キーガンとついにもみ合いになる。
均衡した力はやがて崩れ、ショットガンの銃口がキーガンの顔を捉えた。
「助けてくれ……」
命乞いをするキーガンの頭を吹っ飛ばし、ベケットはようやく最後のスイッチを入れる。
光が膨張し、弾け、異世界の不気味なオブジェは白い闇に解けていく。
(この間に大人アルマのヘブン状態が何度かカットインされます)
黒い闇の中に青い光がともり出す。増幅装置の内側が見える元の世界に帰ってきたのか。
安堵したのもつかの間、装置が開かれた時、そこは地獄のような世界が広がっていた。
ゆっくりと大人アルマが近づいてくるが、拘束されている状態は変わらず身動きが取れない。
彼女の腹部が丸みを帯びている。
装置の起動が上手くいかなかったのか、それとも増幅された力すら利用したのか、
彼女はベケットを吸収し自らの中に新しい命を宿したのだ。
大人アルマは逃れようともがくベケットの左手をそっとそこへ導く。
「ママ……」
お腹の子の声を聞いて、満足げに微笑む大人アルマ。そして暗転。
198F.E.A.R. 2: Project Origin ◆l1l6Ur354A :2009/09/24(木) 03:38:58 ID:MJaWbW/Z0
■個人的推測による補足

子供アルマ:
8歳の少女の姿のアルマ。無印主人公は助けるが、他の者には容赦しない。
今回は過去の幻影として見る事はあるが、向こうから積極的に関わってくる事は少ない。
T.A.C.ラボでご愁傷様と言われるくらいかな。

ベケットのされた事と大人アルマの目的:
アリスティードがベケットを大人アルマの餌にする為に、
遺伝子操作とT.A.C.ラボの装置に入れられて
アルマとのリンクを強化を追加されてしまったベケット。
その餌の意味が、

A:「子供取られちゃったんならまた作っちゃえばいいじゃない」
と超ポジティブシンキングで発情期モードになった彼女を引き寄せるための
フェロモン的な何かを撒いている。
B:「その子は私のものよ、誰にも渡さないわ」的な思考が高じて
(自分のお腹の中に)しまっちゃうお姉さんと化した彼女を引き寄せるために、
彼女の子供(プロトタイプ)に遺伝子的に擬態している。

演出的には前者っぽいが、副作用でスローモーが使えたり、死体安置所で探し物をしていたり、
子供がいないと泣いていたりするのを見ると後者のような気もするが。
嘘泣きかもしれないけど。肝心のベケットは全くひっかからないけど。

学校のアルマさん:
小学校にアルマの名前付きのイラストがあるが、
実際には成人した二人の息子がいる彼女自身のものであるとは考え辛い。
実験により超能力に目覚めた子供がいないはずのアルマを知覚して描いたものではないだろうか。
(怖い話でよくある「こちら4名さまですね」「いや3人だけど……」なパターン)

テレスティック:
一般的に言うテレパシー、千里眼、過去視、予知、遠隔操作などに加えて、霊感、霊能力的なものも含まれている。
F.E.A.R.世界で言うとアルマに関わりの深い場所や物の側に行ったり、
もしくはアルマが近くにいるとテレスティック値の高い人は頭痛や悪寒がしたり、
幻覚を見たりするが、値が低かったりなかったりするとストークスのように何も感じなかったりする。
何かと波長が合いやすい人はとり憑かれやすいとかいうように、
シンクロ値が高いとアルマに操られやすくなる。そんなイメージ。

無印主人公:
DC digital comicというトレイラーと、ベケットの冒頭の夢を合わせると
無印エンドで大人アルマにヘリを落とされた後、
子供アルマにどこかへ連れて行かれたような印象を受ける。
正直この人はもうヘリには乗らない方がいいと思う。

以上です。最後まで読んでくださった方ありがとうございました。
199ゲーム好き名無しさん:2009/09/24(木) 06:45:53 ID:05LCbeLy0
FEAR2乙
相変わらずもやっとしたEDな作品だな
3でベネットが無印主人公を連れ子にしたアルマと三人で平和に暮らしてたら笑えるが
200夜想曲2:2009/09/24(木) 17:02:02 ID:fb5YIY7x0
近いうちと言ったくせに遅くなってすみません。
続きを投稿します。
第2話と第3話の分岐シナリオをわかりやすくするために「○○編」と名づけておきます。
当然、公式名ではありません。
201夜想曲2:2009/09/24(木) 17:04:00 ID:fb5YIY7x0
 1人の男がビルの屋上から飛び降りた……。

 主人公はオールドファームという刑事ドラマにハマり、パートナーに秘密の暗号を一方的に決めて伝える。
 その時、誰かが図書館を訪ねてきた。
 呆れるパートナーを尻目に、主人公は訪ねて来た客を出迎える。
 訪ねて来たのは老女と女の子だった。
 老女の名は白川照子。日本有数の企業『白川産業』の代表取締役社長。亡き主人に代わって白川産業を切り盛りしているという。
 照子は一冊の本を取り出し、その本について語り始めた。
 専務の来栖正義が専務室で発見した本で、照子の持ち物ではないかと聞いてきたが身に覚えのない本だった。
 捨てる気にもなれず何気なく所持していると、それから死んだ主人の夢を頻繁に見るようになった。
 しかし主人のものでもないので関連が全くない。
 気になってその本を調べてみたら、『復活の書』というラテン語の本らしい。
 主人公が本を開いてみると、あるページしおりが挟んでおり、そこには詩が書かれていた。

  花の妖精大忙し
  笑って大空駆けめぐる
  笑顔で大空飛び跳ねる
  春が来たなら仕方がない
  それが花の仕事なのだから

 この詩は照子も知っていて、幼い頃母親が歌ってくれた詩だという。
 ところが、この本を発見した来栖が昨晩、会社の屋上から飛び降り自殺をした。
 来栖は会社創業時から先代社長である白川に仕えていた人物であり、戦争で片腕を失くし片足を負傷していた。
 夫の夢と来栖の死……気味が悪くなった照子は、この野々宮図書館に本を引き取ってもらいたいと頼みに来たのだ。
 その時、庭で遊ぶ連れの女の子の姿が映った。
 少女は神城翔子、照子の孫である。
 主人公は翔子に純白スミレの話を聞かせてあげると、話し掛けてきた。
 その様子を見た照子は、翔子が知らない人と話すことは珍しいと少し驚く。

 アルバイトの主人公に引取りの決定権がないので、田所が戻ってくる6日後に再訪問の約束をさせた。
 照子と翔子は帰っていき、本は主人公が一時預かる事になった。

 5日後。
 田所から連絡が入るが、出張が長引いて明日には帰って来れないと言われる。
 主人公は照子にその事を伝えようと電話するが、事務の人間が「会議中なのでこちらから連絡する」と言って切られてしまう。

 その日の仕事を終えた主人公が談話室でテレビを見ていると、ニュースで来栖の自殺についての報道があった。
 ニュースの内容によると、自殺の動機は使途不明金が暴かれるのを恐れて。
 自殺した時、来栖は『笑いの面』と呼ばれる仮面を身につけていた。仮面には対となる『泣きの面』があるが、紛失しているとの事。
 当初は事件性を疑われていたが自殺に不審な点がなく、警察は自殺として処理するのだと言う。

 その夜、エアコンが故障し寝苦しくなった主人公は1階に降りて冷蔵庫にあった水を飲みに行く。
 飲み終えた主人公が寝室に戻ろうとした時、執務室から物音が聞こえてきた。
 いつもの幽霊の仕業ではなさそうと感じた主人公は、しぶしぶ執務室を調べようとする。
 しかし執務室のドアを開けた途端、何者かに殴られてしまう。
 気を失いかけた主人公が見たのは………『泣きの面』をつけ、片腕がなく、片足を引きずるようにして歩いていく男の姿だった。
202夜想曲2:2009/09/24(木) 17:08:16 ID:fb5YIY7x0
 翌日、意識を取り戻した主人公は荒らされた執務室を調べる。
 そして、執務室にあった『復活の書』がなくなっていることに気づいた。

 仮面をつけ片腕がなく片足を引きずる……死んだ来栖と特徴が一致している。
 来栖の幽霊だとでもいうのか?
 しかし、あれは紛れもなく生きている人間だ。

 主人公は本が盗まれた事を照子に伝えるためにパートナーと共に白川産業を訪ねた。
 社長秘書室で気弱そうな秘書の安藤益男と出会う。
 安藤は元は大手園芸店に勤めており、花が大好きで自室にハーツィーズ(パンジー)を飾っていた。この会社に入社したのも社章が花(アイリス)だったからだそうだ。
 安藤がスキンクリームのようなものを塗りながら自身の経歴を説明していると社長室から言い争いの声か聞こえ、間もなく2人の男と照子が出てきた。
 2人の男は言い争い続け、照子は必死で両者をなだめている。
 照子が主人公に気付くと、話しをするために屋上に移動することにした。
 
 屋上で照子は先程の言い争いについて語り出す。
 言い争っていた2人は副社長の佐々木浩二と、翔子の父親の神城一仁。
 一仁は照子の娘である白川亜砂と結婚し翔子を産んだが、亜砂が野田という男と浮気したため別居。
 現在翔子は照子の元で預かっており、そこへ一仁が乗り込んできて翔子の引取りを要求してきた。先程の言い争いも、それに関する事だった。
 主人公は本題に入り昨日の出来事を話すと、照子は怯え出す。
 実は昨晩、安藤もエレベーターに乗って10階の役員室に来たところで仮面の男を目撃していたのだという。
 仮面の男は本当に蘇った来栖? その疑惑に照子は怯えていた。

 要件を終えて帰る途中、ロビーで一仁と受付の君島順子が言い争っているのを目撃した。
 社長に会わせろと怒鳴り込む一仁だが、順子は冷静に対応している。
 主人公とパートナーは騒ぎを素通りして帰ろうとするが、そこへ不機嫌で帰ろうとする一仁とパートナーがぶつかり、パートナーが倒れてしまう。
 主人公が文句を言おうとすると、一仁はお詫びとして喫茶店に誘った。

 喫茶店で一仁は亜砂との和解の算段ができていると言い出す。
 野田とも電話で話がついており亜砂との仲直りに協力してくれるとのこと。
 そのための亜砂を口説き落とす甘い言葉まで教えてもらったとか……。

 次の日、仕事をしている主人公の元にパートナーが訪ねて来た。
 その手には『ヒュー次』という特定のキーワードを言うと頭が光る人形を持っており、キーワードには主人公の名前を勝手に使っていた。
 そのことに少々不服な主人公を無視して、パートナーは本の整理の話題に切り替える。
 この地下書庫にある本は死に関わった本を乱雑に集めているだけなので、続きものの本でも巻が抜け落ちているのもある。
 パートナーはふと、巻が抜け落ちているある本に手を伸ばす。
 その時、電話が鳴り出した。
 電話の主は照子。
 照子は「一仁が亜砂の家で……」と言うが、取り乱しておりそれ以上は言えない様子だった。
 すぐに照子の家に向かうと言って電話を切り、図書館をパートナーに任せて照子の家に向かった。

 その途中で翔子への土産として『ヒュー次』を購入し、キーワードを決めた。
203夜想曲2(第2話):2009/09/24(木) 17:12:01 ID:fb5YIY7x0
 照子の家を訪れた主人公は翔子に『ヒュー次』をプレゼントした後、照子から話を聞く。
 そして昨夜、一仁が亜砂の家で殺害された事を聞かされた。
 通報したのは隣人の女性で、亜砂の家から悲鳴が聞こえたのを不審に思って警察に通報。
 その後、仮面の男が歩いているのを目撃したという。
 警察は別れ話のもつれではないかと亜砂を疑っている。
 照子に犯人の心当たりを聞くが、亜砂の家を知っているのは野田と会社の一握りの人間だけで、その中で思い当たる事はいないと言う。
 主人公が事件の事を考えていると、照子は突然『復活の書』の詩を口ずさみ、「『復活の書』の詩は人の復活を暗示し、来栖が復活して一仁を殺害した」と言い出した。
 度重なる事態に精神が完全に参っているようだ。 
 主人公は何者かが詩の内容に沿って犯行を行った――いわゆる見立て殺人ではないかという考えを出し、照子を落ち着かせる。
 現時点で一番怪しいのは、亜砂の浮気相手の野田。
 主人公は亜砂に事情を聞きに行こうと提案するが、照子は長い間亜砂と会っていないので今更どのような顔して会えばいいのか、としぶる。
 仕方なく主人公1人で行く事にした。

 主人公は亜砂が入院している病院へ向かっていた。
 その途中、二人の女子高生とすれ違う。
 △
 女子高生・由美と亜美の会話が聞こえてくる。
 亜美が由美にクイズを出していた。
「猟奇殺人鬼2人が裁判の時に精神鑑定を受けた。そのときの質問である。『父、母、息子の3人家族がいました。父が亡くなり、その葬式で母は父の会社の同僚に一目惚れしました。次の日、母は息子を殺害しました。それはなぜでしょう?』 猟奇殺人犯達は何と答えたか?」
 猟奇殺人犯は2人とも、同じ解答を出したという。
 ▲  
 女子高生達が通り過ぎた後、主人公は小学生の時に親友の夏木真帆をお見舞いに行ったときの事を思い出していた。
 そして自分が手ぶらであることに気付き、途中で見舞いの品を購入する。
204夜想曲2(第2話):2009/09/24(木) 17:14:38 ID:fb5YIY7x0
 主人公が亜砂の入院している立花記念病院に辿り着くと紙袋を持った安藤が現れた。
 安藤は照子から亜砂の見舞いの品を持ってきたのだが、これから創立記念パーティーの打ち合わせがあるので主人公から渡して欲しいと頼む。
 紙袋の中には高価なバッグが入っており、その中に思い出の品があるらしい。
 主人公は引き受け病室に向かった。
 見張りの警官に頭を下げて病室に入った主人公は亜砂と面会する。
 亜砂の顔を見て主人公は驚く。
 亜砂の顔は真沙子の肖像画と似ているのだ。
 主人公は亜砂に購入した見舞いの品と照子の贈り物を渡すが、贈り物の方は受け取ろうとしない。
 気まずい雰囲気の中、主人公は花瓶に飾られたパンジーの花から話題に入る。主人公が病室に入った時、亜砂はこの花をずっと見ていたようだった。
 さらに図書館で翔子と会った事を話すと、少しだけ心を開いた亜砂は事情を話してくれた。
 一仁は真面目な男で翔子にもいい父親であったが、それ故に刺激がなく面白味のない生活の繰り返しであった。
 そんな生活に飽き飽きしていた2年前に野田と出会い、どこか危険な香りがした野田に惹かれていった。
 そして事件の日……一仁は主人公と喫茶店での話の後、亜砂に会いに行った。
 亜砂は離婚の話を切り出したが、逆上した一仁は掴みかかってきた。
 その時仮面の男が現れ、一仁を狙撃し殺害。
 亜砂は気絶して、そのまま病院に運ばれたのだ。
 その仮面の男が野田ではないかと主人公は思うが、亜砂は野田ではないときっぱりと言う。
 野田は重度のアレルギーで常時薬を塗っており、薬を切らすと病院に行かないと駄目という事だ。
 マーガレットのアレルギーで、以前写真を見せてもらったらしい。
 亜砂が少し落ち着いたのを見計らって主人公は照子の事を切り出したが、亜砂は照子の事を嫌っており、怒らせる結果となってしまった。
 
 結局、それ以上話は聞けず病院を後にする。
 照子からの見舞いの品を渡せなかった主人公は、持っていても仕方ないだろうとゴミ箱に捨てる事にした。
 その時、紙袋からレシートが落ちた。
 花瓶を購入した時のレシートのようだ。
 どうやら安藤は主人公が来る前に照子の病室を訪ねていたようである。
 おそらく亜砂に追い返されたのだろう……。

 照子の家に戻り経緯を話すと、照子は亜砂の反応は予想通りだったと落胆する。
 主人公は気休めともいえる言葉で励ますと、照子は少しだけ元気を取り戻し亜砂に会いに行く決意をした。
205夜想曲2(第2話 犯人編):2009/09/24(木) 17:20:04 ID:fb5YIY7x0
 図書館に戻った主人公はパートナーと談話していた。
 7時30分になった時、電話が鳴り響く。
 電話の主は照子だった。
 照子は「亜砂が……」と言葉を繰り返すが、以前よりもさらに取り乱しておりそれ以上は言えない様子だった。
 主人公はすぐに家に向かうと言い、電話を切る。
 そこへ鬼村が訪ねて来た。
 鬼村は休暇でハワイに行ってたらしく、お土産を持って来ていた。
 主人公は鬼村が車でやって来た事を察知し、鬼村を煽ててパートナーとともに照子の家に向かう事にした。

 照子の家に向かう途中で、鬼村から亜砂が殺害されたことを聞かされる。
 死因は麻酔薬を大量に打たれてのショック死。
 全身が痙攣を起こしながら昏倒して死を迎えるので、ヘタな凶器で殺されるよりも苦しい死に方と説明される。

 照子の家に辿り着くと、照子はベッドで寝込んでおり安藤と翔子が看病していた。
 照子は度重なる事件で神経が参っており、うわごとを繰り返していた。
 安藤が事件の説明をする。
 照子が亜砂の病室を訪ねた時、病室は荒らされていた。
 亜砂は昏睡状態で、両手を祈るように胸に当てて、その手にはパンジーが握られていたのだという。
 そして看護婦が仮面の男を目撃していた。
 そこまで説明すると、安藤は突然顔を青くして部屋を出て行った。
 主人公達も照子の家を後にする。

 2日後、テレビのニュースで佐々木が一仁と亜砂の殺害容疑で逮捕された事が報じられた。
 佐々木の家近くで仮面の男が目撃されたという情報を得た警察は、佐々木の家を家宅捜査に踏み切った。
 そこで来栖の所有していた仮面とスーツ、さらに盗まれた『復活の書』も発見され、警察は佐々木を緊急逮捕したという事だ。

 次の日、鬼村が訪ねてきて警察の内部事情を話してくれる。
 見張りを配置していた病院内で殺人が起こったので、上層部は相当ピリピリしていたようだ。
 しかし、主人公は佐々木が犯人である事に納得していなかった。
206夜想曲2(第2話 犯人編):2009/09/24(木) 17:27:39 ID:fb5YIY7x0
 本当に佐々木が犯人なのか?
 疑問に思いながら仕事を続ける主人公の元に、パートナーが本を持って訪ねてきた。
 警察に押収された『復活の書』が贈られてきたので持って来たのだった。
 その『復活の書』を改めて眺めたパートナーは、この『復活の書』はこの前見た巻の抜け落ちた本じゃないのかと言い出した。
 主人公が『復活の書』に続きはないはずと否定すると、パートナーは表紙を指差す。
 金色の装飾が剥がれ落ちてほとんど見えないところにローマ字の『U』の文字が見える。
 主人公は慌てて蔵書録を見直すと、この本は花の詩を選りすぐりそれに解説を加えた本であり、全3巻の内の2巻であることが判明する。
 これは『復活の書』ではない!
 なぜこの本が『復活の書』だという事になっているのか?
 考えた主人公は一つの結論に行き着く。
 照子はこの本を『復活の書』だと誰かに思い込まされ、照子の口から死者復活を本当のように演出させたのだ。
 では誰が照子にそう思わせたのか?
 主人公はある人間の証言がおかしいことに気付く。
 その証言とは、「亜砂の死体にパンジーが握られていた」
 そう言ったのは……安藤益男!

 安藤の次の狙いが照子や翔子ではないかと思った主人公は鬼村に連絡し、パートナーに“ある物”を用意させ照子の家に急行した。

 照子の家に辿り着いた時、空は暗雲で覆われ雨が降り始めた。
 照子は寝室で眠っていた。
 主人公は、照子に犯人が安藤である事を話すが、動揺している照子には状況が理解できなかった。
 主人公と鬼村は一計を案じる。
207夜想曲2(第2話 犯人編):2009/09/24(木) 17:29:41 ID:fb5YIY7x0
 しばらくすると安藤が寝室に現れた。
 主人公は自らの推理を安藤に突き付ける。
 安藤は「亜砂の死体には一輪のパンジーが握られていた」と言った。
 しかし麻酔薬を大量に投与された人間は痙攣を起こすのでパンジーを握ったままというのは有り得ない。
 実際、後で警察から聞いた話によるとパンジーは床に落ちていた。
 つまり「パンジーが握られていた」という状況は、痙攣を起こす前に病室にいた人間のみが知りえる事実!
 真実を突き付けられた安藤は本性を表し、ボウガンを取り出す。
 そこへ翔子が現れる。
 安藤は翔子を人質にして逃亡しようとした。
 その時、近くに雷が落ち停電する。
 辺りが暗闇に包まれ状況が不利に。このままでは安藤は逃亡してしまう!
 ふと主人公は、翔子に渡した『ヒュー次』を思い出し、登録したキーワードを叫んだ。
 『ヒュー次』の明かりで状況が把握できるようになった瞬間、照子の布団が持ち上がり仮面の男が飛び出して安藤に襲い掛かる。
 安藤はボウガンを男に発射するも、矢は男の体に刺さることなく弾かれる。
 仮面の男が迫ることの恐怖に支配された安藤は罪を告白して崩れ落ちた。
 そこへ警官が現れ、安藤を連行していく。
 安藤が連行された後、男は仮面を取り外す。
 仮面の男は防弾ベストを身につけた鬼村だった。
 
 安藤の逮捕により、佐々木は釈放された。
 しかし、安藤はなぜ来栖と一仁と亜砂を殺したのか?
 結局、それは謎として残った。


第4巻 「真夏の夜の夢」  続


(余談)
・オールドファームというのは、古畑任三郎のパロディと思われます。刑事役のシルエットがもろ田村正和似で、口調まで似ていますし。
・由美と亜美は言うまでも無くあの2人がモデル。ちなみに前作にも登場しています。
・パートナーが『復活の書』を持って訪ねて来る時、第2話のプレイ回数に応じてパートナーが普段とは違う格好で登場します。
208夜想曲2(第2話 野田の正体編):2009/09/24(木) 17:37:42 ID:fb5YIY7x0
(亜砂の病室から分岐。亜砂との会話の選択肢で「野田さん〜」→「翔子ちゃん〜」、そして帰りに贈り物の選択肢で「もって帰ろう」を選ぶ)
 亜砂が少し落ち着いたのを見計らって翔子の事を切り出すと、亜砂はいずれ照子から翔子は引き取ると答える。
 しかし照子の事は完全に毛嫌いしているようだ。
 
 亜砂を怒らせる結果となりそれ以上の話は聞けなかった主人公は病院を後にする。
 照子からの見舞いの品は持ち帰ることにした。

 照子の家に戻り経緯を話すと、照子は亜砂の反応は予想通りだったと落胆する。
 主人公は気休めともいえる言葉で励ますと、照子は少しだけ元気を取り戻し亜砂に会いに行く決意をした。
 その前に、これから創立記念のパーティーの打ち合わせがあると言う。そのパーティーで翔子がプレゼンターをするとの事。
 打ち合わせの間、翔子の面倒を見てほしいと頼まれた主人公は翔子と一緒に遊ぶ事にした。
 
 翔子は庭で亜砂が植えた夾竹桃(きょうちくとう)という花を眺めていた。
 翔子は子供ながらにして亜砂の気持ちに気付いていた。表には出さないが、自分をいかに大切に思っている事を。
 主人公は亜砂に会いに行こうと提案すると、翔子は喜んで賛成する。

 病院に訪れた時には、すでに外来の受付が終わり人気がなくなっていた。
 翔子の手には夾竹桃が握られていた。
 嬉々としながら亜砂の病室の前に来たその時、亜砂の病室から仮面の男が出て来た。
 男は片足を引きずるようにして廊下の向こうへと去って行く。
 嫌な予感がした主人公が病室に駆け込むと、室内は荒らされ、亜沙の持ち物とパンジーが床に落ちている。
 そして亜砂は昏睡しており、ほとんど虫の息だった。
 腕には注射の痕があり、何かを打たれたようだ。
 その時、扉から叫び声が上がる。
 看護婦の緑川かおりがこの光景を見て、主人公がやったものと勘違いしたようだ。
 主人公は叫び声を聞いて駆けつけて来た警官達に取り押さえられてしまう。

 医者の懸命の処置も虚しく、亜砂は息を引き取った。

 駆けつけてきた刑事達に事情を話す主人公。
 その刑事は『直木さをり事件』で会った村枝警部と早坂刑事だった。
 顔見知りだった事が幸いし、誤解を解く事ができた。
 ふと自分の指を見ると、何かクリームのようなものがついていた。
 その時、照子と安藤が駆けつけて来た。
 照子は亜砂の死体を見て、泣き崩れてしまう。
209夜想曲2(第2話 野田の正体編):2009/09/24(木) 17:43:00 ID:fb5YIY7x0
 次の日、照子が気になった主人公は家に電話をかけてみる。
 電話を取ったのは安藤だった。
 安藤は照子がショックのあまり寝込んでしまい、うわ言を繰り返している事を伝える。
 警察から事情を聞いたという安藤は主人公に事件の事を説明する。
 亜砂の死因は、大量の麻酔薬を打たれてのショック死。
 両手を祈るよう胸に手を当てパンジーの花を握っていたという。
 照子がこんな状態になってしまった以上創立記念のパーティは中止にするしかなく、安藤も気を落としているようだ。
 
 (その後、佐々木の逮捕のニュースから主人公の推理まで内容は同じなので省略)
 
 これは『復活の書』ではない!
 なぜこの本が『復活の書』だという事になっているのか?
 考えた主人公は一つの結論に行き着く。
 照子はこの本を『復活の書』だと誰かに思い込まされ、照子の口から死者復活を本当のように演出させたのだ。
 では誰が照子にそう思わせたのか?
 それは……野田だ!
 亜砂は野田に気を許しているので、殺す事も容易なはず。
 そして主人公の手についていたクリームのようなもの――あれは野田のアレルギーの薬ではないだろうか?
 おそらく野田は主人公達が来る前に亜砂と会い、その時にアレルギーを起こして薬を塗ってもらったのだろう。そうして油断している時に……。
 だが、『復活の書』や『仮面』は?
 その謎が解けず、考えが行き詰まってしまう。
 この推理には無理があるのか? 野田が犯人ではないのか?
 推理を中断すると、パートナーは一度帰ると言い、傍に置いていた黄色い袋を持って帰ってもいいかと聞く。照子が亜砂に渡そうとした贈り物だ。
 別に必要なものではないので主人公は承諾する。
 パートナーが中を開けると中からレシートが床に落ち、さらにそしてもう1つ何かが入っていた。
 皮膚科の診察券だった。安藤の名前がある。
 どうやら安藤はアレルギーがあるようだ。
 アレルギー………そうだ、野田にもアレルギーがある!
 主人公は照子の家に電話すると、取ったのは翔子だった。
 主人公は駄目元で翔子に安藤のアレルギーの事を話すと、翔子は照子から安藤のアレルギーの事を聞かされていた。
 安藤のアレルギーはフランスギク。
 マーガレットとは違う事に落胆して主人公は電話を切る。
 しかしパートナーにフランスギクの事を話すと、マーガレットに似た花だと聞かされる。花屋でも時々間違うほど似ている花なのだと。
 マーガレットに似た?
 ………そういうことか!! 
 亜砂は野田が何のアレルギーかは写真を見て判断しただけで、野田の口から直接聞かされたことはない。
 亜砂はマーガレットと勘違いしていたのだ。
 これで全てが繋がった。
 野田の正体は安藤益男!
 安藤の次の狙いは照子や翔子ではないかと思った主人公は鬼村に連絡し、共に照子の家に急行する。
210夜想曲2(第2話 野田の正体編):2009/09/24(木) 17:47:58 ID:OWAPBT6m0
 照子の家に辿り着いた時、空は暗雲で覆われ雨が降り始めた。
 インターホンを鳴らしても反応がなく、主人公達は無断で家に足を踏み入れる。
 まず翔子を探すべく庭へ入ると、案の定翔子はそこにいた。
 翔子を鬼村に任せて主人公は勝手口から家の中に入り、キッチンを通って照子の寝室に向かう。
 その途中、どこからか物音が聞こえたような気がした……。(△でスペシャルエンディングに)
 寝室には照子が眠っていた。
 眠っていた照子を起こして事情を話すと、安藤は少し前に出かけていないのだと言う。
 一体どこへ行ったのだろう?
 待てよ。さっきキッチンで聞こえてきた音……
 あれが気のせいではないとすると、事情を知らない鬼村と翔子が危ない!
 照子に部屋に鍵をかけるように言い、主人公はキッチンに戻った。
 キッチンには誰もいない。
 勝手口から出ようとすると、後ろから呼び声が聞こえた。
 そこに安藤が立っていた。
 主人公は意を決して自分の推理を突き付けると、安藤は本性を表し、高笑いを上げながらボウガンを取り出して主人公に向ける。
 主人公は隙を見つけてダイニングの方へ回り込む。
 安藤は勝手口に鍵をかけ、ボウガンを主人公に向け放った……と思いきや、銃声が鳴り響き床に倒れた。
 鬼村の連絡で駆けつけてきた村枝警部が安藤の腕に拳銃を撃ったのだ。

 安藤の逮捕により、佐々木は釈放された。
 しかし、安藤はなぜ来栖と一仁と亜砂を殺したのか?
 結局、それは謎として残った。


第5巻 「二つの仮面」  続


(余談)
・野田=安藤と誰も気付いていないのは、照子は亜砂が浮気をする前から会っておらず、野田の事は一仁の口から聞いている。しかしその一仁は電話でしか話したことがないので面識がない。つまり、野田の顔を知っているのは亜砂のみ。
・『直木さをり事件』というのは、前作の第2話であった事件。村枝警部と早坂刑事が登場している。つまり今回の第2話は、前作の第2話の後ということになる。
211夜想曲2(第2話 スペシャルエンディング):2009/09/24(木) 17:52:27 ID:OWAPBT6m0
 耳を澄ませてみるが、音はそれっきり聞こえない。
 気のせいなのか?
 寝室には照子が眠っていた。
 眠っていた照子を起こして事情を話すと、安藤は少し前に出かけていないのだと言う。
 一体どこへ行ったのだろう?
 待てよ。さっきキッチンで聞こえてきた音……
 あれが気のせいではないとすると、事情を知らない鬼村と翔子が危ない!
 しかし下手に動いていいものだろうかと躊躇する。
 その時……
「カット!」
 突然、大きな声が響いた。

「ダメダメ! そんなんじゃ。ここは、主人公が鬼村と翔子の危機を察して、どうしようか葛藤するシーンなんだから。もっとこさー、こう、………あーだーこーだして最後の対決を迎えるんだ」
「でも監督、次のシーンはまだ決まってないのでは?」
「大丈夫だよ。今書いているんだから」
「今書いてるって……」
「じゃ、行くよ! 『シーン98、カット7、テイク125』 レディ! アクション!!」 


スペシャルエンディングU
212夜想曲2(第2話 その他のエンディング):2009/09/24(木) 18:05:44 ID:OWAPBT6m0
 長くなるので、<犯人編>と<野田の正体編>で見れるバッドエンドを先に投稿します。


2巻 「冤罪」  終
(<犯人編>または<野田の正体編>の図書館にて、推理を間違える)
 主人公は自分の推理をパートナーに披露するが、穴だらけの理論でパートナーにあっさりと否定されてしまう。
 もう少しで解けそうなところで考えが行き詰まる。
 その後、佐々木は容疑者から被疑者に変更され書類送検。
 警察の厳しい尋問を受けて犯行を認めた。
 事件は解決したが、主人公は納得がいかない。
 真相までもう一歩。
 だが、そのもう一歩が解けなかった……。
 

3巻 「ニックネームは二度呼ばれる!」  終
(<犯人編>の照子の家にて、ヒュー次のキーワード入力画面で間違える)
 主人公は『ヒュー次』のキーワードを叫ぶが何も起こらない。
 キーワードを間違えてしまったようだ。
 停電が収まり電気が点くと、安藤が翔子を人質にして逃げようとしているところだった。
 主人公は思わず近くにあった花瓶を安藤に投げつける。
 花瓶は安藤に命中し、翔子はその隙に逃げ出した。
 態勢を立て直した安藤はボウガンを放ち、矢は主人公に命中。
 遠ざかる意識の中で鬼村と翔子の声、そしてパトカーのサイレンの音が響いていた……。
213夜想曲2(第2話 その他のエンディング):2009/09/24(木) 18:08:28 ID:OWAPBT6m0
6巻 「無謀」  終
(<野田の正体編>の病院にて、仮面の男を目撃した時の選択肢で「捕まえてやる」→「必ず正体を暴いてやる」→「扉の音はフェイク」を選ぶ)
 主人公は反射的に仮面の男の後を追った。
 男を追って非常階段に入ると、主人公目掛けてボウガンの矢が飛んでくる。
 間一髪かわすと、男が下の階に降りて行ったところを一瞬目撃する。
 男を追い続けると、途中の階の扉が締まる音が聞こえてきた。
 主人公は、これは男のフェイントだと判断し、さらに下の階に降りる。
 1Fと2Fの中間の踊り場に差し掛かったその時、ボウガンの矢が主人公の胸に刺さった。
「バカな奴だ、でしゃばるからだ」
 意識を失う寸前に聞こえたその声は、聞き覚えのある声だった……。


8巻 「ミスジャッジ」  終
(<野田の正体編>の照子の家にて、安藤にボウガンを向けられた時の選択肢で「勝手口へと後ずさりした」を選ぶ)
 安藤に追い詰められ、主人公は勝手口へと後ずさる。
 扉の向こうから複数の足音が聞こえてきた。
 鬼村の連絡で警官隊がやって来たようだ。
 主人公は安藤に観念するように言うが、安藤は平然としている。
 安藤に追い詰められ、主人公は勝手口へと後ずさる。
 扉の向こうから複数の足音が聞こえてきた。
 鬼村の連絡で警官隊がやって来たようだ。
 主人公は安藤に観念するように言うが、安藤は平然としている。
 その時、一瞬安藤が態勢を崩し、主人公はその隙に勝手口の扉を開ける。
 だが駆けつけて来た警官が撃った銃弾が誤射となり、主人公の体を貫く。
 意識を失う寸前に鬼村の声が聞こえてきた……。


 第2話はあと2つシナリオがありますが、一旦ここまでにしておきます。
214夜想曲2:2009/09/24(木) 18:13:32 ID:OWAPBT6m0
>>213
8巻の「安藤に追い詰められ……」から「……安藤は平然としている」までの文章が二重になってしまいました。
215ゲーム好き名無しさん:2009/09/24(木) 22:35:02 ID:v1H9Brmq0
新作です。DS「アイドルマスター ディアリースターズ」の秋月 涼のストーリーを、できるだけ分岐も含めお願いします。
216ゲーム好き名無しさん:2009/09/25(金) 00:35:37 ID:P4P2fK8G0
なんで涼だけ
んじゃ便乗して
DS「アイドルマスター ディアリースターズ」の
全員のストーリーをできるだけ分岐も含めお願いします。
217ゲーム好き名無しさん:2009/09/26(土) 01:47:53 ID:DemEcFZ4O
>>216
だが断る
218ゲーム好き名無しさん:2009/09/26(土) 19:59:42 ID:tydEwjQ10
ペルソナ4を最後まで書きました
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/1222.html
予告どおりwiki直接編集しました。
219ゲーム好き名無しさん:2009/09/26(土) 22:34:42 ID:B7K2SgHR0
>>218
乙ー
世界は通称「ガッカリ大神」なんだぜ
220ゲーム好き名無しさん:2009/09/27(日) 07:21:09 ID:VXNcsHEw0
クロス探偵物語の5話までを投稿していましたが、
環境変化の問題から実機プレイでの確認ができない為続編が投稿できずに今に至ります。
気になる方がいたらニコニコ動画にプレイ動画をupしている人がいますのでそちらをどうぞ。

ちなみに6話と7話の概要は。

○6話
ある男が指輪を送って恋人にプロポーズしたいのだが、会社に置いてきてしまった。
時間内にセキュリティの強固な会社に忍び込んで指輪を取ってくるというもの。
ストーリーはほぼ存在せず、セキュリティというか仕掛けを解くのがメイン。
最後には会社の高所から指輪を投げ落とし、依頼人が受け取る。

○7話
剣が手に入れた明太子を辛いものが苦手なので冴木に渡す。
しかしそれは致死量寸前の毒入りであり、冴木は病院送りになる。
剣自らが食べないことをも予測して仕組まれた警告だった。
相手は正体不明の裏世界で暗躍する組織であることがわかる。
冴木が恐れるそいつらは剣の父親とも関わりがあったらしい。
その組織からある館に招待を受ける。
そこには剣の他に美樹夏子、マークという若者、粗雑な男、太目の男女、記者の青年、
組織の大男の犯行を目撃したという女性、今回の為に雇われたメイドがいた。
屋敷には罠が仕掛けられており、その中で過ごすことを強要される。
どう選択しても太目の男女は罠で亡くなる。
一種の色盲であると見抜いた剣が仕掛けた罠にかかり目撃者の女性が犯人であるとわかる。
屋敷を爆破するスイッチを押そうとした彼女をマークが銃型のスタンガンで気絶させて回避。
帰り際、マークが呂秋の弟子であり、師の汚名を晴らそうとしていたことがわかる。
221ゲーム好き名無しさん:2009/09/27(日) 17:56:48 ID:iBVoWNTV0
マリオ&ルイージRPG2予約します
222ゲーム好き名無しさん:2009/09/29(火) 05:20:54 ID:aLjUiBrY0
ガレリアンズ(PS)のあらすじがまとめにありますが、詳しい内容を書いて良いでしょうか?
需要あるか分かりませんが…
223ゲーム好き名無しさん:2009/09/29(火) 05:36:11 ID:ad8HfX4r0
書きたいんなら書け。書きたく無いなら書くな。それだけだよ
224ゲーム好き名無しさん:2009/09/29(火) 11:57:43 ID:KEX3ol7a0
是非書いて欲しい、アッシュはプレイしたけど無印は当時見つからなくてやってないから気になる
225222:2009/09/29(火) 19:49:30 ID:aLjUiBrY0
ありがとうございます。ちょっとまとめてきます。
226ゲーム好き名無しさん:2009/09/30(水) 07:06:15 ID:ouEDicbu0
Command & Conquer Red Alert 3 って需要ある?
ちょっと前に「とてつもない日本軍が出てくるゲーム」って
話題になったやつなんだけど。

http://www.youtube.com/watch?v=x8zYoU0QW6o

日本軍キャンペーンのあらすじだけね。
227マリオ&ルイージRPG2:2009/09/30(水) 14:10:49 ID:QcNNh6XX0
マリオ&ルイージRPG2の話を投下します。
マリオ&ルイージの続編ですが、前作をプレイしてなくても特に問題無し。


宇宙のどこかに他の星を侵略していく恐ろしい生物ゲドンコがいた。
彼らの次のターゲットは…マリオとルイージがまだ赤ん坊だった頃の時代のキノコ王国。
ベビィマリオとベビィルイージ、この頃からスーパーな力の片鱗を見せていた兄弟はキノコ城を訪れる。
そこにベビィクッパが登場。突然現れた暴虐武人なベビィクッパに勇敢にもベビィマリオが立ち向かう。
ベビィマリオに負けて悔しがるクッパ。その時突然キノコ城は謎の襲撃を受ける。

時代は変わって現代。
オヤ・マー博士の大発明により、タイムマシンが完成した!
コバルトスターという星の力を使い、過去の世界に行く事ができるらしい。
ピーチ姫はキノックス、キノッチェルというキノピオの青年と共にタイムマシンで過去に向かう。
ピーチ姫のお付きであるキノじい、心配で心配で倒れる。マリオとルイージがキノコを持ってくると復活する。
そうこうしているとボロボロになったタイムマシンが帰還。
中から現れたのはピーチではなく紫色のキノコのようなモンスター、ゲドンコ。
マリオとルイージの敵ではなく退けるが帰って来たタイムマシンの中にはピーチ姫もいない。
そしてコバルトスターも無いために過去に行くこともできない。
するとキノコ城内にワープゾーンが出現。
マリオ、行ってみることに。嫌がりつつもルイージも同行することに。

ワープゾーンを越えた先は過去の世界。
過去に着いたと同時にワープゾーンは消えてしまう。ルイージ大慌て地面を掘り出す(ワープゾーンは地面に吸い込まれるように消えて行った)がどうにもならず。
オヤ・マー博士が用意した喋るスーツケースの案内でマリオ達はひとまずメリー・クリスタケ村に行くことに。
過去の世界はゲドンコ達でいっぱいで何かあった模様。
空を飛ぶ無数のゲドンコUFO。村では逃げ惑うキノピオ達の姿。
キノピオ達は哀れ、ゲドンコに捕まって拉致されてしまう。
村長の家で煙突に詰まった村長が助けてくれと懇願してくるので助ける…と、村長がゲドンコに見つかって拉致。
マリオ達、大量のゲドンコとバトルすることに。
…が、空からのゲドンコUFOの攻撃により手も足もでず負けてしまう。マリオ兄弟の意識は遠のく。
228マリオ&ルイージRPG2:2009/09/30(水) 14:12:06 ID:QcNNh6XX0
一方。
ベビィクッパ、ベビィマリオ兄弟、キノじい、ベビィピーチを乗せて空を飛ぶ「カメジェット」。
キノコ城で襲撃にあった後、ベビィクッパは急遽救援を呼んだ。
ギリギリの所でカメジェット機に拾われて一同は助かる(ベビィマリオ達が一緒に乗ったのは成り行き)
コックピットから大砲で応戦。ゲドンコ達のUFOに反撃開始。しかしカメジェット、弾切れでついにダウン。
メリー・クリスタケ村に不時着。
その村でベビィマリオとベビィルイージは大人になったマリオ、ルイージを発見。
キノピオと違ってマリオとルイージは拉致される事はなかったらしい。
ベビィ達、キノじいからもらった「みどりコウラ」を使ってゲドンコ達を倒す。
その後、元の世界に帰る方法を探してマリオ&ルイージはクッパ城に到着する。
マリオとルイージが離れると泣き出すのでマリオとルイージは赤ん坊の頃の自分をおぶって冒険することになる。
クッパ城の中で「キラキラしたカケラ」を入手。
合流した若かりし頃のキノじいとベビィピーチと合流し、共にクッパ城内部でタームホールに飛び込む。

