歴代FE主人公が兄弟だったら 39章

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1ヴォルツ
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という前提で
彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1312985182/

保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage

雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/

絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/
2ヴォルツ:2011/11/07(月) 13:16:12.00 ID:h1Z52lxN
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。

【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしだが、近親相姦アレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。

【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。

【アイク】
グレイル工務店で働く漢。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。

【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコーッ」と叫ぶ。

【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切にし、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。 周囲からメタボだと思われている。

【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱い歩く妹製造機、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。

【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸だけには実った事は無い。

【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコする。

【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラが大嫌い。

【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味だが、影が薄い。

【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。

【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好き。通称マミー君を一番気に入っている。

【リーフ】
怪人・イモータルムッツリ。年上のお姉さんが大好き。運が悪く、よく荒事に巻き込まれる。この人でなしー。

【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレムになっている。ヘクトルに対しては黒い。

3ヴォルツ:2011/11/07(月) 13:16:58.90 ID:h1Z52lxN
【竜王家の皆さん】
チキ・ファ・ミルラのょぅじょ3人組やユリウス・ユリア兄妹、
イドゥンさん、氷竜姉弟、ハゲ黒竜王、アル等々、兄弟家に縁がある竜の一族。
持っている力が力なだけに、すさまじい騒動を引き起こすことも……。

【ひろし】
世界ひろしと言えど様々な職を器用にこなすのはひろしだけ! 通称ヴォルツ。

【ルーテ】
「私、優秀ですから」が口癖で、発明から同人までなんでもこなす少女。アスレイ、フォルデ、ノールは助手。

【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。

【ユンヌ】
ミカヤの身体に憑依して現れるアイクラブな自由と混沌の(※威厳の無さナンバー1の)女神。
混沌の名のままに、好き勝手に場を荒らすが、大体最後には痛い目を見る。

【AKJ(兄が、嫌いな、女子は居ません!会)】
ブラコンの中のブラコンが集う女性の会。兄の為なら全てを犠牲に出来る妹達が揃う(※会長はラケシス)。
兄弟家のSが天敵。
4ヴォルツ:2011/11/07(月) 13:19:17.21 ID:h1Z52lxN
ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <既存の設定はこんな感じだが、特にガチムチに定められたものではないので必ず従う必要は無い。
/,--┬'^つ</、      歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
|∪===|~〆         他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
. ノ___r T !  ゝ      …自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだな
i_/、」 ~~

               ・嫌いなネタに文句をつけるより、自分の好きなネタを書きましょう。

ゝ~"~<      -;    ・好きなネタを読んだら、面倒くさくても「GJ」の一言ぐらい書いてみましょう。
,ζノ=lノ=l〉     //    つまらないネタに無理矢理レスしろとは言いません。面白かったらつけましょうという話です。
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//      ネタ書く側も「喜んでくれる人がいるんだな」とほっとします。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆         ・感想しか言えない、ネタなんか書けない、という人でも、「このネタ嫌い」と言うよりは、
. ノ___r T !  ゝ        「こういうネタも読んでみたい」と言った方が建設的だし平和的です。
i_/、」 ~~            「梅雨のネタが読みたい」とか「兄妹で仲のいい話が読みたい」といった漠然とした希望でもいいから、
                試しに書いてみてはいかが?
              
               ・誰が兄弟か、はスレの軸となる大切な要素なのでスレ住人全員で共有。勝手に減らしたり増やすのはやめよう。
                スレの平和的利用のために、上記の文をよく読んで欲しい

ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <【注意!】 AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えるぞ。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆
. ノ___r T !  ゝ
i_/、」 ~~
5助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 13:49:38.52 ID:h1Z52lxN
前スレの方の容量が微妙なのでまだ埋まってませんがこっちに小ネタ投下します
10月末には合わなかったけど、一応ハロウィンネタです

あとヘクトルとファリナの絡みだから、他の組み合わせが好きな人はスルーしてくれ

んでは、投下
6助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 13:57:19.12 ID:h1Z52lxN
吹き荒ぶ秋風も大分冷たさを増してきた今日この頃……

10月も終わり、これから本格的な冬に差し掛かろうとしている。

私の故郷のイリアでは、皆冬の為の蓄えを終えてとっくに雪が降り始めている頃だ。

無論、ハロウィンなんて能天気なイベントが出来るはずもない。



「いらっしゃいませー!ハロウィンにて、本日はお菓子全品10%オフとなっております。

 是非お買い求めください!」



……が、紋章町中央区ではまだまだ初雪のはの字も見えておらず、お祭り好きな住民達がこんなイベントを逃す訳もない。

私個人としても、割の良いバイトが出来るので異論は無い。

そんな訳で私、すご腕のファリナは本日とある雑貨店にて売り子に精を出しているのでした。



「はい、毎度ありがとうございました!」

「こら、そこのあんた!買う前に食べないの!」

「お客さん、今どこ見てました?

 うふふ……あそこの商品全部買ってくれたらちょっと過激な悪戯してあげるんだけどなぁ」



ちなみに今の私の格好は黒い三角帽子に、同じく黒一色の際どいワンピースとミニスカだ

どこからどうみても魔女っ娘です、本当に(ry

最初は着るのに少し抵抗があったが、着たら自給200GUPと聞かされた数秒後には気が付いたらこの格好をしていた



(着てみると案外悪くないわね、この格好)



自慢する訳じゃないが、それなりにスタイルには良い方だと思う。

さっきから妙に客に男性が多いのも、おそらく気のせいではあるまい。

最も、肝心の"アイツ"には全然効果がないのが癪だけど……

7甘い一時2:2011/11/07(月) 14:26:53.09 ID:VXXskG10
タイトル入れ忘れたorz
あと改行がひどすぎたからPC変えてみました

働き始めて2時間程が経過した。
夕方になり風も強くなってきたためか、客足が大分大人しくなってきた。
すると買い物客が途切れたタイミングで、雇い主のおじさんが近づいてくる。

「お疲れ様、そろそろピークも終わった頃だし売り子はもういいよ。
 今度は大通りの方に行って、店の宣伝をしてくれないか」

そういって店長は、一口サイズのお菓子が入ったバスケットを私に手渡した。

「別に構いませんけど、このお菓子ただで配っちゃっていいんですか?」
「ああ、日持ちの悪い物やこの時期はあまり売れない物が殆どだから気にしなくても良い。
 お腹が減ったらちょっと位食べても構わないから」

……それはまた、なんとも太っ腹なことだ。
他に質問は、と言われたのでもう良い時間だが配り終わったら直帰してよいか聞くと快諾してくれた。
給料は来週の休みにまとめて振り込んでくれるらしい。

「それじゃ、よろしくね」
「はーい」

久し振りの好待遇に、返事の声も弾む。

外に出た途端、鋭い寒風が薄着に遠慮なく吹き付けてくる。
あまりの寒さに一瞬上着か何か持っていこうかとも思った。
しかし給金を上げてもらった以上勝手に着替えるのも悪いと思った私は、そのまま大通りへと向かった。

(まぁここはイリアじゃないし、まだ10月だし……なんとでもなるでしょ)

割の良いバイトに浮かれていたとしか思えない。
再び店を出て数分後、私は自分の見通しの甘さに後悔することとなる。
8甘い一時3:2011/11/07(月) 14:27:35.03 ID:VXXskG10
…………………
………………
……………


「○○商店でーす、本日ハロウィンにつきお菓子セールやってますー」


お菓子を配り始めてから十数分。
風が強い外の寒さは室内と比べ物にならない程だった。

「……ックシュン!」

我慢していたがとうとう本日二回目のくしゃみが口から飛び出した。
辛うじて手で押さえたが、こんな状態では当然配れる物も配れない。

(あーあ……失敗しちゃったな。
こんなことになるなら上に羽織るコートかなんか持ってくればよかった)

(一端上着を取りに店に戻る?
いやいや、まだ配り終わってないし印象悪くなって下手したら減給かも……)

そんなことをうだうだ考えている間に、ますます風が強くなる。
周りに人気はあまり無く、出歩いているのはカップルばかり。

無意識の内に、人恋しさが芽生えたのか。
ふと、もし口うるさい姉や心配性の妹がこの場に居たらどうなるだろうか。
きっと姉は小言をいいつつもこっちを心配して、妹は泣きながら冷えた自分に抱きついてきたりするのだろう。
そしてもしあいつがいたら、きっと……
9甘い一時4:2011/11/07(月) 14:27:58.46 ID:VXXskG10
「風邪ひくぞ」

突然背後からぶっきらぼうな声で声を掛けられた。同時に、上着が投げかけられる。
顔を見るまでもなく、声の主が特定できた。
その声は、さっきまで隣にいたらいいなと思っていた人の声だったから。

「なーんだ、誰かと思ったらヘクトルじゃない」
無論、そんな事言えるはずもなく、咄嗟に気付かなかった振りをしてしまった
まぁヘクトルじゃなくても、今の私の格好を見たら知り合い全員声を掛けるだろうけど……
「何だとは何だ。つーか何でそんな格好でこんなとこに……」
上着を私に貸した分、少し寒そうにしながらヘクトルはそう聞いてきた
そんなに寒いなら最初から貸さなきゃいいのに
……まぁ、鈍感な上に馬鹿だから風邪は引きそうにないけど
 
「見て分からない?バ・イ・ト。
 ついでに、今日は何の日でしょうか?」

寒さが和らいでほっとしたからか、思ったより辛辣な口調になってしまった。
こういう時、自分の勝気な性格がたまに疎ましくなる。
しかし目の前のヘクトルは慣れっこなのかたいして気にした様子も見せずに答えを返した。

「ハロウィンだろ?さっきもガキ共に菓子を強請られたからな……
 ったく、渡す側になるとこの手のイベントは面倒なことこの上ねぇな。
 姉貴達に少し持たされたが、あっという間に無くなっちまった」
口調は厳しいが、なんだかんだで人情の塊のようなこの男の事だ
どーせいざ目の前にしたら甘やかすに決まっている
まぁ、それがこいつの美点ってのは知ってるけどね。

「ふーん。なら、これ持っていきなさいよ」
そういって持っていたバスケットの中身を少し手渡した。
10甘い一時5:2011/11/07(月) 14:28:24.67 ID:VXXskG10
「いいのかよ。お前、バイト中なんじゃねえのか」
「配って宣伝するのが今の仕事だから、まぁいいんじゃない?
 もし気になるんなら、そうねぇ……知り合いに宣伝しておいてくれると助かるわ。
 明日も在庫処分の為に安くなるだろうしね」

「へぇ、そういうことなら遠慮せずに貰うとするか」
そう言ってヘクトルは、貰った内の一つを早速開け始めた。
兄弟家の二男坊程でもないが、この男の食欲もまた相当なものだと思う。
……料理、少し練習しようかな

ここでそのまま立ち食いを始めそうな勢いだったので、近くのベンチに座らせる
ここだけの話、隣に座るのに10秒程要したのは決して緊張とかそういう類のものではないと言っておく。
あれよ、体調不良とは言え勤務中に中座するのはどうかとか悩んでただけなんだから。多分。



美味しそうにお菓子を食べる目の前の男を見ている内に食べたくなったので、
私も包みの内の一つを空け、頬張った。
口当たりの軽い、焼き菓子独特の食感と甘みが口いっぱいに広がる。

しばらくの間、互いのお菓子を食べる音だけが辺りに響き渡った。

「そういえばよ」
「んー?」

数分も経った頃だろうか、ヘクトルが思いだした、というような口調で話しかけてきた。
その時丁度二個目の焼き菓子を食べていた私は、喋らずに音だけで返事をする。
11甘い一時6:2011/11/07(月) 14:28:52.64 ID:VXXskG10
「お前はさ、言わねぇんだな。
 絶対言うと思ってたんだが」
「?……何をよ」
要領を得ない発言に、当然の質問を浴びせた。

「ほらあれだ、トラップオンデリートだかなんだか」
「……トリック・オア。トリートね。
 いわゆるお菓子を寄こせって奴」
「そ、それだそれ。
 がめついお前なら会った瞬間にでも言うと思って身構えてたってのによ」
女の子と二人っきりでベンチに座ってする会話がこんなのだなんていい度胸だわ。
……問答無用でいたずらしてやろうかしら。

「どういう意味よ。
 まぁ、本来ならお菓子に加えて普段のお世話、妹をたぶらかしてる余罪に、
 今の発言の慰謝料……」 
「おい!」
「って所まで本来なら請求するとこだけど、今日はいいわ」
「……今日は随分、太っ腹じゃねぇか」

それはそうだ。いくら私がお金にうるさくたってこれ以上は貰えない。
(もう、先に色々貰っちゃったしね)

「は?俺、何かやった記憶はねぇぞ」
頭の中だけに納めていたつもりが、いつのまにか口に出していたらしい。
慌てて今の失言を取り繕う。こんな恥ずかしいこと、死んでも話すことはできない。

「あ、あれよあれ。
 さっき上着貸してもらったじゃない!
 ともかく、そういう訳でこれでチャラ、貸し借りナシってことで!」
12甘い一時7:2011/11/07(月) 14:29:25.43 ID:VXXskG10
そう言うやいなや、私はバスケットを持って駆けだした。
とても今、見せられた顔をしていないだろうから。

「おい、ファリナ!」
背後から声を掛けられるが足は止めない。
「上着なら明日洗って返すからー!
 それとさ……今日はありがと!」

がさつでデリカシーなんて欠片もありゃしない。
でも、一緒にいると妙に暖かい気持ちになる。

甘酸っぱい時間とはいかないが、今の私にはこれで十分。
今回は、これで勘弁しておいてあげるとするか。

と言っても現状に甘んじるつもりはない。
来年の為にも、今よりもっとがんがん責めて行かなくては。
覚悟してなさいよ……ヘクトル!



「ヘッッックション!
 やっぱ、半袖じゃあきっついな。
 にしても、姉貴達に上着のこと何て説明したらいいんだ……はぁ」
13甘い一時 おまけ:2011/11/07(月) 14:29:50.85 ID:VXXskG10
「ただいま。あー、寒かったー」
「あ、お姉ちゃん。お帰りなさい。
 ……?どうしたのその格好」

フロリーナが指摘するのも無理は無い。
なにしろこの時のファリナの服装はバイト時の魔女の服装そのままだったのだから。

「バイト先での売上貢献の為に、このファリナ様の魅力をちょっと貸してあげただけよ。
 ……まぁ、おかげで風邪引きかけたけど」

言い終わった後に、心配そうな妹と視線が合う
しまった、余計な事言ったかも。
これはフロリーナから姉貴に連絡→説教フラグね。oh……

「大丈夫?晩御飯にスープ作っておいたけど飲む?」
「お、気が利くねぇ。
 それじゃ早速もらおうかなー」
「うん、じゃあ温め直してくるね」

ぱたぱたと足音を立てて、妹が台所に消えたことを確かめる。
……よし、今の内。
あいつから借りた上着を、素早く洗濯機の中に投げ込む。
明日の洗濯当番は自分、これで誰にも見つかることはない。うん、完璧ね。

(ヘクトル一筋なフロリーナのことだし、見た目だけで誰のか特定されかねないわよね。
あの子ナイーブだし、ばれないようにしないと)


しかし翌日、風邪気味の姉を心配して仕事を先取りした妹の優しさにより、
彼女の恋敵への配慮は見事に打ち砕かれるのだった。
14助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 17:14:25.18 ID:NT+++VSM
ミカヤ「ヘクトルに嫁候補との絡みがキター!」
エリンシア「ファリナちゃんかフロリーナちゃんならヘクトルちゃんのお嫁さんになっても文句はありませんわ!」
ミカヤ「エリンシア!婚姻届よ!」
エリンシア「既に出してますわ!」

こんな会議があったりして…

GJでした!ファリナだけじゃなくてフロリーナも頑張れ
15助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 17:25:08.88 ID:lqlMOhU3
>>14
リリーナ「私はだめだというんですか姉さまぁぁ!まともな女の子ですよっ!?」
16>>6に便乗:2011/11/07(月) 18:41:30.03 ID:OrATtEDw
フロリーナ「ひほいほおへえひゃん」
ファリナ「だから別に私から言った訳じゃなくって
ていうか上着に顔埋めながら話すの止めなさい!」
フィオーラ「そうよ。せっかく洗濯したんだから」
ファリナ「エリウッドの下着を握り締めてる姉さんが言える台詞じゃない!」


ごめん
ふざけたかっただけなんだ
17助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 19:47:34.31 ID:HeOW+eeg
コード・>>1乙、でぃぃぃやっ!

>>6-13
ニヤニヤしてしまったではないが、どうしてくれるw
後自分が今書いてるネタに即席でファリナ出したくなったではないか、これもどうしてくれるんだww
GJ!
18助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 20:46:33.97 ID:61sN6B6l
 ○  >>ひろし乙 もうお前に用はない 
 く|)へ
  〉   ヽ○ノ
 ̄ ̄7  ヘ/
  /   ノ
  |
 /
 |


それはともかく投下乙っす。
ツンデレとツンデレと組み合わせも悪くないよね。
19助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 20:55:11.85 ID:46bB5efk
〜 注意 〜

・このネタはいわゆる紋章町が舞台ではありません。
・戦国時代の兄弟の生涯…生まれてから亡くなるまでを追っていく形になります。
 従って一部を除いてキャラが歳を取ります。物語後半は老人中心になっていきます。
・キャラが死にます。あなたの好きなキャラが死ぬかも知れません。
・合戦、決闘等のシーンがあります。描写は抑えてありますが人によってはキツく感じるかも知れません。
・中には悲劇的な末路を辿るキャラもいます。
・ギャグやほのぼのはほぼありません。基本シリアスに徹しました。殺伐としてるかも知れません。
・ネタというより小説です。ちょっと毛色の違うのをやってみたかったんだい!
 それにほら…話のパターンや形式も色々開拓してみたいじゃない。
・俺設定満載です。苦手な人は注意。便乗してくれる方はご自由に使ってください。
・場面によってはキャラの口調が時代がかってます。時代劇ですので。
・長編になります。
・筆者は歴史好きですが色々時代考証とか間違ってます。その辺は生暖かい目で見てやってください。
・その辺とか好きな漫画とかを元にしたエピソードとかあります。元ネタ知ってる人はクスリと笑ってくれると嬉しいっす。
・日本をモデルにした東方の島国が舞台になります。
 地名については(例)クリミア国とか出たら日本で言えば甲斐国とか武蔵国とかみたいな一地方と思ってください。
 あくまでも基本一国の中の話です。

長い注意書きで申し訳ない
上記が駄目な人はスルーしてください

前スレ>>345-350の続きです。
冥府魔道に繋がるとされる都の鬼門。
異様な妖気に息が重くなる。
暗雲は常に空を閉ざしアスタルテの恵みたる陽光を拒絶している。
呪いと臭気に閉ざされたここはもはや人界を隔てた異界と言っても過言ではない。
この地は祟りなす悪霊の山。
妖怪の本陣。ラグドゥの山道を歩むのは一人の浪人者であった。
名はエフラム。
彼は槍に纏わりついた血を拭い取ると山頂を仰ぎ見た。
「あれから六年あまりか…待たせたなリオン。今行く…」
彼が歩んできた山道には幾多ものがしゃ髑髏や腐った死体が転がっている。
まだ山道は二合目を踏んだばかりだろう。にもかかわらず妖怪変化はまるで際限を知らぬかのように襲いかかってきた。
やはりあの娘を帰らせて正解であった。
道中で知り合った貴族の娘…名はターナと言ったか。
フレリアに仕えないかと幾度も誘ってきて、ほとんど付きまとうような勢いだったのだが頑として退け都へと帰らせたのだ。
「この地は女子供連れで来るような地ではない」

昼なお暗い砂利道を歩みすすむ。
その時である。枯れ朽ちた木々の合間からいくつもの闇が形を成して飛んできた。
邪眼の妖怪が放つ妖気の弾であろう。
身を逸らし…あるいは飛びのき、しゃがんでやり過ごす。
妖怪どもは山の上から容赦の無い攻撃を加えてくる。
「ち……ラチがあかんな…よし!」
このまま避け続けていても反撃の術がない限りいずれやられる。
意を決したエフラムは槍を構えなおすと地を蹴り山道を駆け上った。
右から左からあるいは木の上から崖の上から無数の妖気が飛んできて一瞬前までエフラムが立っていた地面を抉り返していく。
槍は前に突き出すもの。
エフラムはただ真っ直ぐに山頂を目指して一本の槍の如く山道を駆け抜けていく。
瞬間、両翼のしげみががさつき、鎧を纏ったがしゃ髑髏が数体眼前に立ち塞がった。
エフラムの足を止めようというのだろう。ここで足を止めれば邪眼どもの気弾で滅多撃ちにされてしまう。
「退けい!」
裂帛の気合とともにエフラムは渾身の力を込めた突きを繰り出し眼前の一体を串刺しにした。
その屍も引き抜かぬまま槍をなぎ払い髑髏どもを薙ぎ倒す。
骨が砕ける音が響き渡り…その音に紛れて微かな風切音を耳が捉えた。
咄嗟であった。
槍に刺さったままの遺骸を盾代わりとして邪眼の気弾を受け止めたのは避けられぬと悟っての咄嗟の行為だ。
髑髏が砕け散り怨念を吐き出して消えていく。
汗が噴出す。エフラムは肝の据わった男ではあるが今のはさすがに冷や汗を感じた。
まともに食らっておればかの髑髏と同じように全身を蝕まれ打ち砕かれていたであろう。
彼は再び脚に力を込めて駆け出した。山頂は尚も遠い―――――
鬼神フォデスの本陣たる霊峰にして鬼門の地。
ラグドゥの四合目…山頂への道を守る門……門の楼閣上には無数の巨大な目玉が浮かび呪詛をエフラムに向けて投げつけていた。
邪眼は並みの弓では及びもよらぬ遠方への攻撃を可能としている。
蠢く人外の者共の中に並外れた巨体の鬼が酒を喰らいながら山道を駆け上ってくるエフラムをその一つ目で睨みすえている。
身の丈二丈もの人外の一つ目巨人…関門を守る魔物の将…その名をゲブと言った。
「人間にしては少しばかりやるようだが…馬鹿めがぁ、たった一人で何ができるかぁ」
ゲブが並みの人間の胴ほどもある腕を上げると三十を越すがしゃ髑髏が弓に矢をつがえる。
過去にフォデスを討たんとした武芸者もその全てがこの門に辿り着く前に息絶えたのだ。
「死ねいっ!」
将の号令の元一斉に矢が撃ち放たれる。
駆けるエフラムの周囲に次々と矢が突き刺さりその内の一本が鎖骨を貫く。
「…っ…なんの…これしきっ!」
エフラムは頭の中で傷薬の残りを思いつつ門に取り付くと手持ちの手槍を投じて髑髏の一体を貫き楼上から振り落とした。
そのまま老朽化して崩れかかった壁の隙間に脚をかけながら楼上へとよじ登る。
彼を進めまいとする数体の髑髏が上方から槍や刀を突き出してくる。
戦いは上を取った方が有利…とは兵法の基礎であるがそれも力に差があれば必ずしもそうではない。
槍の長さを活かして払いのけ突き刺すと彼は楼上へと辿り着いた。
「上方から仕留めんと飛び道具の者ばかりを集めたのが仇になったな…近づいてしまえばどうという事もないわ」
数体ほど残っていた槍や刀を持ったものを打ち倒してしまえば残るは弓を持った髑髏や邪眼ばかりだ。
だが………まだ妖怪の将がいる…

「馬鹿めがぁぁならばこの儂自ら死に誘ってやろう。フォデス様の贄となりて地獄へ逝けい!」
ゲブはエフラムの三倍ほどもある巨大な体躯と怪力から巨大な斧を振り下ろしてくる。
エフラムが身を引いた石畳がまるで豆腐のように裂けて砕けた。まさしく人外の膂力だ。
「儂の戦斧と我が剛力は人間どもとはわけが違うぞぉ!
 受けてみい大理石をも砕く我が豪腕!」
振りも大きく狙いも大雑把…だがまともに喰らえば命は無い。
エフラムは巧みな脚捌きでゲブの猛攻をしのぎつつ反撃の槍を突き出すが……
その穂先はゲブのまさしく人外の屈強な腹筋…胸筋に阻まれてかすり傷一つつけられない。
「んぅ? 何かしたかぁ? 蚊が刺したほどにも感じぬわ!」
「化け物がっ……」
駄目だ…槍とはあくまで人間を刺すためのもの。
化け物相手では歯が立たぬのであろうか?
膂力と頑健さの差は大の男と赤子ほども差がある。
これでは……
「いや…その差を埋めるのが武だ…」
そうだ…かつて師…デュッセルは言っていた。
正しく武を収めれば力に劣る女子供でも大男に勝ちうると。
単なる力や頑健さに頼らぬ強さが武であり技であると……ならば……
「これで止めだぁ!」
ゲブが隆々たる筋肉を漲らせて斧を振りかぶる。
大きく避けては反撃に繋がらない…死中に活ありだ……
エフラムは脚を止めた。
「観念したかぁ小僧っ!!!」
巨大な斧がエフラムの頭上に降りかかる。
まともに喰らえば頭から股下まで真っ二つにされるだろう。
だが……
擦れるような金属音が響き渡り…そこには槍を傾けて立つ青年の姿があった。
なんの事はない。
斜めに傾けた槍でゲブの斧を受け流し力の方向をほんの少し逸らしたのだ。
まともに受ければ槍も折れて砕けただろうが力のかかり具合を少し変えてやれば非力な人間の力でも怪物の剛力を防ぐ事ができる。
これが武術の技…技量というものだ。
「あまり人間を舐めるなよ化け物が」
そして…いかに怪物の筋肉が鉄のように硬くても鍛えられぬところはあるのだ。
そこは鎧の合間の小さな隙間というべき点であるが六年にわたって練り上げたエフラムの槍術をそれを狙う事を可能にした。
投げ放たれる槍の穂先はゲブの一つ目を正確に貫きその槍先は脳髄を打ち抜いて巨大な鬼を絶命させるに充分であった。
崩れ落ちる巨人の頭から槍を引き抜くとエフラムは周囲を見渡す。
残った妖怪どもが距離を取りなおも気弾を放とうとしているのだ。
「少しばかり時間がかかるかな。リオン。もう少しまっていてくれ」
幾度も当てにした槍はすでに軋み声をあげはじめている。
肩の傷に傷薬を塗りこんで…あと何回分だろうか…
残りの武具も少ない中まだここは四合目……

だが彼に退くという選択肢は無かった。



深い闇の奥底……怨念と呪いの地……深遠……
深い深い奈落の底……ラグドゥの山頂はもはやこの世に現出した冥府……

彼の地に声が響き渡る……

――――――――待っていたよ………エフラム―――――――――



次回

侍エムブレム戦国伝 死闘編 

〜 エイリークの章 輝く御剣 〜
23助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 21:48:50.38 ID:bC+2t4Hk
Tウイルス後遺症発生者の後日談的なものをターナ視点で書いてみる

こんにちは。私はフレリアコーポレーションのターナよ。
変態な兄の世話や恋愛に苦労することもあるけど最近は恋愛やお兄様のお仕置き以上に大切な時間を見つけたの!
それは同人活動。私と何人かの人はヒルダ様とティニーさんから同人活動の指導を直接受けて少し前に合格できたの。
だから今はこうして執筆活動に励んでいる。やっぱりこの時間は非常に落ち着くわ〜・・・
シレーネ「ターナ様」
ターナ「何?」
彼女はシレーネ。私の本当のお姉さんのような人で同人活動ではアシスタントを務めてくれている。ちなみに私はイラスト専門。
もちろん彼女もヒルダ様とティニーさんに本格的な同人活動を叩き込まれた。
シレーネ「今回の新刊が出来ました。ヒーニアス様とエフラム様でヒーニアス様のヘタレ攻めで」
ターナ「・・・これで良いと思うわ。イラストは私に任せてシレーネはもう休んでて良いよ」
シレーネ「いいえ、私も手伝いますよ」
ターナ「あはは、大丈夫だって。だからゆっくりして」
シレーネ「・・・ならそうします。何かあったら呼んでください」
やっと行ってくれた・・・。シレーネもだいぶ苦労してるのよねぇ。妹のヴァネッサがお兄様に惚れてたりでさ・・・
妹の私が言うのも何だけどお兄様は正真正銘徹頭徹尾のド変態である。お兄様はエイリークに好意を持ってるけどアプローチにかなり問題がある。
例えばエイリークにバスローブやスク水、もっと酷い場合はメイド服やバニースーツを贈っている。
もちろん見つけた直後には即刻排除するしお兄様自身にも銀の槍の一撃をブチかましてやるけどね!エイリークも迷惑してるっていうのに・・・
あらら、愚痴になっちゃってごめんね。今月の即売会までもう少しだし気合いれてやるぞ〜!将来の目標は壁際サークルよ!
・・・今はまだ島中だけど。
24助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 21:49:33.62 ID:bC+2t4Hk
即売会当日:フリージ通り前

コレクダサイドイテヨワイワイコノヒトデナシーナランデクダサイオスナー
相変わらず凄いわね〜。周りが同好の士でいっぱいだわ。
セティ「やぁ、ターナさん」
アリオーン「君が即売会に出るのはこれが初めてだったな」
ターナ「あっ、こんにちは!」
アリオーンさんとセティさんだ。この2人とそのパートナーのミーシャさんとシグルーンさんも本格的な教育を受けた同士でありライバルでもある。
ホークさんとリンダさんも同好の士なんだけど売り場が離れてるのよね。
ちなみにアリオーンさんとセティさんのチームは今年度の腐リージ新人賞をめぐって激突しているライバル同士である。
私も新人賞が欲しいけどまだそこまで腐ってないからなあ・・・
セティ「君は初めての即売会だったな?頑張れよ」
ターナ「そういえば前の即売会でどれくらい売れましたか?」
アリオーン「私達は30部でセティ達は27部で3部売り残した」
セティ「そのあと先生にとんでもないくらいに怒られたよ。今回在庫を出したら破門だ。もう後がないから死ぬ気でやるつもりだ」
ターナ「初めてで20部以上売りさばくのって非常に困難ですよ!?」
アリオーン「確かにそうかもしれない。だが過去にヒルダ先生は80部、ティニーは50部の同人誌を売りさばいている」
ターナ「マジ・・・?」
恐るべしフリージ。伊達に腐リージとか腐リージ帝国とか呼ばれてないわね・・・
アリオーン「先生からの君への課題は10部だ。頑張れよ」
ターナ「10部ね・・・」
10部でも売りさばくのは相当難しいわよ・・・。それでもアリオーンさん達よりは遥かにましだけど。
25助けて!名無しさん!:2011/11/07(月) 21:50:46.71 ID:bC+2t4Hk
エイリーク「あっ、ターナ!何をしてるの?」
ターナ「エ、エイリーク!?」
エイリーク「アリオーンさんにセティさん?随分と珍しい組み合わせね・・・」
や、ヤバい!私周りに自分が腐女子だってこと隠してるのよね〜・・・。エイリークにバレたら絶対ヤバいわ!
あの子純粋だし私が腐女子って知ったら「絶交です!」なんてことになりかねないかも!あ〜、どうしよう・・・
ターナ「ねぇ、エイリーク。ここに用があるの?」
エイリーク「ないけどたまたま通りかかっただけ。もう行くつもりよ」
本当にそんな感じだし良かったぁ・・・
エイリーク「ところでセティさん。こないだあなたのお兄さんが倒れてましたよ」
セティ「気にしないでほしい。兄上が倒れているのにはちゃんとした事情があるんだ」
エイリーク「でも・・・」
セティ「兄上は紋章町でも屈指の善人なんだ。倒れている理由も自身の財産のほとんどを被災地や募金に当てているから貧乏なのだ」
なんか物凄い嘘付きがここにいるんですけど!?あなたのお兄さん紋章町でも屈指のダメ人間ですよね!?
エイリーク「なら尚更仕送りとかをするべきだと思います!」
セティ「仕送りや支援もした。だが兄上はこう仰った。自分が少し辛い目を見る程度で困ってる人が助かるのならそれで良い、と!
もちろん支援とかの資産は被災地とかに送られた。私も叱られたよ。兄たる者がいい歳をして弟や母から支援を受けるのは恥だし家族を困らせたくないと」
そんな綺麗な人は紋章町のどこを探してもいないわね、うん。さすがのエイリークも「そうなんですか・・・」
・・・ハイ?
エイリーク「レヴィンさん・・・とても良い人だったんですね」
この程度の嘘に騙されてるー!?
セティ「あぁ。私はそんな兄を誇りに思ってるし尊敬してる。用事があるのだろう?」
エイリーク「あっ、そうでした。またね、ターナ」
ターナ「ま、またね〜」
この場はなんとかしのげたわね・・・
アリオーン「セティ、今のは紛れもない嘘だな?」
セティ「もちろん。ウチの愚兄がそんなことをするわけがないだろう」
ターナ「まさか支援や仕送りっていうのも・・・」
セティ「断ち切っている。私や家族はもちろん、会社のお金や資産も下ろせないようにしてるからな。
今まで散々仕事を押し付けられ不祥事の尻拭いもさせられたのだ。兄上の自業自得だしこれくらいやっても罰は当たらないさ」
アリオーン「意外と鬼畜だな、お前・・・(レヴィン×セティではなくセティ×レヴィンか?)」
次はセティ×レヴィンでセティさんの鬼畜物もありかもね・・・ウヒヒ
おっと、大変なことになるところだったわ。私達の本当の戦いはここからよ!

続くかも・・・?
26助けて!名無しさん!:2011/11/09(水) 11:00:08.99 ID:jKR6lfsL
>>19-22
ゲブはサイクロプスか…まぁお似合いだなw
てか一人で、しかも残り少ない武器と傷薬で向かうのかエフラム…それだけは無謀だわ
…味方増援フラグが立ってるといいなぁ…
GJ!

>>23-25
セティの所為でスクリーンが見れないェ…(´;ω;`)
そしてアリオーンお前…アルテナがそんなお前の姿見たら卒倒するぞw
それと最後の一文ww打ち切りフラグwww
GJ!
27助けて!名無しさん!:2011/11/09(水) 21:57:45.16 ID:+jka0ZG9
>>19-22
GJ!
友の為とはいえ、冥府に単騎特攻とか実にエフラムらしいな。
だからこそ生きて帰ってきて欲しいが……どうなる事やら。

>>23-25
GJです。
しかし、ターナも兄の事言えないんじゃないのか?
ロリコン腐女子とか、なかなか立派な変態に育っているぞ…やはり兄妹か。

なんだか静かになっているので、こっそりと『ママチャリの系譜』前スレ>>510-515の続きを投下しておきます。
ついでに新スレに移ったので、コースとルールの説明も最初に投下しておきます。
28ママチャリの系譜 第2章:2011/11/09(水) 21:58:56.02 ID:+jka0ZG9
ノイン  「さて、第2レースの途中ではありますが、新スレに移りましたので、この『ママチャリの系譜』の
      メインであるファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯争奪二人乗り自転車レースの
      ルールとコースの紹介をしておきましょう」
エルフ  「どうでもいいという方はスルーして下さいね。それではフュンフさん、お願いしますわ」
フュンフ♀「は〜いっ! じゃあまずはルールから」

・出場資格は『ファイアーエムブレム聖戦の系譜』に登場した人物のみ。
・レース中の妨害、攻撃は基本的には何でもアリ。武器の持ち込みもOK。
 ただし、神器、魔法の杖、遠距離攻撃武器(メティオ等)の持ち込みは禁止。持ち込んだ場合は失格。
 なお、リターンリング等で移動した場合は逆走したと見なす。
・妨害や攻撃等で図らずも他の選手を殺害してしまったチームは即失格となり、罰金30000G×殺害数。
 つまりバルキリーの料金を負担する事。
・服装は自由。公序良俗に反する服装でも面白ければOK。
・各チーム必ず1回以上ピット(サーキットの修理所)に入らなければならず、
 必ず2回以上交代しなければならない。
・完走できなかったチームが複数出た場合は、走行距離で順位を決定する。

注:このネタは夏に書き始めた為、季節は夏となっております。実況でも猛暑がどうとか言う事があります。
  現実世界で冬将軍が猛威を振るっていようとも、このネタの中では夏真っ盛りです。
  これからの時期、季節外れになりますが、いきなり冬にする訳にもいかないのでご了承下さい。

フュンフ♀「だいたいこんな所よ。何か抜けてたらゴメンね。じゃあ次はコースの確認よ」

■■■■■■■■■■■■■■■               ◇=スタート ◆=ゴール
■┌→→→→→A→→→→→B■               ■=壁、フェンス、建物などの障害物
■↑■■■■■■■■■■■↓■
■↑◆             ■■■↓■                @グラウンドオーバルコース
■└┤ ┌◇→→→┐ ■┌→┼→D→山┐       Aダンディライオンロングストレート(たんぽぽ小道)
■□ ↑↑   @  ↓ ■↑泉↓■     ↓         Bたんぽぽカーブ
■ピ  ↑       ↓ ■└C┘■       E      C勇者の泉ウォーターバンク
■ッ   ├←←←←┘ ■■■■■      ↓         Dナーガヒル山間ラリーコース
■ト   ↑         ■┌←←←←←山┘         Eナーガ神像折り返し地点
■□   ↑ ■■■■■■F■■■               Fグランベル中央体育館裏ヘアピンカーブ
■   H  ■■体育館■└→┐■                Gグランベル中央体育館裏ストレート
■   ↑  ■■■■■■■■↓■                Hグラウンド前休憩所(ピットロード)
■   └←←←←G←←←←┘■
■■■■■■■■■■■■■■■

フュンフ♀「コースの名称はノインが勢いで言い換えてるから、大まかな参考程度にしてね。
      このコースを3周走って、グラウンド1周を最後に走りきり、図の◆の所に到達すればゴールよん♪
      そして、予選を1位、2位でゴールしたチームが本選への出場権が得られるの!
      で、現在本選出場が決まっているのは以下のチームよ」

マシン名            搭乗者
スターダスト・フェアリーズ  シグルド&アルヴィス
ダブル・エルダー       アルテナ&マナ

ノイン  「はい、ありがとうございました。本編での実況解説は、このエルフ&ノインにお任せあれっ!!」
エルフ  「よろしくお願いしますわ。それでは本編をお楽しみ下さいね」
29ママチャリの系譜 第2章:2011/11/09(水) 22:00:32.22 ID:+jka0ZG9
93.5

フュンフ♀「さあ、新スレに移って気分も一新、あらすじ担当の竜王家使用人、背番号5番、
      スナイパー・フュンフ、トラキアモードです!」
ツヴァイ 「同じく竜王家使用人、背番号2番のフォーレスト・ツヴァイですっ!」
フュンフ♀「いやいやいやいや、ちょっと、何で? 何でいるのっ!?」
ツヴァイ 「そうですよ? 何でいるんですか?」
フュンフ♀「……いや、あの、私に聞かれても……と言うか、この自由人を野放しにした奴は誰よっ!?
      こんな天然男が来たら、私の仕事と宇宙の法則を乱されるじゃないっ!」
ツヴァイ 「やっぱりハマチは天然モノに限りますよね〜」
フュンフ♀「最近は養殖ハマチも美味しいわよ……じゃなくて、何でシームレスに魚介類の話になるの!?」
ツヴァイ 「それでは『ママチャリの系譜 第2章』前スレ>>510-515のあらすじと行きましょうっ!」
フュンフ♀「勝手に進行された!? ……あ〜、もう、仕方ないわね」

前回終了時点の状況、順位
──────┘     └───────┘山岳コース
       ハン ヨハ ホリ                  ラク                    クロ →
      レイ トリ レク                  アイ                   →
□□□□□□       ┌───────┐

順位変動    マシン名          搭乗者         現ドライバー   単勝倍率
     1位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード        12.1倍
     2位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     ラクチェ         1.9倍
6位→3位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ        7.5倍
5位→4位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン         10.8倍
3位→5位:1 やらないか         アゼル&レックス      レックス         9.2倍
4位→6位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハルヴァ    14.3倍
     7位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ   トリスタン       17.0倍
     8位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル    20.4倍
     9位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   レイリア      15.6倍

・コースはウォーターバンク、まずはラクチェがヨハヨハ兄弟に捕まり、ヨハンから歯の浮くセリフ攻撃を受ける。
・耐えられなかったラクチェとシャナンがヨハヨハ兄弟にキック、蹴られたヨハヨハ兄弟はバランスを崩し、
 そのままコースアウト→水没して、7位以下の最下位グループに追いつかれる。
・この事でラクチェもレックスとホリンに抜かれてしまい、4位に転落。
・それぞれ順位を上げたレックスとホリンはウォーターバンク半ばでトップのクロードに襲いかかる。
 クロードはこれを必殺技『X・ジャックナイフ』で撃退。
・撃退された2人は辛うじて耐えようとするが、レックスがスリップしてホリンを巻き込み、仲良く水没。
・この間にラクチェとアイラが2チームを追い抜き、それぞれ2位3位に上がる。
・なお、水没したレックスとホリンも最下位グループに追いつかれる。
・次のステージ、山岳コースに入ると同時にアイラVSラクチェの母娘対決開始! 前回はここで終了しています。

ツヴァイ 「無難な紹介ですねっ」
フュンフ♀「これでいいのよ! ……ほら、ここだけは間違った情報は入れまいと一応気を遣ってるんだから。
      そうじゃないと、視聴者の皆さんに申し訳ないでしょ?」
ツヴァイ 「! 僕、目から何かが落ちました! フュンフさんがとてもいい事をおっしゃいましたっ。
      ノーベルツヴァイ賞モノですっ! 大賢者様もビックリですっ!!」
フュンフ♀「大賢者様がエラい事に駆り出された上に、何かよく分からん賞を貰っちゃったし……
      おおっと、いかん! ツヴァイのペースに巻き込まれないうちにレース再開よっ!!」
30ママチャリの系譜 第2章:2011/11/09(水) 22:02:03.61 ID:+jka0ZG9
94

山岳コース登り
           ドドドドドドドドッ!!!!
     ラク   /\  /\ . /\  ./\  /
       Χ   Χ   Χ  . Χ   Χ
      アイ   \/  \/ . \/  .\/  \

ノイン  「ラフな登りコースを右へ左へ揺さぶり、抜くタイミングを推し測るアイラ選手!!
      神速! まさにそのフットワークの軽さは神がかり的でありますッ!
      フットマッサージの名手は竜王家使用人、背番号6番、マージファイター・ゼクス!」
ゼクス  「はい、呼びましたか?」
ノイン  「その男っぽい名前とは裏腹に、誰もが振り向く程の美しさを持ち、性格良しっ! 明るく優しく
      素直で純情、ヒロインの要素をこれでもかと言わんばかりにぶち込んだ十二魔将のプリンセス!
      透き通る白い肌に、細くサラサラな銀の髪を棚引かせるその姿は、まさに白銀の姫君っ!!」
ゼクス  「ひっ……姫君だなんて、そんな……わたし、そこまで綺麗じゃありませんよ」
ノイン  「そして、そのフットマッサージの腕前は、兄弟家の次男、アイク氏をも昇天させるのでおま!
      そのお礼にと、アイク氏がゼクスちゃんを勤務後デートに連れて行……」
ゼクス  「/////ちっ、ちがいますっ! あれはただ食事をご馳走になっただけで……」
アイク嫁候補達「何だとぉぉーーーーーっ!!!!」
アイク  「足だけではなく、マッサージ自体が絶品だった。あの後、身体が羽が生えたように軽くなって、
      3日間絶好調になった上に、全能力3割増し、更に100%の確率で天空が発動していた。
      流石に何かお礼をしないと悪いと思って食事に誘ったのだ」
マルス  「本当にそれ、只のマッサージですか!?」
セネリオ 「それは初耳ですね」
ライ   「おいおい、思いもよらん事態だぞ、これは!」
ドロシー 「ちょっと待って下さい、アイクさんに新たな嫁候補出現ですかっ!?」
セーラ  「レースよりもこっちの方が大ニュースよ!」
アイク嫁候補達「……………(ジーーーッ)」
ゼクス  「あの……何か物凄く怖い視線を感じるんですけど……」
ノイン  「アイク氏の嫁候補達が何やら相談している。我らが同志、ゼクスちゃんが大ピンチ!
      思わぬ場外乱闘にスタンドにざわめきが走るっ!! マージファイター・ゼクス、生命の危機か!?」
エルフ  「あなたが言わなければこんな事態にはならなかったと思いますよ?」
アイク  「ちょうどいい、礼はするからまたマッサージをしてくれないか?」
ゼクス  「あっ、はい。いいですよ、じゃあ横になって下さい」
アイク嫁候補達「ちょっと待ったあぁぁぁぁーーーーーっっっ!!!!」
ミスト  「あの、そのマッサージ、私達にも教えていただけませんか?」
ティアマト「彼、いつも体を酷使しているから心配なのよ」
ワユ   「常に絶好調の大将と勝負出来るようになるなんて最高じゃんっ!」
イレース 「アイクさんに…マッサージ…じゅるっ…」
ララベル 「あらぁ、いいじゃない。疲れた夫を癒してあげるのは妻の役目ですものねぇ」
セネリオ 「結婚もしてないくせに図々しい事言わないで下さい」
レテ   「べっ、別にアイクの為に覚えるわけじゃないんだからなっ!」
サナキ  「こ、これをすればアイクに食事に誘ってもらえるのじゃな!?」
ユンヌ  「ゲヘヘ…これを覚えてマッサージを名目にアイクの身体を触りまくってやる!」
ゼクス  「ユンヌ様もですかっ!? わっ…わかりました。私で良ければご教授いたします!」
マルス  「ちょっ、メダリオン! メダリオンどこっ!?」
ノイン  「あわや場外乱闘から一転、ゼクスちゃんによるマッサージ講習会が始まった!
      その光景に何故か若い女性達が集まって来ておりますっ、そんなに食事に誘って欲しいのか!?
      私だって誘って欲しい、ソードマスター・ノイン、ただいま恋人募集中ッ!!」
エルフ  「ノインさん、これ生放送ですわよ」
セーラ  「公共の電波で個人的な欲求かますとか、いい度胸してるわね」
ドロシー 「セーラさん、それ言ったらあなたも大概ですよ」
31ママチャリの系譜 第2章:2011/11/09(水) 22:03:45.94 ID:+jka0ZG9
95

ノイン  「それではレースに戻りましょう。現在トップは神の使徒、クロード&コープルペア、
      それを追いつつ、激しいデッドヒートを繰り広げているラクチェ&シャナンペアと
      アイラ&ティルテュペア! そして、その後ろ……あああああっ!!」
セーラ  「うわっ!? 何あれ、速っ!?」
ドロシー 「来ました、来ましたよッ!」

山岳コース登り
                  ホリ
   ハン     ヨハ                             ギュイーーーーーーーーーーンッ!!!!
───────────────────────────────→スカ
トリ             レク

ノイン  「ここで最後方から凄いスピードで坂を駆け上がってくるオレンジのロケット砲弾っ!
      ゴリアス! ゴリアスティーノ田中だっ!! ゴリアス田中君が来た来た来た遂に来たーーーっ!!」
トリスタン「ふっ、行ったか……」
ハンニバル「そろそろ、ワシらも行くとしようかのう」
ラドネイ 「だったら遠い目をしてないで、はよ行けっ!」
リーン  「ラドネイ、ちょっとは落ち着いたら?」
ラドネイ 「あんたら最下位なのに何でそんな呑気なんだよ!?」
ノイン  「田中君が20歳かそこらの時っ!! 左手の甲に何だかよく分からない紋章が現れて、
      凄いスピードでのし上がるっ! まぁさぁにっゴリアスの伝説っ!!」
エルフ  「ドライバーチェンジをしていますね」
搭乗者交代 レイリア→スカサハ

ノイン  「なぁんとなんとっ!! 山岳コースに入ると同時にドライバーチェンジを行っていた
      スカサハ&レイリアペアっ! 鬼神の如き追い上げだっ! ごとKEY!」
スカサハ 「流石はレイリア鬼子母神。カリスマパワーで俺の力も有頂天外だ!」
レイリア 「なかなか独創的な事を言うのね…」
セーラ  「スカサハの奴、マジで速いわよ! 登りでラクチェ達に追いつきそう!」
ドロシー 「でもスカサハさん、こんなに速いのに、何でオッズが7位なんだろう?」
エルフ  「レイリア選手が戦力的に疑問視されている感はありますが、スカサハ選手がシャナン、アイラ、
      ラクチェの3選手の陰に隠れて実力が正当に評価されていないのが原因でしょうね」
セーラ  「あー、他が凄いからどうしても地味な印象があるもんね」
ドロシー 「やはりソードマスター>フォーレストが原因でしょうか?」
ノイン  「流星軒の主夫、FUNDOSHI大将スカサハっ! 最下位からあっという間に坂道に喘ぐ前走車両5台を
      ゴボウ抜きっ! どじょう柳川丼ゴボウ抜きでっ!!」
エルフ  「泥臭いですよ?」
ノイン  「ドライバーチェンジ時のロスタイムを物ともしないFUNDOSHIのオーラっ!
      荒れた坂道を登る登るっ、♪ノーーーーーボーーーーーレミーオーーーーーー!!」
エルフ  「変な歌を歌わないで下さい」
ノイン  「変な歌とかゆーなーっ! さあ、私の美声を披露している間にもスカサハ選手によって
      弾丸をリロードされたゴリアスが、オレンジの土煙を上げて傾斜を駆けるぞ!!」
ドロシー 「よっしゃあーーーっ、いっけぇーーーーーっ!!」
セーラ  「ちょっ!? ドロシー、どうしちゃったのよっ!?」
ノイン  「大万福丸を追い越し、勇者特急の時計を狂わせ、パルちゃん号の愛はゴミ箱行き、
      やらないか号を昇天させ、アリス・ムーンの首をはね落としたぁっ!!」
スカサハ 「これだけの事を為すにはチェーンソーが必要だな」
レイリア 「何でよっ!?」
ノイン  「残る3台、流星を大地に墜とし、ぱんださんを手懐け、黄金の聖騎士王を跪かせる為に、
      ゴリアスの明日なき暴走はまだまだ続くっ!! 流星軒のFUNDOSHI大将スカサハが猛追だぁっ!!」
32ママチャリの系譜 第2章:2011/11/09(水) 22:05:49.67 ID:+jka0ZG9
96

山岳コース登り
                ↑   ハン           ヨハ
                │                       レク
         トリ──┘

トリスタン「…えーっと、こっちに行くか」
ラドネイ 「ちょっ、どこ行くんだよ!?」
トリスタン「茂み獣道9号線」
ラドネイ 「何だそりゃ?」
ノイン  「おや、トリスタン機大万福丸が茂みの中に突っ込んで行ったッ!?
      最下位に沈んで、やる気をなくして自暴自棄になってしまったのか!?」
エルフ  「いえ……あのコースは」
ノイン  「知っているのか、エルフ解説員!?」
エルフ  「途中、浅瀬を渡るんですが、勾配も緩く、そんなに大回りでもないルートを取るのだと思います」
ノイン  「そんな抜け道があったのか! 抜け道抜け穴のスペシャリスト、人間ナックルボール、
      投げっぱなしヒョーロク玉ことトリスタンッ!! 地の利を得る者が山岳コースの勝者となる!!」
セーラ  「つーか、よくそんな道知ってるわね…」
ドロシー 「普段からよく来てるんじゃないんですか?」
ハンニバル「ふむ、そう来たか。では、ワシもそろそろ仕掛けてみようかの」
リーン  「お父さん、歳なんだから、あんまり無理しないでね」
ノイン  「うおっとっ!? ここでハンニバル選手も進路変更だ、パンツマスクの老兵が選んだ道は修羅の道!
      名将ハンニバル、老体に鞭打って傾斜が厳しい最短ルートに突入だっ! 凸乳っ!!」
エルフ  「思い切ったルート選択に出ましたね」

コープル 「登りは誰も来ませんでしたね」
クロード 「ですが、油断は禁物です。すぐそこまで来てますからね」
ノイン  「さあ、山岳コースも中盤戦、暫定トップのギルガメスは
      間もなく折り返し地点に差し掛かろうかという所!」
エルフ  「ルートが分かれますから折り返し地点までは順位が確定しないんですよね」

山岳コース登り
           ドドドドドドドド…
     ラク   /\  /\ . /\  /¨¨
       Χ   Χ   Χ  . Χ   
      アイ   \/  \/ . \/  .\/

アイラ  「貰った!!」
ラクチェ 「しまっ……!?」
ノイン  「そして暫定2位は……ああっと!! 折り返し地点を目前に、母娘対決遂に決着だぁっ!!
      左右の振りについて来れなくなったラクチェ選手をアイラ選手がオーバーテイィィィィクッ!!」
エルフ  「各々の選手のトータルウェイトは(ア:8、テ:5)13対17(ラ:7、シ:10)!
      (※作者のイメージです)
      アイラ選手の方が総重量、そして後部座席の負担が圧倒的に軽いのです」
ノイン  「軽さのアドバンテージが、この登り坂で遺憾なく発揮されたッ!
      この流れを読んでいたか、スーパーソードマスター・アイラ選手! マイスター川を渡る!」
エルフ  「そんな川はありません」
ティルテュ「あたしたちのかちぃ〜!」
ラクチェ 「持って行かれた!」
シャナン 「ぐっ、重量差か…。私が足を引っ張ってしまうとは…」
アイラ  「後はクロード卿一人っ!!」
ノイン  「緑の流星シューティングスター、悔しくも大地に墜つ! 流れ星を沈めた最強超獣ぱんださん号、
      勢いもそのままにブラギの塔を守護するゴールドセイント・ギルガメスに再び戦いを挑むッ!!」
コープル 「クロード様、来ます! 第一級戦闘配備!」
クロード 「アイラ殿ですか…少々早いですが、やむを得ませんね」

続く
33助けて!名無しさん!:2011/11/10(木) 17:56:54.24 ID:auwnuh2y
>>28ー32

そういえば夏だったな、このレース
真夏に着ぐるみ着てるアイラとティルテュマジパネェ
GJ!


小ネタを思いついたんで投下

『季節外れのG』

―兄弟家・台所―
ミカヤ  「いやあああああっ!」
エリンシア「きゃあああああっ!」
エイリーク「何の騒ぎですか? ……ひぇっ!」
セリカ  「姉さんたち、どうしたの? ……ちょ、こっち来ないでっ!」
ミカヤ  「こういう時に限って、どーしてうちの男共はいないのぉぉぉっ!? エリンシア、お姉ちゃん命令よっ!
      何とかしてっ!」
エリンシア「きゃあきゃあきゃあっ!? エイリークちゃん、お願いしますっ!」
エイリーク「セリカ、頑張ってくださいっ! 姉としてしっかりと見守っていますからっ!」
セリカ  「姉さんたち、こーゆー時だけズルいわっ! あーーーっ、もうっ! せめてリン姉さんがいればぁぁぁっ!」
ミカヤ  「背に腹は変えられないわっ! 死に晒せえええええーーーーーっ!」つ【暁光・レクスオーラ】miss!
エリンシア「きゃああああああああああっ!」つ【叫喚・アミーテ】miss!
エイリーク「あああああ、兄上っ! わわわわわ、私に力をっ!」つ【ジークリンデ】miss!
セリカ  「うそっ、飛ん……っ! 助けてっ、アルムーーーーーッ!」つ【ライナロック】miss!
ドンガラガッシャッーーーーーーーーーーンッ! プチッ

エリウッド「ただいまー……あばばばばばbbbbb」

終わり



この中にセリスを入れるべきだったか否か
34シャナンを討て:2011/11/10(木) 18:04:11.50 ID:E8PhrdP+
>>28-32
さすがに更新が早い…
アイクはこんな中でも一級建築士、か…(遠い目)

あ、うっかり忘れるところでしたが、
前の章に投下していた。シャナンを討て の続きです。
だいぶ間が開いてしまいましたが。静かそうなうちに投下します。
…ぜんぶまとめたので長めになり。一話を分けるとこになってしまいました。


〜ある闘技場〜
ラドネイ「………。」
???「寄るな…今宵の必殺剣はよく切れる…」
ラドネイ「別に…お前に近寄るつもりはない。」

???「女や子供に用はない…と、言いたいところだが(なかなか、かわいい子だな)
   なにかよ ラドネイ「問答無用…斬る!」…って、おい!」

ラドネイ「はぁぁぁぁああっ〜…【追撃】!【追撃】!【追撃】!【追撃】!【追撃】!
    ザンザンザンザンザン!  …できた!?」

闘技場の親爺「勝者、『男嫌いのフォーレストラドネイ』!」

???「ってこら親爺、勝てるわけねーだろ!俺はナバールじゃなくって、
   ナバール系っぽい、サムトーっていうケチな傭兵だっつの!」

闘技場の親爺「知ったことか!!」

…あれから、私はしばらくシャナン様の道場によらず、一人で修行を重ねていた。
一度、クリス達やアイクと一緒に修行をしたのだが…どうやら、本当に私とは次元が違うらしい。
ジャンヌには、気配をなくして奇襲をする秘訣?を教わったが、別に不意打ちしてまで勝ちたいわけではない。

…だが、私的に一番つらい修行だったのは、マナと一緒にやった。
バレンシア式無限クラスチェンジ修行法だ。
マナからは他にもほとんど人体改造的な修行法を教えられたが…一体、何を目指しているんだろう…

ともかく、私は修行の結果、カレル様に教えられた、男を相手にしても、
気を落ち着かせ、殺気を押さえる修行を達成した。現にあの剣士と戦ったとき、心は全く乱れなかった。
心の乱れは、気の乱れ…気の乱れは剣の筋を鈍らせる。全くその通りだった。

力を得た、それは…そう…いまこそ、私の目的を果たす時がきたのだ!
35シャナンを討て:2011/11/10(木) 18:08:12.15 ID:E8PhrdP+
ラドネイ「私の目的…それはシャナン様を討つこと。
そして、シャナン様に付け狙われている少女を救うこと。」

…ふと気づくと、そんな物騒なことを考えながら顔色一つ変えず、落ち着いた自分がいる。
我ながら、不気味に思う…ふと、カレル様の言葉を思い出した。
シャナン様と討つために修業を重ね、知らず知らずのうちに剣に呑まれていたのではないだろうか?
力に頼らずとも説得すればシャナン様も分かってくれるかもしれない。その機会はいくらでもある。
あせらなくても、シャナン様が自分から、過ちに気づいてくれればいい。
…自分の考えを笑ってしまっていた。

…変わるように何度も話した。だが、全く耳を貸してはもらえなかった。
シャナン様の行動はどんどう悪化しつつある。ベルン署の家宅捜索も今月で何度目になるか分からない。
もっとも、そんなことで簡単に心を入れ替えてもらえたのなら。私もこんな苦労をしないですんだだろう。
道場のみんな、流星軒のみんな…それにシャナン様、誰も傷つかずにすんだだろう。

…もっとも、シャナン様をあらゆる意味で、一番傷つけているのは。この、私だが…

???「あなた、迷っているわね。」
ラドネイ「だ、誰だ!」

…すぐ近くから聞こえた静かな声に思わず身構えていた。
声の聞こえたところには、【占い】と看板を掲げた、ささやかな露店があった。
屋根もない、机と椅子だけの辻占いの店であったが、不思議と周りに溶け込み。
まるで、怪しげな気配もなく。ずっとそこにあったかのようにさえ感じた。
椅子に座った占い師らしい私と同じくらいに女性の声には不思議な重みがあった。
女性は私に席を勧め、私もおとなしくそれに従った。女性の銀色の髪が風に揺れ、薄く太陽の光を照り返した…

???「私は、ミカヤ。今日は天気がいいからここで占いをしているの。」

…昨日は雨だから家でごろごろしてたけど、と自嘲するような笑みを浮かべて付け加えた。

ミカヤ「あなたは、一体何をそんなに悩んでいるの?よかったら話を聞かせて貰いたいんだけど…」
ラドネイ「私は…今は、迷ってなどいない!」
ミカヤ「今は…ということは、たぶんついさっきまで悩んでいて、やっと結論が出たって、ところかしら?」

ミカヤ「むしろ今の方が迷っているいるように見えるのだけど?」

…女性の、私の心を読んだかのような言葉におもわず冷や汗が流れるのを感じた。
たしかに、私はずっと悩んでいた。シャナン様は確かに―――ではあるが、
それを除けば、他に別段欠点らしい欠点はないと言えるではないか?
もっともその唯一?とも言える欠点のせいでここまで避けていたのだが…
シャナン様は理性的なかただ。もしかしたら、討たなくとも。他に方法があるのではないだろうか。

…私は、それでもシャナン様を討とうと決めた。
二度とそんなことをできないくらいに痛めつけようと思った。

けれど、私にしてみても苦しかった…
あのとき、カレル様に「シャナン様を討つ!」と断言できなかったのは、
実のところ。まだ、シャナン様がまともになるかもしれないと信じていたからだ。
ここまで、修業を重ね、シャナン様をとにかく憎むようにしていたのも…自分の心が揺るがないようにするためだった。

…だが、それはもう、あきらめた。あきらめたかった。
シャナン様は私の大嫌いな、女性を付け狙う、うす汚い男なんだと…思いたかった。
そうでもなければ、まだ、かつては大好きだった師匠に剣を向けることなどできない。
今まで、何度もシャナン様を切りつけている。でもそのたびにシャナン様は何の反応もしてくれなかった!
(何度も悩んでは、決断し。また悩む…今もまた同じだ…)

でも…それでも、尚、シャナン様に剣を向け、これまで以上に悲しませることを思うと、
胸が痛んだ。…大嫌いな『男』を一人、討つためであるにもかかわらず…
36シャナンを討て:2011/11/10(木) 18:16:12.45 ID:E8PhrdP+
>>33
兄弟家再び灰塵と帰す…いったい、何があったのだろう!?
良い女性の皆さんは台所にたとえ何が居たとしても必殺は出さないように…無理か?紋章町では…

(私はここまで来て、まだ決めかねているのだろうか?)

…占い師に対しては、不思議と、隠れていたはずの心を突かれた焦りは感じなかった。
むしろ、私の心を読んだ占い師にどこか興味がわいた。その占い師が、女性だったからだろうか。
男だったら、修業を重ねても、まだ。警戒して近づけなかっただろう。間違いなく…

ラドネイ「確かに私は迷っているのかもしれない。まだ、もしかすれば、と期待してしまっても、いる。
    だが、奴を放っておけば何をするか分からないんだ。
    私はどうすればいい。他に…、他に何か方法があるというのか!?」
ミカヤ「まぁ、落ち着いて。もうすぐ降りてくるから。」
ラドネイ「降りてくる?」
ミカヤ「そう、降りてくるの…」

ミカヤ?「というわけで、降りて来ちゃいました〜キャハ☆
    私こそ、負の女神ユンヌちゃん!どんな悩みも物理的に解決しちゃう☆
    あ、ちなみに今日アスタルテ姉さんはミラちゃんとバレンシアに温?泉旅行で留守なの。
    だから洗脳はできないお★」
…とりあえず今の状況を簡潔に言おう。
占い師の少女(見た目的に少女が正しいだろう?)が突然うずくまり、何かつぶやいたと思ったら、
いきなりハイテンションになってわめきだした。
というか、物理的に解決って、どうする気だ?洗脳?是非シャナン様にかけてくれ!…

ユンヌ「そりゃあ、まぁ、ズガーンと破壊したり。ドバーンとぶっつけたり。」
ラドネイ「私のやろうとしていることと、それでは変わりないのでは?…もしかして、私の心を読んだ?」

ユンヌ「うん、だって女神だもの!女神にできないことは、そこそこあるけど、割と無い!」
ラドネイ「……帰ってくれ。」

ユンヌ「それで、えっと、要は嫌な奴をぶっ飛ばして差し上げる方法ね☆ええと、それなら〜…」

…なんでも、今の彼女はユンヌという別の存在?人格?らしい。
正直言って、疲れる。私の話を聞いていたか?さっきまでの彼女と違って言葉に何の重みもないぞ…

ユンヌ「あなたアイクほどではないけどただの平民(アイクもだけど)の割に結構強そうね、
   あなたがどうすれば勝てるか悩むほど強い相手なの?」
…勝とうとして悩んでいるんじゃない!むしろ…いや、もう意味がないか。

ユンヌ「あ、それと。ロリコンを洗脳するのは無理よ!
   実際に何度かやってみたけど毎回、カッキーン No Damage!なんだから!」
ラドネイ「神の力を超えるとか。どんだけなんだ、ロリの力は!てか、できないこと結構あるんじゃないのか!?」
ユンヌ「できないことはできない!私は自分の力の限界をわきまえた良識ある神様なの!
    …以上、神様との相談終わり!…アスタルテ姉さん私も今、行くからね〜!」

…そう言い残すと、ユンヌというものはいなくなったらしく。
しょうきにもどった!ミカヤと私が残された。訳の分からない女神?だった。
訳の分からない女神ではあったが…

ラドネイ「(すっかり毒気を抜かれてしまったな…。
    さっきまで一人であんなに悩んでいたというのに。)」
…別に悩むこともないな。真っ正面から剣を向けるのは初めてなだけで、
いつもいいだけ切りつけている。まぁ、全てシャナン様の自業自得だが…

ラドネイ「…大丈夫、私は大丈夫!勝てる!」
…ユンヌ神との相談?は何ももたらさなかったが、
話したあとは、不思議と心の重苦しさが抜けていた。
…さぁ、今日こそ私の目的を果たすとき。シャナン様を…いえ、シャナンを討て!
37シャナンを討て:2011/11/10(木) 18:20:17.02 ID:E8PhrdP+
シャナン「ここは、聖地か…」
アイラ「ただの公園だ。」
シャナン「何を言う!白鷺王女が訪れ、ロリマムクート姉妹が集い、幼女たち?が訓練に励む!
    ここを聖地と言わず何という。」
アイラ「日曜日の公園だ。後、買い出しの荷物を落とすな。」
シャナン「――――」

エフラム「なんだ?シャナンは何を嘆いている。」
アメリア「師匠?」
エフラム「ああ、すまない。続きをするか。」
リアーネ「ねさら、これ、私…拾った。」つ【針金ハンガー】
ネサラ「お〜!リアーネ、ありがとよ。こいつはたぶん貴重なお宝だぜ!」

…見つけた、師匠は相変わらず幼い子どもに鼻の下を伸ばしているらしい。
怒りで、我を忘れそうになるが。それではこれまでに行った気を操る、修行の意味がない。落ち着け私!

