1 :
花と名無しさん :
2006/09/24(日) 07:55:41 ID:???0
================================== “ SF少女漫画”の定義 ================================== このスレッドの“ SF少女漫画”の定義は、今のところ、次のような優先順位になっているようです。 (1) SF(サイエンスフィクション) の要素が大きいもの 。 未来世界or未来社会(進化した街や科学技術などが登場。人類の歴史の終焉も含む) 太陽系内外の星(惑星開発、宇宙船、宇宙飛行士、星間業者等) 異星人・異星の生命体(侵略、ファーストコンタクトも含む) ロボット・アンドロイド・サイボーグ 人工生命体(遺伝子操作などで生まれる有機的な生命体。ミュータント的新人類、クローンなど) タイムマシンや冷凍睡眠によるタイムトラベル・タイムスリップ ESP(精神感応・予知・透視・念動、空間移動などの超能力を持つ新人類や生命体)その他 (2) サイエンス考証の淺いものでも、全体がSF的アプローチになっていれば サイエンスファンタジーあるいはライトSFと考える。 部分的にSF要素が含まれる作品は、本来のジャンルも理解する。 (3) 非科学的な設定は、SF要素には含めない。 神、妖精、天使、魔法の存在する異世界、心霊現象、転生、他のSF要素がない超能力ものスリップもの等 基本的に少女向け漫画雑誌とその後継的な女性向け漫画雑誌/単行本に載った作品ということで。 読者対象が少年青年向け低学年向けの雑誌は含めません。 作品執筆の時期によっては編集方針や読者層が変わっているケースもありますので、 WINGSやリュウは1980年代まで、少女雑誌は1970年代以降が目安になっています。 ================================================
==================================
“ SF少女漫画一覧”の分類について
==================================
前回リストは
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/gcomic/1144803511/531-587 作家名の上の数字は、前スレのレス番号。
収録本データは、執筆時期のわかりやすいものと、文庫化などで現在入手しやすいものを優先。
■SF作品(サイエンスフィクション、科学的発想の創作)……………………【主なSF要素】を表記
▲SFファンタジー(主に宇宙や未来の雰囲気を描くSF)・ライトSF……【主なSF要素】を表記
※部分的にSF要素が加わっている作品………………………【本来のジャンル】+【SF要素】で表記
△非科学性ファンタジー要素+科学的SF要素での作品……【ファンタジー要素】+【SF要素】で表記
*SF要素が見られない作品…………………………………………【ファンタジー要素】などを表記
□具体的なSF内容が未報告/未検証…………………………………無記入または簡易説明
・科学的考証が深くないものでも、作品の世界観がSF、作家の視点がSFとして挙げられたものは、▲に含めます。
魔法等の非科学的設定が入るものは、△*のファンタジーに含めます。
・「超能力」「発明」等の説明不足で、全体がSFか部分的にSFなのか判断できないものは、□に入れてあります。
・整理作業中に登場した新規作品のいくつかは、今回□に含めて次回に反映します。
・作家別作品リストは3種類です。 ■▲※の作品 △*の作品 □の作品
色々なSF作品の内容を知らせ合って語り合うことが目的のスレになりつつありますから、
分類は新規購読用などの目安と考えて下さい。
・■▲△※*□【主なSF要素】は、みなさまのレスをもとにした整理人の判断ですが、
より適切な分類や表記訂正のご希望がありましたら、次回の整理の時に直します。
・具体的なSF内容が未報告で、整理人が未読または内容を忘れている作品は、□に含まれていますので、
ご存知の方、補完レスよろしくお願いします。
================================== ■SF作品(サイエンスフィクション) ▲SFファンタジー(サイエンス系)・ライトSF作品 ※部分的にSF要素が加わっている作品 ======================================================= 【あ】 ======================================================= 323 402-403 420 447-448 620 ▲赤石路代『ふ・し・ぎのRin』(1990〜ちゃお) 1990〜1992小学館FC(全6巻)/2003小学館FCDX(全3巻) ★古代遺跡から異星人の思念体が出て人間に入り込む、侵略系? ※赤石路代『AMAKUSA 1637』(2001〜2005フラワーズ) 2001〜2006小学館(全12巻) ☆歴史ロマン+タイムスリップ 228 232* ■秋里和国『ルネッサンス』(初出 ?年 プチフラワー) 1990〜1991小学館FC (全2巻) /2002小学館文庫 (全1巻) ★オゾン層破壊で白人が滅亡した数百年後の地球 431 434-435 438 440-441 ・短編 ■あさぎり夕「青い宇宙のルナ」 1978なかよし8月増刊号 1999講談社『青い宇宙のルナ』に収録 ★異星の住民/地球から来たロケット工学者の娘
20-21* 35 210* ▲明智抄『サンプル・キティ』(1993別冊花とゆめ〜1995.8月号) 2006 朝日ソノラマ文庫 (全4巻) ★サイキック・ホームドラマ+ESP ■明智抄『砂漠に吹く風』(1995別冊花とゆめ9月号〜1996.7月号〜他誌) 2006 朝日ソノラマ文庫 (全2巻) ←『サンプル・キティ』続編 ★クローン ■明智抄『死神の惑星』(200?〜 コミックアイズ) 2006 朝日ソノラマ文庫 (全3巻) ←『砂漠に吹く風』続編 ★クローン/テレパスEPS/人工知能 122* 392* 395 420 ▲厦門(あもい)潤『KENIYA 草と惑星』(1988〜1991ウイングス) 1989〜1991新書館(全4巻) ★惑星開発+精霊信仰民族 ======================================================= 【い】 ======================================================= 208* ・短編 ▲一条ゆかり「雨のにおいのする街」(1972りぼん8月号別冊付録) 2005集英社文庫コミック版『摩耶の葬列』に収録 ★原子力発電所/テレパス念動ESP 208* ※一条ゆかり『こいきな奴ら Part.2』(1986週刊マーガレット37号〜41号) 1996集英社文庫コミック版『こいきな奴ら』第2巻に収録 ☆ハードボイルド系ロマコメ+念動ESP 492* ▲伊東愛子「鳥人島」(1976別冊少女コミック10月号) 1979朝日ソノラマサンコミックス『たんたんたかゆき』に収録 ★異星からの移住/古代の有翼人種
1 29 123 321* 327* 471-473* 476 ■樹なつみ『OZ』(1988 LaLa 増刊〜1992) 2004〜2005 白泉社完全版(全5巻) ★核戦争後の未来/人工生命体等 ■樹なつみ『獣王星』(1993 LaLa〜2006 メロディ) 2006 白泉社完全版(全3巻) ★星間移住/遺伝子操作等 54 95 204* 210 607* ※今市子「神々の花」(1991同人誌) 2002朝日ソノラマ文庫『懐かしい花の思い出』に収録 ☆砂漠の大国の歴史ファンタジー+先進文明惑星の異星人 ※今市子「砂の上の楽園」(1996ネムキ) 2001朝日ソノラマ文庫『砂の上の楽園』に収録 ←「神々の花」のリメイク ======================================================= 【う】 ======================================================= 369* ※宇野亜由美『ダーリング』(2000メロディ11月号〜2001.9月号) 2002白泉社『オコジョさん』第5巻に収録 ☆コメディ+アンドロイド 22-23 105 109 391* 462* 465* 480 645-646* ・短編 ■内田美奈子「良治郎帰還せず」(1983WINGS5号) 1983朝日ソノラマ『ナイフと封筒』/1985新書館『赤々丸グラフィック』に収録 ★物質変換装置/パラレルワールド ※内田美奈子「百万人の数学変格活用」(1981デュオ12月号〜1982.3月号) 1982朝日ソノラマ(全1巻) ☆学園もの+テレパスESP
======================================================= 【え】 ======================================================= 112 368* 636* ■遠藤淑子『ヘヴン』(1998メロディ10月号〜2001.5月号) 2000〜2001白泉社HC(全2巻) ★文明が衰退した未来/ロボット ・短編 ※遠藤淑子「パンドラの函」(1989花とゆめ9号) 1992白泉社『 夢みる佳人』に収録 ☆コメディ+惑星移民が広がった未来 ※遠藤淑子「改良型スズキ君」(1993花とゆめ19号) 2003白泉社文庫『天使ですよ』に収録 ☆ホームコメディ+アンドロイド ======================================================= 【お】 ======================================================= 499 503 ■笈川かおる「へ・へ・への方程式」(1982ぶ〜け1月号) 1983集英社『へ・へ・への方程式』(全1巻)に収録 ★異星人の宇宙船遭難 256* ・短編 ※大島弓子「ロング・ロング・ケーキ」(1987ASUKA6月号) 1988角川書店『秋日子かく語りき』に収録 ☆自分探しのドラマ+何にでも変形出来る異星人 418-419* 428 ・短編 ▲岡野史佳「薔薇科少年」(1998別冊花とゆめ2月号) 1998白泉社『薔薇科少年』に収録 ★近未来の火星/動植物の異種混合生命体 ▲岡野史佳「月齢14.8」(1997別冊花とゆめ7月号) 1998白泉社『薔薇科少年』に収録 ★月にからめたファンタジー系
8 :
奥友志津子 :2006/09/24(日) 08:18:56 ID:???0
50 95 97 104* 106 111 112 123 205* 209* 322 330 434 484 487-488* ▲奥友志津子『ドリーマー』』(1980〜1985ひとみDX) 1982〜1985秋田書店(全5巻) ★近未来の管理社会を舞台にしたハードボイルドロマン ▲奥友志津子『レフト・ロンリー』(1983ひとみDX8月25日号、1987Candle.vol5,vol6) 1987秋田書店(全1巻)←『ドリーマー』番外編 ■奥友志津子『パーフェクション』(初出 ?年 ボニータ) 1986秋田書店(全1巻) ★遺伝子操作によるミュータント ■奥友志津子『レッドリンクス』(初出 ?年 ボニータ) 1988秋田書店(全2巻) ★ESPを含む女性達の星間便利屋チーム ・短編 ■奥友志津子「明日への終止符」( 1975りぼん夏の増刊号) 1980東京三世社『冬の惑星』に収録 ★時間軸が未来に進まない世界 ■奥友志津子「ラザ市にて」(1976りぼんデラックス夏の号) 1980東京三世社『冬の惑星』に収録 ★人工都市/遺伝子操作 ■奥友志津子「さすらい人たち」(1977りぼんデラックス冬の号) 1980東京三世社『冬の惑星』に収録 ★宇宙飛行士養成学校 ■奥友志津子「冬の惑星」(1978りぼんデラックス冬の号) 1980東京三世社『冬の惑星』に収録 ★地球から隔離されたESP達の惑星開発 ■奥友志津子「サラの樹の下で」(1981ひとみ6月号) 1983朝日ソノラマ『ゲームオーバー』に収録 ★惑星開発/異種生命体 ■奥友志津子「宇宙岬」(1982プチフラワー1月号) 1983朝日ソノラマ『ゲームオーバー』に収録 ★太陽系外への移民宇宙船 ▲奥友志津子「パターンA」(1982ウイングス2号) 1983朝日ソノラマ『ゲームオーバー』に収録 ★人工都市の実験体人間 ■奥友志津子「遠い雷鳴の中」(1978デジール増刊号) 1979秋田書店『遠い雷鳴の中』に収録 ★念動ESP少女 ■奥友志津子「自然淘汰」(1979デジール増刊号) 1979秋田書店『遠い雷鳴の中』に収録 ★マザーコンピュータ管理の未来社会
======================================================= 【か】 ======================================================= 111 120 154-155* 351 355 470* ▲花郁悠紀子「昼下がりの精霊」(1979ビバプリンセス春号) 1999秋田文庫『フェネラ』収録 ★タイムマシン ▲花郁悠紀子「水面に咲く」(1978ビバプリンセス春号) 1999秋田文庫『フェネラ』収録 ★ESPの関わる殺人事件←「フェネラ」のEPS研究者が登場 ■花郁悠紀子「風に哭く」(1980ボニータ夏号) 1999秋田文庫『フェネラ』収録 ★テレパスESP/異種生命体←「フェネラ」「水面に咲く」のEPS研究者が登場 14 111 148 427* ■川原泉『ブレーメンII』(1985別冊花とゆめ夏の号〜PUTAO〜2004メロディ) 2000〜2004白泉社JC ←「アンドロイドはミスティブルーの夢を見るか」の続編 ★船長以外はすべてバイオテクノロジーで知性を得た動物たちが乗務員の宇宙輸送船 ・短編 ■川原泉「アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?」(1985別冊花とゆめ夏の号) 1994白泉社文庫 『 空の食欲魔人』に収録 ★星間企業社長影武者のアンドロイドと女性宇宙飛行士
10 :
川原由美子 :2006/09/24(日) 08:22:35 ID:???0
14 204* 210 213* 221-222* 374 ▲川原由美子『観用少女-プランツ・ドール-』第9話「宝石姫」(1995ネムキVOL.25) ★未来社会/観賞用アンドロイドの一種 ▲川原由美子『観用少女-プランツ・ドール-』第21話「メランコリィの花冠」(1998ネムキ11月号,1999.1月号) ★未来社会/観賞用アンドロイドの一種 (1992眠れぬ夜の奇妙な話VOL.10〜1994ネムキVOL.20〜1999.1月号) 1995〜1999朝日ソノラマ眠れぬ夜の奇妙な話コミックス(1〜4巻)/2001朝日ソノラマコミック文庫(1〜2巻) ・全21話のうち第19話「プレゼント」は文庫未収録 ・短編 ■川原由美子「翡翠の森」(1987〜1988ちゃお) 2003朝日ソノラマコミック文庫『翡翠の森』収録 ★都市文明崩壊後の未来/異種生命体
11 :
北原文野 :2006/09/24(日) 08:24:07 ID:???0
======================================================= 【き】 ======================================================= 99 111 214 218 229-230 235* 252* 380* 382 596* 605 644 654* 658 北原文野 ・「 P」シリーズ ★大戦後の未来社会/迫害されたESP達と人間達の関わり方を幾世代かに渡って描く未来史 ■北原文野『L6−外を夢みて−』(1980別冊少女コミック1月増刊) 1987新書館ウィングスコミックス(全1巻)/1993小池書院(全1巻)←「残像〜夢.時を越えて」は小池書院のみ収録 ■北原文野『時のほとりに』1996スコラ社LC(全1巻) ← Pシリーズ「L6外伝 草原の子ども」「GREEN ZONE」(1993〜1994同人誌) を収録 ■北原文野『砂漠に花を…』(1992アップルミステリー11月号〜1993.3月号) 1993主婦と生活社ミッシィコミックス(全1巻) ■北原文野『砂漠の鳥たち』(1993アップルミステリー11月号〜1994.1月号,1992.1月増刊) 1994主婦と生活社ミッシィコミックス(全1巻) ■北原文野『砂漠をわたる風』(1994アップルミステリー9月号〜1995.6月号) 単行本未収録 ■北原文野『夢の果て』(1985ウィングス4月号〜1991.3月号) 1986〜1991新書館ウィングスコミックス(全6巻)/2002ハヤカワ文庫(全3巻) ■北原文野『クァナの宴』(1992コサージュ夏の号〜1994.3月号) 1993小池書院(途中まで収録の第1巻のみ )/1996ひかりコーポレーション(1〜2巻) ■北原文野 『もうひとつのハウプトン』1988SG企画(全1巻) ←Pシリーズ書きおろし短編「夜明けまで」を収録 ■北原文野『魂を鎮める歌』 (1991コサージュVOL1〜2,プチフラワー1980夏の号, 1983. 9月号11月号, 1984.12月号,) 1992小池書院(全1巻) ■北原文野『瞳に映るは銀の月〜妖精計画』(2004ミステリーボニータ2月号〜6月号) 2004秋田書店ボニータコミックスDX ■北原文野『瞳に映るは銀の月〜地上の園』(2004ミステリーボニータ11月号〜2005.3月号) 2005秋田書店ボニータコミックスDX
・短編 ▲北原文野「もうひとつのハウプトン」(1980別冊少女コミック1月増刊) 1988SG企画『もうひとつのハウプトン』に収録 ★画家の未来を導く少年のタイムスリップ・ファンタジー ■北原文野「月がみえる…」(1986GROUP26号) 1988SG企画『もうひとつのハウプトン』に収録 ★太陽系外移民宇宙船の遭難 ■北原文野「きのういたベン」(1985プチフラワー2月号) 1989新書館ウィングスコミックス/1996スコラ社LC『きのういたベン』に収録 ★移民宇宙船内の疑似地球体験 ▲北原文野「明日の作文」(1980年代初期?同人誌) 1989新書館ウィングスコミックス『きのういたベン』に収録 ★近未来/EPS隔離政策 10 111 162 323* 353 ■清原なつの『アレックス・タイムトラベル』(1981〜1982りぼんオリジナル)/2001ハヤカワ文庫(全1巻) ★タイムマシン製造者の青年科学者 ■清原なつの『真珠とり』(1981りぼんオリジナル) 2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』に収録 ★宇宙飛行士/冷凍睡眠 ・短編 ※清原なつの「飛鳥夢語り」(1987りぼん7月号) 2006ハヤカワ文庫『飛鳥夢語り』に収録 ☆歴史ファンタジー+タイムトラベル 379* ※桐島いつみ『まっかな人間像』その10「エスパー」(1994ぶ〜け1月号) 1994集英社 ☆コメディ+ESPを職業として扱う
======================================================= 【く】 ======================================================= 119 248* ■くらもちふさこ『α』「#1」=第1話(コーラス2001年3月号) 2003集英社『α』(上巻) ★異星の住民達/スペースオペラ風の星間ロマンス(劇中劇) ======================================================= 【こ】 ======================================================= 278* 334* 353-354* 356 363-364 470* ■高河ゆん『サフラン・ゼロ・ビート』(初出 ???) 1993新書館ウイングスコミックス ★医療用アンドロイド 493* ※小林薫『ATHENA16』(初出 ???) 1997~1998角川書店あすかコミックス(全4巻) ☆ラブコメ+異星人とロボット
======================================================= 【さ】 ======================================================= 244 250* ・短編 ■佐伯かよの「世界一幸福な男の話」(1972りぼん4月増刊号) 1995/2000講談社『佐伯かよの自選集 1 世界一幸福な男の話』に収録 ★物質電送機の発明 ■佐伯かよの「地球最後の男の話」 (1972りぼん夏の増刊号) 1976集英社RMC『午後5時1分前…!』に収録 ★冷凍睡眠 ■佐伯かよの「もしも…」 (1973りぼん4月増刊号) ★異星人による侵略 17 111 237* 247 255* 626 632-633* ・短編 ■坂田靖子「予言者(やわらかい機械2)」(1987SFマガジン7月号) 1989早川書房/1995ハヤカワ文庫『時間を我等に』に収録 ★現代の気象観測機が中世へタイムスリップして領主と会話する ▲坂田靖子(原作: フレドリック・ブラウン)「プラセット」」(1983デュオ9月号) 1983,1985朝日ソノラマ/2002コミックス 坂田靖子・橋本多佳子・波津彬子『フレドリック・ブラウンは二度死ぬ』に収録 ★サイエンスファンタジー/ある惑星の特定の時間帯のみに起こる不思議現象 404 ※茶木ひろみ『姫 クラシックガール』(初出???) 1986集英社/2006朝日ソノラマ文庫(全1巻) ☆ロマコメ+桃山時代からのタイムスリップ 393-394* 396* ■作画グループ『銀河を継ぐ者』(1981週刊少女フレンド9号〜13号) 1981講談社KC(全1巻)/1987 SG企画『合作大全集』第4巻に収録 ★異星の住民/超能力
15 :
佐々木淳子 :2006/09/24(日) 08:38:40 ID:???0
14 18 35 46 47 104 139-140* 143* 148 156* 205* 276* 278* 361 396 437-438 451* 455* 461* 464* 627-630* 634 639* 650 ■佐々木淳子『ブレーメン5』(1979 週刊少女コミック増刊〜1989 コロネット) 2001 MF文庫(全3巻) ★科学者の実験で作られた人工生命体やサイボーグ/恒星間旅行の宇宙船 ■佐々木淳子『那由他』(1981〜1982 週刊少女コミック) 2001 MF文庫(全2巻) ★異星人の地球侵略/テレパスやテレポートなどのESP ■佐々木淳子『ダークグリーン』(1983 週刊少女コミック〜1986 コロネット) 2001 MF文庫(全5巻) ★環境汚染とも関係のある地球侵略もの/睡眠中に見る夢の世界を共有 ■佐々木淳子『リュオン』(1996〜2002&書き下ろし) 2004 幻冬舎(全1巻) ←『ブレーメン5』『那由他』『ダークグリーン』の番外短編集 ・短編 ■佐々木淳子「みどりの大地」(1976) 1983 小学館FC 『ブレーメン5』第3巻に収録 ★太陽系内宇宙船/地球の未来 ■佐々木淳子「霧ではじまる日」(1982) 1983 小学館FC 『ブレーメン5』第4巻 / 2001 MF文庫『ブレーメン5』第2巻に収録 ★核ミサイル墜落ショックのため時間軸が未来へ進まない世界 ■佐々木淳子「オパールの竜」(1989ASUKA5月号) 1992角川書店ASUKAコミックス『ブルーオベリスク』に収録 ★未来の異星の住民が一億年前の生物化石を研究 ▲佐々木淳子「ベビーNの幸福」(1988〜1986プチコミック12月号1月号) 1992角川書店ASUKAコミックス『ブルーオベリスク』に収録 ★同性のカップルで子どもを作るための遺伝子操作
16 :
佐藤史生 :2006/09/24(日) 08:39:27 ID:???0
7 35 46 139* 143* 148-149 169* 193 202 269-270* 328* 357* 361 464 ■佐藤史生『夢みる惑星』(1980〜1984 プチフラワー) 1996 小学館文庫 (全3巻) ★宇宙船で訪れた先祖を持つ古代王国 ■佐藤史生『やどり木』(1986〜1987 グレープフルーツ) 2001ハヤカワ文庫『天界の城』 (全1巻)に収録 ★惑星開拓 ・短編 ■佐藤史生「金星樹」(1978別冊少女コミック4月増刊号) 1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』/2005ポプラ社.赤木かん子編SFセレクション1『時空の旅』に収録 ★惑星開発/異種生命体 ■佐藤史生「星の丘より」(1977別冊少女コミック5月増刊号) 1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』に収録 ★異星の王国/テレパシーを使えない子どもはミュータント扱いされる世界 ■佐藤史生「花咲く星ぼしの群れ」(1978別冊少女コミック8月増刊号) 1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』に収録 ★人間不在環境でコンピュータが養育した少女 ■佐藤史生「一角獣の森で」(1978別冊少女コミック8月増刊号) 1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』に収録 ★捕獲される念動ESPの人権 ■佐藤史生「チェンジリング」(1989プチフラワー3月号) 2001 小学館文庫『打天楽―ワン・ゼロ番外編』に収録 ★異星系住民とのファースト・コンタクト ■佐藤史生「ネペンティス」(1989プチフラワー5月号) 2001 小学館文庫『打天楽―ワン・ゼロ番外編』に収録 ←「チェンジリング」続編 ★宇宙船コロニー/ヒューマノイド・ロボット ■佐藤史生「バビロンまで何マイル」」(1997プチフラワー1月号.3月号) 1999小学館PFコミックス『心臓のない巨人』に収録 ★宇宙船コロニー/自分たちの星を買う目標を持つ修道女の団体 ■佐藤史生「心臓のない巨人」(1998プチフラワー11月号.1999.1月号) 1999小学館PFコミックス『心臓のない巨人』に収録 ★増築を重ねて複合船となっている巨大な宇宙船コロニー
17 :
里中満智子 :2006/09/24(日) 08:41:35 ID:???0
191 201 206-207 212* 231 236* 284* 383* 427* ▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第8話「ぼくのアフロディーテ」(1983mimi12月9日号) ★近未来のテクノロジー ▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第13話「ブタは社会の味方です」(1984mimi2月24日号) ★バイオテクノロジー ▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第20話「不死身のヒーロー」(1985mimiデラックス9月号) ★宇宙物 ▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第35話「愛の宇宙」(1987mimiカーニバル7月号) ★宇宙物 ▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第37話「あなたの夢をかなえます!」(1987mimiカーニバル9月号) ★発明物 ▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第39話「いつでもそばにいて」(1987mimiカーニバル11月号) ★未来物 1984〜1989『まちこの千夜一夜』講談社(全4巻)/1997『まちこの千夜一夜』双葉文庫(全3巻)に収録 ▲里中満智子『夜のメルヘン』第14話「見えすぎて!」(1993コミックVAL12月号) ★透視ESP ▲里中満智子『夜のメルヘン』第18話「清き一票」(1994コミックVAL4月号) ★近未来のテクノロジー ▲里中満智子『夜のメルヘン』第20話「そして2人は…」(1994コミックVAL6月号) ★宇宙物 1999 双葉文庫『夜のメルヘン』(全2巻)/2002フロッグエンターテイメント『夜のメルヘン』(全2巻)に収録 383* 427* ※里中満智子『ミスター・レディ』(1976なかよし10月号〜1977.8月号) 2002講談社漫画文庫(全2巻)に収録 ☆双子のコメディ+異星人 ・短編 ■里中満智子「くらい空のはてに」(1965 週刊少女フレンド21号) 1974 朝日ソノラマ『ピアの肖像』に収録 ★近未来の核戦争
======================================================= 【し】 ======================================================= 421 494-495 ・短編 ▲紫堂恭子「海からきた星たち」(初出???) 初版199? 小学館PFコミックス『辺境警備』第4巻に収録 ★居住型衛星 463 ■篠原烏童『沈黙は星々の渇き』(初出 ???) 1994朝日ソノラマ(全3巻)/2000朝日ソノラマ文庫(全2巻) ★辺境の惑星の賞金稼ぎ
19 :
柴田昌弘 :2006/09/24(日) 08:52:50 ID:???0
5* 109 114 118 223 333* 340 361 394 458-460 462* 464* 638 647* ■柴田昌弘『赤い牙 ブルー・ソネット』(1974 マーガレット〜1987 花とゆめ) 2000MF文庫(全11巻) ★サイボーグ/感情を持つロボット/ESP ■柴田昌弘『フェザータッチ・オペレーション』(1982〜1988WINGS) 2000朝日ソノラマ文庫(全1巻) ★コンピュータとつながる人工頭脳を持つ少女 ■柴田昌弘「グリーン・ブラッド」(1981少年少女SFマンガ競作大全集10号) 1988白泉社(全2巻)/1992大都社(全1巻) ★22世紀後半の未来/人間に変わる労働力として合成された亜人間 ・短編 ■柴田昌弘「盗まれたハネムーン」(1980 花とゆめ) 2000 朝日ソノラマ文庫『盗まれたハネムーン』に収録 ★宇宙船の遭難 ■柴田昌弘「ミッシング・アイランズ」(1988 花とゆめ) 2005朝日ソノラマ文庫『ミッシングアイランズ』に収録 ★太平洋戦争時代の南の島へタイムスリップして遭遇した新種の生物 ■柴田昌弘「枯葉の街」(1980少年少女SFマンガ競作大全集8号) 1997大都社『回転扉』に収録 ★人工子宮/パラレル・ワールド ■柴田昌弘「ワフ・ヴァレーの神話」(1983リュウ11月号) 1987白泉社『黄色いウサギ』に収録 ★氷河期の惑星/巨漢サイボーグ ■柴田昌弘「村祭りの夜」(1981花とゆめ5月増刊号) 1981白泉社『成層圏のローレライ』/1994大都社『未来都市バラン』に収録 ★核戦争で人類が激減した近未来に暮すチベットの少数民族 ■柴田昌弘「修理屋」(1984SFマンガ競作大全集1月号) 1996朝日ソノラマ『ナノ・セクター』に収録 ★未来社会/家電製品の発達
20 :
清水玲子 :2006/09/24(日) 08:54:08 ID:???0
1 33* 35 44* 109 187* 189* 246* 399-400 470* 519 ▲清水玲子「メタルと花嫁」(1985LaLa1月号) 1985白泉社HC『ノアの宇宙船―清水玲子傑作集』収録 ←ジャック&エレナシリーズ ★近未来/人型ロボット(アンドロイド) ▲清水玲子『ミルキーウェイ』(1986 LaLa) 2000 白泉社文庫(全1巻) ←ジャック&エレナシリーズ ▲清水玲子『竜の眠る星』(1986〜1988 LaLa) 2000 白泉社文庫(全2巻) ←ジャック&エレナシリーズ ▲清水玲子『天使たちの進化論』(1990 LaLa) 2001 白泉社文庫(全1巻) ←ジャック&エレナシリーズ ▲清水玲子『月の子 ―MOON CHILD―』(1988〜1992 LaLa) 1999 白泉社文庫(全8巻) ★地球の未来/原子力 発電所の実験 ▲清水玲子「22XX」(1992 LaLa) 2002 白泉社文庫(全1巻) ←ジャック&エレナシリーズを含む短編中編集 ★食欲を持つ人型ロボット(アンドロイド) ▲清水玲子『パピヨン』(1993LaLa) 2001 白泉社文庫(全1巻) ←短編中編集 ★宇宙空間の少年院からの脱出 ▲清水玲子『輝夜姫』(1993〜2005 LaLa) 2000〜2005 白泉社社HC(全27巻) ★クローン ■清水玲子『秘密―トップ・シークレット』(1999〜2006 メロディ) 2001〜2003 白泉社JC(1〜2巻) ←シリーズ(第1話) ★近未来/脳内記憶をスキャナー機器で映像化 ・短編 ▲清水玲子「もうひとつの神話」(1985LaLa3月号) 1986白泉社社HC『もうひとつの神話』収録 ★ひとりだけ生き残った人類とロボット ▲清水玲子「夢のつづき」(1988LaLa4月号) 1989白泉社社HC『夢のつづき』収録 ★玩具の星に二人きりで住む青年と令嬢 ▲清水玲子「ノアの宇宙船」(1985LaLa1月号) 1985白泉社社HC『ノアの宇宙船―清水玲子傑作集』収録 ★宇宙飛行士/記憶消去 ▲清水玲子「ネオドーベルマン」(1986LaLa春) 1986社HC『天女来襲』収録 ★遺伝子操作〜バイオテクノロジーによる犬と人間のキメラ
496 498 ※庄司陽子「風の福音」(初出 ???) 1993講談社BELOVE KC『風の福音』/1998講談社漫画文庫『庄司陽子傑作選 1 風を見る人/風の福音』に収録 ☆超心理学ロマン+超能力者たちが集められた研究所を脱出するカップル 475 ※伸たまき 「カインド・マシン」(1983ウイングス) 2001ウィングス・コミック文庫『獸木野生短篇集 1 ホワイト・ガーデン』に収録 ☆ハートフルコメディ+未亡人の夫が遺したロボット ※伸たまき「2821コカコーラ」(1986ウイングス) 1986新書館『2821コカコーラ』 ☆反戦物ブラックユーモア+近未来の地球 ======================================================= 【す】 ======================================================= 449* 451-452 454 ■鈴木葉子「グリーン色の遺言状」(1974週刊マーガレット6,7合併号〜9号) 1975集英社MC 『赤いベレーはVサイン』に収録 ★人間の体で光合成を行う実験体 ======================================================= 【そ】 ======================================================= 55 193 202 391* ・短編 ■曽祢まさこ「ふたりめの神話」(初出 ???) 1986講談社KCなかよし『ふたりめの神話』に収録 ★近未来の出産制限
======================================================= 【た】 ======================================================= 238* 247* ■高口里純 『明日のために』(1998コミックバーズ8月号〜1999.7月) 1999ソニーマガジンズ・バーズコミックス (全3巻) ★不老の薬品/人工子宮 267* ▲高階良子『地獄でメスが光る』(1972なかよし7月号〜10月号) 1973講談社コミックス(全1巻) ★医学者が作る人工生命体 594* ※高橋冴未『きみにやどる星』(1994wings1-3月号) 1994新書館ウイングスコミックス(全1巻) ☆心理学+太陽系外の惑星の精神物理学者/アンドロイド
23 :
竹宮恵子 :2006/09/24(日) 08:57:33 ID:???0
1 51-54* 56* 61-66* 96 104 122 158 200 220 241 249* 251 355 361-362* 432 503 511 623 625 ■竹宮恵子『地球へ・・・』(1977〜1979マンガ少年) 1995中公文庫(全3巻)/2000朝日ソノラマ(全5巻) ★マザーコンピュータ管理の未来社会/人類とEPSを持つ新人類との戦い ■竹宮恵子『集まる日』(1978別冊少女コミック) 1996中公文庫『オルフェの遺言』 に収録 ←「集まる日,」続編として「オルフェの遺言」「遙かなり夢のかなた」「 そして、集まる日。」も収録 ★精神感応ESP (「遙かなり夢のかなた」は異世界ファンタジー) ■竹宮恵子 (原作: 光瀬龍)『アンドロメダ・ストーリーズ』(1980マンガ少年〜1983 デュオ) 2000 朝日ソノラマ(全3巻) ★異星から来て「神」を名乗る自立型コンピュータ ■竹宮恵子『私を月まで連れてって!』(1977SFファンタジア地上編,1980フォアレディ12月号〜1986プチフラワー) 1995小学館文庫(全4巻)/2005 白泉社完全版(全6巻) ★近未来/宇宙飛行士andほとんどのSF要素 ■竹宮恵子『殺意の底』(1985プチフラワー) 1996中公文庫『殺意の底』 ←『私を月まで〜』番外編の「シド」シリーズとして 「E=MC2」「エデン2185」「殺意の底」「エデンの国境」「ふる星のごとくに」「宇宙に永遠」を収録 ★太陽系外移民宇宙船 ■竹宮恵子『ブライトの憂鬱』(2000〜2004メロディ) 2002〜2005白泉社 (全2巻) ←『私を月まで〜』続編
・短編 ■竹宮恵子「ジルベスターの星から」(1975別冊少女コミック3月号) 1996中公文庫『オルフェの遺言』(全1巻) に収録 ★太陽系外の惑星開発 ▲竹宮恵子「真夏の夜の夢」(1975別冊少女コミック5月号) 1996中公文庫『告白』 に収録 ★未来社会のストレス ■竹宮恵子「告白」(1979 LaLa10〜11月号) 1996中公文庫『告白』(全1巻) に収録 ★結婚出産も保安局の指示で決まる未来社会/人型ロボット ▲竹宮恵子「砂時計-三つのSF世界-」(1978週刊少女コミック増刊フラワーコミック6月30日号) 「西暦2763年の童話」「夜は沈黙のとき」→1996 中公文庫『告白』 「オルフェの遺言」→1996中公文庫『オルフェの遺言』 ★火星旅行/未来都市の芸術家 ■竹宮恵子 (原作: 光瀬龍)「決闘2108年」(1980 週刊少年マガジン39号) 1996中公文庫『オルフェの遺言』に収録 ★火星勤務の宇宙飛行士 ▲竹宮恵子「MIRAGE」(1984ぶ〜け5月号, 1985.10月号) 1996中公文庫『告白』 に収録 ★未来都市の住人や博物館 ※竹宮恵子「夢狩人」(1983 別冊少女コミック8月号) 1996中公文庫『オルフェの遺言』 に収録 ☆寺山修司の世界観へのオマージュ+宇宙空間 ※竹宮恵子「雪国」(1983 奇譚5号) 1996中公文庫『殺意の底』 に収録 ☆川端康成作品へのオマージュ+地球調査員の異星人 4 29 116* 491 ▲竹本泉『あおいちゃんパニック!』(1983なかよし2月号〜1984.7月号) 1984講談社KCなかよし(全3巻)/1992主婦と生活社ミッシィコミックス(全3巻)/2000MF文庫(全2巻) ★地球人と異星人のハーフ ・短編 ▲竹本泉「アニー・パトロール」「アニー・パトロール2」(1991〜1992なかよし増刊るんるん) 2003朝日ソノラマ『ばばろあえほん』に収録←「働く少女」シリーズ ★近未来の火星
193 202 335 391* 611 ■田村由美『7SEEDS』(2001別冊少女コミック〜2002フラワーズ〜連載中) 2002〜2006 小学館FC (1〜8巻) ★近未来サバイバルロマン/冷凍睡眠 ▲田村由美『BASARA』(初出 ?年 別冊少女 コミック) 1991〜1999小学館FC (全27巻) 2002小学館文庫 (全16巻) ★文明崩壊後の近未来 ======================================================= 【つ】 ======================================================= 11 111 114-115 121* 588 ■筒井百々子『たんぽぽクレーター』(1983プチフラワー7月号〜1985.1月号) 1984〜1985小学館PFビッグコミックス (全2巻) ★月に建設された医療都市 ■筒井百々子『火星に捧げるデュエット』(1986ウイングス5〜7月号12月号〜1987.1月号) 1987新書館ウイングスコミックス (全1巻) ←『たんぽぽクレーター』続編 ■筒井百々子『ものまね鳥シンフォニー』(1988クレッセント1号〜4号) 1989東京三世社マイコミックス (全2巻) ←たんぽぽクレーター(医療都市)建設前のストーリー ■筒井百々子『小さき花や小さき花びら』(1988クレッセント5号〜9号) 1990東京三世社マイコミックス (全1巻) ←『たんぽぽクレーター』続編 ======================================================= 【と】 ======================================================= 332* 340 ■東城和実『禁区 SECRET AREA』(初出 ???) 1990大陸書房/1994新書館 (全1巻) ★遺伝子操作によるESPとモンスター
======================================================= 【な】 ======================================================= 389 ▲中村かなこ『赤い星』(初出???) 1997小学館フラワーコミックス(全1巻) ★病原菌による視覚障害/人体実験 271* ・短編 ▲那州雪絵「美形いりませんか?」(初出 ???) 1993白泉社HC 『ダーク・エイジ』に収録 ★アンドロイド 474 478* 492 ▲灘しげみ『時のかなたに』(1975週刊少女コミック連載) 1977小学館フラワーコミックス(全1巻) ★タイムマシンでナウマン象の時代に行く/未来人 384-386* ■成田美名子「はるかなる黄金の砂漠」(1978LaLa8〜9月号) 1989白泉社文庫『天の神話 地の神話』に収録 ★タイムトラベル 372* ▲なるしまゆり『原獣文書』1996〜2005(初出 ?年 サウス) 新書館ウイングスコミックス(1〜8巻) ★未来の地球の生態系変化 ▲なるしまゆり『プラネット・ラダー』(初出 ?年 コミッククリムゾン) 1988〜2004集英社-創美社(全7巻) ★多次元宇宙の滅亡の危機
27 :
萩岩睦美 :2006/09/24(日) 09:08:51 ID:???0
======================================================= 【は】 ======================================================= 29 163* 167 ▲萩岩睦美『小麦畑の三等星』(1981〜1982りぼん) 2001集英社文庫(全2巻) ★異星人と関わりのあるEPS ▲萩岩睦美『うさぎ月夜に星のふね』(1986〜1987りぼん) 2004集英社文庫(全2巻) ★宇宙からの地球侵略 ・短編 ※萩岩睦美「不思議の国の金魚姫」(1985りぼん) 1986集英社RMC『魔法の砂糖菓子』に収録 ★コメディ+タイムマシン
28 :
萩尾望都 :2006/09/24(日) 09:11:39 ID:???0
1 3 8-9 13 35 46 49 77* 98 104 107 110 122 157* 161 165-166* 187-189* 194* 198-200* 205* 247* 259 361-362 427* 430 433-434* 447 469-470* 513589 623 625 ▲萩尾望都『精霊狩り』(1971〜1973 別冊少女コミック) ←三部作のシリーズ 1976小学館文庫『精霊狩り―傑作短編集』/1978小学館『萩尾望都作品集(第1期)第13巻.11人いる!』 に収録 ★未来世界で異人種とされているESP末裔達のロマコメ ■萩尾望都『11人いる!』(1975〜1976 別冊少女コミック) 1994 小学館文庫(全1巻) ←続編『東の地平西の永遠』も収録 ★宇宙飛行士養成/精神感応ESP/星間戦争 ■萩尾望都『スターレッド』(1978〜1979 週刊少女コミック) 1995 小学館文庫(全1巻) ★火星に棲息する地球人の子孫 ■萩尾望都『銀の三角』(1980〜1982 SFマガジン) 1994 白泉社文庫(全1巻) ★滅亡した星系の民族とつながりのある吟遊詩人/クローン技術 ■萩尾望都『A-A'』(1981 プリンセス) 2003 小学館文庫(全1巻) ← 一角獣種シリーズとして『X+Y'』『4/4カトルカース』も収録 ★惑星開拓/クローン技術/惑星開拓作業向けの人類改良種 ■萩尾望都『マージナル』(1985〜1987 プチフラワー) 1999 小学館文庫(全3巻) ★未来社会の実験都市と村落/人工子宮による出産管理 ▲萩尾望都『海のアリア』(1989〜1991) 2001 小学館文庫(全2巻) ★異星人の音楽教師/楽器の役割をする特殊な生命体 ■萩尾望都『あぶない未来少年』(1994 ASUKA増刊) 2001 小学館文庫『あぶない丘の家』(全1巻) に収録 ★未来と現代を行き来するタイムマシン ▲萩尾望都『バルバラ異界』(2002〜2005 フラワーズ) 2003〜2005 小学館FS(全4巻) ★睡眠中の夢の世界を脳内イメージスキャナーで映像化
29 :
萩尾望都 :2006/09/24(日) 09:21:16 ID:???0
・短編 ■萩尾望都「あそび玉」(1972 別冊少女コミック) 1985小学館『萩尾望都作品集(第2期)第9巻.半神』に収録 ★近未来/念動ESPの隔離政策 ■萩尾望都「6月の声 」(1972 別冊少女コミック) 2003 小学館文庫『A-A'』に収録 ★惑星開拓に向かう宇宙飛行士 ▲萩尾望都「ユニコーンの夢」(1974 別冊少女コミック) 1995 小学館叢書『A-A'―SF傑作選』に収録 ★宇宙飛行士とその恋人のスペースファンタジー ■萩尾望都「左ききのイザン」(1978 SFファンタジア) 1996 小学館文庫『半神』に収録 ★砂漠化した惑星の遺跡調査 ■萩尾望都 (原作: ブラッドベリ)「ウは宇宙船のウ」(1978 週刊マーガレット) 1997小学館文庫『ウは宇宙船のウ』収録 ★宇宙飛行士候補生 ■萩尾望都 (原作: ブラッドベリ)「宇宙船乗組員」(1978 週刊マーガレット) 1997小学館文庫『ウは宇宙船のウ』収録 ★太陽系内宇宙飛行士 ▲萩尾望都 (原作: ブラッドベリ)「ぼくの地下室へおいで」(1978 週刊マーガレット) 1997小学館文庫『ウは宇宙船のウ』収録 ★地球侵略の疑惑 ■萩尾望都「金曜の夜の集会」(1980 SFマガジン) 1996 小学館文庫『半神』に収録 ★時間軸が未来へ進まない世界 ■萩尾望都「ハーバル・ビューティ」(1984 ぶ〜け) 1996 小学館文庫『半神』に収録 ★恒星間密売業者/異種生命体 ■萩尾望都「きみは美しい瞳」(1985 ASUKA) 2003 小学館文庫『A-A'』に収録 ★異星で捕獲された鳥 ▲萩尾望都「スロー・ダウン」(1985 プチフラワー) 1996 小学館文庫『半神』に収録 ★宇宙開発作業等の孤独に耐える実験 ▲萩尾望都「真夏の夜の惑星」(1990 プチフラワー11月号) 1996 小学館文庫『半神』に収録 ★異星で棲息する生命体と遭遇するスペースファンタジー
375* ・短編 ※はるえるぽん「US−アス−」(1995ASUKA10月号) 1996角川書店『US−アス−』に収録 ☆コメディ+遺伝子実験 122* ■春名里日 (原作: 新井素子)『グリーン・レクイエム』(2003Theデザート3月号,4月号) 2003講談社KC(全1巻) ★地球に住み着いた異星人 109 393-396 595* ※速水翼『ジャック&エース―Secret twin』(初出 ???) 1995大都社(全2巻) ※速水翼『パール・ライオン』(初出 ???) 1985新書館ウイングスコミックス←「ジャック&エース」シリーズ ※速水翼『波打ちぎわの海竜』(初出 ???) 1985新書館ウイングスコミックス←「ジャック&エース」シリーズ ※速水翼『プライベート・パニック』(初出 ???) 1985新書館ウイングスコミックス←「ジャック&エース」シリーズ ※速水翼『レティシア』(初出 ???) 1985新書館ウイングスコミックス←「ジャック&エース」シリーズ ☆ファミリーコメディ+なんでも屋の星間業者/ヒューマノイド/ロボット ======================================================= 【ひ】 ======================================================= 421 ・短編 ▲ひかわきょうこ「エイプリル・マジック」(1980LaLa4月号) 2000白泉社文庫『春を待つころ』に収録 ★SF研究会/タイムスリップ
1 19 26-27* 333* 351 355 358 456 470* ■日渡早紀『記憶鮮明』(1984〜1999 花とゆめ増刊) 2004 白泉社文庫(全1巻) ★精神感応ESP/クローン ■日渡早紀『ぼくの地球を守って』(1987〜1994 花とゆめ) 1998 白泉社文庫(全12巻)/2004 白泉社愛蔵版(全10巻) ★異星人の地球観察+転生ロマン ▲日渡早紀『ボクを包む月の光ーぼく地球次世代編』(2003〜2006 別冊 花とゆめ) 2005〜2006 白泉社(1〜3巻) ★ファンタジー系ホームドラマ+精神感応および空間移動 EPS ・ 短編 ※日渡早紀「魔法使いは知っている」(1982〜1985 花とゆめ) 2005 白泉社文庫『星は、すばる。』(全1巻) ←早紀シリーズの第1話 ☆高校の天文部を舞台にした天体観測ロマン+異星人の空間移送ツール ======================================================= 【ふ】 ======================================================= 96* 122 622 ■文月今日子 (原作: 新井素子)『グリーン・レクイエム』(1984少女フレンド8号〜11号) 1985講談社KC(全1巻) ★地球に住み着いた異星人 ======================================================= 【ま】 ======================================================= 119 211* 246* ※槇村さとる『フェイク』(1991マーガレット2号〜8号) 2001集英社文庫『フェイク』に収録 ☆記憶消去で管理される念動ESP達のハードボイルド・ロマン
256* ▲松苗あけみ『うるとらまりりん』(1997コーラス9月号〜1999.8月号) 1998集英社(全1巻) ★未来から交配相手を探しにきた少女のタイムスリップもの ▲松苗あけみ『友よ尾をふれ』(1996セリエミステリー8,10,12月号〜1997.2,4,6月号) 1997白泉社(全1巻) ★マッドサイエンティストが犬と人間の少年の脳を交換移植 95 112 429* 436-439 443 447 456 ■真乃呼『緑の世紀』(初出 ?年 リュウ) 初版?年 1980年代前半.徳間書店アニメージュコミックス(全2巻) *番外「カラス」(プチ・アップルパイ掲載?) の続編は同人誌掲載、単行本未収録。 ★恒星間飛行宇宙船/殖民惑星の住民のシンパシー能力 408-409 417 ・短編 ▲魔夜峰央「ルル=ベル火星行」 (1978LaLa6月号) 1980 白泉社HC『パタリロ!』第2巻に収録 ★未来物
======================================================= 【み】 ======================================================= 10 14 46 ■水樹和佳子『樹魔・伝説』(1979〜1980 ぶ〜け) 2001 ハヤカワ文庫(全1巻) ←樹魔シリーズ ★地球外異種生命体/サイボーグ ■水樹和佳子『月虹ーセレス還元ー』(1981 ぶ〜け) 2001 ハヤカワ文庫(全1巻) ★太陽系外の惑星文明の滅亡と再生 ・短編 ■水樹和佳子「ケシの咲く惑星」(1985 ぶ〜け) 2001 ハヤカワ文庫『樹魔・伝説』に収録 ★金星開拓 ■水樹和佳子「月子の不思議」(1985 ぶ〜けせれくしょん) 2001 ハヤカワ文庫『樹魔・伝説』に収録 ★月面基地生まれの少女/精神感応などのESP ■水樹和佳子 (原作: 光瀬龍)「墓碑銘二〇〇七年」(MILLENNIUM:00 SF Japan) 2001 ハヤカワ文庫『樹魔・伝説』に収録 ★木星探査チームの宇宙船 152-153* ・短編 ■水星茗「大天使は地球を夢見る」(1987 ぶ〜けDX) 1990集英社ぶ〜けコミックス『大天使は地球を夢見る』に収録←ピュアベイビー〜エンジェルシリーズの前身 ★冷凍睡眠/宇宙船乗務員
10 68-69 71-74* 79 109 323* 366-367* 631 ■道原かつみ『パンドラの惑星』(1981リュウ1月号) 1983/1990徳間書店アニメージュコミックス(全1巻) ←続編「アコーリアン・ドリーム」も収録 ★惑星殖民/クローン/異星生命体 ■道原かつみ『アル・カラルの遺産』(1985リュウ) 1990徳間書店アニメージュコミックス(全1巻) ★惑星開発/恒星間旅行で出会う異星人 ■道原かつみ『アルカライラ』(初出 ?年 サウス第2号〜 14号) 1993新書館ウィングスコミックス(全1巻) ←『アル・カラルの遺産』続編 ★惑星開発/恒星間旅行で出会う異星人 ■道原かつみ(原案: 麻城ゆう) 『ノリ・メ・タンゲレ―私にふれるな』(1983リュウ9月号〜1984.5月号) 1990徳間書店.少年キャプテンコミックススペシャル(全1巻) ★タイムトラベル/時空警察 ■道原かつみ『キャウキャットキャン』(リュウ1983〜1984) 1990徳間書店.少年キャプテンコミックススペシャル(全1巻) ★惑星開発/恒星間旅行で出会う異星人 ■道原かつみ(原作: 麻城ゆう) 『JOKER (ジョーカー) 』(1986〜1991ウイングス) 1998〜2004新書館ウィングス文庫(全4巻) ★未来社会/人造人間である犯罪捜査官に変身能力 225-227 615* ・短編 ▲三岸せいこ「夢みる星にふる雨は…」(1981ぶ〜けDX9月10日号) 1982集英社ぶ〜けコミックス『夢みる星にふる雨は…』に収録 ★恒星間旅行で訪れた惑星で地球の旧い文学が流行中という抒情的スペースファンタジー
======================================================= 【め】 ======================================================= 112-113 ▲めるへんめーかー『光の回廊』(初出 ???) 1991角川書店ASUKAコミックス(全1巻) ★星間移動の乗り合い宇宙船 ======================================================= 【も】 ======================================================= 10 111 481 ■森脇真末味『アンダー(UNDER)』(1990プチフラワー9月号〜1992.3月号) 2001ハヤカワ文庫(全1巻) ★近未来の犯罪多発都市 ======================================================= 【や】 ======================================================= 56-57 70 144 391* ・短編 ■山口美由紀「おひさまの世界地図」(1995花とゆめ1号2号) 1996白泉社HC『おひさまの世界地図』に収録 ★太陽系外移民宇宙船の子ども達 10 35 98 218 260-261* 265-266* 272 274-275* 277 405-406 411 422-424* 437 ▲山田ミネコ『アリスと3人のふたご』(1976 花とゆめ増刊など) 2001 MF文庫(全1巻)←アリスシリーズと最終戦争シリーズをつなぐ短編「妖魔の森」を収録 ▲山田ミネコ『最終戦争シリーズ』(1977 LaLa〜デュオ〜2005 同人誌) 2001~2002 MF文庫(1巻〜16巻) ←「影(シャドウ)」等の外伝を含む。近年の同人誌書き下ろし作は含んでいない。 ★異種生命体/タイムトラベル等
373* 475 ■山田睦月(原作: 新堂奈槻)「オーダーメイド・パラダイス」(初出 ???) 1997新書館ウイングスコミックス(全1巻) ★銀河連邦から追われるテロリスト/政府のコンピューターに対する革命 ・短編 ※山田睦月(原作: 新堂奈槻)「AS YOU WISH」(初出 ???) 2000新書館ウイングスコミックス『AS YOU WISH』に収録 ☆少年同士の友情+ロボット 588 ▲大和和紀『私の兄はヌードロン』(1970週刊少女フレンド) 1972講談社KC/2005講談社オンデマンド(全1巻) ★太陽系外の惑星育ちで異星人体質の兄が地球の妹に会いに来るロマコメ ======================================================= 【ゆ】 ======================================================= 620 ■由貴香織里『螺子』(1992別冊花とゆめ4月号, 1993.5月号〜2001花とゆめ7〜8号) 2001白泉社(全1巻) ★冷凍睡眠/アンドロイドの反乱/政府のESP研究施設 109 505 507* 509* ■弓月光『トラブル急行』(1982週刊マーガレット15〜30号) 1983/1995集英社(全2巻) ★宇宙飛行士養成学校/異星人 ▲弓月光『エイリアン1/2』(1982週刊マーガレット2,3合併号.43号) 1983集英社(全1巻)←続編『エイリアン2/2』も収録 ★異種生命体と地球人が肉体を共有するコメディ ▲弓月光『うっふんレポート』(1979週刊マーガレット1〜18号) 1980集英社漫画文庫(全2巻) ★地球人類調査のため人間に化けている両性具有異星人のコメディ 11 14 376-377 381 ・短編 ■夢路行「緑野」(1986 ぶ〜けDX) 2004 一迅社/スタジオDNA 夢路行全集第1巻『緑野』に収録 ★最終戦争後の地球
======================================================= 【よ】 ======================================================= 78* 203* 211 ■吉田秋生『YASHA-夜叉-』(1996 別冊少女コミック〜2002 フラワーズ) 1997〜2002 小学館FC(全12巻)/2005 小学館文庫(全6巻) ★遺伝子工学による精神感応ESP新人類/クローン/バイオハザード ■吉田秋生『イヴの眠り』(フラワーズ2003年8月号〜2005年11月号) 2004〜2006 小学館FC(全5巻) ←『YASHA-夜叉-』の続編 256-257* 259 ※吉田弥生『マジカル・ダイナマイト・ツアー』(別冊花とゆめ1996年7月号〜1999.9月号) 2006朝日ソノラマ文庫(全2巻) ☆近世歴史コメディ+タイムトラベル斡旋会社 371* ※米沢りか『ちゃんと愛してる』(1994 LaLa増刊9月10日号, 1995LaLa4月号) 1996白泉社(全1巻) ☆コメディ+ロボット
======================================================= 【わ】 ======================================================= 6 79 239* 242* 246* 253* 258* 425 ▲和田慎二『わが友フランケンシュタイン』(1972別冊マーガレット9月号) 1994大都社スターコミックス(全1巻)←同シリーズ「谷間に鳴る鐘」「怒りの十字架」も収録 ・短編 ■和田慎二「ばら屋敷の謎」(1972別冊マーガレット12月号) 1993大都社スターコミックス『大逃亡』/ 2003メディアファクトリー『神恭一郎事件簿』第1巻に収録 ★コンピュータとつながる人工頭脳を持つ少年 242* 246* 253* ※和田慎二『少女鮫』 (1996〜1999花とゆめ) 1996〜1999白泉社(全10巻) ☆ハードボイルドロマン+特殊なウイルスがからむ新人類の誕生 347-348* 356 ※渡辺多恵子『ジョセフへの追想』(1985別冊少女コミック12月号〜1986.1月号) 2000小学館文庫 ☆青春ロマン+異星人 497 ▲和深ゆあな『空夢のうた』(初出 ???) 2001角川書店あすかコミックス(全1巻) ★最終戦争による地下への移住/殺人用に作られたアンドロイド
39 :
△*【あ】 :2006/09/24(日) 09:52:01 ID:???0
======================================================= △非科学性ファンタジー要素+科学的SF要素で成り立っている作品 *SF要素が見られない作品 ======================================================= 【あ】 ======================================================= 420* 447-448 599* *赤石路代『天よりも星よりも』 *超能力転生ファンタジー *赤石路代「セイント SAINT」*奇跡を起こす聖人のファンタジー。クローンの要素も。 122* *亜藤潤子(原作: 新井素子) 『扉を開けて』*異世界ファンタジー 444-445 447-448 *有吉京子「救世主入門」*超能力による心療等も出る精神世界系 329 471-473* 590-591 *樹なつみ『朱鷺色三角(トライアングル)』*超能力を持つ一族の話 *樹なつみ『パッションパレード−朱鷺色三角 2』 204* 607 △今市子「夜の雫」(1992同人誌) 2002朝日ソノラマ文庫『懐かしい花の思い出』に収録 ☆人類が外惑星を行き来する未来/宝石の街が舞台で呪術が登場する 480 *内田美奈子「キャンパス8(エイト)」*超能力ものファンタジー ←「百万人の数学変格活用」の前身 413 588 635 *浦川まさる「九太郎がやってきた!」(1987〜1988りぼん) 集英社RMC(全3巻) *忍者+タイムスリップ 256* *大島弓子『ジョカへ…』*薬を浴びて男女の性別が入れ替わる
======================================================= 【か】 ======================================================= 111 120 154-155* 351 355 470* △花郁悠紀子「フェネラ」*他の短編にも登場するESPの青年が出てくるが、主役は妖精と人間のハーフの女性。 387* *片山愁「銀河鉄道の夜」*他界した友人と宇宙を飛ぶ列車の中で再会 442 444 447-448 *河内実加『オパーリン』*指輪をつけた途端、人や植物の思いや声が聞こえるエコロジー系ファンタジー 145 148* △川原泉『バビロンまで何マイル?』*小人から得た指輪で古代とルネッサンス時代にスリップするファンタジー 142* *木原敏江「夢の碑」シリーズ 紫子『とりかえばや異聞』*テレポートその他が鬼の得た超能力という設定 278* 334* 353-354* 356 363-364 470* 519 △高河ゆん『アーシアン』*地球滅亡か存続かを天使が裁定 24* *神坂智子「シルクロード」シリーズ *神々の一族は過去に滅びた文明のタイムカプセルで生き延びた人間という設定はあるが全体はファンタジー ======================================================= 【さ】 ======================================================= 250* *佐伯かよの「彩子」*サイキックホラー。超能力(透視や予知など)が突然目覚める設定に必然性がない。 *佐伯かよの「紅いラプンツェル」←「彩子」の続編とされる超能力ファンタジー *佐伯かよの「午後5時1分前…!」*サイキックホラー。超能力(予知予言)が突然目覚める設定に必然性がない。 133 519* △佐野真砂輝&わたなべ京『トーキョー・ガーディアン』*超能力者と魔物があふれる東京新宿に、それ専用の警察課 262 353* *篠原千絵『海の闇、月の影』 *ホラー+テレポートESP 479 *島貴子『Let's go奈々!』 *超常現象等のラブコメ
