1 :
名無しSUN :
02/10/18 02:43 ID:XiBMbqjG 教えて。
ローリング!! ∧∧ (゚Д゚,,) ⊂⊂,,ヽ (_ ( )ノ クルン /⌒⌒ヽノ ))) ( )て ) ((( ∨∨⊂ノ ズサギコ!! (´´ ∧∧ ) ≡≡≡≡≡(´⌒(´≡≡ ⊂(゚Д゚⊂⌒つ ≡≡≡≡(´⌒;;≡ (´⌒(´⌒;; 2げっとーーーーーーーーー!!!
3 :
名無し :02/10/19 00:39 ID:vAIoEx03
地政学だけは、やってはいかん。時間の無駄なばかりか、頭が狂う。
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/19 00:57 ID:G0hrFnKh
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/19 18:24 ID:rl+8tH6L
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/20 01:18 ID:fSdTr5lm
戦後の日本では教える事を禁止されたと聞いた。
7 :
関連スレ :02/10/20 19:57 ID:4iybwXiB
8 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/22 20:36 ID:yGTgeXGX
>1はどこ行った。
政治地理学のほうがおもろいえ。 横山昭市先生とか
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/23 07:25 ID:+TVBMfaT
>9 どうおもしろいんですか?
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/10/27 23:03 ID:tioVP8Pk
また立て逃げかよ >1は責任もてよ
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/06 13:23 ID:mMHhFltf
9 名前: 8 投稿日: 01/10/05 19:53 【GREAT GAME・1〜アフガニスタンの地政学的特殊性・1】 今、どこの報道を見ても、ソ連のアフガン介入とそれ以後の内紛の歴史しか語ってないが、 すでに18世紀後半から19世紀にかけてアフガニスタンは、 「GREAT GAME BOAD〜グレートゲームの盤」と呼ばれる帝国主義大国の利権闘争の場だった。 GREAT GAMEは18世紀末、北方からロシア、南方のインドからイギリス、そして西方からペルシアが、 アフガンの地にロシア・中央アジア・中東を睥睨する交通・政治・軍事の戦略拠点 及び 周辺の未開発天然資源を獲得するために進出を開始した事ではじまった。 ペルシアは両大国を恐れてすぐに手を引くことになるが、 ロシア・イギリスは互いに譲らず、アフガンの政権を睨んで対峙。 英・露両帝国に翻弄されながらも、アフガニスタンは立憲君主制の国として独立に至る。 19後半〜20世紀に至るアフガニスタンは、新生ソ連・イギリスの干渉があって逆に近代化を進めていくが、 1973年の軍事クーデター(KGBオペレーション)が発生して社会主義共和制へと移行。 このクーデターを指揮したのはアフガニスタン共産党であり、新政権閣僚のうち7人は共産党員だった。 アフガニスタン共産党は、当然、ソ連共産党-KGBの支援によって活動する傀儡政党。 この政変により、英国は事実上の撤退を余儀なくされる。 つまり、アフガンはソ連だけでなく、英国にとってもトラウマの地なのだ。 アフガンは18世紀末から英・ソ(旧・露)が、政治・産業・軍事予算を投資してきた先物物件なのだ。 狙われたの天然ガス・原油の未開発資源。これがアフガンの「第一期GREAT GAME」と呼ばれるものだ。 英・ブレアの過剰反応や露・プーチンの巻き返しをこの第一期GREAT GAMEの歴史的アナロジーと 見る事はあながち無駄ではないだろう。アフガンでは、まだ誰も「獲物の分前」をもらってないからだ。
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/06 13:23 ID:mMHhFltf
10 名前: 8 投稿日: 01/10/05 19:54 【GREAT GAME・2〜アフガニスタンの地政学的特殊性・2】 英・ソによる「第一期GREAT GAME」が、その後のアフガンに大きな影響を与える。 クーデター以後、アフガンの純正イスラム勢力である民族諸派は、 アフガニスタン共産党に弾圧に近い形で追いやられ、 ソ連の直接的な影響を受けながら進行する社会主義共和制の元に 反ソ・反共運動(MI 6 - CIAの共同オペレーション)が起こる。 この抵抗運動により国内の治安が悪化(しかし、これは共産党-KGBの思惑通り)、 ソ連は治安悪化を口実に、1979年12月、軍事介入及びアフガン侵攻。 もちろん、狙いは不凍港を求めてインド洋・中東に南進する中央アジアの地政学的要所を確保することである。 ここからご存じの冷戦構造を反映した米・ソの「第二期GREAT GAME」がはじまっている。 ソ連機械化師団を中心とする正規軍10万 vs イスラムゲリラ+CIAのアフガニスタン紛争に関しては すでにあらゆるメディアで語りつくされているので詳述の必要はないだろう。 ソ連は多大な投資に見合わない撤退を余儀なくされ、このアフガン紛争の後にくる民族独立〜ソ連崩壊に 繋がっていくという大きな負債を負うことになり、英国に続きここで大きな歴史的トラウマを背負い込む。 「第二期GREAT GAME」は投資方法が上手だった米国が勝ったように見えるが、 実はそれほど簡単にいかないのがアフガニスタンだった。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/06 13:23 ID:mMHhFltf
11 名前: 8 投稿日: 01/10/05 19:55 【GREAT GAME・2その後〜アフガニスタンの地政学的特殊性・3】 ソ連 侵攻を食い止めたムジャヒディン(イスラム復興主義聖戦士)は、 連立政権によってイスラム国家を創ろうとしていたが、結局二つのグループに分かれて対立する。 1992年〜1994年にかけて、イスラム協会のラバニを中心とするグループと イスラム党のヘクマティアルを中心とするグループが対立を深め、泥沼の内戦へと突入する。 CIAを通してソ連 侵攻阻止に多大な投資をした米国は、「第二期GREAT GAME」の勝者として アフガン利権を一手に獲得するはずだったが、内戦の勃発によって事態が急変する。 ■ラバニ派の主要グループは、イスラム協会=ラバニ、マスード 、イスラム連合=サヤフ、 イスラム連合=イスマイル・ハン、イスラム統一党アクバリー派=アクバリー ■反ラバニ派(最高調整評議会) の主要グループは、イスラム党=ヘクマティアル、イスラム国民運動=ドスタム将軍、 国民救国戦線=ムジャデディ、イスラム統一党マザリー派=マザリー この対立はイスラム教宗派間の対立を引き起こし、スンニ派 vs シーア派の対立だけでなく、 スンニ派同士の対立、シーア派同士の対立などの連鎖的権力闘争 に発展し、 結果的にパシュトゥン人 vs ハザラ人の対立、はてにはパシュトゥン人同士、ハザラ人同士の対立、 タジク人、ウズベク人などをさらに巻き込んで民族間対立の激化を引き起こす収拾不可能な内戦状態へと発展する。 この事態を引き起こした背景が「第三期GREAT GAME」だ
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/06 13:23 ID:mMHhFltf
12 名前: 8 投稿日: 01/10/05 19:56 【GREAT GAME・3〜アフガニスタンの地政学的特殊性・4】 1990年代、アフガン内戦の宗派間対立、民族間対立を回復不能なまでに複雑にしたのは、 米-CIAの投資手法をまねてアフガニスタンに関与した各国の無責任な支援投資だ。これが「第三期GREAT GAME」。 米国が「第二期GREAT GAME」のサシウマ(勝者の利権)を手にする間もなく、新たな利権収奪ゲームは開始されていた。 「第三期GREAT GAME」のプレイヤーの概略は以下の通り。 ■パキスタン →ヘクマティアル支援 【狙い】パキスタンはダウド政権時よりヘクマティアル支持し、 彼らが権力を握れば中央アジア・イランとの貿易ルートを独占できるし、 パキスタン最大の敵、インドとのカシミール紛争も有利に進められる。 ■インド →ラバニ・マスード支援 【狙い】 パキスタンに対抗して、 インドはヘクマティアル最大の敵であるラバニ・マスードを当然のごとく支援 ■タジキスタン →ラバニ・マスード支援【狙い】タジキスタンは、同じタジク人のラバニ・マスードが政権を取る事を望み支援 ■ウズベキスタン →ドスタム支援 【狙い】ウズベキスタンは、同じウズベク人のドスタムが政権を取る事を望み支援 ■サウジアラビア →ヘクマティアル支援、サヤフ支援 【狙い】サウジアラビアは自国の国教である イスラム教ワッハーブ派をひたすら拡大するため、違う陣営に属するヘクマティアルとサヤフを節操もなく両方支援。 ■イラン →マザリー派支援、アクバリー派支援【狙い】イランはアフガニスタンでの少数派=シーア派を存続させるために、 両勢力のシーア派を支援。 アフガニスタン のスンニ派国家形成を阻止するため。 各国がそれぞれの思惑と欲にかられて、内戦終了後のアフガニスタンに利権と影響力を確保するためだけの支援を開始。 隣国群が大国の先物投資をまねて、アフガン内戦諸派の先物買いに走ったというのが「第三期GREAT GAME」の特徴。 それゆえ、アフガンは回復不能な内戦に突入し、誰も勝たないまま、ただ悪戯に400万人以上の難民を生んだ。 米国はそれをあっけにとられながら見ているしかなかった。莫大な先行投資をしたCIAも・・・・。