シャナン「よし、私は幼女たちに話しかけてくるぞ。アイラは先に帰っていてくれ。」
アイラ「もう知らん!どうにでもしろ。」
シャナン「どうにでも?よし、では早速リアーネに…なんだ、いやな感じがする。」

ラドネイ「シャナン様、おひさしぶりです。」
シャナン「ゲーーーーーー!!らららららら、ラドネイ!?【追撃】の連続は…」
ラドネイ「シャナン様こんなところで、どうしたのですか?」

シャナン「(ん?斬りかかってこないな、どうしたのだろう…)」

ラドネイ「あ、隣りすみません。」
シャナン「(ラドネイが私の隣りに!?私の幼女を大事にする想いが伝わって以来、
    自分から私の隣に来ることなどなかったというのに!)」

ラドネイ「シャナン様、実はお話が…」
シャナン「もしかして私の元に戻ってきてくれるというのか!?
    いや、ここ最近ラドネイには避けられつづけていたからな!
もしかして『師匠なんかもう知らない!』なんて思われてるのでは?と、思ったが、
いや良かった良かった。ふははははは!」
アイラ「勘違いはいい加減にしろ。思いっきり引いてるぞ…」

ラドネイ「いいえ…そうではありません。
    シャナン様、すみませんが…討たせてください。」つ【鉄の大剣】
アイラ「ほう、またずいぶんと急な話だな。ズズズ…」つ【お茶・つまみ】

シャナン「は?…う、いわぁぁああぁ!!あ、アイラ!寛いでないで助けてくれ。」
アイラ「よし、そこだ!ラドネイ、師匠を超えるのだ…(悟ったような目)」
シャナン「無視するな!…くっ、私がまだ小さい頃は私を守ってくれていてくれたというのに。」

ラドネイ「くたばれ、シャナン。お前の罪の深さを知れ!」
シャナン「な、なぜだ!なぜ私の命を狙う。私は命を狙われるようなことなど…」
アイラ「ロリコンで、あとラクチェを泣かしたからだ。」
ラドネイ「あと、パティやディジーに修業とか稽古とか言ってセクハラを強要するからだ!」

アイラ「なに!そんなこともしているのか。」
ラドネイ「ええ、二人はまだ気づいていないようですが、密かに相手の死角から手を伸ばし…」
シャナン「うわぁぁ!それ以上言うなぁぁああ!!」つ【バルムンク】
アイラ「気をつけろラドネイ!シャナンが本気になったぞ!」
シャナン「うぉぉぉお、お?剣が、剣がない!私の神剣バルムンクはどこに!?」つ【なし】

投下するたびに『改行が多すぎます』の文字が出てくる…制限が憎、いえなんでも。
38シャナンを討て:2011/11/10(木) 18:22:22.16 ID:E8PhrdP+
〜草むら〜
リーフ「ふぅ、何とか奪うことができたよ…でもなんでこんなことを?」
サラ「ふふふ…だって、おもしろいじゃない★」
マルス「僕はミカヤ姉さんとエリンシア姉さんに、アイクの嫁候補が一人増えたから、
   ライバルを(社会的あるいはネタ的に)消すように頼まれてきたんだけどね★」
リーフ「黒!姉さん黒!?」
サラ「道理で最近、猫好きの剣士やら豆腐やらが出てこなくなったのね…」

ラドネイ「はぁっ!」
シャナン「ま、待て!私は今武器を持ってry」
アイラ「その、鉄の剣を使えばいいだろう。」

シャナン「(くっ、バルムンクの補正無しで戦うのは…
だが、ラドネイはラクチェほどの力はないはず。それに流星剣も使えない!
守りに隙のあるラドネイなら…流星剣さえ発動すれば!)」

□□□□□□□□□□□
    (!)
 ラド  シャ 
 ←1マス後退
□□□□□□□□□□

ラドネイ「ふふふ、今こそこの剣を使うとき。」

ラドネイ「今の私の相棒は…これだ!」つ【エタルド】 衝撃波で1マス離れた敵にも攻撃できる

シャナン「ぐふっ!」つ【鉄の剣】 勿論攻撃範囲は一マスのみ
アイラ「殺ったか!?(うれしそうな顔)」

〜回想〜
ミカヤ「えっと…うちのユンヌがまた何かしたみたいで、ごめんなさい!」
ラドネイ「いえ、別に…悩みは残りましたが。」
ミカヤ「その…よかったら、聞かせてもらえませんか?」
  :
  :
ラドネイ「だから、何度もシャナン様は―――だって言っているんですよ!
    …なのに、パティもディジーも私の言うことを信じてくれないし。
    ラクチェはなんか青髪のゴリラについて行くし…うう〜」
ミカヤ「(ゴリラ…まさか)ええと、ともかく、シャナンさんを殺れればいいのよね。」
ラドネイ「え?ええ、まぁ…殺れれば…」

ミカヤ?「それなら、これを使ってみて☆」つ【エタルド】
ミカヤ「え?神器じゃないかって。大丈夫、大丈夫。専用武器じゃなし、直系とか関係ないから。」
ミカヤ?「あ、使い終わったら漆黒さんに返しておいてね☆
前に、アイクが借りて返し忘れていたのよ。ミカヤが返しに行くのも、私にとって面倒だし〜」

…途中から何かユンヌが混ざっていないか?
ちなみに、武器レベルは暁修行法?によってSSにしてもらった。
他にもなんだか「これもあげる、これもあげる!」というので貰った。
【エタルド】は私の鉄の大剣よりだいぶ性能がいいのでありがたく借りた。
重さのことを忘れていたのは正直、後悔している。デブ剣だ…
39シャナンを討て:2011/11/10(木) 18:28:13.78 ID:E8PhrdP+
シャナン「ふ、ふはは…この程度で私が倒れるものか!」
ラドネイ・アイラ「「あ、生きてたのか…ちっ!」」
シャナン「いい加減泣くぞ!おまいら。」

シャナン「そもそも、私がいなければラクチェは…ラクチェはどうなる!
    私のストーキング…でなく、ボディガード無しでは!
    きっと、あの青と緑の変態どもにおそわれて…アイラ『むしろ、お前に襲われないかの方が心配だ。』
    ……(泣)」

ラドネイ「あ、その心配はないな。」

〜公園の離れたところ〜
ラクチェ「アイクさん、どうですか!今の、大分うまくできていませんでしたか!?」
アイク「そうだな、だが、そんなに【天空】にこだわることもないだろう?」

セリス「えぇ!ラクチェ【天空】も使えるの?すごいね!」
ラクチェ「いいえ、まだまだです。さすがにアイクさんからは学ぶべきものが多く…」

ヨハン・ヨハルヴァ「ラクチェ〜〜〜俺の愛を!!」
シャナン「ぎゃぁーー!!早速、青と緑の変態斧兄弟がーー!!」

アイク「どうして俺の前に立った(ry)」
ユリア「ククク…セリス様に逆らうもの、ミナ殺す(ry)」
ラナオウ「主の頭上に死兆(ry)ユングフィ神拳…うけてみよ!」
マナ「……(セリスの周りで地味にマナガード発動中)」
ヨハヨハ「………。」←拉致られた

〜草むら〜
リーフ「アイク兄さんにラナオウにユリア…」
マルス「まさに、紋章町における鉄壁、最高のボディーガード。誰も近づけない!」
サラ「シャナンはボディガードというより、自宅警備員といった所かしら。」
リーフ「どっちかというと、僕的にあの斧兄弟の方に同情したいかな。」

マナ「もしかして…私、忘れられてます…?」←マルスには見えていなかった

長くなったので切ろう …実は、一度言ってみたかった! 続く
40助けて!名無しさん!:2011/11/10(木) 19:14:22.79 ID:uwgSocgT
ぶっちゃけた話ラクチェにボディガードとかいらんやろと突っ込んでしまったw
ドズル兄弟に神器持ちのブリアンを足してもラクチェ相手じゃ勝ち目はないぞw

乙でしたー
41助けて!名無しさん!:2011/11/11(金) 17:23:00.24 ID:VG1sIO3f
ネタ投下します
原作では名前しか出てこないキャラを好き勝手に書いたので
そういうのは苦手という人はスルーしてください
42サナキVS初代社長 1/7:2011/11/11(金) 17:23:58.99 ID:VG1sIO3f
―ベグニオン・社長宅―
ミサハ  「サナキ、朝よ。起きなさい」
サナキ  「……うにゅ、あと五分……」
ミサハ  「だーめ。迎えに来てくれるシグルーンたちを待たせてしまうでしょ?」
サナキ  「……うみゅ。おはようございます、ミサハ母上」
ミサハ  「おはよう、サナキ。ほら、着替えて顔を洗って」
サナキ  「……うむ。ふあぁぁ」

オルティナ「おはよ、サナキ」
サナキ  「おはようございます、オルティナお祖母様」
オルティナ「んー? 今なんつったー? お祖母様、じゃなくて、あ・ね・う・え、でしょー?」
サナキ  「あいたっ!? いたたたたっ!? お祖母様、拳でこめかみをグリグリしないでほしいのじゃっ!」
オルティナ「まだ言うか。……えっと、ラグネルとエタルドどこ置いたっけ?」
サナキ  「も、申し訳ございませぬ、オルティナ姉上っ! 朝で頭が回っておりませんでしたゆえっ!」
ミサハ  「オルティナ姉上。ラグネルとエタルドなら、アイクとゼルギウスにお貸ししてますでしょう?」
オルティナ「……あー、そうだったっけ? 最近物忘れがひどいわぁ」
ミサハ  「ふふふ、三日前にも同じことをおっしゃっていましたわ」
オルティナ「ははは、ごめんごめん」
サナキ  「……た、助かったのじゃ……」

ミサハ  「いつもご苦労様、シグルーン。それでは気を付けていってらしゃい」
シグルーン「勿体ないお言葉、ありがとうございます、先代社長。親衛隊兼秘書として、今日も一日しっかりと
      務めさせていただきます」
オルティナ「あんまり甘やかし過ぎないようにね。この子のためにならないから」
タニス  「はっ、お任せください」
サナキ  「……オルティナ姉上は私に厳しいのじゃ……(ボソ)」
オルティナ「んー? 言いたいことはハッキリ言わないと伝わらないわよー?」
サナキ  「いふぇふぇふぇ!? ほっふぇふぁをひっふぁりゃにゃいれほひいのひゃっ!」
オルティナ「あはは、サナキおもしろーい。それじゃ三人とも、気を付けてね」

―ベグニオン社・社長室―
サナキ  「……ふぅ、これ以上働きたくないのー……」
タニス  「はっ、それでしたらオルティナ様に御連絡を取り次ぎ、迎えに来ていただくよう手配致しますが」
サナキ  「嘘じゃ。冗談じゃ。それにしても、なかなか片付かんものよ」
43サナキVS初代社長 2/7:2011/11/11(金) 17:25:24.27 ID:VG1sIO3f
シグルーン「サナキ様。本日は聖天馬騎士団の宿舎の改修工事に、グレイル工務店の皆様が見えておりますわ」
サナキ  「まことか!? よし、さっさと終わらせて労いにゆくのじゃ!」
タニス  「……さすがです、隊長……(ヒソヒソ)」
シグルーン「……ふふ、厳しいだけでは逆効果よ……(ヒソヒソ)」
タニス  「……しかし、私はサナキ様のちょっと困ってる顔が見たい、と言うか……(ヒソヒソ)」
シグルーン「……気持ちはわかるけど、サナキ様はやっぱり笑顔が最高よ。異論は認めないわ……(ヒソヒソ)」
タニス  「……お言葉ですが、サナキ様は半泣き顔こそが至高です。正直たまりません……(ハァハァ)」
シグルーン「……レアリティだけは認めるけど、あまり泣いてほしくはないわ。笑顔が一番よ……(ハァハァ)」
サナキ  「むぅ。二人して何をコソコソしておる? 早く仕事を片付けるのじゃ!」
シグルーン「はいっ、申し訳ございませんでした!(……あぁ、ちょっと怒った顔も……ハァハァ)」
タニス  「はっ、申し訳ございません!(……たまりませんな……ハァハァ)」

―ベグニオン社・聖天馬騎士団宿舎―
ワユ   「イレース、ちょっとそれ取って」
イレース 「……はい」
ガトリー 「へへ、聖天馬騎士団は美人が多いんだよなぁ」
シノン  「オラ、ぼーっとしてねえで手ぇ動かせ」
ヨファ  「キルロイさん、体の調子はどう? 大丈夫?」
キルロイ 「僕なら大丈夫。ありがとう、ヨファ」
オスカー 「アイク、ボーレ、この木材と配管を切っておいてくれないかな?」
アイク  「あぁ、わかった」
ボーレ  「おっしゃ、任せとけ」
グレイル 「このペースなら、予定より早く終わりそうだな」
ティアマト「そうね、夕方までには工務店に帰れそうね」
セネリオ 「……このまま順調に進めばいいですけど……」
ミスト  「あっ、サナキ様」
サナキ  「うむ。久しぶりじゃな、ミスト。……と、ところで、後でアイクを貸してくれぬか?」
ミスト  「え? いいですけど……? まさか!?」
サナキ  「そ、そのまさかじゃ。ひとつ、お願い事をしてみようかと///」
ミスト  「それで、なんで私に?」
サナキ  「抜け駆けはせん約束じゃからな///」
ミスト  「サナキ様……っ! こんなこと言うのもおかしいかもしれませんけど、頑張ってくださいっ!
      (タニスさん、なんで写真撮ってるんだろ?)」
44サナキVS初代社長 3/7:2011/11/11(金) 17:26:45.83 ID:VG1sIO3f
タニス  「……お照れになられて赤面のサナキ様……」パシャ! パシャ!
シグルーン「……タニス、いつもごめんなさいね。私、家電が苦手で」
タニス  「隊長、どうか気になさらずに。私に任せてください」

サナキ  「アイク、ご苦労じゃな。ここらで少し休憩にせぬか?」
アイク  「ん? ああ、社長か。俺もそろそろ休憩にしようと思っていたところだ」
サナキ  「そういえば……そなたはまだ私を社長と呼んでおるな。それはもうやめるのじゃ」
アイク  「じゃあ、なんて呼べばいい? サナキ様か?」
サナキ  「無礼者め。そなたごときが軽々しく私の名を口にするでない、と言いたいところじゃが……。
      わ、私のことはサナキと呼ぶがよいぞ///」
アイク  「しかし、呼び捨ては周りに示しがつかないんじゃないか?」
サナキ  「むっ、社長の私がいいと言っておるからいいのじゃ。これは私のお願い事じゃ。聞き入れてくれるな?///」
アイク  「わかったよ、サナキ」
サナキ  「……っ! も、もう一回、呼んでみてくれぬか?///」
アイク  「? サナキ」
サナキ  「……もう一回っ!」
アイク  「サナキ」
サナキ  「ブバアアアアアッ!」
アイク  「おい、大丈夫か」
サナキ  「く、苦しうないぞ。楽にせよ///」
アイク  「どう見たってあんたの方が苦しそうだ。……なんであんたたちまで鼻血垂れてるんだ?」
シグルーン「……いえ、気になさらないでください///」
タニス  「……名前をお呼びになられただけで身悶えされるサナキ様……///」パシャ!パシャ!
ミスト  「まさか、お願い事って……」
ワユ   「名前呼ばれただけですごい嬉しそう」
イレース 「……随分かわいいお願い事ですね?」
サナキ  「今までは強引にいき過ぎてダメじゃったからの。これで少しはおぬしたちに追いついたわけじゃ」
ミスト  「でも、ここからが大変ですよ?」
サナキ  「よく存じておる。今日はこれ以上、求めはせん。せっかく名前を呼んでもらえたのに、忘れ去られる
      ような真似は出来ぬ」
ワユ   「あ、なるほど。参考になりました」
サナキ  「今夜はミサハ母上に赤飯でも炊いてもらって、お祝いじゃな」
イレース 「……食べに行ってもいいですか?」
ミサハ  「呼んだかしら? 今夜はお赤飯でいいのね?」
45サナキVS初代社長 4/7:2011/11/11(金) 17:27:43.70 ID:VG1sIO3f
セフェラン「お久しぶりです、サナキ様」
サナキ  「母上、それにセフェランも! ん? ということは……」
オルティナ「ちょっとー、私のだぁりん(はぁと)にくっつき過ぎよー?」
サナキ  「あひゃ!? あひゃひゃひゃひゃ!? あ、姉上、脇腹をくすぐらないでほしいのじゃ!」
漆黒の騎士「オルティナ様、お戯れは程々になされた方が……もしや、本日の目的をお忘れに?」オルティナ「おっと、そうだった。サナキ見てると、ついいじりたくなるのよね」
サナキ  「はぁ、はぁ……あ、姉上たちは、なにゆえこのような場所に?」
オルティナ「サナキの惚れ込んだ男を見に、ね。サナキに相応しいかどうか、しっかり見極めたいのよ。この男でしょ?」
サナキ  「なんで姉上がアイクの顔を知っておられるのじゃ? とうに面識があったと申されるか?」
オルティナ「んーん。サナキの机の引き出し、見ちゃった。彼の写真と、年頃の乙女の妄想日記(はぁと)。『……アイクの
      ≪アロンダイト≫が硬さを増すと、私の≪シムベリン≫に≪ラグネル≫した。私は生まれて初めて≪天↑空↓≫を
      味わうと、私の小さな≪ルドルの宝珠≫は……』……サナキのえっち(ニヤニヤ))」
サナキ  「に゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁーーーーーっ!/////」バタン!
漆黒の騎士「サナキ様っ!?」
シグルーン「サナキ様の……っ!? ブバアアアアアッ!」
タニス  「妄想日記……っ!? ブバアアアアアッ!」
セフェラン「二人とも、大丈夫ですか?」
オルティナ「あなたがアイクね? へぇ、男前じゃない」
アイク  「あんたは誰だ? そっちは俺のことを知ってるようだが」
漆黒の騎士「アイク殿! 身の程をわきまえよ! この御方は、」
オルティナ「構わないわ、ゼ……ゲフンゲフン。私はオルティナ、サナキの祖母よ」
ティアマト「ええっ!? 後でお話しさせてもらえないかしら……?」
ボーレ  「へへっ、ティアマトさん必死すぎでs」グシャッ!
オスカー 「……久々の出番だったのに……」
ヨファ  「……ボーレ、バカなやつ……」
オルティナ「ゼル……漆黒の騎士、エタルド貸して。ついでに勝負に立ち会いなさい」
アイク  「!」
漆黒の騎士「はっ、仰せのままに」
オルティナ「うん、いつ持ってもしっくり来るわ。ちょいと素振り」ヒュン! ヒュン!
46サナキVS初代社長 5/7:2011/11/11(金) 17:29:13.09 ID:VG1sIO3f
シノン  「うげぇぇぇぇぇっ!?」スガァッ!
ガトリー 「おわぁぁぁぁぁっ!?」ドゴォッ!
キルロイ 「ああ、シノンとガトリーが衝撃波に……!」
オルティナ「あ。ごめん、衝撃波出るの忘れてた。というわけで、あなたの剣技、見せてもらうわ」
アイク  「……俺は、相手が女だろうが容赦はせん」
オルティナ「いい気迫だわ。いくわよ、ラグネルの後継者」
漆黒の騎士「それでは、僭越ながら……始めっ!」
アイク  「ぬぅんっ!」ドガガガガガガガガガガッ!
オルティナ「でぇいっ!」ズガガガガガガガガガガッ!
アイク  「くっ……! 天↑空↓っ!」ドゴオオオオオオオオオオンッ!
オルティナ「ぐっ……! 天↑空↓っ!」ズゴオオオオオオオオオオンッ!
アイク  「……っ!! かなり、やる!」
オルティナ「あなたもねっ!」
漆黒の騎士「それは私のセリフだ、アイク殿」
ミスト  「……聖天馬騎士団の宿舎が」
ティアマト「あっという間に崩壊したわね」
キルロイ 「……シノンとガトリーが瓦礫の下敷きに……女神よ……」
シグルーン「タニス、今夜はテントを張って野営の訓練をするわ」
タニス  「それでしたら、私が食事当番を引き受けましょう」
オスカー 「料理は出来るようになったのかい?」
タニス  「とりあえず、5個に1個ぐらいは卵を割れるようになったぞ」
イレース 「……食べに行ってもいいですか?」
サナキ  「改修工事、と言うよりかは建て直しじゃな。引き続き、おぬしたちで工事を続けてもらえるかの?」
セネリオ 「それですと、こちらの料金になります。今日の改修工事の費用とは、別に頂くことになりますが?」
サナキ  「無論じゃ。オルティナ姉上が絡まなければ、こうはならんかったじゃろ」
ワユ   「それにしても、あのオルティナって人、すごいよ。大将が押されてる……っ!」
グレイル 「世の中、上には上がいるということだ」
セフェラン「私の妻が申し訳ございません。少々やんちゃな所がありまして……。初めまして、グレイル店長。
      私はベグニオン社・副社長のセフェランと申します」つ【名刺】
グレイル 「おぉ、これはかたじけない。貴社にはいつも世話になっている」つ【名刺】
ヨファ  「あの、これどうぞ。砂煙がひどいから……」つ【お茶】
47サナキVS初代社長 6/7:2011/11/11(金) 17:31:45.77 ID:VG1sIO3f
ミサハ  「あら、ありがとう(サナキと同い年くらいかしら?)。サナキと仲良くしてあげてね」
アイク  「ぬうぅぅぅぅぅんっ!」ガガガガガガガガガガッ!
オルティナ「でえぇぇぇぇぇいっ!」ガガガガガガガガガガッ!
漆黒の騎士「両者、そこまで! この勝負、引き分けと、」
アイク  「いや……俺の負けだ、ゼルギ……漆黒の騎士」
オルティナ「……内容はほとんど互角だったわ」
アイク  「あんたは俺に三回ほど致命傷を与える機会があったはずだ。それに対し、俺は一回のみ……俺もまだまだだな」
オルティナ「潔いのね。ラグネルはいい主に恵まれたわ。サナキをよろしく頼むわね(婿的な意味で)」
アイク  「ああ、社長にはいつも世話になってるからな。俺の方こそ、頼む(仕事的な意味で)」
サナキ  「ア、アア、アイク! さ、流石にそれは早いというか……っ! じゃ、じゃが私は嬉しいのじゃ! ふぎゃ!/////」
シグルーン「……マントの裾を踏んで転ぶなんて……(ハァハァ)」
タニス  「……社長に就任した時以来ですな……(ハァハァ)」パシャ! パシャ!
サナキ  「今日は良き日じゃ! セフェラン、ゼルギウス、おぬしたちも一緒にお祝いするのじゃ!」
しっこく 「い、いやあああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!?
      正体バラしちゃらめえええええぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーっ!!」
セフェラン「あぁん、もうっ! ゼーたんったら、どこ行くのっ!?」
ミスト  「…………えっと、物凄い食い違いがあったんだけど……言う前に行っちゃったね」
ワユ   「何気に呼び方が元に戻ってたような……?」
イレース 「……はしゃぎすぎて、気付いてないようですよ?」
ミサハ  「騒がしい身内でごめんなさいね。あんな娘ですけど、これからもよろしくお願いします。
      さあ、帰りましょう、……母上」
オルティナ「うん、帰ろう。……私の一人娘、ミサハ」
48サナキVS初代社長 7/7:2011/11/11(金) 17:33:02.86 ID:VG1sIO3f
―後日・サナキの日記―
○月△日 晴れ時々曇り
 すっかり舞い上がっていた私は、翌日アイクに社長呼ばわりされて愕然となった。
 オルティナ姉上との手合わせで、すっかり忘れてしまったようだ。
 色恋沙汰の話(今思えば違和感しかない)はともかく、こればかりはオルティナ姉上のせいと言わざるを得ない。
 姉上、ではない。お祖母さま、でもない。ババアじゃ。クソババアなのじゃ。絶対に許せんのじゃ。
 それと、甘美な想像を文章に起こすのは危険と判断。
 少なくとも日記に綴るのは金輪際二度としてはならぬと、心に誓う。
 まさか皆がいる場で音読されるとは思わなかったのじゃ。やっぱりクソババアなのじゃ。
 あと、ミサハ母上の炊いた赤飯はとても美味しかった。

オルティナ「サァァァァァナァァァァァキィィィィィーーーーーッ!
      だぁれがクソババアかあああああぁぁぁぁぁーーーーーっ!」
サナキ  「ま、また私の日記を勝手に見られたのじゃな!? そんなことをするのはクソババアの証なのじゃっ!」
オルティナ「ウガアアアアアァァァァァーーーーー!」つ【エタルド】【スキル・天空】
サナキ  「早くエタルドをゼルギウスに返すのじゃっ! またど忘れしておるな!」つ【シムベリン】【スキル・陽光】
ミサハ  「あら、サナキも強くなったわね。これならベグニオン社も安泰ね」

終わり
49助けて!名無しさん!:2011/11/11(金) 17:47:02.61 ID:76NvG7r0
ミカヤ、セフェラン、ハゲ竜と続く生きる化石チームにまた一人参加者か。正真正銘のただの人間なのに見た目変わらずとかどう考えても化け物です本当にくぁwせdrftgyふじこ
50助けて!名無しさん!:2011/11/11(金) 17:55:50.02 ID:v/XElZfA
ターナ「シグルーンさんとタニスさんの気持ちが痛いほどわかってしまう…そしてわかってしまう自分が嫌だ…orz」
エフラム「新たな同志の予感がするな…」
51助けて!名無しさん!:2011/11/11(金) 18:19:55.06 ID:aypanT79
遂にタニスもサナキハァハァになったのかwwww
52シャナンを討て:2011/11/11(金) 18:27:57.88 ID:12h4mkRc
ゼル…漆黒「なぜ私の剣は使いまわされるのだ?」
ミカヤ?「それは専用装備じゃないから☆もっとも、普通の剣士だと、
    攻速落ちがひどくて、デブ剣扱いだけどね★」

>>39 の続き、これで最終話のつもりです

〜シャナン視点〜
ラクチェ「アイク様の剣術は素晴らしいです。シャナンなんかの100倍は強そうです!」
アイク「そうか、よかったら俺の弟子になるか?」
ラクチェ「いいんですか!?」
アイク「ああ、可愛いお前のためなら何でも教えてやろう。」

…そして二人は愛の…

シャナン「ぐはぁああ!」
アイラ「何もされていないのにくたばるな。死因が
   【アイクにラクチェをとられる妄想をしたことによるショック死】
   なんて、いい笑い話だぞww」
シャナン「もう笑ってるじゃないか!?」
ラドネイ「シャナン様!よそ見をしないでください。」ズザン!←お忘れかもしれませんが戦闘中

シャナン「あべしっ!…私まだ生きてる?」

ラドネイ「ちっ、【追撃】は発動しなかったか…今度こそくたばれ!」ズザッズザン!!
シャナン「こなくそっ!」ヒラリ

ラドネイ「(…やはり、この剣では重すぎるか。だが…)
    くらえ!【追撃】【追撃】【追撃】…」ズ、ザザザザザン!
シャナン「…ラクチェ、なぜ私のことを見てくれんのだ!(その剣、受け止めてみせる!)」

シャナン「―――【自主規制】なことを妄想したからか!?
    それともラクチェが学校に行っている隙にラクチェの部屋で、
    日記をのぞいたり、【自主規制】なことをしたからか!?
    (ラドネイ…簡単に師匠を超えることはできんぞ…)

アイラ「逆―逆―って、なんだか、言ってることと思っていることが混ざって
   訳が分からなくなってきたな…
   というか、私は、突っ込みキャラだったのか?
   …あと、ラドネイの気が済んだら、今度は私がシャナンを斬ろう。許せん!」

ラドネイ「ふ、ふざけないでください!?」ズバッ
シャナン「ぷぎゃー!ラクチェー俺を癒してくれー!」

…現在シャナンで(一マスおいて)ボスチク中、
残酷描写かつ、面白みがないので音だけでお楽しみください…

ザンザンザアアアアァァン!…まっ…待ってくれ…すまない…許してくれ…
私は、エフラムの言うとおりにしてきただけなのだ。私もイヤだったのだが。
仕方なかったのだ。…何でも言うことを聞く(ry)と…油断させといて…馬鹿m…
ぎゃぁぁーー!ほんとに悪かった、悪かったから…許し…
ざくざくざくプスプスプス…男・皆・死ネ…
53シャナンを討て:2011/11/11(金) 18:29:19.45 ID:12h4mkRc
ラドネイ「終わったな…」
シャナン「おまえ、本気で私を殺す気か?」
ラドネイ「ふっ…この紋章町で命の重さなど…軽い、軽い。」
アイラ「悪役だな。あとで倫理的に突っ込まれるぞ。」

シャナン「そうたやすく死んでたまるか。
    この前お前にミンチにされたせいで、私の毎月の小遣いからバルキリー代を減らされたんだぞ。
    この恨み、晴らさでおくべきか…くらえ!【流星剣】!!」

ラドネイ「いまだ!…ミカヤさんに貰った。スキル【大盾】!」
シャナン「馬鹿な…流星剣が!?」
アイラ「(ん?…たしかあれは、アイクがサナキ社長から貰ったスキルの書では…)」

シャナン「くっ、まだまd…し、しまった!」つ【鉄の剣】→【壊れた剣】重さ30
アイラ「剣が壊れたか…これは、シャナンの負けだな。」

シャナン「ま、まて!とどめは、とどめは刺さないでくれ。」
ラドネイ「シャナン様…私は、あなたが幼い子どもに手を出そうとするのを許せなかったのです。」
シャナン「は?」
ラドネイ「私も、できることなら…普通の、今まで通りの日々を過ごしたかったのですが。
    あなたを諫めたかったから、あなたと戦うことを選んだのです。」
シャナン「ラドネイ、お前…」

ラドネイ「立ってください。他の剣を用意します。…今度は本気でかかってきてください。」
シャナン「……本気で戦えば。お前も、道場に戻ってきてくれるか?」
ラドネイ「はい、もちろん…私に勝てれば、ですが。」

…わかった、そう分かった。いまさらだけど。なぜ、私がシャナン様に勝てないのか。
シャナン様は紛れもなく―――だ。しかし、それとは別に、
私達道場の仲間や、流星軒のみんなのことをとても大事に思ってくれている。

ラドネイ「(ぼそっ)まだまだ敵わないなぁ…」

  :
  :
  :
ラドネイ「………。」
シャナン「決まった、な。」
ラドネイ「はい…」
54シャナンを討て:2011/11/11(金) 18:30:52.89 ID:12h4mkRc
…シャナン様の剣は私の【エタルド】を抜け、私の胸に突きつけられていた。
威力があるとはいえ、重すぎる剣は諸刃の剣と言えるだろう。
シャナン様の動きについて行けず。私の剣は空を切るばかりだった。

シャナン「ラドネイ、強くなったな。あと2・3年もすれば、私も超えられるかもしれない。」
ラドネイ「…今すぐに、とはいきませんか。」
シャナン「ふっ、悪いがそう簡単に負けてやるつもりはないぞ。
    何しろ私はお前の【師匠】だからな。」

ラドネイ「また…手合わせをお願いします。今度は道場で…」
シャナン「道場に帰ってきてくれるのか?」
ラドネイ「はい…私もラクチェ達と共に修業をさせてください。
    シャナン様の元で学ぶことがまだまだありますので。」
シャナン「よし、明日からの修行は厳しいぞ!」

…また明日。また、明日から修業し直そう。
今度こそ、正面から戦って、シャナン様に勝てるように…

アイラ「まだ、シャナンには勝てなかったか。」
ラドネイ「はい…この剣は、私には使い切れなかったようです。」
アイラ「神剣【エタルド】か…あの巨体の漆黒の騎士の愛剣だな。」
ラドネイ「武器に…スキルに頼るようでは。まだまだ、ということでしょうか。」
アイラ「まぁ、気を落とすな…一度は勝っていたんだ。あと、シャナンは一度斬らせてくれ。」

ラドネイ「いえ、しばらくはもう十分です。」

ラドネイ「私は…シャナン様が、シャナン様ほどの力を持つ方が―――などという、
    つまらないことで周りから、変に見られることが嫌だったんです。」
アイラ「ラドネイ?」
ラドネイ「実力がありながら、まじめに修業をせずに。
    部屋でくだらないものに、にやつく…そんな男は大嫌いだ!」

ラドネイ「だから、私が、私の嫌いなシャナン様に勝てば、壊せるかと思ったんです。
    私の嫌いなシャナン様が壊れてなくなれば…きっと、何かが変わると思ったんです。、
    シャナン様を見る周りの目も変わって…私の心も晴れるかと思ったんです。
    …そうすれば、私も前みたいに…」
アイラ「……。」
ラドネイ「…でも、変える必要など。はじめから無かったのかもしれませんね。」
アイラ「(いい娘だな…こいつも…)まったく…
   なんであのロリコンに、いたいけな少女達がみんな好意を持つんだか…」
ラドネイ「まったくです!なんで、ラクチェもパティもディジーも…」

アイラ「ふっ…それで、これからどうするんだ?道場に戻るんだったな。
   またシャナンのことだから…きっと」
ラドネイ「ふふふっ…きっと、そうですね。でも、私は…」
55シャナンを討て:2011/11/11(金) 18:31:46.12 ID:12h4mkRc
シャナン「ああ、我が華園よ…私は帰ってきた…」

パティ「あっ!シャナン様。見てください!どう、だいぶ強くなったでしょ。」
ディジー「あっ、ずる〜い!私にも稽古をつけてください。」
ラクチェ「あ、ふたりとも!…ま、いいか。終わったら私にも相手させてくださいね。」
シャナン「ああ…」(状態:鼻血)

シャナン「さ、ラクチェ。剣を構えるときには…」←ラクチェの肩をタッチ
ラドネイ「セクハラは殺す…さぁ、私の【鉄の大剣】のさびになるがいい!」
シャナン「ららら、ラドネイ!ただラクチェの肩を触っただけじゃ…」

ラドネイ「触るついでに、どんな妄想をしましたか?」
シャナン「え…それは…ポッ!」
ラドネイ「ククク…男・皆・死ネ!」
シャナン「いやーーー!(逃走)」

ラクチェ「あ、うう…ラドネイ、ずるい…」
パティ「あ〜あ、またラドネイにとられちゃったか〜。」
ディジー「怪盗(盗賊)の上前をはねるなんて…」

〜道場別室(逃走先)〜
ラドネイ「ふふふ…シャナン様。あなたが望んだ普通の毎日ですよ?
    三人とも可愛いですね。もっと喜んでください。」ぐみぐみ
シャナン「ラドネイ…くっ、(この前のは、ラドネイデレ化フラグじゃなかったのか!?)
    弟子に成り立ての頃のように甘えてくれるかと思ったのに!」
ラドネイ「馬鹿を言わないでください。私にとって今までと同じ、というのは。
    弟子にセクハラをするシャナン様を押さえる毎日のことですよ。
    …ったく、私がシャナン様を押さえたり、コレクションの破壊をしていなければ。
    何度ベルン署のお世話になると思っているんですか!」ぐみぐみ

シャナン「ううう…せめて、師匠を足で踏みつけるな…」

…ラドネイのロリコンとの戦いは終わった。
ラドネイはシャナンと戦った日からまた道場に戻り、何もなかったかのように。
ラクチェ達へのセクハラ防止と、コレクションの破壊に励んだ。
結局の所。この無駄に長い戦いの中で、彼女が得たものは何もなかった。とも言えるだろう。

しかし、少なくとも。彼女はまだ、この先師匠と、ともにいられるだろう。
男嫌いの彼女が初めて、心を許した師匠と、ともに。
それは彼女が彼の行為を許さないながらも、
彼女にとって、もっとも幸せでいられる戦いの終わりかたなのかもしれない。
  :
  :
リオン「うわぁ!な、なに?」

ラドネイ「ベアード様だ…」
リオン「は?」

ラドネイ「ベアード様を復活させるためにお前の闇魔法の力を貸すんだ!」
リオン「べ、ベアードってなに!?これ以上魔王(笑)とかに憑かれるのは…」
ラドネイ「この世界から全てのロリコンを消し。全ての人(彼女の場合女性のみを示す)が、
    幸せになるためにはベアード様の力がいるんだ!」

…ロリコン(勿論シャナンを含む)の撲滅は諦めていないようだが。
56シャナンを討て:2011/11/11(金) 18:40:30.00 ID:12h4mkRc
長めのおまけ(まだ、戦闘中のころ)

〜草むら〜
リーフ「そういえばの話だけど。」
マルス「ん?どうしたんだい。」
リーフ「なんで、セリス兄達がいるの?ラクチェを守るんならアイク兄さんだけで十分じゃないの。」
サラ「原作的にセリスの嫁候補だからかしら?
   >>40も言っている通り…あれは守る必要もないと思うけど…」
リーフ「ラドネイは女の子には過保護だからなぁ〜。明らかな過剰防衛だけど。」

マルス「う〜ん、僕の情報網によると。最初、ラドネイに頼まれたのはセリスの方だけだったらしいよ。
   アイク兄さんはむしろラクチェと修業していたらおまけについてきたという感じじゃないかな。」
リーフ「おまけにアイク兄さん!?」
マルス「そうそう。ちなみに、ラドネイはセリスと割と仲いいらしいよ。支援Bだし。」
リーフ「あの男嫌いのラドネイが…さすがは、性別【セリス】!…って、え!」
サラ「原作的にセリスの嫁候補だからかし(ry)…え?」

サラ「あの紋章町ブラックリストトップに名前の挙がる二人の目をかいくぐって…」
リーフ「あの二人と同じ支援Bをもぎ取ったの!?」

〜セリスの通う学校〜
セリス「ユ〜リ〜ウス!今日の社会のノート見せて?(上目遣い)」
ユリウス「あぁ、セリ ユリア「死、殺、死、殺、死…」 ノートだな ラナオウ「命が惜しくないと見える…」
    …って、うるせー!こいつと何もねーって、いつも言ってるだろ。」

セリス「あれ、ラクチェとラドネイ。これから部活?」
ラクチェ「はい、セリス様。」
セリス「そう!ラクチェは頑張り屋だからね。がんばって!」
ラクチェ「は、はい!」
ユリア「また、セリス様の魅力に惹かれて泥棒猫が一匹…」
ラナオウ「ここは一度手を組んで…」

セリス「そう。ラドネイもがんばってね!」
ラドネイ「ありがとうございます…」
ユリア「ひっ…か、彼女はハードレズのラドネイ!」
ラナオウ「男嫌いで、女性にしか興味がないヘザーさんとよく一緒にいる。
    …男から話しかけると間違いなく死を与えるという…あのラドネイ。」

ラドネイ「あら?あなた達は…」
ユリア「ひっ、こ、このままではわたしの―――が!」
ラナ「きゃー!初めてはセリス様にって決めているんです〜〜」

ラドネイ「…また誤解された、私、別に女の子に興奮したりするわけじゃないのに。
    …みんなみんな、あのヘザーのせいだ!」
セリス「ごめん!ラドネイ、ユリウスがユリア達に連れて行かれちゃったから、社会のノート見せて!」
ラドネイ「はい…わかりました。(やや涙)」

そして、二人が貞操の危機(ラドネイ)から逃げつつ、ユリウスにお仕置き★を加えている間に…

セリス ラドネイ めでたく支援B 

セリス支援状態: ラナB ユリアB ラクチェC ユリウスA エフラムC ラドネイB ←増えた

ラドネイ「セリス様、申し訳ありませんがラクチェのことをどうか…」
セリス「ラクチェ?うんいいよ!あとアイク兄さんも一緒に来るって。」
…そして、シャナンの慟哭に至る。

UP終了です。おまけは、そういえばラドネイはセリスのことも避けないはず。
と思ったのでくわえてみました。【結論】性別:セリスは男嫌いにも有効である。
57助けて!名無しさん!:2011/11/11(金) 19:01:16.34 ID:v/XElZfA
エフラム「C……か……」
マルス「なんでそんなに寂しそうなんですか兄さん」
58助けて!名無しさん!:2011/11/11(金) 22:23:28.34 ID:vHUe9o0J
>>42
嫁候補のなかでサナキさまが目立つのは比較的珍しいな。
個人的に嬉しかったです。
59助けて!名無しさん!:2011/11/12(土) 03:52:30.45 ID:yBOZzKEy
>>42
オルティナ様登場かーw
そうなんだよな、設定によると彼女はラグネルとエタルドを二刀流で使いこなす
怪力の持ち主なんだよな。
獅子(ソーン)を乗り回してる絵もあったし。
紋章町に人外的な強者がまた一人増えてしまったw

それにつけてもサナキ様が可愛くて可愛くて和みました。

>>52
完結乙です。相変わらずシャナンは自重w
にしてもセリス周辺の人間関係が、倒錯しまくって
わけ分からなくなりつつあるな。
60助けて!名無しさん!:2011/11/12(土) 23:13:04.00 ID:YppWl8Eg
1日遅れだが11月11日の妄想
睡眠と食事以外でポッキーをくわえてない時間の無い統夜。
箱を持ったままお互い何となく視線を外すヒューゴとアクア。
洒落で提案したら二人同時にポッキーをくわえて途方に暮れるクロウ。
お互い瞬きもせず視線も外さず、開始位置から微動だにしないカークとマリオン。
スタンバイ済みのアルマナの口から、要らないなら貰うぞとポッキーを取って普通に喰うクォヴレー。
虚空を見つめたままひたすらプリッツを咀嚼し続けるエイタ。
61助けて!名無しさん!:2011/11/12(土) 23:23:20.65 ID:YppWl8Eg
スマン豪快にスレ間違えた。
62助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 00:08:00.26 ID:mvmUY4l6
>>42-48
乙だぜ
サナキ様に焦点が当たるのは珍しいな
アイクの嫁候補達の仲が良い所が出てて和んだ、GJ!
え?お祖母さん?誰そr(ry

>>52ー56
乙。
シャナンは幼旗でもかっこいい所が中々出ないよね
まぁ強いし、剣士としては一流なんだが……性根が腐りすぎwww
後エフラムの過保護にはやっぱりうんざりしてるんのか……


>>60-61
スパロボか?
とりあえずドンマイ

ポッキー&プリッツの日か……紋章町でもいろいろあったんかね
その点トッポってすごいよな、だって最期まで(ry
63助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 02:06:03.10 ID:aAwER1m6
ミカヤ?「ポッキーと言えばポッキーゲーム!合法的にアイクの唇ゲットしてやるムヘヘ」
ガサゴソ
ミカヤ?「…あれ?買っておいた私のいちごポッキーが無い」
アイク「…姉さんすまん、名前が書いてなかったから食べてしまった」
ミカヤ?「(´・ω・`)」
64助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 03:23:36.94 ID:sDjUXaI1
イレース「……ポッキー、ウフフ」
イレース「…………ポッキー……」

イレース「………。」
65助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 07:09:15.25 ID:CWUYNR2K
前スレ>>543より

ナンナ(隣のお姉さん風)「ほらリーフ様、お望み通りのお姉さんですよ」
ミランダ(スポーティーなお姉さん風)「ルーテさんの飴玉があればどんなお姉さんも自由自在よ」
ティニー(文系お姉さん風)「さあ、遠慮しないで抱き着いてきてください」
サラ(ちょっと子悪魔お姉さん風)「いらっしゃい、かわいがってあげるわ」


リーフ「・・・・・」
ナンナ「どうしました?遠慮はいりませんよ?」
リーフ「ふ、ふっふっふ・・・」
ミランダ「な・・・なによ」
リーフ「君たちは何もわかっていない!お姉さんとは年齢にあらず!歳を重ねることでしか得られないその落着きと包容力、そして余裕!それこそがお姉さんの魅力!ただの小娘が年齢重ねたぐらいで身に付くものじゃないんだよ!それを君たちはry」怒り必殺×4


66助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 07:13:06.54 ID:CWUYNR2K
リーフ「うっうっう・・・きれいなお姉さん・・・」
マルス「ミルクで飲んだくれるのやめなよ。大体泣くほど惜しいなら素直に好意を受け取ればいいのに」
リーフ「だって・・・みんないいとこのお嬢様だし・・・4人とも美人でいい子なんだから僕なんかにはもったいないよ・・・」
マルス「・・・しょうがないなあ。たまには兄らしく弟の愚痴につきあってあげるよ。ミルクでだけど」


マルス(四人とも・・・ね。サラをいい子って言えるのは他にエフラム兄さんぐらいじゃないかな。なんだかんだでちゃんと見てる訳だ)
マルス(あの四人も全部わかってて追いかけてるんだろうし。ま、自分で気づかないと意味がないから言ってあげないけど)
67助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 08:23:35.80 ID:N3sTtYFb
終わりです
68助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 10:56:02.83 ID:K9nFD5Hn
>>60
お前さてはスパロボOG萌えスレの住人だなw
罰として完璧親父にポッキー渡してきなさいw

>>65-66
リーフも素直じゃないよな…まぁニヤニヤさせて貰ってるからこのままでいいけどさ
69助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 14:07:04.86 ID:i4QlNFBZ
>>64
イレース「……アイクさんとポッキーゲームしようと思ったんですけど……。
      ……用意したのをつい食べちゃうんですけど、どうしたらいいんでしょうか……」
ミスト「……そう言われても」
ワユ「突っ込みにくいボケだなあ……」
イレース「……あ……ポッキーが無いなら私を食べてもらえばいいじゃない。……という方向が」
ミスト「流石にそれは……あるかも」
ワユ「いやそれは……あんた天才じゃない?」
70助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 14:40:14.47 ID:uThKfK0F
男は悩んでいた。
それはもう悩んでいた。人生でこれほど頭を使ったことはないかもしれない。
男の目の前には一枚のピザがある。
暖かくトロトロのチーズとトッピングで覆われベーコンが乗っている。
実に美味そうだ。腹の虫が騒ぐ。
あれをガツガツと貪り食えたらどれほど幸せだろうか。
だが……それゆえに悩むのだ。
あのトロトロチーズ…間違いなく高カロリーだろう。
食えば腹の弛みが促進する事は明らかである。
男は運動は好きな方だ。むしろそればっかりしていると言っても過言ではない。
だが太りやすさというものは生まれ持った体質というものもある。
いくら食っても嘘みたいにやせっぽちなどこかの魔道士みたいなのもいればちょっと食っただけで腹に影響がでる自分みたいなのもいる。
まして自分は正直大食いな方だろう。
今朝もご飯を五杯はおかわりした記憶がある。
ああ俺はどうすればいいんだ。
食いたい。食いたい。食いたくてたまらない。
だが肥え太りたくない。デブはいやだ。メタボはいやだ。
チーズの香りが強烈に苦悩する男を誘惑してくる。
男にとってその香り…
嗅いでいるだけで口の中に広がる芳醇さを想像させるそれは強烈な誘惑だった。
豊満な美女が札束抱えて誘惑してくるのにすら遥かに勝る誘惑だった。
抗えようはずもない。
むしろここまでよく我慢したと言ってもよいだろう。
そして…男は…屈した。
ああ…体重計に乗るのが怖い…
71FEお悩み相談室:2011/11/13(日) 14:50:35.44 ID:0TlDxKdy
>>65ー66
でもそんなリーフだから4人娘は彼を好きなんだよね

今回は彼らで

兄弟家のH君の悩み…近い内に天馬騎士のFと出かけるんだが自分と相手が満足するためにはどういう計画を立てれば良いんだ?

シレジア家のFさんの悩み…最近家で腐兄の気配を感じるのは気のせいかしら?

トラキア家のAさんの悩み…最近兄上が私達から隠れて何かをしてるのですが跡をつけてみるべきでしょうか?

ユングヴィ家のF君の悩み…最近後ろの席のYが「新世界が…」とか訳の分からんことを言ってるんだがそういう時はどう言えば良いんだ?

ノディオン家のA君の悩み…家の地下室で姉上たちがとんでもない話をしてたが聞かなかったことにするべきなのか…?

流星軒アルバイトのRさんの悩み…男嫌いではありますが最近レズと勘違いされてます。何もかも変態盗賊Hのせいです。奴の撃退法を教えてください。私はノーマルなのに…(泣)

ベルン署のGさんの悩み…最近ストーカーやロリコン関連、企業などの不正の犯罪が増えているのでベルン署の警察官を募集しているがなかなか人が集まらない。何か問題があるのだろうか?

FETVの皆さんの悩み…ウチのクソ社長が成果を挙げても残業しても給料を上げませんし休暇もくれません。自分は何もせずに私達をこき使います。新しい就職先を探すべきでしょうか?

凄腕の天馬騎士Fさんの悩み…好きな人をデートに誘うまではしたのですが彼との距離を縮めるにはどうしたら良いでしょうか。相手に素直になれないのが辛いです

流星軒のSさんの悩み…最近アルバイトのRがやたら私に拒絶反応を示す。昔は良い子だったのに…。どうすれば良い?

ヴェルトマー家のAさんの悩み…最近フリージのA君やTちゃんに頼りにされてるけどどうしたんだろう。彼らの力になってあげたいけどどうすれば良いかな?
72助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 15:21:56.06 ID:NvUkF99X
>>69
やはり天才か…
73助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 15:42:03.94 ID:SAwVk+Ff
>>71
H君へ
オスティア家R…女の子の事をよく知らない兄様に可愛い妹分のRがアドバイスしちゃうわ。
           女の子は美味しいものが好き。一番大事なのはお出かけ先でどのレストランを選ぶかよ。
           予算は惜しんじゃだめ!デートでケチな男は萎えるわ。太っ腹なところを見せてね。
           で、Rのおすすめのお店はSさん経営のしっこくステーキハウスよ。こってりした分厚いお肉がとっても美味しいんだから♪

Fさんへ
シレジア家S…キノセイデス

Aさんへ
トラキア家A…ナンノコトカナ?ナニカノカンチガイジャナイカ?

F君へ
ユングウィ家P…消しゴムぶつけるといいよ。それでだめなら鉛筆を鼻に刺して見たら?
          それでもだめならこのザルで前をすくって反応を見るんだお兄ちゃん!

A君へ
三騎士E…そういう時はこうするのです。「それはよろしいのですが」
       ノディオンで長く生きるコツはスルー力を磨く事です。

Rさんへ
ロストン家R…一つだけわたくしから言える事があるとすれば悩ましいのは貴女だけではないということですわ。
         たしかに一般的な愛情ではないでしょう。マイノリティでしょう。受け入れられないでしょう。
         けれど愛する事そのものを否定するのはあまりに悲しい事ですわ。せめて片思いでいる事だけでも許してあげてほしいのです。
         わたくしにはHの気持ちが…って全然一途じゃないじゃありませんのっ!?
         本当に美しい百合はわたくしのようにたった一人の女の子を愛する事ですわっ!

Gさんへ
ベルン署N…くっくっく…何故だろうねえ…いや困った困った…何か対策を考えないといけないねえ。
        この件は上役の私が担当しよう。君は心置きなく現場で力を奮ってくれたまえよ。これは命令だよ?
        私の方で優秀な人材を集めておくからね…
        (ふふふ…私の息のかかった者で署内を固めるとしようか…)

クソ社長S…企業が給与をベースアップできたのは過去の時代に消えたのさ。
        今は正社員を持て余してパートやバイトで人件費を抑える時代なのだ。
        その辺を考えて正職でいられるだけでも感謝してくれ。いやマジで。経営苦しいんだってば。
        はっきり言うけど辞めても仕事無いよ?まして中途だからいろいろ不利だよ?

Fさんへ
オレルアンのいい男B…うほっ…敵に塩を送るZE!俺からの情報DA!
               HっきゅんはツンデレなんだZE!その辺りを考えてツンがきたらそれはチャンスだと考えるんDA!
               俺とお前…どっちが勝っても負けても正々堂々戦おうZE!恋愛は戦いDA!

Sさんへ
ロプト教団S…クスクスクス…昔は良い子だったなら昔に戻ればいいのよ…
         優秀さんに頼んで子供になる薬を貰ってきたわ。これをもってRに「幼女に戻ってくれ!」と頼んで見るといいわ…
         (どんな修羅場になるかしら…面白そう…クスクス)

Aさんへ
フリージ家T…びょ〜〜んっ♪
         AたんとTちんのママなのだ〜にゃははははは♪
74助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 16:19:23.54 ID:i4QlNFBZ
>>72
天才とまではいかないけど、妙に悟った感じだったり、蒼炎でアイクに助けられたときにしっかりデイン兵の状況を把握していたりと
イレースは実は結構頭いい子なんじゃないかっていう気はする
75助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 16:50:41.58 ID:aAwER1m6
その上力は強いし(能力値的に)魔法も使えるし、隙がないな
76助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 16:52:41.26 ID:NvUkF99X
実は学生時代のイレースの成績は良かった…ってのはありかもしれん
他にも実は成績良かった、ってのはあるかもしれんな
77回答者の皆さんへ:2011/11/13(日) 16:55:24.42 ID:0TlDxKdy
>>73
Rさんへ…やっぱりM姉貴辺りと話し合って決めるわ…

Sさんへ…怪しい…怪しすぎる…!

Aさんへ…そうでしょうか?(徹底的に調査しないと…)

Pさんへ…消しゴムぶつけるまでは大丈夫だろうけど鉛筆をやったら俺は確実にIに殺されるな

Eさんへ…やはりスルースキルは必要か…

Rさんへ…あなたもHさんと同じ気配を感じます…

Nさんへ…私にも問題はあるがそこはZ署長やM警部と話して頂きたい。私とN警部で決めることではないからな

S社長へ…いやいや、結構雇ってくれるって所がありましたよ?
今までの成果や頑張りが認められたことかな?

Bさんへ…そうね。でも他はともかくアンタのことは本気で嫌ってると思うわ…

Sさんへ…薬を何かに仕込んでみるか…

Tさんへ…彼らの悩みが分かった気がするよ…


TPPに参加したら同人誌とかが犯罪になる可能性があるとか…

紋章町の腐女子と腐兄の一同「紋章町でそんなことは絶対に許さん!」
78助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 20:46:29.22 ID:7lKsHgZ6
>>70
ピザトr・・・ヘクトルェ・・・

そういや兄弟家は体重から身長、胸すべてにおいて上から下まで差がありすぎるな
79助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 21:19:21.83 ID:ANFPfXjo
>>76
実は頭いいとかいう話なら、サラとかミルラは特進クラスに通ってるって説があったような

サラ「もし勉強で困ってるなら、相談に乗ってもいいよ?まあ兄様の態度次第だけど…」
エフラム「…後で何を要求するつもりだ?」
80助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 21:22:22.13 ID:zUlgliat
>>64>>69じゃあID変わってるけど同じ人?

とりあえず>>64の時点で、我慢できずに食べたオチは理解できたので安心しる。
81助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 21:32:38.76 ID:cfaW6x6R
過去のいくつかのネタでは普通に小学校に通ってたぞ
二人とも成績よさそうなイメージあるがサラは体育は適当にサボッてそう
82助けて!名無しさん!:2011/11/13(日) 23:56:25.83 ID:ANFPfXjo
サラ「体育なんて面倒だわ…というより無理して運動しなくてもリワープがあれば動かなくてよくない?」
エフラム「また不健康なことを…俺が鍛え直してやろうか?」
サラ「…というのは冗談。別に体を動かすのは嫌いじゃないわ」
エフラム「そうなのか?」
サラ「まあね、でも動いてて調子のいいときに変な楽しげな音の幻聴が聞こえることがあるんだけど、何かしら?」
エフラム「さあ…俺に言われてもな…」
83助けて!名無しさん!:2011/11/14(月) 01:10:06.01 ID:rpfZKTlh
ってことはトラキア組だけやたら動きが良かったりするわけかw
84助けて!名無しさん!:2011/11/14(月) 01:29:45.97 ID:BTDObg2s
紋章町には解明できない謎が多い…再行動もまたその中の一つ
というかむしろエフラムがサラから再行動を教わるべき、絶対に強くなれるぞw
85助けて!名無しさん!:2011/11/14(月) 19:04:47.63 ID:dO8Mt+s4
解明できない謎が多いっていうよりも謎だらけじゃねえのかw
86助けて!名無しさん!:2011/11/14(月) 19:45:15.53 ID:prAcyrAO
壊れない武器とか命を削る魔法とかヴァルキリーとタメを張る井戸とか
斬るだけで金を盗むシーフとか流星月光とか
たまに必ず当たるとか

謎が多いな…と、どれも原作のままだな
87助けて!名無しさん!:2011/11/14(月) 21:03:00.27 ID:bYPhT0ps
ノイン  「さあ、やってまいりました、コンボイやラブリー眼帯も真っ青な謎を誇る紋章町!
      トランスフォームOK、菜の花自由で危険が危うい自転車レース『ママチャリの系譜』はこちら!」
エルフ  「別の謎を思いついてしまったんですね(作者が)…では、前回>>28-32の続きを投下致しますわ」

いや、謎と聞いてホントに思いついちゃったんです。悪気はなかったんです。
それではお後がよろしいようで……
88ママチャリの系譜 第2章:2011/11/14(月) 21:04:13.37 ID:bYPhT0ps
96.5

フュンフ♀「…と言う訳で『ママチャリの系譜』あらすじをお伝えして参ります、
      竜王家使用人、背番号5番、スナイパー・フュンフ、トラキアモードと……」
ゼクス  「前回>>28-32でご紹介に与りました、竜王家使用人、背番号6番、マージファイター・ゼクスです。
      今回はゲストとして招いてもらいました。皆さん、よろしくお願いしますね」
フュンフ♀「前回の件で、たまには他の十二魔将達に出番を与えるのも悪くはないのではないかと
      色々考えるところがあった訳で…まっ、作者のちょっとした余興みたいなモンね」
ゼクス  「いつもはノインさんとエルフさんとフュンフさんしか出てませんから、
      他の皆さんも喜んでいらっしゃると思いますね」
フュンフ♀「しかし良かった、来たのがゼクスで本当に良かった……ツヴァイとかもうね…
      てな訳で、前回>>28-32はこ〜んな感じっ!」
ゼクス  「前回の舞台は山岳コース登りルートだったんですけど、選手の皆さんのルートがバラバラなので
      図に表すことができません。ごめんなさいね。
      それに伴って順位も確定してませんので、暫定順位での発表になります」

前回終了時点の順位
順位変動    マシン名          搭乗者         現ドライバー   単勝倍率
     暫定1位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード        12.1倍
3位→暫定2位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ        7.5倍
2位→暫定3位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     ラクチェ         1.9倍
9位→暫定4位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   スカサハ       15.6倍
4位→暫定5位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン         10.8倍
5位→暫定6位:1 やらないか         アゼル&レックス      レックス         9.2倍
6位→暫定7位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハルヴァ    14.3倍
     暫定8位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル    20.4倍
7位→暫定9位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ   トリスタン       17.0倍

・十二魔将の1人、フットマッサージの名手、ゼクスが登場、十二魔将のプリンセスだとか。
・山岳コースに入る直前でスカサハ&レイリアペアがドライバーチェンジ。レイリア→スカサハに代わる。
・スカサハに代わった途端、最下位から猛烈な追い上げ。一気に暫定4位まで浮上。
・一方で、最下位に沈んだトリスタンは茂み獣道9号線という謎の抜け道ルートを選択。
・それを見た暫定8位ハンニバルは、傾斜は厳しいが折り返し地点までの最短距離というルートを行く。
・折り返し地点目前でアイラVSラクチェの母娘対決に決着。総重量や後部座席の負担の軽さでアイラの勝利。
 暫定2位に浮上し、その勢いのままにトップのクロードに戦いを挑むところで前回終了。

フュンフ♀「まあこんな感じかしらね……あれ? どうしたの、ゼクス?」
ゼクス  「十二魔将のプリンセスって……そんな……困ります。わたし、エルフさんやフィーアさんみたいに
      綺麗じゃありませんし、皆さんが思っているような女の子なんかじゃないんです」
フュンフ♀「あのさぁ…アンタ、ケンカ売ってんの? いやホント、マジで。
      綺麗で可愛くて、頭は良いし運動も出来るし優しいし料理は上手いし……
      完璧超人みたいなアンタがそんな事言ってたら私やノインとかどうなるのよ!?
      優れた能力を持つ者はその能力を自覚しないとダメっ!!」
ゼクス  「ああ……でも、そんな……荷が重すぎです。可愛い子牛が載せられている荷馬車の気分です」
フュンフ♀「た、確かに荷が重そうだけど……う〜ん、まあいいわ。とりあえず、レース再開よっ!」
89ママチャリの系譜 第2章:2011/11/14(月) 21:05:06.67 ID:bYPhT0ps
97

ノイン  「ヒートアップしたバトルの結果、ペースが格段に上がったかっ、
      アイラ選手の眼前には給水所で特製ドリンクをキャッチするクロード選手がいる! ガ○ル!」
アイラ  「それっ!(ガシッ!!)」
ノイン  「サマーソルト気味にドリンクをかっさらう流星の大熊アイラ選手!
      ソニックウェーブでドリンクのコップが割れたっ! 嘘ですっ! メソ嘘!」
セーラ  「あの女将さんなら本当にできそうだから怖いわ」
ドロシー 「既にラクチェさんが流星拳を披露していますからね…」
ノイン  「良い病院紹介するウサー! 奇怪カイカイ妖怪だらけっ、紋章町は妖怪吹き溜まりでありますっ!
      妖怪熊女&猫娘、アイラ&ティルテュペア、空のコップを投げ捨て戦闘開始っ!!」
アイラ  「戦闘モードで行くぞ!」

山岳コース下り
                   アイ
         グオオオオオオッ!!       |
  クロ ←─────────┘

ティルテュ「しんぷさま〜、かくごっ!!」
コープル 「クロード様!!」
ノイン  「さあ、再びぱんださん号のボディが右へ左へ! 必殺のシェイクフェイントが発動だッ!
      シューティングスター同様、シェイカーの中でカクテルへと昇華されるか、ギルガメス!」
セーラ  「さあ、どうなるかしらね?」
ドロシー 「どんな魔法が飛び出すでしょうか?」
ノイン  「スタンドからは大歓声が巻き起こる! 飲まれるかギルガメス、悪酔いするかぱんださん号!?
      斜面を駆け下りるチェーン駆動の騎士達が火花と雄花と雌花を散らす!」
アイラ  「貰った!!」
コープル 「来ましたっ、どうしますか!?」
クロード 「Cyclone Driver」
コープル 「OK!! Ready」
ティルテュ「しんぷさまたちがマシンボイスでしゃべってる!」
ノイン  「マシンボイスか、マシン隼か! 稲妻5段殺法がサーキットの暴れ隼を流星剣で叩き割る!
      ミラクルZ2もかくやというサイクロンドライバーとは!?」
クロード・コープル「「GO!!」」
ノイン  「後部座席から手を伸ばし、ハンドルのベルを取り外したコープル選手。
      あれが女の子ならクロード選手の背中に胸を押しつけるような形になります!
      柔らかノインの願いはただ一つ! 押しつけたい! 押しつけたい! 押しつけたいっ!!」
エルフ  「ノインさん、柔らかくないですし、押しつけるものもないですからねえ……」
ノイン  「憎い! 憎すぎる! 憎しみで人が殺せるなら! 神の使徒・クロード&コープルペアは、
      ここで人をも殺せる魔法を使うか、取り外したベルを後輪軸に装着!!」
エイリーク「私、ノインさんとはいいお友達になれそうです」
リムステラ「ノイン……何も言わなくていい。私達の所に来い、我が貧乳同盟はあなたを歓迎する」
90ママチャリの系譜 第2章:2011/11/14(月) 21:06:21.80 ID:bYPhT0ps
98

バシャッ!! バシャッ!!
アイラ  「なっ!?」
ノイン  「なぁんとなんと! 怪人赤ナント!! 高速回転する後輪軸のベルから、謎の液体が飛び出す!!
      液が飛び出すババンバン! オヤジ見てくれババンバン、悪の限りのオード一族、全滅だ!!
      しかし、素晴らしきフィッツ反射神経でかわしたぱんださん号!」
アイラ  「私達が悪の一族だと!?」
スカサハ 「主な悪行はロリコン、のぞき、痴漢、セクハラ、下着泥棒、猥褻物陳列罪と言ったところか…」
トリスタン「一部、盗撮と児童ポルノ禁止法に引っかかっている者も存在する」
ラドネイ 「悪の一族だっ!」
シャナン 「ロリコンは悪ではないっ!!」
ラクチェ 「シャナン様?」
レイリア 「あはは……今のあたし達、どう見ても猥褻物陳列罪に当てはまっているわね」←赤フン+法被
スカサハ 「せめて上半身の法被だけは死守しとけ。俺なんかポロったら終わりだからな」←褌一丁、ほぼ全裸
ノイン  「紛う事無き悪の変態オード一族、全滅だ!!」
レイリア 「あたしは違うわよ!」
マリータ 「やたらと殲滅やねっ」
ノイン  「何故か嬉しそう、イトコのマリータちゃん! あああっ、ベルから飛び出した液体が樹にかかった!
      煙吹いた! 溶けてるーーーーーっ!! これは溶解液か!?
      早く溶解になりたーい! ベム! ベラ! ベムラー!!」
エルフ  「あのサイクロンドライバーの正体は酸ですね。
      タイヤのゴムを溶かすサイクロン酸が入っているのです」
ノイン  「酸だーーーーーっ、バード!! 宇宙へ行け、風を巻いて!! 雷鳥ほろほろらりるれろ!
      わたくしの滑舌も絶好調の中、ブラギマジックが超獣ぱんださん号を酸で撃退!」
アイラ  「これは驚いたな…」
ティルテュ「しんぷさまっ、なにすんのよ〜!!」
クロード 「すみません、これも勝負ですから」
ノイン  「炸裂、ブラギマジック!! 神の魔法サイクロンドライバーの断続的攻撃により、
      黄金の聖闘士ギルガメスを射程圏に捉えられません、超獣ぱんださん号!」
セーラ  「とんでもない事をしてくるわね…」
ドロシー 「彼ら、本当に聖職者なんですか?」
ノイン  「手が付けられません、ブラギ神の使徒・クロード&コープルペア!
      彼らの魔法を止める者はいないのかぁっ!?」

山岳コース下り
          ギュイーーーーーンッ!!         スカ
  クロ  ←───────────────┘
      アイ                  ラク

ラクチェ 「ええっ!?」
スカサハ 「お先っ!」
シャナン 「スカサハだと!?」
ノイン  「おおおっ! 超高速で坂道を駆け上がって来た走る猥褻物陳列罪、ゴリアス田中君が
      緑の流星シューティングスターを並ぶ間もなく追い抜いたぁっ!! まさに人間ロケット砲弾!
      標的のギルガメスに向かって、ただひたすら、真っ直ぐにぶっ飛んで行くぞぉっ!!」
セーラ  「行った! あっさりと抜きおったっ!!」
ドロシー 「よっしゃあっ! いっけぇーーーっ、FUNDOSHIコンビッ!!」
ノイン  「ブラギマジックでスローダウンしたぱんださん号を横目に、FUNDOSHIコンビ・ゴリアスが
      ナイト・オブ・ザ・ラウンドテーブル、ギルガメスの聖剣エクスカリバーに初挑戦っ!!」
アイラ  「あのブラギマジックとやらを相手にどう戦うのか、見せてもらおう!」
ティルテュ「スッカちゃ〜ん、がんばってね〜!」
スカサハ 「お前が俺の事をスカちゃんとか呼んでるのはアーサーのママンがそう呼んでるからか?」
レイリア 「ご名答」
91ママチャリの系譜 第2章:2011/11/14(月) 21:07:56.37 ID:bYPhT0ps
99

スカサハ 「…まいっか。とりあえず、無策で行くのは危険だ、必殺トルネードソードで行くっ!」
レイリア 「ダメ、ガッツが足りないわっ!!」
スカサハ 「くっ、まだ早かったか…」
ノイン  「シューティングスターを押しのけて切り込んできた恐るべき刺客、ゴリアスティーノ田中っ!
      必殺技を使うにはまだ気力が足りなかったか? 精神コマンド・気迫が欲しいっ!!」
レイリア 「スカちゃん、ファイト。お姉さんがついてるよ」
スカサハ 「……了解」
ノイン  「スカサハ選手が不敵に笑った! FUNDOSHIを装備したカリスマダンサー・レイリア選手から勇気を、
      闘志を、そして、魂を貰ったか!! スカサハ選手の瞳に戦意の炎が灯る!!」
スカサハ 「通常ドライブでどうこうできる相手ではない……かと言って、ここで引く訳にもいかん!」
クロード 「いいでしょう。遠慮無く行かせてもらいますよ! シャドウブレイク起動!!」
コープル 「シャドウブレイク、アクティブリンゲージモードに移行!」
ノイン  「第2の使徒コープル選手が後部座席付近のフレームからステッキ状の物体を取り出したぞ!!
      さあ、このステッキからどんな魔法が飛び出すか!? 魔法集団こぷからっと!」
セーラ  「今度は何する気よ?」
ノイン  「なお、これら、今回の自転車レースに関する装備品は全て、
      ユングヴィ家の善意によって成り立っております」
エルフ  「協賛ありがとうございますわ」

ノイン  「コープル選手、このマジカルステッキで迫り来る人間大砲ゴリアスにどう立ち向かうのか!?
      まじかるこぷかる! 魔法VS科学の軍配はどちらに上がるのか!?」
コープル 「レイリアさん、パス!(ポイッ)」
レイリア 「はいっ(キャッチ)…って……え?」
ノイン  「おおっと、接近したスカサハ機・ゴリアス田中君のナビシート、レイリア選手にステッキをパス!?
      思わず受け取ったレイリア選手、これは一体どうした事か!? 敵に塩を送るという事か!?
      それとも、レイリア選手をマージダンサーに仕立て上げようというのか!?」
コープル 「3、2、1……」
ノイン  「ゼロ! シュピーゲルシュピーゲルシュピーゲル! なああああああああんとぉっ!!
      マジカルステッキが花開く!! キャプテンレイリアの手にしたステッキが開いたぁっ!!
      いや、これはステッキではないっ!」
エルフ  「傘ですね」
レイリア 「っ!? きゃあああああっ!?」
ノイン  「傘っ!? ステッキかと思いきや、アンブレラ! アンアンアン、とっても大好きアンブレラ!!
      どこでも傘がオープンして、空気抵抗に引っ張られる!!」
スカサハ 「うわ! うわ! うわ!!」
ノイン  「ゴリアス田中君、空気抵抗をモロに受けて大減速! 不規則な風を受けて、マシンが蛇行!
      サーキットのFUNDOSHI部隊が、サーキットのガ○ラニョ○ロに大変身!!
      本官は悪魔にょろよ〜。ニョロゾ!!」
エルフ  「車のゼロヨンレースでは、パラシュートをブレーキにする事もあります。その応用ですね」
ノイン  「サーキットのパラシュート部隊、スカサハ&レイリアペア!
      目標物に届かず、撃ち落とされたゴリアスティーノ田中君がバランスを崩すっ!
      黄金の聖騎士王が、ブラギ神より賜りし魔法で人間ロケット砲弾を一蹴!!」
レイリア 「止まって! とにかく止まって!!」
スカサハ 「わかってる! だから傘を捨ててくれ!!」
ノイン  「ブラギ神の魔法がゴリアスに赤信号を灯したぁッ!! リーダーっ!!」
エルフ  「待たせたな」
ノイン  「いえ、それ程でも。転倒ギリギリで踏みとどまったが、下着革命FUNDOSHIゴリアス田中君、
      エンジンストール!! 洒落た撃退を見せる余裕さえあります、最強の神の使徒!!」
スカサハ 「危なかった…」
レイリア 「見事にやられたわね…」
アイラ  「スカサハもダメだったか…」
ノイン  「ブラギ神必殺の魔法シャドウブレイクが文字通り、オレンジのマシンを一発でブレイクだッ!!
      ニッポンの魂・FUNDOSHIもブラギマジックに屈したぁっ!!」
セーラ  「うまい事考えるわね…」
ドロシー 「このメンツをここまであしらえるのも凄いですよ」
92ママチャリの系譜 第2章:2011/11/14(月) 21:09:07.38 ID:bYPhT0ps
100

ノイン  「黄金の聖闘士がブラギ神の魔法で最強の珍獣と暴走チャリ型兵器を撃墜!
      そうしている間にも後続グループがトップとの差を詰めて来ています!」
ラドネイ 「やるじゃないか、トリス。もうラクチェ達が見えてきてるぞ」
トリスタン「やめときな、俺に惚れちまったら、みんなアンタの真似をしちまうぜ」
ラドネイ 「意味が分からんわっ!!」
トリスタン「意味は分からんものだっ!!」
ラドネイ 「何で意味不明な事を名言っぽく力説してるんだよっ!?」
ノイン  「5番手で折り返したのは、地の利を得たユグドラル学園の凸凹コンビ、トリスタン&ラドネイペア!
      そして、その後ろから……あああっとぉ!!」

山岳コース下り
■■■■■■■■■■■■■■              \.  ┏━┓  ■=通行不可ゾーン
■■■■■■■■■■■■■■               \. ┃給┃
■■■■■■■■■■■■■■             │┃水┃
■■■■■■■■■■■■■■             │┃所┃
■■■■■■■■■■■■■■            トリ    |..┗━┛
スカ(停止中)                   ハン←────┘
   アイ                 ラク

ハンニバル「さらばだ、若いの!!」
リーン  「おっさき〜!」
ラドネイ 「ッ!? 速いっ!!」
トリスタン「おっさん、頑張れよ〜!」
ノイン  「ここで大万福丸同様、山岳コースに入って以来、他マシンとは別ルートを通っていた
      トラキアエクスプレスがレールを切り替えて合流だッ!! 目の前にはシューティングスター駅が
      見えているっ!! 青い勇者超特急、青白の大万福駅を通過、更に緑の流星駅をも通過するかっ!?」
ラクチェ 「えっ!? また来たの?」
リーン  「ラクチェ、今度は負けないわよっ!」
ハンニバル「若輩の身を鍛えてしんぜよう。行くぞっ!!」
ノイン  「亀の甲より年の功っ!! 登坂しながらも、右に左にラクチェ選手を翻弄するっ!
      老練のワザが冴えるっ! ローレンバコール、ザ・ルックっ!!」
ラクチェ 「くぅ……予想外のドライビングテクニックね!」
ハンニバル「ふぉふぉふぉ。まだまだ若いモンには負けんぞい」
シャナン 「流石だ…実際この攻撃には恐れ入る。老兵は死なず…か」
セーラ  「でも、カン○タなのよね…」
ドロシー 「いえ、あの色はオ○テガ(FC版)ですよ」
ノイン  「老兵は死なず、ただ去るのみっ! トラキアエクスプレス車掌ハンニバル選手、
      シューティングスターをかわし、ゴリアスとぱんださん号に並んだぁッ!!
      特別快速にも程があるっ、何駅飛ばしての連結か!? ブルートレインが新幹線に化けたッ!!」
リーン  「名前は『はやぶさ』で〜す!」
ノイン  「しかし、向かう先にはフルストップステーション、ギルガメス駅がそびえ立つ!!
      終着駅となるか、通過駅となるか、駅弁は創業100年の老舗、アグスティの七三堂、鰻釜飯100G!」
ザイン  「七三軍団、長男ザインだ。かの賢王イムカ様をも唸らせた老舗の味を堪能してくれ」
エルフ  「協賛ありがとうございますわ」
93ママチャリの系譜 第2章:2011/11/14(月) 21:10:23.34 ID:bYPhT0ps
101

ノイン  「だが、その前にまずは隣を行くオレンジの人間ロケット砲弾・ゴリアス田中君と、
      地上最強の珍獣・ぱんださん号を抑えなければなりません!
      暴走チャリ型兵器と最強無敵の究極生命体と最速の勇者新幹線の三つ巴の戦いだぁっ!!」
エルフ  「いえ……スカサハ選手とアイラ選手はペダルを緩めますね」
スカサハ 「おっさん、行ってくれよ」
アイラ  「トラキアの盾、お手並み拝見と行こうではないか」
ハンニバル「ふむ、ならば、その期待に応えなければならぬな」

山岳コース下り
              スカ
  クロ   ←──────ハン
               アイ

ノイン  「FUNDOSHI侍とくまさん女将が道を譲るっ、お年寄りには道を譲りましょう!
      譲れぬは既に最下位、愛のパルちゃん号。そして、ゴリアスとぱんださんを葬った黄金の聖騎士王!」
コープル 「父さん、姉さん!」
リーン  「お父さん、コープル達が何かやらかす前に抜きましょうっ!」
ハンニバル「うむっ!」
ノイン  「魔法発動前、呪文の詠唱中に一気に抜き去る戦術かっ! 防御率1.27を誇る防御のスペシャリストは、
      対魔法戦に有効な戦法を心得ているっ、流石はトラキアの勇者の盾、ハンニバルチームッ!!」
エルフ  「1.27は田中君じゃないんですか?」
クロード 「くっ、次から次へと…コープル、スパイラルサイクロンブレイカーですっ!!」
コープル 「スパイラルサイクロンブレイカー射出用意! 射線軸オールグリーン!」
ノイン  「後部座席付近のフレームからまたステッキを、そして、ハンドルから変速器を取り外した
      コープル選手……。わたくし、ずっと気になっていたんですが、この変速器は?」
エルフ  「ダミーのようですね。このレースのレギュレーションでは、マシンの変速ギアを禁じていますから」
ノイン  「さあ、ダミー変速器の中にはどんな魔法が詰まっているのか、白のローブを着た神の使徒、
      クロード&コープルペア! ブラギマジックに戦々恐々かパンツマスクの勇者、ハンニバル選手!?」
ハンニバル「戦々恐々だ」
エルフ  「何やらニコニコしてますよ?」
ノイン  「ニコニコにっこり日曜日! 戸締まり用心火の用心、
      用心してし過ぎる事はない怖い使徒が前方でいよいよ動くぞ!!」
コープル 「姉さん、パス!(ブゥンッ!!)」
リーン  「へっ、あたし?(キャッチ!!)」
セーラ  「またあの手なの?」
ノイン  「変速ギアをステッキの先にくっつけ、放り投げる! 反射神経が良い!
      うっかり受け取ってしまったリーン選手! ステッキが傘状に開く!」
リーン  「えっ!? きゃあああああっ!?」
ハンニバル「ぬおっ!?」
セーラ  「あーあ、さっきとおんなじ手に引っかかっちゃって……ん?」
ドロシー 「あれ? 前と何か違いますよ」
ノイン  「そしてぇっ! 傘部分がグルグル自動回転しだす!!
      先端部に取り付けられた変速ギアから謎の液体が吹き出す!!」
エルフ  「サイクロン酸ですね」
ノイン  「全てを溶かすサイクロン酸噴出!!
      傘のブレーキで一気に後ろに下がっていく勇者新幹線が後続車に向かって、酸をまき散らす!!」
セーラ  「うわ、えげつな〜」
ドロシー 「後ろの2台もとばっちりを受けてますよ」
94ママチャリの系譜 第2章:2011/11/14(月) 21:11:43.76 ID:bYPhT0ps
102

山岳コース下り
             酸→スカΣ(゚Д゚;)ゲッ!!              ホリ
クロ          ハン<                    トリ
             酸→アイΣ(゚Д゚;)ナニィッ!?  ラク

ノイン  「2段構えの妨害策!! 大魔法スパイラルサイクロンブレイカーが
      トラキアエクスプレスの車輪を砕き、玉突き衝突事故を誘発だああああっ!!」
ティルテュ「アイラちゃん、よけてよけてっ!」
アイラ  「くっ、まさか我々にも被害が及ぶとは!」
ノイン  「ぱんださん号とゴリアス田中君、たまらず後退を余儀なくされます!
      青い勇者新幹線トラキアエクスプレス、準急に格下げだ!
      液を飛ばしているのに、余計に駅に止まるとはこれいかに!?」
エルフ  「誰が上手い事を言えと言いましたか」
スカサハ 「ちょっ、危ねえ! おっさん、こっち来んなっ!」
ハンニバル「いや、そう言われてもっ、傘に引っ張られて、ハンドルがっ!」
レイリア 「リーン、それ早く捨てなさい!」
リーン  「そ、そうだった……えいっ!(ポイッ)」
ノイン  「ブラギマジック、またも炸裂だぁッ!! ナーガヒル山間下りコースタイトルマッチ第3戦!!
      勇者親子VS神の使徒の対決は、神の使徒に軍配が上がる!
      ブラギ神の魔法にハンニバル選手、屈します! 未だ魔法から逃れられた者ナシ!」
セーラ  「ここまで来るとマジで凄いわね…」
ノイン  「先ほど見せたブラギマジックの上位魔法で、最速のブルートレイン・トラキア号が脱線転覆事故だ、
      ブラギ神の使徒・クロード&コープル!! 神将にクラスチェンジかっ!?」
アイク  「何っ? 俺の他に神将になれる奴がいるのか!?」
マルス  「いません! むしろこの町の為にも増えないでいただきたい!」
ノイン  「挑戦者を悉く退ける黄金の聖騎士王ギルガメス!! トラキアの勇者をも樹海の海溝に沈めたっ!!
      まさに王者! まさにキング・オブ・キングス!! さらば勇者戦艦トラキアよ永遠に!」
リーン  「まだ生きてまーす」
エルフ  「生きてるそうです」
ノイン  「知ってます。さあ、3タテを食らわして、向かうところ敵なしのクロード&コープルペアが
      悠然と山岳コースを下っていく! 止められない止まらないかっぱっぱ!
      るんぱっぱー! えびせん、たこせんは駄菓子屋ゲラル堂、串かつ1本2G!」
ゲラルド 「うへへへ、ふへへへ……まあ聞け、こんな俺だが昔は夢を持って生きてきた。
      俺の母は俺を産んだ時に身体を壊してな…
      だが、それでも俺たち5人の兄妹を妥協せずに育ててくれた。
      身体が辛くてたまんねえハズなのに、いつも泣き言1つ言わずに面倒見てくれたよ。
      その母さんも、俺が15歳の時に亡くなっちまった…この駄菓子屋はそんな母さんが
      残してくれた店なんだ。だから、誰が何と言おうと俺はこの駄菓子屋を守ってみせるぜ…げへへへ…」
エルフ  「うっ…ぐすっ…協賛…ありがとう………ございますわ…ぐすっ…」
セーラ  「嘘…よね? だって、あのゲラルドでしょう?」
ドロシー 「顔がマジだったのが気になりますけど……流石にね…」
ノイン  「……う゛…あだじ……も、ダメ……うわあああああああんっ!! ゴメンね駄菓子屋のおっちゃん、
      今までケダモノだからって銀の剣で切り捨てるような真似しちゃって……
      今度からウチの連中も連れてくるからお母さんの為にも頑張って……ひっく…ぐすっ…」
セーラ  「うわ、こっちはマジ泣きだし!」
ドロシー 「騙されてますよ、たぶん……ちょっと自信無いですけど」

続く
95助けて!名無しさん!:2011/11/14(月) 21:25:52.46 ID:bYPhT0ps
あっ、今見たら100の所間違ってた。すみません、訂正します。

誤→登坂しながらも、右に左にラクチェ選手を翻弄するっ!
正→下山しながらも、右に左にラクチェ選手を翻弄するっ!