======================================================= 【た】 ======================================================= 4 29 116* 491 514 612-614* △竹本泉『ねこめ〜わく』 (1991アップルファンタジー, アップルミステリー→1999〜2002ねこミックス、2005〜ネムキ増刊等) 2006朝日ソノラマ(全4巻) *進化した猫が二足歩行して喋る世界、猫の世界へ呼び出される手段は魔法的呪文と儀式 508 513-514 △竹本泉「魔神空をゆく」アップルミステリー1991年9月号 △竹本泉「ちまり」シリーズ 284 378 588* ※忠津陽子「勝手にしてよ!」(1978LaLa1月号) 1978白泉社『三月の庭から』に収録 ☆ラブコメ+超能力者の一族 ======================================================= 【な】 ======================================================= 387 △中村地里『銀のキメイラ』『新・銀のキメイラ』 *異星人が出てくるが吸血鬼も出てくるファンタジー 474 478* *灘しげみ『タン・ハー 渇愛』 * 転生を扱ったオカルト系 115 223-224* *成田美名子「一星へどうぞ」 *夢で会った少年と現実で遭遇するファンタジー ======================================================= 【な】 ======================================================= 98 110 122 160 165* *萩尾望都(原作: 光瀬龍)『百億の昼と千億の夜』 *宇宙の造物主と戦う地球の哲学者と神族のファンタジー *萩尾望都『モザイク・ラセン』 *異世界スリップのファンタジー △萩尾望都「キャベツ畑の遺産相続人」 *亜空間スリップはあるが魔法による設定が多く全体はファンタジー 401* 413 △はざまもり『夢狩り伝説』(初出???) 1992講談社KCフレンド/2000講談社(全1巻) *転生ロマン+超能力/タイムスリップ
======================================================= 【ま】【や】【わ】 ======================================================= 211* 246* *槇村さとる「シンパシー」 *サイキック・ミステリー+透視ESP 278* 322* 324 △みずき健「シークエンス」 *転生ロマン+未来の記憶 344-346* *山岸凉子『日出処の天子』 *ESP登場はあるが、仏やその眷属、魑魅魍魎めいたもの等、非科学的要素が多い。 138* 141* △山口美由紀『春告げ小町』 *江戸時代の町の人々のロマコメ+精神感応ESP+心霊現象 *山口美由紀『ひとゆり峠』 *江戸時代の渡世人のドラマ+念動ESP 211 *吉田秋生『吉祥天女』 *謎の人身事故で念動の超能力疑惑。総合的にはサイキック・ミステリー。 246* 253* 258* 446 *和田慎二「明日香」シリーズ *分身その他の超能力ファンタジー
43 :
□【あ】 :2006/09/24(日) 10:48:04 ID:???0
======================================================= □具体的なSF内容が未報告/未検証 ======================================================= 【あ】 ======================================================= 109 393-396 □あずみ椋『パイラザーダ』(初出 ?年 ウイングス) 1984〜1985新書館(全2巻) 128 131 145 □浅川まゆみ(作品名の紹介なし) 420 □厦門潤『KPANGAEA』(1989〜1990ウイングス) 1990新書館(全1巻) □厦門潤「DRAGON CYCLE」 □ あもい潤「@テンション!」 105 112 □池田さとみ『スーベニア』(初出 ???) 2005朝日ソノラマ文庫 □池田さとみ『アルジャーノンにゆりかごを』(初出 ???) 1993朝日ソノラマ 146 □石田拓実『パラパル』(初出 ?年 クッキー) 2005〜2006集英社(1〜3巻) 352 359* □石ノ森章太郎『星の伝説アガルタ』(1974 週刊少女コミック40号〜1975.1号) 1976朝日ソノラマ/1984大都社 ☆古代文明ファンタジー+UFOと異星人? 492 □伊東愛子「星を渡る犬たち」(1976別冊少女コミック3月号) 1979朝日ソノラマサンコミックス『たんたんたかゆき』に収録 ☆宇宙人絡みの話 15 □牛島慶子『イライア』(初出 ???) 1997角川書店ASUKAコミックス(全2巻)
22-23 82 175 □内田美奈子『赤々丸』(1983WINGS7号〜1987.7月号) 2005〜2006ブッキング(1〜3巻) □内田美奈子『アンバランス・トーキョー』(コミックバンバン1989増刊〜1990vol.7) 1990徳間書店(全1巻) 42 48 □笈川かおる『君を待つ千夜』(初出 ???) 1989秋田書店キャンドルコミックス(全1巻) □笈川かおる「羽衣一景」 □笈川かおる「ショウダウン」 □笈川かおる「夢の終わり」 58-60 □岡野玲子(原作: 夢枕獏)『陰陽師』(1999メロディ8月号〜2005.7月号) 1999〜2005白泉社(全13巻) ======================================================= 【か】 ======================================================= 117 119 440 □柿崎普美『吸血樹』(初出 ???) 1981/2000集英社マーガレットコミックス(全1巻) □柿崎普美『守ってあげたい』(初出 ???) 1988/2000集英社マーガレットコミックス(全1巻) 35 □華不魅『鉄錆廃園』(初出 ???) 1991〜1997ビブロス. ビブロスコミックス (1〜6巻) □華不魅『グラマラス・ゴシップ』(初出 ???) 1994〜1997新書館ウイングスコミックス(1〜4巻) 387* □片山愁「学園便利屋」シリーズ 43 □かまたきみこ(作品名の紹介なし) 10 □亀井高秀『天使の化石』(初出 ???) 2000/2003ソニー・マガジンズ(全1巻) 192 201 □河あきら『ジャングル・ナイト』(1986 BE-LOVE 9月2日号〜1987 第6号) 1987講談社BLKC (全2巻) ☆ロマコメ+超能力? 131 □かわなみはるか(作品名の紹介なし)→高橋冴未に改名
374 □川原由美子 タイトル不明 ☆コメディタッチのアンドロイドのベビーシッター 112 □木々『1/2〜ニブンノイチ〜』(2004ミステリーボニータ6月号〜2005.12月号) 2006秋田書店(1巻〜) 388 □北川玲子「暗闇に葬れ」2004ダイソー ハッピーコミックス ☆化粧品サスペンス+? 14 112 □喜多尚江『空の帝国』 (1994花とゆめ増刊〜1997) 2005白泉社文庫(全3巻) □喜多尚江『真夏の国』 (1990〜花とゆめ増刊〜メロディ1999) 2004白泉社JC『真夏の国 完全版』(全2巻) 10 111 162 323* 353 □清原なつの『千の王国百の城』(1990ぶーけ7月号, 1993.3月号) 2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』に収録 □清原なつの「アンドロイドは電気毛布の夢を見るか?」(1987ぶーけ3月号) 2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』に収録 ======================================================= 【さ】 ======================================================= 290 □佐伯かよの「エレクトリック・ジェラシー」(1980東京三世社.少年少女SFマンガ競作大全集8号) □佐伯かよの「マルチ・インセクト」(1981東京三世社.少年少女SFマンガ競作大全集9号) 250* □佐伯かよの「黄泉からの声」(1980ポップティーン12月号) 1994講談社『黄泉からの声』に収録 *ホラーサスペンス? SF的視点かどうかは未確認 17 111 237* 247 255* 坂田靖子 □坂田靖子「宇宙からの来訪者」(1983アラン15号) 1998白泉社文庫『村野』に収録 □坂田靖子「半熟少年」(1986ジュネ7月号) 1989白泉社JC『シマウマ』/1999白泉社文庫『月と博士』に収録 □坂田靖子「エイリアン88」(1988ジュネ7月号) 1999白泉社文庫『月と博士』に収録 □坂田靖子「注文の多い喫茶店」(1994ジュネ5月号) 1997マガジン・マガジン『よなきうどん』に収録
46 :
□【さ】 :2006/09/24(日) 10:52:06 ID:???0
404 □茶木ひろみ『おれは薔薇』(1988マーガレット4号〜11号) 1989/2000集英社(全1巻) 18 □佐々木淳子『SHORT TWIST』(1987 プチフラワ−) 1988 小学館(全1巻) ←短編集? 47 □佐々木淳子「リディアの住む時に」(1977) 1981 東京三世社 / 1993 フロム出版『Who!』に収録 □佐々木淳子「Who!」(1980) 1981 東京三世社 / 1993 フロム出版『Who!』に収録 169* □佐藤史生『ワン・ゼロ』(1984〜1986 プチフラワー) 1996 小学館文庫 (全3巻) □佐藤史生『打天楽―ワン・ゼロ番外編』(1986〜1987 プチフラワー) 2001 小学館文庫 (全1巻) 269-270* □佐藤史生『魔術師さがし』(2000プチフラワー1,3,5月号, 書き下ろし) 2000小学館PFコミックス (全1巻) 236* □里中満智子 タイトル不明 短編で、宇宙基地に勤める女医とアンドロイドが出てくる 11 589 □市東亮子『LIVE!』(初出 ???) 1999〜2000ソニー・マガジンズ(全7巻)/2005MF文庫(全4巻) 火星の都市 494-495 □紫堂恭子「ブルー・インフェリア」 10 □篠原烏童『ファサード』(ウイングス〜2006.6月号) 1991〜2006新書館ウィングス コミックス(1〜14巻)/2006新書館ウィングス文庫(1〜4巻) 466 □篠原烏童「純白の血」 170 637 □柴田昌弘「ひとりぽっちの戦争」(1980少年少女SFマンガ競作大全集7号) 1981白泉社『成層圏のローレライ』に収録 □柴田昌弘「未来都市バラン」(1980花とゆめ19,20号) 2003朝日ソノラマ文庫『未来都市バラン』に収録 □柴田昌弘 タイトル不明(リュウ掲載)
215 □杉本亜未『ANIMAL X』(1991ASUKAミステリーDX〜Chara2004.6月号) 1998〜2004徳間書店キャラコミックス『ANIMAL X 荒神の一族 』(全4巻),『ANIMAL X大地の掟』(全4巻), 『ANIMAL X原始再来』(全10巻) 195-197 202 245* □須藤真澄「コーヒー・カンタータ」(初出 ???) 1992/1999河出書房新社『天国島より』に収録 ☆異次元もの? 193 □曽祢まさこ「おむかえがくるよ」(初出 ???) 2000ぶんか社ホラーM『おむかえがくるよ』(全1巻) 2005ポプラ社.赤木かん子編SFセレクション5『地球最後の日』に収録 ======================================================= 【た】 ======================================================= 131 □高橋冴未『マインドエレクトリック』(初出 ???) 2003新書館ウィングスコミックス『マインドエレクトリック』(全1巻)←続篇「マインド・オペレイション」も収録 □高橋冴未「君だけのオルゴールBoy」(初出 ???) 2003新書館ウィングスコミックス『マインドエレクトリック』に収録 □高橋冴未「SF少年物語」(初出 ???) 2003新書館ウィングスコミックス『記憶の化石』に収録 597 □竹沢タカ子「ラストゲイル」(東京三世社)「ボイルス・タウンの狼男」(新書館ウィングス) 284 □忠津陽子「花のアイドル伝」(1971別冊マーガレット1月号) 1971集英社『美人はいかが?』第4巻に収録 474 476* □竜樹諒「こわれた時計」 ☆時間を扱ったSF? □竜樹諒『人形物語』(初出 ???) 1980秋田書店プリンセスコミックス 598 □筒井百々子 『空の上のアレン』 109 112 268 □手代木史織(原作: 壁井 ユカコ )『キーリ〜死者たちは荒野に眠る』(初出 ?年 ミステリーボニータ) 2006秋田書店(全2巻)
48 :
□【な】 :2006/09/24(日) 11:05:13 ID:???0
======================================================= 【な】 ======================================================= 95 □長岡良子「古代幻想ロマンシリーズ」のうち、首とまゆり、小角が出てくる巻(作品名の特定なし) 105 268 275 413 □名香智子『ふんわり狩人』(1979週刊少女コミック20号〜1980.9号) 2002小学館文庫(全1巻) □名香智子「樹海の虜」(1981コロネット初夏〜夏の号) 1996小学館文庫『花の美女姫』第3巻に収録 タイムスリップ? □名香智子「黄金の少年」(1981コロネット冬の号〜1982年秋の号) 1996小学館文庫『花の美女姫』第3巻に収録 □名香智子『グリーン・ボーイ』(1989〜1990ASUKA) 2000秋田文庫(全1巻) 95 □なかむらよしみ「フレヤ―女神保存仮説―」 (1996別冊花とゆめ年5月号〜8月号) 1996白泉社(全1巻) □なかむらよしみ「らせんディスク」 (1996別冊花とゆめ年11月号〜1997.6月号) 1997白泉社(全2巻) 2 145 □那州雪絵 『フラワー=デストロイヤー』(1985〜1987花とゆめ,EPO, 1991花とゆめ) 2002白泉社文庫(全1巻)←同シリーズの『プロトウィンド』『サマー・ファング』『ダーク・エイジ』も収録 ☆宇宙人? □那州雪絵「智美&徹シリーズ」(1985〜1986別冊花とゆめ,花とゆめ) 2002白泉社文庫『フラワー=デストロイヤー』に収録←『U.F.チャンス』『秘密だよ』『BOYのテーマ』『冬の瞳』 ☆超能力? 271* □那州雪絵『月光』(初出 ???) 1994〜1996白泉社HC (全5巻) ☆ファンタジーか? 384-386* □成田美名子 タイトル不明 ★近未来ハードSF設定 三話からなるオムニバス
======================================================= 【は】 ======================================================= 115 □ハルノ宵子『プロジェクト魔王(アルドラ)』 (1991〜1995ASUKA増刊ファンタジーDX) 1992〜1996角川書店ASUKAコミックス(全6巻) 109 393-396 □聖悠紀『ファルコン50』 (1982ウイングス創刊号〜 ) 1998〜1999 ビブロスコミック文庫『聖悠紀作品集』5〜8巻(計4巻) 14 27 29 □ふくやまけいこ『ゼリービーンズ』(初出 ???) 1984/1993徳間書店(全1巻) □ふくやまけいこ『星の島のるるちゃん』(初出 ???) 2005ハヤカワ文庫(全2巻) 36-37 □星野架名『緑野原幻想』(1983花とゆめ11月増刊号〜 ) 2003白泉社文庫(全1巻) ←「緑野原」シリーズ □星野架名『緑野原少年』( 〜1991花とゆめ) 2004白泉社文庫(全1巻) ←「緑野原」シリーズ ======================================================= 【ま】 ======================================================= 597 □牧村ジュン「銀河のブリンセス」(なかよし) 408-409 417 □魔夜峰央『パタリロ!』の中のタイムスリップもの、 ロボットもの、超能力もの。 タイトル未確認。 10 14 46 □水樹和佳子『イティハーサ』(1986〜1997 ぶ〜け) 2000 ハヤカワ文庫(全7巻) 415 □水野十子『遙かなる時空の中で』
152-153* 水星茗 □水星茗『千の月の夢』(初出 ???) 1993集英社ぶ〜けコミックス(全2巻) ←カイエシリーズ □水星茗『エデンの真珠』(初出 ???) 1992集英社ぶ〜けコミックス(全1巻)←ピュアベイビー〜エンジェルシリーズ □水星茗『A×ANGEL』(初出 ???) 1998秋田書店(全1巻)←ピュアベイビーシリーズ 323* □道原かつみ(原作: 田中芳樹)『銀河英油伝説』(初出 ?) 1990徳間書店少年キャプテンコミックス *初出誌未確認。 □道原かつみ(原作: 田中芳樹)『銀河英油伝説番外編 黄金の翼』(初出 ?年 少年キャプテン) *初出誌が少年向け。 225-227 □三岸せいこ「ヴィクトローラきこゆ」(1979ぶ〜け11月号) 1981集英社ぶ〜けコミックス『ヴィクトローラきこゆ』に収録 112-113 □めるへんめーかー「永遠なる夢 永遠なるめざめ」(初出 ???) 1987秋田書店(全1巻) 481 617 □森脇真末味「天使の顔写真」(初出 ???) ハヤカワ文庫『天使の顔写真』収録 □森脇真末味(原作: 新井素子)「週に一度のお食事を」(初出 ???) ハヤカワ文庫『天使の顔写真』収録 ======================================================= 【や】 ======================================================= 14 □柳原望『まるいち的風景』(1995 Lunatic LaLa3月10日号〜 LaLaDX2000.7月号) 1998〜2000白泉社HC(全4巻) 56-57 70 □山口美由紀「音匣ガーデン」(1989花とゆめ3号4号) 1990白泉社HC『音匣ガーデン』に収録 □山口美由紀「印象ローズ」(2000別冊花とゆめ2月号3月号) 2002白泉社HC『マジック☆マイスター』に収録 29 □やまざき貴子『アカデメイアの冒険者』(1988 LaLa増刊号〜) 1988, 1996白泉社HC(全2巻) ←「ムシ」シリーズ □やまざき貴子『GONDWANA』(???) 1990白泉社HC(全1巻) ←「ムシ」シリーズ □やまざき貴子『マリー・ブランシュに伝えて』(???) 1992白泉社HC(全1巻) ←「ムシ」シリーズ
33* □山下友美「超音速 -スーパーソニック-」(1993年花とゆめPLANET増刊5月1日号) 1993白泉社HC 『超音速 -スーパーソニック-』に収録(全1巻) 12 14 376-377 381 □夢路行『蒼天をみる想い』(1992〜1994 クルー) 2004 一迅社/スタジオDNA 夢路行全集第11巻『蒼天をみる想い』(連作シリーズ物) □夢路行「草原から来た少女」(1984 ぶ〜け) 2004 一迅社/スタジオDNA 夢路行全集第1巻『緑野』に収録 135-137* 164 □よしながふみ『大奥』 (2004メロディ8月号〜) 2005白泉社JC(第1巻〜) 122 617 622 □よしまさこ(原作: 新井素子)『星へ行く船』 (1984週刊マーガレット39〜51号) 1988白泉社JC *原作のストーリーや設定はかなりアレンジされている。 ======================================================= 【わ】 ======================================================= 10 271 □わかつきめぐみ『So What?』 (1986LaLa〜1990) 白泉社文庫(全4巻) ======================================================= 【その他】アンソロジー ======================================================= 616 619 621 『コミック☆星新一午後の恐竜』 秋田書店 『コミック☆星新一空への門』秋田書店
52 :
□【その他】 :2006/09/24(日) 11:16:07 ID:???0
======================================================= 【その他】初出および収録本等未確認/未整理(次回反映) ======================================================= 519* □佐野真砂輝&わたなべ京『プラチナ』 519* □佐野真砂輝&わたなべ京『WEST END』 529-530* □美内すずえ『バラ物語』 600-601 □石原理「DUMPSダンプス」(青慈ビブロス/ゼロコミックス) □石原理「カプセル・ヨードチンキ1、X(←実質2巻)」(ビブロス/ゼロコミックス) □石原理「電子少年デジタルゴースト」(新書館/ウィングスコミックス) □石原理「東京ブギィウーギィAside・Bside(全2巻)」(ビブロス/ゼロコミックス) □石原理「セルナンバー8」(ビブロス/ゼロコミックス) 602-604 610 □橘水樹・櫻林子「JANE」全7巻? 651 □亜月裕「昭和アホ草子 あかぬけ一番!」 655 □吾妻ひでお「ノヴァ」(プリンセスコミックス「オリンポスのポロン」1に収録) 656 □やまざき貴子「ZERO」 656 □丸山真理「2001年のトレジャー」
【SF少女漫画全般についての意見】 前スレのレス番号 44-45 58-60 75-78 97 100 103 108 123 126 130 138 186 200 217 220 246 253-254 277 336-337 339-342 349-351 357 361 365 381 427 430 432 446-448 450 453 456-457 461 467-468 470 506-507 512-518 605-606 622-623 625 657
==================================
■SF作品(サイエンスフィクション)
▲SFファンタジー(サイエンス系)・ライトSF作品
※部分的にSF要素が加わっている作品
==================================
【あ】
>>4-8 赤石路代 秋里和国 明智抄 あさぎり夕 厦門(あもい)潤
一条ゆかり 伊東愛子 樹なつみ 今市子 宇野亜由美
内田美奈子 遠藤淑子 笈川かおる 大島弓子 岡野史佳 奥友志津子
【か】
>>9-13 花郁悠紀子 川原泉 川原由美子 北原文野 清原なつの
桐島いつみ くらもちふさこ 高河ゆん 小林薫
【さ】
>>14-21 佐伯かよの 坂田靖子 茶木ひろみ 作画グループ 佐々木淳子
佐藤史生 里中満智子 紫堂恭子 篠原烏童 柴田昌弘
清水玲子 庄司陽子 伸たまき 鈴木葉子 曽祢まさこ
【た】
>>21-25 高口里純 高階良子 高橋冴未 竹宮恵子 竹本泉
田村由美 筒井百々子 東城和実
【な】
>>26 中村かなこ 那州雪絵 灘しげみ 成田美名子 なるしまゆり
【は】
>>27-31 萩岩睦美 萩尾望都 はるえるぽん 春名里日 速水翼
ひかわきょうこ 日渡早紀 文月今日子
【ま】
>>31-35 槇村さとる 松苗あけみ 真乃呼 魔夜峰央 水樹和佳子
水星茗 道原かつみ 道原かつみ めるへんめーかー 森脇真末味
【や】
>>35-37 山口美由紀 山田ミネコ 山田睦月 大和和紀 由貴香織里
弓月光 夢路行 吉田秋生 吉田弥生 米沢りか
【わ】
>>38 和田慎二 渡辺多恵子 和深ゆあな
==================================
△非科学性ファンタジー要素+科学的SF要素で成り立っている作品
*SF要素が見られない作品
==================================
【あ】
>>39 赤石路代 亜藤潤子 有吉京子 樹なつみ 今市子
内田美奈子 浦川まさる 大島弓子
【か】
>>40 花郁悠紀子 片山愁 河内実加 川原泉 木原敏江
高河ゆん 神坂智子
【さ】
>>40 佐伯かよの 佐野真砂輝&わたなべ京 篠原千絵 島貴子
【た】
>>41 竹本泉 忠津陽子
【な】
>>41 中村地里 灘しげみ 成田美名子
【は】
>>41 萩尾望都 はざまもり
【ま】
>>42 槇村さとる みずき健
【や】
>>42 山岸凉子 山口美由紀 吉田秋生
【わ】
>>42 和田慎二
==================================
□具体的なSF内容が未報告/未検証
==================================
【あ】
>>43-44 あずみ椋 浅川まゆみ 厦門潤 池田さとみ 石田拓実
石ノ森章太郎 伊東愛子 牛島慶子 内田美奈子 笈川かおる 岡野玲子
【か】
>>44-45 柿崎普美 華不魅 片山愁 かまたきみこ 亀井高秀
河あきら かわなみはるか 川原由美子 木々 北川玲子 喜多尚江 清原なつの
【さ】
>>45-47 佐伯かよの 坂田靖子 茶木ひろみ 佐々木淳子 佐藤史生
里中満智子 市東亮子 紫堂恭子 篠原烏童 柴田昌弘
杉本亜未 須藤真澄 曽祢まさこ
【た】
>>47-44 高橋冴未 竹沢タカ子 忠津陽子 竜樹諒 井百々子 手代木史織
【な】
>>48 長岡良子 名香智子 なかむらよしみ 那州雪絵 成田美名子
【は】
>>49 ハルノ宵子 聖悠紀 ふくやまけいこ 星野架名
【ま】
>>49-50 牧村ジュン 魔夜峰央 水樹和佳子 水野十子 水星茗
道原かつみ 三岸せいこ めるへんめーかー 森脇真末味
【や】
>>50-51 柳原望 山口美由紀 やまざき貴子 山下友美 夢路行 よしながふみ よしまさこ
【わ】
>>51 わかつきめぐみ
【他】
>>52 美内すずえ 佐野真砂輝&わたなべ京 石原理 橘水樹・櫻林子 亜月裕 吾妻ひでお やまざき貴子 丸山真理
【SF少女漫画全般についての意見】>53
57 :
1 :2006/09/24(日) 11:37:40 ID:???0
=======================================
【このスレッドの“ SF少女漫画”の定義】 【SF少女漫画一覧についての説明】
>>2-3 ↓ では、SF少女漫画作品について、引き続き、感想意見などを語りましょう。↓
スレ使用の容量が500KB寸前なのです・・・
>1 乙です!! 感激のリストがまた見れてうれしい〜
61 :
58 :2006/09/24(日) 12:15:03 ID:???O
了解しました。AAスレじゃないのに、こーゆーのは初めてだw
改めて
>>1 、乙カレー 旦~
1乙 着陸させていただきますw
前スレの658 さん、Pシリーズ商業誌コンプリートしてるのかな? 電子書籍読めないけど古本で買ったよw でもPシリーズ全容は、現在新刊書店で流通している5冊でも、おおむね理解できると思うよ。 『夢の果て』文庫全3巻と『瞳に映るは銀の月』新書版1〜2巻。 全体の流れは一見複雑そうだけど、主軸となるのは4系統ではないかと。 『瞳に映るは銀の月』は次世代の話だからちょっと置いといて・・・ 1. 人間の少女アリステアとESP少年トゥリオの、地下都市での出会い〜地上のESPコロニーでの生活 2. 追われるEPS達の隠れ家を作ったESP青年スロウの、養父と過ごした少年時代〜医師となる青年期 3. ESP少年クァナの、曽祖父母の約60年前の青春期〜市長の甥である少年期〜ロボット工学者となる青年期 4. ESP少年リーと僚友ケビンの、特別秘密警察官(SSP)養成学校に在籍する少年期〜SSP勤務となる青年期 執筆順序もだいたいこの順序。でも年代順に読むほうが話がわかりやすいよね。 個人的には2の頃の絵柄が好きだな。 北原文野、作画グループに所属してたんだね。 神坂智子もだけど、あの人はSFは書いてないの?
『風を走る少年』神坂智子(角川あすかKC、1991) とか、ホラー系ファンタジーはあるけどね。 ふつうのSFは作画グループの中でしか書いてないと思うよ。 「シルクロード・シリーズ」は 10人の神の設定構想によってはSFにもなれただろうね。
北原文野Pシリーズと同じく、核戦争後で地上が放射能だらけのため、 地下に都市を築いてる、というSFをひとつ。 篠原烏童の初期短編「アシェス」「アシェス2」(ウイングス1989年6月号と11月号) 単行本では『ファサード』の1巻に収録(1991年、新書館) SF要素:核戦争後の地球の地下都市、リス型サイボーグ、エアバイク等 放射能で荒廃した地上の再開発を目指している研究者チームの男女が メルトダウンした原子炉の問題や地震などのアクシデントと格闘しながら 心を開きあって・・・というストーリーらしい。 主人公の女性は地質学者でもあった父を地上の事故でなくしている。 いきなり単行本で読んでるので、 「アシェス2」以降の続きがあるのかどうか今は分かってない。
後回しになってしまったが、スレ立て乙、感謝。 大変だったろうけど、このように資料がまとまっていると 話のネタが広がって飽きない。 50音別の作家名にしているのが一目瞭然で このリストは気になっていた作品の情報を得るのにも助かっている。 第2惑星なら、とりあえず我が太陽系の火星が思い浮かぶんだが、 久々にブラッドべり「火星年代記」読み返してみようと思った。 未来史物の先がけだろうと思う。 SF少女漫画の方では、前スレでは、市東亮子「LIVE!」の舞台が 火星だとか出ていた。この機会に読んでみたい。
大変遅くなりましたが、>1さんお疲れ様でした。
前スレで奥友さんの作品を書いたものの、しばらくこのスレに
来なかったので、お詫びついでに書き込みします。
>>45 > □清原なつの『千の王国百の城』
遺跡物に触れるだけで、その歴史が分かる能力を持つ主人公と、
彼が気になる女性の話。
(本編と続編有り・どちらも短編。文庫に同時収録)
全体的に歴史ロマンの方が比重が大きいです。
追加希望作品
奥友志津子『緑の園のほとりで』(初出不明)
1989年秋田書店『緑の園のほとりで』に収録
不毛な大地かつ伝説と神話が息づく惑星に、当初研究目的で
住み着いた他惑星人の女性が、やがてその惑星に住む民の生き方に
惹かれ、新たな生物に生まれ変わる悲しい短編。
つじいもとこ『オルフェよ竪琴を弾け』(ホラーハウス?)
1991年大陸書房『パンドラクライシス』に収録
ある組織に誘拐され、マインドコントロールをされた熱力学の天才少女を
婚約者が助ける話。
彼女の能力を悪用すると大量殺人兵器が出来るために、救出する必要性があった。
もし事故死しても、脳が無事ならサイボーグ化されるだけの科学力を
持つ世界の話です。(短編)
清原なつの『千の王国百の城』 SF的要素 ユニークな超能力 奥友志津子『緑の園のほとりで』 SF的要素 他惑星への移住や連絡船による移動が可 他惑星のデータや研究結果を学界で発表している つじいもとこ『オルフェよ竪琴を弾け』 SF的要素 第三次世界大戦後を思わせるような世界観 薬による記憶コントロールが容易 人間とサイボーグの外見上の違いが分かりにくい サイボーグへの再生手術が安全に出来る医学がある
>>65 『ファサード』最初の頃の一話完結のしか読んでない。
ファサード本人(つか人格が複数同居してるから本人達、か)の設定以外は
SFって思ってたけど、
ちょっとググったら、ここ一年くらいの13巻14巻あたりで
ファサード本人の謎の正体つか出生の秘密が云々と・・・
正体明らかになったんだろうか?
ファンの人ごめん、最初に読んだ頃、
なぜだか闇のパープルアイを連想した。
70 :
花と名無しさん :2006/09/24(日) 18:52:27 ID:RWdx2VgC0
新スレ建て、並びにリスト整理ありがとうございます。そしてお疲れ様です。 さて、盛り上がっている所、大変申し訳ないのですが一つ質問させて下さい。 雑誌「WINGS」の作品群がリストに挙げられていますが、 「WINGS」って10年くらい前(?)に雑誌の方向が一新されましたよね? ですので、現在のロゴは「Fresh WINGS」になっています。 (商業流通上は「WINGS」で一貫されていると思いますが) でこの方向性変換前は確か、「青年誌」として取り扱われていたと記憶していますが その当時の作品も「少女マンガ〜」の分類で良いのでしょうか? 該当作家としては *あずみ椋*内田美奈子*北原文野*神坂智子*佐々木淳子 *柴田昌弘*筒井百々子*速水翼*聖悠紀 他にもいらっしゃるかも知れませんが…;; 伸たまき*片山愁*道原かつみ*は転換前から継続 厦門(あもい)潤*高河ゆん*篠原烏童*は微妙な位置 高橋冴未*山田睦月*なるしまゆり*は方向転換後 リスト作成して頂いておきながら、こんな質問をしてしまいますが 宜しければ皆様のご判断を伺いたいと思います。
いわゆる「少女誌」「少年誌」「青年誌」という区分で分けきれない、 対象読者が男性女性半々くらいの雑誌も増えてきてるし、あまり そのへんはガチガチに分けなくてもいいのでは、と思う。 自分的にはいまだに「少女漫画家」という印象が強い竹本泉とか、 はっきり「SF漫画」と区分できるものを何作も描いてるけど、どれも 掲載誌が微妙でここのリストに上げられないものとかあるし… (『アップルパラダイス』とか『てきぱきワーキンラブ』、『さよりな パラレル』、あと一連のコピー地球ものあたり)。
>
>>70 自分は1さんではないですが、前スレの途中から出てましたよ↓
>>2 > ==================================
> このスレッドの “ SF少女漫画”(中略)
> 基本的に少女向け漫画雑誌とその後継的な女性向け漫画雑誌/単行本に載った作品ということで。
> 読者対象が少年青年向け低学年向けの雑誌は含めません。
> 作品執筆の時期によっては編集方針や読者層が変わっているケースもありますので、
> WINGSやリュウは1980年代まで、少女雑誌は1970年代以降が目安になっています。
1991年当時の広告には、少年漫画・少女漫画の枠を越えた新感覚の・・・というキャッチコピーがあったりする。
個人的にはウイングスは、創刊当初は中間〜少女誌寄りのSF雑誌→真鍋さん連載あたりから 少年誌色が強くなって→高河ゆんあたりから再び少女誌傾向になった様な気がする。 ので、感覚的には少女誌に含めてるかな。
>>1 さん、お疲れさまです。
ところで、ネット書店サイトでSF要素のあるらしき少女漫画をちょっと検索してみましたが、未出のもので次の作品が見つかりました。
・ひかりのまち(かずはしとも):超能力物
・深海蒐集人(かまたきみこ):温暖化で地上のほとんどが沈んだ近未来の新人類物
・ありがとうエス(河あきら):月基地が舞台の宇宙物
・踊り場解放区(後藤星):未来物
・星のソーダ(後藤星):アンドロイド物
・MAGIC(清水玲子):未来宇宙物
・にゃんとエイリアン!?(瀬口恵子):宇宙人物
・ゲット・ザ・ムーン(高城リョウ):アンドロイド物
・スペースカウボーイの逆襲(高野宮子):宇宙物
・アストロツイン(竹宮恵子):タイムトラベル+エスパー物
・超能力戦隊WILD COM(田村由美):超能力物
・宇宙600年(西谷祥子):宇宙移民物
・未完成NO1.(マジコ):未来物+未来からのタイムスリップ物
・モンキーロック(美内すずえ):人工生命物
・ダニイル(もりたじゅん):アンドロイド物
・ネットワーク・ポプリ(柳原望):近未来物
これらの内、実際に読んだことあるのは、「ひかりのまち」と「にゃんとエイリアン!?」だけですが、
「ひかりのまち」は原爆投下直前の広島が舞台で、原爆と戦争をテーマに予知夢を見る能力のある少年をメインキャラに描いた作品、
「にゃんとエイリアン」は地球にやってきた猫型宇宙人と彼らのせいで猫に変身する体質になってしまったヒロインの話でした。
どちらもSFとしてはライトな感じだと思います。
他の作品についてはサイト上の内容紹介見ただけなんで、どの程度のSF要素なのか、具体的な言及はできないので、
実際に読んだ方のコメント頂いた方がよろしいかと。(解説読んだ限りでは、どれもSF作品と言えそうな内容ではありましたが)
猫に変身する体質といえば、桑田乃梨子の「君の瞳に三日月」は? 薬品調合マニアでネコマニアのあやしい理科教師の作った薬のせいで、猫に変身してしまう体質になった男子高校生の話だけど。
小坂理恵の 「とんでもナイト」(アンドロイドとの恋愛) 「ヒロインを目指せ」(宇宙人侵略) はライトSFに入りそうです。
77 :
花と名無しさん>70 :2006/09/24(日) 21:52:43 ID:FczhLUSw0
>>74 「ありがとうエス」(河あきら)は読んだことある。
30年くらい前に単行本に収録されてて、その時ですら当時の絵柄と全然違ってたので、
たぶん、デビュー作か投稿作だと思う。
話にも絵柄にも、石森章太郎の初期ごろとか、あのへんの雰囲気があった。
バリバリにSFだけど、話の根幹は人情物っぽい感じ(他と係わりあわないようにしていた
主人公が、あるきっかけで心を開く)。
「試験管ベビー」というものが、受精時からずっとカプセルで育成される、半人工生命体
みたいなイメージだったのに時代を感じた(読んだ当時でも、もうその感覚はなかったので)。
すみません前スレからざっとしか読んでないので疑問なのですが竹宮さんの「地球へ…」と萩尾さんの「百億の昼と千億の夜」は両方とも掲載誌が少年向けの雑誌だったので
>>2 >基本的に少女向け漫画雑誌とその後継的な女性向け漫画雑誌/単行本に載った作品ということで。
>読者対象が少年青年向け低学年向けの雑誌は含めません。
と言う点では少女漫画ではないのでは・・・。
「基本的に」だからそれは「例外」なのかと思ってた
うん、そこまで杓子定規になる必要は無いと思う。
82 :
79 :2006/09/24(日) 22:40:48 ID:???0
だとすれば「例外」としてのマークを付けるとか一言コメント付けるべきでは? 個人的には「百億の昼と千億の夜」なんかどう見ても少女漫画的要素を感じられないんですが。
道原かつみを例にとると、少女雑誌デビューだったこともあって リストに入ってる作品はどれもSF好き少年少女向けだったと思う。 ただ「ジョーカー」あたりになると、絵はもうぜんぜん少女漫画じゃないよね。 それでも、ちゃんと入ってる。 「銀英」以前の道原かつみは、自分にとっては同じ枠なんで、うれしかった。 このスレでも最初の頃よく名前があがってたよ。 「地球へ...」もそうだね。「11人いる!」よりレスが盛り上がってた。 「百億」は掲載誌より内容でリストから外すかどうかな雰囲気だったような 気がするけど、第二期の選集にも入ってる有名な作品だし、 「銀の三角」みたいにSFマガジンあたりに載ったとしても違和感ない 作品だったと思うよ。 成人男性向けの萌え要素に依存してないから自分的にはオKだ。
>>79-82 あまりにも杓子定規になる必要は確かにないと思うけど、「例外」の基準はある程度確認しておいた方がやりやすいとは思うな。
個人的には、一般的に「少女漫画家」と認識されてる作者の作品で、少女・女性誌以外の雑誌・単行本に掲載されたものでいいんじゃないかと。
前のスレの最後の方にあがってた亜月裕の「おめっとすわん」なんかもそうだけど。
>>36 山田睦月の「AS YOU WISH」ですが、SF要素がある作品ですが、ロボット物じゃありませんよ。
前スレ
>>373 にある通り、自分を「ロボット」と詐称してる、女性科学者が精子バンクを使った人工授精によって生み出した天才少年と女性科学者の知り合いの科学者の息子で感性に問題のある少年との友情物語。
どっちかっていうと、「生命科学物」かな?
小花美穂の「パートナー」は一応SFに入るか?
志賀公江の「ルルが風にのって」と「未来からきたベレル」 前者はサイキックバトルも出てくる宇宙人物で、後者はタイトル通りタイムスリップ物。 どっちもけっこうハードなSFだったと思う。
おねがい □佐野真砂輝&わたなべ京『プラチナ』 □葵 二葉&紅 三葉『WEST END』 は少女漫画じゃなくてボーイズラブ。なので除外してください。 □杉本亜未『ANIMAL X』は■にしてください。 ググったら出てきた説明 「人間と恐竜人間(ダイナソーロイド)との間の確執、共存、愛情、 そして そこらのビンボ臭い男の人が人間と恐竜人間の、男と女の中間に立ち あらゆる壁を乗り越えようとする様子が描かれる…」 自分の記憶でも恐竜人間という種族が出てきたり、人間の男性が実験で(?)恐竜人間の両性具有にされたり、 社会問題を描いたり、ハードSFでした。 △竹本泉『ねこめ〜わく』は■または▲にしてください。 SFです。 △高河ゆん『アーシアン』*地球滅亡か存続かを天使が裁定 は △高河ゆん『アーシアン』*地球滅亡か存続かを異星人が裁定 にしてください
イティハーサは神とか出ちゃってるし SFよりはただのファンタジーという気がしますが
BLものと成人萌えはここのスレではスルーしましょうよ。 そういう意味で、掲載雑誌表記してあるのは良いと思います。 まともなSFだったら少女向け女性向けの要素は薄れると思うのね。 でもそれは理科系に近くなるって感じであってほしい。 そうは言っても、柴田昌弘好きなので、 絵が変わっちゃった時期はともかく 「ラブ・シンクロイド」の頃までってのはだめですか?
>>43 池田さとみ『アルジャーノンにゆりかごを』はタイトルはSF作品『アルジャーノンに花束を』から来てますが、内容的にはSF要素のある作品じゃないと思うんですが。
ショッキングな事件の当事者となった少年の意識が混濁し、その事件の発端の原因となった父親の不倫相手の赤ん坊に自分が生まれ変わったと思いこみ、事件までの顛末の記憶を彼の望む内容とすり替えて回想するという話だったはず。
精神医学に関連してるといえばSFなのかもしれないけど、そうするともっと色んな作品がSFに含まれると思います。
特に、山岸凉子の中短編なんかかなりのものが。
読んだことある人の感想や解説は貴重だね。 自分は前のような,分かる人だけが良いとかつまらないとか言ってるのより 今のようにくわしい話が出てくるのがおもしろくて このスレ毎日見てるよ。
『ねこめ〜わく』に関してひとこと。 △竹本泉『ねこめ〜わく』 (1991アップルファンタジー, アップルミステリー→1999〜2002ねこミックス、2005〜ネムキ増刊等) 2006朝日ソノラマ(全4巻) *進化した猫が二足歩行して喋る世界、猫の世界へ呼び出される手段は魔法的呪文と儀式 主人公が猫の世界にあやしい儀式で呼び出されるのにもSF的理由があったりします。 猫たちは「人間の(ある時代までの)文明」を維持しています(しようとしています)。 主人公が現れるまでは猫たちは主に図書館の書籍から「人間の文明」の情報を得ていました。 主人公を召喚する儀式も「人間の文明の再現」がきっかけとなっています。 (その世界の(ある時代の)人間が異次元のなにかを召喚していたのかも?) 進化した猫が「人間の文明の模倣・再現」をしている…というのはこの物語の根幹にある流れです。 と同時に、一般的なファンタジー世界で呼び出されるだけの存在である異世界人(魔人)が、 呼び出されていないとき(プライベートな時間)どうしているのかという アンチファンタジー的発想でこの物語はスタートしています。
竹本泉『ねこめ〜わく』は、 SF要素もあるけど、そのSF要素がコンスタントに登場する漫画じゃないから そういう構成もモンダイになりやすいのでは? 今発売中の雑誌にも載ってるけど、 朝日ソノラマ、ネムキ8月号増刊「夢幻館」vol.10 〃 ほんとにあった怖い話10月号増刊「猫にまつわる奇妙な話」vol.2 どっちも、SF要素はでてこないし、最初から猫と人間が登場してる。 初めて読む人には、 「猫が二足歩行して喋り、人間の少女と友人づきあいをしている、メルヘンショート漫画」 と思われるかも。 読みきり形式だから、連載の最初の方を読んでないと話がわからないってわけじゃないしね。 比較対象としては余り思いつかないんだけど、 読みきり連載でも竹宮恵子「私を月まで連れてって」みたいに、 どっから読んでもSF要素がある、っていうのとは違うのは明らかだ。
『ねこめ〜わく』全部読んでるわけじゃなく飛び飛びに見てきたから、
うろおぼえの部分が多くて忘れていたよ。
>>93 > 主人公が現れるまでは猫たちは主に図書館の書籍から「人間の文明」の情報を得ていました。
> 主人公を召喚する儀式も「人間の文明の再現」がきっかけとなっています。
これは、SF要素というよりは、SF設定だよね。
「ファンタジー要素が入ってるけど全体的にはSF」って感じの作品は、
SF要素:未来の惑星で進化し二足歩行や言葉を喋る猫、タイムトラベルその他
SF設定:猫たちが図書館の書籍から地球の人間の文明の情報を得た
ファンタジー要素:人間が猫の世界へ呼び出される手段で魔法的呪文と儀式
みたいに、
SF要素、SF設定、ファンタジー要素:という三点を明らかにしたほうがいいと思うんだけど。
篠原烏童『ファサード』高河ゆん『アーシアン』清水玲子『月の子』あたりは
そういう補足情報があったほうがいいんじゃないの?
>>95 竹本泉『ねこめ〜わく』
時間移動ならウラシマ効果等の科学考証をしながら
魔法とドッキングさせているこのSFは作者の個性。
言ってみれば竹本式SFワールドか。
高河ゆんも『アーシアン』に関してはがゆん式SFワールドだろうし
清水玲子は『月の子』に限らずかなりの作品が清水式SFワールド。
しかし作者の個性という観点から見ていたらキリがないw
SF設定がノーマルではないものについては
その点を表記しておくことに賛成。
天使や人魚等のモチーフを異星人とするのは
作者独自の発想で面白いけど
ファンタジー作品では定番の姿形はともかく
人魚族とか天使庁とかの名称に残している所は
ツメが甘かったというべきなのか
ハードSFファンの違和感につながってしまう原因と思われる。
佐々木淳子や萩尾望都等は翼を持つ人型の生き物については
古代に存在した有翼人種等の名称を使っていた。
北原文野「もうひとつのハウプトン」
>>12 >★画家の未来を導く少年のタイムスリップ・ファンタジー
タイムスリップの手段は、美術館で突然絵の中に吸い込まれていくもので
これはライトSFではなくファンタジーとして位置づけるべきだろう。
ある意味では萩尾望都「マリーン」水野英子「セシリア」等と同じ系列の
タイムパラドックスファンタジー。
ある時代に生きている人間が、何年か先の未来に生きている他人の前に姿を現す。
或いは、現代に生きている人間の前に、他人が何年か前の姿で現れる。
これらの原型はロバート・ネイサンの小説「ジェニーの肖像」とされている。
>>38 >>54 和深ゆあなの「和深」の読みは「カズミ」です。
正しくはワ行じゃなくてカ行にのせるべきですね。
1、2日の間にすごいスレのびてますね。 リストお疲れさまです。気になった所を一言書かせてください。 ■北原文野『魂を鎮める歌』 (1991コサージュVOL1〜2,プチフラワー1980夏の号, 1983. 9月号11月号, 1984.12月号,) 1992小池書院(全1巻) に収録の「トゥリオとアリステアの4部作」は、 『あてどない夜』→プチフラワー1980夏の号 『7時に迎えが、、、』→プチフラワー1983. 9月号 『小さな籠の中』→11月号 『金色の昼と銀色の夜』→「1984.12月号」ではなくて、正しくは「1984.1月号」です。 >▲北原文野『もうひとつのハウプトン』、 ハードカバーで既読ですが、SFの重要なモチーフに 「現代や未来への警鐘などの風刺」部分もあると解釈しているので、 環境破壊への風刺要素が入っている『もうひとつのハウプトン』は、 純粋なファンタジーというよりは、自分には、SFファンタジーという認識です。 このままでいいと思います。(という意見もあるという事で) ★画家の未来を導く少年のタイムスリップ・ファンタジー まとめの方、そして97さんも、作品を読んで書いているのだなと感動。
>>44 笈川かおる「羽衣一景」、「ショウダウン」「夢の終わり」
羽衣三部作はどれも前世の記憶を共有する三人の男女のファンタスティックな
輪廻転生ラブ・ストーリーです。SF要素は薄めです。
彼らは音楽の才能はあるが超能力は持たない凡人です。
しかし、音楽を通じて以心伝心(テレパシー)、
シンクロにシティ(共鳴現象)が起きる程度で、超心理学的な側面もあります。
>>100 自己レスで追加させてください。
羽衣三部作は、SF要素が不明とあったので、説明を入れました。
前世というのは単なる記号で、昼メロ的三角関係愛憎劇が主題のような感じです。
>>88 『ANIMAL X』は恐竜人間(ダイナソーロイド)と呼ばれる血族が、
手塚治虫の傑作伝奇ロマン『バンパイア』に出てくる動物に変身できる一族とどう違うのか、
よく検討してから■に変更した方がよいと思うのですが…。
『ANIMAL X』の場合は、主人公の青年科学者が、人間とダイナソーロイドの闘争に
巻き込まれ、不可抗力でダイナソーロイドと生殖可能なメスにする実験体にされてしまう、
という点ではSF要素があると思います。
>>15 佐々木淳子『霧ではじまる日』ですが、作中に核ミサイルが
誤発射されるシーンはありますが、それが時間軸が未来へ進まなくなった原因では
ありません。原因は物語中では特定されておりません。
以下未報告/未検証ものを。
>>46 佐々木淳子『SHORT TWIST』(1987 プチフラワ−) 1988 小学館(全1巻) ←他1作収録の短編集
平穏な日常の中で時折、過去や未来の自分の中に意識だけが
タイムスリップしてしまう主人公の女子高生と天才物理学者の少年と謎の男。
少年は物理学の研究によって、謎の男は少年の命を狙う事で
三人を巻き込む時のねじれを解消しようとするのだが…
架空の理論ではありますがタイムスリップの原因が物理学的に
説明されておりますので、これはSFとしていいのではないかと思います。
>>46 佐々木淳子「リディアの住む時に…」(1977) 1981 東京三世社 / 1993 フロム出版『Who!』に収録
山中の屋敷で主人公の少年が出会ったのは7歳から71歳まで、
8歳ずつ年の違う同じ顔をした9人の女性達だった。
主人公と親しくなる15歳の少女、そしてなぜか主人公には冷たい23歳の女性。
少女は言う。自分達全員の本名はリディア・フェインだと。
※※以下ネタバレ注意※※
リディア・フェインは赤ん坊の時に父親が研究していたタイムマシンにいたずらをし、
その爆発事故が原因で8年間の時の中に閉じ込められてしまった。
0歳から成長して8歳になると8年前に戻され、8歳から成長して16歳になると
8年前に戻され…を繰り返す事によって、8年間の同じ空間に
8歳ずつ年齢の異なる彼女が同時に存在するようになってしまったのだ。
最後に「…」が入るのが正確なタイトルです。
タイムマシン事故が原因という事で、これも問題なくSF作品としていいと思います。
>>46 佐々木淳子「Who!」(1980) 1981 東京三世社 / 1993 フロム出版『Who!』に収録
自転車からころげ落ちて気を失っっていた主人公の少年。
道に出てみると街には誰もいなくなっていた…
※※以下ネタバレ注意※※
誰もいなくなった街中で、少年はやっとひとりの女性を見つける。
「誰もいなくなったのになぜ平然としているんだ?」という少年の問いかけに女性は
「ああ 映像物感触回路の故障ね」と言って少年の背中のスイッチを入れる。
その後すぐに女性はラッシュの人ごみにまぎれて見えなくなった…
4ページの短編です。少年が純粋な人間なのかそれともロボットやサイボーグなのか?
等も全く明かされておりません。
>>102 の誤記を訂正。
×手塚治虫の傑作伝奇ロマン『バンパイア』
○手塚治虫の傑作伝奇ロマン『バンパイヤ』
『バンパイヤ』はバンパイヤと呼ばれる獣人種族の少年がロックという少年に出会うことで、
犯罪に利用されていき、やがてバンパイヤ対人間の抗争に巻き込まれるというストーリー。
もちろん、少女漫画ではない。この系譜に連なる少女漫画として、
篠原千絵『闇のパープル・アイ』が超有名だが、それより以前にも
浦川まさる『ウルフボーイ伝説』 という作品もある。
いずれも獣人と人間の共存や闘争の描写が多い。SF濃度は薄め。
ファンタジー系では、中世が舞台で騎士の恋人に横恋慕した司教が、
男女に呪いをかけて、昼と夜と男女が別々に動物に変身して、人間同士で愛しあえないように
したというのがあるが、作者名とタイトル忘れた(原作は洋画のファンタジー作品)。
SFに少し近くなるのは、三浦実子の『緑夢(グリーンドリーム)』。
>>103 『霧ではじまる日』について、自分も。
核ミサイルの語発射が直接の原因ではないけど、
24時間経つと日付けが元に戻って、物理現象も24時間前と同じ状態にリセットされてしまう。
なぜか、人の記憶は消えない…というのが、SF要素のようです。
それと、主人公の少年が幼い頃時間を飛ぶ能力があったとかで、
それを利用しようと謎の青年に付きまとわれるのですよね。
青年の妹のために明日に飛ぶことを決意するが、結果はメール欄。
ぼろぼろになって今日の時間に戻ってくる。でも次の日は元通りの生活に戻る。
↑誤字の上にメール欄に書けませんでした。失敗したので再度トライ。 語発射は誤発射の間違いです。すみません。
まとめ人さんの労力を考えると、 初出は、簡略化してもいいかと思いますが…。シリーズものはまとめても。 遠藤淑子「ヘヴン」シリーズ(1998〜2001メロディ) 2000白泉社HC『ヘヴン』・2001白泉社HC『ヘヴン2』 「ヘヴン」は、核戦争後の衰退した未来。 元軍人の主人公が中古ロボットを拾うところから、話が始まります。 「ヘヴン2」は、2巻目の扱いではなく、別タイトルの作品だと認識しています。 戦前、中古ロボット・ルークの誕生秘話。 寮生活をしている学生が、ある事件に巻き込まれてゆく。そして、ロボット開発へ。 作中には少々、遺伝子操作の話も。ヒューマン・ドラマの色合いが濃い作品になっています。 人によっては、ちょっと内容をさらっただけでも、涙腺が緩んできたりします。
>>109 初出データは、掲載誌や発表年代がSF度を知る手がかりになるから、外さないで欲しい。
単行本データは出版社と年号だけ分かれば充分、何々コミックスは省いていいと思う。
シリーズ物は、まとまったストーリー毎に単行本のタイトルが変わるケースも多いし
それを一括で何々シリーズにすると、本を探す人が確認に手間がかかると思う。
遠藤淑子「ヘヴン」は1巻と2巻では主人公も時代背景も変わるから、2つの長編みたいなものだよね。
単行本は正式なタイトルに従って「ヘヴン」「ヘヴン2」
と分けてくれるほうが、私も納得するよ。
「ヘヴン2」は先祖の話になるから、
映画のスターウォーズで、後からオビワンやダースベイダー達の少年時代編を出すみたいな構造、
って言ったら分かってもらえるだろうか?
「人間は人間を殺さない 何千年もかかって俺達がやっと学んだ事」という台詞がずっしり重かったよ。
>>11 北原文野「 Pシリーズ」の短編、単行本単位になってますけど、
各作品タイトルで並べるほうが良いと思いまして、自分なりにまとめてみましたが…
・「 Pシリーズ」 ★大戦後の未来社会/迫害されたESP達と人間達の関わり方を幾世代かに渡って描く未来史
■北原文野『L6−外を夢みて−』(1985 プチフラワー10月号〜1986.8月号)←Pシリーズ前世代編
1987新書館(全1巻)/1993小池書院(全1巻)
■北原文野「L6外伝草原の子ども」(1993同人誌) 1996スコラ社『時のほとりに』収録
■北原文野『砂漠に花を…』(1992アップルミステリー11月号〜1993.3月号)
1993主婦と生活社(全1巻)
■北原文野『砂漠の鳥たち』(1993アップルミステリー11月号〜1994.1月号,1992.1月増刊)
1994主婦と生活社(全1巻)
■北原文野『砂漠をわたる風』(1994アップルミステリー9月号〜1995.6月号)
単行本未収録
■北原文野『夢の果て』(1985ウィングス4月号〜1991.3月号)←Pシリーズの中核的な長編
1986〜1991新書館(全6巻)/2002ハヤカワ文庫(全3巻)
■北原文野 夢の果て外伝「GREEN ZONE」(1994同人誌) 1996スコラ社『時のほとりに』収録
■北原文野「魂を鎮める歌」(1991コサージュVOL1〜2) 1992小池書院『魂を鎮める歌』に収録
■北原文野 夢の果て外伝「残像〜夢-時をこえて」(1990同人誌)
1993小池書院『L6−外を夢みて−』収録
■北原文野『クァナの宴』(1992コサージュ夏の号〜1994.3月号、未完)
1993小池書院(第1巻のみ )/1996ひかりコーポレーション(1〜2巻)
■北原文野 トゥリオ/アリステア4部作.1「あてどない夜」(1980 プチフラワー夏の号)
1992小池書院『魂を鎮める歌』収録
■北原文野 トゥリオ/アリステア4部作の外伝「夜明けまで」(1985 GROUP18,19合併号)
1988SG企画『もうひとつのハウプトン』収録
■北原文野 トゥリオ/アリステア4部作.2「7時に迎えが…」(1983 プチフラワー9月号)
1992小池書院『魂を鎮める歌』に収録
■北原文野 トゥリオ/アリステア4部作.3「小さな籠の中」(1983 プチフラワー11月号)
1992小池書院『魂を鎮める歌』収録
■北原文野 トゥリオ/アリステア4部作.4「金色の昼と銀色の夜」(1984 プチフラワー1月号)
1992小池書院『魂を鎮める歌』に収録
■北原文野 「SNOW FESTIVAL 雪の日」(1992アップルミステリー1月の増刊号) 1994主婦と生活社『砂漠の鳥たち』に収録 ■北原文野 『瞳に映るは銀の月〜妖精計画』(2004ミステリーボニータ2月号〜6月号) ←Pシリーズ次世代編1 2004秋田書店 (全1巻) ■北原文野 『瞳に映るは銀の月〜地上の園』(2004ミステリーボニータ11月号〜2005.3月号) ←Pシリーズ次世代編2 2005秋田書店 (全1巻) ↑Pシリーズを概ね作中時間軸にそって列挙。執筆順序が最古の「4部作」を元に生まれた長編が『夢の果て』、 その次世代編が『瞳に映るは〜』となり、Pシリーズ全体は未完結とされています。
参考までに、ひと目でわかる年代順Pシリーズ(商業誌のみ) 長文ですみません。↓これはリストには入れなくていいですw アトラス暦470年→472年→→→→→→→518年→→→→→534年→→→→550年→556年→566年 ゲオルグ1世の青春期 スロウの少年期〜青年期 ミリアムの少女期〜女帝期 『L6−外を夢みて−』(全3)→→→→→→『夢の果て』文庫(全3)→→→→→『瞳に映るは銀の月』(1)(2) 460年代 ゲオルグ/ロカルー L6外伝「草原の子ども」 521年 フェィ/スロウ 夢の果て外伝「GREEN ZONE」 523年→→→→→→537年 トゥリオ/アリステア/スロウ 夢の果て外伝「残像〜夢.時を越えて」 526年〜〜534年 クァナ/リー 『クァナの宴』(1)(2) 515年→→516年→→517年 リー/ケビン『砂漠に花を…』『砂漠の鳥たち』『砂漠をわたる風』 534年 ティム/アントワーヌ 「魂を鎮める歌」 531年〜533年〜536年 トゥリオ/アリステア 4部作「あてどない夜・7時に〜・小さな〜・金色の〜」 533年 トゥリオ/スロウ 「夜明けまで」 495年→→→→→505年→→→→→→533年 ゴディ/アライアン 「SNOW FESTIVAL〜雪の日」
>>100 輪廻転生はSF要素に入れてないよ。
超心理学的モチーフは疑似科学の一分野ではあるが
SF要素に入るほどのレベルではないような?
前スレでも出たことだけど
宇宙進出や遺伝子操作等の
強力なSF要素と組み合わされた超能力者ならSF設定に役立つが
超能力だけ強調してもオカルトホラーかサイキックサスペンスにしかならない。
作品内容の訂正やSFに準ずるかどうかの議論ならともかく、 111-113みたいなのは、単独で作家スレを建ててやるべきだと思うが…。 □水野十子「遥かなる時空の中で」 主人公の少女がある日異世界にスリップして、世界を救う巫女に祭り上げられ 美形の男と恋愛がらみのトラブルに巻き込まれるというストーリー。 所謂サイエンス的な要素は皆無。リストから外して良いと思う。
前スレでWings系の作家さんの漫画をいくつか書き込んだものです。 雑誌Wingsに関する定義の所をちゃんと頭に入れてませんでした。 申し訳ありません。私の書き込んだのは以下の作品です。 篠原烏童「沈黙は星々の渇き」(朝日ソノラマ文庫) 「チャキチャキ」「獅子王」の2誌を渡り、大幅書き下ろしを加えて単行本化 (愛蔵版朝日ソノラマコミックス1994年) 伸たまき(現:獣木野生) 「カインド・マシン」(1983年新書館wingsコミックス「PALM1/お豆の半分」に収録) 「2821コカコーラ」(初出1986年雑誌Wings) 山田睦月(原作:新堂奈槻) 「オーダーメイド・パラダイス」(1997年新書館wingsコミックス) 雑誌のWingsに関しては、90年代以降いわゆる腐女子傾向が増しており (そういう作品ばかりでもありませんが)、少女向け雑誌だと思っています。 篠原さんの「沈黙〜」に関しては、 御本人がWings・ネムキ・Charaに多く描かれてるので書き込みましたが この作品は掲載誌・単行本レーベルも特に少女漫画色のあるところでは ないですね。外した方が良いかもしれません。
獣人が出てくるSF少女漫画も、獣人が出てくるだけではSF要素に入らない。 獣人のタイプも、『闇のパープルアイ』のような手塚治虫・作『バンパイヤ』に出て来る、 獣人に準ずるようなタイプだと、科学者の研究対象にされたりしてSFっぽいんだけど、 発生自体は遺伝子工学によるものではない。 『闇のパープルアイ』は、次世代編では、コールドスリープというSF的なアイテムが登場するが、 全体的には非SF。獣人は、だいたい通常は人間型だが、外部の影響(満月を見るとか、薬品をかぐとか)で 獣形に変身するものもあれば、内部の影響(ホルモンの影響や、感情の変化などによる)で 変身するものもある。 『緑夢(グリーンドリーム)』は、作中で「ビースト」と呼ばれるウィルス感染型の獣人が登場する。 ビーストは凶暴化すると緑の目を持つ異形の怪物へと変化する。 そのビーストを化学兵器にしようと企む外国の政府機関が出てきたり、 ビーストを退治するスナイパーの青年が登場してバトルも繰り広げる。 これも全体的にはSFじゃないかもしれないが、ストーリー展開はSF的で面白い。
119 :
118 :2006/09/26(火) 16:01:01 ID:???0
補足。 >獣人が出てくるSF少女漫画も、獣人が出てくるだけではSF要素に入らない。 日本語が変で申し訳ありません。 要するに、少女漫画に登場する獣人の種類と、作中でいかにSF的な扱われ方をしているかで、 SFにするかどうか大きく分かれる作品が多いので、ブレ5に登場するレギュラーの一人で、 半身半獣の姿をしたヒュウ(遺伝子工学によるキメラ型獣人)のように、 物語の舞台が近未来の高度に科学が発展した地球というのであれば、 誰が見てもSFと分かりやすいのですけどね。 『ANIMAL X』は、もっと詳しくSF要素を見ていかないと微妙な感じがします。
掲載誌のカテゴリ分けもそうだけど、あまり厳密に「SF」そのものの枠を固めてしまわなくても いいのでは、と思うSF板住人でもある少女漫画板住人。 「科学的であるかないか」とかを線引きの基準にしちゃったら、いろいろとりこぼしがありそうだ。 ちなみに、SF板の「駄作スレ(という名前がついてるけど、実際は何でもアリの雑談スレ)」の 1には、「あなたがSFだと思うものがSFです」という緩い定義づけがある。 早売りスレであらすじ見て気になってるんだけど、「花とゆめ」に連載されてる「学園アリス」 とか「カラクリオデット」あたりはどうなんだろう。 読んだ人いたら判断求む。
『ANIMAL X』は「恐竜人が実在したら社会はどうなるか」を科学的に描いていないか? ここの住人は「どうして存在するのか」まで求めそうだけど。 (本編で描かれていると思うが全巻は未読のため筆者は説明不能) 非日常な存在が混入する日常を描くときの視点としては 『ANIMAL X』は冷静且つSF的に(ファンタジー寄りにならずに)描いているとおもう。
122 :
118 :2006/09/26(火) 19:37:22 ID:???0
『ANIMAL X』 主人公の青年科学者がとんだ実験体にさせられ、 様々なエログロ・ナンセンスな精神的・肉体的な苦痛を受け、人間社会との社会的接点を奪われ、 すべてを失いながら、異種族との間に友情や愛情を育て、様々な立場の人間と 理解や共感を深めつつ成長していく、人間ドラマとして語るには意義がある。 異種族とのコミュニケーションというのが主なSF的テーマなのかもしれない。
>>40 木原敏江の「夢の碑」シリーズは、和物についていえば、異形で異能の一族の編年期的な作品になっているので「とりかえばや異聞」だけでなく、もし取り上げるなら、シリーズ全体として入れた方がいいと思う。
個人的にはあんまりSFテイストは感じられないファンタジーだと思うけど。
具体的なSF内容が未報告/未検証 のところの >内田美奈子『赤々丸』 なんですが、内容はタイムスリップ+分裂(時空を越えたら一人の人物が性格の違う二人に分かれた)+未来+異星人(動物型)+革命、です。 説明下手なんでもっと詳しい方いたら簡潔にまとめてくださると助かります
あちこち漫画関係のサイトを巡っていたら、JETの「螺旋のアルルカン」という作品を知りました。 ストーリー解説だけ読むと、アンドロイドがメインキャラの未来物にタイムトラベルも絡む話で面白そう。 実際、読んだ方があれば、感想やSFの度合いなど教えて頂けませんか?