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/06 13:23 ID:mMHhFltf
13 名前: 8 投稿日: 01/10/05 19:57 【GREAT GAME・3コード・ラディン〜アフガニスタンの地政学的特殊性・5】 1994年と1996年。アフガニスタンの回復不能な内戦=「第三期GREAT GAME」に ついに新たなスタープレイヤーが二人登場する。 その一人が1994年春、弟子たちのイスラム神学生=タリブ30人にわずか16丁の自動小銃を持たせ、 カンダハルのムジャヒディンの基地を襲撃させたイスラム指導者、ムラー・ムハンマド・オマルである。 ムラー・ムハンマド・オマルには、このゲームのもう一人のスタープレイヤーとなる支援者がいた。 湾岸戦争によって米国と結託したサウジアラビア政府によって国外追放になり、 1991年スーダンに亡命していたシャイク・ウサマ・ビン・ムハンマド・ビン・ラディンだ。 ムラー・ムハンマド・オマルはビン・ラディンからの資金・武器・戦術の支援を受け、 タリバンとして内戦旧勢力を次々と撃破していく。 ■1995年2月●ヘクマティアルに勝利、ヘクマティアルはこれ以後、弱小勢力になる。 ■1995年3月●イスラム統一党マザリー派に勝利。党首のマザリーはタリバンに捕まり、護送中のヘリコプターから突き落とされ死亡。 ■1995年9月●イスマイル・ハンに勝利、西部の歴史都市ヘラートを占領。 ■1995年10月●反ラバニ連合はタリバンとの接触を試みるが失敗。 ■1996年●合衆国、エジプト、サウジの圧力でスーダンからも追放されたラディンがアフガニスタンへ亡命。 オマルは、ラディンを最高待遇賓客として迎え、ここに「第三期GREAT GAME」の新たなスタープレイヤー二人がついに合流。 ■1997年●ドスタムの部下、マリク将軍に働きかけ、ドスタムをトルコに放逐。 ■1998年8月●ドスタムは帰還し、マリク将軍を引きずり下ろすが、タリバンとの戦闘に敗れ、再びトルコに敗走。 北部の要衝マザリ・シャリフがタリバンの手に落ちる。このとき、タリバンはイランの外交官までも殺害してしまい、 激怒したイラン政府との軍事衝突寸前まで緊張状態が高まった。 ■1998年8月●イスラム統一党ハリリ派を倒し、アフガニスタン中部のバーミヤンも手に入れた。
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/06 13:23 ID:mMHhFltf
14 名前: 8 投稿日: 01/10/05 19:59 【GREAT GAME・3裏〜アフガニスタンの地政学的特殊性・6】 「第三期GREAT GAME」には、裏ゲームも存在している。 「第三期GREAT GAME・裏」は、トルクメニスタン〜アフガンの原油・天然ガスを搬送する 「中央アジアパイプライン建設プロジェクト」だ。 この裏ゲームのプレイヤーは、国家から超国籍企業カルテルまで、資源シンジケートの懲りない面々。 ちなみに●アメリカ政府●パキスタン政府●サウジアラビア王室●イラン政府●ロシア政府 ●トルクメニスタン政府、そして●アメリカの石油会社「ユノカル」「アモコ」 ●サウジアラビアの「デルタ石油」、「ニンガルチョ」●アルゼンチンの「ブリダス」 ●日本の「伊藤忠商事」●韓国の「大宇」●ロシアの「ガスプロム」●オーストラリアの「BHP石油」 懲りない面々がアフガニスタンの政情を睨みつつ、トルクメニスタン〜アフガンの原油・天然ガス利権と それを搬送する「中央アジアパイプライン建設プロジェクト」敷設権を狙っていた。 懲りない面々は、大きくアメリカの「ユノカル」一派とアルゼンチンの「ブリダス」一派に分かれて 利権争奪「第三期GREAT GAME・裏」を戦っている。 この利権争奪闘争は、アフガニスタン内戦の合わせ鏡である。 資源シンジケートが国家を巻き込んで展開する別の戦争。 民間企業であるはずの超国籍企業カルテルが国家を動かし、国家が相手国を脅かし、 相手側の超国籍企業カルテルが、また国家を操って巻き返す。 アフガニスタンの内戦状況によって、それが二転三転する。 そして混乱する利権戦争を最も巧みに利用したのが、タリバン/ビン・ラディンである。 オマルとラディンは、裏ゲームにおいては、なんと胴元であった。
18 :
マジレス :02/11/06 15:27 ID:TZKkzQUw
地政学的思考を理解するには、本を読むよりも、 Age of Empires みたいな戦略ゲームをやってみた方がいい。 地政学思考というのは、要するに、 世界地図をそういうゲームマップとして見る視点のことだから。
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/07 15:08 ID:9z6ah3b7
アフガンなんかより東シベリアと極東、アラスカ地域だろ。 ブッシュが通したい法案はアラスカ開発だよ。プーチンの息がかかった 石油王が知事やっているのもこの辺だよ。 だから、極東和平が駈け引きの材料なんだよ。当事者は日本だ。 もっと現在進行形の生きた教材で語れよ。
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/10 10:59 ID:+lzuxxVc
>18 ゲームは所詮ゲーム きっかけ程度のものでしかない
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/10 19:58 ID:yo34Ty8f
前も地理・人類学板に地政学スレあったよな?
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/12 12:38 ID:X5RH28QK
今もあるよ。
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/12 14:00 ID:CLGWnxo6
倉前先生の「ゲオポリティクス入門」が今でも教科書なんですよね。 文体が少々通俗的ですが、理論の基本は押さえていると思います。
25 :
マジレス :02/11/12 20:28 ID:FUUX4ktN
河野収「地政学入門」 原書房 マッキンダー「デモクラシーの理想と現実」 同上 横山昭市「政治地理学」大明堂 曽村保信「地政学入門」中公新書 ぐらいかな。まともなの。
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/13 14:30 ID:d5pKo9hV
「デモクラシーの理想と現実」 はずば抜けてるな 古典中の古典 ただ入門書としては、今の日本人にはちょっとつらいかも
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/13 14:37 ID:o/7H3n0Q
倉前氏はなんでよく名前が挙がるのに評価は散々なんですか?
28 :
☆☆☆☆☆ :02/11/13 14:55 ID:LXK7gLad
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/13 23:21 ID:cx9o6dpK
114 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2002/11/13(水) 22:55 ええですか、カールハウスホーファーあたりで有名な 地政学では、大陸の両端を支配する海軍国が大陸を支配するとされています。 そこで、西欧諸国はきそって東アジアの覇権を争いました。 しかし、東アジアは巨大な清帝国を頂点とした蕃国体制ができあがっていましたので、 まずはその支配の緩和な日本を攻略の対象としました。 ところが明治政府はことのほか強かった。 日清戦争に勝ち、日露戦争の外交でもなんとか優位を保った。 大英帝国は日本との同盟を結ぶことで世界征服の可能性を先取りしましたが、 結局のところは日独伊枢軸によって世界征服がはかられました。 アメリカ合衆国は、そんな世界情勢のなかで南北戦争後に統一され、 ヨーロッパよりも西にあり、それと同時に日本より東にある国として、 世界に乗り出しました。まずフィリピンはスペインからもらいました。 そして、イギリスとともに大日本帝国を滅ばしましたが、 その後、イギリスと割譲せずに日本をすべて占領し、続いて朝鮮戦争をして、 東アジア沿岸の征服に成功しました。それより北は港としては使えません。 海軍国のセオリーとしてはそこから南の港を順に陥落していけばよいので ベトナムに戦線を移しましたが、南北分裂には失敗しました。 一方、戦場となって疲弊したヨーロッパにおいて国力を背景に主導権を握り、 こうして地政学のうえで理想的な海軍国が完成したのです。 そういうわけで、世界はアメリカに支配される運命にあるのです。 それは、中国の戦国時代の秦帝国と同じです。
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/14 03:07 ID:8ba8BWlu
>>27 出身大学が有名大学じゃないからじゃない?