こういう事がないように何度も見直してはいるんですが……以後、気をつけます。
96助けて!名無しさん!:2011/11/15(火) 20:26:40.84 ID:D8enul+C
ゲラルド………
97助けて!名無しさん!:2011/11/16(水) 18:59:48.58 ID:jwDz8ODr
コワモテが実はいい人だったりすると好感度高いよね
アーダンやゴンザレスにも言える事だけどヘクトルもヤンキー兄ちゃんに見えて意外と優しいって点ではこのグループに入ると思う
98修行へ行こう!:2011/11/16(水) 20:57:03.07 ID:HLjxpUE9
 
アイク「さて、そろそろ行ってくる」
ロイ  「アイク兄さん、今日からラグドゥ遺跡で修行だっけ?」
アイク「ああ、あそこの魔物は中々手強いからな。良い修行になる」
リーフ「中々手強い、ねぇ…。あそこの魔物達にそんな台詞言えるのアイク兄さん以外だと少ないよ」
マルス「僕の記憶だと、あの遺跡の魔物達は能力カンスト寸前だらけだと記憶してたけどね」
ミカヤ「アイク、気をつけてね。危なくなったら帰ってくるのよ」
アイク「分かっている。じゃあ行って…」
ロイ  「と、誰がか家に向かってきてるね。あれは…」

ワユ 「大将ー!いざに尋常に勝負ー…って、あれ?大将どっか行くの?」
アイク「ワユか。俺は今からラグドゥ遺跡へ行くんでな。悪いが勝負はその後でいいか?」
ワユ 「ラグドゥ遺跡?あー、あそこね。…そうだ大将!あたしも一緒に連れてってくれない?」
アイク「ん?ああ、別に構わないぞ」
ワユ 「決まりだねっ!じゃあ大将、一緒に行こっ!背中は任せてよね!!」
アイク「そうだな。背中は任せるぞ」

マルス「二人を支援組ませてラグネルエタルド無双させた人は少なくないと思う」
リーフ 「それだったらミストさんと支援組ませてエタルド持たせる人も少なくないと思うなぁ」
ロイ  「メタ自重。とにかくワユさんが兄さんの修行に付いてってくれるなら心強いね」
???「ちょっと待ったぁー!!」
ロイ  「って、また誰か来たよ。今度は誰だろう?」

ワユ   「バレちゃったか、惜しかったのに」
ミスト  「ワユさん、抜け駆けはダメだって言ってるでしょ!」
イレース「そうです、ずるいです…」
アイク  「ミスト、イレース」
ミスト  「ワユさんがお兄ちゃんと手合わせしたいって言うから回復役として来たの」
イレース「私は、審判役です」
ミスト  「そしたらワユさんがお兄ちゃんの修行に付いていくって言うから…」
イレース「…その修行、私も付いてってもいいですか?魔法でしたら、任せて下さい…」
ミスト  「って、イレースさんまで!…じゃあ私も一緒に行く!どんな怪我だってすぐに治しちゃうから!」
アイク  「…ミストはダメだ、と言っても聞かないだろうな。まぁ、構わないぞ。その代わり、俺達からあまり離れるなよ」
ミスト  「やったぁ!お兄ちゃん有難う!!」
イレース「(ミストさんだと、止められるというのが…ちょっと悔しいです)」
ワユ   「(柄じゃないけど、あんな風に心配されてみたいなぁ)」
99修行へ行こう!:2011/11/16(水) 20:58:28.32 ID:HLjxpUE9
 
マルス「なんという勇戦僧魔パーティ」
リーフ 「寧ろ戦武僧魔じゃないかな?兄さんの能力的な意味とワユさんの速さ的な意味で」
ロイ  「それなんてドラクエ?何にしても一気に安心感が出てきたよ」
???「ちょっと待ったー!!」
ロイ  「またですか!もう誰か想像付いたけど!」

レテ   「修行に行くと聞いた。なら私も一緒に行こう。い、言っておくが、アイクと一緒に修行したいわけではないからな!」
サナキ 「私も一緒に行くのじゃ!魔物等、私の魔法で全部焼き払ってやるのじゃ!!」
ララベル「アイクさん、修行に行くんですってね。私も付いてっていいかしら?安く道具売るわよ」
ミカヤ?「ちょっと待ちなさい!修行ならこの自由と混沌の…ってメダリオン用意早過ぎ!押入れいやー!!」
アイク  「…まぁ、別に構わないが」

─そんなこんなで…

ワユ   「それじゃ!」
ミスト  「ラグドゥ遺跡に」
イレース「アイクさんと一緒に…」
レテ   「修行に」
ララベル「行くと」
サナキ 「するのじゃ!!」
アイク  「………行って来る」

ロイ  「…何これ?」
リーフ「修行って言うよりどっかの国に攻め入るのこれ?」
マルス「普通ならあの遺跡はまさにそのぐらい戦力は必要にはなるけど、流石にこれは…」
ミカヤ「アイクー、気をつけてねー」

─数日後

アイク  「魔物が妙に張り切ってたミスト達にほとんど倒されて、修行にならなかった…」
ライ    「何しにラグドゥ遺跡に行ったんだお前?
セネリオ「ひどい有様です」

<糸冬>
100助けて!名無しさん!:2011/11/16(水) 22:45:56.92 ID:5ne3Q29Y
振り回されてるわけじゃないけど、心底振り回されてる気になっているアイクにワラタw
GJ.
101助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 01:44:43.24 ID:k+tofAhL
いい話だ!ドラクエ好きにはたまらん。
兄弟家で遺跡探索で一番バランスの取れたパーティーは
アイク(勇者)、ミカヤ(魔術師)、リーフ(賢者転職盗賊)、あたりは鉄板として
あと一人兄弟家でいれるなら誰だろう?
102助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 02:12:59.80 ID:Ae1b6hVS
>>101
似たような話を前に振ったけど、4人ptなら兄弟家年長組がかなりバランスいいと思う
それこそ、
剣と槍が使え、一気に遠くの敵との距離を詰めれる騎士の勇者シグルド、
歩兵で足と対魔は劣るが物理特化で斧や大剣での天空で一撃必殺の戦士アイク
回復も出来るチームの魔法攻撃の要の魔法使いミカヤ、
回復役で良しアミーテで殴って良しおまけに天馬乗りと便利に使える僧侶エリンシア

正直隙が無さすぎます本当にありがとうございました。

あえて言うならミカヤをリーフに変えてもいいけど、若干魔法攻撃の面で落ちるところを固さと汎用性で補助、
セリスはシグルドと基本似た性能だし、他の騎馬系よりは神器+銀の槍の汎用性はこの人数ではありがたい
後は弓手がほしいならアルムをアイクと変えるってところか
103助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 02:15:12.97 ID:30lEliE3
モンスター枠が足らんから俺ならこうする

アイク(勇者)セリカ(賢者)ヘクトル(戦士)リーフ(仲間モンスター腐った死体)

だって葉っぱは人外タフネスやんw
104助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 02:40:55.15 ID:LtcBJI9e
リーフはもはやモンスターなのか・・・
>>23-25の続き投下します

即売会場

危険も乗り越えたし絶対に10部売りさばくわよ!
セティ「アリオーンには負けられん。用意は出来てるな、ミーシャ」
ミーシャ「在庫を出すような真似は二度としません。今回こそ勝ちましょう、セティ様」
アリオーン「ほざけ、今日も私が勝利をとる。シグルーン、準備は?」
シグルーン「完璧です。今日もきっちり売りさばきましょう!」
友好的だった雰囲気が一変した。何ていうか物凄いオーラを感じるんだけど。
でも今ではこの人達も私にとってはライバルなんだ。
ティニー「こんにちは、皆さん」
シグルーン「ティニーさん!?」
ミーシャ「あなたも即売会に参加するのですか!?」
ティニー「もちろんです。そのために来たのですから」
シグルーン「何部売るのですか?」
ティニー「今回は400部売ろうと思います」
アリオーン「400だと・・・!?」
よ、400って並大抵の数じゃないにも程があるわ!どうやって売りさばくのよ!?
10部でも厳しいって聞くし大丈夫なの?あー、緊張してきたよぉ・・・
ティニー「緊張してますね?ターナさん」
ターナ「え、えぇ」
何で分かったのかしら・・・?
ティニー「顔に出してないように見えますが私や叔母様とかから見れば丸わかりです。私も最初はそうだったので」
この子も最初はそうだったんだ・・・。この子はまだ壁際には達してないけど日々その領域に近づいてる。
こうやって即売会に出るまでに試行錯誤を何度も重ねたんだろうなぁ。私も壁際を目指してるけど今のままではとても無理がある。
ティニー「もっと自分に自信を持ってください。貴女はもちろん、そこにいる皆さんも叔母様と私の自慢の生徒であり弟子なのです。
私に叔母様とフリージの上級腐女子が合格を出した本なので必ず売れるはずです。だからもっと胸を張って挑むのです」
ターナ「分かったわ・・・!」
そうね・・・。最初から暗い顔をしてたら来るかもしれないお客様だって来なくなるかもしれない。
それに先生達も認めてくれた。もっと自信を持て、私!
ミーシャ「時間ね・・・!」
セティ「今日こそは成果を出してみせる・・・!」
シグルーン「以前と同じ感覚で・・・」
アリオーン「気は抜けんな」
ティニー「始めましょう、私達の戦争を」
ターナ「シレーネ!行きましょう!」
シレーネ「準備は出来てます!」
そして私の初めての即売会が始まった。


105助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 02:44:04.92 ID:LtcBJI9e
始まってから4時間。うぅ、お客様が来ない・・・。シレーネも頑張ってくれてるのに・・・。
本当に私達大丈夫なのかな・・・?
???「あれ?あの子・・・」
???「行ってみましょう」
誰かな・・・?まさかお客様?
エリウッド「やっぱりターナさんだ」
リン「あなたにもそっちの趣味があったのね!」
え?ヘンな格好してるけど兄弟家のエリウッドさんにリンディスさん?
ターナ「まさか2人ともBLに興味が?」
リン「えぇ、最近ハマり始めたの。今までこれの良さに気付けなかった自分がバカみたい」
ターナ「2人ともその格好は何なのでしょうか?」
さっきからずっと気になってしょうがないわ。
エリウッド「僕は俗に言う隠れ腐兄ってヤツかな。リンディスはもちろん隠れ腐女子。
僕達もヒルダ先生に同人の極意を教わろうと思ったんだけど・・・」
リン「家族には言いづらいのよね・・・。特にヘクトルはビラクのストーカー被害を受けてることもあって極度のホモ嫌いだし」
エリウッド「アレルギーって言っていいくらいの拒絶反応をしめすからね。僕達もそこらへんの考慮はしたいんだよね」
色々複雑ねぇ・・・。あれだけ嫌がってるにも関わらず追いかけられてるヘクトルさんは正直可哀想だと思う。
エリウッド「ところで君の同人誌を見せてもらえないかな」
ターナ「ど、どうぞ!」
先生達は認めてくれたけど本当に大丈夫かな・・・
リン「凄い・・・。初心者とはとても思えない出来だわ!」
エリウッド「やっぱりヒーニアスさんは受けでも攻めでもヘタレに限るね」
リン「よし!買ったわ!」
エリウッド「僕も頼むよ。続きもいずれ出すのだろう?」
ターナ「はい!続きも出すつもりです!」
リン「エフラム兄さん×ヒーニアスさんの続編が出たら買いに行くから!」
ターナ「ありがとうございます!出来ればどうかこれからも!」
売れた・・・!私達の同人誌を買ってくれた人がいた!
自分の書いたモノがお客様に喜んでもらえるのがここまで嬉しいなんて!よーし!もっと頑張るわよ!
ラーチェル「ターナ!あなたはこんなところで何をやってますの?」
ターナ「えっ?」
ウソ!?ラーチェルと会うなんて・・・どうしよう!

続きます
106助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 10:17:12.56 ID:z1PMvrIt
>>104-105
ターナ、自分が好きな人と兄貴を同人のネタにするなよwwwwwwww
てかセティが心なしか活き活きしてるように見える件
人を選ぶネタではあるけど、自分は続きを楽しみにさせて貰う
GJ!
107助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 13:00:56.17 ID:5jguP6xb
むしろ好きだから同人のネタにするのだろう
どうでもいい人なら手間隙かけて本書いたりしないだろーし
リーフとかアーサーのBL同人を書くティニーにも言える事だけど
108助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 15:07:11.71 ID:AZKYkdSr
>>98ー99
アイクだとむしろ遺跡の魔物でも修業になるのか不安になるレベル
強すぎると修業の相手を探すのも大変だな
109助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 15:24:04.13 ID:5jguP6xb
スレ開始以来一番崩壊していったのがターナだと思う
この娘の苦労人属性はもうね…いろいろと頑張ってつかあさいw
110助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 15:26:58.30 ID:c/OaT+1g
>>108
まともにやりあえる同じレベルの超人を探すのも大変だからな
兄弟家でもアルム、エフラム、ヘクトルのうちから二人がかりでないと厳しいだろう
111助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 15:31:23.34 ID:5jguP6xb
デギンハンザー、漆黒、ティバーン、アスタルテ
タイマンで渡り合えるのはこの辺りだろう
カイネギスも入れてもいいかも

他作品なら張り合えそうなのは…ユリウス、メディウス…辺りのやっぱラスボス級かな
回避率の高さと魔法である事考えるとセティもある程度いける
父ホリンでバルムンクもたせればラクチェも対抗できそう

アドバンスは割りと強さが横ならびな気がするからちょっと浮かばなかったな…
112助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 16:57:15.57 ID:rTvXQIko
やっと帰ってこれた…ひたすら嬉しい!
過去ログチェックしないと…

36章>>676-677の続き投下します

隔週くらいのペースに戻せるといいなあ。
文章書く感覚も戻さないと。
113幼女の旗の下に:2011/11/17(木) 16:58:08.73 ID:rTvXQIko
346

1 レスキューを使う  兄様を召還してコイツらをやっつけて貰いましょう!

プリシラ「こうなったら最終手段っ!恐れおののけ兄妹愛の敵対者ども!」
セーラ 「こっちにもシスコンはいるけどね」
エフラム「もうなんとでも言え!」
ドロシー「え…援軍を呼ぶつもりでしょーか?」
イリオス「おいおい…勘弁してくれよ…」
プリシラ「だまらっしゃい!これも兄妹愛のため…兄と妹の愛は最強!おいでませ兄様!」

プリシラの掛け声一つでワープアウトしてきたレイヴァン兄様。
革命開始前にプリシラはレイヴァンを監禁していたのだがそんな事は完全に棚の上である。

レイヴァン「…………」
エフラム「貴様…兄なら妹の過ちを正すべきではないのか?それが誠の兄道ではないのか?」
プリシラ「兄様っ!エイリークさんと結婚しない不届き者の言葉なんて聴いてはいけませんっこいつらをやっつけて私たちが結婚できる世の中を作りましょう!」
ユアン 「兄道ってなにさ?」
ドロシー「さぁ…私に聞かれても……」
セーラ 「シスコンロードでしょシスコンロード。たとえるならあれよ。兄&妹キャラ縛りプレイよ!」
イリオス「聖魔だとエフラム&エイリーク、ヒーニアス&ターナしか使えなくなるぞ…とんでもねえ茨の道だな…」
ユアン 「聖戦子世代ならそうでもないよ。ねぇねぇみんなはどういう縛りプレイしてる?僕はもちろん女の子キャラしばりでうへへへ…」
イリオス「新作出るたび主人公縛りプレイは一回はやるな…クリアできた試しはねぇけど。特に暁とか一章で詰んだし」
エフラム「馬鹿者!妹を戦場に送り出す兄がいるか!妹キャラは全員安全な二軍で大事に守るのだ!戦うのは俺たち男でいい!」
セーラ 「いや…強制出撃とか…」
エフラム「なら担げばいいではないか。妹を守るためなら何百発敵の攻撃を食らおうがかまわん」
セーラ 「これでシスコンじゃないと言い張るんだからすごいわ…」
プリシラ「話を横道に逸らさないでください!さぁ兄様…やってしまって!」

場に緊張感が立ち込める…
一歩歩みでたレイヴァンに対し咄嗟に戦闘体勢をとる一同。
これより兄対兄の戦いが………っ!

レイヴァン「……このバカ!このバカ!!!」
プリシラ「あいたっあいたた!?」

始まらなかった…
レイヴァンの拳骨でぷっくらとまんがたんこぶを膨らましたプリシラは頭を抑えてじたばたと床を転がる。
プリシラ「殴りましたね!兄様にだってぶたれた事無いのに!」
レイヴァン「殴ってなぜ悪いか!殴られもせずに一人前になった奴がどこにいる!…まったく…こうなる前にしっかりと叱ってやるべきだった…俺が甘やかしすぎたのかもしれんな…」
エフラム「貴様!妹にゲンコツとは何事だ!」
レイヴァン「お前んとこみたいにできた妹ならいいがな…いや、人の家庭の躾けにまで口出しせんでもらおう」
エフラム「馬鹿者!躾と称してエスカレートした虐待が世の中に何件あるか知らんのか!妹と子供に手を上げるなど俺は許せん!」
レイヴァン「そうして甘やかした結果がこの有様だろうが!プリシラがどれだけ世間に迷惑かけたと思うのだ!」
エフラム「それでも兄ならば懇々と教え諭してしかるべきだ!男同士なら拳で語り合うのもよいが女相手にそれをするとは…」
レイヴァン「語ったわ!何度も何度も説教したがまるで聴く耳もたんのだ!」
エフラム「そこで根負けしてどうする!兄として妹を教え導かねばならんのに!」

114幼女の旗の下に:2011/11/17(木) 16:58:38.87 ID:rTvXQIko
347

ドロシー「兄さんズの口論が始まっちゃいましたね…」
セーラ 「なにこの脱力感…」

エフラム「よいか!そもそも兄と妹というものはだな……」
レイヴァン「ええいやかましい!いい歳の妹なら兄離れして当然。それをいつまでも…」
エフラム「いくつになっても妹は妹だろうが!そういう考え方でいるから妹が道を誤るのだ!」
レイヴァン「なんだと貴様!」
エフラム「おうやるか!」

妹議論が白熱した兄二人はたちまち取っ組み合いから殴り合いを始めてしまった。
拳と拳がぶつかり合い何度も何度も殴り合う。
男と男に議論は不要。ただ拳を持って語るのみ。

イリオス「どうしてこうなった…」
セーラ 「もうなんでもいいわよ…」

妹への教育方針を巡って殴り合う二人の男。
結局お互いが消耗しつくしても決着はつかず青あざをつくり鼻血を零しながら二人が結論付けた事はプリシラに紋章町向けの謝罪会見を開かせる事とベルン署への投降である。
プリシラは最後まで嫌がったもののレイヴァンが叱り飛ばして無理やり納得させた。

こうしてプリシラの革命は頓挫したのである……



エフラムは長い長い午前中に疲れ果てて党事務所へと帰ってきた。
プリシラの野望は阻止した。
これでさしあたって紋章町の安寧は守られたと言えよう。
だがまだ心配のタネが尽きたわけではない。
ソーニャ派の阻止行動に派遣したロイド達からは連絡が入っておらずその動きも掴めない。
一度携帯で連絡してみたのだがなんの返事も無かった。
いつ彼らと通信が繋がってもよいように今は事務所にいるのがよいであろう。
エフラム「今のうちに傷薬で回復をして…んむ?」
その時窓の外の道路を何人ものナイトが通るのを見た。
その一人には見覚えがある。あれはジョフレだ。
エフラム「あれは…部隊章からいってテリウスの部隊か…今更来て何をするつもりだ」

115幼女の旗の下に:2011/11/17(木) 16:59:13.44 ID:rTvXQIko
紋章町市街地外延に展開したテリウス方面軍が市街地に入って治安を維持せよとの命を受けたのはひとえにルカンの意思である。
現政権の失点となりうるこの騒乱を鎮圧したのは国防軍…しいては国防長官をふくむ元老党現政権であるように市民にアピールするためには街のあちこちに兵士や軍人が入った方がよい。
こういう抜け目の無さはルカンの政治手腕をよく示していた。

車両からロンブローゾ司令官がスピーカーで放送を行っている。
ロンブローゾ「市民のみなさん。ご安心ください。我が国防軍によって不穏分子は鎮圧されました!
       我々は国防長官の命令により治安出動したものであり紋章町の秩序はただちに回復され……」

その声は事務所の中まで響いてくる。
エフラム「ふむ、つまりは平穏になったわけか。ならいい。後はロイド達の連絡を待ってだな…」
サラ  「あら、それはまずいわ兄様」
エフラム「お前いつの間に…いや、お前にそれを言ってもはじまらないか…」
サラ  「このままではお手柄元老党にとられちゃうよ?」
エフラム「なに…俺はなにか手柄を立てたのか?」
サラ  「プリシラの事件を解決したでしょう。支持率アップのためこれを宣伝しない手はないわ」
エフラム「そういうものなのか…しかしな…ロイドたちの方も気にかかる」
サラ  「そういうと思った。いいわ。私に任せてちょうだい。悪いようにはしないから」
エフラム「ふむ……」

続く

1 サラに任せる     よし頼んだ。しっかりとやってくれ
2 ジョフレに声をかける 一体どうした事だこれは?
3 ロイド達を探しにいく めぼしい場所を当たってみるか…

116の方に選択お願いします
116助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 17:04:39.38 ID:c/OaT+1g
>>112-115
久しぶりだな、待ってたぜ!
1で頼む
117助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 18:39:18.40 ID:84/vUapi
ちきしょう、この名作の後に
単発は辛いぜ!
でも、投下してやる!

アルム「ジャ・ン・ヌ♪」
ジャンヌ「ア・ル・ム♪」
リン「・・・」イラッ
セリカ「・・・」ブチッ
エイリーク「セリカ待って、これにはきっと事情があるわ!」
シグルド「おかしい、とても望ましい事なのに、何故これほどまでに
違和感があるのだ!」

アルム「ジャンヌ、君のそのピンクのリボン凄く似合っていて可愛いよ」キリッ
ジャンヌ「やだ、凄く嬉しい・・・、アルム、貴方のその蒼くてサラサラの髪
とっても素敵よ」ウフッ
アルム「ジャンヌ・・・」
ジャンヌ「アルム・・・」
リン「キ、キモイ、これは予想以上ね・・・」
セリカ「二人を殺して私も死ぬ」スゥー
ヘクトル「ま、待てセリカ!!」ガシッ
セリカ「お兄ちゃんどいてそいつ殺せない!」ジタバタ
118助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 18:40:21.35 ID:84/vUapi
アルム「ジャンヌ、今日はどこに出かけようか?」
ジャンヌ「何処でもいいわ、私、アルムと一緒いれれば・・・」
アルム「本当に?僕、前から思っていた事があってね、君みたいな
可愛くって素直な女性と暖かい家庭を作りたいなって」テレテレ
ジャンヌ「えっ、それってつまり、こ、子供が欲しいって事?
わ、わかったわ、私、アルムが望むなら、恐いけどそういう場所でも
行ってあげたい、早くアルムの夢を叶えてあげたい」テレテレ
セリカ「よし殺そう、今すぐ殺そう」ユラァー
エフラム「だから待て、絶対に何か原因があるはずだ!」
セリカ「原因?何があるっていうの?何か悪い物でも食べた?ああ、そうか
二人の腹を割けば、何か出てくるかもね!」エクスカ・・・
リーフ「サイレース!!サイレース!!」
エリウッド「よくやったリーフ!!
リーフ「身内から、被害者と加害者が両方出るなんてごめんだからね・・・」ツカレター
マルス「これは酷いね・・・、僕はちょっと席を外させてもらうよ」

リン「で、アルム、ジャンヌ、一体何があったのか素直に言いなさい」
ジャンヌ「やだアルム、リン姉さんが、私達を引き裂こうとしてる・・・怖い」ブルブル
リン「あんたの方が怖いわ!」
アルム「リン姉さんでも、そんな事はさせないよ
大丈夫だよジャンヌ、あんな姉さん、僕がひねりつぶしてやる!」フーフー!!
セリカ「・・・」ブツブツ
セリス「あのさ、さっきから思っていたんだけど、二人共バサークにかかってるんじゃないの?」
エリンシア「そうね、じゃあレスト」ポワー×2
エリンシア「あ、ついでに、セリカ・・・」
全員「それは駄目!!」
119助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 18:41:33.14 ID:84/vUapi
ジャンヌ「ねぇアルム、貴方の好きなもの教えて頂戴
私が毎日作ってあげるから」イチャ
アルム「僕が好きなのは、ジャンヌ、君だよ」イチャ
セリカ「・・・」ブツブツブツ
リン「ねぇ、もう以上耐えられないわ!」ブルブル
セリス「効果無し・・・みたいだね、みんな、ごめんなさい」
エフラム「いや、セリスが謝る事じゃない」
エイリーク「バサークじゃないとすると、さっぱりわかりませんね・・・」
エリウッド「ルーテさんの怪しい惚れ薬、とか?」
シグルド「いや、今回に限ってそれは無いだろう、彼女達であれば、もうこの場面で
絶対に首突っ込んでくるだろうし、アルムやジャンヌとはそんなに親しくは無い、はずだが・・・」

アルム「ねぇ、ジャンヌ、結婚式はいつが良い?」
ジャンヌ「今すぐがいいわ!あ、でも、ドレスが・・・」
アルム「そうだね、ドレスも似合うと思うけど、和式も良いと思う
いつ、なんて聞いたけど、こういう事は時間をかけようよ」
ジャンヌ「そうね、焦っちゃって、ごめんなさい」テヘペロッ
アルム「はは、こいつぅ」コツン
セリカ「・・・」ブツブツブツブツ
エイリーク「ああ、何もしてないのに、セリカにどんどんダメージが・・・」
ヘクトル「こんな時は、ミカヤ姉さんが頼りになるんだけどな」
エフラム「そういえば、アイク兄さんもいないな?」
リン「マルスの奴もどっか行ったきりだし・・・」
120助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 18:43:09.77 ID:84/vUapi
マルス「ただいまー!」
リン「ちょっとマルス、今までどこ行ってたのよ!
あ、あれ、アイク兄さんも?」
マルス「うん、この事件の犯人を捕まえにね」
エリウッド「どういう事だ?」
マルス「簡単だよ、今回の件は、全部この人がやったんだ」つメダリオン
ユンヌ「押入れはイヤァァァァァァァァァ!!」
エフラム「で、でも動機は?」
アイク「邪魔されたくなかった、との事だ」
ヘクトル「は?邪魔?」
マルス「うん、アイク兄さんとのデートだよ。
兄さんは、焼肉食べ放題で釣れた
で、邪魔されたくなかったんで、密かにジャンヌと連絡を取っておいて、アルムには何と、催眠術をかけたらしい」
エイリーク「さ、催眠術?」
マルス「まぁ、姉さん、占い師でしょ、そういった事も出来るんじゃないの
しかも、ユンヌさんは一応『神様』だよ」
エリウッド「しかし、他のライバルより私達を足止めした理由がわからないな
一言、アイクと一緒に御飯食べてくる、のそれで済んだのでは?」
ヘクトル「まぁ、確かに兄貴は焼肉食べ放題って言ったらほぼついてくるよなぁw
移動中見つかりたくなければ、ワープ、リワープ使えばいいんだしな」
マルス「二人の言うとおりだと思う、過剰防衛って奴だね、疚しいと思ってるからせこい事考えて自滅するw」

マルス「さ、ユンヌさん、早くあの二人を何とかしてよ」
ユンヌ「うぅ〜、わかったわよ。じゃあ、ほら、アルム、こっちに来て」
アルム「イヤだ!」
セリカ「あァッ!!」
エイリーク「セリカがヒロインとしてしちゃいけない表情に・・・」
ヘクトル「しかも、自力でサイレス破った!!」
ジャンヌ「アルム、早く逃げましょう!」ワーp
エリンシア「ジャンヌちゃんには悪いけど、問答無用ね」スリープ×2
リーフ「念のために、セリカにも」スリープ
121助けて!名無しさん!:2011/11/17(木) 18:44:21.95 ID:84/vUapi
その夜の事
セリカ「ミカヤ姉さん、いや、ユンヌ・・・」
ユンヌ「はは、な、何かな〜、恐い顔しちゃって・・・」
セリカ「神様、この世界が、あんたの作った幻想(システム)の通りに動いてっるてんなら
まずは・・・
その幻想を・・・ぶち殺す!!」

122助けて!名無しさん!:2011/11/18(金) 11:24:32.97 ID:9UEy9MRX
>>112-115
幼女の旗の人、お☆ひ☆さ☆し☆ぶ☆り!
レイヴァン本当に苦労人ェ…としか言いようがないwレベッカ嫁にさせてやりたいぜ

>>117-121
アルムがジャンヌに取られる日も近そうだなぁ…おっと誰かきたようだ
123助けて!名無しさん!:2011/11/19(土) 01:53:13.23 ID:YSDmNHci
>>112-115
おお、お久しぶりです!
しかし肝心の内容ですが、ヴァッくんが可哀そう過ぎワロタwwwワロタ……
これは手を上げても許されるレベル。というかエフラムって本当に妹馬鹿だなーと改めて思った

週一という枠に無理に納めず、マイペースで投下してくださいね
でも長編書いてて間隔空くと、書き方忘れちゃいますよね……
ゆっくり続きまっております、GJ!

>>117-121
ジャンヌ→セリカにするだけで普段の光景になってしまうのがまたなんともはや……
ってシグルド兄さん、なんだかんだで2人の絡み見慣れてるんじゃないすかwww

>>122
無茶しやがって……
124助けて!名無しさん!:2011/11/20(日) 13:12:37.59 ID:98ftms9g
とりあえずここの兄弟達が住んでそうな家のAAを用意してみた


                    ,_  ____  _
            ________  || /     'i, || _______
            /      'i,::::||/_______,i|| /   . -‐ニ ̄ニ‐- .
           /_____/、._|| .〔〕〔〕i|i〔〕〔〕||_/           \_
           |{} {} {} {} {}:::||;;;;;;l───=二 ̄ /               ',  ̄二=
           | ========||iiiii;|〔〕〔〕〔〕〔〕〔〕 ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
           |{} {} {} {} {}:::||;;;;;;l─┬――― 从,,i ;         `. 、 .尢r、
      ;;;;(;;;)):  | ========||iiiii;|{} {}|;〔〕ll〔〕;|{}:{/\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
      ;;;;;ヾ);;;)""""'''"'''""""'''"'''"";;    ;;"'''"'``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
                     /     \
125助けて!名無しさん!:2011/11/20(日) 13:58:09.39 ID:jCit/wZt
もうすでに廃墟になりかけてるじゃないですか!やだー!

個人的には度重なる修理のせいでハウルの動く城みたいにまわりがゴテゴテしてるイメージだな
126助けて!名無しさん!:2011/11/20(日) 14:05:31.97 ID:YOn2gNJf
>>125
兄弟増加による増築でゴテゴテしたとしても、それより頻繁に全面建て替えなんじゃないの?
127助けて!名無しさん!:2011/11/20(日) 21:33:23.40 ID:0DbTlrA7
素直に兄弟姉妹で一緒のマンションとかアパートに住めばいいのに……。
128助けて!名無しさん!:2011/11/20(日) 22:56:21.85 ID:NLQaPPt+
貸してくれる大家さんがいない

と思ったけど、サナキやしっこく、竜王家メンバー、フレリア家あたりなら不動産貸してくれるかな
129助けて!名無しさん!:2011/11/20(日) 23:03:48.38 ID:jCit/wZt
案外ミカヤやエリンシアあたりがさみしがりで家族一緒にいたいのかもしれない
それに兄弟家は妙に責任感の強い人間が多いから、ただで世話になんて遠慮しちゃうだろうしね
130助けて!名無しさん!:2011/11/21(月) 00:00:05.74 ID:LjAYh0mP
兄弟家、何回も倒壊してるのに、ご近所迷惑にはなっていないらしいとこを見ると、
敷地はそれなりに広いんじゃないか?
毎朝アイクが、庭でラグネル素振りなんてしてても平気だしさ。
131助けて!名無しさん!:2011/11/21(月) 00:16:54.32 ID:paSQ7+pq
>>130
ミカヤ「昔は何軒かご近所さんもいたんだけどねー」
シグルド「うちの隣は何故か全部空き地になってしまいましたね」
132助けて!名無しさん!:2011/11/21(月) 02:08:32.33 ID:VnaYYtDR
アルムが田んぼや畑を作るから兄弟家の周りだけどこか田舎っぽいイメージ
133助けて!名無しさん!:2011/11/21(月) 16:44:39.17 ID:RRrCUYC6
ご近所さんか…漆黒ハウスと竜王家は普通にありそうだが、
それ以外がまったく思いつかないぜw
134助けて!名無しさん!:2011/11/21(月) 21:11:17.86 ID:dHEvl5jh
なんか最近えっらい過疎ってる……と思ったら、ちょっと息を吹き返したっぽい?

とりあえず静かな内にこっそりと『ママチャリの系譜』>>88-94を投下しておきますね。
135ママチャリの系譜 第2章:2011/11/21(月) 21:12:40.64 ID:dHEvl5jh
102.5

フュンフ♀「さあ、2レース目にして遂に100を超えてしまった『ママチャリの系譜』!
      まだまだ予選2戦目、本選までの道のりは長く険しいものですっ!
      果たして作者はこのネタを書き終える事が出来るのでしょ〜かっ!?」
アインス 「滅多な事を言うものではない。いつも通り淡々と積み重ねて行くだけだ」
フュンフ♀「どこぞのメジャーリーガーを意識したカッコいい事を言ってくれる今回のゲストは…」
アインス 「第1レースで身長210p、体格20とかで紹介された竜王家使用人、背番号1番、バロン・アインスだ。
      今回は全身全霊をもって任務を遂行しよう」
フュンフ♀「申し遅れましたが、私はあらすじ担当の竜王家使用人、背番号5番、スナイパー・フュンフ、
      トラキアモードです。それでは前回>>88-94の模様はこちらっ!」
アインス 「前回はコースがバラバラで順位が確定しなかったが、今回は折り返した後、
      全員同じルートで下っている為、順位が確定している。そもそも、折り返しで順位が確定する訳だが」

前回終了時点の状況、順位
山岳コース下り
   トップ独走   ちょっと離れて後続集団
←   ↓   ..┃       スカ(大減速)                   ホリ
←    クロ    ┃    ハン(大減速)          トリ
←        ┃       アイ(大減速)   ラク                レク
←        ┃                                   ヨハ

順位変動       マシン名          搭乗者         現ドライバー   単勝倍率
         1位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード        12.1倍
暫定8位→2位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル    20.4倍
暫定2位→3位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ        7.5倍
         4位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   スカサハ     15.6倍
暫定3位→5位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     ラクチェ         1.9倍
暫定9位→6位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ   トリスタン       17.0倍
暫定5位→7位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン         10.8倍
暫定6位→8位:1 やらないか         アゼル&レックス      レックス         9.2倍
暫定7位→9位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハルヴァ    14.3倍

・開始直後からアイラがクロードに仕掛ける。しかし、神の魔法サイクロンドライバーで撃退される。
・ここまで最後方から猛追してきたスカサハが一気にラクチェとアイラを追い抜き、クロードに初挑戦。
 しかし、ブラギ神必殺の魔法シャドウブレイクでブレイクされる。
・5位で折り返したのはトリスタン。しかし、6位で折り返したハンニバルがトリスタンを追い抜き、
 更にラクチェを老練のワザでオーバーテイク、4位浮上。
・2位3位のアイラとスカサハはハンニバルに道を譲り、ハンニバルとクロードの一騎打ち。
・ブラギマジックの上位魔法スパイラルサイクロンブレイカーにハンニバルが屈する。
 更に後続のアイラとスカサハをも巻き込み、3台が後退を余儀なくされる。
・見事に3タテを食らわしたクロードは悠然とトップを独走。最後はゲラルドのお話で締めっ!!

アインス 「…とまあ、こんな所である」
フュンフ♀「クロード達の3タテもビックリしたけど、ゲラルドの方が驚いたわね。
      ノインもエルフもマジ泣きだったし……」
アインス 「うむ、彼の者に幸あれと、切に願う所存だ」
フュンフ♀「そうね……さて、そろそろ邪魔者は退散して、本編の再開と行きましょうっ!!」
136ママチャリの系譜 第2章:2011/11/21(月) 21:14:21.85 ID:dHEvl5jh
103

ノイン  「さあ、神の大魔法によってトラキアエクスプレス、ぱんださん号、ゴリアス田中君がスローダウン。
      その間隙を縫って宇宙の神秘シューティングスターと、青と白のミッドシップ・大万福丸が
      3台をオーバーテイクッ!! 後方の3台も追いついてきたぞ!!」
ラクチェ 「ご苦労様!」
シャナン 「お前達の犠牲は無駄にはせん」
ラドネイ 「悪いね!」

山岳コース下り
←                        スカ
←             トリ         ハン
←                     レク  ホリ
←       ラク              アイ
←                      ヨハ

ノイン  「木立を抜けていく各マシン、ここはコース幅が非常に広い事もあって、並ぶようなコース取り。
      後方の6台をシューティングスターと大万福丸が引っ張る形になっています!」
エルフ  「パルちゃん号とやらないか号が少し前に出て来てますわね」
トリスタン「……ふう」
ノイン  「おや、追われる者のプレッシャーか、それとも疲れが出て来たのか、大万福丸、トリスタン選手、
      そのスピードがやや鈍ってきたか。北か東か、長崎さん」
エルフ  「南ですわ」
トリスタン「いや、別にプレッシャーとか疲れじゃなくて……ラドネイが胸を背中に押し付けてきていてな…」
ラドネイ 「ばっ、落ちないようにしがみついてるだけだ! 別に好きでくっつけてるんじゃないよっ!
      変な事言うな、馬鹿スケベっ!!」
トリスタン「ならば遠慮無くどんどん押し付けてくれ、この感触は実にいいものだ…」
ラドネイ 「死ねぇーーーーっ!!!」
トリスタン「(ドカッ バキッ ゴスッ!!)へぶしっ!!」
ノイン  「どうやらトリスタン選手、チームメイトの胸の感触に身を委ねていた模様です!
      男のサガか。チェーンソー!! 手元の資料によりますとバストは90オーバーだそうですっ!!」
エルフ  「エクスカリバーみたいなものですね」
ラドネイ 「何でそんな資料があるんだよっ!?」
ノイン  「ここは紋章町、フリーダムです! 後は推して知るべしっ!!」
エルフ  「機密事項ですので詳しい事は言えませんわ」
レイリア 「ちなみに、あたしも90オーバーよ」
スカサハ 「じゃあ、お前はまさむねだな」
ホリン  「余裕があるんだか無いんだか…」
デイジー 「芸人さん、出るとこ間違ってるよ」
レックス 「おいおい、夫婦漫才もいいけど今はレース中だぜ」
ラドネイ 「夫婦じゃないし、芸人でもないっ!!」
スカサハ (///しかし、実は俺も押し付けられてるんだよな…)
レイリア 「(ニヤニヤ)ど〜したの、スカちゃん(ボインボインッ)」
スカサハ 「///お前、俺の反応見て遊んでるだろ?」
レイリア 「バレちゃった☆」
アイラ  「スカサハも精神修養が足りんな…」
セーラ  「あれで足りないんだ…」

セリカ  「ねえジャンヌ。とりあえず黙って半周ほどアンタの兄さんを見てきたけどさ……
      あんなのと私をくっつけようとしてたのっ!?」
ジャンヌ 「1週間もすれば慣れます! 何をしでかすか分からない人だから、
      毎日がバイオレンスで楽しいですよ! だから、アルム君は私が貰いますね♪」
セリカ  「何が『だから』よっ! あーっ、もう、アルムからは〜な〜れ〜ろ〜っ!!」
アルム  「ジャンヌ……もしかして、お兄さん、セリカに押し付けようとしてない?」
ジャンヌ 「ソンナコトナイデスヨ?」
137ママチャリの系譜 第2章:2011/11/21(月) 21:16:07.70 ID:dHEvl5jh
104

ノイン  「トリスタン選手がゴスっと殴られている間にやらないか号とパルちゃん号が
      大万福丸をオーバーテイィィィクッ!! 乳がデカイからって調子に乗っていると、
      やはり足元をすくわれます。信じる者はすくわれる(足下を)!!」
クロード 「そんな罰当たりな事を言ってはいけませんっ!!」
スカサハ 「そういや第1レースで、信じる者はスクワット(ヒンズー)とか言ってたな」
レイリア 「インド人もビックリね!」
コープル 「違いますっ、信じる者は救われますっ!!」
ノイン  「神の使徒達に怒られました! そんな事よりも、大万福丸を追い抜き、
      木立の右と左から緑を切り裂いて現れた、紫とピンクの愛の衝撃!
      やらないか号とパルちゃん号が緑の流星シューティングスターに襲いかかるっ!!」
シャナン 「レックス殿と変態兄弟かっ!」
ラクチェ 「厄介な連中ね!」
ヨハルヴァ「俺と兄貴を一緒くたにすんなっ!!」
レックス 「俺の可愛い甥っ子達を悪く言うんじゃねえ!」
アゼル  「君がそう言うとシャレになんないからやめてあげて!」
ヨハン  「ラクチェよ、ロリコンをお運び頂き恐縮だが、美しき御身を誑かし、
      その心を蹂躙するシャナン殿を許す訳にはゆかぬ。愛する貴女に弓引く愚行、ご寛恕頂くっ!」
ラクチェ 「何言ってんのか分かんないけど、ここは通さないわよっ!」
シャナン 「無論だ! 変態の分際で人をロリコン呼ばわりするのは許さんっ!」
アゼル  「どっちもどっちだと思うけど……」
ノイン  「2台同時に2位を射程圏内に収めます!! 輝くマシン、シューティングスター!
      夜空に輝く流星は、赤と青のいい男達と、青と緑の愛・戦士達に撃ち落されてしまうのか!?」
セーラ  「1周目から争いの絶えない展開ね」
ドロシー 「後半、絶対バテますよ」
ノイン  「引導を渡すのは、紫のハッテン場・やらないか号か!? はたまた、愛と勇気のアルカナハート、
      パルちゃん号か!? それとも、夜空に輝くシューティングスターが抑えるのか!?
      紫かピンクか緑か!? 緑の羽根募金は何のため!?」
エルフ  「緑化募金ですわ」
シャナン (…とは言ったものの、2台とも抑えるには少し荷が重すぎるな……。
       どちらかをやり過ごすか……それとも…)
ラクチェ 「シャナン様、行かせてもらえませんか?」
シャナン 「…駄目だ、もうすぐヘアピンに入る。ここでスピードを出すのは危険だぞ」
ラクチェ 「……シャナン様の仰る事ですから、聞き分けたい……のですが、
      守りに入るのは私の性分じゃありません。許して頂けるのでしたら、挑戦してみては駄目ですか?」
シャナン 「…分かった。好きにやれ。少々ヤバくなっても出来る限りのフォローはしよう」
ラクチェ 「はい、行きますっ!」

山岳コース下り
   ギュイーーーンッ!!   レク          トリ
 ←──────ラク
              ヨハ

ノイン  「うおっと! この山岳コースの後半でラクチェ選手、立ち漕ぎでスピードアップッ!!
      後方2台を抑えるどころか突き放しにかかったぞっ!!」
レックス 「何っ!?」
ヨハルヴァ「加速しやがったっ!!」
ヨハン  「ほう、ブロックではなく、逃げ切るつもりか」
ノイン  「しかし、凸凹の激しい下り坂、足場を取られやすい…はずなのですが、彼女の持ち味は力ではなく、
      むしろ技っ!! ラクチェ選手、マシンコントロールに万全の自信を持ち、更にペースアップ!」
ラクチェ 「ハァァァァァァッ!!」
ギュイーーーーーンッ!!!!
ノイン  「この荒れたラリーコースにして、このスピードっ!!
      流星のプリンセス・ラクチェ選手のグレータリーテクニック! グレテク!!」
エルフ  「グレていく人みたいですね」
138ママチャリの系譜 第2章:2011/11/21(月) 21:17:24.39 ID:dHEvl5jh
105

┌────────────────

│            ←クロ

│      ┌───────────
│      └───────────

コープル 「次はヘアピンですか」
クロード 「ここで失敗しては元も子もありませんからね。安全に行きましょう」
ノイン  「さて、トップのギルガメスは既に山岳オフロードコースを抜け、ヘアピンに差しかかっております。
      この山岳オフロードコースから抜けた所は物凄いヘアピンになっていますが、解説のエルフさん、
      かなりスピードを落として走行していますねディステニー?」
エルフ  「猛スピードで降下した後のヘアピンですからね。グランベル大学自転車部によるテストドライブ、
      それと第1レースでもスピン、コースアウト、転倒続出で、悪魔のヘアピンとも呼ばれています」
ノイン  「悪魔のヘアピンをも造作もなく象さんもなく駆逐するクロード&コープル無敵師弟ペア、
      そのクールさが恐ろしい! 弟COOL! 弟ブルーレイ!」
エルフ  「セーフティスピードでの超安全クリアではありましたね。
      それだけ余裕を見せていると言う事でもありますが」
ノイン  「余裕のよっちゃん、タコのはっちゃん、舐められている訳ですね、後続の各車?
      タコの触手に舐められるよっちゃんのように!」
エルフ  「触手ではありませんけどね」
ラクチェ 「私達が舐められてるですってっ!?」
ギュイーーーーーンッ!!!!
ノイン  「うおっと、我々の実況で発憤したか、ラクチェ選手、猛スピードで坂を駆け下りて
      ヘアピンに突入っ! しかし、これは危険だっ!! やや減速したものの、
      このスピードではクリアは不可能っ! クッション地帯に激突が予想されるっ!!」
デイジー 「ちょっと、あれヤバイんじゃないの!?」
ホリン  「自滅する気か!?」
ノイン  「下り続きでスピード感覚が麻痺したドライバーにはまさに悪魔のヘアピン!!
      体育館裏の魔物が流星ウェイトレスの腸を食い破るぞっ!! スタンドからも悲鳴が上がるっ!!」
ラクチェ 「てえええええいっ!!」

┌─ズザザザザザッ!!───────
│      / ̄ ̄ ̄ ̄ラク
│    /
│  /  ┌──────────
│  \  └─────────┐
│    \      / ̄\        |
│      \_/      \      |
└─────────┐\    |
                    │. ↓   .|

ノイン  「おおおおおおおおおおおっ!? これは超ウルトラデリシャスゴールデン必殺スペシャルリザーブ
      エレガントロマンシングときめきゴージャス技が炸裂したああああっ!!」
セーラ・ドロシー「「長っ!?」」
ノイン  「何と、この難易度ウルトラCの殺人ヘアピンを超必殺技イナーシャルドリフトでクリアだああぁっ!!
      流星ウェイトレス・ラクチェ、まさに神懸かりぃっ!!」
エルフ  「コーナー手前でリアタイヤを流してコーナリングするテクニックですわねっ。見事に決まりました!」
セーラ  「凄いじゃないっ! その調子でトップを奪いなさいよっ!!」
ドロシー 「もうこの勢いでクロード様も撃墜ですっ!!」
ノイン  「クールビューティーで知られる解説のエルフさんに、ゲストのお二人も興奮するスーパープレイっ!
      何たる神業、何たるちあ、サンタルチアっ!!」
エルフ  「シャナン選手がナビシートに乗っている事による、
      リアの方が重い特性を見事に生かしましたね。グルービーです!」
ノイン  「白い土煙を上げて体育館裏ストレートを疾駆する緑の18切符シューティングスター号!!
      各駅停車は許さないっ!!」
139ママチャリの系譜 第2章:2011/11/21(月) 21:19:04.14 ID:dHEvl5jh
106

ノイン  「遙か前方、黄金色に輝く機体ギルガメスが待っているっ! しかしその姿は視認可能、
      もはや射程圏内か!? ユグドラルの怪物、ラクチェに阻むものナシっ!!」
ラクチェ 「行くわよっ!!」

────────────────────┘      |
←       クロ      ←──────ラク             |
←               グオオオオオッ!!              |
────────────────────────┘

ノイン  「ダウンフォースの安定性を借りて、ラクチェ選手猛ダッシュ!!
      魔のヘアピンでのタイムロスが少ない分、差は一気に縮まったぞっ!!」
エルフ  「ダウンフォースと言うのは、簡単に言えばマシンを地面に押し付ける空気の力ですわ」
レックス 「派手に決めたなあ」
ホリン  「負けてられんな」
アイラ  「フッ、我が娘ながら、かなり、やる」
ヨハン  「ラクチェ、やはり君は美しい…」
トリスタン「(ヒソヒソ)やはり、あの重乳ダウンフォースが…」
スカサハ 「(ヒソヒソ)ああ、さらに燃料タンクの役割も果たしている…」
レイリア 「何をヒソヒソ話してるの?」
トリスタン「大した事じゃない、ラドネイの悪口をちょっとな」
ラドネイ 「大した事だろっ!? てゆーか、それはいっそ本人に言うなよ! 傷つくだろっ!?」
スカサハ 「君は傷だらけのプリンセスさ…」
ラドネイ 「格好良さ気に思いつきの意味分からん事言って煙に巻こうとするなっ!」
スカ・トリ「「はい」」
ノイン  「何だか一部でチームワークが乱れているが、ラクチェ選手のスーパープレイに触発されて、
      各車、山岳コースを急降下だッ!!
      飛んでも発憤、歩いて10分、自転車なら18秒、トップから最下位までも18秒!」
レックス 「よっと!」
ホリン  「それっ!」
アイラ  「フン!」
ノイン  「やや無理なコーナリングながらヘアピンカーブをクリアして、
      3位以下のマシンが列を成して体育館裏ストレートを猛追!! 列&ゴー!」
ラクチェ 「コープル! 今度こそ前に行かせてもらうわよ!」
コープル 「残念ですが、お断りします!」
ノイン  「マグナムもあわやという速度で追い縋る!
      そして、トップ争いに動きがあった模様です、見て参りましょうっ!」
クロード 「……危険ですが、ここは実力行使で行きましょう」
コープル 「はい、クロード様!」つファイアー
ノイン  「コープル選手、クロード選手と何か相談してから、背後に迫るラクチェ&シャナンペアを
      チラリと見ると、無言で何かを受け取ったが……? うおわあああああっ!?」
コープル 「ブラギ神の裁きですっ! 受けて下さいっ!!」
ゴォッ!! ドォンッ!! ゴォッ!! ドォンッ!!
ラクチェ 「きゃっ、危なっ!?」
シャナン 「実力行使に出たかっ!!」
コープル 「白きローブの神の使徒・コープル選手! クロード選手から受け取ったファイアーの魔導書を使い、
      緑の流星シューティングスター目がけて火の玉を発射したぁっ!?」
エルフ  「ルール上は何の問題もありませんが、これは危険ですね」
セーラ  「何を今更…」
ドロシー 「こういう展開が必ずどこかで来ると思いました…」
ノイン  「良い子は決して真似をしないで下さいッ!! コープル選手、ファイアー攻撃に怯んだ
      シューティングスターに対して更に攻撃を加える! ブラギマジック炸裂だぁっ!!」
エルフ  「攻撃と言うより威嚇ですわね。わざと外しているように見えますわ」
ゴォッ!! ドォンッ!! ゴォッ!! ドォンッ!!
ラクチェ 「どえっ!? うわっ!? きゃあっ!?」
シャナン 「くっ、爆発で足を取られる、これならまだ直接狙ってくれた方がマシだ!!」
ノイン  「地を這う小さな火球が緑の流星ペアを翻弄!! ブラギマジックを前に手も足もタイヤも出ないか、
      流石の流星コンビをもってしても!!」
140ママチャリの系譜 第2章:2011/11/21(月) 21:21:04.98 ID:dHEvl5jh
107

ゴォッ!! ジュッ…パァン!!
ラクチェ・シャナン「「ッ!?」」
ヨハヨハ兄弟「「ラクチェっ!?」」
ノイン  「ああっと、パンクだ! シューティングスターの前輪がパンクしたぁっ!
      ギルガメスのファイアーがタイヤを掠めたか、最強の流星コンビここに散るっ!!」
ラクチェ 「散ってないっ!!」
シャナン 「まだ走れるぞ!!」
ノイン  「だが幸いにも、この直線を抜ければピットはすぐそこだっ! ラクチェ選手、
      前輪をやられながらも強引にマシンを動かす! 思いもよらぬ大ブレーキだっ!!」
エルフ  「今のでシューティングスターのピットクルー達は、慌ててスペアタイヤを用意していますわね」
ノイン  「まさに敵なしのブラギマジック! しかし、安心するのはまだ早いっ!!
      第1の挑戦者を撃破しても、第2、第3の挑戦者が現れるっ!! ナビシートにマージを擁する、
      いい男の紫城・やらないか号と吼え猛る大熊猫・ぱんださん号だっ!!」

────────────────────────
      クロ ←──レク    ヨハ  トリ 
           ←──アイ ラク   ホリ スカ ハン
────────────────────────

アゼル  「魔法戦なら負けませんよ!!」つファイアー
ティルテュ「しんぷさま、ラクたんをいじめるな〜!」つトローン
アイラ  「殺さん程度にな……」
ラクチェ 「ラクたん……」
シャナン 「ラクタンか……それもいいな」
ヨハン  「ヨハルヴァ、ラクたんの被害状況を確認しに行け!」
ヨハルヴァ「うっ……ぐっ、順位を落とすのは不本意だが、ラクタンが心配だ……仕方ねえ」
ラケチェ 「ラクたんラクタン言うなっ、変態兄弟っ!!」
スカサハ 「じゃあ俺はスカたん? スカタン……スカタン?」
レイリア 「ダメよ、そんな事言っちゃ!」
トリスタン「でもって俺はトリスたん」
ラドネイ 「絶対言うと思ったわっ!」

クロード 「アゼル殿にティルテュですか、まずいですね…ここは温存したいのですが」
ゴォッ!! ドォンッ!! ピシャァァァァン!! ドガァァァンッ!!
ノイン  「体育館裏のデスマッチ1回戦、第2試合の開始だぁッ!!
      先行するギルガメスが、アゼル&ティルテュタッグの炎と雷の合体攻撃を受けて右往左往っ!!
      それでも全て避けている辺りがまた凄いっ!!」
アゼル  「観念して下さいっ!」
ティルテュ「それそれそれ〜!!」
ゴォッ!! ピシャァァァァン!! ドガァン!! ズドォン!! 
コープル 「うわっ!! うわっ!!」
クロード 「くっ、完全に分が悪い…どうしたものか………よしっ」
ノイン  「炎は雷に弱いっ! コープル選手、アゼル選手のファイアーはともかく、
      ティルテュ選手のトローンの対処には困り果てている様子!
      黄金の聖騎士王ギルガメス、遂にその王座を明け渡す時が来たのかっ!?」
クロード (隙ありです!)つウインド
シュッ!! バシッ…パァン!!
アイラ  「しまったっ!!」
ティルテュ「ほえっ?」
ノイン  「あああああっ!! ティルテュ選手の撃ち終わりの隙を狙って、
      クロード選手がウインドでぱんださん号のタイヤを切り裂いたぁっ!!
      神の魔法だけではなく、暗器も隠し持っていたのか!? 王者ギルガメスッ!!」
アイラ  「向こうのファイアーに気を取られて、足下が留守だった…私もまだまだだな」
ティルテュ「アイラちゃんごめんね〜、ティルテュまけちゃった…」
アイラ  「気にするな、次、勝てばいい」
レックス 「ちっ、アイラ達がやられたか!」
アゼル  「僕達も注意しないと!」
141ママチャリの系譜 第2章:2011/11/21(月) 21:23:00.09 ID:dHEvl5jh
108

ノイン  「体育館裏のデスマッチで、既に2台がパンクの憂き目に遭っているが、
      それでも戦いは続いている! あああっ!? 撃破されたぱんださん号の後ろから、
      今度はアリス・ムーンが乱入してきた!」
エルフ  「それはそうと、ヨハヨハ兄弟が最下位に落ちていますわね」
ヨハルヴァ「おいラクチェ、大丈夫か?」
ラクチェ 「あー、もー、あんたらうっとおしいからどっか行けっ!!」
ヨハン  「そうつれない事を言わないでおくれ。ラクチェ、壊れてしまって震えている君の心と身体を、
      抱きしめて癒してあげたいのだ……この私の、優しさで」
シャナン 「ええいっ! 私のラクチェに近づくなっ!!」

────────────────────
    クロ レク        トリ スカ  ハン  ヨハ
       ←─ホリ   アイ       ラク
────────────────────

ホリン  「アイラの仇、俺達が討ってやる! デイジー!」
デイジー 「ほいさっ!」
ノイン  「バニーガールのデイジー選手、ホリン選手のタキシードのポケットから恋のように僕達は、
      何かを取り出したっ! 元気でねっ! 頑張ってねっ! 手紙書くね!」
デイジー 「これでも食らえーーーっ!!」
ボシュッ!! ボシュッ!! ボシュッ!!
コープル 「うわあっ!?」
クロード 「水没したのに、それが使えるのですか……なかなかやりますね」
ノイン  「ロケット花火だぁっ!! ヴォーパルバニーガール・デイジー選手のロケット花火攻撃!!
      ファイアーボールの応酬だッ! アリス・ムーン&やらないか連合軍VSギルガメス!!」
デイジー 「泉に落とされたあたしの怒りーーーっ!!」
コープル 「まだ根に持ってたんですか!?」
ボシュッ!! ボシュッ!! ボシュッ!!
ノイン  「ヴォーパルバニーガールの怒りも有頂天だッ! 体育館裏のデスマッチ1回戦、第3試合!
      ギルガメスのブラギ神の使徒達が誇るブラギマジックと、
      アリス・ムーン&やらないか連合軍の持つ魔法と科学の必殺技が大激突っ!! 全紋章町震撼!!」
アゼル  「それぇっ!!」
デイジー 「えいっ、えいっ!!」
コープル 「負けませんよっ!」
ドォンッ!! ボシュッ!! ドォンッ!! ボシュッ!! ドォンッ!!
ヨハルヴァ「どわぁっ!? 危ねえっ!」
シャナン 「流れ弾か!」
ティルテュ「わっわっ、いま、どぉんっていったよっ、どぉんって!」
リーン  「お父さん、気をつけて!」
ハンニバル「うむっ!」
ラドネイ 「いいか、真面目に避けろよっ!」
トリスタン「当たり前だ! おいっ、こんな所でファイアーの撃ち合いなんかするなっ!
      公園と体育館が全焼してラドネイ1名が焼死体になるだろっ!?」
ラドネイ 「何で私だけ焼けてるんだっ!?」
トリスタン「みんなを逃がすために……犠牲に……うっうっうっ……立派な最期だった……(´;ω;`)ブワッ」
ラドネイ 「勝手に殺すなーーっ!!」
レイリア 「自分の責任だからって……うっうううっ……良い子だったのに…(´;ω;`)ブワッ」
ラドネイ 「私の責任なんか、これっぽっちもないっ!!」
スカサハ 「あんまり怒ると血圧上がるぞ?」
ラドネイ 「あんたらがそうさせてるんでしょうがっ!!」
ノイン  「後続集団6台にも、被害が及びかけております! その間も1位と2位3位の間には
      ファイアーボールの応酬が続く! レースはそのままグラウンド前へ!」
セーラ  「もはや自転車レースじゃねえ……」
ドロシー 「火事にならない事を祈るばかりです……」
エルフ  「既に消火班が出動していますわ」

続く
142助けて!名無しさん!:2011/11/21(月) 23:42:12.68 ID:b3O4InZK
セリカ「アルム……」
アルム「セリカ……」
シグルド「………」ツカツカグイッ
アルム「わっ」
セリカ「ちょっと兄さん邪魔しないでよ」
シグルド「はっはっはっ。別にKINSINの邪魔をしている訳では無いぞ。兄弟同士くっ付いて暖房を節約しながら暖まろうとしているだけだ」
セリカ「アルムとだけで充分だから離れてよ!」
シグルド「はっはっはっ聞こえんな」
ミカヤ「アイク〜、ちょっとこっちいらっしゃい」
アイク「なんだ姉さん」
ミカヤ「ほい」ピトッ
エリンシア「はい」ピトッ
アイク「別に俺は寒くは無いが」
ミカヤ「私達は寒いの。鍛えてて体温高いんだから姉孝行しなさい」
エリンシア「という訳で少し我慢して頂戴ね。アイク」
アイク「まあ構わんが」
エリウッド「すまないねロイ。湯湯婆代わりにしちゃって」
ロイ「良いよ。僕もこの方が暖かいし」
エフラム「もう少し着込めエイリーク。お前は只でさえ肉付きが薄くて寒さに弱いんだから」
エイリーク「兄上……」(あとでぶっ飛ばしてあげます)
リン「セリス、リーフ。こっちおいで」
セリス「は〜い」
リーフ「喜んで!」
マルス「あんなに無駄な肉付いてる癖に二人も湯湯婆にしようなんてさ。
嫌だよね本当年取るとちょっとの寒さにも耐えられなくなるんだから。
ああいう時は線の細いb……エイリーク姉さんとかの為に自分が暖める側に回るべきなのに、全くそこら辺りリン姉さんと来たら…」クドクドブツブツ
ヘクトル(リンとくっ付け無くて拗ねてやがる)
143助けて!名無しさん!:2011/11/22(火) 01:15:57.24 ID:VGv6VimB
>>142
ユリウス「…………」
ユリア「どうしたんですか、兄様 物欲しそうな目で兄弟家の方々を見て」
ユリウス「え、あ、いや!別に僕は羨ましくなんかないぞ?!妹から愛情に飢えているとかもっと優しく扱われたいとかそんなんじゃ…!」
ユリア「………」
ユリウス「いや、そんな憐れむような目で見なくても…」
144助けて!名無しさん!:2011/11/22(火) 13:44:13.92 ID:zVUM+Aon
>>135-141
乙乙
あなたの書くトリスタンとラドネイがなんか好き
好き
145助けて!名無しさん!:2011/11/22(火) 13:45:58.45 ID:qgJRQ7qj
>>135-141
酷い有様です
酷い有様です
…大事な事なので二回言ったぞ、てかホントにこれは酷いwww
GJ!