>>120 の意見には、半分くらいは賛成かな。
>>2 の(3)さえ抑えておけば、「非科学的」なものは除外されるわけだから、あとの科学的要素のある作品は科学的なフィクション=「空想科学」=SFといっていいのでは。
科学に重点がおかれてるか、置かれてないか、でハードSFとライトSFには分かれるとは思うけど。
ただ、(3)も除外せずに「あなたがSFだと思うものがSFです」というのなら、その定義付けはちょっと乱暴な気はするね。
>>120 「学園アリス」・・・個人的には微妙だけど特殊能力をESPとみなせば一応入れてもいい気が。
「カラクリオデット」・・・現代少女マンガ版「鉄腕アトム」(と言うには大袈裟だけど)と言う感じで人間に近いロボットを描いてると言う事でSFにしても良い気が。
簡単な感想でメンゴ。
128 :
1 :2006/09/26(火) 23:18:33 ID:???0
書き込み色々ありがとうございます。
二日ぶりで見てます。
未報告作品、未検証の補完、たくさんの情報などなど、ありがとうございます。
既出分の初出や収録本のミス、SF要素で間違ったところ、ごめんなさい、
お知らせに感謝です。
次の機会にはまたチェックして直しますね。
少女漫画の範囲は、このスレでは
>>83 >>90 さんのご意見もふまえていきましょう。
それ以外なら例外として出す場合も、概ねみなさんにも了解していただけると思います。
できればこのスレが終るまでは、更新データだけを改訂版として出したいと思うのですが、
SF設定や非科学的要素などで、意見が分かれやすい作品については、
別項目にしておくほうがよいのでしょうか…?
「何々コミックス」のレーベルまで表記するのは、
>>109-110 さんのご意見にしたがって、
初出不明の場合のみにしますね。
(そのレーベルで初出誌の見当がつく場合)。
まとめサイトブログを作って下さってる前スレ124さん=635さんのサイトでは、
シリーズ物の短編が同じ単行本に収録されている場合、一括になるケースもあるようです。
リンク先(amazonや復刊支援サイト等)が単行本単位になる都合もあると思いますので、
ご了解お願いします。(詳しくは前スレ635参照)
>>128 >SF設定や非科学的要素などで、意見が分かれやすい作品については、
別項目にしておくほうがよいのでしょうか…?
個人的にはあまり項目を分けすぎると返ってわかりにくいので、そこまでしなくてもいいのではないかと。
(正直、前スレの項目分けの方が、わたしは見やすくてわかりやすかったです)
> (3) 非科学的な設定は、SF要素には含めない。 神、妖精、天使、魔法の存在する異世界、心霊現象、転生、他のSF要素がない超能力ものスリップもの等 これがあるから、現状維持でいいよ。 >※部分的にSF要素の作品。非科学性ありの作品は含まない。 >△ファンタジー要素等の非科学性+科学的SF要素の作品。 ってすればいい。 変身物は、自由に変身できるタイプとかしょっちゅう変身だと 変身能力に関する科学的考証がすごく甘いんだよね。 SF設定というよりストーリー展開の都合で変身するんだから そうなってもやむを得ない感じ。 そういうのは、△でいいよ。 科学的考証が甘くても、変身能力があるのは異星人だから、みたいに 割り切ってるタイプは、※にしていいんじゃない? そういうのって、たいていはコメディだよね。 シリアスなら、中学高校生ぐらいを対象にしてて あまり小難しいことは出せないみたいなタイプ。
>>63 >Pシリーズ全容は、現在新刊書店で流通している5冊でも、おおむね理解できると思うよ。
>『夢の果て』文庫全3巻と『瞳に映るは銀の月』新書版1〜2巻。>全体の流れは一見複雑そうだけど、主軸となるのは4系統ではないかと。
>1. 人間の少女アリステアとESP少年トゥリオの、地下都市での出会い〜地上のESPコロニーでの生活
>2. 追われるEPS達の隠れ家を作ったESP青年スロウの、養父と過ごした少年時代〜医師となる青年期
>3. ESP少年クァナの、曽祖父母の約60年前の青春期〜市長の甥である少年期〜ロボット工学者となる青年期
>4. ESP少年リーと僚友ケビンの、特別秘密警察官(SSP)養成学校に在籍する少年期〜SSP勤務となる青年期
>執筆順序もだいたいこの順序。でも年代順に読むほうが話がわかりやすいよね。
>>111 〜113
お二方とも、ありがとう。 Pシリーズが一気にわかりやすくなったよ。
(作品によって同じキャラが、少年だったり青年だったりするので)
『砂漠シリーズ』は、同人誌の復刻『砂漠をわたる風』と『砂漠を照らす月』は持ってる。
単行本(絶版)が無い。リーと旅した青年テツは、どの巻でリーと出会ったんだろ。
>■北原文野『砂漠をわたる風』(1994アップルミステリー9月号〜1995.6月号)
単行本未収録
これは、「自費出版/全2巻で復刻、通販やコミケで入手可能/最新公式サイト
http://homepage3.nifty.com/minaru-azaru/hayaharu/参照 」
の情報追加希望。
「北原文野」でググるとトップに古いサイトが出るので注意、これが最新のです↑
理由は、探す立場からすると、未収録じゃ読めないな…で終わるより自費出版を通販で入手できるから。
「JANE」や山田ミネコの自費出版もリストに情報があると嬉しい。
>何々コミックスは省いていいと思う。
まとめさんが大変かもだが、ここまで揃った史料的価値を考えると、知らない作家も多く参考になるので、省かないでほしいな。
このスレのおかげで「ヘヴン」に興味を持ったよ。
>>124 > >内田美奈子『赤々丸』
> なんですが、内容はタイムスリップ+分裂(時空を越えたら一人の人物が性格の違う二人に分かれた)+未来+異星人(動物型)+革命、です。
amazonの読者レビューによる途中までのあらすじ
引用元
ttp://www.amazon.co.jp/gp/product/4835441893 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
WINGSにて1983年から1987年まで連載していたマンガです。
(中略)
成績優秀で品行方正な高校生の赤井くん。
いきなりタイムスリップしてまったら、なんと
不良な赤々丸と真面目な白々丸の二人に分裂してしまいました。
しかもタイムスリップした未来というのが、訳分からなくて
猫形人間(猫族)が普通の人間に弾圧されている、とんでもない世界。
おまけに猫族のレジスタンス猫族解放同盟の、
猫族開放運動に、しっかり巻き込まれた二人。
はたして無事に元の世界に戻れるのか?
いやいや、ただ帰れるだけじゃあいけません。
赤々丸と白々丸は、ちゃんと一人の赤井くんに戻れるのか?
だいたい猫族解放運動の行方は、どうなるんだぁ~?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分未読なので判定はできないけど、↑を見るかぎりでは、△じゃないのかと。
>>131 同人誌関係のことは、作家スレか同人板では分からない?
このスレだと、スレ違いになるから詳しくは書けないけど、
北原文野『砂漠の鳥たち』p56〜p62にテツが出てる。
北原文野同人誌情報は前スレ>> 676-678に書いてる人がいるけど、
レスは自粛しておく。
作家の絶版本や在庫なし本で、どうしても見つからないけど実物を見たいという人は、
大阪万博公園の国際児童文学館
ttp://www.iiclo.or.jp/ 東京上野の国際子ども図書館
ttp://www.kodomo.go.jp/ もし出かけられる機会があれば、もしかしたら蔵書にあるかもしれません。
北原文野
絶版SF単行本のうち
『L6』『魂を鎭める歌』『砂漠に花を…』『砂漠の鳥たち』
大阪国際児童文学館で読めます。
これらは、東京国際子ども図書館でも取り寄せ閲覧が可能(日数がかかるかもしれませんが)。
奥友志津子
絶版または重版予定なしのSF単行本では
『ゲーム・オーバー』『ドリーマー』全5 『レフト・ロンリー』
『パーフェクション』『レッドリンクス』全2 『遠い雷鳴の中』『冬の惑星』
以上は大阪国際児童文学館の蔵書。
東京国際子ども図書館では、『ドリーマー』全5と『ゲーム・オーバー』以外は
大阪からの取り寄せ閲覧になります。
>>51 > □わかつきめぐみ『So What?』 (1986LaLa〜1990) 白泉社文庫(全4巻)
この作品、タイムマシンという立派なSF要素があるんだが、
異世界の少女はともかく幽霊という設定があるんで
SFには入れられないと思う。
まあ、科学者の幽霊/異世界の少女+タイムマシン/パラレルワールド、ではあるが、
作品の世界観はSFというよりファンタジーに近い。
△止まりかな?
あらすじ
高校生の阿梨は、唯一の肉親である祖父、科学者の秋津島教授と暮していた。
ある日、阿梨が祖父の危篤の知らせを受けて家に帰ると、
幽霊になってしまった祖父と、異世界から来たという少女ライムが居た。
祖父の秋津島教授が製作していたタイムマシンの事故で、家の中の空間が歪み、
異世界と繋がってしまったのだ。
ライムを元の世界に帰す為、秋津島教授は幽霊となって存在し、
阿梨の家では、異世界のライム、幽霊の教授、
教授の生前の教え子である海堂、阿梨の友人の桃太郎たちとの
同居生活が始まる。
やがて阿梨はライムとの別れがつらくなって悩むが・・・
雰囲気は、ほのぼの路線のホームドラマ風。
>>132 突然の異世界スリップものには、非科学的設定が入るタイプが多いみたいだね。
筒井康隆のジュブナイル「時をかける少女」なんかだと、
主人公の少女が理科室でラベンダーの香りを嗅いで突然タイムスリップ、
やがて意図的なタイムスリップもできるようになる。
この作品には{メール欄}して主人公を巻き込んだという設定があるから
SFと呼べるんだが。
>>44 > 42 48
> □笈川かおる『君を待つ千夜』(初出 ???) 1989秋田書店キャンドルコミックス(全1巻)
ある日少女が目覚めると、そこは文明の衰退した未来の地球。
未来の地球人は転んだだけで骨が折れてしまうほど弱い人々。
そして、コールドスリープから目覚めた人間を憎んでいる?
少女はそこで一人で生きていかないとならないと、案内人(カカシ)に告げられる。
で始まる表題作(だったような)。
なぜコールドスリープが行われたのか、
どうしてカカシは自身をアンドロイド化してまでガイドを続けているのか、
のなぞを解決する始まりの話もあり。
未完といえば未完のような、完結しているといえば完結している。
(個人的には未完だと思う)
ストーリーはカカシをめぐる人間模様。
■に変更 ★地球未来史?
初出は秋田のCandleじゃなかったかな?
Candleは1985〜90くらいまでの発売の少女漫画雑誌。
腐海からコミックスを発掘できたらもう少しましなレビューを書きます。
>>138 笈川かおる『君を待つ千夜』
作者が福岡出身ということで、SF要素とは直接関係ありませんが、
ご当地の学問の神様が祭られている大宰府天満宮の飛梅伝説が作中に出てきたときは、
九州出身者にとっては嬉しかったり…。
飛梅伝説は主人公に恋した青年学者(通称・カカシ)のモノローグに使われています。
未来の地球は度重なる核実験のせいで、文明が衰退し環境汚染が進んでいます。
個人的にはカカシは現実には片思いかな?と思ったり。
再びコールドスリープの眠りに着いた少女は、目覚めたときに思い出すのは、
自分を育てたヤクザ稼業の男なのか、アンドロイドになってまで少女を待っているカカシなのか
気になるところですが、今のところ続編を描く予定はないでしょうね…、残念ですが。
篠原烏童『ファサード』 ファサード(外づら)と名乗る青年には、時空を越える能力があり、 ひとつの体にいるつもの人格が同居して、狼・翼を持つ人種など数種類に変身する能力がある。 大きな戦争で大地も人々の心も荒廃した近未来の地球から始まるこの物語は、 世界中のさまざまな土地や時代に降り立つファサードを通じて、人類や世界のあり方を考えさせる作品。 第1巻のファサードは、孤児の少年少女を養っていた青年に出会い、 時間を越えて、青年の次世代の若者たちが自分たちの農園を作っている様子にも出会う。 ファサードの出生の謎が明らかにされるのは単行本12〜14巻あたり。 その謎の答えにまともなSF要素があるかどうかは、そこまで読み進んでいないため未確認。 しかし、そこまでの連作ストーリーは、科学的考証のない変身能力と時空スリップがお約束。 ひとまずファンタジーと考えるべきだろう。
>>136 「タイムスリップ」というと、偶発的な事故に巻き込まれた、自分の意志ではない
状態の時間移動の意味合いが強いと思う。
自分の意志で時間移動できるようになるのは、「タイムワープ(パタリロがやってたね)」
とか「タイムリープ」と言った方がいいんじゃないかな。
詳細をいきなり思い出したので、紹介を。 佐藤史生「バビロンまで何マイル?」 移民が進んだ未来社会のある辺境惑星で、惑星を回る奇術師(?)を招いた パーティで高級官僚夫人(?)が殺されたことから始まるミステリー仕立てのSFです。 その惑星には尼僧ばかりで構成された尼さんたちの集団が滞在しており、 主人公の刑事(だと思いました)が、尼さんたちと死んだ夫人、奇術師の関係と謎に 迫っていく、という感じの内容でした。 せっかくのミステリー仕立てなので最後まで書きませんが、オチはSFです。 これタイトルを忘れていたんですが、「バビロン〜」だったんですね。 佐々木淳子の「セピア色したみかづき形の…」はどうでしょうか。 ビッグバンの膨張する方向とは逆に進んでいるため、結果ほとんど停止している 宇宙船のなかで生まれた男の子が、目前に見えている地球の人たちを観察しているという話です。 動く歩道の上を、子犬を追いかけて逆送する女の子を自分たちに例えながら、 彼女に会える日を夢見ている……という内容でした。 これSFでありながら、佐々木淳子にしては自然にラブストーリーになっていて すごく好きな作品です。
>>74 桑田乃梨子「君の瞳に三日月」
ストーリーはまあまあ面白いラブコメ。
SF度はかなり低い。SF読んでる気がしない
あえて言うなら、メディカル・コメディ。
桑田乃梨子、学校であやしげな薬を浴びて変身するパターンばかりじゃないの?
この作者の「ほとんど以上絶対未満 」は、薬を浴びて男女の性別が入れ替わるっていう、
大島弓子『ジョカへ…』とそっくりな設定。
それにつけてもだけど、猫型人種とか猫族とかの瀬邸って多すぎない?w
高階良子「地獄でメスが光る」
これは、作品の世界観が、SFというより、メディカル・ミステリー・ロマンではないかと思います。
掲載誌(1972なかよし)の読者年齢による難易度というものをふまえてみても、
>>143 さんではないけど「SF読んでる気がしない」という感じ。
ストーリーは、
容貌が醜くて家族から嫌われていたため、自ら死ぬことを選ぼうとしていた少女と、
人体実験寸前のことをしてで大学病院を追われ、自分の研究を密かに続けていた若い医者が、出会います。
医者の頭に浮かんだ計画は、
死体をつぎ合わせて作ってある生身の人体に、死を望む少女の脳を取りだして移植するというもの。
やっていることはフランケンシュタインが施す手術と似たようなものだと思うのですが、
掲載誌の読者年齢からいって難しい説明ができないという感じで、
あっというまに手術が成功してしまいます。
作品の中で最も多くのページを使って詳しく描写されるのは、
他人の顔と体で美しく生まれ変わった少女が、喜びの後にどのような苦悩を持つのか、
人間の尊厳を侵す領域に踏み込んだ若い医者の、良心との葛藤がどのように続いていくのか、
といったような、人としての生き方です。
>143 「君の瞳に三日月」「ほとんど以上絶対未満」「ひみつの犬神君」(桑田乃梨子) 作者本人がSFとして描いていない。ファンタジー要素のあるギャグ(ラブコメ)漫画。 “(S)すこし・(F)ふしぎ”にも引っかからない。 主人公が持っている特性の一部分としての特殊体質であって その原因は「偶然」or「ファンタジー」。(しまっ太は科学者じゃないし。) >桑田乃梨子、学校であやしげな薬を浴びて変身するパターンばかりじゃないの? 具体的に。
>>141 意図的にできる場合は「タイムワープ」の方 がわかりやすいね。
>>144 脳移植というだけでSFにしてしまうと、
楳図かずお氏の「洗礼」も対象にしないといけない。
あれもセンスオブワンダーな要素はあったが
このスレ的には優先順位がだいぶ下がるな。
>144 和田慎二「わが友フランケンシュタイン」はどうなんだろう? 総合的には、少女との交流で、人にやさしい素朴でピュアなモンスターの喜怒哀楽人生?
>>146 >脳移植というだけでSFにしてしまうと、
楳図かずお氏の「洗礼」も対象にしないといけない
あれって一般的にはSFと受け止められてるんじゃないの?
楳図作品て、パロディによく使われたりしてるから、ホラー漫画のイメージが強いけど、「漂流教室」とか、「私は慎吾」とかSF的な作品で名作も結構もあるし。
>>144 「地獄でメスが光る」は大昔、コミックスで読んだ時はバリバリのSFって印象だったけどなあ。
ヒーロー格の医師の研究室の描写とかはやっぱりメディカルっていうよりも、かなりマッドなサイエンス系というか、生命科学物だと思うんだけど。
子供の頃だったからなおさらそういう風に思えたのかも知れないけど。
高階良子には江戸川乱歩の原作物で「ドクターGの島」なんて生命科学的なのもあるけど、あれはどうだろ?
むかーし雑誌で前後編の後編だけ読んだんで全体の内容よく知らないんだけど。
脳移植は、サイボーグやクローンよりもベタなSF要素だろうな。 「地獄でメスが光る」「洗礼」は、SF要素の入った作品でいいよ。 ただし、ミステリー要素やホラー要素のが上回っていそうだから、 そういう位置づけで。 「わが友フランケンシュタイン」のメインジャンルはメルヘン風のテイストだったような気がする。 19世紀の初めにメアリー・シェリー夫人が発表した小説「フランケンシュタイン」。 後年に、これを元祖SF小説とする説が登場したのは事実。 だけど、この小説やその映画化は、脳移植というSF要素で受け入れられたわけではないのだよ。 SFに機械人間としてのロボットが登場する前の時代だから、 ロボット以前の人工生命体だったということ。 フランケンシュタイン博士が作った人造人間は、 自分が醜く作られたことや仲間を作ってくれないことで博士を怨むようになり、 復讐する顛末に向かう。 それもあって、当時から伝奇物・怪奇物として受け入れられた。 しかし、前スレ267がそこまで洞察していたのかどうかは コメントが短すぎて何とも言えないな。 前スレ267 名前:花と名無しさん 投稿日:2006/09/03(日) 23:50:26 ID:???0 > 高階良子の「地獄でメスが光る」 > 一応、医学者によって作られた人工生命体の話なんですが。 詳細を知ってて作品名を挙げる人は 可能な範囲でいいから詳しく出してよ。
>>149 「ドクターGの島」は、原作をだいぶいじってあるよ。
でも、「地獄でメスが光る」もそうだけど、読み手によって結構とらえ方に幅がある場合もあるから。 むしろ、作品紹介は簡単でも、どういうSF要素があってどの程度のSF度か、その人の判断を書いてくれた方が私は面白いし、わかりやすい。 正直、あんまり細かに詳しく長文で書かれたものは流し読みしちゃうんで、簡潔な要約の方がうれしい。
要は、SF内容を中心に紹介してくわしめに書いて欲しいってことだね。 あとファンタジー要素とかジャンルはラブコメとかあるなら、それも正直に申告して。 「ねこめ〜わく」最初のレスで科学考証だけ出して魔法のことを出さなかった、ああいうのはちょっとw まああの頃は非科学的要素のガイドラインがなかったからムリもないけど。
ところで諸星大二郎の「暗黒神話」はこのスレ的にはSFとして認められるんでしょうかね? 漫画板の諸星スレではSFと扱われてるみたいですが。 もし、認められるなら、泉左京の少女マンガ「コンパクト・ミラーマン」を挙げたいんですが。 宇宙の創造者というか超越的な存在(外見はまつげ付きの1つの大きな目玉)に人類を守る使命を与えられた男子高校生のコメディーなんですが。 内容紹介すると、彼の父親も同じ使命を与えられていたけど、体に無理が来たんで、とりあえず復帰するまでの代行をすることになる。 しかし、目玉が与えてくれた力は「秘密のアッコ」ちゃんの持ってるようなコンパクトミラーをのぞくと女に変身することだけ。 かつて釈迦やキリストやマホメットに使命を与えた時、あまりにも大きい力を与えて宗教戦争が起こったりした反省から、目立たず地味な人助けに徹することにしたのだという。 こうして半人前なスーパーマンの活動を始めるが…というお話。
154の付け足し。 まあクラプトン星(でしたっけ?)の科学を「暗黒神話」のブラフマンの位置づけに置き換えた「スーパーマン」のパロディーみたいな内容でした。
>>152-153 特に超能力もの、タイムスリップものは、
ファンタジーの定番だから、
「超能力」とだけ書いてあるのはSFかどうか判断できない。
くどくてスマソ
その漫画のどんなところがSFかっていうのを知りたいのであって、
SF要素以外のところはどうでいいってわけじゃない。
たとえSF度が高くなくても
漫画としては一流の面白さがあるタイプ多いよ。
>>154 >>41 萩尾望都(原作: 光瀬龍)『百億の昼と千億の夜』の
このスレでの現在のポジションも見てから考えてみては?
自分はこの説明にすこぶる満足している。
>>142 佐藤史生「ワン・ゼロ」どうですか?
読んでいるならぜひ語って。
>>142 >佐藤史生「バビロンまで何マイル?」
?が無いのが佐藤史生「バビロンまで何マイル」
△川原泉『バビロンまで何マイル?』△川原泉『バビロンまで何マイル?』*小人から得た指輪で古代とルネッサンス時代にスリップするファンタジー
?が付いているのが川原泉『バビロンまで何マイル?』
重箱の隅をつつくようなレスですいません。。。
>>157 「百億の昼と千億の夜」は私には難解というか、よくわからなかった。
チャンピオンの予告では確かSFと謳っていたし、原作者もSF作家なので「11人いる!」とか「精霊狩り」みたいなのを期待してたんだけど、正直当てがはずれてしまった。
同じく宗教とか、宇宙の根元とかが絡む話でも諸星大二郎の「暗黒神話」とか「孔子暗黒伝」はわかりやすかったし面白くて、この二作で諸星漫画にはまってしまったんだけど。
どうも「百億〜」に限らず、「銀の三角」もそうだけど、少女マンガ以外の萩尾SF作品は私にとっては面白いとかつまらないとか言えるところまで理解が及ばない。
少女マンガのジャンルでなら、萩尾SFは「マージナル」以外はどれも好きなんだけど。
もしかしたら、少女マンガでないからこそ作者は読者層意識せずに思う存分描きたい世界を描いてるのかもしれないけど。
>>154 にもう一つ付け足し。
これではいざというとき身が守れないということで、あとで目玉から、
ニカッと笑いかけると相手の体が硬直してちょっとの間、動かなくなるという力も授けられました。
木原敏江の「銀河荘なの!」は? 連載の最終回分しか読んだ記憶がないんだけど、吸血鬼が地球人よりずっと長生きで老化が遅い宇宙人という設定だったような? はっきり覚えてるのは、一番ラスト、地球を離れて長い年月経った未来、宇宙空間を宇宙船で旅するリーダー(一族の長兄?)が偶然、 かつて地球に残した弟(血のつながりはなかったかも?)そっくりのその子孫の乗った宇宙船と行き会い、モニターを通して通信するというシーンだけなんですが。
>1 大変送れましたが、新スレ乙カレ様です。度々すみません。 >6「良治郎帰還せず」内田美奈子 のSF属性の訂正を前スレ645-646で明確にしなかったので、改めて書きます。 「物質変換装置」は私の記憶違いでして、作中には存在しませんので削除して下さい。すみません。 「パラレルワールド」はそのままでお願いします。 他のSF的要素は「宇宙空間」「異星人」「宇宙ステーション(もしくは宇宙船)」ぐらいですか。 属性に必要でしたら挙げて下さい。 良治郎ダッシュが、宇宙空間がいじれるルービックキューブみたいな物を作って、宇宙空間をぐちゃくぢゃ にしていましたが、これをどう説明したらいいのか分かりませんので挙げませんでした。 良治郎の、「物質に身体がめりこむ体質」の原因は分かりませんので、この点を取るとSFではない、 という事になるかもしれませが、個人的にこの作品はハードSFとして扱っています。 ライトSFとしては扱えない根拠は上手く言えませんが、前スレ645-646のあらすじで、 作品の雰囲気を受けとって頂ければ。
>132 >124さんではないですが。 「赤々丸」も、「良治郎〜」と同じく個人的にはハードSFに位置付けています。 独特の不条理さは炸裂していますが。 なんていうかそのあらすじ、内容はまぁ大体そうなんですが大分作品と印象が違いますね。 かなり崩して分かり易く書いてる感じかな。SF的発想と世界観が明確に出ていた印象がありますし、 ファンタジーというよりモロSFの世界なので、個人的には■にして頂きたいかな。 ただラストがどうなるか記憶にないんですよね。 雑誌で読んでた為、全部引っ張り出すのは無理なので漫喫で、また読んで見ます。 とりあえず手元にあるウイングスの思いっきり途中のあらすじで訳わからんと思いますが、挙げてみます。 (1986年4月号 WINGS第34号より原文ママ) 「赤々丸 弐十壱・虐げられても元気を」 前回までのあらすじ 惑星パラドックスと地球&ネコン連合軍の戦闘のなか、体当たりカプセルに乗ったワサキイヌ達は 無事地球に保護される。白々丸達も将軍の手から逃れて赤々丸の元へ。そしてモーガンは刑務所を抜け出した。 小康を保つネコンに、「タイリョウのネコ…」という将軍のポケットメモリーの謎が残される。
「ダーククリスタル」 はてなダイアリーより引用 >1000年前、宇宙を支配するクリスタルが砕け、悪の化身スケクシス、平和を愛するミスティクスの >2つの種族が誕生した。以来世界はスケクシスが支配し、腐敗と貪欲がはびこっていた。 >予言では3つの太陽が重なる大会合の前に、クリスタルをもとに戻さないと >世界は永久に悪に支配されてしまうと言う。 >ミスティクスはゲルフリンの少年ジェンに望みを託す。 「ダーククリスタル」という幻想映画の名作を知っていると、 いろんな漫画にネタを拝借(というかオマージュ)されていることにわかる。
>>165 「ダーククリスタル」という幻想映画の名作自体が、
いくつかの神話ネタにインスパイアandオマージュされているような気もする。
聖書とギリシア神話にも共通のエピとしてノアの箱船その他があるようだ。
元ネタはおそらく同じものなんだろう。
さて、
>>16 佐藤史生「夢みる惑星」。
この作品の冒頭に登場する古代王国には、
住民達の先祖は他所の惑星から宇宙船でやってきた異星人たちだというような、
伝説を持っている。
何故か封印されていたその伝説の真実は、王族のひとりである青年神官が中心となって、徐々に明かされていく。
しかしその作業は国民には知らされず、神官の異母兄である若い国王にも伏せられている。
この、国王の兄と、神官の弟は、動と静、太陽と月のような、対照的な性格なので、
なんとなく日本の神話のスサノオとツクヨミのキャラを連想した。
この「夢みる惑星」の古代王国の物語自体が、なんだかひとつの神話のようでもある。
どこがSFかっていったら、
先ほど言った、「先祖は他所の惑星から宇宙船でやってきた異星人たちという伝説」しかないのだ。
けど、兄の国王は、そんなのは伝説に過ぎないよ、と言いそうな現実主義者なこともあって、
弟の神官が、科学に詳しそうな腹心の家来たちと共に、少しずつじっくりと先祖の宇宙船の謎を解いてゆく。
それぐらいなもんだ。
精神感応っぽい超能力者は2〜3人出てくるが、SF要素というほどめだつものではなく、
踊りや神託で大衆の心をひとつにしてしまうパワー、ぐらいなもんである。
「夢みる惑星」は、波乱万丈スペクタクルなSF要素ではないので、
最初はとっつきにくかったが、ラストの盛り上げ方はSF慣れした作者だなと思った。
167 :
165 :2006/09/28(木) 02:41:19 ID:???0
>>166 >「ダーククリスタル」という幻想映画の名作自体が、
>いくつかの神話ネタにインスパイアandオマージュされているような気もする。
ああ、それも同感です。
映画はファンタジーが好きな人以外には受けはよくなかったみたいで、
ストーリーは名作と言うほどでもなかったみたいです。
原作も読んでみたけど、よく出来ているけど、凄いと思うほどでもないか。
でも、その後のファンタジー作品に与えた影響力は大きい。
柿崎普美作品は、ホラーもの、異世界ファンタジー、あるいはSFファンタジーが多くて、 このスレで取り上げてよいものかどうか迷います。 『せいいっぱいのテレパシー』ジュニア小説のジュブナイル風のESPもの このスレ的にはSFとして扱わない類の超能力ものだが、超能力を扱った少女漫画として 古典の域に入る傑作短編。リストに除外されてもその手の作品が好きな人には見てほしい。 『星樹』簡単に言うと、異星の住民と異星の住民とハーフである地球生まれの主人公の少年の冒険もの。 『守ってあげたい』未来SF+タイムトラベル+サイボーグ 人口が増えすぎた未来、社会に多大な貢献をした人じゃないと子供を作る許可がおりない、 という設定。主人公は女だが子供を産む許可はまだ降りなくて独身。 好きな人の子供を産みたくて全身サイボーグだが、生殖機能だけは残していた。 一部ターミネーターのパクリwラブコメの要素あり。
訂正。 ×『星樹』簡単に言うと、異星の住民と異星の住民とハーフである地球生まれの主人公の少年の冒険もの。 ○『星樹』簡単に言うと、異星の住民とハーフである地球生まれの主人公の少年の冒険もの。 『星樹』は、二部構成で一部の最初は地球が舞台ですが、 主人公の出生の謎を解くために母星に導かれます。 二部では悲恋の果てに地球へと戻ってきます。別の異星人の侵略を受けたり、 猫に変身できる異星人と暮らしたりします。
個人的に高河ゆんは、良質のライトなSFを何作か出してる印象があります。 個人的には清水玲子作品とかと同じ様な位置付けかな。 SFのネタ的には凄くオーソドックスだし、設定も無茶な所が多いし、バリバリのSFを読みたい人には お勧めしかねるけど、世界観が分かり易く個人的にはどれも面白かった。 「アーシアン」のラストは 集英社「完全版アーシアン全3巻+別巻(アーシアン3と別巻は2002年12月初版)」 でしか読めないかも。新書館5巻のは、作品の途中までしか刊行されてなかった記憶が。 駆け足の様なラストが個人的には残念でしたが。(新書館 1987ウイングス8月号通巻50号〜1995サウス24号連載 「WORLD'S END」1995サウス26号「秘密の花園1〜4」1988-1992新書館コミックス「アーシアン」書き下ろし 「秘密の花園5〜6」2002コミッククリムゾン7、9、11月号) 「アーシアン」も、個人的には「天使」というモチーフを全面に出しているものの、ライトSFだと思う。 「アーシアン」というタイトル自体がこの作品中で「地球人」という意味。 アーシアン内のシリーズ、研究所から逃げ出したアンドロイドの多紀が主人公の「永遠(とわ)のロマンス (本編に収録)」は、このシリーズだけでも単独に扱える作品数になっていて、ファンタジー要素はなく、 ライトSFにしか分類出来ないんじゃないかと思う。 また本編ではラスト近くに、エデンの軍人と、地球人、地球側についた者達とが戦争に突入して、 エデンの人類攻撃用戦艦メタトロンに爆弾を持って乗り込む戦闘シーンも出てくる。 ちはや達の天使とは、エデンという星の地球外生命体で、種として絶滅の危機に直面しているエデン星の軍人が ちはやや影艶であり、その地球外生命体が地球に侵略するか否かを決定させるシステムがプラスポイント、 マイナスポイント制度で、ちはやは地球が好きなのでプラスを付ける軍人に、相方の影艶は 地球人が嫌いなのでマイナスを付ける軍人となる。 後に、ちはやはこの制度自体が地球を侵略する為の大義名分ではないのかと、上司である ラファエルに詰め寄るシーンは個人的に印象深かった一つ。
>13 高河ゆん 「約束の夏」(ウイングス1991年10、11月号 通巻101、102号掲載) 最後の地球人としてただ一人生き残った少女の話。 ライトSFかな。 SF要素「最後の地球人」「異星での生活」「核戦争後の地球」「救命ポット」「宇宙船」他 核戦争で地球全体が砂漠化。ただ一人地球外に逃げ延びた貝島歩(かいしまあゆみ)16才を乗せた救命ポッドは 200年後、惑星サガに不時着した。歩はサガの連邦宇宙局に勤める父を持つエヌ14才少年?の家で暮す事になる。 核戦争前はちょっと不良な高校生だった歩は、サガ星人の、地球に関する質問に殆ど答える事が出来ず、 先生も可愛い子もみんな死んでしまって、性格も可愛くなくて何も出来ない自分が生き残ってしまった事、 授業をいい加減に聞いていた事を激しく後悔する。そして、ただ一人生き残った地球人として、自分が 出来る事で地球人として恥ずかしくない生き方をしようと思う様になる。 地球に帰りたがる歩。だが許可がなかなか下りない。後に、エヌの優しさで子供達だけで地球へ向けて出発する。 錠剤だけしかない食事環境で何故食材を調理する為のレンジやフライパンがあるのかとか、地球の書物が 色々見つかっているのに何故、歩にわざわざ世界地図を描かせ様としたのかとか、 核戦争後に地上でネコ缶は存在出来るもんなのか、歩は全然勉強しなかったくせに英語は何故正確に 読めたんだ、とか、翻訳機があるならエヌ達にも英語が読めるんじゃないか、とか細かい所は気にせず、 歩が自分のそれまでの生き方を振りかえり、最後の地球人として、失ってしまった地球での日常生活や 孤独とくやしさと哀しみが伝わったので、個人的には良作と思っている。
>170 訂正です。5行目 完全版アーシアン × 完結版アーシアン ○
168です。
柿崎普美の『守ってあげたい』は既出でした。
か行
> □柿崎普美『吸血樹』(初出 ???) 1981/2000集英社マーガレットコミックス(全1巻)
> □柿崎普美『守ってあげたい』(初出 ???) 1988/2000集英社マーガレットコミックス(全1巻)
途中からSFになる。全体としてはホラー。植物寄生型宇宙人が登場する。
>>168 の追加情報。
柿崎普美の『星樹』は週刊マーガレット連載。
集英社発行のマーガレットコミックスで全2巻で完結してます。
『せいいっぱいのテレパシー』マーガレットコミックス全1巻。
創美社発行のマーガレットレインボーコミックスからも同じタイトルで全1巻。
>>164 ハードSFかどうかと良し悪しは関係ないと思うんだけど、
萩尾望都や伸たまきの作品の分類を見ていると
このスレ的には赤々丸は△かもしれませんよ。
>158 すいません、「ワン・ゼロ」だけ全巻入手できなくて読んでないんです。 >内田美奈子 内田さんのSFはちょっと筒井康隆みたいな雰囲気がありますよね。 「赤々丸」は設定だけ見ると、不条理SFという印象でしたが、 社会風刺の面もあって、すごく構成が考えられていた内容でした。 シリアスな「うる星やつら」(初期)みたいな感じ。 イティハーサがファンタジーっぽいという話がありましたが、 日本のSFには昔から「神との戦い・反逆」をテーマにしたものがかなりあります。 神を宗教的な位置に置くのではなく、宗教的な位置にいる神を 意識体などの実在として捉えたものです。ちょっと禅問答的な面がありますが、 何故かあまり海外では見ないんですよね。 「イティハーサ」は「神狩り」や「百億の昼と千億の夜」の系譜の 本格派SFだと思います。
SF的要素について、 ・目新しいアイデアを示すもの(しばしば見所がそれだけだったり) ・その要素について読者が既に知っていることを前提に書いているもの (極端なことを言うとファンタジーでも同じ話をやれる) もちろん境界は曖昧なんだけど、こういう分け方をすると『赤々丸』は後者かな、と。
>>175 > 日本のSFには昔から「神との戦い・反逆」をテーマにしたものがかなりあります。
> 神を宗教的な位置に置くのではなく、宗教的な位置にいる神を
> 意識体などの実在として捉えたものです。ちょっと禅問答的な面がありますが、
> 何故かあまり海外では見ないんですよね。
「ワン・ゼロ」もそうですね。
>49 >175 水樹和佳子『イティハーサ』(1986〜1999 ぶ〜け/描き下ろし) 古代、目に見えぬ神々を信奉し、その神々から授けられた神宝と知恵を守り伝える部族がいた。 大陸から渡ってきた目に見える神々、亞神と威神の戦いにその部族が巻き込まれてゆく…。 コミックス1巻の作品解説には、“超古代を舞台にくりひろげるSF大河ロマン”とあります。 SF要素は以下の辺り? ・ちりと消えた大陸、科学文明で栄えた有蘇耶(アスカ)の存在。(対の大陸として、宗教文明の無有) ・遺伝子操作で生まれた、特異な姿・特殊能力を持つ真魔那(ママナ)という一族。 ・遠い未来の人類・宇宙の存続に関わる問題。 当初、古代ファンタジーとして作品を楽しんでいましたが、SFだという意見にも納得。 神の葛藤、存在理由など語られている辺りも面白かったです。
多少ネタバレがあります。 うろ覚えなので、多少取り違えていたら申し訳ないのですが、 宇宙がビッグバンから静(エネルギーゼロ)の状態に向かっていくという中で、 秩序(神)と無秩序(反逆者たち)の相克を描くという意味で 「百億の昼と千億の夜」と「イティハーサ」は似たところがあります。 宇宙が向かっていく抗いがたい方向性を「神」としているのですね。 どちらの作品も、神の意図(つまり終局)に気づいた存在が主人公側となります。 ただ、結論は真逆なんですけど。 「百億の昼と千億の夜」はもとが小説だけあって、主人公たちの想いが 取り残されてしまって、すごい無常観を感じるんですが、 イティの方は少女漫画らしく「想い」の強さがSF設定に関わってきている ところが秀逸だと思いました。あと、「百億〜」は未来の話なんですが、 「イティ〜」は現在の自分たちに繋がる面があって、それも良かったです。 この辺の基本設定は、「ブレーメン5」の「レミングの日」辺りでも 少し出来てきますね。意識体が1つに集結していく、ということなんですが。 小説の「地球幼年期の終わり」の結論が非常に嫌だった自分などからすると 「イティハーサ」のラストは、とても満足のいくものでした。 (と、ここまで書いて、「百億〜」が今手元にあったことを思い出しました。 後で探して、間違っていたら訂正します↑) 引っ張ってすいません。 >178 自分も古代ファンタジーだと思ってスルーしてしまい(ぶーけを買っていたのに!) 後悔しました(笑)
>>90 >そうは言っても、柴田昌弘好きなので、
>絵が変わっちゃった時期はともかく
>「ラブ・シンクロイド」の頃までってのはだめですか?
それ個人的には好きなんだけど…。掲載誌が「少年ジェッツ」で、
内容も主人公が男で女だらけの未来社会で両手に花どころかハーレム状態ですから、
柴田が描く可愛い女の子は同性から見ても魅力的でいい感じなんですが、
生理的に受け付けない女性の方もきっとおられるでしょうから、
リストに入れてほしいとお願いするのは控えます。
スレに負担にならないよう、ラブ・シンの話題は個人スレに移ってするか、
こっちのスレで語った方がいいかもしれないですね。
SF漫画
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1158632182/l50
北原文野 スレ落ちてたんだね。
>>180 そっちのスレ覗いたら、昔の漫画家はみんなSF書いてたってレスがあったけど、少女マンガにかぎっても、そうなんじゃないかな。
25年組とかで多少なりともSF要素のある漫画全く書いたことのない人っていないんじゃない?
それ以前の水野英子とかわたなべまさこなんかも異星物とかタイムトラベル物とか書いてたと思うし。
志賀公江、丘けい子、西谷祥江、このへんも結構描いてたね。 西谷祥江は、何年か前に別の漫画家のエッセイ漫画でSF大会に 参加してたって話を読んで、実は結構マニアな人だったのかと 意外だった。
佐々木淳子がミウッチ以外にアシスタントしていた 樹村みのりもSFを描いていたらしい。
>174 「赤々丸」はファンタジー要素はないと思いますし、「未来社会のパラレル」「未来社会の描写」 「タイムマシン」は2種類出てきたのを記憶していますので、少なくとも△にはならないと思います。 「このスレ的」というのが、「このスレだけの偏り(があるとして、それ)」を差して言っておられるのか、「SF的」と 言っておられるのか分かりませんが、これを△にしてしまうと、他の作品とのバランスが悪くなる様な気がします。 伸たまきはフランケンの話が※扱いなら分かりますが「コカコーラ」は未来社会がしっかりと 描かれていたと思いますし、▼にしてもいい気はします。 ただこのキャストが元々同作者の別作品からの借り物なので、こういう判断なのかな、と思いました。 萩尾作品の判断は概ね自分も同じ判断です。 「百億〜」のみ、ラスト部分が肝心で、あれはどう見ても宗教を全面に出しつつもバリバリのSFだと 思うので、■だと思いますが。少なくとも▼にはしないとバランスが悪過ぎる様な。 ネタばれ注意ですが、「百億〜」は 上の方でも書いておられますが、「ブレーメン5」のレミングの日を大規模にした様なラストになっています。 それとは別に分かり易い部分でも後半に向って「未来社会」「転送機」「冷凍睡眠装置」 「宇宙ステーション」等出てきたと思いますし、ネタ的にも「アンドロメターストーリーズ」や 映画「マトリックス」と同じ設定が出てきます。
今更だけど、前スレから読んでみると、ここでのSFとしての作品の評価や判定って、レス書いてる人の言いっぱなしで全体としての意見として認められてるかどうか微妙なことがよくあるよね。 断定的な評価を1つのレスの中で下していても、それが他の住人から認められたのかどうか、反応がなくて曖昧だったり。 それはそれでかまわないんだけど、ただ、反応がないまま、そのレスを書いた人がそれ以降、定まった見方みたいに扱うのはちょっとどうかという気がしないでも…。 (特に既出の作品について先に例示した人と別の見方を出した場合は)
>176 その分類でいくと、このスレの恐らく殆どの作品が後者になると思う。到底全部は読んでないけど。 柴田、竹宮作品等その典型だろうし。 個人的には前者かな、と思ったのは、今思い付くので佐々木淳子、萩尾望都作品、あとワンゼロぐらいかな。 それも、単に自分が知らないだけで既出アイデアかもしれないですが。 >186 同感です。リスト判断が決定とは、多分スレを立ててくれた方も思ってないと思う。 とりあえず、別の人の意見を待つまでの判断材料としてリストに表示するのはありかな、と思いました。
定義が曖昧なまま分類してるから・・・ というかなぜ分類が始まったのかイマイチよくわからない。
つーかすいませんこのスレの目的が何なのか不明です。 取り敢えずSF少女漫画らしきものを羅列するのが目的・・・?
ケンカになるのが嫌だから分類であんまり異論は述べたくないんだけどw
「物語がしっかり描かれてる」のとSF考証とがごっちゃになってるし……
知ってる作品を羅列してたら説明してくれ、と言われたので説明した。 説明してたら分類が始まったので、個人的感想の元にとりあえず分類してみたって感じかな。 SF度って挙げたらSF作品読みたい人の目安にはなるかも、と思ったけど、各人「これはSF」と いうのにあまりにもバラ付きが出るなら、あらすじだけ書いたらいい気は個人的にはします。
私は、SF分類とか考証とか、どうでもいいんだよね。 SF好きには気になるんだろうけど、「SF少女漫画を語るスレ」 なんだから、色々語ってほしい。 リストは便利だと思うけど、それ主軸じゃないでしょう? もっと本音爆発で行くと、SF定義論争は、もう何十年と延々繰り広げられてることだし、 それで答えでないわけだし、このスレで結論出るわけねーじゃん、と思う。 だから、本気で論争したい奴はSF板逝けって思うよ。
と言いつつこの流れだと突然○○の作品について語りますと言っても何か波に乗れない気も。 いや自分は殆どROMってるので面白い投稿があればもちろん楽しく読ませて頂きますが。
>>51 □柳原望『まるいち的風景』(1995 Lunatic LaLa3月10日号〜 LaLaDX2000.7月号) 1998〜2000白泉社HC(全4巻)
1巻だけ通読した感想を。
SF度はそんなに高くないけど、SF的な視点は一応入ってると思う。
ライトSFというよりは、※ハートウォームドラマ+ロボットとの交流、かな。
SF度:ロボットの機能についての説明。
SF的な視点:ロボットでも家族同様というテーマが貫かれていく所。
時代背景は、現代物かごく近い未来だろう。
ロボットは、家事を行うために開発された、商品名「まるいち」、
体調は1メートルにも満たない、5〜6歳の子ども服が着れるくらいの体形。
人間との会話はできないが、行動トレース型なので、
オーナーとなる人間が料理や洗濯などの仕事をやってみせたプロセスを学習し、
以後は、朝飯を作れ等の命令によって、実行する。
こういう言葉を言われたら抱きしめる駆け足する等の、学習もする。
オーナーが簡易プログラミングするカスタマイズ方式。
ストーリーの第1話は、
ある青年が、ある会社の開発途上の家事用ロボット「まるいち」のモニターの一人となるところから始まる。
モニターは亡き父親から受け継いだ役割なので、父親の生活様式を色々覚えていて、
主人公の青年は、生前の父とはあまり仲が良くなかったこともあって、感動したりする。
彼にとっては、「まるいち」は、家族同様になっていく。
第2話以降は、
「まるいち」開発チームの社員たちも深く関わってきて、
一般に向けて発売された様々な「まるいち」の起こす事件やらなにやらが加わる。
主人公の青年は、開発会社にバイトで雇われて、事件の解決に貢献、
ロボットでも家族同様というテーマが貫かれていく。
>>94 竹本泉『ねこめ〜わく』
>>41 の前スレ116を引用。
> 猫が二足歩行して喋る世界(未来の地球?)に召喚される体質の主人公。
> 何故猫が進化したかというと、未来の人間が猫を進化させて、
> そのまま地球以外のところへ旅立ったらしい。
> そこへあらわれたのは、元宇宙飛行士の人間(男性)。
> ロケットのテスト飛行中のウラシマ効果で還ってきたら地球が猫の惑星になっていたのだ。
主人公が猫の世界に呼びだされる理由。
猫を知性化させたあと人類が地球からいなくなってしまった世界で、
猫たちは図書館に残された資料をもとに、地球人類の文明を維持しつづけていた。
わからないことが出てくると、魔法の呪文と儀式で並行宇宙(?)の人間を召喚して、
教えてもらうことにしたのである。
『ねこめ〜わく』の世界は、連載初期に登場した上記の設定がデフォになっている。
今の読みきり連載には「今までのあらすじ」や「登場人物紹介」は出てこないから、
>>94 > 「猫が二足歩行して喋り、人間の少女と友人づきあいをしている、メルヘンショート漫画」
> と思われるかも。
> 読みきり形式だから、連載の最初の方を読んでないと話がわからないってわけじゃないしね。
そう思われる可能性も大だけど、猫の初期設定はまだ生きていると思う。
要は、連載当初ほどSF度は高くないってことでしょ。
作品全体はライトSFと考えていいんじゃないかな。
ただし、未読の人の期待を裏切らないためにも、
SF要素には、・未来の地球人が進化させた猫の一族が、ワープによって現代の人間の世界と接触
ワープ手段には、モチーフとして魔法の呪文と儀式が登場、
としてほしい。
>>195 『まるいち的風景』のロボットは、
犬型のアイボがものすごく進化したようなやつだなと感じたよ。
PCのOSやソフトもユーザーがカスタマイズできるのが今の時代だしね。
『まるいち〜』は、SFの世界が実現化するプロセスのような側面も見えて、
大げさに言うなら、SF史の資料的価値もありそうな気がする。
設定を未来社会にしたらもっと高機能になっただろうけど、
作者がSF要素で背伸びしてないのがいい。
百億〜を十数年ぶりに読みました。当時の記憶と違って かなり説明を飛ばしててビックリ。もっと丁寧な印象があったけど。 物語は、アトランティスの存在を信じるプラトンから始まる。 プラトンは、旅の途中にあった隠れ里で「宗主」と言われる存在と接触する。 その瞬間、彼はアトランティスに住むオリオナエという男になっていた。 アトランティスは、住民たちが神の「移転計画」に同意しなかったため、 半分が吹き飛ばされ、オリオナエも息子を失う。アトランティスの崩壊に 立ち会ったプラトンは、アトランティスが”シ”の命令によって惑星 開発委員会に開発され、そして滅ぼされた土地だったことを知る。 彼は宗主によって「道しるべ」となるように言われる。 場所は変わって、シッダルダは妻子と王国を捨て仏門に入ろうとしていた。 彼はバラモンに導かれ、天へと向かう。しかし、幾つかある天上界にも 滅びが迫っていた。廃墟を目の前に「弥勒の降臨」に疑問を感じる シッダルダ。彼はインドラと戦う阿修羅王と会見することを求める。 阿修羅王は弥勒の救いなどはやってこないと断言する。 時代は下って、キリストはミカエルに啓示を受け、神の子として 処刑されようとしていた。ユダは彼に危険を感じて売り渡すのだが、 それすらも大きな計画の一部であることを知る。 神と呼ばれる者たちと、惑星開発委員会とは何なのか、 完全なる熱量的な死へと向かう宇宙を止めることはできるのか という感じの話でした。 やっぱり、イティとよく対比できるなあと思います。 これ全2巻なんですよね。当時は、問題なく理解していましたが、 今読むとよくすんなり理解できたなあと思うくらい詰め込んでいますね。
私も
>>190-193 とほぼ同じかな。
いくつか私が最初に作品出した作品があるんだけど、どうも、他の人のその作品についての見解と私の見方がずれてることがある。
私自身はSF度がどの程度かはあんまり重視してないんで、そういう場合、反論とかもほとんどしないんだけど。
でも、たぶん、私が書いた紹介だけでの判断で、相手は実際に読んでない場合でその人の判断がリスト分類に反映してる場合は、どうしたもんかと思うことがないわけでもない。
まあSFの定義なんて人によって違うから答えなんか出ねえからな。 世界・設定を重視するか仕掛け・発想を重視するかテーマを重視するか、 スターウォーズは設定がSFだからSFという意見とあれはアクションが本質だからSFじゃない という意見のどっちが正しいかなんて言ったってどっちも一理あるとしか言えない。 非科学的なものが入るとSFじゃないなんつーのもナンセンスに思える。 現代の化学や薬学がかつて非科学的と言われてきたものからどれだけ発展してるのか。 そもそもアメリカじゃ科学小説のこともfantasyって言うんだし。 まあ最高のSF少女マンガはCCさくらですってことで
>200 未読作品なのに、酷評をされてた方がいたね。自分も未読だったが、あれは面白くなかった。 リストや分類などは、スレが育つ内にまとると思うので気にしてない。SF論議はスルー。 ふと、SF漫画が語り尽くされてしまったら、昔あったスレ 「21世紀に残したい少女漫画100」みたいな流れも良いかなと思った。 >199 「百億の昼と千億の夜」と「イティハーサ」は、神の捉え方に感心して読んだ記憶がある。
昔別冊花とゆめで、セクサロイドと殺人ロボットと家政婦ロボットが閉じ込められてどうたらっていう 話があったんですが、作者名とタイトルを知っている方いないでしょうか?
>>204 漫画サロン板の「ストーリーを教えてもらうスレ」のまとめサイトに
あらすじがあるよ。
ただ、「2nd」なんだけど。
「鋼鉄のガールフレンド」はゲーム。もともとはPC用だったのがPSや
セガサターンにも移植された。エヴァのストーリー内に組み込まれた、
ゲーム用のオリジナルキャラとシンジが仲良くなる話。
「2nd」は一応パラレルワールドの話というか、最終回の「学園エヴァ」の
延長線上にあるような話らしい。
「学園エヴァ」もパラレルワールド?
最終回のワケわかんないカオス状態の中で、シンジが 「こんな可能性もあったかもしれない」って考えてた 世界だから、まあ一種のパラレルワールドみたいなもんだと 考えていいんじゃないかなあ。
208 :
花と名無しさん :2006/10/02(月) 00:04:10 ID:j2vpjFFd0
「売れれば何でも・何処でも」的なK川出版の営業戦略には閉口させられる事が屡ありますが、 あすかコミックス版の「ガンダムW」もこのカテゴリに含ませても良いものでしょうか ・冬凪れく(画) ・1998年12月
209 :
1 :2006/10/02(月) 03:59:10 ID:???0
新規追加作品と既出作品の補完です。 色々なSF作品の内容を知らせ合って語り合うことが目的のスレになりつつありますから、 アンカーのうち * 付きは、作品内容やSF要素にふれているレスとして参照して下さい。 ここで整理した各作品の★☆等は、それらのレスの要約になります。 ・新規追加作品(□は詳細報告待ち) ・既出作品の、内容紹介・感想意見等の追加/初出誌単行本データ等の訂正と補完 ・詳細未報告作品の、初出誌単行本データを出していなかった分の補完 の順に整理します。いずれも作家名の50音順。 整理作業終了時にはその旨をレスに記しますので、よろしくお願いします。
=============================================
既出作品(ハードSF/ライトSF/部分的にSF/超能力・異世界スリップ・伝奇SFなど)
>>4-42 既出作品(詳細報告待ち)
>>43-51 =============================================
新規追加作品【あ】
=======================================
前スレ651* → >52
▲亜月裕『昭和アホ草子 あかぬけ一番!』(週刊マーガレット連載)
1985~1987集英社(全9巻)
★科学の進んだ異星出身の王子が地球に来て生活/タイムトラベル/未来人
前スレ 655* → >52
■吾妻ひでお「ノヴァ」(1976ビバプリンセス秋季号)
1979秋田書店『オリンポスのポロン』第1巻に収録
★地球滅亡間近な未来/移住先の宇宙から地球に来た研究者
>154-155* >161
▲泉左京「コンパクト・ミラーマン」(1979花とゆめ1号) 単行本未確認
★人類を守る使命を宇宙の創造者から与えられた男子高校生+コメディ
>67*
■奥友志津子「緑の園のほとりで」(初出???)
1989秋田書店ボニータコミックス『緑の園のほとりで』に収録
★ある惑星を訪れた他の惑星人の女性が、現地で新たな生物に生まれ変わる
>146* >148
□楳図かずお『洗礼』(1974週刊少女コミック50号〜連載) 1995小学館文庫(全4巻)
・脳移植+ホラー
>86
□ 小花美穂『パートナー』(1999りぼん9月号〜2000.10月号) 2000集英社(全3巻)
======================================= 新規追加作品【か】 ======================================= >168-169* >173 ▲柿崎普美『星樹』(週刊マーガレット連載) 1983集英社(全2巻) ★異星人の王族だが地球育ちの少年の冒険もの。猫に変身できる異星人も登場。 >168* >173 △柿崎普美『せいいっぱいのテレパシー』(1979週刊マーガレット6号〜) 1979集英社(全1巻) ☆他のSF要素と関わらない超能力(大好きな従兄弟を守る時だけ可能になる) >74* △かずはしとも「ひかりのまち」(2002ホラーM 7月8日発売号) 2006ぶんか社ホラーMコミック文庫『いばら姫』に収録 ☆原爆投下直前の広島が舞台で、予知夢を見る能力のある少年 >74* ■かまたきみこ『深海蒐集人』(初出 ???) 2002〜2004朝日ソノラマ眠れぬ夜の奇妙な話コミックス(1〜2巻) ★温暖化で地上のほとんどが海中に沈んだ近未来新人類 >74 >78* ■河あきら「ありがとうエス」(1969別冊マーガレット12月号) 1974集英社『木枯らし泣いた朝』収録 ★月の基地が舞台の宇宙物/試験管ベビー >202 □CLAMP『カードキャプターさくら』(1996なかよし6月号〜2000.7月号) 1996〜2005講談社(全12巻) >74-75 >143 *桑田乃梨子『君の瞳に三日月』(1994LaLa10月号〜1995.9月号) 2005白泉社文庫(全1巻)←「ほとんど以上絶対未満」も同時収録 ☆理科教師の作った薬で猫に変身。ファンタジー要素の大きいラブコメ。
>171* ■高河ゆん「約束の夏」(1991ウイングス10〜11月号) 1997 双葉社『高河ゆん―初期傑作集』に収録 ★核戦争で地球人として唯一人生き残った少女が別の惑星に救命ポットで漂着 >74* □後藤星「踊り場解放区」(初出 ? ) 2005集英社アイズコミックス『踊り場解放区』(全1巻) ・未来物 >74* □後藤星「星のソーダ」(初出 ? ) 2005集英社アイズコミックス『踊り場解放区』に収録 ・アンドロイド物 >76* □小坂理恵 『とんでもナイト』(初出 ? ) 1997講談社なかよしKC(全3巻) ・アンドロイドとの恋愛 >76* □小坂理恵 『ヒロインを目指せ』(初出 ? ) 1998〜1999講談社(全2巻) ・宇宙人侵略
======================================= 新規追加作品【さ】 ======================================= >142* ■佐々木淳子「セピア色したみかづき形の…」(1981) 2001MF文庫『那由他』第2巻に収録 ★ウラシマ効果で静止状態の宇宙船から、少年が目前に見える地球の町の人々を観察 >65* ■篠原烏童「アシェス」「アシェス2」(ウイングス1989年6月号,11月号) 1991新書館『ファサード』第1巻に収録 ★核戦争後の地球の地下都市/リス型サイボーグ/エアバイク等 >125* □JET『螺旋のアルルカン』(ネムキ連載) 2001〜2002朝日ソノラマ(全3巻) ・アンドロイドの未来物にタイムトラベルが絡む >87* □志賀公江『ルルが風にのって』(1972週刊マーガレット36〜47号) 1973集英社(前.後 全2巻) ・サイキックバトルも出てくる宇宙人物 >87* □志賀公江『未来からきたベレル』(1973週刊マーガレット4,5合併号〜13号) 1976集英社(全1巻) ・タイムスリップ物 >69 >106 >118* *篠原千絵『闇のパープル・アイ』(1984〜週刊少女コミック連載) 1995小学館文庫(全7巻) ☆豹に変身できる獣人種。途中からの次世代編には冷凍睡眠も登場する。全体的には非SF。 >74* □清水玲子「MAGIC」(1996LaLa9〜10月号) 1997白泉社『MAGIC』(全1巻) ・未来宇宙物 >120 >127* □鈴木ジュリエッタ『カラクリオデット』(2005花とゆめ19号〜連載中) 2006白泉社(〜1巻) ・人間に近いロボット
>74* △瀬口恵子「にゃんとエイリアン!?」(初出 ???) 1992講談社フレンドKC(全1巻) ☆猫型異星人のせいで、くしゃみをすると猫に変身する地球の少女のコメディ。 ======================================= 新規追加作品【た】 ======================================= >67* ▲つじいもとこ「オルフェよ竪琴を弾け」(初出?年 ホラーハウス?) 1991大陸書房『パンドラクライシス』に収録 ★事故死しても脳が無事ならサイボーグとして再生できる未来世界の医学 前スレ675* △堤抄子『アダ戦記』(初出 ???) 2003〜2005スタジオディーエヌエー=一迅社ゼロサムコミックス(全5巻) ☆地球の科学文明が失われた世界。結末はSF風。全体的には精霊などが登場してファンタジー。 >74* □高城リョウ「ゲット・ザ・ムーン」(初出 ? ) 2002新書館ウイングスコミックス(全1巻) ・アンドロイド物 >149* >151 □高階良子(原作: 江戸川乱歩「孤島の鬼」)『ドクターGの島』(1974なかよし4月号〜8月号) 1978講談社/2005ぶんか社ホラーMコミック文庫(全1巻) ・生命科学物 >74* □高野宮子「スペースカウボーイの逆襲」(初出 ? ) 1997角川書店あすかコミックスCL-DX『スペースカウボーイの逆襲』に収録 ←短編集 ・宇宙物
>74* □竹宮恵子『アストロツイン』(1970なかよし4〜6月号) 1979小学館『竹宮恵子作品集1 アストロ ツイン』 1988角川書店『竹宮惠子全集6 扉はひらくいくたびも』に収録 ・タイムトラベル+エスパー物 >74* □田村由美「超能力戦隊WILD COM」→「超能力労働隊WILD COM」(1999別冊少女コミック7月号) 1999小学館『超能力労働隊WILD COM』に収録 ←短編集 ・超能力物 ======================================= 新規追加作品【な】 ======================================= >74* □西谷祥子「宇宙600年」(1970別冊セブンティーン7月号) 1979集英社『サラダっ娘 』第5巻に収録 ・宇宙移民物 ======================================= 新規追加作品【は】 ======================================= >204-205* □林ふみの(原作: GAINAX)『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2nd』 (2003ASUKA10月号〜2005.11月号) 2004〜2005角川書店あすかコミックス(全6巻) ・パラレルワールド >120 >127* □樋口橘『学園アリス』(2002 花とゆめ19号〜連載中) 2003〜2006白泉社(1〜11巻) ・特殊能力をESPとすればSFか? >208 □冬凪れく(原作:矢立肇 富野由悠季)『新機動戦記ガンダムW(ウィング)』 (1998ASUKAふぁんデラ8〜9月号) 1998角川書店あすかコミックスDX(全1巻)
======================================= 新規追加作品【ま】 ======================================= >106 >118* △三浦実子『緑夢 -グリーンドリーム- 』(初出 ???) 1991〜1994講談社フレンドKC(全7巻) ☆ウィルス感染によって誕生する獣人/ストーリー展開はSF的 >74* □マジコ『未完成NO.1』(2005ASUKA5月号〜2006.5月号) 2005〜2006角川書店(全2巻) ・未来物+未来からのタイムスリップ物 >74* □美内すずえ「モンキーロック」(1970別冊マーガレット4月号) 1979白泉社『虹の戦 美内すずえ傑作集5』に収録 ・人工生命物 前スレ529-530* → >52 ▲美内すずえ「バラ物語」第3話=未来編(1972別冊マーガレット1月号) 1979白泉社『美内すずえ傑作集4バラ物語』/1998白泉社文庫『バラ物語美内すずえ傑作集11』収録 ★アメーバ状の謎の宇宙生物による地球侵略に、ある品種のバラのエキスが武器となる。 本編は、過去・現在・未来編から成るオムニバス三部作。 >74* □もりたじゅん「ダニイル」(1969りぼんコミック11月号) 1970集英社『こんにちは初恋さん』に収録 ・アンドロイド物
======================================= 新規追加作品【や】 ======================================= >74* □柳原望『ネットワーク・ポプリ』(1997LaLa6月号〜10月号) 1997白泉社(全1巻) ・近未来物 前スレ656* → >52 ▲やまざき貴子『ZERO』(1996LaLa8月号〜メロディ2001.9月号〜2005.5月号) 1997〜2005白泉社 (1〜9巻) ←メロディ2004.10月号までの分。本誌では完結。 ★核戦争後の地球に生き残った人類が住むシェルター+クローン疑惑や殺人等のからむミステリー ======================================= 作品の掲載誌や単行本が確認できないもの(タイトル変更などの可能性有?) ======================================= >52 ←前スレ 656* □丸山真理「2001年のトレジャー」 =======================================
==============================================
既出作品(ハードSF/ライトSF/部分的にSF/超能力・異世界スリップ・伝奇SFなど)
>>4-42 =======================================
既出作品【あ】内容紹介・感想意見等の追加/初出誌単行本データ等の訂正と補完
=======================================
>39→
*赤石路代『天よりも星よりも』(1986〜ちゃお連載)
1987~1989小学館ちゃおFC(全8巻)/2000小学館フラワーコミックスDX(全4巻)
*赤石路代『セイント SAINT』(ASUKA連載)
1992〜1998角川書店あすかコミックス(全5巻)/2003小学館文庫(全3巻)
>39→
*亜藤潤子(原作: 新井素子) 『扉を開けて』(1986花とゆめ20号〜24号) 1986白泉社(全1巻)
☆異世界ファンタジー
>39→
*有吉京子『救世主入門』(1993別冊プリンセス10号〜1994.17号) 1994秋田書店(全2巻)
☆超能力による心療等も出る精神世界系
>43→ >91*
□→*池田さとみ「アルジャーノンにゆりかごを」(初出???)