在野の学者ということで。
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/14 09:38 ID:/NGZRZ8y
>>27 「実学」すぎたから。
最悪ここまでのことならあり得るというのを述べすぎた。
現在、その予測は、まさに当っているものもあれば、
「電波」として扱われかねないものまで種々様々。
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/14 10:52 ID:rmuFD8TB
>27 マッキンダーの著作を一度も読んだことがないのがバレバレやん 「デモクラシーの理想と現実」 を実際に読んだあとに倉前読むと、あほらしくなってくる。
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/14 12:06 ID:rmuFD8TB
13 名前:スラヴァ 投稿日:2001/07/25(水) 02:44
中世の一時期までは、実はロシアよりも大国だったんだよね。たしか16世紀頃まで、
現在のポーランド本国の領土に加えて、ウクライナ、ベラルーシ、ドイツの東方を領
土にしていた。(やや、あやふや)
ロシア、プロイセンという新興国が勃興した時期に選挙王制のせいで、権力の集中が
遅れ、結果絶対主義国家に移行する事が出来ず元々地政学的に不利な位置に属す
ることもあって、弱体化。ロシア、プロイセンに分割併合されてしった。その後第一次
大戦後まで独立を回復できず。
14 名前:世界@名無史さん 投稿日:2001/07/25(水) 10:13
>>13 >地政学的に不利な位置に属することもあって、
近世そして先の戦争後まではとくにその地政学的位置が不利に働きましたが、中世ポー
ランドが欧州一の大国だったのもその地政学的位置のおかげ。
そして現代ですが、国際的な資本主義の時代になってきてその東西欧州を結ぶ地政学
的位置が再びポーランドに利するようになってくると思います。
対外債務の返済が一段落し金融システムが安定化したところで、ポーランドは一気に欧
州の先進国にのしあがるのではないでしょうか?
一部の試算では、それへの転換点は2005年前後とされるそうです。
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/15 18:25 ID:ECXIHyFq
39 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2002/09/22(日) 21:16 A大学のK教授も元軍事探偵 これって、倉前のことじゃない?
35 :
:02/11/15 18:33 ID:AFUcW2ug
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/11/19 14:18 ID:KALqHaqA
37 :
過去ログ :02/11/21 18:39 ID:rbC3FPDI
38 :
マジレス2 :02/11/23 09:05 ID:fUFuBX4G
ハウスホーファーの「太平洋地政学」が図書館にあったけど、 読みにくいことこのうえなし。挫折した。 あと「大国の興亡」や 横山昭市「首都」 トインビー「歴史の研究」(三冊本) も参考になる。防衛大学校あたりが、オリジナルなテキスト隠してそう。
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/12/03 06:15 ID:6slNyyR6
あげ
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/12/06 19:35 ID:gibWWuPc
ttp://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/zaigai/news/oman.html アラビア半島の南東端に位置するオマーンは、日本のエネルギー供給のアクセス
ポイントであるホルムズ海峡を扼する半島を領有する要衝の地にあります。
日本の面積の約4分の3に当たる国土は、1,700kmに延びる海岸線と高度3000mに
達する山地、ルブアルハリを始めとする砂漠や土漠からなり、多彩な風土を
形成しています。
歴史的に、オマーンは遠く中国の広東まで交易を行っていたことで知られる古くからの
海洋国家で、18世紀にはインド亜大陸と東アフリカに版図を有する、英国と並ぶ
インド洋における勢力の一つでした。こういった海外との交流の歴史を受け継ぎ、
オマーンの国民性はアラブ世界の中で際だって開放的で穏健なことが特徴となっています。
オマーンは、2000年現在で日本にとって第7位の原油供給国であり、同年秋から
大阪ガスに対する天然ガスの長期供給も開始されました。オマーンにとって日本は
統計上第2位の貿易相手国ですが、隣国アラブ首長国連邦を経由しての日本製品の
輸入を含めれば実質的に最大の貿易相手国になります。
最近の国際情勢の中で、インド洋に臨むオマーンの地政学的重要性やその穏健な
外交が改めて評価されています
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/12/28 01:11 ID:y+zjO5A+
age
42 :
山崎渉 :03/01/08 17:27 ID:ZCu/fTZi
(^^)
43 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/01/12 23:46 ID:qfkhMbuC
地政学は重要だと思うけど、 陰謀論100%になってしまう事も多いからな。 後、2ちゃん的には文章が長い・押し付けがましい レスが多い
44 :
18 :03/01/13 00:33 ID:xKlh3LFb
>>21 20世紀前半に書かれた地政学の文献て、要するに
「石油とか一次産品を自給できるブロックをどうやったら作れるか」
という問題を中心的課題として扱っている。
例えば当時、ゴムは熱帯の農園でしか取れなかったから、
戦略資源ゴムを自給できるようにするためには、
熱帯に領土を持つ必要があったわけだけど、
現代ではゴムは石油から合成されるから、その必要はない。
また、当時の石油の消費量は現代よりずっと少なかったから、
例えば日本ならボルネオあたりを押さえれば自給可能だったけど、
現代で自給しようと思ったら、中東を支配する必要がある。
……などなど、地政学の古典文献の時代と現代は条件が違いすぎる。
文献だけ読んでると、そういう条件の違いを忘れる可能性があるから、
基本の論理を身に付けるためにはゲーム的思考法が必要なんだよ。
45 :
あげ :03/01/30 13:00 ID:WNOmi6Gh
長沼伸一郎『無形化世界の力学と戦略』は、
現代的な意味での地政学を語ろうとした著作。
論理にアクロバットが多いが、そのアクロバットを楽しめば面白い本。
戦略シミュレーションゲームをヲタ分析しているような方法論で、
そのスタイルを適用する分析対象が、この場合はたまたま
「現実の世界」という戦略シミュレーションゲームなんだ、
という感じの印象を受ける。
著者のウェブサイトはここ↓
http://pathfind.motion.ne.jp/index.html
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/02/01 08:25 ID:yq3GsPGO
朝鮮半島→大国の通り道になり侵略されまくる。→住んでいる民族は精神的に歪む
48 :
山崎渉 :03/04/17 10:09 ID:Ak21q/ds
(^^)
49 :
山崎渉 :03/04/20 04:40 ID:wPXt++G4
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/05/09 09:16 ID:GInN7iZF
ageruze!
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/08 11:14 ID:MCVNtEoZ
>>38 ハウスホーファーは言葉遣いがめちゃくちゃだよな
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/08 11:15 ID:MCVNtEoZ
あとマハンは歴史談義が長くてウザい
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/08 13:14 ID:nF0yIUBw
マハンは文章も長くてクドイ。 はっきりいって読みにくい。
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/11/04 21:23 ID:7wJiHqW7
何かかなり寒いスレだね。
55 :
マジレス3 :03/11/05 21:19 ID:hdUWPE2N
確かに異端だけどオモロい分野。 そして一種秘教化してる。 大声ではいえないけど、地政学的に見れば、 キタを不安定存続「イカサズコロサズ」させるのが、日本にとってのベスト。 まさに半島は日本につきつけられた剣。 親日防波堤(戦前しくじった)が不可能なら、無力化中立化させるしかない。 キタの個々の国民にとっては気の毒だが、非道な国際関係だ。 もし国民を救いたいなら、キタを中国の戦略的信託統治化しる。 無論、金王朝中枢は排除して。 それが南にとっても本音でベストのはず。 半世紀後、キタの経済水準がせめて中国なみになった頃、 低武装永世中立を条件に韓国と統合させ、大陸と「リムランド」の緩衝地帯にしる。 こう言う思考がゲオポリティークだと思うべ。
だから別に外務省が国賊的な動きをしているわけではなく、 日本にとってベストな状態を作ろうとしているのだと思う。 キタをこのままゆっくりと衰弱死させる。半世紀ぐらいかかって。 そんなこと公表できないけど、周辺諸国はどこもそう思っているはず。 ノムヒョン大統領の「キタの経済水準おいついたら合併」 とは、半万年はしない、ってことだろ。 韓国と合併せず、どうやってキタが発展できる? ホンネとしては、日本に全資金を肩代わりさせたいだろうが、今の日本 そこまてせ甘くはない。ならいっそ、中国に信託しても仕方ない。 米のキタ侵攻はない。核空爆はわかんない。 むしろ、中国の侵攻はありうるが、中国としても自然崩壊を狙っているはず。
書きたいこと書きます。スマソ。 RENKなどのビデオで、北の悲惨極まる状況見るたびに、なんとかしてやりたくなる。 しかし日本が犠牲になるのはゴメンだし、「統一」または「崩壊」後の 日本の立場が悪くなるのも困る。 「朝鮮半島に、日本に友好的である程度強力な国家を安定させる」 と言うのが近代日本の地政学的大目標の一つだがなあ。 やっぱ北の中国による統治、99年後の南北統一、 その前提としての、半島の非核中立化が周辺にとっても、半島自身にとっても ベストかなあ。 韓国国民も、対外的に安定しつつ、独自の経済発展を続けられる。 緊張さえなくなれば、排日で民意を統一していく必要もなくなり 「ウリナラマンセー」傾向も緩和するだろう。 北の経済発展は、統治者中国の指導の元、日米も協力。 ほかにいい方法あるかなあ。
あと、韓国自身が、崩壊後の「キタ」を「保護領」化、 一応別の国としておいて、周辺各国の支援受けつつ復興させるってのあるかな。 言い方悪いけど、日韓併合前の「統監府時代」ね。 韓国国民も生活水準さほど落ちないし、なんせ同胞だから 熱心に復興するでしょう。 中国に対しては、たとえば「核放棄、アジアのスイス化、韓華友好」 を保証して、好意的な支持を仰ぐ。 米軍的にも、防衛ラインを日本海まで交替させられて負担減。 場合によっても沖縄縮小もありえる。 でもこれで中韓国境安定すると、また台湾や南沙諸島がきな臭くなる。 中国の膨張傾向に歯止めをかけるためにも、 日本から東南アジアにかけて「リムランド(東亜半月弧)防衛同盟」を 作る。これは決して大東亜共栄圏ではない。 なんならオーストラリア等も含め、西太平洋条約機構作るのはどう?
