歴代FE主人公が兄弟だったら 36章

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1ビラク
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という前提で
彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1304887735/

保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage

雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/

絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/
2助けて!名無しさん!:2011/06/30(木) 01:13:51.13 ID:/alaoyJ3
2ゲト
3ビラク:2011/06/30(木) 01:13:52.45 ID:AvWZCRpZ
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。

【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしだが、近親相姦アレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。

【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。

【アイク】
グレイル工務店で働く漢。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。

【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコーッ」と叫ぶ。

【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切にし、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。 周囲からメタボだと思われている。

【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱い歩く妹製造機、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。

【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸だけには実った事は無い。

【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコする。

【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラが大嫌い。

【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味だが、影が薄い。

【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。

【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好き。通称マミー君を一番気に入っている。

【リーフ】
怪人・イモータルムッツリ。年上のお姉さんが大好き。運が悪く、よく荒事に巻き込まれる。この人でなしー。

【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレムになっている。ヘクトルに対しては黒い。
4ビラク:2011/06/30(木) 01:14:16.40 ID:AvWZCRpZ
【竜王家の皆さん】
チキ・ファ・ミルラのょぅじょ3人組やユリウス・ユリア兄妹、
イドゥンさん、氷竜姉弟、ハゲ黒竜王、アル等々、兄弟家に縁がある竜の一族。
持っている力が力なだけに、すさまじい騒動を引き起こすことも……。

【ひろし】
世界ひろしと言えど様々な職を器用にこなすのはひろしだけ! 通称ヴォルツ。

【ルーテ】
「私、優秀ですから」が口癖で、発明から同人までなんでもこなす少女。アスレイ、フォルデ、ノールは助手。

【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。

【ユンヌ】
ミカヤの身体に憑依して現れるアイクラブな自由と混沌の(※威厳の無さナンバー1の)女神。
混沌の名のままに、好き勝手に場を荒らすが、大体最後には痛い目を見る。

【AKJ(兄が、嫌いな、女子は居ません!会)】
ブラコンの中のブラコンが集う女性の会。兄の為なら全てを犠牲に出来る妹達が揃う(※会長はラケシス)。
兄弟家のSが天敵。
5ビラク:2011/06/30(木) 01:14:34.97 ID:AvWZCRpZ
ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <既存の設定はこんな感じだが、特にガチムチに定められたものではないので必ず従う必要は無い。
/,--┬'^つ</、      歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
|∪===|~〆         他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
. ノ___r T !  ゝ      …自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだな
i_/、」 ~~

               ・嫌いなネタに文句をつけるより、自分の好きなネタを書きましょう。

ゝ~"~<      -;    ・好きなネタを読んだら、面倒くさくても「GJ」の一言ぐらい書いてみましょう。
,ζノ=lノ=l〉     //    つまらないネタに無理矢理レスしろとは言いません。面白かったらつけましょうという話です。
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//      ネタ書く側も「喜んでくれる人がいるんだな」とほっとします。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆         ・感想しか言えない、ネタなんか書けない、という人でも、「このネタ嫌い」と言うよりは、
. ノ___r T !  ゝ        「こういうネタも読んでみたい」と言った方が建設的だし平和的です。
i_/、」 ~~            「梅雨のネタが読みたい」とか「兄妹で仲のいい話が読みたい」といった漠然とした希望でもいいから、
                試しに書いてみてはいかが?
              
               ・誰が兄弟か、はスレの軸となる大切な要素なのでスレ住人全員で共有。勝手に減らしたり増やすのはやめよう。
                スレの平和的利用のために、上記の文をよく読んで欲しい

ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <【注意!】 AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えるぞ。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆
. ノ___r T !  ゝ
i_/、」 ~~
6助けて!名無しさん!:2011/06/30(木) 04:32:29.08 ID:W5l3i2eS
アメリカ軍が1941年にタイムスリップした場合
パート1)ttp://www.youtube.com/watch?v=_SfGRS26AjY&feature=related
パート2)ttp://www.youtube.com/watch?v=maKAnWQ2ogs&feature=related

韓国軍と北朝鮮軍が16世紀にタイムスリップした場合
パート1)ttp://www.youtube.com/watch?v=2uwLKSlb8Xg&feature=related
パート2)ttp://www.youtube.com/watch?v=D7W6-9lrqSI&feature=related
7助けて!名無しさん!:2011/06/30(木) 08:11:18.40 ID:hP/yOlH/
スレ立て乙!
……ってビラクかよ!w
8助けて!名無しさん!:2011/06/30(木) 14:04:18.90 ID:ldT0HeX4
スレ立て乙。家に来てヘクトルをアーッ!していいぞ

ロイ「送信、と」
マルス「相変わらず君ってヘクトル兄さんには優しくないよね」
9助けて!名無しさん!:2011/06/30(木) 15:17:54.86 ID:KgDSAxqw
スレ立て乙です。しかしどうしたビラク、最近ロシェが寂しがっているぞ
10助けて!名無しさん!:2011/06/30(木) 15:41:09.47 ID:tuw5yek5
ロシェ「いえ、喜んでヘクトルさんにお譲りします。どうぞお幸せに」
11助けて!名無しさん!:2011/06/30(木) 20:17:15.71 ID:sJS2BSb0
ヘクトル「いらねーよ!!あんなガチホモ野郎!!」(逃走中)
ビラク「うほっ!ロシェが寂しがっているのか。すまないロシェ、今行くZE!!」
ヘクトル「た、助かった…」
12助けて!名無しさん!:2011/06/30(木) 21:19:06.62 ID:krfMzxqy
ロイ「ビラクさんの愛はそんなものなの? 一人の人を一途に愛するべきじゃないの!」
ビラク「そ、そうだったーっ! 義弟YO!目が覚めたZE!」
ロイ「わかってくれたんだねビラク義兄さん!」
ビラク「へっきゅん!俺はもうぶれないZE!」
ヘクトル「ロイてめぇええええええええええ!!!!!」
13助けて!名無しさん!:2011/06/30(木) 23:02:09.87 ID:fgxM3kAJ
リリーナ「そこまでよガチホモ!」
14助けて!名無しさん!:2011/06/30(木) 23:06:47.63 ID:fgxM3kAJ
ビラク「む、邪魔をするんじゃない!」
リリーナ「今のうちに逃げて兄様!」
ヘクトル「助かるぜ!!」
リリーナ「こうなれば今日こそ・・・」
ビラク「白黒つけてやるZE!」

リリーナとビラクの長い戦いが始まった・・・。続かない
15助けて!名無しさん!:2011/07/01(金) 12:51:24.43 ID:BmIJaKcd
開始早々この流れ…どうしたw
16助けて!名無しさん!:2011/07/01(金) 13:23:58.52 ID:mzEEsfur
〜だよ○○と断言しないビラクなんてビラクじゃないやい
17助けて!名無しさん!:2011/07/01(金) 13:27:35.79 ID:boJTDliT
ヘクトル「俺はホモじゃねぇノーマルなんだー!」
ビラク「それはツンデレだよへっきゅん」

こうか?
18助けて!名無しさん!:2011/07/01(金) 14:01:47.75 ID:nLdP7GZG
リンバージョンでやってみた

リン「奇遇ね。ヘクトル。私もノーマルよ!」
ヘザー「リンちゃんったらツンデレね」
リン「ヘクトルにファリナがいるように私にもラスがいるもん!」

こんな感じかな?
19助けて!名無しさん!:2011/07/01(金) 14:12:33.14 ID:Xp3SPn2R
>>15
俺も同じ事を思った…早速何なんだこの流れはww
20助けて!名無しさん!:2011/07/01(金) 19:30:30.70 ID:qXXhwwR6
エフラム「俺もシスコンでもロリコンでも無いんだ」

「「「「「それは無い」」」」」

エフラム「な、何も全員で否定しなくてもいいだろう…」
サラ「流石にそれは普段の言動を考えろとしか言えないわ…」
21助けて!名無しさん!:2011/07/01(金) 19:58:15.41 ID:4xQWtuDq
ヘクトル「俺はメタボじゃねぇ!」
エイリーク「わ…私も貧乳じゃないです…」
ミカヤ「BBAじゃないもの!」
エリンシア「わたくしも決して変態ではありません!」

リーフ「人間正直が一番なのにね。僕は認めるよ。僕がドエロだということを」
22助けて!名無しさん!:2011/07/02(土) 15:28:44.12 ID:dGGBVyAW
>>21
リーフ、お前はドエロじゃなくてどちらかというとピエロだ
23助けて!名無しさん!:2011/07/02(土) 20:38:02.98 ID:Psr38XZs
>>21
エリンシア以外の三人は一応原作でもそれっぽいんだけどリーフはエロネタは完全オリジナルなのになぜこんな馴染んでるのか
24助けて!名無しさん!:2011/07/02(土) 20:55:58.67 ID:rpXpuyK+
男が十人もいて一人もエロく無い(一部を除いて人並みの興味はあるにせよ)ってのがリアリティ無いというか微妙だからじゃない?
かといってアイクとかでは無理がある
コメディ向けのリーフだからしっくりきたというか
25助けて!名無しさん!:2011/07/02(土) 22:24:05.94 ID:HklPwiH/
マルス「日頃の行いに問題があっても、やる時にはやる辺り流石主人公だよね。ナンナの誕生日とか、サラと出会った時の話とか。」ミカヤ「はあ…次に綺麗なリーフちゃんを見るのはいつになるのかしら…」

リーフ「サラのおかげか最近寝盗られ属性に目覚めつつあります。」
エフラム「いいぜ…出前も俺をロリコン扱いするなら…まずはその誤解を招く舌を引っこ抜く。」
エリウッド「最近胃薬プレイに目覚めつつあります。」
26助けて!名無しさん!:2011/07/02(土) 23:07:37.98 ID:rpXpuyK+
シグルド「目覚めてないのに寝取られ属性の私はどうすれば…orz」
27助けて!名無しさん!:2011/07/02(土) 23:42:57.93 ID:Psr38XZs
>>26
「逆に考えるんだ。目覚めちゃってもいいかな、と考えるんだ」Aさん
「出会った頃みたいにもう少し自信を持ってリードしていただきたいですねぇ…」Dさん
28子守竜:2011/07/03(日) 04:21:42.51 ID:o2aAJwUq
皆様、御無沙汰しております。竜王家に輿入れさせていただいております、イナです。前回お会いした時から約半年ぶりといったところでしょうか?
私としては「ついこの間」という感覚なのですが…。光陰矢のごとし、とはまさにこのことですね。
皆様や竜王家の方々のご支援により夫、ラジャイオンの借金も徐々に返済しつつあります。(尤も、あのデイン商社のことですからそうそう簡単には完済させては頂けないと思いますが…)
最近はラジャイオンも少し早く帰宅してくださるようになりましたし、心なしか竜王家の方々とお近づきになれたような気もします。
このまま借金を完済、籍を入れて挙式できれば万々歳ですね。祖父にも手をかけさせてばかりですし、亡き両親のためにも早く身を固めたいです…。
少し、ずうずうしい願望でしょうか?いや、でも私もそろそろいい年ですし、このままでは「独女必死過ぎワロスw」とか「婚活()笑」とか言われてしまいますよね。
あ、すみません。少々愚痴っぽくなってしまいました。そういえば今日は大学の私が担当する講義もお休みでした。久しぶりに家(とはいっても竜王家に居候させて頂いているものですが…)でのんびりできそうです。
29子守竜:2011/07/03(日) 04:26:08.89 ID:o2aAJwUq
「子守り、ですか?」
「そうなんだよ。本当は今日は僕がファ達の面倒見るはずだったんだけどさ、予定が入っちゃって。イナお願いできる?」

そう目の前で手を合わせていわゆる「お願い」のポーズをとるのは竜王家の御子息の一人、ニルスさんです。
予定とはきっと姉君のニニアンさんと何かしら出かけるのでしょう。確かにニルスさんくらいの男の子には、休日に子守りをするよりも外に遊びに行く方が好ましいでしょうね。

「私は一向に構いませんが…。しかし、子守りでしたら私よりもイドゥン様の方が適任なのでは?」

いえ、決して子守りが嫌だとかそういうわけではありませんよ?

「イドゥン姉さん今日は豆腐屋でバイトしてるんだよね…」
「あぁ。なるほど…合点がいきました。私でよろしければ是非お手伝いさせてください」
「本当!?ありがとー!じゃあ、悪いけどお願いするね」

そう、竜王家のお手伝いができますし、お近づきになれればこれに勝ることはありません。
ですが。

そうなんですが。
30子守竜:2011/07/03(日) 04:31:08.32 ID:o2aAJwUq
私、幼子の世話をしたことがないんですよね。
け、決して、決して子供が嫌いとかそういうことではありませんよ!た、ただ私は竜王家に輿入れさせていただく前は物心ついた時から祖父と二人暮らしでしたし、
私は一人っ子でしたし、そもそも竜麟族で私よりも年下の子供はクルト様くらいしかいなかったんです!
ですから、竜王家に輿入れさせていただいて初めて竜族の幼児に接触したのです!それまで、その、チキさんとかファさんくらいの年の子供と接触したことがなかったんです!
ベオクの子供でしたらよくよく見かけるのですが、私から何かしらのモーションを取ることなどなくて…。
…要するに、子供をどう扱えばいいのか、わからないのです。ベオクの子と竜族の子では大きく異なりますし…。
ぅう…この年にもなって子守りもできないなんて。恥ずかしい…。

「じゃあイナお願いするね!すっごく助かるよ!」
31子守竜:2011/07/03(日) 04:33:44.07 ID:o2aAJwUq
あぁ。ニルスさん。そんな私を信頼しきった眼で見ないでください…。私は貴方が思っているほど優れたラグズではないのです…。
デイン戦役のときは力初期値20だったのに数年後には力初期値10だったとか、力成長率20%しかないのに魔力成長率50%でしかも武器が赤焔のブレス固定とか
「魔力要らねえw」と言われたりとか「力と魔力の成長率逆にすべき」とか言われて正の女神から追撃もらって即死してしまうネタ竜なんです…!
そもそも蒼炎と暁でナーシルと戦闘グラの大きさが逆転してしまう上に体色がピンクなんていう状態なんです…!
ですからそんな目で見ないでください…。
でも、

「有難う御座います。任せてください」

こんなことを言ってしまう自分は案外見栄っ張りだったりするのかもしれません。
32子守竜:2011/07/03(日) 04:36:46.96 ID:o2aAJwUq
「あれー?イナおねえちゃんだー!ニルスのおにいちゃんはー?」
「ニルスさんは今日、忙しいそうなので私が代りに来たんですよ。今日は宜しくお願いしますね」

そういってすり寄ってきたファさんの腋に手を差し入れて抱っこします。…結構子供って重たいんですね。
抱っこされたファさんは嬉しそうにしがみついてきます。以前子供は体温が高いと聞きましたが本当に温かいんですね。
ここ最近の熱気も相まってちょっと暑いくらいです。湯たんぽ要らずです。これから冬にはファさんを抱っこして生活するのもいいかもしれません。

「あーファずるーい!お義姉ちゃん私もー」
「遊んでくださいです…」

チキさん、ミルラさん。御好意は有難いのですが背中とが足元にぴったりくっついてしまいますと私身動きが取れません…。
この子たちも体温が高いのかまるで真夏に布団をかぶってカウク洞窟やフレイムバレルに行ったような状態です。それ以前にファさんが顔にくっついているので窒息しそうです。
33子守竜:2011/07/03(日) 04:39:19.73 ID:o2aAJwUq
「と、とりあえず離れないと遊んであげられませんよっ…あ、引っ張ったらだめですってば!私重量11あるのでうっかり倒れたらぷちっ☆と逝ってしまいますよっ」
「むーおねえちゃんもっと抱っこー」
「私もー」
「ごめんなさいね、私は分身はできないので三人一度に抱っこは無理なんです」
「でもお義姉ちゃん化身したら大きいよー?」
「でも鱗でごつごつした背中は嫌でしょう?」
「むー」
「ではお話をしましょう。面白いですよ」
「ほんとう!?わーい」

ふふふ、私は話すことに関しては多少自信がありますよ。話の引き出しも政治論、法律論、哲学にテリウス区の歴史、猫の扱い方に犬(ケルベロス含む)の
しつけの仕方、ユンヌ神の行動パターンにビラクさんの出現法則と万全の品ぞろえです。

「では竜王家の起源5000年の歴史を創成期からお話ししましょう」
34子守竜:2011/07/03(日) 04:42:07.02 ID:o2aAJwUq
…話をして5分も経たないうちに皆寝てしまいました。私の話にスリープの杖と同等の効果があったとは、驚きです。おかげでチキさんたちの貴重な3ターンを無為に過ごさせてしまいました。
やはり小さい子には難しかったのでしょうか。神竜王ナーガ様による竜王家の勃興とか三巨頭の過去の対立構造とか、なぜ竜王家の敷地内には春夏秋冬
すべての庭園がそろっているのかとか家の間取りとか…。
やはり体を動かす遊びの方がよいのでしょうか?

「ふわー。おはよーお義姉ちゃん」
「おはようございます。3ターンほど眠っておいででしたよ」
「んーだってお義姉ちゃんのお話堅苦しくてちょっとつまんない…」



「そうですか。では散歩に行きましょう」
「おそとはあつくってあたまがくるくるぱーになるからおひるまはでちゃだめなんだって」
「エフラムがそう言ってました…。『熱中症』になっちゃうんだって。なにかにすごく夢中になったりするんですか?」
「ミルラさん。ちょっと違うと思います…。
 しかし、外出はダメなのですか。ではちょうどいい機会ですから勉強を」
「「「エェー」」」
「すみません。冗談です」
35子守竜:2011/07/03(日) 04:44:48.06 ID:o2aAJwUq
「じゃあねーおねえちゃん。バアトルズブートキャンプやろう」
「ばあとるずぶーときゃんぷですか?」
「前に流行った体操ビデオですお義姉ちゃん。『ワンモアセッ!』っていうんです」
「なるほど。室内でも運動ができるものなんですね。さっそくやってみましょう」
「わーい!ワンモアセッ!」

バアトルズブートキャンプなんてラジオ体操程度だと思っていた時期が私にもありました。今は後悔しています。まさかあれほど消耗の激しいものだとは夢にも思っていませんでした。
それにしても、私は息切れしてフラフラなのになぜこの子たちは平気でいられるんでしょうか?これが幼児のエネルギーなんでしょうか?
それとも単に私の体力がないだけでしょうか?

「おねえちゃんだいじょうぶー?」
「今なら盗賊の持つ折れた剣でも死ぬことができそうです」
「返事がない、ただのしかばねのようだ…」
「ミルラさん、まだ死んでません」
36子守竜:2011/07/03(日) 04:47:30.09 ID:o2aAJwUq
「とりあえずあそこまで激しいのは控えましょう…。寿命が縮みそうです。室内で体を動かす遊びは他には…」
「あ、そうだお義姉ちゃんアレやろう!」
「アレとは?」
「あんこくりゅうたいじごっこだよー」

なるほど。ままごと遊びか何かでしょうか。それなら私でも耐えられそうです。

「面白そうですね。ぜひ教えてください」
「わーい!じゃお義姉ちゃんいくよー!」

え、なぜ皆神竜に変身しているのでしょうか。そしてなぜ私の方を向いて口を大きく開けているのでしょうか。あ、ファさん奥歯に虫歯ができていますね。
今度歯医者に連れて行かなければなりませんね。え、霧のブレスですか?ま、待ってください!私は確かに守備はある方ですが(限界値的な意味で)
メディウス老のように攻撃力を半減するとかいった能力は持っていません!それに霧のブレスは竜族特効ではありませんでしたっけ?
あ、これは化身しないと死にますね。化身しても死にそうですが。とりあえず化身の石をつかっt
37子守竜:2011/07/03(日) 04:50:26.44 ID:o2aAJwUq
目を開けると見知らぬ天井が見えました。三途の川の先は室内ではなかったと思いますが。

「やあ。かわいい私の孫娘。生きていて何よりだよ」
「お会いして早々恥ずかしいお言葉を有難う御座います御爺様。少なくとも御爺様はまだ存命中だったと記憶しておりますが?」
「ははは。なかなか面白い冗談だね。私もお前も生きているよ。まあお前はバルキリーの杖のお世話にはなったけどね」
「とりあえず状況説明を簡潔にお願いできますか?」
「そうだね。デギンハンザー様のちょっとしたお使いから帰ってきたらチキが泣いて飛びついてきてね。なんでもお前が死んだらしいから、
 生き返らせてほしいとお願いされたよ。慌てて見に行ったらお前が瀕死じゃないか、それでデリバリーバルキリーサービス(※救急隊員が依頼者の下に来
 てバルキリーの杖を使ってくれるサービス。某葉っぱ兄弟があまりにもところ構わず死んでしまうため、いちいち病院に担ぎ込むのが面倒ということで
 発足したようだ)を呼んで一命は取り留めたってこと。まあ死んだのに一命を取り留めたっていうのも変な話だけどね」
「そうですか。…情けない話です。子守りさえもまともに果たせないとは。これではいずれ生まれてくるラジャイオンとの子を育てることも満足にできないでしょうね…」
38子守竜:2011/07/03(日) 04:53:14.32 ID:o2aAJwUq
「いや、お前はただ経験が足りなかっただけだよ。私の所為でもあるけど、お前は昔から子供と接触することがなかったからね。
 あの子たちに聞いたけど、確かに子守りとしては上等とは言えないだろうね。
 でもお前は勤めを果たそうと努力していたんだろう?失敗は成功の母というだろう、次にできるようになるのではだめなのかい?」
「…」
「ははは。せっかくの美人が眉間のしわで台無しだよ?
 イナ。お前は賢い子だ。ずっと一緒にいた私が言うのだから間違いない。お前ならできるよ。自信を持ちなさい。
 それじゃあ、私はお邪魔虫だから失礼するよ」

祖父が部屋を出て行ったのと入れ替わりにチキさんたちが入ってきました。祖父の言ったことは本当だったのでしょう、目の周りが真っ赤です。
私が愚かであったばかりにこの子たちを泣かせてしまったのだと思うと胸がきりきりと痛みます。…ふがいない。
とにかくこの子たちのへの字型の口を解きたくて、笑って見せます(…うまく笑えているでしょうか?)
39子守竜:2011/07/03(日) 04:56:06.66 ID:o2aAJwUq
「おねえちゃん…」
「ごめんなさい。私がおバカでちょっと弱いから泣かせてしまいましたね」
「お義姉ちゃん、ごめんなさい」
「気にしないで。皆が泣いていると私も悲しいです。…また今度、遊んでもらっていいですか?」
「…ほんとう?」
「本当ですよ」
「怒ってない?」
「ふふ、私が怒った時はこんなものじゃないですよ?…母親になる者がこんなことで子供を怒ったりするようでは、母親失格ですから。
 だから、…今度は手加減してくださいね?」
「うん…」






「お義姉ちゃーん!遊んでー!」
「遊んでください」
「あそんでー」
「はいはい、今行きますよ…ぁ、ひっぱっちゃだめですよっそんなに早く歩くと転んでしまいますよ?」

あれから、あまり興味のなかった子育て向けの本を読むようにしています。いいお義姉さんになれるように。
ラジャイオンとの子供が生まれて、ファさんや、チキさんがお姉さんになったとき、ちゃんと子守りができるように。
あと、時々自分から子守りをさせてもらうようお願いしたり…。「次」にはもっとよく遊んであげられるよう勉強しています。
40子守竜:2011/07/03(日) 04:58:21.94 ID:o2aAJwUq
「イナ義姉」
「何でしょうかユリウス様」
「最近子育て本読んでるよな?」
「はい」
「…ラジャ義兄もやることはしっかりやってんだなぁ」
「は?」

この後、とてつもない誤解を解くために奔走することになったのですが、それはまた別のときにでも。
とりあえず、私はいいお義姉さん、いい母親になるべく勉強中です。
41子守竜:2011/07/03(日) 05:03:41.83 ID:o2aAJwUq
おしまい

夏に子供が密着してくるとテラ暑いですね
それはさておきなぜ暁のイナはあんなに非力になったのか
蒼炎時代はバリバリパワーファイターだったはずなんだけど…
42助けて!名無しさん!:2011/07/03(日) 09:04:44.40 ID:GZoyHCyd
おつおつ
自虐ワロタwイナちゃんかわいいなあ
暁のイナは弱いよなw愛でフォローできるけど、戦闘にはなかなか参加できんw
おっと蒼炎でも微妙とか言うのは無しだぜ
43助けて!名無しさん!:2011/07/03(日) 11:09:23.51 ID:LIgWJ894
懐妊していたからだと思う俺がいる…まあつわりみたいな物だと思えばだな

実際妊娠すると体質が変わることがあるから成長率も変わったんだよ!
44助けて!名無しさん!:2011/07/03(日) 15:19:49.50 ID:sSLd1j1E
>>27
寝取りの張本人が言うなww

>>28-40
イナも大変だなw
イナもいいお義姉さん、いい母親になれるといイナぁ…(なんちゃってププッ
45助けて!名無しさん!:2011/07/03(日) 21:48:21.80 ID:+s9tc4Rj
>>28-40
久しぶりのイナ姐さんktkr!
こういうお姉さんの一人語り、最高です
ただ今回の件はこの遊びを教えたマルスが主に悪い気が……

>>44
暑い夏もお前のおかげで乗り切れそうだ
礼を言わせてくれ
46助けて!名無しさん!:2011/07/03(日) 23:24:19.96 ID:Pc4MwRPe
ディアドラ「シグルド様(の寒いギャグ)によって暑い夏も涼しく快適に…
      アルヴィス様(の炎魔法)によって寒い冬も暖かく…
      ああっ、私はなんという幸せ者なのでしょう…!」
47助けて!名無しさん!:2011/07/03(日) 23:59:52.30 ID:RkGNrtYP
>>46
エーディン「・・・」(^ω^#)ビキビキ
ラケシス「理由は分からないけど何か腹立たしいですわ・・・」

シグルドも好意をもつ相手を変えればそこそこには幸せになれそうな気がするw
48助けて!名無しさん!:2011/07/04(月) 00:15:22.00 ID:PkpsVTK4
>>47
だがそれでも一途なのがシグルドクオリティ


…そういえば3日後には七夕で、もう夏の季節なんだが、
兄弟家は蚊対策はどうしているのだろう…?
蚊が耳元でブーンと飛ぶ事にキレて男子陣の誰か(ヘクトルかマルスか)が武器を振り回してそうだw
49助けて!名無しさん!:2011/07/04(月) 00:23:25.29 ID:BGXH1u82
>>47
エーディンさんエーディンさん
ジャムカ、アゼル、ミデェール、デュー、ガンドルフと五人も男を侍らした貴女からすれば可愛いものじゃないですかー

そしてそういうバイタリティのある女性が好きだったりする俺
逆ハーレム万歳!
50助けて!名無しさん!:2011/07/04(月) 01:19:27.93 ID:Q4dlNfGX
ロイ 「アイク兄さんはそんなに肌出してて刺されないの?」
アイク「刺されない。というかそもそも肌に針が刺さらない」
ロイ 「えっ」
51助けて!名無しさん!:2011/07/04(月) 06:54:31.43 ID:F92gd7pQ
筋肉のせいなのか、そもそも皮膚すらも人外なのか…

もしくは血を吸う蚊は全部メスだから……いや、さすがに昆虫相手にフラクラ能力は発揮できないだろう。多分。
52助けて!名無しさん!:2011/07/04(月) 09:10:06.51 ID:SSWkQwuf
蚊に刺されやすい人
ロイ 彼のフェロモンは蚊にも効く
ヘクトル デブだから蚊をry
リン レズだからメスの蚊をry
53助けて!名無しさん!:2011/07/04(月) 15:23:43.19 ID:37CG2rb0
>>50
流石は過去ネタでスズメバチの攻撃に対してカキーン!NO DAMAGE!をしでかした男だ!
54助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 01:43:30.90 ID:85y2EePo
リン「痒いかゆい!カユいいぃぃぃい〜!!!」
エリウッド「困ったなぁ…。○ヒもキンカ○も切らしてるんだ。
ミカヤ「女の子が腿や背中をボリボリ掻くのは見苦しいわよ。どれ、見せてみなさい。」

つ癒しの手

リン「凄い…嘘のように痒みが引いていくわ…!」
エリウッド「でもミカヤ姉さん、その能力は姉さんに負担がかかるんじゃ…」
ミカヤ「大丈夫みたい。スリープや毒なんかの状態異常は楽に治せるのよ。
痒みの原因は蚊が分泌する毒だしね。」

漆黒の騎士「真か乙女よ!」
リン「わっ!!!ビックリした!」
エリウッド「いきなり転移の粉で現れないで下さい。心臓に悪いです。」
漆黒の騎士「すまない。盗聴k …たまたまこの家の前を通りかかったら乙女の素晴らしき能力について聞こえてな。
我が悩みを相談したいのだ。
ミカヤ「まぁ、私で力になれるのでしたら。」
漆黒の騎士「おお、やはり乙女はマジ女神。
実は隙間から入った蚊に刺された跡や汗疹が痒いのだ。
鎧を脱げないせいで掻くことも出来ぬ。
乙女の能力にて何とかならぬか?」
ミカヤ「痒いのは治せますけど、肌に直接触らなければ癒しの力は効きません。」
漆黒の騎士「ガーーーーーン!」
エリウッド「そういえば漆黒さんは鎧が脱げると死ぬって聞いた事があるよ。」
リン「何それ馬鹿みたい。
大方顔を見られたくないんでしょ?
だったら手甲や胸当てを外せばいいじゃない。」
漆黒の騎士「ならぬ!それはならぬのだ!」
ミカヤ「なら諦めなさい。」
エリウッド「Σ(・□・;)冷たっ!」
漆黒の騎士「うわーーーーン!!!!」
リン「いい大人が泣きながら走って逃げたわ」
エリウッド「漆黒さんが走った跡は床が抜けて…ううっ、胃が。
ミカヤ「ゴメンねエリウッド。胃痛は癒しの力が効かないみたい」
エリウッド「うん、知ってる」
55助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 02:37:33.06 ID:RLvxF304
〜 注意 〜

・このネタはいわゆる紋章町が舞台ではありません。
・戦国時代の兄弟の生涯…生まれてから亡くなるまでを追っていく形になります。
 従って一部を除いてキャラが歳を取ります。物語後半は老人中心になっていきます。
・キャラが死にます。あなたの好きなキャラが死ぬかも知れません。
・合戦、決闘等のシーンがあります。描写は抑えてありますが人によってはキツく感じるかも知れません。
・中には悲劇的な末路を辿るキャラもいます。
・ギャグやほのぼのはほぼありません。基本シリアスに徹しました。殺伐としてるかも知れません。
・ネタというより小説です。ちょっと毛色の違うのをやってみたかったんだい!
 それにほら…話のパターンや形式も色々開拓してみたいじゃない。
・俺設定満載です。苦手な人は注意。便乗してくれる方はご自由に使ってください。
・場面によってはキャラの口調が時代がかってます。時代劇ですので。
・長編になります。
・筆者は歴史好きですが色々時代考証とか間違ってます。その辺は生暖かい目で見てやってください。
・その辺とか好きな漫画とかを元にしたエピソードとかあります。元ネタ知ってる人はクスリと笑ってくれると嬉しいっす。
・日本をモデルにした東方の島国が舞台になります。
 地名については(例)クリミア国とか出たら日本で言えば甲斐国とか武蔵国とかみたいな一地方と思ってください。
 あくまでも基本一国の中の話です。

長い注意書きで申し訳ない
上記が駄目な人はスルーしてください

前スレ>>725-728の続きです。
炎正十三年四月―――――
雪深い北国もようやく雪解けの季節を迎える中、シアルフィの武家屋敷は春の風の中に寂しげな佇まいを晒していた。
風に軋みをあげる襖を撫でると館の主はぼやき声をあげる。
「ふむ……」
十二年前に焼かれた屋敷の再建がかなったのは二年前の事。
それもかなり工賃を抑えたためにどうしてもあちこちガタがあるようだ。
規模もかつての三分の一に過ぎない。
「だがまぁ…こうして自分の屋敷を持てるのはありがたい事さ。これもレプトール殿のお陰だ」
主は自らの後見となった家老の顔を思い浮かべる。
その口ぞえが無くばシアルフィは断絶していたやも知れない。
だが………

「殿、お耳に入れたき事が」
襖を開けて姿を見せたのは信頼する家臣ノイッシュだ。
「ああ、かまわんよ。なんでも申してみよ」
主は縁側に出て腰を下ろし、家臣に先を促した。

グランベルの重臣シアルフィの当主シグルドはこの年二十二歳を迎えていた。



家臣はその背に歩みよると板張りの上に腰を下ろし頭を下げる。
丁寧な振る舞いとは裏腹にその語調は強い。
「……申し上げます。我が領地からの年貢…収益にはいささか不審な点が見られまする」
「ん?」
「ご存知の通りバイロン様の代では我が領土は二万五千石を産しておりました。
 なれどここ数年来は一万石に届くか否か…」
「それは仕方あるまい。ここ数年は不作が続いていると聞く。民百姓も苦しいのだから」
「…言いにくい事ではありますが…収穫された年貢がフリージ家の米蔵に運ばれているという噂も…」
そのような話は時折シアルフィの家臣から上がっていた。
バイロン暗殺時に老臣を失ったシアルフィでは統治の経験をもった者が少なく、
後見のフリージ臣下達が人材を貸して代理統治をしている。
そして事実シグルドに回す帳面を誤魔化して相当量の年貢米を横領しレプトールの下へと運んでいたのだ。
この事態に一度などアレクが間者をフリージに放って調べてはどうかと提案した事もある。
だが人のよすぎるシグルドは一笑に付した。
ノイッシュの言葉にもむしろ諌めるような言葉を返す。
「馬鹿を言うな。武士たる者がそのような振る舞いをするはずがない。ましてレプトール殿は恩人ではないか。
 恩を仇で返すわけにはいくまい」

…シグルドは武将としては勇猛であり敵領ヴェルダンやアグストリアとの合戦では武勲を立てたが政という面では残念ながら無能であった。
加えてグランベルの内部に極めて深刻な権力争いが存在する事も理解していない。
全ての者が大名クルトの下、団結していると信じて疑わない彼は純粋ではあったが……
彼の預かり知らず気付きもしなかった所で諸々のことは動いていたのである。
その日、レプトール、ランゴバルトの両将はフリージの武家屋敷にて酒を酌み交わしていた。
強い鬼殺しの酒はランゴバルトの好みとするところだ。
ドズルの当主の鯨飲ぶりに辟易しつつもレプトールはこの日の主題を切り出した。
「ランゴバルト殿、お主も知っての通りクルト様は嫡男に恵まれなんだ。
 いよいよ姫様に婿を取らせて跡目とする心積もりを固められた」
「おう、いよいよじゃの。となると候補は…我が息子レックスかユングウィのアンドレイか…」
「それとシグルド……後は先日ヴェルトマーの跡目を継いだアルヴィスかその弟という事もありえよう」
今上げた名は重臣、または重臣の子弟で未だ独身の者達である。
他国から婿を取って同盟をくむ…という事もありえるがグランベルは近隣とは合戦を繰り返しておりその目は薄かった。
二人にとっては自分の派閥の者がクルトの後継者となるのが望ましい。
その意味ではレックスだろうが、レプトールを恩人として信じて疑わないシグルドも扱いやすい相手といえる。
そしてアルヴィス…この男はレプトール派の一人であり先日病死したヴェクトルの嫡男であり今の所はレプトールに歩調を合わせている。

レプトールは声を潜める。
「じゃがな…殿はどうもシグルドとアルヴィスのどちらかをディアドラ様の婿に考えておられるようじゃ」
「ふむ…シグルドならお主に取っては御しやすかろうて」
「儂もそう思い他の者にも話を通そうとしたのじゃがアルヴィスが首を縦に振らぬ。
 あの小僧め。この所、殿の覚えが目出度いゆえにのぼせあがっておるのではなかろうか」
近年グランベルの家臣団の中ではヴェルトマー家…アルヴィスの躍進が著しかった。
先年のアグストリアとの合戦では敵将ボルドーの首を上げており領内の統治においても治水や宿場町の開発などで素晴らしい成果をあげている。
「むむ…今のうちに旗色を鮮明にしておくべきじゃろうか?
 あの時はバイロンばかりが出すぎたゆえに杭を打ったが…」
十二年前に謀殺したかつてのシアルフィ当主の顔が浮かぶ。
あの時は彼ばかりがクルトに重用されたゆえにレプトールはランゴバルト、ヴェクトルと謀って事を成したが……
「いや…あの者は武のみならず才略にも長けておる。その点で無骨一辺倒じゃったバイロンと違うて隙が無い…」
「味方とすれば心強かろうがシグルドと違って手綱は握れまい。
 だがのレプトール殿よ。儂はこの際アルヴィスを擁立するのも一つの方法じゃと思うておる。
 あの政の才は得がたい。シグルドなら扱いやすいが奴にグランベルは治められまい…」
「むぅ……そうじゃな…それに儂らが後ろ盾となれば奴も我らを粗略には扱えまいて」
「それにの。シアルフィの臣どもの間でも我らへの疑いが強まっておる。
 この十二年充分儲けさせてもらったが引き際を誤ると…な…ここらが潮時じゃろうて」
「そうじゃな……それがよいか……」
二人は顔を突き合わせると含み笑いを漏らした。
すでに心は決している。
次はアルヴィスとの繋がりを取らねばなるまい……
その数日後の事である。
大名クルトは兼ねてよりグランベル、ヴェルダン、アグストリアの三大名で奪い合いとなっていたエバンスに進軍を命じた。
毎年この時期は雪解けで道が開くのに合わせて三大名がこの地に兵を進める。
エバンスは三領土への街道の結合点であり北国の覇権を望む者には喉から手が出るほど欲しい戦略上の要地であった。

出陣を命じられたのはドズル、ヴェルトマー、シアルフィの三軍である。
この采配に城内の者たちは囁きあった。
「これはいよいよ殿が跡目を定められるに違いあるまい」
「うむ、アルヴィス殿とシグルド殿、此度の合戦で武功をあげた方が次の殿になられるのであろうな」

遠征軍の総大将には最年長のランゴバルトが任じられた。
軍勢はそれぞれドズル家六千、ヴェルトマー家五千五百、シアルフィ家は近年の財政難からあまり兵を動員できず四千に留まっている。
エバンスの地に続く街道を進撃しながらランゴバルトは後方を進むヴェルトマーの軍勢に視線を向ける。
赤く染めあげられた旗が数千も風になびいている様はまるで大火のようだ。
「アルヴィスめ…恐ろしい男よ」
あの男はすでにあらゆる根回しを済ませていた。
自分たちが接触を図ってくる事もまた既に織り込み済みであった……
彼の才略を思うとランゴバルトは背筋に冷や汗のでる思いだ。
これは敵に回してはいけない男だ。
「才気と相応の野心を持った男を得て……ぬう……」
だが味方とすれば心強い存在の筈だ。
シグルドを操り人形にするのもよいが彼ではグランベルの舵取りはおぼつくまい。
自分たちが背後から実質的に統治して舵取りしてもよいが…それでもいずれその体制はアルヴィスに崩されるのではないか。
ならばその下に始めからついてしまうべきだろう……
炎正十三年四月二十日。
グランベル軍総勢一万五千五百はエバンスの街を望む郊外の岡の上に陣を張った。
ヴェルダンは動員の遅れから軍を派遣できず、グランベルに対するのはアグストリア軍一万四千だ。
率いているのはアグストリア第一の将と称させるノディオン当主エルトシャンである。
彼の旗本の武士団はノディオンの家紋の十字をあしらわれた旗を掲げており北国でもっとも精強な軍団と称えられている。

ランゴバルト、アルヴィス、シグルドの三将は軍議を開いて対応を話し合う。
三名とも眼前の強大な敵将に対してその表情は真剣そのものであったが……
ただ一人、シグルドのみはその場にただよう別の思惑に気付くよしもなかった。

ランゴバルトはアルヴィスに目配せをするとシグルドに視線を転じる。
「敵将エルトシャンの軍勢は太刀を主な武具としておる。我らドズルの斧ではいささか分が悪い。
 かといって炎で焼き尽くそうにも敵将の太刀ミストルティンは強大な妖術防護の力を持っておる。
 ここはお主らシアルフィを先陣とするのがよかろう」
重々しい言葉を発するランゴバルトにシグルドは顔を綻ばせる。
我が意を得たりという顔だ。
「先陣は武人の名誉。ありがたき采配と存じまする。我らが戦いぶり特とご覧あれ!」
やはり乗ってきた。
アルヴィスの読みどおりだ…後は段取り通りでよい。

シアルフィ軍は正午過ぎに突進を開始した。
法螺貝が響き渡り騎馬武者達が鬨の声を上げてアグストリア軍に突っ込んでいく。
シグルドは陣頭にありシアルフィの家宝ティルフィングを抜き放った。
シアルフィ軍が第一撃を加えたら後続のドズル、ヴェルトマー両軍も支援にくる手筈だ。

アグストリア軍は次々と矢や妖術を放ってシアルフィ軍を寄せ付けまいとする。
先頭を馬に乗って賭けるシグルドにも雷が振りそそいだ。
だがシグルドは小揺るぎもしなかった。
霊刀ティルフィングの加護がシグルドを覆っているのだ。
かつてシアルフィの始祖バルドが神から授けられたとされるこの太刀は強力な霊気を持って妖力を退ける事ができる。
多少の妖術ではシグルドの髪一つ焦がす事はできない。

次々と放たれる雷の術に目もくれずシグルドは敵中に飛び込むと一太刀で一人二の太刀で二人…たちまち四人の妖術使いを切り倒した。
まさに鬼神もかくやという戦いぶりにシアルフィ軍は勢い付きアグストリアの陣列に食い込んでいく。
シグルドは戦の度に陣頭にあり奮戦してきたが今回は意気込みが違った。
彼の傍らを固めるノイッシュ達にもその気合が伝わってくる。
シグルドがシアルフィの当主にも関わらず二十二まで妻を持たなかったのはひとえにクルト様の娘ディアドラ様を想っての事というのは有名な話だ。
シグルド本人がそう言ったわけでは無いが…シグルドはあまり本心を隠すのが上手い方ではない。
側使えの者はみなシグルドの気持ちに気付いていた。

とはいえ殿に選んでいただけるかはわからぬのだしシアルフィの当主がいつまでも独身でも困るとノイッシュは幾度か諫言もしている。
此度の事でシグルドがもしクルトの娘婿に選ばれなければノイッシュは彼にユングウィ家当主リングの娘エーディンと結婚するようすすめるつもりでいた。
いつまでもフリージから搾取されるよりも他家との結びつきを深めたいという考えも一つにはあった。

「とはいえ…まずはこの合戦を乗り切ってからのことか!」
群がる敵の雑兵を馬上から槍で突き倒す。
敵陣の一角は崩した。間もなくヴェルトマー軍、ドズル軍が支援を開始するはずだ。
ノイッシュは此度も我が殿シグルドが勲功を立てるものと期待を胸に秘めていた。
「妙だな…」
本陣で戦況を見やっていたエルトシャンは小さく呟いた。
傍らでそれを聞いた妹ラケシスは首を傾げる。
彼女は優れた武者であり此度の合戦にもエルトシャンの副将として同行していた。
「兄様…何か気にかかる事でも?」
「見よ。敵の後続が動かぬ。兵法の常道ならもう攻撃を開始しておる筈だ」
「言われてみれば…妙に敵の動きは鈍く感じられまする」
「最初の一撃を持ちこたえれば敵の先鋒は寡兵だ。たちまち我が軍中に取り巻かれて殲滅されよう。それがわからぬ筈はないのだがな」
さすがに名将の誉れ高いエルトシャンはシアルフィ軍の第一撃から即座に防御陣を立て直した。
切り崩された一角にも旗本を対応に送って整えなおしている。
シアルフィ軍はなおも味方の援軍に期待して遮二無二攻撃をかけてくるがすでに陣を整えなおしたアグストリア軍の前にさしたる効果をあげてはいない。

「我が軍が両翼を伸ばして囲えば本陣は疎になります。そこで後続を突っ込ませる気ではないでしょうか?」
「…敵が妙な動きをしておる時は欲をかくものではないな。徹底して陣を固め敵の動きを見よう。
 即応に騎兵のみは本陣に残しておけ」
エルトシャンの用兵は手堅く奇をてらわない。
それだけに幾多の戦で勝ち抜いて来たのだ。
ラケシスはこの兄に全幅の信頼を寄せていた。


戦端が開かれてから一刻半。
一向に動かぬヴェルトマー、ドズルの両軍にシグルドは焦燥を感じ始めていた。
いくら戦ってもアグストリアの堅陣は突破できず兵達には疲れが見え始めている。
シグルド自身も既に三十人近くを切り倒しさすがに疲労が見え始めている。
息もあがってきた。
「何故だ…何故動かないのか?」
「殿!…伝令ももう届いてよい頃です…なにか妙ではありませんか?」
アレクも怪訝な顔をしている。
先ほどから幾度か出戦を求める伝令も送ったのだが…それでもドズル、ヴェルトマーは動かない。
「我等は寡兵です。このまま攻撃を続けても被害を増す一方です。ここは……」
ノイッシュやアーダンもシグルドに決心を求めた。
彼らの考えは一致している。
「引くしかないか……」
口惜しくはあったがもはやこれ以上攻め立てても被害を増すだけだろう。
一瞬ディアドラの事が頭をよぎったがそれで武将の責任を投げて武勲に固執するシグルドではない。
シグルドの号令でシアルフィ軍は後退を開始した。

「兄様、敵が退きます。追撃しますか?」
「いや…やめておこう。敵の後軍は強力だ。無理押ししてはならん。
 こうも不可解な動きをする敵である以上、まず斥候を放ってその動きをつぶさに見て取る事だ」
エルトシャンは守勢に徹し大きな被害を出すような事もなく此度も名将として名を高めたと言える。
もし千年前の大陸の兵法家マークが存命でこのことを知れば彼の兵法書にはエルトシャンを紹介する一遍が書き加えられた事であろう。
シアルフィ軍の後退に応じるようにドズル、ヴェルトマーの両軍も後退していく。
彼らは敗戦の形を取って実に十里も兵を引いた。
シグルドは先に引いた両軍を追う形で撤退しつつ幾度も早馬を送って両軍と連絡を取ろうとしたがただの一度も返事は来ない。
「ランゴバルト殿もアルヴィス殿もどうされたのか…そもそもまだ余力があるのになぜ十里も退却せねばならん?」
すでにグランベル全軍は山を一つ越えておりエバンスの街もアグストリア軍ももはや視界に無い。

山道を進むシアルフィの兵たちは疲れきっていた。
アグストリアとの戦いの後に十里も休み無く行軍しては無理もない。
シグルドは退却の途上で幾度か兵を休ませようかとも思ったのだがドズル、ヴェルトマー両軍に遅れて孤立した所をアグストリア軍に追撃されたら一たまりも無い。
それを考えると決断できなかった。

「シグルド様…これは一体…」
重い鎧を纏って山道をゆくアーダンも首を捻っている。
此度の戦は異例の事だらけだ。まったく解せない。
「わからん…アルヴィス殿は優れた兵法家だしランゴバルト殿も充分に経験のある武人だ。
 理由無くこのような真似をするはずが……」
その時である。
シグルド軍の先頭の方から大音響が響きわたった。
シグルドは退却においては敵の追撃を防ぐべく自ら殿軍を勤めていたため伸びきった隊列の前方まで目が届かない。
「なんだ。何が起こった!?」
シグルドの問いにアレクが青ざめた顔をして呟く。
「よもや…敵が我らの退路を予測して伏兵を伏せていたのでは?」
「それなら先に退いたドズル、ヴェルトマーの兵が襲われる筈ではないか。すぐに先頭と連絡を取れ!」
だが結果的にその必要は無かった。
前を進んでいた兵士たちが引き返してきたためだ。
彼らは一様に傷つき疲れきっていた。
「殿…殿!…ヴェルトマーとドズルが…我が軍先頭に討ちかかりましてございます…」
「なんだと!?」
兵たちの言葉にシグルドは顔色を失った。
いったい何がどうなっているのだ?
理解できない。なにが起こっている。いつもの慣れ親しんだ戦場と何もかもが違っている。
「間違いないのか? 敵兵が偽装しておったという事はないのか」
「間違いありませぬ。敵勢の中にはアルヴィス殿とランゴバルト殿がおられました。
 我が軍は巨大な炎に焼かれ斧で打ち砕かれて……」
呆然とするシグルドの下に次から次から兵士たちが引き返してくる。
ノイッシュがシグルドに強い調子で呼びかけた。
その顔にも焦燥が浮かんでいる。
「殿!進路を転じましょう!消耗した我が軍に勝ち目はありませぬぞ!」
「う…うむ!みな退け!北の間道から脱出を図るぞ!引け引け!」
こうしてシアルフィ軍は重い鎧に喘ぎながら再び山道…それも上り道に取って返さざるを得なくなった。
それからが悲惨であった。
執拗な追撃にシアルフィ軍は次々と討ち取られ、混乱しきった軍勢はシグルドの人望を持ってしても統率しきれるものではなく、
兵は次々と脱落し、また山中へと逃走した。
みるみるうちに離散し数を減らしていく部隊にノイッシュは暗澹たる思いだ。
十二年前もそうだがバイロンといい自分たちといい堂々の合戦で討たれるのではなく闇討ちや裏切りに倒れるのか。
シグルドの旗本にも追っ手が迫りつつあった。
「矢だ!矢を射かけて近寄らせるな!」
アーダンが命令を発し、彼の部下たちが追っ手の先頭に矢を射掛ける。
幸い追いついてきた敵は少なかったために返り討ちにできたがすぐに次の追っ手が来るであろう。
アーダンは意を決した。
「殿、それがしに殿をお命じください」
アレクも…ノイッシュも…いや、シグルドも驚愕と焦燥に満ちた顔をアーダンに向ける。
「馬鹿を申すなアーダン。追っ手にはアルヴィス殿とランゴバルト殿がおるのだ。
 そのような……」
「なれどここは山道。数の理を生かすことはできませぬ。いささかでも時が稼げましょう。
 その間にいずこへか落ち延びていただきたい」
その言葉は確かだ。
道は決して広いものではなく周囲は鬱蒼と茂った森である。
だがそれでも時間稼ぎが精一杯であろう…それも…
「だがそれをすればお前は討たれる。私にはそのような命を下すことはできぬ。
 それよりも我がティルフィングを持って…」
「殿、このアーダン、今日までお仕えして参りましたがただの一度の我侭としてお聞きわけいただく。
 殿がここで命を落とせばシアルフィはお終いなのですぞ!」
「しかしな…アーダン…私には…」
アーダンは落胆する主君に笑いかけた。
それは気優しい主君へのせめてもの気遣いだったろう。
「ならば一つお約束をいたしましょう。それがしは必ず生きて戻ります。
 その暁にはシグルド様から一つ褒美をいただきたい。
 シグルド様が一国一城の主となった暁にはそれがしを侍大将に任じて殿の城を守らせていただきたく存じます」
傍らのアレクが驚嘆したような声を出す。
「お前…意外と野心家なのな?」
「俺は男だぜ? 夢と野望は大きくもっていくもんだ」
そう言って笑う彼の忠誠に答える道は一つしかなかった。
シグルドは声を張り上げる。
「アーダンに命ずる。我が軍の殿を務めよ。
 私が将来…大名となった後に侍大将に任ずるゆえ…必ず生きて戻れ…
 お前には私の城を守ってもらわねばならんのだから…」
「はっ…ありがたき幸せにござる…アレク、ノイッシュ…頼む」

あまりもう時はあるまい。
「わかった……後は任せろ…」
ノイッシュが顔をあげる。
彼らはこれが最後の別れであるとわかっていたのだ。
緑色の髪を揺らしてアレクが笑いかける。

「ああ……またな」
「ん……」
アレクはせめてもの希望を込めて…また…という言葉をつかった。
その真意を察したアーダンは手を上げる。
落ち延びていく彼らの背を見送るとアーダンは道の傍らに生えていた大樹の影に身を隠した。
それから僅か五分もたっていなかっただろう。
山道を踏み分けて数名の雑兵が駆けてくる。
ドズルの旗を背負っている。
アーダンは鋼の弓に矢をつがえ…射た。
先頭の敵兵は眉間を貫かれ脳漿を撒き散らして崩れ落ちる。
「敵だ!敵の殿軍だ!」
足の止まった兵士たちが戸惑う間にも二の矢が二人目の敵兵を殺した。
そこで矢が飛んでくる方角を察した敵が大樹に殺到してくる。五、六名ほどだ。
先のアグストリアとの合戦でほとんど矢は討ち尽してしまっていた。
さっきの矢で最後だったのだ。アーダンは弓を投げ捨てると大太刀を構える。
彼の剛力で初めて扱える五尺もの長さと誇る巨大な大太刀はドズル兵達を圧倒した。
初太刀にて鎧を着た大の男が鎧ごと真っ二つにされたのだ。
怖気ずく敵兵たちにアーダンは吼えた。
「どうした!俺の前に立つ奴はもうおらんか!シアルフィの武士の死に花を咲かせようという者はおらんのか!」
「おのれ……っこやつなどに手間を取っておれぬ…かかれ、かかれ!!!」
次々と襲い掛かるドズル兵相手に彼は大太刀を一心不乱に振り回した……

血飛沫と共に十人目が切り倒されて地に転がる。
倒しても倒しても次々と追っ手が現れては挑んでくる。
頑強な鎧で身を守り致命傷は免れていたがアーダンも浅からぬ傷を負っていた。
すでに兜は顎紐を弾かれて外れ飛び頬に負った傷から血が流れる。
だが彼はまだ大太刀を握り斧を持って襲い掛かる敵兵に上段から振り下ろした。
怪力と大太刀の重量が兜を叩き割り敵兵を真っ二つにする。
さしものドズルの兵たちも顔色を失って後ずさり始めた。
「臆病風に吹かれおったな! この首貴様らにくれてやるほど安くはないわ! 消え失せい!」
その怒号にすくんだ兵たちは我先に取って返そうとして…背後から山道を歩んでくる彼らの主君を見出した。
「何をやっておるか。たった一人に手間をとりおって!」
武将ランゴバルトが一括する。
見事な黒の具足を纏い二本角の兜を被ったその髭面と声は浮き足たった兵を律する威風があった。
ともに姿を見せたのは見事な赤い髪を靡かせた武将アルヴィスだ。
彼は赤の衣を纏いヴェルトマーの炎の家紋を背におびていた。
「どれ…こやつの相手は貴様らでは荷が重かろう。下がっておれ。炎に巻き込まれて死にたくなくばな」
一歩前へ歩み出た炎の妖術使いにアーダンは殺気だった。
「うぬら…友邦を討つとはなんの真似だ!」
「貴様と問答をしている暇はないのだ。道を譲らぬのなら死んでもらおう」
「おのれ…だが考えよっては調度よいわ!ここで敵将の首級を取って我が主への手土産にしてくれる!」
雄たけびを上げて切りかかる巨漢の武者にアルヴィスは動じる様子も無い。
ただ一言唱えればいいのだ。
彼の術を。
「燃えよ」
彼の言葉には霊が宿りたちまち言葉を言霊にする。
掲げられた符が輝きを増しその瞬間、アーダンの周囲を大火が取り巻いた。
すさまじい灼熱の劫火が鎧を焦がし隙間から吹き込んでその身を焼き尽くしていく……
意識が消えかかるいまわのきわに…アーダンの意識はただ一人忠誠を誓った主君に向けられていた―――

シグルド様…殿の下で侍大将を勤めるお約束でしたがかなわぬ事のようです。
お叱りはいずれ冥土でいただきますがそれがどうか遠い未来の事であるように――――


ファラの業火が消えてなお鎧武者はそこに立っていた。
全身から煙を吹き鬼神もかくやという形相で……
恐る恐る近寄った兵たちがアーダンの死を確認する中アルヴィスは小さく呟いた。
「見事なものではないか。死してなおこの男は主君の退路を守ろうと立ち往生したのだ。
 手厚く弔ってやるがよい」


炎正十三年四月二十二日―――――
武将シグルドはアーダンの献身により死地を脱しわずかな手勢とともに北方へと落ち延びていった…
それはグランベルの城から逆賊シアルフィ追討すべしとの命が発せられるのと同日の事であった。

次回

侍エムブレム戦国伝 邂逅編 

〜 エフラムの章 一本槍 〜
64助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 13:03:05.36 ID:MO2R4eRk
>>56-63
アアアダアアアアアアンッッ!!!
…お、お前こそ…真の漢だ…!(´;ω;`)ブワッ
てかシグルドは下手をするとディアドラと結婚する前に討ち死にかYO…
それにしても、マンフロイの影が見えないのは気になるな…アルヴィス側で話が展開される時にでも出てくるのか…?
続きにテラ期待。GJ!
65助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 13:49:46.63 ID:TwGDn6w5
アーダン…お前本当に漢だよ…(´;ω;`)
シグルドよ、君はもっと警戒心を持ちなさい…
66助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 21:36:26.30 ID:bRTNagQl
>>45
「ということで>>45さんもこう仰ってますし責任を取ってくださいマルスさん」
「いきなり来ましたね。いやまあ責任は僕にもあるけどさ。貴方も知らなかったんでしょ?あれのこと」
「正直、予想以上でした」
「でしょ?というわけで責任は折半ということで」
「いえ、損害が出た以上は貴方に主に責任があるかと」
「食い下がりますね。そこまでこだわるほどのことですか?」
「確かにこの町では日常茶飯事のことではありますが」
「でしょう?」
「しかしだからといって貴方に責任がないことにはなりませんよね?」
「はぁ…。分かりましたよ。六割五分です。それ以上は出せません。こう見えても結構カツカツなんですよ?」
「御理解頂き有難う御座います。ところでなぜリンさんとミカヤさんはあのような修羅のごときお顔をなさっているのですか?」
「へ?」
「マルスーーーーーーーー!あんたよその家の婚約者になんてことを!!!」
「「え、ちょ!?なんのことスかwwww」
67助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 21:39:36.85 ID:bRTNagQl
「とぼけでも駄目よ!あれでしょ!?一晩の過ちでしょ!?『認知してよ!』なんでしょう!?手切れ金の交渉なんてしてんじゃないわ

よ!!!」
「ごめんねマルスちゃん!お姉ちゃん学歴低いからこんなことに!」
「ミカヤさん学歴は関係ないと思います」
「ちょwそこですかwwイナさん突っ込みどころ違うwww」
「孫がたぶらかされたと聞いて来ました」
「婚約者が寝取られたと聞いて文字通り飛んで来ました」
「うはw自重しろジジバカと婚約者ww」
「KINSINは許さんぞー!」ギャーヒトデナシー!
「義娘になるはずの婚約者が寝取られただと!?SATSUGAIせよ!」
「もうカオスwwwだからリン姉さん間接はダメだって、アッー!」

おわりましょう
68助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 22:08:59.71 ID:JpZiuYcr
マルス「……」

シグルド「ああ、アルヴィスの邪魔が入らないディアドラとの休日……! これは奇跡か……!」
ディアドラ「ふふふ、嫌ですわシグルド様ったら」←グランベル総合商社社長令嬢

アイク「……こんなデカい盾をもらっても使いどころがないが」
サナキ「ば、バカな! 今日のラッキーアイテムは大盾だと占いで……!」←ベグニオン財閥総帥

セリス「あれ、今日遊びに来るのはユリウスだけだったんじゃ……」
ユリウス「ははははは、出がけにバレ……い、いや、折角だから三人で遊ぼうと思ってな!」←竜王家所属
ユリア「そうですわ……(余計なこと言ったらブレスですよ兄様)」←同じく

エリウッド「……ニニアンは力持ちだね……」
ニニアン(失敗した……!? 『ダンベルは100kgまでが限界のか弱いわたしアピール作戦』が……!?)←同上

エフラム「常々言っているがいろいろと節度を持ってだな……」
サラ「やだ、兄様が言うとなんだかいやらしいわ」←ロプト教指導者の孫

ロイ「最近は揉め事もなく平和だなあ……」←嫁候補名家揃い
ウォルト(候補の皆さんが互いに牽制し合ってますからね……)

マルス「……うん、その内紋章町盗れるな」
リーフ「数世代後には兄弟家の血が有力諸家ほぼ全部に入ってそうだよね……」
ミカヤ「悪だくみは止めなさいって……」
69助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 22:30:15.91 ID:85y2EePo
>>68
色々とワロタw
特にニニアンwww
ラナオウに続いてニニアンシロウができるな。

あれ?急に冷気が。クーラーは切ってるはz
70助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 22:39:16.53 ID:L5PJQSY0
>>68
なあ、>>68がブレスでやられたような死に方なんだが何故だ?
71助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 22:54:36.04 ID:3oI8DTZM
>>68
数世代後には
「俺エリウッド傍系だから非力なんだよ」とか
「アイクとロイ直系はそれだけで勝ち組」とか言われるようになるのか
72助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 23:15:11.14 ID:wXZcnmfb
聖戦の羅針盤みたいな血統書の兄弟家バージョンが紋章町住人のステータス画面で見られるようになるのか胸熱
73助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 23:49:53.15 ID:+FmMLmj0
ノヴァの血が一番嬉しくないよな
74助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 23:51:34.86 ID:uUDfP2q6
数世代後には、アイクの血を引く奴らで最強を決めるトーナメントが開かれたり
暗黒教団が子供を保護する慈善団体になっていたりする可能性があるのか…
75助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 23:54:51.42 ID:621Scotx
アイクは性欲存在しなさそうだから子供作らないと思う
多分この男一生独身を通すと割とマジで思う
76助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 23:59:15.12 ID:TuPjtIkn
>>75
アイクが戦う相手がいなくて退屈してる所に
「自分の子を育てて最強の挑戦者にすればいいじゃない!」
と刃○的な展開にすればあるいは……
77助けて!名無しさん!:2011/07/05(火) 23:59:19.29 ID:Z2OsVQHq
全く変わらず老けず元気過ぎて困るアイクおじいちゃんがラスボスですねわかります
78助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 00:36:41.89 ID:SK3IxEer
>>73
ノヴァは単体じゃなくてバルドがつく上に母方によってはヘズルかロプト、フリージがついてくるからな。そしてこんなとこでもハズレ扱いのミランダかわいそす
79助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 12:37:59.90 ID:sKfpGh3c
>>74
慈善団体になるならもう暗黒でも何でもないなw
80助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 14:02:32.39 ID:R28e08ht
>>75
それは大丈夫じゃね?
それこそ痺れを切らした嫁候補が料理に痺れ薬を混ぜて逆r…おっと誰か来た様だ
81助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 14:49:34.29 ID:lXy3/FVT
人間相手なら効果もあるだろうがアイクに痺れ薬なんて効くのか?

剣術所業もあそこまでストイック、かつ人里はなれた山奥とかも行くしある意味僧侶のような浮世離れした修行に達してると思う
その中でアイクの元々薄かった煩悩は消滅したと思ってる
82助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 15:02:32.28 ID:l4MnTdqm
別に煩悩や性欲だけが子作りの理由ってわけじゃないだろ。
アイクなりに家族や兄弟ってものに価値を感じてるだろうし、
その内嘘みたいにあっさり所帯持ちそうな気もする。

何事においても規格外な男だし、独身貫くよりはそっちの方が「らしい」感じがするぜ。
83助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 15:25:16.58 ID:8PtZDo6q
逆に原作であれだけあっさりと所帯をもったシグルドは中々結婚できなさそうな件。
ライバルが将来性豊かな若手課長でどうにも分が悪いというのが現代物らしいというか妙にリアルだw
84助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 15:32:58.47 ID:WVIlQL0V
アルヴィス「いざとなれば寝取ればいいさ」キリッ
エーディン「期待してますよ」
ラケシス「…何とも言えませんわ」

こんな黒い会話が裏であったりしてw
85助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 20:14:32.01 ID:LorOa1CR
エイリークって
エフラムの嫁と仲悪そうw
86助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 21:08:41.68 ID:fYOL8bsB
>>85
ターナ「ちょっと屋上の方まで行こっか」
87助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 21:11:56.09 ID:BoY0RpQj
>>79
サラ「うーん……」
エフラム「どうした?」
サラ「ちょっと聞きたいんだけど、ロプト教団ってイメージ悪いと思わない?」
エフラム「宗教のことはよくわからないが……今の教団に不満があるのか?」
サラ「まあね、やっぱり格好が悪いのかな……みんな陰気な格好してるし。
    今度試しにもっと爽やかな格好しろって言ってみようかな……」
エフラム「しかし、お前も意外に自分の教団のことを考えていたんだな」
サラ「まあ……どうでもいいと言えばどうでもいいんだけど。もし将来兄様がうちに来たときに
    まだ暗黒だとかイメージ悪いままだったら嫌じゃない?」
エフラム「お前な……」
サラ「入り婿が嫌なら私が嫁入りしても別に……」
エフラム「とりあえず突っ込み待ちなのは分かった」

セリカ「ああ!またエフラム兄さんを誘惑してるのね!」
サラ「また騒がしい人が来た……」
セリカ「暗黒教団の悪魔め!私が大地に還してあげるわ!」
サラ「……悪いけど喧嘩は嫌いなの。じゃあね」
セリカ「待ちなさい!潔くミラ神の裁きを受けるのよ!」
エフラム「おいお前ら止めろって……セリカも過激な言動は控えてだな」
セリカ「兄さんは騙されてるのよ!待ってて、今日こそ私があの異教徒を滅してあげるから!」
エフラム「……これだとどっちが暗黒教団だかわからんな……」
88助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 22:09:24.29 ID:sKfpGh3c
ロプト教団ってイメージ悪いというか、変な面白集団みたいな印象しかないわw
89助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 22:28:13.28 ID:+v+3/pGC
恥ずかしい台詞を聞くためにフルボッコにされる奴がいたり、肝心な時に魔道書を紛失したり
花京院が居たりと、人材に定評のあるロプト教団
さらにここだと将来、ロリコンとロリ電波に仕切られかねんというw
90助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 22:30:46.88 ID:LRRXCnMR
このスレだと子供狩り=児童保護になりそうだなww
91助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 22:41:07.60 ID:lYHOMTeL
まあ、教団の支配者であるはずのユリウスもマンフロイも、あの様じゃなあ…
92助けて!名無しさん!:2011/07/06(水) 22:53:57.22 ID:WVIlQL0V
FEお悩み相談コーナー

Rさんの悩み…妹が怖い。痺れ薬や媚薬を入れた食事などが出てくるし女性といたら過激な行動をよく起こす。良い解決法を求める

Sさんの悩み…兄が全く仕事をしないので常に副社長の私と秘書の2人が苦労しています。更に最近では精神安定剤まで服用しています。この苦労スパイラルから誰か救ってください…

Tさんの悩み…最近同人誌のネタに迷ってます。S様が総受けで兄様やS様の兄上が攻めのものか兄弟家のSさんとその上司のAさん、兄弟家のSさんと竜王家のY君などのネタがありますがどれが良いでしょうか。助言願います

兄弟家のEさんの悩み…どんなに頑張っても胸が大きくなりません。どうすれば良いでしょうか。助言お願いします。

兄弟家のHさんとRさんの悩み…いくら拒んでも同性愛者のソシアルナイトのBと密偵のHがしつこくて困ってます。気持ち悪くて仕方ないので撃退法を教えてください

凄腕の天馬騎士の悩み…好意を持っている相手に上手くアプローチできません。会ってもなかなか素直になれないし…
素直になる方法を教えてください

天馬騎士三女の悩み…好きな相手にアプローチしても姉や友人に邪魔されることがあります。対策を教えてください
93助けて!名無しさん!:2011/07/07(木) 00:37:50.80 ID:hCgDql5/
回答者、

Rさんへ
兄弟家Eさん…それくらい可愛い悪戯ではないか。兄にかまってほしいから悪戯するのだ。それくらい広い心で受け入れろ。それが兄道だ。

Sさんへ
Mさん…あの人が仕事をしたら返って邪魔になります。働き者の無能より怠け者の無能の方がいいんです。
今の方がマシなんです。そう思えば気が楽になりますよ?

Tさんへ
Hさん…甘ったれるんじゃないよ!自分の脳みそで考えな!そんな事じゃ壁際サークルは遠いんだよ!
いいかい。アタシが現役の時はタバコの吸殻と灰皿すら擬人化してヤオイにしたんだよ。その辺の風景を見ただけで腐った妄想が沸くくらいじゃないと駄目なんだよ。

Eさんへ
Rさん…そのままでよろしいかと存じますわ!エイリークは最高!美麗!可憐!貴女の美しさは完璧!
醜い脂肪なんて必要ございませんわ。週末はわたくしと別荘にでも旅行に行きませんこと?

