歴代FE主人公が兄弟だったら 38章

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1リリーナ
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という前提で
彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1312985182/

保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage

雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/

絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/
2リリーナ:2011/09/30(金) 21:22:57.95 ID:AApwSoFS
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。

【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしだが、近親相姦アレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。

【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。

【アイク】
グレイル工務店で働く漢。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。

【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコーッ」と叫ぶ。

【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切にし、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。 周囲からメタボだと思われている。

【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱い歩く妹製造機、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。

【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸だけには実った事は無い。

【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコする。

【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラが大嫌い。

【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味だが、影が薄い。

【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。

【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好き。通称マミー君を一番気に入っている。

【リーフ】
怪人・イモータルムッツリ。年上のお姉さんが大好き。運が悪く、よく荒事に巻き込まれる。この人でなしー。

【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレムになっている。ヘクトルに対しては黒い。
3リリーナ:2011/09/30(金) 21:23:19.48 ID:AApwSoFS
【竜王家の皆さん】
チキ・ファ・ミルラのょぅじょ3人組やユリウス・ユリア兄妹、
イドゥンさん、氷竜姉弟、ハゲ黒竜王、アル等々、兄弟家に縁がある竜の一族。
持っている力が力なだけに、すさまじい騒動を引き起こすことも……。

【ひろし】
世界ひろしと言えど様々な職を器用にこなすのはひろしだけ! 通称ヴォルツ。

【ルーテ】
「私、優秀ですから」が口癖で、発明から同人までなんでもこなす少女。アスレイ、フォルデ、ノールは助手。

【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。

【ユンヌ】
ミカヤの身体に憑依して現れるアイクラブな自由と混沌の(※威厳の無さナンバー1の)女神。
混沌の名のままに、好き勝手に場を荒らすが、大体最後には痛い目を見る。

【AKJ(兄が、嫌いな、女子は居ません!会)】
ブラコンの中のブラコンが集う女性の会。兄の為なら全てを犠牲に出来る妹達が揃う(※会長はラケシス)。
兄弟家のSが天敵。
4リリーナ:2011/09/30(金) 21:23:37.95 ID:AApwSoFS
ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <既存の設定はこんな感じだが、特にガチムチに定められたものではないので必ず従う必要は無い。
/,--┬'^つ</、      歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
|∪===|~〆         他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
. ノ___r T !  ゝ      …自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだな
i_/、」 ~~

               ・嫌いなネタに文句をつけるより、自分の好きなネタを書きましょう。

ゝ~"~<      -;    ・好きなネタを読んだら、面倒くさくても「GJ」の一言ぐらい書いてみましょう。
,ζノ=lノ=l〉     //    つまらないネタに無理矢理レスしろとは言いません。面白かったらつけましょうという話です。
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//      ネタ書く側も「喜んでくれる人がいるんだな」とほっとします。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆         ・感想しか言えない、ネタなんか書けない、という人でも、「このネタ嫌い」と言うよりは、
. ノ___r T !  ゝ        「こういうネタも読んでみたい」と言った方が建設的だし平和的です。
i_/、」 ~~            「梅雨のネタが読みたい」とか「兄妹で仲のいい話が読みたい」といった漠然とした希望でもいいから、
                試しに書いてみてはいかが?
              
               ・誰が兄弟か、はスレの軸となる大切な要素なのでスレ住人全員で共有。勝手に減らしたり増やすのはやめよう。
                スレの平和的利用のために、上記の文をよく読んで欲しい

ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <【注意!】 AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えるぞ。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆
. ノ___r T !  ゝ
i_/、」 ~~
5リリーナ:2011/09/30(金) 21:24:53.41 ID:AApwSoFS
お仕事完了っと…それじゃこの功績への褒美にガチムチとメタボをいっぱい連れてきてね。
私の館で囲ってハーレム作るから…はぁはぁ……うへへへへ…ゴクリ…ブバアアアアアア!
6助けて!名無しさん!:2011/09/30(金) 22:49:03.98 ID:Suv+7Khc
 ○  >>1 乙 もうお前に用はない 
 く|)へ
  〉   ヽ○ノ
 ̄ ̄7  ヘ/
  /   ノ
  |
 /
 |

7助けて!名無しさん!:2011/10/01(土) 10:08:14.74 ID:rn59Zx7d
ビラク「>>1乙だがへっきゅんは渡さないZE!!」
8助けて!名無しさん!:2011/10/01(土) 11:10:54.23 ID:aCBA/iF1
フロリーナ・ファリナ「>>1乙だけど>>7の変態ガチホモを排除しないとね…」
9助けて!名無しさん!:2011/10/01(土) 21:34:45.64 ID:XKRDyOw5
ヘクトル「わ、わかったから!>>1乙だから!!だからこっちくんなーーーー!!!」
10助けて!名無しさん!:2011/10/01(土) 22:13:45.40 ID:TZOP2gTS
>>1乙です。
早速ですが『ママチャリの系譜』前スレ>>521-525の続きを投下します。
11ママチャリの系譜 第1章:2011/10/01(土) 22:14:59.94 ID:TZOP2gTS
フュンフ 「さて、前回は6チームが水没し、レース中断した。兄弟家長女ミカヤさんのトークショーを挟み、
      水没したチームの引き上げも完了。しかし、シグルドが裸エプロンの魅力を最大限に活かし、
      セクシー光線を発射! 会場の全女性を魅了してしまい、一大ハーレムを築き上げたのだ!
      そして、嫉妬に狂った男達が、今、セクシー大王シグルドに性戯の鉄槌を下すっ!!」
ドロシー 「途中から変な方向に進んでますよ!?」
セーラ  「もうあらすじ関係ないし…」
エルフ  「だんだんフュンフさんの本性が現れてきましたわね」

49

┌─────────
│            
│  □□□□□□□
│↑ □□□□□□□
│ラ .□□□□□□□
│キュ □□□□□□□
│シ .□□□□□□□
│リ.ディ.フ.ト.ディア.アル
└─────────

ノイン  「セーフティ班の先導で9台のマシンが鈴生りにゆっくり再スタート!」
キュアン 「フィン、リーフ、ちょっと……」
フィン  「キュアン様? ……はい……はい、わかりました」
リーフ  「わかったよ。僕だってこのままやられっ放しじゃ、気が収まらないからね」
ノイン  「このセーフティ班の方が退くまでは、順位はイエローフラッグが振られた時のままです。
      しかし、その差は完全に詰まった状態クリルタイ」
ラケシス 「せっかく勝ってたのに……ブツブツ…」
ディアドラ「あらあら、いつの間にか追いついてしまいました」
ナンナ  「お姉様の神経を逆撫でするような事、言わないで下さい」
ノイン  「水難事故を機にワルキューレ、青色申告号、おねいさんハント号、ダブル・エルダーの4台が
      ドライバーをチェンジしております」
マナ   「(ハァ…ハァ)ふへぇ、アルテナさ〜ん。後、お願いします…(ゼェ…ゼェ)」
アルテナ 「マナはもう少し体力をつけた方がいいわね……」
ノイン  「たんぽぽ小道ぬかるみコースが整備スタッフによって手早く整備され、セーフティ班も撤収。
      そして今、グリーンフラッグが……振られ気分でロケンローッ!!」
搭乗者交代 ナンナ→ラケシス、シャルロー→フィン、アレス→リーフ、マナ→アルテナ

ノイン  「全車一斉にリスタートッ!! スタートダッシュで一気にトップに躍り出たのは、
      真紅の双竜、ダブルドラゴン・トラバント選手!」
トラバント「フハハハハハッ、この時を待っていたっ!!」
キュアン 「フィン、リーフ!! 逃がすな、追うぞっ!!」
フィン  「はい、キュアン様!!」
リーフ  「当然だよ!!」
ノイン  「続いてキュアンペアのSTEガンマ! そのすぐ後ろに青色吐息の青色申告号、
      サイドバイサイドにつけるのは年上大好き、おねいさんハント号の3台がダブルドラゴンを追走!!
      やや離れてラケシス選手、ディムナ選手、シグルド選手、アルテナ選手、ディアドラ選手と続きます。
      行く手には難関山岳ラリーコース!」
エルフ  「1周目同様、STEガンマに期待が持てますわね」
ノイン  「レンスターVSトラキア、山岳コース第2ラウンド!
      キュアン&エルト親友コンビVSトラバント親子!! 因縁の対決が今、始まろうとしていますっ!!」
12ママチャリの系譜 第1章:2011/10/01(土) 22:15:59.46 ID:TZOP2gTS
50

フ            
          キュ→ト
リ            

キュアン 「待てぇ、トラバント!!」
トラバント「ぐっ、速いっ!」
ノイン  「来た来た来たぁっ!! 山登りにおいてこのマシンの右に出るものはいないっ!!
      獅子と紳士を乗せた黒きツインチェーンの悪魔が赤き竜王ダブルドラゴンに襲いかかるっ!!
      ユリウス様が仕事中の私に襲いかかるっ!!」
イシュタル「ユリウス様?(ビキビキ)」つトールハンマー
ユリウス 「襲ってねえっ!! ノイン、あんまり変な事言うとロプトウスかますぞっ!!」
ノイン  「えーっ! いいじゃん、使用人の1人や2人ぐらい。
      フィーアとか頭にドラム缶乗っけてユリウス様誘ってるじゃないっ!!」
ユリウス 「僕は芸人になるつもりはないっ!!」
フィーア 「お黙りっ!! だぁーれが芸人ですってぇーーっ!?
      わたくし、頭にドラム缶とか乗せた事ないですわよおぉぉーーー!」
ノイン  「まあまあ芸人、落ち着いて」
エルフ  「そうですわ、芸人さん。いつもはバケツでしたわね」
フィーア 「こんちくしょーーーーーっ!!」
ユリウス 「お前らもう、今すぐ『芸−1グランプリ』行ってこい!」

アリオーン「父上、ブロックです!!」
トラバント「むうっ…」
キュアン 「遅いっ!!(ブゥン!!)」
ノイン  「ドラゴンヘッド・トラバント選手、ブロックの体勢に入った瞬間に追い抜かれたぁっ!!
      爆速ツインチェーン、黒き密林大帝STEガンマ、遂にトップに立ったぁ!!」
セーラ  「うおっしゃぁぁぁ!!!」
ドロシー 「いっけえぇぇぇぇ!!!」
トラバント「おのれ、キュアンめ!!(スッ!!)」
ノイン  「しかし、トラバント選手も簡単には引き下がらない! この山登りでターボモード始動っ!!
      禁断の立ち漕ぎ体勢に入るっ!!」

     フ
     ト   キュ
     リ

フィン  「トラバント! 横がガラ空きだぞ!」
リーフ  「キュアンさんが上手く引きつけてくれたおかげだね!」
トラバント「何ぃ!?」
シャルロー「行きますっ!!」
アレス  「…これでもくらえっ!!」
ドガッ!! ドガッ!!
トラバント「へぶしっ!?」
ノイン  「しかし、トラバント選手の両サイドから青色申告号とおねいさんハント号がオーバーテイクッ!
      さらに、両脇から両チームのナビゲーターが、魔導書と天狗のお面で
      トラバント選手の顔をサンドイッチ! ドラゴンサンドだぁっ!! 具はトラバント選手!」
エルフ  「それはそうでしょう」
セーラ  「…ねえ、アレスって確か、マントの下はお面一枚だけだったわよね?」
ドロシー 「それは言わないお約束です」
13ママチャリの系譜 第1章:2011/10/01(土) 22:17:11.52 ID:TZOP2gTS
51

ノイン  「立ち漕ぎターボ始動の瞬間にサンドイッチ攻撃で後方に沈んでいくダブルドラゴン……おやっ?
      トップ3台が逆走してダブルドラゴンを囲んだぞっ!
      この陣形は……まさか、アレか!? アレをやってしまうのかっ!?」
キュアン 「よし、今だ二人とも、さっき渡した槍で攻撃するぞっ!!」つ試作型いかずちの槍F
フィン  「了解!!」つ試作型いかずちの槍B
リーフ  「トラバント、覚悟っ!!」つ試作型いかずちの槍G
ノイン  「やはりこれはFE伝統のトライアングルアタックだぁっ!! しかし、彼らの武器は3人とも槍!
      しかも、標的のトラバント選手は2マス(FE換算)離れている上に得物は、
      どう見ても手槍やスレンドスピアの類ではないぞっ!?」
エルフ  「変わった槍ですね、何かの試作品でしょうか?」

     キュ
     ↓
  フ→ト←リ

キュアン・フィン・リーフ「「「トライアングル・アターーックッ!!!」」」
ドゴォォォォン!! ズガァァァァン!! ピシャァァァァン!!
トラバント「アーーーーーーッ!! コノヒトデナシーッ!!」
アリオーン「何故私まで…アーーーーーーッ!!」
ノイン  「さんだーーーーーーーーーーっ!! なんとなーんと、キュアン選手の槍からは3本、
      フィン選手の槍からは6本、リーフ選手の槍からは1本の計10本の稲妻が放たれ、
      トラバント&アリオーンペアを雷撃っ!! 魔法剣ならぬ魔法槍の登場だぁッ!!」
エルフ  「フリージ家と共同開発でもしたのでしょうか? BとかFとかGは型番っぽいですけど」
セーラ  「何なのアレ!? あんなの初めて見たわよっ!!」
ドロシー 「いや、それ以前にあんな物持ち込んだらダメでしょっ!?」
ノイン  「ルール上は問題ありませんっ! しかし、その破壊力は凄まじいっ!!
      トラバント、アリオーン両選手は黒コゲ、頑丈すぎるぐらいに頑丈、
      ガン○ョーダXで作られたマシンも完全にクラッシュ!! もはやレース続行は不可能です!」
トラバント「トラキアよ…わが愛しき大地よ…ぐふっ」
アリオーン「く…アルテナ…(ガクッ)」
エルフ  「ガン○ョーダXはウソです、ピットクルーが頭を抱えてますわね」
ノイン  「人を呪わば穴二つ、真紅の双竜ダブルドラゴン、
      宿敵レンスターチームの怒りの鉄槌を受け、無念のリタイアです!」
エルフ  「救護班、急いで下さい!」
フィーア 「わかっていますわっ!」つワープの杖
ノイン  「救護班のリーダーは竜王家使用人、背番号4番、ハイプリースト・フィーア!
      そして救護班スタッフは、エッダ家率いるユグドラル地区最強の医療チームっ!!
      ライブ! リカバー! レスト! バルキリー! いかなる事態があろうとも生存率は100%っ!!」
エルフ  「協賛ありがとうございますわ」
14ママチャリの系譜 第1章:2011/10/01(土) 22:18:23.54 ID:TZOP2gTS
52

エスリン 「あらら……お気の毒に」
ラケシス 「あー………」
ディアドラ「南無阿弥陀仏」
セーラ  「あ〜、スッとした。キュアン様ならやってくれると信じてたわ!」
ドロシー 「それにしても凄い破壊力ですね、あんな物いつの間に開発したんでしょう?」
エルフ  「威力はどれもレクスボルトぐらいはあるんじゃないでしょうか?」
ノイン  「救護班によるとトラバント、アリオーン両選手共に息はあるようです。
      よってSTEガンマ、青色申告、おねいさんハント号の3チームは失格を免れ、レース続行!
      そして、無法者を退治した功績を称える拍手がスタンドから送られます!」
エルフ  「余程、恨まれていたんですね」
ラケシス 「ラフプレーは止めようかしら…」
ディムナ 「あなた方の勇姿は忘れません」
シグルド 「すまない、みんな」
ノイン  「クラッシュしたダブルドラゴンとそれを倒した3台をワルキューレ、緑山歌劇団、
      S・フェアリーズがパス! ネクロポリス・ノディオン王国華麗に復活!! 王政復古の大号令っ!」
リタイア ダブルドラゴン トラバント&アリオーン

ビシビシ!! バラバラ!!
キュアン 「やはり壊れたか…試作品とはいえ耐久力がなさすぎるな」
リーフ  「でも凄い威力だ、魔法剣なんか目じゃないよ!」
エルト  「とんでもない物を開発したな…」
アレス  「恐るべし、レンスターカンパニー!」
シャルロー「流石は紋章町一の槍メーカーですね」
ノイン  「3人の槍騎士の魔法槍が、今、その役目を終えたかのように音を立てて砕け散っていきます!
      一体、アレ1本を開発するのにどれだけの費用をつぎ込んだのでしょうかっ!?」
エルフ  「私達の給料の30年分です」
セーラ  「多……いのかしら?」
ドロシー 「基準がよく分かりませんね」
アルテナ 「キュアン殿、すまない。父上には私からもキツいお灸を据えておく」
マナ   「アルテナさん、お父さんは大事にしないといけません! 暴力は何も解決しません、
      とても良くない事ですっ!!」
アルテナ 「これは愛のムチなのよ」
マナ   「ゲイボルグ+パワーリングで行くべきだと思いますっ!」
ドロシー 「手の平リバース!?」
セーラ  「止めてやれよっ!!」
エスリン 「キュア〜ン、かっこ良かったわよ〜」
ディアドラ「申し訳ありません、先に行きますね」
ノイン  「双竜退治を終えたSTEガンマ、青色申告、おねいさんハント号の横をダブル・エルダー、
      乙女デスサイズがゆっくりと通り過ぎて行く。それを見て、各車発進準備を終え、リスタート!!」
15ママチャリの系譜 第1章:2011/10/01(土) 22:19:37.58 ID:TZOP2gTS
53

 キュ                         ディム       →
フ                              ラ   →
リ                       シ          →
         ディア                       →
               アル                  →

ノイン  「さて、レース中盤。トップから最下位までの差もあまりなく、まだまだこの先の展開は
      どうなるか分かりませんっ! ここから先はサドンデス、キアラン南端にある港はバドンです!
      バドンと言えばファーガス海賊団! 本日は団員達があっちこっちで屋台を開いてますっ!」
ファーガス「おめえら、気合入れて売れよっ!!」
団員達  「へいっ! お頭っ!!」
エルフ  「出店と協賛ありがとうございますわ」

ノイン  「バドンかタドンか、炭を固めて丸めたのはタドン! 色が白いは七難隠す、七難去ってまた七難っ!
      色の白さではタドンの対極におります、コース上のラケシス選手っ! ラケシスさーん、白人?」
ラケシス 「まあたぶん…」
ナンナ  「この紋章町では、人種とか関係ないと思いますけど…」
ノイン  「異文化まじかるコミュニケーション。そうこうしているうちに、各車はコースを走行しております。
      ナーガ神像折り返し地点、下りコースを通過し、ヘアピンへっ!」
セーラ  「何か急に静かになったわね。ラケシスも大人しいし」
ドロシー 「そりゃ、あんな事がありましたから少しは自重するでしょう」
ノイン  「大分、その差は縮まりましたが、乙女デスサイズが最下位グループに吸収された事以外は変わらず。
      ここはスピーディなレース展開、スピーディングトゥホールド。
      テ○ーマンのモデルだ、テ○ーとド○ー!」
ラケシス 「さっきは滑ったから、慎重に…」
ディムナ 「あまり無理は出来ませんね」
シグルド 「ここは安全策で…」
キュアン 「よっ、とっ、とっ…」
ノイン  「うーん……最大の難所の一つ、魔のヘアピンもスロースピードでかわしていく。
      しかし、各マシンとも動きがありませんね、解説のエルフさん?」
エルフ  「そうですわね。様々なアクシデントがありましたし、特に泉に落ちたマシンは、
      ギアの油が流れてしまっていますから、マシンの調子も余り良くはないでしょう。
      それだけにバトルを仕掛けるのを躊躇っているのかも知れません。
      もしくは、後半に備えて体力を温存かと」
セーラ  「ちょっと休憩と言った所かしら?」
ドロシー 「少し物足りない感じがしますね」
ノイン  「そうしますと、次にレースが動くのはどこだとエルフさんは見ますか? どこ? どこでも一緒?
      人間に生まれ変わる前にベグニオン御所で働きたいニャです?」
エルフ  「次にピットに入らなければならないのはワルキューレ、青色申告、乙女デスサイズの3チームです。
      それ以外ではダブル・エルダーを除く4チームはすべて泉に落ちていますから、
      この4チームがピットに入るか否かで展開が変わってきますね。
      私が思うに、この辺りが第1のターニングポイントではないでしょうか?」
ノイン  「なるほランド・ドライブ。この、誰が勝ち上がっても不思議ではない群雄割拠の
      銀河戦国群雄時代を制するのはどのチームでありましょうかっ!?」

続く
16助けて!名無しさん!:2011/10/02(日) 00:37:35.33 ID:3Jku0es0
投下乙。自分も小ネタだが投下する。
このネタを読む前に下記のページのIke部分を見て頂けると有り難い。
ttp://www.serenesforest.net/fe10/support_data.html


ワユ   「………」
イレース「………」
サナキ 「………」
ミカヤ  「………」
ジョフレ 「………………」

  ワ
サジイ
  ミ

ジョフレ 「な、何故私は取り囲まれているのだ?」
イレース「…こっちは前作合わせて、二回もアイクさんと、拠点会話しているのに…」
サナキ 「ほとんどアイクと喋っておらんお主が何故アイクと支援が付き易いのじゃ?」
ワユ   「サザやフォルカさん、ティバーンさんやソンケルさんはまだ分かるよ。でもアンタが支援付き易いのは理解出来ない」
ミカヤ?「しょーぐんの分際で暁の真のヒロイン、ユンヌちゃんの巫女であるミカヤを差し置いて付き易いなんて言語道断よ!」

イヤソンコトイワレテモ モンドウムヨウ!! アッー!タスケテ!エリンシアサマ!!

ロイ  「……何あれ?」
マルス「とりあえずこの資料読めば分かると思うよ」
ロイ  「(資料拝見)…OK把握した。うん、ジョフレさんが謎過ぎるね。確かにアイク兄さんとはほとんど関わってない」
リーフ 「北米版暁での追加っぷりを見る限り、没になった中で何かあったのかもしれないね」
マルス「と言うか兄さんの項目だけでも色々突っ込みどころ満載だねこれ。リュシオンさんより支援付き易いリアーネさんとか」
ロイ  「てかミストさんとの関係安定し過ぎワロタ。流石健全兄妹だね。同じ位に支援付き易いナーシルさんもいるけど」
マルス「ナーシルさんは2マップでしか使えないプラス、兄さんとは仲が良いのが合わさってあのポジションだと思うよ」
リーフ 「とりあえず兄さんの所にジョフレさんがいなくても、ワユさんとイレースさんはいなかったと思う」

ヒューン… ズバーン!!ピシャーン!!!

ロイ  「嗚呼、リーフ兄さんが流れ衝撃波と雷の餌食にー(棒)」
リーフ「だからオチ思い浮かばないからってこれは無いよこのひとでなしー!」

糸冬
17助けて!名無しさん!:2011/10/02(日) 00:40:27.41 ID:3Jku0es0
暁スレで張られているのを見てネタにしたくなった。ちょっと反省している。
要するに、数字が小さいと支援が付き易くて、大きいと付き難いらしい。
18助けて!名無しさん!:2011/10/02(日) 13:18:17.14 ID:rEVa4lZO
サナキ様ェ…暁の裏ヒロイン的存在だったりラグネルくれたり大盾くれたり
色々してくれたのに内部データのこの仕打ちかよw
19助けて!名無しさん!:2011/10/02(日) 13:43:23.77 ID:KnyJtDMy
つまりサナキ様は尊大に見えて意外に尽くすタイプということでよろしいか
20助けて!名無しさん!:2011/10/02(日) 15:45:41.96 ID:rEVa4lZO
>>19
なんだその聞き捨てならん情報は

しかしアイクだから特別支援付きやすいのかと思ったらデータ的にはそうでもなかった
蒼炎だとNPC含む味方女性キャラのほぼ全員とフラグ立てたといっても過言ではないというのに
マーシャとかイレース、リアーネとかの出会い方は普通に嫁登場かと勘違いしたくらいだ
21助けて!名無しさん!:2011/10/02(日) 17:34:46.23 ID:/Xq0S6dn
>>11-15
ユリウスがモテ杉ワロタ…とりあえず爆発しろ
てかトラキア三人組自重しろ、こんな所で原作の無念晴らすなよwwww
22助けて!名無しさん!:2011/10/02(日) 18:34:19.77 ID:O10/kQJH
イシュタル&セリスという美少女コンビに愛されてるユリウスはリア充だぞ
ひどい目に会う事も多いけど
23助けて!名無しさん!:2011/10/02(日) 20:44:36.83 ID:DI8MztN0
ユリウスはバイなのか?と時々疑問に思ってしまうw
24助けて!名無しさん!:2011/10/02(日) 22:19:33.59 ID:KnyJtDMy
>>20
蒼炎のイレースの雨に打たれてるところを助けて…ってのは
その後の展開も考えるとヒロインどころか完全にエロゲだったな
25助けて!名無しさん!:2011/10/02(日) 23:11:53.47 ID:F+fq7jV4
とりあえずユリウスorエフラムが主人公のエロゲ作ったら、かなり売れそうな予感
26助けて!名無しさん!:2011/10/02(日) 23:25:32.60 ID:O10/kQJH
歴代FE主人公兄弟がエロゲ主人公だったら

ミカヤ
江戸風春画エロゲ
シグルド
ネトラレエロゲ
エリンシア
ガチムチ攻略KINNIKUエロゲ
アイク
エロい誘惑をされまくるもすべてフラグをへし折るエロシーン無し全年齢エロゲ
エリウッド
病院ナース物エロゲ
ヘクトル
ガチホモホイホイ女性向けエロゲ
エフラム
ロリとシスコンのエロゲ
エイリーク
マリ見て風耽美百合エロゲ
リン
ガチレズエロゲ
マルス
シーダ一筋純愛エロゲと見せかけて姉萌えエロゲ
アルム
畑の作物が擬人化美少女化大根人参ほうれん草攻略エロゲ
セリカ
KINSINエロゲ
セリス
男の娘美少年女性向けエロゲ
リーフ
おねいさんに振られるエロゲのようなエロシーン無しフラレゲーム
ロイ
ハーレムエロゲ
27助けて!名無しさん!:2011/10/02(日) 23:58:16.24 ID:ejeZ8scA
>>24
蒼炎のイレース加入シーンを置き換えてみると

アイク「……イレース?」
イレース「……アイクさん……あっ……」
アイク「お、おい大丈夫か?」
イレース「すみません……雨が……冷たくて……さ、寒い……」
アイク「顔色が悪いぞ。どこか悪いのか?」
イレース「……やさしいんですね……」
アイク「こんな雨の中で傘も差さないでどうした?何かあったのか?」
イレース「その……いきなり降ってきたから……傘を用意してなくて」
アイク「そうか、まあとにかくそのままだと良くないだろ。ここからだと俺の家が近いから寄っていけ。
     着替えと風呂くらい用意するぞ」
イレース「あ……ありがとうございます」

みたいなエロゲ展開になるんですか?わかりません!
28助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 00:13:29.76 ID:yH8DkdZ4
>>24
雨で濡れて透けたCG、お風呂で着替えを持っていったらラッキースケベCG、
夜寝るときに布団に入ってくるCG……ありだな、うん

ルート突入するとアイクじゃなくて女性キャラの方を操作してアイクを落とすゲームになりそうだな
29助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 00:35:52.48 ID:Mthv8g4Z
志村ー!全年齢版!
30助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 02:27:38.99 ID:wiSa9tnq
仮にユリウス主役のエロゲが出たら攻略対象はセリスとイシュタル辺りかな
31助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 02:39:45.82 ID:KQdw8xJx
メインヒロイン セリス
サブヒロイン イシュタル
隠れヒロイン ユリア

特にユリアは嫌われてる状態でしかも他キャラに思いを寄せてる状態からの攻略というのが難易度高くて燃えると言おうと思ったら妹でござった
32助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 09:03:01.22 ID:JuvE25bz
>>31
むしろユリアルートBADENDじゃないの
33助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 11:37:38.23 ID:Mthv8g4Z
>>31
セリス 兄
イシュタル 父方の親戚
ユリア 双子の妹

エフラムってレベルじゃねーぞ
34OJの日記 The便乗:2011/10/03(月) 12:13:44.08 ID:yNIFhDTO
×月△日 豪雨……であって欲しかった

リリーナ様が今回こそロイさんを第一婿にする為の決定打を打つと言われた。今回で都合35回目だ。
二人で遊園地に行った後夕食を共にしながら部屋をKINNIKUブラザーズに包囲させて、ゆっくりNIKUの素晴らしさを洗……啓蒙しながら支援Aにするおつもりらしい。
という訳で色々工作を行う事になった。
シャニーさんには日時指定の長距離の荷物を頼んでおいた。
イリアの人間は信義を守るから反故にはしないだろう。
今日指定の闇魔道資料の展覧会のチケットをレイに渡したから今頃ソフィーヤさんを誘っているだろう。
スーさんには、ウェンディさんが将を射んとすればまず馬からと入れ知恵をしたおかげで、リンさんを連れてラスさんとサカに遠乗りに行っている。
セシリアさんは、処理出来ずに溜まった仕事を片づけさせられてるそうだ。
能力が低くて普通の十倍時間がかかる人だから今日中には片付かないだろうし。
新人のソルジャーを一人、見張りに潜ませたので仕事をほっぽりだして邪魔しに来ても、タイマンで楽々倒せるだろう。
さて、そして最後の一人、遺書を書いた俺とウェンディさんの前に居る彼女の足止めが最期の仕事だ。
ララム「いや〜。二人して急に私の手料理が食べたいなんて、やっぱり味が解る人には解るのよね♪」

踊り子の少女が目の前で何かを錬成している(あれを料理と呼ぶのは食材と料理に携わる全ての人間に対する冒涜と言っても言い過ぎにはなるまい)
リリーナ様……どうか御成功を、願わくば故郷で待つ家族に俺は立派に仕事をやり切ったとお伝え下さい。



後日、ウェンディさんと二人病院のベッドで、ロイさんがルウとウォルトを連れ立って来た事を聞き。
俺の心臓は数時間止まっていたらしい。
35助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 12:27:32.08 ID:lE53aK+r
オージェ……なんて忠実な奴なんだ…
36助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 15:45:15.78 ID:UOKzyXkr
ララムとクリス♂♀と蒼炎ミストでトンデモな合作料理できちゃいそうだな

ララム「お父様、今日友達と合作料理作ったの。味見してくれる?」
クリス♂「ノルン、今日友人やクリス♀と合作料理を作ったんだ。よかったら食べてみてくれないか?」
クリス♀「ホルス殿、今日友人たちと合作料理を作ったんですがよろしかったら食べてみてくれませんか?」
ミスト「お兄ちゃん、今日料理追究会のみんなで合作料理作ったんだ。今までよりみてくれは結構いい感じでしょ?
   家族で食べてみてね。できたら感想よろしく〜」
37助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 15:58:40.45 ID:lE53aK+r
>>36
ラクチェ「フッ…生兵法は怪我の元よ…プロのラーメン屋の技を見るがいいわ! 流・星・剣!」

ずんばらりん

ラクチェ「完成!ラクチェ式流星ラーメン! シャナン様ぁ〜〜さっそく試食お願いしますっ(はぁと)」

シャナン「うむっ!……ぐべっ…少女のラーメンなら死んでも本望だ…」
ラクチェ「ええ〜どうして〜?」

アイラ「…………何故だ…何故38スレに至ってもラクチェはラーメンが上手く作れんのだ?」
38助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 16:59:05.96 ID:TPNHkSTO
アイク「気にするな、腹が減っているときに食うものは何でも美味い。…今のと同じのを三杯くれ」
イレース「食べられるだけ感謝しないといけませんよね…あ、メニューに載っているのを全部ください」
ラクチェ「あ、ありがとうございます…でも全然フォローになってないような…」
39助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 17:00:15.38 ID:O/sRUDcB
>>25
エフラムが主人公だと攻略対象が幼女か妹のみになるので
そんなエフラムと俺しか得しない作品はルーテさん早く作って下さいお願いします
40助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 20:40:51.32 ID:TPNHkSTO
>>39
サラ「そんなの欲しがらなくても兄様はもう既に現実がエロゲですから」
エフラム「ああ、主にお前のせいでな」
サラ「またそんなこと言って…本当は嬉しいくせに」
エフラム「お前…いやしかし、いつの間にか幼女に部屋に潜入されたりとか、布団に入り込まれるってのは
      エロゲというよりホラーとかサスペンスだな」
41助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 21:15:30.98 ID:6fOqGlib
リーフ「どうかサラが」
マンフロイ「エフラムとくっついて」
ユリウス「こっちに来ませんように」
42助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 22:00:53.44 ID:95Cjryck
下二人はともかく、リーフお前は好かれてるんだからあきらめろw

>>36
さて、この料理にタニスの料理を融合し、更にク○ハ汁を投入したらどうなるかねぇ?
多分ルナメディウスも土下座するような品物になりそうだがww
43助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 22:16:51.78 ID:K4mGw5ux
リーフ「食材はビグルだよ。数匹飼っておけば勝手に分裂して増えるから永遠になくならないよ」
ナンナ「目玉美味しいです」

ミランダ「あ…あんたらよくそんなの食えるわね?」
ナンナ「贅沢は敵ですほしがりません勝つまでは」
リーフ「貧困のトラキア戦線を潜った僕らに隙は無かった」
44助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 23:50:59.13 ID:O/sRUDcB
>>40
ホラーとかサスペンスもエロゲのジャンルで無いこともないからね
つまり主人公(エフラム)は大魔王(サラ)からは逃げられないという…おやこんな時間n
45助けて!名無しさん!:2011/10/03(月) 23:56:24.35 ID:u+z6N8Rz
>>28
至急上二行の画像かネタを投下してくれてもいいんだぞ
46助けて!名無しさん!:2011/10/04(火) 00:27:00.04 ID:ff3sfNnD
>>45
文章は出来なくもないが画像は無理だ……

誰か久しぶりに絵版を有効活用してくれー!
そしたら書く気力がわき出てk(ry
47助けて!名無しさん!:2011/10/04(火) 01:41:24.81 ID:+uLAXM1j
〜 注意 〜

・このネタはいわゆる紋章町が舞台ではありません。
・戦国時代の兄弟の生涯…生まれてから亡くなるまでを追っていく形になります。
 従って一部を除いてキャラが歳を取ります。物語後半は老人中心になっていきます。
・キャラが死にます。あなたの好きなキャラが死ぬかも知れません。
・合戦、決闘等のシーンがあります。描写は抑えてありますが人によってはキツく感じるかも知れません。
・中には悲劇的な末路を辿るキャラもいます。
・ギャグやほのぼのはほぼありません。基本シリアスに徹しました。殺伐としてるかも知れません。
・ネタというより小説です。ちょっと毛色の違うのをやってみたかったんだい!
 それにほら…話のパターンや形式も色々開拓してみたいじゃない。
・俺設定満載です。苦手な人は注意。便乗してくれる方はご自由に使ってください。
・場面によってはキャラの口調が時代がかってます。時代劇ですので。
・長編になります。
・筆者は歴史好きですが色々時代考証とか間違ってます。その辺は生暖かい目で見てやってください。
・その辺とか好きな漫画とかを元にしたエピソードとかあります。元ネタ知ってる人はクスリと笑ってくれると嬉しいっす。
・日本をモデルにした東方の島国が舞台になります。
 地名については(例)クリミア国とか出たら日本で言えば甲斐国とか武蔵国とかみたいな一地方と思ってください。
 あくまでも基本一国の中の話です。

長い注意書きで申し訳ない
上記が駄目な人はスルーしてください

前スレ>>461-465の続きです。
斬れば斬るほどに力を増す。

振るえば振るうほどに鋭さを増す。

戦えば戦うほどに経験を増す。

強くなる。自分が強くなっていくのが感じられる。

そうだ、勝つたびに、倒すたびに。

そうよ、斬るたびに、殺すたびに。

血煙に咽るたびに俺は一段一段高みにいく。

勝って倒して斬って殺して私はもっともっと強さの高みへと。

もはや俺たちに並ぶ者はこの世に誰もいない……………

ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ――――――




蝉の声が鳴り響く夏の盛り。
山々は緑なし風は生暖かく日差しは燦燦と降り注ぐ。
黙って立っていても汗が伝い落ちるような夏の暑さの中。
蝉の声を掻き消すような剣戟と絶叫が山道へと響き渡った。
「くそったらあっ……相手はたった一人じゃねえか!」
「かしらぁ…やつぁバケモンですぜ…」
武具を手にした数人の男が一人の浪人者を取り巻いている。
だが誰一人として打ちかかろうという者はいない。それはそうだろう。
既に十人近い仲間がその男一人の手に討たれたのだ。
悪逆非道の山賊たちも恐れをなしている。

精悍な男であった。
高い背丈を逞しい筋肉が覆っており巌のような無骨さを醸し出している。
服装こそみすぼらしい浪人者のそれであるがその威圧感、存在感は他を圧するものがあった。
「退けい。お前たちでは俺に勝てん」
その言葉に山賊たちはざわめいた。
そうだ、逃げるという手があったのだ。
だが山賊の頭目ハイマンは逆に色めきたった。
「舐めんじゃねぇ!浪人どもの血を啜った俺様の手斧の切れ味を見てみやがれ!」
頭目の逞しい腕から投げ放たれた手斧は回転しながら男の首目掛けて飛んでいった。
まともに食らえば頭と胴は泣き別れとなっただろうが男はいささかも動じる様子が無い。
彼がしたことは正眼に構えた太刀を振り上げて振り下ろす…ただそれだけであった。
だが彼の卓越した動体視力は高速で迫る手斧を完全に捉えており、彼の逞しい剛力は斧を打ち返すに充分であった…

血飛沫が舞った。
跳ね返された手斧をまともにくらって首が飛んだのはハイマンの方であった。
「か…頭ぁ!」
「だめだ…に、逃げろぉ!」
自分たちの頭が討ち果たされるのを見て山賊たちは蜘蛛の子を散らすように逃げ去っていく。
その姿を無言で見送ると男は太刀を鞘に納めた。

男の名はアイク。
西国を発って武者修行と敵討ちの旅を続ける剣客であった。
数人の山賊の屍が転がる山道に一人佇むアイクは低い声を一言発する。
「出てこい」
視線すら向けていない。
だがその者にはすでに気がついていた。

「バレてた?」
やがて草を踏む音が響く。
木々の合間からひとりの浪人が姿を見せた。
まだ若い娘だ。
だが腰の二本差しはよく使い込まれている事が刀の柄から見て取れる。
娘は青い髪を指で撫で付けるとアイクを足先から頭のてっぺんまでじっくりと絡みつくような視線で眺める。
「とてもお強いのですね」
娘の賞賛の言葉もアイクにとってはさしたる意味を成さない。
「…弱い。俺はまだまだ弱い…この程度では…」
父にも…父を討ったあの男にも遠く及ばない…そう返しかけてアイクは言葉を切る。
赤の他人にするような話でもない。
「それで何か用でもあるのか?」
娘は自らの顎に指を当てると少しだけもったいぶってから言葉を紡ぐ。
重い…そう、どこか重い口調で。

「実は…この先の宿場で辻斬りが横行してまして…とうとうご領主から賞金がかかったわけです。
 それで退治してやろうと思うのですが私一人ではちょっと…と思いあぐねていたところ貴方と山賊の立会いを見かけたわけでして。
 どうです、私と組んでみませんか?」
「辻斬りか……」
聞くところによると最近では武芸者が剣の腕を高めるため…あるいは刀の試し切りに辻にて人を襲う事が少なからずあるという。
ならば捨て置くわけにもいかない。それに正直なところ路銀も乏しいのだ。
「わかった。やろう。俺はアイク。あんたの名は?」
「クリス。流れ者の武芸者です。アイク殿どうぞよろしく。では早速宿場へ」
「待て…その前にやる事がある。この近場に寺は無いか?」
「……宿場に入る前の山道から半里ほどの所に山寺がありますが…何故?」
怪訝に思い娘が眉を顰めるのも気に留めずアイクは倒れ付した山賊たちの傍に屈みこむと両手を合わせていた。
「まさか…その連中を弔ってやるつもりですか?」
「死なばみな仏だ。宿場に入る前にこいつらを葬ってやろう。手を貸してくれ…」
十人近い者たちを山寺に運びこむには時間がかかり、アイクとクリスがガルダの宿場に入ったのは日も落ちたころであった。
ガルダは西国から都へ続く街道沿いの宿場町の一つであり数件の旅籠から明かりが漏れている。
「辻斬りが出始めたのは半月ほど前の事です。街の裏路地…橋の上……その者は神出鬼没に姿を現し、犠牲になった者はすでに二十人を超えています」
「そうか……今時分くらいだろうな。もっと人気の無いところへ行ってみよう」
もっともその必要はあまり無いかも知れない。
辻斬りを恐れて誰もが夜歩きを控えているのだ。
本来なら宿場らしく賑わっていたであろう道筋は閑散としたものであった。
もはや闇夜が支配し微かな月明かりのみが頼りの夜の中。
アイクはガルダの中ほどを流れる橋に差し掛かり…そこで向かい側からこちらにむかって橋を渡ってくる浪人者の姿を見た。
歳の頃は自分とそう変わらないだろうか。まだ若い男だ。
この者も辻斬りを斬りにきたか…でなければ…
「おい」
ともあれ誰何の声をかける暇もあらば……空を切るような鞘走りの音に反応できたのは日ごろの鍛錬の成果だろう。
男は横なぎの居合いを放ちアイクは太刀を縦に引き抜き際それを受け止めた。
金属の擦れる音を響かせて男はそのまま力を込めてアイクの太刀と競り合いを始める。
「俺の居合いを受け止めた者は久しぶりだ…だが…」
その者が不吉な笑みを浮かべたまさしくその刹那―――――
背後よりするどい突きがアイクの脇腹を貫いた………
血が零れ落ちアイクの着物を朱に染めていく……

「咄嗟に身を捻って致命傷を避けたのはさすが……だからこそ斬る価値があるわ」
「お前…」

背後からアイクに突きを放ったのは青い髪の娘…クリスであった。
その手にはアイクの脇腹から引き抜き血に染まった太刀が握られている。
どこか禍々しい…いや…違う…あの太刀は元より刀身が黒いのだ。
アイクと刀を合わせている男の太刀も刀身が紅い。
「仕留め損なったか…クリス。ならこいつは俺が斬る」
「そうはいかないわクリス。もっと強くなるのは私。強い者を斬ればさらにさらに高みへ上れる」

二人は前後からアイクを挟み太刀を構えなおした。
唇が三日月型に釣りあがり禍々しさを増している。
これは…この者たちは尋常の武芸者ではない。
「こいつは騙されたな…不覚…だが俺は死んではいない」
幸いというか脇腹の傷は腹の隅を掠め貫いた程度。出血は馬鹿にならないが臓腑は無事だ。
なら問題あるまい。アイクは傷の痛みを尋常ならぬ気合で押さえ込むと汗一つ掻かずに太刀を正眼に構えなおした。
刃が空を切り裂き紅い太刀の男が迫る。彼の横なぎの太刀を避けたのも束の間。
反撃の刃を振るおうとすると背後に回った女がたちまち逆袈裟に切りかかった。
たくみな足捌きで薄皮一枚斬らせただけですませたものの、この者たちは巧みに連携し二対一での必殺の構えを崩さず、
必ずやアイクの立ち居地を挟まれる位置に誘導してしまうのだ。
わかっていても太刀をかわせばかくも追い込まれてしまう。
「逃げても斬られるまでの間を多少長引かせるだけだぞ?
 諦めて俺の太刀の錆となれい!」
「ぬんっ!」
突き出される刃を刃で弾く。火花が散り甲高い音が響く。
たしかにこのまま守勢一方ではいずれやられる。反撃に転じなければ……
だが……
「ざんねぇぇん……構えさせると思って?」
攻撃の後にどうしてもできる隙を狙って太刀を打ち込もうとしても女が突き出す刃がそれをさせてくれない。
よどんだ空気はますます重みを増していく。
絡みつくような息苦しさは……いや…これは……
徐々に…徐々に…二人の持つ各々の太刀が禍々しい瘴気を発しはじめた…
「お…お前等…その太刀は…」
にやりと三日月のような形に口元を歪めた男が応じる。
「古来より達人と称された剣客はかならずや相応しい名刀を握っていたと聞く…
 俺たちの刀はワーレンで買い求めた業物よ」
「それに比べて貧相な鉄の刀しか持てないなんて哀れなものね…
 ここで死んじゃえば関係ないけど…」
クスクスと小馬鹿にしたような笑みを浮かべた娘は黒い瘴気を纏い爛々と目を輝かせてアイクの首筋を見つめている。
徐々に脇腹の傷から流れ出る血がアイクから力を奪っていく。
早く止血をしたいがそんな隙を与えてくれるはずも無い。
動きが鈍くなってきたのが自分でもわかる。次の連撃は避けられないだろう。
それは敵も承知の事だ。
血に飢えた獣のような爛々とした瞳でアイクを彼らは見つめている。
薄笑いを浮かべて…そう…彼らの中ではアイクは対等の敵からただの獲物へと変わっていた。

「止めだ…悪く思うなよ?」
「貴方を踏み台にして経験にして私たちは剣の高みへと上り詰める…」

来る…左右から襲い来る……駄目だ…
一撃を撃ち払ってももう一撃は確実に己の命を奪うだろう……

咄嗟だった。何も考える暇は無かった。
アイクは本来両手で持つ太刀を右手のみで握り男の太刀を受け止めると左手で脇差を引き抜いたのだ。
これは女の意表を突いたのだろう。
クリスの太刀は防御を崩したアイクの首筋を狙うはずが逆にアイクの脇差に突進するような状態になってしまう。
この隙を見逃さずアイクは巧みに左手を翻し握った脇差はクリスの首筋を掻き切った。
娘は大量の血を噴出してつんのめって倒れ伏せる。
鮮血が橋の木板を紅く染めていった。もっとも今まで彼女が流させてきた血に比べれば僅かの量ではあるが……
「クリス!?」
男が叫ぶ。
いま一太刀を浴びせんとして刃を構えなおす。
だが…彼は明らかに位負けしていた。
今まで二対一なればこそ有利に戦えたのだ。一体一では彼はアイクの敵ではない。
だが…身の内に潜む衝動が…手のうちの刃が彼が退く事を許さなかった。
突き出される紅い刃。
だがこうなったからには何も難しい事は無い。
アイクは左手の脇差を持ってその太刀を受け流すと右手の太刀を突き上げてクリスの胴を貫き袈裟切りから真っ二つにした。

これが辻斬り事件の終焉であった。
蝉の声が鳴り響く山の中。
小さな山寺でその老人は今日も一人箒で境内を掃き清めていた。
刻まれた皺の一つ一つは老人が長い長い人生の中で多くの経験を積んできた事を物語っている。
ふと山門に瞳を向ける。
そこには一人の浪人者…脇腹に包帯を巻きつけた大柄な男が立っていた。
彼は両脇に二人の仏を抱えている。
「お侍様…先日は山賊たちを連れてまいりましたな…また、仏さんをお連れ申しましたか」
「ああ…すまんが住職…供養してやってくれ」
その住職…リフは小さく念仏を唱えるとアイクを伴い二人の遺体を本堂へと運び込んだ。

「最近は合戦やら果し合いやらで供養もされぬ仏様が増えておりましてな。
 供養されぬ死人はかのラグドゥの鬼神フォデスが己の尖兵として髑髏や腐人に変えてしまうとの事。
 痛ましい事でございます」
「そうか……」
ふとリフは二人の遺体が握り締める太刀に瞳を向けた。
これは幾人もの血を吸った禍々しいものが感じられる……
「これは…この太刀は…妖刀……素晴らしい切れ味を誇る代わりに操る者を魔性に誘う呪われた刃ですな…
 暗黒刃…デビルソードとも称されまする」
「そうか…何か怪しげなものとは思ったが…この者たち。より高く、より強くを目指していた。
 それは多くの武芸者が持つ心だ」
住職は重々しく息を吐いた。
わかっている。自分もよくわかっている。
だからこそ…いや…

それにしても今少し二人が技のみならず心も磨いていればこうはならなかったのであろうか。
リフは妖刀を見てすでに二人がガルダを騒がせた辻斬りと当たりを付けていた。
そしてその者たちを打ち倒した浪人…
武芸者はどこまでもどこまでもより強きを目指さずにはいられないものなのだろう。
業の深い事だと思う。
「お侍様。あるいは余計な事かも知れませぬが山寺の老いぼれ坊主の戯言と思ってお聞きください。
 強さとは虚しい物…いくら上げても上には上がいる。
 高みのそのまた高みとは見上げても首が痛くなるほどの世界にございます」
「住職……」
「高すぎて高すぎて翼を持たぬ凡人の身では至りようもありませぬ。
 なれど武を志す者はそれに気付かず見上げて見上げて足元の穴に気付かず道を踏み外す…
 外れて落ちた武芸者の至る世界はただひたすら斬り続け斬り続け己が斬られる日まで殺し続ける修羅の道…
 ゆめゆめお忘れなさらぬよう……」

アイクはリフの長い長い年輪を経たのであろう皺深い顔を見つめた。
この住職は乱世に置いて数十年、何を見続けてきたのだろうか……
その時アイクはリフの手に気がついた。
あれは…あの指に出来ているタコは…明らかに太刀の稽古を積んだ証だ。
…よく見ると僧衣で隠れてはいるが手元や肩口にも太刀傷が見える。
「あんたは…剣客だったのか?」
「……落ち続けて斬り続けて……ある時虚しさを覚えましてな…以来、ここで斬った者達の供養をしております。
 もう四十年も前の愚かな武芸者の話でございます。
 …ですがそんな愚かな老僧でも一つ悟れた事がありましてな…生き方は変える事ができるのです…
 剣客が僧侶に…弓使いが妖術師に……市井の者として生きる道もありまする…」
どれだけの敵を斬ってどれだけの修羅場を潜り抜けてその境地に至ったのか…
未だ若いアイクには察する術も無い。
「…心に留め置こう…だが俺はまだ…生き方を変えるわけにはいかん。
 翼が無いなら飛び跳ねてでもより高きを目指す…」
「…翼無き身で高みを知った人間は過去に二人しかござらぬ。それでもなお目指されると申されるか…」
「なら俺が三人目となるまでの事だ…」
「左様ですか…かつて…たった二人。
 初代帝のオルティナ帝…かのデインの神騎将ガヴェイン…至ったのはそのお二人のみでございます。
 剣客の高みの高み……誰もが見上げながら至れぬ剣の頂点…『天空』……」

蝉の声がピタリと止んだ……静寂が山間の寺を包み込んでいった……


次回

侍エムブレム戦国伝 死闘編 

〜 アルムの章 吼える居合い 〜
55助けて!名無しさん!:2011/10/04(火) 01:52:33.79 ID:nsT57nrI
>>36では食事によんで貰えず、>>54ではクリスが殺され、カタリナさん発狂ものだなw
ワーレンの二人はクリスだったのか。剣を忍ばせたのはやっぱり・・・
56助けて!名無しさん!:2011/10/04(火) 08:08:49.50 ID:/3S7SQPx
>>47-54
カタリナ「( ゚Д゚)……  ( ゚Д゚ )」
57助けて!名無しさん!:2011/10/04(火) 09:45:44.44 ID:VKDxBZdd
>>47-54
マルスのとこで売ってた刀だよな
面白すぎるぜまったく…けどクリス…
58助けて!名無しさん!:2011/10/04(火) 18:23:24.94 ID:flOVezRh
>>47-54
新暗黒竜、新紋章ともに一度はリフを剣士→ソードマスターで育てた俺が通りますよっと

それにしても毎度毎度、設定の使い方がうまいよなあ…!
59助けて!名無しさん!:2011/10/04(火) 18:29:48.19 ID:ff3sfNnD
クリス「俺達もなってみたかったんだ。主人公って奴にさ……」
60助けて!名無しさん!:2011/10/04(火) 21:56:32.85 ID:69RbyDQv
バトルものとして普通に痺れた。
61助けて!名無しさん!:2011/10/04(火) 22:02:32.85 ID:yTtStNbq
そういえばそろそろ学祭の時期だな。兄弟たちが学校で劇をやる時の役を考えてみた。

マルス…周りからの推薦で王子様役。お姫様役はシーダ
エリウッド…周りからの推薦で王子様役。お姫様役はニニアンとフィオーラ、ファンの皆さんで激しい奪い合い。場合によってはリンがお姫様役の時も
ヘクトル…自分から裏方を希望する。ただしお姫様役がフロリーナかファリナの場合は強制イベントで王子様役。場合によってはリンがお姫様役の時も
セリス…王子様役の場合はユリアとラナでお姫様役の奪い合い。彼女かイシュタルがお姫様役の場合はユリウスが強制イベントで王子様役
エイリーク…周りからの推薦と自身がお姫様役を希望。王子様役はエフラムかラーチェルかヒーニアス
リン…本人が裏方を希望するがお姫様役にも憧れる。お姫様役の場合はヘクトルかエリウッド、ラスかケントが王子様役
エフラム…裏方希望。エイリークがお姫様役の場合はヒーニアスかラーチェルから彼女を守るために彼が王子様役に
リーフ…4人娘から逃れるために裏方を希望するが4人娘の内の誰かがお姫様役になった場合は強制イベントで王子様役
アルム…王子様役か農民役(?)。王子様役の場合はお姫様役はセリカかジャンヌ
セリカ…お姫様役か魔女役。お姫様役の場合はアルムが王子様役
ロイ…王子様役の場合はお姫様役が超激戦。場合によっては裏方へ回されることも
62助けて!名無しさん!:2011/10/04(火) 22:14:44.67 ID:nsT57nrI
>>61
セリスもそうだけどリーフとロイはむしろお姫様役でいいよ。嫁候補たち王子役に助けられる役

ただしリーフが四人娘が協力して進む感動巨編(ただしオチ有)なのに対し
ロイは嫁候補たちの壮絶な足の引っ張り合いのドタバタコメディ(ロイは空気)だろうけど
63助けて!名無しさん!:2011/10/04(火) 23:11:10.95 ID:mSPM70tE
アイクは話し合い寝てたら勝手に主役にされてそう
アクロバットな動きの多い役で観客湧かせる系の
64助けて!名無しさん!:2011/10/05(水) 02:36:58.43 ID:KX/Ih0OD
シグルドは王子様やお姫様を守る騎士や近衛兵の役とかに推薦されてそうだ。
そのライバル役や敵役にアルヴィスがなって、決闘シーンの所で真剣勝負をして
舞台を酷い有様にしてしまった学生時代の思い出とかありそう。

それでは『ママチャリの系譜』>>11-15の続きです。
65ママチャリの系譜 第1章:2011/10/05(水) 02:38:14.29 ID:KX/Ih0OD
フュンフ 「さて、今回で2周目も終わりだ。1周目と比べるとえっらい短かったが、決して作者の怠慢ではないっ!
      いよいよラストの3周目。ハンドル片手に、誇りを胸に、いざ走れっ!!」

54

現在の状況
─────────────────────
←   ラ      シ    アル    ディア  フ
←      ディム              キュ リ
─────────────────────

ノイン  「さあ、レースの方は8台全てに全く動きがなく、体育館裏に入っています。
      手元の最新データによりますと、折り返し地点での各マシンのタイム差と現在のタイム差が
      殆ど変わっておりません」
ドロシー 「ディアドラさんが追いつかれただけですからね」
ノイン  「お前ら、怠慢すぎです! 【本気出せ】500ギル【いたわる】!
      各マシン、完全に巡航モードに入っております! これではスプリントではなく持久走だ!」
エルフ  「この気温(34度)にこの日差しですからね……熱中症などでリタイアするよりは懸命な判断でしょう」
セーラ  「確かに。この実況席ですら死ぬほど暑いってのに…」
ドロシー 「ここが暑いのはノインさん達の影響もあると思いますが…」
ノイン  「さあ、体育館裏ストレートを抜けて灼熱のグラウンド前を通過した各チーム、ピットクルーが
      準備バンターン3で待ち構えます。このニチレンの萩焼を恐れぬのなら、かかって来いっ!!」
エルフ  「ニチレンはお坊様で陶芸家じゃありませんよ」
ノイン  「ええいっ、こんな出来で萩焼を語れるかぁ、ガシャーン、ガシャーンッ!!
      そして、ニチレンは萩の月を考案したのであった!!」
セリス  「ニチレンさんは凄いんだねっ」
ユリウス 「信じるなよ!」
ノイン  「信じる者はスクワット(ヒンズー)!! ヒンズー教典第1条より!!
      インド人をビックリさせつつ、首位ワルキューレがピットロードに入る!」
ラケシス 「……」
ナンナ  「お姉様、どうかなさいましたか?」
エルフ  「あとピットに入る義務を背負っているのは、5位乙女デスサイズと8位青色申告ですね」
ノイン  「おっ? しかし、アルテナ&マナチーム以外のピットクルーは全部戻って来いと手を振っていますね。
      これはやはり、前回エルフさんが言っていた…」
エルフ  「おそらくそうですね。ダブル・エルダーを除いた4チームは泉に落ちましたから、
      チェーンに油を注ぎたいのでしょう」
ノイン  「チェーンに油を注ぐ!! チェーンオイルかチェーンメイル、不幸の手紙経由水没行きマシンが
      ピットに入ります。無論、アルテナ機ダブル・エルダーはスルーする!」
マナ   「ここで飛ばすと、後が危険だと思います」
アルテナ 「そうね、ここは温存と行きましょうか」
ノイン  「次々にピットになだれ込んでくる各マシン、オイルをスプレーし、ドライバーの水分を補給し、
      一部のチームはドライバー交代だ! コウターイ・ゾルタン!!」
リン   「誰?」
ミカヤ  「え〜っと、確か…」
エイリーク「100年程前のクリミアの音楽家です」
エルフ  「その通りですわ」
ユリウス 「ホントにどうでもいい事は詳しいな」
66ママチャリの系譜 第1章:2011/10/05(水) 02:39:23.83 ID:KX/Ih0OD
55

ラケシス 「さて、エルト兄様。覚えていますよね、私との約束」
エルト  「……どうしてもやると言うのか」
キュアン 「ラケシス…本気なんだな?」
ナンナ  「あの…勝負って何の事ですか?」
ラケシス 「このレース…私はエルト兄様とチームを組んで出場するつもりでした…」
      (そして、あわよくばエルト兄様と……)
エルト  「俺はシグルドやベオウルフを薦めたんだが、一向に聞く耳持たなくてな…」
キュアン 「私もフィンを薦めてみたが、結果は同じだった」
ラケシス 「そう、そして、いつの間にかエルト兄様はキュアン様とチームを組んでしまいました。
      そこで私は他の方と組んで優勝し、エルト兄様と結ばれるよう、
      ナーガ神にお願いしようと考えたのです!」
エルト  「…だが、そんな事に神の力を使うのもどうかと思うのでな。ラケシスと賭けをしたんだ」
ナンナ  「賭け……ですか?」
キュアン 「ああ、エルトが勝てば彼の事を諦め、AKJを解体する事になる」
プリシラ 「ッ!?」
キュアン 「だが、ラケシスが勝てばエルトはグラーニェ殿と離婚し、ラケシスと結婚するという
      とんでもない賭けだ……私は止めたんだがな」
グラーニェ「…私は、主人を信じています」
ラケシス 「そう、だからこの最後の1周、正々堂々と、全力をもってエルト兄様を倒しますっ!!」
エルト  「…いいだろう、俺も本気で行く。だが、我がドライビング・テクニックはそう簡単には破れんぞ!」
ナンナ  「お姉様、私達、あと1回交代しないといけませんから、覚えておいて下さいよ」
ラケシス 「わかってるわ、行きましょう、ナンナ」

シグルド 「…………」
アルヴィス「おいシグルド。何をしている? 早く後ろに乗れ」
シグルド 「あ…ああ(そうだな、エルトが負けるはずがない……ここはあいつを信じよう)」
プリシラ 「会長…」
レイヴァン(頼む、エルトシャンとやら…プリシラの為にも、勝ってくれ)
セーラ  「急展開ね」
ドロシー 「燃ゑますね」
搭乗者交代 ディムナ→オイフェ、シグルド→アルヴィス、キュアン→エルトシャン、ディアドラ→エスリン

ノイン  「……」
エルフ  「……ノインさん? ノインさん? ……ノインさん!」
ノイン  「え、あ、はい。あ。あーあーあー。えー、実況の続きをですね。しましょうかね。
      した方がいいですか? いいですか、はい」
セーラ  「あんだけ公然とKINSHIN発言されたら無理も無いわね…ほら実況! しっかりしなさい!」
ドロシー 「ノインさん、ファイトです!」
エルフ  「ガンバレーガンバレー! ノインさーん!」
ノイン  「ありがとう、私応援団! 銀の女神ワルキューレ、乙女の意地を載せて、今、ピットを後にします!」
セーラ  「よくよく考えるとAKJ存亡の危機なのよね」
ドロシー 「潰したら潰したで新たな組織ができそうですけど…」
ノイン  「そして、他チームピットもタイヤ交換は無し、最後の一勝負に出遅れまいと、
      スピーディーに手塩にかけたマシンを送り出します。決まり手は送り出し!!」
セーラ  「相撲だっ!!」
ノイン  「泣いても笑っても残り1周! 泣きながら笑った場合はあと10周!!
      運命のラストバトルに向けて今、全車がピットロードを出て行きます!!」
ドロシー 「ノインさん、復活したみたいですね」
67ママチャリの系譜 第1章:2011/10/05(水) 02:40:16.11 ID:KX/Ih0OD
56

ノイン  「さあ、全車揃って運命のファイナルラップ! チェッカーまでの一里塚っ、
      まずは最終ラウンド第1戦グラウンド1周勝負っ! 夢を乗せて行けっ!!」
ラケシス 「……!!(ギュイーーーン!!)」
ナンナ  「お姉様…」
ノイン  「威風堂々、堂々巡り。3度目のグラウンド巡りに向かうワルキューレ、
      ラケシス選手の心中や如何に!? さあ、違う意味で盛り上がってきた観客スタンド!」
シグルド 「KINSHINは許さんぞぉっ!!」
アルヴィス「うるさい! 黙っていろ!」
ノイン  「そのスタンドの目の前、グラウンドオーバルコースを超速スピードで駆ける
      マッハの女神ワルキューレ! オーバルコース第2コーナー手前で早くもトップ、
      ダブル・エルダーを射程圏に収めたっ!!」


  .\
.    .\_______
        アル←ラ

マナ   「こ、後方に敵機確認!」
アルテナ 「速っ!?」
ノイン  「まるで、今レースが始まったかのような気迫とスピード! チェーンが唸るぞ、空飛ぶぞ!
      ワルキューレを操るノディオンの女神、ラケシス選手!」
ラケシス 「ッ!!(キッ!!)」
マナ   「あぅぅ……」
アルテナ 「うぐっ……」
ノイン  「凄まじい士気の高さに鋼鉄の姉妹も思わず怯む! あの水と汗に濡れたTシャツを纏った
      超存在『妹』に怖い物はない! ただ、アナタの優しさが怖かった!!」
エルト  「そう簡単に負けんぞっ!」
アルヴィス「この私を忘れてもらっては困る!」
ノイン  「そして、ピットから一気に飛び出し、同じくオーバルコースを尋常ならざる速度で飛ばしている
      エルトシャン選手とアルヴィス選手、ここで上体を前傾姿勢にしてスーパーチャージャー始動だぁ!」
エルフ  「スーパーチャージャーは、まあ……加速装置だと思って下さい」
セーラ  「本気で勝負するみたいよ、何か相手違うけど」
ドロシー 「アルヴィスさんも復活しましたね」
ノイン  「前傾スーパーチャージャー同士の熱い対決に観客スタンドからも大歓声です!
      両者横並びのまま、たんぽぽ小道に差しかかり、前方には紅と白、2人のエルダー!!」
68ママチャリの系譜 第1章:2011/10/05(水) 02:41:17.20 ID:KX/Ih0OD
57

──────────────

         エルト──→アルテ
           アルヴ──→
 ┌────────────

マナ   「また来ました、今度は2台ですっ!!」
アルテナ 「勝負の邪魔はしたくない、エルトシャン殿を先に行かせる!」
ガガガガガッ
アルヴィス「くっ!」
エルト  「すまない!」
キュアン 「アルテナ、感謝する!」
ノイン  「右から迫るスターダスト・フェアリーズに幅寄せを敢行するダブル・エルダー!!
      この間にSTEガンマが完全に前に出た!! そして、遥か先には最強の『妹』が待っている!!」
エルト  「これで邪魔者はいない。ラケシス、待ってろ!」
キュアン 「シグルド達には悪いが、こっちはそれどころじゃないからな」
ナンナ  「お姉様、エルトお兄様が単独2位に上がりました!」
ラケシス 「ここからが本番ね、行くわよっ!!」
ノイン  「1位ワルキューレと2位STEガンマの差は約10秒!
      エルトシャン選手のドラテクを考えるとセーフティリードと言うには短すぎる!」
セーラ  「このスピードだと、気を抜いたらあっという間に追いつかれちゃうわよ」
ノイン  「セーフティシャッターが無ければ即死だった! ルールに即しますとワルキューレは
      まだ1回しか交代していないので、このままゴールすれば失格負けになります!」
ドロシー 「確かにそうでしたね」
エルフ  「果たしてどこで交代するのでしょうね?」
ノイン  「しっか〜し、そんなルールは『妹』の前には無意味っ!
      この2人の中では、先にゴールに辿り着いた方が勝ち!」
セーラ  「いや、ソレやっちゃダメでしょっ!」
エルフ  「それだと勝負に勝って試合で負けますわね」
ノイン  「はにゅふの宿は我が宿り! ミャンマーディーゼル機関列車STEガンマが
      チェーンの竪琴を奏でながら、たんぽぽ小道を侵攻ッ、迫撃戦を展開するぞ!」
ナンナ  「お姉様! エルトお兄様が来てます!!」
ラケシス 「(ハァ…ハァ)流石はエルト兄様です。ですが、負けるわけには参りませんっ!!(スッ!!)」
ノイン  「しかし、ラケシスマシン、ここで禁断の立ち漕ぎ! 最も体力を消耗するが、最も速い!
      ここで勝負を賭けるか! 更に差がひらーくケント!!」
ケント  「呼んだか?」
エルフ  「呼んでません」
ノイン  「獅子王エルトシャンも、これには為す術無し! ヴァナディース・ラケシス、
      そのままロングストレートを時速119kmで走る!!」
エルフ  「スピード違反ではありませんよ」
セーラ  「いやいや、そんな速い訳ないでしょ?」
ノイン  「もちろんです。ラケシス選手、サドルに腰を落とし、たんぽぽカーブも難なくクリア!
      集中している時のこの人は本当に凄いぞッ! そのまま勇者の泉ウォーターバンクへ突貫だ!!」
エルト  「ここで離される訳にはいかん!」
ノイン  「後方、追うSTEガンマのエルトシャン選手は、しかし、
      それでも決定的なアドバンテージを奪われる事はない! アドバンテージチルドレン!」
69ママチャリの系譜 第1章:2011/10/05(水) 02:42:28.59 ID:KX/Ih0OD
58

─────────────────────────────

リ     アルテ                             エル
          アルヴ
─────────────────────────────

