歴代FE主人公が兄弟だったら 34章

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1名無しのフラグメイカー
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という前提で
彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
ttp://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1293807619/

保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage

雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/

絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/
2助けて!名無しさん!:2011/02/23(水) 23:29:09.55 ID:SZj7Lb/P
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。

【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしだが、近親相姦アレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。

【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。

【アイク】
グレイル工務店で働く漢。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。

【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコーッ」と叫ぶ。

【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切にし、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。 周囲からメタボだと思われている。

【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱い歩く妹製造機、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。

【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸だけには実った事は無い。

【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコする。

【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラが大嫌い。

【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味だが、影が薄い。

【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。

【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好き。通称マミー君を一番気に入っている。

【リーフ】
怪人・イモータルムッツリ。年上のお姉さんが大好き。運が悪く、よく荒事に巻き込まれる。この人でなしー。

【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレムになっている。ヘクトルに対しては黒い。
3助けて!名無しさん!:2011/02/23(水) 23:30:13.46 ID:SZj7Lb/P
【竜王家の皆さん】
チキ・ファ・ミルラのょぅじょ3人組やユリウス・ユリア兄妹、
イドゥンさん、氷竜姉弟、ハゲ黒竜王、アル等々、兄弟家に縁がある竜の一族。
持っている力が力なだけに、すさまじい騒動を引き起こすことも……。

【ひろし】
世界ひろしと言えど様々な職を器用にこなすのはひろしだけ! 通称ヴォルツ。

【ルーテ】
「私、優秀ですから」が口癖で、発明から同人までなんでもこなす少女。アスレイ、フォルデ、ノールは助手。

【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。

【ユンヌ】
ミカヤの身体に憑依して現れるアイクラブな自由と混沌の(※威厳の無さナンバー1の)女神。
混沌の名のままに、好き勝手に場を荒らすが、大体最後には痛い目を見る。

【AKJ(兄が、嫌いな、女子は居ません!会)】
ブラコンの中のブラコンが集う女性の会。兄の為なら全てを犠牲に出来る妹達が揃う(※会長はラケシス)。
兄弟家のSが天敵。
4助けて!名無しさん!:2011/02/23(水) 23:31:07.08 ID:SZj7Lb/P
ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <既存の設定はこんな感じだが、特にガチムチに定められたものではないので必ず従う必要は無い。
/,--┬'^つ</、      歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
|∪===|~〆         他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
. ノ___r T !  ゝ      …自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだな
i_/、」 ~~

               ・嫌いなネタに文句をつけるより、自分の好きなネタを書きましょう。

ゝ~"~<      -;    ・好きなネタを読んだら、面倒くさくても「GJ」の一言ぐらい書いてみましょう。
,ζノ=lノ=l〉     //    つまらないネタに無理矢理レスしろとは言いません。面白かったらつけましょうという話です。
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//      ネタ書く側も「喜んでくれる人がいるんだな」とほっとします。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆         ・感想しか言えない、ネタなんか書けない、という人でも、「このネタ嫌い」と言うよりは、
. ノ___r T !  ゝ        「こういうネタも読んでみたい」と言った方が建設的だし平和的です。
i_/、」 ~~            「梅雨のネタが読みたい」とか「兄妹で仲のいい話が読みたい」といった漠然とした希望でもいいから、
                試しに書いてみてはいかが?
              
               ・誰が兄弟か、はスレの軸となる大切な要素なのでスレ住人全員で共有。勝手に減らしたり増やすのはやめよう。
                スレの平和的利用のために、上記の文をよく読んで欲しい

ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <【注意!】 AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えるぞ。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆
. ノ___r T !  ゝ
i_/、」 ~~
5助けて!名無しさん!:2011/02/24(木) 13:11:52.49 ID:KAysNI1p
>>1乙!

>>4を見てて思ったんだが、一行目のガチムチはいつになったら直るんだろうw
正しくはガチガチだぞww
6助けて!名無しさん!:2011/02/24(木) 16:51:03.27 ID:9WBSUBM0
唐突に書いてみる

エリウッド「息抜きにゲーセンでも行ってみようかな」
ヘクトル「俺も行っていいか?」
リン「私もいい?」
エリウッド「なら3人で行こうか」

【ゲーセン】

ヘクトル「で何やるよ」
エリウッド「僕はクイズゲームでもやるよ」
リン「なら協力して…」
ファリナ「あっ、アンタ達もいたんだ」
フロリーナ「ヘクトル様、リン!」
ヘクトル「よう、お前らも来てたのか」
エリウッド「5人か…僕は1人でやってみるから君たちは組みなよ」
ヘクトル「1人じゃできねーしそうさせて貰うよ」
フロリーナ「ならヘク…」
リン「フロリーナ、組むわよ」
フロリーナ「でも…」
リン「ほら、やりましょう!」
ヘクトル「じゃあファリナ、組んでくれねーか」
ファリナ「し、仕方ないわね!(よしキタ!)」
エリウッド「じゃあ始めよっか(フロリーナが残念そうな顔をしてるような)」
ヘクトル「よし、2回出来るんだな」
リン「じゃあ私達は検定試験からやりましょう」
フロリーナ「そうね。いきなり全国オンラインは難しいし」
ヘクトル「じゃあ俺達もそれからやろうぜ」
ファリナ「そうね」
エリウッド「カードは入れたな、始めよう」
7助けて!名無しさん!:2011/02/24(木) 17:12:12.04 ID:9WBSUBM0
エリウッド「うわぁ、うほっビラクとか凄い名前…」(フェニックス組で全国対戦中)
ヘクトル「俺達は神話検定をやってみるか」
ファリナ「アンタ大丈夫?私は望むところよ!」
リン「アニマル検定からやろっと」
フロリーナ「私もそれがいいな」

ヘクトル「これはオートクレールだよな」
ファリナ「当然」
ヘクトル「よっしゃ、次…!」
ファリナ「これはもう分かるわね…」
ヘクトル「ああ、シグルド兄貴がやたら振り回してるし確実にティルフィングだ」ゴツ
ファリナ「ちょっと!さっきから近いのよ!(///)」
ヘクトル「悪りぃ」クル
ファリナ「今だけはこっち見るな!(///)」
ヘクトル「分かったよ」
フロリーナ「…」ジト
リン「フロ…(この子光彩が消失して凄いことになってるわ…!)」
エリウッド「これはこれで…よし次!」
この中から恋人を寝取られたRPGの主人公を答えよ
エリウッド「シグルド兄さん、本当のことだけどごめん…次」(ちなみに正解した)
ファイアーエムブレム外伝の主人公を答えよ
エリウッド「アルム、一瞬でも影が薄いと思ってごめんよ…次だ」
8助けて!名無しさん!:2011/02/24(木) 17:28:27.91 ID:9WBSUBM0
幼い女の子以外に愛せないことを何という?
エリウッド「エフラム!じゃなくてロリコンだな…ごめん、エフラム。ていうか謝ってばっかだ…」
【試合終了】
エリウッド「くそっ、2位か。うほっビラクさんに負けた…」
ヘクトル「B判定か…」
ファリナ「アンタ私がいなけりゃもっと酷かったわよ…」
フロリーナ「S判定ってリン凄い!」
リン「まあね!動物関連なら楽勝だわ(ていうかフロリーナがファリナさんを睨みつけてて正直怖かったわ…)」
エリウッド「息抜きのつもりが逆に疲れた気がするよ…」
リン「別のゲームで遊ばない?」
フロリーナ「賛成!行きましょう、ヘクトル様」
ファリナ「抜け駆けはナシよ!」
フロリーナ「お姉ちゃんが言うことじゃないでしょ!」
リン「じゃあ」
エリウッド「落ち着こう。たまには見守ることも大切だ」
ヘクトル「じゃあ3人で行こうぜ」
フロ・ファ「もう…」
エリウッド「やれやれ、早くどちらかとくっつけば良いんだけどね…」
リン「フロリーナは私が許さないわ」
エリウッド「だから君は百合ンディスなんだよ…」
以上で終了。ちなみにこれらの問題は本当に出ました。
9助けて!名無しさん!:2011/02/24(木) 20:06:56.91 ID:2uadGq8/
〜 注意 〜

・このネタはいわゆる紋章町が舞台ではありません。
・戦国時代の兄弟の生涯…生まれてから亡くなるまでを追っていく形になります。
 従って一部を除いてキャラが歳を取ります。物語後半は老人中心になっていきます。
・キャラが死にます。あなたの好きなキャラが死ぬかも知れません。
・合戦、決闘等のシーンがあります。描写は抑えてありますが人によってはキツく感じるかも知れません。
・中には悲劇的な末路を辿るキャラもいます。
・ギャグやほのぼのはほぼありません。基本シリアスに徹しました。殺伐としてるかも知れません。
・ネタというより小説です。ちょっと毛色の違うのをやってみたかったんだい!
 それにほら…話のパターンや形式も色々開拓してみたいじゃない。
・俺設定満載です。苦手な人は注意。便乗してくれる方はご自由に使ってください。
・場面によってはキャラの口調が時代がかってます。時代劇ですので。
・長編になります。
・筆者は歴史好きですが色々時代考証とか間違ってます。その辺は生暖かい目で見てやってください。
・その辺とか好きな漫画とかを元にしたエピソードとかあります。元ネタ知ってる人はクスリと笑ってくれると嬉しいっす。
・日本をモデルにした東方の島国が舞台になります。
 地名については(例)クリミア国とか出たら日本で言えば甲斐国とか武蔵国とかみたいな一地方と思ってください。
 あくまでも基本一国の中の話です。

長い注意書きで申し訳ない
上記が駄目な人はスルーしてください

前スレ>>361-363の続きです

それと>>1乙です
その日は雨が降っていた。
道行く人々は傘を差し足早に往来を進んでいく。
すでに夜の帳が下り家路につく人の姿もまばらになった……

闇夜に紛れて一人の少年が足音も無く歩いている。
視線は両脇に…さりげなくさりげなく…
少年は夜目が利いた。
彼の目は…右手に傘を持って歩く一人の侍の姿を捉える。
周囲に人影は殆ど無い…狙いどころだ……編み笠を被らずに利き手を塞いでるなんて間抜けな男だ。
ひさびさのカモだ、最近はみんな用心深くなって仕事がやりにくい。

少年は音も無く彼の背後に歩み寄ると背中から軽くぶつかった。
「おっとごめんよお侍さん」
「なんじゃ小童…気をつけんか…」
軽く手を合わせて詫びて見せると足早にその場を後にする。

背後から聞こえてくる「財布、儂の財布が無いぞ!」などという喚き声を背にして……


都の暗がり、うち捨てられ崩れかかった廃屋が少年の寝床だった。
ここいらは都の治安を預かる検非違使も嫌がって近寄らない貧民たちの巣窟であり、
それだけに少年にとって過ごしやすい地区であった。

住処とする廃屋に帰ってきた少年はさっそく今日の成果をあらためる。
財布の中にはわずかばかりの小銭、貧乏侍なんてこんなものだろう。
だがこればかりでも自分にとっては大金だ。
数日は食いつなぐ事ができるだろう。
思えば丸一日ロクな物を食べていない。
明日なにか腹に溜まる食い物を買いにいこう。

崩れかけた廃屋で雨漏りを避けられる場所にうずくまる少年が思う事はただ食う事だけであった。


少年は物心ついた頃には都の裏路地をうろついていた。
親の記憶は無い。自分の名も知らない。名付けられなかったのかも知れない。
いつ生まれたのかもわからないから自分の年もよくわからない。
恐らく十歳くらいだとは思うのだが。

その日その日を生き延びるために…日雇い、物乞い、盗み、できそうな事はなんでもした。
少年は常に飢えていた。米など食べた事も無い。
手に入れたわずかな銭で辛うじて食いつないでいた。
「腹減ったなぁ…この銭で…安くて腹持ちのするもん食おう…」
ふと天井を見上げる。雨が止んだようだ。
崩れかかった天井の隙間から満月が顔を覗かせていた。

彼は時々わからなくなる。
何故に自分はこんなところでこんな真似をしているのか。
だが結局答えは一つだった。
死にたくないからだ。死にたくないからただ生きている。
では何故死にたくないのかというとなんの答えも出てこなかった。
その時である。
少年の耳が物音を捉えた。
野犬でも来たのならいい食料になる。
少年は傍らの短刀を手にとる。昔油断した侍から盗んだ物だ。
売らずに護身用にずっともっていた。どうしようもなくなったら売るつもりではあるが。

「犬かな……猫でもいい……ネズミだって食える…」
すきっ腹を抑えつつ立ち上がり…そっと外を伺う。
そこにいたのは……着流しを纏った細身の男だった。
「リフィス…なんだ…食い物かと思ったのに…」
「ご挨拶だな葉、食われてたまるか」

葉、それは少年の仮の名である。
仲間内は彼をそう呼んでいた。
以前は単に「お前」だの「名無し」だので済ませていたのだがそれでは不便だ。
ある時少年の寝床の裏の木に葉が生い茂っているのを見て誰かが呼ぶともなしにそう呼び始めた。

「それで…なんか用事?」
リフィスは廃屋に歩み居ると腐った畳に腰を下ろす。
「おう…仲間内でよ。人を集めて貴族相手に仕事をしようと思ってな」
「仕事?」
リフィスは声を潜めた。
「…何年か前によ…ヌミダって野郎の屋敷を襲った連中が段取りしたんだ…そんときゃかなりの金銀財宝が手に入ったっていうぜ…
 今回はよ。ルネス家の屋敷を襲うってんで人を集めてる。お前も一枚かまねぇか?」

なるほど…上手くいけば見た事もないような銭が手に入るだろう。
葉の知らぬ事ではあるが、貴族が斜陽を向かえ貧窮しているとはいえ、それでも貧民とは比較にならない財産を持っている。
だが…この時、葉の感覚は嫌な予感を感じ取っていた。
葉は頭の回転は速いほうであった。いくつかの考えを整理して…リフィスに返事を返す。
「やめたほうがいいよ…多分…僕らは使い捨てだ」
「あん?」
「だからさ…盗賊たちがなんだってわざわざ仲間を増やすのさ?
 分け前が減るっていうのに……考えてみりゃわかるだろ……
 新しく集めた連中を囮にでもして自分たちだけもらうもんもらって逃げるんだろ……僕はやめとく」
それに対するリフィスの返事は冷淡なものであった。
「そうかい、じゃあ勝手にしな。こんな貧乏暮らしで惨めに野たれ死にするといいぜ。
 俺はごめんだ……お前も覚えてるだろ? ロナンの奴が食うもんも食えずにガリガリになって死んだのをよ。
 チャドはスリにしくじってぶった切られた…俺は奴らみてぇにはなりたくねぇ…絶対にこんなとこから抜け出してやるんだ…」
言う事を言うとリフィスは背を向けて立ち去った。
彼の背中を見送りながら葉は酷く疲れた顔をしていた。
リフィスを説き伏せて止めようとは思わなかった。
おそらく彼は死ぬだろうが…すべてどうでもよかった。
遅いか早いかの違いだけ…なら好きにさせてやるしかないだろう……


数日後……リフィスが役人に市中引廻しの上、磔獄門にされて死んだと聞いても葉は眉一つ動かさなかった。
ああやっぱりな…と思っただけだった。
ルネス家襲撃のあらましはこうである。
夜半に盗賊達は塀をよじ登って押し入り、家中の者を手にかけながら蔵の中身を略奪した。
しかる後に外に控えていた妖術使いがレスキューと呼ばれる転移術の一種を用いて盗賊達を脱出させたのである。
その時リフィスたちは置き去りにされたらしい……
駆けつけた役人が逃走をはかるリフィスたちを追い回している間に盗賊たちは都を出たと風の噂に聞いた……

なおルネス家には葉の実の姉がおり、三人の盗賊を斬ったゼトの奮戦によって難を逃れたのだが…
それは葉の知る由もないことである。

リフィスの死から七日が過ぎ…葉は再び路上に繰り出していた。
銭も底をついてしまった。また稼がなくてはならない。

都の裏路地を歩みながら市中の様子を見て回る。
お世辞にも賑わっているとは言いがたい。
荒れた世相を現しているのか身なりのよい者もほとんど見かけなかった。

「…今日は…期待できないかな」
そう思って場所を変えようとした時である。
質のよい染物で彩られた着物を着た娘がもの珍しげに周囲を見回しながら歩いている。
同じ年頃の娘だ。お供の者もいない。
まさに絶好のカモだ。
「…どこかの貴族の姫様かな? 世間知らずにはいい勉強だよ」
小さく呟くと葉はそっと歩み寄った。
至極自然な仕草で偶然を装って軽く肩をぶつけると素早く財布を抜き取る。
「おっとごめんよ」
娘は眉を顰めてこちらを睨み付けると一言吐き捨てた。
「気をつけなさいな…フン、汚らしい…」
葉の姿を一瞥してすぐに踵を返す。
別に腹は立たなかった。
自分の身なりが汚らしくみすぼらしい事くらい自分が一番よく知っている。
それよりも手に入れた財布が重いことを喜びつつ娘から離れようとした時――――――

壮年の男に腕を掴まれた。
「…っ!?」
「小童…いま取った物を出してもらおう」

その声に驚いたのか娘は足を止めて振り返る。
「コ、コノモールッ!? どうしてここに!!!」
「ミランダ様。お忍びで屋敷をお出になるのをお見かけしましたので急ぎ追ってまいりました。
 外にはこのような不埒者がおりますゆえお控えなさいますように」
コノモールと呼ばれた男は葉の腕を捻りあげる。
たまらず葉は財布を取り落とした。

「しくじっちゃったかぁ……」
男の腰に差された刀に目がいく。
たぶん自分はここで手打ちにされるだろう……チャドやリフィスと同じように失敗すれば死ぬしかないのだ。
だが不思議と怖くは無かった。
どの道生きていても同じ事の繰り返しなのだ。
いつかはこうなると思っていた。遅いか早いかの違いだけだ。
葉は何一つ楽しみのないこの世に未練はなかった。
積極的に死にたいとも思わなかったからただ生きてきたのだ……

釣り目をさらに吊り上げた姫君が歩み寄ってくる。
この家臣に手打ちを命じるんだろう。
ああ……これで終わりだ……
だが姫君の口から発せられた言葉は葉の予想を裏切った。
「そなたの名は?」
……真意を測りかねて葉が沈黙していると姫君は葉の頬を平手で打った。
ピシャリと音が響く。
「このわらわが名を尋ねているのに黙りこくっているとは無礼な者ね。
 名乗りなさい」
「無い」
事実である。他に答えようが無い。
「無いはずが無いでしょう。それともわらわに名乗る名は無いというの」
見かねて姫君の従者…コノモールと呼ばれた男が口を差し挟んだ。
「ミランダ様…なんのお戯れですか…姫君ともあろう方がこのような者と直に話をするものではありませぬ」
「お黙りなさいコノモール。今は私が話をしているのです。臣下のそなたにいちいち口を差し挟まれる筋合いはないわ」
臣下の男を睨み付けるとミランダと呼ばれた姫は再び葉に向き直った。
「それでそなたの名は?」
「葉…それで通ってる…めんどくさいしその名前でいい」
「葉…? 葉って…木に生えてるあの葉っぱ?」
「そうだよ…」
姫は相好を崩すと軽やかな声でひとしきり笑った。
「知らなかったわ。そんなに間の抜けた名の者がこの世にいるなどと…そんな者にすら不覚をとったわらわは滑稽もいいところだわ。
 よろしい。わらわから一本取った褒美にそなたに名を授けてあげます」
「はぁ!?」
この姫様は急に何を言い出すのだろうか。
葉は戸惑い困惑した。
だが姫君は葉の困惑をまるで知った事ではないと言わんばかりだ。
「そうね…葉…葉………古い言葉…神代の時代には葉の事をリーフと読んだそうよ。これからそなたはリーフと名乗るがいいわ」
「リー………フ?」
「そうリーフ」

どこか満足したような姫君はコノモールに目配せをした。
主の意を察した従者は少年の腕を放してやると地に落ちた財布を拾う。
「ありがたく思うのだな。姫様はそなたを許すと仰せだ。本来ならこの場で手打ちとなるところなのだぞ」

生まれて始めて少年は名前を得た。
初めて名で呼ばれて…彼はただの葉…誰にも知られる事無く散っていく儚い葉から一人の人間…リーフとなった…

リーフはただ呆然と立ち尽くしていた…
名で呼ばれる事がこれほど心地よく…自分を感じれる事だと始めて知った。

姫君と従者が立ち去った後も…日が落ちるまで少年は路上に立ち尽くしていた―――――

次回

侍エムブレム戦国伝 生誕編
 
〜 エフラムの章 友 〜
〜兄弟家にて〜
ルーテ 「そういう訳で新作ゲームです、どうぞ」
リン 「テストプレイにウチは打ってつけみたいに自然に入らないでよ…ジャンルは何よ」
フォルテ 「ん〜…流行りの育成物?どうにも流行とか分からないんだな、これが」
ルーテ 「世の中の流れを読み取る力は同人の世界では必須ですよ、はい」

つ 【アイドルマイスター】

マルス 「そのうち俺が、俺達がアイドルだ!とか言いそうだね」
リーフ 「兄さん自重、というか種類が2つあるね…男の青バージョン、女の赤バージョン?」

ヘクトル 「ビジュアル全開な人選だな、おい。エリウッドとアイク兄さんは青に入選か…何々、家庭環境で揉まれて胃薬必須!ガラスの身体を持つ青年…なんつーかヒデエ、胃薬王子はないだろ」
エリウッド 「いいんだ…ヘクトル、出演料を家計の足しにするからさ。アイク兄さんの説明は…身体は肉で出来ている、生焼け肉でもご褒美だ。食欲旺盛な天空マスター…食欲旺盛ってレベルじゃないよ、エンゲル係数が…アイク兄さんはちゃんと家計に入れてるけどさ」


シグルド 「赤の方はエイリークとリンディスが入っているのか、どうやって人選を決めたんだ?」
アスレイ 「こっそりとFEテレビで町内アンケートを取って貰ったんですよ、ぁ…ディアドラさんも入選してますからアイドル候補生ですよ」
シグルド 「今日からシグルドPと呼んでくれ」
アルム 「兄(c)自重しろ。エイリーク姉さんのプロフィールは…歌唱力ならアイドル随一、胸のサイズは企業秘密?可憐でちっぱいお姫様。上げて落とすのか」
エフラム 「小ネタが好きな開発陣だ…リンの方は、舞のステータスは一級品、同性意外にモテる秘訣を求めてアイドルへ。初期は女性ファンしかついてないのか」
ノール 「ぁ…ちなみに竜王家のミルラちゃんと…ファちゃんと…チキちゃん。3人トリオユニットで入選してます」
エフラム 「ティンと来た、エフラムPでいかせて貰う!」

ロイ 「ちょ!ソフト一本しかないからシグルド兄さんとエフラム兄さんが一触即発だよ。あれ?セリスが赤にいるんだけど、青の間違いじゃない?」
セリス 「ルーテさんから男の娘枠で…スカウトされたんだ、女装で隠すアイドル候補生だって」
リーフ 「それもアンケートで要望あったのか…酷い有り様です」

ルーテ 「私、優秀ですから」

1さんスレ立て乙です。
15助けて!名無しさん!:2011/02/25(金) 13:51:53.36 ID:k7I1sEAh
>>1乙と言わせて頂こうッ!

>>10-13
これは貴族じゃなくなる前のミランダか…!
そしてリーフの境遇ェ…改善されるといいなぁ。気づいたら打ち首になってる気もするけど…(汗


FETVの件ですが、週末には投下出来ると思いますので今の内に聞いておこうかと思います。
次のFETVにゲスト参加して欲しいキャラは居ますか?
>>16氏と>>17氏、よろしければお願いします。
16助けて!名無しさん!:2011/02/25(金) 14:18:27.56 ID:TkCRn/ZW
ならば願うイドゥンさんを呼んでくれ!
ヨロ、週末の楽しみが増えて嬉しいなぁ
17助けて!名無しさん!:2011/02/25(金) 14:49:34.73 ID:ZfsOi3Cl
>>15
>新しいページが掲載される度に、本スレに『次は○○を出演キボンヌ』みたいなレス
>(※普通のレスの終わりに一文の形として入れてもOK)を付けて下さい。
>いつものように早い者勝ち式で、FETVニュース投下後に
>一番最初と二番目に出演希望されたキャラを、次回のFETVに出演させますよ♪」

自身でこう書いてるんなら、前スレ309、311の希望を優先するのが筋じゃないのか?
本当の早いもの勝ちなのか、自身で募集してからものなのかはっきりしないと応える方も混乱する
それと本スレで早い者勝ちってのは止めた方がいいと思う
なぜなら、規制があるから書き込みたくてもできない人がいるから
保管庫内FETVのコメント欄か議論板のスレを利用するのがいいと思う
18助けて!名無しさん!:2011/02/25(金) 14:57:16.86 ID:TkCRn/ZW
>>15は次々回のゲストを聞いたんじゃないの?
俺はそう解釈したんだが…次回は前スレ309、311でしょ

ただまぁ規制については同感かな
19助けて!名無しさん!:2011/02/25(金) 14:58:39.13 ID:TkCRn/ZW
あ、言い忘れたがこれ以上は議論板のFETVスレだろうな
FETVの人はそちらに返事してくれると嬉しいです
20助けて!名無しさん!:2011/02/25(金) 15:04:07.08 ID:ZfsOi3Cl
>>18
次々回のゲストは>>17の前半に従うなら、次に更新されてから早い者勝ちになるんだろ?
なのに次々回のゲストを今募集するのは変だなと思ったんだ、そういう解釈なら謝る、俺も本スレではもう触れないよ
21助けて!名無しさん!:2011/02/25(金) 15:35:49.06 ID:S8Zv10R1
>>14
なんか色々混ざってないかw
ロリクートトリオは年齢的に大丈夫なのか?w
22助けて!名無しさん!:2011/02/25(金) 17:42:00.60 ID:KC6Al+1r
>>14
サラ  「………」
エフラム「どうした?」
サラ  「……別に」
エフラム「もしかして、選ばれなかったのを気にしてるのか?」
サラ  「……別に気にしてないし。でも、女の子なら誰でも一回は自分がアイドルだったらとか考えるでしょ?」
エフラム「そうなのか?よくわからんが」
サラ  「兄様もアイドルが彼女だったら嬉しくない?それとも下手に有名になるより自分だけの人でいて欲しいタイプ?」
エフラム「そうだな……って、何でそういう話になるんだ」

ワユ  「アイドルねえ……私たちも入選したのかな?」
ミスト 「さあ……て言うか興味あるの?」
イレース「私はあんまり……夕食何にしようかな……」
ワユ  「いやほら、私たちもアイドルでいけないかなーとか考えてみたりして。トリオ組んでさ、大将の嫁候補繋がりでとか」
ミスト 「アイドルなのにその繋がりでアピールするのは駄目でしょ……」
ワユ  「んー、じゃあ、工務店の同僚繋がりでとか?」
イレース「……それだとアイドルって言うより芸人みたいです」
ワユ  「……やっぱりダメ?」
23助けて!名無しさん!:2011/02/25(金) 19:27:13.42 ID:S8Zv10R1
サラは暗黒系毒アイドルとか独自路線ならちょっと見てみたい気もする
あと、ワユミストイレースのトリオは普通にあると思います、はい
24助けて!名無しさん!:2011/02/25(金) 21:17:03.85 ID:QaMvswT+
かしまし娘…いや、なんでもない
25助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 00:28:37.67 ID:RsEa8/3B
>>10-13
うお、今回は結構暗い話だな…
だけどそんなところも好きなんだぜ
しかし、次のエフラムの章 友って…
実はいい人…は友とは違うよな
26助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 01:20:33.50 ID:CnZHz4sz
>>22
アイクの嫁候補繋がりでユニットを組むと二桁いくぞw
つか最終的に何人になるかわからんわw
27助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 08:40:01.74 ID:+OLuNChn
IKE48とか…かw?48人で足りるとは思わんがw
28助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 10:23:59.25 ID:oYoDTs2h
>IKE48
笑った、本当にそんな感じになるじゃねーかw
29助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 12:07:56.09 ID:wwCAGvxo
アイクの嫁候補達は基本アイクを攻略し隊だから仲良さそうだw
プロデュースしてるのはライセネリオマルスの三人だなw
30助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 12:49:24.38 ID:e9VTQFxy
えらい年齢層に幅のある集まりだなあ
下はサナキの13歳(だっけ?)から上はティアマトお姉さんのさ…17歳+何日でしたっけ
31助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 14:18:00.53 ID:GHJsgX7+
むしろ「兄弟家攻略連合」じゃないか?
現状目について酷いのがアイク、ロイ、エフラム周りだってぐらいで
他のメンバーだって決まった相手がいない(それでいて候補は多数)奴多すぎだしさ。
本当に根っこまで安定してるのはシグルドぐらいのもんだぜ。

まあなんか緻密な戦略立てて作戦を実行するが
相乗効果でお互いの足引っ張りあって自滅、みたいなパターンしか見えんけどw
32助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 14:25:31.20 ID:LBL25Vwr
マルス、セリカ、アルム、シグルド、エリンシア

この辺は多数って程でもない
複数ではあるけどな

セリカにいたっては原作でもここでもアルム以外候補がいたためしがない
33助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 16:27:58.75 ID:F1aixDM3
リーフとセリスとロイの嫁候補の争いはとんでもない修羅場になりそう
ヘクトルとエリウッドは各嫁候補2人次第。アイクは皆さんが攻略不能だしエフラムは最近同年代の候補たちに見放されかけてる感が…
アルムはセリカだけどジャンヌの頑張り次第で変わるかも。考えてみたらマルスとシグルドが一番安定してるね。
婿候補で考えた…エイリークの場合はエフラムが全員排除するだろうしリンはラスかケントが頑張ればなんとかなる(?)。エリンシアはしょーぐんか鷹王(?)次第でミカヤはサザかしっこくの頑張り次第かな。
34助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 16:47:07.89 ID:F1aixDM3
けど考えてみればシグルドはラケシスとエーディン、マルスはカチュアの頑張りによるかも…(可能性はかなり低いけど)
35助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 17:52:33.73 ID:CnZHz4sz
>>30
ユンヌ「上の年齢層なら、推定年齢数万歳のこの私を忘れてもらっちゃ困るわね」
ミカヤ「…それって自慢することなの?」
ユンヌ「当然!見た目は子供でも実は年齢が…ってのは立派な武器よ。合法ロリ!ロリババア結婚してくれ!ってね」
ミカヤ「は、はあ…」
ユンヌ「そういえばミカヤも見た目は少女で中身は」
ミカヤ「メダリオンはどこにしまったかな…」
ユンヌ「ごめんなさい調子乗りました」
36助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 17:57:21.18 ID:YMAo4rtw
>>33
>エフラムは最近同年代の候補たちに見放されかけてる感が…

これは見放しているというより諦めがついたって感じか?
ターナはむしろ同好の士になってますます親しくなった気がするぞw

ラーチェル様はエイリークしか目に入ってない感じだけれど
異性ではむしろライバルのヒーニアスの方がある意味で親しいかもな
ここも原作でフラグあるし
37助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 18:12:53.75 ID:YMAo4rtw
そんな事考えてたら実はいい人小ネタが浮かんできた
流れ切るが投下

ヒーニアス「…何故だ…何故エイリークと私に支援がつかないのだ!」
ターナ「あら珍しい、いつもだったら根拠のない自信満々なのに今日は珍しく弱気なのね」
ヒーニアス「ラーチェルばかり同じ学校で四六時中隣接しているから私は遅れをとる…ならば!」
ターナ「なによ、そんなのどうしようもないじゃない。もうあきらめちゃえば?
    エイリークはお兄様の事がウザいんだから」
ヒーニアス「いやそれはありえん、単に隣接回数の差が響いているのみで心は私に寄せているさ」
ターナ「…………」
ヒーニアス「それよりもだ!ルネスを共学にして入学してしまえばいいのだ!!!」
ターナ「はぁぁ!?」
ヒーニアス「ふっふっふ、どうだ妙案だろう?」
ターナ「いやいやいやありえないから!初代スレからずっと女子校で通してきたんだから!
    お兄様が言ってるのはマリみてのリリアンと男塾を合併するくらいの暴挙だから!!!」
ヒーニアス「だがエイリークが私を待っているのだ!早速学校を買収して…」

ターナ つ ヴィドフニル

ヒーニアス「アッータスケテエリクーク!」

ターナ「まったく…これ以上ゴタゴタをおこさないでよ…ハァ…」

こうして実はいい人の野望は阻まれた…
頑張れターナ! 兄の尻拭いに苦労する君をルネスのみんなは応援しているぞ!
38レディに失礼よ!:2011/02/26(土) 18:13:48.67 ID:DvXgl+u/
後編。今見たら前編の脱字の多いこと、多いこと…。今回も誤字脱字あるかも知れないけど、脳内補完よろ

ティニー 「ミランダ、少し良いですか?」
ミランダ 「何よー、またリーフの奴の何かやらかした訳?」
ティニー 「いえ、その事ではなくて…少し頼みたい事がありまして」
ミランダ 「…んーまぁ友達の頼みだもんね。良いよ、私に出来る事なら何でもするよ」
ティニー 「ありがとうございます(ご免なさい、ミランダ)」

フリージ家にて
ミランダ 「で、頼みって何なのよー」
ティニー 「実は今度の同人s」
ミランダ 「ご免、やっぱ私帰る」

ガチャッ

アミッド 「ミランダ、やっと会えた」
リンダ  「あなたは…やっぱり、ミランダ!ミランダですね。私です、姉のリンダです!どうか思い出して下さい」
ミランダ 「ちょちょちょちょっといきなり何なのよ!この超展開は!」
ティニー 「(ふふふ、ミランダが親子共に妹キャラの可能性があるのは以前会長から候補者名簿を頂いた時に調査済み)」
ミランダ 「大体、私にはちゃんと両親がいるのよ!今更、生き別れの兄妹なんて…」
リンダ  「母の名はエスニャと言うのでは?」
アミッド 「俺達の母さんもエスニャという名前なんだ」
リンダ  「(この人が姉様公正の鍵を握る人なのですね!)」
アミッド 「(逃がしてなるものかー!)」
ティニー 「(ミランダのAKJ入り、同人業界への引き込み、母様の公正。まさに一石三鳥。実は良い人よりよっぽど策謀してます)」
39助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 18:14:52.44 ID:DvXgl+u/
ミランダ 「け、けど…エスニャだなんて女神様の名前だからありふれていると言うか…」
アミッド 「俺達の母さんはこのネタにまだ登場していない」
ミランダ 「そんなメタな事知らないわよ!お揃いの形見のペンダントだって無いし、母の名前が同じだけの他人よ」
リンダ  「では、怒ってみてください」
ミランダ 「いや、怒れって言われても…」
アミッド 「やーい、二号さん、男女、じゃじゃうm」
ミランダ 「…私の中に何か不思議な力が満ちてくる…ああ…胸が熱くなるわ…トロン!!!!マスターソード!!!!トルネード!!!!」
アミッド 「アッーーミッド!あばばばばばばば」
ミランダ 「リンダ…貴女はリンダ…私の姉…」
リンダ  「良かった…思い出して下さったのですね。そのスキルは我が家に伝わる怒り。
      怒りスキルを扱えるのはフリージ家の者だけと言われています。それが何よりの証拠でしょう」
ミランダ 「リンダ…ああっよく顔を見せて…お父様は元気なの?御祖父様は…」
リンダ  「私もいっぱい話したい事があります。ミランダ」
ティニー 「(冷静な頭であればアミッド従兄様に怒りが無い事、オーシンさんやゼーベイア将軍、サラの事に気付けたかも知れませんが…。
      取りあえず此処迄は台本通りです)」
40助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 18:15:50.96 ID:DvXgl+u/
ミランダ 「…って事は…私はティニーの従姉妹な訳?」
ティニー 「はい。だからこそ同人誌のアシスタントをして頂きたいのです」
ミランダ 「むむむ…それはフリージ家の一員として避けて通れないけど…で、でも私は美術2だったし…やっぱり違うn」
ティニー 「それはミランダの才能が開花してないだけです!大丈夫ですよ、リンダと一緒に一から教えますから」
リンダ  「美術の成績が上がれば芸術性のある御淑やかな気品ある女の子のイメージも付きますよ」
ミランダ 「(ピクッ)そ、そうね…じゃあ美術のお勉強と思ってお願いしちゃおうかな」
ティニー 「はい、では…」

     「たっだいまー♪帰ってきたよー」
     「こら!今日は砂遊びまでしてきたね!屋敷が砂まみれになるじゃないか。ちゃんと払ってくるんだよ!」
     「ぶー!分かってるもん!」
ミランダ 「えーと…今のは…」カキカキ
ティニー 「今は気にしないで良いです。…ふむ、なかなか良い構図ですよ」
リンダ  「ここをもう少しこうして…」
41助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 18:17:12.59 ID:DvXgl+u/
ガチャッ
ティルテュ「やっほー☆みんなで集まってどーじんし?」
ミランダ 「(ティニーってお姉さんいたんだ?)あ、初めまして。私はミランダと言ってティニーの友人でそれで…その…」
ティルテュ「ティニーのお友達?私はティニーのママのティルテュだよ、よっろしくねー♪」
ミランダ 「えぇー!?どう見ても、父様よりずっと若い!!有り得ない!!」
ティルテュ「ふふーん、ママは永遠の17歳なのだー☆」
ミランダ 「あ、それで…私はティニーの生き別れの従姉妹だそうで…じゃあ伯母さんと呼んだ方が…」
ティルテュ「…………」
ゴゴゴゴゴゴゴ
ティニー 「(もう一押し!皆、此処で尻込みするから母様が歳を自覚出来無いのです。ですが、そのもう一押しさえあれば!)」
リンダ  「(ミランダ、頑張って!貴女に全てが掛かってるの!)」
ミランダ 「えーと…いきなり言われても困りますよね?私も混乱していて…
      ティニーが私の従姉妹だからティルテュさんが伯母さんにあたって…ティニー、私間違えて無いわよね?」
ティルテュ「……………」
ドドドドドドドド
ティニー 「(こっちに振らないで下さい!)は、はい!ミランダは何も間違えてません」
ティルテュ「……………イマナンツッタ……」
ミランダ 「うーん、でも何か違和感あるのよねぇ…
      ティルテュ伯母さん…ティルテュ姉さん…ティルテュお姉さん…うん、ティルテュお姉さん。そう呼ばせて貰いますね」
42助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 18:18:26.82 ID:DvXgl+u/
ティルテュ「(ピタリ)にゃはは、お姉さんだなんて照れるなー。これからもティニーと仲良くしてあげてね♪」
ミランダ 「いえ、私の方がお世話になってるくらいですから」
ティニー 「(はぁー…駄目でしたか…)」
リンダ  「(やっぱりお姉様を公正出来る人なんてこの世にいないんじゃないかなぁ…)」
ティルテュ「そ・れ・よ・り…お絵かきならあたしも混ぜてよねー☆」
リンダ  「お姉様、私と一緒に絵本を読みましょう!そっちの方が楽しいですよ」
ティルテュ「うーん、そうかなー?リンダちゃんが言うならそうだよね。うん、行こう行こう♪」
ガチャッ
ミランダ 「ティニーのお母さんって令嬢なのに気取らない素敵な方ね。それに絵本って最近流行りの『大人の絵本』でしょう?
     結構良い趣味してるじゃない。あんな人が私のお姉さんかー何だか嬉しいなぁ…」
ティニー 「全然そんな事無いです…はぁ…」
おしまい

補足
ネタ中にも書いた通り、ミランダとアミッド&リンダの母親の名前が同じだから三人兄妹(姉弟?年齢順不明)の可能性あり。そんだけ。
ただ、女神の名前=メジャーな名前かも知れないから偶然同じ名前の別人の可能性もある。真相は不明。
今回の場合はどっちとも取れるよう書いたつもり。両親が誰?と共に好きなように補完して下せぇ
43助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 18:21:31.08 ID:DvXgl+u/
うげぇ…二回もageちゃってる…携帯から投下って投下効率的にも不便だ…。
いや、本当何て言うか申し訳無い…orz。後、遅れたけど>>1スレ立て乙

おまけ:ティルテュのAKJ入り
ティルテュ「ほえ?ブルーム兄さんの事が好きかって?うん、お菓子やお小遣いくれるから大好きだよー♪」
ティニー 「では、母様。こちらに署名をお願いします」
ティルテュ「署名したら何か良い事あるのー?」
ティニー 「母様や私のような兄が好き(※好きの意味が異なる)な同志により月に一度パーティが開かれるのです。お菓子も食べ放題ですよ」
ティルテュ「やった〜☆ママ、いっぱい署名しちゃうぞー!」
ティニー 「いえ、署名は一度で結構です…(この位は許されますよね…)」
44助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 19:09:20.80 ID:F1aixDM3
もうターナがヒーニアスの姉貴みたいだw
ティルテュで思い浮かんだけど兄弟家以外で家族に苦労してるキャラを挙げてみた

レイヴァン、クレイン、セティ、ティニー&アーサー、ターナ、エルト、ファリナ、ユリウス辺りかな。
45助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 19:41:23.81 ID:oYoDTs2h
>>38-43
続き物の場合は前作のレス番を書いてくれると読む側も助かると思う、スレを跨ぐときは特にね
46助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 19:56:20.50 ID:YMAo4rtw
前スレ>>404-410

替わりに俺がレス番号をつけてみる
それと家族に苦労してるキャラはマンフロイもいるぞ
孫がサラ様という時点でどれだけ振り回されているやらw
47助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 20:17:25.33 ID:F1aixDM3
ネタ書くのは下手だけど近いうちにレイヴァンとセティ、ユリウス辺りで脱走ネタ書いてみよっかな
48助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 20:25:29.24 ID:e9VTQFxy
>>46
マンフロイ「孫にはわしも苦労させられているが、貰い手が見つかったので一安心と言ったところかのう」
エフラム 「………俺のことか?」
マンフロイ「何を今更、あやつを嫁にできる奇特な…もとい、度量のある男はお主くらいであろう、いや一安心じゃて」
エフラム 「いや話が性急過ぎるのでは……と言うか、あなたもサラには苦労しているのですか」
マンフロイ「聞かんでくれ……」
49助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 21:32:01.44 ID:GHJsgX7+
ミランダ「でも実際あんたも凄いわよね」
サラ「何が?」
ミランダ「自由奔放っていうか何て言うか……やりたい放題じゃない」
サラ「そうでもないわ。リーフもエフラム兄様も未だに愛人契約結んでくれないし……」
ミランダ「自由かどうかの基準がそこってどうなのよ」
サラ「重要なことよ、わたしにとっては」
ミランダ「はぁー……しかしあれね」
サラ「なに?」
ミランダ「あんたそんだけ好き勝手やってるんだし、怖い物なんて一つもないんでしょうね」
サラ「……あるわ」
ミランダ「え、本当に?」
サラ「うん。……内緒にしてくれるのなら教えてあげてもいいけど」
ミランダ「するする。で、何が怖いわけ?」
サラ「……エリンシアさん」
ミランダ「……エリンシアさんって、あのリーフのお姉さんの?」
サラ「そう」
ミランダ「でもあの人いつもニコニコしてるしわたしたちがワープで不法侵入しても怒らないし……怖いって感じはしないけど」
サラ「だけど、前一回本気で怒らせたことがあって……」
ミランダ「……どうなったの?」
サラ「……おしりペンペンされた……」
ミランダ「……」
サラ「……その後一週間ぐらいお尻がヒリヒリして座ってられなかった……」
ミランダ「そ、そうなんだ……」
サラ「慈悲持ちマジ怖い……(ガクガクブルブル)」
ミランダ「なるほど、意外な弱点ね……と言ってもエリンシアさんが怒ることなんて滅多になさそうだし、
     やっぱり弱点なしにひとしいわね……」
サラ「……でも何より怖かったのは……」
ミランダ「怖かったのは?」
サラ「そのときちょっと目覚めそ」
ミランダ「やめて」
50助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 21:33:47.15 ID:JJcf4Pm+
>>48
リーフじゃ不満なのか、じいさんw
51助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 21:47:58.77 ID:YMAo4rtw
リーフだと抑え切れずに振り回されるだろうから度量って点では不足かも
いやエフラムでも振り回されるわけだがサラ様のコントロールはある程度こなせるだろうな

しかしサラ様エリ姉さんになにしたんだw
52助けて!名無しさん!:2011/02/26(土) 23:55:45.17 ID:CnZHz4sz
エリンシア「家に入るなら、あんまり弾けた言動は慎んでもらいますからね」
サラ「え〜…つまんない…。兄様、義姉様が厳しいの…なんとか言ってよ」
エフラム「…まず二人してからかってるのか、それとも突っ込み待ちなのか、どっちなのか聞こうか」
53助けて!名無しさん!:2011/02/27(日) 01:25:29.66 ID:XuOSwtij
サラ「……!」
エリンシア「あらサラちゃんこんにちは」
サラ「こ……こんにちは」
エリンシア「……」
サラ「……」
エリンシア(パシーン!)
サラ(ビクゥッ!)

リーフ「おお、凄い……あのサラが真っ青でガクブルだよ」
ロイ「エリンシア姉さんが手を叩いただけで……どんだけトラウマになってるんだ」
アルム「対策としてはバッチリだね。これであの子もこの家には近付けなくなるかも」
リン「となれば、これをきっかけにして兄さんの性癖改善もあり得るかしら……!?」
マルス「……いや、それは都合のいい発想だと思いますよ……?」

サラ「……うぐっ……ぐすっ……にいさま、にいさま、こわいよぅ……」
エフラム「お、おいサラ、どうした、抱きつくな……」
サラ「にいさま、にいさま……」
エフラム(……いかんな、しおらしい故にいつもよりも引きはがしがたいぞ……!?)

マルス「……ほらね?」
リン「駄目だこりゃ……」
ロイ(というか本当にエリンシア姉さんに何したんだろう……そっちの方が気になるな……)
54助けて!名無しさん!:2011/02/27(日) 10:20:51.27 ID:8/Okyz+5
サラ  「ああダメ……あの乾いた音を聞くだけで……」
エフラム「何か知らんが、そろそろ何があったのか教えてくれ」
サラ  「思いだすのも嫌……にいさま……もっとぎゅってして……こわい……」
エフラム「わかった、わかったから落ち着け……しかし姉上……本当に一体何を……」
55助けて!名無しさん!:2011/02/27(日) 11:01:36.30 ID:8/Okyz+5
ちょっと代理投下しますよ
56槍使い二人1/4:2011/02/27(日) 11:03:20.34 ID:8/Okyz+5
エフラム「はあっ!」シュッ
ネフェニー「くっ……! そこっ!」シャッ
エフラム「甘いぞネフェニー!」
ネフェニー「は、弾かれっ……」
エフラム「ふんっ!」ザッ
ネフェニー「くっ!」
エフラム「決めるっ!」ズンッ
ネフェニー「く、あぁっ!」ドサッ


エフラム「はぁっ……はぁっ……。大丈夫か、ネフェニー」
ネフェニー「ぁ、はい……」
エフラム「すまん、熱が入りすぎたやも知れん」
ネフェニー「ぃえ……、これは修行ですから……」
エフラム「そうか……」スッ(手を差し出す)
ネフェニー「……?」
エフラム「立てるか?」
ネフェニー「ぁ……。はぃ、ありがとう、ございます……」
エフラム「よっ、と」
ネフェニー「……エフラム、さんは……お強いですね」
エフラム「……いや、まだまだだな」
ネフェニー「そう、ですか……?」
エフラム「ああ。世の中には俺よりも強い相手はごまんといる。ウチのアイク兄上なんかがいい例だ」
ネフェニー「アイクさんは……、強い、ですね」
エフラム「だろう? 認めたくはないがヘクトルもあれでいてかなりの腕前だ。しかも槍の天敵である斧を扱うしな」
ネフェニー「確かに、斧は怖ぃ……」
エフラム「だがそれ故にやり甲斐がある」
ネフェニー「エフラムさんは……本当に強いですね……」
57槍使い二人2/4:2011/02/27(日) 11:04:49.39 ID:8/Okyz+5
エフラム「? さっきも言ったが、俺よりも強い相手は」
ネフェニー「そ、そうじゃなくて。槍の道をただひたすらに究めようとするその姿勢を……ずっと貫いていくことができるなんて……」
エフラム「……ネフェニーと俺と」
ネフェニー「はい……?」
エフラム「何か違うことはあるか? 同じく槍の道を進むことに変わりはないと思うんだが」
ネフェニー「あります……」
エフラム「……あるのか? もし差し支えなければ教えてくれないか。俺にできることであれば協力する」
ネフェニー「……笑いません、か?」
エフラム「笑わない。誓ってもいい」
ネフェニー「ほんとに、ほんとう?」
エフラム「もちろんだ。共に修行をつむ槍仲間だろう」
ネフェニー「……あの、私……の、しゃべり方」
エフラム「うん?」
ネフェニー「おかしいと、思ったこと……ありませんか……?」
エフラム「…………正直に言えば、あるな。どことなく無理をしているような気がする」
ネフェニー「やっぱり……」
エフラム「それがどうかしたのか?」
ネフェニー「あ、あの……、エフラムさんだから、言うんですよ?」
エフラム「ああ」
ネフェニー「槍仲間の、エフラムさんだから、ですよ?」
エフラム「槍仲間の誇りにかけて謹んで聞こう」
58槍使い二人3/4:2011/02/27(日) 11:06:12.49 ID:8/Okyz+5
ネフェニー「……田舎もの、だから」
エフラム「……?」
ネフェニー「田舎もの、じゃから……、なまっているのが恥ずかしゅうて……」
エフラム「……」
ネフェニー「都会の人が聞いたら、きっと笑われてしまうじゃろぅと、心配じゃったんよ……」
エフラム「……」
ネフェニー「じゃからね。無理してでも、都会の人と同じしゃべり方にしよって……」
エフラム「……そういうことだったのか」
ネフェニー「……幻滅、しちょる?」
エフラム「まさか」
ネフェニー「馬鹿なことをと思っちょる?」
エフラム「いや、まったく」
ネフェニー「本当……?」
エフラム「ああ。俺はあまり難しいことは考えないし言えはしないんだが、ネフェニーの悩みはきっと間違っているものじゃない。誰にだって人に笑われたくない気持ちはあるからな」
ネフェニー「エフラムさん……」
エフラム「けれど、その思いにずっと囚われてしまうのは……間違っていると思う」
ネフェニー「ふぇ……?」
エフラム「ネフェニーはネフェニーだ。たとえしゃべり方が少しずれていたとして、だから何なんだ?」
ネフェニー「……じゃけぇ、それはエフラムさんが田舎の人じゃないから言えるんよ……」
エフラム「そうかもしれないが……、たとえ訛った話し方をして、そこに人の価値を下げる要素がどこにある?」
ネフェニー「それ、は……」
エフラム「ネフェニーの悩みのタネは、自分自身にあるんだと思うぞ」
ネフェニー「どういう、こと……?」
59槍使い二人4/4:2011/02/27(日) 11:08:27.76 ID:8/Okyz+5
エフラム「田舎出身であることを、どこかで恥じていたりしないか?」
ネフェニー「そ、そんなことない! あそこは……、あたしの故郷に、恥じるとこなんて全然ありゃせんよ!」
エフラム「……そこまで言い切れるんじゃないか」
ネフェニー「え……? あ……」
エフラム「君に恥を感じる要素なんて一つもない。少なくとも俺はそう思うぞ」
ネフェニー「……じゃけど」
エフラム「君の槍の腕は確かだし、修練にも熱心だ。つまり真面目だし、料理も上手い」
ネフェニー「そ、そんなに言われると恥ずかしぃよ……」
エフラム「自信だ。後足りないのはきっと自信だけだ」
ネフェニー「……そ、そうなんかな……。でも、やっぱりあたし……」
エフラム「ならば誓おう。もしも、ネフェニーを田舎者だと蔑む奴がいるのなら」
ネフェニー「……?」
エフラム「……その時は俺が君を守る。必ずだ」
ネフェニー「え、エフラムさん……? そ、それは……」
エフラム「だから、心配するな。少しずつ慣れていけばいい」
ネフェニー「う、うん……」
エフラム「……さて、それじゃ……手合わせ再開と行くか」
ネフェニー「……うん……、うんっ……!」
エフラム「やる気だな、ネフェニー」
ネフェニー「エフラムさんのお陰じゃけぇ……」
エフラム「……俺は大した事はしていないと思うがな」
ネフェニー「ううん……、エフラムさんは、あたしの恩人じゃ……」
エフラム「そ、そうか……。面と向かって言われると、こっぱずかしいな」
ネフェニー「そ、それ言ぅたら、エフラムさんも相当……恥ずかしいこと言ぅたと思うんよ……」
エフラム「……そうか?」
ネフェニー「自覚がないん? ……ふふ、でも、そっちの方がらしいかもしれんね」
エフラム「……今馬鹿にしたか?」
ネフェニー「エフラムさんの気のせい、じゃよ」クスッ
エフラム「そういうことにしておくか」ニコッ
60助けて!名無しさん!:2011/02/27(日) 11:10:37.96 ID:8/Okyz+5
たまにはエフラムだってロリコンじゃなくてもいいじゃないと思って書いてみたネタ
槍使いと言うことでネフェニーと。しかしエフラムっぽくない気がしてならない。というかエフラムじゃねえ……

まあいいか! 細かいことは気にしない! by某剣聖


以上、代理投下ここまで
61助けて!名無しさん!:2011/02/27(日) 13:13:16.46 ID:QeaZET/O
投下乙! 代理の人も乙!
62助けて!名無しさん!:2011/02/27(日) 18:44:36.80 ID:e1BR6bSB
>>56-59
ネフェニーとも知り合いとか槍使いのコミュニティー凄いな
あとエフラム普通に恥ずかしい台詞言えすぎだろw
63助けて!名無しさん!:2011/02/27(日) 19:46:45.32 ID:uLpcxjmg
アメリア「……師匠とはいつも修行してたりするんですか?」
ネフェニー「え……まあ、たまに……」
ミルラ「……お兄ちゃんに料理作ってあげたりしてるんですか?」
ネフェニー「修行のときに差し入れ持って行ったくらいだから……そんなに大したものじゃ……」
サラ「どこに兄様が好きそうな要素があるのかしら……。あなた誰かの妹だったりする?胸は小さい方?」
ネフェニー「あたしは兄弟で一番上だから……妹ならいるけど……あと胸って何のこと……?」
アメリア「師匠と修行するならまず一番弟子のあたしを倒……じ、じゃなくて、あたしとも手合わせしてもらいますっ!」
ミルラ「……お兄ちゃんとはどうして知り合いになったんですか?」
サラ「ちょっと色々聞いて参考にさせてもらってもいい?友達になれるといいんだけど……」
ネフェニー「え、あの……な、何なの……かな……?」

アイク「お前の知り合いの子たちがネフェニーを囲んでいたが、何かあったのか?」
エフラム「いや、俺にもさっぱり……」
64助けて!名無しさん!:2011/02/27(日) 20:34:20.96 ID:QeaZET/O
>>63

ネフェニー「え、エフラムさん……あの子たち、なんなんじゃ……? あたし、いきなり囲まれて……」
エフラム「きっとネフェニーと仲良くなりたかったんだろう。あいつらに悪気はないだろうから許してやってくれ」
ネフェニー「そ、それはいいんじゃけど……、あたし、やっぱりまだ都会の人と話すの苦手なんよ。敬語は慣れんし……」
エフラム「俺とは普通に話せているじゃないか」
ネフェニー「それは、その、エフラムさんが相手じゃから……。まだ、他の人とは難しい、よ……」


リーフ「……エフラム兄さんが普通の女の人と会話している……だと……!?」
マルス「こりゃ紋章町は明日にでも滅亡かもしれないね」
ミカヤ「縁起の悪い事言わないの! それよりもこの好機を逃すわけにはいかないわよ!」
65助けて!名無しさん!:2011/02/27(日) 20:43:49.38 ID:XZGMafuU
ターナ「納得いかないわ!私をロリコン仲間に引き込んでおいて今更ロリコンを止めるというの!?私の立場はどーなる!」
エフラム「ちょっとまて何を言ってるんだお前は?」
サラ(引き込んだのは私だけどね)
66助けて!名無しさん!:2011/02/27(日) 21:33:03.57 ID:e1BR6bSB
逆に考えるんだ、ストライクゾーンの下限が上がったのではなく、上限が上がっただけだと考えるんだ
67助けて!名無しさん!:2011/02/27(日) 21:49:27.11 ID:QeaZET/O
ミカヤ「ますますもってエフラムに救いの光が見えてきたわね!」
エリウッド「エフラム……僕は信じていたよ、君がきっといつか真人間になれると」
ヘクトル「いや待て待て、ストライクゾーンが広がっただけでロリコンな事に変わりはないだろ」
マルス「いや、それでも十分に大きな一歩だと思いますね」
リーフ「よく考えたらエフラム兄さんとおねいさん談義を交わせる可能性が出てきたってことか……!」
68助けて!名無しさん!:2011/02/27(日) 23:58:06.15 ID:8/Okyz+5
何気にエフラムは別大陸キャラとの絡みが多いなw

サラ  「兄様……私とは遊びだったの?」
エフラム「お、おい、誤解されるようなことを言うな」
サラ  「もう無茶言わないし、言うこと聞くから……兄様に捨てられたら私……あの緑のお姉さんが怖くて……」
エフラム「わかったから落ち着けって、と言うかお前わざと誤解されるように言ってないか!?」

ミカヤ 「エフラム……あなたが子供と痴話喧嘩してたって噂になってるんだけど」
エフラム「……そういう扱いにも慣れてきました」
69助けて!名無しさん!:2011/02/28(月) 00:02:02.60 ID:tnwTpak5
別大陸絡み三羽烏

エフラム×サラ アルム×ジャンヌ ヘクトル×ビラク

他にもいろいろあるけど本来無いキャラの絡みが見れるのが面白い
70助けて!名無しさん!:2011/02/28(月) 00:13:36.19 ID:uqUfAevv
そんな餌に以下略
71助けて!名無しさん!:2011/02/28(月) 00:51:55.98 ID:tkBNbrsw
ネフェニーは純朴そうだからロリコンと聞いてもよくわからなさそうだな 
72助けて!名無しさん!:2011/02/28(月) 02:09:03.72 ID:gIx7xuk3
ステータスやスキルではエフラムよりネフェニーの方が全然つよいけどねw
逆に教わる側じゃない?

