936 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/30 01:25 ID:UUQe0RdS
なるほど、日露戦争後にすくなくとも親日的である政権を作らせておけば
よかったわけですね。しかしそれだけであのヘタレ民族がロシアの南下を
防げたとは思えないしそうなりゃ30年後にはスターリンによって朝鮮民族
全員が一夜にしてコーカサスに移住させられて港はすべて軍港化していたかも
しれないし。ハリマンに鉄道の権益を売ってしまったほうが正しい選択
だったのでしょうかねえ。
>>936 まあ、ハリマンに鉄道の権益を売ることが果たして可能だったか
という問題もあるんだけどな。
元勲たちはハリマンと共同で満州に鉄道を引こうとしたが、
小村寿太郎たちが反対したことでこの話は帳消しになったことは
よく知られているが、それ以前に国民がそのようなことを許したか
どうか・・・。
まあ、元々は戦況を国民に知らせずに戦争を続けた(続けざるを
得なかった)政府が悪いと言う話もあるようだが。
>937
戦況を知らせていたら、今度はロシアが折れなかったのでは無いでしょうか。
>>934 半島南部の覇権確保は米国が中国と妥協した産物だな。板門店の会議がそうだろ。
北朝鮮が一番恐れているのは高句麗になることであり、北部から統一した
政権たる高麗や李氏朝鮮を範にしていると思うよ。つまり常に背後の中国
を警戒しなるべく敵対しないようにしている。実際朝鮮戦争でも中国の
協力が大きかった。米国は日本と違い中国と妥協したから1970年代以降も
安定的に半島南部が確保できたんだよ。
>>936 ロシアよりも中国だろ。新羅も唐と挟撃したから北部の政権たる高句麗
を滅ぼせた。スターリンも満州や北朝鮮を解放しながら割りとあっさりと
中国に領土や覇権を渡しているよ。
歴史的にも半島北部は中国領か中国の覇権下だったことが圧倒的に多い。
半島支配の是非を論じるならば日清戦争から征韓論にまで遡らなければ片手落ちというものだよ。
そもそも本当にロシアに脅威を感じていたのならなぜ清朝と敵対したかといいたい。
中国の歴代の政権が一番警戒するのは万里の長城に象徴される北方の防御だ。近代ならロシア、
戦後にしても毛沢東はやはりソ連を警戒しアムール流域で国境紛争まで起こし半島支配の完璧を期そうとした。
日本が中国の衰退に乗じて半島支配をした方策は歴史的には3度とも全て失敗している。
半島支配は中国と上手く妥協できてナンボだよ。
米国は朝鮮戦争とベトナム戦争で学習したが、日本は白村江や露梁海を教訓とできなかった。
半島支配は朝鮮人の中国への恐怖を利用しないと決して上手くは支配
できない。
>>940 なるほどね。
それはそうと、最近岡崎久彦の「戦略的思考とは何か」を読んだけど、
日本人の外交に対する感覚は半島人をはじめとする中国周辺の国々と
比べてはるかに能天気であり、ここまで独立を維持し続けてきたのは
奇跡ではないかといった内容の文が書かれていたけど、
その通りなのかもしれない。
942 :
防水パン:04/04/01 21:36 ID:CrKVKPRU
朝鮮戦争で半島がまっかっかにならなかったのは本当によかったんだ。
まあ、下山事件の本などを読めばアメリカが十分下準備をしたうえで
タイマン上等でかかっていったことがよくわかるが。
北が義勇軍をよこしてくれた中国に頭が上がらないのと同様
日本もアメリカ様に頭があがらないよねえ。
943 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/14 01:20 ID:UcMBrux8
地政学が学べる大学ってどこでしょうか?
test
「地政学−アメリカの世界戦略地図」、「「世界地図」の切り取り方」の
2冊を最近読んだけど、両方とも面白かったよ。
ただ、「「世界地図」…」については重要な単語の後に英語が記載
されているのでやや読み辛かったという難点はあったけどね。
(英語を組み込むのなら括弧でくくってくれた方が読みやすい)
それはそれとして、今後日本が国際社会で生き残っていく上で
地政学という学問は重要な地位を占めるということに関しては
十分に理解できた。
幕末・明治・大正・昭和初期の日本人たちもその当時の国際社会の中で
相当苦悩したんだろうが、それらに劣らず現代の日本人も苦悩しているん
だろうな。
政治的・軍事的・経済的に膨張し続け、日本に脅威を与えている中国
拉致問題をはじめとして軋轢が残る北朝鮮
日本と深い関係を持っているにも関わらず反日的な言動・行動を行い
続ける韓国
日本にとってよき友になれるはずなのに中国の妨害により友になれない
(もちろん日本側の態度にも問題はあるが)台湾
そして日本が頼れる唯一の大国である米国との友好
現在の日本に突きつけられている課題は非常に多い。
以上、このスレの読者の戯言でした。
946 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/22 22:10 ID:Jm1xlDt5
石原莞爾の「世界最終戦論」なんてどうですか?