アルヴィス「フン、この程度で!」
アルテナ 「くっ、逃さないわ!」
リーフ  「アルテナさ〜ん、待ってよ〜!」
ノイン  「そして、後続も負けてはいない! アルヴィス選手がアルテナ選手を追い抜き、
      エルトシャン選手を猛追! アルテナ選手も流石にここを逃してはなるまいと、
      かなり飛ばしてついて来る! 更にその後ろ、リーフ選手も来ているぞっ!!」
セーラ  「2周目後半がウソみたいなスピード勝負ね」
ドロシー 「持久走からスプリントへ、流石に脱落者が出そうな勢いですね」
エルト  「ここからが勝負だ! キュアン、振り落とされるなよ!!」
キュアン 「ああ、行け!」
ズザザザザザザザッ!!
ノイン  「カーブでドリフトをかけ、タイムを2秒縮め、自らもウォーターバンクへ!
      さあ、ここでも差を詰めるか!?」
エルト  「見えた! このコースなら…」
ノイン  「獅子王の心眼が開かれたっ!! きらめく光がエルトシャン選手を打つ!!
      勝利への道標が黒金の城・STEガンマ城主の目には見えていると言うのかっ!?」
エルフ  「このラインとスピードは良いですよ。絶妙です」

┌─────┘
│  _______ . . -‐→
│  |□□□□  ┌
│  |□□□□  ..|
│  |□□□□エルト|
│  |□□□□ | . |
│   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . .|
└───────┘

ノイン  「黒き密林大帝が最後のウォーターバンクの魔物を平らげる!
      かなりインを攻めていますが、今までにないコースライン!
      2WDのグリップ力とエルトシャン選手のドライビング技術が冴え渡るっ!!」
セーラ  「縮まってる、差が縮まってるわよっ!!」
ドロシー 「セ、セーラさん。落ち着いて…」
ノイン  「そして、レースは最後の最難関、山岳コースへと舞台を移します!
      さよなら山岳またきて山岳! 山岳に始まり山岳に終わるのか、
      いよいよ物語は佳境に入ります、FE聖戦の系譜15周年記念杯予選第1レース!」
セーラ  「いや、まだ予選だから全然佳境じゃないでしょ!」
ドロシー 「第1レースは佳境に入ってきましたけどね」

続く
70助けて!名無しさん!:2011/10/05(水) 13:05:41.12 ID:ynpHpWRR
>>65-69
投下乙。予選でこのテンション、これから本選だと思うと胸が熱くなるなw
続きが楽しみ、GJ!
71助けて!名無しさん!:2011/10/05(水) 19:51:37.68 ID:JC5ncvkS
>>65-69
こんなハチャメチャなレースが予選…だと…?
後どさくさに紛れて出てきたケントでワロタ
GJ!
72助けて!名無しさん!:2011/10/07(金) 03:01:18.57 ID:8y5LT9gf
???「朝までに書き込みがなければユリウスとセリスにフラグが立ちヒーニアスがアッー!に走る」
73助けて!名無しさん!:2011/10/07(金) 03:07:32.60 ID:N/3fQN/X
ヴァネッサ「走ったヒーニアス様も…ゲフンゲフン」
74助けて!名無しさん!:2011/10/07(金) 13:36:24.36 ID:3ED8PVXr
>>72
イシュタル「ティニー、自重しなさい」

ネタ投下します。5レス程で、百合描写・キスシーン有り。苦手な人はスルーしてください。
75雷神@ちゅー 1/5:2011/10/07(金) 13:39:33.62 ID:3ED8PVXr
AM6:30
起床。まずはティニーを起こしに行く。
アーサー「おはよ、イシュタル姉さん」
イシュタル「……おはよう、アーサー」
ティニーの部屋からアーサーが出てきた。妹の部屋で一晩過ごしたらしい。アーサーはシスコン、ティニーはブラコンなので珍しいことではない。それに私はアーサーを信じてる。彼女もいるし。
……ティニーはちょっと怪しいけど。
ティニー「zzz……えへ、ユリセリ……ユリウス様……ヘタレ攻め……」
寝顔はかわいいが見る夢は腐っていた。なんでよりによってユリウス様……orz。
イシュタル「ティニー、朝よ。起きなさい」
ティニー「……うにゅ?おはようございます、イシュタル姉さま?」
イシュタル「おはよう。寝ぼけてないで顔を洗ってらっしゃい」
寝言は聞かなかったことにした。

ティニーの次はティルテュ姉さま。本当は叔母なのだが、そう呼ぶと物凄く怒るので姉さまと呼んでいる。
イシュタル「ティルテュ姉さま、おはようございます。朝です。」
ティルテュ「……うにゅ?やぁだ、もっと寝るー……」
布団を頭から被って丸まってしまった。布団をはがして姉の体を強引に起こすと、
ティルテュ「おはよ、イシュたん♪パジャマ脱がせて☆」
目は覚ましたようだが、甘えてきた。ちなみに、イシュトーはイシュとんと呼ばれている。
エスニャ「おはよう、イシュタル。ティルテュ姉さまがごめんなさいね」
イシュタル「あ、おはようございます、エスニャ姉さま」
エスニャ姉さまはティルテュ姉さまの妹で、やはり叔母なのだが片方を姉さまと呼んでいる以上、叔母さまとは呼びづらい。
ティルテュ「おっはー♪エスにゃん☆」
エスニャ「うふふ。おはようございます、ティルテュ姉さま。……妹みたいなティルテュ姉さまハァハァ」
イシュタル「…………」
ティルテュ姉さまの着替えは、毎日エスニャ姉さまが手伝っている。二人とも二児の中学生の母であり、やたら若く見えるが年齢も三十半ばである。
……この家のシスコン・ブラコンは一生治らないのかしら……orz。
76雷神@ちゅー 2/5:2011/10/07(金) 13:41:30.37 ID:3ED8PVXr
AM7:45
アーサー、ティニー、アミッド、リンダと一緒に登校。校門前でユリウス様、セリス君、リーフ君、ユリア様、ラナちゃんと合流。
リーフ君が私を口説き始めた途端、足元に魔方陣が現れて消えていった。
それよりも……ユリウス様、何でセリス君と腕組んで嬉しそうなんですか……orz。
ユリア様とラナちゃんがもの凄く殺気立っていますよ?
一抹の不安を覚えつつも、私は一人で高等部の校舎へ。

PM12:30
メング、ブレグ、メイベルと一緒に昼食。未だにメングとブレグの見分けがつかずに間違えることがある。今日も間違えた……orz。
メング、ブレグ、本当にごめんなさい。
余談だが、私たち兄弟姉妹のお弁当はヒルダ母さまが作ってくれている。これを言うとほとんどの人が驚く。母さま、いつもありがとうございます。

PM3:30
リデール「まあ急ぐ必要はあるまい。全員、ゆるりと下校せよ」
授業の遅れに定評のあるリデール先生がHRを締め括った時。
オニイサマカクゴハイイデスカ?ウヌハイノチハイラヌトモウスカ!イマノハワザトジャオワァァァァッ!ナンデボクマデ!アッー!コノヒトデナシー!
中等部の校舎が3分の1ほど吹き飛び、光竜が黒竜を叩きのめしていた。
保健室に入ると、ユリウス様とリーフ君がベッドに横になっていて、ユリウス様をセリス君、ユリア様、ラナちゃんが囲むように座っている。
セリス「ユリウス、大丈夫?痛い所があったらさすってあげるからね?」
ユリウス「いいいい痛い所なんて無いから、背中をさするな!てててて手を握るなぁっ!」
セリス「友達なんだから、遠慮なんかしないでほしいなぁ」
ユリウス「うううう上目遣いで覗き込むなぁっ!」
ユリア「…………」
ラナ「…………」
イシュタル「…………」
タノシソウデスネ、ユリウスサマ。トモダチドウシナラ、ソンナニテレナクテモイインジャナイデスカ?
77雷神@ちゅー 3/5:2011/10/07(金) 13:43:19.54 ID:3ED8PVXr
ユリア「あの、イシュタル義姉さま。ユリウス兄さまをお任せしてもよろしいでしょうか?」
イシュタル「……はっ!そ、そうですね、ユリウス様は私が責任をもってお送りします!」
ユリア様ナイスアシストですっ!
セリス「え……でも」
イシュタル「ふふ。セリス君、私の彼氏(←強調)を独り占めしないでほしいなぁ」
セリス「あっ……そうだったね。ごめんなさい」
横目でチラリとユリウス様を見ると、
ユリウス「……」
まさかの無反応。ワタシノセリフニハトキメキマセンカ、ソウデスカ。
ユリア「さあ、帰りましょう。セリス様」
ラナ「……ぬぅ……」
セリス「ユリア、ラナ、一緒に帰ろう」
ラナ「はい、セリス様(はぁと)」
ユリア「……チッ」
リーフ「……はっ!おねいさんの気配!イシュタルおねいさんっ!僕と一緒に下校して、そのまま愛の逃避行に移ってくださいお願いしますっ!」
ガラッ!
ナンナ「……リーフ様」
ミランダ「心配になって来てみたら」
サラ「ふふふ。リーフ、久しぶり(はぁと)」
ティニー「お仕置きです。……ユリウス様の強気受けもいいかもしれません(ボソ)」
……ティニー、せめて私の前ではユリウス様で妄想しないで……orz。

PM4:00
ユリウス様と下校。ユリウス様の腕を取って組んでみる。普段は滅多にしない。歩きづらいし、そ、それにちょっと恥ずかしいし……////。
今日はさらに、胸を押し付けてみる////。
ユリウス「め、珍しいな。何かあったか?」
イシュタル「い、いえ……特に何も。いけませんか?」
ユリウス「いや、構わない」
ユリウス様の顔がほんのりと赤い。よかった、少しは効果があった。
とりあえず、女としての自信を失わずに済んだ。

PM4:30
竜王家にお邪魔してユリウス様の部屋でクッキーと紅茶とユリウス様の唇をいただく。
イシュタル「……ん……」
ユリウス「…………ん」
イシュタル「……はぁ。ふふ、ユリウス様の唇、クッキーと紅茶の味がします」
ユリウス「そりゃ今食ったばっかだからな」
イシュタル「ユリウス様……もう一回……んー……」
ユリウス「いや、ちょっと待て。後ろ後ろ」
78雷神@ちゅー 4/5:2011/10/07(金) 13:44:48.74 ID:3ED8PVXr
チキ「じー」
ファ「じー」
ミルラ「じー」
イドゥン「じー」
イシュタル「っ!////」
チキ「ユリウスお兄ちゃんとイシュタルお姉ちゃん、ちゅーしてたー?」
ファ「してたー?」
チキ「チキもちゅーするー」
ファ「ファもー」
チキとファが左右の頬に一回ずつちゅっとしてくれたので、お返しにチキとファの頬に優しくキスをした。
チキ「えへへ、うれしーねー」
ファ「ねー」
チキ「ユリウスお兄ちゃんもー」
ファ「もー」
ユリウス「僕はいいから、好きなやつのために取っとけ」
ミルラ「……イシュタルお姉ちゃん、ちゅ」
イシュタル「ミルラにも、ちゅ」
イドゥン「…………ちゅ」
イシュタル「イイイイイイドゥン様っ!?」
心臓が飛び跳ねた。まさか、イドゥン様がこの戯れに参加なさるとは……っ!?
イドゥン「……私には、お返ししてくださらないのですか?」
ああ、そんな心底残念そうな顔をされては……!というか、いいのかしら……?こ、このキスはチキたちにするのと同じ、お戯れ、だから落ち着け、私の心臓!深い意味はないっ!
イシュタル「そ、それでは、失礼します。…………ちゅ」
イドゥン「……胸が暖かくなりますね」
…………私の心臓はどきどきしっ放しです…………////。
この後、家に帰るまでイドゥン様の顔をまともに見れなかった。
私に同性を愛する趣味はない……はず……orz。

PM6:00
十二魔将のひとり、フィーアにワープで送ってもらって自宅に到着。
イシュタル「ティニー、リンダ、ちょっといいかしら」
ティニー「はい」
リンダ「なんですか?イシュタル姉さま」
イシュタル「二人とも、私のほっぺにキスしてみて」
二人「「えっ?」」
ティニーとリンダにキスしてもらって、私も二人の頬にキスのお返しをする。イドゥン様にキスした時のように、異常にどきどきしたりはしなかった。
…………イドゥン様のキスは、ユリウス様のキスよりもどきどきしてしまった…………orz
イドゥン様が超美人だから緊張したのだ。
そう思うことにした。

終わり
79雷神@ちゅー 5/5:2011/10/07(金) 13:46:52.45 ID:3ED8PVXr
おまけ

PM8:00 ―兄弟家―
チキ「マルスお兄ちゃーん。ちゅーしてー」
ドゴーーーーーン!
ファ「してー」
バゴーーーーーン!
ミルラ「……お兄ちゃん、キスしてくださいっ……!」
ズガーーーーーン!
エリンシア「あらあら、おませさんですわね」
マルス「ははは、とりあえず化身解こうか」
エリウッド「ああ、久しぶりに我が家が壊れていく……蝶サイコーッ!」
ミカヤ「うーん、とりあえず今夜は各自自分で寝床を確保するように」
ヘクトル「で、どうすんだ?ちゅーすんのか?」
エフラム「…………頬や手の甲なら問題あるまい」
エイリーク「そ、それでしたら私にも(ボソ)////」
リン「ロリコンにならないためにも、後で同じことしてもらうからねっ!」
シグルド「KINSHINは許さんっ!エイリーク!リンディス!そこに直りなさい!兄さんはお前たちをそんな子に育てた覚えはありませんっ!」
セリス「今夜どうしよう……そうだ、ユリウスに泊めてもらおっと!」
セリカ「う〜、近くに泊めてもらえる友達がいないわ……」
アルム「庭に簡易テント張るから、そこで寝なよ。僕はテントの横に寝るからさ」
セリカ「でも、それじゃアルムが風邪引いちゃう!」
アルム「セリカに野宿させたくないんだ」
セリカ「アルム」
アルム「セリカ」
シグルド「はい、そこKINSHINしないっ!兄さんはしっかり見てますからねーっ!」
ロイ「あれ?リーフ兄さんどこ?」
リーフ「瓦礫の下だよこの人でなしーっ!」
アイク「ぬぅん」(←黙々と素振りを続けている)
ユリア「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
ユンヌ「酷い有り様ね(ニヤリ)」
セネリオ「……くっ!このクソ女神っ……!」
オルグ「……ワォーーーーーーーーーーン……」
建て替え費用は竜王家が負担しました。

今度こそ終わり
80助けて!名無しさん!:2011/10/07(金) 14:27:42.92 ID:Gr3MI7Td
セリスとじゃれる時に比べてキスの時ですらユリウスが落ち着いてるのは俺の気のせいにちがいない、うん
こういうラブコメ大好き
81助けて!名無しさん!:2011/10/07(金) 15:30:18.47 ID:a0BHrByL
乙!
イシュタルとユリウスネタはあんまり見ないけどいいもんだナー
ユリウスもこんな良い相手がいるのに普段から二人にされてるせいでそんな印象が薄いな……
ほんわかしたぜ、次も楽しみにしてる
GJ!
82助けて!名無しさん!:2011/10/07(金) 15:59:28.66 ID:9EebZHvH
>>75-79
イシュタル可愛いよイシュタル
…てかフリージ家で一番の苦労人だなww
そしてエリウッドェ…久しぶりの蝶サイコーだな(つ∀`)
GJ!
83助けて!名無しさん!:2011/10/08(土) 00:03:45.84 ID:3HzHXrLb
フロリーナ「ぬりゅぽ!」
84助けて!名無しさん!:2011/10/08(土) 00:04:21.20 ID:IM1iZXbI
ヘクトル「かっ!」
85助けて!名無しさん!:2011/10/08(土) 14:15:41.93 ID:xhtRhE2A
今から1時間以内に書き込みがなければイシュタル姉さまとイドゥンさんの百合同人CG集を
作成します。阻止された場合、プリシラ副会長を腐らせます。
86助けて!名無しさん!:2011/10/08(土) 14:42:52.74 ID:CF6X4SGg
阻止
87助けて!名無しさん!:2011/10/08(土) 18:09:00.52 ID:Of/ivD2W
イシュタル「最近ティニーが元気すぎるんだけど…なんとかならない?」
リーフ「いや僕にいわれても・・・それよりイシュタルお姉さん僕とデーt(レスキュー」


テ リ ミ
ナ <お仕置きです


アーサー「もう少しリーフが構ってあげればティニーの活動も……減らないか」 
88助けて!名無しさん!:2011/10/08(土) 19:05:57.91 ID:TL0azeIl
フィー「むしろ妄想が加速して悪化するでしょ……」
89助けて!名無しさん!:2011/10/08(土) 19:25:27.72 ID:M0vm6BWf
ティニーに好かれたいなら積極的にBL同人のモデルになったりアシスタントすればいいんじゃないですかセティさん?
そうすれば好感度上がると思う
90助けて!名無しさん!:2011/10/08(土) 20:13:50.56 ID:Z1SA9IQ5
>>89
セティ「お前は僕に(ある意味)人間をやめろというのか…(´;ω;`)」


ふと頭に浮かんだ小ネタ

シグルド「アルムよ、もしもセリカ以外と結婚する事になるのなら、誰とならするんだ?」
ジャンヌ「ワクテカ」
シルク (ポジティブな返事に期待で)
アルム 「そりゃあ勿論\アッカリ〜ン/に決まってるじゃないか!!
      正直あの子を見てると他人事な気がしないし、むしろ愛おしさを感じてきてる位なんだよ!」
一同   「( ゚Д゚ )」
91助けて!名無しさん!:2011/10/08(土) 20:26:28.12 ID:6OiPCqFf
>>89
リーフ「そんな協力一切してないのに構われる僕はどうすればry(フォルセティ)」
92助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 00:22:01.92 ID:fn6mjlj4
このスレのセティはティニーのどこを気に入っているんだろう
93助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 00:27:49.99 ID:lAIx4v3T
実際、兄弟家で最初に結婚しそうなのは誰なんだろうか?
94助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 00:32:40.05 ID:Bclahtqc
>>93
結婚自体より、嫁入りとかで兄弟家に来た新しい家族が無事に馴染めるかが心配なんだぜ
95助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 00:41:05.35 ID:Vgyfcz3v
>>89
サザ「大丈夫なんよセティ、たとえお前が人じゃなくなってもグリーン・バーは
  いつでもお前を歓迎するんよ。」

>>91
男だという時点であきらめた方がいい。(巻き添え)フラグクリエイターだから妄想次第では
モデルにしやすいっていうのもあるんだろう。もしリーフが女でも、ティニーの
固有スキル 脳内妄想で男に変換、さらに奥義スキル 脳内爆想で・・・リーフ、どうやらにげられないぞ
96助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 00:43:32.18 ID:l1RgedeR
>>93
本命はシグルドとして対抗はアイク 穴はマルス 無印エフラムとヘクトルって感じかな
アイクはなんだかんだ工務店の3人娘かレテに落ちるときはあっさり落ちそうだし

エフラムはサラにはめられるかとも思ったけど、考えてみたらサラは愛人狙いだし、候補は実質ターナのみ
ヘクトルはリンの妨害を抜ければフロリーナと、エリウッドはたぶん候補二人の激闘で先が長そうだ

兄弟の年長勢がちんたらしてる中マルスが大卒か高卒あたりで普通に結婚ってのが大穴のシナリオかな
97助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 00:44:31.30 ID:7gvM1S2V
>>94
次男以降は結婚したら独立するだろう
新婚なんだししばらくは二人で暮らす事を選ぶのが自然だと思うぞ
98助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 01:11:24.18 ID:3ueTc3UE
サラ「結婚……するにしても年齢的に四年は待たなきゃいけないのが面倒ね」
ミルラ「ですね……」
アメリア「あ、あたしはそんなに待たなくても……」
サラ「………」
ミルラ「………」
アメリア「……ご、ごめん……」
99助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 02:03:04.14 ID:Bclahtqc
>>96
アイクが落ちる状況がどんなものかkwsk
100助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 03:50:31.01 ID:zAndciSl
>>89
クレイン「例え人間を辞めても君は僕達の親友さ…」
レイヴァン「だから気に病みすぎるな。俺達も恋愛面での希望が薄いからな…」

彼らに比べたらセティはまだほんの僅かに可能性はある方かも

他の兄弟姉妹を想像
アルム…ジャンヌに婿入りかセリカといるために生涯独身
セリカ…どのみち生涯独身
エイリーク…ラーチェルやヒーニアスはある意味一番危ないから分からん。ゼトとサレフもなぁ…
セリス…ユリウスに嫁入り
エリンシア…ジョフレに嫁入りか生涯独身
ミカヤ…自分の結婚には興味なし
リン…上手くいけばラスかケントに嫁入り
101助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 04:33:12.17 ID:3ueTc3UE
>>99
ミスト:妹とだけ見られるのは嫌と迫られる、もしくは用意した食事にララベルから購入した怪しい薬を(ry
ワユ:二人で訓練→終わった後に「汗かいちゃったから」という理由で薄着になって(ry
イレース:食事に行った帰りに蒼炎のごとき雨が→イレース宅で雨宿り→着替えで脱いだときに今度は私を食べてと(ry
レテ:発情期だと言って(ry

サナキ、ユンヌ他の場合は君たちに任せる
あと誰か本当にネタにしてくれてもいいのよ
102助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 09:52:01.55 ID:LdpkXgXm
結婚とは全く関係のないネタを投下して申し訳ない。

『ママチャリの系譜』>>65-69の続きです。
103ママチャリの系譜 第1章:2011/10/09(日) 09:53:09.15 ID:LdpkXgXm
フュンフ 「さてさて第1レースも大詰め、エルトシャンとラケシスの兄妹対決は山岳コースにもつれ込む!
      迫る兄、逃げる妹っ、勝負の行方はどうなる!? そして、AKJの運命やいかにっ!?」

59

ノイン  「かっぱ予備選! やめられない止まらない! エルトシャンSTEγは誰にも止められないのかっ!?
      既に前方にワルキューレが姿を現している! ここまで来たら、小細工なし!!」
エルト  「捉えたぞ、ラケシス!」
ナンナ  「お姉様、来ました! もうすぐそこですっ!!」
ラケシス 「遂に来ましたわね…お兄様」

     エル──→
           ラ

ノイン  「来た来た来たあああああああああっ!! 黒き獅子王が、サーキットの女神を射程圏内だぁッッ!!」
セーラ  「いけいけいけーーーっ!!」
ドロシー 「ゴーゴーッ!!」
ノイン  「勝てば全てを得、負ければ全てを失うALL or NOTHINGの兄妹対決!
      漆黒の獅子王の力と技が勝つか!? 白銀の女神のKINSHINパワーが勝つか!?
      さああああああっ、運命の一騎打ち!!」
エルト  「行くぞ、ラケシス!」
ラケシス 「エルト兄様、私、負けません!!」
ノイン  「1on1最強対決の火蓋とねぶたが切って落とされたっ!! KINSHINの女神ラケシス選手、
      ブロックする気配すらありません! この登山でスピード真っ向勝負だっ!!
      正々堂々たる様に観客からも清々しい拍手が送られます!」
エルフ  「自分から挑んだ勝負ですからね。流石に卑怯な手は使わないでしょう」
ノイン  「スピード対スピード! 加速度VS加速度!
      兄と妹の信念とプライドを賭けた真剣勝負に微笑むのはどっちの勝利の女神だッ!?」
エルフ  「……。……え? どっちの……って、沢山いるんですか?」
ノイン  「いるともいないとも言われる! しかし、そぉんな事とは関係なく!
      今、黒き獅子王STEガンマがジリジリと並び……追い抜いたかッ!?」

    グォッ!! エル──→
         ラ

エルト  「貰ったッ!!」
ラケシス 「ッ!?」
ノイン  「行ったあああああああああああああああああッッッ!!!!!
      白銀の女神ここに沈む!! 漆黒の獅子王が遂にワルキューレをオーバーテぃぃぃぃぃイクッ!!」 
セーラ・ドロシー「「キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」」
ラケシス 「ッ! まだまだよっ!!」
ノイン  「いやっ!? ワルキューレも引き下がらないぞっ!
      ラケシス選手、抜かれた直後にスリップストリーム(真後ろを追走)に入るっ! 凄い執念だっ!」
エルフ  「確かに凄いですが、登りでスリップストリームからのオーバーテイクを行うのは難しいですよ」
エルト  「しまったっ!?(ズルッ)」
キュアン 「エルトッ!?」
セーラ  「うわっ、こんな所で!?」
ノイン  「おおっと、ドリフトでタイヤのグリップ力も落ちていたかっ、僅かにスリップっ!
      獅子王エルトシャン選手らしからぬミス! やはり、相当疲れているのか!?
      ここに来て痛恨のエラーッ!! ここがチャンスとばかりにワルキューレが、
      スリップストリームから今、抜けだして抜きにかか………」
ラケシス 「よしっ! ……えっ!?(ズルッ)」
ナンナ  「きゃあっ!?」
ドロシー 「こっちもミスした!」
ノイン  「滑ったぁッ! なぁんてこったぁッ!! ラケシス選手にもミスが出た!
      各ドライバー、大詰めに来て相当疲れている!!」
セーラ  「あんなスピードで走ってたら、普通バテるわよ」
ドロシー 「体力(スタミナ)の問題ですから、疲労がたまらないリーフさんでもペース落ちしてますね」
104ママチャリの系譜 第1章:2011/10/09(日) 09:54:15.46 ID:LdpkXgXm
60

ノイン  「両車、車間の空け詰めを繰り返しながら、ナーガ神像給水ポイントで豪快にドリンクタイム!
      何とも素早い展開だ! まるで、おおっとテレポーター! 山の中にいる!!」
エルフ  「リセット、リセットを……」
ノイン  「犬リセットか、猫リセット! バーハラ商会、名誉会長のアズムール様は
      人生をリセットしたいと思った事はありますか?」
アズムール「いつだって、やり直したい事だらけじゃよ……」
ノイン  「会長が! 会長が! やり直す事が出来たなら!! ユン川の流れか、レースの流れか、
      遥か後方に流れを追いやって、山岳コースを下ります!」
エルト  「(ハァ…ハァ)流石に飛ばしすぎたか…」
キュアン 「だが相手も疲れているし、シグルド達も来ている。ここからが正念場だ」
ノイン  「差は徐々に開きつつあるが、1周目のようなキレとコクがありません、
      獅子王エルトシャン! 肉体的疲労か、精神的疲労か!?」
ラケシス 「(ゼェ…ゼェ)エルト兄様……くぅっ!」
ナンナ  「お姉様! 頑張って下さいっ!!」
ノイン  「そして白銀の女神・ラケシス選手! こちらは明らかに、アキラーカーンに、ペースが落ちている!
      後続のアルヴィス選手が見えてきているぞ! だがしかし、譲れないものがある!!」
アルヴィス「ようやく追いついたか…」
シグルド 「…エルト……ラケシス…」

AKJ会員A「ダメです! このままでは…」
AKJ会員B「もうアレを使うしかありません!」
AKJ会員C「プリシラ様! ご命令をっ!!」
プリシラ 「わかっているわ、でも会長は…」
AKJ会員D「プリシラ様! ですが、会長が負けたらAKJは…!」
ノイン  「たんぽぽ小道のロングストレート! 水龍のウォーターバンク! 山岳コースの山の神!
      1つ1つをクリアーする度に、白銀の女神のアドバンテージが削られていった!」
プリシラ 「…………」
ノイン  「それはさながら……さながら妹の兄への想いも削られていくが如しッ!!
      そして、そのアドバンテージを削っているのは他ならぬ兄自身ッ!!」
エルト  「…………」
ノイン  「しかし、それでも! そうだとしても! そこが安らぎの地であるならばッ!!」
ナンナ  「…お姉様」
ノイン  「勇気を持って向かうと言うのか、AKJ会長・ラケシス!?」
ラケシス 「…………」
ノイン  「あなたの安らぎの地は……そこに、あるのですか?」
ラケシス 「……はい」
シグルド 「…………」
エルト  「言ったな……!」
ギュイーーーン!!
ノイン  「エルトシャン選手、ここで加速したっ! 早く兄離れをして、普通の恋をしろと言う
      兄からのメッセージとも取れるっ! KINSHINの女王の想いは兄には届かないのかッ!?」
エルフ  「せめてKINSHINでなければ良かったのですが…」
プリシラ 「ッ!! 会長…ごめんなさい。ですが、ここでAKJを終わらせる訳にはいきませんっ!
      魔法部隊に伝令! 誘導型遠距離魔法『プロミネンス』発動! 目標、STEガンマ!!」
AKJ会員E「了解っ!!」
プリシラ 「会長…AKJは既に貴女だけの組織ではないのです……」
105ママチャリの系譜 第1章:2011/10/09(日) 09:54:58.59 ID:LdpkXgXm
61

ノイン  「妹相手でも容赦なし、まさにたの○ん全力投球だッ!!
      そして、目の前に見えてくるのは最後の難関、悪魔のヘアピンっ! 前門の悪魔、後門の妹っ!!
      未だ諦めを知らない最強兵器『妹』が迫って来るぞっ!」
エルト  「最後か、ここは慎重に…」
キュアン 「待て、エルト! 何か来るぞっ!?」
ラケシス 「そんな…どうして!?」
ナンナ  「え…何アレ?」

 / ̄\
. | ^o^ |  ゴオォォォォォォォォッ!!
 \_/
      ┌─────────
      │
      │     エル
      │    ┌─────

アルヴィス「何だあれは? メティオ…ではなさそうだが」
シグルド 「あの軌道は…エルト、キュアン!!」
ノイン  「何だああああっ、あの炎の塊はっ!? メティオか、いや、違うっ!
      だが、直径10mはあろうかという大火球が、エルトシャン&キュアンペアに
      まっすぐ向かって行ってるぞ!! しかも同ペアはカーブの最中! これは危険だぁッ!!」
セーラ  「な! 何よアレ!?」
ドロシー 「犯人はラケシスさん…じゃなさそうですね」

キュアン 「ちょっと待て! あの火球、こっちを追って来ているぞ!」
エルト  「なっ!? どうなっているんだ!!」
エルフ  「あれは…まさか!?」
ノイン  「知っているのか、エルフ解説員っ!?」
エルフ  「私が知っている限りでは、おそらく『プロミネンス』ですわ。
      ある組織がメティオを破壊力と命中率の向上に重点を置いて、錬成・改造した武器だと聞いてます」
セーラ  「何なのそれ? 初めて聞くわよ!!」
ドロシー 「それで、その性能は?」
エルフ  「ファラフレイムに匹敵する破壊力と、目標を追い詰めるように飛ぶ高い誘導性能があるそうですが、
      発動に多大な魔力を要する為、数十人単位の魔道士が必要だという欠点があります」
ノイン  「練成屋ダニエルさんもビックリの違法改造であります『プロミネンス』!
      ですがエルフ解説員の言っている事が本当ならばエルトシャン&キュアンペアは…あああっ!!」
106ママチャリの系譜 第1章:2011/10/09(日) 09:56:13.85 ID:LdpkXgXm
62

 / ̄\  ゴオォォォォォォォォッ!!
. | ^o^ |   ┌──────
 \_/.   |
     エルΣ(゚д゚;)……

キュアン 「だ、第一級対魔法防御っ!!」
エルト  「せめてミストルティンがあれば…」
ラケシス 「エルトにいさまあぁぁぁぁっ!!」
ナンナ  「いけません、お姉様!!」
シグルド 「エルトーーーーーっ!!! キュアーーーーーンっ!!!」
アルヴィス「シグルド、落ち着けっ!!」
アレス  「エルト兄さんっ!!」
リーフ  「ダメだよ、アレス!!」
フィン  「キュアン様ぁっ!!」
シャルロー「2人とも逃げて下さいっ!!」
エスリン 「キュアァァァーーーーーンッ!!」
ディアドラ「いけません、このままでは2人とも…」
アルテナ 「キュアン殿っ!!」
マナ   「いやあぁぁぁーーーーーーーーーッ!!」
ドッゴオォォーーーーーーーン!!
エルト・キュアン「「アーーッ!! コノヒトデナシー!!」」
セーラ  「(  д ) ゚ ゚」
ドロシー 「(;゚д゚)………」
ノイン  「直・撃っ! 大量破壊兵器『プロミネンス』が獅子と紳士のSTEガンマを直撃だあぁっ!!
      あの威力ではマシンはおろか、搭乗者すら危ないぞ! 救護はーーーーーーんっ!!」
エルフ  「フィーアさん、急いで下さいっ!!」
フィーア 「わかってますわっ!!」つワープの杖
キュアン 「くっ…もはやこれまでか(ガクッ)」
エルト  「許せ、アグストリアの民よ……(ガクッ)」
ラケシス 「エルト兄様っ!!」
シグルド 「しっかりしろ! 2人とも!!」
ノイン  「マシンを降りたラケシス、ナンナ、シグルドの3選手が慌ててエルト&キュアン両選手の周りに
      集まります! そして、後から来たチームもレースを中断し、彼らの下に集まります!!
      トラバント選手の時とは大違いですっ!!」
エルフ  「救護班がワープで来たみたいですね」
セーラ  「誰一人としてゴールに向かう人はいないわね…」
ノイン  「仲間の窮地に一丸となる! それがユグドラル魂だッ! 観客スタンドからは拍手が巻き起こる!!」
ドロシー 「つまり、トラバントは全員から敵だと認識されてた訳ですね」
セーラ  「そのトラバントをリタイアさせたキュアン様も結構酷かったけどね」
エルフ  「只今、救護班がエルトシャン&キュアン両選手の応急手当、
      及び搬送を行なっておりますので、しばらくお待ち下さい」

……
…………
………………

続く
107助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 18:23:18.82 ID:6pcoBNo/
AKJ何やってんのw
トラバントの人望の無さに全俺が泣いた
GJなんだぜ?





リーフ「よし、しばらく書き込まれていないな……!
今から1時間以内にレスが無ければ、明日の紋章町運動会でアルテナさん、エスリンさん、イシュタルさん、ルイーズさんたちと騎馬を組んで、
おねいさんだらけの騎馬戦に参加して、おねいさんまみれの1日にブバアアアアアアアアッ!
観客のブーイングだって僕にとってはこの上ないスパイスさ!むしろもっと浴びせるがいい!
アウェー上等!突き刺さる視線だって僕にはたまらない!僕の勝ちだ!
阻止されたら、正装(股間に葉っぱ一枚)で竜王家に乗り込んで、
デギンハンザーさんの頭にワックスを塗りたくってピッカピカに磨いてくる!」
108助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 19:00:59.57 ID:HXmv0JOS
デギン「・・・などといっておるが」
ナンナ「すいません私たちが責任をもって引き取ります」
ミランダ「なんでそんな誰得な罰にするのよ・・・」
サラ「ふふ、さあお仕置きの時間よ」
109助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 21:23:55.36 ID:qyjbjNir
>>101
つまりアイク攻略は「既成事実」ですね、わかりました。
+   +
  ∧_∧ ∩ +
 (0゚´∀`)彡  wktk!wktk!
 (0゚∪⊂彡 +
 と__)__) +
110助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 23:22:47.67 ID:Bclahtqc
わっふるならいくらでもするので既成事実アイク攻略のネタを(ry
111助けて!名無しさん!:2011/10/09(日) 23:50:26.36 ID:3ueTc3UE
ミスト&イレース「「既成事実なら任せろー(スリープの杖)」」
ワユ「私女だけど同僚がスリープの杖を使えた、羨ましい…」
112助けて!名無しさん!:2011/10/10(月) 00:03:37.93 ID:RfasA8Vq
>>111
リーフ「このスリープの剣と引き換えにデートしてくれませんかハアハア」
ナンナ「すみません、これはこちらで引き取りますから・・・」
ワユ「剣くれるならいいよー」
ミランダ「え、ちょ・・・」

リーフ「アーッ!コノヒトデナシー!」
ワユ「お、スリープの剣ドロップしてる!でも大将の弟の割に剣はそこまででもないね」
サラ「アイク兄様とのデートはいつも剣修行だものね」クスクス
ティニー「流星×連続ハアハア」
113助けて!名無しさん!:2011/10/10(月) 02:01:50.56 ID:BikvvpCW
やはりアイク攻略の鍵は魔道なのか(既成事実的な意味で)
114アイク対策緊急会議in風呂場 1/2:2011/10/10(月) 02:29:23.32 ID:PCw82Uog
―グレイル工務店―
レテ「仕事の後、すぐ風呂に入れるのはいいな」
ミスト「レテさん、今日はお仕事手伝ってくれてありがと!」
レテ「人手に困ったらまた呼んでくれ。いつでも力になる」
ワユ「……へ〜。尻尾、こうなってんだ〜」
レテ「あ、あまり見ないでくれ。さすがに恥ずかしい////」
イレース「……触ってみてもいいですか?」

アイク「……ふう。いい湯だった」
ワユ「(゚Д゚)」
イレース「(゚Д゚)」
レテ「(゚Д゚)」
ミスト「お兄ちゃん!? 入ってたの!? てゆうか、ま、前隠して!////」
アイク「俺は隠し事はせん」
ミスト「わかってる! わかってるけど今は違うでしょ!」
アイク「そうか? すぐに出ていく。問題はない」
ミスト「問題しかないよ!? 少しは慌ててよっ!」
アイク「俺はいついかなる時も慌てはせん」
ミスト「わ、わたしたちの裸見て何とも思わないのっ!?」
アイク「ミストとイレースはもう少し体を鍛えた方がいいんじゃないか?」

ミスト「……もう、お兄ちゃんってば相変わらずマイペースなんだから」
ワユ「い、色んな意味でさすがだぜ、大将////」
レテ「…………っ!////」
イレース「……へ、蛇……////」
レテ「……と、ととと、ところで、湯船が沸騰してるんだが……?」
ワユ「大将なら有り得る」
ミスト「毎日、お風呂入るたびに温度を上げてくと慣れるらしいよ?」

ミスト「ばびぼびゃぶびびゅ〜びっばび、ぼびぃびゃんばびびゃぶびんびゅ〜ばびび〜(ぶくぶくぶく)」【※第521回、お兄ちゃん対策緊急会議〜】
レテ「……湯船に口をつけるのはどうかと思うぞ?」
ミスト「ぷはっ。だって、お兄ちゃんが浸かったお湯だよ?」
レテ「!」
ワユ「さすがミスト。お兄ちゃんと呼んでるだけのことはあるね」
イレース「……うかつでした」
115アイク対策緊急会議in風呂場 2/2:2011/10/10(月) 02:31:26.92 ID:PCw82Uog
ミスト「さて、それでは今週の活動と成果を報告しあいましょ〜。まずはわたしから。お兄ちゃんの体をマッサージしてあげたんだけど、効果なし。結局、料理に逃げました。以上」
ワユ「間接技の練習に付き合ってもらって、結構際どい体勢になったりしたんだけど、効果なし。ブラチラとパンチラ含む。以上」
イレース「……一緒に食事へ行きました。空腹でお腹が痛くなったので、手でさすってもらいましたが……効果なし、です」
レテ「…………私に何か出来るわけがない。正直、もう無理なんじゃないかと……うぅ」
ミスト「そんなことないよ、レテさん! 諦めなければ、いつか必ず振り向かせることが出来るよ!」
ワユ「そうそう。負けたくはないけど、あたしら、同じ人を好きになった者同士じゃん。こうやってみんなで解決策を探していこうよ」
イレース「……だから、泣かないで。レテさんなら、まだまだやれます」
レテ「…………すまない。どうやら弱気になっていたみたいだ。礼を言う」



―商店街・ララベルの店―
ララベル「もしもし、マリナス様ですか? いつもお世話になっております〜。それで例の商品は? ああ、そうですか〜。いーえ、とんでもございません。
それでは、今後ともお引き立ての程を。失礼致します〜(ここまで電話用の声)。
うーん、やっぱり惚れ薬なんてのは存在しないのかしら(地声)」



―ベグニオン社・社長室―
サナキ「ふふふ、アイクの古着ゲットじゃ! 私のコレクションがまた一つ増えたのじゃ! それにしても、出品者のMは相変わらずいい仕事をするの〜」
シグルーン「落札おめでとうございます、サナキ様(無邪気に喜ぶサナキ様ハァハァ)」
タニス「……(最近、転職という言葉が頭から離れん……)」



―兄弟家―
マルス「つ【メダリオン】」
ユンヌ「まだ何もしてないのに押入れはいやああああああああっ!」
ロイ「マルス兄さん、容赦ないね」
マルス「どうせこの流れでアイク兄さんと合体したいとか言うんだから、経過を省いたまでさ」
リーフ「マルス兄さんてーらてーら鬼畜」

終わり

うん、アイクが自分から女に手を出すところが全くイメージできない
やっぱりスリープの杖なり剣なりで(ry
116助けて!名無しさん!:2011/10/10(月) 02:48:20.41 ID:RfasA8Vq
ルーテ「優秀な私なら、ムガ」
アスレイ「やめましょうルーテさん、今回ばかりは関わると面倒すぎます」
117助けて!名無しさん!:2011/10/10(月) 03:38:43.03 ID:BikvvpCW
>>114ー115
イレースは何がうかつだったんだよwアイクがつかった湯を全部飲み干す気かw
118助けて!名無しさん!:2011/10/10(月) 13:37:45.34 ID:2smbPkQ+
俺通りすがりの重騎士だけど、こんなに女にモテるガウェインの息子はそろそろ爆発していいと思う
119助けて!名無しさん!:2011/10/10(月) 13:56:13.34 ID:dgEjc3qD
モテないアーマーナイトの集い 略してMAT
会長 アーダン
会員 ロジャー ガトリー しっこく
永久除名 ヘクトル

まあうちのアーダンさんは鰤を食っちゃいましたがね
120助けて!名無しさん!:2011/10/10(月) 14:11:33.14 ID:aVFHWOIR
本当にモテないというのは逆さにひっくり返しても彼女ができる可能性の無いロジャーだのじゃないだろうか

確かにアーダンは意識せずにプレイしてると彼女できにくいけどそれでも可能性はあるんだし
可能性のある相手、嫁候補は七人もいるんですぜ?

アイラ、エーディン、ラケシス、シルヴィア、フュリー、ブリギッド、ティルテュ

ついでにいうと個人的にはアーダンとアイラのカプがいいと思う
この二人の会話大好き
121助けて!名無しさん!:2011/10/10(月) 20:04:59.76 ID:UHaaIrIg
ハンニバルとタウロニオは既婚者?
122助けて!名無しさん!:2011/10/10(月) 21:23:23.31 ID:aVFHWOIR
ハンニバルは不明だがタウロニオは既婚者
ただし別居中、詳しくは蒼炎のヨファとの支援会話
123助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 09:01:51.44 ID:wYyql+vq
カイン「結婚か……」
ハルヴァン「何も遠い目をする必要も無いだろう」
カイン「ああそうだな。分かってる。分かってるんだが……」
ハルヴァン「……まあ確かに相方だけ恋人持ちというのはな…」
カイン「単純にモテないのより何か、な」
ハルヴァン「もう少しくだけた方が良いんだろうか……」
カイン「何処におわすは流石に無かったかなあ……」
124助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 11:00:24.68 ID:2tME/7Jc
聖戦とかGBAのシステムなら君らも彼女できたかも知れないけれど紋章トラキアは人間関係固定だからな
125助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 11:32:05.47 ID:6KWeG1Jb
だが待ってほしい
このスレ的に言えば、誰にだって彼女ができて結婚できる可能性はある

ネタ投下。過去ログに一般人が兄弟家にホームステイしたらというネタがあったので便乗。
126社会科見学 1/2:2011/10/11(火) 11:33:44.85 ID:6KWeG1Jb
みなさん、初めまして。シビリアン小学校四年生のA子といいます。
今日は社会科見学で、グレイル工務店の皆さんと氷竜神殿に来ています。登山の途中、猛吹雪の中で高山病にかかった私をアイクさんが背負ってくれました。
アイクさんの背中はとっても大きくて温かくて、なんだかすごく安心しました。
キルロイ「A子ちゃん、具合はどうかな?」
A子「はい!もう大丈夫です!」
私は元気よく返事をしました。キルロイさんがレストの杖で治してくれたので、今はもうどこも苦しくありません。
それに山頂の氷竜神殿はすごくきれいで、来てよかったなって思いました。
グレイル「ふむ、大した損傷ではないな。これなら時間はかかるまい」
セネリオ「そうですね。神殿内に置いてある材料と工具で十分間に合います。新たに調達する必要はありません」
グレイルさんとセネリオさんが神殿の外壁を見て話し合っています。他の団員さんも工具や材料の準備をしています。
アイクさんは、私を背負ったままで動きづらくないのかな?
エーコ「アイクさん。私、邪魔じゃないですか?」
アイク「ああ、問題ない」
短いけれど、確かな自信に満ちた声。本当に邪魔じゃないんだなって思えました。
ティアマト「アイク。A子ちゃんの命、あなたに預けるわ。必ず守ってあげて」
え?命?守る?ティアマトさんがこちらに寄って来て、聞き慣れない言葉を口にしました。
アイク「まかせろ」
ティアマト「A子ちゃん、あなたはこの世界で最も安全な所にいるわ。だから、何があっても驚かないで、冷静でいてほしいの」
ティアマトさんはそう言って、私の体を固定している拘束具の上から、さらにベルトを巻きつけました。
体を動かす余裕が全然ありません。
A子「???」
ミスト「いいな〜、お兄ちゃんの背中」
ワユ「ま、仕方ないね」
イレース「……羨ましいです」
ティアマト「よそ見してないで、仕事に戻りなさい」
三人「はーい」
数十分後、ティアマトさんの言葉の意味を、私は身をもって知ることになりました。

氷竜「シギャアアアアアァァァァァッ!」
飛竜「ギャオオオオオオォォォォォッ!」
127社会科見学 2/2:2011/10/11(火) 11:35:06.75 ID:6KWeG1Jb
いやあああっ!高っ、高い、高い高い高いぃっ!に、人間てこんな跳べるもんなのっ!?
つか、もう飛んでるっ飛んでるよこれっ!うきゃあああっ、回る回る回る回ってます次は何ぃぃぃーっ!?
アイク「天っ↑空っ↓!!」
急降下ーーーっ!ズシャアアアアアッ!返り血ブバアアアアアッ!うわぁ生温か気持ち悪ぅぅぅーーーっ!
シノン「……チッ!」
ヨファ「当たれっ!」
ガトリー「でぇいっ!」
オスカー「はっ!」
セネリオ「……」
イレース「…えいっ…!」
ふおおおおおっ!?矢が槍が風が雷がぁぁぁっ!さっきの吹雪なんて全然大したことねえええええっ!だめっ、もうだめっ、死ぬ、死んじゃうううぅぅっ!
アイク「ぬぅん!」
もう一回跳んだーーーっ!わかってますよーーーっ!回転急降下バッチ来いやあああぁぁっ!
お父さん、お母さん、私はパパとママがダディとマミーで幸せでしたーーーーーっ!死んでもどうか悲しまないでーーーーーっ!
ミスト「お兄ちゃん!」
ワユ「後ろ!」
アイク「!!」
飛竜「キシャアアアアアァァァァァーーーーーッ!」
……ああ、飛竜の口って、やっぱり大きいなー……
……あっ、炎ってそんな所から出るんだー……
……なんか、時間が止まってるみたい……
……炎が、ゆっくり……こっちに……
……あた…た……か………ぃ……

B男「なぁ、社会科見学どうだった?」
C子「シレジア社のミーシャさん、仕事バリバリこなしてかっこよかったなぁ。ペガサスに乗せてもらっちゃった」
D男「俺もゲイルさんの飛竜に乗せてもらって、一緒にパトロールしたぜ」
……飛竜……っ!?…………ぶるっ!
B男「FETVのセーラさん、テレビ見てるときつそうな性格してるけど、意外と優しかった。A子は?」
A子「わ、私は…………ひょっとしたら、一回死んだかも(ボソ)」
B子「え?今なんて……?」
A子「う、ううん!な、何でもないっ!あはははハハハー……」
社会科見学を無事(?)に終えて、宿題の感想文を書こうとした時でした。
氷竜神殿での出来事を思い出そうとすると、体が震えてどうしても書くことができません。
この事を担任の先生に伝えたら、カウンセリングを受けるように言われました。
今でも月に一回、カウンセリングを受けています。

終わり
128助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 14:06:28.81 ID:iQtGb7t2
>>126-127 GJ!
>>A子ちゃん、あなたはこの世界で最も安全な所にいるわ oh my god...
てっきりアイクがモブちゃんにもフラグ建設する話かと思ったが・・・ 
ていうか工務店のメンバーそんなとこまで仕事行くなよww
とりあえず、A子ちゃんのカウンセリングが早く終了することを祈ります
129助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 19:51:32.15 ID:TMR1nP6P
先生、何故小学生の見学先に工務店も入れたし

ともあれ>>126-127はGJな!
130助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 20:45:50.03 ID:IARdgv6X
>>126-127
ユンヌ「ロリである私を差し置いて、アイクの上で死んじゃう!死んじゃう!なんて許されると思ってんのか!!」
エフラム「兄上、見損なったぞ。まさか小さい子にそんなことまでしていたとはな」
131助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 21:32:07.31 ID:WP/Vv99/
実はすんでのとこでアイクが翻って炎を防いでたり

カキーン!!NO DAMAGE!!
ミスト「さすがお兄ちゃん、なんともないね!!」
ワユ 「魔法の炎は痛手でも竜の炎なら余裕だよね!!」
シノン「炎受けてカキーンとか生身で盾になる
132助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 21:33:28.31 ID:WP/Vv99/
実はすんでのとこでアイクが翻って炎を防いでたり

カキーン!!NO DAMAGE!!
ミスト「さすがお兄ちゃん、なんともないね!!」
ワユ 「魔法の炎は痛手でも竜の炎なら余裕だよね!!」
シノン「炎受けてカキーンとか生身が盾になるとかどう考えても間違ってるだろjk」
133助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 21:35:10.56 ID:WP/Vv99/
ごめん、二重投稿な上に上げちゃった…
134助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 22:32:33.28 ID:YBOmWmCT
シノンさんの「非常識」って切実さは伝わったから安心しる。
135助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 23:31:33.52 ID:/gx3m8Bt
>>130
サラ「じゃあ私が兄様の上で逝きそうになってあげても」
エフラム「警察が来そうな台詞を堂々と言うのは止めてくれ」
136助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 23:35:36.17 ID:q2oLPRK3
ターナ「この流れならしばらく書き込みはないわね・・・
    1時間以内に書き込みがなければフレリアを腐レリアに改名するわ!」
137助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 23:40:37.10 ID:yW0T4L1T
>>135
サラ「何が不満なのかしら…もっと小さい子がいいの?それなら今チキとファを連れてくるから」
チキ「?」
ファ「なになにー?」
リン「さすがに本当に捕まるからそのへんで止めてあげて」
138助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 23:41:17.23 ID:okari0AH
エフラム「お前誰だ」
139助けて!名無しさん!:2011/10/11(火) 23:57:46.26 ID:r1zCSdZc
>>135
ゲイル「事件の気配がしたので飛んできた」
ツァイス「またお前か!」
エフラム「ま、待て!濡れ衣だ!」
ゲイル「お前は以前から何度も注意されていただろう」
ツァイス「こんな白昼堂々と犯罪行為を行おうとした状況で言い逃れはできないぞ!」
エフラム「……おい……サラ、どうにかしろ。元はと言えばお前のせいだろ。それに、こいつらは俺の言うことは聞いてくれないんだ」
サラ「仕方ないわね……ごめんなさい、誤解なの。大丈夫だから帰って」
ゲイル「しかし……」
ツァイス「君、何か弱みを握られてるんじゃないか?今なら我々がいる、正直に話すんだ」
サラ「本当に少し遊んでただけなの。だって私たち、婚約してるから」


サラ「ふー、どーにかこーにか」
エフラム「お前……」
サラ「何?ちゃんと帰ってくれたじゃないの」
エフラム「ドン引きして去っていったようにしか見えなかったぞ」
サラ「いや、私も本気で信じるとは思わなかったわ。兄様って本当に周りからそういう評価されてるのね」
エフラム「……誰のせいだ、誰の」
140助けて!名無しさん!:2011/10/12(水) 12:46:16.08 ID:+0ZOU80T
警察に追われないためにはいっそ幼女と婚約すればいいとは…やはり天才か
141FEお悩み相談室:2011/10/12(水) 19:11:04.86 ID:hCZCKhpM
今回は彼らで

ベルン署のGさんの悩み…最近犯罪が減るどころか増えている気がする。特にロリコンや変態系が多い。対応策を考えているが何か考えがあれば教えて欲しい

兄弟家のL君の悩み…S兄さんにはおねぃさんがそこそこに寄ってくるのに何で僕には寄ってこないんだろう。そしてどうやったらN達から逃げられるかな?

フリージ家のRさんの悩み…最近執筆活動に少し行き詰まってます。疑人化もありでしょうか?

ノディオン家のEさんの悩み…最近妹のRのKINSHIN思考が強くなってる。誰かを紹介しても効き目があまりないのでそれ以外の対応法を求める

竜王家のY君の悩み…最近新世界へ近づいてる気がする…。そっちの住人にならないためにもSをしばらく近づけない方法を求める

ユングヴィ家のRさんの悩み…最近S様が竜王家の泥棒暗黒竜にくっついてます。良い抹殺法はないでしょうか

ヴェルトマー家のAさんの悩み…ビッチ娘Dの抹殺法を求めます。あのままではお二方があまりにも可哀想です

流星軒のRさんの悩み…私はアルバイトの身ですが後継ぎ候補のRと友人のPとDがロリコンにたぶらかされてます。彼女たちの兄であるFとSとAも協力してくれてますがどうやったらみんなの目を覚ますことが出来ますか?
142助けて!名無しさん!:2011/10/12(水) 19:43:28.28 ID:BIy7krUP
>>139
要注意人物が騒ぎを起こしたのに意外とおおらかだなベルン署w
それとも建物の倒壊とか命にかかわる事件が日常茶飯事でロリ疑惑程度は注意で済まされるのか
143助けて!名無しさん!:2011/10/12(水) 19:49:59.68 ID:VT1fSU6I
>>141

Gさんへ
某政党党首E…うむ、それは俺も案じているところだ。幼女を変態から守るのは俺たち男の義務だからな。
          具体策としては通学路等のパトロールの強化、犯罪者の再犯を防ぐための刑務所での教育だろう。
          俺が政権を取ったら幼女の住みよい町を作るからお前等も冤罪で無罪の者を追い回してないで本当の犯罪者を捕らえるよう強く望む。

L君へ
槍騎士F…二つ悩みがあるようですので順番に答えましょう。
       まず一つ目。聖戦シグルド編の私をご覧ください。歳若く少年と言えるでしょう。
       シグルド編の女性キャラの中では年長っぽいB様やE様あたりとカップリングした場合おねいさんゲットしたといえます。
       単に自慢したかっただけです。もう一つ? 相手がレスキュー使う時点で詰んでますよ。

Rさんへ
フリージ家A…ありだな。PCとか車とかタバコまで擬人化されるご時勢だしね。
         なにより同人誌ってな好きな物を好きに書いて楽しむものだしさ。

Eさんへ
流星軒A…貴族として有閑マダムのような暮らしをしてるから暇を使ってAKJなどやるのではないか?
       働かせてみたらどうだ? ウチでバイトとして使ってやってもいいが。

Y君へ
いい男B…うほっ自分から離れればいいだけじゃないか。なにも難しい事はないZE?
       けどな。そんな事をしたらSは涙目になる。お前はそれに耐えられるのKAI?

Rさんへ
兄弟家A…お前は強い。正面から戦え。それで充分だ。
       時間のある時にでも俺と手合わせしてほしい。拳法というのも大したものだ。

Aさんへ
バーハラ家D…くす…もてない女の僻みですわね。自分の魅力でA様を私から奪って見せたらどうですか?
          いっそ私も鈍感設定になろうかしら。やってる事は兄弟家のR君とかとそう変わらないと思うのですけど。

Rさんへ
フレリア家T…えーロリコン?けしからんわねー。うちの党はそういう連中を退治するため頑張ってるから一度相談にくるといいわ。
         あれ…そういや流星軒…あれ…あれれ?
         (そういえばうちの党のSも流星軒ファミリーだったよね…ま、まさか…ね。別人よね…うんそうに違いないわ!)
144助けて!名無しさん!:2011/10/12(水) 20:33:53.84 ID:hCZCKhpM
Eさんへ…お前自身もその一員だというのを忘れないでもらおう

Fさんへ…せめてレスキューを封じられたらなぁ…

Aさんへ…アリですね。やっぱり初歩は鉛筆と消しゴムかしら?

Aさんへ…今までの生活も原因なのか…。バイトの件は真面目に考えさせて欲しい。Nに頼んでトラキア式の生活をさせるのもありかもな

Bさんへ…よし、自分から離れてみよう。ユリア達もいるから涙目にはならないはずだ。

Aさんへ…そこまで強くはありませんよ?…Yは今度体育館裏に呼んでシバきます

Dさんへ…言い返し方に腐った性格が丸出しね。それにあなたなんかと一緒にされたらR君も可哀想だわ

Tさんへ…正直あなた達もあまり信頼出来ません。ハァ…どうしようかな
145助けて!名無しさん!:2011/10/12(水) 20:39:44.57 ID:nR3GFIEI
>>143
フィンwwwww
146助けて!名無しさん!:2011/10/12(水) 21:11:52.59 ID:PyEHsV4x
>>143
ディアドラに流れるロプトの血が覚醒してる件
147助けて!名無しさん!:2011/10/12(水) 23:01:41.22 ID:hQFsQGj+
>>142
逆に考えるんだ、単純にエフラムが見逃されているのではなく
サラがエフラムを思う存分弄るためにギリギリで逮捕されないよう警察に裏から手を回しているのだと
148助けて!名無しさん!:2011/10/12(水) 23:34:38.20 ID:+0ZOU80T
ずいぶん遠回しかつ歪んだ気の使い方だなw
149助けて!名無しさん!:2011/10/12(水) 23:46:48.19 ID:cUkP1fks
さてさて、『ママチャリの系譜』>>103-106の続きを投下します。
そろそろ第1章(第1レース)も終わりだが、まさかこれ程長くなるとは思わなかった。
150ママチャリの系譜 第1章:2011/10/12(水) 23:48:07.26 ID:cUkP1fks
フュンフ 「獅子王エルトシャンとKINSHIN女王ラケシスの戦いはエルトシャンに軍配が上がると思われた!
      しかし、AKJの解体を恐れたAKJ副会長プリシラが大量破壊兵器『プロミネンス』で
      エルトシャンチームを攻撃っ! エルトシャン&キュアンは断末魔の叫びをあげ、散っていった……」

63

ノイン  「さあ、救護班によってエルトシャン&キュアン両選手が医務室に強制送還され、
      レースが再開されようとしていますが…」
ラケシス 「…私、棄権します!」
ナンナ  「お姉様!?」
シグルド 「何故だ、ラケシス!? あれは君がやったんじゃないんだろう?」
ラケシス 「そうだとしても、このような事になったのは私の責任です! 私にそんな資格はないのでしょうけど、
      せめてエルト兄様とキュアン様を看て差し上げたいのです…。ナンナ、いいでしょう?」
ナンナ  「お姉様がよろしいのなら、私は構いません」
ラケシス 「ありがとう。それから、ごめんなさい、皆さん」
エスリン 「いいのよ、だって私達…」
ディアドラ「仲間ですもの」
フィン  「ラケシス様、ナンナ。2人をお願いします」
リーフ  「後で僕達もお見舞いに行くからね」
ラケシス 「ありがとう。それじゃあナンナ、行きましょうか」
ナンナ  「はい、お姉様」
ラケシス (間違い無くAKJの仕業でしょうけど……誰が? …どうしてこんな事をしたのかしら?)
ノイン  「……っ」
エルフ  「……? ノイン実況員、泣いていますか?」
ノイン  「……あだじ、駄目……ごう゛ゆう゛友情物語見るど、涙腺弱ぐっで……ぐずっ、ちーーーんっ!」
エルフ  「本当にノイン実況員は、涙腺の蛇口が壊れてるというか、感激屋というか、泣き虫さんですね……」
ノイン  「だって……なんか、いいんだよ、仲間だよ、友情だよ。男女の間にだって、友情はあるんだよ。
      ありがとう……ありがとう、素晴らしい友情を見せてくれて……」
セーラ  「何か、聞いてるこっちの方が恥ずかしくなってくるわね…」
ドロシー 「奇遇ですね、私もです」
ノイン  「厚い友情で結ばれた仲間達に別れを告げ、サーキットを去ってゆく2人の女神ワルキューレ。
      ここまでレースを引っ張ってきた存在なだけに、退場を惜しむ声が上がっています!」
エルフ  「これで残りは6チームとなりましたね」
ノイン  「当然ですがエルトシャン&キュアンペアもリタイアしました。そして大会規定により、
      走行距離は同じである為、兄妹対決は引き分け、という事になります。
      AKJの解体は免れ、エルトシャン選手の苦悩はまだまだ続きます、ノディオン家!」
リタイア ワルキューレ ナンナ&ラケシス
        STEγ       エルトシャン&キュアン

ノイン  「さあ、ここでレース再開です。残るコースは体育館裏ストレートと、
      グラウンドオーバルコース1周となりましたFE聖戦の系譜15周年記念杯予選第1レース!」
エルフ  「ダブル・エルダーを除く全チームがドライバーチェンジをしていますね」
搭乗者交代 アルヴィス→シグルド、リーフ→アレス、フィン→シャルロー、オイフェ→ディムナ
           エスリン→ディアドラ

ノイン  「各車トラブル前の順位に並び直し、全車一斉にリスタートッ!!
      うおおっとぉっ!? まずトップに躍り出たのは青色申告、シャルロー選手!!」
シャルロー「スレ内での出番が殆ど無いから、せめて最後くらいはっ!!」
フィン  「切実だな…」
ノイン  「炸裂、青色エネルギー! シャルローマシン・青色申告号が怒気の石炭を高速増殖炉にぶち込む!
      青いぜ青いぜ、青くて死ぬぜ!!」
エルフ  「本当に死にますから気をつけて下さい?」
ノイン  「光も青けりゃバケツも青い! エルフさんもシャルロー選手もフィン選手も真っさっ青であります!
      青色申告はお早めにっ!!」
セーラ  「うわ、ここで来そうになかったのが来たわね」
ドロシー 「普段から出番がありませんから必死にアピールしてるんですね…」
151ママチャリの系譜 第1章:2011/10/12(水) 23:49:35.54 ID:cUkP1fks
64

ノイン  「続く2番手は深緑の葬送行進曲、緑山歌劇団号、ディムナ選手っ!!
      流石はバイクライダー、2輪の取り回しには一日の長がありますっ!!」
ディムナ 「とは言っても、やっぱり身体能力じゃ勝てないから、少しでもリードしておかないと!」
オイフェ 「ええ、後ろの人達は強敵ですからね」
エルフ  「あまり目立たない代替組が頑張っていますわね」
ノイン  「3番手はおねいさんハント号、アレス選手っ!! おねいさんハンターにテールトゥノーズで
      ピッタリくっつくダブル・エルダー、竜槍の君・アルテナ選手はここにいるっ!!」
アレス  「言っておくが、俺はおねいさんハンターじゃないからな!」
マナ   「えっ!? 違ったんですか? 私、てっきりアレスさんも年上好きだと思ってました」
アルテナ 「リーンとレイリアを天秤にかけてる辺り、ストライクゾーンは広いんじゃないかしら?」
リーフ  「僕ならレイリアさん一択だねっ!!」
アレス  「威張って言う事かっ!!」
ノイン  「セクシー大王・シグルド選手はスタートダッシュに失敗か!? それとも何かの作戦か!?
      最後方で死神の鎌をギラつかせる乙女デスサイズがディアドラ選手に身を委ねます!!」
セーラ  「今度こそ最後ね、一体どのチームが来るのやら…」
ドロシー 「ここは狭いですからグラウンド前からが勝負ですね」
ノイン  「体育館裏を駆け抜ける6台のマシン、サーキットの裏街道をひた走る12人少年少女漂流記が、
      青春を漂流していく先に待ち受ける光のオアシス、スーパーグラウンド前休憩所!
      裸エプロンの指揮官、シグルド選手の指揮の下、未来へとタイムスリップしようという
      140km/hのスーパーマシン達が1.21ジゴワットの電流を発電し続ける!!」
セーラ  「最後ぐらい真面目に実況しなさいよ」
ノイン  「えっ、大真面目ですよ? さあ、6台12人の聖戦士達が大集団で、
      体育館裏に別れを告げ、大歓声のグラウンド前に入って行きます!」

マナ   「アルテナさん! ここで行きましょうっ!」
アルテナ 「わかったわ、マナ!」
ギュイーーーン!!

       ↑      │
       |    シャ   . |
       | ディム    .|
       │      └──────────
       |  アレ  シ  ディア
       └アル
────────────────────

シャルロー「アルテナ様…やっぱり速い」
ディムナ 「くっ、まだまだ!」
ノイン  「おおっと、ここで前に出たのはドラゴンお姉様・アルテナ選手っ!
      休みなしで約1周半を走り続けたとは思えない、物凄い加速力! 何というスタミナだぁっ!!」
エルフ  「彼女の力もさる事ながら、一番大きいのは軽さ、特に後部座席の負担が小さい事でしょう。
      乙女デスサイズを除く他の選手の重量は暁換算で10前後あるのに対し、マナ選手は2しかありません」
セーラ  「重量2? 軽っ、鷺の民かよっ!?」←体格=重量=5
ドロシー 「私は体格=重量だから…私の1/4だ!!」←体格=重量=8
ノイン  「ちなみに私の体格=重量は4です。決して体重がドロシーさんの半分という訳ではありませんっ!」
エルフ  「私の体格=重量は6ですわ。それはそうと、ダブル・エルダーは車体も極限までの
      軽量化を図っていますし、マナ選手の的確なナビゲートもありましたし、
      何よりレースが2回も中断していますから、アルテナ選手はある程度力が残っているはずですよ」
ノイン  「では、レースの序盤にエルフ解説員が言っていた、
      マナ選手を後部座席に乗せるだけで大きな利点になると言うのは?」
エルフ  「超軽量級ゆえの後部座席に回った際の走者の負担の軽さです。
      これだけでも一番軽い乙女デスサイズと比べて10〜15s、残りの男性陣とは20〜30s以上、
      車体を含めた総重量になってくると更に大きな重量差がありますわ」
セーラ  「体重は30s台前半と言ったところかしら、それだけに身長もかなり低いわよね…」
ドロシー 「140pあるんでしょうか?」
マナ   「138pですっ! 聞きましたか、聞きましたか、アルテナさんっ!! 私、超軽量なんですよっ。
      ほらほら、重くないです重くないです」
アルテナ 「いーから、大人しくしてなさいっ!」
152ママチャリの系譜 第1章:2011/10/12(水) 23:51:09.38 ID:cUkP1fks
65

ノイン  「スーパーストロー級マナ選手の体重の軽さがここに来て大きな武器となった!!
      更に、おねいさんハント号アレス選手も急加速! 即座にダブル・エルダーの後ろ……
      いや、横につけたぁっ!! 両者、サイドバイサイドの火花を散らし、
      ピットロードを横目に見ながらグラウンドへ向かいますっ!!」
エルフ  「女子の最軽量級はアトム級だったと思いますが…」
シャルロー「ああ、実力の違いを見せつけられました…」
フィン  「仕方ない、せめて悔いの無いように走ってくれ」

ディアドラ「シグルド様、ファイトォっ!」
エスリン 「ほら、キュアンの分まで頑張んなさい!」
アルヴィス「よし、このままラストスパートだ!!」
シグルド 「言われなくてもッ!!」

   アレ アル   |
      ↑    .|
      | シャ.  |
      |.ディム..|
      |    .|
     シ ギュイーーーン!!