エフラム「槍の二大奥義『月光』『撃破』。これらを極めたものがいるとは……
     頼む!弟子にしてくれ!」

ネフェニー「そ、そんなこと言われても困るんじゃが……」
73助けて!名無しさん!:2011/02/28(月) 13:12:35.41 ID:g+LGisO+
エフラムの奥義ならもうあったじゃないかw

サラ「奥義なら兄様も持ってるじゃない、ほらアレ」
エフラム「…何かあったか?」
サラ「あるじゃない。ほら、いつものやってよ…その…撫でるやつ」
エフラム「あれか?まあいいが、頭を撫でられるのがそんなにいいか?ほら…」
サラ「まあ…私は兄様になでなでされるのは別に嫌じゃないけど…。ん…あと、あんまりむやみにこれ使わないでよ。
   兄様の奥義『愛撫』は安売りすると大変なんだから」
エフラム「奥義ってこんなのでいいのか?よくわからないな…」
74小ネタ:2011/02/28(月) 15:16:28.52 ID:tkBNbrsw
「よし、今日はこんなところにしておくか」
 愛槍レギンレイヴを宙で振り切りながら、エフラムは目の前で座り込む愛弟子アメリアに向かって口を開いた。
 ぺたりと地に座り込むアメリアは、エフラムとの修練で幾度も地に伏せたため、鎧、顔、髪に至る全身ほぼ全てを土で汚している。
 エフラムの修練終了の宣言にほっ、と短く安堵したよう息を吐いた彼女は、すぐさま立ち上がりエフラムに一礼した。
「師匠、今日もありがとうございました!」
「まあ、これも俺の楽しみの一つだからな」
 威勢のいい声を出すアメリアに、エフラムは優しげな笑みを浮かべながら言葉を返した。
 毎日のように彼女と手合わせをしているエフラムだが、その度に彼女が成長しているのをその身で実感できるのだ。
 後輩の実力が伸びていくのを見守ることが出来る。エフラムにとって、まさしくアメリアとの修練は生き甲斐の一つなのである。
 全身を汚しているアメリアに土を落とすよう言いつつ手ぬぐいを差し出し――何故かアメリアはじっと手元のそれを見つめていた――エフラムはすぐ側に置かれている自分の荷物を手に取った。
 修練の後、得物の手入れをしっかり行うのは武芸を志すものとしては基本中の基本。胡座を掻き腰を下ろしたエフラムはすぐさま槍の解体、手入れを開始した。
 簡単に土を落としたアメリアも隣に座し、師弟共にただ黙々と槍の手入れに勤しむ。
 傍から見ると一種異様な光景が広がっているが、ここは天下の紋章町。変人ばかりが集まる街においてはごく一般的だ。
 やがてエフラムが慣れた手つきで、アメリアが若干手こずりながらも愛槍を元の形状に戻した時、二人の前に一つの人影が現われた。
「やっと見つけたんよ……」
 少し疲れている声が、頭上から降ってくる。長く美しい碧の髪と、顔を覆う大きな兜を放さない姿が印象的な人物がそこにはいた。
「ネフェニー」
「ネフェニーさん……」
 同じ槍使いとして馴染みの深い少女の名を、二人がほぼ同時に言い放つ。
「疲れた声を出して、どうした?」
 エフラムの労るような声に対し、ネフェニーは答えとして一つの紙切れを突きだした。
 薄い長方形の紙は、何らかのチケットであると見受けられる。首を傾げるエフラムの代わりに、アメリアがネフェニーに問いかけた。
「ね、ネフェニーさん……もしかしてこれ、『世界の名槍展』の先行公開チケットじゃ……」
「そ、そうなんよ。商店街の福引きで当たって……、同じ槍仲間のエフラムさんとアメリアちゃんも誘おうと思ったんじゃ」
「な、なんだと……! 『世界の名槍展』だと!」
 二人の会話を耳にしたエフラムが突如立ち上がり吠えるように叫んだ。
 その瞳は夜空に輝く星が如くきらめいている。まるで、新しいおもちゃを買ってもらった子供のように。
「『世界の名槍展』と言えば、紋章町に存在するありとあらゆる槍を展示した槍マニア垂涎の特設展示会と聞く……。聞いた話ではグラディウスを始め古今東西の名槍が一堂に会しているとか……!」
「これは、行かないわけにはいかんじゃろ? 明日がちょうど先行公開の日らしゅうて……、二人とも、一緒に行かん?」
 エフラムと同じく、兜の下で瞳を輝かせながらネフェニーが言う。人見知りの彼女だが、槍が絡めば話は別なのだ。
「い、いいんですか!?」
「いいのかネフェニー!」
「うん、これ一枚で四名様まで大丈夫って。……ね、いろいろ見れるチャンスじゃよ」
「ネフェニー……恩に着る! 本当にありがたい!」
「私からも、ありがとうございます、ネフェニーさん!」
「え、ええよ、気にしないで……」
75助けて!名無しさん!:2011/02/28(月) 15:20:47.59 ID:tkBNbrsw
上の書き込みを見るにつれエフラムアメリアネフェニーはきっと槍マニア仲間だろうという電波を受け取ったので小ネタ
ちなみに当日になってサラ様が参加するはず(一枚で四名様まで大丈夫だし)

ミルラ「……」
76助けて!名無しさん!:2011/02/28(月) 15:33:55.53 ID:+MoQFPAv
ま、前にミルラも槍を習っているお話があったはずだ、だからその竜石はしまうんだw

真面目な話、ミルラも槍習えばいいんじゃないかwロリで義妹で弟子属性とか最強だしw
77助けて!名無しさん!:2011/02/28(月) 17:49:45.03 ID:8Nd2HS/1
FETVの作者さん…本当に乙でした…

あなたにネタを弄ってもらうのは本当に楽しかった
ありがとう…
78助けて!名無しさん!:2011/02/28(月) 18:05:00.07 ID:tkBNbrsw
なんと……。
FETVの作者さん本当にお疲れ様でした!
79助けて!名無しさん!:2011/02/28(月) 23:46:14.96 ID:XHsOdY20
>>76
どこまで属性を足す気だw
そこまでするならサラも足してミルラアメリアサラでトライアングルアタックでもさせろw
80助けて!名無しさん!:2011/03/01(火) 12:46:38.48 ID:FeCu0UVU
槍使いの集まりなら、女性だと下はシャニーあたりから、上はシグルーンとかまでいる可能性があるのか…ゴクリ
81助けて!名無しさん!:2011/03/01(火) 13:12:26.74 ID:u/hh6Saw
>>80
その面子だとペガサス祭りな気がするww
槍使いというとダラハウとかフィンとかもいるな。
それぞれの得意武器でコミュニティがあるんだろうかww
82助けて!名無しさん!:2011/03/01(火) 13:21:10.28 ID:hpUhv7os
>>80
お前……下はともかく上の人に殺されるぞ……
ああそうか、恐怖心から唾を飲み込んだのか、納得したぜ
83助けて!名無しさん!:2011/03/01(火) 13:39:20.36 ID:Q5T8ycTM
シグルーンは若さ溢れる二十代だよ!本当だよ!

http://www.nintendo.co.jp/fe/akatsuki_bk/post/answer03.html
84助けて!名無しさん!:2011/03/01(火) 15:22:20.33 ID:u/hh6Saw
ぎりぎりww
85助けて!名無しさん!:2011/03/01(火) 17:51:53.92 ID:nhf7sx8b
しかし公式にも秘密扱いされるミカヤの年齢って一体・・・

ん?外から何かガチャガチャ重苦しい音がきk
86助けて!名無しさん!:2011/03/01(火) 20:37:19.44 ID:7dI5g4HS
FETVの作者さんお疲れ様でした!
やっぱり誰かにネタいじって貰うのって嬉しいよな

FETVについては議論掲示板かな?
87助けて!名無しさん!:2011/03/01(火) 23:54:54.88 ID:OR7DHQG7
>>79
サラ「トライアングルアタックって、基本的には兄弟とか同じ武器とかでやるのよね。私たちにもできると思う?」
ミルラ「さあ……練習次第じゃないですか?」
サラ「そういえば、トライアングルアタックで思いだしたんだけど。前から気になってたことがあるんだけど聞いていい?」
ミルラ「……?」
サラ「さっきも言ったけど、トライアングルアタックって兄弟で使う人がいるじゃない?ミルラとチキとファでやってみたら
    凄い技になると思うんだけど、やってみたこととかある?」
ミルラ「実は……前にチキとファが『かっこいいからやってみたい!』って言いだして、それでちょっと練習してみようかって
     いうことになったときがあるんですけど」
サラ「うん」
ミルラ「それを聞いてたユリアお姉ちゃんが『絶対にやっては駄目、周りに被害が出てからでは遅いでしょう?』って……」
サラ「……まあ妥当よね、単独でも戦略兵器級なのにそれが三倍ってなるとね」
ミルラ「……でも少しはやってみたかった気もしますけど」
サラ「やっぱり少しは興味ある?まあ自分の好きなように力を解放するのは楽しいからね。
    友達になる前だったら私が標的になってたかもとか?」
ミルラ「…………そんなこと無いですよ」
サラ「……今、変な間があった気がするんだけど」
88助けて!名無しさん!:2011/03/02(水) 00:13:24.33 ID:K3ELZiYr
ヘザー「私の本命(ネフェニー)にフラグを立てるとはいい度胸ね・・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・
エフラム「な、なんだ、この威圧は・・・!?(まるでラナオウを前にしているようだ!)」
ヘザー「死ぬがよい」 スキル『滅殺』
エフラム「密偵が滅殺だと!!ぐっ・・・!ミルラ、サラ、アメリア、エイリーク、セリスすまん・・・」
ヘザー「男ってほんと馬鹿ね・・・」



サザ「」←瞬殺(笑)
ミカヤ「逆に考えるのよ、専用スキルになったと」


エフラムは後でエリウッドの胃を犠牲にバルキリー(5万G)で復活しました。
89助けて!名無しさん!:2011/03/02(水) 01:41:15.09 ID:X1RXpaHH
マルス「本命を奪われたヘザーさんにはうちのリン姉さんがオススメですよ」
90助けて!名無しさん!:2011/03/02(水) 12:40:34.36 ID:YZwmUFjv
>>87
ミルラチキファのトライアングルアタックとか食らった相手が死を通り越して消滅するだろw
91助けて!名無しさん!:2011/03/02(水) 17:33:49.26 ID:X1RXpaHH
エリウッド「行こう、ヘクトル、リンディス! トライアングルアタック!」
ヘクトル「これで決めるぜ! トライアングルアターーーック!」
リン「ヘクトル、遅れないでついてきなさいよ! トライアングルアターーック!」


ロイ「あの三人は何をやってるの?」
リーフ「ロードトリオでトライアングルアタックの練習だって」
92助けて!名無しさん!:2011/03/02(水) 19:54:43.60 ID:YBejXhW1
アイク「俺は…そうだな、しっこくや親父とやるか」
ミカヤ「三隊のリーダー繋がりで私と鷹王様とかでもいいかもね」
マルス「やめて!」
93助けて!名無しさん!:2011/03/02(水) 20:32:22.51 ID:l1k5e34N
他の兄弟ができそうなトライアングルアタックを想像してみた

シグルド…キュアン&エルト、ディアドラ&アルヴィス、エーディン&ラケシス(?)
セリス…ユリア&ラナorユリウス&ユリア
エリンシア…ジョフレ&ジョフレの姉さん(名前覚えてない…)
ミカヤ…しっこく&サザ
ロイ…リリーナ&ソフィーヤ、スー&シャニー(ララムは戦えないから無理)
エイリーク…ターナ&ラーチェル
リーフ…ナンナ&ティニー、ミランダ&サラ
烈火の3人は主人公トリオで
アルム…ジャンヌ&シルク(?)
セリカ…出来るかな…?
マルス…シーダ&マリク

エフラムは難しいな…
94助けて!名無しさん!:2011/03/02(水) 20:49:08.92 ID:X1RXpaHH
シグルド・キュアン・エルトシャンの士官学校同期トリオはありそうだなww

あと、主人公じゃないけどレイヴァン・ルセア・プリシラのコンウォルトライアングルアタックはきっと出来る
95助けて!名無しさん!:2011/03/02(水) 20:52:29.07 ID:X1RXpaHH
連レスだけど

エフラムはチキファミルラのロリクートアタックを遠巻きに眺めているか、
レンバールを落とした時みたいにカイルとフォルデを連れてトライアングルアタックかな(オルソンは留守番)
96助けて!名無しさん!:2011/03/02(水) 22:33:29.42 ID:tao2js+F
アメリア「師匠!トライアングルアタックなら私とネフェニーさんでやりましょう!ちょうど全員槍使いですし!」
サラ「それより、私とミルラとチキ、ファから二人でやってみない?お兄ちゃん大好きロリ妹繋がりってことで」
アメリア「ええー…なんかちょっと無理矢理な気もするけど」
サラ「そう?じゃあ私とネフェニーで他作品フラグ繋がりってのは?ちょっとメタかもだけど」
アメリア「いや、なんかもうわかんなくなってるよ……。ていうか自分が入ってれば何でもいいんでしょ!?」
サラ「あ、気付いた?他にもこんなのがあるんだけど……」

エフラム「……お前たち、俺で遊ぶのは止めろ」
97助けて!名無しさん!:2011/03/02(水) 23:59:41.10 ID:AeiAOZya
エフラム「お前よくそんな次から次にいろんなことを思いつくな……。本当に何でなんだ」
サラ  「だって兄様と一緒にいると楽しいから……もう、言わせないで恥ずかしい」
エフラム「そ、そうか……何か引っ掛かる気もするが」
サラ  「んーじゃあどうすれば信じてくれる? 何でも言うこと聞くとかしてあげてもいいよ」
エフラム「いや、いい……。それは流石に後が怖すぎる」
サラ  「……ちぇ、おしい」
エフラム「お前……」
98助けて!名無しさん!:2011/03/03(木) 04:13:38.35 ID:SDR7raE/
FETVの作者さん、今まで多くの楽しさをくれて本当にありがとう
お疲れ様でした

時々は本スレにネタを書いてくれると嬉しいかな
あなたの書くキャラのノリは本当に大好きです!

しかしやっぱり時期的にみんな忙しくなるかな…
自分もちょっと更新のペース落とすかも…

前スレ>>417-419の続き投下します
99幼女の旗の下に:2011/03/03(木) 04:14:23.95 ID:SDR7raE/
340

3 自ら戦う                …会長…すでに私達は道を違えたのです……

プリシラ 「貴女達はここで放送の準備を続けなさい。会長は私が撃退します」
AKJ隊員S「プリシラ様!?危険ではありませんか?」
AKJ隊員O「そうです。我々の偉大な指導者である貴女様がやられれば革命はどうなりますかっ!
       どうかここは我々にお任せください!」
プリシラ 「貴女方が100人かかっても勝てる相手ではないわ。それよりもここを任せます」
AKJ隊員I「しかし……」
プリシラ 「……私は指導者、私は革命家、私の言葉は兄妹愛革命そのものなのですよ?
      貴女達は兄妹愛にすべてをささげたのではないのですか?」
AKJ隊員S「差し出口を叩きました。お許しください。私たちはここを死守します。勝利を信じております」
プリシラ 「よろしい。すぐに戻ります」

かつて仰いだ会長を討つためにプリシラはロビーへと向かった。
もはや狂信の域まで達した兄妹愛への道を阻む者は誰であろうと討ち果たすのみ……

スタジオを後にして一段一段階段を降りていく。
ラケシスはIFロビーの中央に陣取っていた。

プリシラ 「しばらくですね会長。いえ元会長というべきでしょうか?」
ラケシス 「フン…飼い犬に手を噛まれるとはまさにこのことね。気分が悪いわ」
プリシラ 「ふふ……何をしにきたかは問いません。それよりも紋章町の歴史に偉大な一ページが刻まれる姿をとくとご覧になってはいかがですか?」
ラケシス 「貴女の手で?」
プリシラ 「そうです。私が兄妹の新たな時代を作るのです。私こそが時代に選ばれた指導者と確信します。貴女と違って」
ラケシス 「その思い上がりの結末がこの暴挙? プリシラ、このままでは誰も兄妹愛を支持しなくなるわ。
      今からでも遅くないから降伏なさい。今なら私が可能な限り政府に取り成しをします」
プリシラ 「何を馬鹿な…我々の決起を知れば兄への愛を今まで胸のうちに秘めて隠してきた妹たちも立ち上がります。
      勝利はもう目前にあるのです…会長…いえラケシス! 貴女ごとき弱腰なやり方では何も得る事はできなかった。
      それをこの私が証明して差し上げます」
ラケシス 「話しても無駄のようね…」

会長の唇から歯軋りの音が響く。
共に同志として歩んできた者と道を違える事は耐え難い苦しみだ…
それを断ち切るかのごとくラケシスは挑発的な言葉を口にした。

ラケシス 「いいわ。飼い主に噛み付くような躾けの悪い犬には厳しいお仕置きをしてあげる。
      どこからでもかかってきなさい!」
プリシラ 「戯言を!!!」

共に兄を愛し、兄と結ばれる世の中を願いながらやり方の違いから二人の淑女は激突した。
自身の正義と理想のために死力を尽くして。

ラケシス 「食らいなさい!!!」

渾身の魔力をこめたボルガノンが火を噴きFETV1Fロビーより溶岩が噴出す。

プリシラ 「冗談ではありません!」

身軽に飛びのいて破壊魔法を避けたプリシラは階段の踊り場まで駆け上って距離をとった。
すかさずスリープの詠唱を始める。
たちまちラケシスに眠気が襲い掛かった。
ラケシス 「相変わらずせせこましい戦いかたね…っ」
咄嗟に聖水を振り掛けてスリープにかかることを防いだ。
プリシラ 「チッ…」

二人の戦いは始まったばかりだ。
100幼女の旗の下に:2011/03/03(木) 04:15:24.77 ID:SDR7raE/
341

プリシラと入れ替わりにスタジオに突っ込んだのはエフラム達である。
策も何も無い正面からの突入だった。
強引に扉を蹴破る。

セーラ  「うわっちゃぁ……考えなしねもう…」
エフラム 「一刻も早くこの暴挙を止めねばならんから…ムッ!?」

当然のことながらそこにはプリシラの姿は無かった。
殺気だったAKJの兵隊数十人が武器を構える。

エフラム 「…プリシラはどこだ?」
AKJ隊員W「答えると思って? 兄妹愛を邪魔する外道ども!ここで死にくされ!!!」
ユアン  「…別に邪魔したくてきたんじゃないのに…どうしてこうなった」
ドロシー 「もう覚悟を決めてくださいよ!」
イリオス 「あーぁ…早く平和になんねぇかな…ヘボ社長め、ボーナスは給料の半年分を請求してやる!!!」

5対約50、無謀極まりないが…今更後には引けない。

エフラム 「……25…いや30人までは俺に任せろ…っ」
イリオス 「頼むぜ俺の太陽スキル!お前が上手く発動してりゃ死ぬこたねぇんだ!」
ドロシー 「セーラさん回復はよろしくです!」
セーラ  「へいへい、ま、なんとか気張りましょ。ちゃんと守ってよね!」
ユアン  「ひぇぇ…ついてないなぁ…」

剣を槍を斧を振るって襲い掛かるAKJをジークムントで叩き伏せる。
なおも可能な限り手加減するのは紋章町の兄たちのためだ。

エフラム 「くっ…他人の妹とはいえ、妹に槍を向けるのは精神的にキツいな…」
セーラ  「ちょっとアンタ!? こんな時に何言ってるのよシスターコンプレックス略してシスコン、ロリコン足してロスコン!」
エフラム 「足すな!!! それは誤解だと何度言えばいいんだ!!!」
イリオス 「黙って戦えやバーロー!」

AKJの放った矢を浴びたイリオスが反撃のトロンで敵を打ち倒した。
エフラム 「貴様!妹に本気で攻撃するとは何事だ!」
イリオス 「お前どっちの味方なんだ!?」
エフラム 「妹と幼女の味方だ!…くっ…くそ…プリシラめ…こんなに苦しい戦いは生まれて始めてだ!!!」
ドロシー 「ああもう…前ちゃんと塞いでてくださいよ!タスケテヒーニアスな事態はごめんです!」
ユアン  「僕…この戦いが終わったら結婚するんだ…」
セーラ  「冗談でもそういう台詞はやめろや!?」

スタジオの入り口にエフラムとイリオスが並んで陣取り、その背後からドロシーとユアンが支援する。
最後尾はセーラだ。

スタジオの狭い入り口に並ばれたため、AKJも一度に多人数では掛かれずに攻めあぐねた。
すでに数人のメンバーが倒されている。

AKJ隊員O「く……みんな!プリシラ様がお戻りになるまでここを死守するのよ!」

なおもAKJの士気は高い。
101幼女の旗の下に:2011/03/03(木) 04:16:18.33 ID:SDR7raE/
342

複数の事変が並行して起こる中、テリウス方面軍のジョフレ将軍はロンブローゾ司令官の命を受けて兵団を移動させていた。
部隊はセリノスの森を出て指定された集結地点を目指し移動中だ。
馬上のジョフレは急な命令に首をかしげている。

ジョフレ 「ケビン、もう一度さっきの電報を読み上げてくれ」
ケビン  「はっ! セリノス演習場の訓練部隊を至急市街地郊外西地区へ移動させよ、当地でテリウス方面軍主力と合同すべし!ロンブローゾ大将」
ジョフレ 「確認したんだな?」
ケビン  「はい、間違いなく方面軍からの通信です。照会もしたのですが詳細は現地で…としか…」
ジョフレ 「命令なら仕方ないが…まったくなんだというんだ…」

辺境勤務のジョフレ達は首都でクーデターが起こった事など知る由も無い。
すでに軍はタウロニオが虜囚となり指揮系統を失って混乱状態であった。

ロンブローゾの命令もルカンの命令に従ってのことだ。
第一党の党首とはいえ軍人でも大統領でもないルカンにはロンブローゾに命令する権利は無いのだが…
指揮の混乱に乗じた越権行為であり、同時に政治家と軍人の癒着でもある。
もっとも強引にでも事態の幕引きを図ってしまえば後はどうとでもなる。

ルカンは子飼いのロンブローゾの軍団を使ってクーデター鎮圧を目論んでおり、
そのロンブローゾはと言うと、自分の子飼いの直属部隊の損害を避けるためジョフレを先鋒に使うつもりでいた。
そのような事は露知らずジョフレ達は前進を続ける。


…FETV1Fロビーは激闘の余波ですでに瓦礫の山と化していた。
圧倒的な戦闘力を発揮してプリシラを追い回すラケシスだが、プリシラも驚異的な回避力をもって致命傷を許さない。
時折小ざかしくも反撃の魔法を放ってくる。

ラケシス 「往生際が悪いわよプリシラ!」
プリシラ 「貴女こそいい加減に諦めたらどうです!」

ラケシス (この事件はなんとしてもAKJの手で解決しないと…私たちはすべての支持を失う…他の奴の手でプリシラを倒させるわけにいかないのよ!)

このまま時間が過ぎれば他の勢力も体勢を立て直してくる。
最悪の場合、元老党がAKJを非合法化するかも知れない。
穏健派が事件を解決して一部の強硬派の責を問う事でどうにか済ませねばならないのだ。
ラケシスは会長としてもかつても同志としてもプリシラを自分の手で倒さねばならなかった。

ラケシス (しかし…さすがに粘る…プリシラは間違いなく聖水の効果切れを狙ってる…このまま時間をかけていられないわ!)

速攻で勝負を決めるべくラケシスは武器を選びなおした…

続く

1 大地の剣を使う  兄様からの愛の篭った贈り物こそが決着をつけるに相応しい武器よ!
2 勇者の槍を使う  フィンから取り上げた物だけど…使ってみる?
3 手斧を使う    キンボイスを倒したら落としたわ…これでいいかしら?
4 ボルガノンを使う 聖戦の魔法では一番迫力があると思うのよこれ。

102の方に選択お願いします
102助けて!名無しさん!:2011/03/03(木) 06:14:30.90 ID:x2dkNvCK
2でお願いしますw取り上げたにフイタww

しかしエフラム優しいなw手加減して戦うのは1番きついのにw
103助けて!名無しさん!:2011/03/03(木) 10:25:49.09 ID:U2RuSA23
取り上げんなwwwww
さすがのフィンも「いいですとも!」とは言えないだろうなぁwwww

いつもGJ
104助けて!名無しさん!:2011/03/03(木) 18:29:51.15 ID:qT88yMgo
投下乙です! エフラムとFETVのみんな頑張ってるなー。
あとラケシス、あんた取り上げたのかww

最近クリスを見ない気がするので小ネタ

カタリナ「あの……クリス?」
クリス「どうした、カタリナ」
カタリナ「クリスは『妹』と『ロリっ娘』、どっちが好きですか?」
クリス「……? なにか悪いものでも食べたのか?」
カタリナ「クリスが望むなら私、妹にもなります。ロリっ娘は少し厳しいかもしれませんが……」
クリス「いや、その前に……どうしてそんなことを言うんだ?」
カタリナ「クリスは兄弟家のみなさんと親戚の関係にあるんですよね」
クリス「ああ。マルス様をお守りすることこそが――」
カタリナ「……それはいいのですが、クリスは修行も大好きですよね」
クリス「もちろんだ。自分の実力が上がっていくのを実感できる喜びは筆舌に尽くしがたい」
カタリナ「とすると、クリスは兄弟家のエフラムさんによく似ているのではないかという結論に至ったんです」
クリス「はあ……」
カタリナ「エフラムさんはシスコンでロリコンです。クリスも実はそんなケがあったり……」
クリス「ないない。それに、妹じゃなくても、小さくなくても、カタリナは十分に魅力的だ」
カタリナ「ぇ、ぅ……クリス……。……嬉しいです……」

エフラム「……なんだか誰かに陰口をたたかれている気がするな。ヒーニアスめ……あとでレギンレイヴでどついてやるか」
105助けて!名無しさん!:2011/03/03(木) 22:59:37.41 ID:vlwSypnS
サラ「確かに修行好きで戦い第一と兄様とクリスは似ていると言える部分もあるけど、決定的に違う部分があるの」
カタリナ「え?な、何でしょう?」
サラ「兄様の近くにいるのは、小さい子だったり妹だったりするけど。クリスの周りにはあなたや双子の妹とかマリス、アテナといった
    ……まあ、恵まれたというか何というか、要するに胸の大きい人ばっかりでしょ?」
カタリナ「……つまり?」
サラ「まあ簡単に言うと、兄様はロリでシス。クリスは巨乳好きという可能性が高いと言えるんじゃないかと」
カタリナ「そ、そうだったんだ……!」

クリス「俺は何も言っていないんだが……」
エフラム「まあ……慣れろ。でないと辛いぞ」
106助けて!名無しさん!:2011/03/03(木) 23:42:43.54 ID:qT88yMgo
カタリナ「……巨乳……巨乳ですか……」
カタリナ「……私は、クリスを満足させられるくらいはあるんでしょうか……」
カタリナ「もしなかったら……」

クリス『すまんカタリナ、俺はアテナ殿並みの胸を持つ方でなければ愛せない』

カタリナ「い、いやああっ!」
カタリナ「そんなことになったらどうしたら良いんですか私っ!?」
カタリナ「い、いっそトロンで紋章町中の巨乳を焼き尽くしてしまうのも視野に入れなければなりませんね……」
カタリナ「ローローたちを総動員して……クライネには錬成ロングボウを持たせて……」
カタリナ「うぅぅ、やることが多すぎます……」
エイリーク「あら……カタリナ殿?」
カタリナ「ふぇっ? あ、え、エイリークさん……。お久しぶりです。奇遇ですね」
エイリーク「ええ、本当に。最近家に遊びに来て下さらないのでどうしたのか心配していたんですよ。カタリナ殿の戦術論は勉強になりますし」
カタリナ「あ、ありがとうございます。……あ、そうだ、その……」
エイリーク「はい?」
カタリナ「あの、女性同士として聞かせて欲しいんですけど……私って、その、胸……ありますか……? いえ、あの、クリスを喜ば――」
エイリーク「……胸? カタリナ殿、まさかご自身のその双丘に自信がないとでも……?」
カタリナ「あ、はい……その、クリスはもしかすると巨乳好き……って、エイリークさん、どうしてレイピアを構えていらっしゃるんですか?」
エイリーク「問答無用! カタリナ殿、覚悟!」
カタリナ「ッ! ローロー、来て下さい! 敵です!」
ローロー「あいあい、呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん」
エイリーク「その胸で何が不満かああああっ!」
ローロー「お前、オレとやろぐぼぉぁっ」
カタリナ「いかづちよ! いかづちよ! 我が叫びを聞け、いかづちよ! 喰らえ、電撃魔法トロン!」
エイリーク「その胸、貫いて萎ませてさしあげますっ!」
107助けて!名無しさん!:2011/03/03(木) 23:51:17.62 ID:82MdcCcm
ダメだこいつら、早くなんとか(ry
もう何処から突っ込めばいいんだこれはw
108よろず屋『暗殺組織』:2011/03/04(金) 00:52:12.24 ID:enJAgKQp
ローロー「ウキキ、アイネ、配達終わった」
ローロー「オレたち、役に立ってるな」
ローロー「ありがとうって言われた。ウキキ」
カタリナ「お疲れ様です、ローローたち。みんなゆっくり休んで下さいね」
クライネ「ちょっとアイネ、家電の修理なんて私にはできないわよお?」
カタリナ「あ、そこはちゃんとグローメル電気店で修行を積んだローローがやってくれます」
クライネ「あっそ。で? あたしは何をすればいいわけ?」
カタリナ「はい、もうすぐクリスがやってきますから店の外で待っていてください」
クライネ「……面倒くさいわねえ」

クリス「……ふう。到着まで五時間かかった……ぼちぼちだな」
クライネ「あら、本当に来てるわ。アイネの奴、流石あんたが絡むと正確なのねえ」
クリス「む……クライネか。カタリナに、君たちが真っ当な仕事をしている様を是非見てくれと言われてここに呼ばれたのだが……」
クライネ「その通りよ。昔はあんたの大事な大事なマルス様を狙ってたこともあったけど、今は人手の多さを利用して便利屋をやってるのよねえ」
クリス「なるほど……、君の顔も以前よりも生き生きしているな。良いことだ」
クライネ「馬鹿なことを。さ、グズグズしてないで早くついてきなさい。アイネがお待ちかねだからねえ」
クリス「よろしく頼む」

クライネ「連れてきたわよ」
カタリナ「いらっしゃい、クリス!」
クリス「カタリナ、すまないな。折角呼ばれたのに遅れてしまって」
カタリナ「いえ……、全部予想済みですから。ふふ、クリスのことなら何だってわかっている自信があります」
クリス「そ、そうか」
ローロー「あいあい、お客さんはここに座るといい」
ローロー「エレミヤ様が選んでくれたお茶、入れるぞー」
ローロー「ウキキ、エリンシアの元でお茶入れの作法を習ったオレはどこだ?」
クライネ「続々沸いてこないでさっさとしなさいよ馬鹿。それぞれ仕事があるでしょう?」
ローロー「ウキキ、クライネ何だかんだ言って仕事してない」
ローロー「あり? こういうの、ズルって言うんじゃなかったっけ?」
ローロー「クライネはズルいなー」
クライネ「全員、錬成銀の弓ぶち込まれたいのかしらあ?」
クリス「ははは、みんな元気そうで何よりだな」
カタリナ「はい、それは勿論! おかげさまでみんな真っ当に仕事をしています。でも、お客の数は少ないんですよね」
クリス「そうか……知名度が低いのかもしれないな。数は少ないが俺も知り合いに紹介してみよう」
カタリナ「本当ですか? クリス……ありがとうございます……」
クライネ「やれやれ、どこまでもお人好しねえ」
クリス「改心した君たちの役に立てるのなら、俺はいくらでもサポートするつもりだ」
クライネ「……あっ、そ。ま、勝手にするといいわあ」
カタリナ「……クライネ、ちょっといいですか?」


カタリナ「わかっているとは思いますが、クリスに変な気を起こしたら私の錬成ボルガノンが飛んでくるものと思って下さい」
クライネ「心配いらないわあ。間違ってもあの男に惚れたりなんてしないもの」
カタリナ「……それはそれで何だか腹立たしいです。クリスに魅力がないって言うんですか」
クライネ「アイネ、あんた無茶を言うわねえ……」
109助けて!名無しさん!:2011/03/04(金) 13:33:03.29 ID:bMW+CCEK
相変わらずカタリナの愛が重い
ヤンデレのカタリナに死ぬほど愛されて眠れないクリスとか考えたぞw
110助けて!名無しさん!:2011/03/04(金) 13:47:28.84 ID:AjUUZFkg
クリスと共通の話題で盛り上がれそうなのは誰かとか考えると
やっぱりマリスとかアテナとかクリス♀とか修行とか戦いの技術に優れる人物かなあ
となるとやっぱり巨乳になってしまう不思議
111助けて!名無しさん!:2011/03/04(金) 14:06:31.15 ID:dpAjxrTG
流れを切ってすまないが投下

この話を読む前に>>9の注意書きを確認してください
苦手は人はスルーよろしく

>>10-13の続きです
112侍エムブレム戦国伝 生誕編 エフラムの章 友:2011/03/04(金) 14:07:14.29 ID:dpAjxrTG
「何が一番強いかと問われれば儂は槍と答える。刀は近くの者しか斬れず、斧は重きに過ぎる。
 弓は近づかれれば何も出来ぬ。妖術にいたってはそもそも才ある一握りの者しか使えぬ。
 もっとも優れた兵は槍に優れた兵じゃ。心して突き出せい!」

門弟達の威勢のよい声が響き渡る。
彼らは槍を構え…一心不乱に眼前の案山子を突き刺す。
ザクザクと音が響き渡った。
ここは都にほど近いグラドの国の城下町。大勢の門人を抱えるデュッセルの道場である。
デュッセルは自らの名を冠したデュッセル流槍術の開祖であり、その技を学ぼうという者は後を絶たなかった。
グラドに仕える侍はもちろん、仕官を目指す浪人者も彼の槍を学んで諸大名からの誘いを受けようと修行に余念がない。
弟子達の修行ぶりを見つめながらデュッセルはまっすぐに突き出される槍の穂先を見つめていた。
一を教えて十を知る…という弟子は中々いないが自分を超えるような弟子を育てられぬようでは師としては三流だとデュッセルは思っている。
もっともそう簡単に超えさせるつもりはもちろん無いのだが……
どれ、自分自身の稽古も兼ねて型でも見せてやろうかと槍を取って立ち上がると―――――
道場の扉が開かれた。

「御免!デュッセル殿はおられるか!」
そこに立っていたのは齢十二ほどの少年だった。
あまり綺麗な身なりではないが腰に小太刀を差しているのを見ると野武士の子だろうか。

「儂がデュッセルじゃが…何用じゃ童?」
少年はデュッセルを見据えてはっきりと声を出した。
「教えを請いたい。ここいらではあんたが一番強いと聞いた。俺に槍を教えてくれ!」
その言葉に門弟たちが色めき立つ。
「おい小僧、人に教えを請うのにその口の利き方はなんぞ。デュッセル先生に無礼であろう。
 礼法も知らぬ野良犬はとっとと出て失せい!」
確かに武士…それも遥かに年長の者に対する礼儀はなっていない…だが…デュッセルは少年の言葉にまっすぐな物を感じ取った。
どこまでもまっすぐに突き出された一本の槍のような物がその言葉には宿っていた。
「まずは名乗れ童」
「俺はエフラム、流れ者の野武士だ」
「そなたのように幼い身空で流れ者とはよほどの事があろう。奥に上がれ話を聞こう」
弟子たちには引き続き稽古をするよう申し付けるとデュッセルはエフラムを伴って奥の部屋へと移る事にした。
じっくりと話を聞いてみたくなったのだ―――


少年エフラムはよくは覚えておらぬが都の生まれらしい。
物心ついた時にはとある野武士に育てられていた。
だがその者も食っていけなくなってエフラムを置いて姿をくらましてしまい、
エフラムはやむなく食い扶持を求めて一人グラドまで流れてきたのだ。

「ふむ…それでお主は何をして食っているのだ?」
「今は近くの旅籠で下働きをしてる」
「そうか…それでなにゆえ槍を学びたいのだ。仕官でもしたいのか?」
少年は瞳を伏せた。
何かやるせないような…それでいて唇の間から歯軋りが聞こえてくる。
「…その気持ちも無いわけじゃないが…それよりも何よりも…強くならなくてはならないからだ…
 俺の友を救うために……」
113侍エムブレム戦国伝 生誕編 エフラムの章 友:2011/03/04(金) 14:08:00.41 ID:dpAjxrTG
―――――少年がグラドに住み着いて半年が過ぎた頃の事である。
彼には一人の友がいた。
名をリオンという利発な少年だった。
彼は学者肌の若者でありよく書物を読んだ。
気が強くて頑健なエフラムとは正反対の弱気で体も丈夫とは言い難い少年だったが二人は不思議とウマがあった。
ある日の事である。
二人は誘い合わせて山に入っていった。
「最近山に鬼が出るという。だが俺たちなら必ず退治できる。俺は刀、お前は術。その強さを証明する好機だ」
「…それはエフラムは強いよ。同じ年頃の子の中じゃ一番だけれど…鬼には大人だってかなわないんだ。
 やっぱりやめようよ…」
だがエフラムは聞き入れなかった。
幼さゆえの未熟。この時の彼は勇気と無謀を履き違えていたのだ。

やがて日も落ちかかり逢魔が時に差し掛かった。
薄暗くなった山の中で幾度もリオンはエフラムに翻意を促したのだがエフラムは聞かない。
山道に大きな足跡を見つけたためでもある。
「見ろリオン、この大きさは人の物では無い。鬼は近くにいる。ここまで来て帰る道理はあるまい」
「エフラム…危ないよやっぱり…今なら…」
その時である……ガサリと茂みが揺れ動いた……
夕闇に閉ざされつつある茂みからぬっと大きな腕が這い出してくる。
構える暇も無かった。
横なぎに払われた腕はエフラムを弾き飛ばし大樹へと叩き付けた。
「エフラム!?」
友の声が響く。
木陰から這い出してきた一つ目の鬼は人の倍はあろうかという巨躯に巨大な斧を携えていた。
エフラムは立とうとした。
叩き付けられた衝撃か呼吸が苦しい。視界が歪んでいる。軽く脳震盪を起こしているかもしれない。
歪んだ光景の中で友はエフラムの前に立っていた。
聞きなれた友の声が術の詠唱を始めている。
その手には闇色をした護符。リオンは闇の術を得意としていた。
だが彼も術を学び始めて日が浅い…一流の妖術師ならすぐに詠唱を終えて鬼に一撃を浴びせる事ができただろうが……
彼の詠唱が完成する前に鬼は軽々とリオンをその豪腕で捕らえて抱え挙げた。
「やめろ化け物!」
ふらつきよろめきつつもエフラムは小太刀を抜き放ち鬼に襲い掛かる。
だが足元もおぼつかぬ剣術など鬼は意にも介さずに斧をもって弾き飛ばした。
小太刀が折れて砕け、再びエフラムは転倒する。
すでに脳震盪を起こしているエフラムにその衝撃は大きく意識が闇に落ちるのにそう時間はかからなかった。
薄れかかる意識の中で最後に見たものは……
捕らえたリオンをその一つ目でまじまじと見つめ…何を思ったか肩に担いで歩み去る鬼の姿だった―――――
114侍エムブレム戦国伝 生誕編 エフラムの章 友:2011/03/04(金) 14:09:04.13 ID:dpAjxrTG
「……それから半年…俺は方々を探したがリオンの行方は知れない……」
「ふむ……」
惨いようだが生きているとは考えがたい…だが目の前の少年は友の生存を信じて疑っていないようだ。
「だが最近になって妖怪変化が都の鬼門の方位…ラグドゥ山に牙城を築いていると聞いた。リオンはきっとそこにいる。
 ……だが…悔しいが今の俺では助ける力が無い。俺の剣術はまったく鬼に通じなかった…だから」
「儂の槍を学びたいと申すか」
得心がいったという風にデュッセルは頷いた。
デュッセルは彼の闘志と友情に感じ入るものがあった。
「エフラムとやら。それまで学んできた物を捨ててでも槍を学びたいのだな」
「ああ、剣へのこだわりは金輪際捨てる。槍が一番強いなら槍を学ぶまでの事だ」
「そなたが申すラグドゥの牙城は妖怪の本陣……フォデスという鬼の大将が支配する人の力の及ばぬ土地じゃ。
 この儂でも踏み入れば無事に帰れるかわからぬ場所じゃ。
 そなたが力を得るまでに何年もの時がかかる。それまで友が生きておるかわからぬぞ?」
残酷なようだが事実は事実。
その事をデュッセルははっきりと口にした。
だがエフラムは動じる事もなかった。
「理由は知らないが鬼はリオンを浚った。命を取らなかった。だから…きっと何かある…生かしておく何か」
多分に願望も混じってはいるが…エフラムはどこかでそれを確信していた。
「だから…頼む! 俺に…俺に槍を教えてくれ!」
エフラムは両手を突き額を畳にこすり付けた。
これが少年にできる唯一の誠意だった。
だが…それをするまでもなくデュッセルの気持ちは決まっていた。
「よかろう…そなたに槍を教えてやろう。今日より儂はそなたの師じゃ。さっそく稽古をするぞ」
座布団から立ち上がるとデュッセルは門弟を呼んで竹槍を持ってこさせた。
入門間もない者の稽古に使う槍である。
「そなたにこれを授ける。そなたが初めて持つ槍じゃ。大事にするのだぞ」

その手触りは不思議と馴染んだようなものがあった。
少年はこの日…天分に出会ったのかも知れない。

エフラムはこうして槍の道を歩みだした。
まっすぐにまっすぐに…突き出された槍のように―――――

続く

侍エムブレム戦国伝 生誕編 

〜 セリスの章 花吹雪 〜
115助けて!名無しさん!:2011/03/04(金) 18:10:11.80 ID:t0U/qyCN
(原作的に)リオンは魔物を率いる大将になってそうだな
個人的な意見だけど、今までの生誕編の中で一番原作と違和感無いと思うよコレ
さて、次回のセリスに色々な意味で期待しておくかw
GJ!
116助けて!名無しさん!:2011/03/04(金) 19:46:58.53 ID:4OBoWt4y
リオンが敵になるとかありそう…そして最近セリスが男の娘になってるようなw
GJでした!そしてこのスレでヤンデレと関わってる人ならもうレイヴァンがいるよw
117助けて!名無しさん!:2011/03/04(金) 22:54:18.19 ID:w8u11aj0
>>109
元ネタそのままに妹に愛されて眠れないエフラムがいるじゃんw
118助けて!名無しさん!:2011/03/04(金) 23:42:20.13 ID:bMW+CCEK
サラ
兄の呼び方「兄さま」
お風呂上がりに兄の部屋を訪れたサラ。兄のいないすきに勝手に部屋を物色していたのですが……

エイリーク
兄の呼び方「兄上」
双子の「兄」がだらしないので、つい口うるさくなってしまうエイリーク。今夜も進路のことで姉に頼まれたので部屋を訪ねたら……

ミルラ&チキ&ファ
兄の呼び方「お兄ちゃん」
試験勉強中の兄の部屋に押しかけて、「一緒に勉強する!」と居座ります。おとなしく勉強してくれればいいのですが……


エフラム「……なんだこれは?」
ルーテ「妹好きの方のために、『まとわりつかれるCD』を作成してみたので、感想をお聞きしたいと思いまして。
     ちなみにエフラムさんの周りの方々を参考にさせてもらいました」
エフラム「参考というよりそのまんまじゃないか。……感想と言われてもな」
ルーテ「お気に召しませんか。それならこちらの『死ぬほど愛されて眠れないCD』では……」
エフラム「よくわからんが凄く嫌な予感がするのでやめてくれ」
119助けて!名無しさん!:2011/03/04(金) 23:58:34.28 ID:w8u11aj0
>>118
改変箇所少ねえwそのまんまじゃねえかw
120助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 00:00:13.49 ID:g1oWEjBM
任天堂モバイルを見てたらカタリナのテーマの「人形は涙を流さない」って曲名がすごく印象的だった
みんなテーマ曲あるけど曲名も曲自体もそれぞれを表してるよな〜
121助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 00:04:54.89 ID:lM+Haho1
出会いのテーマ(B)は英雄戦争の雰囲気にあってるよね
122助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 00:16:35.46 ID:MaCt3rnC
>>112-114
後は四人…リン、セリス、セリカ、ロイか……この連中がどういう設定なのか気になるところだ

とりあえずここまで
ミカヤ、巫女 シグルド、上級武士、エリンシア、大名、アイク、下級武士
エリウッド、上級武士、ヘクトル、ヤクザ、エフラム、下級武士、エイリーク、貴族
マルス、商人、アルム、農民、リーフ、スリ

個人的にはこのシリーズではアイクの話が好きだなぁ
123助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 01:46:52.48 ID:D0ZCcNE9
>>110
その三人もだが、他にもレテやワユ、リンとか、武術の腕前を上げることを優先している女性はなぜか巨乳率が高い
つまり、FE界では戦いに対して向上心のある女性は巨乳になると言えるのではないだろうか
124助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 02:25:41.03 ID:ww4jpfyY
そこに気づくとは…やはり天才か

エイリーク「ということは、修行すれば私も巨乳に!?」
エフラム「いや、そのりくつはおかしい」
125助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 02:32:33.48 ID:MaCt3rnC
マリータ「…なんでや…ウチも修行熱心やねんて? なのになんでつるぺたやねん…」
ラクチェ「………あ…あー…イ`」
マリータ「ふふ…巨乳は他人を慰める余裕があってええねんな…ラクチェも敵や………」
ラクチェ(どうすりゃいいのよ…)

イザーク剣士の公式イラスト見た印象だとこうだな
剣士系には修行熱心な奴が多い
126助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 03:47:09.91 ID:YdwhTKll
マリータ 「(女性の体格=胸って聞いた事あるけど…)」
エーヴェル「どうしたの?マリータ?」
マリータ 「(じゃあ母様も体格8だから敵?)」
エーヴェル「何か悩みがあるなら聞くけど?」
マリータ 「(…って言うか、経産婦なのに巨乳って有り得なくない?)」

ナンナ  「体格=胸賛成!(ふふふ、この中では初期値4で成長10の私が一番有利…)」
ミランダ 「体格=胸反対!(認めない!それじゃあ初期値3成長5のサラと一緒…つまり、つるぺたって事じゃない!)」
サラ   「体格=胸反対!(ミランダと一緒=貧乳を維持出来ない=兄様を誘惑出来ないなんて認めない!)」
ティニー 「えーと…どういう流れですか?(体格…ガチムチの殿方の絡みハァハァ…)」

リーフ  「体格=胸だとサフィおねいさんがサラより貧乳になっちゃうからそういう訳でも無いと思うけどね
      何より、タニアがあの胸で初期体格4成長5って有り得な…ブバーーーいけないいけない、あの胸を思い出したら鼻血が…」

因みにマリータは初期体格5。実際の所どうなんだか
127助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 11:44:18.53 ID:arAU2MWw
>>125
マリータは巨乳

ってレイドリックが言ってた
128助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 12:58:47.74 ID:ww4jpfyY
アメリア「えっと……じゃあ、あたしも修行頑張れば胸が大きくなったりするのかな?」
サラ「その前に、大きくする必要あるの?」
アメリア「え?その……今は大きくはない……と思うけど」
サラ「どうかな、実は隠れ巨乳なのにもっと大きくしようとかしてるんじゃない?ちょっと確かめさせて」
アメリア「えー?……やだよ」
サラ「何も見せろって言ってるんじゃないから、ちょっと触らせてくれればいいの」
アメリア「だ、だから嫌だって」
エフラム「おいお前たち、変なことで騒ぐなよ」
サラ「ちょうどいいわ。じゃあ、私に触られるのが嫌なら兄様に確認してもらう?」
アメリア「え、ええ!?」
サラ「あら、これも気に入らない?じゃあ兄様は私の胸の大きさを確認してもらおうかな……」
アメリア「何でそうなるの!?だ、だめだって!」
サラ「じゃあ私と兄様のどっちに確認してもらいたいの?」
アメリア「ええ!?その……」
エフラム「……お前、アメリアで遊ぶのは止めろよ」
サラ「ごめんなさい、反応が素直で面白くて。ちょっとやりすぎたかも」
エフラム「お前なあ……」
129助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 13:38:08.35 ID:6KlumQlM
女剣士だったらフィルとカアラにアテナも巨乳だね。リンはでかいがエイリークは胸が寂し…あれ?誰かが凄いスピードでこっちに来てる…
130助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 13:39:01.89 ID:lM+Haho1
エフラム「>>129め、無茶をしやがって……」
131助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 13:44:46.91 ID:hFynJGEs
フィルって巨乳か?
大全見たときはないぺたにしか見えなかったぞ
132助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 14:05:04.90 ID:e6YqVD/1
蒼炎から暁の約三年で巨乳に成長したワユ、ミストという例があるし
カアラの血を引いているなら数年後に巨乳になっている可能性は十分にある
133助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 17:45:27.84 ID:o5X2ngK5
まぁ仮定の話に過ぎんし誰でも彼でも巨乳になってしまうのも微妙だから貧乳でいいじゃない
と非ロリの貧乳好きな俺が主張してみる
134助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 18:25:04.97 ID:e6YqVD/1
>>133
女剣士にはなぜか巨乳が多い、という話だからまあ可能性としての話だな
実はどちらかというと俺はお前と同じ考えなんだぜ
逆に魔道士には貧乳が多いという説が前に出てたような
135助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 19:52:23.98 ID:edMeb0jt
ベルン署のツァイスが、エフラム率いる鉄血幼女守護同盟に潜入捜査するネタを書いてるぜ!
と言う訳で、「幼女の旗の下に」作者氏の承諾を得たいのですが、一部設定を拝借していいですか?
136助けて!名無しさん!:2011/03/05(土) 20:49:13.25 ID:ww4jpfyY
>>135
>>4より抜粋
他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
…自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだな

ネタスレなんだし便乗、影響されて駄目ってことはないだろうからいいんじゃないの?
どうしても気になるなら冒頭に注意書きを入れれば大丈夫と思う
137幼女の旗の下にを書いている者:2011/03/05(土) 21:06:16.23 ID:o5X2ngK5
>>135
ちょろっとスレを覗いてみたらモニターの前で小躍りしてしまった自分がいる。
もちろんかまいませんよー
むしろ嬉しい! 大歓迎! 自分のネタの設定を使ってもらえると本気ではしゃぎたくなる!

楽しみにしてますね!
私の書いたネタの設定でよければいくらでも使ってほしいです。むしろ使ってもらえると凄く嬉しい。


それと>>136氏の言う通り
もし他にも使っていただける方がおられれば私に断らなくていいので遠慮なく使ってくださいー
138助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 00:10:42.53 ID:znOkAsi9
>>134

カタリナ「え?巨乳……ですか?そんなに意識したことはないんですけど。……やっぱりクリスは大きい方が好きなんでしょうか」

サラ「……別に小さくても問題ないし。特殊な性癖の人を誘惑できるからいいの。大体、私はこれから成長するんでしょ?
    ……そういえば兄様はロリ巨乳でも大丈夫なのかな」

セシリア「魔道はどうしても向き不向きが出てきてしまうものだから、無理に魔道にこだわるよりも自分の才能に適した武器を使うのが一番よ。
      ……ところでそれと胸に何の関係が?」

ニノ「やっぱりたくさん練習するのが大事だと思うな。あたしももっと上手く魔道を使いたくて毎日練習してるんだ!
   え?む、胸!?な、なんでそういう話になるの!?」

ラーチェル「魔道?もちろんわたくしにとって魔道を扱うことなどいわゆる朝飯前というやつですわ。
       ……ひ、貧乳ですって!?ぶ、無礼にも程がありますわ!」

イレース「魔道ですか……特別自分に才能があるとか考えたことはあんまり……。……胸ですか?お腹ならすいてるんですけど……。
      ……胸とか以前の問題で苦労する人もいるんですけどね……折られたりとか……何かは聞かないでください」

サナキ「ひ、貧乳じゃと!?いきなり何なのじゃ!?失礼な奴じゃな……私はまだこの年齢じゃ、これから伸びるのだから貧乳などと呼ぶのは止せ。
     ……アイクはどういう胸が好みなのかのう。ん?……シグルーン、何がおかしい?笑ってないで言いたいことがあるならはっきり……」


ルーテ「とまあ、色々な方にお話を伺ったのですが」
エフラム「……それで?」
ルーテ「戦いに関して才能のある女性には巨乳が多い、という説は証明する実例が多いのである程度の信憑性はあるのですが。
     魔道を使う女性には貧乳が多い、という説には、魔道を使う女性には巨乳も多いという反論がありまして」
エフラム「……で、どうして家に来たんだ?」
ルーテ「優れた剣士でありながら貧乳、しかも成長の余地が無いというエイリークさんにお話を伺いたいと思いまして。
     それと、エイリークさんの魔道に対する適性を調べさせていただけたらと」
エフラム「まあ……そうだな……とりあえず、命が惜しいならやめておいた方がいいぞ」
139助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 03:05:06.18 ID:Rpi+OFpW
烈火の中だけでもソーニャとリムステラという巨乳と貧乳の対比があるから
魔道系は本当にわからん
140助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 04:18:49.32 ID:I5OPiUw9
ナーシェン「おはよう ロイ」
ロイ「おまえは・・・ベルン警察署のところの」
ナーシェン「その体に1000の穴をあけて 腹ワタを引きずり出し 形がわからなくなるまで……
刺して斬って ちぎって潰して 破壊シツクシテアゲルヨ!! 」
ロイ「な、何を言ってるんだお前は!!」
ナーシェン「ロイが・・・・ロイが僕をいじめるんだ!ギネヴィア王妃も、マードック将軍も、ゼフィール署長も、
      みんなが僕をいじめるんだ!!僕は何も悪いことはしていないよママー」
ロイ「・・・・そうか、その手に握ったルーンソードに操られているんだな。これを壊せば・・・・えいっ!」
ナーシェン「あはは!あははは!痛い・・・・痛いよお・・・僕は・・・僕はただ・・・しあわ・・・・・」
ロイ「気絶したか。とりあえずゼフィール署長のところへ連れて行ってあげよう。」
141助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 10:02:31.75 ID:xznyynXC
おそらく犯人はナーシェンだ
142助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 13:24:34.02 ID:N13lH4Y8
>>138
候補に入ってないイシュタルとブルーニャは巨乳な事を考えると、
十代の魔法使いは貧乳が多く、二十代より上の魔法使いは巨乳が多いと言えるのかも知れないな

>>140
一体何ぞこれwwww
元ネタが気になるぞオイ
143助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 13:36:29.16 ID:W+Wj3Ugl
大人っぽいけどイシュタルは十代だと思うぞ
公式設定ではないが大沢版では16だったな

てか二十歳過ぎだったらユリウス相手じゃショタ入ってくるな
144助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 13:51:30.61 ID:wh8oJSa1
イシュタルは苦労しまくりだから実年齢よりも老けアッー
145助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 14:32:10.63 ID:pXcCJSEQ
リン「>>144書いたのマルスでしょ!」
マルス「滅相もない。というかなんでリン姉さんが反応するのさ」
146助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 14:45:24.66 ID:hGrRQlh6
オズインとかと一緒に『老けて見られる同盟』でも組んでいるのか?ww
147助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 15:59:48.14 ID:dshkLxtO
他を挙げるとリンやエリンシアも老けて見えるよね。ミカヤは実年齢的にババ…アッー!コノヒトデナシー!!
148助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 17:19:06.32 ID:Ukyyce+F
ユンヌ「見た目より若く見られてもそれはそれで困るのよ。私なんてもう何万年も生きてるのに
     見た目が子供だからアイクと結婚しようとすると止められちゃうの」
ミカヤ「いや…それはそういう問題じゃないと思うんだけど」
149助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 19:57:36.60 ID:5qzaRRc7
セティも16(トラキア時)には見えないよね
シグルドは何歳かわからんがキュアンやエルトより年長に見える、なんとなく
150助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 22:13:22.29 ID:lchbX5j7
アイクも21には見えない
仏頂面に迫力ありすぎな筋肉に落ち着きすぎな人格
老けていると言うか若くして貫禄がありすぎる
大学生くらいの年齢だが明らかにこんな大学生はいない

マルス「つまり老けて見られる人=どこか貫禄があると分析した」
リーフ「具体的に説明してみてよ」

マルス「つまり、

イシュタル→雷神とか年頃の娘の通り名じゃねぇ
オズイン→巡査部長なのに警視みたいな顔してる
エリンシア→料理裁縫洗濯、主婦力に貫禄。あとおばさんドレスなど服のセンス
ヘクトル→話題に出てないけどとりあえず腹に貫禄
リン→貫禄ある胸、乳、おっぱい

などなどだ」

リーフ「僕はおっぱい好きだけど本人の前でおっぱいとか言わない。おっぱい大きいですねとかセクハラじゃん
まして刀持って目ギラギラにしてるリン姉さんの前でとか」
マルス「アッー!」
151助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 22:16:10.63 ID:PzOH/kEp
最近サラはリーフを好意の対象として見てないのかな?

リーフ「そうだとしたらなんかなぁ・・・」
ロイ「嫉妬?」
リーフ「そ、そんなんじゃないよ」

なんか変な会話が思いついた
152助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 22:18:33.67 ID:lchbX5j7
×オズイン→巡査部長なのに警視みたいな顔してる
○オズイン→巡査部長なのに警視に見える人みたいな顔してる

オズインが巡査部長とかじゃなくて例えね
153助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 22:21:50.25 ID:5qzaRRc7
マードックですね

あれ?
でもマードックって警視じゃなかったっけ?
いや警察の階級よく知らないし書き手によってマチマチなんだろうけど
154助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 22:33:31.13 ID:lchbX5j7
>>153
ごめん、書き方が悪かった
一般的な話ね
特に誰かを指してるわけじゃない
155助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 22:43:27.44 ID:5qzaRRc7
あ、そういう意味か
156助けて!名無しさん!:2011/03/06(日) 23:53:54.22 ID:Ukyyce+F
ワユ「それにしても、大将って落ち着いてるって言うか…貫禄あるよね」
ミスト「だよね、私たちより少し上のはずなのにね」
ワユ「こっちからアプローチしても落ち着いてるし…普通は女の子から誘われたら
    もっと露骨に喜んでいいと思うんだけど…何がいけないのかな?」
イレース「…アイクさんは別に女の子に興味が無いわけじゃないと思いますよ」
ミスト「え、ほんとに?」
イレース「…今は自分が納得いくまで強くなることが大事だから、他のことはあまり考えないようにしてるんだと思います。
      アイクさんは才能ある人ですから…もうしばらくして修行が一段落したら私たちに目を向けてくれるようになりますよ」
ワユ「へー…凄いね、なんでそんなことわかったの?」
イレース「…ララベルさん情報ですけど」
ワユ「ってあんたが気付いたんじゃないんかい!?…なんか一気に信憑性落ちたような」
イレース「…信じないならそれはそれで…私は信じますから、今からアピールしておこうっと…
      とりあえず食事にでも誘って…」
ミスト「あー、ずるい!」
ワユ「待った待った。信じる!信じるからさ、一緒に行こうよー、友達じゃん?」
157助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 02:16:06.65 ID:AYzKVMYb
ミランダ「>>151って疑問があるらしいけどそこんとこどうなの?」
サラ「あら、わたしリーフのことも前と変わらず好きよ?」
ミランダ「……エフラムさんのことは?」
サラ「好きだけど?」
ミランダ「……」
サラ「だって、いろんな人の愛人ポジションにいられれば楽しいじゃない。いろいろと」
ミランダ「……まあ、あんたに純愛とかを期待するのが間違いよね……ハァ」
サラ「うふふ」
ミランダ(それにしてもこの子ときたら本当にやりたい放題で……)

 (ぱしーん!)

サラ「ひぃっ!?」
ミランダ「わっ。いきなりどうしたのよ?」
サラ「いいいい、今、どこかから何かを叩くような音が……!」
ミランダ「はぁ? それがどうしたって」
サラ「お尻ぺんぺんはイヤーッ! 助けてリーフ、エフラム兄様ーっ!」
ミランダ「って、ちょ……あらら、リワープしちゃった。
     ……やりたい放題だと思ってたけど、最近はそうでもないのかしら……」

ユンヌ「……なんだか押入れの怖さについて語り合える同志が生まれかけている気がするわ……」
ミカヤ「多分気のせいだと思うけど……」
158助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 02:25:52.96 ID:kqh11XgT
サラ様本当にエリ姉さんになにしたんだろうなぁ……その謎が解き明かされる日は来るんだろうか

まさかストレートに「年増」とか言ったわけでもないだろうし…謎だ
159助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 05:11:40.12 ID:eAUzzlQV
サラも将来は更正してリーフとエフラムのどちらかに決めるのだろうか…?
それとも仲良くリーフとエフラムを一夫多妻制の国に連れていくのかw
リーフはちょうど4人ピッタリだから問題ないしなw
エフラムは…ターナ、ラーチェル、ミルラ、アメリアならギリギリ…w
でもなんだかんだで1人をきっちり選ぶのがエフラムって感じかな
問題は1人を決めたあとにエフラムが生き残るか怪しいところだw
160助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 06:11:53.14 ID:eAUzzlQV
最近サラが僕のことよりもエフラム兄さんのことばかり気にしている気がする。
お仕置きの回数も心なしか減っているし、僕の部屋の思春期男子特有のお宝もまだ残っている。
本来ならそれは喜ばしいことなのに…何だろう、この釈然としない気持ちは?
「それは兄様に嫉妬しているってことかしら?」
嫉妬…それはつまり僕はなんだかんだでサラのことも好きだと言うことか。
でも僕としてはナンナもミランダもサラもティニーも僕よりずっとマシな人と結婚してもらいたいんだけど。
「あら?それなら兄様はマシなのかしら?」
エフラム兄さんは自分の将来をある程度決めているし、僕なんかよりずっとマシだよ。
僕みたいに家族に隠れて犯罪行為をしている訳でもないし、まっすぐな性格だしね。
「なるほど、リーフもいろいろ考えてるのね」
……ところで、どうして口にすら出していないはずの気持ちを聞き取れるのかな?
「…秘密。じゃあね、今日はお仕置きはなし」
そう呟くとサラはリワープで部屋から去っていった。お仕置きはなしか…
やっぱりサラは変わったよ。エフラム兄さんがなんだかんだで真人間にしているんだろうか。
でもなんだろう…この気持ちは?やっぱり僕はエフラム兄さんに嫉妬しているのかな?

「とまあリーフがエフラム兄さんに嫉妬しているようですが?」
「俺に言われても…どうしろと?」
「いえいえ、エフラム兄さんがきちんとサラを選ぶならリーフも納得しますよ」
「…どうしてこうなった」
「お兄ちゃんはサラを選ぶんですか?…なら私は…」
「落ち着けミルラ。俺はまだ将来のことは決めてないし恋人など作れないぞ」
「…そ、そうですよね」


「最近リーフが元気ないのよね」
「リーフ様、学校でもどこか上の空ですよね」
「そういえばサラも最近あまりリーフのことを話さないわね」
「…そういえば今日はサラいないわね」
「さっき私の家に電話で風邪引いたから休むだそうよ?」
「ふーん、なら後でお土産持ってお見舞いに行く?」
「そうね、せっかくだしそうしましょうか」

「さてリーフ、愛しのサラは風邪で一人寂しく寝込んでいるそうだ」
「どうせエフラム兄さんが看病に行ったんでしょ?僕なんかが行く必要はないよ」
「ところが今日のエフラム兄さんはミルラちゃん達と出かけているんだ」
「…何でそんなことまでマルス兄さんは詳しいのさ?」
「気にするな、僕は気にしない。それよりどうするのかな?」
「…ま、たまには看病しに行くのもいいか。行ってくるよ」
「行ってらっしゃい」
161助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 06:13:23.57 ID:eAUzzlQV
…誰もいない。熱のせいか思考はどんどん嫌な思い出ばかり思い出す。
そのせいかこのまま私は溶けてなくなる方がいいのではないかと錯覚してしまいそうになる。
「リーフ…兄様…」
痛む喉で助けを呟く。無駄だ、誰にも届く訳でもないとわかっているのに。
ふと顔に手をやると汗とは違う雫が頬の辺りを流れていることに気がついた。
普段、寂しさを紛らわすためにリーフや兄様、ナンナ達と一緒にいるのが私だ。
普通の家族ならこういう時に看病してもらえるが両親はいない。じい様も休めない立場だからいない。
だから昔から私は風邪を引いたら一人ぼっちだ。その時はいつも寝るしかない…
だから寝よう。寂しさを忘れるために。夢でならみんなといれるから。

「…泣いてるのか。そうだよな、小さい頃から一人ぼっちで暮らしてたからね」
目の前で苦しそうに横たわる少女の頬には汗に混じって涙も流れていた。
時折苦しそうに、泣きそうな声で何かを呟いている。耳を口に近づけて聞き取ろうとする。
「…父様…母様」
やはり両親がいないことはこの少女でも寂しいのか。でも僕は両親の代わりにはなれない。
それでも僕にできることはやってみよう。それでこの子が少しでも幸せなら…

「で、どうしてサラのベッドにリーフ様まで寝ているのですか?」
「知らないわよ、私に聞かないで」
「どうします?私達も寝ちゃいます?」
「…まあ、サラのベッドは大きいし広いから大丈夫よね」

父様と母様が遠くに行こうとする。私はいつも追い掛けるのに追いつかない。
そして最後には一人ぼっちになって泣き出すのが夢の中の私だ。
今日も無駄だとわかっているのに追い掛ける。もしかしたら今日は違うかもしれないと信じて。
でもやっぱり変わらない。私は座りこんで泣き出す。そのまま夢が覚めるまで…
「大丈夫…サラは一人じゃないよ」
リーフ…?
「私達だっているわよ」
ナンナ、ミランダ、ティニーも…
「だから泣かないで。みんなで一緒に遊ぼう」

目を開くとリーフが私の目の前で静かに寝息を立てていた。
リーフの後ろや私の反対側ではナンナ達も同様に寝ている。
きっと寂しそうに寝ていた私を心配してくれたのだろう。
「ありがとう…」
自然とお礼の言葉がこぼれた。誰にも聞こえていないけれども。
きっと明日から私の見る夢でもみんな遊んでくれるから、そのお礼だ。

終わり

おまけ
「で、仲良く僕達も風邪引いた訳ですが」
「大丈夫、この秘薬を飲めばすぐに治るわ」
「サ、サラ。私はいらないわ」
「わ、私も!」
「リ、リーフ様に飲ませてください!」
「あ、ちょ!裏切るの!?口を無理矢理…アッー!コノヒトデナシー!」
162助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 06:16:06.36 ID:eAUzzlQV
何となく書いたリーサラ?リーフ+四人娘ネタ
サラって絶対淋しがり屋だから風邪引いたらこうなると思うなと妄想した

エフラムに結婚を迫るのも一人が嫌だからなのかもしれないねw知らんけどw
163助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 09:18:28.02 ID:H91BZUgZ
>>162
GJ!
リーフはリーフなりにサラを思ってるんだなあ……
四人娘+リーフはやっぱり何だかんだで仲が良いようで何よりだ!