1993朝日ソノラマ.眠れぬ 夜の奇妙な話コミックス『アルジャーノンにゆりかごを』
2005朝日ソノラマ文庫『ペルソナ―仮面』に収録
☆精神医学系のサスペンス・ロマン
>39→
*樹なつみ『朱鷺色三角(トライアングル)』(1984LaLa8, 9月号〜1985.10月号〜1987)
1997白泉社文庫(全3巻)
*樹なつみ『パッションパレード−朱鷺色三角 2』(1987LaLa6月号〜1989.7月号)
1998白泉社文庫(全3巻)
☆超能力を持つ一族の話
>39→ *内田美奈子「キャンパス8(エイト)」(1979リリカ3月号) 単行本未確認 ☆超能力ものファンタジー ←「百万人の数学変格活用」の前身 >6→ >163* ■内田美奈子「良治郎帰還せず」(1983ウイングス5号) 1983朝日ソノラマ『ナイフと封筒』/1985新書館『赤々丸グラフィック』に収録 ・SF要素紹介訂正→ ★疑似科学理論志向のパラレルワールドもの/宇宙空間/異星人 >44→ >124* >132* >174-175* >185* □→▲内田美奈子『赤々丸』(1983ウイングス7号〜1987.7月号) 2005〜2006ブッキング(1〜3巻) ・SF要素→ ★タイムマシン/未来社会/分身パラドックスによる異星人絡みの不条理SFワールド >39→ *浦川まさる『九太郎がやってきた!』(1987りぼん10月号〜1988.9月号) 1988〜1989集英社(全3巻) ☆忍者+タイムスリップ >7→ >109-110* ■遠藤淑子『ヘヴン』(1998メロディ10月号, 1999.4月号,10月号) 2000白泉社(全1巻) ★文明が衰退した未来/ロボット ■遠藤淑子『ヘヴン2』(2000メロディ10,11,12月号, 2001.4,5月号) 2001白泉社(全1巻) ←「ヘヴン」シリーズ。作中時間は『ヘヴン』より過去の時代。 ・正式な単行本タイトルを適用
>44→ >138-139* □→■笈川かおる『君を待つ千夜』(初出 Candle?) 1989秋田書店キャンドルコミックス(全1巻) ★地球未来史/アンドロイド/冷凍睡眠など >44→ >100-101* □→△笈川かおる「羽衣」三部作 『羽衣一景』 (初出???) 1987秋田書店キャンドルコミックス(全1巻) 『ショウダウン』(初出???) 1987秋田書店キャンドルコミックス(全1巻) 『夢の終わり』 (初出???) 1988秋田書店キャンドルコミックス(全1巻) ☆ 輪廻転生ラブストーリー。SF要素は薄めで、超心理学的な側面を持つ。 >39→ *大島弓子『ジョカへ…』(1973別冊少女コミック4,7,9月号) 1979小学館FC(全1巻) /1986朝日ソノラマ『大島弓子選集3巻ジョカへ…』 ☆薬を浴びて男女の性別が入れ替わる
======================================= 既出作品【か】内容紹介・感想意見等の追加/初出誌単行本データ等の訂正と補完 ======================================= >40→ △花郁悠紀子「フェネラ」(1977プリンセス7〜8月号) 1999秋田文庫『フェネラ』収録 ☆他の短編にも登場するESP研究員の青年が出てくるが、主役は妖精と人間のハーフの女性。 >44→ >168* >173 □→▲柿崎普美『守ってあげたい』(週刊マーガレット?) 1988/2000集英社(全1巻) ★出産許可制度のできた未来社会/タイムパトロールをする若い女性のサイボーグ >44→ >168 >173* □→△柿崎普美『吸血樹』(?年 週刊マーガレット連載) 1981/2000集英社(全1巻) ☆滅びゆく惑星の生き残りで改良された異星人。植物寄生型だが怪物化もする。全体としてはホラー。 >38→ >98 ▲和深ゆあな『空夢のうた』(初出 ???) 2001角川書店あすかコミックス(全1巻) ★最終戦争による地下への移住/殺人用に作られたアンドロイド ・読み{かずみゆあな}【か】行へ移行 >40→ *片山愁(原作: 宮沢賢治)「銀河鉄道の夜」(初出???) 1996角川書店あすかコミックスDX(全1巻) ☆他界した友人と宇宙を飛ぶ列車の中で再会 >40→ *河内実加『オパーリン』(初出???) 1992〜1994小学館.別コミFC(全3巻) ☆指輪をつけた途端、人や植物の思いや声が聞こえるエコロジー系ファンタジー >11→ 前スレ676-678*→ >63* >99 >111-112 >113 >131 >133 ■北原文野「P」シリーズ 『魂を鎮める歌』初出データ訂正>99 単行本リスト再編成 >111-112 ★大戦後の未来/迫害されたESP達と人間達の関わり方を幾世代かに渡って描く未来史 >12→ >97* >99 ▲北原文野「もうひとつのハウプトン」(1980別冊少女コミック1月増刊) 1988SG企画『もうひとつのハウプトン』に収録 ★画家の未来を導く少年のタイムスリップ・ファンタジー
>40→ >123* *木原敏江「夢の碑」シリーズ(1978週刊少女コミック〜1979LaLa〜1984プチフラワー〜1998) 1998〜1999小学館文庫『とりかえばや異聞』〜『風恋記 後編』(計13巻) ←一部洋物を含む ☆超能力者設定はシリーズ全体の和物に適用されている。SF風味は僅少のファンタジー。 >40→ >88 >95-96* >170* △→▲高河ゆん『アーシアン』 (本編1987ウイングス8月号〜1995サウス24号 「WORLD'S END」1995サウス26号 「秘密の花園1〜4」1988-1992新書館コミックス『アーシアン』書き下ろし 「秘密の花園5〜6」2002コミッククリムゾン 7, 9, 11月号) ) 1988〜1994新書館(1〜5巻) ←作品の途中まで 2002集英社『完結版アーシアン』(全3巻+別巻) ★地球滅亡か存続かを異星人が裁定。異星人モチーフのひとつに天使を使用。 >40→ >63-64 *神坂智子「シルクロード」シリーズ (1981花とゆめ〜1982ウイングス〜1984花とゆめ〜1990花とゆめEPO) 1995〜1996角川書店あすかコミックスDX『完全版シルクロードシリーズ』(全6巻) ☆神々の一族は過去に滅びた文明のタイムカプセルで生き延びた人間という設定だが 全体はファンタジー。 ======================================= 既出作品【さ】内容紹介・感想意見等の追加/初出誌単行本データ等の訂正と補完 ======================================= >40→ *佐伯かよの「彩子」(1982プチコミック12月号) 1996/2000講談社『佐伯かよの自選集 2 彩子』に収録 ☆超能力(透視や予知など)が突然目覚める *佐伯かよの「紅いラプンツェル」 (1984ギャルコミ12月号) 1994講談社『紅いラプンツェル』に収録 ☆「彩子」の続編とされる超能力ファンタジー *佐伯かよの「午後5時1分前…!」(1973 りぼん10月増刊号) 1976集英社RMC『午後5時1分前…!』に収録 ☆サイキックホラー。突然目覚めた超能力(予知や念動)が徐々に強くなる。
>46→ >103* □→■佐々木淳子『SHORT TWIST』(1987 プチフラワ−) 1988小学館(全1巻) ←短編集? ★タイムスリップの原因を物理学的に説明 □→■佐々木淳子「リディアの住む時に…」(1977) 1981東京三世社 /1993 フロム出版『Who!』に収録 ★タイムマシン爆発事故に起因するパラドックス状況 □→▲佐々木淳子「Who!」(1980) 1981東京三世社 /1993フロム出版『Who!』に収録 ★視界に関するショートショート風のストーリー >15→ >103 >107-108* ■佐々木淳子「霧ではじまる日」(1982) 1983 小学館FC 『ブレーメン5』第4巻 / 2001 MF文庫『ブレーメン5』第2巻に収録 ・SF要素紹介訂正→ ★時間軸が未来へ進まない世界 >15→ >179 >185 ■佐々木淳子『ブレーメン5』(1979 週刊少女コミック増刊〜1989 コロネット) 2001 MF文庫(全3巻) ★科学者の実験で作られた人工生命体やサイボーグ/恒星間旅行の宇宙船 第2話「レミングの日」には、他の作家達が惑星文明の滅亡や再生をモチーフにした作品群とも 共通する要素がある。 >16→ >166* ■佐藤史生『夢みる惑星』(1980〜1984 プチフラワー) 1996 小学館文庫 (全3巻) ★宇宙船で訪れた先祖を持つ古代王国 >16→ >142* ■佐藤史生「バビロンまで何マイル」(1997プチフラワー1月号.3月号) 1999小学館PFコミックス『心臓のない巨人』に収録 ・SF要素紹介訂正→ ★惑星移民が進んだ未来社会/辺境惑星に滞在する人々+ミステリー風味
>18→ >116 ■篠原烏童『沈黙は星々の渇き』(チャキチャキ→獅子王に連載+大幅書き下ろし) 1994朝日ソノラマ(全3巻)/2000朝日ソノラマ文庫(全2巻) ★辺境の惑星の賞金稼ぎ >25→ >95-96 >170 ▲清水玲子『月の子 ―MOON CHILD―』(1988LaLa10月号〜1992.12月号) 1999 白泉社文庫(全8巻) ・SF要素紹介訂正→ ★地球の未来/異星人/原子力発電所の実験等。 異星人種でモチーフのひとつに人魚を使用。 >46→ >69 >140* □→△篠原烏童『ファサード』 (1990ウイングス1月号〜2006.6月号) 1991〜2006新書館ウィングス コミックス(1〜14巻)/2006新書館ウィングス文庫(1〜4巻) ☆時空トラベラーが複数の人格を持ち、狼や翼を持つ人種などに変身。能力誕生の謎は12巻以降。 >40→ *篠原千絵『海の闇、月の影』(1987週刊少女コミック3号〜連載) 1997〜1998小学館文庫(全11巻) ☆ホラー+テレポートESP >40→ *島貴子『Let's go奈々!』(1980ちゃお9月号〜連載) 1981〜1983小学館フラワーコミックス(全8巻) ☆超常現象等のラブコメ >47→ >88* >102* >106 >119 >121-122 □→▲杉本亜未『ANIMAL X』 (1991ASUKAミステリーDX〜Chara2004.6月号) 1998〜2004徳間書店『ANIMAL X 荒神の一族 』(全4巻), 『ANIMAL X大地の掟』(全4巻), 『ANIMAL X原始再来』(全10巻) ★恐竜のDNAを持つ実験体の人間/異種族とのコミュニケーション
>21→ >116 ※→▲伸たまき 「カインド・マシン」(1983ウイングス) 1983年新書館『PALM /1 お豆の半分』 2001ウィングスコミック文庫『獸木野生短篇集 1 ホワイト・ガーデン』に収録 ★未亡人と夫が遺したロボットとのハートフルコメディ ・単行本データ補完 >21→ >185 ※→▲伸たまき「2821コカコーラ」(1986ウイングス) 1986新書館『2821コカコーラ』 ・SF要素紹介訂正→ ★近未来の地球+反戦物ブラックユーモア (登場人物にはスターシステムも起用) ======================================= 既出作品【た】内容紹介・感想意見等の追加/初出誌単行本データ等の訂正と補完 ======================================= >41→ >88 >93-96* >196* △→▲竹本泉『ねこめ〜わく』 (1991アップルファンタジー, アップルミステリー→1999〜2002ねこミックス、 2005〜ネムキ増刊.夢幻館等) ←2006年秋の時点で読みきり連載が進行中 2006朝日ソノラマ(1〜4巻) ←1〜3巻は宙出版の全3巻の復刻 ★未来の地球人が進化させた猫の一族が、ワープによって現代の人間の世界と接触。 ワープ手段には、モチーフとして魔法の呪文と儀式が登場。 >41→ △竹本泉「魔神空をゆく」(1991アップルミステリー9月号) 1997宙出版/2002朝日ソノラマ『虹色 爆発娘』に収録 ☆アラビアの魔神が久しぶりに壺から出た空間は、恒星間植民船の中だった。 △竹本泉『ちまりまわるつ』←「ちまり」シリーズ短編集 (1989なかよしデラックス初夏の号,夏の号,秋の号 1991アップルミステリー11月号, 1992.1,3,5,7月号) 1997宙出版/ 2002朝日ソノラマ(全1巻) ☆日常に魔法が使用される世界。魔法専門店や検定試験も。魔法というものの扱い方がSF的。
>22→ >144* >149*
▲高階良子『地獄でメスが光る』(1972なかよし7月号〜10月号) 1999講談社漫画文庫(全1巻)
・SF要素紹介訂正→ ★先進的な人体実験で大学病院を追われた青年医師による初めての脳移植手術
>23→
>>79 ■竹宮恵子『地球へ…』(1977〜1979マンガ少年) 1995中公文庫(全3巻)/2000朝日ソノラマ(全5巻)
★マザーコンピュータ管理の未来社会/人類とEPSを持つ新人類との戦い
>23→
>>94 ■竹宮恵子『私を月まで連れてって!』
(1977SFファンタジア地上編,1980フォアレディ12月号〜1986プチフラワー)
1995小学館文庫(全4巻)/2005 白泉社完全版(全6巻)
★近未来/宇宙飛行士andほとんどのSF要素
>23→ >185*
■竹宮恵子 (原作: 光瀬龍)『アンドロメダ・ストーリーズ』(1980マンガ少年〜1983デュオ)
2000 朝日ソノラマ(全3巻)
★異星から来て「神」を名乗る自立型コンピュータ
=======================================
既出作品【な】内容紹介・感想意見等の追加/初出誌単行本データ等の訂正と補完
=======================================
>41→
△中村地里『銀のキメイラ』(初出 ? ) 1986〜1991秋田書店ひとみコミックス(全7巻)
△中村地里『新・銀のキメイラ』(初出 ? ) 1993〜1994秋田書店ひとみコミックス(1〜2巻)
☆異星人が出てくるが吸血鬼も出てくるファンタジー
>41→
*灘しげみ『タン・ハー -渇愛- 』(1977年頃 ちゃお連載) 単行本未収録
☆転生を扱ったオカルト系
>41→
*成田美名子「一星へどうぞ」(1977花とゆめ15号) 1978白泉社『ウエルカム』に収録
☆夢で会った少年と現実で遭遇するファンタジー
======================================= 既出作品【は】内容紹介・感想意見等の追加/初出誌単行本データ等の訂正と補完 ======================================= >28→ >83 ■萩尾望都『銀の三角』(1980〜1982 SFマガジン) 1994 白泉社文庫(全1巻) ★滅亡した星系の民族とつながりのある吟遊詩人/クローン技術 >41→ >79 >82-83 >157 >160 >179 >185* >199* >202 *→▲萩尾望都(原作: 光瀬龍)『百億の昼と千億の夜』(1977週刊少年チャンピオン34号〜1978.2号) 1994秋田文庫(全1巻) ・SF要素紹介訂正→ ★未来社会/物質転送機/冷凍睡眠装置/宇宙ステーション等 地球人類の存続をかけて、宇宙の造物主と戦う地球の哲学者や神族が登場する、スペースファンタジー *萩尾望都『モザイク・ラセン』(1982プリンセス9月号〜12月号) 1994秋田書店(全1巻)/1998秋田文庫(全1巻) ☆異世界スリップのファンタジー *→△萩尾望都「キャベツ畑の遺産相続人」(1973週刊少女コミック15号) 1976小学館文庫『精霊狩り―傑作短編集』/1996白泉社文庫『この娘うります!』に収録 ☆ 亜空間スリップはあるが魔法による設定が多く全体はファンタジー
======================================= 既出作品【ま】内容紹介・感想意見等の追加/初出誌単行本データ等の訂正と補完 ======================================= >42→ *槇村さとる「シンパシー」(1990マーガレット19号〜20号) 2001集英社文庫『シンパシー』に収録 ☆サイキック・ミステリー+透視ESP >42→ △みずき健「シークエンス」(1989ウィングス1〜2月号) 1998新書館ウイングス文庫『シークエンス』に収録 ☆転生ロマン+未来の記憶 >49→ >89 >175 >178-179* >199 >202 □→△水樹和佳子『イティハーサ』(1986〜1999 ぶ〜け+描き下ろし) 2000 ハヤカワ文庫(全7巻) ☆遺伝子操作による特異な姿と能力を持つ一族/遠い未来の人類・宇宙の存続に関わる問題 神の登場する古代ファンタジーの世界観とSF的世界観の両面を備えた作品。 >49→ >115* >117 □→*水野十子『遥かなる時空の中で』(2000LaLa2月号〜) 2000〜2006白泉社(1〜12巻) ☆サイエンス要素のない異世界スリップもの >34→ >83 ■道原かつみ『JOKER (ジョーカー) 』(1986〜1991ウイングス) ←「ジョーカー」シリーズ 1998〜2004新書館ウィングス文庫(全4巻) ★未来社会/人造人間である犯罪捜査官+変身能力
======================================= 既出作品【や】内容紹介・感想意見等の追加/初出誌単行本データ等の訂正と補完 ======================================= >51→ >195* >197-198* □→▲柳原望『まるいち的風景』(1995 Lunatic LaLa3月10日号〜 LaLaDX2000.7月号) 1998〜2000白泉社HC(全4巻) ★開発初期の家事手伝い用ロボットと人間の交流+ハートウォームドラマ >42→ *山岸凉子『日出処の天子』(1980 LaLa4月号〜1984.6月号) 2001白泉社文庫(全7巻) ☆ESP登場はあるが、仏やその眷属、魑魅魍魎めいたもの等、非科学的要素が多い。 >42→ △山口美由紀『春告げ小町』(2001メロディ5月号〜2004.7月号) 2002〜2004白泉社(全4巻) ☆江戸時代の町の人々のロマコメ+精神感応ESP+心霊現象 *山口美由紀『ひとゆり峠』(1999メロディ8月号〜2000.9月号) 2000白泉社(全1巻) ☆江戸時代の渡世人のドラマ+念動ESP >36→ >85* ※→▲山田睦月(原作: 新堂奈槻)「AS YOU WISH」 ・SF要素紹介訂正→ ☆少年同士の友情+人工授精による天才少年が登場する生命科学物 >42→ *吉田秋生『吉祥天女』(1983別冊少女コミック3月号〜1984.7月号) 2005小学館文庫(全2巻) ☆謎の人身事故で念動の超能力疑惑。総合的にはサイキック・ミステリー。
======================================= 既出作品【わ】内容紹介・感想意見等の追加/初出誌単行本データ等の訂正と補完 ======================================= >51→ >135* □→△わかつきめぐみ『So What?』(1986LaLa6月号〜1989.7月号) 白泉社文庫(全4巻) ☆タイムマシンの事故+異世界の少女+科学者の幽霊。全体的にはファミリードラマ系ファンタジー。 >38→ >147 >150 ▲和田慎二『わが友フランケンシュタイン』 ・SF要素紹介→ ★天才医学者の手術で誕生した心の優しい人造人間と人間の少女の交友 >42→ *和田慎二「明日香」シリーズ (1975別冊マーガレット〜2004コミックフラッパー) 2000メディアファクトリー『超少女明日香』(全7巻) 2000〜2001メディアファクトリー『超少女明日香 聖痕編』(全2巻) 2001〜2002メディアファクトリー『超少女明日香 式神編』(全2巻) 2002〜2004メディアファクトリー『超少女明日香 学校編』(全3巻) ☆分身その他の超能力ファンタジー
============================================= 既出作品【詳細報告待ち】初出誌単行本データの補完 ============================================= >43-51 □厦門潤「DRAGON CYCLE」(1986ファントム倶楽部etc.) 1993アスキー.アスキーコミックス(全1巻) □ あもい潤「@テンション!」(1997〜2000コミックアイズ) 1999〜2000ホーム社.集英社 EYESコミックス(全3巻) □片山愁『学園便利屋』(1980年代後半〜ウイングス?) ←学園便利屋シリーズ 1986〜新書館ウィングスコミックス『ブリザードセンセーション』他、計5冊 2005新書館ウィングス文庫(全3巻) □北川玲子「暗闇に葬れ」(初出 ? ) 2004ダイソー ハッピーコミックス □紫堂恭子「ブルー・インフェリア」(?年 コミックトム連載+書き下ろし) 1999〜2001角川書店『ブルー・インフェリア―決定版』(1〜4巻) □篠原烏童『純白の血』(初出 ? ) 1989〜1990朝日ソノラマ. ハロウィン少女コミック館(全4巻)/2001朝日ソノラマ文庫(全3巻) □竜樹諒「こわれた時計」→「時計物語 -タイムストーリー- 」(初出 ? ) 1980秋田書店プリンセスコミックス『人形物語 -ドールストーリー- 』に収録 □筒井百々子 『空の上のアレン』 1989クレッセントVol.10〜1995) 1991〜1995東京三世社(全4巻) □牧村ジュン「銀河のブリンセス」(1978なかよし8〜9月号) 1979講談社KCなかよし『銀河のブリンセス』に収録 □森脇真末味「天使の顔写真」(1997ZERO Vol.14) 2004ハヤカワ文庫『天使の顔写真』に収録 □森脇真末味(原作: 新井素子)「週に一度のお食事を」(1984デュオ5月号) 1985小学館『ささやかな疑問符』/2004ハヤカワ文庫『天使の顔写真』に収録
前スレ617 □木住野七生(原作: 新井素子)「大きな壁の中と外」 (1984笠倉出版社コミックマルガリータVol.4〜5で第1部〜第2部、 1985同社comicセレクトVol.1で第1部〜第2部再録+第3部) 単行本未収録 □くりた陸(原作: 新井素子)『二分割幽霊綺譚』(1983Helloフレンド11月号〜1984.1月号) 単行本未収録 >51 【その他】アンソロジー □『コミック☆星新一 午後の恐竜』2003秋田書店 (原作: 星新一) 漫画: JUN、木々、かずはしとも、川口まどか、白井裕子、鯖玉弓、有田景、志村貴子、小田ひで次 □『コミック☆星新一 空への門』 2004秋田書店 (原作: 星新一) 漫画: 鬼頭莫宏、鈴木志保、安部潤、川口まどか、東山むつき、羽央、人見茜 >158 >175 >187 □佐藤史生『ワン・ゼロ』 >66 □市東亮子『LIVE!』
234 :
INDEX :2006/10/02(月) 05:11:27 ID:???0
INDEX
=========================================
・既出作品
>>4-42 ・既出作品(詳細報告待ち)
>>43-51 新規追加作品
>>210-217 【あ】>210 亜月裕 吾妻ひでお 泉左京 奥友志津子 楳図かずお 小花美穂
【か】>211-212 柿崎普美 かずはしとも かまたきみこ 河あきら CLAMP
桑田乃梨子 高河ゆん 後藤星 小坂理恵
【さ】>213-214 佐々木淳子 篠原烏童 JET 志賀公江 篠原千絵
清水玲子 鈴木ジュリエッタ 瀬口恵子
【た】>214-215 つじいもとこ 堤抄子 高階良子 高野宮子 竹宮恵子 田村由美
【な】>215 西谷祥子
【は】>215 林ふみの 樋口橘 冬凪れく
【ま】>216 三浦実子 マジコ 美内すずえ もりたじゅん
【や】>217 柳原望 やまざき貴子
既出作品の補完
>>218-230 【あ】>218-220 赤石路代 亜藤潤子 有吉京子 池田さとみ 樹なつみ
内田美奈子 浦川まさる 遠藤淑子 笈川かおる 大島弓子
【か】>221-222 花郁悠紀子 柿崎普美 和深ゆあな 片山愁 河内実加
北原文野 木原敏江 高河ゆん 神坂智子
【さ】>222-225 佐伯かよの 佐々木淳子 佐藤史生 篠原烏童 清水玲子
篠原烏童 篠原千絵 島貴子 杉本亜未 伸たまき
【た】>225-226 竹本泉 高階良子 竹宮恵子
【な】>226 中村地里 灘しげみ 成田美名子
【は】>227 萩尾望都
【ま】>228 槇村さとる みずき健 水樹和佳子 水野十子 道原かつみ
【や】>229 柳原望 山岸凉子 山口美由紀 山田睦月 吉田秋生
【わ】>230 わかつきめぐみ 和田慎二
詳細未報告作品の、初出誌単行本データ補完
>>231-232 厦門潤(あもい潤) 片山愁 紫堂恭子 篠原烏童 竜樹諒 筒井百々子 牧村ジュン
森脇真末味 木住野七生 くりた陸 アンソロジーの単行本
============================================ 未来や宇宙を舞台にしたSFの他に、現代が舞台になるSFや伝奇SF等も含めて、 SF要素中心でも、あらすじ中心でも、書きやすいスタイルでどうぞ。 新規作品、既出作品、詳細未報告作品、いずれも、 このSF作品はこういう観点から読んでいるという方・読んで欲しいと思う方は、 簡単なあらすじと着目ポイントを書いていただければ、みなさんにもわかりやすいと思います。 ↓ では、SF少女漫画作品について、引き続き、感想意見などを語りましょう。↓
>>179 > この辺の基本設定は、「ブレーメン5」の「レミングの日」辺りでも
人類や惑星の滅亡再生に関わるようなテーマ(モチーフ?)は、
市東亮子「LIVE!」にも出てくると思います。
>1
更新データ乙です。
市東亮子「LIVE!」まだ途中までしか読んでないので
読了したら感想書きます。
佐藤史生の「チェンジリング」の異星人の革命の話でも
惑星の住人の進化にそういうテーマが感じられましたよ。
二越としみ「地平球」「地平球EX」 アンドロイド、人工生命、近(遠)未来、とハードなSF設定てんこもりだったと 思うのですが、雑誌&掲載時期が数冊に渡っていてしかも今手元にないので 詳細が判りません。どなたかご存じないですか。
>>195-237 お疲れさまです。
ところで、
>>211 の■かまたきみこ『深海蒐集人』ですが、読んでないんで実際のところはわからないんですけど、
ネット上の紹介では「SFファンタジー」となってたんですが。
■といっちゃって適当なんでしょうか?
>>74 ではないけど、昔読んだ印象ではSF感けっこう深かったよ。
個人的にはうれしい。バリバリのSFってわけじゃないけどね。
作者本人があまり多作じゃないのが残念だけど。
それより、「グラマラス・ゴシップ」「鉄錆廃園」の
華不魅の活動休止の方が残念なんだけど、
誰か読んだことある人感想書いてくれないかな?
超能力物を広義のSFとするなら 宮脇明子の「イノセント」も入れて下さい。 連載は集英社の雑誌だったと思うけど 講談社から単行本が出てます(全1巻、1996年初版)
樋口橘『学園アリス』 SFものとしていいのかどうか疑問だね。 特殊能力とかいうのが色々あるし、本筋のテーマも別のところにあるし。 ESP系にはならないような? 宮脇明子「イノセント」は 吉田秋生「吉祥天女」よりは超能力描写が深い作品だと思う。
>>48 □那州雪絵 『フラワー=デストロイヤー』(1985〜1987花とゆめ,EPO, 1991花とゆめ)
2002白泉社文庫(全1巻)←同シリーズの『プロトウィンド』『サマー・ファング』『ダーク・エイジ』も収録
SF要素:未来から来た時空警察官、超能力(念動力)
あらすじ:
第1話「フラワー=デストロイヤー」
ある朝、高校生の少女智恵は、友人の真理が拾った花を預かり、学校の更衣室のロッカーにしまう。
体育の授業でロッカーを開けた途端に、その花の強い香りが智恵にしみついてしまい、
智恵には、体が浮いたり物を動かせたりする超能力が身についてしまう。
智恵は、周囲の友人達の前では、そのうち消える能力だろうとタカを括っていたが、
学校帰りの智美の前に現れたのは、
未来から航時機(タイムマシン)でやって来たという警察官の男。
彼の説明で、花の正体と、この時代で進行中の花にまつわるトラブルが明らかになる。
未来の時代に存在するその花は、辺境惑星で発見された原生植物で、弱いテレパシーを持ち、
花の匂いを嗅いだ人間は、本来は眠っている能力が目覚めてしまうのだった。
智恵のようにその超能力をコントロールできる者は、めったにいないという。
通常は無差別にものを破壊する事が多いところから、デストロイヤーと呼ばれている花だった。
しかし、タイムパトロールの恋人の行方を捜している少女エレーンが、
研究所の管理下からその花を盗み出し、
タイムリープで現代に来ていることが判明。
エレーンは、超能力をコントロールできないため、
現代の智恵たちの学校で、窓ガラスを割るなどのを破壊活動をしている所だった。
智恵がエレーンに立ち向かって、校舎の窓ガラス破壊事件は、ひとまず収拾する。
しかし智恵に身に付いた超能力はまだ残っていた。
(続き) 第2話「プロトウィンド」では、 智恵やその仲間たちが住む町の空きビルに、時空警察の支部が設置される。 この時代のこの町には、原因不明の時空の歪みがあるらしく、 デストロイヤーと呼ばれる花にまつわる未来人のトラブルが多いためだった。 智恵たちは、時空警察のチームに協力することになり、いくつかの事件に関わってゆく。 時空の歪みの原因は、シリーズ最終話の長編「ダーク・エイジ」で明らかになる。 個人的感想: 超能力を正義に役立てるヒロインのポリシーがかっこよくて、いつ読み返しても気分は爽快。 高校生の日常という学園漫画の範囲を出ているわけではないので、 舞台が未来に飛ぶことはないのが惜しいけれど、どこをとっても世界観はSFだし、 ライトSF以上ハードSF未満という感じで、よく出来ている作品だと思います。
>>48 □那州雪絵「智美&徹シリーズ」(1985〜1986別冊花とゆめ,花とゆめ)
2002白泉社文庫『フラワー=デストロイヤー』に収録←『U.F.チャンス』『秘密だよ』『BOYのテーマ』『冬の瞳』
SF要素:異星人、宇宙船遭難
あらすじ:
第1話「U.F.チャンス」
ある晩、高校生の少女智美は、奇妙な夢を見る。
同じ高校に通っている少年、徹が現れて、智美に言うのだ。
自分の正体は地球に漂着していた異星人で、
体質の事情でもうすぐ母星へ帰らなくてはならない、と。
もともと智美と徹は、隣同士に住む幼なじみだったが、
徹は中学の途中で家が引っ越して、智美とは高校入学後に再会。
両親をなくして一人暮らしになっていた徹は、ふたたび智美の近所に住んでいる。
徹は成績もよく、校内では宇宙人のようだと噂される位かっこいい。
しかし、智美は、中学時代に引っ越した後の徹のことは、何も知らないのだった。
やがて、智美の疑問が解ける日がやってくる。
個人的感想:
「智美&徹シリーズ」は人間関係の描写も細かいですが、
SF度は「フラワー 〜」と同じくらいの高さだと思います。
ヒロイン智美は、「フラワー〜」のヒロイン智恵の、姉。
発表された時期はこちらの方が先で、「フラワー〜」の前身的な位置づけになりますが、
人間関係の輪は別々なので、こちらを後から読んでもさしつかえはないと思います。
こちらの第2話「秘密だよ」には智恵が登場し、
「フラワー〜」の第1話には、高校生の智美が登場(この時点で妹の智恵は高校1年)
最終話「ダーク・エイジ」では、
高校を卒業した後の智美&徹も登場します(この時点で妹の智恵は高校3年)。
前スレ落ちたね。 昨日の夜にはまだあったので、 容量+一週間書き込みがないという判定で落ちたってことか。 最終書き込みでの誘導推奨がうまくいってよかったね。
>>242 > 宮脇明子の「イノセント」
集英社からも単行本が出ていますよ。
旧版の集英社漫画文庫。
連載は週刊セブンティーンか別冊セブンティーンだったような。
1980年代だと思います。
浅川まゆみって人が描いてたシリーズが好きだった。 一冊に纏めてくれないかなあ。
でも、少女漫画のSFって昔の方がハードな感じのが多かったように思う。 90年代以降、特に今世紀に入ってからはファンタジーに傾斜したものが多いような。
>>210 の吾妻ひでお「ノヴァ」は■としちゃっていいものかどうかちょっと疑問。
地球人の姿なんて、しっぽがあったり、角があったり、けっこうファンタジックだし、彼らの超能力も神通力に近いイメージだったような気がするんだけど。
>>217 丸山真理「2001年のトレジャー」 は作者名とタイトルからネットで調べたら、簡単にわかりましたよ。
「ちゃお」の96年8月号掲載、「ポリーのティータイム」(小学館フラワーコミックス)に収録となってました。
>210 □ 小花美穂『パートナー』 りぼん掲載にしてはめずらしく骨太な作品だったな。 視点はSFだと思うけど、 読者年齢を考慮して、あえてSFという紹介を使ってないみたいな所は、 高階良子の生体科学ものと似ている。 具体的には後で書く・・・あらすじまんまではネタバレになりそうだから。
浅見侑『A・Iレボリューション』プリンセス連載 (秋田書店 1995〜2003年 全17巻) SF要素 人間型の高機能ロボットと人間の交流 あらすじ 時代は近未来(2020年)、 ロボット開発会社の社長兼研究所所長の令嬢、槙原翠(みどり。通称スイ)の家に、 最新型の家庭用ロボットが来て同居が始まる。 若い男性の外見を持ち、普通の人間と見分けがつかないくらいだが、 これは販売用ではなく、 スイの父の槙原博士が、早逝したロボット開発者の友人をモデルに作った、私的なものだった。 AI(人工知能)は高レベルだが、 ある程度の学習をさせないといけないので スイが、人間特有の感情の読み取り方などを教えてゆく。 ロボットは、スイの命名で、バーミリオンと名付けられるが、 このロボットには秘められた高度な機能があり、 それを狙うライバル会社の研究員の陰謀などが絡んで スイの周囲にさまざまな事件が起きる。 バリバリのメカニック満載SFというわけじゃないから▲かな。 でもロボット開発企業同士のスパイ合戦がからむエピは このシリーズの全体に行き渡ってて 自分的には満足の行くレベルだから■でもいいと思う。 一話完結形式の読みきり連載。 第1話…バーミリオンが、スイの自宅の庭に迷いこんできた猫を介抱するような優しい面を見せ、 地震で開かなくなった地下街のシャッターを、 地下街の警備システムにアクセスする特殊機能で、バーミリオンが開いて見せる。 第2話…バーミリオンの外見を採用された亡きロボット開発者の娘、マリカが登場、 第3話…バーミリオン拉致目的でライバル企業から派遣されるロボットの男性、キラが登場。
>>236 >
>>179 > > この辺の基本設定は、「ブレーメン5」の「レミングの日」辺りでも
> 人類や惑星の滅亡再生に関わるようなテーマ(モチーフ?)は、
> 市東亮子「LIVE!」にも出てくると思います。
これ、ちょっと買いかぶりでした…w
のっけから、少女賞金稼ぎが出て、
スターウォーズに出てくるフォースの剣みたいなの使って、
何やらワクワクしそうなスペースオペラ風に始まるのですが、
テンポよく進むのは最初の方だけで、
メインキャラ3人の再生後はワケワカメな所も多いような…。
これには、原案のスタッフが途中でリタイアしたという事情もあると思えるんですが。
文庫本に作者の解説がありました↑
初期設定はハードSFっぽいけど、
ストーリーは雰囲気重視っぽくて読みごたえイマイチ。
やたらと殺戮の多い殺伐とした雰囲気もあるので、バイオレンス物が大丈夫な人向けかもw
市東亮子「LIVE!」あらすじ 地球に人類が誕生する遥か昔、 クーデターで滅亡した惑星ECSの住民達は、太陽系の火星に移住して、人工都市を築いていた。 宇宙船の船長シーナ、乗組員サム、元賞金稼ぎの少女ミナミの3人は、 元ECS星の住民達が火星以外に移住できる新たな惑星を探索するため、宇宙に出るが、 謎の緊急通信で火星に戻ると、人工都市がまるごと消え失せていて、原因も不明。 3人は地球への移住を決意して冷凍睡眠に入り、 人類の文明が宇宙開発を始めた時代に目覚めて、地球に下り立った。 地球では、私設財団による太陽系征服計画が秘密裏に進められていた。 3人はその財団のからむ陰謀に巻き込まれてしまい、 謎の再生を経て、別の人格で生き始めるが、 国際宇宙探査局の関係者達を通じて、3人はふたたび遭遇、 徐々に火星での記憶も取り戻す。 しかし、邪心を持つ財団関係者達には、彼らを操る影の黒幕的存在がいて、 その黒幕が3人の誕生の謎にも関わっていることが判明してゆく……(以下は略)
杜野亜希「碧のミレニアム」別冊花とゆめ2000年1月号〜2002年3月号 西暦2000年に生きる女子高校生と担任教師が、 1500年代中頃の戦国時代の瀬戸内海にタイム スリップして、 村上水軍、三島水軍、毛利家の絡んだ勢力争いに巻き込まれる話。 歴史SFというジャンルで紹介されるケースもあるけど、 SFらしさは特に感じない。 タイムスリップという手段だけはSF要素だけど、 「王家の紋章」が古代エジプトに興味のある人向けであるように、 「碧のミレニアム」は戦国時代の日本史に興味のある人向けだろうね。 ちなみに瀬戸内海のどこらへんかというと、 広島県竹原市の沖にある、大三島あたり。 10年ほど前だが、自分がこの島にある神社に行った時 「碧のミレニアム」三島水軍の鶴姫がまとっていた鎧が展示されていた。 男性用と比べて一回り小さかったぐらいなものだが、 現存する女性用の鎧というのはめずらしいものだ、と、 神社の人が説明してくれた。
>>249 > 浅川まゆみって人が描いてたシリーズが好きだった。
短編で一冊にまとまってるのは 「時の墓標」「ダークブレイン」かな。
でもどっちも絶版になってる。
高橋由紀「おわらない夢を綴る君に」全1巻/白泉社/花とゆめコミックス SF要素は不治の病による冷凍睡眠
>>258 おそらく原案になったであろう、三島安精・著「海と女と鎧」の小説を読みました。
鶴姫伝説が基になった漫画やドラマはほとんどこれが元ネタになっています。
ラジオドラマの原作になった別の作者が描いた鶴姫伝説もあったようです。
不老不死の鶴姫が出てくる作品があったように思いますが、
そちら少しSF要素があったような気がします。タイトルや作者は忘れましたが、
鶴姫が死なないで現代までずっと生きていたという設定です。
多分小説だったと思いますが、少女漫画化されているかどうかは不明です。
262 :
261 :2006/10/05(木) 21:35:46 ID:???0
ドラマのタイトルは「鶴姫伝奇」主演は後藤久美子。ソフトが発売されたようです。 鶴姫が死なないで現代までずっと生きていたという設定の小説は、 ぐぐって調べたけどわかりませんでした。
263 :
261 :2006/10/06(金) 00:37:17 ID:???0
すみません。自己解決しました
>>261 に書いたラジオドラマの作品は
「青春アドベンチャー」というFMの番組で放送された
『エドモンたちの島』 (全10回)でした。漫画や小説が原作ではなくて
舞台で上演されたものらしいです。コミカライズもないようです。
森脇真未味「空白時計」 タイムスリップ物。 かなり前に読んだので、記憶があやふやな箇所もありますが、 父親の浮気のせいで、両親がぎくしゃくして家の中の雰囲気にいたたまれない女子高生。 彼女の学校に転校してきたミステリアスな一組の男子と女子。 実は女の子の方がヒロインの父親の浮気相手で、女の子に気のある男子転校生の方はやきもきしている。 しかも二人はタイムマシンでやってきた未来人。 やがて男子転校生はは嫉妬から女子転校生に危害をくわえようとし、タイムマシンが暴発して男子高校生はのどに大けがをしたまま消えてしまう。 (女の子の方は死んでしまったか未来にもどった?) ヒロインも巻き添えをくって気を失い、気がつくとベッドの中。 両親から仲直りしたと告げられたヒロインは、男子転校生が自分の父親によく似ていたこと、彼が怪我したのと同じ位置に父親も大けがの後がある(そのため彼は声を失っている)こと、かつて身元不明のまま母親に助けられたのが縁で結婚したことから、 タイムマシンの暴発のせいでさらに時をさかのぼった男子転校生と父親は同一人物ではないかと思い、その考えを父親に話す。 しゃべれない父親は何も言わないが、その顔つきは明らかに彼女の言葉の内容を肯定していた。 しかも、彼の手にはあの転校生が持っていたのと同じ物が…という話。 作者の後書きによれば、「安でのSF」だそうです。
>>212 > □後藤星「踊り場解放区」
(2001コミックeyes12月号, 2003〜2005幻想ファンタジーVOL.1, 3, 4, 5)
2005集英社アイズコミックス『踊り場解放区』(全1巻)
> ・未来物
> □後藤星「星のソーダ」
(2003幻想ファンタジーVOL.2) 2005集英社アイズコミックス『踊り場解放区』に収録
> ・アンドロイド物
ひと言で言うなら、肩の凝らないライトSFの佳作ですね。
「踊り場解放区」は5話から成る連作シリーズ。
・近未来の女子刑務所に服役中の少女たちが、人力発電で電気を作るという話。
刑務所っていうと、「スケバン刑事」サキとかを思いだす人も居るかもしれませんが、
あのような複雑な人間関係は登場しません。
17歳の主人公は、片思いの相手だった叔父を殺害して入所。
主な服役作業は、ジムにあるような固定式自転車を漕いで、人力発電による蓄電を行うこと。
この時代は、人工発電にはない人力発電特有の効果が研究されていて、
人力発電には、それを作った人間の思念が込められ、使う人の願いが叶えられる、という設定。
例えば医療機器に使うと、病気の回復に役立ったり、瀕死の状態でも救える等の実験が行われていたり。
(この人力発電の活かし方には、気負いのないSFらしさがあると思います)。
「踊り場解放区」のストーリーは、人力発電の使われ方がメインで、 主人公の後に入所してきた少女や看守の男性や叔父とのエピソードを通じて描かれます。 (エピソードといっても、あらすじみたいにあっさりしてるのですが、 刑務所というヘビーなシチュエーションだから、却ってバランスがとれているのかも?) タイトルの中の「踊り場」というのは、刑務所内の、広い窓のある休憩室のことです。 「星のソーダ」は短編で、親をなくした姉弟が、家事用ロボットを抽選で引き当てる所から始まります。 独居老人や未成年世帯に福祉局が与えるそのロボットは、人間の成人男性型で、 光の反射を利用したメカニズムがあって、体は半透明に透けて見えるタイプ。 といっても、半透明な性質がストーリーを動かすわけではなく、 洞察力の優れたこのロボットが保護者として、住む家を無くした姉弟のピンチを救おうとする展開で、 読後感も爽快でした。
>>264 > 森脇真未味「空白時計」
過去へのタイムスリップものは、こういうパラドックス系の問題?が絡むと
SFらしさが出てきそう。
>パラドックス系の問題 あんまりタイムスリップ以外にSF要素がない作品でも、そういうパラドックスを絡めた話ってのはけっこうありがちかも。 山口美由紀「音匣ガーデン」はヒロインと幼なじみの少年と老科学者がメインキャラだけど、その老人というのは実は幼なじみの少年が過去にタイムスリップしてそのまま年を取っていったなれの果ての同一人物だったし、 茶木ひろみの「姫〜クラシックガール」は現代にタイムスリップしてきたお姫様が過去に帰ることにしたのは、お姫様と恋に落ちた現代青年がお姫様の子孫にあたるとわかり、彼女が戻らないと彼の存在も消えてしまうと聞いたからだし、 (実は青年も赤ん坊の頃に同じ時代からタイムスリップしてきたお姫様の許嫁で、自分の父親の先祖に当たるとラストの方でわかる) 吉田弥生の「マジカル・ダイナマイトツアー」でも、過去を変えないために、その時代にない現代の物をタイムトラベルに持っていくのは厳禁になっている。 (ほとんどの客はそのルールを破っちゃうんだけど) もともと、「過去と現代の間のタイムスリップ物はSFというより歴史物」ってのはその書き込みをした人の趣味と好みがかなり反映されてるだけで、一般的な定義でもないと思うけどね。 それだと小説でもたとえば、半村良の「戦国自衛隊」とか眉村卓の「時の旅人」なんかのタイムスリップ物もSFじゃなくて、歴史小説ってことになっちゃうし。
>>268 過去と現代の間のタイムスリップ物でも、
歴史物であると同時にSFとしても読める作品、結構ありそうですね。
タイムスリップしても現代や未来への影響が問題にならずに無事に現代に戻るお話だったら、
SFとしての面白さは希薄なのではないかという気もしますが、
山口美由紀「音匣ガーデン」「姫〜クラシックガール」などが挙げられたのは、
そういうお話ではないからでしょう。
>>258 >>261-263 > 杜野亜希「碧のミレニアム」
作者が広島出身だけあって、村上水軍などの描き方は結構くわしかったと思います。
元々推理物が得意な作者ですから、
ヒロインが鶴姫の生まれ変わりか?の謎がおもしろかったりして。
それと、鈴の持ち主が全員揃うとどうなるとかの
「里見八犬伝」っぽい伝奇物語の要素も絡めていましたよね。
ラストまで読めなかったので、結末を知らないのですが、
タイムスリップもののお約束?で、最終回は現代に戻ったと思えます。
収拾方法次第では、歴史物でありSFとしても読める作品、と考えてよいのでは?
>>264 > 森脇真未味
この作者で既出の(原作: 新井素子)「週に一度のお食事を」は、
吸血鬼もので、大人向けのファンタジーといったところ。
大学生の主人公が満員の地下鉄の車中で首筋を噛まれた所から始まって、
世界中に吸血鬼病として広まるのですが、
人口問題と食糧問題の解決につながるとかの、
軽いブラックユーモア風に収拾していくお話。
そのハヤカワ文庫、森脇真未味短編集「天使の顔写真」の表題作は、
主人公の青年が夭折した父親と顔がそっくりな男に会うお話ですが、
何故そっくりなのかは曖昧なままお話が終わってしまうので、
SF設定というよりは、ファンタジー的な設定でそうなっているのではないかと思います。
この作者の短編SFだったら、同じハヤカワ文庫に収録されてる「錆色ロボット」でしょう。
これは、未来の人工衛星都市が舞台で、
人間の女性とサイボーグ化した恋人との関係を描くお話です。
>>269 >ラストまで読めなかったので、結末を知らないのですが、
タイムスリップもののお約束?で、最終回は現代に戻ったと思えます。
あの漫画は予定より早く打ち切りにされたとかで、それまでの複線がいくつも曖昧なまま完結してしまいましたが、
ヒロインは鶴姫とその恋人の間の娘で、一度現代に戻ったもののまた過去に行き、村上水軍の首領と結ばれてその時代でその後の人生を生きたという結末だったと思います。
ラスト、グジャグジャで消化不良のまま終わってしまったのが残念です。
さちみりほ「花笑みの島」 とある孤島を舞台に、父親が日本軍秘密生物兵器開発に携わったために不老不死になってしまった少女と次第に若返って少年になってしまったその父、人体実験にされた少年の孫にあたる青年のサスペンスホラー風の話。 時代は昭和30年、戦時中に死んだ祖父から少年時代を過ごした島とその島で出会った美少女の話を繰り返し聞かされた青年は、自分の大学の風土病研究班に加わってそれらしき島に渡る。 グループの他のメンバーは生物兵器により、植物化してしまうが、祖父の血を引き免疫体質となった青年だけは感染しても、本来の効果である不老(外見だけで体の内部は老化していく)体質となり、時代が平成に移っても青年のままになってしまったという話。
>269の八犬伝繋がりで、思い出した作品を。 碧也ぴんく『ニューエイジ八犬伝 BLIND GAME』角川書店(全10巻) 近未来、小惑星が衝突し首都が2つに分かれた日本が舞台。 遺伝子操作による超能力を持つ8人の少年達が登場。 同作者の「八犬伝」の登場人物を活用して描いた作品。 原作「南総里見八犬伝」のパロディも含まれている。 11月よりホーム社漫画文庫で刊行される予定。(全5巻) 出自を知った主人公らが、仲間を探す旅に出る流れは共通しているかな。 パロディといっても、そのままは出てこない(気付かなかったりする)ので単独でも読める。
>>271 連載の序盤で死んでだ人はどうなったの?
「カードキャプターさくら」はどこにもSF要素が無いと思うけど
不老薬といえば、川崎ひろこの「時の彼方に」も、不老薬の開発絡みの話だったな。 実際には老化が非常に遅くなる薬で、化学者である父親が作ったその薬を飲んだ少女がヒロイン。 その薬のために彼女は何十年たっても10代のままの体になってしまう。 父親はなんとか娘を元の体に戻す薬を作ろうと無理がたたって死んでしまい、その後、ヒロインも化学を専門に学んで薬を作ろうとするのだがうまくいかない。 薬を作るのを半ばあきらめ、家庭教師を職業としたヒロインがとある富豪の屋敷の少年を教えることから、物語は始まり、彼とのラブストーリーとヒロインの秘密、薬の再度の研究が絡むサスペンスタッチの話だった。
>>274 271にも書いた通り、その辺の複線が結局最後まで放置されたままで終わっちゃってたはず。
打ち切りにならなければ、ちゃんと説明されてたんだろうけど。
うへぇ〜CCさくらファンだけど知らなかったよ>星雲賞。 言っては何だが「彼方から」も入る様な賞だからなあ・・・。
星雲賞はSFオタクがファン投票で決める。 星雲賞を獲ったからSF、ではなく、多数のSFオタクに好まれた=星雲賞。
「魔法少女」系の話は結構SFファンに好まれる(なもんで、 SFファン=ロリコンと、誤解とも言い切れない認識をされる ことも多いけどw)。 人外の力を受けて普通の人間ではない存在に姿を変えて、 (基本的には人知れず)善行を施したり悪と戦ったり、つーのは ヒーローものでもおなじみの設定だし、その「人外の力」の 供給元の設定がしっかりしてれば、これはこれで異世界 ファンタジーとして考察する楽しみができるし。 …まあ「さくら」が魔法少女ものとして秀逸かどうかっつーと 疑問の余地もあるけど、「なぜかツボを押された物件」として 注目はされてた模様。
>>63-64 >神坂智子もだけど、あの人はSFは書いてないの?
>「シルクロード・シリーズ」は
10人の神の設定構想によってはSFにもなれただろうね。
あの10人の神はもともと原人以前に存在し、戦争で滅亡した超古代文明人の生き残りの子ども達って設定だったんだよね。
(大人達は退化して北京原人になってしまった)
あの設定がもっとシリーズ全体に生かせたらねえ。
「シルクロード・シリーズ」の中の番外編的な3部作(「風シリーズ」と呼ばれてたかも)があるけど、
あれは父娘二代の超能力者と旧日本軍とそれを受け継いだ米軍の秘密兵器開発、超能力者の軍事利用を絡めたシリーズで、かなりSF度が高かったと思う。
↑ ちなみにそれぞれのタイトルは、 「風とビードロ」「風の子守歌」「風のメモリアル」
>>52 やまざき貴子の初期作品について
>『アカデメイアの冒険者』(1988 LaLa増刊号〜) 1988, 1996白泉社HC(全2巻) ←「ムシ」シリーズ
この単行本の表題作になってる短編「アカデメイアの冒険者」は、
続編が他の単行本に収録されて、その後も「ムシ」とは別のシリーズとして続いていくので、
2つのシリーズとして分類しておく方がいいと思う。
ただし「アカデメイアの冒険者」のシリーズは第1話のみ「ムシ」が登場する。
↑ゴメン、
>>50 が正しいアンカーだった。
▲「ムシ」シリーズ
ムシ=近未来の月と地球の中間にある衛星に築かれた宇宙大学コロニー「アカデメイア」で開発中のタイムマシン。
「ムシ」と呼ばれる理由は、端末機が体長数十センチの黄金虫のような形状からだろう。
カプセル型の転送室から「ムシ」と共にタイムワープ、行き先では「ムシ」を通じて大学側と通信する方式らしい。
オムニバス形式のシリーズで、平安時代、古代の大陸、中世ヨーロッパ、3日前の過去、8年後の未来が行き先となる。
SF設定に無理矢理感はなく、シリーズ後期の中編2作は人間関係のドラマでしみじみする作品。
「インセクター・シンドローム」(1986LaLaDX No.2)
大学生モエ・ギが、タイムマシン「ムシ」の事故で平安時代に飛ばされ、女官の蘇芳と出会う。作者のデビュー作。
「キュービック・ドリーム」(1988LaLa9月号)
「インセクター・シンドローム」の続編。大学生モエ・ギが、女官の蘇芳と会いたくて再び平安時代に行く。
「リターン・トゥ・ミー」(1986LaLaDX秋の号)
「ムシ」制作チームの学生、由羅が、三日前にタイムワープして、他界する直前の叔父と会う。
過去を変えてはならないという問題も発生。
これらの3編は『アカデメイアの冒険者』(1988白泉社HC)収録
「GONDWANA」(1989LaLa10〜12月号, 1990.1月号)
大学生ラギが、「ムシ」で6千5百万年前の太古の時代に行ったまま戻らない女子学生アデリシアに会いに行く。
『GONDWANA』(1990白泉社HC)収録
「マリー・ブランシュに伝えて」(1989LaLa3〜4月号)
女子学生シェアラが、先祖であるヨーク家令嬢マリーの遺言書を書き換えたくて「ムシ」で15世紀の英国へ行く。
「ディア シェアラ」(1989LaLa5〜6月号)
「マリー・ブランシュに伝えて」の続編。シェアラは先祖マリーが遺した日記を見つけてマリーの悲恋を知る。
これらの2編は『マリー・ブランシュに伝えて』(1992白泉社HC)収録
▲「ビン太とグン太」のシリーズ=「アカデメイアの冒険者」シリーズ これは宇宙大学コロニー「アカデメイア」に特待生で入学した11歳の少年コンビ、ビーンと群太のシリーズ。 ビン太が生物学、グン太が遺伝学を学んでいて、一本の樹に多種類の果物を実らせる共同研究を進めている。 サイエンス考証は深くないが、11歳の少年の目を通じて表現される人間ドラマには贖罪などの重いテーマもあり、 年端の行かない少年たちの無垢で純粋な思いやりに癒される感じ。 「アカデメイアの冒険者」(1988LaLa増刊Winter) 宇宙飛行士志望のビン太とグン太の出会い。二人は川遊びでタイムマシンとは知らずに「ムシ」を拾う。 『アカデメイアの冒険者』(1988白泉社HC)収録 「アカデメイアの冒険者 II 真夜中色の空と海」(1988LaLaDXクリスマスパーティ号) ビン太とグン太が、大学内で宇宙飛行士(スペースパイロット)コースの女性と知りあう。 彼女の名はセシリア。偶然だが二人が育てている植物につけた名前と同じなので、彼女にも親しみを持ってしまう。 『GONDWANA』(1990白泉社HC)収録 「アカデメイアの冒険者 III 真実の隠れ家」(1991LaLaダッシュ2月10日号) ビン太とグン太が地球のオーストラリアにあるビーンの実家へ行き、元金塊発掘業者の老人と出会う。 「アカデメイアの冒険者 IV おかえりなさい」(1994LaLa4〜5月号) ビン太とグン太が、大学内で実験体のクローンと友達になる。 IIIと IVは『アカデメイアの冒険者2』(1996白泉社HC)収録
>>271 >>283 アンカーは合ってるけど引用符は一行毎に付けたほうがいいんじゃない?
>>285-287 LaLa系のSFはサイエンス考証にアバウトなものが多いよ。ストーリーはまあまあだけど。
やまざき貴子の初期のは、清水玲子のそれよりはだいぶマシ。
清水玲子のジャックとエレナシリーズは、
エレナ以前のものがいいよ。
エレナの出ない短編「22XX」は、どっちかっていうとハードSFだな。
>>265 > ひと言で言うなら、肩の凝らないライトSFの佳作ですね。
連載を長く引っ張らなかったのがよかったんじゃないの?>後藤星「踊り場解放区」
シリアスもので肩が凝らなくてそこそこ出来のいいSF、今どきめずらしいよ。
そういえば里中満智子の短編SFもそうだな。
「まちこの千夜一夜」文庫が手に入ったので読んでみたら
宇宙服も宇宙船も絵がしっかり書けていて良かったよ。
立原あゆみも「すーぱーアスパラガス」という性転換もののSFを描いている。 少女漫画だけど異色の作品(いろんな意味で)なので、名前をあげるのも多少 恥ずかしい気がしてならない。途中まではSF要素があって好きだったんだが、 作風が合わなくてリタイアした。作者が男性のせいかな? SF要素はしっかりしているのに後半の暴走がイタ過ぎて、 正統派のSFから大きく逸脱してしまった惜しい作品。
>>259 学園もの描きつつ、時折そっちのシリーズをポツポツ描いてましたよね。その時からすでにその単行本(時の墓標とか)手に入りにくかった。手放したのが悔やまれる。
あれ結局オチがついたのかなあ。
作者はどうやら名前を替えてエロ系へいっちゃってる噂を聞いた。
292 :
花と名無しさん :2006/10/09(月) 15:29:36 ID:VtRihk+xO
水星 茗 エチエンヌシリーズ知ってる方いますか? 天使と悪魔,魔法使い,妖精など出て来る話なんですけど…
>>292 知ってますけど、あれはSF要素のないファンタジーじゃありませんでしたっけ?