>>143
ユリアも憐れみの目向けてないで優しく扱ってやればいいだろw
146助けて!名無しさん!:2011/11/22(火) 18:06:25.61 ID:4jTIrpen
>>135-141 カオスすぎるwwwGJ!
>>143 143の兄弟の様になれる日は… くるのか?
ネタ投下します

私には兄弟がたくさんいる。
弟も居る、妹も居る、双子も居る。困ることも多いが、皆大切な弟妹だ。

しかし、上の兄弟はというと・・・ 姉一人だけだ。
私がまだ幼かった頃・・・ まだこの家に子供が私と姉の二人しか居なかった頃、私は姉にべったりだった。
そして、姉も私が大好きだった。

「シグルド、ご飯食べよう」
「危ないことだけは絶対にしちゃだめよ。でももし危ない目にあったら、お姉ちゃんが助けてあげるからね。」
「あら、手伝ってくれるの?シグルドは優しいわね」
「ふふ、思い切ってカメラ買っちゃった!これでたくさん写真を撮って、お姉ちゃんの宝物にするの!」

・・・・姉は兄弟全員とよく話をしているが、会話の量なら私はほかの兄弟に負けないと思う。
そしてこの事は弟妹達には絶対に言えないのだが・・・  私は妹が生まれるまで、姉さんと寝ていたのだ。
一人ではなかなか寝れなかったのである。

シグルド「あねうえー・・・」
ミカヤ「あ、もうこんな時間ね。そろそろ寝ようか」フトンニゴロン

ミカヤ「シグルドは本当に甘えん坊ねー」
シグルド「・・・・あねうえはぼくといっしょにねるのは、いやですか?」
ミカヤ「そんなことないわよ。お姉ちゃんもシグルドと一緒に寝るの好きだしね」
シグルド「ならよかったです・・・ ぼくもあねうえとねるの、すきです」
ミカヤ「ふふ、そっか。ありがとう。じゃあ、電気消すね。おやすみなさい」
シグルド「おやすみなさい」

ミカヤ「Zzz・・・」

シグルド「・・・(あねうえ、ねちゃった)」
    「(あねうえのよこ、あったかいな。ほわっとしたにおいもするし…)」
    「(ずっとこうやってあねうえとねれたらいいな・・・)」

私と姉二人の生活はたしか7,8年ほど続いたと思う。それが終わった時・・・ エリンシアが生まれたときだ。
147助けて!名無しさん!:2011/11/22(火) 18:10:06.58 ID:4jTIrpen
私にとっての初めての下の兄弟、姉にとっても二人目の兄弟で、初めての妹。うれしかった。
私にできる世話はなんでもやったと思う。
その少し後、アイクが生まれた。
エリンシアとアイクが3,4歳になるころには本を読んであげたり、家の中で遊んだり・・・ 姉とみんなで公園で遊んだりもした。

その後も弟や、妹たちがたくさん生まれてきた。一人家族が増えるたびにうれしかったが・・・
同時に、弟妹が生まれるたび、大きくなるたびに、姉に甘えられないという寂しさのような、切なさのような、そんな感情も出てきた。正直言うともっと甘えたかったのだ。
だが「兄」という立場にあるという緊張と、自分自身も親離れ(私の場合は姉離れだが)の年齢にきていたのでなかなかそうもいかなかった。
次第にそんな感情も薄れてきて、いつのまにか、就職までしていた。


_________________________________________________
シグルド「・・・11時半か・・・ 残業でかなり遅くなってしまったな・・・ 皆寝てるだろうな・・・」
     「タダイマー(小声)」ガララ

ミカヤ「あ、おかえりなさいー」
エリンシア「おつかれさまですわ。今お茶をいれますね」
アイク「シグルド兄さんも今帰りか。大変だな」

シグルド「姉上、エリンシア、アイク・・・ おきていたのか・・・」
アイク「作業が長引いて俺の帰りが遅くて、10分ほど前に帰ったばかりなんだ。姉さんたちは待っていてくれたんらしい。」
ミカヤ「エリンシアがね、長い間背中マッサージしてくれたのよ マッサージの後のこたつはいいわ〜 ありがとねー」
エリンシア「いえ、どういたしまして。 さすがにほかの子は皆寝てしまったのですけど・・・・」
シグルド「そ、そうか・・・」

ミカヤ「シグルド、外寒かったでしょ?コタツ入ったら?お茶もあるし」
シグルド「え、ええ。ちょっと待っていてください、寝巻きに着替えてきます」
エリンシア「・・・じゃあ、アイク。私たちはそろそろ歯でも磨きましょう」
アイク「ああ、そうだな」

シグルド「ふう、着替えたぞ。よいしょっ、と・・・ 暖かいな」ヌクヌク
ミカヤ「あ゛ーっか゛い゛わ゛ー でたくない〜」
シグルド「姉上、そんな中年の男のような声を出さなくても・・・」
ミカヤ「ふふ、布団で横になると眠くなるわ〜・・・」
   「 ・・・ ・・・ ・・・」
シグルド「・・・姉上?(寝たか・・ というか寝付きいいな… ずっと待っていてくれたんだからな・・・)」

シグルド「(・・・私も軽く横になろう・・・)」
    「(・・・・・・・姉上の横、暖かいな・・・・ ほこっとしたにおいも・・・)」
    「(・・・変わらない・・・ 姉上も・・・私も・・・」
    「(・・・・まだ、甘えられるかもな・・・・)」コテン

    「・・・・・」スー スー
148助けて!名無しさん!:2011/11/22(火) 18:17:02.95 ID:4jTIrpen
_____________________________
アイク「・・・ミカヤ姉さんとシグルド兄さんに寝る挨拶をしようとおもったが・・・」
エリンシア「なんか・・・ 寝ちゃってますわね・・・」
アイク「このままにしとくか?」
エリンシア「でも風邪を引いたら・・・」
アイク「暖房もつけてるし、大丈夫だろう。明日は休日だし。たまにはいいんじゃないか」
エリンシア「・・・ふふ、そうですね。そうしましょうか」


次の日、朝
ミカヤ、シグルド、エリンシア、アイク以外一同「・・・・・・・」

エフラム・エイリーク「なんで」
ロイ「ミカヤねえさんと」
リーフ「シグルド兄さんが」
リン「いっしょに」
エリウッド「こたつで」
マルス「ねてる」
ヘクトル「んだ」

アルム「こんなんじゃ僕たちのこといえないね。ついに兄さんもKINSHINのよさに気づいたんだよ」
セリカ「これでもうなんの心配もないわねアルム。」

おわり

最後微妙にギャグになってしまったorz
物語ではないのですが>>146の最初の文
>> >>143 143の兄弟の様になれる日は… くるのか?
  ○>>143 142の兄弟の様になれる日は… くるのか?
>>147
>>アイク「作業が長引いて俺の帰りが遅くて、10分ほど前に帰ったばかりなんだ。姉さんたちは待っていてくれたんらしい。」
 ○アイク「作業が長引いて俺の帰りが遅くて、10分ほど前に帰ったばかりなんだ。姉さんたちは待っていてくれたらしい。」
の二つに誤字がありました;; 確認漏れです…
149助けて!名無しさん!:2011/11/22(火) 21:51:14.71 ID:I1MVXF/n
>>146-148
イイハナシダナーと思ったら最後のアルムとセリカ自重しろwwww
GJでしたい!
150助けて!名無しさん!:2011/11/22(火) 23:57:02.36 ID:PYi5UD6F
本格的に寒くなってきたけど、兄弟家は暖房は大丈夫なんだろうか(主に金銭的な理由で)
151助けて!名無しさん!:2011/11/23(水) 00:06:29.38 ID:fTv9K9ma
アルム「僕は素で耐えられるよ」
セリカ「アルムは頑丈だものね」
エフラム「俺も素で耐えられるぞ」
エイリーク「さすがの精神力です、兄上」
ヘクトル「俺も素で耐えられるぜ」
ロイ「いつも着こんでるようなもんだものね」
シグルド「炎で焼かれる熱さを思えば、身を着るような冬の寒さなど大したことではないよ」
セリス(シグルド兄さん、どうして目が濁ってるんだろう?)

リン「寒さに負けるほどヤワな鍛え方はしてないわ」
マルス「要するにヘクトル兄さんと同じ理屈ぶげぇ」
エリウッド「僕は寒いのはちょっと苦手かな」
ロイ「体弱いからね、エリウッド兄さんは」
エリンシア「わたしも寒いのはちょっと苦手かしら」
ミカヤ「わたしもね」
リーフ(やっぱり歳が……とは口が裂けても言えない)

マルス「……まあ、我が家は特別防寒対策なんかしなくても」
アイク「ぬぅん! ぬぅん!」
マルス「と、このように、アイク兄さんが庭で素振りしてるだけで家全体暖まるんだよね」
ロイ「どんだけ発熱してるのアイク兄さん……」
リーフ「それ以前になんか嫌だよこの暖房……」
152助けて!名無しさん!:2011/11/23(水) 00:21:57.69 ID:sy9LmoBj
それ、暖かいじゃなくて生暖かいじゃね?w

ふと思ったが、アルムとセリカを筆頭にエフラムとエイリーク、リンとマルス等と
KINSHINネタはよく投下されるけどアイクとエリンシアの組み合わせはあまり見かけないな。
蒼炎でも暁でも盛大にフラクラされてるのが痛いのかねぇ。
じゃあお前がネタ書けって?ごめん、俺アイクはレテ派だしKINSHINならミカヤ派なんd(ブットバシテサシアゲマスワ
153助けて!名無しさん!:2011/11/23(水) 00:47:18.59 ID:5hL9WcqT
>>152
途中まで書いて放置中だわ

エリンシア「え?なんでKINSHINしないのかですか?夫婦の縁は切れますけど家族の縁はどんなフラグクラッシャーでも切れませんから。フフフフフ・・・・」
ユリア「泣けるわ―・・・」
エリンシア「あと別に何もしなくてもアイクはフラクラのせいで家出ることないですしね。餌付けは完璧ですし」
154助けて!名無しさん!:2011/11/23(水) 01:39:39.44 ID:3wwouUnt
サラ「それにしても……本当に寒いわね、この部屋」
エフラム「一応暖房はあるんだけどな、今月は家計が苦しいらしいから節約中だ」
サラ「兄様は平気なの?」
エフラム「まあ、寒さに耐えるのも鍛錬だと思えばな。アイク兄上なんか上半身裸で外に出て素振りしてたぞ」
サラ「聞くだけで体が冷えるわね……」
エフラム「まあ、それはそれとしてだ」
サラ「なに?」



エフラム「お前、いい加減に俺のベッドから出ろ」
サラ「嫌」



エフラム「相変わらずいきなり現れた上に俺のベッドを占領して長々と居座るとか何なんだ!?」
サラ「だってこの部屋寒いから布団に入ってないと居られないじゃない」
エフラム「だったら帰って自分の部屋の布団に入ればいいだろ」
サラ「女の子が遊びに来てるのに帰れとか健全な男子の言う台詞とは思えないわね……」
エフラム「……そういう話じゃないだろ。もう子供は寝る時間だぞ、早く帰るんだ」
サラ「そこは『もう遅いから今日は泊まれよ』って流れじゃないの?」
エフラム「お前はリワープで一瞬で帰れるだろ」
サラ「リワープだってタダじゃないし……節約できるところは節約しなきゃ」
エフラム「お前なあ……大体ここより自分の家の方が暖かいだろ?」
サラ「……暖房はあるけど……誰もいないし」
エフラム「……そうか……分かった、好きにしろ」
サラ「……ありがと。ここは暖房も経済事情も寒いけど心は温まるわね」
エフラム「……褒めてるのかバカにしてるのかどっちなんだ?まあいい、じゃあ別の布団敷くから……」
サラ「そんなことしなくても一緒に寝ればいいじゃない」
エフラム「あんまりふざけてると布団を引っぺがすぞ」
サラ「ああ……逆上した兄様に無理矢理剥かれちゃうのね……」
エフラム「……やっぱりお前帰れ」
155助けて!名無しさん!:2011/11/23(水) 01:48:52.80 ID:SVXUicVn
>>154
そこは色々言いつつも一緒に寝る流れだと何度言わせれば(ry
156助けて!名無しさん!:2011/11/23(水) 02:22:37.08 ID:G3If8DE2
マンフロイ「…ロプトウス様ロプトウス様はよサラとエフラムのカプが成立しますようにっ!そしてワシへの被害が減りますように!」

サラ「へぇ…」

マンフロイ「びくっ…」
157助けて!名無しさん!:2011/11/23(水) 03:28:58.73 ID:sC9AbOcO
マンフロイ「孫の幸せはわしと教団の者全員の平穏に繋がるので宜しく頼む」
エフラム(な、何か一瞬で重いものを色々背負わされたような…)
158助けて!名無しさん!:2011/11/23(水) 20:59:54.27 ID:wQ65GT3G
>>154
(エフラムを見ながら)安西先生、俺もサラ様みたいな美少女が欲しいです…
159助けて!名無しさん!:2011/11/23(水) 21:00:44.34 ID:wQ65GT3G
>>154
(エフラムを見ながら)安西先生、俺もサラ様みたいな美少女が欲しいです…
160助けて!名無しさん!:2011/11/23(水) 22:07:03.53 ID:WLiqD5v/
この小説を読む前に>>19の注意書きを参照ください。
>>20-22の続きにあたります。
薄幕の向こうに小柄な人影が写る。
座に集まった者たちは女官長シグルーンの言葉に従いて平伏した。
その中には先の使者の役割を果たした大納言エイリークの姿もある。
ややあって薄幕の向こうから声が響いてくる。
帝サナキの声は玉音と呼ばれこの国で最も尊い言霊の篭った言葉とされている。
一言も聞き落とすまいと座に集まった重臣たちは耳を済ませた。
「みな大儀であった。此度の国難は神風の前に潰え去り異人の軍勢は海の底に消え去ったと聞く」
右大臣ルカンがさっそく調子を合わせる。
「これも陛下のご祈祷の賜物でございます。皇祖神アスタルテが子孫たる陛下のお声に耳をお貸しくだされたのでございまする」
「うむ……なれど異人共を陸に上げまいと防ぎとめたのはデイン、クリミアの両大名であったな。
 アシュナード、ジョフレの両名には正三位の位を与えて遣わそうぞ。
 それとエイリークよ。面を上げい」
上意である。
深々と垂れていた頭をゆっくりと上げる。
「よくぞこの両名の間を取り持ち和議を成立させた。
 後ほど厚く恩賞を取らせて遣わす」
「ありがたき幸せに存じ奉ります。なれど…かの両名。異人を打ち払いし後、再び矛を交えあってございます。
 それが残念でなりませぬ」

デイン、クリミアの同盟は外部に強大な敵を持つ事でかろうじて成立したもの。
それが無くなった今や再び合戦が始まるのはある意味で必然だったのであろう。
デインクリミアの両国は再び西国の覇権を争って激しく戦っていると聞く。
その報にエイリークは無心ではいられなかった。
姉妹としての情誼を結ぶ事はかなわなかったがクリミアの奥方は実姉のエリンシアなのだ。

しばらく行動を共にしたミカヤよりすべての兄弟姉妹の名は聞いている。
だがその中でもっとも胸に残った名はエフラムという名であった。
他の者と違い半身とも言うべき双子なのだ。
幼いころより己に何か欠けている…何かが足りないと思いおよんでいたが―――――
やがて帝の御前での論功行賞を終えたエイリークは少々の疲労を感じながらも御所の庭を散策していた。
ここしばらくは華を愛でる気持ちのゆとりも無かったように思える。
人々が相争う間にもそのような事とは関わり無く雲は流れ季節は巡り華は四季の装いを変える。
百年続く戦乱も悠久の歴史の流れの中ではほんの一時に過ぎない。
神々の視点からは自分たちは如何に写るのであろうか。
あるいはこれが無常というものだろうか。
「猛き者もついには滅び……」
腰に挿した刀の柄を撫でる。
武による者はいずれ武に滅びる。合戦を繰り返すアシュナードとジョフレはいずれ倒れるのではないだろうか。

その時庭の砂利を踏む音がした。
振り向くと十二単に身を包んだロストンの息女…幼少からの友人であるラーチェルの姿がある。
彼女は御所にて帝に仕える貴人たちの一人だ。
だが破天荒な振る舞いから女官長シグルーンの頭を悩ませているらしい。
「とは申しますけれど猛る者が天下人たろうと志すのもそれはそれで大望ですわ。
 ご存知ですことエイリーク? ここ数年来で天下人となりうる方は絞られてきてましてよ。
 その方々のいずれかがこの都に上洛して帝より勅命を賜るのではないかしら」

各地に割拠する大名のうち特に有力とされてきたのは、
グランベルのアルヴィス…ベルンのゼフィール…リゲルのルドルフ…そしてデインのアシュナードであった。
これらのいずれかがやがて天下を取るのではないかと言われてきたが昨年来情勢は大きく変わっている。
リゲルでは昨年来の大飢饉にて数万に及ぶ領民が餓死しておりその国力は大きく衰えた。
デインもサカの大軍との合戦で多くの兵を失い弱体化している。
その結果もっとも天下に近いと目されるのはアルヴィスとゼフィールの両名に絞られつつあった。
アルヴィスは先ほど大名バトゥを滅ぼしてグランベルとヴェルダンの二カ国を領有しアグストリアのシャガールとの戦いも有利に進めている。
これを滅ぼせば北国の平定は完成する。となれば次は当然上洛を考えるだろう。
一方のゼフィールも東国の小大名を幾つか滅ぼして勢力を伸ばしており東国で残る敵はオスティアのウーゼルのみである。
オスティアを取れば都に至る街道を手に入れる事ができよう。

足元からじゃりじゃりと砂利を踏みしめる音がする。
…いずれの大名が天下を握ろうとも帝がないがしろにされるのではないかとの思いがエイリークにはあった。
今でさえ朝廷の権威は低下している。この上天下を統べる者が現れれば…
だがそれでこの乱世が治まるのならそれでよいようにも思えるのだ。エイリークも臣民として尊王の志は胸のうちに抱いてはいたが…

「ラーチェル…いずれの大名が天下を取るにしても朝廷の復興はむずかしいでしょう。
 私達公家がなせる事は多くはありません。無念な事ではありますが…」
親友は緑なす髪を風に靡かせながら陽気な笑みを見せた。
「そうでもありませんわよ? 力を増せばできる事は増えていきますわ。
 その一助…と、いうわけでもないでしょうけれど先の功績により陛下よりエイリークに恩賞を賜るとの事です。
 それは……対の武具……」
ラーチェルの瞳が真剣みを増す。
衰えたりといえど朝廷にはいくつかの貴重な秘宝や神々より賜りし至宝があると伝えられる。
「神代の時代に皇祖神アスタルテが朝廷に与えたと伝えられる月と太陽の武具…
 ジークリンデとジークムント…」
主の目配せを受けて従者のドズラが一歩進み出た。
彼の腕から差し出された白木の箱には何か…ただならぬ気配を感じる。

「……これは…身に余る光栄…さらなる忠誠を誓約すると陛下にお伝えくださいまし」
開かれた白木の箱の中に納まっていたのは対たる御剣と宝槍であった。
対なる武具…ルネス家に…エイリークに賜りし対の武具は箱の中で寄り添い合いその輝きは何倍にもまして感じられる。
柄に施された飾り布が絡み合いその両者がまさしく分かちがたい存在であると感じられた。
そう……記憶にも無い幼き日に別たれた自分達と違いこの二対はアスタルテに創造されてより今日まで共に眠っていたのだ。
だが…別ちがたき物と寄り添いあってそれでもなお何かのやりきれなさ…手にとってみたその御剣からは何かの切なさが感じられた。
柄から悲しみが伝わってくるかのようだ。
「ご存知でいてエイリーク? 夜な夜なジークリンデは泣いていたのですわ。
 宝物庫から風に乗って悲しげな声が聞こえてきたと御所の衛士達が申しておりました。
 いつまでも鞘に収めておかず世のために役に立ててほしいと…」
誠の神器には意思が宿るという。
あるいはこの御剣が自分の手に渡ってきたのも天意なのだろうか……

エイリークはゆっくりとジークリンデを鞘から引き抜いた………
どこか月光にも似た輝きが刀身から放たれている。
これは…確かに何かの意思のようなものが感じられた。
人はみなこの世に役割を持って生まれてくると聞く。ならば自分はこの剣を持って成す事があるのであろう―――――


その日の夜の事であった。
一羽の天馬がルネス亭に舞い降りたのは。
訪れたのはエイリークの友人の一人ターナ。
彼女の口から語られた名はエイリークを戦いの場へと動かす事になる…

ここに御剣は働く場所を得た………


次回

侍エムブレム戦国伝 死闘編 

〜 リーフの章 汚辱 〜
164助けて!名無しさん!:2011/11/23(水) 22:23:29.59 ID:II37TRn3
>>151
ユンヌ「アイクの体温……ハァハァ」
165助けて!名無しさん!:2011/11/23(水) 23:19:41.40 ID:s0a+wdYk
>>160
相変わらずおもしろいな
やっぱり双子ってのは神秘的でいい
166助けて!名無しさん!:2011/11/24(木) 09:48:15.15 ID:nQwTe+Vy
>>161-163
ジークリンデとジークムント…ここで来るか…!
早くジークムント(と聖戦使用のスピードリング)をエフラムに渡さなきゃな
…って次回のタイトルが嫌な悪寒しかしないェ…
GJ!
167助けて!名無しさん!:2011/11/24(木) 21:31:14.43 ID:pPg4ND/8
http://www.nintendo.co.jp/3ds/akdj/charactar/#/charactar08/
>人類の中では最強クラスの剣士。

ピット「この人みてると誰かを思い出すなぁ……」
168助けて!名無しさん!:2011/11/25(金) 21:07:14.01 ID:a4mWxs1+
>>164
>>142のミカヤとエリンシアがアイクにハアハアしてるように見えるようになった
169助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 16:28:43.07 ID:9O9M18+s
タスク「ついでに言うと需要も有るしな」
リョウト「連戦中の整備班とかね」
リュウセイ「夏・冬の特定期間は何人か愛飲してるしな」
ユウ「「死ぬよりマシだ」と言いながら飲むのを愛飲と言うかは甚だ疑問だがな」
170助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 16:50:44.75 ID:+x8kalXE
FEでいうパティ汁だな
兄弟の女性陣は全員それなりに料理できそうだ
171助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 16:51:17.47 ID:Z5xtDvva
>>169
またお前か…w

ふと今日思ったんだけど紋章町はどんな賭博があるんだろうな
過去にはカレルがパチンコやってたり、マカロフがいろいろやってたネタあるが
何となく兄弟で賭博やらせてみるのも面白いかなと思ったり
172助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 17:00:56.86 ID:w5fUfeP+
>>169
また誤爆したのかww
とりあえずお前にはララムの料理を混ぜ込んだクスハ汁を飲む権利をやるw

>>170
ララム汁の方がヤバそうw
…てかパティってそんなに料理酷かったっけ?
173助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 17:01:38.81 ID:9O9M18+s
>>171
うんゴメン
携帯の画面メモ使うのが悪いんだな。これは。
174助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 17:21:52.31 ID:+x8kalXE
>>172
いや自前でスタミナドリンク用意してたからさ
175助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 18:06:37.28 ID:9O9M18+s
>>172
ワーイイタダキマース
176助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 18:53:24.57 ID:b/QYWF79
>171
マルス「賭博ねぇ。僕は胴元になるほうが好きなんだけど。それに僕達の戦い本編も賭けみたいなもんだし」
リーフ「だよねぇ。帰ってくる利率が悪いんだし、確変を見極めるのはそれこそユニットの犠牲込みになるから」
マルス「でもお姉さん脱衣麻雀にはハマるだよね、リーフ?」
リーフ「そこにお姉さんがあるかぎり僕の挑戦は止まらない!まあ脱衣麻雀とかダメージが少ないのでやめとくべきだね」
マルス「そうだね。とりあえず融資先の接待麻雀のバイトをして適当な所で負けてあげてよ。後で僕が入って取り返すからさ」
リーフ「ん、分かった。久しぶりに燕返しも練習しとくね」

賭博面ではこの二人が強そうなイメージが。
177助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 18:53:56.21 ID:zI+iDYUP
よくお菓子賭けてトランプで遊んでそう、ポーカーとか
女性陣が得意そうで男性陣はマルスとリーフ意外からきし駄目そう
178助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 19:26:09.19 ID:oBXG15lr
葉っぱよ考えて見るがいい
賭け事とは勝った方に旨みがあるもの
おねいさんがお前と脱衣麻雀したとして勝ってなんの得があるというのか
葉っぱの汚い裸など見たくないと思うぞ
従って脱衣麻雀は賭けとして成立してない
179助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 19:51:50.42 ID:b/QYWF79
>178
リーフ「ゲーセンのうらぶれた脱衣麻雀にきまってるじゃないか。待てよ、僕のへそくりを賭けて、お姉さんと勝負するようにすればそれで賭けは成立すr」
ナンナ「そんなこと」
ミランダ「ゆるすって」
サラ 「思ってるわけ……クスクス」
ティニー「凄腕ギャンブラーリーフ様の鬼畜攻め……いいネタです」
アーッ、コノヒトデナシ

でもリーフがこれに気づくと、アルテナとかがカモにされるかも。基本貧乏だし。
180助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 20:14:11.20 ID:b/QYWF79
おまけ 女性陣の賭け実力

ミカヤ:巫女パワーで運も強いし、占い師として心理戦にも強い。
    したがって当たるときの爆発力は最高。麻雀ならドラ裏ドラを当てるわ
    でもたまにスランプになるときがあって、その時のダメージがでかい。安定性に欠けるタイプ
    本人もそれを自覚しているので、あまり賭けは積極的にしない。

エリンシア:ミカヤとは逆にスロースターター。でも終盤のこれと言った局面で強い。
       相手が一番勝って欲しくないときに勝つ。別名トップ殺し。
       正直ミカヤとエリンシアが組むとマルスリーフ組と同クラスの強さになり、
       他の女子勢が勝てなくなるため、ペアで組むことは禁止され、本人達も自重している。

エイリーク: 本人は自身の頭の良さをいかし、とリオンに誘われてトランプや理論を理論的やっている。
        そのため手堅く勝つ。
        ただエリンシアみたく強運はないため、劣化エリンシアという印象。
        むしろ終盤の粘りが凄まじく、なかなかマイナスにならない。
        といっても運に左右されるタイプならではの弱さであって、
        賭けチェスとか運以上に本人の実力が重要なものになると、実力はエリンシアと逆転する

リンとセリカが思い浮かばん。リンにはイカサマが通用しない(とくにマルスとリーフの)というイメージがあるんだが
補足希望。
181助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 20:21:05.92 ID:pxjkqG9c
〜 ある場末のゲーセンにて 〜

一人の少年が脱衣麻雀をプレイしている。
リーフ「くっ……負けたっ!負けた!?このツモの乱数は本当に公平なんだろうか…」
敗れた少年は上着を脱いだ。
言うまでもないがこの脱衣麻雀はゲーセンのゲームに過ぎず対戦相手は画面の中のキャラクター
で、あるからには少年は別に脱がなくてもよい。
だが…たとえゲームといえども少年はエロにだけは誠実でありたかった。
脱衣麻雀で負けたからには服を脱ぐ。きちんとペナルティは感受する。
エロを誰よりも愛する少年にとってそれは神聖な義務であった。
リーフ「難易度調整確立面を操作するのはずるいよねえ…もっとこう思考ルーチンを強化するとかさ…また負けた!?」
少年は躊躇う事も無くシャツを脱ぎ捨てる。
少年の細い上半身が露になった。
リーフ「葉っぱの逆転劇はここからはじまるのさっ!おねいさんっ脱衣の容易はいいですかハァハァ」

負けた…

リーフ「ぐはぁぁ…も…もう後がない…けどね。男は…いや漢は決して諦めるものではないんだよ…男気なんて欠片も無い僕だけどエロ様に対してだけは男の魂を裏切れない!」
迷わずズボンを脱ぎ捨てパンツ一丁になる…そして…少年は最後の決戦に望んだ…


ゲイル「大人しくしろこの変質者!」
リーフ「はなせー僕は完敗したんだーならこのパンツを脱ぐ義務があるんだー!」
ゲイル「やかましい変態!」
リーフ「やかましいっ僕はこのおねえさんと勝負をしてたんだっ負けたならパンツを脱がなくてはいけないんだーそれが筋じゃないかっ脱がせて…脱がせてぇえええええ!!!」

店から通報された少年はベルン署へと引っ張られていった…
これで今月何度目の逮捕だろうか。
だが少年は心の中の聖域に住まうエロへの愛と信念を裏切る事は無い。
世の中の人は馬鹿なやつだと笑うだろう。
けれど理解されずとも漢としての信念を貫けるなら少年に悔いはなかった…
182助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 20:24:13.24 ID:pxjkqG9c
>>180
どちらもポーカーフェイスできなさそうだし多分弱い気がする
特にセリカは直情的すぎて心理戦とかできなさそう
183助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 20:25:10.81 ID:b/QYWF79
>180
負けた……
リーフよ、お前は漢だ。紳士だよ。

GJ
184助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 20:28:45.92 ID:b/QYWF79
もとい、>181さんへの返信でした。
やっぱり、この2人は弱そうですよねぇ。でもセリカはアルムと組めばそこそこ強そう。
リンも本人は弱くても、掛けのジャッジになれば一級だと思います。
185助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 20:52:01.24 ID:+x8kalXE
>>184
リンは「はいります・・・!」とかやると似合いそうだね
186助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 22:17:46.44 ID:EzXvroXo
>>178
ユンヌ 「アイクの美しい裸なら需要ありますハァハァ」
イレース「さっそくセッティングします」


でもアイクの勝負運が異様に強すぎて手が出せないオチ
187助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 22:45:23.14 ID:pKZMuSvh
アイクはしかもポカーフェイスな気がする。
188リンの以外な掛けの才能。:2011/11/26(土) 22:57:19.64 ID:b/QYWF79
>185
いや、タキシードを着たディーラー姿のリンも捨てがたい。
一見賭け事に弱いように見えたリンだけど、
ある賭け事にはめちゃくちゃ強い可能性があることに気がついた。

むっとする空気、欲望にぎらつく目。紫煙の香り。
その中にリンはいた。
(私、高校生なのになんでこんなところにいるんだろう……)
そう思いながらも、ホイールを回した。
少し古いホイールは小気味よく回り始めた。
(まあ、ヘクトルのアホに担がれたという部分もあるけどいいバイト額だし、
私が賭けてるわけじゃないからいいよね)
自分に言い訳しながら、白い玉をホイールとは逆方向に白い指でスナップさせて投げ入れた。
手を伸ばした時、すこし胸の方から抵抗があった。

カラン、コロン。乾いた音が響く

「う〜む、黒い牙さんいいディーラーを手に入れたなあ」
「ディーラースーツも似合っているし、野郎の入りもよくなりそうだな」

投げ入れた時、そんなヒソヒソ声が聞こえたような気がした。

(そうかしら、動きにくいし使い勝手が悪いんだけどなあ。
それに男っぽいからなんかイヤなんだけど。胸も余裕がないし。まあこの調子なら赤の14に入るかな)

エイリークが聞いたら、ジークリンデで斬りかかりそうなことを心のなかで呟いた。

回転するルーレットの中、白い玉がうろつく。

「皆様方、ベットはよろしいでしょうか!」
ヒソヒソ声を遮るようにリンは、博徒たちに告げた。
「いけね、俺はここだ!」
「姉ちゃん、黒だ!黒、さっきは赤だったからな。間違えるなよ!」
慌てて博徒達は、テーブルに書かれた倍率表にチップをのせる。

ひとしきり騒がしくなったテーブルとは別にホィールは回転を弱める。
カラ…ン……
ホイールの回転が止まった。

博徒達は止まった球をチェックする。
球の位置は赤の14。

リン「赤の14番、赤の14番です。あたりの方は?」
ヤン「やった、あたりじゃ!」
ニノ「ヤンさん、当たったの!すごい!」
 
さえない初老の入った中年男に舞い降りた幸運を喜ぶ声。
そして外れたものの呻きがその場を満たした。

その様子を少し離れたところから見る、男たちが三人いた。
ヘクトル「しっかし、リンのやつめちゃめちゃはまった姿しているなあ。馬子にも衣装ってヤツかね」
ロイド 「いや、ただ似合っているだけじゃない。アイツはルーレットの才能もある。ガキの頃から俺もホイールに球を入れたりしたが、あんなに正確に入れれんよ」
ヘクトル「そんなもんかい」
ライナス「兄貴の言うとおりだぜ。俺と兄貴なら100回入れて3割目当ての番号に行くか行かないかだけど。アイツは5割以上だ。勝負にならねえよ。一体どんな目と手をしてるんだか」
189リンの以外な掛けの才能。:2011/11/26(土) 23:38:54.40 ID:b/QYWF79
とりあえずリンは動体視力型の先読みなら滅法強いとおもいますた。
となるとセリカが女組でのカモなのか!
190助けて!名無しさん!:2011/11/26(土) 23:59:06.19 ID:e9ei8LaG
>>186
お前ら自分の欲望に正直すぎだろw
191助けて!名無しさん!:2011/11/27(日) 01:13:55.14 ID:BOes+PrD
リリーナ「ここまででヘクトル兄様の美しい下っ腹の話題が出てない件について」
192助けて!名無しさん!:2011/11/27(日) 01:51:02.19 ID:S3uBN9ho
>>190
イレース「おいしいものを最後に残しておいたら横取りされた…なんてことがないように
      欲しいものはちゃんと欲しいって言わないと駄目ですよね…」
ユンヌ「分かるわー、裸見たいとかその剣で私を好きにしてとかちゃんと言わないと駄目よね」
イレース「私もアイクさんに食べて欲しいって…」

ミスト「何か会話が…」
ワユ「変な意味で噛み合ってるような…」
193助けて!名無しさん!:2011/11/27(日) 08:35:00.22 ID:mKQqUyEm
>>189
野生の感も凄そうだよ。獣だからね。
194助けて!名無しさん!:2011/11/27(日) 09:06:17.22 ID:ZiT4vRcP
>>189
セリカは何があっても賭け事はしなさそう(ミラ教の教えに背く云々)だが、
ジャンヌ絡みで初めての野球拳をしt…おっと誰か来たようだ


それはそうと>>193がマーニカティに斬られた後があるんだが、何かあったのか?
195助けて!名無しさん!:2011/11/27(日) 13:50:13.09 ID:gNTZiwXj
>>191
ビラク「語らないか」
196助けて!名無しさん!:2011/11/27(日) 15:48:36.75 ID:DqHtj49G
賭け事か……言ってしまえばこのレースも賭博なんだよな。
ただのお祭りイベントのはずだったけど。

第1レースの一番最初に出てきたけど、胴元はM☆ルースさん。
……ええ、もちろん彼ですよ。

という訳で『ママチャリの系譜』>>135-141の続きです。
197ママチャリの系譜 第2章:2011/11/27(日) 15:50:04.56 ID:DqHtj49G
108.5

フュンフ♀「皆さんこんにちは。『ママチャリの系譜』の大まかなあらすじを担当する
      竜王家使用人、背番号5番、スナイパー・フュンフ、トラキアモードと……」
ドライ  「まいど! 今回のゲストの竜王家使用人、背番号3番、ウォーリア・ドライや、
      皆さん、よろしゅう頼んまっせ!」
フュンフ♀「ほな早速、前回>>135-141のおさらいと行きましょか……って、アレ?
      何や、関西弁がうつってもうたやんかっ!! ……どないしょ?」
ドライ  「ああ、構へん構へん。若い娘が細かい事気にしたらアカンで。ほな、行きまっせ〜!」

前回終了時点の状況、順位
←進行方向
────────────────────────
 クロ→☆←レク          トリ スカ ハン  ヨハ
     ☆←ホリ        アイ(パンク)  ラク(パンク)
────────────────────────
※上位3チームが戦闘中

順位変動    マシン名          搭乗者         現ドライバー   単勝倍率
     1位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード        12.1倍
8位→2位:1 やらないか         アゼル&レックス      レックス         9.2倍
7位→3位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン         10.8倍
3位→4位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ        7.5倍
6位→5位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ   トリスタン       17.0倍
4位→6位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   スカサハ     15.6倍
2位→7位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル    20.4倍
5位→8位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     ラクチェ         1.9倍
     9位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハルヴァ    14.3倍

・まず最初に2位3位4位のハンニバル、アイラ、スカサハがクロードにやられていた為、
 5位6位のラクチェとトリスタンに追い抜かれる。
・しかし、3位に上がったトリスタンは後部座席のラドネイの胸の感触に身を委ねており、それがバレて
 ラドネイに殴られてる間にレックスとヨハルヴァに抜かれる。なお、ラドネイとレイリアのバストは90オーバー。
・3位4位に上がったレックスとヨハルヴァはその勢いのままに2位のラクチェに襲いかかる。
・しかし、ラクチェはブロックせずに逃げ切る選択をする。そのままヘアピンに突入するが、
 超必殺技イナーシャルドリフトで高速クリア。トップのクロードとの差を一気に縮める。
・クロードは襲いかかってくるラクチェをファイアーでパンクさせて撃退。
・次にレックスとアイラがクロードに挑戦。アゼル&ティルテュタッグの魔法攻撃で倒せそうだったが、
 クロードが隠し持っていたウインドでアイラをパンクさせて撃退。
・この間にパンクしたラクチェが順位を落とすが、ヨハン達がラクチェの被害状況を確認しに行った為、
 現時点での最下位は免れている。
・アイラがやられた後、今度はホリンが戦闘に参加。後部座席のデイジーがロケット花火でクロード達を攻撃。
・クロードVSレックス&ホリンの構図でファイアーとロケット花火の撃ち合い。
 後続集団6台にも被害が及びかけながらもグラウンド前……つまり2周目に突入しようかという所で終わり。

フュンフ♀「まっ、こんなとこやね。うぁ〜、今回はちょっと長かったわ……」
ドライ  「それだけ内容の濃い展開やったっちゅうこっちゃ! ところで、嬢ちゃんは誰に賭けてるん?
      おっちゃんはとりあえず本命で4-9は押さえてんねんけど……ちょっと自信ないねん」
フュンフ♀「何でぇな、大本命やで! そら確かに他のも強いけど、ウチはやっぱこの2人やと思うで〜。
      ……おっと、この話は後や! 先に本編に入らんと!」
ドライ  「おお、忘れとったわ! せやけどこのレース、誰が勝つやろか……?」
198ママチャリの系譜 第2章:2011/11/27(日) 15:51:11.05 ID:DqHtj49G
109

          クロ  .|
        ☆☆☆ |
       ホリ レク |
               |
        スカ トリ .|
        ハン  |
        ヨハ └───
           アイ ラク
───────────

ノイン  「第1種戦闘態勢のまま、グラウンド前の休憩所、自販機コーナーをグッバイさよなら
      アディオスアミーゴをして、舞台は再び観客の待つグラウンドに移ります、ヘイ!!」
セーラ  「これでホリンとレックスが勝てなかったら、まるまる1周トップをキープし続けた事になるわね」
ドロシー 「まさかシューティングスターじゃなくて、ギルガメスのワンサイドレースになるとは…」
ノイン  「グラウンドオーバルコース手前にはピット(サーキットの修理所)に入れるピットロードがあります。
      各車ここで必ず最低1回のピットストップが義務付けられていますが……」
エルフ  「1ストップ作戦が定番ではありますが、1周目か2周目かのどちらに入るかで、また変わってきますね」
レックス 「あッ!?」
アゼル  「えっ!?」
ノイン  「あああああっ!? ピットを前にして、やらないか号がスピードをダウン!
      スルーの軌道をとっていましたが、ピットロードへ!
      解説のエルフさん、この作戦変更はなんなのでしょうか?」
エルフ  「待って下さい。……どうやら、やらないか号はスローパンクチャーのようです」
セーラ  「嘘ぉっ!?」
ドロシー 「これで何セーブ目ですかっ!?」
ノイン  「なぁんと! パンク! パンクだ!! スローパンクチャーでありますッ!!
      只今、オンボードカメラの映像が回ってきました。見てみましょう!」
セーラ  「あー、これはー」
ドロシー 「かすっちゃったんですね……」
ノイン  「……あー、ギルガメスのファイアーがやらないか号のタイヤを焦がしている!
      神の使徒のブラギマジックが赤と青のいい男達の熱いファイアーボールに打ち勝っていたっ!!」
アゼル  「ごめん、レックス…」
レックス 「構わねえぜ、向こうに運があっただけだ」
クロード 「実際その通りです、今回ばかりは幸運でした。やはり我らにはブラギ神の加護がありますね」
ノイン  「残念無念有馬記念!! 赤い悪魔はレッド○リーマー!!
      アゼル&レックスペアのピットクルーが慌ててタイヤを出しているぞ!」
デイジー 「あ、ホリンさん。あたし達も……」
ホリン  「やむを得ん、撤退だ!」
ノイン  「あああっと!? 月の支配者アリス・ムーンも後退していく、一体どうした事か!?」
エルフ  「これは……どうやら弾切れのようですわね」
ノイン  「なんとっ、こちらは弾切れだぁっ! デイジー選手、怒りのロケットランチャーを撃ち尽くし、
      悔しくも戦線離脱! ピットに戻らなければリロードは出来ませんっ!!」
デイジー 「もうっ、何で当たらないのよっ!?」
ホリン  「運のいい奴らだな…」
ノイン  「自分らしく撃てるロケットが僕には足りなかったね! 月の支配者アリス・ムーンも
      ゴールドセイント・ギルガメスを前に、勝利を掴む事が出来ませんっ!! 
      ブラギマジック、またもタイトル防衛に成功っ!!」
セーラ  「ホンット、ブラギ神が取り憑いてるんじゃないかしら?」
ドロシー 「ユグドラルの神様は凄いですね…」
199ママチャリの系譜 第2章:2011/11/27(日) 15:53:03.01 ID:DqHtj49G
110

ノイン  「並み居る強敵を打ち倒し、黄金の聖騎士王ギルガメスはピットスルーで堂々の凱旋!
      1周目はギルガメスのブラギ神から賜った神の力が炸裂でした!」
クロード 「ブラギ神の力は偉大なのですよ」
コープル 「そうです。皆様も是非、エッダ教団に入って下さい」
ノイン  「これで直接対決でトリスタンチームとヨハヨハ兄弟以外の全車が、
      その恐るべき魔術により為す術なく倒れていった訳ですが、しかし、1つ腑に落ちない点があります」
エルフ  「何でしょうか、実況のノインさん?」
ノイン  「何故、他のチームは充分な武装をしないのでしょうか?」
エルフ  「殺害したらアウトですから武器を振り回す訳にもいきませんし、基本自転車レースですから、
      妨害もせいぜい威嚇や接触プレイ程度で、まさかあれ程大々的かつセコい攻撃用武装を
      整えるなどとは考えなかったのではないでしょうかね?」
クロードチーム以外「そりゃそうだ……」
ノイン  「うんうん頷く、クロードチーム以外のピットクルーとドライバー達。
      それは甘さが招き猫、勝負にあるのは非情の掟。ねえ、姉さんもう起きて」
ミカヤ  「はっ……!? わ、私寝てません! 寝てませんよっ!!」
シグルド 「やけに静かだと思ってたら寝てたのか…」
ノイン  「はは呑気だね、姉ノンキだね、噂の特ダネ。噂では、ラドネイ選手はかつて、毎年、
      シャナン選手にバレンタインチョコをあげていたそうですね」
エルフ  「事実です」
ラドネイ 「こらぁ、勝手に適当な事言ってんなっ!!」
デイジー 「あげてたくせに……」
ラドネイ 「うっ、ぎ、義理だよ、義理っ! それに今はもうあげてないっ!!」
ラクチェ 「競争率が高くて諦めちゃったのかしら?」
シャナン (ロリコンがバレてしまったからな…)
ノイン  「義理と人情秤にかけりゃ。刃傷沙汰だ! シャナン選手が刺された!
      犯人は会議室じゃなく、現場で寝起きしてるんだ!! 今日で12泊目だよ……」
エルフ  「お家に帰って下さい?」
ノイン  「使徒はお家に帰れない! マシンのお家をパスした白いローブの神の使徒達、
      クロード&コープルペアですが、疲労からややペースが落ちているか、クロード智愛里!」
セーラ  「あれ? 今思ったんだけど、ヨハヨハって1回やられてなかったっけ?
      ほら、ブラギバルカンってのに」
ドロシー 「『直接』ですからね。どちらかと言えば、あれは後ろにいて巻き込まれた形になりますから」

   ↑  ┃   ↑   |
  ピット . ┃.  本線  .|
   レク              |
        ホリ         |
────┐  スカ トリ  |
        |     ハン   |

デイジー 「どうする? 入るの?」
ホリン  「ああ、その方がいい」
ノイン  「さて、後続のピットロードの動きはどうか? 3位のアリス・ムーンはそのままピットイン!
      続く大万福丸はピットをパス! その隣、ゴリアスもピットをスルーだ! 解説のエルフさん?」
エルフ  「アリス・ムーンは先程の戦闘もありますし、泉に落ちていますから、
      ここでピットに入るのは正解でしょう。残る2台はそれ程車体に負担をかけてませんから、
      見送ったのではないでしょうか」
ノイン  「となると、ああ、やはり同じくあまりバトルに関わってない
      トラキアエクスプレスもピットをパスします。おっと、続くパルちゃん号もパスしました!」
エルフ  「泉に落ちてマシンの状態は決して良くないはずなのですが…思い切った作戦に出ましたね」
ノイン  「サーキットの怪奇大作戦! 京都買います!! あんた、京都も買いなはれ、
      ぶぶ漬けも食べなはれ!! うちはどんな苦労にも耐えてみせます!!」
ラクチェ 「やっと帰ってきた…」
アイラ  「ピットが近いのが幸いだったな。思ったより離されてない」
ノイン  「その苦労もようやく終わりか、最後方2台、パンクの憂き目にも耐え、半ば強引に走行して
      グラウンドまで帰ってきたシューティングスターとぱんださん号も、今、ピットに入る!」
200ママチャリの系譜 第2章:2011/11/27(日) 15:54:51.76 ID:DqHtj49G
111

            |       |
            |       |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
──────┘        スカ                 グラウンドオーバルコース→
                   トリ            クロ
                        _____________________
┌..ピット内..┐.        ハン/
│ .ホリ、レク...│┃        |
│ .アイ、ラク .│┃        |
└────┘┃   ヨハ     |
            ┃  本線  |

ノイン  「レースは現在、トップの黄金の聖騎士王ギルガメスが2度目のグラウンドオーバルコースに突入、
      続いて後方やや離れて、中央市場の覇者・大万福丸と人間大砲・ゴリアスティーノ田中。
      その後ろ、僅かに離れて勇者特急トラキアエクスプレス。更に後方には愛のパルちゃん号!」
セーラ  「予想だにしなかった展開ね…」
ドロシー 「この後どうなるのでしょうか?」
ヨハルヴァ「兄貴、予定通り交代だ。真面目に走れよ」
ヨハン  「分かっている、まずは我が愛しのラクチェを辱めたクロード卿を倒さねばな」
エルフ  「パルちゃん号はここでドライバーチェンジしますわね」
搭乗者交代 ヨハルヴァ→ヨハン

ノイン  「2位と3位の差はタイヤ1つ有るか無いかのサイドバイサイド。4位との差は2秒程か?
      5位パルちゃん号は今、ドライバーチェンジを済ませ、ピット前からリスタート。
      6位以下はピットスポットに入っているリスタート早い者勝ち状態であります」
セーラ  「ホリン達もタイヤ交換しているわね」
エルフ  「アリス・ムーンはタイトなレースをしてきましたからね。
      現状は大丈夫でも、念を入れたのかも知れません」
ノイン  「石橋を叩いて渡るっ! 意外と手堅いぞ、ルナティックヴォーパルバニー、ホリン選手っ!!
      私の指も硬いぞっ、マイクダコっ!!」
セーラ  「剣ダコじゃないんだ!」
ノイン  「1周目が終わって、体力が落ちかけている各ドライバー、ここからが正念場!
      グラウンドオーバルコースはブラギ神の使徒達の登場に色めき立つ!」
クロード 「やはりトップというのは気持ちいいですね」
ノイン  「だが後方、まだまだ元気に見えるのは、不屈の鉄人・トリスタン選手、大和魂・スカサハ選手の両名。
      まだ半周ちょっとしか走っていないスカサハ選手はともかく、既に1周走ったトリスタン選手にも
      疲労の色は見られない! 力を温存しているのでありましょうか。おんぞーんかブラギゾーン!」
ラドネイ 「このバカ、体力だけはあるんだよな…」
トリスタン「女はみんなそう言うんだ」
ラドネイ 「何がだっ!?」
ノイン  「ブラギゾーンに引き込まれ、出会い頭に叩かれたという感じで、がっぷり四つではない
      戦いでしたスカサハ選手。初挑戦のトリスタン選手も交えてリベンジなるかッ!?」
ティルテュ「しんぷさま、はやーい! えんぴつとノートもらえちゃうよ!」
アイラ  「運動会か」
ノイン  「鉛筆ノートはしっこく文具店。疲れない漆黒のシャーペン1本20G!
      優勝者にノートとかは……え、くれる? 参加者にもくれるの?
      大胆かつ野心的なオピニオンリーダー、漆黒の騎士!
      流石です! 流石、シャンプーをする時に兜を着けていられる漢はやる事が違うっ!」
漆黒の騎士「私は屋台も出している。皆も名物しっこくカレーを食べられよ」
エルフ  「出店と協賛ありがとうございますわ」
ロイ   「ミカヤ姉さんの側にいないと思ったら屋台出してたんだ」
201ママチャリの系譜 第2章:2011/11/27(日) 15:56:30.21 ID:DqHtj49G
112

ノイン  「運動会的様相を呈して参りました、ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯予選第2レース!
      レースは中盤に入ろうとしております! そして、2位と3位の大万福丸とゴリアスに動き!」
ラドネイ 「いっけぇーーーっ!!」
レイリア 「スカちゃん、ファイトーっ!!」
ノイン  「コーナーを前に、ピッチを上げて、首位ギルガメスを射程圏内に捉えようというところ!
      我々の目の前で最強無敵のブラギマジックが炸裂するのか!?」
コープル 「クロード様、お好み焼き屋とFUNDOSHI、襲来!」
クロード 「コメントし辛いですね…」
ノイン  「スタート直後からトップを守り続けてきた不沈戦艦ギルガメス、王者の風格で後続を迎え撃つッ!!」
スカサハ 「トリスタン、ここは共闘だ、超級卍覇王稲妻分身走破で行くっ!!」
トリスタン「分かった、行くぞ! スカタンっ!!」
ラドネイ 「何だその技はっ!? あと、気持ち悪い呼び方をすんなっ!!」
レイリア 「スカタンとかもうね……すっごいバカにされてる感じだわ」

                    グオッ!!!
          ハン    スカ────→
ヨハ                  トリ────→ クロ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\

ノイン  「おおっ、お好み焼き屋の大将・トリスタン選手とFUNDOSHI大将・スカサハ選手が揃って
      チェンジオブペース! 1周目を終えてこの加速を生み出す体力は驚異的だッ!!」
コープル 「来ます! どうしますか、クロード様?」
クロード 「そうですね…いたずら心、ワクワクさせちゃいましょう!」
コープル 「その指示キーワードはどうにかなりませんか?」
ノイン  「文句を言いながらも、ポケットを探るコープル選手! 魔導書の上に何やら黒い物体を置いて……?
      着火! うおおおっ!? 黒煙を上げて黒い物体が伸びる!」
モクモクモクモクモクモクモク………
スカ・トリ「「なあっ!?」」
レイ・ラド「「ええっ!?」」
ノイン  「これは……これはヘビ花火だあああっ!! 黒ヘビの煙が後続マシンを覆う!
      驚異のいたずらにスカサハ、トリスタン両選手が煙に巻かれる!!」
セーラ  「セコイんだけど効果は抜群ね…」
スカサハ 「げほっ! げほっ!」
トリスタン「ごほっ! 煙が目に…」
ノイン  「黒いヘビがニョロリとのたうち、人間ロケット砲弾と人間ナックルボールを飲み込んだあああっ!
      飲ま飲ま飲まタコ!! わたくしの発言は全てインスパイアであります」
エルフ  「実在の団体名、個人名、商品名などとは関係ありません」
スカサハ 「げほっ! いかん、これはキツイ!」
レイリア 「スカちゃん、あたしは半被で何とかガードできるから代わったげる!」
ラドネイ 「トリス、大丈夫かっ!?」
トリスタン「煙で目がやられて、もう君しか見えないんだ……」
ラドネイ 「そっと肩を抱くな! 何でそんな告白チックな言い方なんだよっ!?
      ……とは言ったものの、本当に目がやられてるっぽいな」
セーラ  「どれだけ悪ふざけに命がけなのかしら……」
ドロシー 「まさか、この期に及んでやらかすとは思わなかったですよ……」
トリスタン「スカサハもレイリアもコープルも全部がラドネイに見えるんだ……」
ラドネイ 「それは何か精神を病んでいるんだよっ! アホかっ!
      もういい、私が出るから大人しく後ろで休んでろっ!!」
ノイン  「ここで2位3位両チーム、たまらずドライバーチェンジ!
      聖戦のスーパーエースとスーパーお荷物をまとめてノックアウトだぁっ!!」
レイリア 「お荷物はちょっと酷いんじゃない?」
ラドネイ 「使えない……事はないと思うが……」
トリスタン「俺がお荷物になった時、それはお前達がバサロを始める時だ!」
スカサハ 「誰もが一度は通る道だなっ」
ラドネイ 「もう何がなんだかっ!!」
搭乗者交代 スカサハ→レイリア、トリスタン→ラドネイ
202ママチャリの系譜 第2章:2011/11/27(日) 15:58:25.41 ID:DqHtj49G
113

 ハン_______ギュイーーーン!!
   レイ ラド      \
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\        \
           \.     ↓
            \ クロ

ハンニバル「ぬぅん!!」
ノイン  「うおおっ!? 黒煙の中からパンツマスクの将軍・ハンニバル選手が飛び出してきた!
      あの黒煙地獄の中で何が起こっているのでしょうか、解説のエルフさん?」
エルフ  「秘密はあの覆面マントにあるのでしょう。覆面のお陰で、黒煙にもやられなかったのです」
ノイン  「流石は勇者も愛用したパンツマスク、永遠の美学は伊達ではないっ!!
      ここで射程圏内にギルガメスを完全に捉えたトラキアエクスプレス、ハンニバル選手!
      臨戦態勢に移るぞ、コープル選手! 実の姉と育ての親にも容赦はしないから恐ろしい!!」
セーラ  「ダメ、どう見てもカン○タを思い浮かべちゃう」
ドロシー 「色は違うんですけどねえ…」
ノイン  「ゴリアスを撃ち落とし、大万福丸を転覆させたブラギマジック、
      勇者超特急トラキアエクスプレスを魔法にかけるかっ!? マジカルコープルよ、永遠に!」
エルフ  「最終回なんですか?」
リーン  「近づくのは危険だわ、距離を取って大外から抜きましょう!」
ハンニバル「いかに強力な魔法とて、届かなければ意味が無い!」
ノイン  「道幅の広いグラウンドコースならではの戦術!
      ブラギマジックの射程外から一気に抜き去る作戦だ、神の魔法も遠距離戦には分が悪かったかっ!?」
クロード 「なるほど、そう来ましたか…ですが、それは既に想定済みですっ、コープル!!」
コープル 「父さん、姉さん、ごめんなさいっ! 必殺、スライムランチャー!!(ドォンッ!!)」
ハンニバル「(ベチャ!!)何ぃっ!?」
リーン  「嘘ぉっ!?」
ノイン  「あああっ、緑色のでろーんとしたスライムが顔面にくっついた!
      良い子も悪い子も決して真似をしないで下さい!
      大外から魔法を避けて通ろうとしたトラキアエクスプレスに手痛い一撃を食らわせたぁ!!」
エルフ  「外伝の黒魔法ではなく、おもちゃのスライムですわね」
ノイン  「ブラギマジック、ここでも炸裂! 距離を問わない召喚魔法コーリング・スライムで、
      勇者の父親レベル30を撃破! 勇者のレベルが上がらない! 僧侶はレベルが上がった!」
チャーチャラララー!! ピンッ ピンッ ピンッ ピンッ ピンッ ピンッ
コープル 「なかなかいい成長ですね」
ノイン  「やわらか勇者の心は一つ! ガンガン行きたい、ガンガン行きたい!!」
エルフ  「死にますよ?」
ノイン  「死して屍拾う神あり! 神神神神、我らの神はロプトウス!
      ロプトウス様への信仰が厚いのは、竜王家使用人、背番号10番、ダークビショップ・ツェーン!
      闇魔道士なのに元気いっぱい、基本的にはとっても明るい男でありますが、
      どこぞの八神将のように多重人格の疑いあり! ツェーン、何か言って!」
ツェーン 「生きてるって素晴らしいィィィィっ!!!!」
ノイン  「ありがとうございます! ブラギマジックにやられたハンニバル選手、
      スライムを引き剥がすのに時間がかかると見られたか、ここでリーン選手と交代です!」
リーン  「お父さん、交代するから後ろでゆっくり剥がして!」
ハンニバル「すまぬ、リーンよ」
搭乗者交代 ハンニバル→リーン

ノイン  「栄耀栄華を欲しいままにするエッダ王朝! 王政復古の大号令、尊王か攘夷か、勤皇か佐幕か!?
      幕末純情伝がやらかした感と共に大爆走だッ!!」
セーラ  「やらかしたとか言うなよ……」
ドロシー 「…と言うか、これだけ雁首揃えて未だに勝てないんですか……?」
ノイン  「第2レースを制し続けている黄金の神の使徒、ブラギ神より賜りし魔法で首位の玉座を守る!
      この難攻不落のエッダ城を陥落せしめねば勝利はあり得ません!!」
クロード 「籠城戦(城の守備)は地形効果30%+ターン毎にHP回復ですからね」
コープル 「そう簡単には落ちませんよ!」

続く
203助けて!名無しさん!:2011/11/27(日) 21:42:35.26 ID:S+gExSEn
>>193
なんかもう、突然野生に帰りそうなレベルだな。
204助けて!名無しさん!:2011/11/27(日) 22:22:47.42 ID:yi8uCfD4
>>188
なんか似合いそうだしやってそうだな、乙

>>203
お前の頭にキラーボウの矢が
ミュルグレも飛んできそうだな、そのうち
205助けて!名無しさん!:2011/11/28(月) 02:35:43.84 ID:rltoVd5R
>>197
個人的に好きなスカサハが頑張っててうれしい
そうだよ、影に隠れがちだけど彼も充分エース級なんだよ
206助けて!名無しさん!:2011/11/28(月) 10:25:00.24 ID:6lQ+4DUN
>>188
でも
ヨシュア「俺が勝ったら今夜一晩相手をして貰うぜ」
こういう揺さぶりには弱そうだ。
207助けて!名無しさん!:2011/11/28(月) 11:04:42.06 ID:UahfBX+9
>>206
マルスが回した怖いお兄さんたちとエフラムお兄さんが一晩と言わず相手になってくれるよ
夜が明けたら海水浴だ
208助けて!名無しさん!:2011/11/28(月) 12:10:35.67 ID:gw/bX93n
石を担がされて200mの素潜りチャレンジか、胸寒
209助けて!名無しさん!:2011/11/28(月) 14:15:52.35 ID:MD0HprSx
>>207
出番が殆どないラスと、後ブロリーn…じゃなかったフロリーナが仲間になりたそうにそっち見てるぞ
210助けて!名無しさん!:2011/11/28(月) 14:26:17.24 ID:qlA5E/F0
ラスか…記憶にある限りではかの証明の人のネタに少し出てたな
あとは戦国のリンの話でちょびっと出たくらいか…
他に出てたっけ?

証明の人の話はまた読んでみたい
個人的に兄弟スレの初期を盛り上げたのが御飯の人
中期は証明の人、近年なら幼旗の人が素晴らしい作品を出して他職人にも良い影響を与えたと思う
特にAKJの設定とか
211助けて!名無しさん!:2011/11/28(月) 15:24:06.16 ID:6lQ+4DUN
>>209
ヨシュア「ちょっと待てや。家族と親友はともかく恋人でもない男にやられる理由は無いぞ!」
ラス「黙れ。リンは俺の大事な………友人だ」
マルス「そうですよねそうですよね 友 人 ですよね。至らない姉ですが今後とも 友 人 としてよろしくお願いします」
エフラム(今までに無い殺気)
212助けて!名無しさん!:2011/11/29(火) 00:10:28.87 ID:N3FB/qao
マルスのKINSHINは健全だがガチすぎるw
兄弟の中では唯一健全で順調なお付き合いしてるのにな
213助けて!名無しさん!:2011/11/29(火) 00:37:36.99 ID:tHaB30FI
シグルドは順調とは言えないが健全
むしろ恋愛ネタって男性サイドが障害を乗り越えライバルと渡り合って頑張ってる方が燃える
順調よりも逆境の方が応援のし甲斐があるというか

好意のベクトルが 男 ← 女 より 男 → 女 の方が見てて応援したくなる
214助けて!名無しさん!:2011/11/29(火) 08:57:48.36 ID:3LrbJXBX
>>209
ブロリーナ…ラナオウに続く愛戦士か
215助けて!名無しさん!:2011/11/29(火) 20:55:49.68 ID:hsV4yT6+
そもそも兄弟姉妹愛とKINSINの垣根が明解になっていない件について

プリシラ「垣根なんてありません」という人と
エフラム「何を言う。垣根はあって当然だろう」(←天然の垣根クラッシャー)という人と
シグルド「君は私に殺されたいのか?」という人とがいますが、あなたはどう思いますか?
216助けて!名無しさん!:2011/11/29(火) 21:09:05.08 ID:d6FMXPvO
恋愛感情の有無とか、下世話な話肉体関係を持つ気が有るかどうかとかかな。
境界線は。
217助けて!名無しさん!:2011/11/30(水) 01:48:45.45 ID:1iaxXzMt
>>216
エフラム「当然、家族として、兄としての愛情だぞ。…どうしたエイリーク、顔が赤いぞ」
アルム「同じ血を分けたきょうだいとして深く愛してるさ、もちろんセリカもそうでしょ?…セリカ?」
マルス「ちょっとリン姉さんタップしてますってギブギブギブ」
218助けて!名無しさん!:2011/11/30(水) 03:24:26.93 ID:6M59dYnp
…アイクとエリンシアも蒼炎の時はフラグあったんだけどなあ
219助けて!名無しさん!:2011/11/30(水) 03:27:11.01 ID:Kg4myNxP
なにいってるんだこのスレでもあるじゃないか
しょっちゅうエリンシアはアイクのKINNIKUにハァハァしてるじゃないか
220助けて!名無しさん!:2011/11/30(水) 10:59:07.34 ID:8MZiVItm
KINSHINと縁のない兄弟はロイとヘクトル位しか居ないなw
221助けて!名無しさん!:2011/11/30(水) 11:30:43.04 ID:9wc72VqF
ヘクトルは原作でリンとフラグがあることを忘れ申したか
さらにリリーナともZIENIKUフラグがあるがここは原作で親子でござるのでこれもKINSHIN

KINSHINと縁がないのはセリスとかシグルドとか
222助けて!名無しさん!:2011/11/30(水) 11:44:49.95 ID:9wc72VqF
ついでにKINSHIN一覧表を作った

ミカヤ たまにアイクとフラグっぽいネタがくる
シグルド 無し、むしろ大嫌い
エリンシア 原作でアイクとフラグあり&KINNIKUハァハァ
アイク ミカヤ&エリンシアとフラグあり、さらに原作妹のミストともフラグあり
エリウッド 原作でリンとフラグあり、ただこのスレではあまり見かけない
ヘクトル 原作でリンとフラグあり、さらに原作娘のリリーナとZEINNIKUフラグあり
エフラム エイリーク
エイリーク エフラム
リン マルス、エリウッド、ヘクトル
マルス リン
アルム セリカ
セリカ アルム
セリス 無し
リーフ 原作姉のアルテナにハァハァ
ロイ 無し
223助けて!名無しさん!:2011/11/30(水) 12:26:23.26 ID:WWU+KEfD
ユリアがそっち向かっていったぞ
224FEお悩み相談室:2011/11/30(水) 13:50:28.54 ID:UjZUbAv+
考えたら結構KINSHIN多いよね。
今回は彼らで

竜王家のY君の悩み…最近までSを遠ざけていましたがこないだ避けないで欲しいと泣かれてしまいました。僕はどうすればいいんだ…
@もう全てを捨て去って新世界へLet's Go!!
A現状を保ち続ける
BしばらくSと絶交
これらが僕の考えです

兄弟家のM君の悩み…彼女のSにたかる害虫を何とかしたいんだけどどうすればいいかな?

緑風さんの悩み…彼女のMをデートに誘おうと思ってるけどどこがいいだろうか?

フェレ社のAさんの悩み…早い話だがクリスマスにTをどこかに連れて行きたい。紋章町に良いスポットは無いだろうか

ノディオン家のEさんの悩み…妹のKINSHIN思考に釘を打ちたいがなかなか受け入れてくれない。こちらにKINSHINの気は無いのだが…

流星軒のRさんの悩み…みんながS様をロリコン呼ばわりします。あんなに格好良い人にそんな趣味は無いはずです。何故でしょうか

フレリアコーポレーションのHさんの悩み…変態を地で行ってる息子に最近腐女子になった娘…。経営権は他人に譲った方が良いのだろうか?

兄弟家のMさんの悩み…弟のHと妹のRに変態がつきまとってるのだけど避けるにはどうすれば良いかしら。特にHは極度のホモ嫌いです

兄弟家のL君の悩み…ベルン署に捕まるのに飽きました。何でそんなに目の敵にされるのでしょうか…
225助けて!名無しさん!:2011/11/30(水) 14:26:32.93 ID:9wc72VqF
>>224
Y君へ
兄弟家S…そういう時は神に聞くといいわ。ここに六面がある鉛筆があるわね。
       それに二箇所ずつ1、2、3の数字をつけたわ。これを転がして出た数字があなたの運命。
       私がテストでよくやる方法よ。てい。
       (鉛筆を転がす、この書き込み時間の一番下の桁でユリウスの運命決定)
       (0〜2なら@3〜6ならA7〜9ならB)

M君へ
教師W…お主まだ男としての自信が足りんな。彼女の周りの男が気にかかるのは彼女がそやつらに振り向くのではないかと気を揉んでおるからじゃ。
      お主の年では無理も無いが男としての自信が無い証拠じゃ。
      己の男を磨いて磨いて男としての魅力を高めれば彼女は他の者など目に入らなくなるじゃろう。
      お主もそうすれば他の男など気にならなくなるぞ。彼女が取られるはずがあるまいと自信をもってかまえておられる。
      よいか。他人の妨害や排除なんぞしてもせせこましい男として男の価値を下げるだけじゃ。
      選ぶのは彼女じゃからな。彼女が他の男になびくはずなどないと自信を持って言えるまで男としての己の価値を高めるがよい。

緑風さんへ
詩人H…オーケーオーケー。そういう話題なら俺に任せときな。こうみえても俺は紋章町の女の子のことにゃ詳しいんだぜ?
     占い師で渋好みの彼女のお気に入りの場所は寺や神社や温泉だ。ほかにも歌舞伎や落語を見るのも好きみたいだぜ?
 
Aさんへ
詩人H…これも俺向けの相談だな。ばっちし答えちゃうぜ。悩める野郎どものために骨を折ってやる俺っていい奴だよなぁ。ノディオンのNもその辺の魅力に気づいてほしいぜ。
     とと、これは個人的な話題だった。相談相談と…真面目一徹石頭な彼女のこった。チャラい空気は嫌いだろうよ。俺みたいな奴とかな。
     お前さんとの仲が深まってないなら焦らない方がいいぜ?逆に充分進展してんならクリスマスデートもありだ。
     ちっと奮発してリキアグランドホテルなんてどうよ?夜景みながら飯食って一気に進めちまえ。だけど部屋を取るのは慎重にな?お互い大人っつってもがっつきすぎると痛い目見るぜ?

Eさんへ
三騎士E…隣接です。ひたすら隣接です。B殿でもF殿でも盗賊Dでもいいから只管隣接させるのです。

Rさんへ
FETV社長S…お陰で私までロリコンと勘違いされたぞ!?

Hさんへ
詐欺師K…会社の将来を憂えるあなた。心配要りません。優秀なコンサルタントをご紹介します。
       まずはタリス銀行○×△までご送金を。怪しくないです。信頼の置ける経営相談者です。

Mさんへ
グラドの学者N…変態に対抗できるのは変態。HとRがその変態共がドン引きするくらいの大変態になればいい。
          そうすれば恐れをなしてよってこなくなるでしょう。

L君へ
ベルン署G…逮捕だけが我々の仕事ではない。犯罪者の更生と社会復帰を考えねばな。
        まず貴様は逮捕されるのが嫌なら変態をやめろ。街中で全裸になるな。女性にセクハラするな。
        自分自身の変態を見つめなおして反省しろ。目の敵にされているのではない。お前が悪いのだ。猛省せよ。
226助けて!名無しさん!:2011/11/30(水) 14:27:39.40 ID:9wc72VqF
兄弟家S

一番下の桁は3ね…というわけでAで決定したわ。
…一番当たり障りの無い結果…どうせならもっと波乱を含んだ結果になればよかったのに。
227回答者の皆さんへ:2011/11/30(水) 17:48:01.89 ID:UjZUbAv+
Sさんへ…現状維持がベストか。それで行こう

W先生へ…参考にはしてみますよ。…自信はあるつもりですがね

Hさんへ…温泉旅行のペアチケットも取れたからこれで決めるんよ!