Hさん&Rさんへ
Rさん…太れば大丈夫ですよ? オスティア密偵組みの調査によればガチホモはマッチョを好むのです。
すなわちその正反対たるメタボを極めればBは幻滅してどっかいくのですっ!ハァハァ…さ、さっそく本日から豚の脂身食って食っちゃ寝食っちゃ寝してください。
あ、Rさんも同じ手で幻滅させられるんじゃないですか? 多分。

凄腕の天馬騎士さんへ
Pさん…私から言えるのは一言です。後悔しないようにしてください。
内気だったりツンデレだったりしてると妹に先を越されるんです…貴女達姉妹が私達のように気まずい事にならないよう祈るだけです。
くすん……A……

天馬騎士三女さんへ
Jさん…私のようにリターンの杖でふっとばせればいいんですがね。よく兄弟家Sさんと争う時に使う手です。
…貴女の場合なら…ペガサスを活用してはどうでしょう?
邪魔者はペガサスで担いで四方が岩山の場所とか海の真ん中の小島とかに置いてくればいいんですよ。
え、姉もペガサス?
94助けて!名無しさん!:2011/07/07(木) 00:48:22.14 ID:gZVWIBn3
何か久々にスレが活気づいた気がするw皆さんGJ
ネタ投下します
95闇魔法と光の皇子 序章1/2:2011/07/07(木) 00:49:52.39 ID:gZVWIBn3
きっかけは何だっただろうか、ああ…たしか学校からの帰り道でいきなりだったと思う。
気がつけば見覚えのない部屋に押し込められ、月の薄明かりだけが照らす中で一人だった。
月が見える窓は僕には届きそうもない高さで、頑丈な扉は開きそうもない。
つまり…僕は誰かが来るまで一人であり、無力なのである。
どうしようもないと悟った僕は思案をやめ、部屋に設置されていたベッドに倒れ込むのだった。

「ユリウス様遅いですね」
夕食を終え、人が減った竜王家の居間で使用人のアインスがぽつりと呟く。
「まあユリウス様もお年頃だしこんな日もあるだろう」
アインスの隣にいたツヴァイがアインスの呟きにのんきな口調で答える。
今日日の中学生なのだから夜遊びぐらいなんてことはない。
「…けどユリウス兄様は必ずそういう時は電話します」
そう、ああ見えて家族思いで意外ときまじめな兄は無断で夜遊びなどしないはずだ。
「ユリア様は真面目ですね〜」
普段ならともかく何故か今日は嫌な予感がした。
しかし考えすぎだと思って私は何もせずに居間を後にしてしまった。
それがあんな事件の幕開けだったなんて誰が思っていただろうか…

「ふぅ…今日も暑かったね」
「うんうん、こんだけ暑いとリン姉さんの…アイタタタ!?」
「マールースゥー!」
「やめてくれ2人とも、ただでさえ暑い居間が余計暑くなるだろ」
いつものように我が家の居間では家族が仲良く過ごしていた。
仕事から帰宅して疲れているシグルド兄さんに冷えたビールを渡してあげる。
「お、気が利くなセリスは。あーやっぱり夏は冷えたビールに枝豆だな」
とても幸せそうにビールを飲む兄の姿を見ているとこちらも幸せになってくる。
「冷えたビールに枝豆なんて完全に中年よね、アルム」
「そうだねセリカ。でも僕も将来ああなるかもよ」
「アルムなら私は冷えたビールに枝豆は似合うと思うわ」
「セリカ…」
「アルム…」
「さて、君達KINSHINを自重しようか」
いちゃつくアルムとセリカにティルフィングを抜き、襲い掛かる兄さん。
まあいつものようにアルムとセリカは回避してリーフがとばっちりを受けるんだけど。
「このヒトデナシー!」
そんな一家団欒を楽しんでいると我が家の電話が鳴りはじめた。
「セリスちゃん、竜王家のアインスさんから電話よ」
珍しい人から電話だ、とはいえ面識がある相手なので出なければならない。
「はい、もしもし」
「あ、セリス様。ユリウス様を今日は見てませんか?」
「ユリウスとは生徒会室で一緒に仕事してからは見てないですけど…」
「そうですか、わかりました。わざわざありがとうございました」
ユリウスに何かあったのだろうか…確かめる前に電話が切れてしまった。
「何か…嫌な予感がする」願わくばこの不安が杞憂でありますように…
96闇魔法と光の皇子 序章2/2:2011/07/07(木) 00:50:35.06 ID:gZVWIBn3
「最近紋章町では行方不明者が増加しており…」
居間にあるテレビから最近増加している行方不明者のことについて流れている。「そういえばセリス、ユリウス君は見つかったかね?」
「ううん、まだ見つかってないんだ…」
最初に行方不明になった僕の親友はもう一週間会っていない。
「そうか…聞けば紋章町中の闇魔法使いが行方不明らしいな」
「うん…ミカヤ姉さんやエフラム兄さん、エイリーク姉さんの知り合いもだよね」
「ああ…リオンとノールも同じタイミングで行方不明になったそうだ」
「ペレアス様もね。おかげでアムリタさんが血眼になって捜索してるわ」
「たしかリーフの知り合いの方もですわよね?」
「うん、セイラムさんがいなくなったってダンディライオンから連絡が来たよ」兄弟と仲のいい人が行方不明となったことで兄弟達もどこか暗い。
「うむ…いったい何が起こってるんだろうな」
「調べてみたんだけどほぼ同時期にガーネフやネルガルもいなくなってるらしいね」
軽く汗をかきながら帰宅したマルス兄さんが調べ物も結果を述べる。
「たった今入った情報です。先程警察からソフィーヤさんが街中で、
ニイメさんとカナスさん、レイ君も家でさらわれたって報告がありました」
テレビから発せられる知らせにロイが反応していた。
「ソフィーヤとレイが!?」
これで兄弟に関わる闇魔法使いは全員行方不明になってしまった。
あの時の嫌な予感はどうやら現実になりそうである…

「くっ…僕達を閉じ込めてどうするつもりなんだ?」
あれから一週間。毎日規則正しく運ばれて来る食事と不規則に運ばれて来る新たな仲間達。
一応男女別に部屋が別れているのはありがたいが正直きつい。
何せ大半が暗く、どこか元気のない姿で見ているこっちまで気が滅入ってくる。
「しかしあれだね、全員が全員闇魔道士である辺りに何か狙いがありそうだよね」
「そうだな…しかしもう少し身体も鍛えとくべきだったな」
毎日のようにユリアからナーガを喰らっているがそれとこれとは話は別だ。
少なくとも今この部屋に閉じ込められている全員じゃ扉は壊せなかった。
全員でどうしようか悩んでいるとまた新たな仲間が送られて来る。
「まったく、少しは敵の狙いがわかればいいんだがな」
悩んでいても意味がないので、僕は誰かが助けに来てくれるのを待つことにするのだった。
97助けて!名無しさん!:2011/07/07(木) 14:23:45.22 ID:IKcqkNfz
>>92-93
このスレのティニーとヒルダの仲の良さは異常
…てか最初これ短冊に見えたwww

>>95-96
何か面白そうな展開ktkr
続きに期待しつつ、GJ!
98助けて!名無しさん!:2011/07/07(木) 14:48:18.69 ID:XQwaChkP
回答者へのお礼

Rさん・・・どうやらアンタと俺では価値観が違うようだ。媚薬や痺れ薬の時点でもはや悪戯を超えていると思う。友人には悪いがもう少し厄介になるか・・・

Sさん・・・Mさん、回答ありがとうございます。少しの間はそう思うようにします。秘書の2人には感謝と申し訳ない気持ちで一杯です。
少し経ったら秘書のMとHには休暇を与えるか・・・。バカ兄に関しては彼が正式な社長なのでいざとなれば監禁して猛勉強させてでも更生させます

Tさん・・・回答ありがとうございます、叔母様。いっそ全部書いて出来が最も良いものを売ろうと思っています。

Eさん・・・Rは私より胸が大きいじゃないですか・・・!胸は本当に大きくなって欲しいのです!
Tはあなたと同様に私の大親友ですが時々一部分が憎くなります。ターナ、あなたの胸の大きさを分けてください・・・

HさんとRさん・・・その方法は却下な。こないだ最大まで錬成したポールアクスとキルソードで必殺をくらわせたのでそれなりには懲りたでしょう。
でも諦めが悪いのでまた来るはず。連中を受け入れる気なんて私たちにはありません。良い撃退法があれば教えてくれ。いっそ殺害法でもかまわん!!

凄腕の天馬騎士さん・・・Pさん回答ありがとうございます。非常にリアリティな話ですね・・・。参考にさせて頂きます。彼にも積極的にアプローチします!
それから妹がなるべく傷つかないように努力します。何度か妹がヤンデレ化の兆候を見せたこともあるのでそこにも気を使いたいです・・・

天馬騎士の三女さん・・・Jさん回答ありがとうございます。お姉ちゃんは無理ですが親友ならペガサスでなんとかできますね!彼女は良い友人ですが時々過保護な感じがして困ります・・・
ヒトノコイジヲジャマスルヤツラハミンナケシチャエ・・・クスクスクス
99助けて!名無しさん!:2011/07/07(木) 14:50:06.67 ID:XQwaChkP
書こうと思ったけど書けなかったもの。今さらごめんね。

天馬騎士次女のTさんの悩み・・・最近人間関係で悩んでいます。上司のKさんはとても優しく、部下の私とも分け隔てなく関わってくれますが彼といたら時々恐い目にあいます。
後、同僚のAは少し聞きわけがないものの仕事上では気が合い、頼りになるパートナーです。彼らといる時間は楽しいけど私は彼らに持っている気持ちが自分でもよく分かりません。
仮に恋愛感情だったら私はどちらを好きになっているのでしょうか・・・?

フリージ家のIさんの悩み・・・私は竜王家のY様のことが好きですが最近彼が親友のS様とくっついていることが多いです。
その親友のS様は男性ですが並の女性より女らしく私自身も彼女・・・いえ、彼を女性と間違えてしまいます。どうやったらY様を振り向かせられますか?

緑風さんの悩み・・・どんなに頑張ってもしっこくに勝てないんよ。ヤツに勝てる方法を教えて欲しいんよ

兄弟家のSさんの悩み・・・最近Dさんと良好な関係を築けてはいるが上司のAが手強いんだ。
更にKINSHINまで増加している。ライバルに負けたくはない。彼女を私に振り向かせる方法を求める

兄弟家のEさんの悩み・・・胃痛が最近激しいです。最近では胃潰瘍まで起こしました。僕もたまには弟達のようにデートをしたり友人と遊ぶべきでしょうか?

兄弟家のLさんの悩み・・・常に絡んでくる4人娘のうちの1人と最近あまり関わりがありません。
愛想を尽かされたなら・・・それで良いか!酷い目に合わないしおねぃさんハンティングに打ち込めるし!悩みが消えて良かったよ!

これで終わり。またたまに書くかも
100助けて!名無しさん!:2011/07/07(木) 19:41:03.94 ID:i3mYzMID
Tさんへ
大賢者Aさん…そのAは同僚のAではなくて大賢者のAじゃな。
ワシならいつでもOKじゃ。さあワシの胸へ飛び込んでおいで。

Iさんへ
フリージ家のTさん…彼氏がBLなんてむしろ羨ましいくらいですよ姉様。
思う存分ハァハァできるじゃないですか。L様もA君やFさんともっと絡んでくれればいいのに。

緑風さんへ
暗殺者Fさん…諦めろ。人間出来ることと出来ない事がある。

Sさんへ
レンスター家Kさん…やっぱり男を磨くしかないんじゃね?
こういうのって具体的な方法論じゃないんだよね。
いい男になれば女は向こうから寄ってくるぜ。エスリンが俺を選んだみたいにさ。
お前も早く結婚しろよ。夫婦っていいもんだぜ?
あ、俺からもお前に相談したい。子供は何人がいいと思う?

Eさんへ
僧侶Rさん…私は僧侶R。戦いはできませんが相談に乗れます。
どうかこの傷薬を使ってください。

Lさんへ
教師Wさん…悩みが無いと言うなら手紙など出すでないわ!
…はっきり言おう。お主がそんなもんを出したのは未練があるからじゃ!
ならとっとと告白せい!当たって砕けろ!他の三人の事はきっちり断ってやれ!
せんのならさっさと諦めて忘れろ! 
男のクセに女々しい態度を取って中途半端な関係を続けるのが一番いかん!
その軟弱な性根叩き直してくれる!今からワシが鍛えに行ってやろう。フハハハハハハ!!!
101助けて!名無しさん!:2011/07/07(木) 22:17:05.14 ID:C/j52p1f
Tさん・・・お断りいたします。自分でもう少し考えてみます

Iさん・・・私は腐女子じゃないのよ・・・

緑風さん・・・こんなの・・・こんなの無いんよ!

Sさん・・・努力はしてるが向こうも必死なんだ。だから簡単に物事が進まんのだよ!(涙)
それに結婚できてたらこんな風に手紙など出さんわ!!

Eさん・・・せめて特効薬ください・・・

Lさん・・・アッーコノヒトデナシー!
102助けて!名無しさん!:2011/07/07(木) 22:36:14.21 ID:VbpfuNZk
>>99
いつも通りサラに〆られるかと思いきや、リーフにはっきりいらないといわれ
普通に凹むサラにいつも以上にキレル三人と予想外の反応され慌ててフォローするリーフが見える
103助けて!名無しさん!:2011/07/07(木) 23:29:15.66 ID:cXp0CBWQ
>>102
エリンシア「うーん…リーフちゃんはサラちゃんがエフラムちゃんの事を好きだと思っているみたいだけど」
マルス「見る限りは『構ってくれる面白い人』くらいにしか思ってなさそうですけどね。中途半端に主人公しているせいでこういう所は鈍いのかな」
ロイ「それよりも普段お姉さんお姉さん連呼しているリーフ兄さんが年の近い女の子を囲っていたいだなんて…そんなの兄さんらしく無いよ!」
マルス(それは君が言うことなのかな…?)
104助けて!名無しさん!:2011/07/07(木) 23:39:16.63 ID:i3mYzMID
>>103
サラ「わからないよ? 思春期だもの。色んな人に憧れたり好意を持ったりするのって普通の事じゃない?クス…」
ディアドラ「選択肢は多いほうがいいのですよ。将来はしっかりと考えないと」
エーディン「私のレベルまで達して初めて一人前じゃないかしらね」
105助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 00:01:43.20 ID:42bZRREc
>>104
エーディンさんは告白された回数が凄そうだ


ふとモテ傾向をシャッフルするのはどうだろうと思った

シグルド→幼女誘引属性
アイク→こんなかわいい子が女の子の(ry属性
ロイ→影薄い&KINSHIN属性
リーフ→ホモホイホイ
エフラム→寝取られ属性
マルス→女難属性
セリス→一途属性
ヘクトル→王子様属性
エリウッド→フラグクラッシャー
アルム→フラグメイカー
106助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 00:05:28.08 ID:UhIK1Ewy
>>104
エーディンさんはモテる割に一途っぽいですけどね。見事にポッと出にさらわれますが
107助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 00:08:43.24 ID:DkQ+U5+l
セリカ・ミカヤ・エリンシア・エイリーク「ガタッ」
108助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 00:48:19.62 ID:QsQ5h2QX
最近暑くて死にそうだ…兄弟家は金無さそうだけどどうやって夏を乗り切ってるんだ
109助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 00:52:45.11 ID:HY3nXa/u
つシグルドの寒いギャグ
つブリザー等の魔法+聖水
つリオン主催の怪談話

好きなのを選んでくれ
110助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 01:44:48.74 ID:Om+tQk44
>>108
エフラム「心頭滅却すれば火もまた涼し、暑さなど普段の訓練と気の持ちようでどうにでもなる。
      と言いたいが、それを実践できるのは本当に極まった達人だけでな」
サラ「そうなの?兄様もそういうのはもう実践してると思ってたけど」
エフラム「俺も訓練はしているんだが……あのレベルに到達するのにどれくらいかかるか……」

アイク「ふう……やはりこの季節はこの修行をやらなくてはな」
ロイ「ああー!アイク兄さんが火にかけられた油で一杯のタライの中に入ってる!?」
シグルド「むう……あれは……」
ヘクトル「知っているのか兄貴!?」
シグルド「ああ……あれこそアイクの名物修行の一つ、油風呂!」

エフラム「どれだけ鍛えればあの修行を楽々こなせるようになるのか……」
サラ「……ねえプールでも行こ……見てるだけで汗が噴き出してくるわ……」
111助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 05:28:33.58 ID:W1vyf850
>>111
サラ「…こんな感じでつい勢いでプールに誘ったけど、どうしようかしら…過激なのを着てからかうのが良い?それともスクール水着で兄様のロリコン疑惑を加速させるのが良いかしら?」
リーフ「珍しく一人で来たと思ったらずいぶんヒトデナシーな事考えてるね…ところで僕は誘わないの?」


サラ「どうせ誘ったところでリーフの言う水着のおねい様方に声をかけていつものメンバーにコノヒトデナシーされるだけでしょ?」
リーフ「…予想出来るオチとは言え先読みされる方が辛いんだけど…orz」
112助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 11:15:51.30 ID:JONJwlwc
サラの自室にて、サラ、ミルラ、アメリアの三人が集まって何かを話し合っている。
部屋にはホワイトボードが置かれ、色々なことが書き込まれている。内容は…。


各自自由(×印がつけられ、隣に『綿密な作戦が必要』と書かれている)
普通に可愛いのを選んだら? ←よっぽど上手くやらないとインパクトに欠けるかも

スクール水着 ※採用する場合、どのタイプのものを着るかはまた議論が必要(○印がつけられている)
競泳水着 ←スク水とはどう違うの? ←わかる人に言わせると結構違うらしいよ

露骨にアピールしないと伝わらないから、面積の少ないものを着た方がいいかも?
マイクロビキニ 紐 ←無理です!(二つとも×印がつけられている)


サラ「なかなか結論が出ないわね…」
ミルラ「ちょっとアイデアが極端なような…」
サラ「…もう少し兄様の好みをリサーチした方がいいかな」
アメリア「ところで…この大きいホワイトボードどこから持ってきたの?」
サラ「これ?教団の会議で使うやつを持ってきたの」
アメリア「そ、そう…(私物化してるなあ…)」
113助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 12:13:09.11 ID:aC6YRLM0
水面下でカプ派閥が出来てるのはいかにもFE関連のスレって感じだなあ。
ネタやら何やらで遠回しに他派閥を牽制する書き込みの多いこと多いことw

これで批判厳禁じゃなかったらどうなってたかと考えると恐ろしいぜ…
114助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 12:37:46.86 ID:QsQ5h2QX
>>110
シグルドが雷電かよw
115助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 12:48:14.58 ID:JONJwlwc
民明書房的な怪しい知識を色々持ってそうなのはミカヤだな、年齢的n
116助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 13:06:05.68 ID:HY3nXa/u
もしも兄弟がプールに行ったら
ミカヤ→兄弟を撮影、自分はあまり泳がない
シグルド→アルム、セリカを監視しつつものんびり楽しむ
エリンシア→楽しむ弟妹達を眺めながら昼食の準備&KINNNIKU観察
アイク→ひたすら競泳
エリウッド→プールサイドでのんびり
エフラム→小さな子供達にスイミング指導
ヘクトル→必死に水中ウォーキング
エイリーク→プールサイドで泣きながら体育座り
リン→それなりに楽しみながら泳ぐ
マルス→いろんな人を撮影
アルム→セリカといちゃいちゃ
セリカ→アルムといちゃいちゃ
セリス→楽しみつつも競泳もこっそり練習している
リーフ→お姉さんハント
ロイ→兄姉に混ざっていろいろ楽しむ
117助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 13:11:17.85 ID:RygeRjXc
>>116
そこは
リーフ→ボロ雑巾になってぷかぷか浮いている
だろう
118助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 20:18:52.90 ID:0VCLBMS8
セリス→どの姉よりもナンパされる
119助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 20:28:11.04 ID:GKdjwwO1
ロイ→無意識にハーレムを作ってしまう
120助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 20:48:44.38 ID:0VCLBMS8
しっこく→おぼれる
121助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 22:25:51.90 ID:lT3D5Wue
>>118
セリスは鉄壁の防御二人が…ていうか中学生だからナンパしてくるのロリコンじゃね?
一番ナンパされるのは活発そうで、ないすばでーなリンな希ガス

にーちゃん「ねーねーそこの彼女!」
リン「え?私?」
にーちゃん「そうそう!オレと遊ばない?」
マルス「(ちっ・・・)ドーガ」
ドーガ「はっ!」
マルス「泳いで来い」ドン
 ボチャーン!!!
ドーガ「ちょ・・・鎧でとか・・・ムリ・・・」ゴボゴボ
リン「コラマルス!また先生を虐めて!」
マルス「あだだだだだだ!姉さんそこの関節はそっちにはまがらな・・・あだだだだだだだだ!」

ロイ「またやってるね」
リーフ「まあ兄さん嬉しそうだからいいんじゃない?」
エイリーク「いいですねリンは・・・女性の魅力に溢れてて・・・私なんて・・・この体型じゃ誰にも声なんてかけられないし・・・」
リーフ「(エイリーク姉さんの場合はその暗黒オーラのせいだと思うんだけど・・・)」
122助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 22:28:02.99 ID:NwqrS2MO
>>120
漆黒 「プールと乙女の平和は私が護る!」
    (それにしても水着姿の乙女は美しい。バストは…Cの大台と言った所か。
     いつか恥ずかしがらずにこの素顔を見せて、正式につk…) ズルッ ザバーン!
    (プ、プールに落ちてしまった!こ、この鎧では浮けずに沈む!!!…だだだ誰か助t)
ミカヤ「…えっと…騎士様、海ではないのですから足はつきますよ?」
漆黒 「えっ」
    (………むぅ…これでより一層、乙女に顔見せしにくくなった気がするorz)
123助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 23:32:59.22 ID:L8LjNERp
マルス「女性陣とセリス、アイク兄さんの側に集合ー」
アイク「?」

マルス「プール内の野郎共にお知らせです。こちらの女性達は全員、すぐ横で焼きそば喰ってる人間台風の妹及び姉です。
    繰り返します。こちらの女性陣は全員、すぐ横で焼きそば喰ってる人間台風の妹及び姉です。」

(ざわ……ざわ……)

マルス「ふぅ、これでみんな快適に過ごせるね!」
アイク「一体何なんだ。」
こうして女性陣をナンパする者はパタリと消えた。


娘A 「あの、よかったら私達とご一緒しませんか…?」
アイク「今忙しいからいい。焼きそばうめぇ。」
娘B 「すごい身体ですね…ひょっとしてライフセーバーとかですか?」
アイク「いや、大工だ。フランクフルトうめぇ。」

一方アイクは普通に快適に過ごしていた。
124助けて!名無しさん!:2011/07/08(金) 23:43:43.26 ID:q7YIsB9s
プールの隅っこ

エイリーク「……」
ヘクトル「……」
エイリーク「……」
ヘクトル「……」

エイリーク(来年の夏までには…もう少し大きくなりますように…orz)
ヘクトル(この腹じゃ海パンで人前に出られねぇよ…ダイエットするか…orz)
125助けて!名無しさん!:2011/07/09(土) 05:19:10.59 ID:9DdiIQnV
その頃・・・・



マルス「穴のあいた風船とかけまして、エイリーク姉さんの胸とときます」
ロイ「そのこころは?」
マルス「どんなにがんばっても膨らまないでしょう」

126助けて!名無しさん!:2011/07/09(土) 12:28:12.46 ID:8drwn4Y5
エイリーク「マルス・・・ちょっと体育館裏、行きましょうか」
127助けて!名無しさん!:2011/07/09(土) 13:02:47.95 ID:jBKaUSQO
ラジオ実況微妙すぎる
128助けて!名無しさん!:2011/07/09(土) 13:04:50.88 ID:jBKaUSQO
誤爆すいません
129助けて!名無しさん!:2011/07/09(土) 16:20:42.72 ID:bP2L1n1F
ルーテ「細くて悩んでる人と太くて悩んでる人、両方の悩みを解決するにはヘクトルさんのお腹の肉をエイリークさんの胸に移せばいいのです。そのための発明は…」
リリーナ「却下」

つ フォルブレイズ

ルーテ「…公開する暇も無く燃やされるとは…」
リリーナ「危ない危ない…」
130助けて!名無しさん!:2011/07/09(土) 21:15:29.91 ID:EaAZz0eF
ルーテ「さて、私達3人で、誰が一番優秀か決めましょうか」
リリーナ「凄く難しそうね」
ニノ「別にそんな事決めなくても・・・」
ルーテ「一つだけわかっている事があるので言っていいですか?」
リリーナ「な、何?」
ルーテ「私には、アスレイという恋人がいます、ニノさんは?」
ニノ「へっ?わ、私?私は、えっと、か、彼氏いるよ、うん(///)
ジャファルって言うんだ、すっごく優しくて・・・
私の事、す、好きだって言ってくれるよ、リリーナさんは?」
リリーナ「わ、私だっているもん!」
ルーテ「ロイさんは、アイクさんにも負けないフラグメーカーです
いつまでも、幼馴染という地位に甘えていたら、誰かに先をこされますよ」
リリーナ「わ、私、ちょっと、ロイと話してくる!」
ニノ「ルーテさん、少し脅かしすぎじゃないかな?」
ルーテ「そうですか?でも、これで上手くいくなら良い事です
ロイさんは、どう考えてもリリーナさんの事を・・・」
ニノ「あ、駄目だよそこから先は」
ルーテ「そうですね、お二人の問題ですから、所でニノさん?」
ニノ「何でしょうか?」
ルーテ「×××はもう済ませましたか?」
ニノ「な、なな、何を言ってるんですか!!まだです!」
ルーテ「伏字に意味はありません、デートは済ませましたか?
という事だったのですが・・・、ニノさんはどんな解釈を?」
ニノ「も、もう知らないです!!意地悪すぎます!」
ルーテ「ふふ、いじめすぎてしまいましたね、では、お互い帰りましょうか
アスレイも、ファルジャもお腹を空かせてまっているでしょうから」
ニノ「ジャ・ファ・ルです!人の彼の名前を間違えて覚えないで下さい!」
ルーテ「では皆様ごきげんよう」
131助けて!名無しさん!:2011/07/10(日) 10:42:05.39 ID:YNQJ4IJN
聖魔のルーテ×アスレイ支援Aに比べたら成長したな…ルーテ…
とりあえずワロタ
132助けて!名無しさん!:2011/07/10(日) 10:58:03.55 ID:3NK1bCOO
>>131
きっとアスレイに告白されてから大量の恋愛小説を読んだんだよ。
その過程でいろいろとアレな本も読んでいまやすっかり耳年増にくぁwせdrftgyふじこlp
133助けて!名無しさん!:2011/07/10(日) 11:06:40.63 ID:YNQJ4IJN
>>132
どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!
   三           三三
        /;:"ゝ  三三  f;:二iュ  三三三
  三   _ゞ::.ニ!    ,..'´ ̄`ヽノン
      /.;: .:}^(     <;:::::i:::::::.::: :}:}  三三
    〈::::.´ .:;.へに)二/.::i :::::::,.イ ト ヽ__
    ,へ;:ヾ-、ll__/.:::::、:::::f=ー'==、`ー-="⌒ヽ
  . 〈::ミ/;;;iー゙ii====|:::::::.` Y ̄ ̄ ̄,.シ'=llー一'";;;ド'
    };;;};;;;;! ̄ll ̄ ̄|:::::::::.ヽ\-‐'"´ ̄ ̄ll
134助けて!名無しさん!:2011/07/10(日) 21:07:05.80 ID:IvP372jK
>>132
マルス「ルーテさんってあんまり恋愛のことは詳しくないって思ってたんですけどね」
ルーテ「はい、恥ずかしながらアスレイ君に告白されるまでは優秀な私の弱点でした」
マルス「それが今じゃいろいろな発明や同人作家だからねぇ…」
ルーテ「アスレイ君に告白されてから恋についていろいろ学びましたからね」
マルス「で、アスレイさんとはどこまで進んだの?」
ルーテ「…ひ、秘密です」

アスレイ「ルーテさん、今日はどこまで行くんですか?」
ルーテ「今日はアカネイアのラーマン神殿まで行きますよ」
アスレイ「はいはい。弁当はどうしますか?」
ルーテ「優秀な私の開発したランチボックスにサンドイッチがあります」
アスレイ「それは楽しみですね。では行きましょうか」

って感じに2人のデートを妄想したんだ…
135助けて!名無しさん!:2011/07/10(日) 21:28:07.31 ID:/K/UF2CY
>>123
セリスも女性扱いなんだなw
何も疑問を抱かなかった

そういや、前から疑問だったんだけど
マルスは、シーダとリン
どちらかしか命を救えないという状況になったら
どっちを選ぶのだろうか・・・
136助けて!名無しさん!:2011/07/10(日) 22:17:24.12 ID:rvusG9K4
そこまで深刻な事態では無いにしろ似た事は考えた事があるな。
シーダが嫁に来たとして家の中の事でシーダとリンがなんかのきっかけで喧嘩したら
マルスは二人の間でうろたえつつも結局はリンに味方してシーダに「このシスコン!」とか言われそうな気がする
137助けて!名無しさん!:2011/07/10(日) 22:31:42.70 ID:/K/UF2CY
>>136
マルスって、漫画の主人公みたいに
どうにもならない状況でも、どうにかするイメージがあるんだよねw
だから、例え↑の状況になったとしても、二人共助けちゃうんじゃないかな

その代わり、二人をその状況に追いやった奴に対しては、凄まじい反撃する気がする
二度とそんな気が起きないよう徹底的に叩き潰すと思う
勿論、殺しはしないよ、あくまで常識の範囲内でw
ただ、この場合の常識は、世間一般の常識じゃなく
彼の頭脳活動が及ぶ範囲での常識ねw

因みに、このイメージはゲームやって持った印象じゃなく
このスレ読んでるうちに擦り込まれたイメージです
マルスファンの皆様ごめんなさい
138助けて!名無しさん!:2011/07/10(日) 22:41:01.85 ID:rvusG9K4
いや、第三者においやられたとかそんな深刻なもんじゃなくて二人が喧嘩したらって仮定なんだが…
それも助けるとか助けないとかではなくて些細なきっかけのどっちもどっちな喧嘩とか
同じ家にいて顔つき合わせてればそういう事もあるもんだし
139ふう死ぬかと思ったぜ:2011/07/10(日) 22:47:06.92 ID:O05swbPm
俺はむしろ普通にシーダの味方して、余計な茶々入れて
リンに絞められるマルスを見て中の良さに妬くシーダ
まで妄想した。マルスは本当にひどいシスコンだなwww

あれこんな時間に誰だろう
140助けて!名無しさん!:2011/07/10(日) 22:48:22.65 ID:nTv91GzF
>>マルスって、漫画の主人公みたいに
>>どうにもならない状況でも、どうにかするイメージがあるんだよねw

まぁ普通に主人公だしね。
マルスに限らず、きっとそういう状況を切り抜ける資質や天運みたいなものを、
兄弟家の住人は持っているんだと思う。
外見が似てない兄弟達の共通点はそれこそ「主人公」であることなんだし。
141助けて!名無しさん!:2011/07/10(日) 22:59:36.49 ID:rvusG9K4
シグルドとヘクトルは切り抜けられませんでしたが………
142助けて!名無しさん!:2011/07/10(日) 23:03:14.16 ID:6ePD++iD
だってその2人は良くも悪くも真っ直ぐだったじゃないか…w
シグルドは疑うことを知らなかったことが、ヘクトルはアルマーズの呪いが原因だけどw
でもそんな2人だから民や部下はついてきてくれるんだろうけどね、疑い深いシグルドとかいやだぜw
143助けて!名無しさん!:2011/07/10(日) 23:24:21.74 ID:Q6o1j4VU
あり得ない兄弟家

末っ子ミカヤ
貧弱でモテないアイク
男は顔派のエリンシア
疑い深いシグルド
熟女好きなエフラム
巨乳のエイリーク
細マッチョのヘクトル
ゴリラグズとの噂のエリウッド
絶対怒らないリン
嘘をつかないマルス
むさいセリス
ラッキーなリーフ
一番目立つアルム
宗教に寛容なセリカ
人望のないロイ
144助けて!名無しさん!:2011/07/10(日) 23:52:09.34 ID:/K/UF2CY
ありえない帝国軍

陰気で消極的なビッテンフェルト
女気なしのロイエンタール
饒舌なアイゼナッハ
浮気者のミッターマイヤー
無教養で粗野なメックリンガー
いたけだかなミュラー
145助けて!名無しさん!:2011/07/11(月) 01:53:46.31 ID:hnn267Xu
>>143
待てw蒼炎初期のアイクと光の剣持ちのリーフならありえなくもないぞw
146助けて!名無しさん!:2011/07/11(月) 10:12:17.32 ID:EfFVpd+K
ニコニコでファラの系譜を見たらカオスすぎて笑ったw
シグルドがアルヴィスからディアドラを寝取ってたもんw
147助けて!名無しさん!:2011/07/11(月) 17:45:26.12 ID:0YrWOtw8
>>146
見てないけど愛し合う異父兄妹を引き裂く兄の親友とか昼ドラみたいだな
148助けて!名無しさん!:2011/07/11(月) 19:13:05.42 ID:/W9WLJhS
>>146
他にもトードの系譜だとユリアとユリウスが逆転してたり、
ネールの系譜に至ってはユリアとユリウスが仲間になる上に、セリスとラナが兄妹とかツッコミ所が多すぎるw
149もしもセティが会社から失踪したら:2011/07/12(火) 01:11:43.53 ID:/PBJ7acx
このお話では時間の流れが速いです

レヴィン「セティ、今日もよろしくな〜」
セティ「あ、兄上!今日はしっかり仕事をすると・・・!!」
レヴィン「あ、パス。シルヴィアと約束あったから」
セティ「待って・・・もう行ったか」
ラーナ「あ〜ん」
セティ「ハァ・・・母上、どうなさったのですか」
ラーナ「実はベクニオン社で」
セティ「サナキ社長を怒らせたのですか!?」
ラーナ「何も言ってないのに分かるなんて。だから・・・」
セティ「謝罪に行くのですね・・・」

セティ「母が失言をしたようで申し訳ありません・・・」
サナキ「ハァ、もう気にしておらんから良いが次は気をつけるように」
ラーナ「ありがとうございます」
セティ「では失礼しました(全く、毎度毎度毎度・・・!仕事をしない兄に何度注意をしても失言を多発する母!もうやっていけない・・・)」

翌日

ホーク「セティ様〜、どこにいらっしゃるのですか〜?」
ミーシャ「ホーク、セティ様見なかった?」
ホーク「私も探しているのだが・・・」
ミーシャ「気のせいか何か嫌な予感がしてきたわ・・・」
カリン「ホークさん、ミーシャさん!大変です〜!!」
ホーク「カリン、何があったんだ」
カリン「これ・・・」
ミーシャ「ちょっと!?私室空っぽじゃない!」
ホーク「書置き?えーと、もう激務と謝罪ばかりの生活に耐えられなくなりました。
ミーシャにホーク、君たちには本当に感謝しているが私の最後の我儘を聞いてほしい。まずは探さないで欲しい。そして兄上のことを頼む・・・って」
ミーシャ「ちょ、パーに社長の激務が務まるわけないでしょ!?」
ホーク「マズい・・・いまのシレジア家に仕事ができる人間なんていないぞ・・・」
カリン「私達どうしたらいいんですかぁ!?」
ホーク「レヴィン様を呼ぶか・・・」
ミーシャ「いない方がマシなんじゃない・・・?」
レヴィン「どうしたんだお前達?こんなところに集まって」
ホーク「噂をすれば良い場面に」
ミーシャ「というわけで来てもらいますよ」
レヴィン「いや、話の流れが分からない」
カリン「セティ様が失踪したんですよ・・・」
レヴィン「じゃあ一体誰が仕事をするんだ・・・?」
ホーク「もちろんレヴィン様です。異論は認めません」
ミーシャ「あなたはセティ様を失踪させた原因でもあるんですよ」
レヴィン「セティィィィィ!ちょっとは真面目になるし勉強もちゃんとするから戻ってきてくれぇぇぇぇ!!」ズルズル
150もしもセティが会社から失踪したら:2011/07/12(火) 01:12:52.17 ID:/PBJ7acx
銀行

セティ「私物は全て回収した。別荘1つ買っても一生遊んで暮らせる程のお金が溜まってるとは・・・
これは自分に対する報酬だ・・・さて、どこへ行こうか。できればなるべく静かな場所がいいな」
クレイン「やあ、セティじゃないか」
セティ「クレイン。どうしたんだ?」
クレイン「それはこっちのセリフだよ。仕事の真っ最中だろう?」
セティ「疲れたんだ・・・今まで私は頑張った」
クレイン「君も僕と同じなんだね。
僕ももう仕事や家族絡みの件で疲れて脱走したんだ」
セティ「仲間がいて良かった・・・」
クレイン「セティ、僕も途中まで一緒させてもらっていいかな?」
セティ「構わないよ。断る理由なんてどこにもないし友人が来てくれるのならこちらとしても嬉しい」
クレイン「ありがとう!お互いにお金の心配はいらないようだね」
セティ「欲しいものは手に入らないがな・・・」
クレイン「それを言わないでくれ・・・」
セティ「すまない・・・じゃあ行こうか!」
クレイン「ああ!」
???「セティ×クレイン・・・良いですね・・・ハァハァ」
セティ「今誰かいたような」
クレイン「気にすることはないさ」
セティ「そうかもな」
???「帰ったら執筆作業に!みなぎってきたぁぁぁ!!」

クレイン「あぁ!自由って素晴らしい!!」
セティ「仕事をせずに済む日・・・なんて素晴らしい時間なんだ」
クレイン「ティトもまだ少し僕のことを思ってくれてるし家族からも解放された。
悩みのほとんどが消えて行っている・・・」
セティ「三角関係か・・・
もっとも私の場合は三角関係にすらさせてもらえてないがな・・・(泣)」
クレイン「諦めたらそこでおしまいさ!きっとそのうちチャンスは来る!」
セティ「ありがとう・・・そのチャンスがくることを少し祈っておく・・・」
クレイン「暗い話はやめにして繁華街に行こうよ」
セティ「そうだな。腹も空いてきたし」
クレイン「それに芸とかがあったら見てみたいしね」

シレジア社

ホーク「ミーシャ、この仕事は君の管轄内か!?」
ミーシャ「私も分かんない!セティ様の管轄だと思うけど・・・レヴィン様!」
レヴィン「すまん、俺も分からない・・・」
カリン「失礼します!!後30分後に契約する予定の会社の方が来ます!」
ホーク「出迎えの用意を!後ほどに私たちが向かう!」
ミーシャ「ちょっと!このとんでもない量の書類は何!?」
レヴィン「いや〜、処理しきれなくてな」
ホーク「アンタが原因か!もう良いです、外に行っても構いません!!」
レヴィン「本当に抜けていいの?」
ミーシャ「はい!あとは私達でやりますから!」
レヴィン「じゃあ俺はここで抜ける。後は頼んだぞ〜」
カリン「セティ様が失踪して2ヶ月しか経ってないのにここまで仕事に支障が出るなんて・・・」
ホーク「少しでもレヴィン様に期待した私がバカだった・・・」
ミーシャ「だから言ったのよ!更生どころか仕事の足引っ張るわ仕事の量を増やすわ・・・カリン!」
カリン「は、はいぃ!」
ミーシャ「セティ様を探して連れてきて!このままじゃウチは確実に倒産よ!!」
カリン「どんな手段を使ってでも連れ戻します!」
フェミナ「大変です!ラーナ様がまた失言を!」
ミーシャ「また!?私がラーナ様と謝りに行くわ!すぐに謝罪に向かうと伝えてちょうだい!」
ホーク「今夜も眠れないのか・・・これで3週間連続の徹夜だな(泣)」
ミーシャ「徹夜しないで1ヶ月も持ったのが奇跡よ・・・。セティ様、早く戻ってきて・・・(泣)」
フェミナ「あぁ・・・少しずつ会社の損失が増えていく(泣)」
151もしもセティが会社から失踪したら:2011/07/12(火) 01:13:55.05 ID:/PBJ7acx

リグレ家

クラリーネ「兄様〜!どこに行きましたの〜!?(泣)」
パント「困ったな・・・クレインは結構重要な役職に回しているのに・・・」
ルイーズ「何か不満があったのかしら?」
パント「連絡もないし心配だな・・・探させようか」
クラリーネ「お父様とお母様は行動が遅すぎるのです!早く探させましょう!」

繁華街

セティ「いやぁ、良いものだな・・・」
クレイン「久々に色々なものを見たり食べたりしたよ・・・」
セティ「祭りの屋台の食べ物を食べたのはいつ以来かなぁ」
クレイン「僕は子供の頃以来だよ・・・」
セティ「数年前に会社の仕事ができるようになって以来、私は家族の中で唯一働いていた・・・
父が死んでから正式な会社の継承者の兄は何もしないで遊んでばかりだから私が仕事をして家計を支えなくてはいけなかったがそれももう終わった・・・」
クレイン「僕達はもう自由の身だしね!」
セティ「次はどこへ・・・ゴフッ!?」
クレイン「セ、セティ!?」
カリン「ごめんなさい!セティ様を連れていきます!!」
クレイン「ちょ、いくらなんでも可哀そうだと・・・!!」
捜索隊「クレイン様!!」
クレイン「何故ここにリグレ家の捜索隊が・・・!
まさか・・・父上!母上!なんて余計なことをしてくれたんですか!!」
捜索隊「逃がすな!追え!!」
クレイン「うわああああああ!?」
152もしもセティが会社から失踪したら:2011/07/12(火) 01:14:42.04 ID:/PBJ7acx
シレジア社

セティ「何だこの有様は!?今までで最大の損害じゃないか!」
ホーク「これでも本当に頑張ったんです!」
ミーシャ「レヴィン様もちゃんと働かせましたが・・・」
カリン「何もできないで足を引っ張るわ仕事を増やすわで全然役に立たないんです」
セティ「・・・怒鳴ったりしてすまなかった」
ミーシャ「・・・この2ヶ月での会社の被害と契約を取り消された会社の数です」
セティ「・・・君達、今日までよく頑張ってくれた。私は有能な秘書に恵まれたな・・・
この程度ならまだ何とかできる。今日はもう引き上げてゆっくり休め。明日からはまたミッチリと働いてもらう」
ミーシャ・ホーク「ありがとうございます。では失礼しました」
セティ「1つ聞きたいがミーシャ達だけじゃなく君も相当隈ができてやつれているけど大丈夫か?」
カリン「・・・大丈夫じゃないです。ホーク様とミーシャ様みたいに3週間連続の徹夜はなかったけど」
セティ「けど?」
カリン「仕事の量がいつもより多くなって1週間連続で徹夜でした。それに夜食も煮干しだけでしたから(泣)」
セティ「他の社員に伝えてくれ。キリがよくなったら今日は引き上げても構わないと。
そして兄上を連れてきたら君も今日は帰っても構わない・・・」
カリン「分かりました」

リグレ社

パント「じゃあ今日も頼んだぞ、クレイン」
ルイーズ「ふふふ、しっかりね」
クラリーネ「やっと会えたましたわね、兄様!2度と傍を離れませんわ!!」
クレイン「もう・・・もう嫌だ!こんな生活!!」

数ヵ月後

セティ「兄上・・・あなたに社長の仕事を任せたことを謝ります」
レヴィン「別に良いって。もう終わったことだし会社の経営も元通り。じゃあ俺も遊びに・・・セティ、何故手を離さない?」
セティ「誰も外に出て良いとは言ってませんよ。兄上には特別室へいってもらいます」
レヴィン「全く。分かったよ(レヴィンキラー(仮)だらけの危ない部屋だが逃げる方法なんていくらでもあるし)」
セティ「仮に逃げようなんて考えたら・・・」つレヴィンとある女性の写真
レヴィン「おい・・・どこでそれを撮ったんだ!?」
セティ「探偵に頼んだんです。数日ほど兄上の動向を探って欲しいとね。
逃げたりしたらフュリーさん達にこの写真渡しますから。覚悟を決めてもらいますよ、兄上・・・」
レヴィン「セティ!これからは真面目になるし仕事もしっかりする!だから・・・!」
セティ「それから見張りを雇ったので紹介しときます」
レヴィン「ゲッ!?」
セティ「ビラクさん。見張りをお願いします」
ビラク「俺に任せておけ。逃げたら掘っても良いんだな?」
セティ「構いません」
レヴィン「この悪魔!邪神!童貞!」
セティ「黙れ」
レヴィン「ハイッ!」
ホーク(ここまで怒ったセティ様は初めて見たな)
セティ「ハハハ・・・一体いつになったら私は自由になれるんだ・・・。
少しでも会社を抜けたら社員達が失業しかねないからもう迂闊に抜けられないし・・・うわあああああああん!!」
ミーシャ「セ、セティ様。急に抱きつかれても・・・(///)」
ホーク「今だけでも泣かせてやれ・・・」
ミーシャ「おいたわしや・・・セティ様(///)」
ホーク「少しだけ嬉しそうに見えるのは気のせいか?」
???「ここでホークさんが抱擁をしたなら完璧ですのに・・・」

おしまい。思いついたから書いてみた。ミーシャにはちょっと頑張って欲しいと思う自分がいる
153〜とある休日の夕方〜:2011/07/12(火) 02:28:58.42 ID:BrrmJFjS
リーフ「ただいまー…あれ?エフラム兄さんとエリウッド兄さん、どこか行くの?」
エリウッド「ああ、根霊羅巣に連れて行って貰うんだ、あそこの温泉に入ると少し体が楽になるからね。」
エリウッド「日頃苦労ばかりかけるからな。そうだ、リーフも一緒にどうだ?家には俺達しかいないしな。」
エフラムの言う通り、今は家にエフラムとエリウッドとリーフの3人しかいないようだ。
リーフは最近懐が寒いのでどうしようか迷ったが、代金はエフラムが出してくれる、と聞くと一緒に行くと即答した。
エフラム「全く、ちゃっかりしてるな…」
リーフ「タダより良いものはないってね。待ってて、直ぐに準備してくるよ。いえーい!温泉なんてひさしぶりだな〜」
154〜とある休日の夕方〜:2011/07/12(火) 02:41:37.16 ID:BrrmJFjS
リーフ(いやー!いい湯だなあ…ってエフラム兄さん、あんな真剣に何を見てるんだろう…)
エフラムの視線の先には屈強な大男に連れられた一糸纏わぬ赤毛の少女…いや幼女がいた。エフラムのまなざしは鋭く、さながらガン見である
リーフ(アッー!あれはカリルお姉さんの娘さんのエイミちゃん!?娘といっても、血の繋がりはないようじょで…って
そんなことはどうでもいい!保護者の方(ラルゴ)めっちゃ怪訝そうな顔でこっち見てるって!裸の幼女観察とかマジ勘弁して下さいよ!)
エフラム(あの幼女、あんなに走り回って…転んだりはしないだろうか。ああ!もっとゆっくり湯船に入らないと体に悪い!)
エリウッド(ああ…ここの寝風呂は天国のようだなあ…)
155〜とある休日の夕方〜:2011/07/12(火) 02:45:55.88 ID:+mzLCXBP
リーフ「エイミちゃんはミカヤ姉さんと同じ印付きで成長が遅い=幼女期間が長い。エフラム兄さんのロリコンセンサービンッビンやど!
イカン!そうこうしてる内にラルゴさんこっちに来た!流石に今回は弁明の余地が無いくらいに犯罪者臭い」
エフラム「…おいリーフ、さっきから()と「」を間違えているようだが。」ピキピキ
ラルゴ「おいアンタ、さっきからやたらジロジロとこっちを見ているが…まさかウチの娘を邪な目で見てたんじゃないだろうな?」
エフラム「何!?リーフ貴様とうとう堕ちる所まで堕ちたか、いたいけな幼女をそのような目で見るなど、まともな者のする事ではない!」
ラルゴ「やっぱりそうか!警察に通報するとは言わん、この場でとっちめてやる!」
リーフ「でえええ!?今回は流石に冤罪もいいとこじゃ…ってなにか喋らせてもくれないんですねー!」コレシカイワセテモラエナイノカー!?コノヒトデナシー!
エリウッド「…ん?大浴場の方が騒がしいような…」
フアア!ブンブンブン ドガッシャーン! シヌジュンビヲシロ! ドカン!ガラガラ・・・
エリウッド「うほほwマジ天国っすね!蝶サイコー!」
156〜とある休日の夕方〜:2011/07/12(火) 02:53:20.36 ID:+mzLCXBP
リーフ「うぅ…ザン○エフよろしくスクリューパイルドライバー決められた時は死ぬかと思った…」
サラ「まあ、リーフが関わる時点でこうなるのは予想できたけど。」
リーフ「サラ!?ここ男湯だよ何してんの!?」
サラ「ジジイ同伴で兄さまの誘惑に…でもタオル巻いてる以上全裸よりインパクトが無いから、いつ姿を見せたものかわからなくて。」
リーフ「…肌を露出させたもの勝ちとか、ちょっと短絡的じゃないかな?こういう場所だからこそ、もっと別の形で魅力を伝えるべきだと僕は思うよ。」
サラ「…意外。リーフがそんなこと言うなんて。じゃあ…今の私はどう?魅力的かな?」
リーフ「んーん、あんまり(キッパリ)。10年早いわ、って感じ?やっぱりこういうのはフェロモンたっぷりのお姉さんがしてこそだと
サラ「…わかっていたつもりだったけど…心底聞いて損した。」つリワープ
リーフ「最近の芸能界とかも見ていて嘆かわしいよ、あんな方法でしk シュパパーン …お姉さんを上品に表現するにはもっとこう…寒っ!?」
氷竜「がおー」
リーフ「…どうも、氷竜さん。と言う事はここは氷竜神殿か、せっかくの温泉が…このひとでなしー…」
157〜とある休日の夕方〜:2011/07/12(火) 02:56:32.22 ID:+mzLCXBP
おまけ
エフラム「む…!?あの年頃の少女、上半身を隠さないとは、目のやり場に困るな…」
エリウッド「…いや、男湯である以上あれは男性だと思うけど…」
エフラム「馬鹿な、あんな可愛い子が男のはずがない!」
エリウッド(ああ、合っているような間違っているような、このもどかしい気持ち!) 
アスベル(なんだろうあの人…すごく僕の事見てる…)

終われ

>>149-152
GJ!このスレのレヴィンはホント駄目人間だなwそして自分の宝物にネタにされるセティカワイソスw
158助けて!名無しさん!:2011/07/12(火) 09:26:00.97 ID:7t02jrMM
ネタを書くなら一度メモ帳か何かにまとめてから投下してほしい
理由としては一度に投下した方が他の人が書き込みやすくなるからだけど
あともっと1レスにネタは書けるから2、3レス分をまとめてほしい

とまあ説教くさくなっちゃったけどGJなんだぜ
159助けて!名無しさん!:2011/07/12(火) 13:19:21.90 ID:2qij3rom
>>158
携帯から失礼
久々にPCで投稿しようとしたら文章長くしたつもりはないのに文字数エラー頻発してヒイヒイ言わされたんだ
自分の接続環境のせいかもわからんね
160助けて!名無しさん!:2011/07/12(火) 13:52:07.76 ID:y5VQNlfd
>>159
忍法帳のレベルが低かったせいかも知れないね
161助けて!名無しさん!:2011/07/12(火) 14:35:22.04 ID:s01ec/ho
この小説を読む前に>>55の注意書きを参照ください。
>>56-63の続きに当たります。
人々が虚ろな瞳で行き交う往来。
衰退と閉塞感に覆われた都の一角からざわめきが起こった。
道行く人々は何事かと足を止め視線を向ける。
訝しげかつ好奇の視線の中には一人の浪人者の姿があった。
背の高い男だ。若々しく精悍な顔立ちをしており型には長物を担いでいる。
穂先を布で覆っているがあの長さは槍であろう。

その男がみすぼらしい身なりの小柄な少年の腕を捕まえていた。
「貴様…今、俺の懐から抜き取った物を出してもらおうか」
低くドスの利いた声を出す浪人者に少年は酷く慌てた調子だ。
「何言ってるかわからねぇよ。こちとら急ぎなんだ。放してくれよ!」
「ほう…これでもしらを切るか小僧」
ぐっと力を込めて腕が捩じ上げられる。
緑色の髪の少年サザは喚き声を上げて袖の下の物を取り落とした。
あまり重くもなさそうな財布が地面に落ちて中の小銭を撒き散らした。
「……っ」
忌まわしく刺すような瞳を向ける少年に浪人者の態度はあくまで淡々としていた。
「返してもらえば役人に突き出す気は無い。とっとと消え失せろ…ああ、先に言っておくが懐の物を抜いても貴様では俺に勝てんぞ」
言われてサザは自分の手が無意識に懐刀に伸びていた事に気付く。
「野郎……っ…一枚葉の膝元でえらい恥をかかせてくれたなっ…」
「それがどうした。盗賊ごときにこれ以上潰れる面子なんぞあるまい。
 もう一度言う。とっとと消え失せろ。でなくば腕の一本もへし折ってやるぞ」
荒んだ瞳をした少年は地面に唾を吐くとたちまち雑踏の中に姿を消した。
身の軽さと足の速さはさすがというべきか。
浪人者はさしたる感慨を抱くことも無く足元に散らばった小銭を拾い集める。
その時であった。
人ごみを掻き分けて数人の役人が駆けつけてきたのは。
おそらく騒ぎを聞きつけてきたのだろう。
「貴様ら!恐れ多くも天子様のお膝元たる都で騒ぎを起こすとは何事だ!」
役人の先頭に立つ弓を抱えた検非違使が声を荒げる。
その視線は明らかに浪人者に向けられていた。
「あのな…俺は被害者だぞ。大体賊はとっくに逃げて…」
「黙れ黙れ!貴様ら薄汚い浪人者がどれだけ都を荒らしたか知らぬとは言わさぬぞ。ひったてよ!
 貴様も一枚葉の仲間だろう!このフレリア家が貴公子ヒーニアスがその口割らせてくれるわ!」
ヒーニアスと名乗った男の号令で役人達は浪人者を取り囲んだ。
浪人者の槍を警戒しつつも抜刀した役人たちはじりじりと近づいてくる。
戦えば蹴散らすのはたやすいが……
「…余計な騒ぎを起こしてお尋ね者になってもつまらん。わかったわかった。話せば誤解も解けるだろう。
 好きなだけ詮議をしてくれ」
浪人者はあっさりと両手を上げると大人しく役人に従い役所へと引っ立てられていった……

炎正十三年二月五日―――――

都の土を踏んだ浪人エフラムはその日の夜を役所の座敷牢で過ごす羽目になるのだった………
もう幾度そうしてきただろうか。
この六年間ただの一日も休まなかった。
ただ只管突いた。繰り出した。巻き藁を貫いた。
一日千本休まずに貫き続けた。
あの日…師の下に入門したあの日…師が見せてくれた型稽古の突きは流水の如く流れるような滑らかさで大木を貫いた。
息を飲むエフラムに師、デュッセルは静かに告げた
「儂はこの型を一日千本…五十年間欠かさず行っておる。それができる阿呆ならどんなに才能が無かろうと誰でも同じ事ができるようになろう。
 よいか。武において努力は才能を凌駕するのだ。決して才に恵まれたわけではない儂が道場をもてたのもそのためよ」
それ以来エフラムは師の五十年には及ばずとも六年間只管只管槍を突き出し続けた。
ただの一日も休む事無く……

そう、槍を取り上げられた座敷牢でもそれは変わらない。
槍が無くとも空気を掴むようにエフラムは槍の型を構える。
何も持ってはいないが自身が槍を持っていると見立てているのだ。既に武は彼の一部となって根付いている。

「おい、出ろ」
横合いから無粋な声がかかる。
もう用無しと言わんばかりだ。
この声はヒーニアスとかいう検非違使か。昨夜は散々にきつい尋問を食らった。
竹の棒で打たれた背中がまだ痛むが最近検非違使は盗賊への取締りを強化しその尋問も苛烈を極めると聞く。
あるいはこれくらいで済んでよかったと思うべきなのかも知れない。
「もういいのか?」
「貴様の疑いは晴れた。とっとと消えろ野良犬め。浪人者がこの都を荒らした事を忘れるなよ」
ヒーニアスは預かっていた槍をエフラムに返してやる。
本心を言えば渡したくないと顔に書いてある。
ならず者の浪人がまた騒ぎを起こさないか案じているのだろう。
野盗まがいの浪人も多い事を思えば彼の心情もわからなくはない。
「そんな顔をするな。俺は都に食い扶持を求めてきたわけではない」
「ならば何をしにきた」
「ラグドゥ山への道中の行き道だっただけだ。すぐに失せる」
若き検非違使はしばらく唖然として…そして小さく吹き出した。
「昨夜の尋問以来頭の悪い男とは思っていたがこれは極め付けだ。
 それとも自殺志願者か? 妖怪変化の巣くう山に貴様一人槍一本で何ができる」
「槍で突ける。妖怪を槍で突ける」
「馬鹿め。あの山は鬼神フォデスの牙城。何百もの妖怪がおるのだぞ。
 一本の槍などすぐに折れ砕ける」
そう、誰しもがそう思うだろう。
だがヒーニアスの嘲りもエフラムの心を動かす事は無い。
「槍が折れたら殴りつける。腕が折れたら蹴り飛ばす。脚が折れたら噛み付けばいい。
 くたばらない限り俺は戦える」
これにはヒーニアスも呆然とした。
なんなのだこの男は?
はったりではない。それは言葉の強さから感じられる。
誰もが恐れて近寄らぬ都の鬼門にたった一人で挑もうというのか。

「一つ聞かせろ。なんのためだ? 鬼神を討って功名を遂げんがためか?」
「友…たった一人の友のためだ」
よどみの無い口調。
この男は誰かに似ている。
そうだ…髪の色…意思の強さ。
ヒーニアスが愛してやまないあの貴人…大納言エイリークの面差しが感じられた。
今は帝の勅命を受け西国に赴いているエイリーク。
だがヒーニアスは小さく頭を振る。

私はこの刹那に何を考えたのだ。
このような浪人風情があの麗しの君の縁者な訳があるまい。
他人の空似だ馬鹿馬鹿しい……

「行きたくば勝手にしろ。そして二度と都に戻るな。目障りだ」
ヒーニアスは面白くもなさそうにエフラムを牢から放り出した。
牢を出たエフラムは再び都の鬼門に向けて歩みだす。
あの時は一人の鬼にも勝てなかった。だが今は違う。
今の自分はデュッセル流槍術免許皆伝の腕前だ。
幾人かの大名から仕官の誘いも受けたほどだ。
この力ならフォデスを討って友を救う事もできるだろう。
「その前にゴタゴタは御免こうむるな」
だが思っていたよりも都の治安は悪いようだ。
またうっとおしい輩に絡まれても面倒だ。
エフラムは足を速めた。
今日のうちに都を出たい。

だが都に来てからどうも自分はツキに見放されたのかも知れない。
夕暮れが迫り始めた逢魔が時。
ようやく家もまばらになってきた都の郊外。
行く道の傍らから怪しげな者どもが姿を見せ始めたのだ。
「ふん、鬼神退治の前の稽古台としてちょうどよいわ」
異様な妖気…あの時も感じた妖怪特有の妖気だ。
墓から這い出してきたような身の腐った屍達がずるずると足を引き摺り異臭を撒き散らせながら歩み寄ってくる。
穂先の布を取り払ったエフラムはブレの無い構えで槍先を向ける。
妖怪共が間合いに入ったまさに刹那――――

一条の光明が閃いたかのようであった。
稲妻の如き突きがたちまち妖怪共の心臓を貫き破壊する。
力を失い土に返っていく妖怪共を見下ろしながらエフラムは小さく呟いた。
「…師匠の突きには未だ遠く及ばぬな…師匠はもっとこう…流れる水のように…
 俺の槍では激流に立ち向かう激流のようだ。それでは撃ち砕かれ噛み裂かれる。
 もっと柔よく…流れに…」
いつ何時も修行を省みるのは彼のくせのようなものだ。
槍を抱えなおしながら今の突きを見直す浪人者。だが一見隙を見せてるようでそうではない。
エフラムは背後に迫る気配に気付いていた。
彼は槍を手早く取り回すと逆手持ちで自らの脇下を通して背後に突き出す。
デュッセル流槍術に死角は無い。
確かな手ごたえが背後の妖怪を貫いていた。
「…俺の背を取ろうとも無為な事だ」
そうして背後を振り向いたエフラムの瞳は二本の槍に貫かれたがしゃ髑髏を映し出した。
一本はエフラムの槍。もう一本は手槍だ。
「む……?」
崩れて土に還る髑髏から槍を引き抜くと訝しげに手槍を拾う。
その時であった。上方から快活な声が響いてきたのは。
「驚いたわね。後ろの妖怪も仕留めるなんて。大きなお世話だったかしら?」

舞い降りてきたのはこの辺りでは珍しい天馬だ。
エフラムも初めて見る。
本当に馬に羽が生えているのだな…と、少々の驚きをもって見守るエフラムを馬の背に乗った少女は好奇心の強そうな瞳で見下ろしている。
軽装で動きやすい着物に肩当や脛当てなどの鎧具足を纏った少女武者だ。
結果的に不要だったと言えど助けてくれた事には礼を言うべきであろう。
口を開きかかったエフラムの先を制する形で少女はしゃべりだした。
「ああいいのいいのお礼なんて。浪人さん。随分と強いのね?
 都には何しに来たの? 仕官の口探し? いい職場があるわよ?
 フレリア家に仕えてみない?」
「いや…俺は…」
矢継ぎ早に放たれる言葉に言葉を返す暇も無い。
もともとエフラムは口数の多い方ではない。
だが、そこで少女の言葉に聞き覚えのあるものがある事に気付いた。
「フレリア…だと? ヒーニアスとかいう役人の縁者か?」
そう、昨日自分を捕らえた検非違使がそんな事を言っていた。
「え、お兄様を知っているの?
 それなら話は早いわ。私からお父様に取り成してあげるからフレリアに仕えなさい。
 ねね。そうなさい。そうするといいわ。私は朝廷が中納言ヘイデンの子ターナ。
 都の平穏を守るためお父様やお兄様の下で働いてみない?」
天馬から降り立った快活な少女の言葉にエフラムは言葉も無い。
公家のお姫様と本人は言っているが本当だろうか?
そういう者たちは十二一重を纏って屋敷の奥で歌でも詠んでいるのではないか?
まかり間違っても妖怪相手に槍を振るうとは思えないのだが…

だがエフラムの疑問などどこ吹く風で少女は気さくな笑みを彼に向けていた。

次回

侍エムブレム戦国伝 邂逅編 

〜 セリスの章 斑模様 〜
166助けて!名無しさん!:2011/07/13(水) 00:54:07.71 ID:W4x5IW7C
なんか久々に覗いたらエフラムが侍でペド野郎のショタコンになっていたでござる
1675-224の瑠璃色風続編:2011/07/13(水) 10:15:40.54 ID:qVmb0PnY
「がらん!」
シグルド:よっしゃー!
ディアドラ:さすがですわ、
シグルド:いやぁ、腕見せればこんなもんだな
エリンシア:さすがは大黒柱ね
シグルド:おう!、、、って、、、!!!
ミカヤ:なに驚いているの?セリスとあったのに、
ディアドラ:こんにちわ。
エリンシア:あぁ、いつもシグルドを、
ヘクトル:兄貴!ストライク4回(フォース)だしたよ!
シグルド:ヘクトルが、やるなぁ、こっちもやっておかないとまずいんだろうな、、、。
エリンシア:あら、、、やるき満々ですね、、、、。
ミカヤ:(ほんと、こいつは彼女(ディアドラ)がいる前では強がるんだから、、、)
エイリーク:ミカヤさん、出番ですよ!
ミカヤ:はーい!ということだから、おわったらこっちにもきてよね!
エリンシア:じゃあ、またあとで
アルヴィス:大家族でボウリングも楽しいなぁ、、
シグルド:あいつらはあいつらなりにやっているじゃないか
・その5分後、、、、。
1685-224の瑠璃色風続編:2011/07/13(水) 10:17:57.13 ID:qVmb0PnY
エイリーク:セリスがいっていたとおりに迷ったわ、、、。
あ、あのう〜すいません。トイレは何処にありますか?
????:女子トイレはここから真っ直ぐ進んで二つ目のすぐにありますよ。
エイリーク:お姉さん、、、ありがとう、、、ってこの声は!?
夜:え、エイリークさん、なぜあなたが?
エイリーク:夜さんがどうして、ここへ?
夜:湾岸線のパーキングエリアで
ご主人様がたまにはボウリングでもいきましょうといったので、
行ったわけなんですよ。
そうしたら、盗み聴きなのか、サナキさんと漆黒さんもきて盛り上がったんだけど、
サナキさんが偶然竜王家のイドゥンさんがミルラさんを預かってくれ
と言われてしまって
エイリーク:はぁ、それは大変なことに、、、
(もとより、ミルラを預かるなんてなにかあったのかしらねぇ、。)
「夜明け前より瑠璃色な、お前の番だぞ!」
夜:じゃあ、私は、、、。
エイリーク:ありがとうございます、、、。

「がらん!!」
1695-224の瑠璃色風続編:2011/07/13(水) 10:20:58.96 ID:qVmb0PnY
ヘクトル:あ!?
マルス:おー、これはビック4という状態か?
ヘクトル:これは苦手なんだよなぁ、、、。
リン:おもいっきりど真ん中でいけばいいじゃん。
ヘクトル:そんなことできるか!最低でも2本取ることが先決だな
「がた、、ごろごろ、、、、」
セリス:お、いけるいける!
ヘクトル:、、、、。
「がらん、、、がらんがらん」
ヘクトル:やったー!
ロイ:いいなぁ、この時点からのスペアって
ミカヤ:運も味方につくほど、成長したのね。
ヘクトル:でも、これ以上やりたくないぜ、、、、。
エイリーク:、、、、。
ミカヤ:どうかしたの?そんあ暗い顔して
エイリーク:二人の旅人さんもいました。
ミカヤ&エリンシア:なんですって!
1705-224の瑠璃色風続編:2011/07/13(水) 10:23:07.10 ID:qVmb0PnY
マルス:偶然、いや、必然のような形だなぁ。
ヘクトル:やっぱりサボ、いててて。
リン:あんたはだまってて!
ミカヤ:二人だけなの?
エイリーク:え、、3、4人ほど、、、。
エリンシア:3、4人と言ったら、あの人たちしかいないじゃないですか
ミカヤ:私もがんばらなくっちゃね、
ヘクトル!次のレーン私の分も打っていいよ。
ヘクトル:いいのか、姉貴。
エリンシア:そのかわり、ガーター出したら全員分おごるってことで
ヘクトル:そんあぁ、ひどいよ、、、。
エリンシア:じゃあ、彼女のところへいきましょうか。
エイリーク:私も行くけど、兄さんは残ってて。
エフラム:別にかまわないけど、次はおまえだぞ。
エイリーク:私の分はうってもいいから、
そのかわりガーターだしたらヘクトルと同じようにやるからね。
エフラム:それは勘弁を、、、。
ミカヤ:(ふふふ、なるほど、、、、。)
エイリーク:(ミルラもいるときいたら、絶対に手を出すから、、、。)
・ということで、ミカヤ&エリンシア+エイリークの3人は
夜の旅人のところへ、『つづく』、、、。
17117-410から数ヶ月たった出来事:2011/07/13(水) 10:28:51.50 ID:qVmb0PnY
エリンシア:そういえば、懸賞やっていないなぁ、、、。
ミカヤ:へぇ、、、あたったらこんなになるんだ、、、。

「しっこく書店オリジナルQUOカード」

ミカヤ:漆黒のピースサインがはいったカードは入手したところよね!
リン;どうしてそうなる?
シグルド:ミカヤ、ちょっと自重はしろよ
エリンシア:ん?、エルトリア温泉ご招待、、、。
ミカヤ;野球大会の商品だったあれのこと?
エリンシア:20名ご招待だって。
ミカヤ:大人数の場合、相談を受け付けますって!
シグルド;ということは場合のよっては、
15名を一気に行けたりするかもな
リン:そんな大げさな、、、
エリンシア:よしっ、ポストへいこう!
・エリンシアはすぐに応募してポストへ。
もちろん、送り先があそこということをしらずに、、、、、。
172助けて!名無しさん!:2011/07/13(水) 10:29:47.61 ID:wOZkZqWj
前来てたsageのやりかたよくわかってない人?
sageてくれ
17317-410から数ヶ月たった出来事:2011/07/13(水) 10:31:57.71 ID:qVmb0PnY
サナキ:おっ、エリンシアだ。なに、15名で
シグルーン:これは大胆ですね。他のことも考えずに、、、、。
サナキ:15名だったら、間違いなくミカヤとシグルドもはいってしまう。
こうなれば、中途半端に10名限定だな。
シグルーン:いいのですか?そんなに?
サナキ:あのときはシグルドが休んでいるはず。
このことを考えれば、また休むだろうな。
それにそんなに半分以上をあの人らになってしまえば、
会社の支持率が格段に落ちる。
シグルーン:ミカヤさまとエリンシアさまではないのですね。
サナキ:そこは、、、、、!!!
タニス:どうかしたのですか?
サナキ:(そうだった、、、エリンシアとミカヤに限っては旅人さんと一緒にあった。
しかも、ゼルギウス付きで、、、、。
となれば、格が高い旅人さんたちにまた負けてしまう、、)
10名じゃなく13名にしよう!
シグルーン:えぇ!?
サナキ;またリムジンバスを用意する
タニス:そんな、、、。
サナキ:前の旅行ではオーバーのオーバーだったからな。そんな対応をすると思って、今回はリムジンバスでいこう。
13名は確定だ。あとはあなたたちで判断しろ!いいな!