個人的にはシリーズ最初の方が面白かった。
同じ水星茗の作品で、父親が宇宙飛行士で星間飛行のウラシマ効果のため、地球で暮らしてるヒロインが成長していく間も全然年を取らず、見た目青年のままという設定のSF読み切りもありましたが。
タイトル覚えてないけど、ぶーけか、その増刊掲載だったはず。
星野之宣の「2001夜物語」にちょうど性別逆にして、母親が宇宙飛行士で息子は地球で暮らしているため、先に年取ってしまって、息子が初老になっても母親は若いままという話がありました。
そっちの方が先行作だったので、水星さんのを読んだとき「2001夜」の影響かパクリ?と思った覚えがあります。
水野英子「青灯幻想」 遠いどこかの異星が舞台だけど、SFっていうよりファンタジーだろうな。 登場人物のコスチュームも古代ぽくて。 星々を飛行するくらいの高い文明力を持ちながら、精神的・肉体的に弱くて、 ちょっとした悲嘆やショックで体がはじけて消滅してしまう体質のため、住人が滅亡に向かいつつある星の物語。
作画グループ「ダリウスの風」(1977週刊少女コミック11〜15号)ペーパームーンコミックス SF要素:未来の地球と植民星間の星間戦争 少女誌初の本格SF登場!! SF超大作 をうたってます。 未来の地球、人類はこれまでにない高度な文明を築きあげた。 赤ん坊を産むにも許可が要る時代。地球の大佐の元に女の双子が生まれた。 許可証は1人分、1人は生まれなかったものとして処分しなければならない。 知り合いの博士が申し出た。生まれる前に妻とともに死んでしまった子供のライセンスが有効だ。 自分は来年植民星ダリウスに行く、過酷な生活になるだろうがそれでも良ければ自分の子として育てよう。と 双子はお互いの存在を知らぬまま育つ。 17年後、地球の支配に耐え兼ねダリウス星に住む人々の怒りが爆発! 麻紀(ダリウス)と詩織(地球)の運命は…!? □紫堂恭子「ブルー・インフェリア」 SF的要素:バイオハザード
>>295 >作画グループ「ダリウスの風」
なつかしー!
昔、喫茶店で1度読んだだけだけど、なぜか印象に残るマンガだった。
内容はストーリー的には少年漫画ぽかったけど、絵はバリバリに少女漫画タッチで。
結局、ラスト、姉妹は別々に別れちゃうんだっけ?
>>292-293 水星茗。 短編のSFは
>>33 だね。
続編もあるようで、そっちは
>>50 で詳細報告待ちの、ピュアベイビー〜エンジェルシリーズ。
パクリ疑惑については、
偶然似ちゃったのか、意図的なものかは、わからないけど、
ストーリーの細部までそっくりというのでなければ、前者ではないかと思う。
里中満智子さんが「まちこの千夜一夜」(1話が16ページのオムニバス連作)の後書きで、
第43話「最高の花嫁」の時、
海外の小説でよく似た話を見つけてショックを受けたという、実例を挙げていた。
これはSFではなく、美貌はなくても幸福感を与えられる女性のことを描いた作品だけど
その件については、
よく読めばオリジナリティというのがわかるはずだし、
アイデアだけなら世界中に出尽くしてるのかも、めげずにがんばろう、と、結んでいた。
そうそう、里中満智子『まちこの千夜一夜』第52話(最終話)「かけがえのない一日」もSFだと思うよ。
大きな彗星群が突然地球に向かって来ることがわかって、
衝突のショックで地形の変動が避けられない、人類滅亡となる日が近づいたため、
さまざまな人間関係が見捨てられたり修復したりするという内容。
SF要素は、人類滅亡の危機、で。
>>297 ああ、既出の作品だったんですね。
水星さんの作品の方はストーリーの細部よく覚えてないんだけど、
親子の見た目の年齢の逆転と、それに絡んで子どもの方が自分と母親(「2001夜」では父親)が宇宙での仕事のために地球に置き去りにされてしまったようなわだかまりをもってる点が共通してるなーと。
>>291 一級市民が二級市民を狩る話、纏めて欲しいよ
親子の見た目の年齢の逆転→水星作品の方では、逆転までいかず、親が娘とタメ程度に外見若いでした。 失礼。
>>267-269 現代の人間と過去の人間につながりがあってタイムスリップによって現代と過去がつながりを持つ、パラドックス要素のある話では
中村真理子の「レア者」なんてのも。
明治維新時の武士が現代の子孫(途中で養子をとったんで、血のつながりはない)のところにタイムスリップしてくる話。
武士と子孫にあたるヒロインとの間になんとなく惹かれ合うものが芽生えてきたりして、
現代人離れした先祖と暮らすうち、ヒロインの生き方にも影響を与えるんだけど、元の時代に戻ってから結婚した相手がヒロインそっくりの女性って点では過去への影響も大きかったかも。
でも、SF要素はあんまりないな。
SFなのかどうかわからんが真乃呼の「緑の世紀」 後はほとんど同人で出してるらしいが 気になるなあ。
>>302 それ、前スレでちょっと話題になってなかったっけ?
>>302 >>32 > ■真乃呼『緑の世紀』(初出 ?年 リュウ) 初版?年 1980年代前半.徳間書店アニメージュコミックス(全2巻)
> *番外「カラス」(プチ・アップルパイ掲載?) の続編は同人誌掲載、単行本未収録。
前スレ 429* 436-439あたりに内容紹介が出ていますね。
同人誌に引き継がれた分は、途中から小説版になったとかの話をどこかで見たような気が。
徳間から単行本全2巻は、1982年と1983年に出されたもので、
リュウの1981年7月号から1983年1月号までの連載分+書き下ろし。
本筋の外伝みたいな扱いになってるようですけど、
2巻で書き下ろされたシンガーを生み出す一族の話は、
歌劇(楽劇)を見るような感じで良かったです。
>>17 >>297 里中満智子『まちこの千夜一夜』『夜のメルヘン』
SF要素の紹介がおおざっぱすぎるので、補足を。
▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第8話「ぼくのアフロディーテ」(1983mimi12月9日号)
★近未来のテクノロジー
対話可能コンピュータ搭載のマイカー。女性人格なので車のオーナーである男性の人間の恋人に嫉妬する。
▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第13話「ブタは社会の味方です」(1984mimi2月24日号)
★バイオテクノロジー
食糧危機回避のため遺伝子操作で100倍の大きさの豚を作り上げるが、餌代がかかりすぎるという問題が発生。
このシリーズの中では珍しくコメディ色が強い作品。一発芸的アイデアのインスタントSFといった感じですね。
▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第20話「不死身のヒーロー」(1985mimiデラックス9月号)
★宇宙物
不死身の秘薬を飲んでいた男がスペースシャトル事故に遭い、宇宙空間を彷徨いながら半永久的に救援を待つ話。
▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第35話「愛の宇宙」(1987mimiカーニバル7月号)
★宇宙物
新婚旅行中のスペースシャトルが事故に遭い、一人分の緊急脱出の権利をめぐって起こる悲喜劇。
▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第37話「あなたの夢をかなえます!」(1987mimiカーニバル9月号)
★発明物
人の脳内記憶を探り、潜在的な願望やストレス発散を叶えるような夢を、睡眠中に見せる機械。
▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第39話「いつでもそばにいて」(1987mimiカーニバル11月号)
★未来物
遠い宇宙空間で単身赴任中の夫の代わりに、妻は、夫の外見と癖を備えたコピーロボットと暮している話。
▲里中満智子『夜のメルヘン』第14話「見えすぎて!」(1993コミックVAL12月号) (フロッグエンターテイメント版では第2巻収録の第27話) ★透視ESP 恋人の本心を知りたがっていたOLが、周囲の人々のバッグの中身や下着姿まで透視出来るようになる話。 ある日突然超能力を持って、最初はうまく利用できるけれどやがて困ってしまうという顛末、 佐伯かよのの一連の超能力漫画と似ているような気も。 SFテイストは殆ど感じられないですね。大人のメルヘンファンタジーとしてはよくまとまっていると思います。 ▲里中満智子『夜のメルヘン』第18話「清き一票」(1994コミックVAL4月号) (フロッグエンターテイメント版では第2巻収録の第29話) ★近未来のテクノロジー 首相が体内にチップを埋め込まれていて、有権者全員に配られた端末と連動するシステム。 政治に不満を持つ有権者の多人数が押すと、首相の体には振動や音声で圧力がかかるのです。 マンガチックな発想は面白いけど、ブラックユーモアに徹しきれていない感じで、所謂インスタントSFの味。 ▲里中満智子『夜のメルヘン』第20話「そして2人は…」(1994コミックVAL6月号) (フロッグエンターテイメント版では第2巻収録の第31話) ★宇宙物 地球から遠い惑星基地の事故で生き残った男女が、救援が来るまでの食糧で苦労する話。 ブラックユーモア風で面白かったです。 80年代から90年代にかけての里中満智子のショートストーリーは、 16ページという枠があり、月1とか月2とかで長期間続けていた連載なので(他の作品も書いているし)、 SFものに限ったことではなく、当たりもあれば外れもあるような。 でもSFは、宇宙空間を舞台にした話だと、どれも切れ味のいい佳作に仕上がっているようです。 里中さん元々宇宙物のSFがお好きだったのでしょうね。 『夜のメルヘン』 には、SFではないけど、「野原にて」「あの人さえいなければ」のような、 幼い頃に見た夢の世界とのシンクロ、一種の異世界スリップなどを、絶妙に描いた小品が、時々出てきます。 今、萩尾望都がフラワーズやYOUに不定期連載している読みきりシリーズの世界と似たものが感じられます。
宮脇明子「イノセント」個人的にはSFだけどサイコミステリーになるんだろうな。 絵が綺麗な作者なので見ごたえがあった。超能力物で思いだした。
むかーし別マに掲載された柴田昌弘の「魔法のラケット」 デビュー第二作目くらいかな? テニス部所属のヒロインが化学の得意なボーイフレンドが偶然作った、物体を吸い寄せる効力のある薬品をラケットに塗って、ボールを思うように打てるように工作する話だった。 薬品の威力の強さは薄めたりして調整ができる設定だったかな。
ちょっと変わったタイムスリップもので市川ジュンの「風の杜夜話」なんかはSFになるんだろうか? 現代の青年が持って生まれた体質というか気質で、過去の色んな時代の先祖の中に意識だけ移ってしまうシリーズなんだけど。
浜田翔子「EXボーイ」全3巻 前スレでは名前をあげるかどうか迷ったのですが、 SF要素として遺伝子操作で作られた超能力者の双子ということで。
>>310 遺伝子操作で作られた超能力者の双子、っていったら吉田秋生の「YASHA」を思い出す(既出だけど)。
超能力といっても兄弟間の強力なシンパシーとかで、超能力そのものがウリの作品ではないんだけどね。
生体医学研究の成果でもあり犠牲にもなる兄弟の物語だ。
双子で思いだした、
>>253 小花美穂の「パートナー」も双子もの。
実験体の人造人間とバイオハザードもどきを組み合わせたような話。
フランケンっぽい脳移植じゃなくて、本人の体も顔もそのままで、
死滅した細胞を生き返らせる特殊な菌と、学習能力のある人工知能で蘇生させる。
主人公は、高校で出会って親しくなった双子の兄弟+双子の姉妹。
物語は、双子の妹が交通事故死した直後に、遺体が盗まれるところから始まる。
双子の兄弟と片割れの姉の三人が、別荘地で妹そっくりの少女を見かけ、追いかけていくと、
少女の行き先は、あやしげな研究所のような建物で、三人とも捕らわれの身になってしまう。
そこには、所長の天才医学者によって蘇生させられた子供達がすでに3人もいて、
所長に心酔する所員、疑問を持つ所員、所長の妹の謎などがからんで・・・
…とまあ、ベタながらもストーリーは良く出来ていて、わかりやすいので、一気に読めてしまう。
色々あって生き残った人間達が研究所から脱出した後の話の畳み方も丁寧だ。
ただし、SF設定というか理科系の設定は、どう見ても急ごしらえというか、
普段から書き慣れてるジャンルではなさそう。
もげてしまった生身の腕がすぐくっついたり、
ライフル抱えて丸2日も立ちっぱなしでいられたり等等、マンガチックなシーンが目につく。
あと、死者の蘇生に使った菌が、生きている人間には猛毒で、
蘇生後の体がケガで破れてしまうと菌を撒き散らすことになり、
生きている人間はそれに触れただけでも死んでしまう、という設定にもつらいものがある。
しかしまあ、対象年齢が違うのだから、吉田秋生の「YASHA」なんかと比べてはいけないのだな。
「YASHA」は、双子が主人公のバイオハザード物でもある。
コミックスで12巻、途中のストーリーが引張りすぎな感はあるけど、
硬派な作風が好みの人にはお勧めかも。
>>311 吉田秋生の「YASHA」は1巻しか読んでないからコメントしずらい。
実写ドラマのキャッチフレーズは「このドラマSFではない、医療サスペンスだ」。
それってなんなのか…。SFでいいじゃないのと思った。
浜田翔子の「EXボーイ」は厳密には超能力というより特殊能力を持った双子と
言い替えた方がしっくりくるかも。
神話の神々は特殊な能力を備わった人間であり、そうした≪神≫と呼ばれた人間を
遺伝子操作によって蘇らせ、超人類を作ろうとするプロジェクトがあったらしい。
全巻を通して読んでいないのでよくわからない。詳しい方の補完を求む。
主役は特殊能力を持った双子の姉弟だが、あまりの力に封印される。
それが超大型地震が起きたことによって封印が解かれる。
舞台は未来の地球で遺伝子工学によって獣人型の人類も存在する。
>>311 >>312 やっぱり前述の作品なんだけど、碧也ぴんくの「ブラインドゲーム」も
近い感じの設定だね。
遺伝子操作で超人間を作ろうとする軍のプロジェクトが何者かに阻止され
殺された超人間の胎児から取り出した遺伝子を秘密裏に組み込まれて
生まれた少年たちが主人公。
超能力についてはそれぞれ人間の身体能力を超える程度の不完全なもので
計画の犠牲者たちがやむなく事件に巻き込まれていくというストーリー。
遺伝子の説明や頓挫した計画なんかのSF設定や、人間関係のドラマは
かなりしっかり書き込んであって、ある意味骨太な印象を受ける。
「八犬伝」の近未来版らしいんだけど。
調べてみたら「EXボーイ」が1992年〜1994年
「ブラインドゲーム」が1995年〜2000年
「YASHA」が1996年〜2002年
「パートナー」が1999年〜2000年
遺伝子が流行りものだった頃なのね。読み比べてみたら面白そう。
314 :
312 :2006/10/12(木) 17:56:11 ID:???0
>>313 前スレで既出だが、東城和実「禁区 SECRET AREA」(ウィングスコミックス 新書館)も似たようなテーマの作品。
7&Yのコミック紹介のコピペ…
>〔設定〕近未来。巨大企業の研究室で遺伝子操作によって作られた超能力者、サクヤとアヤセ。
>自分の存在に悩みながら、彼らは戦いつづける。
>〔収録作品〕禁句/シャドウ・シティ/警告/死線/アクセス/愛の劇場(描きおろし)
初出は大陸書房の某雑誌のようで、最初のコミックスは大陸書房から出たメヌエット・コミック(絶版)。
メヌエットCの初版が’90年5月になるので、初出誌はそれ以前ということになる。
>>314 「禁区」は昔大陸ので読んだ気がするんだけどあんまり覚えてないなあ・・・。
そういえば主役が何かの化け物に変身した話もあった気がするけど
それは東城さんの別の作品かな?
「禁句」1990年以前(全2巻)男2人
「EXボーイ」1992年〜1994年 (全3巻)男女の双子
「ブラインドゲーム」1995年〜2000年 (全10巻)少年8人
「YASHA」1996年〜2002年 (全12巻)男の双子
「パートナー」1999年〜2000年 (全3巻)男女の双子
他にもまだありそうな気が。
実際読んでみるとたぶん画面やストーリーも随分違うんだろうけど
モチーフとしての遺伝子操作や超能力、マッドサイエンティストはある意味SFの華なのかも。
その分、設定がいい加減だとちょっと安直な印象になりがちかもしれない。
>>313-314 その時代の流行り物ってのは、やっぱり、あるんでしょうね。
1980年代中頃からふえる超能力ものは、
たぶん大友克洋の「童夢」「AKIRA」等のヒット作が影響したと思います。
1970年代後半のユリ・ゲラー・ブームがまだ残ってた頃でもあるし。
佐伯かよのの「彩子」(1982)は、
作者が自選集で映画の「キャリー」(1976)に影響されて書いたと語っています。
どちらも学園もののサイキックホラーなところは似てます。
ヒロインは家庭や学校で抑圧されているとかコンプレックスがあるという所も似てますし。
でも、超能力を持ち始める理由は偶発的なので、
SF的発想というよりは、
非現実的な要素として超能力を取り入れたのではないかなと思います。
超能力を持つ理由を、遺伝子と結びつけた作品は、SF的な発想だと思います。
>>313 >>315 > 「パートナー」1999年〜2000年 (全3巻)男女の双子
これには遺伝子操作や超能力は出てこない。マッドサイエンティストらしいキャラは出てくるけど。
超能力系が流行った?80年代後半って SFの宇宙開発系がちょっとパワーダウンしてた時期でもあるんだよね。 現実では、60年代の末に人類が月面着陸、 70年代には火星や木星などの探索機も飛び始めるんだけど いかんせん使い捨ての宇宙船では金がかかりすぎることもあって 80年代からは、NASAは 使い回しのきく宇宙船=スペースシャトルに 力を入れることになった。 天体観測やら人類の生活に役立つ研究などをやるためのもので スペースシャトルを月と地球の中間辺りの軌道に飛ばすことになる。 しかし86年1月のチャレンジャー号の事故で その後は打ち上げミッションも慎重になってゆく。 こういった現実の要素が影響したのだろう。 90年代の始めには TBSが派遣したジャーナリスト秋山氏が宇宙ステーションのミールに滞在、 2000年代に入ると 民間人の富豪が二千万ドル(約23億円)の私費で宇宙旅行的な滞在を実現。 経済事情から民間人対象の宇宙旅行斡旋企業と提携したロシア宇宙局のおかげで 今では、何千万円という費用で手が届く所まで来た。 数年以内にはもう1桁下までいくらしい。 とはいっても、月と地球の中間辺りという所なので SFでおなじみのエリアにはほど遠いのだが 着実な進歩ではある。 惜しむらくは、90年代に入ると、 萩尾・竹宮の両氏が、SF漫画を書かなくなってしまったことだ。 2000年代になると 萩尾望都は「バルバラ異界」竹宮恵子は「ブライトの憂鬱」で 再びSFも書いてるけどね。
>>318 だから90年代以降のSFは遺伝子操作とかバイオに行っちゃったのかなと。
コンピューターも発達して、進化が内的になったっていうか
ロボット作ったり宇宙船を飛ばすより脳や細胞をいじったり
コンピューター内部に生命体を作ったりする方が流行った気がする。
最近も宇宙に飛び出すネタは少ない気がするなあ。
「バルバラ」も内的だよね。
ザ・フライ (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 >『ザ・フライ』(The Fly)は、1986年のアメリカ映画で、1958年に公開された同名の映画 >(邦題は『ハエ男の恐怖』)のリメイク作品。1986年のアカデミーメイクアップ賞受賞。 >1989年には続編『ザ・フライ2 二世誕生』が公開された。日本での公開は1987年1月。 リストにあがっている少女漫画のネタに使われる「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」という題の 海外SF小説のストーリーの一部を映画化した「ブレードランナー」が米国で公開されたのが’82、 これが近未来SFで科学の発展を否定的なニュアンスで描いたものとして画期的な作品ということらしい。 以後、近未来に起こる核の恐怖やバイオハザード、天変地異の映画が作られ、 幾つかは日本でも爆発的なヒットを起こした。ターミネーターもその一つ。
321 :
320 :2006/10/12(木) 20:25:42 ID:???0
句読点が少ないのでわかりにくい文章で失礼…。 海外SF小説の日本邦題「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」 タイトルをもじったのが、既出作品の例では 清原なつの「アンドロイドは電気毛布の夢を見るか?」 川原泉「「アンドロイドはミスティブルーの夢を見るか」 などがあります。
322 :
320 :2006/10/12(木) 20:34:41 ID:???0
他にも海外SF小説のタイトルをもじった少女漫画に、 先に名前をあげた清原なつの氏の別作品の「流水子さんに花束を」がある。 内容はSF色は薄いが、幼なじみの少年に突き放されたショックで 子供の頃に封印された超人的な記憶力を突然回復してしまった流水子と、 周囲の人間を巡るコメディー・タッチの愛憎劇を描く。 作中にはミュータントものの映画や小説のネタが詰まっている。 タイトルも「アルジャーノンに花束を」のオマージュになっている。
前にでてた池田さとみの「アルジャーノンにゆりかごを」も同じ作品からタイトルもじってるよね。 他にも海外SFからタイトルもじったのだと、和田慎二の「時計じかけのオレンジジャム」なんてのもそうだよね。 内容はSFじゃないけど。
そういえば、立原あゆみの「のらねこ教室シリーズ」に「猫の惑星」ってSF物があったな。 猫型宇宙人が人間に変身して地球侵略をたくらむ話だったかな。 あれも「猿の惑星」のタイトルをパロってるね。
325 :
320 :2006/10/12(木) 22:37:41 ID:???0
>>324 上の方に立原あゆみ作品を遠慮しながら書いたけど>すーぱーアスパラガス
誰も知らないのかと思っていましたが、他にもSD要素のある作品を描いていたんですね。
情報ありがとうございます。
326 :
320 :2006/10/12(木) 22:38:25 ID:???0
>>325 324ですが、「すーぱーアスパラガス」も途中までは読んだことありますよ。
290に書かれてるとおり、後半の暴走で途中で投げ出しちゃったけど。
あれは少年が少女に変身する話でしたよね。
「のらねこ教室」シリーズのなかでも、ある木の実を食べると人間に変身できる主人公の雄猫が
いつもは少年に変身するところ、間違って少女に変身する話がありました。
あの作者、そういう設定が好きだったのかも。
(ちなみに「のらねこ教室」は「猫の惑星」以外はSF要素のない、ファンタジーに入るシリーズです)
328 :
320 :2006/10/12(木) 23:55:30 ID:???0
>>327 レスありがとうございます。
立原あゆみ作品は長編だと暴走したりするけど、短編だと傑作のSFもあるんですね。
参考になりました。
>>290 立原あゆみ「すーぱーアスパラガス」は、
巨大なアスパラガスを食べた少年が女性に変身してしまうんだけど、
家に住み着いている猫がサイボーグであることが判明して、
変身しちゃった理由は異星人からの攻撃を回避するためだとかが明らかにしてくれる。
とまあ、ここらへんまではSF設定しっかりしているんだけど、
異星人が出てきてからはワケワカメな展開になってしまって
ラストまで見届けてないw
他のひとみコミックスの既刊案内を見ると、全何巻という表記にはなってないので、
完結してないということじゃないかな。
>295
紫堂恭子「ブルー・インフェリア」は、連載が途中でストップしちゃって
単行本での書き下ろしが加わって完結。よくあるパターンかも?
バイオハザードになるのは途中からで、
最初は、地球で環境汚染が進んだため遺伝子に異常が起きた人種(亜人)というような説明になっている。
やがてそれは特殊な病原菌(ブルー・インフェリア)に感染したためだと判明する。
SF要素としては、人類滅亡の危機とかも加わるほうがいいね。
ここ読んでるとSFの定義がよく分からなくなるな。
アスパラガスを食べた少年が女性に変身するなんてのはごく普通に考えればSFじゃなくて
ファンタジーのような気がするんだけど・・・
猫型サイボーグがSFならドラエモンもSFなのかとか。
>>2 を読み返してみたけど、無茶苦茶設定や詰めが甘くてもSF認定していいのかな?
タイムトリップものにしても、ハインラインの「夏への扉」みたいなものなら
SFだけと思うけど、パラドックスもなくただタイムスリップするだけのものまで入れたら
限が無いような。
>>18 > ▲紫堂恭子「海からきた星たち」
> ★居住型衛星
もうちょっと詳しく出しとくね。
舞台は近未来の世界共同開発によるスペースコロニー(リベルタス)。
やまざき貴子の描いたスペースコロニー(アカデメイア)は、大学中心の学術都市だったけど、
こっちは惑星開発の拠点として技術者や労働者が移住しているほかに、
抽選で居住の権利を得た一般市民もいて、
アメリカや日本などの開発に関わった主要国のエリアに区分けされているという状態。
各国の縄張りごとに学校も役所も店も揃ってるあたりは、
20世紀初頭の上海にあったような、フランス租界ロシア租界みたいなものか。
なんだか遠い将来に実現しそうなシチュエーションだ。
ちなみに
>>318 の宇宙旅行、幾つかの業者の中には国別の人数枠があって抽選という所もある。
ストーリーは、一般市民の学生と、同年代で人見知りな天才少年の出会いから始まる、友情物。
会話出来るロボットや、立体ホログラム再生機が、ポケットに入るぐらいの小型で登場する。
>>7 > ▲岡野史佳「薔薇科少年」(1998別冊花とゆめ2月号) 1998白泉社『薔薇科少年』に収録
> ★近未来の火星/動植物の異種混合生命体
近未来の火星では、地球で絶滅種となっている動物や植物の遺伝子保護を目的に、
様々なキメラを誕生させるプロジェクトが進められてきた。
将来的にはテラ・フォーミングで、生態系を復活させるためだ。
あるとき、太陽系内で有名なピアニストの少女が、生まれ故郷の火星にコンサートで訪れ、
主催者側の企業から、薔薇の香りを放つ少年を与えられる。
外見も動作も人間そのものだが、薔薇と人間のキメラなので、日光浴と水は欠かせない体質だという。
遺伝子操作によるキメラが出てくるSFは、少女漫画でも獣人ものが目につくけれど、
植物とのキメラ(しかも薔薇)というのが、何だか少女漫画らしくてロマンがあるね。
SF設定も結構しっかりしているけど、花にまつわるファンタジーとしてもよく出来た作品だ。
ストーリーは、ピアニストの少女が、薔薇とのキメラであるその少年に惹かれていくという展開になる。
実はピアニストの少女も、ある小動物の絶滅種と人間を掛け合わせたキメラなのだが、そのことは非公開の秘密。
ある程度成長しないと体質や外見には現れないタイプの遺伝子なので、人間として生きて来たが、
少年との出会いをきっかけに、少女が変身する日が近づいてくる…
ラストの変身シーンの美しさには思わず感動。
>>7 > ▲岡野史佳「月齢14.8」(1997別冊花とゆめ7月号) 1998白泉社『薔薇科少年』に収録
> ★月にからめたファンタジー系
未来のとある惑星。放射能汚染のため幾つかのドーム都市がある(医療区、福祉区、一般居住区などのコロニー)。
15歳までの子どもは、親とはなされて教育コロニーに集められ、
家庭教師兼保護者の人間型のロボットと暮しながら、学校へ通っている。
主人公の少年は、もう何年も前から教育コロニーに新しい子どもたちが入ってこないことが、気になっていた。
あるとき、少年の前に、幽霊のような幻のような少女が現れるようになり、
彼女は姿を現すたびに、彼女の本体が住んでいる「地上の世界」についての話を聞かせてくれる。
そこには美しい野原があり鳥や獣もいるという。
という具合にファンタジー要素はあるけど、
この、幻のような少女は、竹宮恵子「ジルベスターの星から」にも出てくるシチュエーションだ。
ある日突然、地球に住む主人公の少年の前に現れて、他人には見えない、正体不明の、幻の少女。
私の住む星は緑が豊かな世界、あなたを待っているわ、と言ってくれるんだけど…っていうやつ。
少年は、ドームの外の「地上」を見たくて、幻の少女の協力を得て、家庭教師ロボットと共にドームを脱出する。
そこには、広大なスクリーンのように、大きな窓の外の星空が広がっていた。
少年は家庭教師ロボットから、コロニーの秘密を打ち明けられる。
母星の放射能汚染が進んで人類絶滅間近となり、教育区だけが宇宙移民船となって航海に出ていること。
子ども達に未来を託した大人達は、今ではおそらく死滅したであろうということ。
しかし宇宙移民船は、移住できそうな惑星のあてもなく、宇宙を彷徨っているということ。
ショックを受けていた少年の前に、幻の少女がまた現れた…
この作品も、ラストシーンの美しさに感動。
「ジルベスターの星から」のハッピーエンドバージョンという印象だ。
月の登場は、主人公がよく見る夢の中で見上げる夜空にある、っていうぐらいなものだけど、
タイトルは、望みが実現するまであと少し、という状態を象徴している。
>>330 ここはSFの定義を話し合うスレというわけではないからね。
みなさんが語っている作品についてのコメントを読めば分かると思う。
ここで挙がる作品名はSF作品として認定してほしいっていうものばかりじゃないよ。
SF要素が感じられるとか感じられないとかを、はっきり言ってるもん。
まあこの部分はSF的な発想で描いてるんじゃないか?みたいな、部分的SFもあるってことでw
個人的には昨今のSFの賞に選ばれるような作品には興味がないので、
ここのスレがそういうのより埋もれている佳作にスポットを当てているのがとても嬉しい。
遠藤淑子『ヘヴン』は『ヘヴン2』の方が格段に良いね。
>>110 にあった台詞にも泣けたよ。
>>334 遠藤淑子『ヘヴン』にも
遺伝子操作によって生まれた天才少年とか
遺伝子操作を営利目的で営む企業が登場するね。
1990年代末の作品。
作中時間は核戦争後の未来になってるけど
服役中の犯罪者に対するロボトミーに近い脳手術の記録なんかも出てきて
20世紀のリアルな医学史も含む作品だった。
>>334 > ここのスレがそういうのより埋もれている佳作にスポットを当てているのがとても嬉しい。
禿げ同
>283-284
神坂智子「シルクロード」の「風」シリーズなんて懐かしいよ。
337 :
320 :2006/10/13(金) 14:04:41 ID:???0
>>330 >アスパラガスを食べた少年が女性に変身するなんてのはごく普通に考えればSFじゃなくて
>ファンタジーのような気がするんだけど・・・
「すーぱーアスパラガス」が発表された当時は珍しかったように思う。
定義は微妙かもしれないが、少女漫画らしく少年から少女になった普通の人間の、
切ない心境が男性作家とは思えない繊細な心理描写で描かれる。
前半までは絵も丁寧でジュブナイル小説を読むような感じで読める。
ちょっぴりエロいネタも、ストーリーがしっかりしているから気にせずに流して読める。
>>329 確かに異星人が出てからはワケワカメ…。学園をセクハラ教師が乗っ取るあたりも
気持ち悪くていやんな感じであった。もう少しなんとかならなかったのか。
>273>313 >332 碧也ぴんく「BLIND GAME」にも、 遺伝子操作によるキメラが登場する。これは、猫に大型肉食獣をいくつか掛け合わせたもの。 キメラ動物には、盗まれた超人間の卵の力が使われていて、 超人間の遺伝子を持つ主人公達と呼び合う設定がされている。 行く先々で、そのキメラと遭遇することになるのだけど、他の設定も重なってグロ展開になりがちだ。 主要キャラの環境、心理描写、「超」能力のエピソード等、細かく描かれている辺りは良い。 そういえば、 クローン羊のニュースを見た作者が、あとがき漫画(3巻)で作品に突っ込みを入れていたなぁ。 1997年の出来事か。
>>338 最初は猫系の大型肉食獣がきちんと計算されてくみあわせてあったのが、
後になる程どんどん種を越えて崩れていくんだよね。
そのあたりの不気味さがよく計算されて描かれてると思った。
描写は確かにグロっていうか時としてホラーかスプラッタばり・・・
少女漫画ロマンキメラの対極かもw
この作品の超能力エピソードが面白いと思ったのは所謂サイコキネシスとか
テレパスとかそういう超能力じゃなくて、地味ーな能力だったところかな。
聴域がやたら広いとか動体視力があるとか。
クローン羊・・・ドリーか。
体細胞から作られた初のクローン羊だっけ。
キメラって単語よく使われると思ったら生物学の専門用語だったのね。
340 :
320 :2006/10/13(金) 16:53:14 ID:???0
キメラもの…数が多すぎて先駆的な作品を除いて語るとキリがない。 とりあえず、佐々木淳子のブレ5の半人半獣のヒュウはわたしが見た少女漫画の中の 遺伝子操作で作られた最初のキメラかも。 他に印象に残っているのは清水玲子の読みきりシリーズ。 主人公の少女の相手役にドーベルマンから人間に変身出来るキメラ(これも遺伝子操作)。
>>340 べつに先駆的な作品は探さなくていいんじゃない?
生物学的な意味のキメラから、変身するキメラまで
扱いや捉え方も作品によって随分幅があるみたいだし。
342 :
320 :2006/10/13(金) 18:07:27 ID:???0
>>341 そういう意味ではなくて…。数が多すぎて長文になりそうなので
別スレでも作って語りたいくらい好きなジャンルということで。
和田慎二の別マ版の「怪盗アマリリス」(「花とゆめ」版とはちょっと設定の違う先行作)もSF要素含んでるかな。 ある種のキノコから抽出加工した依存性のある成分を混ぜた食品によって日本征服をたくらむ悪人とヒロインの戦いの話。 その食品がストーリーの中心的役割をもっていた。
>>343 食品に注入した成分についてもうちょっと煮詰めた描写があったら
バイオハザード系に近いハードSFになったかもしれないが、
SFって呼ぶにはちょっと… 少し不思議ってぐらいな要素だと思うよ。
ライトホラーのジャンルじゃないかな。
あるコンツェルンの傘下にある食品会社が、
ひとつの小都市に供給される食品すべての製造と販売をしているので、
住民全員が何事も深く考えない体質になっていくのだけど、
転校してきたアマリリスが、食品がどれも美味しくてついつい食べてしまい
以前の服が着られないほど太ったことにショックを受けて、異常に気づく展開はおもしろかった。
その都市内では、洋服の製造販売ルートもコンツェルンの傘下で、サイズのごまかしもあって
長く住んでいる住民は気づかないというのがミソだったりしてw
食品に注入した成分というモチーフが描かれるSFなら、
>>16 既出の 佐藤史生「やどり木」、これはハードSFに近いよ。
この作品のSF要素にもぜひ加えて欲しい。
あらすじ:
未来のある惑星の学術都市が舞台。都市というよりは村のようで、
自然環境を保守する人々が住んでいる。
住民が他所から来て開拓されたその惑星には、ミスルトと呼ばれる原生植物があって、
そこから抽出される成分を、住民がお茶や食品に混ぜて摂取する習慣がある。
体質や精神力に異常がなければ、脳内には補助的な脳細胞が生成されて、
最初は幻覚を見る程度のトリップ状態になるが、
やがては、1冊の本を理解する時間が1枚の絵を見る位の時間ですんでしまうというような、
特殊な能力が身に付く。
学問の道を行く者には、なかなか魅力的なものだが、
その効果には個人差が大きいのでリスクもあり、最悪の場合は肉体的な死を迎える。
その惑星の学校に入学した主人公の学生は、同級生がリスクをもろにかぶっている状態にも遭遇する。
途中からは、ミスルトと呼ばれるその原生植物の存在価値、惑星の生態系などが追及され、
主人公と同級生が生死に関わるほどのピンチから脱出するまでの物語。
>>344 ライトホラーというより、実際に読んだ印象ではサスペンス物といった感じだったけどね。
>>345 「やどり木」のミスルトは依存性があるので
大量摂取するとリスクがあるという設定だよ。
普通はスパイス状に精製されているものを使う。
生のまま(ミスルトという蔦の実)で食べたりすると
体調や精神状態に大きな影響がある。
補助的な脳細胞というのは
「宿脳」と呼ばれていて、
本来の脳に寄生し寄宿するような面があるので
そう呼ばれている。
佐藤史生のSFには
宿脳とか複合船とかの造語が頻出するね。
SF的モチーフとしては既存のものだけど
どれをとってもオリジナリティが感じられる。
星野架名「わたしがやってくる」と「月色実験室」(どちらも「カンパネルラはふりむかない」所収) 「わたしがやってくる」は月が二つあって、そこへの行き来や居住が普通になっている程度に宇宙技術が進んでいるパラレルワールドへのスリップ物。 「月色実験室」は多重人格で眠った状態精神内ででそれぞれの人格が会議のできる天才臨床学者と彼が目指す未知の研究の実験パートナーとして選ばれた学生の話。
天才臨床学者→天才臨床心理学者 「心理」が抜けてた。
>>348 星野架名のそのコミックス、去年に出た久々の新刊なんですよね。
ここ10年くらいは寡作の人になっちゃってたようで、気になってた作家の一人。
この間、たまたま書店にあった文庫の「緑野原幻想」(2003年12月初版)みつけて、
なつかしくてつい手に取ったのですが、
緑野原シリーズの選集みたいな作りになっていました。
シリーズ第一作の短編「ラピュータス流星群」から始まるんですけど、
舞台は学校の教室でクラスメート一同も一緒なのに
テレパシーも出るし時空間スリップもあるし異星人も出るし惑星文明の崩壊もするし、
こんなにもSF要素てんこもりだったのか・・と、しばしため息。
とはいえ、このシリーズ、一応学園友情漫画なので、
二作目以降は、学園ロマンが主でSFファンタジーが従という感じ。
作品によっては、「ウインターロケット」みたいに、SF要素が殆どないのもあります
(これは弘樹と彼方という主人公達の幼少時のエピソードで、
ロケットというのは公園の広場にあるロケット型の建物)。
ちなみに、緑野原シリーズはもう1冊文庫化していて、「緑野原少年」(2004年11月初版)というタイトル。
「緑野原幻想」に入らなかったものがこっちに入ったみたいです。
シリーズとしてははっきり最終回が出たわけではなく、自然消滅っぽいのですが。
緑野原シリーズで最初に発表されたのは、 1983年花とゆめ11月の増刊に載った「真昼の夢見たち」です。 その次が1984年花とゆめ9号の「ラピュータス流星群」、 1992年花とゆめPLANET11月増刊の「青い銀河の夜明け」まで、約9年続きました。 コミックスの発行は、1985年8月から1993年2月まで、9冊出ています。 『ラピュータス流星群』 『Psiクロン・シンドローム』 『弘樹-春咲迷路』 『彼方-まほろばフェスタ』 『ルナティック・シネマ』 文庫には収録してません 『ヒューマン・ノーアの声』(全2巻)文庫には収録してません 『ウィンター・ロケット』 『青い銀河の夜明け』 文庫には収録してませんが、舞台が宇宙になっててスペースファンタジーという感じ
「カンパネルラはふりむかない」のコミックスの帯に同じ作者の新作「上弦の都市」が「花とゆめ」に掲載ってあったけど、 それもSFなのかな? 帯には翼のある少年のイラストが載ってたけど。
和田慎二「ラムちゃんの戦争シリーズ」 科学者の祖父が女子小学生のヒロインのために作ってくれた巨大な女性型ロボットと悪の組織の下っ端組合の巨大ロボットとの闘いのシリーズ。 マジンガーZや鉄人28号をコメディー化した少女漫画版といったところ。 個人的には正義の味方によって所属する悪の組織を次々につぶされ、そのたびに失業する下っ端悪党の組織した労働組合という設定が面白かった。 特に、組合長は憎めない好きなキャラだ。
>>353 > 和田慎二「ラムちゃんの戦争シリーズ」
読んだ覚えがあるけど大昔なので詳細はうろ覚えw
でも、一連の和田作品の中では
いちばんSFぽさがある作品かもね。
「少女鮫」は最終章がSFっぽかった。
バイオハザードやミューティング(変異体)やらで。
最初はハードボイルド路線で、傭兵仲間と活動するヒロインが描かれる。
途中から、ヒロインのずばぬけた体力の謎に迫るようになり、
遺伝子のことがクローズアップされるようになった。
残念ながら、最終章に入ってから編集担当と意見が合わなくなったのだそうで、
急きょ連載を畳んで最終回を迎えるんだよね。
和田慎二は、SFの素養も充分にあったと思うし
機会があれば柴田昌弘作品と並ぶような本格SF大作でも描けたと思う。
ただ、一番の得意分野はミステリー要素のあるアクションものだろうし、
スターシステムも入ってるので、
エンターテイメント志向で成功した作家だね。
柴田昌弘にもスターシステムはないわけじゃないよ。 初期の短編「盗まれたハネムーン」に出てくる小説家の桐生仁は 後の長編「紅い牙」でレギュラーになる。
星野架名のSFは
サイエンス・フィクションと魔法抜きのファンタジーの中間を行くような感じ。
異次元スリップ物が多いような気がする。
「月色実験室」
これは広い意味ではSFかもしれないけど
本質は心理学漫画じゃないかな。
雑誌掲載時に読んだけど、サイキックロマンという印象だった。
4日間のアルバイトである実験に参加する大学生の体験。
大学生は、1日に1人ずつ同じ顔をした人間と過ごすことになるが、
どれも同じ人間で人格が別々なのだと知る。
心理学者ものでは
>>22 ※高橋冴未『きみにやどる星』(1994wings1-3月号) 1994新書館ウイングスコミックス(全1巻)
☆心理学+太陽系外の惑星の精神物理学者/アンドロイド
こっちのほうがSF設定で書かれてる。ライトSFだけど。
太陽系外の惑星から来た心理学の研究者は、
ルックスがウサギの耳を持つふわふわドレスの少女だけど、
作中では、実年齢は見かけよりだいぶ上と言ってる。
地球人の精神(内的宇宙)を研究しに来たんだけど、
主人公の少年(アンドロイド)の心が発する思いに呼び寄せられて、
宇宙空間を移動してきたというもの。
ストーリーはアンドロイドが他界した前の持ち主の姿を夢に見るというもので、
前の持ち主の女性の心の中へスリップするシーンもある。
全体的には、サイキックSFファンタジーというべきかもしれない。
なるしまゆりはどんな感じ?
>>357 >>26 > ▲なるしまゆり『原獣文書』1996〜2005(初出 ?年 サウス) 新書館ウイングスコミックス(1〜8巻)
> ★未来の地球の生態系変化
> ▲なるしまゆり『プラネット・ラダー』(初出 ?年 コミッククリムゾン) 1988〜2004集英社-創美社(全7巻)
> ★多次元宇宙の滅亡の危機
未読なので何とも言えない。
amazonの購読者レビューを見るかぎりでは、上記の通りで、後者には異世界スリップもありそう。
喜多尚江「月のたまご」 突然、巨大隕石衝突による人類滅亡の危機をむかえた衝突直前までの10日間を背景に それまでの間、満員電車の中で助けてくれたお礼をしたいという口実で好きな少年と一緒にすごそうとする少女のラブコメ。 背景となってる設定はヒロインの行動の動機付けに使われているだけだし、まあ、すごくライトなSFといえるかどうか? 結局、隕石衝突もあっけなく回避されてしまうし。
>>355 >柴田昌弘にもスターシステムはないわけじゃないよ。
初期の短編「盗まれたハネムーン」に出てくる小説家の桐生仁は
後の長編「紅い牙」でレギュラーになる。
SFとは関係ないけど、桐生はどっちの作品でも時間が数年経過してるだけで同じ人物と思われるから、「スターシステム」ではないのでは?
手塚作品に倣えば、和田作品のスターシステムというのは、たとえば作者の分身と思われる岩田とか、初期の作品に登場していたマックみたいに
外見と名前は同じだけど、それぞれの作品では別人として登場してるようなのを指すんじゃないかな?
>>359 新井素子の「ひとめあなたに…」インスパイヤみたいな話だなーと
思ったら、隕石衝突回避されるんかw
>>355 >>360 柴田昌弘初期の短編「ガレー夢幻航海」( 1982リュウ1月号)の脇役、薄絹まとった少女クエンティと付きそう男ミンツは
「ワフ・ヴァレーの神話」(1983リュウ11月号)でメインキャラになってる。
和田慎二の場合は、神さんスガちゃん美尾さん沼先生などを思い浮かべる。
ルックスその他の基本設定が同じで複数の作品に登場するキャラなら、
スターシステムって言ってもいいんじゃないの?
私は「スターシステム」っていうと手塚治虫の作品なんかが典型的な例として思い浮かぶんだけど。 (というか、もともと手塚治虫がこの言い方使いだしたんじゃなかったっけ?) 特に間久部禄郎ことロックとか。 名前とルックスは同じだけど、設定は作品ごとに違う。 たとえば「アラバスター」ではギリシア系アメリカ人のニヒルなかたき役、「ブッキラーによろしく」では主人公で三枚目の日本人の三流ゴシップ記者、 「ブッダ」では名前もビンビサーラで古代インドの王ってふうに。 和田慎二のマックはこのロックにインスパイアされた人物で本名も間久部吾郎となってる。 設定は医学生や医者の場合が多いけど、「バラ屋敷の謎」と「呪われた孤島」のマックはどう考えても同一人物とは思えない。 神や沼先生、スガちゃんは作者もMF版の「超少女明日香」の後書きとかでいってるようにどの作品でも同一人物と考えられるけど、 美尾は「バラの追跡」「スケ番刑事」では同じ人物だけど、講談社版の「バラの迷路」(?タイトルうろ覚え)では名前と外見は同じでも設定は違う別人。
>>362-363 二種類の使われ方があるので、どっちの受け止め方も合ってると思うよ。
(Wikipedia「スター・システム」の漫画作品の項目参照しての印象)
>>46 □柴田昌弘「ひとりぽっちの戦争」(1980少年少女SFマンガ競作大全集7号)
宇宙飛行士が訓練中の一人乗り宇宙艇、シミュレーションで異星人の攻撃から地球を守る戦いをする。
訓練が終わってみると自己暗示がかかりすぎたのか、実際に戦いをしたような様相になっていた・・・
□柴田昌弘「未来都市バラン」(1980花とゆめ19,20号)
ある青年が小型の宇宙艇で、突然石器時代の地球に漂着した。青年の記憶はすべて消えていた。
その原始社会で生きているのは、マザーコンピュータ管理の地下都市を嫌って地上へ脱出した人々の子孫だった。
そして地下都市では、判断力が鈍ったコンピュータのために滅亡の危機が近づいていた・・・
もうひとつ、まだ出てなかった短編。 柴田昌弘「サンルーム」(1986年 花とゆめEPO 6月号) 2003年 朝日ソノラマ文庫『未来都市バラン』に収録 生まれつき免疫力のない体質で無菌室に隔離されて医療ロボットの世話で育った少年が、 TV電話の混線である少女と知り合いになる。 イメージファックスと称されている、精神だけを移送する体感通信システムでデートを重ねるが、 少年は人並みの体力がないため命が危うくなる。 少年の父親は裕福だった。サイボーグ手術を受けさせる準備をするが・・・・ 精神だけを移送する体感通信システムは、 J.P.ホーガンの星を継ぐ者シリーズの第四作あたりでも大活躍していたような気がする。
>>291 > >299
浅川まゆみの短編集をまとめてみた。
1982年 徳間書店 アニメージュコミックス 『時の墓標』
「時の墓標」(1982プリンセスゴールド)
タイムリープ能力を持つ一族の末裔である娘が、敵対する一族との抗争に立ち向かう。
「閉ざされた記憶の中に」(1981プリンセスゴールド)
列車事故がきっかけで亜空間の住人の精神が宿ってしまった高校生のカップル
「フレイアの目ざめた朝」(1981ビバプリンセス冬号)
不要な人類を滅ぼすマザーコンピュータの手先となっていた少女
「星に還る時」(1981ビバプリンセス春号)
星間戦争で滅びゆく惑星の人種を愛した少女
「禁猟区」(1978ビバプリンセス秋号)
腕に星形のあざを持つ少年は別の次元からの逃亡者で、星形は一級市民に狩られる二級市民の印だった。
「還らざる未来へ」(1980ビバプリンセス秋号)
超能力を宇宙開発に役立てる研究所で育った念動ESPの少女の前に、未来から子孫の少年が現れる。
1984年 東京三世社 マイコミックス 『ダークブレイン』
「ダークブレイン」(1983ウイングス5〜7号)
様々な惑星をさすらう青年セイガのシリーズ3作目。宗教上の抗争がある惑星に降り立つ。
「銀色狼」(1982ウイングス2号)
星間旅行者の青年セイガが不思議な美しさを持つ原生住民に命を救われる。
「訪問者」(1983ウイングス4号)
賞金稼ぎとして辺境惑星に来た青年セイガが、衝撃波による殺傷能力を持つ原生獣を追いつめてゆく。
「渡し舟」(1984 SF漫画競作大全集24号)
別の次元にスリップしてしまった少年が出会ったのは、生誕直後に他界した双子の妹だった。
「旅人」(アマチュアの頃に書いた作品)
30年間の宇宙勤務を終えた青年が、母の待つ地球への帰還目前で、侵略型ウイルス感染が明らかになる。
「時間旅行は利息つき」(1982リュウ1月号)
製薬会社の跡取り息子が、江戸時代の先祖の薬種問屋へタイムスリップするコメディ。
↑ 初期のSFはハード志向だったんだね。 デビューは少女フレンド系で、1972〜3年頃は別マに数作品を描き、 1978年からプリンセスへ移ってまずは「禁猟区」を発表。 このシリーズはいくつかあったみたいだけど、初作のみが単行本に入ったのか。 秋田はSFファンタジー系が多いとはいえ少女漫画雑誌だから、 浅川まゆみも学園漫画とかかなり描いてるし、SFに専心するのはむずかしかったんだろうなあ・・・
佐伯かよのの作品にもスターシステムが垣間見えますよ。 一番多いのは理恵という活発な少女で、 作品ごとに名字や家族環境などは変わるんですけど、 理恵という名前とヘアスタイルや顔、 明るく正義感の強いはみ出し者タイプな所は同じ。 テニス漫画「スマッシュメグ」 ハードボイルド系ロマン「口紅コンバット」 カーレース漫画「オン・ザ・ラン」 超能力ミステリー「彩子」では、 いずれも高校生です。 「彩子」の続編となる「紅いラプンツェル」では、 理恵は30代前半くらいのツアーコンダクターです。 高校時代の同級生彩子が結婚していて、 彼女の息子・拓人が中学生になっているので、 理恵も相応に年を重ねています。 次世代編となる「紅いラプンツェル」は、 理恵の紹介で拓人が幼少時から EPS 研究科学者の自宅である研究所に通っているため、 「彩子」 よりは若干SFらしさが感じられます。 とはいっても他のSF要素もないし、 全体的には、サイキックミステリーロマンの域を出ていないと思います。
サイキックといえば、柴田昌弘の作品に「サイキック・トラベラー」っていうのがあるけど、あれはSF、ファンタジーどっちに入るんだろ? 現代のヒロインが中世スペインのヒロインの中に意識がスリップする話だったと思うけど。
>>44 佐伯かよの「黄泉からの声」にしても、
人口の多い都市で自殺者急増現象が始まり、レミングの行進のような展開が世界規模、
作品テーマは人類と宇宙の造物主につながりそうだが、原因が明らかにならないまま終わってしまうため、
SF読者として見るとホラー作品から抜けきれない顛末が惜しまれるね。
自ら死を選ぶ人間は、頭のなかに「進め進め」という声が聞こえて、身を投げたりするわけだが、
人口が急減した理由は、(メール欄)のような推察で止まってしまう。
ページ数がもっと多ければ、地球人類滅亡もののSFとして発展したのかもしれないが、
佐伯かよののデビュー期のSFはメカニックものや宇宙系ばかりだし、
作者的には超能力はSFモチーフではなくミステリーのモチーフに考えているのだと思える。
佐伯かよの「ミルキー・ラブ」(1976りぼんデラックス夏の号)
1995・2000講談社『佐伯かよの自選集 1 世界一幸福な男の話』に収録
これは全体のベースは恋愛少女漫画だが、
主人公の少女が大人になっても天体観測が好きという設定もあり、
恋人が宇宙へ飛び立つシーンもしっかり描いてあるので、ライトSFでもあると思う。
あらすじ:
10年ぶりに幼なじみの少女と再会した青年は、少女のことを忘れていて
別名を名乗り別人のようにふるまっていた。
青年はじつは宇宙飛行士となって火星に飛び立つ日が近いため、
成功するまで飛行士に選ばれた青年のことは公表できない宇宙局の意向で、
旧知の人々にも交渉を持った痕跡を残せなかった、という事情が、ストーリー終盤で明らかになる。
幼なじみで思い出したが、
>>38 渡辺多恵子「ジョセフへの追想」
これは、読みようによっては、SFミステリーになったり、単なる青春の思い出ロマンになったりしそうだ。
でもSF要素は超能力以外にもあるので、SF扱いしてもいいと思う。
柴田昌弘のSF掲載暦は80年代の始まりとともにスタートして 90年代の終りとともに卒業していった感じだね。 サイキック・トラベラーが1989年の花とゆめEP3月号 フェザータッチオペレーション最終回が同じ年のウイングス 90年代の前半までは女性誌にも描くけど オカルト系が続いてたな。
>>371 スマン (メール欄)に以前のテキストが残っていたようだ。
(メール欄)?から右側は無関係ということで・・・
>>359 > 喜多尚江「月のたまご」
これも天体観測好きな少年が出てくるので
宇宙物SFムードはけっこうあると思う。
ちなみにこの作品はその二年くらい前に単行本が出た「ダブルムーン」の番外編。
近未来の地球には二つの月があるという時代で、
二つ目の月を所有する一族の少女(敬愛する兄がいる)と、少女の前に現れた不思議な少年の話。
二つ目の月産物として希少な鉱石があり、その権利をめぐる争いがの争いの中で兄が死んでしまうので、
少女は兄のかたき打ちで月から地球にやってくる。
布浦翼「戦慄のウッフン美女ジェニー」 弓月光の「ボクの初体験」のパクリ疑惑を感じてしまうくらい設定は似ている。 少年の脳がマッドサイエンティストにより彼の妻だった少女の体に移植され、さらにその後、少年の体には少年の従姉の脳が移植され… というかなりドタバタコメディータッチの話。 この作者、初期にはもっとシリアスなSFも描いてたような気がするんだけど思い出せない。
>>366 詳細サンクス。ありがたい。
「禁漁区」のシリーズは未収録あるよね・・・・・
雑誌取っておけばよかったよ。
なんでエロに(しかもド下手)行っちゃったんだ〜〜
>>377 終行同意。
作家によってはSF系のモチベーションが衰退しちゃうんだろうし
漫画という職業にこだわりたいとか
断りきれない事情があったとか
色々推察は出来るけどね。
個人的には奥友志津子、筒井百々子あたりを
ハヤカワ文庫で復刻して欲しい。
マンガじゃなくて絵物語で美内すずえ画の「宇宙ぼたる」(文は別人が担当)って話を昔の別マで読んだことがある。 未来物で宇宙飛行士となった恋人が宇宙飛行中に事故死し、その足跡を辿りに宇宙旅行に出たヒロインが恋人の魂のような宇宙ボタルに出会う話だったと思う。 (宇宙蛍ってのは実際には宇宙船からの細かい廃棄物じゃなかったかと思うんだけど、この話の中では別のものだったかも) で、萩尾望都のマンガにこの話と似た話があるらしい。 そっちのタイトルは覚えてないんだけど、このスレでは既出の作品なのかな?
萩尾望都ので似たやつだと、「ユニコーンの夢」かなあ。
>>380 「ユニコーンの夢」と似てるっつーと内田善美の「銀河その星狩り」もあるね。
>>378 奥友志津子、文庫化してほしいよね!
ついでにパンサーシリーズの続きを描いてほすい・・・・
(でも続いても鬱かもしれん)
西谷祥子のSF漫画について補足。 「西暦600年」中篇 ストーリーは、未来世界、科学者の娘が好奇心から過去の歴史を探り出す。 実は今の地球は本当の地球ではない。 ノアの箱舟の宇宙版で、太陽系が滅亡して、新たな惑星に導かれた。 海のない惑星、新たな地球で科学が進んだ平和な社会が築かれる。 地球にあった動植物の再現に力を入れる。 新たな地球の前に赤茶けた遊星が現れた。太陽系滅亡で滅んだ筈の地球。 600年を経て、新旧の地球人が邂逅を果たす。 いろいろなSF小説を混ぜ合わせた内容。 SF要素は未来世界or未来社会(進歩した社会、人類の歴史の終焉) 太陽系内外の星(宇宙船、異なる惑星)宇宙人との邂逅など。 「一度鯨を食べてみたいと思ってね」「それは海がないと無理よ」 「海…ああ、宇宙の神秘」というのがワラタ 三十年ほど前に描かれたので入手困難と思われ。 設定が甘い、展開が唐突などアラもあるが、人間心理をきちんと描き、 前向きなエンドなので好感が持てます。
西谷祥子のSFでは「宇宙少女ポピー」ってのもあったな。
予告のイラストや紹介文ではお茶目な宇宙人の少女のラブコメものってイメージだったのに、
実際はすごくシリアスなサスペンス風の地球侵略をたくらむ異星人のエイリアン物で、ギャップがありすぎたのを覚えてる。
あれって、設定最初とかなり変えたんだろうなあ。
>>380-381 「ユニコーンの夢」って古代の南欧風の風俗の、異能だか異形だかの人々のファンタジーものだと思ってたけど、そうじゃなかったっけ?
>>379-381 萩尾望都の作品でなら、むしろ「LaLa」の創刊号に載ったイラストポエムの「追憶」が似た設定のような気もするんだけど。
地球から離れた遠い異星で遭難した宇宙飛行士が恋人だったか妻に最後の時を迎えるまでの間、手紙を書く。
やがて時が流れ、彼の死後に生まれた息子が同じく宇宙飛行士となり、その星を訪れ、父の書いた母への手紙を発見するという話だった。
>>384 「ユニコーンの夢」・・・南欧にローマやギリシャが入るならそんな感じ。
でも異能・異形はないな。
ユニコーンが出て来るからファンタジーっぽいけど宇宙へ戦いに行くと言う設定からしてSFかと。
「銀河その星狩り」は衣装は「ユニコーンの夢」より後の時代(中世?)かも。
こちらは耳がスタートレックのミスター・スポックみたいなキャラが出て来る。
ちなみにこちらもユニコーンが出て来て宇宙戦争してる。
>>336 >神坂智子「シルクロード」の「風」シリーズなんて懐かしいよ。
あのシリーズで一番不思議だったのは、「風とビードロ」であの二人がいつ娘を作ったかだった。
マンガの中ではそんなことやってる暇はどこにもなかったはずなんだけど。
まさか、彼の超能力で精神感応ではらませることができたとか…?