藤井氏の「「世界地図」の切り取り方」って本の表紙、
地図の色分けを見ると、沖縄が日本領になってないんだが何か意味があるんだろうか?
948 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/04/24 22:31 ID:Oydm5V87
ソロモンにて日本が稲作を教えているらしい。
食糧戦略か?!と思ったりして。
>>808 小室直樹はいいがビッグフロントは駄目だな…
自分がアメリカの政治家で
アングロサクソンだとしたら
とりあえずオーストラリア、ニュージーランド
イギリスの保全を第一に考えるだろう。
その次はとりあえずヨーロッパ白人国家群と
中南米。
その他が海洋国家群。基本的にばらばらなので
大日本帝国が壊れた後は無害の
日本、台湾、韓国、インドネシア、タイ、シンガポール
その中に入ってるわけだ。
無害ではないが好戦的でない中国も基本的には放置だろう。
そして一番アメリカ人が嫌いだったソ連も基本的に
帝国が瓦解してしまったので現在は安全。
となると最後に残ったイスラム、アフリカが
攻撃の対象になる。
シナ人は戦闘行為によらずに
上陸作戦を決行できる。
数少ない民族のひとつだよな。
日本にもかなり侵入してるシナ。
満州だって異民族の満州人が
住んでいたのに満州人の王朝の清王朝の
間にほとんどシナ人になってしまう。
日本が満州を発展させれば
又大量に腐れシナ人が侵入してくる。
シナ人の文民として棄民としての
恐ろしさを知らないと町という町すべて
シナ人にいつの間にか牛耳られることになるぞ。
日本列島にも
大ブリテン島にも地政学があるわけで
地図をよく観察するとその国の
首都が何故そこになったかが良く分かる。
イギリスもケルト人系のウェールズとスコットランド
ゲルマン系のイングランドというように
一種の封建体制になった理由は地形が原因だろ。
日本の場合、関東をおろそかにした足利幕府は
諸侯の力を抑え切れなかった。
蝦夷討伐後は
最大の平地である関東を押さえなければ日本は統治できない。
だから天皇を江戸に移すしか日本全国の統治は
できないと考えた明治維新はまったく正しい。
武家政治以降は日本国の重心東にづれたのだ。
>戦後、日本では教育機関で地政学を教えることは事実上、禁止されてきたが、
教師ってほんとに糞だよな。
国家の奴隷であって子供たちのために利用だけしてやれば言いというのが
学校。戦前はのためにという教育をやっていて、戦後はころっと変わって
民主主義だの平和主義だの言い出した。
そしてまた日の丸君が代問題で自殺したりしてる。
お前ら教師は歴史的に見ても国家の奴隷であり国家の意思を
子供にうえつける奴隷でしかないことを自覚するべきだ。
消して聖職ではない。
>881
なんかアメリカって
今、碁盤目上で
中国封じをやってるようにも見えるね。
>952
> 日本の場合、関東をおろそかにした足利幕府は
> 諸侯の力を抑え切れなかった。
これはちょっと違うんじゃ無い?
南朝を無視できなかったから、近畿に首都を置かざるを得なかったんでしょ。
まぁ、南朝滅亡後は関東に移しても良かったのかもしれないけど。
>927
圧倒的物量、
農業主体の経済状況
西洋世界の結束力。
情報能力。
実際に利用可能な資源の量。
第二次大戦では特に資源の量、
国の大きさが明暗を分けた。
国の資源と国民が総動員される戦争では
より巨大な方が勝つ。
国民の一人一人の能力とは無関係。
総力戦の世界大戦になった場合だけどね。
>>952 なんかトンチンカンだな。
天皇を関東に移したのは中央集権を強化するためだろ。
関東統治って話とは違うだろ。
あとは京都で公家や武士と謀略起こさないようにだろ。
>>957 京都は余りにもドロドロし過ぎているので、新たな国家を作るために
遷都(奠都という表現もある)したということだろうね。
959 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/19 03:11 ID:l2TZ4mFP
長野は日本のハートランドか
961 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/27 07:30 ID:WoLQYoVL
山梨、長野、群馬あたりがハートランドになりそうだね。
武田、上杉、北条はハートランドをめぐって争って国力を消耗し天下を取れず。
豊臣はハートランドをおさえた徳川を屈服させられず。
962 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/30 21:58 ID:9z//CI7Y
ハートランドの概念ってさ,シーパワーが影響を及ぼせない地域,つまり河川を遡っても,
到達し得ない地域はランドパワーの聖域になりうる,ってところから出てきたんじゃなかっ
たっけ?んで,いまやシーパワーは空母搭載機というきわめて長い槍を持っているから,
日本列島のどこにでも影響を及ぼすことができる.その意味で,現代日本にはハートランド
なんてないと思う.