あとエフラムってミルラを選ばなかったら竜のブレスで消し炭にされる可能性があるんだな……やべぇ
164助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 12:19:01.43 ID:/1BFX+lF
>>156
この三人の中だとイレースが天然でボケ担当、と思わせておいて
意外にしたたかで行動的だったりするのな
165助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 12:49:02.28 ID:fgcObr4x
一夫多妻の話題が出ていたが…サラ様の恐ろしいところは逆をやりそうなとこだな
すなわち一妻多夫でエフラムとリーフをゲットしそうなとこがある

婿候補多い女の子でもエイリークとかはそゆことしそうにないがw
166助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 12:52:59.04 ID:ugmr/dW0
>>164
ワユ  「あんたってどっか抜けてる風な感じして、意外にしっかりしてるよね……」
イレース「……そんなことないですよ。生活だって結構苦労してますし…給料がほとんど食費に消えちゃうからなんですけど」
ワユ  「そりゃあれだけ食べればねえ……ちゃんと生活できてるの?」
イレース「なんとか……でもそのおかげで、アイクさんと食べ物の話とかで共通の話題を持てたりするのは少し嬉しいかなと」
ワユ  「ほんと……ただで起きないよね」
167助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 13:14:24.69 ID:/1BFX+lF
イレースの食費とか単独で兄弟家に匹敵しそうなんだが…
とりあえず紋章町の全ての食べ放題の店のブラックリストにアイクと一緒に載っているのは間違いない
168助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 13:19:51.20 ID:H91BZUgZ
>>165
カタリナ「わ、私はクリスの二番目でも良いです……。クリスが私を見てくれるなら、それだけで……」
サラ「カタリナは一夫多妻を認めるんだ? 一妻多夫も良いものだと思うけど?」
カタリナ「い、一妻多夫ですか?」
サラ「クリスの他に親しい相手とかはいないの?」
カタリナ「え、そ、そんな事言われても……。ライアンは弟みたいなものですし、ロディは戦術についてよく語れる友人です。ルークは……ないです」
サラ「そのルークって人、可哀想ね。くすくす」


第七小隊の面子は仲が良さげでずっと使いたくなる
どうでもいいが新・紋章のロディは「ごめんよ、セシル……」なんて言ってた頃のロディと別人だよね
169助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 14:52:26.87 ID:+i1A050g
サラは原作的にもやっぱ愛人ポジがぴったりだよなあw
正妻って肩書きには大してこだわりなさそうっつーか、
むしろ面白そうだって理由でいろんな奴の愛人に収まってた方がキャラ的にしっくりくる。

ただしおさわりはリーフとエフラムのみ可で。
170助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 15:59:12.01 ID:zwzZkrR5
>>142
たぶんラストストーリーかと
171ツァイスが潜入捜査を行うようです 1/5:2011/03/07(月) 16:17:38.53 ID:vXzBwLWk
※このネタは一部「幼女の旗の下に」作者氏の設定をお借りしています。
 承諾して下さった作者様、真にありがとうございます。
 なお、キャラが一部崩壊してますので、その点はご了承ください…。


ライナス 「……聞いたかよ兄貴」
ロイド  「何だライナス?」
ライナス 「何でもAKJにスパイが居たらしいぜ!」
ロイド  「ああっ、その話なら今朝ニュースで聞いた」
ライナス 「どうやらAKJの活動内容だとか、政治資金の一部だとか、
      幹部の女達のスリーサイズとかを元老院の連中の方に回していたらしいんだよ」
ロイド  「その三番目の情報は俺だって知りt……ゲフンッゲフンッ!
      ……で、そのスパイは最終的にどうなった?」
ライナス 「何でも鉄の剣一本で火竜の墓場(難易度:ルナティック)を越える罰を与えられたってよ」
ロイド  「(;^ω^)…」
ライナス 「原作の俺達も、裏切り者には死を(魔の島上陸時のイベント等を参照)をモットーとしてるから、
      あまり否定は出来ねぇけどよ……何にせよスパイは怖いぜ」
ロイド  「ああっ、そうだな。
      親父の黒い牙、そしてエフラムの鉄血幼女守護同盟…どちら共に間者の存在には
      気をつけないといけないな」
???? 「あ、あの…」
ライナス 「!」 ロイド「…何者だ?」
???? 「そ、そんなに警戒しないで欲しい!俺は別に怪しい者ではないんです!」
ロイド  「名を名乗ってもらおうか」
ツァイス 「…ツ…ツァンダムと言います。
      お話の内容を少しばかり小耳に挟ませてもらったのですが、
      お、お二人は…かの鉄血幼女守護同盟の最高幹部とお見受け致します…」
ライナス 「御託はいい…とっとと用件を言え」
ツァイス 「お、お願いします!俺を、鉄血幼女守護同盟に加えて頂けませんかッ!?」
ライナス (……少し怪しいなコイツ…スパイか?)
ロイド  (流石に今の会話を聞いてるスパイが、
      自ら怪しまれるこのタイミングで来るはずが無いと思う…信用していいと俺は判断する)
     「分かった、ついてこい」
ツァイス 「は、はい!」


…俺の名前はツァイス。ベルン署で姉さんと一緒に警察官をやっている。
現在、俺はエフラム率いる鉄血幼女守護同盟に潜入捜査で潜り込もうとしている。
ゼフィール署長はこの政党をロリコンが集う危険分子として判断した故に、
この政党の活動及ぶ違法性の有無を調べる為、こうして俺が派遣されたのだ。
バレればAKJのスパイの様に惨い消され方をされかねない、過酷な任務だが…
…俺を信じてくれる署長、マードック警部、そして姉さんの為にも…俺は必ず遂行してみせる!

ロイド  「党首、志願者を連れてきたぞ」
エフラム 「ありがとう」

…これが政党の党首、エフラム…数多の幼い少女を惑わす第一級の危険人物だ。
この男と幹部達全員の尻尾を必ず掴み、絶対に捕まえてやるからな。
172ツァイスが潜入捜査を行うようです 2/5:2011/03/07(月) 16:19:36.69 ID:vXzBwLWk
エフラム 「……はい、それでは面接を始めるぞ」
ツァイス 「……えっ?」
エフラム 「まずは履歴書を出してくれ」
ツァイス 「え、えっと…政党に加入するのに、面接を通らないといけないの…ですか?」
エフラム 「密偵やスパイ対策にな。AKJで起きたスパイ事件の話を聞いただろう?
      …アレをニュースで聞いた後、俺は思ったんだ。
      面接ならスパイかもしれない者を、事を起こす前に即座にシャットアウト出来るとな」

…AKJのスパイの馬鹿ヤロォォォ!!…ゲフンッゲフンッ!

ツァイス 「は、はぁ……履歴書は持ってきてないのですが、
      少女たちを護りたいという想いは誰にも負けないつもりです」
エフラム 「…ちょっといいか?俺は確かに学はないが、就職活動において大事なものは知ってるつもりだ。
      俺が知る限りは履歴書とリクルートスーツは基本だ。そのどちら共用意出来てないとは…
      …お前はやる気あるのか?正直生きてて恥ずかしくないのか?」
ツァイス (こ、これって就職活動だったのか!?し、信じられない!!)
エフラム 「言っておくが、この原則はどの会社でも鉄則とされてるそうだ」
ツァイス (ここ会社じゃないだろう、オイ)
エフラム 「まったく、こんな常識すら知らぬとは…」
ラクチェ 「ご注文はお決まりですか?」
エフラム 「…いや、まだだ」

…ってラーメン屋で面接するような男に常識が無い等と言われたくないぞΣ(;゚Д゚)!?

ラクチェ 「では、代わりにお飲み物は如何ですか?」
エフラム 「…では俺とツァンダムに緑茶を一杯頼む」
ツァイス (んっ、意外と優しいな…)
エフラム 「(ズズッ・・・)まぁとにかくだ。政党に入る以上、一般常識は知っておくべきだ。
      一般常識が無ければ国民の声を理解する事は出来ぬし、幼女をまっすぐ育てる事も難しくなる。
      その事を肝に銘じて欲しい」
ツァイス 「は、はぁ…分かりました」
エフラム 「これにて面接は終了だ。カナス、彼を連れていってくれ」
ツァイス (ふぅ…最初は駄目かと思ったけど、どうやら最後には上手く言ったらしい。
      考えてもみれば、履歴書はともかくとしても、政党に入るのに面接は必要だよな…
      まぁ顔合わせ程度に過ぎなかったが…どうやらこの潜入捜査は上手くいきそうだ!)
173ツァイスが潜入捜査を行うようです 3/5:2011/03/07(月) 16:21:24.22 ID:vXzBwLWk
〜鉄血幼女守護政党党員 選抜試験会場〜

…なん…だと…?
何で俺は、試験会場に居るんだあああ!!?
百歩譲って面接は有り得るとしても、テストだなんて有り得ない!一般企業なのかこの政党は!?
…お、落ち着くんだ自分ッ!(多分)この試験を何とか突破すれば晴れて潜入捜査は成功する…!


受験者A 「緊張してるのかい?落ち着け…心を平静にして考えるんだ…こんな時どうするか。
      1…4…9…16…、落ち着くんだ…『素数』を数えて落ち着くんだ…」
ツァイス 「そ、そんなんで落ち着けるとは思わないのだが…(汗」
エフラム 「皆静かにしろ!」
ツァイス 「!?」
エフラム 「…これより、第5回党員選抜試験を執り行う!
      これは皆の一般常識、そして幼女に対する想いを調べるものだ!
      言ってはおくが、邪な考えを持っているならば、
      このテストでその悪魔的心は浮き彫りになるであろう!」
ツァイス (…そんなアホな脅し、今時通じる訳が…)
ロリコンA「(((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル」
ロリコンB「や、やべぇ…幼女でハァハァしてる事がバレたら俺…!」
ツァイス 「駄目だコイツら…早く逮捕しないと…(AA略」

エフラム 「ではこのスクリーンを見てくれ。今から問題がココに一つずつ出る
      皆は手元にあるパネルに答えを書き込んでくれ。回答時間は一部の例外を除いて3分…
      問題が終わり次第、正解を発表していくぞ」
カナス  「ちなみにカンニングについてですが、カンニングを行った者は発見次第
      すぐに保健所に引き渡されますので、絶対に行わないで下さい…」
ロイド  「ちなみに試験官だが…俺達四牙の幹部三人と…」
ローローA「エフラムの要請で来たぞウキキ」
ローローB「カンニングは、悪い事」
ローローC「見つけたら、クイックに通報するからな」
ライナス 「ローロー100人だ」
ツァイス (多すぎってレベルじゃねーぞ!)
エフラム 「…それでは諸君の健闘を祈る…始めッ!!」
174ツァイスが潜入捜査を行うようです 4/5:2011/03/07(月) 16:23:34.59 ID:vXzBwLWk
エフラム 「まずは第一問目だ(ポチッ」

問1:次の人物を表現する言葉を書きなさい。

    サラ
『       』

ツァイス (…こ、これは簡単だ…!?そうか、テストとは言っても図るのは一般常識…!
      この問題の答えは【(メタ的に考えて)ロプト大司教の孫】だな)
エフラム 「…んっ、時間切れだ。
      それでは答えを言うぞ…答えは↓だ」

    サラ
『   俺の嫁  』

ツァイス 「( Д)     ゚ ゚」
受験者A 「くぅ…間違えてしまったか」
受験者B 「普通にロプトの姫が答えだと思ってたんだがな…」
エフラム 「他には【可愛い女の子】【魔力馬鹿】【ギャラリーフェイクのヒロイン】
     【夜のオ○ズ】も特別に正解とする。…所で最後の言葉はどういう意味なんだ?」
ツァイス (ツ、ツッコミきれない…冗談抜きでコ レ は 酷 い)
エフラム 「ちなみに俺個人の答えは、【大切な仲間】だ」
ツァイス (最後の最後でかっこいい事言ったぞこの党首!?)
エフラム 「……それでは二問目行くぞ(ポチッ」

問2:小五とロリを組み合わせた場合に何が開かれるのかを答えなさい。
『      』

ツァイス (れ、連続でアホな回答は無いはず…つまり真面目に…【犯罪者への道】なはずだ!)
エフラム 「…うむっ、時間切れだ。
      それでは問題の答えを言うぞ…答えは↓だ」

『  悟り  』

ツァイス 「ああっ、なるほど……って違ーうッッ!!どうやって答えればいいんだこんな問題!?」
受験者A 「感じるんだ」
ツァイス (無理を言わないでくれ…)
エフラム 「…一息つく暇もなく、次の問題に行くぞ(ポチッ」

問3:幼い女の子が道に迷って困っている。この時何処に連れていけばいいのかこの中から答えよ。

選択肢:警察署(交番)、歴代FE主人公兄弟家、孤児院、フィッシュ竹中さんの家、近所の家。
『          』

ツァイス (…これは分かりやすい問題だ。だが今までの問題の解答を考えると、
      また捻くれた答えが正解に違いない。つまり答えは…【歴代FE主人公兄弟家】だ)
エフラム 「ぬっ、時間切れだな。問3の答えは…↓だ」

『  警察署(交番)  』

ツァイス 「…ぐふっ(俺警察官なのに…深読みし過ぎて解ける問題も逃してしまうとは…」
受験者B 「くっ…てっきりフィッシュ竹中さんの家だと思っていたんだが、そう来るか」
ツァイス (何でそう思ったんだよアンタ!?)
175ツァイスが潜入捜査を行うようです 5/5:2011/03/07(月) 16:26:03.11 ID:vXzBwLWk
こうして俺はこの意味不明なテストの問題を次々と受けていく…だが正直一問たりとも正解出来ていない。
と、とにかく難易度が高すぎる…!その難しさはヘクハー評価プレイにも匹敵すると言いたい…!
…ああっ、どうやら失敗になりそうだ。帰ったらゼフィール署長に説教されるな…orz

エフラム 「…それでは最後の質問だ…この問題は非常に難しい故、正解したら問答無用で合格とする」

問20:オンドゥル語で貴方がどうして鉄血幼女守護政党の一員となりたいのか、答えなさい。
『          』

受験者A 「ぐわああああ!!俺終わったアッー!」
ツァイス 「お、落ち着くんだアンタ!素数を数えて落ち着くんだ!」
受験者B 「これは無理難題…だな」
ツァイス (くっ、他の受験者達もあきらめている問題…!
      だったら真面目にする事は無い。適当に絵とか入れたりして書かせて貰う!)


エフラム 「……えーっ、一人合格者が出た。受験番号13番だ」
ツァイス 「えっ…お、おっしゃあああ!!(これで潜入捜査が出来る…!」
エフラム 「うむっ、おめでとう。では正解例として彼の答案を見ていこうか。
      この最後の問題で書いた文章…訳すとだな、

      『私はベルン署から潜入捜査で派遣されてここへ来た。お前らロリコンを一網打尽にしてやる』
  
      だそうだ」


ツァイス 「(((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル」
エフラム 「少年、これが絶望だ……ターンエンド」


サラ   「クスクスッ…ツァイスがスパイだって事はお見通し…。
      だってベルン署の人員リストのコピーは、私が持ってるんだもん。
      だから貴方が書いた答えを、オンドゥル語で書かれた上の答えに摩り替えておいたの…。
      仕方ないから今回はレスキューしてあげたけど、次からは兄様の邪魔なんてしないでね…♪」
ツァイス 「…あ…ああっ……orz」


〜終われ
176助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 20:07:57.86 ID:9axKw7Z+
ワロタwwwwww
エフラムのどっか泰然とした非常識さにワロタwwww
つくづくこの町では常識人は苦労するな、ツァイス頑張れ
GJ!
177助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 21:44:40.23 ID:dnfgegiH
銀魂かw
178助けて!名無しさん!:2011/03/07(月) 23:59:48.87 ID:W9aSAp1n
エフラム「なんでお前がベルン署の人員リストなんて持ってるんだ?」
サラ「それは秘密」
エフラム「おいおい……大丈夫なのか」
サラ「他にもいろんな情報あるから、何か困ったら言ってね、多分力になれるから。その分色々してもらうけど……」
エフラム「警察に捕まるのとお前に助けられるのと、どっちが高くつくかな……」
179助けて!名無しさん!:2011/03/08(火) 00:32:25.83 ID:O5rSGKb8
ユンヌ「あー、あの子はあちこちに『パパ』がいるみたいだから」
マルス「本格的に愛人稼業やってんすか」
ユンヌ「それでいて未だに清い体なのは感嘆するテクニックだわ正直」
マルス「さすが悪女の卵」
ユンヌ「ちなみにあの子を愛人にしてる人たちを線で結べば大体紋章町をひとめぐり……」
ロイ(なんかもう聞きたくなくなってきたな……)
180助けて!名無しさん!:2011/03/08(火) 02:34:33.99 ID:kIBp8F4a
>>178
シグルド「お前の趣味を否定するつもりは無いが、手が後ろに回るようなことはしないようにな」
マルス「トラブルがあっても基本的には僕らが何とかしますけど、やりすぎると庇いきれませんからね」
エイリーク「駄目ですよ、そんな風に言っては。兄上はそんなことはしません、私たちが信じなくてどうするのですか」

エフラム「…何か、妙な前提ありきで話が進んでいるような気がするんだが」
サラ「自分の普段の言動を考えてみなさいってことじゃないの?」
181助けて!名無しさん!:2011/03/08(火) 04:28:04.93 ID:PyIDCg74
エフラム「大体どうして俺が警察の世話になることの心配をされなければならないんだ」
サラ「自分の近くにいる子の年齢を考えればわかるじゃないの。いいじゃない、言いたい人には言わせておけば
   あと何年か経てば別に付き合っても大丈夫な年になるんだし」
エフラム「……しかし、まあ俺が年下の子と過剰に仲が良いという噂が仮に事実としてもだ。
      他の家族、と言うよりこの町では暴力、決闘沙汰、窃盗、更には一部の力のある人間による
      大量破壊行為までもが日常的に行われているのに、なんで俺だけがそんなに悪く言われなければならいんだ?
      もっと他に取り締まるべきことがあるんじゃないのか?」

ミカヤ「……そう言われればそのような、そうでないような」
アイク「目に余る行為をする奴がいれば自分で倒すからな、そもそも誰が何を取り締まっているんだ?」
ヘクトル「お前今更何言ってるんだよ、この町で喧嘩とかいちいち取り締まれるわけないだろ」
アルム「僕の畑にも結構魔物が来たりするけどね、自分で退治したり罠仕掛けたりしてるよ。町はあんまり魔物駆除してくれないからね」
マルス「どっかの建物が倒壊したとかの話はここじゃ日常茶飯事じゃないですか、いちいち取り合ってられませんよ」

エフラム「……もしかして俺の認識が間違っているのか?」
サラ「なるほど、魔物が普通に生息してて危険人物がそこらじゅうにいるこの町だと、荒事のニュースは多すぎて埋もれちゃうのね。
   そのかわり、ロリコンとか特殊なケースの問題がかえって目立つと」
エフラム「なんか納得いかないんだが……」
182助けて!名無しさん!:2011/03/08(火) 06:10:16.21 ID:0OzNIOrj
まあ確かに日常で破壊活動や殺傷事件が起きるのがこの町だけど…簡単に直(治)せるからなw
むしろロリコンみたいにいずれ未成年誘拐事件になりうる可能性の方がめんどくさいのかも…w

アイク「まあ建物はたいていうちが直せるからな」
マルス「怪我や死人も杖があれば問題ないですしね」
ユンヌ「けど誘拐して無理矢理暴行されたら一生治せないわよね」
エフラム「…俺はそういうつもりはないんだが」
183助けて!名無しさん!:2011/03/08(火) 15:06:56.67 ID:cUt7d/vG
サラ「兄様が犯罪行為をしないように私がしっかり見張っているから、ご家族のみなさんは安心してね」
エフラム「心配しなくても犯罪など…というか俺は見張られてるのか?」
184助けて!名無しさん!:2011/03/08(火) 15:17:44.70 ID:O8Llu+vY
人も建物も結構簡単に元に戻っちゃうからな
戦いとかも一番重くて厳重注意とかだろう、おそらく
でないと戦闘能力的に危険人物筆頭のアイクとか普通に生活できないだろw
185助けて!名無しさん!:2011/03/08(火) 16:42:42.63 ID:K51lsPLv
兄弟家の絆は簡単には壊れないけどな

壊すためにはKINSINとかKINNIKUとか肉とかビラクとか、色々必要だぜ
186助けて!名無しさん!:2011/03/08(火) 17:42:28.54 ID:zDIcKUKk
>>185
その内の2つ(Kから始まる)は既に兄弟家の中に存在するという不思議…
187助けて!名無しさん!:2011/03/08(火) 17:49:57.44 ID:O8Llu+vY
サナキ「つまり大量の肉を用意してアピールすればアイクの嫁になれてこれで勝つる!ということじゃな!
     シグルーン、手配を頼むぞ!」
シグルーン「お任せくださいサナキ様、紋章町全ての肉を集めてご覧に入れますわ」
タニス「……そんな単純な話なのでしょうか」
188助けて!名無しさん!:2011/03/08(火) 18:44:40.62 ID:NbE6fpvT
>>187
イレースが肉に釣られてやってきそうだ
189助けて!名無しさん!:2011/03/08(火) 23:30:44.06 ID:kIBp8F4a
シグルーン「申し訳ありません…肉の確保に失敗してしまいました」
サナキ「何じゃと!?お前ほどの者が失敗するとも思えん、何があった?」
シグルーン「その…紋章町の肉を扱っている店全てに当たってみたのですが…全員が『華奢な感じの紫の髪の女に商品を買い占められた』と…」
サナキ「一体誰が…と、普通なら思うじゃろうが…そんなことをするのは一人しかおらんな」
190助けて!名無しさん!:2011/03/08(火) 23:42:57.57 ID:VcfD0tvX
イレースの財源はどこから出てるんだ?
191助けて!名無しさん!:2011/03/09(水) 00:00:45.57 ID:T/Oy1kAZ
闘技場で稼いだとか、もしくは工務店が意外に高給だったりするのかもしれん
192助けて!名無しさん!:2011/03/09(水) 00:16:11.05 ID:9ekAkcWb
魔道士ってセティとかユリウスユリアとかのチートクラスでないと闘技場で稼ぐのは厳しい気がする
素早い物理兵とかには結構負けるし
193助けて!名無しさん!:2011/03/09(水) 00:56:03.66 ID:Im9Pql+B
そこで高発動率でHP吸収魔防無視の無双に最適の奥義陽光ですよ
194助けて!名無しさん!:2011/03/09(水) 13:54:25.17 ID:OYmmuMLo
イレース「……工務店はお給料いいですから、外で食べる回数を抑えればそんなに苦労しないんですけど……。
      買い物には苦労しますね、欲しいものはすぐ無くなっちゃうし…持って帰るのも大変ですし」
アイク「そうだな、あと置く場所にも苦労するよな。うちは業務用の冷蔵庫を使ってるんだが、それでも入りきらなくてな。
     そろそろもっと大きいやつに買い替えるか……」
ワユ「……前から思ってたんだけど、本当にどれだけ食べてるの?」
195助けて!名無しさん!:2011/03/09(水) 18:41:27.77 ID:K4ZBZG8I
もしイレースがアイクの嫁になったら
でかい冷蔵庫とかでなく食料庫が必要なレベルだろw
196助けて!名無しさん!:2011/03/09(水) 20:02:59.18 ID:O53+u/Gr
FETVが超展開が売りの某魔法少女に便乗して、
「魔法少女まどか☆ミカヤ」を製作中という電波を受信した

…おや、外がやけに明r
197助けて!名無しさん!:2011/03/09(水) 20:24:33.31 ID:UV4qSRcC
新作が出ると必ず一回は主人公オンリー縛りプレイを敢行する
最後までいけた試しは無いが

特にミカヤは一章で死んだが
198授業の正しい受け方:2011/03/10(木) 21:28:34.08 ID:0T2h3+uG
おもしろフラッシュを見てたらちょっと思いついた。
変な所があっても笑って許してくれ。キャラ崩壊注意

エイリーク「え〜では、今日は問題を解いてもらいます」
リーフ「(ボソッ)貧乳…」
エイリーク「誰が貧乳じゃ!ぼけ!!」
リーフ「すみません」
エイリーク「では、まず教科書の8ページを開きましょう」
ヘクトル「先生!」
エイリーク「なんですか?」
ヘクトル「8ページってなんですか?」
エイリーク「お前喋るな」
ヘクトル「すみません」
エイリーク「ではここの問1分かる人?」
マルス「ハイ!」
エイリーク「ではマルス君」
マルス「分かりません!」
エイリーク「他にいませんか?」
マルス「ハイ!!」
エイリーク「またですか。はいマルス君」
マルス「分かりません!!」
エイリーク「ひねり潰されたいのですか?」
マルス「すみません」
キーンコーンカーンコーン キーンシーンソーウカーン
エイリーク「あれ?今日は何でこんなに早いんでしょう?」
ヒーニアス「先生、今日は激しく短縮なのですよ。ぐふふふ…」
エイリーク「あとで便所来い」
ヒーニアス「すみません」
起立、礼、着陸
199楽しい算数:2011/03/10(木) 21:29:21.19 ID:0T2h3+uG
エリンシア「ステーキが8つあります。リンちゃんはステーキを3つ食べました。
      リーフちゃんはステーキを2つ食べました。
      さて問題です。あなたはいくつステーキを食べられますか?」
ロイ「一人分食べたらお腹いっぱいです」
エリンシア「……」

エリンシア「2つのリンゴと三人のシビリアンがいます。
      リンゴを平等に分けるにはどうすれば良いですか?」
アイク「シビリアンを一人ブラザーアーチで吹っ飛ばす」
エリンシア「……」

エリンシア「1Km先の武器屋に時速300メートルで歩いていきます。
      武器屋に着くのは何分後でしょう。」
エリウッド「1分間で5メートルしか進まないなんておかしいだろ常識的に考えて…」
エリンシア「……」

エリンシア「20個入りの飴を5袋買いました。
      リーフちゃんとその友達で平等に分けるには1人に何個配ればいいでしょうか。」
エフラム「欲張りなリーフが独り占めして万事解決」
エリンシア「……」

エリンシア「犬とキジがいます。
      頭の数は全部で100、足の数は全部で272本あります。
      犬とキジはそれぞれ何匹いるでしょう。」
ミカヤ「頭50個、足136本の奇妙な犬とキジが1匹ずつ」
エリンシア「……」
200助けて!名無しさん!:2011/03/10(木) 21:30:02.89 ID:0T2h3+uG
 ∧_∧   ふざけるなぁ〜!
     _(  ´Д`)
    /      )     ドゴォォォ _  /
∩  / ,イ 、  ノ/       ―= ̄ `ヽ, _
| | / / |   ( 〈 ∵. ・(   〈__ >  ゛ 、_
| | | |  ヽ  ー=- ̄ ̄=_、  (/ , ´ノ \
| | | |   `iー__=―_ ;, / / /
| |ニ(!、)   =_二__ ̄_=;, / / ,'
∪     /  /       /  /|  |
     /  /       !、_/ /   〉
    / _/             |_/
    ヽ、_ヽ
   ↑エリンシア       ↑五人

しょうもないもの投下してごめん。なんかどうしても書きたくなったんだ…
201助けて!名無しさん!:2011/03/11(金) 07:30:43.37 ID:36xYYy/Q
ワロタw
202幼女の旗の下に作者:2011/03/12(土) 17:21:14.19 ID:Wyz5570s
あまり個人の事情を語るのはスレチだと思うし、適切で無いとも思うけれど…

概ね一週間で更新と宣言してる事もあるので一言だけ許してください
しばらく近辺の災害復旧及び職場の再建に取り掛かりますので更新遅れます
選択を選んでくれる人、読んでくれる人には申し訳ありません
三〜五日くらいで通常の状態に戻れる見通しでいます

スレ住民の皆が無事で元気である事を祈ってます
大変な時だし頑張れなんて言えないけど…
ここに投下される皆のネタを見て心を楽しませる人もいると思います
少なくとも自分はそう、こういう時だからこそ楽しいネタが見たい!

他の皆の良ネタを待ってます!
203助けて!名無しさん!:2011/03/13(日) 06:25:35.43 ID:z++RP+Ns
地震がおこったみたいだがみんな無事が?
わたしはちょうど地震がおこった時寝ていてきずかなかったぜ・・・
204助けて!名無しさん!:2011/03/13(日) 13:57:04.99 ID:5AMySnQJ
>>202
把握した。更新の事は気にしないでくれ…リアルの問題の方が大事だからな
次のネタを楽しみに待ってるよ


所で皆は無事だろうか?
…10mの津波とか、マグニチュード9の地震とか冗談抜きで酷過ぎる…

地震で暗い気持ちになってる皆を笑わせて気持ちを楽にするネタを、ちょっくら今から書いてくる
それが海外に住んでいて、日本の為に何も出来ない自分なりの方法だと信じたい…
205助けて!名無しさん!:2011/03/13(日) 21:54:16.32 ID:Nvcff7bD
何を書いても不謹慎な気がしてね。昨日なんか日本オワタとか思ったし。
それ以前に最初からネタ無いんだけどな。
206助けて!名無しさん!:2011/03/13(日) 22:12:03.51 ID:/RWkYfdj
普通に兄弟が仲良くしている話ならいいんじゃないだろうか…
こんな時だからこそ、ほのぼのした兄弟が見たい
いい話を読むと幸せな気分になるから
207助けて!名無しさん!:2011/03/13(日) 23:23:55.32 ID:0b4iQXCb
大丈夫だよ。
単純に考えれば、今は無理でも電気や通信が復旧したときにタダで気軽に楽しめる娯楽は多ければ多いほどいい。
被災地にスレ住人がいるとするならこのスレだって大事な日常の一部だし、いつもの場所に戻ってこられればホッとするだろう。
だからネタを書くのは不謹慎だとかそういうことは考えなくてもいい。

もちろんそれそのものをネタにしたり煽ったりするようなのは駄目だけどな。
敢えてそこに触れたネタを書く必要なんかないし、いつも通りにやればいいと思う。
208助けて!名無しさん!:2011/03/13(日) 23:46:18.70 ID:/RWkYfdj
普段から、ネタ職人の皆さんは気を使って投稿してくれてたじゃないか(実際の事故・事件に触れるネタは書かない、過激な表現が出る場合は注意文を書くなど)
自分はそんなネタ職人の皆さんの良識を信じてる
あなた達が書くSSは決して不謹慎なんかじゃない

自分にネタ投下できる力がないのが悔しい
209助けて!名無しさん!:2011/03/13(日) 23:56:38.82 ID:32nrl5aV
テレ東が普通に番組放送してるのにも意味はあるのよ
普段通りの光景があるってのは大事、だからネタ投下を遠慮する必要は無いと思う
俺も明日か明後日から何か投下するよ。今日はもう寝る、さっきやっとネット復旧したばっかりなんだ
210助けて!名無しさん!:2011/03/14(月) 11:04:04.50 ID:y38TcZB9
なんか明るい話題ねーかなと思ったら今日ホワイトデーじゃないか
男性陣は何かお返ししたりするんだろうか
211助けて!名無しさん!:2011/03/14(月) 12:57:55.94 ID:K5LsVU/A
サラ「兄様、ほら……今日はあの日でしょ?何か渡すものないの?」
エフラム「ああ、ホワイトデーだろ。ちゃんと用意してあるぞ、ほら」
サラ「ちゃんと憶えてたんだ、ちょっと意外……。今開けていい?」
エフラム「いいぞ。ああ、一応言っておくが高価なものは期待するなよ」
サラ「そんなことわかってるから……これ、クッキー?」
エフラム「ああ、姉上とエイリークに教わって俺が作った」
サラ「ふうん……今食べてもいい?」
エフラム「ああ」
サラ「じゃ、遠慮なく……あれ、普通に美味しい」
エフラム「……おい、どういう意味なんだ」
サラ「だってこういうのって、出来がいまいちで無理して美味しいっていうのがパターンじゃない」
エフラム「お前な……」
サラ「まあでも、ちゃんと感謝はしてるから……ありがと。てっきり変な薬でも仕込んであるとか考えたけど」
エフラム「……安心しろ、お前への愛しか入ってない」
サラ「……は?」
エフラム「薬も全く考えなかったと言えば嘘になるが……やはりそういうのはよくないと思ってな」
サラ「え……っと、その」
エフラム「……冗談だ」
サラ「……!?」
エフラム「まあ、たまには俺も冗談を言ってみてもいいだろ?」
サラ「……さっきのもう一回言って、録音するから」
エフラム「……いや、なんでそんなことを……嫌な予感しかしないんだが。と言うか怒ってるのか?」
212助けて!名無しさん!:2011/03/14(月) 14:34:56.80 ID:y38TcZB9
サラ「てっきり本当に媚薬でも入れてくると思ったけど」
エフラム「誰がするかそんなこと、大体用意する方法も知らないんだぞ」
サラ「言ってくれれば私が作ったのに…」
エフラム「…いや、それもなにか違う気がするんだか」
213助けて!名無しさん!:2011/03/14(月) 18:10:17.01 ID:i+c5ps6J
媚薬を飲んでエフラムに迫るミルラ、サラ、アメリアを想像しちまった…
この状況でこれをネタにするべきか悩む俺、チキンwつーか一歩間違えるとエロパロ行きだしなw
214助けて!名無しさん!:2011/03/14(月) 18:47:57.91 ID:4DnhhoLq
>>213
個人的には全力で支持するとだけ言っておく
215助けて!名無しさん!:2011/03/14(月) 20:32:11.51 ID:i+c5ps6J
サラ「という訳で皆も兄様からお返しは貰ったようね」
ミルラ「お兄ちゃんからはクッキーでした。甘くておいしかったです」
アメリア「私もクッキーだったよ?私のはほんのり苦い味だったけど」
サラ「私のはかなり甘かったわ。で、結果は?」
ミルラ「………」
アメリア「………」
サラ「ま、聞くだけ無駄よね。とりあえずお茶でも飲みながら会議にしましょ」
ミルラ「あ、お茶ならこんなのをもらいました」
アメリア「あ、私も」
サラ「誰から…?ずいぶん高い葉のようだけど」
ミルラ「えーと、兄弟家のミカヤさんから」
アメリア「私も。師匠に会いに行った帰りに」
サラ「…まあいいわ。今いれるから待ってて」

エフラム「む、このお茶はうまいな」
リーフ「ミカヤ姉さんが貰ってきたらしいけどうまいな」
ヘクトル「普段なら茶なんて同じだと思う俺だがうまいと思うぜ」
ミカヤ「ユンヌから貰ったんだけど珍しくまともな物みたいね」
マルス「肝心のアイク兄さんは一気に飲んで終わりでしたけどね」
ロイ「ユンヌさん、哀れ…」
セリス「ちなみにこのお茶っていくらなの?」
ミカヤ「さあ?ユンヌは気にしないでとしか言わないし」
エリンシア「エフラムちゃん、サラちゃんから電話よ」
エフラム「サラから?電話なんて珍しいな」

エリンシア「なんだか苦しそうだった気がしますわね」
リン「だからエフラム兄さんを呼んだのかしら?」
エイリーク「そうならお見舞いに何か持たせないといけませんね」

エフラム「よくわからんがちょっと来てほしいらしい。出掛けてくる」
リーフ「エフラム兄さん、行くなら気をつけてね」
エフラム「何をだ?」
リーフ「サラが電話でわざわざ呼ぶなんて怪しいってことさ」
エフラム「…わかった」

エフラム「…なんだこれは?」
サラ「…ハァ…兄様、あのお茶…に、ちょっと媚薬成分が…ハァ…もう限界、兄様、私を好きにして」
ミルラ「エフラムお兄ちゃん、ぎゅーってしてください」
アメリア「えへへ…師匠、その槍で私を好きにしてください」
エフラム「…落ち着けおまえ達。とりあえず服を着ろ、下着姿で迫るな」
サラ「私、兄様もリーフも好きなの。兄様はリーフと同じぐらい優しいもの」
ミルラ「お兄ちゃん、私はお兄ちゃんとずっと過ごしたいの」
アメリア「師匠!師匠となら私は何でもします!」
エフラム「…わかった。とりあえず落ち着いたら話を聞くから落ち着け」

サラ「不覚…まさか私が媚薬に負けるなんて」
ミルラ「…お兄ちゃん、私は何か言ってました?」
アメリア「師匠!私は師匠に何か失礼なことをしましたか?」
エフラム「…安心しろ。特に問題はないから…」

終われw

ダメだw本気で書いたらエロパロ行きだからこれて勘弁してくださいw
216助けて!名無しさん!:2011/03/14(月) 20:56:34.66 ID:4DnhhoLq
お前はよくやったw俺は評価する
217助けて!名無しさん!:2011/03/14(月) 20:58:28.80 ID:MqgGc+hQ
俺もだ!
218助けて!名無しさん!:2011/03/14(月) 23:44:11.87 ID:K5LsVU/A
>>215
エフラム「しかし……珍しいものが見れたな」
サラ「言わないで、忘れて。私は何したかよく憶えてないけど、とにかく忘れて」
エフラム「別に気にするな、普通に可愛らしいところもあるんだなと思っただけだ」
サラ「……!?……知らないところで可愛いとか言われても嬉しくないし、て言うかからかってるでしょ?」
エフラム「いやいや、普段からあれくらい素直で可愛げがあってもいいと思うぞ」
サラ「……そんなに可愛いって言うなら来年のバレンタインに婚姻届あげるから、ホワイトデーに指輪よこしなさいよ」
エフラム「……どこに突っ込んでいいかわからないんだが、とりあえず順番がおかしくないか?」
219助けて!名無しさん!:2011/03/15(火) 00:15:52.67 ID:Wt0TsKVf
ワユ「いやー来ちゃったね、ホワイトデー」
ミスト「うん…お兄ちゃんからのお返し、期待しても良いのかな?」
イレース「…義理堅い人ですから、何もないってことは無いと思います」
ワユ「お、噂をすればだよ。おはよー大将!」
アイク「ああ、おはよう。ちょうどいいところに、ほら、ホワイトデーのお返しだ」
ワユ「あ、ありがと…って何この袋、妙に大きいけど」
ミスト「しかも結構重いよ…何だろう」
イレース「これは…お肉ですか?」
アイク「ああ、俺はこういうときにどういう物を贈っていいのかよくわからないからな。
     自分がもらって嬉しいものを贈ることにした。ちょっと遠出して竜の肉を獲ってきたんだ。
     保冷剤も入れてあるから、安心して持ち帰ってくれ」
ワユ「うん…まあ、嬉しいんだけど」
ミスト「なんというか…」
イレース「…らしいですね」
アイク「ん、気に入らなかったか?レテは喜んでくれたが」
ワユ「確かに獣牙の人は嬉しいと思うけど…」
ミスト「他のことを期待してて微妙な表情をしてるレテさんの顔が浮かんでくるよ…」
アイク「じゃあ俺はこれから他の奴らに渡してくる。急がないと鮮度が落ちるからな」

ワユ「…行っちゃった」
ミスト「…どれくらいあるんだろうこれ。何グラム、じゃなくて何キロあるんだろ…」
イレース「…せっかくアイクさんが用意してくれたんですから。有難くいただきましょう」
ワユ「まあそうだけど、これ食べきれるの?」
ミスト「私は自分で食べなくても、お兄ちゃんにこれでお弁当作ってあげたりすればいいし」
ワユ「いいなー料理できる人は。私はどうしよ…」
イレース「食べきれないなら私に下さ」
ワユ「ダメ」
イレース「……残念です」
220助けて!名無しさん!:2011/03/15(火) 00:29:52.96 ID:/FiV5GEi
アイクのちょっとは言葉通りとは思えんwどこまで行ってきたんだw
221助けて!名無しさん!:2011/03/15(火) 16:01:05.29 ID:vL4dJzWD
>>219
流石はアイクだ!(いろんな意味で)お返しフラグなんてなんともないぜ!

…所でアイクが東方無敗に弟子入りする夢を見てしまったんだが、どうネタにすればいいんだこんなの…orz
222助けて!名無しさん!:2011/03/15(火) 22:36:29.01 ID:2NcnunNL
無理にネタにする必要ないんじゃない
223助けて!名無しさん!:2011/03/15(火) 22:47:37.22 ID:A0YceIka
何となく書いてみたくなった長編ネタ投下始めます
NGワードは『FEOn-line』でお願いします
タイトルのように紋章町の住人がOn-lineゲームをやる話です
では、投下始めます
224FEOn-line 第1章 旅立ちのロイ 1/3:2011/03/15(火) 22:48:21.05 ID:A0YceIka
〜あなたも好きなジョブで戦おう〜
FEOn-line、君も今すぐゲームセンターで登録だ

ロイ「何ですか、これは?」
休日に家でのんびりしていたロイは息を切らせて訪ねてきたルーテの応対をしていた。
ルーテ「最近街中で流行りのゲームです。ですが…怪しいのです」
ロイ「怪しい?どうして?」
ルーテ「普段からゲームをやらない人…ラグズまでやっているのです」
ロイ「…そんなことよく調べたね」
ルーテ「もちろん優秀ですから」
ロイ「で、どうしてうちに?アスレイさんとかもいるじゃない」
ルーテ「ダメです、数時間前に消息を絶ちました。というかミイラ取りがミイラになりました」
ロイ「…なるほど。じゃあ兄さん達を呼んで…って誰もいないの?」
ルーテ「…残念ながらみんなもゲームの毒牙に」
ロイ「…仕方ない、僕達もやりに行くしかないね」
こうしてロイの電脳世界での冒険は始まった――

ロイ「うわ、すごい人数がアクセスしてるみたいだね」
ルーテ「この装置を頭のヘッドギアに繋げるとできるみたいです」
ロイ「げ、登録に500Gもかかるんだ…今月のお小遣ギリギリだよ」
ルーテ「はい、使ってください。依頼料代わりです」
ロイ「ありがとうございます。では始めましょうか」
ロイが装置をヘッドギアに接続すると頭の中に響くような声がした。
と同時に目の前が真っ暗になり、自分の姿しか見えなくなった。
「我はこの電脳世界の主。そなたが望む姿は……これだな」
ロイの身体が一瞬煌めく、ロイが自身の身体を見ると……
ロイ「…うわ、昨日読んだ漫画の主人公っぽくなってる」
「気にいただけただろうか?」
ロイ「…え、ええ。まあ」
「なら次にそなたが望む職業を選ぶがいい」
ロイの目の前にパネルが現れ、画面に様々な職業が表示される。
ロイ「…うーん、この漫画の主人公はやっぱり剣使いだし剣士かな」
「剣士…そなたがなりたいのは剣士なのだな?」
ロイ「はい、お願いします」
「よかろう。では最後にそなたの名前を教えてくれ」
ロイ「名前は…ROIでいいや」
「剣士ROI、そなたの名前はROIでいいな?」
ロイ「大丈夫です」
「うむ、では今からそなたは剣士ROIだ」
次の瞬間、ロイは剣を身につけた状態で草原に立っていた。
ロイ「…どこだろう?ルーテさんはいないのかな?」
辺りを見回すと横に槍を持った少女がいた。頭の上に天馬騎士Ruteと表示されている。
ロイ「あの…すいません」
ルーテ「…剣士ROI、ロイ君ですね。私です、優秀なルーテです」
ロイ「ですよね。それはともかくどうしますか?」
ルーテ「とりあえず兄弟の皆さんやアスレイ君を探しま…敵です!」
ルーテが叫んだ直後、草むらから数匹のモンスターが現れた。
225FEOn-line 第1章 旅立ちのロイ 2/3:2011/03/15(火) 22:49:14.81 ID:A0YceIka
ロイ「えーと、とりあえず戦うんですよね?」
ルーテ「はい、とりあえず武器を抜いてください」
言われた通り腰にある剣を抜き、構える。
ロイ「あれ?構えたのにコマンド表みたいなのは出ないの?」
ルーテ「いつの時代のゲームですか。今時のオンラインゲームは常に動くんですよ」
ロイ「そうなのか…よ、よーし。行くぞ!」
モンスターにいつも通りの動きで剣を突き刺す。するとモンスターは溶けて消えていった。
ロイ「消えた?あ、倒したのか。次は?」
ロイが次に備えて身構える、しかしその前にルーテの槍が2匹のモンスターを貫いていた。
ロイ「ルーテさん、すごいですね。槍なんて使ったことないですよね?」
ルーテ「優秀ですから。それはともかく街を目指しましょう。情報収集の基本ですから」
ロイ「わかりました」

ロイ達が草原にある道を進んで行くと小さな町が見えた。
町に入るとそこには様々なキャラがいろいろな話をしていた。
ロイ「うわ、本当にいろんな人がプレイしているんだな」
ルーテ「とりあえず皆さんの情報を聞いてみましょう…きっと特徴がありますよ」
ロイ「すいません、人を探しているんですが…」
ロイは近くにいた騎兵Lilyと表示された少女に話し掛けた。
Lily「人探し?でも私も始めたばかりだからわたらないわよ?」
ロイ「そうなんですか…ありがとうございます」
ロイはお礼を言って立ち去ろうとする。するとLilyはロイを呼び止めた。
Lily「あ、あのさ…私も連れとはぐれちゃって人を探してるのよね。よかったら私も連れていってくれないかしら?」
ロイ「え、えーと…どうしますかRuteさん?」
ルーテ「構いませんよ。よろしくお願いしますLilyさん」
Lily「ありがとう!よろしくね」
ロイ「とりあえず僕達もいろんな人に話してみよう」
Lily「オッケー!私の連れはたぶん斧使いと剣使いよ」
ロイ「僕達は…いっぱいいるから噂を集めてみよう」

Ill「あん、噂?知らねえよ。俺は貴族になるために稼いでんだ、邪魔すんな」
Lala「うーん、私の愛しい勇者様はどこかしら?それはともかく傷薬買う?」

ロイ「うーん、あんまり有益な情報は手に入らなかったね」
ルーテ「仕方ありません。とりあえず次の町に行きましょうか。ならその前に装備を買いましょう」

親父「いらっしゃい、そちらの嬢ちゃんは天馬騎士みたいだがペガサスはいらないのかい?」
ルーテ「売っているんですか?」
親父「いや、ペガサスは扱ってねえな。ただ、南の森に馬と一緒にいるって話だぜ」
ロイ「なるほど…ならまずは南の森に行こう。Lilyさんも馬が手に入るかも」
Lily「そうね、お願いするわ」
ルーテ「じゃあ行きましょう」
226FEOn-line 第1章 旅立ちのロイ 3/3:2011/03/15(火) 22:50:10.30 ID:A0YceIka
ロイ「ここか…ペガサスには僕は近づけないから待ってるよ」
Lily「そうね、私はあっちにいる馬を捕まえてくるわ」
ルーテ「じゃあ私はペガサスを捕まえてきます」
ロイ「行っちゃった。しかしこのゲームいつまでやるんだろう…」
????「このゲームは終わらない…」
ロイ「誰だ!?」
????「貴様らは永遠に我の支配下なのだ…くくく」
ロイ「くっ、なら無理矢理…ってヘッドギアに触れない!?」
????「無駄だ、既にお前の身体はこのゲームに乗っ取られている」
ロイ「なにっ…」
????「せいぜいこのゲームを楽しむのだな」
ロイ「待て!…ダメか、もう聞こえない」
ルーテ「お待たせしました。素直ないい子を手なずけました」
Lily「私も」
ロイ「…よし、みんな行こう。次の町はどっち?」
Lily「ここから東の方向ね」
ロイ(きっと…きっと兄さんや姉さん達なら助けてくれるはず。行こう、みんなを探しに)

第2章に続く…
227助けて!名無しさん!:2011/03/17(木) 13:57:37.95 ID:XKF9YQab
>>224-226
ロイの小遣いで不覚にも泣いた;
確かに貧乏なのは分かるけど、鉄の剣が460Gの時代にこれは少なすぎるww
とりあえず他の兄弟たちに何が起きたのかwktkしつつ期待。
GJ!


そしてぬるぽ
228助けて!名無しさん!:2011/03/17(木) 14:55:04.57 ID:IldMZekT
>>227
アイク「ガッ」
229助けて!名無しさん!:2011/03/18(金) 18:38:46.94 ID:7eDvjZ3r
何その軟い敵なら一撃で倒せそうなガッ
230助けて!名無しさん!:2011/03/19(土) 09:23:32.76 ID:WXnk0oMm
ロイ「ああ、>>227さんが砕けた豆腐のように!」
231助けて!名無しさん!:2011/03/19(土) 15:15:18.56 ID:Qp+joxwa
ボーレ「豆腐!?
    豆腐を粗末にするやつは許さねぇ!」
232助けて!名無しさん!:2011/03/19(土) 17:27:30.77 ID:0AadJ7KE
俺は豆腐大好きだよボーレ
233助けて!名無しさん!:2011/03/20(日) 07:39:07.89 ID:5FQGBu5A
すごい熱気に感化され書いてしまった。
この先キャラ崩壊、注意です。
234赤 繋がり:2011/03/20(日) 07:42:23.68 ID:5FQGBu5A
ミカヤ「嫌な予感がする…」
マルス「どうしたんです?いきなり?」
ミカヤ「最近ユンヌ見ないじゃない?こういう場合大体嫌な予感がするの。」
マルス「まぁ確かに混沌を愛する女神ですし、なにか企んでいても可笑しくないですがそれよりも…」
シグルド「手を繋ぐ、寄り添いあう、膝枕…いいさ、すべて認めよう。ただし私の剣戟を耐えられたらなぁー!」
アルム「しつこいよ兄さんは!」
セリカ「やーね!芸の一つ覚えじゃない!」
シグルド「これは教育的!道徳的指導だ!KINSHINは許さんぞー!!」
エフラム「…リーフ、一つ聞きたいんだがこの問題答えのπってなんだ?」
リーフ「そーいうのは僕じゃなくて別の人に…あぁこれパイだね」
エフラム「パイ?」
リーフ「僕もこの前授業でやったんだよ、兄さんもやったでしょ円周率、それがπ」
エフラム「ああ、そういえば」
リーフ「この問題はπを使って答えていいってなってるから応えは5πっと…πつければ数掛けて変えなくていいんだ。」
エフラム「成程、πは変わらないんだな。」
リーフ「そう、πは変わらない!」
エイリーク「成程、私のπも変わらないんですね。」
エフラム「そう、お前のπも変わらな…」リーフ「ヒトデナシー!!」
エイリーク「変わらないんですね?兄上?」
エフラム「」
マッテクダサイアニウエ‐♪オコッタオレノイモウトガコンナイカワイイワケガナイ!!KHINSHINハユルサンゾー!
235赤 繋がり:2011/03/20(日) 07:43:26.37 ID:5FQGBu5A
マルス「目の前の状況をなんとかしないとまたエリウッド兄さんが倒れちゃいますよ?」
ミカヤ「いつもながらの風景ねー、お姉ちゃん落ち着くわー」
マルス「今日は仲裁してくれるエリンシア姉さん達は出かけてるし、姉さんにスリープでもかけてもらうのが一番なんだけど」
ミカヤ「…そうね、エリウッドの負担を減らしてあげるためにも…って杖どこだったかしら?」
―♪―♪
マルス「メール…?ヘクトル兄さんから?」
    件名 無題
    本文 どうも今日は遅くなる。そういえばエリウッドがなんかやばかった。
       気にかけてやってくれ。
       
マルス「兄さんがやばいのか?」
ミカヤ「あったあった…あ。」
エリウッド「…」
マルス「あ…あー、兄さんおはよう。そこは段差があるから倒れるなら別のところが…(別段変わりはないし何がやばいんだ?)」
エリウッド「…らねぇ」
マルス「?」
ミカヤ「…?」

エリウッド「戦闘なんてくだらねぇ!俺の歌を聞けぇ!!」

二人「!?」

エリウッド「うぉおおおお!!」
マルス「ちょ兄さん!丸腰で突っ込んだら危ないよ!!ってどっから持ってきたのそのギター!?」
ミカヤ「エリウッド…逞しくなって」
マルス「いや感心する所じゃないでしょう!絶対変だって!」
シグルド「なんだエリウッド!邪魔をするのか!言ったってわからない奴にはこうするのが一番だ!」
アルム「やめなよ兄さん!無理に動くとまた倒れるよ!?」
エリウッド「戦って何になる!それでハートは伝わるのか!?」
セリカ「言ったってわからない人もいるのよ!そこにいる兄さんみたいなね!」
エリウッド「まだ試してないのになぜそう言い切れる!ならばまずは俺の歌を聞け!」
236赤 繋がり:2011/03/20(日) 07:44:19.10 ID:5FQGBu5A
Let'sgoツキヌケヨォゼー♪
シグルド「話にならん!悪いが叩き伏せる!!」ビュン!
マルス「エリウッド兄さん!!」
エリウッド「ユメデミタヨアケヘー♪」Miss!
セリカ「魔法なら…!」ライナロック
エリウッド「マダマダートオイケド―♪」Miss!
ミカヤ「外れた!」
アルム「……いや、かわしてるなあれは」
マルス「兄さん居たの!?」
アルム「居るよ!さっきから喋ってたじゃないか!それよりも…」
シグルド「制裁!指導!更生!」ビュン!ブン!ヒュン!
セリカ「どうしようも!ないのよっ!」
エリウッド「メイビードーニカナルノサーアイガーアレバーイツダッテー♪」Miss!Miss!Miss!
シグルド「埒があかん!セリカ!先に片づけるぞ!」
セリカ「OK兄さん!」
エリウッド「オレーノウタヲキーケバーカンタンナコトサー♪」
シグルド「うおぉぉお!!」
セリカ「はぁああ!!」
マルス「やばい!2人揃って仕掛けてきた!」
アルム「避けられない!」
エリウッド「2つのハートをクロスさせるーなんて♪」ニヤ
シグルド「なっ!?」
セリカ「あ…!」
エリウッド「ヨゾラヲーカケルラブハートモエルオモイヲノセテー♪」Miss!
シグルド「悪かったな…言いすぎたか?」
セリカ「いいの…そうよね…はしたなかったわよね」
アルム「歌で戦意を消失させた…」
ミカヤ「違うわ、歌で…エリウッドの歌で二人がわかりあったのよ、心は通じ合えるって」

エフラム「お前ら…見てるなら助けてくれないか!!」プルプル…
エイリーク「兄上?なんでそっちを見るんです?今、私と話してるんでしょ?」クスクス
アルム「わぁ、さすが兄さん、白刃取りなんてさすがですねー」
マルス「日々の訓練の賜物ですねー」
エフラム「冷たくないかお前ら!?」
ミカヤ「エフラムね、前にサラちゃんにもてあそばれて子供のこと怖くなったことあったでしょ?」
エフラム「あったがそれが…」
エイリーク「私と!はなしてるんですよね!?」グッ!
エフラム「くっ…剣圧が…姉上!だからなんだと!?」
ミカヤ「だからね、お姉ちゃん、おとなしくエイリークに斬られればシスコンが治ると思うのー」
エフラム「結局見捨てるのかぁー!!」
237赤 繋がり:2011/03/20(日) 07:44:49.15 ID:5FQGBu5A
オマエニーイツデアエルノダロウ―♪
エイリーク「…歌?」
エフラム「エリウッド?何をしている!?」
エリウッド「オマエハイマ―ナニヲシテルノー♪」
エイリーク「…」
エフラム(力が弱まった…?)
――ミドリノソウゲンデスレチガウ―♪
マルス「あれは聞いてるね、聞きいってるね。」
アルム「もともと好き好んで戦うタイプじゃないしね、姉さんは」
ミカヤ「音楽性が惹かれてるのね…にしてもやっぱりエリウッドなにか違うような?」
マルス「いや誰でもそう思うでしょ、あれはおかしいよ」
ミカヤ「そうなんだけど、感覚的に違うというか…」
エリウッド「On The Submarine Street…♪」
エイリーク「…感動しました」
エフラム「あぁ、見事なものだ。感心したぞエリウッド」
エリウッド「礼なんていいよ、俺のハート、伝わったろ?」

リーフ「大変だよ!」
マルス「リーフ、こっちこそ異常事態だよ」
エリウッド「どしたの?」
リーフ「えっ?兄さん感じ変わった?…それよりアイク兄さんとしっこくさんが久しぶりに全力でやりあっちゃって!」
アルム「久しぶりなだけでいつものことじゃない?」
リーフ「それがよくわからないけどアイク兄さんが全開でキレちゃって家にラグネル置いてきたからってとって来いって!」
マルス「……リーフ、実にまずいことになったね。」
リーフ「でしょでしょ!はやくしないと!」
マルス「違う、そういうことじゃない…」
アルム「あれ、エリウッド兄さんは?」
マルス「今…恐らくアイク兄さん達のところへ向かいました」
アルム「えぇ!?まずいよそれは!!」
リーフ「そうだよまずいよ!…ってなにが?」
マルス「今の兄さん達が鉢合わせることは火に油を注ぐようなもんだ…」
ミカヤ「とにかく追いかけましょう!」
238赤 繋がり:2011/03/20(日) 07:46:51.79 ID:5FQGBu5A
アイク「漆黒よ、どうしたアンタはそんなもんじゃないだろう?」
しっこく「ぐぅ…アイクよ…、ラグネルがないというから手加減してやったら調子に乗って…」E.銀の剣
アイク「アンタがどう思おうが、俺は手を抜かない、それが真剣勝負となれば尚更だ」E.ハンマー
しっこく「容赦という言葉を知らないのか貴様は!大体なぜ都合よくハンマーなんて持っている!?」
アイク「工務店にハンマーがあって何が悪い?」
しっこく「どうやら、本気にさせたようだな…」E.エタルド
エリウッド「そこまでだ!」
しっこく「!」
アイク「エリウッド、何しに来た?」
エリウッド「何しに?決まってんだろ、俺の歌を聴かせに来たんだよ!!」
アイク「歌…?」
しっこく「少年よ…ふざけているのか?ここは死合いの場、態度によってはただでは済まさんぞ?」
エリウッド「そんなのどうでもいい!俺は好きな時に歌い!俺のハートを伝えるだけだ!」
しっこく「そうか、お前は歌いながら戦うというのだな?」
エリウッド「俺の歌は闘いの道具なんかじゃねぇ!俺の歌を聞きやがれぇ!!」
――24ジカンウゴメクマチヲ―♪
しっこく「面白い、本当に歌い始めるとは……馬鹿にしているのか!」ブン!
エリウッド「トゥナーイトトゥナーイトカーケヌケルー♪」Miss!
アイク「!」
しっこく「この力は…成程、本気を出してもよいと見た」
メガクラミソウナアオイダイヤモ――――♪
マルス「遅かったか!」
アルム「あれは…しっこくさん、月光を出す気だ!」
ミカヤ「騎士様!」
しっこく「ぬぅお!」
エリウッド「っ!」Miss!ガシャン!
アルム「あれもかわすだなんて…」
リーフ「でも兄さんがもってたギターが木っ端みじんに…」
しっこく「…次は当てる」
エリウッド「…」
239赤 繋がり:2011/03/20(日) 07:47:27.93 ID:5FQGBu5A
しっこく「どうした?言葉も出ないか?」
エリウッド「うるぁあ!」ガン!
しっこく「ぬお!?」
マルス「鎧の上から殴った!?」
ミカヤ「でもあれって自分の手の方がいたいんじゃ…?」
エリウッド「ハッ…!」
しっこく「ようやく攻撃してきたか、さぁ剣を取れ!」
エリウッド「殴っちまったじゃねぇか…」
しっこく「…え?」
エリウッド「てめーのせいで殴っちまったじゃねぇかー!!」
しっこく「え、ちょ何!?そんなに殴ったって!いや結構痛いみぎゃぁぁあ!!」
リーフ「…逆切れだ。」
マルス「なんて言ったらよいのやら…」
アルム「酷い有様です…」
ミカヤ「…やっぱり変よ、いくら今のエリウッドが異常でも騎士様に……女神の祝福を受けている騎士様に…『女神』?」
エリウッド「はぁ―ッ!!はぁ―っ!」
しっこく「」
アイク「やってくれたな、エリウッド。」
エリウッド「!」
アイク「お前は勘違いをしている、しっこくを倒せばすべて解決するわけではない。」
アイク「俺は、俺自身がしっこくを倒してけじめをつけたかった。そして、そのけじめの対象は今お前に変わった。」
エリウッド「…」
アイク「本来なら家族の好で許してやらんこともないが俺は今、純粋にお前と戦いたい、だから覚悟しろ。」
シグルド「ならお前も覚悟するんだな」
セリカ「戦うとかけじめとかそんなもの…」
エフラム「熱いハート前では…」
エイリーク「全くもってくだらないですね」
アイク「お前達…」
エリウッド「みんな……、へっ、じゃあいっちょ派手におっぱじめるか…俺の…!!」

   俺達の!!歌を聞けぇ!!
240赤 繋がり:2011/03/20(日) 07:48:25.74 ID:5FQGBu5A
アイク「……歌というのも良いものだな。」
エリウッド「俺の歌が聞きだかったらいつでもいいな!」
マルス「終わったね……」
アルム「なんかヒヤヒヤしたよ…」
ミカヤ「ねぇ、3人ともエリウッドを羽交い絞めにして動けないようにしてくれる?」
リーフ「え?うん、いいけど…」
エリウッド「おい、いったい何すんだよ?胴上げなら遠慮しとくぜ?」
ミカヤ「……ユンヌでてきなさい」
マルス「!」
アルム「ユンヌって!」
リーフ「そういえば最近見ないと思ったらもしかしてずっとエリウッド兄さんの中に!?」
エリウッド「はぁ?どしたの?いきなり?」
ミカヤ「これ以上渋るというのなら…アイクとキスするわよ?」
エリウッド「あー待って待って!今出ますって!!」
ユンヌ「もう、これでいいんでしょ!」
ミカヤ「なんでこんなことしたの!?」
ユンヌ「あのピザに頼まれたの!!」
エフラム「ヘクトルか!」
リーフ「ピザ=ヘクトル兄さん直結なんだ…」
ミカヤ「嘘!ヘクトルがエリウッドにこんなことさせるわけないじゃない!」
241赤 繋がり:2011/03/20(日) 07:49:59.14 ID:5FQGBu5A
ユンヌ「ホントったらホントなの!」
ヘクトル「あぁ本当だぜ」
エイリーク「兄上!?」
シグルド「どうしてこんなことをした…納得できるまで話してもらうぞ?」
ヘクトル「あー…わかったよ、話すって…。」
ヘクトル「コイツ…いや、正確には俺たちだけど4月25日に誕生日だろ?」
マルス「誕生日というか発売日なんだけど」
リーフ「メタ自重」
ヘクトル「そんでさ、コイツになんか欲しいもの聞いたら…『皆が元気でいてくれれば欲しいものなんて何もないよ』なんて言いやがんだ、自分が一番病人くせぇのによ」
セリカ「兄さん…」
ヘクトル「ユンヌの加護は身体能力を向上させる効果があると聞いた、だから1ヶ月前からユンヌに護られてれば来月はコイツもちったぁ元気になってるんじゃないかとな」
ミカヤ「それでユンヌを中に?」
ヘクトル「最近は特に疲れてるみたいだったからな…。こんなことになるとは知らなかったとはいえ俺のせいだ、だから責めるなら俺を責めろ。反論もしないし抵抗もしない」
マルス「だから気にかけろと…」
ミカヤ「まったく無茶苦茶ね。でも…こんなやさしい弟をもってお姉ちゃん幸せだわ…」
ヘクトル「姉上…」
シグルド「……さぁ帰ろう、家で皆が待っている」

ミカヤ「あ、私晩御飯いらないから、それとユンヌ、ついてきて」
ユンヌ「へ?」

ヴォルツ「へいらっしゃい、世界ひろしといえどこれだけ品ぞろえのいい焼鳥屋はないぜ?」
ミカヤ「ええっとレバーと、かわと・・・あとももで!」
ヴォルツ「まいど!」
ユンヌ「ねぇ…、なんで焼鳥屋なの?」
ミカヤ「え?私が食べたかったからに決まってるじゃない?」
ユンヌ「絶対嫌がらせよね!さっきはあの子自身責めるなら俺を責めろって言ってたじゃない、ミカヤだって許してたじゃない!」
ミカヤ「でもユンヌを許すなんて一言も言ってないわよ?」
ユンヌ「やっぱり嫌がらせじゃない!」
ミカヤ「嫌がらせじゃないわ、や・つ・あ・た・り・♪」
このとき俺は思ったね、世界ひろしといえどこれほどまでに綺麗な微笑みを浮かべられる女性はいないと。 ひろし 談
242赤 繋がり 終:2011/03/20(日) 07:50:36.15 ID:5FQGBu5A
―翌朝

エリウッド「うーん…ん?ヘクトル?」
ヘクトル「よ!起きたか、気分はどうだ?」
エリウッド「すごい長い間眠ってたような気がする、ああでもすごい良い夢を見れたよ」
ヘクトル「そうか、そりゃよかったな」
エリウッド「そういえば昨日なにしてたんだっけ…って僕もしかして1日中寝てたのか!?」
ヘクトル「いや?起きてたぜ。なんかいろいろやらかしたらしいがな」
エリウッド「え…?なんか怖いな、いったい僕は何をしたんだ?」
ヘクトル「後で話してやるって、それより来いよ、みんな待ってる」

熱い心の持ち主 エリウッド
負の女神に護られながらも彼は戦うことではなく
歌うことを選んだ。その後、彼が再び争いの中、
歌いまわったかどうかは定かではない。
243助けて!名無しさん!:2011/03/20(日) 13:24:56.50 ID:ygISfk06
また古いネタをw声ネタ以外で見るの久しぶりだわ。

そして声ネタだと若禿音痴のナバールさん
244助けて!名無しさん!:2011/03/21(月) 14:41:03.96 ID:M0VB+EQ0
エリウッドがバサラになるとはw
面白かった!
245マルス「オファーきたけど断りました。」:2011/03/22(火) 23:44:37.15 ID:mXg/nW/A
エリンシア「ふぅ、家事も一段落つきましたわ。テレビでも…あら?」

こんにちは♪
ワユ   「こんにちワユ」シュクメイノライバル!?
ありがとう♪
ウハイ  「ありがとウハイ」ワガナハウハイ
こんばんは♪
ワレス  「こんばんワレス!」フハハハハハハハ!
さようなら♪
ライアン 「さようなライアン」ゴードンニイサーン…

ま・ほ・う・の・ことばで、
た〜のし〜い、な〜かま〜が、ポポポポ〜ン♪

おはよう♪
ウルスラ 「おはよウルスラ」シヌノハコワイ…?
いただきます♪
マーカス 「いただきマーカス」イケマセンナ、ジツニイケマセン
いってきます♪
スルーフ 「いってきまスルーフ」ツヴァイノヒカリヲモツショウネン…
ただいま♪
マンフロイ「ただいマンフロイ」ミツケタゾ、シギュンノムスメヨ…
ごちそうさま♪
サムソン 「ごちそうサムソン」ドコマデモオマエヲマモッテミセヨウ
おやすみなさい♪
サザ   「おやすみなサザ」ミカヤハオレガマモル

す・て・き・な・ことばで
ゆ〜かい〜な、な〜かま〜が、ポポポポ〜ン

こんにちは♪
ワユ   「こんにちワユ」
ありがとう♪
ウハイ  「ありがとウハイ」

あいさつするたび、ともだちふえるね。

エーフイー♪

制作:FETV

エリンシア「…。(絶句)」

終われ

246助けて!名無しさん!:2011/03/22(火) 23:48:52.01 ID:mXg/nW/A
ついやりたくなってしまった。
後悔はしていない。


参考:ttp:www.youtube.com/watch?=EsRm78ZSOgc(一分フルバージョン)
247助けて!名無しさん!:2011/03/24(木) 08:53:21.06 ID:u+lrKG9b
クソw不覚にも吹いたw

FEOn-lineを投下します
NGしたい人は『FEOn-line』でお願いします
248FEOn-line 第2章 導かれし4人娘 1/2:2011/03/24(木) 08:54:36.07 ID:u+lrKG9b
ロイ「しかしモンスターばっかりと戦うのも飽きない?」
ルーテ「そうですか?」
Lily「やっぱり人と人との戦いの方が燃えるってやつ?」
ロイ「そうそう、そんな感じ。Lilyさんもですか?」
Lily「いや、私は草原とかでずっと過ごしたいかな。この世界なら見たこともない草原もあるし」
ルーテ「私はやっぱり…」
一行がたわいもない会話をしていると突然通行人が一行に話し掛けてきた。
通行人「おい、知っているか?」
ロイ「何をですか?」
通行人「この先の町では凄腕の追いはぎがいるそうだ」
ロイ「はぁ…追いはぎですか」
通行人「あんた達も襲われないように気をつけなよ」
ルーテ「どうやら次の町では追いはぎ退治をするみたいですね」
Lily「それはいいけどどんな追いはぎなんでしょうね?」
ロイ「さあ…僕らの知り合いってことはないと思うけど…」

それはさながら世紀末のように荒廃した町である。
町を鋼の装備で歩けば素っ裸にされ、うっかり銀の装備をすれば無事では済まない。
ロイ「って入口の看板に書いてある…」
Lily「あまりに危険で入口にいるここは○○の町よって言う人すらいないのね…」
ルーテ「とりあえず私達も進んでみましょう」
一行が町へ一歩踏み入れた瞬間だった。
盗賊A「奴らも冒険者みたいだぜ」
盗賊B「どれどれ…何だ、全員装備も貧弱だな。しかも野郎にまだ小さい女か」
盗賊A「これじゃあお頭も喜ばねえな」
盗賊B「よし、撤収だ」
という会話が物陰でされていた。そしてロイがそこを通過した時には跡形もなく撤収していた。
ロイ「…ダメだ。どの店も閉まっているし、人もいない」
Lily「諦めて次の町に行きましょ」
ルーテ「そうですね」
こうして一行は町を去っていった。

一行が町を去った後、別の冒険者が町を訪れていた。
その冒険者は見張りの盗賊により盗賊のリーダーに報告されることとなった。
盗賊A「お頭、来ましたぜGreenお頭!」
Greenと呼ばれた男が部屋の奥の暗闇から現れる。
Green「ほう、宝か?女か?」
盗賊A「女です。今は部下にマークさせてます」
Green「ふふふ…ようやくか…ようやく我がハーレムが始まる」
???「訳無いでしょ!」
Green「だ、誰だ!?」
Greenの部屋に響く女性の声。それは部屋の入口から発されていた。
???「ようやく見つけましたよリーフ様!」
????「いくら現実ではお姉さんや神器が手に入らないからってゲームに逃げるなんて」
??「…お仕置き」
????「現実と違って私達もお姉さんですけどね」
そこには様々な武器を持った姿は全員リーフ好みの四人娘が立っていた。
リーフ「…ぼ、僕にはまだ…」
直後、盗賊のアジトは陥落し、町に蔓延った追いはぎは消えたのだった。
249FEOn-line 第2章 導かれし4人娘 2/2:2011/03/24(木) 08:55:54.33 ID:u+lrKG9b
リーフ「うう…どうして君達までこのゲームにいるんだ」
ナンナ「どうしてって…リーフ様がやっているって聞いたからですよ」
ミランダ「サラがこのゲームにリーフがはまっているから引き戻そうって」
サラ「…ちなみに兄様もいるわ。残念ながらまだ見つけてないけど」
ティニー「それで私達がお金とスキルを駆使してリーフ様を見つけたのです」
リーフ「だからって…ここまで強くなる、普通?」
リーフ 王子Lv8
ナンナ 聖騎士Lv3
ミランダ 魔法騎士Lv1
サラ 賢者Lv5
ティニー 魔法剣士Lv4
リーフ「何で君達は既に上級職なのさ!?」
ナンナ「親切な人がいろいろくれました」
ミランダ「何かいちいちうるさかったけどいい人だったわ」
サラ「ついでにいろいろ教えてもらったわ」
ティニー「という訳で次の町に行きましょう」
リーフ「ちょ、どうして僕を壁に…あ、モンスターが!ヒトデナシー!」

President「あの娘達、きっと楽しくプレイしてるな。私もエイリークの居場所がわかって幸せだ」
リーフがヒトデナシーな目にあっていた頃、遠い草原を弓兵が全速力で走っていた。
果たしてその方角にエイリークはいるのか、彼は知らない…

ナンナ「リーフ様…クラスがクラスとはいえ弱いですね」
ミランダ「私達よりも早く逃げだそうとするなんて情けないわ!」
サラ「ま、リーフだから仕方ないわね」
ティニー「ゲームだとHPも無限じゃないですからね」
リーフ「き、君達の方が上級職だし強いに決まってるだろ。神器もない、CCしてない王子は弱いのさ」
ナンナ「じゃあ早く王子からCCしましょうよ」
ミランダ「やっぱりリーフは私達よりもタフじゃないと…べ、別に普段のリーフは褒めてないわよ!」
サラ「ここから南に経験値をいっぱいくれるモンスターがいるらしいわ」
ティニー「目的地は決まりましたね」
リーフ「…LvUPはわかったけどそろそろ一旦このゲームをやめない?皆も家族が心配するだろうし」
サラ「どうやって?」
リーフ「そりゃあ始めた時と逆の操作を…ってどうするんだっけ?」
ナンナ「…そういえば頭にヘッドギア被っただけですよね」
ミランダ「も、もしかして戻れないの?」
サラ「…ダメね。このゲーム…呪術を感じるわ」
ティニー「の、呪われたゲームですか!?」
リーフ「落ち着こうみんな。きっとどこかにセーブポイントがあるはずだよ、ゲームだし」
ナンナ「そ、そうですよね。そうとわかったらリーフ様を強くしましょう」
ミランダ「ほら、あそこにはぐれアルムがいるわ」
リーフ「…作った人の悪意を感じるなぁ…アルム兄さん、ごめん」
こうしてリーフ達はゲーム内でも有数の能力を持つチームとなっていったのだった。
第3章に続く…
250助けて!名無しさん!:2011/03/26(土) 08:28:38.69 ID:yMFb4Oud
またエイプリルフールが近づいてきたな…
251助けて!名無しさん!:2011/03/26(土) 12:33:52.52 ID:bFIqKQ6C
兄弟家で上手く嘘をつけるのは一部だけのような。アイクとかは何か面白いこと言ってみろと言われても
「冗談はなしだ。俺は糞真面目な男だ」とか言いそうな気がする
252助けて!名無しさん!:2011/03/26(土) 12:42:06.83 ID:B8xXOLqj
アイクがキリコかよw確かに何しても死にそうにないとことかは似てるがw
253助けて!名無しさん!:2011/03/26(土) 14:23:39.94 ID:UE+4891U
ララムの料理食わしたら流石に死ぬんじゃね?