>>387 「地球へ・・・」であったね、身体的には不妊な超能力者が、
思念だけで胎芽を生成させてたエピソード。
あと、「スター・レッド」でも肉体を失って意識だけになった人間を、
男性が自分を女性化させ、胎内に取り込んで『もう一度生まれさせる』
っていうのもあったし。
やろうと思えばできないこともないんじゃないかな(物語としても
登場人物としても、事前に「そういうことができる」と提示してないと
ちょっとアンフェアになるかもだけど)。
水野十子、SF色の強い短編を書いてます。単行本未収録が多いのが難点。 「心臓がとまるほど」前後編 単行本未収録 近未来 心臓ドナーが不足して人身売買が絶えない。 心臓を売ろうとする主人公の少年をめぐって、マフィアと製薬会社が 対立。製薬会社の社長令嬢と部下が少年を保護する。 でも少年は心臓を売れない。新型の人工心臓を移植された身だった… SF要素 未来社会、人工臓器の実験、開発 主人公の少年が移植済みであることを知らないので、わかりにくい展開。 独特の絵と雰囲気で読ませる感じ。 「遙かシリーズ」に関わってて、オリジナル作品を描けない状態。 初期短編集を今のうちに発売してください。白線社さま。
>>388 >物語としても
登場人物としても、事前に「そういうことができる」と提示してないと
ちょっとアンフェアになるかもだけど
そうなんだよね。
「風とビードロ」ではそういう設定は暗示的にも全然なかったのに、「風の子守歌」では最初っからあの超能力少年の娘がヒロインとして登場してたから、
「えっ、いつのまに!?」
と思わずコミックスの中の前の作品読み直して、子作り可能な時間設定を探してしまった。
でも、物理的にはどうしても出会ってから恋仲になり、引き裂かれるまでの間にそんなことできる時間はないんだよね。
それに、彼の先祖でもっと強力な超能力をもって超人的な「神」扱いされているオリジンでさえ、「あまのはごろも」を読んだ限りでは、 生身の女性と肉体関係持たなければ子どもは残せなかったんだから、精神感応で子どもを妊娠させるなんて力が彼にあったとは思えないし。
あずみ椋「楽園は眠らない」(以下電子書籍のページの紹介文より転載) >聖ミカエラ女学園高校西寮のはずれにある「開かずの666号室」に、 >夜中になると徘徊する魔物が住んでいるという噂が流れた。自称“なつかれ体質”という姉御肌の >椎名燿子が666号室を調査したがために、なつかれてしまったのは、 >巨大ウミウシ状不定形生物<ミカエル>だった! さらに、学園長マザー・ステラが >処女懐胎して生まれた謎の金髪美少年ミカエルが、女性に変身して転入してきたことにより、 >学園では大騒動が巻き起こる!! この作品には、肉体関係が無くても想念だけで子孫を残せる 宇宙人が登場します。巨大ウミウシ状不定形生物のことね。
新規追加作品と既出作品の補完です。 (前回の補完リスト以降に出されたもので、 新たに紹介された作品と、初出誌単行本情報〜SF要素の改訂があるものだけです) 色々なSF作品の内容を知らせ合って語り合うことが目的のスレになりつつありますから、 アンカーのうち * 付きは、作品内容やSF要素にふれているレスとして参照して下さい。 ここで整理した各作品の★☆は、それらのレスの要約になります。 作家の50音順で、統合したリストになっています。 【新】は新登場の作品 □は詳細報告待ち(初出誌や単行本の所在が確認できたもの) 読んだことのある方からのSF内容の紹介や感想意見をお待ちしています。 ■▲※△*については、初出誌や発表年代と合わせてSF度の目安と考えて下さい。 最新のレス内容を反映した暫定的なものなので、変動するものもあります。 □以外で、整理人が現時点で未読のものは、作品名の末尾に【整理人未読】の表記が入っています。 作者名の横にある『 』は長編とシリーズ物、「 」は独立した短編です。 整理作業終了時にはその旨をレスに記しますので、よろしくお願いします。
================================================= 新規追加作品/既出作品補完 (ハードSF/ライトSF/部分的にSF/SF要素が希薄な超能力物タイムスリップ物/伝奇SFなど) ================================================= ======================================= 新規追加&既出補完【あ】 ======================================= >273* >313* >315 >338-339* 【新】▲碧也ぴんく『ニューエイジ八犬伝 BLIND GAME』(初出? 1995〜2000)【整理人未読】 1996~2001角川書店あすかコミックスDX(全10巻) ★小惑星が衝突し首都が2つに分かれた近未来の日本/遺伝子操作による超能力を持つ8人の少年達 >43→ >249 >259 >291 >299 >366-367* >377-378 □→■浅川まゆみ「禁猟区」(1978ビバプリンセス秋号) ★腕に星形のあざを持つ少年は別の次元からの逃亡者で、星形は一級市民に狩られる二級市民の印だった。 1982徳間書店アニメージュコミックス『時の墓標』(全1巻)に収録 □→■浅川まゆみ「ダークブレイン」(1983ウイングス5〜7号) ★様々な惑星をさすらう青年セイガのシリーズ3作目。宗教上の抗争がある惑星に降り立つ。 1984東京三世社マイコミックス『ダークブレイン』(全1巻)に収録 ↑2冊の単行本の収録作品は >366-367*参照 >254* 【新】▲浅見侑『A・Iレボリューション』(1995プリンセス〜2003.8月号) 1995〜2003秋田書店(全17巻) ★人間型高機能ロボットと人間の少女の交流/ロボット開発企業間の抗争など
>392* 【新】▲あずみ椋『楽園は眠らない』(1996〜1997LCミステリー)【整理人未読】 1997学研ピチコミックス(全1巻) ★女子だけの学園が舞台で、肉体関係が無くても想念だけで子孫を残せる異星人が登場する 前スレ 600-601* → >52 (未整理分) ▲石原理『DUMPSダンプス』(初出???)【整理人未読】 1994青慈ビブロス.ゼロコミックス(全1巻) ★不法投棄されたロボットを回収・転売する集団。 生きた人間の脳幹・脊髄を持つロボットが、自分は人間か否かを問う。 ▲石原理『カプセル・ヨードチンキ』(1994ZEROハル号〜1996.VOL.12) 1995〜1998ビブロス.ゼロコミックス(1、X ←実質2巻) ★ハッカーとその仲間がコンピューターの中や外で事件と関わる連作シリーズ。 「jack-in-the-box"びっくり箱"」「失われし者の記憶」は人工子宮システム破壊を扱うハードSF。 ▲石原理『電子少年デジタルゴースト』(初出???) 未完【整理人未読】 1999新書館ウィングスコミックス(第1巻) ★特殊な遺伝子を組み込まれたテロリストの開発による、サブリミナル効果のあるCGビデオ ▲石原理『東京ブギィウーギィ』(1997ZERO.vol.14〜1998.vol.21) 1999ビブロス.ゼロコミックス(Aside・Bside ←全2巻) ★無法地帯の近未来の東京で、中国マフィア、日本政府、日本の若いチンピラ達が抗争する話 ▲石原理『セルナンバー8』(1998ZERO.vol.22〜2000..vol.27) 未完 2000ビブロス.ゼロコミックス(第1巻) ★人工知能の成長のための人間端末実験体の二人が刑務所から脱獄 >309 【新】△市川ジュン『風の杜夜話』(初出?年 SAKURAミステリー) 2002〜2003あおば出版あおばコミックス(1〜3巻) ☆現代の青年が、その特異な体質によって意識だけが過去の先祖の体内に移ってしまう。 全容はタイムスリップ・ファンタジーのシリーズ。後期には恋人の女性の心霊現象などもある。
>7→ >109-110* >334-335*(SF要素改訂) ■遠藤淑子『ヘヴン』(1998メロディ10月号, 1999.4月号,10月号) 2000白泉社(全1巻) ★文明が衰退した未来/ロボット/遺伝子操作による天才少年 ■遠藤淑子『ヘヴン2』(2000メロディ10,11,12月号, 2001.4,5月号) ←「ヘヴン」シリーズ。 2001白泉社(全1巻) ★作中時間は『ヘヴン』より過去の時代。 >7→ >332-333*(SF要素改訂) ▲岡野史佳「薔薇科少年」(1998別冊花とゆめ2月号) 1998白泉社『薔薇科少年』に収録 ★近未来の火星で、植物の遺伝子を持たされて生まれた少年が、小動物の遺伝子を持つ少女と出会う。 ▲岡野史佳「月齢14.8」(1997別冊花とゆめ7月号) 1998白泉社『薔薇科少年』に収録 ★ドーム都市で家庭教師ロボットと暮す少年が、幻影の少女に導かれ、移民宇宙船で新たな惑星に向かう。 >253 >311* >313 >315 >317 □→▲小花美穂『パートナー』(1999りぼん9月号〜2000.10月号) 2000集英社RMC(全3巻) ★高校生の双子姉妹と双子兄弟が、人造人間の研究所に監禁されバイオハザードに巻き込まれる
======================================= 新規追加&既出補完【か】 ======================================= >74* >211 >240-241(SF要素改訂) ■→▲かまたきみこ『深海蒐集人』 ★温暖化で地上の大半が水没した近未来 多少の特殊能力を持つ新人類ダイバーが海中から蒐集した書籍や貴重品等が図書館に保管されている。 >276* 【新】▲川崎ひろこ「時の彼方に」(1975別冊マーガレット1〜2月号)【整理人未読】 単行本未収録 ★化学者の父が開発した不老薬で老化が進まない体質の少女。不老薬研究が絡むサスペンス系SF? >359* >361 >375* 【新】▲喜多尚江「月のたまご」(2000増刊 ザ花とゆめ 3月1日号)【整理人未読】 2001白泉社HC『銀のトゲ』第2巻に収録 ★巨大隕石衝突による人類滅亡の危機をむかえた10日間を描くラブコメ。 【新】▲喜多尚江『ダブルムーン』(花とゆめ1997年16号, 21号) 1998白泉社HC(全1巻) ★近未来の地球には二つの月が存在し、ある一族の所有する月からは稀少な鉱石が産出される。 >162 >255(記入洩れ) 【新】▲木原敏江『銀河荘なの!』(1974週刊マーガレット26〜44号) 1976集英社(全2巻) 1983白泉社(全2巻) /1999秋田書店漫画文庫(全1巻) ★遠い銀河の果てにある惑星トランシルバニアからやってきた吸血鬼の家族+ラブコメ
>45→ >67(記入洩れ) *清原なつの「千の王国百の城」「千の王国百の城 II」(1990ぶーけ7月号, 1993.3月号) 2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』に収録 ☆遺跡物に触れるだけでその歴史が分かる能力を持つ商社マンの主人公と、 彼が気になる女性の話。 古代の話を劇中劇のように挟んだ構造になっているため、全体的に歴史ロマンの方が比重が大きい。 >322 【新】*清原なつの「流水子さんに花束を」(1980りぼん11月増刊号) 2001ハヤカワ文庫(全1巻)に収録 ☆超人的な記憶能力を持つ少女の学園ロマン。能力は姉に封印され幼なじみへの失恋ショックで復活。 >282 【新】▲久雅カイン(原作: 矢立肇)『シューティングスター ビバップ』 ←アニメのコミカライズ【整理人未読】 (初出???) 1998角川書店あすかコミックス(全2巻) 【新】▲南天佑(原作: 矢立肇 協力: 渡辺信一郎・サンライズ第2スタジオ・佐藤大) 『カウボーイビバップ』【整理人未読】 (初出???) ←上記と同じアニメのコミカライズ 1999〜2000角川書店あすかコミックス(全3巻) ★太陽系全域に拡大した人類の生活圏/二人の賞金稼ぎが乗る自家用宇宙船 >202 >211 >275 >278-281* □→△CLAMP『カードキャプターさくら』(1996なかよし6月号〜2000.7月号) 1996〜2005講談社(全12巻) ☆SFではないが魔法物としてはツボを押さえてある作品
>40→
>>63-64 >283-284* >336 >387 >390-391
*→▲神坂智子「風とビードロ」「風の子守歌」「風のメモリアル」←シルクロードシリーズ内の三部作
(1981花とゆめ3号, 9 号, 20号)
1982白泉社HC『風とビードロ』に収録
1995 角川書店あすかコミックスDX『完全版シルクロード 1 キャラバンの鈴』に収録
★父娘二代の超能力者と米軍の秘密兵器開発、超能力者の軍事利用を絡めた、番外編的な「風」シリーズ
*神坂智子「シルクロード」シリーズ(1981花とゆめ〜1982ウイングス〜1984花とゆめ〜1990花とゆめEPO)
白泉社
1981〜1990白泉社HC(全11巻)
『はるかなるシルクロード』『風とビードロ』『宇宙ゆく帆船』『姫君の塔』
『ゾマの祭り』『巻毛のカムシン』『砂漠幻想』『ヘディンの手帳』
『雪の朝−ホワイトカングリー−』『欠けたるもの満ちたるもの』『永遠を見る娘』
新書館
『風の輪・時の和・砂の環』(1983ウイングス4号〜10号) ←シルクロード外伝
1984新書館ペーパームーンコミックス(全1巻)
『カレーズ』(1982ウイングス1〜3号, 1984.9月号, 1983花とゆめ21号) ←シルクロード外伝
1986新書館ウイングスコミックス(全1巻)
角川書店
1995〜1996角川書店あすかコミックスDX 完全版シルクロードシリーズ(全6巻)
『キャラバンの鈴』『宇宙ゆく帆船』『姫君の塔―キズクルガン―』『ウイグルの砂』
『永遠を見る娘』←「カレーズ」も収録 『風の輪・時の和・砂の環』←「風の輪〜」他を収録
>212 >234→ >265-266* >289
□→▲後藤星「踊り場解放区」 (2001コミックeyes12月号, 2003〜2005幻想ファンタジーVOL.1, 3, 4, 5)
2005集英社アイズコミックス『踊り場解放区』(全1巻)
★近未来の女子刑務所に服役中の少女たちが人力発電で電気を作る
□→▲後藤星「星のソーダ」 (2003幻想ファンタジーVOL.2)
2005集英社アイズコミックス『踊り場解放区』に収録
★人型の青年ロボットが親のない未成年の姉弟の家に来て頼れる保護者となる
======================================= 新規追加&既出補完【さ】 ======================================= >40→ >305 >316 >368 >371-372*(SF要素改訂) 【新】■佐伯かよの「ミルキー・ラブ」(1976りぼんデラックス夏の号) 1995・2000講談社『佐伯かよの自選集 1 世界一幸福な男の話』に収録 ★10年ぶりに幼なじみの少女と再会した青年に、宇宙飛行士となって火星に飛び立つ日が訪れる。 *佐伯かよの「彩子」(1982プチコミック12月号) 1996/2000講談社『佐伯かよの自選集 2 彩子』に収録 ☆コンプレックスの強かった高校生の少女に念動ESPが突然目覚めて学校を破壊する。 SFというよりはサイキック・ミステリー。 *佐伯かよの「紅いラプンツェル」 (1984ギャルコミ12月号) ←「彩子」の続編 1994講談社『紅いラプンツェル』/1996・2000講談社『佐伯かよの自選集 2 彩子』に収録 ☆母の遺伝でESPを持つ中学生の少年が、旅行先の北欧で幽閉されていたESPの少女を救う。 *佐伯かよの「午後5時1分前…!」(1973 りぼん10月増刊号) 1976集英社RMC『午後5時1分前…!』に収録 ☆高校生の少女に突然目覚めた予知能力が、心で願う出来事の実現力に変わり、世界破滅の危機が訪れる。 サイキックホラーに近い。 □→ *佐伯かよの「黄泉からの声」(1980ポップティーン12月号) 1981東京三世社マイコミックス『黄泉からの声』/1994講談社『黄泉からの声』に収録 ★人口の多い都市で自殺者が急増現象が始まり、レミングの行進のようになる。 テーマは地球人類滅亡の危機につながるが、原因が明らかにならないままで終わってしまうため、 ホラー作品から抜けきれない顛末が惜しまれる。 >295-296* 【新】■作画グループ『ダリウスの風』(1977週刊少女コミック11〜15号)【整理人未読】 1978新書館ペーパームーンコミックス(全1巻) ★未来の地球と植民星間の星間戦争
>15→ >103 >107-108* >179 >185 >236 >340(SF要素改訂) ■佐々木淳子『ブレーメン5』(1979 週刊少女コミック増刊〜1989 コロネット) 2001 MF文庫(全3巻) ★科学者の実験で作られた人工生命体やサイボーグ/恒星間旅行の宇宙船 第2話「レミングの日」には、他の作家達が惑星文明の滅亡や再生をモチーフにした作品群とも 共通する要素がある。 >272* 【新】▲さちみりほ「花笑みの島」(初出???)【整理人未読】 2000原書房『花笑みの島』に収録 ★太平洋戦争期の生物兵器の人体実験で不老不死の青年や植物化する人間が登場。サスペンスホラー系のSF? >16→ >345* >347*(SF要素改訂) ■佐藤史生『やどり木』(1986〜1987 グレープフルーツ) 2001ハヤカワ文庫『天界の城』 (全1巻)に収録 ★惑星開拓で得た原生植物の成分が、住民の脳内に補助的な脳細胞を生成し、特殊な理解能力が身につく。 >17→ >289 >297* >305-306*(SF要素改訂) 【新】▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第52話(最終話)「かけがえのない一日」(1987mimiカーニバル12月号) ★巨大彗星衝突が迫って地球人類滅亡の現実を受け止める庶民達の人間模様 1984〜1989『まちこの千夜一夜』講談社(全4巻)/1997『まちこの千夜一夜』双葉文庫(全3巻)に収録 ▲→*里中満智子『夜のメルヘン』第14話「見えすぎて!」(1993コミックVAL12月号) (フロッグエンターテイメント版では第2巻収録の第27話) ☆OLが周囲の人々のバッグの中身や下着姿まで透視出来るようになる話。 SFテイストは希薄な大人のメルヘンファンタジー。 1999 双葉文庫『夜のメルヘン』(全2巻) 2002フロッグエンターテイメント『夜のメルヘン』(全2巻)に収録 ・2つのシリーズに含まれるSF作品の内容紹介の改訂は >305-306*参照
>46→ >66 >236 >256-257* □→▲市東亮子『LIVE!』(初出 ???) 1999〜2000ソニーマガジンズ(全7巻)/2005MF文庫(全4巻) ★火星の文明崩壊で地球へ漂着した異星人3人が宇宙開発財団の陰謀に巻き込まれるバイオレンスロマン。 >18→ >331(SF要素改訂) ▲紫堂恭子「海からきた星たち」(1990プチフラワー7月号) 1991小学館PF『辺境警備』第4巻に収録 ★近未来のスペースコロニーで、地球から出られなかった妹を思う少年と、人見知りの天才少年が出会う >46→ >295 >329*(SF要素改訂.初出と単行本情報改訂) □→▲紫堂恭子「ブルー・インフェリア」(1990年代前半〜コミックトム連載+書き下ろし) 1994潮出版社『ブルー・インフェリア―』(1〜2巻) 1999〜2001角川書店『ブルー・インフェリア―決定版』(全4巻) ★地球の環境汚染が進んだ未来/バイオハザード(感染すると外見が醜く変化)による人類滅亡の危機
403 :
柴田昌弘 :2006/10/21(土) 06:42:40 ID:???0
>308* >369-370* >373 【新】▲柴田昌弘「魔法のラケット」(1973別冊マーガレット11月号) 【整理人未読】 単行本未収録 ★化学の得意な少年が偶然作った薬品に物体を吸い寄せる力があり、 テニス部のヒロインがラケットに塗ってボールを思うように打つ。学園漫画+発明系のSF? >46→ >364-365* □→ ■柴田昌弘「ひとりぽっちの戦争」(1980少年少女SFマンガ競作大全集7号) ★宇宙飛行士が小型宇宙艇での訓練シミュレーションで、異星人の攻撃から地球を守る戦いをする。 訓練が終わってみると自己暗示がかかりすぎたのか、実際に戦いをしたような様相になっていた。 □→ ■柴田昌弘「未来都市バラン」(1980花とゆめ19,20号) ★マザーコンピュータ管理の地下都市を嫌い地上へ脱出した人類の子孫が、石器時代の生活をする社会。 【新】■柴田昌弘「サンルーム」(1986花とゆめEPO6月号) 2003年 朝日ソノラマ文庫『未来都市バラン』に収録 ★ 医療ロボットで育った病弱な少年が、健康な少女と精神だけを移送する体感通信システムで会って語り合う。 【新】△柴田昌弘「サイキック・トラベラー」(1989花とゆめEPO3月号) 1990白泉社HC『サイキック・トラベラー』/2005朝日ソノラマ文庫『迷走回路』に収録 ☆霊感のある少女が中世の亡霊にとり憑かれて彼女の無念を晴らすべく過去にタイムスリップ
======================================= 新規追加&既出補完【た】 ======================================= >22→ >356*(SF要素改訂) ※→▲高橋冴未『きみにやどる星』(1994ウイングス1〜3月号) 1994新書館ウイングスコミックス(全1巻) ★太陽系外の惑星から来た女性心理学者が、地球に住むアンドロイドの少年の精神(内的宇宙)を研究。 >260 【新】▲高橋由紀『おわらない夢を綴る君に』(1992花とゆめ20〜21号)【整理人未読】 1993白泉社HC(全1巻) ★不治の病で人工冬眠を施された女性が45年後に目覚めるが、恋人は既に他界して彼の子どもが待っていた。 >24→ >333(SF要素改訂) ■竹宮恵子「ジルベスターの星から」(1975別冊少女コミック3月号) 1996中公文庫『オルフェの遺言』(全1巻) に収録 ★太陽系外の惑星開発/幻影の少女に導かれながら、宇宙飛行士への道を歩む青年 前スレ284(記入洩れ) ▲忠津陽子「花のアイドル伝」(1971別冊マーガレット1月号) 1971集英社MC『美人はいかが?』第4巻に収録 ★科学が得意な学生が自分で調合した薬で美しい青年に変身、女性にモテて以前とは正反対の日々。 前スレ 602-604 610 → >52 (未整理分) ■橘水樹・櫻林子『JANE』(1990PATSY10号〜1994頃.ZERO〜1999.vol.25) シリーズとしては未完 1991ビブロス.パッツィコミックス(第1巻)/1994〜1999ビブロス.ゼロコミックス(1〜8巻) ★様々な星系・惑星からのえり抜きクルーが集められている宇宙船
>290* >324-330* >337* 【新】▲立原あゆみ『すーぱーアスパラガス』(?年 ひとみ連載) 【整理人未読】 1982〜1983秋田書店ひとみコミックス(1〜3巻) ★巨大なアスパラガスを食べた少年が女性に変身/家に住み着いている猫型のサイボーグ 途中まではSF設定(変身の理由には異星人からの攻撃回避が絡んでいる等)が安定しているが後半は散漫 【新】▲立原あゆみ「猫の惑星」(初出1982ぶ〜け7月号?) 1982朝日ソノラマ.サンコミックス『猫の惑星』(全1巻)に収録 ★猫型異星人が人間に変身して地球侵略をたくらむ話 『猫の惑星』:「のらねこ教室」シリーズの2冊目。 (収録作品)猫の惑星(のらねこ教室特別編) イチクミの家の巻(のらねこ教室) 鳥になったイチクミの巻(のらねこ教室) シリーズ全容はファンタジー系。 1冊目は『のらねこ教室』(1976別マ2月号, 6月号, 1977別マ9月号, 1977デラマ冬の号etcに掲載. 1978集英社MC全1巻)。 『NEWのらねこ教室』(1979〜1982ぶ〜け連載 1982集英社ぶ〜けコミックス全2巻)には 主人公の猫が不思議な木の実を食べて人間の姿になれる話も登場する。 >25→ >314-315*(SF要素改訂) ■東城和実「禁区 SECRET AREA」(初出???)【整理人未読】 1990大陸書房メヌエットコミックス/1994新書館『禁区 SECRET AREA』に収録 ★近未来の巨大企業の研究室で遺伝子操作によって作られた超能力者とモンスター
======================================= 新規追加&既出補完【な】 ======================================= >301* 【新】*中村真理子『レア者』(2002〜2003Vanilla連載) 【整理人未読】 2003講談社ビーラブKC(全2巻) ☆明治維新時の武士が現代の子孫のところにタイムスリップしてくる。SF要素は希薄。 >48→ >244-246* □→▲那州雪絵『フラワー=デストロイヤー』(1985〜1987花とゆめ,EPO, 1991花とゆめ) 2002白泉社文庫(全1巻) ←同シリーズの短編『プロトウィンド』『サマー・ファング』中編『ダーク・エイジ』も収録 ★未来から持ち込まれた植物が超能力(念動)を誘発/高校生のグループが時空警察官とともに事件を解決 □→▲那州雪絵「智美&徹」シリーズ(1985〜1986別冊花とゆめ,花とゆめ) 2002白泉社文庫『フラワー=デストロイヤー』に収録 ←『U.F.チャンス』『秘密だよ』『BOYのテーマ』『冬の瞳』の4作を収録 ★宇宙船遭難で地球に漂着した異星人+学園ロマン。『フラワー=デストロイヤー』の姉妹編。 >237 >239 【新】■二越としみ『地平球』 (初出???)【整理人未読】 1992〜1993青磁ビブロス.パッツィコミックス (全2巻) 【新】■二越としみ『地平球EX』第1部 (1991 PATSY8月号〜1994.7月号+書き下ろし)【整理人未読】 ?年ビブロス.パッツィコミックス (1〜2巻)/2002エンターブレイン.ブロスコミックス(全4巻) ★人類の文明と歴史が滅びた未来の都市の廃虚/アンドロイドと呼ばれていたものが「ヒト」と呼ばれている
>74* >383-384* □→ ■西谷祥子「宇宙600年」(1970別冊セブンティーン7月号)【整理人未読】 1979集英社『サラダっ娘 』第5巻に収録 ★太陽系が滅亡してノアの箱舟となった宇宙船で新たな惑星に導かれた地球の人類 【新】▲「宇宙少女ポピー」(1977LaLa 5月号) 【整理人未読】 1977白泉社HC『気がちがい荘の住人達』に収録 ★地球侵略をたくらむ異星人。サスペンス風の作品。 >376* 【新】※布浦翼『戦慄のウッフン美女ジェニー』 (?年 BE-LOVE連載)【整理人未読】 1991講談社BLKC(全2巻) ☆学園コメディ+マッドサイエンティストによる脳移植もの ======================================= 新規追加&既出補完【は】 ======================================= >310 >312* >313 >315 【新】▲浜田翔子『EXボーイ』 (1992ミステリーEX2号〜1994.11号)【整理人未読】 1993〜1994秋田書店ボニータコミックス(全3巻) ★大地震で世界から孤立してしまった未来の日本/遺伝子操作で誕生した超能力者の双子の姉弟 男女の性別の入れ替わりや獣人型の人類も登場する。 >120 >127* >215 >243(SF要素改訂) □→△樋口橘『学園アリス』(2002 花とゆめ19号〜連載中) 2003〜2006白泉社(1〜11巻) ☆多彩な特殊能力や特技を持つ生徒たちの学園物。 SF的な超能力がメインというわけではない。
408 :
星野架名 :2006/10/21(土) 07:08:25 ID:???0
>348* >352 >356* 【新】▲星野架名「私がやって来る」(2003別冊花とゆめ5月号)【整理人未読】 2005白泉社JC『カンパネルラはふりむかない』に収録 ★宇宙技術が進んでいるパラレルワールドへのスリップ物 【新】▲星野架名「月色実験室」(2004別冊花とゆめ11月号) 2005白泉社JC『カンパネルラはふりむかない』に収録 ★睡眠中の精神内では4つの人格で会議のできる天才臨床心理学者。広義のSFに属する超心理学の漫画。 >49→ >350-351* >356 □→▲星野架名「緑野原」シリーズ (1983花とゆめ11月増刊号〜1984花とゆめ〜1991, 1992 花とゆめPLANET増刊11月1日号) 『ラピュータス流星群』 1985白泉社HC(全1巻) 『Psiクロン・シンドローム』1986白泉社HC(全1巻) 『弘樹‐春咲迷路』 1986白泉社HC(全1巻) 『彼方‐まほろばフェスタ』 1987白泉社HC(全1巻) 『ルナティック・シネマ』 1988白泉社HC(全1巻) 文庫未収録 『ヒューマン・ノーアの声』 1989白泉社HC(全2巻) 表題作は文庫未収録 『ウィンター・ロケット』 1991白泉社HC(全1巻) 『青い銀河の夜明け』 1993白泉社HC(全1巻) 文庫未収録 ★初巻にはテレパシー/時空間スリップ/異星人/惑星文明崩壊等。 最終巻は宇宙が舞台のスペースファンタジー風。シリーズとしては未完状態。 全体は学園友情漫画で、パラレルワールド系が多めだが、SF要素のない短編も含まれている。 2003白泉社文庫『緑野原幻想』(全1巻) ←自選集 「ラピュータス流星群」「オリジナル・アワー」「真昼の夢見たち」 「Psiクロン・シンドローム」「ワンダー・フェイセス」「レ・コスモナイト」 「時のモチーフ」「ウィンター・ロケット」「シンクロニシティ・フェア」 のコミックス既収録9編と書き下ろし1編収録。 2004白泉社文庫『緑野原少年』(全1巻) ←自選集 「弘樹‐春咲迷路」「彼方‐まほろばフェスタ」「学園音楽」のコミックス既収録3編と コミックス未収録「ラミアー」(1989 花とゆめ12号)、書き下ろし1編を収録。
======================================= 新規追加&既出補完【ま】 ======================================= >52→ >217→ >252(未整理分) ▲丸山真理「2001年のトレジャー」(1996ちゃお8月号)【整理人未読】 1996小学館FC『ポリーのティータイム』に収録 ★近未来の科学/宇宙飛行士をめざす少女 >389* 【新】▲水野十子「心臓がとまるほど」 (1999LaLa5〜6月号→2003ザLaLa×メロディ5月号)【整理人未読】 単行本未収録 ★近未来社会/心臓などの人工臓器の実験、開発 >294* 【新】▲水野英子「青灯幻想」 (初出???) 1979朝日ソノラマサンコミックス『虹』/1994創美社『青灯幻想』に収録 ★星間航宙技術などの高度な文明を持つが精神的肉体的には脆弱な、異星の民族を描く、スペースファンタジー >33→ >292-293* >297-298 >300 (SF要素改訂) ■水星茗「大天使は地球を夢見る」(1987 ぶ〜けDX) ←ピュアベイビー〜エンジェルシリーズの前身 1990集英社ぶ〜けコミックス『大天使は地球を夢見る』に収録 ★少女の幼少時に宇宙船乗務となった父が地球に帰還するが、冷凍睡眠を経ているため外見は青年の若さ。 >242-243 >248 >307 【新】*宮脇明子『イノセント』(1985週刊セブンティーン19〜39号 ) 1986集英社漫画文庫(全1巻)/1996講談社KCDX (全1巻) ☆超能力(念動)をコントロールできない高校生の少女と彼女を密かに見守る軽いテレパシストの少年 SFというよりはサイキック・サスペンスロマン
>258* >260-263 >269* >271 >274 >277 【新】△杜野亜希『碧のミレニアム』(別冊花とゆめ2000年1月号〜2002年3月号) 2000〜2002白泉社HC(全6巻) ☆高校生の少女と担任教師が戦国時代の村上水軍がいる瀬戸内海にタイムスリップする伝奇SF系ミステリー >264* >267 【新】▲森脇真未味「空白時計」(1978同人誌)【整理人未読】 1983朝日ソノラマ サンコミックス『夢喰いドガ』に収録 ★タイムマシンで未来から来た転校生 >270* 【新】■森脇真未味「錆色ロボット」(1997 ZERO vol.15) 2004ハヤカワ文庫『天使の顔写真』に収録 ★未来の人工衛星コロニー/人間の女性とサイボーグ化した恋人との関係 >50 → >264 >270* □→*森脇真末味「天使の顔写真」(1997 ZERO vol.14) 2004ハヤカワ文庫『天使の顔写真』に収録 ☆主人公の亡父と友人のバンドのメンバーの顔がそっくりな理由は謎のまま終わる。ファンタジー系? □→△森脇真末味(原作: 新井素子)「週に一度のお食事を」(1984デュオ5月号) 2004ハヤカワ文庫『天使の顔写真』に収録 ☆吸血鬼のブラックユーモア系ファンタジーでSF要素は希薄
======================================= 新規追加&既出補完【や】 ======================================= > 50→ >268-269* □→△山口美由紀「音匣ガーデン」(1989花とゆめ3号4号) 1990白泉社HC『音匣ガーデン』に収録 ☆時の流れを越えて愛しい少女を見守り続ける少年のタイムスリップ・ファンタジー >50 → >285-287* >288 □ →▲やまざき貴子「ムシ」シリーズ 1, 2, 3, 4・・1988白泉社HC『アカデメイアの冒険者』収録 5・・・・・・1990白泉社HC『GONDWANA』収録 6, 7・・・・・1992白泉社HC『マリー・ブランシュに伝えて』収録 ★人工衛星上の大学コロニーで開発されたタイムマシン。 学生達のタイムトラベル(平安時代、古代の大陸、中世の英国など)を描くオムニバス連作。 □ →▲やまざき貴子「アカデメイアの冒険者」シリーズ(ビン太とグン太のシリーズ) I・・・・・1988白泉社HC『アカデメイアの冒険者』収録 II ・・・・・1990白泉社HC『GONDWANA』収録 III IV・・・1996白泉社HC『アカデメイアの冒険者2』収録 ★人工衛星上の大学コロニーの特待生として生物学と遺伝学を学ぶ11歳の少年2人が毎回主人公。 宇宙遊泳体験、遺伝子工学による果樹の開発、実験体のクローンなどが登場。 ・2つのシリーズの単行本収録内容の詳細は、>285-287*参照
======================================= 新規追加&既出補完【わ】 ======================================= >343-344* >346 【新】*和田慎二「快盗アマリリス」(1973別冊マーガレット11月号) 1975集英社『呪われた孤島』/1993大都社『大逃亡』 /2000 朝日ソノラマ『怪盗アマリリス 1』に収録 ☆ある種のキノコから抽出した思考能力衰弱成分を流通食品に混ぜ、一都市の住民を支配下に置く企業 SF要素としては書き込み不足の感があり、全容は都市内の謎の部分にヒロインが挑むサスペンス物。 >353-354* 【新】▲和田慎二「ラムちゃんの戦争」シリーズ 「ラムちゃんの戦争」(1978プリンセス4月号) 1998秋田文庫『恐怖の復活』/1985白泉社JC『ラムちゃんの戦争』収録 「さよなら林間学校999」(1981プリンセス7月号) 1998秋田文庫『恐怖の復活』/1985白泉社JC『ラムちゃんの戦争』収録 「ラムちゃんの戦争[ワイド版]」(1983花とゆめ2〜3号) 1985白泉社JC『ラムちゃんの戦争』収録 「ラムちゃんの戦争2000」(2000マガジンZ3月号) 単行本未収録 ★科学者の祖父が小学生のヒロインに作ってくれた巨大な女性ロボットと悪の組織の巨大ロボット >38→ >354* >363(SF要素改訂) ※和田慎二『少女鮫』 (1996〜1999花とゆめ) 1996〜1999白泉社(全10巻) ☆ハードボイルドロマン+特殊なウイルスや遺伝子が関係する新人類の誕生 SF要素は最終章で登場するため、中盤までは驚異的な体力を持つ傭兵の少女の活躍が描かれる。 >38→ >372*(SF要素改訂) ※→▲渡辺多恵子「ジョセフへの追想」 ★ハイスクールに通う少女の幼なじみの少年に超能力が現れるようになり 周囲ではESPのその少年が地球に漂着した異星人ではないかという疑惑が生まれる。
413 :
吾妻ひでお :2006/10/21(土) 07:36:58 ID:???0
>210 >251(単行本情報改訂) ■吾妻ひでお「ノヴァ」(1976ビバプリンセス秋季号) <br> 1979秋田書店プリンセスコミックス『オリンポスのポロン』第1巻ではなく、第2巻に収録(文庫版では収録なし) ★地球滅亡間近遠未来/移住先の惑星から地球に来た科学者と娘が変異体となった人類の少年と遭遇する
======================================= SF内容の詳細報告待ち作品一覧(作家名50音順) ======================================= 初出年代誌名が不明のものは、初収録の単行本によって推測して下さい。 ======================================= 【あ】【い】【う】【え】【お】 ======================================= □あずみ椋『パイラザーダ』(1983〜1984ウイングス16号まで連載) 1984〜1985新書館(全2巻) □厦門潤『KPANGAEA』(1989〜1990ウイングス) 1990新書館(全1巻) □厦門潤「DRAGON CYCLE」(1986ファントム倶楽部etc.) 1993アスキー.アスキーコミックス(全1巻) □ あもい潤「@テンション!」(1997〜2000コミックアイズ) 1999〜2000ホーム社.集英社 EYESコミックス(全3巻) □池田さとみ『スーベニア』(初出 ???) 2005朝日ソノラマ文庫 □石田拓実『パラパル』(初出 ?年 クッキー) 2005〜2006集英社(1〜3巻) □石ノ森章太郎『星の伝説アガルタ』(1974 週刊少女コミック40号〜1975.1号) 1976朝日ソノラマ/1984大都社(全1巻) 2006角川書店『石ノ森章太郎萬画大全集 第3期』に収録 □伊東愛子「星を渡る犬たち」(1976別冊少女コミック3月号) 1979朝日ソノラマサンコミックス『たんたんたかゆき』に収録 □牛島慶子『イライア』(1996ミステリーDX6〜12月号, 1997.1〜5月号) 1997角川書店ASUKAコミックス(全2巻) □内田美奈子『アンバランス・トーキョー』(コミックバンバン1989増刊〜1990vol.7) 1990徳間書店(全1巻) 【新】□内田善美「銀河その星狩り」(1977りぼんデラックス冬の号)【整理人未読】 1978集英社りぼんマスコットコミックス『秋のおわりのピアニシモ』に収録
□楳図かずお『洗礼』(1974週刊少女コミック50号〜連載) 1995小学館文庫(全4巻) □岡野玲子(原作: 夢枕獏)『陰陽師』(1999メロディ8月号〜2005.7月号) 1999〜2005白泉社(全13巻) ======================================= 【か】【き】【く】【け】【こ】 ======================================= □華不魅『鉄錆廃園』(1990PATSY 8号〜1996PATSY Deluxe vol.4) 1991〜1997ビブロス. パッツイコミックス (1〜6巻) シリーズとしては未完。 □華不魅『グラマラス・ゴシップ』(1993サウスSpring〜1998年サウス 8月号) 1994〜1997新書館ウイングスコミックス(1〜4巻) 単行本未収録分あり。シリーズとしては未完。 □片山愁「学園便利屋」シリーズ(1980年代後半〜ウイングス?) 1986〜新書館ウィングスコミックス『ブリザードセンセーション』他、計5冊 2005新書館ウィングス文庫『学園便利屋』(全3巻) ←学園便利屋シリーズ □亀井高秀「天使の化石」(?年 同人誌) 1997スコラLCルチルシリーズ/2000・2003ソニー・マガジンズ『天使の化石』(全1巻) □河あきら『ジャングル・ナイト』(1986 BE-LOVE 9月2日号〜1987 第6号) 1987講談社BLKC (全2巻) □かわなみはるか(作品名の紹介なし) →高橋冴未に改名 ?□川原由美子 タイトル不明 ・コメディタッチのアンドロイドのベビーシッター □木々『1/2〜ニブンノイチ〜』(2004ミステリーボニータ6月号〜2005.12月号) 2006秋田書店(1巻〜) □北川玲子「暗闇に葬れ」(初出???) 2004ダイソー ハッピーコミックス □喜多尚江『空の帝国』 (1994花とゆめ増刊〜1997) 2005白泉社文庫(全3巻) □喜多尚江『真夏の国』 (1990〜花とゆめ増刊〜メロディ1999) 2004白泉社JC『真夏の国 完全版』(全2巻)
□清原なつの「アンドロイドは電気毛布の夢を見るか?」(1987ぶ〜け3月号) 2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』に収録 □小坂理恵 『とんでもナイト』(初出???) 1997講談社なかよしKC(全3巻) □小坂理恵 『ヒロインを目指せ』(初出???) 1998〜1999講談社(全2巻) ======================================= 【さ】【し】【す】【せ】【そ】 ======================================= □佐伯かよの「エレクトリック・ジェラシー」(1980東京三世社.少年少女SFマンガ競作大全集8号) 単行本未収録 □佐伯かよの「マルチ・インセクト」(1981東京三世社.少年少女SFマンガ競作大全集9号) 1981東京三世社マイコミックス『黄泉からの声』に収録 □坂田靖子「宇宙からの来訪者」(1983アラン15号) 1998白泉社文庫『村野』に収録 □坂田靖子「半熟少年」(1986ジュネ7月号) 1989白泉社JC『シマウマ』/1999白泉社文庫『月と博士』に収録 □坂田靖子「エイリアン88」(1988ジュネ7月号) 1999白泉社文庫『月と博士』に収録 □坂田靖子「注文の多い喫茶店」(1994ジュネ5月号) 1997マガジン・マガジン『よなきうどん』に収録 □茶木ひろみ『おれは薔薇』(1988マーガレット4号〜11号) 1989/2000集英社(全1巻) □佐藤史生『ワン・ゼロ』(1984〜1986 プチフラワー) 1996 小学館文庫 (全3巻) □佐藤史生『打天楽―ワン・ゼロ番外編』(1986〜1987 プチフラワー) 2001 小学館文庫 (全1巻) □佐藤史生『魔術師さがし』(2000プチフラワー1,3,5月号, 書き下ろし) 2000小学館PFコミックス (全1巻) ?□里中満智子 ・タイトル不明 短編で、宇宙基地に勤める女医とアンドロイドが出てくる
□JET『螺旋のアルルカン』(ネムキ連載) 2001〜2002朝日ソノラマ(全3巻) □志賀公江『ルルが風にのって』(1972週刊マーガレット36〜47号) 1973集英社(前.後 全2巻) □志賀公江『未来からきたベレル』(1973週刊マーガレット4,5合併号〜13号) 1976集英社(全1巻) □篠原烏童『純白の血』(初出???) 1989〜1990朝日ソノラマ. ハロウィン少女コミック館(全4巻)/2001朝日ソノラマ文庫(全3巻) □清水玲子「MAGIC」(1996LaLa9〜10月号) 1997白泉社HC『MAGIC』(全1巻)/2002白泉社文庫『パピヨン』に収録 □須藤真澄「コーヒー・カンタータ」(初出???) 1992/1999河出書房新社『天国島より』に収録 □鈴木ジュリエッタ『カラクリオデット』(2005花とゆめ19号〜連載中) 2006白泉社(〜1巻) □曽祢まさこ「おむかえがくるよ」(初出???) 2000ぶんか社ホラーM『おむかえがくるよ』(全1巻) 2005ポプラ社.赤木かん子編SFセレクション5『地球最後の日』に収録 ======================================= 【た】【ち】【つ】【て】【と】 ======================================= □高城リョウ「ゲット・ザ・ムーン」(初出???) 2002新書館ウイングスコミックス(全1巻) □高階良子(原作: 江戸川乱歩「孤島の鬼」)『ドクターGの島』(1974なかよし4月号〜8月号) 1978講談社/2005ぶんか社ホラーMコミック文庫(全1巻) □高野宮子「スペースカウボーイの逆襲」(初出???) 1997角川書店あすかコミックスCL-DX『スペースカウボーイの逆襲』に収録 ←短編集
□高橋冴未『マインドエレクトリック』(初出???) 2003新書館ウィングスコミックス『マインドエレクトリック』(全1巻) ←続篇「マインド・オペレイション」も収録 □高橋冴未「君だけのオルゴールBoy」(初出???) 2003新書館ウィングスコミックス『マインドエレクトリック』に収録 □高橋冴未「SF少年物語」(初出???) 2003新書館ウィングスコミックス『記憶の化石』に収録 □竹沢タカ子「ラストゲイル」(1981少年/少女SFマンガ競作大全集12号) 1981東京三世社マイコミックス『ラストゲイル』に収録 □竹沢タカ子『ボイルス・タウンの狼男』(1982ウイングス創刊2号〜1986.11月号) 1984〜1985新書館ウィングスコミックス(1〜2巻) □竹宮恵子『アストロツイン』(1970なかよし4〜6月号) 1979小学館『竹宮恵子作品集1 アストロ ツイン』 1988角川書店『竹宮惠子全集6 扉はひらくいくたびも』に収録 □竜樹諒「時計物語 -タイムストーリー- 」(初出???) 1980秋田書店プリンセスコミックス『人形物語 -ドールストーリー- 』に収録 □田村由美「超能力労働隊WILD COM」(1999別冊少女コミック7月号) 1999小学館『超能力労働隊WILD COM』に収録 ←短編集 □筒井百々子『空の上のアレン』 1989クレッセントVol.10〜1995) 1991〜1995東京三世社(全4巻) □手代木史織(原作: 壁井 ユカコ )『キーリ〜死者たちは荒野に眠る』(初出 ?年 ミステリーボニータ) 2006秋田書店(全2巻)
======================================= 【な】【に】【ぬ】【ね】【の】 ======================================= ?□長岡良子「古代幻想ロマンシリーズ」のうち、首とまゆり、小角が出てくる巻 (作品名の特定なし) □名香智子『ふんわり狩人』(1979週刊少女コミック20号〜1980.9号) 2002小学館文庫(全1巻) □名香智子「樹海の虜」(1981コロネット初夏〜夏の号) 1982朝日ソノラマ.三コミックス『樹海の虜』/1996小学館文庫『花の美女姫』第3巻に収録 □名香智子「黄金の少年」(1981コロネット冬の号〜1982年秋の号) 1983朝日ソノラマ.三コミックス『黄金の少年』/1996小学館文庫『花の美女姫』第3巻に収録 □名香智子『グリーン・ボーイ』(1989〜1990ASUKA) 2000秋田文庫(全1巻) □なかむらよしみ「フレヤ―女神保存仮説―」(1996別冊花とゆめ年5月号〜8月号) 1996白泉社(全1巻) □なかむらよしみ「らせんディスク」 (1996別冊花とゆめ年11月号〜1997.6月号) 1997白泉社(全2巻) □那州雪絵『月光』(初出 ???) 1994〜1996白泉社HC (全5巻) ?□成田美名子 タイトル不明 ・近未来ハードSF設定 三話からなるオムニバス ======================================= 【は】【ひ】【ふ】【へ】【ほ】 ======================================= □林ふみの(原作: GAINAX)『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2nd』 (2003ASUKA10月号〜2005.11月号) 2004〜2005角川書店あすかコミックス(全6巻) □ハルノ宵子『プロジェクト魔王(アルドラ)』 (1991〜1995ASUKA増刊ファンタジーDX) 1992〜1996角川書店ASUKAコミックス(全6巻) □聖悠紀『ファルコン50』 (1982ウイングス創刊号〜 ) 1998〜1999 ビブロスコミック文庫『聖悠紀作品集』5〜8巻(計4巻)
□ふくやまけいこ『ゼリービーンズ』(初出???) 1984/1993徳間書店(全1巻) □ふくやまけいこ『星の島のるるちゃん』(1993なかよし4月号〜連載) 2005ハヤカワ文庫(全2巻) □冬凪れく(原作:矢立肇 富野由悠季)『新機動戦記ガンダムW(ウィング)』 (1998ASUKAふぁんデラ8〜9月号) 1998角川書店あすかコミックスDX(全1巻) 【新】□星野架名「上弦の都市」(2005別冊花とゆめ年7月号) 単行本未収録 ======================================= 【ま】【み】【む】【め】【も】 ======================================= □牧村ジュン「銀河のブリンセス」(1978なかよし8〜9月号) 1979講談社KCなかよし『銀河のブリンセス』に収録 □マジコ『未完成NO.1』(2005ASUKA5月号〜2006.5月号) 2005〜2006角川書店(全2巻) ?□魔夜峰央『パタリロ!』の中のタイムスリップもの、 ロボットもの、超能力もの。 タイトル未確認 □美内すずえ「モンキーロック」(1970別冊マーガレット4月号) 1979白泉社HC『虹の戦 美内すずえ傑作集5』に収録 □水星茗『千の月の夢』(初出???) 1993集英社ぶ〜けコミックス(全2巻) ←カイエシリーズ □水星茗『エデンの真珠』(初出???) 1992集英社ぶ〜けコミックス(全1巻)←ピュアベイビー〜エンジェルシリーズ □水星茗『A×ANGEL』(初出???) 1998秋田書店(全1巻)←ピュアベイビーシリーズ □三岸せいこ「ヴィクトローラきこゆ」(1979ぶ〜け11月号) 1981集英社ぶ〜けコミックス『ヴィクトローラきこゆ』に収録 □めるへんめーかー「永遠なる夢 永遠なるめざめ」(初出???) 1987秋田書店(全1巻) □もりたじゅん「ダニイル」(1969りぼんコミック11月号) 1970集英社『こんにちは初恋さん』に収録
======================================= 【や】【ゆ】【よ】 ======================================= □柳原望『ネットワーク・ポプリ』(1997LaLa6月号〜10月号) 1997白泉社HC(全1巻) □山口美由紀「印象ローズ」(2000別冊花とゆめ2〜3月号) 2002白泉社HC『マジック☆マイスター』に収録 □山下友美「超音速 -スーパーソニック-」(1993年花とゆめPLANET増刊5月1日号) 1993白泉社HC 『超音速 -スーパーソニック-』に収録 □夢路行「草原から来た少女」(1984 ぶ〜け5月号) 2004 一迅社/スタジオDNA『夢路行全集 第1巻 緑野』に収録 □夢路行『蒼天をみる想い』(1992クルー〜1994クレッセント) ←連作シリーズ物 1994フロム出版ベルコミックス『蒼天をみる想い』(全1巻) 2004 一迅社-スタジオDNA『夢路行全集 第11巻 蒼天をみる想い』に収録 □よしながふみ『大奥』 (2004メロディ8月号〜) 2005白泉社JC(第1巻〜) □よしまさこ(原作: 新井素子)『星へ行く船』 (1984週刊マーガレット39〜51号) 1988白泉社JC(全1巻)
======================================= 【わ】 ======================================= ======================================= 【アンソロジーその他】 ======================================= □木住野七生(原作: 新井素子)「大きな壁の中と外」 (1984笠倉出版社コミックマルガリータVol.4〜5で第1部〜第2部、 1985同社comicセレクトVol.1で第1部〜第2部再録+第3部) 単行本未収録 □くりた陸(原作: 新井素子)『二分割幽霊綺譚』(1983Helloフレンド11月号〜1984.1月号) 単行本未収録 □『コミック☆星新一 午後の恐竜』2003秋田書店 (原作: 星新一) 漫画: JUN、木々、かずはしとも、川口まどか、白井裕子、鯖玉弓、有田景、志村貴子、小田ひで次 □『コミック☆星新一 空への門』 2004秋田書店 (原作: 星新一) 漫画: 鬼頭莫宏、鈴木志保、安部潤、川口まどか、東山むつき、羽央、人見茜
============================================
未来や宇宙を舞台にしたSFの他に、現代が舞台になるSFや伝奇SF等も含めて、
SF要素中心でも、あらすじ中心でも、書きやすいスタイルでどうぞ。
新規作品、既出作品、詳細未報告作品、いずれも歓迎。
このSF作品はこういう観点から読んでいる、ここが気になる等は、
簡単なあらすじも書いていただければ、みなさんにもわかりやすいと思います。
既出作品の一覧(初出・単行本・主なSF要素または簡略紹介、箇条書き)は、
このスレッドの過去ログ倉庫サイトに整理してあります(約133KB)。
ttp://www23.ocn.ne.jp/~lyric/sfgc/list_pre2.html#INDEX ============================================
↓ では、SF少女漫画作品について、引き続き、感想意見などを語りましょう。↓
>>423 まとめ整理乙です。
とりそぎ補完しますね。
>>421 □夢路行『蒼天をみる想い』
連作のシリーズ。
自家用宇宙船で星間移動する医師エルカが、
ある時、宇宙服だけで宇宙空間を漂っている少年を見つけてしまいます。
その少年は記憶喪失していたので、医師が保護者となり、
カシスと名付けてもらって、エルカの医療の手伝いをするようになります。
後半にはクローンも出てきます。
エルカの助手の、地蔵の姿をしたロボット型のコンピュータも出てきます。
カシスが自分の正体を知るまでの展開は、何となく自分探しの物語でまったりしていますが、
ある手がかりが出来てからは、結構テンポよく進んでいきます。
あずみ椋『パイラザーダ』 あらすじ 世界を支える二人の神さま。人の体に神の力を持つ。 古代ギリシャをモチーフにした世界観。 物語の冒頭では、姉が弟を探して神殿を飛び出し、世界を放浪する。 世界を支える重さに、内心、任を投げ出したいと願っていた。 自由を願いながらも、弟を探し出した姉。 光と闇の戦いが始まった。 神、魔法の存在する異世界。光と闇の戦い。 SFというよりは異世界ファンタジーかと思われ。 世界を背負う重責に苦しみながらも立ち向かう神さま二人に引かれる。
牛島慶子『イライア』 未来世界。滅んだ筈の鬼と呼ばれるモノが目覚めた。名前はイライア。超人的な力をもつ一族の最後の生き残り。 人買いに売られる所を少年に助けられる。 正体を知っても、イライアに少年は惹かれる。恐ろしいけど美しい。 そこに、伝説の鬼を消そうとする教団が忍び寄る。 SF要素 未来社会、超能力をもつ生命体、人類滅亡、ロボット イライアの一族が生まれた理由、教団が鬼を追う理由がわかると泣けます。人間はいつまで立っても身勝手。 ただの神話に見えて、実はSF。深いです。
佐藤史生『ワン・ゼロ』 主人公の少年にはインドに生き別れの妹がいた。妹が来たとたん異変が起こる。 少年の友達を神話に出てくる悪神だといい、消そうとする。止める少年。 妹は奇妙な力を使って去る。 「一つであったものが二つに別れてしまったのだ」 コンピュータと神話の世界、光と闇の戦いが見事に融合した作品。 SF要素 自立思考型コンピュータ、超能力 「夢見る惑星」よりSF色が強い。 古さを感じさせない作品。コンピュータが自我を持つという設定が、上手く光と闇の戦いに活かされてる。 神話やコンピュータに関する説明もあって、読みやすい。 何度も文庫化されてて、入手は容易。
428 :
花と名無しさん :2006/10/21(土) 13:09:26 ID:2w99DVkD0
いつも取りまとめお疲れ様です&ありがとうございます さて、 立野真琴『CUTE×GUY』 (白泉社 別花掲載 花とゆめコミックス 1〜3巻 続刊中) 内容は同級生の男の子の片想いしている女の子が主役のドタバタラブコメですが、 設定としまして下記のものがあります ・主人公の少女の父は科学者(実の娘を被験者にするなど、若干マッド系?) ・父のライバル科学者(やはり実の息子を被験者にしている) ・父によって(飴と騙され)飲まされた薬によって主人公(女)は男に変身する ・上記の薬を狙う(悪役)組織がある え……SF?(汗)
このスレになってからは、 内田美奈子『赤々丸』柿崎普美『星樹』 瀬口恵子「にゃんとエイリアン!?」竹本泉『ねこめ〜わく』立原あゆみ「猫の惑星」 といったような、猫型異星人もの、結構あったけど、 犬型異星人、ってのも出しておきたいので、連投させていただきます。 っていっても2作品だけですが。
□伊東愛子「星を渡る犬たち」(1976別冊少女コミック3月号) 1979朝日ソノラマサンコミックス『たんたんたかゆき』に収録 小学生の少年・渡は、家の飼い犬チムが近ごろ元気がないので気になっていた。 近所の大学生で、渡を弟のように思う登は、チムが治る見込みのない病気にかかったことを見抜く。 しかし登は実家の事情で故郷に帰ることになり、渡のそばにいてやれそうもないのが辛い所だった。 そんなある日の晩、犬小屋のチムには、どこからともなく聞こえる声があった。 飼い主のいない犬たち、治らぬ病に倒れている犬たち、主人がいても孤独な犬たちよ、我らの星へ、という声だ。 チムはいつのまにか家から居なくなっていた。 その日の夜中に、渡は、家の窓から、裏山に着陸する巨大な宇宙船を目撃する。 ひとりで裏山にかけつけると、そこには異星人がいて、渡にはテレパシー的な説明をしてくれた。 彼らの惑星では住人ひとりに1体ずつパートナーとなる動物がいて、生活や食糧確保には欠かせない存在。 (異星人は犬のようなとがった耳と尾があって二足歩行、一回り小さい同型のパートナーは四足歩行) 伝染病のためにパートナーの動物が絶滅寸前となり、 かわりの生き物を捜して宇宙に出たら、地球の犬が最適なので、飼い主のない犬を宇宙船で連れ帰っている。 死に瀕した犬も異星人の科学技術で生き返り、彼らの惑星で元気にパートナーを務めている、というのだ。 童話の絵本にも出来そうな内容だけど、 ストーリー漫画というコマ割でメリハリのつけられるスタイルだからこそ、 この作品のSF要素をしなやかな迫力で表現できたと思う。 結末は、大学生の思いやりも実を結んで少年には宇宙への夢が広がり、すがすがしい読後感が残る短編だった。
□ふくやまけいこ『星の島のるるちゃん』(1993なかよし4月号〜連載)
2005ハヤカワ文庫(全2巻)
主人公の小学生の少女るるは、生まれ育った宇宙ステーションで母が単身赴任勤務をすることになり、
海洋生物学者の父とともに地球に降り立って、星形の小さな孤島に移住する。
そこには、近未来科学の最先端技術を生かした遊園地などがあり、「星の島」と呼ばれる観光地でもある。
るるの同級生には、島の開発をした会社社長の娘タフィー、ロボットの少女エリカ、
科学や数学に強い男の子たちがいる。
毎回色々な事件が起きて、るると同級生の仲間が解決するという一話完結形式のシリーズ。
犬型異星人は第3話から登場するレギュラーのキャラ。
文明の進んだ星から来た、惑星調査隊の一員で、宇宙船から地球を観察していたが
星の島と呼ばれる孤島の科学が進みすぎているので、詳細を調査するために、隊員のバウが地上へ派遣される。
バウは腕時計型の翻訳機を持っていたが、星の島の海辺に降りたとき海中に流してしまい、
水泳中だったるるの腕に翻訳機がはまってしまう。
それがきっかけで、バウはるると自在に会話が出来るようになり、るるの仲間とも仲良くなる。
バウは、るるの家で暮らし始めてからは、フーポワという名前で呼ばれるようになる。
フーポワは、からだの大きさを変化させる特殊能力もあるらしい。
KCなかよしのカバーには「空想科学まんが」というキャッチコピーがあり、
低学年向けだけど、サイエンス方面の設定と描写は大人向けといってもいいくらい充実している。
>>393-423 乙です。一覧表サイト一目瞭然だね!
柴田昌弘『第3の娘』(1980年 花とゆめ14号) 主人公は看護婦。 昔、交通事故で瀕死の重傷を負い、死の淵から奇跡的に生還した。 その経験から看護婦になり、その際手術をした病院に勤務していた。 今度お世話になった先生達の病棟で働くことになり、喜ぶ主人公。 しかしその病棟はいわくつきだった。 *****ここからネタばれ****** SF的要素 クローン・人体実験 まだ本屋さんのコミックスにビニールがかかってなくて 立ち読みし放題の頃読んだ一編だったので、 タイトル覚えていなくて見つけるのに苦労しました。 (あらすじもウロ覚えなので若干ちがうかも) 今はソノラマコミック文庫 柴田昌弘傑作集『盗まれたハネムーン』に 収録されています。 人間のクローンがまだ現実味を帯びてなかった頃の話で、 読んだ時かなりショックでした。 行方不明だった主人公の同僚医師がメル欄の状態で 見つかったシーンはトラウマものです。 実際に人間のクローンが理論上可能になっても、 多くの国で禁止になっているのに賛成なのはこの話と、 新井素子の『今はもういない私へ…』の影響かも。 初読の時はもうコミックスになっていたから、気がつ話をかなかったけど、こんなハードな話を本誌に載せてたなんて 「花とゆめ」てすごかったんだなー。(遠い目)
>>425 あずみ椋は北欧神話にも通じているので
「ニーベルングの指輪」の漫画化もやってるね。
純粋なSFは少ないのかもしれないけど、
光も闇もしなやかに描ける作家だね。
作画グループの「銀河を継ぐ者」の最終回でもそうだった。
あずみ椋の担当は、並外れた超能力を持つ少年。
ナウシカみたいに(作中世界の)伝説の古文書に残る救世主になる。
>>433 あずみ椋は北欧神話や(主に外国の)歴史を題材にした作品を多く描いてますが、
錬金術などオカルト風味の作品もいいです。
と言ってもここはオカルトは除外なので、SF要素があるのは、上にあげた「楽園は眠らない」以外は
「にぎやかな晩餐(ディナー)」ぐらいだろうか…。
「楽園は眠らない」は全話を通じて読んでないので、他のサイトの案内文を引用したのです。
本当は宇宙人が登場するだけで、全体の雰囲気はSFっぽくないんですよ。
ま、この辺は作者の作風が影響しているので、オカルト要素があってもOKな方にお薦めします。
「にぎやかな晩餐(ディナー)」まったく未読なんで内容を紹介できません。
ごめんなさい!いつか機会があったらSF要素をご報告します。
WEB上の紹介文を読むとオカルト寄りのストーリーのようですが…。
他に篠原千絵が初期の頃にコロネットに掲載された短編で、
後に単行本にも収録された作品でSF風味の漫画が数編ありました
(メジャー路線じゃないマイナーなサイコ・サスペンス+SFみたいな)。
その中の一編が、主人公の親友が天涯孤独のまま病死して、
遺体が実験材料にされていて、実は親友は死んでなくて冷凍睡眠の実験に利用されていたとか…、
という展開でした(ネタばれしてスミマセン)。タイトルは忘れました。
>>432 が紹介された柴田昌弘の『第3の娘』の雰囲気に似た医療サスペンスでした。
>>415 の□河あきら「ジャングル・ナイト」について。
テレパシー能力を持ち、他人の心が読める(ちなみに他人の脳内にに自分の思考を送ることもできる)ため、人間不信で深く他人と付き合うことを避けてきたヒロインが出会った高校教師。
なぜか、彼の心の中は彼の専門教科である世界史の出来事とその起こった年が年表的に羅列されてるだけでそれ以上読むことができない。
その気安さのせいもあり、彼を初めて異性として好きになりついヒロインだが、彼と触れ合うとなぜか静電気のような火花が散るため、物理的にプラトニックな関係から先に進めない。
そして、雑誌記者の弟(ヒロインの能力を知っている)と二人暮らしの彼のアパートで奇妙な同居生活を始める。
(弟の方は、思ってることをすべてそのまま口に出してしまう性格なので、兄とは別の意味で彼女にとっては警戒しないですむ)
実は、彼はものすごい超能力者(SFに出てくるほとんど全ての超能力を完璧な力で持っている)で、彼女の能力に最初から気付いていて自分の伴侶となるべき女性として惹かれていた
…ということが次第に明らかになってくる(弟もちょこっとは超能力者の要素があるけどほとんど無自覚。意識しては発揮できない)
まあ、こんな内容です。
河あきらは代表作「いらかの波」のようにリアルな現実生活を描く作家のイメージが強いようですが、
実際にはSF要素やファンタジー要素のある作品もいろいろ描いてます。
「逢野ストーリー」にもUFOが登場するエビソードとかありますし、
現在連載中の「WONDER!」もリアルな老人や児童の問題をテーマにしながら、「ジャングル・ナイト」の彼と似た不思議な能力を持つ主人公一家の犬が重要な役割を演じています。
(タイトルもその犬の名前ワンダーとかけたものです)
SFではありませんが、「宇宙なんか見ない」では外に愛人と子どもができて母親と自分たち兄弟を捨てようとしている父親が円盤に出会って宇宙人に体を乗っ取られ別人になったのではないかという少年の不安が描かれています。
>>416 □坂田靖子「宇宙からの来訪者」
宇宙から地球を訪れた単細胞生物タンバリアン。
これは人間にとりつき突然歌を歌わせてしまう怖ろしいエイリアンであった(w)
次々と宿主を替えて南下を続けるタンバリアンにより南極基地以外全ての場所が汚染されてしまう。
そして、ついに基地内にもタンバリアンが侵入、しかし取り付いた相手が人間離れした音痴のためにタンバリアンは消滅し地球は救われたのであった。
□坂田靖子「半熟少年」
美少年を世界中の金持ちに売りつけるために博士が完成させた、お湯に入れて一日半暖めれば美少年ができあかるという「美少年カプセル」
しかし、研究所が火事になりその消火のため、カプセルからできたのは見かけは美少年で中身は赤ん坊の半熟少年か、頭の中身は美少年で体は赤ん坊の温泉半熟美少年ばかりだった。
□坂田靖子「エイリアン88」
宇宙を航行中の宇宙船の内部で続けられるエイリアンとの闘い。
最初に侵入してきたエイリアンが卵を産み付けていったらしく、生ゴミが出るたびにゴキブリのごとくわきだす連中と、乗組員は際限なく駆除する羽目に…
□坂田靖子「注文の多い喫茶店」
ふと見かけた喫茶店「シャム猫亭」
店主は二足歩行のしゃべるシャム猫でおかしな応対の後出されたホットケーキを食べたとたんシャム猫に変身してしまう…
実はこれは長い期間航行する宇宙輸送船の乗組員のためにプログラムされた「予想のつかない展開」の立体映像だった、という落ち。
河あきらと坂田靖子といえば、「あわせて150」と「三匹の牛とライオンの話」はまだ出てなかったよね。 河あきら「あわせて150」 新婚夫婦のアパートの隣室の不思議な夫婦の気配。 どうやら、それは未来(数日後から数十年後まで)の二人の姿だということがわかってきて… という、一種のタイム・パラドックスものかな? 坂田靖子「三匹の牛とライオンの話」 海洋牧場に向かう潜水艇が故障した中で、乗組員である海洋牧場の研修生三人が疑心暗鬼に陥る未来物。
柴田昌弘・・・短編は傑作ぞろいだね。
>>403 柴田昌弘「ひとりぽっちの戦争」(1980少年少女SFマンガ競作大全集7号)
これは花とゆめコミックスの「成層圏のローレライ」にしか収録されてなかったかな。
4〜5ページのすごく短い作品なんだけど、密度が高い。
柴田昌弘「未来都市バラン」(1980花とゆめ19,20号)
表題作の短編集が、花とゆめコミックス、大都社スターコミックス、朝日ソノラマ文庫版で出てるけど
他の短編の組み合わせは全部ばらばらだなあ。
タイトルとは裏腹に原始時代の風景から始まるのも、意表をついててよかった。
>>432 柴田昌弘「第3の娘」(1980年 花とゆめ14号)
これは、花とゆめコミックス、大都社スターコミックスの「未来都市バラン」に共通する同時収録だ。
医療サスペンスものを描く少女漫画はけっこうあるけど
これはサイエンス描写がリアルなので、スリリングだった。
あと、「成層圏のローレライ」にも、超能力者の双子が登場するね。
1980年 花とゆめ夏の増刊号
単行本は「成層圏のローレライ」(白泉社)、「未来都市バラン」(大都社)、「デス・トラップ」(朝日ソノラマ文庫版)
航空ものサスペンスというジャンルだろうけど。
ここの双子は、シャム双生児で生まれたあと分離手術してて、
片方が目が不自由、片方が口と耳が不自由、で、テレパシーでコミュニケート出来る。
何となく、執筆時の時代を感じる設定だな。
>>415 かわなみはるか名義で出されたのは、
花とゆめ時代の作品群だよ。
ウイングス時代のはすべて高橋冴未名義。
>>418 > □高橋冴未『マインドエレクトリック』(初出???)