・・という感じに進めて当選するのだった、、、、。
174バルキリー燕(『温泉旅行』の書込者):2011/07/13(水) 10:39:20.74 ID:qVmb0PnY
>172の名無しさん

やっぱり、、、無理ですか?
すでに温泉旅行シリーズと『FE兄弟家族皆でボウリングに行こう! 』の続編
の内容はとすでにやっていましたのでついでにやろうと思ったのですが、
そういわれれば仕方ないですね。

引きます。
175助けて!名無しさん!:2011/07/13(水) 10:42:03.72 ID:wOZkZqWj
いや、そういう事じゃなくてメール欄にsageと入れてほしいだけなんだが…
ネタ投下自体は全然構わないんだが…
本当にやり方とかどういう事だかわからないの?
176助けて!名無しさん!:2011/07/13(水) 10:56:17.56 ID:0pLR3u8a
wikiにあるネタ書きのすゝめを一度読むのを勧めておくよ
sageとか基本的なことも書いてあるしいろいろ勉強になると思う

あとFETVの更新が遅れて申し訳ない、ちょっとリアルが忙しくて仕上げが…
今週か来週には投下するので気長に待っていただけると幸いです
177助けて!名無しさん!:2011/07/13(水) 23:37:27.62 ID:IN8Q9OwV
>>149-152
セティ……イキロ
マジでここのセティには幸せになってほしいな
次のネタでは少しでも救いがあることを祈ってるぜ
GJでした!

>>153-157
ラルゴさんがパイルドライバー違和感なさすぎワロタwww
はっぱとサラの絡みを久々に見た気がする
原点の面白さを思い出した気分だ、GJ

>>162-165
ヒーニアスの融通の利かなさに原がふと重なって見えたぜ……
彼は彼なりに仕事してるんだろうがなぁ
後サザ、戦わなくて正解だ。剣と槍の相性的にも能力的にも
続き待ってます!GJ!

>>167-173
↑のお二方の意見に付け加えるなら
・投稿間隔の開いた作品にはあらすじをつけると読みやすい
・会話文を「」でくくったり、場面転換で改行を使うとなお良いかも

気になったんだが、5-224ではきちんとsageれているぞ?
sage方がわからないなら同じようにやればいいだけだ
こういっちゃなんだが、5章の頃の方が見やすい文章だった気がするぜ

後余計なことかもしれないが、全体的に文章の書き方を練習したほうがいいと思う
間違いを指摘してもらえたのにすいません、やありがとうございますという単語を使わずに
そう言われたら仕方がない、なんて書き方をしたら気分を害する人もいると思う

>>174

無理せずリアルと両立しならが進めてくれ
楽しみにしてるぜ!
178助けて!名無しさん!:2011/07/13(水) 23:57:09.44 ID:YnwhTpd+
5-224とは書いてる人が違うと思うんだけど
179助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 00:28:16.38 ID:IMhOLFM8
つまるところ5-244のネタをこんな風にしましたってネタでしょ、たぶん
すごい申し訳ないんだけど以前sageできたのに今はできませんとかないと思うし、
何より作風があまりにも違いすぎて同一人物とは思えないんだよね、正直
あんまり厳しく言うのは好きじゃないんだけど勝手にネタを借りるのはよくないしやめた方がいいよ

以下いつもどおりの兄弟家の流れで↓
180助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 00:44:41.61 ID:MKBQv1Mk
エフラム「本当に、いつか、この槍で世界一になれるのだろうか・・・」
サラ「兄様の『槍』になら、どれだけ激しく深く貫かれても構わないわ」
リーフ「ブバァァァァァァァァ!!!!!!!!」
マルス「・・・毎度の事ながらリーフの妄想力は半端じゃないな・・・」
ミカヤ「でも、正直、たまに気持ち悪くなるわね・・・」
181助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 00:47:26.53 ID:n2VOr3Pz
リーフ「別にいいさ!ロイやアルムだってあと数年すればいやでもわかるようになるさ!」

ミカヤ「アイク達はそんな時代なかったけど……」
エリンシア「それもある意味困りものなんですけどね……
      特にアイクちゃんはもう成人してるというのに浮いた話が一つもない」
182助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 01:06:55.53 ID:3nIySwoW
リーフっていつから18禁の世界を知ったんだろう…
183助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 01:12:06.62 ID:xk+VYE50
具体的にはわからんが早い子は小学生くらいから知ってるぞ
男子なら中学生になりゃ九割は知ってると思う(アイクは例外)
女子は知らんが…まぁやっぱり中学くらいからかね
具体的な知識知るのは
184助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 08:18:14.96 ID:d8nnRPrQ
平民で暮らしてきたミカヤとアイクはともかく、他の兄弟は指導されてそうだけどな
何せ世継ぎとかの問題もあるのだから知らないといろいろ困るだろうし

エフラムが真面目に聞くイメージがなさそうなんだよな、そんなことより槍だ的な意味でw
185助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 08:25:14.83 ID:9CsfiL8y
アイク 「赤ん坊?キャベツ畑で産まれるんだろう?」
マルス (確かに畑さんは正解なんだけどさ)
アイク 「俺も近所のキャベツ畑で産まれた、写真もこの通r」

ユンヌ 「幼児アイクのキャベツ一枚姿……ふぅ」
リーフ 「自重しろ、変態女神」
186助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 10:30:35.08 ID:RWxe5tgX
リーフ「いくらなんでも健全な男子がエロ知識に全く触れずに成人するなどありえない。
まして昔から女性に誘惑されまくってきたアイク兄さんならなおさらだ。
しかも兄さんはエロに触れてこなかったばかりか、貞操の危機のようなシチュエーションも
ことごとくスルーしている。これはもはやフラグクラッシュ能力で片付けられるものではない。
まるで潔癖な聖女のように、見えない力によりエロから護られているとしか思えない。」
ユンヌ「ほう、聖女に例えるとはなかなか。それでいくと神とのあいだに
    子を授かるということになるわね。つまりアイクと契れるのは私だk」

リーフ「はいはい想像妊娠乙」
ユンヌ「メダリオォォォン!!!!」
187助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 10:50:46.07 ID:BNkZ3oGo
>>183
アイクは知らないんじゃなくて興味がないだけな気がするんだよなあ
エリンシアもララベルさんもあれ気づいてないんじゃなくて流しただけでしょ

188助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 15:11:49.96 ID:u6/cKsQF
エリンシアからは全く気付いてなかったと思う。ララベルからはしょっちゅう言われてたし、
わざわざ間にセネリオ置くくらいだったから、気付いているがあんたは駄目だと言ってるようなもんなんだろうな
189助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 16:00:58.73 ID:MKBQv1Mk
エリウッド「さて、何を食べようかな・・・」
ロイ「何かあったっけ?」
勉強の間の一休み
いつもなら、机の上に何かしらが用意されているが、今日は何も無い
チャイムが鳴った
ロイが出ると、背がすらりと高く、エメラルドグリーンの長い髪が印象的な女性が立っている、何故だろうか、懐かしい感じがした
ロイ「どちらさまですか?」
?「あ、エリウッド君の友達のフィオーラって言います、エリウッド君は今いる?」
ロイ「あ、はい、ちょっと待て下さいね、にいさーん、お客様だよ」
エリウッド「はいはい、あ!フィオーラさん、どうしたの?」
フィオーラ「こんにちは、あの、お邪魔していいかしら」
エリウッド「どうぞ、今日は僕とロイだけなんだけどね、ところで、その荷物は?」
フィオーラ「開けてのお楽しみ、って事でいいかしら?」
3人がイスに座った所で、フィオーラが箱を開けた
ロイ「あっ!」
エリウッド「へぇ〜、綺麗だね」
中には、細かく割られた氷がぎっしり詰まっていた
部屋の明かりを反射して、キラキラ輝いている
フィオーラ「えっと、これで、かき氷でもどうかなって思って
イリアでは、氷を食べる習慣なんて無いから、私も食べてみたいし」
エリウッド「いいね、丁度一休みしようと思っていた所だったんだ」
フィオーラ「そう、なら良かったわ、準備するから、ロイ君、手伝ってくれる?」
ロイ「はい!」
190助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 16:02:59.89 ID:MKBQv1Mk
そして箱から取り出したのは、今でもあるのかどうかわからない、ペンギン型のかき氷メーカー
それを見たエリウッドが、思わず笑った
エリウッド「うちにもあったよ、それ。なぁ、ロイ?」
そう声を掛けてみるが、ロイは既に、ペンギンの上にあるレバーを回すのに夢中だ
フィオーラ「手段が目的になっちゃってるね」
柔らかく微笑みながら、エリウッドに話しかける
エリウッド「そ、そうだね」
少しドキッとした
誤魔化す様に、慌てて言葉を続ける
エリウッド「あのさ、シロップはあるのかい?うちには無いから、持ってきてないなら
僕が買ってくるよ」
フィオーラ「あ、勿論、ちゃんと買ってきたわ、いちごとメロンと抹茶、それと練乳に
小豆もね」
エリウッド「食べる習慣が無い割に、詳しいね」
フィオーラ「え?そうかしら、一応調べてきたし、それと私特製のシロップもあるわ」
エリウッド「へぇ〜、どんなの?」
フィオーラ「秘密、で、いいかしら?」
エリウッド「わかった、お楽しみは後だね」
191助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 16:04:01.33 ID:MKBQv1Mk
ロイ「出来たよ!早く食べよう!」
言われて振り返ると、器山盛りになっている
苦笑しつつ、ロイに言う
エリウッド「おいおい、これじゃ、シロップが掛けられないぞ」
ロイ「あ、そうか・・・」
フィオーラ「大丈夫よ、ねぇ、エリウッド君もロイ君も、少しだけでいいから
そのまま、食べてみてくれない?」
2人とも、素直に食べてみる
エリウッド「あ、おいしい・・・」
ロイ「本当だ、ちょっとだけ甘くて・・・」
フィオーラ「そうでしょう?私も知らなかったのだけど、イリアは、夏限定で氷の輸出をしていてね、その理由が、凄く氷の質が良いのは勿論の事、溶けにくいのに細工しやすくて、ほのかな甘さがあってね、涼むにも氷細工にも料理にも応用がきくからなんだって」
ロイ「そうなんだ・・・」
フィオーラ「さ、器を頂戴、シロップをかけてあげるから」
ロイ「うん、僕は・・・」
フィオーラ「いちご練乳でしょ?わかっているわ」
ロイ「え!凄いね!」
フィオーラ「ふふ、お姉さんに任せなさい、エリウッド君は抹茶あずきよね?」
エリウッド「まいったな、お見通しか」
フィオーラ「そうそう、お見通しよ」
笑いながら、盛り付けていく。
192助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 16:05:30.46 ID:MKBQv1Mk
フィオーラ「さ、終わったわ、みんなで頂きましょう」
ロイ「あれ?フィオーラさんは?」
フィオーラ「うーん、私は、もう少し後でいいわ」
エリウッド「いいのかい?」
フィオーラ「はい」
ロイ「それじゃあ、いただきまーす!」
エリウッド「頂きます」
フィオーラ「はい、召し上がれ」
スプーンで、一口ずつすくって食べていく
冷たさと甘さを伴って少しずつ溶けていくかき氷
無条件でおいしいと思える
フィオーラ「おいしいですか?」
ロイ「うん!おいしいよ!」
フィオーラ「そう、良かったわ、エリウッド君は?」
エリウッド「ああ、おいしいよ、たまにはこういうのもいいものだと思う」
フィオーラ「こういうのって?」
193助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 16:06:37.04 ID:MKBQv1Mk
フィオーラを見つめながら言う
エリウッド「こうやって、信頼できる人と過ごす時間が嬉しい、とそういう事さ」
フィオーラ「あ・・・」
微かに、フィオーラの頬が赤くなる
エリウッド「うん?何か変な事言ったかな?」
フィオーラ「い、いえ、全然、そんな事・・・」
エリウッド「・・・」
フィオーラ「・・・」
ロイ「・・・おかわりもらってもいい?」
フィオーラ「あ、はいはい、そうね、今度は何がいい?」
ロイ「う〜ん、エリウッド兄さんと同じがいいな」
フィオーラ「わかったわ、ちょっと待ってね・・・はい、どうぞ」
ロイ「ありがとう」
フィオーラ「エリウッド君は?」
エリウッド「そうだな、君の秘密のシロップが食べてみたい」
フィオーラ「わかりました、じゃあ、私も貰いますね、2人が食べてるのみたら
私も食べたくなっちゃいました」
194助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 16:09:29.20 ID:MKBQv1Mk
やがて出て来たのは、白一色のかき氷
エリウッド「シロップは?掛かっているのかい?」
フィオーラ「これからです」
小さい瓶を取り出し、天辺から少しずつ、無色のシロップをかけていく
フィオーラ「さぁ、どうぞ」
かすかに甘い匂いがする、一口食べて、エリウッドは驚いた
エリウッド「おいしい!」
フィオーラ「ほ、本当ですか?良かった!」
エリウッド「これは一体何なのかな?」
フィオーラ「花の蜜なんです」
エリウッド「花の蜜?」
フィオーラ「はい、実は、私も花の名前まではわかりません
でも、イリアの高地、極寒とも言われてる所でしか咲かない白い花
その花の蜜を集めたシロップなんです」
エリウッド「じゃあ、貴重な物なんだね?」
フィオーラ「はい」
エリウッド「いいのかな?僕やロイがそんな大切な物を頂いてしまって・・・」
フィオーラ「・・・もったいぶって食べないより、おいしく食べた方が良いと思います」
エリウッド「そうか、そうだね」
何となく黙ってしまう2人
時折お互いを見ては、無言で恥ずかしそうに笑いあう
195助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 16:10:48.22 ID:MKBQv1Mk
ロイ(な、何この雰囲気!明らかに僕ここにいちゃいけないよね!?)
ロイ「えっと、エリウッド兄さん、僕、用事思い出したから出かけてくるね!」
言うが早いか、家の外へ飛び出していくロイ
エリウッド「あ、おい!」
フィオーラ「エリウッド君待って!」
無意識にエリウッドの手首を掴んでしまうフィオーラ
が、余りに力が強かったのか、単に止めるつもりが
逆に引き寄せてしまった、少し顔を近づけるだけで良い距離に・・・
エリウッド「フィオーラ」
フィオーラ「エリウッド君・・・」
ゆっくりと目を閉じるフィオーラ
196助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 16:26:17.54 ID:d8nnRPrQ
支援しつつ補足
>>188
暁でアイク自身が気づいていたがわざと知らないふりをしていたと言及しているんだぜ
だから本当に朴念仁って訳ではないんだよな、たぶん…
197助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 16:37:53.85 ID:zU/KUrft
ここで早死にしそうなキャラ

1位 セティ
2位 レイヴァン
3位 クレイン

エルトはグラーニェがいるから心労になることはあんまりないと思う。
セティとレイヴァンとクレインは仮に死んでも本人たちがそれを喜びそうな気すらする・・・
ていうかこの3人が倒れたら彼らの身内のみんなはどうなるんだろう・・・
まぁここで誰かが死ぬことはないけどねw
198助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 16:44:13.54 ID:RzDp1t0Z
むしろエルトはさすがに器が大きいというかラケシスをある程度はコントロールできてると思うぞ
クレインやレイヴァンみたいに振り回されてはいないから心配はあっても心労なんてほとんど無いだろう
199助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 16:46:53.62 ID:RzDp1t0Z
連投スマソ

つか思い出したが死んでもオームとかバルキリーとかあるし
そういやクレインは戦国ネタでは死んでたな
あの時のレス見てクレインの愛されっぷりを知ったw
200助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 17:22:21.33 ID:9ytDO7Yg
>>196
あれはこいつひどいなwwwと思った。
スルーすること自体はともかくエリンシアは貴族連中に虐められてる最中で
おまけに自分に爵位を与えたこともそのネタになってるっていうのに普通にやめちゃうし

アイクが宮廷に残ってエリンシアを補佐してれば間違いなくクーデターは起きなかったと思うんだけど
あの状況で放置くらえばそりゃ百年の恋も冷めるわ
201助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 17:35:31.89 ID:RzDp1t0Z
いやーアイクがいてもクーデターは起こったでしょ
ルドベックが遠慮する理由はないし、アイクは戦争は強いけど平時には宮廷にいても役に立たないと思うぞ
精神的な支えにはなれただろうけど王様の補佐役は務まらないと思う
202助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 18:01:27.62 ID:9ytDO7Yg
>>201
所詮ifだから水かけ論なんだけどサナキやラグズの王に顔の利くアイクはそれだけで影響力があると思うよ
アイクは揺るがない人だから側近の一人として構えてるだけでエリンシアの安心にはなるだろう
余裕の感じらないしょーぐんと普段何してるのかよくわからないその姉と大事なことを主に話さない笑い飯だけよりは
戦闘バカでもどっしり構えられるアイクは重要だと思うんだけど

さらにいうならアイクはともかくその参謀はその他においても優秀だからな。
ルドベックが本当に義憤をもって戦ったのかそれともただ我欲のために戦ったのかはわからないけど
騎士団のほかに傭兵団が構えてればあんな簡単にことは起こせなかっただろう

まあ何をおいてもレニングの生存を公表しとけば絶対に安泰だったけどな!笑い飯仕事しろ
203助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 18:16:33.68 ID:RzDp1t0Z
まあ水掛論だが自分からも…
あの時点のエリンシアはクーデター鎮圧後のエリンシアと違ってまだ精神的に未熟だと思うのよ
そのエリンシアがアイクを側に置いておくとたよりにしすぎると思う
王様が特定の臣下のみを重用しすぎるのはよくないのよ
本人にその気がなくても傍からはひいきに見える
エリンシアにはその辺のけじめがつけられないと思うしアイクにはそこまでの配慮ができない
ましてラグズ王やサナキに顔の効きすぎるアイクが危険視されるのはたしかだ
一臣下にとどまるには強大すぎるのよその影響力は

こうして他の臣下や貴族連中の猜疑や不振は拡大するだろうし
正面きってクーデターが無理なら陰謀や宮廷闘争が始まる
人によってはアイクがラグズ王とかと通じているのは王位を狙ってると讒言する奴もいるだろう
(エリンシアは信じないだろうが)
さらにいうならアイクの参謀たちは他人にしてみればアイクの息のかかった連中だもの
彼らからすればアイク派のみが王の信用を独占して強力になりすぎていると考えるのは当然だろう

エリンシアがアイクを臣下として使いこなせるようになるのはクーデター後の事だと思うよ
この頃ならエリンシアはアイクのみに頼りすぎる事無くバランスのとれた人事をできると思うし
ある程度距離をもって君臣のけじめをつけた付き合いができると思う

最後の一文は完全に同意だが
204助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 19:10:32.56 ID:9ytDO7Yg
>>203
暁終了の時点では別に貴族の不満が解消されたっていうよりはルドベックが処分されたことで意志を削いだだけだからなあ。
政治的に不満が蔓延してたことが内乱の原因ならルドベックは単独犯ではなくもっと貴族全体で反乱を起こしてたはず
暁を見る限り貴族連中は政策に直接文句があるというよりはエリンシアをなめてただけだから
アイク一軍の存在だけでたてつく気はなくなったと思う。内乱がなくてもデインベグニオンとの一件の後でエリンシアは十分成長しただろうし。

どっちにしてもあの状況で消えるアイクを恨まないのはエリンシアとしてはムリだと思うんだわw

スレ違いなので俺からはここまで。これだけだとなんなので次からネタ投下。
205助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 19:14:11.21 ID:9ytDO7Yg
マルス「兄弟家暑さ我慢大会ー」
リーフ「どんどんぱふぱふー」

ロイ「いきなり何言い出すの兄さんたち」
マルス「節電の名を借りた節約のためにクーラーのない我が家で、この猛暑を少しでも楽しもうというわけさ」
リーフ「この企画は窓を締め切った居間からお送りします」
マルス「なお成人組は仕事のためいません」
リーフ「では参加者の紹介を」

マルス「一番!暑苦しいのは大好物!夕飯の準備の時間になり次第自動リタイア エリンシア姉さん!」
エリンシア「あらあら」
リーフ「二番!その『根性』Tシャツが既に暑苦しい!エフラム兄さん!」
エフラム「問題ない。心の鍛錬のうちだ」
マルス「三番!あえて自らハンデを背負い戦いに挑むか!ヘクトル兄さん!」
ヘクトル「どういう意味だコラ」
リーフ「四番!まさにアツアツ!シグルド兄さんお断り アルム&セリカ!」
アルム「セリカ・・・」
セリカ「アルム・・・」
マルス「トリはこの人!あなたに贈るのは一言だけ イ キ ロ  エリウッド兄さん!」
エリウッド「・・・・・・・」

ロイ「・・・ねえマルス兄さん、すでに兄さん倒れてるんだけど」
マルス「あ、やっぱり?じゃあ仕方ないね、ロイ、ニニアンさん呼んできて。部屋を冷やして兄さんの看病をしてもらうから」
ロイ「・・・兄さんたち最初からそれが目的だったね?」
アルム「セリカ・・・」
セリカ「アルム・・・」
206助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 19:18:42.11 ID:RzDp1t0Z
あーちょっと言葉が足りなかったかな?
俺が言ってるのはアイクが出ていかなかった場合の話よ
アイクがいるとエリンシアがアイクに寄って不満や反感を買ったと思うのでね
それとデインへの賠償請求権や統治権を放棄しただけでも貴族だけじゃなくて民衆にもかなりの不満があった
血の犠牲を払って戦争に勝ったのにもらうもんもらわなきゃそりゃ不満も出るわな
ルドベックの乱は短期間で終わってその後、エリンシアが徹底的に弾圧粛清したから後に続く連中がいなかったんだと思う
長引いたら反乱に参加する奴はもっと増えたと思うよ
俺がいうエリンシアに必要な成長はある意味で非情さを伴う点があるから

ほんじゃ俺もこれでお終い
まあ色んな視点があるよねって事で
207助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 20:25:49.85 ID:tRqA/ZWt
208助けて!名無しさん!:2011/07/14(木) 20:26:54.27 ID:tRqA/ZWt
間違った!!ごめんなさい…

>>205
歩くクーラー扱いかニニアンw
209助けて!名無しさん!:2011/07/15(金) 14:11:48.67 ID:+FYzJk+3
セティ「ハァ…」
アーサー「幸せ逃げるぞ」
セティ「フォルセティは渡さんぞ…!」
アーサー「もうそんな気はないよ」
セティ「本当か?」
アーサー「本当だよ。俺がフォルアーサーになってお前がバルセティになれば万事解決って思ってたけど首吊って死んだ状態で肌身離さずフォルセティ持ってる人間見たらそんな気も失せるって。マジで腰が抜けそうになったよ…」
セティ「即座にバルキリーの杖で復活させられたがな…」
アーサー「オイオイ!死んだままの方が良かったのか?」
セティ「最近生きてても仕方がないと思うようになってきたんだ…」
アーサー「重傷だな…
仮に復活不可能になったらお前の家族や俺達兄妹に秘書の娘にお前の会社の社員達も悲しむんだからさ」
セティ「悲しんでくれる人達がいるだけ私はまだ幸せな方かもな…」
アーサー「本当に焦ったんだぜ?すぐにクロード神父呼んでバルキリーかけて貰ったんだから」
セティ「いっそあのままで良かったのに…」
アーサー「俺が生きてりゃ良いことあるって教えるよ!」

ティニー「ここから兄様がセティ様を押し倒して…
今年の夏コミはこれで決まりだわ!!」
アーサー「ティニー、後半辺りまでは最近本当に起きたことだから辞めろ…」
210冷やし中華始めました:2011/07/15(金) 14:31:50.97 ID:fY3h3g43
ラクチェ「暑い…厨房の中はうだるよーな暑さ…」
スカサハ「火を使うからどうしてもな……」
アイラ「バカモノこれしきの暑さでへたってなんとする!心頭滅却すれば火もまた涼しだ!貴様ら弛んでるぞ!」
スカサハ「母さんなんでそんなに元気なのさ…」
ラクチェ「母さん暑苦しい……」
スカサハ「あっバカ!?」
アイラ「お前等素振り千本な(#^ω^)」

ラクチェ「いーちにーいさーん…」
スカサハ「しーいごーお…はぁ…俺まで巻き込みやがって…」
ラクチェ「やっかましい!男のくせに細かいこというんじゃねーわよバカスカ!」
スカサハ「怒鳴るとますます暑くなるぞ…」
ラクチェ「ううー……うちもエアコンくらい買えばいいのに」
アイラ「たわけ!夏は暑く冬は寒いものだろうが!そんなもんいらん!辛く感じるのは貴様らに根性が足らんからだ」

ヨハン「おおラクチェ麗しの君!我が愛はどうすれば君の胸に届くのだろうか…私の心を騒がせる罪な君に会いにきたぞ!」
ヨハルヴァ「俺の肉体美を見ろおおおおおおおっこのKINNIKUに惚れるんだあああああっむんっはあっ!」
ラクチェ「ウゼェ……」
スカサハ「暑苦しい……」
アイラ「らっしゃい!」
ヨハヨハ「冷やし中華!」
アイラ「うむ、任せろ」
ラクチェ(客として来るから追っ払えないのよね…前、流星剣で退治したら母さんにブン殴られたし…)
ヨハヨハ「ハムッハフハフハフッ!!」

流星軒は今日も平和だ
211助けて!名無しさん!:2011/07/15(金) 20:25:44.94 ID:HlVgCg7Q
>>210
アイラさん鬼やでぇ…原作でも、生きていたらこんな感じだったのだろうか…?
212助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 08:04:26.27 ID:7mxi76UI
ミカヤ「へぇ〜」
エリンシア「綺麗だわ・・・」
リン「流石エイリークね!」
セリカ「とても適わないわ・・・」
セリス「うちの姉妹で、浴衣が似合うのは
エイリーク姉さんだけだよ!!本当に羨ましい!」
この日、エイリークは生まれて始めて
他の姉妹達に殺意を抱いたと言う・・・
213助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 09:04:09.78 ID:kn3PGv2I
>>212
リーフ「馬鹿な!?巨乳のお姉さんのエロスと浴衣のエロスが組み合わさった物こそが真に芸術と呼ぶに相応しいと何故わからんのだ!!」
ロイ「ちょっと兄さん鼻血凄い」
マルス「ははは、まるで理科室の蛇口のようだね」
214助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 09:31:34.92 ID:krRDP4vH
>>213
ヒーニアス「ふふ、まだまだ青いな義弟よ、和の心がわからないとは・・・」
マルス「あんたは黙っててください。あと鼻血拭け」
215助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 10:22:46.34 ID:7q+zQkN4
エリンシア「女性の浴衣の話題ばかり出て殿方の浴衣の話題が出ないなんて不健全ですわね。
       あのアイクの胸元から覗ける大胸筋の美しさといったら顔を埋めたいくらいですわハァハァ」
リリーナ「ヘクトル兄様の弛んだお腹もいいものですハァハァ。
      帯の所が盛り上がっているのにセクシーを感じますねハァハァ…」
リーフ「負けるか!元祖鼻血王は僕だよ!」
エリンシア「ならば誰の鼻血が一番か勝負!アイク、バアトル様のポージングを思い浮かべてブバアアアアアア!」
リリーナ「妄想全開!兄様!ボールス!ゴンザレス!ガレット!バース!ロイ(脳内補正でメタボ化)!力を貸して!ブバアアアアア!」
リーフ「アルテナさんセルフィナさんエーヴェルさん他大勢の皆さんブバアアアアア!」
マルス「もうつっこみきれんわ」
216助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 10:30:05.07 ID:tKeFs8FU
>>215
実際一番浴衣が似合うのはヘクトルじゃね?
逆三角形のアイクエフラムや細いエリウッドシグルドよりちょっとお腹出てるくらいが男の浴衣は風格があると思う
217助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 10:43:12.88 ID:ZZiIYzyj
でも、それで女が寄ってくるかといったら(ry

アイクは胸の谷間がすごくてエイリークにショックを与えている、多分
218助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 12:11:13.10 ID:WqU9QV2E
胸が膨らむことが叶わないのなら、胸を鍛えることはできないのか?
もしくは胸にヒアルロン酸を注入して豊胸するとかさ

リオン「注意しなければならないのは、量や粒子の大きさでやりようによっては
   戻ってしまうんだ。自分自身のことだからよく考えてね、エイリーク」
エイリーク「リオン、ありがとう。あなたのおかげで活路が見出せました」
エフラム「豊胸断固反対!! エイリーク、あれは悪魔の手先だ。目を覚ませ、耳を覚ませ!」
ヒーニアス「そうだエイリーク! 君は断崖絶壁の方が断然ふつくしいぞ」
219助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 12:34:34.21 ID:kl76My2p
お前ら……エイリークかヤンデレ化して胸に×しるしのついた死体が大量生産されるぞ……
220助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 13:32:13.93 ID:5fdSNnYK
フォデス「グハハハハハハ!リオンの意識を巨乳に乗っ取ってやったぞ!このまま豊胸技術を開発させて貧乳を無くしてくれる。
      貧乳などこの世にいらぬのだ。あんなもん男と変わらぬではないか。消えよ滅びよ貧乳め!」

ラーチェル「はっ…今何か邪悪な気配を感じましたわ…このままではわたくしの愛しいエイリークが汚らわしい脂肪に汚されてしまう!
        勇者王女ラーチェル旅立ちの時ですわねオーホホホホ!」

リーフ「ああ…どうしてだろう…今、僕の心は邪悪に沈みつつある…急に善玉やめて魔王様に忠誠を誓いたくなってきたぞ…」
221助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 14:43:02.84 ID:6cPkla1y
>>220
エイリークやリムステラ軍ほか貧乳組とおっぱいおっぱい!のリーフたちがついたら
フォデス軍強すぎね?

しかし巻き沿いで居乳にされそうになったセリスは
フォボス討伐のためユリアラナオウユリウスをつれて旅立つのであった・・・
222助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 20:39:40.80 ID:Pt0iikvx
このスレだとアイクVSアイク以外全員とかでもなんかバランス取れてるように感じるから困る。
223助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 20:41:25.00 ID:xrKqgPoN
そこまでいくとさすがにチート過ぎて萎えるな。
個人的には何人か匹敵する人はいてほしい。
224sage:2011/07/16(土) 20:57:40.30 ID:Nd9nlcdO
原作的に言うとしっこくデギンセフェアスタルテかな匹敵できるのは
スレ補正ありならビラクとか狂王とガチれるようになったゼフィールとかギャグキャラの葉っぱとか
225助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 21:09:23.52 ID:xrKqgPoN
sage、sageは名前欄じゃなくてメル欄でっせ。
他作品は基準違うからわからんがハーディン、ラクチェ、ユリア、マリータ、セティ、ユリウス、
それとアルムと…ベストコンディションならエリウッドも入るんじゃないかなと思ってる。
ロイドもいい勝負しそうだ。

セティはスレ補正でむしろ情けないイメージついたが相当の強キャラだし
あとティバーンも五回戦えば二本は取ると思う。
226助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 21:15:35.94 ID:Pt0iikvx
自分で話題振っといてなんだが、その手の議論は白熱して荒れたりするのが常なので程々にね……

どうして男の人って最強議論が好きなのかしら。
227助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 21:16:54.73 ID:xrKqgPoN
男だからさ
それじゃお開き
228助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 21:51:17.57 ID:dkJk7ZZw
男主人公達+シレジア社が温泉へ

エリウッド…マッサージチェアで半寝
ヘクトル…温泉から出たらコーヒー牛乳一気のみ
ロイ…誰もいないときに泳ぎの練習
シグルド…ディアドラを混浴に誘う
レヴィン…wktkしながら混浴に行ったらラーナ+ジジババしかいなくて凹む セティ…みんなが寝静まった後に一人でひっそりと入りに行く
葉っぱ…「フォルセティ〜」と言いながらタオルでおなら
229助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 22:00:33.53 ID:7mxi76UI
正直、ラーナはありだと思ってる
でも、マーニャでもいい
230助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 22:28:56.21 ID:G9L0KRUp
>>228
マルス「あれ、何で僕たち行ってないの?」
アイク「気にするな、俺と一緒に別の温泉に行こう」
アルム「それってフレイムバレルの溶岩温泉とか言わないよね?」
セリス「大丈夫、アイク兄さんと一緒に行った事あるけど普通の温泉だったよ」
エフラム「うむ、修行の後に行くといい汗を流せたな」
マルス(…修行に付き合う流れなのは気のせいかな?)

その後、修行で疲れきったマルスが温泉でおぼれたとかなんとか…
231助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 22:33:48.28 ID:kn3PGv2I
>>228
混浴にラーナが居て嬉々とする葉っぱをレヴィンが叩きのめす絵が浮かんだ
レヴィンはなんだかんだで親孝行してそうなイメージがある
232助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 22:36:36.28 ID:+5yvYl+R
>>230
修行で温泉、とか聞くと「呪泉郷」が思い浮かんだ。
グレイル父ちゃんをパンダ池に落とす。
233助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 22:48:45.75 ID:6cPkla1y
>>232
アイクを娘溺池に落とすとエイリークがガチで首をくくりかねないのでやめましょう

あとなぜか黒豚溺池に落ちるのはヒーニアスしか浮かばない
234助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 22:56:06.53 ID:Mkw8pOld
>>219
エフラム「胸が大きくないということで悩むことは無いぞ。そんなことを気にしない奴はたくさんいる」
サラ「そうそう、世の中には兄様みたいに無い方が好きな人もいるのよ」
235助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 23:00:33.48 ID:dfid0gTZ
>>234
そういやエフラム的にはロリだけど胸のある娘はアリなのかね?
236助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 23:06:31.28 ID:G9L0KRUp
>>235が細身の槍で刺されて死んでいるだと…

幼馴染の天馬騎士の王女がいることを忘れた報いか…
237助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 23:06:52.90 ID:xrKqgPoN
本人はあくまでもロリコンじゃなくて(ない筈)子供の守護者なんだから子供なら体型で差別はしないんじゃ
238助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 23:07:49.76 ID:G9L0KRUp
よく見たらロリ巨乳かwすまんwちょっと壊れた剣でフレイムバレルに突っ込んでくる…
239助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 23:09:14.13 ID:Pt0iikvx
ターナ「どいつもこいつも……!」
エフラム「全くだな。胸のあるなしで人の価値を決めるなど、許されることではない」
ターナ「え、エフラムもそう思うの!?」
エフラム「ああ。胸があろうとなかろうと、幼女と妹は全て愛し守るべき存在だ」
ターナ「……あれ?」←否幼女、否妹



まあ実際はヒーニアスの妹なんだけどねターナ。
240助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 23:24:21.19 ID:Mkw8pOld
>>235
サラ「>>234の発言に誤りがあったわ。正確には
    『兄様は幼女か妹なら胸の大きさに関わらず愛することができる人』ね
    お詫びして訂正するわ」
エフラム「まあ、何一つ間違ったことは言っていないな。……何か引っ掛かる気がしないでもないが」
241助けて!名無しさん!:2011/07/16(土) 23:35:20.27 ID:HdKmJRsa
そういやロリ巨乳ってFEではあんまり見ないな
242アシュナード家のもやし義兄弟の日常:2011/07/17(日) 00:19:37.81 ID:ZSK42vII
 
─アシュナード家

ペレアス「セネリオ、ちょっといいかな?」
セネリオ「頑張って下さい」
ペレアス「ちょ!まだ何も言ってないよ!?」
セネリオ「冗談です。それで、何か御用ですか義兄上」
ペレアス「あ、いや…、ミカヤのことでなんだけどね」
セネリオ「予想通りの質問、有難うございます。だから頑張って下さいと言ったんですけどね」
ペレアス「なるほど…いやいや、そうじゃなくてどうすればもっとミカヤと仲良くなれるかな?」
セネリオ「アイク程ではないですが、ミカヤも中々フラグクラッシャーですからね。以外と似た者姉弟ですねあの二人」
ペレアス「そんな所、似て欲しくなかったよ。でもおかげでサザもしっこくさんも足踏み状態なんだけどね」
セネリオ「それは義兄上もでしょう?僕から言えることは、もっと積極的にアタックして下さい。でないと恋敵に取られますよ」
ペレアス「…そうだね。しっこくさんに取られるならまだ諦めが付くけど、サザに取られたら死んでも死に切れないよ」
セネリオ「(酷い言われ様ですね。原作で唯一ミカヤとのペアエンドがあるのが許せなかったのでしょう)」

ペレアス「じゃあちょっとミカヤを食事に誘ってくるよ。誘えても誘えなくても夕食はいらないから母上に伝えておいて」
セネリオ「分かりました。…と、義兄上」
ペレアス「ん?なんだい?」
セネリオ「…頑張って下さい」
ペレアス「……有難う、セネリオ。行って来ます!」

セネリオ「…今のはちょっと僕らしくなかったですね。まぁそれはさておき、もう一人のフラグクラッシャーの対策を考えますか」

─翌日

マルス  「ペレアスさん?ペレアスさんなら家にやってきたかと思ったら、衝撃波が飛んできて何処か飛んでったよ」
ライ   「あぁ、通りでボロボロな格好で歩いてるペレアスを見かけたわけだ」
セネリオ「…ひどい有様です」

糸冬
243助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 00:22:05.78 ID:ZSK42vII
ムシャクシャしてやった。突如とこの二人が書きたくなった。だが私は謝らない。
244助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 00:52:45.99 ID:8bSjtRdW
>>243
GJ!!
なんか和んだw
この義兄弟すごく好きだから久々に見れて嬉しい

そしてペ様はミカヤに声をかけることすら出来ないのか…
しっこく自重しろw
245助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 01:43:14.95 ID:TMDvCEay
セティ・フィー「なら弟と妹のことも少しは考えろ!この駄目兄貴ッ!」
246助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 02:06:38.27 ID:hugWbBoY
>>243

こういう衝動なら抑えずにどんどん解放してくれ!
まぁペレアスはドンマイ!だがw

247懐かしき思ひ出:2011/07/17(日) 04:15:49.71 ID:916AbtUH
「あれ、ライブの杖がもう無いわ」

壊れてしまったライブの杖を片手に、スペアの杖を探しながら家の主ミカヤは言った。
ここ最近、我が家の腕白坊主達に対して癒しの杖を使うことが多かったせいか杖の消費が速い。
ただ、今まで杖のスペアが無いとまではいかなかった。

「最近、使用頻度が高かったのと同時にバーゲンセールも少なかったですからね」

ミカヤに返事を返したのは次女のエリンシアである。
毎回ライブの杖等癒しの杖はバーゲンセールのときに一度に購入することが多い。
そうでもしないと癒しの杖だけで一家の財政が圧迫されてしまい、ひもじい生活を余儀されなくなってしまうのだ。
しかし、突然の大怪我など、非常事態が起きたときに対応できなくなってしまうので、
常に少数ではあるがスペアは置いておくようにしておいているのだが…
そして、その非常事態とはこういった杖のスペアが無いときによく起きるのも事実である。

「まずいわね…。エリンシア、ちょっとスーパーでライブの杖を数本買ってきてくれる?」

悪い予感がするから、と付け足したその言葉に対し、分りましたとエリンシアが外に駆けていく。
占い師という職業柄、こういった悪い予感は良くあたる。
何事も無ければいいんだけど、と思うが残念ながらこういうときの悪い予感はよく当たるものだ。
その悪い予感はエリンシアが外出した数分後に、家のチャイムが鳴らされることで事実となったのである。
248懐かしき思ひ出:2011/07/17(日) 04:16:58.81 ID:916AbtUH
「ミカヤさん!大変です!ロイが…!」

玄関を開けると、視界に入ってきたのは蒼い髪の少女リリーナとその肩に腕を回しぐったりとしている、
我が家の末男ロイであった。
とりあえず二人を家の中へ招きいれ、ロイを介抱しようとすると同時に、リリーナから事情を聞く。


事の発端は学校の帰り道であった。リリーナと同級生のウォルト・シャニーの4人組で帰路についている際に事件は起きた。
近所で飼われている火竜が逃げ出したとの事で、学年でも腕の立つ4人はそれを止めようとしていたのだが、
運が悪いことに火竜がリリーナに向けて火を放ったのだ。
ロイはリリーナを抱えて火を避けようとしたが、タイミングが遅かったせいか足に火が襲い掛かり、
結果足に火傷を負ってしまったのである。
気絶させることで火竜を止め、ロイの足の治療をしようとしたのはいいが、癒しの杖や傷薬が無いことに一同は気づく。
学校に戻ったほうがいいかも知れないと思ったのだが、幸いにもロイの家からそんなに離れていないということもあり、
一同はロイの家へ運ぶことにした。
家へ帰ればライブの杖があるだろうと踏み、ウォルトに火竜の件等その場を任せるとシャニーは愛馬に二人を乗せ、
ロイの家へ向かった。
ロイの家の前で二人を降ろすと、ミカヤ達と普段交流の深いリリーナにロイのことを任せ、シャニーは帰っていった。
これが現在までの一部始終である。
249懐かしき思ひ出:2011/07/17(日) 04:17:40.04 ID:916AbtUH
「そ、そんな心配することでもないんだけどね」

額に脂汗をかきながら説得力の無いことをロイは言う。
リリーナはそんなロイの姿を見て目に涙を浮かべながら、ただひたすらにごめんなさい、と繰り返している。
ミカヤはエリンシアが杖を買ってくるまでの辛抱だから、と二人に言ったもののさすがにこのままロイを放置するのは気の毒である。
このまま途方に暮れていてもしょうがないので、とりあえず応急処置だけでもしたほうがいいとの結論に至ったのだった。

「リリーナちゃん、ちょっと洗面器に冷たい水を入れて薬草とタオルを一緒に持ってきてくれる?」

リリーナはその言葉を聞くや否や洗面所へ駆けていく。古くから我が家との付き合いなのでどこに何があるのか位は把握している。
その一生懸命なリリーナの姿はミカヤにとってはこれ以上にないうれしいものであった。

「やっぱいい子ねーリリーナちゃん。これなら我が弟も将来の心配は要らないわね」

微笑みながらうりうりと肘でロイのことを軽く突き、ミカヤは言う。
今は関係ないでしょとロイは顔を真っ赤にして言うが、やはり姉として弟の将来は心配なのである。それが姉というものなのだろう。
そんな軽口を放ちながらミカヤは火傷したロイの足に右手で触れる。
その右手の感触を感じたロイは、痛みに顔をしかめつつもふと懐かしい気持ちになった。
ミカヤが何をしようとしているかがわかったからだ。
そして、この懐かしい気持ちはいつ経験したものだったかを思い出していく。
あれは確かまだ、小学校入学当時の歳幼い頃だった―
250懐かしき思ひ出:2011/07/17(日) 04:19:46.04 ID:916AbtUH
「痛いよー姉上ー」

びーびー泣きながらロイはミカヤの足元へ抱きつく。
まだ腕白だった頃のロイはしょっちゅう自分で体に怪我を作っていた。
幼馴染の子達や兄弟と遊んでいると良く怪我をする。子供特有の腕白さであった。
ロイは怪我をすると、そのたびにこうしてミカヤへ甘えていたのである。
ミカヤはそんなロイをはいはいといいながら決して邪険にせず、頭をゆっくりとなでる。
そして微笑みながら怪我のある部分を、右手で優しく撫でながらこう言うのであった。

「大丈夫。いたいのいたいの、とんでいけ」

ミカヤが右手で触れている部分が暖かくなっていき、次第に痛みが消えていく。
この言葉とともに感じられるミカヤの右手の感触が、ロイはとても好きであり、安心するのであった。
どんなに悲しいときでも、辛いときでも、ミカヤがやさしく微笑みながらしてくれた子の行為がロイにとっては幸せだった。
どんなときでも、この右手の感覚があれば頑張れた。
そんな幼い頃の記憶であった―
251懐かしき思ひ出:2011/07/17(日) 04:22:19.44 ID:916AbtUH
「そういえば、こうしてあげるのも久しぶりね」

ミカヤが傷口をやさしく触れながらロイに言う。
成長することで我慢を覚え、手がかからなくなっていくと同時にいつの間にかすることが無くなったこの行為。
時間というものはあっという間に過ぎていくものだと、幼い頃のロイを思い出しながら、ミカヤはまたその頃と同じ事をする。

「大丈夫。いたいのいたいの、とんでいけ」

その言葉とともにロイの足へ懐かしく、優しい感覚が駆け巡った。
痛みが次第に薄れ、額の汗も引いていく。
ふとミカヤの顔をみてみるとやはりあの時と同じ顔をしていた。
優しく、安心させてくれる顔。
その顔はやはり昔とまったく変わらないものであった。


「…はい、これで後は応急処置だけで大丈夫ね」

少々痛みは残ったが、それでも十分だ。
リリーナが慌てて洗面所から戻ってくると急いでロイの足へと応急処置をしていく。
そうしているうちにロイが先ほどと打って変わって落ち着いた表情を浮かべているのに気がついたのであった。

「あ、あれ?ロイ、さっきあれほど痛がっていたのに…」

リリーナが疑問に思っているとロイは我が家特性のおまじないをしてもらったから、とはぐらかすように言った。
ミカヤの右手のことは他の人には喋らないことにしている。
あの右手の力は、ほかの人が見たら驚くだろう。そして中には恐怖を覚え、気味がる人もいるかもしれない。
だが、ロイは驚かないし、恐れてもいない。
あの右手の優しい感覚を知っていること、そして右手のことに関してなにも言わないミカヤを信じているからであった。

(ありがとう、姉上…)

ロイとリリーナとの空気を察したのか、ひょこひょこと階段を上り自室へ戻っていくミカヤの背中を見ながら、心の中でそう言った。
252懐かしき思ひ出:2011/07/17(日) 04:25:13.94 ID:916AbtUH


「ただいま。あれリリーナちゃんこんにちは。いったいどうしたんだい?」

エリンシアと共に帰宅したシグルトが、包帯を巻いたロイと共にいるリリーナを見て言う。
エリンシアとともに帰宅したのは、エリンシアがスーパーから帰宅する最中に仕事の帰り道であるシグルトとばったりと会い、
荷物もちをさせていたからである。

リリーナはロイが怪我をした事情と、その怪我に対しロイが我が家のおまじないをしたと言ったことも話した。
シグルトはリリーナに感謝しつつロイの怪我の割にはあまり痛そうじゃない顔を見て、おまじないのことをふと考える。
そして癒しの杖を一本リリーナに渡し、予備の杖をしまいに階段を駆け上っていった。
リリーナはロイにライブの杖をかざし、怪我を完治させると再度ロイへごめんなさいと謝った。
しかし、ロイにとってはむしろありがとうといいたい気持ちになってしまっていた。
リリーナに言うと疑問に思われるので言いはしなかったが。

「リリーナちゃんどうもありがとう。夕飯食べていくかしら?」

エリンシアのその言葉に怪我をさせてしまったのは自分だから、と言いご馳走になるわけにはいかないと思っていたがそうはいかなかった。
半ば押し切られる形で結局夕飯をいただくことになってしまったのである。
夕飯の支度を手伝う、との条件付ではあったが。
253懐かしき思ひ出:2011/07/17(日) 04:31:44.72 ID:916AbtUH
シグルトが杖のスペアを置きに二階へきたが、まず向かうのは倉庫ではなくミカヤの部屋だった。
姉上、入るよ、とミカヤの断りなしに入ってきたシグルトにミカヤは反応することができなかった。
それどころではなかったからである。
ごろごろとのたうちまわりながら、足を押さえてうーうー言っている姉の姿を見てやれやれとシグルトは思った。
やはり予感が的中した。

「ほら姉上。杖持ってきたから。相変わらず無茶をするね」

ミカヤは横になりながら杖を受け取り、シグルトにごめんね、と舌を出しながらいった。

ミカヤの右手の力は相手の怪我を治すことではなく、その怪我の痛みを自分に移すことであった。
ロイの足の痛みを自分の足に移した結果、このとおり激痛が走るようになっていたのである。
ただ、本人にもプライドがあり、ロイとリリーナには痛がっている素振りを見せなかった。
口元が少しひくついていたが気づかれていないと信じたい。

「しょうがないじゃない。リリーナちゃんに心配かけたくないのと、ロイの痛みを和らげたかったから。
姉としては放っておけないわ」

この右手の力の詳細を知っているのはシグルトだけである。ほかの家族はこの力のことをまったく知らない。
教えてしまうと逆に心配かけてしまうからだが、シグルトにも教えようと思って教えたわけじゃなかった。

過去にこの力を使った際、苦しんでいるミカヤを見て家族に知らせようと思ったが、泣きそうな顔でやめてくれとミカヤに言われたのである。
そのときにこの力について知ったのであった。

シグルトは秘密を守る男である。ミカヤもシグルトであればほかの家族にばらされることはないだろうと安心したのだった。

「あ、そういえば仕事でちょっと指を切ったんだけど…」

シグルトはそういってミカヤに絆創膏の張ってある指を見せると、察したのかミカヤはいはいと微笑みながらシグルトの指に右手をかざす。
痛みはあまりなかったのだが、ミカヤの右手の力を過去に経験している身としてはやはりロイが少々羨ましかった。
自分だって姉上に甘えたいときがある。いつまでたっても姉上は姉上だ。
そしてこれからも。

「大丈夫。いたいのいたいの、とんでいけ」
                                 おはり
254助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 04:34:00.39 ID:916AbtUH
お粗末さまでした
癒しの手ネタが見かけたことがないので突発的に書いた
細かいことはきにしないでー

大人になってから親の偉大さってわかりますよねというお話でした
255助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 07:16:43.58 ID:Ou3Bpvjx
シグルド「…それで最近はどうだね?義妹よ」
ジャンヌ「セリカさんのガードが厳しさを増しています義兄さん」
シグルド「あいつも注意深いからな」
ジャンヌ「本当にあの人他フラグ無いんですか?」
シグルド「無い。兄弟に限らずほとんどの人には複数のフラグがあるもんだが…
     セリカは原作でもこのスレでも他フラグが立った事は一度も無い」
ジャンヌ「ですが義兄さん相手ですといがみ合いながらもたまにデレてる気がするんですが」
シグルド「HAHAHAHAHA!兄弟愛であってフラグではないからね。KINSINNはいかんよ?」
ジャンヌ「チッ……」
シグルド「それはともかくせっかくこうして作戦会議を開いているんだ。
     私の知る情報ならいくらでも提供するしいくらでも協力するよ?」
ジャンヌ「ありがとうございます義兄さん。じゃあ参考までに教えてください」
シグルド「なんだい?」
ジャンヌ「アルム君の一日の行動を…」
シグルド「ああそれはね…カクカクシカジカ」
ジャンヌ「ありがとうございます義兄さん。これで効果的な隣接計画が立てられます」
シグルド「ははは、いいって事さ…そ、その変わりといったらなんだが…」
ジャンヌ「なんでしょうか?」
シグルド「私も女性の事はよくわからないから聞きたいんだが…どうすればディアドラの気を引けるだろうか?」
ジャンヌ「責めあるのみです。まごまごしてたらライバルに持っていかれるだけです。多少強引でもガーッといったほうがいいですよ」
シグルド「そ…そうか…」
ジャンヌ「……義兄さん…大人の義兄さんが十代の私に恋愛指南を受けてどうするんですか。
     ちなみにディアドラさんとはどこまで?」
シグルド「手は握った事あるよ」
ジャンヌ「え”……それ…だけ?」
シグルド「私にとっては充分嬉しい事なんだが」
ジャンヌ「キスもまだなんですか!?」
シグルド「もちろんだとも。ファーストキスは式までとっておきたいし」
ジャンヌ「義兄さん!?二十代も後半にして一度もキスした事ないんですかっ!?女の子と付き合った経験は!?」
シグルド「そ…そんなにおかしいかな?大学出て今の会社でディアドラと付き合ったのが初めてだが…」
ジャンヌ「……なんというか…純粋ですね」
シグルド「え、これって普通の事じゃないの?」
ジャンヌ「何を隠そう私は過去ネタでアルム君とキスした事あります」
シグルド「なんですとっ!?…ま、まさか今の若い子がそこまで進んでいるとは…アルムの奴、私より先に大人の階段を上ったのか…」
ジャンヌ「大人がなに言ってるんですか。今の十代なんて私より進んでる子いくらでもいますけどね。むしろ義兄さんの方がレアかと」
シグルド「HAHAHAHAいいじゃないか人それぞれさ。これが私とディアドラのペースなんだよ?」
ジャンヌ「……草食系も結構ですが…あまり焦らされるとディアドラさんもアルヴィスさんになびくかもですよ」
シグルド「うう…頑張ります…」

アルムとジャンヌをくっつけようと協力するシグルドを書くつもりが逆に相談してもらってたでござる
256助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 07:31:46.87 ID:vFIYJAz+
シレジア社はボーナス出たのかな…
257助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 12:11:34.31 ID:4yXvP7KH
むしろ慰謝料に吸い取られてる気がする
258助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 12:41:51.29 ID:hugWbBoY
>>247-253
イイハナシダナー
そして久々にまともなロイリリがみれて俺得でした、GJ!

>>255
兄弟家の男性って基本鈍感か草食だからなwww
むしろそのストイックさが女性を引き付けてるのかもしれないが
ジャンヌ×シグルドか……いいかも
259助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 13:38:41.42 ID:u7wyi31E
アイクは恋愛的には草食系(というか鈍感)、
人間的には男らしい肉食系かと思えば意外と落ち着いているとこが草食系と言えなくもない、
そして生態的には完全に肉食系(好物的な意味で)

結局どっちだ
260助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 13:40:54.67 ID:MOjoakDj
>>259
草食系肉食ゴリラでFA
261助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 14:10:55.50 ID:TMDvCEay
>>256
想像してみた

ホーク「ちゃんと貰えましたよ」
ミーシャ「大した問題も起きなかったし」
カリン「今年も私達社員は安泰です」
社員達「セティ様もレヴィン様の更正は諦めて御自身が社長やればいいのに」

スレ見てる内にシレジア社のみんなが好きになってきた
262助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 14:11:32.59 ID:TMDvCEay
>>256
想像してみた

ホーク「ちゃんと貰えましたよ」
ミーシャ「大した問題も起きなかったし」
カリン「今年も私達社員は安泰です」
社員達「セティ様もレヴィン様の更正は諦めて御自身が社長やればいいのに」

スレ見てる内にシレジア社のみんなが好きになってきた
263助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 14:14:50.88 ID:TMDvCEay
同じことを二度書き込んでしまった…
謝罪としてビラクに掘られてくる

レックスはともかくアスベルもそっちの方面でちょいと危ないような…
264ティニー:2011/07/17(日) 14:33:00.12 ID:SmPqHWiz
似たポジションのキャラでもマリクさんは女性と恋愛してるけどアスベル君は周囲に女っ気がまったくないからそう感じるのかも知れません
ましてリーフ様やセティ様をあれだけ慕ってると腐センサーにビンビン来るのですよ

今度のイベントはこの三人の三角関係の本にしようかな…
265助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 15:04:32.37 ID:T0I4GB4p
一日来てないだけで良ネタがこんなに…!

>>242
苦労してるなペレアスwww
でも漆黒自身は顔を晒せないし、サザも漆黒にしょっちょう邪魔されてるから
恐らく一番近いのはペレアスかもしれん…タブンネ
GJ!

>>247-254
とても良い話でした。これを読んで心のそこから和んだよ。
GJ!

…でも一つだけ教えてくれ、火竜は誰が飼ってたんだよww
ペットに火竜とかフレイムバレルの山賊じゃあるまいしww

>>255
シグルド兄さんの奥手っぷりは異常(基本良い意味で
GJ!

>>260
不覚にも吹いた
266助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 22:30:42.87 ID:VRXpc6x6
>>247-253
いいよ〜
歳食ったせいか、こういう思い出関係の話に
凄く弱くなったw
すぐ、涙出てくるんだよな〜
267助けて!名無しさん!:2011/07/17(日) 23:32:02.60 ID:UOLZ24kv
>>242
>>247-254
>>255
みんなまとめてGJ!
シグ兄さんネタにホクホクの俺が通りますよ
268助けて!名無しさん!:2011/07/18(月) 00:30:47.21 ID:hVOVps+3
さてネタ投下しようと思うのだが忍法帳のレベルとかまったく足りんので中途半端になるかもしれん。
規制入ったらすまない
269兄弟家SRPG:2011/07/18(月) 00:33:19.98 ID:hVOVps+3
ルーテ「新しいゲームが出来ました」
リーフ「流石優秀さん。もはや何の脈絡も存在しないね」
ルーテ「脈絡など必要ありません。私、優秀ですから。……それで、今回のゲームなのですが……普段とは少し違います。今回はなんとRRPGです」
リーフ「?聞いたことがないジャンルだね」
ルーテ「はい。リアルRPG、即ちプレイヤー自身が駒となり戦うRPGです。かなりの空間と人数、資金を必要としますのでそう簡単には作ることが出来ないんです」
リーフ「でも完成させたと……恐るべし優秀パワー……」
ルーテ「アスレイが一ヶ月間不眠不休でプログラミングしましたから」
リーフ「労働基準法は守ってあげて!」
270兄弟家SRPG2:2011/07/18(月) 00:37:34.28 ID:hVOVps+3
そんないきさつで、兄弟家の皆は謎のドームの中に集合している。見覚えがない建造物であるのに加え、見た目以上にやたらと……広い。
某カオスな幼女女神が関係しているのではないかという予測は簡単についたが、とりあえずそれには誰もつっこまないでおいた。


ルーテ「さて、兄弟家のみなさんがお揃いになったようなので説明をさせていただきます。まずユンヌさんの協力で設置したこのドームの中はバーチャルに近い一種の特殊空間になっていまして、一定のダメージを負うと自動的に退場するようになっています」
ロイ「なるほど、みんなの顔の横に浮かんでる青いバーがHPを表しているんだね」

ロイの発言通り、各人の顔の右横に名前と青いHPバーが浮かんでいる。わかりやすいように最大値分の現在値も明記してあるという親切設計だ。当たり前の仕様かもしれないが。

セリス「わあ、すごいねリーフ。最大HPが300もある」
ミカヤ「アスタルテもびっくりの数値じゃない……流石リーフ」



ちなみにアスタルテのHPは150。歴代ボスの中でも類を見ない数値だ。
そんな女神にすら追随を許さないこのスレのリーフ……かなり、やる。
271兄弟家SRPG3:2011/07/18(月) 00:41:28.69 ID:hVOVps+3
ルーテ「ステータスはみなさんの特徴を反映させて私が設定しました。なお、ステータスウィンドウは左手を振ると表示出来ます」
リーフ「あ、ほんとだ。……ん?スキルが付いてる?」
ルーテ「あった方が面白いですから。なお、ゲームシステム自体は歴代作品からいいとこどりをした感じになっています」

さらりと付け加えられた「歴代作品」というワードにマルスが耳聡く反応し、やや眉をひそめてルーテに向き直る。

マルス「……それってまさか……このゲームって……」
ルーテ「そうですね。リアルFEをやっていただく感覚になります」



一同「「「「「そ、そうきたか」」」」」」



ナンダッテ。

ルーテ「ではまずチュートリアルマップから始めましょう。準備運動も大事ですよ」
エイリーク「ル、ルーテ。私たちは紋章町一チュートリアルが不要な一家だと思うのですが……」
ルーテ「いえ、アスレイが本編を作るのを嫌がったので次マップはいきなりエクストラマップなんです。決して手抜きではありませんが、如何に主人公家とて最初からエクストラはキツイでしょう」
ヘクトル「いやそれただの手抜」
ルーテ「優秀なこの私に、そんなケチを付けるとでも?」
ヘクトル「ゴメンナサイナンデモナイデス……」
ルーテ「では、始めましょうか。」
272兄弟家SRPG4:2011/07/18(月) 00:49:44.71 ID:hVOVps+3
-チュートリアルマップ おいでよしっこくの森-

しっこく「やあ(´・ω・`)ようこそしっこくの森へ。
このしっこく軍団はサービスなので、まずは喰らって体感して欲しい。
うん、「無限にポップする」んだ。済まない。
女神の顔もって言うしね、謝って許して貰おうとも思っていない。
でも、この敵配置を見た時、君は、きっと言葉では言い表せない「殺意」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐としたこの世界でそういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思ってこの攻撃を仕掛けたんだ。
――――じゃあ、始めようか。」



マップ開始の台詞が流れたところで進撃準備に入る。アイテム整理、ステータスチェック、配置変更……出来ることはわりと普通だ。

ミカヤ(っていうか、騎士様は一体何をしているのかしら……)

それは言わない約束である。
273助けて!名無しさん!:2011/07/18(月) 00:53:43.36 ID:5V0Sjwcl
支援
274兄弟家SRPG5:2011/07/18(月) 00:55:04.99 ID:hVOVps+3
エリウッド「指揮官はマルス、パラディン五騎に天馬一騎、魔導系ユニットがリーフを含め三人か」
エフラム「若干馬が多すぎる気がするがそこそこバランスのとれた編成だな。杖はエリンシア姉さんも使えるから実質四人だ。困ることは少ないだろう」
リン「で、勝利条件は敵将の撃破、ね。そこはアイク兄さんのハンマーに任せて私たちは個々のユニット性能を試してみましょう。スキルシステムは初めてだからちょっとドキドキするわ」
アイク「スキルなんてものはあったら便利程度の存在だ。大事なのは個人の気力と根性。あまり頼るものではない」
セリカ「天空持ってるくせによく言うわ……」

大真面目な顔でそう宣うアイクにセリカは盛大に溜息をついた。確かにアイクは天空がなくともかなり強いが、それにしても天空の性能はチート級と言っても差し支えないレベルなのだ。
その一方でアルムが地味に凹んでいた。ルーテのスキル、パラメータ采配は的確なのだが、どうも的確すぎて逆にダメージを受けてしまったようである。

アルム「僕のスキルは隠伏か……はは、便利スキルなはずなのにこの虚しさ……」
セリカ「心配しないでアルム、アルムの分まで私が(攻撃を)受けるから」
アルム「セリカ……」
シグルド「KINS」
エリンシア「はいはい、ティルフィングは自重ですわシグルド兄様」
275兄弟家SRPG6:2011/07/18(月) 01:00:27.77 ID:hVOVps+3
エフラム「よし、まだるっこしいのはこのぐらいにして始めるか。作戦は任せたぞ、マルス」
エイリーク「しっこくさんと言えど量産型など私たちの敵ではありません。そうでしょう?エフラム兄上」
エフラム「あ、ああ……(なんだろうこの寒気は……)」
マルス「じゃ、僕の指揮にはきちんと従ってくださいね」



数十分後


各々の実力を大体測り終わると、アイクが敵将である漆黒の騎士の元へ赴き
アイク「どうして俺の前に立った。悪いがあんたは……ここまでだ」つハンマー
漆黒「いや貴殿からこちらに来tハンマー特効アッー」
……することでチュートリアルマップは無事クリアとなった。



ロイ「まあ良くも悪くも普通にチュートリアルマップって感じだったね。しっこくさんがいくら倒しても沸いて来るあたりに製作者の悪意を感じたけど」
エリウッド「あそこまでくるとゴ〇ブリのようだったな……」
ヘクトル「ああ、黒い・速い・しぶといってな」
ミカヤ「ゴキブリはイヤーッ!」
しっこく「……そこのピザ。乙女を怖がらせた罪と私を愚弄した罪、月光であがなうがいい。ちなみにこのエタルドはサービスではない」
ヘクトル「ウギャー!!」
276兄弟家SRPG7:2011/07/18(月) 01:05:14.86 ID:hVOVps+3
マルス「ふむ……大体みんなの傾向が計れたかな。アイク兄さんは相変わらずの無双性能として……上手く使えば意外にリーフが動くかもしれない」
シグルド「何せ破格のHPを誇るからな……あれはゲームバランスを崩壊させかねないんじゃないか?」

響き渡るヘクトルの悲鳴を無視し、マルスらは会話を続ける。今は休憩時間にあたるので質問の受け答え役としてルーテもその中に混ざっていた。
シグルドの至極尤もな台詞にルーテが一応バランス調整はしてあります、と口を開く。

ルーテ「突破力が足りなくてイラッな終盤のサザさん化を避ける為です。打たれ強さこそが彼の特徴かと思いましたので。その代わり女神の杖以外でリーフさんを回復させることは出来ませんので注意してください」
リン「つまり実質回復手段はないってことね……」
セリス「でもまああれだけあれば、回復は要らないかもね」
サザ「(T-T)」


グダグダのままエクストラマップ1へ続く

>>273支援サンクス!
忍法帳に阻害されて細切れ投下になってしまったが許して欲しい
連投規制に引っかかる前にユニットメモ投下して、続きは明日以降にでも
277兄弟家SRPGメモ1:2011/07/18(月) 01:10:39.06 ID:hVOVps+3
ユニット性能メモ

ミカヤ 巫女
Eセイニー
癒しの手、暁光

シグルド ロードナイト
Eティルフィング
追撃、KHINSHIN撲滅

エリンシア ファルコンナイト
Eアミーテ
回復、叫喚、(慈悲)

アイク 神将
Eラグネル
天空、見切り、フラグクラッシュ

エフラム マスターロード
Eジークムント
撃破、ロリコン

エイリーク マスターロード
Eジークリンデ
威光、つるぺた

エリウッド ロードナイト
Eデュランダル
太陽、暴走

ヘクトル グレートロード
Eアルマーズ
一発屋、鳴動

リン ブレイドロード
Eソール・カティ
流星、野生化

マルス スターロード
Eファルシオン
見切り、連続、策謀
278兄弟家SRPGメモ2:2011/07/18(月) 01:13:12.26 ID:hVOVps+3
改行多杉と怒られたので分割


アルム 勇者
Eファルシオン
隠伏、守護、ラブアタック

セリカ
Eライナロック
祈り、ラブアタック

セリス ロードナイト
Eティルフィング?
追撃、見切り、愛嬌

リーフ はっぱ
Eブラギの剣
連続、待ち伏せ、追いはぎ

ロイ マスターロード
E封印の剣
強運、フラグメイク

セリカのクラスが決まらなかった…
プリンセスのままってのもな、まああんまりセリカのクラスは関係ないからいいんだが
あとスキルは適当に考えたんでイメージと違ってたらすまん。
ていうかそういうのは自重な感じだったらガチですまん。
279助けて!名無しさん!:2011/07/18(月) 01:21:33.55 ID:X2Nfih+1
>>269
これは…w 今までありそうでなかった感じだな
続きが楽しみだ

各スキル、野生化はなんとなくわかるが、つるぺた…?
それは、敵の攻撃がつるっと滑って無効になるとか、そういうのか?w
280助けて!名無しさん!:2011/07/18(月) 04:10:20.81 ID:5tO1p1/A
>>269-278
 GJです。この面子を使ったFEを実際にやってみたいですねwところで、何気なく
マルスが念願のスターロードになっていて驚いた。実際のクラスにしたらどん
な能力なんだろうなぁ。
281助けて!名無しさん!:2011/07/18(月) 07:32:34.50 ID:IYSnd6zf
>>280
マルス「成長率は据え置きでもいい。限界値さえ上がってくれれば・・・」
282助けて!名無しさん!:2011/07/18(月) 08:29:34.62 ID:0yYkWgTW
リーフ「きっと僕と同じようにクラスチェンジするんじゃないかな?」
マルス「ちょ、その理屈だと限界値20…」
283助けて!名無しさん!:2011/07/18(月) 08:36:44.88 ID:jnp58VHx
おお、面白そうなのが来てるな
それにしても効果の判り難い能力が気になるね

>>279
いや、敵の攻撃を逸らすには装甲を傾斜させないといけないから巨乳でないと不利かと
ん?客が来るにはちょっと早いような……
284助けて!名無しさん!:2011/07/18(月) 10:11:14.32 ID:VSxZHdqr
>>174

そのスレに書き込んだ『バルキリー燕』さん>
ひょっとするとかも知れないけど、
名乗っているのは本人じゃなく副管理者のほうでしょう?
手に取るぐらいの大の仲良しなのはわかっているけど、
わざわざ神の真実者さん本人のブログの転●はまーずいのではないかと?
あと表示内容が中途半端しますよ?
(自重するなら、せめて旅人さんのほうへ行って、エリンシアが
シグルドを吹っ飛ばしたところまでお願いします。)
285助けて!名無しさん!:2011/07/18(月) 10:11:14.74 ID:IYSnd6zf
>>283
きっと胸が邪魔しないから男性用装備も着れるとかだよ

ん?郵便かな?
286助けて!名無しさん!:2011/07/18(月) 12:18:10.51 ID:0yYkWgTW
だがやはり当たらないに超したことはないので表面積の小さい貧乳こそが…
おや、こんな場所で呼ばれるとは……ぐふっ!
287兄弟家SRPGメモ3:2011/07/18(月) 12:56:59.05 ID:hVOVps+3
わかりづらいとのことで考えてみた

KINSHIN撲滅
セリカとアルムが一定ターン隣接すると力、技、速さが二倍になる。
ただし攻撃がリーフに当たることがある。

フラグクラッシャー
攻撃をした時に一定確率で相手の支援を粉砕、無効化する。
まれに自分の支援が吹き飛ぶことも…

威光
ルネス女学院の描写から威風にしようかと思ったらラグズスキルアップだったのでこの単語に。
相手の命中を下げる感じかな…(未定)

ロリコン
幼女の付近三マスにいる時、回避と命中が上がる

つるぺた
ひんぬーじゃ芸がないかな!という謎のスタンスで可愛さを求め(ry
特に考えてなかったんだが面白かったので良ければ>>279を採用させてもらいたいww
威光とセットでかわしまくれ!

暴走
胃を痛めすぎると蝶!サイコーッとなって全ステータスが三倍になる。
ただし一マップに一ターンしか発動しない。
敵将には無効か?