本州の戦略的な重心が長野山梨あたりになるってのは同意.
え?美濃を制せば、天下を制すってやつで、美濃なんじゃないの?
壬申の乱でも関が原でも、決戦場になったしさぁ。
地方政権として有望なのは関東だろうな。
964 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/31 00:06 ID:gRTaN4f2
美濃には東海道,北国街道,中仙道が集中するからね.たしかに交通の要地だ.
孫子でいうところの交地かな?
京都をどう評価するかにもよるけど.
>>963 俺も美濃に一票。
濃尾平野の生産性の高さは群を抜いているよ。
>964
軍略要地と、政治要地は違うんじゃないか?
ユーラシア大陸のハートランドも政治的経済的要地とは言い難いし。
967 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/05/31 14:37 ID:vh/rC1ih
だとしたら、地政学って眉唾ものだねぇ。
968 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/02 07:44 ID:ZrKcpsFH
幕末明治の動乱は地政学ではどう解釈すればいいのかな?
969 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/02 09:06 ID:ZJNCkPRG
970 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/02 20:23 ID:cSSYmU44
>>964 広大な濃尾平野を制圧した勢力が、最初に目指す拠点としては
琵琶湖周辺→山城盆地だと思う。
濃尾平野の一番近くで、広大な平野、盆地といえば、山城盆地で、
ここは、西国に睨みを利かすのには打って付けでしょう...
背後(北東西)を山岳に囲まれ、そこから大阪平野、大和盆地へ一気に
勢力を拡張しやすいわけで...
>>963 関東平野は、濃尾平野以上に大きな平野だけど
地理的に他の大きな平野盆地(新たな制圧候補地)からは遠く離れており、
関東制圧後、そこからの勢力拡大は、濃尾平野に比べ容易ではない。
971 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/02 20:52 ID:TeDCRZue
んーーーー、痴性学かぁぁ。
広大な関東平野のみで自足した政権が成立すると、その政権は
対外的には孤立した閉鎖的性格を有する帝国となろう。
関東平野における利根川水運の存在は、シナにおける黄河、フランスにおけるセーヌ川と同様に
統一のためのには絶好のファクターとなろう。
973 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/09 22:51 ID:scUumwrP
「デモクラシーの理想と現実」は是非読んで見たい。
地政学か、便利な言葉だ。それをなにもかも説明がついた気になってしまう。
だが、本当の意味を知るものはあまりにすくない
975 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/09 23:12 ID:eWk94N8P
最近の日本は体系化させてくれないからだ
>>975 最近、「地政学」を謳った本がやたらに出てますよね。
なんか、地政学ブームって感じで。
ブームで終わってもらっちゃ困るんですが。
977 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/10 01:42 ID:6r2DbNgj
>>976 単に情報公開された余波じゃないかな
よーく見るとネットでも情報の取りこぼしが多数出てる
978 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/10 02:15 ID:GI5zLvSJ
979 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/10 20:17 ID:T/jzTs8l
次スレ立てキボンヌ
>962
現代日本のハートランドはアメリカ大陸ですから。
日本列島自体が地政学のために
関東を支配地域とする封建制だったんだからな。
982 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/11 23:13 ID:tj/Q860u
江戸時代の話をしてるのなら、江戸幕府は封建制じゃないよ。
983 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/06/12 15:08 ID:ItLFqmES
>>980 よく言った。それさえ分かれば我が米軍が守ってやる。
何せ日本は本国から東アジアに上陸する橋頭堡だからな。
日本は石油に頼らないエネルギーに転換できないものですかね。
今石油でまかなわれている所を電気にするとか。
日本の先端技術があればコスト面など様々な問題を克服できると思うんですよ。
日本は基本的に孤立国だと思うので自給自足できる環境が必要ですよね。