…おや?誰かがドアをノックしたな、ちょっくら見てくる
254助けて!名無しさん!:2011/03/26(土) 14:26:14.55 ID:PkkaNt8L
>>252

ユンヌ「食う者と食われる者、そのおこぼれを狙う者。
     牙を持たぬ者は生きてゆかれぬ暴力の町。
     あらゆる住人が武装する紋章町。
     ここは神々が産み落とした混沌のソドムの市。
     アイクの躰に染みついたフラグ立ての臭いに惹かれて、
     危険な嫁候補が集まってくる。

     次章「フラグ」
     アイクが飲む兄弟家のコーヒーは苦い。」

ミカヤ「……何なのいきなり」
ユンヌ「いや、なんか言わなきゃいけないような気がして」
255助けて!名無しさん!:2011/03/26(土) 16:34:42.20 ID:MDnwGEhI
むせる
256助けて!名無しさん!:2011/03/26(土) 17:31:55.86 ID:B8xXOLqj
>>254
前半全然改変してないのに通じるのが凄え
あと危険な嫁候補ってなんだよw
257助けて!名無しさん!:2011/03/26(土) 19:29:46.90 ID:44aemmqz
>254
むしろ嫁候補が危険なのはロイ…
ん、何だろう。弁当の出前なんて頼んでないが…?
258助けて!名無しさん!:2011/03/26(土) 19:49:54.07 ID:HcyBXloq
              ___                       __
        __x<         > 、               , <: : : : : : `丶
      ,ィ⌒)  Y ., ─ 、        `r─ 、         /: : : : : : : : : : : : : \
     ,/ ー'.   / //_¨\\      「¨V  (_,ヘ.    __/: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
    / l、.___//, --、ヽ \二二二二」\\   }  /: : : : :`ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : :::.
.    / l ',__, ィ /  ,ノノ         ((^ヽ二ハ /: : : : : : : : : :V: : :ミ^ヽ: : : : : : : : : : : :',
   /  `ー─一'  , -‐ ' ニニ、,二、 ─- 、ヽ)   ,': : : : : : : : : : : :V,rヒノ,〈 >>257 : : : : : : ハ <うわああああ!!?
.  / /⌒)  ,>イ,、/'´∨::::::::::::::::::::`´⌒V\`ヽ. _{: : : : : : : : : : : : :ヽマク: : : : : : : : : : : : : :l
 ,'  ,'  二 -v'´´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V`:v-ァV: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,'
 V ∨r‐ミ\:::::::,>……─-、-………-<:::::::::::::ハ/ ノV: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::,'
.  \ ヽ) \`´|: : : : : : : : : : `: : : : : : : : :__,>‐一 ': : : V: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
    `丶、   `丶`´l、: : : : : : : __: : : : : : : : : : : : : : : : : V: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
      > 、   `丶、ヽ/l_/ヽ_,> - .,_: : : : : : : : : : :∨: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
──一 'ヘ    > 、  ` ー──一_'x<  `丶、: : : : : : : \: : : : : : : : : : : : : : : : :> '
  ___〉    / 7ー──一i´V      / /` ー----`丶、: : : : : : : :_> 
 i´        //       \\  /\{  {            ̄ ̄
 | , へ、   //          \`´/ヽ/\ヽ
259助けて!名無しさん!:2011/03/26(土) 23:58:37.27 ID:h5WS5Nat
>>256
剣聖とかラグズの戦士とか戦闘力的に危険なのとか大企業のトップで社会的に強大なのとか
紫カービィみたいな色々やばいのとかあげくに神様までいたりするからな
他にもKINSHINとか別の意味でやばいのもあって危険、平和なのはミストくらいかと思ったが
原作だと実妹だったりでやっぱり危ない
260助けて!名無しさん!:2011/03/27(日) 01:54:35.88 ID:RwOAZvo/
>>251
亀だが、昔このスレでアイクが『結婚する、しかも重婚だ』的な嘘を言ったら見事に周りが騙されて逆に大変な事になったネタがあったような…
261助けて!名無しさん!:2011/03/27(日) 04:19:46.26 ID:vsOK6Lax
アイクみたいな表情変わらないタイプがいざ嘘をつくとマジで判別できないっていう
兄弟で一番嘘が上手いのは意外とアイクだったり
嘘自体は嫌いだろうけどね
262助けて!名無しさん!:2011/03/27(日) 13:39:10.65 ID:lTurdFHY
やっと帰ってこれた!嬉しいぞ

この小説を読む前に>>9の注意書きを参照してください
苦手な人はスルーよろしく

>>112-114の続きにあたります
いつの頃からだろうか。
何かが違っている気がしてならない。
養い親のような青年がどこか違ってきたような…どこがどうと言われると返事に困るのではあるが。
自信に満ちた瞳はどこか落ちつかなげであり、大らかだった心は狭くなったような気がする。
自慢の剣術を披露する事も無くなった…何が変わってしまったのだろう。
だがまだまだ幼き日の事であり、それを言葉に表す事ができるほど言葉をもってはいなかった。
もう一人の親父分は死んだとその青年は言っていた。
いつの間にか姿を見せなくなった彼だが元気そうであったのに死んだと言われても子供心に理解できなかった。
セリス……三歳の日々に感じた違和感である――――――


紋章国の北方グランベル国には評判の芸妓がいた。
彼女の可憐さは蝶や華に例えられ、その白くて細い指先が奏でる三味線の音に聞き惚れる者は後を絶たない。
その美しさ見たさに遠く隣国から足を運ぶ者もいたほどである。
彼女が勤める料亭は常に盛況を呈していた。

「なんじゃセリスは他の座敷か…」
「誠に申し訳ありませんお客様。次は先にセリスを向かわせますのでどうぞ今後ともご贔屓に」
料亭の店主シャナンは頭を下げた。
こんな事は日常茶飯事だ。それだけ彼の店は潤っている。
十年ほど前までは名うての剣士として称えられた男だが、十年ほど前にセリスを手元においてからは一度も剣を振る姿を衆目に晒していない。
彼は客の接待を終えると他の芸妓にそこを任せて自室へと引き上げた。
本日の銭勘定の仕事があるのだ。
今日はいくら儲かっただろうか。笑いが止まらないとはまさにこの事である。


夜も更けてきた頃だろうか。
シャナンの部屋の扉を叩く音がする。
「んぅ…誰だ?」
多少の眠気を感じていたが瞳を擦って扉を開いた。
そこには可憐で艶やかな着物を纏ったセリスの姿があった。
「どうしたこんな時間に?」
「義父様…僕…聞いてほしい事が」
その口調にシャナンは眉をしかめる。
「…幾度も言っているが…お前は女の子なのだぞ。僕なんて言葉遣いをするな」
「あ…ごめんなさい」
仕草も歩き方も徹底して女子のそれを教え込んできた。
万一を恐れて同じ年頃の子とつき合わせぬよう気を配ってきた。
真実を知られぬようシャナンと名乗るこの男は最新の注意を払ってきた。
今の富はセリスが自身を女子と思っているゆえの事。それを手放す気はさらさらない。
「それでなんの用だ?」
「はい、私はこのところ夢を見るのです…昔の夢を…義父様とオイフェ…叔父様と…三人で暮らしていたころの」
「幾度も言うがオイフェは追いはぎに襲われて死んだ。早く忘れろ」
それを言うとシャナンは座布団に腰を下ろして銭勘定を再開した。
その背にセリスは違和感を隠せない。
本当に幼い頃の記憶だが…もっとシャナンの背中は大きかった気がする…
三歳の頃の微かな記憶だが…彼はセリスに「大きくなれ…強くなれ」と言っていたはずなのだ。
この男は何者なのだろうか……そんな事まで考えてセリスは小さく首を振った。

彼は身寄りの無い自分を養って育ててくれたのではないか。
そんな疑念を抱いてはバチが当たるというものだ。
セリスは完璧な仕草で小さくお辞儀をした。
「御免なさい変な事を言って。おやすみなさいまし義父様」
襖を閉めて足音が遠ざかるのを確認して長い黒髪の商人は溜息をつく。
「ふぅぅ……あやつに本当の事を知られるわけにはいかん。苦節十年、ようやく一流の芸妓に育て上げた金のなる木よ」
シャナンという男はイザーク流剣術の免許皆伝、その剣腕は音に聞こえた剛の者である。
友人のオイフェとともに諸国を放浪していた…らしい。
らしいというのはこのシャナンを名乗る男が伝聞で聞いた話題に過ぎないからだ。
彼の元から可憐な少年…この男はその時少女と思っていたが…に目をつけて盗み出したのが十年前の事。
それいらい華道に茶道に三味線にあらゆる教養を身につけさせた。
男の読みは当たり、こうして評判の店を持つに至ったのである。
だが負い目を持つ者は罪の影に怯えるもの。彼はいずれシャナンとオイフェが自分たちを探し出して復讐を遂げる事を恐れていたのである。
「あ…あいつらはあの子を男と思っておろう…だがこうして女としていれば気づかぬに違いあるまい。
 このまま終生左うちわでいたいものよ」
 

初雪の積もる寒い早朝。
今日もセリスは自分の部屋で三味線を奏でていた。
芸妓にはさまざまな教養が必要とされる。稽古を欠かすわけにはいかない。
その音色はどこか悲しげで寂しげであった。
「何か…何か違うのよね……義父様も…私も」
幼い頃より義父から女の子として育てられてきたが…あらゆる事に違和感を感じる。
本当にあの義父の言葉を信じていいのだろうか…
音に迷いを感じたセリスは稽古を切り上げて庭に出る事にした。
……庭から見上げる料亭は立派だった。
零細商人だった義父をここまでにしたのはセリスの美しさゆえの事だ。
「義父様は優しいし暮らし向きも豊かで…これでいいはずなのだけれど……」
憂鬱に溜息を零すセリスの横顔は男なら胸を掻き乱さずにいられないだろう。
彼女…彼に惹かれた者が塀の向こうにも一人いた。

「どうしたのだろうあの方は…今朝の彼女はどこか物憂げだ…」
赤い髪の妖術師は胸を痛めずにいられない。
彼は毎朝この道を通って塾に通っていた。こうして時折庭に出るセリスを見つめては恋心に胸を焦がした。
セリスが飛び交う蝶を愛でていれば胸が和んだ。
セリスが物憂げに溜息をついていれば心を痛めた。

彼はユリウス。グランベルに仕える名門ヴェルトマーの血縁に連なる者である。
優れた術の使い手としてグランベルの次世代を担う武将になる者として期待を寄せられている若者だ。

ユリウスは意を決してセリスに声をかけてみる事にした。
勇気を振り絞ると塀から顔を出す。話をするのはこれが始めてだ。
「そ…そなた…なにか困りごとでもあるのか?」
「お侍様? まぁお恥ずかしい…初めてお目見えする方に溜息を聞かせてしまうなどと」
セリスは頬を染めて袖で顔を隠した。
幼い頃から教えこまれてきた仕草だ。その可憐さはますますユリウスの胸を揺さぶった。
「あ……ああいや…ごめん…なんだか気になって…」
しどろもどろになるユリウスの仕草が可笑しかったのかセリスは鈴の音のような心地よい声で小さく微笑んだ。
「ささいな事でございますわお優しいお侍様。私とそうお年も変わらないようにお見受けしますがいずれのお方でしょうか?」
「あ…うん…僕は…いや、拙者はヴェルトマーの一門ユリウスと申す者。
 たまたま通りかかったものだから」
「あら、名家の方とも知らずにこれはご無礼をいたしました」
「い、いやいやいや! そんな事はいいんだ! 僕はまだ元服前の半人前だしさ…」

こうして知り合った二人はそれから取り留めの無い話をして別れた。
セリスは座敷の仕事があるし、ユリウスはこれから塾で妖術や兵法を学ばなくてはならない。

一人の商人の欲望が奇縁となって二人が出会うきっかけを作った。
それからというもの彼らは毎朝言葉を交わした。
その結果募るものは…セリスは違和感を只管大きくしていった。
ユリウスには友人としての好意をもっているが…なんだか自分は彼に近いような気がするのだ。
男女の違いというものを彼に感じないのは何故だろうか。
ユリウスは間違いなく男子なのに……セリスの苦悩を知らぬ義父は只管彼を女子として仕立てようとし続けるし…
そんなある日のことである。
元服を迎えたユリウスは意を決してシャナンの料亭を訪ねた。
セリスに求婚の意思を伝えるためである。
居間に通されたユリウスは開口一番「そなたの娘をそれがしにくだされ!」と言い切って頭を下げた。
これに慌てたのはシャナンである。
「お…お侍様!? 少々お待ちを!これは粗忽な娘…家柄も平民なれば貴方様のような名門の嫁は務まりませぬ!?」
冗談ではない。金のなる木を手放すわけにはいかない。
…いや、名門の嫁にすれば多額の結納金が期待できるが…それをしてしまうとさすがにセリスが男子である事がばれてしまう。
実のところいままでもそういう申し出はあったがすべてなんとか断ってきた。
男子を嫁にやってバレたら武士を謀ったとして斬られても文句は言えないからだ。
言葉を左右にして断ろうとするシャナンにユリウスは食い下がった。
二人の激論は数時間に及び……あまりのしつこさに辟易したシャナンはついに条件を出す事にした。
「あれは可愛い一人娘。手塩にかけて育ててまいりましたものをそうそう手放すつもりはございませぬ。
 なれどお侍様があの娘を大事にしてくださるのならば考えましょう。
 その熱意の証として…五つの物を結納金代わりに持参していただけますか?」
「五つ…とは?」
「秘宝中の秘宝、紋章の国に二つと無い五つの宝にございます。
 言い伝えに曰く…かつてラーマンの社から百年前に盗み出されて失われたと伝え聞く宝珠…
 光…闇…命…大地…星…それらの名を冠する宝珠をお持ちくださればあの娘を嫁に差し上げてもようございます」
赤い髪の妖術師は顔をあげた。
その顔には喜びが煌きあふれていた。
「誠か!? 約束だぞシャナン殿。待っていてくだされ。例え幾年掛かろうとも必ず探し出してご覧にいれる!」
言うが早いかユリウスはさっそく駆け出していった。
すぐに旅支度を整えて出立するそうだ。
その背中を見送ってシャナンは呆れて笑った。
「馬鹿な男だ。すっかり浮かれおって。そのような胡散臭い言い伝えなど迷信に決まってるだろうが。
 ああせいせいしたわ。ありもせん物をいつまでも探して旅先でおっ死ぬといいわ」
シャナンははなからセリスを手放すつもりなど無かったのだ。
だが…彼の言葉を襖の裏側で聴いていた者がいた。

「義父様…オイフェ叔父様と一緒にいた頃の義父様は人を謀るような方ではありませんでしたのに…」
ユリウスの求婚にも驚いたが…それよりもシャナンに感じる違和感は大きくなるばかりだ。

疑いを抱きつつも評判の美人として衆目を集めるセリス。彼を籠の鳥として利に走るシャナンを名乗る男。
そしてセリスへの想いから無謀な旅路へと出たユリウス……
一人の商人がついた嘘が幾人もの人生を巻き込み逃れがたい泥濘へと引きずり込んでいった―――――

次回

侍エムブレム戦国伝 生誕編
 
〜 セリカの章 仏罰 〜
266助けて!名無しさん!:2011/03/27(日) 15:22:31.18 ID:ZBT9v3WM
>>262-265
待ってました〜GJ!
ひょっとして被災地の方でしたか?

それにしても今回はどこから突っ込んだものか…w
セリス……………………(゚Д゚)
ユリウス…哀れなやつ。
それにしてもシャナ○ひでえw
これはいいラブコメの予感w

続き待ってます〜!
267助けて!名無しさん!:2011/03/27(日) 16:58:07.08 ID:XAsFMcyJ
>>262-265
コイツ正体はシャ○ムだろ…汚いな流石FETVの社長汚い
てかユwwリwwwウwwwwスwwwww
あんたにはイシュタル居るんだから地雷踏みに行くなァァァ!!
続きのセリカ編に期待してまっせ。GJ!
268助けて!名無しさん!:2011/03/27(日) 23:29:48.86 ID:A5DY961W
>>259
嫁候補までカオスなのはアイクだけ!
改めて考えると暁の連中には濃いのが多いな
269助けて!名無しさん!:2011/03/27(日) 23:47:11.70 ID:po6f525K
>>268
サラ「んー、その場合カオスっていうより個性的って言った方がいいと思う。色んな個性があるのはいいことだしね。
   本当に危険なのは兄様みたいにロリとか妹、貧乳しか周りにいない人のことを言うのよ」
エフラム「お前な…」
270助けて!名無しさん!:2011/03/27(日) 23:59:35.86 ID:A5DY961W
ラーチェルはロリじゃないけど貧乳だからわかるけど、ターナは巨乳じゃん、と思ったらターナも妹キャラだった
エフラムのガチっぷりには本当に頭が下がる
271助けて!名無しさん!:2011/03/28(月) 00:10:41.50 ID:ApnnNXOu
ミルラ「危険ってどういうことなんでしょうか……?」
サラ「まあ……堂々と付き合えるかどうかというか……。例えば私の場合は年齢だけど、これはすぐ解決するしね。
   13歳になるまで待てばいいだけだし」
アメリア「あ、あたしは別にいいんだよね?……一応聞くけど」
サラ「大丈夫だけど、年齢差とかKINSHINとかそういう禁断の要素があったほうが燃え上がるから
   他の人よりずっと頑張らなきゃいけないとは思う」
アメリア「……頑張ります」
272助けて!名無しさん!:2011/03/28(月) 00:23:47.35 ID:L5OHY4u7
おい、ユリウスw
イシュタルがマジギレするぞw
セリスが女の子として生かされてるとは…
GJでした!
273助けて!名無しさん!:2011/03/28(月) 01:59:11.76 ID:k+utcDq5
>>268
一見まともなワユとかも手合わせでアイクに血まみれになるまでボコられたり
レテも異種族+ネコミミ+巨乳+ツンデレの超混合属性だったりと
割とまともとされる方でも結構濃かったりする
274助けて!名無しさん!:2011/03/28(月) 04:35:18.24 ID:zJSvUVhW

>>245
ちょwwwウハイとかマンフロイ想像して吹いたwww
あのポポポポーンは耳に残るよな、反則だマジでwww
こういうCMネタはいいね!

>>248-249
オンラインゲームとは新しい方向性で来ましたな
はぐれアルムwwwアルムェ……
セリカとはぐれたんですね分かります

>>263-265
続きktkr!
セリスはやっぱりそういう扱いなのか……ユリウスがんがれ、超がんがれ。
セリカが狂信者でないことを祈りつつ次回楽しみにしてるぜ!

全部まとめてgj!なんだぜ



もう覚えていない方が大多数だとは思いますが、前々スレ>>124-130 の続きを投下して参ります。
遅れて申し訳ありませんm( )m 

皆さまは地震の方は大丈夫でしたか?
自分は東北の実家に帰省中だったので焦りましたが幸い肉体的被害はありませんでした。
275リムステラさんが暴走したようです17:2011/03/28(月) 04:39:32.09 ID:zJSvUVhW
あるモルフによる、前回までのあらすじっぽい何か。
「前回までのあらすじを伝えます。
 ……リムステラとエイリークによる貧乳同盟によって、続々と紋章町のバストサイズ平均値が低下。
 そしてとうとう、2人の目的が達成されようとしている……
 
 このデニングは再生回数1000を超えました。
 もう再生できないので、新しいデニングに録音してくださいです。。。ガチャン、ツーツーツー……」




「これで、紋章町全土の同志達が……」
「ああ、救われる。
 この、救済の光を浴びてな」
二人組の女性が、そんな会話をしている。
台詞だけを聞けば何処ぞの怪しい宗教のようだが、紋章町全土に無数の光粒子が降り注いでいるこの光景を見れば
二人の話が宗教どころか現実であることを信じざるを得ないだろう。

もっとも、この神秘的な光景を救済の光と言うには二人の表情は歪み過ぎていたのだが……
そのことにに彼女達が気付くことはなかった。



――リムステラさん(+α)が暴走したようです――
276リムステラさんが暴走したようです18:2011/03/28(月) 04:45:22.33 ID:zJSvUVhW
一夜明けてここはお馴染兄弟家の居間である。
「朝ごはんですよー」
「お前の肉は俺の物。
 俺の肉は俺の物だ」
どこかで聞いたことのある理論を振り回しながら、アイクが箸が霞む程の勢いで朝食を掻き込んでいく。
「アイク兄貴……それ何か間違ってるぜ」
「喋っている暇があったら喰え。全部無くなるぞ」
「シグルド兄さーん、TVの調子が悪くて良く聞こえないよー」
「こいつも歳だからなぁ……地デジ対応もしてないし、次のボーナスで買い替えようかな」
「今度の日曜に、グローメル電荷店に行って見てこようか」
 

昨晩の出来事は目撃者も多く、早速ニュースになっているようだ。
中央に置かれた旧式のテレビから、ニュースを読み上げるアーチャーの声が聞こえてきた。
残念なことに、それを聞いている者はここには皆無だったが。


「お早うございます!FETV、朝のニュースをお伝えします!
 以前より世間を騒がせていた乳泥棒事件ですが、本日新たな展開を見せました」
「何と、紋章町の貧乳だった女の子ほぼ全員がバストアップされたらしいわ!
 胸を盗まれた元々巨乳だった人達はそのままだったことから、ベルン署はこれを同一犯の犯行として見ているんだって」
「私とセーラさんもあまり体格に恵まれた方ではありませんが、見事この恩恵にあずかっております。
 昨晩起こった謎の気象現象と関連があるのではないか、というのが専門家の見解です」
「私は別に貧層な体つきはしてないけど、貰えるものは貰っておく主義だからありがたく受け取るわ。
 べ、別に犯人に感謝なんてしてないんだからねっ!」
「セーラさんがツンデレテンプレを言うなんて珍しい。明日の天気は槍でしょうか」
(セーラさん、報道する側が犯罪を助長するような台詞を言うのは……)

「「志村ー!逆逆ー!!」

「これでますますこのセーラちゃんにファンが増えるってわけね。
 私って本当に罪作りな女……」
「今日は私も機嫌がいいのでつっこみませんよ。
 さて、次のニュースですが……」
277リムステラさんが暴走したようです19:2011/03/28(月) 04:50:11.25 ID:zJSvUVhW
昨晩、光の粒が降り注ぐという謎の現象が紋章町に発生し、翌朝から女性達の胸の大きさがほとんど均一になっていた。
この事件を機に、貧乳女性が大胆に異性に迫る現象があちこちで起こり出した。

「「「「リーフ(様)!」」」」

リーフが四人娘に追いかけられている、いつもの光景が繰り広げられていた。
ただし、いつもと違うのは四人の女の子達の体型だ。
その、ある一部分が一夜にして大きく成長していた。

「何で成長した私達をきちんと見てくださらないんですか!?」
「う、だって僕は、成熟ボディのおねいさんが……」
「今なら私達だってそれなりの体型はしてます!」
「ティニーはあんまり変わってないけどね」
「うう……私のアイデンティティが……」

「う、く……チクショー!」

言葉に詰まったのか、リーフはそれ以上反論せずに逃げ出した。
通った後に鼻血がポタポタ垂れているので、異常に追いかけやすそうな逃走劇であったが。

「あっ、逃げないでください!」
「放っておいてくれー!ただでさえ最近お姉さん達が貧乳化して辛い事が続いてるっていうのにー!」
「だから、かわりに私達が!」
「周りが聞いたら誤解されそうな表現はやめて!
 というか今はまだ君達をそんな目で見れないよ……」

リーフは気が付いていない。
ある意味「自分は君達を意識してます」に等しい発言をしたことに。
幸い、走りながらなのでこの台詞は四人に聞こえなかったようだ。

「何ボソボソ喋ってるんですか!」
「アッー!コノヒトデナシー!」

……聞こえた方が良かったのかもしれない。
278リムステラさんが暴走したようです20:2011/03/28(月) 04:57:23.31 ID:zJSvUVhW
その頃商店街で、珍しい組み合わせの二人が話しこんでいた。

「ふぅ……あ、エフラム兄さん」
「ロイか。どうした、何やら疲れている様だが」
「やっぱり見て分かる?
 学校で皆にやたら遊びに誘われて……ちょっとね」

その言葉を聞いて、エフラムは驚いた。
先程までの自分とまったく同じだったからだ。

「ロイ、お前もか」
「ってことは、エフラム兄さんも?」
「ああ、最近大人しいと思ったらラーチェルの奴がな……」
「僕も……。スーとソフィーヤがあんなに喋るの初めて見たよ。
 それに、リリーナも目のやり場に困るような服を着てくるし……」

どうやら二人は、話題の女性達の成長には気が付いていないようだ。
これは普段から女性の外見ではなく内面を見ている二人ならではの鈍感さであろう。
最もこのスレでは、もっぱら兄弟家の鈍感さが人々を傷つけているのだが……

「俺はただエイリークの行動について聞きたかっただけなのだがな。
 親友のターナですら知らないと言っているし……」
「最近の姉さん、どこかおかしいもんね。真夜中に帰ってきたり、休みの日も一日中いなかったり……」

兄弟家の中でもエイリークの行動を心配しているのは主にこの二人だった。
他の男連中は気にかけない、母親役の姉達は「思春期だし色々あるのよ」とまともに取り合わず、妹達は「シスコン反対」としか言わない。
セリス?もちろん妹ですとも。

「携帯電話でずっと話している相手もいるな。しかも調べようとしても双子の兄である俺にすら見せてくれんとは……」
「いや、それは別に普通じゃないかな……」

「ここでお知らせです。
 作者はエフ×ラー、葉×サラ説を取り入れていますが、あくまでこのネタ内での考え方です。
 エイリークとラーチェルの絡みも大好きです。ラトナ様が見てるの作者様はマジで尊敬してます。
 エフサラは言うまでもありません。毎度毎度、幼旗作者様、エフサラの人本当にお疲れ様です。
 以上、作者からでした」

(セネリオさん……突然よく分からない事を言ってそのまま出て行った……何だったんだ)
279リムステラさんが暴走したようです21:2011/03/28(月) 05:03:02.07 ID:zJSvUVhW
一方、不満組が少ないので目立たなかったが、この事件により弊害も生じていた


「まったく、誰の仕業か知らないけど、やってくれるじゃないか」
「ヴァイダさん……その、やっぱり女性なら気になりますよね。
 胸が小さくなるなんて」
「ああ?何言ってんだい?胸なんざどうでもいいさ。
 ただ体格が下がって攻撃速度が下がったのが腹ただしいだけだよ」
「そ、そうですか。
 大丈夫です!その分、自分がフォローを(ry」
「まぁいいさ。これはこれで面白い。
 普段使わない剣でも使ってみるかねぇ……」
そう言いながらヴァイダは、地下倉庫の方へと降りて行ってしまった。

「……ボディリングでも買おうかな」
頑張れヒース!
烈火期待値最強のドラゴンナイトの意地を見せてやれ!
CMだと殺されてるけどな!


また別の所では、いつもエフラムと行動している年少組の姿があった。
本来年齢的に問題の無い体格の幼女達は影響がないのだが、龍族は年齢の割に成長が遅い為引っ掛かってしまったようだ。

「えぐ、えぐ……」
「ほらミルラ、そんなに落ち込まないで……」

先程エフラムと何かあったのだろうか。
落ち込むミルラを慰めるアメリアの姿が、そこにはあった。

「エフラムお兄ちゃんに嫌われちゃいました……」
「そ、そんな訳ないじゃない」
「でも、私を凄い目で見てその後どこかに行っちゃったし……
 やっぱりお兄ちゃんは小さい方が好きだったんだーーーー!!」
「だ、大丈夫だよ、きっと。
 師匠は犯人を捕まえにいったんだよ!うん!」

「アメリアお姉ちゃんはいいよね……鎧で胸隠せるんだから(ボソッ」
「うっ……で、でもそんなに大きくないし」
「でも今の大きくなった私より、触り心地が良いです」
「ひゃわぁ!?い、いきなり触らないでよ!」

「なんか百合の香りがする!素敵!」

「「ヘザーさんは帰ってください」」

アンイケズゥ、ドラゴンブレス!チョッアッー!
280リムステラさんが暴走したようです22:2011/03/28(月) 05:08:28.80 ID:zJSvUVhW
「ふふふ、皆さん喜ばれているようで何よりですね」
「ああ、私も他の9999体の私も頑張ったかいがあったというものだ」

二人には見えていないのだ。自分達の引き起こした行為による弊害など。
とはいえ、それは仕方がないことなのかもしれない。なにしろ、恩恵が弊害に比べ大き過ぎたのだから……。

「ところで、私達はどうして胸が大きくならないんでしょうか」

エイリークは真剣な面持ちで質問を繰り出した。
どうやら、自分だけ胸の大きさが変わらない事をずっと気にしていたようだ。

「楽しみは後に取っておく主義なのでな。
 私とエイリークの分は今ここで注入しようと思う」

リムステラはそう言うと、目を閉じ集中し始めた……
彼女達周辺の空気が歪みだし、昨夜と同じ光景が再び繰り広げられていく。

「いよいよですね……感無量です」
「…………いくぞ」

そして、10分後……

「…………か」
「変わってません!ちっとも!
 相変わらず断崖絶壁のままです!」ツルペターン
「まるで成長していない……これは一体……」

困惑する二人の元に、量産型リムステラの一人が転移して来た。
どうやら他のリムステラ達も胸が大きくならず、ネルガルにこの問題の原因を聞いてきたらしい。
話を聞くにつれて、もともと青白かったリムステラの顔色が更に青ざめていく。
281リムステラさんが暴走したようです23:2011/03/28(月) 05:17:47.98 ID:zJSvUVhW
リムステラはもう一人の自分から全てを聞いた。
全てを聞き終わった後の彼女は、聞く前とはまるで別人のような憔悴ぶりだった。

(何てことだ……それでは私達は何のために……)

絶望に押しつぶされそうになる。
しかしまだ潰れる訳にはいかない。エイリークにきちんと説明するという仕事が残っている。
リムステラは重い口を開き、原因を静かに説明し始めた……

「言いにくいことだが……私達はどうやら胸部エーギルが馴染みにくい体質のようだ。
 我々が人並みの胸を手に入れる為には……今まで奪ったエネルギーの殆ど全てが必要らしい」

「そんな……そんなことって!
 じゃあこれまでの努力は……!
 私達は所詮、無乳のままでいろということなのですか……」

地に伏し、エイリークは己の無力さを嘆いた。
こればかりはどうしようもないと諦めていた難病、そこに突如現れた治療法という名の希望。
しかしこれは、自分達には効かないという更なる絶望への布石でしかなかったのだ。

「うっ……くっ……」
「……泣くな、同士……」

リムステラはエイリークにハンカチを渡して起きあがらせる。
その表情には、一種の覚悟が見受けられた。

「……まだ道はある。真っ赤に血塗られた修羅の道だがな」

金色の瞳の中に、決意が光る。
282リムステラさんが暴走したようです24:2011/03/28(月) 05:22:34.61 ID:zJSvUVhW
「はぁ……早く捕まえたいのはやまやまなんだけど、手掛かりは何もないんだよなぁ……」

そう言いながらベルン署の若手のホープ、ツァイスは本日何回目になるか分からないため息をついた。
今しがた所長直々に世間を騒がせている奇妙な窃盗事件を解決しろ、と全員がはっぱを掛けられたのだ。
犯人の特徴は黒いローブとフードのみ、高いレベルの魔術を使い、性別不明……胸部に関してコンプレックスの疑いありと、これだけだ。


「姉さん、犯人の目星ついてる?」
「……正直な所、分からないわね」

ツァイスは姉であり、上司であり、今回の被害者の一人でもある女性、ミレディに助言を求めた。
しかし女性でありながら中々優秀な警察官である彼女でも、まだ見通しは立っていないようだ。

「一応姉さんは被害者でもあるんだ。
 犯人の顔とか思い出せないの?」
「んー、そうねぇ……」

うーん、という吹き出しが似合いそうなしかめっ面を数十秒間浮かべた後、結局答えは思い出せないの一言だけだった。
事件は着々と進行しているというのに、未だに何の手掛かりもない現状への苛立ちから、ツァイスはミレディに思わぬ言動を投げかけてしまった。

「というか、姉さんは犯人に対する怒りとか、そういうのは無いのか!?
 よく私の胸を!必ず私の手で〜、みたいな……」
「刑事ドラマの見過ぎよ。というか、私の真似下手ね。
 私としては、服も選べるようになったし、ゲイルも「案外小さいのも悪くないな……」って昨日言ってくれたし……///」

……駄目だ、自分の世界に入ってしまった。姉は優秀な警官だが、のろけ話になると長い。
こうなるともう、止められるのは相手役のゲイルさんだけなのだが、生憎ゲイルさんは巡回にでてしまったばかりであと一時間は帰ってこない。

「でね、昨日の夜ゲイルったらもうすごいのよ!
 普段そっけないのにあんなに大胆に……///」
「ね、姉さんここでそんな話は……」
(あ、同じ部屋の男性職員が前かがみで出て行った!
……ゲイルさん早く帰ってきてくれーー!!!!)
283リムステラさんが暴走したようです25:2011/03/28(月) 05:24:45.17 ID:zJSvUVhW
ツァイスとしては、出来るだけ早く先輩が帰って来てくれることを祈るばかりであった。
正直、一人身にこの精神攻撃はきつ過ぎる。
そしてその祈りが天に通じたのか……

バッサ、バッサ……

表から聞き覚えのある飛龍の羽ばたく音が聞こえてきた。
どうやら奇跡的に、今話題になっていたゲイルが帰ってきたようだ。
もっとも本人は、自分のいない間にプライベートが丸裸にされていることなど知る由もあるまいが。

(よかった、これで姉さんも大人しくなる……)
「おい、大変なことになったぞ!」
「何、どうしたの?」

しかしツァイスの束の間の平和も、ゲイルが持ってきた新たな事件によって打ち砕かれることになるのだった。

「中央区の方で暴動が起きかけてる!」
「「!!!」」
先程まで緩みきっていた署内の雰囲気が、その一言で一瞬で引き締まる。
「例の事件との関連性は?」
「……ありありだ。
 なんせ暴れているのは、本件で胸が大きくなった女性達なんだからな……」


エイリークとリムステラのバストアップは果たして成功するのか?
そして、何故暴動は起きたのか?
そもそも、何故こんな事件が起こったのか?
全ては、次回、次回までに必ずなんとかします……
前回、次回で終わりますと言いましたが、訂正します。すいません。

つづく
284家屋ほうかい屋:2011/03/28(月) 05:50:45.40 ID:t4JUwYrs
始めて書きます

マルス「リン姉さーん」
リン「なに?」
他兄弟(またか・・・・)
マルス「リン姉さんは」
マルス「どうやって見ためを老けさせてるの?」
リン「マールースー!!」
マルス「ちょっソール・カティとマーニ・カティの二刀流はやめアァァーーッ!」
ミカヤ「よくやるわね。あの二人」
ヘクトル「今までマルスの発言が原因だけどよ、あいつの言うことも
うなずけるよな」
セリ力「確かにそうね」
アルム「レズだし」
エイリーク「胸が大きいですし」
ロイ「何より・・」
リン・マルス以外「バ バ く さ い」
マルス「どうですリン姉さん。これが皆の本心ですよ!」
リン「・・・・ウワァァァーーーーーーーーー!!」
リン以外「・・・え??」
エリウッド「おはよー。ってうわ!」
リン「キャ!」
セリス「エリウッド兄さん。おはよー」
エリウッド「リンディス!?どうしたんだ?目が赤いじゃないか!」
リン「エリウッド!!」
エリウッド「なんだ?」
リン「私の大一印象ってなに!?なんなの!?おしえて!!」
エリウッド「うーん・・・美人、かな」
リン「え・・」
エリウッド以外全員「えーーーー!?」
シグルド「K|NS|Nは
エリウッド「それに細い気配りもできるし、なにより優しい」
リン「////」
エリウッド「??ほんとにどうしたんだ?顔が赤いぞ」
エリンシア「エリウッドちゃん・・」(泣)
葉っぱ「兄さんはエフラム兄さんじゃないと信じていたのに!!
    てか僕だけ葉っぱてコノヒトデナシー」
ロリ「どういう意味だそれは!って俺はロリではない!」
エリウッド「皆なにを言ってるんだ?リンディスほど美人で優しい
      女性はあまりいないよ。自慢の妹さ、リンディスは」
リン「うわーーーん!!私の味方はエリウッドだけよーーー!!」
エリウッド「リ、リンディス!?いきなり抱きついたら」
シグルド「kinsinsurumononihattetuiwo」
ミカヤ「スリープ!!」
エリウッド「危なかった・・あと少しで赤字に」
リン「うわーーーん!!」
エリウッド「リンディスそろそろはなし・・聞いてないな」
マルス「ギリギリギリギリ」
ロイ「兄さん歯ぎしりうるさい」
終わり

悪まで妄想です
285助けて!名無しさん!:2011/03/28(月) 10:21:57.19 ID:Gh77McZY
>>275-283
リーフ・・・お前・・・
続きに期待。GJ!

>>284
とりあえずリンは、夜道に天馬騎士と氷竜に襲われない様に気をつける必要があるなw
286助けて!名無しさん!:2011/03/28(月) 12:41:01.33 ID:+daZiF0m
>>275-283
ツァイス…お前にはエレンさんがいるだろうッ!真の独り身ではないはずだッ…ウウゥ……あれ?エレンさんてこのスレで出てきたっけ?

何はともあれGJ
287助けて!名無しさん!:2011/03/29(火) 22:19:54.56 ID:3P/PELAj
>>234-242に触発されて

緑繋がり

ユンヌ 「烈火組誕生日ってことはそういやリンもじゃない。ユンヌちゃんの加護をプレゼントしてあげるわ」
リン  「へ?」
ヘクトル「こいつの中にも入るってのか?」
マルス 「んで『あたしの歌を聞けぇ〜!』になるのか。きっつーマジ公害」

アババババ!!イヤ、ホントソノカンセツワザキツイ!!デモリンオネエサマノステージハマジフェアリー!!キツクナイ!!ダカラコロサナイデ!!

リン  「いやよ。歌うなんて恥ずかしいし、それに私元気だし(ギシギシギシ…ベキッ)」
エリウッド「確かに元気だ。マルスは大事な何かが折れたようだが」
ユンヌ  「というか私が歌いたいの。歌わせろー!」
リン   「え、ちょっ!勝手に…きゃっ!」
ミカヤ  「っていうか、人に乗り移らなくても自分で歌えばいいじゃないとか思うのよね」
リーフ  「そこは器の問題ですよ。声、容貌、その人だから歌える歌がある。ふぅ…憧れのおっぱいマイスターを拝めるのか」
エフラム 「なんだそれ」
リーフ  「詳しくはWhat 'bout my star おっぱい でググって」
アイク  「む、マイクを握りしめたぞ。始まるみたいだ」

リン「みんな!抱きしめて!草原の果てまでええぇぇぇ!!」

一同  「………」
エフラム「何やら痛々しいが、これがおっぱいマイスターとやらか?」
リーフ 「…違うよ。ただのユンヌさんの悪ノリだよ」

シグルド「KINSHINは許さんぞー!」
セリカ 「毎回それしか言えないとかバッカじゃない?いい加減バリエーション増やしたら?だから出世もできないしディアドラさんにも飽きられるのよ!」

ミカヤ  「謀ったかのようにシグルドとアルムセリカの喧嘩が始まったわね」
スイメンガー ユーラグー カゼーノーワーガヒローガルー♪

アルム  「ん…この歌は…?」
ヘクトル 「戦闘鎮圧パターンか?」

ヒゲーキーダーッテカーマワナイ アーナタトイキタイ♪

リン   「キラッ☆」
アルムセリカシグルド「オエッ☆」バタッ…

リーフ  「…鎮圧したね。主に歌の力以外の何かで」
マルス  「僕もオエッ☆…アアアアアアアヤメテヤメテヤメ…」
リン   「いやあああ!!封印の神殿にブラミモンド化するまで引きこもりたい!!(ボカスカドカバキ)」
ミカヤ  「すごい!マルスの思いが通じてリンが正気に戻ったわ!」
ロイ   「いや、なんか違うと思うよ」
288助けて!名無しさん!:2011/03/29(火) 22:31:49.28 ID:3P/PELAj
おまけ
ピンク繋がり

セーラ「私仮にもアイドルだから。歌とか朝飯前なわけよ。というわけで、あたしの歌を聞けぇー!!」

モッテイケー!! リュウセイチラシテデート♪

ドロシー「オスティアの妖精(笑)……って馬鹿にできないレベルに上手いですね。さすが腐っても、仮にも、一応、一万歩譲ってアイドルなセーラさん」

セーラ「ふふん、なんかいろいろ聞き捨てならないけどこれがあたしの実力よ。どう?エロガキ」

ユアン「圧倒的におっぱいが足りない」
セーラ「そんな☆お前にアーリアール!!(チュドーン)」
ユアン「アッー!」



わかりにくいネタでごめん
289何とでもない話:2011/03/30(水) 20:15:10.32 ID:PWXVW3xj
ゲームネタ投下してみる。ちなみに機体の特性はよく分からない・・・

マルス「8人いるし夕方まで少し時間あるからEXVSやらない?」
ヘクトル「そーだな。」
ロイ「結構やりこんでるんだよね、これ」
セリス「僕もユリウス達とやるよ」
エリウッド「悪くないね」
リーフ「お金も大丈夫だから良いよ」
エフラム「アビスがいない・・・」
アルム「連ザじゃないよ、もう」つ攻略本
マルス「まあ声繋がりもあるから僕はウイングで」
ヘクトル「俺は2号機だ」
ロイ「ぷっ、デブだもんね。F91でいくよ」
ヘクトル「頭かち割るぞてめえ」
セリス「やめなよもう。ターンエーにしよっと」
エリウッド「運命使いたいけど大剣はトラウマだし赤色繋がりのヴァサーゴで」
リーフ「ターンXにしよっと」
エフラム「槍がない・・・仕方ない。せめて武器が槍に近いドラゴンにするか」
アルム「あえてのスサノオで」

対戦開始

ロイ「2号機でF91に張りつかないでよ〜!」
ヘクトル「うるせー!戦術の1つだ!」
マルス「ならこれでどうだい?」
ヘクトル「ダーッ!モロにツインバスターライフル入った!!」
ロイ「カットありがとう!助かったよ」
マルス「先落ちだけはしないでよ・・・」
エリウッド「もらった!よそ見は禁物だよ!!」
マルス「アッー!メガソニで掘られた!!」
セリス「あんまり前に出ないでよ、エフラム兄さん」
エフラム「格闘機が前に出て何が悪い?」
セリス「いくら格闘機でも相方が3000コストなら基本的に先落ちは譲るべきなんだ。自分が1000や2000コストならなおさらだよ」
エフラム「何を言っている?格闘メインなら突撃あるのみだ」
リーフ「相方が3000コストでもクロボンの先落ちは意外に許されるけどね。ターンXって赤ロックは短いけど一応射撃寄り万能機なんだよね」
アルム「本当にバリバリの格闘機だな、これ。
それにしてもリーフの使ってるターンXうるさい・・・」
アルム以外「ス サ ノ オ 使 っ て る お 前 が 言 う な」
アルム「アハハ、それもそうだね・・・」

対戦終了
ロイ「何とか勝てた・・・」
マルス「先落ちされて追い詰められた時は焦ったよ・・・」
ヘクトル「すまん、突っ込みすぎた」
エリウッド「こっちも援護が少し不足してたよ」
セリス「あれほど下がってって言ったのに・・・」
エフラム「す、すまん」
セリス「もういいよ。気にしないで
けど次にやる時は気をつけてね」
アルム「ありがとう、リーフ。助かったよ」
リーフ「良いって。こっちもアルム兄さんの闇討ちが上手かったから勝てたし」
マルス「もう何戦かやろうよ」
290何とでもない話:2011/03/30(水) 20:17:00.68 ID:PWXVW3xj
2戦目開始

マルス「エリウッド兄さん、援護よろしく」
エリウッド「出来る範囲で頑張るよ」
アルム「頼むよ、ロイ」
ロイ「援護は任せて」
セリス「ヘクトル兄さんと一緒か・・・」
ヘクトル「出来る限り下がる」
リーフ「先落ちしないでよ、エフラム兄さん」
エフラム「分かっている。リーフ」
セリス「今のはかわしたつもりなんだけどなぁ」
リーフ「CSが引っ掛かりやすくて便利だなー」
エフラム「プレイヤーに似て機体もデブだな!」
ヘクトル「2号機の機動性なめんなよ!ロリぺド野郎!!」
マルス「エリウッド兄さん!もう少しだけ持ちこたえて!」
エリウッド「難題だな・・・」
ロイ「このまま追い込む!」
アルム「エリウッド兄さんを先に落とそう!」
マルス「逃がさないよ!」
ロイ「もらった!」
エリウッド「ブーストが足りない・・・なら!」
ロイ「かわされた・・・」
エリウッド「弟は捕縛だけのためじゃない!身代りに蹴飛ばすものでもあるのさ!」
アルム「お願いだから現実では絶対にやらないでね」
マルス「そこは家計次第だね。あ、先落ちできた」
エフラム「す、すまん。こうも早く落ちるとは」
リーフ「さっきも相方が3000コストなら支援っていったでしょー!
そもそも前に出すぎて執拗なダブルロックくらえば簡単にも落ちるよ・・・」
セリス「ナイス闇討ち!」
ヘクトル「こんな感じで良いのか?」
セリス「うん!」
リーフ「コストオーバーも入って厳しい対戦になりそうだなぁ・・・」

2戦目終了

マルス「勝てたけどもうちょっと下がってくれたら嬉しかったね」
エリウッド「うん、自分でも少し前に出すぎた感があったからね・・・」
ロイ「ごめん」
アルム「あんまり気にしないで。僕にもミスはあったしさ」
エフラム「連ザと変わらんようで相当違うな・・・」
リーフ「分かったでしょ。立ち回り方とかが」
エフラム「次からミスをせんようにするか・・・」
セリス「勝った!ヘクトル兄さんありがとう!」
ヘクトル「抱きつくなって。お前の立ち回りも良かったぜ」
エフラム「何故俺にはこうしてくれないんだ・・・」
マルス「そこは自分で考えようね」
エフラム「もう数試合やらないか?」
リーフ「そうだね」
ロイ「もう一回!」
アルム「次は負けないよ!」
291何とでもない話:2011/03/30(水) 20:17:55.90 ID:PWXVW3xj
しばらく経過

マルス「そういえばリプレイとかみててだいぶ時間かかったね」
リーフ「結構お金使ったな・・・
このお金の状態じゃおねぃさん特集が買えないや」
ロイ「買ってもナンナさんたちに焼きつくされるのがオチだって・・・」
アルム「懲りないね・・・」
セリス「エリウッド兄さん、弟は蹴飛ばして身代りにするためってセリフは本気なの?」
エリウッド「まさか。現実じゃやらないよ」
ヘクトル「お前の場合は家計次第でかわりそうだな」
エフラム「確かに・・・って今の時間相当ヤバいぞ!?」
マルス「9時って・・・エリンシア姉さんに殺される!!」
アルム「今日は裏口を使おう!」
エリンシア「あらあら、こんなところで何をしてるのかしら・・・」
ヘクトル「げ・・・」
エリウッド「もう諦めよう・・・」
エフラム「やむを得んな・・・」
シグルド「セリスはこっちに来なさい」
セリス「うん・・・心配かけてごめんなさい」
ロイ「僕達を見逃しては」
エリンシア「やりませんわよ。覚悟なさい・・・
ぶ っ 飛 ば し て 差 し 上 げ ま す わ!!」
セリス以外「アッー!コノヒトデナシー!!」

何故このようなオチになったんだろう・・・
292助けて!名無しさん!:2011/03/30(水) 21:02:26.35 ID:exp77ldT
面白かったwGJ
だが、どういうゲームなのか分からん…
293助けて!名無しさん!:2011/03/30(水) 21:38:05.75 ID:E8POuwjr
>>275-283
待ってましたwもうエイリークとリムステラは諦めるしかないよw
胸なんか母乳さえあげられればサイズ関係ないんだからw
まあ本当に小さすぎると授乳も困難らしいけど…w

>>284
うん、まあリンはエリウッドも恋人候補だからねwここだとちょっと危ないけどw
そのうちAKJに加入する可能性もあるんだよねwシグルドキレそうだけどw

>>287-288
とりあえず歌は偉大だよねwでもリンはアイドルよりは演歌の方が…ウワナニヲスルヤメ
あとセーラは胸あるとファン減る気がするwユアンにはわからないだろうw

>>289-291
とりあえずこれだけは言わせて、9時過ぎて怒るのは厳しくないかw
高校生と中学生ぐらいなら許してあげようよw

>>292
ガンダムvsガンダムだと思う。やらないからわからないけどw

皆さんGJでした
FEOn-lineを投下します
294FEOn-line 第3章 情報屋Mars 1/2:2011/03/30(水) 21:39:39.00 ID:E8POuwjr
様々なプレーヤーが集い、活気に溢れる城下街があった。
その街では1人のプレーヤーがある店を開いていた。
Mars「さあ、Marsの情報屋だよ。いろいろなネタがあるよ」
こういうゲームで情報という物は非常に重要な物である。
いち早くそれに目をつけ、交友関係を利用したマルスは情報屋を開いた。
わずか数日の間にマルスは巨額のGを稼いでいた。
She「マルス様、そろそろLv20になりますね」
マルスの隣にはゲーム開始直後から常に隣にシーダがいた。
マルス「うん、もうすぐ念願のクラスチェンジができる」
シーダ「私もこの天空の鞭でファルコンナイトになれます」
巨額の富を稼いだマルスはそれを使い、銀装備やドーピングアイテムを買い込んでいた。
それを利用しマルスは低Lvながら強敵を倒し、経験値を稼いでいる。
それもすべてはCCの為である。それだけのために兵種をロードから傭兵に変えたのである。
マルス「このゲームで僕はついに夢を叶えるんだ!」

翌日、この街から情報屋は消えていた。それはマルスが目的を達成したからである。
その日、情報屋の存在を知ったロイ達がこの城下街を訪れていた。
ロイ「あれ…昨日で閉店しちゃったんだ」
ルーテ「残念ですね、ですがこの広い街なら酒場でも集まりそうだと思います」
Lily「そうね、酒場に行きましょう」

酒場に入る3人は明らかに場違いである。3人はカウンターに座ると注文をした。
ロイ「えーと、オレンジジュース」
ルーテ「ミルクでお願いします」
Lily「私もミルクで」
マスター「…かしこまりました」
こういう時にはたいていごろつきが絡むのがお約束である。
Ray「おうおう、あんちゃん達、ここは酒場だぜ?」
Cell「酒も飲めねえお子ちゃまが来るような場所じゃねえんだよ」
ロイ「あ、マスター。最近までいた情報屋の行方は知りませんか?」
マスター「いや、知らねえな」
ルーテ「そうですか。他に何か面白い話はありませんか?」
マスター「北の方で行方不明の王女様を探してるって話だぜ」
Lily「ふーん…そういうところに向かったのかもね」
Gebu「お前ら、無視するな!」
Ray「ええい!立て!ぶっ殺してやる!」
ロイ「…仕方ないな、あいt…」
ロイが嫌そうに立ち上がろうとした時、奥のカウンターからフードを被った何者かが2人の間に立ち塞がった。
???「やめとけ、大人が子供に襲い掛かるなんて情けないぜ」
Ray「貴様、邪魔をするなら…ぐふっ!」
Rayが殴り掛かろうとした時にはRayの鳩尾にカウンターが決まっていた。
それでも意地で殴ろうとしたRayの拳がフードを掠め、素顔があらわになった。
Ray「お、お前は!?」
Bard「名はBardだ。覚悟はいいか?」
295FEOn-line 第3章 情報屋Mars 2/2:2011/03/30(水) 21:41:27.84 ID:E8POuwjr
ロイ「あの…Bardさん。大丈夫ですか?」
ごろつきの3人を1人で軽く倒したBardは心配そうなロイに笑顔で答える。
Bard「なに、これぐらいなら全然問題ないさ」
マスター「奴らは城の衛兵に引き渡しておこう」
ロイ「強いんですね」
Bard「いや、たまたまさ」
ルーテ「あの…つかぬ事を尋ねてもよろしいですか?」
Bard「いいよ」
ルーテ「あなたはアイクさんですか?」
Bardと名乗る男はそれほどまでにアイクに似ていたのである。
Bard「いや、違うよ。けど、ああいう風になりたいと思ってる」
ルーテ「なるほど…ではあなたはセリスさんですね」
ロイ「え?セリス兄さん!?」
セリス「…もしかしてロイ?ロイもこのゲームやっていたんだ」
ロイ「うん、兄さん達を探すために始めたんだ」
セリス「どういうこと?」
ロイ「実は…かくかくしかじか」
セリス「ふーん、そういうことなら僕も手伝うよ。姉さん達もやってるんだね」
ルーテ「ちなみにそこで固まってるLilyさんはたぶんリンさんですよ」
ロイがLilyの方を見ると、固まって動かないLilyがいた。
リン「あちゃあ…まさかロイだと思ってなかったわ」
ロイ「リン姉さんだったのか…あまりにも姿が違うからわからなかったよ」
セリス「このゲームならアイク兄さんみたいにカッコイイ男になれるからね」
リン「私も年相応の姿になれば…って思ってたのよ」
ロイ「ルーテさんよくわかったね」
ルーテ「私、優秀ですから」
リン「ということはロイ達が探してるのはうちのみんなかしら?」
ロイ「うん。リン姉さんが探してるのはエリウッド兄さんとヘクトル兄さん?」
セリス「へぇーみんなもこのゲームやってるんだ。会いたいな」
ルーテ「エリウッドさんはマッチョ、ヘクトルさんはスマートな姿でしょうね」
リン「…なんだかどっちも嫌な姿ね」
ロイ「エリウッド兄さん、蝶サイコー!って叫んでなきゃいいけど…」
セリス「ところでみんなユリウス見なかった?」
ロイ「いや、見てないよ。一緒に始めたんじゃないの?」
セリス「うん、始めた直後にいなくなっちゃったんだ」
リン「私なんてエリウッドもヘクトルも始めた時にはいなかったわ」
ルーテ「先走るヘクトルさんを止めようとしてエリウッドさんも…ってところですね」
ロイ「なんか嫌だなぁ…それ」
リン「とりあえず私もみんなを探すために手伝うわ」
ルーテ「じゃあ早速北に向かいましょうか」
こうして4人は北へと旅立っていった。奇しくもマルスやリーフも向かっていた方角だとは知らずに
第4章に続く…
296助けて!名無しさん!:2011/03/31(木) 13:18:42.03 ID:WQd1+7gu
           / ̄ ̄`ヽ; 'ヽ
         ィ   / , 'ヽ  , '   \
      /´.|  //, '/" `ハヾ) ))  ヽ
      |  { 〃 {_{\    /リ| l  |
      |  | レ!小l●    ● 从 , 、|
     く三ゝ レ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃Y ノ/ ミカヤは俺が守るんよ!
        ン⌒ヽ ヘ  ゝ._)    /⌒i 
      \   \_> 、 __ , イ,、/  /
        \  ミミ三三三彡、'  /
         `ヽ|  ||×||  |  ヽ.〈
297助けて!名無しさん!:2011/03/31(木) 14:12:23.07 ID:Tc9zVOWt
>>296
おいおい、エイプリルフールは明日だぜ?
298助けて!名無しさん!:2011/03/31(木) 21:32:51.61 ID:pFjKA/L2
そうか、明日はエイプリルフールか…
299助けて!名無しさん!:2011/04/01(金) 00:27:52.99 ID:7mzcp+ab
マルス「そうですよ。明日がエイプリルフールです」
300助けて!名無しさん!:2011/04/01(金) 01:50:49.42 ID:PDOINpOn
サラ「兄様、エイプリルフールなんだけど」
エフラム「ん?」
サラ「何か無い?面白い嘘」
エフラム「無いかと言われてもな……大体、聞かれてから言うようなものでもないだろ」
サラ「もう……面白いことの一つでも言えないと女の子にもてないよ?」
エフラム「……じゃあこれを機に言ってしまうが、実は俺はお前よりも下の年齢の子しか愛せないんだ」

サラ「……そう……そうだったんだ。……私より下ってことは、見た目チキくらいの子?まさかファくらいの子とか?
    冗談でからかってたりしてたけど、本当にそこまで進行してたなんて……。今は子供と妹にしか興味無くても、
    子供のうちに私を好きになってもらえれば、私の成長と共にロリコンも治ると思ってたのに……。
    まさかもう手遅れだったなんて……」

エフラム「……おい、一応言っておくが、嘘だからな?」
サラ「……え?な、なんだ……嘘だったの?びっくりした……駄目じゃない、本当にしか聞こえないこと言ったら。
    冗談にならないでしょ」
エフラム「いつも俺が誤解されて、その度にそれは嘘だと弁明してることを言っただけだろ?すぐ嘘と分かるだろうに」
サラ「……流石の私もそれは認識を改めた方がいいと思うの」
エフラム「……なんか納得いかないんだが」
301助けて!名無しさん!:2011/04/01(金) 02:30:56.86 ID:3fihjRli
真実にしか聞こえないことを言うのは良くないな!
302家屋ほうかい屋:2011/04/01(金) 02:47:07.90 ID:jvzj4LLp
エフラム、お前ももう立派なロリコンという事にきずいたらどうだ?
エリウッドの胃に穴が空く日は近いぞ。
303助けて!名無しさん!:2011/04/01(金) 03:02:41.05 ID:8LQmW2dV
エリウッド「ああ、とてもいい気分だ(吐血」
304助けて!名無しさん!:2011/04/01(金) 03:59:11.27 ID:k9PUMlXW
>>300
チキ「ミルラお姉ちゃんが変なの…」
ファ「ときどきちょっとこわくなるの…なんで?」
サラ「大丈夫、私が誤解を解いておくから。このままだと姉妹間の抗争に発展しかねないし。
    兄様も姉妹仲良く竜幼女ハーレムっていう方が嬉しいでしょ?ダメよ紛らわしいこと言っちゃ」
エフラム「誤解を解いてくれるのはありがたいが…なんだその怪しい集まりは」
305助けて!名無しさん!:2011/04/01(金) 14:13:46.89 ID:NuoOg4p5
ねんがんの聖魔の光石をてにいれたぞ!