野生化
七ターン以上自然のないマスに配置すると一定確率で発動。力、速さが1.5倍になる。十ターン持続。

策謀
指揮レベルが二つ上昇する…とか…
288兄弟家SRPGメモ4:2011/07/18(月) 12:59:34.74 ID:hVOVps+3
ラブアタック
外伝の隣接絶対必殺。
これが発動するとKINSHIN撲滅も芋蔓に発動する

愛嬌
一定確率で普通の会話イベントを引き抜きイベントに変更する

追い剥ぎ
リーフの通った後にはチリ一つ残らない…
装備してようがなんだろうが無差別に盗むチートスキル
ただしロックされているものは盗めない。尚、兄弟家に輸送隊はいないのでご利用は計画的に。

フラグメイク
関わりのある敵ユニットに擬似支援状態を作る
一定数隣接すると引き抜きイベントが発生するかも…
ただし今回このスキルの出番はなさそうだ。


>>280
マルスがスターロードなのは単なる趣味ですwwゲームの中でくらいクラスチェンジさせてあげたかった
成長率は据え置き、限界は30とかじゃないですかね?
まあマルスならオーブ持ってきそうだが

>>285
>>286
無茶しやがって……


続き投下します
289兄弟家SRPG8:2011/07/18(月) 13:03:11.49 ID:hVOVps+3
ルーテ「というわけで次からはエクストラマップです。動員出来る人員に限りがあったため2マップとなりますが、手応えはかなりあるはずです。頑張ってください」
マルス「ふうん……ま、どんな敵が来ようと迎えうつのみだよ」


-エクストラマップ 兄弟家VS竜王家-



一同「(゜゜)」



ロイ「なにこの最初からベリーハード」
ヘクトル「相手の殆どがラスボス級じゃねえか」


ちなみに竜王家の面子はメディウス、チキ、ナギ、ユリウス、ユリア、ファ、イドゥン、ヤァン、アル、ニニアン、ニルス、ミルラ、クルトナーガ、ラジャイオン、イナ、デギンハンザー……といった豪華メンバー勢揃いである。


エリウッド「あ……ニニアンとニルスもいるんだ……傷付けるのは忍びないな……う、胃が……」
エフラム「ミルラ、ファ、チキ……すまない……」
セリス「ユリアとユリウスと戦うのかぁ、ちょっと嫌だなぁ」
290兄弟家SRPG9:2011/07/18(月) 13:10:51.95 ID:hVOVps+3
ユリウス「はあ……なんだってこんな目に……。まあたまにはラスボスの威厳をセリスに示してみてもいいか……」
ユリア「ああセリス様……どうしてセリス様と敵対しなければいけないのかしら(グスン)」
ニニアン「エリウッド様……嫌です、私エリウッド様とは戦えません」
ニルス「姉さん姉さん、僕ら再行動ユニットだから直接戦闘はしないってば」
ミルラ「ゲームとはいえ、心苦しいです……」
ファ「えへへーファがんばるー」
チキ「チキもがんばるー」
ヤァン「働いたら負けかなと思っている」
ナギ「zzz……働けニートが……」
クルトナーガ「やだなあ、兄弟家の人達はみんな強いんだよね。万が一アイクさんが重症を負ったりしたらセネリオが慌ててその煽りでアムリタ姉さんのとばっちり喰らいそうだし」
メディウス「ばあさんや、ご飯はまだかね」
イドゥン「おばあさまはとっくにお亡くなりですし、昼食は先ほど取ったばかりです」
291兄弟家SRPG10:2011/07/18(月) 13:19:08.99 ID:hVOVps+3
マルス「相手はほぼ全員竜特効の対象になる。封印の剣とデュランダル、アルマーズは今回の要だね」
アイク「あ……おい。デギンハンザーはアスタルテの加護があるから俺のラグネルとミカヤ姉さんのレクスオーラ以外受け付けない可能性があるぞ」
マルス「(禿の分際で面倒な……)わかった。じゃあ黒竜王は二人に任せるよ」
ミカヤ「おっけー。お姉ちゃん張り切っちゃうわよ〜」

進撃準備の間に大まかな作戦を立て、マルスは布陣を脳内に思い描くと指示を出して兄弟たちを配置していった。幸い竜王家には兄弟たちの知り合いが多い。この縁を利用しない手はないだろう。

マルス「(恐らくセオリーに則って何人かは説得出来るはずだ。エクストラとは言え、難易度的にはあってしかるべき)――エリンシア姉さんは後陣に。シグルド兄さん、中央入って!セリスは最左翼!あとエリウッド兄さんもっと斜め右ね。
アイク兄さんは先陣突っ切って速攻でデギンハンザー潰せるようにね。ミカヤ姉さんはアイク兄さんを援護。エフラム兄さん、ロリクート三人は任せた。
よし、初期配置はこんなものかな。それじゃ、進軍開始だ!!」



マルス(じゃ、まずはセリス。頼んだよ)
セリス(うん。任せて)

何事かマルスに囁かれ、セリスは真っ直ぐに目標に向かって歩き出した。
歩数ギリギリでたどり着いた先に立っていたのは一人の少女。ユリアだ。
292兄弟家SRPG11:2011/07/18(月) 13:22:07.63 ID:hVOVps+3
セリス「ユリア!」
ユリア「セ、セリス様?!駄目です、そんな近くに来られたら……私はセリス様に攻撃しなければ……」
セリス「ねえユリア、そんな悲しいこと言わないでよ。僕はユリアにお願いしようと思って来たんだ。――ユリア、僕と一緒に戦って?」
ユリア「セリス様……」

スキル「愛嬌」が発動しました。会話イベントを説得イベントに変更します▼

マルス(狙い通り!)
ユリア「わ、わかりました。セリス様の頼みとあれば、断るわけにはいきません。――ですから、ユリウスお兄様」
ユリウス「え、僕?」
ユリア「ええあなたですお兄様。も ち ろ ん お 兄 様 も セ リ ス 様 と 一 緒 に 戦 っ て く だ さ い ま す よ ね ?」つナーガ
ユリウス「ハイ、ヨロコンデ……」
セリス「やったあ、ユリウスも一緒に来てくれるの?えへへ、頑張ろうね!!」
ユリウス「お、おう(ヤバイ、不覚にもくらっときた)」
293兄弟家SRPG12:2011/07/18(月) 13:26:23.82 ID:hVOVps+3
マルス「まずは二人。芋づる式に釣れるとは思ったけどここまで綺麗にいくと気持ちいいね。」
エリウッド「じゃあ、次は僕かい?上手くいくかはわからないけど……まあ、とにかくやってみるよ」
マルス「うん。よろしくエリウッド兄さん」


名乗り出たエリウッドが目指す先はもちろんニニアンのいる方向だ。
以下、エリウッドはニニアンを、エフラムはロリクート三人を説得するのだが流れが冗長になるので割愛する。



ミカヤ「それじゃ、私とアイクはデギンさんのとこね。行っくわよー」
アイク「ミカヤ姉さん……何故そうはしゃぐ」
ミカヤ「えへへ。だってお姉ちゃん戦力として頼られると嬉しいんだもの。それレクスオー……」
アイク「姉さん、待った」
ミカヤ「?」

レクスオーラを放とうと構えたミカヤをラグネルで制止し、アイクはデギンハンザーの前に立った。直立するアイクの体からえもいわれぬオーラが立ち込める。
だがそれは……デギンハンザーとて同じ。

アイク「姉さんは逆鱗を喰らったらひとたまりもないだろう。とどめは残すから、俺の回復をしてくれ」
ミマモッテクレナイカタノムスマイル
ミカヤ「別に、普通に言ってくれればわかったわよ……」
294兄弟家SRPG13:2011/07/18(月) 13:30:12.26 ID:hVOVps+3
一方、その頃のロイ。

ロイ「ごめん、イドゥンさん。でも、イドゥンさんを倒さないとこのゲームには……勝てないんだ。悪いけど、手加減はしない」
イドゥン「わかっています。ロイ様も、兄弟家の皆様も、真剣そうですから。だから私も全力でいきます」
ロイ「うんありがとうイドゥンさん……だから僕のことを卑怯だとは思わないでね。この作戦考えたのマルス兄さんだしさ」
イドゥン「?!」

一言断るとロイはイドゥンから一マス離れた場所で封印の剣を振るった。剣からほとばしる業火がイドゥンを襲う――特効ダメージだ。
しかして、対するイドゥンはそれに反撃することが出来なかった。イドゥンのブレスは射程が1しかないのだ。
その上。

シグルド「まったく……この勝ち方はまったくスマートではないな……」つ救出
エリンシア「ですが、効果的な戦法であることは確かです。マルスちゃんらしいといえばらしいですけど」つ引き受け

いわゆるバケツリレーで近寄って反撃することすら封じる確実だがせこい戦法だった。
確実な勝利のために必要な犠牲もあるのである。若干のプライドとか。

ロイ「ほんっとーにごめんねイドゥンさん!このゲームに勝ったら竜王家にお詫びに行くから!」
295兄弟家SRPG14:2011/07/18(月) 13:35:57.29 ID:hVOVps+3
マルス「さて……神竜三匹もこちらに引きずり込んだし、戦闘竜を生み出せるイドゥンさんはロイで倒した。そろそろ僕もメディウス翁のところにでも行くかな……リーフ!ナギさんはほっといてこっち手伝って!」
リーフ「ゲッ!僕のおねいさんランデブーを邪魔して面倒事を押し付ける気か!流石マルス兄さん酷い」
マルス「いいから来る。リン姉さん、ヘクトル兄さん、エリウッド兄さん!ナギさんとニートを任せる。何とかしといて!」
リン「まったあんたは厄介事を……わかったわよ、何とかするからその馬鹿にしたような顔を止めなさい!マルス後でシメる」

確実に迫り来る死亡フラグの足音に知らず、マルスは背筋を凍らせた。




キリが悪いんですがそろそろ10レス連投になるんでここらで一旦切ります。
まだストックがあるので大丈夫なようなら夜ぐらいに…
一人で板を消費しすぎるようならば自重しますが……

あ、見返したら何箇所か半角カナにしたかったとこが全角になってるOTL
296助けて!名無しさん!:2011/07/18(月) 15:08:50.99 ID:5qDBh4PE
主人公ず+シレジア社の方々のファッションが知りたい…
297助けて!名無しさん!:2011/07/18(月) 15:19:59.68 ID:an32JDWf
この小説を読む前に>>55の注意書きを参照ください。
>>162-165の続きに当たります。
桜の花びらが舞い散る春。
北国グランベルも遅く短い春を謳歌していた。
グランベルの城下は祝賀の雰囲気に彩られ人々は誰もが城を仰ぎ見てこの地の隆盛を確信する。

炎正十三年五月十三日―――――

ヴェルトマー当主アルヴィスは大名クルトの息女ディアドラとの婚礼の日。
なんでも先の戦で逆賊とされたシアルフィ軍を撃滅した功績が評価されたらしい。
『シアルフィ当主シグルドが城中に間者を潜ませて殿の首を取り謀反を企んだ事誠に不届きである…
ゆえに成敗した…叛徒どもはわずかに北辺の地へと逃れたゆえその首を取った者には褒美を取らせて遣わす』
城下に立てられたお触書にはかくの如く記されている。

アルヴィスとディアドラの婚姻は喜びを持って迎えられた。
ヴェルトマーの統治で成果をあげたアルヴィスであれば民の暮らしをよくしてくれるという期待感はかなり大きいものであったのだ。
城下の民草はこぞってこの日を祝福した。

「アルヴィス様といえばヴェルトマーの宿場を開発して民に随分銭が回るようにしてくださったというぞ」
「ヴェルトマーでは水路を作って作物も豊作らしいて。これからグランベルはよくなるのう。
 あの方が次のお殿様になってくださればグランベルもまっこと安泰じゃて」
「戦も強いと聞くのう。ヴェルダンもアグストリアもアルヴィス様がおられればグランベルに手を出せまいてな」
近い将来の名君誕生に人々は期待を寄せて囁きあう。
すっかり祝賀ムードに包まれた通りを料亭イザーク屋の二階から見下ろす娘がいた。
美しい娘であった。
道を歩けばすれ違った男で振り向かぬ者はいないであろう。
肌は上質の絹のように滑らかで雪のように白い。
物憂げに伏せられた瞳は清水の如く深い色をたたえており見る者を魅了せずにおかない。

イザーク屋の娘にして芸妓セリスはこの年、十六歳を迎えていた。

肩を落とした男が裏口から姿を消す。
その背中を見送って店主のシャナンは溜息を吐いた。
「まったくしつこい…ようやく諦めてくれたか」
今年に入って何人目だろうか。
セリスに求婚する者は後を絶たない。数年前から数えると百人は超えただろう。
だが大事に大事に育て上げた金ヅルを手放す気はこの男には無かった。
ましてあの娘は実は………

階段を音も無く降りてきた美しい娘は義父と信じる男の背に声をかける。
「義父様……」
「ん…なんだ?」
「私めももう年頃です。私のお友達もお嫁入りした娘は何人もおります…」
「……お前はそんな事を考えなくていい。お前はここで暮らすのが一番幸せなのだ」
「……はい」

疑問は募るばかりだ。
この時代―――女子の婚姻の適齢期は十代半ばであり嫁に行くのは当たり前の事とされていた。
にも関わらずシャナンは決してセリスを嫁に出そうとはしない。
特に嫁ぎたい相手がいるわけではないがセリスが疑問に思うのも無理の無い事だ。
自分の稼ぎが大きい事もあるだろうが…………

何故だろうか。自分が女子であるとの確信を持つ事ができない。


三年前に旅立ったあの男…ユリウスはどうしているだろうか…
自分のためにいまだ存在するかどうかもわからない五つの宝を探し求めているのだろうか。
それを思うとセリスの胸はかき乱される。

ユリウス様…どうか私のためにご自分の人生を棒に振るような事をしないでくださいませ――――

この三年セリスは一日と欠かす事無く彼のために祈った………
遥か紋章の国の最北の地。
深い雪に閉ざされた蛮土。
ほとんど人も住まぬ僅かな狩猟民が昔ながらの暮らしを送る土地。
一人の若者が雪をかきわけ歩んでいた。
三年だ…この三年というもの紋章国の全国津々浦々を旅して回った。
決して楽な旅ではない。
幾度も山賊に襲われた。妖怪変化に襲われた。
旅先で体調を崩して病に臥せった時は死を覚悟した事もある。
だが胸に抱く少女の微笑みが彼に力を与えてくれた。
ユリウスは気力を振り絞り再び立ち上がったのだ。
「セリス…そなたが…そなたを娶るためなら僕は…」
旅の若武者ユリウスの心を捉えて離さない少女。
ユリウスの心の聖域に住まうその少女のためならばユリウスは人生の全てを捧げても惜しくはなかった。

あの日、セリスの父が婚姻の条件として示した失われた五つの秘宝。
それを集めて持ち帰ればセリスとの婚姻を許してくれるという。
まさしく雲を掴み取るような話だ。
三年前…旅立って最初に向かったのはグルニア国のラーマンの社だった。
百年前にこの社から光、闇、命、大地、星の五つの宝珠は盗み出されたと伝え聞く。
僅かなりと手がかりが無いかとこの社を訪ねて…ガトーという神主はそれらがいずこにあるかとんと見当もつかぬ。と語った。
まさしく無駄足だったのだ。
それからは当て所もない旅を続けて来た。
百年前の盗賊の足取りがわずかでも掴めないか必死になって探して回った。
ようやく手掛かりを得たのは二ヶ月前のことである。
とある飯屋で蕎麦を啜っている時の事であった。
長い長い何年かかるかわからぬ旅の事、路銀も節約せねばならぬと一番安いかけ蕎麦を啜っていたら酒に酔った男が相客に何やら語っているのが耳についたのだ。
「遥か遥かな北の国。グランベルよりずっとずぅっと北の土地。氷の海を望む紋章国の北辺の地。
 ここに氷の社がある事を知っておるか? 俺はよ。そん時は仲間と漁に出ててな。大時化に巻かれて船を流されちまった。
 みぃんな海に落ちて死んじまって俺もよ…もう駄目だと思ったんだ」
相客が応じる。
「北の海は随分冷たい水と聞く。よく生きて帰ったなお前さん?」
「へへ、そこはこの漁師ダロスのしぶとさよ…と言いたいがそうじゃねぇ。
 俺は浜辺に打ち上げられてもう死ぬばかりだった…浜辺から見た岡の上にゃ雪に埋もれた小さい社があってな。
 ああ…こんなとこにも神様はいんだなぁ…と思ってたらそっからとんでもねえべっぴんさんが出てきたのよ。
 こう…吹雪の中から…って言うのかな? よくわからねぇが…雪女か何かかと思ったら…なんか丸っこい玉を俺にかざしてよ。
 そしたら元気が出てきたのよ。冷え切った体が嘘みたいに温まってよ」

その言葉を聴いたユリウスはいてもたってもいられず席を立ってその男に駆け寄った。
「そ、そなた!その話詳しく聞かせてくれ!その玉とやらは命の宝珠という名ではないか?」
ラーマンの社を訪れた折に神主のガトーから五つの宝珠の不思議な力について聞かされていたのだ。
なんでもその一つ、命の宝珠は万病や怪我を癒す力を持ち、もはや手の施しようがないと思われる瀕死の者をも救う事ができると。
ダロスと名乗った漁師はユリウスの勢いに飲まれつつも快く教えてくれた。
「あ…ああ、そんな名前だったかな?
 そんでよ。その姉ちゃんは気がついたらいなくなってた。俺は雪山を歩いてどうにか人里まで戻ってこれたのさ」

こうしてユリウスは北辺の社を求めて雪深い辺境を旅して回る事になったのだ。
ダロスに道を聞いてみたが、彼も迷い迷いしながら死に物狂いで雪山を踏破したのだろう。
ほとんど道などわかっていなかった。
雪を踏みしめてユリウスは歩む。
もう五月というのに吹雪が止まない。このような土地では住みつく者がいないのも頷ける。
視界が聞かない。かんじきに蓑…それに編み笠と防寒はしっかりしてきたつもりだがそれでも吹雪は容赦が無い。
刺すような寒さに意識が遠くなる。
「い…いかん…眠ったら二度と起きれない…」
そう自分に言い聞かせて早三日。一睡もしていないユリウスの体力は限界に近づきつつあった。
だが意識が遠のきかけるたびに彼はセリスを思い浮かべて気力を取り戻したのだ。
あの愛しい娘を娶るためならば自分はなんでもできる……

さくさくと雪に足跡を付けながら峻厳なる雪山を登る。
自分の見立てではこの山を越えれば北の海岸に出ると思うのだ。
多めに持ってきた食い物も心元なくなってきた。
立ち止まったらたちまち動けなくなりそうだ。
彼は歩きながら干し肉を齧る。
すでに足先の感覚は失われて久しい。

その時である。
吹雪の中に浮かび立つ灯火を見たのは。
このような地に人がいるわけがない。
あるいはこれは話に聞く鬼火だろうか…ここは黄泉地の入り口だろうか…
「……そなた…ここで何をしている!
 よもやグランベルの追っ手か?」
誰何の声にユリウスは思わずすくんだ。
人間…ここ一週間ほど出会う事のなかった人間か?
「旅の者だ…お前は何者だ…?」
よく目を凝らすとそれは松明を持った武者であった。
まだ若い男だ。物の怪のたぐいではない。

「ただの旅人なら今すぐ引き返せ。
 この先に通す事はできぬ!」
武者は腰の物に手をかける。
だがはいそうですかと引くわけにはいかないのだ。
ユリウスとてグランベルにいた頃は音に聞こえた術の使い手である。
彼は押し通ろうと術を唱え始めた。
その時である。新たな足音が響いてきたのは。
「なんの騒ぎだ?」
吹雪の中から姿を見せた武者が松明をもった男に呼びかける。
立派な鎧を着ている。身分ある者だろうか。
「はっシグルド様…怪しげな輩が現れましたもので…」
シグルドと呼ばれた男はユリウスに視線を転じた。
彼が吹雪に凍え青い顔をしているのを見るとシグルドは直ぐに松明を持った男に命じる。
「砦に連れ帰って飯を食わせてやれノイッシュ」
見張り役をしていた若い武者は驚いて主を見返した。
「シグルド様!この者が我らを探しにきたグランベルの斥侯だったとしたらなんとします?」
「いや…そうかも知れん。だがそうでないかも知れん。このまま捨て置いて行き倒れになるは不憫だ…」
「……御意」

なにやら自分は助けられるらしい。
茫洋とした意識でよろける肩を若い侍が支えてくれた。

さくさくと雪をかきわけて進む中……吹雪の中に幾重にも松明が焚かれているのが瞳に写る…
そこはグランベルを追われて人済まぬ僻地に逃げ込んだシアルフィの侍達が築いている築城途上の砦であった。
国を追われて後の無い彼らの文字通り最後の砦だった……


次回

侍エムブレム戦国伝 邂逅編 

〜 ヘクトルの章 男の背中 〜
301助けて!名無しさん!:2011/07/18(月) 16:18:15.32 ID:hVOVps+3
>>298-300
セリスの章続きキター!
ユリウスが存命でほっとしたぜ…
そしてここでシグルドと合流とな。原作を考えると因縁があるがここではそうでもないのかな
次はヘクトルか…男の背中とかカッコよすぎる。GJ、次回も期待です
302助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 01:08:27.15 ID:bSb2pC6r
>>289-295
このゲーム相当やってみたいw
ペースは特に気にしなくてもいいと思うけど
wktkしながら続き待ってます

>>298-300
毎度のことながらこの先の展開が気になる
シグルドとユリウスが報われる日はくるんだろうか…
303助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 17:12:32.62 ID:a1GKi5X0
レヴィン「書き込みないしたまにはセティをからかってみるか。
というわけで2時間以内に書き込みがなければホークとミーシャが退職する・・・かも」
304助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 17:26:31.55 ID:b+7CYrAQ
フュリー「レヴィン様…たまには弟さんに優しくしてあげてください。もう」
マーニャ「あらあらあいかわらず悪戯な方ですことフフフ」
シルヴィア「その奔放さが可愛いのだけどね。私ら結構だめんずうおーかー?」
305助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 17:41:17.72 ID:UF7yLlwU
セティ「たまには……?いつもの間違いでは?
    そんなくだらないこと言ってる暇があったら働いてください」
ミーシャ(セティ様……唇を噛み締め過ぎて、血が……)
306助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 19:40:55.93 ID:oUcnIHpb
リーフ「セティさん…相変わらずこのスレでは苦労してるな……」


>>304,>>305の反応の速さに笑ったww
とりあえず空気を読まずに続き投下させてもらいます
307兄弟家SRPG15:2011/07/19(火) 19:47:43.07 ID:oUcnIHpb
竜王家の(一応)家長、地竜メディウス。
通常武器の竜特効を全て無効化するその能力は老いてなお顕在だ。普段はボケ老人さながらの扱いをされているが、だからといってメディウスの威光が霞むのかと言うと……とんでもない。
危険人物が跋扈する紋章町において竜王家が最強の一角と謳われるのには、個々人のポテンシャルの高さもそうなのだがメディウスの強大さも一つの要因として確実に存在するのだ。
だからこそ――ここはマルスが打って出るのである。


マルス「メディウス爺さんに本気で立ち向かうのは随分久し振りかな……」


最近はチキとかと暗黒竜退治ごっこをする時ぐらいしか相対していなかったからね、だなどとうそぶき、腰から一振りの剣を抜くと構える。
神剣ファルシオン。
地竜メディウスに特効を持つ唯一の剣にしてマルスの神器。

マルス「リーフ。サポートは出来るね?」
リーフ「そういうこったろうとは思ったさ……うん、当然。回復から囮役までなんでもこなせるこの僕を甘く見てもらっちゃ困るね」
マルス「そうこなくっちゃ頼りがいがない」

背中合わせに武器を構えると、二人はメディウスとの戦闘に突入した。
308兄弟家SRPG16:2011/07/19(火) 19:50:44.81 ID:oUcnIHpb

マルスが竜王家を攻略する上で採った戦略はこうだ。
まず、敵の数を出来るだけ減らす。特に脅威なのは攻撃力半減の特殊能力を持つロプトウスの使い手ユリウス、そして最強の神器ナーガを持つその妹ユリア。
戦闘竜を任意で生み出せるイドゥン。
黒竜王デギンハンザー。
そして最強の地竜メディウスだ。
このうち、説得が効きそうなユリウスユリアはセリスを向かわせ、厄介な再行動能力を持つニニアンはエリウッドで引き抜いた。
エフラムに牙を向けることを躊躇っていたミルラはそのエフラム本人で説得し、戦闘の意味がよくわかっていないチキとファも首尾よくこちらへ引きずり込む。

この段階で残った脅威級の敵はイドゥン、デギンハンザー、メディウスとなる。彼等に相対する味方には回復ユニットを付けないと厳しい。よって采配は順にロイシグルドエリンシア、アイクミカヤ、マルスリーフとした。
その上で残った兄弟に先ほど説得した面々でナギやヤァンなどを足止めしてもらい、イドゥンデギンメディウスとの戦闘に茶々を入れられるのを防ぎ出来うる限り理想的な状況を作り出した。


一分の隙もなく、手抜かりのない戦局を描き出す。それが兄弟家随一の頭脳派マルスの手腕だった。
309兄弟家SRPG17:2011/07/19(火) 19:54:23.00 ID:oUcnIHpb

ルーテ「これは……なかなかに、見事な……何はともあれ良いデータが採れました。""これで次作のリアリティが格段に増しそうです"」


意味ありげな台詞を呟き、ルーテは視線を奥へ送る。まさか彼女はデータ採取の為だけにこの大掛かりな空間を作り出したというのだろうか。
なんというかプログラムのアスレイ涙目な話だ。


マルス「ふむ。竜王家、粗片陥落……かな?」

メディウスをファルシオンで灰燼に帰すとマルスは戦場を見渡して戦況を確かめた。

地竜メディウス、マルス、リーフによって撃破。
黒竜王デギンハンザー、アイク、ミカヤによって撃破。
魔竜イドゥン、ロイ、エリンシア、シグルドにより撃破。
ラジャイオン&イナ、セリス、ユリウス、ユリアにより撃破。
ナギ、ヘクトル、リンにより撃破。
ヤァン、蝶!サイコーッと暴走したエリウッドにより瞬殺。
クルトナーガ、エフラム、チキ、ファ、ミルラにより撃破。
ニルス、エイリークのコンプレックスを誤って刺激してしまい自滅。
310兄弟家SRPG18:2011/07/19(火) 19:57:10.18 ID:oUcnIHpb

マルス「ん?ほぼ全員撃破済みじゃないか。あと誰が残ってるんだろう……というかアルムとセリカはどこだ」
リーフ「マルス兄さんあっちのあれじゃない?なんか親しげに話し込んでるけど」

リーフが指差した先で、アルムが何者かと談笑していた。セリカはその隣で杖を構えて立っている。

アルム「いやー僕に気付いてくれるなんて……ちょっと嬉しくて嬉しくて」
セリカ「アルム……彼が気付いたのは単なる敵将補正だと思うんだけど……それに私はいつだってアルムのことを見ているわ」
アルム「もちろんセリカが僕を見てくれているのはよくわかってるよ。でもやっぱり、家族以外に気付いてもらえる嬉しさはまた別物でね」
アル「まー名前も似てるし、今回何故か空気のようにスルーされてるし、似た者同士仲良くしようぜ!」


マルス「あ、ああ……忘れてた!」

勢い良く手を叩き、マルスは内心舌打ちをした。完璧な攻略だと思っていたのだが、敵将の存在を失念しているようではまだまだだ。


ロイ「え、アルいたんだ?でもおかしいな……確かに名前は似てるけどアルはアルム兄さんと違ってそこそこ目立つ方だと思うんだけど……」
リーフ「竜石使うとイケメン化するし、大乱闘の時示されたように戦闘力だって竜王家内でもそれなりのものだしね。何で忘れてたんだろう」
311兄弟家SRPG19:2011/07/19(火) 20:00:36.72 ID:oUcnIHpb
ルーテ「それは敵将としての特殊条件を満たすためですね」
ロイ「うわ、ルーテさん。いたんだ」
ルーテ「優秀な私ですから、ゲームマスター権限で出入り自由です」
リーフ(それは優秀であることとは関係ないんじゃ……)
ルーテ「メディウスさんではなくアルさんに今回敵将の役を頼んだのは、彼の始祖竜としての戦闘力を買ったからです。ですが問題がありまして……」
マルス「ああ、つまり現実に忠実である故に絶望しないと竜化出来ないわけか」
ルーテ「その通りです。ですから特別に絶望メーターなるものを作り、強制的に彼を視認しにくい存在にして毎ターンポイントが貯まるようにしました。――間もなくマックスですかね」


さらりと告げられたルーテの台詞に呼応するかのように、突如としてアルの回りを不気味なオーラが覆った。アルムとセリカは慌てて飛びのき、距離を取る。


アル(始祖竜)「GYAOOOOO!!!!」
マルス「久しぶりに見るけど……ゲームの中とはいえやっぱり凄まじいオーラだな……」
リーフ「マルス兄さんはなんでそんなに冷静なのさ!ちょっとぐらい危機感持てよ!」
マルス「いや、司令塔である僕が動くまでもないし。皆のリアクションを見て今組み立てた作戦を使えばなんとかなると思う」
リーフ「へ?家族のみんなのリアクション?」
312兄弟家SRPG20:2011/07/19(火) 20:03:23.37 ID:oUcnIHpb


マルスの言葉に、リーフはぐるっとマップを見渡した。言われた通り、マップ上に散り散りになっていた自軍所属の面々が思い思いに動いている。
アルムとセリカはアルからの距離をさらに空けていた。恐らく対処法が思い付かなかったのだろう。
そんな中、真っ先にアルに向かって駆けて行ったのがロイだ。


リーフ「そう言えば大乱闘の決勝でアルを打ち破ったのはロイだったっけ……」
マルス「ある程度対応策の目処が立ったんだろうね。エリンシア姉さんとシグルド兄さんも向かってるけど、ぶっちゃけシグルド兄さんはあんまり要らないんじゃないかな……」
アイク「いや、そんなことはない。不必要な人間など存在せん」
マルス「うわ、アイク兄さんいたんですか」
ミカヤ「たった今ここまで辿り着いたのよ……はあ、お姉ちゃんちょっと疲れたわ」
マルス「まあミカヤ姉さんはここで休んでいてくれて大丈夫ですよ。それよりアイク兄さん、あの場におけるシグルド兄さんの存在意義ってなんなんです?」
アイク「む、マルスが気付いていないとは珍しいな。ステータスをちょっと出してみろ。それで――ここだ」


指示通りに右手を振り、出現したステータスウィンドウをスクロールしてロイの項目を出す。更に横にスライドスクロールして支援関係のステータスを表示すると、そこにはこんな文字が書いてあった。
313兄弟家SRPG21:2011/07/19(火) 20:06:45.37 ID:oUcnIHpb


絆支援 :全家族対象
現在発動:エリンシアA
     シグルドB


マルス「あーなるほど、絆支援か。アカネイアじゃマスクデータ扱いなもんだから思い付かなかったよ」
リーフ「てか、何で絆支援なのにレベルが」
ルーテ「(アスレイとノールの)徹夜続きのノリとテンションと勢いです」
マルス(酷い……)
ミカヤ「あら、エリウッドがヘクトルを担いでロイの方へ向かってるわよ。あっちでも絆支援に気付いたのかしら」
リーフ「『かつぐ』コマンドがトラナナ式だったら確実に移動が半分になってるよね、コレ」





駆け付けたエリウッド&ヘクトルからAランクの絆支援を貰い、エリンシアやミカヤからリブローのバフを受けつつロイは封印の剣でもってアル(始祖竜バージョン)と接戦を繰り広げた。
大会での経験を活かし、上手い攻防を見せている。


アイク「なかなかのもんだな。やはり今度手合わせを……」
ミカヤ「ロイが嫌がってるんだからやめときなさい」
アイク「そうか……(しょぼん)」
314兄弟家SRPG22:2011/07/19(火) 20:10:43.25 ID:oUcnIHpb

ロイ「はあっ、はあっ、はあっ……やっぱり強いな……アルは……」
アル(通常化身)「ロイこそ……っ!!もう俺始祖竜の姿維持出来ねーもん。まあ元々あの姿はあんまし好きじゃねえけど」
ロイ「悪いけど、今度も僕が勝たせてもらうよ」
アル「おー、言うなこいつ。残念だけど今度こそ俺が勝つぜ!!」



なんだか知らないが戦闘中の二人が盛り上がりに盛り上がり、もう間もなく勝負が決するかと思われた、その時――!!




ロイ・アル「「うおおおおお!!」」
ユリウス「えーっと、ロプトウス」


……真剣勝負は、第三者によって幕を閉じた。


アル「うわあああああああ?!」
ロイ「何ソレぇぇぇぇぇぇぇぇ?!」


普段ユリアにナーガで滅殺されているため見る影もないことが殆どだが、ユリウスのロプトウスは実は紋章町でも屈指の厨性能武器の一つである。
それを、戦闘しっぱなしでHPがレッドゾーンに割り込んでいるアルに向けて放ったらどうなるか。
……まあ当然、KOされるだろう。



リーフ「ちょwwユリウスマジKYww」
エリウッド「折角のロイの見せ場だったのにww蝶・サイコーッ!!」
ヘクトル「エリウッドおおおおおお!!今暴走スキルを発動させても受け止める奴はいないから落ち着けええええ!!」
リン「くっ……なんて力なの……!!私だけでなくヘクトルもいるのに押さえきれない……!!」
315兄弟家SRPG23:2011/07/19(火) 20:14:47.55 ID:oUcnIHpb
ユリウス「え?!ってアル?!YABEEEEEEEやっちまったァァァァ!!」
ユリア「ユリウスお兄様……おいたにはお仕置きが必要ですね……(セリス様の見せ場が……!!)」つナーガ
セリス「うわあユリウス?!」





喧騒を遠目に眺め、マルスは大仰に溜め息をついた。拍子抜けというかなんというか。若干、脱力気味である。



マルス「なんだか腑に落ちないなあ……」
ルーテ「ですが竜王家マップはこれで終了なんですよね」
マルス「はあ……何て言うか、」
セネリオ「酷い有様でしたね」
マルス「うわ、なんでセネリオさんがいるんですか」
ルーテ「優秀な魔導師は総じて神出鬼没なのです」
セネリオ「まあ、次のマップをやればわかりますよ」





ユリア「ナーガッ!!!!」
ユリウス「アッータスケテセリス!!」
リーフ「流れ弾アッー!コノヒトデナシー!!」



エクストラマップ2へ続く

すまん、流れに関係なくともKHDNはやりたかった。夢だったんだ……
反省はしていない



忍法帳レベルが上がったのか、一度に投稿出来る量が上がったので行間を若干あけてみた。読みにくさが少しでも改善されていればいいんだが。

この続きはイマイチ溜まってないので投下にかなり間隔が空くと思われる。
316助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 21:27:40.37 ID:HZry7rqn
>>315
GJ
あと一行削ってもいいと思うよ
317アイクの魔法入門:2011/07/19(火) 21:38:47.29 ID:mNyc/xar
アイク「俺にも魔法が使えるだろうか」
マルス「いきなり何言い出すの」
アイク「いや、俺達にもステータス欄に一応魔力があるだろう?」
マルス「ああ、ロイとかエイリーク姉さんとかには無いけどね。でも所詮死にステじゃん」
アイク「俺は今魔力15あるんだ」
マルス「ふーん、って高ッ!!並の賢者より高いくらいじゃん!」
アイク「暁ではレベルアップで必ず何か伸びるから、他が上限に達するとそのうちこうなるんだ」
マルス「魔道軍笑さん涙目www…ってかさっきから僕らたいがいメタ自重してないよね」
アイク「まあ、そういうわけで俺にも魔法が使えるんじゃないかと思ったんだ。適性があるとは思ってないから興味本位でだがな」
マルス「と言っても僕は魔法使えないしこういうのはやっぱ専門の人達にね」

ミカヤ「ほう、それで光魔法を私にと」
アイク「ああ、姉さんは俺の知り得る一番の光使いだ」
マルス「身内に超魔道特化の人がいてよかったね」
ミカヤ「光魔法は簡単よー、何せスペックが一番しょぼいから!」
マルス「専門だからって『○○バーガーは冷凍したの揚げるだけだから超簡単』みたいな裏事情やめて!」
ミカヤ「ごめんごめん。でもさ、実際ライトとか魔力無いと『うおっ、まぶしっ』程度だしね」
アイク「ああ、キルロイも威力不足に悩まされてたな」
ミカヤ「私も魔力の高さで補ってたけど、実際どうなのあの威力の低さ。威力12とか主人公の最強装備の攻撃力ですか!?」
マルス「僕のもそんなもんだよ」
ミカヤ「…イ`」
マルス「おい、そんな話してたんじゃないでしょ」
ミカヤ「ああ、ごめんごめん。まあでも威力無くて当然なの。光魔法は元々聖職者の防衛手段だから」
アイク「そういえば光魔法の使い手は杖が使える場合がほとんどだな」
ミカヤ「あとサナキ社長は宗教国家の長だから」
アイク「ふむ、とすると光魔法の力の源は神への祈りといったところか?」
ミカヤ「そう、冴えてるわねアイク。実はアスタルテの裁きもシステム上光魔法なのよね」
セリカ「神への祈りと聞いて勧誘に来ました」
マルス「帰れ」
アイク「神か…俺は神を信じてないんだがな」
ミカヤ「たまにはユンヌのことも思い出してあげて下さい」
アイク「…!そういえば俺は女神ユンヌの将とかいう肩書きだった」
ミカヤ「ユンヌからの伝言をお伝えします『その素で忘れてたみたいな反応とか本気で傷付く』
    ユンヌからの伝言をお伝えします『その素で忘れてたみたいな反応とか本気で傷付く』」
マルス「あの名前忘れたけどスナイパーの伝言モルフ乙」
アイク「要は光魔法を使うにはユンヌに力を借りればいいんだな?」
ミカヤ「まあ、そうね」
マルス「いやいやその前に魔道書ないと」
ミカヤ「私の持てる力…全て貴方に集めるわ!」
アイク「任せろ。これで…決める!」
マルス「いやいやいや待って待って待って!力を借りるってそれ違うでしょ!なんか蒼い炎纏ってるけど
    それ本当に光魔法ですかていうか女神を倒すような力をこんなとこで放っちゃ」
リーフ「今日はまだ一度も酷い目にあってない…ついてるかも?!」
マルス「避けろリィィィィィッフ!!!!!!」

ミカヤ 「どこまで続くのかしら、このリーフ型の穴…あ、お邪魔しまーす」
ゴーゴン「キシャアアア!!!」
アイク 「ラグドゥ遺跡なら建て直す必要ないから楽だな」
ゴーゴン「キシャアアア///」
ミカヤ 「あら、この娘さっきからアイクの方ばかり見て、さては…もう、色男なんだからこのこの!」
マルス 「いいから早くどこまで吹っ飛んだか分からないリーフ探せよ」
アイク 「すまん」
ミカヤ 「すみませんでした」

炎魔法編に続く、かもしれない
318助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 22:25:34.62 ID:N5Csdy8b
つづくのかw
今度のリーフもつよく生きろよ。
319助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 22:29:21.48 ID:oUcnIHpb
>>316 すまん、削るべき一行ってどれだ?
以降参考にして蛇足を減らそうと思う

>>317 GJ 炎魔法編待ってます


セネリオ「魔法が使いたい?あなたがですか?」
アイク「ああ。折角カンストしたんだから試してみたい」
セネリオ「メタ自重。それに僕の専門は風魔法、全魔法中でもかなり低い威力の魔法ですよ。イレースに聞いた方が良いんじゃないですか?」
アイク「いや……何か面倒なことになる気がしてな。それに風なら起こせる気がするんだ」
セネリオ「……それってまさか……」

アイク、ラグネルを鞘から抜く

セネリオ「それは確かに風ですが魔力はさらさら関係ないでしょう。また損害が増えるからやめてください」
アイク「いや……そうじゃない」

アイクがラグネルを振ると、猛烈な旋風が巻き起こり工務店の出入口からどこかへ飛んでいった。
普段の衝撃波とは異質なその風魔法にセネリオは眉をしかめる。

アイク「ソニックソードを使った時の感覚をトレスしてなんとなく魔力を上乗せしてみた」
セネリオ「どういう原理で動いているんですかあなたの体は……」
アイク「ちなみに飛行特効だ」


遠くで男性恐怖症気味の天馬騎士にその風が当たり、墜落して兄弟家の一人に当たったとか当たらなかったとか……
そして彼の姉妹が参戦してトライアングルな自体に発展するかもしれないがそれはまた別の話。



…なんか上手くオチなかったな。修行してこよう

320助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 22:31:44.34 ID:HZry7rqn
>>319
言い方が悪かった。改行は基本一行でいいってこと
321助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 22:35:07.00 ID:UF7yLlwU
>>315
自分も昔考えたネタだが、まさか本当に書く人がいたなんて……!
楽しみにしてる、GJ

>>317
やめろ、これ以上アイクを強くしてどうするんだ!
というかぶっちゃけラグネルあるからいらn(ry

>>319
たぶん文章の合間を開け過ぎだから、開ける行数を一行ずつ減らしたほうがいいって言いたいんじゃないかな
感覚が分からない時は、侍エムブレムとか幼旗の方々みたいな書きなれてる人達の文を参考にするのもいいかも
322助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 22:39:55.66 ID:oUcnIHpb
>>320,>>321
サンクス。保管庫で再読して学んで来ようとおもう。
323セティの受難とも幸せとも言えない休日:2011/07/19(火) 23:07:59.50 ID:A6DK+h/J
腐ネタあり。苦手な人はスルー推奨

ルーテ「女体化の薬を開発してみたんですが」
ティニー「譲ってください。女体化はジャンルにもありますしね。それに現実でもハァハァしたいんです」
ルーテ「ところでどちら様に使うつもりですか?」
ティニー「セティ様かリーフ様のどちらかに決まってるじゃないですか。
     あの人たちに総受けというポジションは似合ってます。相手もレヴィン様や兄様、フィンさんにエフラムさんといい色んな人がいますから」
ルーテ「確かに結構絡みもありますからね。ちなみに効き目は1日です」

フィー「そしてナンナ達に断られたからお兄ちゃんにこれを飲ませろってわけね」
ティニー「そうです」
フィー「まぁ明日も仕事だろうし別に良いよ。
    それに仕事っていっても執務室に引きこもりっぱなしだろうし(お兄ちゃん、哀れ・・・そしてごめん)」
セティ「一瞬寒気が・・・」

レヴィン家

セティ「久々に休暇がとれた・・・!ゆっくりするか。うん、それがいい!」
レヴィン「ハハハ、大袈裟だな。たかが休みで喜びすぎだって」
セティ「誰のせいだと思ってるんですか・・・」
フュリー「ほぼ毎日お疲れ様。夕飯できたわよ」
レヴィン「おう」
セティ「毎度ありがとうございます、フュリーさん」

レヴィン「うん、美味いな」
セティ「・・・」
フィー「ど、どうしたの?お兄ちゃん(マズい、バレてる!?)」
フュリー「口に合わなかったのかしら・・・?」
セティ「あぁ、すみません。明日休めると思えば嬉しくて。
    料理なら美味しいですし食もこのとおり進んでますよ」
フュリー「それは何よりだわ」
フィー「明日ぁ!?」
セティ「そうだがどうしたんだ?」
フィー「いや・・・ちょっとね(休みってどうしよう!?)」
レヴィン「なんかおかしいぞお前」
フィー「大丈夫、大丈夫!」
セティ「ならいいが。少し早いけどもう少し経ったら寝るから」
レヴィン「苦労性だねぇ、アイツも」
フィー「レヴィンお兄ちゃんのせいでしょ」
フュリー「そうです、仕事もしっかりしないといけませんよ」
レヴィン「仕事いやだ〜」
セティ「兄上?」
レヴィン「いや〜、これからはもうちょっと真面目になるか!」
324セティの受難とも幸せとも言えない休日:2011/07/19(火) 23:09:05.69 ID:A6DK+h/J
翌日

セティ「うーん、久々によく寝たな〜。まずは顔を洗って・・・ぎゃああああああ!?
    私の声が高くなってるし胸まで膨らんでる!?」
フィー「うわぁ、本当に効き目あったんだあの薬・・・」ボソッ
レヴィン「フィー、いつの間にあんな美人さんが訪問してたのか?」
セティ「セティです!兄上!!」
レヴィン「女装趣味・・・じゃないようだな」
セティ「当然です!起きたらいつの間にか・・・
    主犯者ぁ!私がっ!そんなに嫌いかあぁぁぁぁ!?」
ティニー「嫌いじゃありませんよ。むしろ良い友達だと思ってます。
     ですが同人誌を書く側からしたらセティ様は大抵受け側だと思ってますから」
セティ「何故貴重な休日までこんな目に・・・(泣)」
フィー(お兄ちゃん・・・今回は本当にゴメン・・・)
フュリー「セティ・・・女の子だったの?」
セティ「違います!」
レヴィン「それにしてもお前どうするつもりだ?」
セティ「外出はなるべくせずに家にいるつもりです。うう、せっかくの休暇が・・・」
フィー(ごめん、本当にごめん)
フュリー「仮に外出する時は気をつけてね」
セティ「大丈夫ですよ、多分」

セティの部屋

セティ「することがないな・・・」カリカリ
レヴィン「よお、はかどってるな」
セティ「いかん!いつの間に仕事に手をつけている!?
    それに兄上もノックくらいしてください。そして何の用ですか?」
レヴィン「おお、今から外に行くから家出るときは戸締り頼むぞ」
セティ「分かりました。
    ・・・ここにいても本を読むくらいしかすることはないし私も外に出るか」

セティ「この格好じゃなければ何も気にせず外出できるのだが・・・」
アスベル「セティ様、その格好は・・・?」
セティ「まぁ訳ありでな・・・(本スレ24章でのトラウマが・・・)」
アスベル「女性だったんですね・・・」
セティ「いや、話を」
アスベル「女性なら好きになってもいいですね♪」
セティ「やはりかぁぁぁぁ!!」
ヘザー「待ちなさい!嫌がってるでしょう!?」
セティ「助けがキター!!」
アスベル「好きだから良いでしょう!?」
ヘザー「自分の感情を押し付けるのは良くないわ!」
セティ「その通りだと思う!」
ヘザー「この子も言ってるでしょう!?」
アスベル「セティ様、照れなくても良いんです!」
セティ「照れてない!」
ヘザー「セティ・・・?シレジア社の?」
セティ「はい(しまった!せっかくの助けを・・・)」
ヘザー「もしかして男装美少女!?確実に頂くわ!」
セティ「ぎゃああああ!更に状態悪化したアッー!?」
アスベル「待ってください!セティ様!!」
ヘザー「私とおいでえええ!!新しい世界に案内してあげるわぁ!」
セティ「誰でもいいからこの状況を何とかしてくれええええ!!」
ティニー「キマシタワー!アスベル君×セティ様(♀)、ヘザーさん×セティ様(♀)の百合もありですね!ハァハァハァハァ・・・」
325セティの受難とも幸せとも言えない休日:2011/07/19(火) 23:10:23.93 ID:A6DK+h/J
ヘザー「待って〜!良いこと教えてあげるからおいで〜!!」
アスベル「セティ様〜!僕の気持ち受け取ってくださ〜い!」
セティ「いい加減にしろおおおお!!」つフォルセティ
アスベル・ヘザー「「アッー!」」
セティ「助かった・・・」
アーサー「あ、セティじゃ・・・あはははははははは!!おま、女だったの!?あははははは!!」
セティ「・・・」つフォルセティ
アーサー「ふぅ・・・そう怒るなって。ところで仕事じゃないの?」
セティ「休みさ。だが何が原因かは分からんが朝起きたらこのザマだ。
    そしてさっきまではアスベルとヘザーさんに追いかけられてた(泣)」
アーサー「そういえばアスベルも24章でビラク化してたな・・・」
セティ「君が羨ましいよ。ここじゃ何も苦労しないで・・・」
アーサー「いや、そうでもないんだよな。とくにウチの母さんの件で苦労してるよ」
セティ「私の兄は正式な社長にも関わらず仕事を全て私に押し付けてるだぞ。良い年して働かずに遊びまわってるし・・・。それに比べれば」
アーサー「ノンノン。ウチの母さんもほとんど同じだよ。
     良い年して年齢自覚しないし働かないし。もういい加減に認めてほしいよ、自分がおばさアッー!?」(怒り付きトロン直撃)
セティ「・・・アーサー、初めて君に心から同情したよ」つリカバー
アーサー「死ぬかと思ったよ・・・。今のでだいたい分かっただろ、ウチの母さんのこと(泣)」
セティ「家族がダメ人間だと苦労するな」
アーサー「お互いにね・・・ところで犯人誰よ?」
セティ「それが分からないから困っている」
アーサー「そっか・・・まぁ頑張れよ」
セティ「・・・ありがとう」

セティ「それにしてもどうしようか・・・」
ミーシャ「あら、セティ様」
カリン「奇遇ですね〜」
セティ「ミーシャにカリンか(何故こんな時に限って人と会うんだ!?)」
ミーシャ「セティ様、せっかくの休日です。ゆっくりしたらどうですか?」
セティ「ゆっくりしたいけどできないのさ(泣)」
カリン「この体が原因ですか?」
セティ「ああ、何故かは知らんが朝起きたらこのザマさ・・・」
ミーシャ「お気の毒です・・・」
カリン(セティ様、いくらなんでも不幸すぎ・・・)
セティ「ところで君達は何をしてるんだ?」
カリン「買い物です!来月の始め辺りに会社旅行で海に行くんでしょう?
2年前の水着を着たのですがバストがキツくてヒップが少し緩かったんですよね」
ミーシャ「だから新しい水着を買おうと思いまして」
カリン「セティ様!せっかくですし水着選んでくれませんか?(ニヤリ)」
ミーシャ「ちょ、ちょっと!カリン!?///」
セティ「わ、私がか?そういったことは兄上の方が・・・///」
ミーシャ「それは私達社員の貞操が危険なので・・・」
セティ「考えてみればそれもそうだな・・・。私に協力できる範囲で協力しよう」
カリン(良かったですね、ミーシャさん(・∀・))
ミーシャ(もうっ!///)

続く。これからもシレジア社中心にネタ書くかも。ちなみに自分の中のティニーはバリバリの腐女子です
326助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 23:33:23.31 ID:IeeSogOb
>>317
そういや男兄弟で魔法が似合いそうなのいねえな
327助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 23:51:24.67 ID:CFpDTwwb
>>326
エフラム「魔法か……まあ、使えれば便利そうだな」
サラ「せっかくだから憶えてみる?私が教えてあげても良いけど」
エフラム「しかし、俺はまだ槍を極めたわけではないしな……それに、俺に闇魔法は向いてないと思うぞ」
サラ「……私、闇魔法が得意って訳じゃないんだけど。兄様も知ってるよね?」
エフラム「……すまん。いや、なんとなく得意そうだなと思ってしまったんだ」
サラ「……なんでそう思ったの?」
エフラム「……いや……悪かった」
328助けて!名無しさん!:2011/07/19(火) 23:52:53.01 ID:oUcnIHpb
>>323-325
ルーテさん相変わらず優秀だなwwなんてもの作ってるんだww
自分もこのスレのおかげでティニーが腐女子にしか見えなくなった…
GJ、今後もネタ投下楽しみにしてる

>>326
リーフのことも忘れないであげてください
329助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 00:12:06.32 ID:qBt6ln+K
>>327
サラ「まったく…勝手なイメージで人を語って欲しくないわ…ねえ?」
ミルラ「え?闇魔法使えなかったんですか?」
アメリア「闇魔法得意じゃなかったの!?」
サラ「………」

サラ「電波とか神出鬼没とか呪術とか得意そうとかいうイメージで勝手に闇魔法が得意とか決めつけるの
   ひどいと思わない?兄様もそう思うでしょ?」
エフラム「だ、だれもそこまでは言ってないだろ…と言うか、自覚あったのか…」
330助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 00:12:38.23 ID:3ZhFqMZr
>>327
槍と闇魔法を同時に使うとか中二すぎるだろw
331助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 00:23:54.83 ID:YiMvCr3y
そのうち槍が暗黒のオーラを纏い出しそうだな
332助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 02:39:49.11 ID:6Ynl1e6G
>>330
グラドの双聖器ェ…
333助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 03:18:43.08 ID:Xz6yCkiK
>>332
斧と闇魔法だっけ?
334助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 04:10:11.97 ID:26G+NQfb
エフラム「闇魔道か……俺に向いているとは思えないが、別の道を知ることで何か得るものがあるかもしれないな……よし」


リオン「闇魔道について知りたいのかい?」
エフラム「ああ、向いているかはわからないが、魔道を知ることで魔道対策にならないかと思ってな。頼めるか?」
リオン「もちろんだよ。エフラムが闇魔道に興味を持ってくれて僕は嬉しいよ!」
エフラム「悪いな……それで、まず何をすればいいんだ?」
リオン「そうだね……一から始めるんだから……まず魔道を学ぶための基本の勉強を50時間。次に闇魔道についての講座を40時間。
     次に実際に闇魔道を使うために必要な……」
エフラム「……悪い、聞いてるだけで頭が痛くなってきた」

サラ「闇魔道?私は教えられないよ?」
エフラム「ああ、それはわかってる。お前の教団は闇魔道を使うやつが大勢いるんだろ?
      闇魔道を教えるのが上手い奴はいないか?」
サラ「んー……うちの教団でやってる闇魔道講座があるんだけど、それを受ければ初歩の闇魔道なら割と早く習得できるらしいよ」
エフラム「本当か?」
サラ「でも結構お金かかるよ?」
エフラム「う……それは厳しいな」
サラ「まあ……今度一つだけ何でも言うことを聞くっていう条件を飲んでくれるなら、私がなんとかしてあげてもいいけど……」
エフラム「……遠慮しておく」

ミカヤ「え?闇魔道?」
エフラム「姉上は魔道が得意ですし、この前自分の属性は闇だと……なんとかなりませんか?」
ミカヤ「と言われてもね……私の得意分野は光だし……」
ユンヌ「そーゆーことなら私に任せなさい!」
ミカヤ「ユンヌ?」
ユンヌ「この私にかかれば、魔道の適性を与える奇跡なんて朝飯前よ!」
エフラム「本当か?」
ユンヌ「ただし、それには私をアイクの嫁として正式に認めることが条件、いやメダリオンは勘弁して下さい」

エフラム「……やっぱり俺は槍一本で行くのが性に合っているのか」
335助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 07:57:48.73 ID:YiMvCr3y
ロイ「エフラム兄さん、やっぱりエフラム兄さんには槍が合ってるよ。無理に変わったことなんかしなくていいと思うよ?闇魔法を極めたエフラム兄さんなんて機械工学やサービス業を極めたアルム兄さんみたいなものさ」
エフラム「そうだな、結局自分に合った道を突き詰めて行くのが一番良いんだろうな。多少面白そうではあったがやはりこれからも槍一本で生きてゆこう」
ロイ「そうそう。ピザトル兄さんがメタボで居続けるのと同じ様にエフラム兄さんの槍への求道心は確かだと思うし」
ヘクトル「今宵のソードキラーは斬れ味が違うぜ……くおらロイィィィィィ??」
336助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 08:06:33.87 ID:YiMvCr3y
途中で送信しちまったOTL


ヘクトル「今宵のソードキラーは斬れ味が違うぜ……くおらロイィィィィィ??」
ロイ「フハハハハ甘いねピザトル兄さん!僕の封印の剣は遠隔OK!そのような生温い攻撃など喰らわんわ?」
ヘクトル「上等だ力づくでも喰らわせてボコボコにしてやるぜ?」
アルム「ていうか、誰も僕のフォローはしてくれないんだね……」
セリス「ドンマイアルム兄さん……」
エリウッド「みんな元気だよね……ああ、今日も胃が痛いなあ」


流れを見ていてやっぱりエフラムは槍一本だなあと思った
そういう意味でアルムも農業一本かなと思ったんだが、なんだかんだで品種改良のために優秀さんやらとバイオ、サイエンスは結構やってそうだな。
あと中二病というとロイが良くネタにされやすいがやはりあれは若さ故か……
337助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 08:15:24.40 ID:YiMvCr3y
そうか文字化けだ!
すまないが>>336の??は!!ということにしておいて欲しい

まあこれだけというのも味気ないから小ネタを

アルム「もうすぐ新作野菜が収穫出来そうなんだ」
エリウッド「ああ、夏野菜が美味しい季節感だしね。どんな野菜が出来そうなんだい?」
アルム「今季の目玉は歌う野菜かな。品種改良でイレースさんにのみヘクトル兄さんの歌声を模した音を出せる様にしたんだ。
後は水でかさが膨れる野菜。味をそのまま維持するのは大変だったけどその価値はあると思うよ。それから勝手に弾けるポップコーン用トウモロコシ、種がハート形の西瓜とか……」
マルス「時々アルム兄さんの農業スキルってもっと有効活用出来ないのかなって思うんですよね。売ればそれなりの需要はある気がするんだけどなあ」
338助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 08:49:51.33 ID:R6iZ1Ki2
>>333
斧と闇魔法は火山バグで再現できるからまだしも、剣と理魔法を同時に使うってどういうことなの

女性がラグネルエタルド2刀流したり、ご先祖はバケモンなのがお決まりなのか?
339助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 09:23:13.21 ID:SyEh3Utd
聖戦とトラキアのマージナイトになれる人達が一斉に馬に乗って>>338に向かった件
340助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 11:35:18.24 ID:6Ynl1e6G
まあ剣なんか滅多に持たないけどな>>マージナイトマージファイター
341助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 16:05:34.12 ID:ymskKx8T
せめて反撃時に持ち替えできれば……と思ったがそれが可能だとウォーリアとかが強くなりすぎるんだよな
いっそ同時に使うか?余計に中二っぽいがw
342助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 16:17:27.76 ID:Bdgu2rFl
>>341
俺の中で話がごちゃ混ぜになって弓で槍を飛ばすところまで妄想した
343助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 17:45:54.21 ID:8+MvtE91
右手にはデビルアックス
左手にはルナ
これを合わせると…しゅんころ!

光の結界張りながら剣つかえば厨二っぽくなるよ多分
344助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 17:59:16.34 ID:pPrOwGQf
>>341
ホースメンとか弓と近接使えるのはそれだとチートだよな。
345助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 18:41:12.03 ID:ymskKx8T
>>342
○子それ弓ちゃう、ファランクスや!

剣と魔法……同時に扱い敵を滅する魔法剣
ただFEで強い魔法剣ってあんましないし、ただの剣士も使えるしなぁ……

威力が魔力+力だったら……強すぎるか
346助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 19:41:26.09 ID:Rf+IVZOp
光の剣は武器としてよりも傷薬として重宝する
地下牢獄は地獄やでほんま

アーマーがあんなに脅威になるんだもの
347助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 19:41:28.72 ID:s4wr926U
唐突だけどこのスレのキャラでリア充と非リアを挙げてみる

リア充…アーサー、レヴィン、ロイ、マルス、アルム、セリカ、セリス、フィー、ミレディ、ゲイル、ディアドラ、キュアン、エルトシャン

非リア…クレイン、レイヴァン、アーダン、しょーぐん、イシュタル(?)、アトス

セティとエリウッドにヘクトルとシグルドも挙げようと思ったけど彼らは身近+まともな女性に思いを寄せられてるから苦労人ではあるものの非リアではない
348助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 19:43:56.18 ID:Rf+IVZOp
思いを寄せられてても本人がそれに充実感を感じてなければまたは気づいてなければリア充ちゃうよ

だからシグルドは非リア、エリウッドもセティも非リア
349助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 19:51:44.15 ID:Gyp35QXs
リア充=リアルが充実しているという本来の意味でならリーフもかなりリア充なはずなんだけどな
生き甲斐であるおねいさんハント
裏の顔での盗賊(義賊だったか?)稼業
学生という免罪符的な身分
そして四人娘
これだけやることがあって充実していないわけがないと思うんだが
いかんせんコノヒトデナシ的な役割に落ち着きやすくその上高望みなのが良くないんだと思う
だが俺はそんなリーフが好きだ
350助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 19:54:00.27 ID:SyFyzaxz
セティはリア充でもないけど喪でもないから微妙なとこだな
351助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 19:55:05.57 ID:pPrOwGQf
>>347
レヴァンとレイヴァン、名前は似てるのにどうして差がついたのか
352助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 19:56:26.73 ID:oKdhdzQJ
こんな話題でこんなに盛り上がるお前らが大好きだw
353助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 20:12:58.50 ID:RbnwHRjx
>>351
レヴィンだぜ
354助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 20:47:01.57 ID:s4wr926U
そういえばユリウスってリア充に入るかな?
355助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 21:34:03.06 ID:Gyp35QXs
レイヴァンは妹さえ…妹さえまともだったら…
ルセアはもうそれでいいかなと思った

ユリウスはこのスレだとイシュタルにセリスと両手に花のはずなのにユリアにナーガされてるシーンが鮮烈すぎて全くリアに見えない罠
356助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 22:00:02.44 ID:FNOCFYb6
>>354
妹にあそこまで構って貰えて、しかも美少女二人とまんざらでもないフラグ立ててる時点でリア充


…むしろ恋愛相手がアルム君以外いなくて、しかも地味ながら可愛い某美少女に将来寝取られる
セリカさんの方が非リア充ですよね!
357助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 22:02:50.75 ID:pPrOwGQf
>>356
ジャンヌ乙
358助けて!名無しさん!:2011/07/20(水) 23:39:35.33 ID:Rf+IVZOp
この二人は紋章町BBSで煽りあったり叩き合ったりしてそうだ
359助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 00:09:12.49 ID:XEiUVAv+
>>358
前あったネタかもしれないけど
たぶん剣士、槍兵、斧兵がゲハ並みの煽り合いを繰り広げてるんだろうw
斧は蒼炎で立場上がって調子のったら暁で元通りでざまあwwwwwwの弾幕と調子にのってた時のコピペを食らうというw
360助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 00:59:44.05 ID:IzGETlVp
>>359
剣士→安定の命中率、軽さのN的立ち位置
槍兵→少し重たいが高命中それなりの威力のX的立ち位置
斧兵→重い、高威力、だがスコーンなS的立ち位置
まで考えた
ゲハの生温い空気がこの三竦みで再現されるわけか…
ネタ的に不愉快に感じてしまう人がいたらすまない
361助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 01:12:18.42 ID:5y0UA/nX
魔法だとこうか

聖戦:「炎魔法ってなんであんなゴミなの?」(スレ立て風使い)

封印:「【空気】光魔法カワイソス(´・ω・`)【輸送隊の肥やし】」(闇使い)
   「闇魔法のモーションの間にカップ麺が作れる件」(理使い)

烈火:「は?ルナが今作の最強武器で確定だからwwww」(闇使い)
   「アーリアル(特効係数3)>>>(越えられない壁)>>>幸運+5(笑)」(光使い)

聖魔:「ルwwwwwナwwwww」(理使い)

蒼炎:「【特効で】風魔法(笑)【威力4www】」(炎使い)
   「ソニックソード>(越えられない壁)>フレイムランス(笑)>>ボルトアクス(爆)」(風使い)

暁 :「【主人公の装備】光魔法始まったな【ミカヤたん】」(光使い)
   「雷魔法と炎魔法、何故差がついたか慢心環境の違い」(炎使い)
362助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 11:19:59.41 ID:IzGETlVp
蒼炎の風魔法の弱さは序盤だとほんとキツイ
しかも八章まで自軍唯一の魔導士がセネリオしかいないから風使わざるを得ないし…まあその前に一応ファイアー手に入るが。

このままだとスレチもいいとこなので小ネタ行くわ
363狂王と風使いと酷い有様:2011/07/21(木) 11:25:06.02 ID:IzGETlVp
「っ……っく、」
子供が泣いていた。黒い髪の子供だ。
「う……っ……」
その子供が泣きながらも大切そうに抱えていたのは一冊の魔導書だった。緑色の表紙の、少し複雑な意匠の飾りが施されたそれは風の初等魔法、ウインドのものだ。
けれどその魔導書は最早使い物にならないだろう。
何故ならそれは、先に近所のガキ大将達に襲われた際にボロボロにされてしまっていたからだ。

セネリオは貧弱な子供だった。
父であるアシュナードとは似ても似つかない貧相さで、武芸なんぞてんでからっきしだ。そのせいか、アシュナードはあまり彼のことを構わなかった。
曰く、強くないものに興味はないーーだそうで。
祖父はそんなセネリオを見かねて、ウインドの魔導書を一冊彼に与えてくれたのだ。

だけどそれも壊れてしまった。
覚えたての子供が放った弱々しい風では、敵を追い払うことは愚か身を守ることですらままならなかったのだ。

364狂王と風使いと酷い有様:2011/07/21(木) 11:28:24.29 ID:IzGETlVp
「セネリオ」
「……ちちうえ?」
名前を呼ばれてーー思い付く限りその声に名を呼ばれたことはなかったのだがーー振り向くといかめつい顔の父が立っていた。
またいつものように無様だとか小童だとか言われるのかと身構えたが、どうにもその気配はない。
「使い物にならなくなって、それでも後生大事に抱えているのか」
「……ぼくはこれで……強くなりたいんです。これで、ちちうえに認めてもらいたいんです」
「己の身を鍛え扱う剣でも、槍でも、斧でも、弓でもなく魔導書を選ぶのか」
「……はい」
「ククッ……あの小僧め。言いよるわ」
「?」
何故か急に笑い出した父の姿に首を傾げていると、服の裾を突然がっちりと掴まれる。驚く間もなく、セネリオはずるずると引き摺られていった。
「蒼髪の小僧がなかなか面白いことを言うものでな。おまえが強さを求めているなどと。戯けが、と一蹴しようかとも思ったのだが」
「……アイクが?」
「ほう?あれはガウェインの教え子か。ならば益々面白いな。いずれ我と五分のところまでくるやもしれぬ」
「……ちちうえ、話がよくわかりません」
尚も引き摺られたままにセネリオがそうこぼすとアシュナードはまた笑い遠回しな返答を返す。
「魔導もまた強さの一つであることぐらいは認めてやってもいい。その貧相な身体つきだけはどうにかならんものかと思うが……」
「?」
「魔導書ぐらいは買ってやる。おまえがそれを志すと言うのであれば」
言葉を一度切ると、僅かな間を明けてアシュナードはそう言った。
もしかしたらそれは、アシュナードなりの気遣いだとか、照れ隠しーーそう言ったものだったのかもしれない。

今から十四年程前の話だ。
365狂王と風使いと酷い有様:2011/07/21(木) 11:31:13.63 ID:IzGETlVp
「へー、そんなことがあったんだ」
「ああ。俺も聞いたのはつい数年前だったが」
「でも今はああなわけね……あ、お兄ちゃん民家破損もう一軒追加」

「このっハゲ親父がぁーっ!」
「そのような風、生温くてたまらん。貧相な身体のままで我に勝てると思ったか?烏滸がましいわ!」
「ギガサンダー撃ってやる……!」

「親子喧嘩するのは別にいいんだけどさ、もっと穏便に済ませて欲しいよねー民家破損更に三軒ね」
「いやあ……相手はあの狂王だよ?無理な相談じゃないかな」
「セネリオもあれで火がつくと止まらない性格だものね。参ったわ」
「いや、別にいいんじゃないか?あれがあの親子なりのスキンシップなんだろう。それに修理費がうち持ちにならなければ仕事も増えるし」
「……」
「……」
「……呆れた」
「……俺は何かまずいことを言ったのか」

どぎゃーんっ!!

結局、周辺の民家は総計で三十軒近く破損被害にあったらしい。
狂王とその息子の風使いが今現在どんな親子関係なのかはご覧の通りだが、アシュナードはアシュナードなりにセネリオを認めているとかいないとか。

「はあ……また大量に破損させてしまって……酷い有様ですね」
「セネリオ、おまえが言うな」

このスレのアシュはなんかこんなイメージだった。多分カニコロッケネタとかで柔らかいイメージが出来てるんだと思う。
セネリオも酷い有様ですと言うだけでなくもっと掘り下げられるキャラだと思うんだが、兄弟家との接点がアイクぐらいしかないからなかなか厳しいんだよな。
366助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 12:58:08.88 ID:mkoC3OFA
接点は無いなら作る。
クロスオーバーのスレなんだから原作では関わりない誰々と誰々のやりとりとか想像して実現できるんだから。
このスレにもそういう組はたくさんあるしな。

まぁセネリオみたいに社交性の低い奴だとそれも難しいが。
367助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 14:39:51.83 ID:ponk00La
>>363-365
カニコロッケネタ懐かしいなw
あの家だと正直ペレアスが過労死しそうだwww

セネリオとクロスオーバーか
なんだかんだで苦労していそうだし、似た境遇のキャラや軍師タイプが合わせやすいかな
ただの愚痴の言い合いにならなければいいが……
368助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 15:20:31.49 ID:IzGETlVp
軍師といえばマークの罠で有名な神軍師マーク!