Hさんへ…焦らずにやろうと思ってる。K殿にも負けられんからな

Eさんへ…試してみたが効果がない。というより隣接させても俺のところに来るのだ…。妻もいるのに。

Sさんへ…アンタは元々ロクデナシでしょうが!

Kさんへ…ベルン署に連絡する。逃げられると思うな

Nさんへ…レクスオーラはどこにやったかしら

Gさんへ…僕に生きがいを捨てろだなんて酷すぎるよ!そんなのだったらN達も更生してよ!
228助けて!名無しさん!:2011/11/30(水) 18:14:25.35 ID:5k1KGFxm
その内紋章町のラジオでワレス先生の人生相談とかやりそうだな。
229助けて!名無しさん!:2011/11/30(水) 20:42:50.26 ID:CV451yhX
>>227
駄目だこの葉っぱ…早く、何とかしないと…(AA略
230助けて!名無しさん!:2011/12/01(木) 10:15:29.28 ID:NYtXKHM9
所帯を持って落ち着くって想像ができんよなw
231助けて!名無しさん!:2011/12/02(金) 03:36:20.59 ID:rPdvNuOl
>>230
どうだろう、ナンナやミランダ辺りがあと数年もして本気をだしたら外堀も内堀も完全に埋められて墜ちるんじゃね?

サラはエフラムに対してみたいに冗談混じりならともかく本気で結婚迫るとか出来なさそうだ
232助けて!名無しさん!:2011/12/02(金) 05:15:26.92 ID:x365DSpH
この小説を読む前に>>19の注意書きを参照ください。
>>161-163の続きにあたります。
233侍エムブレム戦国伝 死闘編 リーフの章 汚辱:2011/12/02(金) 05:15:55.45 ID:x365DSpH
あらゆる悪徳を犯して生きてきた。罪業も良識も恐れるに足りなかった。
そんなものは腹が満たされている余裕のある人間の理屈に過ぎない。
路肩に惨めな屍を曝したくないと思えば人間は大抵の事はできるのだ。
幼い日。虚無に憑かれていた幼き日は己の命は塵芥ほどの価値も無いと思っていた。
それは今も変わらないがあの頃と違って死んでもかまわないとは思わない。
誰を蹴落として踏みつけてでも生き延びて生き延びて…その先に何があるのかはわからないが…
何者でも無かったあの頃から一つだけ持てるもの…名前を得たあの日から飢えて乾くような渇望の中で掴める物を掴んできた。
初めて人を殺めたのは十二の頃だ。
何かを失う事が怖くなった自分はスリに気付かれた時その相手を刺して逃げた。
牢の中で斬罪に処されるのが怖かったのだろう。
もう顔も覚えていないがまだ若い娘だったと思う。
それ以来己には躊躇いというものがまったく無くなった。
都の裏路地にて頭角を現すようになったのはそれからだ。
盗み、得るほどにその手腕と得た財貨を頼って同じような境遇の者たちが集まってきた。
手に入れれば手に入れるほど満たされない胸の奥の何かが満たされる気がした。
あらゆる物を盗んできた。阻もうとする者は闇に消した。幾人もの善男善女を殺した。
役人に通報した者は必ず見せしめに殺した。牢破りを阻もうとした役人の家の井戸には毒を投げ込んだ。
ついて来れなくなった手下や寝首をかこうとした裏切り者は陥れて八つ裂きにした。
次第に誰もが恐れをなして刃向う事も無くなっていった。

まともな人間なら罪を犯せば心に罪悪感を覚える物だと言う。
だが自分は何も感じなかった。胸の内に抱く道徳などというものは誰からも教わらなかった。
坊主なら仏罰が下るとでもいうだろうか。だが欠片ほども信仰を持たない者には恐れるものは何も無いのだ。

今宵もまた闇夜に蠢く者共が悪を成す。
夜の帳の下りたワーレンの街の蔵街……軽々と錠を外した一枚葉の悪党たちは蔵に収められた商人たちの労働の成果と生活の糧を躊躇いも無く運び出していく。
その有様を頭目のリーフは唇を吊り上げて見つめていた。

そうだ…すべて奪い去るといい……世の中が屑と蔑んだ自分たちが富裕な豪商どもに一泡吹かせると思うと暗い喜びが体中を駆け巡る。
だがリーフはもちろん強気を挫いて弱きを助ける人間では全く無い。
奪った財貨は全て自分たちの仲間内だけで分ける。盗みでもなんでもして己の手を動かさない弱者は飢えて死ねばいい。
道徳だの法だのというものは世の中の仕組みを作る側の強者の理屈でしかないとリーフは確信していた。
それに素直に従っていては自分たちはいつまでも貧民なのだ。

「身の程知らずの痩せ犬ども…屑め……後悔するぞ……」
床に這いつくばった男が掠れた声を出す。この蔵の警護をしていた者だ。この蔵の持ち主はワーレンの長老連に名を連ねる豪商であったか。
リーフはゆっくりと彼の方を振り向いた。
リーフの覆面で隠した顔…目元から覗く瞳に浮かぶのは嘲弄。

「そうかも知れないね。だが飼い犬の君には関わりの無い話さ。これから三途の川を渡る君にはね……」
234侍エムブレム戦国伝 死闘編 リーフの章 汚辱:2011/12/02(金) 05:16:21.77 ID:x365DSpH
サカとの戦による戦争特需も落ち着きを見せたとある一日。
武器商アリティア屋の店主マルスは番台に座って店の帳簿を付けながら重々しい息をついた。
「どうされました旦那様?」
それが耳に入ったのだろう。
アリティア屋の手代の一人カインが声をかけてくる。
「いや、なんでもないよ。それより仕入れの方はどうだい?」
「はい。アベルが刀匠の間を回ってます。銀の刀と槍の仕入れの目処が付きまして来週には店に出せるかと」
アリティア屋の経営はマルスの経営手腕と人材登用のため概ね軌道に乗り始めていた。
燻っていた零細商人や後を次ぐ立場に無い商屋の次男三男などから見込みのある者を集めて雇い入れたのだ。
商売が大きくなれば昔のように一人でなんでもやるというわけにはいかない。
「結構。昼過ぎ頃にはベルンのゼフィール様の遣いの方が港に来る予定だ。ご注文の品は揃っているね?」
「はい、ドーガとゴードンが港に運び込んで積み込みの手筈を整えています」
「よし…じゃあお出迎えの容易をしなくてはね」
マルスは立ち上がると着物を調えるため別室へと移動した。
大名の遣いを出迎えるのに落ち度があってはならない。

そう…順調なのだ…ただ一点を別にして…

聞くところによると自分の店から刀を買った男女がとある宿場で辻斬り凶行に及んでとある武芸者に討ち取られたらしい。
それは別によい。買った刀をどう使うかはその者次第だ…だが…
彼らが買った刀は祟りなす妖刀との噂がどこからか流れていた。
マルスはその噂を当然否定した。そのような物を売ったとあっては店の信用に関わる。
だが…今にして思えばあの刀は仕入れた覚えが無い。
となると考えられるのは一つだ。あの頃契約を結んで密輸をさせていたリーフらが運んだ品の中に紛れ込ませたのだろう…
「野良犬め……脅しのつもりか…」
マルスはこの街で活動を活発化させている盗賊集団一枚葉の内実を知る数少ない人間だ…
万が一取り締まりの役人に協力するならあらゆる手を尽くしてマルスの商売を妨害するという警告だろう…
いや、あの鬼畜どもの事だ。妨害には留まるまい…火付け強盗誘拐あらゆる悪を成してきたリーフの事だ。
マルスが何をもっとも恐れるかよく理解している…そう、マルスが何よりも恐れるのはシーダの身の安全である。
嫌な言い方ではあるが言い換えればマルスの一番の弱点とも言える。もしマルスがリーフの敵に回るならリーフは躊躇い無くシーダを狙うだろう。

さらには…ワーレンで幾多の悪行を働き市井の人々を悩ませている彼らと過去に繋がりと持った事がどこかから漏れるかもわからない。
そうなればマルスは破滅だ。商売の免許は取り消され店は潰れシーダとともに路頭に迷うだろう。いや、投獄される事に繋がる。
マルスが零細の商人から店を構えるまで躍進した時には大きな力となった彼らではあるが、いまやマルスにとっては厄介者でしかなかった。

どうにかして穏健にワーレンから出ていってもらえないものだろうか……


それから一週間後……一片の書がマルスの手に入る事になるのである。
235侍エムブレム戦国伝 死闘編 リーフの章 汚辱:2011/12/02(金) 05:17:13.14 ID:x365DSpH
その日、マルスは妻シーダの父…つまり義父であるタリス屋店主モスティンと会っていた。
海上交易関係の事で何点か打ち合わせがあったためであるが仕事の話の後、茶でも飲みながらささやかな世間話をしている折にモスティンが思い出したように呟いたのだ。
「おおそうだ。実はの。この頃妙な物を手に入れてな」
「なんでしょうか義父上?」

モスティンが部屋の片隅の木箱から取り出してみせたのは一枚の地図であった。
なにやら通路や部屋のような図面が記されている。建物の見取り図かなにかであろうか。
「とある知り合いの古物商が店をたたんだ折に譲ってくれたものでな。なんでも銭に困った役人から流れてきたものらしいが…」

モスティンが言うにはこれは都の近郊にある朝廷の直轄地…天領内にある皇室の陵墓の見取り図だという。
天領は一般人の立ち入りが固く禁じられており本来外部に出回るものではないのだが…
「朝廷の権威が凋落し体制もタガが緩んでおるでな。時にはこういう事もある」
モスティンの言葉を聴きながらマルスは地図を読み取る。
書き込まれた文字は古いものではあるがどうにか読み取る事ができた。
「それにしてもこれは…初代帝のオルティナ帝の墓の内部の見取り図ではありませんか…副葬品の目録まで……」
「皇室の陵墓は朝廷の御陵衛士が守っておるでな。文書が流出してもさして重視しておらんのじゃろう。
 とはいうものの余り大っぴらに持っていていいものでもないし始末に困っておったのだ。いっそ燃やしてしまおうかと思うのじゃが…」
目録を黙々と眺めていたマルスは文書をゆっくりと閉じるとモスティンを見据えた。
すでに彼の中で考えは固まっていた。
「義父上、これを私に譲っていただけませんか? 始末は私の方で付けておきます…」

リーフという男がマルスの弱点を知っているようにマルスもまたリーフという人間をよく観察している。
これを持ってリーフを動かせる事をマルスは知っていたのだ…


密談は夜半に行われた。
場所は裏路地の片隅のあばら家である。そこがリーフの根城の一つである事をマルスは知っていた。
もっとも他の根城は知らない。それを知ればおそらくリーフは自分を生かしておかないだろう。
「頭目…」
リーフは畳の片隅に座して短刀を磨いていた。
恐らく何かろくでもない事に使ったのだろう。傍らには一枚葉の盗賊が二人控えている。
「何かな……契約を終えた盗賊にわざわざ会いに来るとは珍しいじゃないか?」
「一つの仕事で得た縁…人脈という物を商人は大切にするのですよ。それが巡りめぐって大きな富をもたらす力になるのですから」
悪党は底冷えのするような荒んだ瞳でマルスを見据える。
この屑共との縁もこれまでだ…危ない橋はこれで渡り終えるのだ…これからはシーダのためにも安全堅実な路線を生きなくてはならない。
言葉とは裏腹にマルスはなんとしてでもリーフたちとの縁を終わらせたかった。
「私たちに新たな富をもたらすのは一片の文書です。これをご覧下さい頭目」
マルスは文書を広げて見せる。
頭目は軽く視線をくれると傍らの部下を呼んだ。
「レナック」
「へい…」
この男は元は富裕な商屋の出であったが身持ちを崩して盗賊に落ちぶれていた。
貧民出だらけの一枚葉においては異色の男だがそれだけに貴重な技能を持っている。
読み書きができるのだ。
ただでさえこの時代は識字率が低く読み書きができるのは指導層や知識人…商人等に限られてくる。
当然貧民出ばかりでまともな生活を送れていない一枚葉の盗賊たちのほとんどは読み書きができなかった。
それはリーフも例外ではない。ゆえにリーフは文字を読む必要がある時はこの男に読ませていた。
236侍エムブレム戦国伝 死闘編 リーフの章 汚辱:2011/12/02(金) 05:17:31.38 ID:x365DSpH
やがてレナックの口から文書の内容が語られる。
そこがオルティナの墓の内部構造をしめした図である事。
そして膨大な副葬品の目録…かつて朝廷が隆盛を誇った時代に作られたその墓には金銀財宝が山と埋められているという…
そしてなによりも…神話に謡われるオルティナの愛刀…ラグネルがオルティナの棺に納められているというのだ。
リーフの唇が釣り上がるのをマルスは見逃さなかった。

「神話に謡われる栄光の刃…この国を築いた建国帝の刃…その価値は計り知れぬ物があります…」
「わかりきった事ではあるね。だがね。高価過ぎる物は買い手が付かない。盗品の流し先でも尻込みするだろうよ。
 なにせ帝の墓を暴くんだ。恐れて手を引く気持ちもわかるさ」
そう…リーフという男は度を過ぎた危険には手を出さない。
そうした危機回避能力があるから生きてこれたともいえる。
だがマルスにはわかっていた。この男の胸の奥にある暗い欲望…世を呪う気持ちを。
冷静さを曇らせるにあとほんの一滴を垂らしてやればよい。
「ええ、わかります。わかります。とても危険な行いであることは…けれど…痛快ではありませんか?
 偉大なる建国帝の墓を一介の名も無い盗賊が汚すのです。現人神と称するこの国の頂点に貴方が泥を塗るのです。
 …いえ…むしろ神話に称されるようにその偉大な霊刀を握る事は時代の覇権すら握る事になるかもしれない…
 そうなれば誰もが貴方の名を称え貴方の名を歴史に記すでしょう。貴方の名を知らぬ者はこの国にはいなくなる…」
「名を…ね……かつてなんの名も持たなかった僕の名をね……」
胸の奥にざわめくものがある…そうだ…どうせ何も持たずに生まれて生きてきた僕だ…
なら恐れる事もないんじゃないか?
失敗して盗賊の墓が一つ増えるか…それとも帝なんて称して偉そうにふんぞり返っている連中の鼻をあかしてやるか…
リーフの胸の奥にあるものは生まれつき富を持たない者が富める者に対して抱くどうしようもない憎しみであった。
「わかった。やろう…だがね。その前に必要な事が一つある」
リーフの瞳がマルスを見据える。それに対してマルスは悠々とした微笑を浮かべていた。
「分け前の話題は後ほど…ふふ、頭目。私もなんの準備もしなかったわけじゃない。私が帰らなければ店の者に役人にたれこむよう伝えてあります。
 共倒れをお望みですか?」
舌打ちの音が響く。
リーフはもはや用の無いマルスを消して情報の漏洩を防ぎたかったのだがさすがにマルスは何の保険も無しで動く男ではなかった。
「…食えないやつめ…いいよ。だが裏切る時は死ぬ時だ。ワーレンには監視の者を残すからそのつもりでね」
「肝に銘じておきましょう…」

マルスはほくそえんだ。
これで奴らはワーレンを出て天領に向かう。
後は二度と帰って来なければいい…ようやく疫病神を追い出す事ができる。
237侍エムブレム戦国伝 死闘編 リーフの章 汚辱:2011/12/02(金) 05:18:13.91 ID:x365DSpH
炎正十三年の夏は都から程近い天領にとって激震の時節だったといってもよい。
さる筋からかつて都を荒らした一枚葉どもが今度は皇室の墓暴きを狙っているとの情報が入ったのだ。
朝廷の墳墓群に程近い山裾に作られた御陵衛士の屯所では激昂した御陵衛士の長…
アルスター家当主にして中納言たる公家ミランダが荒々しく机を蹴り飛ばした。
「薄汚い盗賊ども!都を荒らしただけでは飽き足らず今度は恐れ多くも帝のご陵墓を汚そうというの!
 我がアルスター家が代々御陵衛士を仰せ付かってる事を知っての悪行か!
 わらわを侮るにも程があるわ!」
「姫様…はしたのうございまするぞ」
家臣のコノモールが嗜めるもののミランダの怒りは収まらない。
直情苛烈で知られるこの姫は先年病没した父の後を継いで若干十五歳で御陵衛士の長となったばかりだ。
気位が高くいささか下々を見下す悪癖があるがそれも度を過ぎたものではなくどうにかこの職を勤め上げていた。
「コノモール!夜間の見回りを倍になさい。当面は厳戒態勢とし休暇の者は至急呼び戻すように!」
「は…心得ましてござる」
ミランダの指揮下にいる御陵衛士は決して多くは無い。
最盛期の朝廷と違い財政難のためあまり人を雇い入れる事ができないためであるがそれでも三百人ほどの手勢が陵墓群を固く守るべく配置についていた。
特に歴代帝の中でももっとも重要な位置づけとなる初代帝オルティナの墓の守備隊はミランダが直率した。
アスタルテ神の子とされ建国の偉業を為した尊い帝の墓に盗賊などを入れるわけにはいかない。
墓のたった一つの入り口には固く錠がされ三十人近い兵が配置されている。
本心を言えばもっと大勢を配置したかったのであるがあまり守りを固めると彼らはその分手薄になった他の帝の墓に目標を変更する事も考えられる。
結果としてそれは杞憂ではあったが。

それから数日…何事も起こるでもなく日は過ぎていった…
人間どれほど張り詰めていても限度がある。いつ来るかわからぬ盗賊たちを待つ内に兵たちの間にも次第に弛緩した空気が出始めたある夜の事……
その日もミランダは部下を率いて墓の入り口を守り固めていた。
内部に兵を配置しては…という意見もあったがそれはオルティナ帝の霊に対し恐れ多いという事であくまでも防御は入り口と定まっている。
ミランダは陰陽服に太刀を差した出で立ちで門の前をいらいらと歩き回っていた。
部下たちは声も出せない。余計な事を言って怒鳴られるのは自分たちだ。
やがて交代の兵たちがやってくる。
「交代の時間です……」
「少し早くはない?」
予定より若干早い気がする…それに…聞き覚えの無い声だ……
ミランダは何か違和感のような物を感じ取った。
「では引継ぎにあたり…定めておいた合言葉を…」
陣中では敵味方の識別のため念のために合言葉を定めてあるのだ。
…だが……その時である。
交代と称して来た兵の一人が素早い足運びでミランダの襟首を掴むとその首筋に短刀を突きつけたのは…
「き…貴様っ!?」
「騒ぐな…他の連中もだ…このお姫様の命が惜しいのならばね」
その少年が手を上げると彼と共に来た二十名ほどの男たちが次々と刃を引き抜く。
そう…彼らは御陵衛士に成り済ました盗賊たちであった。
御陵衛士たちが墓の守りばかりに目を取られ休息場所である屯所の守りを疎かにした事はここ数日の偵察で充分に把握していた。
それがため本来交代に来るはずだった兵たちはことごとく討ち取られ成り済ましを許したのだ。
「調べはついてる。オルティナの墓に君たちの長がいた事も僕たちは把握していた…さ、武器を捨ててもらおうか…
 他の墓の守備隊を呼ぼうなんて考えないほうがいいよ?」
盗賊が薄笑みを浮かべる。
薄汚い悪党の人質にされた事はミランダの誇りと自尊心を救い難いほどに傷つけていた。
「そなたたち何をしている!わらわに構わずこの小汚い屑共を皆殺しになさい!」
「ひ…姫様…しかし……」
兵たちの顔には逡巡が浮かぶ。それも当然だろう。
主を見殺しにして戦えと言われてもそうそう決心はできない。
その時であった。ミランダを捕らえた盗賊の顔色が一瞬変わったのは。
「その声…その顔……まさか…ね…名は?」
「下衆に名乗る名などないわ!」
「ふん…ならいいさ。さ、錠を開けてもらおうか……」
リーフにとっては幼少の頃に唯一の名を与えてくれた者でも、ミランダにとっては気紛れに戯れた路傍の小石である。
彼女はリーフの事など記憶の片隅にも留めていなかった…
238侍エムブレム戦国伝 死闘編 リーフの章 汚辱:2011/12/02(金) 05:19:39.61 ID:x365DSpH
結局ミランダの部下たちはどうする事もできずに墓所の錠前を開けてしまう。
リーフの部下たちは手早くミランダの部下たちを縛り上げ猿轡を噛ませると墓所へと踏み込んでいった…
ここにオルティナ帝の神聖なる墓所は盗賊の土足に穢されたのである。
石室に踏み込んだ彼らは膨大な埋葬品に興奮し歓喜し躊躇いもなくそれらを担ぎ上げる。
人質として縛り上げられともに石室内に引き込まれて転がされているミランダは悔しさと怒りに歯噛みした。
本来ならこのような輩共など得手とする術で焼き殺してやれるものを。
「野良犬共…貴様ら…後悔するわよ……」
その声に反応を返したのはリーフだ。頭目格であろうこの男は時折なんともいえないような目でこちらを見るがミランダにとっては不快なだけだ。
「どうせ生きていても楽しみもないんだ。なら君ら公家様の言う屑が一山狙ってみてもいいだろうさ…
 そら、棺を開けろ!神剣とのご対面だよ」
その言葉に反応した手下たちが重い石棺をこじ開けにかかる。
帝の尊厳も死者の眠りも恐れない彼らはおよそ躊躇う事が無い…

開け放たれた棺の中に眠っていたのは千年以上も前に葬られた遺骸…オルティナ帝の白骨化した骨と、
その傍らに置かれた千年を経ても朽ちる事の無い神々しさを感じさせる刀であった。
見事な白木の鞘に収められ柄にはアスタルテの祝詞が掘り込まれている。
「これが…ラグネルかぁ…へぇ……」
「やめ…やめろ…やめなさい!汚い手で触るな!」
今更ミランダの制止を聞くリーフではない。
リーフは棺に無造作に手をつっこむと刀を掴みあげた。
その際にオルティナの骨を一瞥する。
心からの憎しみを込めた目で。
「輝けるアスタルテの子。偉大なる現人神。朝廷の始祖…ご大層なものだけど死んだら僕ら屑と変わらないようだね。
 山野で野たれ死んだ盗賊の骨とこの骨…何が違うやら…ねぇ?」
頭目の言葉に盗賊たちが下卑た笑い声を上げる。
神聖とされる者を穢す事にリーフの中に巣くう暗い感情は歪んだ快感をもたらしていた。

ともあれ目当ての物は手に入れた。となるとこれ以上長居は無用だ。
他の墓の守備隊がいつ異変に気付くかわからないのだから。
「よし…引き上げだ…けれど…その前に神剣を拝んでみようか?」
そうだ…この鞘の中にはいかなる刀がその姿を封じているのだろうか?
高貴とされる物。神聖不可侵とされる物をことごとく穢し暴いた自分たちだ。
この国の刃の頂点…千年にわたって墓の中で眠っていた神聖な刃を白日の下に曝してやろう。
小汚い盗賊の手で……
ある種の欲望に突き動かされたリーフはそのラグネルの柄を握ると一息に鞘から引き抜いた。
239侍エムブレム戦国伝 死闘編 リーフの章 汚辱:2011/12/02(金) 05:19:57.22 ID:x365DSpH
鞘の中から現れた物は…光そのものであった。
「くあっ!?」
あまりに眩く…まぶしく…目を開けている事もかなわない…
リーフだけではなく部下たちもミランダも目を覆わざるをえなかった…
だがまじかでそれを直視したリーフは焼けるような痛みを苦しみを感じた。
「っあ…ぐっ…なんだ…!?」
混乱する思考の中でミランダの冷ややかな声が聞こえる…
「下衆め…神器は扱う者を選ぶのよ…ラグネルが貴様ごとき屑を主と認めるわけがないわ。
 悪しきそなたには皇祖神アスタルテが神罰をもたらしたのでしょうね。当然の報いだわ」
焼ける…両目が焼けるように痛む…
目を閉じてもラグネルから発する光は瞼を通してリーフの両目を焼きつくしその視力を奪い去った……
たまらずにラグネルを投げ出したリーフは光が収まったのちの闇の中でもがきまわり苦しんでいる。
見えない…何も見る事ができない……
苦しみうめき物に足を取られて転倒する。
戸惑い焦る部下たちの誰かがその時悲鳴をあげた。
「や…やべえ!?」
変事に焦って戸惑って彼らは長くここに留まりすぎたのだ。
逆にミランダは逆転の好機とばかりに声を張り上げる。
「コノモール!ここよ!こいつらを残らずひっ捕らえなさい!」

別の墓を守っていたコノモールとその兵たちが異変に気付き怒声を上げて乱入してきたのだ。
…ここに悪名をはせた一枚葉の命運は尽きたのである…

悪事の限りを尽くした盗賊たちの誰一人とて同情のしようもない惨めな末路であった……
 

次回

侍エムブレム戦国伝 死闘編

〜 ヘクトルの章 拳 〜 
240助けて!名無しさん!:2011/12/02(金) 16:03:36.35 ID:O0FnWtcj
>>233-239
更新乙です
リーフ……これがはみ出し者の末路ってやつか……
ミランダがリーフのことを覚えていたら少しは違った結末だったんだろうか
そして次回は一味違う悪党、ヘクトルか……期待してます!
GJ!
241助けて!名無しさん!:2011/12/02(金) 18:02:39.39 ID:SB1vNvFT
まさかの葉っぱ座頭市に戦慄した
いや、普通に面白すぎる
242助けて!名無しさん!:2011/12/02(金) 18:39:40.87 ID:Wo18xl8+
マルスが計画通りすぎるだろ…
何はともあれGJ
243助けて!名無しさん!:2011/12/02(金) 19:54:17.24 ID:CSNrp5nR
>>233-239
リーフェ…これが使えもしない専用武器に手を出した罪か…(違
今回もGJ!でした
244助けて!名無しさん!:2011/12/02(金) 23:00:45.65 ID:xs46pvn3
フォデス「我は魔王なり……
人よ、我の力を知るが良い!」
翌朝
アルヴィス「ん〜……む…いかんそろそろ起きんと遅刻……
しかし……後五分……グー」
アイラ「……あ〜…そろそろ…仕込みを…しかし……後五分……グー」
サナキ「……ふあ…不味い……もう行かんとタニスに怒られる…しかし……後五分……グー」
ノア「…何だ……トレックの癖が……移った…か?…しかし……後五分……グー」
アイク「ん……そろそろ………鍛錬に……いや……しかし……後五分……グー」

フォデス「冬の朝の布団の魔力に我の魔力を加えた。
人達よ我の力の前に安寧の闇に落ちるが良い」

その後、社員が寝坊して仕事が増え、激怒したセティやクレイン達不眠重役軍団によって魔王(笑)は討ち取られこの事件は収束を見た。
245助けて!名無しさん!:2011/12/03(土) 08:07:18.83 ID:0CVEiRtr
>>244
地味に嫌な呪いだな
普段からさぼり癖あるならともかく、真面目なヤツにやられると…
246助けて!名無しさん!:2011/12/03(土) 11:30:46.38 ID:sJssfUi+
>>244
フォデスTUEEEEEEEEE!!
247助けて!名無しさん!:2011/12/03(土) 14:31:57.14 ID:lXMLznmI
巨乳化の呪いをだしたら魔王様うけいれられるんじゃね。
248助けて!名無しさん!:2011/12/03(土) 14:46:55.87 ID:suztQtVR
エイリーク「素晴らしい!魔王様万歳!」
エフラム「待て!人間は自然のままの体が一番いいんだ!歪に弄くるなど間違ってる!」
サラ「まともな事を言ってるはずなのにつるぺたマンセーに聞こえるのは私の気のせいかしらね…」
249助けて!名無しさん!:2011/12/03(土) 16:52:14.45 ID:K9E47jE6
エフラム「別に俺は胸の大きさで女性を判断するつもりは無いぞ」
サラ「じゃあもし将来私の胸が育っちゃっても愛してくれる?」
エフラム「ああ、胸で判断したりはしな…というか愛とかそういう話はどこから来た?」
サラ「でも、妹といえばつるぺたというイメージがあるのは気のせいかしら。胸の大きい妹もいるでしょうに」
エフラム「いや…俺はよく知らないが」
サラ「ここは兄様の双子の妹と胸の大きい妹を呼んで比較検証して議論するべきかしら…」
エフラム「流石にそれはやめてやれよ…」
サラ「…私も途中から言っててかわいそうだと思った」
250助けて!名無しさん!:2011/12/03(土) 17:21:21.14 ID:91ID39Ys
きゅ○べぇ「エイリーク、僕と契約して巨乳になってよ!」
251助けて!名無しさん!:2011/12/03(土) 19:18:47.00 ID:jPGksrFN
妹属性持ってても胸大きいキャラはいるよね。ターナとかミストとか。

ターナ「胸大きくても振り向いてほしい人に振り向いてもらえないから関係無いんだけどねー」
ミスト 「ねー」
252助けて!名無しさん!:2011/12/03(土) 21:59:35.71 ID:mlaTBTrO
>>249
サラ「妹と幼女なら胸に関係なく愛せる兄様でも、やっぱりある程度は好みがあると思うの。
    これを確かめるには実際に触ってもらうしかない。ということで、
    まず私がつるぺた側として…仕方ないから触らせてあげる。その次に巨乳の…」
エイリーク「ち、ちょっと待って下さい、その…」
サラ「…あなたも一緒に兄様に触ってもらう?」
エイリーク「え!?わ、私は…」
エフラム「…二人とも、とりあえず落ち着け」

リン(何か呼ばれたから来たけど、これ部屋に戻った方がいいのかな…)
253助けて!名無しさん!:2011/12/03(土) 22:45:56.99 ID:Tx0AleMq
リリーナ先生!おっは○いはZEINIKUに入りますか?
254助けて!名無しさん!:2011/12/03(土) 23:58:32.23 ID:bYus4YIp
%月→日
日付の変わる頃、ボールスさんの部屋から解放される。
数時間に渡る弁明の末漸く納得してくれた。
数時間の睡眠の後起き出し身支度を終える。
今日はカップル限定のイベントに、ウェンデイさんと向かう事になっている。
と言っても告白したとかではなく、異性の友人で行っても不自然ではないと言ってロイさんを誘ったリリーナ様の意向で、その異性の友人の実例として一緒に出かける事になったのだ。
鎧の類ではなく私服を着るのも久しぶりだ。
因みにカップル限定のイベントなので
ウォルトがシンさんに弓の稽古をつけて貰っているスーさん、ディークさん達傭兵団とイリア騎士団に依頼(オスティア隠密隊の手引きで有る)の入っているシャニーさん、レイが首を縦に振るはずの無いソフィーヤさんは入れないし。
(リーフさんのお仕置き用に)4人娘の皆さんにアレの作り方を教えているララムさんも無理。
一番短慮な行動をしそうなセシリアさんは色々な問題行動や仕事の出来無さでクビになりかけてるから来れない。
女性陣が来たので待ち合わせ場所へ、普段着飾る機会の多いリリーナ様と違ってウェンデイさんのおめかしは新鮮だ。
正直何時も鎧なのがもったいな……ゲフンゲフン
待ち合わせ場所に着くと逆ナンされていたロイさんを業火の理発動前に救出する。

入場したは良いが す さ ま じ く 恥ずかしい。
何せ右を見ても左を見てもイチャつくカップルだらけ、しかもアトラクションは共同作業しかも密着前提、飲み物は一つにストロー二つ、はいあ〜んに囲まれて頼んだオムライスにはハートマークの中にお互いの名前が書いてあるという仕様。
ごめんなさいリリーナ様。此処に友人と来る奴はいません。
255OJの日記:2011/12/03(土) 23:59:03.58 ID:bYus4YIp
しかし雰囲気に流されたのかロイさんが大分リリーナ様を意識している感じだ。一緒に行動して支援もBになっているし。後は気付かれないようにフェードアウトすれば……
しかし俺は忘れていた。紋章町で何事も無く事が進むのは宝くじ五回連続一等より有り得ない事を。
突如会場の一角から火柱が上がる。何事かと思い目を向けると。
アトス「消えろ消えろぉ!儂を差し置いて恋人の居る男はみんな消えてしまえーい!!」
……ごめんなさい、あの人が八神将って史実無かった事に出来ませんかユンヌさん……
と言ってる内に飛んできた火球からとっさにリリーナ様を庇って横に飛んだ。爆煙が晴れた所で横を見ると、ロイさんを庇ったウェンデイさんが両脚を火傷してうずくまっていた。
オージェ「ウェンデイさん!待ってて!今薬を…!」
即座に駆け寄って特効薬を取り出すと、さっきまで俺の居た場所に魔王が降臨していた。
リリーナ「へ〜〜邪魔するだけで飽きたらず私の大事な(親友の)ウェンデイまで傷付けるなんてね。
アトス様……
い っ ぺ ん 死 ん で み る?」
まるで血に濡れた闇を極限圧縮したようなオーラを身に纏ったリリーナ様が左手のアーリアルと右手のフォルブレイズを天に掲げると、二つの魔道書が断末魔の様な音と共に震え初める。
上空に出現した太陽すら霞む大光球が一点に収束して大賢者へ向かう様を、俺とウェンデイさんとロイさんは抱き合って震えながら見ている事しか出来なかった……
オマケ
アトス「ひ、酷い目に会った……
万一を考えてクロードにバルキリーを頼んで無ければどうなっていたか……」
????「アトス殿か?」
アトス「なんじゃ男に用は……
あ、ありのまま今起こった事を話すぞ。
儂は帰り道アーマーナイトのZEINIKUに有ったと思ったらLv20ジェネラルになっておった。な、何を言っておるか解らんと思うが、闘技場lvアップとかそんなチャチな物では無い。過保護系兄貴の怒りの片鱗をコノヒトデナシーウボァー!!!」

ロイ(私の大事なウェンデイって、まさかリリーナもリン姉さんに……と、友達として止めるべきなのか?)
256助けて!名無しさん!:2011/12/04(日) 21:00:19.46 ID:XmdyrIoF
>>254-255
GJです!
とりあえず大賢者自重せいwww
気持ちは分かるけど。

えー、僭越ながらこちらもネタを投下します。
『ママチャリの系譜』>>197-202の続きです。
257ママチャリの系譜 第2章:2011/12/04(日) 21:02:06.88 ID:XmdyrIoF
113.5

ツェーン 「さあ良い子の諸君、『ママチャリの系譜』の時間がやって来た!
      俺は前回>>197-202で紹介に与ったバラ色の世界を生きる竜王家使用人、背番号10番、
      ダークビショップ・ツェーン! なあフュンフ、お前の世界は何色だ?」
フュンフ♀「ん〜、そうね〜、とりあえず、私のコーナーを乗っ取らないでいただきたい色かな」
ツェーン 「はっはっは、そうか! 今の俺は生きてるって素晴らしいな色だ!
      それはそうと、雑談ばっかりでは進行の妨げになるし、諸君らも早いとこ続きを見たいだろうから
      前回>>197-202のあらすじをパパっと説明しようっ!!」
フュンフ♀「この眼ヂカラ、妙な威厳と迫力。ダメだ、私の出る幕がない……
      あー、とりあえず、私が本来のあらすじ担当の竜王家使用人、背番号5番、
      スナイパー・フュンフだからね。ちなみに今は女性バージョンのトラキアモードよん♪」

前回終了時点の状況、順位
            |     |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
──────┘                                 \
                                             ヨハ    \
                     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ レイ    |
┌..ピット内..┐       /     グラウンドオーバルコース    .\ラド  .│
│ .ホリ、レク...│┃     |                            |.   リン|
│ .アイ、ラク .│┃     |                            |.    |
└────┘┃     |                            | クロ   .|

順位変動    マシン名          搭乗者         現ドライバー   単勝倍率
     1位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード      12.1倍
7位→2位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   リーン       20.4倍
5位→3位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ    ラドネイ       17.0倍
6位→4位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   レイリア        15.6倍
9位→5位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハン        14.3倍
ピットストップ中(各チーム最低1回ピット(サーキットの修理所)に入る事が義務付けられている)
        :1 やらないか         アゼル&レックス      レックス       9.2倍
        :7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン        10.8倍
        :4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     ラクチェ       1.9倍
        :9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ           7.5倍

・1位クロードチームと2位3位のレックス、ホリンチームがファイアーとロケット花火を撃ち合いながら
 体育館裏ストレートを抜け、グラウンドに帰ってくる。
・グラウンド前に来た所でレックスがパンクさせられ、そのままピットイン。
・ホリンもロケット花火が弾切れになり、やむを得ず後退する。
・クロードはピットスルーでトップを維持。ホリンはピットに入り、続くトリスタン、スカサハ、ハンニバル、
 ヨハルヴァはピットをパス。パンクしてしまったアイラ、ラクチェもそれ程離されずにピットに入る。
・ピット前でヨハルヴァが交代、ドライバーはヨハン。
・ピットスルーして2位3位に上がったトリスタンとスカサハが共闘してトップのクロードに襲いかかるが、
 ヘビ花火で煙にまかれてノックアウト、両チーム共にドライバーチェンジ。それぞれラドネイ、レイリアに交代。
・ヘビ花火の黒煙の中から4位のハンニバルが飛び出し、大外からクロードを抜こうとするが、
 スライムランチャーで撃破され、リーンに交代。

ツェーン 「多重人格か……まあ事実これが俺なんだから仕方ない。
      一人ボケツッコミはお手の物、その気になればセルフ喧嘩も可能だ」
フュンフ♀「あんたブラミモンドでも目指してんの? んじゃ、人格変わらないうちに開始の合図して」
ツェーン 「もう変わってるぞ。言うなれば、第2の俺。ラビアンローズ俺が本編へと導こう」
フュンフ♀「いや、あんた変わってないでしょ。言ってる事がいつもと同じなんだけど」
258ママチャリの系譜 第2章:2011/12/04(日) 21:03:16.93 ID:XmdyrIoF
114

ノイン  「向かうところ敵なし、渡る世間に鬼はなし、わたおにっ!!」
シャナン (ピクッ!!)
エフラム (ピクッ!!)
ロイド  (ピクッ!!)
ノイン  「今反応したのはロリペド野郎であります! そんな連中はいりません!
      いらないなら、いらないわ、基準は涙! もしくは基準はア○バ! ん〜!?」
エルフ  「間違ったかな…?」
ノイン  「まさにサーキットの迷宮! 迷宮組曲サザンの大冒険!!」
エルフ  「主人公サザンのモデルって確かサザさんでしたわね。
      どういうゲームかは皆さんのご想像にお任せしますわ」
サザ   「レトロゲーなんよ、なかなかの名作なんよ!」
セーラ  「何かもう凄いマゾゲー臭がするんだけど……」
ドロシー 「ス○ランカー的なモノでしょうかね?」
ノイン  「長崎出てこいサザーンランド!! ぱぱらぱー!! サザーンがやらねば誰がやる!
      生まれ変わった猫耳の身体!! 出てこいティルテュ!!」
ティルテュ「ふえ? ティルテュかんけいないよ?」
ノイン  「今日のにゃんこが鳴いている、猫が西向きゃ尾は東、猫も歩けば毛がぼうぼう。
      この時期(夏)、ムダ毛処理に気を遣います、女子の面々!」
セーラ  「アンタこんな時に突然何を言い出すのよ!?」
ドロシー 「しかも、それ猫じゃなくて犬だし……」
エルフ  「しつこいようですが、このネタは真夏ですからね」
ノイン  「さて、ここで、女子更衣室にて私が調査したムダ毛多いランキングを発表していきたいと思います」
女性陣  「「「「「「「殺ーすッ!!」」」」」」」
ノイン  「うっそぴょーん。女の子にはムダ毛なんか生えておりません! 必要毛のみ! 
      さてさて、ムダ話を堪能した所で、レースに戻りましょう。グラウンドオーバルコース、
      トップ独走で、最早、ウイニングラップの風格さえ滲み出すギルガメスが征く!!」
ヨハン  「クロード卿相手に無策で行くわけにはいかないな…さて、どうしたものか」
ヨハルヴァ「どうすんだよ? 勝負しないってのは無しだぜ!」
ノイン  「先行3台がブラギマジックにやられている間に、棚ぼた的に2位に上がったヨハヨハ兄弟、
      愛のパルちゃん号! ギルガメスの魔法を警戒しているのか、セーフティリードをとっています」

  . ┌→
アゼ┘  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ レイ
デイ┃  |   グラウンドコース         |ラド リン
.... ┃  |                     |ヨハ
..     \__________/
                     クロ

アゼル  「ようやくレース復帰か」
レックス 「アゼル。俺の力が必要になったらすぐに言うんだぞ」
デイジー 「あー、ダメそうだと思ったら交代してね」
ホリン  「ああ。だが、行けるところまでは行ってくれ」
ノイン  「グラウンドオーバルコースを疾駆するギルガメスにスタンドから拍手が起こる。
      お、そうこうしているうちにやらないか号、アリス・ムーンがピットロードを出ますね」
エルフ  「両チーム共にドライバーチェンジをしてきましたわね」
ノイン  「さあ、脚線美が眩しいヴェルトマーのいい男…の子? アゼル選手、
      ヴォーパルバニーガール・デイジー選手、マシン始動!」
エルフ  「アゼル選手は選挙権持ってますよ。小柄で童顔ですから勘違いするのも無理はありませんが。
      ですが、両チームとも非力なドライバーですから、しばらくトップ争いからは外れそうですわね」
セーラ  「あー、やっぱりそうなんだ」
ドロシー 「クロード様達もこの中では非力な方ですから、レース自体は割とスローペースで進行してますよね」
ノイン  「その通り! しかし、大会規定で、必ずドライバーチェンジは行わなければなりません。
      レギュレーションは神、レギュラー満タン現金で。あ、灰皿はいいです」
エルフ  「うちはハイオクですわね」
ノイン  「エネルギー満タンとなったマシンが今、ピットを出て、2度目のグラウンドオーバルコースに
      突入して行きます! ピットセメタリー、攻めなかったりー!」
エルフ  「どっちですの?」
搭乗者交代 レックス→アゼル、ホリン→デイジー
259ママチャリの系譜 第2章:2011/12/04(日) 21:04:58.61 ID:XmdyrIoF
115

ノイン  「ドライバーチェンジは各チーム悩ましい所、何故なら、大多数のチームが
      スターティングドライバーよりも、セカンドドライバーの方が体力的に劣っているからであります」
セーラ  「でも、ラクチェチームとトリスタンチーム、ヨハンチームはそうでもなさそうよね」
ドロシー 「この3チームは後半に伸びそうですね」
ノイン  「そして今、鈍行中の先行集団に追いつくべく、最後方から発進する白黒と緑の流星……おおーっ!?
      これは驚いた! アイラ&ティルテュペア、ドライバーチェンジをしません! くま続投っ!!」
エルフ  「確かにアイラ選手は高いドライバー能力と、結構な持久力を持っていますが、
      この作戦には驚かされますわね」
ティルテュ「アイラちゃん、ほんとにこうたいしなくていいの?」
アイラ  「ああ、シャナンとは一度刃を交えてみたかったのだ。私の我儘を許してくれ」
ノイン  「引き続きパイロットシートに鎮座するは、大熊座の化身・アイラ選手!
      そして、緑の流星シューティングスターには、剣聖オードの力を受け継ぎし男、シャナン選手が
      満を持しての登場ですっ!! この超人コンビは双璧と呼ばるに相応しい!」
ラクチェ 「シャナン様、頑張って下さい!」
シャナン 「もちろんだ。相手がアイラ、しかも1周のハンデ付きではなおさら負けられん!」
      (ムフフ、ラクチェにカッコいい所を見せるチャンスだっ!!)
ノイン  「星のくまさん、アイラ選手! 驚嘆すべきスタミナで、剣聖ウェイター・シャナンを迎え撃ちます!
      牛タン塩焼きスタミナ焼き!!」
エルフ  「シメは冷麺派ですわね」
搭乗者交代 ラクチェ→シャナン

.. ┌→    デイ アゼ
シャ┘   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
アイ┃  |   グラウンドコース         |
  .┃  |                     |
..      \__________/レイ
               クロ  ヨハ ラド リン

ノイン  「イザークの双璧、ここに爆誕!! 再発進だっ!! アイラ選手のペダルを踏む脚に疲労なしっ!!
      その驚異的な胆力と精神力に惜しみない拍手が送られます!!」
エルフ  「確かに、いかなスタミナの持ち主とはいえ、この炎天下にサーキット1周を成して、
      なおスタート時の力強さを保つというのは感嘆を禁じ得ませんね」
シャナン 「流石だ。と言っておこうか、アイラ」
アイラ  「フン、これぐらい、いいハンデだ」
ノイン  「その動静が全観客の耳目を集めるっ、イザークの双璧がグラウンドオーバルコース
      最初の直線でやらないか号とアリス・ムーンをオーバーテイクッ!!」
アイラ  「非力ながら大の男を牽引するお前達の勇戦には敬意を表するが、
      全力をもって事にあたらねばお前達にとっても不敬にあたろうからな!」
シャナン (デイジータン、ゴメンよ。今度どこかに遊びに連れて行ってあげるからね…ムフフ)
デイジー 「キャーーッ! シャナン様かっこいいーーっ!!」
ホリン  「ま、のんびり行くか…」
レックス 「しっかし速いな、あいつら」
アゼル  「まさかアイラさん続投とは思いませんでしたよ」
260ママチャリの系譜 第2章:2011/12/04(日) 21:06:05.41 ID:XmdyrIoF
116

  \
    \_ギュイーーンッ!!______
   クロ←─────ラド  レイ
          ヨハ     リン

ラドネイ 「行くよっ!!」
ヨハン  「待て、対策も無しに行くのは危険だ!!」
ノイン  「そして、トップでも動きがあった、第2コーナー手前、交代したばかりの大万福丸、
      体操服にエプロンの女将、ラドネイ選手がギルガメスの玉座を制圧しようとしておりますっ!!」
ラドネイ 「コープル、そこをどきなさいっ!!」
コープル 「言う事がラクチェさんと似てますね。でも、その要望には応えられません!」
パンパンパンパンパンッ!!
ラドネイ 「うわっ!?」
ノイン  「あああああぁぁぁーーーーーっ!! これは菊花爆雷だ、ラドネイ選手が最接近する直前、
      自らがギリギリセーフティな距離でコープル選手が爆竹を投下っ!! ブラギマジック大爆発っ!!」
エルフ  「よもや最初に放った武器を、ここでまた使うとは思いませんでしたね」
ドロシー 「忘れた頃にやってきましたか」
トリスタン「仕方ない、知能はモンキー並だからな」
ラドネイ 「うるさいっ!!」(ガンッ!!)←トリスタンを殴った音
ヨハン  「だから言ったのだが……ん、菊花爆雷だと?」
ノイン  「菊花爆雷を受けたラドネイ選手、フルブレーキでたまらず後退!!
      火の付いてない爆竹とファイアーの魔導書を牽制するように後ろに見せつけます、コープル選手!!」
ラドネイ 「くそ、どうすればいいんだよ!?」
シャナン 「やはりクロード殿は健在か!」
アイラ  「不本意だが、ここは集団に紛れ込んでおくか」
ヨハン  「ん? ラクチェの母君とシャナン殿か」
レイリア 「あら、もう来ちゃったの?」
リーン  「相変わらず速いわねぇ」
ノイン  「底知れぬブラギマジックの影に、さしものトリス亭・鋼の女将も色を失うっ!
      そして、猛スピードで追いついてきたイザークの双璧も3位集団のすぐ後ろで足を止めるっ!
      グラウンドの周回を終え、勝負の舞台はたんぽぽ小道ロングストレートへっ!!」

┌─────────

│   ┌→クロ
│   ラド┌────
│ レイ ヨハ . |


ラドネイ 「このぉっ!!(ゴォッ!!)…うわっ!?」
ヨハン  「フム……もしかすると……」
ノイン  「ラドネイ選手、果敢にも黄金の聖闘士に挑みます。しかし、神の魔法がトップヘの道を阻むっ!!
      今度はファイアーの魔法で追いやられたっ!!」
エルフ  「下手に爆竹の中に突っ込んだり、ファイアーの魔法を受けると、
      先程のようにタイヤをやられて、最悪リタイアに追い込まれて危険なのですが…」
セーラ  「つっても、前に行く以外方法がないんじゃないの?」
ドロシー 「直接対戦していないのはヨハヨハ兄弟だけ…ダメな気がします」
クロード 「全てはブラギ神の加護ですよ」
261ママチャリの系譜 第2章:2011/12/04(日) 21:07:25.13 ID:XmdyrIoF
117

ノイン  「さあ、コースはたんぽぽ小道ロングストレート入り口、
      ここでも鋼の女将・ラドネイ選手は諦めずにチャンピオンに挑みますっ!!」
コープル 「ここは通しませんよ!!」
ヨハン  「……スカサハ、ここは私に協力してくれないか? 悪いようにはしない」
レイリア 「どうする、スカちゃん?」
スカサハ 「どーするもこーするも(パンパンパンッ)どわぁっ!?」
ラドネイ 「ちっ、キリがないっ!!」
トリスタン「人生はキリのない旅のようなものなんだ」
ラドネイ 「誰もそんな話しとらんわっ!!」
ヨハルヴァ「お前らボケとツッコミが実にスムーズだな」
ヨハン  「幼馴染ゆえの阿吽の呼吸といったところか」
ノイン  「爆竹を更に大量投下!! 爆竹&炎のバリアーが神の使徒達を守ります!
      バリアと言えばエ○ェバリア!! 名前はエンジェル、凄いヒゲ!!」
エルフ  「わたくし、竜党ですので……」
セーラ  「エ○ェバリアって…野球好きにしかわかんないでしょ」

スカサハ 「…とりあえず、あの2人をどうにかせん事には話にならん」
レイリア 「了解。それで、どうするの? ヨハン」
ヨハン  「うむ、では、作戦だが……」
ラクチェ 「あいつら何話してるのかしら?」
アイラ  「おそらく、クロード卿を倒す相談でもしているのだろう。お手並み拝見だな」
シャナン 「あの変態の作戦など、大した事はないと思うが…とりあえず一部始終は見届けてやろう」
ノイン  「ヨハン選手とレイリアチームが何か話し込んでいるっ! ここまでヨハヨハ兄弟以外の全チームを
      退けてきた王者ギルガメスっ! 最後の挑戦者をも沈めてしまうのかっ!?
      それに対し共闘するのか、愛の探求者・ヨハンと走る猥褻物・FUNDOSHIコンビっ!?」
スカサハ 「……なるほど。しかしまあ、やってみれば何とかなろう。
      レッツビギン、レッツトライ、トライ&エラー!」
レイリア 「エラーはダメよ!」
ヨハルヴァ「大丈夫なのか……?」
ヨハン  「ああ、私の考えが正しければ勝てる。それに、ああは言っているがスカサハは信用に値する男だ」
エルフ  「あ、動きますわよ」

┌──────────────

│    アイ    レイ──→クロ
│    シャ ラド ヨハ─→
│   リン ┌─────────

ノイン  「中盤の名勝負!! 三つ巴の戦いを制するのは果たして誰かっ!? 神の使徒達かっ!?
      愛の伝道師・ヨハンか!? それとも、灼熱のダンサー・レイリアなのかっ!?」
トリスタン「その旅の終着点で、俺達はきっと幸せを見つけるのさ」
ラドネイ 「まだ続いてたんかいっ!?」
262ママチャリの系譜 第2章:2011/12/04(日) 21:09:34.94 ID:XmdyrIoF
118

レイリア 「行くわよ、コープル!」
コープル 「誰が来ても同じですっ、菊花爆雷っ!!」
スカサハ 「甘いっ、流星ディフレクトっ!!」
ビシビシビシビシッ!!
クロード 「何っ!?」
ノイン  「突出したレイリア機、ゴリアスティーノ田中! 危ないっ、ドライバーにも爆竹の雨が降り注ぐ!
      しかし、これはナビシートのスカサハ選手が竹刀で叩き落とすっ!!」
エルフ  「剣士ですから常備しているのですね」
セーラ  「つか、竹刀って…」
ドロシー 「うっかり流星剣で相手を殺さないようにとの配慮でしょうか?」
ノイン  「何という剣さばきっ! 大量に降り注ぐ爆竹を一つ残らず叩き落としているっ!
      ナイスアシスト、FUNDOSHI侍・スカサハ選手っ!!
      しかし、コンビプレイをもってしても、ギルガメスの牙城を崩す事は不可能かっ!?」
ヨハン  「やはりか、貰った!」
ラドネイ 「これは……後ろで様子を見た方がいいな」
トリスタン「俺達の旅は続く。但し、キセル乗車なので、途中で捕まるんだ……」
ラドネイ 「えーかげんにせんかいっ!! 全く……運賃取ったろか」
ノイン  「レイリア選手とのバトルの間隙を縫って、ヨハン選手、愛のパルちゃん号猛烈ダッシュ!!
      ブラギマジック、遂に敗れる時が来たのかっ!? 神の使徒、絶体絶命っ!!」
クロード 「させませんっ!」つウインド
ビュウン!!
ヨハン  「その手は読んでいた……いや、もうそれしか方法がないのではないのかっ!?(サッ!!)」
クロード 「ッ!?」
ノイン  「しかし、最後の一線は簡単には割らせないっ!! ドライバーのクロード選手が
      ヨハン選手にウインドを発射っ!! ヨハン選手、間一髪でかわすが、後退を余儀なくされるっ!!」
トリスタン「さて、ラドネイ、アレに参戦するぞ。俺がトリス亭義勇軍参謀として知恵を授ける!」
ラドネイ 「参謀だったのか……まあ、知恵はいらんが、参戦するという考えはありだなっ!」
ヨハン  (やはり来たか、これで……勝つる!!)
ノイン  「おおおっ! 後退したパルちゃん号の脇からもう1台、大万福丸が現れたぁっ!!
      敵は2機ではなく3機だぁっ、黄金の聖闘士王ギルガメス、遂に王座陥落かぁッ!!」
クロード 「まだいたのですかっ!?」
コープル 「くっ、てえええええいっ!!」
バラバラバラ…… ゴォッ!!
ノイン  「コープル選手、ゴリアスに向かって爆竹を投下しつつ、大万福丸にファイアーを発射っ!!
      隙を突かれたクロード選手をカバーする見事なアシストっ!!」
スカサハ 「今だっ!!」
レイリア 「貰ったわっ!!」
クロード・コープル「「ああッ!?」」

┌──────────ギュイーーン!!───────
│             ┌────→
│         アイ  レイ クロΣ(゚Д゚;)!?
│     リン   シャ  ヨハ ラド
│    アゼ┌────────────────

ノイン  「あーーーっと、コープル選手が大万福丸に目をやった一瞬を狙って、レイリア選手が激烈ダッシュ!!
      大外からギルガメスをオーバーテぇーーーーーイクっ!!」
エルフ  「うまい連携ですわ」
セーラ  「やった、遂にやったわよ!!」
ドロシー 「これでレースが動きます!!」
263ママチャリの系譜 第2章:2011/12/04(日) 21:11:15.51 ID:XmdyrIoF
119

ノイン  「クロード&コープルペア、完全に死角を突かれたぁーーーーーっ!!
      1周以上に渡って君臨し続けてきた最強の聖騎士王、遂に墜つっ!! 乙、HO2、水!!」
レイリア 「ミッションコンプリートッ!!」
スカサハ 「それが、今の俺達に出来る精一杯のサクセスさ!」
コープル 「微妙に意味が分かりませんっ!」
ノイン  「何という事だぁっ! ブラギマジック敗れるっ!!
      さしもの神の魔法も3機同時の対応は無理だったかっ!?
      オーバーテイクされたその隙を突いて内側の2台も一気にギルガメスをオーバーテイィィィクッ!!」

    クロ     レイ
ヨハ&ラド──→
───グンッ!!────

ラドネイ 「スキありっ!!」
クロード 「しまった!!」
トリスタン「スキDEATH!!」
ラドネイ 「黙れっ!!」
ヨハン  「魔法装備が尽きていたか、それとも、この場を凌ぐに適切な武器を持っていなかったのか。
      いずれにせよ、毎回違う技を使う貴殿らが1度使った技に頼るのを見て、
      もしやと思いましたが……ですが、今までの戦いぶりには敬意を表しますよ、クロード卿!」
クロード 「…後者ですよ。やはり気付いていましたか……皆さん、予想以上の腕前でしたからね。
      もう少し、魔法装備を備えるべきでしたね」
コープル 「まさか、見抜かれるとは思いませんでした。ヨハンさん、さては道化を演じていましたね?」
ヨハン  「フッ、ご想像にお任せしますよ」
ヨハルヴァ「あー、たぶん素なんだろうが、俺もよく分かんねえんだよな…」
ノイン  「神話の終わり、ギルガメスの牙城は崩壊! 難攻不落のエッダ城、遂に陥落だぁッ!!
      神の魔法の種は既に尽きていたのかっ!?」
ドロシー 「まさかヨハンさんが破ってくれるとは思わなかったですよ!」
セーラ  「あの変態ポエマー、やるじゃない! 大金星よっ!!」
ノイン  「倒したのは最後の挑戦者、ヨハン選手っ!! 神の使徒が、愛と鋼と灼熱の炎に焼き砕かれたぁっ!!
      ピンクとオレンジとブルーホワイトの連携が黄金の聖騎士王を仕留めたぞっ!!」

──ギュイーーン!!──────────
┌────→
アイ  クロ       ヨハ       レイ
シャ────→       ラド
──ギュイーーン!!──────────

シャナン 「この瞬間は見逃さんっ!!」
アイラ  「戦いとはコンマ数秒の奪い合いだっ!!」
ティルテュ「しんぷさま〜、ばいば〜い!」
コープル 「あああっ!?」
ノイン  「そして更にはイザークの双璧も前に出るっ!!
      ギルガメスの王座陥落が、新たな動乱の幕開けとなるのかっ!?
      ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯予選第2レース、俺達のレースはこれからだっ!!」
クロード 「魔法装備は残り少ないです……が、まだ終わりませんよっ!!」
コープル 「これも神の試練です、僕達は負けませんっ!」
ノイン  「だが、ブラギ神の使徒、ゴールドセイント・ギルガメスはまだ諦めていない!
      今度は追う側となり、王座奪還を目指すっ!!」

続く
264助けて!名無しさん!:2011/12/05(月) 08:34:21.67 ID:RvGFjxWE
>>254-255
乙っ。
なんかもう色々と酷い有様でつね(´・ω・`)
265助けて!名無しさん!:2011/12/05(月) 17:33:16.50 ID:tY0gVrGg
失敗した料理コピペより兄弟家ならどうなるか想像してみた

失敗した料理を美味いと言いながら全部食べるのがアイク
文句言いながらも全部食べるのがリーフとヘクトルとリン
気の利いたことを言いたいけど不味いという顔を隠しきれないのがミカヤとシグルドとロイ
失敗した料理から良い点を見つけて褒めるのがエイリークとアルム
ボロクソに貶してから今度一緒に作りましょうと言ってくれるのがセリカ
失敗した料理を再度美味しく味付けするのがエリンシアとセリス
一口食べて箸を落とすのがエフラム
見えないようにこっそり処分するのがマルス
無理して完食して救急車で搬送されるのがエリウッド
266助けて!名無しさん!:2011/12/05(月) 18:00:09.30 ID:3T7pMoO5
>>265
リンが料理を失敗したら

リーフ「うわっ、リン姉さん何この真っ黒なハンバーグ」
リン「ちょっと失敗しちゃって…」
マルス「ガサツな姉さんが慣れない料理なんてしたら、そりゃこうなるに決まっていただだだだ」
ロイ「相変わらず一言多いねマルス兄さん」
リーフ「で、これどうするの?まさか捨てるなんて勿体無いことしないよね」
リン「うっ、も、もちろん責任持って食べるわよ!…マルスが」
マルス「え、ちょっと何言ってんのリン姉さん!こんな産業廃棄物を僕に食べさせる気かいだだだだ」

ロイ「あんな事言った割に本当に一人で全部食べるんだね」
マルス「そりゃ、リーフが言うように勿体無いからね。それにこんな危険物を誰かが食べたら大変だよ」
エフラム「そうだぞロイ、手料理を残すなんてことは男のする事ではないぞ」
ロイ「エフラム兄さんが言うとシスコン発言にしか聞こえないよ」
267助けて!名無しさん!:2011/12/05(月) 23:43:55.73 ID:lf5jmgLK
>>257-263
相変わらずトリスタンはマイペースでいいなw
あとヨハンGJ!
続き楽しみにしてます

>>265,>>266
みんななんだかんだで優しいじゃないか。
エリウッドは少しかわいそうだw
268助けて!名無しさん!:2011/12/06(火) 00:00:00.63 ID:vTlS3tKg
ペレアス「ああ、ちょっと良いかな?」
リーフ「へ?僕?」
ペレアス「そうそう。実はアイクさんにこの剣を忘れたから取って来てくれって頼まれてたんだけど。僕が君達の家の近くに行くと衝撃波が降るからさ。渡しておいて貰って良いかな?」
リーフ「良いですよ」

リーフ「で、預かったんだけど。兄さんどこに忘れたの?このドラゴンキラー」
アイク「ん、ああ。ラグドゥ遺跡の最下層だ。手間をかけたからペレアスには竜肉でも…」
リーフ「しばし待たれい御兄上。今何と言われた?」
アイク「ん?手間をかけた礼に竜肉でも渡そうかと?
アル…の農園の野菜の方が良いか?」
リーフ「じゃなくて!
ラグドゥ遺跡?あのドラゴンゾンビのウロウロするあそこ?
ペレアスさん散歩のついでみたいなノリだったよ」
アイク「まあ奴ならそれ位だろう」
リーフ「いやいやいやいや!義父さんの法と間違えて無い!?」
マルス「五月蠅いよ葉っぱ」
リーフ「だって兄さん」
マルス「冷静に考えてみなよ。
あの人日常的に狂王親子の親子喧嘩に巻き込まれたり、漆黒さんの衝撃波が直撃したり、微妙な薄幸属性のせいで魔道の流れ弾に当たったりしてるんだよ?
君が不死身にならざるを得なかったみたいに、死なないように回避や防御に強く体が適応していったとしても不思議じゃ無いだろう」
リーフ「あの人ミカヤ姉さん婿候補の常人枠じゃ無かったっけ!?」
マルス「…僕だって狂王の攻撃直撃した後瓦礫から普通に出てくるのをこの眼で見なかったら信じて無いよ…」
リーフ「なんて言うかあれだね。
サザさん緑風(涙目)だね」
マルス「まあサザだし」

オチないまま終わる
269助けて!名無しさん!:2011/12/06(火) 04:37:06.18 ID:XHD/r2Fn
>>267
トリスタン「マイナーキャラならばこそ自由に気楽に動ける面もあるからな。ふふん」
ジャンヌ「ドヤ顔ウザいですよ兄さん。それよりはやくセリカさんとくっついてくれませんか」
270助けて!名無しさん!:2011/12/06(火) 15:41:22.08 ID:BpnU72nd
>>268
そうか、とうとうペレアスも常人枠を突破したか…
まぁあの親子の挟み撃ちだし、仮にも火力インフレの進むテリウスの人間だし
サザ?知らんな

>>269
セリカは メガクエイクを となえようと している !!
271助けて!名無しさん!:2011/12/06(火) 20:44:48.16 ID:5fjurQS5
>>267
>>アイク「ん?手間をかけた礼に竜肉でも渡そうかと?
アル…の農園の野菜の方が良いか?」
アル・・・ ってまさかアルムの名前忘れたのか?www
272助けて!名無しさん!:2011/12/06(火) 21:47:55.31 ID:5fjurQS5
下げ忘れてた・・・・ すみません・・・
273助けて!名無しさん!:2011/12/07(水) 00:01:12.25 ID:gGQ6tm9M
アルだと別人だな
274助けて!名無しさん!:2011/12/07(水) 21:56:57.82 ID:N0cxW2tG
アル「呼んだか?つーか出番くれよなぁなぁ」
ティーナ「うるさいっ」

外部の議論スレ見ているうちに主人公っぽい連中で従兄弟兄弟とか思いついた
ここの新作見てると早くネタ書きてぇ
275助けて!名無しさん!:2011/12/07(水) 22:30:59.55 ID:RpyT+cv6
いとこ兄弟いいね!竜王家の人々、みたいな感じで
メンツはアル、軍師(プレイヤー)の方々、クリス兄妹 かな?
276助けて!名無しさん!:2011/12/07(水) 22:57:27.87 ID:BenQTDJH
言っちゃあなんだかその連中があまりネタになってない事を思うとひとまとめにしても微妙な存在になるだけだと思うぞ…
竜王家は単体でもキャラ立ってたり人気があるが275であがった連中は主人公っぽいだけでこのスレで人気があるかって言うと…ねぇ?
277助けて!名無しさん!:2011/12/07(水) 23:04:13.83 ID:N0cxW2tG
>>276
人気がなくても、面白くなるよう努力はするよ
自分の書きたいように、でも住人が楽しめるようにするからさ

意外な組み合わせが見ていて好きだから、つい
278助けて!名無しさん!:2011/12/07(水) 23:42:06.13 ID:66TXQ9IE
軍師ってマークじゃなくてプレイヤー?
一応過去にもオリキャラが出た事はあるがあんまりそういうのが多発されるとちょっと…FEである必要が感じられなくなっちゃう

それと従兄弟ってのもなんか…
過去にクリス従兄弟ネタは出たけど結局定着せず他人扱いに感じになってる事を思うとな
無理に従兄弟にしなくてもコミュニティは作れるんだし、
アルとかは竜王家扱いになってるし原作で主人公と血縁ある人らでも親戚扱いになってない事を思うといまさらな気がする

なんか兄弟入りできなかった未練雨みたいに感じちゃうのよね
主人公っぽかろうが主人公じゃないんだしこのスレのキャラわけは主人公とそれ以外って考えたほうがいいんじゃないかね
つまりクリスだのアルだのはサジとかマチスとかダラハウとかと同格なんだから

これ以上は議論スレかも…
279助けて!名無しさん!:2011/12/07(水) 23:50:59.88 ID:gdRaJEU+
流れを変えるには一発ネタだ。
リーフ「今更だけどさ」
ロイ「はいはい」
リーフ「エイリーク姉さんって貧乳では無いよね」
ロイ「そのこころは」(じわじわ下がりながら)
リーフ「だって貧乳って少しは有る人への呼称だから、あれはむしろ絶壁」
?????「ほう………」
280助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 02:18:30.65 ID:Z2bKIJYx
>>279
ヘクトル「ミンチよりひでぇや」
エフラム「尻から太ももにかけては結構むちむちしているんだかな」
リン「兄さん不潔…」
エフラム「いや、公式絵を見てみてだな…」
281助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 03:31:09.05 ID:gKVQ0GVZ
>>278
他人扱いになんてなってないぞ。少なくともそういうネタをみた覚えはない。
興味がないのかしらんが随分な言いように感じるけど

クリスはともかくマークは性格をどーする以前の問題だな。某12魔将みたいに脈略なくても濃いキャラ付けあれば定着するんだろうけど
282助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 03:53:33.55 ID:J8UV3HJ+
従兄弟だって明言してないネタでは他人扱いなんじゃないの?
それこそスレの公式設定じゃないんだし
283助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 04:15:45.63 ID:J8UV3HJ+
連投すまん
ちょっと気になって新紋章ネタ解禁直後辺りを読み返していた
作品名出して例に挙げていいのかわからんけど29章の73のネタとかはマルスのクラスメイト兼子分の一人で他人と明言してる
ここんとこもたまに出てきても別に従兄弟がどうとか言われてるネタは見かけないしそういう意味で従兄弟設定が定着せず他のキャラと同格の他人キャラの一人になってるって事じゃないの?
別に随分とは思えないけど…マチス達と同格だと何かいけないのか?
その方が脇キャラに随分な事を言ってるように思うんだが…

ぶっちゃけるが俺自身二〜三回にクリスをネタに出すとかはあったけど従兄弟がどうとか完全に忘れてたしアリティア組みでいえばカインとかと同列の他人に見てたぞ
それはいかんのか?
284助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 04:44:22.96 ID:PFaBwbCF
設定なんていつの間にか消えたり増えたりするもんだしな
スレ最初期のリーフなんて今からは考えられないほどネガティブだったし犬小屋のオルグもまだ飼育されてると言っても説得力あるまい
(そういうネタを書いてももちろんかまわないわけだけど)

AKJなんかは面白くて人気が出たからいろんな人が採用する設定になったし
ジャンヌはアルムを影から狙うセリカのライバルになった
イリオスやエフサラみたいな原作にない組み合わせも生まれた
設定ってその最初のネタがどれだけ人の心に響いたかなんだと思う

従兄弟設定はそれが好きな人がいるだろう事を承知で言うけど
もともと兄弟入りに違和感感じる人が多かったための中和策で仕方なくこうした…って感じだし”その名はAKJ”みたいな面白いネタから発祥した設定じゃないわけだから…定着しなかったのも仕方無いよ
いまさらクリスを従兄弟として見る気にもなれないし自分のネタでも他人として扱ってる

それこそ他人扱いになってないという主張をするのは兄弟家にまだオルグが飼われてると主張するようなもんだと思う
設定は新しく生まれるものもあれば廃れるもんもあるわけで

>>281
それよりも何よりも>>278は議論スレ…といってるし>>279も流れを変えてくれたのに蒸し返すのが一番どうかと思うんだ
285助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 07:05:48.05 ID:Dv/uLnmP
まずスレの空気を悪くしてすまない

そしてこれ以上は議論スレでどうか意見が欲しい
折角>>279が空気を戻そうとしてくれたし、それが正しい

だから話は場所を移し、ここは通常運転に移行しようぜ
286助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 14:42:24.11 ID:Vbnj1pMF
冬はクリスマス、年末、正月、バレンタインと時事ネタが豊富だな
今から書き貯めておくか……
287助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 20:08:01.32 ID:S24ljhZe
漆黒の騎士「こ、今年こそ乙女をクリスマスの一夜に誘ってみせる…!」
サザ    「ミカヤの事だから他の兄弟も一緒に来る事になるが、それでもいいのか?」
288助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 20:16:44.91 ID:WyDldZQH
ミカヤ「下の子たちはそれでいいわ…けどシグルド…エリンシア…アイク…あなた達は今年こそ他に予定は無いの?
    いい歳していつまでもクリスマスは家族と…じゃお姉ちゃん心配で心配で…」
289助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 20:41:47.25 ID:S24ljhZe
>>288
安心するんだミカヤ姉さん!
むしろ海外では家族と一緒に過ごす事が普通で、クリスマスは恋人と一緒にというのは日本だけの話だ!
紋章町は日本じゃないから、つまり大丈夫…なのさ?
290助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 20:49:38.56 ID:wGyA/nK4
ロイ「アイク兄さんとエリンシア姉さんは相手の候補がいるんだよねぇ・・・」
マルス「シグルド兄さんも居ないことはないけど上の二人に比べると・・・厳しいね」
291助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 20:52:25.02 ID:wan3XibV
アイクは普通にサナキの豪華立食パーティーの誘いでも断って家族団らんを選ぶだろう
エリンシアはそもそも誘われないだろうし、誘われても家のパーティーの準備を選ぶと思う
シグルドは・・・言わせるな
292助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 21:01:59.25 ID:09trjBa2
他のメンツも恋人or友達より家族を取りそうだな
それがいいところで悪いところ

セリカ「私たちは」
アルム「家族も恋人も」
二人「どっちもとれるね」キャッキャッ
293助けて!名無しさん!:2011/12/08(木) 21:02:38.65 ID:WyDldZQH
ある程度仲の進展してる相手がいればそちらと過ごす事もあるだろうけどねぇ…
アイクにしてもエリンシアにしても朴念仁&候補がしょーぐん…だしな

ただシグルドはある意味で幸福だと思うんだ
こう言っていいのかわからんが押せば簡単に落ちる相手よりも中々なびかない相手を口説く方が男として燃えるものがあると思う
ライバルも強力だしこれは闘志をかきたてるシチュエーション
294助けて!名無しさん!:2011/12/10(土) 01:53:13.82 ID:mVhzxQwU
リーフ「誰もいない…一人歩きのおねえさんをナンパするにはもってこいだね」
295助けて!名無しさん!:2011/12/10(土) 01:56:44.82 ID:rdzAw6sN
ルセア「はぁ…なんでしょうか?」
296助けて!名無しさん!:2011/12/10(土) 10:09:53.19 ID:EABGIJ6+
と言うかアイクは原作でも家庭持つとか興味無さそうだったから。
性欲皆無のここのアイクだと
「嫁?エリンシアが居るから大丈夫だ」(胃袋的な意味で)
とか言いそうだ。
297助けて!名無しさん!:2011/12/10(土) 11:13:03.73 ID:mVhzxQwU
>>296
エリンシアが耳まで真っ赤になってそう、鼻血無しで
298助けて!名無しさん!:2011/12/10(土) 12:32:26.12 ID:d0S0XAo7
シグルド「KINSHINは(ry」
マルス 「いやいや、絶対そんな意味は無いから」
リーフ  「でもアイク兄さんの嫁になるんだったら、おいしい料理が作れるってのは大前提だろうね」
ロイ   「とにかく顔真赤にして固まっちゃってるエリンシア姉さんを何とかしようよ」
299助けて!名無しさん!:2011/12/10(土) 18:37:08.25 ID:iGT0vZbg
今日も子供達のはしゃぎ声が響く玩具屋。
小学生くらいの少年少女達が流行のカードゲームを楽しんだり、
買ったセットからレア物が出たといって喜んでいる。
そんな微笑ましい光景が見られる片隅にどうみても世代の違う男が一人いた。
店の隅で束のように百G玉を積み上げてガシャポンに勤しんでる二十台後半の男。
その名は我らがシグルド兄さんである。

シグルド「出ない…出ないぞ…!KINNIKUウォーリアが出ない!」

いつもなら足を運ぶような場所ではないのだが…
ふと子供の頃に嵌っていた消しゴムの玩具の復刻版が出ると聞いて彼は玩具屋に足を運んでいた。
子供の頃は300Gしかお小遣いが貰えずに友達が集めたコレクションを羨ましそうに見ていたシグルド兄さん。
そんな少年時代を思い出し、ほとんど衝動的に大人買いに走ってしまったのだ。
だがそんな彼を誰が笑えるだろうか。
大人の男と少年の違いは玩具の値段の違いだけ、なんて名言もあるんだし。
そしてもう一人の男が…

アルヴィス「シグルドよ!安月給はさもしいな。私などラジコンを買ってしまったぞ」
シグルド「ぬううアルヴィス!嫌味か貴様!」

少年にはできない金の使い方ができる大人だが、その大人の中にも経済格差はある。
玩具屋で童心に戻ったのかアルヴィスはいつもならしないような自慢をしてはしゃいでいる。
ゆうに2万Gは超えるであろう高価な玩具だ。
アルヴィス「みよ、レバー操作一つで月光のモーションをするのだぞ。この重厚な金属感。まさに玩具業界の革命的ラジコンだな。
       ラジコン盤漆黒は。ふふふん、今度は高価な飛行系ラジコンも楽しんでみようか」
ぶっちゃけ羨ましいシグルド兄さんだがそれを言うのは悔しい。
シグルド「ええいやかましい!そんなもんすぐ壊れるわ!無駄金使ったと悔しがって泣け!」
アルヴィス「ふん、貧乏人の羨望が心地よいな」

いい歳したおっさんが二人で喚いているのを見て子供たちはポカンとしている。
ある幼女は
エイミ「かわいー♪」
といい、ある少年は
ユベロ「いい大人があれはちょっと…」
と言った…

二十年後に彼らのうちの何人かが子供の心を忘れずにいるかそれはさだかではない。
300助けて!名無しさん!:2011/12/10(土) 19:00:30.12 ID:acgABYVw
>>299
月光モーションのラジコン・・・だと・・・?ほしい・・・(ゴクリ
兄弟家の成人組は子供の心を忘れてないな ミカヤ、シグルド、アイクで3人とも子供っぽい所ある
エリンシアは結構落ち着いてるかな?