現代のキノコ城。
「キラキラしたカケラ」はタイムマシンの原動力であるコバルトブルーの砕けた欠片と判明。
とにかく欠片を全部集めて元のコバルトブルーに戻せば手の打ちようがあるかもしれないとのこと。
キノコ城に再び別のワープゾーンが発生したのでマリオ達、ワープゾーンへ向かう。

過去のキノープルの森。
木と一体化(?)したキノッチェル(ピーチ姫と一緒にタイムマシンに乗ったキノピオ)を発見。
捕まったキノピオ達はここで力を吸収されてしまう。
そして、キノピオ達のエネルギーはこの先にあるエネルギー工場に送られてゲドンコUFOの燃料になるらしい。
その後、キノッチェルは不気味な色のキノコ(ゲドンコ色)に姿を変えられてしまった。
救出すべく工場に侵入するマリオとルイージとベビィ達。
マリオとルイージが罠に引っかかってしまい、助けに向かうベビィ達。
立ちはだかる明らかに洗脳されたと思しきハンマーブロス兄弟と対決し勝利。
我にかえったブロス兄弟は目を覚ましてくれたお礼にとベビィ達に自分達のハンマーを渡す。
ハンマーを駆使してマリオとルイージを救出、赤ん坊の自分達に助けられ少し複雑な気分のマリオ兄弟はベビィと共に工場の最奥へ。
そこにはゲナちゃんというキノピオのエネルギーをUFOに供給する不思議な生物がいた。キノピオ達を救うためゲナちゃんを倒す。
そこで2つ目のコバルトスターのカケラを入手。ワープゾーンから元の時代へ帰還。
229マリオ&ルイージRPG2:2009/09/30(水) 14:13:56 ID:QcNNh6XX0
過去のヨースター島。
現代のキノコ城へ戻った後再びワープゾーンから過去へ向かう兄弟&ベビィ達。
やってきたのはヨッシーの住まうヨースター島。
だが村の様子がおかしい事になっていて、ヨッシーが見当たらない。
ヨッシーの家に入ってみると、女ノコノコ記者、ノコディと出会う。
ノコディはスクープを探してヨースター島に来たらしい。この島に巨大な怪獣が現れたとか。
彼女のアドバイスでヨッシー達を発見するが、それも束の間。
巨大怪獣ゲッシーによってヨッシー達は皆食べられてしまう。ゲッシーはどこかに行ってしまう。

そんなヨースター島にベビィクッパ達も来ていた。
ベビィクッパ、ヨッシーがいないのをいいことにくすねたヨッシーのクッキーを食べ放題。
そこにマリオ達が登場。ベビィクッパは今までのことをいろいろ文句言いはじめる。
その間にベビィマリオとベビィルイージがものすごい勢いでヨッシーのクッキーを食べ尽くす。
怒ったベビィクッパ、コバルトスターのカケラを奪って逃げる。追いかけるマリオ達。
その途中、4枚のヨッシーのクッキーが落ちている。
マリオとベビィマリオはサッサとクッパ達を追いかけていったが、ルイージは辺りに誰もいないのを確認してからクッキーを拾う。
3枚懐に入れて1枚食べようとしたがベビィルイージに見られてやめる。
そのクッキーをベビィルイージに1枚あげて、マリオを追う。
その後なんとかクッパを追いつめるが、ベビィクッパがゲッシーに食べられてしまう。マリオ兄弟&ベビィ達もゲッシーの腹の中へ。

腹の中でヨッシー達の協力を得て脱出を試みる。ゲッシーの腹の中ではヨッシーを不気味な卵に閉じ込める工場のような施設ができていた。
腹の中で記憶喪失となったピーチの付き人キノックスと出会い、ゲッシーについて教えてくれる。
ゲッシーの腹の中の奥にモンスターがいて、そいつがいる限りゲッシーは動く。
そして、ヨッシーが不気味な卵に閉じ込められると、孵化した時ゲッシーとなって生まれてしまうらしい。
マリオ達はモンスターの所へ行く決意をする。不安そうなキノックスに頼もしく決めポーズでアピール!
が、いざモンスター「ショッキングエッグ」を目の前にするとこっそり逃げ出そう
とするルイージ。
なんとかモンスターを倒し、不気味な卵の中に入っていたベビィクッパからコバルトスターを取り戻し、タイムホールで再び現在へ戻る。
キノックスは記憶を失ってピーチの事も忘れてしまっていたが、頭に浮かんだ景色を絵に残していた。その絵をマリオ達に渡す。
絵の内容は、ピーチがゲドンコの親玉?に向かってコバルトスターをかかげているもの。絵のところどころが汚れている。
230マリオ&ルイージRPG2:2009/09/30(水) 14:15:46 ID:QcNNh6XX0
今度やってきたのは過去のザラザラ砂漠。敵の本拠地に正面突破したがもちろん敵に見つかり脱走。
なんとか隠れてやり過ごすとノコディと再会する。
ノコディによると、ゲドンコの姫が侵略セレモニーをやるらしい。
そこにピーチ姫と思われる人物も連れてこられるとか。
マリオ達、もちろん侵入を決意。ノコディのアドバイスで秘密の入り口から侵入する。
内部で大きな会場にゲドンコの女王が笑ってる。ピーチ姫は捕まっている。
そして、ボスパックンに食べられてしまうピーチ姫。
マリオ達、覗き見していたら見つかってしまう。あちこち逃げ込んで迷う。
その後ようやく脱出口を見つけたと思ったらセレモニー会場のど真ん中に出てしまい、大慌て。ボスパックンとの戦闘になる。
3つ目のコバルトスターを入手。
その後檻に囚われのピーチを発見。その後ピーチが奥に連れて行かれてしまい、「キャアアア!」と悲鳴。
マリオ達が行ってみると、顔にゲドンコの紫のキノコが生えたピーチ姫。
別状はないが、喋れなくなってしまったらしい。ひとまずピーチを連れて現代へ。

現代でとりあえずピーチが無事で良かった、という話をしていたらクッパ登場。
クッパが姫をさらってしまう。だが、途中で橋が崩れ落ちてクッパとピーチはワープゾーンにまっさかさま。
マリオ達も彼らを追って再び過去へ。

今度は「ドッスン・ボルケーノ」という火山に到着。火山に向かうが火山が噴火。非難するマリオ達。
途中、若かりし頃のオヤマー博士の研究所へ到着。火山の溶岩が降り注ぎ、研究所が火事になる。
なんとかベビィ達が消火。その様子を見て、過去の世界のオヤマーが何か閃き、その閃きは現代のオヤマーに伝わる。
スーツケースを通して未来のオヤマーから連絡が入る。火山の噴火を鎮火させるポンプができたらしい。
ワープゾーンを経由して大量の水が噴射され火山の噴火はおさまった。これで火山の中へ入れるように。
しかし、火山の前でドッスン夫婦と出会う。火山に飛び込むのが好きな亭主は火山が噴火してないので落ち込んでしまったらしい。
ドッスンの妻、大激怒→勝負。
勝つとドッスン亭主、「おなごを泣かしちゃいけねぇ」と諭す。
マリオ達、ここにピーチ姫がいると聞いて来た旨を伝える。おなご(ピーチ)のために奮闘するマリオ達にドッスン亭主が協力してくれる。
ドッスンにより火山内部へ侵入。
火山内部ではピーチを連れたクッパが「住みやすい気に入った」とご満悦。そこにベビィクッパもやって来ていて、「住みやすい気に入った」。
ベビィクッパとクッパ、お互いが似ていると思うものの、お互いが自分であると気付かず喧嘩開始。

その後到着するマリオ。その頃にはクッパ&ベビィクッパで意気投合していて、一緒に悪を極めようとしているらしい。
戦闘後マリオ達によって倒され、同時に火山が噴火してクッパとベビィクッパの足場が突然吹き上がる(彼らの足場だけドッスンだった。ドッスンごと空中へ放り出される)
そして途中で投げ出されてしまい、ベビィクッパとクッパ離ればなれに。
「ちっこいの!大きくなるんだぞ!」「でかいの!オレはお前を越えてみせるでしゅよ〜!」
これでクッパの出番は終了。
ピーチを救出できて喜ぶのも束の間、ピーチの様子がおかしい。
マリオ達はそのままゲドンコの宇宙船「マザーシップ」に拉致されてしまう。
231マリオ&ルイージRPG2:2009/09/30(水) 14:17:38 ID:QcNNh6XX0
大勢のゲドンコに囲まれて絶体絶命のところをゲドンコに変装したノコディに助けられる。その宇宙船の中でピーチは実はゲドンコ女王が化けた偽物と判明。
ゲドンコ達に追いつめられてしまい、マリオ達は空中から落とされてしまう。
ノコディはヨースター島、キノックスの頭に落下。その衝撃でキノックス、記憶を取り戻す。

一方マリオ達はスーツケースを解してコバルトスターが強く反応している「スターの丘」へ向かう。丘の頂でコバルトスターの精が語りかけてくる。
カケラは全部で6つ。そのうち5つあればゲドンコに支配され、ピーチ姫が捕われているキノコ城の封印を解くことができる。
6つのカケラを全て集めれば、ゲドンコを封印できる、と。
そしてスターの精に導かれ、カケラのうちの1つが眠っている「スターの神殿」へ行く事に。
スターの神殿の入り口でスターの門が「ここは資格のある人しか通れない」と言う。資格があるか審査される。
マリオは正義感溢れ、弟想いで良い人。だがキノコ食べ過ぎだから注意しろとか言われる。
ルイージはなんか微妙らしく、言わない。ルイージがもっと言ってくれとねだる。
皆の前で言っていいのですかと門に言われ、こっそり耳打ちで言われる。
で、結局マリオはOK、ベビィ達は審査する必要もなくOK。だがルイージはダメと言われる。
選択肢は「帰る」「ルイージを置いて行く」「オーロラブロックを叩いてルイージに資格がある事を証明する」の三択。
迷わずオーロラブロックを探しに行くマリオ達。オーロラブロックを入手し、門の前で叩こうとするがブロックが逃げる。
そして門がルイージに辛辣な言葉を投げる。
「あなたは臆病で逃げてばかり。思い出しなさい、誰のおかげでここまでこれました?」
出された選択肢は @「マリオのおかげ」A「自分のおかげ」B「自分のおかげ」
3回答えると「答えはC、みんなのおかげ」と言われ、そんな事も分からないのかと怒られる。
ルイージが選択肢Cなんてなかったと弁明。だが門は嘘をつくなと聞く耳持たず。
人生を否定され泣き出すルイージに後ろで見ていたマリオが、選択肢Cなんて無かったと猛抗議。
ベビィ達も門をハンマーで叩きだしたり行動で抗議。
そこで門が「あなたたちは…本当に…    すばらしい!」と褒めだす。
実は今までのはマリオ達をためしていたものだと言い、謝罪する。
弟のためにブロックを探すマリオ達の器を認め、ルイージの優しさを知っていた門は自分の目の前でオーロラブロックを叩いてみせろと言う。
叩かれたオーロラブロックは、叩いた者の心によって大きさが変化するもの。
ルイージが叩いた後、ブロックは巨大化する。結果、でかくなったブロックがルイージを潰す。

なんだかんだで神殿に入るマリオ達。その奥で4つ目のコバルトスターのカケラを入手する。するとキノックスとノコディがやってくる。
5つ目のコバルトスターはキノックスが隠し持っていた。
コバルトスターを復活させようとするマリオを止めるキノックス。だがそこにモンスターが到着。モンスターを倒すものの、キノックスとノコディはゲドンコのキノコに姿を変えられて話せなくなってしまう。姿が変わる直前、キノックスは自分の描いた絵を見て欲しいと促す。
以前貰ったキノックスの絵。
ピーチ姫はゲドンコ女王にコバルトスターをかかげている。だが、汚れた部分をこすってみると絵が浮かび上がる。ゲドンコ女王もう1人いる?
5つ目のコバルトスターを入手し、タイムホールから現在のキノコ城へ。
そして、ピーチ姫救出のために過去のキノコ城へ向かう。
232マリオ&ルイージRPG2:2009/09/30(水) 14:19:04 ID:QcNNh6XX0
コバルトスターの力でキノコ城に侵入。ピーチの捕われている部屋を目指す。
途中トラブルで地下に潜り込んだりワンワンに襲われたりUFOを操作して敵のUFOを撃ち落としたりしつつ進み、捕われのピーチを発見。
ピーチはコバルトスターを復活させてはダメだと訴える。そこに、ゲドンコ達がUFOで攻撃を仕掛ける。
マリオ達も奪ったUFOで相対し、撃ち落として行く。
そしてゲドンコ姫との戦闘に。UFOの力、バリアを利用して戦う強敵に辛勝。
ホッと一息つくと、ベビィクッパが登場しコバルトスターは自分のもの!と復活させてしまう。
ゲドンコ姫、コバルトスターに向かって、あとは任せたお姉さん!と叫んで消える。
コバルトスターからゲドンコ姫の姉が登場。ベビィクッパ、ゲドンコ姫の姉により不気味なキノコに変えられてしまう。
ピーチによると、タイムマシンで過去の世界に来て襲われたピーチ姫はゲドンコ姫の姉をコバルトスターの中に封印し、バラバラにすることで姉を完全に封印する事に成功した。
だからコバルトスターを復活させたがらなかったらしい。
ゲドンコ姫の姉との最終決戦。一度倒すと巨大化して再び襲ってくる。

無事に撃破すると、ゲドンコ姫の姉はこの世界のゲドンコ達は成長し、いつかお前達を侵略すると言い残し、不気味な色のキノコとなった。
その後、ベビィマリオとベビィルイージ、ベビィクッパだったキノコで遊びだす。そこでベビィマリオが誤ってベビィルイージを攻撃してしまう。
ベビィルイージが泣き出すと、その涙に触れてベビィクッパが復活する。

そして、以前火山を消火したポンプを通して現代から過去へ多量の水が送られる。
それにより、過去の世界は全部水(ルイージの涙と同じ成分らしい)で流され、キノコと変わり果てた住人、キノックス、ノコディも元の姿に戻る。
ピーチ、ベビィ達と共に現代へ戻る。ベビィルイージ、何を思ったかゲドンコ姫の姉だったキノコを持って帰る。

現代のキノコ城ではクッパが意識を失っていた。
マリオ達、誤ってゲドンコ姫の姉だったキノコをクッパに食べさせてしまう。
復活するクッパはゲドンコ姫の姉に取り憑かれていた。マリオ達に攻撃するクッパ。
文字通り、反撃の隙を全く与えさせてくれないクッパ。取り憑かれてパワーアップしているのでダメージも効かない。
だが、取り憑いてるゲドンコ姫の姉はマリオ達がクッパの攻撃を回避する度にダメージを負っている。
そしてついに取り憑いたゲドンコ姫の姉を倒し、クッパは力尽きる。
ゲドンコの驚異が完全に去る。
233マリオ&ルイージRPG2:2009/09/30(水) 14:22:26 ID:QcNNh6XX0
マリオ、ルイージ、ベビィマリオ、ベビィルイージ。彼らにも別れの時が近付いていた。
タイムマシンを使って、若い頃のキノじぃとベビィピーチ、ベビィマリオ、ベビィルイージは帰ることになった。
マリオはベビィマリオにバイバイ、と別れを告げる。ベビィマリオはマリオにハンマーを渡して別れとした。
ルイージ、ベビィルイージにバイバイ、と何度も言うがベビィは戻ってくる。
少し考え、ルイージは以前くすねたヨッシーのクッキーを1枚取り出す
(3枚とっておいた分のうち2枚は以前泣くベビィ達にあげてしまったので、これが最後)
それを貰った後にベビィルイージ、ルイージにハンマーを渡す。バイバイ、と別れを告げる。
帰って行くベビィ達&キノじぃ。

エンディング。



3に続く伏線?なサブイベントなどもありますが、大まかなストーリーはこんなところです。
このゲームはキャラが本当によく動くので、できれば実際にプレイしてマリオ兄弟の動きや漫才を楽しんで欲しいです。
234ゲーム好き名無しさん:2009/09/30(水) 15:40:00 ID:VMbbHtLH0
完全に初見でここに辿りついたのだけれども、PSPのR-type Tacticsの需要はあるかな?
235ゲーム好き名無しさん:2009/09/30(水) 17:11:01 ID:+I9+uqeu0
>>226 >>234
>>223

個人的にはたとえ需要が無くても書けるんだったらじゃんじゃん書いてほしい
かく言う自分もリクエスト出てないけど好きなゲームを勝手に書いて投下したこともあるし
読むのが好きでROMってる人もいるし、
なんにも興味ないゲームでもいい話だったりしたらそれはそれでいいことだし
wikiに残るからこれから読む人がいるかもしれない
236ゲーム好き名無しさん:2009/09/30(水) 21:26:28 ID:5EuSEr560
>>227-233
乙です
ルイージ役回りが酷いなw
237ゲーム好き名無しさん:2009/10/01(木) 00:55:50 ID:TJLzGt1E0
>>236
ありがとう。主観入りまくりで文章も下手だけど叩き台にでもなれば…
238R-TYPE TACTICS 1/4:2009/10/01(木) 00:56:46 ID:TJLzGt1E0
R-TYPE TACTICS(PSP)はご存知シューティングで有名なR-TYPEがシミュレーションになったものである。
オーライ、訳が分からないと思うので興味がある方は公式サイトを見に行っていただきたい。
また、本作のストーリーはR-TYPE初代、U、V、凵AFINALの世界とは異なるパラレルワールドとなっていて
FINALで開発されなかった機体をちらほらと目にすることもできる。

ストーリーは地球軍とバイド勢力の戦いが主軸となる。
バイドの設定については公式やスレまとめwikiの凾フ記事などが参考になるが
「凄い勢いで増殖し、全てを取り込み、何故か地球に向かってくる謎の生命体群」
とだけ把握していれば問題ない。知性の有無は謎である。

最後に、登場するキャラクターは地球軍サイドの"ある司令官"(任意に命名可能。以後提督と呼ぶ)のみで
シミュレーションパートの前後に提督の航海日誌という形でストーリーが表される。

それでは前置きが長くなったが以後本編へ。


バイドに占領された木星基地の奪還作戦に失敗した地球軍は大幅な戦力の減少を余儀なくされた。
そのため新米の司令官である提督にも出撃命令が下ることになる。
二度の模擬演習戦を経て火星への実戦へと赴く提督。
対バイド戦を終えて一息つく間もなく提督に木星基地奪還の命令が下る。
しかしこの時点では小さな輸送艦が1機にR戦闘機が数機に補給用のPOWアーマーのみであり、
大群をもってしても成し得なかった任務への不安を提督日誌に見ることができる。

いざ目標の基地内部に侵入し、
基地に取り残された友軍を救出しながら進むと
そこにはシリーズおなじみの巨大ボス、ドプケラドプスの姿が!
なんとかドプケラドプスを撃破し基地を奪還した提督。
そこに新たな辞令が届き、提督達は絶句する。

電文:

 貴官および貴官の部隊は、
帰投せずにバイド討伐艦隊を編成し
速やかにバイド中枢を討て。

健闘を祈る。
                  統合作戦本部
239R-TYPE TACTICS 2/4:2009/10/01(木) 00:57:27 ID:TJLzGt1E0
作戦本部から巡航艦が一艘支給されるも提督隊は未だ大軍と呼べるものではない。
それでもと、まずは外宇宙に出るために冥王星基地に存在するワープ施設を目指すのであった……

途中で出会うバイドと交戦しながら冥王星基地の奪還に成功した提督達。
いよいよ太陽系を離れ、6500光年離れたバイド星系へのワープを開始する。

バイドの適応力は凄まじく、異なる次元でもその本能を失うことはない
……バイドの本能、それはただ攻撃するのみである。

ワープ空間でも連戦に告ぐ連戦。
怒涛のごとく迫ってくるバイド達。
そんな中で提督はバイドの存在について考えをめぐらせる。
「バイドは、意外なことに地球の生命体と同じ二重螺旋構造のDNAを持っているらしい。
 これは一体何を意味しているのか? 」
そして考えがまとまりはじめた頃にバイド接近の緊急連絡がくるのがお約束に。
提督の適応力も素晴らしいようで、慣れた様子で「うむっ、緊急連絡だ」と言い始める提督であった。
(余談だがこの異層空間では"電撃誘導リーダー"が手に入る。
異次元で姿を消した、電撃的な攻撃を用いる機体……分からなければまとめwikiのR-TYPE凾フ項を参照)

どこかで見たような強敵の数々を退けいよいよワープアウトの瞬間が迫る。
そこに広がるのは禍々しいバイド星系。
太陽系とはまったく異なる環境が提督の艦隊を出迎える。
植物上のバイドが発達した空間、ブラックホール、バイド溶液に満たされたみずみずしい惑星、
小惑星群、マグマの星、どこかで見たような輸送施設に腐敗した都市。
今までにない激しい戦闘を繰り広げ、いよいよバイドの星へと到達する。
辺りには撃破された先達の無数の残骸とそれを貪り食うバイド達。
それを退けいよいよバイドの星の中枢へ……
提督の日誌には「バイドを倒して、地球に還ろう。さあ、行こうか。 」と綴られている。

中枢の奥の奥には推進装置(?)に抑え付けられるようにして佇む漆黒の瞳孔。
漂う艦船の残骸。どれだけの同志がここで散っていったのか……
攻撃の正体が分からないような凶悪な敵を相手にしつつも撃破に成功。
バイドを生み出し続けた元凶を破壊することに成功したと喜ぶ提督。
さあ、後は地球に戻るだけ……
240R-TYPE TACTICS 3/4:2009/10/01(木) 00:58:22 ID:TJLzGt1E0
…か、艦が大きく揺れる。
何が起こったのか!?

倒したはずの漆黒の瞳孔が激しくうごめき今正に提督の艦隊を呑み込もうとしている!
必死に抵抗する艦だが一つ、また一つと僚機が飲み込まれていく!
そして提督の旗艦も……


ここはどこなのか。
青い色彩に満たされた美しい空間。樹木のようなものが立ち並び、光の粒が漂っている。。
木の枝の一つに支えられ、静かに白煙をあげて動かない提督艦。
そして樹木の中に静かに静かに沈んでいき……消えた。


その後の提督の様子は「記憶の残滓」から伺うことができる。
「 どれくらい眠っていたのか…?
 いつからここにいるのか?
 そして………私は誰なのか…?
 ひどく眠いが、そろそろ帰ろうじゃないか。
 我々の故郷、地球へ…。 」

いざ出撃すると自機がなんとバイド仕様。バイドシステムにリボー(雑魚敵)などバイドまみれである。
そしてそれに攻撃してくるのは……見間違えるわけもない。見慣れたR戦闘機の数々である。

そう、地球軍編に代わりここからバイド編がスタートするのである。
往路で辿った道を引き返していく提督。
バイド星系を抜け、ワープ空間を通り、見慣れた太陽系へ……
その道々で出会う地球軍。

見覚えのある場所、
見覚えのある仲間達だけど……なぜ?

提督の疑問に応えるものは無く、黙々と立ちはだかる"敵"を倒していくのみ。
木星基地を奪還し、火星軌道上の防衛衛星を破壊し、月を越え、
ついに帰ってきた。故郷である地球へ。
提督は想う。
「さあ、地球へ降りよう
 この懐かしい空気を胸いっぱいに吸おう」
241R-TYPE TACTICS 4/4:2009/10/01(木) 00:59:31 ID:TJLzGt1E0
地球に降り立った提督を迎えるのは歓迎の声ではなく
最新鋭戦闘機のR-99 "ラストダンサー"の群れや凶悪な主砲を持つニブルヘイム艦の姿。
かつてのバイド中枢相手よりも厳しいかもしれない。
その激戦の最中、提督はあるトレジャー(新しい機体の開発をすることなどができるフラグ)を手に入れる。
それは、"地球の水"。
これで何か機体を開発できるわけでもない。新しい航路が開けるわけでもない。
地球に住むものなら当たり前の何の変哲も無いただの水。
それでも提督にとっては……
そんな感慨も振り切り、地球軍を撃破する提督。
しかし、この地球上には迎え入れてくれる人も、場所もないことを知り、しばし、たたずむ。

夕暮れの街の上空をゆっくりと去っていくバイドの艦隊。
宙(そら)へと浮かんでいく提督達。
と、そのとき戦艦の背後から波動砲が貫く。
振り向くと臨戦態勢の地球軍の大群が。一艘落とすだけでも苦労したニブルヘイム艦が…数え切れない。
次々と提督の艦隊が落とされていく。残るは提督は旗艦のみ。
それは……加速して星の海へと消えた。


最後に、バイド編のパイロット名を並べて終わるとしよう。

キガ ツク トワ タシ ハバ イド ニナ ツテ イタ
ソレ デモ ワタ シワ チキ ユウ ニカ エリ タカ ツタ
ダケ ドチ キウ ノヒ トビ トハ コチ ラニ ジユ ヲム ケル
242ゲーム好き名無しさん:2009/10/01(木) 01:06:49 ID:TJLzGt1E0
一部の台詞は以下のwikiを参照にしました。
シミュ部分も割と出来がよくストーリーが切なすぎるので是非お手にとってみてください。

R-TYPE TACTICS I & II@攻略・まとめwiki
ttp://www41.atwiki.jp/r-type-tactics/
243ゲーム好き名無しさん:2009/10/01(木) 16:37:40 ID:gX8MAKQj0

R-TYPE舐めてたな
何だこの鬱展開は
244ゲーム好き名無しさん:2009/10/01(木) 22:44:10 ID:jTSRIYwZ0
おつかれ
話が気になってきたし調べたら2が今月みたいだから1買ってみるか
245ゲーム好き名無しさん:2009/10/02(金) 01:43:35 ID:7+2i6cVQ0
>>243
安心するんだ、キャラがいて難しめシューティングの大体は鬱ストーリーだw

バイド:未来の地球人が作った外宇宙敵対生命体殲滅用生体兵器、生態系もろとも消滅させる
    暴走したのでなんとか異次元に送ったが、その異次元の出口は過去の地球
246ゲーム好き名無しさん:2009/10/02(金) 03:29:48 ID:B8MjyDa2O
面倒見きれなかった犬を捨てたら自分の親に噛みついて怪我させたようなもんか
247ゲーム好き名無しさん:2009/10/02(金) 03:58:39 ID:94oNZIyg0
なんでSTGって鬱話おおいんだろうね。
主人公が捨て駒だったってのもたしかどっかでみたことあるし
248ゲーム好き名無しさん:2009/10/02(金) 04:05:03 ID:iCwAo3WnO
>>245
キャラ居ないし難易度は低かったが携帯アプリのグラディウス(インペリアルだっけ?)
自機がビッグコアの奴。新型のビッグコアを奪って地球へ逃亡するって話でクリアしたら
ビックバイパーに墜とされて燃えながらスタッフロールって流れに(´・ω・`)ショボーンとなったのを思い出した
そっかSTGってそんなの多いのか……

でも良く考えたら圧倒的劣勢をたった一機で何とかしようとしてる時点で軽く鬱展開フラグ立ってるか
249ガレリアンズ1/5:2009/10/02(金) 10:30:08 ID:mMISWj2I0
PS作品のガレリアンズ投下します。
キャッチコピーは「ボクは、初めて出会った男を破壊した」
キャラデザ・声優陣が豪華なわりにあんまり話題にならなかった気がする。でも小説・OVA化もされてます。
とりあえず世界観と人物の説明から。資料はゲーム本編と購入特典のヴィジュアルブックです。

■舞台→西暦2522年のミケランジェロシティ。
マザーコンピュータ「ドロシー」が君臨する都市。なんとなくスチームパンクを思わせる風景。
ドロシーの活動は人間のサポートというより支配に近いが、人々はそれを自覚していないという設定。

■登場人物(主人公サイド)
キャラクターデザインは田島昭宇。

リオン(声:石田彰)→主人公。14歳。名前以外の記憶が無く、失った記憶とテレパシーを送ってきた少女を探してさまよう。
記憶喪失の原因は、他の実験体の10倍ものドラッグを投与されて昏睡状態になったため、という資料を最初のステージで見られる。

リリア(声:菊池志穂)→ヒロイン。14歳。テレパシーと人の心を読む超能力を持つ。
命を狙われているのが戦う手段を持たないため、リオンにテレパシーで助けを求めてくる。この子を見つけるのが当面の目的。

■ドロシーとガレリアン→ガレリアンはドロシーがクローニング技術を利用して作り出した存在。
ドロシーを「ママ」と呼び、彼女の命令に忠実に従う。

ドロシー(声:来宮良子)→シュタイナー博士・パスカーレ博士が共同開発した超世代コンピュータ。機械でありながら自ら成長する機能を持っている。
他のコンピュータを退けてミケランジェロシティのマザーコンピュータとなった。

バードマン(声:子安武人)→ガレリアンの一人、18歳。裸オーバーオールのロン毛男。
重度のドラッグジャンキーで事あるごとに「頭が痛ぇんだよ」と口にする。瞬間移動と衝撃波の能力を持つ。

レインハート(声:鈴村健一)→15歳。小柄で小太りな少年。臆病な性格。ある理由から時計にこだわる。幻覚と発火能力を持つ。

リタ(声:今井由香)→17歳。露出の高いバーテンダーのような服を着た少女。感情の起伏が激しいが上の2人に比べるとかなりまとも。
サイコキネシスで椅子やテーブルを投げつけて攻撃してくる。

ラビット→個人名じゃなくて、ザコ敵の一種。ガレリアンズのプロトタイプらしい。ナイフで戦うタイプと超能力を使うタイプがいる。どっちもすごく気持ち悪い。

■超能力とドラッグ→超能力は一部の例外を除いて、ドラッグを注射しないと使えない。回復や能力強化ができる物(こっちはカプセルとか錠剤)もあるが、基本的に前者のこと。
アンプルも注射器も馬鹿デカイ&首筋に撃つのでとても痛々しい。超能力用ドラッグは超能力を使うか歩き回ることで中毒度が上がり、最大になるとショートしてしまう。

■スキャン→リオンの超能力の一つ。物質に干渉できる能力。サイコメトリーで攻略ヒントを得るのが基本で、たまに鍵を開けられたりもする。
リオンはドラッグなしで使えるが、それはこの能力を使うためのドラッグ「メラトロピン」をすでに大量投与されているかららしい。
大人ひどい。

■ショート→中毒度が最大のときに超能力を使うと、ショートと呼ばれる暴走状態に入る。近づくだけでザコ敵を倒せる(頭が吹っ飛ぶ)が、移動が遅くなる上にすごい勢いで体力が減る。
ドラッグで治せるが、中毒度を上げるドラッグも存在する。

長文ごめんなさいorz
次から本編。やっぱり長文注意です。
250ガレリアンズ2/5:2009/10/02(金) 10:33:27 ID:mMISWj2I0
STAGE-A ミケランジェロ記念病院

「ボクは時々、恐ろしい夢を見る…」

ミケランジェロ記念病院の一室。
映し出されているのはベッドに拘束されているリオンと、それをモニターで見ている研究員。夢の中で夫婦らしき男女、少女の顔を見る。その映像に少女の声が重なる。
(リオン…リオン…)
「君は誰だ?なぜボクを呼ぶんだ?」
(彼らが来るわ…私を探しているの)
うなされる彼の首にドラッグが打ち込まれる。痙攣を起こすが、モニターに背を向けた研究員は気づかない。
手首の拘束具のネジが緩んでいく…。

起き上がっててはみたものの、彼は記憶を失っていた。何故こんな場所にいるのか、これから何をすればいいのか、何一つ分からない。
覚えているのは自分の名前が「リオン」だということだけ。
とりあえず扉に手をかざしてみたら、鍵が開いてしまった。
「ボクに何を注射した?ボクは何故こんなことが出来るんだ?」
と隣室に居た研究員を問い詰めるが、自分は何も知らない、レム医院長の指示で「薬」を投与しただけだと言われる。奇妙な力を持たされた怒りのまま、リオンは研究員を破壊する。

この病院で実験をされていたのはリオンだけではないようだ。
実験台などをスキャンすると、頭に器具を付けられ白目を剥いている子供、手を使わずに人形を動かす子供などが見られる。

院内をさまよううちに気になる新聞記事を見つける。
2522年10月10日ごろから、ドロシーの開発者であるシュタイナー博士とその妻エルザ、息子リオンの行方が分からないというもの。
これより少し前から同じくドロシーの開発者であるカスパーレ博士と娘リリアが失踪しており、何か関連があるのではと警察は睨んでいるらしい。(ちなみにこの新聞の日付は2522年の10月20日。院内には同年の10月27日0時20分を指している時計がある)
この後リオン・シュタイナーと書かれた写真・シュタイナー夫妻の写真を発見する。リオン・シュタイナーの写真の顔は、鏡に映ったボクの顔と同じだ。ボクはシュタイナー家からここに連れて来られたのだろうか?

Gプロジェクトなる資料も発見できる。まとめるとこんな感じ。

2519年10月1日 プロジェクト開始。クローニング技術と遺伝子融合を利用し、労働力の確保と環境汚染に耐えうる遺伝子を模索するのが目的。
2519年10月15日 ラビットの生産開始。翌年5月29日より量産開始。
2520年6月29日 GALERIAN/TYPE-G001を本部へ移送。
2520年7月31日 新技術を投入した第二世代、GALERIAN-G005を生産。本部へ移送。 

Gプロジェクトの片鱗は、病院内の至る所で見ることが出来る。胎児の入ったシリンダー。液体の中に浮かぶ無数の目玉。化け物じみた生命体まで作られている。

そうこうしているうちに脱走が医院長にバレたり、例の女の子からからテレパシーが送られてきたりする。
リオンからも呼びかけてみるが、「私を助けて」と言うだけで会話にならない。
ラビットやら攻○機○隊に出てきそうなアームスーツやらを撃退しつつ院長室に到着するがレム医院長にビージェクト(ドラッグ注入用の銃型注射器)を突きつけられる。
このレム医院長がGプロジェクトの中心人物。ドロシーの崇拝し、ドロシーの望みを叶えようとする彼にとっては、リオンも他の子供たちも実験動物に過ぎない。
このクスリを撃てば確実にショートする、嫌ならもとの部屋に帰れと言われるがもちろん拒否。
超能力でビージェクトを弾き飛ばし、レム医院長も倒す。
医院長室のエレベータから脱出するが、それを監視カメラで見ている男が居た。

「ボクはミケランジェロ記念病院を脱出した。自分の名前以外、何一つ知らずに。手には家族の写真があった。
懐かしい気持ちでいっぱいになったが、次の瞬間にはまるで見知らぬ人達のようにも見えた。
ボクはなぜここに居るのだろう?頭にモヤがかかったように何も思い出せない。
ボクは一人ぼっちだった」
251ガレリアンズ3:2009/10/02(金) 10:52:12 ID:mMISWj2I0
STAGE-B 生まれた家

シュタイナー邸にやってきたリオン。家の規模は一般住宅というよりは豪邸だ。
玄関には鍵がかかっているので裏口に回ってみることにする。
裏口には車2台が停められる車庫と池がある。中には1台だけ車があり、隣のスペースから池に向かってタイヤの跡が続いている。
まるで、車で池に飛び込んだみたいだ…。
車庫にあった車から鍵を見つけ、裏口から中に入る。
ラビットの集団が家を取り囲んでいるとは気づかずに。

屋敷の中に人の気配は無く、代わりにラビットが闊歩している。
このステージのラビットは二階の床(=一階の天井)突き破って出てきたり、扉開けたら待ち伏せしていたりとビックリ演出が多い。
とくに前者は、床ブチ破ってくれたせいで通るたびに穴を飛び越えるハメになるのですごく迷惑。
リビングルームにて家族の写真を発見。シュタイナー博士と妻のエルザ。真中にボクが写っている。
やはりボクはリオン・シュタイナーなのだ!
ここでリオンは記憶の一部を取り戻す。

ソファに座るシュタイナー夫妻と、夜中なのかパジャマ姿のリオン。
「どうした、リオン。眠れないのか?」
「なんだか胸騒ぎがして…何か良くないことが起こるような気がする」
何か思い当たったように顔を伏せるエルザ。

この後もいくつか記憶を取り戻す。

キッチンの冷蔵庫に近づくと、過去の光景がフラッシュバックする。
冷蔵庫を開くと、中からエルザが倒れ出る。口には懐中時計が詰め込まれている。悲鳴を上げるリオン。
物置では父が血を吐いて倒れている。やはり腕には時計をしている。両親は殺されたのだ…。
洗面所をスキャンするとエルザが殺される瞬間の映像。小柄な少年が犯人らしい。

書斎では父とパスカーレ博士の会話を思い出す。
「パスカーレ…。最近黒いコートを来た不気味な奴らが家の周りをうろついている」
「このまま2人を一つのところに置いておくのは危険だ。私はリリアをつれてここを出て行くよ」
「長い間ありがとう」
「リリアを安全なところに隠したら、一度連絡する」
床で遊んでいる幼いリオンと、人形を抱えた少女。

リオンの部屋のベッドをスキャンすると、両親の会話が見られる。
頭に包帯を巻いた幼いリオンがベッドに寝ている。どうやら高熱を出したまま下がらないらしい。不安がるエルザを、シュタイナー博士が朝には下がるとなだめる。
他に安全な隠し場所が見つからなかったのだ、赦してくれと意識の無いリオンに語りかける。
そして成長したリオンの記憶。
ベッドで眠っていたリオンは、何かに気づいて目覚める。
黒いコートを着た男(超能力タイプのラビット)が部屋に入ってくるが、リオンの姿は消えている。(ベッドの傍にリビングに降りる梯子が隠されているので、多分ここから逃げた。その後キッチンと物置で両親の遺体を発見したと思われます)

その後、書庫の隠し部屋を発見。シュタイナー博士からリオンに宛てたメッセージが残されている。
252ガレリアンズ4:2009/10/02(金) 10:54:26 ID:mMISWj2I0
七年前、シュタイナー博士とパスカーレ博士は画期的な新世代コンピュータを完成させた。
ドロシーと名づけられたこのコンピュータは優れた判断力と自己修復機能を備え、新しい細胞回路を増設して古いシステム核を廃棄することにより成長していく。
彼女はミケランジェロシティのマザーコンピュータとなるが、やがて人間にとっては危険な考えを持つようになる。

なぜ人間という劣悪なシステムを廃棄してはならないのか?
なぜ人間同士は殺し合いをするのに、自分は人間を殺してはならないのか?