マーク「…………」
セネリオ「…………」

ロイ「あの二人、もう二時間はああして向かい合ってるけど……」
セリス「すごいね、精神統一の修行でもしてるのかな」
マルス「職業病が発病して隙の探り合いとかしてたりしてね」
ロイ「そんなことしてるのマルス兄さんぐらいのものだよ……」
リーフ「ていうか何でうちの居間にずっと座り込んでるのさ」

駄目だ、会話にならなかった
369助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 15:28:14.43 ID:GohuXmdA
女性とのフラグ立てがリア充ならセティだってリア充だ、多分
370助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 16:39:48.65 ID:skEPSLt/
>>369
クレイン「僕達にも出会いください…」
レイヴァン「もしくはプリシラやクラリーネをお嫁に貰ってくれる人を募集する」
フィー「お兄ちゃん、複数(?)の女の子に好かれてるだけまだ救いはあるよ…」
サザ「ミカヤは俺が嫁に貰うんよ」
エルトシャン「誰かラケシスを嫁にしてくれ」
ヒーニアス「エイリークが私の嫁になるのは決定事項だ」
371助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 16:48:38.25 ID:IzGETlVp
>>370
問題はプリシラやクラリーネがお嫁に行ってくれるかである
372助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 17:41:33.55 ID:ponk00La
クラリーネやラケシスあたりはまだ他に魅力的な男を見つければあり得るが……
プリシラは無理そうな気がする
373助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 17:58:26.93 ID:YqCBXR7L
三人とも原作にフラグはあるんだよね

ラケシスは聖戦のシステム上、前半の男キャラ全員とカップリング可能だが
特にフラグが強いのはベオウルフ、デュー、ノイッシュ、フィン

クラリーネはランス、ルトガー

プリシラはギィ、ヒース、エルク
374助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 18:07:23.88 ID:z1GdRRKT
>>373
スレ的にはラケシスの相手候補最有力はシグルドなんだけどな。というかほかの連中は影が薄いw
375助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 18:12:36.17 ID:MoAX9tb3
プリシラ「そもそも兄と妹が結婚できないということが間違っているのです。
      兄と妹が自由に愛し合える世の中を実現するためにも、法改正を急ぐ必要があります」
376助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 18:16:31.07 ID:YqCBXR7L
シグルドはシグルドでディアドラに一途だから入れなかった。
形としてはこうか?
カオスだ…


グラーニェ ⇔ エルトシャン
            ↑
   フィン →  ラケシス → シグルド → ディアドラ ← アルヴィス ←アイーダ
            ↑        ↑
           ベオウルフ  エーディン ← ジャムカ、ミデェール
                      ↑ 
                    アゼル ⇔ ティルテュ

思うんだがそれぞれがどっかで諦めて自分に片方向向けてる人に振り向けば皆幸せになれると思う
377助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 18:28:08.48 ID:w5/b6k8E
>>375
ヒント:血の繋がりのない兄妹
378助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 19:01:10.01 ID:gb8oZij4
セネリオとアイク以外の兄弟家との接点といえばヘクトルとエフラムは?
家庭教師してたことあったし
後は原作で会話のあるミカヤとか
379助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 19:17:54.55 ID:+sCiaaSt
>>376
特にシグルドとアルヴィスにエーディンは代表例だね
一部でやってみる

フィー⇔アーサー⇔ティニー(4人娘)→リーフ→アルテナ⇔アリオーン 
          ↑ 
  カリン(?)→セティ←ミーシャ ホーク⇔リンダ 
   ↑↓
  フェルグス

片方向に振り向けば彼らも絶対に幸せになれるよ。特にリーフとセティは
  
380助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 19:54:30.93 ID:F6E6H09j
ここはエフラムも加わるからややこしい
もうわけわからんw

                ナターシャ ← ヨシュア
                   ↑
  ヴァネッサ →ヒーニアス、ゼト、サレフ、リオン
                   ↓
                  エイリーク ⇔ ラーチェル
                     ↑↓
ミルラ、アメリア、チキ、ファ→エフラム ←    ターナ
                    ↑(サラのみ)  ←↓
フィー⇔アーサー⇔ティニー(4人娘)→リーフ→アルテナ⇔アリオーン 
          ↑ 
  カリン(?)→セティ←ミーシャ ホーク⇔リンダ 
   ↑↓
  フェルグス
381助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 19:59:14.91 ID:F6E6H09j
連投すまん…
セティから伸びてる↑がティニーよりもアーサーに向いてるように見える事に気がついた…
382助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 20:04:43.25 ID:+sCiaaSt
>>381
すまん・・・
謝罪代わりになるかは分からんが涙目軍団の誰かを幸せにするかも
383ティニー:2011/07/21(木) 20:10:17.17 ID:F6E6H09j
いえ、あなたはすばらしい事をしたのですよ?
夏コミももうすぐですし私の視点で380を作り直しました。

アーサー
↑↓
セティ (△関係ハァハァ)

フェルグス


ヒーニアス、ゼト、サレフ、リオン

エフラム 

リーフ → アリオーン

エフラムさん総受けですね。
リーフ様はアルテナ様の面影があるアリオーンさんに魅かれるのですけど
サラ関連で嫉妬しているうちにエフラムさんにも魅かれてしまって二人への想いに悩むのです…ハァハァ
384助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 21:29:10.95 ID:IzGETlVp
>>383
ちょ、ティニー何やってるww
385助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 22:03:38.05 ID:MuzBxX/l
駄目だコイツ…早く何とかしないと…(AA略

ココはし○っちゃうお○○んの出番だよな
386ティニー:2011/07/21(木) 22:24:30.18 ID:F6E6H09j
ついでに>>376も腐女子フィルターで修正しました

フィン → エルトシャン → シグルド ⇔ アルヴィス
          ↑
       ベオウルフ

(エルトシャンさんはプレイボーイでフィンさんやベオさんと付き合ってますけど本当に愛してるのはシグルド様なのです)
(ですがシグルド様とアルヴィスさんは相思相愛、軽く見えつつも実は愛に苦悩するエルトシャンさんが見所です)


アゼル⇔ジャムカ
↑↓  ↑↓
 ミデェール

(悪女エーディンさんに弄ばれた三人は女性不審に)
(やがて男三人で付き合い始めて…)


とゆー感じの本を夏コミで発表しようと思います。ハァハァ。
387助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 22:35:36.45 ID:IzGETlVp
一同「誰かティニーを止めろおおおおおお!!!」
リーフ「無理だよ……あの怒れる腐リージ帝国を止めようだなんて……突っ込んでいったらそれこそ奴らの思うツボさ帝国…」
ティニー「ハアハア……夏コミのネタ……全部おいしいですティニー…」

シグルド「私が愛しているのはディアドラだけなのに……」
388助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 22:36:43.42 ID:IzGETlVp
誤字サーセンww
……が帝国…になって意味不明文になってしまった
389助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 22:50:24.65 ID:Oy910VUd
突っ込んでいいかどうかわからんが
ティニーは夏コミ受かったのか?w
390助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 22:56:42.65 ID:6qeN2i7R
ヒルダ「サークルチケットすら取れないならウチの子の資格はないよ!落ちるような真似したら家から叩き出すに決まってるじゃないか。
     同人一族の継承者として壁際サークルを目指す作家がそんな挫折許されないんだよ!」
391セティの受難とも幸せともいえない休日:2011/07/21(木) 23:43:43.74 ID:+sCiaaSt
>>323-325の続き

ミーシャ「胸が少しキツいな・・・。色は良いけどサイズ取り替えよっと」
カリン「私はこれくらいで良いかな?セティ様!」
セティ「着替えたのか?(こういうことを頼まれるのは初めてだな・・・)」
カリン「はい、どうでしょうか?」水色ビキニ着用
セティ「〜〜〜!?!?///」
カリン「セティ様?」
セティ「よ、良く似合ってるぞ」
カリン「ミーシャさんはどう思いますか〜?」
ミーシャ「良く似合ってると思うけど・・・」
カリン「じゃあこれにしよっと!
    ミーシャさんもそろそろ出てきたらどうですか?」ニヤニヤ
ミーシャ「出るわよ・・・。うぅ・・・///」白ビキニ着用
セティ(カリンもスタイルが良かったがそれ以上だな・・・)
ミーシャ「ど、どうでしょうか・・・?///」
セティ「ひ、非常に良いと思う(部下たちがここまで色っぽいとは・・・)」
ミーシャ「ありがとうございます・・・///
     カリンはどう思う?」
カリン「バッチリですよ!良く似合ってます!!」
ミーシャ「そう?じゃあこれにするか・・・」
セティ(見る側の私が緊張してどうする・・・
    兄上ならもっと相手を喜ばせるセリフの1つや2つは言えただろうに・・・)
カリン「付き合ってくれてありがとうございます」
ミーシャ「時間を使わせて申し訳ありません・・・」
セティ「いや、私も今日は暇だったから別に良いんだ。謝る必要なんてないさ」
ミーシャ「なら良いのですが」
カリン「じゃあお疲れ様です!」
セティ「あぁ、お疲れ様」
ミーシャ「家まで送りましょうか?」
セティ「・・・大丈夫だと言いたいが色々あったから頼む」
ミーシャ「分かりました」
セティ「すまない」
392セティの受難とも幸せともいえない休日:2011/07/21(木) 23:45:30.78 ID:+sCiaaSt
ミーシャ「セティ様」
セティ「何だい?」
ミーシャ「あまり無理はなさらないでくださいね」
セティ「心配してくれてありがとう」
ミーシャ「・・・私もセティ様の秘書ですから。
     何か辛いことがあったら言ってください。出来る限り相談に乗りますから・・・」
セティ「本当にありがとう。君とホークには迷惑をかけてばかりだな・・・」
ミーシャ「私は迷惑だなんて思っていません。私だけじゃなくホークもそうです」
セティ「そうか・・・。ならすまないが1つ相談があるんだ」
ミーシャ「何でしょうか?」
セティ「兄上の更生の件だが閉じ込めるのは密室と鉄格子のどちらが良いと思う?」
ミーシャ「・・・はい?」
セティ「だから兄上の」
ミーシャ「それは分かりましたがちょっとやりすぎでは」
セティ「甘い!あの兄上にやりすぎという言葉はない!
    むしろやりすぎる程度がちょうど良いくらいなんだ!!」
ミーシャ「は、はぁ(正直無駄じゃないかと・・・)」
セティ「君の意見を聞かせて欲しい」
ミーシャ「ええと・・・密室かと」
セティ「やはり密室か。早々逃げることも出来ないし見張りを付ければ尚良いな、うん」
ミーシャ(レヴィン様・・・セティ様が大変なことになっています。
     早く真面目にならないと近いうち本当に酷い目にあいますよ・・・)
セティ「着いたな。送ってくれてありがとう。そういえば礼を言ってばかりだ」
ミーシャ「ふふっ、そうですね。ゆっくりお休みください」
セティ「あぁ、気を付けて。
    ・・・明日にはこの体がもとに戻れば良いのだが」
フィー(戻るよ。ルーテさんの話が正しければね・・・)

完了。セティが若干エロくなってしまった・・・。けどシレジア社関係って巨乳が多いような。
それにしてもティニーは自重しろww
393助けて!名無しさん!:2011/07/21(木) 23:57:02.90 ID:ZPkn1dzm
>>390
嫌な一族だなw
394助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 00:43:38.97 ID:hmyFEdqB
>>367
カタリナやオイフェ(前半)なら年齢近いし絡みやすいと思う。
というか見たいです。
395助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 00:55:52.48 ID:q/gwmEoA
むしろアウグストとか性格の厳しい人と合うんじゃね?
個人的にはアウグストは主君リーフにとって耳の痛い事でもキッチリ言う事ができる歴代屈指の名軍師だと思ってる

つか彼がいなかったらリーフはどっかで致命的な失敗やらかして死んだんじゃないかと俺は思う
396助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 10:11:18.83 ID:kiXTGgqT
このスレのティニーは恋愛に興味無いん?
397助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 10:46:35.97 ID:CQ2l4Mvd
>>394,>>395
書きたいがスーファミ以前と新紋章未プレイで見事にそのへんスルーしてた……誰か書いてくださらないかな……
あと厳しい人と合うんじゃないかというのには賛同。ただまあセネリオはたまにアイクにはあまかったりするけどな。
アイク以外には一貫して厳しいんじゃないだろうか。家庭教師ネタの時のヘクトルエフラムの狼狽ぶりが忘れられない

>>396
ないわけではないが今はまだ同人誌を描いていたい、そんなスタンスなのかなと思っている。
……どこかの次男と似たような感じになってきたな……
398助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 10:54:24.73 ID:BWudx9+H
>>397
リーフがナンパしてるとお仕置きしてるんだから、
なんだかんだでリーフが好きだと思ってる
399助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 11:01:29.76 ID:CQ2l4Mvd
>>398
リーフのことが好きなのについ同人誌のネタにしてしまう、しかしそれも愛ゆえのこと……
一気にいじらしくなってきたじゃないか
400助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 14:14:14.91 ID:SJdDdDWC
流れ的に今回のお悩み相談室は彼らで決まり

リグレ社のSさんの悩み…誰でも良いから妹をお嫁に貰ってください。それから出会いが欲しいです…

ノディオン家のEさんの悩み…妹が嫁に行くときは親友のSが良いと思うが他に良い候補はいないだろうか

兄弟家のSさんの悩み…時々親友のYが僕のことを避けてます。僕何か悪いことをしたのかな…

シレジア社のMさんの悩み…上司のS様が非常に疲れて見えます。どうやったら彼を癒せたり落ち着かせられるでしょうか。余計なお世話かもしれませんが非常に心配です

シレジア社のHさんの悩み…最近上司のS様が怖いです。頼りになり信頼できる人ですが兄のR様の更正に密室や鉄格子を使うなどと恐ろしい発言をしています。正常にする方法を求めます

フリージ家のAさんの悩み…母が年齢を自覚しません。どうしたらおばさんと自覚するのでしょうか。そして妹が最近自重をしなくなってきたのでそれの解決法も求めます…

ユングヴィ家のEさんの悩み…私の幼なじみである兄弟家のS様が会社のDに夢中です。どうやったら振り向かせられるでしょうか

魔導士A君の悩み…最近S様やL様相手にアッーな人になりがちですが僕までそっちに走るのはヤバいですよね
401助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 15:12:03.02 ID:KP+Q2STB
>>400

Sさんへ
リグレ社P…我が社にSのイニシャルを持った者っていうと…彼女だっけ?
でも彼女に妹はいなかったはずだね。すまないが私には君がだれだかわからないよ。
ただ誰でもよいからはあんまりなんじゃないかね?

Eさんへ
三兄弟長男E…例としては傭兵B氏やランスナイトのF氏をあげる事ができるでしょう。
R様を振り向かせるのは難しいでしょうがR様もD氏一途のS様を振り向かせるのは難しいと思います。
個人的な意見ですが兄弟とフラグのある方はそちらのネタに偏りがちですが他フラグのネタも遠慮なく書いていいと思うのですよ。

Sさんへ
フリージ家T…照れているのですよ。いわゆるツンデレというわけです。
そうやってSさんの気を引こうとしているのですよ。ですからここは夏向けのセパレード付のビキニ水着で迫ってはどうでしょう。
女装美少年ハァハァ…

Mさんへ
僧侶R…この傷薬を差し上げます。疲労回復滋養強壮精神安定に効果があります。
医師の指示に従って服用してください。

Hさんへ
二人の殿方の間で揺れ動く美女D…サイレスかければ恐ろしい発言できなくなりますよ。
これで解決。

Aさんへ
フリージ家A…あるぇ?Rちゃんもいつのまにか腐女子になってたの?
あっはっはから♪ 俺からアドバイスするとだな。こまけー事気にするなってとこだね。
俺なんかTのアシやったりして応援してるよ? いーじゃん別に趣味なんて人それぞれなんだしさ。
イキイキしてる妹を見てると応援したくならないか?…ただまぁ…母さんはなぁ…うん…俺も手を焼いてる…お前も大変だなー。
そゆ時は彼女とあうとストレスふっとぶよ?つーわけでFと遊んでくるわ。じゃな〜♪

Eさんへ
ヴェルダン家J…世の中男はSだけじゃない。他にもいい男はいる。
脈のない相手にこだわって時間を浪費する事はない…君のそばにも君を思う男はいる…

A君へ
教師W…フハハハハハハハハ!!!
この間はLの性根を叩き直してやった。ワシにドンと来るがいい。青少年の悩みを聞くのも教師の務めじゃ…
むむ? はっきり言おう!!!
ヤバイ!!! ワシはこの年まで幾人も子供を見てきた。そんな中にはお主のような悩みを持った者もおった。
アッーな愛など大抵うまくいかん。世間からの奇異の目に晒されて辛い思いをするのはお主だ。悪い事は言わんからやめておけ。
じゃが自分で考えて考え抜いてそれでもなお男が好きと言うなら先生もう何も言わん。どんなものだろうと他人の愛情を否定する権利は世間にはないからな。
覚悟が定まっているのならお主の好きなようにせい。ただし振られても泣くな!男は人前で涙など見せんものじゃ。
402助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 15:51:41.50 ID:XTX8wSvK
>>401
ワレスさんからガンダムの東方無敗と同じオーラを感じるww

てかHさんへの返信がまるで意味が分からんぞ!
403助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 15:52:31.45 ID:SJdDdDWC
Sさん…Kのつもりが間違えたアッー!

Eさん…回答ありがとう。Rには良い相手に嫁いで欲しいものだ

Sさん…Yはそれで本当に喜ぶかな?

Mさん…出来れば特効薬の方が良いかと…

Hさん…気は進みませんが…。でも普通自分で自分を美女と言うでしょうかアッーコノヒトデナシー!!

Aさん…自分で回答したけど意外と虚しいな…

Eさん…回答ありがとうございます。けどもう少し頑張ってみます!

A君…やっぱりマズいですよね?多分僕自身もそっちの気はないので…
404助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 15:56:58.17 ID:VUOR0P+N
>>401
マルス「美女じゃなくて悪女の間違いじゃないかと」
ロイ「兄さん、迂闊な発言はマズいよ」
405助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 16:16:31.41 ID:Hx8nJec/
リリーナ「悪女!なんて魅力的な響きの言葉でしょー。古来より男は男を惑わせる悪女に破滅的な魅力を感じ幾人もの男どもが身を滅ぼしてきました。
      それでもなおそうしたテーマの戯曲や演劇が多いのは抗いがたく悪魔的な魅力を感じてしまうからではないのでしょーか?
      いいなぁ私も大勢のガチムチやメタボに囲まれてチヤホヤされたーい、この夏の私は悪女を目指す!」
アストール「お嬢は悪女というよりHENTAIでしょうが。いろいろ手遅れっすよ」
406助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 16:21:10.63 ID:XTX8wSvK
リリーナ「ロイ〜!早く私を殺しにいらっしゃ〜い!」

…うん、充分にHENTAIだな
おや、何かやけに熱くなってきたな、ちょっと外に出て涼しい所逝ってくる
407助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 19:54:40.24 ID:NnCjc0CZ
リーフの時もそうだがワレス先生かなりいい事言ってると思うのは俺だけか?
生徒の真剣な悩みを「キモい」とか「ガチホモ」とかで切って捨てずしっかり受け止めて相談に乗れる熱い教師だ。

三年B組ワレス先生とかネタになりそうだなw
408助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 20:07:42.46 ID:5yFQLLXM
>>407
腐ったミカン→腐女子ですねわかります
409ティニー:2011/07/22(金) 22:52:49.09 ID:8ocp5ieN
呼びましたか?
410助けて!名無しさん!:2011/07/22(金) 23:22:17.09 ID:BISCBtAA
ティニーは兄弟の中で
誰と誰のカップリングが理想なの?
411ティニー:2011/07/22(金) 23:40:51.54 ID:8ocp5ieN
エフラム×リーフやアルム×シグルドにリーフ×セリス、アイク×リーフ、ヘクトル×エリウッド、マルス×ロイは確実ですね。
他を言うとアーサー×セティやアスベル×リーフ、ホーク×セティ、セリス×ユリウス、レイヴァン×クレイン、エルトシャン×シグルド×キュアン
アルヴィス×シグルド、リーフ×フィン、ホーク×セティ×ミーシャ(男体化)、エフラム×ヒーニアス、エルトシャン×キュアン、アーサー×アミッド・・・
キリがありませんね・・・ハァハァ
412助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 00:22:03.44 ID:dxL+8ow9
ミーシャ男体化が有りならティニー男体化してセティとラブラブになればいいと思うんです。

自分で自分を描くのが萌えないならアーサーやフィーに描いてもらえばいいと思うんです。
413助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 00:33:38.96 ID:5rUDu4of
ティニー「新たな世界が開けそうです!さっそくチャレンジ!」
アーサー「おっけーさっそくデザインするなー」
フィー「…私にはさすがに自分はネタにできないなぁ…あ、リボンのトーンこれでいいの?」
アーサー「やっぱ細身の方がいいか?」
ティニー「脱いだらすごいんですの願いをこめてガチムチでもいいかも知れません。セティ様受けメインですから」
フィー「お兄ちゃんも…はぁ…」
414助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 13:22:49.53 ID:DOGbu+WY
レヴィン「小遣い上がらないかなー・・・」
ラーナ「お金無くなっちゃった・・・」
フィー「ちょっと疲れてきたなぁ・・・
    レヴィン×セティとアレス×セリスがまだ残ってるのに」
セティ「もう嫌だ。こんな家族・・・」つ離縁届
415助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 15:41:18.15 ID:N38qeode
アーサー「そんなに悩むような事かねえ?腐ってようが妹は可愛い妹じゃん? 俺は気にならないけどなー♪」
ティニー「兄様のその大らかさが好きです♪」
416助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 15:53:22.22 ID:DOGbu+WY
セティ「腐ってることは別にかまわないんだ・・・
    ただ家族から全くと言って良いくらい愛されてない気がする。君たちみたいに誰かに愛されたいよ・・・」
417助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 16:30:17.10 ID:gYeziP4x
このスレでよくレイプ目になってそうな人…イシュタル、クレイン、エリウッド、ヘクトル、セティ、ユリウス、レイヴァン、シレジア社関連の一部の人、アイクの嫁候補、エーディン
418助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 17:35:54.61 ID:TaX3rApn
愛されるより愛するほうが大事なのではあるまいか
求める側より与える側に回るべきではあるまいか人として男として

真面目に男だったら自分が幸せになることなんぞよりも女子供を幸せにする事を考えるべきだと思うが
419助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 18:31:15.56 ID:aKdaRpfN
ワユ「大将」
ミスト「お兄ちゃん」


アイク「なんだ?」


ミスト「私と」
ワユ「私」
二人「「どっち?」」

アイク「・・・・・・」
アイク「どっちでも・・・ないな」
二人「?」

アイク「俺に比べろって言うお前らなら、どちらでもない」
アイク「比べるっていうのは、どちらか一方を捨てる・下に見ると言うことだ」

アイク「仲間は同列、俺には比べられん」

ミスト「・・・ありがとう」
ワユ「・・・・グスッ」





クラッシュせず終わる
420助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 18:45:20.35 ID:jhVodkWq
もはやFE主人公が兄弟とか関係ないな
ただ自分の好きなキャラSSを書く場になっちゃった
話題がないよりかはいいか
421助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 18:47:46.15 ID:TaX3rApn
兄弟のネタもあるし連載されてるネタも定期的に来るんだからケチな事いいなさんな
脇役メインのものだって面白ければいいじゃん
過去にそういう良ネタも来てるんだから
422助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 18:57:09.11 ID:DS4Wbw0A
36スレもやってればほぼ兄弟メインのほのぼの・・・とか限定するとネタも出尽くす
侍ネタもそうだが舞台を変えたものとかもいろいろやってみていいんでない?

420みたいにボヤいて脇役メインで書いてる人らに余計なプレッシャーかけられるよか自分でいろいろ考えたほうが建設的だな
423助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 19:26:55.71 ID:jhVodkWq
>>421
脇役メインでも大歓迎さ
ただ一応大まかな設定と舞台(原作とは違う)があるこのスレに
>>419みたいに別にココじゃなくて原作関連のSSでやれというのもあるからさ
脇役メインでもココでやるネタかどうかはあるわけだろう
>>422
説明足りんかった
兄弟だったという設定が見えるならいいんだけどね、脇役メインでも
あまりに原作でも問題ないネタばっかだと原作内での内輪ネタが氾濫しそうで怖い
424助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 19:32:28.90 ID:DS4Wbw0A
あまり神経質になりすぎなさるな
俺はぶっちゃけると過去に兄弟一人も出てこないネタを書いたこともある
(舞台は紋章町、原作世界ではない)
兄弟と関わりが薄くても、あるいは無くてもこの世界観でやりたいネタってのがあったりするんよ
話の作り上、無理やり兄弟出しても微妙だからあえて出さなかった
そういうネタもあったっていいじゃない

次からは議論スレでヨロ
425助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 19:35:49.65 ID:Sja4Q02T
だよなあ。批判は厳禁だし規制するほどではないにしても、
「歴代主人公が兄弟になっていること」が何かしら影響していてほしいっていう個人的な希望はある。
それがこのスレのコンセプトだし、特色でもあるわけで。

別に兄弟がいなくても成り立つのだったら「学園物スレ」とか「現代生活スレ」とか、別に立てた方がいいだろう。
426助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 19:42:54.50 ID:1oc0T/DO
>>423
自分はあまり脇役メインのSSは書かないので詳しいことは言えないが……
このスレの脇役メインで印象に残っているのは個人的にはイリオルやFETV系なんかだが、あれ等はこのスレならではのクロスオーバーだったりするので、そういったネタが多い現状まだそんなに重く捉える必要はないんじゃないかと思う。
書き手さん達も雑談の流れで突発的に書かれたであろうもの以外はそこらへんなんとなく踏まえてるし。
最終的には>>5だろう。
主人公達が兄弟であればなんだっていい。これさえ忘れなければいいのでは?
まあ確かにここ最近雑談ばかりだったから、いや雑談俺も混ざってたから偉そうなことは言えんのだが423は違和感を覚えてしまったんだろうな。

俺も早く今のネタの続き書かないとな……
427助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 19:53:10.31 ID:1oc0T/DO
>>424
すまん、リロードしてなかった。
空気読めずすまない……

ロイ「ふう、なんだか神妙な流れになっちゃったけどそもそも話していた愛する愛されるってなんなんだろうね?僕にはまだわからないなぁ」
セリス「まだ恋とかよくわからないものね。家族の愛はわかるけど、恋愛って難しそう」
ロイ「シグルド兄さんのアイはわかりやすいけど古風だからなー。あれが現代のスタンダードってわけではなさそうだしであれば…」
マルス「愛がわからないって?なんだ、そんな簡単なこと。紋章町には愛の伝道師がいるじゃないか」

シーダ「あ な た は 愛 を 信 じ ま す か ?」

ロイ「いやマルス兄さん、わからん」
セリス「なるほどそうか、その剣で僕を好きにして、と……今度ユリウスに試してみようかな」
428助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 19:53:12.79 ID:DS4Wbw0A
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9373/1181444985/
まだなんか言いたい人はこっちね
以下通常の流れ
429助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 20:49:26.01 ID:QWPtvTDj
なんとなく>>418はエフラムが言っているような気がしてならない
430助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 21:10:33.13 ID:T84SmWQB
>>429
お前最後の行だけで判断したろw
431助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 22:05:45.76 ID:S3MsYInQ
>>427
とりあえずユリウス生きろ
432助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 22:18:59.08 ID:fQnlWu6J
最近来れなかったから流れがよくわからないが、兄弟家が好きすぎて困るってことか
んじゃ適当にほのぼの分投下ー
433助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 22:20:22.62 ID:fQnlWu6J
「断固ディアドラえもん、それ以外ない!」
「男ならプロレスだろ!」
「そんな低俗なものより、この今日から始めるミラ教〜これであなたも従順なる神の僕編〜を皆で見ましょう。
 そうすれば、日常がより有意義なものに変わる事間違いなしよ!」
「クスクスクス。兄様はロプト教の方が合ってるんじゃない?」
「お前、いつの間に来た……もう突っ込む気にもならん。
 それよりも、今日はデュッセル師匠の槍術講義があるから俺に譲って欲しいのだが……」
「そんなことよりお姉さんが出てる番組見ようぜ!(キラッ」

「こうなったら仕方がない……恒例のアレで決めるとしようか」
「第36回兄弟家チャンネル争奪戦……開始ィー!」
「「「「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」


・居間組
「エリウッド兄さんは観たい番組ある?」
「いや、今は特にないかな。セリスとロイの見たいチャンネルでいいよ」
「じゃあ一昨日は譲ってもらったからセリス兄さんが決めていいよ」
「本当!?じゃあ今日は釣りキチトレックにしようっと!」
「ああ、あの結局最後まで何も釣らないで周りにキチガイ扱いされてるけど実は超テクの持ち主が主人公だっけ?」
「ロイ、いくらなんでも説明口調すぎるぞ。自重しなさい」
「はーい」

……………
…………
………

・外組
「ぬぅん!」
「アッー!コノヒトデナシー!」

「おらぁ!十六文字キィーーーーーック!!」
「ぐっ……馬鹿な!!
 プロレスを見たいと言う欲求が、奴にプロレスの神を光臨させたとでも言うのか……!?」
434助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 22:23:16.12 ID:fQnlWu6J
「というかアイク兄さん、ナチュラルに混ざらないでよ」
「帰ってきたら皆が表で戦っているのが目に入ってな。これは良い訓練になりそうだからつい、な」
「そう言いながら関節技掛けるのは勘弁して!ギブギブギブ!」

「アルムと一緒なら、正直番組なんてどうでもいいの」
「セリカ、僕も同じ気持ちさ」
セリカ……アルム……KINSINハ(ry


「TV中継よりも、リアルで見るプロレスの方が興奮しますわハァハァ
 迸る汗と熱い空気、そしてぶつかり合う意地とKINNIKU……ハァハァハァハァ」
「姉さん。鼻血鼻血。あと自重」
「マルス兄さんもシーダさんが見てるドラマ見たいって言ってなかったっけ?」
「最初は漁夫の利狙いだったけどアイク兄さんが来た時点で諦めたよ。
 それに一応予約録画はしてあるしね」

しかし、マルスは忘れていた……

「あーっとキャッチャーとれない!土壇場で同点に追いついたー!」
※9時までの予定でしたが、予定より延長してお送りいたします。

「CMの最中にスコア確認するだけでも楽しめるから野球中継っていいよね」
「ねー」

予約録画の天敵(ヤキュウチュウケイノエンチョウ)の存在を……!
435助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 22:32:00.10 ID:fQnlWu6J
「つ、釣れたぞぉ!……って、夢かぁ」

『今週はこれでおしまい。
 来週は因縁のライバル、マカロフとの怠け者対決をお送りします。お楽しみに!』

…………… 
…………
………

「今日は夢オチかぁ。これは新しい」
「普段まったく釣らない主人公が魚を釣ったから、おかしいとは思ってたけど……」
「この作品のいい所は前の話を見てなくても楽しめる所だね。
 なんだかんだで周りの人達の説明が適切だから豆知識にもなるし」
「なんだか釣りに行きたくなってきたなぁ。
 僕の竿、どこにやったっけか……」

「ふぅ、いい運動になったな」
「ああ、プロレスは終わっちまったけど、楽しかったから良しとするか」
「みんな、入る時はちゃんと足の裏を濡れタオルで拭いてね」

「そんな……馬鹿な………」
「マルス兄さんがリアルでショック受けてるのは珍しいね」
「多分、ドラマそのものよりもこの事態を読み切れなかった自分が許せないんじゃないかな」

「はい、シグルド兄さん」
「おお、すまんなアルム。
 しかし今週のディアドラえもんは一体どうなったのか……気になるなぁ」


「ぬぅん!ふん!はぁっ!」
「アッー!何で僕らだけエンドレスサドンデスマッチなのさー!」
「どちらかが死を迎えるまで、このリングから降りることは許されん!」
「これって明らかに単なるオチ要員アッーーーー!」
436助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 22:55:42.47 ID:fQnlWu6J
・たまには勉強も
「って姉貴達に言われたからとりあえずやってみたけどよぉ」
「やはり俺たちには学問が向いているとは言い難いな」
「……ZZZ」
「アイク兄貴に至っては開始10分で意識が無くなってるしな」

「でも俺はともかく、お前はそこまで成績悪くないんじゃねえか?」
「まぁ、テスト前は一応勉強しているからな。
 エイリークやターナに教えてもらっているのも大きいのかもしれん」
「そいつは真面目なこったな。
 しかし俺も、こないだ赤点取って慈悲+アミーテ無限ループ喰らってからは一応赤点はとってないぜ。
 まぁ褒められた点数ではないけどな」
「なんだかんだで、我が家で姉上に逆らえる者はいないからな。
 ……しかし、やはり数学は苦手だ。
 数字を見ているだけで眠くなってくる」
「俺も数学が一番駄目かもしれねぇな。
 xとか文字が出てきた時、最初意味が分からなかったぜ」
「悔しいが、 まったく同じ疑問を抱いたことがある」

ガラッ
「どう、勉強は進んでるー?」
「ミカヤ姉、やっぱり俺らに勉強は……」
「でも、勉強できないと将来苦労するわよ?」
「うむぅ……そうは言いますが、やはり人間分相応な物というものがあるのでは」
「まぁお姉ちゃんも勉強はさっぱりだし、好きな事やりたいって気持ちは分かるけどねぇ……
 好きな事……好きな事かぁ」
「「?」」
「そうよ!苦手意識があるから駄目なのよ!
 だったら、好きなものに置き換えて考えればいいのよ、うん!」
「つまり、どういうことだ?」
「そうね、例えば計算なら……ちょっと待ってて、電卓持ってくるから」
437助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 22:56:04.00 ID:fQnlWu6J
「えー、ごほん!計算問題よ。
 エフラム、槍を198本持ったソルジャーが1721人います。
 さて槍は全部で何本でしょうか?」

(おいおい、いくらなんでもそんなので分かるようになる訳が……)
「340758本だな」

「……合ってる」

「なんでだよ!?なんでそれで解けるんだよ!!」
「?イメージした通りの槍の数を数えただけだが……」
「じゃあ続けて問題!198×1721は?」
「すまない……まるで分からない」
「さっきとまったく同じ問題よ!?」

「ZZZ……ん、眠ってしまったようだな」
「あ、アイク、丁度いいわ。
 アイクに問題!お肉を持ったコックが全部で……です。
 さて、お肉は全部でいくらあるでしょうか?」
「たくさんある」
「……もっと具体的に!」
「ものすごくたくさん」
「そうじゃなくて、お肉の数を聞いてるの!!」
「いくらあろうと関係ない。
 どうせ全て喰うからな」
「……もう、いい」

「ヘクトル、ピザをもったフロリーナちゃんが(ry」
「例え姉貴だろうと言わせねぇよ!?」
438助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 23:06:33.53 ID:fQnlWu6J
・ボランティア編
「困りましたね……どうしたらいいのでしょうか」
「あら、どうかしたの?」
「あ、姉上。実は……」

「……つまり、エイリークの通っている女子高の演劇部の仕事を代わりに引き受けたいと」
「はい。孤児院の子供達への人形劇なのですが、もう三日前なのに食中毒で部員全員が倒れてしまって……」
「そ、それはまた何と言うか……ご愁傷様だね」
「事情は分かったけどよ、それと俺たちが何の関係があるんだ?」
「察しが悪いぞピザ。俺たちがその代わりをするに決まっているだろう」

「あ、成程……ってなんでそうなるんだよ!と言うかどさくさに紛れてピザ言うなコラ」
「やはり、駄目ですよね……」シュン
「ヘクトォ〜ル?お姉ちゃんはそんな薄情者を弟に持った記憶はありませんっ!」
「前々からろくでなしだと思ってたけど……」
「最低だな」

「ぐ……でも、姉貴達はともかく俺やアイク兄貴なんかはこういうの向いてねぇし……」
「む、まぁ確かにな。
 しかし、苦手な事に挑戦するのも自己研鑽の一つだ。それに、家族の為なら協力は惜しまん」
「流石アイク兄さん。それに比べてこっちの兄と来たら……」
「前々から女泣かせだとは思ってたけど……」
「最悪だな」

「だーーっ!分かったよやってやるよコンチキショーー!」
439助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 23:12:00.21 ID:fQnlWu6J
ー当日ー
「お兄ちゃん、きんにくもりもりー!」
「ふっきんすげー!」
「日頃から鍛えているからな。お前たちも鍛えればいずれこうなるさ」

「あはは、お腹ぽにょぽにょー」
「ぽにょー」
「やめろ、そこは触るなって!
 こらリン、お前笑ってないで助けろって……アッー!」

「やはり子供達の笑顔は何よりの宝だな」
「そうですね……」
「聞けばこの催しは演劇部が自発的に始めたとか。
 お前の友人だけあって素晴らしい人達だな」
「はい、皆とても親切でいい人達ですよ。
 ……兄上達みたいに。」

「姉さん、そろそろ劇の準備をしないと」
「あ、もうこんな時間……了解です」

「ヒャッハー!舞台設計は僕に任せろー!(バリバリ」
「うむ、いい腕だ。うちの工務店の連中とも遜色ない」
「たまにバイトで手伝ったりしてるし、学芸会の時も似たような事してるしね。
 こんな仕事なら、いくらでも手伝うよ」
「良く言った。追加でこことここも頼む」
「ヒーハーー!ここで逃げ出すのは単なる中途半端だ!逃げないのはよく訓練された器用貧乏だ!」
「劇開始までには余裕で間に合いそうだな」
440助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 23:15:35.41 ID:fQnlWu6J


「やった!ついに ねんがんの ひかりのけん を てにいれたぞ!」
「ころしてでも うばいとる」
「な、なにをするー!」

※以下()内の会話は舞台裏で小声で話しています

(劇は今の所順調ね)
(肝心の内容が物凄く心配だけどね……)

(大変!アイク兄さんたちが急な仕事で手伝えなくなっちゃったって……)
(ど、どうしよう。次のシーンの人数が足りない!)
(こうなったら……)

「はあああああああ!?俺一人で二人分の動きをするだと!?」
(すみません、アイク兄上達が来れなくなってしまったもので……)
(声は俺たちがやるから、動きだけでいい!とにかくやれ!)
「ちょっと待て!俺自分の役以外の動きなんて分かんn」
(それくらいアドリブでなんとかしろ、というかさっきから声がでかい!
 幸い見ているのは年端もいかない子供たちだ。動き回ってるだけでもそれらしく見えるだろう)
(ちっ……分かったよ。もうこうなったら破れかぶれだ!)

441助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 23:17:37.38 ID:fQnlWu6J
「うほっ、いいおとこ。や ら な い か」
「それじゃ……攻撃します」
「ああ……次は俺の反撃だ……」

(ぬおおおおおおお!
っていうかどんなシーンだよこれ!?)


「助けてくれてありがとう!よろしければ、私と一緒に……」
「申し訳ありませんが、僕は旅を続けなければいけないのです」
「そんな、ひどい……」
「すみません……」
「そんな、ひどい……」


(があああああああ!!
アドリブきかせてんじゃねええええ!!!嫌がらせかあの野郎!!)

「子供達の笑顔の裏で、ヘクトル兄さんが凄い形相で人形動かしてるね」
「両手両足フルに使って一人四役こなしてるからね、そりゃあ必死にもなるよ。
 というかロイ、君があっちを手伝っても良かったんじゃない?
 スポットライトと効果音なんて僕一人でもこなせるし」
「兄さんならきっと大丈夫だと思ったから任せてきたんだ(棒」
「まぁからかうのも程々にしておいてあげなよ。我が家だと僕とエリウッド兄さんの次位に苦労してるかもしれないんだから」
「……考えとく」
442助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 23:21:01.69 ID:fQnlWu6J
急いで作ったから荒いけど、こんな感じでいいかな
落ちが弱いけどスマソ

ここのところティニー無双っぽかったから、流れを変えてみた
反省はしているが後悔は(ry
443助けて!名無しさん!:2011/07/23(土) 23:27:36.27 ID:1oc0T/DO
>>433-435
>>436-437
>>438-441
連投乙です!書きながらこのスピード……見習いたい……
個人的には一番最後のネタの演劇内容が気になって仕方ない
GJでした
444助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 13:06:29.19 ID:fbf0gWki
>>432-442
GJ!
どれも面白くてほのぼのした
やっぱり兄弟家はいいな!
それにしてもトレックとマカロフの対決が気になるw
445助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 14:45:22.81 ID:rwtap939
>>433-442
ネタのサンレンダァ!に満足した。てか演劇の内容が気になりすぎて(ry GJ!
それはそうと、>>432の「ほのぼの分」って文字が「ぼのぼの分」に見えて焦った
446助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 15:14:36.14 ID:k9BN4t7M
この小説を読む前に>>55の注意書きを参照ください。
>>298-300の続きに当たります。
それと考察スレに設定纏めてくださった方には感謝感謝です。
鉄の塊のような豪腕が唸り大の男が宙を飛ぶ。
顎を砕かれた男が地に這い蹲り周囲の者たちがざわめいた。
「野郎……くたばれっ!」
倒れた男の仲間が腰の物を引き抜く。日光を反射してぎらつく刃に周囲の見物人が悲鳴をあげる。
だが豪腕を振るった男は怯む様子も無い。素手であるにもかかわらずだ。
その男は六尺五寸もの巨躯に巌のような筋肉をまとっており、
着流しのもろ肌を脱いで逞しい上半身を衆目に晒している。
その堂々たる体躯は威圧感に満ち溢れていたがなによりも人目を引いたのは全身を彩る刀傷だろう。
体中を幾筋もの傷跡が走っており男の潜ってきた修羅場の数を思わせる。
男はそれを男の勇敢さの証、まさしく男の勲章として誇っていた。

刃を抜いた男が喚き声を上げて上段より太刀を振り下ろす。
だが大男は類まれなる握力でその切っ先を掴んだ。
どれだけ男が掴んだ掌ごと太刀を切り降ろそうと力をこめても太刀はピクリとも動かない。
大男の腕は隆々とした筋肉が盛り上がりどれだけの力を拳に込めているのかと思わせる。
切っ先が掌の皮を僅かに裂いて血を滲ませたがすさまじい握力がそれ以上太刀が食い込む事を許さなかった。
やがて周囲から歓声が響き渡る。
信じがたいことだが大男は鋼仕立ての太刀を素手でひん曲げたのだ。
あまりの怪力に恐れを為した男は悲鳴をあげ太刀を捨てて逃げ去っていった。
逃げる男を見送った巨漢に傍らの弟分が声をかける。
「兄貴、お疲れ様っす!」
「おう」
兄貴と呼ばれた巨漢は着流しを着直すとまるで何事も無かったかのように踵を返し弟分を伴って雑踏へと消えていった。

ヘクトルの弟分を称するマシューという男は後に知人にこう語っている。
「兄貴は語らねぇけどさ。あの人の素手へのこだわりはいっそすがすがしいくらいさ。
 ゴロはスデで巻くもんだって信念なんだろうな。相手が刀持ってようが槍持ってようが懐刀一本使った事ねぇよ兄貴は。
 それがヘクトル兄貴ってお人なんだ」

炎正十三年五月十日――――
オスティア城下を締める牙一家にその人ありと謡われる巨漢ヘクトル。
この年十九歳を迎えていた。
二人は牙一家の屋敷の門を潜る。
建物の門構えはそれなりに立派なつくりをしており住まう者の風格を感じさせた。
だが………

「遅かったじゃない」
玄関を潜る二人を出迎えたのは長い黒髪を艶やかしく垂らした派手な女だった。
艶やかな着物に身を包み派手な扇子で口元を隠している。
牙一家の親分ブレンダンの妻ソーニャ………
妖艶な美貌をもってブレンダンの心を蕩かした美女は冷めたような瞳で二人を見つめていた。
「あ…姐さん…」
マシューがうわずったような声をだす。彼はこの女を苦手としていた。
マシューだけではない。ヘクトルも顔には出さないが内心でソーニャを嫌っている。
「で、首尾は?」
「……適当に痛めつけといた。もうここらで悪さはしねぇでしょうよ」
低い声を出してさっさと話を切り上げようとするヘクトルにどこまでもソーニャは冷ややかだ。
手首を軽やかに翻して扇子を閉じるとその先でヘクトルの顎先をなぞった。
「おかしいわねぇ…私は簀巻きにして川に叩っこめと言ったような記憶があるのだけれど?」
「…………」
ヘクトルは黙して語らない。
ただその瞳には燃え立つようなものがあった。
それを察したマシューが慌てて割って入る。
「あ、姐さん!連中はもうすっかりビビッちまってほうほうの呈で逃げ出したんですぜ!
 野武士商売は舐められちゃあおしまいだ。もうこの土地には近寄りませんって!絶対!間違いなく!」
道化に徹して間を持とうというマシューの意図を察したのだろう。
ヘクトルは下げたくも無い頭を下げる事にした。
「…やりかたがヌルかったのは認めやす。仏心がでちまいやした…お許しなすって」
「フン…」
面白くもなさそうに鼻をならして踵を返すソーニャの背を見送るとマシューは深々と溜息を吐く。
その時であった。玄関から一人の少年が姿を見せたのは。
「…………」
鋭い瞳の少年であった。
着物姿に草履となりは町の少年でしかないが、ヘクトルもマシューも彼が何をしてきたのかはよく知っている。
彼はソーニャが後妻となった日に伴った取り巻きの一人だ。
「げ……ジャファル……」
弟分はヘクトルの影に隠れる。この虎狼のような少年の視線に捕らわれると生きた心地がしないのだ。
「おい餓鬼……血の臭いがするぞ…」
ヘクトルの言葉に少年は動じる様子も無い。
軽く一瞥しただけで早々に屋敷の奥へ引っ込んで言った。
「けっ…なんなんすかねあの態度!」
はき捨てるような弟分の言葉を聞き流しつつヘクトルは奥の部屋へと向かっていった。
もうここは彼らがかつて草鞋を脱いだ頃の牙一家では無いのだ…
牙一家。
かつてはオスティア一帯を締める任侠集団として名を馳せた男たち。
侠気を極め弱きを助け強きを挫く事を美学とした極道たちはいまや僅かに若頭ロイドの周辺を残すのみだ。
ソーニャはブレンダンを骨抜きにするとたちまち己の息のかかったちんぴら共を次々と手の内に引き込み、
一家の様相はすっかり変わっていった。
今ではジャファルのような得体の知れない男が怪しげな仕事に手を染めている。

奥の間に進んだヘクトルは座布団を一枚取るとどっしりと腰を下ろした。
目の前には若頭ロイド、それとその弟ライナスがいる。
「おう…機嫌が悪そうだな、ええおい?」
「若頭…親分はいつまであんな女に好き勝手させとくんだ?」
搾り出すような声だ。
ヘクトルは憤りを吐き出すように胸の奥から息を吐いた。
それに答えるロイドの言葉も苦々しい。
「幾度も言ったさ。だがな…親父はもうだめだ。聞く耳をもたねぇ。
 おれぁよ…もう、これしかねぇって思ってる」
ロイドは木の白鞘に収められた匕首を引き抜いた。
白刃の煌きは凄まじい切れ味を感じさせる。
かつての抗争相手との出入りでたちまち七人の猛者を切り伏せた人斬りロイドの恐ろしさはいまだ健在と知らしめる鋭さだ。
思わず息を呑みこむマシュー。だがヘクトルはこれをもう考えていたのだろう。

「若頭…女狐のタマ取るにしてもよ。奴の周りにゃジャファルもウルスラもいる。
 それだけじゃねぇ…わけのわからん妖術師も出入りしてるらしいじゃねぇか」
「おうよ…だがな。奴らが牙の名をこれ以上汚すのを見てらんねぇ。
 てめぇら俺に命預けてくれねぇか?」
七年…牙一家に属して七年の歳月をヘクトルは過ごしていた。
躊躇うまでも無い。
「おう。俺の命若頭に預けるぜ。
 女狐の好き勝手をこれ以上許しちゃおかねぇ…」
立ち上がり拳を握り締めた巨漢の背にマシューはいままでにない侠気を感じた。
恩のある牙のため義理を果たそうという男の決意が漲っていた。


だがこの日に流れを変える事を目論んでいたのはロイド達だけではないのだ。
別の場所では別の意思が動いていた。
「ネルガル様…ネルガル様……すでに牙は我らの物……小賢しくも足掻く輩を一掃するのにさして時はかかりません」
「うむ…最後まで手綱を緩めるな。ここを足がかりにして次はオスティアだ。
 愚かな輩、ベルンにしか目を向けておらぬ……」
「はい……城下には我らが草を忍ばせて……その動向は……」
「一つ気になる……侍大将エルバートが……間者を……」

その部屋はどことも知れぬ暗い一室。
画一的な同じ声をした者どもが幾人も幾人も声をあげて響かせる。
異様極まりない光景だった。
同じ顔をした者が幾人も居並び中央の老人に報告を発している。

老人は顎の髭を撫でると……天井を仰ぎ見た。
「エルバート…気がつかねば長生きできように…愚かな事よ。
 貴様も死に掛けた息子も寿命を縮める事になる……」

常闇の中で東国を動かす何かが蠢き出していた。


次回

侍エムブレム戦国伝 邂逅編 

エリンシアの章 懐に帯びる一本の刃
450助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 15:29:45.58 ID:TUPesYoT
>>446-449
GJ、いつも楽しみにさせてもらってる。
だからこれだけ言わせて欲しい……
エルバートおおおおおおお!!!
451助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 17:56:38.95 ID:sfIU7Inj
早朝人通りの多い街中、頭まで覆われているローブを着込み、すれ違う人を対象として占いを商いとしている少女がいる。
彼女は主人公家の長女ミカヤといい、朝日が昇った直後からこの街中で占いをしている。
占いの評判としては中々当たるとのことであり、知る人は知るという隠れた知名度を持っている。
「おはようございます。今日の運勢占ってください。」
彼女の占いを求めてやってくる客は、通いなれた常連もいれば一度も顔をあわせたことのない新規の客まで年齢層様々で幅広い。
しかし、基本的に一回の占いに時間がかかるものであるため、一日に多くの数をできるものではなく、収入としても主人公一家を養うためのものとして消えてしまう。
また今現在の夏や冬といった、一日の温度変化が激しい季節だとどうしても彼女自身の活動時間が限られてしまうため、多くの占いをすることはできないが、
それでも、その数少ない占いの機会を求め、今日も彼女の元へお客は来る。
「ありがとうございました。またお越しください。」
本日10人目の客を占った後のことである。彼女の元へ見知った顔がやってきた。
「今日も繁盛しているようだな。」
見た目は20代前半であろうか、青く短い髪をした大男、ゼルギウスがミカヤの前へ座る。
彼はほぼ毎日といっていいほどミカヤの元へ占いをしてもらいに来ており、いわば常連となっていることでミカヤの収入に貢献している。
しかし、占ってもらったとしても彼は基本的にミカヤの占いによって本日のスケジュールを変えることは無い。
たとえ占いの結果がとてつもなく悪いものでも変えることは無く、それは占いを信じていないわけではなく、どんな出来事があっても対処できる自信があるからだ。
だが、今日はまた別であった。

「あら、ゼルギウスさん今日は女難の相が出ていますよ。しかもあなたのもうひとつの顔が他人にばれてしまうかも、とのおまけつきですね。」

女難

普段あまり女性とかかわる機会が無い(仕事でも少数としか関わりはなく、日常生活ではあっても大体主人公家の人々である)上、
本日は有給を使っており仕事へ行くことがないため、女難の相といったら目の前の少女、ミカヤと何かあるかのかもしれないと勘繰ってしまう。
ミカヤはゼルギウスの職業は知らないので、きっと仕事関連のことではないですか、とアドバイスはしておいたがゼルギウスには不安が残る。

(女難の相が出ているからには乙女を守るために軽率な行動ができぬ。しかももうひとつの顔というのは当てはまる節がひとつしかない)

主人公家の前には、ご近所様からは「漆黒ハウス」と呼ばれている家があり、そこがゼルギウスの住居である。
近所では、年中でかい黒鎧を着た男−通称漆黒の騎士が住んでいるとの評判ではあるが、その漆黒の騎士こそがゼルギウス本人なのである。
なぜそのような姿をしているのかはご存知の通り、目の前の少女ミカヤを守るためである。
彼女を守ることに固執している自分の姿は、傍から見たらロリコンだの危ない人だのいわれる可能性があり、
ゼルギウス本人としても日常生活上リスキーなことになってしまう恐れがある、とのことで変装をした結果がこれである。
しかし、変態、頭おかしい、乙女好きのおっさん、このロリコンめ、むしろロリババア好きとかひくわーetcとの言葉にも負けず、長い間ミカヤを守っているのだが、
長い間この姿で彼女のことを守っているうちに、正体を明かすタイミングを逃してしまい、今現在もそれが続いている。
ある時は漆黒の騎士として不埒者からミカヤを守り、あるときはこうして好青年(?)として彼女に占いをしてもらっているが、それが同一人物だとばれてしまったら・・・
(乙女はともかく他の者に何を言われるか分らないな)
上記の評判の通り間違いなく変態扱いをされ、自分の周りのものはおろかミカヤにも嫌われてしまうのではないかという不安がゼルギウスを襲う。
しかし、今日の自分のスケジュールでは幸い仕事も休みと言うこともあるので、家で息を潜めていれば大丈夫だとは思うが、念には念のためだ。
「それは困ったな。今日は万全の対策をしておこう。」
万全の対策とは一体何のことであろうか、と自分で言っておいて突っ込みたくなるが、とにかく普段どおり鎧を着たまま家で過ごし、
来客には応じないとの方向で行こうと本日の行動計画を決めたゼルギウスであった。
452女難:2011/07/24(日) 17:58:06.41 ID:sfIU7Inj
「ただいまー午前中なのに暑いわねー」
ミカヤが家に帰宅すると主婦のエリンシアを除き、兄弟たちはそれぞれ仕事や学校へ行っていた。
ミカヤの帰宅する時間はちょうどエリンシアが家中の掃除をしている頃であり、今日も例外ではなかったのだが、
今日だけはミカヤが帰ってくるや否やエリンシアはすまなそうに、こういうのであった。
「姉さん、ごめんなさい。エイリークの学校へ行って来ていただけるかしら」

事の発端はこうである。早朝いつもの通り皆の朝食と弁当を作っていたエリンシアであるが、皆が外へ出た後に机に残っている弁当を見つけたのである。
その弁当はいつもエイリークに作ってあげているものであった。
彼女が弁当を忘れるなんてあまり思いたくなかったのだが、弁当がいらないときはまず自分に言うだろうし、そういわれた覚えもない。
その為、弁当がこの場に置いてあるということは彼女が持っていくのを忘れてしまったということとなるのである。

エリンシア本人が弁当を届けてやればいいのではないか、との疑問があるが、彼女が学校へ届けにいけない理由は、彼女の大人びた容姿の為であった。
エイリークの通学している学校、ルネス女学院は有名なお嬢様学校なだけあってガードが厳しい。
学院内部へ持ち込めるのは生徒が持ってきたもののみ(しかもその中身も完璧なチェックが入る)であり、外部からの物の持込はまず無理である。
それが家族から依頼されたものであろうがなんであろうが、生徒の安全の為には全て禁止されているのである。
そのため、弁当をエイリークに届けるには学院の生徒になりきって内部へ潜入しなければならない。
しかし、主婦という言葉がとても良く似合うといわれるほどの容姿を持っているエリンシアは間違いなく、学生服を着ることができない。
サイズ的にはなんなく着ることが出来ても、見た目が少々苦しいものがある。
学生服姿をしていて、声高に「学生です!」と言われても周囲が凍り付いてしまう。
そんな感じの容姿であるため、エリンシアでは学校へ届けに行くことができないのである。
そこで彼女は、エイリークと同じ年頃の娘な容姿のミカヤであれば学院内への潜入も可能であると思い頼んだのである。
なお制服はクリーニングに出しておいた予備のものがあるのでミカヤにはそれを着せればよいとのことであった。

とはいっても内部へ潜入するのすら難しいのがルネス女学院である。
普段使用されている魔法なんかでは入れないよう魔法陣が張ってある等、対策は練られているのでワープ関連の魔法は役に立たない。
だからといって正面突破をするといっても、こんな時間から来る学生が学院内に入れるとは思えない。
しかし、エリンシアは問題ないといわんばかりの顔であった。
「転移の粉があります。あれがあれば簡単には入れるでしょう。粉自体は漆黒さんに頼めばいただけると思いますし。」
転移の粉。それは誰でも使えるリワープの魔法、と思われがちだが、使用する際に魔力を使用しないためか、魔方陣なんかを簡単にすり抜けてしまうのである。
もちろん犯罪に使用することもできるが、あいにく手持ちは知っている限りでは漆黒の騎士のものだけであり、彼がそんなことをするわけはないだろうとミカヤは分っていた。
そうと決まれば、申し訳ないと思いながらも漆黒の騎士に粉を分けてもらえるかを頼みに行くとしよう。
そうミカヤが外に出ようとしたとき、エリンシアにその足を止められた。
「まずは制服に着替えてからのほうがいいのではないのでしょうか。そのほうがこっちに着替えに戻ってくる必要もなくなるかと思いますし。」
453女難:2011/07/24(日) 17:59:12.07 ID:sfIU7Inj
ミカヤがルネス女学院の制服に着替えると、そこには一家の主とは思えないほどの、格好をした一人の少女がいた。
エリンシアも内心うらやましいと思いながらも、予想通り似合っていると思った。
そして着替えた当の本人は気恥ずかしさを覚えながらも久しぶりに着る制服の感覚に懐かしさを覚えていた。
「何十年ぶりかしらね。こんな格好をするのって。」
胸が少々きついことを感じながら、少しの間制服の着心地を感じとっていた。
しかし、制服に着替えた本来の目的を思い出すと、机に置かれている弁当をその手に持ち、言ってきますと外へ駆けていった。

ゼルギウスはいつものように黒鎧を身に着けながら、住居の居間にいた。
朝、占ってもらった占いの内容を頭に浮かべつつ、普段どおりの生活を送っていたが昼前になると状況が一変した。
我が家のチャイムが鳴ったのである。
我が家のチャイムは基本的に主人公家しか鳴らさない。
それはほかの近所の家からは漆黒ハウス=触るな危険、とでも思われているくらい警戒されているものだったからである。
1度目のチャイムを無視し、頼むから今日は勘弁してくれ、と思っていたのだが、その思いもむなしく、2度3度と鳴らされ続けるうちに、
ゼルギウス本人が折れ、玄関へと向かっていったのであった。
「何のようだ、身の程を―」
玄関から出た先には一番会いたくない人物、ミカヤがいた。
しかも普段着とは違う学生服、というとても魅力的な姿をして彼女は目の前にたたずんでいた。
「こんにちは騎士様。いきなりお訪ねいたしまして失礼かと思われますが、お願いがあるのです。」
彼女の学生服姿に感動を覚えながらも、興奮した頭を少し冷ましつつお願いというものは何かと尋ねたのであった。

「成程、転移の粉が欲しい、とのことか」
よりによって、と内心思いながら、お願いの内容と理由を聞いたとたんに今朝の占いの結果が、ミカヤに関することだと確信してしまった。
転移の粉というのは自分しか使用することができないからであり、
その使用目的もよりによって女学院内に潜入するためという非常に危険なものだからである。
さすがにこの姿で学院内に潜入すればたちまち大騒ぎになるだろうが、だからといって乙女の願いを断れるほどゼルギウスは外道ではない。
だが、
@転移の粉を使えるのが自分のみである限り、自分が付き添わなければならない
Aしかし、この姿だと変質者扱いされる&かといって鎧を脱いだら乙女に正体がばれる
Bしかも女学院だから男の自分がうろつくのも不審者とされる可能性がある
と問題が目白押しである。
しかし、考えている時間もあまりないので、何とかベターな解決策を考えたのであった。

「しばしまて、助っ人を呼ぶ」
454女難:2011/07/24(日) 18:00:53.97 ID:sfIU7Inj
それから3分くらい経った後、ミカヤが漆黒ハウスの玄関の前で待っていると、一人の男が漆黒ハウスを訪ねてきた。
「漆黒から話は聞いた。助太刀いたそう。」
その男はなんと漆黒の騎士の中身、ゼルギウスであった。いつも占いをしてもらうときに見る黒いスーツ姿である。
「助っ人ってゼルギウスさんのことだったんですか。お知り合いだったんですね」
ゼルギウスはぎこちなくそうだ、としか答えなかった。まさか本人だとは口が裂けてもいえないだろう。
ゼルギウスはそのまま漆黒ハウスへ断りもなく入ると、中から漆黒の騎士が歩いてくる。
そしてそのまま無言でゼルギウスに転移の粉を渡したかと思うと、家の奥へと無言で消えていった。
「ではルネス女学院へ行くとしよう。「乙女」よ、掴まれ」
乙女、という言葉を無意識に出したことをゼルギウスは後悔した。
乙女という言葉を使っているのは漆黒の騎士のみであるため、ゼルギウスである今はこの言葉は禁句だ。
「乙女って、ゼルギウスさんも騎士様と同じように呼ばれるのですね」
差し出された手を握り、くすくすと笑いながらミカヤが尋ねる。
ゼルギウスは漆黒に教えてもらったのだということで、なんとかはぐらかした。
無意識とは怖いものだ。

転移の粉を使用し、飛んだ先はルネス女学院の裏庭であった。
ミカヤは以前、普段からあまり人通りがない場所なので、昼食を取るのに便利だとエイリークから聞いたことがあった。
言っていた通り、この場所は人通りがなく隠れる場所も多かった。
「それでは7組のほうへ行ってきますね。ゼルギウスさんはどうしますか」
ゼルギウスは草陰に隠れながら考えていた。
ゼルギウスは一応怪しまれないようにスーツ姿で来たものの、一般の男が歩いているだけで不審者扱いされかねない。
そのことから、この場で待っているという選択肢がないだろうと考えていた。
「私はここで待っている。用事を済ませてきなさい。」
懐から出した返送用のサングラスを装着するや否や、あたりを警戒し始めた。
あまり長居するとゼルギウスが見つかってしまう可能性がある。
彼が不審者扱いされるのだけは避けたいので、ミカヤはとっととエイリークのいる7組へと駆け出したのであった
455女難:2011/07/24(日) 18:01:52.29 ID:sfIU7Inj
学院内は昼食の時間になっており、廊下では多くの生徒とすれ違う。廊下を急かすように走る銀色の髪は多くの生徒の視線を集めた。
もともとこの学院には銀髪がおらず、あんな生徒いたかな、と思わせるのに十分だったからである。
そうこうしているうちに7組へ着き、エイリークを探す。
クラスの後ろのほうを見ると友達とにこやかに話す、妹の姿があった。
普段見ることのできない学校での光景にミカヤは微笑み、エイリークに近づいていった。
「エイリーク、お弁当忘れたわよ。」
いきなり姉の声が聞こえたことに驚き、振り向くとその声の主の格好に驚愕した。
「あ、姉上!?なんでここに、そしてその姿・・・」
エイリークが見る日常生活のミカヤの姿は割烹着かエプロン、普段着しかないので制服姿なぞ見たこともなかった。
そして絶妙に似合っているのも、なんだか照れくさかった。
「そう。あなたがお弁当食べられないっていうのは健康に悪いし。だからこうやって届けに、ってあれ?」
弁当箱を前に差し出したミカヤの目に映るのは、弁当を片手に持っているエイリークであった。
自分が持っているのは間違いなくエイリークの弁当、しかしエイリークも弁当を持っている。
これはいったいどういうことだ。
「あ、それ兄上のですね。兄上ったらお弁当を忘れるなんて、まったくしょうがない人です」
きっかけはエイリークとエフラムは昨夜、明日の弁当を交換しないか、という話からであった。
主人公家で作られる弁当は基本的にその人用のものであり、栄養バランス、カロリー摂取量など細かく調整されたものを個々にエリンシアが作っている。
普段食べている弁当に飽きたのか、エフラムが切り出した話であった。
「盲点だったわ…。じゃあ急いでエフラムのところへ行かないと。」
ミカヤがいそいで踵を返そうとすると、廊下がなにやら騒がしいことに気がつく。
多くの教師の怒声と誰かが走る音、そして生徒の叫び声を感じ取ると、ミカヤは嫌な予感がし、廊下へと走ったのであった。
この騒ぎを起こしていたのは予想通り、ゼルギウスであった。
見つかってしまったのである。
「乙女よ、掴まれ!時間がない!」
必死の形相をしながら走るゼルギウスの手を掴むや否や、二人の姿は一瞬にして消える。
目の前で起きた光景に、教師は驚いたが、すぐに男を捜すためそれぞれ散っていった。
後にエイリークはこの短時間に起きた怒涛の出来事に頭を抱え、姉とその隣にいた男について友人から質問攻めにあうのであった。
456女難:2011/07/24(日) 18:04:49.27 ID:sfIU7Inj
エフラムの学校は男子校である。ここはルネス女学院とは違い、魔法に対する対策がなされていないので潜入自体は楽なのだが、
生徒はみな屈強な男ばかりであり、中に潜入できたとしてもコテンパンにされるのがオチなのである。
「エフラムの学校は隠れて潜入ができませんので強行突破しかありませんが、大丈夫ですか?」
不安な顔をしてミカヤがゼルギウスに尋ねると、彼は問題ないと表情を崩さずに答える。
ゼルギウスにとってはここの生徒が強いといっても年頃の青年。持っている経験の差と実力がかけ離れているのである。
「乙女よ。私のそばから離れるではないぞ。」

転移の粉で学校内部へと飛ぶと、やはりこちらも昼食中ゆえ生徒が廊下へ出ている。
エフラムからはあまり学校の情報を聞いていなかったので、転移の粉による場所の調整ができなかったのだが、ゼルギウスにとっては何も問題はない。
ミカヤはどこからか取り出したスリープの杖を片手に持つ。
突然現れた二人の一般人に生徒は驚きつつも、外部からの侵入者だと感じ取ったからか、いっせいに武器を構える。
その中で一人、名乗りを上げたものがいた。
「貴様ら!ここがルネス区一の強豪が集まるルネス学園であることを知っての狼藉か!我が名はヒーニアス!貴様ら、名を名乗れ!」
弓を構えつつ茶髪の男が叫ぶ。
仕方ないと判断したのか、二人も武器を構えながら名乗りを上げた。

「私の名はミカヤ。ちなみに年齢は(ズギュン!ズギュン!)歳です。」
「私はゼルギウスという者だ。同じく年齢は(ゴシカァン!ゴシカァン!)歳である。」

年齢を名乗る必要があるかは分らなかったが、二人の年齢を聞き、目の前の男は戸惑う。
ミカヤもゼルギウスの歳に内心驚いていたが、なんとか平常心を保っていた。
「その風貌で(ズギュン!)歳だと?おかしなことを言うものだ。とっととおとなしくするのだな!」
瞬間、ゼルギウスに向かい矢を射る。
しかし、その矢を軽々と手で受け止めたのを見たとたん、強烈な眠気が襲ってくるのを感じ地面に伏したのであった。
「もったいないけど、あまり時間が無いからね。」
スリープの杖をくるくると回しながら地面に付しているヒーニアスに言う。
ゼルギウスがミカヤの背後にいる生徒をなぎ払うと、二人はエフラムのいる教室へ駆けていった。
457女難:2011/07/24(日) 18:07:37.22 ID:sfIU7Inj
目の前に立ちはだかる生徒を二人は次々と払いのけていく。
あまり怪我をさせないように生徒の壁を次々と突破しながら、二人はエフラムのいる7組へと着いた。
勢いをつけて教室のドアを開けると、その大きな音にクラスの生徒がいっせいにこちらへ注目した。
その中にはエフラムも含まれており、いきなり入ってきた二人の人間を見て硬直してしまった。
「エフラム。お弁当、忘れちゃだめでしょう?」
エフラムの机へ弁当を置くのと同時に、彼の額へデコピンをかます。
制裁のつもりなのか、あまりにも突然のことにエフラムは反応できなかった。

二人の一般人がこの学校に潜入してきたことに驚いていたクラスの生徒だが、
それ以上にエフラムへ弁当を届けに来た一人の少女に驚きが集まっていた。
エフラムには色恋沙汰が無い。それがこのクラス全体の認識だったためにこの光景はショックだったのである。
傍から観たら恋人同士のような光景で、あれほど色恋沙汰は無いと思っていたがために裏切られた心境である。
驚いているのも束の間、少女は付き添いの男に目配せをするや否や、その男の手を握り、煙となって消えたのであった。
突然現れた二人の一般人。
エフラムの恋人かと思えばもう一人の男といい感じになっている。
これに反応しないほどクラスの生徒は鈍感ではない。
やはりこちらもエイリークと同じく質問攻めにあうのであった。
しかし、エフラムは友人にロリコンといわれているため都合もいいし、なにより面倒臭いからどうでもいいか、
と内心そう思ったのであった。
そして質問を適当にはぐらかしつつ、購買で買ったパンと届けてくれた弁当を食べ始めるのであった。
458女難:2011/07/24(日) 18:09:13.16 ID:sfIU7Inj


「今日はありがとうございました。おかげで助かりました。」
ルネス学園からかなり離れた公園で、疲労でへばっているゼルギウスに向けられたのは一本のドリンク。
栄養ドリンクであり疲労もばっちり回復するものである。
「何、漆黒に頼まれたから手伝っただけだ。」
渡された飲み物を飲みつつ、ひどい目にあったが乙女に感謝されたからには悪くなかったな、と今日の出来事を振り返る。
女難とはこのことだったか、と改めてミカヤの占いの精確さに関心し、最終的に何も無くてよかったと一安心したのである。

「そういえば、ゼルギウスさんも私と『同じ』だったんですね。」

同じ、ということはどういうことかを尋ねると、ヒーニアスとか言うやつに絡まれたときのことをミカヤは話すのであった。
「あの時、ゼルギウスさんの年齢を聞いて驚きました。まさか私以外にもこんな体質の人がいたなんて」
ミカヤにつられて年齢を公表したのを思い出し、少々後悔した。
しかし普段はこの特異体質を人に公表することは無いのだが、なぜああも簡単に答えてしまったのだろう、と自分も不思議に思っていた。
「そなたはああも簡単に、いつも他人へとこの体質のことをしゃべっているのか。」
その問いに対しミカヤはええ、と答えた。

ミカヤはこの体質を他人に隠そうとしておらず、そのことで何か噂話をされたとしても気にも留めていない。
この体質をうらんだことは何度もあった。しかし、それは昔の話であり、今はなにも不自由を感じていない。
それもこれも我が家の兄弟の存在があるから、そうしていることができるということも最後に付け加えて。
「そなたは、いい兄弟を持ったな。」
自分が好意を寄せているとはいえ、ミカヤの境遇が羨ましかった。
そんな羨望の篭った言葉に対し、ミカヤは胸を張りながら言う。

「ええ、私にとって何よりも大切な、自慢の兄弟ですもの。」
459女難:2011/07/24(日) 18:13:06.27 ID:sfIU7Inj

漆黒ハウスに戻り、ミカヤから御礼をしてもらい、そのまま別れると転移の粉を戻しに家へ入る。
そこには暑さでぐったりとしている、いつもの漆黒の騎士とは思えないほど、情けない姿をした黒鎧の姿があった。
「今戻ったぞ。大役ご苦労であったな、ルベール」
鎧をはがすのを手伝うと、ルベールはぶちぶち文句を言い始めた。
「急に目の前に現れたかと思えば拉致されて、しかもこんな役目を押し付けられて散々ですよ。」

ルネス女学院に行く前にゼルギウスがとった行動はこうである。
まず転移の粉で休日中のルベールの家にお邪魔し、家主を拉致。
そのまま彼を(強引に)説得し、この役目を任せるために一度漆黒ハウスに戻り、ルベールに鎧を着せる。
あとは自分が家近くへと転移し、そのままミカヤに会った、という流れである。
「本当に助かった。これで乙女からの評価も上がったかと思うと感謝し切れん。今度特別ボーナスをやる。」
後日、特別ボーナスだけでは納得できない、とゼルギウスをゆするルベールの姿があったとかなかったとか。


「今日の運勢を占ってくれぬか。」
翌日早朝、いつもの通り占いをするミカヤの前に、やはりいつもの通り同じ人物が占いをしてもらいにやってくる。
通勤途中なのか、スーツ姿である。
「昨日はどうもありがとうございました。そういえば昨日のお礼として無料で占いをさせてもらえますか?」
お礼ということならば仕方が無い、と快く気遣いを受ける。
今日もこの占いの結果に振り回されるのだな、と不安を抱きつつ、同時に楽しみでもある。
そして、この光景をみると、今日もまたいつもどおりの生活が始まるのだなと深く思う。
そんなことを考えているうちに占いの結果が出たようである。
また、いつもの一日が始まる。

「あれ?ゼルギウスさん、女難の相がでていますよ?」
・・・・・・何?
                           おわり
460助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 18:16:43.10 ID:sfIU7Inj
おわりです
ありがとうございました
461助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 19:29:56.32 ID:OpzjUGH7
みんなGJ!
サザ涙目wなのかな?
462助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 19:40:42.93 ID:Zho+qciQ
遅くなりましたが第39回FETVを更新しました
感想、ご意見お待ちしてます
あとゲストのリクエストも…w
463助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 21:27:11.17 ID:hrPmIgML
>>446-449
これ見て思うわ
もし原作のヘクトルが貴族じゃなくて、黒い牙がネルガル一派に変えられてなかったら、
ヘクトルとリーダス兄弟は良き友になれたと思う…このネタの様に
GJ!