まぁ(マルスとか)子供っぽくないのも居るけどwwGJ!
301助けて!名無しさん!:2011/12/10(土) 19:13:12.86 ID:p86j5+RP
>>299
おお、おもちゃとは斬新な切り口ですな
そしてアルヴィス、飛行ラジコンは難しい上に操作失敗が即破壊につながるからやめておけw
GJ!

>>300
アイクはむしろまだ子供なんだと個人的に思ってる
武術にハマり過ぎたせいで、思春期が来てないみたいな

あと子供っぽくない人達だが、
そんなマルスとかエイリークとかエリウッドがたまに見せる子供っぽいところがいいんじゃないか!
302助けて!名無しさん!:2011/12/10(土) 19:39:57.92 ID:UKxl12/1
アイーダ「ほんと、男の人って子供なんだからね。でも少しいじってみたいなあ」
サイアス「姉上もほんと、素直じゃないんですから……でも私もカードゲームは楽しみですよ」
リーフ  「サイアスさん、ユリウスやイシュタルさんと組んでカードゲーム大会で荒らすのやめて貰えます」
サイアス「つい、ゲームだと本気になっちゃいますからねぇ。エイリークさんとのチェスも楽しみしてますよ」

ふと思ったがこのスレのユリウスってまともだから、年上に可愛がられているイメージがある。
イシュタルといい、サイアスといい。異作品同士の交流では、リオンとかも仲良さそうだ。
マンフロイや竜王家の爺蓮からも案外頼りにされそう。
同級生の友人は、セリス以外には意外とこの人かもしれない。


ユリウス「あ〜、ホント。生き返る。セリスや、マンフロイや長老たちには悪いけど地竜の血のせいか、
畑作業で薔薇や大根作りしてると気が休まるわ」
アルム 「いやあ、化身して耕して貰って悪いねえ。
まさかロプトゥスの魔法書にこんな使い道があるとは知らなかったよ」
ユリウス「一応暗黒竜とか言われてるけど、基本は地龍の血が濃いですし自分。
昔はメディウス爺さんが色々作ってくれたんだけどなあ」
アルム 「メディウス翁も年が年だしねえ。」
ユリウス「ま、あの時の作物とおんなじのヤツを作ってみせるさ」
303助けて!名無しさん!:2011/12/10(土) 20:13:19.49 ID:USb6cGXc
>>299
理由はうまく説明できんがこのネタ凄く(・∀・)イイ!!
GJ!

>>302
カードゲーム大会と聞いて、
闇(ユリウス)と光(イシュタル)で遊戯王のカオスデッキ組んで大暴れする二人って電波を受信した
…サイアスはラヴァルデッキだなw
304助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 00:53:19.49 ID:hVb95ww/
>>301
エイリークは子供っぽいじゃないか。主に胸g
305助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 14:20:54.09 ID:YydkFY2E
目が覚めた
右を向いてみると
エイリークが、寄り添う様に寝ていた
左を向いてみると
サラが、寄り添う様に寝ていた
重いな、そう思って真正面を見ると
アメリアとミルラが、俺の体の上に乗っかって寝ていた

エフラムの毎朝はこんな感じなんだろうか?
306助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 14:45:53.39 ID:+NUOEq/M
>>305
エフラムMO☆GE☆RO!
307助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 16:38:25.83 ID:i6HKpLJt
父親のラジコンヘリを踏んで壊して
むっちゃ怒られた私が通りますよっと。(;ω;)
308助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 17:27:42.53 ID:eg5tVygp
>>305
シグルド「KINSINは(ry」
309助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 18:20:38.34 ID:TpsaP3wr
>>305
サラ「今の兄様のベッドだと複数で寝るにはちょっと狭いから、もっと大きいのにしない?」
エフラム「お前な…」
サラ「ダメ?…ああ、お金なら私が出しても」
エフラム「…そういう問題じゃない」
310助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 18:31:20.70 ID:sfkPecXO
アイクは自分を客観視して自分に出来ることと出来ないことを割り切って人に任せるから
仕事が出来るしそういう意味では一番大人かもしれない

ただ、感受性が純真な子供のそれなのと、
自分を過小評価しすぎなのがいろいろとおかしなことになる原因というか
311助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 18:48:26.78 ID:vaToOOoZ
逆にシグルド兄さんは仕事のできない人ってイメージあるな
正確にはトップに立つ人間ではないというか

グランベル王の臣下としては成果をあげたけど独立勢力にならざるをえなくなってからはほとんどなんの成果もあげていないし
自分がトップに立つ場合は組織に将来の展望を描く事ができないけれど優秀な人の家臣としてはそれなりに能力を発揮するタイプ

ありえない事だけどシグルドがアルヴィスの家臣になっていれば二人してマンフロイを抑えてそれなりにいい国作れたと思うの
312助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 18:59:07.61 ID:emzUy9NN
>>311
実務面で優秀なマルス、戦争面で強いエフラムと違って、
原作のユグドラル組は比較的平凡な人たちな気がする。暁初期のエリンシアみたいな感じで
313助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 20:52:29.07 ID:Em3f75Lz
まあシグルドって主人公の中で最終的に唯一負けてるからねえ。
指導者の評価なんて結局結果次第よ。
314助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 21:48:21.92 ID:AGMi8U+R
シグルド「(´・ω・`)…」
315助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 22:04:14.30 ID:0JFCr9uj
兄弟家って実務・戦略に優れてる人と強さ的に優れてる人の2タイプに分けたらどうなるんだ?
マルスやフェレ親子は前者で青髪俺系は後だけどそれ以外はスレであんま語られないから気になった
316助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 22:07:41.75 ID:vaToOOoZ
ミカヤみたいにどっちもダメな人もいるから単純にはわけられないかなぁ…
317助けて!名無しさん!:2011/12/11(日) 23:08:01.93 ID:dVEBsh4E
ミカヤは象徴、偶像として味方の士気を上げる、未来予知、癒しで支えるイメージだな
どちらかというと将軍の妻とか姫とかに近いな
まぁ年齢考えると(ry
318助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 00:01:39.72 ID:vaToOOoZ
歴史上の指導者にたとえるならヒミコでしょ
319助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 00:19:05.64 ID:RFyvcApf
>>318
半ば伝説上の人物にたとえられても・・・

ミカヤ姉さんに近いのはセリスリーフかな。
どっちも己の力量ゆえに王な訳じゃなくて血筋や象徴性ゆえの王だから
320助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 02:18:12.94 ID:SqKPcDns
一度力量のみで血筋や正当性が無いけど王になる主人公のFEとかやってみたい
FE世界みたいな乱世を野望をもって渡り歩くなんて男の浪漫ど真ん中だし
321助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 11:03:42.10 ID:wKmt173D
アシュナードがアップを始めたようです
322助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 12:57:52.81 ID:Mic04eBf
アイクがそれに近くてポーンと貴族とかなっちゃうし望めば王にすらなれたかもしれないけど

アイク「野望?それはうまいのか?」

こうだからな
323助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 13:39:49.48 ID:9GJAnz1D
アシュナード
ミシェイル
ギース
ケセルダ
上昇志向の強い野心家っていうとこのあたりかな
ミシェイルは血筋も正当性もあったけど
324助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 14:57:14.20 ID:HRSPWihM
>>323
ケセルダはいい性格してたよな
…本人のステータスは聖魔補正の所為で泣ける程弱いが。他の作品ならライナス位はあったと思う
325助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 15:17:07.29 ID:LkPIDvnK
>>324
遺跡に連れていくと普通にケルベロスとメデューサに狩られる
ケセルダェ……

というか烈火の黒い牙の幹部たちは皆強かったよな
ロイドに何回ワレス先生が狩られたことか……
ハードのリン編でワレス先生をレベル20クラスチェンジさせたら逆にロイドといい勝負してワロタことあるけどw
326助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 15:46:54.07 ID:Pa8WvNSr
>>325
そういや思い出したが、イベント戦闘(※ヴェルニの塔の所)だと、ハードケセルダはHP60超えてるんだよな
あの時の強さで15章出てきても良かったかもしれんな…

野心といえば、このスレのセリカはありそうだw
ミラ教を全ての人に教えるみたいな感じで
327助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 16:06:42.68 ID:3ea3XpH5
貴族への出世を狙って、出世の見込めない陣営を裏切るイリオスも結構な野心家だぞ
そこで満足してしまってさらに上を目指さないのが彼の器を表していて面白い
328助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 19:58:23.19 ID:4t7h52oQ
エリウッド「神様、野心でも何でもいいので僕に(元)気力をください・・・」
アイク「苦労してるなお前」
一同「(誰のせいだと・・・)」
329助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 22:03:18.70 ID:RFyvcApf
>>323
外伝のドゼーやアルヴィスなんかはそれにあたるんじゃないか
彼らは実際謀反して王になってるしな
330助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 22:14:36.80 ID:HHbF2o3R
アルヴィスは野心家っちゃ野心家だけどアズムール王の遺言で王になったんだし王の孫のディアドラの婿に入る形だから謀反ではないぞ
ニーナと結婚してアカネイアの継承権を得たハーディンのようなもの
331助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 22:44:17.26 ID:RFyvcApf
>>330
本人が直接でないにせよクルトを謀殺し王になるためにディアドラを奪ったんだから謀反は謀反だと思うが
332助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 23:12:43.71 ID:HHbF2o3R
アルヴィスは前王朝を簒奪したヴェルトマー王朝の初代王ではなくてバーハラ王朝の何代目かの王
きちんと名分を整えて前王の承認も得ているから謀反にはならないと思うよ
彼の即位はドゼーあたりと違って世間も認めて支持したわけだし

そのために随分な事もしたのは事実だがクルト殺害もディアドラ略奪も世間には知られてないし正史にはならなかった
逆に言うと簒奪者の汚名を着ないためにそれだけ手のこんだ準備もしたわけだ
名分も必要とせず単に力づくで奪うならそれこそ王様殺してのっとるだけでいい
そういう事をしなかったのは王になったあとちゃんと家臣や民衆から支持されてついてきてもらうために考慮していたわけだな
(セリスが即位した後でいろんな調査は行われたかも知れんが二十年も建ってしまえば事実関係なんてわからんだろうし)
(クロードのお告げとかは胡散臭い事この上ないし何人が真面目に信じるかは疑問だ)

つまり定説ではクルトを殺したのはバイロンって事になる
シグルドの嫁とアルヴィスと結婚したディアドラが同一人物かも世間ではわからん
セリスがディアドラの子と主張しても聖痣はシアルフィの物しかないし、聖戦二部では当然帝国サイドはセリスがディアドラの子とは認めなかっただろうし
彼が王になったのは最終的には勝ったからだしね
この点ではアルヴィスが宮廷闘争を勝ち抜いて王になったのと戦争を勝ち抜いて王になったセリスとでは本質的に変わりはない

勝てば官軍の言葉どおりセリスの王朝ではアルヴィスは謀反人の不忠者と記されそうだけど
逆に言えばアルヴィスが勝っていればセリスは王族の名を騙る身の程知らずの野心家として記録に残っただろうし

アルヴィスはユリウスとマンフロイの事で誤らなければ名君になれた人間だと思ってる
ここで聖戦の面白い点だがセリスがユリアと過ちをおかさなかったのは面白い対比だと思う
愛してしまったようじゃになった時にさっさとくっついてたら…そしてアルヴィスと同じように幾人か子供がいたら第二のユリウスがいたかも知れず
セリスもアルヴィスとおなじような末路を辿って世間様からはろくでもない王だったという烙印を押されてたかも知れない
333助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 23:13:21.23 ID:sJGBRB5e
まあその行動が悪でも成功すればそれで良しだから。
逆に国の為でも何でも負けたら無能の徒労でしかない。
334助けて!名無しさん!:2011/12/12(月) 23:17:35.46 ID:wKmt173D
セリス「僕が原作でユリアに手を出さなかったといつから錯覚していた…?」
335助けて!名無しさん!:2011/12/13(火) 03:54:42.45 ID:gMF9TaOn
聖戦スレかと思ってしまった
336助けて!名無しさん!:2011/12/13(火) 14:41:02.94 ID:heRkXxZQ
>>334
てかこのスレのセリス様も早くわt…ユリアに手を出した方がいいと思います
337助けて!名無しさん!:2011/12/13(火) 14:51:23.47 ID:lzSoJ1XV
まあそんな野心家の彼もここでは
アルヴィス「フハハハハハハ!見ろシグルド!ディアドラえモンカードのディアドラシークレットレア全種類だ!どうだ羨ましいだろう!見るだけだぞ見るだけ〜」
シグルド「おのれアルヴィスー!!!!」
こんな愉快(で駄目)な大人になれるんだよな。
338助けて!名無しさん!:2011/12/13(火) 16:36:47.50 ID:+2q7aTqI
この聖戦の流れに乗じて『ママチャリの系譜』を投下します。
>>257-263の続きです。
339ママチャリの系譜 第2章:2011/12/13(火) 16:37:33.62 ID:+2q7aTqI
119.5

フュンフ♀「ど〜も〜、毎度おなじみ『ママチャリの系譜』あらすじ担当の竜王家使用人、背番号5番、
      スナイパー・フュンフ、トラキアモードで〜す。 今回のゲストは……」
フィーア 「ほおぉぉーーーーーっほっほっほっほっ!!
      フュンフっ! このわたくしを呼び出すのが遅いのではなくて!?」
フュンフ♀「スゴいのを呼んでしまった。スゴいのを呼んでしまったよ…!」
フィーア 「まあいいですわ。この漫然と続くアンニュイな『ママチャリの系譜』を吹き飛ばす存在。
      そう、誰もが目を奪われる、閃光のように輝く絶対的なヒロインっ!」
フュンフ♀「あー……」
フィーア 「この役目を全うする事が出来るのはただ一人…! さあ、このネタを揺り起こすために……
      この竜王家使用人、背番号4番、ハイプリースト・フィーアが幕を上げましょう……」
フュンフ♀「( ゚д゚)……」
フィーア 「ゴージャスに……そして、エレガントにッ!!」
フュンフ♀「……こんな芸人ほっといて、前回>>257-263のおさらいと行きましょうかね〜」

前回終了時点の状況、順位
ダンディライオンロングストレート(通称:たんぽぽ小道)
────────────────────────────────
                      アイ                        →
     アゼ    リン     クロ        ヨハ       レイ         →
 デイ                   シャ       ラド            →
────────────────────────────────

順位変動    マシン名          搭乗者         現ドライバー   単勝倍率
4位→1位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   レイリア        15.6倍
3位→2位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ    ラドネイ       17.0倍
5位→3位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハン        14.3倍
     4位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     シャナン         1.9倍
     5位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ           7.5倍
1位→6位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード      12.1倍
2位→7位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   リーン       20.4倍
     8位:1 やらないか         アゼル&レックス      アゼル          9.2倍
     9位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      デイジー      10.8倍

・2位3位4位がトップのクロード達にやられている間に、ヨハンが棚ぼた的に2位に浮上。
・一方、ピットインしたチームがレースに復帰。まずはアゼルとデイジーが6位7位でリスタート。
・やや遅れてアイラとシャナンがリスタート。速攻でアゼル、デイジーを追い抜く。
 なお、アイラチームのみドライバーチェンジせず。
・トップグループでは交代したばかりのラドネイが果敢にトップのクロードに挑みかかるが、
 菊花爆雷とファイアーの魔法で撃退される。
・この間にアイラとシャナンはヨハン、レイリア、リーンの3位集団に追いつく。
・たんぽぽ小道に入った所でヨハンとレイリアチームが共闘、ヨハンの作戦でトップのクロードに挑む。
・その戦いにラドネイが参戦。それに気を取られたクロードチームが死角を突かれ、レイリアに追い抜かれる。
 1周以上に渡ってトップに君臨し続けてきたクロードチームが遂に敗れる。
・更にオーバーテイクされた隙を突いてラドネイ、ヨハン、更にはシャナン、アイラもクロードを追い抜き、
 レースは新たな展開を迎えるかも知れない。
・特に描写はないが、リーンが徐々に順位を落としている。

フュンフ♀「ざっとこんなところかしら。じゃ、そろそろこの辺で……」
フィーア 「ちょまーーーっ!? ちょっとお待ちなさいっ、このわたくしを芸人扱いした挙句、
      無視するとはどーいう事ですの!? 無礼にも程がありますわよっ!!
      ほんっっとに見る目のない方で……」
フュンフ♀「あー、もー、うるさいからさっさと本編にレッツゴー♪」
フィーア 「って最後まで聞きなさいよアンタぁぁぁーーーっ!?」
340ママチャリの系譜 第2章:2011/12/13(火) 16:39:14.52 ID:+2q7aTqI
120

ノイン  「ユグドラル地区の命運を決めるファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯、
      その予選の第2レース・第2部の幕が切って落とされようとしております!
      第1部はブラギ神の使徒・クロード&コープルペアの圧勝でした」
ドロシー 「いや、命運は決まりませんよ」
エルフ  「しかし、最後にリングに立つ者が真の勝者と言える訳ですが…」
ノイン  「勝者ンクの空か、ピンクの空か、サーキットのソラリゼーション、平穏なサイクリングは終わり、
      ここからレースが始まる! 静から動への反転!!」
セーラ  「いやっ、全然平穏じゃなかったし!!」
ノイン  「反転反転、班田収授の法! エキゾーストノートの口分田、チェーンの軋む音が、
      第2部の幕開けを、嵐、熱帯低気圧の幕開けを告げているぞ!」
セーラ  「ここからが本当の勝負ね」
ドロシー 「王座奪還でしょうか? それとも、他のチームが上がって来るでしょうか?」
ノイン  「舞台はたんぽぽ小道ロングストレート! 直訳すると長真っ直ぐ! 浅井長真っ直ぐ!
      姉川の戦いが始まろうとしております、最強の敵は姉……ではなく妹!!」
レイヴァン「ある意味では正解かも知れん……」
クレイン 「FEは妹が幅を効かせているからね……」
エルト  「何とかならないものだろうか……」
エフラム 「バカモノ! 妹が最強の敵などと、何をたわけた事を言っているっ!!」
アーサー 「ちょっと貴様らに妹の何たるかを教えてやろうか!」
ミシェイル「ついでに兄としての心構えもなっ!」
エルフ  「観客席もヒートアップして参りましたわね」
セーラ  「あのシスコンども、何やってんのよ……」

ノイン  「現在トップは新チャンピオン、FUNDOSHIコンビ・スカサハ&レイリアペアのゴリアスティーノ田中!
      2位を堅守、ユグドラル学園の夫婦漫才師、大万福丸・トリスタン&ラドネイペア!」
ラドネイ 「誰が夫婦だっつーのよっ!?」
トリスタン「か、勘違いしないでよね! 全然そんなんじゃないんだからね! フンッ!」
レイリア 「うふふ、トリスってツンデレなのね♪」
スカサハ 「ラドネイ、旦那の教育はしっかりしとけよ」
ラドネイ 「うっさい黙れあんたらっ!!」
ノイン  「3位につけるのはヨハヨハ兄弟の愛情いっぱい、ラヴ時空から来た愛のパルちゃん号!
      4位という位置が不気味だ、大本命、ラクチェ&シャナンペアのシューティングスター!
ヨハン  「ドライバーは私、そしてラクチェはシャナン殿の後ろか……」
ヨハルヴァ「また何か良からぬ事を企んでやがるな」
シャナン 「ラクチェの為にもクロード殿は私が倒してやりたかったが……まあいい。後はトップに立つだけだ!」
ラクチェ 「はい! シャナン様なら、必ずトップに立てます!」
ノイン  「かつて月を滅ぼした満月超獣ぱんださん号はここにいる、アイラ&ティルテュペアは5位!
      天国から地獄、遂に王座を明け渡してしまったクロード&コープルペアのギルガメスは現在6位!」
ティルテュ「それはるなちくすだよ〜!」
アイラ  「ティルテュ、歳がバレるぞ」
コープル 「…ティルテュさん、何歳なんですか?」
クロード 「言うと本当に殺されますので、残念ですが……」
ノイン  「7位にいるのはリーン&ハンニバルペアの駆る青き勇者特急トラキアエクスプレス!
      渚のハッテン場でやらないか? ホモ達の挽歌、アゼル&レックスペアのやらないか号は8位!」
アゼル  「だから、僕はホモなんかじゃなーーーーいっ!!」
レックス 「おいおい、照れなくていいんだぜ? 俺とお前の仲じゃないか」
リーン  「よいしょ、よいしょっ!」
ハンニバル「むむむ……やはりリーンの細腕でワシを運ぶのはキツかったか……」
ノイン  「最下位とはいえ、この差は決して挽回不可能ではない。アリス・ムーンのホリン&デイジーペア!
      トップから最後尾までは18秒3!! どのチームにもチャンスはあります!」
デイジー 「ごめんね〜、ホリンさん。あたし、か弱いからこれが限界なの☆」
ホリン  「随分余裕があるように見えるんだが……」
341ママチャリの系譜 第2章:2011/12/13(火) 16:41:06.97 ID:+2q7aTqI
121

──────────────────
       アイ
クロ           ヨハ       レイ
        シャ─→     ラド
──────────────────

ラクチェ 「ヨハン、どいてっ!!」
ヨハン  「おおラクチェ。私にとって愛する君の言葉は神の言葉にも等しい。さあ、遠慮無く通りたまえ」
シャナン 「あー、じゃあ遠慮無く」
アイラ  「ついでに私も行かせてもらおう」
ヨハルヴァ「おいコラてめえ、何あっさり抜かれてんだよっ!!」
ノイン  「おおっと、これは第2幕開始の合図か、緑の流星シューティングスターと超獣ぱんださん号が
      ヨハヨハ兄弟・愛のパルちゃん号をオーバーテイィィィク!!」
エルフ  「ヨハン選手、余裕を持って見送りましたね。何かの作戦でしょうか?」
ノイン  「愛のミラクル大作戦! コスプレレーサーのへんてこりんな世界ッ!
      シューティングスターに抜かせて、パルちゃん号はスリップストリームに付く頭脳的省エネ走法だ!」
セーラ  「あの変態、意外に頭がいいんじゃないの?」
ドロシー 「ブラギマジックを破ったのも、彼の作戦ですからね」
ヨハン  「さあラクチェ、この私と愛を語らい合おうではないか」
ラクチェ 「ちょっ!? シャナン様!!」
シャナン 「分かった!!」
      (あんな奴に私のラクチェを渡してなるものか!!)
ギュイーーーーーーーーン!!!!
エルフ  「あ、脱兎の如く逃げましたね」
アイラ  「速いな」
ヨハン  「フッ、まずはシャナン殿を倒せという事か」
ヨハルヴァ「だったらカッコつけてねえで、さっさと後を追えよ!」
ノイン  「……コホン、えー、一方エネルギー垂れ流し走法は、現在1位のレイリア選手、2位のラドネイ選手、
      4位のアイラ選手っ! 乳からフェロモンも垂れ流しているぞっ!!」
ラドネイ 「ほっとけっ!! ……ってなんでアンタ達、そんなに平然としてるんだよ?」
アイラ  「この程度で心を乱すような修練はしていない」
レイリア 「女として生まれたからには、魅力で男の人の理性を撃滅せしめたいものなのよ」
トリスタン「ラドネイ、これは女子としては怒るべき事ではない。むしろ誇るべき事だ!」
ラドネイ 「黙れっ、このスケベ大王!」
エルフ  「まあ…ノイン実況員では垂れ流せませんからね」
ノイン  「私も垂れ流したいっ! さあ、早速首位で動きがあったぞ、中央市場の覇者・大万福丸、
      その背後にスリップストリームでつく緑の流星シューティングスター、
      一気にトップのオレンジの暴走兵器ゴリアス田中さんに王手をかける!」

────────────────
                 グオッ!!
    ヨハ   アイ   シャ ラド─→レイ

────────────────

ラドネイ 「後ろからロリコンが迫って来てるんだ。悪いけど、そこをどいてもらうよっ!」
シャナン 「違う! それは誤解だぞ、ラドネイ! 後でじっくり話し合おう!」
トリスタン「ほほう、二人っきりならばラドネイを上手く言いくるめられるというのだな」
スカサハ 「こういう時のシャナン様は詐欺師みたいに口が上手いからな。注意しないとダメだぞ」
シャナン 「黙れ! 話がややこしくなるから、お前ら少し黙っててくれ!」
ラクチェ 「そうよ! いくらスカサハでも、シャナン様を悪く言うのは許さないわっ!」
レイリア 「あの〜、レース中よね、これ……」
セーラ  「何よ……この緊張感のない首位争いは……」
ドロシー 「ノリが良いのか単なるアホなのか……判断に困りますよ」
342ママチャリの系譜 第2章:2011/12/13(火) 16:42:48.42 ID:+2q7aTqI
122

ノイン  「王手飛車取り、毘沙門天、7つの福神に守られたゴリアスの塔に住んでいるスーパー踊り子剣士
      少年少女、スカサハ&レイリアペアに一陣の風、大万福丸の鋼の女将・ラドネイが行く!
      まさにサーキットのつむじ風、ラドちーはつむじ風!」
エルフ  「ラドちーは、ラドネイ選手のあだ名ですわね」
ラドネイ 「勝手に人のあだ名を捏造するなっ!!」
トリスタン「ラドねっくす」
ノイン  「あ、そっちだったの? ごめんね、ラドねっくす」
ラドネイ 「そっちとはどっちだよっ!? 大体、何でラドちーとラドねっくすの2択なんだ!?
      そもそも、そんな風に呼ばれてないっ!!」
シャナン 「ラドねっくす、すまんが、先に行かせてもらう! 後で話し合おうな!(ビュン!!)」
アイラ  「何をどう話し合うのだ? それはそれとして、前は譲ってもらおう!(ビュン!!)」
ティルテュ「ばいば〜い、ラドねっくす!」
トリスタン「何をやっているんだ、お前は!」
ラドネイ 「どやかましいっ! 半分はアンタのせいだろうがっ!!」(ゴスッ!!)
ノイン  「おおっと、チームワークにヒビが入ったかッ!? コンビの両輪を繋ぐチェーンが軋みを上げるっ!
      実況に気を取られている間に、すぱすぱ後続車に抜かれた青白いスポーツカー、大万福丸!」
エルフ  「アイラ選手がいつの間にかすぐ後ろまで来ていましたわね」
セーラ  「それはいいけど、実況がレースの邪魔をするってどうよ…?」
ドロシー 「私達が実況してたら、また別の展開になっていたでしょうね…」
ラドネイ 「実況員、覚えてろよ〜!!」
ノイン  「実況は19番目のドライバーです、油断してはなりません!
      そして一方、私に助けられたイザークの双璧も相手の呼吸を読み切った素晴らしい抜き去りっ!!
      両者共に最下位でピットアウトしながら、藤村瞬時にひょいと2位までランクアップだっ!!」
スカサハ 「うわ、相手が変わっちまった」
レイリア 「この状況でボケれる神経が凄いわね…」
ノイン  「両者共にここまで2度最下位に落ちながら、驚異的な追い上げでとうとう
      チャンピオンを鼻先に捉えたっ、剣聖ウェイター・シャナン、くまちゃん女将・アイラッ!!」
セーラ  「あれ? そうだったっけ?」
エルフ  「シューティングスターはスタートで最下位、体育館裏ストレートで2回目の最下位です。
      ぱんださん号は1周目のグラウンドでシャナン選手のブッチャーを受け、その後最下位に転落。
      そして、ピットアウト時にシューティングスターと同時に最下位でスタートしましたわ」
ドロシー 「ああ、確かそうでしたね」
ノイン  「2度ある事は3度あるっ、3度の飯よりサンドイッチ!」
エルフ  「サンドイッチは食事に入らないんですか?」
ノイン  「入ります。さあ、遂に再開、夢の対決っ!! シャナンVSアイラっ、宿命のゴングが今、
      たんぽぽ小道スーパーロングストレートに鳴り響くっ!!」

────────ギュイーン!!────
              アイ──→
     ラド         シャ──→レイ

────────────────

ラクチェ 「戦力が低下してるとこ悪いけど、これも勝負だからね!」
シャナン 「スカサハの力を試してやりたかったが…これも仕方ない!」
アイラ  「どのような相手であろうとも、手加減はせんっ!」
ティルテュ「アイラちゃん、ぶっとばしちゃえーーーっ!!」
スカサハ 「フン、剣の戦いじゃないんだから、今回ばかりは負けんぞ……俺、ナビだけど」
レイリア 「悲しい事に戦うのはあたしなのよね…」
343ママチャリの系譜 第2章:2011/12/13(火) 16:44:32.46 ID:+2q7aTqI
123

ノイン  「だがその前に立ち塞がるのはオレンジの人間火炎放射器・ゴリアス田中レイリアちゃんっ!!
      前王者ギルガメスをわずか2秒で消し炭に変えた燃え盛る灼熱のダンサーに、
      イザークの双璧が勇者の剣とバルムンクを持って、流星剣と月光剣と太陽剣で挑みかかるッ!!」
エルフ  「いえ、あの2人は流星剣しか使えません」
レイリア 「スカちゃん、また援護お願いね!」
スカサハ 「レイリアには俺なんかよりもっと良い奴が現れると思うんだ…」
レイリア 「あれ? あたし、お付き合いを断られた娘みたいになってるっ!?」
ラドネイ 「あんたらもボケとるやないか!」
トリスタン「流石我が強敵(とも)!」
セーラ  「だめだこいつら、早く何とかしないと…」
ドロシー 「スカサハさんも意外にやらかしてますよね…」

シャナン 「我々を目の前にして漫才とは、えらい余裕だな。スカサハ!」
ラクチェ 「せっかくだからお付き合いしちゃいなさいよ!」
ティルテュ「ひゅーひゅーだよぉ、スカちゃんたちぃっ!」
アイラ  「ある意味大物だ…と褒めたい所だが、敵を前にしていささか緊張感がなさすぎるぞ!」
スカサハ 「FUNDOSHI一丁の濃厚・濃密・モザ無しライヴ『オペラと侍の狂騒曲』をじっくり堪能させてやる!」
レイリア 「演目は黒田節よっ!」
ノイン  「言う言う。熱い熱い宣戦布告っ! 聞いてるこちらは戦々恐々だっ!
      流星一家の戦いに妥協なしっ!! そこにあるのは弱肉強食の掟だけだっ!」
セーラ  「どんな家よっ!?」
ドロシー 「彼らの私生活って一体…」
ノイン  「栄冠を得るのは勝者のみっ! 王冠を得るのは酒屋のみっ!!
      洋酒日本酒ビールのご用命は皇帝陛下の酒店までっ!! ツナブロック一袋30Gっ!」
ゼウス  「私も昔は闘技場で『エンペラー』とも呼ばれていたんだが、歳には勝てなかったな…。
      まあ、今は足を洗って、こうして酒屋を営んでいる。
      ウチのおすすめは、この大吟醸『神殺し』ってやつだ。あと、飲酒運転はすんなよ」
エルフ  「協賛ありがとうございますわ」

─────────

    アイ・シャ→レイ

─────────

ノイン  「テールトゥノーズでゴリアスにぴたりと付ける宇宙からの使者・シューティングスター、
      その後ろには地上最強の珍獣・ぱんださん号っ! プレッシャーはいかばかりかっ、
      灼熱のFUNDOSHI女王レイリアっ! 背後を窺う烈火のFUNDOSHI大王スカサハっ!」
レイリア 「スカちゃん、もうボケてるヒマは無いわよっ!」
スカサハ 「分かってる、本気モードで行くぞっ!」
アイラ  「ようやくやる気になったか。だが、お前達に我々二人を止められるか!?」
シャナン 「お前達の本気とやら、見せてもらおう!!」
      (ここでトップに立って、ラクチェとのお付き合いをアイラに認めさせるっ!)
344ママチャリの系譜 第2章:2011/12/13(火) 16:46:25.03 ID:+2q7aTqI
124

ノイン  「3台鈴なりのスリップストリームっ! 激突する闘志っ、
      限界ギリギリバトルの幕開けに観客スタンドの興奮も最高潮だぁっ!!」
観客達  「(゚∀゚)ワ ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ!!!!(゚∀゚)」
セーラ  「来たきたキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」
ドロシー 「行っけぇーーーッ!! ぶっ飛ばしちゃえーーーッ!!」
ノイン  「スタンドはまさにスタンディングオベーション、文字通り立ちっぱなしですっ!!」
スカサハ 「小道はまだ半分も行ってない…ファントム・フェイントで時間稼ぎだ!」
レイリア 「分かったわ、指示、お願いね!」
シャナン 「貰った!」
スカサハ 「あげない!」
ノイン  「行かれたかっ、緑の流星にトップを譲ってしまうのかゴリアス田中さん!
      いやっ、隙があると見せかけて進路を完全に防ぐ! 出鼻を挫かれたロリコン剣聖・シャナン選手!」
シャナン 「ロリコンじゃないっ!!」
ラクチェ 「シャナン様に失礼な事言わないでっ!」
スカサハ 「真実を知らないってのは幸せだな…」
アイラ  「うむ。それはそうと隙だらけだぞ、スカサハっ!!」
スカサハ 「おっと!」
ノイン  「シューティングスターの背後から影の如く現れ、光の如く飛び出した超獣ぱんださん号!
      光と影のスリップストリーム、光トカゲッ!! ああ、だが、これもブロック!」
アイラ  「何っ!?」
ノイン  「攻撃の臨界点を見極めたゆらりゆらりとしたブロック!」
シャナン 「っ!!」
スカサハ 「っ!!」
ノイン  「更にオーバーテイクを仕掛ける夜空の流星シューティングスター! ブロック! ブロック!
      ブロック! 剣聖ウェイター・シャナン選手と大熊座の化身・アイラ選手の波状攻撃!」
スカサハ 「右に左に…っと。あ、次こっち」
レイリア 「オッケー!」

──────────────────
         ユーラユーラユーラ……
   シャ→レイ      / ̄\      /¨¨¨
   アイ─→ \_/     \_/
──────────────────

ノイン  「しかし、それを亡霊のようなゆらりゆらりとしたブロックで止め続ける、まるで隙自体が罠のよう!
      狭い地形を利用したセマーリン流星5連フェイント!」
エルフ  「オーバーテイク時に必要な集中力を断続的に要求される事で、
      その意志を挫き、気力を殺いでいく、何とも見事なブロックですね」
セーラ  「へぇ〜、あん中じゃ一番劣ってそうなのにやるじゃない」
ドロシー 「セーラさん、それは思っていても口に出さないで下さい」
シャナン 「くそっ、抜けんっ! 地味にスカサハの指示が的確だ!」
ラクチェ 「スカサハのくせに…やるじゃない」
アイラ  「ふむ、見事なチームプレイだ。我が息子ながら、かなり、やる」
ティルテュ「ぶー!」
ノイン  「路地裏のFUNDOSHIコンビ・スカサハ&レイリアペアの合体技、ファントム・フェイントが、
      たんぽぽの咲く地に選手達の気力を散らす!
      ちらし〜寿司なぁらボイス寿司匠、並は80G、特上ならお吸い物付きで240G!!」
ボイス  「つまらぬ物は作らぬ、最高の寿司を提供しよう」
エルフ  「協賛ありがとうございますわ」
345ママチャリの系譜 第2章:2011/12/13(火) 16:49:12.24 ID:+2q7aTqI
125

ノイン  「まだ気力は衰えず、元気いっぱい夢いっぱいのシャナン選手!
      ベーシックにアタックアンドアウェイを繰り返します。ベーシックなスタイルが勝利を呼ぶか!?」
シャナン 「むう…甘く見たつもりはなかったが…」
ラクチェ 「どうもスカサハ達がわざと作った隙に飛び込んでいる感じがします」
ノイン  「疾風ジャパンベーシック、ぴゅーたは本当にあったんだ!
      目が目がぁ100メガショックアタリショック!! ジャガーに罪はありません」
エルフ  「エ○エッ○スは罪深いですのにね」
ラクチェ 「シャナン様、ここは一旦引いて…」
シャナン 「……うむ」
スカサハ 「シャナン様はともかく、母さんが静かなのが不気味だな…そろそろ潮時か」
レイリア 「何度も同じ技は通じないって訳ね」
アイラ  「そういう事だ。その技はもはや私には通じんっ!!」

────────スッ!!─────────
                ∧
       シャ  アイ | レイΣ(゚Д゚ )アッ!!
                └───→
──────────ギュイーン!!─────

ノイン  「おおおおおっとぉっ!! アイラ選手、ワンフェイントの後、
      急加速でゴリアス田中さんを一気にオーバーテイィィィクッ!!」
ティルテュ「やったぁっ!」
レイリア 「やられたっ!」
ノイン  「ここで一気に順位がひっくり返る!!
      首位を奪取の最強大熊猫アイラ&ティルテュペア、何と瞬間最高速度45.2km/hをマーク!
      スカサハ&レイリアペアの合体技、くまさん女将の前に散るっ!!」
エルフ  「アイラ・カスタムとも言うべきピーキーなチューンを施した足回りと、
      最高速仕様にセッティングされたマシンスペックの成せる業ですね」
ノイン  「恐るべし『アイルロポダ・メラノレウカ』の学名を持つ珍獣ぱんださん号ッ!
      それを操る最強超獣ジャンボ女王熊アイラっ!!」
アイラ  「今の私はただの可愛いくまさんに過ぎん」
ティルテュ「ティルテュはねこちゃんだよ〜」
エルフ  「しかし、そのマシンスペックの裏打ちがあるとはいえ、変速なしで2人乗り、
      更に連投であるにも関わらず瞬時にこれだけのスピードを出せるなんて、
      一体どういう脚力をしているのでしょうね?」
ドロシー 「そのスピードの自転車をコントロール出来るのも凄いですよ!
      この辺まで来ると、まともにハンドルが効かなくなりますから」
セーラ  「まあ、あの女将さんだし。別にそれぐらいどって事ないんじゃないの?」

シャナン 「逃がさんぞ、アイラっ!」
アイラ  「この程度で勝てるなどとは思っていない。シャナン、勝負再開だ!」
ノイン  「しかし、後ろも負けてはいない。完全に行かれたかに見えたが、シューティングスター、
      シャナン選手が即座にぱんださん号の背後にスリップストリームにつけたっ!」
スカサハ 「まずい、シャナン様に行かれると独走態勢に入られる!」
レイリア 「何とか食らいついてみるわ!」
ノイン  「そして、こちらも負けてはいないっ! シャナン選手の後ろに更にスリップストリームで
      食い下がるゴリアス田中レイリアちゃんっ!」
セーラ  「ちょっ!? あいつらあのスピードについて行けるのかよっ!?」
ドロシー 「そんなのどうでもいいですよ! いっけーーーっ!!」
ノイン  「順位は逆転したが、再び一丸となっての行軍だっ! さあ、そのまま列をなして
      たんぽぽカーブをクリアし、2度目の勇者の泉、グランベルウォーターバンクへと向かいますっ!!」
セーラ  「シャナン、私の為に走りなさーーーいっ!!」
ドロシー 「アイラさん、トップを守って下さい! レイリアさん、せめて離されないで下さいっ!!」

続く
346助けて!名無しさん!:2011/12/13(火) 18:32:35.62 ID:pVJoIsWO
乙ですー
聖戦好きなので聖戦組みが活躍するとうれしい


アルヴィス「わははは!みよこの旋回性能と機動性!大空は私の者だ!」
シグルド「ぬううアルヴィス、嫌味か貴様!」

5万Gもした10/1ラジコンラジャイオン(アシュナード人形付き)が空をゆく。
シグルドに自慢したくて仕方ないアルヴィスは昼休みにシグルドを会社の屋上に呼んだのだ。

アルヴィス「お前もドラゴンナイト消しゴム(100G)があるだろう。一緒に飛ばせて競争で勝負というのはどうだ?」
シグルド「ええい大人げないやつめ!」
とは言うものの羨ましくて仕方の無いシグルド兄さん。
逆の立場なら多分自分も自慢しただろうし。

そこで屋上の扉が開く。
レプトール「ばかもんなにやっとる!」
アルヴィス「うわっ専務!?」
シグルド「げげっ!?」
レプトール「いい大人が…それも管理職ともあろうものが職場に玩具なんぞ持ってくるでないわ!」
二人そろって専務の説教を食らう羽目になった。自業自得である。
がっくり肩を落とすアルヴィスとシグルド。
やがて専務は憤懣やる方ない調子で屋上を出ていった。
レプトール「まったく最近の若い者はたるんどるけしからん」
そこで行き会ったのはお髭が豪快なランゴバルト常務である。
ランゴバルト「専務。今夜久々にどうですかな?」
レプトール「おう、いいですなあ」
それを聞いた部下たちは二人が飲みにでも行くのだろうと思った。
二人は付き合いも長いらしいし。

その夜……人気の無い貸し倉庫……
レプトール「まったく…こんな風に人目をはばからんといかんとは不便な事よの」
ランゴバルト「仕方あるまい。今やワシらも専務と常務。昔のように気楽には振舞えんよ。家族の手前も恥ずかしいしの」
レプトール「そうじゃの…じゃが今なら遠慮はいらんぞランちゃん!」
ランゴバルト「おうよレプちー!まずはメンコ勝負じゃい!」

二人はナイトやマージが描かれたメンコを手に取る。
メンコって何かって?
厚手の紙で作った昔の玩具です。このスレの住人がどういう世代の人が多いかは知らんけどやった事ある人は少ないんじゃなかろうか。
地面に置いたメンコの側に攻撃側がメンコを叩き付けてうまくひっくり返れば勝ち。
勝者は敗者のメンコを貰えます。詳しくはググッて欲しい。ローカルルールもまちまちであるので。
ランゴバルト「うおおりゃあ!」
バチーン!
ランゴバルト「ワシの勝ちじゃいレプちー!マージメンコは貰っていくぞ。がははははは!」
レプトール「くっこの馬鹿力め……次はベーゴマじゃ!銀玉鉄砲でもいいぞ!」

TVゲームなど無い時代に少年時代を過ごした二人の老人。
子供の頃は日が暮れるまで紋章町を駆け回り近所の駄菓子屋で玩具やお菓子を買ってはこうして勝負に明け暮れていた。
あれから数十年…町はすっかり姿を変え二人の髪は白髪になり、孫を持つ年になり大勢の部下も持った。
多くの人間に責任を持つ身として、また厳格な家長として威厳のある姿を見せなくてはならない二人。
だが今はこうして童心に戻って遊んでいる。もはや白髪頭の老人ではあるけれど。
男はいくつになっても子供みたいなものかも知れない。
347助けて!名無しさん!:2011/12/14(水) 00:25:05.89 ID:d/0RbQey
いいなあ、ここのグランベル商事の皆さん。 なんか和む。

しかしフリージの皆さん、根っこはオタ趣味な人が多いなあ。
ブルーム「父上のメンコのイラストから漫画にあこがれ、
      グッズ作りに手を出しカードゲームのイラストに手をだしたんだよなあ。
      そしてイラスト仲間からヒルダに出会った。何が縁になるんだかわからんな」
ヒルダ  「人生そんなもんさね。でも娘や息子はアンタの趣味を理解してるわ。
       イシュタルはあきらかに漫画よりゲームの方が好きなんだしね」
   
348助けて!名無しさん!:2011/12/14(水) 02:59:59.22 ID:zxiDOHag
ミシェイル「妹こそ至高!」
アリオーン「同意する」
ディーン 「アリオーン様、異議ありです!年端の行かぬ少女が国を憂いシスターとして神に祈る姿こそ至高ではありませんか」
ミシェイル「うむ、それにも同意する。マリアは天使だ」
>>340を見て、SFCの男竜騎士ってまともな奴が居ない事に気付いた
349助けて!名無しさん!:2011/12/14(水) 08:10:04.08 ID:N7vBRC16
そういえばサイアス生きてるからファラの血は絶えてないっていうけど、
ロプトの血も引いてるから子孫残すとセリスの子孫と合わさってまたロプト復活する可能性あるんだよね
350助けて!名無しさん!:2011/12/14(水) 10:35:20.36 ID:NOGimS7q
>>346
二十歳だけどメンコ知ってるしやった事あるよ!あるよ!
…ベーゴマとか今のベイブレードの原型となった物だから懐かしいな
GJ!


例え強いロプトの血を持つ者が再び現われても、
覚醒のキーであるロプトウスの書がなければ大丈夫じゃないの?
流石にあんな代物は厳重に封印するなり深い海の底に沈めるなりしただろうし
351助けて!名無しさん!:2011/12/14(水) 22:59:53.96 ID:QPJg4TIs
サイアスのいるヴェルトマー
セリスのいるバーハラ
ユリアの嫁ぎ先

ロプトの血拡散しまくりそう。
352助けて!名無しさん!:2011/12/14(水) 23:13:18.34 ID:euzveCGL
ちとむごいが子作り禁止…あるいは本人が自粛ということもありえるぞ
セリスのとこは跡取りどうするかって事になるが

マイラの子孫が子供二人作っちゃだめってロプト復活防止掟も穴があるよね
シギュンが仮にそれを守ったと仮定してもアルヴィスとシギュンで近親した場合でもロプト復活なんだし
353助けて!名無しさん!:2011/12/15(木) 00:33:51.16 ID:KzuId/Pz
ここ、なんていうスレだっけ?
354助けて!名無しさん!:2011/12/15(木) 00:38:36.52 ID:adfook0V
ネタの来てない時にちょっとくらい原作の話したっていいじゃない
ケチな事言いなさんなって
355助けて!名無しさん!:2011/12/15(木) 00:55:44.27 ID:KzuId/Pz
別に原作話すんなとは言ってないぞ。時々蒼炎暁スレ化するし今更過ぎる。
こういう台詞はお約束かなと思って言ってみただけだ。すまん。

アルム「寧ろ外伝スレ化するべきそうすべき」
セリカ 「そうよ!もっと外伝について語るべきよ!」
マルス「外伝やってる人少ないからキツイと思うよ」
356助けて!名無しさん!:2011/12/15(木) 10:25:18.44 ID:9iAAdQWT
アルム「ロイ、なにやってるの?」
ロイ「パズルゲームだよ。単純だけど奥が深いんだ。3DSだけに」
アルム「へー、珍しいね。うちでそういうの好きなのはマルス兄さんくらいだと思ったけど」
ロイ「えへへ・・・そろそろ新作でるでしょ。弟か妹できたら一緒に考えようと思って」
アルム「・・・出た順番と歳は関係ないよ、ロイ」

ISつながりのヒクオスおもろいよ。ファミコンドットも再現できるし。絵板にドットアルム&セリカをあげたので興味のある人はどうぞ
357毒を含みますご注意下さい。:2011/12/15(木) 13:17:02.63 ID:2ZvAlPpI
紋章町新聞
・危険な植物栽培の青年逮捕。
・冬コミ中止条例にフリージ家猛抗議。
・本日のイレース警報。
・アストリア著「騙されない為の強い意思の持ち方」本日発売。
・ジョルジュ著「頑固な奴とつき合う10ヶ条」本日発売。
・エレブ中学校セシリア教諭永久追放で関係者全員歓喜の嵐。

一面より抜粋。
本日未明、兄弟家の庭先に周囲の生物を捕食し、1gで竜を完全に殺傷出来る毒を含む危険植物を持ちこみ水をやっていた青年Kを逮捕した。
青年は「アルムに頼まれて世話を手伝っていただけ」と話しているが。
現在紋章町でアルムという人物は確認されておらず。
ベルン署は薬物の使用も含めて調査を続けている。
358助けて!名無しさん!:2011/12/15(木) 14:16:35.04 ID:VqOp9nLF
戸籍はどうなってるんだアルム…
359助けて!名無しさん!:2011/12/15(木) 15:35:00.51 ID:Z2rnGHhj
ミカヤ(言えない…あの頃は兄弟姉妹たくさん生まれててんてこまいでお姉ちゃんアルムの分の出生届け提出するの完全に忘れてたなんて今更言えないっ…もう私もボケが来たのかしら…やだなぁ…)
360助けて!名無しさん!:2011/12/15(木) 16:14:12.42 ID:NcgDUkXO
>>357
青年Kって誰だよwwww…クリフか?
そしてアルムェ…wwwwww
361助けて!名無しさん!:2011/12/15(木) 19:14:51.49 ID:udDkSTkX
>>356
ヒクオスにIS関わってたのか、今度チェックしてみるわ
362助けて!名無しさん!:2011/12/15(木) 19:30:42.53 ID:jdtMMaOK
3DSといえば最近出たマリオカート7もあるぞ、任天堂的に
兄弟家だと家庭内でマリカー大会開けるくらい人数いるよな
363助けて!名無しさん!:2011/12/15(木) 19:44:06.65 ID:cYuxkFwe
3DS何台要るんですか
ああアイクを誘うためにサナキ会長が家族分くれるのか
364助けて!名無しさん!:2011/12/15(木) 19:56:45.11 ID:udDkSTkX
マリオカートだと駆け引きに優れるマルスが一番、と思わせて
子供の遊び相手になって経験積みまくってるエフラムが一番の腕前のような
365助けて!名無しさん!:2011/12/15(木) 20:02:51.09 ID:Z2rnGHhj
エフラム「ゲームもよし。だが室内遊びばかりではいかんぞ。外で遊んで体を鍛える事もまた子供には必要」
アメリア「というわけで外に来たわけだけど…」
エフラム「かくれんぼで見つかりそうになるとリワープで場所を変えるのはよせ」
サラ「バレちゃった…」
ミルラ「ずるっこはだめです!」
エフラム「お前次鬼な」
サラ「はぁ〜い…」
366助けて!名無しさん!:2011/12/15(木) 23:00:51.63 ID:wTIP3uk/
サラ「じゃあウォッチの杖でどこにいるか見つけて…」
エフラム「反則」
サラ「じゃあレスキューで呼び寄せて…」
エフラム「反則だ」
サラ「…ルールに縛られる生き方って虚しいと思わない?」
エフラム「…遊びはルールを守ってやるから面白いんだろ」
サラ「それもあるけど、真剣に全力でやるから面白いんじゃない?」
エフラム「まあ、それはあるな」
サラ「今のだと真剣になるにはスリルが足りないと思うの。次の遊びからは敗者が勝者の言うことを何でも聞くってのはどう?」
ミルラ「な、何でも…ですか?」
サラ「まあ、あんまり無茶なのはナシね」
アメリア「な、何か勝てそうなのあったっけ…」
エフラム「…何でお前らそんなに乗り気なんだ」
367助けて!名無しさん!:2011/12/17(土) 12:19:53.66 ID:4F2Qq1dI
たまにこのスレは勢いが止まるなー
適当に話振ってみる
FOっぽい作品も含めて連載中の作品について語ってみないか?

ママチャリの系譜
侍エムブレム戦国伝
幼女の旗の下に
ロストマン

ぱっと出てきたのはこの辺りだが他にもあるだろーし
展開予想とかなんでも
368助けて!名無しさん!:2011/12/17(土) 17:14:29.83 ID:xjOgO+eo
戦国は伏線とか凄いと思う
というかそこにあげてる他の3作もそれ以外の作品もみんな凄いと思う いや本当に
フェードアウトしちゃうのはなんか歯がゆい感じはするけども作者の都合だったら仕方ないか

過去作品で一番好きなのは「乳戦争」です




369助けて!名無しさん!:2011/12/17(土) 17:19:40.87 ID:Op8zbTdA
ポケモン+ノブナガ、兄弟家にもパートナーポケモンとか誰か考えてw
370助けて!名無しさん!:2011/12/17(土) 17:35:24.48 ID:ClWgwzL7
マルスがトラウマで発狂するからやめたげてw
371助けて!名無しさん!:2011/12/17(土) 18:28:16.74 ID:eOMgMkoE
過去作なら自分はシレジアの風が涙に染みる…かなぁ
今のセティの方向性を決定付けたというかいろんな意味で好き

イリオスVSオルエンの一連の作品も好きなので迷ったけど一番となるとシレジアシリーズ
372助けて!名無しさん!:2011/12/17(土) 20:08:31.46 ID:v5nsYMyL
>>357
紋章町新聞読んでみたいww
373助けて!名無しさん!:2011/12/17(土) 20:19:18.39 ID:fsfmd6Gt
>>369
リーフ「コーエー+任天堂ならDOA+FEで水着おねいさんのビーチバレーを」
エリンシア「バアトル様が落とせる乙女ゲームを」
アイク「FE無双」
一同「アンタは通常運転で無双状態だから!」
374助けて!名無しさん!:2011/12/17(土) 22:05:59.40 ID:wrW/3CUq
まさかここでもポケモン+ノブナガの話題を見るとは思ってなかった

FE主人公達だったら何のポケモン使うんだろうな
375助けて!名無しさん!:2011/12/17(土) 23:14:30.73 ID:xjOgO+eo
とりあえず3匹ずつ

ミカヤ:ミュウツー、エーフィ、キュレム  等エスパータイプ中心+こおり
シグルド:ストライク、ヘラクロス、バタフリー  等むしタイプ
エリンシア:チルタリス、カイリキー、コジョンド  等 主にひこう、趣味でかくとう 
アイク:ルカリオ、エンテイ、テラキオン  等かくとうタイプ(+ほのお)
エリウッド:ギャロップ、セレビィ、ラッキー(看病的な意味で)  等タイプに偏りはなく王子様らしいポケモン
ヘクトル:カメックス、プテラ、ベロベルト(ピz・・・)  等なんかいかつい
エフラム:ジュカイン、ボーマンダ、クルミル(幼女)  等かっこいいやつら
エイリーク:リーフィア、ドレディア、ロズレイド  等美しい草タイプ
リン:ビジリオン、ワタッコ、ゴウカザル  等草原で、かわいくて、早くて強い という好みを反映
マルス:コバルオン、ダーテング、ダークライ  等あくタイプ中心。
アルム:エルレイド、ドダイトス、ソルロック  等緑系+じめんとくさで畑+太陽のめぐみ
セリカ:ビクティニ、シャンデラ、エネコロロ  等なんとなくイメージだが赤(ほのお)、怒ると恐い、かわいい な感じ
セリス:オーダイル、ヒメグマ、シキジカ  等オーダイルはイメージ、あとの2匹はとにかくかわいい
リーフ:メガ二ウム、ビークイン、サンダース  等はっぱ、おねえさん、すばやい
ロイ:バシャーモ、キュウコン、トゲピー  等ほのお+なんとなく

見にくくてスマン・・・ どくタイプ以外は全部そろってると思う
基本的にイメージや似合いそうなポケモンを考えて書いてみた
一番左のポケモンがメインと思ってください
376助けて!名無しさん!:2011/12/17(土) 23:31:06.88 ID:FfM4z0xW
ヘクトルはオノノクスだろう
アイクはレックウザ(天空的な意味で)

あと主人公じゃないけどしっこくかイシュタルにゼクロム
377助けて!名無しさん!:2011/12/18(日) 00:13:05.42 ID:2hjT8LbQ
600族ならマルスはサザンドラ、セリスはカイリューな印象が

課題やレポートでしばらく書けなかったorz
>>104-105の続き

ターナ「ラ、ラーチェル?どうしてここに?」
ラーチェル「あなたこそなんでこのような場所に?」
ターナ「ちょっと商売してる人の気分になりたくて」
ラーチェル「ウソですわね。ならこの本は何ですの?」
ヤバい。とても逃がしてくれそうにない雰囲気だ。
こんな時に平然とウソをつける人たちが本当に羨ましいわ。
ラーチェル「この本をちょっと見せてくださいな」
ターナ「ちょっ、待っ・・・」
私もう\(^0^)/オ ワ タ。
こんな形で親友の1人を失っちゃうのとかイヤだな・・・
ラーチェル「・・・」
見入ってるように見えるけどやっぱり嫌よね・・・。身近に腐った女がいるなんて・・・
ラーチェル「・・・百合が良いと思ってましたが薔薇も中々良いですわね」
もしかしたら理解しあえる可能性があるかもしれないしここは話し合ってみよう。
ターナ「気持ち悪くとかないの?」
ラーチェル「最初はそのような感情もありましたが見てみるとそうでもありませんでしたわ」
ターナ「そう・・・?ところで出来はどうかしら」
ラーチェル「私の個人的な意見では素晴らしいと思います。特に肝心な時にへたれるヒーニアスをエフラムが押す場面は良かったですわ」
まぁ私の辞書ではヘタレと書いてお兄様と読むしね。それにヘタレじゃないお兄様なんてお兄様じゃないもの。
ターナ「良く思ってもらえて良かった。最悪絶交されるかと思ってたもの」
ラーチェル「とんでもありませんわ!親友と絶交だなんてあり得ません!」
ターナ「ありがとう!ラーチェル」
とりあえずラーチェルとの交友関係はもう心配しなくて良いわね・・・
ラーチェル「ところでこの同人誌を私に売ってもらえませんか?」
ターナ「良いの?」
ラーチェル「構いませんわ。これからも同人活動を頑張ってください。あなたのところには常連として来ます」
ターナ「うん!次は今回よりもっと良いもの書くから!」
ラーチェル「期待してますわ!私からもプレゼントです!」つ百合同人誌
ハイ・・・?百合同人誌を私にどうしろと?
まぁBL好きな私がいえた立場じゃないというのもあるから変な目じゃ見ないんだけど。
売れたは良いんだけど後7冊・・・。どうしてくれようかしらこの状況。
読んで褒めてくれた人もいるけど買ってはもらえなかったし・・・。時間切れまで後1時間。さて正念場だわ!
378助けて!名無しさん!:2011/12/18(日) 00:13:49.70 ID:2hjT8LbQ
イドゥン「・・・」
ターナ「うわっ!なんでイドゥンさんがここに!?」
同人にはとても縁がなさそうな人だけどまさか隠れ腐女子
イドゥン「買い物帰りに寄ったのです。おじい様からお使いを頼まれて」
な訳ないわよねー。でも何でここにいるのかしら。迷ってたら道でも教えよっと。
イドゥン「そして先ほどユリウスとセリス君の友情ストーリーがあったので買いました」
イドゥンさん。それは友情ストーリーなんてものじゃありません。
友情の垣根を越えたものなのです。・・・ユリアさんにバレた時のことを考えてユリウス君の無事を願おう。
ターナ「どうしてそれを買おうと思ったのですか・・・」
イドゥン「なんというか家族が主役になってる本を見たかったので・・・」
イドゥンさん、あなたは本当に純粋なんですね・・・。
イドゥン「それから最近ユリウスが新世界がどうとか言ってるのです。何を悩んでいるのでしょうか?」
私達にとって物凄くおいしいネタです。ありがとうございます。やっぱり時代はセリユリね、ハァハァ
イドゥン「何か嬉しそうですが・・・」
ターナ「アハハ、気のせいですよ」
ヤバい、妄想して思わずニヤけてしまったわ。とりあえず質問には真剣に答えましょうか。
ターナ「イシュタルさんを呼んだら一発で解決出来ると思います。ユリウス君もきっと正常になりますよ」
イドゥン「イシュタルちゃんですか。家に帰ったら連絡してみましょう。それからこの本をください。ミルラ達にプレゼ・・・」
ターナ「ダメです!あの子たちを悲しませたくないなら辞めた方が良いです!!」
あの子達エフラムのことが大好きじゃないの!見たら卒倒どころじゃ済まないわよ!?
イドゥン「何故でしょうか?エフラムさんが主役格ですよ。それに何故悲しませてしまうのですか?」
ターナ「そ、それは」
シレーネ「物語の中でエフラムさんが死んでしまうからです!」
イドゥン「そうですか・・・。だとしたら確かにあの子達も悲しみますね」
シレーネ「えぇ、それに流血表現とかもある戦記モノですから」
イドゥン「分かりました。なら買うのはやめておきます」
シレーネ「それが良いと思います」
イドゥン「では私はそろそろ」
シレーネ「お気をつけて」
ターナ「ありがとうシレーネ・・・。本当に危なかったわ」
シレーネ「礼には及びません。それにしても本当に純真な人ですね。それにお客様も来てくれるようです」
そこは同意ね。純真じゃないイドゥンさんなんて想像できないし。
怪しい人に捕まらなかったら良いんだけど。
セティ「はかどってる様だね」
ターナ「売りさばけたのですか?」
ミーシャ「ここにいるのがその証拠よ。それにお客様は待たせない方が良いわ」
ノール「良いのです。今来たばかりですから」
ルーテ「初心者にしてはあなたの同人の出来が良いと聞いてやって参りました」
2人来てくれたわ!これで上手くいけば後5人だしまだワンチャンあるかもしれないわ・・・
ノール「では見本を読ませて頂こう」
ルーテ「・・・優秀な私には劣りますがなかなかの出来です。
知名度が広がりあなたの腕が上がっていけば更に評価されるでしょう」
ノール「初心者にしては良い出来です。腕を磨けば良い腐女子を目指せるでしょう」
ターナ「ありがとうございます。これからも精進します」
優秀な人達に褒められるのはやっぱり嬉しいわね〜。
そして何より先生達の顔に泥を塗らないようにしないとね。
ルーテ・ノール「そんなわけで一冊買いましょう!」
ターナ「ありがとうございました」
379助けて!名無しさん!:2011/12/18(日) 00:14:51.48 ID:2hjT8LbQ
後5冊。誰が買ってくれるだろう・・・
シレーネ「ターナ様!」
ヴァネッサ「ターナ様、少しその本を見せてもらえませんか」
ターナ「別に構わないけど」
あ、ヴァネッサだ。・・・そういえばこの子お兄様のことが大好きなのよね〜。あんな人のどこが良いのかしら?
どうにかして目を覚まさせてあげたいのだけど・・・。おっと仕事仕事!
ヴァネッサ「はう・・・とことんヘタレなヒーニアス様・・・ステキです」
あぁ、シレーネ。そんなに悲しそうな顔をしないで・・・。
この子の目を覚ますのには私もお兄様の妹としての最大限の努力をするから・・・
ヴァネッサ「決めました!残り全て私にください!」
シレーネ「ヴァネッサ?言っておくけど中身は同じものなのよ?続きは出す予定だけど」
ターナ「そうよ。買うなら1冊だけにした方がいいわよ」
ヴァネッサ「いいえ、全冊買わせていただきます!!(エフラムさんに押されるヒーニアス様・・・。ステキ)」
ターナ「あ、ありがとうございました〜」
ごめんなさい、シレーネ。もう手遅れかもしれないわ・・・。
リンダ「何ていうか物凄い人でしたね」
ターナ「あ、リンダちゃん。ここにいるってことは」
ホーク「全冊売りさばきました!」
わお。さすがね。ちなみにリンダちゃんも同人一族フリージ家の1人である。ホークさんはリンダちゃんのアシストをしている。
ちなみにリンダちゃんは60冊の同人誌を売りさばいたとか。それにしてもアリオーンさんがまだだけどもう売り終えてるんだろうなぁ。
余談だけどこの後も3人のお客が来た。でもさっきのヴァネッサが買い占めていったため見本を見せてあげることしかできなかった。
3人共良い評価をくれたし悪いところはちゃんと指摘してくれた。それにしても同人活動って辛いなぁ・・・。でもやりがいも非常にある。
・・・こうして私の初めての同人誌販売活動は幕を閉じた。それも少しおかしな形で。

ヒルダ「あんた達、今日の成果はどうだった?」
リンダ「全て売りさばきました」
セティ「同じく」
ターナ「一応・・・売りさばきました」
ヒルダ「アリオーン、シグルーン。あんた達はどうだったんだい?」
アリオーン「も、申し訳ありません。在庫を出して」
ヒルダ「・・・これから気を付けな。2度目はないよ」
シグルーン「肝に銘じておきます」
ティニー「申し訳ありません。遅れてしまいました」
ヒルダ「構わないよ。結果はどうだったんだい?」
ティニー「完売しました」
ヒルダ「さすがだね。それでこそだ」
ティニー「ありがとうございます」
ヒルダ「今日は解散。近いうち行われる冬コミに備えて全力で用意しな!(全員成長してるね。これからは執筆活動もしつつヒヨッコ達の成長をゆっくり見させてもらうか)」
一同「はい!ありがとうございました!」

アリオーン「在庫を出すとは不覚だ・・・」
セティ「前のセリフをそのまま返そう。哀れだな」
アリオーン「ぐ・・・(この涙目男が・・・!)」
うわー、いきなり険悪になっちゃってるよ・・・。話題出そっと。
ターナ「それにしてもイドゥンさんが来た時は焦ったな〜。エフラムがメインにいる同人誌をミルラ達に買っていくって言った時は本当に驚いたもの」
シグルーン「それは大変ねぇ。どうにかしてごまかしたんでしょう?」
シレーネ「えぇ、なんとか」
ミーシャ「珍しいわね。イドゥンさんがこんなところに来るなんて」
ホーク「まさか別の同人誌を一冊買ってたりして」
・・・・・・・・・あ、そういえば。
ターナ「ああああああああああああああああ!!!!」
アリオーン「大声をあげてどうした!?」
ターナ「イドゥンさんにセリユリの同人誌を返品するように言うの忘れてたぁぁぁぁぁぁぁ!!」
セティ「やってしまったな・・・」
380助けて!名無しさん!:2011/12/18(日) 00:16:08.67 ID:2hjT8LbQ
おまけ