いや、探していたから嬉しいぜw
306助けて!名無しさん!:2011/04/01(金) 16:47:05.28 ID:Ng5PC/ks
FC暗黒竜 FC外伝 SFC紋章 SFC聖戦 BSアカネイア SFCトラキア
GBA封印 GBA烈火 GBA聖魔 GC蒼炎 Wii暁 DS新暗黒竜 DS新紋章 

このスレでの各作品のプレイ人口ってどれくらいかな?
SFCの紋章以降は全てやってる、またはGBA封印以降は全てやってる 
のどっちかが多い印象だけど
自分はBSアカネイア以外はプレイしてる

やった人少ないのはFC外伝、FC暗黒竜、BSアカネイア辺りかなぁ…特にBSアカネイア
昔このスレにBSアカネイアプレイ経験あるって人がいたときはびっくりした
BSアカネイアと暗黒竜はリメイクされてるからそれをプレイすればストーリーわかるが外伝…
レトロゲー好きの俺としては今プレイしても結構面白い外伝を皆にプレイしてほしい
Wiiのバーチャルコンソールでも配信されていると宣伝してみる
307助けて!名無しさん!:2011/04/01(金) 18:45:55.99 ID:NuoOg4p5
エイプリルフールということでリーフのネタを書いてみた

リーフ「このヒトデナシー!!」
マルス「またリーフの叫びが聞こえたね。今度は何をやらかしたのかな?」
ロイ「あ、吹き飛んできた…大丈夫、リーフ兄さん?」
リーフ「ありがとうロイ。まったく、嫌になるよ」
マルス「またいつものように四人の誰かにお仕置きされたのかな?」
リーフ「うん、今日はさ…」

〜数分前〜
ナンナ「あ、リーフ様」
リーフ「やあナンナ。珍しいね、1人なんて」
ナンナ「実は…私リーフ様に言いたいことが」
リーフ「なんだい?」
ナンナ「私、リーフ様のことが大嫌いなんです!」
リーフ「…そう、だからいつも僕のことをいじめるんだ。わかったよ」
ナンナ「え、あ、あの…」
リーフ「僕もナンナのことなんか大っ嫌いさ!」
ナンナ「…リ、リ、リーフ様のばかぁぁぁ!!!」

〜回想終了〜
リーフ「って訳さ」
ロイ「………」
マルス「リーフ、今日って何日?」
リーフ「4月1日でしょ?」
ロイ「リーフ兄さん、今日って何の日?」
リーフ「いやだなぁ、エイプリルフールじゃないか」
ロイ(気づいてないし…マルス兄さん、何とかできないかな?)
マルス(…うーん、普段なら放っておくけどさすがにナンナちゃんが可哀相だし仕方ないな)
マルス「あ、リーフ。さっきナンナちゃんが謝りたいって言ってたからここに向かってよ」
リーフ「はぁ?何でわざわざ嫌な奴に会いたがるのさ?」
マルス「…行かないと今夜の夕飯抜きにするよ」
リーフ「マルス兄さんのヒトデナシー!!」

リーフ「まったく…何が悲しくて会いに…」
ダロス「お、女!俺達と一緒に来てもらおうか!」
ナンナ「え、いや!誰か助けて!」
ジェイク「あ、暴れんな!」
ナンナ「あーれー!」
リーフ「…ふ、ふん。どうせミランダやサラ、ティニーが助けてくれるさ」

ロイ(ね、ねえ…リーフ兄さん帰っちゃうよ?)
マルス(大丈夫、これは僕が仕組んだ策さ。問題ないよ)

ナンナ「すいません、わざわざ協力してもらえて」
ダロス「気にしないでくれ、どうせ今日は漁も行けなくて暇だったしな」
ジェイク「アンナにも手伝うように頼まれたしな」
ナンナ「とりあえず私はこの牢屋にいればいいんですよね?」
ダロス「ああ、俺達はここから海で逃げるから頼んだぜ」
ジェイク「仲直りできることを祈ってるぞ」
???「グルル…」
3人「へ?」

リーフ「結局来ちゃったし…」
ナンナ「誰かー!助けてください!」
リーフ「ふ、ふん少しぐらいナンナも酷い目にあえばいいんだ…」
ナンナ「いや、た、助けて…リーフ様!」
リーフ「ああ、もう!」
308助けて!名無しさん!:2011/04/01(金) 18:48:25.36 ID:NuoOg4p5
リーフ「ちょ、何でこんなところに地竜がいるのさ!?」
ナンナ「リ、リーフ様…た、助けてください」
地竜「グワァァァ!!」
リーフ「………ああ、くそっ!喰らえ、僕のドラゴンキラー!」
カキーン!NoDamage!
リーフ「あ、しまった…地竜にはドラゴンキラー効かないんだっけ…」
地竜「グワァァァ!」
リーフ「ぎゃぁぁぁ!ヒトデナシー!」
ナンナ「…いやあ!リーフ様!」
ダロス「…ドラゴンだから人ではないな」
ジェイク「とりあえずマルス様呼んでこよう」
リーフ「な、ナンナ…僕のことが嫌いなのはわかるけど…今だけは僕の後ろにいて」
壁地壁
壁リ壁
壁ナ壁
ナンナ「リーフ様…」
リーフ「さあ来い!僕を倒さない限りナンナには手出しできないぞ!」

ロイ(ねえ、早くしないとリーフ兄さん死んじゃうよ?)
マルス(いやー、何となく今倒しちゃうともったいなくないかな?)
ロイ(早く倒してよ!)
マルス(しょうがないな…よっこらせ)
リーフ「喰らえ!」
地竜「グワァァァ!?」
リーフ「あ、あれ…倒した?」
ナンナ「リーフ様!」
リーフ「よかった、無事かい?」
ナンナ「はい、リーフ様は…」
リーフ「大丈夫だよ、普段君達から受ける攻撃よりは痛くないし」
ナンナ「…そ、その…昼間はすいませんでした」
リーフ「何が?僕は別にナンナに嫌われてても構わないよ」
ナンナ「ち、違うんです!私はリーフ様のことは嫌いなんかじゃありません!」
リーフ「はい?」
ナンナ「今日はエイプリルフールだったんです」
リーフ「…あ」
ナンナ「だから許してください」
リーフ「う、うん…僕も傷つけるようなこと言ってごめん」

マルス「めでたし、めでたし。はぁ…久々にいいことしたら疲れたよ。ロイ、ジュースおごってよね」
ロイ「いいけど。どうしてここに地竜なんかいるのかな?」
マルス「さあね?ボケたメディウス爺さんが間違えたんじゃないの?」
ロイ「…どうして地竜を派遣してるのさ?」
マルス「さっきミルラちゃんに嘘で泣かせたエフラム兄さんがいたからね」
ロイ「え、ちょ!エフラム兄さん放置!?」
マルス「大丈夫、大丈夫。さっき増援送ったよ」

エフラム「くっ…どうしてさっきから竜ばかり襲ってくるのだ?」
リフ「わたしはそうりょリフ、たたかいはでき…」ジュ

その後、エフラムはミルラが助けるまで竜と戦い続けましたとさ

終わり
たまにはカッコイイリーフを書きたかったのにどうしてこうなった…
309助けて!名無しさん!:2011/04/01(金) 19:22:29.67 ID:VBFh6XhA
>>305
アメリア「あたしは育てにくいかもしれないけど、その分働くからよかったら使ってね!」
ミルラ「私ちょっと出番遅いですけど…頑張ります。あ、弓には気をつけて欲しいです」
サラ「兄様が強いし、普通なら兄様だけでクリアできるから好きにやるといいわ。あとはエイリークとミルラの会話で
    兄様のシスロリっぷりをゆっくり楽しんでいってね」
エフラム「…それは本当に褒めてるのか?」
310助けて!名無しさん!:2011/04/02(土) 09:27:18.48 ID:2bke/UJp
大丈夫、ゲームのエフラムはロリコンってほどじゃなかった

尋常じゃなくシスコンではあったが
311助けて!名無しさん!:2011/04/02(土) 10:41:27.87 ID:VB7RQaIi
そういえば4月1日になって張り切って嘘をついたけど
実はもう日付が変わってて2日だったーってネタは今まで無いよね?
312助けて!名無しさん!:2011/04/02(土) 12:27:06.57 ID:mMfyGMzW
勝手を言うようだけどやっぱFETV無いと寂しい
半分はFETVで取り上げてほしくてネタ書いてたようなもんだからなぁ…

誰か三代目やってみる人いないかね?
俺も考えてみたんだけど俺の作風っつか文体だとあのノリは再現できそうもなかった
313助けて!名無しさん!:2011/04/02(土) 12:35:41.81 ID:lQWNcoAa
>>310
自分でも妹に弱いと認めてたからなw
314助けて!名無しさん!:2011/04/02(土) 14:28:17.74 ID:GGUJeiZl
>>311
べ、別にアンタの希望に答えた訳じゃないんだからね!


エフラム 「…今日は4月1日。エイプリルフールという奴か
      嘘はきらいだが…こういう日なら大丈夫なんだな」
サラ   「どうしたの兄様?」
エフラム 「皆に言いたい事がある。実は俺は…どっちかというと巨乳の方が好きだ」
ミルラ  「!?」
サラ   「!?」
ファ   「……?」
ミルラ  「…エフラムの馬鹿ァ!(スタタ・・・」
サラ   「そんなドヤ顔で言う事じゃないでしょ…orz」
アメリア 「うぅ…心構えだけじゃなく、胸も大きくして見せます!(´;ω;`)」
エフラム 「いや、お、おい!今のはエイプリルフールの嘘だ!な、何で皆そんなに本気で驚いてるんだ!」
ミカヤ  「駄目だこの弟…」
エリンシア「早く小学生からやりなおさせないと…」
アイク  「所で飯はまだか?」



ターナ  「私の時代が来たぜヒャッハアアアアア!!!」
ラーチェル「タ、ターナ落ち着くのですわ!」


あまり上手くなくてすまぬ…
315助けて!名無しさん!:2011/04/02(土) 15:17:41.77 ID:xkkY/gCz
>>312
実はやってみようかと思ってた。もちろん以前の人が戻れたらすぐに返すつもりで。
でもいろいろ思うところがあって保留にしてたんだけど、もし需要があるなら再開してもいいかな?
上手くできる自信があるわけじゃないし、みんなが望んでるようにできなかったら申し訳ないけど…
316助けて!名無しさん!:2011/04/02(土) 16:29:15.02 ID:Dl9KoAJF
>>312
>>315
本スレの流れと違う内容になりがちな話だし
議論板にFETVスレあるから、そっちでやったほうがいいよ
317助けて!名無しさん!:2011/04/02(土) 16:40:13.83 ID:zLf3T2ad
>>314
アメリア「うー…手っ取り早く胸を大きくする方法とかあったりしないかな?」
ミルラ「し、知らないです…」
サラ「落ち着いて、まだ慌てるような時間じゃないわ。冷静に考えればさっきのは嘘という可能性もあるし。
    万が一兄様の好みが変わったとしても、まだ私たちには成長する余地が大いに残されてるじゃない。
    …もう限界まで成長した人はご愁傷様だけど」


エイリーク「…くしゅん!…風邪でしょうか?」
318助けて!名無しさん!:2011/04/02(土) 16:48:47.75 ID:MA/OmKfz
ミルラは成長する前にエフラムの寿命が……
まぁロリコンならそっちのほうが好都g(ry
319助けて!名無しさん!:2011/04/02(土) 18:13:37.36 ID:Dl9KoAJF
ナギお姉さんの妹であるということを考えると
竜幼女ズは成長すると巨乳になる可能性が高いと言えるのではないだろうか
320助けて!名無しさん!:2011/04/02(土) 22:15:58.40 ID:WKIazNPK
エフラムの周りはロリか貧乳の割合が高いが、アイクの周りは逆に巨乳が多い。この差は何なのか。
321助けて!名無しさん!:2011/04/02(土) 22:26:29.39 ID:lQWNcoAa
>>320
イレース「………」
サナキ「………」
ユンヌ「………」
322助けて!名無しさん!:2011/04/03(日) 11:07:00.76 ID:e0nKToVn
>>321
後者は兎も角、イレースさんは着やせするタイプ……かも知れない。
あれだけ食べて脂肪すらつかない、不思議。
323助けて!名無しさん!:2011/04/03(日) 11:54:55.55 ID:MZnOsziD
イレースが着やせするタイプとな、是非検証用の画像を要求したい
324助けて!名無しさん!:2011/04/03(日) 12:06:54.38 ID:l1uv+q/5
そんなに年の離れていないであろうミストとワユは数年で爆発的に成長したのに
イレースは見た目ほぼ変化無しだからなw

エイリーク「私…イレースさんとはいいお友達になれそうな気がします」
325助けて!名無しさん!:2011/04/03(日) 21:50:08.84 ID:rXnljogq
イレース「……昔は私とあんまり変わらなかったのに……どうして二人だけ胸が大きくなったんですか?」
ワユ「え?い、いや、何でって言われても……」
ミスト「こ、個人差じゃないかな?」
イレース「……何か特別な方法があるとか……」
ワユ「知らないってそんなの!」
ミスト「そ、それに、胸が大きくても別にいいこと無いよ?」
ワユ「そうそう、剣振るときも邪魔でさー」
イレース「……アイクさんに揉んでもらって大きくしたとか」
ミスト「そ、そんなの無いから!それに単純に揉めば大きくなるっての迷信だから!」
ワユ「大体そんなイベントあったらもう嫁入りできてるっつーの!ていうか落ち着け!」

ティアマト「ちょっと、まだ仕事中よ!何してるの!?」
アイク「……相変わらず仲いいなあいつら」
326今日は二人きり前編:2011/04/04(月) 03:15:52.95 ID:mAAoz3ne
エリウッド「あぁ、今日は平和だなー」
リーフ「開始早々なに王子オーラ出しながら年寄り発言してんすか兄さん」
エリウッド「年寄りはひどいと思うよリーフ。でもほんとに今日は蝶サイコー
      な日だ。仕事持ち三人組は帰り遅いし、エリンシア姉さんは
      ルキノさんと出かけたし、ヘクトルはマシュー達と遊びに行った
      し、エフラムとセリスは竜王家に、リンはフロリーナと
      遊びに行って、KINSIN組はバレンシアに行き、マルスとロイは
      GFとデートに。事件は起きなさそうだしね。」
リーフ「それでも事件を起こすのが兄弟家だけどね。」
エリウッド「言わないでくれリーフ!僕にも希望を持たせてくれ!」
リーフ ピキーン!!「まてよ!!皆いないという事はブツブツ・・・・
    このひとでなしーな事にならない!!YATTAー!!YATTAー!!」
「ただいまー」
エリ・葉「「え」」
リン「はー。ん?どうしたの?変な顔して」
エリ・葉「「何だ、リン(姉さん)か。良かった。」
リン「どうしたの?二人共??」
エリウッド「実はカク力クシカジ力」
リン「なるほどね」
リーフ「リン姉さんは?」
リン「実はフロリーナが風邪ひいて・・ってリーフは?」
エリウッド「あれ?いない。」
「「まさか!!」」
リーフ「ヒャッホーーウ!!待っててお姉さーーーーーん!」
エリウッド「くそ!!手遅れだっだ!」
アーーーーコノヒトデ・・・
リン「大丈夫みたいね」
エリウッド「そうこうしてたらもう昼だ。ご飯にしよう」
リン「冷蔵庫の中身は、と・・・これは見事に」
エリウッド「肉だらけ・・・」
リン「アルムの野菜とってきましょ」

リン「さてと!じゃカレーでも作りましょ!」
エリウッド「じゃあ最速・・」
リン「あ、私が作るから任せて!!」
エリウッド「分かった」


リン「どう?」
エリウッド「うん。美味しいよ。」
リン「良かった!あんまり自信なくって」
エリウッド「何でだい?リンの料理は本当に美味しいよ。ずっと
      食べていたいぐらいだ。」
リン「え、エリウッド!?何を」
エリウッド「?僕なにか変な事言ったかい?」
リン「い、いえ何も・・(エリウッドも天然な所があるのね)」
エリウッド「???」
327助けて!名無しさん!:2011/04/04(月) 14:34:46.79 ID:20/iWTwW
この小説を読む前に>>9の注意書きを参照してください
苦手な人はスルーよろしく

>>263-265の続きにあたります
328侍エムブレム戦国伝 生誕編 セリカの章 仏罰:2011/04/04(月) 14:35:34.17 ID:20/iWTwW
寒風吹きすさぶよく冷える夜の事―――――
ギシギシと音を立てて板張りの廊下を歩んでいたノーマ和尚は子供のすすり泣く声を聞いた。
これは異な事と思い、泣き声のする方に足を向ける。

そこは薄暗い部屋であった。
ミラ仏の仏像がいくつも置かれている広い部屋の中央にすすり泣く赤い髪の娘がいる。
とうに寝たものと思っていたノーマは小さく溜息を吐くと娘に歩み寄った。
「これセリカ。この様な夜更けにいったいどうしたのじゃ?」
「和尚様、和尚様は嘘をつかれたのですか?」
話が見えない。
なんの事かと先を促すと娘は仏像の一つを指差した。
「和尚様はミラの仏様はお心優しいものとおっしゃいました。
 なのにこちらのミラ様は恐ろしいお顔をしておられます」

それは剣を手にし今まさに術を放たんとする巨像だった。
仏説に伝わる悪神ドーマとの戦いの一幕を再現した像である。
眼前の敵を睨みすえる恐ろしい形相をしたミラ。
猛り立った戦意と怒りが形となったようであった。
セリカのような幼い娘が薄暗い部屋で見てしまったらそれはそれは恐ろしく映るであろう。
ノーマはしばし口を閉ざし…言葉を選んで語りかけた。

「ミラ様はお心優しくてあられる。じゃがこちらのミラ様は悪い魔物を降参させるためにあえて恐ろしいお顔をされておられるのじゃ。
 お顔は恐ろしいがお心はお優しくあられるのじゃよ」
「悪戯した子を叱る時の和尚様みたい…」
「…御仏も時には心を鬼にするものじゃ。そなたに語って聞かせておる仏説にもそういう話はあるしのう。
 悲しい事かも知れぬが仏はこの世に慈愛のみ降り注ぐ方ではない。厳格な裁定者でもあるのじゃ。
 地獄というものがあるのも仏敵や悪人が絶えないからじゃな…おお、まだセリカには難しい話であったかのう。
 さ、もう寝なさい」

セリカの手を引いて他の子達が雑魚寝している部屋へと連れて行った。
メイもジェニーもよく眠っている。
みな戦乱で親を亡くした孤児や捨て子たちだ。この子達だけではない。
ここミラ宗の総本山ノーヴァ寺院にはこうした子が何百人も養われている。
セリカを寝かしつけて部屋を出たノーマは心の中で念仏を唱えた。
子等に幸あれと祈らずにはいられなかった。

都の南方ソフィア国を中心に栄えるミラ宗は紋章国仏教の中でも大きな勢力を持っており各地に信徒がいる。
総本山たるノーヴァ寺院には数千人の僧侶がおり全国の信徒の数も多く、
最近ソフィア国を下克上で支配した大名ドゼーといえどもうかつに手を出せる存在ではない。
この寺にセリカが引き取られたのは九年前の事である。
何も珍しい事ではない。他の子供達と同じような事情であった。
329侍エムブレム戦国伝 生誕編 セリカの章 仏罰:2011/04/04(月) 14:36:19.95 ID:20/iWTwW
九年前のその日―――――
近郊の村で行われた葬式の帰り道…
数人の仏弟子を連れて歩いていたノーマは道の傍らにうち捨てられた遺体を見かけた。
見たところ旅の商人のようだ。
盗賊にでも襲われたのであろう。荷物袋が空になっていた。
まだ遺体が新しいところを見ると彼が襲われたのは数時間前の事のようだ。
荒んだ世の中を憂いつつノーマは供養をしてやろうと遺体に歩み寄り…赤子の泣き声を聞いた。
うつぶせに倒れて死んでいる中年の男が抱きしめていたのはまだ生まれて間もない赤子であった。
ノーマは弟子たちを顧みて呟いた。
「…よく見るがいい。我が子を身を盾にして守り抜いたのであろう。
 親の情愛の深いことじゃ…」
実際にはこの子供は死した男…マリナスという商人の養子であったがそこまではノーマの知るところではない。
ノーマはマリナスの腕の中から赤子を抱き上げた。
赤子の産着には名札が差し込まれていたが……泥で酷く汚れてしまっていた。
五、六字程度の名前のようであったが…かろうじて読み取れたのは五文字目のセの一字のみ。
「…セ…か…今日よりこの子はセリカと名付けよう…本当の名前から一文字でも入っておったほうが父親も喜ぶじゃろうて」
この日より新たな名を得た少女はノーヴァ寺院で他の多くの子達と共に育てられる事となった。


仏弟子として育てられたセリカは熱心に仏説やお経を読んだ。
術も学んだ。他の子達と比べても信心は篤い方であっただろう。
年少の子の面倒をよくみたし年長者の言う事はよく聞いた。
その成長をノーマは瞳を細めて微笑ましく見守っていた。
330侍エムブレム戦国伝 生誕編 セリカの章 仏罰:2011/04/04(月) 14:37:57.64 ID:20/iWTwW
ある日の事である。
その日のセリカは問答に勤しんでいた。
「和尚様、ミラ様の慈悲の教えがあまねく紋章の国に広まれば戦乱は収まり人々は救われるはずです。
 なのにどうして戦は収まらず世は混沌としているのでしょうか?」
「うむ…戦というものは人の宿業と儂は考えておる。
 それにの…我が国はミラ宗の信徒ばかりではない。
 仏道のみを取っても多くの宗派があるし、この国の帝は神道じゃしな…
 じゃが開祖リプリカ上人が仏道を学んで大陸より帰って以来五百年…地道に信徒は増えておるし焦る事はないぞセリカ」
不満気に口を閉ざす弟子にノーマは穏やかに語りかけた。
「仏道にも様々な解釈があるのじゃよ。それこそ人の数だけな。
 一国を救うなどという事は儂らのみでできることではない」

何を思ったかその日以来セリカは修行の合間に異宗の経典に目を通すようになった。
時には大陸や異国の書物まで読み漁った。
幸いというべきかミラの総本山であるノーヴァ寺院には多くの経典や神学仏学研究の為、異教の文物が多く保管されていたのだ。
瞑想に耽る時間も長くなった。
ノーマはそれをセリカなりに神仏と対話して…己の内を見つめているのであろうと微笑ましく見守っていたが…
あるいはこの時ノーマがセリカをもっとよく見ていたらこの後の歴史の展開は違った物になっていたかも知れない。
セリカはノーマが思うより遥かに外向きで状況を変えようという意欲に満ち溢れていたのだ。
良くも悪くも…それは衆生を救おうとする熱心さ…信心深さゆえの事であったが。

強烈な意思と個性はカリスマを帯びる物。
自然とセリカの周囲には同世代の子供達が集まるようになっていった…
ボーイもメイもジェニーも…彼らはセリカの話をよく聞きその考え方に影響を深めていった。

ノーマは知る由もない。
数年後にはこの総本山が巨大な石垣と塀に取り囲まれあたかも城のような様相を呈する事を。
知る由もない。
多くの僧が武具を纏い僧兵として刃を振るう事を。
知る由もない。
多くの武装した信徒が集まりミラ宗一揆が始まる事を。

老僧が施した慈悲が…救い出した一人の赤子が多くの流血をもたらす事を。
正義は野望以上に災厄をもたらしうる事を。

次回

侍エムブレム戦国伝 生誕編
 
〜 ロイの章 仕官 〜
331今日は二人きり後編:2011/04/04(月) 14:43:06.80 ID:mAAoz3ne
         夕方
エリウッド「それにしても今日は全ったく胃が痛まないな。」
リン「エリウッドが胃を痛めないなんて、今日は世紀末署長や狂王が暴れて
   この町が無くなるかしら。」
エリウッド「それは僕に毎日胃を痛めろと言ってるのかい?」
リン「そういうことじゃなくて、それ程めずらしいってことよ。」
エリウッド「そういうことか。でも皆暴れないのは僕にとってはうれしいよ」
      夜
リン「遅いわねぇ。」
エリウッド「兄さん達はともかく弟妹達が遅いのは心配だな。」
「「「「ただいまー」」」」
リン「帰ってきたわよ!」
エリウッド「良かった。」
シグルド「いい匂いがするな。」
アイク「腹へった。」
エリウッド「あれ?兄さん達今日は遅くなるんじゃなかったの?」
シグルド「思いの他速く終わってな。それよりお前達!近親はしてない
     だろうな!?」
リン「し、してないわよー」(目が泳ぐ)
シグルド「そうか。」
アイク「腹へった。」
エリンシア「今日はシチューですね。」
リン「私がつくったの!」
アイク「肉があるなら何でもいい。」
リーフ「全ったく死ぬかと思った。」
エリウッド「あれ?帰ってきたのこれだけ?」
シグルド「そうだが??」
エリウッド「まさか人様に迷惑を、うっ!胃が・・・」
リン「はい」
つ「胃薬」
エリウッド「ありがとう。いつもすまない・・」
リン「気にしないで。私がすきでやってるんだもの。」
エリウッド「リン?・・」
リン「えっあ、その・・・///」
シグルド「そこー!夫婦漫才しない!いい雰囲気出さない!!兄さんは
     許さんぞ!!!」
ワーワーギャーギャーコノヒトデナシー
エリウッド「結局またいつもの我が家か。」
リン「このいつもの我が家だから良いんじゃないの?」
エリウッド「全ったくだね。」

リーフ「今日は二回もひどい目にあったよ!!でももうこれ以上は無いはず・・」
サラ「二度あることは三度ある・・クス」
リーフ「・・・このひとでなしー」
332助けて!名無しさん!:2011/04/05(火) 15:55:17.04 ID:h+wDwuYn
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9373/1185595796/
ここで色々FETVの話をしてるから誘導

>>315さんが再開してくれるなら俺は大歓迎と一言言ってみる

それと>>326>>331はこの文章量と投下間隔ならわざわざわけずに一回に纏めて投下した方がいいと思うぞ
あんまり細切れで投下されると他の人が投下しずらい
333助けて!名無しさん!:2011/04/05(火) 22:16:28.48 ID:SNbdWN9o
>>320
今更だが、アイクの周りってそんなに巨乳いたっけか
明らかにわかるのは、ミスト・ワユ・レテ・ミカヤくらいか
…四人か、確かに多いような
334助けて!名無しさん!:2011/04/05(火) 22:33:03.84 ID:9MyJCg8z
ティアマトさんとララベルさんがいるだろ!
ちょっと視点を広げるとシグルーンもいるのだがどうか
335助けて!名無しさん!:2011/04/05(火) 23:05:35.16 ID:ijxrP5Sf
>>333
ミカヤは寄せて上げてる説があってだな……
あとワユ、ミストは並乳説が主流だな
バストサイズのことならぜひwikiで「乳戦争」と検索してみてほしい

>>334
シグルーン様はショタ、もしくはサナキ様love説が(ry

あれ?夜中なのに外から天馬のいななきが……
336助けて!名無しさん!:2011/04/05(火) 23:16:28.78 ID:V+f2NaO4
サナキ様love説はわかるがショタ説なんて聞いた事ないぞ
あと、334の言った周りの女性ってのは嫁候補とかじゃなくて知り合いって意味じゃなかろうか
ティアマトもそうだと思うぞ
この人アイクの姉貴分ではあるけど恋愛とかは絡まないと思う

しかし乳の話題とロリの話題は伸びるな
四日前の書き込みにアンカー向けて話題を蒸し返す奴がいるとは思わなかった
337助けて!名無しさん!:2011/04/05(火) 23:40:03.14 ID:y0T21z+X
ユンヌ「将来性も考慮するなら私も」
ミカヤ「…何万年待てばいいの?」
338助けて!名無しさん!:2011/04/05(火) 23:52:03.44 ID:Zwa1RucD
アイクとシグルーンの話ならそれはそれで見てみたいとちょっと思ってしまった
339助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 05:06:20.85 ID:j8ZoLSGN
ミストは蒼炎では絶壁だったのに・・・
時の流れとは偉大なものだな
340助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 08:35:01.64 ID:L0SHPrcr
まあミストやワユは成長期だったのだろう、ボーレとかアイクもだしw
サナキは将来ミカヤ並にはなる可能性があるから諦めないで問題ないw
ユンヌは…いや、本当に女神の力でどうにかならんのかw?
イレースは…ほら、アイクはそんなこと気にしないってw

あとエイリークはもう諦め…ウワナニヲスルヤメ

真面目な話、兄弟の恋人候補は巨乳が多いかもしれない…w
341助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 09:43:01.79 ID:jsX0AkVY
>>339
巨乳な妹とかすごく俺得です
342助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 10:06:26.41 ID:pivVfAwZ
>>341
  `¨ − 、     __      _,. -‐' ¨´
      | `Tーて_,_` `ー<^ヽ
      |  !      `ヽ   ヽ ヽ
      r /      ヽ  ヽ  _Lj
 、    /´ \     \ \_j/ヽ
  ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´
           ̄ー┴'^´
343助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 11:05:13.77 ID:+nKtyMdr
>>328-330
マリナス……
シリアス作の中でも今回のは重い話だな
セリカはある意味悪役を張るんだろうか
344助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 11:16:54.19 ID:bTd+sKjm
巨乳の妹…
マリア、ミネルバ、う
345助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 11:24:18.96 ID:bTd+sKjm
途中送信しちまった
あとエスリン、アイラ、エーディン、…聖戦は妹ばかりだね
オルエン、イシュタル、ターナ、アムリタ…
シリーズ通して沢山いる
346助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 11:55:03.62 ID:rrXjE5Qe
エイリーク「私はもう18歳ですし、何を試してみても無駄でしたし、もう本当に諦めるしか…ウッ」
アイク  「諦めるには早いぞエイリーク。」
エイリーク「え…?」
アイク  「俺も体格に恵まれなかった。筋肉が付きにくい体質で、
      人の何倍も努力してようやく人並み程度だった。」
エイリーク「そういえば…昔の兄上はあんなに鍛練に励んでいれば
      もっと逞しくなっているはずなのにと不思議に思ったことがあります。
      それに、背丈も昔はそんなに高い方ではありませんでしたね…」
アイク  「俺が今の背丈になったのは18過ぎてからだ。18歳は決して成長を諦める歳ではない。」
エイリーク「で、でも…やっぱり…」
アイク  「エイリーク、俺は考えたんだ。努力して駄目ならそれ以上の努力をすればいい。
      その先に報われない結果があると、誰がいいきれる?」
エイリーク「あ、兄上ぇぇぇ!」
イレース 「アイクさん…!」
サナキ  「アイクぅぅぅぅぅ!!」
エイリーク「兄上は、私の…いえ!私たちの希望です!!」
イレース 「私アイクさんに付いていきます…」
サナキ  「私もじゃ!!」
ラーチェル「私もですわ!」
リムステラ「私もだ」



ユンヌ「ねぇ、私はいつもストーカーしてるから知ってるんだけど、
    アイクの言う『それ以上の努力』ってどんなのか知ってる?」
ミカヤ「私の知ってる範囲では背を伸ばすためにスケルトン300匹一気食い…」
ユンヌ「え、それ知らないてかカルシウム採りすぎワロタ。そりゃ滅多に怒らないわけだわ。」
ミカヤ「あと、ラグネルを紐で自分の腰にくくりつけて地面に付かないように走るとか。」
ユンヌ「それ普通布でやるやつでしょ。全く浮く気がしないんだけど。」
ミカヤ「道は険しいわよエイリーク。お姉ちゃんは(ダキュンダキュン!)年生きても
    全く変化する兆しの無い胸に見切りをつけて寄せて上げてに走ったわ。」
ユンヌ「私はこのつるぺたがアスタルテと対をなしてることに原因があると気づいた。
    というわけで今からちょっとアスタルテの胸削いでくる。」
ミカヤ「いやそのりくつは前半正しいけど後半おかしい」つメダリオン
ユンヌ「せめて合体してアスタテューヌ(妥協案)にぃぃぃぃィィ!!」
347助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 12:53:28.77 ID:UKenkTH/
サラ「妹も胸がある方がいいという説もあるのね……まあ大きい方がいいって人も多いしね。
    ということで兄様、私のバストアップに協力して欲しいんだけど」
エフラム「……まあいいが、何をすればいいんだ?アイク兄上みたいなトレーニングはお前には無理だと思うが」
サラ「簡単よ、マッサージをしてくれればいいだけだから」
エフラム「マッサージってお前……し、しかし、単純なマッサージは効果が無いとエイリークが言っていたぞ」
サラ「それはやり方が悪いのよ。マッサージに加えて、私の知ってるロプトの秘術を加えれば効果はあるんだから。
    というわけでお願い、難しい話じゃないでしょ?それに、堂々とイタズラできるチャンスだよ?」
エフラム「い、いや……色々とまずいだろ」
サラ「そう……ダメか……隠し撮りして既成事実ゲットと思ったのに」
エフラム「お前……」
348助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 13:00:20.50 ID:hQHTUC3D
胸なくても皆美人だから無問題だろう

セーラ「じー…」
ドロシー「何故こっちを見るんですか」
349今日は二人きり番外編:2011/04/06(水) 13:48:39.53 ID:bG4dytuY
エリウッド「そういえばリーフ、君はいつ外に行ってたんだい?」
リーフ「ああ、あの時リン姉さんに聞いてすぐこういう考えがうかんだんだ」
            回想
リーフ「(まてよ!?今日はあの四人旅行にいってたんだよな!?
     じゃあひどい目にあうことはないじゃないか!
     そうと決まればおねいさんハントだ!!)」
            回想終了
リーフ「この間0.1秒!玄関まで0.2秒!おねいさんの事において
    僕に勝つ者はいない!!!子供なんて眼中にない!!」
サラ「くすくす・・・」
リーフ「え?」
つ「ワープ」
リーフ「アーーーーーー!」
サラ「リーフ借りていきます」
つ「リワープ」
エリウッド「・・生きて帰ってくるんだぞ・・・」
翌日 ぼろぼろのリーフが家にいた・・いつも以上の状態で・・
セネリオ「ひどい有様です」
350助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 13:54:47.92 ID:+nKtyMdr
>>347
ターナ「…………」
エフラム「…………?」
ターナ「………………」
エフラム「……そうして見てられると落ち着かないんだが…」
ターナ「……裏切り者……」
エフラム「何?」
ターナ「エフラムにはわからないの!? ロリ巨乳なんて邪道よ! ぺたんこな方が可愛いじゃない!
     なのにサラの胸を大きくしようなんて気でも狂ったの!」
エフラム「落ち着け…お前なにか勘違いしてるぞ……」
ターナ「はっ!? い、いやいや違うのよ、今のはつい本音…いやいやいや! 私はロリコンじゃないんだってばぁ!?」
エフラム「お前最近おかしいぞ…」

サラ「クスクスクス…壊れてる壊れてる」
351助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 15:03:22.40 ID:QlVHPPT7
サラだけ登場しすぎだろ…いい加減うぜぇ
他の三人も出してやれよ…
352助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 15:13:07.75 ID:/FlgD2LQ
別にセット販売でもないんだからかまわんだろ
四人娘設定でやってない人だっているだろうし

出したいならお前さんが自分で出るネタ書けばいいだけ
353助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 15:29:48.78 ID:/FlgD2LQ
>>351
そういう事を言い出したら俺はセティニー派だぜ
だけど「リーフティニー多すぎ、もっとセティニー出してやれよ」なんて言わないぜ
俺のネタ内ではセティニーだけど他の人のネタにケチなんかつけないぜ

ここの雑談だってアイク関連が非常に多い、ネタまたいで昔のカキコに返事してまで語りたい人が多いが
「アイクだけ他の兄弟より出すぎだろ…ウゼェ、もっと他の兄弟出せよ」なんて言わないぜ
あんたの言ってるのはそういうことだ

・嫌いなネタに文句をつけるより、自分の好きなネタを書きましょう。
テンプレのこれを読みな
それでも納得できないなら議論スレ行って自説を主張すりゃいい
まともな理由なら誰か取り合ってくれるさ

それじゃ通常の流れで
354助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 16:47:56.82 ID:CJUCdbgF
>>347
エイリーク「秘術…って何ですか?」
イレース「…女性の魔道師なら誰でも使えるんですか?」
リムステラ「それを使えば胸が大きくなると?」
サラ「ええっと…ごめんね、門外不出の術だから…簡単に教えるわけにはいかないの」
ラーチェル「そんなことはどうでもいいですわ!」
サナキ「金に糸目はつけん!教えるのじゃ!」
サラ「いや、別にお金に困ってるわけじゃないし…ていうか目が本気なんだけど」
イレース「教えてください…それで…アイクさんに手伝ってもらって…とか…」
リムステラ「早く喋った方がいい、仮に今逃げられても別の者が追うぞ」
サラ「あの…怖いんだけど…に、兄様、助けて」
エフラム「お、おい…俺を盾に…ま、まあとにかくみんな落ち着いてくれ、サラが怖がっている」
ラーチェル「エフラム…そこをどいてくださる?」
エイリーク「そうです…は、半分は兄上のためなのに!」
エフラム「い、いや、何を言って…い、いいから落ち着…お、おい…」

ユンヌ「んー、何万年も生きて未だにこの有様…やっぱり胸を大きくする奇跡を本格的に考えるべきかしら」
ミカヤ「…豊胸って奇跡が必要なほどのことだったの?」
355助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 19:40:52.99 ID:L0SHPrcr
マルス「いいのかい、リーフ。このままだとサラがエフラム兄さん共々襲われるよ?」
リーフ「別にエフラム兄さんがいるなら大丈夫でしょ」
ロイ「リーフ兄さん、それでいいの?」
リーフ「待てよ、その秘術を知れば僕の周りもみんなおね…」
ロイ「リーフ兄さんが消えたんだけど…」
マルス「遠くから姉さん達の攻撃にやられて苦しむリーフが見えるよ」

リーフ「この…ひとでなし…」
サラ「クスッ、知りたかったから私のことを落とすのね、リーフ」
ナンナ(サラを落とせばサラ以外に浮気できるのかしら?)
ミランダ(でもサラって愛人希望だったわよね?)
ティニー(つまりサラを許容すれば私達も…)
3人(あーでもリーフ様は独り占めしたい…)
サラ(クスクス、みんな考え悩んでるわね)
リーフ「…ところでその秘術って本当に効果あるの?」
サラ「…秘密」

エイリーク「兄上、どいてください。サラちゃんを追えません」
エフラム「落ち着けエイリーク、お前はそのままでも魅力的だ」
エイリーク「邪魔をするというのなら私は…」
エイリーク「落ち着け、何故ジークリンデを構える…」

マルス「胸を大きくしたいなら豊胸手術すればいいと思うんだけどね」
ロイ「いや、そのりくつはおかしい」
マルス「っていうかでかいとリン姉さんみたいに…アダダダ!?」
リン「マルス!」
マルス「ま、まだそのうち垂れ下がるとか、老けて見えるとかなんて言ってませんよ!」
リン「…死ぬ覚悟はできたかしら?」
ロイ「さて、僕は部屋に帰るよ。じゃあね、マルス兄さん」
マルス「ロ、ロイ!助けt…ギャァァァ!」
356助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 23:55:09.13 ID:bTd+sKjm
セリカとミカヤはどちらが大きいんだろう?

エイリークとセリスはどちらが小さいのだろう?
357助けて!名無しさん!:2011/04/06(水) 23:57:41.66 ID:UKenkTH/
エフラム「やれやれ……酷い目にあった」
サラ「……流石に私も少しだけびっくりしたわ」
エフラム「まあ何にせよ無事で何よりだ。しかし何なんだ、その秘術ってのは?」
サラ「え?ああ、手術しなくても胸が大きくなる術のことね。広まると面倒だからあんまり言わないでね」
エフラム「まあそれはいいが……他にも何かあったりするのか?」
サラ「色々あったりするよ、まあ使う人によって得意不得意があるけど。例えばお爺様は洗脳とか催眠術が得意だし」
エフラム「……一気に穏やかじゃなくなった気がするんだが。しかし、色んなこと出来るんだな……
      もしかして、俺の行動を把握されてたりとか、いつのまにか背後に居たりするのも……」
サラ「どうかしら……兄様が詳しく知りたいって言うなら教えあげてもいいよ?」
エフラム「……いや、遠慮しておく」
358助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 00:00:07.78 ID:rsEqlsNK
>>356
前者はわからんが、後者は同じくらいではないか
359助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 08:13:21.45 ID:gir73tuM
>>358
ミカヤは巫女の時に寄せてあげてる疑惑はあるが一応セリカよりは…w
で、それはセリスが何故か成長したのかエイリークが変わらないかのどちらかね?
まあ聖魔の会話的には男でも通用すると言われたエイリークが成長してないだけかw
360助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 11:24:03.69 ID:e3sZOZMP
>>351

確かにある程度同意する。幼女がどうとか正直きわどいし、少し危ないスレに見えるしね。

しかし、今はスレの流れというか流行りがあるからしょうがないのではなかろうか。面白かったネタに登場したキャラの出番は増えるものだしさ。

サラがうっとうしい、他のキャラも出せと思うのなら他のキャラでもっと面白いネタを出せばいい。そうすれば他のキャラの出番も増えると思うよ。
361助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 12:06:14.85 ID:IzkbLoG7
>>360
きわどいとかちょっとわからない、ずっと前からあるネタなんだけど。ちょっと潔癖すぎないか
ネタスレなんだし、もっと大らかになろうぜ
それと、本当にスレの平穏を望むなら終わった話題を蒸し返すのは止めろ
あといい加減sageれ

以下通常の流れで
362助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 12:21:39.24 ID:gxlEjeQ9
>>358
エイリークがセリスと同じとかどんだけ無いんだよw
それだと、ちょっと古いがヴァンパイアのリリスくらい無いことになるぞ
それだと逆に需要あるわw
363助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 13:19:40.36 ID:rMUnkfgV
>>362
また的確な例えを出してきたなw
俺もそんな感じなんじゃないかと思ってたわ
364助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 13:29:00.65 ID:fHtoqBs0
ナンナ達の出番を奪うクソガキサラ死ね
365助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 14:28:46.22 ID:LXEhWZBP
議論板行かないでわざわざageて暴言吐くってことは純粋な荒らしだな
以後完全に放置してまだやるなら然るべき措置を取るということで
以後通常の流れ〜っていうのも無しで、アンカーもつけないで一切触れないやり方でよろしく
366助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 14:36:16.17 ID:oXWidhcL
>>358
エイリークの胸の場合、膨らみがない所か下手をすると陥没して…おっと誰か来たようだ


また涙目グリーンの居酒屋ネタを書いてみるか…
367助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 17:46:34.01 ID:LXEhWZBP
>>362
しかし、懐かしい格ゲー出してきたなw俺は今でも好きだぜ
もしリリスの格好するならエイリークよりセリスの方g

格ゲーだとエフラムとかヘクトルが上手そうではある
368助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 18:10:50.79 ID:rMUnkfgV
アイクは知識無いけど超反応と人読みで勝っちゃうタイプ
シグルドは年齢的にギリギリスト2世代か?
そういやアイクってキャラ的にリュウと似てるな
369助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 22:14:09.24 ID:LXEhWZBP
>>368
タフな体を造ることだ、技の重みはそこから生まれる
ふところに潜り込む一瞬、それがあんたの弱点だ
10や20の失敗で簡単に諦めるんじゃない!
長いようで短い…修行の日々ってものは飽きないな
少しずつ強くなっていく、それがいいんだ
静かな気持ちだ、怒りも奢りも感じない
その間合いじゃ、拳半分届かない!

3rdのリュウの台詞抜き出してみたけど、アイクが言っても違和感無いなw
370助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 23:13:42.78 ID:gir73tuM
過去にも同じような流れがあったな…w求道者とは似たようになるんだろう、きっとw
371助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 23:42:33.90 ID:r40fddqL
蒼炎・暁の絵師は昔、リュウも描いてたからね。まぁ絵師として担当したゲームはポシャったそうだが。
暁アイクの公式イラスト見た時はリュウじゃねーかwと突っ込みいれた記憶がある。
372助けて!名無しさん!:2011/04/07(木) 23:47:24.82 ID:gxlEjeQ9
蒼炎のときは「天空を破らぬ限り、お前に勝ち目は無い!」状態だったし
暁のエンディングだと、周りの奴らは「なにいっ、アイクがいない!」みたいな感じだったんだろうなとしかw
373助けて!名無しさん!:2011/04/08(金) 01:03:53.78 ID:pBRPq773
ミカヤ
得意なゲーム→ポケモン(暇を持て余してるので実は廃人。読み合いでは絶対に負けない)
苦手なゲーム→バイオハザード(画面を見ていられない)
好きなゲーム→乙女ゲー(プレイしながら床でジタバタしている)
シグルド
得意→テトリス(昔からやってる)
苦手→ファイアーエムブレム(察してあげよう)
好き→ときめきメモリアル(ベタなシチュエーションが好き)
エリンシア
得意・好き→超兄貴(いわずもがな)
苦手→乙女ゲー(「線が細い男子ばかりですわ」)
アイク
得意→対戦物全般(なんか勝つ)
苦手→恋愛ゲーム(ソフトが途中で爆発する)
好き→デジモン(肉とトレーニングで育てるあたり)
エフラム
得意→ファイアーエムブレム(手堅く犠牲を出さずに進める)
苦手→ポケモン(「ふたごちゃんやアイリスをなぶったあげくカツアゲなど俺にはできん」)
好き→シスプリ(まんま)
エイリーク
得意・好き→音ゲー(意外に太鼓の達人で男らしい演奏を見せてくれたり)
苦手→格ゲー(乳揺れが精神的ダメージ)
エリウッド
得意→スマブラ(死にそうで死なない、割としぶとく残る)
苦手→人生ゲーム(「ゲームの中でまで赤字とかいいよ」)
好き→どうぶつの森(癒される)
ヘクトル
得意・好き→格ゲー(投げキャラが好き)
苦手→風来のシレン(ダッシュしてすぐ死ぬ)
リン
得意→格ゲー含むアクション(連打が凄い)
苦手→女の子なのに特に無いのが悩み。
好き→乙女ゲー(密かにやって悶絶してる)
マルス
得意→ファイアーエムブレム(ただし勝ちには手段を選ばない)
苦手→格ゲー(戦略があまり通じない)
好き→逆転裁判(大声出して「異議あり!」と言ってるところをリンに失笑されたけど)
リーフ
得意→風来のシレン(「マゾゲーマーなめんな」)
苦手→苦手はない。器用貧乏ですから。
好き→ギャルゲー(もちろんお姉さん狙い)
アルム
得意・好き→牧場物語(完璧なスケジュールを以って種蒔き、収穫、畜産を行う)
苦手→FF13(ド派手なムービーがアレらしい)
セリカ
得意→乙女ゲー(地味系男子攻略に特化している)
苦手・好き→それほどゲームをしてない
セリス
得意・好き→格ゲー(せめてゲームの中ではと筋肉キャラでかなり強い)
苦手→恋愛ゲー(なぜかライバルの男キャラばかり落とす)
ロイ
得意・好き→スマブラDX(「Xとか知らないよ?」)
苦手→スマブラX(「ごめん、見たくないんだ…」)
374助けて!名無しさん!:2011/04/08(金) 01:07:47.00 ID:pBRPq773
と、格ゲーの話から連想でここまで妄想した
375助けて!名無しさん!:2011/04/08(金) 01:14:29.40 ID:N/AKvw5s
>>373
すごい納得w

>得意→ファイアーエムブレム(ただし勝ちには手段を選ばない)
暗い笑みを浮かべながら、ボスチクをする様がありありと浮かぶな…
376助けて!名無しさん!:2011/04/08(金) 01:21:46.15 ID:mfxC4ub5
>>348
二次元では不細工はともかく地味顔はある意味ステータス

つまりドロシーは幸運と武器レベルが最大のビラク
377助けて!名無しさん!:2011/04/08(金) 02:17:22.67 ID:3GDtVN1F
>>373
リーフの好きなゲームを一つ忘れてるぞ!
家族には絶対の秘密…そうエロゲ!
378助けて!名無しさん!:2011/04/08(金) 12:24:23.73 ID:Tzpe5z92
サラ「だめよ、エロゲなんて非生産的なことしちゃ。せっかく周りに『それなんてエロゲ?』みたいな感じに
    慕ってくれる子いっぱいいるのに」
エフラム「ん?…ああ、俺に言ってるのか?」
379助けて!名無しさん!:2011/04/08(金) 12:32:07.39 ID:zLibEJZs
エフラム主人公で妹もののエロゲ作れそう
380助けて!名無しさん!:2011/04/08(金) 12:34:41.11 ID:+WIUrV2Y
リーフ「兄さん兄さん、エロゲの隠し場所に困ってるなら協力するよ。
     おねいさん物とロリ物、嗜好の違いはあれど同じエロゲーマー仲間だからね」
エフラム「……俺がエロゲを持ってる前提で話すのはよせ」
リーフ「そもそもうちの男性陣は健全すぎて逆に不健全だよ!
     中学過ぎてエロ本の一冊も持ってないとかもはや異常だ!
     男の子同士猥談で盛り上がったりするものじゃないか!」
エフラム「人の話を聞けと言うに」

…以前も似た雑談があった覚えがあるが兄弟ズでも何人かはエロ関連持ってると思う
だって男の子やし
381助けて!名無しさん!:2011/04/08(金) 12:54:59.20 ID:Ldwq10SO
>>379
むしろファンディスクが出る勢い、つか出たら買うぞ

>>380
男兄弟多いし、エロ関連のシェアとか隠し場所とかそういう時に結託してそうではあるw
382助けて!名無しさん!:2011/04/08(金) 17:03:32.06 ID:SNRRtdnq
シグルド→ディアドラ一筋のため未所持
アイク→嫁候補の誰かが部屋に置いたが本人の知らぬ間に消える
エフラム→未所持。そんな物よりも槍を選ぶ
ヘクトル→所持。趣味としては天馬騎士系の守ってやりたくなる女の子系
エリウッド→未所持。そんなものに興味を持つほどに余裕はない
マルス→所持。天馬騎士系やどことなくリンに似た女の子系
アルム→未所持。セリカといちゃつくだけで先に発展しません
セリス→未所持。ただしマッチョになるための本は隠れて所持している
リーフ→所持時々焼却。Hで綺麗なお姉さん系を懲りずに集めるがその度に4人娘に燃やされる
ロイ→未所持。まだ興味はありません
383助けて!名無しさん!:2011/04/08(金) 18:17:28.82 ID:+WIUrV2Y
ロイも中学生なんだから興味くらいはあると思うぞ
彼は健康でまともな男子だし

せっかくだから便乗して女性陣も

ミカヤ→枯れてるので未所持
エリンシア→男性陣のエロ本所持には厳しいが実は秘密でガチマッチョ男のサブ物エロ本を所持
エイリーク→未所持、まったく興味なし
リン→未所持、ヘクトル辺りがエロ本持ってることに厳しい事を言いつつも同世代の男性心理には一定の理解
セリカ→未所持、兄弟のもっともエロに厳しいイメージがある、だって宗教者だし
384助けて!名無しさん!:2011/04/08(金) 19:29:58.25 ID:piiO8q0q
>>379
ヘクトルあたりが置き場所に困って勝手に隠していったエロ本を
留守の間に遊びに来たサラミルラアメリアが発見して〜
というシナリオまで妄想した
385助けて!名無しさん!:2011/04/08(金) 22:18:23.37 ID:oW60+rzt
>>373
>好き→デジモン(肉とトレーニングで育てるあたり)
よし、次はパンドラがこの枠に入るな。
386助けて!名無しさん!:2011/04/09(土) 01:26:59.39 ID:nKscAXkX
ミカヤはレディコミとかこっそり愛読してそうなイメージがあるんだがどうだろう
マルスは知ってるけど守備範囲外かつミカヤの敵になりたいわけではないので突っ込まず
ヘクトルやリーフは「レディコミって何?」なレベルとか
387助けて!名無しさん!:2011/04/09(土) 03:38:46.80 ID:oBGUr+we
スレ初期の頃のミカヤにはショタコンとか腐女子なんてネタもあったな
388助けて!名無しさん!:2011/04/09(土) 08:54:20.69 ID:MRakQ+MM
どんな人間もミカヤにとってはロリショタ(年齢的に)

…おや、外が明るいな。まるで光魔法のようだ
389助けて!名無しさん!:2011/04/09(土) 13:19:54.23 ID:9Flr7qly
ユンヌ「アイクはかなり年下だけど年上のお兄さん風に繊細かつ激しくリードして欲しいと思ってます」
390助けて!名無しさん!:2011/04/09(土) 16:39:57.39 ID:1RoA3Jwc
>>383
この流れは時々出てくるが、毎回ミカヤの所で吹いてしまうのは俺だけでいい


昔のネタだけど、ビラクとへザーは昔付き合ってましたって設定が結構好きだわ
皆には「あるネタのこんな設定は良かったです」ってのは有る?
391助けて!名無しさん!:2011/04/09(土) 19:19:51.36 ID:gIXqHJcc
>>390
絡め手でセリカからアルムを奪おうとするジャンヌが好き
原作プレイした時には全然印象に残らないキャラなのにあれだけ濃い設定を作れるのは凄いと思った
392助けて!名無しさん!:2011/04/09(土) 20:20:44.28 ID:qnJ+zX35
FETVとAKJかな。影響力って点で凄い浸透したと思うw
393助けて!名無しさん!:2011/04/09(土) 23:49:13.67 ID:cemcNUJr
いつの間にかエフラムとサラが打ち解けてたのはいいと思った、流石年下に関しては右に出るものがいないぜ
あと、アメリアの師匠をやってるのに妙に納得してしまった
394助けて!名無しさん!:2011/04/09(土) 23:55:56.66 ID:TqqD+vLS
>>393
アメリアに槍を教えるのは何で原作に無いんだろうと思ったくらいだな
395助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 00:18:09.18 ID:TIz/x7pL
>>390
ラトナ様シリーズのラーチェル様とエイリークのイチャラブっぷりかな
あんつーか甘甘でたまらない
ああいう雰囲気大好き
396助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 09:20:38.31 ID:sMPHfRPS
妄想ばかりのクソスレ晒しあげ
397助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 12:39:17.32 ID:Gu4e9nW0
>>394
原作では最初しか絡みないしな

原作のアメリアはフランツ、ロス、ユアンなど歳の近い少年たちを次々手玉にとっていた気がする
398助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 14:14:06.28 ID:GDJ+qXCN
>>394
出会い方は最悪だったなw気に入った女は無理矢理後宮に入れるようなけだものだとか
いう風に情報操作されてたし
399助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 14:32:37.96 ID:j7rw5D8M
歴代ケダモノ

ケダモノ扱いされた人 ケダモノ扱いした人

マルス          ユミナ
ガンドルフ&ゲラルド エーディン
ヒブッティ        マーシャ
エフラム         アメリア&ラーチェル
ゲブ           ターナ
400助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 14:42:48.80 ID:ZcMutSc5
>>397
志村ー!逆、逆ー!
その言い方だとアメリアがショタハンターn(ry


ニニアン 「それはそうと…フラグクラッシャーと言うと」
フィオーラ「アイクさんが良く話題になりますが、」
ニニアン 「…エリウッド様も…」
フィオーラ「結構フラグクラッシャーな所がありますよね」
ニニアン 「……私達の…好意に…」
フィオーラ「そろそろ気がついてほしいですorz」
401助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 15:08:20.70 ID:zA8BSp0Y
エリウッド「ぬるぽ!」
402助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 15:45:05.11 ID:2SWWzBTY
弟達の将来が心配な長女「ガッ」
403助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 16:06:47.17 ID:j7rw5D8M
エリウッドは余裕が無いだけで鈍くはないと思うぞ
家族が全員品行方正かつエリウッド自身が健康であれば普通に好意に気付くと思う
404助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 16:10:39.76 ID:2SWWzBTY
結局兄弟家の男共は異性に興味がないというよりも、他のことに心が向いてると言った方が正しいもんな

まぁヘクトル、エリウッドあたりは相手が少ないしまだ救いようがありそうな気がする。
405助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 16:12:00.35 ID:gC9bjN0F
考えてみたらヘクトルとセリスにロイもフラグクラッシャーだね
兄弟家はフラグクラッシャーが多いな。それにしても家族全員が品行方正になるのは無理がありすぎるよw
406助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 16:27:55.68 ID:zA8BSp0Y
リーフ「どうして僕の兄弟はこんなにおねいさんに好かれるんだ!」
407助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 17:09:24.16 ID:tvIaAJeD
>>399
ケダモノは定番の台詞かと思ってたが、意外にも主人公では二人しか言われてないのか
しかしエフラムは作中で二人から言われてたのかよ、変なとこで単独トップだなw
408助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 17:14:10.96 ID:j7rw5D8M
>>406
同じ人だと思うけどそろそろsageを覚えてくれないか?
書き込みのたびにageられたらかなわないぞ
409助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 18:08:33.21 ID:JnClnDIi
つまりエフラムは公式でケダモノ、HENTAI、悪魔のシスコンでかつローリーランサーということか
410助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 18:13:24.94 ID:J0HZjEBJ
>>398
アメリア「師匠と最初に話すときはちょっと緊張しました……気に入った子がいたらすぐに
      家に連れ込むような人だって噂があったから……い、今は思ってないですよ!どっちかというと…ゴニョゴニョ」
エフラム「全く、変な誤解もあったもんだ…まあ、今はそんなことは無いだろう」
サラ「あ、今の近所の噂は『小さい子がよく遊びに来るけど何してるんだろう』って感じになってるみたいだけど」
エフラム「……まだ世間の風は冷たいか……」
411助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 19:25:29.02 ID:zA8BSp0Y
>>408
すいません、今日初めての書き込みでしたもので・・・
>>408さん、このスレの皆さん、ご迷惑をおかけしました。
これからもこのスレに書き込みしますので、なにか間違えている事がありましたら、
教えてください。
412助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 19:28:42.49 ID:rkCEcWEu
ファ「ナギお姉ちゃん!ナギお姉ちゃん!!どうしたらナギお姉ちゃんみたいに大きくなれるの?」
ナギ「マムクートはね起きている間は成長しないの、だからファも一緒にお昼寝しましょ」
ファ「えーそーなの?じゃあファもナギお姉ちゃんとお昼寝するー」
ユリウス「いやいや!真実かどうかはともかく、ナギ姉さんは寝たい口実を作りたいだけでしょ、しかもナギ姉さんが寝る理由無いし!」
ナギ「・・・ユリウス煩いから黙りなさい、光魔法ナーガパンチ」
ユリウス「拳からナーガとかどんなチートだよ!!っていうか既に魔法じゃグワォォォォー」
ミルラ「・・・・・」

-翌日-

エフラム「どうしたミルラ?目に隈が出来ているし、フラフラだぞ」
ミルラ「お兄ちゃん、私お兄ちゃんのために今日から一睡もしないよ!」
エフラム「なんか知らんが俺のせいでミルラが不眠症に!?」
413助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 19:30:25.59 ID:zA8BSp0Y
>>411
すいませんじゃなくてすみませんでした、すみません。
414助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 20:29:33.70 ID:qCIfmjCh
>>412
ルーテ「背を伸ばしたいなら好き嫌いせずによく食べ、よく動き、よく寝ることが大切です」
アスレイ「という訳で兄弟家から貰った野菜を使った料理です」
エイリーク「兄上、ミルラちゃんにもしっかり食べさせてくださいね」
エフラム「うむ、俺もやはり子供はしっかり育ってほしいからな」
チキ「いただきまーす!」
ファ「あまーい!」
ユリウス「うう…疲れた身体に効くぜ…」
エフラム「ほら、ミルラ。食べないと身体が丈夫にならないぞ」
ミルラ「エフラムは私が大きくなってもいいんですか?」
エフラム「当たり前だろ。子供がしっかり育たないでどうする」
ミルラ「…いただきます」

エイリーク「あの…胸を大きくするには…やはり牛乳やキャベツがいいのでしょうか?」
ルーテ「デマですね。でも胸なんて飾りです。アスレイはそんなことを気にしません」
エイリーク「…orz」

終わる
415助けて!名無しさん!:2011/04/10(日) 21:10:59.29 ID:8hp9nF6a
>>403
>家族が全員品行方正かつエリウッド自身が健康であれば普通に好意に気付くと思う
それって、重力を無視してリンゴが大気圏突破するくらいにありえない。
エリウッド関係者\(^o^)/オワタ
416魔獣の侵略:2011/04/11(月) 01:38:08.19 ID:2bvfJXDl
ゼルダの伝説とコラボさせていただきました!!
実際、自信無いですけど・・

エリウッド「ヘクトル!エフラム!頼むから食べる量をひかえめにしてくれ!!
      これで6ヶ月も連続で赤字だ!」
ヘクトル「つっても、俺達の食欲が絶えることは天地がひっくり返っても無えと思うぜ?」
エフラム「うむ。それに赤字などいつものことだろう?」
エリウッド「今回は本当にピンチなんだよ!!」
マルス「ピ・・チ?・・うわぁぁぁぁぁぁぁ!!やめろ!!大根を投げるな!
傘でフワフワ飛ぶなーー!!!」
ロイ「(マルス兄さんなんか可愛そうに思えてくる・・)」
エリウッド「ともかく!もう肉が買ないかもしれない程なんだよ!?それでもいい
のかい!?」
ヘクトル「そ、それは困る!今日から腹八分にしねーと!!」
エフラム「俺も、バイトとやらを始めようか。食うために!!」
リーフ「大変だぁぁぁぁぁぁ!!」
マルス「変大は君の方じゃないか。(王子スマイル)」
ロイ「マルス兄さんいつ復活したの!?」
マルス「つい今さ。で?自分は変大だって認めたの?」
リーフ「違ーーーーーう!!!テレビを見てみなよ!!」ピッ!