シャルロー「ああ、また追い抜かれた」
フィン  「流石ですね、シグルド様…」
オイフェ 「ッ!! シグルド様かっ!?」
ディムナ 「僕は諦めませんっ!」
ノイン  「おおっと、後方から……来た来た来た来た来たぁぁぁぁぁっ!! ついに来たぞっ!!
      聖戦においてこの漢を忘れてはいけませんっ! 我らが主人公、シグルド選手ッ!!
      セクシーコマンドー、裸エプロンの大将が色気と砂塵を巻き上げてやって来たぁッ!!」
ミカヤ  「来たわ! シグルドが来たわよっ!!」
ヘクトル 「オラァァァッ!! そのまま行っちまえーーっ!!」
エフラム 「進めぇーーーっ!! 力の限り走れぇーーーっ!!」
セリカ  「シグルド兄さーん、負けないでよーーーっ!!」
ノイン  「さあさあさあさあ、驚天動地の展開だっ!! 正々堂々、威風堂々っ、
      これこそまさにスポーツマンシップにのっとった紋章町史に残る名勝負っ!!」
セーラ  「いっけーーーっ!!」
ドロシー 「ぶっとばしちゃえーーーーっ!!」
ノイン  「惜しみない拍手と歓声が観客席スタンドからわき上がってきている!!
      我々もこのレースを実況、解説出来た事を誇りに思っております!!」
エルフ  「同感ですわ」
マナ   「裸エプロンさんとバニーさんが来ました!!」
アルテナ 「隣の全裸、後門の変態か…」
リーフ  「シグルド兄さんだっ!」
アレス  「やっぱり来たか!」
シグルド 「最後の勝負だ、行くぞっ!!」
ノイン  「残りグラウンドオーバルコース1周で、3台のマシンっ、6人の精鋭が並んだっ!!
      6人揃ってギ○ュー特戦隊っ!! 1人多いっ! 何でっ!? 悟○が多いのかっ!?」
エルフ  「誰が○空なんですか?」
ノイン  「葉っぱ」
葉っぱ  「葉っぱとか言わないでよっ!!」
153ママチャリの系譜 第1章:2011/10/12(水) 23:52:21.60 ID:cUkP1fks
66

ノイン  「まずリードを奪ったのは裸マントの魔剣騎士・アレス! マジカル天狗パワー!!
      マジ○ルバナナと言ったら水樹バナナ!! 首が伸びるぞ、腰が細くなるぞっ!!」
アレス  「んな訳あるかぁっ!!」
ノイン  「だが、コーナリング性能は総重量の軽さで小回りの利くアルテナマシン、
      ダブル・エルダーに分がありますっ!!」
マナ   「アルテナさん、このラインですっ!」
アルテナ 「オッケーッ!」
シグルド 「それっ!!」
アルヴィス「よし、もう少しだ」
ノイン  「コーナーからの立ち上がりは絶妙のバランス感覚、シグルド機、
      スターダスト・フェアリーズが制するっ!! ここまでは五分と五分、そしてボブ!!」
エルフ  「ボブって誰ですか?」
シャルロー「あー、僕達、完全に蚊帳の外ですね…」
ディアドラ「仕方ありませんわ、のんびり仲良く行きましょう」
エスリン 「呑気な人達ね…」
フィン  「まあ、半ば予想はしていましたから」
ディムナ 「僕達は頑張ってますよっ!!」
オイフェ 「4位に上がったものの、ここから先はちょっと無理か…」
ノイン  「白熱のラストバトルに観客席の興奮は最高潮!!
      さあ、最終コーナーを曲がって、3台のマシンが正面を向くスタンド前ラストストレート!!」
アレス  「負けんぞ!!」
アルテナ 「こっちこそっ!!」
シグルド 「うおおおおおっ!!」
ノイン  「横一直線に並んだっ! ここからはもはや気力の勝負!!
      本選への切符を賭けて、幾度も刃を交えた好敵手が最後の火花を散らすっ!!」
セーラ  「$=*&’#%@¥っ!!」←言葉にならない叫び
ドロシー 「セーラさん、興奮しすぎですっ!!」
ノイン  「勝つのはライバルタッグ、我らが主人公、裸エプロンの漢、シグルド選手と、
      悲運の皇帝、癒し系バニーちゃん、アルヴィス選手のスターダスト・フェアリーズか!」
アルヴィス「シグルド! 私以外の者に負ける事は許さんぞ!!」
シグルド 「当たり前だ! エルトやキュアン、ラケシスの為にも、この勝負…勝つ!!」
ノイン  「それとも全裸コンビ、不死身の変態、全裸に葉っぱのリーフ選手と、
      獅子王の後継者、裸マント+股間に天狗の新・密林大帝アレス選手が駆る
      おねいさんハント号がチェッカーを受けるのか!?」
リーフ  「本当は僕がアルテナさんと勝負したかったんだけどね」
アレス  「…で、彼女にダイブして負けるんだろう? 俺が行って正解だ」
ノイン  「はたまた、ルネス女学院の制服を着たユグドラル学園最強の鋼鉄の姉妹、竜槍の君・アルテナ選手と、
      大和撫子残念系・マナ選手のダブル・エルダーが選ばれるのか!?」
マナ   「アルテナさん、私達、最強ですよ! 残念でも最強なんですよっ!」
アルテナ 「残念なのはあなただけ……でもないか。ほら、しっかり捕まってなさい!」
ノイン  「泣いても笑ってもあと100m!! 運命のラストスパートだあああああああっ!!
      ここまで来たらもう言葉はいらない、見守るのみっ!!」
エルフ  「私、柄にもなくドキドキしていますわ」
ノイン  「50……40……30……20……10……今、
      ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールっ!!」
エルフ  「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールっ!!」
セーラ  「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールっ!!」
ドロシー 「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールっ!!」
ノイン  「ほぼ同着でチェッカーフラッグを受けたぁっ!! 本選に進むのはどのチームだっ!?
      写真判定にもつれ込みそうだっ!! もつれ煮込みっ!!」
セーラ  「(ドキドキ)どうなったのかしら」
ドロシー 「(ドキドキ)実況席からは同着に見えましたが」
ノイン  「……今、グランベル大学写真部による判定写真が私の元にもたらされました。おおおおおおおっ!?
      それでは、発表します。この静寂が気持ち良いっ、チョー気持ちいいっ!!」
エルフ  「申し訳ありませんが、キリがいいので結果は次回に持ち越しです」
セーラ  「ちょっと、ここで終わるのっ!? 最悪じゃないっ!!」
ドロシー 「バラエティー番組と似たような事しないで下さいっ!!」
続く
154助けて!名無しさん!:2011/10/13(木) 21:05:06.57 ID:370t6yfL
アルム「なんかぱったりと書き込みがなくなったな。よし、1時間以内になにも書かれなければ脳筋3兄弟
   (アイク兄さん、エフラム兄さん、へクトル兄さん)の弁当野菜一色にしてやる。阻止されてもする。
   兄さんたち、まじめに肉だけじゃなくて野菜もとらないとマズイって」
155助けて!名無しさん!:2011/10/13(木) 21:11:10.81 ID:UqO1p05W
アイク「別に野菜が嫌いなわけじゃないし採ってないわけでもないぞ。肉が特に好きだけだ」
156助けて!名無しさん!:2011/10/13(木) 21:11:54.61 ID:y9jrxezH
>>154
アイク「・・・」
エリンシア「はいはいちょっとだけお肉も混ぜてあげるから、そんな顔しないでアイク」
アルム「アイク兄さんの泣きそうな顔なんて初めてみたよ」
セリカ(…ちょっとカワイイ)
シグルド「KINSHINは許さんぞーッ!」
アルム「ちょw何もしてないよwww」
157助けて!名無しさん!:2011/10/13(木) 21:54:31.06 ID:efahdhse
ヘクトルは肉ばかり食ってそうだがエフラムはなんか精進料理みたいなのも食ってそうなイメージある
修行とかで
158影達のデート:2011/10/13(木) 22:15:46.24 ID:sAOxcQiN
 
─アカネイア地区:商店街

カタリナ「最近クライネに友達が出来たのか、明るくなってきたんですよ」
クリス 「それは良い事だな…ん?あれは…」

他愛の無い会話をしながら二人で歩いていると、前方にクリス達の教師でもあるジェイガンが悩んでるかの様に立っていた。

クリス   「…ジェイガン様?珍しいですね。こんな所で何を?」
ジェイガン「おお、クリスにカタリナか。丁度良い所に現れてくれた。今度の休日、何か用事はあるか?」
クリス   「俺は特に無いですね。精々いつもの通りに鍛錬しているだけです」
カタリナ  「私はその鍛錬のお手伝いをしようかと思っていますが、それが何か?」
ジェイガン「それは都合が良い。それならば今度の休日はここでも言ってきたらどうだ?」

そう言いながらジェイガンが懐から取り出したのは二枚の遊園地のチケットだった。

カタリナ  「遊園地のチケット?これは一体どうなされたのですか?」
ジェイガン「商店街の一角で福引きをやっておってな。暇潰しにと一回引いてみたら不覚にも当たってしまってな。
       それでこのチケットを貰ってしまい、どうしたものかと途方に暮れておったのだ」
クリス   「なるほど。そんな時に俺達が現れたってわけですね」
ジェイガン「わしの様な老いぼれが行ってもしょうがないのでな。そこでクリス達にと思ったのだが、どうだ?」
カタリナ  「クリス、どうしましょうか?」
クリス   「やる事が無くて鍛錬の予定だったしな。遊園地行くのも悪くない。ジェイガン様、有難く頂戴してもよろしいですか?」
ジェイガン「もちろんだ。クリスならそう言ってくれると信じておったぞ。ではこれが遊園地のチケットだ」

ジェイガンから二枚のチケットを受け取るクリス。受け取った後、二枚の内一枚を無造作にカタリナへと渡す。

カタリナ  「(…あれ?これって…)」
クリス   「しかしジェイガン様、教師が教え子に遊園地のチケットを渡すってよろしいのですか?」
ジェイガン「何、我が校はそこまで校則が厳しくは無いからな。何も考えず、カタリナと一緒に楽しんできなさい」
カタリナ  「(クリスと一緒に…楽しむ…遊園地に…二人っきりで…これってつまり……ッ!!)」
クリス   「ならばよろしいのですが。それじゃあ行くかカタリナ…って、おいカタリナ。顔が茹で蛸みたいに真赤だぞ?」
カタリナ  「え!?…あ、あわわわ!だ、大丈夫です何でもないです気にしないで下さいではクリス今度の休日にっ!!」

言い終わると共に、カタリナはクリスとジェイガンの前から鴉王もビックリな速さで駆け去っていった。

クリス   「…今度の休日にって、まだ休日まで日にちがあるんだが」
ジェイガン「…若いというのは良い事だ。ではわしは失礼する。また明日、学校でな」
クリス   「あ、はい。ジェイガン様、また明日学校で。今日はチケット有難うございます」

ジェイガンが去っていくのを見送りながら、ふとクリスは一つの疑問が思い浮かぶ。

クリス「福引き、か…。商店街は軽く見回ったがそれらしきものは見た記憶は無いんだけどな。…ま、見逃しただけだろう」
159影達のデート:2011/10/13(木) 22:17:16.17 ID:sAOxcQiN
 
─商店街の路地裏

マルス  「…ご苦労様、ジェイガン。上手くいったみたいだね」
ジェイガン「はっ!手筈通り、クリスとカタリナにチケットを渡してきました」
マルス  「僕が直接渡せたら良かったんだけど色々ややこしい事になるからね。助かったよ。演技も上手かったし」
ジェイガン「マルス様の為ならば、喜んで道化すらも演じてみせましょう。それにクリス達にも上手くいってほしいので」
マルス  「そうだね。あの二人は勿論の事、クリス達の仲も進展したら万々歳だよ。…と、そうだ。連絡しないと。
       (ピッピッピッ)…もしもしマルスです。はい、上手くいきました。…えぇ、今度の休日が楽しみですね」

─エレミヤの孤児院

クライネ「アイネが帰ってくるなりずっと顔真赤にしてにやけているんだけど。何があったのかしら?正直言ってキモイわ」
ローロー「ウキキ。さぁ?嬉しいことでもあったんじゃないかな?」
カタリナ「(クリスとデートクリスとデートクリスとデートクリスとデートどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう!?)」

そして日にちはあっと言う間に過ぎ、休日がやってきた。

─アカネイア地区:遊園地

カタリナ「……あっ!ク、クリス!こっちです!」
クリス 「カタリナ。すまないな、待たせてしまったようだ」
カタリナ「い、いいえ!私も今来た所です!(ドキドキし過ぎて眠れなくて、開園前からいたなんて言えないです…)」
クリス 「そうか、それは良かった。じゃあ早速行くか」
カタリナ「は、はいっ!行きましょうっ!!」

クリス  「うおお!慣性ドリフトォ!!」
カナリナ「いえ、クリス。ゴーカートでドリフトなんか出来ません。…ぁ、クラッシュしちゃった」

オバケ役「う〜ら〜め〜し〜」
カタリナ 「あ、危ない!クリス!!」
オバケ役「ギャアアアァァ!!!」
クリス  「カタリナ、流石にオーラはマズイと思うぞ。(司祭に職種変更)とりあえずリライブ…いや、リカバーか」

カタリナ「ここのジェットコースターは速いと聞いてましたが、そこまで速く無かったですね」
クリス 「俺達は飛竜でこのぐらいの速さで飛ぶからな。テリウス地区にある遊園地にはもっと速いのがあると聞くが」
カタリナ「機会があれば行ってみますか?」
クリス 「そうだな。機会があれば一緒に行くか」
カタリナ「はい、一緒に行きましょう(…あ、あれ?さり気無く私、次回のデートの約束、しちゃったような…ッ!)」
クリス 「じゃあ次に…って、おいカタリナ。また顔が茹で蛸になっているが、大丈夫か?」

カタリナ「…き、気持ち悪いです。流石に回し過ぎました…」
クリス 「ま、まさかあそこまでコーヒーカップが回転するとは…。そういえば三半規管の鍛錬はしていなかったな…」
カタリナ「お昼を食べる前で良かったです。本当に…」

それから十数分後…。

クリス 「ふぅ、ようやく落ち着いてきたな。そろそろ昼食を取るか」
カタリナ「そうですね。先程、良い感じのお店がありましたのでそちらで…」
???「…ん?そこにいるのはもしかしてクリスか?」
クリス 「その声は…」
160影達のデート:2011/10/13(木) 22:18:42.09 ID:sAOxcQiN
 
声が聞こえてきた方向にクリスが振り向くと、そこにはアイクと、いつもの格好とは違うがレテの姿がそこにあった。

クリス 「アイク殿。と、確か…レテ殿でしたか?」
レテ  「そうだ。お前はアイクの親戚の…クリスだったか?」
クリス 「はい、そうです。所でどうしてアイク殿とレテ殿がここに?」
アイク 「友人から遊園地のチケットを貰ってな。偶然に通り掛ったレテを誘ったんだ」
レテ  「(どう考えてもライに謀られた気がする。あいつはまた砕破確定だ)」
クリス 「なるほど、そういう事でしたか。俺はてっきりデートかと…」
レテ  「デ…デデデデデートではないっ!私はアイクからチケットを貰ったから来てだけだそれだけだ他意は無いっ!!」
クリス 「………」
カタリナ「………」

顔を真赤にしているレテを見て、クリスとカタリナは思った。何て分かり易い人なんだろう、と。

アイク 「そういうお前達は何でここにいるんだ?」
クリス 「俺達はジェイガン様からチケットを譲って頂いて、ここに来ています」
アイク 「ジェイガン…。確かマルスが通っている所の先生だったか?」
カタリナ「はい。何でも、福引きで当てたからとか…。ペアのチケットを貰って途方に暮れてた所に、私達が通り掛ったので」
アイク 「なるほど、そういう事だったか。俺もてっきりデートかと思ったのだが…」
カタリナ「デ…デデデデートじゃないですっ!私はジェイガン様からクリスと一緒にチケットを譲り受けて来ただけですっ!
     それにデートとは恋人と行くもので私とクリスは友達で仲間ですそれ以上でも以下でもないですッ!!」
アイク 「………」
レテ  「………」

顔を真赤にしているカタリナを見て、アイクとレテは思った。何て分かり易いんだろう、と。

アイク 「何だ、二人揃ってデートかと思っていたのか」
クリス 「実際の所は内容の差異はありますが、知人譲って頂いたチケットで遊びに来たと言うオチですからね」
レテ  「そ、そうだ!決してデートではないっ!デートでは!!」
カタリナ「そ、そうです!デートじゃないですっ!クリスと遊びに来ただけなんですから!!」
アイク 「………」
クリス 「………」

顔を真赤にしながらデートを否定している二人を見て、アイクとクリスは同じ事をほぼ同時に思った。

二人「(何で気付かないんだこいつ(この人)は…)」

…何処からかともなく、ひどい有様です、と言う声が聞こえたのはきっと気のせいだろう。


<続く>
161助けて!名無しさん!:2011/10/13(木) 22:25:23.93 ID:sAOxcQiN
実は三年ぐらい前に放置してたネタの続き的なものなのだが、
分かる人はいないと思うのでちと視点変えて、見てない人も分かる様に新作っぽく。
自業自得も良い所だぜ自分w
162助けて!名無しさん!:2011/10/13(木) 22:32:36.22 ID:y9jrxezH
セネリオとライがアイクとレテを遊園地に仕向けてたやつ?
163助けて!名無しさん!:2011/10/13(木) 22:32:55.50 ID:eAhabQGO
アイク「……それは厳しい修行だな。少しは見習わねば」
164助けて!名無しさん!:2011/10/13(木) 23:00:33.16 ID:efahdhse
エフラム「あえて好物を絶ち我慢強さを養う…これも精神修行の一つです兄上」
165助けて!名無しさん!:2011/10/13(木) 23:14:32.62 ID:sAOxcQiN
>>162
即行で気付かれるとは…。それですね、はい。
その時は只の埋めネタで投下したつもりだったけど、wikiの投票コーナー6で
「期待してる連載作品」にそのネタに票入ってて、放置しておくのもいかがなものかと思って書こうと思った次第。
色んな意味ですみませんでした。
166助けて!名無しさん!:2011/10/13(木) 23:58:00.78 ID:OPsfSGo0
>>164
サラ「なるほど…それでいくらアピールしても我慢してたのね」
167助けて!名無しさん!:2011/10/14(金) 00:02:16.77 ID:Z8Dni+zs
>>150-153
ちょっと遅くなってしまったがGJ
皆仲よくていいなー。でもトラバントのことは・・・w
あと兄弟家の皆は葉っぱのことももっと応援してあげようよw
次の戦いにも期待してます!

>>158-160
暴走するカタリナがかわいくていいね!
報われなくてちょっとかわいそうだけどw
こちらも続き期待してます
168助けて!名無しさん!:2011/10/14(金) 00:46:00.97 ID:SOdshv3I
過疎だと勝手に思ってちょっと見ないとこれだ、まったくこのスレは(ry


>>150-153
↑の方と同じく感想遅れたが乙だぜ
しかし良く書いたと思う、図や順位、現在地の説明や連結等の描写とか大変だったろうに……
色んな作品からキャラを出してるし、キャラごとの個性もちゃんと出てる
最初の投下からどんどん面白くなってるし、続きますます期待してるぜ!

後これはあくまで個人的な意見なんだが……
一回の投下分の量が多いから大まかな粗筋みたいなのを最初につけてくれるともっと読みやすいかも
レースだから前回からの順位変動、リタイアと起こった出来事を箇条書きみたいな感じで
自分みたいに最初から読んでる住人はいいけど、そうすれば新規の人とかあまり頻繁にこれない人にも興味持ってもらえると思うし

2回目だけどこれはあくまで個人的意見だから無理に入れなくてもいいですぜ
こんな意見もあるのか、ふーん……位に聞き流してくれ、長文スマソ


>>158-160
なんか見たことある文体だと思ったらレテ好きの人かwww
自分のイレースネタに感想くれたから俺も覚えてる、あの時はありがとう
投票コーナーをきちんとチェックしてるとは……流石です
そして肝心の感想だがアイクとクリス、

>>二人「(何で気付かないんだこいつ(この人)は…)」

お前らが言うなwww
そしてセネリオ、君がオチを務めてるのを見るのは久しぶりな気がする……良かったな、本当に良かったな
久々のクリス×カタリナネタ、面白かった!GJ!
169助けて!名無しさん!:2011/10/14(金) 13:06:33.62 ID:bCPO+xk+
>>158-160
GJ!!
以前クライネとリーフの相性が抜群なネタがあったが、新しい友達ってまさか……
170助けて!名無しさん!:2011/10/14(金) 14:19:07.75 ID:gQiqxrF5
この小説を読夢魔絵に>>47の注意書きを参照してください。
>>48-54の続きにあたります
171助けて!名無しさん!:2011/10/14(金) 14:20:31.48 ID:gQiqxrF5
変換ミスった…読夢魔絵ではなく読む前…なにやってるんだろ俺
「忌まわしや百姓ども。これでは鷹狩りにも出かけられんわ」
男は吐き捨てるように呟いた。
ソフィアの国を見下ろす高く築かれた天守閣。
そこから見下ろせるのはソフィアの城を取り巻く一揆勢の陣地である。
ラムの村を発火点として巻き起こった百姓一揆はミラ宗派の支援も受けており、
次々と村々で一揆が起こり今や国一揆と化した感すらある。
十年以上に渡る悪政への不満は飢饉をきっかけにこの地を覆い尽くしていた。
だが天守閣より陣地を見下ろすこの男。
旧主リマに成り代わりソフィアの大名となったドゼーにはいささかの焦りの色も無い。
兵の大半をリゲルとの国境に振り向けたがために一揆を押さえ込めず城を取り巻かれたとはいえこの状況は彼にとってまったく窮地ではなかった。
「兵法もろくに知らぬと見えるな無知な百姓ども。この城が落ちるわけがあるまいに」
そう、飢饉に喘ぐ一揆勢には兵糧が乏しく、それに対してソフィアの城には数年来蓄えたかなりの量の年貢米がある。
こちらは城壁を活かして守りに徹し相手の兵糧切れを待つだけでいいのだ。
だがドゼーはそれだけで満足はせずさらに手を打っていた。
「例の仕込みはどうじゃ?」
この場にはドゼー一人しかいない筈である。
だがどこからともなく女の声が響いてきた。

「準備は整ってございます。近いうちにマイセンめの首を献じるでありましょう」

「うむ、あの老いぼれめが何を血迷ったか…もうあの世にいく歳であろうに百姓どもを煽りおって。
 奴が死ねばあとは烏合の衆よ。どれほどの事もできんわ」
くす…くす…くす…と風に乗って笑い声が響いてくる。
「ほほほ…私の子たちはこのような時にはよく役に立ってくれまする…
 如何様にもお力になりましょう殿…」
「うむ…その暁にはさらに主らを重く用いようぞ。誠に忍びとは使い出のある者よ。
 百姓どもが片付けば次はルドルフめだ。期待しておるぞ。だがあれは南国にその名を轟かせた猛者なり。
 油断するでないぞ?」

流れてくる声はどこまでもどこまでも深く淀みきっていた。

「ほ…ほ…ほ…如何な豪傑といえども飯も食らえば女も抱く人間でございます。
 で、あるなれば忍びの手を逃れる事かないませぬ…飯時…風呂…閨…いくらでも隙はございまする……」

ドゼーは顎鬚を撫でると小さく頷いた。
声はいつの間にか聞こえなくなっていた。
炎正十三年八月十日。
ソフィア城を取り巻いた一揆勢の数は日に日に膨れ上がりすでに総勢二万を超えるほどであった。
こうまで容易に城を囲めたのはドゼーの兵の多くがリゲル軍への防戦のため北に振り向けられていたためでもあったが
事ここに至って一揆勢もまたソフィアの城を攻めあぐねていた。

リマの代より十年以上に渡って強化された城壁は極めて強固であり守る兵こそ少ないものの精鋭が配置されている。
大半が貧弱な鍬や鉈で武装したろくな訓練もされてない農民兵では簡単に攻め落とせるはずもない。
まして兵糧の不足からろくに物も食えてないのだ。
腹が減っては戦はできぬとは古代の大陸の兵法家マークの兵書にも記されている常識である。
「むぅ……」
一揆勢を率いるマイセン老人は本陣代わりとしている小屋の中で小さく声を漏らした。
その周りには各村の代表たちが集まりああでもないこうでもないと城攻めの方法を相談している。
「米はあとどれほどじゃ?」
「切り詰めておるが…あと十日もすればすっからかんじゃ…」
「仕方あるまいのう…こちらには女子供や年寄りも多い…この人数に食わせるのは容易ならんのう」
そう、一揆勢は戦える男手ばかりではない。
村にいては食えないためついてきた者たちや農民兵の家族も少なからず混じっており炊事や怪我人の看護をしている。
マイセンの付き添いをしているアルムは小さく溜息を漏らした。
百姓は人を食わせる仕事だ。そのために土を相手に働き命を育む。
それは確かに天候や自然に左右されるけれど充分な蓄えがあればこうはならなかったのだ。
まさしくあまりに重い年貢米のせいである。

アルムの懊悩を別にラムの村の名主各と言うべきグレイが血気に逸った声をあげた。
「飢え死にするのも戦で死ぬのも同じだ。だったら目に物見せてやるってんで俺たちは立ったんじゃねえか!
 ねえもんを嘆いてもどうにもならねえ。食えてるうちに攻めまくるしかねえだろ!」
それを制したのはマイセンである。
「逸るでない。逸るでない…それではドゼーの思うツボじゃ。ソフィアの城は難攻不落。
 やたらに攻めては犠牲を増やすだけじゃ。兵糧が手に入らぬかワーレンに使いをやっておるゆえ焦るでない」
結局この時の会合では城を囲ったまま様子を見る事となった……
打ち合いの音が響く陣地の一角。
武芸の心得のある者が農民兵たちに稽古を付けている。
そんな一角にてアルムは太刀の稽古をしていた。
本来アルムの家は太刀を買えるほど裕福ではなかったが一揆を起こすにあたり財産を整理したグレイが村人たちに武具を買い与えていた。
「ふぅ……」
「どうしたアルム? 溜息なんてついてさ」
傍らで稽古をしていたクリフがアルムの溜息を聞きつける。
「ん…やっぱりさ…僕は太刀より鍬を持ってるほうが性にあってるよ…」
「…俺もだよ…」
ラムで決起して以来ソフィアの城を囲むまで幾度かの戦いがあったがアルムもクリフも人を切った事は無い。
アルムは剣術の筋は決して悪くなく稽古ではそれなりの事ができるのだがどうにも実戦ではだめなのだ。
土に鍬を打ち込むのと人間を斬るのとは違う。
「なぁアルム…知ってるか?」
「何を?」
クリフの言葉からしてアルムは他に答えようもなかったのだがクリフはアルムの鈍さを責めるかのような顔をした。
「グレイの奴。城攻めが終わったら嫁さん貰うつもりなんだぜ」
「え…ええっ? 初めて聞いたよそれ…相手は誰?」
「今は大変な時だから落ち着いたら皆に話すつもりらしいよ。あいつは単純だから隠せてないけど…なんだ本当に気がついてなかったのか…
 隣村出のクレアって娘だよ。ロビンとさんざん取り合ってグレイが勝ったわけだけど」
「ろ…ロビンまで…全然知らなかった…」
ここまで来るとクリフは苦笑いをするしかない。
だが彼が本当に言いたかった事は、戦という非日常の中でも若者たちはどこかに日常を求めているという事だ。
色恋沙汰や婚姻…戦の終わりにあるはずの日常とそれに続く人生とを…
「俺もその娘の顔だけは知ってるけどさ。可愛い娘だよ。グレイの奴うまい事やりやがった」
「そっか…うん、でも目出度いよね。物も無いからあまり盛大にはできないかもだけど戦が終わったらみんなでお祝いをしなきゃな。
 クリフは誰かそういう人はいないの?」
「畑も無い小作農じゃ嫁さん貰っても養えないよ…そういうアルムはどうなのさ?」
「いないいない。あんまり考えてる余裕も無いし身近に親しい娘もいないよ。
 のんびり畑を耕して暮らせるようになったら考えてみるけどさ」
言葉に出してはこういった。
だが本心を言えば気になる相手がいないわけではないのだ。

幾度か会合で顔を合わせたあの赤い髪の娘…
ミラ宗の僧兵の長セリカ…今まで二言三言やりとりをしただけだがどうにもあの娘の事は頭から離れない。
この感情が恋慕かと言われるとそれはアルムにはわからなかった。
稽古を終えて陣屋に連れ立って戻る途上、赤い夕日が大地を染め上げていく。
八月の蒸し暑い風を感じながら例年であれば畑に何を植えていただろう…そんな思いがアルムの心を占めていた。
その折である。アルムに声をかけてきたのは地味ではあるが可愛らしい顔立ちの娘であった。
「アルムさん、お稽古の帰りですか?」
「うん、ジャンヌはこれから炊事?」
この娘はラムの村で知り合ってから幾度か話をする機会があった娘であり、
割と気さくに声をかけてくるのでいつのまにか親しくなっていた。
傍らでクリフが瞳を瞬きしている。
「ええ、お米は少ないけれどなんとか美味しい物を作るから楽しみにしててくださいな」
「うん、ありがとう。やっぱりね米も野菜も美味しく料理してもらえると僕ら百姓も嬉しいよ」
「ふふふ、楽しみにしててくださいね?」
そこまでを言うと娘はちらりと人目を気にして…そして小さな声を出した。
「ね…少し話ししたい事があるんです…夜にでも…時間を取れますか?」
「え…えぇ? でも僕…今夜は爺ちゃんの不寝番の当番なんだ」
マイセンはいまや一揆軍の長である。
警護がつくのは当然の事だ。
少し落胆した表情をしたジャンヌではあるがすぐに気を取り直して顔をあげた。
「ん…わかりました。また…」
炊事場へ向かって歩み去るジャンヌの背を見送るとクリフは瞳を細める。
「親しい娘いるんじゃんかアルム…」
「えぇ? ジャンヌとは何回か話をしただけだって。別にそういうんじゃないけど…」
「あの娘の方は脈ありそうだけどなあ…」

もったいない…とつぶやくとクリフは自分の持ち場へと戻っていった…
その夜の事……
月の無い暗い夜であった……
アルムは予定通りマイセンの眠る小屋の入り口で番をしていた。
すでに宵も深まり静寂と常闇が周囲を支配している。
「……ん…」
少し眠気を感じる。その時である。小さな足音を聞いたのは。
「誰?」
瞳を擦ると一応傍らの太刀を手にとった。
何かマイセンへの急な報告だろうか?

「アルムさん…私です」
「ジャンヌ? 何かあったの?」
だがそれは先ほども話をした知り合いの娘であった。
クリフが妙な事を言ってくれたためか改めて顔を合わせるのが何か照れくさい。
「やっぱり…どうしても聞いてほしい事があって…」
「明日じゃだめ? その…僕は爺ちゃんの警護をしなきゃ…」
その時である。なにか思いつめたような顔をした娘がアルムにしがみついたのは。
「じゃ、ジャンヌ!?」
「少し…ほんの少しの間だけでいいんです…お願い…」
潤んだ瞳で頬を紅に染めながら見上げられるとアルムはひどく胸の鼓動が早まるのを感じた。
年頃の娘に抱きつかれた事などないアルムは戸惑い混乱し頷く事しかできなかった。

二人はマイセンの小屋を離れると少し離れたところの人気の無い倉庫の影に移動する。
ひどく落ち着かない。どうしたというんだ。
だがアルムの前を歩く娘は戸惑うアルムの様子を気にした風も無い。
「この辺りで…いいですね。アルムさん?」
「な…何…?」
振り返った娘は笑っていた。
どこか秋の風を感じさせる寂寥感に満たされた笑顔であった。
「ありがとう、あなたの事…ちょっと好きでしたよ?」
「え…?」
何が起こったのかわからなかった。
胸が痛い…そう…い…た…い…?
ジャンヌが逆手に持っているのは…あれは懐刀?
あれ…おかしいな…なんでジャンヌがあんなものをもって…それ…赤く濡れて…

「動いちゃ駄目じゃないですか…せめて一太刀で楽にしてあげたかったのに」
「………っっっ!?」
痛みが走った。ようやく自分の身に何が起きたのか理解できた。
斬られたのだ。懐から抜かれたあの懐刀で胸元を切り裂かれたのだ。
何故? どうして?
だが膝を突きかけるアルムの疑問は言葉にならない。
「不思議そうですね…まだ私が敵だった事に思い至らない…いえ、考えもしない…
 そういうあなただから…いえ…これでさよならですよ…」
ジャンヌが懐刀を振りかぶった刹那。
アルムは跳ねるようにその場を逃げ出した。
思ったよりもその脚には力がある。
深手を与えたつもりだったが…思ったほどは傷は深くなかったようだ…

情…? 手元が狂った?
如何様にも理由は付けられるがそれが何故かはジャンヌにはよくわかっていた。
篭絡するつもりで少しずつ近寄って…惹かれていたのはどっちだったか…
だが…
「どのみち…なら…せめて…逃がしはしません…」
わけもわからないままアルムはマイセンの小屋に逃げ戻ってきた。
わからない。わからない。頭の中がぐちゃぐちゃになる。
だがさらに混乱は追い討ちされる。小屋にかけこんだアルムが見たものはマイセンを追い詰める奇怪な大男であった。
その者は般若の面を被り巨大なまさかりを手にマイセンを壁際に追い詰めている。
「ウキキ…ウキキ、俺の気配に気づいたのはさすが…けどもうだめ」
槍を手にとったマイセンは肩で息をしている。
往年はソフィア一の武士とされたこの老人もいまは七十を遥かに超え、しかも飢饉以来臥せりがちであったのだ。
すでに天寿は近く往年の力が出ない事はマイセン自身がもっともよくわかっている。
「ウキキ、止めだ。止めだ」
男がまさかりを振りかぶるのを見てアルムは大声で叫んだ。
「爺ちゃん!?」
「アルムか!」
般若面の下から舌打ちが聞こえる。
「せっかく時間をかけて仕込んだのに仕損じた。ドジな奴」

そう…ジャンヌは始めからマイセンのもっとも身近な護衛役を引き離しマイセン暗殺の機会を作るのが役目だったのだ。
そしてその当人はすでにこの場に追いついて来ていた。
「手間を掛けましたね。ローロー。人が来ないうちに終わらせましょう。あなたはマイセンを…私は…」
「ウキキわかってるわかってる…」
ローローがそれを言ったのも束の間。
ジャンヌに気を取られた一瞬の隙をついたマイセンの槍がローローの胸板を貫いた。
鮮血が飛び散り巨体が床に沈む。
だがジャンヌは動じた色も無い。
「娘…ぬしら忍びの者じゃな。ドゼーの手の者であろう?」
「ローローはその程度で終わりはしませんよ。忍びの忍びたる力を見る事になります」
消えたはずの気配が幾重にも増えてゆく。
長い人生を歩んだマイセンにもこれはない経験だ。
「ぬう!?」
煙幕か何かであろうか。煙が立ち込めローローの屍は消えて無くなっており…
変わりにそこにいたのは三人のローローであった。
「ウキキ俺は不死身不死身」
「ウキキ斬られれば斬られるほどに増えていく」
「ウキキあきらめろあきらめろ」
「め…面妖な…忍術か!」

三人のローローが襲い掛かる…激しい斬激と金属音が響き渡った。
「じいちゃん!?」
「アルムさん。あなたの相手は私ですよ」
「ジャンヌ…どうして…っ」
マイセンを助けに入ろうとしたアルムを阻んだのはジャンヌである。
「本当に優しいアルムさん。この期に及んでもまだ太刀を抜かないんですね。
 けれど…この世の中でそれがどれだけ命取りでしょう…あなたは必ず殺されます」
ジャンヌの手首が唸る。
アルムの肩口に手裏剣が突き刺さった。
低い悲鳴が漏れ血が噴出す。
いや…これは痛みだけではない…目が霞んできた…まさか…まさか…?

そう…先ほどの刃にも手裏剣にも毒が塗られていたのだ。
それが回りはじめてきたらしい。
「今…楽にしてあげます…」
懐刀が振り上げられたまさにその時であった。
轟音とともに小屋の壁が吹き飛んだのは。
そこに立っていたのは赤い髪の娘であった。
「マイセン様っアルムっご無事で!?」
そう、ローローの攻撃をかろうじて持ちこたえていたマイセンの槍の金属音がこの陣屋に割合近いミラ宗僧兵の陣屋まで届いていたのだ。
跳ね起きたセリカは慌ててこの場に駆けつけてきたのだ。
ジャンヌが舌打ちを鳴らすと同時にローローの一人がセリカに向き直る。
「ウキキ…これ以上騒ぎを大きくできない。お前も死ね」
まさかりが振りかぶられる。だがセリカはまったく躊躇いも恐れもなく印を切ると附より炎を生み出した。
ローローの体が炎に焼け焦げて崩れ落ちていく。
「妖術使い…面倒な…っ!」
ジャンヌの手元から苦無が飛んだがそれをセリカは僧兵の小太刀で叩き落した。
元々ジャンヌは暗殺やだまし討ちには長けていても正面切って戦うのはそれほど得意ではない。
状況が振りになりつつある事を悟った彼女は残った二人のローローに目配せをするとすぐに煙幕を炊いた。
「待て!」
セリカの叫びが空しく響く。

―――アルムさん…ここは引きます…けれどあなたを殺すのは私……

霧が掻き消されるようにその姿は消えて無くなった…

だがそれを探して追う余裕は無かった。
二人のローローがマイセンと戦っている。
「ぬう!」
槍がうなりまさかりが舞う。
セリカは目標を転じて雷を放ちそれを浴びたローローの動きが止まった刹那マイセンは槍を持ってその心臓を貫いた…だが…
「ウキキ…かかったかかった!」
息絶えようとするそのローローは死に際に槍の根元を両手で掴んだのだ。
これでは刺さった槍を引き抜く事ができない。
「ウキキ今だ今だ!」
その間に残る一人がまさかりを振りかぶる。
マイセンは槍で防ぐ事はできずセリカは詠唱したばかりで次の術を直ぐに唱える事ができない。

巨大な斧がマイセンの頭上に落ちかかった…
ローローは任務の達成を確信する。
だがこの時ローローはもう一人の人物を忘れていた…いや、正確には考慮にいれる必要が無かったともいえる。
その者は毒で重症を追い動く気力も無いはずだったのだから…だが…

ああ…爺ちゃん…爺ちゃんに…刃が迫ってる…
どうしてだろう…僕が護衛から離れたから?
僕が隙を見せたから…僕が弱いから…?

人を斬るのは怖い…いやだ…けれど…
誰かが傷つく…抜かなきゃ…今…抜かなければ…

一瞬のうちにどれだけの心の動きがあっただろう。
その果てに訪れたのは毒で意識を失いかかる間…無意識に近い形で動く体だった。
居合い抜きはあらゆる剣術の中で最速を誇るといってもよい。
無言のうちに鞘走り加速した太刀はローローの首を跳ね飛ばした。
この時すでにアルムの意識は消え失せ闇に落ちていった。


次回

侍エムブレム戦国伝 死闘編 

〜 セリカの章 国取り 〜
179助けて!名無しさん!:2011/10/14(金) 15:16:19.09 ID:sg13P48O
>>172-178
一番気になってたアルム編の続きキタァ━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
まさかのジャンヌは、エレミヤに育てられたというの…か…!?
でもこのスレのジャンヌ知ってるとヤンデレ化したように思えるから困るww
次回は恐らく今のネタの続き…wktkせざるをえない…!
テラGJ!
180助けて!名無しさん!:2011/10/14(金) 19:08:11.22 ID:GQDayQ8Q
ロイ 「アルム兄さんの♪」
リーフ「ちょっといいところ♪」
マルス「見てみたい♪」

三人 「そーれ、一揆、一揆、一揆、一揆、一揆♪」

リン 「マルスッ! 未成年に酒飲ますなっ……て、あれ?
    畑耕してるだけ?」
マルス「この音頭聞くと、いつもより力が出るそうです。
    だからヘッドロックはやめていただだだだだっ!」

アルム「うおりゃあああああぁぁぁぁぁーーーーーっ!」



つまり何が言いたいかというと、GJ!
アルム頑張れ超頑張れ
181助けて!名無しさん!:2011/10/14(金) 20:26:08.93 ID:PznO5G1t
マジ「マルス様がまたリンさんに制裁されてるな」
サジ「ああ、羨ましいな」
バーツ「なんだお前そういう趣味だったのか」
マジ「マジか」
サジ「俺はサジだ!って違え。よく考えろ、リンさんの制裁って大体関節技とか絞め技だろうが」
バーツ「まあプロレス技が多いからな」
サジ「つまり制裁のたびにあの立派な乳が当たってるんだよ!」
バーツ「……お前な…」
マジ「成程、あのマルス様が何度も何度も地雷踏むからおかしいと思ったらそういう事か」
バーツ「!」
サジ「そう!どうよこの名推理!」
マジ「おお。マジ凄え」
サジ「俺はサジだ!」
バーツ「……隊長遅いなあ。どこ行ってんだろうなあ…」
???「………」

シーダ「マルス様のおっぱい星人!」
マルス「何事!?」
182助けて!名無しさん!:2011/10/14(金) 21:57:00.87 ID:GQDayQ8Q
安価つけ忘れた
>>180>>172-178あてな

>>181
マルス「ふむ、犯人はオグマか」
183他称:兄好きと妹好き1:2011/10/15(土) 02:28:31.23 ID:5NpIa31m
>>172-178
相変わらず先の読めない展開、凄い…!次回も気になります、GJ!

そんな素敵展開がおこった中でこんなネタで申し訳ないですが投下
アル←ジャン設定を拝借しているのと、トリスタン捏造してます
それとセリカの口調がちょっときついかも?

――――

ある平日の午後、学校から帰ってきていたセリカは庭にいた。そしていつもならいるはずの人がいないソコを見つめていた
――畑だ
愛しいあの人がいないのだ。と、そこへ…

トリスタン「よっ、セリカさん」
ある一人の男性がやってくる。そして手をあげながら塀越しにセリカに語りかけてきた

セリカ 「貴方ジャンヌのお兄さん…!また来たの?貴方も律義ね」
トリスタン「律義?」
彼はトリスタン。ジャンヌの兄である。ジャンヌが一度セリカに会わせて以来、何かとセリカの前に現れるようになった

セリカ 「ふーん、とぼけるの?ジャンヌに言われて私の所に来ていることくらいわかってるわ」
トリスタン「まぁ、そうだな。なら理由も当然わかってるだろう?」
セリカ 「私が邪魔だからでしょ。他の男と支援組ませてアルムを奪いたい。奪えなくても私を足止めしてもらう。相変わらずの女ね」
トリスタン「妹を悪く言われるのは困るな」
先ほどまで笑顔だったトリスタンの表情が変わる

セリカ 「…妹に言われたくらいでホイホイやってくるくらいだし、貴方ってエフラム兄さんの同士なのね」
トリスタン「よくわからないが、大切な妹だからな」
セリカ 「大切な妹だからって何でも言うことを聞くの?お人よしにしてはおかしくないかしら?それとも妹に逆らえないくらいのヘタレ?」
トリスタン「………」
セリカ 「どうなの?」
いつもよりきつい口調のセリカ。元々物事をはっきり言う彼女ではあるが、それにしてもだ。すると…

トリスタン「……友人のロドルバンはいつも俺のことを口が悪いって言うんだぜ?それでわかるだろ?」
男の雰囲気が変わる。セリカはやはり、と思った
184他称:兄好きと妹好き2:2011/10/15(土) 02:31:44.66 ID:5NpIa31m
セリカ 「ようやく本性を見せたわね!」
トリスタン「さすがにそれだけ言われて黙ってるのもどうかと思ってな。わざと言ってるだろうことはわかってたけど」
セリカ 「…兄弟揃って性格悪いのね」
トリスタン「きみも中々だよ」
何だが黒い笑みを浮かべながら言い合う

セリカ 「…それで?」
トリスタン「それで?」
セリカ 「そんな貴方がわざわざ私の所に来るのは何?本当に妹のため?」
トリスタン「そうだ」
セリカ 「そうだって…貴方ホントにシスコンなの!?」
トリスタン「シスコン…かどうかはわからないが、そうだな…」
彼は空を仰ぎながら語り出した

トリスタン「俺は今こそはこうしてジャンヌと同じ家に暮らしてるが、数年前は諸事情で別々でな。会うことさえ出来なかった」
セリカ 「だから過保護なわけ?」
トリスタン「……妹は中身こそ積極的だが、人付合いが苦手でいつも避けていた。そうこうしてるうちにスキル・影を習得するくらいになって。リーフ様くらいしか見付けてくれなくなったらしい」
セリカ (…リーフってニオイとかで嗅ぎ取ってるのかしら?)
トリスタン「本人は寂しくないと言っていたが、強がりなのはわかってたさ。そんな友人…ってのもいない妹が出会ったのが」
ここで間をあけるトリスタン。セリカには答えなどわかっていた

セリカ 「アルム」
トリスタン「そう、アルム君だ」
そう言いながらセリカを見つめる。一方のセリカは俯いていた

セリカ 「…それなら友人でいいじゃない」
トリスタン「恋ってそんな単純じゃないだろ」
セリカ 「…だからって奪っていいとは思えないわ」
強く握った拳が震えているのがわかる。なのでトリスタンは諭すように話した

トリスタン「俺はさ、ジャンヌの嬉しそうな顔が忘れられなくてな。少しでも協力してやりたいと思った」
セリカ 「私が笑えなくなっても?」
皮肉めいたセリカの笑み。だが彼は逆に真顔だった
185他称:兄好きと妹好き3:2011/10/15(土) 02:34:00.97 ID:5NpIa31m
トリスタン「だから来た」
セリカ 「?」
トリスタン「きみに謝りに」
セリカ 「謝って済む問題じゃないわ」
トリスタン「そうじゃなくてな」
セリカ 「なら何なの」
トリスタン「…今まで妹が迷惑をかけてすまない。そして改めて頼みたい」
セリカ 「アルムを渡せって言うの?」
トリスタン「妹と…ジャンヌとこれからも遊んでやってくれ」
セリカ 「遊ぶ…?」
怪訝そうに聞き返すと、トリスタンは言葉を慎重に選びながら言う

トリスタン「ジャンヌは確かにアルム君と会うことを楽しみにしてるがな、その一方でセリカさんとの攻防も楽しんでるんだよ。本人は気付いてないかもだがな」
セリカ 「私は遊びなんてつもりないわ!本気よ!」
トリスタン「それはわかってる。本気だからこそ…妹と本気で向き合ってくれているきみだからこそだ」
セリカ 「私は…」
その真剣な表情に、セリカはどう答えたらいいかわからなくなっていた

トリスタン「セリカさん、妹のこと感謝している」
セリカ 「……もう、どうして御礼を言われるのよ」
トリスタン「駄目か?」
セリカ 「…悪いけど御礼を言われたからって手は抜かないわよ」
トリスタン「…ありがとう」
だから彼の熱意に免じて今日は怒りをおさめることにする

セリカ 「…ねぇ、アルム君やらセリカさんって呼び方、ジャンヌがしてるから?」
トリスタン「そうだけど?」
セリカ 「…貴方絶対エフラム兄さんと仲良くなれるわよ」
トリスタン「よくわからんがありがとう」
セリカ 「褒め言葉じゃないんだけど……――はっ!」
トリスタン「?」
突然何かを思い付いたセリカ。そして勢いよくトリスタンに迫る

セリカ 「そうよ!そうだわ!トリスタンさん、そんなに妹が好きなら貴方がジャンヌとくっつけばいいじゃない!」
トリスタン「は?」
セリカ 「それなら万事解決よ!私もアルムと心置きなくラブラブ出来るし、それならジャンヌと仲良くしてやってもいいわ!」
186他称:兄好きと妹好き4:2011/10/15(土) 02:36:14.98 ID:5NpIa31m
−同時刻−

キュピーン!
シグルド 「…!」
アルヴィス「どうしたシグルド」
シグルド 「いや、たった今私のKINSHINレーダーに」
アルヴィス「給料減るぞ」
シグルド 「うぐっ……いやしかし…!」


キュピーン!
ラケシス 「…!」
ナンナ 「お姉様どうしました?」
ラケシス 「いえ、たった今どこぞで新たな兄妹愛の誕生を察知したわ」
ナンナ 「お姉様が存じ上げない兄妹などいらっしゃるのですか…?」
ラケシス 「…そういえばそうね。おかしいわ、AKJの同士にはしっかり調べさせてるはずなのだけれど…」


トリスタン「さ、さすが。凄いことを言い出すな」
セリカ 「そうかしら?私なんかとくっつけられるより断然良いと思うのだけれど」
トリスタン「いや、君となら別に」
セリカ 「え…?」
今何かさらりと…

トリスタン「君が一途で優しいことはわかっているし」
セリカ 「ちょっと…!」
トリスタン「妹と同じように可愛いし」
セリカ 「何なの!」
トリスタン「君のような娘――」
セリカ 「待って!」
どんどん赤くなるセリカだったが、

トリスタン「――と妹に愛されたアルム君は幸せものだな」
セリカ 「え?あ、そっち?」
予想と現実は違うもので。彼はセリカの動揺に気付くことなく「ここの家の血筋って恐いな」などと呟いていた
セリカは先ほどしまったばかりの怒りが沸き上がってくるのを感じていた

セリカ 「……そうね」
トリスタン「ん?」
セリカ 「そうよ!アルムは『私』に愛されていて幸せ者なのよっ!」
トリスタン「強調するなぁ」
そのままヒートアップする

セリカ 「そ・れ・に!私と付き合いたいならシグルド兄さんくらいのスペックがないとね!」
トリスタン「ふーん、アルム君じゃないと」
だが、何かをつい口走ってしまう。それに気付いたセリカは直ぐさま必死で弁明した

セリカ 「え!?そ、それは…アルムは…そう完璧!完璧だからよ、越えられないもの!」
トリスタン「まぁ、いいけど」
そうなのよ…と力無く呟いていたら、
トリスタン「俺は?」
と問われた
187他称:兄好きと妹好き5:2011/10/15(土) 02:38:13.11 ID:5NpIa31m
セリカ 「え?」
トリスタン「顔は自信あるけど」
セリカは自分より高い男を見上げる

セリカ 「…そうね、顔はまあまあ良いかも。ま、アルムのが断然上だけど!」
トリスタン「他は?」
セリカ 「他は…って自信あるの?」
トリスタン「…いや、ない」
セリカ 「なら駄目じゃない。シグルド兄さんってあれでも強いのよ。アルムなんてもーっと!」
トリスタン「つまり俺に相応しいように強くなれと」
セリカ 「何でそうなるのよ!?」
どうもこの男といるとイライラしっぱなしだ。そう、あの女といるみたいに

セリカ「いいからさっさと帰って、ジャンヌと愛を育みなさいっ!貴方妹のために頑張りすぎでしょ!」
トリスタン「兄だからな。君も『兄』が好きみたいだね」
セリカ 「何の話よ!!」
トリスタン「じゃあ、セリカさん。妹とこれからも仲良くしてやってくれな」
セリカ 「嫌よっ!」
やってきた時と同じように手を上げながら去っていった男の背中を見つめながら、セリカは一息ついた

セリカ 「んもう!兄妹揃って何なのあの人たちは!失礼じゃない!?」
それと入れ違いに彼が帰って来た。そう冒頭で待ち焦がれていた彼が

アルム 「あれ?セリカだぁ。ただいまー!もしかして僕を待って――」
セリカ 「うるさいわね!」
そう叫びながら振り返ったセリカは、アルムと向き合う形となる

アルム 「え?」
セリカ 「え?」
一瞬思考が止まる。だが次々と事態が飲み込めてきて…

アルム 「あ、いや、その…ごめん」
セリカ 「あ…」
アルム 「オマ村に行ってただけなんだけど…」
セリカ 「あぁ…」
アルム 「セリカ…」
セリカ 「アルム…」

そして…

アルム 「怒らせてごめんねーっ!!」
アルムは家の中へと走り去って行った

セリカ 「いやぁー!!違うの!違うのよアルムっ!お願い、話を聞いてぇぇ!!」
セリカの絶叫を受けながら
188他称:兄好きと妹好き6:2011/10/15(土) 02:40:13.77 ID:5NpIa31m
−その夜−

シグルド 「やはり私はあの時KINSHIN成敗に行った方が…」
ブツブツ…
シグルド 「ただいまー…」
エリンシア「お帰りなさいませ」
シグルド 「あぁ、ただいま」
会社から帰って来たシグルドがエリンシアの出迎えを受けていたが、そこへ凄い剣幕でミカヤがやってきた

ミカヤ 「シグルド!」
シグルド 「な、何ですか姉上…」
ミカヤ 「貴方、アルムとセリカにティルフィングしたの!?」
シグルド 「?――話が見えないんですけど」
ミカヤ 「違うの…?てっきりそうかと思ったのだけれど」
シグルド 「二人が何かしたのですか?」
何かあったことを悟る

エリンシア「それが…アルムちゃんが帰ってきてから部屋に篭っちゃって」
ミカヤ 「セリカはセリカで部屋で落ち込んでるし」
シグルド 「それは心配だ!KINSHINは許せんが」
ミカヤ 「一体何をしたのかしら?」
年長三人が心配する中、問題の二人はその日一日部屋に篭り続けた


ところ変わって

トリスタン「ジャンヌー!」
ジャンヌ 「はい、何ですか?」
トリスタン「言われた通りセリカさんに会ってきたぞ」
ジャンヌ 「えぇ、おかげさまで邪魔されることなく畑を耕すアルム君を見続けることができました」
トリスタン「…それ幸せなのか?」
ストーカーのように感じるのだが、と小さく付け足す

ジャンヌ 「えぇ、とても」
トリスタン「そ、そうか…。兄さんは人の趣味に文句は言わないでおくさ」
ジャンヌ 「ありがとう」
トリスタン「…お前も仲良くな」
ジャンヌ 「え?」
トリスタン「いや、何でもない」
どんな形であれ、彼は妹の幸せを祈っていた


おわる


ママチャリの系譜を読んで、「ついにセリカにもフラグが!?」
とたぎって頑張ってみたんだけど、トリスタンの性格と口調がわからなくて力尽きた
でもせっかくだからさらしてみたんだ
作者さん勝手にごめんなさい、いつも続き楽しみにしています

一応タイトルの他称は他人が称したみたいな意味で取ってくれると嬉しいです
セリカは同年代の男子とかは幼い、とか思ちゃう女子だったりするのかなと思った
189助けて!名無しさん!:2011/10/15(土) 12:44:13.44 ID:SmKBMpc6
人選が上手いと思った
ラブコメ好きの自分にはこういうネタ美味しいです
190助けて!名無しさん!:2011/10/15(土) 13:40:46.00 ID:b7ZqzsWn
>>181
シーダさん結構胸大きいじゃないですかー。
…まぁリンの方が大きいのは間違いないだろうけどw

>>183-188
ここのセリカって相手を引っ張っていくタイプだから、逆に相手側に振り回されるのが可愛いな
つまりアルム以外でセリカの相手を探すなら、セリカを引っ張っていくタイプが良いかもしれんなw
…てかシグルドとラケシスはニュータイプか何かなのかwww
GJでした!
191助けて!名無しさん!:2011/10/15(土) 17:36:45.50 ID:Q9YihKO4
>>183-188
38スレ目にしてようやくセリカにアルム以外の男の気配が…GJ!

ネタ投下します。
ほんの少しBL描写・キスシーン有り。苦手な人はスルーして下さい。
192雷神@vs新世界 1/7:2011/10/15(土) 17:38:04.37 ID:Q9YihKO4
セリス「ねえ、ユリウス。僕は好きだよ、ユリウスのこと……」
夕陽が教室を黄金に染め上げて、どこか幻想的な雰囲気の中、照れながらも目を逸らさずに、はっきりと想いを伝える女の子みたいな男の子。
セリス「だから、僕の全部を見てほしい」
震える指先で制服のボタンを外していく。男の子とは思えないような、白くて柔らかそうな肌が晒された。
ユリウス「……な、何で男なのに、その、ブラなんか着けてんだ?」
セリス「む、胸が膨らんできたからだよ。ミカヤ姉さんが着けなさいって……」
ユリウス「いや、だから男だろ、お前は?」
セリス「むぅ。だから、僕は女の子だって言ってんの。家の事情で男として育てられてきたけど、僕はちゃんとした女の子だよ。…………下も見る?」
ユリウス「ブバアアアアアッ!」
セリス「……ね?女の子でしょ?////」
……え? 嘘? 本当に女の子!?
ユリウス「……セリス」
セリス「はい」
ユリウス「結婚してくれ」
……いやいやいやいやっ!? 待て待て待て待てぇーっ!?
セリス「……嬉しい! ユリウス!」
セリス君がユリウス様に飛びつき、目を瞑って顔を上げた。ユリウス様はセリス君の頬に優しく手を添え、顔を近づけていく。
私はその行為を止めるべく走り出すが、いくら走ってもその距離は縮まらない。声を出そうと思っても、口が開くだけで何故か声が出ない。
やがて、二人の唇は……

AM7:30
イシュタル「いやあああああっ!?」
私は自分の悲鳴で目を覚ました。
いつもは夢を見てもすぐ忘れてしまうのに、どうしてイヤな夢は覚えているのかしら。しかも午後から竜王家に出向くというのに……orz。
今日は日曜日。当然学校は休みなので少し遅めの起床。まだ寝ているであろう姉妹を起こす必要はないのだが、
イシュタル「血の匂い……?」
ティニーの部屋から微かに匂った。
イシュタル「…………」
部屋の中には、床にうつ伏せになっているアーサーと、壁に立て掛けられた聖剣ティルフィング。
アーサーの衣服の一部分が切り裂かれていたが、ぱっと見、アーサーに怪我はない。
ティニーはリライブの杖を抱いて、ベッドで寝息を立てている。
そして、割れた窓。
何が起こったか、簡単に想像できた。
イシュタル「……後で返しに行かなきゃ」
これだけは言える。
この聖剣のおかげで、KINSINは阻止されたのだ。
193雷神@vs新世界 2/7:2011/10/15(土) 17:39:27.76 ID:Q9YihKO4
AM11:00
兄弟家に到着。インターホンを押すと、エリンシアさんが出迎えてくれた。庭の方からは、金属が激しくぶつかり合う音が聞こえる。
エリンシア「まあ、わざわざ届けに。さあ、上がってくださいまし」
イシュタル「あ、いえ、お構いなく」
アニウエ、キョウコソハ! アニキ、イッポントラセテモラウゼ! フタリトモソノイキダ、コイ! ズガガガガッ!
エリンシア「ふふふ、いいんですよ、遠慮なんかしないで。それに、お客様をそのまま帰らせてしまっては、我が家の名折れですわ」
イシュタル「そういうことでしたら、お邪魔させていただきます」
ドウシタ、フタリトモ、ソノテイドカ! クッ、マダヤレル! コッカラガホンバンダゼ! ドガガガガガガガガッ!
エリンシア「はい、どうぞ」
イシュタル「それでは、失礼します」
兄弟家の敷地に足を踏み入れようとした、その時。
デヤアアアァァァーーーッ! ウオリャアアアァァァッーーーッ! ヌゥン! ダイッ!テンッ!クウッ!!
ドゴオオオオオォォォォォーーーーーン…………アッー! コノヒトデナシーッ! タテナオシタバカリナノニ、チョーサイコーッ!
目の前で家屋が倒壊し、瓦礫の山と化した。
イシュタル「…………」
エリンシア「……ミカヤ姉さま?」
ミカヤ「はいよ」
エリンシア「お客様をお任せしても?」
ミカヤ「ほい」つ【アミーテ】【ライブの杖】
エリンシア「アイクちゃん、エフラムちゃん、ヘクトルちゃん! お仕置きです! ぶっ飛ばして差し上げますわーっ!」
ミカヤ「ま、オープンカフェだと思って上がってって。エリンシアのことだから、意地でもお茶ぐらい出すわ」

PM12:00
お茶どころか、昼食をいただくことに。どんな状況でも、客をもてなすエリンシアさんはすごいと思う。
シグルド「久し振りだね、イシュタル。しかし、少し会わない間にどんどん美しくなっていくな」
イシュタル「い、いえ、そんなことは」
シグルド「ははは、謙遜することはないよ。私は事実を言っているまでだ」
リーフ「そうですよ、イシュタルさん。僕はその美貌を独り占めにしたいくらいです。ところで午後の予定は? 僕とデーt」
私を口説き始めたリーフ君の足元に魔方陣が現れて消えていった。
ミカヤ「あれ? リーフは?」
マルス「今、消えていったよ」
ミカヤ「そ。それじゃ、いただきましょうか」
エリンシア「おかわり、たくさんありますからね」
ロイ「(リーフ兄さんの扱いが何気にひどい……)どうしたの? エイリーク姉さん?」
194雷神@vs新世界 3/7:2011/10/15(土) 17:40:59.90 ID:Q9YihKO4
エイリーク「い、いえ! 何でもありません! 決してイシュタルさんの胸が気になったわけでは……!」
セリス「イシュタルさんはすごいんだよ! 成績は常に学年トップで、生徒会の役員やってて、みんなから慕われてて、中等部の生徒からも人気があって」
エイリーク「そ、その上、胸までも……」
リン「ちょっと、エイリーク姉さん。お客さんの前で失礼よ」
エイリーク「で、でも」
リン「ホントに胸なんかあったって色々と邪魔なだけなんだから」
エイリーク「……リン、貴女は決して言ってはならないことを言いました……。雌雄を決する時がきたようです」
リン「いいけど、ご飯の後でね? エイリーク姉さんには悪いけど、私、負ける気ないから」
セリカ「…………(お祈り中)」
……胸、か。脳裏に焼き付いている、夢の中のあの光景。
セリス君の胸元に自然と目が行ってしまう。
本当に、男の子よね……?
ちなみに、家を倒壊させた三人は罰として昼食抜き。外へ食べに行ったらしい。
エリウッドさんは家が倒壊した直後、病院へ運ばれていった。
あと一人、誰かいたような……?
ちょっと思い出せない。

アルム「畜生ーーーーーーーーーーっ!」

PM1:00
イシュタル「ご馳走様でした」
エリンシア「お粗末様でした」
皿洗いを申し出たが、エリンシアさんにやんわりと断られたので、自分の食器だけ下げさせてもらった。
セリス「イシュタルさん、午後、空いてるかな?」
イシュタル「ごめんなさい。午後はユリア様にお呼ばれされているの」
セリス「偶然だね。僕もユリウスにお呼ばれされてるんだ」
……実は、偶然ではない。私がここに来ることになったのは偶然だけれど。
ユリア様がユリウス様をけしかけてセリス君を誘ったのだ。
確かに、年頃の女の子が「庭に温泉が湧いたので、一緒に入りませんか?」とは言いづらい。露骨に誘って断られたら、気まずくなってしまう。
そして私のメリットとして、ユリウス様と同じお湯に浸かり、親密度アップ。
ユリア様、あなたの計画は完璧です。
イシュタル「そう、偶然ね。だったら、一緒に行きましょ」
私はしれっとセリス君に笑顔で返した。
……それにしても、「庭に温泉が湧いたので」って。
チキとファ、ミルラが庭で遊んでいたら堀り当てたらしい。
一体、どんな遊びをしたのかしら?
195雷神@vs新世界 4/7:2011/10/15(土) 17:42:40.98 ID:Q9YihKO4
PM2:30
竜王家に湧いた温泉は、お館から三十分程歩いた所にあった。温泉の横には簡単な脱衣場が設けられているだけで、屋根と壁は一切無い。
ユリア「義姉さま。今日は来ていただいて、ありがとうございます。そ、それにしても大胆な水着ですね」
イシュタル「私こそ、お役に立てて嬉しいです。ユリア様もかわいいですよ」
まさか秋も深まったこの時期に、水着を着ることになるとは思わなかった。
ユリア様の水着は首かけタイプのビキニで、色は薄い水色。胸元とウエストの縁にフリルが付いていて、とてもかわいらしい。
私の水着は肩紐のないタイプで、色は白。ウエストの両サイドはレースのリボンで、ちょうちょ結びにしている。
ちょっと背伸びして、いつもよりほんの少しだけ布面積が小さい水着を選んだ。
……だって今年の夏、ユリウス様の反応がイマイチだったんですもの……orz。
ユリウス「ん? セリス、何でお前がこっちで着替えてるんだ?」
セリス「何言ってんの、ユリウス? 当たり前でしょ?」
ユリウス「い、いや、セリスは……セリスだろう? あ、そうか。脱衣場が男・女しかないのか……」
セリス「??? 何言ってるか、さっぱりわからないよ。変なユリウス」
ユリウス「か、かかか、髪で胸を隠すな! つか、温泉なんだから髪上げろって! だ、だからって、ううう、うなじを見せるなぁっ!」
セリス「……ユリウス、大丈夫? 熱でもあるんじゃない?」
ユリウス「ててててて手をおでこに当てるなぁっ! だだだだだ断じて熱なんかないっ!」
脱衣場の仕切りは薄い板一枚で、二人の会話は丸聞こえだった。
アイカワラズ、タノシソウデスネ。イチャイチャシテイイノハ、ワタシダケデスヨ?
ユリア「…………」
ユリウス様は着々と新世界への扉を開いていってる。
なにがなんでも阻止しなければ。ユリア様の目も据わってきているし。
ユリア「……行きましょう、私たちの戦場へ」
イシュタル「はい」
私たちは決意を胸に脱衣場を後にした。

ユリア「どうですか、セリス様? その、似合ってますか?////」
セリス「わぁ、新しい水着買ったんだぁ。うん、似合ってる。フリルがかわいいね」
ユリア「ありがとうございますっ!////」
とりあえず、セリス君の胸が無いのを確認。女の子のわけがない。ほっと胸を撫で下ろす……が、この複雑な感情はなんだろうか。
196雷神@vs新世界 5/7:2011/10/15(土) 17:44:02.95 ID:Q9YihKO4
イシュタル「ユリウス様、どうでしょうか?////」
ユリウス「……(イシュタルの水着がどんどん過激に……。他の男にイシュタルの肌を見られたくないんだけどな。はっきり言わないとだめか)」
イシュタル「……ユリウス様?」
ユリウス「似合ってる。けど、その水着は僕以外の男がいる時は着るな」
イシュタル「……はい」
夏に海へ遊びに行った時と同じような反応orz。あの時も,なぜか少し機嫌を損なっていたような……?
まさか、これ以上に過激な水着を望まれている……?////
でも、似合ってると言ってくれた。前向きに捉えよう。
ユリウス「けっこう足場が悪いから気を付けろよ。ほら、イシュタル」
ユリウス様は温泉に入ると、手を差し伸べてくれた。その手を取って湯に足をつける。
温泉の中は、加工されていない自然のままの岩や石が敷き詰められていて、少し歩きづらい。
セリス「ユリア、僕たちも入ろう」
ユリア「はい////」
セリス様がユリア様の手を取って温泉に入ろうとした時、
ユリア「あっ……!」
セリス「危ないっ!」
ユリウス「うわっ!?」
イシュタル「えっ!?」
ユリア様が足を滑らせてセリス君にダイブ、少し前を歩いていたユリウス様に倒れかかり、手を繋いでいた私も当然巻き込まれて、
どぼーーーーーん。

どういう体勢だったかはよく覚えていない。
一瞬の出来事だったが、確かに見た。
水中で、ユリウス様とセリス君の唇が触れ合うのを。
私の脳裏に、今朝の悪夢がフラッシュバックした。

セリス「ぷはっ! ユリア、大丈夫!? 怪我はない!?」
ユリア「……はい、大丈夫です。ごめんなさい、セリス様……」
セリス「ううん。ユリアに怪我がなければ、それでいいんだよ」
ユリア「セリス様……」
イシュタル「ユリウス様、お怪我は……!?」
ユリウス「せ、せりすの……くちびる……が……」
どこか虚ろな表情のユリウス様がそう呟いた。
い、いやあああああーーーーーーーーーーっ!?
その扉は開けちゃためえええええーーーーーーーーーーっ!!
私はすかさずユリウス様の唇を奪う。
イシュタル「ん……っ! 上書きですっ!」
ユリウス「……やわらかかっt」
くっ! もう一回っ!!
イシュタル「んむ…………………………っ!!」
長めのキスで、戻って来いと心に強く念じる。
197雷神@vs新世界 6/7:2011/10/15(土) 17:45:03.95 ID:Q9YihKO4
イシュタル「……はぁっ」
ユリウス「……ん? 僕は一体……?」
……どうやら新世界への扉は閉じたらしい。ほっとした私は、今度は優しく、唇が触れるか触れないかくらいの短いキスをした。
ユリウス「お、おい。ユリアとセリスが見てるだろ////」
イシュタル「……こちらをを見ていません。大丈夫です////」
この後、ユリウス様とセリス君の間に私とユリア様が割って入って、二人を不用意に近付けさせないようにした。

PM7:00
フィーアにワープの杖で送ってもらって帰宅。我が家では晩御飯の用意がされていた。
ティニー「次の新刊、セリ×ユリは決定なんですけど、これだけでは今までの壁を越えられない気がして……」
アーサー「前にヒルダ伯母さまが言ってたカプは?」
ティニー「勿論、試しました。視野は広がったんですが……」
アーサー「ユリ×セリはどうだろう?」
ティニー「いいえ。ユリウス様のヘタレ受けは鉄板です。あれだけのヘタレ、そうはいません」
……色々と聞き捨てならない会話が繰り広げられているが、いつものことなので聞き流す。
レプトールお祖父さまがいれば、多少は控えるのだが……今日に限って休日出勤orz。
リンダ「あの、それでしたら、イシュタル姉さまの男体化はどうでしょう?」
イシュタル「んぶっ!?」
私はビーフシチューを吹き出しそうになった。さすがにそれは聞き流せない。
イシュタル「ちょっと、リンダ……!?」
ヒルダ「お黙り、イシュタル。同人にも恋愛にも、情けは無いんだよ」
ブルーム「…………ガタッ」
ヒルダ母さまの隣に座っていたブルーム父さまの顔がどんどん青ざめていく。昔、何かあったのだろうか。
エスニャ「うふふ、ティルテュ姉さま、デザートのリンゴです。はい、あ〜ん」
ティルテュ「あ〜ん☆」
イシュトー「……まぁ、何はともあれ俺はお前を応援するぞ、イシュタル。このままでは、我が家は悲惨すぎる」
アミッド「イシュタル姉さん、なんだかよくわからないけど、元気出してね?」
長兄と末弟に励まされて、なんとか心の均衡を保つ。
今日のビーフシチューは、いつものよりちょっとだけしょっぱかった。

おわり
198雷神@vs新世界 7/7:2011/10/15(土) 17:46:19.25 ID:Q9YihKO4
おまけ

イシュタル「そういえば、三人はどんな遊びをしていたの?」
チキ「んっとね〜、地竜ごっこー」
ファ「ごっこー」
チキ「化身して、お庭にドガガガッて潜るのー。お湯が出てきて、楽しかったねー」
ファ「ねー」
ミルラ「……でも、お庭を壊しちゃダメって、お祖父ちゃんたちに叱られてしまいました……」

今度こそおわり
199助けて!名無しさん!:2011/10/15(土) 20:11:16.69 ID:u5IBU+un
次から次へと良ネタばかり来て、私の心は胸熱だぜ…!