・大阪人は滋賀、京都人のしょんべん&生活排水をろ過した工業用水を飲んでる。 ・大阪にはろくな大学がない(辛うじて大阪帝大は作られたが。)ので頭のいい人は京都に行く。 ・大阪は人の住める環境じゃないから、大阪人でも成り上がったら真っ先に脱出。(あの吉本社長すら逃亡) ・大阪人はキムチ臭い。 ・大阪人は本気で馬鹿にされてるのになぜか喜ぶ知的障害者 ・大阪人は経済感覚がないので何やらせても赤字。しかもそのツケは他人に押しつける ・大阪人は民度が低いので選挙権与えてもまともな候補者は当選しない。 ・デパートで買い物をするときでも値切る基地害大阪人。 ・大阪の地下鉄は日本一臭い。(雑巾とゲロとしょんべんの香りが充満) ・大阪人は日本で一番不細工(一重、エラ、出っ歯、下品な言葉遣い、低所得) ・ヤクザと癒着してる大阪府警。 ・日本で一番無能な大阪府警。 ・日本で一番弱い阪神タイガース ・オマンコの事をオメコという基地外大阪人。 ・大金つぎ込んだ割には真っ先に脱落した大阪五輪。 ・阪神大震災の時は被災地に乗り込んで記念撮影する馬鹿大阪人多数。 ・さらに被災地に乗り込む大阪の窃盗団多数。 ・近隣府県に犯罪者を輸出する迷惑都市大阪
60 :
↑ :03/12/05 20:35 ID:OHlrP6mb
なるほど、コイツ、日本人ではないな。
あぼーん
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/12/28 02:34 ID:R5CUWGNs
マッキンダーなんかもそうだが、地政学の「対照性」ってどういうことなんだろうな 単に似たような地形だったら地政学的状況も同じになるってこと?
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/12/30 23:42 ID:Nl5yqi/y
>62 マッキンダーの根幹は、大陸中央部のハートランド=海軍力の影響が及ばない地域を 軸にしてるから東西で類似した現象が起きる。 欧州と日本の類似性については梅棹忠夫先生の「文明の生態史観」でも指摘されてる けど。
64 :
松 金太 :04/01/02 20:46 ID:u2gLAAH5
キリンの 「ハートランド」ってビール、 スゴいネーミングね。
65 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/03/21 11:18 ID:DByDvVX/
中国の風水って地政学だと思ってますが、どうよ?
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/03/21 13:07 ID:DBHtTX4N
>65 地政学というより地理学のような気がする。 四神思想あたりは都市計画学の中でもある程度合理性があると考えられてるし。
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/04 01:49 ID:1F0nFrUT
【地政学名言集】 一、目的は自国の生存と発展だけ 二、手段は選ばない 三、油断しない 四、徹底的に人が悪い考えに立つ 五、科学技術の発達を考慮する 六、「優れた陸軍大国が同時に海軍大国を兼ねることはできない(その逆も然り)」 七、隣接する国は互いに敵対する。 八、友好,理解を真に受けない 九、敵の敵は戦術的な味方である。 十、敵対していても、平和な関係を作ることはできる。 十一、国際関係は、善悪でなく損得で考える。 十二、国際関係は利用できるか、利用されていないかで考える。 十三、国際関係を2国間だけでなく,多国間的に考える。 「国家に真の友人はいない」 キッシンジャー 「隣国を援助する国は滅びる」 マキャべリ 「我が国以外は全て仮想敵国である」チャーチル
【地政学名言集】 一、隣接する国は互いに敵対する。 二、敵の敵は戦術的な味方である。 三、敵対していても、平和な関係を作ることはできる。 四、国際関係は、善悪でなく損得で考える。 五、国際関係は利用できるか、利用されていないかで考える。 六、「優れた陸軍大国が同時に海軍大国を兼ねることはできない(その逆も然り)」 七、国際政治を損得で見る。善悪を持ちこまない。 八、外国を利用できるか考える。 九、日本が利用されているのではないか疑う。 十、目的は自国の生存と発展だけ 十一、手段は選ばない 十二、損得だけを考える。道義は擬装である。 十三、国際関係を2国間だけでなく,多国間的に考える。 十四、油断しない 十五、友好,理解を真に受けない 十六、徹底的に人が悪い考えに立つ 十七、科学技術の発達を考慮する 「国家に真の友人はいない」 キッシンジャー 「隣国を援助する国は滅びる」 マキャべリ 「我が国以外は全て仮想敵国である」チャーチル
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/16 16:44 ID:rAdEcf/m
地政学関連の本って本屋さんのどのあたりに置いてありますか?やはり地理のところなんでしょうか?
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/07/19 23:13 ID:pyRDaQ89
>69 むしろ国際関係論とか安全保証、軍事関係
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/09/18 23:43:45 ID:67zgBz5K
太平洋地政学を同人誌で出しているサークルあったよ。 サークル名は覚えてないけど
72 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/13 23:19:52 ID:pssgsmqt
age
73 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/03 13:39:22 ID:YatHegRJ
地政学って人気ないのかな? 本を少し読んでみたけど興味深いことが沢山かかれていますね。
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/03 13:41:29 ID:YatHegRJ
・・と思ったんだけど、板違いなんだね。 スマソ。
どこの大学にいけばいい地政学を教えてくれる先生がいますか? 学べるのはどこの大学?
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/31 14:46:32 ID:1cAggOr5
日本だと二つあるな。 おれが受験のときはひとつもなかった。 いい時代だ。
77 :
◆N7rkF16zAc :05/01/20 00:38:21 ID:ar66fXpB
78 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/26 18:44:17 ID:LJk9Eb3/
初めてこのスレを最初から読んで予想通り、予想以上の収穫だ。
なるほど、日本を去勢する為に地政学を禁じる必要があったわけだ。
ポ−ランドが地政学的に不利な位置にあったがゆえに中性に発展し、
その後衰退したというのも、日本に当てはまる。
周辺諸国の思惑による綱引きで国内政治を不安定にさせられれば、
イヤでも衰退するだろ。
冷戦終結後の国際関係は一気に地政学が復活する。
イデオロギーは国家間の綱引きを覆い隠す物でしかなかった。
日本の保守が新米と反米で割れているのもむべなるかな。
そして中国。日中関係。
>>68 を読むと頭が痛くなるよ(泣)
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/29 19:24:58 ID:6UtRBFZP
琉球王国の繁栄と衰退も地政学的に見てすごくうなずける。 最初は中間貿易で繁栄、のちに大国の狭間の綱引きで主権を奪われる。
80 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/02/24 01:01:13 ID:B1qkT6gU
日本で地政学を勉強できる、大学等の高等教育機関ってありますか? やっぱ米英に留学しないとダメなのかな?