シュタイナー博士は神の存在によって、この思想を押さえ込もうとした。
人間は神に逆らうことが出来ない。誰しも神の定めた運命に従って生きている。
神とはすなわち創造主のことであり、ドロシーにとって人間こそが神なのだから、人間に逆らってはならないと教えたのだ。
ドロシーは納得したと見せかけ、密かに神の存在のシュミレートを始めた。
幾度もシュミレートした結果、彼女は「ファミリープログラム」を実行に移す。
その内容は、ミケランジェロ記念病院を利用して超能力を持った新人類「ガレリアン」、決して自分に逆らわない存在を創造すること。
レム医院長のGプロジェクトは、このガレリアンを作るためのものだった。
ドロシーは自分が神になろうとしているのだ。
いずれ人間にも危機が及ぶだろうと考えたシュタイナーとパスカーレは、ドロシーの暴走に備えて2つのプログラムを用意した。
そして何より安全な隠し場所として、ドロシーを破壊するウイルスプログラムをリリアの脳に、その起動プラグラムをリオンの脳に書き込んだ。
これが5年前の出来事だという。
『愛する息子よ。人を救ってくれ…』

子供に尻拭いさせるなよ……というプレイヤーのツッコミは置いておいて、リオンは裏口の池へ向かう。
池に超能力を使うと、車が浮かび上がってきて、運転席からパスカーレ博士の遺体を発見する。

もう一つの隠し部屋で、今度はパスカーレ博士の日記を見つける。
6月9日、リリアからある秘密を打ち明けられた。5年前のウイルスプログラムを書き込まれて以来テレパシーが使えるようになったのだという。
8月に入ってから黒いコートの男たちの監視を受けるようになり、同月末にリリアを非難させた。彼女とテレパシーで連絡を取るには、彼女が心を開く物を手に取るしかない、と書かれている。どうやら今までのテレパシーは一方通行だった模様。
そして9月、屋敷の近くで黒コートの男たちを引き連れた子供に出会ったというところで日記は途切れている。
突然、背後で笑い声が上がった。いつ入ってきたのか長髪の男が座っている。バードマンと名乗る男に、両親を殺したのはお前かと尋ねるが、違うという。
「頭が痛ぇんだ…お前も同じだろ?おとなしくリリアって娘とコンタクトを取る方法を教えろ」
それに衝撃波で答えると、「強情な奴だ」と言ってテレポートしまう。その後は庭の物置に向かうが、途中で何回かバードマンに襲われる。

物置には見覚えのある人形が置かれている。思い出した記憶の中で、幼いリリアが持っていたものだ。
人形を持って外へ出るとテレパシーが送られてくる。
(リオン、彼らが来る…私を探しているの。怖いわ)
(心配しないで。僕が行く。奴らより先にボクが行く)
人形を持っているおかげでリリアにリオンの声が届き、リリアは泣き出してしまう。
(ごめん、君のことよく思い出せないんだ。でも君はボクが守る。守らなくちゃいけないんだ)
(パパが言った通りだわ。リオンは必ず会いに来るって。それまで諦めないで、置いてきた私の人形にテレパシーを送り続けなさいって)
リリアはミケランジェロシティのバビロンホテルに居ると教えられるが、バードマンが邪魔しに来る。リオンが病院を抜け出してから今までずっと監視していたらしい。
リリアの居場所を教えろと言われ、戦うことになる。
バードマンは「自分に気をつけろ」と言って事切れる。

「いつ逢えるかも知らずに汚れた人形に向かって、来る日も来る日もボクを呼び続けていた少女が居た。
彼女の頭の中には狂ったコンピュータを破壊するウイルスプログラムがあり、ボクの頭の中にはそれを取り出すプログラムが書き込まれているという。
両親は死に、今日はじめて出会った男をボクは殺した。
僕の心は恐怖でいっぱいだ…」
253ガレリアンズ:2009/10/02(金) 10:57:26 ID:mMISWj2I0
これでちょうど半分。残りは後で投下します。
5つに分けるつもりで書いてましたが、改行・長文怒られるので無理そうです。
まとめる力が無いってキツイ。
254ゲーム好き名無しさん:2009/10/02(金) 16:06:40 ID:y0g6i6EY0
DSの無限航路を予約します。
全分岐をプレイできてませんので、自分が初回に辿ったルートで書きます。
EDはどの分岐を辿っても同じです。
255ゲーム好き名無しさん:2009/10/02(金) 23:18:32 ID:9hUNQsgkO
>>245
地球人って名言されてたっけ?
「異星人が作った兵器を手に負えなくなって捨てたんじゃ?」
みたいな考察をしてたのは覚えてるけど
256ゲーム好き名無しさん:2009/10/02(金) 23:37:15 ID:YEr9VUMw0
>>255
確かR-TYPE3でバイドについての設定が付与された時に明言されていた
257大神:2009/10/03(土) 02:12:27 ID:NNrEzqko0
大神行きます
まあ途中放棄は悪だと自分も思うし、何とか最後まで行ってみま

大渦海鳴門をくぐり、海の底へとやってきたアマテラスたち。
アマテラスの苦手な水中ではありますが、ここでは大きな気泡が身体を覆ってくれ、普通に息が出来るようです。
龍宮城の門の前までやってくると、こんな所に龍神族以外の者(しかも狼)がいることに驚いた門番が声をかけてきて、早速イッスンが
「オイラは西安京筆頭、ヒミコ姉ェの防波堤―――旅絵師イッスンさまだィ!!」
ついこの間までさんざん疑ってきたヒミコの虎の威を借る、なんとも調子のいい啖呵を切ります。
下っ端じゃ話にならない、オトヒメを出せというイッスンの無礼な態度に、しかし門番たちは
「なに?ヒミコ?あの西安京の女王、ヒミコか?……という事はあの白き獣は……」
なにやら意味深に顔を見合わせると、「玉座の間にて話を伺おう!」とあっさり門を開いてくれました。

首をかしげながらも龍宮城の中に入るアマテラスたち。
城の住人も皆いちようにオトヒメの所に向かうようにすすめ、ますます妙な感じです。
大広間の奥、石造りの玉座に腰掛けていたオトヒメはお約束に違わず美しい女性で、
問い詰めようと声を荒げかけたイッスンは、案の定出鼻をくじかれてしまいました。
なんとオトヒメはアマテラスが神様である事を先刻ご存知の様子。
そして彼女が言うにはひと月前、突然妖魔の城「鬼ヶ島」が現れ、大ピンチに陥った龍宮を救うため、
彼らの神である水龍は妖魔たちと戦い大半を蹴散らしてくれたものの、
妖魔たちの首領の持つ強大な妖力の前にねじ伏せられ、深手のあまり自我を失ってしまったというのです。

妖魔軍は去りましたが水龍は乱心したまま。
神である水龍を操るすべなどありようもなく、むしろ彼女らこそが水龍の脅威にさらされている最たる者たちだったのです。
「あの水龍には鬼ヶ島の結界を破る力があるんだろォ?その力が借りられないんじゃ敵陣に攻め入る事が出来ないぜェ!?」
愕然としてイッスンが叫びました。正にそれこそが妖魔の狙いだったとオトヒメも肩を落とします。
「……しかし」と彼女は言葉を繋ぎました。水龍の力を借りる術はまだ残っていると。
「何だってェ!?そ……そういうモンがあるなら先に言えよォ、ワカメ姉ちゃん!」
と勢い込んでイッスンが尋ねます。
ちなみになんでワカメかって言うとオトヒメの羽衣(昔話でよく見る天人的な人が纏ってるアレ)がワカメ製だから。
とにかくオトヒメが言うには他に手段がないではないのだが、それはとても危険な方法で彼女たちには成しえず、
その為にアマテラスをここに呼んだのだそう。

「分かった!水龍の首に鈴でも付けて来いって言うんだろォ?まったく無茶言いやがらァ!」
と捨て鉢ながらもしょうがないといった態でイッスンは言いましたが実際彼女がいう「方法」とはそれに輪をかけて無茶も無茶、
水龍の腹の中にある力の結晶、秘宝「龍玉」を持ち帰ってきて欲しいというものでした。
258大神:2009/10/03(土) 02:13:58 ID:NNrEzqko0
「そりゃアンタ、いくら何でもあり得ねぇ話だってェ!」
とイッスンが焦りまくって拒否しますが、もはや鬼ヶ島の結界を破るにはこれしかないとオトヒメは懇願します。
「待て待て待て待てェ!オイラ、カワイイ姉ちゃんのお願いは断らねぇ主義だけど、
このアマテラス大先生が首を縦に振らねぇんじゃ、どうにも……」
とイッスンが渋る端からアマテラスは以下略。
結局(イッスンのみ)ぶつくさいいながら水龍の腹の中に潜る事になったのでした。

「貴殿に水龍様の守りのあらん事を!」と見送る警護の人に
「その水龍が今厄介な事を仕出かしてんだろォ!?」イッスンが当りつつ、
水龍が居る龍の庭(なんと水龍は龍宮の庭を寝床としているのです)に向かいます。
女ばかりの龍宮の住人たちに、こんな時にも拘らず、イッスンが鼻の下を伸ばしたりしながら奥まった一郭にやってきますと、
地面に大穴が開いており、覗き込むとそこにはずらりと牙が並んだ龍の巨大な口が。
「あのデカい口……あんなモンの中に飛び込んで本当に帰ってこれるのかよォ?」
とついこないだ人の体内に飛び込んだばかりのイッスンがこの期に及んでしり込みしますが、
アマテラスは構わずえいやっと一跳び、二人の姿は大きな龍の喉の奥へと消えていきました。

龍の体内はジメジメとして暑苦しく、辺りには奇妙な木やきのこが生えており、あちらこちらに滝がある、まるで洞窟のような場所でした。
「胃液で溶かされた人間とか……嫌なモン、転がってねェだろうなァ?」
と怯んだ様子のイッスンを乗せて奥へ奥へ、最奥の行き止まりまでやって来ますと奇妙なものがありました。
突き立った二本の青白い肉の柱、その真ん中に大きなガラス玉が、幾つもの脈打つ肉の筋に支えられて浮いているのです。
これだけ厳重に守られているという事は、きっとこれは水龍にとって大事なもの。
つまりこれこそが龍玉に違いありません。
何とか取ろうとしてみますが、アマテラスの力では歯が立たず、
仕方なく手段を探して脇道を進んでみますとやはりこれまた行き止まり。

奥はこれまでの場所に流れていた普通の水(……といっても水龍の体内ですから
本当に普通の水かは分かりませんが)とは違い、なんだか毒々しい赤い液体をたたえた池になっていて、
天井に空いた太い管に詰まった肉塊から更にぽたぽたと赤い液が垂れ落ちてきています。
「気味が悪ィから、やたらにイジるんじゃねェ!」
というイッスンを尻目に、池に生えた台座に飛び移ったアマテラスはしれっと「水郷」の筆業を発動。
赤い水を下から上に奔らせて天井の肉塊にぶつけます。
すると肉塊が溶け出して、水が一層激しくぽたぽたと落ちだしました。
どうやら赤い液は酸のようなもので、肉の塊は蓋の役目をしているようです。
最初こそ「何やってんだィ、アマ公!」と焦ったイッスンですが、アマテラスがじゃんじゃん赤い水を肉塊にかけ続けると
終いには「あの肉の塊が溶けたら……オイラもちょっと興味出てきたぜ」なんて事を言い出し、
そのまま水をかけ続けるとついに肉の塊はぼぶよんと震えて消え、蓋がなくなった管から赤い水が大量にほとばしりました。
259大神:2009/10/03(土) 02:15:30 ID:NNrEzqko0
床は水かさを増した赤い液に浸かってしまい、煽ったくせにイッスンが
「お前、デタラメに水龍のはらわたン中を引っ掻き回してねえか!?」
とアマテラスを責めましたが、洞窟の床一面が赤い水浸し……という事は、と戻ってみますと案の定、
龍玉の台座周辺も赤い水に浸かっています。
さっそくさっきのように赤い水をばっしゃばっしゃ龍玉にかけてみますと肉の筋は次々と消え、
ついにアマテラスは秘宝「龍玉」を手にすることが出来ました。

「後はヒミコ姉ェが千里水晶で鬼ヶ島が現れる場所を暴き出せば敵の牙城はもう丸裸だィ!」
はしゃぐイッスンですが、ふと気遣わしげに空になった台座に目を向けます。
「でも、玉コロを無理やり体から引っぺがしたけど―――あれで良かったのかァ?」
ともあれ、こんなところに長居は無用と脱出しようとしたその時、周囲に妖しく輝く光の球が現れ、
アマテラスたちを取り囲むようにしてくるくると旋回し始めました。
水龍に飲み込まれた人間たちの怨念か、と一旦は思ったイッスンですがすぐに違うと気付きます。
「イ……イヤ、これは人間の魂なんかじゃねェ、この不気味な色は……キツネ火だァ!」

その叫びに応えるように、紫の光たちが一斉にこちらへ向かって突進しましたが、
アマテラスはひらりと一跳び、宙で身をひねってそれをかわしました。
敵をしとめ損ねたキツネ火がぽうんと煙を放つとその中から飛び出したのは八匹のキツネたち。妖怪「管狐」です。
アマテラスがこれを退けると敗れたキツネたちは再びキツネ火に変わり、それが回転しながらアマテラスの頭上で一つになると、
九つの竹筒が組み合わさった不思議な道具になりました。

これこそ妖器「キツネ管」。
これを捜し求めていたツヅラオは、確か「妖魔を退治するための絶世の宝物」と言っていた筈です。
しかし、実際その中から現れたのは、退治されるべき妖魔……一体どういう事なのでしょう。
考え込むイッスン、と不意に辺りを激しい地鳴りが襲います。
何事かと見回していると天井から赤い液体がばしゃ、ばしゃと次々落ちてきました。やはり無理やり玉を剥がしたのがよくなかったようです。
慌てて避けて、まるで○ェラーリの跳ね馬エンブレムのように後足で立ち上がったアマテラス。
「このままじゃ胃酸で溶かされちまわァ!とにかく出口まで突っ走れェ!」
と叫ぶイッスンに否も応もなく、落ちる胃酸をよけつつ遮二無二ダッシュをしまくって、やってきた道を逆戻り。
なんとか脱出して水の中を見下ろすと「す……水龍が……死んじまったァ……?」
細長いシルエットを持つ巨躯がゆっくりと沈んでいくのが眼に入りました。
260大神:2009/10/03(土) 02:19:46 ID:NNrEzqko0
「これじゃ竜玉が手に入ったって、操る竜がもういねぇじゃねェか。
てことは……ヒミコ姉が鬼ヶ島の現れる場所を暴いたとしても、島の結界を破る方法がなくなっちまったって事じゃ……」
呆然とイッスンが呟いていると、眼下でちかりと瞬くものがあります。
「な……何か来るぞォ」
叫ぶ間にも光は近づき、気がつくと辺りが金色の光に包まれた、筆神の現れた時に変わる神様ゾーンになっていました。
いつの間にか辺りを充たしていた水がなくなり、あわあわと落下するアマテラス。
着地して、さっきまで相対していた光の主を見上げると、
「慈母アマテラス大神……初めてお目にかかる。
今となってはゆっくり語る時間もないが……貴殿には礼だけは言わねばなるまい」
皇帝のような豪華な衣装に恰幅のいい体を包み、長い髭を垂らした男性がこちらを見下ろしています。

「礼……?あ、あんた、誰だィ?」」とイッスンが尋ねると、男は龍神族の族長、龍王ワダツミと名乗りました。
つまりはこの男こそ海神水龍、その化身ということです。
男は更に語ります。妖魔の侵攻のこと、妖魔王と戦ったが、その妖器を奪い、体内に封じるのが精一杯だったこと、
そのせいで自我を失い、暴龍と化してしまったこと。
「そりゃもしかしてこの……」とイッスンがキツネ管を取り出すとワダツミは頷きました。
「それがなければ妖魔王は己の妖力を振るう事ができない。
今頃彼奴らは、それを取り戻そうと血眼になって探している事だろう」
そして、アマテラスにならばこれを安心して預けられると。
それから彼が彼の妻オトヒメにアマテラスが手に入れた「龍玉」を(なんとこれは龍の心臓なのらしい。オトヒメさま……(ノД`))
渡して欲しいと頼むと辺りの景色が再び海中に戻り、ワダツミは「おお……我が命、もはやこれまでのようだ」と呟きました。

乱心していたとは言え余りに多くの人を殺めてしまった彼は、
せめてその者たちの魂の安楽を、両島原の民が愛したこの紺碧の海の底で永遠に祈るといいます。
「……さらばだアマテラス大神。貴殿の武運を……祈っているぞ……」
その言葉を最後に彼の姿は見る見る内に海底へと吸い込まれ、暗闇の中に消えました。

アマテラスが彼の残した龍玉を見上げると、輝きを増したその光が二人を包み、龍の庭へと運びます。
戻ってきたアマテラスが辺りを見回していると、その背後に駆け寄る人影があります。
振り返るとそこには見事な乳が!……じゃなくてツヅラオが。
「おお、アマテラス殿!よくぞご無事で……」
乳にしか焦点があってなかったカメラの目線が、しなを作るように腰を曲げたツヅラオの顔にようやく合い、
けれどもアマテラスは前みたいにそれに見とれる事もなく首をかしげ、
おかげで前と同じく悩殺されたイッスンが地面に落ちて「ボ……ボイン……」と呻きました。
261大神:2009/10/03(土) 02:21:23 ID:NNrEzqko0
浜辺から水龍が苦しむのが見えたので、というツヅラオに、イッスンが得意げに武勇伝を語ろうとしましたが、
勢い込んだ様子のツヅラオはそれを途中で遮って水龍がどうなったのか尋ねます。
腰を折られて不満げながらもイッスンが事の顛末を語ると共に、水龍を狂わせていた原因のキツネ管を取り出すと
「そ……それが、キツネ管……」と身を乗り出すツヅラオ。

ツヅラオはこれをヒミコが他国から取り寄せたといい、だからわざわざ沈んだ宝物船にまで行ったのに、
水龍はこれを妖魔の頭領から奪って飲み込んだと言います。
今更ながらの矛盾に気付き……と言うか無駄足を踏まされた事に気付いたイッスンがカンカンになりますが、
ツヅラオはその抗議にも上の空で適当に誤魔化し、事は一刻を争うと妙に焦った様子でキツネ管をよこすよう迫ってきます。

これは妖怪共が血眼になって探しているものだから、ヘタに持っているのは危ないと
イッスンがキツネ管を引っ込めかけたその時、なぜかアマテラスがそれを鼻先でちょいと投げ上げ、ツヅラオに渡してしまいました。
これにはイッスンとツヅラオ双方が面食らいますが、
すぐにツヅラオは「何とも怪しく艶かしい輝きを放っておる」と、手の中の妖器に夢中になります。
「とにかくこれさえあれば、我が法力を極限まで高め―――妖魔どもを片端から退治る事が出来るわ!」
……アマテラスがあんなに苦労した龍宮来訪をアッサリこなしてしまうような法力なら、もう現時点で片端から退治れるような気もしますが。
とまれそう勢い込んだ後にツヅラオはハッと我に返った様子で
「いや……この力でヒミコ様をお守りする事こそ我が本分。
アマテラス殿、ご心配召されるな。このツヅラオ、今より都に馳せ参じ―――命に懸けて己の役目を果たすものなり!」
ぽいん☆とおっぱいを揺らしながら片手を上げて宣言したのちに、とうっと宙へ飛び上がり、そのまま門をくぐって駆け去ってしまいました。

その後姿に「命を懸けてって……だから死んじまったらダメなんだってェ!」と呆れるイッスン。
さて置き、水龍の力はもう借りられないかもしれないけれど、それでもオトヒメたちにとって宝物である龍玉を
彼女らに返してあげるべく、アマテラスたちは玉座の間へと向かうのでした。
262ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 02:31:09 ID:NNrEzqko0
ここまでで
263ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 09:00:39 ID:4RJJ5BRsO


>>256
なるほど3か。
タクティクスしか覚えてないから知らんかったわ。THX
264王子さまLv1:2009/10/03(土) 21:40:09 ID:dEX7UtEK0
落ち着いているようなので投下いきます。
まずは一作目の『王子さまLv1』から。
プレイしながら書いているわけではないので
細部が間違っているかもしれませんがご容赦を。

とある世界、とある時代のとある大陸、
というかアリスソフトのランスシリーズによく似た世界。
その世界には『リーザス』『ヘルマン』『ゼス』『JAPAN』『魔物たちの地域』
などの国の他に、『自由都市地帯』という小さな国の集合体もあった。
今回の物語は自由都市地帯の中の一つの国『ルーキウス王国』が舞台である。

昔々、後に自由都市地帯となる地域でウルネリスという八翼の堕天使が暴れまわっていた。
そのウルネリスに多くの者が挑みそして敗れ去っていったが、
とある冒険者パーティーがウルネリスに挑み、ウルネリスを倒すことに成功した。
その後冒険者のリーダー、幻獣使いのルーシャス=ルーキウスは
みんなに勧められルーキウス王国を建国し皆に慕われる良き王様になったとさ。

そして600年後。
ルーキウス王国は、のほほんとした平和な王国として無事に王国歴600年を迎えていた。
王様が自ら幻獣を使って畑の刈りいれをして、その様子が一般公開される程に平和な国である。

そのルーキウス王国の第二王子カナン=ルーキウスは
ご先祖様にあたるルーシャスに憧れを抱いており、
ルーシャスと同様に冒険をしてみたいという危なっかしい望みを抱いていた。
そしてそんなカナンの望みを、王国騎士団近衛隊副隊長にして彼の従者でもある
セレスト=アーヴィングは心配していた。

そんなある日冒険者ギルド員を名乗る黒いスーツ姿の男レイブン=ロストハートが国王に謁見し
このルーキウス王国に新しく冒険者ギルドを設立したいと申し出た。
このルーキウス王国にはいくつかのダンジョンがあるが
それらは全て危険だからと閉じられていて、今まで人が入った事が無く中は手つかずなのだ。
そこで冒険者ギルドを作って冒険者に中を探索してもらって財宝を持ち帰ってきてもらえば
町は潤うのではないか?という事だ。
もちろんカナンは、これで冒険ができると大喜び。逆にセレストは危機を感じていた。
265王子さまLv1:2009/10/03(土) 21:40:53 ID:dEX7UtEK0
数週間後冒険者ギルドは無事に開設され、これで冒険者になれるぞと大喜びのカナン。
だが部屋の窓から外に出ようとすると先読みしていたセレストに捕まってしまう。
「おやめくださいカナン様!
第一カナン様が行っても冒険者登録などできるわけ無いでしょう!」
「出来るわけないのか。じゃあ試しに行ってみよう。
出来るわけ無いなら行ってみても構わないじゃないか。
本当に冒険者登録が出来なかったら僕も諦める」
「しまった…」
そんなこんなで冒険者ギルドへ行き登録することにしたカナン。
登録の際に戦闘能力を聞かれ、レベルは1で、炎の矢(メラのようなもの)なら使える、
きゃんきゃん(最弱の男の子モンスター)なら倒せるぞと答え、
これならさすがに断られるだろうと安堵しかけたセレストだったが、
レイブンは冒険者登録してしまうのだった。

だがまだ仮登録であり本登録のためには依頼を一つこなしてもらうと言われ
できるだけ難しいのをお願いしますと懇願するセレストだったが、
クエスト内容は『3日以内に新聞屋に、冒険者ギルドに朝刊を定期配達してくれるよう頼む』
という子供のお使いレベル。
それすらも大きな犬が寝ていて道をふさがれ一日ではクリアできないという体たらくだが、
二日目にちゃんと新聞屋へ着き依頼をこなす事とに成功した二人だった。
その後冒険者ギルドで、新聞屋で見かけたレイブンの秘書のユーリを紹介された後
カナンは冒険者として本登録された。
心配になったセレストは自分も登録し、二人でパーティーを組むことになる。
城へ帰る途中、カナンは魔法の足輪をやろうと言ってセレストに足輪を装備させる。
するとセレストは力が急速に抜けていくのを感じた。
これは装備した者をレベルを1までダウンさせるという呪いの足輪なのだ!
カナンは、セレストに強い存在として守ってもらうのではなく、
対等の存在として互いに助け合って冒険をしたかったのだ。
セレストはカナンと同じくレベル1の新米として冒険に臨むはめになった。

こうしてカナンとセレストの日帰り冒険者生活は始まった。
ギルドからの依頼ごとの日数に気をつけつつ、
城の者に悟られないように毎日数時間だけ冒険するのだ。

翌日冒険者ギルドから、年代物の壺を陶器職人がアイデアを得るために欲しているので
ダンジョンから取ってきて欲しいという初めての冒険者らしい依頼を受け、
張り切ってダンジョンへ入るカナンと仕方なくお供するセレストだった。
何の変哲も無い第一ダンジョンに入り、
いわゆる普通の敵の『普通モンスター』、
ハニワのような形をしている特殊な種族『ハニー』、
そして人間の男と同じような姿をした『男の子モンスター』、
それらと戦いながら壺を探して先へ進み、
壺を手に入れギルドへ持って帰ると依頼の報酬を渡されると同時に、
初代国王ルーシャスの残した遺産の捜索を依頼される。
今後巡って行くいくつかのダンジョンに居る封印の幻獣達を渡された入れ物に封印し、
遺産への道を開いて欲しいと言うのだ。
266王子さまLv1:2009/10/03(土) 21:41:39 ID:dEX7UtEK0
翌日ダンジョンの奥へ進むと、なぜかチーズケーキが落ちていた。
拾い食いするつもりでは無いが不思議に思い近づくと二人はロープの罠にかかってしまう。
そして罠を仕掛けた男の子モンスターハンターの男、白鳳が現れ
「男の子モンスターの幸福きゃんきゃんを捕まえるための罠が台無しになってしまった。
こうなったらかわりに捕まえてもらいましょう。そうしないと先へ進ませませんよ」
と、難癖をつけてくる。そのついでにガチホモの白鳳はセレストが気に入ったようだ。
ちなみに白鳳は、この世の全ての男の子モンスターを捕まえる事を目標としているらしい。
白鳳は明らかに高レベルの男の子モンスターを連れていて勝ち目がないので仕方なく、
一旦城に戻ってカナンの姉リナリアからお手製チーズケーキを貰い罠を仕掛けると、
幸福きゃんきゃんは見事にかかった。
だが白鳳の目論見が成功するのが悔しいカナンは、
幸福きゃんきゃんを捕まえようと近づいてきた白鳳を落とし穴に落とし、
幸福きゃんきゃんを逃がしてやった上に落ちた白鳳を踏みつけて先へ進むのであった。
その後ダンジョン最奥で封印の幻獣を倒して封印する事に成功し、
このダンジョンは無事クリアとなった。

第二のダンジョンも、普通の地下ダンジョンだった。
先へ進むと何故かボロボロの家屋があったので不思議に思って近づくと、
家から出てきたハニーの子供が緑色のピコハンで殴りかかってきた。だが当然痛くない。
「出ていけ、人間!」と人間への嫌悪感を露わにしてるが
家に近寄らなければ問題無いので放置して先へ進む二人。
最下層へたどり着くと、『すもう』と呼ばれる力士のような存在が道を塞いでいた。
すもうは、力技では絶対に動かすことはできず
マワシと同じ色のピコハンで叩く事が唯一の排除方法なのだ。
最初は落ちていた赤や青のピコハンで赤や青のマワシのすもうを順調に排除していったが、
封印の幻獣の手前に緑色のマワシをしたすもうがいた。
緑のピコハンは見つからないのであの子供ハニーに頼んでみようとボロ家へ行ったが
子供ハニーは聞く耳を持たない。
そんな子供ハニーに頼みこんでると、家から母ハニーが出てきた。
話を聞くと、人間に母ハニーが足を傷つけられ陶器性の体の足が欠けてしまい、
自由に歩けなくなってしまったのが子供ハニーが人間を憎む理由と分かった。
ならば母親の足を治してあげるから、
そうしたら緑のピコハンを譲ってくれとカナンが頼み、子供ハニーも了承した。
267王子さまLv1:2009/10/03(土) 21:42:21 ID:dEX7UtEK0
第三のダンジョンは、川と滝。いわゆる屋外フィールド。
ダンジョン突入前にギルドへ行くと、白鳳に『伝説の滝』まで一緒に行くよう依頼される。
セレストは嫌がったがギルドの正式依頼となっては断れず一緒に行くことに。
しかし途中で川をボートでのぼって行く必要があるのに、
川沿いの貸しボート屋を営むハニーに滝をのぼるためにボートを貸してもらおうとすると
盗賊団にボート『沈没丸』を盗まれてしまったと聞かされる。
今回の盗賊団のアジトはボートが無ければ行けないというパラドックスに陥いりかけたが、
ならば城の倉庫にある子供の頃カナンが使っていたゴムボートを使う事を思いつき
城に帰って倉庫へ入ると、ちょうど盗賊団が漁っている最中だった。
逃げられた上にゴムボートも盗まれてしまったが、
幸い逃げた先が歩いて行ける範囲だったので追いかけてゴムボートを取り返す。

その後ダンジョンの探索の途中で疲れてきたということで
カナンとセレストと白鳳は三人でティータイムを取ることにして、
レジャーシートを河原の近くの草むらに敷いて
その上で白鳳手作りお弁当を食べたり紅茶を飲んだりした。

その後沈没丸も取り返した一行は伝説の滝にたどり着いた。
ここで白鳳はここまできた理由を明かす。
それはこの滝の、滝にに落ちてから最初に見た人間を性別問わず愛するという不思議な力で
セレストを愛人にすることだった。
戦闘能力的に考えて勝ち目がないので逃げ回っていたカナンとセレストは、
よりによってその滝へ落ちて互いに見つめあってしまった。
互いに人生を諦めた二人だったが、そこへ盗賊団の子分が聞いて平気で滝の所まで来て、
お前ら何をやってるんだと聞いてくる。
子分の話を聞くと、盗賊団は最近この滝で洗濯をしているらしい。
そして滝に入ったところで何も起きないということだ。
つまり伝説はあくまで伝説。白鳳はガッカリしたが、
依頼達成は依頼達成なので報酬はしっかり払ったようだ。
その後滝の裏の洞窟に潜む封印の幻獣を封印し、このダンジョンもクリア。

ちなみに第三ダンジョンの探索の途中、盗賊団が倉庫から盗み出した
カナンの父のリプトン王が20代の頃の写真を発見する。
その写真の父は、カナンの兄リグナムそっくり。
ちなみに現在リプトン王は老化のせいで背がものすごく縮んでいる。
兄の眉間にいつも皺がよっている理由が分かった気がする、と呟くカナンだった。
268ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 21:43:02 ID:dEX7UtEK0
第四のダンジョンについてギルドに聞いてみると、
その第四ダンジョンに住む『泉の精霊』の部下である妖精が書いた、
泉の精霊と泉自体を救って欲しいという内容が書かれた手紙を渡された。
泉の精霊!美しい女性の姿の精霊が助けを求めている!これは冒険者冥利につきる!
とwktkしながらダンジョンへ急ぐカナンと心配しながら後に続くセレストだった。

が、着いた場所は温泉旅館『ドラグ温泉』。…確かに泉の一種ではあるが。
しかも精霊は、カナンいわく「病み上がりの文学中年」な外見の中年男だった。
その名も桜涯(おうがい)。ちなみに手紙を書いた牛乳瓶型の妖精はビバノノという。
おもいっきり落ち込んだカナンだったが、
冒険者ギルドに助けを求めているのは事実だから話を聞くことにした。
オクトマンという、いわゆるタコ人間が地下の温泉から侵攻して桜涯をお札で封印した上に
温泉の出具合のコントロールに必要な『わくわくの玉』を取られてしまったので、
オクトマンたちを倒してお札の封印を解いてわくわくの玉を取り返し、
温泉の危機を救ってくれというのだ。
とりあえず冒険を開始する二人だったが、
ここは温泉なので普通の冒険者装備の金属装備は湿気で錆びるし何より情緒が無い、
ということで防具が強制的にドラグ温泉の浴衣へ変更されてしまう。
ちなみに武器はカナンが石鹸入りネットでセレストはへちま。
しかもこのへちま、専用スキル『へちま剣士』をセットすることで強化できる。

とりあえずオクトマンの侵攻拠点である地下最下層の深い温泉へ行き深度を確かめると、
とんでもなく深いのでこちらからオクトマンを攻めるのは不可能だと分かる。
それを桜涯に説明すると、温泉の温度をコントロールする『湯加減の玉』を
使ってみてはどうかとアドバイスを受ける。
しかしこの湯加減の玉はドラグ温泉に厳重に保管されていて、
それを取るためには、温泉旅館ならではの要素を堪能することで手に入るペナントを
5つ手に入れる必要がある。

マッサージのペナントは、温泉旅館によくあるマッサージ機を使うことで手に入る。
マッサージ機の近くにジュースの入った冷蔵庫があるのを見て
「なあセレスト、いろんなジュースがあるな」
「ほんとですね、パャリースのオレンジジュースもあります」
「パヤリース?」
「パャリースです。ャを小文字で言うのがポイントですね」
なんてやり取りをしつつ、マッサージ機を使ってペナントを手に入れた。

なつゲーのペナントは、
温泉のゲームコーナーによくある数世代前のゲームをクリアすることで手に入る。
「うわっ、これ私が生まれた頃のゲームです、かなり年季入ってますよ。
画面もかなりガタがきてますし!」
写真すら気軽に撮ることはできず服装をしっかりして写真屋で撮ってもらうという
文明レベルなのに、なんでゲームが20年以上前からあるのかとか言ってはいけない。
そういう世界なのだ。
ともかく、正解の道をカンで選んで進んでゴールへ着くという単純なゲームをクリアし
なつゲーのペナントを手に入れた。
269ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 21:44:05 ID:dEX7UtEK0
グルメのペナントは、ドラグ温泉名物のドラグ(カニのようなモンスター)を、
自らの手で倒して、まるまる一匹食べることで手に入る。
かなり大きなモンスターなので倒すのより食べる事に苦戦したが、
なんとか食べきってグルメのペナントを手に入れた。

入浴のペナントは、ドラグ温泉の地下に点在する温泉に全て入ることで手に入る。
かなり熱くて入れなさそうな温泉もあったが、
『江戸っ子』スキルを装備して根性で入り、ペナントを手に入れた。

卓球のペナントは、
温泉の湯あがり後のスポーツとして定番の卓球の大会に優勝することで手に入る。
湯加減の玉をお宝として狙っている盗賊団の親分ナタブームや
激レアモンスターの温泉きゃんきゃんを捕まえるために来た白鳳も大会に参加するが、
激戦をなんとか制しペナントを手に入れた。

こうして5つのペナントを集め湯加減の玉を手に入れた一行は、
最下層の深い温泉に湯加減の玉を投げいれ限界まで熱くすることで
侵攻不可能にする作戦に出た。
すると潜んでいたオクトマン達が熱さに耐え切れず出てきた。
彼らを倒すことでわくわくの玉を取り返し、桜涯の封印も解け、ドラグ温泉は救われた。
そしていつも通り封印の幻獣を封印し、温泉ダンジョンクリアとなった。

その後、白鳳が温泉きゃんきゃんを狙っていることを知ったカナンは、
普段からちょっかいをかけられてる事の報復として
父である王様に激レアな温泉きゃんきゃんの存在を知らせ、
天然記念物として保護し、
密猟したら5年の懲役とすることで白鳳が捕まえられなくしてしまった。
…この行動が後で大きな騒動を引き起こすとも知らずに。
270ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 21:44:48 ID:dEX7UtEK0
第五のダンジョンは氷のダンジョン。
1階では、道具屋を経営している侍の雨雷剣豪(さめらいけんごう)が
侍っぽい姿の普通モンスターのサメラ〜イと一騎打ちをしていた。
このサメラ〜イは突然変異種の強い個体で、持っている魔剣オサフネと本人の技で
氷の柱を一刀両断してしまうくらいの強敵だった。
手出し無用だと雨雷が言っているので無事を祈りつつ先へ進む事に。
下の階へ進むとヤクザのような姿をしたハニーの一種『凶悪ハニーが』
「ぶ、ぶ、武器をよこせ!」とオドオドしながら武器を脅し取ろうとしてくる。
暴力団のハニー組の組員は氷を吐く普通モンスターとの抗争に備えて
武器を集めるよう組長に命令されているらしい。
だが、戦おうとすると怖がって逃げてしまった。
カナンはその凶悪ハニーが首にかけていたお守りが、
第二のダンジョンの子供ハニーのお守りと同じものだと気づく。
子供ハニーが以前父と兄が行方不明になったと言ったのを思い出し、
その兄ハニーがあの凶悪ハニーではないかと考える。
さらに下へ行くと、既に絶滅したモンスター『アンモス』が
生前の姿そのままで氷漬けになっているのを発見する。

大昔の動物の姿に感動した後でカナンが城に帰ると、城内は大騒ぎになっていた。
なんとカナンの兄のリグナムが、
帰郷中の母から送られた野菜の中に偶然紛れ込んでいた珍しい虫に刺され、
『一生高熱と咳と鼻づまりが治らない病』にかかってしまったのだ。
一生そのままな代わりに死の危険は無いが、このままでは一生ベッドの上。
しかも治療法は、既に絶滅したモンスターのアンモスの肉を食べる事だけだ。
リグナムの所へお見舞いに行ったカナンは
冒険者ギルドへアンモスの肉を探すことを依頼してはどうだと提案する。
冒険者ギルドを通して自分の行動と分からないようにして、
兄のためにあのアンモスの肉を取って来るつもりなのだ。リグナムは承諾した。

突然変異サメラ〜イの剣なら氷漬けのアンモスの肉を取り出せる、
そう考え雨雷とサメラ〜イが戦っていた場所へ行くと二人とも倒れていた。
といっても死んではいない。サメラ〜イが斬った氷の柱が倒れ双方を直撃したのだ。
先に意識を取り戻した雨雷は、このサメラ〜イは殺すには惜しい、
話も通じるようだし一緒に暮らして剣の技を磨きあいたいと言い介抱することにした。
その時、兄ハニーがサメラ〜イの落とした魔剣オサフネを
武器を集めるという組長の命令のために拾ってしまう。
そしてサメラ〜イ以外が持つと呪われる魔剣オサフネの魔力に囚われた兄ハニーは、
「畜生、畜生、組の奴ら、俺の事を三下とバカにしやがって!」
と叫びながらハニー組事務所へ向かっていった。
追いかけていくと、ハニー組の組員全員と事務所そのものがボコボコにされていた。
「組長!俺の家族の工場を騙し取ったのはあんただったんだな!信用してたのに!」
「そうだよ。お前が組に来た時は、とんだバカだと内心笑ってたんだよ!」
「畜生!畜生!もう何も信じないぞー!おろろーん!
今宵のオサフネは血に飢えておるわー!」
自暴自棄になった兄ハニーを説得するためにも家族の助けが必要と考え
子供ハニーと母ハニーを連れてきたが、
「偽物に決まってる!何も信じないぞ!」と、聞く耳を持たない。
271ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 21:45:33 ID:dEX7UtEK0
父ハニーならもしくは説得できるかも、と考え氷のダンジョン内を探し回ると、
モンスターの氷攻撃によって氷漬けになった父ハニーを発見した。
せめて遺体だけでも回収しようと
ファイアーレーザーのスキルで氷を溶かし遺体を取り出す。
すると、遺体の持ち物の中にボロボロになった家族の写真があるのを見つけた。
家族を捨てて蒸発したダメ親父だと思ってたけど本当は家族を想っていたんだ、
とカナン一行とハニー家族が感動していると、
遺体だと思っていた父ハニーが突然起き上った。
いわゆるコールドスリープ状態になっていて奇跡的に復活したのだ。
話を聞いてみると、家族の前から姿を消したのは家族を置いて逃げるためではなく、
工場を騙し取ってさらに兄ハニーを極道の道へ誘った組長を
包丁で刺し殺して家族を救おうとしたかららしい。
やはり家族想いのお父さんだったのだ。

しかしそんな父ハニーを連れてきても
「親父が家族を愛してただと!?そんなの嘘だ!嘘に決まっている!」
と聞く耳を持たなかったが、父ハニーの家族愛を否定した兄ハニーに
冷静にキレたカナンが、相手は魔剣を持っているというのに近寄って殴った。
「父ハニーはな、家族を本当に愛していたんだ!
お前を助けるために組長と戦おうとしたんだぞ!もう一度話を聞くんだ!」
父ハニーはその証拠の家族の写真と包丁を見せて
「お前に辛い思いをさせちまったダメ親父だが、
本当にお前が大事なんだ。頼む、元に戻ってくれ」
と頭を下げた。すると家族愛を感じた兄ハニーは涙を流し、
魔剣を手から落とした。家族愛が魔剣の呪いに打ち勝ったのだ。

こうしてハニー一家が全員元通りになって喜んだ後、
落ちた魔剣オサフネをそのまま拾うとまた呪われるので、
雨雷と一緒に住む事にしてマサムネと名付けられたサメラ〜イに拾ってもらった。
ついでにアンモスの肉を斬ってもらうのを頼むと
魔剣を取り返したお礼として快く引き受けてくれた。
切り取ったアンモスの肉をギルドへ渡すと城へ急ぐカナンとセレスト。
城に戻った時には既にリグナムは肉を食べて回復していた。
リグナムはカナンの頭に手を乗せじっと見つめながら
「肉を持ってきてくれた冒険者に感謝しなければな」
と言ってきた。
カナンの冒険を知られたのかもと内心ヒヤヒヤなセレストだった。
その後氷のダンジョンの封印の幻獣も封印し、第五ダンジョンもクリア。
272ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 21:46:16 ID:dEX7UtEK0
第六ダンジョンへ行こうとすると、冒険者ギルドから
話を一旦聞いたら断れない程に機密性の高い依頼を受けてみるかと聞かれる。
聞くことにすると、600年前から存在するルーキウス王国の王冠が盗まれ、
第六ダンジョンの中に持ち込まれたので取り返すという依頼と聞かされた。
王国の宝を取り返すためにも第六ダンジョンへ急いだ一行だった。

第六のダンジョンは炎のダンジョン。
中に入ると、盗賊団の子分が泣いていた。
親分のナタブームが何者かに操られ、
所々で燃え盛っている炎の中に平然と入っていきながら
炎のダンジョンの奥へ進んでいるらしい。
子分達は必死に食らいついて止めようとするが、
ナタブームが炎の中に入ると子分は耐え切れず落ちてしまうのだ。
子分たちと一緒にナタブームを追いかけ、
途中の火は近くにある湧水から子分たちと一緒にバケツリレーで消火しながら進み、
熱した床の上で扉を一心不乱に開けようとしているナタブームを発見する。

熱した床が熱くて近寄れないので解除するための方法を探していると、
剣士の幽霊が、「この先に進むな、引き返せ」と言ってくる。
一行は幽霊の出現に驚き恐れたが、
ナタブームを助けるために進まなければいけないと断る。
何度も忠告してくる幽霊にカナンが
「ナタブームを救うためにも、ルーキウス王国の王冠を取り返すためにも、
ルーシャス様の遺産を見つけるためにも、先へ進まなければいけない」
と言うと、幽霊は
「そうか、ルーシャスの奴みんなのために王様になったか。あいつらしい」
と呟く。彼の名はロイ。
600年前ルーシャスと共にウルネリスと戦った冒険者パーティーの一員だ。
しかしなぜ冒険中に死んだわけではなく長寿を全うしたはずのロイの幽霊が
墓場等ではなくこんなダンジョンの中にいるのか?
それをカナンが聞くと、ロイは後の世に広まった冒険譚とは違い、
ウルネリスを倒した後崩れていくダンジョンで
落ちてきた瓦礫からルーシャスを庇い生き埋めになったのだと言う。
ウルネリスと戦う前に冒険者パーティー一同は、
「誰かがこの戦いで死んでも、後の世にはそれを隠して
全員生きて帰ってめでたしめでたしの話にしよう」
と取り決めをして、ルーシャスはその通りにしたのだ。
「ルーシャス様は、あなたの妹と結婚しました。その血筋は今でも絶えていません」
というカナンに、
「600年ここで一人だったが、今でも平和だと知ることができて良かった。
子孫もこうしてここにいることだしな」
と、カナンがルーシャスの子孫と見抜いたロイは答える。
「ナタブームとかいう男を助けるために先へ行くがいい。
だが気をつけろ、この先にあるのはルーシャスの遺産などでは無い」
そう言い残しロイは消え去った。
273ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 22:03:16 ID:dEX7UtEK0
熱い床を解除しナタブームの元へたどり着いたカナン一行は
戦ってナタブームを気絶させ、正気に戻すことができた。
封印の幻獣を封印して先へ進むと、白鳳が現れ、
今回のナタブームを操った犯人は自分だと言ってくる。
「王冠を返して欲しかったら追って来なさい」
と言って白鳳は大きな穴に飛び込む。
その後その穴から大量の水が出てきて一行はダンジョンの外まで流されてしまう。