>>192-198
正直イシュタルはそろそろ夜這いを視野に入れた方がいい気がするw
後ティニーは色んな意味で自重しろww
200助けて!名無しさん!:2011/10/15(土) 20:20:57.74 ID:dswqaCBu
>>168
アドバイスありがとうございます。
こちらもいろいろと試行錯誤を繰り返しながらやってますので、
もしかしたら第2レースで実験するかもしれません。

>>183-189
トリスタンが実にいい兄だ。本当にエフラムと仲良くなれそう。
セリカにだけ婿候補がいないから、安直にジャンヌ兄のトリスタンをぶつけてみたら
まさかネタにしてもらえるとは思いませんでした。GJです!
ママチャリの系譜の設定は自由に使ってくれて構いませんし、便乗ネタも大いに歓迎です。
ただ、『ママチャリの系譜』内のトリスタンは、作者の遊び心が過ぎてしまったので、
リーフやティニーのように原作とは違う性格になってしまってます。
このネタの作者さん、トリスタンファンの皆さんごめんなさい。

>>192-198
個人的にイシュタルは好きなキャラなんで、彼女が頑張るネタが読めるのは嬉しいです。GJ!
しかし、このスレのイシュタルはセティやクレインに並ぶ涙目キャラなんじゃないだろうか?
でも家族にまともな人間がいるから、彼らよりはマシかも知れない。


皆さんの期待を裏切らないように頑張って行きます。
『ママチャリの系譜』>>150-153の続きです。
今回は結果発表と第2レースの予告だけなので、いつもより短い(たぶん)です。
201ママチャリの系譜 第1章:2011/10/15(土) 20:22:04.23 ID:dswqaCBu
フュンフ 「ようやく第1レースが終了。シグルド、アレス、アルテナの3人がほぼ同時にゴール!
      勝負は写真判定に持ち込まれた!! さあ、運命の結果発表、本選に進むのはどのチームだっ!?」

67

ノイン  「それでは順位を発表します!」
シグルド 「どうだろうか?」
アルヴィス「わからん、写真判定だからな…」
アルテナ 「緊張するわね…」
アレス  「ああ…」
リーフ  「ドキドキするな…」
マナ   「あっ、発表されますよ!」
ノイン  「1位っスターダスト・フェアリーズ、シグルド&アルヴィスペア!!
      2位っダブル・エルダー、アルテナ&マナペア!!
      3位っおねいさんハント号、リーフ&アレスペア!!」
セーラ  「うっそぉっ!? リーフ&アレスが負けたのっ!?」
ドロシー 「うわ……これは予想外」
ノイン  「本選進出は、シグルド&アルヴィスペア、アルテナ&マナペアだぁっ!!
      並み居る強豪を押しのけて、星くずの妖精と鋼鉄の姉妹が予選を通過致しましたっ!!」
エルフ  「おめでとうございますわ」
シグルド 「ぃよぉっしゃあああああああっ!!」
アルヴィス「フッ、まあ当然だな」
アルテナ 「やったあぁぁぁーーーーーっ!!」
マナ   「や、やりましたね! アルテナさんっ!!」
アレス  「見事な勝利だったと言っておこう。完敗だ」
ディアドラ「おめでとうございます。シグルド様、アルヴィス様、アルテナ様、マナ様」
オイフェ 「流石はシグルド様です。見事にやられました」
シャルロー「4人とも、本選頑張って下さい。応援してますよ!」
リーフ  「アルテナさん、おめでとう!!(バッ!!)」
アルテナ 「ええい、その姿(葉っぱ1枚)で襲いかかって来るな!!」つ銀の槍
リーフ  「アーッ!! コノヒトデナシー!!」
マナ   「きゅ、救護班の方、来て下さい! ケガ人です、刺殺です、心臓一突きですっ!!」
ディムナ 「いや、それもうケガ人じゃないから」
フィン  「キュアン様とエルトシャン様は無事だろうか…?」
エスリン 「そうね、行ってみましょうか」
シグルド 「ああ、あいつらにも報告しないとな」
12人   「オオーーッ!!」
ノイン  「勝者の周りに戦いを終えたライバル達が集います。試合が終われば全員仲間! なっかまっ!!
      これぞユグドラル魂! 我らの誇りです!!」

トラバント「なぜ私とキュアンでこんなに扱いの差があるのだ?」
アリオーン「それは日頃の行いだと思います」
セーラ  「一応言っておくけど、作者は別にトラバントが嫌いな訳じゃないわよ」
ドロシー 「レースの進行上、たまたまこうなっただけですから」
202ママチャリの系譜 第1章:2011/10/15(土) 20:23:21.92 ID:dswqaCBu
68

エルフ  「皆さんお疲れ様でした。それでは第1レースの結果を発表します」

順位   マシン名              搭乗者           単勝倍率
1位:4 スターダスト・フェアリーズ  シグルド&アルヴィス     3.2倍
2位:7 ダブル・エルダー       アルテナ&マナ          13.9倍
-----------【エプロンバニーと】ここまで本選出場【お姉様】-----------
3位:6 おねいさんハント号        リーフ&アレス           5.1倍
4位:8 緑山歌劇団          オイフェ&ディムナ       15.2倍
5位:3 青色申告             フィン&シャルロー      17.7倍
6位:5 乙女デスサイズ         ディアドラ&エスリン     27.5倍
7位:1 STEγ               エルトシャン&キュアン    2.6倍(リタイア)
7位:2 ワルキューレ          ナンナ&ラケシス      11.6倍(リタイア)
9位:9 ダブルドラゴン         トラバント&アリオーン    9.3倍(リタイア)

エルフ  「単勝は4番、複勝は4-7です。その他の車券については別途掲示板やモニター等を御覧下さい」
セーラ  「あ〜、まさかアルテナが来るとは思わなかったわ…単勝が当たっただけでも良しとするか」
ドロシー 「私も辛うじて単勝だけは当たりました。まさか最初から中穴が来るとは思ってませんでしたから…」
セーラ  「いっそ、次は大穴狙いで行ってみようかしら…」
ドロシー 「今回のレースを見る限り、ありですね」

エルフ  「次に、第2レースの出走表を発表しますわ」

グランベル2R 11:00
ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯予選
聖戦系サラ10歳以上 オープンGU    150000m?

 枠  番  マシン名           搭乗者
 紫1 1 やらないか          アゼル&レックス
 桃2 2 愛のパルちゃん号     ヨハン&ヨハルヴァ
青白3 3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ
 緑4 4 シューティングスター     ラクチェ&シャナン
 金5 5 ギルガメス             クロード&コープル
 橙6 6 ゴリアスティーノ田中    スカサハ&レイリア
 黄7 7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー
 青8 8 トラキアエクスプレス    リーン&ハンニバル
白黒9 9 ぱんださん号           アイラ&ティルテュ

ノイン  「さて、ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯予選第1レースはこれにて幕引き。
      この戦いに勝者も敗者もありません。あるのは爽やかな汗と得難い友情と、そして……永遠の愛!
      観客の皆様、素晴らしい感動のレースを見せてくれた彼らに改めて盛大な拍手を!」

観客   「(゚∀゚)ワーーーーーーーッ!! パチパチパチパチ!!(゚∀゚)」

ノイン  「興奮冷めやらぬ所ではありますが、そろそろお時間となりました。
      それでは、第2レースの時間となるまで、感動のるつぼと化したここ、
      グランベル総合運動公園特設サーキットから、しばしのお別れであります」
エルフ  「解説は、竜王家使用人、背番号11番、シャーマン・エルフ。ゲストはセーラさん、ドロシーさん」
ノイン  「実況はわたくし、竜王家使用人、背番号9番、ソードマスター・ノインでお送りしました」
セーラ  「こんなレースがあと4回も続くわけ……?」
ドロシー 「次はまた違った展開になりそうですね」
203ティニー:2011/10/15(土) 20:24:24.84 ID:h+Tq/G7G
>>192>>198
気に病む必要などありません。あなたはとても素晴らしいことをしたのですよ?
このままユリウス様が新世界へ羽ばたけば…ハァハァ
204ママチャリの系譜 第2章予告:2011/10/15(土) 20:24:42.58 ID:dswqaCBu
第2章予告

ヨハン  「おお、愛しいラクチェ。やはり私達は運命の赤いワイヤーで繋がれているのだな」
シャナン 「おい、何か始まったぞ…」
レイリア 「インド人もビックリね!」
レックス 「俺はそんな所も愛してやるぜ!」
トリスタン「みんなを逃がすために……犠牲に……うっうっうっ……立派な最期だった……」
クロード 「全てはブラギ神の加護ですよ」
ティルテュ「しんぷさまっ! なにすんのよっ!?」
ラクチェ 「勝手に変な風味を付けないでっ!!」
ホリン  「ふっ…俺も…バカな男よ…」
ヨハルヴァ「兄貴並に厄介な奴だな…」
セーラ  「ユグドラルって変態の巣窟なの?」
スカサハ 「主な悪行はロリコン、のぞき、痴漢、セクハラ、下着泥棒、猥褻物陳列罪と言ったところか…」
アイラ  「私が10%で、スカサハとラクチェで5%ずつだ」
ハンニバル「ぬぅん!!」
シャナン (ムハ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!)
デイジー 「キャーーッ! シャナン様かっこいいーーっ!!」
トリスタン「やめときな、俺に惚れちまったら、みんなアンタの真似をしちまうぜ」
クロード 「もったいない……夜な夜な可愛がってあげますのに」
レイリア 「あれ? 私、お付き合いを断られた娘みたいになってるっ!?」
スカサハ 「君は傷だらけのプリンセスさ…」
ヨハルヴァ「おい兄貴、あんま無駄口叩くんじゃねえよ」
エルフ  「緑化募金ですわ」
コープル 「クロード様、○○○と×××、襲来!」
クロード 「ムッ、私の知らない間に妙な性癖が付け加えられそうな予感」
レイリア 「バレちゃった☆」
アゼル  「いい加減にしないと、君を……消ス!」
シャナン 「だから私は幼女趣味ではないと、何度言ったらわかるんだっ!!」
トリスタン「わかった、だが途中で牛丼屋に寄るぞ」
レックス 「俺はノンケだって構わないで食っちまうぜ!」
スカサハ (何だろう……イチゴ模様? 水玉模様? やっぱり縞模様?)
リーン  「名前は『はやぶさ』で〜す!」
ティルテュ「しんぷさま、はやーい! えんぴつとノートもらえちゃうよ!」
レックス 「ウホッ! いいスピード!」
ハンニバル「何の、若いモンの壁になれんようでは、老体を晒して生きる意味はない!」
シャナン (し、縞パンだったっ! 今の映像を心に深く刻みこんでおかねばっ!!)
デイジー 「更なるバカ発見!!」
コープル 「クロード様、??と!!と@@、襲来っ!」
ノイン  「紛う事無き悪の変態オード一族、全滅だ!!」
リーン  「思いやりとマナーは大切です!」
ラドネイ 「どうあっても沈むんかいっ!!」
ホリン  「余裕があるんだか無いんだか…」
ノイン  「乳に敷かれている男、(人名)! 恋女房に怒られる!」
アイラ  「この程度で心を乱すような修練はしていない」
ラクチェ 「シャナン様、行かせてもらえませんか?」
レックス 「今度こそイカせてやるぜ!」
スカサハ 「ふんだ、アンタの事、庇ったんじゃないんだからねっ。勘違いしないでよね!」
ヨハン  「ああ〜ラクチェ。君の言葉は小鳥のさえずり、君の瞳は星のまたたき…」
ラクチェ 「本当に言わんでいいっ! 約1名、違うチームでしょうがっ!!」
ラドネイ 「誰かこいつら黙らせてーーーっ!!」
アゼル  「だから、僕はホモなんかじゃなーーーーいっ!!」
デイジー 「芸人さん、出るとこ間違ってるよ」
エルフ  「お家に帰って下さい?」

ノイン  「と言うわけで、次回『ママチャリの系譜』
      第2章『アグストリアのBorn to Run』明日なき暴走車がビートを刻むっ!」
エルフ  「背中合わせに、あなたをオーバーテイクッ!」
ドロシー 「レース中のセリフを繋ぎ合わせての予告は無理があるでしょうに…」
セーラ  「それ以前に予告になっていない件について」
205助けて!名無しさん!:2011/10/15(土) 21:56:52.10 ID:GuIW/NXu
>>183-188
いい!すごくいい!
トリスタンのキャラが格好良いw
強気なセリカがちょっと押され気味になってるのもかわいかった!

>>192-198
イシュタルには一途に想われてセリスには懐かれて・・・
いつもフルボッコされてるとはいえユリウスの幸運は結構高い気がするw
あと兄弟家が相変わらずで面白かったww

>>201-202,>>204
待ってたんよ!
好きなキャラがばんばん登場してうれしい限りだ
あとトリスタンはいいキャラしてたと思うw
206キャラが違うのは重々承知:2011/10/16(日) 10:05:27.21 ID:EsvdmxZn
デルムッド「女だと思ったら、何だ男か」
セリス「僕は男だよ!セリスが男の名前で何が悪いんだ!」つティルファング
デルムッド「ちょ。名前じゃな」

うん、彼の金髪リーゼントを見ると奴が浮かぶんだ。
207助けて!名無しさん!:2011/10/16(日) 21:06:45.32 ID:eqmf/b8f
ユンヌ「ちょっと、半日近く書き込みがないじゃない。
    よし、今から1時間以内に書き込みがなければ、私とアイクが結婚できる。
    ついでにリンとラス、シーダとオグマをくっつけちゃおっと。
    阻止されたら、エイリークの胸をちょびっと大きく……いや、女神の力でも無理か。
    そうね、兄弟家の住宅に女神の加護を与えて、少しは頑丈にしてあげるわ」
208助けて!名無しさん!:2011/10/16(日) 21:13:56.02 ID:SXtTYISz
エリウッド「阻止阻止阻止イィィ!家が頑丈になるなんて蝶サイコー!!」
209助けて!名無しさん!:2011/10/16(日) 22:06:15.37 ID:yGNdgWq1
アイク「天↑空↓!」ドンガラガッチャーン
ユンヌ「あ、ごめん。アイクにも加護あるからアイクには無意味ね」
エリウッド「あばばばばばばbbbbbb」
リーフ「はいはいリカバーリカバー」
210少しメタなセリスについての話:2011/10/17(月) 01:35:44.41 ID:dHacnCjE
タニア「セリス様?あぁ、リーフ様の兄弟でしょ。男の子か、女の子かって?どこをどうやったら女の子に見間違えるのよ
    格好良いわよねー。でも私は少し乱暴でも逞しくて、頼れる人が…べ、別に特定の誰かでは無いんだからね!!」
ナンナ「セリス様ですか?私としてはリーフ様の事をお話したいんですけど…え?セリス様は男子ですよ
    でもたまにお菓子作りや編み物をしていたら自然に混じっていて気付かない時があります。何故でしょうね?」
エダ 「セリス様と言うと…アルテナ様の従兄弟ですよね。違いましたか?普通に男性ではないでしょうか
    あ、でもアルテナ様と一緒に兄弟家に遊びに行った時は女性らしく見えました。あれは一体何だったのでしょうか?」

トラキアの方々から見ると、一部の場合を除いてセリスは普通に男に見えるのでは?(顔グラ的な意味で)
211助けて!名無しさん!:2011/10/17(月) 03:14:12.42 ID:XfEVTvby
ホメロスの民家にセリスを放り込めばいい
そうすれば判別してくれるから
212助けて!名無しさん!:2011/10/17(月) 09:12:02.83 ID:CPaQYEEr
ティニー「早朝ならいけるはず…。1時間書き込みがなければユリウス様が新世界に羽ばたく。阻止されたらナンナとユリアさんを腐らせます」
213助けて!名無しさん!:2011/10/17(月) 10:19:35.78 ID:CPaQYEEr
まさか本当に書き込みが無いとは思わなかった…

ティニー「ようやく我が世の春が来ました。セリス様に迫るユリウス様…ハァハァ」
214助けて!名無しさん!:2011/10/17(月) 13:45:56.20 ID:bgOI1Lq2
ユリウス「・・・・」
どないでっかー
ぼちぼちでんなー
ユリウス「・・・どこなんだここはー!!」

ユリウス、大阪新世界に羽ばたく

???「クスクス・・・」
215助けて!名無しさん!:2011/10/17(月) 17:12:01.45 ID:NNsDxBo5
誰々が兄弟の誰々を好きってネタは多いけど兄弟ズが誰々を好きとかそこまでいかなくても誰々の存在が心の中で一番大きいかってのはあまり書かれないよね
なので兄弟から見てで誰が好感度一位なのかちょっと考察してみた
俺主観なのでそこは理解してね

ミカヤ…該当無し

まぁ…緑風とか鎧とか…うん、横並びだよね…

シグルド…ダントツでディアドラ

説明の必要無し

エリンシア…アイク?

KINNIKU的な面も含めて…バアトルもかなり好感度高いけど
ジョフレ? KINNIKUつけて出直してこい

アイク…該当無し

説明の必要無し

エリウッド…ニニアン

フィオーラと横並びな気もしなくもないがニニアンの方がエリウッドの心を占めてる面が大きい希ガス
過去ネタでもニニアン絡みの方が多い

ヘクトル…フロリーナ

なんのかんので気にしてるしヘクトルはフロリーナが一番好きだと思う

エフラム…エイリーク=サラミルラチキファアメリア

彼の別ベクトルの愛情は平等だった

エイリーク…エフラム=ラーチェル

ブラコン&候補ズの中では一番仲がいい

リン…該当無し

まだ恋に恋するって感じ
ラスだのケントだのの出番がほぼ無いので

マルス…シーダ

説明の必要無し

アルム…セリカ

ジャンヌも頑張ってはいるがセリカ以上にはなれてないと思う

セリカ…アルム

説明の必要無し

セリス…ユリウス

友情のはず…だが男同士で親しい分、友情限定ならユリア達より親しいと思う
深く考えてはいけない
216助けて!名無しさん!:2011/10/17(月) 17:12:09.05 ID:NNsDxBo5

リーフ…パラダイス

彼の頭の中はお花畑

ロイ…あえてあげればリリーナ

ヘクトルにいろいろ食ってかかってる辺り自覚はしてないがロイの好感度は一番リリーナに寄ってそう
217助けて!名無しさん!:2011/10/17(月) 17:16:55.38 ID:vDP2f/Yb
ミカヤは家族全員、アイクは単純に頭の中なら修行、人なら家族じゃないかな
218助けて!名無しさん!:2011/10/17(月) 17:20:28.33 ID:NNsDxBo5
あ、これは基本的に恋愛的な好感度で考察したからKINSIN別にして家族ははぶいた
219 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 :2011/10/18(火) 03:17:34.02 ID:xu068MUb
ユリア「最近寒くなってきたから、セリスさま…と兄弟家の皆さんにおでんのおすそわけをしましょう」

ユリア「作ったことがないので材料は適当に…」

(寸胴鍋にりんご・バナナ・カキ・なし・くり・その他を投入)

ユリア「煮込み料理だから出来るまで一時間くらいかかるでしょう」
220助けて!名無しさん!:2011/10/18(火) 11:10:08.09 ID:aXVg9WN/
>>219
ユリウス「何だ?台所の方から焦げた臭いが」
チキ  「台所?ユリアお姉ちゃんがお菓子作ってたよ」
ファ  「甘い果物いっぱいなのー」
ミルラ 「美味しそうでした…」
ユリウス「何を作ってるんだ?もしかして僕に…
イシュタル「それは違うと思います」キッパリ


はてさて、なにができるやら…
221助けて!名無しさん!:2011/10/18(火) 11:38:46.14 ID:Ryny5Fj7
>>220
\ . ,, .ドーーーーーーーーン '// ., /
\\ . -‐- . :: .  -‐- 、 // . ,  / _ ヽ
\\( ⌒  ⌒  ´   ' .. 'ヽ..  /  ´   )
 ;: ( ⌒ )=)´_ ⌒;: ⌒ .. ) ) // ニ==-
(  ( nヽー‐'__;:  _,、__ // `ヽ    )
二` - i l  / 。 i /   ゚ ヽ   ; .)  ) .  .─-
 )( ((.ゝ',:  ヽ_ノ  、__ワ ノ  )  二=− )
ξ ⌒, ; (, __,-、_,,、   ̄  )  ) )      )
ゝ//'.. .(> >__,ノ ) )) ) =]3   二=‐-
lー-、. ; ゝ ., :   Lヽ ノ, ; .: ., ) ) ノ  ノ
 ̄, :. ,//. , ;ー─ - - '. , \\\ -'
222助けて!名無しさん!:2011/10/18(火) 13:01:03.43 ID:BZK02YW+
かくして、ひとつの時代は終わった

ユリアのおでん?づくりに端を発した
りんご・バナナ・カキ・なし・くり・その他の動乱は
紋章町の住人達を数奇な運命へと導き
そして、いくたの悲しい物語と共に
はかなくも消えた

223助けて!名無しさん!:2011/10/18(火) 16:25:41.40 ID:qa8qKwem
>>219-222
セネリオ「酷い有り様です」

竜王家はもうユリアに料理させんなw
224 忍法帖【Lv=34,xxxPT】 :2011/10/18(火) 18:48:20.96 ID:xu068MUb
ユリア「ちなみに、カキは柿ではなく牡蠣だったんですよ」
225助けて!名無しさん!:2011/10/18(火) 23:22:13.39 ID:UYpLfnbW
紋章町ポイズンクッカー
ララム
ミスト
クリス
ユリア←NEW!
226続・影達のデート:2011/10/19(水) 00:35:46.05 ID:VTCwyLWP
何だこの流れはw 吹いたw
それはともかく、時間はかかったけど続き投下します。
227続・影達のデート:2011/10/19(水) 00:36:49.63 ID:VTCwyLWP
 
アイク 「さて、そろそろ俺達も行くか」
クリス 「もう行かれるのですか?俺達は今から昼食なのでご一緒にと思ったのですが…」
アイク 「いや、俺達はそこら辺の売店で昼を済ましているんだ。それに今日中に乗り物制覇したいしな」
クリス 「そういう事でしたら引き止める理由は俺に無いですね。アイク殿にレテ殿、楽しんできて下さい」
アイク 「ああ、ありがとな。クリス」

レテ  「…カタリナだったか?(ボソッ)頑張れよ?」
カタリナ「え!?い、いえ違いますそういうのじゃです!…(ボソッ)レテさんこそ頑張って下さいね?」
レテ  「わ、私こそ違うしそういうのではない!…い、行くぞアイク!今日中に乗り物制覇するならさっさと行かんとな」
アイク 「そうだな。じゃあまた今度な。鍛錬の相手にでもなってくれ」
クリス 「アイク殿が相手ならば喜んで相手になります。それではまた今度」

アイク達を見送るクリス達。二人で歩く姿はレテの格好(麦藁帽子に白いワンピース)のせいか恋人同士にも見えた。

クリス 「…何で気付かないんだろうなアイク殿?」
カタリナ「そういう事には極端に鈍い人がいるとは聞きますけど。(ボソリ)後クリスも人の事言えないです」
クリス 「ん?最後の方が聞き取れなかったんだが、もう一度言ってくれるか?」
カタリナ「な、何でもないです。只の独り言ですから」
クリス 「そうか。とにかく思わぬ人に出会って長話になってしまったな。そろそろ俺達も昼食を取るか」
カタリナ「そうですね。行きましょうクリス」

昼食を取った後、再び乗り物に乗っていくクリス達。そんな時だった。

クリス 「よし、じゃあ次に…」
射的屋「よぉ!そこのカップルのお二人さん!射的やっていかないかい?」
クリス 「…カップル?もしかして俺達の事言っているのか?」
カタリナ「…ッ!?カ…、カカカカカカップル!!?ち、ちが、ちがひ、ちがい……っ!!」
射的屋「おう!そこのお似合いの……って、よく見たら…。なーんだ、お前達か」
クリス 「は?って、その声は…」

ボワンと射的屋が煙に包まれ、それが消えるとそこにはチェイニーの姿があった。

クリス   「チェイニー殿!?…今度は一体、何をやっているのですか?」
チェイニー「何って、バイトだよバイト。中々サマになってただろ?俺の射的屋」
クリス   「サマになりすぎて今回は流石に気付きませんでした。カップルとか言われるから何事かと思いましたよ」
チェイニー「いやぁ、悪ぃ悪ぃ。遠目から見た時は普通に幸せそーなカップルにしか見えんかったからさ」
クリス   「流石にそれは言い過ぎですよ。そりゃ男女で遊園地に来たら、カップルと間違われるかもしれませんけど」
チェイニー「…そう思っているのはお前だけかもな。とりあえず、隣、見てみ?」

隣、カタリナか?と思いつつカタリナを見ると、頭から煙をプスプス出しながら顔を真赤にしているカタリナがそこにいた。

クリス   「お、おいカタリナどうした大丈夫か!?顔が茹で蛸、いやそれ以上な事になっているぞ。風邪でも引いたのか!?」
チェイニー「…そこで風邪を引いたと思うお前の頭が大丈夫か?」
カタリナ  「かっぷる…クリスが、私と、かっぷる…カップル…」
チェイニー「ダメだこりゃ…。悪いけどクリス、ちょっと魔道士に職種変更してくれないか?ブリザーで頭冷やしてやってくれ」
228続・影達のデート:2011/10/19(水) 00:38:00.07 ID:VTCwyLWP
 
数分後…。

クリス   「大丈夫か、カタリナ」
カタリナ  「あ、はい。大丈夫です。何故かここ数分間の記憶が無いですけど」
チェイニー「別に大したことは無かったから気にするな(思い出してまたオーバーヒートされても困るしな)」
クリス   「しかしチェイニー殿は何故ここでバイトなんかしているのですか?」
チェイニー「え?お前等も頼まれたんじゃないのか?」
クリス   「は?何の話ですか?」
チェイニー「ありゃ、違うのか?もしかして単純に遊園地へ遊びに来ただけ?」
カタリナ  「はい、ジェイガン様からチケットを譲ってもらって、クリスと一緒に来ただけです」
チェイニー「ジェイガンから?…だったら聞いてそうなもんなんだけどなぁ」
クリス   「チェイニー殿、話が全く見えないのですが?」
カタリナ  「私もさっぱり分からないです」
チェイニー「いや、知らないなら良い。さっきの話は聞かなかったことにしてくれ」
クリス   「…チェイニー殿、また良からぬ事を企んでいませんか?」
チェイニー「企むとは人聞きが悪いな。後、良からぬ事じゃなくて良い事だ。一部の問題が解決するし」
クリス   「……その言葉、信用させてもらいますよ。遊園地まで来て神経を尖らせることなんてしたくないですからね」
チェイニー「俺のすべき事は終わってるからそうしてくれると有難いね。と、それより射的やっていくか?サービスするぜ」

クリス   「結局、取れなかったか…」
カタリナ  「いえ、惜しかったですよ。もう少しズレていたら、しっこく人形が取れてたと思います」
人形    「ミノホドヲワキマエヨ」
チェイニー「(今喋らなかったか?)いやー残念だったねお二人さん。もう一度やるかい?」
クリス   「いえ、遠慮しておきます。まだ他にも乗りたい乗り物もありますし」
チェイニー「そっか、残念だが仕方無いな。んじゃ楽しんでこいよ」
クリス   「はい。ではチェイニー殿、また今度お会いしましょう」
カタリナ  「チェイニーさん、バイト頑張ってください」

チェイニー「(ピリリリ)と、ケータイが鳴ってるな。もしもし…あぁ、お前か。さっきクリス達来てたけど言わなかったのか?
      …なるほど、そりゃ無理だな。どうやら大変な事になってるみたいだし、切り上げて俺もそっちに向かうよ」

チェイニーの店を後にしたクリス達は三度、乗り物に乗っていく。気付けば日が暮れ始めていた。

クリス 「これで大体目ぼしい乗り物は乗ったな。日も暮れてきた。そろそろ…」
カタリナ「…あ、待って下さいクリス。最後に一つだけ、一緒に乗りたいものがあるのですがいいですか?」
クリス 「別に構わないが、何が乗りたいんだ?」
カタリナ「えっと、あそこにある観覧車なんですけど…」
クリス 「観覧車か。そういえば乗っていなかったな。最後に観覧車で遊園地の全景見て帰るとするか」

観覧車に乗り込むクリス達。二人を乗せたゴンドラはゆっくりと高度を上げていき、遊園地の全景が見える高さまでやってきた。

クリス 「こうやって観覧車で、遊園地を眺めるのも結構悪くないものだな」
カタリナ「そうですね。…クリス」
クリス 「ん?どうしたんだ?」
カタリナ「今日はクリスと一緒に遊園地へ来ることが出来て幸せでした。今日の思い出は私の一生の宝物です。
     私、大切にとっておきます…」
クリス 「…ったく、前にも言っただろう?そんな思い出はとっておかなくていいって。
     カタリナはこれからも俺達と一緒に、もっと幸せな思い出をいくらでもたくさん作れるんだってな」
カタリナ「そうでしたね。すみません、クリス」
クリス 「謝る必要は無い。俺はいつだってお前の味方だ。ライアンやルーク、ロディやセシルだって同じ事を思っている筈だ」
カタリナ「ありがとうございます。私はクリス達の様な仲間を持てて本当に幸せです。ですけど…」
クリス 「カタリナ?」
カタリナ「あ、あの…。ク、クリスにとって、私は…只の仲間ですか?」
クリス 「…?そんなわけ無いだろう。カタリナは俺にとって大事な仲間だ」
カタリナ「そ、そういう意味じゃなくてですね…!え、ええっと…、そ、その……」
クリス 「……?」
カタリナ「クリス…。わ、私は…クリスのことが……す」
229続・影達のデート:2011/10/19(水) 00:39:11.02 ID:VTCwyLWP
 
そんな時である。突如と『ファ〜イアァ〜エェ〜ムブレム!』と空気の読めない音楽がゴンドラ内に鳴り響いたのは。

カタリナ「す…、す……、す…〜〜ッ!!」
クリス 「っと、すまん。俺の携帯が鳴ったようだ。(ゴソゴソ)相手は…マルス様?一体何だろう?」
カタリナ「ど、どうぞ。お構いなく出ちゃってください…」
クリス 「ああ、悪いな。(ピッ)もしもしマルス様?一体どうかなされましたか?」
マルス 『クリス!君達はまだ遊園地内にいるよね!?』
クリス 「え?確かに今、遊園地にいますけど…。マルス様、何で俺達が遊園地にいる事をご存知なのですか?」
マルス 『詳しい事は後で話す!今すぐ遊園地の入り口付近まで来てくれ。もう僕達では抑えきれないんだ!!』
クリス 「落ち着いて下さいマルス様。一体何があったのですか?」
マルス 『本当にごめんクリス!ここまで来たらもう君達を巻き込みたくなかったんだけど…。
     って、ヤバイ!シムベリンとレクスボルトが来る!!遊園地の入り口付近!お願いだから早k(プチッ!!ツーツーツー)』

マルスからの電話が切れたと同時に、遊園地の入り口付近で巨大な雷と火の玉が落ちるのをクリス達の目に入る。

クリス 「もしもし?マルス様?…切れた」
カタリナ「さっきの雷と炎は一体…?クリス、マルス様は何のご用件だったんですか?」
クリス 「いや、よく分からない。遊園地の入り口辺りに来てくれと言ってたが、さっきの炎と雷が気になる。急ごう!」
カタリナ「でも今はゴンドラ内で今は頂上付近ですから、降りるのにはまだ時間が掛かってしまいます」
クリス 「そうだったな。…だが緊急事態だ。後で観覧車のスタッフに謝ろう。カタリナ、扉から離れてくれ」
カタリナ「えっ?」
クリス 「…ハァッ!!」

掛け声と共に、クリスはゴンドラの扉に蹴りを入れ、鍵の掛かった扉を無理矢理こじ開けてしまった。

カタリナ「す、凄いです。クリス」
クリス 「盗賊になれたら楽だったんだがな。(Dナイトに職種変更)飛竜を呼んだ。カタリナ、後ろに乗ってくれ」
カタリナ「あ…、は、はい!」
クリス 「…そういえば。カタリナ、さっき何かを言いかけていたが、何だったんだ?」
カタリナ「…!き、気にしないで下さい!大したことじゃないですから!!」
クリス 「そうか。じゃあ飛ばすからしっかり掴まっていてくれ!」

飛竜に乗り込んだクリス達は、遊園地の入り口へと向けて飛竜を飛ばす。

クリス 「…しかし、あんな巨大な雷や炎が落ちたと言うのに、遊園地にいる客達は平然としているな」
カタリナ「この紋章町では日常茶飯事ですからね。あれぐらいでは驚かないのでしょう」
クリス 「今更ながらフリーダム過ぎるなこの町は…と、下にいるのは…」
カタリナ「アイクさんとレテさんですね。まだお二人とも遊園地内にいらっしゃったみたいですね」
クリス 「乗り物全制覇するといってたからな。…戦力は多い事に越した事は無いな。降りて声をかけてくる」
カタリナ「え、ちょ…ちょっと待ってくださいクリス!…飛び降りちゃった」

クリス「アイク殿!レテ殿!」
レテ 「うひゃあ!!?」
アイク「…クリス?お前、今何処からやってきた?」
クリス「空からです。それよりもアイク殿、マルス様が危険な状況に陥っているみたいなんです。ご協力願えますか?」
アイク「マルスが?あいつは今何処にいるんだ?」
クリス「どうやら遊園地の入り口付近にいるみたいです」
アイク「入り口付近?何であいつがそんな所にいるんだ?」
クリス「それが俺にもさっぱり…。電話が切れる直前にその入り口付近で巨大な雷と炎が見えましたので恐らくそこかと」
アイク「そうか、分かった。俺も向かおう。レテ、あんたはどうする?」
レテ 「………」
アイク「…レテ?」
クリス「(……あ)」
230続・影達のデート:2011/10/19(水) 00:40:58.53 ID:VTCwyLWP
 
相変わらず仏頂面なアイクは置いといて、顔を真赤にしているレテを見て、クリスは状況を何となくだが悟った。

クリス「(もしかして…、俺はとんでもなく邪魔をしたんじゃないだろうか?)」
アイク「レテ、聞いているのか?」
レテ 「…あ、あぁ。聞いている。マルスが危ないのだろう?私も向かおう」
アイク「そうか、すまないな。…そういえばさっき何かを言いかけてたが、何だったんだ?」
レテ 「…ッ!き、気にするな!大したことではないっ!!」
クリス「(このやり取り、何か見覚えがあるような…)で、では俺達は飛竜で先に行ってます!」
アイク「分かった。俺達もすぐに追いつく。後で会おう」
レテ 「……また後でな」
クリス「は、はい。後ほど会いましょう。そ、それではっ!」

レテの痛すぎる視線から逃げるかのように飛竜に乗り込み、遊園地の入り口へと飛ばした。

カタリナ「…クリス?どうかしたのですか?」
クリス 「いや、何故もう少し考えて行動しなかったんだと後悔しているだけだ…」
カタリナ「はぁ…(空からじゃ良く見えなかったけど、何かあったのでしょうか?)」

─遊園地の入り口

クリス 「…見えた、マルス様だ。マルス様!遅くなりました!!」
マルス 「クリス!来てくれたんだね。ありがとう、そして巻き込んでしまって本当にごめん!」
クリス 「気にしないで下さい。…って、あれ?」
???「おー、ようやく来たかクリス」
???「これで戦況が良くなればいいのだが…」

マルスの周りをよく見てみると、少し前で射的屋にいたチェイニー、この遊園地に来る切欠になったジェイガン、そして…

ライ   「誰呼んだのかと思ったけど、マルスの親戚だったのか」
セネリオ「マルスの親戚と言う事は、アイクの親戚と言う事にもなりますけどね」
クリス  「確か…ライ殿とセネリオ殿でしたか?チェイニー殿やジェイガン様がいるのも驚きですが、何故この二人まで…」
マルス 「えーと、話すと長くなるんだけど…」
??? 「隙有りっ!」
クリス  「っ!?マルス様、危ない!」

咄嗟にマルスの前に出て、銀の槍で攻撃を防ぐクリス。一体どんな奴だ、と思い相手の顔を見ると再びクリスは驚く事になる。

ワユ  「あれ?クリスじゃん。あーそっか!ちょっと前にマルスが電話してたけど、クリス呼んでたんだね」
クリス 「な!?ワ、ワユ殿?どうしてワユ殿がマルス様を…」
ワユ  「んー?別にマルス狙ってないよ。でもクリスが相手してくれるならマルス狙おっかな?」
ミスト  「ちょっとワユさん!目的忘れないでよね」
イレース「そうです。この人達は、只の障害です。…お腹が空いてきました。遊園地内で、何か食べたいです…」
サナキ 「後で馳走してやるから我慢するのじゃ!アイクは目と鼻の先じゃと言うのに、こんな所で足止め食らうとはの」
マルス 「悪いけど、このままずっと足止め食らってもらいますよ。そしてそのまま撤退してくれると有難いんですけどね!」
ワユ  「残念だけどそれは出来ない相談だよ!」
ミスト  「レテさんならいいかなぁとは思ったけど、やっぱり実際にお兄ちゃん取られかかると我慢出来ないよ!」
サナキ 「阻止じゃ!断固阻止するのじゃ!!」
イレース「アイクさんを取られるのは…、目の前でご馳走を…食べられるより嫌です」
ライ   「そうかい、けど俺はこのままアイクに恋人が出来ないってのが嫌なんでね!」
セネリオ「アイクに忠誠誓った者として、親友としてここは通させません」
クリス 「(…なるほど)」
カタリナ「(そう言う事だったんですね)」
231続・影達のデート:2011/10/19(水) 00:42:19.23 ID:VTCwyLWP
 
ジェイガンからチケットに貰った事、同じくアイクとレテがチケットを貰っていた事、チェイニーが射的屋でバイトしていた事、
そのジェイガンやチェイニーがマルス達と遊園地にいる事、アイクの嫁候補達がここにいる事、それらが全て一つに繋がった。

クリス「…あ」

そして、それらが一つに繋がった事により、クリスはとんでもない失態をやらかした事に気付く。

クリス 「…あの、マルス様。大変申し上げ難いのですが…」
マルス 「何だい、クリス?」
クリス 「俺、ここに来る途中、アイク殿に、声、を掛けてしまったのですが…」
マルス 「え」
??? 「マルス!無事か?」

声が聞こえてきた遊園地の入り口の方へと振り向くと、タイミングが良いのか悪いのか、アイクがそこにいた。

アイク  「…?ライ?セネリオ?何故お前達がここにいるんだ?」
マルス 「しまったあぁぁ!?ここにクリス達が来るまでに、アイク兄さん達に会う事まで想定してなかったああぁぁぁ!!!」
ライ   「何やっとんじゃアホオオオォォォォォ!!!!」
セネリオ「酷い有様です、あぁ酷い有様です、酷い有様です」
アイク  「あっちにいるのは…ミスト達か?あいつらも何でここにいるんだ?ここで鍛錬でもしていたのか?」
ライ   「んなわけねーだろ!アイク、これは事情があってだな…」
??? 「ライイィィィ…!」
ライ   「ギクッ!」

恐る恐る振り返るライ。パキポキと指を鳴らしながら、怒りのオーラを纏い、鬼の形相でライを睨んでいるレテが立っていた。

レテ   「ライ…。貴様、やはり私を謀っていたのだな…」
ライ   「ま、待て落ち着けまだ慌てるような時間じゃない!俺はお前の為だと思ってだな…」
レテ   「覚 悟 は 良 い か ! ? 愚か者め!!」(つ『砕破』)
ライ   「ねこがみそぐとかいみgくぁwせdrftyぬこlp;@:!!!」
セネリオ「ちょ、なんでぼくまdくぁwせdryひどいありさまp;@:!!?」

レテの砕破により星になるライ達二人、方角的にテリウス地区にある自分の家辺りに落ちるだろう。多分。

カタリナ「…大丈夫でしょうか?」
クリス 「(後で二人に謝りへ行こう…)」

─数日後、兄弟家

マルス「あれからレテさんは怒りながら帰っていくし、嫁候補も皆さんも目的達成して撤収しちゃうし。兄さんも帰っちゃうし…」
クリス 「残ったのは遊園地の入り口付近で行われた戦闘痕だけでしたね。すみませんマルス様、俺がもう少し頭回れば…」
マルス「いや、あれは完全に僕の失策だよ。最初からクリス達に事情を説明して手伝ってもらえば良かったよ」
クリス 「最初から…と言う事は何処かで俺達にも手伝ってもらう予定だったのですか?」
マルス「当初の予定ではね。でも何処ぞの変態女神のせいでバレて、色々狂ってしまったからねぇ…」
クリス 「女神と言うとユンヌ殿の事ですか。流石神と言うか、神の啓示な感じで伝えたんですか?」
マルス「それだったらある意味関心するんだけど、まぁ見た方が早いね。とりあえずこれ見てみて。あ、669は僕の書き込み」
クリス 「これは紋章町の掲示板の…ログですか?一体何が…」
232続・影達のデート:2011/10/19(水) 00:43:30.54 ID:VTCwyLWP
 
愛しの彼がフラグクラッシャー Part12

666 名前: 恋する名無しさん 投稿日: 2008/08/28(木) 10:02:15 ID:gOdCHAos
      アイクとレテが近くの遊園地でデートするらしいわ。
      しかもライとセネリオと言う強力バックアップ付きで!
      このままではアイクがnotクラッシャーになってしまうわよ!?

667 名前: 恋する名無しさん 投稿日: 2008/08/28(木) 10:03:34 ID:KEnzEmSt
               ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!
                cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・
      ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
      ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
      ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
      '"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
        j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
            :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
             \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
         u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
                    u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
                 _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
        ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
              ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
             /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
      、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
      ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i

668 名前: 恋する名無しさん 投稿日: 2008/08/28(木) 10:03:40 ID:KesRSnaK
      阻止じゃ!断固阻止するのじゃ!!

669 名前: 恋する名無しさん 投稿日: 2008/08/28(木) 10:04:01 ID:gOdCHAos ※マルスの書き込み
      釣りでしたwwwサーセンwwwww

670 名前: 恋する名無しさん 投稿日: 2008/08/28(木) 10:04:02 ID:boreTOhu
      そういや駅に向かって歩いてるアイクとレテを見かけたなぁ。
      遂にアイクにも春が来るのかぁ〜。

671 名前: 恋する名無しさん 投稿日: 2008/08/28(木) 10:04:51 ID:mNSkMagE
      友人と買い物中にアイクさんとレテさんが遊園地行きの電車に乗るのを見かけました。
      レテさんがいつもの格好じゃなかったです。一本遅めの電車に乗りましたが友人と一緒に追いかけてます。
      ……もう少しで限定販売のアイスクリームが買えたのに…。許せません。ボルガノンです。
233続・影達のデート:2011/10/19(水) 00:44:40.23 ID:VTCwyLWP
 
クリス 「……うわぁ」
マルス「と、まぁこんな感じで伝わっちゃって、兄さんの嫁候補の方々が遊園地に押し掛けてきたってわけ」
クリス 「それでマルス様達が食い止めてたわけですか」
マルス「最初は僕とライさんとジェイガンで防いで、セネリオさんに兄さん達の尾行をお願いしていたんだけど、
     あちらの戦力が増えてきて、セネリオさん呼び戻してチェイニーも呼んだけど、それでも持たなくて最終的に…」
クリス 「俺達に声がかかったわけですね。なるほど、合点がいきました」
マルス「あそこまで来たらクリス達には最後まで楽しんでもらいたかったけどね」
クリス 「何を言うんですかマルス様。俺はマルス様が危険な目に遭っていたら何時でも駆け付けますよ」
マルス「はは、ありがとうクリス。でもクリスはもちろん、カタリナにも悪いことしたと思っているよ」
クリス 「…カタリナと言えば、マルス様から電話が掛かってくる直前に何か言いかけてましたけど…何だったんだろう?」
マルス「え?…ちなみにクリス。その時カタリナってどんな表情してた?」
クリス 「表情?表情と言いますか、顔が茹で蛸の如く真赤になってましたね。何度もなってたし風邪引いたのでしょうか?」
マルス「………」
クリス 「マルス様?どうかなさいましたか?」
マルス「…いや、僕もアイク兄さんの弟なんだなぁと再認識しただけだよ」
クリス 「は?」
マルス「(これからは僕もシーダとのフラグをクラッシュしないように、気をつけないといけないかなこれは…)」

─エレミヤの孤児院

カタリナ「それでですねクリスは今度テリウス地区の遊園地に連れてってくれるんですこれってまたクリスとデート出来るって事
     ですよねでもクリスはデートって思わないでしょうけどそれでもいいんです私はクリスと一緒にいられるだけで幸せな
     気持ちになれますからでもあの時告白出来なかったのが少し心残りですけどいいんですもし告白して振られていたら
     生きていけないと思いますので今の関係で私は満足ですし幸せです聞いてますかローロー寝てませんかローロー?」
ローロー「ウキ…兄弟、そろそろ変わってくれ。俺、疲れてきた」
ローロー「ウキキ、俺はもう聞いた。そっちの兄弟は聞いたか?」
ローロー「俺も聞いた。もう兄弟全員聞いたと思う」
クライネ「…何時まで惚気ているつもりかしら。キモイしそろそろ戻ってほしいわぁ」


セネリオ「ひどい有様です」
ライ   「病室では静かにな?くそー、俺達は諦めないからな」

<糸冬>
234助けて!名無しさん!:2011/10/19(水) 00:53:23.56 ID:VTCwyLWP
投下完了。今回書いても書いても終わる気配がしないと思ったら前編後編含めて100kb超えてたw
てか何かレテ好きの称号貰ってるしw言われると、レテのネタ書く事多かった気がする。今は亡きレテスレいたのもあるが。ぬこぽ。
でも今回はアイクとレテの要素はあまり無かったんだ。期待してた人には申し訳ないです。
235助けて!名無しさん!:2011/10/19(水) 03:38:07.32 ID:S0r85dMI
いーやGJ!面白かったぜ。クリスとワユに面識があったのは驚いたが、考えてみれば
それほど不思議でもないか
236助けて!名無しさん!:2011/10/19(水) 13:21:06.21 ID:VYra4+GF
レテ好きの俺としてはたまらんネタでしたたい
兄弟スレで好きなキャラを三人あげろと言われたら俺はアイク、レテ、シグルドになる
237助けて!名無しさん!:2011/10/19(水) 13:34:20.13 ID:vZpiJHF/
自分はミカヤとユリウスとサラかなぁ…セティやエフラムも好きだけど三人となると先にあげた連中かな。
個人的には聖戦勢が好きだったりする。
238助けて!名無しさん!:2011/10/19(水) 18:32:14.75 ID:thz6b1vS
>>227-233
乙!!凄く楽しんで読ませてもらった!!
恋する乙女なカタリナ可愛すぎるwww
239助けて!名無しさん!:2011/10/19(水) 18:52:59.18 ID:eB1LZiGL
>>227-233
投下乙。
カタリナがかわいい。ローローもw
GJ!
240助けて!名無しさん!:2011/10/19(水) 22:23:41.39 ID:Ge8lbv6C
すっげー楽しませてもらった、最高。
あと漆黒はいろいろバイトでもしてんの?
241助けて!名無しさん!:2011/10/19(水) 22:30:02.69 ID:a99Y5wCC
漆黒はいろんな店を経営してるってキャラ付けがこのスレでは多い
レストランとか中華料理屋とか海の家とかゲーセンとかいろいろあったな
多分原作のしっこくハウスの影響だと思う
242助けて!名無しさん!:2011/10/19(水) 23:38:58.36 ID:cSn9ubEX
果たしてライとセネリオの苦労が実を結ぶ時は来るのだろうか?
嫁候補多いし、ユンヌおるし、当のアイクはフラグクラッシャーだし……
ですが、面白いネタを読ませていただきました。GJです!

それでは『ママチャリの系譜』>>201-202.>>204の続きを投下します。
今回から第2レース(第2章)ですが、丁度いいのでレースのコースとルールをまとめておきました。
243ママチャリの系譜 第2章:2011/10/19(水) 23:40:09.31 ID:cSn9ubEX
68.5

ノイン  「さて、第1レースが終わり、第2レースが開始されようとしておりますが、
      その前に、このファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯争奪二人乗り自転車レースの
      ルールとコースの確認をしておきましょう」
エルフ  「発表したのが前々スレ(36章)ですから、最初から読んでいる方も忘れてしまっているかも
      知れませんので、こういう場を設けてみました。それではフュンフさん、お願いしますわ」
フュンフ 「はいよっ! じゃあまずはルールから」

・出場資格は『ファイアーエムブレム聖戦の系譜』に登場した人物のみ。
・レース中の妨害、攻撃は基本的には何でもアリ。武器の持ち込みもOK。
 ただし、神器、魔法の杖、遠距離攻撃武器(メティオ等)の持ち込みは禁止。持ち込んだ場合は失格。
 なお、リターンリング等で移動した場合は逆走したと見なす。
・妨害や攻撃等で図らずも他の選手を殺害してしまったチームは即失格となり、罰金30000G×殺害数。
 つまりバルキリーの料金を負担する事。
・服装は自由。公序良俗に反する服装でも面白ければOK。
・各チーム必ず1回以上ピット(サーキットの修理所)に入らなければならず、
 必ず2回以上交代しなければならない。
・完走できなかったチームが複数出た場合は、走行距離で順位を決定する。

注:このネタは夏に書き始めた為、季節は夏となっております。
  現実世界で冬将軍が猛威を振るっていようとも、このネタの中では夏真っ盛りです。
  これからの時期、季節外れになりますが、いきなり冬にする訳にもいかないのでご了承下さい。

フュンフ 「だいたいこんな所だ。何か抜けてたらスマン。じゃあ次はコースの確認だ」

■■■■■■■■■■■■■■■               ◇=スタート ◆=ゴール
■┌→→→→→A→→→→→B■               ■=壁、フェンス、建物などの障害物
■↑■■■■■■■■■■■↓■
■↑◆             ■■■↓■                @グラウンドオーバルコース
■└┤ ┌◇→→→┐ ■┌→┼→D→山┐       Aダンディライオンロングストレート(たんぽぽ小道)
■□ ↑↑   @  ↓ ■↑泉↓■     ↓         Bたんぽぽカーブ
■ピ  ↑       ↓ ■└C┘■       E      C勇者の泉ウォーターバンク
■ッ   ├←←←←┘ ■■■■■      ↓         Dナーガヒル山間ラリーコース
■ト   ↑         ■┌←←←←←山┘         Eナーガ神像折り返し地点
■□   ↑ ■■■■■■F■■■               Fグランベル中央体育館裏ヘアピンカーブ
■   H  ■■体育館■└→┐■                Gグランベル中央体育館裏ストレート
■   ↑  ■■■■■■■■↓■                Hグラウンド前休憩所(ピットロード)
■   └←←←←G←←←←┘■
■■■■■■■■■■■■■■■

フュンフ 「コースの名称はノインが勢いで言い換えてるから、大まかな参考程度だ。
      このコースを3周走って、グラウンド1周を最後に走りきり、図の◆の所に到達すればゴールだ。
      そして、予選を1位、2位でゴールしたチームが本選に出られる。
      現在、本選出場が決定したのはシグルド&アルヴィスペアとアルテナ&マナペアだ!」
ノイン  「はい、ありがとうございました。本編での実況解説は、このエルフ&ノインにお任せあれっ!!」
エルフ  「よろしくお願いしますわ。それでは本編をお楽しみ下さいね」
244ママチャリの系譜 第2章:2011/10/19(水) 23:41:10.81 ID:cSn9ubEX
69

ノイン  「さあ、第2レースの時間がやって参りました。
      実況は私、竜王家使用人、背番号9番、ソードマスター・ノイン。解説は…」
エルフ  「同じく竜王家使用人、背番号11番、シャーマン・エルフと、
      ゲストのセーラさんとドロシーさんでお送りしますわ」
セーラ  「早っ! さっき第1レースが終わったばっかりじゃないっ!!」
ドロシー 「仕方ありませんよ。このネタはレースがメインなんですから」
フュンフ♀「私も忘れないでね!」
セーラ  「へ? アンタ誰?」
エルフ  「トラキアモードのフュンフさんですわ。聖戦モードと違って女性なんですよ」
ドロシー 「そう言えば、男性になったり女性になったりするとか言ってましたね」
フュンフ♀「そういう事で、ナレーション説明担当……もとい、あらすじ担当は引き続き、竜王家使用人、
      背番号5番、スナイパー・フュンフでお送りしていきます。第2レースはトラキアモードよん♪」
エルフ  「ですので、今度からフュンフさんには♂♀マークがつきますわ」

ノイン  「それでは第2レース。まずはオッズから行ってみましょう!」
エルフ  「予想のマークは『◎>○>●>△>▲>×>−』となっています。
      実際の競馬等とは違いますので注意して下さい。なお、枠の色はマシンの色です」
ノイン  「どういうプロセスを経てこういうチームになったのかは各自脳内補完でお願いします」

グランベル2R 11:00
ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯予選
聖戦系サラ10歳以上 オープンGU    150000m?

 枠  番  マシン名              搭乗者            予想           倍率
 紫1 1 やらないか         アゼル&レックス      △●▲△×     9.2倍
 桃2 2 愛のパルちゃん号       ヨハン&ヨハルヴァ     ×−△×−      14.3倍
青白3 3 大万福丸              トリスタン&ラドネイ     −×−−○      17.0倍
 緑4 4 シューティングスター    ラクチェ&シャナン     ◎○◎◎●     1.9倍
 金5 5 ギルガメス            クロード&コープル      ▲−○▲−      12.1倍
 橙6 6 ゴリアスティーノ田中    スカサハ&レイリア    −▲−−◎     15.6倍
 黄7 7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ●△−○▲      10.8倍
 青8 8 トラキアエクスプレス    リーン&ハンニバル     −−×−−      20.4倍
白黒9 9 ぱんださん号           アイラ&ティルテュ      ○◎●●△     7.5倍

セーラ 「ペアはともかく、これまたよく分からんマシン名ね…」
ドロシー「誰がこんな名前つけたんでしょうか…」
ノイン 「それぞれのペアであります。今回はラクチェ&シャナンペアが圧倒的な人気を誇っていますね」
エルフ 「兄妹同然の二人ですからね、元々の強さに加えてチームワークも抜群だと判断されたのでしょう。
     ただ、個人的には他のチームは過小評価されていると思いますわ」
ノイン 「ほほう。では、ラクチェ&シャナンペアのワンサイドレースにはならないと?」
エルフ 「恐らくなりません。特にアイラ選手、ホリン選手、クロード選手、スカサハ選手は要注意ですし、
     レックスチーム、ヨハヨハ兄弟、ハンニバル将軍、トリスタン&ラドネイペアも実力はありますからね」
セーラ 「わかったわ、それを踏まえて買ってくる!(ダッ)」
ドロシー「う〜ん、手堅く行くか…大穴で行くか…(スタスタ)」
ノイン 「行っちゃいましたね」
エルフ 「行っちゃいました」
245ママチャリの系譜 第2章:2011/10/19(水) 23:42:37.39 ID:cSn9ubEX
70

ノイン  「さて、それでは第2レース。パドックの紹介をして参りましょう」
エルフ  「服装について何も言われてない方はTシャツやジャージ等、
      運動向けの格好をしていると思って下さい」

ノイン  「1枠、やらないか、先発騎乗位は誰もが知るドズルのいい男、レックス選手です。
      正義感に溢れる彼は、いい男を探しに今日もサーキットにやって来た!」
レックス 「やらないか」
ノイン  「おおっと! レックス選手、サドル上で突然ツナギのホックを外し始め、渾身の決め台詞を吐いた!
      その視線の先にはTシャツ短パン姿のナビゲーター、アゼル選手がいるっ!」
エルフ  「あら、赤くなって。可愛いですわ」
アゼル  「赤くなってませんっ! 誤解を招く発言はやめて下さい!」
ノイン  「紫は赤と青を混ぜた色! まさかこの二人はデキてしまったのか!?」
アゼル  「だから、デキてませんっ!!」
ノイン  「短パンから出ている脚線美が何とも眩しい!
      しなやかで細い脚は、まるで優雅に湖を歩くフラミンゴの如しっ!」
エルフ  「正直、羨ましいですわ」
ノイン  「芸能人は歯が命! ソードマスターは脚線美が命っ!!
      いいなあ、どんなケアしたらあんなに綺麗になるのよ…」
アゼル  「え〜っと、今度教えてあげましょうか?」
ノイン・エルフ「「是非お願いしますっ!!」」
レックス 「俺のアゼルが可愛いからって変な事するなよ? そんな事したら俺が家ごと掘ってやる!」
ノイン  「竜王家がホモの巣窟に!?」
エルフ  「変な事する気ですか?」
ノイン  「あっ、でも掘られるのって男だけだから、私ら関係ないか」
エルフ  「いえ、彼、両刀使いの噂があるんですが…」
アゼル  「噂じゃなくて、多分本当だよ。普段はホモを全面に押し出してるけどね」
ノイン  「…………」
エルフ  「…………」
レックス 「何だ、実況が黙ってちゃ駄目だろう。こういう時は大声でも出して、気分を高揚させるんだぜ!
      ノンストップ・ホモセクシャルタァァーーーイム!! イヤッハァーーーーーッ!!」
ノイン  「ポリネシアン・セーーーーーックス!!!」
エルフ  「ア〜〜〜レ・キュイジーーーーヌッ!!!」
アゼル  「うるさあぁぁーーーーーーーーーい!!!」

ノイン  「はぁ…はぁ、柄にもなく変な事を叫んでしまい、視聴者の皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
エルフ  「はぁ…はぁ、あなたいつも叫んでいますでしょう?」
ノイン  「それもそうでした。さて、パドックに戻りましょう。
      2枠、ピンクのパルちゃん号が真心いっぱいの愛をお届けします。愛を司る桃色のアルカナ、
      パル○ィニアスと契約したのは、ドズルの暴れん坊、ヨハルヴァ選手!
      聖戦アクスファイターの格好(覆面+ズボン、上半身裸)で愛のギロチンアクスを振るうっ!!」
エリンシア「ああ……ウォーリアのKINNIKUですわ。やっぱり殿方はこうでないと」
リリーナ 「良いKINNIKUですが、ZEINIKU成分に欠けますね」
エルフ  「しかし、あのKINNIKUにピンクの機体が何ともミスマッチですわね」
ヨハルヴァ「言っとくが、マシンは兄貴の趣味だからな!」
ノイン  「聖霊と契約した二人の男、そのセカンドシートに陣取るのは、ドズルが生んだ変態紳士!
      愛のキューピットか愛の断頭台! 彼が死んでも愛は死なない愛深き漢、ヨハン選手!!
      こちらは紳士らしく黒のスーツでピシッと決めているが、あのハートの被り物は一体何だっ!?」
エルフ  「ハートマークのど真ん中にヨハン選手の顔がありますわね」
ヨハン  「愛! 震える愛!! ドズルの貴公子には愛しかいらぬっ!!」
ヨハルヴァ「恥ずかしいからやめてくれっ!!」
ノイン  「ラクチェ選手の愛を得るために聖霊に魂を売った男達は、
      サーキットの中心で愛を叫ぶことが出来るのかっ!?」
エルフ  「実際やってもらっても困ります」
ヨハン  「フッ、それはいい考えだな。今の内にセリフを考えておこう」
ヨハルヴァ「やめろ、これ以上我が家の恥を世間に晒すな!」
エルフ  「ホモにKINNIKUに愛の使者とドズル家は人材豊富ですわね」
ランゴバルト「ぬぅ……返す言葉もない」
246ママチャリの系譜 第2章:2011/10/19(水) 23:44:14.95 ID:cSn9ubEX
71

ノイン  「続いて3枠、前カゴに『トリス亭』と書かれた自作エムブレムが眩しい青と白のマシンは大万福丸!
      その運転席にいるのは、容姿と体力には恵まれたものの、それ以外がかなり残念な事に
      なってしまった男、トリスタン選手! 頭の鉢巻と両手に輝くコテ(テコ?)、
      トリス亭仕様のオーダー半纏で気分はお好み焼き屋の大将だっ!!」
エルフ  「ら○ま1/2のお好み焼き屋さんのような衣装ですわね。あと、トリス亭は実在しませんよ」
ノイン  「ミッドシップ、重ステでノーエアコン、紛う事無きスポーツ・カーだ!
      吼えろオイラの660cc……あ、いや、あれ新規格前の2代目前期型だから550cc!!
      弱さを極めた漢に怖いものなど無いっ!!」
トリスタン「ほう、その言葉、この俺への挑戦の意志と判断する!
      思春期の多感な年頃に河原で出会った成人向け雑誌がかなりハードコアなSMものだった為、
      トラウマとなってこの技を編み出した! 行くぞっ!」

トリスタン「コール・ミー・クイィィィィーーーーーン!!」

ラドネイ 「どやかましいっ!! トリスっ、恥ずかしい遊びは控え室でやれっつってるだろっ!!
      みんなドン引きしてるだろうがっ!!」
エルフ  「これまた凄い人達が来ましたわね」
ノイン  「そして、朝まだ明け切らぬ中央市場を疾走する青白い稲妻に同席するのは、男嫌いで有名、
      ユグドラル学園の体操服+ジャージの上にトリス亭のエプロン姿のラドネイ選手!!
      ハードレズの彼女が、敢えて男性と組んだのにはどういう意図があるのでしょうか!?」
エルフ  「手元の資料によりますと、ロドルバン兄妹とトリスタン選手は幼馴染みだそうです」
ノイン  「男子の幼馴染み、実に羨ましいシチュエーションであります! しかしラドネイ選手、
      上は体操服にもかかわらず、下はブルマではなく、ジャージっ! 何たるサービス精神の欠如っ!!」
ラドネイ 「うるさいっ、ブルマだと変態共が寄って来るんだよっ!」
ヘザー  「うふふ、ラドネイちゃん、ジャージ姿も可愛いわ〜」
ラドネイ 「来るなっ、私はレズじゃないっ!!」
トリスタン「ほう、レズ疑惑払拭の為に俺と組んだのか?」
ラドネイ 「それもあるけど、お前のような問題児と組みたがる奴なんかいなさそうだし、
      可哀想だから、仕方なく私が組んでやったんだ」
トリスタン「べっ、別に俺の為に組んでくれたんじゃないんだからねっ。勘違いしないでよねっ!」
ラドネイ 「うっさいわっ!!」

ノイン  「お隣り4枠、緑に光る二つの流星、シューティングスターを操るのは運動神経の塊、
      素の能力では味方最強キャラとも言われているスポーツ万能少女、ラクチェ選手っ!」
エルフ  「流石はユグドラル学園一のスポーツ万能少女。助っ人先の運動部軍団が大声援でバックアップですね」
ノイン  「兄のスカサハ選手はユグドラル学園一のスポーツブラ大好き少年です」
ラクチェ 「うぇ…」
スカサハ 「適当な事言ってんじゃねぇーっ!!」
エルフ  「冗談です。それよりも、隠れ巨乳の彼女にミニスカフリルのウェイトレスコスチュームを
      押し付けた勇気ある方に敬意を表しますわ。色はマシンに合わせた緑ですわね」
アイラ  (シャナンか…)
スカサハ (シャナン様だな…)
ノイン  「ラクチェ選手が相棒に選んだのは、彼女の従兄弟であり、クール&ドライなナバール系男子、
      神剣バルムンクに選ばれた剣聖、シャナン選手っ!
      全剣士系ユニットの頂点に立つ男は、サーキットの頂点に立つ事ができるかっ!?」
シャナン 「無論だ、優勝はこの私が頂く!」
      (そして、ラクチェやパティ、デイジー、その他幼女達と……ムフフ)
スカサハ 「真面目な顔してるけど、何考えてるか大体予想はつくな…」
アイラ  「娘はやらんぞ」
ノイン  「シャナン選手、ラクチェ選手のウェイトレスに合わせて、ウェイター姿での登場!!
      流星軒のマスターと女給さん、給仕係のプロフェッショナルコンビだ! 青空給仕・好児っ!!」
エルフ  「メイドさんがいないのが残念ですわね」
ノイン  「シューティングスターは今大会の大本命っ。ぶっちぎりで1位のオッズがそれを物語っております!
      高い能力に息もぴったりのスーパー従兄妹コンビ! 観客席からの応援も究竟一であります。
      家族、ライバルを退けての優勝チェッカーははためくか!?」
247ママチャリの系譜 第2章:2011/10/19(水) 23:45:47.05 ID:cSn9ubEX
72