ドロシー「FEテレビからお伝えします!黄金三角区の魔獣軍がユグドラル地区を急襲!
ユグドラル地区は壊滅状態です!!」
エリウッド「!そんな・・」
マルス「ありえない事は無いね。魔獣軍のボスはあのガノンドロフだから。いつか
仕掛けてくるとは思ってはいたけど、こんなに早いなんて・・」
417魔獣の侵略:2011/04/11(月) 02:24:25.98 ID:2bvfJXDl
ロイ「ど、どうするの?」
ヘクトル「どうするもこうするも無えだろ!!シグルド兄上の仇討ちだ!!!」
ガチャ
シグルド「呼んだか?」
リーフ「シグルド兄さん!?無事だったの!?」
シグルド「ああ。社員は皆避難したんだ。」
ヘクトル「んな事より双らに目にものを・
シグルド「いや、だめだ。双らの方が私達より強い。数も多い。このまま立ち向かっても返り討ちに
あうだけだ。」
エフラム「じゃあどうすれば・・!」
エリウッド「・・!そうだ、この手なら!」
ロイ「何かいい方法があるの?兄さん!」
エリウッド「ああ。皆、ここに居ない兄弟全員を探しにいくよ。見つけたら家に集合して。」
     数十分後
ミカヤ「いきなり家に来いなんて一体なんなの?」
エリンシア「折角生バアトル様のKINNIKUを見ていたのに・・」
アイク「オスカーの料理・・
セリス「ユリウスと・・
リン「フロリーナと・・
アルム「セリカと・・
セリカ「アルムと・・
シグルド「近親は・・
エリウッド「皆、ごめん。でも一刻を荒そう時なんだ。」
リン「どういうこと?」
エリウッド「実はカクカクシカジカ」
ミカヤ「カクカクウマウマ・・そう、そんなことに・・・」
エリウッド「うん。とりあえず皆、手っ取り速く言うよ?友人を集めるだけ集めて欲しいんだ。」
リン「どうして?」
ロイ「!戦力を多くするため!!」
エリウッド「そういう事。さぁ、急ごう!一秒も無駄にできない!!」
418魔獣の侵略:2011/04/11(月) 02:38:45.90 ID:2bvfJXDl
エフラム「ちょっと待て!エイリークがいないぞ!!」
セリカ「何ですって!?」
エフラム「ウオオオーーーーー!!エイリークゥゥゥゥゥ!!!」
エリンシア「落ち着きなさいエフラムちゃん!」つ「アミーテ」
エフラム「アーーーーーーーーー!!」
エリンシア「ふう。では誰もエイリークちゃんには会っていないのですね?」
シグルド「その様だな。なにか危険な事に関ってないといいのだが・・・」
  続く
419助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 02:45:27.44 ID:HIXWOeoH
331のネタ投下した人と同じ人だと思うけどどうしてsageない
sage進行はマナーだと思うのだが
420助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 18:04:19.90 ID:Rt07utVN
もしもFE兄弟が部活に入るとしたらどの部活に入ると思う?

リーフは水泳部だと思う、水着姿のおねいさん見たさでwww
421助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 18:19:31.65 ID:xv4cM08p
リーフは中学生
よって同じ部活には中学生しかおらんからそれは無いな
取り合えず適当に考えてみた

ミカヤ    そもそも学校に行った事が無い、就学年齢時代は石器時代
シグルド  キュアンやエルトと一緒に乗馬部とかだろうか
アイク    空手部、道着が似合いそうだ
エリウッド  文化系っぽいが病欠が多いため幽霊部員に…文学部あたりか
ヘクトル   過去のネタでは運動系の助っ人要員、応援団に入るネタもあった
エフラム   槍部…なんてのは聞かないが…古武道系だと剣道部か弓道部…やっぱ槍部ないかな?
エイリーク 演劇部、多くの職人さんがこの設定でやってるようだ
リン     チアリーダーみたいなのに憧れつつ結局柔道部とか
マルス   パソコン部とか似合いそう
アルム   園芸部、理由は言わずもがな
セリカ    宗教系の学校だろうし賛美歌歌うコーラス部とか聖書研究会とか
リーフ    帰宅部、バイトに勤しんでそうなイメージがある
ロイ      ドッジボール部、なんとなく
422助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 18:21:05.32 ID:xv4cM08p
エリンシアを忘れてた…ぶっとばされてくる

料理研究会とか裁縫部とかだが、密かに部室でマッスルDVDを鑑賞している
423助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 18:42:57.03 ID:Rt07utVN
>>421
そういえばそうだね、忘れてたorz
424助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 18:48:51.58 ID:Rt07utVN
3DSでFEがリメイクされたらどれがリメイクされるか考えよう!
425助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 20:55:43.98 ID:Rt07utVN
そいや最近クリスがでてねぇな。
426助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 21:44:19.96 ID:pHtEeO2U
>>425
・影の英雄なのでスレに出てこない
・道に迷って紋章町に帰れない
・ネタに出ると某ヤンデレの彼女に見つかるので隠れている
・むしろもう監禁されている

好きなの選んでいいよ
427助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 22:00:57.30 ID:ckxnL9CX
こう言っちゃなんだが単純に書き手にとって創作意欲を掻き立てるキャラじゃないんじゃないの?
兄弟家じゃないんだし出てなくても気にするようなことでもないと思うぞ
マークとかサジとかメディウスとかだって最近出てなくてもわざわざ言ったりしないんだから
428助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 22:11:41.73 ID:02odc1Eg
カタリナさんはヤンデレじゃなく超一途なだけだよ!
多分隙あらばでスリープとか常備してそうな気がするけど!

……クリスLoveなの男女両方ともだったっけカタリナ
本編はともかく。
429助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 22:15:45.08 ID:0lhzOLUl
ネタ投下やその感想よりも変な妄想レスの方が伸びるキモスレ
430助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 22:36:30.86 ID:AuwKddO9
ふと思い付いたネタ

あなたにとって我慢できないことは?
ミカヤ「うーん…弟妹達をいじめられることかしら」
シグルド「KINSHINと寝取られだ。KINSHINは許さんぞ!」
エリンシア「特にないですわ。しいて言えば弟達の筋肉が足りないことですわね」
エフラム「小さな女の子を苦しめる輩がいることだ」
ヘクトル「俺はデブじゃねえ!この体格は鎧だ!」
エリウッド「家計を炎上させる事態かな…うう…胃が…」
エイリーク「私の胸…いえ、なんでもありません」
リン「私の手間のかかる弟が仕掛ける策かしら。あとレズ疑惑も」
マルス「ハハッ、クラスチェンジするロードはみんな我慢できないよ」
アルム「僕のことを認識しないこの世界」
セリカ「アルムといちゃつくのを認めないこの世界」
シグルド「KINSHINは許さん!」
セリス「特にないよ」
リーフ「この人でなしー!な展開になる理由。あとお姉さんが近寄らないこと」
ロイ「特にないかな。あ、ヘクトル兄さんがリリーナと仲良くするのは何故かいらつくね」
431助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 23:10:56.28 ID:6Hz6MrCE
>>430
アルムがかなり追い込まれてる件
432助けて!名無しさん!:2011/04/11(月) 23:22:31.60 ID:spyJAq4c
この小説を読む前に>>9の注意書きを参照してください
苦手な人はスルーよろしく

>>328-330の続きにあたります
433侍エムブレム戦国伝 生誕編 ロイの章 仕官:2011/04/11(月) 23:23:43.16 ID:spyJAq4c
じめじめと湿った梅雨の合間の五月晴れ。
日の光の照らす東国はオスティアの城下町。
この地を治める大名ウーゼルは城の天守閣より城下を眺めていた。
幾つもの家のかまどから煙が立っているのが見える。
朝餉の支度が始まっているのだろう。
微かに表情を綻ばせるウーゼルの顔は鬼神に例えられる戦場の猛将としてのものではない。

ふと戸の開く音がした。
そういえばそろそろ時間であったか。
「殿、準備が整いましてございます」
腹心のオズインが厳しい顔をさらに厳しくしている。
仕事中の彼はいつもこうだ。
「うむ、今参るぞ。して幾人だ?」
「五百二十八名になります」
そう…オスティアは東のベルンを治める大名デズモンドと戦の真っ最中。
常に傭兵を募っており雇用を望む野武士達が集まってきているのだ。
ウーゼルは人材を集めるため…さらには人材を振るいにかけるため御触れを出していた。
曰く「此度の募兵に応じた者のうち、特に武芸抜群の者は臣下として取り立てて遣わす」
一時雇いの傭兵と違い臣下として仕官がかなうとあって多くの者がオスティアの城下を訪れていた。
大名の臣下となれば野武士や傭兵とは生活が違う。
それも当然だろう。

オスティア城の一角に設けられた練兵場には覇気に満ちた荒くれ共が集まっていた。
練兵場に足を踏み入れたウーゼルはその光景を見渡すと満足気に頷いた。
「よくぞ来てくれた強者どもよ。お主らの参陣を心強く思うぞ。先の触れのとおり、特に実力ある者はわが臣下としてとりたてようぞ」
よく通る声で言い渡すと傍らのオズインに目配せをする。
小さく頷くとオズインは一歩歩みでた。
「各々方、それぞれの得意とする武具を申し出よ!刀なら刀、槍なら槍、術なら術、
 それぞれで組を作り主らの腕を見せてもらう。殿のお目にかかった者は仕官がかなうぞ。存分に力を見せるがよい!」
ようは仕官を望む者同士で仕合をして見せろという事である。
彼らはそれぞれが頼みとする武器を手に取ると同じ武具を使う者同士で集まっていった。
この場所には乱世を渡る猛者達の覇気が満ちているようだ。
その様がウーゼルには頼もしく思えた。
434侍エムブレム戦国伝 生誕編 ロイの章 仕官:2011/04/11(月) 23:25:00.77 ID:spyJAq4c
その時である。
ウーゼルの目線がある一点を捉えた。
何かを怪訝そうに見ているウーゼルを異に思ったオズインは彼の視線を追って見てみた。
そこは刀を得手とする者達の組である。その中にまだ元服前と思われる少年がいた。
赤い髪の少年だ。粗末な着物にボロの足袋を履いている。
刀は持っているようだがまともに手入れされているとは思えない。
「子供? 何故ここに子供がおるのか?」
オズインはすぐさま彼のもとへ駆け寄った。
ここは子供のいる場所ではない。さっさと摘み出さねば。
それに慌てた少年はオズインの方を向き直った。
「ま、待ってください。募兵には何歳以上などとは書いておりませんでした」
「それはそうではあるがそなたのような子供が戦働きが出来るとは思えぬ」
どこか世慣れない雰囲気の少年は首をかしげ、言葉を選んでいるようであった。
彼はオズインをはっきりと見据えると再び口を開く。
「今年十三になります。あと二年で元服です。その日に備えて修行は充分に積んでまいりました。
 そこらの大人にもひけを取るとは思っておりませぬ」
オスティアの重鎮は重々しい溜息をついた。
若い者にありがちな増徴だ。
「道場で同じ年頃の子の中で無敗だったとしてもそれは井の中の蛙に過ぎぬ。悪い事は言わぬから帰れ」
だがオズインの背後から口を差し挟んだ者がいた。
誰あろう、ウーゼルその人だ。
「よいではないか。その小童の言う通りだ。募兵には歳の事は書いておらなんだでな。
 童、名はなんという?」
「ロイと申します」
膝を突き頭を垂れる少年の振る舞いはよく礼節を弁えたものであった。
「理由は問うまい。腕に覚えのある者なら歓迎するぞ。さっそくだがお主の腕を見せてもらおう。
 主ら、だれぞこやつの相手になる者はおるか?」
刀の組の者達にウーゼルは問いかける。
組し易しと侮ったのであろうか。一人の若者が前に出た。
「俺がやります!」
「うむ、そなたの名は?」
「西国はデインの生まれエディと申します。少年、俺が相手になろう!」
旅から旅の暮らしをしてきたのだろう。
薄汚れた風袋の若者ではあるがそれなりに修羅場を越えてきたのだろう。
太刀を構える様は中々堂に入っている。
だが赤い髪の少年は意にも介さなかった。
少年の居合い抜きが既にエディの喉笛を捉えかかり…寸止めされていた。
「あ……合図…は…?」
仕合開始の合図も何もあったものではないが……
「戦場に合図なんてありませんよね? 僕は義母上からそう教わりましたけれど」
顔面を蒼白にしたエディが何かを訴えかけるような視線をウーゼルに向ける。
彼は小さく頷いた。
「エディとやらそなたの負けだ」

こうしてロイはウーゼルの目に留まり、最年少の臣下としてオスティアに仕える事となった。
435侍エムブレム戦国伝 生誕編 ロイの章 仕官:2011/04/11(月) 23:26:04.25 ID:spyJAq4c
赤い髪の少年は物心ついた時からとある妖術使いに育てられてきた。
彼女はかつては東国の一つエトルリアの武将であったのだが、エトルリアがベルンとの戦に敗れて落ち武者となった。
町から町へ追っ手を逃れて暮らす苦しい生活の中でもその武将…セシリアはロイに武芸を教えてきた。
いずれロイが身を立てる時のために。
「よい事ロイ? そなたは侍の子、刃を持って身を立てる人間なのよ。
 今は母は落ち武者に身をやつしているけれど、そなたは立派に武士として身を立てるのです」
セシリアは常々ロイにそう説き続けてきた。
その義母がベルンの追っ手に捕らわれたのが半年前の事である。

「ここにいれば…ベルンと戦える。義母上を取り戻すことが出来る…」
少年は宛がわれた城の一室で一人呟いた。
新たな太刀もいただいた。
甲冑も授けられた。
後は戦に出るのを待つばかりだ。
自らの刃を持ってベルンの将を討ち取り、義母を取り戻す事だけが今の少年の望みだった。
ベルンは東国では一の強国でありオスティアは苦しい戦を強いられていると聞くが…
生きて太刀を振るっている間はなんらかの機会があるはずだ。
少年は只管祈るような気持ちで太刀の鞘を抱きしめた。
眠るときはいつもこうだ。
セシリアを失ってから頼りとするのは一本の太刀だけであった……

続く

侍エムブレム戦国伝 生誕編 リンの章 群狼
436魔獣の侵略:2011/04/12(火) 03:26:06.35 ID:EAuF/VPY
続きです。約一日中この話の事考てました。

クリス男「遅れて申し分けございません。マルス様。」
クリス女「皆さん集まってどうされたのですか?」
ミカヤ「Wクリス!?何でこんな所に!?」
Wクリス「「マルス様に呼ばれて・・」」
マルス「二人共、よく来てくれた。」
クリス女「マルス様!それで私達に用とは?」
マルス「あぁ。実は・・・」
クリス男「・・・成程。ではこういうのはどうでしょう?エイリークを探す組と友人を集める組に
分けるのは?」
マルス「上策だね。それじゃあ分かれよう。」
友人召集組み マルス エリウッド リン ロイ リーフ アイク アルム セリカ
エイリーク捜索組み エフラム シグルド ミカヤ エリンシア セリス ヘクトル Wクリス
マルス「それじゃあ・・」
ロイ「まって兄さん!これをもっと分けたらどう?」
マルス「確にその方が効率がいい。セリス兄さんが分けてよ。」
セリス「え!?僕?どうして?」
マルス「指揮レベル3だから。」
シグルド「orz・・・」←指揮レベル2
ミ力ヤ「シグルド、負けては駄目よ・・・」←指揮レベル1(多分)
セリス「・・・分かったよ!じゃあ・・・」
友人招集組み Aマルス アイク アルム セリカ
       Bエリウッド リン ロイ リーフ
エイリーク捜索組み A エフラム シグルド エリンシア クリス男
          B ヘクトル ミカヤ セリス クリス女
セリス「これでどう?」
マルス「う、うん・・良いと思う・・(何でリン姉さんと一緒じゃないの?)」
シグルド「よし!急ぐぞ!!」
全員「おーーーーー!!」

リーフ「ねえ?僕達余り台詞が・・」
アルム「うん・・無いね・・・」
二人「「地味と影は辛いよ・・・」
437助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 03:33:06.30 ID:ziQAlhSF
>>436
だからsageなって…なんでsageないの?
周りがsage進行でやってるんだからマナーだよ?
やり方わからんならメル欄にsageって入れればいいよ

2ちゃんの要領わからんならその辺少し把握したほうがいいよ
438魔獣の侵略:2011/04/12(火) 04:22:53.18 ID:EAuF/VPY
数分後
エイリーク「う・・ここは?・・」
ターナ「気がついた?」
エイリーク「ターナ?じゃあここは・・」
ターナ「そ、私の家。あなた、あの怪物達と闘ってやられたのよ?全ったく、無茶するわ。」
エイリーク「す、すみません・・・」
ターナ「まあ良いわ。後一応エフラムには連絡しといたから。」
エイリーク「ありがとう、ターナ。それより、あの怪物達は一体何なのでしょう?」
ヒーニアス「あれは魔獣だ。」
ターナ「兄さん!何か分かったの!?」
ヒーニアス「だから魔獣と言っているだろう。おお!愛しのエイリークよ!目が覚めたか!」
エイリーク「はい。ところで、魔獣とは一体何物ですか?」
ヒーニアス「うむ。魔獣は黄金三角区の魔王ガノンドロフが生みだしたものだ。双らは主に魔獣軍と呼ばれている。」
エイリーク「特徴は?」
ヒーニアス「大体人目見れば分かる。だが種類が多くてな・・一種類だけの写真は手に入れている。」スッ
エイリーク「鎧を着て剣を持っているのですか。」
ヒーニアス「これはタートナックと言う魔獣だ。かなり、やるぞ。コイツは。」
ターナ「エイリークもコイツにやらられたのよ。」
ヒーニアス「ふ、私の嫁に手を出すとは、な。」つ「最大練成キラーボウ」
ターナ「嫁ちゃうわボケ!!」つ「最大練成キラーランス必殺」
ヒーニアス「アーータスケテエイリークーーー!!!」
エイリーク「良いのですか?こんなことして?」
ターナ「これぐらいした方が良いのよ。」
ヒーニアス「うう・・エイリーク、グフ。」
439魔獣の侵略:2011/04/12(火) 04:28:30.99 ID:EAuF/VPY
つけるの忘れました。続きます。
440助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 04:34:01.88 ID:dTxSexIJ
魔獣の侵略書いてる人へ

最低限sageのやり方覚えるまでネタ投下控えてくれ
はっきり言って迷惑だ
故意にsageをやってないんだったらその理由くらい言ってくれよ

それと一レス書いたら投下してまた書いて投下…の形式も止めた方がいい
投下間隔が一時間以上あいてしまうとその間他の人が書き込みしずらい
メモ帳とかに保存して纏めて投下した方がいい
441助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 04:39:50.03 ID:EAuF/VPY
sageの意味が分かりません。
出来れば教えてください。
442助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 04:46:09.56 ID:dTxSexIJ
2ちゃん初心者とお見受けする
他のスレでそういう質問した場合は馬鹿にされて終わる事が多い

メール欄ってのはわかる?
スレに書き込みをする時
そこに半角カタカナでsageと入力すればOK
貴方のようにメール欄を空欄で書き込みするとスレが掲示板の上に上がってしまう
詳しくは言わないがこれはネットマナー上好ましくない好意なわけ

要は書き込みするときは必ずメール欄にsageと入力してから書き込みしなければならないと覚えればいい
俺はもう寝るからこれでわからなければネットで検索するとかして自分で調べてくれ


あとメモ帳も活用してな
一回一回の書き込み間隔が大きいのも問題
他のネタ職人さんの長文ネタだと1レス間の書き込み間隔が5分とかでしょ?
そこも改善してほしい
んじゃおやすみ
443助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 11:36:12.01 ID:72ahw21h
>>441
携帯からでも「sage」で検索すればすぐ解説出てくるし
保管庫の頭にも

http://wikiwiki.jp/fe_family/?%A5%CD%A5%BF%BD%F1%A4%AD%A4%CE%A4%B9%A1%B5%A4%E1

みたいなありがたいページがある
厳しい言い方だけど、何回も注意されてるんだから改善する姿勢を見せないと誰からも相手にされなくなるよ
444助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 11:53:27.22 ID:72ahw21h
2ch初心者とか新規の人のために、議論板に単発質問スレ立ててみた

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9373/1302576522/

よかったら使ってね
445助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 13:41:42.39 ID:EAuF/VPY
どうもありがとうございます。
迷惑をかけてすみませんでした。これから気をつけます。
446助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 13:52:23.44 ID:KkzGSNBA
sageでは無くてsageだ
全角ではなくて半角で入力しないとスレがageられてしまう
PCなり携帯なりの扱い方と2chの空気を覚えてから出直してきた方がいい
当分書き込み自粛してあちこちのスレを覗いて覚えたほうがいいと思うぞホント
447ジャファル:2011/04/12(火) 14:05:49.13 ID:EarzDEn2
……ある馴染みのスレで使われてる物を改変してみた
必要ならスレの…テンプレに使ってくれ


ジャファル先生のsage講座
____       ________             ________
|書き込む| 名前: |            | E-mail(省略可): |sage           |
 ̄ ̄ ̄ ̄        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                               ∧ ∧  。  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                             ≦ ´_ゝ) / < ここに「sage」(半角)と
                               ⊂ つ    | 入れるとスレがあがらない…
                            | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   \_____________
                            |          |
                            |          |
                       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
448ジャファル:2011/04/12(火) 14:08:17.07 ID:EarzDEn2
   || ネタ書きのすゝめ&単発質問スレ
   ||  http://wikiwiki.jp/fe_family/?%A5%CD%A5%BF%BD%F1%A4%AD%A4%CE%A4%B9%A1%B5%A4%E1
   ||  http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9373/1302576522/
   ||              ∧ ∧   。
   ||          ≦´_>`)/
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ  つ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                /  ̄ ̄ ̄ ./| lヽ___________
                | ̄ ̄ ̄ ̄| | | このスレの初心者は
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|____|/| ここを見ておけ…死神との約束だ
                        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      \ は〜〜〜〜い           /
    ∧ ∧    ∧,,∧   ∧ ∧
    (・,, ∧▲  ミ  ∧ ∧ (  ∧ ∧ キンニク!キンニク!
  〜(_(  ∧ ∧_( ∧ ∧_ミ`∀´∧ ∧  
    @(_(,,・∀・)@ (   *)〜ミ_ (   ,,)ウルスラオネーサンノホウガヨカッタナ
      @(___ノ 〜(___ノ    〜(___ノ
      /  は〜〜〜い
449助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 15:15:26.43 ID:vV5I01BH
>>447->>448
久々のジャファル乙!
450助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 16:22:42.87 ID:cFtd4wkI
半年ROMれの一言で済む事を、丁寧に教えるおまいらに感動した
451助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 16:45:54.19 ID:d6V9n9rM
ジャファル乙!
このスレの住人はレベル高いよね本当

でも最近ネタ投下が少ない……かと思えば一気にラッシュが来る……
本当にこのスレはリアル顔見知りじゃないかとたまに思うw

>>432-435
遅くなったが乙!
幼旗が休止中の今、スレの進みを感じさせてくれてて本当感謝してる

ロイの早熟ぶりが原作っぽくて良かったよ!
あとエディのかませぶりが……エディ……
このスレならセリシアさん、ロイを調教して……ウワナニスルヒヒーン

次回も期待してるぜ、GJ!
452助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 19:03:40.65 ID:gvZ/Hfye
>>332-335
エディが可哀相で吹いたwそりゃロイが正しいがやはり違うww
次の回も気になりますね、リンはどうなるのかwGJでした

FEOn-line投下します。嫌な人はNGお願いします
453FEOn-line 4章 求道者達の旅 1/3:2011/04/12(火) 19:04:22.55 ID:gvZ/Hfye
ロイ「それにしてもセリス兄さんがその姿なのは納得するけど…」
ロイは目の前のマッチョ男を見て、隣にいる少女を見つめる。
リン「…私だって年相応の姿になったっていいじゃない」
ルーテ「少なくとも平均的な15歳よりかは小さいですけどね」
ロイ「ま、いいか。この分だと他の兄さんや姉さん達も予想外な姿かもね」
リン「ミカヤ姉さんは…変わらないでしょうね」
セリス「シグルド兄さんはどうなるかな?」
リン「シグルド兄さんのことだから指揮レベルを必死に上げてたりしてね」
ルーテ「可能性はありますね。あとは赤髪にして魔法使いの可能性も」
ロイ「アルヴィスさんか…」
リン「アイク兄さんは…何を極めようとしてるのかしら?」
セリス「案外魔法を極めていたりしてね」
ロイ「…アイク兄さんが魔法…」

アイク「どうして俺の前に立った…ぬぅん!」
ロイの脳内に浮かぶのは魔導書の角で敵を殴り吹き飛ばすアイクであった。

ロイ「…ないんじゃないかなぁ」

ロイ達が兄弟達のあれこれを議論する背後で、1人の僧侶が馬車に乗る。
その馬車は隣の街まで荷物を運ぶためにゆっくり走り出して行くのだった。

その山賊達は事前に念入りに下調べをし、目標の荷馬車には護衛がいないことを知っていた。
雇い主が護衛に払う費用をけちったためである。
馬車の主は安い軽器しか持たず、楽に強奪あるいは抵抗されても問題ない。そのはずだった。
それがたまたまその馬車に乗っていた1人の僧侶によって狂うとも知らずに山賊達は馬車に立ち塞がるのだった。

山賊A「動くな!大人しく荷物を出せ!」
山賊B「抵抗しようと思うな!こっちにはあのフラグデストロイヤーがいるんだ!」
山賊A「先生、お願いします!」
山賊が呼ぶと山賊の後ろから青髪でたくましい体つきの男が姿を現した。
IKE「どうして俺の前に立った。悪いがあんたはここまでだ」
MARI「ひ、ひいっ!命ばかりはお助けを…」
馬車の主は両手を挙げ、馬車から飛び降りながら逃げ出して行く。
山賊達は追うことはせず、戦利品を物色しようと馬車の中を覗き込んだ。

???「…zzz」
中には誰かが眠っていた。暗くてよくわからないが修道服を纏っている男のようだ。
山賊A「へへっ、今日はついてるな」
山賊B「おい、起きな」
山賊が修道服を着た男を軽く揺する。程なく男が目を覚ました。
???「む、もう着いたのか?」
山賊A「残念だがまだだ。貴様は今日から…」
???「まだならもう少し寝かせてくれ。…zzz」
山賊の発言を聞く前に眠る男。山賊がキレて武器を振り下ろすのに時間は必要なかった…
454FEOn-line 4章 求道者達の旅 2/3:2011/04/12(火) 19:06:27.06 ID:gvZ/Hfye
IKE「遅いな…何を手間取ってるんだ?」
馬車から少し離れたところで山賊達を待つIKE。急かそうと立ち上がった時だった。
山賊A「う、うわっ!?」
山賊B「た、助けてくれ!」
???「ぬぅん!」
鈍い、何かを殴った音とともに馬車から山賊2人が吹き飛ばされた。
2人は白目を剥き、泡を吹いていた。かろうじて生きてはいる。
IKEは慌てて腰から鉄の剣を抜き、謎の襲来者に備えた。
???「む…馬車の主はいないのか?」
馬車から顔を出したのは僧侶1人である。IKEはホッとしながら山賊達に呆れる。
???「仕方ない、俺がやるか」
そういいながら僧侶は馬車から降りた。やるなら今しかない!
IKE「貴様が俺の仲間達をやったのか?」
???「…お前は!?」
こちらに気づくなりあからさまに動揺している。やれる、これなら!
IKE「いつもの俺なら貴様を斬るだろうが今日は気が乗らない。金目の物さえ置けば見逃そう」
僧侶なら仮に抵抗されても問題ない。油断していたのがIKEの敗因である。
???「相手が俺なら申し分ない。行くぞ!」
IKE「へ…」
僧侶は杖を思いっ切り構えると次の瞬間全身を使い全力で振り回した。
鈍い音がしたかと思う間もなくIKEは山賊達がいる場所まで吹き飛ばされ、意識を失った。

IKE「む…やり過ぎたか?」
僧侶の男の名はIKEだった。横で気を失った男とは違い、本当の名もである。
アイク「しかし俺の名や姿が同じ奴がこれほどいるとは面白い世界だ」
僧侶として旅立ったアイクは行く先々で自分を騙る偽者を倒していた。
もちろん本人には偽者への怒りなどなく純粋な強敵を倒したいという気持ちだけである。
僧侶で始めたのには理由がある。それは現実と違い魔法の才能が必要ないからである。
しかしやっていることは杖で敵を豪快に殴り付けるだけだった。
仲間がいない旅では僧侶が杖を振る機会などないのだから。
そんなことなど気にせずにアイクは馬車馬を走らせる。
中にある大量のアイテムが後にアイクを様々な事件に巻き込むとは知らずに…

ちなみに山賊達と仲良く眠っているIKEはどこかの社長だったりする。
後に正体がばれ、逃げることになるのはまた別のお話である。
455FEOn-line 4章 求道者達 3/3:2011/04/12(火) 19:07:10.29 ID:gvZ/Hfye
ある平原で3人の槍使いがゾンビを囲んでいた。
1人は新人兵士、1人はソシアルナイト、そして1人はロードだった。
???「行くぞ!3人の呼吸を合わせろ!」
???「は、はい!師匠」
???「い、行きます!」
???「トライアングルアターック!」
3人の息を合わせる必殺技。トライアングルアタックがゾンビを一撃で倒す。
エフラム「やった!ついにあのトライアングルアタックを極めたぞ」
槍を極めんとするエフラムはこの世界でも変わらなかった。
姿や名前、そしてクラスもである。むしろ変わったのはこの2人だろう。
アメリア「師匠!私もついにあのトライアングルアタックをマスターしたんですね」
馬に乗り、優雅な姿を見せているのはアメリアである。
ミルラ「これで私もお兄ちゃんと一緒に戦えるんですね」
身体に合わせた小さな槍を必死に扱うのは新人兵士のミルラであった。
これも好きな人と同じ武器を使いたいからといういじらしい理由なのである。
エフラムは単に俺達と一緒にトライアングルアタックをしたいと勘違いしていたが。
エフラム「そろそろミルラもクラスチェンジだな」
アメリア「そうですね。ミルラは何になりたいの?」
ミルラ「わ、私は…その…」
アメリアみたいに馬に乗って槍を扱うか…それとも鎧に身を包んで戦うか。
どちらも私にはできそうにない、けど…他に選択肢は…
ミルラ「…どうしたらエフラムの役に立てますか?」
エフラム「そのままでもいいんじゃないか?その方がミルラらしいし。好きにしたらいい」
このエフラムの何気ない一言がミルラを新人兵士2にクラスチェンジさせたきっかけであった。
ミルラは知らない。新人兵士3がエフラムやアメリアを超える能力をも秘めるクラスだと。
エフラム「さて、トライアングルアタックもできるようになったしそろそろ次に行くか」
アメリア「師匠、どっちに向かいますか?」
エフラム「そうだな…向こうの山に向かうか」
ミルラ「わかりました。行きましょうお兄ちゃん」
こうして3人は行く先々の魔物をトライアングルアタックで仕留め、先へ行く。
それが他の兄弟達も向かっている方向であるとは知らずに。

続く
456助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 19:08:11.28 ID:gvZ/Hfye
アンカ間違えてる…ちょっと鉄の剣でしっこくハウスに突入してくる…
457助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 22:03:06.30 ID:vkM967eD
そういやスマブラXで何かのコードを使うとマルスをロイに変えれるらしいぞ
まあ声はマルスのままらしいけどね。
458助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 22:38:07.30 ID:vkM967eD
アルム(どうせ誰も気づかないだろ・・・)
アルム「これから1日誰にも阻止されなかったら1日セリカとイチャイチャする!
阻止されたらアイク兄さんに鉄の剣で挑む!!」
459助けて!名無しさん!:2011/04/12(火) 22:49:48.59 ID:bbcOvVnZ
>>458
ジャンヌ「出番がない時でも私は貴方を見てますよアルムくん」
460助けて!名無しさん!:2011/04/13(水) 00:16:23.16 ID:Ax+RWv+r
>>459
シグルド・ミカヤ「応援しよう(するわ)!!」
セリカ「するな!」
461助けて!名無しさん!:2011/04/13(水) 10:30:20.04 ID:4Zo1dA3f
アルム「ちくしょおおおおお!!!食らえアイク兄さん!新必殺、音速L字斬!!」
アイク 「む、今日のアルムは随分と気合が入っているな。俺も負けていられんな」

リーフ「ソードマスター○マト自重」
ロイ  「てか何でL字?」
マルス「某緑の人気者繋がりじゃない?あっちも影薄いし」
リーフ「でもあっちはわざとそう言った扱いだからねぇ。Lな人とアルム、どっちが知名度があるかと聞かれたら…」
ロイ  「外伝リメイク希望だね。そのまえに新作だけど。僕にも弟がほしいなぁ」
462助けて!名無しさん!:2011/04/13(水) 18:28:02.19 ID:Ib1QmaA5
>>453>>455
杖ポコアイクか…
ラナオウとどっちが強いかな
463助けて!名無しさん!:2011/04/13(水) 18:40:22.78 ID:+E67HnkB
杖ポコアイクに杖ポコに定評のある
マトローナ(=必殺率100%)持たせられたらヤバそうな気が
464助けて!名無しさん!:2011/04/13(水) 19:00:38.86 ID:OX6Ts8Nm
杖ポコ天空か……
465助けて!名無しさん!:2011/04/13(水) 22:08:20.13 ID:nC3zpJ08
鈍器で殴打された死体の山だなw
466助けて!名無しさん!:2011/04/13(水) 23:26:35.82 ID:mSSnFdGU
そこまでするなら剣とか槍みたく普通の武器として扱えよw
467助けて!名無しさん!:2011/04/13(水) 23:41:25.37 ID:7yYtYVRy
エフラム「杖か…武器としての性能も馬鹿にはできないらしいな。槍のように扱える可能性もあるかもしれない。
      よし、ちょっと杖の使い方を教えてくれないか?」
サラ「まあいいけど、慣れないと相当厳しいと思うよ?初心者だと普通に杖振るのも失敗するくらいだし」
エフラム「そ、そうなのか?思ったより扱いが難しいんだな…」
468助けて!名無しさん!:2011/04/13(水) 23:56:18.99 ID:V2Y3xqgA
エフラム「よし、じゃあ今日の訓練開始だ」
アメリア「はいっ!」
エフラム「と、その前に……今日の俺の相棒は……こいつだ」
アメリア「……杖、ですか?」
エフラム「ああ、最近お前の腕も上がってきたし、訓練用の槍で手加減して相手をするのも厳しくなってきたからな。
      しかし本気で相手する訳にもいかない。というわけで、これならちょうどいいだろうと思って姉上から借りてきた。
      では、早速手合わせを始めるぞ」
アメリア「はい!よろしくお願いします!」



アメリア「いたたた……あー……まだ目の前にお星様が見えるような気がする……」
サラ「ちょっと、まだ治療終わってないんだから動かないの。もう……駄目じゃない兄様、ちゃんと加減しなきゃ」
エフラム「す、すまん。思ったよりやけに当たりどころがよかったというか……。
      しかし、まさかここまでとは……下手な槍より強いんじゃないかこれは?」
469助けて!名無しさん!:2011/04/13(水) 23:58:35.28 ID:KQ2eSHsN
ロイ「でもリーフ兄さんだったら普通に使えそうだよね、杖ポコ」
リーフ「まあね。杖だけじゃなくて鞭とか手裏剣とか吹き矢とか何でもござれだよ」
ロイ「凄いなあ。リーフ兄さんはどうしてそんなに万能なの?」
リーフ「杖術道場のおねいさんや鞭術使いのおねいさんとかくのいちのおねいさんとかとお近づきになるために鍛えたのさ!」
ロイ(下心の力は偉大だな……)
470助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 12:13:15.15 ID:F3WMTnjs
  ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ       /ヽ
        ,.‐'´ `''‐- 、._ヽ   /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
       [ |、!  /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
        ゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''   ̄ ̄  |l   !ニ! !⌒ //
.         i.! l .:::::     ソ;;:..  ヽ、._     _,ノ'     ゞ)ノ./
         ` ー==--‐'´(__,.   ..、  ̄ ̄ ̄      i/‐'/
          i       .:::ト、  ̄ ´            l、_/::|
          !                           |:    |
             ヽ     ー‐==:ニニニ⊃          !::   ト、

どうやらおれたちはアルムについてとんでもない思い違いをしていたようだ。これを見てみろ。
まず「アルム」をローマ字で表記する
ARUMU
これを逆にし、
UMURA
日本語に直し
ウムラ
ここが兄弟家スレと言う事を考え末尾に「ムルャコハニンドジジア」を加える
すると導かれる解は
ウムラムルャコハニンドジジア
これをある法則にそって並べ替えると、
アルムハニンジャウムラドコジ
そして最後に意味不明な文字「ウムラドコジ」
これはノイズと考えられるので削除し残りの文字を取り出す。
するとできあがる言葉は・・・・・・『アルムはニンジャ』。

    ,ィィr--  ..__、j
   ル! {       `ヽ,       ∧
  N { l `    ,、   i _|\/ ∨ ∨
  ゝヽ   _,,ィjjハ、   | \
  `ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ   > このスレのアルムの影が薄いのは
     {___,リ ヽ二´ノ  }ソ ∠ 「彼が忍者だから」だったんだよ!!!
    '、 `,-_-ュ  u /|   ∠
      ヽ`┴ ' //l\  |/\∧  /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ /  |`ー ..__   `´
    く__レ1;';';';>、  / __ |  ,=、 ___
   「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
   |  |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,|  , -,
    ! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | |   | | .l / 〃 ))
    l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj  7
    | |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\::  ::::|  ::l /
471助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 12:24:28.35 ID:kjSCHKSQ
兄弟の誰かを主役でカップル話を書きたくなった
という訳でリクエストを…w
472助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 12:31:34.28 ID:upslZ41Q
じゃあヘクトル辺りを希望してみようか。
あ、ビラクは勘弁ねw
473助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 13:02:49.14 ID:f04l6wk6
ヘクトルだとファリナかフロリーナになるね
考えてみたけど兄弟達は相手にツンデレはいるけどヤンデレがいないだけマシだと思うw
474助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 14:13:40.61 ID:1q470gj9
リリーナを忘れてるぞ
475助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 14:14:29.25 ID:1q470gj9
それと原作的な視点をふくむならリンも
476助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 14:33:52.65 ID:YvksbQrg
>>475
シグルド「(ガラッ)KINSHINは許さんぞぉぉぉ!」
477助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 16:40:17.31 ID:AOc2WcWy
>>475
そんな事したらマルスが狂いまくってヘクトルを殺してしまうぞwww

まっ、ファルシオン(笑)じゃあ無理かwww





あ・・・・アーマーキラーやレイピヤがあった
478助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 16:47:20.72 ID:f04l6wk6
リリーナだったらロイが泣くなw
そういえばリンとエリウッドはフラグ立てかけるのは結構見るけどリンとヘクトルは見ないね
479助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 16:55:37.78 ID:1q470gj9
ロイはニブチンだがたびたびヘクトルに嫉妬するのを見るとリリーナが好きだけど自分の感情に気付いてない…とかだろうか
ここまでを見るとヘクトル本人の好感度はフロリーナが一番高い気がする
図面にしたらなにこのカオス

                        ファリナ
                         ↓
嫁候補ズ → ロイ → リリーナ → ヘクトル ←→ フロリーナ ← リン ← マルス ←→ シーダ
                 ↓       ↑
       ゴンザレスとかガチムチ達  ビラク
480助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 17:12:15.11 ID:3m8V/BjF
破綻しそうで破綻しない素晴らしい関係じゃないか
481助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 18:00:10.62 ID:Gg3RpW9g
よし、頑張って書いた。ヘクトルとフロリーナのデートだw

朝5時、兄弟家の近所に姉妹で住むフロリーナは鏡の前に座っていた。
「こ、こんにちはヘクトルしゃま!きょ、今日はよろしくお願いします」
男性恐怖症である彼女にとってたとえ好きな人でも例外ではない。
いまだにヘクトルの前でははっきりとしゃべることができないのである。
その点姉のファリナはヘクトルの前でもはっきりとしゃべることができるのをフロリーナはうらやましがっていた。
…そのファリナはファリナで女らしく振る舞えないことを嘆いているのだが。
鏡の前での挨拶の練習は姉2人が起き出してくるまで続くのであった。

そんなことはつゆ知らず、兄弟家のヘクトルは寝ていた。
居間でセリス達が朝食の準備を終えるまでは寝ているのがヘクトルの日常である。
そしておいしそうな匂いが漂い始めるとヘクトルは目を覚まし、居間へと向かうのだ。
目覚めたヘクトルはいつも通りドアを開き、居間へ入る。
兄弟は皆席につき、自分を待っている。朝食は皆で食べるのが兄弟家のしきたりだからだ。
「悪い、悪い。遅くなったな」
今にも食べたそうな表情のアイクを見て、軽い謝罪をしてから着席する。
そしてシグルドがあいさつをして朝食が始まるのである。一部ではおいのりをしているが。

「ところで、今日はヘクトルちゃんはどこに行くのかしら?」
食事も落ち着いた頃にエリンシアがヘクトルに尋ねる。
「ん、ああ。ちょっと街にでも行くつもりだぜ」
「ヘクトルが街に?誰かと行くの?」
普段街に行くなんて事は珍しい、野生の勘が働いたのかリンが更にその話題を掘り下げた。
これはまずい、リンはフロリーナが絡むとめんどくせえことになる。そう考えたヘクトルが誤魔化そうとした…が。
「あ、そう言えば昨日フロリーナさんがスキップしながら帰ってたね。そういうことk…」
そう発言したリーフが直後にアルマーズで壁にめり込む羽目になったが時既に遅し、リンが反応してしまった。
「へー、フロリーナと街に行くんだ。私も行こうかしら…」
「リン姉さん、そういうことばかりするからレズぎわk…あだだだだ!?」
マルスがからかおうとした瞬間にマルスの関節を極め、折るリン。これも毎度の光景だ。
「と、とにかく映画を見に行くって話だからな。そろそろ行ってくる」
あまり長居するとおそらく面倒なことになる。ヘクトルは逃げるように家を出るのであった。
「ねえ、リーフ…僕たちの扱い酷くない?」
「…兄さんのは自業自得だと思うよ」
482助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 18:02:15.79 ID:Gg3RpW9g
「こ、こんにちは。ヘ、ヘクトル様、今日はあ、ありがとうごじゃいます」
「お、おう。こっちこそいいのか?俺だと寝ちまうかもしれないぜ?」
「い、いいんです。ヘクトル様と行けることに価値があるんです。それに…」
「それに?」
「ヘクトル様もきっと気に入って頂けると信じてますから」
上目遣い+健気な言葉。リンとかなら一撃で落とせるであろう攻撃にヘクトルは耐えきった。
(…む、なんだ今日のフロリーナは。いつもより可愛いじゃねぇか…)
「さ、さあ行きましょう」
「お、おう…」
そんななにこの初々しいカップルとかいう感じに映画館に入る2人。
その背後からリンがストーキングしていることは知らない。
「っていうかリン姉さんはそんなんだからレズって言われ…いだだだだ!?」
「うるさい、フロリーナをあんながさつな男に任せられないの!」

映画はFETVプロデュースのまがい物ではなく真っ当な制作会社の作品である。
内容としては恋愛物の皮を被ったアクション活劇で、退屈させない工夫が凝らされている。
フロリーナが横にいるヘクトルを見るとヘクトルは幼い少年のような表情で夢中になっていた。
見せ場のアクションシーンでは斧1つで様々な敵をなぎ倒す主人公である。
フロリーナとしてもこのどこかヘクトルに似ている主人公を見たかったのであったりするのだ。
そんな感じで映画を堪能する2人。とその近所で嫌味をぐちぐち言う姉と聞かされる弟。
「なんなの、あの主人公。剣相手に斧で突っ込むとか馬鹿じゃないの?ねえ?」
「リン姉さん…お願いですから映画ぐらい静かにお願いします…」

「いやー面白かったぜ。いつもなら寝ちまうんだが今日の映画は別だったぜ」
「は、はい、ヘクトル様に気に入ってもらおうと探しましたから」
「そうか。わざわざすまないな。大変だったろ?」
「い、いえ。情報はいろいろありましたし…その…ごにょごにょ…」
「ああ、天馬騎士のコミュニケーションか。エリンシア姉貴もよく言ってたな」
「ええ、エリンシアさんはとても情報通です」
「はは、姉貴はよくわからないけど知り合いも多いからな。筋肉好きだけど」
「そ、そういえばエリンシアさんとリリーナちゃんもよく一緒にいますよね」
「ん、ああリリーナはあれで筋肉好きだしな。まあ姉貴と違って贅肉も好きらしいが」
「へ、ヘキュトル様はリリーナちゃんみたいな子が好きなんですか?」
「好きっていうかああいう娘とかがいてもいいかなって感じだな」
「き、奇遇ですね。わ、私もああいう女の子が娘に欲しいです!」
「そこ強調するか?まあいいけどな」
「…あ、あの!今日はサンドイッチを作ってきたんですがい、一緒に食べませんか?」
「お、悪いな。お前の料理はうまいからな。ありがたく食べさせて貰うぜ」
サンドイッチを取り出したフロリーナはベンチに腰掛けてランチボックスを広げる。
早速座ったヘクトルは1つを掴むと豪快にほおばる。
「うん、うめえ。姉貴のサンドイッチもうまいけどフロリーナのもうまいぜ」
「あ、あ、あ、ありがとうございます」
「ほら、お前もこっちばっかり見てないで食えよ。俺が食っちまうぞ?」
そんな初々しいカップルのように仲良く食べるヘクトルとフロリーナ。
離れたところから見ていた2人はというと…
「く、食っちまうですって!不潔よ!やっぱりヘクトルはダメよ!」
「…食うっていう意味でそういう解釈をするリン姉さんのほうが…いえ、何でもないです」
「だいたい味わって食ってないじゃない!フロリーナの料理なんだからもっと大事に…」
「しかしあまいなあヘクトル兄さんは、そこでフロリーナの料理なら毎日く…うぎゃああ!?」
「マルス…そんなに死にたいのかしら?今宵のソールカティはよく斬れるわよ?」
「な、何でマーニカティじゃないのさ…ぐふっ」
483助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 18:04:17.90 ID:Gg3RpW9g
マルスが死にかけ、リンが暴れた間にヘクトルとフロリーナは食事を終え、ベンチから立ち上がっていた。
「さて、これからどうする?特に問題ないなら俺の行きたいところに行くけど」
「あ、あの…ヘクトル様が行きたいところで問題ないです」
「おう、じゃあ行くか」
出発する2人を見たリンは先程までと違って勝利の笑みを浮かべていた。
「ふ、どうせヘクトルのことだからゲーセンとかに行くに決まってるわ!」
「…もうつっこみませんよ。まだ追いかけるんですか?」
「当たり前じゃない!フロリーナが愛想つかすところを見てやるわ」
「…やれやれ」

「あ、あの…ここは?」
「ん、いやこないだお前が欲しがってるって話を聞いてな。金ならあるし好きなの買ってやるよ」
リンの思惑は外れ、ヘクトルが連れてきたのは街にあるおしゃれなショップ(店員はララベル)だった。
「で、ですがヘクトル様に買ってもらえるようなことを私は…」
「あ、ああ気にすんな。毎回映画とか食事に連れてってもらってるしたまにはいいだろ?」
「は、はい…ありがとうございます」
「あら、アイクの弟じゃない。可愛い子を連れて、彼女?」
「べ、別にそんなんじゃねえよ。それよりフロリーナが欲しがってる物を見せてくれ」
「ああ、この間の子の…この時計ね」
ララベルが取り出したのはシンプルな装飾の腕時計だった。
「腕時計か?なんか意外だな」
「じ、実は最近姉さんからもらった時計が壊れてしまって…」
「なるほど、じゃあそれ1つくれ。いくらだ?」
「…このぐらいだけど払えるのかしら?」
ララベルが差し出した値段表を見てヘクトルは驚愕する。それは闘技場で数回稼ぐ金額と変わらないのだ。
「腕時計ってこんなに高いのかよ…」
「あ、あのだから自分で…」
「ええい、言った手前引く訳にはいかねえ。これをくれ!」
「はーい、あなたもせっかく大事な人がくれたのだから大事に使うのよ?」
「はい…ありがとうございます」

買い物後、特にあてもなく街を歩いて時間を潰し、日が沈みかけた頃。
「ふう、今日は楽しかったな。また誘ってくれるか?」
「は、はい。こちらこそ時計…ありがとうございました」
「き、気にすんな。あれぐらい闘技場に通えばすぐに取り戻せるさ…」
「わかりました。それでは失礼しますヘクトル様」
「おう、また明日学校でな」
フロリーナが自宅のあるアパートに向かい、ヘクトルも自宅のある方向へ歩き出した。

「あら、ヘクトルお帰り。たまには私と稽古しない?」
庭にいたリンがにこやかに誘ってくる。何か嫌な予感がしたが断る理由もないので承諾する。
「おう、いいぜ。ちょっと荷物置いてくるから待っててくれ」
この時庭に行けば血まみれのサンドバックと化したマルスを見ることができたかもしれない。
それを見逃した時点でヘクトルの運命は決まっていたのだろう。リンが手に持っているのはアーマーキラーだった…

「ねえフロリーナ。なんで腕時計を大切にしまってるの?」
夜、帰ってきたフロリーナはヘクトルに買って貰った腕時計を箱に入れたまま机に飾っていた。
「うん、いいの。これは大切な物だから」
「よくわかんないけどまあいいわ。フィオーラ姉さんに貰った時計は修理から帰ってきたの?」
「うん、だから明日から姉さんから貰った時計で大丈夫よ」
その後、フロリーナがヘクトルから買って貰った時計を使うことはなかったという。

終わり
何でだろう、ヘクトルとフロリーナのネタ書くとリンがレズ疑惑になるのは…
484助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 18:32:05.69 ID:AOc2WcWy
マルス「それは本物のレズだかr・・」
その後、彼の姿を見た者はいない・・・・・・・・
485助けて!名無しさん!:2011/04/14(木) 20:29:44.99 ID:5s7p2oc1
ヘクトルは悪いやつじゃないし正直リンも同じくらいガサツ……ぐふっ
486助けて!名無しさん!:2011/04/15(金) 00:12:59.09 ID:66uR/jl8
この小説を読む前に>>9の注意書きを参照してください
苦手な人はスルーよろしく

>>433-435の続きにあたります
487侍エムブレム戦国伝 生誕編 リンの章 群狼:2011/04/15(金) 00:13:49.07 ID:66uR/jl8
白銀の狼ニケ様が黄金の白鷺ラフィエル様を夫としてブルガル川のほとりで子孫を残した。
サカ民族の始まりじゃ。ロルカの子達よ。儂らサカの民には強くて誇り高い狼の血が流れておるのじゃよ。
何者をも噛み裂く強い牙と誰も追いつけぬほど速く走る逞しい四肢を持ったニケ様の血じゃ。
みなもニケ様に恥じぬ強い戦士におなり。一生懸命に鍛錬を続けておれば狼の血がみなに力を与えてくれるじゃろう。
強い強いサカの戦士たちは狼のようにあらゆる敵を噛み殺しこの広い広い大陸の果てまでも駆けてゆくじゃろうて。

〜 ロルカ族の古老の昔語りより 〜


「どうしたのだリン?その有様は」
「………」
ゲルの中で酒を飲んでいたロルカの族長ハサルは憮然として帰ってきた娘の姿に視線を向けて問いただした。
大体検討はつく。また喧嘩をしたのだろう。
ハサルの娘リンは顔にアザをつくり服も泥で汚れていた。
どうも男手一つで育てているせいかこの娘は負けん気が強くて喧嘩っぱやい。
悔しそうに瞳を伏せていたリンは顔をあげるとハサルにしがみついた。
「父さん…私、サカの子だよね? ロルカの子だよね?」


サカ民族の一部族、ロルカの族長ハサルがこの娘を拾ったのは四年前の事である。
サカ民族は放牧や狩をして暮らしているが、雨が少なく背の低い草しか生えないサカ草原の暮らしは過酷だ。
土地は農耕には適さないし家畜を育てるのも容易ではない。
ゆえにサカの諸部族は放牧をする土地を巡って部族間で戦争をしたり草原に近い異民族の村落を略奪したりもする。
その時もハサルは農作物を手にいれようとロルカの戦士たちを率いて草原を出ていた。
ロルカ族のベースキャンプ地を出て五日、七つの村落を村を襲撃し抵抗する民兵を殲滅して戦利品を手に入れたのだが…
そのうちの一つの村…死んだ村人達の中に海を渡って大陸に来たというとある島国の商人がいた。
ハサルはその商人が持っていた品物を襲撃戦で一番活躍した戦士に褒美として授ける事にした。
だが彼が持っているのは品物だけではなかった。彼は年の頃三から四ほどになる娘を連れていたのだ。
彼女は他の子供と一緒に村の倉庫にかくまわれて難を逃れていた。
だが降伏して生き残った村人たちの中に彼女を引き取ろうという者はいなかった。
それはそうだろう。たまたま旅の途中で村に寄っただけの縁もゆかりもない商人の娘だ。
「どうしたものですかね族長?」
戦士の一人が首を傾げる。
目的を達したからには速く草原に帰って腹を減らした家族に食い物を持ち帰ってやりたいというのが本音だろう。
ハサルにしても放っておいて帰ろうかとも思ったのだが…
「…あの戦いの中で泣き声一つあげずにいた子だ。鍛えれば案外強くなるかも知れないぞ?」
気紛れか酔狂か。ハサルはその娘を育てる事にした。少し前に妻マデリンに先立たれて寂しい思いをしていたというのもあったのかも知れない。
「娘、名は?」
「リン、父さんはどこ?」
ハサルは言葉を選んだ。嘘は好きではなかったがさすがに親の仇とあっては承知しないだろう。
「お前の父は俺にお前を預けて大陸の端へと旅立った。子供連れでは無理な旅だそうだ」
こうしてリンはハサルの娘となった。


それ以来ハサルはリンに狩の仕方も家畜の育て方も…遊牧民として必要な事を教えてきた。
草原で生きる術も、武器の扱い方も……
他の者の子と変わらぬように接してきたのだが……
だが子供とは無邪気で時に残酷なものである。
ロルカの子供達の中にはリンを異人の子としてからかう者もいた。
その度にリンは喧嘩をした。今日もそうだったのだろう。
悔しそうに唇を噛んでいるのを見るとおそらく負けたに違いない。
「父さん…私…ニケ様の血を引いていないから…」
ハサルは少しだけ考え込んだ。
「喧嘩するからには勝て。男も女も関係無い。負ければ草原では死ぬだけだ。
 胸のうちに牙を抱いていればニケ様の血を引いていなくてもサカの同胞だ」
サカの民は戦うに当たって男女を問わない。戦の時には男女ともに戦士となる。ロルカ族にも蛮勇を誇る女戦士が幾人もいた。
「強さは気力から沸いてくる。少し早いが…そうだな。サカの戦いぶりを見て学ぶといい」
そう言って笑うハサルの精悍な顔立ちはどこか猛獣めいて見えた。
488侍エムブレム戦国伝 生誕編 リンの章 群狼:2011/04/15(金) 00:15:29.10 ID:66uR/jl8
サカ民族の軍団が草原を南下し進撃を開始したのは六月の事である。
二年前、部族間抗争に明け暮れたサカを統一したクトラ族の族長ダヤンは
豊かな大地を手にいれようと諸部族の軍勢を糾合して二十八万騎にも及ぶ一大騎馬軍団を編成し東洋世界の覇者たるアカネイア帝国を脅かした。
それはまさに長年抗争を繰り返して内にむいていた武力を外に向けた瞬間だった。
これに対してアカネイアの皇帝ハーディンは勅令を発しアドリア太守ラングを総大将に任じた。
ラングはアカネイア北部諸侯の軍勢を糾合し、その総数は実に五十万に達した。大陸の戦は島国のそれとは桁からして違う。
無数の装甲兵や騎兵、射手、妖術師が整然たる隊列を成し、その後方には五十万もの兵を養う軽重隊が無数の馬車に大量の武器食料を輸送している。
数里にも渡って列を成す大軍は総大将ラングを中心に前衛にエイベル将軍アストリア将軍、後衛にトラース将軍ジョルジュ将軍を配してサカ軍団を粉砕せんと大陸を北上。

六月二十九日に両軍はメニディ平原で対峙した。
後の世に言うメニディ会戦は間もなく始まる。
戦場を見渡せる小高い丘の上に配置された本陣からラングは遠眼鏡を持ってサカ側の陣地を観察し…
軽く失笑すると遠眼鏡を参謀たちに渡した。
ラングに促されてサカの陣地を眺めた参謀の顔にも嘲笑が浮かぶ。
「これは酷い…蛮族蛮族とは思っておりましたが…こうも遅れているとは」
陣地に立っていたサカ側の戦士は簡素な皮の鎧や胸当てのみの軽装備で身を守っている有様だった。
「文化劣等な北辺の野蛮人にはまともな製鉄技術もないと見えますな。
 あのような装備では我が軍の矢を防ぐ事はできますまい」
「それに引き換え我が軍の将兵は帝都の工房で最新技術をもって作られた頑強な鉄甲冑で身を守っております。
 奴らの貧弱な武具では致命傷を与える事は困難です」
参謀たちは優勢を確信する。
無理も無い。当時のアカネイアは東洋に限らず世界でも最も文明の進んだ国であった。
彼らを見渡したラングは自身の顎鬚を撫でながら語りかける。
「世界に冠たるアカネイアに刃向かう愚かさを夷狄どもに思い知らせてやろうぞ。
 文明世界の軍隊の恐ろしさを野蛮な猿どもに教えてくれよう」


さて、アカネイア人たちが猿と蔑んだサカの軍勢を率いるのはクトラ族のみならずサカ民族全体の指導者となったダヤンである。
彼はこの年三十九歳。十二歳になる息子のラスを連れて本陣より数里先に配置されたアカネイアの陣地を眺めていた。
メニディは平らで起伏の少ない土地で木も少ない。障害物も無い代わりに身を隠せる場所も無い。伏兵の心配も無いがこちらも伏兵を使えない。
ダヤンに従うのは数年前までは抗争の相手だった諸部族の族長たちだ。
ロルカの族長ハサルやジュテの族長モンケといった有力者の顔もある。
モンケが感嘆の声をあげた。
「さすがにアカネイア、なんという大軍だ」
幾人かが同調したが恐れる色は無い。
「何、奴らは日頃鍬を取っておる農民が大半よ。弓の扱いでサカの戦士が遅れを取る事はありえん」
言葉に自信を覗かせつつダヤンは族長たちを見渡した。
彼らの幾人かは自分と同じように十から十二程度の子を連れている。
初陣させるにはまだ早いが戦を観戦させて慣れさせようというのだろう。
ダヤンの目線がハサルが連れている子…リンに留まった。
戦場を見せるにしてもまだ幼い。
「ハサルよ。その子はまだ早いのではないか?」
「俺は八歳の時に初めて鹿狩りに参加した。この子も八歳だ。サカ戦士としてそのくらいの経験は積んでもいい」
言い切ってリンの頭を撫でるハサルはこれからの戦に全身の血を滾らせていた。
彼だけではない。族長達は我先に先鋒を申し出た。
最終的にはダヤンはモンケに先鋒を命じ、ジュテ族の弓騎兵四万騎が動き出した。
489侍エムブレム戦国伝 生誕編 リンの章 群狼:2011/04/15(金) 00:16:16.04 ID:66uR/jl8
サカの陣地から騎馬隊が出撃したのを見て取ったラングは唇を吊り上げる。
「きおったぞ野人どもめ。目に物見せてくれる」
彼は参謀に目配せをすると参謀は兵に命じて伝令を送り出した。

アカネイアの本陣より一里程の位置に陣を張っていたトラース将軍は伝令から伝わった命令を受けて戦闘準備を整える。
サカ軍の先方の出撃は彼の陣からも見て取る事ができた。
「我らアカネイアは他国より百年は進んでいる事をこの一戦で示そう…楽しみだ」
彼の号令で台座に据え付けられた大筒の群れがジュテ軍の進路上に向きを変える。
「方位445…撃ち方始めっ!」
次々と鉄製の巨砲の群れが火を噴いた。

先陣の名誉を担ったジュテの戦士達はサカ人らしい優れた乗馬技術を持って高速でアカネイア側の陣地に迫っていったが先頭を走っていたモンケの耳が妙な風切り音を耳にする。
「…矢…ではない…なんだ? 玉…?」
空を仰いだモンケが見たものは空を覆いつくすような玉のようなものであった。
それが次々とジュテの軍勢の中に降り注ぎ…弾けて爆発した。
幾人かの弓騎兵が吹き飛ばされ四散したが、それよりもなによりも轟音に驚いた馬の脚が止まってしまったのだ。
落馬した者がいなかったのはさすがというべきだが……
「い、いかんっ引け引け!」
慌てたモンケが号令を発したが混乱に陥った馬を沈めるのはサカ人でも容易ではない。
その間にも次々と玉は降り注いで爆発する。
「なんだ、妖術か!?」
ジュテ族の一人が叫んだのも無理は無い。
まだアカネイアの陣地には距離があるのにこの攻撃…話に聞くメティオの術だろうか?
だが妖術使いは希少である。これほど無数の妖術を放てるほど大量の妖術師がいるとは考えにくい。