> 2003新書館ウィングスコミックス『マインドエレクトリック』(全1巻)
> ←続篇「マインド・オペレイション」も収録
> □高橋冴未「君だけのオルゴールBoy」(初出???)
> 2003新書館ウィングスコミックス『マインドエレクトリック』に収録
このへんは、単行本としては高橋冴未名義だけど、
花とゆめまたは花とゆめEPOあたりに載ったものだったと思う。
花とゆめ系ばかりでスマソ
>>428 立野真琴の『CUTE×GUY』 は、医薬品変身ロマコメってとこか。
まあこのスレでは、広義のSFでいいんじゃない?
個人的にはこの作者の場合SFじゃない作品のが好きだけどね
(『CUTE×GUY』の前に書いてた「カードの王様」だったかな、
世界中の神話のエッセンスが詰まってた)。
立野真琴で多少なりともSFらしいアプローチしているのは、
この作品よりすこし前の「NIGHT HEAD」ではないだろうか。
原作者つき(飯田譲治・作)。っていうか、立野真琴が気にいった既存の小説のコミカライズ。
コミックスが何巻まで出てるかはわからないけど、3〜4巻位にはなってたような気がする。
掲載誌は、花とゆめの増刊や別冊のあっちこっちに分散してた。
内容は、超能力者の兄弟の話で、二人は超能力研究所に隔離されて育っていて、そこを脱出する。
人間の脳には使われていない部分が70%以上あるとかで、
その使われていない部分のことを「NIGHT HEAD」と呼ぶ、という設定。
>>437 タイム・パラドックスものだったら、
萩尾望都の「マリーン」や水野英子の「セシリア」なんかも入れて欲しいな。
「マリーン」原作:今里孝子 初出誌「月刊セブンティーン」1977年5月号(53p)
「続・11人いる!―東の地平・西の永遠」」所収 小学館文庫 1977.8
「萩尾望都作品集・第二期 第9巻 半神」所収 小学館 1985.3
「ゴールデンライラック」所収 小学館プチフラワーコミックス 1982.7
「ゴールデンライラック」所収 小学館文庫 1996.5
「セシリア」
「すてきなコーラ」所収 集英社マーガレット・コミックス1968/1/5
「セシリア」所収 ふゅ〜じょんぷろだくと珈琲文庫2004/5/20
水野英子には異世界スリップもので「トゥオネラの白鳥」なんていう短編もある。
水野英子珠玉短編集「星のファンタジー」所収 朝日ソノラマサンコミックス1968/8/20
アパート住まいの貧しい大学生の主人公が、
ようやく買えたシベリウスの「トゥオネラの白鳥」のレコードを聞いていると、
異世界(冥界?)の女性が現われて、二人は惹かれあうようになり、
現実の世界では生活苦にあえぐ主人公は、レコードをかけては時々異世界へ出かけるようになる。
現実の世界で主人公に片思いしている少女が、しょっちゅうアパートに来て、
バイトもしなくなった彼のことを心配しているのだけど、
主人公は異世界の女性に夢中・・・
という内容。
SF要素は乏しいけど、異世界スリップものの元祖じゃないかな?
「マリーン」か。懐かしいな。 雑誌の予告でSFと銘打たれてたんで「11人いる!」みたいなのを期待してたんだけど、 当時の私のSFのイメージと違いすぎてとまどったんだよね。 ちなみに「マリーン」とか「セシリア」みたいに別々の時間に存在する少女と青年のロマンスを少女漫画では 「ジェニーの肖像」という小説のモチーフにちなんで「ジェニー神話」というんだって。
>>442 …一瞬、人形板のジェニー&フレンドを語るスレかと思ったよ…w
>>434 に自己レス。
篠原千絵の初期短編のSFっぽい作品のタイトル判明しました。
コロネット初掲載(デビュー作)「紅い伝説」
まだSF要素は限りなく薄い。歴史と遺跡が絡んだ転生オカルト+ミステリー。
「冬の花は鎮魂歌」
これが
>>434 で書き込んだタイトル不詳の微妙にSF要素の入った医療サスペンスもの。
親友を突然の事故で失った真理子は、天涯孤独で肉親のいなかった真里子との最後の別れを
するために病院を訪れた。しかし、棺の中には真里子の遺体が無かった!
不審に思った真里子真相を突き止めようと深夜の病院に潜入する…、
という感じではじまったストーリーだった思うが(うろ覚えで細かい設定忘れました)。
主人公が病院側に見つかって薬で眠らされたり、殺されそうになったりと中盤はサスペンス風。
意外とあっさり悪事がバレて開き直ったところで警察に捕まったかな?
タイトルの通り、冬だというのに病院の敷地に花が咲き乱れていたというのが、
ストーリーの謎を解く重要な鍵になっています。
「クリスタル・ドリーム」これもコロネット掲載。
多少は設定がSFに近づいてきた。主人公は大学院生?だったかな。
女遊びが過ぎて留年しそうなところで、大学の研究室で少女の死体と遭遇。
マスコミで有名な女性の博士が実はアンドロイドだったりと、
謎解きとSF要素がバランスよくまざった佳作。
シリーズ化してほしいが、続編はなし(残念)。
>>432 >柴田昌弘『第3の娘』
>行方不明だった主人公の同僚医師がメル欄の状態で
この話コミックで読んだけど、このシーンを見て「うわー『ドウエル博士の首』だよ」
と思って、児童向け小説読んだ時のトラウマ復活したよ。
>>444 に追加
篠原千絵・デビュー作「紅い伝説」(1981年『コロネット』冬の号掲載)
「クリスタル・ドール」(同雑誌の1982年秋の号掲載)
主人公の和也は医大生。留年うんねんは違ったかも?
とにかく女性と夜中に大学の空いている研究室にデートしている最中に、
電極につながれた美少女の死体を目撃する。その後再び死んだはずの
少女と遭遇。NASAの手から少女を守ることになって事件に巻き込まれていく、
というのがおおまかなストーリーらしい(他人のブログを参考)。
「冬の花は鎮魂歌」(同雑誌の1982年冬の号掲載)
あらすじ紹介で夜に病院に侵入したようなことを書いてしまいましたが、
違ったかもしれません。最初は塀を乗り越えて進入。塀には電流が流されていて、
花が咲いているのを見たのは夜間ではなくて昼間だったかも…。
病院側に見つかって、薬で眠らされて気が付いたときは自由に体が利かなくて、
ベットの上に寝かされていた。殺されそうになったのではなく、口封じのために
実験台にされる目的で拘束されていたんだっけ?
記憶が正確じゃなくてすみません…。
以上の三つの作品は、フラワーコミックス『目撃者にさようなら』と
『篠原千絵恐怖シアター』に収録。
篠原千絵の他には単行本未収録の作品の中で、 「語部伝説」(1982年コロネット春の号)SF要素は微妙。 古代中国の王朝の末裔の血族で超人的な記憶力を持った少女+歴史ロマン 「北の花暦」確か黒い犬が出てきて、主人公の死んだ兄が飼っていいたというストーリーだったような…。 SF要素は無いです。 (1982年コロネット初夏号)、 「サラの篝火」SF要素は無し。女性パイロットのサラと外国の青年の恋物語(1982年夏の号) 「天狼星(シリウス)に聞け」は二部読みきり作品。未読なのでSF要素は判定できませんが、 異常に賢い犬が登場する。 (『ちゃお』1992年9月号・ポシェット2003年9月号増刊)も単行本未収録。
>>443 >>446 を見てふと思ったんだけど…
もしかして、漫画の「マリーン」のタイトルにもなってるヒロインの名前ってジェニー人形からの連想で思いついたのかな?
>>450 萩尾さんの「マリーン」は1977年。
ジェニー人形のフレンドドールマリーンは、初代が発売されたのが1986年でっせ。
「ジェニーの肖像」は既に
>>442 が指摘してました。失礼しました。
この小説を原作にした漫画、水野英子「セシリア」(珈琲文庫)
約40年前の作品が2年前に復刻されたそうです。
これが少女漫画で最初のジェニーもの?
>>452-453 「ジェニーの肖像」については
>>97 で既出。
> この小説を原作にした漫画、水野英子「セシリア」(珈琲文庫)
この本には、水野英子のあとがきがあって、
1960年代には編集部の意向で海外の映画やTVドラマをいくつか漫画化したのだそうです。
なかなか復刻されなかった理由には、原作の著作権の問題がからんでいたようです。
「ローマの休日」「走れチェス」とかは、映画やTVドラマのストーリーそのまま、
「麗しのサブリナ」とか「ジェニーの肖像」あたりは、
名前や設定をちょっと変えて「すてきなコーラ」「セシリア」になってる作品なんですって。
>>454 失礼しました。
よく見たらセシリアも既出でした。
『セシリア』は未読ですが、萩尾望都の「マリーン」は読んだことがある。
あずみ椋の『ミステリオン』は不思議な少女がいつまでも若い姿のまま生きて
いろんな時代のいろんな人間と出会う。ジェニーものとは違うニュアンスのファンタジー。
オカルト的な錬金術によって作られた生命体なので、
このスレ向きのSF作品じゃないけど。
>>424 夢路行のSFは2冊の単行本にまとまってるものぐらいでしょうか?
連作の『蒼天をみる想い』
それと短編集の『緑野』
ここには詳細報告待ちの「草原から来た少女」も入ってるみたいです。
(夢路行全集の方。いま取り寄せ中です。ぶ〜けコミックスにも入ってるかも)。
ぶ〜けの1980年代にも埋もれた佳作が多いなあと思いますよ。
>>425 >>433-434 >>455 あずみ椋の本は、この間物置から『戦士の宴』が出てきたのですが、
SFじゃなく北欧神話ベースのお話です。
『パイラザーダ』もどっかにあるはずなんですが、未回収です。
>>441 水野英子珠玉短編集「星のファンタジー」
デビュー期の短編集ですね。
SFとは関係ない話になりますが、この方の北欧神話へのアプローチもお見事です。
「星のたてごと」は、ファンタジー系少女漫画の元祖かも。
>>442 萩尾望都「マリーン」
> 雑誌の予告でSFと銘打たれてたんで
それは知りませんでした。
この年1977年は、萩尾先生が少女漫画雑誌に描いたSFって
「11人いる!」の番外ショートショートみたいな「スペースストリート」ぐらいなんですよね。
本格SFの「スター・レッド」は翌年ですから。
>>426 牛島慶子『イライア』
> ただの神話に見えて、実はSF。深いです。
近いうちに読んでみたくなりました。
寡作な作家みたいですが、「ブルー・インフェリア」の紫堂恭子がお姉さんなのですね。
>>427 佐藤史生『ワン・ゼロ』
> 「夢見る惑星」よりSF色が強い。
> 古さを感じさせない作品。コンピュータが自我を持つという設定が、上手く光と闇の戦いに活かされてる。
> 神話やコンピュータに関する説明もあって、読みやすい。
まったく同意。20年近く前の作品なんですよね。
ネットも普及してなかったから、作中では海外からの連絡がテレックスだったりするんですが、
コンピュータは一部のマニアのものだった時代に、ここまで描けるとは…。
自我を持つコンピュータといえば「2001年宇宙の旅」のHAL9000ですが、
『ワン・ゼロ』 のマニも、キャラが立ってるというかw
>>428 >>440 立野真琴『CUTE×GUY』
男女の入れ替わり変身ものって、いつの時代にも少女漫画で受けるモチーフなんでしょうね。
「NIGHT HEAD」は、第1巻だけ読んだことがあります。
>>435 河あきら「ジャングル・ナイト」は、ロマコメかなと思ってたのですが、
どっちかっていうと心理描写の深いシリアスな作品のようですね。
短編もいずれぜひ読んでみたいです。
>>436 坂田靖子は、ショートショートの名手でもありますね。
「半熟少年」「エイリアン88」は文庫の『月と博士』に入ってるのを読みました。
「エイリアン88」「注文の多い喫茶店」 はタイトルだけパロディみたいですね。
>>432 >>438 柴田昌弘、確かに短編は傑作ぞろいですね。
『第3の娘』に限りませんが、サスペンスとしての盛り上げ方も見事で。
柴田昌弘には花とゆめ掲載でSFと言えそうな「海底土人8823」もありますが、
これは朝日ソノラマの文庫の傑作集からは漏れてしまったのでしょうか?
SF要素は、強いて言えば、生体医学もの、でしょうか。
明るいホームドラマなので、怖さはないですよ。
「海底土人8823」(1980花とゆめ5号)
1980白泉社『盗まれたハネムーン』/1994大都社『黒い珊瑚礁』に収録
ストーリーは、ヒロインの高校生の甥にあたる幼い男の子が、
海で波に呑まれて行方不明になってお葬式までだしたのに、
ひとりの青年に連れられて、家に帰ってくるところから始まります。
死んだと思っていた男の子が生き返ったというので、家中が大喜び。
青年は、住む家がないということで、そのまま下宿することになります。
でも、煙草の吸い方も、物価も知らない、世間の常識にひどく無知。
街で偶然ひき逃げ事故に遭遇したとき、青年は、被害者の体に手を触れただけで
逃げた車のナンバーや運転者の住所氏名まで読み取って、ヒロインを驚かせます。
やがてヒロインはある晩、青年が布団ではなく
部屋にある大きな水槽に浸って寝ているのを目撃。
ヒロインは学校の水泳部の男子部員と共に、青年の留守中に部屋に忍び込んで、
水槽の底にあった妙な袋を見つけ、青年に問い詰めます…
※以下「海底土人8823」結末ネタバレ 青年は、隠しきれないと観念し、ヒロインを庭の井戸の底へ案内します。 そこには海底の洞窟に繋がる通路があり、小型の海中艇が。 青年が、ヒロイン達に真相を打ち明けます。 海底人の医師である彼が、海中で息絶えていた男の子を発見して、疑似生命を与えたこと。 3ヶ月以内に拒否反応がなければ、地上で生き延びることが出来るので、 男の子に万一のことがあっても手を打てるように、下宿を望んだこと。 …しかしそこでヒロインの意識はとぎれてしまい、 目覚めると自室のベッドに居て朝を迎えます。 夢だったのだろうか?と、半信半疑のヒロインが、甥っ子に呼ばれて部屋の外へ出ると、 そこには、青年が警察に連行されてゆく姿が。 二人の刑事の説明によると、 青年は自分が海底人だといつわり、集団催眠にかける詐欺で指名手配中だったとのこと。 …そうして彼はヒロインの家から惜しまれながら去っていったのですが、 オチがあって、海底をゆく小型の海中艇で、刑事のふりをした二人と青年が 「一件落着だな」と語り合っています。
>>439 かわなみはるか名義で出された
「マインドエレクトリック」「マインド・オペレイション」は
政府直属の超能力者の訓練をする学校が舞台だったと思います。
詳細覚えてないのでスミマセン。
北原文野のPシリーズ『L6−外を夢みて−』と似たような環境だと思いますけど、
あれほどの深刻さはなかったような…
>>444 篠原千絵の初期にもSFっぽい作品があったのですね。
そういえば「闇のパープルアイ」も次世代編になるとコールドスリープが出てくるって
過去ログにありましたね。
>>118 短編もいずれ単行本を捜して読んでみたいです。
>>429 >>449 犬型異星人、とは限らないけど
犬の出てくるSF小説を紹介しているサイトがありますね。
ttp://dabensya.sakura.ne.jp/dog.htm 漫画は少ないですが、伊東愛子「星を渡る犬たち」も入っていましたよ。
猫型異星人もので既出の竹本泉「ねこめ〜わく」には、
途中からウサギ型異星人も出てくるのですが(単行本だと第1巻の終りの方)、
設定では、未来の地球人が猫を進化させたのと同じように
ウサギを進化させたということになってました。
>>458 傑作集から漏れてるのは、「土人」という言葉に問題があるから、かも…。
この作品の「8823」は「パパニイチャン」と読むんですよね。
古い特撮ドラマ(1960年)で「海底人8823(ハヤブサ)」というのがあって、
明らかにこれを踏襲してると思われます(和田さんにしろ柴田さんにしろ、
このテのネタには詳しい人ですから)。
ただ、元ネタの「海底人8823」は、特撮としては……古いというのを差し引いても、
こう、ちょっと、その、評価に困るデキだったりするものなので(ヒーローの8823の
初登場シーンが、海から地上に出たらスッ転んで動けなくなり、干からびかけた
ところを少年に助けられるという……)、たぶん柴田氏の「8823」の方がヒーローと
しての性能は上かと思われますw
>>461 ああ、やはり用語がモンダイなんですかね…
>>452 >清原なつの「金色のシルバーバック」
ハヤカワの文庫本にもある「銀色のクリメーヌ」と対になった短編ですね。
「モンキー・ワイフ」ジョン・コリア著(1977年、講談社)は
原著「 His Monkey Wife: or Married to a Chimp」 が1930年に発行されている長編小説。
ちなみに、
>>420 美内すずえ「モンキーロック」は
コメディなのでSF感は薄いけど、1970年の別マに載ってるということは
このジャンルの先取りだったと思われます。
内容は、マッドサイエンティストが人造人間を作るつもりが
何故かサルの子どもが出来てしまったというもの。
そのサルは、サイエンティストの娘から読み書きや数学やピアノを教えてもらい
知能の発達したサルとして注目を浴びます。
その後はどうなったか覚えてなくてスマンです。
>>452 >>462 川原泉の「ブレーメンII」に出てくるゴリラもシルバーバックという種目だったような。
>>432 のメル欄を読んで・・・
柴田氏の最新連載「サライ」を思い出した・・・
柴田氏は、そんな昔からそう言うシーン描いてたのか、しかも少女誌で。驚愕。チラ裏スマソ。
(今の連載もSFだけど、少女誌じゃないのが残念だ)
週末にスレを読みそびれて見に来たらすごい伸び方。
っても、ここは普段でも充実した内容でレスが多いほうだと思いますが、
まとめリストが時々出るのはやはりありがたいですね。
まとめて下さる方、いつも乙です。
>>452 >>462 清原なつののハヤカワ文庫、今注文してます。
読むのが楽しみです。
他にも幾つか注文してますが、
ここの皆さんのコメントがすごく参考になります。
>>463 川原泉「ブレーメンII」は、川原スレではイマイチ人気がないんですけど、
内容的にどうなんでしょう?
単行本は全5巻ですが、花ゆめコミックスの倍近くなるお値段でちょっと迷ってるところなのですが・・・
>465 戦隊モノのような変体する悪役が出る巻は読んだ。 古今のSFネタも織り交ぜてある。 最後まで面白く読めました。 川原作品にしてはハードな内容と無機質な絵、リアルすぎる動物描写が 不評の原因と思われ。 漫画喫茶で一読してから判断すれば?
佐藤史生『打天楽―ワン・ゼロ番外編』 ワンゼロの後日談。 主人公が行方不明。友達三人がダウジング、誘導催眠など 精神世界的な方法で異世界に入って主人公を探す。 ワンゼロよりは、神話ファンタジー色が強い。 佐藤史生『魔術師さがし』 一見するとRPGに見えるが、コンピュータの仮想空間で作ったキャラ。 彼らがパーティを組んで、あるものを探す。一癖も蓋癖もある。 最後には現実の彼らの姿が明かされる。 ワンゼロに近いけど、ファンタジー色が強い。 「夢見る惑星」より絵がだんだん地味になってるような。 寡作なのが残念。
篠原千絵の初期短編の紹介をした444です。
>>460 >そういえば「闇のパープルアイ」も次世代編になるとコールドスリープが出てくるって
>過去ログにありましたね。
その過去ログの発言者は私です。
主人公が豹に変身するぐらいではSFの定義に入らないだの、
なんだの議論されていたので、コールドスリープの件も指摘したら
リストに入れてくれるだろうと思って。
古参の読者として、名前のあげられていない初期の短編も取り上げてみました。
コールドスリープが出てくる短編では、『魔天道ソナタ』の作者
天城小百合のコミックスに収録された作品にもあったと思います。
宇宙船の中で故障か何かでぐうぜん少女がカプセルの中で目覚める。
他のクルーは全員カプセルの中で眠っている。
やがて少女は自分だけが時の中で置去りにされたことを知り、
孤独を知り、孤独から恐怖、恐怖から絶望へ変わっていく心理描写。
SF考証よりも一人芝居として見ると結構面白い。
コールドスリープで思い出すのは佐々木淳子の「メッセージ」(初出1979年)かな。
時は未来世界。コールドスリープで眠っていた女性が目覚めの時を迎えるが、
そこには彼女の生まれ変わりである少年が存在していた。
女性が目覚めている間は少年は眠り、少年が目覚めている時は女性が眠るという状況で
2つの肉体に1つの魂という特殊状況は保たれていたが、やはり無理がある状況に
2人は日に日に原因不明のだるさを感じるようになっていた。
どちらかが消えなければならない。女性はこの件に関して自分に一任して欲しいと
少年にメッセージを送るが、少年は女性が自分を殺そうとしているのではないかと疑いを持つ…
これも
>>46 で既出の短編集『Who!』掲載だけど、『Who!』は本当にいい作品揃いだと思うわ〜。
>>469 「メッセージ」(週刊少女コミック 1979年9月30日増刊号 )は、
雑誌に掲載されていたのを読んだ記憶があります。
ブレ5にもコールドスリープが出てきましたね。
>2つの肉体に1つの魂という特殊状況
これが後の『ショート・トゥイスト(前・後編)』にも出てくる
輪廻転生のねじれのアイデアの元になったのかもしれませんね。
篠原千絵の「クリスタル・ドール」は、コールドまではいかないが
生命維持ぎりぎりまで体温を下げて休眠する低体温療法を科学者の少女が
受けていたみたいです。
現在は低体温療法は一部の医療機関で実施されていますが、
作品発表当時はまだ研究段階の治療法だったのではないかと思います。
>>470 自己レスに追加。
クリスタル・ドールに出ていた治療法は、
脳神経外科で行われる脳低体温療法と違って、別に脳を冷やしていたわけではないので、
皮膚科や整形外科でケガやアトピーの治療なんかに使用されている、
低音治療装置を用いた治療法の方が近いかもしれないですね。
失礼、誤字訂正。 ×低音治療装置 ○低温治療装置 SF系の少女漫画で画期的な病気の治療法と言えば… その1)コールドスリープで治療法が発見されるまで待つ その2)低温治療装置で日中の新陳代謝に使うエネルギーを節約する その3)クローンを作って臓器移植をする その4)遺伝子操作する 他にもいろいろあったと思うけど、長くなるので割愛します。
>>456 あずみ椋の作品はほとんどファンタジーだけど、短編「神々の千の顔」は?
神を模した神の子にのみ支配権がある、という信仰が先住民にある植民星。
このため、総督は同じ人間のクローンだった。
総督として「つくられた」ヒロインはアイデンティティに悩み、「同じ人間」
先代総督に殺意を抱く……って話。
ウイングスの2号に掲載、イラスト集『光輝く迷宮』に収録だったと思う。
『パイラザーダ』のふたりは姉弟じゃなく、「対でひとつ」の存在じゃない?
それぞれ意志も命ももってるけれど。
>>465 >>466 川原スレでの最近の評価?を見ると、
従来のほんわか路線が薄れて殺戮っぽいシーンが出たことが戸惑いになってたようだ。
(―川原泉 17― 31、79、111あたり)。
一年くらい前、そこのスレで、
「ブレーメンII」の人種差別や虐待のことを語り合ってるのを見たこともあった。
もともとSF作品もいくつか描いているという作家ではないしね。
この作者は、長編になると野球でも歴史物でも
どんなジャンルでも徹底的に資料を研究する主義らしく、
その成果が、作中の分かりやすいレクチュアやウンチクに表われる、という傾向がある。
「ブレーメンII」の最初の方に出てくる、宇宙開発の歴史なんぞもその例外ではない。
そういう点では結構読みごたえのあるSFでもあるんだけど、
息抜き的な要素をどこまで許容できるか、で、
SFファンの個人的な好き嫌いが分かれそうな気がする。
硬派のSF展開をしてるところへ
妙なくっつき虫の異星人リトルグレイとか
自我を持つコンピュータのアンブレラとかの
おちゃらけぶりが混じってくるのでね。
とりあえずは第1巻だけ読んでみては?
5巻の内容は、Mission 1 から9まであるけど、
最初の方ほど出来が良いような気がする。
Mission 1 〜2では「アンドロイドはミスティブルーの夢を見るか?」の
航宙士キラ・ナルセと社長ナッシュ.E.レギオンの関係を
なぞってるような部分も出てくるので、懐かしかった。
>>457 435です。
>河あきら「ジャングル・ナイト」は、ロマコメかなと思ってたのですが、
どっちかっていうと心理描写の深いシリアスな作品のようですね。
いえ、ご推測の通りのロマコメですw。
内容だけ文章で紹介すると、確かにシリアス作と思われるのも無理ないですが。
心理描写はけっこう深く、時にサスペンスも混じりますが、シリアスとは対極にある良質のコメディーです。
ヒロインが他人の心を読んで知った内容をつい口に出して突っ込んだ際の相手の反応とか、漫才かコントのようなヒロインと彼氏の弟とのやりとりとか、
個人的には「いらかの波」のような学園物より笑える面白い作品です。
476 :
470 :2006/10/23(月) 20:30:59 ID:???0
>>472 の修正・加筆
(主に70〜90年代)SF要素あるの少女漫画で画期的な病気の治療法
その1)医学ではまだ治療法が確立していない難病の治療のために、
冷凍睡眠装置でコールドスリープして未来に望みを託すパターン
例)既出作品
>>260 高橋由紀「おわらない夢を綴る君に」
その2)根治療法ではないが対症療法として、
低温治療装置で全身の体温をぎりぎりまで下げて仮死状態にして、
新陳代謝を低くして体力を温存して回復を高める。
例:既出作品
>>444 篠原千絵「クリスタル・ドール」
その3)クローン技術を応用して臓器を再生させる。もしくはクローン人間(動物も含めて)を
人間への臓器移植の目的のために作り出す実験・実用するもの等…。
例:既出作品では著名な少女漫画家の長編が思い浮かぶが、あえて新規のマイナーで
風我 明『BLOOD BOY』(リイド社刊・1巻のみ発売・絶版・未完)
ホラー・バイオレンス・流血要素ありの医療サスペンス、
作者が廃業したため復刊や続編は困難と思われる。
その4)人体の一部(臓器・目・耳等の感覚器官・手足も含む)を人工物で補ったり、
強化する技術。サイボーグ・アンドロイド等
例:心臓に持病を抱える虚弱体質の主人が病気を治すためという名目で、
マッド・サイエンティストの祖父から無理やり改造人間にされてしまった。
東城和実・『黒いチューリップ』シリーズ(全体的にはコメディー)
その5)人体を司る遺伝子情報(ヒトゲノム解析)から、不治かそれに近い難病を
発症させる可能性のある因子を排除したり、人体そのものを強化する治療。
バイオテクノロジーの進化による先端的治療を描いたもの等…。
例:ええと…ご報告お待ちしております。
>>476 > 風我 明『BLOOD BOY』(リイド社刊・1巻のみ発売・絶版・未完)
少女漫画雑誌に載ったものなの?
478 :
花と名無しさん :2006/10/23(月) 21:11:53 ID:d7XvQ7wb0
…既に出ていたらすみません(見かけた記憶が無いものですから) 葉月しのぶ(活躍は WINGS(新書館)とクレッセント(東京三世社) (作品の解説文はご本人のサイトより) 「Ladiesプラネット」デビュー作 WINGS掲載 交易可能な星を求めて宇宙の出た営業マン4人が太陽系を出て数ヶ月後にたどり着いたのは猫耳美少女の惑星 原始的な原住民かと思いきやはるかに進んだ文明だった しかもなぜか男がいない、、、。 「モンスターパニック」 新たなる宇宙開発を求めて、集まった飛行士はみな超人的。 なんだか成果が期待できそう、、、なはずが宇宙空間で起こる怪事件?。 なんと彼らは、、、。 「エスパーくずし」 時は近未来微弱ではあるが増加しはじめたESPに不安を覚えた人類はESPの抹殺をはかりだした。 キリーはESPを使い万引きをしたところを捕まってしまう すわ、強制送還か!ところがそれはESPを保護救済する組織だった、、?。 「ルナシティシリーズ」 時は近未来、最先端の科学を志すものと、地球から逃れた犯罪者、そして 善良な市民が暮す月の巨大ドーム都市、ルナシティ17 連合軍、連邦軍からの脱走兵レイクとアーサー、彼らはこの都市で 超A級アンドロイド、レディを従えた少女アイリーンと出会い なんでも屋を始め、数々の事件に巻き込まれてゆく、、。
479 :
花と名無しさん :2006/10/23(月) 21:13:27 ID:d7XvQ7wb0
>478続き 「トラッキングエイリアン」 宇宙事故でひとり宇宙空間に投げ出されたG・デューン。 奇跡的に救出されたはよかったが、宇宙空間に漂っている間に精神に寄生増殖するエイリアンに取り付かれた?! 彼(?)は共生生物リューイ。 ところが安全なはずの宇宙ステーションこそが、、、。 「デジャブ」 休日に出会った褐色の肌の美少女サン・サーラ、初めてあった気がしない不思議な感覚に戸惑う真人。 彼女は未来から彼の命を救うために来た超能力者だった。 しかし、彼女を守るため真人はまた、、、。 「フリーソルジャー」(これのみ東京三世社・未完) 時は未来、銀河連邦が設立されはや数世紀、辺境惑星は金銭と暴力が支配する無法地帯となっていた。 治安を維持できぬ連邦政府は毒をもって毒を制すのたとえから数々の特権を与えた戦士スペースソルジャーなる職業を公認する。 その中に任務遂行上いかなる法の適応も受けぬ超自由特権をもつ戦士がいた。 高額の報酬、卓越した技能、自らを縛る法を持たぬ彼ら、超自由特権所有戦士をフリーソルジャーと呼んだ。 これはまだ新米のフリーソルジャー、レインと相棒のエースとの物語、、。
>>378 >>382 復刊には、作者の了解が必要なんだが
筒井百々子は出版社側とは連絡がつかないとか・・無念!
奥友志津子は故郷で漫画とは別の書き物をしているとのこと。
> ついでにパンサーシリーズの続きを描いてほすい・・・・
> (でも続いても鬱かもしれん)
「パンサー」はヒロインと彼女をサポートする男が生き残ってるはず。
でも元々そんなに広がりのあるストーリーじゃなかったし
新展開ってのも考えつかないね。
ヒロインの親とか国家にリベンジ?
>>474 長いシリーズ物は、多くの作家が、最終回のない切れ方をしてるからな・・・
川原泉の「ブレーメンII」はネタが尽きて最終回にしたようだけど
初期から登場したキャラがそろって再登場、主人公に協力というという
読者へのサービスがあったのはよかった。
>>478 引用はともかくとしてSF度はどうなの?
既読なら感想もキボン
>>415 □北川玲子「暗闇に葬れ」
職場が倒産したヒロインは、女友達に誘われて、化粧品会社のセールスレディ募集の説明会に参加する。
その会社が扱っているのは体に塗るだけで驚くべきダイエット効果があるクリームただ一品。
そのクリームは会社の名誉顧問でもある天才細胞学博士が開発したのだという。
説明会の帰り、ヒロインはその化粧品会社の研究員である男性に博士の秘書としてしてスカウトされる。
彼女は博士の恋人だった往年のアイドル歌手にうり二つだったのだ。
実はヒロインはそのアイドル歌手が博士に出会うずっと以前に生んで養女に出された娘だった。
博士が開発したクリームは過食症となった恋人のために作った肥満治療薬だったが実は失敗作だった。
研究員の説明によれば、クリームは催奇性があり
「細胞死滅、遺伝子破壊を起こす。使用者の子供にも影響が出る」
という。
彼は昔学生結婚した妻とともに博士の研究の臨床テストの被験者となり、
その後生まれた子供は全身あざだらけで早産の末死亡、妻もそのショックで自殺していた。
会社は厚生省への献金で副作用の情報を抑えているが、彼はクリームの危険性を告発するため、博士を説得し、クリームのデータを入手するよう、ヒロインに頼む。
説明会に誘い、その後副作用の出た友達が会社によって連れ去られたことを知り、ヒロインは研究員の求めに応じる。
博士が失敗作と知りながら薬のデータを会社に売ったのは、彼が末期ガンに侵されていて、亡き恋人との間の重い副作用を抱えた娘の保障のためだった。
博士は説得に失敗したヒロインが帰った後、彼女の元に電話をかけ、友達の居場所と会社が重い副作用の出た使用者は監禁して病死に見せかけ毒殺していることをしらせ、その後自宅に放火し、娘とともに心中する。
逃げてきた友達と研究員とともにヒロインは生放送中のニューススタジオに押しかけ、カメラの前でクリームの危険性を告発。
その映像は視聴者に衝撃を与え、マスコミと消費者団体が動き出し、会社は倒産。
数年後、やっと全てがおさまったかに見えたが…。
という、サスペンス調の話ですが、かなり、化学的な内容にも触れられているサイエンス性も高い作品です。
>>465 川原泉「ブレーメンII」の印象、わたしも
>>474 さんのラスト3行に同感です。
>>466 キラ・ナルセも黒髪キャラに変わってて、人物の絵もそれ以前のより無機質っぽくなりましたね。
そういえば、2〜3ヶ月前に初めて水樹和佳子の「樹魔」と「伝説」を読んだとき
(「イティハーサ」はだいぶ前に読んでいたのに何故か読みそびれてました)、
この時期の絵は川原泉の円熟期に似てるかなあなんて思ったものでした。
>>465 川原泉「ブレーメンII」の印象、わたしも
>>474 さんのラスト3行に同感です。
>>466 キラ・ナルセも黒髪キャラに変わってて、人物の絵もそれ以前のより無機質っぽくなりましたね。
そういえば、2〜3ヶ月前に初めて水樹和佳子の「樹魔」と「伝説」を読んだのですが
(「イティハーサ」は読んでいたのに何故か読みそびれてました)、
この時期の絵は川原泉の円熟期に似てるかなあなんて思ったものでした。
>>467 佐藤史生の既出SF作品歴は、年代順に並べるとこんな感じ。
1970年代の末に、初期短編集『金星樹』
「星の丘より」「金星樹」「一角獣の森で」「花咲く星ぼしの群れ」
その後
1980年代前半に『夢みる惑星』
1980年代中期に『ワン・ゼロ』 とその後日談『打天楽』。
1987年『やどり木 』
1989年「チェンジリング」「ネペンティス」の、シード・シーカー・シリーズ
ここでちょっとSF系から離れてる?
1997年「バビロンまで何マイル」
1998年「心臓のない巨人」
2000年『魔術師さがし』
という流れになりますね。
あとは、ハヤカワ文庫に入った「天界の城」「阿呆船」「馬祀祭」「羅陵王」。
プチフラワーコミックス『打天楽』に入ってる「ムーン・チャイルド−月の子− 」「楕円軌道ラプソディ」
でしょうか。このへんはまだ読んでいないのですが。
上記のほかにも 佐藤史生のSF作品あります?
>>469-470 佐々木淳子の「メッセージ」も、短編なのが惜しいような佳い題材ですね。
いきなり25世紀の住人になったのに、自動調理機の使い方に慣れてると言われてうろたえるメグミ。
どっちかっていうとこの女性の方がかわいそうに思えました。
短編集『Who!』は、表紙と後ろ表紙の色違い印刷とか装幀にも凝ってますね。
っていうか、この時期(1980年代初期)の東京三世社のハードカバー本は、
奥友志津子『冬の惑星』や浅川まゆみ『ダークブレイン』などもそうですが、
著者近影やインタビューやゲストの寄稿などもあって、かなり愛蔵版仕様になってたのですね。
最近の佐々木淳子作品は見ていませんが、
SFはもう描いてないのでしょうか?
>>475 河あきらは、「いらかの波」くらいしか読んでいなくて。
「ジャングル・ナイト」も楽しめそうですね。
>>481 北川玲子「暗闇に葬れ」
細胞を死滅させて遺伝子を破壊するクリームとかは、部分的にSF的なアプローチと言えそうですね。
単行本はほんの2年前なのですが、みつからなくて残念・・・
>>480 筒井百々子は、ほんと復刊してほしいんですけどねえ・・・
古書店サイトにもあまり出てこない作家ですもん。
「たんぽぽクレーター」シリーズで今わたしの手元にあるのは
本編2冊と「火星に捧げるデュエット」だけ。
このシリーズ全部読めた方、いますか?
486 :
476 :2006/10/24(火) 13:36:43 ID:???0
>>477 >風我 明『BLOOD BOY』
『恐怖の館DX』という雑誌に載っていました。
当時は、少女漫画風ホラー誌でした(現在はタイトルが変ったらしい)。
執筆陣は、神田森莉・山咲トオル・児嶋都・犬木加奈子
さいとう邦子もいました。
>>481 レディコミ総合スレで確認したら、百円ショップで売っている
レディコミ路線の漫画のようです。内容はシリアスな社会派のようですね。
ちょっと昼メロ風・SF要素ありですね。
487 :
476 :2006/10/24(火) 13:53:58 ID:???0
風我 明『BLOOD BOY』 連載当時の記憶もおぼろで詳細は覚えていないのですが、 黒いベタ髪の少年がいて、彼は研究室で作られたクローン人間で、 しかも臓器移植用に特別に開発された実験体。 髪は染めているようだが、肌は白い。目は赤い。 どんな人種にも合うように着色しやすいように色素を抜いてあるから。 実験体の少年は人間の理性や良心を持っていないのか、 ときに凶暴化する。変身はしないが殺人鬼になることがある。 しかし反面イノセントであり、赤子のように純粋な心を持っている。 研究者を抜け出した彼は世間の常識をあざ笑うかの如く、人間を殺めていく。 彼を保護する科学者がいるが、もはやどうすることも出来ない。 袋小路に追い詰められる。たぶん未完だったような…最終回を確認してません。
>>483 佐藤史生の作品で、
文庫の徳永メイ原案作品集『精霊王』収録のものも、SFに分類されると思う。
「アレフ」―男が生まれない世界、拉致されたアレフ(第一の男)を追う遺伝学者の話。
「タオピ」―超能力研究所に精霊憑きの少女が収容され、騒ぎが起こる。
絶版本の中に他にもSF作品がありそうですね。未読なので判断が出来ないのが悔しいところ。
佐藤史生の作品は、共通の単語などで何処か繋がっており、
全体を通して見ると一つの宇宙史が出来上がる、そこが魅力でもあります。
作中の時系列に沿って読んでみても面白そうです。
>>480 「レフト・ロンリー」
シリーズの続編だと、人脳コンピュータの検知にも引っかからないから
まず生きてはいないと断言された
(多数の市民の犠牲を恐れ、ヒロイン達を裏切った)天才シンガーの
激しく苦しむ様が描かれてますね。
あとがきには、ヒロイン達はどうやら生き残ってるらしい、続きは描きたい
という文がありましたが
どうやって生き残ったのか知りたいです。
奥友さんは、SFぽい中に歌、芸能を絡ませる話「エピタフ」とか
うならせる話が多い。
どこか人の弱さ、煮詰まったような広がりがない話が多いんだけど。
花郁 悠紀子さんも歌手のお話描いてますよね〜
あの話、好きだった。
>>489 奥友さんの「エピタフ」は、SFではなく、ふつうに現代が舞台の芸能界ものだよ。
>>490 >>489 は分かってて書いてると思うよ。
ただ、ここは80年代の秋田系少女漫画家を語るスレではないので
SFとは関係ない話ならその旨記した上で書いたほうがいいとオモ。
>>484 佐々木淳子の公式サイトには
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【最新情報】 2006.10.19
佐々木先生の最新作、
「ブレーメン5 -SNOW MOON-」
の「MiChao!」での掲載が決定!
公開スケジュールなどは、決まり次第お知らせ致します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と出ていたよ。WEBだけの公開だけどね。
ちなみに山田ミネコの「最終戦争シリーズ 樹海都市伝説」もこのMiChao!サイト。
紙メディアの佐々木淳子は、もう何年も前から動物漫画中心。
その前はファンタジー系(っていうかゲーム系)。
SF物で一番新しいものと言ったら
2004年3月発行の単行本『リュオン』に書き下ろした
那由他の番外「ターン」と、ブレーメン5の番外「ヒュウ」じゃないかな?
「エピタフ」って現代ものだったの?
493 :
>478です :2006/10/24(火) 20:43:25 ID:Ck9iiGij0
>>480 >引用はともかくとしてSF度はどうなの?
>既読なら感想もキボン
大変失礼致しました。うっかりしておりました。
葉月しのぶさん作品
「Ladiesプラネット」「ルナシティシリーズ」
この2点は舞台が宇宙空間(もしくは異星)となっているだけで基本的にSF度は低いと思われます。
「エスパーくずし」
こちらは舞台が地球となってまして、住居環境も現在のものと然程変わらないです。
既に出ている作品「Pシリーズ(北原文野)」と同じくESPを迫害(未満?)している世界。
ただこの作品は、上記Pシリーズと比べると随分明るい話になってます。
「日常の中のESPのあり方」という事で、……ライトSF?
「フリーソルジャー」はタイトルまんまの「宇宙戦士」みたいな話で、これについては
葉月作品の中ではSF度は一番高いです。(映画「エイリアン」みたいなエピソードもあり)
1巻だけなのが悔やまれ;;
「モンスター〜」と「デジャブ」は未読です
ご存知の方、ご一報よろしくお願いします
SFというより、ファンタジーがかったナンセンスコメディーだとは思うけど、 桐島いつみ「予期した出来事」 いかにも「魔法使いのおばあさん」風の老婆が道に落としてばらまいた浣腸を拾い集めてあげたヒロインは老婆から数日後の自分の運命を予知する能力を授かる。 (ヒロインの解釈によれば「浣腸だけにウンがついた」) この能力、どうも拾ってあげた浣腸の数で有効期間が決まっていたらしく、脳内(予知夢の中だったかも)に「終わり」とか浮かんでそれで消えてしまった。 この作者にはタイトルずばり「いきなりSF」というのもあるんだけど、内容をよく覚えていない。 ヒロインの同級生の少年の目がだんだんずれてぐるっと顔から頭まで一周してしまう話だったかな? 知ってる方、教えて。
>>481 の作品紹介を見ていたら、別の作者の社会派少女漫画を思い出しました。
発表されたのは10年くらい前だったかも?年代すらはっきり覚えていない。
作者もタイトルも忘れた。手がかり少なくて捜索スレにも書くことが無い。
雰囲気は和田慎二の『銀色の髪のアリサ』のような日本人の少女が幼い頃、
陰謀に巻き込まれて彼女の両親が殺されてしまった。
犯人への復讐を心に誓いながらブラジルで成長した少女は、
日本に戻ってくると自分の両親を殺した犯人(実行犯でなく首謀者?)の娘に取り入るために、
名門の女子高に身分を隠して編入する。
犯人の組織にはもちろん悪事を働いていて、国際的に麻薬や人身売買なんかとも
深く関わってくる。タイトルのヒントは、「南十字星」か「サザンクロス」という字が入っていたような気がする。
SF要素は、確か臓器売買が目的の人身売買の牧場のような組織が出てくるあたりかな?
(現実にそういう組織は存在するのでサイエンス・フィクションじゃないかもしれませんね)
スレ違いですけど、どなたか心のあたりのある方は作品のタイトルか
作者の名前を教えていただけないでしょうか。
最終回は打ち切りで、犯人の娘が自殺しました…(伏線投げっぱなしで主人公の復讐劇は終わりました)。
496 :
495 :2006/10/24(火) 21:45:36 ID:???0
>>495 追加、主人公の少女はカポエラという連続のけり技が特徴の
ブラジルの伝統的な格闘技が得意でした。
主人公に協力する男性キャラが2名ほどいたような気がしますが、
その内の一人は、犯人が秘密に作った臓器売買のための組織の
情報を突き止めた青年ジャーナリストでした。
決め台詞「わたしがうっかりこの銃の引き金を引いてしまうかもよ?」
アクション・シーンが多い割りに作者は全身を描くのが下手でした。
絵も可愛い感じだけど、ちょっと荒削りでした。
497 :
495 :2006/10/24(火) 22:54:27 ID:???0
よく思い出したらSF要素が全然ないことに気付いた。スルーしてください。 もうすぐスレが500を越えるというのに負担掛けてすみません。
>>497 ドンマイ
思い出せてよかったじゃない。途中まででも。
このスレは、ギリギリSFな作品もあるから。
SF何とかって銘打ってる作品の中身(実状)がわかるのも参考になるよ。
>>498 フォローありがd
サザンクロスは地道にヒントを探してみますね…。
昔、『天使のセレナーデ』というタイトルの上原きみ子の長編少女漫画がありましたが、
SFじゃないのにヒロインの相手役の少年が蘇ったのです(完全に死んだと思われていた)。
なにかSF的な仕掛けがあるのではないかと、わくわくしながら先の展開に期待を
していたのですが、復活したのはご都合主義だった訳で、
見事に外された苦い思い出があります…。
これからも良質のSF作品を探し続けます。ありがとう。
青池さんの「イブの息子たち」は広義のSFカテゴリに入る、と思うんだけどどうかな。 ストーリー的にはドタバタコメディではあるんだけど。 ・基本設定 アダムの肋骨からイブが作られた人類創始の時代、ドジな天使がうっかりイブの肋骨から 人間とそっくりだけど別人種の生命体を作ってしまった。 男と女の両方の要素を持っている中間種、名づけて「ヴァン・ローゼ族」 一見普通の人間にしか見えない彼らは、同種同士でしか愛し合えないという特性を持っており、 外見的には男性に見えるため、古今東西いわゆる「ホモ」に分類される人の中には、かなりの率で 「ヴァン・ローゼ族」が混じっている、らしい。 主人公は、人気ポップス歌手のジャスティン・レイ、ピアニストのヒース・イアソン、詩人のバージル・ ワードの3人。 ヒースとバージルはホモを公言しており、それぞれにジャスティンを口説いている真っ最中なのだが、 女の子好きのジャスティンは二人を仲のよい友人とは思っているが恋愛感情はない。 ある日、三人の前に「ドジエル」と名乗る天使が現れて、「あなたたちはヴァン・ローゼ族の末裔です」 と告げ、ヴァン・ローゼ族が暮らす異世界へと一方的に連れて行く。 そこは時空を越えた、過去の偉人や有名人や神様までが暮らしている、ハチャメチャな混沌世界だった…。 …という基本設定のもとに、毎回日常生活を送る主人公3人の前に「ドジエル」「ハジエル」「ウジエル」 「ムキエル」といった天使が現れて異世界へ連れ出し、そこでいろんな人たちと戦争したり恋愛したり、の ドタバタが繰り広げられる。 一応、3人が呼び出される理由は混沌と衰退に向かう世界に新しい血を入れるという目的があり、一時的に 女体化できる泉や機械などが設置してあって「一週間だけ女になって結婚して子供を生むの」などという 繁殖手段などもある、ことになっている。 (長くなったので分割)
まあ基本設定は大層に見えるけど、実際には「あの偉人や有名人が、青池さんの手にかかると あんなことにこんなことに」というギャップや、時事ネタを含めたパロディ感覚をを楽しむお話。 最初モブキャラのような扱いで登場したのに、後から妙に存在感のあるキャラに成長したり、 逆に大物のように登場して小物に成り下がったり、その変化も楽しい。 ・大物に成長した例 ヤマトタケル・ニジンスキー・森蘭丸・アポロン・ジークフリード・ 自称無名の端役(チェーザレ・ボルジア)等 ・小物例 アレキサンダー大王・諸葛亮孔明・ケネディ・ヒットラー・ヘンリー8世等 基本的に、彼らが連れて行かれる異世界には、ヴァン・ローゼ族と敵対関係にある女の集団が あり、一触即発状態になっていることが多く、彼ら3人が介入することで戦争のような状況に なることも多い。ヤマトタケルが登場する第二話で、強力な武器として登場した「タルカス」 (プログレバンド・EL&Pのアルバムジャケットそのまんま)の存在は、当時のロックファンの 間でも結構話題になっていた。 番外編もいくつかあり、ヤマトタケルが活躍する「ムサシより愛をこめて」は「ヤマト」の パロディとしても面白いものだった(「エロイカ」の少佐やジェイムズ君と競演した話もある)。 なお、「過去の偉人や有名人(架空の存在も含む)が時空を越えて集結して展開する、やや パロディめいた話」は一応SFに分類されるひとつのジャンルを形成している。 ファーマーの「リバーワールド」シリーズ・高橋克彦の「謎迷宮(ときめいきゅう)」シリーズ 映画の「リーグ・オブ・レジェンド」等など。
>>500 > 青池さんの「イブの息子たち」は広義のSFカテゴリに入る、と思うんだけどどうかな。
これには同意。部分的にSF要素が見られるという所で。
>>
> なお、「過去の偉人や有名人(架空の存在も含む)が時空を越えて集結して展開する、やや
> パロディめいた話」は一応SFに分類されるひとつのジャンルを形成している。
他所の基準はともかく
このスレの基準にそこまで含めていいのかどうかは
もう少し意見が出るのを待ちたい所だね。
既出の萩尾望都「百億の昼と千億の夜」は
パロディめいた話ではないが
過去の偉人や神話の有名人が時空を越えて集まっているとはいえ
舞台が宇宙空間や未来の地球の都市に移ったことで
一般のSFファンからSFとしての高い評価を得たと思う。
>>488 佐藤史生のSFは、文庫8冊で7割方が読めるといったところでしょうね。
小学館文庫
『夢見る惑星』(全3)
『ワン・ゼロ』(全3)
『ワン・ゼロ番外編 打天楽』
←「打天楽」「ムーン・チャイルド」「楕円軌道ラプソディ」「チェンジリング」「ネペンティス」収録
『精霊王』
←「精霊王」「アレフ」「タオピ」収録
ハヤカワ文庫
『天界の城』
←「阿呆船」「馬祀祭」「天界の城」「羅稜王」「やどり木」収録
絶版単行本は
奇想天外社または新潮社の『金星樹』
←「星の丘より」「金星樹」「一角獣の森で」「花咲く星ぼしの群れ」収録
小学館PFコミックス
『心臓のない巨人』 ←「心臓のない巨人」「バビロンまで何マイル」収録
『魔術師探し』
これは確かにファンタジー色強いですね。
コンピュータ内の仮想空間でキャラが動くところは「ワン・ゼロ番外編 打天楽」みたい。
> 佐藤史生の作品は、共通の単語などで何処か繋がっており、
「ネペンティス」「心臓のない巨人」で、複合船シリーズという分類も出来そうです。
宇宙船コロニーの住民社会の、王や船母というシステムがまったくおなじですし。
「やどり木」にも、台詞だけですが複合船というのがありました。
>>490 佐々木淳子情報ありがとうございます。
『リュオン』の単行本の後書きコミックで、
“ブレーメン5だけは続編いくらでも作れるお話”だとかいうコメントも出てましたね。
「ヒュウ」は、できれば「ブレーメン5」だけのキャラでまとめて欲しかった気もしますが、
「ダークグリーン」のリュオンまで出てくるのは、読者サービスってとこでしょう。
>>492 SFとは関係ないお話になりますが
「エピタフ」は、1984年の単行本の奥友さんのコメントによると
女優でもあったマリアンヌ・フェイスフルの歌手復帰LPを聞いて
書きたくなった作品なのだそうです。
ttp://www.movienet.co.jp/column/backno/soundtruck04.html 冒頭に
この歌手のプロフィールがありますが、
「エピタフ」は、それをなぞるような面もあって、
ロックバンドの男と相愛になったアメリカのアイドル歌手が、
ドラッグジャンキーの日々を乗り越えて
本人が望んだ歌を歌えるシンガーになるというストーリーです。
>>494 桐島いつみ「いきなりSF」
わたしも詳細を思い出せなくて気になってますw
ttp://www.asahi-net.or.jp/~va6t-sby/kirishima_itsumi.htm (ファンサイト)によると
1984年にぶ〜けで掲載されたもの。
作品タイトルに「SF」って入るの、めずらしいケースでは?
ちなみに、作画グループの「銀河を継ぐ者」は、
連載誌の少女フレンドでは(1981年当時)SFというジャンルがめずらしかったので
「SF銀河を継ぐ者」というタイトルで連載されたそうです。
自分の運命を予知する能力、というので今思い出したのですが、
予知能力ものでは、
>>51 □山下友美「超音速 -スーパーソニック-」(1993年花とゆめPLANET増刊5月1日号)
1993白泉社HC 『超音速 -スーパーソニック-』に収録(全1巻)
室内のどこかにあったと思うので、あとで内容確認してみますね。
SF要素としては予知能力以外に出てこなかったと思うのですが、
ストーリー的にはオチがすごく上手かった作品です。
>>490 >>504 佐々木淳子情報サンクス
ヒュウは懐かしいキャラだ。個人的には最初に知ったキメラだった。
>>500 青池保子「イブの息子たち」と執筆の時代が近いせいか、
木原敏江「銀河荘なの!」(既出)を急に読みたくなった。
これもコメディ系要素かなり入ってるけど、
行き当たりばったりでSFになるわけではなく、
かなりまともなSFになってると思う。
大学に通うヒロインと親友の女の子二人が、
下宿することになったお屋敷の家族は、
地球では吸血鬼と呼ばれる一族=銀河系の彼方のトランシルバニア星の出身。
この設定が、わりと最初の方に登場し、その後も貫かれていく。
一族の正体がヒロイン達にバレるのは後半なんだけど、
終盤はすごくSFらしくなる。
ストーリーは、
ヒロインの幼なじみの男の子の正体の謎もからんだりして、
少女漫画の王道的な展開だけど、
トランシルバニア一族の主だった亡伯爵とヒロインの亡父との関係とか、
すごく充実してる。
大学の講師が、吸血鬼伝説の講義をするシーンでは、
萩尾望都がポーのエドガーを描いてる。
●以下ネタバレ
長命のトランシルバニア星の一族は、500年後、
地球でロケット工学者となった末弟の子孫と宇宙で再会する。
西谷祥子「日の輪・月の輪」も不思議な漫画だったわ。 東洋系古代ファンタジーもので、なんとなく「イティハーサ」にも通じるサイキック要素もある。 絵や雰囲気は山本鈴美香のサイキック伝奇ロマン「白蘭青風」にどこか通じるものがあるが、 「イティハーサ」や「白蘭青風」よりはページ数が少なくて(長編と短編の間ぐらいの量) ストーリーが単純でよくまとまっていて、よりエンターティメント的な面白さ、コミカルな味がある。 神話や伝説を絡めているけど、主人公の少女がテレポートするくだりでは、 三次元空間を通って瞬間移動する説明がされていたから、 作者はよっぽどSFに詳しいのだと思った。全体的には非SFなのだけど。
↑山本鈴美香のサイキック伝奇ロマン「白蘭青風」は、 サイキックと言うよりオカルト要素が強いので、オカルト伝奇ロマンに訂正。
>>500-502 「イブの息子たち」は話ごとにスリップする世界が違うんだよね。
第一話は過去へのタイムスリップ、第三話は別の宇宙、第四話は地下世界、第六話はパラレルワールドだったかな。
第二話と第五話がどこへだったか思い出せない。
>>509 506 です。「銀河荘なの!」(既出)って書いたんだけどw
>>162 に最終回のことだけ書いてる人がいたけど
全容はまだ紹介されてなかったので、書いてみたの。
最終回はなんか泣けてくる、好エンドだったよ。
西谷祥子のSF漫画他にもありました。単行本化されたかは不明 太陽系に人類が広がった未来社会。飛行船が飛び交う。 地球に正月休みで遊びに来た主人公は、知り合いの御曹司の家に遊びに行って、 下層階級の青年達に誘拐されてしまう。 宇宙船で連れまわされる主人公と御曹司。しかし宇宙船に隕石がぶつかり、 予想外の展開を迎える… SF要素 未来社会、宇宙船、サイボーグ、超能力、異星人との遭遇 雰囲気は「11人いる」に似てる。 普通の誘拐事件と思ったら、後半で超能力者(主人公も)が集められた ことが判って、ラストに雪崩れ込む。詰め込みすぎ? 様々な境遇の若者達が徐々に打ち解けていくのが面白い。
>>512 それって、
>>407 の「宇宙少女ポピー」とは別の話なのかな?
未来社会、異星に住む主人公が地球に遊びに来たってとこしか共通した記憶はないけど。
514 :
512 :2006/10/25(水) 21:43:53 ID:???0
>>513 別の話しだと思う。
以下ネタバレあり
登場人物は地球人(国籍違うけど)で、色々あって、異星人との
ファーストコンタクトを行う。
(太陽系内を宇宙船が飛び交うけど、異星人との接触はまだという設定)
地球侵略とは違うよ。
>>468 の天城小百合作品の短編よみきりを書いた本人です。
>>515 たぶん、「魔天道ソナタ」のコミックに収録されていたんじゃないかと思うけど、
タイトル忘れました。コミックをさがして確認したら報告します。
>>516 書いた本人…って作者じゃあない(自分レスに一人突っ込み
西谷祥子の作品って引退しているわけではないそうですね。
SFじゃないけど、レモンとオレンジのシリーズとか復刊めでたい。
>>517 >西谷祥子の作品って引退しているわけではないそうですね。
あれ、そうなの?