ノイン  「真ん中5枠、ギルガメス、最強の聖騎士王、黄金色のバディも目映い王者のマシンを駆るのは
      エッダ家当主、ブラギの使徒、クロード選手!! ブラギ神より賜りしゴールドマシンが威風堂々、
      まさに王者、まさにキングオブキングス、変なシューティングの風格で入場して参りましたッ!!」
クロード 「それはキン○スナイトです」
ノイン  「クロード選手に突っ込まれた! 王者のマシンのナビシート、
      聖騎士王に連れられて姿を現すのはもう一人の使徒、コープル選手!!」
エルフ  「クロード選手とは師弟関係にあるそうですわ」
ノイン  「このクソ暑い日にも関わらず、いつもの白いローブ姿で出て来るのは流石といいましょうか。
      見てるだけで暑くなってきます」
コープル 「着てる方はもっと暑いですよ」
ノイン  「神の魔法を持つクロード選手とIQ250を誇る超天才児コープル選手っ! 果たして2人の神の使徒に
      ブラギ神のご加護はあるのかっ!? 頭脳戦に持ち込めば勝機は充分だっ!!」
コープル 「IQ250もありませんよ」
クロード 「ですが、ブラギ神より賜りし魔法があるのは事実です」
ノイン  「そのクロード選手はいくつかの秘密兵器を搭載しています。
      何が飛び出すかわからない神の魔法が炸裂すれば、他チームの完走は夢と消えるか!?」

ノイン  「お次は6枠、天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ、誰が呼んだかオレンジ色の暴走チャリ型兵器、
      ゴリアスティーノ田中……おおっと、物凄い声援だ!!」
エルフ  「その99%が男性ですわね」
ノイン  「それもそのはず、サドルの上に高々と立ち上がり、声援に向かって手を振っているのは、
      燃え盛る灼熱のカリスマダンサー、ビックパイズ・レイリア選手!!
      そして、その出で立ちは何と ふ ん ど し 姿っ!!
      水着を通り越してとんでもないものが来た!!」
エルフ  「上半身は白い半被を着て、端をお腹の所でくくっていますわね。
      ちなみに胸には何も着けていません。いわゆる褌娘ですわ」
レイリア 「せっかくこんな大舞台に出れるんだから、サービスサービス♪」
ノイン  「サービス満点、脳天直撃、100メガショックのレイリア選手! 
      女性陣の中では間違い無くスタイルと露出度はNO.1!
      あの赤フンと1枚の半被がどれだけのエロスを醸し出しているのでしょうか!?」
エルフ  「あー、もー、何かアレ、すごい勝ち組ですわよね…」
ノイン  「さて、序盤は力を温存する作戦か。勝ち組レイリア選手とコンビを組んだ羨ましいヤロウは、
      これまた白の越中褌一枚というセクシー極まりない格好の漢、流星軒の裸の大将、スカサハ選手!
      若干細身ながらも、引き締まった逞しくて若々しいKINNIKUに私の心はドキドキです!」
エルフ  「むしろあなたの将来にドキドキです」
ノイン  「しかし、スカサハ選手。艶やかなレイリア選手を目の前にして全く動じていませんっ!
      普通、あのようなあられもない姿を見せつけられてはレースどころではないと思うのですが?」
エルフ  「日々の修行で鍛えられた彼のアイアンハートはこの程度では揺らぎませんわ」
スカサハ 「つーわけだから、俺、別にレイリアの肉体とか全然興味ないんだ」
レイリア 「それはそれで傷つくわよっ!!」
スカサハ 「冗談に決まってるだろ。その夢と希望が詰まっている2つの果実に興味がない訳がないっ!!」
トリスタン「偉大なる先人は言っていた。『夢とおっぱいってのは待つもんじゃねぇ、掴みに行くもんだ!』とな」
ラドネイ 「あー、もう、何で男ってのはこう……」
ノイン  「恐るべき理性の持ち主(?)FUNDOSHI大将スカサハっ、FUNDOSHIは誇るべきニッポンの文化!
      そう、彼らはニッポン男児にヤマト撫子、二人揃って……ふん・どし・よッ!!
      紅と白! レッド・エン・ホワイッ!!」
エリンシア・リリーナ「「イヤッッハアァァァァーーーーーッ!!!」」
スカサハ 「うおっ、何だ!?」
エリンシア「FUNDOSHIですわ! KINNIKUですわ! 今世紀最高の衣装(?)ですわあっ!!」
リリーナ 「これです、これを待っていたんですっ! FUNDOSHI蝶サイコーーーーーーッ!!」
エリウッド「ああっ、僕の決め台詞がっ!!」
スカサハ 「ワセリンを塗って、鉄アレイを装備して、ポージングの練習をしないと駄目だな」
レイリア 「その前にビルダーにクラスチェンジしないとねっ!」
248ママチャリの系譜 第2章:2011/10/19(水) 23:47:33.11 ID:cSn9ubEX
73

ノイン  「FEにそんなクラスはないっ! ビルド、ビルダー、ビルデスト!
      7枠、黄色く輝く月の光、アリス・ムーンに乗っての登場は、実はいいKINNIKUとの定評がある
      月のウサギ、ムーンマッスル・ラビット、ホリン選手!」
エルフ  「いい加減KINNIKUから離れて下さい」
ホリン  「ウサギはともかく、ムーンマッスルは勘弁してくれ」
ノイン  「流星軒と肩を並べるラーメン屋、月光亭の大将、定番はやはりお月見ラーメンかっ!?
      うさみみタキシードが意外とよく似合っているっ!!」
エルフ  「月と言えばやはりウサギなのでしょうか?」
ホリン  「当然だ。月と言えばウサギだろう? 俺はウサギの着ぐるみも用意していたんだが、
      デイジーにこっちの方がいいって言われて、うさみみタキシードに落ち着いたんだ」
デイジー 「だって、タキシードの方がカッコいいんだもん」
ノイン  「そんなホリン選手の後衛を務めるのは、キュートなバニーガール、デイジー選手!
      その筋の方にはたまりません。たまり醤油で手巻き寿司」
エルフ  「犯罪の筋ですわね」
デイジー 「シャナン様、この衣装どうでしょうか?」
シャナン 「ああ、とても可愛いぞ、デイジー(ナデナデ)」
      (うおおおおおおっ!! なんと素晴らしいっ!! この艶やかなデイジータンのバニー姿を
       今すぐにでも写真に収めたい所だが、ここでは大衆の目がある…今は我慢だっ!!)
トリスタン「あああ…デイジータンカワイイヨウ、幼女最高! ロリ萌え〜!!」
ヨハルヴァ「今すぐ道場に連れ帰って、その姿を目に焼き付けながらハァハァしたい!!」
ヨハン  「デイジータン、ボクたまんないよぉ、もうぎゅってしてちゅーってしたいよぉ。ハァハァ……」
スカサハ 「ああダメだ、私のペガサスがクロスアウトしちゃうよ! ムハ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!」
ラドネイ 「以上、シャナン先生の心の声でした。次のコーナーはシャナン先生の…」
シャナン 「貴様らあぁぁーーーっ! ラドネイ以外、そこになおれえぇぇーーーっ!!」つ☆100勇者の剣
スカサハ 「やばっ、総員退避〜っ!」
アイラ  「どこで育て方を間違えたものやら…」
ホリン  「アイラも苦労してるんだな…」
ノイン  「シャナン選手にロリコン疑惑発生か!?
      その疑惑を払拭する為の熱いバトルがパドックで繰り広げられています!」
エルフ  「試合前から相当エキサイトしてますね」

ノイン  「その外、8枠、青い超特急トラキアエクスプレスを愛機とするのは、トラキアの盾、ハンニバル選手!
      全出場者中最高齢の老兵ではありますが、若い者にはまだまだ負けませんっ!!
      偉大なる勇者の父オル○ガ(FC版)の格好で颯爽と登場です! 永遠の美学の名は I'm Pants Mask!」
エルフ  「カン○タの色違いでしょうか? 覆面マントにパンツ一丁…これは明らかに変態ですね」
ハンニバル「何を言う、これぞ真の偉大な父の姿であろう!」
リーン  「お父さん、悪いけど、どう見ても変態だから」
ヨハルヴァ「あの格好に凄え親近感を感じるぜ…」
ヨハン  「お前は覆面+ズボン、上半身裸だからな。響き合うものがあるのだろう」
エリンシア「素晴らしいですわっ! 露出の多い殿方が3人もいらっしゃるなんてっ!!」
リリーナ 「来ましたあっ! ジェネラルのKINNIKUですっ! これこそ至高っ!!
      FUNDOSHIを装備していれば、もう言う事無しでしたのにっ!!」
ノイン  「パンツマスクの、ある意味偉大な父の背中を守るのは、ドラ○エ4の女勇者のコスプレかっ!?
      ハンニバル選手の養女、踊り子勇者リーン選手だ!」
エルフ  「原作では違うんですが、このネタではハンニバル選手はリーン姉弟とシャルロー選手を
      まとめて養子にしています。それはそうと、勇者の衣装、よく似合ってますわね」
リーン  「あー、雷の魔法が使えたら良かったんだけどね。こう、ギガ○イ〜ンって」
ハンニバル「いかずちの剣で我慢するしかあるまい」
リーン  「お父さんゴメン、武器重いから持ち込んでないの…」
ノイン  「ダンサーから勇者という前代未聞のクラスチェンジを行った彼女は、
      サーキットの勇者としての使命を果たす事ができるのか!?」
リーン  「どんな使命よ? それ…」
249ママチャリの系譜 第2章:2011/10/19(水) 23:48:44.70 ID:cSn9ubEX
74

ノイン  「さて、最後の9枠は、一転のんびりムード、白と黒のツートンカラーマシン、
      その名もぱんださん号だっ!」
エルフ  「出ましたか、地上最強の珍獣PANDAが…」
ノイン  「そう、二千年もの間、栄華を極めた古代アトランティス王国を一夜にして壊滅させた
      無敵の生命体PANDA! これを操るのは流星軒の女将、アイラ選手!
      何とも愛らしいくまさんの着ぐるみでの登場です! アイラだけに、愛らしい!」
エルフ  「………………」
アイラ  「そ、そうか?/////」
ラクチェ 「母さんどうしたの? 顔赤いよ」
スカサハ 「『愛らしい』に反応したな。母さん、意外に可愛い物が好きだからな」
アイク  「PANDA……一体どんな奴なんだ? 是非手合わせしたい」
マルス  「いや、そんな究極生命体いませんから」
エルフ  「…くだらない事言ってないで、真面目に実況して下さい」
ノイン  「冷たいぞ、エルフ解説員! 冷血女であります! さあ、アイラ選手の後ろを守るは、
      見た目は大人、頭脳は子供、フリージが生んだ爆弾娘、ティルテュ選手!」
エルフ  「困った大人ですね」
ノイン  「つま先から頭のてっぺんまで猫、猫、猫! ねこねこスーツに身を包んだ姿は、まさに猫娘!
      猫耳、肉球、尻尾に鈴の付いた首輪も完備。猫のラグズにクラスチェンジ(?)だぁッ!!」
エルフ  「化身後のラグズみたいですわね」
ティルテュ「ふにゃあ〜、ゴロゴロゴロ」
アゼル  「ティルテュ、いい子だからお母さんの所に帰りなさい」
ティルテュ「は〜い(トテトテ)」
アイラ  「すまない、うちの子が失礼をした」
レックス 「アイラ、子供の教育はちゃんとやっておけよ」
ティルテュ「ぶー、ティルテュこどもじゃないもん!」
ノイン  「子供です」
エルフ  「子供ですね」
アーサー 「母さん…(ノД`)・゚・。」
ティニー 「母様…(ノД`)・゚・。」
ノイン  「子供達が泣いている。硫化アリルガスも豊富です! 熊と猫で大熊猫のぱんださん号、
      流星軒とフリージ家のほのぼのお母さんコンビは、この錚々たる顔ぶれの中でも堂々のオッズ2位!
      地上最強の生命体ぱんださん号が1番人気ラクチェ&シャナンペアにとって大きな壁となるかっ!?」

ノイン  「以上の9チームで決勝への切符が争われる訳ですが、解説のエルフさんはどのチームに注目を?」
エルフ  「ラクチェ&シャナンチームですわね」
ノイン  「お、やはり、優勝候補の一角という事で?」
エルフ  「いえ、ピットクルーの女性、A子さんのアレが遅れてるのが気になりまして」
A子   「来ましたー」
エルフ  「来たそうです」
ノイン  「彼氏持ちかよ、地獄に堕ちろであります」
セーラ・ドロシー「「ただいまー!」」
ノイン  「さて、ゲストのお二人も戻って来た所で、各車が今、スターティンググリッドに収まります!
      やはりこの場面は緊張しますね、エルフさん!」
エルフ  「そうですわね」
セーラ  「今度こそ当たってよ〜」
ドロシー 「う〜ん、今回はちょっと自信ありません」
ノイン  「風雲急を告げて参りましたっ! ふぅん」
セーラ  「きゅー」
エルフ  「連携ダジャレですね」
ドロシー 「セーラさん……」
セーラ  「ちょっ、何よ、その泥の中で転げ回る頭の悪い犬を見守るような目は!」
ドロシー 「いや、そこまでは酷くありませんけど……」
ノイン  「んな事ぁ、どうでもいいっ。スターティングランプがレッドの輝きを放つっ!!
      レッドは止まれ、黄色は注意、青は進め、黒は故障だっ!!」
エルフ  「間違ってはいませんが…」
セーラ  「あー、丁度キリがいいんで、ここでストップよ!」
ドロシー 「スタートは次回です。どんなレースになるのでしょうか?」
続く
250助けて!名無しさん!:2011/10/20(木) 17:37:22.62 ID:8oquJJfQ
>>243-249
投下乙!
こいつらのネーミングセンスはなんとかならんのかw
それとベルン署はエフラムよりシャナンをマークすべきw
GJ!
251シャナン討つべし:2011/10/20(木) 19:12:36.51 ID:hPYrNm15
少し長めの予定で、まだ続きます。が、今回は後半の分が移せなかったので短めです。

〜どうも、ラドネイと言います。みなさんこんにちは、野郎は消えろ、声をかけられるのも虫唾が走る。
え?原作よりも男嫌いがひどくないかって?原作言うな!、
そりゃあ、まぁ…シャナン様までロリコン犯罪者だと、世界の男達皆死ネって気分だな…

…もっともシャナン様まで――(言いたくもない)だとわかってからも
変わらず道場に通っているのは、我ながら、どういうことかと思うのだけど…

ラドネイ「……今だ!流→星↑けー…」
ザン!ザン!No Damage!No Damage!No Damage!

ラドネイ「…まただめだった。どうして途中から【流星剣】が【追撃】になってしまうんだろう…。」

   :
シャナン「ああ、違う違う!いいかい?パティ、そこはそうじゃなくてもっとグィッと…」

そういうとシャナンは後ろからパティを抱きかかえるように手をとって…
252シャナン討つべし:2011/10/20(木) 19:14:17.41 ID:hPYrNm15
…まぁ、傍目には普通に師匠が弟子に剣を教えているようにも見えますが、
ちょうどシャナン様たちの前にあたる場所で剣の練習をしていたラドネイの目には…

ラドネイ「(何!?あの顔…だらしなく口を半開きにして(ビキビキ!)
もし、今世界が終わっても我が人生に悔いは無しというような顔して!!)」
シャナム「うむ、あと2・3年。私の元で修行をすれば(幼女じゃなくなって)なかなかの使い手になれると思うぞ。それまで私が手取り足取り…」
パティ「しゃ、シャナン様…」

ラドネイ「ふふふ…道場を辞めるか辞めないか、悩みに悩んで残った結果がこれかー!!」

シャナン「わわ!ラドネイ、人に向かって剣を投げつけるな。ままま、待て!
    私は今、素手なんだぞ!武器を持たない相手を切るのは武人として…」

ラドネイ「女性犯罪撲滅男死殺師斬ィィイイ!」
    (訳:ロリコン撲滅男皆死ネシャナン殺ス斬り)
シャナン「何その厨二っぽい技!?
って…ば、馬鹿なこれは!」

ザンザンザンザザザザザザンザ…ズザン ???「コノヒトデナシー」

ラドネイ「ふふふ…【追撃】【追撃】【追撃】【追撃】…平民なめんなぁあっ!!」
シャナン「十連斬り!?ってか、平民って何?」
ラドネイ「最後の一回はサービスで、十一連斬りです。」
サラ「サービス、ね…クスクス確かに、いいサービス(お仕置き)…」
ディジー「で、あなたは何でここにいるの?」
セネリオ「酷い有様です。」
パティ「あんたもいつの間に!」

…条件つきで時々発動する必殺技はさておき、さすがに剣士としておそらくは
最強クラスの力を持つシャナン様に一対一で本気を出されたら、
今の私は勿論、あのラクチェであっても、おそらく手も足も出ないでしょう。
(女を切る剣を持っていないと言って本気を出したところを見たことがないのですが…。)

カレル「…と、いうことで私に会いに来たと?」

ラドネイ「はっ!【剣聖】カレルといえばシャナン様にも劣らぬ剣の達人とお聞きします。
    どうか、シャナン様に勝てるよう。私に剣の道を教えてください!」
253シャナン討つべし:2011/10/20(木) 19:15:56.37 ID:hPYrNm15

…カレル様は少し前まで、剣に生きる魔物【剣魔】の異名を持つ、
重度の邪気眼症の末期患者であったにもかかわらず、ある日、突然完治し。
以来、まじめで優しげな風貌から【剣聖】と呼ばれるようになった方だ。
噂で聞く限り、シャナン様のように―――でもなく、まともに尊敬できる方らしい。

カレル「それは…随分と唐突な話しだね。君は、シャナンの弟子だろう。
   …それと、どうしてそんなに離れているのかな?」

□□□□□□□□□□□□□□□□
ラ              カ
□□□□□□□□□□□□□□□□(約10マス間有り)

カレル「ともかくこんなに離れていては会話もまともに…」

ラドネイ「いやーーーーーー!!男いやーーーーーーー!!!
    斬る斬る斬る斬る、斬る斬るKill〜〜!」

    ザンザンザザザザザザッザッザザザザザザザ!!!【追撃】中

カレル「おっと、…少しは落ち着きなさい。感情が乱れ気がゆれている、
   第一、剣はそんなに振り回すものじゃないよ。」
ラドネイ「は!も…申し訳ありません。どうも男性に近づかれると条件反射で…」
254シャナン討つべし:2011/10/20(木) 19:17:28.77 ID:hPYrNm15
ラドネイ「(離れた)それで、シャナン様は―――で―――なものですから。」(大声)

カレル「(離れた)それで、私に剣を教えてほしいと?」(大声)

ラドネイ「いつまでもあのロ――(言いたくもない)師匠に
ついていきたくな…ゴホゴホ、ず、ずみまぜんのどがやられで。」(超大声)

カレル「…疲れないかい。」
ラドネイ「少し…」

…その後、なんだかんだでカレル様と近くで話すことになりました。
その間、数回発狂しかけたんだけど、カレル様は私の太刀筋をすべて完璧に見切り、
いともたやすくかわした!裏表のなさそうな、噂どおりの方で安心したのですが…

カレル「すまないが、私は弟子を取らないことにしている。」
ラドネイ「では、協力するという形で!」

    :
    :
カレル「ははは…まぁ、話だけでも聞こう。君は…シャナンを具体的にどうしたいんだい?
   言葉を持って諌めるのか、それとも…何かをする前に、力を持ってとめるのか。」

ラドネイ「私は…
255シャナン討つべし:2011/10/20(木) 19:19:29.92 ID:hPYrNm15
おまけ

一方そのころ

カアラ「剣士の少女が兄者に会いに?」
バアトル「うむ!カレル殿の剣の腕前は見事だ。きっとまた弟子入り希望者だろう。」

カアラ「(少女…最近この紋章町に幼女趣味のものが増えた気が…
   兄者に限ってそのような、しかし少し前までは…
いや今はまともになったのだから信じて…いい、の、か?」

バアトル「うまい!やはり肉はヴァイダ肉店の肉に限る!」
カアラ「少しは野菜も食、いや何でもない。気にするな…」


…今回、想像以上に文字数の制限がかかりました。
256助けて!名無しさん!:2011/10/20(木) 19:29:17.01 ID:hPYrNm15
久しぶりに投下できました。いろいろ急展開でごめんなさい
文字数の制限がかかったんです…
もう38章…ついこの間来たつもりだったのに

そして
>>243-249
乙…ってよくみたら、ラドネイ出てましたね。(あ、シャナンも)
口調が違っていてすみません。とりあえず土下座します。
257助けて!名無しさん!:2011/10/20(木) 20:06:26.12 ID:WwAoSyNV
乙!
シャナンにはベアード様を送るしかないなw
258助けて!名無しさん!:2011/10/20(木) 21:56:28.59 ID:8oquJJfQ
>>251-255
乙!
FETVで働いてるシャナムが本物よりまともに見えるのは
俺の気のせいか?

何はともあれ、GJ!
259助けて!名無しさん!:2011/10/20(木) 22:44:43.51 ID:IAOAjYc/
>>251-255

とりあえず作者だけじゃなくてシャナンと、ついでにシャナムも土下座なw

あと>>258のレス見て思ったんだが、最近FETV更新されないな
中の人、相当忙しいんだろうか……心配だ
260助けて!名無しさん!:2011/10/20(木) 23:50:22.20 ID:2dxXI9s1
シャナンとエフラム、同じロリコンでどうして差がついたのか…慢心、環境の違い
261助けて!名無しさん!:2011/10/20(木) 23:58:15.26 ID:dFyw7tJU
自分から幼女に迫る奴と何もしなくても幼女が寄ってくる奴の違いは何なのか…
262助けて!名無しさん!:2011/10/21(金) 02:26:52.24 ID:VtMvAOkP
エフラムの「何もしなくても幼女が寄ってくる謎の特性」ってどういう原理なんだよw
263助けて!名無しさん!:2011/10/21(金) 02:33:05.69 ID:VYe7fyl8
FETVの人なんだが更新できなくて申し訳ない
リアル多忙&家族入院騒動&HDクラッシュといろいろあって放置してました

最近ようやく落ち着きを見せ始めたので近日増量で放送予定です
もうしばらくお待ちください
264助けて!名無しさん!:2011/10/21(金) 12:20:10.23 ID:fSvy1ZhK
アーダン「楽しみに待ち伏せするぜ!」
265助けて!名無しさん!:2011/10/21(金) 13:42:59.09 ID:+fNJJmIz
>>264
待ち伏せするのかよ!?
266シャナン討つべし:2011/10/21(金) 16:45:43.90 ID:AlmvELx6
昨日投下した『シャナン討つべし』の続きです。
>>263
FETVの再開!?実は前の章から入ってきた新人なので、過去のFETVを見るだけだったのですが…
私の作品もFETVに出るチェンス!?(畏れ多い)
再開、楽しみにしています!


フィル「なるほど…しかしあのシャナン様が――だなんて…。」

…よ、よかったぁカレル様の家に女の子がいて…これ以上、カレル様とは言え
男と一緒にいるのは無理無理無理無理……あ、念の為だけどヘザーではないからな!念の為。

ラドネイ「私もしばらくはだまされていたんだけど、
    シャナン様の部屋であれを見てからは…いや、ごめん、もう思い出したくない。」(ゴゴゴゴ…)←怒りのオーラ

フィル「ヒッ!」
ラドネイ「ご、ごめん!?シャナン様の部屋を思い出すと…シャナン様の部屋?
    そうか!シャナン様の部屋にいけばいいのか。あの部屋で修行をすれば
    私の気が乱れるはず、それを押さえることが可能だとしたら…
    というか、シャナンコローーーース!!!」(怒り爆発)

フィル「む、無理はしないでね。」

…ちなみにフィルはラドネイと話した後、青白い顔なのを心配したカアラに、
『こ、怖くなんてありませんでした。ラドネイとはいい友達です!』と言っていたらしい。
267シャナン討つべし:2011/10/21(金) 16:47:40.50 ID:AlmvELx6
〜二人の会話の続き〜
ラドネイ「私は…(シャナン様を徹底的に懲らしめることは決まっているんだけど、でも)」
カレル「どうやら君は迷っているようだね。まぁ、しっかり考えなさい。
   今の君は怒りで気が乱れている…その様子では本来の意味での剣の上達は望めない。
   乱れたままの気では剣に呑まれる。君には…そのような剣であってほしくないな…。」

…というわけで、私は今シャナン様の私室にいる。無断で私室に入ったことは、
後で謝罪するとして、先ほど昼に行ったとおり、この部屋に入った理由はずばり『気の乱れを直す修行』のためだ!
かつて、ある青年が山の寺で自身の煩悩をかたどった人形達と共に一昼夜こもり、
煩悩に打ち勝つ修行をした、という過去の話を参考に考えたものだ、

まず、この部屋にはシャナン様がこれまでに収集した無数の――系の写真やら抱き枕やらがある。
いつもの私ならすべて細かく切り刻むところだが、今日は少しシャナン様のコレクションを残しておいて、
(その一部を除き、多くのコレクションを失ったシャナンはしばらく、泣いていたらしい。)

STEP1
『残した――グッズを自分の周りに置いて、刀を抜いて…切る切る切る』
…って違う!切ることが目的じゃない。切らないでシャナン様の性癖にたえる修行だ!

(訂正)STEP1
『シャナンコレクションの一つ、どこぞの童顔金髪新人兵士人形を愛でる』
うん、これは平気だな。まぁ、人形の元は男じゃないし…

STEP2
『この人形を愛でるシャナン様を想像する』
………
(想像の中でシャナンを千切り中、シャナンの私室中破)
ラドネイ「無理!…シャナン討つべし。男死ぬべし。」

STEP1・2結果
『シャナンとの好感度が大幅に下がった』支援B→支援C
『シャナンの私室が中破した』
『↑の結果、修行が続行不能になった』
ラドネイ「クッ、これでは修行ができないじゃないの!」
シャナン「他に言うことがあるだろう!?(泣)」
268シャナン討つべし:2011/10/21(金) 16:51:10.68 ID:AlmvELx6
今回少々暴力描写?があります。

ラドネイ「男・皆・死ネ!シャナン・討つ・ベシ!!」
ラクチェ「(な、なにがあったのラドネイ!?す、すごい殺気…)」

〜道場〜
ラクチェ「ラドネイ、今日は少し休んだら?」
ラドネイ「いいえ!今、やらなくては、シャナン様に、勝つことが、できません。」
ディジー「すごい気迫ね…私もがんばらなくちゃ。」
パティ「わ、私もシャナン様に勝ちたい!」
ラクチェ「そうね、私も、もう少し残って修行をしましょう。」

シャナン「何この殺気!?…私の華園がまるで戦場に?」

ラドネイ「やはり遅くなりすぎたか…早く帰らなくては。」

ヨハン・ヨハルヴァ「ラクチェ〜〜〜〜〜!!」
ラクチェ「流星剣!」ザンザンザンザンザン!
ヨハン「グフッ!」

ラドネイ「はっ、ラクチェ、大丈夫か?」
ラクチェ「あ、ラドネイ。私はこっちの青いのを何とかするから、
    そっちの緑のはお前に任せた。」

ヨハルヴァ「ラドネイ!?よし、ラドネイでもいい、俺の愛を受け止m…」
ラドネイ「ん?何かふんだか?」ぐみぐみぐみぐみ、ぐみぐみ
ヨハルヴァ「いたい、痛いです…ラドネイ、頭と手をふまないでください。痛っいたい!」
ヨハン「だがそれがいい!」
ラドネイ「あー、ラクチェ、青いのまだ生きてるぞ。」
ラクチェ「すまなかった。今すぐ、殺る。」

ヨハルヴァ「うぉぉぉぉおおお!アーーイーーー!!がはっ!?
ご、ごめんなさい許してください。」
ラドネイ「私とラクチェに近づかないと約束してくれれば足をどける。」(すごくいい笑顔)
ヨハン「それはできん!誰も私とラクチェの愛を阻むことはできん。」
ラクチェ「くっ、私としたことが…すまない!今度こそ仕留める。」

ヨハルヴァ「そうだ!俺もお前との愛を育むためなら…」
ラドネイ「あはは、はははっ!」げし!げし!ぐみぐみぐみぐみ…
ヨハルヴァ「イタッイタイ!?(あ、なにか…何かに目覚めそう…)」
269シャナン討つべし:2011/10/21(金) 16:57:46.23 ID:AlmvELx6
おまけ

ラドネイとラクチェは変態斧兄弟をボコっていた。
ラクチェは真剣でズバズバと。
ラドネイはとてもいい笑顔で頭をぐみぐみ

一方その頃

]〜流星軒〜
アイラ「…ラクチェとラドネイはまだか?」
アイク「今日もラクチェのあのラーメンが食えるかと思ったのだが…」
アイラ「すまない、アイク…全くあの娘らは。」

【今日はラクチェのラーメン修行の日】


またしても一回にまとめきれなかった…つ、次は次回に!
敗因は『おまけや落ち』をつけたがること…か。
270助けて!名無しさん!:2011/10/21(金) 17:03:51.64 ID:AlmvELx6
フランツ「ど、童顔金髪新人兵士?」

すみません、正しくは『童顔金髪新人兵士少女人形』のつもりでした。

シャナンにこれ以上余計な疑惑が増えてしまう!
271助けて!名無しさん!:2011/10/21(金) 18:57:56.68 ID:j3FbQaGy
>>270
まあ何名かそっちの人形を持ってそうな人もいるけどね。
272助けて!名無しさん!:2011/10/21(金) 18:58:57.19 ID:WDcysyu0
ゲイル「今日の仕事は流星軒に家宅捜索だ」
273助けて!名無しさん!:2011/10/21(金) 20:03:39.77 ID:84ha2rbp
エフラム「最近の警察は俺よりも別の人物をマークしているらしい、やっと誤解が解けたか…」
274助けて!名無しさん!:2011/10/21(金) 20:06:22.48 ID:NTKJoUGh
ゲイル:シャナン担当
ツァイス:エフラム担当
ミレディ:オグマ担当
ブルーニャ:ターナ担当
マードック:ロイド担当
ナーシェン:ライナス担当

こんな感じでマークしてるのかも
275助けて!名無しさん!:2011/10/21(金) 20:17:21.55 ID:j3FbQaGy
ワード「あのナーシェンって警官もロリコンじゃね?」
ロット「そう言えば家のお嬢さんに言い寄っていたな。鼈呼ばわりされてたが」
276助けて!名無しさん!:2011/10/21(金) 20:54:15.22 ID:tb/cYSK0
>>274
タwwwーwwwwナwwwww


このままだとヘイデンが心労で倒れかねないなww
277助けて!名無しさん!:2011/10/21(金) 22:58:27.39 ID:6X094bqH
>>273
サラ「警察に追われなくなってスリルが足りないなら、今度一緒にお風呂に入ってる映像でも用意して…」
エフラム「絶対にやるなよ。全く…お前は俺をどうしたいんだ。と言うか、俺を何だと思っているんだ」
サラ「甘えさせてくれる素敵なお兄様兼最高の玩具…とか?」
エフラム「…前半と後半のどっちがメインなのかが気になるところだな」
278助けて!名無しさん!:2011/10/21(金) 23:13:16.80 ID:r3RSSkwc
>>277
リーフ「玩具100%の僕に比べたら兄さんはマシな方だよ」
サラ「・・・・・・」
エフラム「まあ、なんだ。お前も大変だな」
ミカヤ「本当にうちの弟たちときたら・・・」
マルス(姉さんもあんまり人のこと言えない気がするなあ)
279助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 00:14:49.48 ID:wDWzrI9p
>>277
やるなよ…絶対にやるなよ!

…それはやれというフラグですかエフラムさんw
280助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 00:35:34.69 ID:b41hiuPf
しっこく「2時間書き込みがなければ乙女は私の嫁だ」
イシュタル「ユリウス様は2度と新世界へ羽ばたかない!」
リーフ「おねぃさんへのナンパが大成功!」
スカサハ・アイラ「シャナン(様)が修正される」
セティ・マーシャ「兄の職が見つかる」
レイヴァン・クレイン「妹が綺麗になり恋人が見つかる!」
エリウッド「体が丈夫になる」
マルス「シーダに貼りつこうとする害虫抹殺!」

久々に皆さんが足掻いてます
281助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 00:50:55.02 ID:2SaHHjQh
アトス「お前たちはまぁだ恵まれとるわあああああぁぁぁぁぁーーーーーっ!!」
282助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 00:58:33.02 ID:a7yVZ+s9
いやむしろエイリークと一緒に入ってるからサラが来るとメンドくさくなるとか?
283助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 02:18:20.73 ID:4HsqSMEH
>>282
シグルド「KINSHINはどこだーーーー!!!」
284助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 04:05:45.87 ID:pjq0pwD+
>>279
サラ「というわけでお風呂に入りに来ました」
エフラム「人の入浴中にワープで乗り込んできて何が『というわけで』なんだ!?」
サラ「細かいことは気にしない、と胸の大きな剣士の人が言っていたわ。良い言葉よね」
エフラム「何の説明にもなってないぞ。……というか離れてくれ」
サラ「だってこの湯船狭いから密着しないと入れないじゃない」
エフラム「いいから離れろって……その、あれだ」
サラ「なに?何か当たってるとか?はっきり言ってくれないとわからないわ……」

エイリーク「兄上、失礼しま……す!?」
サラ「あら、お邪魔してます。……ていうかあなたも同じ狙いだったとはね」
エイリーク「あ、兄上……これは……ま、まず兄上から離れて下さい!」
サラ「どうして?あなたも兄様にくっついてあげれば……ごめんさない、失言だったわ」
エイリーク「な、何なのですかその憐れみに満ちた目は?私に胸が無いとでも言いたいのですか!?」
サラ「……いや……それは見れば分かるし……」
エイリーク「……み、見ればわかるのなら、兄上なら分かってもらえますよね?」
サラ「どっちが大きいか兄様から言ってあげるといいわ、見ればすぐわかるわよね?」
エフラム「色々言いたいことはあるが、とりあえずこれだけは言わせてくれ。
      ……お前ら、せめてタオルくらい巻いてくれないか」
285助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 08:50:30.40 ID:F2gw8fwm
>>284
ナーシェン「現行犯だな犯罪者。さあ私が保護してやるからそのままこっちに来い少女達」
286助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 10:47:17.40 ID:a7yVZ+s9
双子で一緒に風呂に入ってるネタは結構前からあったな。クリス♂♀とか

クリス♂「双子で風呂ですか?小さい頃からずっとですよ」
クリス♀「むしろそれが当たり前だと思ってますから」
エフラム「オレも似たような理由だ。ただ一人でゆっくり入りたいときもある」
エイリーク「わ、わたしも・・・その・・・当たり前だと思って///」
シグルド「エイリーク、あとで私の部屋に来なさい」
287助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 11:19:02.24 ID:/Gj++aU0
ミルラ「エフラム、私たちを鍛えてください!」
チキ「チキ、もっと強くなりたい!」
ファ「おにいちゃん、ファもがんばる〜」
エフラム「(この凄まじい成長率…)まったく、美少女マムクートは最高だぜ…!」
ターナ「こぉのロリコンがっ!!!」
288助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 13:56:48.37 ID:Of1vMaNJ
>>287
ヒーニアス「成長率ではミルラに及ばず
      伸びしろではアメリアに及ばず
      既にロリの領域は完全に脱している……
      ターナは苦しいか……。

      ん?エイリーク?彼女は私の嫁だから。」

エイリークには成長率も伸びしろも…
289助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 13:56:51.05 ID:pnonszdt
ファはレベル高くなることにはもう竜石が残り少ないのがなんともいえん…
290助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 14:22:59.23 ID:o4yNa0/m
>>287
まさかのエフラムはロリコンならぬ成長率コンだったのかよwwwwwwwwwwww
道理で幼女竜三人以外だとアメリアやニノ、サラとかとフラグを立ててる訳だわww


ビラク 「こういうのも何だが、お前さんもエフラムに狙われないようにな」
カレル(封印)「…何の話なんだい?」
291助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 14:49:43.32 ID:Of1vMaNJ
>>285
?????「おい……」
ナーシェン「今、犯罪者を捕らえようとしているのだ。邪魔を…!?」
マードック「風呂を覗いている不審者がいると通報があった。まさか貴様とはな。」
ナーシェン「…その、これにはいろいろと事情が」
マードック「申し開きは署で聞こう。それから署長の命令だ。貴様を降格させる。」
ナーシェン「なんですって!そ、そんな、マードック殿!
      (ど、どうすればいいのだ。このままでは私の地位が、名誉が…)」
マードック「署へ連れて行け。
      …私は何も見ていない。ここでは誰にも会わなかった。
      邪魔をしたな。失礼する。」

サラ「…あの人、表情一つ変えなかったわね。(なんか悔しいわね。)」
エイリーク「そ、そうですね。(そんなに魅力がないのでしょうか…?)」
エフラム「何だったんだ、一体。」
292助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 16:35:55.58 ID:2SaHHjQh
>>288
 ド 〈アッー!タスケテエイリーク!
壁ヒレ
 壁

ラーチェル「さあ、エイリーク!こちらでお茶にしましょう!ついでにお風呂に入って背中を流して差し上げますわ!」
293助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 22:57:24.09 ID:fHRYRwOQ
ラーチェル、ヒーニアス…マトモになってくれ…(´;ω;`)
294助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 23:14:01.81 ID:gig8Q9Ns
まともになる=出番が消える
295助けて!名無しさん!:2011/10/22(土) 23:16:38.53 ID:swfL2rMs
>>294が的確すぎてもうね……
296助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 00:47:23.08 ID:rIid5TUv
まともなキャラは出番が少ないというより不幸という印象が強いね。
例えばエリウッドやレイヴァン、クレインにセティとか。ユリウスは比較的まともだけど不幸じゃないよね…?
297助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 11:16:57.12 ID:ZDl+5Pae
リーフ「そうか…!僕がたまにひどい目に遭うのは、僕がまともだからか!なるほど合点!!」
298助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 14:45:13.94 ID:A0RwTGGf
>>297
お前は基本的には変態or世間知らずだろw

…ラーチェルって普段の言動の所為で変人扱いだが、エイリーク達王族の中では一番まともなんだぜ…?
299助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 15:04:14.66 ID:T5K/24w5
変人扱いされる言動をしてるならまともとは言わないんじゃ…
300シャナンを討て:2011/10/23(日) 16:50:17.21 ID:7PsS4eRG
>>266-268 
別視点

…しゃ、シャナンだ。今日、起こったことをあ、ありのままに話すぞ。

シャナン「うん、今日はいい気分だ。昨日一週間も待った、童顔金髪新人美幼女兵士人形
    は手に入ったし(なぜか、店のやつは童顔金髪新人美少年人形を進めていたが、そんな物、要らん!?)
    今日はラクチェを始め、我が華園にかわいい幼女たちが皆、集結する。
    ふははははは、今日はこの世の春だ!今宵の必殺剣は血に飢えているぞ。」
アイラ「いいからさっさと、出ろ。もう昼になるぞ!」

…もしこの日、あと二時間も早く家を出ていれば私の歴史は変わっただろうか…

〜シャナンの道場の私室〜
ラドネイ「うがーーーー!!斬る斬る斬る Kill!!」
シャナン「うわぁああああーーわ、私の金髪(以下略)人形がーーー!!
    猫耳幼女写真集がマムクート幼女フィギュアが、サラたん抱き枕がーーー!!」
    
…私の目の前には、もはや何が何だったのか分からないくらいに切り刻まれた
私のコレクションと、このまま放っておいたら髪の色が変わってきそうなほどに怒り狂う
男嫌いの弟子がいた。とりあえず、絶対あいつはどこかの戦闘民族の血が流れている。
今度、どこかに隠れたところに聖跡がないか見てみるか……ムフフ

と、いうかどうやったら斬るための剣で、家を壊せるのだ?…紋章町ではよくあることか

…崩れていく家のなか(中破?何、甘いことを言っている、ほとんど更地じゃないか!)
壊した張本人である弟子はひとしきり周りを見渡した後、悪態をついていた。

ラドネイ「ちっ、これでは修行ができないじゃないか!」
シャナン「他に言うことがあるだろう!?(泣)」
301シャナンを討て:2011/10/23(日) 16:51:23.46 ID:7PsS4eRG
…その後、黒髪弟子二号こと、ラドネイは私に気づいていないかのように去っていった。
あぁ、昔はあんなにおとなしくて、かわいかったのに…

さらば、私のコレクション達…ボンドで直そうと何度も試みたが、
0,1mm間隔に斬られた人形は、絶えず流れる手汗のせいで、手にばかりくっつくのだよ。
とりあえず、泣いていいか?いいよな?

…さらに、私に致命的な衝撃を与えたのは、我が華園(俗称:道場)の様子であった。
いつも一人剣を振っているラドネイはもちろんのこと、
ラクチェもいつも以上に剣が冴えていて、近づいたら私まで切られてしまいそうだ。、
いつもなら適当にそれなりの修行をしているはずのディジーとパティまで真剣に二人で試合をしていた。

私の華園は?かわいい幼女たちは?というか、何でこんな幼い幼女たちが剣を持っているの?

…私の目の前が真っ白になった気がした。
そして、私の意識が戻ったのはもうすっかり暗くなったころであった。

ラクチェ「今日は随分身の入ったしゅぎょうができたな。」
ラドネイ「しかし、まだ修行し足りない気もす…」
シャナン「いや、十分!十分修行したよ。」

…今の状況を説明すると、私より先に帰ったラクチェとラドネイを追うような形で
流星軒に帰っている途中だ…勿論ストーカーじゃないぞ!
この間、不安そうな顔をしたニノちゃんの後についていったら、どこからともなく
ナイフが飛んでくるは、ベルン署の刑事ににらまれるはで、最悪だった。

ちなみに今の状態はこうだ。

←帰り道
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

ラド      ラク                シャ

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

シャナン「ラクチェと随分離れてしまっているな。」

ラドネイ「(シャナン様のことだから夜道でラクチェに、
何をするか分かったものじゃない!)ラクチェ、いっしょに帰りましょう。」

…私って、そんなに信用ないのか?
ラドネイ、私はお前の危機を救ってやったこともあるんだぞ?
いちいちそんな汚物を見るような目で見る者じゃないだろう。

…ただちょっと部屋にコレクションを並べて【自主規制】【自主規制】【自主規制】しているだけじゃないか!?
302シャナンを討て:2011/10/23(日) 16:52:13.98 ID:7PsS4eRG
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

ラド      ラク             シャ 青 緑

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

ラド      ラク       青 緑   シャ「アベシッ!」

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

ヨハン(青)・ヨハルヴァ(緑)「ラクチェ〜〜〜〜〜!!」
シャナン「この、青と緑の変態紳士(とあらくれ)が!」
     ↑突き飛ばされた

ヨハルヴァ「ラドネイ?よし、ラドネイでもいい、―――」

…良くないわ!最近機嫌の悪いラドネイに余計なこと言うな。
――あぁ〜あ、キレてるキレてる…って!わ、笑ってる?
ひ、久しぶりにあんな笑顔見たな。すごくいい笑顔、可愛い、可愛い…
緑の方の頭を思いっきり踏みつけていなければ…

ラドネイ「あはは、はははっ!」げし!げし!ぐみぐみぐみぐみ…」
ヨハルヴァ「イタッイタイ!?」

シャナン「ラドネイが覚醒した?緑のあらくれは覚醒すんな、さっさと逝け!」
303シャナンを討て:2011/10/23(日) 16:56:36.46 ID:7PsS4eRG
…その後、流星軒に帰ったラクチェはアイラに、遅く帰った為に客が逃げたと怒られていた。
ラクチェの作ったラーメンをわざわざ食べに来るやつがいる?

シャナン「お前が狙っているのはラクチェだろ、どこの変態だこの野郎!このロリコンめ!!」
アイラ「心の声が出ているぞ。ロリコンはお前だろう。あと、来たのはあのアイクだ。」
シャナン「あのアイクか。なるほど、それなら分かるな。」
アイラ「心配しなくてもあのラーメンを食えるのはアイクしかいないだろう…」
シャナン「ははは!安心したぞ。ラクチェの特製ラーメンを食べれる奴はこの世にいない。
    ラクチェは私のものだーー!!」
ラクチェ「非道い……。」
アイラ「娘はやらん!」

〜兄弟家〜
アイク「ん?」
リーフ「アイク兄さんどうしたの?」
アイク「どこかで俺を人間でない宣言したやつがいるらしい。」

アイク「まったく、俺はれっきとしたベオクだというのに困ったやつだ…ん?」

リーフ「……。」
マルス「……。」
ロイ「……。」

アイク「おい、どうした。なぜそこで無言になる?」


アイク「まぁ、いいか。」

おまけ
ラクチェ「ひ、ひぐっ…」
ラドネイ「……。」

シャナン「え〜と、俺をそんな目で見ないで!?」

アイラ「ラクチェが…ラクチェが泣いた!?」
ラドネイ「……。」

…それから後のことは、良く覚えていない。
気づいたときにはクロード神父が、これまたいい笑顔でアイラからお金を受け取っていた。
私の意識が飛ぶ前の最後の光景は、アイラが親指を下に向けて突き出し、
ラドネイが【追撃】【追撃】【追撃】…を発動させようとしている姿だった。

…これが今日私の身に起こったすべてだ。
恥を忍んで諸君に聞こう。私、なにかわるいことしたか!?

調子に乗ってまた投下、要はシャナンがかわいそうな話。
やはりまともじゃないキャラのほうがかわいそうにしやすい…うん。
リーフ?まとも?原作?なにそれ。
304助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 16:58:59.07 ID:jQhBBwHe
>>298
ラーチェルも変人だが、代表的な変人というとこの人なんだろう。

ルーテ「くしゅん!
    誰かが優秀な私の噂をしているのでしょうか。」
アスレイ「昨日、徹夜で作業してたから、風邪でもひいたんじゃないんですか
     熱とかありませんか?」
ルーテ「問題ありません。体の調子はよさそうです。
    具体的には79段階中15番目ぐらいに良好です。」
アスレイ「そうですか。でもあまり無理はしないでくださいね。」ニコニコ
ルーテ「はい。ですが、冬に向けて準備をしないと。」
アスレイ「今度は何を作っているんですか?最近、手の怪我が増えているようですけど。」
ルーテ「秘密です。私の愛の結晶とだけ言っておきましょうか。」
アスレイ「まぁ、気を詰めるのもほどほどにしておいて下さいね。」ニコニコ
ルーテ「さっきから、やけにニコニコしていますが、何かありましたか。」
アスレイ「あ、いえ。気にしないでください」ニコニコ

〜 昨 晩〜

アスレイ「ルーテさん。…また座ったまま寝て。風邪を引きますよ。」
     おや、これは…。手編みのマフラーですか。」
ルーテ「アスレイ…」
アスレイ「?どうしましたか。」
ルーテ「あなた…驚く…興味が…」ムニャムニャ
アスレイ「寝言ですか。すると、私へ…でしょうか。だとしたら楽しみですね。」
305助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 17:28:07.38 ID:mqXQR388
>>304
こいつらはマジでリア充
306助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 17:53:11.17 ID:5bWDf7Pz
>>304
サナキ「リア充爆発しれ!」つシムベリン(陽光)
307助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 18:33:47.31 ID:mJ7kD2vm
>>304
???「儂通りすがりの大賢者だけど、アスレイは爆発していいと思う」 つ【フォルブレイズ】
308助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 18:44:20.29 ID:AhIgzC+l
しかもこの二人、支援組ませると原作でも屈指の強さだからな
どっちも杖使えるし、物理的打たれ弱さをフォローできればマジで死角が見当たらない

しかし>>306-307はどちらも魔法……あの二人の魔防なら余裕ですねわかります
309助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 19:32:38.80 ID:FV6zuBWl
>>303
まぁその……リーフの場合は自業自得というか…って、シャナンもだがw
いろいろ懐かしいネタを思い出させてもらったGJ!
310助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 20:38:43.49 ID:o5MLIjn0
>>306-307
魔竜「ちょっくらアスレイと>>306-307の間を通りますよ」 カッキーン NO DAMAGE!
311助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 21:18:52.39 ID:5bWDf7Pz
>>304
セティ「正直うらやましい」
レイヴァン「ああ、こいつらみたいな真っ当な恋愛がしたい」
クレイン「最近母上すら連絡が取れなくなった。クラリーネしかない」
イシュタル「ああ、ユリウス様とこんな感じになると・・・いいな・・・」
312助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 21:41:24.47 ID:Exg1EYsM
>>303
その後、ショックを受けたラクチェのもとに、何も知らずにやってきてアイクが
平然とラーメンを平らげ、無駄にフラグを立てる姿が……見えるぅ!
313助けて!名無しさん!:2011/10/23(日) 22:16:36.95 ID:HuKH9CA3
>>300-303
投下乙です。
シャナンの悪事か……今回の件については、ラクチェを泣かせた事ぐらいだろうか。
コレクションについては……ノーコメントで。

シャナンは一度リフ先生に頭を丸めてもらって、精神修行でもした方が良いのでは?
それでロリコンが治るかどうかはわからんが……

こちらも投下します。
『ママチャリの系譜』>>243-249の続きです。
314ママチャリの系譜 第2章:2011/10/23(日) 22:18:11.93 ID:HuKH9CA3
75

ノイン  「さあ、ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯予選第2レース、まもなくスタートです」
シャナン 「ラクチェ、スタンディングジェットスタートで行くぞ」
ラクチェ 「はい、シャナン様。お尻を打たないように気をつけて下さい」
ノイン  「うおっと、スタート直前、何やら囁いたシャナン選手に不敵に笑い返したラクチェ選手。
      ……一旦降りて……? 恋の天使、一旦、舞い降りたんでしょうか?」
スカサハ 「ラクチェの奴、アレをやる気だな」
レイリア 「アレするの? あたしは遠慮するわよ」
ノイン  「おお!? スタンドを立てて乗り直した!? そして、全力でペダルを漕ぐ!
      これはロケットスタート用の体勢! このままスタートに合わせてスタンドを上げれば、
      最高エンジン回転で発進出来るという高難易度テクニーク!」
ラクチェ 「ハアァァァァッ!!」
ヨハン  「ああ、ラクチェ。君の、そうやって必死に自転車を漕ぐ姿も美しい」
ヨハルヴァ「いいからお前は黙ってろ!」
ノイン  「ファミリーサーキットも吃驚(びっくり)のジェットスタート! 子供の頃、誰もがやる技を今!
      この! グランベル総合運動公園特設サーキットで甦らせるラクチェ&シャナンペア!」
ティルテュ「ねえねえアイラちゃん、ティルテュたちもアレやろ〜よ〜」
アイラ  「お前が座席に尻を思いっきりぶつけたければやらんでもないが?」
ティルテュ「いたそうだからやっぱいい…」
ノイン  「ラクチェ選手、物凄い勢いでペダルを漕ぎ、タイヤが宙を空転する!
      後輪が生み出す気流が空間を揺らすのが目に見えるようだ!」
クロード 「いけませんね、彼らに先を越されると厄介ですから…コープル!」
コープル 「はい、クロード様!(ゴソゴソ)」
ノイン  「それを見た隣のクロード選手も自らのスタンディング・スタートの発射準備を行う!
      スタンディングスタートVSスタンディングスタートだッ!! スタンディングバーイ!」
エルフ  「コンプリート」
ノイン  「コンプリートかコングロマリット! 現代に甦るコンツェルン、
      複合マシン体の銀輪がスターティングランプが青に灯るのを今や遅しと待っているコンチェルト!!」
ホリン  「緊張するな…」
レックス 「俺はいつでもいいぜ」
トリスタン「いい男に弱い彼は、誘われるままにホイホイとトイレについて行っちゃったのだ☆」
ラドネイ 「変なモノローグ入れて、怪しい会話を成立させるな!!」
ティニー 「ホリンさんとレックスさんのカップリングですか……アリですね!!」
ノイン  「さあ、スタートを制するのはクロードブラギマジックか、見た技は全てコピー出来る
      スーパー運動神経超性能ウェイトレスラクチェスポーツイグニッションか!?」
ラクチェ 「コピーは出来ないわよ!」
シャナン 「しかも、やたら長くて意味が分からん!」
ノイン  「激動の幕開け、闘志のポップコーン製造機に火をつけるスターティングランプが、
      今、赤から青に変わろうかというところ、目覚めよ、アイアンシェーフ!!」
プッ プッ プッ パーーーーッ!!
ノイン  「目覚めたぁッ! ランプが青に変わって、全車一斉にスタートぉぉぉぉぉっ!!」

──────────────


全──────────→クロ  ギュイーーーーン!!


──────────────

クロード 「ふっ……」
コープル 「(ゴッ!!)痛っ、お尻打った…」
リーン  「凄いスピード…」
ハンニバル「うむ…」
ノイン  「なっ、なんとぉーーーーーっ! クロード選手のギルガメス、1台のみが激烈に飛び出したっ!
      完全にスタート直後の混乱を制したぞ!! 続いて……ああっ!! 1台止まっている!
      シューティングスターだ、ラクチェ選手だ! 何があったのかぁっ!?」
スカサハ 「あーあ、やっちまったな」
アイラ  「生兵法は怪我の元だと、あれほど言っておいたのだがな…」
315ママチャリの系譜 第2章:2011/10/23(日) 22:19:35.11 ID:HuKH9CA3
76

ラクチェ 「シャナン様、どうしたのですか!?」
シャナン 「スタンドが上がらん!」
ノイン  「おっと、スタンドがロック状態になっている! これはミスか!?
      運動神経は化身後のラグズ並だが、頭脳は小猿並だあああああっ!!」
ラクチェ 「小猿とか言うなっ!!」
ノイン  「おっ? 今、スタート直前のスローVTRが入りました。……あ。あああああ!?
      これわあ!! こっそりコープル選手がシューティングスターのスタンドをロックしている!」
コープル (グッ!!)
ドロシー 「コープルさん、親指を立ててニッと笑ってますね」
セーラ  「あのペアをハメるなんて、なかなかやるじゃない」
ノイン  「やってくれました! やってくれました、渚の『』(かぎかっこ)!!
      白きローブを纏った神の使徒、クロード&コープルペア! これぞ、ブラギマジック!
      神の魔法が早くも炸裂だあああッ!!」
シャナン 「面白い…そうでなくてはな」
ノイン  「ブラギマジックにしてやられたラクチェ選手、スタンドを上げて、今、屈辱の最下位スタート!
      自らのロケットスタート成功のみならず、ライバルも潰す、ブラギ神の魔法!」
ラクチェ 「油断したわ、でもっ!!」
ギュイーーーーーン!!
ノイン  「うおっ、しかし、被害を最小限度に止めた流星ウェイトレス・ラクチェ選手、猛追! 速い!
      まるで今、レースが始まったばかりのような驚異のスタミナ、スピードだぁ!」
エルフ  「いえ、今、始まったんですけどね」
ノイン  「レースが始まるまではレースです! よって、今やっているのは……何?
      何が何でも構わない! パワーが有り余っているラクチェ選手、強引に4台をオーバーテイク!」

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       アイ
     レイ                   ホリ
ラク───────────→
          トリ レク
───────────────────

アイラ  「むっ?」
レイリア 「あら?」
トリスタン「速いな」
レックス 「いいのかい? そんなにホイホイ抜いちまって」
シャナン 「何とも緊張感のない連中だな…」
ノイン  「さあ、スタート直後の順位はどうか!? 何となく見て参りたいと思います!
      何となくエムブレム! 何となく始めて、何となく敵を倒して、
      何となく進んでたら、チュートリアルで死んじゃった。ロイ君ゴメンね♪」
ロイ   「ひどいやっ!!」
セーラ  「アレわざとやらないと死なないでしょ?」
エルフ  「いえ、ノインさんは結構素でやってたような…」
ノイン  「うっさいなっ!! ……1位はロケットスタートに成功した黄金の聖闘士ギルガメス!
      若干離れてパンツマスクの勇者特急トラキアエクスプレス!
      テールトゥノーズのラヴ時空、ヨハヨハ兄弟の愛のパルちゃん号は3番手!」
クロード 「さて、どうしましょうかね…」
リーン  「いきなりコープル達に差をつけられたわね」
ハンニバル「当面は後ろに気を付けた方が良いな」
ヨハルヴァ「まっ、位置的には悪くねえな」
316ママチャリの系譜 第2章:2011/10/23(日) 22:20:39.96 ID:HuKH9CA3
77

ノイン  「4位につけるのは月光うさぎアリス・ムーン! 5番手は緑の流星シューティングスター!
      最後方をを形成スカイライナーは、ホモ道楽・やらないか号、トリス亭大将機・大万福丸、
      地上最強の生命体・ぱんださん号、走る下着革命・ゴリアスティーノ田中さんの4チーム!!」
エルフ  「思いがけない滑り出しになりましたわね」
ノイン  「滑り出しか、水出しかっ!! 神の魔法に翻弄されたマシンが巻き返しを図る
      このグラウンドオーバルコースに砂塵が舞うッ!!」
エルフ  「水出しは紅茶ですね?」
セーラ  「麦茶でしょ?」
ドロシー 「緑茶じゃないんですか?」
ノイン  「珈琲です。さて、先頭は静かだが、後ろはそうでもない!
      ラクチェ選手、アリス・ムーンを追い抜き、シューティングスターを
      愛のパルちゃん号のお尻にピッタリ着けるっ! スリップストリームだっ!!」

   アイ    ホリ
 レイ  トリ     ラク─→ヨハ  
     レク           ハン
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\

ヨハン  「おお〜、ラクチェ。私の後ろにくっついて来てくれるとは、ようやく私の愛が君の心に届いたのだな」
ラクチェ 「うぇ……」
ノイン  「ああっと、シューティングスターとパルちゃん号に間が開くっ」
ヨハン  「フッ、そんなに照れなくてもいいのに……そんな所がまたいじらしいな、我が愛しの君よ」
ヨハルヴァ「おい兄貴、あんま無駄口叩くんじゃねえよ」
ホリン  「隙ありだっ! デイジー、やれっ!!」
デイジー 「了解! てえええいっ!」
ラクチェ 「えっ?(バサッ)ひゃあっ!?」
ヨハ・ヨハ・シャ・レク・アゼ・トリ「「「「「「!?」」」」」」
ノイン  「でえええええたあああっ! 伝家の宝刀、超神技、スカートめくりぃっ!!
      バニー・ザ・ムーン・デイジー選手が流星ウェイトレス・ラクチェ選手を撃墜だぁっ!!
      スカートメくリークリスマス!! 戦場の白とピンクのストライプ!」
ラクチェ 「/////いっ、言うなあッ!!」
シャナン (し、縞パンだったっ! 今の映像を心に深く刻みこんでおかねばっ!!)
セーラ  「何とも恐れを知らん行為…」
ドロシー 「デイジーさん、後で絶対報復されますよ」
ホリン  「悪いな!」
デイジー 「ゴメンね〜」
ノイン  「3位パルちゃん号に肉薄していた緑の流星シューティングスター、
      一瞬の隙を突かれ、スカートめくりでスローダウン!
      その間隙を縫って、月のウサちゃん達のアリス・ムーンがオーバーテイイイイイクッ!!」
ヨハン  「ほう……縞模様か。私は今、この時の感動を忘れないだろう…。
      この感動を我が日記『ドズルの貴公子ヨハン 愛の道標』に記載しておこう」
ヨハルヴァ「お前、そんな日記つけてたのか!? つーか、人の背中を机代わりにするんじゃねえっ!!」
ノイン  「更には何やら揉めているヨハヨハ兄弟も速度を落とす!
      一石二鳥、一挙両得、庭には二羽のニワトリで石を1個取ってくる!!
      効率の悪い謎の石取りマシーンだコケコッコー!! 結構2台まとめて足止めだッ!!」
レックス 「……たまには女もいいな」
アゼル  「/////」
トリスタン「マーベラス!!」
ラドネイ 「こら、トリス! ガン見してないでペダルを漕げっ!」
ノイン  「白とピンクの縞のトライアングルの衝撃がぁっ! 余波は前方のパルちゃん号のみならず、
      後方の2台にも被害を与える、視界をそっちに取られた大万福丸、やらないか号も後退していくっ!」
アイラ  「アゼル、レックス……」
レイリア 「あらあら、ヨハン達も」
ラドネイ 「わかってたよ……トリスはこういう奴なんだ…」
ティルテュ「さいてーーーっ!!」
317ママチャリの系譜 第2章:2011/10/23(日) 22:22:13.92 ID:HuKH9CA3
78

ノイン  「そんなおバカな所がむしろ愛せるっ!! こんなにも懐が深いのに、
      どーして私には出来ないっ、彼氏がっ!? くそうっ、恋の役立たずっ!!」
エルフ  「あなた、ぶっちゃけ過ぎるからですわ」
ノイン  「うーん、男心は奥が深いっ! 深いストロークで一気に伸びるのは、くまちゃん女将・アイラ選手!
      スローダウンした4台を一気に追い抜き、4位浮上だッ!!」

          レイ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\   アイ ギュイーーーン!!
           \ レク \ トリ
            \ ラク \
               | ヨハ  |
               |....   ↓

アイラ  「こんな事で隙を見せるなど、ラクチェもまだまだだな」
ラクチェ 「無茶言わないでよっ!!」
レイリア 「スカちゃんは結構平気そうね」
スカサハ 「スカちゃんてアンタ……つか、ラクチェのパンツなんぞ見慣れてるから今更なぁ…
      シャナン様もシャナン様でハート柄や動物がプリントされたラブリーな物穿いてるし」
セーラ  「ちょっと! 妹のパンツ見慣れてるとか、どういう事よ?」
ドロシー 「聞きようによってはKINSHINの疑いがありますよ」
シグルド 「むっ、KINSHINだと?」
アイラ  「私が店をやっているから、洗濯や掃除等、家事全般は全てスカサハに任せている。
      シャナンとラクチェが役に立たんからな……。
      毎日私やラクチェのパンツを洗濯しているのだから、見慣れていても不思議ではない」
ラドネイ 「いや、それとこれとは話が違うような……」
デイジー 「それよりも、シャナン様の方が気になる!!」
パティ  「ちょっと、他にはないの!? ヒョウ柄とか、シースルーとか、紐パンとかっ!!」
スカサハ 「今日のシャナン様のパンツはユグドラル大陸の各国の国旗がいっぱいついてるトランクスだった」
パティ・デイジー「「ガッツ!!」」
ラクチェ・シャナン「「死ねぇーーーーーっ!!」」
スカサハ 「(ドカッ!! ゴスゴスッ!!)おべろーーーっ!!」
ノイン  「おおっと!! 白ピンクの縞パンのラクチェ選手と国旗パンツのシャナン選手、
      大逆走のダイビングアタック+ブッチャー(地獄突き)!
      ブッチャーが流星軒チームの下着事情を赤裸々に語るスカサハ選手の首に炸裂! 効果は抜群だ!」
セーラ  「つか、何で今日穿いてるパンツの柄なんか知ってるのよ…」
ドロシー 「更衣室で見たんじゃないんですか?」

ラクチェ 「ええいっ! アンタ達も同罪よ!!」
レイリア 「(ドカッ!!)痛っ!」
アゼル  「(バキッ!!)はうっ!」
レックス 「(ゴスッ!!)ぐえっ!」
ノイン  「八つ当たりぃッ!! ラクチェ選手の怒りのハイパーガントレット流星拳!!
      怒涛の突きがゴリアス田中さんのレイリア選手を、やらないか号のアゼル・レックス両選手を!!」
ラクチェ 「それそれそれ〜っ!!」
トリスタン「(メメタァ!!)あべしっ!」
ヨハルヴァ「(ドグチアッ!!)ひでぶっ!」
ヨハン  「(ズキュウウウンッ!!)うわらばっ!」
ノイン  「そして、大福と万福のお好み焼き屋さん・トリスタン選手と、
      愛のヨハヨハ兄弟をもメッタ打ちィッ!! 無差別アタックか、むささびアタックか!!」
エルフ  「可愛いですね、むささびアタック」
セーラ  「いやいや、後の方、効果音おかしいからっ!!」
ドロシー 「何をどうしたらこんな音が鳴るんですかっ!?」
318ママチャリの系譜 第2章:2011/10/23(日) 22:23:37.75 ID:HuKH9CA3
79

クロード 「後ろは賑やかですねえ」
コープル 「ですけど安心はできませんよ」
ノイン  「ムサビーのパイプライン!! 冷戦か冷静か、沈着なアイラ選手には、
      しかし、この流星拳は効かない! 避けられる!!」
アイラ  「手の内が分かっていればどうということはない!」
ラクチェ 「てえええいっ!」
ノイン  「しかし、流星拳をかわす、かわす、かわす、かわす、かわす!! 無駄のない動きの『見切り』だ!!
      しかも、高速ドライビングを維持! ぱんださん号の大熊担当アイラ選手のスーパープレイ!」
アイラ  「そう言えば私は大熊担当だったな、このくまさんの着ぐるみは少々暑いが、可愛いだろう?」
シャナン 「ブッチャー」
アイラ  「あ(ゴスッ!!)」
ティルテュ「アイラちゃん!?」
ノイン  「しかーししかし、シャナン選手が繰り出したブッチャーがクリティカルヒット!
      まともに喉に入った!! しかし、着ぐるみには効果が薄いかっ!?
      物理的ダメージは小さいが、ぱんださん号、たまらずエンジンストール!!」
ラクチェ 「シャナン様、後で母さんに殺されますよ…」
シャナン 「いや、油断していたアイラが悪い」
アイラ  「その通りだ、戦場での油断は死に直結する。今のは私が悪い」
ノイン  「サーキットの鉄拳珍味、緑の流星がその鉄拳でレースを引っかき回した!
      後方の順位はぐちゃぐちゃだ! 4位にのし上がったシューティングスターが
      3位に落ちた勇者特急トラキアエクスプレスに急接近っ!」

\________________
ホリ     ハン←─ラク          トリ
                  アイ(停止中)
                     ヨハ

リーン  「……っ! お父さん、ラクチェが接近っ!!」
ハンニバル「ここは通さぬッ!!」
ラクチェ 「ちぃっ!」
ノイン  「勇者特急が緑の流星をブロッキング!! 流石はトラキアの盾だ、ハンニバル選手!!
      或いは踊り子勇者・リーン選手の癒し&支援パワーか!?」
エルフ  「見た目は覆面マントの変態にさらわれている勇者のコスプレをした少女みたいですわね」
セーラ  「はんざいしゃ……」
ドロシー 「格好は不真面目……と言うか通報モンですけど、中身は真面目な人ですよ……たぶん」
ノイン  「まさに後部座席に咲いた一輪の花!
      人間ノルアドレナリン、ドーパミンどぴゅどぴゅ出ちゃってりゅうううっ!!」
エルフ  「癒しとドーパミンは微妙に違いませんか?」
ノイン  「さあ、3位攻防戦は白熱っ! スターウェイトレス・ラクチェ選手の果敢なアタックを
      再三にわたってブロックする、ブレイブパンツマスク・ハンニバル選手っ!
      年寄りの冷や水、ひやひやひやの、でとねいたおーがん!!」
エルフ  「思いの外、かくしゃくとしてらっしゃいますわね」
リーン  「お父さん、すっごーい!」
ハンニバル「大盾ブロッキング!」
ラクチェ 「んがあ〜っ!!」
ノイン  「偉大な父のパワー恐るべしっ、パンツマスクの勇者の父が早くもその実力を見せるっ!!
      勇者将軍の盾VS流星王女の剣、勝つのはどっちだっ!?」
ラクチェ 「ダメッ! まるで闘技場の大盾みたいにブロックされるわ!」
シャナン 「流石はトラキアの盾といったところか…」
319ママチャリの系譜 第2章:2011/10/23(日) 22:25:10.05 ID:HuKH9CA3
80

   ハン  ..|
     ラク . |
  トリ     |
  ↑    \
    \  ヨハ \
     \  レク \_____

ノイン  「先行集団がバトれば後続が追いつく! 差を詰めながらグラウンド第2コーナーで砂塵を上げる!
      黄塵のヴェールを抜けて青白いマシンがやって来た!!」
ラドネイ 「ここだ、トリス!」
トリスタン「把握した!」
ノイン  「コーナー戦を制して3位争いに割り込んできたのは、青と白のダンプカー、大万福丸!
      イケメン変態ファイヤー大将チック庶民プリンストリスタン選手だぁッ!!」
トリスタン「長いな」
ラドネイ 「しかも意味が分からん!」
ハンニバル「むっ? もう1台来たのか」
ノイン  「快刀乱麻を断つか、大福と万福の幼馴染みコンビ! 勇者親子と流星従兄妹組の2枚刃の切れ味の前に
      屈するかっ!? 中間テストでマークシートの解答欄が1個ずつずれていたのはマナ選手!!」
マナ   「なっ、何で知ってるんですかっ!?」
ディムナ 「だから今回のテスト良かったんだ…」
セーラ  「おかしい、それ明らかにおかしいわよ!!」
ドロシー 「普通、悪くなりますよねえ?」

ラドネイ 「行け、トリス!!」
トリスタン「わかった、だが途中で牛丼屋に寄るぞ!」
ラドネイ 「ドコ行く気だっ、アンタはっ!!」
ノイン  「腹が減ったか、トリスタン選手。かく言う私もお腹減ってきました。ですが、何のこれしきオギノ式!
      レースはまだ始まったばかり。空腹なんかに負けません!」
トリスタン「仕方ない、牛丼は諦めるか……行くぞっ!」
ノイン  「大外から2台をまとめて抜きにかかる大万福丸のドライバーズシート、トリス亭大将トリスタン!
      スマートな身体に引き締まった若々しいKINNIKU! 凌ぐかトラキアの勇者の盾!?」
シャナン 「今だ、ラクチェ!!」
ラクチェ 「はいっ!(グオッ!!)」
ハンニバル「ぬう、流石に2台は無理か…」
ノイン  「大万福丸へのブロックに気を取られた勇者特急トラキア号、青と青白の2台をまとめて抜きにかかった
      ラクチェマシン・シューティングスター、漁夫の利を得るっ!!」
トリスタン「貰ったぞっ!」
ヨハン  「ヨハルヴァ! 早く行かねばラクチェに失礼だろう? 女性を待たせてはいかん!」
ヨハルヴァ「待ってねえと思うが…追いかけるのには賛成だ!」
リーン  「あら〜、抜かれちゃった」
ハンニバル「ワシも歳かのう…」
ノイン  「そしーてそして、シューティングスターの背後から続いて大福ストライカー・トリスタン選手が
      袂を棚引かせて行く! 更にその後ろ、スリップストリームで愛のパルちゃん号、
      ヨハルヴァ選手も通り過ぎて行くぞっ! 中位グループの順位が大きく入れ替わった!!」
セーラ  「序盤から激しい攻防戦ね」
ドロシー 「こんなのはまだ小手調べみたいな物でしょう」
ノイン  「3位流星ウェイトレスラクチェ&剣聖ウェイターシャナンペア!
      4位トリス亭大将と女将、トリスタン&ラドネイペア!
      5位愛の狩人か恋泥棒、愛の使者とラブファイター、ヨハヨハ兄弟ペア!
      6位踊り子勇者リーン&ブレイブパンツマスクハンニバルペア!」
エルフ  「こうして見ると変な集団ですわね」
ノイン  「しかし、まだまだ団子状態、後方の混乱をよそに1位2位はやや引き離し気味に、
      たんぽぽ小道ロングストレートへと差しかかるっ!」

続く
320助けて!名無しさん!:2011/10/24(月) 00:10:31.22 ID:sM4Qjh7m
>>312
アイク 「ズルズルズルー」
ラクチェ「……ぐすん」
アイク 「どうした? ラクチェ、俺でよければ相談に乗るぞ」
ラクチェ「……えぐっ、実は……」

アイク 「そうか。だが、気にする必要はない」
ラクチェ「え?」
アイク 「最初に食った時よりも、少しずつうまくなっている。
     なぜなら、今日まで作り続けてきたからだ。
     俺だって数多くの鍛練を積み重ねて、ここまで強くなった。
     もっとも、俺もまだまだだが」
ラクチェ「……アイクさん……」
アイク 「肝心なのは、諦めずに続けることだ」

ガラガラガラ

ダグラス「隣、失礼するぞ」
ラクチェ「いらっしゃいませっ!」
ダグラス「おお、兄弟家のアイク殿ではないか」
アイク 「ん? 確かあんたは、エリウッドたちの……」
ダグラス「エレブ学園教諭のダグラスだ。どれ、儂もアイク殿と同じ物を頂こう」
ラクチェ「えっ、でもっ!」
アイク 「やるんだ、ラクチェ。たまには、俺以外の感想も必要だろう」

ラクチェ「……どぞ」
ダグラス「ズルズルズルー」
ラクチェ「ドキドキ」
ダグラス「うむ、うまくはないな」
ラクチェ「えぐっ……」
ダグラス「だが、まずいわけでもない」
ラクチェ「……え?」
ダグラス「修行中の身であるのなら、仕方あるまい。精進されよ。これはお代だ」
ラクチェ「そんな、これで受け取るわけには……っ!」
アイク 「ダグラスが価値を認めて払うと言っているんだ。受け取ればいい」
ダグラス「その通りだ。それではアイク殿、先に失礼する」

ガラガラガラ

ラクチェ「……やった。初めてアイクさんとイレースさん以外から、お代が……!」
アイク 「これからも作り続けて、少しずつうまくなっていけばいい」←ミマモッテイテクレナイカノエガオ
ラクチェ「//// (やだっ、すごいドキドキする……! でも、私にはシャナンさまが……!)」
アイラ 「! (これはシャナンから引き離すチャンス!)そうだ、アイク。
     暇な時でいいから、今度ラクチェの剣を見てもらえないか?」
ラクチェ「か、母様! 突然何をっ!? ////」
アイク 「俺だったら、一向に構わん」

こうか?