フリージ家

ティニー「仮にユリウス様が新世界に走ったらですか・・・」
リンダ「気になるのよね。新世界を実現させるか姉様の幸せを優先するか・・・」
ティニー「・・・新世界の実現を優先すべきです。フリージのスローガンを忘れましたか?」
リンダ「新世界の実現は・・・!」
ティニー「そう。全てに優先する!です。でもそうなった場合はイシュタル姉様の尊い犠牲を無駄にしてはなりません」
リンダ「そうね・・・。ユリウス様を新世界に羽ばたかせないと」
ティニー「1つだけ言っておきますが私は姉様のことが大好きですしそうするのは辛いです。それはリンダもでしょう?」
リンダ「ええ。だからイシュタル姉様には幸せになって欲しいの」
ティニー「だから出来る限り姉様に尽くしましょう。私達で」

紋章町の路地裏のバー

セティ「クリスマスの3連休・・・冬コミの用意に全力を尽くす」
アリオーン「今回は不覚をとったが次は負けんぞ」
セティ「こちらも新人賞を譲るつもりはない」
アリオーン「次の冬コミでは勝つ。不覚は二度と取らんぞ」
シグルーン「相変わらず闘争心が強いわねえ・・・」
ミーシャ「この勢いじゃ数日の徹夜は覚悟した方が良いわね」
シグルーン「そうね。でも相方が負けず嫌いだとこっちも頑張れるわ」
ミーシャ「ええ、お互い頑張りましょう。シグルーン」

フレリア家:ターナの日記

今じゃ同人活動は私の心の支えである。
冬コミの用意はしっかりするけど今日はゆっくり休もう。
ラーチェルから貰った百合同人誌を見たけどエイリークとシレーネのことが全く頭から離れない。
このままではヘザーさんになりかねないからこれ以上見るのは止そうと思う。
でもいっそのこと全てを捨てて百合ん百合んになった方が楽かもなんて一瞬思ったのは気のせいだと思いたい。おやすみ
寝たら全て忘れられるかもしれないしね・・・

竜王家

イドゥン「ニニアン、これはどういう意味でしょうか」つセリス×ユリウスの同人誌
ニニアン「・・・姉様。世の中は知らない方が良いこともあるのです・・・///」
イドゥン「これは知らない方が良いことなのでしょうか?」
ニニアン「はい。忘れた方が良いです」
イドゥン「それから時代はセリユリって聞きましたがどういうことでしょうか?」
ユリア「姉様、それは私から説明します!(私の時代キター!)」
ニニアン「あぁ、もっとややこしいことに・・・」
ユリア「・・・どうしたのですか、ニニアン姉様」
ニニアン「何でもないわ。私からイドゥン姉様には説明しておくから」
ユリア「?」(同人誌をめくる)
ニニアン「・・・ツェーン、工事の用意をお願い」
ツェーン「分かりました」
イドゥン「???」
ユリア「イドゥン姉様。ニニアン姉様の言うとおり世の中には知らない方が良いこともあります・・・」ゴゴゴ
イドゥン「そこまで言うならこれらは本当に知らない方が良いことなのですね」
ニニアン「ええ、だから忘れてください(ユリウス・・・生き延びてね)」
イドゥン「分かりました。おやすみなさい」
ユリウス「ユリアめ。毎回八つ当たりできると思うなよ・・・。ナーガで吹っ飛ばない結界に逃亡用のジェット噴射装置もあるし準備万端だ!」(ニニアンから事情を聞いてた)
ユリア「あの泥棒暗黒竜め・・・今日こそ!」

ユリウスが逃げられたかどうかは皆さんのご想像に任せます
381助けて!名無しさん!:2011/12/18(日) 00:57:08.80 ID:2hjT8LbQ
ちなみにこれにて終了です
382助けて!名無しさん!:2011/12/18(日) 11:01:38.15 ID:sR8t03ES
>>377-381
イドゥンさんが染まらなくて本当に良かったぜ…(安堵
もしそんな事になったらデギンとメディウスとガトーにコミケを潰されてただろうなww
中々面白かったので、乙!
383助けて!名無しさん!:2011/12/19(月) 00:26:47.72 ID:mPaxJshx
>>377-381
乙!
自分も課題や試験で一月近くこれなかったから親近感を感じるぜ
そしてこれで終わりってことは皆腐ったまんまかよwww
そしてユリウス、生きろ。マジ生きろ

GJだぜ
384助けて!名無しさん!:2011/12/19(月) 02:32:36.82 ID:mPaxJshx
ミカヤ「休日明けのこの時間帯なら……」
エリンシア「なんとかなるかもしれませんわね」

ミカヤ「もし1時間の間に書き込みがなければ、クリスマスまでに弟達の嫁候補との絡みが5つ以上投下される!」
エリンシア「もし阻止された場合は、責任をもって5つ以上甘いネタを投下します!」
385助けて!名無しさん!:2011/12/19(月) 02:41:11.01 ID:6ck5cobV
アイク「甘いものはいいから肉喰いたい」
386助けて!名無しさん!:2011/12/19(月) 02:42:00.93 ID:9HBIwBMA
リン「妹と婿候補も忘れないで…全然上手くいかないのよ…なぜじゃ…」
387助けて!名無しさん!:2011/12/19(月) 12:11:08.99 ID:5js1glEd
>>384
リーフ「た、助かった…」
388助けて!名無しさん!:2011/12/19(月) 18:17:43.58 ID:mCJUXTbk
>>387
お前が主人公の甘いネタが投下されるという事なので、あ き ら め ろ
389助けて!名無しさん!:2011/12/19(月) 19:42:27.84 ID:WGYTErWA
阻止された場合は甘いネタとしか言っていないぞ?
つまりお菓子ネタかもしれんし脇役カプの話かも知れん
390助けて!名無しさん!:2011/12/19(月) 20:39:29.76 ID:398T5wIa
>>386
ロイ「そういえばうちの姉さん達ってあんまり浮いた噂聞かないよね。兄さん達に比べたらの話だけど」
マルス「(ロイもハーレムだけどね)みんな何かしら壁があるからね。BBAにKINNIKUに百合にKINSHIN宗教… まともなのがいない」
リーフ「一番熱心な追っかけがいるエイリーク姉さんもぺったんこだし」
マルス・リーフ「あはははは」
391助けて!名無しさん!:2011/12/19(月) 22:12:02.54 ID:MKIskQDA
この小説を読む前に>>19の注意書きを参照ください。
>>233-239の続きにあたります。
392侍エムブレム戦国伝 死闘編 ヘクトルの章 拳:2011/12/19(月) 22:14:33.79 ID:MKIskQDA
そこにあるものは干からびて果てた屍であった。
皮はかさかさに乾ききってヒビ割れており肉は削げて骨と皮の様相だ。
この者がつい半刻前まで生きて動いていたと言われても誰も信じはしないだろう。
「順調…じゃな?」
屍のそばに立つ黒衣の老人が声を発する。
老人と差し向かいにたつ黒髪の女が無機質な瞳を向けた。
「はい…ネルガル様」
女は青白い幽鬼の如き鬼火を周囲に宿し、その身は妖気に満ち満ちていた。
その姿を満足気に見つめた老人は顎鬚をさすりながら小さく頷く。
「立てい。しもべよ」
信じがたい事ではある。本来ありえるべき事ではない。
だが老人も女もさも当たり前の事が起きたとしか受け取らなかった。
干からびて痩せ細った屍が起き上がったのだ。
その皮は生きている時のような張りを取り戻し痩せ細った体はたちまち逞しい筋肉に覆われていく。
その男の生前そのままの姿が二人の眼前で蘇ろうとしているのだ。
だが…本来生気に満たされていた瞳はどこか虚ろだ。
およそ生命感という物が感じられない…

死者の再生劇を見て取った老人は己の力に満足気に頷くと蘇った男にもったいぶって問いかけた。
「お主の名は?」
男はすぐには答えない。
まだうまく体が動かせないのだろうか。
だが…ややあって低い唸るような声を絞り出した…
「……オズイン……」
「では問おう…お主はかつて誰に仕えておった?」
オズインと名乗った男は淡々と答えていく。
「オスティア…オスティアの大名…ウーゼル様…」
「これが最後の問いじゃ…今の主は誰じゃな?」
大男は一瞬苦悶に満たされた表情を浮かべ…だがそれは一瞬の事であった…
搾り出された答えは老人の望むものであった。
「我が主はネルガル様……」

老いた妖術師の乾いたような笑い声が響き渡った………
393侍エムブレム戦国伝 死闘編 ヘクトルの章 拳:2011/12/19(月) 22:14:54.94 ID:MKIskQDA
炎正十三年五月十三日はオスティアの城下にとって血煙に満たされた日と記録される事になるであろう。
この日……オスティア近郊を締める大親分のブレンダンは妻のソーニャを伴って芝居見物に出かけていた。
不夜城とも言うべき花街は芸者や客引きが声を張り上げており浮世の憂さを忘れんと若商人や武家など羽振りのよい者が闊歩している。
その中を堂々たる体躯を進める髭の大男と妖艶なる黒髪の女が歩んでいくのを路地裏から見送る男がいた。
マシューである。
彼が属する牙一家の大親分が取り巻きを連れて歌舞伎座に入っていくのを見送るとマシューは音一つなくその場を後にしたのである。

オスティアの裏路地を抜けたマシューは花街を抜けてとある下町の倉の門を潜った。
ここはライナスが仕切る賭場用の建物の一つである。
薄暗いそこには数人の男たちの姿があった。
牙一家の若頭ロイド…その弟ライナス…そしてマシューが兄貴分と慕う巨漢ヘクトル。
他にロイドに率いられた極道者達合わせて十三人。
「ただいま戻りやしたぜ…親分は花街の二丁目の歌舞伎座でさ」
「おう」
彼の報告に応じたロイドがドスの効いた声をだす。
気の弱い者ならそれだけで竦んでしまうような覇気と眼光だ。
「聞いたなてめぇら…狙いは帰り道…もっとも人気のねぇパドン橋に差し掛かったとこを狙うぞ。てめぇらのタマは俺が預かる」
極道者達は侠気に満たされた声で応じた。
その中でももっとも力強い声を発したのはヘクトルである。
この漢はこの七年間牙の一員として食い扶持を貰ってきた恩を返すために命も投げ打つ覚悟であった。
その意思を強烈に示すためにその大きな背中には仁義の二文字と共に獣の牙の刺青が掘り込まれている。
言うまでもなくこれは牙一家の事を示していた。
何があってもブレンダンを誑かし牙一家の美学を貶めたソーニャの命を取るつもりだ。
394侍エムブレム戦国伝 死闘編 ヘクトルの章 拳:2011/12/19(月) 22:15:17.65 ID:MKIskQDA
…男達が各々得物の支度を始める中でマシューは愛用の短刀を磨きあげると無言で腰を下ろしてるヘクトルに歩み寄った。
「ねぇ兄貴?」
「なんだ?」
並みの男の足ほどの太さがあるであろう豪腕を組んだまま座る兄貴分は不動の山のように感じられる。
「兄貴のステゴロへのこだわりはよぉくわかってやす!
 けど…今度の連中は手垂れ揃いだ…勝手な事と承知はしてやすけど得物を用意させてもらいやした。
 俺ぁ兄貴に万一の事があっちゃあ耐えられねぇ…どうか使ってやっておくんなさい!」

そう言い切って弟分のこの男は部屋の片隅から一つの箱を持ってきた。
男たちが何事かと視線を向ける中…箱の中から姿を見せたのは一本の斧であった。
力感に満たされた巨大な斧だ。
重量感のあるそれはよほどの豪腕でなければ使いこなす事はできないだろう。
そう…ヘクトルのような豪腕でなければ…
「どうしたんだそいつは?」
ライナスがマシューに視線を向ける。
「へい…こいつぁこないだの賭場で負け分払えなかった商人から銭代わりに受け取ったもんでやす。
 なんでもそいつの言う事にゃ二百年前に武神テュルバンの社から盗み出され…それ以来人手から人手に渡って流れて流れてそいつの手元に渡ったんだとか…
 天雷の斧…アルマーズなんてすんげえ斧らしいですぜ!」
男達が感嘆の声をあげる。
神代の時代に豪傑として名を残し神の一柱として祀られた猛者の振るっていた斧。
それならばどれほどの力があろうか。それを信じさせるだけの神々しさがこの斧からは感じられた。
「貸しな…」
「へい」
ヘクトルはその大きな手で斧の柄を掴むと抱えあげる。
大の男が両手で抱えても持ち上がるかどうか怪しい斧を片手で軽がると…
その姿に男達が感嘆するのも束の間―――――――――

アルマーズの破片が宙を舞った…

信じがたい事ではあるがヘクトルは左手で抱えあげたアルマーズに右の拳を握り締めるとそれを渾身の力を込めて叩き付けたのだ。
それにしてもただの一撃で鋼鉄仕立て…それも英傑が得物としたほどの斧を粉みじんに打ち壊してしまうとは信じがたい膂力である。
「あ……兄貴!?」
「…俺ぁ見てのとおりガタイにゃあ恵まれてるしうまれついて腕っ節も強い…
 その俺が得物まで使ったんじゃあこれぁもう正々堂々のゴロじゃねぇ。俺のゴロは素手だ。
 他にゃなんもいらねぇ」
ああ…そうだ…わかっていた事なんだ。
この漢はどんな相手と戦うにしても負い目を負いたくないんだ。
美学…己への自負心…長年付き合ってきてわかっていた事ではあるが…
自分の小さな心配などアルマーズと一緒に粉々にしてくれた。
そうだ、この男が負けるはずがない。
それがヘクトル兄貴というお方だ。
マシューはいっそすがすがしいまでの気持ちでこう言うのだ。
「うぉっすっ!」
395侍エムブレム戦国伝 死闘編 ヘクトルの章 拳:2011/12/19(月) 22:15:55.33 ID:MKIskQDA
夜も更けたパドン橋……オスティアの城下の西よりの川にかけられたこの橋はオスティアの西街道への玄関口と言える。
花町からの帰り道…この橋に差し掛かったのはブレンダンとソーニャ…それに取り巻きたちだ。
ソーニャは暗い橋の上を進みながら傍らのウルスラに言葉を投げた。
「そろそろねぇ……この役目も。長い時間をかけて仕込んだ甲斐があったわ」
ソーニャの唇から言葉が漏れるのも束の間……橋の向こう側から数人の男達が姿を見せた。
振り返ると来た道の橋のたもとにも人影がある。
どうやら挟まれたようだ。
「野暮ねぇ……どこの連中かしらね?」
男達の中から…白木の鞘を抱えた男が歩みだした。
「わかってんだろ。てめぇが今までやらかした事をよ。ツケ払ってもらうぜ…」
虎狼のような殺気を漲らせたその男は牙の若頭ロイドだ。
彼は隙の無い脚捌きで歩み寄っていく。
「わりいな親父…親父もこいつの好き勝手を許しすぎたぜ…牙の事は俺に任せて隠居してもらうぜ」
父は答えない。
巌のような顔でどこか虚ろな視線を向けていた。
「親父?」
「残念ねぇ……もう遅いのよ。ブレンダンはもう操り人形にすぎないわ…文字通りね…」
すでに骨抜きにされてるのは知っていた…だが…これはもはやそういう次元ではないようだ…
ロイドはかっとした。憤りのままに引き抜かれた彼のドスはソーニャの首筋を狙い……
甲高い金属音と火花を散らす短刀に遮られた。
いつの間にか橋の欄干の上に目つきの悪い少年が立ち彼の一太刀を阻んだのだ。
「ジャファルッ!」
すべてを見下したようなソーニャの哄笑が響き渡る。
「ばかねぇ…なんの手も打たずにこんな隙を晒すと思って?
 お前達ロイド派はここで死んでもらうわ。表も裏も…オスティアはネルガル様のものになるのよ!」
ロイドが見出したものは橋の両脇に陣取った極道者たちに襲い掛かる黒髪の者どもだった。

「な…なんだぁこいつら…双子…いや…三つ子…どころじゃねぇ…!?」
同じ顔をした者たちの薄気味悪さにライナスが声をあげる。
彼らは黒い髪と金の瞳を持っていた。それらがまるで判に押したように同じ顔で押し寄せてくるのだ。
太刀を槍を斧を持って……
「なんだっていい!片っ端からかかってきやがれ!!!」
ヘクトルの豪腕が唸る。
硬く握り締められた彼の巨大な拳は突き出された槍を側面からへし折り、
続いて振るわれた剛拳が同じ顔をした者どもの顔面をたった一撃で破壊した。
歯や血が飛び散る。頭蓋が陥没して絶命したのが一目でわかった。
一人一人は決して強大ではない…だが同じ顔をした者ども…傀儡子どもは極道たちの五倍ほどもある人数を持って押し寄せている。
橋の中央ではロイドとジャファルが火花を散らし、右端ではヘクトルが…左端はライナスが子分達とともに押し寄せる傀儡子を防ぎとめている。
状況はヘクトルとライナスの実力を持ってどうにか均衡しているかに見えた…
だが……
ソーニャが唇を吊り上げたのも束の間、闇夜を切り裂いて飛来した火弾がヘクトルを包んだのだ。
「あ、あにきぃ!?」
「心配すんじゃねぇっ!こんなもんちっとばっかし皮を焼かれただけだ!」
彼は体にまとわりついて我が身を焼く炎を腕をぶん回して振り払った。
そして火弾が飛んできた方向を見据える。
そこは橋の直ぐそばの蔵の屋根であった。
二人の妖術師が眼下を見据えている。
あれは…ソーニャの子分のウルスラと娘のニノだ……
この襲撃はソーニャの隙を狙ったつもりだったが逆に罠に絡め取られたのは自分達のようだ。
このままでは反撃の術も無く高所に陣取った敵から一方的に狙い撃ちにされる。
「くそったれ!」
396侍エムブレム戦国伝 死闘編 ヘクトルの章 拳:2011/12/19(月) 22:16:24.06 ID:MKIskQDA
「威勢がいい事…ああむさ苦しい。死んでしまいなさいな醜い男ども」
蔵の上で余裕と嘲弄の笑みを浮かべたウルスラは片手を掲げた。
彼女が言霊を唱えるとその言葉は力を持ち雷となって具現化する。
強烈な雷撃が数人の極道者を打ち据えたちまち焼け焦げた屍に変えてしまった。
「まずはお掃除からだね。あの程度の者ならネルガル様は必要としないよ。
 使えそうなのは…やっぱり三人だけだよね」
緑色の髪を夜風に委ねながら幼い顔立ちに酷薄な笑みを浮かべたニノはウルスラと並んで詠唱を始める。
たちまちその掌から火炎が発し…火弾はマシューに襲い掛かる。
彼は細身を翻してかろうじて避ける事ができた。
だが眼前には傀儡子たちが槍や刀を持って襲い掛かる。
かろうじて凌いでいてもこれではいつまで持つか…
「あ、避けられちゃった」
「ドジねえ。体の中心線を狙うのよ…こんな風にね」
ウルスラがまったく同じ手順を踏んで火炎の術を放つ。
ニノに比べて強烈な火勢を誇るこの火炎は一人の極道を骨にいたるまで焼き尽くした…
いつの間にか残っているのは四人だけだ……

ヘクトルの豪腕が唸り鎧を着込んだ傀儡子が兜ごと頭を叩き割られる。
彼の全体重を乗せた拳にはいかなる防御も紙に等しかった。
だがそのヘクトルをしても次々と押し寄せる傀儡子の全てを防ぎとおすには及ばない。
さらには時折妖術まで飛んでくるのだ。
ロイドはジャファルと完全に一進一退…だが次第に他の者達に取り巻かれようとしている。
「若頭!…決めてくれ!預けた命好きに使ってくれやぁ!」
「すまんっ!」
その言葉にロイドは決断した。
もはやソーニャを討つのは不可能だ。この上はもう引くしかないが…橋の両脇は押さえられてる。
「マシュー!」
「へい合点!」
彼は欄干を乗り越えると身軽に川に身を投げた。
水飛沫があがるのも束の間。
罠にかかった彼らだがそれでも事前に退路は備えてあったのだ。
橋の下に隠された小船でマシューが漕ぎ出すとロイドとライナスも橋から飛び降りた。
「あいつら…射て足を止めなさいっ!」
ソーニャが命令を下し傀儡子たちが次々と弓に矢をつがえる。
取り逃がすわけにはいかない。こいつらはネルガル様のよい手ごまになる。

一方漕ぎ出した小船の上からロイドは橋の上を見つめていた。
そう…預かった命は使わせてもらう…絶対に無駄にはしねぇ…
だが…できる事なら帰ってこいヘクトル…

ヘクトルは橋から飛び降りなかった。
ロイドたちに一斉に矢を射ようとした傀儡子の中に踊りこみ殴り倒し蹴り飛ばし叩き潰した。
彼が腕を振るうたび数人の人体が宙を舞った……

「若頭よ……いい恩の返し時だ…義理は果たすぜ」

夜空に血しぶきが舞い殴り飛ばされた傀儡子が川に転落していく。
漢の猛威にさしものソーニャらも目を見張った…だが…

「相手は一人よ…取り囲み逃げ道を塞ぎなさい」
ロイド達が退く時間は充分に稼げた…だがヘクトルの退路はすでに失われていた……


次回

侍エムブレム戦国伝 死闘編 

〜 セリスの章 星 〜
397助けて!名無しさん!:2011/12/20(火) 12:44:30.12 ID:FQ1IH2OJ
>>392-396
オズイイイイイインッ!!!
ヘクトルゥゥゥゥ!!!
そしてアルマーズゥゥゥゥ!!!(笑ry
(゚д゚)GJだぜ!
398助けて!名無しさん!:2011/12/20(火) 12:56:16.30 ID:F9Yc/H4/
>>392-396
ニノが暗黒面に…いや、これはこれでハアハア
ウルスラさんのソフト百合発言にもハアハア
399助けて!名無しさん!:2011/12/20(火) 20:24:27.81 ID:eK+Ep0sh
>>398
ゲイルさん、コイツです
400助けて!名無しさん!:2011/12/20(火) 20:49:15.62 ID:3Usi4Pwo
>>392-396
更新乙です!
ヘクトルTUEEEEE!
アルマーズさん……南無。まぁ刀や槍に比べたら日本ではマイナーだけどさ……
相変わらず続きが気になるぜ、GJ!

>>398
分かってるじゃないか
401助けて!名無しさん!:2011/12/20(火) 21:13:18.43 ID:m0pCTMDZ
>>377-381
今更ですが、これ見てエイリークにまともな友人がいなくなった事に気付いてしまった。
ターナが腐って、ラーチェルは百合、ヒーニアスは言うまでもなし、他は不明……
あと、ユリウスはユリアから逃げきったと信じています。何はともあれ、乙です。

>>392-396
投下乙です。
ヘクトルが凄い、アルマーズ涙目。そしてオズイン……
毎回読ませてもらってますが、今回も面白かったです。
次回のセリス編も楽しみにしています。


という訳で『ママチャリの系譜』>>339-345の続きを投下します。
402ママチャリの系譜 第2章:2011/12/20(火) 21:15:32.39 ID:m0pCTMDZ
125.5

フュンフ♀「さてさて『ママチャリの系譜』が始まりました! あらすじ担当は毎度おなじみ竜王家使用人、
      背番号5番、スナイパー・フュンフ、トラキアモードと……ほら、アンタも挨拶する!」
ズィーベン「……あァ? ったく、何で俺がこんな事しなきゃいけねえんだよ。
      あー、俺は竜王家使用人、背番号7番、ビショップ・ズィーベン。
      歳は謎、性別男、星座ヒミツ。血液型ナイショ」
フュンフ♀「こいつ、こんな事言ってるけど、別に怒ってるとか嫌がってるとかじゃないわよ。
      いっつも無愛想で無駄に態度でかいけど」
ズィーベン「あァ? うっせーよ金髪。俺はハードボイルドなんだよ。
      つか、さっさと仕事しろよ、読者が待ちくたびれてるじゃねーかよ」
フュンフ♀「はいはい照れない照れない。それじゃあ前回>>339-345をザッと見ていきましょうかねー」
ズィーベン「ケッ、照れてなんかいねーっつーの。ブッ殺すぞテメェ」

前回終了時点の状況、順位
ダンディライオンロングストレート(通称:たんぽぽ小道)→ウォーターバンクへ
───────────────────────────┐
  アゼ      クロ                            |
 デイ  リン       ヨハ     ラド                     |
───────────────────────┐レイ   .|
                                  |  シャ   |
                                  |  アイ  .|

順位変動    マシン名          搭乗者         現ドライバー   単勝倍率
5位→1位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ           7.5倍
4位→2位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     シャナン         1.9倍
1位→3位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   レイリア        15.6倍
2位→4位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ    ラドネイ       17.0倍
3位→5位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハン        14.3倍
     6位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード      12.1倍
     7位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   リーン       20.4倍
     8位:1 やらないか         アゼル&レックス      アゼル          9.2倍
     9位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      デイジー      10.8倍

・トップが代わり、心機一転。第2幕開始の合図として3位ヨハンが4位5位のシャナン、アイラに追い抜かれる。
・そのヨハン。実はシャナンに抜かせてスリップストリームに付く作戦だったが、シャナンに逃げられる。
・そして、首位攻防戦。2位ラドネイが、後ろから迫って来るシャナンから逃げる形で1位レイリアに肉薄。
 しかし、実況とトリスタンに邪魔されてシャナン、更には4位だったアイラにも追い抜かれる。
・今度はレイリア、シャナン、アイラの三つ巴の首位攻防戦。まずはスカサハとレイリアがコンビ技、
 ファントム・フェイントでシャナン、アイラの波状攻撃をことごとくブロックする。
・しかし、アイラがファントム・フェイントを見切り、トップに躍り出る。
・完全に行かれたかに見えたが、シャナンが即座にアイラの後ろにつけ、
 追い抜かれたレイリアもシャナンの後ろにつける。
・そのまま列をなしてロングストレートを走りきり、2度目のウォーターバンクへと向かう所で終了。

ズィーベン「じゃ、そーゆー事で。解散。ちゃんと歯ァ磨けよ」
フュンフ♀「お風呂にも入りなさいよ。アフロとオフロを間違えちゃダメよ。んじゃ、本編再開!」
403ママチャリの系譜 第2章:2011/12/20(火) 21:17:00.74 ID:m0pCTMDZ
126

ノイン  「さて、熾烈なトップ争いが繰り広げられている中、後続はどうなっているのでしょう?
      キャメラさん、お願いしまーす!」
トリスタン「俺、時々自分でも何をしているんだかよく分からなくなる事があるんだ…」
ラドネイ 「そんなん長年の付き合いで分かっとるわ! ちゃんと考えてから行動せえっ!!」
ヨハン  「フッ、天然なのだな」
ヨハルヴァ「兄貴並に厄介な奴だな…」
クロード 「前は賑やかですねぇ」
コープル 「僕達も来るべき時の為に充電しておきましょう」
リーン  「あ〜、しんどい。お父さん重いよ〜」
ハンニバル「ジェネラルだから仕方あるまい」
レックス 「なあアゼル、こうしていると俺達、恋人同士みたいだな」
アゼル  「いい加減にしないと、君を……消ス!」
デイジー 「リーンよりはマシだけど、か弱いあたしにこれは拷問よっ!」
ホリン  「頑張ったらウチ(月光亭)のタダ券10枚あげるぞ」
デイジー 「任せて、気合入れて行くわよっ!!」
アゼル  「現金な娘だね……」
セーラ  「こんな雑談しながら結構な速さで巡航しているのに驚きだわ!」
ドロシー 「意外にトップから大きく離されてないんですよね」
エルフ  「何だかんだ言って、皆さんレースをよく見ていますからね」
ノイン  「はいっ、ありがとうございました! さて、トップ集団に戻りましょう。
      現在トップ集団はパンダ、流星、ゴリアスが列をなしてウォーターバンクに突貫っ!!」

                │    │
┌───────┘    └─

│  □□□□□□ レイ . ┌─
│  □勇者の泉□  シャ.│
│  □□□□□□ アイ   .|
│  □□□□□□  |  │
│              ←┘  |
└──────────┘

ノイン  「水の精霊ウンディーネとヴェルダンの湖の精霊もご照覧あれ!! 選び抜かれた精鋭達が、
      御前に捧げるは血沸き肉踊る三つ巴の戦いっ! 今、3台揃ってウォーターバンク・イン!」
シャナン 「ラクチェ、ここで仕掛ける! 振り落とされるなよっ!」
ラクチェ 「はいっ!!(ギュッ!!)」
シャナン (ムハ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!! ラクチェタンのおっぱいっ!? 当たってる当たってるっ!!
      トリスタンの気持ちがわか……はっ、いかんいかん! 今はレース中、集中せねば…)
ノイン  「さあ、そのまま綺麗に揃ってアウトインアウトのコースラインをおおおっ!?
      シューティングスターはそのままインを走る、この最デンジャースポットで仕掛けるのかぁっ!?」
エルフ  「インから入ってカーブで膨らみながらアウトに流れるつもりでしょうか?」
ノイン  「レース中盤の大一番っ! 轟け一番ボクシングっ!! 僕さーボクサーになるんだ、
      家さー建て直せよイエッサー!! イエローサブマリンとなるか、シューティングスター!!」
シャナン 「フッ、今の私に恐れるものはないっ!」
ラクチェ 「シャナン様……頼もしいです」
ノイン  「略してイエサー、水没したらサブマリン。泉の藻屑と化します。
      アパートの鍵貸します。ジャックレモンかくりぃむレモンっ!!」
セーラ  「いや、でもシャナンの奴、下手したら落ちるわよっ!」
ドロシー 「ここで仕掛けて来るとは…何か作戦があるんじゃないでしょうか?」
ノイン  「首輪に付いてるレモンイエローの鈴も愛らしい猫ちゃん、ティルテュ選手っ!
      そのパートナーのくまちゃん、アイラ選手はインを抑えられて、コース取りが難しくなったっ!」
404ママチャリの系譜 第2章:2011/12/20(火) 21:18:23.89 ID:m0pCTMDZ
127

ティルテュ「アイラちゃん、ゴーゴーっ!」
アイラ  「いや、このタイミングだと接触するぞ」
スカサハ 「レイリア、母さんとシャナン様がやりあった時に出る隙に注意するんだっ!
      合図したら一気に突っ込めっ!!」
レイリア 「了解よ!」
シャナン 「行くぞっ!!」
アイラ  「ッ!?」

┌────────


│     □□□□□
シャ     □□□□□
│ \グンッ!! □□□□
│  \ □□□□□
│   アイ ̄ ̄
│    レイ
└────────

ノイン  「躊躇いを見せたアイラ選手の脇をすり抜けて前へ出たシャナン機、
      一気にウォーターバンクの頂点まで駆け上がった!! だが、これは無謀だぁっ!!」
ラクチェ 「シャナン様!?」
アイラ  「剣聖らしからぬ失態だな。今度は私がコースを抑える番だ!」
スカサハ 「ここだ、行っけぇー!!」
レイリア 「てえぇーーいっ!!(グオッ!!)」
ラクチェ 「ッ!?」
ノイン  「このスピードでの進入角では、コースアウトは免れないっ!! ポニーテールは振り向かないっ!
      ポニーテールにしたら意外と似合う? サラサラヘアーの剣聖シャナン選手、万事休すっ!!」
スカサハ 「シャナン様敗れたりっ!!」
シャナン 「ふむ…」
ノイン  「ラクチェ&シャナンペア敗れたりっ! ペットセメタリー、責めなかったりーっ!!
      声高に叫ぶは流星軒の裸の大将スカサハっ!! あだ名はスカタンっ!!」
レイリア 「スカちゃんよっ!」
エルフ  「スカちゃんだそうです」
スカサハ 「それも違うっ!」
ノイン  「知ってます。おおっとぉ!? コースアウト不可避フカヒレと思われた、
      シャナン機シューティングスターっ、バンクの頂点でウィリーターンだぁっ!!」
シャナン 「ハッ! それっ!!(グッ!!)」

┌─────────
│  レイ アイ  ギュイーーンッ!!
シャ───────→
│    □□□□□□
│    □□□□□□
│    □□□□□□

アイラ  「何だとっ!?」
スカサハ 「マーベラス!!」
ティルテュ「シャナンちゃん、かっこいーっ!」
シャナン 「フッ」
ノイン  「起死回生のスーパープレイっ! いやっ、シャナン選手の不敵な笑みっ、
      これを計算ずくだというのかぁ!? 恐るべし、神剣バルムンクの継承者っ!!」
405ママチャリの系譜 第2章:2011/12/20(火) 21:20:53.23 ID:m0pCTMDZ
128

セーラ  「なんなのあれっ!? またスーパープレイよっ!!」
エルフ  「むぅ……あれは……」
ノイン  「知っているのか、エルフ解説員!?」
エルフ  「絶技ファントムターン……」
ノイン  「見たか聞いたか文金高島○夫ですイエーイ。絶技ファントムターンっ!
      傾斜の頂上からコースのインへと舞い戻る亡霊が幻影の如く我々の目に映るっ!!」
ドロシー 「大技の飛び交うレースですね」
ノイン  「ジャックナイフ(後輪を浮かせての走行)もかくやという切れ味でインへと切れ込んできた
      緑に輝く流星・シューティングスターっ!! ジャックとみつ豆っ!!
      フルーツみつ豆はミレトス商店街の老舗、甘味処女王様へどうぞっ!!
      私もエルフ解説員も大好きっ! クリームフルーツみつ豆70G!」
インドラ 「女王様(クイーン)の甘〜いお菓子で虜にしてあ・げ・る(はぁと)」
トリスタン「コール・ミー・クイィィィィーーーーン!!」
ラドネイ 「それはもういいっての!!」
エルフ  「協賛ありがとうございますわ」

ノイン  「定石通りのアウトインアウトのコースラインを取ったぱんださん号とゴリアスを
      インからぶち抜いたシャナン選手っ、ロングヘアーが風にたなびくっ!!」
ラクチェ 「流石です、シャナン様!」
シャナン 「あんなに派手にやるつもりはなかったけどな。相手が相手なだけに少し熱くなってしまったか」
スカサハ 「くっ、完全にやられた!」
アイラ  「だが、まだ終わらん!」
レイリア 「こうなったら、行けるところまで行くわよっ!」
ノイン  「大本命ラクチェ&シャナンペアのシューティングスター、遂にトップに立ったっ!!
      その勢いをキープして灼熱のウォーターフロントを脱出!
      遅れを取ったとは言え、瞳は闘志を失わず後続2台っ!」
ラクチェ 「最短距離を突っ切って一気に突き放しましょう!!」
シャナン 「当然だっ!」

セーラ  「あのさぁ、さっきからずっと疑問に思ってたんだけど…」
ドロシー 「私もあります。セーラさんからどうぞ」
セーラ  「あのレイリアって踊り子でしょう? なのに後ろに男乗っけて普通に走るどころか、
      シャナン&アイラの2トップとここまで対等に戦えるのが非常に謎なんだけど…」
ドロシー 「私も同じ意見です。踊り子と言うと、どうしてもか弱いイメージがあるんですけど…
      あ、セーラさんの事じゃありませんから勘違いしないで下さいよ」
セーラ  「うるさいわねっ、ドロシーのくせに先手を打たないでよっ!!」
エルフ  「落ち着いて下さい。はい、これがレイリア選手のデータですわ」つ出場者名簿
セーラ・ドロシー「「どれどれ…」」

レイリア
項目        成長率 期待値 限界値 評価(E〜S)
HP(スタミナ)    50%   37.5   80    E
力(パワー)      50%   17.5   18    A
技(テクニック)   20%   6.4     16     D
素早さ(瞬発力)  40%   23.8     22     A
…………

セーラ  「SUGEEEEEEEEEE!!」
ドロシー 「何ですか!? この踊り子にあるまじき腕っ節の強さは!?」
エルフ  「作者の独断と偏見により評価がかなり適当なので、このデータはあくまで参考にしかなりませんが、
      彼女は見かけによらずパワーファイターなのです。
      後ろが重量10前後(※作者のイメージ)のスカサハ選手であれば問題なく2人乗りが可能ですわ」
スカサハ 「ラナやラクチェもそうだが、この細い身体のどこにそれだけのパワーがあるかが非常に謎だ」
レイリア 「それはヲトメのヒ・ミ・ツ☆」
エルフ  「パワーと瞬発力があるので瞬間的な爆発力は物凄いのですが、スタミナが無いので長期戦には
      向いてません。ですが、今のように短い距離であれば、トップランカーにも引けを取りませんよ」
セーラ  「1周目は温存、テクニックはナビで補ってた訳ね」
ドロシー 「私、踊り子に対する認識を改めた方がいいですね…」
406ママチャリの系譜 第2章:2011/12/20(火) 21:23:08.94 ID:m0pCTMDZ
129

┌───────┘アゼ .└─────
│   レイ アイ  シャ      山岳コースへ→
│  □□□□□□.   ..┌─────
│  □□□□□□      |
│  □□□□□□ ヨハ  .|
│  □□□□□□ クロ  .|
│  □□□□□□      |
│.          ←─ラド  .|
└──────────┘

ノイン  「鮮烈なる交代劇が先頭集団で行われている一方、その後方でも決戦の火ぶたが
      切って落とされようとしているっ! 青森火ぶた祭りっ!!」
エルフ  「青森の方、ごめんなさいね」
ノイン  「4位トリス亭義勇軍重戦車・大万福丸っ、5位エッダ教団十字軍総旗艦・ギルガメスっ、
      6位ドズル軍局地戦闘機・愛のパルちゃん号がウォーターバンクに足を踏み入れるっ!!
      各々の軍の総参謀長の戦略はいかなるものか、たこなるものかっ?」
セーラ  「いつの間にか軍隊にされてるし!」
ノイン  「トップ集団に水をあけられ、背後のギルガメスに射程圏内に捉えられてしまった
      ラドネイ機・大万福丸! 難関コースを相手取り、いかなドライビングを見せるか!?」
ラドネイ 「フン、こんなものっ!」
トリスタン「ほう…」
ノイン  「うおっと、減速なしでウォーターバンクに挑む第2のスポーツ万能文化少女、ラドネイ選手!!
      奴は落ちるのが怖くないのか!? 恐ろしい女だ、ラドネイ!!」
ドロシー 「落ちそうで落ちませんね」
セーラ  「なかなかやるじゃないの!」
ノイン  「アウトインアウトのスタンダードなライン取りで自らのポテンシャルを最大限に生かす!
      そして、その後ろ、中央付近を走るギルガメス!!」
クロード 「そろそろ動きましょうか。ブラギタイフーン、行きますよ!」
コープル 「任せて下さい」
ノイン  「さあ、この不安定な水の悪魔が棲まう場所でありながら、
      黄金の聖騎士王ギルガメスは敢然と臨戦態勢に入っているッ!!」
ヨハン  「クロード卿、私が後ろにいる事を忘れないで頂きたい!」
ヨハルヴァ「兄貴、マジでやんのかよ?」
ノイン  「さらにその後ろ、一度はギルガメスを倒したものの、再び前を譲ってしまった
      愛のパルちゃん号・ヨハン選手が、虎視眈々とギルガメスの隙を狙っているッ!!」
トリスタン(そろそろ仕掛けてくるか…?)
ノイン  「背後を気にするサーキットのお好み焼き屋さん、ユグドラルの問題児・トリスタン大将!
      隣り合わせの水と青春!! おっと、水の中っ!! 水の中にいるっ!!」
ラドネイ 「どうあっても沈むんかいっ!!」
トリスタン「俺達以外の全員が沈むよりは、俺達だけが沈んだ方が良いだろう?」
ラドネイ 「何でそんな変なトレードオフが成立してるんだよっ!?」
ノイン  「シズム、シズマー、シズメスト! 母さーん、シズマです。息子のシズマです」
エルフ  「息子はス○キヨですよ」
ティルテュ「おかあさんはティルテュだよ〜」
アイラ  「私も二児の母だ」
セーラ  「何よコレ…」
407ママチャリの系譜 第2章:2011/12/20(火) 21:24:57.80 ID:m0pCTMDZ
130

│ ラド  □□□□□□□
│       □□□□□□□
│ クロ   .□□□□□□□
│  ↑   □□□□□□□
│   ↑  □□□□□□□
│  ヨハ

└──────────

ヨハン  「先に動くぞ! ヨハルヴァ、ドズル・スマッシャーだ!」
ヨハルヴァ「えーい、どうなっても知らんぞっ!」
ノイン  「3台の中で最も早く動いたのはヨハン機、愛のパルちゃん号っ!
      これはヤバい!! これはヤクい!! ラブ・アンド・デストロイッ!!
      ヨハルヴァ選手がドズル・スマッシャーの体勢に入るッ!! 危険が危うしッ、ギルガメス!!」
コープル 「ッ!? クロード様、来ますっ!!」
ヨハルヴァ「これでも食らえぇっ!!(ブゥン!!)」
ノイン  「出ぇぇぇぇぇぇぇぇぇたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!! 超必殺ドズル・スマッシャーーーーーッ!!
      投擲の構えから繰り出されたこれは……ぁッ!?」
グオオオオオオォォォ!!
クロード 「ッ!!(サッ!!)」
ノイン  「手斧!! 価格3000G、威力10、命中50、耐久50、重さ20の聖戦仕様の手斧だぁッ!!
      だがっ、ギリギリの所でクロード選手、避けたッ!! ブラギ神の加護かっ!?」
エルフ  「そうですね、いくら当たらない武器とは言え、
      この傾斜で高速飛行する物体を避けるのは並大抵の事ではありません。
      クロード選手の回避能力もありますが、ブラギ神の加護というのも少なからず存在してそうですね」
ノイン  「ドズル・スマッシャー不発ッ!! 愛の断頭台・ヨハルヴァ選手、痛恨のミスっ!!」
ヨハン  「フッ」
ノイン  「だが、余裕の笑みのヨハン選手……おお!?」
グオオオオオォォォ…バッシャアァァァン!!
クロード 「何っ!?」
コープル 「うわっ!?」
ノイン  「ブーメランのように戻って来た手斧が勇者の泉に突っ込んだ!
      イン側に手斧を避けていたクロード選手、その飛沫を避けきれないッ!!」
セーラ  「あれって何で戻って来るのかしらね?」
ドロシー 「斧使いにしか分からないと思います」
ノイン  「二段構えのドズル・スマッシャーがブラギ神の使徒達に裁きを下したぁッ!!
      タイヤにかかった水でスリップ! 体勢を整えはするが、スローダウン!!」
クロード 「(ズルッ)うぐっ、滑る!」
ヨハン  「フッ、さらばっ!!」
ノイン  「そして、その隙に、パルちゃん号がギルガメスをオーバーテイイイイイイクッ!!
      隙隙隙隙隙っ愛してナイト!!」
クロード 「くっ、こうなったら、死なばもろともっ!!」
コープル 「クロード様!?」
ガシャァン!!
ヨハン  「うおっ!?」
ノイン  「なんとぉっ!? 挙動の怪しいマシンをそのまま、外から抜き去る
      パルちゃん号にぶつけてきたぁぁぁッ!! 狂信者達の人間爆弾!!」
ヨハン  「くっ、相打ち狙いか!?」
ヨハルヴァ「どわぁっ、落ちるぞ!!」
ノイン  「そのままもつれるように……あああああぁぁぁぁぁーーーーーっっっ!!!」
ヨハン  「全く、無粋な真似を……」
ヨハルヴァ「何でそんなに落ち着いていられるんだよっ!? チキショーーーーーっ!!」
クロード・コープル「「アーーーーーーーーーーッ!!!!」」
ドッパアァァァァァァン!!
408ママチャリの系譜 第2章:2011/12/20(火) 21:26:53.38 ID:m0pCTMDZ
131

┌───────────
│    
│   ラド
│    □□□□□□□□
│    ヨハ(水没)□□□□
│    クロ(水没)□□□□
│    □□□□□□□□
│    □□□□□□□□
│          アゼ  リン
│             デイ
└───────────

ノイン  「やーっちゃったやっちゃった! またしてもやってしまいました!
      ヨハヨハ兄弟、本日2度目のドボンでありますっ! エッダ教の殉教者・クロード選手、
      異端者たるヨハヨハ兄弟を道連れに、マシンもろとも勇者の泉の底です!」
セーラ  「懲りない奴らね…」
ドロシー 「今回は自業自得とも言えませんが…」
トリスタン「あー、暑いな。俺もドボンすっか…」
ラドネイ 「お前がドボンした時点で、私も一緒にドボンだろうが!」
トリスタン「俺がお前を道連れにするような男だと思っているのか!?」
ラドネイ 「お前このレースに勝つ気あんのか!?」
トリスタン「どこかにある」
ラドネイ 「くそっ、レースでなければこのまま突き落としてやるのに…」
ノイン  「結果的に何もされなかった大万福丸。チームワークを乱しながらも山岳コースに入っていくぞ!
      そして、更に後方、最後尾グループは……おおっと!」
デイジー 「ホリンさん、これチャンスよ!」
アゼル  「少し早いけど、頼むよ」
リーン  「(ゼェ…ゼェ)ゴメンお父さん、もうダメ…」
ノイン  「先行2台の水難事故を見て、ここがチャンスと踏んだか、この間に3台ともドライバーチェンジを行う!
      7位やらないか号は狂乱のビラクハザード・レックス選手、8位アリス・ムーンは
      兎王国のルナティックヴォーパルバニー・ホリン選手、最下位トラキアエクスプレスは
      トラキアのパンツマスクヴァンガード・ハンニバル選手が再びドライバーズシートに跨りますっ!!」
エルフ  「リーン選手は既に虫の息ですね」
ドロシー 「それでも、他チームに置いて行かれずに、あの重そうなハンニバルさんを
      ここまで牽引したのは凄いと思いますよ」
セーラ  「聖戦の踊り子って何者よ…?」
搭乗者交代 デイジー→ホリン、アゼル→レックス、リーン→ハンニバル

レックス 「さぁてと」
ホリン  「我々がこのまま最後尾で」
ハンニバル「終わる訳にはゆかぬぞ!」
ギュイーーーーーン!!!!
ノイン  「おおっと! 速いッ!! これまでの遅れを一気に取り戻すかのようなスピードで、
      ウォーターバンクの魔物を平らげるっ! 交代間もない体力でトップ集団を猛追だぁっ!!」
ヨハルヴァ「ぶはっ! 全く、兄貴に関わるとロクな事にならねえぜ…」
ヨハン  「フッ。だが、のぼせ上がった頭を冷やすにはいいだろう」
コープル 「クロード様、やりすぎですよ…」
クロード 「まあまあ、いいクールダウンになったという事で」
ノイン  「そして、自転車を担いでコースに戻って来ます、パルちゃん号とギルガメス。
      水もしたたるいい男っ、ゴータマ・したったーるたっ!!」
エルフ  「言えてない人みたいですわ」
クロード 「ちょうどいいですから、ここで交代しましょうか」
コープル 「はい、クロード様」
ノイン  「クロード&コープルペア、ここでドライバーチェンジ! 第2の使徒がドライバーズシートに収まる!
      最下位に落ちた使徒達は、ブラギ神の啓示を受ける事ができるのかっ!?
      今、パルちゃん号と共に再スタートですっ!!」
搭乗者交代 クロード→コープル
続く
409助けて!名無しさん!:2011/12/21(水) 13:19:54.82 ID:oe6QxSUo
>>405
インドラさんの店は葉っぱあたりが入り浸ってそうだなGJ!
410助けて!名無しさん!:2011/12/21(水) 17:34:35.67 ID:BYchVZTQ
>>409
リーフ「もちろん常連客だよ、収益の何割かは僕が占めてるんじゃないかな」
411助けて!名無しさん!:2011/12/21(水) 23:25:32.01 ID:1PZiuRGf
>>410
どんだけ金持ってるんだよリーフw
412助けて!名無しさん!:2011/12/21(水) 23:54:59.88 ID:B2TQ8CDE
ヒント
葉っぱ強盗団
413助けて!名無しさん!:2011/12/22(木) 17:04:35.69 ID:OeLS6Tuw
                    _
                   - ::::::::::\
                 /:::::::::::::::::/○
    |┃三         /:::::::::::::::::::::/
    |┃ ≡       ,(ニニニニニ)
    |┃      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _       
    |┃≡  /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、  
    |┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::    さて、毎年恒例となったが、
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::   クリスマスプレゼントは何が欲しいのだ、言ってみよ?
    |┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::!  !::::::::::::::::::::  
    |┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l::::::::::::::::::::  ガラッ
    |┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ::::::::::::

※サザによるレスがあった場合は月光ぶちかますので覚悟なされよ
414助けて!名無しさん!:2011/12/22(木) 17:07:04.61 ID:Z19Ta+Un
>>413
ミカヤが欲しいんよ
415助けて!名無しさん!:2011/12/22(木) 17:14:26.57 ID:h9WDri8D
>>413
ラーチェル「雪降る聖夜のエイリークとの一時をくださいまし!」
416助けて!名無しさん!:2011/12/22(木) 18:09:43.82 ID:GyHoftqR
>>413
イリオス「貴族になりたいです…」
アトス「彼女が欲しいんじゃ」
カシム「母が病気なんです薬代をください…」
エリウッド「贅沢は言いません胃薬でいいです」
リリーナ「七面鳥をよろしくね。兄様に食べさせるから」
417助けて!名無しさん!:2011/12/22(木) 20:04:24.61 ID:Q0MvwugJ
>>413
アイク「俺より強いやつを」
418助けて!名無しさん!:2011/12/22(木) 20:39:30.88 ID:d/VtefaR
>>413
ヘクトル「ビラク(ホモ)避けをくれ!」
ティニー・リンダ「セリユリ成立で新世界の実現を!」
???「KINSHINウイルスが発生することを願います」
ミカヤ「弟達に嫁候補との既成事実が作られるように!」
リン「ヘザー(レズ)避けをちょうだい!」
セティ・マーシャ「何もせずにすむ退屈な日常をお願いします」
クレイン・レイヴァン「妹をきれいにして」
セリカ「紋章町の全ての宗教がミラ教になりますように」
ゲイル「犯罪の完全撲滅を要請する」
ラドネイ「私の願いはロリコン絶滅!」
419助けて!名無しさん!:2011/12/23(金) 00:35:46.00 ID:t7Rf/Q9n
もう全員、月光でぶった切ってもいいんじゃないかな?
420助けて!名無しさん!:2011/12/23(金) 07:02:16.48 ID:nM2H3vzT
クレイン「……もう駄目だ……」
何度目だろう?この台詞を吐くのは。
両親不在で只でさえ手間が増えてる時期、普段なら多少の注意ですむような小さなミスが奇跡のように積み重なって大きな問題となった上、また社の資金が抜かれていた為、その穴埋めに書類に掛かり切りになっている。
備え付けの冷蔵庫からSドリンクを取り出しながら、誰か仕事を手伝ってくれる人間は居ないかと思いを馳せるが、
パーシバルは頭は良いが教職関連で忙しく、エルクは魔道研究が佳境に入っており、その姉弟子(だが余りにも駄目で妹弟子扱いの)セシリアは能力的に足を引っ張るだけで自分の仕事が五倍になるだけだろう。
クレイン「重役会議までに多少直しておくか」
ダース買いしたSドリンクの最後の一本をごみ箱に投げながら、鏡の中の幽鬼のような見窄らしい男に苦笑する。
心も体も休息を求めて、今は手の届かない女性が思い浮かぶ。
クレイン「ああ……ティト……」
未練な男だと自分を笑う間もなく、書類の山を片付けにかかる。
終わりはまだ見えそうに無い。
421助けて!名無しさん!:2011/12/23(金) 07:02:43.18 ID:nM2H3vzT
アレン「なあ、クレイン専務なんだがな」
ランス「最近オフィスから出て来ないらしいな」
アレン「なんだ知ってたのか。
……なあ何か俺達に手伝える事は」
ランス「無いな。敢えて言うなら自分の仕事を確実に問題なく片付けるくらいだ」
アレン「即答か。まあ確かに重役の仕事に俺達が触る訳にはいかないよなあ……」
?????「もし!」
アレン「ん?」
ランス「これはクラリーネ様。お久しぶりです」
クラリーネ「あら、見覚えが有ると思ったらランスでしたの」
アレン(おい、あれパント様の娘さんだろ?いつ知り合った?)
ランス(この間社内で迷っていた所を案内しただけだ)
クラリーネ「何をコソコソ話してますの?丁度良いからクレイン兄様の所に案内なさいな」
ランス「失礼ですが火急のご用件がお有りで?」
クラリーネ「ここ何日も兄様のお顔を見ておりませんの。解ったら早く……」
ランス「左様でございますか。
ではご案内出来かねます」
クラリーネ「な、何を仰いますの!?」
ランス「現在専務は非常にご多忙でして、失礼ながら業務上必要ない用件でお通しして専務のご負担を増やす訳には参りません。勝手なお願いでは有りますがご理解下さい」
クラリーネ「そ、それ位解っておりますわ。我が社の社員が首を縦に振るだけの木偶の坊ではないか試しただけです!」
ランス「は、差し出がましい口を聞きました」
クラリーネ「ま、まあ構いませんわ。それより兄様はそんなに大変そうですの?」
アレン「はい。パント様が居られれば多少楽なのでしょうが……」
クラリーネ「そうですの……ではランス。お父様を呼びに行きます。お共なさい」
ランス「は、承知しました」
ランス(アレン)
アレン(解ってる、このまま専務に倒れられたりしたら俺達の暮れの休みも危うくなるからな。マーカス殿に言ってフォローしておくさ)
ランス(すまん)
ランス「ではクラリーネ様、参りましょうか」
アレン「それではクラリーネ様、お気をつけて


パント様が帰られたら専務も休まれるだろう。
会いに行って差し上げたらどうだ」
???|壁ビクッ!!
422助けて!名無しさん!:2011/12/23(金) 09:36:04.42 ID:nM2H3vzT
此処……は?
確か僕はオフィスで……
そうだ!寝てる場合じゃない!急いで仕事を片づけないと!
???「専務」
あ、あれ?この声は……それに頭の後ろが柔らかい。これは……
クレイン「ティ…ト…?何で……僕は一体?」
ティト「パント様からの伝言です。「無理をさせすぎた、今日はゆっくり休むと良い」と」
クレイン「そう……か…急に睡魔が来たから夢かと思ったけど現実だったんだね」
となるとあの眠気はスリープの杖か。多少強引だが父の魔力を考えるに確実でも有る。
ティトの膝枕という状況で気恥ずかしさより安心感が先に来てクレインは再び夢の中へ向かいそうになる。
が、その前に、まるで譫言のように言葉が出た。
クレイン「ティト……悪いけど…もう少し…こうして貰っていても…良い…かな」
再び心地よい眠りに落ちる間際、私で良ければという言葉と優しく頭を撫でる手の感触を、確かにクレインは感じていた。

オマケ
ディーク「失礼するぜ社長。出掛けるならちゃんと俺達を護衛に……」
パント「やあ久しぶり」
ディーク「社長、確かクレイン坊ちゃんの処理しきれなかった書類を処理してたんじゃ?」
パント「ああ。ついさっき終わった所さ。あれ位の仕事も手につかない程疲れていたなんて、クレインは頑張り過ぎが玉に瑕だね」
ディーク(相変わらず同じ魔道軍将でも(笑)とは比較にならない程有能だよな……)
423助けて!名無しさん!:2011/12/23(金) 13:20:59.94 ID:IXJVoT58
GJ ここの会社も好きです。しかしシレジア社の社長と比べるとパント様、有能すぎる。
424助けて!名無しさん!:2011/12/23(金) 15:05:09.54 ID:NFsDXfCN
>>423
セティ「社長?我が社にそんな役職なんて昔から存在しないさ。トップは副社長で次に秘書達だ」
425助けて!名無しさん!:2011/12/23(金) 16:40:15.78 ID:pEf1Ib9C
パントはやれば出来る男
やれば……ね
426助けて!名無しさん!:2011/12/24(土) 10:40:23.68 ID:2ZOt1yZH
パントは羨ましいリア充
レヴィンは頃したくなるリア充

…いや、いい所もあるんだろうけどね
実は母親孝行ってネタもあるんだし
427助けて!名無しさん!:2011/12/24(土) 18:56:16.61 ID:HLitgJeT
クリスマスか。
他の兄弟達は嫁婿候補達と出かけてるのに、ヘクトルとリンの二人だけ家で留守番してる図が思い浮かんだ。
うん、ちょっとアルマーズとソールカティで斬られてくる。
428助けて!名無しさん!:2011/12/24(土) 19:22:32.18 ID:WPCt+nYq
君は忘れているぞ
その二人は原作では支援Aつけると結婚する二人組みである事を
従ってそれはそれでクリスマスデートと言える

むしろシグルド兄さんの方がね…
ディアドラがアルヴィスとデートに行った事を、
アレクたちと赤提灯で飲みながらクダ巻いてそうな感じがする
親友二人も嫁さんと出かけてるし部下たちとぼやくしかない

しかもそれがやたら似合うのがなんとも言えん
429助けて!名無しさん!:2011/12/24(土) 19:46:08.17 ID:nWLYVWi1
>>428
シグルド「KINSHINは許さん!」
ヘクトル「俺にとってはKINSHINよりもホモの方が嫌だ」
リン「同じくレズの方がイヤ」

変な言い争いになったりして
そういえばセリスは誰と過ごすんだろう。一番分からない・・・
430助けて!名無しさん!:2011/12/25(日) 00:20:01.60 ID:DhMBs0GC
ミカヤはサザとか漆黒と昼飯ぐらい食べて夜は家とかかね
シグルドはディアドラとデートしようとして奪われて部下と泣く泣く居酒屋コース
エリンシアはルキノとかに昼食誘われてケーキ持参、夜は家の手作り料理
アイクは日中嫁候補にフラクラかましてエリンシア作の夕飯コース
エリウッドはニニアンかフィオーラと軽くデートぐらい…許してやれ、問題児達よ
ヘクトルはフロリーナに誘われてもリンが邪魔するわ、ファリナは性格が災いして失敗
リンはフロリーナの邪魔して嫌われて、ヘクトルと家でお留守番
エフラムは竜王家主催のパーティーに行って、アメリアやサラもいそう
エイリークはターナやラーチェルと過ごしてて、夜はエリンシアの手伝い
マルスはシーダやアカネイア組とパーティーで
アルムとセリカはバレンシア組でパーティー、途中シグルド乱入
セリスも竜王家パーティーに行って、ユリウスがユリアにナーガされる
リーフはナンナの家で四人娘とフィンやキュアン、エスリン達とパーティー
ロイは彼女候補(除セシリア)や友人で過ごすイメージ
全員なんだかんだで夜は家族でパーティーじゃないかなと予想
431助けて!名無しさん!:2011/12/25(日) 00:59:51.79 ID:IMFEue6s
>>420
クレイン救われるネタがきてオレ歓喜!GJです!
432助けて!名無しさん!:2011/12/25(日) 10:07:57.99 ID:b/CUk/Hm
>>430
エリンシア大勝利!希望の未来へレディー、ゴー!
そして折角なのでセシリアさんも入れてやってください…
433助けて!名無しさん!:2011/12/25(日) 13:25:16.51 ID:Cxbor7gP
>>430
ユリウス…(´・ω・`)
多分君は何もしていない。ただ運がわるいだけなんだ…
あとセシリア…
434助けて!名無しさん!:2011/12/25(日) 14:29:02.60 ID:JVZdW7YQ
今思ったけどイシュタルにとってセリスは恋敵なのだろうか?
435助けて!名無しさん!:2011/12/25(日) 15:27:01.73 ID:o22DBR7c
そりゃそうでしょ
436助けて!名無しさん!:2011/12/25(日) 21:20:38.96 ID:EadqsS/N
>>430
なんとびっくりサラが二人いる!

……と思ったが、サラならリワープしてどっちも参加してそうだな。
437助けて!名無しさん!:2011/12/25(日) 23:07:16.09 ID:14mRhngo
>434
恋敵だけどセリスからは立派な先輩として慕われているという
困った立場。
年齢的にはイシュタル>セリス>ユリウスなはずなんだけど
このスレではユリウスとセリスが年逆だよね。

ユリウス「大体、小学生の時に道に迷った幼稚園の女の子かと思って、イシュタルと一緒になって
親を探したのがきっかけでしりあったんだよな。」
セリス「そうだったね。あの頃からユリウスはしっかりしてたなあ」


とユリウスの外堀を埋めてみるw
438助けて!名無しさん!:2011/12/26(月) 00:44:23.72 ID:OE13gu55
>>384ですがクリスマスまでに5本は間に合いませんでしたorz
本当に申し訳ありません!
とりあえず出来たものを順次投下します
439聖夜の過ごし方〜ヘクトル編〜:2011/12/26(月) 00:47:12.15 ID:OE13gu55
降りしきる雪と、それに映える様に煌めくイルミネーション……
紋章町にも、クリスマスの季節がやってきた。
大通りにカップル達の姿が多く見受けられるのも、おそらく気のせいではあるまい。

「寒ぃ……くそ、なんで俺がこんな目に……」

そんな甘い空気にそぐわない巨体が一つ、恋人達の波をかき分けるかのように歩いていた。
もうお気づきの方も多いだろうが男の名はヘクトル、兄弟家の一員だ。

一体何故彼がこんな目に逢っているのだろうか?
事態は、数時間前に遡る……


――兄弟家・居間

「ええーい、大の男が揃いも揃って全員クリスマスは家族と過ごすとは何事かー!
 お姉ちゃんはあなた達をそんな風に育てた覚えはありませんよ!」

家族全員のスケジュールを聞いて回っていた長女ミカヤの唐突な叫び声が響き渡る。
弟達の将来を心配しての発言なのだろう。
しかし中学生や高校生が異性と二人っきりでクリスマスを過ごすのは問題だと思うのだが……


他の家族の殆どは何を今更、といった顔で姉を見ているがただ一人だけ言い返す者がいた。
ライバルがいるためか長男のプレッシャーか、兄弟家の中でただ一人恋愛に焦っている男、シグルドである。

「ちょっと待て、それを言うなら女性陣だって同じ条件のはずだ!
 特にミカヤ姉さんはダキュンダキュン年も独り身で(ry」
440聖夜の過ごし方〜ヘクトル編〜その2:2011/12/26(月) 00:54:40.97 ID:OE13gu55
そこまで言いかけて、シグルドの台詞が止まる。
何故なら姉の放ったレクスオーラを回避するのに全身全霊を傾けなければならなかったからである。
避けることには成功したものの、彼の元いた場所に酷い焼け焦げが出来てしまった。
……どうやらエリウッドのクリスマスプレゼントは、今年も胃薬になりそうだ。

「シグルド……あんたが一番問題なのよ!
 ディアドラさんをデートに誘えない理由が、よりによって残業ってどういうことなの!?」
「いや、この間の会議をKINSIN撲滅の為に欠席したことが問題になって……」

ブチッ

その時、兄弟家の居間にいた者達は全員確かに聞いた。
姉の堪忍袋の尾が切れた、その音を。

「いかん………!皆逃げ―――」

カッ!

シグルドの焦った声、その直後に迸る閃光……
それから先のことはよく覚えていない。


ともかく全員一旦外に逃げることになり、エリンシアから臨時のお小遣いを受け取ることになった。
始めにヘクトルはマシュー達とつるんで時間を潰すことにしたのだが……

「すいません!レイラの奴と予定が……」

と、断られてしまった。他の知り合いも一通り声を掛けたが、いずれも似たような返事ばかりに終わった。
441聖夜の過ごし方〜ヘクトル編〜その3:2011/12/26(月) 00:58:44.62 ID:OE13gu55
ならば一人で適当に時間を潰そうと、ゲームセンターへ向かう事にした。
……結論から先に言えば、これも上手くいかなかった。

どの店も臨時休業しているか、カップルで一杯で居座る所ではなかったのだ。

そして町を彷徨うこと数時間、今に至るという訳である。

(あー、腹減った……
そろそろ帰っても大丈夫か?)

――――ルート分岐

  フロリーナ
  ファリナ
  ビラク

 ↓


  フロリーナ
ニア ファリナ
  ビラク

「すいません、そんな所に馬鹿でかい体で立っていられると邪魔なんですけどー」

丁度そんなことを考えていた時、声を掛けられた。

「ああ、すまねぇ……ってなんだ、ファリナじゃねえか」
「なんだとは何よ!あんたが通りの真ん中でぼさっとしてるから声掛けてあげたんじゃない!
 クリスマスに一人寂しく歩いてるから、ちょっとは構ってあげようと……」

いつものことながらずけずけとした物言いである。
反論しようと口を開きかけたヘクトルだが、ここでふと思い立った。
格好の(時間つぶしの)相手が見つかったではないか、と。

「なんだそりゃ……ちょっと待て、
 つーことはお前、今暇なのか?」
442聖夜の過ごし方〜ヘクトル編〜その4:2011/12/26(月) 01:02:30.73 ID:OE13gu55
「え?そ、そりゃバイトが終わったから暇だけど……」

思わぬ返答に思わず言い淀むファリナだが、この後更なる衝撃が彼女を襲うのだった。

「なら丁度いい、今から付き合ってくんねえか。
 場所はお前の好きな所でいいからよ」
「へ?」

聞き間違いだろうか?
あのヘクトルからこんな言葉が飛び出すとは。
しかも、しかもクリスマスの夜にだ。

「ちょ、そんな、急に言われても……」

始めは衝撃からか言葉が頭に入らずに茫然となっていたが、数秒もしない内に意味が呑み込めてくる。
それと同時に、段々と頬が紅潮して来た。


「なんだ、嫌なのか?
 ならしょうがねぇな」

沈黙を否定と見なそうとしたヘクトルを慌てて制止する。
妹(フロリーナ)には悪いが、これが滅多にない好機だ。

「い、嫌じゃないわよ別に!
 ……しょうがないから付き合ってあげる。
 感謝してよね!」
「へいへい。んで、どこいくんだ?」

「そうねぇ……あ!
 あそことかいいんじゃない?」


後にファリナは後悔することとなる。
何故、よりにもよって……カラオケ店を選んでしまったのだろうか、と。
443聖夜の過ごし方〜ヘクトル編〜その5:2011/12/26(月) 01:05:35.13 ID:OE13gu55
二人が店に入って、2時間が経過した。

「くっそー、機械壊れてんじゃねえのか!?
 今のが50点なのはおかしいだろ!」
「そうね、おかしいわね。
 多分あんたとは違う意味だと思うけど」

この男の歌声なら本当に機械が(物理的に)壊れていてもおかしくない。
そんな事を思いながらファリナは次の曲を入れているヘクトルを横目で見ていた。
正直、もう制止する余力すらないというのが正直なところだろう。

「ちくしょう、自分は82点だからって余裕こきやがって……
 絶対お前より高い点数とってやるからな!」
(勘弁してよ……)

不幸にも、連れの男の歌唱力を思い出したのは個室に入ってからのことであった。
始めの内はバイトのストレス発散、と言い訳が通り連続して歌うことができた。
しかし、二人で入って一人だけ歌い続けるのも限界がある。

「お前ばっかり歌ってないで俺にも歌わせろ!」

……と、5曲目にしてとうとう悪魔のリサイタルが開幕してしまった。
むろん救い(耳栓)などあるはずもなく、ファリナはただ、店側から苦情が来ないことを願った。

ボエーーーーー!!

………!!………!?…
………!…!!……
………!…
………
444聖夜の過ごし方〜ヘクトル編〜その6:2011/12/26(月) 01:09:34.13 ID:OE13gu55
「取った……取ったぜ!」

奇跡的に……そう、まさに奇跡的にヘクトルは82点を取ることに成功した。
これが聖夜の奇跡、そう言っても過言ではないだろう。
例え、例え歌った曲が国家であろうとも……彼を責めることは誰にもできはしまい。

「流石にもういいでしょ。
 何曲歌えば気が済むのよ……
 というかあたしの負けでいいから!」
「仕方ねぇな……
 今回は引き分けで勘弁しておいてやるよ」

どうやら危険は去ったようだと、ようやっとファリナはほっとした表情をみせた。
他の事に気を回す余裕が出てきた為時計を確認すると、あと十数分で退出時間のようだ。

「そろそろ時間だし、最後にあたしに歌わせてよ」
「おう。……いや、ここで82点より高い点数出す気だな?
 そうはさせねぇ!」


子供っぽい台詞を言うヘクトルに半分呆れながらファリナが言う。

「あんたねぇ……そんな子供っぽいことしないわよ」
「いーや、信用できねぇ。
 つーことで俺も一緒に歌わせろ!」
「……え?」

「〜♪……おい、お前のパートだぞ」
「えっ、あっ!?」
「おい、さっきから何か変だぞ。どうかしたのか?」

(か、か、か……顔が近いってーの!!)
445聖夜の過ごし方〜ヘクトル編〜その7:2011/12/26(月) 01:15:47.71 ID:OE13gu55
この店はデュエットを歌う際はある程度二人の距離が近くないとマイクが反応しないという仕組みがあるのだが……
ともかくファリナからすれば、この事態は異常である。正直、歌う所の話ではない。
そして、あっという間に歌は終わり退出することとなった。

「結局最後までぎこちなかったな。マジで調子でも悪いのか?」
「あ、あんたの声がうるさすぎて調子でなかったのよ!」

無論ファリナのの性格からいって、ヘクトル本人に本当のことを言えるはずもない。
しかし彼女の焦りをどう勘違いしたのか、悔しがっていると思ったのかヘクトルはこう言った。

「ま、そういうことにしておいてやるか」
「(ムカッ)……国歌(笑)」
「……おし、その喧嘩買った」

ワーワーギャーギャーコノヒトデナシー


………………
……………
…………


冬の日の真夜中に空を掛ける一つの影。
こう言えば一般的にはサンタクロースを想像するのだろう。
しかし残念ながら今兄弟家向けて飛んでいるのは夢を与える老人とトナカイではなく、
言い争いをしている男と女の二人組、そしてその重みに必死に耐えている忠実なペガサスの一頭なのであった。


「ちょっとヘクトル、あんた少しはダイエットしないさいよ!
 ……マーフィ、あと半分だから頑張ってね。
 後どさくさに紛れて変なところ触ったら振り落とすからね!!」

「悪かったな……これでも俺なりに努力してるんだよ!
 それと俺からも言わせてもらうがな、
 こんなに寒いなんて聞いてねぇぞ!」
446聖夜の過ごし方〜ヘクトル編〜その8:2011/12/26(月) 01:18:07.90 ID:OE13gu55
乗る前に一応ファリナから専用の防寒具は受け取っていたが、思った以上の寒さにヘクトルがこうこぼした。
実際ペガサスの移動速度は相当なもので、冬でなくともその速さから手足の感覚がなくなる程の寒さと言われている。
バイク等に乗ったことのある人ならグローブとヘルメットをせずに走る、と言えばわかりやすいだろうか。

「せっかく送ってあげるっていってるんだからこれ位我慢しなさいよ。
 男のくせに情けないわね」
「ちっ……分かったよ。
 しかし実際、お前は寒くねぇのか?」

「イリアじゃこれ位普通よ。
 今は防寒着がかなり改良されてるから昔に全然平気ね」
「へぇ……ならその改良した奴に感謝しねえとな」


――同時刻、とある研究室の光景――

「は、は……ハックション!!!」
「大丈夫ですかネルガル様!?」
「う、うむ、問題ない。
 だからリムステラよ、その両手一杯の風邪薬は元の場所に戻しておきなさい。」

ザヤクハヤメ……アッー!