とりあえずギルドに報告してから城へ帰ったカナンとセレストだったが、
廊下でリグナムに話しかけると様子がおかしい事に気づく。
「残念だよカナン、お前がセレストと共にクーデターを計画していたなんてな。
家族を処刑して王位を奪おうなどと、恐ろしいことを…」
王や姉、その他兵士も全員操られているようで、二人を捕まえようとしてきて
カナンとセレストは城内で次第に追い詰められていった。
だがその時、盗賊団が炎のダンジョンでの借りを返すべく現れ
カナン達を隠し通路へ導いてくれた。
中世の城によくある緊急脱出用の隠し通路。
平和な600年間で一度も使われず王族すら忘れ去っていたこの通路が
今日初めて使われたのだ。
こうして城を脱出したカナンとセレストは、
城の者に見つかりにくそうな町はずれの宿に宿泊する。
以前から冒険者みたいに宿に泊まることに憧れてはいたが、
まさかこんな形になるとはと落胆するカナンだった。

翌日冒険者ギルドに行くと、第六ダンジョンの白鳳が落ちた穴の先に
第七のダンジョンが見つかったのでそこで最後の封印の幻獣を封印し
遺産を見つけてほしいという依頼を受ける。
城のみんなが操られたのは王冠が関係しているかもしれないという予想から
城のみんなを戻すために後を追う必要もあると考えその依頼を受けた。
あの流れてきた水の影響で炎のダンジョンのほとんどが水浸しになっており
あの穴も水が溜まっていたが『潜水』のスキルで潜ることができた。
274ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 22:04:26 ID:dEX7UtEK0
第七のダンジョンは水のダンジョン。
あまり広くなく、先へ進むための扉の鍵を難なく手に入れる。
しかし鍵で扉を開けると、
その先には既に弓を引き絞っていつでも矢を放てる状態で待ち構えていた
男の子モンスター『神風』と、白鳳が待ち構えていた。
神風の放った矢でセレストは大怪我をし、その隙をついて捕らえられてしまう。
カナンはその後を追うが、白鳳が配置したモンスターと一人で戦う事になる。
特に魔法が一切無効であるハニー族との戦いは
魔法使いタイプであるカナンにはきつかった。

その頃セレストは白鳳に運ばれながらこんなことをした理由を聞く。
カナンの手引きで温泉きゃんきゃんが国策で保護され捕まえられなくなったので
温泉きゃんきゃんを捕まえるために、とある人物と共に王家を崩壊させようというのだ。
そこまでしてこの世の全ての男の子モンスターを捕まえる理由を、
セレストは最近白鳳に誘われて酒場で一緒に飲んだ時に聞いていた。
いつも白鳳の肩に乗っかってる小動物のスイはもともと白鳳の弟で、
とある理由でこんな小動物の姿に変えられ、
その姿を戻すためにはこの世の全ての男の子モンスターを捕まえる必要があったのだ。
「でも、例え温泉きゃんきゃんを無理なく捕まえられたとしても、
同じようにしたでしょうね。私は破滅主義者なんですよ。
破滅しそうな危なっかしいことを好き好んでしてしまう」
「でも、それを私に言ったという事は
誰かに止めてもらいたいのではないのですか?
あなたは心のどこかで誰かが引きとめてくれることを願っている。
あなたは可哀そうな人だ」

カナンが最深部へたどり着くと、
白鳳の他にギルドのレイブンとユーリがいた。
そしてセレストは、翼を片方だけ生やした女性に抱きしめられている。
そしてその前には大きな幻獣が眠っていた。
レイブンは言う。
「八翼の堕天使ウルネリスは倒されたのではなく封印されただけだ。
それもルーシャスが封印できたのはそこにいる8分の1である彼女フォンテーヌだけ。
残りの7翼は逃れ復活の機会を待っていたが、
ここにこうして早めに復活できた2翼の俺とユーリが戻ってきた。
唯一封印に囚われてしまった1翼であるフォンテーヌを完全に開放するには
ルーシャスの封印の幻獣を全て封印する必要がある。
だから冒険者ギルドを開き、ルーシャスの血族であるお前に封印させたのだ。
そして最後の一匹が、目の前にある大きな封印の幻獣だ。
封印のためには王冠を被った王族の者が血を一滴たらす必要がある。
さあ、依頼だ。依頼内容は封印獣の封印、報酬はセレストの命」
275ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 22:05:34 ID:dEX7UtEK0
セレストは自分の命なんかより王国の危機を救ってくれと言うが、
カナンはセレストの命を取る。
王冠を被りナイフで手を傷つけると一滴の血が封印の幻獣に落ちていく。
だがその一滴の血は封印の幻獣に落ちる前に
まんまるで青くてかわいらしい形をした生き物に受け止められた。
これは現代において幻獣使いが使役する幻獣。
ルーキウス王国において幻獣の召喚術は一子相伝で、
王様である父や王位を継ぐ予定の兄は召喚術を心得て数千の幻獣を操っていたが
カナンは幻獣使いの血を受け継いでいるものの今までその方法を知らなかった。
だがこの土壇場で一匹だけとはいえ幻獣を召喚する能力を開花させたのだ!
そしてそのカナンの力に反応し、封印の幻獣は目を覚まし、
何なりとご命令をと言ってくる。
カナンはセレストを救いだすことを命令し、
不意を突かれたフォンテーヌはセレストを離してしまう。
いつの間にか傷も治ったセレストとカナンは
ルーシャスが残した封印の幻獣と共にフォンテーヌに挑みかかる。

封印が完全に解けていないフォンテーヌは、あっさりと倒された。
完全に復活しておらず戦闘能力の無いレイブンとユーリは逃げる。
しかしカナン達は知らないことだが、
彼らは逃げる前にフォンテーヌの翼から羽根を一つ抜き取っていた。
羽根の一つさえ残っていればフォンテーヌはいずれ復活できるのだ。

白鳳は王族を狙うという大罪を犯したこともあり観念したが、
カナンとセレストは同情し見逃すことにした。
封印の幻獣は、いずれカナンが完全に使役できるようになるのを待つために
再び眠りにつくことにした。
ナタブーム盗賊団は、また別の国へ行くと言って旅立っていった。

城へ戻ると家族も兵士たちも元通りになっていた。
カナンは冒険者ギルドの二人が黒幕だった事は正直に話したが、
ウルネリスの復活については混乱を避けるために言わなかった。

冒険者ギルドが無くなったので全てのダンジョンは再び閉鎖され、
カナンとセレストの日帰り冒険者生活も幕を閉じた。
いつかまた冒険へ行ける日を楽しみにしていて
セレストはそれを心配している…そんな日常が戻ってきたのだ。

おしまい。
276ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 22:09:08 ID:dEX7UtEK0
最初の書き込みに書き忘れましたが、アリスソフトの女性向けRPGの王子さまシリーズです。
次はファンディスク『王子さまLv1.5』に収録されている
RPG的戦闘もある中編ノベル『王子さま1か月後』を。

ウルネリスの1翼フォンテーヌを倒し平和を取り戻してから1ヶ月後。
セレストは近衛隊副隊長としての仕事を終え食堂に入り、
既に引退したはずの元近衛隊隊長の父が勝手にメシを食ってるのを見てため息をついた。
セレストの父ルドルフは娘のシェリルがエリックというドラグ教神父と付き合っていて、
エリックが挨拶に来ようとするので、娘との交際など認めん!という頑固親父なルドルフは
騎士団の寄宿舎に先週から住み込んで避けているのだ。
奴が会いたいのなら騎士団に入隊してでも会いに来ればいい、
そうしなければ俺はテコでも動かんぞと言うルドルフだった。


妹とその恋人のためにあの頑固親父を何とかしなくては…
そう悩んでいるとカナンが「ならばテコで動かしてやればどうだ?」と言ってくる。
冒険への憧れの一環で魔法アイテムの書物を読んでいたら、
一回限りだがどんなものでも動かせる『黄金のテコ』なるものがあったというのだ。
それでルドルフを動かしてやること自体は魔法のアイテムに頼っていることになるが、
それを作るための材料作りをエリックがやれば間接的に自分の力で動かした事になり
ルドルフもエリックの実力を評価し納得するのではないか?ということだ。
そしてそれをカナンも手伝おうと言ってくる。どうやら人助けのついでに冒険したいようだ。
こうしてカナンとセレストとシェリルとエリックによる材料集めの冒険が始まった。

最初は第一ダンジョンに入り普通モンスタのーヤンキーの上位種『ばりヤンキー』を倒して
そのバットを手に入れることにした。ダンジョンを地図を書いて進み、
「メモを方眼紙代わりにして地図を書く…手動マッピングという奴だな!
ちなみに自動的に地図が書かれるのは自動マッピング。そっちは難易度的にぬるいな」
とか言いながら先に進んでザコと戦ったりするのだが、
カナンは戦いの最中でシェリルはともかくエリックも戦闘能力がほぼ無い事に気づいた。
攻撃力が低い上に、攻撃すると90%の確率で味方に誤爆するのだ。
RPGのお約束である僧侶系魔法とか神の奇跡とかも使えない。
だがカナンとセレストがフォローして、お目当てのバットを手に入れた。

翌日『精霊の涙』『ドラグの甲羅』を手に入れるためドラグ温泉へ訪れた4人。
精霊の涙を手に入れるために目にしみる煙を立たせるためにサンマを焼いてみたが、
温泉の妖精ビバノノに注意されてしまった。
そこでセレストがカナンのやんちゃに振り回された時の苦労話を語ると、
温泉の精霊である桜涯はほろりと涙を流したのであった。
ドラグの甲羅は前作のダンジョン攻略の時と同様、
生きたドラグを倒して丸ごと食べた後、甲羅を記念品として持ち帰る形で手に入れた。
その時カナンはエリックに、エリックはドラグを神聖な生き物として扱う
ドラグ教の神父だが殺して食べて大丈夫かと聞くが、
ドラグ教の教義は「ドラグはその体を美味しく食べさせてくれる、
そんなドラグのように周囲の人を幸せにしましょう」
というものだからドラグを殺して食べる事をドラグ教は否定してないので
問題ないとエリックは答える。
277ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 22:10:08 ID:dEX7UtEK0
そんなとある日、エリックがどんな生活をしているか見に行こうと、
カナンとセレストは眼鏡をかけて(二人はこれで変装したつもり)見に行くと、
教会の前の道の掃除をしている所にシェリルが来て楽しそうに話をしているのと、
そんな二人をカナン達同様変装目的でサングラスをかけて覗いているルドルフを見つける。
親父もやはりエリックの事が気になるのか、とか考えるセレストだった。
カナンは今ここで強引に会わせるという方法も思いついたが、
黄金のテコの作成をやり遂げてエリックの男粋を見せた方が良いと考え思い留まる。

こうして順調に材料集めは進んでいたが、
まだ書物の材料一覧を解読中だったカナンは解読を進めていって顔を青くする。
最後に必要な材料が『ゴールデンハニーの欠片』なのだ。
ゴールデンハニーとは、ものすごく大きくてケタ違いに強いハニーだ。
しかも出現する地域は行って帰ってくるのに数日かかる場所で、
王族のカナンと騎士団の仕事のあるセレスト、
パン屋のバイトをしているシェリルは一緒に行けない。
エリックだけで取りに行かなければならないのだ。
もっとも、4人で行けたとしても絶対に敵わないだろう。
カナンは、身分で強引に事を進めるのは気が進まないが、黄金のテコを作るのを諦め
王族権限でルドルフにエリックと会うよう命令しようかと提案するが、
エリックは黄金のテコを作る作れないの問題では無く
ルドルフにシェリルへの本気の想いを示すためにも困難から逃げたりはしないと、
ゴールデンハニーの欠片を取りに行く決意をする。

次の日、教会から旅をする許可を得たエリックは一人で旅立ちの準備をし、
旅に出ることを近所の人に知らせたために、普段から彼を慕う近所の人々に渡された
大量のおすそわけ料理パックを目の前にして悩んでいた。
一人の渡した量は少なくとも、10人20人となれば多すぎる。
旅の途中で数日かけて食べるにしても途中で腐りかねないし、何より重い。
かといってせっかく貰ったものを捨てるのも忍びない。
そう困っているエリックに、シェリルが私もついていって一緒に食べると言ってくる。
彼氏が父に会うために旅をすると聞いたパン屋の店長が、
気を利かせて数日の休みをあげたのだ。
こうして二人は、ゴールデンハニーの欠片を手に入れるために旅立った。

数日後、二人は無事にゴールデンハニーの欠片を手に入れて帰ってきた。
(ちなみに手に入れた方法は文中では触れておらず明らかにされていない)
カナンは黄金のテコを完成させるとルドルフが泊まっている部屋へ行く。
「いくらカナン様の命令でも、ここを動きませんぞ」
「テコでもか?」
「テコでもです」
「ならばこの黄金のテコで動かしてやろう。
これはな、エリックが集めた材料で作ったのだ!」
黄金のテコの片方をルドルフの足もとへ入れてもう片方にカナンが乗っかると、
部屋をブチ破ってものすごい勢いで遠くへ飛んで行った。
これで飛んで行った所へエリックが行けば会えると喜んだカナンとセレストは
急いで飛んで行った方向へ向かった。
278ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 22:11:43 ID:dEX7UtEK0
その頃、エリックとシェリルは雨雷の道具屋に住むマサムネに刀を返していた。
旅をするには装備が必要ということで店に行ってみたはいいが
所持金が足りず武器を買えないと悩んでいると、
事情を聞いたマサムネが魔剣オサフネ程ではないが十分に強い刀を貸してくれたのだ。
旅が無事に済んだことを報告し、
雨雷も含め4人で話をしている所へ黄金のテコで飛ばされたルドルフが落ちてきた。
幸いみんな大きな怪我はしなかったので一安心。

だが、いきなりルドルフが魔剣オサフネでエリックに斬りかかってきた。
マサムネが手入れ中だった魔剣を落ちてきた時に偶然手にとってしまい、
魔剣に呪われたのだ。
カナンとセレストも駆け付けたが、引退したとはいえ魔剣を持った元騎士隊隊長を
二人とも止められず次第にエリックは追い詰められていった。
「お義父さん、気をしっかり持ってください!」
「お義父さんと呼ぶなぁぁぁ!今宵のオサフネは血に飢えておるわぁぁぁ!
はぁ、はぁ、はぁ…」
ルドルフが落ち着いてきた様子を察知したマサムネは
「いかん、呼吸が整ってきた!正気の時と同じ技量で来るぞ!」と叫ぶ。
逃げられなくなったエリックへルドルフは上段から斬りかかるが、
エリックの腕にドラグの腕の甲羅のような物が発生し斬撃を防いだ。
厚い信仰心と善良な性格を持つエリックのために神が起こした奇跡か、
それとも短い間とはいえ戦ってきたエリックが無意識に身に付けた能力か、
それは分からないがとにかく助かったのだ。
魔剣を甲羅に弾かれた衝撃で手放したことでルドルフの呪いも解けた。

だが、落ちた魔剣をエリックが
「ああ、この魔剣のせいでお義父さんが変になったんですね。
マサムネさんにちゃんと返さないと」
とか言いながらうっかり拾ってしまった。
今度はエリックが呪われたと慌てる一同だったが何故かエリックは平気で
そのままマサムネに魔剣を返した。マサムネは言う。
「この者は心が透き通っており穏やかだ。少なくともエリンギの境地くらいにはな。
だから人の身でありながら魔剣に心を奪われなかったのだろう」
それを聞いたカナンは、エリンギの境地ってなんだ?と思いつつも
「どうだルドルフ、エリックはお前さえ呪われた魔剣の呪いを受け付けない精神力を持ち、
元騎士隊隊長のお前の魔剣での一撃を何の武具も使わず受け止め、
黄金のテコを危険を冒してまで完成させたのだ。それでも不満か?」
とルドルフにたたみかける。
さすがに参ったルドルフは、エリックとシェリルの仲を認めるのであった。

こうしてカナン達の短い冒険は終わったのだった。おしまい。

続編の王子さまLv2はまだ完成して無いので、後日書きます。
279ゲーム好き名無しさん:2009/10/03(土) 23:51:53 ID:RdTibufl0
乙ですよ
280ゲーム好き名無しさん:2009/10/04(日) 04:00:14 ID:1aR64sCaO
乙です。なかなかいい話だ。
でも>>266の緑のピコハンの話は結局どうなったんだ?
281ガレリアンズ5:2009/10/04(日) 10:39:56 ID:cDam3PZv0
ガレリアンズの続きです。

STAGE-C バビロンホテル

バビロンホテルはいかにもスラムの安ホテルといった風情だった。
フロントマンの脇にはボーイが控えているが、小柄で小太りと見覚えのある風貌をしている。
フロントマンにリリアという女の子が泊まっていないか尋ねてみる。しかしそんな客は居ないらしい。
とりあえずリリアを探して格部屋を廻ってみる。

このホテルの客はみんなイカレている。
泣き続ける女。マシンガンを横に酒に浸る男。爆弾を作り続ける男。どこから手に入れてきたのか、ドラッグや回復薬を提供してくれる男。
宗教家風の男に至っては「君の欲しいモノをあげるよ」と迫ってくる始末だ。鍵のかかった部屋をスキャンしてもリリアの泊まっている様子は無い。
リオンが途方に暮れていたその時、ガレリアンの一人・リタがラビットと共にホテルに来る。

リリアを探しているうちにフロントマンの死体を発見する。さらにはボーイと、ルームキーと宿泊名簿が消えている。
以降は鍵のかかっていた部屋に入れるようになり、そのうち一箇所でリリアの手紙を見つける。
奴ら(ガレリアン?)の気配が近づいている。今までこの部屋でリオンを待っていたけどもう限界。テレパシーを送りたいがそれをスキャンされたら居場所を知られてしまうというようなこ

とが書いてある。

その後もマシンガン男のパシリに使われたり、宗教家に「君カワイイ顔してるね〜」と抱き付かれたり、ラビットに待ち伏せされたりとロクな目にあわない。
そんな彼らも一人ずつ殺されていく。いずれもボーイとラビットにやられたことがスキャンから分かる。
廊下でボーイに会うが、その姿を見たリオンは両親の死体を思い出す。そうだ、両親の死んだ場所をスキャンした時に見た少年だ!
少年はレインハートと名乗り、リオンに幻覚の炎を放ってくる。(やめて!)とリリアの声が響いてくるがレインハートは止まらない。
「人を殺したから何だって言うんだい?僕のママはとっても怖いんだ。ママの言うことは守らなくちゃいけないんだ!」
しかしドロシーの(やめなさい!薬の時間です)というテレパシーを受け、途端に怯えだす。
「いやだ!薬はいやだ!だってまだ2時50分だよ!」と叫んで消えてしまう。
その時リリアには彼の「悲しい心」が見えたらしい。

レインハートを追いかけて倒すと、死に際に記憶の一部を見せられる。
レム医院長らしき人物に薬は嫌だと訴えているのだが、無視されてしまうという内容。
『僕が失敗したって、ママに言わないで!酷く叱られて、苦しい薬を飲まされるんだ。僕の中に獣が生まれて、本当の僕が食べられちゃうんだ!
イヤだ、だってまだ2時50分だよ!薬の時間はまだだ!!』
「信じて…僕が殺したんじゃないんだ…僕の中の獣がやったんだ。僕が失敗したこと、ママには内緒だよ…」
282ガレリアンズ6:2009/10/04(日) 10:42:33 ID:cDam3PZv0
両親の仇を取ったのに、苦い気持ちになるリオン。それにしてもリリアはどこに行ってしまったんだろう?
フロントでは住み込みの配管工(ホテル内で唯一生き残っている人)がホテルの図面を見ている。なんでも隣のレストランとボイラー室を共有しているせいで、配管がややこしくなっているとか。
そのレストランはとっくに潰れているが、ボイラー室を通れば入れるらしい。もしやと思い向かってみる。
はたしてリリアはそこに居た。彼女は父パスカーレの死を悟っていた。何度テレパシーで呼びかけても、返事を返してくれなくなったという。
しかし喜びもつかの間、リタが現れる。
彼女はレインハートを弟として可愛がっていた。大事な弟だった、私の誇りだったのにと怒りをあらわに襲ってくる。
リリアはリタの超能力をスキャンして妨害を試みるものの返り討ちにされて気絶、そのままリオンとリタの戦闘になる。
勝利するとリタは「あたしのための特別なクスリ」を使おうとする。自分からショートするつもりなのだ。
「ショートする瞬間はとっても気持ちイイってママが言ってたわ」
リオンは君は狂っていると呟くが、「私達はみんなイカレてんのよ。自分で気づかないだけ」と言って注射を打ってしまう。
目覚めたリリアが叫ぶ中、リオンもショートに巻き込まれる。

気が付くとリタと2人で雪の降る世界にいる。(リタの精神世界のようにも思えるが真相は不明)
私は自分の能力が大嫌い。だから終わりを望んでいたのに、いつも死に切れなかった。ママが神なら、神はなぜリオンにこんな過酷な運命を背負わせるのか…。
最初はリオンに嘆くように、最後は独り言のように語るリタ。そして頭がとても痛い、自分を壊してくれと懇願する。
その願いを叶えるためにリオンはリタの頭に手をかざす。リリアはリタを殺さないでと叫ぶが、彼女を救うにはこうするしかない。それに、このままではリオンも危険なのだ。

現実に戻ると泣いているリリアになぜそんな力を?と聞かれる。
病院で実験をされたからだと答えるが、リリアの頭だけに「信じちゃダメ」と死んだはずのリタの声が響く。
もちろん遺体がしゃべるはずもなく、その場を後にしてドロシーの破壊に向かう。

「笑いながらバードマンは死んだ。怯えながらレインハートは死んだ。そして、誰よりも自分を憎みながらリタは死んだ。
孤独と恐怖に苛まれながらクスリを打つ子供達。
ガレリアンを産んだマザーコンピューター・ドロシーは、ウイルスプログラムの存在に怯えながら、全てのネットの集積するあの場所にいる。
ミケランジェロシティにそびえる、冷たいマッシュルームタワーの中に…ボクはドロシーを破壊するだろう。
シティの夜の影がどんな恐怖で心を満たしても、もうボクを止められるモノは何もない」
283ガレリアンズ7:2009/10/04(日) 10:46:26 ID:cDam3PZv0
STAGE-D マッシュルームタワー

ドロシーはマッシュルームタワーの頂上・ゴッドハンドエリアと呼ばれる場所に置かれている。
内部のワープ装置を調べていると、リリアだけがどこかへ転送されてしまう。
合流するため、2人を交互に操作して仕掛けを解いていると死んだはずのガレリアン達に妨害される。
まずはリリアがバードマンに羽交い絞めにされる。リリアは見知らぬ人物に戸惑うが、彼は実体ではなくテレパシーを利用した幻影だと看破。
心を閉ざすことで逃れる。こんなものが現れるということは、この塔にもガレリアンが居るということだ。
一方、リオンの許にもレインハートが現れる。レインハートはリオン自身が倒したので、あっさり幻影と見抜く。スキャンで術者を調べると見えたのはなぜかリオンの顔だった。
続いてリタの幻影。リオンを気遣うかのような言葉で揺さぶりをかけてくるが、ここまで来て惑わされるはずもない。別れを告げて彼女を消し去る。

仕掛けを解いたら、リリアと合流してゴッドハンドエリアに入れる。
転送先でガレリアンが誕生したと思しきカプセルを発見。5つあるカプセルにはそれぞれガレリアンの名前が書かれている。
シリウスファミリー:リタ、レインハート プロキオンファミリー:バードマン ペガサスファミリー:カイン
ただし5つ目はペガサスファミリーと書かれているだけで名前が無い。
「それは君だよ、リオン」
振り返ると、リオンと瓜二つの少年が立っている。違うのは瞳の色くらい。
カインと名乗る少年は、自分とリオンは兄弟だと告げる。
本物のリオンはミケランジェロ記念病院で死んだおり、ここにいるリオンはガレリアンの一人で、リオン・シュタイナーの記憶とウイルスの起動プログラムをコピーされた。
そしてリリアを探させるために放たれたと言うのだ。
ショックを受ける2人にカインは追い討ちをかける。
「本当に自分ひとりの力で病院を抜け出したと思っているのかい?どうして僕達と同じ力が備わっているのか、考えたことはないのかい?
君はリリアを探すために産まれ、僕は君を殺すために産まれた。僕達はママのために生きる。それが、ママの決めたファミリープログラムさ」
リオンは動揺したままカインと戦う。倒れたカインはこれからどうするんだと聞いてくるが、すぐにそれを取り消す。
「僕の考えることじゃないね。子供は考え事をしちゃあいけないって、いつもママに叱られるんだ…」

リリアはこんなのは嘘だ、小さい頃一緒に遊んだことを覚えていると言うが、リオンの不安は拭えない。
それでもリオンはドロシーの元に向かうことを決意する。
「行こう、リリア。ドロシーのところへ。ボクはママに会いに行く」

「おかえり、リオン」
2人を出迎えたのは、真暗な部屋に浮かぶ女の顔。
リリアを殺せと言う命令をリオンは拒絶する。ドロシーはメデューサのような禍々しい姿を晒して憤る。
私がリオンを作ったのに、なぜ神たる私に逆らうのか!
「誰がボクを産んだとしても、誰がボクを作ったとしても、ボクはボクだ!貴女の人形じゃない!」
貴方なんか産むんじゃなかったと怒るドロシー(パーツだけ)とラストバトル。
目玉みたいなラスボスを倒すとウイルスプログラムが発動。ドロシーはついに破壊され、マッシュルームタワーの天井ごと爆発する。
目的を果たしたリオンは崩れ落ちる。
リリアはここから脱出しようと促すが、リオンは一人で逃げてくれ、自分はここで死ぬほうが良いといって動かない。
「もう疲れたんだ、リリア。そっとしておいてほしい…
でもボクは、自分のことを『リオン』だと思うよ…」
「そうよ!あなたは世界でたった一人のリオンよ!だから、だから一緒に、…リオン?」
「ありがとうリリア。君に逢えて良かった…」

目を閉じたリオンを抱えて呆然と空を見上げるリリア、天井に穴の開いたマッシュルームタワー、ミケランジェロシティの全景とカメラが引いていって、スタッフロール。
ED分岐などは無し。
284ガレリアンズ 蛇足:2009/10/04(日) 10:48:33 ID:cDam3PZv0
本編はこれでおしまい。読んでると分かると思いますが、けっこう謎な部分もあります。
カプセルの「○○ファミリー」の意味とか。リタ&レインハート、カイン&リオンの関係から考えて、血縁関係とかそんな感じなんだろうけど…。
あとこのカプセルによると全員に染色体異常がある模様。
リオンの記憶をコピーしたのは、リリアの人の心を覘く能力で正体がバレるのを防ぐためかと。プログラムまで移した理由は不明。
どうでもいいけどカイン君の服は体が夏になる人そっくり。

他にも操作がバイオ式な上、ドラッグの入手数が少ないなど難易度高いゲームです。
ただBGMは秀逸だし、世界設定など個人的には良作だと思います。
285王子さまLv1:2009/10/04(日) 19:34:00 ID:ewyWlA3+0
>>266>>267の間にこれが抜けてました、すいません。

以前のギルドの壺の依頼で知り合った陶器職人ゴロー日襷(ひだすき)に相談すると、
陶器でできた体を持つハニーの欠けた足に埋めるための良質な土と、
炎も特別なものが必要なので炎を吐く普通モンスター『うっぴー』を捕まえて来るよう言われる。
良質な土はすぐ見つかったが、問題はうっぴーの捕獲。
普通モンスターを捕まえるには『ゴールデン捕獲ロープ』という
レアアイテムが必要なのだ。そんな時白鳳と出会い、
白鳳がせっかく見つけたゴールデン捕獲ロープを盗賊団に盗まれてしまった事を聞く。
「もし盗賊団の所持品からゴールデン捕獲ロープが見つかっても、
それが白鳳のものだと証明するものはないだろう?」
そんな論法でゴールデン捕獲ロープを手に入れることを思いついたカナン。
盗賊団のアジト(ダンジョン内に張られたテント)へ行ってみると、
そこにいたのは、ドレッドヘアの屈強な男『アックス=ナタブーム』と、
ちっちゃい子供のような互いに姿がそっくりな子分達約20人だった。
しかも、親分であるナタブームはエプロンをかけて子分たちにプリンを作っている最中。
盗賊団というより保母さんと幼稚園児だ。
彼らナタブーム盗賊団は城下町で、人々が玄関に鍵をかけない位のどかなのをいいことに
いろんな物(主にパン)を盗んでいたこともあり、
成敗する理由は十分にあるとして勝負を挑んだカナン達。
幸いナタブームはともかく子分達は強くなかったので、
盗賊団全員を成敗してゴールデン捕獲ロープを手に入れ、
うっぴーを捕まえることができた。
そしてゴローと一緒にハニー一家の元へ行き、良質な土を欠けた部分に詰めた後
うっぴーの一兆度の炎で焼くと母ハニーの足は見事に完治した。
こうして緑のピコハンを譲り受けたカナン一行は緑のすもうを排除し、
無事にこのダンジョンの幻獣を封印しダンジョンをクリアしたのであった。
286ゲーム好き名無しさん:2009/10/04(日) 23:30:56 ID:MR66/W8g0
Xbox360の豆腐男ことToo Humanの話書けたけど需要あるか
北欧神話が題材だから読みやすいは勝手に思うんだけど
287ゲーム好き名無しさん:2009/10/05(月) 00:24:17 ID:M/1McCAE0
>>286
>>2 >>235

ハァ・・・もう疲れた
このスレだけで何回目だろう5回目くらい?
288Too Human(トゥーヒューマン) 一丁目:2009/10/05(月) 01:24:13 ID:G0Nst5xt0
よしよしじゃあざっと投入するぞ


【神々の夜明け】
はるか未来、人類は過去の戦争の遺物であり今なお暴走を続ける自動兵器の群れにより絶滅の道を進んでいた
そして反物質兵器による人為的な氷河期のすえに生き残った数百万の人々は、高い城壁とその内側に都市、ミズガルズを築き最後の居留地とした。

機械と戦う者の中に自らの体をサイバネティクス技術によるインプラントで半機械化する戦士たちが現れた、超人となった彼らは
アシールと名乗り人々から機械の神と崇められるようになった。

我らはアシール、我らは氷を溶かす温かな風・・・



【バルドルの復讐】
主神オーディンの息子にして光の神バルドルは、肉体と心に受けた深い傷から回復し人食いの機械獣グレンデルの討伐に成功する
彼の快気と勝利を祝する宴の後、フレイヤから亡き妻ナンナの死について思わせぶりなことを聞かされるバルドル。
そのことをアシールの長であるヘイムダルに問い詰めると、長はナンナの死因は事故死ではなく他殺であり殺したのは盲目の神ヘズである、といった事実を語った。

バルドルが病床に臥せっていた間の出来事だったが、ヘズはある日突然乱心し罪なき人々を多数殺害した挙句アシールの神殿から脱走、
今は氷河の森と呼ばれる城壁の外の地に潜んでいる。そうヘイムダルは伝えた、そして近々チュール率いる討伐隊が派遣される予定であるとも。
しかし復讐にかられるバルドルは制止も聞かず飛び出していく。

氷河の森の奥深くでヘズを発見するバルドル、だが何故かヘズは彼を見るなりロキと呼び怒りと戸惑いの表情を見せる。悪神ロキ、お前は私が殺したはずだと。

ヘズは苦い過去を思い出していた、倒壊する神殿、瓦礫に潰され火に焼かれなおも死ねず苦しむ人間たち。
彼は助かる見込みのない者の命を絶つことでその苦痛を少しでも早く終わらせようとしていた
そこにロキが現れる、「これは私の仕業だ、人間は取るに足らない存在、それに情けをかけるお前もアシールに適さぬ。」
この言葉に激怒したヘズの拳銃は正確にロキの額を撃ち抜いた。
理由はどうあれ人類の守護者であるアシールが人間を殺し同じ機械の神をも殺した、この事実に居たたまれ無くなったヘズは神殿を去ったのだった。

氷河の森の果てでバルドルはヘズを倒した、今わの際にヘズの左目のインプラントは自身を倒した者の姿を憎きロキから光の神バルドルに変え
彼の脳に情報として伝達する、ヘズは盲目だが左目のインプラントからサイバースペースを介することで肉眼以上に正確に世界を見ることが出来た。
そう、ロキの額を撃ち抜いたあの時も。

すべては幻だったのか             違う現実だ!お前が犯した罪も!殺した数多の人々も!
人は後に私をどう呼ぶだろうか        お前は醜い裏切り者だ!死後も永遠に屈辱に苦しむがいい!

バルドルは復讐を果たした



(途中ですがサイバースペースに関して)
サイバースペースとは大樹型巨大コンピューター、ユグドラシルが作り上げた仮想空間です。ですがユグドラシルのネットワーク巨大化により
もはや世界の裏側に存在するもうひとつの世界となっています。サイバースペースは氷と機械に閉ざされた現実とは対照的な緑と日光にあふれる美しい空間であり
非有機性論理ナノシステム、ノルンが生み出した3つの女性人格により統治されています。
サイバースペースで起きたことは現実世界にも干渉し、例えばこの空間で大木を倒して丸太橋を作れば、現実では機械が作動し崖に橋が掛かったりします
289Too Human(トゥーヒューマン) 二丁目:2009/10/05(月) 01:25:25 ID:G0Nst5xt0
【ロキの脱獄】
復讐を遂げたバルドルは心機一転、本来の任務に戻る。今回は過去の戦争で使われた巨大戦艦ヨルムンガンドの内部調査だ
これを復旧できれば機械との戦いにおいて絶大な戦力となる。バルドルは雷神トールと今は首だけで生きてる賢神ミーミルを連れ立ち城壁の外に赴く

ヨルムンガンド内部の端末からサイバースペースを経て船の動力を復旧するバルドル一行、だが船は何者かに全システムをハッキングされてしまう
その正体は今なお神殿の牢獄に捕らわれている悪神ロキ、ロキはサイバースペース内で精神への拷問を受けていたはずだが
どう力をつけたのか、このノルンの世界の中であれば精神を自由に移動させ現実に介入できる存在となっていた。

このまま巨大戦艦でミズガルズを攻めるもよし、焦るお前たちに中枢を破壊させ船ごと深海に沈めてやるもよし、と嘲るロキだったが
その目的は別にあった、バルドルたちがヨルムンガンドを停止させからくも脱出していたころ、ロキは警備隊の中に潜ませていた信奉者たちに
自分の肉体を解放させていた。主神オーディンではなくヨトゥンヘイムの巨人の技術により改造されているロキの体は投獄による衰えも無く
彼はたちまちに警備隊を一掃すると逃亡するのであった。



【死の国】
逃亡したロキが身を寄せたのは、ロキの娘ヘルが女王として君臨する死の国ヘルヘイム。
この地はヴァルハラには行けない一般人の死体や、不名誉な死をとげた兵士の死体をミズガルズから受け取ることで
神々の領土に不可侵の姿勢をとってきたが、ごく最近あからさまに挑発的な態度を見せ始めていた。
そして裏切り者ロキをかくまった今その緊張は頂点に達した。

ヘルヘイムを如何にするかで揉めるアシールたち、死者の国と戦えばミズガルズは機械と死者の二面戦争に突入してしまう。
だが主神オーディンからヘルヘイム討つべしの託宣が下ったことにより、ミズガルズの全軍がヘルヘイム撃滅に投入されることとなった。

死者の軍勢をかき分け突き進むバルドルたちアシールの神軍、だが武器に卓越した神チュールはヘルヘイムの番犬ガルムと相打ちになる
神とてこの国では死ぬのだ、そして長き戦いの果て女王ヘルと対峙するバルドル、ヘルは彼を歓迎する。「おかえりなさい、バルドル。」

「脳は著しく損傷した時、その機能を低平均化させることで肉体の生存を図る。記憶に欠落はないかバルドル?お前は死してここに運ばれてきたのだ。」

ヘルはそう言った、体が腐敗していく病を患う彼女は死体で自分を補強することでその形と命を保っている、だがヘルヘイムに来るのはオーディンの館へは招かれぬ
質の悪い素材ばかり、これでは何も解決しない。だからこそ神の肉体を持つバルドルの亡骸は最高の素材と言えた。
だが光の神の死を惜しんだアシールたちはヘルに無断でそれを持ち出してしまった、それこそヘルヘイムがミズガルズに反意を示し始めたきっかけだった

たわ言を!とヘルと戦いを始めるバルドルに対し、ヘルはさらに非情な真実を突きつける。バルドルの亡き妻ナンナは死者の地で女王の奴隷となっていた
記録は自殺、ナンナは夫の死に耐え切れず後を追い暗黒へと身を投げた、それが真実だった。

心を引き裂くような事実を半ば否定、半ば肯定しつつ苦戦の末バルドルはヘルを打ち破る、そして妻ナンナ、あるいは妻の記憶が入っただけの人形も
バルドルの知覚兵器フェンリルが彼の意思と関わり無く殺してしまう。
女王亡き後も戦いをやめない死者の群れ、それは殺戮のため永遠に稼動し続ける機械たちとも同等に見えた。
ミズガルズ軍はロキの脱出を確認すると物量には敵わぬと見て撤退する。
290Too Human(トゥーヒューマン) 三丁目:2009/10/05(月) 01:27:59 ID:G0Nst5xt0
【神々の黄昏】
アシールたちが戦いの勝利とチュールの死を悼む宴を開いていたころ、バルドルはチュールの武器庫で氷河の森から持ち帰ったヘズの
インプラントを解析していた、かつて復讐に赴く際ヘイムダルに必ず破壊せよと言いつけられたこの視覚補助装置で、盲目の神はどのような真実を見ていたのか?

モニターの中でその視界を持つ人物は苦しむ人々を介錯し、そこに現れその行いを嘲笑したロキの額を正確に撃ち抜いていた。
確かにヘズが神殿を去る前にサイバースペースを介し脳に伝達された視覚情報そのものだった。だがそれは二重構造になっていた。

神殿の一角で視界の主は嘆いていた、だが瓦礫に潰され火に焼かれ、なおも死ねずに苦しむ人々の姿も、崩れる神殿もモニターに写ってはいなかった。
そして床や壁を撃つという奇妙な振る舞いをいぶかしんだ一人のアシールに声をかけられると、彼は突如激怒し拳銃でその神の額を撃ち抜いた。
そう、光の神バルドルの額を、正確に。

遅れて宴に訪れたバルドルは、今はヴァルハラに居るであろうチュールと共に祝杯を上げるよう促されるとこう言い放った

私 の 時 も こ う 祝 杯 を 上 げ た の か ! !