>>314-319
ちょwブッチャーってwww
ここでこの単語見るとは思わんかったw
他にも色々突っ込みたいが、これだけは言わせてくれ
GJ!
321助けて!名無しさん!:2011/10/24(月) 00:55:39.05 ID:t7uAYgUA
>>320
ユリア「私も、この間は失敗してしまったけれど…諦めないで作り続ければきっといつの日か美味しいお料理が作れるようになるはず…」
(おもむろに割烹着を身につけ)
ユリア「待っていてください、セリスさま…!」



ユリウス「…何だか急に背筋が凍るようだ」
イシュタル「(あぁ…それはフラグですユリウス様…)」
322助けて!名無しさん!:2011/10/24(月) 07:31:05.63 ID:z/bBEIxy
>>320
ダグラスは味覚以外はいいヤツだと思う。味覚以外は…
323助けて!名無しさん!:2011/10/24(月) 18:48:31.18 ID:yZefP8bl
ダグラスはララムのポイズンクッキングが食えるからな…

神様「ふぉふぉふぉ。1時間以内に書き込みがなければセリスかイシュタル、ティニーかアイラの内、最も素行が良かった者の願いを叶えてやるかの」

気まぐれな神様が通りかかりました
324助けて!名無しさん!:2011/10/24(月) 18:51:46.28 ID:/g/I7zS2
イシュタル(…この中で一番心の純粋な者はどうみてもセリス…そして彼女の願いはユリウス様…これは阻止するしかないわね…)
325助けて!名無しさん!:2011/10/24(月) 19:30:49.33 ID:Ngl08qdL
飯の流れで思ったが、兄弟家で食事作ってるのってエリンシアだけ?
だったら一人で十人以上の食事を毎回作るのって凄く大変だな
326助けて!名無しさん!:2011/10/24(月) 19:43:58.32 ID:/g/I7zS2
エイリーク、セリス、リーフ、ミカヤ辺りが手伝ってると思うぞ
327助けて!名無しさん!:2011/10/24(月) 21:48:43.73 ID:o+3atLp4
アイクはあれだな。
こんなに上手に焼けました〜♪
だな。
328助けて!名無しさん!:2011/10/24(月) 22:22:00.75 ID:T4OWtHql
>>317
ノインさん、付き合って下さい
本気で言ってるんで、本気の返事下さい
329助けて!名無しさん!:2011/10/24(月) 22:42:57.84 ID:Wglv1j1m
>>320
>こうか?
ごちそうさまですwww
いまならララムさんの弁当だって、おかわり余裕でいけちゃうよー。


ア ゴメナンサイ ウソデス
330助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 00:00:06.24 ID:qHjcUTXq
>>325
昼の弁当を用意するのも大変そうだから…という心配を口実に
嫁候補の弁当差し入れ攻撃が水面下で展開されているに違いない
331助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 00:06:07.61 ID:8/j9oCCD
唐突に思いついて書いたクリスとカタリナのお話。
もうすぐ冬ですね、ってのとちょっと遅れたけど兄弟スレの2人デビューから1周年ということで。

「もうすぐ冬だな」
と、彼は何気なく呟いた。それは木々から落ちてくる葉を見て思った感想だろう。
「ふふ、クリスは春には満開の桜吹雪の中でもうすぐ春も終わりだなって呟いてましたね」
その時の事を思い出して微笑む私。そんな私を見たクリスも微笑む。
「そうだったか?ならきっと梅の芽が出始める頃には春だなって言うかもな」
「ええ、きっとクリスならそう呟くでしょうね」
そう呟いているであろう彼を想像するのは容易なことだった。
「それにしても、月日がたつのは早いものだな」
「はい?どうしたんですか急に?」
何かを懐かしむかのような表情で突然彼はそう言った。
「いや、俺とカタリナが出会ったのがついこの間だったような気がしてな」
「私もそんな気持ちですよ」
「いろいろあったな。最初のきっかけはマルス様を暗殺することだった」
「はい……でもクリス、あなたのおかげで私は道を踏み外さずに済みました」
1年ほど前、私はクリスの挺身の説得で過ちに気づくことができた。
それと同時である、私の中にある彼への恋慕に気がつくことができたのも。
「マルス様のおかげだな。いや、マルス様だけではない、ロディやセシル、ルークやライアンのおかげもある」
彼は次々に自分の友人関係を並べ始め、それぞれとの思い出話を語り始める。
それを聞いている私は何故か彼の姿が遠くに行ってしまうような気がしてくる。
ふと、クリスの声が止まった。と思った直後に彼の驚きの声が耳に入ってくる。
「カ、カタリナ!?どうして急に泣き始めた!?」
自分でも気がつかないうちに頬に暖かな水が流れていた。それを見た彼はうろたえている。
「い、いや。何だか急に私はクリスの知らないことばかりだなぁって思ったんです」
思えば私はクリスと一緒に行動するようになってまだ数ヶ月しか経っていない。
私の知らないクリス、そんなことを思ってしまうと急に不安が押し寄せてきたのである。
「それはそうだろう。俺たちが出会ったのはまだ1年と少しだ」
「そう……ですね」
だから私は彼を昔から知っている人に敵わない。そう思ってしまったから私は泣いているのだろう。
「だからこれからお互いに知らないことを知っていけばいい。そう思わないか?」
「え……」
この人は……こうやって私達の心の傷や凍りついた感情をいともたやすく壊していく。
だから私は彼のことが好きになれた、彼の友人達と仲良くなれた。そして今の楽しい日々を……
「また、来年も、足りなければ再来年も、まだ俺達には時間はたっぷりある。ゆっくり知ればいいんだ」
「はい……はい!」
私の心はもうすぐ訪れる冬空のように晴れ晴れとしていた。それも彼のおかげだろう。
だからクリス、私はもうちょっとあなたのことを知らないようにします。
全部知ってしまうと一緒にいる必要がなくなってしまうかもしれないですからね。

終わり
332助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 00:18:45.36 ID:jn8D78mZ
>>330
エイリークやセリスとかはエリンシアに頼らずに自作してそう。
ユリウスに「上手にできたんだー食べて♪」とかやって彼の心を乱してそうだw
333助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 01:58:55.75 ID:aQ9yR80y
>>331
久し振りにシリアスな話だ…
いいもの読ませてもらったぜ
GJ!

>>332
セリス 「お弁当、どうかな?」
ユリウス「ああ、美味い。だだだだだから、そそそそそんなに見つめないでくれ……っ!」
ユリア 「…………」
ラナオウ「…………」
ユリウス(ああああ、凄い睨まれてる……っ! 昼休み終了と同時に僕の命も終わりそうだ……っ!)

イシュタル「……ユリウス様、あんなに楽しそうに……グスン」
セティ  「恋人のお手製か。今日もコンビニのおにぎり片手に仕事しながら昼食さ」
クレイン 「クラリーネのお弁当なんだけど、食べたあとにクラリーネを見ると、
      頭がぼーっとして胸がどきどきするんだ……」
レイヴァン「一ヵ所に留まってられん。飯ぐらい、たまには落ち着いて食いたいもんだ」
334助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 02:08:41.72 ID:McS84qwg
>>328
ノイン  「/////ふっ、不束者ですがよろしくお願いしますっ!!」

エルフ  「>>328さん、早まらないで下さい」
フュンフ♂「一応言っておくが、ノインは体格4の幼女体型だぞ」
アインス 「バストは兄弟家のエイリークと同等か、それ以下だ」
ズィーベン「いや、つーかガキだろ。背は小っこいし、化粧ッ気のない童顔だし、ションベン臭い小娘だぜ?」
フィーア 「そうですわ! わたくしのように、エレガントさの欠片もございません事よ、おーっほっほっほっ!」
ドライ  「せやけど、ものごっつう強いさかい、変な事したらあんさん死にまっせ!」
ツヴェルフ「おまけにいっつも喋りまくってて、喧しいんだよね。声もでかいし」
ツェーン 「大声で乳がどうとか、勝負下着がどうとか言われると、流石の俺達も引く」
ゼクス  「あ……あの、でも、黒くて長い髪は綺麗ですし、黙っていれば可愛らしいと思うんですけど」
アハト  「普段は内気で、マイクを握ると豹変する…だったら萌ゑた! ボキの嫁にしてあげたんだけどね…」
ツヴァイ 「アハトさんは画面の中にいっぱいお嫁さんがいるじゃないですか。あっ、一夫多妻ですねっ!」

ノイン  「酷いなっ、キミらっ!! ていうか、何それ、私潰し!? やめてくれないか、私をDisるのは!!」
335助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 02:39:23.34 ID:Srn3KIyM
ホームズ「日が沈んできたな…。ここらへんで宿を探すか」
リュナン「そうだな…。でも周りを見る限り宿なんか見当たらないぞ?」
ホームズ「なーに、どっかいい人が泊めてくれるだろ」
リュナン「……」
ホームズ「お、随分大きな家があるな」
リュナン「何か随分騒がしいんだけど…」
ホームズ「よし!ここに頼んでみようぜ!」
リュナン「ちょ…隣りの晩御飯じゃないんだから!」
ピンポーン
リュナン「って聞いてないし」
336助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 09:20:26.86 ID:fvFdB51T
>>317
>>334
一つだけ言わせてくれ

原 作 的 に は 死 体 だ け ど そ れ で い い の か ?

…まぁこのスレ補正で普通の人間になってるのかもしれんがw

>>225
ヘクトルは時々無理矢理手伝われてそうだw
…後エリウッドとロイも良く手伝いしてると思う

>>331
実際のゲームの支援会話に合ってもおかしくない良ネタだった、GJ!
337助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 12:55:41.43 ID:BK3BciyY
>>333
ユリウス「前から言おうと思っていたが、お前は男っぽさに憧れる割に普段の行動に男らしさが足りなさ過ぎる!」
セリス「そうかな?」
ユリウス「小首を傾げて上目使いになるな!
そうだよ。だからお前が男らしいと思う人を真似て見ろ。
中身が伴わないまま形だけ真似てもとか言われるかも知れないけど、中身を伴わせようとするなら形から真似るのも有りだ」
セリス「そうか。そうだね、でも誰が良いかな?」
ユリウス「それこそ身近な所でヘクトル兄さんとかアイクにとかだろ。家で観察して真似て見ろ。解ったな」
セリス「うん。解ったやってみるよユリウス!」
ユリウス(行ったか。ゴリラクズもデブも男にベタベタするよりベタベタされる方、少し惜しいがこれで僕の命が)
ユリア「お兄様?いつからセリス様の御兄弟を義兄さんなんて呼ぶ間柄に?」ゴゴゴゴ
ユリウス「喪われるのは確定事項なんだなコンチキショー」
338助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 13:15:05.38 ID:T7+f98cJ
形から入るならセリスは男塾の真似をすればいいんじゃないだろうか
339ジャファル:2011/10/25(火) 17:05:23.29 ID:aQ9yR80y
>>334
・・・ノインが普通に告白を受け入れていて驚いたぞ・・・GJだ・・・

>>335
・・・投下乙、と言ってやりたいところだが、ティアサガはさすがにスレ違いだ・・・
・・・あくまでFEのネタで頼む・・・死神との約束だ・・・

>>338
・・・過去ログの24章>>315-320に【魁!オスティア学園!】というネタがあってだな・・・
340助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 17:23:28.63 ID:ZeOSZymV
>>334
>バストは兄弟家のエイリークと同等か、それ以下

なん…だと…?

>>339
久々のジャファル乙
341助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 17:24:39.73 ID:UojDQ8r8
いや思い切って短髪とか。wwwなんか想像するとウケるwww
342助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 17:34:00.89 ID:T7+f98cJ
とりあえずセリスには参考文献を

魁!男塾 男一匹ガキ大将 男坂 男旗
金剛番長 激!極虎一家

思いつく男っぽいものを集めてみたらバンカラっぽいのばかりになったな
KINNIKUコンビとかこういう男臭いの好きそうだ
343助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 19:48:11.07 ID:LcROUq3y
>>330
ミスト「実はお兄ちゃんにお弁当差し入れるのは昔からやってたりするんだよね」
ワユ「やっぱ料理できる人はいいなー、私も始めようかな」
イレース「私もアイクさんに差し入れようと思ったんですけど…出来上がったお弁当をいつのまにか自分で食べちゃってて…」
ワユ「あんた…そこはもう少し頑張りなさいよ」
344助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 19:57:26.67 ID:rDk1MMt7
この小説を読む前に>>47の注意書きを参照してください。
>>172-178の続きにあたります
マイセンは陣屋の窓を開けると聳え立つようなソフィアの城を見つめた。
城は分厚い城壁と頑強極まりない石垣に守られており、グレイら血気盛んな者がいくら攻め立ててもびくともしない。
時が無かった。あまりにも残された時は少なかった。
既に兵糧は残すところ三日分をあますのみ。ワーレンに送った使いは商人たちからまるで相手にされなかった。
兵糧を買い付けられるに充分な銭も無くては仕方無い事ではあるが……
「………我々が苦しい時は敵も苦しい…ここが最後の踏ん張りどころじゃ……」
マイセンはそう己を奮い立たせるように呟いた。
昨夜から体がだるい。熱もあるのかも知れない。
ここしばらくは食も細っていた。もっとも食欲があったとしても充分な兵糧はどのみち無いのだが…
一揆以前から時折臥せりがちだったのだ。自分自身に残された時が少ない事は誰よりもマイセン自身がよくわかっていた。

「爺様…アルムの意識が戻った…少し休めば大丈夫だってセリカ様が」
怪我人の治療所から戻ってきたのはロビンだ。
昨夜の忍び達の襲撃で毒を受けたアルムに対してミラ宗の僧兵の長セリカは先刻まで治癒の術をかけ続けてくれたのだ。
「そうか……」
「まだ元気に…とはいかねぇけどさ。俺もほっとしたよ…」
ロビン…そしてグレイ、クリフは幼子の頃からアルムと仲がよかった。
彼の顔には安堵が溢れている。
「それとさ。もう一つセリカ様から言伝があってさ……セリカ様んところのジェニーさんが…ワープの術を習得したって」
この時マイセンは天を仰ぎ見た。これは天佑と彼は確信する事ができた。
あるいはミラ仏の導きであろうか……
「みなを集めよロビン……この戦勝てるぞ…」
「ほ、ほんとか爺様!わかった!すぐに名主たちを集めてくる!」
旗色の悪さに沈みがちだった陣中である。
ロビンは期待に瞳を輝かせると慌しく駆けていった。
その背中を見つめながらマイセンは一人瞳を細めた……
老人の胸中をよぎったものはどこまでも深く静かなものであった。


そう…この一揆を成功させる事が我が生涯で最後の仕事じゃ…
……人は死すと魂が体を離れていくと古来より言われておるが…
儂の魂は………
マイセンの陣屋に集まった村々の代表たちがざわめく。
だが彼らの声もセリカにとってはさしたる意味をなさない。彼女にとってはすべてが必然なのだ。
絶対的な正義は己の元にありミラ仏の加護と恩寵はセリカとともにある。
で、ある以上ソフィアの城は落ちるのだ。その事をセリカは微塵も疑っていない。
「みなさん。転移の術が我々にもたらされたのはまさしくミラ仏の意思。
 この力をもって仏敵ドゼーを討ち滅ぼせというお導きに相違ありません」
次いでマイセンが言葉を紡ぐ。
「これまではソフィアの城壁に阻まれたがもはやその手は通じぬ。
 我らは精兵を直接天守閣に侵入させドゼーの首を取る」
老人の言葉からは往年の覇気が噴出すようだ。
それは周囲を取り巻く村人たちに確かに力を与える言葉であった。
「おぬしらはこれまで通り明朝を期して城壁に全力で攻勢を仕掛けよ。
 城兵が気を取られて天守閣を手薄にした間に部隊を進入させる」
「それで…誰を送りこむんだ? 当然俺が…」
血気あるグレイがさっそく名乗りをあげた。
だがマイセンは小さく首をふる。
「おぬしはラムの村長となる男じゃ。ここで皆をまとめよ。それがお主の役割じゃ。
 進入部隊の指揮は儂がとる」
その言葉に村人たちはざわめいた。
セリカも意外そうな顔をしている。
「ま、まってくれ爺様。爺様は儂らの大将じゃ。爺様に何かあったら儂らどうすればいいんじゃ…」
「…人には天命というものがある…人はこの世に生まれてきた以上、何か一つは成し遂げる役割があるものじゃ。
 ここが儂の働き所なのだ…命が尊いのはその命を使って何かを成し遂げるからこそなのだ…」
老人の言葉は重く、誰もマイセンを翻意させる事はできなかった。
傍らで話を聞いていたセリカは機を見るに敏というべきだろうか。
村人たちが静まるのを待って口を開いた。
「ですが彼らを討ち取るに私どもの術は欠かせないでしょう。
 部隊には私も加えていただきます」
…すでにセリカは城が落ちた後の事まで考慮にいれていた。
村人たちは悪将ドゼーの圧制から脱し、ソフィアの城の年貢米を手にして餓死の窮地から逃れる事を望んでいる。
だがそこに誰がドゼーの次にソフィアを治めるかの展望は無い。
代表のマイセンはもはや余命いくばくもない。

…セリカの望みはソフィアの地をあまねくミラの仏法に収められた楽土にする事である。
それにはこれまでのように侍が政を支配するようでは駄目だとセリカは確信していた。
この地はミラの信仰深くその寵愛を一身に受けた者が治めてこそ万民を幸福に導けるのだ。
そしてそれはこの私を置いて他にはいない…

それをもっとも確実に実現するには自分がドゼーの首を取る事だ。
戦後処理において最大の発言権を得る者は最大の功績を立てた者なのだから…
明朝マイセンらがソフィア城攻略を開始する事をアルムは救護所の畳の上で聞いた。
彼の傍らにはロビンの姿がある。
「じいちゃんが…自ら行くのか?」
「ああ、マイセン様とセリカ様…他に腕の立つ者を5〜6名で行くそうだ。それ以上はジェニーさんの法力では送り込めないらしい」
「ロビン…僕も…」
アルムの表情を見て取ったロビンは眉をしかめる。
「お前は忍びに襲われた傷が治りきってないだろ。おとなしく……」
そこまで言ってロビンは思わず息をのむ。
彼が見たアルムの顔はどこまでも寂しげで切なげだった。
「ロビン…じいちゃんは…アンテーゼと別れた僕にとってじいちゃんはたった一人の家族なんだ…
 貧乏な暮らしの中で…食うや食わずで僕を育ててくれた…僕はね…僕は…最後までじいちゃんを守りたいんだ…」
アルムもまたマイセンの死期が近い事はわかっている。
だが…だからこそ残り少ない時を共にありたいのだ。

ロビンもまた長らくアルムの友である。彼の心はよくわかる。
だがマイセンは絶対にアルムの参陣を認めないだろう。
傷の癒えない彼を戦地に連れ出すはずもない。
マイセンを説得するのもアルムを宥めるのもどちらも難しい事は目に見えている。
心情としてはアルムを行かせてやりたいが…ロビンは小さく唸って頭をかかえるのだった。
南国の八月。気の早い太陽は山から顔を出し陣地も城も陽光に包んでいく。
すでにマイセンにかわってグレイの指揮のもとで一揆勢二万はソフィア城の城壁に攻撃を開始した。
次々と城壁に梯子をかけてよじ登ろうとするが上から雨あられと矢を射掛けられて城壁の下に一揆兵が転落してゆく。

「なんじゃなんじゃ…朝方から騒々しい…」
寝所にて不機嫌な声を吐くとドゼーは側近を呼び寄せた。
姿を見せたスレイダーには焦る様子もない。
「はっ。今朝方から農民どもが攻撃をかけてきました。城兵には防戦を命じてあります」
「またか…懲りんやつらよの。幾度攻めてもこの城はびくともせんと教えてやれ」
「御意」
防御の指揮を取るべくスレイダーが退室するとドゼーは忌々しげに息を吐き出す。
「まったく…忍び共は役に立たぬし…ええいうっとおしいわ…酒を持て酒を!」

先日のマイセン暗殺失敗もドゼーの不機嫌の原因の一つである。
彼はあまり気の長い男ではなかった…
その時である。幾人かの断末魔の声が響き渡ったのは。
「な…なんじゃ!?」
ドゼーが声をあげる間もあらば襖が突き破られ血みどろになったスレイダーが転がり込んできたのは。
「と…殿…お逃げを…!?」
ドゼーの眼前でスレイダーは背中から槍を突き出され崩れ落ちる。
畳を鮮血が染め上げていく。
スレイダーの背後から姿を見せたのは鎧兜に身を覆ったマイセンだ。
「ドゼーよ。戦陣にあってまだ寝巻き姿。その油断が己を滅ぼすと知れい。
 天誅を受ける時が来たのじゃ!」
「ま…マイセン!? であえっであえ!!!」
酒瓶を放り出して後ずさるドゼーに槍を向けるマイセンであるが、壁が次々と開いた。
天井や畳がひっくり返る。隠し扉に忍びを伏せていたのだ。
そう…何人もの般若面の忍びたちが…昨夜滅びた彼らはほんの一部に過ぎない。
「ウキキ…ウキキ」
「ウキキ…あのくらいじゃ俺は滅びない」
「そう…俺たちは不死身……」
幾人ものローロー達がまさかりを振り上げる。
「その外法!邪教と認む!滅せよ!」
マイセンと共に浸入したセリカが怒りの声を発すると指先から雷を発しローローの一人を滅ぼす。
だが廊下から押入れから掛け軸の裏からローローは無数に湧き出してくる。
「ウキキ……無駄だ…無駄だ」
「ウキキ…俺の忍術…分身は破れない」
そう…無数に分かたれたまるで幻のように思えても彼らの刃は現実だ。
切られれば肉が裂け血が噴出す。
ローロー達が振るう斧に浸入した一揆兵は一人…また一人と切り倒されていった。
「おのれ…異教徒が……!」
憎しみに満たされた声を発しセリカは周囲に術を放ってローロー達を滅ぼしていくが彼らは後から後から押し寄せる。
ローローの人壁の向こうでドゼーは余裕と嘲弄に満たされた笑みを浮かべた。
「備えあれば憂い無しとはまさにこの事じゃ。暗殺に備えて儂はこうして準備をしておるのよ!
 お主らは己の浅はかさを悔いて死ねい!」
ドゼーの嘲笑に殺気立って怒りの声を上げたのはセリカだ。
「仏敵ドゼー!地獄に落ちるのはそちらの方よ!」
周囲に無数の火球を放ってローローを焼き払っていくが…およそ際限というものが無い。
ローロー達はまったく死を恐れずにセリカ達に突っ込んでくる。
さらに荒ぶるセリカの肩に掌が置かれた。その精神を宥めるかのような清流のごとき落ち着き払った声でマイセンは告げる。
「術には限りがある。無駄射ちなさるな」
「でも!」
「すでにこの術は破れておる。見るがよい」
老人は槍を構えると気合の声を発して投げつける。
放物線を描いて飛んだ槍は隊列の後ろの方にいたローローの首筋に突き刺さった。
「マイセン様!いまさら一人くらい倒したとて……」
老人の考えがわからぬセリカががなりたてたその時である。
他のローロー達が一斉に動きを止めたのだ。
何が起こったかわからず戸惑うセリカをよそに槍を突き立てられたローローは血の混じった息を吐き出した。
「な……なんで…わかった?」
「影どもは死を恐れず向かってくる。
 その中で一人だけ前に出ずに後ろに潜んで進む様子を見せねば木を隠すには森の中…とはいかぬぞ」
そう…幾人ものローローが同じような動きをする中でただ一人身を守るような動きをするローロー。
これは何かあると踏んだのだ。老人の読みは当たった。
「ウキキ…しくじった…しくじった…」
ローローが最後の言葉を漏らして崩れ落ちる中…踵を返して逃げ出さんとするドゼーの着物の裾をマイセンの槍が貫く。
槍の穂先はそのまま畳を貫きドゼーの動きを釘付けにした。
「ま…待てマイセン!しばし待て話を聞け!」
その顔には恐怖の色が漲っている。
「待ってどうなる?もはやお主の命脈は尽きておる。せめてもの情けじゃ。腹を切れい。最後くらいは武士らしくするがよかろう」
老人はゆっくりと槍を引き抜くとドゼーに脇差を差し出した。
自決はせめてもの名誉を保つ事ができよう。
ドゼーは蒼白になった顔色で脇差を受け取り引き抜くと…わめき声を上げながらマイセンに切りかかった。
だが…

「やはりの…お主はそういう男だ…」
足捌きの一つでかわすとマイセンの槍がドゼーの心臓を貫いた。
これが悪政の限りを尽くしたドゼーの最後であった。

そして……
「これで儂の……仕事も終わった…」
そう…老人は残り少ない命をかき集め気力だけで動いていたようなものだ。
だがそれも終わった。重い槍も鎧ももう纏わなくてよい。もう休んでもよいのだ。
マイセンはゆっくりと膝をつくと畳の上に横たわった。
「じいちゃん!?」
その時である。襖を蹴り破って若者が駆けてきたのは。
あの後、アルムはロビンを説き伏せて共にジェニーに頼み込み、後続としてワープで送ってもらったのだ。
なぜ怪我を押して追ってきたのだ!…とマイセンは孫を叱り付けようとして…だができなかった。
この最後の時に孫に看取られて逝けるのだ。
笑って逝けるのだ。

「アルムよ……儂は幸せ者じゃろう…孫の腕の中で逝けるのじゃからな…」
アルムに抱き起こされてマイセンは一つ一つの言葉をかみ締めるように紡ぐ。
霞がかかった視界の中で見えるのは涙を零す孫の顔であった。
「待ってくれよじいちゃん…僕は…僕はどうすればいいんだよ…
 じいちゃんのいなくなった世の中で一人ぼっちで生きていくなんて…」
「アルムよ…お前…一人だと思っておるのか?」
マイセンの厳しい顔からは険がとれどこまでも柔和だった。
「ソフィアには儂らの勝利を待っている人がたくさんいるではないか…あの…声が聞こえぬか?」
城の外から多大なる喚声が聞こえてくる。
ドゼーの死が城の外に伝わったのだろう。
「儂らが成し遂げた事を喜ぶ人々がいる…儂が笑って逝けるのはソフィア中の人たちと心が繋がっていると思うからじゃ…
 儂の人生の最後に土と共に生きる喜びを教えてくれた人々と…」
少年は涙を拭った。
老人の言葉の全てを実感としてわかったわけではない。それを感じ取れるのは少年が老境に至ってからかもしれない。
だが少年は最後に祖父に心配をかけたくはなかった。
「わかったよじいちゃん…いや…わかった気がするよ……辛いけど…僕はまた皆と…土を相手に努力していくよ…」
「うむ…」
老人は微笑んだ。
彼は確信していた。

人は死すと魂が体から離れていくという…その魂はどこへいくのか…それは受け継ぐ者の中に行くのだろう。
アルムの中へと………
七十年を越す人生…今はもう何もかもが懐かしかった…


マイセンは人生の大半をソフィアの武将として生きて…老境に差し掛かった十数年を一人の農民として生きた。
だが今はもうそれも過去の事となり老人は少年の腕の中で静かに眠りについた―――――――


炎正十三年八月十七日―――ソフィア城は落城した。
この時天守閣に姿を見せたのはセリカだった。
彼女はアルムがマイセンの元に駆け寄るのをみると老人を彼に任せてドゼーの屍から首を取り、
楼上からドゼーの城兵及び一揆勢に向かってその首を投げ落として見せたのだ。
「仏敵ドゼーに天誅下る!これが天意!ドゼーに代わってミラの仏法がこの国を治めよとの御仏の意思!
 まだ手向かう者は仏罰を受けて地獄に落ちると知れ!」
その声に圧された城兵達は次々と武器を捨てその下に降った……

この日は紋章の国の戦国時代において記憶するべき日となった。
侍でもない僧が初めて一国を領有したのである………


次回

侍エムブレム戦国伝 死闘編 

〜 エフラムの章 人外百鬼 〜
351助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 20:53:49.63 ID:8/j9oCCD
乙、やっぱりモデルは史実で言うところの一向一揆って感じなのかな?
次回も楽しみにしてますぜ、頑張ってくださいな
352助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 21:12:29.05 ID:5bx+DduI
>>345-350
相変わらずGJ!!
楽しみにしてるんで、次も期待して待ってるよ

ノインさんへ
ほ、本当にオッケーなんですか!!
えっと、何て言えばいいのかな・・・
とにかくこれから宜しくお願いします!
後、お願いがあるんですけど
ノイン、って呼び捨てにしていいですか
そっちの方が恋人って感じがしますし・・・
また返事下さい!

他の12魔将の方々へ
俺は、今までのノインさんの行動、言動を
見て好きになってんで何も問題無いです
これからも、ノイン(って呼んでいいですか?)
の力になってあげて下さい、お願いします。
353助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 23:03:36.28 ID:/Po+Ofs8
>>337
ユリア「まったくお兄様ときたら……ぶつぶつ」
ユリウス「うう、酷い目に……」
セリス「ユリウスーッ!」
ユリウス「あ……!? セリス、おま……!」
セリス「えへへ、どうかな? ヘクトル兄さんの真似、とりあえず形から入ってみたよ!」
ユリウス(ぶ、ぶかぶかで袖が余った学ラン……これは、何と言うか……!)
ユリア「……グッジョブ」
ユリウス「!?」
ユリア「お兄様もたまには役に立ちますね……」
ユリウス(よ、喜んでいいのかどうか、複雑な気分だ……!)
セリス「……?」
354助けて!名無しさん!:2011/10/25(火) 23:43:21.92 ID:qHjcUTXq
>>343
つまり豊富な資金力でアイクの好きな弁当(肉)を存分に用意できるサナキ様最強ということか
355助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 02:39:46.39 ID:PUIkSVwY
サナキ「やはり食事関連で攻めた方が良いのじゃろうか…」
シグルーン「サナキ様、私にいい考えがあります」
タニス「どのような策が?」
シグルーン「これからアイク殿を焼肉パーティを行うのでどうかと言って呼び出します。
       そして食べ物に性欲をもてあます薬を仕込んで、その後は…といった策ですわ」
タニス「それは…色々な意味で問題があるのでは…」
シグルーン「サナキ様の幸せのためです。女神様もきっと許して下さいますわ」
サナキ「何だかよく分からぬが、シグルーンが言うのなら間違いがなかろう。直ちに実行に移すのじゃ!」

アイク「この肉は美味いな…」
イレース「これも美味しいです…っ!?」
アイク「…どうした?」
イレース「…なんだか…体が熱くな…って…あ、アイクさん…」

サナキ「解せぬ」
タニス「…アイク殿だけを呼んだのでは?」
シグルーン「そのはずですが…どうして察知されたのかしら…」
タニス「彼女の食べ物に関するレーダーが捉えたとでも…?それと、薬の方はどうしたのですか?
     アイク殿の様子に変化はありませんが。入れ忘れですか?」
シグルーン「そんなはずはありません。現に紫のカービィの方には効果があるみたいですし。量が足りなかったのでしょうか…?」
タニス「どこまでも規格外な人物ですね…」
サナキ「つまり…失敗したのか?」
シグルーン「残念ながら…」
サナキ「そうか…まあよい。だが、次こそはアイクのハートをゲットしてみせるぞ!」
シグルーン「その意気ですわサナキ様!」
タニス(先は長そうだな…)
356335:2011/10/26(水) 03:17:04.59 ID:U9FF36H/
ガラッ
シグルド「うちに何か用かな?」
ホームズ「突然すまないな。実は今日俺らを泊め…うぐっ」
シグルド「!?」
ジャファル「……」
リュナン「!何をするんだ!!」
ジャファル「>>339
リュナン「…なるほど…聞いたかホームズ」
ホームズ「あ、ああ…どうやら俺らは場違いだったようだな」
リュナン「そういうことらしい。迷惑にならないうちに帰ろう」
ホームズ「そ、そうだな…すまねぇ邪魔したな」
シグルド「? ああ、道中気をつけてな」
かくして2人の旅人は去った


スレ違いないスマンカッタ
357助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 04:56:02.89 ID:fAnYk4gV
>>355
サラ「食事……食べ物か……」
エフラム「どうした?」
サラ「ねえ、兄様はお弁当の差し入れとかされたら嬉しい?」
エフラム「うん?そうだな……まあ、有難いことには違いないな」
サラ「そう……それなら、私が明日作ってきてあげよっか」
エフラム「なんでまたいきなり……というか、作れるのか?」
サラ「まあ、楽しみにしてて」

〜翌日〜

サラ「さ、遠慮なく食べて」
エフラム「あ、ああ……」
サラ「この鶏の唐揚げとか自信作なんだけど……」
エフラム「……一ついいか?」
サラ「何?」
エフラム「別に文句を言うわけじゃないが……どれもこれも青とか紫とか鉛色なのはなんでだ?」
サラ「それは……くすr……特製の調味料を使うとそういう色になっちゃうの。別に体に悪いもの『は』入ってないから」
エフラム「……お前」
サラ「そう……やっぱり私の作った料理なんて食べたくないよね……」
エフラム「覚悟を決めるか……」


エフラム「……見た目に反して、味は良かった」
サラ「でしょ?見直した?」
エフラム「ああ、悪かったな」
サラ「……それで、どう?」
エフラム「ん?だから味は良かったと……」
サラ「そうじゃなくて……こう、テンション上がってきたー!とか体の芯が熱くなったりとかしない?」
エフラム「いや、そういう感じはしないけどな」
サラ「そう……失敗ね……やっぱりあの配合が間違ってて……」
エフラム「お前……何を食わせようとした……?」
358助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 05:38:53.19 ID:q93sksKU
紋章町の連中はどんだけ薬盛るのが好きなんだよw
359助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 08:22:02.67 ID:so/8rnnA
しかもこのスレは全年齢板なのでどう足掻こうとも効果は出ないっていうw
…まぁ出た際にはエロパロの方でじっくりこってり(ry

>>353
?????「セリス、僕と契約して男らしくなろうよ!」
360助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 10:22:12.26 ID:KNrWeTaY
薬を盛るのが日常茶飯事のような…。今回は彼らで

フリージ家のIさんの悩み…最近SさんやRさん、Kさんの気持ちが分かり始めかけてきました。でも完全に分かってしまったらアウトな気がするのです。どうしたら良いでしょうか?

兄弟家のSさんの悩み…最近親友のYが僕を避けてる気がするけど気のせいかな?

流星軒のSさんの悩み…従兄弟のS様の修正法を求めます。母も自分も妹たちの将来が心配です

クリミアコーポレーションのMさんの悩み…仕送りを辞めたにも関わらず兄が全く働きません。誰か雇って修正してください。私に出来ることは全てやりました

リグレ家のKさんの悩み…最近妹がマズい方向に走ってます…。兄弟家のSさんに対応策を教えて欲しいです

ヴェルトマー家のAさんの悩み…女の子が好きなのにホモな人に追われてます。対応策を教えてください

流星軒のAさんの悩み…娘のRやその友人たちがロリコンに好意を持っている。彼女たちの目を覚ましてやりたいがどうすればいい?
361助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 11:02:03.56 ID:5Zs5jGCA
>>360

Iさんへ
シレジア家S…分かってくれたっていいじゃないか…

Sさんへ
エレブ中美人教師S…そういう時はね。真剣に話し合ってみるといいわ。それが友達よ。
              …たまには教師らしく年下の少年を導けるとこも見せないと…あ、少女だっけ?

Sさんへ
兄弟家E…ロリコンだと?けしからんな。そんな奴は俺が叩きのめしてやろう。
       幼女を守るのが俺の使命だ…む…そいつは俺の同志な気がするのだが気のせいだろうか…

Mさんへ
教師W…もうほっておけ。困るのは本人じゃ。お主ではない。お主はもう十分よくやった。
      それよりも自分の人生を考えるのじゃ。

Kさんへ
兄弟家S…あなたの妹のいく道は間違ってないとM神様も告げてるわ。KINSINしないなんて間違った方向にいってるのは貴方よ。
       KINSINしなさい。どうせTはAにとられるんだから幸せになる方法はそれだけよ。妹を愛するといいわ。私とAみたいにね。

Aさんへ
オレルアンのいい男B…うほっホモの事なら俺に聞け。男同士といっても恋愛のパターンにそう代わりはないぜ。
               意に染まぬ相手に好かれた場合の対応はいくつかある。そのホモに誰か別の男を紹介して付き合うように仕向けたらどうだ?
               先に断っておくが俺はだめだぜ。俺にはHっきゅんがいるからな。

Aさんへ
ドズル家次男Y…お任せあれ義母上!このYが必ずやRの心を振り向かせてみせましょう。
           そうすればRもロリコンの事など忘れるに違いありませんぞ!
           …ああ…愛…それは気高く美しい…
362助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 11:43:30.63 ID:amRop0UD
あ〜セリス君。
某緑のおばさん……はまあ適当に抵抗すれば倒せるしあの人にはだまされないだろうから良いけど、その同好の方に浚われるから止めなさい。
363助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 12:36:45.85 ID:amRop0UD
>>353へのアンカを忘れたので青汁一気
364助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 13:24:28.35 ID:Tho+z+ce
そう言えばこのスレでパントとルイーズの夫妻ってどんなキャラだったっけ?
クレインの登場頻度の割にほとんど見ないからすっかり忘れてしまった
365助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 13:38:52.41 ID:KNrWeTaY
>>361

Sさんへ…分かったら何かが終わってしまう気がするのよ…

S先生へ…はい。1対1で真剣に話してみます

Eさんへ…ロリコンの総大将のアンタが一番信用なりません

W先生へ…更正はもう無理なんですね…

Sさんへ…シグルドさん、僕達に希望の光をください…

Bさんへ…試してみます。言っときますがH君はツンデレでも何でもなくあなたのことを本気で嫌がってますよ…

Yさんへ…ウチの娘は何故変態にしか好かれんのだ?そして私はどこでSの育て方を間違えたのだろうな…
366助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 17:16:38.64 ID:S3XQ3toD
>>360-361
>>365
悩み相談と回答者の人、投下乙

セリカwww
クレインはシグルドから回答もらえずにさらに涙目か…

毎回楽しませてもらってる
GJ!

>>364
パントとルイーズなら原作通りおおらかでキャッキャッウフフしてるよ
おおらか過ぎてリグレ社はほぼ放ったらかしだが
367助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 17:47:43.65 ID:oqZD5m7P
シグルド「いいかい?そもそもだね・・・」
クレイン「ふむふむ」
レイヴァン「なるほど」


アルム「うーん・・・」
ジャンヌ(シグルド様は防げなかった方、ということを教えるべきか悩んでいるアルム君かっこいいです)
368助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 19:21:01.85 ID:GytCw9U/
>>355
>>357
薬が効いた場合の展開はよ
369助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 19:27:53.33 ID:XhEwCIH7
ルーテ「媚薬とは性欲を増進させる薬です。もともとの性欲を5とするならそれを二倍にすると考えればいいでしょう。
     アイクさんの場合…0は何倍しても0なのです。エフラムさんの場合はロリシス度が二倍になると思われます。
     優秀な私の予想に間違いはありません」
370助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 19:43:10.13 ID:qfZ1ziT9
>>369
ナンナ「ということはリーフ様に飲ませれば上だけでなく下にも・・・ゴクリ」
サラ「残念だけどたぶん上に二倍ってオチが見えるからやめましょう」
371助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 19:45:37.38 ID:AQLeqYcw
>>369
流石は優秀さんだ!一部のスキも無い発言だぜ!
・・・アイクの嫁候補一同が哀れすぎてワロタwwwwワロタ・・・
372助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 20:07:09.80 ID:JnceG4FI
>>352
ツェーン 「マジか?」
ツヴェルフ「サジか!?」
ドライ  「バーツかっ!?」
ズィーベン「落ち着け、お前ら」
エルフ  「ですが、こうなるのも仕方ありませんわね。作者も予想外の事態に少々困惑気味ですから……
      とは言っても、ノインさんは実況しかしていなかったはずですが」
フュンフ♂「世の中には物好きもいるもんだな……珍獣マニアか?」
フィーア 「まあノインの事ですから、告白されて断るなんて事、万に一つもありえませんしね……
      短い春でしょうけど、わたくし達がしっかりとサポートしてあげますわ! おーっほっほっほっ!!」
ツヴァイ 「そうですねっ、それに僕は大賛成ですっ! 籍はいつ入れますかっ? 子供は何人産みますかっ!?」
アハト  「善は急げ、悪はもっと急げって言うからね。アインス、GO!!」
アインス 「うむ、ノインは預かった。返して欲しくば、この婚姻届に判とサインを……ん? 何かおかしいな?」
ゼクス  「大いにおかしいですよ! もう一・二段でいいので中間段階を考えて下さいっ!」

ノイン  「こらあああぁぁぁーーーーーっ!! あんたらに任せたら私の寿命がストレスでマッハになるわっ!!
      自分でも何言ってるかよく分からんけど、とにかく寿命が凄いっ!!」
エルフ  「寿命の話になってますよ。ところで、返事はしなくていいんですか?」
ノイン  「呼び捨てOK、何でもアリの壁に耳あり障子に目ありでありますっ!
      この道一筋30年、地獄から来たフラレ虫・ノイン甘夏先生!!
      >>352さんと共に勝利のポーズを取ります! 我らがソードマスター・ノイン!!
      ご声援ありがとうございます! ありがとうございます!!」
フュンフ♂「ノイン甘夏先生の次回作にご期待下さい!!」
ノイン  「終わるなあっ!!」
エルフ  「一部、レースの実況と同じ事を言ってますわね」

……とまあノイン実況員に恋人が出来てしまった訳ですが、
『ママチャリの系譜』内ではあくまで恋人ナシの設定で行きます。上記の会話はその後の出来事と言う事で……
何故ならモテない、恋人ナシという事をネタにしている為、
書き溜め分のテキストをかなり書き直さなければならない上に、
レース展開に影響が出るので、申し訳ありませんが、恋人ナシの設定で行かせてもらいます。

あと、十二魔将は原作と違い、スレ補正で普通(?)の人間という事にしています。
流石の竜王家も死体を使用人にするのはどうかと思ったので……(ちっちゃい子もいるし)

では、『ママチャリの系譜』>>314-319の続きを投下します。
373ママチャリの系譜 第2章:2011/10/26(水) 20:08:10.93 ID:JnceG4FI
80.5

フュンフ♀「ナレーション説明担当……もとい、あらすじ担当の竜王家使用人、背番号5番、
      スナイパー・フュンフ・トラキアモードよ。新規の人とかあまり来れない人もいるし、
      投下に間が空くから前回の内容を忘れちゃった人もいると思うので、
      このレースからまるまる1レス使って前回のあらすじをザッと説明します。
      どうでもいいって人はスルーしちゃってね。
      ダメだったら、第1レースみたいにさっさと本編に突入するわよん♪
      とりあえず、>>314-319終了時点の順位と大まかな展開をまとめてみたわ」

前回終了時点の状況、順位
上位                   下位
┌─────────          | ハ  .|
│ ホ ク      →             |  レク|
│  ┌──────            |レイ  |
│  └─┐                    |  ア .|/ ̄ ̄ ̄ ̄
│ ラ ト  |                    |
└─┐ヨ ...|                    |     / ̄ ̄ ̄

順位   マシン名          搭乗者         現ドライバー   単勝倍率
1位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード        12.1倍
2位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン         10.8倍
3位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     ラクチェ         1.9倍
4位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ   トリスタン       17.0倍
5位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハルヴァ    14.3倍
6位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル    20.4倍
7位:1 やらないか         アゼル&レックス      レックス         9.2倍
8位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   レイリア      15.6倍
9位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ        7.5倍

・クロードがロケットスタートでいきなりトップに立つ。
 その際にラクチェチームがハメられて最下位スタート。
・その後、ラクチェが一気に追い上げるが、デイジーのスカートめくり攻撃で失速。
 その余波で更に3チームが失速し、ホリンとアイラが順位を上げ、その後、ホリンは2位に浮上。
・キレたラクチェ、流星拳で八つ当たり。後方の順位を掻き回し、更にシャナンが4位のアイラを撃墜。
・撃墜されたアイラは停止して最下位に、一方のラクチェはハンニバルと3位攻防戦。
 そこにトリスタンが割り込み、それに気を取られているうちに、ラクチェが3位に浮上。
 その隙を見計らってトリスタンが4位、ヨハルヴァが5位に浮上。1位2位はやや引き離し気味に次のステージへ。
・ラクチェの下着は白とピンクの縞パン。シャナンは国旗パンツ。スカサハはFUNDOSHI。アイラは不明。

フュンフ♀「以上、前回のあらすじでした、それでは本編に……エクスカリバー、ゴーッ!!」
374ママチャリの系譜 第2章:2011/10/26(水) 20:08:59.24 ID:JnceG4FI
81

┌───────────────

│     ┌→ラク     クロ
│     |      ホリ
│     | ┌──────────

クロード 「来ましたか」
ホリン  「やっぱり根に持ってるだろうな」
デイジー 「まあ何とかなるでしょ」
ノイン  「さあ、ここでようやく先頭集団に動きが見える! 最下位から3位にステップアップの宇宙の神秘、
      シューティングスターがトップ集団に宣戦布告の前奏曲を叩きつけて迫り来るっ!!」
ラクチェ 「アンタ達、さっきのお返しさせてもらうわよっ!」
クロード・デイジー「「はい」」
シャナン 「気の抜ける返事だな…」
コープル 「よろしくお願いしますーますーますー……」
ラクチェ 「セルフエコーかけないで!!」
ノイン  「セルフエコーは許さない、セルフうどんは高くない。本場うどんを食べたい時は、ミレトスの名店、
      ロプト庵へ。店長は不気味だが、実は人畜無害の子供好きだ! 味噌煮込みうどん1杯90G!」
ザガム  「ただいま子供狩りセール期間中で、小学生以下のお子様連れは2割引だ。
      ぜひ来るがいい…くっくっくっくっ……」
エルフ  「協賛ありがとうございますわ」

ラクチェ 「デイジー、コープルッ!!」
デイジー 「うわ…やっぱ怒ってる」
ホリン  「いや、あれは怒るだろ」
クロード 「コープル、先手必勝です!」
コープル 「はいっ!!(バラバラ)」
ノイン  「うおっと、ドライバー同士の視線が交錯した刹那、コープル選手の座る後部シート下ポケットから、
      バラバラと何やらバラ撒かれるバーラバラバラバンバー♪」
パパパパパパパパパパパパンッ!!
ホリン・ラクチェ「「!?」」
ノイン  「爆竹ッ!! 爆竹型爆雷が後続車を襲うっ!! 何でもアリの壁に耳あり障子に目あり、
      クロード・チアリ! 妨害、攻撃もアリアリです、蝶のようにまいっちんぐ!!」
セーラ  「うわ…これはまた荒れそうね」
ドロシー 「もう最初の時点で大荒れですけど」
エルフ  「これは……!」
ノイン  「知っているのか、エルフ解説員!?」
エルフ  「ブラギ神108の魔法の1つ、菊花爆雷」
ノイン  「敵を3000メートル吹っ飛ばす超強力武装、まさにサーキットの3冠攻撃!
      食らった者は三巻の終わりだ!!」
ホリン  「うわっ!?(キキーッ!!)」
デイジー 「にゃっ!?」
ラクチェ 「きゃあっ、ホリンさん、こっちに突っ込んで来ないでっ!!」
シャナン 「危ない、ラクチェ!」
ノイン  「後続の月の支配者アリス・ムーン、スラローム(蛇行)しながらスローダウンッ!!
      不規則な動きに狭いたんぽぽ小道が塞がれ、シューティングスターが巻き添えと天地を喰らうッ!!」
ホリン  「ッ!? まずい、これは避けきれんっ!!」
デイジー 「きゃあああっ!! ぶつかるうぅーーーーっ!!」
375ママチャリの系譜 第2章:2011/10/26(水) 20:10:35.93 ID:JnceG4FI
82

┌─────────────────────
│                   ∧
│        ラク→☆ / ホリ         クロ
│               ∨
│    トリ ┌───────────────

シャナン 「ラクチェ!」
ラクチェ 「はいっ!(サッ ギュイーン!!)」
ノイン  「スタート直後の大惨事っ、大クラッシュだぁあああっ! ああっ?
      あっ、いや、かわしたっ、かわしましたっ! 大蛇行のアリス・ムーンの脇を抜くラクチェ選手!」
ラクチェ 「助かった…」
シャナン 「間一髪だったな」
デイジー 「怖かった〜…」
ノイン  「目を見張るようなスーパープレイッ!! コンマ何秒の隙間を見抜き、
      針の穴に糸を通すような完璧なタイミングでの飛び込み! 何たる読み! 何たる運動神経!」
エルフ  「いえ、これはラクチェ選手の力だけではありませんよ。
      クラッシュの寸前、ナビシートのシャナン選手が指示を出していますね」
ノイン  「スーパー剣聖ウェイターシャナン選手の面目躍如っ!!
      死中に活を求める冷静なウルトラナビゲートだッ! 市中バニーの上、打ち首獄門島っ!!」
シャナン 「何いぃぃぃーーーーーっ!?」
アルヴィス「ハッハッハッハッ、シャナン! ようこそ、バニーの世界へ!!」←第1レースでバニーの格好
アゼル  「兄さん! いつまでそんな格好(バニーガール)してるんですかっ!?」
セーラ  「ユグドラルって変態の巣窟なの?」
エルフ  「その可能性は否定できませんわ」

ホリン  「くっ!!(ズザザザザザッ!!)」
ノイン  「蛇行に蛇行を重ねたアリス・ムーンはホリン選手のフットストッパーでどうにか停止!
      リスタートで5番手を辛うじて死守でありますッ!」

───────────────
         ホリ

     レク      ヨハ─→トリ
  ハン┌───────────

ノイン  「3位4位にはそれぞれ大万福丸、愛のパルちゃん号が上がって来……
      おおおっと、パルちゃん号がここで仕掛けてくる 愛の断頭台がギロチンを振り下ろすっ!」
ヨハン  「ラドネイ、君もまた美しいが、今この場はラクチェのもとに行く事を許して欲しい」
ラドネイ 「御託はいいから、素直に先に行かせてくれって言えよ」
ヨハン  「すまないな。だが、私の愛は君にも注がれている事を忘れないで欲しい。
      この埋め合わせはいずれさせてもらおう……行け、ヨハルヴァ!」
ヨハルヴァ「おうよっ!!」
ラドネイ 「言っとくけど簡単には通さないよ、トリスッ!!」
トリスタン「任せろッ!!」
ヨハルヴァ「来な、ぶっとばしてやるぜっ!!」
ヨハン  「我々兄弟をどのようにあしらうか、お手並み拝見と行こうか!」
トリスタン「落ち着いて走れば、動きを見切れないものではない! 平常心だ!」
ノイン  「おお! トリスタン選手、目を閉じた! これは! これは!! これはあああああっ!!
      乙女座(バルゴ)のラドネイ選手を乗せたトリスタン選手!!」
ラドネイ (何をするつもりだ!?)
ノイン  「聖戦で最も冷静かつ華麗なスルー能力を持つ男、ノディオン三兄弟の長兄・イーヴの息子が、
      普段は開けられている瞳を閉じた時!! 何かが起こるゥッ!!」
エルフ  「何が起こるんですか?」
ノイン  「わかりません!!」
セーラ  「どないやねん!」
ドロシー 「セーラさん、キャラ崩壊してきてますよ?」
イーヴ  「私はあくまで普通に会話しているだけなんだが…」
376ママチャリの系譜 第2章:2011/10/26(水) 20:11:45.94 ID:JnceG4FI
83

ヨハルヴァ「あー、まあ、お先に失礼するわ…」
ヨハン  「フッ、ありもしない理力(フォース)に頼ろうなど愚の骨頂!」
ノイン  「うおおおおおっ!! トリスタン選手が瞑想に入っているその時!!
      普通にヨハルヴァ選手が横からオーバーテイク!!」
ラドネイ 「トリスーーーーーッ!!」
トリスタン「いや、平常心をだなあ……」
ラドネイ 「うっさいっ、真面目にやれっ!」
アイラ  「いいコンビだな」
スカサハ 「ああ、もうホントに期待を裏切らん奴らだ」
ティルテュ「あははははっ、おもしろ〜い!」
ノイン  「乳に敷かれている男、トリスタン! 恋女房に怒られる!」
ラドネイ 「だっ、誰が恋女房だっ!? コイツとは只の幼馴染みってだけで…」
トリスタン「勘違いしないでよねっ! 別にアンタの事なんて、何とも思ってないんだからねっ!!」
ラドネイ 「どやかましいっ!!」
レイリア 「ホント楽しそうな人達ね」
ラクチェ 「流星軒じゃいつもの事よ…」
ホリン  「賑やかだな」
レックス 「ああ、こういうのっていいな、アゼル」
アゼル  「何で僕に同意を求めるの?」
ノイン  「痴話ゲンカの最中に、その横を今度はうさみみ大将・ホリン選手と、いつの間にか順位を上げている
      レックス選手が通過する! あっという間に6位転落の大万福丸! 転落苔を生ぜず!」
ラドネイ 「ほら、さっさと行け! アンタのせいで順位が下がったんだからな」
トリスタン「ほう…ではラドネイよ、お前には完全に非がないと申すか?」
ラドネイ 「あるもないも100%お前のせいだろうがっ!!」
トリスタン「バレちゃった☆」
ノイン  「いいなあっ、痴話ゲンカ! 羨ましい! やってみたいな痴話ゲンカ!
      痴話可愛いよ、可愛いよ痴話!! 仲良しの証、痴話ゲンカであります!!」
ラドネイ 「痴話ゲンカじゃなーーーいっ!!」
トリスタン「ふっ、ラドネイはツンデレだなっ」
ラドネイ 「コロス」
ハンニバル「むぅん!」
トリスタン「おわっとっ! 流石にこれ以上やるとラドネイに殺されそうだから、真面目にブロッキング!!」
ノイン  「しかし、更に後方から来る遅延特急トラキアエクスプレスは、辛うじてブロック!
      防御は固いぞ、スク○トヤ○ルトガトー夢村(ムソン)!!」
ガトー  「貴様、なぜワシのペンネームを知っている!?」
エルフ  「いえ、竜王家の方々は一部の人以外、みんなご存知ですよ?」
セーラ  「何のペンネームよ?」
ノイン  「MHK(紋章町放送協会)俳句帝国という番組です。家政婦は見たっ! 
      ガトー夢村とサトームセンは似ている! 素敵なサムシングにゅ!!
      にゅとか言うな、気が滅入る!!」
エルフ  「それはあなただけですわ」
ノイン  「7位という位置にありながら気の滅入る事なく、淡々と上位を狙う特急トラキア号の運転席、
      ブレイブパンツマスク・ハンニバル選手! まずはと抜きかけたトリスタン選手に出鼻を挫かれる!」
リーン  「ちぇっ、もう少しで行けそうだったのにな〜」
ハンニバル「ふむ、思った程馬鹿ではないようだな」
377ママチャリの系譜 第2章:2011/10/26(水) 20:12:55.23 ID:JnceG4FI
84

レイリア 「8位だし、ここは勝負所じゃないわ。大きく離されないように走って、山で勝負をかけましょう」
スカサハ 「そうだなあ、前は消耗が激しそうだし、その作戦で行って差し上げてもよろしくてよ!」
ティルテュ「スカサハちゃんがベルサイユじだいのひとになっちゃった!?」
アイラ  「そんな時代はない」
リーン  「お父さん、どうする?」
ハンニバル「ここは勝負を避けて、様子を見る。必ずチャンスはやって来るぞ」
ノイン  「下位グループが巡航モードに入っている間に、
      上中位グループでは激しい争いが繰り広げてられているっ!」
ラクチェ 「逃さないわよっ!」
クロード 「また来ましたか」
ノイン  「隠れ巨乳スタビライザーここにありっ!! 完璧なドラテクで逃げる黄金の聖闘士に、
      宇宙と一体化したメテオール・シューティングスターが迫って来る!!」
エルフ  「それはもう流星ではありませんね」
セーラ  「もう何言ってるのか分からないわ」
ノイン  「セーラさんの理解の範疇を超えている、オレイン酸も豊富です! 迫るラクチェ、逃げるクロード!
      そして、後方集団から怖ぁい怖い2台が抜け出して来る来るランドっ!!」

─────────────────────
アイ                ホリ───→
 レイ   トリ      レク           クロ
   ハン            ヨハ──→ラク→
─────────────────────

ヨハヨハ兄弟「「ラクチェ〜〜!!」」
ホリン  「クロード、俺はまだやられてはいないぞ!」
ノイン  「愛の国からやって来た愛の狩人ヨハヨハ兄弟、愛の力でデストロイ・ギロチンアクスを振るうか!?
      はたまた本家本元の殺人兎、月から来た2人のヴォーパルバニーが
      道行く者達の首を月光チェーンソーでぶった斬って行くのか!?」
セーラ  「どちらにせよ首を落とされるじゃない!」
ドロシー 「そんな恐ろしい集団、紋章町でもなかなかお目にかかれませんよ!」
コープル 「クロード様、ウェイトレスと変態とウサちゃん、襲来っ!」
クロード 「何か異様な集団ですねえ…」
コープル 「右後方、ラクチェさん! その後ろにヨハルヴァさん! 左更に後方、ホリンさんですっ!」
ラクチェ 「コープル、捕まえたわよ!」
ホリン  「クロード、覚悟っ!」
ヨハヨハ兄弟「「ラクチェ〜〜!!」」
クロード 「ふむ、まずはラクチェさんとホリン殿ですか。
      ここの道幅がさほど広くないとはいえ、あの2人をまとめて抑えるのは厳しいですね。
      ……となれば、次はアレをやりましょうか」
ラクチェ 「もらったぁっ!」
クロード 「行かせませんっ! 必殺っ!!」
ビシッ!! ビシッビシッ!!
ラクチェ 「っ!?」
ホリン  「むっ!?」
ノイン  「おおっと、ギルガメスの喉笛に王手をかけた流星の悪魔シューティングスターだが、
      ギルガメスの神のタイヤが偶然踏んだ小石が後続車を牽制っ!」
ヨハン  「ほう、偶然……?」
ノイン  「あああっ! 小石が右に左にっ、後続の3台を阻むように跳ねる!!
      これはもはや偶然ではないのかっ!? ヨハン選手の不敵な笑みが気になりますっ!!」
ヨハルヴァ「くそ、何だこれはっ!?」
クロード 「これぞ必殺、ブラギバルカンっ!!」
ノイン  「見たか聞いたか、必殺ブラギバルカン!! ブラギ神108の魔法の1つがここで炸裂したぁッ!!
      クロード智愛里、恐るべしっ! 当てずに牽制のみに使う驚愕の超高等テクニック!!」
エルフ  「大変危険ですので、真似しないで下さい」
デイジー 「女の子に石ぶつけるなんて最低よ!!」
スカサハ 「奴はそういう性癖なんだ!」
ラクチェ 「より一層最低ね!」
クロード 「ムッ、私の知らない間に妙な性癖が付け加えられそうな予感」
378ママチャリの系譜 第2章:2011/10/26(水) 20:14:15.45 ID:JnceG4FI
85

レックス 「フッフッフ、次は俺の番だな」
アゼル  「レックス、変な事したら燃やすよ」
ノイン  「ブラギバルカンによる牽制でシューティングスター、アリス・ムーン、パルちゃん号がスローダウン!
      その横からレックス機やらないか号がオーバーテイク!
      ドズルのいい男が美脚のいい男と共にブラギのいい男達に向かっていく!!」
アゼ・クロ・コプ「「「変な呼び方しないで下さい!!!」」」
レックス 「俺はノンケだって構わないで食っちまうぜ!」
クロード 「いえ、アゼルさんならともかく、貴方はご遠慮します」
アゼル  「クロード様! 今聞き捨てならない事をサラッと言いましたね!?」
ティニー 「(゚∀゚)ワクワク」
クロード 「ダメですか?」
アゼル  「ダメです!」
クロード 「もったいない……夜な夜な可愛がってあげますのに」
レックス 「待て、いくら神父と言えど、俺のアゼルに手を出す奴は許さん!」
アゼル  「いやいやいや、もう勘弁して…」
コープル 「クロード様……」
クロード 「ジョーーーーーーーーーーダンですよ! 本気にしないで下さい。
      コープル、錫杖ディフェンスで行きますよ!!」
コープル 「あ、はいっ!(冗談で良かった…)」
ティニー 「チェッ…」
ノイン  「何だか薔薇な展開にハッテンしそうな会話でしたが、そんな事もなく勝負が始まります。
      ロングストレート中盤、やらないか号が神の使徒達のお尻を無視して一気に抜きにかかるっ!!」
コープル 「ブラギ神108の魔法が1つ、杖ディフェンス改め、錫杖ディフェンス!!(スッ!!)」

───────────────── シャキーンッ!!
アイ              ホリ             |
 レイ トリ                    レク |コプ・クロ
  ハン            ヨハ ラク            |
─────────────────────

ノイン  「ぬおおっ!? ナビシートの使徒・コープル選手が錫杖を横一文字に構えた!!
      これは……これは、道が完全に遮断されたッ!!」
エルフ  「魔法の杖の持ち込みは禁止されていますから、鋼鉄の錫杖で代用しましたわね」
セーラ  「何の効果もない杖ならいいんだ…鋼鉄っ!?」
ドロシー 「杖ポコ専用でしょうか? 残念ながら、FEにそんな杖は存在しませんが」
ノイン  「これぞ必殺、錫杖ディフェンス!!
      たんぽぽ小道ロングストレートというレールに下ろされた、まさに遮断機ッ!!」
レックス 「くそ、これでは進めん!(キキーッ!!)」
ノイン  「ドズルのいい男・レックス選手、やむなくブレーキング!!
      いい男VS神の使徒の戦いはひとまず、第2の使徒・コープル選手に軍配が上がったぁッ!!」
デイジー 「ちょっと! ズルいわよ、あんなのっ!!」
ノイン  「ズルくて結構、コケコッコー! 庭には二羽ダチョウがいる!」
エルフ  「広い庭ですね」
ノイン  「広いコースが懐かしい、狭いコースが恨めしい。錫杖遮断機に阻まれ、前へ進めないやらないか号、
      ここはたんぽぽ小道を出るまで静観か!?」
ラクチェ 「もう、あれぐらいブチ抜いてやるわよ!」
シャナン 「待てラクチェ! まだ1周目だ。そんなに焦る必要はない」
ホリン  「だな、ここは大人しくしておくか」

続く
379助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 22:25:54.19 ID:i3ZwVsg4
>>355
いろいろと吹いたwww
サナキ様ガンガレ、超ガンガレ。
380助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 22:31:28.73 ID:S3XQ3toD
>>372-378
投下乙!そしてGJ!