………………
……………
…………

「あはは、本当にね」
珍しく素直に頷きながら、ファリナが笑う。
眼下にイルミネーションというシチュエーションと相まって、その笑顔はヘクトルにいつもと違う印象を与えた。
447聖夜の過ごし方〜ヘクトル編〜その9:2011/12/26(月) 01:21:38.02 ID:OE13gu55
「……………」
「……………」

それきり会話らしい会話は途絶え、しばし二人は沈黙に包まれた。
小雪のしんしんと降りしきる音だけが流れては消えていく。

「……私が小さい頃に、さ」
「?」

ぽつりと漏らしたこの一言が、二人の間の静寂を破った。
それはヘクトルへ語りかけている訳ではなく、自分に語りかけているようだ。

「姉さんが、今のあたしみたいに……
 ううん、あたし以上にバイトに明け暮れていた時があってね」
「……………」
おまえ以上にバイトなんて想像できねぇな
冗談めいたそんな台詞は、目の前の彼女の表情を見た途端に喉の奥に引っ込んでしまった。
彼女の『独り言』は続く。

「あの頃は家計のこととか全然理解できなくて、私ちょっと荒れてたんだ。
 周りじゃ当たり前のことができなくて、それを馬鹿にされたりして。
 そんな奴ら放っておけばいいのにね」

「ある日、物凄く寒い日の夕方、家に帰ったら姉さんと鉢合わせしてね。
 その頃特に忙しかったみたいで朝早く出て夜遅くに帰ってくるから顔をみたのも3日ぶり。
 んで、なんか急に腹が立ってきて口喧嘩吹っ掛けておまけに
 『姉さんはあたし達のことなんかどうでもいいんでしょ!』って言っちゃってさ」

最後の一言を聞いて何か言いたげな顔をしたが、ヘクトルが口を挟むことはなかった。
鈍感だが空気は読める男、流石兄弟家の一員である。
448聖夜の過ごし方〜ヘクトル編〜その10:2011/12/26(月) 01:28:45.61 ID:OE13gu55

「そしたら生まれて初めて姉さんに本気で怒られてさ。
 顔にぱーん、と平手打ちを喰らって、私驚いちゃった」

「顔を叩かれたことに、か?」

「んーん、その叩いた手がね、物凄く冷たかったから。
 外から帰って来たばかりのあたしの顔より、ずーっとね」

叩かれた以上の衝撃……どれ程冷え切っていたのかは想像に難くない。

「あの頃姉さんは荷物運びのバイトを専門にしてたんだ。
 寒い中、感覚がない手で手綱を握ってあっちこっち飛び回って……」

当時高校生だった姉、自分以上に遊びたい女盛りだったであろう姉。
手の冷たさに、労働環境の苛酷さに気がつかされてから急に色々な物が見え始めた。
痩せた顔に浮かぶ隈、痛んだ髪……見えていなかったのか、それとも自分が目をそむけていたのか。

「なんだかんだ、それからかな。
 あたしが高校からはバイトしようと思ったのって」
「……そうか」

予想以上に重いクラスメイトの過去を聞いて、ヘクトルは一言そう返すことしかできなかった。
知らなかったとはいえ、がめついだのなんだの、心ない台詞を言ったこともある。
449聖夜の過ごし方〜ヘクトル編〜その11:2011/12/26(月) 01:39:48.79 ID:OE13gu55
重くなった雰囲気を振り払うかのように、一転明るい口調でファリナが言う。 

「ま、今はあたしも手伝ってるし姉さんも正式に働いてるから問題ないんだけどね。
 むしろエリウッドさんと出会ってから前より元気になってるし。
 ……なんか辛気臭くなっちゃったね、ごめん」
「んなこと、ねえよ。
 むしろ俺にそんなこと話してよかったのか?」

「あんたになら別にいいわよ。
 ……信用、してるし」
「……そりゃ、どうも」

ファリナの思惑を知ってか知らずか、ヘクトルも半分おどけるような調子で返答した。
それきり再び二人の会話は途絶え、目的地に着くまで互いに口を開くことはなかった。


そして、目的地である兄弟家にたどり着いた。
壁にリーフ型の穴が空き、きのせいか家全体が揺れているような気がする。
どうやら、皆帰ってきているようだ。

「着いたわよ」
「おう、送ってくれてありがとうな。
 それと……」
「ん、何?」

一瞬言い淀んだ後、ヘクトルが言う。

「あー……何かあったら、今日みたいに話せよ。
 俺でよけりゃあバイトの憂さ晴らし位、いつでも付き合うからよ」
450聖夜の過ごし方〜ヘクトル編〜その12:2011/12/26(月) 01:48:45.04 ID:OE13gu55
「っぷ、はは……なーに急に改まってんのよ。
 そんなことより、バイト先にきて買い物でもしてくれた方がよっぽどありがたいっての」
「てめっ、人が必死の思いで言った台詞を笑うなっつーの!
 まったく、本当に金の亡者じゃねーのか」

ファリナは暗にこう言っているのだ。
「同情は必要ない。今まで通りでいい」と。
そしてそれを理解した上でヘクトルはこう返した。
「最初からそのつもりだ」と。

互いに素直ではない会話だが、本人達に分かっていればそれでいいのだろう、きっと。


それだけ言ってすぐに、ファリナは手綱を手に取り再び夜空へと飛び出した。
ヘクトルも無言で彼女を見えなくなるまで見送り、家の中へ戻っていった。

帰途につく最中に、誰に言うともなくファリナが言う。
既に言うべき相手がいないことを知りつつも、それでも言う。

「……でも、嬉しかった。
 ありがとう」
 
その一言は誰に届くこともなく、雪に吸い込まれて消えていった。
雪はいつか溶けて消える、しかし想いは消えることはない。
いつの日か、報われる日がくることだろう。


「あ、そういえば……メリークリスマスって言い忘れちゃったなぁ」


                                 おしまい
451助けて!名無しさん!:2011/12/26(月) 01:53:19.16 ID:OE13gu55
……これ、甘いんだろうか
とりあえず、次のフロリーナ編はもう少し甘い、はず……

ちょっと書き貯めてきます
452助けて!名無しさん!:2011/12/26(月) 10:15:23.51 ID:IGTrQGmU
十分甘いと思われるぞい。
453助けて!名無しさん!:2011/12/26(月) 13:21:17.81 ID:4hEESdTo
某やる夫スレで盛大に砂糖吐いてきたから、この甘さ程度はそれ程でもないぜ!
続きに期待してますよ。GJ!
454急に思いついた。:2011/12/26(月) 19:43:29.17 ID:xlJ2usF0
顰めっ面のサンタクロース♪1日遅れでやってきた♪
エーヴェル「……」
ガルザス「そんなに似合わないか?」e:サンタコス
マリータ「お母ちゃんお客さん誰〜?」
455助けて!名無しさん!:2011/12/27(火) 00:41:41.84 ID:sy5HG5Bm
アトス『Xmasはカップルのための日じゃないんじゃよ…もう悪夢の時間は終わってるが一応の………ええ、嫉妬じゃがなにか?』
456助けて!名無しさん!:2011/12/27(火) 14:02:22.62 ID:6cGRfVvI
>>455
1000年も続く嫉妬団のボスになってそうだなアトスw
457FEお悩み相談室:2011/12/27(火) 15:15:17.72 ID:4xqhdntQ
甘いネタ乙です
今回は彼らで

兄弟家のMさんの悩み…弟のSが未だに結婚できません。KINSHIN撲滅のために会社サボるわデートすっぽかすわでライバルのAにDさんを寝取ら…いえ、差を付けられてしまいます。どうしたらいいかしら?

同人誌執筆者Sさんの悩み…最近妹に腐兄であることが知られそうで困っている。妹にバれず集中して書けそうな場所があれば教えてほしい

シレジア家のFさんの悩み…時々家からする腐兄の気配の正体を暴くにはどうすれば良いでしょうか?

同人誌執筆者Aさんの悩み…新人賞をめぐってライバルのSと競っているがヤツに勝つにはどうすれば良いだろうか?

フレリアコーポレーションのHさんの悩み…恋人のEが最近私に素直になってくれない。照れているのは分かってるが最近妹のTや百合娘のRと関わってばかりだ。避けているのではないと思うが…。それから妹がAKJに入るかどうかが心配だ。どうすれば良いだろうか?

腐リージ家のRさんの悩み…おっさんモノを書いてみようと思ってますがTに比べたらまだ未熟なので書くならもう少し腕を上げてからの方が良いでしょうか?

フリージ家のIさんの悩み…最近妹達が妙に優しいです。まさかと思いますがY様関連で何か企んでるのでしょうか?

リグレ社のRさんの悩み…最近K専務の妹君のK様によく試されてる。まだまだ私は仕事に未熟なのだろうか

個人的な悩み…ホモは嫌だけどSとYがくっついてても何の違和感もなく普通に見れるんだ。Tウイルスに感染したのだろうか?

兄弟家のL君の悩み…何で僕だけ逮捕されるんだろう。N達だって暴行で捕まってもおかしくないのに…
458助けて!名無しさん!:2011/12/27(火) 15:51:47.24 ID:fNh13/LQ
>>457

Mさんへ

専務R…あーおほん。当社社員のご家族の方ですな?
      家庭を持つという事は充実した仕事をしてきちんと妻子を養えるようになってから考えるべき事です。
      仕事をサボるような大タワケの青二才が結婚など十年早いわ!!!
      Aはその辺りはしっかりしておる。DがAに傾くのも当たり前じゃ。愛情は金ではないというが結婚生活を真剣に考えられる大人なら経済力をきちんと見るものじゃ。
      バカな事をして減給尽くしのSより真面目に働いとるAの方が結婚後妻子のために真剣に働くと思いそちらに魅力を感じるのは当然の事じゃな。
      …い、いかん…血圧が…ごほん、とにかく家族の方からも会社をサボらぬよう厳しく言っていただきたい。
      こういう事が続くようでは左遷、降格も考えねばなりませんからな。

Sさんへ

竜王家N…眠い…ふぁああ…えーと…異界に塔があるわ…静かなとこだからいつもそこで寝てる…ここなら落ち着いて書けるかも…
       でも静かに書いてね…Zzzzzz

Fさんへ

腐リージ家A…いや、Fも腐女子じゃん。お互い様なんだからほっといてやろーぜー
         それよか冬コミ終わったらどっか一緒に遊びに行こーよ♪

Aさんへ

腐リージ家T…リアルで臨場感溢れるBLを書けば勝てます。そのためには実際に体験してみてはいかがでしょうか?ハァハァ…


Rさんへ

シレジア家F…未熟だから上手くなるまで…なんて言ってたら上手くならないよ?
         書くから上手くなるの。未熟でもなんでもまずは書いてみたらどうかな?
         そうしてれば次回作はもっと上手に書けるよ。

Iさんへ

僧侶R…人生は諸行無常。深く考えない事です。考えたら負けです。もういろいろと終わってる気がします。

Rさんへ

リグレ社P…ふふ、若くていいねぇ。ははは私もちょっとあの頃が懐かしくなったよ。
        娘の嫁入りを見送る父親の気持ちってこういうものなのかな?
        B辺りならちゃぶ台返して「貴様に娘をやれるかー!!!」ってところだろうが私は娘の自主性に任せたいね。
        おっとこっちの話だ。仕事をガンバってくれたまえ。

個人的な悩み

グラド大N…解説しよう!それはホモとはある意味別ジャンルだからだ!
        生物学上は男×男には違いないがSきゅんはキャラ萌え分類で言うなら男の娘という男とも女ともつかない萌え存在なのだ!
        それとあんた誰?

L君へ

槍騎士F…説明しましょう。ある女性Aが男性Bに痴漢されたと言い出したとします。
       逆に男性Bは女性Aに痴漢されたと反論しました。どっちの方に信憑性を感じますか?
       つまりそういう事です。N達は見てくれだけはか弱い女性なので暴行してると言っても傍からは信じがたいのですよ。
       諦めて苛められてください。
459助けて!名無しさん!:2011/12/27(火) 15:55:17.87 ID:fNh13/LQ
>>457

Hさんへ

優秀R…優秀な私らしからず返事を忘れるところでした。
      優秀な私の分析によればTがAKJに入る可能性は0%なので安心です。よかったですね。
      それとEに関しては知っての通りFEの好感度の基本は隣接。女子高で貴方が入れないところで隣接しまくってるので好感度に差がつくのは当然です。
      これを解決するには性転換して女になりルネスに入学するのが一番でしょう。
      そうすればハンデは無くなりEと隣接しまくれます。
460回答者の皆さんへ:2011/12/27(火) 17:05:54.99 ID:4xqhdntQ
Rさんへ…Sとは改めて話をしないとね…!

Nさんへ…情報提供に感謝する。冬コミでもAに負けんような作品を書き上げよう

Aさんへ…気になるけど仕方がないか。ちなみに後者に関しては構わないよ!

Tさんへ…私自身にアッー!な趣味はない!

Fさんへ…何でもチャレンジか…。頑張る!

Rさんへ…終わってるって何がよ…

Pさんへ…???

私からNさんへ…なるほど。セリスはセリスだったな…

Fさんへ…少しは協力してよ!!僕は被害者だよ!?

Rさんへ…さすがにそれは出来んな。まあ良い。私とEの心は常に繋がっているからな。
Tのことだがまだ分からん。私は完璧だ。今は大丈夫でもいずれTが私から離れることが出来るかが心配だ
461助けて!名無しさん!:2011/12/28(水) 17:10:51.32 ID:DOAT+1Pn
3DSのファイアーエムブレムのサブタイトルは覚醒か…

マルス「つまり僕は4度目の正直として、スターロードに覚醒(クラスチェンジ)するって意味なんだよ!」
ヘクトル「いいから涙拭けよw」
ミカヤ「楽しみねぇ〜」
462助けて!名無しさん!:2011/12/28(水) 22:33:42.67 ID:weqxTK0e
殺意の波動に目覚めた(覚醒した)アイ……いや止めてこう。
463助けて!名無しさん!:2011/12/28(水) 23:44:06.94 ID:pYPSSlUE
覚醒…厨二病カレルが剣聖カレルに覚醒した話を思い出した
464助けて!名無しさん!:2011/12/29(木) 00:44:27.48 ID:k/YZI+OY
>>461
シグルド「安心しろ、マルス。私もクラスチェンジはない。マルスと一緒だぞ!初期上級だからな」
ロイ「僕だって、なかなかクラスチェンジできないから、中盤はお荷物だって言われるよ。
   最終的には封印の剣でどうとでもなるけど」
アルム「クラスチェンジなんてできても大したことないよ。元気出して!
    僕の場合、『あれ、気づいたらクラスチェンジしてる?』みたいな感じだったし」
リーフ「僕なんて最終的には、敵を入れたら専用クラスですらないんだよ?
    作品をまたいでのロード→プリンス→マスターナイトの二段階チェンジなのに!」
マルス「グギギギギ・・・」
リン「もうやめて!とっくにマルスのライフはゼロよ!!」
465助けて!名無しさん!:2011/12/29(木) 12:38:53.19 ID:8v8GcW0Z
新作で一体何が覚醒するのやら…。

ビr『全員ホモ覚醒』

ヘz『全員レズ覚醒』

サブタイトルダサいが期待だな!
466助けて!名無しさん!:2011/12/29(木) 12:40:23.90 ID:Ia+RHqVt
全員がKINSHIN覚醒
467助けて!名無しさん!:2011/12/29(木) 13:49:20.74 ID:I/ZRisyb
主人公組でCCできないのマルスだけだもんなぁ…
という訳で他の主人公にはないマルスだけの何かを考えてみた
・初のFE主人公←初代かつリメイク入れて4作も出演
・大乱闘に2作出演←ロイやアイクは1回だけ
・宝箱開けられる←先祖が盗賊だから…
・直接攻撃無効だったこともある←FC版ファルシオンの効果

マルス「でも結局CCできないから能力はイマイチなんだよね」
リーフ「専用武器が3つ(レイピア、ファルシオン、メリクル)あるだけマシだよ」
シグルド「死ぬのが決まってる私やヘクトルよりもマシだろう」
アルム「影がうs…エリウッド「デブ剣ばかり言われる僕よりはマシさ…」よね」
セリス「ほ、ほら、兄さんにもいいところがあるから気にしない方が…」
マルス「う、うわぁぁぁぁぁん!!」

ミカヤ「で、マルスちゃんは失意のまま家出してタリスのシーダちゃんに保護された、と」
アイク「ああ、サザいわく濡れた子犬みたいな感じでいたそうだ」
エリンシア「落ち着いたら帰ってきますわよ、ゆっくり待ちましょうお姉様」
ロイ(…年頃のカップルが一つ屋根の下っていう状況なのに誰も心配しないんだなぁ)
リン(ま、ああ見えてマルスはしっかりしてるしね。そこのメタボよりは安心よ)
ヘクトル「うるせえ!くそっ、俺だって彼女がいれば…」
エフラム「ふん、まずはその無駄な贅肉を落とさねばな」
エイリーク「あ、兄上、喧嘩したらまた家が…」
リーフ「うん?手槍がってこのひとでなしー!?」
セリカ「相変わらずリーフは巻き込まれるわね」
こうしてマルスのいない兄弟家はいつもどおりだった…

マルス「…どうせ僕はCCできなくて弱いスターロード(笑)だよ」
468助けて!名無しさん!:2011/12/29(木) 13:54:17.58 ID:I/ZRisyb
エリンシアもCCはできないが、クラス自体は変わってるので見逃してください
ロード一辺倒なのはマルスだけだしねぇ…
469助けて!名無しさん!:2011/12/29(木) 14:00:00.34 ID:bGN2l15b
宝箱開けられるのはアイテム「エムブレム」の能力であってマルスの先祖は関係ないぞ
アドラの事を言ってるんだと思うがそれはニーナの先祖だ
470助けて!名無しさん!:2011/12/29(木) 17:38:34.33 ID:54pTk5uK
マルスはアンリの弟の子孫、ニーナはアルテミスの子孫
でもってアンリは封印の盾を盗んでオーブを売り払ったという話がある
ちなみに暗黒竜と光の剣ではマルスはアンリの子孫という設定だったりする
まあエムブレムの入手後に宝箱開けられるのはアンリの子孫関係ないとは思うけど
ネタにしてるってことでしょ。一応鍵なしで宝箱開けられるのマルスだけなわけだし
471助けて!名無しさん!:2011/12/29(木) 18:00:09.64 ID:rsiSdPHR
封印の盾盗んでオーブ売ったのはアルテミスの先祖のアドラだよ
アンリとは別人だってば
472助けて!名無しさん!:2011/12/29(木) 19:07:10.42 ID:o7sTyt/v
封印の盾を盗んだ盗賊がオーブを売った金で兵を雇ってアカネイアを興したんじゃないの
アンリとは関係ないぞ
473助けて!名無しさん!:2011/12/29(木) 19:16:34.99 ID:vvOuVcxk
マルス「シグルド兄さんはCC出来なくても最初から上級だし・・・ 馬だし。」
   「デブ剣で追撃されるけどだけど成長率悪くなくてCCしたら馬だって乗れるエリウッド兄さん」
   「鈍足でもヘクトル兄さんは火力馬鹿だし時期が遅いとはいえCCするし」
   「エフラム兄さんなんか普通に強いし馬のるしエイリーク姉さんはよく避けてしかも馬だし」
   「専用武器素晴しいリン姉さんとか。・・・CCするし。必殺率高いし」
   「アルム?無双できるし」「セリカなんか魔法も剣も強いじゃないか!」
   「セリスなんて・・ 両親のいい所どりだし」
   「リーフは神器使えなくても聖戦では全部の武器使えるし」「ロイは性能いい武器と・・・ CCとか」ブツブツブツ

ロイ「なんか僕だけあんま褒めてなくない?」
ヘクトル「俺も鈍足って・・・ ちょびちょび貶してるぜこいつ」
エフラム「ほら上のレスでもみんな元気付けてくれてるぞ?元気出せ」
アイク「俺とかエリンシアとか、ミカヤ姉さんのことは言わないんだな」
リン「(テリウス組の事言ったら本気で悲しくなるからじゃないかしら・・・)」
474助けて!名無しさん!:2011/12/29(木) 23:08:38.80 ID:rsiSdPHR
安心するんだマルス
俺主観ではミカヤ姉さん弱キャラだから
だって素早さ低くて二回攻撃できないし紙装甲なんだもの
終盤は後ろで杖振りに専念してもらいますた
475助けて!名無しさん!:2011/12/29(木) 23:35:24.21 ID:8ex3PrCg
メディウス「難易度ルナにおいて下準備無しで我とまともに戦える唯一の男なのに、
       何故そこまで卑屈になるのか理解できん…」
476助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 00:41:29.56 ID:fegAa7HU
新・紋章のマルスは輝いてた。封印の盾のおかげで実質クラスチェンジボーナス
ありで、しかもステータス上限は最高。
ただ、前作が悪すぎた・・・。
477助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 00:49:38.71 ID:XcIx6s80
ルナティック''ではむしろバーツの方が主人公だからじゃないのか?(トライアングルアタックな意味で

>>473
クリス♂「CCすること、そしてできれば馬が付いてること・・・」
クリス♀「それがマルス様の一番の望みなのね。・・・でも」
チェイニー「馬はオレのコマンドでなんとかなりそうだが」
ユンヌ「ごめんね。マルスちゃんは作品違うから神様パワー☆でもムリだわ」
リオン「そもそもロードってCCできるの?」
フォデス「ゲームでは可能のようだが現実世界では・・・」
ルーテ「そうですね。意味合いが少々異なります。本来h」
セネリオ「ロードとは上級貴族のことを言い、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵等を指します」
クライネ「因みに下級貴族をサーと言って、従男爵、騎士、郷士等があるわ」
ルーテ(それ、わたしのセリフ・・・)
エッツェル「つまりあの坊ちゃんは王子ですらないからCCできないってことか?」
ゼフィール「う〜む、せめてクラス名がプリンスならまだ考えようもあったのだろうが」
エルドリード「まあ、やってみても結果見えてるしなぁ」
478助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 00:53:20.03 ID:xN4yq0cZ
最後、一瞬誰かと思ったけどアルかw
479助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 02:05:29.29 ID:LL/LT9R9
ヘクトル「ちなみに兄弟家の転職番長はアイク兄貴なんだよな」
エリウッド「二作品をまたぐとはいえ、レンジャー→ロード、ブレイブ→ヴァンガードだからね」
リン「おまけにステータスは高いし、専用武器は強いし、奥義スキルまで専用かつ強力だもんね」
マルス「くそぅ…リメイク考えたら僕が最新主人公なのに…なぜCCさせなかったし」

ミカヤ?「重要なことなんだけど」
シグルド「ん、突然どうしました姉上」
ミカヤ?「ヴァンガードの“神将”は『神の如き将』ではなく、『女神ユンヌの将』って意味なの。『アイクはユンヌのための将』って意味なの。つまりアイクはユンヌのもn」
ロイ「はいはい、メダリオンメダリオン」
ユンヌ「あ、ちょ、最後まで言わせアッーー」
480助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 12:08:32.86 ID:YGxEbVXb
>>477
一瞬クライネが説明しに出てきて何事と思ったが、
よくよく考えたら彼女はサムシアンに滅ぼされた貴族の家系の子だったな…
481助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 12:37:19.22 ID:XcIx6s80
サザ「おれもCCできるんよ」つシーフ(蒼炎)→ローグ(暁)→エスピオン(暁)
エルドリード「外伝コミックで申し訳ないんだけどオレも」つロード(覇者)→ドラゴンロード(覇者)
ロイ「あの頃(外コミ)は懐かしかったねえ。たしか一緒にCCしたよね?」
  (スマブラの怨みだ!思い知れ、マルス兄さん!!)
ティーナ「それなら私も」
ガント「オレも」
キルマー「オレも」
ウォーレン「オレも」
セルディア「わたしも」
クルザード「オレも」
マンセル「あの〜・・・」
ダナン「一応俺たちも」
ジェミー「あたしは最期まで下級職だったと思う」
ジード「オレの場合は良く分からん。最後の方はドラゴンナイトの鎧から変わってないからな」
マグゥ「俺は最初から上級職だ。・・・・・・多分・・・・・・・・・」
ミリィザ「絶望しないと化身できないのですが、そういう意味でなら上級職です。
    それはそうとアルは元気にしてますか?こう見えてもアルの母です」

マルス「ジェイガン、クリス命令だ!聖三角や星杖、ザングルグの腕といった願いを叶えるものを全て集めるんだ!!」
482助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 12:57:42.00 ID:vBohDktE
ジョルジュ「俺のように上級でも大して役に立たず笑われる奴もいる。
上級職になれるかどうかをそこまで気にする必要は無いだろう」
483助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 13:16:28.81 ID:YGxEbVXb
>>481
マグゥさんは勇者じゃないですかー(※アルに剣を教え、過去回想にて手斧を使った)

>>482
ルナ11章で、下準備無しに確実に飛竜を刈れるのはお前だけだからそう卑屈になるなって
484助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 14:12:48.37 ID:5XuMOtz7
シグルド・キュアン・クロード・シャナン・シルヴィア・オイフェ・ハンニバル・リーン・レイリア・セティ・ハンニバル「最初から上級職なんてイヤです。クラスチェンジくらいさせて」
485助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 15:11:28.79 ID:wFNboVve
聖戦は上級下級共通でレベル30だからそんなに気にすることはない
486助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 20:22:25.72 ID:Tj4vpJ8v
エイリーク「最新主人公・・・ クリスさんでは?」
シグルド「>>479のようにリメイク考えたらマルスじゃないか?『光の』主人公だから・・・」
セリカ「でもリメイク除いたらミカヤ姉さんじゃないの?」
エフラム「ミカヤ姉さんは1部だから、その後の2部の主人公であるエリンシア姉さんじゃないか?」
ヘクトル「だったら3部のアイク兄貴じゃね?」
セリス「アイク兄さんは蒼炎でやってるから『最新』ではないんじゃないかな」
一同「うーん」

リン「もうやめて!マルスのライフは(ry」
487助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 20:48:44.96 ID:xN4yq0cZ
マルス   「どいつもこいつもー!!
エリンシア「大丈夫!私だってCCは出来ませんわ」
マルス   「蒼炎から暁にかけてクリミア王女→女王になっているじゃないですかー!やだー!!」

そういえば封印開発時はロイもCC予定無かったらしいね。
488助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 21:13:28.08 ID:fegAa7HU
マルス「そうだよ!あんだけ僕たちをオマージュした封印の主人公なんだから、
    僕と同じようにクラスチェンジなしの方が自然だよ!今からでもロードに戻れ!」
ロイ「そんなこと言われても・・・」
489助けて!名無しさん!:2011/12/30(金) 21:29:56.65 ID:wjByZnX7
>>477
「ロード」は上級貴族を指すけど、広義には「支配者」「領主」、
果てには「神」も含むからクラス名としては間違っているわけじゃない。

…あれ、だからクラスチェンジさせてもらえな…

490助けて!名無しさん!:2011/12/31(土) 00:19:52.71 ID:vZJ/oA3J
じゃあマスターロードって神よりすごいのか?フォデスどころかユンヌや他の神様涙目じゃないかw
491助けて!名無しさん!:2011/12/31(土) 13:48:24.55 ID:cDB8q1Yz
ユンヌ「よっしゃ。それじゃあ1時間以内に書き込みがなければ、私がアイクの嫁にクラスチェンジ!
    女神に未練はないわ! 阻止されたら、アルムがKINSINガチ覚醒」
492助けて!名無しさん!:2011/12/31(土) 14:21:01.23 ID:kkfyZn+Y
>>491
シグルド「近親は謹慎しろォォォ!阻止せざるをえん!」
493助けて!名無しさん!:2011/12/31(土) 15:01:52.93 ID:+sCbKDMV
ミスト・ワユ・レテ・イレース「メダリオン」
ユンヌ「押し入れはイヤァァァ!!」
494助けて!名無しさん!:2011/12/31(土) 16:09:19.29 ID:5T0YGN8T
ロイ「ね、兄さん」
リーフ「何?」
ロイ「シグルド兄さんに教えてあげた方がいいのかな?」
リーフ「何を?」
ロイ「アルム兄さんとセリカ姉さんって、もう随分前から
一緒のベットで寝てるよ、って」
リーフ「・・・」
495助けて!名無しさん!:2011/12/31(土) 17:49:54.46 ID:tF/5Wl2a
ミカヤ「いやきっと寝てるだけよ!寝てるだけだわ!」
リーフ「姉さん何をいまさら・・・」
ミカヤ「だってそういう事にしないとシグルドが暴れてまたエリウッドの胃が大変なことになるじゃない!」
エリウッド「年越しくらい・・・ ゆっくり・・・ うう想像したら痛くなってきた・・・」

もうすぐ2012年だな
年越しの兄弟家に何もおこらないわけがない
496助けて!名無しさん!:2011/12/31(土) 19:16:37.85 ID:qlTe0okJ
ジャンヌ「みなさんの心配事なら私が協力できますよ?目立たなさで忍び込んでセリカさんをリターンで吹っ飛ばしてあげますのでどうかご協力ください」
497助けて!名無しさん!:2011/12/31(土) 21:31:07.50 ID:5T0YGN8T
ロイ「ね、兄さん」
リーフ「何?」
ロイ「シグルド兄さんに教えてあげた方がいいのかな?」
リーフ「こ、今度は何を・・・?」
ロイ「最近、エイリーク姉さんがエフラム兄さんのベットで
一緒に寝てるよ、って」
リーフ「・・・」
ロイ「しかも、エイリーク姉さんだけじゃないんだ・・・」
リーフ「は、はぁ!?まだいるの!」
ロイ「うん、あのサラって子が一番多いかな
たまに、金髪の子やちっちゃい子もいる・・・
凄いよね、エフラム兄さんって・・・」
リーフ「そうだね・・・、格差社会って収入だけじゃないんだな・・・」
498助けて!名無しさん!:2011/12/31(土) 21:40:34.22 ID:ieejFPGT
イレース「…私も、影スキルを利用して…アイクさんが寝てるベッドに、忍び込もうかな…?」
ミスト  「だから抜け駆け禁止!」
ワユ   「そんな羨ま…けしからない事は断固反対!」
499助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 00:01:20.57 ID:jxjJo0D7
明けましておめでとうございます!
長編いってみます。

・内容がシーズンオフです。すみません。
・エセ関西弁全開です。読みにくくてすみません。地元の方ごめんなさい。
・休憩と連投規制対策を兼ねて、途中で一時間ほど間を空ける予定です。
500とある焼きそば屋の話 プロローグ:2012/01/01(日) 00:02:31.73 ID:jxjJo0D7
アイク「……ん? ここは何屋だ?」
主人「ここは焼きそば屋だ。のれんに書いてあるはずだが」


 アイクは慌てて屋台の外に出た。
 ここは真夜中の紋章町、すでに人々が寝静まった住宅地のとある路地。
 街灯の下にて浮かぶ文字は『焼きそば』と読めた。


アイク「す、すまん。残業帰りで腹ペコだったんで、つい見もせずに寄ってしまった」
主人「うちが出すのは焼きそばだけだ。酒かラーメンでも目当てに来たなら他を当たってくれ」
アイク「本当に焼きそばだけなのか? お祭りか何かならともかく、こんな所で変わってるな……」
主人「不器用でな、これしか作れん。で、どうするんだ」
アイク「いや、せっかく入ったんだ。それじゃ焼きそばを頼む、大盛りの肉多めで」
主人「ああ。
   …………出来たぞ、一人前だ」
アイク「いただきます…………うっ!
    う、うまい!! これはうまい、本当にうまいな!」
主人「そうか」
アイク「おかわりいいか? これなら何皿でもいけそうだ!」
主人「好きなだけ食え。どうせ今日はもう店仕舞いだ」


主人「……確かに好きなだけ食えとは言ったが、店の材料を全部平らげるとは思わなかったな」
アイク「すまん。少しは遠慮した方がよかったか」
主人「遠慮はいいが、お代は払えるんだろうな? 言っとくが、食い逃げを見逃す気はないからな」
アイク「それなら大丈夫だ、ちょうど給料日だったし金ならある」
主人「払ってくれるなら文句はないが……5000ゴールドお預かり、釣りだ」
アイク「しかしうまい焼きそばだったな。こんなにうまいのを食べたのは生まれて初めてだ」
主人「おだてても、何も出ないぞ」
アイク「いや、本当にうまかったぞ? おだてなんかじゃなく」
主人「言ったが、俺は不器用なんだ。楽しい返事は期待しないでくれ」
アイク「そうか……不器用か、俺と同じだな。
    自分では普通にしてるつもりなんだが、あちこちから無愛想だのぶっきらぼうだの言われるのが未だによく分からん」
主人「お互い苦労するな」
アイク「けど、焼きそばの腕はすごいもんだ。それは間違いない。
    それにあんた、何かしら武芸の心得もあるだろう? 体つきもそうだが、何より目の鋭さが並じゃない」
主人「無愛想と言った割には、よくしゃべるようだが」
アイク「すまん、うまいものを食べたせいでどうも浮かれてしまってるみたいだ。
    また食べたいな、まだ当分ここにいるのか?」
主人「この場所は今日までだ。ただこの町には、もうしばらくいるつもりでいる」
アイク「そうか。ならまた、どこかで会ったら頼む」
主人「ああ。縁があればな」
501とある焼きそば屋の話 その1:2012/01/01(日) 00:06:55.23 ID:jxjJo0D7

マリータ「いらはいいらはいー!
     コンガリおいしい焼きとうもろこし、しょうゆ味はこのお店やでー!」


 その翌日、紋章町の大きな公園にて。
 そこは縁日の真っ最中だった。広場には様々な屋台が軒を連ね、おいしそうな匂いがそこかしこに立ち込めている。
 マリータの焼きとうもろこし屋もその中の一軒だった。そんな彼女の屋台を一人の男が訪れる。
 昨夜アイクが夜食を食べた焼きそば屋台の主人だった。熊のような巨躯に振り乱した髪、見るからに無頼の男である。


主人「すまん。ここの責任者と話がしたいんだが」
マリータ「な、なんやおっちゃん!? 責任者って、苦情かなんかかいな?」
主人「ここに店を出す許可がほしいんだが、どこにいるか分かるか」
マリータ「あ、あぁ……そゆことか。
     ここの元締めならほら、あそこにおる人がそや。チビっ子の相手しとる髪が緑のおっちゃんやで」

ダラハウ「さ〜ぁみんな、紙芝居の始まり始まり〜!
     今日はみんな大好き『てんさいウハラダのだいぼうけん』!
     みんな飴は持ったの〜? まだなら買って、食べながら見てほしいのね〜」

主人「あの男か……男、でいいんだな」
マリータ「ちょ、なに失礼なこと言うとんねん!
     ダラハウさんめっちゃええ人やねんから、面と向かって言うたらあかんよ?」
主人「ああ。邪魔したな」 テクテク...

マリータ「なんやあのおっちゃん、無愛想な人やなぁ……」





マリータ「ちょっとおっちゃん! 聞いたで!」
主人「何だ?」
マリータ「あんた、誰にも名前名乗っとらんそうやないか。ダラハウさんとか困っとったわ」
主人「ああ、そうだな」
マリータ「そうだな、ってあんた……
     まぁそりゃこんな商売やしな、すねに傷あったりで本名言えへん人とかぎょうさんおるがなそりゃ。
     けどな、せめて偽名とか名乗りようはあるやろ? なんかないと呼びづらいやないか? なぁ?」
主人「考えてはみたが、思いつかなかった。好きに呼んでくれて構わん」
マリータ「好きになぁ……ん〜……
     あかん、ウチも思いつかへんわ。『おっちゃん』くらいしか呼べへん」
主人「ならそれでいい。
   しかし、すごい訛りだな……とりあえず言っていることは分かるが」
マリータ「ほっとけ! ウチが育ったとこの言葉や。
     ちゅうても、そこで生まれたわけやあらへんけどな。覚えとらんほどちっさい頃に、親とその町来た時にはぐれてしもてん。
     んでしばらくそこで暮らしとって、その後今のおかんに拾われて紋章町に越してきたんや」
主人「ほう」
マリータ「なんでもこの町に、ウチの遠い親戚がいるゆう話やったんやけどな……
     確かにそれっぽい人はおったんやけど、どうもおかしいねん。誰もウチのほんまの親のこととか教えてくれへんのや。
     みんな適当にはぐらかしおる。どないなっとん?」
主人「さぁ、分からん」
マリータ「そりゃそや、赤の他人に分かるはずないわ……って、なんでウチんな事ぺらぺら人にしゃべっとんねん。
     ええか? さっきも言うたけど、ここ色んな事情抱えとる人がぎょうさんおんねんから。
     ウチは勝手に話しただけやさかい、変なこと聞き回ったりしたらあかんよ? ほな!」 タッタッタッ...

主人「…………」
502とある焼きそば屋の話 その2:2012/01/01(日) 00:12:31.95 ID:jxjJo0D7
ジュ〜...
マリータ「あぁおっちゃん、おはようさん。
     ここで商売する許可もらえたそうやないか。広場のスペース余っとってラッキーやったな」
主人「そこは他の奴の店のようだが……焼きとうもろこし屋がなんで焼きそばを作ってるんだ?」
マリータ「これな、ちょお材料もろて練習させてもろとんねん。
     ウチは色々やるでー。焼き鳥にたこ焼きに、焼きイカにお好み焼き。わた飴にりんご飴、チョコバナナとかクレープとか。
     食べ物だけやないで、金魚すくいとかヨーヨー釣りなんかもやるねん。何でもござれや」
主人「ほう」
マリータ「せやけど焼きそばは未開拓やったんでな、挑戦しとるっちゅうわけや。意外に定番なとこ見落としとったんやな。
     あぁもちろん、これは売りには出さへんで。後でみんなのお昼ごはんにしてもらうつもりや」
主人「ふむ……」

ジュ〜...カツカツ...
主人「確かに、手際はよくないな」
マリータ「ベテランから見たら物足りんやろな。最初はこんなもんやろし、修行してマスターしたるわ」
主人「……よし、ちょっと貸せ」 ガシッ
マリータ「え、な!? ちょ、ちょお何しとん!?」
主人「コテはこう構える。時間をかけると固くなるから、休まず焼き上げられるよう疲れない体勢でやれ。
   油の量は大体このくらいにして……混ぜ方は……」
マリータ「あ、あ……いや、だから、ちょ手離して……」
主人「最後に息を止め、一気に熱を回して仕上げる。一、二、三、四、五!」
マリータ「…………」
主人「出来上がりだ。慣れればどうってことはない」
マリータ「な、な……ちょおあんた、何すんねん!!
     ごっついおっさんがいきなし女の後ろくっついて手つかんで、何なんや! 何されるか思たわ!」
主人「…………」
マリータ「このスケベ! セクハラ親父! はよ行き、どっか行き!!」
主人「…………。すまん」 トボトボ...


マリータ「ふん! 何がすまんや、あやまるくらいなら最初からやらなええねん。
     誰も頼みもしとらんのに、なに勝手なことしてくれはるねんか……」

マリータ「そんなこれ、味変わっとん?
     ちょおやり方変えたくらいで何がそんな違うっちゅうねん……」
パク...ズルズル...


マリータ「……! おいしい、めっちゃおいしなっとるわこれ!
     全体にしっかり火行き渡ってるし、麺もきちんとほぐれとる。固さもバッチリや。
     ソースの絡まり具合にもムラあらへんし、どこ食べてもおいしい……ウチのと全然ちゃうわ……!
     なんなんやあのおっちゃん、何者なんや……?」

ズルズルズル...
マリータ「けどこれ……どっかでいっぺん食べたような気がすんなぁ。
     何ちゅうか、生まれて初めて食べたって感じがせえへん……どこで食べたんやろ……?」
503とある焼きそば屋の話 その3:2012/01/01(日) 00:16:58.23 ID:jxjJo0D7
主人「…………」 ジュ〜...
マリータ「…………」 ジーッ
主人「……なんだ、気になるか」
マリータ「! べ、別に、なんも気にしてへん!」
主人「そうか」


主人「…………」 カツカツカツ...
マリータ「…………」 チラッチラッ
主人「手が止まってるぞ」
マリータ「ほっとき! 手疲れたから休んどんのや!」
主人「……そうか」


主人「…………」 ジュジューッ
マリータ「…………」 ジーッ





マリータ「あー……雨やまへん」
ダラハウ「険しい顔しないのよ〜、女の子は笑顔が一番なのね〜」
マリータ「せやかて、降ってたらお客来ぃへんやないか。朝はきれいに晴れとったのに……
     大体、この降り方がやらしいわ。どうせならザーッと降ってくれたらウチらもあきらめて帰れるねん。
     こんなやむのかやまんのか分からんような、中途半端にポツポツ降る雨が一番ややわ」
ダラハウ「天気予報じゃ一日晴れって言ってたんだけどね〜。外れることもあるのは仕方ないのね〜。
     マリータちゃんも帰ってもいいんじゃない〜? 降り始めてからずいぶん経つし、他のみんなももう引き上げちゃったのね〜」
マリータ「帰ろか思てんねんけどな……あ、雨上がったかいな?」
ダラハウ「あらホント〜、やっとやんだのね〜。
     ん〜でも……これだけ地面がぬかるんでたら、お客さんも来にくいかしらね〜」
マリータ「ほんまや、水たまりだらけや……
     あーもー、今日はもうやめや! ウチも片付けして帰ろ、悪いけどダラハウさん後頼むわ」
ダラハウ「お安い御用よ〜……って、ちょっとお待ち。誰か来るみたいよ〜」
マリータ「なんや、お客さんか? ……あれは!」
504助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 00:21:17.79 ID:Jqc/6Y8S
この焼きそば屋の主人て、もしかしてあの人か?
続き気になりつつ、連投支援
505とある焼きそば屋の話 その4:2012/01/01(日) 00:22:05.84 ID:jxjJo0D7
ならず者「おいおい、まだ誰か残ってやがんぞ」
ならず者「ちょうどいいじゃねぇか、ちょっくらアイサツさせてもらおうぜぇ」
マリータ「な、なんやあんたら! 何の用や……」
ダラハウ「お待ちマリータちゃん! こいつら、コルホ組なのね〜……
     最近あちこちで悪さしてるっていう、札付きのヤクザなのよ〜……」
コルホ「札付きとは有難ぇこったな。俺らも箔が付いたっつう訳かい。
    んじゃその有名なコルホ組からお知らせだ。ここは今から俺らが仕切らせてもらう、商売したきゃカネ出しな」
ならず者「さもなきゃみんなでお引越しだ。荷物が多いなら片付け手伝ってやんぜ、この斧でなぁヒハハ」
マリータ「はあ!? なんであんたらの言うこと聞かなあかんねん!」
コルホ「おいおいいいのかお嬢ちゃん、そんな身の程知らずなこと言っちまって。
    俺らはボキッとかグチャとか平気でやるのが仕事なんだ、あんまり大人をなめんじゃねぇぞ」
マリータ「はん、そっちがボキッならこっちはズバッや! こうなったらしゃあないわ、やるでダラハウさん!」
ダラハウ「そうするしかなさそうなのね〜……ダラハウ喧嘩は嫌いだけど、みんなが楽しく遊ぶ場所が荒らされるのはもっと許せないのよ〜。
     ……!? な、無い! ダラハウの槍、ここに置いといたはずなのに……」
マリータ「ウチの剣もない! どこや、どこ行っとん…………あーーーーー!!
     そ、それウチらの得物やないか!? なんであんたら持っとんねん!?」
ならず者「俺らは手先が器用なんだよ。世の中には盗むスキルって便利なモンがあってだなぁ」
コルホ「コルホ組はただ脅したりブン取るだけとは違ぇってこった。
    これで言うこと聞く気になりましたかい? 話し合いってのは穏便に出来るうちにしとかねぇと、そろそろお祭りが血祭りになっちまうぜ」
ダラハウ「まずいのね〜……今から警察呼んでも、ちょっと間に合いそうにないのね〜……」
マリータ「どないすりゃええねん、いくらなんでも丸腰じゃかなわへんわ……!
     鉄の剣でも細身の剣でも、この際壊れた剣でもええ! 剣さえありゃこないなヤツらコテンパンにできんのに……」
コルホ「無ぇもんは無ぇんだ、人間あきらめが肝心ってな。
    ああ、お嬢ちゃんは見逃してやってもいいぜ。俺らにたっぷりご奉仕してくれたらなぁ」
マリータ「じゃかあしいわダボ!! 寝言は寝てから言えやド腐れが!!」
コルホ「ンだコラァ!?」


主人「……なんだ、騒がしいじゃないか」
506とある焼きそば屋の話 その5:2012/01/01(日) 00:27:43.58 ID:jxjJo0D7
マリータ「おっちゃん!? 今来たらあかん、はよ逃げ!」
主人「一応俺も、今はここの居候なんでな。勝手に責任者が変わるのはちと困る」
コルホ「なんだ親父、俺らに喧嘩売ろうってのか?
    こっちには六人いて、てめぇらと違ってこの通り武器だってある。てめぇに見えねぇ訳じゃねぇよな?」
マリータ「せやおっちゃん! ウチらなんも持ってへんし、おっちゃんかて同じやろ!」
主人「武器ならこれで充分だ」
マリータ「ちょそれ、焼きそば焼く時のコテやないか! んなもんどないすんねん!?」
主人「俺の柄じゃないんだが、ひとつ説教をくれてやる……道具だけを見ているうちはいつまでたっても半人前だ」
マリータ「!」
主人「……ぅおらああああああああああ!!」


 マリータは見た。焼きそば屋の主人の構えるコテが、鋭く駆け巡る必殺の閃撃と化すのを。
 コルホ組の手下五人が、それぞれ一瞬・一撃の下に容赦なく蹴散らされるのを。
 マリータも一端の剣士である。その経験に培われた動体視力を持ってしなければ、
 彼女の目にも主人の動きは一陣のつむじ風としか映らなかっただろう。


ならず者「い、痛え……痛えよぉぉ……」
ならず者「腕が、腕が動かなくなっちまった……」
コルホ「なっ……い、今、何しやがった? バケモンかこいつ……」
主人「次はお前だ。五人分を一人で受けてもらおうか」
コルホ「ぐぐぐ……ち、ちくしょおお!!
    いいぜこの野郎、きょ、今日の所は勘弁してやるよ! おめぇら立て、立て!」
主人「…………」
コルホ「てめぇの顔覚えたからな、覚悟しろよ! 今度会った時がてめぇの命日だ! 行くぞコラ!」 スタコラ...
主人「…………」
ダラハウ「た、助かったみたいのね〜。そうそう、警察に電話電話……」
507とある焼きそば屋の話 その6:2012/01/01(日) 00:33:32.72 ID:jxjJo0D7

マリータ「はー、命拾いしたわぁ……
     ほんま、おおきに。おっちゃん来んかったらここメチャメチャされてもうてたわ」
主人「ああ」
マリータ「その、それとな……
     この前おっちゃんが焼きそば教えてくれはった時、ウチ邪険にしてもうたやろ。
     せっかく親切にしてくれはったのに、おっちゃんのこと誤解してもうてな……ウチが悪かったわ、堪忍やで」
主人「気にするな。俺も考えが足りなかった」
マリータ「そっか。おおきに」
主人「ああ。
   ……しかし、大したもんだ。その年で屋台を切り盛りし、店を守ろうともできるんだからな」
マリータ「なんやおっちゃん、急にほめ出して。おだてても何も出えへんで」
主人「そう思っただけだ。簡単なことではあるまいしな。
   こんなに出来た子供をほったらかして、行方知れずになった親はひどい奴だな」
マリータ「んなことあらへんがな。親は親や、ひどいヤツ言う理由がどこにあるんかいな」
主人「そうか?」
マリータ「そりゃな……いっぺん会ってみたいとか、そゆこと全然思わんいうたらウソや。
     けどな、別に会えんでもええねん。ウチは今の暮らしで充分満足してんねんから」
主人「…………」
マリータ「こうやってお店開いて、色んな人がウチの作ったもんおいしそうに食べてくれはったり。
     出し物で遊んだりして、楽しそうにして帰ってくのを見てるだけでウチは幸せや。
     仕事仲間もダラハウさんとかええ人がぎょうさんおるし、今のおかんもやさしい人やし。しんどい思たことはあらへん」
主人「…………」
マリータ「こんな楽しい世の中に、ウチ生んでくれただけで万々歳や! これ以上高望みしたらバチ当たってまうわ」
主人「……そうか」
マリータ「さてと、もう昼過ぎやな。お腹すいてもうたわ。
     久々にラーメン食べに行こかな。おっちゃんも来るか? めっちゃおいしい店知ってんねんで。
     ウチが前話した親戚のやってる店やさかい、ウチが頼めばサービスしてくれはるはずや」
主人「いや……遠慮する」
マリータ「そ? ほな、ウチちょお行ってくるわ。ほんま、今日はおおきに!」 タッタッタッ...


主人「どうやら、取り越し苦労だったな……そろそろ潮時か」
508とある焼きそば屋の話 後半に続く:2012/01/01(日) 00:36:21.21 ID:jxjJo0D7
念のため、この辺りで一休みします。
続きは1時30分頃を予定しております。

…これで続き投下した途端規制食らったら泣くぞ;
509助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 00:43:34.93 ID:RzotZMIC
投下支援も兼ねて続きに期待
510助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 01:18:43.77 ID:WxnYC3Rt
支援

……そして、そろそろ次スレ立てたほうが良いのでは、とか言ってみる
511助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 01:27:36.66 ID:NOHGiVcB
支援

今年は辰年だな 竜王家の皆さん喜ぶな
512助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 01:29:40.19 ID:dHiTVJYL
>>500ー510
投下と支援乙

続きは次スレに投下した方がいいかも
続きが何KBあるかわからないけど、現在485KBだから容量次第ではネタがぶった切れる可能性がある
513助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 01:32:36.57 ID:jxjJo0D7
うわーしまった!
というわけで新スレ立てました。テンプレ貼り終え次第続きを投下します。
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1325349066/
514助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 01:53:44.00 ID:dHiTVJYL
>>511
竜王家のみなさん、イベントで引っ張りだこなんじゃね?

>>513
515助けて!名無しさん!:2012/01/02(月) 17:24:14.72 ID:Iabr0g6X
    |┃三           /! _ ト、
    |┃ ≡       ,r‐ '/l[[!ト、!:::\
    |┃      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _       
    |┃≡  /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、  
    |┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::    この埋めを使われよ
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::  
    |┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::!  !::::::::::::::::::::
    |┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l::::::::::::::::::::  
    |┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ::::::::::::
516助けて!名無しさん!:2012/01/02(月) 17:38:37.00 ID:4I4Qa1ET
   ノ   ノ      ヽ    /   ヽ
   ノ   ノ-------   ヽ  /     ヽ  ノ
  ノ |      ノ      ヽ/        ノ
    |     ノ       /ヽ       ノ
    |    ノ       /  ヽ     ノ


              -------      ノ    ヽヽ    ノ    -------
    /  \ O   ---------    ノ------      ノ         ノ
   /    \          ノ   ノ     ノ     ノ|         ノ
  /      \        ノ     -----ノ     ノ |        ノヽ
                 ノ         ノ        |       ノ   ヽ
                          ノ         |      ノ    ヽ
    / ̄ ̄ ̄ ̄丶 、
   '           ヽ、
 /  i   ::i;;   i   :ヽ
/;;;;   ii   i;;  ;;ii  /  |
|;; ii   i  ..ii: ::.;i  ..::  ,,|
|::::,,..ii::t、;;iiii,, i;; ii",,"--i;;;,,""|                           ,,.、-‐、      ,,.、-‐==z
ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/"   ヾ ,,,|       ,.r ''´ ̄ ̄ ̄``ヽ、 ヽ ̄゛'‐─-、/    ゛'‐=z ,,‐":::::::::::::::::: ̄゛'‐-、.
ヾF"|            ト |      r'´          _>,_゛'‐、   ヽ,´ ̄`     ゛'‐-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 丶;|、         ;;; __    人  ,.-'ヘv' _,,.-‐''´  ユ ̄   '、_ ヽ ‐-、      /:‐"゛'‐、:::::::::::::::::::::::::::゛'=z
  レ"二==--  --,,.、-''" -、 __゛'-v‐{ヽ `{{,.、Jル ´     __  } /ヽ_i_\}‐、 .゛'、      ゛'‐、   \_::゛'、::::::::::::::::::::ゝ__
 "| | Fリフ.ii  /: : : : : : /´: : : : : :ヽ r 、i f_,, -‐ ""ヾ,´  ヽj i      _,-゛'‐、゛'、     /_zニ二_ ヽ:::i‐、::::::::::::::::::/
 │ii|    || / /: /,,‐"`´゛ヽ i: : : : : :ヾ|   `´   __,,,, トミヽ、 }'、  ,,.z;ニ-、ァ | .|=、    /  ´ ゛"  ノノl i:::::::::::::/  /
  ヾ|    |、|/|: i :| __   |人ヽ、: ヽ、:l=;=、  ィ‐〒テ_" ヒ_ミiV _ゝ ´-`""´゛ .| .|ソ   //        ‐':::::::::/  /::::
   |    ヾ=-ヽ、`|,r;;;、`  .‐--ヽ、ヽ_ ヽ ̄|    ̄   ノ _ツl|l! /         '、'、   /、`、__       |::/ ./\::::
   ト、  --=-- .`| .ー'ノ  '.ri,lヽ|,l^i¨/ヽ し      ' | l川|ヽ __,      l '、|  / '、 .─`   .,,  |,| /:::::::::::\
   .,|;;"、  :::::::   .'、 ヽ   `´  i´/  vr' ゙''ti;、   ,! llリl|  '、 -     /  |_/   ヽ_,,.、-''"   .|/::::::::::::::::::::::
 ̄ ̄|  、 ,,、-‐-、.,,-‐ヽ ー-    |¨‐_,ヾ !ii  `  /   ViL -、ヽ_,,.、-''" __|_゛'‐-、___|__,,.、-''"ヽ,,‐'"ヽ_/
; ;;;;;;;;|   、  :::::,‐",‐"¨: \,.、-''"  .|r '"´  ト     /  _,.-''´  ,.へ  /|   .||   |__/ ̄l´___,,.、-''",,‐'":::::::::
丶;「|    \..:::{ {:::::::::,、|ヽ_,,.、-''" ヽ、  ノ `─' , -="- 、  /   /  |   ||   .|,‐"__ ̄゛'‐、.,,‐"ヽ{  {:::::::::::::::
丶 :::、___.::::ヽ、ヽ、/:::゛',====ハ、  ` ̄ ̄ ̄´   O 〉<    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛'、,,‐",‐"    ゛'‐、__.,,‐" {  {:::::::::::::::
 Y::::::::::::::::::::.:::::::::::/ ./{::.. /   ..:::::::  ヽ           ノ   ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛'、| ヽ    ::::::::::::::::::::::::: ゛'‐、.゛'‐、:::::
517助けて!名無しさん!:2012/01/02(月) 17:40:00.31 ID:ka6vURpu
         / ̄ ̄ ̄ ̄丶 、
        '           ヽ、
      /  i   ::i;;   i   :ヽ
     /;;;;   ii   i;;  ;;ii  /  |
     |;; ii   i  ..ii: ::.;i  ..::  ,,|
     |::::,,..ii::t、;;iiii,, i;; ii",,"--i;;;,,""|
     ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/"   ヾ ,,,|
     ヾF"|            ト |
      丶;|、         ;;; |_/
       レ"二==--  --二二 | ヽ
      "| | Fリフ.ii   F-ソ ̄ | -|  そろそろ俺たちの出番KI?
      │ii|    ||       ii,,ソ   へっきゅん今年もよろしくなんだZE♪
       ヾ|    |、      .,ノ
        |    ヾ=-     .|
        ト、  --=--    /| _、
    _  .,|;;"、  :::::::    , .|レ  ヽ
  /   ̄ ̄|  、     ..,   |  ,_」
  ト、 ヽ;;;;;;;;;|   、__ , '   ‖/:::::::::
  ::::::ヽ 丶;「|    \      ,,,| |
518助けて!名無しさん!:2012/01/02(月) 18:03:47.17 ID:Iabr0g6X
    ノ   ノ      ヽ    /   ヽ
   ノ   ノ-------   ヽ  /     ヽ  ノ
  ノ |      ノ      ヽ/        ノ
    |     ノ       /ヽ       ノ
    |    ノ       /  ヽ     ノ


              -------      ノ    ヽヽ    ノ    -------
    /  \ O   ---------    ノ------      ノ         ノ
   /    \          ノ   ノ     ノ     ノ|         ノ
  /      \        ノ     -----ノ     ノ |        ノヽ
                 ノ         ノ        |       ノ   ヽ
                          ノ         |      ノ    ヽ
    / ̄ ̄ ̄ ̄丶 、
   '           ヽ、
 /  i   ::i;;   i   :ヽ
/;;;;   ii   i;;  ;;ii  /  |
|;; ii   i  ..ii: ::.;i  ..::  ,,|
|::::,,..ii::t、;;iiii,, i;; ii",,"--i;;;,,""|                           ,,.、-‐、      ,,.、-‐==z
ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/"   ヾ ,,,|       ,.r ''´ ̄ ̄ ̄``ヽ、 ヽ ̄゛'‐─-、/    ゛'‐=z ,,‐":::::::::::::::::: ̄゛'‐-、.
ヾF"|            ト |      r'´          _>,_゛'‐、   ヽ,´ ̄`     ゛'‐-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 丶;|、         ;;; __    人  ,.-'ヘv' _,,.-‐''´  ユ ̄   '、_ ヽ ‐-、      /:‐"゛'‐、:::::::::::::::::::::::::::゛'=z
  レ"二==--  --,,.、-''" -、 __゛'-v‐{ヽ `{{,.、Jル ´     __  } /ヽ_i_\}‐、 .゛'、      ゛'‐、   \_::゛'、::::::::::::::::::::ゝ__
 "| | Fリフ.ii  /: : : : : : /´: : : : : :ヽ r 、i f_,, -‐ ""ヾ,´  ヽj i      _,-゛'‐、゛'、     /_zニ二_ ヽ:::i‐、::::::::::::::::::/
 │ii|    || / /: /,,‐"`´゛ヽ i: : : : : :ヾ|   `´   __,,,, トミヽ、 }'、  ,,.z;ニ-、ァ | .|=、    /  ´ ゛"  ノノl i:::::::::::::/  /
  ヾ|    |、|/|: i :| __   |人ヽ、: ヽ、:l=;=、  ィ‐〒テ_" ヒ_ミiV _ゝ ´-`""´゛ .| .|ソ   //        ‐':::::::::/  /::::
   |    ヾ=-ヽ、`|,r;;;、`  .‐--ヽ、ヽ_ ヽ ̄|    ̄   ノ _ツl|l! /         '、'、   /、`、__       |::/ ./\::::
   ト、  --=-- .`| .ー'ノ  '.ri,lヽ|,l^i¨/ヽ し      ' | l川|ヽ __,      l '、|  / '、 .─`   .,,  |,| /:::::::::::\
   .,|;;"、  :::::::   .'、 ヽ   `´  i´/  vr' ゙''ti;、   ,! llリl|  '、 -     /  |_/   ヽ_,,.、-''"   .|/::::::::::::::::::::::
 ̄ ̄|  、 ,,、-‐-、.,,-‐ヽ ー-    |¨‐_,ヾ !ii  `  /   ViL -、ヽ_,,.、-''" __|_゛'‐-、___|__,,.、-''"ヽ,,‐'"ヽ_/
; ;;;;;;;;|   、  :::::,‐",‐"¨: \,.、-''"  .|r '"´  ト     /  _,.-''´  ,.へ  /|   .||   |__/ ̄l´___,,.、-''",,‐'":::::::::
丶;「|    \..:::{ {:::::::::,、|ヽ_,,.、-''" ヽ、  ノ `─' , -="- 、  /   /  |   ||   .|,‐"__ ̄゛'‐、.,,‐"ヽ{  {:::::::::::::::
丶 :::、___.::::ヽ、ヽ、/:::゛',====ハ、  ` ̄ ̄ ̄´   O 〉<    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛'、,,‐",‐"    ゛'‐、__.,,‐" {  {:::::::::::::::
 Y::::::::::::::::::::.:::::::::::/ ./{::.. /   ..:::::::  ヽ           ノ   ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛'、| ヽ    ::::::::::::::::::::::::: ゛'‐、.゛'‐、:::::
519助けて!名無しさん!:2012/01/02(月) 18:08:12.40 ID:Iabr0g6X
    ノ   ノ      ヽ    /   ヽ
   ノ   ノ-------   ヽ  /     ヽ  ノ
  ノ |      ノ      ヽ/        ノ
    |     ノ       /ヽ       ノ
    |    ノ       /  ヽ     ノ


              -------      ノ    ヽヽ    ノ    -------
    /  \ O   ---------    ノ------      ノ         ノ
   /    \          ノ   ノ     ノ     ノ|         ノ
  /      \        ノ     -----ノ     ノ |        ノヽ
                 ノ         ノ        |       ノ   ヽ
                          ノ         |      ノ    ヽ
    / ̄ ̄ ̄ ̄丶 、
   '           ヽ、
 /  i   ::i;;   i   :ヽ
/;;;;   ii   i;;  ;;ii  /  |
|;; ii   i  ..ii: ::.;i  ..::  ,,|
|::::,,..ii::t、;;iiii,, i;; ii",,"--i;;;,,""|                           ,,.、-‐、      ,,.、-‐==z
ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/"   ヾ ,,,|       ,.r ''´ ̄ ̄ ̄``ヽ、 ヽ ̄゛'‐─-、/    ゛'‐=z ,,‐":::::::::::::::::: ̄゛'‐-、.
ヾF"|            ト |      r'´          _>,_゛'‐、   ヽ,´ ̄`     ゛'‐-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 丶;|、         ;;; __    人  ,.-'ヘv' _,,.-‐''´  ユ ̄   '、_ ヽ ‐-、      /:‐"゛'‐、:::::::::::::::::::::::::::゛'=z
  レ"二==--  --,,.、-''" -、 __゛'-v‐{ヽ `{{,.、Jル ´     __  } /ヽ_i_\}‐、 .゛'、      ゛'‐、   \_::゛'、::::::::::::::::::::ゝ__
 "| | Fリフ.ii  /: : : : : : /´: : : : : :ヽ r 、i f_,, -‐ ""ヾ,´  ヽj i      _,-゛'‐、゛'、     /_zニ二_ ヽ:::i‐、::::::::::::::::::/
 │ii|    || / /: /,,‐"`´゛ヽ i: : : : : :ヾ|   `´   __,,,, トミヽ、 }'、  ,,.z;ニ-、ァ | .|=、    /  ´ ゛"  ノノl i:::::::::::::/  /
  ヾ|    |、|/|: i :| __   |人ヽ、: ヽ、:l=;=、  ィ‐〒テ_" ヒ_ミiV _ゝ ´-`""´゛ .| .|ソ   //        ‐':::::::::/  /::::
   |    ヾ=-ヽ、`|,r;;;、`  .‐--ヽ、ヽ_ ヽ ̄|    ̄   ノ _ツl|l! /         '、'、   /、`、__       |::/ ./\::::
   ト、  --=-- .`| .ー'ノ  '.ri,lヽ|,l^i¨/ヽ し      ' | l川|ヽ __,      l '、|  / '、 .─`   .,,  |,| /:::::::::::\
   .,|;;"、  :::::::   .'、 ヽ   `´  i´/  vr' ゙''ti;、   ,! llリl|  '、 -     /  |_/   ヽ_,,.、-''"   .|/::::::::::::::::::::::
 ̄ ̄|  、 ,,、-‐-、.,,-‐ヽ ー-    |¨‐_,ヾ !ii  `  /   ViL -、ヽ_,,.、-''" __|_゛'‐-、___|__,,.、-''"ヽ,,‐'"ヽ_/
; ;;;;;;;;|   、  :::::,‐",‐"¨: \,.、-''"  .|r '"´  ト     /  _,.-''´  ,.へ  /|   .||   |__/ ̄l´___,,.、-''",,‐'":::::::::
丶;「|    \..:::{ {:::::::::,、|ヽ_,,.、-''" ヽ、  ノ `─' , -="- 、  /   /  |   ||   .|,‐"__ ̄゛'‐、.,,‐"ヽ{  {:::::::::::::::
丶 :::、___.::::ヽ、ヽ、/:::゛',====ハ、  ` ̄ ̄ ̄´   O 〉<    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛'、,,‐",‐"    ゛'‐、__.,,‐" {  {:::::::::::::::
 Y::::::::::::::::::::.:::::::::::/ ./{::.. /   ..:::::::  ヽ           ノ   ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛'、| ヽ    ::::::::::::::::::::::::: ゛'‐、.゛'‐、:::::
520助けて!名無しさん!
    ノ   ノ      ヽ    /   ヽ
   ノ   ノ-------   ヽ  /     ヽ  ノ
  ノ |      ノ      ヽ/        ノ
    |     ノ       /ヽ       ノ
    |    ノ       /  ヽ     ノ


              -------      ノ    ヽヽ    ノ    -------
    /  \ O   ---------    ノ------      ノ         ノ
   /    \          ノ   ノ     ノ     ノ|         ノ
  /      \        ノ     -----ノ     ノ |        ノヽ
                 ノ         ノ        |       ノ   ヽ
                          ノ         |      ノ    ヽ
    / ̄ ̄ ̄ ̄丶 、
   '           ヽ、
 /  i   ::i;;   i   :ヽ
/;;;;   ii   i;;  ;;ii  /  |
|;; ii   i  ..ii: ::.;i  ..::  ,,|
|::::,,..ii::t、;;iiii,, i;; ii",,"--i;;;,,""|                           ,,.、-‐、      ,,.、-‐==z
ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/"   ヾ ,,,|       ,.r ''´ ̄ ̄ ̄``ヽ、 ヽ ̄゛'‐─-、/    ゛'‐=z ,,‐":::::::::::::::::: ̄゛'‐-、.
ヾF"|            ト |      r'´          _>,_゛'‐、   ヽ,´ ̄`     ゛'‐-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 丶;|、         ;;; __    人  ,.-'ヘv' _,,.-‐''´  ユ ̄   '、_ ヽ ‐-、      /:‐"゛'‐、:::::::::::::::::::::::::::゛'=z
  レ"二==--  --,,.、-''" -、 __゛'-v‐{ヽ `{{,.、Jル ´     __  } /ヽ_i_\}‐、 .゛'、      ゛'‐、   \_::゛'、::::::::::::::::::::ゝ__
 "| | Fリフ.ii  /: : : : : : /´: : : : : :ヽ r 、i f_,, -‐ ""ヾ,´  ヽj i      _,-゛'‐、゛'、     /_zニ二_ ヽ:::i‐、::::::::::::::::::/
 │ii|    || / /: /,,‐"`´゛ヽ i: : : : : :ヾ|   `´   __,,,, トミヽ、 }'、  ,,.z;ニ-、ァ | .|=、    /  ´ ゛"  ノノl i:::::::::::::/  /
  ヾ|    |、|/|: i :| __   |人ヽ、: ヽ、:l=;=、  ィ‐〒テ_" ヒ_ミiV _ゝ ´-`""´゛ .| .|ソ   //        ‐':::::::::/  /::::
   |    ヾ=-ヽ、`|,r;;;、`  .‐--ヽ、ヽ_ ヽ ̄|    ̄   ノ _ツl|l! /         '、'、   /、`、__       |::/ ./\::::
   ト、  --=-- .`| .ー'ノ  '.ri,lヽ|,l^i¨/ヽ し      ' | l川|ヽ __,      l '、|  / '、 .─`   .,,  |,| /:::::::::::\
   .,|;;"、  :::::::   .'、 ヽ   `´  i´/  vr' ゙''ti;、   ,! llリl|  '、 -     /  |_/   ヽ_,,.、-''"   .|/::::::::::::::::::::::
 ̄ ̄|  、 ,,、-‐-、.,,-‐ヽ ー-    |¨‐_,ヾ !ii  `  /   ViL -、ヽ_,,.、-''" __|_゛'‐-、___|__,,.、-''"ヽ,,‐'"ヽ_/
; ;;;;;;;;|   、  :::::,‐",‐"¨: \,.、-''"  .|r '"´  ト     /  _,.-''´  ,.へ  /|   .||   |__/ ̄l´___,,.、-''",,‐'":::::::::
丶;「|    \..:::{ {:::::::::,、|ヽ_,,.、-''" ヽ、  ノ `─' , -="- 、  /   /  |   ||   .|,‐"__ ̄゛'‐、.,,‐"ヽ{  {:::::::::::::::
丶 :::、___.::::ヽ、ヽ、/:::゛',====ハ、  ` ̄ ̄ ̄´   O 〉<    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛'、,,‐",‐"    ゛'‐、__.,,‐" {  {:::::::::::::::
 Y::::::::::::::::::::.:::::::::::/ ./{::.. /   ..:::::::  ヽ           ノ   ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛'、| ヽ    ::::::::::::::::::::::::: ゛'‐、.゛'‐、:::::