以前、どういう内容だったか忘れたけど、朝日新聞の「声」欄に西谷祥子さんの投書が掲載されてて、職業は「元漫画家」となってたけど。
519 :
512 :2006/10/25(水) 23:46:18 ID:???0
>>515 ファンサイト行って、やっと題名わかりました。
「星のフェスティバル」です。
「手紙をください!」6巻に収録されてます。
復刻版リストに入ってないので入手は難しいと思われ。
>>518 作家スレで見た書き込みで、発表できる媒体があって締め切りを決めて
くれれば新作を描くつもりはある、みたいな事を本人が言っていたとか。
ソースが出ない情報で申し訳ないけど。
もしかしたら情報古いかもしれませんね。
>朝日新聞の「声」欄に西谷祥子さんの投書が掲載されてて、職業は「元漫画家」
現在の職業は画家らしいですね。それとも結婚されておられるから主婦?
>>512 その紹介内容読むと私は竹宮恵子の「集まる日」を連想しました。
超能力者が集められるという点とか。
(「集まる日」ではタイトル通り「集められる」というより、主人公以外は意識的に「集まる」んだけど)
>>520 私の記憶では「声」欄の職業は「主婦・元漫画家」となってたような?
>>522 >私の記憶では「声」欄の職業は「主婦・元漫画家」となってたような?
そうですか。画家は本業ではないのですね。
情報ありがとうございました。
>>503 佐藤史生「精霊王」は、民族学や呪術的なものがみられるだけで、SFではないよ。
「馬祀祭」がSFなら「精霊王」もSFに分類できそう。 「アシュラム」はどうだろう・・・?
「精霊王」作中の時代は近未来。ま、部分的にSFか? その続編の「アシラム」は、死んだ父親の青年時代の話だけど、特にSFらしさはないから、除外だね。
>>526 えーそうだったのか!
初めて知ったよ。
飛び飛びに読んでいた時はイギリスや北海道とつながっている異世界の話だとばかり思っていた。
中山星香の作品にSFファンタジーがあるらしいですが、未読です。 魔法や異世界が出てくるファンタジーしか読んだことがないので。
>>505 山下友美「超音速 -スーパーソニック-」(1993年 花とゆめプラネット)
受験で上京するため新幹線に乗った少女が、車中で初老の男性客と知りあいます。
初老の男性は、隣席の少女に、昔話を語り始めます。
太平洋戦争の末期に、未来を見ることの出来る青年がいたというのです。
昔話は、中国の大陸を移動中の汽車のシーンから始まります。
当時は新聞記者だったその青年は、その汽車の中で、慰問歌手の付き人の少女と親しくなり、
彼女が歌手としてステージに立つ日が近いことを予言。
付き人の少女は、励ましの気休めのように受け止めましたが、
慰問イベントの当日、歌手がヒロポンの副作用で本番のステージに立てなくなり、
付き人の少女が代理で歌って、青年の予言が的中。
周囲の友人達の間では、結構カンが働く男というぐらいに見られていますが、
その後、青年は汽車の事故を予知して、歌手の付き人の少女は命びろいします。
実は青年には、少年時代から予知能力があり、
悲惨な戦争の爪痕といった未来も見えてしまったこともあって、
故意に足を怪我して徴兵されない道を選んでいましたが、そのことは周囲の誰も知りません。
やがて戦局は厳しさを増し、前線に赴いた友人の他界や終戦の悲惨な風景まで
青年が見た未来が、現実になる日がやってきます。
未来が見えるだけで、人や国の未来や運命を変える力はないという、不毛な孤独感と戦いながら
青年は、遠い未来を見ていました。
高層ビルの街を作り、高速の汽車を走らせ、
急速に変化してゆく人類の未来は、月や宇宙にも進出してゆきそうな勢い。
新幹線が新横浜を通るころ、初老の男性の昔話も終わろうとしていました。
戦時中の青年と歌手志望の彼女はその後どうなったの?と尋ねる少女に答える言葉は、
「彼女は、戦後流行歌手として活躍して引退したよ。
彼は、終点まで見届ける爲に、まだ汽車に乗っているんだ」
>>500-501 青池さんの「イブの息子たち」(1976〜)に登場したタルカスは、ある意味SFという感じですね。
元ネタのアルバム「タルカス」(EL&P 1971)では
インナージャケットに絵物語みたいなのが載っています。
ストーリーは、
恐竜の体に戦車のキャタピラがついた怪物(タルカス)が火山の中から現れ、
頭が獅子で尻尾がサソリの怪物(マンティコア)と戦って地上のすべてを破壊し、海に還っていく
というもの。
なんだか怪獣映画みたいですがw
タルカス=サイボーグ、マンティコア=キメラという解釈も出来るので。
>>528 短編集「エルブランドの青い瞳」 中山星香 東京三世社 ?
中身は知らないんですけど。
現在調査中で詳細は不明ですが、、 やはり全体がファンタジーで、SF要素が入っている程度のもので、 中山星香のデビュー作のファンタジーコメディーの傑作と呼ばれる 「はい!どうぞ」と、SFファンタジー「エルブラントの青い瞳」があるようです。 情報求む
失礼、中山星香のデビュー作は違いました。
>1977年秋田書店「ビバ・プリンセス-春-」の『ヤーケウッソ物語』でデビュー。
>>530 復刻されたらしいですね。
「はい!どうぞ」は、主人公の母親が下宿屋を営むことになり、
応募してきたのがネコ型人類の作家とかで、魔法も使えるとか…。
もう最初からSF要素なさそうな気配。
途中からSFモードのイベントが発生するのかしら。うーむ。
>>525 なんか、それと似た漫画を最近雑誌で読んだ覚えが。
一瞬再録かな、と思ったけど、細部が違ってるような気もするし、予知能力とかのSF要素があったかどうかもうろ覚え。
青年は学校の教師をやってたような覚えがあるから別の話の可能性が高い。
でも、ちょっとパクッたような感じもするな。
SF的には非常にライトなギャグマンガだけど、 桐島いつみ「パナ子ちゃんたら」 外見からして人間以外の宇宙人とまるわかりで、相手をしびれさせるビームを出せる女の子パナ子ちゃん。 彼女が転校してきた小学校のクラスメイトや担任の先生とのとまどいと困惑に満ちたかけあいの連作。
535 :
花と名無しさん :2006/10/26(木) 23:52:37 ID:UOoh98pr0
>>528 さん
「13枚綴りのお客人」だと思います。
金髪と黒髪の2人組が、ESPだと言う事を隠し学生生活を送るも
ばれそうになるとその学校から遁走する。
その結果が、転校証明書13枚なわけですね。
主人公二人がESPだと言う事を除けば、然程SF要素は無かったと思います
中山さんお得意の「ロマンティックコメディ」ではないかと。
コミックスが現在手元に無いのですが、秋田書店プリンセスコミックで
同タイトルで1冊出ていた筈です
(文庫)復刊は不明です
>535です。追加 「聖祈苑へようこそ」(秋田書店プリンセスコミックス) 一本外れたドタバタギャグかと思いきや、舞台はどうやら地球以外だったようで ラストではメール欄(若干割愛傾向)のようになりました。 「沈黙の声」(原作付)(確か朝日ソノラマ) オカルトホラーなのですが、登場人物が超能力(魔術…では無いと思う)らしきもので闘う点はSF?
537 :
花と名無しさん :2006/10/27(金) 00:04:32 ID:CaLwux3h0
>535たびたび追加です 「夜天の星特急」←銀河鉄道な話(これだけ?) 新書館WINGSコミックス全2巻
>527 ちょまて、ここでの「精霊王」は佐藤史生作品。 山岸凉子のは確かに北海道やイギリスとつながってるファンタジー。
「沈黙の声」原作トム・リーミイ、朝日ソノラマの月刊Duo(デュオ)に連載してたやつですね。 84年連載開始。ソノラマで、最初雑誌サイズの総集編が出たあと、ストロベリー・コミック全2巻で 出てました。 Duo亡きあと、双葉文庫で復刊されたけど、それも今は絶版状態かな。 原作は「サンリオSF文庫」で出ていたものだし、トム・リーミイ自体SF作家として扱われていて、 「沈黙の声」は代表作なので、SFに分類していいと思います。 サンリオSF文庫も今は亡く、「沈黙の声」は筑摩書房から復刊されたんだけど、これも絶版……orz 1930年代の、アメリカの片田舎の農場(とんがりコーンのCMみたいな、地平線まで広がるような 農地がたくさんある村)が舞台。 そこにやってきた移動式カーニバル、遊園地・ゲーム・見世物小屋のフリークスたち。 カーニバルで働く少年と、農場の娘のボーイ・ミーツ・ガールな恋物語を軸にした、ブラッドベリに ちょっと苦味を加えたようなお話です。 ミノタウロスとか人魚とか、空想上の生物が登場するんでファンタジー的なカテゴリに分類される ことが多いですが、カーニバルの団長が高い知能を持った強力な超能力者で、カーニバルで 飼ってる空想上の生物のほとんどが、この団長が人工的に作り出したものです(本物のフリークスも 混じってはいますが)。 団長は念動力や発火能力などを自在に操り、自分が作った生物や、秘密を探りに来た人間を殺す ことも平気な、ゲームで言えばラスボスみたいな、冷酷で横暴な怪人。 得意技(というのも変だけど)は、狙った人間の周囲から空気を遮断して窒息死させること。 以下、ネタバレ含むあらすじです。
田舎の農場主の娘エヴィは、高校を卒業した夏、村にやってきた移動カーニバルを見に行き、 そこで働いている「エンジェル」と呼ばれる少年に強く惹かれる。 アルビノで口のきけない少年であるエンジェルは、団長に仲間が殺されたり自身も暴力を ふるわれることに耐え切れず逃げ出し、たまたま出くわしたエヴィにかくまわれることになる。 団長の抑圧と支配から解放されたことでエンジェルは急速に自我に目覚め、自分が団長と同等の 能力を持った超能力者であることに気づいていく。 団長はエンジェルを意識がない状態にして操り、その能力を自分のために使わせていたらしい。 一方団長は、エンジェルが逃げ出したことに苛ついているところに、ミノタウロスが見世物小屋から 抜け出して村の娘を暴行し、殺してしまったために警察から怪しまれていることにブチ切れ、カーニバル の人間や怪物たちを皆殺しにして、何もかも燃やしてしまった。 エンジェルさえ取り戻せば、二人の能力でまたカーニバルを始められる、と、団長は見つけ出した エンジェルを前のように支配しようとするが、エンジェルは抵抗し、ついに団長を倒す。 夏が終わり、エンジェルはエヴィの農場で暮らすであろうこと(後継ぎのはずの長男は団長に殺された)が 暗示されてEND。 エンジェルは一種の奇形で、口がきけないのも「声帯がない」ためであると作中で判明する。 その代わりに、周囲の空気を自分の能力で振動させて「音」にすることを思いつき、練習の結果、一見 普通に喋れるように装うことができるようになる。団長を倒したのも、隙をついて団長の耳の中で爆発的な 大音響を生じさせ、衝撃で脳を破壊する、という方法によるもの。 このへんがタイトルの由来と思われる。 喋る練習の途中で、方向をコントロールするために四方八方から「声」を出してみて、エヴィの周囲で 「まるで葉っぱの一枚一枚が喋っているみたいに」複数の声で一斉に呼びかけるシーン(見開きの大ゴマ) は、なかなか少女漫画っぽい場面だと思いました。
>>535 −537
報告さんくすです…。私が調べた範囲では以下の通りです。
「エルブラントの青い瞳」(ハードカヴァー・ マイコミックス・東京三世社)
内容は未確認ですが、作家の荒俣 宏さんの解説ありとのこと。
「はいどうぞ」 昭和52年P誌6月号〜53年7月号連載
(秋田書店・プリンセスコミックス)
文庫サイズの単行本「はい どうぞ!」 ( 双葉書房・名作文庫シリーズ¥600−700)
>直立猫F.V.エクタクロームがマクレイル家と隣人達を巻き込んで、
>平和な日々の大騒動・・FT味付きの訪問コメディです。
(Web上の作者本人の説明文より引用)
「沈黙の声」1〜2巻
(同じく作者のページより引用)
>原作はトム・リーミィ。翻訳井辻朱美。
>最初にサンリオSF文庫から発行、後年、井辻さんが改訳をして筑摩文庫から発行されました。
>私が書いたのはサンリオ版を元にしたものです(略)。
朝日ソノラマから出ているようです。ロマンチック・ホラー。
「聖祈苑(セント・イノリエン)へようこそ」 1978年P誌8月号〜'79年2月号連載
(秋田書店・プリンセスコミックス¥410)
UFOが出てくるらしい。
「化身の都」全一巻(未読)もそれっぽい感じはするが、非SFみたいです。
>>527 >>538 も言ってるように、佐藤史生作品は「精霊王」。
山岸凉子のは「妖精王」。
まあ似たタイトルだけどさ。
ちなみに佐藤史生SF短編作品は
「精霊王」の続編が「アシラム」
「馬祀祭」の続編が「天界の城」
「ムーン・チャイルド−月の子− 」の続編が「楕円軌道ラプソディ」
「チェンジリング」の続編が「ネペンティス」
となる。
佐藤史生「阿呆船」(1980別冊奇想天外No.9 SFマンガ競作大全集第4号) 2001ハヤカワ文庫『天界の城』に収録 遭難した恒星間宇宙船の中で、涅槃病と呼ばれる享楽に浮かされた人々が、狂気の祭典にふける。 佐藤史生「羅陵王」(1985LaLa12月号) 2001ハヤカワ文庫『天界の城』に収録 未来の地球で伝染病の流行後に不老長寿を得た女性の一族。その体質は異種生命体との共生によるものだった。 佐藤史生「馬祀祭」(1982グレープフルーツ3号) 2001ハヤカワ文庫『天界の城』に収録 クローンやホログラムシアターのある未来。高貴な身分の女市長と相愛になった下町の青年が、祭礼の生贄役で馬の姿を演じる。 佐藤史生「天界の城」(1983SFマガジン10〜12月号)……「馬祀祭」続編 2001ハヤカワ文庫『天界の城』に収録 未来の都市国家の祭礼で死んだ女市長は人工蘇生となるが、下町の青年だった国王との間に、異形の子を授かる。 佐藤史生「ムーン・チャイルド−月の子− 」(1986プチフラワー12月号) 2001小学館文庫『ワン・ゼロ番外編 打天楽』に収録 音響エンジニアだった男の元恋人で月面都市在住の女性歌手が、男と別れてから産んだ子どもを連れて地球を訪問する。 佐藤史生「楕円軌道ラプソディ」(1987プチフラワー9月号)……「ムーン・チャイルド 」続編 2001小学館文庫『ワン・ゼロ番外編 打天楽』に収録 月面都市生まれの少年が、復縁した父母から独立し地球で生活、女優の卵の少女と出会う。
最近、新しい作品の報告が多くて嬉しい。
でも、既出作品のことも、語らせて下さい。
前スレでは、作品名を挙げるだけって人がかなり多かったけど、
古典的SF漫画も含めて、本格的なSF作品のタイトルがかなり出ていた。
既出
>>5 明智抄「サンプル・キティ」最近読み返して、すごく充実感を味わった。
これのSF要素が、★サイキック・ホームドラマ+ESP、では、あまりにもおおざっぱすぎるよ。
佐藤史生に比べたら明智抄もライトSFかもしれないけど、
「サンプル・キティ」に限って言うなら本格SFに近いよ。
確かに、文庫本のキャッチコピーは「サイキック・ホームドラマ」だし、
メインキャラはESPの遺伝子を持つ主婦やその娘たちとかの家族関係なんだけど、
次世代編になると、ヒロインは過去や未来に時空を越えてスリップするし、
スリップが原因で起きた事件をごまかすためとはいえ、
周囲の人々に対する記憶操作もやってしまうし、
それが通じない人物も出てくるし、
佐々木淳子の「SHORT TWIST」以上に痛切な思いから人生のリセットを試みるので、
目が離せなくて、全4巻を一気に読まされてしまった。
作品の世界は平凡な家庭や学校生活が殆どなのに、
物を動かせるとか心の中を読めるというぐらいの、ありがちのESP物にはない、
スケールの大きさと心理描写の深さが圧巻。
この話には、悪役とか悪心を持つ人物が出てこないだけに、
皆が幸福で平和な人生を歩んで欲しいと思った。
「サンプル・キティ」 最近文庫にもなってる完全版の「砂漠に吹く風」を読んでも シリーズとしては、未完な感じですね。 オリジナルシロッコの父親は誰だ。
>>545 「サンプル・キティ」「砂漠に吹く風」「死神の惑星」となる三部作とすると
三つ目は未読なのだが、
二つ目「砂漠に吹く風」では、(二宮)エリーの未来の子孫が出てくる。
エリーダッシュ=シロッコC1=ヒトリ。
一つ目の「サンプル・キティ」で
エリーがいまいちキャラが立ってない奴だったことが
続編がいまいちぱっとしない内容に影響してるんではない?
まあ三部のなかでは、小夜子と香苗のおかげで、
一つ目がいちばん良かったのは確かだ。
>>544 既出作品のことも、語ろうよ。
まだ出てない作品も。
>>534 > 桐島いつみ「パナ子ちゃんたら」
「イッパツの女」近代麻雀コミックス所収。
掲載紙が少女漫画系じゃないような気がする。
「サンプル・キティ」「砂漠に吹く風」「死神の惑星」まで読んだけど
>>546 エリーダッシュは、福島和子の小さいエリー?
で、エリーダッシュがどうして彷徨うシロッコになっていくのか。
(そこら辺が一番読みたい部分だったり)
あと「砂漠に吹く風」のオリジナルシロッコは
シロッコになったエリーダッシュの子だと思ってました。
「死神の惑星」で出てくる女政治家=リンに
シロッコが「彼は絶対あなたのものにならない」と突き放してたりしてますよね。何か因縁がありそう。
明智さんのスレに行けば、概要はわかるけど 同人で出されると追い辛いねえ。
そういえば明智抄の『キャプテン・コズミック』はまだ出てない? 徳間書店アニメージュコミックス1994年 2作品を収録。 「アルベリッヒに逢いたい」 兵器バイオ・コンバット・ユニットに人格を移植された少女の悲劇。 「ごめんねアルベリッヒ」(たしか花とゆめか別冊花とゆめに掲載された) 死後の残留思念が植物を成長させる惑星サーマ。心力破壊者(植物を枯らすので 死体は月に捨てられることになっている)に生まれついた少年の話。 「サンプル・キティ」シリーズにつながる宇宙じゃないかなあ。 当事者にとってはすごい悲劇で読んでいても苦しくなるけど、突き放した笑いが あるところは明智さんの「始末人」シリーズと同じテイスト。
======================================= 新規紹介作品と既出作品の改訂補完 ======================================= 新規紹介作品と既出作品の改訂補完です。 (前回の補完リスト以降に出されたもの) アンカーのうち * 付きは、作品内容やSF要素にふれているレス。 詳しいあらすじが含まれている場合もあります。 整理作業終了時にはその旨をレスに記しますので、よろしくお願いします。 ======================================= 【あ】【い】【う】【え】【お】 ======================================= >500-502* >506 >510 >530* 【新】※青池保子『イブの息子たち』(1976プリンセス1月号〜1979.8月号 全6部+番外編) 1995白泉社文庫(全3巻) ☆過去へのタイムスリップ/別の宇宙/パラレルワールド等 全体的にはコメディで、時空を越えて歴史上の偉人たちが集結するパロディやオマージュも含んでいる。 >5→ >544-547* >549-550* (SF要素改訂) ▲→■明智抄『サンプル・キティ』(1993別冊花とゆめ〜1995.8月号) 2006 朝日ソノラマ文庫 (全4巻) ★ESP軍事利用を企てる組織によってESP遺伝子の掛け合わせから生まれた少女達が、人間らしく生きようとする。 >551* 【新】■明智抄「アルベリッヒに逢いたい」(初出???) 【整理人未読】 ★アンドロイドで蘇生した少女が、殺人兵器的な人格を移植されている。 【新】■明智抄「ごめんねアルベリッヒ」(1988別冊花とゆめ秋の号)【整理人未読】 ★死後の残留思念が植物を成長させる惑星に生まれついた少年。 これらの2編の収録→1994徳間書店アニメージュコミックス『キャプテン・コズミック』(全1巻)
>414→ >425* >433-434* >455 >456 >473* □→△あずみ椋『パイラザーダ』(1983〜1984ウイングス16号まで連載) 1984〜1985新書館(全2巻) ☆世界を支える二人の神が登場する。SFというよりはファンタジー系。 【新】■あずみ椋「神々の千の顔」(1982ウイングス2号)【整理人未読】 1984新書館 イラスト集『光輝く迷宮』に収録 ★神を模した神の子にのみ支配権がある、という信仰が先住民にある植民星 >392→ >433-434* (SF要素改訂) ▲→※あずみ椋『楽園は眠らない』(1996〜1997LCミステリー)【整理人未読】 1997学研ピチコミックス(全1巻) ★女子学園寮が舞台。オカルト要素もあり、肉体関係なしで想念だけで子孫を残せる異星人が登場。 >414→ >430* >460 □→■伊東愛子「星を渡る犬たち」(1976別冊少女コミック3月号) 1979朝日ソノラマサンコミックス『たんたんたかゆき』に収録 ★ある惑星で地球の犬と類似する生き物をパートナーとしている異星人が登場 >414→ >426* >457 □→▲牛島慶子『イライア』(1996ミステリーDX6〜12月号, 1997.1〜5月号) 1997角川書店ASUKAコミックス(全2巻) ★遠未来太陽系の惑星/移民宇宙船の不時着と住民の滅亡/超能力をもつ一族で唯一生き残った少女
=======================================
【か】【き】【く】【け】【こ】
=======================================
>>415 → >435* >437* >457 >475 >485
□→▲河あきら『ジャングル・ナイト』(1986 BE-LOVE 9月2日号〜1987 第6号)【整理人未読】
1987講談社BLKC (全2巻)
★ロマコメ系。テレパシー能力を持つため人付き合いを避けていたヒロインが、超能力者の男に出会う。
【新】※ 河あきら『WONDER!』(2002Jourすてきな主婦たち7月号〜2006.10月現在連載中)【整理人未読】
2003〜2006双葉社ジュールコミックス(1〜5巻)
★老人や児童の問題を含めたファミリードラマに超能力者のような不思議な犬が登場する。
【新】 ▲河あきら「あわせて150」(1990Jour8月号)【整理人未読】
2004双葉社ジュールコミックス『WONDER!』第2巻に収録
★新婚夫婦がアパートで未来の二人の姿を知る、一種のタイム・パラドックスもの。
>9→ >463 >465-466* >474* >480 >482 (SF要素改訂)
■川原泉『ブレーメンII』(1985別冊花とゆめ夏の号〜PUTAO〜2004メロディ)
2000〜2004白泉社JC(全5巻)
←「アンドロイドはミスティブルーの夢を見るか」の続編
★恒星間輸送船の乗務員は、バイオテクノロジーで人間並みの知性と会話力を得た動物たち。
船長は「アンドロイドは〜」の女性航宙士。宇宙開発史、自立思考型コンピュータ等も登場。
>>415 → >481 >485-486*
□北川玲子→▲『暗闇に葬れ』(初出???)【整理人未読】
2004ダイソー ハッピーコミックス
★ダイエット用化粧品の副作用で細胞死滅や遺伝子破壊物質が働いてしまう、医薬品業界サスペンス
>162 >397→ >506* >509 >511 (SF要素改訂) ▲木原敏江『銀河荘なの!』(1974週刊マーガレット26〜44号) 1976集英社(全2巻) 1983白泉社(全2巻) /1999秋田書店漫画文庫(全1巻) ★地球では吸血鬼と呼ばれる一族=銀河系の彼方のトランシルバニア星から来た長命異星人という設定。 一族の末弟は地球で大学生の少女と相愛になり、500年後の子孫がロケット工学者として一族と宇宙で再会する。 >452* >462 >465 【新】▲清原なつの「金色のシルバーバック」(1989ぶ〜け9月号) 2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』に収録 ★密かに地球にきた異星人の科学力で高い知能を持たされたゴリラ。 人間の言葉も話すことが出来て、アフリカの内紛で家族をなくしたヒロインとの二人暮らしが始まる。 【新】▲清原なつの「銀色のクリメーヌ」(1989ぶ〜けせれくしょん6月20日号) 2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』に収録 ★手話を教え込まれたチンパンジーの幼女。研究員の男女と暮らし、人間の幼児位の生活知能を持っている。 >494* >505 >534 >548 【新】※桐島いつみ「予期した出来事」(1990ぶ〜けデラックス初秋の号) 【整理人未読】 1992集英社ぶ〜けコミックス『のーてん吉日』に収録 ☆SFというよりはファンタジーがかったナンセンスコメディ。 ヒロインは路上で出会った老婆から数日後の自分の運命を予知する能力を授かる。 【新】※桐島いつみ「いきなりSF」(1984ぶ〜け 6〜7月号)【整理人未読】 1985集英社ぶ〜け1コミックス『いきなりSF』に収録 ☆ナンセンスコメディ+不条理世界的SF。 ヒロインの同級生の少年の目がだんだんずれてぐるっと顔から頭まで一周してしまう話。
556 :
坂田靖子 :2006/10/27(金) 15:10:51 ID:???0
======================================= 【さ】 ======================================= >416→ >436-437 * >457 □→▲坂田靖子「宇宙からの来訪者」(1983アラン15号)【整理人未読】 1998白泉社文庫『村野』に収録 ★宇宙から地球を訪れた単細胞生物が、 人間にとりつき突然歌を歌わせてしまう。 □→▲坂田靖子「半熟少年」(1986ジュネ7月号) 1989白泉社JC『シマウマ』/1999白泉社文庫『月と博士』に収録 ★科学者が発明した、お湯に入れて一日半暖めれば美少年ができあかるカプセルの顛末。ショートショート。 □→▲坂田靖子「エイリアン88」(1988ジュネ7月号) 1999白泉社文庫『月と博士』に収録 ★宇宙船内部で続く人間とエイリアンとの闘いは、最初に侵入したエイリアンの産卵が元凶だった。ショートショート。 □→▲坂田靖子「注文の多い喫茶店」(1994ジュネ5月号)【整理人未読】 1997マガジン・マガジン『よなきうどん』に収録 ★ある喫茶店では、二足歩行の喋るシャム猫が出してきたホットケーキを食べた人間が、シャム猫に変身してしまう。 実は、長期間航行する宇宙輸送船乗組員用にプログラムされた“予想のつかない展開”の立体映像だったというオチ。 【新】▲坂田靖子「三匹の牛とライオンの話」(コミックトム2月号)【整理人未読】 2001潮出版.希望コミックス『イソップ扁桃腺』に収録 ★海洋牧場に向かう潜水艇が故障した中で、乗組員である海洋牧場の研修生三人が疑心暗鬼に陥る未来物。
557 :
佐々木淳子 :2006/10/27(金) 15:14:49 ID:???0
>468* >470 >484 >491 >504 >506 【新】■佐々木淳子「メッセージ」(1979週刊少女コミック増刊9月30日号) 1981東京三世社 /1993 フロム出版『Who!』に収録 ★500年の冷凍睡眠から目覚めた女性が、25世紀の地球で自分の生まれ変わりの少年と遭遇 >15→ >470*(SF要素と初出改訂) ■佐々木淳子『SHORT TWIST』(1988プチフラワ−6, 8月号) 1988小学館PFコミックス(全1巻) <br> ★過去や未来へ無意識にタイムスリップしてしまう少女が、同様の体質を持つ少年と出会う >15→ >470* >504(初出と単行本情報改訂) ■佐々木淳子「リュオン」(2002Magazine ZERO春の特別号) ←『ダークグリーン』番外短編 ★人々が睡眠中に見る特殊な夢の世界で誕生した少年が、その夢の世界で親しかった元大学生と十数年ぶりの再会。 ■佐々木淳子「ターン」(書き下ろし) ←『那由他』番外短編 ★「リュオン」の主人公が21世紀から3000年前の地球にスリップ、超能力者の地球人と異星人との戦いに遭遇。 ■佐々木淳子「ヒュウ」(書き下ろし) ←『ブレーメン5』番外短編 ★「リュオン」の主人公が21世紀から150年程未来の宇宙船内にスリップ、サイボーグやキメラなどの実験体と遭遇。 これらの3編は、2004幻冬舎コミックス『リュオン』に収録
558 :
佐藤史生 :2006/10/27(金) 15:18:04 ID:???0
>416→ >427* >457* >467* 483 >503 >524-527* >541-542* 【新】■佐藤史生「阿呆船」(1980別冊奇想天外No.9 SFマンガ競作大全集第4号) 2001ハヤカワ文庫『天界の城』に収録 ★遭難した恒星間宇宙船の中で、涅槃病と呼ばれる享楽に浮かされた人々が、狂気の祭典にふける。 【新】■佐藤史生「羅陵王」(1985LaLa12月号) 2001ハヤカワ文庫『天界の城』に収録 ★未来の地球/過去の伝染病を機に不老長寿を得た女性の一族。その変遷は異種生命体との共生によるもの。 【新】■佐藤史生「馬祀祭」(1982グレープフルーツ3号) 2001ハヤカワ文庫『天界の城』に収録 ★クローンやホログラムシアターのある未来 未来の都市国家/高貴な身分の女市長と相愛になった下町の青年が、祭礼の生贄役で馬の姿を演じる。 【新】■佐藤史生「天界の城」(1983SFマガジン10〜12月号) ←「馬祀祭」続編 2001ハヤカワ文庫『天界の城』に収録 ★未来の都市国家の祭礼で死んだ女市長は人工蘇生となるが、下町青年だった国王との間に異形の子を授かる。 【新】■佐藤史生「ムーン・チャイルド−月の子− 」(1986プチフラワー12月号) 2001小学館文庫『ワン・ゼロ番外編 打天楽』に収録 ★月面都市の人気女性歌手が、サウンドエンジニアとの恋愛で出来た子どもと共に地球を訪問。 【新】■佐藤史生「楕円軌道ラプソディ」(1987プチフラワー9月号) ←「ムーン・チャイルド 」続編 2001小学館文庫『ワン・ゼロ番外編 打天楽』に収録 ★月面都市生まれの少年が、復縁した父母から独立し地球で生活、女優の卵の少女と出会う。
559 :
佐藤史生 :2006/10/27(金) 15:19:10 ID:???0
【新】■佐藤史生(原案: 徳永メイ「マーテル・ノストラ」より)「アレフ」(1985グレープフルーツ23号) 2001小学館文庫『精霊王―徳永メイ原案作品集』に収録 ★自動受胎システムが浸透し男性が誕生しない未来社会で、変異的に生まれた男性アレフを救おうとする遺伝学者の話。 【新】▲佐藤史生(原案: 徳永メイ)「タオピ」(1987プチフラワー11月号) 2001小学館文庫『精霊王―徳永メイ原案作品集』に収録 ★超能力研究所に念動EPSで傷害事件を起こした少女が収容され、彼女の自衛本能が招いた精霊も登場する。 □→■佐藤史生『ワン・ゼロ』(1984プチフラワー108月号〜1986.8月号) 1996小学館文庫 (全3巻) ★救世主として覚醒した少女を擁する財団の計画に、自立思考型のコンピュータと共に挑む少年たち。 コンピュータと仏神の世界を融合させた作品で、『夢見る惑星』よりSF色が強い。 □→▲佐藤史生『打天楽―ワン・ゼロ番外編』(1987プチフラワー4〜5月号) 2001小学館文庫 (全1巻) ★行方不明の友達が捕らわれの身になっている異世界へ、友人一同が睡眠中の夢の世界からダイブ。 本編よりも神話ファンタジー色が強い。 □→▲佐藤史生『魔術師さがし』(2000プチフラワー1,3,5月号, 書き下ろし) 2000小学館PFコミックス (全1巻) ★コンピュータ内の仮想空間でのさまざまな冒険。最後に登場人物達の現実世界での姿も登場。
======================================= 【し】 ======================================= >434 >444* >447-448* >449 >452 >460 >468 >470-472* >476 【新】*篠原千絵「紅い伝説」 (1981コロネット冬の号)【整理人未読】 1986小学館FC『目撃者にさようなら』/1995小学館文庫『そして5回の鈴が鳴る』に収録 ☆歴史と遺跡が絡んだ転生オカルト+ミステリー。作者のデビュー作。 【新】▲篠原千絵「冬の花は鎮魂歌」 (1982コロネット冬の号)【整理人未読】 1986小学館FC『目撃者にさようなら』に収録 ★冷凍睡眠の実験/親友の交通事故を機にある病院の裏の顔を探る一人の少女。医療サスペンスもの。 【新】▲篠原千絵「クリスタル・ドール」 (1982コロネット秋の号)【整理人未読】 1986小学館FC『目撃者にさようなら』に収録 ★医大生が研究室で発見する少女の死体、 有名な女性の科学者が実はアンドロイド等、謎解きが充実。 【新】*篠原千絵「語部伝説」 (1982コロネット春の号)【整理人未読】 単行本未収録 ☆古代中国の王朝の末裔の血族で超人的な記憶力を持った少女+歴史ロマン。 >432* >438 >445-446 >458-459* >461-462 >464 【新】■柴田昌弘「第3の娘」(1980年 花とゆめ14号) 白泉社『成層圏のローレライ』/朝日ソノラマ文庫版『デス・トラップ』に収録 ★瀕死の交通事故から回復し現在看護婦のヒロインが、勤務先の病院で臓器移植やクローンの実験現場に遭遇。 【新】※柴田昌弘「成層圏のローレライ」(1980花とゆめ夏の増刊号) 白泉社『成層圏のローレライ』/朝日ソノラマ文庫版『デス・トラップ』に収録 ★全体的には航空ミステリー。分離された元シャム双生児の小学生たちが精神感応ESPをもって登場。 【新】▲柴田昌弘「海底土人8823」(1980花とゆめ5号) 1980白泉社『盗まれたハネムーン』/1994大都社『黒い珊瑚礁』に収録 ★高度な科学力を持つ海底人の医師が、水難事故で息絶えていた地上の男の子を発見し疑似生命を与える。
=======================================
【た】【ち】【つ】【て】【と】
=======================================
>>415 >418→ >439* >460
□→▲高橋冴未「マインド・エレクトリック」(かわなみはるか名義、1990花とゆめEPO 1月号)
□→▲高橋冴未「マインド・オペレイション」←続篇 (かわなみはるか名義、1990花とゆめEPO 11月号)
2003新書館ウィングスコミックス『マインド・エレクトリック』(全1巻)
★日本の超能力者訓練学校にいる念動ESPの少女を、アメリカの諜報部が暗殺要員にスカウト。雰囲気はロマコメ。
□→▲高橋冴未「君だけのオルゴールBoy」(かわなみはるか名義、1990花とゆめEPO 7月号)
2003新書館ウィングスコミックス『マインド・エレクトリック』に収録
★少年ピアニストに憧れる少女の前で、ピアニストの双子の片割れが彼のアンドロイドのふりをするロマコメ。
>428* >440* >457
【新】※立野真琴『CUTE×GUY』(2004別冊花とゆめ3月号〜2006.7月号)
2004〜2006白泉社HC(全4巻) ←最終巻は2006.11月発売
★性転換学園コメディ。製薬会社勤務の父がくれたお色気アップの薬を飲んだ少女はドキドキすると少年に変身。
【新】▲立野真琴(原作: 飯田譲治)『NIGHT HEAD』
(1996花とゆめPlanet増刊8月15日号〜花とゆめ, 別冊花とゆめ他)
1998〜2000角川書店あすかコミックスDX『完全版 NIGHT HEAD』(全8巻)/2004ホーム社漫画文庫(全4巻)
★超能力研究所を脱出した兄弟の逃避行。兄は念動で物体を破壊する能力、弟は人の心を読みとる能力を持つ。
562 :
東城和実 :2006/10/27(金) 15:26:59 ID:???0
>476 【新】※東城和実「黒いチューリップ」シリーズ (1990サウスNo.9〜連載)【整理人未読】 1992〜2001新書館ウィングスコミックス(1〜6巻) シリーズとして『津軽海峡冬景色』『恋の奴隷』『明日は咲こう花咲こう』 『悲しいほどお天気』『天使の誘惑』『愛と死を見つめて』の6冊が刊行されている。 ★全体的にはスラップスティックコメディ。 心臓に持病を抱える虚弱体質の主人が病気を治すためという名目で、 マッド・サイエンティストの祖父から無理やり改造人間にされてしまう。
======================================= 【な】【に】【ぬ】【ね】【の】 ======================================= >528 >530 >535-537* >539-541* 【新】※中山星香「13枚綴りのお客人」(1980ビバプリンセス冬号)【整理人未読】 1985秋田書店プリンセスコミックス『13枚綴りのお客人』に収録 ★アクションコメディ+EPSの少年二人がその能力を隠しながら転校を繰り返す 【新】△中山星香『はい!どうぞ』(1977プリンセス6月号〜1978.7月号)【整理人未読】 1979秋田書店プリンセスコミックス(全1巻) / 1997双葉文庫(全1巻) ☆二足歩行する猫型人類の作家が魔法も使える。ロマコメ。 【新】※中山星香『聖祈苑へようこそ』(1978プリンセス8月号〜1979.2月号)【整理人未読】 1984秋田書店プリンセスコミックス(全1巻) ・全寮制の男子校を舞台とするコメディ+宇宙船やアダムスキー型のUFO 【新】▲中山星香(原作: トム・リーミィ)『沈黙の声』(1984デュオ5月号〜1985.3月号)【整理人未読】 1987/1991朝日ソノラマ(全2巻) / 1999双葉文庫(全2巻) ★田舎の町にやって来たサーカスの少年が念動力や発火能力などを自在に操る超能力の持ち主 >507* >512-513* >515 >517-523 【新】 *西谷祥子「日の輪・月の輪」(1981週刊マーガレット10〜15号)【整理人未読】 1981集英社マーガレットコミックス『日の輪・月の輪』(全1巻) ☆東洋系古代ファンタジーもの。 全体的には非SFだが、主人公のテレポートには、 三次元空間を通って瞬間移動する説明あり。 【新】■西谷祥子「星のフェスティバル」(1979週刊マーガレット4・5合併号〜6号)【整理人未読】 1979集英社マーガレットコミックス『手紙をください!』第6巻に収録 ★未来社会/宇宙船/サイボーグ/超能力/異星人との遭遇 誘拐されたヒロインが招かれた場所には、地球各国から様々な境遇の超能力者が集結。 一同は、異星人とのファーストコンタクトを行うことになる。
======================================= 【は】【ひ】【ふ】【へ】【ほ】 ======================================= >97 >441-443 >450-451 >452-455 >456 >502 >512 【新】▲萩尾望都(原作: 今里孝子)「マリーン」(1977月刊セブンティーン5月号) 1996小学館文庫『ゴールデンライラック』に収録 ★ テニス好きの少年の前に現われた謎の少女は、少年が大人になっても時空を越えて十代の少女の姿で登場。 「ジェニーの肖像」型タイムパラドックス・ファンタジー。 >478* >480 >493* 【新】▲葉月しのぶ「Ladiesプラネット」(1985ウイングス1月号)【整理人未読】 1986新書館ウイングスコミックス『タラッサ』に収録 ★住民は女性だけの惑星。舞台が宇宙空間(もしくは異星)となっているだけで基本的にSF度は低い。 【新】▲葉月しのぶ『ルナ・シティ17』←「ルナシティ」 シリーズ 【整理人未読】 1987新書館ウイングスコミックス(全1巻) ★近未来の月面都市。舞台が宇宙空間(もしくは異星)となっているだけで基本的にSF度は低い。 【新】▲葉月しのぶ「エスパーくずし」(1985ウイングス2月号)【整理人未読】 1986新書館ウイングスコミックス『タラッサ』に収録 ★ESPを迫害している近未来社会 【新】■葉月しのぶ『フリーソルジャー』(1990 Crescent 13〜21) ←未完【整理人未読】 1990東京三世社(第1巻) ★宇宙銀河連邦公的機関の訓練を経て、特権を持ち星間トラブルにも対処する職業戦士。 >476-477 >486-487* 【新】▲風我明『BLOOD BOY』(?年 恐怖の館DX) ←未完【整理人未読】 1997リイド社.恐怖の館コミックスシリーズ『BLOOD BOY』(第1巻) ★クローン技術/ホラー・バイオレンス・流血要素ありの医療サスペンス
>420→ >431* □→▲ふくやまけいこ『星の島のるるちゃん』(1993なかよし4月号〜連載) 2005ハヤカワ文庫(全2巻) ★近未来の小さな島の小学生たちの冒険シリーズ。ロボットの少女や犬型異星人なども友達に加わる。 ======================================= 【ま】【み】【む】【め】【も】 ======================================= >420→ >462* □→※美内すずえ「モンキーロック」(1970別冊マーガレット4月号) 1979白泉社HC『虹の戦 美内すずえ傑作集5』に収録 ★マッドサイエンティストのコメディ。知能を高められたサルが人間並に学問やピアノ演奏などをこなす。 >97 >441* >452-455 >456 【新】▲水野英子「セシリア」(1964週刊マーガレット6〜11号) 1968集英社マーガレットコミックス『すてきなコーラ』 2004ふゅ〜じょんぷろだくと珈琲文庫『セシリア』に収録 ★貧しい青年画家が知りあった謎の少女は、青年と会うたびに時空を越えて大人の女性の姿に成長していく。 「ジェニーの肖像」型タイムパラドックス・ファンタジー。 【新】*水野英子「トゥオネラの白鳥」(1962少女クラブ夏の増刊) 1968朝日ソノラマ.サンコミックス『星のファンタジー』に収録 ☆主人公の大学生がシベリウスのレコードをかけると幻の女性が出現。異世界スリップファンタジー。
======================================= 【や】【ゆ】【よ】 ======================================= >421 → >505 >529* □→▲山下友美「超音速 -スーパーソニック-」(1993年花とゆめPLANET増刊5月1日号) 1993白泉社HC 『超音速 -スーパーソニック-』に収録(全1巻) ★予知能力を持つ新聞記者が、太平洋戦争時代の中国で、周囲の友人の将来や終戦後の地球人類の未来を見る。 >421 → >424* >456 □→▲夢路行『蒼天をみる想い』(1992クルー〜1994クレッセント) ←連作シリーズ物 1994フロム出版ベルコミックス『蒼天をみる想い』(全1巻) 2004 一迅社-スタジオDNA『夢路行全集 第11巻 蒼天をみる想い』に収録 ★自家用宇宙船で星間移動する医師と会話ロボット型コンピュータが、記憶喪失の少年の保護者となる。
=======================================
詳細未報告
=======================================
>433-434*
【新】 □あずみ椋 「にぎやかな晩餐(ディナー)」(1995ミステリーDX) 1997ヒット出版社(全1巻)
>468* >515-516
【新】□天城小百合 タイトル不明 ?年『魔天道ソナタ』第?巻に収録
>503 >524-526*
【新】□佐藤史生「精霊王」(1988プチフラワー8〜10月号)
2001小学館文庫『精霊王―徳永メイ原案作品集』に収録
>448-449*
【新】 □篠原千絵「天狼星(シリウス)に聞け」 (1992ちゃお9月号→ポシェット2003.9月号増刊)
単行本未収録
>531 >537 >541
【新】□中山星香「エルブラントの青い瞳」(1979ビバプリンセス夏号)
1980東京三世社『エルブランドの青い瞳』/ 1982秋田書店『はるかなる光の国へ』に収録
【新】□中山星香『夜天の星特急』(1987グレープフルーツ 31, 32, 35号〜1988. 38, 39号)
1988新書館ウイングスコミックス『夜天の星特急』(全2巻) / 1992秋田書店(全1巻)
>478-479* >493*
【新】 □葉月しのぶ「トラッキング・エイリアン」(1987ウイングス6月号)
1987新書館ウイングスコミックス『ルナ・シティ17』に収録
【新】 □葉月しのぶ「デ・ジャ・ヴュ」(『ルナシティ17』単行本用書き下ろし)
1987新書館ウイングスコミックス『ルナ・シティ17』に収録
【新】 □葉月しのぶ「モンスター・パニック」(1985ウイングス8月号)
1986新書館ウイングスコミックス『タラッサ』に収録
=======================================
既出作品の一覧(初出・単行本・主なSF要素または簡略紹介、箇条書き)は、
このスレッドの過去ログ倉庫サイトに整理してあります(約133KB)。
ttp://www23.ocn.ne.jp/~lyric/sfgc/list_pre2.html#INDEX ============================================
↓ では、SF少女漫画作品について、引き続き、感想意見などを語りましょう。↓
□清原なつの「アンドロイドは電気毛布の夢を見るか?」 (1987ぶ〜け3月号) 婚約者の顔をしたアンドロイドを作った青年科学者が主人公。 婚約者は生きているのに仲たがい中だったりする。 青年科学者の師匠である女性科学者は、結婚はしなかったようで 何十年もアンドロイドの伴侶と暮らしています。 □楳図かずお『洗礼』 (1974週刊少女コミック50号から連載 1995小学館文庫(全4巻) 小学生の少女が元女優の母のかかりつけの医者によって脳移植手術とかが・・・ 結末は意外な展開に。 全体はホラー系のサイコミステリーでSF色は殆どないような・・・
>>32 > ▲松苗あけみ『友よ尾をふれ』
ほとんどコメディ。SF度はすごく低いと思う。
作品タイトルもキャラの名前もパロディっぽい。
途中からは、主人公の男の子と犬が
脳をとりかえたという設定になってしまい
犬の脳を移植された男の子は人間の会話が出来なくて
最後には海外の密林地帯でターザンのようなことをやってるw
>>568 ネタばれするから数行あけるけど、『洗礼』結末…
思春期にさしかかった少女の妄想だったんだよね>脳移植手術。
SFというよりサイコだったのである。
あるいは、推測だけど少女は二重人格だったのかもしれないね。
母親の人格をコピーした少女の中の「もう一人の自分」が
脳移植手術をしたと思い込んでいたのかも。解釈は人それぞれ。
>>568 『洗礼』はホラーでいいんじゃない?
少女漫画でなければSFも書いてたけど。
文庫の「こわい本」シリーズに
鏡の中の自分と入れ替わる女の子の話もあったけど〔タイトル忘れた)
あれも心理サスペンスでしょ。
佐々木淳子ファン居ます? 昨晩、ブレ5の続編が出てwktkして読んだ夢を見ました。 起きた時には内容は忘れたけれど、宇宙を旅していた様な。 SFに飢えているのかなぁ。
>>554 ▲『暗闇に葬れ』(初出???)
>>486 にも同じことを書いてますが、
百円ショップで売っているコミックに掲載されたものです。
レディコミ総合スレからのコピペ…
39 名前:花と名無しさん 投稿日:04/12/21 21:16:30 ID:???
ダイソーの100円コミックで、
レディコミの嫁姑ものやミステリーものが出てるよね。
安いし、手軽に買える。
40 名前:花と名無しさん 投稿日:04/12/23 23:21:16 ID:???
どういうレディコミが出てますか?
うちの近所には大創がないんでつ。
41 名前:花と名無しさん 投稿日:04/12/25 21:11:22 ID:???
>40
井手ちかえ、坂東いるか、光崎圭とかありました。
ハムスター漫画もあったよ。
近所のダイソーの店に聞くと在庫あるかもしれませんね。
まとめ乙です。
>>560 篠原千絵
「紅い伝説」 (1981コロネット冬の号)
「冬の花は鎮魂歌」 (1982コロネット冬の号)
「クリスタル・ドール」 (1982コロネット秋の号)
この三作は、小学館文庫『そして5回の鈴が鳴る』に収録 されていますよ。
最新まとめも入った所ですし、現在484.6KBですので そろそろお引っ越しの時期でしょうかね。
577 :
花と名無しさん :2006/10/27(金) 21:12:36 ID:kN/KPFOy0
>>567 まとめお疲れ様です。
さて、中山星香「エルブラント〜」は純粋にファンタジーの部類に入ると思われますので
SFからは外しても宜しいのでは?
以下ネタばれ(うろ覚えなので間違っている所がありましたら、突っ込みよろしくです)
とある小国に美しい王子・王女(兄妹)がいた
ある日(兄妹のどちらかの誕生日だったと思います;;)、魔王が王女を攫い
それを妨げようとした王子は、逆に魔王の闇に侵され、
青空のように澄み渡っていると歌われた瞳を闇色に染められてしまう
王女は諦めろとの周囲の言葉を振り切って、王子は王女を救出に行く。
そうして艱難辛苦の上、ラストは無事に王女が救われ、
闇に侵された王子の瞳も、無事に清められる……
魔王を倒すアイテムとして、「ラインの黄金」のようなモノがありましたが
……SF要素は無かったと思います……;;
同じ東京三世社販売の「SF競作集(だったかな?)」にも中山さんは数作描かれてますが
内容は基本的に純FTだったと記憶してます
578 :
531 :2006/10/27(金) 21:26:29 ID:???0
中山星香「エルブラント〜」は純SFですか?
すみません。たまたま「SF+中山星香」で検索したら、
SFファンタジーという言葉がひっかかったので、
未確認情報で紹介してしまいました。
ごめんなさい...。
>>577 さんのネタばれ発言を読んで、昔読んだような記憶が蘇ってきました。
SFに詳しくない人にはSFが入ったファンタジーのように思ったのかも。。。
杜真琴が漫画化した「ハイスクール・オーラバスター」なんかも、
このスレではSFファンタジーには分類されないと思うけど、
一般の人では混同してしまう罠。
579 :
531 :2006/10/27(金) 21:30:15 ID:???0
Wikiによると「ハイスクール・オーラバスター」シリーズの漫画 「LaLa」(白泉社)で杜真琴により漫画化。 十戒、天使はうまく踊れない 1〜2、セイレーンの聖母 1〜2、アーケイディア 未読だけど、これらも純ファンタジーなのかな?
580 :
531 :2006/10/27(金) 21:34:19 ID:???0
もともと原作を知らないから、漫画の内容聞くのは失礼か...。 ラノベ板に逝って来ます。
清原さんの、「シルバーバック」の方には異存ないんだけど、 「クリメーヌ」の方はタイトルが対になってるけどSF要素は ないんじゃないかな。 チンパンジー(というか類人猿)に手話を教えて意思疎通を図るって いうのはそんなに特殊な研究じゃないし(日本でもアイちゃんとか いるし)、普通のチンパンジーはだいたい人間の幼稚園児くらいの 知能を持ってるそうな。 「クリメーヌ」の場合、そのチンパンジーを「少女の姿」で表現してる あたりが斬新ではあったかも(地面に映る影とかはチンパンジーの 形をしている)。 高野文子の「田辺のつる(ボケた老婆を幼女の絵で表現)」あたりから ちょこちょこ試みられてきた手法だけど、SFというより絵的なトリックを 仕掛けてある、どっちかっつうとミステリーに分類されるマンガじゃ ないかな、と。
整理人さん乙です。
>>552 「アルベリッヒに逢いたい」の設定は逆ですね。
意識は夢見る乙女のままで、兵器として作られた体が勝手に動いて殺戮を繰り返すんです。
>>568 >>570-571 これまで管理人さんがまとめたリストの中にもかなりSF色の弱い物も入ってるから、その辺「洗礼」についてだけ厳密に除外しなくてもいいんじゃない?
このスレの2の(2)(3)からははずれてないみたいだし。
私自身は連載中一度読んだだけなんで、何とも言えないけども。
(しかも覚えてるのは、女の子の小学校の担任がお風呂に入ってると、彼のことを好きな母親の脳が移植された女の子が裸で風呂場に入ってきて、担任がギョとしてるシーンだけw)
そもそもSFとホラーの境目というのがイマイチ曖昧というか、私なんかはよくわからない。 小説の場合も、小松左京の書いた霊も妖怪も出ない科学要素のある作品でも「ホラー小説」と呼ばれていたりもするし。
>>583 楳図かずおは子供心にホラーのジャンルという、刷り込みがあるから
子供の頃に読んだ時は脳移植手術が出てきてもSFと思って読んだ認識が無かった。
他にも死後親友に臓器提供することになったドナーの少女が、
親友の心臓を奪い返すホラーと同列のものと思って見ていた。
楳図かずおのあの時代のあの手の作品は、ホラーでいいんじゃないかと思うけど。
まったくSF要素が皆無っていうのは、 タイトルからの先入観だったり 別の作品と勘違いしたりで入っちゃったと思うので、 そういうのは除外していいと思う。 前スレのときの竹宮恵子の「空が好き!」はそれでなくなったし いまある中だと、成田美名子の「一星へどうぞ」がそんな感じ。 まあそういうんじゃなければ 混ざっててもいいんじゃないの? 「洗礼」は脳移植というのが一応実現しそうにはなるんだし。 あと、SF短編集と書かれてる本の中にあったりして 多くの人からSFと思われやすい作品が、 実際にはこういう内容だとかも、参考になる。
>>586 >「洗礼」は脳移植というのが一応実現しそうにはなるんだし。
まぁ大どんでん返しで実現してなかったんだけど...(ネタばれ参照)。
種明かしで医者も登場するし。
SFっぽい舞台装置で、実はSFじゃなかったネタばらしがされる作品って
他にもあったかな?そういうトリッキーな作品を入れてもかまわないってこと?
中山星香なら新書館から出ている「夜天の星特急1」に掲載の短編、「レヴィアタン」がSFっぽいです いきなり始まっていきなり終わるSSタイプ、異星生物、宇宙船等アイテムがSFっぽいだけかも。
今市子「神々の花」「砂の上の楽園」は SFではないと思わせておいて最後でSFだったとする構造。 その逆のパターンとして、リストにあってもいいのでは? >「洗礼」 ただ、ストーリー構成力は、「洗礼」の方がはるかに大仕掛けで唸らせるね。 「砂の上の楽園」は伏線が色々張ってあった気もするけど 「神々の花」は夢オチならぬSFオチという気も・・・ そういえば萩尾望都「バルバラ異界」は 連載1回目の出来事を2回目ですべて夢だったとする、意表をつく出だしだった。
590 :
1 :2006/10/28(土) 06:50:08 ID:???0
改訂情報やお気遣いありがとうございます。
>>576 現在492 KBですね。
新スレ準備中です。24時間以内に立てられると思います。
他のスレッドや板のリミットは、512KBになっているようです。
ここの前スレでは、501 KBまで書けましたが、今回もそのあたりでお引っ越ししましょうか。
>>590 まとめリスト作成者さんのおかげで、いろいろ助かります。
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
『青い宇宙のルナ』は整理人未読の項目が無かったので、
きっと読まれたのでしょうね。SF要素の説明も少し変ってました。
紹介しておきながら、内容はうろ覚えだったので...
より正確な表現になってよかったです。
>>589 さて、トリッキーな作品といえば、「洗礼」のような作品には遥かに及びませんが、
柿崎普美の「白い手の殺意」。これは正体不明の謎の「白い手」に女子高生が
襲われるというもの。いろんな怖い出来事や殺戮が少女の周囲で起きますが、
途中までは犯人がさっぱりわかりません。後半になってようやく生霊の仕業だと
わかりますが、わかった後はさらに悲しいストーリーですね。
どこがSF?と突っ込みを入れられることはわかっています。ホラーです。
同じく「闇からの呼び声」。今市子さんの同名作品とはまったく内容が違います。
作者が得意な異世界ファンタジーものと思って読んでみるとSFファンタジーでした。
第1話はハッピーエンドだったのですが、続編は悲しい結末に。
好きな作品だっただけに読み返すのも辛くて、SF要素が詳しく挙げられなくてすみません。
・宇宙船の不時着により地球に棲み着いた異星人とのコンタクト(第1話)
SF用語で言うと第1種接近遭遇レベル。第2話はロボットが暴走して街を破壊し尽くします。
かなり危険です。そんな結末にしなくても…って感じですけど、
悲しいながらも絵的には美しいラストです。
>>586 SF短編集と銘打たれてるわけではないけど、竹宮恵子の「集まる日」から始まるシリーズなんか、シリーズ後半の作品はSF要素のほとんどない完全にファンタジーになってしまっている。
その辺、前スレでもちょっと話題になってたけど。
逆に秋乃茉莉の「賢者の石」シリーズは全体としては歴史ファンタジーだけど、作品個々ではSF的なものも混じってる。
超能力を持つ子供の出てくる「琥珀の廃園」とか、人の精神を攻撃することによる殺人能力を持つ「オフィウクスの系譜」とか、宇宙からの生命体の話の「千の夜の旅人」とか。
>>552 「イブの息子たち」に似たタイプの作品としては、大和和紀の「フスマランド4.5」なんてのもそうじゃないかな。
とある高校の寮の押入のフスマを開けるとそこは願いが叶う、望み通りの人間に変身できる異次元世界。
在原業平、ドラキュラ、彦星、かぐや姫など物語世界の有名人達が住人で、かぐや姫は宇宙服風の十二単着て、円盤で月に帰っていく。
中山星香というと短編でこういうのがあった。 中山星香「ぼくのコダクローム」 分類としてはスペオペか? 主人公は未開惑星を渡り歩く凄腕の野生動物ハンター。 さまざまな珍獣を求めて僻地の惑星に赴く。 あるとき、以前捕獲したある珍獣をめぐって襲われたところを、 現地で知り合った娼婦に助けられる。 その珍獣を狙っているのは銀河警察に追われている犯罪者だった。 プリンセスコミックス「フィアリーブルーの伝説1」、双葉文庫「化身の都」収録 初出、月刊プリンセス81年12月号
浜田翔子が旧名(木戸恵)で描いた作品はどうでしょう? 「ヴァガボンド・フィッシュ」1〜2 木戸恵 ウィングスコミックス 未来社会、宇宙船で運び屋をする若者たちの話。 アクション・コメディ?かな。 アンドロイドの少女なども出てくる。
いろんな時空を旅する設定という点で「イブの息子にも似ている」 山本鈴美香の非SF作品の「H2O!前代未聞」。 SF要素はあまり見当たらない。「ひっくり返ったおもちゃ箱」の続編。 同じ登場人物は、前作でおなじみの主人公の美鈴に彼の義理パパで恋人の剛、 そして剛の親友のカメラマン氏。 前作を知っていると面白いが、知っていなくても面白い。 夢の世界のような意空間をベースに、古代エジプトに飛んじゃったり、 古代ローマに行ってうっかり殺されそうになったり、 作者が霊界から指示を受けて描いているからとか、 オカルトな「お約束」天使や神様が現われても受け入れられる人にのみお薦め。 「白蘭青風」よりも作者の暴走が少なくて読みやすいと思うが、 万人受けする内容じゃないかも。
訂正
「イブの息子にも似ている」 じゃなくて、「イブの息子」にも似ている。
>>595 「ヴォガボンド・フィッシュ」はライトSFかな?けっこう面白かったです。
完結しているのかな?検索して調べたら裏話し情報で、
作者は連載当時、アニパロ同人誌を作っているらしくて、
登場人物のキャラクターが某アニメに影響されていると、
ファンの間でうわさになったとか。あくまでうわさだから真実はわかりません。
作品語りからズレてしまいました。 「ヴォガボンド・フィッシュ」は雰囲気としてはSFだと思う。 細かいSF考証はだいぶ前に読んだので忘れてしまった。
>>596 「H20!前代未聞」は……読んだ当時はムチャクチャでそこそこ
面白いとは思ったけど、後になって作者があんなんなったことを
知って、読み返してみたらなんか前駆症状みたいなものを感じて、
かなり痛い作品だな、と思った。
特に中盤で、話が収拾つかなくなったときに神様(しかも黒髪ロングの
美形)が登場してリセットかけた上、「この物語は私が作者に命じて
描かせているものである」とか宣言しちゃったあたり、「ああ、この頃
すでにこの人は……」と思ってしまったなあ。
「ひっくりかえったおもちゃ箱」は比較的好きな話だったので、なにも
そのキャラ使ってこんな話にしなくても…と思ったっけ。
>>599 万人受けする内容じゃないかも、とはそういう意味です。
「H20!前代未聞」は、「イブの息子」の影響を受けたかもしれないという、
仮説のもとに語った作品だという事でご理解ください。
青池保子は本当に守備範囲が広い。 昔は「イブの息子」のような荒唐無稽なファンタジーでヒットを飛ばし、 かたやお洒落泥棒と軍人の組み合わせでロングセラー。 そろそろアルカサル−王城の仕上げに取りかかるらしい。
602 :
1 :2006/10/29(日) 00:37:33 ID:???0
補足 512KB超えは、1日程度でdat落ちするようです。 500KB超えで、書き込みが出来なくなるようです。
602 :1:2006/10/29(日) 00:37:33 ID:???0
新スレ こちらです。
SF少女漫画を語るスレッド★第3惑星
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/gcomic/1162046456/ よろしくお願いします。
前スレでの経緯だと、リミットの512KBに近づくと
最終書き込みの後、1週間後にdat落ち。
落ちた後は、通常は最終レスだけが読めるので、
最終書き込みに新URLを貼っておくと、
検索などで初めてたどり着いた人には便利かなと思います。
603 :花と名無しさん :2006/10/29(日) 01:27:23 ID:???0
補足
512KB超えは、1日程度でdat落ちするようです。
500KB超えで、書き込みが出来なくなるようです。
605 :
ひみつの検疫さん :
2024/12/29(日) 20:05:05 ID:MarkedRes 汚染を除去しました。