それはシューターと呼ばれる大砲の群れであった。アカネイアは世界に先駆けて火薬兵器を開発し実戦投入していたのだ。
通常では考えられぬ遠方への砲撃、妖術並みの長射程…しかも妖術の素養の無い者でも訓練すれば扱える事から大量使用も可能である。
戦況を遠眼鏡で見やるラングは高笑いする。
「見たか蛮族! これが文明人の知恵と力よ!」
一千門近いシューターが次々と砲弾を放ち、雨あられと降り注ぐ砲弾は地形すら変えるほどの威力と勢いでジュテの軍団を吹き飛ばしていった。
辛うじて統制を取り戻したジュテ族は退却を開始したが短期間にもかかわらずそれまでに三千騎を越す死傷者を出していた。
  
その様はサカ軍の陣地からも見て取る事が出来た。
「父さん! 同胞がやられているわ! 助けにいかないの!?」
娘は慌てて焦ってはいるが…怯えてはいない。むしろ闘志に満ちている。
その様子を満足気に眺めながらハサルは逃げ崩れるジュテ族を見やった。
二里ほども離れているが見通しのよさに加えてサカ人は総じて視力が高い。
「慌てるな。ダヤンの号令が出るまで待て。狼の群れが獲物を狩るときは首領の支持に従うものだ。なあ?」
ハサルの視線を受けたダヤンは苦笑いする。
「大した子だ。ラス、この子と戦ったらお前でも遅れをとるかもしれんぞ?」
ダヤンの子ラスは同世代の子供達の中では一番の弓の使い手である。
寡黙な少年はリンに視線を向けると一言も発さずに再び逃げてくるジュテ族に視線を向ける。
その落ち着き払った様子に苛立ったリンは食ってかかった。
「あなたの父さんに言ってよ! 速く助けにいくようにって! 何よサカ戦士がこれだけ雁首そろえて同胞の苦戦を見てるだけなの!?」
だが少年は意にも介さなかった。
「もう少し待て。父さんはもう少しで号令をかける」


ジュテ族の敗退を見て取ったラングは新たな命令を出す。
エイベル将軍アストリア将軍らに指揮された前衛軍団が動き出した。
相手の敗走を追撃して戦果を拡大し一気に戦いの流れを決めるつもりだ。
サカ側の貧弱な陣地を蹂躙しようと重装備の兵士たちが横列を組んで進みだした。
装甲兵の横列はまさに城壁が前進してくるような頑強さだ。

やがてサカの陣地に半里ほどまでアカネイア軍が接近するのを見て取るとダヤンはハサルに視線を向けた。
ジュテ族が打撃を受けた地点からあれだけ釣り出せばアカネイアの新兵器らしき物も届くまい。
「任せる。存分に暴れてこい」
「任された。お前等クトラが食う肉を残さなくても悪く思うなよ?」
彼は馬に飛び乗ると本陣から五百米ほどの距離に配置されたロルカ族の陣地に駆け戻る。
馬の背にはリンを共に乗せていた。
490侍エムブレム戦国伝 生誕編 リンの章 群狼:2011/04/15(金) 00:17:28.25 ID:66uR/jl8
族長を迎えたロルカの戦士達は既に騎乗し出撃準備を終えていた。
「ようしお前等! 狩りの時間だ!」
狼の血を引く戦士達はおう!と意気高い。
リンはハサルを見上げた。戦意と闘志を漲らせて犬歯をむいた笑みはまさに狼のようであった。
ハサルだけではない。
ロルカの戦士達…男も女も戦いに奮い立ち楽しげに語らい、中には討ち取った敵が多い方が今夜の酒を奢る…なんて話をしてる者すらいる。
現代に生きる者からすれば野蛮そのものだが、彼らにとって戦いこそが誉れであり人生であった。
リンもまた脚が震えているのを感じる。怖くは無い。昂ぶっているのだ。
血が騒いでいる。戦い…倒し…強さと勇気と…自身がサカの戦士である事を示したかった。
次々と陣地を駆け出していくロルカ戦士達を見送りながらリンが思った事は、
自分が初陣を向かえる年では無い事が残念だ…それのみであった。



突撃を開始したロルカ軍を見て取ったエイベル将軍は部下たちに引き続いての前進を命じた。
彼らの貧弱な弓ではアカネイア兵の装甲を貫通する事は出来まい。
正攻法を持って正面から踏み潰すのみ。
アカネイア軍の第一列に迫ったハサルは弓をつがえる。
族長に続いて戦士達も弓を馬上で弓を構えた。
矢継ぎ早に放たれる長弓射撃…数千本の矢がアカネイア軍の頭上に降り注いだが兵士たちはエイベルの号令で上方に盾を構えてやりすごした。
そこまでせずとも甲で弾いた者もいる。ロルカの長弓射撃はさしたる成果を挙げていない。
「蛮族め無駄な真似を…」
彼は横陣になった装甲兵を進めつつ射手に支援させて敵を粉砕するつもりであった。
陣形は横陣から相手の凸陣に対応して凹陣に組みなおし三方向から叩き潰してやろう…
そう決心して命令を下しかかり…下せなかった。エイベルの開きかけた口を矢が貫き頭まで貫通していた。
静かに倒れる将軍を副将は呆気に取られて見守るしか出来なかった。
なんという事だろうか。ロルカ族は第一撃の防御のためにアカネイア軍の脚が止まると接近して短弓に持ち替えての射撃を開始したのだ。
しかもまるで鷹のような視力と幼少期から狩りで培った弓術はアカネイア人の遠く及ぶところではない。
次々と放たれる矢は甲冑の隙間…間接部…兜の面の目の部分など防御不可能なほんのわずかな隙間に正確に撃ち込まれてくる。
次々と兵士が射倒されてアカネイア軍の陣形が崩れ始めた。
混乱の中で応射する射手もいたが弓を放つとすぐに陣形内の位置を特定されて複数人数から矢を射込まれハリネズミのようになって倒れていった。
だがこれだけなら数の優位を生かして陣形を建て直し反撃もできただろう。
とりわけおどろくべき事はロルカの戦士がアカネイアの指揮官を正確に把握しまっさきに狙撃していった事である。
エイベルに遅れる事わずか五分、指揮を引き継いだ副将も射倒された。
将軍級の武人ばかりではなく大隊長、中隊長らの下級指揮官も先に倒されていた。
数万もの軍団の中で彼らが正確に指揮官を察知して射る事ができたのは、幼い頃から狩りをして集団戦に慣れていたためである。
狼の狩りは首領に率いられて行うもの、集団の意思や陣形が変わる中枢にいる奴が指揮官だ。サカ人はほとんど本能的にそれを察して最優先に矢を射掛けた。
「ど、どうするんだ!? 次の命令は!?」
アカネイア兵が悲鳴を挙げた。最後に受けた命令はこの陣形のまま前進せよ…のみである。
戦い方を変えるにしろ引くにしろ命令が必要だが命令を発する者は既にいなかった。
その合間にも放たれるロルカの矢がアカネイア兵の陣形と心理を圧迫する。
信じがたい事だが小一時間ほどの間にアカネイア軍は六十人を超える将校を失ったのだ。
エイベルの軍団は完全に指揮系統を失った。

第二陣たるアストリアの軍団がこれを支援しようとしたのだが秩序を失ったエイベル軍の兵士たちが右往左往して進路や陣立てを結果的に妨害した。
苦虫を噛み潰したような顔をしたアストリア将軍は戦場を迂回して敵の後方に出ようと考えた。
目の前で友軍がやられる様を見て部下たちの戦意や士気が急速に萎えていくのか感じられたためだ。
このまま手をこまねいているわけにはいかない。まだ部下に戦う気力があるうちに状況を変えなければならない。
アカネイア兵の大半は元々は普通の農民である。それぞれの領主の徴兵に従って嫌々戦場に来ているに過ぎず士気は低い。
勝利と戦利品の夢を見ているサカ兵と違って勝って得る物も少なくてはそれも無理は無いが……
491侍エムブレム戦国伝 生誕編 リンの章 群狼:2011/04/15(金) 00:18:16.54 ID:66uR/jl8
だが進路を転じたアストリア軍の側面に統制を整えなおしたジュテ族が突入していく。
モンケは先の雪辱を晴らそうと戦士達を激励した。
「これ以上他の部族に遅れを取るな!陣形を広げて全軍で攻撃!突っ込め!」
凶暴な戦意と復讐心に胃を煮えたぎらせたジュテの戦士達が突進を開始する。

この状況を本陣で見ていたダヤンは戦機が到来している事を悟った。
武将としての彼は戦場の空気を読む事に長けており戦いの流れをよく掴んだものである。
「よし獲物は混乱しているぞ!突撃だサカの兄弟たち、柔弱なアカネイア人どもにサカ戦士の強さを思い知らせてやろう!」
クトラ族を主力に待機していた諸部族を全て投入し彼らは突進を開始する。
地響きを立て平原を揺るがすような軍馬の群れの轟音に、かろうじて戦場に踏みとどまっていたアカネイア兵の戦意は完全に挫けた。
「だ、だめだ…殺される!?」
一人の兵士が悲鳴を上げて逃げ出した。
本来なら敵前逃亡だがそれを咎める隊長はもういない。
一人がきっかけを作ると次々とアカネイア兵は陣形を乱して逃走を開始する。
退却の秩序も何も無いそれはまさしく潰走であった。
逃げ惑うアカネイア兵をサカ兵は追いたて矢を射込み青竜刀で首を叩き斬った。

その様をリンは陣地から眺めていた。
「狼が羊を飲み込んでいく……」
それはまさしく羊の群れを追い回し駆り立てる狼の群れのようであった。
いつか自分も狼の一人として大地を駆け巡り獲物を噛み千切る日が来るだろう…
その時までにもっともっと強くあらねば…同胞とはいえ子供ごときに負けている場合では無い筈だ。

「踏み留まれ!逃げるな踏み留まれ!」
アストリアの叫びが響く。
エイベル軍の潰走はアストリア軍の戦意をも道連れにした。
直ぐ近くで友軍が逃げ崩れるのを目の当たりにしては無理も無い。ましてアストリア軍もまたエイベル軍と同じく多くの幹部を失っている。
アストリアは卓越した身のこなしと盾でかろうじて矢を凌いでいたが指揮を取る余裕はもはやなかった。
「くそ…くそっ!おのれ…」
悔しげに唇をかみ締めながら挑んできたサカの剣士を叩き斬る。
皇帝より賜った宝刀メリクルソードは凄まじい切れ味で敵兵を胴斬りにした。
既に幾人もの敵を将軍自ら斬り殺したが、たった一人の奮戦では戦況は変わらない。
周囲の味方は死ぬか逃げるかしてしまい、アストリアはサカ軍の只中で孤立しつつあった。
掲げられたアストリアの剣の輝きに目を留めたハサルは弓を放った。正確にアストリアの目を狙った矢は盾によって防がれた。
第二射を放つ。体を捻って避けられた。だがそれまでであった。
サカ兵は集団戦法を得意とするものであり、東方の島国の武士や西方の騎士などと違って一騎討ちなどという作法は無い。
彼を手ごわしとみたサカ戦士達は数十騎がかりで矢を射込んでアストリアを討ち果たした。
無念の呻き声を上げて絶命した彼の遺体から戦利品というべきメリクルソードを拾い上げたハサルは呟く。
「ほぅ…コイツは見事な青竜刀だ…」
そういえばリンは弓よりも刀の方が得意だった。
大きくなったらくれてやろうか。
ふとそんな事を考えた。
492侍エムブレム戦国伝 生誕編 リンの章 群狼:2011/04/15(金) 00:19:16.46 ID:66uR/jl8
前衛が敗れて逃げ崩れてくる様は本陣からも見て取れた。
すでにラングに先ほどの余裕は無い。
「何を…何をやっとるのだ!馬鹿者共め!」
平常心を失ってどなり散らす総大将に参謀たちは恐る恐る問うてみた。
「御大将…そ、それでいかがいたしましょうか?」
「なんだと? こういう時に策を立てて献策するのが貴様らの役目だろうが!
 いかがしましょうとは何事だ無能どもめ!」
かっとして怒鳴りつけたもののラングとしても具体的な方策があるわけでもない。
彼らが真剣だが無益なやり取りで時間を浪費している間にも戦況は悪化していく。
結局彼らが出した結論は予備戦力として控えていたジョルジュの軍団の投入という当たり障りのない物であった。

だがジョルジュは前進命令にも関わらず動かなかった。
ラングの本陣から出撃を催促されても頑として命令を無視し続けた。
「将軍…よろしいのですか?」
部下が不安げな視線を向けている。
「今更我が軍が動いても戦況は巻き返せぬ。あの有様を見ろ。
 前進しても敗走する連中に陣立てを邪魔されて乱戦に巻き込まれて被害を出すだけだ。
 ならば布陣済みの陣地に篭って逃げてくる連中を収容し、敵が近寄れば弓で応戦すればいい。
 勝ちに乗っている時は逆に冷静になれないものでな。不用意に近寄ってくる敵もいるだろうよ」
「しかしそれでは命令無視に…」
「なに、気にする事はない。何かあったらお前は命令は届かなかったと言えばいい。そう心配するな」
実のところジョルジュはしたたかだったかも知れない。
後日ラングに問い詰められた時に備えて彼は出撃命令を伝えに来た伝令の兵を殺して埋めていた。
命令は届かなかったと言い張るためであるし、戦闘の混乱の中、送り出した伝令が無事に届く保障があるわけでもないのだ。
すでに彼は戦いの趨勢を悟り、部下達を無事に帰郷させる事を第一に考えていた…
…友人のアストリアの事だけは気にかかるが十万にも及ぶ部下の生命と引き換えに救出戦の危険を冒すわけにはいかなかった。

ジョルジュ軍動かずの報にラングはますます苛立ち…焦りを強めていた。
このまま戦況が推移すれば間違いなく負ける…負ける? 世界一の文明国であるアカネイアがいまだに狩猟生活をしてるような蛮族に?
信じられない事だが……負けて帰ればどうなるだろうか…これほどの大軍を率いながら敗れたとあっては間違いなくハーディンは彼を許さないだろう。
処刑は免れない…額に油汗を滲ませたラングは小さく呟いた。
「……て」
参謀は怪訝そうにラングを見て取る。
「撃て!シューターを使え!」
逃げるアカネイア兵を追ってサカ軍はシューターの射程内に入ってきてはいる。
だが敵味方は入り乱れており、シューターのような広範囲破壊兵器を使用する事は不可能な状態だ。
「御大将、今シューターを撃てば味方を巻き添えにしてしまいますぞ!?」
「かまわぬ!…いや、やむを得ぬ!ここで蛮族どもに敗れればアカネイア五百年の歴史が汚辱に塗れる。
 もはや犠牲を省みている余裕は無い!速く伝令を出さぬか!」
493侍エムブレム戦国伝 生誕編 リンの章 群狼:2011/04/15(金) 00:21:04.56 ID:66uR/jl8
こうして再び巨砲群が火を噴いた。
入り乱れたサカ兵とアカネイア兵の中に砲弾が飛び込み次々と爆発する。
爆発とともに土煙が上がり、吹き飛ばされた人間の腕や脚が宙を舞った。
「待て!?撃つな撃つな!?」
だがこの暴挙はさらに混乱に拍車をかけた。
いまだに踏み留まって戦っていたアカネイア軍の一部の部隊も恐慌状態に陥り、もはや全軍潰走の様相を示している。
「同胞ごと撃つとは…えげつない奴がいるもんだアカネイア人どもめ」
呆れたような声を出したハサルはまるで動じる様子も無く降り注ぐ砲弾を見つめている。
すでに飛んでくる方角は掴んだ。
距離も縮まっている。馬もこの大音響にある程度慣れてきたようだ…
やるか…小さく呟くと彼は近くにいた直属の戦士百騎ほどと共に戦場を駆けぬけて混戦域を脱し矢のような速さでトラースの部隊に迫った。
先ほどのジュテ族への砲撃はシューターを守る前衛が健在だったからこそ効果的だったのだ。
すでに前衛がいない今、シューター隊への道を遮る者はいなかった。
「いかん!?こちらに向かってくる小部隊を撃て!」
「あ、あの速度では照準がつけられません!?」
トラースの命令に部下は絶望的な返事をだす。
接近されれば砲撃は出来ない。
砲座から離れた兵士たちは弓や槍を手に取るが…彼らは砲の取り扱いには長けていても他の武器の訓練はあまり受けていないのだ…
もはや眼前まで迫ったロルカ兵に次々と射倒されていった。
トラースは自分でも気付かぬ内に戦死した。
敵将を素早く特定したハサル自信の弓で眉間を射抜かれたのだ。
シューター群を失ったアカネイア軍にもはや勝機は無かった。

本陣が陥落したのは夕暮れ頃の事である。
本陣を通過して逃亡するアカネイア兵たちにラングは「取って返して戦え!」と喚き続けていたが誰も耳を貸す者はいなかった。
「恐れ多くも儂は皇帝陛下より任じられた総大将だぞ!儂の命令が聞こえないのか!?」
だが誰一人として脚を止めない。混乱と人ごみの中で参謀たちも逃げてしまったようだ…
焦ったラングはとっさに槍を突き出した。
一人の逃亡兵が脇腹を突き刺されて倒れる。
周囲にざわめきが走った。
「敵前逃亡は重罪だ、儂自ら処刑する! 貴様らこやつのようになりたくなかったら…」
最後まで言い終える事ができなかった。
絶叫をあげた兵の一人がラングの肩口を槍で突き刺したのだ。
ラングは未だ総大将として兵を従えられると考えていたが…彼らにとってはもはや逃走の邪魔者でしかなかった。
たちまち次々と槍が突き出され、ラングは滅多刺しにされて息絶えた。
だがそんな混乱と同士討ちの時間も直ぐに終わる。
追いついてきたサカ軍は蛮勇を競い合い逃げ遅れたアカネイア兵を草でも刈るかのように地に打ち倒していった……


こうしてメニディ会戦は終わった。
アカネイア帝国の歴史的大敗であり王朝の栄光が地に落ちた事を内外に示す事となった。
この後アカネイアは急速に衰退する。
唯一さしたる被害を出さなかったジョルジュ将軍の軍団は敗残兵を可能な限りかき集めて帝都へと帰還した。
敗軍の将兵を語らず…彼は一言の申し開きもせず、生還した者の中の最上位者として粛々と処刑台に上り最後の責任を果たしている。
…辞世の言葉を彼は残さなかった。
494侍エムブレム戦国伝 生誕編 リンの章 群狼:2011/04/15(金) 00:22:53.12 ID:66uR/jl8
ロルカ族のキャンプは勝利に沸き立っていた。
帰ってきた戦士たちをキャンプに残っていた老人や子供達が出迎える。
誰もが口々に彼らの勇猛を讃え、並べられた戦利品に感嘆する。
 
そんな中にリンの姿もあった。
リンは周囲を見て…子供達の一群に声をかけた。
彼らを伴って少し離れた場所に行く。
子供達の一人ギィが苛立った声を出した。
「何の用だよ?」
少し前に不用意な事を言ってリンと大喧嘩したばかりである。
気まずいことこの上ないが不器用なギィは仲直りの方法を知らなかったのだ。
だが…リンに仲直りの意思は無かった。
彼女の身の内には人間が持つ原初の…野生…闘争心…蛮性…好戦性…そんなものが沸き立っていた。
「こないだの借りを返しにきたわ。負けたままではいられないの」
挑まれて流す道を少年は知らなかった。
たちまち取っ組み合いの喧嘩が始まる。
子供達どころか遠巻きに見ていた大人たちまでが「やれ!やれ!」と囃し立てた。
どちらが勝つか賭けをしている者もいる。彼らはよほど度を過ぎない限り決して喧嘩を止める事は無い。

「畜生!異人のくせに!」
「私はっサカのっ戦士だ!」
不用意な言葉…それが喧嘩の原因になったにも関わらず幼さゆえか感情が昂ぶると口をついてそんな言葉が出てしまった。
だがそれは返ってリンの闘志に火を付けた。
取っ組み合って地べたに倒れこむとリンはとっさに傍らの石を掴んでギィを殴りつける。
ギィが痛みに呻くと二回…三回と殴りつけ…四度目を振り下ろそうとした手を誰かに掴まれた。
荒い息を吐きながら睨み付けるリンをその少女は静かに見下ろした。
「勝負はついているわ…リン」
「スー……?」
その娘…子供達の中では一番の弓使いスーは膝を付くと弓を掲げた。
子供達の中で一番強かったギィが敗れたのだ。
それは子供達のリーダーが交代した事を示す。
囃し立てていた子供たちも次々と膝を付いた。

この日…幼き狼の群れは新たな首領を得た。
数年後に彼らの牙が何者を噛み裂くのか…それを知る者はこの時点ではいるはずもなかった。


戦国の世に奇妙な運命から引き裂かれた十五人の兄弟姉妹。
人の人生という長い物語は幼年期を…まだ序章を終えたばかりだ。

侍エムブレム生誕編 完


次回 

侍エムブレム戦国伝 邂逅編
 
〜 ミカヤの章 都の怪 〜
495助けて!名無しさん!:2011/04/15(金) 16:04:23.01 ID:S2VvWJ2u
>>487-494GJです!

マルス「いやあ、まさかリン姉さんがケダモノのようだとは思ってたけどここまでとはね」
リン 「マァルゥスゥ〜」
マルス「わああリン姉さん!いえ、これはちょっとした言葉の綾でですねぇ」
リン 「何が言葉の綾ですってぇ〜?(メキャメキャメキャメキャ!!)」
マルス「ぎゃあああぁぁぁ!ひぎぃっ!(ゴリッ!)アッー!(ズドム!)らめぇ?(グチュァッ!)」

セリス「ああ、どうしようマルス兄さんがどんどん変態していっちゃう!」
リーフ(・・・体が変形していくことを言ってるんだろうか?それともマルスが変態になることを言ってるんだろうか)
496助けて!名無しさん!:2011/04/15(金) 19:43:57.35 ID:4vhrZBK+
>>481-483
このネタはもっと評価されてもいい。終始(・∀・)ニヤニヤしながら読んでたよ
GJ!

>>487-494
何という戦い…話が途中からロード・オブ・ザ・リングの戦いの如く脳内変換されて、最終的にとても満足したよ
でもアストリアとジョルジュ…(´;ω;`)ブワッ

それはそうと、もう相当書いてるのに今やっと序章が終わりってwww
幼女党の人のネタ以上に終わる気配がしないぞwwww
とにかくGJ!
497助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 00:11:06.21 ID:UZCLTjn8
>>487-494
うん、勘違いだったらすまないけど孫子が主人公の漫画とか好きだったりするw?
アストリアもジョルジュもカッコイイよ…死んじゃったけどw
GJでした!

何となく書いてみたリーフと四人娘の話を投下します
498リーフの受難 前編1/3:2011/04/16(土) 00:11:31.16 ID:UZCLTjn8
「このヒトデナシー!!」
今日も街にリーフの叫びが響く。おおかた四人娘にお仕置きされたのだろう。
マルスはそう考えながらある策略を思い付いた。
思い立ったら吉日、マルスは早速実行すべく四人娘のいるところに向かっていた。

〜リーフの受難〜

「うう…今日も酷い目にあったよ」
ボロボロの身体を引きずりながらリーフは家へと帰ってきた。
雷とかでやられたらしく身体には焦げ目や髪が爆発したりしていた。
「やあリーフ、今日も酷い目にあったようだね。この傷薬はサービスだから飲んでくれる」
「…何を企んでいるのさ?まあありがたくもらうけどさ」
「話が早いね。実は四人娘から1週間ヒトデナシーな目にあわずに済む話があるんだけど」
「教えてよマルス兄さん!さすがマルス兄さんだ!」
マルスがリーフに話した作戦はこうである。
1週間リーフにお仕置きを我慢すること。
そのかわり1週間我慢したらリーフを1週間お持ち帰りしてもよい。
もしお持ち帰りされるのが嫌なら6日目ぐらいに怒らせればよい。
この3つをマルスはリーフに持ちかけたのである。
「…マルス兄さん」
「あれ、お気に召さない?」
「なんて素晴らしいんだ!早速実行してくるよ!」
言うなり駆け出して行くリーフ。それを見たマルスはこう呟いていた。
「これで仕込みは終わったしあとは楽しむのみだ。楽しみだなぁー」

「という訳でこういう賭けをしたいんだけどどうかな?」
四人娘を見つけるなりそう持ちかけるリーフ。
「リーフ様と賭けをするのは別にいいんですが1つお願いしてもいいですか?」
「なに?」
「私達と4日目から1人ずつでリーフにデートしてもらいたいの」
「別に構わないけどいいの?誰かが怒ったら負けだよ?」
「…問題ないわ。そうなったら私が残りの3人を呼ぶから」
「という訳で勝負ですリーフ様!」
こうしてリーフの1週間は始まるのであった。それが辛い1週間になるとも知らずに…
499リーフの受難 前編2/3:2011/04/16(土) 00:12:23.28 ID:UZCLTjn8
1日目、リーフは学校で何故か四人娘から弁当を食べさせてもらっていた。
普段から料理をするナンナやティニーはともかくミランダやサラもである。
一応エリンシア姉さんが作った弁当もあるがリーフは気にせず食べていた。
リーフ様あーんとか、食べて美味しそうにするだけで喜ぶ四人娘。
他にも彼女がいない紋章町数千の男達から見たらうらやましいイベントがあった。
この時リーフは怒らないだけでいいはずなのに何故尽くされるのかを深く考えなかった。
そしてそのことを考える頃にはいろいろピンチなのだが今は気にしなかった。
「いやーいいね。怒らないどころかいろいろしてもらえて最高だよ」
マルスに初日の感想を尋ねられた時の回答である。リーフはご機嫌だった。

翌日、リーフは学校が休みなこともありトラキア地区へと出掛けていた。
それはトラキア地区でいろいろ奪い、それをお姉さんへのプレゼントにするためである。
朝から昼過ぎまで奪い尽くしたリーフは戦利品を手に街へと向かう。
その途中でお気に入りのお姉さんを発見したリーフは駆け出した。
「あ、アルテナさーん!僕とデ…」
リーフはその誘い文句を最後まで言い切れなかった。
リーフの胸に深々と刺さる槍を慣れた手つきで回収し、立ち去るアルテナ。
「…この…ひと…でなし…」
残されたリーフはトラキア地区の盗賊達に所持品を全て奪われ、倒れていた。
奪うのも奪われるのも自己責任というトラキア地区の掟である。

「ああ、リーフ様…死んでしまうなんて」
「まったく、手間をかけさせるわね」
「…どうする?ロプトの秘術で生き返らせようか?」
「なんか怖いのでやめましょう。教会に行きましょう」
そんなリーフの死体を引きずりながら四人娘は教会でリーフを蘇生させた。
「…え、あれ?」
蘇生した直後のため状況がイマイチ飲め込めていないために困惑するリーフ。
「さあリーフ様行きましょう」
「べ、別にリーフのためじゃないんだからね」
「…私も頑張ったわ」
「まあほとんどナンナと私がやりましたけど」
とリーフを再び引き連れてナンナの家へと向かう四人。
よくわからないリーフはとりあえずついて行くのだった。

ナンナの家にはごちそうが食卓に並べられていた。中にはいびつな形をした野菜もあるが。
「私達がリーフ様のために頑張りました」
「わ、私も頑張ったのよ」
「…あの野菜は私の切ったやつね」
「まあだいたい調理は私やナンナがやりましたよ。下ごしらえはともかく」
四人の言葉を聞きながらリーフは料理にむしゃぶりついていた。
蘇生されたどころか料理まで貰える。リーフは感動していたのだった。
500リーフの受難 前編3/3:2011/04/16(土) 00:12:55.41 ID:UZCLTjn8
リーフがこの状況が幸せではなく非常にまずいと気がつくのは4日目からだった。
約束通り学校終了後に1人目のミランダとデートへ行った時である。
街に行き、デート中でもお姉さんハントをしようとするリーフ。
普段なら怒っているミランダが今日は淋しそうにこちらを見るだけである。
そんな罪悪感に耐えられなかったのか、リーフはお姉さんハントをやめ、普通にデートをしていた。
そしてそろそろ帰ろうかとした時にそれは起こったのである。
「さて、そろそろ帰ろうk…うわっ!?」
「リーフ、危ない!きゃ!?」
石に蹴つまずいて転びそうになったリーフを庇い、ミランダごとリーフは転んだ。
「ごめん、大丈夫?」
「リーフ大丈夫?」
その普段と違い、自分を心配してくれたミランダの態度にリーフは動揺していた。
(いつもなら怒るのに…ミランダってこんなに可愛かったっけ…)
「ちょっと、大丈夫?」
「ぜ、全然平気さ。さ、帰ろう」
「うん、よかったリーフに怪我がなくて」
そんなミランダの仕草に動揺し、リーフは気づいていなかった。
ミランダがリーフから見えない角度でニヤリとしていたことに。

明日はティニーとか。きっと同人誌の手伝いとかモデルだろうな。
そんなことを考えていたリーフは次の日に更なる動揺が待っていると知らない…

後編に続く
501助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 06:49:53.79 ID:qBwYa74S
この幸せ者め。セティが聞いたら酒じゃ足りず、ドラッグに走るな
502助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 12:15:28.24 ID:fAP/42Nh
>>498-500>>501
失礼だなぁ>>501さん、僕がドラッグなんて代物に走る訳がないじゃないか…!

   ./ \
  <..  .(o\  ゴキュゴキュ
    \ . |> \
      \<\ |
     (⌒)-、 \∧__∧
      \ \` ◇Д` )
       \二      \
          |   / ̄ ̄ ̄ ̄/
       __|__/ WsXP  /____
          \/       /
                ̄ ̄ ̄ ̄



     ∧_∧
     ( ゚ω゚ )  もっと酒を持ってこーい!
 バリバリC□ l丶l丶
     /  (    ) やめて!
     (ノ ̄と、   i
            しーJ
503助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 13:03:17.30 ID:bwTbp4om
セティは相変わらずの苦労人だなw
話によると原作では強キャラみたいだけどここでは涙目グリーンの一員だからな…w
そういえばレイヴァンとクレインも苦労人の1人だね
504助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 13:32:55.16 ID:7PmUcljd
シグルド「アルムがジャンヌと付き合ってくれたらなぁ・・・・」

505助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 14:15:23.73 ID:TTY/9X4c
ジャンヌ「ご安心を義兄さん。ひっそりと隣接して好感度アップしてます」
506助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 16:16:29.41 ID:7PmUcljd
シグルド「そうか!それは安心だ、アルムの事は頼んだぞ!」
507助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 16:44:21.40 ID:LEKjFH74
>>505
サラ「尾行と監視ならいい方法知ってるけど?」
エフラム「お前が言うと洒落にならないんだが」
508助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 17:34:13.92 ID:6TomH6Er
リーフ「なんだか騒がしいねえ、ロイ」
ロイ「アルム兄さんのフラグがどうこうって話みたいだよ」
リーフ「アルムのフラグねえ……」

アルム「うあああああーっ! また野菜が食われてるーっ!」
イレース「けふっ……ごちそうさまでした……」

リーフ「……野菜とのフラグ?」
ロイ「うーん……現状セリカ姉さん以外だとそれが一番あり得るかも……」

アルム「何故だっ……今回の西瓜は外皮をトゲトゲにした上に鋼鉄並の硬さを持たせたっていうのに!」
イレース「もう少し硬い方が歯ごたえがあっていいと思います」

リーフ「その内『僕の新しい彼女!』とか言ってマンドラゴラとか連れてくるんじゃない?」
ロイ「兄さんさすがにそれは酷いよ」

アルム「あの刺激臭を放つゴボウも完食されているだとっ!?」
イレース「趣のある香りでした。ありがとうございます」

リーフ「ジャンヌが相手かぁ……意外と執念深いからなあ、彼女」
ロイ「そういや兄さんの知り合いだっけ」
リーフ「うん。昔『君聖戦士じゃないよねプゲラ』とか言ったら半年ほど毎日上履きに納豆つめられたよ。勿体ないよね」
ロイ「感想それでいいんだ」

アルム「クソーッ、もう堪忍袋の尾が切れた! 今度こそ撃退してみせますからね、イレースさん!」
イレース「はい、ごちそうになります」
アルム「ちくしょおおおぉぉぉおぉぉぉぉぉっ!」

リーフ「……まあ正直アルムはほら、そもそも野菜作ってばっかりで女の人と接する機会がないしさ。なんだかんだでセリカ鉄板だと思うけどね」
ロイ「だからこそ問題なわけだけどね」
アルム「ああ二人とも、悪いけど今日は夕食一人で食べるってエリンシア姉さんに伝えておいてくれるかい?」
リーフ「そりゃまたなんで」
アルム「今度こそあの食欲魔人に勝てる野菜を作らなくちゃいけないんだよ!
    くそうイレースさんめ……! もう僕の頭は今イレースさんのことで一杯だよ!
    なんとしてでも彼女を黙らせる野菜を作らなければ……! じゃあね!」
ロイ「……あれだもんなあ」
リーフ「本当に野菜馬鹿だよね」
509助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 18:36:20.86 ID:7PmUcljd
セリカ「・・・」
510助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 19:26:31.55 ID:2ZB3o9Qs
アルムさえその気になればイレースとフラグ立てられるぞw
511助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 22:17:37.86 ID:1LNjwBVI
イレースにフラグを建てると、芋ずる式にアイクも畑に出没します。

……アルムとか以前に家の食料庫(畑)が壊滅しそうなうえに、
煽りでエリウッドの胃も穴があいて壊滅する。
512助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 22:39:54.13 ID:7qJgr5Nr
>>511
そして食料庫に食べる者が無い事にアイクが暴走して紋章町が壊滅するんですね、分かります

それはそうと小ネタを投下。



ロイ   「…僕いつも思ってたんだけどさぁ」
アイク  「何だ、ロイ?」
ロイ   「アイク兄さんってどうしてあんなに強いの?
      確か修行の旅に出る前は、ヘクトル兄さんやエフラム兄さんに五分五分程度だったのに…」
セリス  「僕もその事については気になってたんだ」
アイク  「…修行の成果、と言っておく」
ミカヤ  「そういえば内容は私も聞いてなかったわ」
エリンシア「どうかお聞かせ願えませんか?」
家族一同 (wktk)
アイク  「しょうがないな…
      ……俺は3年の修行の旅で、様々な師匠に教えを受け、その者達にみっちり鍛えられた」
513助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 22:40:15.37 ID:7qJgr5Nr
???様 「ふんっ!」
アイク  「ぐが…ああッ…!これがア、アンタの最強技のい、威力か…」
???様 「今のはメラゾーマではない…メラだ」
アイク  「!?」
???様 「アイクよ…余みたく力が有る者は、常に余裕を持たなければならん。
      『焦り』は状況を判断する目を曇らせ、死に急がせる…
      強さは確かに大事だが、この事を…常に肝に銘じておくがいい」
アイク  「…は…はい!」

アイク  「……師匠」
???? 「何だ?」
アイク  「アンタの弟子になって早一ヶ月…やった事といえば、山登りや精神統一、滝登り位…
      本当に俺に稽古をつけt」
???? 「この馬鹿弟子がぁぁぁっ!!つ『鉄拳』」
アイク  「グお!?」
???? 「今まで貴様がやってきた事は、自然を知る事に等しい…
      一時期は人間は地球環境を滅ぼす害悪と認識した事もあったが、
      最終的に人間もその一部なのだと教えられた…この修行は、それを理解する為にある!」
アイク  「!!……俺が間違っていた。申しわけない、師匠!」
???? 「ふんっ………見よ!東方は赤く燃えている!!あの太陽に向かって走るぞ!」
アイク  「はい!」

アイク  「…うっ…ぐぅ…み、身がもたんな…」
???  「あのねぇ…どうしちゃったのかな。頑張ってるの分かるけど、これって遊びじゃないんだよ。
      ねぇ…私のやってる事、私との訓練、そんなに間違ってる?少し、頭冷やそうか」
???? 「さ、流石にやりすぎじゃあ…」
アイク  「…んっ…これでいい。俺は強くならないといけない。俺には…護りたいもの…
      そして己の限界まで行きたいという夢が有るからな。
      アンタ達とこういう事をしてると、経験を積んでる自分が実感出来る…だが、まだ先はある。
      だから後少しだけ俺を見守ってくれないか、頼む」
???? 「!……///」
???  「!……///」
アイク  (?)
???  「わ、分かったわ…ここからはもっと激しく行くわね」
???? 「私も混ぜて下さい。親友だけに美味しい思いはさせられませんもん」
アイク  「い、いや流石に二人相手は……うおおお!!?」

?????「貴方がアイクね。言っておくけど私が先生となったからには、おふざけは許さないわよ」
アイク  「?…それはどういうだ、先せ」
?????「口答え禁止ーーー!!!(突進」
アイク  「ぐはっ!?(吐血」
     (み、見えん速さで突っ込んで来た…!不敬な事は言ってないはずだが…
      …それはそうと、どんなに恐ろしい攻撃だろうと当たればどうという事は無い…か
      つまり、これは先生の全力の攻撃を避け続け、持久力と回避力を鍛える修行…!
      見た目は人には見えん……だが、これ程の修行を考え付くとは、流石だな)
?????「ソフ○ン様こそが正義!何故なら私は魚雷だから!」
アイク  「……誰?」
514助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 22:41:41.17 ID:7qJgr5Nr
アイク以外「「「( ゚Д゚)…     (゚Д゚)」」」
アイク  「こっち見んな」
エイリーク「ア、アイク兄上の強さの片鱗がよく分かったような気がします…
      …それはそうと、ちょっと3番目の師匠に弟子入りしてくる」
エフラム 「やめるんだエイリーク、早まるな!」
ヘクトル 「俺なぁ、修行の内容によっては似た様なもんやろうかと思ったが、やっぱやめとくわ」
エリンシア「勉強をサボる口実にするならぶっ飛ばして差し上げますわ!!」
ヘクトル 「アッー!」
マルス  「アイク兄さんマジパネェっすwwwwww」
セリス  「…あれ、リーフ兄さんは?」
シグルド 「自分が噴出した鼻血の水溜りに浮いてるぞ」
リーフ  「わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふ(ry」
アイク  「…皆が皆、素晴らしい師匠達だった…。
      あの人達の教えがあったからこそ、今の俺が居る。本当に感謝してもしきれんな」

ミカヤ  「…アイク」
アイク  「?」
ミカヤ  「悪い事は言わないから、人間をやめなさい」
アイク  「!?」


糸色 了
515助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 23:04:19.05 ID:UZCLTjn8
そもそも人外に弟子入りしてる時点で人間やめてるだろw特にバーン様w
あとエイリーク、魔法少女になっても胸は変わらな…オヤ、ソトガアカルk…ジュ
516助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 23:15:36.77 ID:axUamP3D
悪いけど全然分からない…
517助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 23:37:56.00 ID:8i9w2h2M
>>507
エフラムは暗黒電波幼女におはようからおやすみまで見守られる生活でも送ってるのかw
あとミルラも空から見張ってそうだがw
518助けて!名無しさん!:2011/04/16(土) 23:39:39.82 ID:wMRYHuNK
バーン様
東方不敗
なのはさん&フェイト

までは分かった
519助けて!名無しさん!:2011/04/17(日) 00:12:06.50 ID:zgI+u32F
>>517
アメリア「二人はいいよねー、ちょっと離れてても師匠のことわかる能力持ってるんだもん」
サラ「アメリアだって一緒に訓練、とかいって結構一緒にいたりするじゃない」
ミルラ「お兄ちゃんと同じことできるのは羨ましいです……」
アメリア「い、いや、あれは本当にただの訓練だし、師匠だってそれ以上の意味だとは思ってないだろうし……」
サラ「まあ兄様はそうだろうけど、あなたは色々得してるんじゃないの?例えば……」



エフラム「今日の訓練は終わりだ。頑張ったな」
アメリア「はい、ありがとうございました!」
エフラム「よし、それじゃあ……頑張っている弟子には褒美をやらなきゃな……」
アメリア「え?し、師匠……?な、何を……あ……」
エフラム「ほら……じっとしてろ」
アメリア「……だ、だめ……です……止めて下さい……」
エフラム「止めていいのか?……正直に言わないと本当に止めるぞ?」
アメリア「あ……う……ご……ご褒美……欲しいです……」



サラ「なんてこと起こらないか期待してたりするんじゃないの?」
ミルラ「///……そ、それから……どうなっちゃうんですか?」
アメリア「な、ななななにそれ!?そ、そんなこと全然期待してないから!」
サラ「本当に?」
アメリア「ほ、本当ですっ!……ていうか何その具体的な妄想は?」
サラ「私が兄様に槍を習ったらどうなるのかなーとか考えてたことなんだけどね。
    まあ流石にこれ以上は別の然るべき場所でってなっちゃうけど」
アメリア「ど、どういうこと?」
ミルラ「こういうときはメタ自重って言えってお兄ちゃんが言ってました」
520助けて!名無しさん!:2011/04/17(日) 00:21:23.16 ID:o9j9Pu8N
>>513-514
FEキャラでゲームやアニメのパロならともかく他作品キャラ自体をそんないっぺんに出されてもな
521助けて!名無しさん!:2011/04/17(日) 00:25:34.07 ID:szTPc/l7
>>520
一個も元ネタわからない自分が言うのもなんだけど、ちょっとした小ネタだしいいじゃない
522助けて!名無しさん!:2011/04/17(日) 00:59:46.42 ID:tOWK2gw2
他人のネタには文句をつけないのがこのスレのルールじゃなかったんですかァーッ!

それとも特例が認められる場合もあるのかな?
523助けて!名無しさん!:2011/04/17(日) 03:03:45.01 ID:0OYlDVW1
>>519
サラ「兄様は、外は普通だけど心の中での妄想が激しい子と
   ストレートに好意をアピールしてくる子だったら、どっちの方が好き?」
エフラム「…答えに困る質問をするのはやめろよ」
524助けて!名無しさん!:2011/04/17(日) 03:17:16.98 ID:JZjRiH4z
>>523
エフラムやアイクみたいなタイプにストレートにアピールすると
フラグをへし折られる恐れがあるので、素人にはおすすめできないんだぜ
525助けて!名無しさん!:2011/04/17(日) 03:27:03.00 ID:0OYlDVW1
実はエフラムはフラグを折ることは全然無くて
むしろ意識しなくても勝手に立ちまくるタイプなんだぜ
526助けて!名無しさん!:2011/04/17(日) 07:46:03.35 ID:bHLf/lQO
ミカヤ
サザ、しっこく、ペレアスのみフラグあり。ただしさりげなくブレイカーの素質あり

シグルド
ディアドラ一筋。ただしフラグ自体はメイカー

エリンシア
じょふれしょーぐん頑張れ、どちらにもならない素質
アイク
フラグデストロイヤーとしてもフラグメイカーとしても一流。作っては壊す

エフラム
対幼女フラグメイカー。本人は子供好きの面倒見がいいだけなのだが…

ヘクトル
フラグメイカー…とまではいかないが実はいい人

エリウッド
王子様スマイルで数多の女子を引き付けるが何故か見守る会。フラグメイカー未満か

エイリーク
野郎3人とルネス学院の生徒にモテる。仮面の騎士時はフラグメイカー

リン
誤解と本人の行動による同性フラグメイカー。下級生からさりげなく慕われてたり

マルス
シーダ一筋なのでフラグは作らない。ただしさりげなくモテる

アルム
影薄いからセリカ、ジャンヌ以外にフラグなし。ただし性格が変わると駆け落ちする

セリカ
フラグメイカーにもフラグブレイカーにもならないアルム一筋

セリス
男女に対する天然フラグメイカー。ただしユリウスとユリアとラナのおかげで表立つことはない

リーフ
四人娘にはフラグメイカー。お姉さんにはフラグすら立たない

ロイ
歩くフラグメイカー。本人は天然なのでその素質に気がつかない

フラグメイカー多いな、この兄弟w
527助けて!名無しさん!:2011/04/18(月) 00:00:08.44 ID:yHnSk2qA
>>526
エフラムは対否幼女フラグブレイカーでもあるよな
4月も中旬になったのでネタ投下します。
528あなたが僕で私があなたで エレブ動乱?:2011/04/18(月) 00:02:45.44 ID:/cWdMfcn
昨日は何事もなかったはずだ。
学校へ赴き、授業を受けて、帰ったら家族とひとときを過ごし、
日常となった騒動を仲裁しつつ体を痛める。そういつも通りの一日だ。
決して変な薬を飲んだり、どこかの女神に玩ばれてもいない。
現実逃避しようとする思考をいつもの胃痛が現実へと引き戻す。

「あぁ…体が変わっても胃痛って続くんだな……」


―4月某日 兄弟家 リンディスの部屋―

とりあえず、状況を確認しておこう。僕の名前はエリウッド、エレブ校に通っている。
得意な教科は理系全般、苦手な教科は体育系。
剣技は苦手ではないのだがあまり体格がよいほうではないので子供のころは女の子みたいとからかわれたこともあった。
だが、僕は男だ。しかし今僕の体は―――
「緑色の髪、僕の体よりも細い腕そして……」
自身の胸元にゆっくりと目を向ける。華奢な体に不相応なもの。男には無く女にはあるもの。
「どうみてもリンディスだよな…やっぱり。」
とりあえず、僕の部屋へ行ってみよう。恐らく「僕ではない僕」が居るはずだ。
―エリウッドの部屋―
リンの部屋と比べて殺風景な自室に入る。こうして見るとまるで病室だな…、今度観葉植物でも置いてみようか…。
窓辺の一角に僕が居た。いや、僕の体をした誰かが居た。
「え?嘘!?私…!?」
「私って……リンディスかい?」
どうやら僕の体はリンと入れ替わっているらしい。まぁ相互関係的に当然か。
「どうなってるの?」
「僕にもわからない…朝起きたらこうだったし……。」
突如乱暴にドアが開けられる。早朝から見るには珍しいヘクトルが切迫した形相で入ってくる。
「丁度いい、ヘクトル、実は……」
「兄さん、姉さん……」
「にぃ……?」
「混乱するかもしれないけど…僕はマルスです。」
どうやら面倒なことになりそうだ。そんな思考と同時に本日二回目の胃痛が襲ってきた。

―リビング―

「じゃあ状況を確認しよう。」
マルス、リンディス、そして案の定マルスの体をしたヘクトルをリビングに集め現状を確認することにした。
「僕がリンに、ヘクトルがマルスにそれぞれ入れ替わっている…間違いないね?」
「あぁ、間違いないな」
珍しく眉間に皺を寄せたマルス…もといヘクトルが言う。
「だがこんなわかりやすい異変なら、戻す方法もわかりやすいですよ。」
「そうね…家でこんなピンポイントに異変を起こせるのは…」
「ユンヌ…だね?」
どう考えてもそれしかありえない。とりあえずミカヤ姉さんのところへ行こう。
あとは怒りとヘクトルの体のせいで一層血管が浮いているマルスと、本人ではとてもできないほど指を鳴らしているヘクトルがなんとかしてくれるだろう。
そう息巻いているところにアイク兄さんが降りてきた、ユンヌさんを引きずり出すには都合がいい。
「あ、丁度いいやアイク兄さんこれからミカヤ姉さんのところについて来て貰いたいんだけど…」
「………―――。」
「え?アイク兄さん?今なんて…?」
まさか…、いや、でもこの喋り方は…!?
「マーク(かい)(か)(なの)!?」
―庭―

「居た、姉さーん!」
「あら、みんな?朝には珍しい組み合わせね?」
「げっ、もう来た。」
「今…『げっ』って言ったな?言ったよなマルス?」ニカッ
「えぇ言いましたとも兄さん…どうしてくれよう?」ニコッ
さっきの鬼のような形相とは打って変わって爽やかな笑顔を浮かべる二人。
とりあえず何かが壊れて胃痛が発生する前に穏便に済まそう。
「君がやったんだよね、これ?」
「さぁ〜…ユンヌちゃんなんのことかわかんないなぁ〜?」
「とぼけてないで早く元に戻しなさい!」
「? 話が見えないんだけど?」
「あとで説明します姉さん。それより早く戻してくれないか?でないと…」
「でないと?」
「ヘクトルとマルスが暴れて僕がリンディスの体で血を吐く。」
「ちょっと!体は私なんだからやめてよ!」
「あー…確かにそれは見たくないわねぇ…でももとに戻るには時間がかかるっていうかー…」
「どういうことだい?」
「あー…実は…」
ユンヌが言ったことはこうだ
心と体が元に戻るのは丁度一週間後。
烈火の剣に関わりのある家族が入れ替わり。入れ替わりは、
エリウッド⇔リン
ヘクトル⇔マルス
アイク⇔マーク
入れ替わりに気づかれると期間は延長。

「なんてことしてくれたんだ…」
「ちょっと待った!僕とアイク兄さんは何の関係も無いじゃないか!?」
「あらリンと某地区対抗格闘技大会経由で―」
「ちくしょぉおぁあ!あの大会僕にメリット何一つないじゃないかぁぁあ!!」
「まぁうまくいけば一週間で直るんだし?ユンヌちゃんの茶目っ気に免じて許してね♪」
「許しておけるかぁぁぁああ!!」
「――――。―!」
「しかもミカヤ姉さんにもうバレちゃったじゃないか!?これで期間延長確定!?」
「いや、さすがにそれはノーカウント、でも他の家族とかにバレたらアウト♪」
「――!」
「あぁ、そうだなマーク。俺は神をも叩き伏せてみせる!」
「あら、ヘクトル、気が合うじゃない…協力するわ!」
「及ばずながら助力しますよ兄さん姉さん!」
あぁ解決策を提示しても結局吐血確定か…。すまないリンディスもう…限界かも――
「ん、なんだお前ら早いな?」
「あらシグルド、早いのね?」
シグルド兄さん!?まずい!今は…!?
「ん、何だマルス、斧なんか持って?ヘクトルも突剣なんか持って…取り替えっこか?」
「「「!」」」
「あぁ、そう…、も、もぅマルス!悪ふざけはやめなさいぃ?」
「悪いなリン……ねぇさん、もうやめるぜ…よ。」
「――。――!」
「アイク兄さんは黙っててください。」
「……。」
「あ、あはははーはー、さて朝ごはんにしようみんなー…」
「? なんだ、まぁ早く家へ入りなさい、早いけど朝食にしよう。」

―リビング―

「しかし、まだ6時だぞ?みんな何をしていたんだ?」
「あー…えーと…」
「ラジオ体操?」
「そうラジオ体操!最近ハマっちゃって!」
「そうか、しかしもう終わったんだろう、いつまでも寝巻きのままじゃはしたないから着替えてきなさい。」
着替え…!?いや…しかし今はリンディスの体なわけだし…!いいのか!?
「いいわけないでしょ!このエロウッド!!」
「いや、エリウッドはお前だろ?」
男同士ならともかく…どうする?着替えを渋ればいずれボロが出るだろうし初っ端から難題か…。
「リン?久しぶりに髪結ってあげるから来なさい?」
「あ!はい姉さん!」
―リンディスの部屋―

「しかし面倒なことになったわね〜」スルスル
「全くです姉さん。」ヌギヌギ
「他の人にも、もちろん家族にもばれちゃいけないなんて…それも一週間も」パチッ
「えぇ本当に…ところで姉さん、」
「ん?何?」ファサ
「意図的に音を発たせて脱がせるのやめてください!青少年にはキツイんです!」
「あら以外!エリウッドはこれくらいじゃ動じないと思ってたわ!」
「僕だって男です!」
「目隠ししてるのに…案外ムッツリねエロウッド?」
「エリウッドです!!」
「はい、終わったわよ」
「ありがとうございます…髪結ってくれなかったんですね?」
「下手に結ってエリウッドが戻せなくなったら困るでしょ?しばらくそのままで居なさい。」
「わかりました…しかし、学校か…。」
「マルスは最悪休むって言ってたわね、体がヘクトルだしなんとかなるって。でもあなたたちはどうする?」
「休むのもリンディスに悪いですし僕は行きますよ、ヘクトルも行かせます、マルスに悪いし…。リンディスは―」
「リンも行くと思うわよ?引き篭もるなんてのはあの子はしないだろうし?」
「ですよねー…まぁこの一週間、試験とかは無いはずだし、僕も中学程度の勉強なら問題ないよ。」
―玄関―
「お、やっと来たか。」
「髪、結わなかったのね。なんだか自分なのに違和感ね。」
「まぁ自分じゃもしものとき結えないからね、それより人にばれない様気をつけること。」
「――。」
「大丈夫だよマーク、アイク兄さんなんて掛け声だけ出してればなんとかなるから。」
「ヘクトル兄さん、ボロでないようにしてくださいよ?」
「心配すんなって、あと俺の体で敬語とかつかうな気持ち悪ぇ。」
「あともうちょっとで他のみんな起きてきちゃうから早く行きなさい、慣れないうちはなるべく人に関わらない様にね?」
「――。」
「そうね、騒ぎとかも避けるようにね。」

こうして、様々な違和感を抱えつつ不安な一週間が始まる。
期限は4月25日まで、それまで僕らにどんなことが待ち受けているのか?

                                  つづく
535あなたが僕で私があなたで :2011/04/18(月) 00:25:13.62 ID:/cWdMfcn
たぶん25日まで完結させる予定
あと1〜2回の投稿で完結できるように…
536助けて!名無しさん!:2011/04/18(月) 11:28:32.43 ID:ZzbhMwp0
ドドドドド…

サラ「…何?…この気配…?」

…ライナロック!ゴバァ!

セリカ「…ハァハァ…よくも避けたわね…暗黒幼女!」

サラ「普通避けるわよ。で、何の用?」

セリカ「エフラム兄さんを惑わし、邪悪な神を崇拝するなんて許せないわ!何で主人公の私より出番多いのよ!…そもそもこのスrウンタラカンタラ」

サラ「本音早すぎ……ただの逆恨みね…出番少ないのは影薄いからしょうがないのに…リメイクに期待したら?」

外伝リメイクしてくれー
537助けて!名無しさん!:2011/04/18(月) 13:11:03.49 ID:acmS4mv8
アルム「それを言ったら僕なんて…orz」

リメイクもいいがそろそろ兄弟姉妹が増える事を期待したい
538助けて!名無しさん!:2011/04/18(月) 18:41:14.13 ID:AX/W2QRr
ジャンヌ「私はいつでもあなたを見てますよアルム君。」
539助けて!名無しさん!:2011/04/18(月) 23:59:23.53 ID:dihDDWqs
>>536
サラ「今リメイクされたら高難度モードとか追加されて、敵の強さが凄いことになったりして。
   正攻法でクリアできる人がほとんどいなくなったりとか」
セリカ「確かに最近のを見てると…って、不確かな情報で煽るのは止めなさい!」
エフラム「おい、お前ら仲良くしろって…何でそんなに相性悪いんだ」

聖魔が外伝のリメイク的なものかと思ってたけど
ちゃんとしたリメイクも欲しいと思ったり思わなかったり
540助けて!名無しさん!:2011/04/19(火) 00:15:54.08 ID:DFdP6keH
>>539
外伝はフリーバトルあるから大丈夫でしょ。セリカさんはむしろアルムとシルクのペアエンドに気をつけた方がいい。昔みたいに空気ってことはないだろうし
541助けて!名無しさん!:2011/04/19(火) 00:22:44.88 ID:4fheulFj
セリカも婿候補増えるかもよ?
542助けて!名無しさん!:2011/04/19(火) 00:49:39.84 ID:2EQO0VHk
つまりルナティックモードか。

アルム「父さん、もといルドルフ皇帝がカンストしてる上、僕でも容赦無く襲い掛かってくるとか?勘弁してほしいなぁ」
ロイ  「このスレでいる人でルドルフ皇帝と聞いてピン来る人が何人いるだろうね?」
マルス「ガネフとかギースとか言ってもまず違う人物思い浮かべるだろうねぇ」
アルム「VCで外伝が出てるからこのスレにいる人ならきっと分かるさ!…分かるよね?分からなきゃ僕が捻り潰してやる!」
リーフ 「ちょ、僕の体を捻らないで!僕の体はそんな風に出来てないって!この人でなしー!」
543助けて!名無しさん!:2011/04/19(火) 14:53:14.12 ID:3Qdy38nw
>>542
ジーク 「ルナティックモードになると、私が馬の代わりにガン○ムに乗ってくるぞ」
ティータ「ジーク様、それは元ネタとされてるシャ(ry」

魔人  「オレノHPイガイノゼンステータスガ30トナルノカ、ムネガアツクナルナ」
544助けて!名無しさん!:2011/04/19(火) 19:55:31.17 ID:7XoBNRuQ
魔女「いつもより魔力とワープ多めにしております^^」

バルボ・クレーべ「やめてくれー」
545助けて!名無しさん!:2011/04/19(火) 22:56:45.38 ID:yUsVzMZS
アイク「バレンシア方面も面白そうだな、今度の修行はそこでやるか」
ミカヤ「…今でも十分強いんだから、あんまりやりすぎると俺より強い奴がいなくなっちゃうわよ」
546助けて!名無しさん!:2011/04/19(火) 23:20:42.03 ID:VK3jk3Ce
外伝のパラ上限は40だからドーマは全ステータスが40になっていて、
アルムの必殺でも雀の涙程度のダメージかもな…
頼みの綱の天使や早さ、魔導の指輪も弱体化してるだろうし…
547助けて!名無しさん!:2011/04/19(火) 23:58:16.06 ID:/YREJuaw
エフラム「よし、じゃあ今度の訓練はバレンシアの魔物と戦ってみるか?」
アメリア「は、はい!でも大丈夫かな…」
サラ「大丈夫、バレンシアには復活の井戸があるから心配いらないと思う」
アメリア「…ど、どういう意味?…もしかしてすっごく危ないとこなの?」
548助けて!名無しさん!:2011/04/21(木) 00:26:18.70 ID:qmVI5/+w
ジャンヌ「私が友情出演ででたりとか…はないですよねやっぱり」
549助けて!名無しさん!:2011/04/21(木) 01:46:21.22 ID:oUez0CvS
クロスオーバーの面白いとこ

ジャンヌの出る外伝
ビラクの出る烈火
サラの出る聖魔

AKJの出る全シリーズ
550助けて!名無しさん!:2011/04/22(金) 00:35:14.46 ID:z903nno2
この小説を読む前に>>9の注意書きを参照してください
苦手な人はスルーよろしく

>>487-494の続きにあたります
その日は新月の夜であった。
都中を漆黒の闇が覆いつくし重苦しい沈黙が辺り中に満ちている。
このような夜に好き好んで出歩くのは盗賊か…でなければ物の怪くらいだろう。
都の治安を預かる検非違使従五位下左衛門少尉クレインは提灯の仄かな明かりを頼りに歩を進める。
本来なら夜警などもっと下の者がやる事なのだが…衰退した今の朝廷ではあまり人を雇う事もできず、
クレイン自ら職務に当たっていた。
腰には太刀、背には弓。
物々しい井出たちだ…誠に嘆かわしい事だが治安が極めて悪化した今の都の夜ではこれでも足りないくらいだ。
ましてこの所は一枚葉の盗賊達が活動を活発にしている。
どうにかしなければならない。
「月が欠けたる事も無し…などと私の先祖は歌ったものだけれど…今や新月の闇の方が都や朝廷に相応しいよ」
軽く溜息をつく。
だが憂いばかりではなかった。
個人的な事だが吉事もあった。クレインは一月前に祝言をあげたのだ。
新妻を思うと頬が綻ぶ。
「あまり遅くならないうちに帰ってやらないとね。ティト」
歩みながら呟きが漏れるのは幸福とともに闇の中を一人歩く不安がさせている事かも知れない。
若き検非違使は都を流れるミスル川にかけられた五つの橋の一つ、カルレオン橋に差し掛かった。
やや古くなった木造の橋の上を歩むとギシギシと音が鳴る。
どこか痛んで腐っているのだろうか。軽く足でつついて確かめながら歩を進める。
そんな事をしているとふと妹の事を思い出した。
家庭的にはクレインは順風満帆と思いきやそうでもないのだ。
小姑となった妹が何かと嫁をいびるのが彼の悩みの種であった。
「……あの娘にも困ったものだよ…いつまでも兄離れできないのだから…いい加減嫁にいく歳だし早く縁談を纏めてやらないとな…」
思わず呟きが漏れる…
その時であろうか、クレインの視界に人影が映った。
その者は橋の欄干に寄り添って川を見つめていた。
目の覚めるような紅い衣と紅い髪の娘であった。
「……?」
いつの間に…と思わざるをえない。
闇夜とはいえさほど大きくも無い橋の事、人がいれば渡り始める前に気付きそうなものだが。
ともあれほうっては置けない。若い娘が夜道を一人で歩くものではない。ほっておけばたちまち盗賊にかどわかされてしまうだろう。
「そこの娘、何をしている?」
まずは声をかけてみる。
返事は無い。振り向きすらしない。
異に思ったクレインは娘に歩み寄ると再び声をかけた。
「このような夜更けにそなたのような娘が一人で出歩くものではない。
 家はどこだ? 送っていくから…」
「……イ…サ…マ……」
「何?」
クレインは生まれてこの方このような重く淀んだ声を聞いた事が無い。
まるで地の底から響いてくるような―――――

娘はゆっくりと振り返った………
青白い顔と紅く輝く瞳はまるで…………
「そ…そなた!?」

焦って後ずさったクレインの肩が掴まれる。
娘の細腕とは思えぬ力……周囲の空気がたちまち凍り付いていくようでクレインの首筋を冷たい汗がつたった。


……ニ……イ……サ……マ……
炎正十三年…サナキ帝の生誕と即位から十三年目に当たるこの年の始まりは人々にとってまたいつもの年が巡るだけの事であった。
戦は止まず野盗や妖怪が跳梁跋扈し先行きの見えない人生を人々は手探りで進んでいく。
多事多難とも言うべき年の始まりは万人に等しく訪れる。

―――――ミカヤはこの日、紋章の国の都…シエネで年の始まりを迎えた。
ゴルドアの龍神大社を出て二ヶ月が過ぎていた。

「都の割には人が少ないわねぇ」
肩の上の小鳥が呟く。
彼女はユンヌ。主神アスタルテにまつろわぬ古き神の一柱にて祟りをなしていたところをミカヤが調伏し今は旅の道連れとなった。
ユンヌを肩に抱いたミカヤは巫女装束に編み笠を被った旅姿であった。
周りから見れば各地のお社を回る巡礼者と見えたやも知れない。
だが彼女の目的はそうではない。両親からの手紙にあった顔も知らぬ弟妹たちを捜し求めてこの地に来たのだ。
「ねぇミカヤ、それで貴女の妹ってのは?」
「エイリークというらしいわ。父様のご友人のファード様という方の養子にしたってこの手紙には書いてあったの」

父母から届いた手紙にはミカヤの十四人の弟妹の養子縁組先が記させていた。
ミカヤ達の両親は各地を旅してまわり…旅先で生まれた子は古い友人や知人の元に養子に出していたのだ。

シグルド……グランベル国侍大将バイロン殿
エリンシア…クリミア国大名ラモン殿
アイク………デイン国侍大将ガウェイン殿、近日中に他国へ流れると申され候
エリウッド…オスティア国侍大将エルバート殿
ヘクトル……トリア国キアラン村名主ハウゼン殿
エフラム……ジャハナ国の出、在グラド国、野武士ケセルダ殿
エイリーク…シエネの都、ルネス家大納言ファード殿
リン…………ワーレンの街、雑貨商コーネリアス殿
マルス………同じく
アルム………リキア国行商人マリナス殿、全国津々浦々を巡る者にてリキア国に留まりし日短く候
アンテーゼ…同じく
セリス………イザーク国の出、剣客シャナン殿、旅の方にて在地は無きもの也、なおオイフェなる者を伴い候
ルー…………レンスター国材木商フィン殿
ロイ…………エトルリア国侍大将セシリア殿