>セーラ「ユグドラルって変態の巣窟なの?」

腰に葉っぱ一枚でおねいさんハント号に乗りつつ、
リーフ「僕たちのどこが変態だって言うんだ! 失礼なことを言うもんじゃない!
    ところで、フィーアおねいさん! 実況席で貴女を見てから、レース中気になって
    仕方がありませんでした! その高圧的な態度で僕を罵って、そして最後は優しく
    慰めてくださいブバアアアアアッ!
    どうか、僕と付き合ってください! よろしくお願いします!」
381助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 22:42:10.70 ID:XhEwCIH7
>>380
ゲイル「バカモノ!その格好が許されるのは葉っぱの日だけだ!猥褻物陳列罪で逮捕する!」
382助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 22:59:31.50 ID:JnceG4FI
>>380
フィーア「お黙りっ!! このクソジャリっ!! このゴージャスでエレガントなわたくしを前にして
     葉っぱ一枚で迫って来るなど、失礼にも程がありますわっ!!
     紳士の嗜みというものを勉強して出直してらっしゃいっ!! おーーーーーっほっほっほっほっ!!」
383助けて!名無しさん!:2011/10/26(水) 23:07:41.67 ID:S3XQ3toD
>>381
リーフ「まだだ! まだ終わらない! 今日の僕にはこのおねいさんハント号があるんだ!
    今日こそは逃げ切ってみせる! 待っていてください、フィーアさん! これで勝つる!」
384357:2011/10/27(木) 00:31:03.10 ID:Sf250jZq
>>368
エフラム「……っ!?これは……」
サラ「……心配しないで、ちょっと自分の気持ちに素直になれる薬を入れただけだから」
エフラム「お前……何を……」
サラ「あんまり我慢してると体に良くないと思うの、たまには自分の欲望に正直になったほうがいいわ……さあ、欲望の赴くままに私を……」
ゲイル「む!貴様!」
ツァイス「また幼女に手を出そうとしているな!」
ゲイル「取り押さえろ!」
エフラム「な!?は、離せ!誤解だ!離せ……!」

サラ「………」


ロイ「それで、どうなったの?」
エフラム「あの後必死で潔白を訴えてな……なんとか厳重注意で済んだ」
ロイ「……そう、よかったね」
エフラム「しかし情けない……あの程度のことで取り乱してしまうとは。アイク兄上なら動じなかっただろうな……」
ロイ「ま、まあアイク兄さんみたいに振舞うのは簡単なことじゃないし」
エフラム「俺ももっと修行しなくては……やれやれ……ニュースでも見るか……」

ドロシー「……謎の人物によるベルン署襲撃事件ですが、被害にあった署員は『紫の悪魔が……』といった謎の証言を……」


特にエロくない内容ですまぬ……すまぬ……
385助けて!名無しさん!:2011/10/27(木) 00:35:33.44 ID:rQu+/8eW
>>384
同刻 グレイル建設 女子寮
ワユ「・・・・・・」
イレース「・・・こっちみないでください」
386助けて!名無しさん!:2011/10/27(木) 02:08:58.29 ID:jpUVsJxQ
>>385
そいつは紫の悪魔じゃなくて紫のカービィだろw
387助けて!名無しさん!:2011/10/27(木) 19:51:15.04 ID:t4j8EtM2
セティ「1時間以内に書き込みがなければ兄上が流星軒でバイトする」
ユリウス「新世界が遠ざかる」
388助けて!名無しさん!:2011/10/27(木) 20:01:12.71 ID:xWWv88m6
レヴィン「だが断る」
セリス「ユリウス…よくわからないけど僕を遠ざけちゃやだよ…ぐす」
389助けて!名無しさん!:2011/10/27(木) 20:02:06.48 ID:5/LGK/S+
レヴィン「さて、今日はシルヴィアとフュリーどっち誘おうかな」
ティニー「セリ×ユリ、ユリ×セリどっちでもハアハア」
390ジャンヌ「一時間レスがなければアルム君とデートさせてください」:2011/10/27(木) 22:40:56.91 ID:/hIDY2Ls
>>387
いつも思うんだけどそういう一時間レスがなければってsageたらダメだろ
391助けて!名無しさん!:2011/10/27(木) 23:07:33.60 ID:SvC8fcsB
>>390
そうね、けど不用意にageるのは>>1にもあるように良くないわよね
というわけでライナロック!死ねぇ!
392助けて!名無しさん!:2011/10/27(木) 23:22:30.00 ID:L2jiKkRg
>>372-378
乙!
ノインの恋人です
公認して下さってありがとうございます!
彼女は俺がきっと幸せにしてみせます
それはそうと、実況員に恋人出来たら
レース展開変わるとか意味わかんないっすw

ノインへ
これから宜しくね、お互いに思いやって
一緒に成長していこう
たまには痴話げんかもねw

ティニーさんへ
ユベロ×ユアンのカップリングは王道なんでしょうか?
393助けて!名無しさん!:2011/10/27(木) 23:57:26.04 ID:mM+I+uWV
>>386
全く関係ないが今日は星のカービィwiiの発売日だったりするんだ

イレース「私も吸い込みが使えればもっとたくさん食べられるんですが…」
ワユ「あんたが言うと冗談に聞こえないんだけど…」
394カービィ発売記念:2011/10/28(金) 01:01:17.49 ID:EV0VMzHH
 
ロイ   「ただいまー…って、あれ?」
アイク  「お帰り、ロイ」
イレース「お邪魔しています…」
ヘクトル「エフラムてめぇゴルァ!そいつは俺が倒すっつってんだろ!と、あぁロイかお帰り」
エフラム「やかましい!ボサッとしている方が悪い!と、お帰りロイ」
ロイ   「イレースさん?珍しいですね。何時もならアイク兄さんと一緒に食事行っているのに」
アイク  「今日発売されたソフトを買いに行って、帰る途中にイレースと会ってな。一緒に遊ばないかと誘った」
ロイ   「で、やっているのが星のカービィWiiなわけね。通りでマルス兄さんが隅っこにいるわけだ」
マルス 「ピンクの悪魔怖いピンクの悪魔怖いピンクの悪魔怖いピンクの(ry」
ロイ   「トラウマ乙。ちなみに全員キャラ違うけど誰が誰操作しているの?」
アイク  「メタナイトは俺が操作している。スマブラ大会では素晴らしい剣捌きだった。研究ついでに使っている」
ヘクトル「デデデ大王は俺な。理由はな…」
ロイ   「ピザ繋がりですねわかります」
ヘクトル「違ぇーよ!!デデデ大王っつったらハンマーだろ!FE的にハンマーは斧だ。つーわけでデデデだ」
エフラム「言うまでも無く、槍使いになったワドルディは俺だ。しかしワドルディも随分と攻撃的になったものだな」
ロイ   「と、言う事はカービィ使っているのは…」
イレース「私、です…」
アイク  「(…似合うな)」
ヘクトル「(似合いすぎて怖ぇ程だ)」
エフラム「(流石紫カービィと呼ばれるだけあるな)」
ロイ   「(まさにイレースさんの為のキャラだね)」
イレース「……?」

数十分後…

ロイ   「結構進んだねー」
アイク  「だがさっきの中ボスが手強かった。おかげでカービィの体力が危ないな」
イレース「すみません…。私、ゲームはそこまで得意じゃないので…」
アイク  「いや、気にするな。だが体力は何とかしないと…、そういえばさっき食べ物手に入れたな。イレース、こっち来い」
イレース「え…」

チュッ
395カービィ発売記念:2011/10/28(金) 01:02:42.13 ID:EV0VMzHH

ロイ   「今回もあるんだね。口うつし」
マルス  「SDXの時も思ったけど、結構シュールだよねこれ。前回はヘルパーだったけど今回はメタデデデワドルディだし」
ロイ   「あ、復活したんだ兄さん」
ヘクトル「エフラムてめー食べ物食った後こっちに来るなよ!何が悲しくててめーと口うつししなきゃならねーんだ!」
エフラム「誰がするか!お前と口うつしなんて死んでもするか!!」
ロイ   「ここの文章だけを切り取ると、非常に誤解を招きそうな会話に聞こえるのは気のせいだと思いたい」
アイク  「何にしても、カービィの体力がマシになったな。イレース、先に進むぞ」
イレース「………」
アイク  「…イレース?」
イレース「え?…あ!は、はい!さ、先に行きましょう!」
アイク  「…?」
イレース「(口うつし…実際にアイクさんが、やってくれたら……)」

〜〜〜〜〜〜

イレース「…あ……」
アイク  「イレース!?大丈夫か!」
イレース「あ、アイクさん…。私、お腹が空いて…もう……」
アイク  「そうか。しかし困ったな。ここにある食い物は一つだけで、俺も腹減ったしな…」
イレース「き、気にしないで…アイクさんが、食べて下さい。私は、いつものこと…ですから…」
アイク  「いや、だがイレースを放っておくわけにも……そうだ」
イレース「あ、あの…アイクさん?何故食べ物を、口に咥えて私の方に…?」
アイク  「イレースは腹減っている俺腹減っている。なら一緒に食べればいい。イレース、口を開けてくれ」
イレース「あ、アイクさん…そ、それは…あ…っ!」

〜〜〜〜〜〜

イレース「…だ、ダメですっ!そんなこと…!アイクさんっ!!」
アイク  「お、おい、イレース。前見ろ!カービィの体力が…」

ガスッ テッテレーテレレレッレ…ッレ!!

エフラム「あ」
ヘクトル「あ」
イレース「ご、ごめんなさい!」

ロイ   「何考えてたんだろうね?」
マルス 「聞くのはヤボってもんだと思うよ」
セネリオ「ひどい有様です」


<糸冬>
396助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 01:08:50.63 ID:EV0VMzHH
カービィWii発売記念として小ネタを。
しかし1レスで纏めるつもりが2レスになっちまった。書いてるとどんどん長くなるから困るw
397助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 01:13:19.51 ID:qZg3zkuM
絵板のゲームするアイクに群がる年中者組の絵は和んだなあ
398助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 10:23:48.87 ID:5V4qZBCu
>>394-395
あのワドルディが槍使い…だと…?
後イレースが相変わらず可愛くて満足した
GJ!
399助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 12:16:46.77 ID:OSGRtOlK
自分の書いたネタ絵にしてもらえる喜びは半端ない
俺にとっては苦悩するヒーニアスが最高の絵だ
本当嬉しかった
400助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 12:53:38.81 ID:0Tz36zUJ
>>394-395
イレース「………」
ティアマト「ちょっと、仕事中よ。何ぼんやりしてるの?」
イレース「あ…ごめんなさい。…アイクさんに口うつしされたときのことを思い出してました」
ミスト「ガタッ」
ワユ「ガタッ」
401ベルン警察署危険人物一覧 :2011/10/28(金) 15:25:39.76 ID:evVR/GR/
以下のものを見たら連絡を求める

エフラム
罪状・異常性欲者…様々な幼い少女をターゲットに活動しており一説では良からぬ行為に走っているという噂も。身内に幼女がいたら絶対に近づけてはならない

リーフ
罪状・猥褻罪…年上の女性をターゲットにしており、何度断られても懲りない。主な被害者はトラキア家のAさん。ブルーニャ警部と任務に行けば捕獲率が上がる

ユリア・ラナ
罪状・暴行罪…主な被害者は竜王家のY氏。彼女たちが暴れた場所を調べると大抵彼が倒れており重傷を負っていることが多い。対応法が不明なため策を求める

ビラク・ヘザー
罪状・ストーキング等の変態行為…主な被害者は兄弟家のH氏とR氏。彼ら兄妹の拒絶の言葉を自分たちに都合の良いものに解釈してしつこく追い回している。特効武器か最大錬成したキラー系の武器を持った異性で囲むと確保しやすい

プリシラ
罪状・兄に対するストーキング・行動妨害等…主な被害者はコンウォル家のR氏。彼が女性と話したりすると発狂し突拍子もない行動をとることも。対応法は兄弟家長兄のS氏を呼ぶこと

その他の危険人物…リリーナ、エリンシア、マカロフ、レヴィン、ラケシス、クラリーネ、レックス、アトス、イレース、セリカ
402助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 15:47:53.48 ID:OSGRtOlK
マカロフってベルン署に追いかけられるような事なんかしたっけ?
…と思ったらこいつ博打好きだったな

競馬やパチンコなら合法なんだが…

カジノとかは紋章町ではOKなのかね?
闘技場がOKなんだから大抵OKだと思うけど
403助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 19:01:10.75 ID:vd+phosI
>>401
シャナンも加えてやってくれw

>>402
『ママチャリの系譜』にオッズが出てるだろ?
あとはわかるな?

ネタ投下します。3レス程でちょい短め。
404セリカ『姉さん』 1/3:2011/10/28(金) 19:02:58.54 ID:vd+phosI
セリス  「エフラム兄さんのバカッ! 僕だって……っ!」
 セリスはエフラム兄さんを怒鳴りつけると、目に涙を溜めて居間を出ていった。ドンドンドンと階段を駆け上がる音が聞こえる。自分の部屋かしら?
 私の目の前では、エフラム兄さんが天馬騎士の配置を間違えて、スナイパーに撃墜されたような表情をしてる。
ヘクトル 「お前、いい加減にしろよ」
エフラム 「…………何がだ」
ヘクトル 「すっとぼけてんじゃねえ。いい加減、弟離れしねえとホントに嫌われちまうぞ?」
エフラム 「セリスが無事でいられるなら、俺は嫌われても構わん」
ヘクトル 「それが駄目だっつってんだろ。表出ろ、このロリシスブラコン野郎。その石頭、
      かち割ってやる」
エフラム 「……黙って聞いていれば……! 上等だ……っ!」
 二人は立ち上がると大股で居間を出ていった。アイク兄さんが庭にいるから、ケンカがいきすぎたら止めてくれるはず。
エイリーク「……兄上が心配する気持ちはよくわかります」
リン   「でもさすがにあれは、ねえ? セリスも男の子だし」
マルス  「ウザいですよね、はっきり言って」
リン   「人が言葉を濁したのに、あんたは……っ!」
マルス  「うぐっ!? リン姉さん、チョークスリーパーはさす…が…に……ぐぺっ」
ロイ   「ああ、マルス兄さんの顔がどんどん青く……」
リーフ  「あれで喜んでるんだから、ある意味僕よりすごいよ」
ミカヤ  「それにしても、第一志望がオスティア学園ねぇ。エリンシアはどう思う?
      KINNIKU抜きで、真面目に」
エリンシア「もちろん、セリスちゃんの希望通りにいくのが一番ですわ。ただ、オスティア
      学園の厳しさは少し心配でもあります」
ミカヤ  「エリウッドはどうかしら?」
エリウッド「うーん、家計を預かる身からすると、オスティア学園の学費はかなり低くて、
      助かると言えば助かるんだ。だけど、授業についていけるかな?」
 いつもそうなんだけど、エフラム兄さんの過保護がセリスを怒らせちゃった。私と違って、滅多に怒る子じゃないんだけどね。
 ……な、なによ、私だって自分の性格くらい、ちゃんとわかってるんだから。
セリカ  「ねえ、アルム。ちょっとセリスのとこ行ってくるわね」
アルム  「……うん、わかった」
405セリカ『姉さん』 2/3:2011/10/28(金) 19:04:16.02 ID:vd+phosI
 アルムはちょっと驚いたみたいだけど、すぐに私の意図を察して微笑んでくれた。
 さすが私のアルム。愛してるわっ!

セリカ「セリス? 入っていい?」
セリス「…………うん」
 ドアをノックしてお伺いを立てると、少し間があってから返事をくれた。
 部屋は真っ暗で、セリスはベッドの上で膝を抱えて俯いている。
セリカ「エフラム兄さんって、時々ウザいわよね。ブラコンでシスコンでその上ロリコン疑惑
    まであるし。大切に想ってくれるのは嬉しいけど度が過ぎてキモいし重いしいい加減に
    してって感じ。その上頑固でこっちの言うこと聞いてくれないし」
セリス「……セリカ姉さん?」
セリカ「うん、セリスはここまで悪く思ってないわよね。でも、バカって言っちゃったこと、
    後悔してるでしょ? 酷いこと言っちゃったって」
セリス「……うん」
 私はセリスに歩み寄ると、そっと抱き締めた。
セリス「セ、セリカ姉さん?///」
セリカ「私もシグルド兄さんとケンカして酷いこと言っちゃうから、セリスの気持ち、
    よくわかるのよね。できるだけ早く謝った方がいいわ。
    じゃないと、言いづらくなっちゃうから」
セリス「……うん」
 私が離れるとセリスは立ち上がって、
セリス「ありがとう、セリカ姉さん。エフラム兄さんに謝ってくる」
 いつもの笑顔を向けてくれた。うん、やっぱりセリスは笑顔が一番だわ。
 私もたまには、セリカ『姉さん』らしいことしないとね。

終わり

おまけ
アイク 「……14998……14999……15000……」
 いつもの日課である素振りをこなしていると、玄関から二人分の気配。ヘクトルとエフラムか。二人とも、相当殺気立っているようだが。
 さっき珍しくセリスの怒鳴り声が聞こえたから、ケンカでもしたんだろう。
ヘクトル「鍛練中すまねえ、アイク兄貴。今からこいつと勝負すっから、立ち会ってくれ」
エフラム「アイク兄上、鍛練中に申し訳無い」
 二人の目が、やり過ぎたら止めてくれと言っている。
アイク 「わかった。好きな時に始めていい。自分たちの間合いで入れ」
 俺は腕を組んで二人の成り行きを見守る。
 仕掛けたのは、ほぼ同時。斧と槍が激しくぶつかり合う。最初は互角だったが、エフラムが徐々に押され始めた。
406セリカ『姉さん』 3/3:2011/10/28(金) 19:05:30.06 ID:vd+phosI
 エフラムの技に、いつもの冴えが無い。加えて、ヘクトルは絶好調のようだ。
 やがてヘクトルが完全に押し込んでいき、エフラムの槍を弾いた。
ヘクトル「もらった!」
エフラム「くっ!」
 ヘクトルが斧を振りかざした。エフラムの防御は間に合わない。俺は咄嗟に二人の間に割って入り、ラグネルでヘクトルの斧を受け止めた。
アイク 「そこまでだ、ヘクトル。勝負はついた」
ヘクトル「……ふぅ、度々すまねえ、アイク兄貴。助かったぜ」
 ヘクトルは斧を収めると、
ヘクトル「そこでしばらく反省してろ。頭冷やすまで家に入ってくんな、この馬鹿。
     オスティア学園にゃ、こんなに強い俺がいるんだから、お前は余計な心配
     しなくていいんだっつの、この阿呆」
 憎まれ口を叩いてさっさと家の中へ戻っていった。
 俺も声をかけようと思ったが、片膝をついて地面を見つめるエフラムは、今は話しかけないでくれと全身で訴えている。
 俺は何も言わずに、家の中へ戻ろうとした時、
セリス 「エフラム兄さん!」
 セリスが家から飛び出してきた。
セリス 「さっきは酷いこと言ってごめんなさい。でも、兄さんだって悪いんだよ?」
エフラム「いや、セリスが謝ることはない。俺の方こそ、すまなかった……」
 二人とも、どこかほっとしたような表情をした。
シグルド「ただいまー」
 残業で遅くなったシグルド兄さんが帰ってきた。
アイク 「お帰り、シグルド兄さん」
シグルド「ん? 三人とも、表に出てどうしたんだ?」
エフラム「……その、セリスを怒らせてしまって、な」
セリス 「でも、もう仲直りしたから!」
シグルド「そうか。仲直りしたなら、もういいんだ。それよりも、商店街でたい焼きを買って
     きたから、みんなで食べよう!」
セリス 「それじゃあ、僕、お茶淹れるね!」
 シグルド兄さんが買ってきたたい焼きは、焼きたてで温かかった。
 ひょっとしたら、一度家に帰ってきていたのかも知れない。
 やはり、シグルド兄さんには敵わない。

今度こそ終わり
407助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 19:10:26.81 ID:vd+phosI
投下終了
なんか急にお姉さんしてるセリカが書きたくなった
408助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 19:11:15.85 ID:Vtj3WNyV
>>404-406
いい話!
セリカはもっとこういう面が書かれていいよな

後、シグルド兄さん
そのたい焼きはちゃんとお金払ったんだよね?
俺の知り合いでさ、買おうと思ったんだけど
金が無いのに気付いて
受け取ったまま逃げちゃった女の子がいるんだよ
409助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 19:56:11.10 ID:OSGRtOlK
ふと思った
エフラムはセリスをルネス女学院に入れたいのではないだろうか?
あそこなら女子高だから悪い虫がつかん、みたいな感じで
オスティアは逆に男子校だから心配で仕方無いんだろうな
410助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 20:18:53.55 ID:537capQi
いくらなんでもエフラムはセリスだからといって女学院に入れるような頭じゃないだろ。ターナっていう、危険人物も
いるし。オスティア学園とルネス女学院の中間の高校ってないんだろうか。主な、卒業生エッツェル、ルセア等
411助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 20:52:55.13 ID:bXWDPdAX
>>404-406
GJです! お姉さんらしいセリカってなかなか見れないから何か新鮮だ。
いつもはアルムとキャッキャウフフしててシグルドに邪魔されるとか、
アルムを巡ってジャンヌと女の戦いを繰り広げている事が多いし。

そもそも、エフラムってセリスの事を弟だと思っているのか、妹だと思っているのかが謎。
前者……とは思えんし、やっぱり後者……?
しかし、セリスをルネス女学院に入れたらラナオウとユリアが追って来て修羅の国と化すのでは?

話は全く変わりますが、ノイン実況員が恋人さんに返事をしようとしたら
何故かネタ化してしまったので、ついでに投下。

>>392
ノイン  「こちらこそよろしくお願いします、恋人さん!
      恋人が出来て、もうモテない彼氏ナシごめんなさい教のご本尊の私からはおさらばでありますっ!
      今、この時より、私は乙女力成長性A(超スゴイ)の真・ソードマスター・ノインとなりましたっ!
      女は頂上を目指すもの、恋人と共に更なる高みへと登って行きますっ!!」
エルフ  「ですが、アナタの胸の成長性は未だにE(超ニガテ)なんじゃないでしょうか?」
フィーア 「そうですわね。ノイン、あなた背番号がバストサイズなのではなくて?」
ノイン  「9pって何だよっ!? 私の胸はアンタの10分の1以下かっ!?
      っていうかそれ人間じゃねえっ!!」
フュンフ♂「国債の格付けでは一番良い状況(AAA)なんだけどな」
ドライ  「もっと小さいんちゃうか?」
アハト  「武器レベルで言えば、SS(スーパースモール)より小さい☆(測定不能)だよ」
アインス 「兄弟家のバストサイズを武器レベルで判定するネタがどこかにあったような……?」
ノイン  「いいもん! これから成長するんだからっ!! しかし、これで私もリア充の仲間入りっ!
      いや〜、私も一度、リア充爆発しろとか言われてみたかったんですよね」
ツヴァイ 「そうだったんですかっ、じゃあ僕が求人広告を出しておきますねっ!」

*********************************
リア充を爆発させるだけの簡単なお仕事です!!

ロプト教団では義勇兵を募集しています
恋人のいないそこのアナタ! 一緒にお仕事してみませんか?
リア充共のお尻に爆竹を詰める程度の簡単なお仕事です!

資格:問いません。リア充を爆発させたい意志を持っている方なら誰でもOK!
給与:歩合制 ※活躍にともなう褒賞アップあり
待遇:経験者歓迎、未経験の方も丁寧にお教えします
    土日、祝日働ける方歓迎
    髪型・服装自由、職場直行直帰可
勤務地:紋章町各地
勤務時間:ケースバイケース
採用数:若干名
応募:竜王家使用人、十二魔将の誰か(ノイン以外)まで

★今すぐ働けない方は登録だけでもOKです!
*********************************

ノイン  「あっ、こらっ!! 勝手に変なもの募集するなっ!! これ冗談だから応募しないで下さいよっ!!」
ツヴァイ 「え〜、僕は本気なのに……」
ズィーベン「仕方ねえ、とりあえず目の前のリア充を望み通り爆発させてやろうか」
ツヴェルフ「ブラギ神108の魔法の1つ、菊花爆雷用意っ!」つ爆竹
ツェーン 「ちょっと待ってくれ、破裂音と共に服の中から紙テープが飛び出すように細工しないか?」
ノイン  「人をカエルやパーティークラッカーみたいな扱いするなぁっ!!」
ゼクス  「そうですよ。皆さん、あんまりノインさんをいじめないで下さいね」

ユリウス 「お前ら遊んでないで仕事しろよ」
ユリア  「とりあえず全員減俸3ヶ月ね」
412助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 21:59:05.69 ID:qZg3zkuM
某大賢者「これぞ天職じゃ!」
413助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 22:30:30.99 ID:KX2CThbL
>>412
ゲ・ミ・ツァ「「「させるか−!!」」」トライアングルアタックverD
某大賢者「ぬわー!」
説明しよう。トライアングルアタックverDとは、まずミレディが急降下突撃を仕掛け、崩れた相手を低空から迫ったツァイスが刺して急上昇し、上空で待機していたゲイルが降下の勢いを生かしてツァイスと交差するように相手を切り裂く連携である!
414助けて!名無しさん!:2011/10/28(金) 23:59:10.99 ID:F91wvjm7
>>400
ガタッとかしてないでアイク入れたら四人なんだから大人しく四人でカービィやっとけw
415助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 00:26:54.22 ID:GCir+hxd
リーフ「>>411に応募するぞ!パントさんグレイドさんゼロットさんハーケンさんアベルさんレヴィンさんらおねいさんと幸せに生きてるリア充どもに非リア充の僕の嫉妬を思い知らせてやる!」
416助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 00:39:58.33 ID:NNHGCB1E
>>415
イシュタル「今何つった?」つトールハンマー
クレイン「非リア?君が?」つミュルグレ
セティ「覚悟は」つフォルセティ
レイヴァン「出来てるな?」つリガルブレイド

アッーコノヒトデナシー!!
417助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 10:09:42.85 ID:VoD2XKiC
>>394で思わず「おっ!」と期待がたかぶったものの、
>>395で「ですよねー」とかやっぱりオモチャタ。
もういっそのこと、アイクが"爆発"しないんなら周りが爆発すりゃあいいんだよ。



ドカーン

カキーン(アイクノーダメージ)
418助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 10:17:06.09 ID:NrMcozDL
>>417
何wwでwwそwwうwwなwwwるwwwんwwwだwwwよwwwwww
419助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 12:28:49.64 ID:feZ9z4wP
ナンナとかに好かれているのを思うと非リア充とはいいがたいかも知れないけど同時に好みの層には何万回ナンパしてもフラれ続けて嫌われてる事を考えるとリア充とも言い難いのがリーフ
シグルドとならんで兄弟家の非リア充ポジション担当ではなかろうか
しかも非リア充仲間と愚痴る事もできないという
420助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 12:30:14.75 ID:FvQ38ZcZ
>>411
ノインへ
今度の、木、金空いてる?
デートしよう!
どっか行きたい所ある?あ、でも、紋章町の名所ってどこなのかな?
ヴェルダンみたいな、景色が綺麗な所がいい?
アカネイアみたな豪華絢爛な所がいい?
何処に行ったとしてもノインと楽しめるから
俺の事は気にしないでいいよ!またね、大好きだよ!
421助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 12:36:56.29 ID:Ejtb0VGL
>>420
ネタというよりも個人的なチャットでのやりとりみたいになってるからそろそろやめてもらいたい
420はFEキャラでもないしモブキャラでもないのに
モニターの前の420自身をネタに登場させてるような感じがしていやだ

ここはFEキャラとおしゃべりするなりきりスレみたいな場所じゃないんで
それに返事するネタ作者さんの負担も考えなさいよと
422助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 13:16:38.15 ID:DOVsj+gF
チャットもなりきりもネタどうこう以前にスレ違いだな
まあ流石に本スレでする話じゃないので後はこっちでよろしく

http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/
423助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 13:30:47.18 ID:FvQ38ZcZ
>>421
言われると思ったから
これで最後にするつもりだったよ

皆様ごめんなさい
424助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 13:54:18.06 ID:vn/P0SwL
>>414
ユンヌ「四人同時プレイとか聞き捨てならないわ、私も混ぜるべき」
425助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 14:11:33.59 ID:ab5kvHzv
>>424
アイク「そんなにやりたいのか。仕方ないな、変わろう」
四人娘「「「「あれー?」」」」
426助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 16:09:53.09 ID:UrfLa8PE
『ママチャリの系譜』作者です。
FEキャラとかではなかったので、正直どうしようか困ったんですけど、
ネタ設定でのノイン実況員の性格を考えた上で選択しました。
スレ違いではないかと思いつつも安易にOKしてしまった為、
こちらにも全く非がない訳ではありません。
皆さん、ごめんなさい。

ただ、ネタの為とはいえ、特に設定のない十二魔将の連中を勝手に性格付けしていますが、
そのキャラに好意を持ってくれているのは嬉しい事です。
>>423さんも、自分の好きなFEキャラとカップリングさせたネタを書いてみてはどうでしょうか?
設定とかはどれだけ使ってくれても構いませんし、便乗ネタだって歓迎しています。


えー、まあ、そういう訳で、重苦しい空気はこれぐらいにして、>>373-378の続きを投下します。
427ママチャリの系譜 第2章:2011/10/29(土) 16:11:08.70 ID:UrfLa8PE
85.5

フュンフ♀「ど〜も〜、あらすじ担当の竜王家使用人、背番号5番、
      スナイパー・フュンフ・トラキアモードで〜す。今回から前回投下分の順位変動も入れていきます。
      但し、開始→終了時点の順位ですので、ご了承下さい。
      開始時点での順位が書かれていないチームは、結果的に順位が変わらなかったチームです。
      では、早速、前回>>373-378終了時点の順位と大まかな展開を見て行きましょう!」

前回終了時点の状況、順位
───────────────────────────────
アイ              ホリ             |          
 レイ トリ                    レク |コプ・クロ     進行方向→
  ハン            ヨハ ラク            |
───────────────────────────────

順位変動    マシン名          搭乗者         現ドライバー   単勝倍率
     1位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード        12.1倍
7位→2位:1 やらないか         アゼル&レックス      レックス         9.2倍
     3位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     ラクチェ         1.9倍
2位→4位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン         10.8倍
     5位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハルヴァ    14.3倍
4位→6位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ   トリスタン       17.0倍
6位→7位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル    20.4倍
     8位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   レイリア      15.6倍
     9位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ        7.5倍

・クロードが菊花爆雷(爆竹)でホリンとラクチェを攻撃。両チームクラッシュの危機に陥るが、
 シャナンのナビゲートで見事に回避、ラクチェは2位に浮上。
 なお、シャナンは市中バニーの上、打ち首獄門島の刑に。
・ホリンは5位に、3位4位に上がったトリスタンとヨハルヴァでバトル開始。
 トリスタンの『見切り』は失敗に終わり、ヨハルヴァが3位に上がる。
 更にトリスタンとラドネイが痴話ゲンカ(?)を始め、6位にまで順位を落とす。
・ホリンとラクチェが再びクロードに襲いかかるも、ブラギバルカンで失速。
 ラクチェの後ろにいたヨハルヴァも失速し、レックスが漁夫の利で2位に上がる。
・今度はレックスがクロードに挑むが、錫杖ディフェンスで道が完全に遮断され、ブレーキを余儀なくされる。
・7位以下の下位グループは巡航モードに入る。
・セーラさん曰く、ユグドラルは変態の巣窟らしい。

フュンフ♀「以上、前回のあらすじでした。でも、ユグドラルが変態の巣窟って言うのは失礼ね!
      そりゃあ、ホモやロリコン、葉っぱに腐女子、愛を語る変態やKINSHINの女王とかいるし、
      裸エプロンや裸マントやFUNDOSHI一丁や覆面マントにパンツ一丁でレースに参加する人達とか……
      あれっ? 思いっきり変態の巣窟じゃんかっ!? あーーーっ、もういいっ、レース再開よっ!!」
428ママチャリの系譜 第2章:2011/10/29(土) 16:12:30.13 ID:UrfLa8PE
86

アイラ  「ふむ、どうやら前は一段落したみたいだな、そろそろ行くか」
ティルテュ「よーし、いっちゃえ〜、アイラちゃん!」
ノイン  「おっ!? そして、ここで下位グループに動きがありました! テクニックのいらないこのコースで、
      伸びを見せたのは、サーキットの珍獣ぱんださん号、アイラ選手!」
アイラ  「ふっ」
ギュイーーーーーン!!

─────────────────────
 アイ──────────→        ホリ
    レイ   トリ
      ハン               ヨハ    ラク
─────────────────────

レイリア 「あら」
ハンニバル「ほう、ここで仕掛けるか」
トリスタン「行ってらっしゃ〜い、女将さん」
ラドネイ 「だから、何でそう簡単に前を譲るんだよ!?」
トリスタン「譲り合いの気持ちで安全運転!」
スカサハ 「交通事故ゼロ運動!」
リーン  「思いやりとマナーは大切です!」
ラドネイ 「だからってレース中にそれをするんじゃない!」
トリ・レイ・ハン「「「だが断る」」」
ラドネイ 「誰かこいつら黙らせてーーーっ!!(´;ω;`)ブワッ」
トリスタン「ヒャッハァーーーっ! 相変わらずいい声で啼きやがるぜ!
      どんなに喚こうが、お前を助けてくれる奴なんかここにはいないのによう!!」
ラドネイ 「何で私、こんな奴と組んだんだろ…」
リーン  「幼馴染みだからでしょ?」
ノイン  「談笑しながら巡航する人間火炎放射器ゴリアス田中さん、勇者鈍行トラキアエクスプレス、
      お好み焼カー・大万福丸の3台を一気に追い抜き、最下位を脱出だ!」
ヨハン  「おや、我が愛しのラクチェの母君ではありませんか」
アイラ  「相変わらず変わった男だな。店ではお得意様だが、レースは手加減しないぞ!」
ノイン  「珍獣ぱんださん号、ヨハヨハ兄弟の愛のマシン、パルちゃん号とサイドバイサイドで
      同率5位となっております!! レースは現在3つの集団に別れて進行中!」
エルフ  「ここで現在の順位を整理してみましょうか」
ノイン  「トップ2台は、黄金の神の使徒ギルガメス、紫色をしたいい男達のマシンやらないか号」
クロード 「錫杖ディフェンスの効果は大きいですね」
コープル 「ブラギ神よ、感謝します」
レックス 「神父の前に、あいつを食っちまうか」
アゼル  「彼の未来を捻じ曲げるような事はしないで!」
ノイン  「少し離れて中位グループは、3位緑の流星シューティングスター、
      ほぼ真横に月の支配者アリス・ムーン、流星の真後ろには愛の狩人・パルちゃん号、
      愛の狩人とサイドバイサイドにつけるは地上最強の生命体ぱんださん号!」
ラクチェ 「くっ、まさかあんな手を使ってくるなんて…」
ホリン  「クロード……思ったより厄介な相手かも知れんな」
ヨハン  「ヨハルヴァ、ラクチェの隣まで行ってくれ。そろそろ彼女に愛の言葉を囁きたいのだ」
ヨハルヴァ「断るッ!! つーか、お前は黙ってろ!!」
アイラ  「戦局は膠着状態か……」
ノイン  「また少し離れて最後尾グループは、ほぼ同率7位で青と白のミッドシップ・大万福丸、
      青き勇者特急トラキアエクスプレス、FUNDOSHI姿の人間大砲・ゴリアスティーノ田中が続く!!」
セーラ  「ここまで、ほとんどのチームがクロード達にやられているわね…」
ドロシー 「少なくともエリミーヌ教団にはあんなセコい魔法ありませんよ」
429ママチャリの系譜 第2章:2011/10/29(土) 16:13:52.15 ID:UrfLa8PE
87

シャナン 「こうなっては仕方が無い、ここで差を詰めて泉で勝負をかけよう」
ラクチェ 「分かりました!」

────────────────────────────
   トリ                   ホリ              |
レイ                  アイ       ┌─→レク   |クロ
  ハン                 ヨハ  ラク──┘       |
────────────────────────────

ノイン  「さあ、ロングストレートの攻防も後半戦! ここでトップ集団に肉薄してきたのは、
      またしてもシューティングスター! まずはレックス機、やらないか号に照準を合わせたか!?」
ラクチェ 「悪いけど、そこをどいてもらうわよ!」
アゼル  「君は確か、アイラさんとこの…」
ノイン  「スリップストリームにつく流星のプリンセスっ! やらないか号ナビシートの美脚アゼル君と
      視線を合わせ、今、スリップストリームから抜け、オーバーテイクの体勢に入るっ!!」
アゼル  「レックス!」
レックス 「そう簡単にはイかせねえぜ!」
シャナン 「何か引っかかる言い方だな…」
ノイン  「しかし、やらないか号も粘るっ! ホモセクシュアルスピリッツと
      お星様の輝きがぶつかり合うぞっ!! 意地と意地の激突! イージーウェイ!!」
ラクチェ 「貰ったっ!(グオッ!!)」
レックス 「ぐっ!!」
ヨハン  「おお〜、ラクチェ。君の戦う姿は美しい…」
ヨハルヴァ「変な事言ってねえで追うぞ!」
ノイン  「これは行かれたっ!! 黄金の聖闘士への挑戦権をシューティングスターに明け渡したレックス選手!
      ユグドラル学園最強のスポーツ少女に死角なしっ!! 既に自転車も己の一部と化したかっ!?」
セーラ  「流石に1番人気は伊達じゃないわ」
エルフ  「うちの一員(十二魔将)に欲しいですわね」
ノイン  「お前が欲しい! そうだ、君が欲しい! アイニードルユー! 私はお前が針っ!!
      直訳して戻すと変な言葉になるシリーズだっ!!」
エルフ  「訳が間違ってますから」

ノイン  「さて、トップをひた走るギルガメスがそろそろたんぽぽ小道の出口に辿り着こうかという所……
      おおっと!? ここで、大熊座の化身、くまさんアイラ猛加速ッ!!」
アイラ  「フンッ!!」

─────────────────────┐
        ホリ                      |
  アイ────────→                 |
     ヨハ             レク  ラク       .|
────────────────┐ クロ    .|

ティルテュ「ばいば〜い!」
ホリン  「何ッ!?」
デイジー 「はわっ!?」
ヨハン  「むっ?」
ヨハルヴァ「速ぇっ!」
ノイン  「急激なオーバーラップに前走2台がブロックし切れません!!
      地上最強の生命体が遂にその本性を現したのか、サーキットの大熊座、アイラ選手!!」
ティルテュ「あはは! アイラちゃん、はっや〜い!」
アイラ  「まだまだ、これからだぞっ!」
ノイン  「完全にフリーとなって、前線へ切れ込んで行くぱんださん号!
      絶妙なタイミングでギルガメスの錫杖遮断機が無効となる小道の出口へ!」
エルフ  「これは…このタイミングでのオーバーテイクを狙っていましたね、アイラ&ティルテュペアは」
ノイン  「弱点を読み尽くしたアイラ選手の歴戦の勇士としての勘かっ!?
      しかし、ロングストレート出口はカーブとなっている! このスピードで曲がれるのか!?」
アイラ  「やれるさ!!」
430ママチャリの系譜 第2章:2011/10/29(土) 16:15:03.79 ID:UrfLa8PE
88

───────────┐ズザザザザッ!!!!           |       /.|
 アイ____________                     |  ラク   ↓ |
                      |.   /                 |  |   ↓ . |
                │  /            →       |  ↓   ↓  .|
──────┐ レク    .| ./ギュイーーーン!!             |   クロ     |
            |        │/                       |        |
            | ラク     /                     |        |

ノイン  「うおおおおおおおっ!? ドリフトッ!! 熊と猫の混合物ぱんださん号、
      タックルドリフトでコーナーをクリアだぁっ!!」
ティルテュ「キャハハハハハハッ、アイラちゃん、すっご〜い!!」
アゼル  「流石はアイラさんですね!」
シャナン 「全く衰えてないな」
ラクチェ 「今度は母さんね、でもその前に!」
ノイン  「完全にマシンを支配下に置いている! 恐るべし、流星軒の女将アイラ選手ッ!!
      ドリフトしつつ、アウトからやらないか号を追い越し、トップのギルガメスに急接近ッ!!」
コープル 「今度はラクチェさんとアイラさんです! どうしましょう?」
クロード 「流石にこの2人を同時に止めるのは、厳しいですね……」
ノイン  「そして、インからは、シューティングスター、流星ウェイトレス・ラクチェ選手が襲いかかる!
      内から女給! 外からくまさん! この超加速母娘を止められるか、クロード&コープルペア!」
ラクチェ 「今度こそトップの座を明け渡してもらうわよ!!」
シャナン 「気をつけるんだ、ラクチェ!」
ティルテュ「しんぷさま〜、いっくよ〜!」
アイラ  「クロード卿、お命頂戴つかまつる!!」
セーラ  「いや、命取っちゃダメでしょう!」
クロード (シャナン殿がいるとはいえ、ラクチェさんは単純な方ですから、後でどうにでもなるでしょう。
       ここで止めておかないと厄介なのは、むしろアイラ殿!)
クロード 「コープル!!」
コープル 「はいっ!! 錫杖ディフェンス・マークU!!(スッ!!)」
ノイン  「アイコンタクトで技を発動させるクロード&コープルペア!!
      錫杖をコーナリング中のアイラ機ぱんださん号に突き出すッ!!」
アイラ  「ッ!?」

│ ヨハ  レク  ..|
│           |
│        アイ .| キキーーッ!!
│        \ | ガガガガガガガッ!!
│  ラク    └┐
│    クロ    └→

ノイン  「流星軒女将・アイラ選手、不安定なコーナリング中を突かれ、
      たまらずグラベル(非舗装路面。いわゆるコース外)に突っ込んだあっ!!
      大クラぁぁぁッシュうううううッ!!!」
ラクチェ 「母さんっ!?」
ティルテュ「きゃあああああっ!!!」
アイラ  「なんのっ!!」
ググッ!! キキーッ!! ピタッ
ノイン  「いやっ、グラベルに突っ込んでチェーンストップはしたが、
      ドライバーとマシンは無傷っ!! 無傷ですッ!!」
ティルテュ「ふえぇ、たすかった〜。もー、しんぷさまのいじわる!」
シャナン 「流石はアイラだな」
エルフ  「物凄いマシンコントロール力の証拠ですね。猛烈なダッシュから果敢なドリフト、
      そして、クロード&コープルペアの神の魔法を食らってなお立ち上がる耐久力!」
ノイン  「敗れはしましたが、その勇猛なプレイに観客スタンドから拍手とアイラコールが巻き起こります!!
      そして、後続グループに混じって6位でリスタート!」

続く
431助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 18:03:24.00 ID:iDuuyeyt
>>427-430
すげえ、GJだ!
なんかアイラとラクチェこの親にしてこの子ありだなと感じさせるな
それにエフラムとシャナン他ロリコンの人たちって結構しっかりとした人たちが多いのな
432助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 19:09:34.63 ID:296TjrMc
>>422
このスレの住民のモラルの高さに素直に感動した
433助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 19:24:53.56 ID:vn/P0SwL
>>425
ユンヌ「アイクが抜けたら意味ないの!私はアイクとプレイ…もとい、口うつしプレイがしたいの!むしろリアルに口うつしさせて!」
ミスト「なんかわけわかんないこと言ってるけど…」
ワユ「訂正する前も後も両方ダメじゃん…」
イレース「でも、あの正直さはある意味羨ましいです…」
434助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 20:25:56.21 ID:Fl2V0UD7
>>427-430
GJ!
もしラクチェが十二魔将に加わったら
誰か一人 ク ビ になるんじゃないか?
ラクチェは剣士系だから、ノインは再就職先を探した方がいいな
もしの話だが

>>433
リーフ「はいはい押入れ押入れ」つ【メダリオン】
ユンヌ「ちょっと最近厳しすぎいやあああああっ!」
ロイ「あれ?マルス兄さんは?」
リーフ「カービィのゲーム画面見るの、もう限界だって部屋に戻った」
435助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 21:14:14.29 ID:p/2GfYT5
>>427-430
GJだぜ
そしてクロードや、お前さんは本当に聖職者なのか……
まぁこのスレの神父、シスターはだいたい問題があるけどな
ん?なんか光魔法の詠唱があちこちから……

>>432
それは常々思う
ジャファルさんのおかげでもあるんだろうけど
あとは絵師さんも帰ってきてほしい、と思うのは贅沢だわな……


あとまったく関係ないんだが>>434
>誰か一人 ク ビ になるんじゃないか?
の部分が
>誰か一人 ビ ラ ク になるんじゃないか?
に見えた俺は重症みたいだ
436助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 21:21:10.88 ID:1VPd4KK9
>>435
ユンヌ「にょほほほほほ!そんなカオスをほっておくユンヌちゃんじゃないわよ。集えカオスのパワー!
この書き込み時間の一番下の桁でビラクに変化する人が決定します!」

0か1で…ヘクトル
2か3で…セティ
4か5で…マルス
6か7で…リーフ
8か9で…ビラク本人(つまり変化なし)

ユンヌ「人選?ユンヌちゃんが個人的に面白い反応返してくれそーな連中をチョイスしたわ。チェイニーの変身と同じで10ターンくらいで元に戻るから安心してね。それっ♪ビラクにな〜〜れ♪」
437助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 21:22:05.03 ID:1VPd4KK9
ユンヌ「…ちっツマンネ。これじゃ変化ないじゃないの。いつも私を閉じ込めやがるマルスがビラクになればよかったのに」
438助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 22:25:58.20 ID:aEFd+VuV
サラ「はい、到着っと」
ミルラ「お邪魔します…」
アメリア「師匠、お邪魔します!」
エフラム「お前ら…人の部屋の押し入れからワープで出てくるのは止めろと…」
サラ「まあいいじゃないの、細かいことは。…あら、兄様が今やってるのってカービィの新作じゃないの」
エフラム「ああ、アイク兄上が買ってきたんだ」
ミルラ「サラが買ってたから、私たちも昨日三人で集まってやってたんですよ」
アメリア「あ、じゃあみんなでやりませんか?ちょうど四人いますし」
エフラム「そうだな、そうするか」
アメリア「よーし、じゃああたしはワドルディ使おっと。師匠の槍の一番弟子として!」
ミルラ「あ…じゃあ私は…メタナイトで。同じ翼持ちだから…」
サラ「じゃあ私はデデデ大王でいいわ。まあハンマー持つことなんて一生無いだろうし、ゲームの中ではってことで」
エフラム「よし、じゃあ行くか」

アメリア「あー、また当たっちゃった…」
ミルラ「私も体力が…」
サラ「私もちょっとやばいかも…ほら兄様、食べ物回収して。で、口うつし急いで」
エフラム「それはいいんだが…お前たち、ちょっとダメージ食らいすぎじゃないか?もうこのゲームには慣れてるんだろ?」
アメリア「あ、あはは…」
ミルラ「わ、まだ私はそんなに慣れてなくて…」
エフラム「それに…ダメージ受けてるやつが直接食べ物を取ればいいんじゃないか?」
サラ「細かいことは気にしないの。ほら、また食べ物出たよ。ちゃんとみんなに口うつしよろしく。…もちろん私にもね」
エフラム「何か釈然としないな…」

特に脈絡は無いが自分のカービィクリア記念ということで
しかし画面上のキャラでとはいえ目の前のプレイヤーが操作して口うつしってのは色々とアレだ…兄弟家でやると特に
439助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 23:50:46.83 ID:vn/P0SwL
エフラム「今度のカービィの槍捌きは見るべきものがあるな。槍を頭上で回して飛行したりしていたが、俺にも出来るだろうか…」
サラ「それは流石に人間辞めないと出来ないと思うの」
440助けて!名無しさん!:2011/10/29(土) 23:56:57.50 ID:DOVsj+gF
アイク「何事もやらなければわからん、お前ならできるさ」
ロイ「アイク兄さんが言うと無駄に説得力あるよね…」
441助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 11:46:04.27 ID:PIMd7wo2
その理論なら回転斬りで空も飛べるはず

エアー
442助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 13:05:26.95 ID:H8zcIVNE
実際スマブラで上昇する事もできますしね、回転斬り
443助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 13:23:49.53 ID:Skcq8+zQ
マルス「まあ空中でもう一度跳躍すること自体あれと言うか何と言うか」
ロイ「僕も最初はすごくビックリしたよ。まあ、こっちに戻ってからは出来なくなっちゃったけど」
アイク「…? 何だ、お前達はこっちでは出来ないのか?」
マルス・ロイ「!?」
アイク「俺は出場が決定してからこっちで特訓して体得したんだが」
マルス・ロイ「!?」
ヘクトル「おいおい…」
エフラム「そう言えば水の上を走るネタも以前あった気が」
ヘクトル「おぉ…」
444助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 14:06:03.79 ID:PIMd7wo2
やはりアイク兄さんには敵わないのか…
そういえばリンも空中走れなかったか、アシストで
445助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 16:47:39.65 ID:53j097I6
昔から傭兵が画面から飛び出るくらいジャンプしてたりするし
多段ジャンプも槍で飛行するのも「頑張ればできる」の範疇なのかもしれない
446助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 16:51:56.10 ID:Vtx/rK+3
外伝の魔戦士とかも自分の身長の数倍のジャンプをしてるものな
447助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 16:59:06.36 ID:Dova3QEU
マンマミーヤ
448助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 19:01:44.24 ID:slY9GOyN
ヒゲてめぇは自分自身がバネになって数倍どころか数十倍の跳躍力を手に入れただろ
449助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 19:35:42.58 ID:YLpN+Zo6
>>447
マルス「うわああアあああアああアアあああアアぁァ!!!!?」
ロイ 「出たー!シャークさんのトラウマコンボだ!」


…ジャンプ力の件だが、GBA三作のソードマスターと勇者もたまには思い出してやって下さい…
450助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 20:09:46.52 ID:Vls7ql+y
そういえばCC前のエリウッドも必殺でジャンプしてたな
451助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 20:12:25.76 ID:Vtx/rK+3
レイドリック相手に普通の武器で暴れまくるマリータの運動量は凄まじく爽快
十九回攻撃とかして虐殺してくれる
452助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 20:49:18.98 ID:YLpN+Zo6
連レスすまんが、そういえば明日はハロウィーンだったな
453助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 21:00:30.41 ID:Vtx/rK+3
魔女 サラ様
狼男 オルグ
吸血鬼 レイドリック男爵
フランケンシュタイン ヘクトル
スケルトン スケルトン

こんな感じかね
454助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 22:05:30.48 ID:Vls7ql+y
魔女コスのサラ様とか似合い過ぎwwww



エフラム「明日はハロウィンか…お菓子を多めに用意しておかないとな」
ヘクトル「お前、ホントそういうの好きだよな」
455助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 22:57:22.09 ID:y+NMP1GX
エフラム「そう言いつつその後ろ手に隠しているお菓子満載のバスケットは何だ?」
ヘクトル「バッ……こ、これはそういうんじゃねーよ!」
エフラム「じゃあどういうんだ。まったく、デブのくせに変なところで女々しいやつだ」
ヘクトル「あんだと?」
エフラム「やるか?」

ミルラ「……」
チキ「悪戯しに来たら変な感じー」
ファ「けんかー?」
アメリア「ち、違うんじゃないかな?」
サラ(なんだかんだ言ってもエフラム兄様と一番仲がいいのは彼よね。さすが兄弟ってところかしら)

エフラム「ならば今日こそ決着を」
ヘクトル「おう、上等だぜ」
アイク「おいお前達、明日は仮装すれば飯をもらえる日だと聞いたんだが本当か」
二人「「自重しろよ!」」
456助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 23:02:47.72 ID:abbs/bWR
ユリア「え?ハロウィンって、お菓子をだしにして意中の方にいたずらをしてもいい日ですよね…?」
457助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 23:16:24.67 ID:l0PunGMB
アイク「どうして俺の前に立った…
    食い物を置いていかないと
    悪戯してしまうぞ…」

もはや恐喝・脅迫のレベル
嫁候補たちは喜びそうだが
458助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 23:21:40.51 ID:Vtx/rK+3
>>455
リリーナ「ポリポリポリ…」
ヘクトル「どうだ美味いか?」
リリーナ「ええ、ありがとうね兄様」
ハクトル「そうかそうかガハハハハ!」

リリーナ(本当は悪戯かお菓子を食べるか選んでもらって兄様にいっぱい砂糖菓子たべさせて太らそうと思ったんだけど…
      こんなに喜んでくれるならこれもありね…うん、たまにはいいわ)
459助けて!名無しさん!:2011/10/30(日) 23:52:41.75 ID:JpDNjnic
>>455
ビラク「へっきゅん!トリックオアトリート!」
ヘクトル「ほらよ」つお菓子
ビラク(これじゃあイタズラ出来ないZE)
ヘクトル「トリックオアトリート」
ビラク「お菓子は持ってないがへっきゅんのイタズラなら大歓迎だZE!」
ヘクトル「そうか…。俺のイタズラはかなり痛えぞ!今日こそくたばりやがれ!!」つハルベルト必殺
ビラク「アッー!」

ヘクトルはリリーナビラクから身を守るためのお菓子はしっかり用意してるけどフロリーナやファリナに対する警戒はなさそう。
リンもヘザーさん対策にお菓子を用意してそうだけど他を忘れてる気がする。
セリスはユリウスにイタズラするのかされるのか分からない。
エリウッドとシグルドは想像つかないなぁ…
460助けて!名無しさん!:2011/10/31(月) 00:28:00.23 ID:qRrP4rVX
お菓子をあげたらそれはそれで喜びそうだw
へっきゅんからの愛のプレゼントとか思いそう
461助けて!名無しさん!:2011/10/31(月) 01:03:17.88 ID:lbmwGPw4
ハッピーハロウィーンだ、諸君
ギャグではない長めの投下になるが勘弁してくれ


今年も、かわいい怪物たちがやってくる。
毎年、変わる変わる影で貯めたお金で衣装を作ってあげていたわね。
今はもうやらないけれど、思い出は、今も鮮明に。
462世界で一番のとりーと:2011/10/31(月) 01:08:59.85 ID:lbmwGPw4
「あねうえ、ただいまー!」
「…籠いっぱいのお菓子はいいとしても、何故ボロボロなのシグルド?」
「えっとね、ディアドラからおかしもらおうとしたんだ。
 そしたらアルヴィスが『ぼくが先だ』っていうから…」
「だからといって神器でケンカするのはやめなさい…。
 っていうか、子供が子供からお菓子貰う日じゃないでしょ」
「えー?でもおかしくれたよ。ほら!」
「はぁ…まぁいいわ、楽しかったなら何よりね」

「…何故肉が籠いっぱいなのかしら、アイク」
「みんなが、おかしといっしょにこれも食えって」
「女の子もいっぱいくださってましたわ」
「もう、みんな貰う側でしょうに。エリンシアはどうだったの?」
「はい、みなさん、わたしにもこんなにくださいました!お茶といっしょに食べましょう!」
「ええ、そうね」

「ヘクトルはいいとして、何故エリウッドまでボロボロなの?」
「何でおれだけいいんだよ、ひどいぞあねうえー!」
「ふぃ、フィオーラと、ニニアンが、こ、こわかった」
「どっちのかそうがかわいいかって、たたかってた」
「あぁ、成程…あぁよしよし。それで、ヘクトルのほうはどうしたの?」
「……えっと」
「大丈夫よ。怒らないから、正直に言って御覧なさい?」
「大きいやつらが、小さい子からおかしとってたから…ごめんなさい」
「そうだったの…いいことをしたわね。謝ることなんてないわ。
 さぁ、みんなでお菓子を食べましょ?」

「エイリークは籠のみならず他に袋たくさん貰ったのね…」
「学校の友だちが、たくさんくださいました!
 とくにラーチェルとターナはわたしたちにと、たくさん!」
「…だから子供が子供から貰う日じゃないのに。エフラムは少ないけどどうしたの?」
「…なんか、小さい子がたくさんよってきて…」
「トリックオアトリート、と。ほんと、小さい子に優しい子ね」
463世界で一番のとりーと:2011/10/31(月) 01:10:22.55 ID:lbmwGPw4

「マルス、どこで何をしたらこんなにお菓子をもらえるのかしら?」
「大人の人のひみつをいろいろ言ったらこんなにもらえました。
 あ、リンねえさんがおこるからないしょ――」
「マールースー?」
「あ、やばっあだだだだだだごめんなさいごめんなさいいいいいい」
「…いつもどおりねぇ。リンはどう?沢山貰えた?」
「うん!おねえちゃんもいっしょに食べよーね!」
「ええ、そうね」
「あだだだだだだだやめてやめてごめんなさいいいいいい」

「なんだか嬉しそうね、セリス。楽しかった?」
「うん!ユリウスとユリアに会ったけど、二人ともすっごくかわいかったんだよ!
 それでね、二人といっしょにいっぱいおかしもらってきたの!」
「…リーフは?」
「うんとね、すぐ『きれいなおねえさんからおかしをもらうぞー!』って」
「いなくなったのね」
「うん」
アッーコノヒトデナシー!
「……」
「どうしたの、おねえちゃん?」
「なんでもないわ。たぶん、すぐ帰ってくるだろうし」
「?」

「二人の仮装は本当にぴったりねぇ。作った甲斐あったわ」
「うん!ウェディングドレス、かわいいねっていっぱい言ってもらったの!」
「ぼくも、セリカとおそろいのいしょうがすてきだねって」
「うんうん、やっぱりフランケンと花嫁の組み合わせはいい感じね」
「KINSHINは許さ」
「たまには黙りなさいシグルド。あんたテスト前でしょ」
「(´・ω・`)」

「ロイ、一人で大丈夫だった?」
「一人じゃないよ!ウォルトとか、いろんな子と回ってきたんだ!」
「そう、それはよかったわ」
「だれが一番かわいいってきかれたけど、そんなの決めれないからこまっちゃった」
「…罪作りな子ね。でも、皆と一緒なら楽しかったわね」
「うん!おかしもいっぱいもらったし!」
464世界で一番のとりーと:2011/10/31(月) 01:11:41.52 ID:lbmwGPw4

 写真の中の可愛いお化けたちは、誰もが笑顔を向けている。
そっとアルバムを閉じれば、もう空は紫がかっていた。
商店街のほうかしら、怖そうな、でも楽しそうな音楽が流れている。
この町のお化けたちは今が稼ぎ時なのは変わらないわね。
うちには、もう、お化けたちはいないけど。
少し寂しいような、物足りないような。
「まぁ、言ってても仕方ないわね」
 一人溜息をつく。と、部屋の戸が開いた。
「姉上、そろそろ窓を閉めてはどうですか?」
「あらシグルド、早かったのね。そうね、もう閉めるわ」
 戸の方には青い髪の青年、或いは私の弟のシグルドが立っていた。
…ああ、随分大きくなったわよね。窓を閉めてから向き合ってみると、やはり私より頭一つ以上は高い。
可愛いお化けが今やこんな立派になっちゃって。
「今日は所用で早く上がりまして。っと、早いな、もう来たのか」
「来たのかって何が」
 言い終わる前に、人影が四つ、扉から押しかけてきた。
「姉上、少しお時間をいただきますわ」
「まず目隠しをなさってくださいね」
「目を開けるまでのお楽しみだから、じっとしててよ?」 
「さ、張り切ってやらなくっちゃ!」
「え、ちょ、えええええええ!?」
 あっという間の出来事だった。
エリンシアが化粧箱を手に入り、エイリークが後ろへ回り込み、リンが姿見をドンと置いて、セリカが何やら服を広げる。
嗚呼去り際に華麗なウィンクを決めたシグルドが恨めしい。
今なら言えるわ――どうしてこうなった。
或いはコノヒトデナシー、と。

465助けて!名無しさん!:2011/10/31(月) 01:17:25.19 ID:Wgfru65q
なごむ
466世界で一番のとりーと:2011/10/31(月) 01:18:27.69 ID:lbmwGPw4
 ……黙々と作業をして何事もなかったかのように去っていくのはやめて欲しいわね。
ったく、揉みくちゃにされて酷い目に遭ったわ。老体を労わりなさいよね。
さて、いなくなってから外すよう言われたとおり、目隠しを外す。
姿見に映る…これは…。
「魔女ね。どう見ても魔女だわ」
 本当にありがとうございました。しかも律儀に箒まで置いていってるし。
あらこの箒バレンシア製だわ。魔女のための純正品ね。そういえば今だったら彼女たちも稼ぎ時なのかしら。バルボだけじゃ大変だろうし。
ってそうじゃない。問題はそこじゃない。
この歳にもなって仮装なんて、どういうことかあの子達に聞かなくちゃ。
居間に皆いるみたいだけど、さて。
「ちょっと四人ともこれはいったい」
「えー、違うよミカヤ姉さん」
 入って早々セリスにぶーたれられた。
軽く首を回せば皆が並んでこちらを見ている。一体なんだと言うの。
「違うって、何が」
「姉上、今は魔女になっているだろう」
「そうそう、この日に魔女と言ったら」
「仮装と言ったら」
「「「言ったら」」」
 皆、手を後ろに待ち構えているのに気がついた。
体が動くのに合わせカサカサと袋のこすれる音がする。
「…いつも姉さんが私たちのために頑張ってくれていたからな。
 たまにはこんな年があってもいいだろう?」
「ですから、私たちが衣装も作りました」
「さ、今年はミカヤ姉さんの番だよ」
 成程、そういうことなのね。
「ふ、ふふふふっ…ああもう、皆して」
 笑いが止め処なく溢れてくる。大きくなっても相変わらずのお化けたちだわ。
別に皆のためだけに毎年頑張っていたわけじゃないのにね?
「さぁ姉上、言ってくださいませ」
「今年は姉さんがお化けなのよ?早く早く」
 皆が楽しそうににやにやと笑みを浮かべている。
ああ、嬉しいわ。こんなに楽しい悪戯(トリック)に引っかかるなんて。
「ふふふ、じゃあ行くわよ?」
 今年もこんなに笑顔(トリート)が貰えるなんて!



――トリック・オア・トリート?
467世界で一番のとりーと:2011/10/31(月) 01:19:39.20 ID:lbmwGPw4
これで完了
調子が悪くてなかなか書き込めなかったすまない


そしてすれ民にもおいしいお菓子が当たりますように
つ>●<
468助けて!名無しさん!:2011/10/31(月) 01:25:57.42 ID:Wgfru65q
なんか支援というか横入りになってしまった。すまぬ・・・
しかし本当にミカヤの姉さんネタは和むな。あと二月もしたらこたつむりになってそうだけど
469助けて!名無しさん!:2011/10/31(月) 01:28:00.25 ID:av3f2ZC+
>>345-350
 亀ですが、あまりにじいちゃんがかっこよすぎたのでレスをつけずにはいられなかった。しかしセリカはこれで
本格的に民衆の指導者になったわけか・・ここからどうなるんだろう。次のエフラム編も楽しみにしています。GJ
470助けて!名無しさん!:2011/10/31(月) 12:52:15.21 ID:EUk8TXqS
>>462-467
そういや外伝には魔女が出るんだな、知らんかった
まぁそれはさておき、ヘクトル達で和んだわ
GJ!