バルドルは怒りを隠そうともせず、自分の死とヘルヘイム侵攻に関する神々の愚行を罵った

ミズガルズはバルドルの死を隠蔽しようとした結果、慈悲深き一人の神を口封じに殺した挙句、死者と機械の二面戦争に突入してしまった
脱獄に加担した罪人であるとは言え、人類の守護者であるアシールが人類を処刑したことで人間たちが神への恐怖を抱くようになってしまった
武器の神チュールは死に、彼が研究していた知覚兵器の技術も失われてしまった
ヘルがユグドラシルに対抗しサイバースペースに放ったウイルス兵器、ニーズヘッグは着実にノルンたちの世界を蝕んでいる
ニーズヘッグは死者の情報を喰らうとそれをヘルヘイムに転送、再構築しより優れた死兵を生み出していくことだろう
そしてロキの行方は掴めない

結局、アシールたちはかりそめの勝利に酔っていただけなのだ。
オーディンの息子、光の神、アシールの王子バルドルは憤怒の形相のまま酒宴の場を去っていった。

そのころロキは最果ての地で盟友である巨人族と邂逅し、その顔に邪悪な笑みを浮かべていた
ラグナロクがここに始まる・・・



あとがき
壮大な話ですがいかんせん売り上げが悪く3部作の第一章が出たきりとなっています、ファンとしては残念な限りです

用語的な補足として、主神オーディンは有機性広域情報ネットワーク(Organically Distributed Intelligence Network=ODIN)の略語で
一人のサイボーグ化した超人ではなく二羽の機械のカラスを使い世界を見渡す存在、平たく言うと○ーミネーターのス○イネットのようなものとして描写されています
暴走しナンナを殺してしまう知覚兵器フェンリルですが、これは武器に宿る魂のようなものでゲーム中に使うと武器が勝手に飛んで敵を切りつけ始めます
他のアシール、例えば雷神トールのミョルニルの鎚にも知覚兵器は宿っているそうです

題名のToo Humanですが、人間的過ぎる、人間臭いという意味で半機械のサイボーグとなったにもかかわらず理路整然と行動できず
感情に支配されたびたび道を誤ってしまうバルドルら機械の神々のことを指しています(しかし恐らくロキは例外でしょう)。
私のつたない文章からこのすばらしい世界観とキャラ設定のゲームの魅力が少しでもお伝えできれば光栄です。
291ゲーム好き名無しさん:2009/10/05(月) 03:52:40 ID:Cf4wLlNUO
書き手さん乙です
ガレリアンズ懐かしい、一度クリアするとショートでも走れるようになったような
アッシュも書いてもらえないないかと思ったり
マダラや田島昭宇を思い出す
292ゲーム好き名無しさん:2009/10/05(月) 15:36:12 ID:8tB/+jNh0
Too Humanはwikipediaで偶然見つけて気になってたけど、未完なんだ……。
完結までのストーリーがすごく気になるな。

ヘルとかニーズヘッグとか、知覚兵器の設定が個人的にすごい好み。
293ゲーム好き名無しさん:2009/10/06(火) 22:31:44 ID:KlFqOvQE0
予約期限直前になってやっとHALO2、投下します…半分だけ
294ゲーム好き名無しさん:2009/10/06(火) 22:34:48 ID:KlFqOvQE0
登場人物・組織・用語
マスターチーフ
主人公。その驚異的な戦果からコヴナントより悪魔と呼称される、最強の兵士。
ちなみに階級の名前がMaster Chief Petty Officerであり、マスターチーフはその通称。
コルタナ
高性能AI。元はUNSCの巡洋艦「ピラー・オブ・オータム」の所属だったが、前作HALOの開始時にチーフのパワードスーツへインストール?された。
チーフを情報、電子戦面でサポートする。

ミランダ・キース
UNSC中佐。フリゲート艦「イン・アンバークラッド」艦長。前作で戦死したキース艦長の娘。

エイヴリー・ジョンソン
UNSC軍曹。海兵隊員。アルファヘイローから帰還した、チーフの戦友。HALOのマスコットキャラクタ。

アービター
エリート族。もう一人の主人公。コヴナント艦隊「パーティキュラー・ジャスティス」元最高司令官。かなりの高級将校のはずだが、一兵士としてチーフに匹敵する活躍をすることとなる。
チーフと同じくアービターは役職名であり、本名はゼル・ヴァダム。


タルタロス
ブルート族の首領。ブルート族は新しくコヴナントに加盟した種族だが、預言者たちの覚えがめでたい男。

343 ギルティスパーク
アルファヘイロー(ヘイロー04)のモニター。ヘイローの管理をしていたAI。コヴナント側の呼称はオラクル。

コヴナント
複数の種族によって構成された宗教同盟。コヴナントの指導者はプロフェット族が勤め、その最高位は預言者と呼ばれる大祭司が勤める。
軍事面ではプロフェットと同じく最初期から参加するエリートが最高位だが、新しく加盟したブルート族がその地位を狙っている。
295ゲーム好き名無しさん:2009/10/06(火) 22:35:59 ID:KlFqOvQE0
フォアランナー
詳細は不明だが、高度な文明を築いた生命体。現在では既に滅亡した模様。
銀河の各地に文明の後がうかがえる、コヴナントにとっての「神」。信仰の対象。

フラッド
ヘイローに封印されていた寄生生物。取り付いた相手の遺伝子を作り変え、己の物とする。
炭素系生物全てに寄生することが可能であり、繁殖力があまりにも高く、地上戦ではマクロ的に見て実質上無敵に近い。
一個体の胞子からも莫大に増殖するため、フォアランナーは暴走するフラッドの対処法は「飢え死」を待つしかないと判断した。

ヘイロー
巨大な人造環状惑星。フォアランナーが築いたフラッドの実験用保管施設。
存在目的は「フラッドの管理・保管」及び「フラッドの暴走を止めるため、フラッドの餌となる知的生命体を全宇宙から殲滅する」事。
前作HALOの舞台は、最初に発見されたヘイローとしてアルファヘイローと呼称されている。

大いなる旅立ち
コヴナントの行動目的。キリスト教で言う最後の審判。
聖なるリング、ヘイローを起動させることで始まるといわれており、ヘイローの探索はコヴナントの最優先事項であった。
296ゲーム好き名無しさん:2009/10/06(火) 22:38:12 ID:KlFqOvQE0
EVEL1~5
コヴナントの本拠地、聖なる都、ハイチャリティの最高評議会では一つの裁判が行われようとしていた。
被告はコヴナント艦隊「パーティキュラー・ジャスティス」の元最高司令官。問われる罪は、コヴナントが何世紀にも渡り捜索していたヘイローを失った事。
プロフェットから、エリートから浴びせられる「異端者!」の叫び。異端者は大いなる旅立ちに参加することは叶わず、その魂は永遠に救われない。
鎧を剥ぎ取られ、兵士達の前へ引き出された彼には、懲罰として、ファランナーへの裏切りの代償としての、拷問と辱めが待っていた。

その頃、地球を守るために配備された防衛プラットフォームの一つ、ステーション・カイロではヘイローから帰還した兵士達への勲章の授与式が行われようとしていた。
参列するマスターチーフ達。だがカイロの司令官フッド卿により勲章が差し出された瞬間、突如警報が鳴り響き、コヴナント艦がレーダーレンジに捕らえられた。
その位置を秘匿し続けていた筈の地球が、とうとうコヴナントに発見されてしまったのである…ごく僅かなの艦隊を連れて。

UNSC(国連宇宙軍)の善戦むなしく、揚陸部隊による破壊工作によってカイロに隣接するステーション・ヴァルダーとアテネが破壊され、防衛線の隙間を縫ってコヴナント艦の地球降下を許してしまった。
カイロに仕掛けられた爆弾をコヴナント艦に返却したチーフは降下するUNSCフリゲート艦、アンバークラッドに搭乗し、南米、ニューモンバサシティへとコヴナントを追撃した。

ニューモンバサに降下した海兵隊が傍受したコヴナントの通信には、ある単語が繰り返し現れていた。悔恨、悔恨、悔恨…
コヴナントの指導者、預言者の一人である悔恨の預言者が、降下したコヴナント艦に乗っているというのだ。
司令部からの命令は一つ、「コヴナント艦に進入し、預言者を捕らえよ」。人類に残された戦力は少なく、もはや強硬手段による和平しか道は残されていないのだ。

チーフがシップへ接近する中、コルタナは或る情報を手に入れる。コヴナントは地球に人類が居るとは思っていなかった、と。
艦隊の規模が小さいことはこれで理解できた。だが、ならば何故預言者自信が来たのだろうか?
謎を残しつつ市内に展開するコヴナント部隊と大型兵器スカラベを倒し、コヴナント艦に追いついたチーフ達。
だが突如コヴナント艦にスリップスペース反応が現れる…大気圏内、市街地上空という異常状況で、外宇宙へワープしようというのだ。
渋る司令部を説伏せたアンバークラッドはコヴナントを追い、スリップスペースへ飛び込んだ。
297ゲーム好き名無しさん:2009/10/06(火) 22:40:14 ID:KlFqOvQE0
LEVEL6~7
コヴナント評議会はあのエリートの死刑を決定した、だが預言者たちには別の思惑が有った。
アービター、調停者。コヴナントが分裂、崩壊の危機に見舞われたとき任命され、コヴナントを救う戦士、彼をそのアービターに任命するというのだ。
だがアービターの職は死と隣り合わせであり、これは結局のところは罪人としてではなく、一人の戦士として死ねという実質の死刑宣告でもあった。
そして、彼は選択をする。「さあ、アービターに御命令を」

アービターに下された任務は「真の異端者」の処刑。アルファヘイロー傍のガス惑星に存在するガス採掘施設、そこを占拠し、預言者への反乱を扇動しているエリート。
エリート族のアールダス・ヴァダム率いる特殊部隊共に、アービターは反乱軍の鎮圧に向かった。

嵐が迫る中、反乱軍の抵抗と、何処からともなく現れたフラッドの襲撃を跳ね除け、アービターは異端者を追い詰めた。
「アービター!奴らは何も分かっちゃいない!だが私は真実を知っている」預言者たちを非難する異端者。その自信の根拠は彼の傍に存在していた。
アルファ=ヘイロー04のモニター、フォアランナーの意思を伝えるオラクル、343ギルティスパーク。ヘイローの全てを知る存在が、異端者にヘイローの事を話したのだ。

異端者を倒し、オラクルを確保したアービター。
異端者を気に入っていたらしいギルティスパークにアービターは弁解する。「止む得ませぬ、オラクル。こやつは大いなる旅立ちを阻止する者」
「オラクル?大いなる旅立ち?何故あなた方はそのように不適切な表現に固執するのです?」
ギルティスパークが言い終わった直後、彼は突如捕らえられてしまう。
オラクルへの無礼に怒りを表すアービターに、ギルティスパークを捕らえ、揚陸艇に放り込んだタルタロスは鼻で笑って撤収を告げた。
298ゲーム好き名無しさん:2009/10/06(火) 22:41:45 ID:KlFqOvQE0
LEVEL8~9
悔恨の預言者を追ってフリップスペースに飛び込んだアンバークラッドが次に見た光景は、巨大なリングであった。
失われたヘイローに続く二つ目の環状惑星、デルタ・ヘイローを発見したのであった…コヴナントと共に。

先行して降下したチーフ達は、コヴナントの通信から予想通りの情報を得る。ヘイローの起動、それが悔恨の預言者の目的だというのだ。
アンバークラッド艦長のキース中佐は部隊を二つに分けることにした。チーフに預言者の確保を命じ、中佐達はヘイローを起動させるカギ、インデックスの確保に向かうのだ。
また地球攻撃は悔恨の預言者の独断であったという。そしてその件の謝罪をした悔恨の預言者に、預言者と評議会は許しを与えたとも。真実の預言者を除いて。
悔恨の預言者が居るという湖に浮かぶ「寺院」にたどり着いたマスターチーフは、宇宙にワープしてくるコヴナント艦隊の存在に気づいた。それも、空恐ろしい数の。
その艦隊を率いるようにしてさらに巨大な物体がワープしてくる…コヴナントの聖なる都、ハイチャリティ。コヴナントは文字通り総力を持ってヘイローを確保しようというのだ。

預言者直属の護衛にさえぎられつつも、悔恨の預言者を倒すことに成功したマスターチーフ。
だがその直後、コヴナント艦が寺院に到着し…寺院ごとチーフを爆撃した。
寺院からの脱出には成功するが、アーマーの性で泳ぐ事のできないチーフは、なすすべもなく沈むしかなかった。だが…
「此処はお前の墓場ではない…だが歓迎しようじゃないか」突如現れた触手、チーフを捕らえたそれは、彼を更なる深みへと引きずりこんでいった。
299ゲーム好き名無しさん:2009/10/06(火) 22:44:32 ID:KlFqOvQE0
とりあえずHALO2、今回は此処までです。今週中には残り出してえなぁ
300ゲーム好き名無しさん:2009/10/07(水) 03:40:10 ID:lK+Vs7hG0
乙です
続き待ってます

話は変わるが
アルトネリコ2を予約。
301赤ゲリラその1:2009/10/07(水) 05:37:54 ID:d6mYUVJ60
なんか洋ゲーがはやってるので自分も投下

レッドファクション:ゲリラ(Redfaction:GUERRILLA)

西暦2125年、人類は火星を新たなフロンティアとして開拓していた
だが、かつて火星を牛耳っていた悪徳企業アルター社から開拓民を救い出した英雄、EDF(地球防衛軍)は
新たな圧制者として火星に生きる貧しい人々を虐げるようになってしまっていた

火星に生きる弱き人々の唯一つの希望、それはまだ腐敗していなかったEDFと共に火星を開放した伝説のゲリラ部隊レッドファクション
そんな過去も忘れEDFは自分たちの支配を磐石にするため、その開放の大志を再び掲げようとする人たちを次々に拘束、処刑していくのだった

アレック・メイソンは地球で父の葬儀を終えると火星に暮らす兄のダン・メイソンに誘われ解体技術者として出稼ぎにやってきた
もうトラブルは御免だ、この星には真面目に働いて稼ぐために来たんだ、居るのはほんの少しの間だけ、アレックはそう思っていた
そして仕事中に兄から自分もまたレッドファクションの理想を掲げる闘士であり、お前にも共に戦って欲しいと懇願されてもこう返答する
「俺はテロリストになんかなりたくない。」

アレックの拒絶から程なくダンはEDFに反乱の容疑で有無を言わさず射殺されてしまう、そして現場に居合わせEDF隊員に食って掛かったアレックも同様に
逮捕されそうになる、絶体絶命の危機を救ったのは他ならぬレッドファクションのゲリラ達だった。
もはや引き返すことは出来ない。兄の復讐と火星の自由のためアレックはレッドファクションとして開放の闘争に加わっていく。

ゲリラの一員となったアレックは目覚しい活躍を見せ次々にEDFの主要施設を破壊、民衆の支持を集めることで火星のEDF支配地を開放していく
そしてEDFの本拠地があるエオス地区を他の地域からの侵入者から守っている無差別砲撃地帯、フリーファイヤーゾーンも砲撃の盲点を縫うように
車を走らせ砲撃陣地に突撃を仕掛けるという特攻作戦により無力化に成功する。レッドファクションはいよいよ敵の本丸に攻め込む用意が出来たのだ。

しかし最後の作戦となるはずだったエオス地区のEDF司令部に総攻撃を仕掛けるその直前、各地にあるレッドファクションの隠れ家が同時にEDFの奇襲を受け
混乱のさなかゲリラたちの司令官であるヒューゴは戦死してしまう。指導者を失ってしまっては数に劣るゲリラたちは散りぢりに逃げる以外の選択は無かった。
さらにEDFの切り札である戦艦ハイドラが火星に迫っていた、強力な対地砲撃能力を持つこの船が火星の衛星軌道に居座ればレッドファクションの解放運動は
完全に手詰まりになってしまうだろう。
302赤ゲリラその2:2009/10/07(水) 05:39:41 ID:d6mYUVJ60
狼狽するアレックに対し副リーダーのサマンヤがマローダーの力を借りればこの劣勢を逆転できるかもしれないと提案する
マローダーといえば火星にいつから住み着いているのかも不明な蛮族たちのこと、無謀すぎると反論するアレックにサマンヤは自分もかつてマローダーだったと明かす。
半信半疑のままサマンヤをマローダーの根城まで護衛するアレック、そして野獣の群れのごときマローダーたちを束ねる女酋長バーシャと対面しさらなる事実が判明する。
サマンヤはバーシャの妹だった。

裏切り者に力を貸す義理はない、EDFは我々が独力で駆逐すると強気な態度に出るバーシャだが、サマンヤが自分たちにはナノフォージがあると言うとそれは変わる。
ナノフォージはアレックが以前マローダーの砦を探索中に発見した装置だったが、これはアルター社支配時代まで遡るロストテクノロジーの一種であり
標的にナノマシンを噴射、人であれ物体であれたちまちに塵と分解してしまうすさまじい威力を持っていた。元はEDFとの交渉に持ち出されるはずのこの装置を
サマンヤはうまく活用し話を有利に進めていく。

EDFを駆逐後にナノフォージを引き渡すという条件でマローダーと共闘することになったレッドファクションは、その甲斐もありエオス地区のEDF総司令部の破壊に成功する。
追い詰められたEDFがとる手段はもはやハイドラによる対地砲撃のみ、だがサマンヤはさらに衛星軌道の戦艦への対抗手段も打ち出す
それは山岳部に放置されている電磁加速装置に強奪した大型ミサイルを一基取り付け、さらに弾頭にナノフォージを付けることで直撃したものは全て塵と化す
分解ミサイルを作りそれで衛星軌道のハイドラを狙撃するといったものだった。
残されたEDF地上部隊もその計画を察知し山岳部一帯を占拠する、火星開放のための最後の戦いがここに始まった。

仲間たちと共に死闘を演じ加速装置を守りミサイル発射口をEDFから奪還したアレック、その背後で轟音と共にナノフォージを載せたミサイルが発射される
今まさに対地砲撃を始めようとしていたハイドラはその直撃を食らい、文字通り宇宙の塵と消えていった。

戦いを終えたアレックは彼を解放の英雄と讃える大勢の人たちに迎えられる、EDFは火星から逃げ去ったのみでまたすぐ報復のため現れるだろう
だが今はこの勝利を皆と祝おうじゃないか、赤い夜明けがここに始まるのだから。

−もうトラブルは御免だ、この星には真面目に働いて稼ぐために来たんだ、居るのはほんの少しの間だけ−

そんな風に思っていたこの赤い星が、今ではアレックの帰るべき故郷となっていた。
303赤ゲリラその3:2009/10/07(水) 05:44:13 ID:d6mYUVJ60
外伝:デーモンオブバッドランド

EDFに敗れたアルター社の社員たちは火星の辺境に逃げ延び技術研究を続けていた、だが時の流れの中で彼はより一層排他的になり
いつしか野獣のような姿で群れるようになっていた、マローダーたちである。

マローダーの酋長バーシャの妹、サマンヤは暴力的で火星に住むマローダー以外の人間を激しく憎悪している姉に嫌気が差していた
そしてその不満はマローダーが次にEDFの施設を大規模攻撃する際、その施設に拘留されている入植者まで抹殺する予定だと知ったとき爆発する。

サマンヤは命令を無視し単身囚われている人々を解放すると、そこに居た腕利きの囚人2人の助力を得てその混乱の場を去る
彼女が滅茶苦茶にした襲撃作戦から数ヶ月たっても姉妹は互いに言葉を交わすことさえしていない、サマンヤはあの日共に戦った二人の男
ヒューゴとダン・メイソンのことを思い出していた、サマンヤが姉の下を離れ本当の解放運動を始める日も遠くないだろう。


304ゲーム好き名無しさん:2009/10/07(水) 05:45:20 ID:d6mYUVJ60
追記
レッドファクション:ゲリラは過去にリリースされたレッドファクションシリーズの3作目にあたります
日本では過去2作が正式に発売されていないため入手は難しいと思いますが
もし過去作のストーリーを知ってる方が居ましたら粗筋を是非スレに書いてください
305ゲーム好き名無しさん:2009/10/07(水) 20:45:17 ID:iV4Qg3/o0
無限航路を予約したものです。

200人以上の登場人物と複数分岐があるため、メインキャラ&ストーリーを追うだけでもかなりのボリュームになります。
どの分岐を辿っても、仲間になる人物と手に入る船の設計図&モジュール図が違うだけでエンディングは同じです。
※一部のメインキャラの人生が分岐によって変わります。
まずあらすじを紹介しておきますので、長文イラネ!の方はこちらをご参照ください。
306無限航路 ◆l1l6Ur354A :2009/10/07(水) 20:47:38 ID:iV4Qg3/o0
<少年編・あらすじ>
地球を離れ宇宙に散らばった人類によっていくつもの星間国家が築かれている遠い未来。
小マゼラン銀河の辺境に住む主人公は父の形見の謎を解くため、打ち上げ屋の力を借りて宇宙へ飛び立つ。
妹を人質に取って宇宙に出たらあかん!と脅してくる横暴領主を借金して手に入れた船で倒し、
ほんまに血繋がってるんか?と疑いたくなる妹と一緒に故郷を後にする。
ルーキーなくせに領主を倒したものだから、海賊には目の敵にされ、大国や軍にはいいように利用される羽目になる。
めんどくさい海賊退治を頼まれたり、内紛を解決したり、我がまま娘を助けるためにバカ領主を倒したり…などなど。

そんなこんなで名は上がるものの、所詮はフリーの海賊もどき。
よその銀河から謎の大艦隊が侵略してくる情報をキャッチして警告しても、大国は自国の利益優先で真剣に聞いてくれない。
仕方がないのでお隣の大マゼラン銀河の国々に助けを求めようと、宇宙の難所でもあり大小マゼランを繋ぐ唯一のエリアでもある、
何だかとてもややこしい場所で開かれている国際会議に乗り込むが反応はイマイチ。
やれることはやったと自分を慰めつつ小マゼランに帰ってみれば、大国間で戦争が勃発している始末。
こんな時に何やっとんじゃあ!と言う訳で、さっさと終わらせるため片方に味方して終結させるが、時既に遅し。
ヤッハバッハとかいう謎の帝国が、大小マゼランを繋ぐややこしいエリアを制圧したとの知らせが。

謎の持病が悪化する妹を静養のため味方した国に残し、小マゼランを救う使命を勝手に背負って主人公は決戦の宙へと向かう。
何故か有名海賊たちが主人公を助けてくれるが、帝国の大艦隊は謎なだけに圧倒的に強かった。
思いがけず大マゼランからの援軍が駆けつけるも劣勢は巻き返せない。
こんな奴らが攻めてきたら大マゼランは…母国は…血迷った援軍指揮官、巨大赤色恒星に高エネルギー砲をぶち込んで
無理やり超新星爆発を起こし、ややこしいエリアごと吹っ飛ばしてしまう。
主人公が辛くも逃げのびたのは大マゼラン方面、ちょっと、小マゼランは?!妹は?!おーいっ!!
307無限航路 ◆l1l6Ur354A :2009/10/07(水) 20:52:50 ID:iV4Qg3/o0
<青年編・あらすじ>
帝国の件が一般人に知られるとマズいということで、主人公とその仲間たちは監獄惑星に閉じ込められ10年間も強制労働の日々を送っていた。
年月のせいか、はたまた過酷な環境のせいか、可愛らしい少年だった主人公は、お前だれ!?と突っ込まずにはいられない程ゴッツイおっさn…青年になっていた。

10年も経てば状況も変わり、大国や人々の思惑が絡みあい監獄惑星を脱出する。
匿われた国(例の血迷った指揮官の母国)でまず実力を見せてみろと言われ、辺境自治国の内乱を鎮圧。
すると、小マゼランに通じているかもしれない場所のことを教えてもらえる。体のいい調査隊に仕立てられたのだが気にしない、向うには妹がいるんだから。

懐かしき小マゼランへと辿り着いたものの、帝国の圧政で酷いことになっていた。
レジスタンスとして戦っていた妹を探し出し、打倒帝国の思いを新たにする。
主人公たちが無事に帰ってきて焦ったのは大マゼラン、帝国の侵攻ルートが出来てしまったんだから当然だ。
内輪もめしてる場合じゃないと、親主人公派が大マゼランを統一に乗り出す。当然、手伝わされる。

なんやかんやで大マゼラン統一は成された。
帝国に対抗する大艦隊を編成中に、ロストテクノロジーを有する宗教国が不穏な動きをしているという情報が。
ついでに併呑してしまえと攻め入った主人公は、真の敵は外なる宇宙の存在オーバーロードであり、
主人公と妹はオーバーロードの情報収集端末みたいなもので、兄妹どころか人間ですらないと知らされる。
衝撃の事実に愕然とする主人公にさらに追い討ち、
情報を得るため外なる宇宙にハッキングを仕掛けた妹がオーバーロードによって存在を消されただの人形になってしまう。

コノ恨ミ晴サデオクベキカ!
帝国と軍事力で語り合い、真の敵を倒してこの宇宙と人類を守るために共闘することになった途端、オーバーロード軍が攻めてくる。
外なる宇宙から来たって言うぐらいだから、あり得ないほど強い、いとも簡単に星々を砕きながらの大攻勢。
いきなり人類滅亡のカウントダウン開始だ。
妹が存在を賭けて得た情報を元に、外なる宇宙からオーバーロード軍が出てくるワープポイントを潰せば何とかなりそうだと分かるが、
そこははるか彼方の太陽系。今の人類のテクノロジーですぐに辿り着ける場所ではない。
絶体絶命、打つ手なしと思ったら、今まで黙っててごめんね、後はヨロシク☆と母星と共に砕け散った宗教国の教皇からロストテクノロジーのプレゼントが届く。

ロストテクノロジーを使って太陽系まで行けるのはわずかな船だけ、しかも片道切符。
特攻隊に名乗りを上げたのは、主人公、帝国皇帝と皇太子、大海賊のおっさんともう1名。
(分岐によって小マゼラン屈指の女海賊か大マゼラン屈指の将軍かのどちらか)
特攻隊を無事に送り出すため、オーバーロード軍と戦い沈んでいく味方の艦隊…次々と連絡が途絶える星間国家…
特攻作戦が成功してもマゼランはダメかも、なんて不吉な予感を振り払い、いざ行かん太陽系。

太陽系にはうじゃうじゃとオーバーロード軍が。
倒しても倒しても、出てくるワープポイントがあるんだからキリがある訳無い。
ぶち切れた皇帝、ポイントにエネルギーを供給している装置に特攻、
群がる敵を足止めする大海賊が盾になり撃沈、その隙に主人公たちはポイントを破壊し、ついに戦いは終わる。
―マゼランがどうなったのか、生き残った皇太子たちはどうなったのかは語られない。
 ただ、妹だった人形が人間に戻ったようだが、それは主人公が見た幻想なのかもしれない―

詳細は書きあがり次第投下します。
308ゲーム好き名無しさん:2009/10/07(水) 22:19:45 ID:6Ol+QaZ50
乙です

>>300
アルトネ2はルカを選ぶかクローシェを選ぶかでだいぶストーリーが変わるからややこしそうだ
309ゲーム好き名無しさん:2009/10/07(水) 23:09:31 ID:cPBSo3AZO
なんか色々激しく間違ってるが乙www

>謎の持病
戦闘で骨が折れてたのを隠してただけです
>血迷った
最初からやる気だったから血迷ってねぇw


わざとだろうがツッコミどころが多すぎるぜw
310ゲーム好き名無しさん:2009/10/08(木) 00:35:05 ID:OnKq5H8w0
チェルシーの離脱理由は素で間違えてます。ごめんなさい。

今、周回しながら書いているので、少年編の後半や青年編とかはうろ覚えの箇所があります。
間違っているところはご指摘ください。
311ゲーム好き名無しさん:2009/10/08(木) 12:11:34 ID:IU4Emr/M0
職人さん、いつもありがとうございます

ps (スクウェア)ブシドーブレード、ブシドーブレード弐をお願いします
312ゲーム好き名無しさん:2009/10/08(木) 14:40:39 ID:WvsFQMNOO
無限航路の方乙です。

PSP「テイルズオブバーサス」投下予約。
313ゲーム好き名無しさん:2009/10/08(木) 18:38:32 ID:psoFP1Em0
>>312
お、期待してまっせ、旦那。

そして、当方は「流行り神(ポータブル)」の穴埋め投下予約。

このゲームのオリジナルはPS版だけど、筋は同じらしい。
なので、Wikiにあるオリジナルの「第零話」と「犬童編」を除いた、
本編3本とおまけ3本を1話ごと近日中に上げます。
314ゲーム好き名無しさん:2009/10/08(木) 18:47:26 ID:Mj1CZ0I20
>>308
ごめん
一応断っておくとルカメインで進めさせてもらうつもり
中〜終盤の展開はほぼ一緒だし。
足りないと思ったら再リクエストしてくれってことで。
315ゲーム好き名無しさん:2009/10/09(金) 02:55:34 ID:+FgoCcZfO
乙です
PSPの銃声とダイヤモンドをお願いします
316ゲーム好き名無しさん:2009/10/09(金) 23:34:47 ID:psuXkyAWO
GBAの
ボクらの太陽
続・ボクらの太陽
新・ボクらの太陽
をお願いします(一つだけでも良いので)
317ゲーム好き名無しさん:2009/10/10(土) 01:55:05 ID:wKnt4/fL0
>>316
ボク太無印はwikiにあるわけだが
続きからということでいいんだな?
318ゲーム好き名無しさん:2009/10/10(土) 12:31:22 ID:B9WA5I8EO
>>317
お願いします
319ゲーム好き名無しさん:2009/10/10(土) 16:51:53 ID:Wgm7+3orO
SSのリンクルリバーストーリー予約します。うろ覚えだけどいいかな?
320ゲーム好き名無しさん:2009/10/10(土) 19:00:54 ID:G3qp608FO
いいよ
321ゲーム好き名無しさん:2009/10/10(土) 20:50:56 ID:J6VsCfHv0
携帯アプリの新約ラストバイブル2お願いします
322ゲーム好き名無しさん:2009/10/11(日) 19:38:01 ID:RnG2hlcA0
DSの真女神転生ストレンジジャーニーをお願いします
323ゲーム好き名無しさん:2009/10/12(月) 16:52:29 ID:m3vO6vbi0
PS2のFate/unlimited codesをお願いします
324ゲーム好き名無しさん:2009/10/12(月) 17:54:39 ID:77sQvN0J0
PSのFFTをもう少し詳しく教えていただきたいのですが
325夜想曲2(第2話 真相編):2009/10/12(月) 22:52:15 ID:37E81A7/0
第2話の続きを投稿します。


(第5巻を見るとこのルートに行ける。亜砂の病室を訪ねた後、照子の家にて翔子と話すと新たな選択肢が現れ、「誰だろう?」を選ぶ)
 翔子は庭で亜砂が植えた夾竹桃(きょうちくとう)という花を眺めていた。
 その時、後ろから物音がした。
 振り向くと庭師の浪江崎大作が庭の手入れをしていた。
 浪江崎に挨拶すると、浪江崎は翔子の見ていた夾竹桃の事を説明した。
 夾竹桃の花の樹液は強心剤の作用があり、インドではこの花を元に薬が作られているという。
 そこまで話すと、浪江崎は作業に戻っていった。

  (その後、亜砂の病室に行くまで内容は同じなので省略)

 そして亜砂は昏睡しており、ほとんど虫の息だった。
 腕には注射の痕があり、何かを打たれたようだ。
 一刻も早く処置を施さないと亜砂は死んでしまう! 医者を呼んでいる時間はない!
 主人公は一か八か、翔子の持っている夾竹桃の強心作用に賭け、その樹液を飲ませた。

 賭けは成功した!
 その後、駆けつけてきた三屋木医師の処置もあって亜砂は一命を取り留める。
 翔子は泣きながら亜砂に抱きついた。

 村枝警部から事情聴取された後、照子と安藤が駆けつけてきた。
 亜砂が無事な事を知って安堵する照子。
 意識を取り戻した亜砂は照子の贈り物であるペンダントを見せ、その経緯を語り出した。
 亜砂が小学生だった頃、学芸会でお姫様を演じる事が決まり、舞踏会の時に身につけるペンダントを照子にねだった。
 しかし当時の照子一家は白川と結婚する前で、家は貧しく買う余裕はなかった。
 そこで照子は夜なべをして手作りしたペンダントを亜砂にプレゼントしたのだった。
 思い出の品を受け取り、涙ながらに話す照子達を見て、主人公はその場からそっと立ち去った。
 病室の前にいた安藤に車で図書館まで送ろうかと持ちかけられ、その厚意に甘えることにした。

 帰りの車の中で、事件の事を話し合う主人公と安藤。
 その会話の中で、安藤もあの『復活の書』の詩を知っていると聞かされる。

 数日後、照子から招待を受け、出かけようとする前にパートナーに新聞を見せられる。
 そこには佐々木が来栖と一仁の殺人容疑で逮捕された事が書かれていた。
326夜想曲2(第2話 真相編):2009/10/12(月) 22:54:08 ID:37E81A7/0
 照子の家を訪れた主人公とパートナーは亜砂の体調が順調に回復に向かっていることを聞かされる。
 佐々木が逮捕された事は、照子も納得がいかないようだ。
 仕事に厳しい所があり他人に辛くあたる事もあったが、人殺しをするような人間とは思えないと言う。
 照子は警察から亜砂が襲撃された時の事を聞いていた。
 あの日、見張りの警官が休憩に行った隙に野田が病室を訪れたらしい。
 そこでアレルギーが出て、一度出直すと病室を出て行った。
 その直後に仮面の男が現れのだ。
 さらに亜砂から一仁が復縁を迫った時、一仁はなぜか『復活の書』の詩を口ずさんだ事を聞かされていた。
 あの詩はあまり知られていないものなので、一仁が知っていた事が意外なのだ。
 主人公は念のため、照子から詩を聞いてメモを取る事にした。
 あの詩は四季をなぞらえた四構成であり、以前照子が詠ったのは春の詩であった。
 
(夏の詩)
  花の妖精大はしゃぎ
  夜の宴は朝まで続く
  朝が来たなら花開く
  真っ赤な大輪
  自慢のドレス

(秋の詩)
  花の妖精恋をする
  愛しい人に届けようと
  想いの分が風に舞う
  冷たい風はすぐそこに
  想い実るか
  頭垂れるか

(冬の詩)
  花の妖精すっからぴん
  枯れた体をさすっては
  木枯らしふかれて涙する
  春が来たなら蘇る
  涙で大地を潤して
  春が来たなら蘇る

 野田から聞いた甘い言葉というのはこの詩なのか。
 しかし一仁は歌詞を変えて恋の詩のように詠ったらしい。
 
 その後、照子は創立記念パーティーのリハーサルの予定があるという事なので、主人公とパートナーは照子の家を後にして図書館に戻った。
 しばらくすると、鬼村が訪ねて来て佐々木逮捕の事情を話してくれた。
 警察は佐々木が照子に恨みを抱いていたという情報を得ており、その情報を元に佐々木を逮捕。共犯説を考えて、その情報は伏せられているだという。
 佐々木は先代社長を支えて会社を成長させるのに一番貢献した人物で、本来ならば佐々木が社長になるはずと思われていた。
 しかし実際に後を継いだのは照子。この事は社内で大きな噂となっていた。
 やはり事件は解決していないようである。
 鬼村は危険なことはしないようにと忠告するが、主人公は大丈夫と返し、もしも危険な事があったら合言葉で知らせようかと提案する。
 パートナーと鬼村は呆れながらも同意してくれた。
 暗号は、オールドファームを見た後にパートナーに強引に伝えたものにした。
327夜想曲2(第2話 真相編):2009/10/12(月) 22:59:19 ID:37E81A7/0
 2日後……創立記念パーティーの日。
 主人公は“男に追いかけられる少女の夢”を見て、ろくに眠れない日々を過ごしていた。
 談話室でパートナーとテレビを見ると、ちょうど朝の星座占いの番組が始まったところだった。
 その結果な散々なものだった。(注:主人公の星座はしし座)
 その時、万国急便の宅配員、ヒダ・ミンが贈り物を持って訪ねて来た。
 △
 万国急便は万国百貨店の宅急便で、最近牛乳と同時配達を始めていた。
 全部早朝のため、「早い、早い、早い」というわけの分らないキャッチフレーズを言いまわっている。
 前の日に届いた荷物も、無理やり次の日に届けられるという噂も聞く。
 しかし、新聞と牛乳の時間は遅いようだ。
 ▲
 ヒダは要件を済ませると去っていった。
 贈り物は仮面の男に奪われた『復活の書』だった。
 なぜここに送り届けられたのだろう? 警察が送って来たのだろうか?

 主人公は鬼村に電話で本が来た理由を聞いてもらうよう頼んだ後、鬼村から驚くべき事を聞かされる。
 野田という男は存在しないという事だ!
 さらに『復活の書』を見ていたパートナーが、この前見た巻の抜け落ちた本じゃないかと気付く。
 主人公は慌てて蔵書録を見直すと、この本は花の詩を選りすぐりそれに解説を加えた本であり、全3巻の内の2巻であることが判明する。
 存在しない野田に、存在しない『復活の書』……
 主人公とパートナーは犯人が野田を演じていたのではないかと考える。
 その野田を演じているのは……
 その時、安藤が訪ねて来た。
 安藤は警察から本が野々宮図書館に届けられたという連絡があり、照子に取りに行くように頼まれてやって来たと言う。
 主人公はパートナーに本を取りに行かせ、安藤を談話室に案内した。
 主人公は安藤にコーヒーを出して話しをする。
 あの本は『復活の書』ではないと教えてると、安藤はさして驚きもしていない。
 その時、主人公はあることに気付いた。
 今日は創立記念のパーティーのはずなのに、どうして安藤はここに来たのだろうか?
 安藤はあのパーティーの企画の中心人物のはず…。
 安藤に不審を抱く主人公。
 考えてみれば、安藤は照子の近くにいる人物で『復活の書』と信じ込ませるのは容易い。
 一仁は亜砂を口説くのにあの本の詩を変えて詠ったという。
 あれが野田の教えたものだとしたら……野田はあの詩を間違えて覚えているのではないだろうか?
 主人公は安藤に、あの詩の事を聞いてみることにした。
 あの詩の中で恋を連想する、秋の詩を。
 安藤は秋の詩を詠う…

  花の妖精恋人よ
  愛しい人にもう一度
  想いの分をその胸に
  冷たい風を待ちわびて
  想い実りて
  頭垂れるか

 主人公は野田の正体が安藤である事を確信した!
328夜想曲2(第2話 真相編):2009/10/12(月) 23:01:32 ID:37E81A7/0
 野田はアレルギーを持っていたというし、安藤も白川産業で始めて会った時に塗り薬のようなようなものを塗っていた。
 主人公は自分達の置かれた状況が危険であるに気付く。
 その時、鬼村から電話がかかってきた。
 鬼村は警察はあの本を送っていないと言っていた事を伝える。どうやらこれも安藤が仕組んだ事のようだ。
 主人公は鬼村に助けを求める事にした。
 近くに安藤がいる以上、直接助けを求める事はできない。
 あの合言葉を伝えて助けを求めるが、鬼村の反応は素っ気無い。
 合言葉を覚えていないのか?
 ふと安藤の方を見ると、安藤はいつの間にか姿を消していた。
 パートナーの事が心配になった主人公は地下書庫に向かった。
 パートナーはあの本を探していた。
 主人公は安藤が犯人である事と今の状況を説明する。
 その時、地下書庫に階段を降りて来る足音が響いてきた。
 主人公達は咄嗟に本棚の後ろに隠れる。
 安藤は笑いながら主人公達を探しに地下書庫内を徘徊する。その手にはボウガンが握られていた。
 主人公達は安藤の足音に注意しながら、本棚の影から影へと逃げ回る。
 しばらく逃げ回っていると奥に行ったのか、足音が小さくなっていった。
 その隙を逃さず入り口へ急行するが、それはフェイントで安藤は入り口付近に待ち伏せていた。
 安藤はその本性をあらわにし、狂ったような笑い声を上げている。
 主人公は自分を囮にしてパートナーを逃がそうと考える。
 そしてパートナーに合図をした瞬間……銃声が鳴り響いた。
 安藤が腕を押さえてうずくまる。
 銃を撃ったのは鬼村だった。どうやら暗号を覚えていてくれたらしい。
 鬼村が安藤に手錠をかけている時、主人公は事件の動機を聞く。
 安藤の母は白川産業に勤めていたが、10年前会社で横領事件が起きた時、罪を擦り付けられ全責任を負わされ懲戒免職にされた。それまで信頼していた来栖も掌を返したように罵倒した。
 安藤の母はそれを苦にして自殺。
 安藤は白川産業とそれに関連する人物へ復讐を決意した。
 来栖と一仁と亜砂を殺し、佐々木にその罪を着せる。
 亜砂は主人公の咄嗟の判断で命を取り留めたが……。
 だが、パートナーは腑に落ちなかった。
 残りの対象である照子と翔子がまだ無事なのにも関わらず安藤がここに現れた理由だ。
 無関係の主人公達よりも2人の方が優先順位が高いはずなのに安藤はここに現れた。
 まさか……すでに仕込んだ後なのか!
 その時、安藤は鬼村の持っていた拳銃を奪い自殺した。
 主人公は「死んで何になる!!」と安藤の死体に怒鳴り込むが、パートナーと鬼村はそれどころではないと止める。
 主人公は村枝警部に連絡し、鬼村の車でパーティーが行われるイベントホールへと向かった。
329夜想曲2(第2話 真相編):2009/10/12(月) 23:08:08 ID:37E81A7/0
 主人公と村枝警部達がイベントホールに到着すると、ちょうどパーティーが始まろうとしているところだった。
 村枝警部達は警備室に行き、主人公はスタッフの控え室へと向かう。
 スタッフルームでは警備員の奥津一郎とプロデューサーの羽生田剛士が言い争っていた。
 警察からの連絡を受けた奥津がパーティーの中止を訴えていたが、羽生田が反対していたからだ。
 主人公が安藤の事を話すと羽生田もさすがに納得せざるを得なかった。
 翔子の居場所を尋ねるが、安藤がプレゼンターの登場はあっと驚かせたいからと言って教えてくれなかったと言う。
 ディレクターの安永という人ならば知っているそうだが、見当たらないのだ。
 主人公は思い当たる所を聞くと、ステージ袖、ステージ床下、ステージ裏、観客席のどこかじゃないかと答える。
 主人公は羽生田の言った場所を探してみるが、どこにもいなかった。
 スタッフルームに戻ると、羽生田が安藤からヒントは“虹”と聞かされていた事を思い出す。
 虹というと……ステージセットの上!
 ステージ上部には白川産業のマークの入ったオブジェが飾られている。
 白川産業の社章はアイリス……ギリシャ語で「虹」の意味だ。
 主人公は危険だと言う羽生田を説得して、ステージ上部に登った。
 
 ステージ上部は鉄のやぐらで組まれており、オブジェはそこから鉄製のアームで繋がれていた。
 そのオブジェには球形の部分があり、上部に取っ手がついていた。大きさは子供がちょうど1人入れそうなぐらいである。
 取っ手を引っ張って開けると、中に拘束されている翔子がいた。
 翔子を中から出そうとした主人公だが、翔子の下にある物体を見て驚愕する。
 それは時限爆弾だった! しかもタイマーの残り時間は1分!
 時限爆弾を取り出し中を見てみると、赤、オレンジ、黄色、緑、水色、青、紫の7本のコードが見えた。
 もう時間がない!
 主人公は意を決し、コードを切る事にした。
 その時、安藤は白川産業の社章を気に入っていたことを思い出す。
 それを頼りに、主人公は赤→オレンジ→黄色→緑→水色→青→紫の順でコードを切断した。
330夜想曲2(第2話 真相編):2009/10/12(月) 23:12:17 ID:37E81A7/0
 あれから数日後……。
 主人公は本の整理を続けていた。
 10日ぶりに戻った田所からたっぷりと小言をもらった上に、しばらくの間外出禁止を宣告された。
 主人公の手には亜砂から送られてきた手紙が握られていた。

『拝啓。
 主人公さん、お元気でしょうか。その節はありがとうございました。おかげさまで、私も元気になりました。
 事件から一週間が過ぎようとしていますが、失った時を取り戻そうとするように家族3人で暮らしていると、
 なぜか遠い昔のように感じてしまいます。
 主人公さんがしてくれたことを思うと、今までの自分が恥ずかしく思われて仕方がありません。
 人を信じるということが、どれほど大切なことか主人公さんは身をもって示してくれたのですよね。
 落ち着いたら昌子をつれて遊びに行きたいと思っています。     かしこ』