81 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/02/25 21:31:58 ID:+3OnYukX
82 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/02/26 01:53:28 ID:qjyRBWrN
久々にその記事を見たけど、なんか以前から全然変わってないね なんか細かくは更新されているようだけど、大筋は最初に書かれたときのままで。 前は英語版の記事のほうも短かったんだけど、いつのまにかかなりの長文になってる… なんとかそっちの訳みたいなのでもいいから誰かできるひといないかな…
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/03/16 00:09:40 ID:p/G4ewqP
とりあえず保守。
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/03/16 11:53:14 ID:BzwDXWoS
今現在の著名人で地政学を語れる人はいるんだろうか、 昔小室直樹が倉前先生と対談集「世界戦略を語る」を出していたが、 小室先生が地政学を深く理解しているとは思われないし、 倉前先生の弟子はいなかったんだろうか 今は国家の生存とその為の手法を戦略的に考えている人がいないのか 兵頭二十八の核武装論も国家生存の方法としては傾倒するが、 多国間との戦略的外交や国家の運営方針みたいな点では・・
85 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/03/21(月) 08:58:16 ID:+cOVP1y0
age
86 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/03/28(月) 18:46:22 ID:/zWac9GU
>>45 長沼伸一郎氏は近い将来の日本人大衆と大学院生から最も憎まれる選択をしたと言われるだろう。
彼らそれを自覚し認知しながら日本が地獄に落ちる行為をしてしまった。恐怖は人としての道を誤らせてしまう。
87 :
素の人 :2005/03/28(月) 22:18:36 ID:u4WGLGhj
犯罪集団である日本国家。犯罪を構成している犯罪者である日本国民へ。 生まれたところで,人殺しや無意味と感じる争いに参加せずに人として生活する事に対し, 日本国という集団は最強のストーカーといえるくらいの嫌がらせや,小細工を企てる。 日本国民の中にも争いへの支援や参加を望まないと言葉で語るものもいるようだが, 日本国民の総意(争いに支援・参加を望まないものの意思も含まれるし総意による 行為の一部を担っている。支援している。)として,国民が参加しない事をあやま ちとして許さないらしい。 生まれたところで,入りたい集団に参加したり,入りたくない集団に入らなかったり, 納得のいかない事に支援しなかったり,静かに暮らしたいと考えている人が静かに暮 らしたり,ただ,それだけの事に対し,日本国家という集団は嫌がらせを繰り返し, 犯罪を繰り返し,それを妨害する。 この島には日本国家にも徳川一家にも参加協力を望まない人も暮らしています。 グループを作る時は参加・協力者を募り、維持費等が必要な時は参加・協力者から 会費を集める等して運用するのが人に迷惑を掛けないやり方だと思いますが、解って いるでしょう。地域を勝手に縄張りとか言い張って,望んでいないのに,そこで暮ら している人を巻き込んだりする集団などの行為を悪事と理解し対抗できてるじゃな いですか。犯罪集団である日本国家,犯罪者であるその構成員の日本国民へ。 何を根拠に「しま」を組織のものだと言い張っているんですか。 何を根拠に「しま」を組織のものだと言い張っているんですか。 何を根拠に「しま」を組織のものだと言い張っているんですか。 「しま」を縄張りと言い張って牛耳るのを止め、謝罪し、略奪したものを返し、償いをしてください。 「しま」を縄張りと言い張って牛耳るのを止め、謝罪し、略奪したものを返し、償いをしてください。 「しま」を縄張りと言い張って牛耳るのを止め、謝罪し、略奪したものを返し、償いをしてください。
88 :
素の人 :2005/03/28(月) 22:20:09 ID:u4WGLGhj
書き込む場所を間違えました。すいません。
>>87 これ日本じゃなくて、韓国とか中国とか入れ替えてもそのまま当て嵌まるんだけど
90 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/04/05(火) 08:53:41 ID:DGqoIEI9
>>87 とにかくおまいが「天晴れ朝鮮男児」だっつーことだけ分かった
ヤチマタ
92 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/04/19(火) 00:11:34 ID:UfRWYyBr
こんな文章であおられてる奴は地政学には向かない気がする
今話題の「国家の罠」読んでるんだけど なんでも外務省には冷戦後3つの潮流があって 親米主義 アジア主義 地政学論 となるそうだ。 タナカマキコが外相になって外務省をかき回しに来たとき一番ショボーンと なったのが地政学チームだったそうな。
この地政学って地域ブロックの都市間競争なんかでも応用できますかね
応用以前に基礎が・・・
地政学って、陰謀論に陥りやすいのかな。 倉前盛通氏の『悪の論理』を読んで(まだ途中だけど)思った。
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/06/06(月) 18:51:13 ID:uxL9+JmD
陰毛論
98 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/06/06(月) 21:30:23 ID:+RUKlKvb
>>94 日本だと名古屋がランドパワー
大阪がシーパワー
大阪は海運で栄え、名古屋は陸運で栄えたって事ですか? というか、日本主要都市レベルじゃなく、もっと小さな圏域での話です。
100 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/06/08(水) 15:25:17 ID:suu+mGMv
100げとー! 日本財団HPの論文検索しると、 いろいろと役にたつべ。
101 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/06/10(金) 23:24:01 ID:pkTzaffv
批判地政学って何ですか?
102 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/06/11(土) 14:53:28 ID:dvgY8rvB
地政学をやっているみなさんが「これは良く出来ている」と思うシミュレーションゲームを教えてください。
103 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/06/11(土) 23:00:49 ID:dsnFUaYt
ファミコンウォーズ
104 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/06/27(月) 20:02:52 ID:p4bgsD5W
シヴィライゼーションは?
u.O/bB94eaw
107 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/14(月) 21:11:01 ID:KaIc/SHu
曽村保信の「地政学入門」読み始めたのでage
108 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/14(月) 23:32:57 ID:lNuMpQtP
現代で地政学って・・・
109 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/15(火) 18:07:57 ID:m/Jlc39x
曽村保信は政治学・政治史の人みたいだけど 政治学の世界で地政学ってほとんど存在感ないね・・・
>>109 国際政治学、外交史、(軍事史に近い)政治史などのまともな研究者は、
国家戦略策定における地理的要素の重要性は充分に承知しているよ。
ことさらに「地政学!地政学!」と叫んでいるのはたいていが二流三流の研究者だ。
111 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/11/27(日) 02:58:37 ID:2Y4W/FRb
政治学者は地政学なんかにほとんど興味をもってないかもしれないけど 地理学者のほうは地政学に興味を持ち出してるみたいだね。
112 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/11(日) 02:12:04 ID:NV69xO6U
あげ
113 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/12(月) 01:04:02 ID:lmrDJHJw
「文明の衝突」ってどこか地政学ぽくない?
>>113 なにをいまさら当たり前のことを言っているんだw
115 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/19(月) 05:38:22 ID:mc4M7wBA
あげ
116 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/20(火) 04:24:48 ID:E6VhlPFf
>>114 そんなレスじゃ話がひろがらないじゃないか
117 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/24(土) 20:02:20 ID:EXWnYpgU
118 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/25(日) 04:16:03 ID:RG92Sbeg
119 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/12/26(月) 23:32:17 ID:+0yTWMZz
>>117 あんまじっくり読んでないけどこの人国際関係論か国際政治学を専門としてるのかな?
大学は何処だろう?お世話になってるLSEの教授という記述が出てくるからLSEなのか??
120 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/04(水) 04:50:28 ID:+VnCaNZd
あげ
121 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/08(日) 11:32:14 ID:rJlRWhmp
AGE
122 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/18(水) 20:05:35 ID:IMJ2QuDr
シンガポールの龍によって「ライブドア恐慌」が始まった。 オペレーション2006・・・恐ろしい
123 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/02/01(水) 18:00:27 ID:+Gd41wMD
>>117 まあまあ面白いよ。入門書としていいんじゃない。
125 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/02/07(火) 13:39:09 ID:qfd4mKzp
地政学にネガティブな印象があったり、時代遅れなイメージがあるのは、おそらくハウス・フォーファーらの ナチス率いるドイツ第三帝国下において発達した負の遺産としての地政学のインパクトがあまりに強く、平和主義だ、 軍事中心の時代は過ぎたという近年の風潮があってのことだと思いますが、地政学そのものは今日にも十分活きますよ。 地政学は必ずしもドイツに独占されたものではなく英米でも発展した社会科学のひとつ。 要は使い方です。
>>77 同感。
この手の本の中では一番良書だな。
出典も明記してあるし親切。
地政学と合わせて学んでおいた方がいい分野はありますか?
128 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/02/18(土) 14:06:36 ID:S9EDu/9j
>127 軍事学の基本かなあ。 某たなかうみたいに、「中国の戦艦」とか書くようでは他が正しくてもバカにされる。
なるほど
130 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/03/29(水) 17:23:56 ID:R6zO2mU4
人文地理の最新号に日本の地政学についての論文が載ってるよ〜
131 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/04/08(土) 06:24:50 ID:KMhGUumN
地政学の本って本当に少ないなぁ 日本語のやつはという但し書きが付くけど
>>131 英語で読むならGeopoliticsの学術書は山ほど出ているんだよね、いまでも。
地政学や戦略論の学術書の刊行元は、軍関係のところをのぞくと
Oxford University Press、Cambridge University Press、
それにPrinceton University Pressでほとんどを占めるんだよね。
日本で言えば、東京大学出版会、京都大学出版会、慶應義塾大学出版会から
地政学や戦略論の学術書が出ているようなものなんだよねぇw
133 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/04/09(日) 04:19:23 ID:MsMPEqb2
それどこの分野の研究者が書いてるの? 政治学(国際関係)?歴史学?