…外伝の知名度の低さの所為か、他の作品は良く知っててもこれは知らんぜよorz
3DSの新作の次は、外伝リメイクが来て欲しいぜ…
471助けて!名無しさん!:2011/10/31(月) 13:49:19.14 ID:LdfLmsKb
キャセットガールファリナ「いらっしゃーい!パンプキンケーキ安売り中でーす」
ヘクトル「何やってんだお前」
ファリナ「ケーキ屋の売り子。どうせなら仮装した方が売れるでしょ?」
ヘクトル「つってもなあ……
なんだ?フロリーナもやってんのか?」
マミーフロリーナ「あ、ひゃ、ふぁい!」
マルス「はっはっは。
あんまり脂ぎった中年みたいな目で舐めまわしているとリン姉さんに斬られますよヘクトル兄さん」
ヘクトル「誰がだ!」
ファリナ「ああそれなら大丈夫よ」
ヘクトル「あ?」
ヴァンパイア(?)リン「ファリナ〜。ケント先輩がケーキもう三つって…ゲ!」
ヘクトル「……見たこと有るな…
その蝙蝠柄の網タイツにレオタードって格好」
リン「し、しょうがないでしょ!
ヴァンパイアの仮装で手伝ってって言われて来てみたらこの格好だったんだから」
マルス「……やれやれ、見る目が落ちましたねファリナさん。
そんな太ましい肉を晒しても集客には」
ファリナ「効果有るわよ?
現にケントが買いに来るのは二回目だし、ラスや学校の後輩(女)とかヘザーさんとかも買いに来たから」
リン「まあ何にしても残りを売り切らないと抜けられないから、エリンシア姉さんに遅くなるかも知れないって言っといて」
ヘクトル「解った解った。ほら行くぞマル……
あれ?あいつどこ行った?」

マルス「ジェイガン。
今すぐ工作資金とカメラを持って来い。
ああ、場所は駅前だ。早くな、ケーキを買い占める。物は全員で分けて良い。
カメラ?そっちは気にするな」
472助けて!名無しさん!:2011/10/31(月) 14:17:31.02 ID:1nFVV2s6
>>740
willで配信してるから出るかどうかわからぬリメイクを待つよりそれでやってみるといいと思うよ
ついでにFCの暗黒竜もおすすめしたい
今のゲームには無い独特の味があるよ
特にトムスとミシェランの顔グラフィックは必見だと思うし
シューターがまるきり戦車なのも面白い
473助けて!名無しさん!:2011/10/31(月) 15:13:12.62 ID:nPJPcTuJ
ハロウィンのネタ投下、まとめて乙。自分も小ネタ投下。

―竜王家―
チキ  「ユリウスお兄ちゃん、ユリアお姉ちゃん、お菓子くれないといたずらしちゃうぞー」
ファ  「イドゥンお姉ちゃんも、ナギお姉ちゃんも、いたずらしちゃうのー」
ミルラ 「……お兄ちゃんの所へ行ってきます……!」
ニニアン「ミルラ……私も一緒に……」
ユリア 「ニニアン姉様、私もご一緒します」
ユリウス「ほれ、チビ共」
イドゥン「……はい、お菓子」
チキ  「えへへ、ありがとー。おいしいね〜」
ファ  「ね〜」
ナギ  「……zzz」
チキ  「ナギお姉ちゃんには、いたずらしちゃうぞー」(こちょこちょこちょ)
ファ  「しちゃうのー」(こちょこちょこちょ)
イドゥン「…………」(こちょこちょこちょ)
ナギ  「……zzz」
ユリウス「さてと、ユリア。トリックオアトリーt」
ユリア つ【ナーガ】
ドゴーーーーーン!
ニルス 「ユリウス……小さい頃からナーガしかもらってないのに、よく懲りないね。どうせ学校でもくらったんでしょ?」
ユリウス「セリスのお菓子を拒否った時に一発、もらった時に一発、セリスが転びそうになって支えて離れたところで一発。
     それと今ので都合四発だな。途中、拳やら杖やらトールハンマーやら混ざってたような気がしないでもない」
ニルス 「ユリウス……イキロ」
イナ  「はい、ニルスさん。お菓子です」
ニルス 「あっ、ありがと、イナ。僕からも」
イナ  「ありがとうございます。家族が大勢だと、賑やかで楽しいですね」
ニルス 「まあ、お菓子もらっていいのは、小さい子どもだけだと思うけどね」
イナ  「いいじゃないですか、細かいことは気にしないで」
チキ  「あっ、ユリアお姉ちゃん、待ってー。チキも一緒に行くー」
ファ  「ニニアンお姉ちゃん、ファもー」

数十分後、兄弟家は全壊したそうな……。

終わり
474助けて!名無しさん!:2011/10/31(月) 23:45:20.44 ID:mkOwzSxw
サラ「ハロウィンになると、特に何も用意しなくてもみんな私のこと魔女って呼ぶけど、どうしてなのかしらね」
エフラム「………さあな」
サラ「ところで、兄様は楽しめてる?お菓子あげるだけじゃつまらなくない?」
エフラム「まあ、このイベントはお菓子をあげる側がメインじゃないのは確かだろうけどな。俺は喜んでくれる子を見るだけで割と満足だが」
サラ「そうだ、今回は『お菓子をくれなきゃ悪戯する』じゃなくて、『お菓子をくれたら悪戯してもいい』ってことにしたらどうかしら。
    というわけで兄様、お菓子ちょうだい。そうしたら多少の悪戯は許してもいいわ…」
エフラム「一応、健全なイベントを怪しい雰囲気にするようなことを言うのは止めろって…」
475助けて!名無しさん!:2011/10/31(月) 23:50:08.24 ID:bAaEeFsZ
イレース「……あ、アイクさん……悪戯していいですから……お菓子をください」
アイク「……なんか色々と間違ってないか?」
476助けて!名無しさん!:2011/10/31(月) 23:56:01.00 ID:nvuYPft7
>>475
もう子供じゃないだろとか言う前に、それだとイレースは得しかしてないだろw
477助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 00:38:43.79 ID:ZSG9BVro
>>474
アメリア「え、どうしてって…本業じゃないの?」
ミルラ「ワープするしファイアーも撃つしぴったりです」
サラ「……」
478助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 02:41:25.20 ID:uPqqGfgD
サラ「もっとこう…魔法少女とか体のいい呼び方があるじゃない?」
エフラム「行動そのものを否定はしないんだな…」
479助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 09:45:23.23 ID:pA1PSrKQ
唐突に書きたくなって書いた。リーフって将来どうするか気になったので

朝起きてみれば家には出掛けようとしているエリンシア姉さんしかいなかった。
道理で普段と異なり休日なのに何かの破損音や金属同士の衝突音、衝撃波がない訳である。
「おはようエリンシア姉さん。これから出かけるの?」
何かを書きかけていた姉さんに声をかけると姉さんはちょうどよかったといった表情になる。
「ああ、よかった。ごめんなさいねリーフちゃん。これからどうしても出かけなきゃならなくて……」
「ああ、いいよ。たまには姉さんも楽しまないとね。で、誰か来るの?」
わざわざ書き置きを残すということは誰かが家にいる必要がある。来客か、宅配便のどちらかだろう。
「ええ、午前中に竜王家の方がこれを受け取りに来るの」
そういってエリンシア姉さんは冷蔵庫の中からケーキを取り出した。
「本当は今日家で振る舞うつもりだったのだけど……どうしても用事が」
「うん、わかった。午前中ならいいよ。気にしないで行ってきなよ」
出かけるのは昼からでも構わない。どうせ昼食は家で食べるつもりだし。
「ありがとうリーフちゃん。じゃあそろそろ行かないと。よろしくね」
「気をつけてね」
と、慌てて玄関へと駆け出す姉を見送り、僕は居間の椅子に腰掛ける。
たまにはこういう休日も悪くない。普段なら何度も痛い目にあうし。
誰もいないから気にせずに好きなテレビやゲームもできる。
僕はこのような機会をくれた神様に感謝しながらテレビのスイッチを入れるのだった。

「どうもありがとうございます」
竜王家から使用人が来たのでケーキを渡す。聞けばセリス兄さんやエフラム兄さんもいるそうだ。
ケーキを食べるときに生じるであろうユリウスの不幸を想像する。
あとで竜王家からまた爆発が起こるんだろうなと思うと自然にこの言葉が出てしまう。
「頑張ってくださいね、修理とか」
「ははは……」
全てを悟りきった表情で苦笑するアインスさん。
という訳で相席をやんわり断り、僕は昼食を作ろうと台所に向かおうとした。
「あら、リーフ。今日は珍しく酷い目にあってないのね」
その背後からいきなり声がする。とはいえいきなりワープしてくるのなんて……
「まあね。幸い家族は全員出かけたし、出歩かなければこんなもんさ」
「なら私がおしおきする?」
相変わらずの黒い、どこか楽しそうな笑顔でサラは僕の後ろに立っていた。
「やめてくれよ。これから静かに昼食を食べたいんだから」
「なら私にもちょうだい。まだ食べてないから」
「はいはい。なら居間で待っててくれよ」
480助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 09:46:16.96 ID:pA1PSrKQ
「……野菜はいらない」
「ダメだよ、育ち盛りなんだからサラは」
自慢じゃないが僕もそれなりな料理は作れる。まあ野菜を使うのが得意だ。
家庭環境が環境だからサラは好き嫌いが多い。エフラム兄さんが矯正しようとしてるのだが、
それでもそう簡単には矯正できない。だから僕は今日いろいろ工夫してる。
「別に、兄様だったらこのままの方が喜ぶし……」
といってサラは野菜サラダを遠くに置いてスープを飲み始める。
「まあいいけどね。そのサラダはあんまり栄養ないし」
本命はその緑黄色野菜をふんだんに使用したスープ。見た目ではわからない分飲みやすいはずだ。
「で、そのスープはおかわりいる?」
なんだかんだでスープはしっかり飲んでいる。気に入ったのだろう。
「ん、ちょうだい」
作戦成功。内心を悟られないように僕はおかわりを注ぐのだった。

「まあ、ああいう工夫をした野菜なら私も嫌いじゃないの」
食後、実は全てを知っていたという表情でサラは言った。
そういえばサラは読心術に長けていた。まあでも飲んでいたから気に入ってはくれたのだ。
「で、今日はエフラム兄さんをミルラちゃんに取られたから来たんだ」
「まあね。たまには譲ってあげるのがマナーだから」
「さて、エフラム兄さんの代わりになるかはわからないけど僕と話すかい?」
サラは本質的には寂しがりやだ。それは僕もエフラム兄さんも知っている。
だからサラが容易に頷くこともわかっていた。さて、何から話そうかな。

「リーフってさ、高校を卒業したらどうするの?」
ふと、会話の最中にサラがそんな質問をしてきた。
「うーん、具体的には決まってないんだよね。まあしたいことはあるけど」
「したいこと?」
「何でも屋かな」
僕は何でもそれなりにはこなせる。でも裏を返せば一流にはなれない。
ならそれを活かして僕はいろんな人の手助けをするのがいいんじゃないだろうか。
「リーフらしいわね。ナンナ達が手伝うって言ったらどうするの?」
「その時は……断るよ。だってナンナ達は大学に行くだろうし、行かない理由はない」
うちはこういう家庭だから大学まで行くのは苦しい。そういうのは頭のいい兄姉達が行くべきだ。
「本当はナンナ達と大学に行きたいんじゃないの?」
「行きたくない……と言ったら嘘にはなるかな」
「ナンナだったら私の家が学費を出しますって言いかねないわ」
「そうだね、けどそれは断らないと」
そこまでして勉強する価値が僕にあるかはわからないから。
481助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 09:46:46.70 ID:pA1PSrKQ
「でもリーフ。たまには自分に正直に生きてみたら?」
「生きてるさ、生きてるからこうやって楽しんでるよ」
「嘘。リーフはいつも他人の幸せを優先しようとしてる」
「そんなことは……ないよ」
「じゃあどうして大学に行きたいって思わないの?奨学金とかもあるのに」
「そ、それは……」
「街中でナンパしてるのだって私達に嫌われるため」
「……違う」
「違わない。リーフ、リーフはもっと自分に素直になるべき」
目の前の少女の言葉に僕は反論できない。それは正しいから、僕の本心だから。
「……リーフ、私達はそういうリーフだから好きなの。けど、たまには本当の気持ちも教えてね」
「サラ……」
僕は……
「こんな湿っぽい空気はおしまい。ゲームしたいから準備して」
「わかったよ。ありがとうサラ」
今日のサラの言葉で僕は変われたかもしれない。そう思ったからこそお礼が言えたのだろう。

ゲームに夢中になり、気がつけばもう夕方だった。そろそろ皆も帰ってくるだろう。
「じゃあねリーフ。また明日」
僕がそろそろ帰りなよって言う前にサラはリワープで消えていた。
と、同時にエリンシア姉さんが慌ただしく帰宅する音が聞こえた。
「自分に正直に……か」
とりあえず奨学金について調べてみることにしよう。今はまだ必要になるかはわからないけど。もしかしたら行きたくなるかもしれない。

終わり
482助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 11:04:37.89 ID:wvc2SPLG
>>479-381
久しぶりのリーサラネタに満足させて貰ったぞウキキ
GJ!


…兄弟家には野菜嫌いな子は居ない気がする…ヘクトルは少し怪しい所だがw
483助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 11:26:46.49 ID:WwldTfYU
好き嫌いしてミカヤ姉ちゃんが食べるまで見てるから泣きながらいやいや食べるシグルドやアイクとか
末っ子のわがまま発動したらアルムにガチ説教されるロイとか
484助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 11:46:26.17 ID:Xtwe3qLt
やはりリーフとサラはいいものだ。GJ!
てかシリアスなリーフ関連系のネタが好きだと最近気付いた。もちろんヒトデナシーなリーフも好きだがw
485助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 13:50:24.29 ID:SeskemCp
将来の進路的な話が出たからいろいろ想像してみた

ミカヤ そのまま占い師

百万年後も変わらずに兄弟の子孫たちの世話をしている
一族の大長老として尊敬される
生涯独身で過ごしそう
結婚しても先立たれるし……

シグルド 万年係長

定年まで係長
結婚は兄弟で一番遅いショック
長男なので婿にはいかず嫁をもらう
ディアドラも貴族の一人娘なのでどっちの家に入るかで少々悩みそう

エリンシア 有閑マダム

何人かの兄弟の独立を見届けてから自分の幸せを考え始める
バアトル様に付きまとってカアラを困らせるがこれは韓流スターのおっかけをやるおばちゃんみたいな心理と思えばおk
二十台後半から三十くらいでジョフレの嫁になる
デルプレー伯爵夫人として貴族の仲間入り
リリーナと一緒に貴族社会にガチムチブームを起こす

アイク 武者修行の旅に出る

弟妹たちが社会に出るのを見届けたら工務店を休職して念願の武者修行に出る
多分5〜6年くらいで帰ってくるがその間、数々の伝説を打ちたてる
それからも剣と仕事の人生を過ごす

エリウッド 病人

サナトリウムで療養生活を送る
「あの葉っぱが落ちる頃僕は死ぬんだ」などと呟いたためリーフはずっと木にしがみついてる羽目になる
やがて感傷的な文学作品「窓の外の葉っぱ」を発表し人々の涙を誘う

ヘクトル

高校出たらガテン系の仕事を始める
ヘクトルは就職にあわせて一人暮らしはじめそう
バリバリのブルーカラーとして肉体労働的な仕事をいくつか転々とするが三十を過ぎる頃に一念発起
持ち前のリーダーシップで労働者たちの兄貴分となり待遇やらをめぐって会社と喧嘩する労組幹部に

エフラム

高校出て児童福祉関係で働き始める
様々な問題のある家庭の子供達の世話や社会制度の整備のため熱心に働くものの常にベルン署のマークに悩まされる
さらに道場を開いて後進に槍を教えるが門下生は何故か幼女ばかりで世間から疑われる

486助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 13:50:31.34 ID:SeskemCp
エイリーク

大学出たらラーチェルとロストンの後援を受けて女優として世界へ羽ばたく
高名になり世界中の劇場で公演する有名人に
年に二〜三回帰郷して羽を休めるがエフラムにもっと帰ってこいと心配させる

リン

高校出たら草原で馬の世話をして暮らす
ゲルに住み季節ごとにキャンプ地を変え日の出とともに起きて日の入りとともに休む
たまにマルスが草原まで「やーい野獣」とちょっかい出しにくるのでボコる

マルス

大卒で起業してマネーゲームの大王になる
シーダと結婚して波乱の人生を送る
だがシスコンなのでたまに嫁さんに妬かれる

アルム

高校出たらバレンシアの田舎に引っ越して土とともに生きる農家の暮らしを始める

セリカ

神学校を出て本格的に宗教家の道に入る

セリス

想像がつかなかった……ユリウスの嫁?
多分大学出る

リーフ

高校出たら緑葉の仲間たちといろいろはじめる
軌道に乗るまで十年くらいかかる晩成型の苦労人

ロイ

高卒で普通に就職して普通に生きていく
487助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 13:57:48.77 ID:53Dzkzx6
>>478
魔法少女と言っても、暴力で解決を図る魔法少女やスプラッタ系魔法少女など
色んなのがいましてですね…
488助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 14:26:04.59 ID:eepWZFyu
>>479-481
投下乙。リーフが大学行く頃には上の兄弟たちが働いて家計も楽になってる…と信じたい。GJ!

ネタ投下します。3レス程で、>>404-406「セリカ『姉さん』」の姉妹編です。
489リン『姉さん』 1/3:2011/11/01(火) 14:27:44.13 ID:eepWZFyu
エイリーク「いいですか、ロイ。この問いの公式は……」
ロイ   「うん、うん。ああ、なるほど。エイリーク姉さんの解説、すごくわかりやすいよ。 
      ありがとう、エイリーク姉さん。勉強見てくれて」
エイリーク「どういたしまして。ロイは理解するのが早いので、教えがいがあります」
セリカ  「いいかしら、セリス。ここの文法はね……」
セリス  「あっ、そうか。セリカ姉さんのおかげで、勉強がはかどるよ。ありがと」
セリカ  「私にわかる範囲なら、いくらでも教えてあげるわ」
 居間でエイリーク姉さんとセリカが、それぞれロイとセリスの勉強を見ている。
 その姿は実に『姉さん』らしくて、少し羨ましくなった。
 今まで姉として、何かしてあげたことあったっけ? ……あまり記憶に無い。
 私も『姉さん』として、弟たちに何かしてあげられないかしら?
マルス  「ただいま」
リーフ  「ただいまー」
リン   「ねえ、マルス、リーフ。勉強見てあげよっか? わかんないとこ無い?」
マルス  「ははっ、何気持ち悪いこと言ってるんですか。リン姉さんに見てもらうほど落ちぶれt」
リーフ  「リン姉さん、僕たちの成績下げたいの? 誰とk」
リン   「な ん じ ゃ そ り ゃ あ っ !」
 ドガッ! バギッ! ズガガガガガンッ! ズガガガガガンッ!
リン   「うわあああああんっ! たまには『姉さん』らしくしたかっただけなのにぃぃぃっ!」
エイリーク「ああっ、リン! どこへ!?」
セリカ  「だめよ二人とも、もっと優しく断らないと。真実は時として人を傷つけてしまうわ」
ロイ   「必殺の一撃の分身でそれぞれ別のターゲットを攻撃するなんて……リン姉さんも時々すごいよね」
セリス  「リーフが声を上げる間もなくやられるなんて……さすがリン姉さんだね」

 居間が騒がしくて、様子を見に自分の部屋を出たら、号泣してるリン姉さんとすれ違った。
 そして居間では、マルス兄さんとリーフが手当てを受けて……ピクリとも動かないけど、死んでないよね?
アルム  「……リン姉さんが泣きながら、もの凄い勢いで自分の部屋に入っていったけど、何かあったの?」
セリカ  「あっ、アルム。実はね、リン姉さんが学力無いのにムグ」
490リン『姉さん』 2/3:2011/11/01(火) 14:29:58.70 ID:eepWZFyu
エイリーク「マルスとリーフが、リンの思いやりをないがしろにしてしまったのです……」
 エイリーク姉さんがセリカの口を手で塞いで、優しく言い直した。聞くに耐えられないんだろう。
アルム「セリカ、ちょっとリン姉さんのとこ行ってくるね」
セリカ「……うん。わかったわ」
 セリカはちょっと驚いたみたいだけど、すぐに僕の意図を察して微笑んでくれた。
 さすが僕のセリカ。愛してるよっ!

アルム「リン姉さん? 入っていいかな?」
リン 「誰っ!? マルスだったら殺スッ!」
 ドアをノックしてお伺いを立てると、すぐに返事か返ってきた。
アルム「僕だよ! アルムだよ!」
リン 「……え? アルム? ごめん、中に入って」
 部屋は真っ暗で、リン姉さんはベッドの上で膝を抱えて俯いている。
 こんなに落ち込んでるリン姉さんを見るのは初めてかも。
リン 「……はぁ、どうしたら『姉さん』らしくなれるのかしらね……」
 その上愚痴までこぼすなんて、相当こたえてるなぁ。
リン 「マルスはウザいし、恋人はできないし、レズ疑惑はあるし、年相応の少女には見られないし、たまに草原行かないと中毒
    症状は出るし、妹らしくしたらアイク兄さんは気絶したし、エフラム兄さんにはドキドキするし、エイリーク姉さんとは
    胸のことでケンカになるし、学校の成績も特別いい方じゃないし、ガサツだし、マルスはウザいし」
 ……うわぁ。影が薄いだけで文句言ってごめんなさい。
 マルス兄さん、そろそろいい加減にしないと、本当に嫌われちゃうよ?
アルム「あのさ、リン姉さんは『姉さん』らしくとか考えないで、なんて言うのかな、自分らしくしてるのが一番リン『姉さん』
    らしいと思うんだ。うまく言えてないかもしれないけど、元気出して」
リン 「……アルム」
 リン姉さんは立ち上がると、そっと僕を抱き締めてくれた。
アルム「……リン姉さん?///」
リン 「ありがと、アルム。優しい弟を持って、私は嬉しい」
 そう言うリン姉さんの目は真っ直ぐ僕を見つめていて、とてもリン『姉さん』らしかった。
リン 「それにしても、マルス……! 思い出したら腹立ってきたぁっ!」
 ……リ、リン姉さん……首、締まってる……っ! ……息が……っ……!
 でも、リン姉さん……に……元気が戻っ、て……よかっ…………た…………。

終わり
491リン『姉さん』 3/3:2011/11/01(火) 14:31:10.33 ID:eepWZFyu
おまけ
アルム  「仕事から帰ってきたばかりなのに、ごめん。アイク兄さん」
アイク  「俺なら平気だから、気にするな」
エリウッド「すまない、アルム。今月は本当に苦しくて、どうしてもバルキリー代を捻出できないんだ」
リン   「ごめん、アルム! 私がもっと手加減していれば……!」
ロイ   「リーフ兄さん、マルス兄さんと一緒にリン姉さんに謝りに行った時、何があったの?」
リーフ  「うん、リン姉さんがアルム兄さんに抱きついててね。それを見たマルス兄さんが思いつく限りの皮肉を……」
ロイ   「うわぁ」
ヘクトル 「リンの攻撃に耐えられねえってのは、ちょっと情けねえな」
エフラム 「今度鍛え直してやるか」
アイク  「アルム、準備はいいか?」
アルム  「うん。いつでもどうぞ」
アイク  「よし、いくぞ。……ぬうぅんっ!」つ【ブラザーアーチY】
アルム  「行ってきまあああああぁぁぁぁぁーーーーー……………」 キランッ!
ミカヤ  「アルムーーーーーッ! 気をつけて行ってくるのよーーーーーっ!」
エリンシア「みんなー、ご飯ですよー!」
みんな  「はーい」
 この後、バレンシアの美味しい水でマルスは息を吹き返しました。

今度こそ終わり
492助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 14:36:54.23 ID:eepWZFyu
投下終了。リンの姉らしさを追求したら、なぜかこうなった。
493助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 17:48:39.07 ID:j0qDPwD1
エフラムの執着から逃れるセリスとマルスの執着から逃れるリンで同盟つくれそうだな
494助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 17:53:41.01 ID:zHZghbDM
その二人で並んで歩いてたらセリスばかり男にナンパされて不機嫌になるリン…なんて過去ネタがあったなぁ
495助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 18:25:39.64 ID:rQ8Q5XBk
???「魔道軍将(笑)エリンシアn……、リンの紋章町123BBAをナンパする人なんていないよ
特にNO1とNO3人間的に問題しかないし」
496助けて!名無しさん!:2011/11/01(火) 20:06:13.15 ID:NG+siUqU
>>487
ダーク系魔法少女とか別に珍しい時代じゃないよねとか思ったら
既に属性闇のミカヤがFETVでアニメ化されてたでござるの巻
497助けて!名無しさん!:2011/11/02(水) 01:00:35.89 ID:7fEJG+Jk
>>496
魔法、少女・・・?

関係ないけど兄弟家年代別対抗戦とかなんとなく浮かんだ
ミカヤ シグルド アイク エリンシアチーム
エリウッド ヘクトル エフラム エイリークチーム
リン マルス セリカ アルムチーム
セリス リーフ ロイ(+クリス)チーム

回復兼魔道、騎士、剣士、回復付天馬騎士とパーティーバランスのいい最年長チーム
全員前衛型で押せ押せ、三すくみも揃えて力押しの出来る聖魔烈火チーム
コンビネーションは抜群、リンが抑えマルスの策とアルムの超射程弓、セリカの魔法で戦うKINSHINチーム
単純な能力では一歩劣るけど、万能なリーフとクリスの使い方次第で化ける最年少チーム
みたいな。リーグ戦やったら案外いい勝負になるんじゃないか?
498助けて!名無しさん!:2011/11/02(水) 01:22:40.07 ID:pOhUT5r8
いやクリス兄弟家じゃないでしょ
そこはもうきっちりわけようよ
499助けて!名無しさん!:2011/11/02(水) 01:50:03.41 ID:7fEJG+Jk
>>498
当然わかってるけど頭数合わせる都合で入れたんだよ。いとこって設定もあったし。だから()で書いたの
昔は犬小屋にオルグがいるって設定もあったからそれでも良かったけど、最近その設定見ないし
500助けて!名無しさん!:2011/11/02(水) 02:30:57.70 ID:/cH/jUiH
一チーム5人なら均等になるから問題無いな

この場合

ミカヤ シグルド エリンシア アイク エリウッド
ヘクトル エフラム エイリーク リン マルス
アルム セリカ セリス リーフ ロイ

こうなるのか
501助けて!名無しさん!:2011/11/02(水) 14:27:50.83 ID:zwZWX+6s
>>485-486
>>結婚しても先立たれるし……
漆黒の騎士「同じ印付きの私ならその点問題ないな。つまり乙女は私の嫁でFA?」
サザ    「身の程を弁えるんよ」
ペレアス  「ストーカー騎士自重しろ」

>>489-491
姉らしさを追及するリンが可愛いなw
GJ!
502FEお悩み相談室:2011/11/02(水) 21:07:23.55 ID:4kHp9Enw
>>489ー491
頑張るリンが可愛いかった。GJです!

今回は彼らで

兄弟家のE君の悩み…最近家族が結婚について考えてるけど少し早すぎないかな?家のこともあるし僕はしばらく恋愛をする気はない。S達もまだ中学生だし。でも僕もいい年齢だし好きな人を早く見つけるべきかな?
…最後に一言いうけど個人的に一番の問題はA兄さんとS兄さんだと思うけどね…

兄弟家のRさんの悩み…最近弟達に姉らしく出来てるかが不安です。どうすれば良いお姉さんになれるでしょうか?

兄弟家のL君の悩み…N達は僕なんかのどこが良いって思ってるんだろう。僕なんかのために時間を無駄に使わないでもっと有意義に時間を使って欲しいんだ。どうやったら彼女たちは目を覚ましてくれるのかな?

竜王家のYさんの悩み…最近S様はY兄様とフラグをよく立てています。何故私じゃなくて泥棒ヘタレ暗黒竜のY兄様とばかりフラグを…!
私のどこがいけないのかが分かりません。教えてください

フリージ家のTさんの悩み…身近な人が新世界に足を踏み入れそうで踏み入れません。私としては早く新世界に羽ばたいて欲しいのですが周りの妨害もあって上手く行きません。どうやったらY様を新世界へ羽ばたかせることが出来ますか?

シレジア社のSさんの悩み…兄が遂にベルン警察署の危険人物一覧にのってしまいました。私に出来ることは全てしました。苦労はかけるしロクデナシで穀潰しだし…。でも私のたった一人の兄なんです。どうすればいいでしょう?

コンウォル家のRさんの悩み…最近妹のKINSHIN活動が激しさを増してきている。俺以外にもEやKが彼ら自身の妹に苦しんでいる。兄弟家長兄のS殿、考えた結果頼れるのはあなたしかいないんだ。KINSHINの最大の防御策を求める

ユングヴィ家のF君の悩み…妹がロリコンのSに懐いてる。恋愛にどうこう言う性格じゃないし相手が真っ当なヤツだったら俺も認めてる。でも相手はロリコンだしこのままじゃ妹以外の連中も危ねえ。ヤツの修正法を求める。
503助けて!名無しさん!:2011/11/02(水) 21:13:22.63 ID:dYE/3kt3
流れとは全然関係ない話なんだが。

アルムが影薄いとか言われるのが何となく気に入らないのでたくさんネタ書いてたくさん投稿しようと思ったんだが、
よくよく考えてみると「影薄い」でネタにしてる人は「影薄い」アルムが気に入ってるわけだから、
たとえ俺がどれだけアルムネタ書いても「影薄い」という扱いを続けたがるんだろうな、と。

何を言ってるのかよく分からんかもしれんが、
「影薄い」アルムを気に入ってる人が多数いる以上、アルムが目立つネタはあまり投稿しない方がいいんだろうか?
504助けて!名無しさん!:2011/11/02(水) 21:20:47.70 ID:XRnPLhNA
気にせずに投下するといいと思うよ?
相反するような設定だって自由に投下して構わないのがこのスレ

いくつか過去に例もある

ここではジャンヌはアルム好きって設定が多いがリーフ好きってネタも投下された事ある

クリス双子に関しても兄妹と姉弟の設定のネタがあったけどそれについてどうこう言う人もいないし
505助けて!名無しさん!:2011/11/02(水) 21:23:05.27 ID:dYE/3kt3
そりゃそうだな、うん。俺は何を言ってたんだろう……

ああいや違うな、単にちょっと聞いてみたかったんだ、きっと。
つまり「影薄い」ってネタにしてる人たちはネタが少ない現状を見て「影薄い」キャラにしたのか、
それとも「影薄い」キャラが気に入ってるからそういうネタを書いてるのか、という。

別に文句つけようってんじゃなくて、何となく気になったんだな。
506助けて!名無しさん!:2011/11/02(水) 21:51:20.82 ID:XRnPLhNA
>>502
E君へ
詩人H…恋愛ってのは一筋縄ではいかねぇもんでね。早い遅いなんて無いんだぜ?
     結婚はともかく初恋くらいは大抵の奴が小学校高学年くらいまでは経験済みだよ。
     初めてってのは甘酸っぱいもんさ。俺もあの頃の新鮮さを思い出してみたいね。
     アンタも老けた事言ってないで付き合うくらいならいいじゃねぇか。結婚だのなんだのってのはもっと後で考えりゃいいんだし。

Rさんへ
教師W…ここで歴史の授業をするぞ。史実の人物になるがかの坂本竜馬には三人の姉がおってな。
      上の二人の姉は竜馬を優しく慈しんだが下の姉の乙女は厳しく接して武芸を鍛えたのじゃ。
      教師もそうじゃが優しく接するだけが人を育てる道ではない。お主は下の者をしっかり叱る事ができる。
      ワシの見るところお主はしっかり姉を勤められておるぞ。これからも弟たちが過ちを犯したら殴ってでも叱ってやれ。それも愛情じゃ。

L君へ
月と星の剣士M…あ〜〜〜…青春しとるなぁ…葉っぱの兄やんもノータリンに見えて意外と考えてるんやなぁ…
           ほなら誰か男友達でも紹介したったらええんちゃう? 気に入ればそっちと付き合って兄やんに構わなくなるかもしれへんで。
           個人的にN応援しとるけど誰か泣くのも嫌やねん。みんないー男に会えるとええなぁ。

Yさんへ
グラドの学者N…ならば教えてしんぜよう。あなたはY兄と自分の違いを考えた事があるかな?
           それはすなわちY兄は男、君は女という事だ。Y兄は女の入っていけない場所でもSと一緒に入っていって隣接できる。
           男子トイレとか男湯とかね。そうして隣接ターンに差をつけているのですよ。そう、女性に生まれついた時点で君の負けだ。諦めなさい。
           そして私に同人誌の題材を提供しなさい。

Tさんへ
グラドの学者N…関連する悩みなのでこれも私が答えよう。安心しなさい。Yはもう抜けだせない泥沼に入っている。
           もう時間の問題です。

Sさんへ
ベルン署G…何を言ってるのかわからん…彼をリストアップした覚えはないぞ?
        生活態度はよくないらしいが別に犯罪を疑われる事をしたわけでもないだろう?
        ニートだの女性関係にだらしないだのは褒められた事ではないが刑法上の犯罪ではない。

Rさんへ
兄弟家S…シグルド兄さんは出張中なんだ。だから変わりに僕が答えるよ。
       うーん…兄弟だから仲良く…はKINSINだからだめなんだっけ?
        じゃあ他に彼女さんを作れば諦めるんじゃない?

F君へ
流星軒R…あんた同じような質問してなかったっけ?
       ワンパだから却下。視聴者が飽きるでしょ。他の悩みにしてよねもう。
       あえて助言するならPを他の相手とくっつければいいでしょ。
       原作的に言えばRとのフラグがあるじゃん。
       …ったく…人の好きな人をロリコンとは失礼ね。今度妙な言いがかりつけたら流星剣で三枚に下ろすからそのつもりでいてね!
507助けて!名無しさん!:2011/11/02(水) 22:58:08.23 ID:4kHp9Enw
>>506
Hさんへ…誰かと付き合うか…。でも僕なんかを思ってくれる子はいるんだろうか?

W先生へ…ありがとうございます!これからも良い姉として頑張ろうと思います!

Mさんへ…結構酷いこと言うな…。N達にも何度か言ってるけど効き目が無いんだよね。彼女達には本当に幸せになって欲しいんだ

Nさんへ…覚悟は出来てますね?

Nさんへ…後少しでY様が新世界へ…!私も後押しします!

Gさんへ…私の見間違いならすみません。
…問題を起こしてなくて何よりだ。成長してるようだし兄上のためにも仕送りや援助を本当に断ち切るか。いつまでも甘やかすのは良くないしな。よし、今日も仕事だ!

Sさんへ…試してみたが謎の妨害が何度も起きた。Pのためにも冷たく接したり距離を置くべきだな…(俺の精神が疲れきってるのもあるが)

Rさんへ…やべっ!!同じ質問だった!まずは視聴者のみんなごめんな!
B姉さんも他を勧めてるけど効き目がねーんだよ。ちなみに兄貴のSやA女将もお前を心配してるんだぜ。将来を考えるならSは辞めとけ。気配を殺して忍び足でノックせずにSの部屋を開けてみろ。アルバイトのRの言ったことが本当ならSの本性が分かるはずだ
508助けて!名無しさん!:2011/11/02(水) 23:13:16.50 ID:9hWk2YEW
別に影薄いのを書きたければ書けばいいし、そうでないのを書きたいなら書けばいいんじゃない
509助けて!名無しさん!:2011/11/02(水) 23:43:20.30 ID:37t8cgMD
やっぱりファバルとブリギッドは姉弟か。
あ、いや、今後の参考に…と。
そういうネタを見た事がないので。

それでは『ママチャリの系譜』>>427-430の続きを投下します。
510ママチャリの系譜 第2章:2011/11/02(水) 23:44:14.16 ID:37t8cgMD
88.5

フュンフ♀「はい、あらすじ担当の竜王家使用人、背番号5番、スナイパー・フュンフ、トラキアモードで参上!
      今日も今日とていい加減にあらすじをお伝えして参ります。
      それじゃあ、前回>>427-430終了時点の順位と大まかな展開をご開帳〜!」

前回終了時点の状況、順位
下位                         上位
────────────┐          ──────┘ ホリ  .└
                  |                         
                  |                  ヨハ     
────────┐      |         □□□□□□  レク   .┌ 
                |  .レイ │         □□□□□□        |
                | ハン   .|         □勇者の泉□ ラク    .|
                |   トリ   .|         □□□□□□   クロ  .│
                |      |         □□□□□□        |
                |      |         ←                  |
                |    アイ.|         ←                  |
                | ↓↓ ..|         ──────────┘

順位変動    マシン名          搭乗者         現ドライバー   単勝倍率
     1位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード        12.1倍
3位→2位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     ラクチェ         1.9倍
2位→3位:1 やらないか         アゼル&レックス      レックス         9.2倍
5位→4位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハルヴァ    14.3倍
4位→5位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン         10.8倍
9位→6位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ        7.5倍
6位→7位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ   トリスタン       17.0倍
7位→8位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル    20.4倍
8位→9位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   レイリア      15.6倍

・レースが膠着状態になったので、アイラが飛び出して最下位脱出。ヨハルヴァに並び、同率5位に。
・ついでにラクチェもレックスを追い抜き、2位にステップアップ。
・ロングストレート終盤、アイラが猛烈なダッシュを仕掛け、単独4位に。
 更にカーブをドリフトでクリア、レックスも追い抜き、アウトから一気にトップのクロードに襲いかかる。
・同タイミングでラクチェもインからクロードに接近。
・クロードはアイラの撃退を選択。錫杖ディフェンス・マークUでアイラを退け、アイラは6位に後退。
・エルフ解説員がラクチェを十二魔将に欲しいという発言をする。
 もしラクチェが十二魔将になったらノインのクビはほぼ確定。再就職先はFETVか?

フュンフ♀「前回はアイラ&ラクチェ母娘が頑張っていたわね。今回は誰が来るのかしらん♪
      問題児の集団が織り成すデンジャラス・サイクリング、いざ参るっ!!」
511ママチャリの系譜 第2章:2011/11/02(水) 23:45:36.40 ID:37t8cgMD
89

ノイン  「さあ、戦いの舞台は勇者の泉ウォーターバンクへと移ります!
      泉を囲むように設置されたこの特設コース、一兆度の傾斜を誇るウォーターバンクが
      鋼の騎馬を飲み込まんと口を開ける! ポポポーッ!!」
クロード 「ラクチェさんが来ませんね……」
コープル 「何か捕まってますよ」

□□□□□□  ホリ .|   □=泉
□□□□□□ヨハ レク . |
□□□□□□│    │
□□□□□□↓    │
□□□□□□ ラク  .|
←     クロ     │
←                |
─────────┘

ヨハン  「おお、愛しいラクチェ。やはり私達は運命の赤いワイヤーで繋がれているのだな」
ヨハルヴァ「ここまで追いついたのは俺の功績だろうが! さも自分で追いついたかのように言うんじゃねえ!
      それに、ワイヤーなんざ1本1本切っていけば必ずいつかは切れるぜ!」
ラクチェ 「げっ! いつの間に!?」
シャナン 「意外にやるな、こいつら!」
ノイン  「アイラ選手が神の裁きを受けている間に、
      ブロックを免れたラクチェ選手がヨハヨハ兄弟に捕まっている!!
      トップがアイラ選手に気を取られている間に追い抜くタイミングを完全に逃したぁっ!!」
ヨハン  「ああ〜ラクチェ。君の言葉は小鳥のさえずり、君の瞳は星のまたたき…」
シャナン 「おい、何か始まったぞ…」
ノイン  「出たぁっ! ヨハン選手、伝家の宝刀、歯の浮くセリフ攻撃だぁ!!
      愛の狩人・ヨハン選手の超必殺技がここで火を吹くっ!」
ヨハン  「君の微笑みは誰にも降り注ぐ優しい光……。だが、天使が甘く囁くのだ。
      ……独り占めしてしまえ、とな。そう、ラクチェ。
      君の視線が恋の天使の矢のように私の心を射抜いてから、私は君の瞳の虜なのだから……」
セーラ  「よくもまあ次から次へと浮いた言葉が出てくるわね…」
ドロシー 「彼の頭の中はどうなっているのでしょうか?」
ヨハン  「(中略)ああ、愛しいラクチェ……もしも、この瞬間が夢でも私は構わない。
      なぜなら、この気持ちは……ForeverLove。
      この透き通った湖のように、今、私の心は透き通っている……それは……それは……
      それは、こんなにも美しい貴女が目の前にいるのだから……」
ラクチェ・シャナン「「( ゚д゚)…………( ゚д゚ )」」
ヨハルヴァ「こっち見んなよ……」
ヨハン  「(中略)姫君の眠りを覚まさせるのは、王子の口づけ。
      貴女は眠っている最中で覚えていなかったとしても、王子は覚えている。
      何故なら、それは宝石箱の中にそっとしまう大切な宝物だから……
      ああ……私に貴女という名前の宝石を頂けないだろうか、ラクチェ。……目が覚めたら、
      そこでおしまいの夢だとしても……そっと、このSweetHeart刻ませて、この唇にのせて……」
ヨハルヴァ「おいコラ! どさくさに紛れてラクチェに何しやがる!」
ラクチェ・シャナン「「死ねぇーーーーーっ!!」」
ヨハン  「(ゲシッ)うおっ!?」
ヨハルヴァ「(ズガッ)痛っ、何で俺まで……どわああぁぁぁっ!!!」
ノイン  「おおっと、ヨハン選手の13行に渡る歯の浮くセリフ&口づけ攻撃に耐えられなくなったか、
      ラクチェ&シャナン両選手のトゥキックが炸裂! ヨハン&ヨハルヴァ両選手を直撃して、
      パルちゃん号がコントロールを失うっ! その先には……あああああっ!!!」
ヨハヨハ兄弟「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」」
ドッパァァァァァァン!!
512ママチャリの系譜 第2章:2011/11/02(水) 23:46:51.24 ID:37t8cgMD
90

ノイン  「やーっちゃったやっちゃった! ローザミスティカやっちゃった!!
      ラクチェ&シャナン両選手に蹴られたパルちゃん号が龍のアギトに飲み込まれてしまいました!」
セーラ  「あ〜らら、1周目からお気の毒に」
ドロシー 「あ、でもこれでラクチェさん、また順位を落としそうですよ」
ノイン  「まさにまさーにその通りっ! ヨハン選手のセリフ攻撃と、パルちゃん号へのツッコミに
      気を取られている内に、ホモセクシュアルやらないか号とルナティックアリス・ムーンが
      2つの流れ星シューティングスターをオーバーテイクッ!!」
アゼル  「これで2位に戻ったね」
レックス 「ああ…次はクロードだ」
ホリン  「ホント騒がしい連中だな」
デイジー 「じゃあね〜!」
ラクチェ 「あー、もう、あいつらのせいで抜かれちゃったじゃない!!」
クロード 「おやおや、次も大変そうですね」
ノイン  「トップの黄金の聖騎士王ギルガメスを追って2台4人の挑戦者がウォーターバンクを駆け上がる!
      ……おおっ、両者共にコーナー半ばで仕掛けて来たぁっ!!」
レックス 「アゼルっ、俺のテクニックに惚れるなよっ!!」
アゼル  「そんな事は天地がひっくり返ってもありえないから安心してよ!」
ホリン  「デイジー、しっかり捕まってろっ!!」
デイジー 「は〜いっ!」

レックス                       ホリン
│   クロ    □□□□□□              |   クロ    □□□□□□
│ ↑    □□□□□□              |    ↑ □□□□□□
│  \   □□□□□□              │..  /   □□□□□□
│.     \.....□□□□□□              │ /    □□□□□□
│.     \                       |/
│        \____レク               | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ホリ
│  ズザザザザザッ!!                │グッ!! ギュイーーン!!
└───────────           └───────────

ノイン  「レックス選手、バンクの傾斜を利用してのドリフトを敢行したっ!!
      アウトインアウトでコースの中程を行くギルガメスにサイドバイサイド!!」
ホリン  「やるな、レックス!」
セーラ  「あんなとこでよくやるわね。落ちるのが怖くないのかしら?」
ノイン  「そしてもう1台、月の支配者アリス・ムーンは、
      バンクの傾斜の大外ギリギリまで駆け上り、後輪を浮かして反転し、駆け下りる!!」
デイジー 「キャー! ホリンさん、カッコイーーーッ!!」
レックス 「いいテクニックじゃないか、ホリン!」
ドロシー 「こっちも相当アクロバティックですよ!」
ノイン  「インアウトインで切れ込んでくる、切れ味抜群のジャックナイフだッ!!
      外からドズルのいい男、内から月のヴォーパルバニー!! クロード&コープルペア、絶体絶命!!」
エルフ  「ジャックナイフと言うのは、後輪を浮かせた状態で走行する事です。ウィリーの反対ですわね」
513ママチャリの系譜 第2章:2011/11/02(水) 23:48:05.69 ID:37t8cgMD
91

コープル 「敵機至近! 左サイド、レックスさんに右サイド、ホリンさん!!」
クロード 「全ては神の御心のままに…」
ノイン  「この逆境を跳ね除けられるのかっ、ブラギマジック!?
      逆境ツイン!! クロード選手の男球が出るか!?」
エルフ  「男球って何ですか?」
ノイン  「聞くな!! それはそれとしてギルガメスッ!! クロード選手の目が怪しく光って唸る!!
      ドライバーズシートで身体を揺らす、不気味な挙動の神の使徒!!」
ホリン  「この包囲網は破れまい!」
レックス 「今度こそイカせてやるぜ!」
クロード 「コープル、X・ジャックナイフです!」つファイアー
コープル 「了解!」
ドゴォン!! フワッ!!
ノイン  「うおおっ!? ギルガメスのクロード選手、地面に向けてファイアーを発射!
      爆発の衝撃で後輪を跳ね上げ、後輪ウィリー、ジャックナイフの体勢だぁッ!!」
アゼル  「そんなバカなっ!?」
デイジー 「うっそぉっ!?」
コープル 「それぇっ!!」
ノイン  「おおおおおっ、そこでコープル選手が浮いた後輪を外へ内へボディアタック!!
      爆風で怯んだやらないか号とアリス・ムーンに神の一撃を食らわしたぁッ!!」
レックス 「(ゴンッ!!)うぐっ!」
ホリン  「(ゴンッ!!)何だとっ!」
エルフ  「外で当たったバウンドの力を内側への攻撃に使いましたね。
      そして、自らは内側のマシンのストッパーで落下を防ぐ、上手い手です」
ノイン  「コーナリング中のっ、しかも傾斜バンク走行中の不安定な瞬間を狙う
      飽くなき勝利への執念、珍念、木念!! これこそがブラギ神の魔法の正体です、一体さん!」
エルフ  「一体さんになってますよ?」
セーラ  「ねえ、あれ一歩間違えたら自分達のタイヤまでダメになっちゃうんじゃないの?」
ドロシー 「ですよね。もしかして意外と切羽詰まっているんじゃ…」
エルフ  「クロード&コープルペアのドライバーとしての能力は、他のチームと比べると明らかに劣っています。
      ですからブラギマジックによって相手を翻弄する事により、その差を埋めているのですわ」
セーラ  「じゃあもし誰かにトップを奪われたら?」
エルフ  「巻き返しは困難でしょう。レース展開がガラっと変わるかも知れませんね」
ノイン  「勇者の泉の魔物がまたしても誰かを飲み込むか!?
      辛うじて耐える2台の隙間を一気に猛ダッシュ勝平太で抜ける黄金の聖闘士ギルガメス!」
クロード 「ふう、成功しましたね」
コープル 「はい、少し危なかったですけど」
レックス 「(ズルッ)うおっ!」
ノイン  「ああっ、レックス選手が滑った!! 不協和音のやらないか号、持ちこたえ切れなかったぁっ!
      これはまずーいっ、アリス・ムーンを巻き込むぞ!」
アゼル  「ヤバッ!」
ホリン  「落ちるっ!」
デイジー 「ホリンさんっ!?」
レックス 「暑くなってきたよなあああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!」
ザッパァァァァァァン!!
514ママチャリの系譜 第2章:2011/11/02(水) 23:49:17.94 ID:37t8cgMD
92

│      クロ
│     □□□□□
│     □□□□□
│     レク ホリ□□□
│     アゼ デイ□□
│     □□□□□
│     ラク
│       アイ
└────────

ノイン  「こちらもやってしまったああああああああっ!! レックス選手の諦めがちで呑気な声を残し、
      やらないか号とアリス・ムーンが水の龍王に飲まれて行きましたあッ!」
セーラ  「あっちゃー…これで3台ドボンよ」
ドロシー 「1周目から大惨事ですね」
ノイン  「バイオレットホモセクシュアルやらないか号の脱線転覆事故に巻き込まれ、
      バニーの楽園・アリス・ムーンも勇者の泉に墜つ!
      ヨハヨハ兄弟に続き、2台4人が完全に水没しております!!」
デイジー 「コーープルーーーーーッ!!」
コープル 「あははは……ごめんなさーい!」
ノイン  「ごめんねデイジーちゃん! 水面のカンバスに人間とマシンの怨霊が浮いて出る!!
      怖っ、くっくわあっ! プリンセス○ュチュか流星プリンセス・ラクチェ!」
ラクチェ 「私は関係無いでしょ!」
ノイン  「水龍に食われた怨霊達を横目に、流星プリンセス・ラクチェ選手と、
      猫ちゃんプリンセス・ティルテュ選手を後ろに乗せたくまちゃんアイラ選手が通り過ぎます!」
ラクチェ 「あー、でも、何だか涼しそうね」
アイラ  「お前達の死は無駄にはしない」
ホリ・レク・アゼ・デイ「「「「死んでないっ!!」」」」
ノイン  「コースアウトの2台、今、選手がマシンを引き上げます。チェーンオイルが水上に浮く!
      事後清掃はシアルフィ家協賛の清掃業者の他に、大会実行委員会の皆さんや、
      我らが十二魔将の同志達もボランティアで参加致します!」
エルフ  「ご協力ありがとうございますわ」
ノイン  「実行委員会から悲鳴が上がっております! さあ、ずぶ濡れではありますが、レースに復帰する2台。
      ヨハルヴァ選手を吸収した最後尾グループと合流です!」
トリスタン「やあ、俺達の最後尾グループへようこそ」
スカサハ 「大歓迎だ。ウェルカム最後尾。ウェルネス最後尾」
レイリア 「スポーツクラブか何かみたいね」
ラドネイ 「頼むからもう変な事言い出すのは止めてくれよ……」
トリスタン「俺は変な事言うもんだからな、我慢しろよ」
ラドネイ 「わかっとるわっ!! 何年幼馴染みをやってると思ってるんだよっ!!」
トリスタン「15年。人生の殆どを共に過ごしているのだから、いい加減慣れろ!」
ラドネイ 「慣れてても腹が立つ時は立つっつーのよっ!!」
スカサハ 「俺自身は別に意識して変な事を言っている訳じゃないんだけどなあ……」
ラドネイ 「余計悪いわっ!!」
リーン  「ラドネイも大変ね…」
デイジー 「ストッパーのロドルバンがいないと突っ込みっ放しなんだ」
レックス 「なあアゼル、俺と人生を共にするつもりは……」
アゼル  「ないっ!!」
セーラ  「何やってんのよあいつら…」
ドロシー 「やる気あるんでしょうかね?」
515ママチャリの系譜 第2章:2011/11/02(水) 23:50:56.30 ID:37t8cgMD
93

ノイン  「最後尾へいらっしゃいっ! いつの間にやら4位までもが集団に飲み込まれ、
      その勢力を拡大している! 次なる目標は2位3位のシューティングスターとぱんださん号か!?」
ヨハン  「フッ、諦めない夢に終わりはない。今一度、ラクチェに愛を届けに征くぞっ!」
ヨハルヴァ「せめてレースが終わってからにしてくれ! 毎度毎度殴られちゃ、身がもたねぇんだよ!!」
ヨハン  「ふむ、それも一理ある。まずはレースに勝つ事を第一に考えるべきか」

┌───────────────┘     └─────
│         ハン ヨハ ホリ                   ラク →
│        レイ トリ レク                  アイ   →
│     □□□□□□□□□□□□□      ┌─────

ノイン  「その2台は既に勇者の泉に別れを告げ、次なるステージ、ナーガヒル山岳オフロードコースに
      間もなく突入する! 流星エンジン搭載のアイラ&ラクチェ両選手の瞳がキラリと光る!
      夢の母娘対決なるか、流星ウェイトレスラクチェVS炎の大熊アイラ!」
アイラ  「ふむ、私は大熊だったのか。道理で夜空を見ると、大熊座が目に付くと思った」
エルフ  「割と誰でも目に付きますよねえ?」
ティルテュ「そうなんだ! じゃあ、こんどからおほしさまたちをアイラちゃんだとおもってみるねっ!」
アイラ  「いや、それはやめてくれ。縁起が悪い」
シャナン 「流石のアイラもお星様になってしまうのは嫌だろうな…」
ノイン  「天に輝く大熊座! 大熊座を見た者には死が訪れる!
      そしてシューティングスター……そう、緑に輝く流星を見た者にも死が訪れる!!」
セーラ  「何、その死兆星みたいな言い方」
ドロシー 「緑の光はリアルに死ねますけど…」
ノイン  「後方から迫り来る炎の大熊・アイラ選手の前には、流星の申し子・ラクチェ選手が立ちはだかる!
      スポーツ万能少女ラクチェ選手の台頭を許すか、はたまたアイラ選手の名が更に高まるかっ!!」
アイラ  「ラクチェ、捕まえたぞ!」
ヨハン  「そのセリフ、私が使いたかったのだがな…」
ノイン  「聖戦ナンバー1ソードマスターの栄冠はどちらの頭上に輝くッ!?
      登りに足がかかった所で、ディフェンディング・チャンピオン、アイラ選手が仕掛けるぞっ!!」
ラクチェ 「母さんね、負けないわよ!!」
シャナン 「アイラには悪いが、私はラクチェを応援させてもらう!」
アイラ  「構わん。だが、こちらもクロード卿への借りを返さねばならんのでな。
      悪いが、ここは退いてもらう!!」
ティルテュ「アイラちゃん、ガンバレ〜!」
ノイン  「ラスボス、黄金の神の使徒への挑戦権を賭けたセミファイナル第1ラウンドッ! 
      アイラVSラクチェ、最強の母と娘の壮絶な戦いが始まるぞっ!!」
セーラ  「どっちが勝つか、わくわくするわね」
ドロシー 「ラクチェさんのパワーか、アイラさんのテクニックか……悩む所ですね」

続く
516助けて!名無しさん!:2011/11/03(木) 01:31:38.88 ID:TBARZAbQ
いつかシグルドとヨハンで歯の浮く台詞対決やらせてみたいな
517助けて!名無しさん!:2011/11/03(木) 09:01:47.36 ID:uFoQfWjg
>>516
俺の中ではシグルド圧勝
ヨハンはどこかネタっぽいがシグルドは本人もシナリオの展開もものすごい真剣であれだから
518助けて!名無しさん!:2011/11/03(木) 20:28:59.97 ID:S/NTDrDx
>>506
ノールは早く逃げた方がいい
ユリアとイシュタルが凄い勢いでそっちに向かっていったぞ

>>510-515
クロードとコープルはエッダ教の信者が減るのを覚悟してるとしか思えんw
GJ!
519助けて!名無しさん!:2011/11/03(木) 21:13:22.40 ID:sbDNIrU+
と言うか実際紋章町の宗教勢力図ってどうなんだ?
兄弟家の面々は無宗教だと思うが。
どこかに入るとセリカが怖いし。
520助けて!名無しさん!:2011/11/03(木) 21:18:49.89 ID:FKR9Qmwu
地区別なんでないの?

アカネイア よくわからんが原作でレナさんとかが属してる宗教

バレンシア 北はドーマ、南はミラ

ユグドラル エッダ、それと少数だがロプト

エレブ エリミーヌ、サカ草原だけ土着宗教

マギヴァル ロストン

テリウス アスタルテ(ベオクラグズ共通)

田舎であるバレンシアの半分しかもたないミラは紋章町全体では少数派だと思う
宗教関連ではいつも思うが兄弟家の先祖の墓とか菩提寺とかどこの宗教なんだろうな
521助けて!名無しさん!:2011/11/04(金) 00:30:28.97 ID:0+e4HaKR
ユンヌ「私が邪神じゃないとわかったんだから、『ユンヌ教』を創って私を崇め奉るべき。
    ぶっちゃけアスタルテや他の神々よりも出番多いし」
522助けて!名無しさん!:2011/11/04(金) 00:53:12.85 ID:Q+znPBJM
>>519
アルム「僕もミラ教徒だよ。農業やってる人は多かれ少なかれ信仰してるんじゃないかな」
ロイ(アルム兄さんの鍬やじょうろのアイテム名が緑色に光って、能力補正までつくのはそういう理由だったのか……)
523助けて!名無しさん!:2011/11/04(金) 14:55:59.90 ID:fVvJD5Kj
作品は違うがチャップさんやネフェニーは特定の信仰を持ってなさそうだけど信心は深そう
「悪い事したら神様のばちが当たる」くらいおおざっぱな感じ
524助けて!名無しさん!:2011/11/04(金) 16:30:34.77 ID:RFNScTAx
村に教会くらいあるだろうし葬式やら結婚式やらはアスタルテでやってるんじゃないの?

ぶっちゃけあんまり信心持ってない人でも家の葬式やら結婚式やらはその地域の宗教でやるだろうし
本当の意味での無宗教なんてそうはいないと思う
525助けて!名無しさん!:2011/11/04(金) 21:40:19.13 ID:0XWT29KJ
>>522
リーフ「ちょっとミラ教に入信してくる(能力補正までつく自分専用武器が手に入る的な意味で)」
526助けて!名無しさん!:2011/11/04(金) 23:54:34.04 ID:aubtfz9i
しかし貰えるのは鉄の鍬
527助けて!名無しさん!:2011/11/05(土) 00:05:08.29 ID:YZpH7G4H
リーフ「もう専用武器ならなんでもいいや」
528助けて!名無しさん!:2011/11/05(土) 00:12:29.32 ID:oX/7Jzfg
リーフ専用武器ではなく対リーフ専用武器

つ 鞭

>>527
ミラのしもべ「働けっ馬車馬のように畑を耕せこの豚がぁぁ――――ッ!貴様はミラ様の奴隷なのよ!」

529助けて!名無しさん!:2011/11/05(土) 00:33:58.27 ID:SAW7pQ7M
>>528
リーフ「我々の業界ではご褒美ですハァハァ」
マルス「ミラのしもべ像相手に……」
ロイ「リーフ兄さん……酸素欠乏症にかかって……」
530助けて!名無しさん!:2011/11/05(土) 01:19:36.87 ID:Duyfu3pR
>>529
ナンナ「はあっ!」ピシッ!
ミランダ「えいっ!」ピシャ!
ラケシス「もっと鋭く!鞭は手じゃなくて全身で使うものよ!」

エヴァ「・・・何をしておられるのだラケシス様達は」
アルヴァ「ナンナ様の想い人の為だそうだが・・・」
イーヴ「それはいいのだが、なんかやけにラケシス様いきいきしてないか?」
531助けて!名無しさん!:2011/11/05(土) 03:53:54.10 ID:QxwrvQ7Y
>>530
リーフ「まだだっまだ足りないっ!もっとゴミを見るような目で!」
ナンナ「えいっえいっ!このクズこの変態っ……こ、こうですかリーフ様?」
リーフ「ちっがーうっ!罵倒も蔑みもまだまだ足りないよっ!…それ以前に君らにされてもなあ…はぁ…」

リーフのナンナへの好感度が5下がった…

ナンナ……ピキ……「…人が苦労して練習してきてあげたのにまだケチつけるんですかっ死ねっ豆腐の角に頭ぶつけて死ねこのドグサレがぁ!」

ビシャーン!

リーフ「あっ…そう…その角度で…ぐはぁっ♪い…いまのは…いい…」

リーフのナンナへの好感度が20上がった♪
532助けて!名無しさん!:2011/11/05(土) 09:53:10.95 ID:pHrqlQPt
メディウス「リーフよ、そんなに責められるのが好きなら」
デギン   「ワシらからも相応しいものをくれてやる」

  地
地リ地
  地   地=地竜(ルナ仕様)

ガトー   「…お主らそんなにイドゥンにちょっかい出されるのが嫌か…?
       いいぞもっとやれ」

533助けて!名無しさん!:2011/11/05(土) 22:04:21.26 ID:OioRNLSb
気付けばこのスレの容量も後僅かだな。
特に大きなネタが来なけりゃ次スレは490kb超えたぐらいか?
534助けて!名無しさん!:2011/11/05(土) 22:19:17.39 ID:OBbDXQpb
それでいいかと
535助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 00:11:01.22 ID:qbkf89OR
久し振りに

パーパーパパパパパッパー!
     ≡≡≡∧_∧
    ===( ・ω・)=つ=つ <クラスチェンジしたんよっ!
   ≡≡≡/(っ \/≡つ=つ    <ミカヤは俺の嫁なんよっ!
  ===/  /    ) シュババババ <かかってくるんよっ!!つ【しゅんさつ】
 ≡≡≡/__( / ̄≡つ=つ



ちょっと改造してみた
三角の部分はマントと思ってくれ
536助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 00:34:09.66 ID:NT+++VSM
しっこく「身の程を」
ペレアス「もっと弁えるんだね!」
アッー!コノヒトデナシー!!
537助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 13:21:39.40 ID:h1Z52lxN
久々に覗いてみたら容量がやばそうだったんで次スレ立てておきました
歴代FE主人公が兄弟だったら 39章
ttp://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1320639309/

さっきふと覗いてみたら絵版更新キター!

ミカヤ可愛いよミカヤ、でもリンも(ry



>>485-486



でも実際、ミカヤは弟達を大事にしてるから親しい人間の死は乗り越えなきゃいけないんだよな……

いつか別れると分かってても一緒に居たいと思わせる位の相手が出来たら、もしかしたら恋愛になるのかもしれないね

とりあえずミカヤの夫候補はもう少し頑張ろうか





>>489-491

乙だぜ

リンは個人的に一番現実の女子高生っぽいキャラだと思うw

乙女っぽさが良く出てていいと思った、GJ!





>>510-515

更新ktkr!

親子対決か、原作でもこの二人強いからなー……

まぁ料理対決だとアイラさんの圧勝なんだけど、レースだとどうなるかな?

続きが気になるぜ、GJ!
538助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 14:49:12.93 ID:5VtOSqFy
>>537


ミカヤは兄弟が生まれる前に何度か恋愛経験あると個人的には思ってる
長生きしてる人だしいろんな人生経験を積んできたんじゃないかな
539助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 15:07:30.36 ID:8qfd4S6c
>>537
ヒロシキター
540レイヴァン逃亡中 1/2:2011/11/08(火) 00:05:42.70 ID:MoN1WSFw
>>537
ヒロシ乙

埋めネタのつもりで書いたら、結構しっかりしたネタになったでござるの巻。というわけで投下。



リーフ「そこのおねいさん! よかったら僕と一緒にお茶でも!」
???「……困りましたね。あまりお相手できる時間はありませんが、それでもよろしいでしょうか?」
リーフ「も ち ろ ん で す っ ! 少しでもご一緒できれば、僕は十分幸せですから!」
???「それでは、ここのお店でよろしいですか?」
リーフ「はいっ! いつか、いつかこんな日が来ると信じていた……継続は力だなぁ……」
???「何か言いましたか?」
リーフ「いえ、何でもないです!」

―三十分後―
???「そろそろ時間ですので、失礼しますね」
リーフ「あの、今日はありがとうございました。僕から誘ったのに、奢ってもらっちゃって……とても楽しかったです」
???「私も楽しかったです。それにあなたのような少年に奢らせてしまっては、私が心苦しいのです。それでは、失礼します」
リーフ「……ああ、素敵な人だったなぁ。穏やかで、上品で、気遣いもできて……。あっ、そういえば名前聞いてないや。
    僕としたことがなんたる失態だ……。それにしても、レスキューされない時もあるんだなぁ。まぁ、そりゃそうだよね」
 ……リーフはこの数分後、レスキューされなかった理由を知ることになる。
 ナンナ、ミランダ、ティニー、サラは同じ喫茶店でお茶をしていたのである。
 しかし、四人娘はいつものようなお仕置きを加えなかった。
 ナンパした相手の正体を知ったリーフはその場で崩れ落ち、それを見た四人娘はそのあまりの落ち込み様に真剣に励ましたという。

???  「お待たせしました、レイモンド様」
レイヴァン「……遅かったな、ルセア。何かあったのか? まさかAKJに!?」
ルセア  「いえ、その様なことはありません。ちょっと食事をしていました。それよりも、これをどうぞ」
レイヴァン「いつもすまない。銀行にはAKJの諜報員が張っていて迂闊には近付けんからな……」
ルセア  「次はどちらまで行かれる予定ですか?」
レイヴァン「そうだな。魔の島はもうAKJの縄張りのようなものだから、とりあえずはナバタの里を目指す」
ルセア  「わかりました。ところで、P・レーダーの調子はどうですか?」
541レイヴァン逃亡中 2/2:2011/11/08(火) 00:06:55.53 ID:MoN1WSFw
レイヴァン「ああ、調子はいいぞ。こいつのおかげで助かってるようなものだ。確かルーテといったか、こいつの製作者は。
      よくはわからんが、カレログ?の応用だとか言ってたな。重宝している。謝礼はもう渡してくれたか?」
ルセア  「はい、言われた通りに。それと謝礼を渡した時に話してくれたのですが、ルーテ様によると
      プリシラ様も同じ物を手に入れたということです。問答無用で作らされたと」
レイヴァン「! ……よく知らせてくれた。ということは、ここも危ないな」
ルセア  「レイモンド様……っ!」
レイヴァン「そんな顔をしても駄目だ。一緒には連れていけん」
ルセア  「でも……っ!」
レイヴァン「デモもしかしも案山子も駄菓子もあるか。俺とお前が一緒にいる時に遭遇したプリシラは、はっきり言って手に負えん。
      俺自身、何を言ってるかよくわからんが行動を別にした方が生存率は高いし、それがお前のためでもある」
ルセア  「……レイモンド様……わかりました。あの、もし旅の途中でレナートと名乗る男と出会ったら、
      私の名前を出してみてください。私と同じエリミーヌ教の司祭で、きっと力になってくれます」
レイヴァン「わかった、頭に入れておこう。お前も危ないと思ったら、ノディオン家のエルトシャン殿と兄弟家のシグルド殿を頼れ。
      必ず助けてくれるよう、話はつけてある。……名残惜しいが、そろそろ行くとしよう」
ルセア  「……レイモンド様に聖女エリミーヌ様のご加護があらんことを……」
レイヴァン「……助けてくれるんだったら、エリミーヌだろうがミラだろうがユンヌだろうが何だって信じるぞ……。
      今しばらくの別れだ、ルセア。いずれまた連絡を寄越す。さらばだ」
 こうして、コンウォル家の嫡男・レイモンドことレイヴァンは新たなる逃亡先へと旅立った。
 その背中からは悲壮感が漂っているようにしか見えないが、彼の希望の灯は完全に消えたわけではない。
 シグルドやエルトシャン、ルセアのように手を差し伸べ、共に戦ってくれる仲間がいる。
 妹・プリシラがきれいになる日が来ることを信じて、レイヴァンは戦い続ける。あるいは、逃げ続ける。

終わり

埋めネタなんで、リーフがルセア口説くわけないじゃん、とか細かいことは気にしないでほしい。
542助けて!名無しさん!:2011/11/08(火) 00:35:01.85 ID:SglWplqL
リーフ「あれくらい美人ならこの際男でもいいかな…ユリウスの気持ちがちょっとわかってきたよ」
543助けて!名無しさん!:2011/11/08(火) 01:20:09.75 ID:Q95NyMXz
ナンナ「ルーテさん」
ミランダ「私たちに」
ティニー「成長を促進する飴玉とか作ってくれませんか?」
サラ(でも大きくなると兄様と遊べなくなるかも・・・どうしよう)
544助けて!名無しさん!:2011/11/08(火) 09:36:03.44 ID:DmVd5AG/
>>540-541
プリシラがヤバイってレベルじゃNEEEEEEEEE!!
545助けて!名無しさん!:2011/11/08(火) 13:00:03.43 ID:dxpaAFmE
>>543
メルモナツカシス
赤い飴と青い飴を使い分ければサラは幸せになれるぞ

そういえばこのスレのリーフ的にティルテュはどうなんだ?
年甲斐の無いおっきい子供
546助けて!名無しさん!:2011/11/08(火) 16:01:44.17 ID:py2q55bL
さすがのリーフもオバサンは辛いかと…
それに夫がいるんじゃ余計に厳しいんじゃない?
547助けて!名無しさん!:2011/11/08(火) 16:08:08.58 ID:grTJz5XH
リーフ「僕をあまりみくびらないでほしいね?
    熟女の美しさがわからないなんて君は可哀想だ。ルイーズさんとか最高じゃん。
    人妻属性ハァハァじゃん。僕のストライクゾーンの上限は余裕で45くらいまでOKです。
    むしろルイーズさんを寝取りたいくらいだよハァハァ。今日から僕はクレインとクラリーネのパパになってあげよう!」
548助けて!名無しさん!:2011/11/08(火) 16:23:21.67 ID:nhtMz5Ri
>>546がとんがってもいないのに雷に打たれてるんだが・・・

ラケはナンナの姉なのにティルテュはティニーの母親なんだっけか。夫は誰だ。
549助けて!名無しさん!:2011/11/08(火) 16:24:54.08 ID:grTJz5XH
>>548
リーフ「僕だよ。何を隠そう僕はアーサーとティニーの父だったのさっ!」
マルス「はいはい願望乙」
550助けて!名無しさん!:2011/11/08(火) 16:30:20.13 ID:QLHZR1Nj
>>549
ティニー「はっ!ということはアーサー兄様×リーフ様は知らずに禁断の愛へ進む親子ということに・・・冬はこれでいきます!」
ミランダ「あんたとリーフも親子だけどそっちはいいの?」
551助けて!名無しさん!:2011/11/08(火) 16:51:01.97 ID:G+OkLrjC
>>549を見てロイが「何を隠そう僕は○○の達人だ!」と言う台詞が思い浮かんだ。
只の声優ネタだしロイって何か得意なものあったりしたか、と思ったりもしたけどな。
552助けて!名無しさん!:2011/11/08(火) 19:25:55.02 ID:grTJz5XH
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553助けて!名無しさん!
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