 手紙には庭の夾竹桃をバックに照子、亜砂、翔子が立っている写真が同封されていた。

 
第1巻 「花の妖精」  完


(余談)
・庭師の浪江崎ですが、登場人物リストには“江波崎”となっており、どっちが正しいのかよくわかりません。
・ラストの手紙の「昌子」ですが、これは誤字ではありません。
331ゲーム好き名無しさん:2009/10/13(火) 03:31:49 ID:Wshuhg9G0
(第1巻を見るとこのルートに行ける。白川産業の屋上にて、フェンスを調べる時の選択肢で「フェンスから下を見下ろした」を選ぶ)
 来栖はこの屋上から飛び降りた。
 片腕のない人間がどうやって飛び降りたのかと聞くと、先週まで屋上で会社の社章を取り付けるための足場が組んであったらしい。地面にはその跡と思わしき傷があった。
 しかし幾ら疑問に思おうにも遺書が残されているのだ。
 遺書は警察に押収されたが、今日返しに来ると連絡があった。
 主人公はその遺書を見せてもらうように頼むと、照子は快く承諾してくれた。

 秘書室に戻ると遺書を返しに来ていた村枝警部と早坂刑事がいた。 
 村枝警部は自分のメール先を記した名刺を主人公に渡して去っていった。
 
 主人公はさっそく遺書を読んでみる。

 『私は、会社財務運用資金を横領し多大な損害を与えました。
  私を拾ってくださった先代の恩にも報いず、顔に泥を塗るような振る舞い、
  命をもって償います。
                               来栖正義』

 遺書にはそう手書きで書かれていた。
 ふと、主人公はもう一枚別の紙が入っていた事に気付く。
 その紙にはワープロで

 『八月四日 晴れ
  懸念していた共和物産の件、やっと肩がつきそうだ。
  これでしばらくゆっくり出来るだろう。
  しかし、佐々木は株式投資だ、不動産だなどと、何を考えてるのか。
  昨日も『五株買ったら倍になりましたよ』
  なんて、そのうち痛い目を見るようになるだろう。
  安藤の八つは買ったな』

 と書かれていた。
 これは来栖のパソコンからプリントアウトされたもので、遺書と一緒に見つかったものらしい。
 途中で終っているが、見た限り普通の日記にしか見えない。警察もそう思っているらしい。
 1つは遺書、もう1つは仕事の日記……この2つに何かあるのだろうか?
 主人公は興味を持ち事件を調べてもいいかと照子に尋ねると、快く承諾してくれた。
 照子も来栖の死に疑問を持っていたのだ。
332夜想曲2:2009/10/13(火) 03:36:48 ID:Wshuhg9G0
すみません、間違えて名前を書き込む前に投稿してしまいました。
内容はこれでいいので、このまま続けます。
333夜想曲2(第2話 来栖自殺の真相編):2009/10/13(火) 03:41:02 ID:Wshuhg9G0
 さっそく、その日の来栖のことを聞きに行く。
 照子は午前の会議で会ったのが最後で、その時は変わった様子は見られなかった。
 夕方以降、他に役員室に残っていたのは佐々木と安藤の2人。

 佐々木は来栖と同じく創業以来から先代社長を支えてきた人で、先代の死で照子が社長になった事に少なからず不満を抱いているらしい。
 佐々木に事情を聞くと、その日は銀行との打ち合わせの後、彼らと食事に行った。
 打ち合わせには来栖も同席していたのだが、その後の食事は約束があると言って出席しなかったらしい。
 
 続いて安藤に事情を聞く。
 その日は、来栖にパソコンを教えていた。
 片腕の使えない来栖は音声認識のワープロを使っていたのだ。
 その後は外出したと言う。

 2人とも来栖は自殺だと思っている。
 これといった手がかりが得られないまま主人公は帰りのエレベータに乗ったものの、気になる点があるのでもう少し調べてみることにした。
 
 主人公とパートナーは来栖の部屋を調べる。
 来栖の部屋は骨とう品で一杯だった。
 主人公が机の書類を調べていると、パートナーは骨とう品の1つである万華鏡を手に取り中を覗いている。
 主人公が万華鏡の値段を言うと驚いたパートナーは万華鏡を床に落としてしまい、中身が床にぶちまけられた。
 パートナーは箒を探しに部屋を出て行き、その間に主人公が破片を片付けていった。
 机の下にある破片を集めようとした時、ある物を見つける。
 それはスポンジ製の小さなキャップ状のものだった。
 一応持っておくことにし、ポケットに忍ばせる。
 その時、扉が開いた。
 パートナーが帰ってきたのかと思ってドアの方を振り向くと、突如部屋の電気が消える。
 目が慣れて入り口が見えるようになると、そこには来栖の面を被った男が立っていた。その手にはボウガンが握られている。
 男はボウガンを主人公に向けた。
 主人公が恐ろしさのあまりへたり込んで呆然としていると、男はいつの間にか姿を消していた。
 床に紙切れが落ちており

『俺のことは忘れろ』
 
 と書かれていた。
 その時、警備員の向島林平が現れ、主人公を探しに来たと言う。

 向島の案内で警備員室に行くと、パートナーが怯えていた。
 パートナーは箒を探しにエレベーターに乗って管理室に行こうとしたが、動き出した途端にエレベーターがストップした。
 エレベーターは点検中だったのだが、看板を置き忘れていたので知らずに乗っていたのだ。
 暗闇の密室に閉じ込められ恐怖に怯えていたパートナーは警備員に助けられ、警備員室に保護された。
 向島によると、昨日もエレベータの故障があったらしいが管理会社の手違いで点検が今日に延期されたとの事。
 向島がパソコンで報告書を書いている間に、主人公は襲ってきた仮面の男の事を考える。
 仮面の男が襲ってきた理由は事件を調べてほしくないためだろう。
 主人公が事件を調べているのを知っているのは照子と佐々木と安藤の3人……このうちの誰かなのだろうか?
 その時、向島が声を上げる。
 何事なのかと聞いてみると、ワープロの漢字変換がうまくいかない事のぼやきだった。
 そこへ安藤が現れ、照子が心配しているから来てほしいと言った。
334夜想曲2(第2話 来栖自殺の真相編):2009/10/13(火) 03:48:48 ID:Wshuhg9G0
 社長室に案内されたが、そこに照子はいなかった。
 安藤はそこで待っているように言い、コーヒーを入れて退室していった。
 コーヒーを飲みながら照子の帰りを待つ主人公とパートナーだが、いくら待っても照子はやって来ない。
 安藤は隣の秘書室で仕事をしているらしく、ワープロのタイプ音が聞こえてくる。
 主人公は待っている間、事件の事を考えていた。
 そして気になる言葉が思い浮かんだ。
 先程の向島の「昨日もエレベーターが故障した」という言葉だ。
 だが照子の証言では、安藤はエレベーターで10階に来た所で来栖を見たと言っていた。
 しかし、これだけで犯人とは断定できない。
 主人公はもう一度遺書と日記を調べ、日記の方に注目した。
 日記の不審な所は……

「安藤の八つは買ったな」
 
 主人公は側のパソコンを起動し、その文章を打ってみた。
 文章を打ち、変換をキャンセルすると…… 

「あんどうのやつはかったな(安藤の奴謀ったな)」

 主人公は事件のあらましを推理する。
 あの日、資金横領の件を聞こうと来栖は安藤を呼び出した。
 その間、来栖は今日の出来事をパソコンの入力を兼ねて練習のために打ち込でいた。
 そこへ安藤がやって来たので、来栖は資金横領について問い正す。
 その時の会話の最中に安藤は来栖に差し出し睡眠薬入りのコーヒーを飲ませた。
 話が終わって安藤が退室してしばらくすると薬が効き始め、来栖は「安藤の奴謀ったな!」と叫んだ。それが音声認識で入力されたのだ。
 変換のミスは睡眠薬が効いて倒れた時のもの。
 来栖の部屋で見つけたスポンジは音声認識用のヘッドセットについているものだ。
 犯人がわかったが、その安藤は隣の秘書室にいるのだ。
 主人公はパソコンから村枝警部にメールを送り助けを求めた。
 その時、安藤が部屋に入って来た。その手にはボウガンが握られている。
 主人公は安藤に観念するように言うが、安藤は平然としている。
 その時、主人公とパートナーはめまいに襲われた。
 安藤が出したコーヒーには来栖と同じように睡眠薬が入っていたのだ。
 安藤は主人公に来栖と同じ目に遭わせたかったが、足場がないのであきらめるしかないなと言う。
 その言葉で来栖殺害のトリックを理解した。
 来栖は睡眠薬を飲まされた後、仮面を被せられて看板取り付け用の足場に放置された。
 そして目が覚めた時、仮面のせいで周りの状況が見えなかった来栖は立ち上がった際に足場から落下……そのまま屋上から転落したのだ。
 安藤はボウガンを主人公に向け放った……
 と思いきや銃声が鳴り響き、安藤は床に倒れる。
 駆けつけてきた村枝警部が安藤の腕に拳銃を撃ったのだ。


 数日後、主人公はいつも通り書庫で仕事を続けていた。
 安藤は逮捕され、取調べで犯行を認めた。
 しかし、安藤が仮面の男を演じた理由は謎として残った。


10巻 「仮面の謎」  終
335夜想曲2(第2話 その他のエンディング):2009/10/13(火) 03:56:52 ID:Wshuhg9G0
7巻 「復讐」  終
(<真相編>の図書館にて、鬼村の電話で秘密の暗号入力画面で間違える)
 安藤はその本性をあらわにし、狂ったような笑い声を上げている。
 主人公は自分を囮にしてパートナーを逃がそうと考える。
 パートナーに合図をした瞬間、パートナーは入り口に向かって走った。
 だが安藤はパートナーにボウガンを放つ。
 安藤のボウガンを受け、パートナーは絶命した。
 主人公はパートナーの死に悲しみながらも、安藤に一連の事件の動機を問い詰める。
「復讐…」
 安藤はそう一言言い、主人公にボウガンを放った。


9巻 「エクスプロージョン」  終
(<真相編>のイベントホールにて、コードを切る順番を間違える)
 もう時間がない!
 主人公は意を決し、コードを切る事にした。
 コードを切ると警告音が鳴り響き、直後辺りが白い閃光に包まれる。
 それが、主人公の見た最期の光景だった……。


11巻 「E−MAIL」  終
(<来栖自殺の真相編>の社長秘書室にて、村枝警部に会った時の選択肢で「どうも、と言うように頭を下げた」を選び、真相にだどり着く)
 主人公と村枝警部は互いに気付くことなく社長秘書室ですれ違った。

  (犯人が判明するまで内容は同じなので省略)

 来栖自殺の真相はわかったが、その犯人である安藤は隣の秘書室にいる。
 主人公は外部に連絡しようと電話を取るが、通じない。
 コーヒーを持ってきた時にコードを切ったようだ。
 その時、安藤が部屋に入って来た。その手にはボウガンが握られている。
 主人公とパートナーは安藤が入れた睡眠薬入りのコーヒーを飲んだため、めまいに襲われる。
 安藤は来栖を殺した時の状況を淡々と語りながら、ボウガンを主人公に向ける。
 そして、無情にもトリガーは引かれた……。
『メールを受信しました』
 パソコンの画面にそう表示されたのが、主人公の見た最期の光景だった……。


12巻 「仮面の影」  終
(<来栖自殺の真相編>の社長室にて、推理を間違える)
 主人公は照子の帰りを待っている間に事件を推理するが、考えが行き詰まってしまう。
 パートナーに意見を求めようとするが、突然主人公とパートナーに急激な睡魔が襲ってきた。
「まさかあいつが……」
 そう気づいた時には遅かった。
 主人公とパートナーは二度と目覚めぬ眠りへと堕ちていった……。


(余談)
・村枝警部、早坂刑事、亜美、由美の4人と、もう1人前作に登場していた人物がいます。
336夜想曲2:2009/10/13(火) 04:04:26 ID:Wshuhg9G0
長くなりましたが、これで第2話は終わりです。
337ゲーム好き名無しさん:2009/10/13(火) 19:51:31 ID:rLUzoShY0
真女神転生ストレンジジャーニー予約します。
338流行り神:2009/10/14(水) 11:01:14 ID:nAiukjAT0

流行り神PORTABLE:第一話『コックリさん』

【主な登場人物】

式部人見(しきぶ・ひとみ)…鴨根医大に所属し、助教授と監察医を兼務する才女。
 オカルト否定派だが、霧崎の数少ない友人でもある。
霧崎水明(きりさき・すいめい)…須末乃大学で民俗学を教えている。
 オカルト肯定派だが、否定派の式部とも交友がある。
 中学のころに両親と死別し、それ以降は主人公の両親に育てられた。
 このため、主人公とは、兄・弟と呼び合う仲である。


【前置き】
 この話は、主人公と小暮が初めて顔を合わせた事件であり、
 編纂室に配属するきっかけとなったものです。
 つまり、時系列では第零話よりもかなり以前の話となります。

1)前半部

 私立花峯高校の校内にて、在校生が相次いで自殺する事件が起きる。
 警視庁捜査一課の新人警部補・風海警部は、所轄署の小暮巡査長と組んで捜査に当たる。
 場所が学校というデリケートな場所では、捜査はおもうように進まなかった。
 証拠も、現場にあった「紙切れ」とコックリさん用の「ウイジャ盤」しか見つからなかった。

 二人目の被害者を検死した式部は、「死因は自殺」と断定した。
 それと同時に、体内に残った血液が極端に少ないことに首をひねる。
 自殺を正確に予知した人物が二人の遺体から血液を抜き取ったとしか、考えられない。
 式部は、コックリさんがらみのことは霧崎に聞いてみたらいい、と二人にすすめる。

 霧崎を訪ねる途中で、被害者のクラスメイト・神山由佳が声をかけてきた。
 「本当に自殺したんですか?」
 風海が質問の意味を問いただすが、神山は答えずに駆け出した。
 そのとき、暴走車が神山めがけて突っ込んできた!
 「危ない!」とっさに小暮が神山を突き飛ばしたため、大事には至らなかった。
 驚いたことに、暴走車は無人で、運転席に奇妙な「紙切れ」が貼ってあるだけだった。
 神山は、迎えに来た家族とともに帰宅。けっきょく、彼女の話は聞けなかった。

 二人は、霧崎にあい、コックリさんの話を聞く。
 そのとき、現場の「紙切れ」と暴走車の「紙切れ(の写し)」を見せた。
 霧崎によると、前者は『狐憑き』除けの札、後者は『狐憑き』退散の札だという。
 どうやら、誰かが事件がらみで狐憑きを退治しようとしているようだ。

 事件は、なにやら奇妙な事態になっていた。風海は、どういう捜査方針でいこうか思い悩む。

/* ここで、ルート分岐。取り上げる順番は、式部ルート、霧崎ルートの順になります。
/* 途中の小見出しは、見やすいようにつけたもので、公式なものではありません。
339流行り神:2009/10/14(水) 11:07:13 ID:nAiukjAT0
2−1)式部ルート
 風海は、人為的に引き起こされた事件と断定した。……心にしこりを感じながら。

★狐塚の由来

 翌日、二人は学校長から「狐塚」の話を聞きだした。

 学校創立以前から、学校裏手の雑木林に小さなふるい塚がある。
 二年前、一年生の崎田美佐が、交通事故で死亡した。
 事故後、校内に「彼女はコックリさんの呪いで死んだ」という噂が広がり、
 彼女の幽霊騒ぎまで起きてしまう。
 故人が生前コックリさんをやっていたから、が噂の根拠だった。
 学校側は、雑木林の塚を供養塔に仕立て、お祓いをすることで事態を収拾させた。
 そして、学校側は校則に「コックリさん禁止」を盛り込んだ。
 供養塔になった塚は、生徒からいつの間にか「狐塚」と呼ばれるようになった。
 崎田の幼馴染である男子生徒・野沢翔太は、毎日その塚へ祈りを捧げているという。

 狐塚の話を聞いたあと、二人は、校内で野沢に神山が詰め寄っているところを目撃する。
 「まだ、美佐のことが忘れられないの!」
 「……お前には関係ねえ。」
 神山を諌めたのは、そばに居た堀川だった。
 「帰りなさい、神山さん。」
 「……言うことを聞けば、うまくいくって言ったくせに!」
 神山が堀川に突っかかるが、堀川は冷静に切り返す。
 「そうよ。だから、今までどおり私の言うとおりしてなさい。」
 「……!!」
 今にも何かが爆発しそうな神山。と、その時、とてつもない大きな雷鳴が響いた。

★傷ついた狐塚(式部ルート限定イベント)

 狐塚の雑木林から、煙がのぼっている。「火事か?」駆け出す刑事二人。
 雷が落ちたのは、狐塚だった。塚を狙い撃ちしたような落ち方に、二人は戦慄した。
 校内へ引き返したが、さっきの三人は帰宅したらしく姿が見えなかった。

★影で暗躍する者

 真夜中に、風海に電話がかかってきた。聞いたことがない男の声だ。
 「キミたちに助っ人を用意した。わたしか? 『ある組織』の人間とだけ言っておこう。」
 そう告げると、電話の男は一方的に電話を切ってしまった。

 翌日、学校前でなぜか式部と霧崎が待っていた。
 何者かが、彼らに捜査協力を要請し、高校へもその話を通していた。
 校長によると、軽薄な若い刑事が令状を見せて、協力を要請したという。

(式部ルート、続く)
340流行り神:2009/10/14(水) 11:09:46 ID:nAiukjAT0
★式部、激怒する(式部ルート限定イベント)

 捜査した結果、二つのことが判明する。
 神山と自殺した二人は、二年前に死んだ崎田と同じクラスに在籍していたこと。
 狐塚から狐退治の経文が見つかった。霧崎は、これが落雷の原因だと思っているようだ。

 校内探索中に、女子高生三人組がコックリさんを行っている現場をおさえた。
 神山と堀川、そして妙におびえている山野恵子。
 風海は、神山と山野が死んだ崎田のコックリさん仲間であることを聞き出した。
 神山と堀川は、更に物騒なことを言い出した。
 自分たちは、コックリさんが願いを叶えてくれたら血をささげる約束をした。
 死んだ二人は、その約束を破ったからコックリさんに殺されたのだ、と。

 二人の言い分を聞いた式部は激怒して、実践でコックリさんのカラクリを暴いた。
 「コックリさんは、参加者の無意識な筋肉の収縮で動いているだけ。
 だから、人を殺す力なんてない。」
 コックリさんを否定されても、神山と堀川は静かに沈黙していた。
 それは、オカルト肯定派でもある霧崎も同じであった。

★警察庁の中の廃屋

 三度目の悲劇を防ぐため、神山・堀川・山野を所轄署の刑事が護衛することになった。
 しかし、翌朝、校内で山野の遺体が発見された。
 コックリさんを行った教室で、パジャマ姿のまま体中を切り刻まれていた。
 家族も、護衛の刑事も、山野が家を抜け出したことを知らなかった。

 風海が途方にくれているとき、風海の携帯がなった。相手は、例の謎の男だった。
 「ヒントをあげよう。……警察史編纂室へ行きたまえ……。」

 地下五階にあった警察史編纂室は、廃屋も同然の部屋だった。
 年単位で積もった埃、『紫煙』と印刷された煙草の吸いさしも散乱している。
 レトロな電話が鳴った。電話の相手は、例の男だった。
 「右手にあるファイルを見たまえ。」更に男は話を続けた。
 「事件を解決したければ、常識を捨てることだ。」男は、一方的に通話を切った。

 ファイルは、死んだ崎田の日記だった。
 親しい友人だった神山が、野沢を紹介してから変わっていく様が克明に記されていた。
 崎田の事故は、嫉妬に狂った神山から追い詰められて起きた悲劇だったのだ。

(式部ルート、続く)
341流行り神:2009/10/14(水) 11:11:36 ID:nAiukjAT0
★二人の推理(式部ルート編)

 日記を読んだ二人は、事件を推理した。

 犯人は、崎田を追い詰めた四人を自殺させる計画を立てた。
 先ず、コックリさんが願いを叶える見返りに血を欲しがっていると、犯人は四人に吹きこむ。
 次に、犯人はそのコックリさんが崎田の霊であると信じ込ませた。
 「崎田の霊が、虐めた自分たちの血を欲しがっている。」
 封じていた罪悪感と崎田のたたりで、四人は精神的に追い詰められていった。
 そして、最初の犠牲者が校内で飛び降り自殺を遂げた。
 その際、遺体から血を抜くことで「崎田が血を欲しがっている」事実を強調したのだろう。

 では、その犯人とは?
 野沢は、イジメの事実を知らないし、コックリさんにも関わりがない。
 堀川は、つい最近転入してきたばかりだが、積極的にコックリさんをやっていた。
 堀川と崎田の間に何らかの関係があると仮定すると、合理的に説明できる。

★暴かれた真実

 今は神山を保護しなければ! だが、神山も堀川も、姿をくらませていた。
 「学校だ!」二人は、迷いなく狐塚に向かう。

 狐塚では、野沢、神山、堀川が集まっていた。
 堀川は、野沢の面前で神山の崎田イジメを暴露する。
 更に、堀川は、神山に持ちかけた話「コックリさんによる恋愛成就」は、
 全くのでたらめ、野沢の気持ちが神山に傾くことはないと嘲笑った。
 「何のために、人が死んだの?!」裏切られて呆然する神山。
 「さあ? あなたのせいじゃないの?」平然と言い放つ堀川。
      う わ ぁ ぁ ぁ ぁ っ !!
 理性を失った神山は、絶叫した。獣と化した神山は、堀川に襲いかかる。
 風海と小暮が神山を押さえ込もうとするが、いとも簡単に振り払われた。

(式部ルート、続く)
342流行り神:2009/10/14(水) 11:13:10 ID:nAiukjAT0
★終局(式部ルート編)

 「神山!」我に返った野沢の呼びかけに、神山が反応した時――
 堀川が隙をついて、神山の脇腹に木片を突き立てた。
 うずくまる神山。止めを刺そうとする堀川を、野沢が止めにはいった。
 自分のせいで悲劇が起こった。いつかは罪悪感に押し潰されて、自殺するかもしれない。
 それならば、神山の代わりに自分を殺してくれ、と。
 「今でも、彼女のことが好きなの?」
 「ああ、これからもずっと。」堀川の問いに、野沢ははっきりと答えた。
 「ずっとじゃなくてもいいのよ。時々思い出してくれるだけで……」
 堀川は、涙を浮かべながら微笑むと、その場に倒れてしまった。続いて、野沢も。
 倒れた三人は、風海らの手配によって救急車で搬送された。

 数日後。
 事件はゴシップ誌にすら報道されることなく、学校も平穏を取り戻していた。
 野沢は無罪放免となったが、自室に閉じこもり、ふさぎ込んでしまったという。
 堀川は、一命を取り留めたが、数ヶ月間の記憶を失っていた。
 神山は、搬送中に救急車ごと消息を絶った。
 全国に緊急手配をして行方を追っているが、未だに所在がつかめていない。

 堀川と崎田の関係は、警察の調査では判らなかったが、式部が秘密裏に漏らしてくれた。
 二年前に堀川は心臓を移植したのだが、このときの臓器提供者が崎田だったのだ。
 風海は、崎田の遺志が心臓を通して堀川に届けられたのではないだろうか、
 と考えるようになった。

★警察史編纂室

 風海は、クビ覚悟で自分の考えをそのまま報告書にした。
 その報告書を提出する前に、課長から辞令を受け取った。
 「本日付で警察史編纂室に配属す」
 地下五階に行くと、小暮が部屋の前に居た。彼もまた、編纂室へ配属されたのだ。
 意を決して扉を開けると――、埃も煙草の吸いさしも消えた、普通の部屋だった。
 現職の警部が競馬中継に耳を傾けている光景を除いて。
 警部の名は、犬童蘭子。彼女は、二人を前にして「ガキを寄越して」とぼやくのだった。

★「密室」にて
 「さて、キミの心にどう響いたかな?」
 男の巧みな話術によって、「あなた」は自分が事件当事者のように錯覚した。
 怪異を生み出すのは人間の心……男の言葉が、真実を言い当てているように思えてきた。
 「ところで、キミはこんな話を聞いたことがないか?
 友人の友人から聞いた話なんだが……。」

(式部ルート終了、次は霧崎ルートです)
343流行り神:2009/10/14(水) 11:20:22 ID:nAiukjAT0
/* 話の内容は、式部ルートとかなりダブってます。
/* ダブっている部分は、先の式部ルートを参照してください。

2−1)霧崎ルート
 風海は、「コックリさんの呪い」で引き起こされた事件と断定した。
 ……心にしこりを感じながら。

★狐塚の由来
 /* ここは、先の式部ルートとほぼ同じなので割愛します。

★神山、錯乱!?(霧崎ルート限定イベント)

 途轍もない雷鳴が轟いた。外を見ると、狐塚の雑木林から煙がのぼっている。
 その時、神山が奇声を発して錯乱してしまった。
 口からヨダレをたらし目は狂気を宿らせ、暴れる様子は、まさに獣だった。
 「神山!」
 「みないで……みないで……」
 野沢の呼びかけに、神山は正気を取り戻して気を失う。
 式部が神山をの診察したが、異常は見つからなかった。
 風海は、捜査の行き詰まりを強く感じた。

★影で暗躍する者
 /* 助っ人が霧崎しか出てこない点を除けば、式部ルートと同じ。

★コックリさんと血の儀式(霧崎ルート限定)

 狐塚を調べると、焼け焦げた経文――狐憑き退治の経文が見つかった。
 校長に話では、この塚はもともと源平の時代に狐憑きとして惨殺された娘の霊を鎮める
 ものだったという。今回の事件は、その娘の怨霊のせいなのか?
 風海の問いに、霧崎は答えた。
 「何らかのきっかけがなければ、そういうことにはならないさ。」

 校内探索中に、女子高生三人組がコックリさんを行っている現場をおさえた。
 神山と堀川、そして妙におびえている山野恵子。
 彼女たちによると、コックリさんを提案したのは、転校生の堀川だった。
 その後、コックリさんから「血を捧げれば、願い事を叶える」というお告げがあったらしい。
 自殺した二人は血の儀式を拒んだからコックリさんに殺されたのだと、彼女たちは断言した。

 話を聞いた霧崎が「血の儀式の仕組みを解明してやろう。」と言いだす。
 「コックリさんは、参加者の潜在意識を写しているにすぎない。
 つまり、血を欲しているのは参加者の一人。その人物こそが犯人であり……狐憑きだ。」
 周囲の視線は神山に集まるが、彼女は不敵な笑みを浮かべるだけだった。

(霧崎ルート、続く)
344流行り神:2009/10/14(水) 11:22:07 ID:nAiukjAT0
★警察庁の中の廃屋
/* 話の流れは、式部ルートとほぼ同じなので割愛します。

★二人の推理(霧崎ルート編)

 日記を読んだ二人は、事件を推理した。

 死んだ崎田は、コックリさんを通じて自分をいじめた三人を殺したのだ。
 事件の黒幕が崎田なら、次の標的は神山しかいない。

★暴かれた真実
 /* 式部ルートとほぼ同じなので割愛します。

★終局(霧崎ルート編)

 《どうれ、誰から血を啜ってやろうか?》神山から、普段とは違う声が漏れた。
 《決めた……お前の血をわらわに》そういうと、神山は野沢に襲い掛かった。
 野沢の喉に食いつこうとしたとき、神山は辛うじて正気に戻った。
 「ごめんね……私はただ野沢君のことが好きだっただけなのに……」
 その時! 堀川が隙をついて、神山の脇腹に木片を突き立てた。
 《おのれぇぇ、人間どもめ》
 風海は、人ならざる影が苦しんでいる様を見たような気がした。

 数日後。
 事件はゴシップ誌にすら報道されることなく、学校も平穏を取り戻していた。
 堀川は、一命を取り留めたが、数ヶ月間の記憶を失っていた。
 これにより、堀川が神山を刺した理由も、崎田のことを知った経緯も判らなくなった。
 神山は、搬送中に救急車ごと消息を絶った。
 全国に緊急手配をして行方を追っているが、未だに所在がつかめていない。
 これで、呪いの存在を証明できる証拠は何も残らなかった。

 神山が抱いていた恋情は純粋なものだった。だが、その思いが歪んだとき、悲劇が始まった。
 人間なら、誰にでも起きうる事件だった。
 風海は、犠牲者への手向けとして、この事件で見聞きしたことを正直に記すことにした。

(霧崎ルート、続く)
345流行り神:2009/10/14(水) 11:23:33 ID:nAiukjAT0
★警察史編纂室
★「密室」にて
 /* 式部ルートとほぼ同じなので割愛します。


【余談】
・霧崎ルートの〆では堀川の心臓や野沢のその後には触れてませんが、
 実際の本編でも触れられていません。
 霧崎ルートでは、崎田が堀川に憑依していたということなのでしょう。
 野沢も引き篭もりになるほどふさぎ込んでないってところなのかな、個人的にと思ってます。

・このシナリオは、最後の隠しシナリオ「退魔師・犬童蘭子」と対をなしています。
 つまり、影で狐憑き退治に動いていた人物は……。
 ちなみに、式部ルートにて霧崎がその人物を「(術に関して)相当無節操なやつ」
 と評しています。

(以上で、第一話は終わり。第二話は、近日中にアップします。)
346ゲーム好き名無しさん:2009/10/15(木) 07:06:16 ID:LeaqVdk60
前に担当されていた方が3ヶ月以上書かれていないようなので、
PS2「スーパーロボット大戦Z」の続きを書きたいと思います
予約していいでしょうか
347ゲーム好き名無しさん:2009/10/15(木) 11:22:00 ID:MgK91zzzO
いいよ
348スーパーロボット大戦Z:2009/10/15(木) 14:51:32 ID:6NGE/ABS0
ではさっそく。セツコ編は別のところにテキストデータがあるので少しあとで上げます

ランド編8話「天翅の記憶」
ムーンレィスの女王にして、地球帰還作戦の総指揮であるディアナ・ソレル(∀ガンダム)の到着と、
ロラン・セアック(同じく∀)の尽力により、一応の休戦と相成った地球・ムーンレイス間の抗争。
しかし肝心の帰還交渉は、ムーンレィス曰く「元々北アメリア(現代で言えば北米大陸)は我々の住む地だったのだから返せ」
アメリア側曰く「そこを人の住む地に回復させたのは我々であり、おいそれとは譲れない」と、平行線の状況に。
また交渉担当のグエンも多忙でムーンレィスのみを相手取るわけにはいかず、話は遅々として進まなかった。
そんな中キエル(∀。ディアナにそっくり)の姿を見て悪戯心を起こしたディアナは、服を換えてみようと言い出す。
丁度その頃、グエンの領地イングレッサ、隣のルジャーナとムーンレィスが合同で、機械人形(∀の地球ではモビルスーツをこう呼ぶ)を用いた
演習を行うことになり、ルジャーナからギャバン・グーニー、ムーンレィスからハリー(共に∀)が合流する。
演習の記録係ということでキエルに成り済ましたディアナが同行することになったが、お約束どおり誰も気づかない。

しかし演習予定地には何故か大都市の廃墟が出来ており、その調査のため演習自体がお流れになる。
どうもランドたちも巻き込まれてきた「ねじれ」が大規模な形で現れたらしい。
その中呑気に腹ごしらえをしようと思ったジロン(ザブングル)は、肉を奪ったアポロ(創聖のアクエリオン)と追いかけっこの末意気投合する。

しかし、焼き肉パーティーに興じていたところ、シルヴィア・ド・アリシアとピエール・ヴィエラ(アクエリオン)が現れ、
アポロを連れ去ろうとするが、続いて歌声のようななぞの音と共に人間をさらっていく化け物(アクエリオンに出た収穫獣)が出現、
アポロの相棒であったバロン、それを助けようとしたアポロを捕らえてしまう。
化け物を撃ち落そうと応戦したギャバンたちだが、続いて現れた骸骨状の化け物(アクエリオンのケルビム兵)によりギャバン以外全滅。
調査中だったジロンたちもまだ戦艦に戻ってきていない大ピンチに現れたのが、
グレン、シルヴィアの兄シリウス、麗花(アクエリオン)と三機の戦闘機(ベクターソル、ベクターマーズ、ベクタールナ)。
三機は合体して巨大ロボット「アクエリオンルナ」となる。どうでもいいが合体するとき謎の快感が発生するらしい。
合体メカに協力してハリーのゴールドスモー、ギャバンのボルジャーノン(むしろザク)たちでケルビム兵を迎撃するが、
収穫された人間の負の感情を感じすぎた麗花の精神が不安定になり、そのスキを突かれて合体が解けてしまう。
シリウスとマーズは無事だがルナに乗っていた麗花のダメージは深く、
代わってシルヴィアが乗り込み再起動を図るが、ソルに乗っていたグレンも重傷で動かせそうにない。
と、ここでランドたちも到着し出撃する。同時に「アクエリオオオン」と叫びながら収穫獣から脱出したアポロが、
迎えに来るように現れたソルに乗り込み、何者かの呼びかけるままに、シリウス、シルヴィアと「創聖合体」を果たし、ソーラーアクエリオンとなる。

ソーラーのパワーとガンレオンらのおかげでケルビム兵らを蹴散らしたものの、
ランドたちはまた新たな敵が現れたことにとても喜んでいられず、シリウスたちは元の世界に戻れないことに落ち込み、
アポロは親友を助けられなかったことを悔やむのだった。
一方、アトランディアなる地では頭翅(トーマ。アクエリオン)なる者が一万二千年の眠りから目覚め、
翅無し(はねなし。普通の人間)が世界中で繁殖していることを嘆きつつ、かつて愛し合ったという「太陽の翼」が再び目覚めたという報せに打ち震えていた。
349スーパーロボット大戦Z:2009/10/15(木) 15:35:27 ID:6NGE/ABS0
ランド編9話「世界の終わりの日」
アイアン・ギアーに一時合流したアクエリオン一行。
ただ品性とは縁の薄いザブングル連中、およびランドと、プライドの高そうなシリウスとでは反りが思い切り合わない。
とりあえず自己紹介すると、シリウスとシルヴィアは亡国の王族だと言い出し、
さらにシルヴィアは「かつて兄と愛し合う間柄だった」とすら言ってのける。
で、遠い昔起こった堕天翅なる人類の敵との戦い、人間に恋をして堕天翅を裏切った戦士アポロニアスのことなどが語られる。
また彼らが使っているアクエリオンは、大昔の戦いで使われた物で海底から発掘されたということも語られる。
で、シルヴィアはそのアポロニアスが恋した戦士セリアンの記憶を持っているらしく、大好きな兄がアポロニアスの生まれ変わりに違いないと
独りでに思い込んでいるのだが、当のシリウスはその件についてクールである。
少なくともアポロは違う、という点では二人とも共通して考えているようだが。

そんなときに再び謎の歌声が響き、ケルビム兵たちが現れる。すぐさまシリウスたちが飛び出し、
アイアン・ギアー組も迎撃に走る一方、ランドはここ一ヶ月でねじれが頻発していることに、悪い予感を覚えていた。
で、戦えないグレンに代わって出ようとするピエールを押しのけ「今行くぞセリアン」と謎の言葉を発しつつ、
アポロがソルに乗り込んで出撃する。今回はシリウスのマーズが頭になる「アクエリオンマーズ」。

が、戦闘中に忽然と一体だけ現れたケルビム兵に過剰反応し、無理やりソーラーに変形したアポロ。
しかしそのケルビムにはソーラーのパンチはおろかゲインの狙撃すら当たらないという有様。
どうも「近くに見えて届かない月の力」が働いているとかなんとか。
当たるまで殴る、とムキになって攻撃し続けるアポロだが解決にならない。

その時戦場に突然現れた謎の男の「時間も距離も心の迷いが生む幻」という助言によって目が覚めたのか、
「届かないならどこまでも追いかけてやる」と言わんばかりに直接拳を伸ばす必殺技「無限拳」が完成し、
月の力が働いてるケルビムを文字通り月まで殴り飛ばす。

こうして何とかケルビムらを退けたが、そんな彼らの戦いぶりを「弱い・・・弱すぎる」と嘆きながら
堕天翅の首魁、頭翅が現れる。その出現に∀とキングゲイナーも異常な反応を示す中、アクエリオンと頭翅が接触。
それによって遠い世界(セツコたちが飛ばされたコズミックイラ世界)で発生した世界崩壊の様子が映し出される。
それにあおられるようにアクエリオンからも異常な力が発揮され、ランドたちの世界も崩壊してしまうのであった。

―その日、世界は崩壊した・・・。―

このあとはセツコ編とランド編が合流してしばらく共通の話になります。
350スーパーロボット大戦Z:2009/10/15(木) 22:05:02 ID:rEqi/Gmx0
セツコ編第8話「世界が終わる時」
地球でグローリースターらが火急の事態を報せられているとき、宇宙ではアーガマ(Zガンダム)とミネルバ(種デス)が
その事態の元凶へと急いでいた。
「ガンダムSEED」時代に核攻撃で壊滅した農業用コロニー「ユニウスセブン」が、安定軌道を外れて地球へ降下しつつあるという。
見てくれはコロニーというより大振りの小惑星に近く、これが地球に落ちれば壊滅的被害は免れない。
そのため、コロニー国家・プラントのデュランダル議長(種デス)の指示により破砕に向かう。
しかし生まれついてのコーディネーターで宇宙移民のミネルバクルーには「地球が滅ぶ」実感がなく、
「いっそ地球がなくなってしまえばこの世界のゴタゴタもなくなるんじゃないか」なんて言うものも。
それを聞いたカガリが「お前たちプラントは結局そんな考えか」と言えば、つられてシンも逆上して「オーブの決断のせいで家族を殺された」と言い出す始末。
地球の大事を前に色々とバラバラの状態で、カミーユも「こんな時に目先の事で争って、どこの世界の人間も同じだ」と怒りをあらわにするのだった。

一方破砕作業現場では、先発していたZAFT(プラントの軍)のイザークとディアッカが所属不明の機体と交戦していたが、
彼らが操っているのはZAFTの旧型MS「ジン」の改良版だった。
そこに到着したアーガマとミネルバ、破砕ではなく、その妨害に向かってくるジンを迎撃することになってしまう。

戦闘中、ティターンズ(Zガン)と結託したファントムペイン(種デス)が介入する。
だが彼らの目的はユニウスセブン破砕ではなくその記録をとることであり、地球に対するプロパガンダに用いるのだという。
そのためか彼らは所属不明機もろとも、本来は阻止する側のアーガマとミネルバも降下させる側とみなして襲ってくる。
またティターンズ側も「どうせ自分の地球じゃないらしいから」的な考えでファントムペイン側の言い分に目を瞑ってしまう。
この状況に対する「とにかく所属不明機を阻止する」というクワトロの指示に、異世界人に言われずともと意地を張るシン。
この三つ巴の状況にさらに現れたのはブッチャー(ザンボット3)と彼らの侵略兵器であるメカブースト、ついでにベガ星の兵器。
「ユニウスセブンが地球に落ちたら面白そう」という理由でミネルバもファントムペインも攻撃する。
この期に及んでまだ指図するなと意地を張るシンだが、「文句ならいくらでも聞くから今は大事にあたれ」とカミーユに怒鳴られ、ついに折れる。
2人の間に友情が芽生え始めた。
この後しばらくしてようやく地球からキングビアル(ザンボット3)を母艦としてグローリースターその他大勢が到着する。

所属不明ジンの迎撃が大詰めになった折に現れたのが、元ZAFT軍人であったサトー。地球との融和に走る現在のプラントに異を唱え、
対地球強硬派であったパトリック・ザラのやり方こそが正しいと主張。ユニウスセブンの事件で被った悲劇の万分の一でも地球に与えないことには…
と、ユニウス落としを企てたことを明かす。
ミネルバに残っていた緑ザクでサトーと相対したアレックスことアスラン(種デス)は父パトリックの名を聞いて少なからず動揺する。

結局所属不明機の掃討に成功したものの、肝心のユニウスセブンは亀裂が入ったままで破砕には至らなかった。
また、混乱にまぎれてグローリースターはまたもどこかに転移してしまう。
残された面子は、艦載砲やスーパーロボットらも用いて阻止限界点ギリギリまで破砕作業を継続することを決意するのだった。
351スーパーロボット大戦Z:2009/10/15(木) 22:18:02 ID:rEqi/Gmx0
セツコ第9話「時空崩壊」
ユニウスセブンが落下しつつある頃、地球の某所では「ロゴス」と呼ばれる集団が会合を開いており、
メンバーの1人ロード・ジブリール(種デス)は、ユニウスセブンの落下を利用して地球の反コーディネイター(種デスにおける宇宙移民と大体一致)感情を高めることに利用し、
開戦へと輿論を動かそうとしていた。また、戦争遂行のため、に南米大陸で建造されている「ある物」を制圧し、利用することを提案する。
その南米では、ユニウス破砕の支援中に飛ばされてしまったグローリー・スターが、落下しつつあるユニウスを見て途方にくれていた。
特に、戦時のコロニー落としで家族を失くし、ショックで記憶もあいまいなセツコの絶望は他の2人を上回るものがあった。
そんな彼女をデンゼルは「今はグローリー・スターの任務がお前の生きる意味だ」と諭し、励ますのであった。
バルゴラ3号機はダメージが蓄積していたため、セツコはデンゼルの1号機と機体を交換することに。

そこから離れた地点では、ジブリールが狙う物…天を貫く巨大な軌道エレベーターを接収すべく、地球連合のモビルスーツ隊が動いていた。
迎え撃つのは、桂木桂とオルソン・D・ヴェルヌ(超時空世紀オーガス)が駆る二機の戦闘機「ブロンコII」。
軌道エレベーター奪取のために最新鋭のモビルスーツ「ウィンダム」まで投入してきた連合であったが、曰く「ブロンコ隊のツートップ」である桂たちにとっては役不足もいいところであった。
途中で雨露をしのぐために現れたグローリー・スターとも協力し、連合を蹴散らす2人。女好きの桂は美人のセツコに早速コナをかけるが、トビーとデンゼルに睨まれてうやむやに。