>>451-459
今までの顔を見せれないゼルギウスのイメージが強かったから、新鮮に感じたw
とりあえずルベールイ`。GJ!

>>462
キターーー!!
まだ見てないけど、今から見てくる。GJ!
…ゲストは今すぐに思いつかないので、他の人に譲ります
464助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 23:02:47.66 ID:CWO9kPRE
たった一日で良ネタ乱舞キター!
これだからこのスレがやめられねぇ!!
他の人もどんどんネタ出したりアイデアだけ書き込んでみて欲しい、きっといい気持ちだぜ

>>446-449
ヘクトルすげえ!
素手で刀ねじ曲げるとか、アイクばりの剛力じゃないか
でも斧はやっぱり使わないのかな……
そしてエルバートさん逃げてー!超逃げてー!

>>451-459
新しいタイプのネタだな、こういうのもいいね!
しっこくの中身知ってる人ってどの位いるんだろうか?

>>462
乙です!
相変わらずのクオリティで安心しました。
ゲストは……思いつかないので次の人お願いします!
465助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 23:17:43.67 ID:L+h73G9u
>>462
乙乙

スポンサー直々にってことでラケシスをリクエストしたいな
466助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 23:33:16.62 ID:TvklThUj
http://wikiwiki.jp/fe_family/
ゲストのリクエストはこのページのコメント欄で受けてるそうな
勝手ながら転載させてもらった
467助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 23:36:52.15 ID:XPvtSgxQ
FETVの人乙ー

じゃあノルンで
468助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 23:45:48.13 ID:TvklThUj
http://wikiwiki.jp/fe_family/?%A3%C6%A3%C5%A3%D4%A3%D6
すまん正確にはここ

今回のFETVの最後に

ドロシー「変なニュースになるの確定なんですね・・・・・
     ええと、当番組では、皆様のご意見ご感想等をお待ちしております、と。
     ・・・23回目以降の様にもし参加させたいキャラが居ましたら、
     新しいページが掲載される度に、FETVのページのお便りコーナーに
    『次は○○を出演キボンヌ』みたいなコメントを下さい。
     いつものように早い者勝ち式で、FETVニュース投下後に
     一番最初と二番目に出演希望されたキャラを、次回のFETVに出演させますよ♪」

とある
469助けて!名無しさん!:2011/07/24(日) 23:52:19.53 ID:XPvtSgxQ
気付かなかった・・・すまぬ
470助けて!名無しさん!:2011/07/25(月) 00:18:42.17 ID:4B4rUkxp
>>469
とりあえずsageよう。
全角だと認識されずにageになる。
小うるさくてスマン
471助けて!名無しさん!:2011/07/25(月) 00:57:49.07 ID:eyLPCH6g
>>462
更新乙です!
突っ込みが相変わらず面白いです。
ゲストのうち一人をリクエストした者ですが、取り上げられると嬉しいですね。
472助けて!名無しさん!:2011/07/25(月) 19:51:18.69 ID:fA6bDfom
早いもの勝ちで二人までってなってるんだから次回はシーダとラケシスだな
ノルン頼んだ人は残念だったということで
473助けて!名無しさん!:2011/07/25(月) 22:34:50.75 ID:Bn9hs2bk
クリス♂「最近出番がないよね(*´・ω・)」
クリス♀「(・ω・`*)ネー」
474助けて!名無しさん!:2011/07/25(月) 22:58:53.13 ID:a/4X316p
????「私はいつも2人のことを見ています。だか無問題です。むしろ私だけのクリスでいてくだs」
475助けて!名無しさん!:2011/07/26(火) 01:57:34.24 ID:/YENJDOg
>>473
双子設定ならエフラムエイリークと絡めそうなんだがなあ
>>473
両刀使い…ヘザーさんがアップを始めそうだ
476助けて!名無しさん!:2011/07/26(火) 02:12:03.95 ID:T9Um2Rlz
ミカヤ「さて本日皆さんに集まってもらったのは他でもありません」
ニイメ「なんじゃい急に」
ハンナ「ほっほっほみーちゃんの頼みならいつでもくるぞえ。ワシらあと何回生きて会えるかわからんからの」
ミカヤ「よねぇ…じゃなくて!? 私はBBAかもしれないけど最近それがさらにすごい域に達してきた気がするのよね。ネタ的に」
ニイメ「世の中上には上がいるもんじゃの」
ミカヤ「SOKODE!BBAでも気にしない私だけど最長老ってーとなにかモニョる。だから私より上の人を探してほしいのよ。独りでいいから」
ニイメ「やっぱり神関連ではないかの?」
ハンナ「じゃのう。そこなユンヌはいくつなんじゃ?」
ユンヌ「しらーん。多分だけど万くらいは生きてんじゃね?数えてないよーだ!」
ミカヤ「え…あなたそんなに若かったの!?」
ユンヌ「なんとぉー!?」
ミカヤ「ユンヌ…恐竜ってみたことある?」
ユンヌ「ないないそれはさすがにない。私らは人類が発祥する少し前あたりから…なんで発祥前からいるんじゃい!?」
ミカヤ「……………」
ニイメ「こりゃびっくりじゃ…」
ユンヌ「次回はミカヤのルーツを辿れ…とか?」
ミカヤ「いやじゃああああああああああ!!!!!」
ハンナ「あ、逃げおった」

続かない
477助けて!名無しさん!:2011/07/26(火) 02:14:52.54 ID:hv9xGuhm
>>473
マルス「帽子、髪型の豊富さに定評があるんだから、ペンギンの帽子でもかぶって」

クリス’s『(地味キャラがネタスレを生き抜くための)せいぞーん!せんりゃくー!!』

マルス「とか言っておけばいいよ、受ければ3か月は生き延びられるよ」
478助けて!名無しさん!:2011/07/26(火) 02:23:34.98 ID:w+kCP4PF
>>476
なんかジワジワとフイタw

実際誰が一番年上なんだろうね?
神か竜族だろうけど…どっちかっていうと神のが長生きしてそうだし…

この辺かね?

アスタルテ
ユンヌ
ドーマ

まあネタ的にミカヤでもかまわんがw
479助けて!名無しさん!:2011/07/26(火) 11:13:19.64 ID:Ne8EKmqg
シグルド「夏休み?なにそれおいしいの?」
アーダン「社会人の悲しさっすね」
ノイッシュ「仕事があるだけいいさ」
アレク「こうして忙しくしてるうちに三十四十になるのなんてあっという間なんだよね。大人って」
アルヴィス「早く仕事を進めたまえ」

セティ「夏休み?なにそれおいしいの?」
ホーク「…仕事やりくりして交代で休暇取りません?リンダと遊びに行きたいなぁ…」
セティ「いいなぁ…」
ミーシャ「ホークさん…もうちょっと気を使ってあげて」
ホーク「す…すみませんつい…」

イリオス「夏休み?なにそれおいしいの?」
シャナム「そんなもんあるか。ちゃきちゃき働け!」
イリオス「畜生!呪ってやる!」
セーラ「クソ社長!有給申請何枚も出したでしょーが!」
シャナム「全却下。お前らが働かないと会社潰れちゃうよ?それでもいいの?このご時勢に再就職先ある?」
ドロシー「いつか寝首かかれても知りませんよ…」

クレイン「夏休み?なにそれおいしいの?」
クラリーネ「兄様〜〜お仕事もほどほどにしてどこかに遊びに行きましょう!わたくし別荘に一週間ほど行くつもりでしてよ!」
クレイン「…ああ、行っておいで…僕はまだ会社の仕事があるから…」
クラリーネ「一緒に来てくださらないの?」
クレイン「だからね…僕が休暇取ると他にやる人がいないんだよ…」
クラリーネ「ホホホ、そのような些細な事下々に任せればよくてよ?兄様は仕事を人に任せなさすぎですわ?」
クレイン「任せられる人がほしいよホント…」

ラクチェ「夏休み?なにそれおいしいの?」
スカサハ「母さん…海に行きたいです」
ラクチェ「波打ち際で青春を謳歌したいです…」
アイラ「馬鹿者!流星剣は年中無休だ!それにどうせお前が海に行っても寄ってくる男はヨハヨハだぞ?」
ラクチェ「それを言わないでよ…orz」

ミカヤ「夏休み?なにそれおいしいの?」
エリンシア「自営業にはあまり関係ありませんわよねぇ」
ミカヤ「そのとおり。気がむいたら辻に立ち雨風吹いたら休むでござる」


社会は働く人の献身で成り立っています。
労働者に光あれ。
480助けて!名無しさん!:2011/07/26(火) 13:40:08.61 ID:sxxDS0PR
ミカヤが最年長はありえないっしょ。

最年長はその親だ。
481助けて!名無しさん!:2011/07/26(火) 14:11:16.84 ID:/YENJDOg
>>480
長姉と他が歳の差ってレベルじゃないしな
行方不明って設定だったっけ?夫婦でいろんな所を旅してそう
482助けて!名無しさん!:2011/07/26(火) 14:20:36.81 ID:Ne8EKmqg
亡くなったって設定もあったぞ
ネタによってまちまち

亡くなったにしてもロイが生まれた時までは存命だった事になるが
483助けて!名無しさん!:2011/07/26(火) 16:48:23.68 ID:2hs7Y3Ip
兄弟達の夏休みを想像

ミカヤ…しっこくとサザで取り合いになる

シグルド…KINSHIN撲滅と仕事に打ち込む。ディアドラをデートに誘うがアルヴィスと競り合いに
アイク…言うまでもなく修行。行き先はフレイムバレルや氷竜神殿

エリンシア…海へ行きガチムチ鑑賞。相手によっては逆ナンする

エリウッド…静かに過ごす。最悪な場合は入退院を繰り返す

ヘクトル…ダイエットにいそしみつつフロリーナやファリナ、マシューなどと遊ぶ

エフラム…幼女たちと過ごす

エイリーク…ターナとラーチェルの3人で遊ぶ。
行き先は繁華街や山がメイン。海には決して行かない

リン…ラスやシン、スーなどと草原へ

マルス…シーダやマリクと遊びながら過ごす

リーフ…海でひたすらおねぃさんハンティングをするが4人娘にシバかれる

アルム…セリカと過ごす。たまにジャンヌとデートする

セリカ…アルムと過ごすがジャンヌの動きに目を光らす

セリス…ユリウスとデート。海へ行ったら監視役から女性用の水着を着るように注意される

ロイ…嫁候補と海に行ったりして遊ぶ
484エリンシアIN海:2011/07/26(火) 17:12:18.16 ID:PIfQhupl
エリンシア「ハァハァハァ…おおおおおにいさんがたわたわたわたくし達とハァハァハァ」
リリーナ「いいいいいっしょに遊びませんかハァハァハァ」

ガチムチA「ひぃっHENTAI!?」
ガチムチB「ぎゃあー逃げろ!」

エリンシア「…また失敗…orz」
リリーナ「わ…私たちって自分で思ってたほど魅力ないんでしょーか…orz」

マルス「どんなに美人でも鼻血吹いて息荒げながら迫ったらそら男も逃げますがな」
485助けて!名無しさん!:2011/07/26(火) 17:29:17.37 ID:lm1wsfE0
鼻血吹きながらじゃ怖過ぎるだろwwww
リーフと一緒に鼻血抑える修行すればいいんじゃないのかwwww
486○○に連れられて その1:2011/07/26(火) 19:37:11.35 ID:c8zHzhEf
ガラッ。
アイク  「ただいま。………ドウスルカナ。」コトドサッ
ヘクトル 「よう兄貴、おけーり。」
エフラム 「兄さん、おかえり。」
アイク  「ああ、ただいま。また稽古か?」
ヘクトル 「おうよ、今日は気分転換にバスター同士だがな。」
エフラム 「いつもとは互いに武器の使い方が異なるから新鮮だ。」
アイク  「道理でいつもと傷の場所が違うと思った。自分も後で試してみるか。」
ヘクトル 「ははっ、そんときは気張らないとなw」
エフラム 「そうだな。…アイク兄さん、その赤い靴は?」
アイク  「ん?これか。道に迷っていた奴がいて、そいつから貰った。」
ヘクトル 「何でこんなもんを…。」
アイク  「ああ、おれも別にいらんと言ったんだがな。」
マルス  「タダイマー。………3人そろってどうしたの?」
アイク  「マルスか、おかえり。かくかくしかじかでな、これをどうしたものかと
        いったところだ。」
マルス  「ふーん、誰かにあげれば?靴だし。」
アイク  「ふむ、それもそうか。」
マルス  「まあ、似合わなさそうな人もいるけどグエッ。」
リンディス「それは誰でしょうかねーマルス君?」ギリギリ
マルス  「いえいえ姉さま、『人もいる』だけで決してアネウエトハイッテクルシイヤメテ。」ギリギリ
487○○に連れられて その2:2011/07/26(火) 19:40:59.09 ID:c8zHzhEf
マルス  「いえいえ姉さま、『人もいる』だけで決してアネウエトハイッテクルシイヤメテ。」ギリギリ
ヘクトル 「あいつらはほっとていてと。…昔こんな赤い靴が出てくる歌習わなかったか?」
アイク  「……!『赤い靴はいてた女の子―』ってやつか?」チョ・・イシキガ・・・ギリギリ
ヘクトル 「そう、それ!何かこれ見てたら急にそれを思い出したぜ。」キョウハココマデニシテオクワ
エフラム 「お前らしい突拍子もないことを…。」
マルス  「ゲホッガホッ。ヘクトル兄さんらしいねw」
ヘクトル 「うるせえ!」
アイク  「……ん?」
ヘクトル 「どうした、兄貴。」
アイク  「その女の子は誰に連れらて行ったのか思い出せん。」
ヘクトル 「そりゃあ…んっと…。」
エフラム 「……。」(考えている)
マルス  (なんか面白そうだし黙ってよっとw)
ヘクトル 「おもいだした!『ひい爺さん』だ!」
マルス  (チョwww)
アイク  「そうだったか?」
ヘクトル 「間違いねえ。」
エフラム 「いや、ヘクトルのは間違いだ。」
ヘクトル 「なんでだよ。」
エフラム 「連れていったのは家族じゃないからな。連れて行ったのは『良い爺さん』だ。」
マルス  (wwwwwwwww)←笑いを辛うじて堪えている
488○○に連れられて その3:2011/07/26(火) 19:49:35.13 ID:c8zHzhEf
アイク  「そんな気もするな。」
ヘクトル 「いやいや、『良い爺さん』って誰だよ。良さそうに見えて内心腹黒いかもしれないだろ!」
エフラム 「だが家族でないから『ひい爺さん』では断じてない!」
ナンダト!ヤルノカ!ヒイジイサン・・・イイジイサン・・・www
セリス  「タダイマー。……あれ、集まってどうしたの。」
マルス  「おかえり。」
アイク  「セリスか、おかえり。」
エフラム 「お帰り。いや、まるまるうまうまでな。」
ヘクトル 「おう、セリス。かくかくしかじかでよー。」
セリス  「そうなんだー。僕知ってるよ?」
ヘクトル 「マジで?ちょっと教えてくれ。」
エフラム 「そうなのか?ちょっと教えてくれないか。」
セリス  「その人はねー、女の子の住んでいる国とは違う人なんだ。」
ヘクトル 「なんだと!?」
エフラム 「本当か!?」
セリス  「うん。連れて行ったのは、『イージィさん』なんだよ!」
アイク  「!ポンッ」←納得したような顔
ヘク・エフ「・・・・・・・はい?」
セリス  「だからー『イージィさん』。よその国の人だよ。」
ヘクトル 「いやいやいやいや。歌で名前まで特定はしないだろうよ。」
エフラム 「…俺も違うと思う。」
489○○に連れられて その4:2011/07/26(火) 19:55:07.72 ID:c8zHzhEf
セリス  「えー。でもユリウスが教えてくれたんだよ?間違いないって!」
エフラム 「あいつのことだ、嘘かも知れない。」
セリス  「ユリウスは嘘なんかつかないよ?いつも優しいし。」
ヘクトル (あいつ後でなんかしよう。)
マルス  「!!!!!!」←抱腹絶倒
ミカヤ  (あの子たち楽しそうね。さて洗濯物を…)
ミカヤ  「あ、ちょっと庭に出たいからその靴借りていい?」
アイク  「ああ、良いよ。」
ミカヤ  「ありがとう(ヒョイ)。♪~」
エフラム 「…何か姉さんの動きいつもより滑らかじゃないか?」
ヘクトル 「そういやなんか流れる様に動いているな。」
セリス  「踊ってるみたいだねー。」
マルス  「(まさか…)あの靴をくれた人ってどんな人?」
アイク  「ああ、見たこともない槍と鎧を身に付けたドラゴンナイトでな。こことは異なる世界に戻りたいと言うから、竜の門まで案内した。」
マルス  (まさか・・・ね。)

おわり
490助けて!名無しさん!:2011/07/27(水) 13:00:50.99 ID:7GdORqsS
元ネタが分からない絶望
491助けて!名無しさん!:2011/07/27(水) 13:17:25.78 ID:0jULMwll
そういうこともあるさ
俺なんてポケモンとかわからんし原作の噛んでるスマブラもわからなかったりする
492助けて!名無しさん!:2011/07/27(水) 14:43:45.52 ID:sSxHKQ97
そこがパロディネタの弱点だよな
まぁ自分はFE自体GBA以降のしか知らんから昔の原作ネタについていけないんだけどな

まぁポケモン位の知名度なら知ってる人もそこそこいるんだろうが……
493俺も元ネタわかんないけどさ:2011/07/27(水) 15:34:23.94 ID:QHOpemMd
わからなければ黙ってればいい。知りたければぐぐればいい。それもしたくないなら聞けばいい

まあただの雑談だと思うけど、また例のあれみたいに規制だなんだとなるのは嫌なのでこの辺にしてほしい。
神経質で申し訳ないけど、理解してもらいたい
494助けて!名無しさん!:2011/07/27(水) 17:09:45.46 ID:8rOy3/XQ
パロネタは元ネタが分からなくても面白く、元ネタが分かればもっと面白いように書く、というのが理想だね。

もちろん、そのレベルに達しないと書いちゃいけないとか投下しちゃいけないっていう訳ではない。
495助けて!名無しさん!:2011/07/27(水) 17:10:10.37 ID:9DWCbYjc
ヘクトル「最近暑いな…湿気も多いし…」
エフラム「甘いな、心頭滅却すれば火もまたなんとやら。こういうのは気の持ちようだ」
アイク「この程度で堪えてる様では、火竜のブレスを無傷で受け止められないからな」
エリンシア「筋肉ムキムキマッチョマンの方々が汗で額を濡らす姿は何度見ても涙が出そうになりますわ」ミカヤ「涙よりも鼻血拭いて」
リーフ「今もどこかでお姉さんの胸の谷間の湿度が上昇している事を考えると、よだれが出そうになりまさぁ」
エイリーク「あばばばばばばばっばあばばばb」
リーフ「くぁwせdrftgyふじこのひとでなしー!」
マルス「おお水芸か、涼むなあ」
496助けて!名無しさん!:2011/07/27(水) 21:27:11.30 ID:xzFkRl2S
エリンシア「『これまで立派にやってきたじゃないか、これからもやっていけるさ』
『一人が嫌なら、俺も一緒に行こう』」
ユンヌ「『見守っていてくれないか?』
『あんたは俺たちの過ちを許してくれた、俺たちも同じだ』
『何度でも向き合えばいい、お互いマズい事から目を背けなきゃ
何処かで交わるかもしれん』」
エリンシア「別にアイクにそんな気が無いってわかっているけど・・・」
ユンヌ「純粋に励ましてくれているんだってわかっているけど・・・」
二人「何故アイクはナチュラルに口説き文句なのでしょうか!?」
エリンシア「絶対、他の女の子も勘違いしてると思います」
マルス「その最もたるのが、ユンヌさん、貴女です」
ユンヌ「私?別に勘違いじゃないわ、最終的には私がアイクの嫁は私だし
ほら、色んな国の神話やら伝承でもあるでしょ?
強くて勇敢な人間の男性と、それをずっと支え続ける健気な女神の話って、
そして、最後には結ばれるのよ、わかる?まさしく、アイクと私の話よね!
もし、仮に万が一違っていたとしてもいい
アイクがいてくれれば、それだけでも、ね・・・」
マルス「今日はおとなしめですね」
ユンヌ「うん、押してだめなら引いてみろ、って言葉があるから、それを実践してるの」
マルス「そうですか、まぁ、頑張って下さい」
ユンヌ「あら、仕掛けてこないの?」
マルス「別に誰に迷惑かけてるわけじゃなし、いいんじゃないですか」
ユンヌ「そう、ありがとう」
マルス「ただし、少しでもアイク兄さんに迷惑をかけたらタダじゃおかないです」
ユンヌ「それは無理ね、だってアイクは私の『運命の人』だもん、落とすまで絶対に諦めないわ!!」
マルス「・・・もういいです・・・」
497助けて!名無しさん!:2011/07/27(水) 22:17:08.82 ID:wcyxKkuV
アイクに限らず主人公家はみんな天然で口説いてるからなあ…
ロイみたいにフラグ立てるだけ立てて放置ってのも残酷だぜ…。なんかいっそクラッシュしてくれた方が諦めつくかも
498助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 00:01:25.81 ID:gKWGSzGi
女性陣もそこそこフラグ保持してるよね。
セリカ以外。

シグルド兄さんはセリカに良い男を紹介しても良いと思うんだ。
499助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 00:04:35.06 ID:NGe/22Rl
そういや、女性を救出してる時って
背負ってるのかな?お姫様だっこしてんのかな?
いやまぁ、ここで議論してもしょうがないけどさ
500助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 00:22:31.59 ID:gKWGSzGi
シグルド…馬に乗せる
アイク…肩車
エフラム…姫抱っこ
エリウッド…抱き寄せる
ヘクトル…肩に担ぐ
マルス…抱き寄せる
アルム…おんぶ
セリス…姫抱っこ
リーフ…両手で真上に持ち上げる
ロイ…姫抱っこ

こんなイメージ
501助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 00:24:43.14 ID:7vh0oqbj
>>500
アイクはなんか小脇に抱えるって表現を地で行く抱えかたしてそう。
502助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 00:37:03.10 ID:6Kosy6YU
セリスはされる側ですね、わかります
503助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 00:52:29.81 ID:nY01gC7K
相手はユリウスか…
504助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 03:17:24.10 ID:LcNiMyBE
>>498
シグルドが紹介できる男となると当然親しい連中から…

親友

キュアン 妻帯者なのでダメ
エルトシャン 妻帯者なのでダメ

上司

アルヴィス ディアドラLOVEなのでダメとゆーか部下にそういう世話焼いてもらうってのも駄目

部下
アレク 
ノイッシュ
アーダン

…アーダンはいい漢なのでオススメ
セリカアーダンか…

すまん戯言を言った忘れてくれw
505助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 09:32:57.44 ID:NGe/22Rl
セリカを恋人にする時って
ミラ教に強制改宗されるんでしょw
男側耐えられるのかなぁ?
506助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 09:50:30.03 ID:SNqxpZnC
入信してもいいって人ならいいんじゃね?
FE世界は中世の世界観だし西洋だから現代日本ほど宗教への苦手意識は無いんじゃないかね
まぁ紋章町は現代日本っぽいけど

あるいは元々信者だとモーマンタイだろうが

ミラ教の男性キャラ

ボーイ メイがいる
ノーマ じいさま

だしなぁ
507助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 15:43:34.68 ID:cjQOtq+r
セリカ、というか妹に恋人となるとシグルドよりエフラムの方が厳しそうだ
508助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 16:43:27.25 ID:5WcE64jQ
シグルドはむしろ喜んで推進するでしょう
509助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 17:20:33.47 ID:FFNj+L3Q
>>507
エフラム「妹と付き合いたいならとりあえず俺と互角に戦えるようになれ、話はそれからだ」
510助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 17:23:34.12 ID:5WcE64jQ
よかったなユリウスお前ならエフラムに勝てる
セリスと付き合えるぞおめでとう

ヒーニアスとかはご愁傷様…
511助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 18:02:48.69 ID:TshRzPPw
サラ「妹関連にはやけに厳しい条件つけるけど、自分はどうなの?」
エフラム「俺か?いや、今はまだそういうことは考えてないが」
サラ「やっぱり、『俺が結婚するのは、結婚可能年齢に達していない娘だ』とか考えてたりするの?」
エフラム「……なんか矛盾してないか?」
512助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 18:14:11.65 ID:Xa0Wt4LC
>>510
そしてお約束のユリウスフルボッコにエフラムが巻き込まれるんですねわかります
513助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 18:25:01.85 ID:cjQOtq+r
>>511
矛盾しすぎだろw
514助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 18:27:07.73 ID:nY01gC7K
唐突だけど男兄弟に嫁宣言させてみた

シグルド「ディアドラは私の嫁だ!」
エリウッド「ニニアンかフィオーラは僕の嫁!」
ヘクトル「ファリナかフロリーナは俺の嫁!」
エフラム「幼女か妹は俺の嫁!」
リーフ「世界中のおねぃさん達は僕の嫁!」
アルム「セリカかジャンヌは僕の嫁!」
マルス「シーダは僕の嫁!」

アルムのところにジャンヌを入れるかは迷った。セリスとロイは分からない…
アイクは言うまでもない
515助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 19:13:04.54 ID:7ZewFHcM
>>514
アイク「肉は俺の嫁」
ですねわかります
516助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 19:48:27.04 ID:NGe/22Rl
ユリウス「セリスは僕の嫁!」
ユリア「はぁ?」つナーガ
517助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 20:04:25.36 ID:iInF3SyP
このスレでは完全にセリスにネタでユリウス付けてお決まりのナーガアッーが定着してんなもうww
そんなこのスレが大好きなわけだが初めに言い出した人は誰なんだろうな
どんな定番ネタでもそうだが初めに言い出した人は本当にすごいと思う
特にジャンヌのキャラ付けとか
518助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 20:40:18.51 ID:OF0fPQ9i
シャナム「製作したぜ!」つヤンデレなセリスに愛され夜も眠れないユリウス
イリオス「人気でれば少しは儲かるんだが」
ドロシー「そういえばイシュタルさんとのフラグは折れたのでしょうか?」
セーラ「さぁ?」
シャナム「買ってくれよ!」
519助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 22:14:11.72 ID:P//1DX+v
>>500
>アイク…肩車
なに、その顔面にパンチラフラグ……
520500:2011/07/28(木) 23:22:15.49 ID:gKWGSzGi
>>519
アイク「両手が使えないと不便だからな。しっかり捕まってろ。
ぬぅん!天空!」
救出中の人「ひぃぃいいー!目が回る世界が回るう!」

こんなイメージでした。
521助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 23:37:28.47 ID:aWvCOLjq
>>517
アルムとセリカがラブラブでシグルドがティルフィング振り回すとか
リーフが酷い目にあってこの人でなし―っ! って叫ぶとか
マルスがリンに対してツンデレだとか
セリスが性別セリスだとか

あの辺のネタは1スレ〜3スレ目ぐらいの段階で全部同じ人が書き始めて定着した。
ちなみにこの人ネタ書き過ぎて文句言われていなくなった。
522助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 23:49:21.80 ID:FFNj+L3Q
>>511
エフラムが年下に弱いのは確かだが、下限はあるのだろうか
ファくらいからでも全然OKなのだろうか、まあ俺はそれでも一向に構わ(ry
523助けて!名無しさん!:2011/07/28(木) 23:55:41.00 ID:cjQOtq+r
>>522
変態だー!(AA略
524助けて!名無しさん!:2011/07/29(金) 00:12:45.22 ID:psVwyFLq
>>521
サンクス、晩飯の人のことか。
あの人の話好きだったんだけどな……
いろいろ言われてはいたが、あの人のこのスレにおける功績がかなりのものであることだけは不動の事実だと思うんだ。

>>522
エフラム「誤解を招くような発言はやめてもらおうか。俺をなんだと思っているんだ?」
マルス「自動ようじょ集客装置」
ロイ「マルス兄さん……イ`」
525助けて!名無しさん!:2011/07/29(金) 00:29:31.06 ID:wLwa3H3+
>>519
救出中、ミストの場合
ミスト「〜♪」
アイク「人に背負わせておいて、ずいぶん楽しそうだな」
ミスト「えー、私そんなに重くない……よね?」
アイク「……」
ミスト「むー、その反応……傷つくなぁ。えいっ!」
アイク「おいおい、太ももで首を絞めるな」
ミスト「年頃の女の子の太ももなんて中々味わえないよ?
    もっとしてあげるー」
アイク(リンはしょっちゅうマルス相手にしている気がするが……)


後は原作通り他のキャラより重いor軽い、他の娘と比べて触感はどうとかそんな絡みがあるとなおいいな
526助けて!名無しさん!:2011/07/29(金) 00:37:13.43 ID:aZ2u7E7q
>>524
晩飯さんとか凄い懐かしいなw
いろいろ言われてた、とは言うけど、思い返すと別に悪いことしてたわけじゃないような。
今投下してたら全然叩かれてなかったような気もする。

……って、これは雑談掲示板向きの話かな。すまん。
527助けて!名無しさん!:2011/07/29(金) 02:34:42.24 ID:dJV+vaS+
>>522
サラ「兄様乙」
ファ「俺はそれでも一向に構わ(ryってどういうこと?」
エフラム「…色々な意味で説明が難しいな」
528助けて!名無しさん!:2011/07/29(金) 22:06:56.97 ID:KaY3FKen
>>522
ゼフィール署長こいつです

>>525
このミストが可愛すぎて生きるのが辛い件


>>394のレスみて思ったが、カタリナは比較的合わせやすそうだな
お互い救ってくれた相手に依存気味で、共に軍師属性を持ってるのに加えて魔道士でもあるからな
529助けて!名無しさん!:2011/07/29(金) 22:10:44.22 ID:DgYrmpc2
むしろ依存気味という自分の欠点が映し鏡みたいに見える相手だと仲悪くなりそうだけどな。
同属嫌悪という奴で。

セネリオと親しく付き合えるといえばスクリミルがいるじゃないか。
…一方的に仲良くしてウザがられてくれそうだw
530助けて!名無しさん!:2011/07/29(金) 22:29:25.24 ID:VrHnAExx
セネリオ「……(クリスがいないと駄目なくせに)」
カタリナ「……(アイクさんがいないと駄目なくせに)」

アイク「あいつら…無言で探りあってるな」
クリス♂♀「さすが軍師!心理的な部分では敵いません。見習わなくては…」
マルス(なんか違うと思う)
531助けて!名無しさん!:2011/07/29(金) 23:42:39.98 ID:wLwa3H3+
>>528
お、なんかありそう
アイク(クリス)のことを信頼するにいたった理由とか、似た境遇故の悩みとかで絡めるか?
まぁカタリナの場合は異性としても意識してるからそこらへんの距離感の違いがあるけど
532助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 00:02:54.30 ID:JQiOrgf6
ミカヤ「そういえば、どうしてセネリオはアイクにだけは心を開いているのかしらね」
ペレアス「さあ……セネリオ義兄さんのことは僕にもよくわかりませんし……アイクさんに聞くのが早いのでは……?」
ミカヤ「そうねえ、じゃあアイクが帰ってきたら聞いてみましょ」

アイク「……セネリオ?そうだな、あれは確か小学生の頃だったか。何日か学校に来ないから心配になって探したら、父親と喧嘩した後一週間飲まず食わずだったらしくぼろぼろになったセネリオを見つけてな。
俺が持っていた昼飯をやったんだ。あんまり腹が減ってそうだったからうちに来るかと誘ったが首を縦に振らずそのままどこかへ行ってしまった。
だが、その数日後に登校してきたセネリオにあの時のご恩は一生忘れませんだとかなんだとか言われて……それからだな、セネリオが俺によく口を聞くようになったのは。
よっぽどエリンシア姉さんの料理がうまかったんだろう」
ミカヤ「それは……なんていうか……餌付け……?」
ペレアス「むしろ刷り込み……?」
リーフ「というか何でペレアスさんがうちの夕食に……?嫌な予感しかしない……」
しっこく「ペレアス、身の程を弁えよ」つ月光
サザ「ミカヤは俺が守る……」つバゼラード必殺
リーフ「予感的中!このひとでなしーっ!!」



カタリナとクリスの話はよくわからんので誰か書いてくれたりしないかなーとだけ。
それはそうとすっかり間が空きましたが兄弟家SRPGの続き投下します
前回>>307-315
533兄弟家SRPG24:2011/07/30(土) 00:05:59.16 ID:JQiOrgf6
ルーテ「さて、最後のマップですね。思ったより簡単に竜王家マップはクリアされてしまいましたが……今回は彼等とは別の意味で厳しいマップですよ」
ロイ「竜王家マップの敗因は間違いなく6人も説得による寝返りが可能だったことだと思うけどね……」
ルーテ「……実はそのようなプログラムは組んでいません。予想外の結果は敵側のユニットもまた実在の人物であったゆえでしょう。まあそれが醍醐味ではあるので仕方ありませんね。ですが、次は……次はそうはいきません。優秀なこの私の意地にかけて」

エイリーク(何故かしら……嫌な予感しかしない……)

ルーテ「というわけで受けて立ってください。次のマップはこちらです」



-エクストラマップ グレイル工務店VS兄弟家-



ルーテ「なお、このマップでは特例としてアイクさんがグレイル工務店所属になります。では頑張ってください。――そんなわけでアイクさんはあちらに」
アイク「む……わかった」
アイク・ルーテ以外「  (゚д゚ )」
ルーテ「こっちみんな」

エフラム「天空が敵にまわるというだけで色々とヤバイ気がするのだが……」
エリンシア「あれに対抗出来るのは見切り持ちのセリスちゃんとマルスちゃんぐらいですわね」
セリカ「大丈夫よ。私がアルムに隣接してライナロック必殺するわ。アイク兄さん魔防低いし」
アルム「そうだね。僕の隠伏→守護が役立つかも」
シグルド「いや……それは無理だな。アルムとセリカのラブアタックはスキル扱いになっていただろう。それだとアイクの見切りに防がれてしまう」
ミカヤ「それに隠伏は敵将には無効よ。どう考えてもアイクが敵将だろうし」
エリウッド「どうしたものかな……」
リーフ「じゃあまあ、アイク兄さん対策にはオーソドックスなアレを採用せざるを得ないってことだね」
リン「そうね……それが一番確実ね」
ロイ「まああっちもその対策は考えてきてるだろうけどね」
セリス「それでも、スリープの杖を使うしかないね」

マルス「やっぱりそうなるのか」
534兄弟家SRPG25:2011/07/30(土) 00:12:54.37 ID:JQiOrgf6
余分に行間が空いてるのを修正し損ねた、すまない……

セネリオ「……という会話を今頃繰り広げているでしょう。レストは僕、イレース、ミストで一本ずつ持っていくのが無難ですね」
ミスト「お兄ちゃんすぐ寝ちゃうからねー。まあ過去ネタでは寝てても避けたりしてたけど、ここはゲームの中だし。(※暁だとスリープ中は敵の攻撃が必中になる)」
ティアマト「用心に越したことはないわね。……ところでミスト、グレイルはどうして隅で暗くなっているのかしら」
ミスト「なんかねーバランス調整で出撃メンバーから外されたから落ち込んでるんだって」
ティアマト「…………」
セネリオ「あちらは全員敵将クラスの能力を持ったロードユニットですから、対策はしすぎるということはありません。
……得に注意したいのはヘクトルとエフラム、それから……アルム、でしょうか。彼は弓矢の四マス射撃とか平気でやってきますから守備に不安のある者は近付かないように。
絶対必殺も脅威なので魔法で反撃されない位置からセリカを先に落としてください」

セネリオがちらりとシノンの方を見る。シノンは面倒そうに目を細めると、仕方ねえな、と言うように頭を掻いた。

シノン「……わあったっての。神射手の射程が欲しいんだろ?」
ヨファ「じゃあ、僕とシノンさんで行ってくるね!」
セネリオ「ええ、お願いします。後は彼ら固有のスキルが発動しないことを願いながら……"いつも通り"で。では……」
アイク「ああ。行くぞ、グレイル傭兵団、出陣だ」
ワユ「工務店じゃないの?」

あちらの配置を確認して、こちらも配置を調整する。あちらの防衛をかい潜って敵将であるアイクを撃破すればクリアなのだが……

ヘクトル「流石グレイル工務店……強いぜ……」
エフラム「グレイル殿がいないのがせめてもの救いか」
エイリーク「マルス、セネリオさんのスキルが飽和して恐ろしいことになっているのですが」
マルス「うわ本当だ。陽光連続俊足恐怖体当たりでキャパ60埋まってるし」
リーフ「それどころかパラメータはおろか武器レベルまでマックスでステータスが真緑だよコノヒトデナシー。なんでこんなことになってるのさ」
ルーテ「前回プレイ時のステータスを完璧に再現したそうです。その方が難易度も上がりますし」
ロイ「マジ自重」


セネリオだけではない。やたらとパラメータの高い工務店の面々からは、アスレイのクリアさせまいという気迫が伝わって来る。

マルス「指揮官補正が地味に厄介だな……流石アイク兄さん。指揮レベル3は伊達じゃないか」
シグルド「ふふ……どうせ私は指揮レベル2……弟にすら負ける……」
セリス「シグルド兄さん落ち込まないでよ……」←指揮レベル3
ミカヤ「そうよぅ、お姉ちゃんなんかご覧の有様よ」←指揮レベル0
エリウッド(それは慰めになっているのだろうか……)
マルス「それと支援効果も厄介だね。アイク兄さんから工務店の全員に絆支援まであるから、アイク兄さんに隣接しているセネリオさんがやたらとサンダーストームを撃ってくるのは正直やばい」
リーフ「ウィンドセイジなんだからせめてブリザードにして欲しかったな……」
ロイ「今はウィンドセイジじゃなくてフルカンアークセイジだよ」
マルス「まあ一番厄介なのは作戦の読めなさだね……。普通さ、キルロイさんを特攻させる?」
エリンシア「……させないでしょうね。恐らくワユちゃんに支援効果を出すための配置でしょうけど……」
マルス「この撹乱を意図的にやっているんだとしたら相当の策士だぞあの人……酷い有様ですと言うだけのキャラではなかったということか……」

そう言いつつも、これから始まるであろうセネリオとの頭脳戦を思ってかマルスは不敵に笑っていた。
535兄弟家SRPGメモ5:2011/07/30(土) 00:15:55.32 ID:JQiOrgf6
なんだかまた中途半端ですがここらへんで切り。
ぶっちゃけるとセネリオとマルスがどんな策をぶつけ合うのかが全く考えられてない……
二人とも優勝軍師だから生半可な展開にしたくないな……ってこれ以上はスレチか。

取り敢えずメモ書きを。

グレイル傭兵団ユニット性能メモ

全員最上級職で、支援は蒼炎式で結んでいる。結び方は以下の通り。

アイク-セネリオA
アイク-ティアマトB
ティアマト-オスカーA
オスカー-ボーレB
ボーレ-ミストA
ミスト-ヨファB
ヨファ-シノンA
シノン-ガトリーB
ガトリー-イレースA
イレース-ワユB
ワユ-キルロイA


イレースは元の支援相手候補がツイハークなどの傭兵団外になっていた気がするのでシステムの限界を超えて無理矢理ねじ込まれた。
それならアイクの支援は嫁候補と結ぶべきと思われるかもしれないが、そんなに分散していたらせっかくの支援効果が無駄になってしまうと判断。
え、ティアマト姉さん?グレイル一筋だから無問題だろ?

なお、各人のスキルは(自分がプレイした時の)暁にだいたい準拠。
536助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 00:20:05.48 ID:p+Ex/oar
ロイ「前から思ってたんだけどさ」
リーフ「何をだい?」
ロイ「リーフ兄さんの鼻血はなんとかしようと思わなかったの?毎回あれじゃ大変でしょ」
リーフ「僕だっていろいろとしたよ」
ロイ「例えば?」
リーフ「耐性をつけようとエロ本を読みまくったけど鼻血は止まらなかった」
ロイ「煽ってるようなものじゃない」
リーフ「次にエロいものを見てしまった時は逆の事を考えるようにした。けど考えれば考えるほど逆に意識してしまうんだ」
ロイ「はぁ…」
リーフ「最後に悟ったんだ。鼻血がでるならでるでいいじゃないか。それは幸せな事なんだって」
エリンシア「その通りですわ。鼻血を噴出し力が抜けていく時のあの恍惚感といったら…」
リリーナ「あれを味わえないなんてむしろ可哀想です。同情するくらいよ」
リーフ「よし、三人で鼻血競争しようか。何メートル飛ばせるか競おうよ」
エリンシア「ふふ、負けませんわ」
リリーナ「わたしがいっちばーん!」
ロイ「どうしてだろう。僕は間違って無い筈なのに時分がマイノリティな気がしてくるよ」
537助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 00:42:31.54 ID:JQiOrgf6
>>536に便乗

ロイ「……で、結局リーフ兄さん、誰が勝ったの?」
リーフ「各々、熱い血潮をぶつけ合って……測る前に倒れそうになった……」
ロイ「何やってんのさまったく」

やれやれと溜め息を吐き、ロイはリーフに増血剤を渡した。元はリオンが作って家に置いて行った怪しい錠剤だったのだが、ルーテに再調整を頼んでからは信頼のおける薬としてエリウッドやエリンシア、そしてリーフに重用されている。

リーフ「何って、僕は青春を謳歌してるだけさ。大好きなおねいさん……ああ、想像するだけでも胸が熱くなるね。自分の欲望に素直になれないってのはまだまだ子供だってこと」
ロイ「いちいち鼻血を吹き出して貧血になるのが大人なら僕は大人になんかならなくていいよ。ていうか、そんなの大人のあるべき姿じゃないだろ……」
リーフ「ノンノン。成人男性なら誰しもその手の願望はあるものさ。皆ムッツリなんだよ」
ロイ「謝れ……町中の成人男性に謝れ……!!それはそうとその理屈だとアイク兄さんもムッツリになっちゃうけど」
リーフ「まあ、確かにアイク兄さんだけはそういうのがなさそうだよね」
ロイ「本当、なんでだろうね」
リーフ「でもそんなことはどうでもいいんだ。アイク兄さんがあらゆる意味でブラックボックスなのは今に始まったことじゃないし。……それよりロイ、気を付けなよね」
ロイ「……え?」

話題をぐるっと変えて、リーフがロイに詰め寄る。

リーフ「今日の鼻血競争に、リリーナちゃんも加わってただろ?」
ロイ「あ……うん。でも、リリーナがちょっと変なのも別に今に始まったことじゃないじゃん」
リーフ「フッ……甘いね、ロイは。だからまだお子様なのさ」
ロイ「……なんだよ。」
リーフ「つまりさ……リリーナちゃんは、興味があるんだよ。惚れた腫れたにね」

そう言うとリーフはロイから距離を置き、意味ありげに背を向けると反対方向へ歩き出した。
リーフの声が徐々に小さくなる。

リーフ「あんまり無関心なままだと、気が付いた時には彼女はいなくなってしまうかもしれないよ?」
ロイ「…………。」

その言葉を受けてロイが何を思ったのか。
それは、類推する他ない。

そして……

ナンナ「……リーフ。」
ミランダ「弟のことはわかるのに、どうして私たちのことはわからないのかしら……」
ティニー「私たちも、このままだとどこか遠くへ行ってしまいますよ……?」
サラ「人の振り見て我が振り直せ、ね。クスクス……」

リーフにはお約束が待ち受けていましたとさ。
538助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 15:11:42.21 ID:ieeW7Of8
>>537
なんか葉っぱが普段ピエロを演じる超イケメンに見えてきた
539助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 16:15:44.02 ID:0gRTEcjb
>>538
何だかんだ言ってこのスレのリーフは洞察眼に優れ、人を思いやれる奴だからなぁ
原作はまだ子供っぽい面が強いしさ
540助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 16:16:56.60 ID:fUKiZ0Jy
アルム「ときどきでいいので、たまには僕のことも思い出してください」
541助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 16:52:11.43 ID:0gRTEcjb
>>540
ナンパ癖があってリン・インダストリー社の社長と付かず離れずの関係で、
決める時は決めるお兄さんで、グルンガストが主力機だったなお前
542助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 16:55:09.25 ID:0gRTEcjb
マオ・インダストリー社だったorz
長々とボケた癖に間違えたので、ちょっくらアイクに天空されてくる
543助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 20:14:32.56 ID:DEnRPURx
この小説を読む前に>>55の注意書きを参照ください。
>>446-449の続きに当たります。
「随分と過保護な事ではないか、ええ? 龍神よ?」
「…そなたの民のこの所の暴虐、いささか目に余ると思うたのでな」
「是非も無い。乱が極まれば治が始まり、治が極まれば乱が起こる。大陸の歴史はその繰り返しよ。
 好きにさせておけばよいのだ。いつまでも我々があれこれ手を出すものではない」
「…和をもって尊しとなす。我が主アスタルテ様はかつて神勅を下された。儂には捨て置く事はできぬ」
「好きにするがいい。私の預かり知る事ではない。狼が縄張りの外で戦えるかどうか。縄張りが広がるかどうか。
 それを判断するのは当人達だ。いつまでも私が面倒を見るものでもあるまい」
「…それはそなたの民にいささか厳しいのではないか?」
「ならばここでそなたと私が一戦交えようか? それも面白いが子の喧嘩に親が出るものでもあるまい。
 そなたが何をしようと私は知らぬ。それよりも一献飲らぬか?分捕り品だが私の祭壇によい酒が献じられたのだ」
「そなたはもらう物はもらうのに面倒は見ぬと言うのか?」
「縄張りは揺り篭だ。そこに納まる赤子なら面倒を見るさ。だが今やその地を出て久しい。
 子が親に忠孝を尽くすのは当然だが大人が親に頼るのは恥であろうよ。そら、飲め。そなたと酒を酌み交わすのは何百年ぶりになろうかな」

〜 どことも知れぬ場所の誰も知らぬ龍宮にて 〜


炎正十三年一月二十九日。
西国クリミアは本城メリオルの城は朝廷よりの使者を迎えていた。
この国を治める大名ジョフレは正装をし上座に使者を出迎える。
いくら権威が失墜したとはいえ朝廷は朝廷、帝は帝である。
格式は守らねばならない。

上座に座した大納言エイリークは重々しい声を絞り出して帝より預けられた文を読み上げる。
「西方は大陸よりサカが我が国に野心を抱いておる折に、西の守りを預かるべきクリミアとデインが争うておる事は真に遺憾であり、
 朕これを戒めるもの也。朝臣として尊皇の志あらば矛を収めともに相携えて西の守りを固めんと欲す」
文を読み終えたエイリークは場に集まったクリミアの重臣たちを見渡す。
予想はしていたが不満げな顔をしている者が多い。
そのうちの一人。侍大将ルドベックが口火を切った。
「お待ちあれ。我がクリミアとデインは戦う事三十九年に及びまする。ここに居並ぶ将たちの中にも父や兄弟を討たれた者が少なからずござる。
 ましてデインの大名アシュナードは自ら我らが殿となるべきお方であったレニング様の首を取ってござる。
 いまさら轡を並べて戦うなど考えられませぬぞ使者殿。この仇を討たずしてなんの武門か」
その言葉に周囲の者達も同調して声を挙げ始めた。
「左様、奴らとは共に天を戴くべきではない」
「いかに帝の勅命とあっても受け入れられませんぞ」
彼らを諌めるべき大名ジョフレはうろたえて家臣たちとエイリークを交互に見つめるばかりだ。
この時エイリークはジョフレが家臣を充分に掌握していない事を悟った。
聞けば入り婿で大名になったらしく元は一臣下の身だったという。
それでは侮られてもやむをえないのかも知れない。
本来大上段に構えるのは好きではないが…エイリークは大きく息を吸い込んだ。
「黙らっしゃい!」
周囲を圧する圧力が場に満ちていく。
「そなたらは畏れ多くも帝の勅命を反故にせんとするのですか。そなたらが相争う間にサカの大軍が西国を踏み荒らしたらなんといって天下万民にお詫びをするのですか。
 一族郎党腹を切った程度で済むとお思いか」
場は一瞬静まり返った。だがルドベックが再び口を開く。
「使者殿はそう言われるが和議は両者納得の上で初めて成立するもの。
 我らはまだしもあのアシュナードが受け入れましょうか?
 奴めは旧習を無視し西国を荒らした例、枚挙に暇ありませぬぞ。尊皇の心など欠片も見出す事はできませぬ」
「それはそなたらが心配する事ではありませぬ。このエイリーク、これよりクリミアを発ってデインに向かいます。
 そなたらは和議の会談の用意をして待たれなさい。よろしいか? まだ朝命に異議のある者はおりませぬか?」
強烈な意思を込めて周囲を睨みつける。
中には帝の威光をかさにきて威張りおって…との不満を抱いた者もいるようだがこの程度の事ができぬようでは使者などとても務まりはしない。
エイリークは無理やりに場を纏めると早々に客間へと引き上げていった。

「殿…よろしいのですか?我らレニング様の仇と肩を並べる気にはなれませぬぞ!」
武将たちがジョフレに詰め寄る。
ジョフレは痛みそうになる腹を押さえながらどうにか彼らを宥めねばならなかった。
「あ…ああうむ…そなたらの気持ちはよーくわかる。わかるがここはこらえてくれい。
 使者殿の言うとおりここで戦っておっては我らが領地は大陸の兵に踏み荒らされてしまう。これは一時の和と思うてこらえてくれい…」


こうしてクリミアという一国での大事が天守閣で述べられた一方。
客間では別の大事が起こっていた。

客間ではエイリークの供をしていた巫女のミカヤが旅の疲れを癒していたが、彼女は供応役の侍女達に当家の奥方であるエリンシアとの面会を願い出たのだ。
それはよい。それはよいがその時の言葉が上手くなかった。
「この国の亡き先代ラモン様と我が父とは親しいお付き合いがございました。私の妹が一人ラモン様の養子として引き取られたと伺っておりまする」
侍女達は怪訝そうに顔を見合わせる。誰の事を言っているのか?
「エリンシア…様にお取次ぎ願います。私はミカヤ。エリンシア様の実姉に当たる者です」
たとえ血の繋がりがあれども一度もあった事は無い身。まして相手は大名の奥方だ。
ミカヤなりに慎重に言葉は選んだつもりであった。だが……

それはささやかな願いではあったがそれを認める事はかなわないのである。
エリンシアはいまやラモンの実子。それを否定する事はもはやクリミアを滅ぼす事に等しい。
「奥方様…これはどうした事にございましょう?」
侍女達は顔を見合わせてエリンシアに事の次第を申し伝えた。
ジョフレがどうにか大名と臣下や民衆から認められているのはラモンの血を継ぐ……という事になっている自分の婿に入ったからだ。
血統ゆえの正当性が否定されれば一臣下に過ぎなかったジョフレの風下に立つを面白からず思っているルドベックをはじめとする諸将はたちまち離反してしまうだろう。
ユリシーズが骨を折った工作がすべて水の泡になってしまう。
「……知りませぬ。わらわはたしかに先代の実子。先代は他に子などおりませぬ。
 その者は何か勘違いをなさっておいでなのでしょう。それよりもそなたら、この事は他言無用。
 いらぬ流言を起こすようなことがあってはなりませぬ」
きつい口調で侍女たちに厳命するとエリンシアは家老のユリシーズを呼び出した。
彼が来るまでの間……エリンシアは決して豪奢では無いが品よく纏められた自らの部屋の中を落ち着き無く歩き回る。
わかってはいる。自分は本来は養子としてこの家に入った身。実家に兄弟がいてもおかしくはあるまい。
だが……物心ついた時からクリミアの娘として育ち……まして大名家としてクリミアの民草に重い責任を負っている身だ。
情に置いては忍びないが知らぬ存ぜぬを決めこむよりあるまい。
それに冷たいようだが一度も会った事の無い姉よりもエリンシアの心を占める家族は、
夫のジョフレであり義姉のルキノであり亡き養父のラモンであり、エリンシアを慈しみ武術を教えてくれた叔父のレニングであった、
ほどなくしてエリンシアの意を受けたユリシーズがミカヤの客間を訪ねる。
彼も心苦しくはあったが……
「巫女殿は何か誤解をされておられる。エリンシア様は確かに先代の実子。ご兄弟はおりませぬぞ?」
「え?し…しかし私が父より受けた手紙には確かに……」
ミカヤに引く気配が無いと悟るとユリシーズは声を低めた。
まず障子の向こうに気配が無いか伺ってから小さく「お耳を…」とミカヤに囁きかける。
「…恥ずかしながら…今のクリミアが治まっておりますのはエリンシア様が先代の子という…そういう事にしている一点に他なりませぬ。
 この正当性が失われればジョフレ様に従う事をよしとせぬ者共はたちまち謀反を起こしまする。
 クリミアの民草が戦に焼かれぬためにもどうか堪えていただきたい。
 兄弟の情誼は天下国家の安寧と引き換えにはできぬのです」
「……………」
その場に長い沈黙が訪れる。それを破ったのは巫女の肩に乗っていた小鳥であった。
「ああん?それが遥々何十里も歩いて尋ねてきた姉上への返事だっつーの!?
 お宅の奥方の躾けはどーなってんのよコラ!顔くれー見せたっていいじゃないのこのチョビ髭!」
「お静かに!」
一瞬面食らったユリシーズではあるが大声を出してユンヌの声を掻き消す。
「…何者が聞いているやもわかりませぬ。どこからか他の者に漏れるともわかりませぬ。
 お引き合わせる事かないませぬ…申し訳ござらぬがどうか…どうかご理解いただきたい」
瞳を閉じて沈黙を守っていたミカヤはその胸に何を想ったのであろうか。
だがしばしの時がすぎ……
「わかりました。我侭を言って申し訳ございません。なれど…一つだけ貴方様の口からお伝え願います。
 姉はどこにいても妹の幸福と御家の安寧を祈っているとお伝えくださいまし。クリミアの方々に神々の恩寵がありますように」
「かたじけのうござる…」
部屋を出るユリシーズを見送ったユンヌはミカヤに囁きかける。
この我侭で破天荒な女神らしからぬ声色はミカヤを気遣っている事を伺わせる。
常に感情がはっきり出るのがこの女神らしい。
「いいの? ミカヤ?」
「…そうね…寂しくはあるけれど…みなそれぞれの生を生きているのだもの。エリンシアが元気で頑張っているとわかれば私には充分よ…」
まだ春を感じるには遥か遠い季節の事であった。

その翌日。
エイリークはデインへ向けて発った。
今度は帝の文をデインに届けアシュナードを和議の席へ引っ張り出さねばならない。
デインはクリミアの北隣の隣国だ。
だがミカヤの目的地は南であった。
「…神託が告げているの。求めるものが南にある。南…山……その場がきっとちかい…
 はっきりしてきている…神の声が…」
「姉上…それはこの危急を救いえるものなのでしょうか?」
「きっとね…デギンハンザー様は頑固だけれど慈しみの深い神様よ。その昔アスタルテ様と約束をされているの。
 龍神として武神としてこの国を守るとね。信仰が廃れた今やせめてご自分にできるをなさろうとしているのよ。
 私を通して何かを伝えてきている」
「わかりました姉上。それではお互いに出来る事をなしましょう。私は北へ…姉上は南へ…
 またお会いする日を楽しみにしております。ユンヌ様。姉上をどうぞよろしくお願いしたします」
肩の上の小鳥は偉そうに踏ん反り返る。
「姉の面倒を見たお礼は後日都で三日三晩の宴会でいいわ。特に酒飲ませい酒」
どうにもこの神を見ていると気が抜けるというか心が軽くなる。
くすくすと小さく微笑みながらエイリークは後日の再会を約束して北へと向かった。
それから一週間……エイリークを出迎えたデインの大名アシュナードは周囲が拍子抜けするほどあっさりとクリミアとの会談に応じた。
しかしながらその条件の一つに人々は目を見張った。
「クリミアの正統は今の奥方であると聞く。ならば儂と奥方で話を付けるのが筋であろう。
 臣下での小童では話にならぬ」
エイリークが今の大名はジョフレであると説いてもこの一点のみをアシュナードは譲らなかったのだ。
クリミア方でも異論はあったが結局はこれを飲まざるを得なかった。
こうして数日後に両者はデインクリミアの国境に位置するオルリベスの寺で会談を持つ事と相成った。
寺は基本的に中立地帯であり、敵国同士の交渉や会談に場を貸すというのはこの時代ではよくあったことである。
「こちらでございます」
住職のキルロイがクリミア側の一行を案内する。
エリンシアは白備えの鎧に身を包み万一に備えている。
随伴するのは夫のジョフレと家老のユリシーズ、他数名の者だ。
寺の堂内にはすでにデインの大名アシュナードが傲然たる姿を見せ、ブライスやプラハといった者達が控えている。
「おうよくぞ来られたなクリミアの奥方とそのおまけの大名よ」
さっそくの言葉にクリミア側はいきりたった。
「そ…その言葉無礼であろう!」
噛み付いたジョフレに対するアシュナードの嘲りは止まらない。
「自らの武を持って掴み取るにあらず。女の手にしがみついてやっと大名になった程度の男が儂と対等の口を聞くつもりか?」
悔しそうに唇を噛みしめるジョフレの前に出たのは堂々たる武者姿のエリンシアだ。
「アシュナード…私の夫を侮辱する事は許しませんよ?」
「許さねばどうする?ここで一戦交えるか?儂は一向に構わぬが」
ここで帝の勅使として場の成り行きを見守っていたエイリークが口を開いた。
「お控えなさい!そなたは帝の御意に背き奉りそのお心を軽んじて和議の詔を台無しにするおつもりか!」
…告げる事はかなわぬがエイリークにとってもエリンシアは姉である。
それが軽んじられてはエイリークとて面白くは無い。
次いで住職のキルロイも穏やかな口調で懇々と諭した。
「ここは御仏の教えを説く場。刃を抜く事まかりなりませぬぞ」
「ほう…」
だがアシュナードは不遜な態度を崩さない。力のみを頼みとするこの男には朝廷の権威も仏の威光も一切が関わりなかった。
ただ武威のみがあった。
「ならば帝や仏の威光を持って儂の口を閉ざすがよい。そなたらにそれができようか?」
彼はデインに伝わる名刀グルグラントを堂々と抜き放った。
この時代の作法に背く暴虐な振る舞いにクリミア側は青ざめた。だがただ一人エリンシアのみは落ち着き払った姿を崩さない。
静かに佇むエリンシアにアシュナードは瞳を向けた。
「そなたとて儂が憎かろう? そなたの叔父レニングの首を取ったのはこの儂よ」
その一瞬…ほんの一瞬であったがジョフレは見逃さなかった。
日頃たおやかなるエリンシアの瞳に憎悪が宿るのを。
だがその口から出る言葉はアシュナードにかからんとする体を懸命に押さえ込んだ強い精神の言葉だった。
「私は帝の勅命とともに大陸の兵火から西国の民を守らんがためにデインとの和を望むものです。
 これが私どもクリミアの心と…回答とご理解ください」
言うが早いかエリンシアは腰に差した名刀アミーテを鞘ごと床に投げ出したのだ。
「ほう……」
ドシンと床を踏み鳴らしてアシュナードが巨躯を進める。
すでにエリンシアは彼の太刀の間合いだ。
抜き放たれたグルグラントが鋭い輝きを放っている。
思わずジョフレらが腰の物に手をやるのをエリンシアは片手を挙げて制した。
エイリークも息を呑む。なんという豪胆さだろうか。これが自分の姉上なのか。
エリンシアの目の前に立ったアシュナードは傲然と見下ろしながら殺気を放っている。
「その心とやらで儂の太刀が止められようか。んん?」
「アシュナード…私は甘い理想論のみで貴方の前に立ったのではありませんよ?」
その時である。エリンシアは咄嗟に懐から隠し刀…細い一振りの懐刀を抜き放ったのだ。
「私が貴方の間合いにあるように貴方も私の間合いにある。我らの心が入れられぬならば最後の一兵まで戦いぬく覚悟もまた出来ております。
 切らば切りなさい。なれどただでは死なぬ。貴方の腕の一本も道連れにしてくれましょう」
「ほぅ…これは…」
凍りついたかのように誰もが身動き一つ取れない。
誰かがゴクリと息を飲みこむ硬直した空気の中で最初に声を発したのはアシュナードであった。
「甘っちょろい戯言のみを申すのであらば大陸兵との戦にも糞の役にも立たぬ。味方とする価値も無しと斬るつもりであったが…
 面白いではないか。豪放ではないか。よかろう。貴様らと一時の和議を結んでやろう……ブライス、早々に軍議の用意をせよ!」
その言葉にようやく我を取り戻したジョフレもユリシーズを顧みる。
「和議は成った!諸将を集めてこれよりデインと共同で大陸軍を迎え撃つ支度をせよ!」

こうして世に言うオルリベス和約は成立しクリミアとデインは一時休戦して西国の西海岸に防御陣を築く事と相なったのである。


炎正十三年二月十二日の事であった。



次回

侍エムブレム戦国伝 邂逅編 

リンの章 復讐
549助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 20:40:20.65 ID:fUKiZ0Jy
>>541
確かにアとイしか違わず、近くにリンという名前の人間がいるあたりは似ているなと思ったのも私だ
550助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 20:46:31.80 ID:t4pTTEaX
エリンシアが男前過ぎるな…何とか共闘の道が開かれたようで何より
しかしリンの章のタイトルが不吉だなぁ…これは誰に対する復讐を意味するのか…?
続きに期待。GJ!
551助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 20:48:39.96 ID:t4pTTEaX
おっと、>>550のレスは>>554-558宛てですたい
552助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 23:10:12.58 ID:wK2Q+yQy
>>533-536
続きキタ!待ってた!
にしてもいきなりVSグレイル工務店ってw 全員最上級職ってw
どうやって勝つつもりなんだろう。
特に、3マス外から狙撃打ってくるサジタリー2人が反則すぎるw
続き楽しみにしてます。小ネタの方もGJ。

>>544-548
エリンシア△
こういう毅然としたエリンシアはやっぱいいなあ。
姉妹の再会劇が流れてしまったのが、個人的にちょっと残念だったけど、
お話の展開は、ホント先が分からなくてwktkです。
まさかのアシュナードとの共闘戦線。
続き楽しみに待ってます。

にしても、そろそろ前の方の話を忘れてきてて、一度まとめサイトで
読みなおしてこないとなー。
むしろ、書籍で読みたい。
553助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 23:17:39.33 ID:51fBATVu
>>533-535
目の付けどころが毎回面白いwww
このスレみてるとFEがシュミレーションゲームってのを忘れそうになるからなぁ……
続き期待!

>>536-537
リーフが実はかっこいいって思ってるのはこのスレ住民には意外に多いと思う
自分もリーフがカコイイネタは大好物だw

>>544-548
アシュナードktkr!
信長っぽいキャラ似合うなー
こういう原作と真逆な設定もいいね!いままで割と原作準拠な感じだったから続きが気になるぜ!
あとジョフレからヘタレ臭が……
554助けて!名無しさん!:2011/07/30(土) 23:58:43.53 ID:OBwqf7K/
最近暑いが、兄弟家も節電で冷房抑えて苦しんでたりするんだろうか…
555助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 00:03:44.53 ID:dQA7HVJU
経済状況を考えるとクーラーとか最初から無くて扇風機オンリーな気が
556助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 00:12:11.71 ID:7Dii3X/p
過去ネタで蒼炎トルネードの氷で涼むネタがあったね。

烈火組は氷竜ニニアン、フィンブルがあるから涼むのには困らなさそうだ。
兄弟家全員でビニールプール出して庭先で水遊びしてると良いな。
557助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 00:23:08.29 ID:cTLkpixs
エフラム「ミカヤ姉上が言っていた。暑いときは冷房がある金持ちの知り合いの家に避難しろと」
サラ「……こういうときだけ自分から来るのね」
558助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 00:27:54.05 ID:SIlUIZ9o
>>557
それを全員が実行すると家に誰もいなくなっちゃうじゃないですかー
559助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 00:40:47.31 ID:0+ck8l9j
アルム「僕は金持ちの知り合いがいない」
セリカ「私も」
ヘクトル「俺もだ」

この辺は金持ってる知り合いいない気が
560助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 00:41:28.60 ID:9M6LBQnJ
ニニアン「私の氷のブレスで……」
フィオーラ「私の実家のイリアなら……」

ロイ「エリウッド兄さんが馬鹿じゃないのに夏風邪を引いた件について」
561助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 00:49:33.49 ID:U0owxscu
よし流れに便乗だ。

ミカヤ:漆黒さんに誘われたから出かけてきます。夕飯も奢ってもらえそう!
エリンシア:ジョフレとルキノの自宅にお邪魔させていただきますわ。お夕飯はなんとかしてくださいね
アイク:セネリオと氷竜神殿に修行に行ってくる。しばらく帰らん。
シグルド:ディアドラとデートだ!夕飯は抜いておいてくれないかな。
エフラム:ターナ達にホームパーティに誘われた。もしかしたら泊まりがけかもしれない
エイリーク:兄上と一緒です。今度こそヒーニアス様と兄上が喧嘩なさらなければ良いのですが……
リン:草原に行ってくるわ。風が私を呼んでいる……
ヘクトル:フロリーナとファリナに誘われたから出かけてくるわ。夕飯奢んのか?財布が軽いぜ……
エリウッド:ニニアンに招かれたので竜王家へ行ってくるよ。少し遅くなるかもしれないな
マルス:シーダとデートに行くよ。夜景が見たいから夕飯はパス。
リーフ:この ひと で
    リーフは借りて行きますね。そのうちお返しします
ロイ:リリーナの家で勉強会をするんだ。泊まりがけだから明日の昼頃には帰ってくると思うよ。……リーフ兄さん、頑張ってね(笑)

伝言板を見ながら、アルムとセリカは互いに顔を見合わせた。
アルム「もしかして、みんな出払ってるのかな?」
セリカ「そうねアルム。間違いなく二人っきりよ」

果たしてシグルドのデートは無事に成功するのか?!
乞うご期待!!
562助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 01:46:27.28 ID:dQA7HVJU
暑さを乗り切るには色々あるが、やはり海かプールを推したい。いや別に他意は無いです
563561:2011/07/31(日) 01:54:44.30 ID:U0owxscu
空気読んでないかもしれないがまさかのまさかでセリスが抜けてたので補完させてもらいたい

セリス:ユリウスと図書館に宿題しに行ってくるよ。その後買い物も付き合ってくれそう!