>>133 英国に関して言えば、戦略論・地政学にかかわる領域は、
政治学でもあり歴史学でもありという判然しない位置づけ。
米国なら国際政治学あるいは国際関係というような学問領域を、
「外交史」のひとことで説明してしまうのが英国。
米国だと理論志向が強いので政治学寄りだが、英国は歴史志向。
でも、この分野は米国よりも英国の方が一日の長がある。
135 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/04/10(月) 02:05:59 ID:U8jjFpZu
>>135 狭義の政治学や歴史学をやっているわけではないけど、
かなり広い意味で政治や歴史を捉えると、そうかもしれない。
138 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/04/25(火) 23:09:31 ID:FVLjLn/P
保守
139 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/04/27(木) 00:17:30 ID:3HfzK5HT
このスレなかなか伸びないね〜
140 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/04/28(金) 23:16:07 ID:x+Ttat4I
講談社現代新書の「戦争学概論」で地政学が取り上げられてたな まあ本当にさわりだけだけど
>>140 あの本はダメだね。
参考文献の欄で岩波文庫版の戦争論を挙げている。
著者の不勉強ぶりがバレバレだ。
戦争論は清水多吉訳(現代思潮社版・中公文庫版)か、
日本クラゼヴィッツ学会訳(芙蓉書房出版)を挙げなけれりゃ拙い。
>>141 岩波のやつって誤訳多いの?
それとも底本が改訂版だからダメってこと?
>>142 その両方。
底本が駄目なうえ、誤訳や一行落し訳が多い。
底本が駄目ってこと知らない香具師大杉なのはなんとかならんか。
144 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/04/30(日) 03:00:55 ID:pxesg95r
てかこのスレの住人って趣味で地政学の勉強やってるの? それとも研究者として?研究者として地政学をやろうと 思ったら何学を専攻すればいいんだ?
>>144 このスレの中に既にヒントがでている。熟読されたし。
147 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/06/03(土) 23:25:40 ID:YH2trl8t
元自衛官の平間洋一氏のホームページに地政学の論文がいくつか載ってるよ
148 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/04(火) 07:17:53 ID:38LxGtSR
韓半島は幾何学的整然としていてるね。 半島だから大陸的よさがあって海にも囲まれている。 韓国、北朝鮮、中国、アメリカ、ロシア、日本がにらみをきかす 歴史的世界的にも重要な場所だ。 日本はごちゃごちゃしているね。 悪いいいかただがちぎれた海老のような形だ。 まさに島国根性が生まれる場所。 でも北海道の形は美しいと思うよ。 津軽海峡は大切な海峡だしね。
149 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/04(火) 09:35:24 ID:EsrVXxdp
もっと日本語を勉強してくださいね
150 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/07/08(土) 10:06:37 ID:HUraNoHM
新潮新書の最新刊『貝と羊の中国人』の 第六章「地政学から見た中国」が面白い。
151 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/29(火) 20:18:02 ID:HlMn9P9/
153 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/08/30(水) 22:28:17 ID:QhZYN6NN
今、そのとき歴史が動いたで日本の地図上の位置がどうのとか言ってるぞ
倉前氏の古い著作を読むと、 「ソ連の超能力者は何千キロも離れたところからテレパシーでマインドコントロールが出来る」 などと、かなり電波の入った発言も多くなされている。 だがその一方、「オレゴン州あたりは日本の領土に出来るんじゃないか」とか 「マリリン・モンローをやっちゃおう」とかバカバカしくも痛快な発言も多い。 もちろん、ご存知のとおり後に見事的中した予想も数多くある。 んで、結局何を言いたいかよくわからなくなったんだけど、 まぁとにかく、戦争を生体験している社会学者は強いなぁと思いますた。
155 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/10/05(木) 08:32:52 ID:QKlTQ5If
あげ
156 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/10/05(木) 14:17:36 ID:f6KFfkUn
>>148 日本の方が地政学的には重要なんじゃ?(この用語法あってるかな)
津軽、宗谷、対馬海峡を封鎖すれば日本海はコントロールできるし
沖縄に強力な空軍・海軍力を置いておけば台湾−九州間の交通を
かなりコントロールできる。
じっさい自衛隊の戦略として有事にはこの三海峡を封鎖するらしいし、
米軍の沖縄への集中を見れば沖縄の重要性もよくわかる。
157 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/10/09(月) 20:52:15 ID:RyMSrkxy
北朝鮮が核実験に成功。 地政学的に議論したらどうなる?
半島国家は力の源泉たりえない。アメリカや日本のような島嶼国家か、ロシアや中国のような 大陸国家なら可能だが。よって島嶼国家か大陸国家、もしくはその両方に潰される。
>>157 資源豊富なハートランドを囲いこむリムランドにある国が力を持つ事は脅威になる。
リムランドにある国同士が仲良くする事はアメリカの国益に合わない。
リムランドを結託させるわけにはゆかない。
リムランド同士は争わせろ。二枚舌でかき回せ。
さっき「どですか」(中部ローカル)でみやっちが
「北朝鮮は地政学的に見てもお隣なんですよ」
とか言ってたよ。更には
何か北朝鮮は地球を自分の物だと思ってるんじゃないでしょうか?
地球は皆の物なのにね。
だってさ。
160 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/10/20(金) 23:06:59 ID:U/sBgspx
突然ですが、卒論で地政学を取り上げたいと思っています。 以下は、雑な構想なんですが読んでいただけたらうれしいです 。 【問題関心】 近年、基本教育法改定の動き(継続審議)にあること 1945年8月14日ポツダム宣言の受諾、同年9月2日連合国との停戦に調印した後に、1952年4月28日まで米国の占領下に入った。 GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は、政治・経済・家族・教育・地域制度などあらゆる面で社会改造を行った。 占領直後の1945年に4大指令を発令することで、教育改革の足がかり(というよりも基本)を作った。これにより日本の教育は解体 参考 第一指令 「日本教育制度に対する管理政策」に関する指令(10月22日) …文部省に対しGHQの命令に従って政策を実施し、その結果を報告するよう命令 (=文部省がGHQの下部機関に) 第二指令 「教員及び教育関係者の調査、除外、許可」に関する指令(10月30日) …文部省に対し、教職員と官僚の思考傾向を調査し、「軍国主義的または国家主義的傾向」をもつ教職員、及びGHQの政策に反対する教職員や官僚を解雇し、公的機関への再就職の禁止を命令 第三指令 「神道指令」(12月15日) …学校での神道行事、わが国における神道の意義並びに皇室や日本の歴史・伝統の素晴らしさの教授の禁止 第四指令 「修身、日本歴史及び地理の停止」に関する指令(12月31日) この教育改革の流れの中で、「地政学」も解体、事実上消滅されていった →疑問 当時「地政学」を重視していたのは、日本同様アメリカもそうであったにも関らず、ハウスホーファーのいわゆるドイツ系地政学を否定し、自国の地政学を学ばす、という手段ではなく、日本から地政学自体をなくしてしまおう、という意図があった。なぜ? 持論 日本の能力に対する危惧感(再興し、再び欧米に立ち向かうのでは?等)…黄禍論 太平洋戦争又は大東亜戦争の日本側の動機そのものの否定…罪の意識を植え付けたい、連合国(アメリカ)の正当性を確固たるものにしたい →だからこそ、正当化する地政学という学問を問題視したのでは。 という卒論に持っていきたいのですが、参考資料や、詰めるべきところを教えていただけたら 幸いです。 過去に参考した文献 奥山真司『新版地政学 ★アメリカの世界戦略地図』五月書房、2004年 椛島有三・江崎道朗『戦後教育を歪めたGHQ主導の教育基本法 国会議論の焦点「国を愛する心」「宗教的情操」「教育に対する国の責任」を問う』明成社、2006年
>>160 その論理の流れなら、地政学だけに触れるのは片手落ちだ。
GHQの日本弱体化構想にはWGIPもあるし、
皇室典範改正、柔剣道の学校教育での禁止、
靖国神社解体構想など(これらはほんの一部)いくらでも挙げられる。
地政学の問題に触れるなら他に触れなければならないことはいくらでもある。
地政学それ自体について触れたいのなら、
むしろ佐藤鉄太郎海軍中将が東洋の英国たるべしとして
海軍国家(海洋国家)構想を主張していたのに、
陸軍の抵抗に遭ってそれが挫折し、
大陸進出という愚にもつかない大陸国家という誤った道に進んだことと、
地政学の理論の関係を論じてみてはどうだろうか?
最近出版されている、先の大戦を検討した書籍には、
海洋国家観と大陸国家観の相違と
当時の国家戦略の誤りを論じているものがわりと多い。
162 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/10/21(土) 07:47:29 ID:1qk20pel
>>161 160です。 指摘ありがとうございます! シーパワーであるはずの日本が日英同盟を形骸化し、ドイツ・ロシアという ランDパワーと同盟を組んでしまったこと、 そして中国との長きにわたる戦いで陸軍がランドパワーが重要である、 と思ってしまったことは入れていきたい、とは思っているんですが、 「大東亜戦争は地政学的に必然であった」という論理をGHQは日本人の 考えの中から抹消したかった、だからこそ地政学を解体した、 とう論理にしていきたいのですが、上記の卒論の流れでは不自然でしょうか?