しかし、いくら桂たちがツートップでも敵の物量が違いすぎた。ジリ貧になった桂は、軌道エレベーターを破壊するための新兵器「時空震動弾」使用を決意する。
が、空域から離脱しようとするグローリー・スターの前に、突然「僕が生きるために僕は罪を重ねる」と意味不明なことを呟く黒づくめの男と、これまた漆黒のロボットが現れ、
ドサクサに紛れてデンゼルの乗る3号機を両断、デンゼルは死んでしまう。
また、桂も連合の女隊長に組み付かれて身動きが取れず、時空震動弾の発動に巻き込まれる。
その時空震動により、世界の各地で巨大な規模の時空転移が発生し、世界はめちゃくちゃになってしまう。
―その日、世界は崩壊した・・・。―

おさらい。ここまでで出てきた世界は5つぐらい
(1)宇宙世紀(UC)…Zガンダムの舞台で、本作ではグレンダイザーとゲッターロボ、セツコたちもここの出身。敵も味方もまるごとCE世界に飛ばされてしまう。
(2)コズミックイラ(CE)…DESTINYの舞台。ゴッドシグマ、ザンボット3、グラヴィオン、桂&オルソンもここ出身。セツコ編最序盤の主な舞台。
(3)ランドの世界…ランドの出身地。ガンダムX、ザブングル、∀、キンゲがここ。地名は∀の正暦風だが、色々混じってるので一概に言えない。
(4)エウレカセブンの世界…現時点では人と一部の地形が飛ばされてきたくらい。
(5)アクエリオンの世界…都市廃墟とそこにいた人間が飛ばされてきてる。
このあと、上の世界とその他の世界が全部混じり合った「多元世紀世界」が出来てしまいます。
352ゲーム好き名無しさん:2009/10/16(金) 17:36:52 ID:WDhh189v0
キングダムハーツ 358/2 Daysって大丈夫かな予約
353ゲーム好き名無しさん:2009/10/16(金) 20:17:55 ID:TBb6s1um0
>>352
それくらい自分で調べようよ
リクエスト出てないのに書いても良いのかという意味なら
書いちゃえ書いちゃえ


ttp://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/1350.html
アルトネリコ2をwikiに勝手にうpしました。
354ゲーム好き名無しさん:2009/10/16(金) 22:00:00 ID:7OFHuPJjO
乙カレー

3もとうとう発表されたしココナのその後もじきに分かるんじゃないかな
ルカ&クローシェendの最大の見所は最後の選択肢のクロアの話術にあると思う

・見た目とスタイルが好み
・騙されたと知った時何かが目覚めた

こんな選択肢でもいい話に持っていくクロアさんマジハンパネェっす
355ゲーム好き名無しさん:2009/10/17(土) 04:15:48 ID:jQ11vgpJ0
ほんとにパネェよww
356ゲーム好き名無しさん:2009/10/17(土) 20:05:24 ID:uLIqse/z0
このスレの>>355までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

3ヶ月以上経ったので「無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ」
「東方萃夢想」を ●途中 の欄から消しました。

1ヶ月以上経ったので「うたわれるもの −散りゆく者への子守唄−」
「3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!」を ●執筆予告がある物 の欄から消しました。

>>136
「THE 爆弾処理班」「2999年のゲーム・キッズ」「DEATH NOTE キラゲーム」
の3つの続きをリクエストと言うことでしょうか?
357ゲーム好き名無しさん:2009/10/17(土) 21:13:13 ID:zUCWM4+a0
>>356
大量にお疲れ様です
358ゲーム好き名無しさん:2009/10/18(日) 12:53:48 ID:A0/gRb+C0
>>356
そうだよ
359ゲーム好き名無しさん:2009/10/18(日) 13:17:32 ID:A0/gRb+C0
てか●途中から消したものは今後も自動でリクエストに入れてください
一時期はそうなっていたような気がします
このままでは途中で止まったままの作品ばかりになってしまいます
360ゲーム好き名無しさん:2009/10/18(日) 13:24:03 ID:UUDrz/5v0
鯔に面倒ばかりかけるのもな。
執筆途中、予告のゲームも
機種別リストに残すようにすればいいと思う。
361ゲーム好き名無しさん:2009/10/18(日) 13:25:27 ID:UUDrz/5v0
そんで●未解決リスト ってところを
●リクエスト一覧 とでも変えときゃいいんじゃない?
362ゲーム好き名無しさん:2009/10/18(日) 17:22:33 ID:1sQmZvBY0
>>358
「THE 爆弾処理班」「2999年のゲーム・キッズ」「DEATH NOTE キラゲーム」
の3つを未解決リストに再掲しました。


>>359>>360
Wikiを編集している一員としての一意見ですが、
「途中で執筆が止まったものを自動でリストに再掲する」
とか
「最後まで執筆されない限りずっとリストに残しておく」
といったことにはあまり気が進みません。

「ある作品のストーリー執筆が途中で止まったままだが、続きを希望するリクエストが誰からも挙がらない」
ということは、
「その作品の続きを強く希望する者は誰も居ない」
ということになります。
だとすれば、誰も希望していない作品をリストに加えることになり、意味が無いように思います。
むしろ未解決リストの無駄な肥大化を招いてしまうのではないでしょうか。


>>361
「未解決リスト」よりそちらの名前の方がわかりやすい気がしますね。
363ゲーム好き名無しさん:2009/10/18(日) 19:04:30 ID:UUDrz/5v0
確かに、放置部分より先が知りたければ再リクエストされるかな。
毎度お世話様です。
364The Elder Scrolls II: Daggerfall:2009/10/19(月) 04:32:26 ID:MUrgfBuW0
※原作が英語のみですので、名詞は表記の揺れや混乱を防ぐため英語で記すことにしました。

----------------------------
■PCゲー  作品名:The Elder Scrolls II: Daggerfall

舞台:Iliac Bay(High Rock南部及びHammmerfell北部)
年代:第三紀405年 〜第三紀417年 10月9日〜11日


主人公は経歴や行い(キャラクター作成の際に質問される内容等によって自動生成される)が認められ、
ある夜皇帝Uriel SeptimVIIと元老院の主席Ocatoから密かに呼び出される。

皇帝は主人公に次の指令を与える。
一つ目は403年にHigh RockのDaggerfallとHammmerfellのSentinelの二つの
都市国家間で起きたWar of Betonyにおいて、戦死した親帝国派Lysandus王の
霊が夜な夜なDaggerfallの街を徘徊している問題を調査すること、
二つ目はDaggerfallの女王に宛てた手紙が届かなかったらしく、個人的な問題が書かれているので
探して破棄するようにという任務であった。
早速主人公はDaggerfallに旅立つが、船が嵐で難破し、命からがら近くの洞窟に逃げ込むこととなる。

その後主人公は皇帝のエージェントと落ち合い、状況を知らされる。
Lysandus王は「復讐」を叫んでいるため、単純に戦死したのか疑問が呈される。
また、手紙は戦争が起きたどさくさに紛れて紛失したのではということであった。

その後主人公は二つの問題を解決するため、Iliac Bay付近の都市国家Daggerfall、Sentinel、Wayrestの
王家の人間やLysandusの愛人、魔術師でもある王の母親、Orcの新興国Orsiniumの王Gortwog、
死霊術師の王Mannimarco、半不死化したリッチUnderkingといった実力者たちと知り合うようになる。

彼らはそれぞれ情報を握っており、主人公は依頼をこなすことと引き換えに情報を聞き出すのだった。
365The Elder Scrolls II: Daggerfall:2009/10/19(月) 04:34:52 ID:MUrgfBuW0

Lysandus王の死に関する真実は以下のものである。

War of Betonyにおいて、DaggerfallとSentinelの和平交渉のために
Wayrestから使節団が派遣されて調停を行うことになっていたが、
使節団は途中でOrcの王Gortwogの手下に襲撃されてLysandusの元には
辿り着けなかったとされる。

しかし、使節団は反帝国的なWayrestの貴族であり、Wayrest王女の婚約者Lord Woodborneの
暗殺者たちで構成されていた。Gortwogは親帝国派でありOrcの窮状に同情を示した
Lysandusを助けることで自国の独立性の確保を目論んでいたのだ。

しかし取り漏らした暗殺者がLysandusの元に辿り着いてしまい、王は暗殺された。

Lysandusの愛人の宮廷魔術師の助けにより、主人公は王と意思を交わすことに成功する。
彼は復讐を依頼し、それが果たされると、Lysandus王はようやく安息を得て成仏する。
366The Elder Scrolls II: Daggerfall:2009/10/19(月) 04:38:03 ID:MUrgfBuW0
一方、手紙の紛失は単純な手違いによるものだった。

皇帝はDaggerfallの女王Myniseraに手紙を宛てたが、
War of Betonyが終結するとLysandusの息子が即位してSentinelのAubk-iと結婚したため、
配達人は間違えて反帝国的な新女王のほうに手紙を届けてしまったのだ。
その後、Myniseraの元に行かぬうちに手紙は盗まれてしまい、
主人公はOrsiniumにてようやく手紙を取り戻した。

しかし手紙の内容が問題だった。

手紙はLord Woodborneが「Totem of Tiber Septim」を所持しているので、
それを引き渡すようにさせろというUrielからMyniseraに宛てた依頼書であったのだ。

Urielの先祖、Tiber Septimは、腹心のZurin Arctusの命が篭められた宝石Mantellaを核とした
ドワーフ製ゴーレム兵器NumidiumをTotem of Tiber Septimとによって操作し、
大陸を征服し第三紀を拓いた。
(つまり、電池がMantellaで、コントローラーがTotem、ロボがNumidium)

しかし、中立王族にまでチート兵器を用いたためにArctusは反旗を翻し
Numidiumと戦い、相打ちになった。
ArctusとNumidiumの心臓は天空の異次元に吹き飛ばされ、
Arctusは半不死化し、Underkingとなった。

国力を消耗し、死に体であった帝国はこの兵器で大陸を再統一しようとしている。
主人公に協力したIliac Bayの諸勢力と帝国は破壊兵器の所有権を得ようと必死になった。
367ゲーム好き名無しさん:2009/10/19(月) 04:41:35 ID:MUrgfBuW0
主人公は七つの勢力の中から一人を選んでTotemを渡す。
そして、魔術師でもあるLysandus王の母親の助けによって異次元へと向かい、
宝石Mantellaを得る。

主人公がTotemを渡した勢力によってエンディングは七つに分岐する。
帝国、Daggerfall、Wayrest、Sentinel、Orsiniumに渡した場合はその国家の征服エンドとなる。
Mannimarcoに渡した場合、彼はMantellaの力で神となる。
Underkingに渡すと自分の命の核を取り戻し、ようやく死ねることとなる。


エンディングはこのように分岐するが、後のシリーズで語られる後日談が存在する。

『Daggerfall』の20年後を舞台とした『The Elder Scrolls IV: Oblivion』にエンディング直後のことを
書いたゲーム内書籍がある。それによれば、主人公が引き金となった大破壊が発生し、
数十あったIliac Bay周辺の領地や国家郡はほぼすべてが崩壊、都市機能が崩壊した。

無事だったSentinel、Wayrest、Daggerfall、Orsiniumは装置の起動を察し、
防衛のためにそれぞれ空所を征服し国土を拡張。
そして、現在は平穏で帝国に臣従的な国家に変貌を遂げた、ということである。

主人公のその後については杳として知れない。他の歴代の主人公と同様に、行方不明である。


終わり

---------------------------

まとめを見ましたが、The Elder Scrolls III: Morrowindについても、
もし良ければもう少し詳しく書くことが出来ます。
368ゲーム好き名無しさん:2009/10/19(月) 07:31:19 ID:NjSAPguC0
もしまだ出ていなかったらSteins;Gateをリクエストします。
よろしくお願いします。
369ゲーム好き名無しさん:2009/10/19(月) 09:58:34 ID:7jSlGo3wO
リクエストの前になんでルールを読まないのか
370ゲーム好き名無しさん:2009/10/19(月) 23:39:53 ID:hLzC/q2+0
「東方萃夢想」の続きと「東方星蓮船」をリクエストします
どっちもWindowsのゲームです
よろしくお願いします
371 ◆l1l6Ur354A :2009/10/20(火) 05:29:54 ID:RBY8fuw40
『東方萃夢想』と『東方星蓮船』予約します
372流行り神:2009/10/20(火) 10:40:51 ID:+lIODfw+0
流行り神PORTABLE:第二話『鬼』
【主な登場人物】
間宮ゆうか(まみや・――)
 風海の義兄・霧崎の教え子で助手。
 自称・オカルト専門ジャーナリスト(見習い)だが、霊感はない。
 海外出張中の霧崎に代わって、風海の捜査を手伝うことになる。
道明寺秋彦(どうみょうじ・あきひこ)
 警視庁捜査一課の刑事。印南警視の部下で、極秘裏に協力している。
 見た目ヘラヘラした軽薄な青年だが、被害者救出に関しては真摯な態度を見せる。
 「小暮と同期」(道明寺談)だが、小暮は覚えてない。

【前置き】
 この事件は二人が配属後に初めて手がけたもので、
 時系列で言うと第一話のあと、第零話の前となります。


1)前半部
 配属後十日目。謎の男から、児童誘拐の捜査に参加するように頼まれる。
 ところが、担当の印南警部から二人を呼んだ覚えはないと追いだされてしまう。
 結局、彼の部下・道明寺巡査長の協力により、調査を極秘裏に行うことになった。

 被害者は斉藤裕介、小学二年の八歳。両親は離婚、家族は母親の由香利のみ。
 母親の由香利は、レストランを経営する女性実業家だった。
 犯人は、身代金ではなく「由香利が〔柘榴の実〕に一人で来ること。」
 という変わった要求を出してから、沈黙を保っている
 〔柘榴の実〕について、由香利は心当たりがないと言う。
 誘拐の現場を見た少年は、「鬼が連れて行った」と言い張っていた。
 印南は作り話だと切り捨てたが、二人が調べると実在した可能性が高くなった。

 奇妙なファックスが斎藤宅に届いた。
 「鬼」の天辺の「ノ」が取れた字が一文字だけ、大きく印字されているという代物。
 これも、由香利は判らないという。

 その後の聞き込みで、他の家二軒に似たような脅迫状が郵送されたことが判明する。
 この二軒と斎藤家をつなぐ線上に、斎藤家の隣人・安西聡子が浮かんだ。
 安西が脅迫状を出したのか? 安西を密かにマークする二人。

 しかし、安西を巡って騒ぎがおき、その余波で印南に極秘調査がばれてしまった。
 これを機に、風海は脅迫状の件を印南に託す。
 その上、二人が安西を疑っていることを、安西本人に悟られてしまう。
 笑みを浮かべた安西は、とんでもない爆弾を二人に投下した。
 「あの母親は、息子が居なくなって、せいせいしている……。」

(続く)
373流行り神:2009/10/20(火) 10:43:17 ID:+lIODfw+0
/* 前半部最後の安西の一言をどう扱うかで、2ルートに分岐します。
/* 先に取り上げなかった場合、次に取り上げた場合の順に投下します。

2)−1 安西ルート(安西の証言を取り上げなかった場合)

 安西は、捜査の目を逸らそうとしてるのかもしれない。
 そう判断した二人は、安西のサークル仲間に安西の人となりを聞きいてまわる。

 サークル仲間は、ほとんどが“セレブ”と呼ばれる婦人たちだった。
 その中で、庶民で借金に追われている未亡人の安西は、
 彼女たちから優越感を滲ませた同情心で「可哀想な人」と見られていたようだ。
 これは、安西にとって屈辱であり、苦痛だったのではないだろうか。
 そんな安西だったが、最近になって生き別れていた妹と再会したらしい。
 そして、妹から贈られたブレスレットを肌身離さずつけているという証言も得た。

 聞き込みのまとめをしているとき、道明寺から安西の経歴が送られてきた。
 そのなかの記述に、全員が唖然とした。
   妹の名は、雪村恭子。「グラナダ・マタニティクリニック」副院長だったが、
   夫の無理心中に巻き込まれ、二年前に死亡。

 と、その時、一緒に居たゆうかがひらめく。
 ガーネットの和名は柘榴石。柘榴は、スペイン語で「グラナダ」!
 〔柘榴の実〕とは、この病院のことを指していたのではないだろうか。
 由香利に、もう一度〔柘榴の実〕を問いただす必要がありそうだ。

 ゆうかは、グラナダ・マタニティクリニックを調べるといって飛びだしていった。
 ゆうかの身を案じつつ斎藤家へ向かう風海。その家の前で、道成寺と出くわした。
 彼によると、印南が安西の逮捕状を取って、彼女の行方を追っているという。
 鑑定の結果、安西が例の脅迫状を出したと判ったからだ。

 由香利の頑な態度は、『グラナダ・マタニティクリニック』の一言で切り崩された。
 「どうして、放っておいてくれないの?」
 由香利は、最初から子供を見捨てるつもりだったのだ。
 「子供には何の罪もないのですよ?」思わず問い返す風海。
 「でも、あの子は……」何かを言い出そうとして口をつぐむ由香利。
 「いいでしょう、〔柘榴の実〕へご案内します。」
 一行は、小暮の車で目的地に向かった。辺りは、夜になっていた。

 移動中、由香利は誰ともなく語りだした。
 思い描いた「幸せな家庭」のために、由香利は子供が欲しかった。
 でも、裕介が生まれた時にできた借金で、夫婦は押し潰され、離婚してしまう。
 うちつづく不幸の中で、由香利が抱いていた息子への愛情が揺らぎはじめた。
 (この子さえ居なければ……。)この考えが、由香利を折檻に走らせたのだ。
 息子が誘拐されとき、一旦は息子を見捨てようと考えたが、やはり出来なかった。
 「私は『ママ』と呼ばれるのがつらかった。……あの子はね……。」
 そのあとに続く言葉は、由香利の口から紡がれることはなかった。

(安西ルート、続く)
374流行り神:2009/10/20(火) 10:46:22 ID:+lIODfw+0
 目的に着いて、風海が降りたときだった。
 ゆうかが声をかけてきた。どうやら情報をたどって、ここまで来たらしい。
 ゆうかの身を案じて、思わず叱責する風海。ゆうかも、予想外の叱責に素直に謝った。
 しかたなく、風海は、小暮に建物の外でゆうかを護衛するように頼んだ。

 由香利は、廃墟の前の看板を指差した。
 「産婦人科 グラナダ・マタニティクリニック」――その脇に柘榴の実の絵。
 「ここで生まれたんです。」由香利は、そうつぶやいた。
 由香利のあとを追いながら、風海は引っかかるものを感じた。
 (“産んだ”のでなく“生まれた”? どういう意味なんだ?)

 廃病院を進むなか、由香利は、風海の呟きから隣人の安西が犯人だったことを知る。
 「安西さんが「鬼」のファックスを送りつけたのは、
 息子を虐待する自分を嘲笑うためなのでしょうね。」
 「いまなら、安西さんのその気持ちがわかる気がします。」

 かつて、由香利は安西を『可哀想な人』と思った。それは優越感からきている同情だった。
 今度は自分が周囲から『可哀想な人』と言われて、由香利はそのことに気がついた。
 同情される自分が恥ずかしくなり、心が他者を受け入れられなくなっていった。
 そして、自己嫌悪と自己否定に陥り、由香利は、他人、つまり息子を攻撃することでしか
 自分を守れなくなっていったのだ。

 病室の一室に、裕介少年は寝かされていた。
 たどたどしい足つきで近づいた由香利は、息子を抱きかかえると涙を浮かべた。
 あとは、ここから逃げるだけだ。――と、その時、不快な冷気を感じた。
 「由香利さん!」風海が振り返ると、横たわる少年の前にうずくまる由香利の姿だった。
 まわりを黒いドロドロした靄が取り囲まれた状態で、由香利は何かを抑えようとしていた。
 そして、風海の面前で由香利の目は白目ごと真っ赤に染まっていった。
 その目は――まさに鬼。

 「ふふふふ……」地の底から響く、くぐもった笑い声。安西がいつの間にか立っていた。
 髪はふり乱れ、衣服もボロボロ、眼は赤い狂気に満ちていた。
 安西は、うずくまる由香利を凝視したまま話しだした。
 「アンタも可哀想な女だよ。アンタは息子を愛せない。違うかい!」
 「ちが…う。」由香利は必死に抵抗を試みるが、安西は容赦しなかった。
 「子供を愛せないから、今こうして苦しんでいるんだろ?
 無理することはないよ。あたしと一緒におなりよ。」
 妖しい魅力を含んだ呼びかけに、風海の意識まで朦朧としはじめた。

(安西ルート、続く)
375流行り神:2009/10/20(火) 10:48:36 ID:+lIODfw+0
 由香利の中の「何か」が弾けようとした時――
 「ママ……ママ」裕介の寝言が漏れた。
 「ゆう…すけ?」由香利の赤い目から、涙が溢れ出していた。
 鬼になりかけた彼女は、息子の寝言で救われたのだった。
 その様子を見ていた安西が、呻いた。
 「アンタなら……わかってくれると思ったのに……」
    ナ ゼ ダ ァ ァ ァ ァ ァ ァ
 最後の叫びは、鬼の咆哮だった。それと同時に、安西の姿が大きく変容する。
 猛獣の牙、狂気に満ちた深紅の瞳、額から生えた角。まさに――鬼。

 安西だったモノは、腕一振りで風海をなぎ払って弾き飛ばした。
 どこかで照明用のランプが割れる音がして、部屋に火の手が上がった。
 「ソノコヲ、コロセ! コロセ! コロセ!」呪文のように言葉を繰りかえす鬼。
 その言葉に苦しみながらも、由香利ははっきりと言い放つ。
 「自分の息子を愛している!」
 拒絶された鬼は、裕介を殺そうと襲い掛かる。鬼の前に、由香利が立ちはだかった。
 「安西さん、もう止めて。」その言葉には、鬼と化した安西への悲しみが篭っていた。
 同じ苦しさを経験したものだからこそ、紡がれた言葉だった。

 その言葉に、鬼の動きが止まった。泣いているのか?
 風海は、母子を逃がすために鬼に取りついた。
 燃え盛る炎の中、鬼は風海を剥がそうと壁に叩きつけるが、風海は必死にしがみついていた。
 そして、建物から逃げる母子を見たとき、彼の身体は宙に舞い、落ちていった。

 風海は、右足骨折などで入院を余儀なくされた。あの状況では、軽傷と言っていいだろう。
 見舞いに来たゆうかの話では、裕介少年は病院に運ばれるとき、
 しきりに『お姉ちゃんはどこ?』と聞いていたという。
 安西なら『隣のおばちゃん』と言うはずだ。安西のほかにも、誘拐犯はいたのか?

 今度は小暮が見舞いがてら報告にやってきた。
 母子はほとんど無傷で助かり、由香利は自ら進んでカウンセリングに通いだしたという。
 ただ、安西のほうはケリがつきそうになかった。
 斎藤宅に送られたファックスは、鑑定した結果、安西以外の人物が送ったと断定された。
 また、廃病院の焼け跡からは安西のブレスレットしか見つからず、
 捜査陣の間から「本当に安西がいたのか」という声すらあるらしい。
 それともう一つ不可解なことがあった。
 捜査一課の名簿には、『道明寺秋彦』なる人物はいなかったのだ。
 道明寺は、何者で何のために現れたのだろうか?

 安西は普通の人間だった。彼女を鬼にしたのは、周囲の心ない同情心だった。
 何の自覚もなく、他者を追いつめる人間。風海は、無性に人間が怖くなった。

(安西ルート終わり、続いて雪村ルートです。)
376流行り神:2009/10/20(火) 10:50:07 ID:+lIODfw+0
2)−2 雪村ルート

 思い返せば、由香利の態度は子供を誘拐された親とは思えないところがある。
 風海は、道明寺を通じて令状を取り、斎藤家の家宅捜索をおこなう。
 しかし、解決につながる手がかりはなく、息子への虐待が判明しただけだった。

 二人は、別の観点から犯人像を洗い出し、雪村恭子に行き当たる。
 彼女の留守宅から、祐介少年の教科書が見つかる。
 風海は、道明寺に雪村のことを伝えて留守宅を出た。

 彼女の日記には、雪村と少年の出会いと交友が記されていた。
 世間に絶望して引き篭もっていた雪村は、偶然であった裕介に生きる希望を見出していった。
 それと同時に、彼の傷から彼が虐待されていることを察知し、
 彼の母に義憤を感じていたこともわかった。

 道明寺が、雪村宅の家宅捜査の結果を知らせてきた。
 雪村宅から、ファックスされた文字と同じ奇妙な文字が書かれたお札が見つかったという。
 風海は、小暮とゆうかと一緒に発行元の鬼哭寺(おになきでら)へ向かった。

 住職にお札のことを尋ねると、祭っている鬼子母神に由来するものだという。
   鬼子母神は、子煩悩な神だったが、人間の子をさらって食べる神でもあった。
   釈迦は、彼女の子を一人隠すことで、彼女に子を失った親の悲しみを実感させた。
   悪行を悔いて改心した鬼子母神は、子供を守る神となった。

 お札の変形「鬼」は、「改心して神になった」=「角がない」ことを示しているという。
 柘榴も鬼子母神とは縁が深く、釈迦が鬼子母神へ人肉代わりにと渡した果実が柘榴だった。

 「予想外の要求」「鬼子母神のお札」――風海は、誘拐犯・雪村の真の狙いに気づいた。
 彼女は、由香利に「自分の子を愛せ」と言いたかったのだ。

 寺の聞き込み後、ゆうかは調べごとがあるといって別れた。
 警視庁では、道明寺が二人を待っていた。
 一時間ほど前、斎藤家に少年本人から助けを求める電話がかかってきたという。
 これを機に、捜査本部は雪村を全国指名手配するつもりらしい。
 腹を決めた風海は、斎藤宅へと向かった。

(雪村ルート、続く)
377流行り神:2009/10/20(火) 10:52:21 ID:+lIODfw+0
 風海は、印南の制止を振り切り、由香利を説得し始めた。
 「犯人は、鬼子母神のように改心して欲しいと願っているんです。」
 「あの子は私を捨てて別の女に走った男の子供よ、居なくなってせいせいしたわ。」
 風海は、口調とは裏腹に、彼女の様子から子供への愛情がまだ残っていることを確信する。
 「〔柘榴の実〕で、裕介君が待っています。そして、犯人の雪村恭子も。」
 「――――!!」
 「雪村恭子」に異常な反応をした由香利は、唐突に〔柘榴の実〕へ一人で行くと言いだす。
 風海と印南は、一人か二人の護衛をつけるように説得する。
 彼女は、逡巡のあとで風海だけを護衛に指名した。
 風海は、印南警部にバックアップを頼み、彼女の車に乗り込んだ。

 暗い夜道を、由香利は迷うことなく目的地まできた。
 ここはどこだ? 風海が降りたとき、ゆうかが声をかけてきた。
 どうやら別口の情報をたどって、ここまで来たらしい。
 ゆうかの身を案じて、思わず叱責する風海。ゆうかも、予想外の叱責に素直に謝った。
 ゆうかには後から来る応援を待つように言って、彼は由香利のほうへ急いだ。

 由香利は、廃墟の前の看板を指差した。
 「産婦人科 グラナダ・マタニティクリニック」――その脇に柘榴の実の絵。
 由香利が言うには、グラナダは柘榴という意味があるらしい。
 彼女は、ポツリポツリと語りだした。

 この病院は、極秘裏に代理母出産を請け負っていた。
 産めない由香利は、ここに借金をしてまで代理出産を依頼した。
 希望どおりに裕介が生まれたが、その時の借金がその後の人生を変えてしまう。
 潰れかかるレストラン経営、すれ違う夫婦、調停離婚。
 借金は、二年前に焼死した両親が残した死亡保険金でようやく返済できた。
 離婚、両親の急死と不幸が続く中、由香利の心に恐ろしい考えが芽吹く。
 (息子さえ居なければ。息子は、他人が生んだ他人の子。)
 この子は自分の子ではない――だから、たたいても心は痛まなかった。
 そう告白する彼女の頬には、一筋の涙が流れていた。本人も気づかなかった涙だった。
 風海に指摘されて、はっとする由香利。
 気持ちが吹っ切れた由香利は、廃病院へ入っていった。

 二人は、ようやく光が漏れる病室にたどりついた。
 そこには、凄まじい形相の中年女が、裕介に鎌を突きつけていた。その様は、まさに鬼。
 雪村は、すぐに迎えに来なかった由香利に母の資格はないと断罪し、
 裕介を出産した自分こそが母親だと言い放つ。
 息子に一番知らせたくなかったことを暴露されて、由香利は絶望に打ちひしがれる。
 その姿を嘲笑う雪村に、裕介が反論した。
 「ぼくのママは、一人だけだもん!」
 「……ゆ、裕介っ……っ!」涙を浮かべる由香利。

(雪村ルート、続く)
378流行り神:2009/10/20(火) 10:55:15 ID:+lIODfw+0
 その瞬間、雪村が甲高い悲鳴を上げる。
 「どうして! みんな、私を存在してはいけないものとしか見ない! 夫もそうだった!」
 「どうして、あんな女をママと呼ぶのよ!」
 裕介に向かって振り下ろされる鎌。間一髪、風海が少年を助ける。
 今度は、由香利に襲いかかった。風海は何度も雪村を羽交い絞めにするが、
 そのたびに華奢な中年女性とは思えない力で振り解かれてしまう。

 「ママを放して!」裕介は、近くにあったランプを雪村に投げつけた。
 雪村に弾きかえされたランプは壁に激突して割れ、炎がとび散った。
 火の粉を浴びた雪村は、狂ったように暴れ、取りついていた風海を投げ出した。
 病室の窓から放り出された風海は、植え込みの上に墜落。
 植え込みのおかげで、九死に一生を得ることになる。

 廃病院に火の手が上がったとき、由香利は裕介と離ればなれになっていた。
   ひどい仕打ちをした母親。失うことに怯え、我が子を見捨てた母親。
   それなのに、あの子はママといってくれた。
 「私は、裕介の母親!」由香利は、身体の痛みや炎を省みずに走った。
 裕介と再会したとき、由香利は泣きながら抱きしめた。
 「ぼくが悪い子だから、泣いているの?」
 「違うのよ。あなたが私の子でよかったって、泣いているの。」

 逃げる母子の前に、鬼――釜を持った雪村が立ちふさがる。
 「裕介は、私の子よ!」
 「……」
 しばらくして雪村は幽霊のように業火の中に消え、母子の前に道が現れた。
 「最後に……お姉ちゃん……笑ってたね。」裕介が小さくつぶやいた。
 母子が外に飛び出したとき、廃病院は崩れ去った。

(雪村ルート、続く)
379流行り神:2009/10/20(火) 10:56:12 ID:+lIODfw+0
 右足骨折で入院した風海に、小暮が報告を兼ねて見舞いにやってきた。

 あの晩、印南たちは、風海の発信機がすり替えられていたためフォロー出来なかった。
 いつすり替わったのかは、全く判らない。
 それより不可思議なのは、道明寺秋彦。捜査一課の名簿には、彼の名はなかったのだ。
 実在しない刑事。彼は、謎の男の関係者だったのか?

 送られた二通の脅迫状は、鑑定により安西が出したものと判明。
 それ以上のことは、安西が失踪したので判らないという。
 最後に、小暮が裕介の手紙を見せた。雪村に渡して欲しいと頼まれたのだ。
 便箋には、雪村“お姉ちゃん”を気遣い、また遊びたいと綴られていた。
 読み終えた風海は、小暮に焼け跡に埋めて欲しいと頼んだ。

 そこへ、犬童警部がやってきた。
 彼女は、印南から“無断持出し”した雪村の履歴書を出してきた。
   二十年前、夫ともに産婦人科を開業。
   不妊治療の限界を感じた彼女は、自ら代理母となった。
   二年前、夫がいきなり病院を廃業し焼身自殺する。動機は不明。
   自殺する際には、恭子までまきこもうとしたようだ。
   焼身自殺の数日前に由香利の実家が焼失したが、
   この二つに因果関係は見出されなかったようだ。

 「雪村の遺体な、見つからへんかったみたいやで。
 もしかしたら、二年前の時に死んどったんかもしれんなぁ」
 言いたいことだけをいって、警部は帰っていった。

 鬼の目撃談、人並みはずれた力――導き出された結論に、
 刑事二人は沈黙するだけだった。

【余談】
・まとめではほとんど良いところがなかった間宮嬢ですが、
 本編ではきっちりと働いています。
 題名にもなっている「鬼」について学問的に分析したり、
 編纂室の“三人目”として聞き込みに従事したりしています。
 ただし、思い込みは人一倍強く、本編で主人公が頭をかかる
 場面が何度もあったりします(笑)。
・これもまとめでは削除しましたが、ゆうかを叱責する主人公をみた
 由香利が笑みを浮かべて「あの子は彼女なの?」と軽く突っ込む場面が、
 両ルートにあったりします。もちろん、主人公は慌てて否定してますが。

・雪村ルートで出てきた鬼哭寺とその好々爺の住職は、隠しシナリオの
 「退魔師・犬童蘭子」で再登場します。

(第二話『鬼』終了。第三話『名前の無い駅』は近日中に投下します。)
380ゲーム好き名無しさん:2009/10/20(火) 16:16:25 ID:D7Pwlj3S0
流行り神乙です
たまに出てくる絵がいい味だしてるんだが
怖いよなw
381ゲーム好き名無しさん:2009/10/20(火) 21:53:09 ID:o276ktuZ0
>>371
ありがとう
期待して待ってます
382流行り神:2009/10/21(水) 10:33:17 ID:RNeAObdX0
>>380
 レスをありがとう。
 怖がりな自分は、「流行り神」初回プレイではPSPの音量をゼロにするのが
 デフォルトですw

 で、流行り神の第二話にて、重要な単語が抜けているのに
 たった今きづきましたorz。
 安西ルート中ではだいじな単語だというのに、愚か者!>自分

>>373
 (安西ルート)
 誤:そして、妹から贈られたブレスレットを肌身離さずつけているという証言も得た。
    ↓
 正:そして、妹から贈られたガーネットのブレスレットを肌身離さずつけているという証言も得た。

383キングダムハーツキングダムハーツ 358/2 Days:2009/10/21(水) 16:26:00 ID:M37iDVBp0
ノーバディ。それは良くも悪くも強い心を持つ人物が闇に飲まれ、
心無き魔物ハートレスになったときに生まれる分身。
彼らには「心」というこの世界に存在するものの核というものが無く、世界をただ彷徨う儚い存在であった。
そのノーバディでも特に強い、特別な力を持つ存在で結成された組織、「機関」。
邪悪な闇の探求者、ゼアノートのノーバディである指導者ゼムナスを筆頭に
10数人の強力なノーバディで構成されている。
彼らは姿は人間だが心が無く、記憶を元に感情を模倣する。故に、非情な心無い言動をも容易いとされる。
彼らの目的は世界の心であるキングダムハーツを我が物とし、自らを心を持つ完全な存在と昇華させ、
さらなる強大なチカラを手に入れ、大いなる目的を成すことであった。

その機関にある日新たな同志が現れる。13人目のその機関員・「ロクサス」は世界を背負う勇者の武器、
「キーブレード」を扱う少年であった。
彼の本体は光の勇者「ソラ」。先のキングダムハーツを巡る争乱にて、
ソラがハートレスに一時的になったときに生まれた、特殊なノーバディの中でも
さらに稀有な性質のノーバディであった。
心の鍵とも言えるキーブレードを扱う彼を、狡猾な指導者ゼムナスは機関へといざなう。
まだ生まれ落ちて間もなく、さらにオリジナルであるソラの記憶を持たないため、
情緒をしっかりもてないロクサスであったが、彼の教育係として機関員の一人、bWの「アクセル」が面倒を見る。
いつしかロクサスも精神が安定し、ただの同志以上に、まるで親友のような仲になるロクサスとアクセル。
機関の目的のため、戦うチカラを目覚めさせたロクサスはさまざまな世界へ任務に出かける。

そんな日々を繰り返すうち、機関にまた新たな同志が登場する。
ロクサスに続く14「シオン」。その少女もまた、ロクサスと同じようにキーブレードを扱うことが
出来るノーバディであった。彼女のオリジナルの存在は不明とされるが共にオリジナルの記憶を持たず、
存在の性質が近いためか、ロクサスとアクセルはシオンとも親友として仲を深めていく。
384キングダムハーツキングダムハーツ 358/2 Days :2009/10/21(水) 16:29:06 ID:M37iDVBp0
だが、そんな平穏な日々はいつもでも続かなかった。シオンは
突然チカラが失われ休養を求められたりする。
また、逆にロクサスのチカラを犠牲に、吸収してしまったように
チカラを取り戻していると伺えることも起きる。

そんな折、シオンはある任務中、黒いコートを身につけ、機関に成りすます男「リク」に出会う。
彼はロクサスとは別行動の機関員との戦いの末、休眠状態に入った親友ソラを救うため、旅をしていた。
そのソラを目覚めさせるキーパーソンが、ソラの分身であるロクサス、そしてシオンであった。

その頃アクセルはゼムナスの右腕であるサブリーダーのbV「サイクス」から、シオンの正体について
聞かされる。シオンはキーブレードの力を機関が扱うための人形で、ソラの記憶などを
吸収していく機関が創りだしたレプリカ<人形>。
機関の目的のためには「自分達のキーブレード使い」が必要でそのためにロクサスとシオンを手もとに置いた。
シオンがソラの記憶を吸収してロクサス以上にチカラを増せばロクサスは無用、逆も然り。
シオンの例が成功するなら、キーブレード使いを量産できる。
シオンのチカラはとうとうロクサスのチカラをも吸収しそれを上回り、機関上層部はロクサスとシオンを戦わせるように
仕向ける画策。同行したアクセルになんとか止めるが、二人は自身の存在に苦悩する。

そして、シオンも機関の研究施設「忘却の城」にて自分の正体、つまりソラやロクサスの
レプリカということについて知り、また、任務で出逢ったリクや彼の同志でソラの記憶を
修復する少女・ナミネの話から彼らの目的も理解し、自分が成すべきこと、自分の結末を自身の中で確信する。
つまり、自分とロクサスが消滅=ソラにチカラや記憶を還すことである。
たとえそれが、自分の存在の記憶・記録を全て消滅させることでも…彼女は確固たる決意をする。
385キングダムハーツキングダムハーツ 358/2 Days :2009/10/21(水) 16:32:42 ID:M37iDVBp0
任務中に反旗を翻し機関を脱走するシオン。
親友のアクセルは彼女を連れ戻そうとするが、もはや彼女の決心が揺るがないようで、失敗。
そしてもう一人の親友であるロクサスも機関に背信、アクセルの制止を払い、機関を抜ける。
ついにシオンに再会するロクサス。シオンはソラの記憶の影響でその顔がロクサスそっくりの少年(=ソラ)となっていた。
シオンは自分のチカラをロクサスに返し、またそのロクサスのチカラをオリジナルである勇者ソラへ戻すこと望み、
ロクサスと刃を交える。
ソラをオリジナルとする二人のキーブレード使いが激突。その末、ロクサスはシオンを彼女の望みどおり討つ。
「キングダムハーツを解放して」と言い残し消滅、否、還っていくシオン。
同時にシオンについての存在の記憶が周囲から消える。
ロクサスは彼女の言葉を胸に、機関の根城、存在しなかった世界へ、自分とシオンの二つのキーブレードを手に舞い戻る。
ロクサス自身でゼムナスの野望を討とうと、不気味なネオン街を群がる敵を蹴散らしながら
機関のアジトである城へと疾走する。
そこで目隠しをした銀髪の黒コートの男、リクが立ちはだかる。
ソラの完全復活のため、ロクサスを親友ソラの元へ連れて行こうと戦いを仕掛けるリク。
今は記憶も消滅した親友シオンの最期の願いを成すためロクサスはリクに刃を向ける。
激闘の末リクを打ち破るロクサスであったが、直後、自身の内に眠る
闇のチカラを解放したリクに捕獲されてしまう…。

――暗い闇の記憶の夢の後、黄昏の町トワイライトでロクサスは目覚める。
楽しい夏休み。ロクサスは町の友人達の元へ走り出す。

物語は、キングダムハーツ2へと繋がる。
386ゲーム好き名無しさん:2009/10/22(木) 22:32:46 ID:xP0WB/mV0
このスレの>>385までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
387ゲーム好き名無しさん:2009/10/24(土) 19:44:48 ID:wcFwLgzL0
ゲームボーイアドバンスのサムライエボリューション桜国ガイストのストーリーをお願いします。
388ゲーム好き名無しさん:2009/10/25(日) 02:26:53 ID:3hKoVNL20
Wikiの「428 〜封鎖された渋谷で〜」のページで、
既出のものに対して追加でWikiに直接投稿をし始めた方が居るようです。
「ボーナスシナリオ」という部分から先が投稿された部分です。

ですが、特徴的な文章だったので気になって検索してみると
ttp://hi.baidu.com/%D3%F0%C4%F1%B0%D7/blog/item/03a4a74cc05df8f3d72afcde.html
このサイトに載っている文章とほぼ完全に一致しているようです。

もしかしてこれは元のゲームの文章の丸写しなのでしょうか?
389ゲーム好き名無しさん:2009/10/25(日) 11:20:33 ID:SJA7Tq240
スパロボZクリアしたのですが、次元崩壊とか多元世界とか良く分かりませんでした
らすボスが、あちらの世界の君は、、とか喋っても??です
誰か簡潔に教えてくれないでしょうか?
390ゲーム好き名無しさん:2009/10/25(日) 20:12:54 ID:Do8CfBZ00
>>389
本スレで聞け
391涼宮ハルヒの並列:2009/10/25(日) 20:20:01 ID:oUbgJI8E0
涼宮ハルヒを知らない人へ。