ネタの続き考えてたらセリスの存在を思い出して布団から飛び起きたとか笑えない

>>562
おい、エイリークがそっち行ったぞ
564助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 03:47:40.77 ID:cTLkpixs
エフラム「プールか、確かに屋内でクーラーの風を浴びるよりは健康的だな。行ってみるか」
サラ「ちょっと面倒だけど……まあ付き合ってあげるわ」

サラ「そんなわけで近所にあるプールにやって来たのだ」
エフラム「誰に何を言ってるんだ……?」
サラ「まあいいから。自由に泳いできて、私は適当に遊んでるから」
エフラム「せっかく来たんだから泳げばいいだろ?」
サラ「……めんどい」
エフラム「……もしかして泳げないのか?」
サラ「……いいでしょ別に、ワープがあれば泳げないとかどうでもいいじゃないの」
エフラム「無茶苦茶な理論だな……よし、いい機会だから俺が教えてやる」

サラ「離さないで!絶対離さないでよ!前フリじゃないからね!?」
エフラム「そろそろいいか……よし、離すぞ」
サラ「ちょっ!?」
エフラム「結構深いところまで来たからな、しっかり泳がないと大変だぞ。まあ教えた通りにやれば大丈夫だ」

サラ「あ……だめ……は、離さないで……深いの……一人で行かないで……いっしょに……」

エフラム「……とりあえず落ち着け、色々な意味で俺が危ない(補導的な意味で)」

深夜のテンションでついやってしまった。今は反省している
565助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 04:03:11.70 ID:0+ck8l9j
サラ様は運動は苦手そうだもんなあ
566助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 04:31:08.72 ID:SIlUIZ9o
>>564
zipで

>>565
俺も深夜のテンションのせいでお前の台詞が変な意味にしか聞こえんw
567助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 04:49:44.69 ID:dQA7HVJU
>>565
サラ「私は運動が苦手みたいだから、兄様に『指導』してもらいたいなあ、なんて」
エフラム「ど、どういう意味だ…?」

ユンヌ「これは使えるわね…ねえアイク、私泳げないから泳ぎを教えてもらいたいんだけど…」
アイク「ん?お前は神なんだから、浮くなり水面を歩くなりすればいいんじゃないか?」
ユンヌ「………」

ユンヌ「私は今ほど自分が神であることを後悔したことはないわ…」
ミカヤ「…そう」
568助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 08:20:29.95 ID:HoqausIC
ミルラも泳げないかもしれないとふと思った。飛べるから泳ぐ必要ないからだがw
569助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 10:14:25.59 ID:Hl9RBsfZ
泳げないなら灼熱ブレスで水を蒸発させるか、凍らせればいいじゃない
byナギ
570助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 12:51:46.01 ID:15sQx1eV
兄弟ではミカヤが運動オンチなイメージあるな
だって素早さとかぶっちゃけステータス低くて弱いんだもの……
俺が下手だからだろうが何回死んだか数え切れん
571助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 13:10:35.25 ID:umCVYvAk
ミカヤ「まあ私ももう年だからね。これでもお姉ちゃん、昔はブイブイ言わせてたのよ〜」
マルス「姉さんそれ死語」
572助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 13:11:08.22 ID:WsIRooQq
>>559
ヘクトルはリリーナのとこ行ってくればいいじゃない。
オズインと将棋打ってただけなのに、ロイのいっそうの憎しみを買いますがw
573助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 17:44:43.10 ID:9M6LBQnJ
ヘクトル将棋出来るのか?
エフラムは得意そうだが……

あ、オズインが一方的に教えてる可能性もあるか
一応原作だと指揮は取れてたし、才能がないわけじゃないんだろうけど
574助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 19:30:39.46 ID:QVthEeHB
烈火の時点ではあれは軍隊ではなくて旅の一行って形だしわからんが封印時点のヘクトルなら指揮レベル3はありそうだな
指揮システムがあった場合の話だけど
575助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 19:49:07.76 ID:QVthEeHB
ついでだから指揮システムのある作品に出た皆の指揮レベル
0〜5の六段階評価(サイアスという例外はいるが)

シグルド 2
セリス 3
リーフ 0(彼の指揮レベルは軍師の物でリーフ本人は0、アウグスト加入で1、ドリアス加入で2ドリアス死亡で1に戻る)
アイク 3
エリンシア 4
ミカヤ 0

それ以外の皆にもし指揮レベルがあったらと予想

マルス 4(人望も込みで5くらいはありそうだがカシミア橋やカダインで負けた事を差し引いてこのくらいに評価)
アルム 2(三章で指揮命令を下してるシーンあり、ただの村暮らしとしてたと思いきやマイセンから兵法をならってたと思う)
セリカ  0(特に指揮官らしさをみせるシーンはない。ミカヤと同じく兵法は無いが信仰と敬虔さで人を引っ張っていたタイプと見る)
ロイ 1 (特に変わった作戦を立案するような場面は無い。戦略面は参謀エルフィンに任せていたと見られる事と彼がまだ若い事を考慮してこの辺り)
エリウッド 2 (烈火は軍隊ではなく旅の一行としての行動なので評価が難しいが…こんな所だろうか)
ヘクトル 1 (どちらかというと司令官というよりは前線の猪武者みたいな武将、経験を積めば智謀もついて化けるタイプ)
リン 1 (野生の勘で知識によらないある程度のリーダーシップはとれる)
エイリーク 0 (残念、正直武将としてみるにはたよりない。ゼトのサポート面が大きかったと思う)
エフラム 3 (それなりに優秀。兵法の知識も深いが自分が前線に出て突進したがるのを直さないと4より上にはいけないと思う)
576前略枕投げをしよう:2011/07/31(日) 20:33:20.18 ID:YSQqGIe5
アイク「というわけで枕投げをしよう」
リーフ「え、なんで?」

クマさん柄の白いパジャマを着たリーフが怪訝そうにそうアイクに訊いた。
すると、どこから引っ張り出してきたのか――全身ジャージで固めたアイクがさも当たり前であるかのようにこう答える。

アイク「民宿に泊まったら枕投げをするものだと聞いた。正式にはジャージを着るのだとも」
マルス「いやーアイク兄さん、それは流石にデマでしょう」
セリス「えっ、そうなの?」

星柄がところどころに入った青いパジャマを着て頭を掻くマルスがその会話に割り込む。それに夜気が肌寒いのか、薄手のフード付きパーカを羽織ったセリスががっかりした顔付きになった。

エリウッド「そりゃ、そうだろうね。枕投げなんてして万一そば殻が飛び散ったら……ああ、弁償すると考えただけで胃が痛いよ」
ヘクトル「エリウッド……そういうことは考えねえでいいから……」
アルム「そっか、ちょっとやってみたかったなあ」

薄い水色のパジャマの上に上着を羽織ったエリウッドが顔色を悪くしながら嗜めるのをTシャツ短パンのヘクトルが心配し、野菜柄のパジャマを着て既に枕を抱き抱えているアルムが残念そうに呟く。

エフラム「確かに……枕投げ、なかなか面白そうではあるな……」

えりぐりの広いTシャツにジャージを履いたエフラムが腕組みをしてそう唸り、隣で同じくTシャツを着短パンを履いたロイが首を捻った。

ロイ「ていうかなんで地の文こんなに説明臭いの?」

それは仕様です。

アイク「円滑に進行するために許可を取ってきた。思う存分枕投げが出来るぞ」
ロイ「仕事早っ?!なんでそんなにやる気満々なの?!」
アイク「目の前に山があったから登る……ただそれだけのことだ。」
リーフ「かっこよくない、アイク兄さんそれ別にかっこよくないから」
エフラム「アイク兄上の追い求める精神……感服した……!!」
ヘクトル「御託はいいから枕投げようぜ!!」
マルス「じゃあ僕は審判ということで」
セリス「えー、僕解説役なの?つまんないなぁ」
エリウッド「…………胃が…………」
ヘクトル「やるからには手加減無用だ!かかってきやがれ!」
アイク「ならば……ぬうん!天↑空↓!!」
ロイ「何それ耐えられるわけなギャー!!」
エリウッド「…………痛……い…………な……」
リーフ「フ、このリーフ勝つためなら手段を厭わぬ。喰らえーっ!!」
エフラム「ぐっ、リーフ貴様ミルラの写真を貼るなど卑怯な!」
アルム「僕の存在を忘れないでください……」
エリウッド「……………………」
マルス「……じゃあセリス、逃げようか。」
セリス「えっ?どうして?」
マルス「君子危うきに近寄らず。取り敢えずシグルド兄さん呼んで来ようね」
セリス「う、うん」
エリウッド「……フフフ……蝶!サイッコー!!器物損害の弁償で家計簿のレベルがレクスフレイムにアップだ!!!」
ヘクトル「やべっエリウッドが壊れた!」
アルム「僕の存在……」

続かない
流れぶった切ってすまない……
パジャマは何を着てるかとか、そういうことを考えていただけなんだ……
577助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 20:42:44.09 ID:Hl9RBsfZ
パジャマか…。
女性陣ならこうかな。

ミカヤ→浴衣
エリンシア→白のネグリジェ
エイリーク→赤のパジャマ
リン→Tシャツにハーフパンツ
セリカ→ピンクのネグリジェ
578助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 20:49:09.23 ID:+Wvhud0U
>>577
凄いしっくりくるw
そして今想像してみて気付いたが、ミカヤってあんな外見なのにやたらと浴衣が似合うな……
579助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 20:53:56.11 ID:9M6LBQnJ
男共は普通にTシャツとか下着で夏場は寝てそうだな
ヘクトルやアイクはほとんど一年中それで寝てそうだがw

あと女性陣にセリスが抜けてる件について
580助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 21:20:46.50 ID:hGoetKIz
>>519,525,528
リーフ「パンチラとか、太ももとか、甘い甘い。
    世の中には"顔騎"という強力なフラグ製造術があってだね、イレースさん」
イレース「……なんですか、そのカメラ。」
581助けて!名無しさん!:2011/07/31(日) 21:26:05.89 ID:hGoetKIz
>>557
サナキ「アイクを誘い込む口実キタコレ」
タニス「……わかってると思いますが、アイク殿に暑さなんて関係ないのでは?」
582助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 10:43:50.42 ID:iRuQhvhv
最近セリスが女の子に見えるようになってきた…
583助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 12:35:17.13 ID:vQk0F72X
>>580
お前は何もわかってない、イレースはあの見えるか見えないかのギリギリのミニスカがいいんだろうが
584助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 12:50:01.11 ID:Ry1HnMO9
>>583
ワユ「長年の調査の結果、見えそうで見えないというレベルでは大将にはあまり効果が無いという結果が分かってね…」
イレース「見えることで気を引けるならいっそ全部見せますまでありますから…」
585助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 12:51:02.21 ID:vtZackhZ
>>582
お前、そんな迂闊なこと言うとユリウスと勘違いされて大変なことになるぞ……

ユリア「セリスサマヲネラウモノミナコロス」
ラナオウ「我に倒されたい者がいるようだな……」
ユリウス「とばっちりいいいいいい!!」
586助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 12:54:27.77 ID:ldqziYwB
>>582
どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!
   三           三三
        /;:"ゝ  三三  f;:二iュ  三三三
  三   _ゞ::.ニ!    ,..'´ ̄`ヽノン
      /.;: .:}^(     <;:::::i:::::::.::: :}:}  三三
    〈::::.´ .:;.へに)二/.::i :::::::,.イ ト ヽ__
    ,へ;:ヾ-、ll__/.:::::、:::::f=ー'==、`ー-="⌒ヽ
  . 〈::ミ/;;;iー゙ii====|:::::::.` Y ̄ ̄ ̄,.シ'=llー一'";;;ド'
    };;;};;;;;! ̄ll ̄ ̄|:::::::::.ヽ\-‐'"´ ̄ ̄ll
587助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 12:58:09.12 ID:vtZackhZ
>>584
まあアイクの前に下着姿で現れても
アイク「風邪ひくぞ、服を着ろ」
で一蹴されるだろう。
もちろんアイクの頬が染まるとかそんなイベントなどあるわけがない。

セネリオ「つまりそんな小手先のものではなく中身で勝負しろということです。」
ライ「いやー、アイクがもうちょっとそういうのに興味があればね……オレらも苦労しないんだけどね……」
アイク「何の話をしているんだ?それより銭湯のタダ券貰ったんだが、一緒に行かないか」
セネリオ「……他に誘う人がいるでしょうが……」
ライ「行ったら砕破フルコースで半殺しにされそうだからオレはパスね……」
588助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 14:54:05.42 ID:vW7zWI8k
ミカヤ「きっともう、というかずっとアイクが女の子への興味を持つことはきっとないのね・・・」
エイリーク「あ、あきらめちゃだめです姉さま!」
セリカ「せっかくみんなで興味を持たせるために数年がんばってきたんですもの・・・」
マルス「それでもことごとく失敗してきたわけだけど」
ロイ「僕もう生まれてから一度もアイク兄さんが彼女と一緒に居るところ創造できてないよ・・・」
シグルド「アイクは相手が自分ひとりをずっと見てくれるからいいだろう・・・ ハァ・・・」
エリンシア「これじゃあ嫁候補の方々に申し訳ないですわね」
セリス「もう最近はみんなアイク兄さんの好きにさせてるしね」
エリウッド「アイク兄さんは永遠に落ち着かずに家とフラグを崩壊させてあばばばば」
アルム「もう疲れたよorz」
リーフ「いいなぁアイク兄さん、おねえさんに囲まれて」
ヘクトル「俺前アイク兄さんと入れ替わったことあるけどみんないい子たちなのになあ:・・」
エフラム「そういえばさっきアイク兄さん、夏だからあえて熱いカウク洞窟に行って修行すると言って出かけたぞ」


リン「(一家を悩ませるアイク兄さんの鈍感さ関心のなさって・・・)」

もう家族も悩みまくってとうとうあきらめてるに違いない
589助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 14:59:13.68 ID:KmWfqoS3
>>587
エリンシア「むしろ下着姿のアイクの方がセクシーですわ!」
リリーナ「そこらの女子の下着姿の十億万倍の価値があります!」
590助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 15:24:50.93 ID:E6COan8U
アイクの下着で俺が真っ先に思い浮かべてしまったのは、越中褌…

リフ先生のお寺で精神修養をした方がいいな。
591助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 15:41:19.54 ID:h9jbScwW
まあ、アイクはきっとそういうことに今は興味がないだけなんだと思う…
あと周りの皆が結婚し始めると少しずつ意識し始めて、
その後誰か一人と付き合い始めてそのまま結婚、その後独立して工務店を経営し、
最終的に子供に剣術とかを教えながら嫁と仲良く暮らしていきそう…だといいね

まあとりあえずその前に子供の作り方から教えないといけないのだが…
592助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 16:02:49.36 ID:B6UAsKtp
>>591
俺もそんな気がするw
先に弟達が結婚して、その後しっかりしたり家族の為に色々な意味で強くなった弟達を見て……
とかそんな感じだといいなぁ

強さだけをずっと求め続けるのは人間としては不可能だろうし、そのうち落ち着くと思うけどね
というかアイクって今何歳位なんだろう?20代前半位だと勝手に思ってるけど
593助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 16:21:18.84 ID:vtZackhZ
>>592
暁アイクだと公式で21なのでそんな感じだろうと俺は思ってる
594助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 18:01:56.37 ID:G+V9IB1U
皆アイクの心配をするが順番から言えばそれよりシグルド兄さんの心配の方が先なんじゃ
友人二人が既婚者な事を見てももう結婚してていい歳なのにアルヴィスに勝てそうな気がしないw
しかも負けた場合も諦めきれずにいて他の相手に振り向く気がしないからいつまでも独身でいそうなんだがこの人


あと妹組はエフラムのせいで結婚遅くなりそうな気もする

〜 百年後 〜

エフラム「エイリークには結婚などまだ早い!ワシは許さんぞぉ!」
エイリーク「兄上…私ももうひ孫がいてもおかしくない歳なんですけど…」
595助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 18:27:22.04 ID:+W/mzK2n
さすがにそのレベルになる前に他の家族が止めるなり諭すなりするだろw

兄がエフラム一人だったらマジでそうなってた可能性もあるが。
596助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 20:00:52.06 ID:v4fns92b
>>594
ミカヤ「いざとなればエーディンさんかラケシスさんを嫁入りさせるわ!」
アゼル「アイーダさん!応援するから頑張って!!」
マルス「そっちも色々大変ですねぇ・・・」
サイアス「思ってくれている人に振り向けばすぐにカタがつくんですがね・・・」
サイアス・マルス「「はぁ・・・」」
597助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 20:53:08.91 ID:UvS9Dx3P
マルス「あの、アイク兄さん。彼女とまでいかなくても、一緒に遊ぶ女性はいないんですか?」
アイク「修行仲間はいるが、遊ぶとなるとな……ん?悪い、電話だ……
     もしもし……ああイレースか、どうした?……そうなのか、じゃあ付きあわせてもらうか。
     待ち合わせは……そうか?悪いな。じゃあ外で待ってるからな」
マルス「……誰からですか?」
アイク「ああ、イレースがいい店を見つけたから一緒に食べに行こうってな」
マルス「え?デートですか?」
アイク「そんなわけないだろ、一緒に飯を食うだけだ。ワープで家の前に迎えに来ると言ってたからすぐ出ないとな……。
     ああ、姉さんには晩飯はいらないと言っておいてくれ、じゃあ行ってくる」

マルス「遊ぶのは分からなくても食事だといいのか……あの人の基準は分からないな……」
598助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 21:46:46.40 ID:B6UAsKtp
>>597に便乗

アイク「食事は生きる上で必要な過程のひとつだろう?
    それに一人で食べるよりも、誰かと一緒に食べた方が美味いしな。
    そうだ、マルスお前も一緒に来ないか?」

マルス「遠慮しておきます。レクスボルト喰らいたくないですし」
599助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 22:02:11.97 ID:hFhUSh9A
アイクの懐は犠牲になったのだ。 イレースの食費、その犠牲にな…。
600助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 22:21:27.73 ID:vtZackhZ
>>599
いや、アイクにんな額奢らせないだろ。嫌われない様に気を遣うはずだし兄弟家の台所事情はそれなりに有名だと思うし。
犠牲になったのはそう、ケモラーキルソードの懐さ……

シグルド「あなたも大概報われない人ですね……」
ツイハーク「今に始まったことではないし、もう慣れました……」
リーフ「ホント、二人とも上手くいくといいよね……」
601助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 22:47:19.30 ID:G+V9IB1U
いや、なんぼなんでもそれは無いだろう
アイク意外はいくら貪ってもいいなんて精神はしてないと思うぞ
それにツイハークは避け方も知ってるからイレースをいなす事もできる
蒼炎の支援会話とかもろにそうだし

むしろ犠牲になるのはガトリーだろ
602助けて!名無しさん!:2011/08/01(月) 23:14:09.23 ID:vtZackhZ
>>601
む、そうか。確かにそうだ。考えなしなこと書いてすまん
ただ、本人の給料に羽が生えているのは固いだろう。
それで給料日前とかに困って、それを見兼ねたツイハモウディガトリーなんかが善意で奢ってる、まあこの辺が妥当か。

イレース「食費を抑える努力はしました……でも、生きるために必要なものを削るのは……難しいです……」
アイク「ああ、それはよくわかる。」
エリウッド(アイク兄さんには早く落ち着いてもらいたいけど、食費のことを考えるとイレースさんはあんまり歓迎出来ないんだよな……ごめんなさい)
603助けて!名無しさん!:2011/08/02(火) 00:02:05.32 ID:fbGMUpCN
アイクは若い頃(蒼炎アイクの頃)ミカヤと何かあった時に顔真っ赤にした事がありそう
604助けて!名無しさん!:2011/08/02(火) 00:42:28.37 ID:K6dmhVBs
>>602
イレース(…逆に考えると、十分なお金さえあれば…?)

アイク「最近イレースが各地の闘技場を制覇しているらしい、何か聞いてるか?」
セネリオ「…いえ、僕は何も。理由は想像できますが」
アイク「あいつ…いつの間にそんなに強くなったんだ…?今度手合わせを申し込んでみるか」
セネリオ「…まあ、いいんじゃないでしょうか。喜ぶと思います…多分」
605助けて!名無しさん!:2011/08/02(火) 01:20:27.42 ID:gtzzUpy0
イレースは陽光が滅茶苦茶出た記憶があるな……しかもメインウエポンが必殺の出やすい雷。幸運魔防がヘタレやすいアイクならもしかして運が良ければ倒せるんじゃ……

アイク「最近闘技場破りをしていたそうだな。手合わせを頼んでもいいか」
イレース「はい……大賢者フルカンの今の私に……隙はありません……」

カシャン!「見切り」

アイク「ぬうん!天 空!」

……そういえばイレースは守備が低い上に幸運があまりよろしくなかった記憶が……
しかも雷系の魔導書は重いし。やはりアイクに勝つのは無理だったか……

セネリオ「はあ……まったく、酷い有様です。」
アイク「ん、どうしたセネリオ。おまえも手合わせするか?」
セネリオ「謹んで御遠慮申し上げます。」
アイク「む……近頃はアシュナードやゼフィール、ラグズ王族の奴らぐらいしか手合わせに応じてくれんからつまらんな」
セネリオ「あなたみたいな人外に挑める人物というのが限られているんですよ……」
マルス(そんなアイク兄さんの修行に普通に回復役兼作戦担当として付いていくセネリオさんも充分普通じゃないと思うんだけどな……)
ロイ(神出鬼没さでは紋章町でも一、二を争うレベルだよね)
リーフ(貧弱と言われても黒竜王と狂王の血縁ってことか……)

そういやデギンハンザーとセネリオの絡みってないな……まあ兄弟家と離れていくから難しいのか。
606助けて!名無しさん!:2011/08/02(火) 02:58:16.99 ID:jdKlHaL4
>>605
イレース「負けました……」
アイク「……やるな。勝つには勝ったが紙一重だった。いつの間にそんなに強くなったんだ?」
イレース「……そんな……大したことじゃないです……」
アイク「お前の強さには興味がある、教えてくれ。……それに、お前自身のことももっと知りたくなった」
イレース「……え……アイク……さん?」

イレース「……だめ……だめです……アイクさん……こんなとろで……」
ワユ「こりゃまた派手にやられたねー。大将は手合わせのときは基本手加減しないから」
ミスト「だいぶ朦朧としてるね……なんかよくわかんないこと言ってるし」

イレース「ハァハァ……アイクさんの天空おいしいです……」

ワユ「……ミスト、早いとこリカバーしてやって。……あとレストも」
607エリンシアの陰謀:2011/08/02(火) 18:07:00.68 ID:ij+jdC+K
エリンシア「ごめんなさいねアイク。全部お洗濯しちゃってそれしかないのよ」
褌アイク「そうか。仕方ない」
マルス「ちょ……兄さん…褌一丁でうろうろしないでくださいよ。むさくるしい」
褌アイク「だがこれしか着る物がないんだ」
マルス「……………」
エリンシア「ハァハァハァハァハァハァ」

褌アイク「そろそろ乾いたんじゃないか?」
エリンシア「それが…」
リリーナ「ごめんなさーいっ庭でフィンブルの練習しててびしょぬれにしちゃったんですっ><」
エリンシア「というわけでまだかかりそうなのよ」
褌アイク「そうか。仕方ない気にするな。ちょっと庭で稽古してくる」
エリンシア「真夏の太陽の下でセクシーショット」
リリーナ「嬉し恥ずかし汗まみれのセクシーショット」
二人「ブバアアアアアアアッ!!!!!」

褌アイク「いい汗かいたな。そろそろどうだ?」
エリンシア「ごめんなさい…鼻血で汚してしまってお洗濯やり直し…」
リリーナ「今度のは故意じゃないですっ><」
褌アイク「なんだかよくわからんがそうか」
リーフ「僕のブリーフにまで巻き添えで鼻血かかってるよこのヒトデナシー」
608助けて!名無しさん!:2011/08/02(火) 18:39:02.93 ID:wnVzLnWa
>>607
エリンシアとリリーナ自重しろwwwてかアイクも何か言おうぜ・・・
そしてリーフどんまい
609助けて!名無しさん!:2011/08/02(火) 22:17:17.74 ID:FejTYTCP
エリウッド「血って、選択しても簡単におちてくれないだよねぇ……
      我が家って衣料費どうなってるのか知らないけど、胃が……」
610助けて!名無しさん!:2011/08/02(火) 22:48:31.08 ID:uwVJ4nT3
>>609
ネタとしてアレなラインだったらすまん。

ニニアン「エリウッド様……血を落としたいのならこれを……」そっ
エリウッド「ああ、すまないねニニアン。ありがたく使わせてもら……」

「サラ◯ーティ ランジェリーの血液落としに!」

エリウッド「……ニニアン」
ニニアン「はい、なんでしょうかエリウッド様」
エリウッド「これ、女性用じゃないかい?」
ニニアン「ええ、本当によく落ちるんですよ。私自身よくお世話になっているので」
エリウッド「ニニアン……こういうのはね……男に渡しちゃいけないよ……」
リーフ「ランジェリー用血液落としってつまりブハアアアア!!」
エリウッド「うちにはああいうのがいるし、特にね。でもありがとう、助かるよ」
ニニアン「エリウッド様……」

ニルス「まったく、ニニアン姉さんは……なんか頭痛がしてきた」
611助けて!名無しさん!:2011/08/02(火) 22:49:25.19 ID:n9oHtK+H
心配しなくても兄弟家は色々な所から服を貰っていそうだ。

ミカヤ→セフェラン経由でオルティナのお下がり。
シグルド→若い頃はエーディン父やバイロン辺りから若い頃の服を貰ってた。
今は自腹で買う。
エリンシア→ルキノやシグルーンから着ない服を貰う。
アイク→グレイル他ラルゴやタウロニオからも。
エフラム→幼女経由でラジャイオンやヤァンの着ない服を。あとヒーニアスから無理矢理変な服を押し付けられる。
エイリーク→気づけばクローゼットに買った覚えがない服が。(犯人:百合王女と実はいい人)
エリウッド→ニニアンとフィオーラが家族のお下がりと称して似合いそうな服をプレゼントしてくれる。
ヘクトル→チャップさんのお下がりをアルム経由で貰う。アルムは入手元を言わないが、本人はジャストフィットしているので気に入っている。
リン→フロリーナ経由でフィオーラやファリナからお下がりを貰う他、過去ネタよりバルテロメから着る機会があまりないお洒落着を貰う事も。
マルス→手編みのセーターやお洒落な帽子などシーダが色々作ってくれる。
アルム→セリカが縫った服が殆ど。
セリカ→教団から服が支給される。
セリス→自分で作る。家庭科の成績はトップクラス。料理はまだエリンシアには敵わない。
リーフ→キュアンのお下がりをよく貰う。
ロイ→道行く女子から色々貰う。
最近は服を買ったことがない。
612助けて!名無しさん!:2011/08/02(火) 22:53:58.09 ID:n9oHtK+H
>>610
ニ ニ ア ン www
エリウッドもこれは反応に困るなwww
リーフも想像するなwww
613助けて!名無しさん!:2011/08/03(水) 07:27:12.00 ID:rSQWkx1A
>>611
ロイw知らない人から服を貰っちゃいけませんw
ロイは本気になれば夜王か最強のジゴロになれそうだな
614助けて!名無しさん!:2011/08/03(水) 10:51:38.62 ID:TZz+Z0o4
>>613
兄弟家の大半はエロゲ主人公と肩を並べられる天然ジゴロですよ
ロイは学園系、リンは百合系、エフラムはロリ系でそれぞれエロゲが作れそうな…おや、外が騒がしいな
615助けて!名無しさん!:2011/08/03(水) 11:37:36.51 ID:1oJpHYPI
>>614
ルーテ「呼びましたか?」
ロイ「へ?何のこと?」
リン、エフ「帰れ」
616助けて!名無しさん!:2011/08/03(水) 16:14:06.03 ID:YDSdSEPq
>>614
むしろ作られない方がおかしいレベル
617月とすっぽんな二人1/2:2011/08/03(水) 16:37:31.71 ID:d4dLJBMD
某漫画のパロディネタですまないが、どうしても使ってみたかったネタ

ロイ「実は僕、生まれついての主人公体質で…
ただ生活しているだけであらゆるタイプの女性を惹きつけてしまうんです。

朝起きればお隣の幼女(ファ)が布団の上に馬乗りになって

ファ「ロイお兄ちゃん朝ですよー!(&パンチラ)
エフラム「うむ、ファは早起きで偉いな。」
ミカヤ「不法侵入には突っ込まないのね。」

学校に向かえば幼馴染(リリーナ)が合流して

リリーナ「一緒に行こう?(&パンチラ)」
オズイン「お兄ちゃんはそんな短いスカートは許しません!」

学校では先生(セシリア)が屈みながら

セシリア「嫌だわ風でプリントが飛んじゃった。拾ってロイ君(&パンチラ)」
ヒュウ「今日も突風を起こすバイトで疲れたぜ。」

他にも

雪国少女!
遊牧民系不思議ちゃん!
ポイズンクッカー!
電波系銀髪ダークマージ!

とりあえず全員パンチラ!(一部乳チラ!)
もうこんな生活うんざりだ!

リーフ「お前がうんざりじゃー!!!!!(バキッ)」
ロイ「何で殴るのさ!」
618月とすっぽんな二人2/2:2011/08/03(水) 16:39:11.86 ID:d4dLJBMD
リーフ「僕なんて生まれついてのkhdn体質で…
ただ生活しているだけであの四人娘からお仕置きされるんだよ!

朝起きるといつの間にかすぐ上の兄さん?(セリス)が隣にいて

セリス「うーん、もう食べられないよぉ…ムニャムミャ」
リーフ「ちょ、セリス兄さん何で僕の布団に…何も間違いはないよね…?」
四人娘「リーフ様お仕置きの時間です」
ユリア+ラナ「私たちも 混 ぜ て 」
リーフ「このひとでなしー!!!!」

学校に向かえば
リーフ「タニアさん!よかったらいっしょに行きませんか?」

                 サラ
オージン(プージ装備)ティニー リーフ ナンナ  タニア
                ミランダ

四人娘「やっちゃってくださいオージンさん」
オージン「おう…!(プージ必殺)」
タニア「なんなのあいつ…?」
リーフ「このひとでなしー!!!!!」

学校では

アスベル「リーフ様いつまでグラフガリバー(弱)をしてればいいんですか?」
リーフ「保険医のサフィ先生の白衣がめくれるまで」
シヴァ「ほう?」リフィス「てめぇだけは許さん葉っぱ…」
四人娘「どうぞ」つキルソード×100
リーフ「このひとでなしーー!!!!!!!!」

他にも

お母さんとお呼びしたいセルフィナおねいさん!
姉上になって頂きたいアルテナおねいさん!
救出されたいマチュアおねいさん!
肩を揉んで差し上げたいミーシャおねいさん!

ぜひお近づきになりたい!

ロイ「それは自業自得って言うんだよリーフ兄さん。」
619助けて!名無しさん!:2011/08/03(水) 19:36:37.39 ID:F4wgsi0U
>>611 
オルティナのお下がりて何年前のだよwww
ヘクトル「アルムからもらう服ってなんかたまに土付いてんだよな・・・」
アルム「・・・・」

兄弟家はもう貰い物だけで十分成立しそうです
620助けて!名無しさん!:2011/08/03(水) 20:40:10.37 ID:3lIUTGtI
>>618
4人娘が神出鬼没すぎるw
それからリーフ、ラストの4人はやめておけ。関係者の皆さんがマジギレしかねんから・・・
621助けて!名無しさん!:2011/08/03(水) 20:42:23.22 ID:d6P11HNP
そもそも相手にされないって
葉っぱは年上には異常にモテない
槍で刺されたりする

きっと年上女性に嫌われるフェロモンでも出てるに違いない
622助けて!名無しさん!:2011/08/03(水) 22:24:36.62 ID:6j5aEzKQ
>>621
サラ「実は面白そうだから掛けてみたロプト教の呪いだって言ったら信じる?」
623助けて!名無しさん!:2011/08/03(水) 22:41:36.68 ID:QXj4CjFa
幅広い年齢層にフラグ立てたり折ったりする奴や
なぜか幼女に極端に好かれる奴がいたりと、兄弟家が特殊な才能の集まりなのは確定的に明らか
624助けて!名無しさん!:2011/08/03(水) 23:43:59.29 ID:YDSdSEPq
>>623
リオン「僕は以前からどうしてエフラムが幼女に好かれるのか不思議だったんだ。
    いい機会だから研究に協力してくれないかな?」
サラ「場合によっては解剖が必要になるのかしら…」
エフラム「…やめろ、お前らが言うと冗談に聞こえん」
625助けて!名無しさん!:2011/08/03(水) 23:59:05.84 ID:5m35MML7
ミスト「なんでお兄ちゃんはあんなに色んな人に好かれるのかな?…今更だけど」
ワユ「謎だよね…フェロモンとか匂いとかあるならイレースが反応してると思うし」
イレース「…私はラグズでも動物でもないです…」
626助けて!名無しさん!:2011/08/04(木) 04:16:50.92 ID:pWlzTuqs
分からんが目が覚めた。そして恒例な皆さんの足掻き

レイヴァン「1時間以内に書き込みがなければプリシラと」
クレイン「クラリーネがお嫁に行きこの退職届が受理される」
ダッカー「シレジア社は私が経営し」
リーフ「おねぃさんとフラグが立ち、ナンナ達は2度と僕をゴミクズの様に扱わない」
フロリーナ「ヘクトル様は貰っていきます」
ニニアン「エリウッド様も貰います」
アンドレイ・スコピオ「エーディン様とラナオウ様にこれ以上こき使われず」
サザ「ミカヤは俺の嫁になり」
ヒーニアス「エイリークは私の嫁になる」
フィー「更に数人の男性のフラグが折れてBLになり」
セリカ「町の皆がミラ教の信者になり」
ゲイル「犯罪者が全て逮捕される」
???「ユリウスとイシュタルのフラグが折れる」


ロイ「この人達マジだ!」
627助けて!名無しさん!:2011/08/04(木) 04:26:14.06 ID:I6QOoIPT
ビラク「うほっ阻止するZEへっきゅんはわたさないZE」
628助けて!名無しさん!:2011/08/04(木) 08:38:37.84 ID:Iimnxz7t
>>626
正直ヴぁっくん、クレインあたりは成就させてやってもいいというか、むしろさせてやりたい……
個人的に葉っぱとフィーとセリカ以外はそんなに危険でもない希ガス。どう見ても無理なのもいるし。
ていうか誰だよイシュタルのフラグ折ろうとしてるのwwティニーがハッスルしちゃうだろww

ナンナ、ミランダ、サラ「取り敢えずリーフはお仕置き、と……」
ティニー「お仕置きを取るべきか、同人誌制作を優先するべきか……イシュタル姉さんに振られて意気消沈のユリウスさんにセリス様が手を差し伸べて……ハアハア妄想が尽きない……」
しっこく「身の程を」つエタルド
ペレアス「弁えて欲しいね」つバルベリト
サザ「ギャー!」
629助けて!名無しさん!:2011/08/04(木) 12:12:50.10 ID:SdCRBPAr
ゲイルさんのも別に悪くはないと思うが、紋章長には犯罪者もどきが多すぎるから……

ミレディ「ゲイルがそこまで思いつめていたなんて……」
ツァイス「俺も早く一人前になって、ゲイルさんに楽をさせなきゃ」
ミレディ「そうね、私ももっと私生活からしっかり支えていくわ」
ゲイル「お前達……、これは私も弱音を吐いていられないな」


ゼフィール「ぬおおおおおおおおおおお!!!!」(感動のあまり回転必殺
630助けて!名無しさん!:2011/08/04(木) 21:47:35.11 ID:ayNAptq8
リーフ「このひとでなしーー!!」
ロイ「ああ!リーフ兄さんがいつものように四人からお仕置きを受けているときに、
   どこからか見覚えのある衝撃波が――ッ!?」

セシリアさん「つ つよすぎる・・・」
631助けて!名無しさん!:2011/08/04(木) 21:59:45.59 ID:YCnxDcGU
ゼフィールが強いというよりセシリアさんが弱い気が…
まぁFEは往々にして上級職よりも下級職から育てた奴の方が強いものだけど。
暁はその限りでは無かったけど。
632助けて!名無しさん!:2011/08/05(金) 11:47:45.55 ID:NxGMniJz
ふと聖戦の系譜みたいにアイクの嫁候補とその子供たちを想像してしまった…

ミスト
無鉄砲なアイクを支えて、仲睦まじい夫婦として工務店を経営する。
原作ではKINSHINだがこのスレでは関係ないので問題ない。
子供は勇者→神将と杖使い→戦乙女
兄はアイクと修行しては怪我をして、妹はそんな兄を癒すという関係。
その後紋章町でも有名な勇者と癒し手となる。ちなみに妹はAKJに入会する可能性大。

ワユ
互いに修行し続けている間に結婚、たびたび夫婦で様々なところへ修行している。
子供が産まれたのを機にワユは家に落ち着いて、子供の育児に専念する。
双子の子供は2人とも剣使いで勇者→神将と剣士→剣豪→剣聖
兄は親父を超える剣使いに、妹は母を超える剣使いになるが口癖である。
2人とも最終的に天空と流星を同時に扱えるようになるのだが、それはまだ先の話。

イレース
仲良く食事を続けている間に結婚、夫婦で様々な料理店に行く名物夫婦となる。
子供が産まれたら食費がさらに増え、アイクの給料が大変になったとかならなかったとか。
子供は勇者→神将と雷魔道士→雷賢者→大賢者(剣装備可能)
アイクと違い、魔防も成長するようになった兄と剣も使える妹。
やがて、自らの食費を稼ぐために働いているうちにアイク以上の名声を得ることになるかもしれない。

レテ
ツンデレではなく素直にアイクに行為を伝えることに成功し結婚、ガリアで共に暮らし始める。
子供が産まれたことでラグズとしての力を失ってしまうがそれでも幸せに暮らせたそうだ。
子供は勇者→神将と剣重装兵→剣将軍→将帥
2人とも印付きとして産まれてしまうが、旧制と違い迫害されずにのびのびと育つ。
なぜか妹は漆黒の騎士に弟子入りし、鎧をまとい戦うことになるのだがアイクもレテも笑って送り出したそうだ。

サナキ
参謀達の作戦と、サナキの必死な行為についにアイクが気がつき、結婚。
その後、アイクはベグニオン社の傘下となった工務店の社長となる。
子供は勇者→神将と皇帝
2人とも両親やベグニオン社の人々に愛されて育ち、その後ベグニオン社を継ぐことになる。
兄は外交や武力を、妹は経営を継いでベグニオン社はいっそう繁栄することとなる。

フリーダやララベルは浮かばなかったので省略。あとエリンシアはここでは不可能なので省略。
633助けて!名無しさん!:2011/08/05(金) 11:59:00.16 ID:VlQMfx9B
この小説を読む前に>>55の注意書きを参照ください。
>>544-548の続きに当たります。
634侍エムブレム戦国伝 邂逅編 リンの章 復讐:2011/08/05(金) 11:59:43.43 ID:VlQMfx9B
「ちきしょおっ!!!地獄に堕ちろ野蛮人ども!!!俺の村も貴様らに焼かれた!!!妻も子も殺された!!!
 けだものめっここはアカネイア先祖伝来の地だ出ていけ!」
「そうかい。俺たちはけだものか。だがよ。お前らに人の事が言えるのか? 
 大アカネイアだなんだと言っても元は薄汚ねぇ盗賊が五百年前に立てた国だ。それも以前に住んでたドルーア人たちを皆殺しにしてな。
 お前等は暴力でこの地を奪った。俺たちはお前等以上の暴力でこの地を奪う。いまさら文句はねぇだろうな」
 
〜 ある戦場にて 〜

長大な騎兵の列が稜線の向こうから延々と続いている。
馬の嘶きと蹄の音がこの大地を埋め尽くしている。それはあたかもこの広大な大陸が踏みしだかれ蹂躙されていくかのような情景だった。
弓元二年……新王朝の勃興以来サカの戦士達は休む間もなく大陸を駆け巡りあらゆる勢力を討ち滅ぼしていた。
アカネイアの帝都を劫火の中に焼き尽くして族長ダヤンを新たなる君主…ハーンに擁立し、
従属を拒否した旧アカネイアの諸勢力や従属諸国を降伏させるために東方にはジュテ族、西方にはクトラ族、
そしてここ南方にはロルカ族の大軍を差し向けていたのだ。

馬上に揺られながらリンはロルカの騎馬の大集団を眺めていた。
これまで幾度戦っただろう。いくつの都市を蹂躙し、幾人の王の降伏を受け入れてきただろう。
勝てば勝つほどに軍勢は膨れ上がる。
降伏した兵を自軍に編入するのは大陸ではよくある事であり、
最近はサカ人以外にもさまざまな人種の兵を見かけるようになった。
アカネイアの支配を嫌っていた人種の者も少なくないが結局は支配者が入れ替わっただけの事だろう。
「支配されるより…する側に回るべき…自分の運命を他人に委ねるよりはね」
ふと呟きが漏れる。心からの言葉ではない。なんとなく今の状況を言葉で形にしてみたかったのだ。
いずれ諸州の平定が落ち着いたらダヤンは各族長を平定した地域の王に任じるつもりらしい。
…そうなるとハサルは南方の王になるのだろうか。その娘の自分は王女になるのだろうか。
どうにもピンと来ないのだ。アカネイアを攻め滅ぼし豊かな財物を奪い取り…かつての過酷な草原の暮らしとは比べようもないほどよい物が食えるようになった。
サカ人は大陸の支配者として君臨しようとしている。
だが……なにか胸の奥にたゆとう物がある。
リンは馬を操り軍勢の中を進むハサルに駆け寄った。
「父さん」
ハサルは精悍な顔立ちを娘に向ける。
「なんだ?」
「なんだか…ハーンは人が変わったようだと思わない?」
怪訝な顔をする父の視線を受けて、リンもまた自分の中で形になっていない物を必死に形にする。
「あの日…二年前のあの日から……」
635侍エムブレム戦国伝 邂逅編 リンの章 復讐:2011/08/05(金) 12:00:26.13 ID:VlQMfx9B
御盾二十四年…アカネイア最後の年。
かつてのメニディの戦いで数十万の兵を失い大きく国力を消耗したアカネイアはついに帝都パレスでの決戦に臨まざるをえなくなった。
この時にはリンもロルカの百人長の一人として参戦している。若干十四とはいえどハサル譲りの蛮勇でこれまでにいくつかの戦功を立てて若手の戦士たちのリーダー格となっていた。
パレス攻略戦は実に半年に及んだ。
先進国家アカネイアの建築技術の粋を生かした城塞は極めて頑強なものであり、
野戦においては不敗を誇ったサカ軍も城攻めの技術や兵器は持っていなかったがために相当の犠牲を出している。
攻勢初日から突撃をしかけ城壁に梯子をかけようとしたのだが高い壁の上から無数の妖術や矢で攻撃を受け、
しかも堀や柵に阻まれて城塞の下に辿り着く事すら容易ではなかった。
さらにパレスの城塞には無数の塔がそれぞれの塔を支援するように建てられており、
一箇所を攻撃しても他方から猛烈なシューターと妖術が浴びせられるのだ。
リンは勇猛にも一番乗りを果たそうと部下を励まして城壁に駆け寄ったのだが堀に足を取られる内に部下の半数を討ち果たされた。
サカ戦士の屍で堀が埋まり堀の水が紅に染まったあの日の事は忘れられない。
どうにか梯子をかけて城塞を上ろうとして果たせず転落してくる戦士達の悲鳴は今も耳に残っている。
「こ…このままじゃ私はやられる!?」
アカネイアが誇る近代城塞と塔の群れの間でサカ軍はなすすべもなく一方的な攻撃を受けており、リンは堀の中で頭を低くするより他にどうしようもなかった。
この日のサカ軍はわずか五時間ほどの戦闘で三万人もの死傷者を出しており、
アカネイアとの数年に及ぶ戦役の中で最大の被害を被っている。

この犠牲と失敗に青ざめたダヤンは攻め方を兵糧攻めに切り替え、血気と復讐心に猛る各族長達を抑えて半年もの間パレスを包囲し糧食の補給を絶った。
ジュテの族長モンケなどは攻撃を禁じる布令に顔を真っ赤にして怒り狂った。
「馬鹿な!サカ戦士は同胞の血には必ず復讐を遂げるものではないか!」
だがダヤンはいっさい聞く耳持たずかえって命令を徹底するよう族長達に申し伝えた。
どうにか補給路を取り戻そうと時折出撃してくるアカネイア軍を撃退して城の中へ封じ込め、
城内に一粒の米も無くなり城兵達が飢えて戦えなくなるのを待って攻撃に転じたのだ。
半年前の戦闘で多大な犠牲を出した事を脳裏に焼き付けていたリンはこの日の戦闘でも猛烈な抵抗にあうのではないかと覚悟していたのだが碌に矢も術も飛んでこない。
城塞に駆け寄る間にもほとんど攻撃を受けなかったサカの兵たちは戸惑いを隠せなかった。
「リン……これは…」
片腕と頼むスーも怪訝な顔をしている。ギィも眉をひそめている。
「…臆する事はないわ。敵にはもう戦う力は無いのよ。さあ一番乗りを果たした隊には恩賞が出るわよ!他の連中に遅れを取ってなるものか!」
さしたる抵抗も受けないまま城塞をよじ登ったリン達が見たものは餓死したアカネイア兵の山であった。
かろうじて息のある者も立って戦える者などほとんどいない。
幽鬼の如くやせ細って息絶えた敵兵の山にさしもの蛮勇を誇るリンも鼻ばんだ。
傍らのギィが呟く。
「馬鹿だぜコイツら。ここまでなる前にさっさと降伏すりゃいいのに…」
「…大アカネイアは五百年の歴史を持ち皇帝は王の中の王。諸国の上に立つ世界の中心…
 北狄の野蛮人に降るなどありえない……って捕虜が言ってた。下っ端の本音かどうかは知らないけれど」
ギィやリンと違いスーにはいささかも動じる色が無い。肝が座っているのか。人の生き死になど天命と見ているのか。
東西南北の城壁に各部族の戦士たちがよじ登るのを見てリンは部下たちに宮廷への突入を命じた。
もはや戦いが実質的に終わった以上、各部族は城内の財宝を戦利品として略奪するだろう。
のんびりしていては他の部隊に先をこされる。数年に渡って戦い続けた部下達に報いてやるにはできる限りの戦利品を手に入れる事だ。
「宮廷へ!これまで皆の苦労に充分報いられなかったけれどそれもこれまで。ありったけの戦利品をみなで分けるわよ!」
部下達が歓声をあげる。
次々とサカの諸部族はもはや守る者もない宮廷に雪崩れ込み略奪を欲しいままにした。
狩に勝った狼が獲物の肉を食らうのは当然の権利だ。
荘厳にして華美な宮殿はいまや死に絶えた文官や女官たちの墓場に過ぎず諸国より集められた貢物は根こそぎ略奪の憂き目にあった。
大陸を支配した者たちの惨めな終末であった。
636侍エムブレム戦国伝 邂逅編 リンの章 復讐:2011/08/05(金) 12:00:56.80 ID:VlQMfx9B
巨大な宮廷の一角を進んでいたリン達は朱に染まったサカ兵達の屍を目の当たりにする。
幾人かのサカ兵が竦んで槍を持った男を遠巻きにしているのを見てリンは頭に血が上った。
同族を討ったのであろうその男を囲みながら何故襲い掛からないのか。
「臆病風に吹かれたか!ならばその仇は私たちが取る!」
見ればその男は百人近いサカ兵を討ち取った代償にすでに全身に手傷を負い何本もの矢が突き刺さっている。
凄まじい豪傑のようだがすでに瀕死の有様だ。討ち取るのは容易かろう。リンは青竜刀を抜き放った。
「下がれい蛮人。朕が首は国取りをする輩の者ぞ。うぬ如き下郎にはくれてやらぬ」
「な……に?」
その時リンは悟った。その一人称は至尊の冠を被る者にのみ許されたものであると。

アカネイア最後の皇帝ハーディン…宝槍グラディウスを手に猛威を振るった豪傑は口の端から血を零しながらもリン達を威圧した。
瀕死の男は血走った瞳を向けなおも威風堂々たる姿勢を崩さない。
その威に恐れを成したのか猛勇を誇る戦士たちも後ずさった。
傍らのギィが生唾を飲みこみ音がする。常に冷静さを崩さないスーも冷や汗を流していた。
いや…リン自身もハーディンに圧倒され襲い掛かる事ができない。もはや立つ力も残っているか怪しい皇帝であるのに…
「下郎ども…そなたらの主を呼んでくるがよい…」
ハーディンの声は生まれながらの王者のそれであった。
自然に万人を従わせる威厳というものがあった…彼を取り囲んだ戦士たちの幾人かはその声に打たれたかのように背筋を伸ばすと、
まるで臣下の礼を取るかのごとくその声に従い本陣へと駆けて行った……

ほどなくしてこの場にダヤンとラスが姿を見せる。この間リン達は一切ハーディンに手出しができなかった。
ハーディンは充血した瞳をダヤンに向ける。
「来たか……朕より天子の座を奪わんとする者よ」
「これも天命。国破れて興り、興っては破れるもの。それを為したのが此度は貴様らの言う蛮族だったということだ。
 いままで周辺を野蛮と断じ蔑んだそなたらがこの日を迎えるのは天命だったのだ」
「……そなたは何か思い違いをしているようだ…国を動かすのは皇帝に非ず。朕に皇帝たらんと欲するアカネイア五百年の伝統そのものなのだ。
 その意思は朕が冠に込められておるわ…冠が皇帝に命ずるは二つ。力を使う事と力を増やす事だ……」
ダヤンの息子ラスが弓を構えて前に出る。
「増した結果がこの有様…メニディで五十万の兵が敗れた事を忘れたか?」
だがその皮肉にもハーディンは動じなかった。
彼は冠をダヤンの足元に投げ捨てると唇を吊り上げた。笑っていた。ハーディンは笑っていた。
地の底から響くような声であった。瀕死の傷を負いながら皇帝はどこまでも凡俗と同じ土俵には立っていないのだ。
「アカネイア十二代は朕の代で終わる。今日この時より大陸を支配するのはそなただ。恐れるがよい。怯えるがよい。
 己が子々孫々まで繁栄を望みあらゆる手を打ってなお安心ができぬ。跡取りには誰がよかろうか。あの臣の忠誠は嘘か誠か。
 誰か簒奪を狙っている者はおらぬか。庶民は己が政に満足しておるか……常に常に頭より離れぬ…身を削り冠の呪いに身を食われてゆくがよい…」
「言いたい事はそれで終わりか。ならば戦利品にこの国を頂く。眠れい」
最後の言葉とともにダヤンがつがえた弓はかつてサカ一の英傑とされたハノンがニケより授けられたミュルグレという神の弓である。
弓から放たれた矢は一条の光を描いてハーディンの額を貫いた。

崩れて落ちる皇帝を見やりながらリンは目の前で現在進行形の歴史が展開していく様から目が離せなかった。
この瞬間アカネイア帝国は終幕を迎えサカ帝国が成立したのである。
637侍エムブレム戦国伝 邂逅編 リンの章 復讐:2011/08/05(金) 12:01:30.23 ID:VlQMfx9B
それから二年…征戦に次ぐ征戦を重ねてロルカ族は旧帝都パレスの遥か千五百里南方を行軍しているのである。
まさしく力を使い、力を増している。
だがリンにはどうにもダヤンが人が変わったように思えてならないのだ。
「以前の族長は族長としてみなを導きつつも心は草原の狼だったわ。
 それが最近は…先月私が報告に戻った時も少し痩せたようだった。誰を側近にするべきか随分悩んでいたみたい。
 なんだか…うまく言えないけど…街暮らしのアカネイア人みたいよ」
だがリンの言葉はハサルにはピンとこなかったのだろう。彼はさして気にするでもなかった。
「そういう事もあるだろうよ。ハーンの称号はハノン以来の事だ。そんな事よりお前の部隊に戦の準備をさせておけ。
 そろそろラウスだ。ここを攻略してとっととこの辺りを片付けるぞ」
ロルカ族の平定のやり方は実に単純なものであった。
あらたな地域に入るとまずその地域の都市の一つを攻撃目標に定める。
それを徹底的に破壊し皆殺しにすれば他の都市は震え上がり先を競って降伏してきた。
無残ではあるが結果的に全体の犠牲は少なくなるのだ。
そうして降伏した都市の太守はハーンより預かった任命書を授けて引き続き太守を命じサカ人の監視役を残して新帝国の支配下に組みこむのだ。

現在侵攻した地域において第一の目標とされたのがラウスであった。

ロルカ軍六万の進撃にラウス太守のダーレンは焦りを隠せなかった。
ラウスの軍勢はせいぜいが一万。それも長い平和でろくに実戦経験も無いのだ。大陸北部から中央で激戦を繰り広げたロルカに勝てるはずが無い。
城内の謁見の間にてダーレンは家臣達を前に弱気な顔を見せていた。
「蛮族なんぞに降伏するのは無念じゃが致し方あるまい…」
これに異を唱えたのが息子のエリックである。彼は自信を漲らせて一歩進み出た。
「これは父上のお言葉とも思えませぬ。たしかに蛮族どもは強いですがしょせん蛮族。戦は知恵でするものだと思い知らせてやります」
「じゃが……」
「ここで蛮族に打ち勝てば周辺の太守たちはこぞって父上に忠誠を誓いましょう。そうなれば我らこそが新王朝新帝国を築けますぞ。
 乱世の群雄たる者野心の一つも持たずしてなんとします」
迷いはあったがダーレンは息子に押される形でロルカとの抗戦を決断したのである。

それから程なくしてラウス太守ダーレンはハサルの下に使者を送る。
使者が携えてきた手紙には次のように記されていた。
「天命が改まり王朝が改まったからには謹んで従う所存でございまする。
 尽きましては王朝の代理人たるハサル殿の南方平定の功労を我が城にてお慰めしたくささやかながら宴の支度をしております」
この文を読んだハサルは顎鬚をさすり精悍な顔に笑みを浮かべた。
「ふむ…健気な物よ。少しばかりつまらんが腹を上にされては食うわけにもいかんだろう」
彼は降伏したものには寛大だった。腹を上にして従属を誓った狼の上にそうして君臨してきたのだ。
同時にあまりにも多くの戦で勝ってきたために気の緩みがあった事も否めない。
「よし、太守の任命書もくれてやらねばならんしな。ラウスの郊外に陣を張れい」
「わかったわ父さん。どうやらこの辺じゃ刃を振るう機会は無さそうね」
「南方を平定する事もう三十四市。戦っても無駄と思っても当然だろうよ」
勝ちすぎる事は逆に兵を弱くするとマークの兵書にある。
ハサルもリンももはや敵は降伏して当然と思い心に油断があったのだ。
こうしてハサルは軍団に休息を命じると自身は部下を連れてダーレンの下へ赴く事にした。
馬を進めようとしてその時父は何か思い立ったようだ。
リンの方を顧みた。
「おおそうだ。お前にくれてやるものがあったのだ」
「何、父さん?」
「お前もあちこちの平定で随分手柄を立てたからな。このくらいの青竜刀を持ってもいいだろう。
 メニディの戦で敵将から分捕った一品だ」
そうしてハサルがリンにくれてよこしたのはかつてアカネイアの武将アストリアがその身に帯びていたメリクルソードと呼ばれる宝刀だ。
その切っ先の輝きはリンの目を奪うに充分だった。
「わぁ…ありがとう父さん! 凄い…凄い切れ味が感じられるわ…次の戦場ではこれで一番手柄を取って見せる!」
「おう、サカの戦士はそうでなくてはな。だが当分次の戦場とやらはなさそうだ」
そう言って笑ったハサルの顔はリンが最後に見た父の顔だった。
638侍エムブレム戦国伝 邂逅編 リンの章 復讐:2011/08/05(金) 12:02:03.82 ID:VlQMfx9B
ダーレンの下を訪れたハサルは彼にハーンの任命書を渡しその服従を受け入れた。
ほどなく宴が開かれたその席の事。
上座に座したハサルは上機嫌で饗応を受けていた。
「ダーレン殿。我らへの帰順何よりと言っておこう。いささか闘志が足りぬとも思うが勝てぬと見らば降参するのも狼の常だ」
それを遠巻きに見ていたエリックは小さく呟く。
「野蛮人めが…今のうちに我が世の春を謳歌するがいい。だがこの地からラウス王朝が始まるのだ」
その呟きが終わるか終わらないかのうちにハサルは杯を取り落とし血を吐いて倒れた。
戦場を駆け巡り幾人もの敵将を討った男のあまりにもあっけない最後だった。
「ようし…頭を失った軍隊なぞ恐れるに足らんわ。奴ら我らが降伏したと思って油断しきっているだろう。
 これより市外のロルカ軍を叩き潰す!」
だがエリックの計にも綻びがあったのだ。
ハサルが伴った従者は全て殺したと思っていたが、一人の従兵が夜陰に紛れて窓から逃げ出していたのだ。
その者は慌ててロルカの陣屋へ駆け戻った。
「大変だっ!ラウスの奴ら降伏を翻しやがった!族長が…族長が!!!」
男の報告を聞いたロルカの者達は怒りと復讐心に猛り狂った。
青ざめるリンを前に復讐戦の決行を次々と訴えた。
リンはというと事の次第がすぐには受け止められずにいた。
豪放で勇猛で…幾多の戦で先陣を切った父はリンの誇りだった。
それがこうもあっさりと消えて無くなってしまうのか…言葉が出なかった。
傍らのスーがリンの耳元で囁く。
「一言でいい。一言。あとは私たちでまとめるから…」
それはスーなりの気遣いだったのだろう。
リンは震える声を振り絞った。
「戦の勝敗は戦士の常だけど……これはだまし討ちよ…サカ戦士は受けた恩は必ず返す…受けた恨みは…必ず復讐をとげる…」
それから何が起こったのかはあまりリンは理解していない。衝撃が大きすぎたのかもしれない。
ただ事実としてあった事はまずロルカ軍が戦闘準備を整え、これによりラウス軍は奇襲に失敗した事。
怒り狂ったロルカ軍はラウス兵達の降伏を認めずこれを皆殺しにした事。
その先頭でリンはメリクルソードを奮っていたような気がする。頭が痛くてよく思い出せない。
ラウスの街は焼き討ちされて地図から消える事になり男も女も子供も犬猫にいたるまで骨と化した事。
最後に…捕らわれたダーレンとエリックはリン自らの手で首を討たれ…彼らの首は矛に刺されてロルカ軍の先頭に掲げられ、
裏切りは許さぬとの苛烈な意思表示に使われた事。
そのためかこの後、南方諸国でロルカに抗戦しようという勢力は一切現れなかった事。
もはや恐怖は何倍にも伝染して伝わり各地の太守は先を競って使者をよこしてきた。

こうしてロルカ軍の南方平定は終了した。
大陸の大半を支配したこの時が思えばサカの絶頂期だったであろう。
だが絶頂は極めてしまえば後は下り坂だけなのだ……
639侍エムブレム戦国伝 邂逅編 リンの章 復讐:2011/08/05(金) 12:02:19.90 ID:VlQMfx9B
ハサルの葬儀を済ませ、ようやく心情も落ち着いた新族長リンは南方平定を終えて中央に戻ろうとする軍列の中でダヤンからの使いを迎えていた。
「東方に?」
「はい、モンケ族長のジュテ族は東方平定を一段落し勢力は大陸沿岸部にまで到達しました。
 しかしながら海の向こうの島国が一つハーンへの恭順を拒否しております。
 ハーンはこれにジュテとロルカの派遣を決定しました」
「そう……東方に……ね……」
「何か?」
「いえ…なんでもないわ…」

幾つの時だっただろうか。ほとんど霞みのような記憶で思い出す事もほとんど無かったが…
こういう形で生まれ故郷に向かう事になろうとは夢にも思わなかった。
「…今更よね…私はサカの戦士だもの…スー、ギィ!全軍に伝達!これより進路を東方に取る!
 世界制覇の総仕上げよ!」

蛮勇を持って鳴る騎馬民族の大軍は進路を転じる。
族長の兄弟が待つ祖国へ………馬のいななきが響き蹄の音が大地を蹴る。

大陸の風を感じながらリンは新たな暴風の到来を感じ取っていた。
それは父の死後初めて感じた血の昂ぶりであり戦への渇望だった。
戦士は戦場にいてこそ…狼は野を駆けてこそ…

かしゃりと腰の宝刀が音を立てた気がした。


次回

侍エムブレム戦国伝 死闘編 

マルスの章 創業伝
640助けて!名無しさん!:2011/08/05(金) 13:22:57.91 ID:Vti0sJ7E
>>632
ユンヌ「屋上」
641助けて!名無しさん!:2011/08/05(金) 17:05:25.01 ID:tE6PQmHg
ユンヌ「アイクとの子供がどうなるかももちろん大事だけど、それに加えてアイクとの子作りの方を
     より詳細に煮詰めていきたいと…いやメダリオンは許してください」
642助けて!名無しさん!:2011/08/05(金) 17:12:19.86 ID:NO4PvoD2
>>634-639
ハーディン……涙目以外のハーディンというのも珍しい気がする。
いやある意味で涙目なのかも知れんけど。
643助けて!名無しさん!:2011/08/05(金) 17:36:45.29 ID:Vti0sJ7E
>>641
そういやFEで神と人間で子供できたこと無いから、どうなるかはわかんないな
644助けて!名無しさん!:2011/08/05(金) 19:27:16.76 ID:tE6PQmHg
ユンヌ「分からないなら試せばいいのよ。ということで子作りしましょうアイク!
     大丈夫!私見た目幼女だけど何万歳とかだから!合法だから早速!」
マルス「さて、メダリオンは…」
ユンヌ「ごめんなさい調子乗りました」
645助けて!名無しさん!:2011/08/05(金) 19:50:28.41 ID:taCJEilW
「まったく、最近のユンヌの自重しなさには目に余るものがあるね!」
「いやリーフ兄さん、それ兄さんが言っていい台詞じゃないから」
「なんでさ。僕が一体何をしたというんだい、ロイ」
「どの口で言ってるんだ……昨日だって、トラキア地区でまたゲイルさんに迷惑をかけたって聞いたんだけど?」
「まあまあ、リーフもそうだけどユンヌのやり方がここ最近悪くなってきているのも確かだ。具体的に言うとメダリオンの使用頻度が跳ね上がったとかね」
図星をさされてギクリとするリーフの肩をポンポンと叩き、マルスが援護を出す。ロイはまあそうなんですけど、と若干不満気に唇を尖らせた。
「ユンヌね……私もいつかキッツイお仕置きが必要だと思ってたわ……」
「セリカ姉さんは話をややこしくするので黙っていてください」

そして一家は、
強硬派(ヘクトル、リン、マルス、リーフ、セリカ、アルム、ロイ。ただしアルムはセリカに引きずられてきた)
穏健中立派(エリンシア、アイク、エリウッド。エリウッド的には両方大人しくしていて欲しい)
そしてユンヌ擁護派(ミカヤ、シグルド、セリス。シグルドはセリカとアルムにティルフィングしがちなので必然的にこうなる。まあ近親以外寛容だし)
……に分かれて争いに発展?!

しなさそうだ……
646助けて!名無しさん!:2011/08/05(金) 20:25:29.89 ID:IlRI6ozk
ヒーニアス「わはははははは!!!今日こそエイリークの愛は私の物!」
ターナ「ああもう……」

ヴァネッサ「ヒーニアス様…その無駄な自信。根拠の無い思い込み…素敵です…」
シレーネ「ちょいちょい」
ヴァネッサ「なぁに姉さん?」
シレーネ「主君の事言うのもなんだけどアレはやめときなさい。世の中もっとマシな男はいくらでもいるわ」
ヴァネッサ「酷い!なんてことを!」
シレーネ「あなたが心配だから言うんだって。ほらもっとかっこよくてしっかりした男の人には興味無いの?兄弟さんちのアイクさんとか人気あるみたいだけど?」
ヴァネッサ「…別に興味無いわ」
シレーネ(…この娘…立派でしっかりした人にはまったく興味持たないのよね…姉としては心配すぎる…)
ヴァネッサ「あ……でも他にもちょっといいかなって思った人はいるわよ?」
シレーネ「誰!!!この際ヒーニアス様でなければ誰でもいいわ!アレが義弟になるとかイヤすぎるし!」
ヴァネッサ「そ…そこまで言わなくても…えーとね、マカロフさん」
シレーネ「はい?もう一度言ってくれる?」
ヴァネッサ「だからマカロフさん。なんだかほっておけない感じがするんだけどステラさんがいるから駄目だけどね」
シレーネ「他にはっ!!!」
ヴァネッサ「マチスさんもなんだかついていてあげたくなるなぁ…カシムやシャナムなんかも叱って立ち直らせてあげたくなるわ」
シレーネ「……」
ヴァネッサ「どうしたの姉さん?」
シレーネ「なんでもない…ちょっと頭痛が…」


…アイクのフラグ能力効かない相手って誰かいないかと思ってたらこの娘が浮かんだ。
駄目男好きな人っているよね。
647助けて!名無しさん!:2011/08/05(金) 22:23:09.58 ID:p4MsrAxo
>>632
  ,j;;;;;j,. ---一、 `  ―--‐、_ l;;;;;;
 {;;;;;;ゝ T辷iフ i    f'辷jァ  !i;;;;;  「アイクは誰とくっつくんだろう」
  ヾ;;;ハ    ノ       .::!lリ;;r゙
   `Z;i   〈.,_..,.      ノ;;;;;;;;>  そんなふうに考えていた時期が
   ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',.    ,f゙: Y;;f.   俺にもありました (主に蒼炎クリア後しばらく)
   ~''戈ヽ   `二´    r'´:::. `!
648助けて!名無しさん!:2011/08/05(金) 23:34:03.55 ID:njn0e+Ue
>>644
合法ロリは任せろー(バリバリ

サラ「と兄様が力説して」
エフラム「おっと風評被害はそこまでだ」
649助けて!名無しさん!:2011/08/05(金) 23:46:00.43 ID:Mxikm9zZ
>>648
エフラムは合法どころか違法でもかまわないで食っちまう人間じゃないのかw
650助けて!名無しさん!:2011/08/05(金) 23:49:35.76 ID:dNX3iXA/
>>649
エイリーク「兄上はそのようなことをされる方ではありません。そうでしょう?兄上」
エフラム「あ、ああ。当たり前だろう。そもそも俺はロリコンなどではない」
リーフ「この威圧……凄まじすぎる……!」
651助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 00:31:26.61 ID:iVSXA2Lz
>>649
「う〜遅刻遅刻」

今、学校に向かって全力疾走している私は小学校に通うごく一般的(?)な女の子
強いて違うところをあげるとすれば退屈が嫌いってとこかナ――
名前はサラ

そんなわけで通学路にある公園の近くまでやってきたのだ

ふと見ると、ベンチに一人の若い男が座っていた
ウホッ!いいロリコン…

そう思っていると突然その男は私の見ている目の前で上着のホックを外し始めたのだ…!


サラ「といった感じのイベントが」
エフラム「何を言う何を」
652助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 00:34:45.05 ID:uk5ljbcU
>>651
その改変やめろww
653助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 00:39:51.23 ID:Eoe9+0Tw
ビラク「元ネタを考えれば俺とへっきゅんで…」
ヘクトル「頼むからやめろ」
654助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 03:35:30.74 ID:b8/O0A39
FEお悩み相談室

竜王家のY君の悩み…親友のSがよく引っ付いてきます。Sは男ですが時々美少女と錯覚してしまいます…
最近ガールフレンドのIとの関係も薄くなってきてるし(涙)。いっそ新世界へと羽ばたくべきでしょうか?

兄弟家のR君の悩み…最近女の子達がよく周りに集まってきます。何か恨みを買ったのでしょうか?

兄弟家のA君の悩み…影が薄くて辛いです…。どうやったら目立てますか?

シレジア社のDさんの悩み…私が会社のトップになって経営をしたいのだが反対者が多い…
一体どこに不満があり、そして私のどこがRとSに劣ると言うのだ?できれば社員の者に答えてもらいたい

フレリアコーポレーションのHさんの悩み…会社の後継ぎの件だが、息子ではなく娘に継がそうと思っておる…。世間からの意見が聞けたら嬉しい

フレリアコーポレーションのSさんの悩み…妹がロクデナシに好意を持っていて困ってます。
どうやったら妹を正常に出来るでしょうか…?

ベルン警察署のMさんの悩み…最近恋人のGが色々と思い詰めてます。どうやったら元気を出して貰えますか?