>162 日英同盟については日本は撤廃を望んでおらず、アメリカが撤廃を望んだという話だった気がしたが。 マッキンダー的な地政学とは関係なく、中国進出を望むアメリカと日本帝国が対立に陥るのは必然 だった。
164 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/11/01(水) 23:39:06 ID:XCzEIoMt
あくまで個人的な考えなんですが、 「戦後の日本における地政学の否定」という意味でいえば 自分は憲法の前文にある >平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して という一文に尽きるのではないかと思うんです。 どういうことかと言うと、どうもGHQのみならずアメリカの意図としてマジで 日本を社民党が主張するような空想的平和国家にしようと考えていたフシがある。 他国の公正と信義に信頼して生きるのならば、世界戦略を語ることも不要、むしろ 幼稚な小人がそのような思考を持ったために南方進出やら満州国建国などと 世界の平和を乱すようなことになってしまった。 これはドイツ地政学でも同じなんですが、リーベンスラウム(生存圏)の拡大を正当化させ 根拠を持たせる日本地政学もまた同様に否定されるべきということになったのではないかと。
165 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/11/01(水) 23:43:36 ID:YCRjY32b
なんか政治学とか政治史っぽくなってるな〜
166 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/11/02(木) 00:54:44 ID:VmYgyLca
あと、日本という地理的な要因から来る「国家の性格」からすれば大陸への進出は やはり誤りだったと言えますが 当時の世界恐慌の嵐で英・米・仏・蘭などがそれぞれの経済圏でブロック化が進んでいく中、 また労働人口過剰という構造的な問題の解決の方法として、地理的にもまた政治的にも文化的にも コントロールしやすい中国東北部を植民地化する戦略は決して間違っていないのでは?と 思うわけです。大陸への進出は過失ではなく必然という意味です。 ここでやめときゃよかったのに余計なこと(日中戦争)から英・米と対立することに なっちゃったということはありますけどね。 これは石原莞爾が満州事変を引き起こしながらも、日中戦争の拡大に反対だったことのパクリなんですけども。 大戦に至る背景を知れば知るほど、日本がシーパワーを志向するには難しい状況であったと思います。 話がこんがらがるんですけど、例えば太平洋戦争は「アルマダの海戦」や「トラファルガーの海戦」と 同列に扱われても良い性格の戦争とも言えませんかね。つまり西太平洋の制海権をかけたシーパワー同士の 戦いは特に不自然なことではないことを言いたいんです。 他にも歴史的に日本陸軍が初期に参考にしたのがプロイセン式、海軍が参考にしたのが英国式という おいしいとこを両方戴こうとした結果が陸海軍の戦略志向の対立に及んだことも付け加えたいですね。 >「大東亜戦争は地政学的に必然であった」という論理 は先ほどの「生存圏の拡大」がひとつのキーワードになると思いますね。遅れてきた新興国家ドイツ・日本が 意識した地政学がこれで、「バランス・オブ・パワー」という切り口の地政学が英・米で今も受け継がれている 地政学ではないかと勝手に考えているんですが。 支離滅裂で済みません。
167 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/11/02(木) 01:37:38 ID:VmYgyLca
最近地政学というものが良くわからなくなってしまったんですが 一般に良く聞かれる単語としてシーパワー・ランドパワーやリムランド・ハートランドがある一方で 自分が地政学に興味を持った動機が「中国と日本を含む諸国家との地政学的関連について」 なんで、どうも一概に当てはまらない部分が出てきてしまいまして。 今は振り出しに戻って「地政学とはなんぞや?」と問うている毎日です。
168 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/11/03(金) 12:21:32 ID:vFwCeIGz
「生存圏」という概念には、結局は「自由貿易を信用しない」という意味合いがあると思われ。 必要な資源を世界のどこからか買ってくることが出来れば、別に自国の勢力圏内に資源がなくても 困らない。戦後に日本が石油資源を全面的に中東に依存しているが、中東は日本の勢力圏ではない。 これは、敗戦後アメリカが中心になった自由貿易体制に参加したことによって可能になった。 第二次大戦の原因は結局ブロック経済によって枢軸国の資源アクセスを阻害したためという反省も、 自由貿易体制の確立の背後に存在してはいるが。 そういう点で、実は「生存圏」という概念はまだ死んでなくて、アメリカ(さらに言えばアメリカ海軍)の 維持する海洋自由、自由貿易体制と対立する国家にとっては「生存圏構築」が今なお目標として 存在してるような気もする。 たとえばソビエト連邦は、海外資源にアクセスしなくても自前で生存圏を構築できていた。最近の 中国は自前でのエネルギー資源に不安を覚えるようになってきたことが、東シナ海での緊張や南方 への進出を模索してる原因にあるんじゃないかと。
>>20 千島どころか歯舞さえ取り戻せない日本が当事者になれるか。
170 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/11/03(金) 23:52:09 ID:sLMsHL5n
>>168 おぉ!ズコっと来るレスですね。
自分としてはこの「自由貿易」という単語には懐疑的な立場なんですが、基本的には
今の時代は「穏やかな帝国主義の時代」とも言えると思います。
いわゆる親米国家とか親中国家とか、その反対もあります。
冷戦終結後、イデオロギーの対立は解消され自由貿易の障壁はかなり低くなってきた感が
ありますが、先般のイラク戦争における米・欧の対立や今般のイラン問題における欧米と中露の
対立、中国のアフリカ・中央アジア独裁国家との接近などは結局資源の調達(植民地化)と、
また同時に市場の確保という意味合いがあるという認識はそれほど間違っていないと思っています。
さて地政学の話に戻りますと、誰がどう見てもランドパワーとしか思えない中国が最近海空軍の
増強を猛烈な勢いで進めていることやアフリカ・中南米への遠方国家へ外交攻勢をかけている
(中国による緩やかな植民地政策)のは、マッキンダーの言うところの世界島の概念から
やや外れているのではないかと。むしろ生存圏の確保と他グループの生存圏との摩擦・衝突が
今の世界情勢の根底にあるのではないかと思う次第です。
中国については、歴史的に北方民族から南に追いやられたという側面もありますが、根本的には
人口という構造的な問題に対して、西を砂漠に、東を海に挟まれ、北は痩せた大地が広がる中で
より良い生存適地を求めて南下しているというのが正解なのではと思うのです。
基本的にランドパワーは自国領土の外側に緩衝地帯を授け、それを併呑しさらなる緩衝地帯を
その先に求めるという性格がありますが、現在のASEAN諸国の経済の相当部分が華僑によって
支配(植民地化)されているのもまたランドパワーである中国の志向として自然なことと言えます。
ただ、意図しないあまり激しい人口増加という国家自身が生み出すエネルギーが生存圏の拡大の
スピードに追いつかず四方八方にとどまらず遠方国家にまで影響を与えているのでは?と。
海を志向し始めた中国は丁度満州という陸を志向した(せざるを得なかった)日本と真逆なところに
興味がありますね。
アメリカの世界島の支配という見方と中国の生存圏の拡大という、ズレた自分の見方が自分を
混乱させている原因かも知れません。
>>170 地政学の仮説(あえて仮説とする)を教条的に振り回すだけじゃダメだよ。
こうゆう輩が地政学への評判を下げるんだよ。
なんでそんなに偉そうなんだw
ただまあ、中国がアメリカの勢力圏下の国家としてアメリカに首根っこを押さえられた状態で海外から 資源調達を行うくらいなら、陸路経由で資源を調達したいという欲望は絶対あると思われ。 そうするとどうしても東南アジア方面へ進出したくなるよなあ。
174 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/11/15(水) 20:05:16 ID:v3KhOLTz
175 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/11/17(金) 00:12:50 ID:wcZW5v7T
この本、著者は政治学者みたいだけど このスレで論じてきたような地政学の本なの?
176 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/11/23(木) 19:42:36 ID:P56fXPir
政治学系の連中は地政学をどう思ってるんだろうね。
最近の書物で地政学やそれに関連する本を教えていただけないでしょうか?