俺は夢見がちな子供だった。
心の底から、宇宙人や未来人や幽霊や妖怪や超能力や悪の組織が目の前にふらりと出てきてくれることを望んでいたのだ。
俺が朝目覚めて夜眠るまでのこのフツーな世界。それと比べて、アニメ的漫画的特撮的な物語の中に描かれる世界の、
なんと魅力的なことだろう。俺もこんな世界に生まれたかった!
いや待て冷静になれ、仮に宇宙人や(以下略)が襲撃してきたとしても俺自身には何の特殊能力もなく太刀打ちできるはずがない。
ってことで俺は考えたね。
ある日突然謎の転校生が俺のクラスにやってきて、そいつが得体の知れない力なんかを持ってたりして、
でもって悪いやつらなんかと戦っていたりして、俺もその戦いに巻き込まれたりすることになればいいじゃん。
おお素晴らしい、頭いーな俺。
しかし、現実にはそういったことはもちろん起こるはずもなく、中学を卒業する頃にはそんなガキな夢を見ることからも卒業した。
そんな俺は何の感慨もなく高校生になり――
涼宮ハルヒと出会った。


ここで登場人物の紹介をする。
俺はこの物語の語り手だ。みんなから「キョン」と呼ばれているがそれは叔母が俺の名前をもじってつけたあだ名であって、
本名は今のところ名乗るつもりはないから了承してくれ。
俺は後述の奴らと比べれば至って普通の高校生であると自負している。

涼宮ハルヒ(すずみや −)は皆さんご存知のとおり天上天下唯我独尊的なこの物語の主人公だ。
主人公が語り手の俺じゃないってのが、ちょっとややこしいな。
泣く子も黙るSOS団の団長様。いつもみんな(特に俺)を振り回す台風のようなヤツ。
容姿端麗学業優秀スポーツ万能。性格以外は完璧。気の強そうな顔に根拠の無い自信を漲らせている。
古泉が言うには、俺はハルヒに必要とされている特別な存在なんだと。そんならもう少し俺のことを労わってくれよ。

長門有希(ながと ゆき)は一年の文芸部員のはずだがいつの間にかSOS団に入団させられていた。
ハルヒは長門のことをSOS団に不可欠な無口キャラだと言っていたな。
長門の正体は情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース。
簡単に言えば宇宙人に作られたアンドロイド。もっと簡単に言うと宇宙人だ。
長門が持っている数々の不思議な能力、そして無感情な話し方は確かにアンドロイドなんだと実感できる。
俺がおかしなことに巻き込まれたとき、いつも助けてくれるのは長門のような気がする。

朝比奈みくる(あさひな −)。その可愛らしい外見からは想像もつかないが二年生。
SOS団には萌えが必要だからとハルヒにマスコット的キャラとして強制的に連れてこられた。
ハルヒにオモチャ扱いされメイドやらバニーガールやらのコスプレをさせられてしまう気の毒なお方。
思わず守ってあげたくなるような愛らしいお姿。朝比奈さんとお近付きになれただけでもSOS団員でよかったと思える。
その正体は未来からやってきた未来人だが、自由に時間移動出来るわけではないらしいので
能力的には普通の人間と変わらない。

古泉一樹(こいずみ いつき)は5月という中途半端な時期に一年に転入してきた。
ハルヒは古泉を謎の転校生キャラだと言ってSOS団に強制加入させた。
成績が良く背も高い。いつも柔和な微笑を浮かべている胡散臭い奴だ。
こいつの正体は超能力者。「機関」という秘密結社に所属しているそうだ。
なんでも、ハルヒの精神状態が不安定になると閉鎖空間が発生してその中で神人(しんじん)という怪物が暴れるんだと。
古泉の能力はその閉鎖空間で神人を倒すことのみにしか使えないらしい。だから普段の古泉はただの高校生だ。
392涼宮ハルヒの並列:2009/10/25(日) 20:22:03 ID:oUbgJI8E0
さて、話を元に戻そう。
高校の入学式を終えて自分のクラスに入り、一人一人自己紹介をする。
俺の後ろの席に座っている女子が、後々語り草となる言葉をのたまった。
「東中学出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。
この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
それはギャグでも笑いどころでもなかった。
涼宮ハルヒは常に大マジで心の底から宇宙人や未来人や超能力者といった非日常との邂逅を望んでいたのだ。
のちに身をもってそのことを知った俺が言うんだから間違いはない。
こうして俺たちは出会っちまった。しみじみと思う。偶然だと信じたい、と。

ハルヒはクラスではかなり浮いた存在だった。ポツンと一人で席に座っていつも不満そうな顔をしている。
俺は何度かハルヒに話しかけてみたが、不満の原因は毎日が退屈でつまらないから、らしい。
そりゃそうだ。俺も昔夢見ていたような非日常なんて現実にあるわけがない。
ゴールデンウィークを過ぎたある日、ハルヒはいきなり俺の制服のネクタイをひっ掴んでこう言った。
「どうしてこんな簡単なことに気付かなかったのかしら!ないんだったら自分で作ればいいのよ!」
かくして、ハルヒは持ち前の強引さで「世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団」略して「SOS団」を作ってしまった。
表向きは同好会という名目で、活動内容はハルヒが面白いと思ったことをなんでもやるというものだ。
団長はもちろんハルヒ。メンバーは俺と、強引に連れてこられた長門と朝比奈さんと古泉。
この三人の正体はそれぞれ宇宙人未来人超能力者だということをなぜか俺だけに知らされることとなった。
三人が口をそろえて言うには、ハルヒは特別な存在で、この世界はハルヒを中心に動いているんだと。
だから三人はそれぞれの目的のためにハルヒをこっそり監視するためにハルヒに近付いたのだという。
当然のことながらハルヒに正体をバラすわけにはいかないらしい。
ハルヒがこいつらの正体を知ったらさぞかし喜ぶだろうな、とは思う。

以上。小説「涼宮ハルヒの憂鬱」(全1巻)を相当端折って短くまとめてみた。
細かいことは原典を読む(見る)べし。俺が言うのもなんだが読んで(見て)おいて損は無いと思うぞ。
漫画でもアニメでもいいが小説を是非お勧めしたい。一冊だけですっきりと纏まっているし、
軽妙かつ小難しい俺の独特な語り口が存分に堪能できる。

重要なことはただ一つ。
ハルヒが「そうあって欲しい」と願ったものは本人が知らないうちに実現しちまうってことだ。それがハルヒの特殊能力と言ってもいい。
今回も非日常との邂逅を願ったハルヒの前に長門や朝比奈さんや古泉が現れたが本人は彼らの正体を知らない。
俺はこれ以降もハルヒに、そしてハルヒが願ったものに振り回されることになるのだが――それはまた別の物語。

何?異世界人は出てこないのかって?よくぞ聞いてくれました。
異世界人は実は俺のことだとか、読者諸兄のことだとかいろいろな説があるな。
特にあのプロローグ(上記の冒頭から「涼宮ハルヒと出会った」までの部分)が我ながらいろいろと思わせぶりだよな。
そうそう。大した事じゃないかも知れないが、覚えておいた方がいいことがある。
漫画もアニメも小説も、基本的に俺が知覚できないものは物語にならないって事だ。
考え方を変えれば、俺の身の回りにいろいろと不思議なことが起きるのは俺が存在するからだ。なんか哲学的だな。
この世界がハルヒ中心で回ってるのも実は俺の特殊能力のせいだという説もあるな。
ともあれ新刊が出なくなって数年。不明な点気になる点、伏線になりそうなあれやこれやは回収されないまま残っている。
もしかしたら永遠に答えは出ないのかもしれない。

さて、ゲーム本編の話に入る前に一つだけ。
「エンドレスエイト」という単語を知っていたり、またはその内容を知っている諸兄は
今だけはキレイさっぱり忘れた上で読んでくれることを切に願う。
393涼宮ハルヒの並列:2009/10/25(日) 20:23:34 ID:oUbgJI8E0
プロローグ

俺は高校最初の夏休みを順調に消化していた。
ある日のこと、車のボンネットで目玉焼きが焼けるんじゃないかという熱い日差しの中、
俺と妹の二人は涼宮ハルヒに呼びつけられた。
そして我が暴君の招集に応じることを渋々と決意したわけだが――。
「よりによって、こんな場所に集合とはな」
そこは近郊の港だった。豪華客船といった雰囲気の船が係留されている。
「遅いわよ、キョン。団長を一人で待たせておいて、なんとも思わないわけ?」
集合場所には我らが団長、涼宮ハルヒだけが口をアヒルのように尖らせて待っていた。
ハルヒは俺と妹に一枚ずつ紙片を差し出した。そこに泊まっている豪華客船の写真とともに、
オーベロン号ご乗船券一日限り有効の文字がある。出港は今日の10時となっている。
「町内会の福引で当たったのよ。7名様ご招待よ。でももったいないわね。
1枚余っちゃうなんて」
SOS団のメンバーに俺の妹を含めて6人。他の知り合いにも声をかけたが皆都合が悪いとのことだそうだ。

「キョン君、先に行ってるね〜」
妹はとっとと船に乗り込んでしまった。
ああ、紹介がまだだったな。我が妹は幼く見えるがこれでも小学5年生である。
何度か会っているうちに妹は団員たちにすっかり懐いてしまっていた。
こいつが面白がってキョンなどと俺のことを呼ぶからそれが広まり定着してしまったのだ。
悔しいので俺も妹の本名は明かしてやらないことにする。

俺たちも船に乗り込もうと思ったそのときである。
一人の少女が物憂げな表情で船を見上げているのに気付いた。
「何してるのかしら、あの子」
清楚な白の上下(ツーピースっていうのか?)に白い靴の彼女はいかにもお嬢様といった雰囲気だ。
「ねぇそこの人、船に乗らないの〜?もうすぐ出航よ」
突然ハルヒは見知らぬ少女に声をかけた。
「乗れないんです。乗りたいんですけど、でも、チケットが無いんです」
物憂げな表情の中に静かな決意を感じる。何やら彼女には事情がありそうだな。
「この乗船券はあなたにあげる。どうせ一枚余ってたことだし」
「ほ、本当ですか」
ハルヒは少女に乗船券を渡した。ハルヒらしからぬ真っ当な常識人らしい対応に
俺は少なからず驚きを覚えた。まったく、普段からこうならいいんだがな。
「でも、その券で乗船するからにはSOS団の仲間。つまり、団員と同じ扱いってこと」
前言は撤回させてもらう。ハルヒはやっぱりハルヒだ。
「わたし、何でもします。この船に乗れるなら、何でも……」

「時間だわ。さっさと乗り込むわよ」
とまあ、相も変わらず傍若無人なハルヒの一挙一動に振り回されつつ、物語は始まる。
ハルヒの関わる事だ。平穏無事に終わるはずがない。俺だって学習くらいはするのさ。
かくして、涼宮ハルヒを筆頭に掲げ、我らがSOS団の航海は幕を開けたのである。
394涼宮ハルヒの並列:2009/10/25(日) 20:25:58 ID:oUbgJI8E0
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第一章

俺たちが乗り込んですぐ、船は港を離れた。まずロビーにやってきて、その広さに圧倒される。
海に浮かぶホテルとはよく言ったものである。まさしくそこは、豪奢なホテルのようだった。
少なくとも俺のような、全身カジュアル男がおいそれと闊歩していい場所には思えない。
「涼宮さーん、キョンくーん!」
こちらにやってくる愛らしいお姿は言うまでも無い、朝比奈さんである。
俺たちが乗り込むのを待っていてくれたらしい。
「えっと、そこの方は……?」
朝比奈さんはハルヒに隠れるように立っている見知らぬ少女を見て首を傾げる。
「あ、申し遅れました。三栖丸(みすまる)ミコトといいます」
「ミコト、SOS団員としての活躍、期待してるわよ」
すまん、三栖丸さんとやら。今日一日だけハルヒの無茶に付き合ってやってください。
「あの、ところでSOS団って何なんですか?」
三栖丸さんは誰でも抱くであろう疑問を投げかけてきた。
「世界にある不思議や面白いことを探して楽しもうという、サークルのようなものです」
的確かつ簡潔に説明する。

「あとでラウンジに集合ね。そこで出航セレモニーがあるから」
ハルヒは三栖丸嬢を引っ張ってどこぞに連れて行った。
「そうだ朝比奈さん、妹を見ませんでした?」
「妹さんなら、甲板の方に行ったみたいですよ」
朝比奈さんの言葉に従い甲板に行くことにする。

いやしかし、外見も相当に巨大な客船だがその中身もよくもまあここまで、
と感心するほど広大に作ってある。俺ですら迷子になっても不思議じゃないね。
それはつまり、妹も迷子になっている可能性があるわけで――。
我が妹はいずこ、と甲板を見回していると、見慣れた二人組を見つけた。
長門は読書中で、古泉は……よく分からん。海でも眺めているんだろうか。
「長門、うちの妹を見なかったか?」
「見ていない」
いつもの無感情な声でそう言うと長門は本に視線を戻した。
「古泉は?」
「妹さんですか?さあ、僕は見ていませんが。ところで、気になりませんか?
このクルーズのこと。この船で今度は何が起きるのでしょう」
まるで預言者みたいな口ぶりだ。こいつの物言いはいつも芝居じみている。
「言いたいことはハッキリ言え」
「もちろん、涼宮さんのことです」
例の願ったことを現実にしてしまうハルヒの特殊能力のことか。
考えたくないね、そんなことは。
「これより、ラウンジにて出航セレモニーを執り行います」
アナウンスが流れて、その話は打ち切りになった。
395涼宮ハルヒの並列:2009/10/25(日) 20:27:03 ID:oUbgJI8E0
ハルヒの言いつけに従ってラウンジに集合したわけだが、そこには既に大勢の人がひしめき合っていた。
なんだ、正月の餅投げでも始まるのか?
「これより、本クルーズの主催者であり、本船のオーナーでもある伊集院泰一郎さまに
ご挨拶いただきたいと思います」
船長らしき人に代わって気障ったらしいスーツを着込んだ男が壇上にのぼる。
「やあ皆さん。今日は僕のために集まってくれてありがとう。
最初に言っておくが、このクルーズは僕の婚約者を選ぶためのものだ。
今夜のパーティで花嫁コンテストを開催する。お集まりの淑女諸君は、皆花嫁候補だ。頑張ってくれたまえ」
壇上の伊集院とかいう男をまじまじと眺める。いかにも金持ちというような感じだ。年は俺と同じか少し上……か?
「金持ちのボンボンだか何だか知らないけど、何様のつもりなのよ」
傍らでハルヒが伊集院に悪態をついている。
「確かに、あいつの態度は気に食わないな。どこの誰なんだあのボンボンは」
「あの人は伊集院財閥の御曹司です」
どうやら三栖丸さんと伊集院は知り合いらしい。

「ルールを説明しよう。招待状をお持ちの皆さんはそのままパーティの参加資格がある。
だが、乗船券をお持ちの一般庶民がパーティに参加するためには、参加券が必要だ。
参加券はこの船内のどこかに隠してある。せいぜい頑張って探してくれたまえ。
コンテストで会えることを楽しみにしているよ。ではこれで失礼する」
伊集院は壇上から降り、ラウンジから出て行こうとする。
「待ってください、泰一郎さん!」
三栖丸さんが伊集院を呼び止めた。
「わたしです。三栖丸ミコトです」
「ああ、君か。没落した三栖丸家に招待状を出した覚えなど無いんだが……。
まあいい。せいぜい僕を楽しませてくれたまえ。僕は忙しいから、これで失礼するよ」
伊集院は悠々とラウンジから去っていった。

「やっぱり話も聞いてもらえなかった……」
うなだれる三栖丸さん。
「ミコト、あなた、あのボンボンと何かあったの?」
「はい」
「なるほどね。これは我がSOS団の活躍する、絶好の場面だわ」
ハルヒの目は100カラットのダイヤモンドもかくやという程に輝いている。
やばい。ハルヒがああいう顔をしているときは、ろくなことになった試しがない。
396涼宮ハルヒの並列:2009/10/25(日) 20:28:09 ID:oUbgJI8E0
SOS団メンバーは客室の一つに集められた。
「これから洋上緊急SOS団会議を始めるわよ。さあ、ミコト、事情を話してちょうだい」
ハルヒに促され三栖丸さんは話し始める。
「わたしと泰一郎さんは許婚(いいなずけ)の間柄でした。
わたしが小さな頃は、三栖丸家は伊集院家と付き合いがあったんです。
でも、ある時期に三栖丸家は財産を失ってしまって、それを理由に許婚の約束も取り消されてしまったんです」
「ふぅん。でも、あんな無神経なボンボンと結婚しなくて済んだんだから、良かったじゃない」
「泰一郎さんは、昔はあんな独善的な人じゃなかったんです。もっと優しくて、思いやりがあって……。
わたしは今の彼が許せないんです。花嫁コンテストなんて、人を人とも思わないようなことをするなんて。
だから、泰一郎さんと話して、分かってもらおうと思って……」
「それじゃダメね。ああいう手合いはじっくりたっぷりお説教してやらなきゃ、何も変わらないわよ。
そうね、花嫁コンテストの会場がいいわ。ビシッと、人生の何たるかをあいつに説教してやるのよ!」
ハルヒはそう言い切った。
誰よりもまず、人生の何たるかを説教されるべき人物がいることに自覚がないのか?
ないだろうな。あるわけがない。
「いい?全員でパーティの参加券探しをするわよ!」
しかし、あろうことかハルヒの策略に少しだけ乗ってやってもいいなどという
不埒な考えを俺は抱き始めた。

「じゃあ、一休みしましょ。みくるちゃん、お茶入れてくれる?」
しばらくして、
「皆さん、お茶がはいりましたよー」
カップを載せたトレイを持って朝比奈さんがこちらに向かって歩き出そうとした。
そのとき船は揺れカップの一つが床に落ち、割れてしまった。
「あっ、すみません」
「謝る必要はないわ、みくるちゃん。このカップはあのボンボンに請求がいくんでしょうし」
お茶の時間を終えたあと、手分けして参加券を探すことになった。
ハルヒは三栖丸さんと一緒に行動するという。
三栖丸さんが無茶なことをさせられるんじゃないかと心配になった俺はハルヒたちに付いて行くことにした。
さて、今は午後1時。パーティの開始は午後8時。それまでに全員分の参加券が集まるだろうか。
参加券が足りない、なんていう事態になったら真っ先に俺が留守番させられるだろうからな。

俺とハルヒ、そして三栖丸さんは甲板にやってきた。
「あ、あれ、参加券じゃないでしょうか」
三栖丸さんが指差した先の電灯には参加券らしき紙切れがヒラヒラと揺れている。
「でかしたわ、ミコト」
でも、あれじゃ手が届きそうにもないぞ。
「だからあんたが登るのよ」
そうですか。俺は手近なテーブルの上にさらに椅子を乗せてその上に上り参加券を取った。
「はい、ミコト。これはミコトのぶんね。あんたが見つけたんだから」
ハルヒは俺の手から参加券をひったくると三栖丸さんに渡した。
それで、これからどうするんだ?
「とりあえず、部屋に戻ってみましょう」
397涼宮ハルヒの並列:2009/10/25(日) 20:29:33 ID:oUbgJI8E0
客室前の廊下に来た。
「ん?今のは……」
角を曲がる怪しい人影がチラリと見えた。
追いかけようと思ったが、
「何やってんの。早く来なさい」
アヒル口のハルヒに急かされ追いかけることは出来なかった。

俺たちは客室に戻った。といってもここは先ほど会議を開いた部屋とは違う、みんなの荷物置き場と化している部屋だ。
床に雑誌が落ちているのを見てハルヒは声を上げた。
ハルヒは荷物が動かされたら雑誌が落ちるように細工をしておいたのだという。
「あたしたちが出て行った後で、この部屋のどこかに参加券を隠したのよ!」
三人で参加券を探すが見つからなかった。
「あの、わたし、どうすれば……」
三栖丸さんが不安げにハルヒを見る。
「ミコトはもう行ってもいいわ。キョン、あたしたちは絶対参加券を見つけるんだから」

三栖丸さんが出て行った後、さらに室内を探す。皮肉にも参加券は床に落ちた雑誌に挟まっていた。
やれやれだ。灯台下暗しというか、盲点というか。
ハルヒは気が済んだらしく部屋を出て行こうとする――が、
「変ね。扉が開かないわ」
「ちょっとどいてろ」
俺は扉のレバーを持って回そうとしたが回らない。どんなに力を入れようとも1ミリもレバーは動かなかった。
鍵を掛けられたとかつっかい棒をしたとかでも、1ミリも動かないというのはおかしい気がする。
「もしかして、あたしたち誰かに閉じ込められたんじゃない?
ライバルを少しでも減らそうっていう魂胆ね。見え透いてるわ。となると犯人はあのボンボンって線が濃厚ね」
ノッてるところすまんが、ここから出ないことにはどうしようもないぞ。
「その通りね。キョン、何とかしなさい」
そう言われてもこの扉はけっこう頑丈そうだ。
テレビドラマでよく見るように体当たりで開けるなどという行為に及べばものすごく痛い思いをすることになるだろう。
どうすればいい、と悩んでいると、ふいに扉のレバーが回り扉が開けられた。
「キョン君、ここにいたんだ〜」
なんと我が妹だ。どんなトリックを使ってこの扉を開けたのかと問い詰めたが妹は普通に開けたのだと言った。
とにかく、助かった。

SOS団メンバーの6人は再び客室に集まった。
「さあ、みんなが集めた参加券を出しなさい」
古泉はラウンジで、長門はカジノで、朝比奈さんはプールでそれぞれ参加券を1枚ずつ見つけてきたらしい。
俺たちが見つけたのは2枚で合計5枚。
かくして案の定留守番になった俺は一人きりの客室でベッドに横になり、やがて睡魔に襲われた。
398ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 01:41:09 ID:wqekLs6W0
ハルヒ書いてる人には悪いが、お前にwikiにある愚痴スレを見せてやりたいわ。
399ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 05:46:32 ID:RxxKiyh1O
ハルヒの人お疲れさまです。
ハルヒをよく知らなくてもわかるように書いてほしいっていう
俺のリクエストどおりになっててうれしいです。
続きもよろしくお願いします。
400ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 15:23:23 ID:ZR3OBVBN0
今日入手したので、未解決にある「アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜」を予約します
401ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 19:52:45 ID:KFpd0snWO
どなたかPS3
 RESISTANCE〜人類没落の日〜
 RESISTANCE2
そしてPSPの
 RESISTANCE 〜報復の刻(とき)〜
のストーリー、概要を教えて貰えないでしょうか?
もしかしたら3がでるとの噂があり、過去作品の話を知りたくて
402ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 20:05:50 ID:tSKEZeQO0
このスレの>>401までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。

スレの容量が480KBを超えているので次スレ立てを試みます。
403ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 20:27:24 ID:tSKEZeQO0
次スレを立てました。

ストーリーを教えてもらうスレ part48
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1256555221/l50
404ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 22:04:53 ID:GkLqo+RhO
>>403
乙です
405ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 22:13:13 ID:XICjaBMn0
乙っ
406ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 22:26:54 ID:1rYO5EXn0
>>403
乙。スレ立て規制されててもどかしかったぜ…
407ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 23:19:48 ID:1rYO5EXn0
では前編から三週間もたったけどHALO2の後編、投下します
こっちに入りきらなかったら次スレに繋げるという事で
408ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 23:21:16 ID:1rYO5EXn0
LEVEL10~11
帰還し、ハイチャリティと共に新たなヘイローに到着したアービター。だが彼が預言者に呼び出されたとき、周囲の状況は一変していた。ブルート族が預言者の護衛をしていたのである。
何世紀にも渡って預言者の護衛はエリート族にのみ許された特権であったが、悔恨の預言者の死と先のヘイローの喪失により、その名誉にもかげりが生まれたのであった。
この仕打ちに怒りを隠せないアールタス。彼は評議員に訴えると言い、エリート族の評議会からの離脱をちらつかせる。
エリート族への不信と軽蔑を表しつつ、真実の預言者はアービターへ次の命令を与える。オラクルによってもたらされた情報に従い、ヘイローを起動する鍵、インデックスを手に入れよ、と。

マスターチーフ達と別れインデックスを探していたキース中佐とジョンソン軍曹は、ライブラリの最深部に存在したインデックスを確保した。
その一瞬の隙を突きアービターは彼らを制圧、インデックスを持ったキース中佐もタルタロスが取り押さえたのだった。
次に起こった事は、信じられぬ事だった。アービター、たった一人のエリートをとり囲むように、逃がさぬように、威嚇するように動くブルート達。
「能無しのエリートどもには血塗られた運命が待っているだろう」
「預言者殿に知れたら、首が飛ぶぞ」
嘲笑うタルタロスに冷静に対処するアービター、だが次の一言で彼の顔色が変わった。「バカめ、全て預言者様の命令さ」
タルタロスの言葉と攻撃により動きを封じられたアービターは、そのまま、深い深い穴へと突き落とされた。
409ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 23:22:23 ID:1rYO5EXn0
LEVEL12~15
「これは機械と神経…そして強い意思が備わっている。これは生身の肉体と信仰心。だが…その信仰は惑わされている」
チーフが気が付いた時、彼は巨大な触手に捕まっており、目の前にはさらに巨大な肉塊が存在した。
多量のフラッドが集まった時に生まれる、知識と意思有るフラッド、全ての罪の記念碑、無限に響くコーラス、グレイヴマインド。
落下していたアービターも回収したグレイヴマインドは、二人に対しインデックスの回収を求めた。
デルタヘイロー、05のモニター、2401ペネテントタンジェントと死んだはずの悔恨の預言者を吸収、同化し、グレイヴマインドは、状況の全てを把握していたのだ。
そして当然、リングが起動すれば全て終りだということも。
惑わされた信仰、即ち大いなる旅立ちが救済ではないという言葉に、耳を貸さないアービター。
ならばオラクルにあって確かめよといなしたそれは、二人を別々の場所へ送り出した。
「運命が我々を敵対させた…だが、リングが我々を味方にするだろう…」

ペネテントタンジェントの能力でテレポートさせられたチーフ、彼の目の前に居たのは、二人のプロフェット族。インデックスを文字通り手にしている真実と慈悲の預言者。
慌てて逃げ出した二人を追うチーフは、周囲の異常さに気づく。コヴナントがエリート族とブルート族を中核に、同士討ちをしていたのだ。
追い討ちを掛けるように、ハイチャリティに墜落するアンバークラッドと、そこから湧き出てくるフラッド達。
内戦とフラッドへの対策に追われるコヴナント。それらに助けられつつ、チーフは預言者たちを追い詰めた。
だが降下艇のプラットフォームには真実の預言者も、捕らえられていたジョンソン軍曹とキース中佐の姿もなく、フラッドに襲われ真実の預言者に見殺しにされた、慈悲の預言者の姿だけが存在した。

瀕死の慈悲の預言者は、真実の預言者は地球へ向かったと語った。ヘイローを確保した今、不定な汚れである人類を滅ぼすために。
ハイチャリティの動力部として利用されていた、フォアランナーシップとエリートのシップを除くコヴナントの全艦隊を率いて、慈悲の預言者を見捨てて。
そしてタルタロスはインデックスと二人の地球人を連れ、大いなる旅立ちのためにヘイローへ向かったとも。
真実の預言者を追い地球に戻らねばならない。だがヘイローの起動も確実に止めねばならない。
ジレンマを解消したのはコルタナであった。自分はハイチャリティに残り、ヘイローが起動しようとしたらアンバークラッドを自爆させ阻止しよう、と。

「コルタナ、奴を片付けたら直ぐに…」
「女の子と約束しちゃダメ…特に、出来ない約束はね」
フォアランナーシップに便乗したマスターチーフは相棒であるコルタナと別れ、一人地球へと向かった。
410ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 23:23:47 ID:1rYO5EXn0
一方、アービターはデルタヘイローの地上部へ送り出されていた。そして気づく、斃れ付す同胞と響く銃声に。
タルタロス率いるプルート族の反乱。いや、預言者の指示によるエリート族への攻撃である。
生き残ったエリート族とエリートに付き従うグラント族、ハンター族に合流したアービターは、ブルート族への報復を開始した。

アービターがアールタスと合流した時、タルタロスがキース中佐を連れヘイローのコントロールセンターに進入するのを二人は目撃した。
センターの扉は分厚い。だがアールタスにはそれを突破する策が存在した。
大型起動兵器スカラベ。ヘイローに下ろされていたこの巨人兵器の主砲ならば、あの扉を突破出来るだろう、と。

「いいか。お前は俺が嫌いだし、俺もお前が大嫌いだ。だが今手を打たなければ、お頭がリングを作動させちまう…そうなりゃ、俺らは全滅だぜ」
エリートとブルートの戦いの隙を突き、スカラベを乗っ取ったジョンソン軍曹。彼はアービターに共闘を持ちかけた。
目的は二つ。ブルートを叩きのめし、ヘイローの真実をオラクルに聞く。アービターに否やはなかった。

コントロールセンターに突入したアービターは、キース中佐にインデックスを挿入させようとするタルタロスに追いついた。
そして問いかける。タルタロスがつれてきたオラクル、ギルティスパークに、ヘイローとは何か、と。
そしてギルティスパークは語る。ヘイローの性能と目的を。
特殊なパルスを発し、数十光年、数百光年単位で全ての知的生命体を殲滅し、フラッド餓死させるための最終兵器だと。
「リングを作った者たちは?フォアランナーはどうなった?」
「万策尽きた後、私の創造主はリングを作動させました。その結果、彼ら及び銀河系の半径三倍以内の全知的生命体は消滅しました…計画通りです」
沈鬱に頭を垂れるアービター、困惑したように顔を見合すブルート達。
「タルタロス、預言者たちは大嘘吐きだぞ!」
「そんなはずは無い!大いなる旅立ちは始まったんだ。そしてエリートではなく、我々ブルートが預言者様と行くのだ!」
オラクルの言葉と周囲の不安を振り払い、タルタロスは中佐に無理矢理インデックスを入れさせる。リングが、起動するのだ。
411ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 23:26:24 ID:1rYO5EXn0
タルタロスを倒し、キース中佐はリングを止めるためギルティスパークの指示に従いインデックスを抜きさった。
そしてリングが停止…しない。リングは動きを止めず、何かを打ち出した。
困惑する中佐達にギルティスパークは語る。アレはビーコンであり、他のリングとの通信であると。
フェイルセーフプロトコル。緊急シャットダウンが実行されると、全てのリングの全システムは待機状態へ移行し、遠隔操作が可能になると。
そして、遠隔操作ができるのはアークだけであると。「で、一体それは、何処にあるんだ?」アービターが問いかける。

その頃、フォアランナーシップに乗ったチーフは、真実の預言者達とともに彼らの目的地、地球に到着した。
陥落寸前のステーションカイロ、今だ其処に残るフッド卿に、帰還報告をするチーフ。
そこで何をしているのか、問われた彼は答える。「ケリをつけにきました」と。
412ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 23:28:38 ID:1rYO5EXn0
以上でHALO2終了…なんだが、今投稿始めてからエンディング書き忘れてるという事に気づいた
それは書き終えたらwikiに直接投稿するのでリストでは完結と言う事で
ちなみに日本語版だと最後の台詞は「ケリをつけてきました」になってるんだが、誤訳という話

実際にプレイしてると凄い盛り上がって終るので最初は気づかなかったが、アークの位置も悔恨の預言者の地球到達理由も不明なままだったりする
結局、地球のニューモンバサ近くにアークに至るワープポータルとやら有ったので、それが諸々の理由じゃないか思われます
413ゲーム好き名無しさん:2009/10/26(月) 23:45:49 ID:HThK54Ms0
>>398
あそこは最近スパムしか投稿されてないじゃないか
何だ?もしかしてこれを書いている筆者に文句があるんじゃなくて
涼宮ハルヒシリーズの語り手でみんなから「キョン」と呼ばれている俺自身に文句があるのか?
そりゃ悪かったな
俺のこの語りも涼宮ハルヒシリーズの魅力だから致し方ない

>>399
気に入って頂けたようでなにより
これでいいのかと自問する毎日でしたよ
414涼宮ハルヒの並列:2009/10/26(月) 23:46:41 ID:HThK54Ms0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2nd loop━━━━━

俺たちが乗り込むとすぐに、船は港を出た。
朝比奈さんはロビーで待っていてくれた。ハルヒのヤツは全くいつもの調子で、まあ元気なことだ。
いつの間にか三栖丸さんはSOS団の一日団員になっていた。
……何だ、今の感覚は?
まるで俺一人だけ取り残されたような、それでいて妙に冷めている自分が気にかかる。
俺が三栖丸さんに会うのは初めてか?自問するまでもない。初めてに決まっている。
なのに、なんなのだろう、この違和感は――。

甲板に行き長門と古泉に会い、ラウンジに行って出航セレモニーとやらに出席した後、客室に行く。
ハルヒの顔を見た瞬間、俺はなんとも説明しがたい、不思議な感覚を覚えた。
以前こんな場面を経験したことがあるような気がするが、思い過ごしだろうか?
――思い過ごしだろうな。似たような記憶はそれこそ山のようにある。
だが、何かを思い出せそうで思い出せないような、そんなもどかしさが俺の頭から離れない。

「じゃあ、一休みしましょ。みくるちゃん、お茶入れてくれる?」
しばらくして、
「皆さん、お茶がはいりましたよー」
カップを載せたトレイを持って朝比奈さんがこちらに向かって歩き出そうとした。
そのとき船が揺れたせいで床に落ちたカップの映像が鮮明に俺の脳裏にひらめいた。
一瞬の後、本当に船は揺れた。
考えるより早く俺の手は伸び、落ちていくカップが床に到達する前にそれを受け止めていた。
「やるじゃない、キョン」
珍しくハルヒに褒められているんだが違和感にとらわれている俺はうれしくもなんともなかった。
「知っていたから」
長門がふいに口を開いた。
「カップの落下を事前に予測したから。その結果、受け止めることが可能」
何だって?俺がカップが落ちることを知っていた?

結局カップのことはうやむやになってしまい、俺はそれを偶然だと自分に無理やり言い聞かせることにした。
手分けして参加券を探すことになり俺はハルヒと三栖丸さんについていくことになった。
甲板で一枚目の参加券をゲットする。
それで、これからどうするんだ?
「とりあえず、部屋に戻ってみましょう」
「ちょ、ちょっと待った」
思わず引き止めてしまったが、俺は何をしたいんだろう。
「キョン、あんたさっきから変よ?はっきり言って、不審人物ね」
んなことは俺だって解っている。しかしこの違和感というか、気持ち悪さというか――
そう、まるで心のどこかが警鐘を鳴らしているかのような感覚。
「あの、どこか、具合でも悪いんですか?」
三栖丸さんが俺のことを気遣ってくれる。待てよ、そうか。
「ちょっと船酔いしたみたいだ。医務室で酔い止めをもらって来ようと思うんだが……」
415涼宮ハルヒの並列:2009/10/26(月) 23:47:30 ID:HThK54Ms0
医務室に行き、船医から酔い止めをもらって飲みはしたが、もちろん俺は船酔いなんかしていない。
何故か無性にこのまま戻れないと感じてしまった。さて、弱ったな。この後どうすればいいのやら。
不機嫌そうなハルヒと不安げな三栖丸嬢の視線を背中に受けながら俺は途方に暮れた。
そもそも自分が何故仮病を使ってまでこんなことをしなければならないのかすら理解不能なのだ。
「あ、キョン君みっけ〜」
なんだ妹か。
「ねーねー、アイス買って〜」
いきなりそれかよ。こうなると言い出したら聞かないからな。
俺はハルヒと三栖丸さんと別れ妹を連れてレストランへと向かった。
妹にアイスを買い与えた後、長門と会ったので二人で参加券を探すことにした。

長門と二人でカジノへ行く。
「いらっしゃいませ。こちらはご家族で楽しめる健全なカジノとなっております」
船員さんの説明を聞く。この船の乗客は一人につきチップ100枚がもらえるらしい。
それを使ってゲームを楽しむわけだが、稼いだチップは換金は出来ず景品と交換するらしい。
景品には何があるのかと見てみると、なんとパーティ参加券があった。
俺はさっそくチップをもらい、多少は自身があるポーカーをすることにした。
小一時間が過ぎた頃、俺のチップの山はほとんど無くなりかけていた。
俺の方に何がしかの役が出来たとしても、ディーラーの方がそれ以上の役で上がってしまう。
そうだ。長門がいるのをすっかり忘れていた。
「長門、教えてくれ。どうすれば勝てる?」
「今まで出されたカードを全て覚えれば、次に来るカードの予測が可能」
そりゃそうだろうよ。そんな芸当が出来るのは長門、おまえだけだ。
「代わってくれ、長門。俺には無理だ」
長門に交代してゲーム続行。長門は機械のような正確さで勝ち続けていって、
俺の負けを取り戻しさらに参加券と交換するのに必要なだけのチップを稼ぎ出した。
ディーラーに少々申し訳ない気がしたが、まあいいか。参加券が手に入ったんだし。

SOS団メンバーの6人は再び客室に集まった。
「さあ、みんなが集めた参加券を出しなさい」
古泉はラウンジで、朝比奈さんはプールでそれぞれ参加券を1枚ずつ見つけてきたらしい。
ハルヒと三栖丸さんは甲板で見つけたのが1枚と、もう一つの客室で見つけたのが1枚。
さっき長門と俺がカジノでゲットしたのが1枚で合計5枚。
かくして留守番が決まった俺は失意のうちに廊下へ出た。
「キョン君、どうしたの。元気ないよ」
ああ、妹よ、兄は不公平な世の中にちょっとばかり文句を言っていただけだ。
「んー、わかんない。ねえ、キョン君はパーティに行かないの?」
参加券がないんだよ。
「そっかー。じゃあ、これあげる。アイス買ってくれたお返しだよ」
妹が差し出したのは紛れもない、パーティ参加券である。
でもこれをもらったら、お前がパーティに参加出来ないだろ?
「だいじょーぶだよ、ほら!」
十数枚はあろうかというほどのパーティ参加券を俺に見せる妹。
いったい、俺たちの苦労はなんだったんだろうね?
416涼宮ハルヒの並列
最後の一発大逆転により6人全員でパーティに出席できることになった。
勢いこんでパーティ会場であるラウンジに乗り込むが、
「優勝はエントリーナンバー14番の方です!!」
壇上の司会者らしき人がマイクに向かってそう言うのが聞こえた。花嫁コンテストは終わろうとしていたのだ。
「そこのボンボン!どういうことなのよ、これって!」
掴みかかりそうな勢いでハルヒが伊集院に言う。
「少々退屈だったのでね。パーティの時間を早めたんだ。君たちの所にも連絡が行ったはずだが、どうやら手違いだったようだね。いや、済まないね」
なあハルヒ、これってもしかして……。
「そうよ。あのボンボン、わざとあたしたちに知らせなかったのよ!」
これは予想の斜め上を行く展開だな。やれやれだ。もはやどうしようもない。

クルーズは終了し、俺たちは港に下ろされた。怒りがおさまらないらしいハルヒを朝比奈さんと古泉がなだめている。それを少し離れたところで眺めている俺と長門。
「なあ、長門。一つ聞いてもいいか?」
「なに」
「朝比奈さんがカップを落としたときのことなんだけどな。俺は今日一日、ずっと妙な感覚があったんだ。
あのとき俺は朝比奈さんがカップを落とすのを知っていたような……。今日という一日を前にも一度経験したようなことがあるような……」
「今回が769回目」
な、なんだって?今、何て言った?
「同一時間のループを確認」
じゃあ、俺が今日一日感じていた既視感は気のせいじゃなかったってことか?どうしてそんなことになっているんだ?
「涼宮ハルヒの能力の影響と推測される」
確かにそんなトンチキな現象を起こすのはあいつだと決まっている。しかし、どうしてハルヒがそんなことをする必要があるんだ?
「理由は現段階では推測しきれない。涼宮ハルヒの無意識下で発生している現象だと思われる」
ハルヒ自身も時間がループしてることに気付いてないってことか。考えてみれば、あいつは自分の特殊能力のことを知らないんだったな。
「待て、長門。お前はこのループに気付いていたのか?」
数ミリ単位で長門の頭が縦に動く。肯定の意味だ。
「最初の一回目から?」
また肯定。
「だったら何で言わなかったんだ」
「聞かれなかった」
そりゃそうだろうな。何しろ、俺は今初めてループに気付いたんだから。
「もしかして、ループ開始地点に戻ると、ループに気付いたってことも忘れちまうのか?」
「そう」
なんてこった。同じ毎日を延々と繰り返すだけの日々。永遠に明日は来ないのか?
「長門、聞いてくれ。俺たちがこのループを抜け出すのに協力してくれないか」
「涼宮ハルヒが同一時間をループさせている理由を突き止めることが必要。それを解消することにより、ループから脱出できる可能性が高い」
ハルヒが時間をループさせているとしたら、それはハルヒが望んだことということになる。おそらく、ハルヒはこのクルーズに満足していないんだ。
だから、今日という日が何度も繰り返される。ループから抜け出すにはハルヒを満足させてやればいい。でも――記憶がなくなっちまうってのは厳しいな。
「ループの開始地点でナノマシンを直接注入することにより、現在の記憶の持越しを行うことは可能」
どういう理屈かは解らんがそれに賭けるしかない。
「長門、それを頼めるか?」
「わかった」

「ちょっとキョン、聞いてるの?」
寺院にある金剛力士像のような凄まじい形相でハルヒが俺に近付いてきた。
「あのボンボン、今度会ったら絶対改心させてやるんだから!って言っても、もう会うこともないのかしら。そう思うとますます悔しいわ!」
果たしてそうだろうか。長門が言う通り時間がループしているならば、また伊集院や三栖丸さんと会うことになるんじゃないのか?