リグレ社のKさんの悩み…今回は間違いなしっと。ハッキリ言いますが退職させてください。そして僕をもう1人にしてください…

流星軒のRさんの悩み…D家の兄弟がしつこいです。どうやったら私を諦めてくれるでしょうか?
ちなみに私はノーマルです

兄弟家のHさんとRさんの悩み…前に話したソシアルナイトのBと密偵のHの件ですが私達のことを諦めてくれません。何度拒絶してもツンデレと自分たちの都合の良いように解釈して困ってます…。撃退というか抹殺法を求めます
655助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 03:39:37.74 ID:DismgrCT
>>651
どうせなら>>649の台詞のところもやれw


彼――
ちょっとバトルマニアっぽい学生でエフラムと名乗った
年下の女の子の相手もやりなれてるらしく
部屋に連れ込まれるなり私は素裸にむかれてしまった

「よかったのかホイホイついてきて。俺は幼女でもかまわないで食っちまう人間なんだぞ」
「こんなこと初めてだけど……いいの……私……」



エフラム「待て待て待て待て!無いこと無いことを言うな」
サラ「もー、ちょっとした冗談でしょ。それに、別に後ろ暗いことが無いなら堂々としてればいいじゃない」
エフラム「……お前の言うことは妙に生々しいんだ」
656助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 04:25:13.16 ID:Eoe9+0Tw
>>654
Y君へ
オレルアンのいい男B…うほっ新世界へようこそ!
君の胸のうちに聞いてみるといい。Sへの湧き上がる想いがあるはずだZE!
性別なんて愛の前では些細な事SA!

R君へ
大賢者A…てめえで考えんかいボケ!
フォルブレイズかますぞゴルァ!

A君へ
地味美少女J…その気持ちよくわかります。私も超地味キャラですから。
でも忘れないでくださいね。目立たなくても見てる人はいますよ?

Dさんへ
秘書P…私のような顔グラフィック使い回しが答えてもいいのかな…では。
はっきり言いますがRよりはD様の方がいいと思いますよ?
あいつは社会人失格です。論外です。ただSはまともですし…どこが劣るかと言われるとやっぱフォルセティでしょう。
聖戦のヒエラルキーを考慮するとやっぱり……

Hさんへ
聖王女R…素晴らしいご決断ですわ!
わたくしのEに言い寄るトンチキなHなんぞよりTの方が千倍万倍優秀ですわ。
これからは男女同権、長男だろうとアホより優秀な妹に任せるべきです。
わたくし達、乙女のエネルギーが社会を席巻するのですわ。ああ…Eをお嫁にできる日も近そうですわ…はぅ〜♪

Sさんへ
ディアメル伯爵家S…え…ロクデナシ?
私の目にはそうは見えませんけれど?
Vさんは殿方を見る目は確かですわ。とてもいいセンスをしてらっしゃると思いますけれど。

Mさんへ
兄弟家R…婦警さんのコスプレをすれば喜ぶんじゃないかな?
男はコスプレが好きなものさ。本物だけに効果も大きいよ。あるいはナースさんなんかもいいかも。
でも僕のおすすめはSMボンテージだねっこれで元気の出ない男がいるだろうか!いや無い!
アドバイス料に写真とって送ってちょうだいよ。ブバアアアアアアア!!!!!

Kさんへ
教師W…辞めたきゃ辞めろ。根性無しが。
一人になっていじけて何をするというんじゃ?
それが男の生きる道か?
辞めて次の仕事は考えておるのか?
お主のやってる事はただの逃げじゃ。一端の男のやる事ではない。
ワシの言葉を悔しいと思うなら立ち向かえ!戦え!男なら人生と戦うんじゃ!

Rさんへ
かっこいい従兄弟のお兄さんS…彼氏を作ってしまえばいいんじゃないか?
そうすれば諦めるだろう。お前のそばには憧れの素敵な男がいるのではないか?
子供の頃からよく知っている黒髪ロンゲで剣の達人とか。

Hさん&Rさんへ
タリスの善良な猟師K…わかりました。なんとかしましょう。
心配ありません。僕にしかできない抹殺法がありますからそれで彼らを抹殺します。
ただちょっと経費がかかるんです。下記の口座にすぐに五万Gの振込みをお願いします。
彼らから助かると思えば安いものだと思いますよ?
マリナス銀行 口座番号 ○△××△○○
657助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 11:56:30.63 ID:b8/O0A39
Bさんへ…うぅ、どうするべきか…。もう少し時間をかけて考えるか…

Aさんへ…真剣に悩んでるのに何でこんなこと言われるんだろう…

Jさんへ…見てくれる人がいるだけ幸せなのかな?

Pさんへ…神器の壁は大きいということか…

Rさんへ…私の判断は間違いではないようだな…

Sさんへ…回答ありがとうございます。ハァ…

Rさんへ…私達がMさんに代わって回答しますが後でお仕置きです!

Wさんへ…あなたが僕のことを考えてくださっているのは分かりますし嬉しいです。ですが僕の立場になったらあなたでも二度とそう言うことは言えないでしょう…。今日親に退職届を出します

Rさんへ…Rの代わりに回答するけどSはロリコンよ!騙されたら駄目!

HさんとRさんへ…ちょっと用件ができたからタリスに行くよ。ちなみに兄さんに姉さん、本当に彼らを消したいというならFさんかJさんに頼んだ方が信頼できるよ。
…さすがの僕も嫌がる家族に迫る人は歓迎出来ないし少しは力になるよ
658助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 12:55:50.19 ID:CjP5LSsk
>>656
ヒーニアスも原作では頭が回る設定のはずなんだが、スレ補正とはかくも恐ろしいものだな……
>>657
マルス「ふふ、僕の家族で儲けようだなんて相変わらずいい神経してるじゃないか。覚悟は……出来てるんだろう?」
659助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 15:59:16.84 ID:KHSOYi1b
マリク「実はマルス様も一回騙されてますもんね。紋章二部で」
シーダ「最初はあしらおうとしたけど結局お金渡しちゃったのよね」
エリス「頭脳派を自認するマルスの事。結構プライドが傷ついたのかも知れないわねぇ」
660助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 17:00:55.55 ID:SQB0+Pjk
>>658
ターナヒーニアスのA見てるとヒーニアスも結構シスコンというか兄バカ的ではあるよね
ターナとエフラム近づけるの嫌がったり
661助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 19:30:03.78 ID:AijLYwXj
あれは特に相手がライバルってのが面白くないってのもありそう
他の候補だとどうなんだろうね?
クーガーとか

しかしヒーニアスがAになった時点でエフラムにとられる心配は無いわけだがw
662助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 20:52:14.25 ID:PU4wFLuJ
エフターとヒーエイで成立させてどっちが義兄かを争って二人が泥沼になる展開とか胸熱なんだが、このスレのヒーニアスは変態なのでエイリークに好きになってもらえるか微妙だ……
いっそヴァネッサとエイリークの趣味が入れ替わったらシレーネとヒーニアスは幸せになれるんじゃないか
他は多分大変なことになるが……
663助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 21:07:20.79 ID:OrW90agi
【最強家族れきだい☆FEブラザーズ】

第1話 兄弟の中で影薄かった、ような…
第2話 それはとってもメタボだなって
第3話 もう四人娘も恐くない
第4話 幼女も、このひとでなしーも、あるんだよ
第5話 フラグなんて、あるわけない
第6話 こんなの絶対おかしいですよセシリアさん!
第7話 本当の年齢と向き合えますか?
第8話 あたしって、ほんと筋肉バカ
第9話 そんなの、ティルフィングが許さない
第10話 もう豊胸剤にも頼らない
第11話 最後に残った胃潰瘍
最終話 わたしの、最高の家族
664助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 22:09:48.62 ID:FSUtClp+
古の竜族「ぼくと契約して聖戦士になってよ」
フォデス「私と契約して魔王(笑)になれ」
ユンヌ「あたしとアイクの結婚を認めてくれれば加護をあげちゃう」
665助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 22:14:40.75 ID:O1yTosa3
>>662
ヴァネッサの趣味がダメ男なのはわかるがエイリークの趣味ってあんまり見えてこない気がする

ヒーニアスゼトサレフリオンに関しては

エイリーク

と片思い描写でエイリークサイドはどう思ってるかあまりわからんし。
ヒーニアスに関しては辟易してたが

エイリークから


好感度矢印が伸びてる相手って過去ネタ見るとエフラムとラーチェルだった気が…
どっちをとっても危険なんですけどw
666助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 22:32:35.08 ID:NVIsk80K
このスレでの扱いや原作でのネタ成分に目を瞑れば、四人ともハイスペックなんだけどね。

ヒーニアス→王子。頭良い。弓の腕前も言いそうなので文武両道。実はいい人。

ゼト→若くして将軍。人望、忠誠心、武勇。どこをとっても文句のつけどころのない騎士。

サレフ→よくわかないけど、賢者ってだけですごそう。たぶん、すごい人。

リオン→皇子。優しく、民思い。魔道士としての知識や腕もかなりのもの。

理想が高いわけではないと思うけど、相手に求められるハードルは相当高そう。
まぁ、一番のハードルはエフラムの存在であることは間違いないけど。
667助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 22:34:27.90 ID:NVIsk80K
ごめん、ヒーニアスの弓のところ「良いそう」ね。
668助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 23:16:46.14 ID:AAGqwjyQ
サレフとリオンはエフラムとは完全に方向性が違う(のほほん癒し系?)ので、案外イケるかも
まあ本人がその気にならないとどうしようもない…てのは兄弟家ほとんどに言えることか
669助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 23:19:55.83 ID:FSUtClp+
エフラム「アイク兄上くらい強くて
シグルド兄上くらい誠実で
エリンシア姉上くらい家事ができて
エリウッドくらい容姿に優れマルスくらい賢く
セリカくらい一途で
リーフくらいタフで
ミカヤ姉上くらい経験豊富
そんな男でないと認めぬ」
670助けて!名無しさん!:2011/08/06(土) 23:45:37.81 ID:PU4wFLuJ
>>669
ヘクトル「ミカヤ姉貴より経験豊富とかありえねーだろ……」
エリウッド「リーフよりタフな人か……僕の知り合いにはいないな……」
マルス「アイク兄さんより強くてエイリーク姉さんに適した年齢の男性なんてそうそういませんよ?」
リーフ「つまりエフラム兄さんは高望みしすぎなのさ。だからシスコンとか言われるんだよね」

ところでその基準だとユリウスってどうなるんだ?
671助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 00:01:10.20 ID:mTTXpeOE
強さはまぁ基準が違うがそう劣りはしないだろう
誠実さは足りない
家事はまるでダメ
容姿は主観だがエリウッドにも負けてない
人の主観による部分も大きいが見る人によっては勝ってる評価もあると思う
賢さは負ける
セリスとイシュタルで揺れてるので一途さは足りない
タフはまぁ…ロプトウス込みなら…だめか?
経験は誰でも無理
672助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 00:20:16.39 ID:Pm6mg1uq
ありえないけど、ゼフィールはかなり条件満たしてる気がする。
強いし、誠実そうだし、少年時代はカッコいいし、封印時も渋くていい男だと思う。
神童と言われた程に賢いし、タフさ(HP)は人間の限界を超えている。

あと、他にエフラムの目に適いそうなのは誰がいるかな?
経験は誰でも無理(二票目)
673助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 00:32:17.82 ID:vgizzPjA
セフェラン「困りましたね。私には妻も子も子孫も」
誠実ではないな。

サイアス「仲間になったとたん弱いいうな。
ところで神器ドコー?」

ガルザス「娘がいてさえくれればいい。」
674助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 09:22:48.44 ID:o1cDKbgV
>>669
アトス「つまりワシのことry」
マルス「帰れよ」
675助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 10:13:08.27 ID:8Faea2JK
>>634-639
いつもGJです!楽しませてもらってます!
威厳のあるハーディンってこのスレじゃ初めて見るけど本当は皇帝の器のある人だったんだよね。

>>645
聖魔双子が抜けているので補完…こうかな?
中立派(エイリーク)
擁護派(エフラム)
まぁほぼ全員がユンヌを生暖かい目で見てる気がするけど

>>646
シレーネさんにも苦労人属性が見える…
この町はまともな人は苦労するなぁ…

前スレ>>503-504の続き投下します。
676幼女の旗の下に:2011/08/07(日) 10:13:40.48 ID:8Faea2JK
344
2 手槍でカメラを壊す  要は奴等の放送を阻止すればいいのだ、これで放送できまい!

AKJはエフラムがステータスを手加減しているとみると容赦なく集中攻撃をかけてくる。
ボコられかかったエフラムはとっさに手槍を装備して目線を機材類に向けた。

エフラム「くっ…なにがあろうと妹をシバき倒すような真似は本位ではない!こうすればいいのだ!」

FETVの面々が止める暇もなく槍を投げつけカメラをぶっ壊す。
妹ならともかく機械に遠慮はいらない。本気を出したエフラムは連続で手槍を投げまくりスタジオのカメラを全部木っ端微塵にした。
業務用カメラは馬鹿高いのだがもはや知ったこっちゃない。
AKJ隊員X「あああ――っカメラがぁ!?」
AKJ隊員S「政権放送がぁ―――っ!?」
イリオス「社長がこれ見たら青くなるな…」
エフラム「全速力で引くぞ!目的は達した!」

放送を阻止した上はこれ以上妹軍団に槍は向けたくなかった。
セーラ 「もう何がどーなろうと知ったこっちゃねーわ。ライブ折れたし」
ユアン 「あーやっと逃げられる。怖い怖い。僕は争いは好まないよ。平和にパンチラ写真だけ撮って生きていきたいよ」
ドロシー「それっ安全なところに避難しましょー」
イリオス「ちょっ……さっさといくなお前等ー!俺を置いていくんじゃねぇ!」
怒り狂ったAKJが追いかけてくる。
五人は彼女たちの追撃を振り切って階下へと逃走した。

階段を駆け下りた五人は残骸でバリケードを築いて追撃を遮るとようやく一息ついた。
セーラ 「これからどーする?」
イリオス「どーするって…俺たちは民間人だぜ?とっとと安全なとこへ逃げようや」
エフラム「待てい」
イリオス「あん?」
エフラム「ジャーナリストなら真実を報道すべきだろう。
     俺もこの事件の全容がなんなのかよくわかっとらんがギリギリまで調べてみるべきではないのか?」
ユアン 「やだよ戦場カメラマンじゃあるまいし。命あってのモノダネだよ」
セーラ 「この給料でこれ以上命張れますかっての」
ドロシー「いざという時に社員の士気をささえるのは日頃の待遇というわけではい」
エフラム「なんたることだ!職業人としてプロフェッショナルとして身を捧げる気持ちになるほどの待遇も無いとは…」
イリオス「薄給なんだよこっちゃ」
エフラム「むむ…これはいかんな…俺が政権を取ったら中小企業の社員の待遇改善のため…」
セーラ 「へ?ロリコン党のわりにそういうことも考えるの?」
ドロシー「セーラさんそんなはっきりと本当の事を…」
エフラム「馬鹿者!俺たちはロリコンではない!幼女を守るという事は社会を守る事なのだ。か弱い者を守るのは大人の義務だからな。
     そういう者たちが安心して暮らせるためにはまず養う層の収入が安定する事が第一だ。お前らにも妹や娘がいるだろう?」
セーラ 「ちょ……私のどの辺が子持ちに見えるんじゃゴルァ!」
イリオス「いねーよ。この収入で結婚とか無理だぞ」
ドロシー「はぁ…相手の方は逆にオルソンさんを余裕で養えそうですけどね」
イリオス「ば、馬鹿言え!!!アイツとはそんなんじゃねーよ勘違いするなよな!!!」
ユアン 「男のツンデレとか誰得?」
エフラム「男が女に養ってもらうとは何事だ!情けないと思わんのか!」
イリオス「養ってもらってねぇってばっ!ちょっと人の話を聞け!」
677幼女の旗の下に:2011/08/07(日) 10:14:30.45 ID:8Faea2JK
345

だがそんな騒ぎをしている間に一人の人影が階下から現れた。
プリシラ「これは?上の階への道が塞がれている?」
エフラム「む…来たか…お前がこの騒ぎの首謀者だな。もう放送はできんぞ」
イリオス「これでうちの会社潰れたら俺らの収入保障しろよな!」
エフラム「妹を怒鳴るとは何事だ!」
イリオス「だからアンタはどっちの味方なんだっつーの!?」
エフラム「妹と幼女の味方だと何回言わせる!…くっ…だがお前の言う事ももっともだ…
     竜でもアシュナードでもユリウスでも戦えと言われれば戦うが、この戦いはやりにくいことこの上ないわ!」
プリシラ「放送が…できない…?」
セーラ 「カメラも機材もみぃ〜んなしっちゃかめっちゃかだもの。とっとと諦めなさいよこのブラコン。
     アンタが加入したとたん私を二軍に送る奴は氏ね!マジ氏ね!」
ドロシー「はいはいプレイヤーさんを敵に回る発言は控えてくださいね」
ユアン 「二軍の方が楽で好きだけどね僕は」

プリシラ「つまり…革命は?」
エフラム「おじゃんだ。俺はこれ以上妹に槍を向けたくは無い。降参しろ」
プリシラ「革命がおじゃんという事は私と兄様の愛は?」
エフラム「不滅だ。兄が妹を愛し守るのは当然だ」
プリシラ「でも結婚できませんよね?」
イリオス「そりゃまあ…まて。コイツらの会話についていけんぞ…」
ドロシー「私は初めからついていく気無いですけど」
プリシラ「どうして…?」
エフラム「む…?」
プリシラ「どうして邪魔をしたのです?革命が成功すればあなただってエイリークさんと結婚できたのに!」
エフラム「待て!それではまるで俺がシスコンのようではないか!」
イリオス「自覚なかったのか?」
セーラ 「ほれドロシー。突っ込みはアンタのアイデンティティでしょ。なんかコメントしなさいよ」
ドロシー「いやもうなんて言っていいのか」
プリシラ「シスコンではないと言うのですか!」
エフラム「断じて違う!俺は妹を案じているだけだ!」
プリシラ「兄なのにシスコンじゃないなんてなんて酷い!エイリークさんの愛はどうなります!」
エフラム「兄妹愛と恋愛は別のものだ。当たり前だろうが」
ユアン 「馬鹿な!エフラムさんがまともな事を言った!」
エフラム「いちいち混ぜっ返すな」
プリシラ「つまり貴方はシスコンでありながらそれを否定し私の革命を邪魔しくさったんですね!」
セーラ 「狂信者って厄介ね…人の話聞く耳ねぇ」
イリオス「杖メインのあんた一人じゃもうどうにもならねーって…」
エフラム「そういう事だ」
プリシラ(ぬぐぐ……悔しいですけど状況を見ると摘み?いえ…まだ何か…何か方法が!)

手持ちの杖を確認する…
残った手は…

続く

1 レスキューを使う  兄様を召還してコイツらをやっつけて貰いましょう!
2 ワープを使う    どっかにふっとばしてやります! 
3 バーサクを使う   こーなったらヤケです。とち狂え!
4 諦めて降参する   革命敗れたり……

678の方に選択お願いします
678助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 10:52:45.25 ID:4gj0eJeb
1で
いろいろやらかしたプリシラだが最後は笑いに収束する気がするw

>>669
兄弟家の女性陣の婿にはアイクが近親者でなければ…というパターンが何故か多い
679助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 12:13:11.90 ID:DRmnyyKj
長姉も次姉も対抗馬が(笑)がつくような連中ばかりだからな
緑風(笑)
エリート(笑)
週回プレイ限定ワカメ(笑)
…おや、しっこくさんは相当マトモじゃないか
680助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 12:13:59.22 ID:GQV0qAvi
ちょっと待て……ヴぁっ君の性能は笑えないぞ……?
まあ、レイヴァンもプリシラの革命の為に剣を取ってくれるとは思えんから、現実を直視してなんとか収束しそうだな。
幼旗の人乙です。久々なもんで嬉しすぎてもう一回リロードしてしまったぜ。
私生活に無理のないペースで頑張ってください。続き待ってます!

ところでセーラ、俺はプリシラをレイヴァン説得マップ以外出撃させなかった。こういうプレイヤーもいるから溜飲を下げるんだ。
ルセア「まあ終盤は私大活躍でセーラさんは私に支援Bを送る兼ワープレスキュースリープ系の補助杖使いに徹してましたけどね」
681助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 15:45:09.42 ID:HoxyPAi6
>>676-677
エフラムのイメージが例によって悪くてワロタww
1番が選ばれたって事は、次はエフラムVSレイヴァン(?)か、胸が熱くなるな…
GJ!

セーラだけど、初めてのヘクハーでは一軍にしたよ!
でも光魔法をSにする余裕がなくて、結局杖Sになったがな!
それにルナドルイドは勇者武器とか銀斧バアトルさんに任せてたから、
あまり『幸運の高さ+光魔法で闇に有利』の恩恵は受けられなかったぜorz
682助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 17:09:37.52 ID:aLK483VS
>>676-677 >>678
げぇっ!レイヴァン!?剣士が弱体化されたのもあるけど、剣使いが影薄い原因は7割コイツだと思うの
とにかくGJ!
>>681
エリハーとかならともかくヘクハーのルナは勇者武器とか長弓ぐらいしか対処方法無いから困る
命中90は目をつぶるとして魔防無視に必殺20って何だよ
て言うか必殺20がおかしいんだよルナの元ネタ(であろう)月光と同じく魔防無視だけにしとけばよかったんだよ
683助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 19:58:02.87 ID:bEgRwOvK
>>676-677
待ってました〜! GJ!
プリシラこえー相変わらずこえー。
次回はレイヴァン召還ですか。
一度エフラムとレイヴァンの妹談義を聞いてみたいと思ってたので、
678GJw

レイヴァンはある意味一番の被害者だと思うので、おそらくエフラムとの戦いには
ならないと予想するが、万一戦う事になったのしても、
幸運値の差でエフラム優位じゃないだろうか? 悲しきコンウォル成長w
684助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 21:37:10.46 ID:8pLzs4EK
>>683
嘘みたいだろ…?(知ってるかもしれないけど)新紋章には必殺を捨てて威力10にしたルナがあるんだぜ…?
その所為か、実質攻撃面だけなら古の火竜並みのドルイドがうじゃうじゃ居るから困る

マルス 「クソ、なんて時代だっ!(AA略」
????「少年、これが絶望だ…ターンエンド」
685助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 22:57:54.86 ID:D+du+Iw3
リーフ「明日は8月8日…葉っぱの日だ!YATTA!YATTA!」
686助けて!名無しさん!:2011/08/07(日) 23:38:14.79 ID:ZPNoyJw7
明日は葉っぱの日…もうそんな時期か。
じゃあ日が変わる前にネタ投下します。

聖戦の系譜が15周年という事で、聖戦のネタです。
いろいろパロディとか入れてますが、元ネタ知ってる人は生温かい目で見てやって下さい。
687ママチャリの系譜 序章:2011/08/07(日) 23:39:32.86 ID:ZPNoyJw7


シグルド「ただいま〜」
セリス 「お帰り、シグルド兄さん。はい、これ兄さんの分」
シグルド「何だこれは? ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念大会の招待状?」
リーフ 「そう、聖戦発売15周年を記念して、近々ユグドラル地区で15周年祭をやるんだけど、
     聖戦のキャラ限定で何か催し物ををやるみたいなんだ」
シグルド「ふむ、どれどれ…」

ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念大会要項
一、大会は二人一組による自転車レースによって行われる。
一、出場資格は『ファイアーエムブレム聖戦の系譜』に登場した人物に限る。
一、出場者が多数の場合、予選を行い、予選で好成績を収めたチームが本選に参加する資格を得る。
一、本大会は聖戦15周年祭実行委員会によって、公正かつ厳正に運営される。
一、自転車レースの詳細なレギュレーションは以下の通り。

シグルド 「コースは次のページの地図に記載してある…か」
アイク  「ぬぅん!!(ズガーン!!)」
リン   「ここは…グランベル総合運動公園よね。うわ、山道とか通るわよ、これ」
マルス  「規定のコースを3周して着順で順位を決定する。完走できなかったペアが複数出た場合は、
      走行距離で順位を決定する……か。理にかなってるね」
エフラム 「くっ、まだまだっ!!(ブゥン!!)」
エリンシア「各チーム必ず1回以上ピットに入る事。そして、必ず2回以上交代する事。
      ピットに入るタイミングや交代のタイミングとかも重要ですわね」
リーフ  「レース中の妨害、攻撃は基本的に何でもアリですが、
      神器、杖、メティオ等の遠距離攻撃の武器の持ち込みは禁止……か。
      良かった〜、能力アップはともかく、ワープやレスキューなんかされたらどうしようもないからね」
アイク  「エフラム、腕を上げたな、だがまだまだだ!(ズガッ)」
セリス  「リターンリングを使った場合は逆走したと見なします。だって」
エリウッド「妨害や攻撃等で図らずも他の選手のHPを0…もとい殺害してしまったチームは即失格となり、
      バルキリーの料金も負担してもらいます……これだけは注意してくれないか…」
エフラム (あの構えは…来る!)
ミカヤ  「服装は自由。公序良俗に反する服装でも面白ければOKだって、
      セリスちゃんの衣装は私とエリンシアで選んであげる(キラキラ)」
セリス  「本当! ありがとう、ミカヤ姉さん」
ヘクトル 「あ、姉貴ぃ。何着せる気だ…?」
アイク  「天↑…」
リン   「やる気満々ね…目が凄く輝いてるわ」
エイリーク「尚、ペアの構成は任意とする。締切りは……」
リーフ  「何だって! こうしちゃいられない、早速アルテナさんの所へ!(ダッ!!)」
アイク  「空↓!!」
エフラム 「!?」
リーフ  「あれ、アイク兄さん?(ドゴォォォン!!)アーッ!!コノヒトデナシー」
セリス  「あっ、リーフ。アイク兄さん達が訓練してるから、庭は危ないよ」
ヘクトル 「言うの遅ぇぞ…」
セリカ  「サイクリングかぁ、いいわねえ。アルム、今度一緒に行きましょう。もちろん、自転車は一台で」
アルム  「そうだね、いつにしようか?」
シグルド 「KINSHINは許さんぞ!」つティルフィング
リーフ  「えっ!? ちょっ…何で僕に!? アーッ!!コノヒトデナシー」
688ママチャリの系譜 序章:2011/08/07(日) 23:40:47.26 ID:ZPNoyJw7


リーフ  「そういえば僕達が乗る自転車はどうするの?」
シグルド 「グランベル大学自転車部が用意してくれるらしい。あと、自転車にも名前を付けないとダメだとか」
セリス  「名前かあ…漫画とかから取っちゃおうかな」

ミカヤ  「優勝商品は…実行委員会より賞金10万Gと自転車マスターのトロフィー!
      さらに、ナーガ神がどんな願いでも1つだけ叶えてくれる……ですって」
シグルド 「何だと! という事は、優勝すればディアドラと…」
ヘクトル 「自力で頑張れよ!」
リーフ  「世界中のおねいさん達がボクのモノに…」
マルス  「神の力を超えている!」
セリス  「僕はもっと漢らしくなりたいな♪」
アルム  「それこそ不可能だ!」
エイリーク「遂に私が巨乳に…」
エフラム 「お前は出られん!」
エイリーク「orz」

マルス  (しかし、自転車レースか…これは一儲けできそうだな)
リン   「マ〜ル〜ス〜! アンタまた変な事考えてんじゃ無いでしょうね!(ギリギリ)」
マルス  「あっ、痛い痛い! やめて、アイアンクローやめて! 頭蓋骨が変形するっ! 変形合体するっ!!」
ロイ   「恐ろしい頭蓋だなぁ」
マルス  「呑気に見てないで助けて! 痛い痛い痛い! 変形して発進する〜!!」
セリス  「発進しちゃうの!?」
ロイ   「うん、でも失敗したら爆発するよ」
セリス  「マルス兄さんが危険だよ!? それで……どうなったら失敗なの?」
ヘクトル 「赤い線を切ったら失敗だ」
セリス  「大ヒントだねっ! ………ねえ、どれが赤い線かわからないよ」
アルム  「セリスはマルス兄さんを助けるのに、何を切るつもりなんだ…?」
ロイ   「ほら、早くしないと時間切れになるよ」
セリス  「しかも時限式なのっ!?」
ヘクトル 「マルスが死ぬからな……普通に」
マルス  「そこっ! 意味不明な会話をしてないで助け…(メキメキ グシャ!!)アーッ!!」

シグルド 「さて、ここからレースのチームを決めていく事になるわけだが…」
ミカヤ  「これに話を割いてもいいけど、さっさと試合を始めないと読者はすぐに飽きちゃうわよ」
エフラム 「10週打ち切りだけは避けたい所だ。手っ取り早くレースを開始するぞ」
689ママチャリの系譜 序章:2011/08/07(日) 23:42:05.56 ID:ZPNoyJw7


そして某日、紋章町ユグドラル地区。ここでは今、聖戦15周年祭で飲めや歌えの大騒ぎだった。

ノイン 「ついにやって参りましたファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯争奪二人乗り自転車レース。
     実況は私、竜王家使用人、背番号9番、ソードマスター・ノイン。解説は…」
エルフ 「同じく竜王家使用人、背番号11番、シャーマン・エルフと、
     今回ゲストとして来て下さったセーラさんとドロシーさんでお送りしますわ」
セーラ 「ちょっと! 何で私達がゲストなのよ!?」
ドロシー「今回、FETVは無関係ですからね。まあシャナン様が出るんですから、
     流石にあの社長も手を出したくないんでしょう」
セーラ 「逃げたわね…。ま、いいわ。今日はここで高みの見物といかせてもらおうかしら」
ドロシー「そうですね。たまには他の方の実況を聞くのも良いと思います」
ノイン 「はい、ご挨拶ありがとうございました。本職のお二人にはかないませんが、
     私達、十二魔将のエルフ&ノインでお送りして参ります」
エルフ 「よろしくお願いしますわ」
ノイン 「このレースもそうですが、今回のお祭りはバーハラ商会を始め、
     ユグドラル地区で商売をなさっている多くの会社やお店の協賛によって成り立っています」
エルフ 「お祭り好きが多い証拠ですわ。我が竜王家も協賛していますからね」
セーラ 「FETVはしてそうにないわね…」
ドロシー「あのケチが協賛なんてするとは思えませんけど」
ノイン 「そんな雑談は置いといて、本題に戻りましょう。
     風邪も嵐も乗り越えて。2人乗りは道路交通法違反ですが、ここは紋章町、フリーダムです!
     無法地帯のジャングルに今日も熱帯低気圧が吹き荒れるのでしょうか!」
エルフ 「現実世界では2人で乗らないで下さいね」
ノイン 「本日の天候は快晴、現在の気温は34度、湿度73%と非常に蒸し暑くなっております。
     ここでコースの紹介をして参りましょう。
     この大会の為に作られたグランベル総合運動公園特設サーキット、スタートはここ、
     運動公園第一グラウンドのバックストレート観戦スタンド前」
エルフ 「今、私達がいる場所ですわ」
ノイン 「グラウンドのトラックを時計回りに1周した後、
     各車はダンディライオン・たんぽぽ小道のロングストレートを駆け抜けます」
セーラ 「ダンディライオンって聖戦関係ないし!」
ノイン 「たんぽぽ小道から90度折れ曲がるたんぽぽカーブを越えると、
     見えて参りますのは勇者の泉に設置されたウォーターバンク」
エルフ 「普段は恋人達の憩いの場として人気のスポットですわ」
セーラ 「気に入らない奴は泉に落としてしまいましょ♪」
エルフ 「ただの池ですので勇者にはなりませんわよ」
ドロシー「なったらなったで怖いんですけど」
ノイン 「勇者の泉を1周して、再びたんぽぽカーブを交差して、
     山間サーキットであるナーガヒル山間ラリーコースに入っていきます」
ドロシー「ハイキングコースも兼ねている地元民の憩いの場、ナーガヒル森林公園ですね」
セーラ 「だれがそんな名前つけたのよ…」
ノイン 「登りあり降りありの複合カーブから折り返し地点のナーガ神像を目指します。
     ナーガ神像で折り返した後は、第二ナーガヒル山間ラリーコースを経まして、
     グランベル中央体育館裏ヘアピンへ」
エルフ 「折り返し地点では給水所も兼ねていますわ」
ノイン 「ヘアピンを越えた後は体育館裏の直線コースに入り、グラウンド前の休憩所に出て、
     ピットロードにも入れるグラウンド入り口コースを通過。再びグラウンドに戻ります」
690ママチャリの系譜 序章:2011/08/07(日) 23:43:38.51 ID:ZPNoyJw7


エルフ 「大まかにコースを図解すると、だいたいこんな感じですわ」

■■■■■■■■■■■■■■■  ◇=スタート ◆=ゴール
■┌→→→→→→→→→→→┐■  ■=壁、フェンス、建物などの障害物
■↑■■■■■■■■■■■↓■
■↑◆             ■■■↓■
■└┤ ┌◇→→→┐ ■┌→┼→→→山┐
■□ ↑↑       ↓ ■↑泉↓■     ↓
■ピ  ↑       ↓ ■└←┘■   中継点(ナーガ神像)
■ッ   ├←←←←┘ ■■■■■     ↓
■ト   ↑         ■┌←←←←←山┘
■□   ↑ ■■■■■■↓■■■
■   ↑  ■■体育館■└→┐■
■   ↑  ■■■■■■■■↓■
■   └←←←←←←←←←┘■
■■■■■■■■■■■■■■■

ドロシー「少し見にくいですね…」
セーラ 「作者の腕じゃ、この程度が限界ってとこね」
ノイン 「はいそこ私語はしない! これを3周走りまして、グラウンド1周を最後に走りきり、
     チェッカーを1番目、2番目に受けたチームが本選へと進むことができます!!
     そして、本選にて最初にチェッカーを受けたチームが栄誉あるグランプリに輝く訳であります!!」
エルフ 「今回はチーム数が多いので本選を含めて全5レースになりますわ。
     予選4レースの出走表はこうなっております」

1R              2R            3R              4R
エルトシャン&キュアン アゼル&レックス   ファバル&ジャンヌ     ホーク&リンダ
ナンナ&ラケシス     ヨハン&ヨハルヴァ   アレク&ブリギッド      ティニー&イシュタル
フィン&シャルロー    トリスタン&ラドネイ   ジャムカ&ベオウルフ  アミッド&フェミナ
シグルド&アルヴィス  ラクチェ&シャナン   レスター&デルムッド   ノイッシュ&フュリー
ディアドラ&エスリン   クロード&コープル   アサエロ&ロドルバン  アーサー&フィー
リーフ&アレス       スカサハ&レイリア  ヴォルツ&リデール    イシュトー&ライザ
アルテナ&マナ      ホリン&デイジー    デュー&パティ        レヴィン&シルヴィア
オイフェ&ディムナ    リーン&ハンニバル  ラナ&ユリア        セティ&アーダン
トラバント&アリオーン アイラ&ティルテュ    エーディン&ミデェール  セリス&ユリウス

セーラ 「普通のチームもあれば、かなり謎なチームもあるわね」
ドロシー「しかも。チームの振り分け方に、何か意図的なものを感じますよね…」
エルフ 「実行委員会の方々が面白そうに組み合わせを決めていましたわ」
セーラ 「つまり、意図的なんだ…」
ノイン 「さあ、栄光のチェッカーを受けるのはどのチームでしょうか?
     間もなく第1レースが始まりますが、その前にCMです」
691ママチャリの系譜 次回予告:2011/08/07(日) 23:45:29.64 ID:ZPNoyJw7
第1レース予告

ラケシス 「お兄様、勝負です!」
エルト  「…いいだろう」
シグルド 「大丈夫か? ディアドラ」
ディアドラ「シグルド様…」
アルヴィス「悔しいっ!」
ナンナ  「リーフ様ッ!!」
リーフ  「アーッ!! コノヒトデナシー!!」
エスリン 「キュアン…」
キュアン 「エスリン…」
フィン  「キュアン様…」
ノイン  「愛憎渦巻くサーキット!」

トラバント「ハーーッハッハッハッ!!」
ラケシス 「おーーっほっほっほっ!!」
リーフ  「ヒャッハーーーーーッ!!」
マナ   「いやあぁぁーーーーっ!!」
アリオーン「アーーーーーーーーッ!!」
エルト  「コノヒトデナシーーッ!!」
ノイン  「ご近所迷惑を考えないバカ笑いと叫びと断末魔!」

マナ   「○○さん、今です!!」
誰か二人 「「必殺、ツイン・パワースライド!!」」
ラケシス 「スプラッシュ・トルネード!!」
トラバント「ヘブンズ・ゲート起動!!」
アリオーン「奥義・八艘飛び!!」
アレス  「リーフシールド!!」
誰か三人 「「「トライアングル・アターーーック!!」」」
シャルロー「ファ…ファイアー!」
シグルド 「KINSHINは許さんぞぉっ!!」
ノイン  「力と力がぶつかり合い、技と技が飛び交う真剣勝負!」

ディムナ 「助かった…」
オイフェ 「危機一髪でしたね」
トラバント「ほう、獅子王か。こうして相まみえるのは初めてだな」
エルト  「悪いが、そこをどいてもらう!」
アルヴィス「私はもうダメだ…」
ディアドラ「アルヴィス様!?」
ラケシス 「ッ!!(キッ!!)」
マナ   「あぅぅ……」
アルテナ 「うぐっ……」
キュアン 「だ、第一級対魔法防御っ!!」
フィン  「キュアン様!!」
シャルロー「逃げてくださいっ!!」
ノイン  「血と汗と涙を流し、戦い続ける18人の聖戦士達! 果たして、生き残るのは誰なのか!?」

ノイン  「次回『ママチャリの系譜』
      第1章『精霊の森の騎馬民族』土着民族大移動、民族衣装はメイド服!」
エルフ  「それは、嵐の中の道のような、8月の物語…」
ドロシー 「どこの民族ですかっ!?」
セーラ  「むしろ農耕民族でしょ?」
692助けて!名無しさん!:2011/08/08(月) 00:33:09.58 ID:C90Dx7S3
>>687ー691
ラナ&ユリアにセティ&アーダン、デルムッド&ラドネイのペアは色々と問題があるから優勝は不可能と思うw
そしてセリスはやはりユリウスがお供か。イシュタル、色々と頑張れ…
693助けて!名無しさん!:2011/08/08(月) 02:03:21.87 ID:vQqbAgGc
>>687-691
聖戦限定にしただけあってこれは気合はいってますね・・この先も期待しています。
しかしリーフがアルテナと組むのはありえないとわかってはいたが、アレスとになったのかw
694助けて!名無しさん!:2011/08/08(月) 04:46:35.64 ID:Q0J8g6JE
YATTA!YATTA!
695助けて!名無しさん!:2011/08/08(月) 11:42:23.88 ID:K2XFnsBl
エリンシア「きましたわ…ついにこの日が来ましたわ♪」
リリーナ「男の人達の裸見放題ですったっぷり視姦しちゃいますよぉ――っじゅるりっ♪」
エリンシア「アイク♪」
リリーナ「ヘクトル兄様♪」
エリンシア「バアトル様♪」
リリーナ「ゴンザレス♪」
エリンシア「ラルゴさん♪」
リリーナ「ガレット♪」
エリンシア「ホークアイ様♪」
リリーナ「ボールス♪」
エリンシア&リリーナ「ブバアアアアアアアア!!!!!」

リーフ「YATTA!鼻血は正直者の証!欲望に忠実でHAPPYさ♪」
696助けて!名無しさん!:2011/08/08(月) 14:19:08.48 ID:jlFHqHoF
姉弟家には最早変態変人超人しかいないのか
697助けて!名無しさん!:2011/08/08(月) 18:38:47.72 ID:3fdDw8JK
ミカヤ 超人(数千億歳)
エリンシア 変態(筋肉)
アイク 超人(最強)
エフラム 変人(幼女と妹の守護者)
リーフ 超人兼変態(鼻血ゾンビ)

この五人まではまだしも他十人はせいぜい変わり者くらいで常識の範囲内ではあるまいか
698助けて!名無しさん!:2011/08/08(月) 22:59:33.21 ID:ulOJlMQ+
エリウッドは蝶人ということk(以下略
……というのはおいておいて他の兄弟も考えてみるか。

シグルド 超(不幸)人
エイリーク 超(つるぺた)人

ここまで考えた段階で背中に寒気を覚えた。
誰だろう、こんな夜中に(ry
699闇魔法と光の皇子 1章1/3:2011/08/09(火) 01:19:54.39 ID:17K+L8kv
葉っぱの日も終わったか…いろいろ楽しそうなネタも来ていいね。
夏休み入ったから活気づくのを期待しつつ続き投下

「まったく、こんなところに閉じ込められてはたまったもんじゃないよ」
隣の部屋からお婆さんの声が聞こえてくる。ニイメというお婆さんだろう。
「ああ…部屋に置きっぱなしのアレは大丈夫だろうか…」
「リオン様、きっと誰かが安置しておいてくださるはずです」
反対からは様々な研究をすることで有名?なリオンが頭を抱えている。
さらに後ろからは誰か女の名前を言いながら頭を抱えるワカメヘアー。
とにかく僕が言いたいことは一つ…闇魔道士って暗すぎね?
「はは…まあみんな多かれ少なかれ負の力を操るから仕方ないさ。かくいう僕の…」
隣にいたカナスとかいう奴はさっきも聞いた自分の兄弟の話を始めてくる。
うう…もうこんなところに居たくない。早く帰ってユリアとイシュタルに会いたい…
ネガティブになりかかっていると不意に天井にあるスピーカーが誰かの声を流しはじめた。
「…くく…諸君らのおかげで我等の研究は成就する。お礼を授けよう」
お礼とやらがろくでもないことなのは想像に難くない。
部屋にリワープで現れた黒衣を纏った司祭に眠らされながら僕は祈る。
この野望を…セリスや兄弟が打ち破ることを。

「マルス兄さん、その後ユリウス達の行方はどう?」
「今ジュリアンに頼んでいろいろ探ってもらってるんだけどダメだね…」
マルス兄さんはお手上げのポーズをしながら首を横に振る。
我が家で1番情報通なマルス兄さんにわからないのなら本当にわからないのだろう。
「リーフ、兄様…あなた達はどこにも行かないわよね…?」
居間では見るからに元気のないサラちゃんがリーフとエフラム兄さんに甘えていた。
少し前にマンフロイさんを含むロプト教団全員が行方不明になったのが原因だろう。
「わかってるよ…わかってるからそのリザイアを閉まってくれ」
「安心しろ、マンフロイ氏はきっとお前を置いたままずっと消えたりしないさ」
「…うん、ありがとう」
…普段からああいう風にしおらしいとリーフも優しくしてくれそうなんだけどね。
「サザも頑張って調べてくれてるんだけどやっぱりダメね」
「ジュリアンとサザさんなら共同で調べてると思うからわかったら同時だけどね」
とにかく自分の周りから誰かがいなくなっただけで兄弟やその友人達も元気がなくなるのだ。
「何か情報がわかればなぁ…」
ソフィーヤさんとレイ君が同時に消えてしまい、元気のないロイが呟いた…
「…ロ…イ…様…」
我が家の庭から謎のかすれた声が聞こえてきたのだった。
700闇魔法と光の皇子 1章2/3:2011/08/09(火) 01:20:35.33 ID:17K+L8kv
「ここか…」
郊外にある廃墟の入口に僕達は集合していた。もちろん手には武器を持って。
「で、作戦はどうするんですか?」
マルス兄さんが今にも突入しそうなアイク兄さんを止めながら尋ねる。
「めんどくさい、俺が突入するからついて来てくれ」
「相手はスリープ持ちの可能性が高いですよアイク兄さん」
「よし、まずは作戦会議だな」
やっぱりスリープは苦手なんだなと、うろたえたアイク兄さんを見ては思いながら皆で円陣を組む。

「ふむ…どうやら例の兄弟が来たようだな。どうかね、彼等の顔が絶望に歪むのを待つ気持ちは?」
廃墟の奥深く、真っ暗な部屋で奴が問い掛ける。だが答えることはできない。
「まあ、貴様らは生きながら動けない生きる屍同然、聞くだけ無駄だったな」
悪趣味な奴め…だが何もできない自分がもどかしい。
「しかしまさかネルガルのしもべが情報を漏らすとは誤算だったわい」
数刻前、兄弟家に血まみれで現れたリムステラによって今回の事件の情報が漏れたのだ。
事情を知った兄弟達は各々最強といえる武器を持ってここまで来たのである。
そして入口で作戦会議をし、作戦は決まったのか、一斉に突入していた。
「ほう…動き出したようだな。ならもてなさねばいかん」
脳裏に無理矢理流される兄弟達の姿に僕は祈る。逃げろ!今すぐ逃げろ!と。

「で、何で僕とサラにセリス兄さんが行動するのさ?」
廃墟に入り、部屋を順番に調べているとリーフがぼやいてきた。
作戦会議の結果、互いに相性や武器を考慮して組むとこれがベストとなったからだ。
「だってリーフは全ての武器を使えるし、僕は魔防も高い、サラちゃんが回復でベストでしょ?」
「そういうこと。それにいざとなればリーフは頼りになるしね」
「ああ、もうわかったよ…ん?」
こちらを振り返ったリーフが幽霊でも見たかのような表情で固まる。
「どうしたのリーフ?」
「い、今セリスの背後にな、何かいたような…」
「気のせいじゃないの……いや、何かいる!?」
殺気を感じて咄嗟に前に踏み出すとすぐ後ろを何かが通り過ぎた感触があった。
「…量産型リムステラ?」
「気をつけて、いつものような感じじゃないわ。操られてる感じよ」
ロイの前で見せるような表情ではなく、ただ目の前の敵を殺そうとする表情。
「…殺さずに、動きを封じたい。リーフ、サラちゃん手伝ってくれる?」
僕の頼みに即座に頷いてくれた二人を見て、僕らは部屋を駆け出すのだった。
701闇魔法と光の皇子 1章3/3:2011/08/09(火) 01:23:32.73 ID:17K+L8kv
セリス達がリムステラと戦っていたのと同時刻、他の兄弟達も突如出現した敵と交戦していた。

大広間と言える広さの部屋では、大量の魔物が1人の青い髪の青年を囲んでいた。
その中で空を飛べるガーゴイルが槍を構えて天井から急降下してくる。
「はっ!」
聖剣ティルフィングの一降りはガーゴイルは装備していた槍ごと真っ二つにする。
すかさず攻撃後の隙をついて背後から急接近したバールが鋭い爪を振り下ろす。
「あまいっ!」
振り返らずにバールの気配を察知したシグルドはそのまま後方に宙返りする。
シグルドの着地と同時にバールは頭部から血を噴き出しながら地に沈む。
他の魔物達もシグルドに襲い掛かるがシグルドに届く前に生命活動を停止されていた。
魔物の数が半分になったころ、単体では勝てないと理解したケルベロスが、
三体飛び出して同時にシグルドに飛び掛かろうとした。
「危ない!シグルド兄さん!セリカ!」
「わかってるわアルム!」
飛び掛かろうとしたケルベロスは1体は跳躍と同時にライナロックで燃やされた。
もう1体は最高点に達した瞬間に飛び上がったアルムのファルシオンで真っ二つになった。
そして唯一シグルドの元にに到達できたケルベロスもシグルドの横薙ぎで壁にたたき付けられ絶命していた。
「行こうセリカ!僕達もシグルド兄さんみたいに頑張らないと」
「ええ、アルム!でも無理はしないでね。あなたに何かあったら私…」
「セリカ…」
「アルム…」
「KINSHINは許さんぞー!ええい邪魔をするな魔物共!」
いちゃつきながらも必殺の一撃で魔物を薙ぎ倒すアルムとセリカ、
2人をティルフィングを振り回して魔物を蹴散らしながら追いかけるシグルド。
残された魔物達は逃げ惑いながら3人の手によって骸となっていくのだった。

「ほう…なかなかやるの。さすがは兄弟家と言ったところか」
僕の脳内では連携プレーで魔物やリムステラ達を打ち倒す兄弟家の姿が再生されていた。
ヘクトルが受け止め、リンが撹乱し、エリウッドがとどめをさす姿、
単体で敵を薙ぎ倒し、後ろをついていくだけのミカヤ、エリンシア。
息のあった連携プレーでリムステラ達を動けなくさせていくエフラム、エイリーク。
「む…?マルスの小僧だけ姿が見えぬ、あと緑風もか。まあよい、そろそろ戯れも終わりだ」
闇へと自身の精神が呑まれていくのを僕たちは抵抗できぬまま感じていく。
そして僕の中には無だけが残される……

続く
702助けて!名無しさん!:2011/08/09(火) 16:32:14.41 ID:jabvDn6g
おつおつ

そういえば期末テストの時期だが兄弟家の学生連中は大丈夫だろうか(特にヘクトルとエフラム)
エフラムは兵器学とか戦術論みたいなのに強そう
ヘクトルは体育以外全てダメそう
703助けて!名無しさん!:2011/08/09(火) 16:52:50.81 ID:Wh5hWJGo
士官学校や兵学校ならそういう学科もあるだろうけど普通の高校ではないんじゃ

ただエフラムは歴史にやたら詳しそうなイメージある
戦国時代の武将とか凄く好きそう
信長の野望とか三国志とかでそっち系詳しくなったタイプ
704助けて!名無しさん!:2011/08/09(火) 17:51:47.59 ID:1Q085/X8
なんとなくこんなのが浮かんだ。
 フォルデ・・・地理得意  どこへ行っても風景画を描くので
 カイル・・・・政治得意  口うるさい堅物なので
 エフラム・・・歴史得意  ただし紋章町史以外はあまり知らない模様
 エイリーク・・倫理得意  彼女に胸に関する倫理観を求めるのは禁則事項です
 ヒーニアス・・経済得意  変態だが頭もいい実はいい人
 リオン・・現代社会得意  社会の機微に通じていて彼が予測する時事問題は70%の確立で当たる
705助けて!名無しさん!:2011/08/09(火) 19:53:54.19 ID:b5Qzktfb
ヒーニアス、経済が得意なら本当はフレリアコーポレーションの後をついでいけるんじゃ……
変態という壁はそこまで分厚いのか。泉に落ちてきれいなヒーニアスになる過去ネタを思い出した。
706助けて!名無しさん!:2011/08/09(火) 20:12:27.21 ID:rj0+NXXK
>>705
セティ「良いことを聴いたな…近い内に綺麗な兄上にしなくては」
クレイン「父上と母上を真面目にするためなら…!」
イシュタル「ユリウス様が新世界へ行かないようにするため…」
リーフ「綺麗なナンナ達が誕生するなら」
ヘクトル「ビラクと」
リン「ヘザーさんをノーマルに出来るなら」
一同「手段は選べないな」

彼らが泉に行く準備を始めました
707助けて!名無しさん!:2011/08/09(火) 20:13:05.60 ID:521PqxDu
実はいい人は勉強は出来そうだし運動も出来そうだし…変態でさえなければ完璧なんだが
708助けて!名無しさん!:2011/08/09(火) 20:19:45.15 ID:2CGQKuMJ
>>706
ナンナ「さっそくリーフ様をお仕置きしないと」
サラ「ついでにきれいなリーフでも作りましょうか」
ティニー「お仕置きもいいけどイシュタル姉さまの阻止もしないと」
ミランダ(・・・きれいなリーフになると私やばいんじゃないかしら)

だいたいきれいな四人娘ってどうなるんだ。
サラとティニーは想像つくけどナンナとミランダは既に十分きれいないい子だと思うけど
709助けて!名無しさん!:2011/08/09(火) 20:25:59.69 ID:rj0+NXXK
リーフ「僕がおねぃさんハンティングをしても怒らないようにするのさ!」
710助けて!名無しさん!:2011/08/09(火) 20:37:54.91 ID:p3ofnz2E
>>707
ヴァネッサ「何を言いますか。完璧な人は自分ひとりでしっかりやってけるじゃないですか!駄目だからこそ私が支えてあげなきゃいけないんです!」
711助けて!名無しさん!:2011/08/09(火) 20:40:59.97 ID:b5Qzktfb
きれいなヒーニアス「エイリークに認めてもらえる男になるまで、ただ努力するのみだ。」
きれいなユリウス「セリスは僕の良き友人さ、それ以上でもそれ以下でもない」
きれいなリーフ「僕を好いてくれる人達の為にも、もっと立派な人間にならないとね。トラキア地区に慈善活動に行ってくるよ」

……綺麗すぎてだめだ、なんかだめだ
ってか、ユリウスは今のままでも別に綺麗な気がするんだが……むしろユリアの方が問だ(ry
712助けて!名無しさん!:2011/08/09(火) 21:07:14.66 ID:p3ofnz2E
きれいなマルス「はははは嘘はよくないよ。他人の情報とかコネクションとか僕の生き方には必要ないよ」
きれいなリン「暴力なんて野蛮な事できないわ。平和に話し合いましょう」
きれいなエイリーク「胸が小さいなんて些細な事です。そんなことを言われて怒るなんて心の狭い事ですわ」
きれいなシグルド「ははは愛があればなんだっていいじゃないか。KINSINだろうと私は構わないよ」
きれいなセリカ「ふふふ争いは何も生まないわ。それぞれが自分の宗教を大事にすればいいと思うの。強制はよくないわ」
きれいなヘクトル「痩せたぜ。よし、将来にそなえて勉強でもするか」
きれいなエリウッド「はははちょっとくらいやんちゃだっていいさ。家計は僕がなんとかするから元気に生きていってくれ」
きれいなエフラム「エイリークが選んだ男なら俺はとやかく言わないぞ。俺はエイリークを信じてるからな」
きれいなアルム「影が薄くたっていいさ。僕は大地とともに静かに生きていくよ」
きれいなロイ「人の好意に鈍感な人間は駄目だよ。どれほどその人を傷つけているだろうか。僕は僕を好いてくれる人に誠実でありたい」
きれいなエリンシア「うふふ、逞しいことはいい事ですけれどKINNIKUが全てではありませんわ。モヤシな方々にも魅力はあるのです」
きれいなセリス「僕はもともときれいだよ」
きれいなリーフ「追いはぎなんてできないよ。女性をいやらしい目で見るなんて失礼さ」
きれいなミカヤ「紋章町の長老として若いみんなを導かないと」
きれいなアイク「フラグを折っては相手がかわいそうだ。俺も早く身を固めないとな」

きれいなアトス「ふぉふぉふぉ、若い恋人たちを見ていると心が和むのう」
きれいなディアドラ「二人の人を天秤にかけるなんて罪深い事です」
きれいなプリシラ「私のために兄様を縛っては可哀想。兄様が安心して結婚できるよう早く大人にならなくちゃ」
きれいなカシム「僕はこのお金を恵まれない人を救うために使います」
きれいなシャナム「真実を伝えるのがジャーナリストとしての使命だ。採算よりスポンサーの顔色より報道の正義をこそ守ろう」
きれいなリリーナ「ふふふメタボは体によくないわ。ダイエットのお手伝いしなきゃ」
きれいなユリア「ごめんなさいラナ。これからは仲良くしましょう」
きれいなラナ「ええ私たちは親友よ」
きれいなビラク「へっきゅん。無理に付きまとってすまなかった」
きれいなレヴィン「これからは真面目に働くよ」
きれいなアシュナード「暴れてばかりですまなかったな」
きれいなフォデス「魔物たちを率いてボランティアを頑張るよ」
きれいなユンヌ「セクハラなんてよくないわ。カオスもほどほどにしないとね」
きれいなマカロフ「ステラとマーシャのために俺は身を粉にして働くぞ」
きれいなシャナン「ラクチェやパティのために私はこの剣を取ろう。彼女たちを邪な目で見る者から守り抜く」
きれいなエーディン「男の人を侍らしてハーレムを作るなんてふしだらな事ですわ」
きれいなティニー「やはり愛情は男女でこそ正しいのです」
きれいなサラ「ふふふ悪戯なんてしないわ。兄様に甘えすぎてはいけないものね」
きれいなブラムセル「わしらも世のため人のために尽くさねば」
きれいなレイドリック「黒髪美少女ハァハァなんてする変態には虫唾が走る」
きれいなゲブ「ぶふふふふぅ兵たちを守るためワシは陣頭に立つぞぉ」
713助けて!名無しさん!:2011/08/09(火) 22:18:32.13 ID:Zo22QvjX
だれかー、ドラえもん読んで来てー。
714助けて!名無しさん!:2011/08/09(火) 22:32:10.15 ID:ARQEVj1R
ルーテ「安心してください。優秀な私が開発したこの発明で事態は終息します」
アスレイ「相変わらず何でもありですね、ルーテさんは」
ルーテ「私、優秀ですから」
715助けて!名無しさん!:2011/08/10(水) 01:01:08.19 ID:h5oBPzvQ
ルーテやリオンはいろんなもの開発できて優秀の域を超えているような

ルーテ「私の専門分野は機械系ですよ」←ゲームからわけのわからん機械までなんでもござれのすごい人
リオン「ぼくは生物系が得意だ」←歩根類の植物をつくったことがある

そのうちルーテとリオンの共同開発によりダマグ〇キャノンのような生態兵器が紋章町に!?
716助けて!名無しさん!:2011/08/10(水) 20:01:34.77 ID:WzhnSBXs
リーフ「みんなも知ってのとおり今はコミケの時期だったりする」
ティニー「もう準備万端です!」
リーフ「そしてこのスレには腐女子はいるから女性向けの同人誌は発行されるけど男性向けが無いんだ」
ティニー「全年齢のスレですからね」
リーフ「そうはいうけど君もR18の同人誌描くじゃん」
ティニー「好きですから」
リーフ「よって僕も男性向け同人誌を描こうと思う。内容はあまり詳しく言えないけどスレ的に」
ティニー「いいんじゃないですか?」
リーフ「僕は…好きなんだ…エロが…」
ティニー「知ってます」
リーフ「自分の好きなエロを形にしてみたいし僕が描いたエロ同人誌でみんなが喜んでくれるならこんなに嬉しい事はないよ」
ティニー「それもわかります。私のブログに読者さんからの感想が届いた嬉しさったらありません」
リーフ「僕もその充実を味わいたい。僕にもこの世に生まれてきて果たす役割があるはず。この溢れ出るエロ妄想を世のため人のために役立てるには…やっぱエロクリエイターになろうかなって…」
ティニー「私はレディコミ作家を…」
リーフ「僕はエロ漫画家を…」
ティニー「目指してみますか」
リーフ「これからは挑戦だ。真剣にエロを愛していくぞ!」

リーフがエロ漫画家を目指すようです…

続くかも知れない
717助けて!名無しさん!:2011/08/10(水) 20:16:24.33 ID:wp4s7gib
やばいな、ティニー一歩リードじゃないか。他の三人も黙ってられないんじゃないか?
と、過去ネタなんかではスルーされていた部分にあえて切り込んでみる。
ルールを守って楽しいコミケを。

ティニー「まずは漫画の描き方ですけど、その前にリーフ様の絵心ってどのくらいなんでしょうか」
リーフ「うーんまあこんなものかな」
ティニー「お姉さん系の女性だけやたら上手いですね……」
リーフ「ははは。まあそりゃね、興味あるからね」
シグルド「時にそこのお嬢さんと弟よ」
リーフ「うわシグルド兄さん。嫌な予感」
シグルド「君たち、何歳だね?」
リーフ「16」
ティニー「同じく」
シグルド「18歳未満は18禁を描いて売ってはいけないわけだが、まさか知らないとはいわないだろうね。今すぐその計画をやめなければ兄さんティルフィングも辞さないのだが」
リーフ「しまった……」
ティニー「わ、わたしは女性向けですから……」
ミカヤ「ダメよ。その、BLだからオッケーという考えはやがて同人そのものの退廃を招くわ。悪いこと言わないから早く大人になりなさい」
ティニー「くっ……!大御所のオーラが……!!」
マルス「ルールを守って、楽しい同人活動を末永く。以上兄弟家の提供でお送りしました」
ルーテ「真に優秀ならば、代表や売り子を成人した知人に頼んでまで頒布はしないものです。ちなみに私は優秀なので18歳を超えています。問題ありません。」

リーフ、ティニー、ルーテの年齢は適当なんで齟齬あったらすまん
718助けて!名無しさん!:2011/08/10(水) 20:52:37.30 ID:bkxzuaSg
>>717
優秀なので18歳越えとかまるで意味が分からんぞ!

ふと思ったが、いくらシスコンなエフラムでも、リオンだったらエイリークを任せると思うんだ
原作ではあんなに仲良しだし、フォデスさえ無ければエイリークとリオンは結婚してたかもしれん
719助けて!名無しさん!:2011/08/10(水) 21:22:43.30 ID:hpAupUbj
まあエイリーク自身もリオンには好意を抱いていたわけだしな
ヒーニアスやゼトやサレフは戦争がなければ関わりも少なかったわけだし…
あれ、冗談抜きで戦争さえなければ3人涙目だったんじゃないか…

まあそれ認めちゃうとエフラムとミルラのフラグもなくなr…
720助けて!名無しさん!:2011/08/10(水) 21:38:43.16 ID:S/WJKlk7
>>719
もし平和だったら相手は・・・
マルス シーダ
アルム セリカか適当な貴族と
セリカ  アルムか適当な貴族と
シグルド エーディンかラケシス
セリス 生まれない
リーフ ミランダ
烈火 封印はやってない
エフラム ターナ
エイリーク リオンかヒーニアス、ゼトもなくはない
アイク 妹と傭兵団は親父の監督のもとポーレが継ぎ旅に出る、もしくは親父が強引に嫁候補を見つけてくる
ミカヤ ベグニオンの貴族の誰か
エリンシア 政治的安定を考えると子供は産めないので結婚も難しい?
721助けて!名無しさん!:2011/08/10(水) 22:22:48.88 ID:OSe0571T
エリウッドやヘクトルは貴族の女性じゃないかな?
リンはよく分からないなぁ。セリスが生まれた場合の相手はラナ(シグルドの相手がエーディンじゃない場合)かラクチェ辺りじゃないかな…
けど最近このスレのセリスの相手といえば真っ先にユリウスが思いついてしまう。おや、電撃の音に何かの吼孔と凄い威圧感が…
722助けて!名無しさん!:2011/08/10(水) 22:27:45.04 ID:WzhnSBXs
セリスが生まれた場合はラナかナンナでしょ
平和だった場合はナンナはノディオンで育つからリーフとのフラグは消えるだろうし
いや、原作でもセリスナンナは可能だけど
ラクチェは無いと思う。イザークは遠いしグランベル的に蛮族とか呼んでるし

リンは同じ部族の普通の人か他の部族の族長の子供とかじゃね?
723助けて!名無しさん!:2011/08/10(水) 22:48:44.05 ID:kp1Ttm6i
確かにセリスの相手はラナとナンナが最有力だけど、次点でティニー、イシュタルもありうる。
まあ、シアルフィはフリージとは仲悪いし、ユリウスがいたらイシュタルはそっちに行くだろうけど。

もしかしたら従姉弟に当たるアルテナも候補に上がるかも。
平和だったらレンスターにいるだろうし、親同士が仲良いから交友もありそうだし。

ロイはおそらくリリーナ。リンは……フロリーナ……かな? あれ、こんな夜中に誰だろう?
724助けて!名無しさん!:2011/08/10(水) 22:54:12.71 ID:WzhnSBXs
誰か次スレ建ててくれ
試してみたが建てられなかった
もう容量がいっぱいいっぱいだ
725助けて!名無しさん!:2011/08/10(水) 22:58:49.76 ID:idcme3/0
ロイは留学してたわけだしリリーナかセシリアのような気がする。
マルスは確か亡命してたわけだしシーダとのフラグは折れるんじゃね?
ミカヤはトパック(サザと同じ年くらいだし貴族)か、場合によっては元老院の誰か(オリヴァーかルカン)の線も…
726イリオス:2011/08/10(水) 23:08:06.74 ID:hpAupUbj
727オルエン:2011/08/10(水) 23:11:07.58 ID:WzhnSBXs
お疲れ様
今度一緒に遊びに行きましょう♪
728助けて!名無しさん!:2011/08/11(木) 18:06:56.64 ID:jHM2kWBw
>>726
イリオスの癖に生意気だ…じゃなかった、乙


フレッド「埋めついでに、ちょっくら某平民を爆撃してくる」

       /      /  l∨ヘ_   |j | | i_|  _/ / /、  ヽ       \
     /       /   / ∨ヘ ヘ  l、.| | ィ| /  / / ',  ヘ        ヘ
  _,,,,,. |二ニ=ー-- 」   ,i  l..∨ヘ / ̄l_|.| | |_l ̄', / / i  i,   マ--―=二三|__
  | r―  ¬ | `ー-、.| `ヽ,i  l.  ∨ヘ  /゙| |゙\  / /  i  i,. /゙ヘ_,才´ ̄| r──ァi |
  |」ー-、  Lj,,_  `ヽ、 |  l   ∨ヘ/  | |  ヘ./ /   i  |´,.-''¨ __,, -‐L!ニ二__|」
   ̄フ`¨''ー-r-i 三`''ー-|  |  / ∨j  /| |ヘ  i、/ ',  .|  |┴i"¨王1T二二`ヽ
  .∠_/三二.| |[王王ヨ|  | /  〔|`¨i」|| Li¨>|〕   ', .l  .|E.王王ki |.   \\
  .| 〈      | .|王王ヨ|  .| /   l|`トtュ、.∀ zァ/イ|l   ', !  !E.王王fl |     匸|
  └‐^´ ̄ ̄`ヽ.|王王ヨ|  |/    l| .ヘヽt`Y´‐// |l   ',|  ,!E.王王// ̄ ̄`ヽ'´
         ./ヘゝ、E弍ヽ | ` ̄ヾi  | |\/| |  i ソ  ̄´.| /Z王王//¨ヽ
        //  .ヽ___,/l    ヾi |,|    |,|  jソ   /ヽ─一'ト、 ヽ、,ノ
    r'^l二> |7 , '   _/ /ヘ    ヾi,、     , 〃   /\ \   ヽ `i1r匕}^ヽ
    |^Yァ‐、 ヾミ二二7.._/  ヽ    ヽ` ̄ ̄´ム   / 、 \ 「|_,,=-一' 」rヘ l´`l
   _,,| |′/´ソ‐、j¨T ̄7 //`T|二|ト、l ̄ ̄ ̄l,イ|二|T´\\ `T冖ニ云イヽ ゙i _|
   ト、`''ゝイ_/  /| | // ̄`ヽ、 `iー'ヽ |ニニニ|.ノ'ーi´ァ''゙´ ̄ヽ .ト、1|ヘ ヽイソ^"7
    `ヽ   `¨´ Z,//     Z'ヽ、__ヘヘ   //__,才'ヽ    ヽ  `l\i彡'´ _,/
      `''7ーァ゙´ ̄ム|―――‐、 ノ  YヾニニソY 弋_丿―――守  ヽー、'"´\
       ./  /  /   /`フ´〃/7../|     |ヽ ヘヘ  \`゙'i  \    \\ \
729助けて!名無しさん!:2011/08/11(木) 18:10:07.33 ID:jHM2kWBw
           ,.r - ‐ー- 、 _
     ,; -‐ ''^'~    、    `ヽ
    ,r'    ,     i     i\
 r='~  ノ  / ,:  :  i.     |  i
  /  ,/  /   ,i , i  i     .|  !
 i. / i   ./i   ,i i! i! 人.      i   !
 レ'!  i. / |  /ノ/V`ヽ.\    i   |
.  | | /-、i/レ'_,-‐一''~\\r‐、,|  |
.   !、,| ;ヘェッi   'でア   V ,i! ,i  i!<これで埋まったら、エイリークは私の妻となるだろう(キリッ
    i!i i |          .i! ノ  ∧
     !、. !、,!          ,t' iヘ, i .i
        i!___        .ノ ,! ! ! .i i
         i −一;    ∠____ヘ. i iリ
         iヘ. ー   /|┌‐‐‐‐ヽヽ i`
         |i ヘ  /  |. \   )人 !
     ________∧i!  ̄_______| .=='、  '~  |`
     | i i i i i i |::::i i::::::::/ rー‐' _,,,..r''^ ̄`i
730助けて!名無しさん!:2011/08/11(木) 18:11:46.47 ID:jHM2kWBw
    |┃三           /! _ ト、
    |┃ ≡       ,r‐ '/l[[!ト、!:::\
    |┃      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _       
    |┃≡  /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、  
    |┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::    だが断る
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::  
    |┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::!  !::::::::::::::::::::
    |┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l::::::::::::::::::::  ガラッ
    |┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ::::::::::::



    |┃三           /! _ ト、
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    |┃      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _       
    |┃≡  /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、  
    |┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::    …それでは諸君、次スレに行くがよい
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::   ttp://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1312985182/
    |┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::!  !::::::::::::::::::::
    |┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l::::::::::::::::::::
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731助けて!名無しさん!
    ノ   ノ      ヽ    /   ヽ
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ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/"   ヾ ,,,|       ,.r ''´ ̄ ̄ ̄``ヽ、 ヽ ̄゛'‐─-、/    ゛'‐=z ,,‐":::::::::::::::::: ̄゛'‐-、.
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  レ"二==--  --,,.、-''" -、 __゛'-v‐{ヽ `{{,.、Jル ´     __  } /ヽ_i_\}‐、 .゛'、      ゛'‐、   \_::゛'、::::::::::::::::::::ゝ__
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