さしあたって、日高義樹の本は「西ドイツに配備されてたSS20」とか書いてあった時点で 読むのやめた。
181 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/01/22(月) 19:47:26 ID:EA+HSH8A
政治を専攻しているが、バカの一つ覚えに「エアパワーが主力の時代には地理の持つ意味合いは全く無くなった」と言うアホ教授が多い。
182 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/01/22(月) 20:10:08 ID:4h12kYFs
地理の持つ意味あい 例えば、日本から50`先の韓国、日本から50`先の樺太(露不法占領中) 地理的に近いに違いは無いのに、何故ここまで通行量が違うのか この辺りからも分かるかと
183 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/01/25(木) 10:47:48 ID:ZcYXwcBu
この学問まじでおもしれー中川八洋の「大東亜戦争と開戦責任」の後編部分には目から鱗
184 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/01/26(金) 00:29:41 ID:mCd/UIEV
>>181 硫黄島を死守しなければならなかった理由をまったく分かってないな
186 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/17(土) 22:16:01 ID:C0v3ySdb
エアパワー、エアパワーといっても地勢を無効化できるほどのエアパワーを 有してる国なんてアメリカくらいしかないしな。いや、アメリカもそこまでじゃないかも。 ほぼ全ての国はいまだにその地勢が国家戦略上で死活的な位置にあるだろう。
187 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/02/17(土) 23:16:57 ID:vGXaj8t4
エアパワーでなんでもできるちゅうんなら、30万トンの原油を飛行機で運んで見ろよ。
188 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/03/24(土) 17:27:24 ID:if5YK4F2
捕手
189 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/05/13(日) 02:29:08 ID:cLZygLkR
保守
190 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/05/17(木) 04:11:14 ID:4YtqtHpY
保守
191 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/05/17(木) 04:58:28 ID:gNnQ7EQD
ところで この板のあるスレッドで、 ”オーストラリアは地政学的に優位な場所に位置し” って書いてあったけれど、 なんでオーストラリアが地政学的に優位な場所に位置するのか よく意味が分からんのだが・・・ オーストラリアが地政学的に優位な点って何?
192 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/06/03(日) 17:51:50 ID:x8Gj6do5
>>183 中川は政治学では異端というか政治的に過激な人扱いされてるみたいだけど
Wikiの紹介とか読んでると結構おもしろそうだな。
読み物として読んでみるかな。
193 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/06/09(土) 19:34:32 ID:nvTn864E
age
195 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/06/11(月) 03:51:50 ID:Ywg1D0QX
これオロッコリンが書いてるんだね。
196 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/07/24(火) 22:43:27 ID:VKTqcy1Y
大学で地政学学びたいんだけど こういうのって何学部に行けばいいの?
197 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/07/26(木) 04:03:18 ID:UAMqjT0P
age
198 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/08/01(水) 14:58:21 ID:uW60bdr8
age
199 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/08/01(水) 20:03:37 ID:UKqQNe4G
200 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/08/01(水) 21:35:17 ID:rUZlMY0d
曽村って法学部なんだろ? じゃあ法学部じゃだめなのかな?
201 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/08/02(木) 05:44:51 ID:63qdrfmC
>>200 法学部でもいいと思うよ。
恐らく法学部の政治学系の学科とか専攻じゃないかな。
そしたら国際政治系の科目以外に行政学・比較政治学などの政治学系
科目も勉強しないと卒業できないだろうけど、
政治についていろいろ勉強してみるのも悪くないと思う。
202 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/08/03(金) 21:28:08 ID:hpUogEc4
182が言うように、同じ距離でも、全く文化・政治・経済状況が異なる土地がある限り、移動手段がどんなに変化しようと地理の持つ意味合いは変わるわけが無い。 と、夢のなかで誰かが言ってたよ
203 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/08/13(月) 19:36:14 ID:fXcRD5F3
>地理の持つ意味合いは変わるわけが無い。 地理の持つ意味合いが無くなったわけじゃないが、 変わらないわけでもないと思うが。
204 :
=202 :2007/08/18(土) 13:11:40 ID:Ly5m/wc9
「変わるわけが無い」は良い杉だったス 「本質的な意味合いは変わらない」でよろすく あ 自分で混乱してきたw
205 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/12/16(日) 18:39:12 ID:A75GdpLk
age
206 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/01/10(木) 23:13:31 ID:GISR9BiH
誰かミアシャイマーとウォルトの 「イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策」読んだ奴いないか?
207 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/05/14(水) 08:01:25 ID:6858A2gH
保守
208 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/05/25(日) 13:36:47 ID:dcTji9Kt
飛行機やインターネットで確実に地政学的価値観は変わる。 変わるけど、地政学に意味はないなんていう教授がいたら、アホだろ。 そいつの頭がエアーなんじゃね? そんな奴本当にいるんか? 私が求めてるのはネット化した世界における地政学の本。 マッキンダー、マハン、スパイクマンから連なるような、正統派の。 どなたか、良書をご存知なら教えてください。
平和の地政学
210 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/09/11(木) 23:02:03 ID:Abz08HaJ
>208 大国政治の悲劇 まだ途中だけど、なかなか面白い。 まあ俺もどこかのレスで知ったのだけど…
211 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/10/05(日) 14:49:01 ID:I/v/lOvq
ミアシャイマーの本は面白いね。 そこからどんどんネオリアリストの勉強をしていくといいよ。
212 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/10/05(日) 17:50:58 ID:Lx9YzqAr
213 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/11/08(土) 23:32:24 ID:eszXS++N
ネオリアリストの論文がどんどん日本に上陸してきているね。
>>213 ところがそれをうまく分析できる人がいないってところか
マリオ
216 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/08/15(土) 21:35:34 ID:lTIGx3Gv
上げ
217 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/10/03(土) 06:53:36 ID:qVBAPbCG
218 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/12/09(水) 20:32:15 ID:qEFbZ2az
地政学入門 曽村保信著 買ってきた 今日から読んだ感想を書いて行くためのブログに使いまうs
序章-地球儀を片手に- ・国際政治との違いについて 国際政治学=国際政治を国際連盟の運用を軸にして、瞬間的にとらえる 地政学=国際政治を近代史を資料にして、軍事・経済的な視点からとらえる ・創始者について ハウスホーファーが創始者だと思ってたが スウェーデンのチェレーン、英国のマッキンダーが始めたらしい。 氏によるとハウスホーファーの地政学はチェレーンとマッキンダーの亜流みたい。 ・マッキンダーさんの地政学について 中央アジア、あるいは東欧を制する者が世界を制する論。 現在の地政学もこの議論の延長みたいなものらしい。 現在といってもこの本が書かれたのは1984年 ・アメリカの地政学について モンロー主義を基礎としたアメリカの地政学を説明しながらそのモンロー主義 をモノサシにして地政学の概略を説明。即ち地政学≒モンロー主義の実践
感想 地形的な兵法のことだと思ってたけど、 歴史を重視するって何度も強く書いてる。 その意味がまだよくわからない。これから説明してくれるんだろう。 序章なので概略すぎて何も言えない 表紙の硬さとは違って、かなり柔らかく書いててサクサク読める。 この人はだいぶ親切だ。
第一章 1地政学の起こりと古典 マッキンダーさんの人となり=経済地理学の講師 第一次大戦=大陸勢力 vs 海洋勢力 第一次大戦における大陸勢力とは主に、ユーラシアの覇権を狙ったドイツで、 海洋勢力とはそれを阻止しようとする、 英国を含む米、加、ブラジル、豪、ニュージー、日本などの島国 ・中央アジア〜東欧を制するものが世界を制する論の根拠 ヨーロッパがルネサンス以降栄えたのは、それを脅かすだけの ユーラシアにおける強大な国・勢力がなかったからで、 今後ユーラシアにそういった強い国ができるとヨーロッパが危なくなるよ論 2英国の海上権の衰退 マッキンダーさんが上記のような考えに至った理由として、英国海軍のいろんな事件を 歴史順に追ってる。 感想 世界史に強くないと難しいです。だから歴史的なとこは流し読み。でも大体大丈夫。今のとこ。 歴史は嫌いだからつらい。 それと、柔らかく書いてたのが一変、いきなり硬い文章に。 硬いつってもサクサクは読める親切な文章だけど。
歴史ってのは、いわゆる「実験結果」にあたるからなあ 初期設定してないから「観察結果」というべきだが
3 西欧シーパワーの起源と由来 大航海時代からの西欧人から見た世界観=船乗りの視点 世界を、島の群れ、寄港地、寄港地から向こうの見えない内陸として とらえることと、英国の海軍力の興亡の歴史を参照するによって、 マッキンダーのハートランド(中央アジア)と、 それを取り囲む地域、またそれを取り囲む島々としての地域 という思想の論拠を示している。 感想 トンデモ学説。こんなの信じたドイツと日本が負けたのもわかるわ。 真面目に研究する価値はない。 歴史を重視する意味は、自分の電波学説を恣意的に補強するための 参照先にするという意味。言い換えれば歴史なんてあやふやな足場に 全体重をかけるしかないということ。
歴史以外に「どうとでも恣意的に評価できる」モノを著者は見つけられなかったと言うわけですな というか、一般に言う「歴史」ってのは単なる絵巻物だもんな その歴史に至った「経緯」だけが重要なんだが