>>652 佐伯かよのはハードSFでデビューした後、ロマコメアクション→ホラーサスペンス→女性誌に転進→大河ドラマ
となった人。
『星恋華』は女性誌へいく過渡期の、ベースが芸能界アイドル漫画。
途中から主人公には超能力設定が加わるけど、ある時期からはうやむやになった。
芸能界漫画が流行った80年代に始まって、長い中断の後数年前に再開したけど、完結してなさそう。
単行本は10巻以上15巻未満。
この人の超能力ものは、どれもある日突然ヒロインにそういう力が身に付いて、
最初はひそかに喜んでるけど、やがてその力のために周囲にトラブルが、というパターン。
SF要素の超能力じゃないんだよね。
SFでは超能力も定番要素の一つだけど、ある日突然そういう力が目覚める場合でも、
時代が未来で人類が進化しているとか、優秀な遺伝子の掛け合わせとか、近未来で核戦争の影響とか、異星人と関わって身に付いたとか、
なんらかの科学的発想がついてくる(こじつけられているとも言えるけど)。
いわゆる超能力とタイムスリップに関しては、他のSF要素も出てくる作品じゃないと、SFって感じがしない。
川原泉の「バビロンまで何マイル?」は、
あっちの世界から来たノームと名乗る小人からもらった指輪で過去に行くのだから、
非科学的要素+SF要素、の方へ入れるべきでは?。
小人の姿をした異星人とかの設定も出てこない。