ミカヤが広げて見せた手紙を覗き込んだユンヌは頭痛がしてきた。
「これ…養子に出したのって十何年か前の事でしょ? 今どうなってるかなんてわからないじゃない。
 しかも旅人の子とかどうやって探すのよ?」
「そうね…会えないかも知れない。会ってみたところでその子はもう自分の人生を歩んでいるでしょう。
 でも…いいじゃない。私には探す時間はいくらでもあるもの。生のあるうちに一目見ておきたいのよ。
 私の…兄弟たちをね」
手紙を丁寧にたたむとそっと懐にしまう。
都の大通りを歩みながらミカヤはユンヌの羽を撫でた。
「ここまできたのだもの。あとはルネス邸を探すだけよ。広い街だけれど日の落ちるまでには見つけたいものね」
それにユンヌは大仰に頷いた。
この二ヶ月、路銀を節約するためほとんど野宿で過ごしてきたのだ。
聞けばルネス家は朝廷に仕える公家であるという。その家の娘に実姉が尋ねてきたとなればそれなりのもてなしをしてくれるに違いない。
「そうなりゃ山海の珍味が味わえるわね。ここのところずっとろくな物食べてないし」
「貴女、仮にも神様でしょ。あんまり意地汚い事言うものじゃないわ」
二人は道行く人に道を聞きながら初めての都を探索する。
都は荒廃し胡乱な視線を向けるものや怪しげな者も少なくなかった。
こちらは女の一人旅である。ユンヌはいるが傍からはただの鳥でしかない。
思えばこの二ヶ月幾度か盗賊にも襲われた。
幸いミカヤは巫女として優れた術の使い手であったため返り討ちにできたが…それでも用心にこしたことはない。
「草鞋もすっかり痛んでしまったわね…できれば新しい物が欲しいけれど…」
「いいじゃないいいじゃない、ルネス家に行ったら貰いましょうよ」
そんな話をしながら二人は橋に差し掛かった。
橋の上では幾人かの人だかりが出来ている。
「おや、なにかしらね…ちょっと見てくるわっ」
「あ…もう、ユンヌったら…」
ユンヌは神とは思えぬ天真爛漫な心の持ち主だ。好奇心も大変強く興味を引かれる物があればすぐに飛んでいってしまう。
二ヶ月一緒に旅してその事はよくわかった。
苦笑いしながらその後を追う。ユンヌは人ごみの上を忙しなく飛び回っていた。
「何かあったんですか?」
野次馬らしき男を掴まえて声をかけてみる。
男の顔色は青ざめていた……
「死人だよ…」
「死人?」
「ここんとこ…毎晩のようにこの橋の上で誰かが殺されておるんだ…朝になると屍が橋の欄干から吊るされてて…」
一瞬盗賊の仕業ではないかとも思ったが…男の話によると死人達は財布や荷物を持ったまま吊るされているという。
人々は死んだ男を引き上げて役人が遺体を引き取りにくるのを待っているらしい…
「こりゃリグレ家のクレイン様だて……気の毒になぁ、奥方をもらったばっかりじゃったのに…」
横たわっている男は身なりのいい若者だった。
着物には家紋があしらわれており、身分の高さを伺わせる。
だがそれ以上にミカヤの意識を引いたものは……
「祟り…ね」
周囲に妖気の残り香のようなものが感じられたのだ。
ミカヤの肩に舞い降りたユンヌも気がついているようだ。
二人は人ごみから離れると周囲を伺いつつ言葉を交わす。
他の者に鳥が話をするところを見られてはいらない騒ぎを起こしかねない。

「ユンヌ…どう見る?」
「強い怨念が感じられたわ。亡霊か物の怪か…なんにしてもろくなもんじゃないわね」
「そう…ね、なんにしてもほうっておくわけにもいかないでしょうね」
ユンヌは面倒そうに嘴を尖らせた。
「え〜ルネス家はもうちょっとじゃないのさ。先にそっちに顔を出そうよ〜
 も〜野宿続きでクタクタだよ〜」
「そう…ルネスの家はこの近く、エイリークが犠牲になる事があってはいけないわ」
こうなるとミカヤは頑固だ。無理からぬ事だがユンヌは諦めてミカヤに付き合う事にした。
さっそくだが二人は近隣の人々に話を聞いて回る事にした。
まずは事件のあらましを調べてみようと思ったのだ。
ある団子屋の店主は「あの橋で人が吊るされるようになったのは一月前からじゃ…恐ろしや恐ろしや…」と語り
機織の娘は「夜毎殺されたのは若い男の人ばっかりよ。もう七人も…クレイン様は美丈夫でらっしゃったのにもったいないわよね」と話した。
厳めしい顔つきの検非違使は「追いはぎでなければ辻斬りだろうよ。
武芸者の中にはな…剣腕を高めるには人を斬るのが手っ取りばやいという輩が出るようになっての。
人心の荒むこと誠に嘆かわしい」と天を仰いで溜息をついた。

中でもミカヤの意識を引いたのは飴売りの老婆の言葉だ。
「あの橋はカルレオン橋と言ってのぉ…まぁだ儂が娘だった頃の話じゃ…
 あの橋の持ち主だったカルレオンという公家にそれはそれは美しい娘がおってのぉ…」
ミカヤの肩の上でユンヌが欠伸をした。
事件にまったく関わりの無い年寄りの繰言だと思ったのだろう。
だがミカヤはユンヌを指で小突くと老婆に続きを促す。
「娘が年頃になると…都中の公家の若様方がこぞって娘を嫁にしようと争ったもんじゃ…
 じゃが娘は首を縦に振らんかった…どうしてだと思うかの?」
「誰か心に決めた方がいたのかしら?」
他にそれらしい回答も無いだろう。
「そうじゃ…じゃがその方が問題での…その方は娘の兄上であったのじゃ…
 兄上は妹が己に慕情を抱いておる事を知ると姿をくらませてしもうた…
 娘を正道に戻すにゃ自分が居なくなることで忘れさせるしかないと思ったんじゃろうの…」
なにやら茶々をいれようとしたユンヌをミカヤは握って黙らす。
この神は思慮が足りなくて困る。鳥が人前でしゃべったらどれほど相手が驚くだろうか。
老婆は重々しい息を吐いた。
思い出すのも忌まわしいのかも知れないが…その眼は数十年前を見据えているようであった。
「じゃがの…娘は耐えられなかったんだろうの…夜毎都を練り歩いたり叫んだり…まるで…いや、あれは本当に乱心しておった。
 やがてその娘もいずれかに姿を消してしもうた…娘の姿を最後に見た者はの…あの橋の上で紅い衣をまとった娘がなにやら呟いておるのを見かけたと言うておったよ。
 大方身を投げたのじゃろうのぅ…巫女様…あの娘の霊が迷うて悪さをしておるのなら鎮めてやってはくれんかの」
「ありがとうお婆さん。そうね…もしそうならどうにかしないとね」
礼を言うとミカヤは飴をいくつか買い求めて老婆の側を離れた。

大方その娘が怨霊となって祟りを成しているのだろう。
問題は何故今になってという事だ。
数十年も前の話で…今まで何もなかったというのに。


二人は夜を待つ事とした。
逢魔ヶ刻を過ぎればそれはもう物の怪の時間だ…
調伏するにせよなんにせよ日没を待つべきだろう。

夜の帳が下りたシエネの都は動く者一人とて無い薄気味悪さだ。
時折犬の遠吠えが聞こえる。
「ちくしょ〜ホントなら今頃は公家の屋敷で贅沢三昧してるとこだったのにさー」
「厚かましいわよユンヌ。妹の家に迷惑かけたらまたお仕置きするからね」
「あっ嘘嘘!大人しく慎ましやかにしてるわよ。鳥的に」
しばし橋のたもとで様子を見てみるが…何も起こらない。
妖気も霊気も感じられはしなかった。
一刻ほど時が過ぎ、やがて飽きたユンヌが騒ぎ出した頃…向こうから若い男が走ってくるのが見てとれた。
若い男だ。肩に弓を背負っている。彼も検非違使だろうか。
なんにしても危険だ。怨霊退治の場に素人がいてはまずい。
ミカヤは焦って彼に声をかけた。
「お役人様、この橋に近寄っては危のうございます」
「何を言う小娘。危ないからこそこの私が辻斬りを退治せねばならぬ。
 お主こそさっさと帰れ」
「この橋には恐ろしい怨霊が出るのです。貴方様の弓など通じませぬ。どうかお引きください」
「戯言を言うなうつけもの。怨霊などいるはずあるまいが。私は辻斬りを討ち取って武名をあげ、
 今度こそエイリークにこのヒーニアスの想いを受け入れてもらうのだ。さっさとそこを退けい!」
ミカヤは耳を疑った。
彼の口からははっきりとエイリークと言う言葉が出た。
その時である……ミカヤの首筋に寒気が走ったのは……
はっと背後を振り向く。
闇の中に紅い衣をまとった娘が佇んでいた。
赤い髪…赤い瞳…ミカヤは瞬時にさとった。あれは…物の怪の類だと。
「…んぅ? なんだ。また小娘か…最近の娘は何を考えておる。夜更けに出歩くなどけしからん。
 おい娘!」
「駄目!」
溢れ出した妖気が周囲に満ちていく。
鬼火が形を成し青白い炎が闇に浮き上がった。

ィ……サ…マ……
「む…娘…?」
その男…ヒーニアスもまた娘の異様さに気がついたのか。一歩後ずさった。
ニ……イ……サ……マ……
娘の眼ははっきりとヒーニアスを見据えている。
妄執が沸き立つようだ。
「な…何を言っておる? 私には確かに妹がおるが…貴様など妹にもった覚えはないぞ!」
シ……テ……
鬼火が青白い炎を吐いた。万物の肉では無く魂を焼く炎だ。
霊力を持たぬ者が浴びればたちまち霊魂そのものを焼き尽くされてしまう。
とっさに前に出たミカヤは印を切り呪いの炎を弾いた。
これは…暗黒の術に近い……
「お…おのれ!化け物!このヒーニアスに術を放った罪は重いぞ!」
検非違使が弓を引く。無駄な事だ。相手には実体が無いのだ。怨霊に武器など通じるはずもない。
だが……ヒーニアスが放った矢を…紅い衣の娘は掌で弾き落とした。
「触った!?」
それはミカヤにとって意外な事であった。
霊は物に直に触れる事はできぬはずだが…
「ん、大体読めてきたわ」
肩の上の小さな神が落ち着き払って言葉を紡ぐ。
「あの娘…生きてる存在よ。一応」
「じゃあ…」
「こんな事やりそうなのはフォデスね…悪趣味なんだから…」
おそらく数十年前にフォデスより力を授けられた娘は、この国を守護するアスタルテの力によって抑え込まれていたのだろう。
だがここ近年の人心の荒廃によって信心が廃れ…神の力が弱まって…活動を始めたのだ。

紅い髪の娘はまるでミカヤ達など存在しないかのようにヒーニアスへと迫った。
ア…ナ…タ…モ…
「な…なんだ!?」
重苦しく響く声が次第にはっきりと聞き取れるようになる。
この辺りの霊気が増したためだろう。すでに周囲は闇夜で閉ざされ、この場は人界の理の外にある。
「貴方も…妹がいながら…」
「いたからなんだ!ターナの事など今は関係あるまい!」
「いながら…他の…女の名を呼ぶのですね…許せない」
それは怨念そのものだった。
あまりに深い慕情は狂気を帯び関わる者全てを深遠へと引き込もうとしている。
娘はヒーニアスの体を掴んだ。
軽々と片手で宙に吊り上げた。娘の力ではない。
「うおっ…なっ…」
瞬間…光が帯となって娘に突き刺さった。
ミカヤが放ったセイニーの術だ。青白い鬼火が揺らめき勢いを弱める。
娘に放り出されたヒーニアスが腰を打って小さく呻いた。
「邪魔…するのね…」
「邪魔するわよ。哀れな娘。天に帰る時が来たのよ」
「そう…貴女も…妹から兄を奪うのね…」
身のうちから妖気が沸いてくる。あの日妖怪を束ねる鬼神にいただいた力。
数十年前のあの時、自分の想いを裏切ってとある娘と去っていった兄レイヴァンを呪い続けて得た力。
七年と七月と七日の間、鬼神フォデスに呪いの成就を願い続けて…娘は鬼そのものとなった。

吹き荒れるような妖力がミカヤの結界を蝕んでいく。
深すぎた愛情は憎しみと呪いに変わり果て妖力の糧となっている。
それだけではない。額より角を生やした娘は人知を超えた剛力を持ってミカヤに迫る。
一見娘の細腕だがあれは見た目どおりの力ではない。クレインという男も首をねじ折られていた。
「ミカヤ、彼女にはフォデスが力を与えているわ。怨念がそのままその身に力を与えている!」
娘の腕を辛うじて避けたミカヤの額から汗が零れ落ちる。
術や霊力なら得手だがミカヤの体は普通の娘に過ぎないのだ。
とても格闘などできるものではない。
「ちょっとあんた!なんとかしなさいよ!」
「なんと!鳥がしゃべった!貴様も妖怪か!」
「それどころじゃな〜い!」
ユンヌがヒーニアスを急かしてミカヤに加勢させようとしている。
すでに信仰を失ったユンヌにかつての神代の時代のような神通力は無いのだ。

逃げ回り距離を取るミカヤに対して娘は鬼火から闇の炎を放ってくる。
光の術で辛うじて相殺した。術ならどうにか互角だろうが……術を撃ち合っているといつの間にか近づいてくるのだ。
あの腕に捕らわれてはいけない。
時折ヒーニアスが引け腰ながら矢を放つ…のだが娘は軽く腕を振って矢を弾き飛ばした。
それどころか狙いがそれた矢がミカヤの方まで飛んでくるのだからたまったものではない。
「なにやってるのよこの役立たず!」
「う、うるさい!私の弓は妖怪を狙うようには出来てないのだ!」

窮地であった…下がり続けたミカヤは橋の欄干まで追い詰められていた。
娘は紅く暗い瞳を向けている。
ミカヤを捕らえたら迷う事なく首をへし折るだろう…
首筋を嫌な汗が伝う……冗談ではない。妹に会いにきて…そしてその目前で死ぬわけにはいかない……

その時であった。横合いから風を切って一本の太刀が飛んできたのだ。
娘は腕でそれを払いのけたのだが…ミカヤを眼前にして致命的な隙を作っていた。
集中力が刹那の一時途切れ…霊力の防壁が弱まっていたのだ。
破れる! 直感的にそれを悟ったミカヤは幾条もの光を放って娘の霊魂そのものに突き刺していった。
たちまち妖気が弱まっていく。
「恨みを忘れっ……」
紅い髪の娘から角が消え失せていく…
「静まり給え……プリシラ!」
飴売りの老婆から聞いたその娘の名を呼んだ。
言霊はそのものの本質である名前を束縛していき調伏する。

青白い妖気が消え失せ、赤い髪の娘は霞のように消失していった…
胸のうちに怨念を抱いて………
妖怪たるものが妖気を失ったら後に何も残るものは無かった……
「はぁ…っ」
酷く疲れた。
溜息を零して橋板の上に座りこむ。
今はあまり物を考えたくはないが…
鬼となった娘に捕らわれかかる瞬間…何者かが太刀を投げてきた…
誰が助けてくれたのだろうか…
ミカヤは太刀を拾おうと立ち上がりかかり…その者を見た。
ゆっくりと歩み寄って太刀を拾い上げたその者は浅黄色の狩衣をまとった若い公家…
いや…男装をしているが…まだ若い娘だ。
青く長い髪を風に靡かせて……
「巫女殿、見事な術でした。なれど都の夜は鬼門の方位より物の怪が現れます。ゆめゆめお忘れなきように」
ミカヤには確信があった。
胸のうちに湧き上がるものがあった。
巫女としての霊能力?姉としての直感?
言葉としては言い表せないが心のうちに確かな確信があった。
震える唇でミカヤは妹の名を紡ぐ。
「エイリーク……っ!」



橋の袂で赤い髪の娘が滅びるのを見て取った老婆は踵を返した。
まさかとは思ったが…数十年ぶりにその顔を見た…変わらぬ若さ。変わらぬ…執念じみた慕情…
老婆は溜息をはいた…
「プリシラ様………来世では多幸でありますように……」
かつて自分とともに都を離れたレイヴァンももはや三年前に逝ってしまった。
この数十年もの間…夫レイヴァンは残してきた妹の目が覚める事を期待し…
プリシラが姿を消したと風の噂に聞いてからは…言葉にはしないが胸のうちに苦悩を押し隠して自分や子供たちのために働いてくれた。
飴売りの老婆…かつて若かりしころは緑なす髪をした純朴な娘…レベッカはレイヴァンの墓前に報告をするためにその場を歩み去っていった。

続く

次回

侍エムブレム戦国伝 邂逅編 

〜 エイリークの章 帝 〜
558助けて!名無しさん!:2011/04/22(金) 07:58:00.75 ID:AAsY7BUS
>>550ー557
面白すぎだー!
でもクレイン…
559助けて!名無しさん!:2011/04/22(金) 11:09:31.05 ID:WrV3/JXZ
クレイン…ようやく涙目じゃなく幸せになったネタが、と思ったら…予想通り過ぎるw

誰かー!クレインが幸せになるネタをー!このままじゃ浮かばれねぇよ…。
560助けて!名無しさん!:2011/04/22(金) 13:32:13.58 ID:vJnnLOMw
面白かったけど兄さん'sはやっぱり涙目か…w
クレインはようやく救いがあったかもしれないのにね…
てかクラリーネが発狂するぞw
561助けて!名無しさん!:2011/04/22(金) 18:24:31.86 ID:NMBO+3CT
クレインェ…w
やっぱりこうなるのかwww
562助けて!名無しさん!:2011/04/22(金) 19:02:40.76 ID:7z+mIYrw
>>550-557
うん、とても面白かった!
てか初めてフォデスが強く見えたわww
プリシラ…来世では兄の居ない家庭に生まれてくれよ…w
GJ!

しかしクレインェ…(´・ω・`)
ちょっくら死者蘇生のカードで生き返らせてくる
563助けて!名無しさん!:2011/04/24(日) 13:07:31.93 ID:QJ9xFeio
クレイーンッ!!

プリ公なんぞにやられるなんて…ご愁傷様です。
564とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2011/04/24(日) 22:50:55.65 ID:s3fkO59E
第一章 とある日常の崩壊序曲(オーバチュア)1

 薄暗い部屋の中。二人の男が密談を交わしている。
日はまだ高くにあり、明かりを消しているわけでもカーテンを閉め切っているわけでもない。
しかしそれでもなお部屋が暗く感じるのは、密談を交わす二人がまとう空気のせいであろう。
一方はこの会談の行われている家の主。禿頭の下にある顔は老人のそれだというのに、ギラリと光る赤い双眸と彼の全身を覆う異様な気配が、
彼がいまだ全盛の力を有していることを―それは、この町において彼がいまだ最強の一角であることを―示している。
もう一方の男は、ターバンのようなものを頭に巻いた男だ。
565とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2011/04/24(日) 22:53:25.25 ID:s3fkO59E
そのターバンで片目を覆い隠すようにしているが、覗くもう一方の目には、やはり彼の外見年齢―五十の後半から六十の前半だろうか?
目の前の禿頭の男よりは下に見えるが、それでも初老の域に差し掛かっていると言えるだろう―に似つかわしくない眼力が宿っている。
「――それで、この話に協力いただけるかね?婿殿よ」
 禿頭の男が、目の前の男の意思を確かめる。もっとも、本人にとっては半ば答えの分かっている質問だ。
『婿殿』の言葉が示すように、この二人の関係は浅からぬものがある。ターバンの男が初めてこの家を訪ね、
そしてこの家の娘であるエイナールという女性と結ばれてからもう随分と時が流れた。
この家の住人やこの『婿殿』にとっては時の流れなどあまり意味がないのだが、
それでも禿頭の男がこの研究熱心な婿の性格を知り得るには十分な時間が経ったと言えるだろう。
566とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2011/04/24(日) 22:55:27.03 ID:s3fkO59E
 だから、ターバンの男―ネルガルの答えは予想通りで合った。そして、そのあとに続くであろう疑問についても、予想通りであった。
「承知した。――しかし、よろしいのか?メディウス老よ。あなたは、私の研究に否定的であったはずだが?
なぜ、今になって竜の『エーギル』をよこそう等とお言いになる?
そのエーギルを用い、あなたが目に掛けている兄弟家を襲えなどとは、些か理解に苦しむ」
 『エーギル』とは、生きとし生きる者に宿る、生命力や精神力を合わせたエネルギーのことだ。
研究者であるネルガルはこのエネルギーに目をつけ、人よりも強大な力を持つ『竜』のエーギルを得ることを目的の一つにしている。
567とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2011/04/24(日) 22:57:32.73 ID:s3fkO59E
しかし、エーギルを扱うことは時にそのエーギルを抽出するものの命を奪うことがある。
いくら彼が研究熱心とは言え、エイナールという伴侶がある今、ただ己の知識欲の為だけにいたずらに他者からエーギルを奪うことはしない。
もっとも、それでも少なからず非人道的な手段を用いることもあり、それが原因で彼は同じ研究仲間でもある親友と仲違いしていた時期もあるのだが―。
「無論、儂の可愛い孫達からエーギルを奪うことなどさせぬ。今回、婿殿に提供するのは戦闘竜のエーギルだ。
我らと比べれば数段劣るが、なにしろ数がある。お主にとって十二分な量は採れるはずだ」
「――なるほど。しかし、イドゥンに力を使わせてよろしいのか?あれもまた、忌まわしき力では?」
568とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2011/04/24(日) 22:59:38.14 ID:s3fkO59E
 この家――竜王家の人間は、強大な力を持つがゆえに、それを振るうのには慎重だ。
特に、意志無き竜を大量に生み出すイドゥンの力は、自然の理を歪めるものとして警戒されていたはずだと、ネルガルは記憶している。
 その言葉を聞き、メディウスは口角を上げる。ぎらついた目も、幾分和らげて答える。
「――ふむ。あれも、徐々に成長してるようでな。近頃は、自分でものを考えようとする。
これも、兄弟家の影響か。――ともあれ、力を使う意思が芽生えたのなら、むしろ積極的に使わせ、使い方を覚えさせた方が良い」
 孫の成長を喜ぶ好々爺の顔で答えるメディウス。その答えを聞き、ネルガルも納得したようだ。
婿とは言え、ネルガルとエイナールは竜王家を離れ暮らしているが、妻を伴ってこの家に来たときの様子では、
確かに最近あの娘は口数が増え、以前に比べ意思のようなものを感じるようになった。
569とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2011/04/24(日) 23:01:42.33 ID:s3fkO59E
「そういうことであれば・・・戦闘竜のエーギル、確かに譲り受けよう。研究への協力、感謝いたします、義父上――」
 そう言って、用は済んだとばかりに席を立つネルガル。
メディウスの前で軽くこうべを垂れてから通りすぎ、部屋の入口のドアノブに手をかけようとしたところで、背後から声をかけられる。
「兄弟家を襲う理由についての答えはいらんのか?婿殿よ」
 今回、メディウスがネルガルに持ちかけたのは、簡単に言ってしまえば「竜のエーギルをくれてやるから、兄弟家を始末しろ」という話だ。
竜王家にとって、兄弟家の面々はある種特別な立ち位置にいるのは、この紋章町に住む者ならば周知の事実だ。
なぜ、その兄弟家を襲うようなことを、よりによって竜王家の長であるメディウスが持ちかけるのか?
570とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2011/04/24(日) 23:04:30.61 ID:s3fkO59E
その答えを聞くまでは、ネルガルも完全には納得すまいと、メディウスは考えていたのだが。
「私にとっては、どうでもいいことなのでな。私は、竜のエーギルさえ得られればそれでいい」
 背を向けてドアノブを回しながら、ネルガルは答える。なるほど、この男らしい答えだとメディウスは納得し、その背を見送ろうとした。
が、今度はネルガル自らがその動きを止める。
「――それに、あなたのことだ。どうせ、これも孫達の、竜王家の為なのであろう?」
 なるほど、メディウスが付き合いの長い婿について理解しているように、婿もまた義父のことを理解している――つまりそれだけのことである。
 そうして、ネルガルは今度こそ部屋の外へ出て行った。
571とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2011/04/24(日) 23:06:48.70 ID:s3fkO59E
続く

 えらく久しぶりに書き込んだら、なにやら以前とシステムが違う様子。
細切れになって申し訳ないです。次の書き込みまでにもう少し調べておきます。
 もしかした代理スレに投下させてもらうかも。
572助けて!名無しさん!:2011/04/25(月) 00:01:58.58 ID:wxM8U2ar
投下乙。
>>4辺りを見ると幸せになれるよ。
573助けて!名無しさん!:2011/04/25(月) 01:15:33.01 ID:3vzbU1H+
>>564-570
 乙です。以前のお話の続きですかね?また勇敢な主人公兄弟の姿を見る事ができそうで、楽しみです。
574助けて!名無しさん!:2011/04/25(月) 16:45:31.75 ID:LUJMBHpC
禁書厨痛すぎ
575助けて!名無しさん!:2011/04/25(月) 22:46:26.88 ID:xCc3zK8b
>>574
すまぬ・・・

自分の文は激しく中二なので、次からは一文入れるんでスルーして下さい。
タイトルも、何となくで付けたものなので気にしないで欲しい。
576助けて!名無しさん!:2011/04/27(水) 22:06:14.74 ID:BMv5NkbT
もうすぐGWだっつのに静かだな。GWだからこそ静かなのか?
577助けて!名無しさん!:2011/04/28(木) 23:39:55.20 ID:3KxAjpTy
ミカヤ「みんなは今度の大型連休は何か予定あったりするの?」

アイク「修行しかないな」
エフラム「訓練を」
ヘクトル「闘技場だな」

ミカヤ「いや…いいんだけど。もっとこう…何かないの?」
578助けて!名無しさん!:2011/04/28(木) 23:56:08.92 ID:EfGuwMpj
サラ「連休中も訓練しかしないとか、人間辞める気なの?もっと色んな事しなきゃ」
エフラム「一人で訓練するだけじゃないさ。アメリアに稽古をつけてやる予定もあるぞ。
      竜王家が管理している森を使わせてもらうつもりなんだが、もしお前が暇なら癒し手として協力してくれると助かるんだが」
サラ「駄目だこの兄様…早くなんとかしないと」
579助けて!名無しさん!:2011/04/29(金) 00:02:05.71 ID:OQQm8yXU
人間辞めるというか、聖魔やったときにエフラムという存在に人類が追いついていない感じはしたなw
成長の勢いと限界値的に考えて
580助けて!名無しさん!:2011/04/29(金) 01:17:16.44 ID:+DT1UWp/
ミカヤ 仕事
シグルド 家でダラダラ
エリンシア 主婦に休み無し
エイリーク 部活や遊びに
リン 草原を満喫
エリウッド 問題児のいない家でのんびり療養
マルス リンがいないので久々に竜王イジメで憂さ晴らし
KINSHIN兄妹 いつも通り
リーフ お姉さんに声をかけて残りの休みはずっと四人娘に拉致られる
セリス ユリウスとデート
ロイ 日替わりで嫁候補たちと遊びに行く約束
581助けて!名無しさん!:2011/04/29(金) 01:36:08.48 ID:S4Dq6i1o
前から思ってたんだがロイって男友達おらんのかね?
あの年頃は異性と遊ぶより同性の友達と遊ぶ事の方が多いと思うんだが
582助けて!名無しさん!:2011/04/29(金) 02:05:05.55 ID:QkbAYkaj
>>580
突っ込みどころが多すぎるw

>>581
封印本編だと同世代男子はウォルトとオージェくらいかな?
オージェとは接点無いけど、覇者含めるならアルとは親友って言っていいんじゃないかな。
583助けて!名無しさん!:2011/04/29(金) 08:00:57.79 ID:VgKfjeGz
>>581
ロイは同性だろうが異性だろうが気にせずに遊ぶんじゃなかろうか
それがロイの良いところであり悪いところ(嫁候補的に)
584助けて!名無しさん!:2011/04/29(金) 12:41:33.56 ID:mf2gW6CI
よく遊ぶ各自の同性の友達ってと…こんなとこかね?

ミカヤ    ハンナ&ニイメ 二人ともずっと年下、ミカヤから見れば小娘ではあるが人生経験豊富な茶飲み友達
シグルド  キュアン&エルトシャン 学生時代以来の友達、アルヴィスもそうだが職場でのけじめもあるから単純な友達関係ではない
エリンシア ルキノ…ジョフレのふがいなさゆえにルキノが嫁になりそうだが
アイク   セネリオ&ライ 暁のエンドでは二人で旅に出るほどの中のよさ、セネリオはむっちゃ依存してる
       他にもティバーンとかスクリミルとか腕試しの仲間は多い
エリウッド 原作ならヘクトルだがこのスレでは兄弟、ヘクトル以外だと…誰かいるかね?
ヘクトル  同じくエリウッドが兄弟化、それ以外だとマシューだろうが友達というよりは弟分
エフラム  リオン、勉学面で世話になってる、ヒーニアスもある意味友達
エイリーク ターナ&ラーチェル、ラーチェル様の友情はすでに女子高的な愛の域
リン     フロリーナだが過剰に執着するのでレズ疑惑、たまに疑惑でなくて事実にも思えるが
マルス   マリク、原作では敬語を使ってるがだがここだと兄弟が庶民なので…やっぱり敬語を使ってる
       原作イメージあるからだろうな、マルスにタメ口使うマリクが想像できん
アルム   グレイ&ロビン&クリフ 農家軍団
セリカ   メイ&ジェニー 宗教軍団
セリス   ユリウス、大親友、たまに惑わしてるが…
       他にもアレスとかスカサハとかレスターとかと中よさそう
       やはり惑わしてるが…結果的に
リーフ   アスベルとかアレスとか…それ以外にもリーフはなんか男友達多いイメージある
       女子には聞かせられないエロ話で盛り上がれるのが男友達の楽しいところだ
       まったく気にせずエロ話に参加する女子もたまにいるけど
ロイ    ウォルト、原作では主従ってことで一線引いてたウォルトだがここではその必要なし
       なのだがやっぱり対等の態度で接するイメージ沸かん
585助けて!名無しさん!:2011/04/29(金) 13:19:21.78 ID:60QMFYeL
ヒーニアス「ワハハハハハ!エフラム!貴様の槍はそんなものか!弓兵の私に手も足も出んとはな!私こそ強靭!無敵!最強!」

エフラム「…何なんだ…近づいても全く攻撃が当たらない…クッ…勝てない!」

ヒーニアス「粉砕!玉砕!大喝采!エフラム撃破!ワハハハハハ!」

エイリーク「ヒーニアス様!兄上を倒すなんて…すごく…かっこいいです…ポッ」

ヒーニアス「ワハハハハハハハハハハ!!」

………………………

ターナ「…でっかい寝言ね…私の部屋まで聞こえてくるってどういうことなのよ…」

ヒーニアス「…ワハ…ハ…エイリ…ーク…グスン」

たまにはエイリークにマトモなヒーニアス様を会わせてあげてもいいと思います。…でも自分ではマトモなヒーニアスが思い浮かばない…何故だ…原作では普通のキャラだったのに…orz
586助けて!名無しさん!:2011/04/29(金) 13:26:51.75 ID:CsEz8rBg
逆に考えるんだ。
「マトモになったらゼトやサレフ並みに影が薄くなるからバカキャラのままでいいいや。」
そう考えるんだ
587助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 00:35:33.87 ID:ydQJY7d0
普段は非常識だけど時折まともな事を言う

という方向もあってだな…
588助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 01:06:07.43 ID:/fuQIcfo
>>587
普段の言動がアレだから当たり前の発言が光って見えるだけじゃね?
589助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 17:52:53.16 ID:hZvc8pw1
むしろ原作のまま(のキャラ)だとどっかのヒラヒラ検事みたくなるからなあ

ヒーニアス「チェスの盤面をイメージするのだ。相手の一歩先を読むために!」
590助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 20:40:54.67 ID:vpuWImBb
>>588
映画版ジャイアンみたいだな
591助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 20:56:13.99 ID:WwhJtpLp
>>589
地震が来るとタスケテエイリーク!ってなるのかw
592助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 21:21:26.00 ID:36mVwOcz
>>584
ミカヤ「納得いかないわ!なんで私はニイメちゃんたちより年寄り扱いなのよ!」
マルス「今更過ぎにもほどがありますミカヤ姉さん。公式でBBAだし原作的に考えても兄弟最年長はほぼ確定なんだからいいじゃないですか」
ミカヤ「黙りなさいマルス。原作ではゲフンゲフンのゲフンゲフンはょぅじょ扱いなのに気づいたら石器時代がどうだの恐竜とああだのともはやユンヌより年上かもってレベルじゃないの!私だってたまには年頃のOLみたいな大人の恋愛の話が欲しいのよ!」
マルス「誰とするんですか?候補は全身真っ黒とヘタレとダメワカメですよ?書く方も候補が微妙なのはわかっているから姉さんを枯れてるキャラにしてごまかしてるんじゃないですか」
ミカヤ「そこは他の作品からもってくるとか…なんでもいいから私もとれんでぃな恋愛とかしてみたいのよぅ」
マルス「…なんにしても姉さんのセンスが古いのは変わらないと思いますよ」
593助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 22:12:44.06 ID:81R+6Nkl
セティ 「突然だけど、とあるアニメキャラの名言を改変して、
     今の自分の心境を表そうと思う」

セティ 「僕の心は三つの絶望によって出来ている。
     家督を継ぐ筈のレヴィン父上が仕事をしない絶望・・・
     代わりに私が社長業の全てをしないといけない絶望・・・
     母上がうっかり爆弾発言をして人々の怒りを買う絶望・・・
     原作では嫁候補のティニーと恋愛フラグを立てれない絶望・・・
     しかもティニーはリーフ+ガチホモ同人誌にゾッコンな絶望・・・
     更にティニーの兄アーサーにフォルセティを狙われてる絶望・・・
     そしてアーサーに妹を取られてた絶望・・・
     フォルセティが無ければ秘書のホーク以下(笑)と揶揄される絶望・・・
     自棄酒の飲みすぎで遂にアルコール中毒になった絶望・・・
     最近このスレでの出番が少ない絶望・・・ブツブツ・・・」

ミーシャ「セ、セティ様…それは三つだけではないような気が…」
ホーク 「突っ込んだら負けかなと思ってる」
594助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 22:14:41.03 ID:XOpdlg4i
>>592
アイクって手も以前にネタでなくはなかったが、展開させようにも
長兄の壁とアイク自体が壁という罠。
595助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 22:15:08.25 ID:8ypmlKeB
誰かー!誰かセティに光をー!!
596助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 22:42:53.00 ID:u+9TWFct
ユリア「セティ様に光を与えれば良いのですね!ナーガ!!」
597助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 22:43:00.87 ID:k+EEXcd9
セティよ…妹に彼氏が出来て絶望するのはシスコンの発想やぞ
いや、相手がアーサーってのがひっかかるのかも知れんけど
598助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 22:49:07.51 ID:hZvc8pw1
サザ 「セティが不憫なんよ。というわけでオレから緑風2号授与してやるんよ。
    出番増えるかもなんよ(オレの配下として)。ありがたく思うんよ」

マルス「プフー! 緑風に気遣われるとは、セティさんも絶えられないだろうね(爆)」
リーフ「兄さんチョット言いすぎだよ」
マルス「へぇ、リーフだって最初の頃は神器持タヒれとか散々なこと言ってたくせに」
リーフ「今はそんなこと思ってないよ。むしろ武器の〜専用をなくして誰でも使える
    ようになればなぁ、なんて思ったことはあるけど」
マルス「あれ、どうしたんだいアルム。さっきからぼーっとして」
リーフ(ぼくの言葉は無視かよ)
アルム「緑風の称号をもらえれば出番が増えると聞いて、放心してました」
マルス「・・・そうだった。こっちも重症だったんだった」
599助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 22:59:49.43 ID:81R+6Nkl
>>596
ユリアェ…
600助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 23:15:50.20 ID:qHSHc9wc
>>594
ユンヌ「つまりミカヤに私が乗り移って恋愛すれば万事解決と」
601助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 23:18:30.39 ID:uPaEZS53
>>594
アイクは婿候補としては誰を相手にしても文句を言われないだけのスペックの持ち主だが
アイク自体が難攻不落の要塞というジレンマ
602助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 23:21:37.21 ID:JI+8fzJK
>>600
中身が変わっただけで何の解決にもなってないだろw
603助けて!名無しさん!:2011/04/30(土) 23:59:31.39 ID:qHSHc9wc
>>602
ユンヌ「見た目は年齢的に釣り合いがとれるでしょ。…それとも素の合法ロリのままでアタックしたほうがいいのかな」
ミカヤ「…私の都合は?」
604助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 07:32:36.76 ID:mLt/8pB9
セティ「もう嫌だ…こんな苦労ばっかりの生活」つ退職届
605助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 12:41:42.02 ID:fRrxxN9A
シュレッダー⊂レヴィン
606助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 13:42:26.47 ID:sDBn8NHF
だが冗談抜きで五年もしたらティニーはセティに振り向くと思ってる
なんのかんのいっても人となりもよいし誠実だし優秀だし魅力あると思うんだけどな
リーフは友達付き合いするには楽しくていい奴だが結婚相手としてはぶっちゃけセティの方が魅力的だと思うし
ティニーも二十歳過ぎたらセティのよさがわかるんではないだろうか
607助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 14:11:19.56 ID:mLt/8pB9
>>606
セティ「だと良いけどね…」
レイヴァン「俺は妹にこれからも追い回されるのか…?」
クレイン「ティトとの関わりがない…」

この3人にもいずれ光があることを願います
608助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 15:43:41.23 ID:C+lyYZvX
大丈夫さ!クレインのライバルは登場したかも怪しいアレンしかいないしさ!まぁ正直いってティトの出番もないから絡みがないんだろうけどさ。そういえば、ペガサス三姉妹系って烈火組しか見ない気が…?

う゛ぁっくんは…マトモな相手がいねぇ…w妹から逃れてもアッーしかならないとは…一番救いねえかもな…。
609助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 16:10:39.19 ID:5QRqBciO
そりゃまあここは兄弟スレであって現代風FEスレとかじゃないからね。
原作で兄弟と関連の薄いキャラクターは基本的に出番が少なくなる。
もちろんあくまでも「基本的に」なので好きなら出しなよという自由さもあるが。
そして関連してても出ない人も結構たくさん(ry

「こいつの出番もっと増えてほしいなあ」とか「こういう位置づけで出してほしいなあ」とかあるのかね、みんな。
610助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 16:27:15.29 ID:R+wbcrUY
>>602
アイクに近親成敗モードのシグルドと戦えるとでも言えb チョッティルフィングヤメテ-!!

>>608
ペガサス三姉妹…言われれば烈火組多いね
フロリーナとヘクトルとリンの三角関係あるから膨らみやすいんだろうねw
他といわれると、三姉妹といえる程ではないが、
前にクリスネタでパオラ姉さんが出てきたぐらいの記憶ぐらいかな
あ、だからといって、別にどうこう言うつもりはないよ、誤解はせんでくれ
でもあまり出番のないキャラのネタ書くのに、
どこか躊躇しちゃう人ってやっぱりいるのかな?
611助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 18:12:55.92 ID:6NxNyUgd
>>603
ミスト「見た目の年齢どうこうの問題で済むならとっくになんとかなってると思うの……」
ワユ「だねえ……あたしたちももっと頑張らないと」
イレース「壁は高いですけど……諦めたらそこで試合終了ですからね」
612助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 18:20:36.88 ID:Gjh9+g1T
>>608
大丈夫、ルセアは女の子!女の子に決まってる!

そう思わないとレイヴァンが可哀想すぎる…
613助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 19:42:42.33 ID:wQ1Q/EwK
>>612
一周目、素で女の子と信じたまま、エンディングまで気がつかなかった
俺が通りますよ。
ルセアの性別は、セリスと一緒だろ? そうだろ?
614助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 19:43:57.71 ID:Tr+h0EPd
姉シリーズ小ネタみたいなのが前にあってでパオラ、カチュア、エスト全員出たよ

アベルを巡る二人の喧嘩に悩むカチュア…みたいな感じだった
615助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 19:51:57.07 ID:EZKLdbjy
>>610
兄弟と縁の薄いキャラ主役、かつ主人公組みが一人も出てこないネタでもまったく気にせず遠慮なく投下する自分みたいなのもいるよ
躊躇してる人がいるならそのようなもの不要!遠慮なく投下してくれ!…と主張してみる
616助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 21:18:16.98 ID:rtIWKuuf
>>611
実際、アイクの気を引くにはどうすればいいのか
料理上手になるとか、アイクとまともに戦えるくらい強くなるとか?
617助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 21:36:40.49 ID:Jyx6kZgW
料理はまあわかるとしても、アイクと戦えるくらい強い女とか世界に何人いるんだよw
618助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 21:44:20.10 ID:MhZYx9v7
アスタルテとかニケ様とか…かね?
別作品からだとゲームシステム違うから単純比較できないけどユリアやラクチェも加えてよいと思う
619助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 22:44:13.86 ID:ArBkd/Y0
聖戦やってないんだけど、ユリアってそんなに強いのか・・・。
ラスボス特効があるってので、チキやファみたいなもんだと思ってた。
620助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 23:38:31.74 ID:MhZYx9v7
ナーガ持ったユリアにタイマンで勝てる奴は聖戦には一人もおらんと思う
621助けて!名無しさん!:2011/05/01(日) 23:58:06.11 ID:6NxNyUgd
>>616
ワユ「あたしは大将に勝ったことは無いけど、結構いい勝負できるよ!」
ミスト「私はそういうのは無理だから、料理を頑張るしかないかなー」
イレース「…………」
ミスト「……あ……えっと」
ワユ「……まあその……頑張れ」
イレース「…………」
622助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 05:02:36.34 ID:dt4wNgWV
ミストさんもルーンソード持てばアイクと互角に戦えると思うの
623助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 06:28:41.15 ID:vbcSj4OT
エリンシア「アミーテ持ちで料理も出来る私が最有力ということで全く問題ありませんね?」
624助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 06:56:52.90 ID:ov6iROO/
>>622
最高位魔法より高い威力でしかも与えたダメージ分回復する剣か
さらにそこにミストの高い魔力が加わるわけだから・・・あれ?魔防が弱点のアイクさんやばくね?
625助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 09:58:59.85 ID:nFpJcz7o
>>623
シグルド「KINSHINは許さんぞおぉぉぉぉ!!」
626助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 21:32:58.57 ID:AfHJfHv0
>>624
ミストさん魔法剣持てばアイクの嫁候補の中でも最強かもな
627助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 21:33:25.15 ID:u5Pe/sQm
>>624
ストーリー準拠で考えると、勝てる奴探すのは大変だけど、
ゲームシステム準拠なら誰でも勝てる可能性ならある。

つかゲームシステム準拠とか言い出したら、アシュナードとか、
漆黒とかの方が、一般人から見るとかなりヤバいw
628助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 22:21:49.09 ID:eTmMxKWG
てか暁って奥義出たもん勝ちって気がするからゲームシステム準拠なら
最上級職なら誰でもアイクに勝つ可能性はあるわな
629助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 22:29:17.76 ID:qR5H7sfO
>>620
某踊り子の料理食べさせればいいと思う
630助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 22:34:46.71 ID:vbcSj4OT
>>628
アイクは見切り持ち
631助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 23:07:24.61 ID:5JWySQpG
>>629
踊り子のスキル「汚摂る(おどる)」か。
632助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 23:18:58.26 ID:BeRX2VfN
喰った奴がハードラックとダンスっちまうスキルか……恐るべし踊り子
633助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 23:36:59.36 ID:ce9I0FqN
ラグネルが聖戦仕様になったらどうなるの、と
634助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 23:46:50.53 ID:4R5Lc1RV
>>626
魔法剣持てるならミストさんの強さは相当なものになるな
しかしFEは何故か妹が強いのう
635助けて!名無しさん!:2011/05/02(月) 23:59:48.25 ID:Li/YBgW4
サラ「妹こそFEの華、妹は正義!っていうことかしらね?」
エフラム「…まあ妹は大事にしているが、なぜ俺に聞く?」
636助けて!名無しさん!:2011/05/03(火) 00:10:02.62 ID:atFVY4eG
むしろ妹が強くない作品の方が世の中少ないのではないだろうかw
637助けて!名無しさん!:2011/05/03(火) 00:57:23.04 ID:I4fTISO7
スカサハ「兄より優れた妹なぞ存在しねぇ!」
ユリウス 「そうだ!兄より優れた妹なぞ存在しない!!」
ゴードン 「後、兄より優れた弟なぞも存在しない!」
マルス  「ジャ○様自重」

サザ   「姉より優れた弟になりたかったんよ」
リーフ  「はいはいワロスワロス。…いや、僕もそんな風になりたかったけどね…」
638助けて!名無しさん!:2011/05/03(火) 01:22:03.82 ID:q1/20wNx
アイクとミストは兄妹そろって強いからなー
639助けて!名無しさん!:2011/05/03(火) 01:27:33.19 ID:sedm9jiV
スカサハもユリウスも充分強いんだが…それ以上に妹が強いからな
スカサハの場合は双子だし名で呼び合ってるし妹と言っても年下で目下ってわけじゃなくて対等って感じだけど

双子って大抵そんなもんだと思うので時々エフラムエイリークが双子である事を忘れる
同じ年なのに何故にあんなに兄と妹してるんだろうw
640助けて!名無しさん!:2011/05/03(火) 10:03:23.57 ID:ZmKO0yR9
ふと思ったが、アイクは『料理が上手くて、自分にタイマンで勝てる女性』を嫁にする様家族にキツく教えられるべき
そうしたら多分…だい…じょう…ぶ……だと信じたい。


>>639
>>同じ年なのに何故にあんなに兄と妹してるんだろうw

あるあ…あるあるwww
同年齢なのに普通に兄と妹に分かれてる不思議…まぁ原作がああだからなんだけどさ
641助けて!名無しさん!:2011/05/03(火) 11:43:45.74 ID:b747mLMc
双子の場合どっちが兄or姉扱いになるかってのは国や民族によってマチマチだしエイリークが姉だったとしてもおかしくなかったんだよな
エフラムにとっては想像すらしたくない事だろうけどエイリークが双子の姉だっらどうなってたんだろう?
642助けて!名無しさん!:2011/05/03(火) 13:50:26.44 ID:atFVY4eG
エフラム「エイリーク姉さん、今日も鍛練を頼む」
エイリーク「わかりました、では鍛練が終わったら勉強もしましょうね」

と、まあしっかり者の姉と鍛練好きな弟になるのだろうか
それともリンとマルスみたいになるのだろうかはわからないなw
643助けて!名無しさん!:2011/05/03(火) 21:46:16.86 ID:nwCwQwGe
この小説を読む前に>>9の注意書きを参照してください
苦手な人はスルーよろしく

>>550-557の続きにあたります
これで怪異を見るのは幾度目になるだろうか。
初めてそれを目の当たりにしたのは齢五の頃。
月明かりに照らし出された妖とその者を断ち切った鎧武者。
橋の上の怪異は忘れがたいあの夜を思い起こさせるに充分であった。

銀髪の巫女が鬼に追い詰められている。
夜毎人死にの出る橋にもしやと思ってきてみれば…ともあれ捨て置くわけにはいかぬ。
若き公家は腰に差した太刀を抜き取り投げつけた。
こんなものは通じはすまいが、あの巫女の術であれば隙を作ってやればあの妖を滅ぼす事ができるであろう。
公家の読みどおり橋の上に一条の光が輝き、後に残る物は漆黒の静寂のみであった…

公家は静かに歩み寄ると太刀を拾い上げる。
都の夜に怪異を鎮めた巫女にいささかの興味が沸いていた。
だがそれはさておき注意は促さねばならない。かつて己がかの武者から聞かされたように。
「巫女殿、見事な術でした。なれど都の夜は鬼門の方位より物の怪が現れます。ゆめゆめお忘れなきように」
だが目の前の巫女は瞳を見開いて己を見つめている。
はて、どこかであった事があるだろうか? とんと覚えがないが…
それとも怪異を滅した後の事で気が立っているのであろうか?
公家が再び声をかける前にその巫女は言葉を紡いだ。
「エイリーク……っ!」

「……巫女殿、何故に私の名を存じておられるのですか? そなたと顔を合わせるのは初めてのはずですが…」
だが言葉に出しつつもエイリークにはもしや…という思いがあった。
いまわの際に父ファードが残した言葉。
臨終の床にあってファードはエイリークにその出生の事情を話していた。
そなたは我が実子にあらず…と…
「驚いたとは思うけれど…私はミカヤ。ゴルドア国の龍神の社の巫女…そしてあなたの姉よ」
すぐに受け入れられる話でもないが…寒風吹きすさぶ橋の上でする話でもない。
エイリークはともあれミカヤをルネス家に伴おうとしてもう一人の男に気がついた。
「ヒーニアス様…」
「うむ、このヒーニアス、都の安寧を守らんがために妖怪変化を打ち倒してやった。
 わが武勇は歌となり草子となりて千年万年語り継がれるであろうな」
誇らかに胸を張る若き検非違使にエイリークは苦笑いを返すしかない。
この男はいつもこの調子で自分がいかに勇敢で教養がある若者であるかエイリークに誇示して見せているのだ。
それもこれも自分の気を引きたいがゆえ、もらった恋文の枚数は三桁に届くであろうか。
一度も返事を出した事は無いのによく諦めが付かないものだ。
「なに言ってるのよこの阿呆。退治したのはミカヤでしょうが。あんたは糞の役にも立たなかったじゃないの」
ミカヤの肩に留まった小鳥が容赦の無い口調ではき捨てた。
すでに幾度かの怪異を見た事のあるエイリークは取り立てて驚きはしなかったが…
道すがらよく事情を聞く必要があるようだ。
三人がルネス家の屋敷に戻ったのは戌の刻の事である。
門の所でヒーニアスと別れるとエイリークはミカヤとユンヌを客間へとあげて持て成した。
ささやかなものである。雑炊と漬物を見て白い米が食えるものと期待していたユンヌは落胆を隠せなかった。
「…これ…なんの冗談? ここって公家よね? 大納言まで勤めた重臣の家よね」
「神様をしっかりお持て成ししたいのはやまやまですが…残念ながら今の公家に昔日の栄華は無いのです。
 我が家に限らずどこの屋敷でも夕餉はこんなところですよ」
苦笑を返すとエイリークは座布団に腰を下ろした。
「世の中には奇縁というものがあるのでしょうが…父上が逝ったのは二年前になります。
 その時に私が養子である事を明かしてくださいました」

二年前…炎正十一年に大納言ファードは五十四年の生涯を閉じた。
栄養や衛生の改善により飛躍的に寿命の延びた現代と違い、人生五十年と言われた時代の事である。
決して早死にではない。
ただ、ルネス家の行く末を案じすぎたのであろうか。
晩年のファードは酒量が明らかに増えていた。
彼の死因は現代では肝硬変との説が有力である。

「病の床にて父上は言われました。帝の安寧をお守りするのがルネス家の役目であると、ゆえに…」
「エイリーク様は家督を継承されルネス家当主となられました。
 現在では朝廷の大納言として御所に参内されておられまする」
ルネス家の家僕ゼトが言葉を引き継ぐ。
彼は蔵からユンヌに出すお神酒を見繕ってきたのだ。
「そう…貴女も貴女の人生を歩んできたのね。私の知らないうちと言うのが少しだけ寂しいけれど…」
巫女は少しだけ切なげに瞳を伏せた。
公家の答えて曰く、
「私とて幼い頃は幾度か兄弟がいたら…と想像した事があります。ずっと一人っ子でしたから…
 同じ年頃の子が兄弟と遊んでいると羨ましくも思ったものですわ。
 ゆえに父上より私に兄様姉様がいると聞き及んだ時はどのような方々であるのかずっと思い浮かべておりました」
若き公家はどこまでも穏やかで柔らかく微笑んでいた。
彼女にもあるいは確信があったのであろうか。
エイリークはゼトに下がるよう命じるとお神酒を舐める小鳥に目をやる。
すでに酔いどれているユンヌを優しく手で包むと布団代わりに座布団に寝かせてやった。

月明かりとほのかな蝋燭の明かりの中、二人は夜を徹して語り合った。
それは今までの十数年を凝縮したような濃密な時間であったかも知れない。
目の前の巫女…今宵会ったばかりの姉と名乗る巫女…だが不思議と疑う気持ちにはなれなかった。
社の暮らし…親の事…都の生活……話題が現在の事に及ぶとエイリークは小さく眉を引き締めた。
「姉上…姉上が橋の上で調伏した鬼は鬼神フォデスが力を与えた者。
 今の都は姉上が思う以上の危険地帯です」
「そう…そのようね…都はアスタルテ様の加護が最も強固な地のはずなのに、完全に鬼門が開いているわ。
 鬼門の方位は…」
「ラグドゥ山、フォデスの本陣です。かの者が生み出す呪いはますます強まり都を覆いつくさんばかりです。
 姉上…こうしてお会いできたのはとても嬉しいのですが…姉上がこれからも旅を続けるのであらば私は…」
その言葉は見当がついた。
どこか苦々しげに眉を歪める可憐な妹の気持ちのみをミカヤは受けていた。
「わかっているわエイリーク。一緒に行こうなんて言わないから。貴女には貴女の人生があるんだもの。
 私はただ…ただ…一目あって…長い長い生の中で一瞬でもとね…一度も会う事の無いままに終わるなんてあまりにも寂しいもの」
その時である…
ミカヤの脳裏を雑音のようなものが覆いつくした。
頭痛がする。この感覚は過去に幾度か経験した事がある。
うめき声をあげて頭を抱え込んだミカヤにエイリークは慌てて駆け寄った。
「姉上!?」
「だ……だめ…いま…なにか大事な事を……?」
そうだ…これは神託だ……人の理の及ばぬ世界からなにか偉大な神の霊がミカヤに言伝をしているのだ…
これは………
「わ…ざ…わ…い……お……に…け…か…ぜ…かぜ…が……」
そして…そのままにミカヤの意識は途絶えた――――――――
翌朝、炎正十三年一月二日……
あれから眠り続ける姉ミカヤの事は気になるがエイリークは御所へと参内しなければならない。
もはや落日の朝廷といえども正月三が日はそれなりの儀式があるのだ。
ゼトにミカヤの面倒をしかと申し付けるとエイリークは御所へとたった。
そこはこの国を治める天子の住まう社。
都の地脈の要に座するアスタルテの子孫、現人神たる帝サナキの屋敷である。
往年の繁栄はすでになく、崩れかけた柱が寂しげに佇んでいる。
出迎える者とて少ない御所の門を潜るとエイリークは一人溜息をついた。
「都を覆う怪異は強まり…私などが少しばかり陰陽師の真似事をして退治たところでそれを減じる事はかないませぬ。
 巫女様たる姉上が来てくだされた事は吉兆なのでしょうけれど…」
だが…いつまでも都に留まってほしい…などとは言えなかった。
まだ十三人もの兄弟が各地にいるという。それを思えばエイリークとて無心にはいられない。
そういえば……幼い頃に見た夢。見も知らぬ少年の夢…あの者も自分と血肉を分け合った誰かなのであろうか……

その時である。
幾人かの公家達が慌しく行き来しているのが瞳に映った。
なにやら尋常な様子ではない。異な事と思いエイリークは見知った者に声をかけた。
「これはヘイデン殿。まだ朝も早いうちから随分な騒ぎようですけれど、何事でございましょうや?」
「おおエイリーク殿か。一大事だ。大陸の使節が皇帝の親書を届けに参っておる」
それはあまりにも意外な言葉であった。
大陸の皇帝というとアカネイア皇帝ハーディンの事であろうが…
大陸と紋章の国とは商人が多少行き来しているのみでほとんど交流は無いのだ。
平安の過去には幾度も使節を交換したらしいがそれも過去の事である。
「なれどそのような話、私めの耳には入っておりませぬ。使節を送る前に先触れを出すのは当然の礼節ではありませぬか?」
「…我が国を小国と侮っての事であろう…ともあれこれより陛下がご引見される。主だった公家もみな同席せよとの陛下の仰せだ」

引見の間はどこか張り詰めた空気が漂っていた……
両脇には幾人もの公家達が腰を下ろして帝のおなりを待っている…

帝の座…薄幕が引かれて直接尊顔を拝する事かなわぬようにされた、一段高い座にはいまだ帝は姿を見せてはいない。
そこに正対する位置に案内された大陸の使節は腰を降ろして周囲に切れ長の瞳を向けている。
エイリークは自らの席からその男を見た。
どこか草の香りのする若い男であった。

ややあって…女官長たるシグルーンが重々しい十二単を纏って姿を見せる。
「紋章の国の正当なる継承者、現人神たる神の末裔、第百七代帝サナキ陛下のおなりにございまする」
一同に会した公家達が深々と頭を下げる。
薄幕の向こうに小さな人影が写った。
幕を引いているのは帝の尊顔は簡単に衆目に晒すものではないとされている為だ。
使者の男も頭を下げたまま口を開かない。
下位の者が貴人に先に声をかけることは礼節に劣る事とされていた。
最低限の礼儀は知っているようだ。ヘイデンも考えすぎたのではないか。
エイリークはそう思い軽く一息をついた。

「……朕が紋章国帝…サナキである。大陸よりの使節であるとか。遠路大儀であった。ハーディン陛下は息災であろうか?」
使節の男の傍らに控えていた従者が男の耳元で何かを囁く。
通訳であろう。それに対して使節は軽く小首を傾げるとやや強い語調で言葉を返した。
通訳の男が声をあげる。
「ハーディン? そのような者は過去の存在となりはてました。それがしはシンと申す者。
 大陸の覇者たる偉大なるハーン…ダヤン様よりの親書を届けに参った次第であります」
引見の間にざわめきが走る。この男は何を言っているのだ?
アカネイアの支配者といえばハーディンではないか?
「我らサカはアカネイアに変わりて大陸を支配するもの。正当なるニケ様の末裔。
 その力は西は西洋、北は氷の海、南は砂の国まで及ぶもの。諸国の王たちはこぞって貢物を送りハーンより金印を授かって国を治めております。
 なれどこの国よりはハーンの即位以来一度も使節を送って来ておらぬゆえこうして私めがハーンの勅命を受けて参ったものです」
ハーンとは遊牧民の君主が受ける称号である。
だが公家達はそのような事など知るよしもない。
それよりも何よりも重大な事は…アカネイアが過去の存在となった事である。
東洋世界の勢力図が変わりつつあるのだ。
東の果ての島国にいてはなかなか知りようもない事だが。
…公家の一人、右大臣ルカンが口を開く。
「つまりは貢物を送って臣従せよと申されるか? わが国が大陸に貢物を贈っておったのは千年の過去の事。
 ぶしつけであり無礼ではありませぬかな?」
合わせるようにヘイデンも言葉を告いだ。
「貢物を送って印を授かるという事は我が帝に王に堕ちろという事。
 到底受け入れられませぬぞ使者殿」
口々に公家達は拒否の声をあげはじめる。
だがシンはどこか楽しげでさえあった。
小さく唇を吊り上げる様はまるで牙を向いた狼のようであった。
「我がハーンは偉大であり寛容であります。いかな愚者にも一度は機会を与えサカの兄弟となる道を開く。
 だが拒まれるというならそれもまたよし。それが陛下のご返答という事でよろしいか?」
階の上に座す帝は声を発さなかった。
沈黙が場を満たしていく。

「陛下…」
シグルーンが言葉を促す。
薄幕の向こうの小さな影が揺らめいた。
「使者殿よ。大陸には天に二君無し…と称しアカネイアが立つまで骨肉の争いが続いたと聞き及ぶ。
 なれど朕は西の国には西の天子、東の国には東の天子が立てばそれでよいと考えておる。
 返書を取らせて遣わすゆえしかとダヤン殿にお伝え願いたい」
「御意、しかと承ります…なれど期待はなさらぬがよろしいかと。
 ……サカの戦士は何よりも強く武勇を尊ぶもの。
 誰もがこの国のサムライと刃を合わせる事を楽しみにしておりますぞ…」

座を立ち姿を消す帝を見送りながら…エイリークは首筋に汗が滲み出るのを抑える事ができなかった。
今、自分達の周りで嵐が始まろうとしている。
なんということだろうか。諸大名は争いにあけくれ、鬼神フォデスが都の鬼門に陣取っているというのに。
大陸から海を越えてから牙をむいた狼たちが押し寄せようとしている……
公家達は慌てふためき、さっそく護国鎮護を祈って儀式をはじめる算段をしていた。
だがその前にやるべき事があるはずだ。天命を待つ前に人事を尽くさなくては…
「まずは陛下に一筆したためていただきましょう。諸大名に西国の守りを命じるのです」
公家の一人が無念そうにうめいた。
「だが…百年前ならそれでよいが…今や誰も帝の勅命を真剣に聞く者はおりませぬぞ?
 何かと理由をつけて出陣を渋るに決まっておる。どこの大名も近隣に敵を抱えたまま西国に兵を送れるとは思えませぬ」
「それでもやらぬわけには行きませぬ。昔日の権威を嘆く前に…」
今は亡きファードが生きていたらどうしたであろうか…
きっと公家達を叱咤して動かし少しでも出来る事をするであろう。
ならば若年とはいえルネスの当主にして大納言としてなすべきことを成さねばならない。

こうして炎正十三年の三が日は大変な災厄とともに終わりを告げた。
ルネス家の邸宅に帰ったエイリークは重苦しい沈黙のうちに空を仰ぐ。
輝いている星は確か天狼の星であろうか……
サカの始祖とされるニケは狼の神と聞いているが……
「…災厄…ね…」
「姉上?」
振り向くと背後に巫女の装束を纏ったミカヤの姿があった。
「昨夜…私に龍神様よりお告げがあったの。災厄を鎮めよと…災厄を吹き飛ばす風をもって」
………それは天啓であったかも知れない。
もはや人界で力を振るう事かなわなくなったかつての主、龍神デギンハンザーが途切れ途切れながらも高位の世界から言葉を送ってきたのだ。

「行きましょう西国へ。そこに求めしものがあるわ……」
「そなたが西国へか…そうか…」
帝は幼い顔を小さく伏せたようだ。薄幕の向こうにて窺い知ることはできないが。
「御意…我ら公家の力は小さく成せる事はいくつもありませぬが…なれどなさねばならないのです。
 細い一本の糸のような望みでもこのエイリーク。朝廷の大納言としてしかと勤めてみせましょう」
エイリークはさっそく翌日にも帝に謁見を願い出たのであった。
神託に従うミカヤとともに西に立つ事としたのだ。
「神託か……エイリークよ、朕は現人神でありアスタルテ様の末裔である。
 その朕にして一度も神の声を聞いた事が無い」
その声は幼い子の物とは思えぬ苦々しくも切なげなものであった。
「異な事であるな。誰しもがこの国の暗雲は帝の不在ゆえと思うて朕の生誕を祝ったと聞く。
 なれどこの十三年というものは何も変わらぬ十三年であった。幾度も八百万にお願い申し上げたものを」
「陛下…陛下…天は乱と治を繰り返すもの。いずれか治が参りましょう。どうかお心を安らかにお待ちください。
 臣も微力ながら一助になりますゆえに」
「よろしい。ならば西国の大名への勅命はそなたが届けよ。
 西に行くというならちょうどよい。西から押し寄せる敵は西で防がねばならぬが…
 西国の大名デインとクリミアはまさに不倶戴天の敵同士、これでは西の守りはおぼつかぬ。
 こやつらに朕が一筆したためるゆえ和睦させよ」
「御意!」

深々と頭を下げながらエイリークは薄幕の向こうの帝を思った。
こうして帝が胸のうちを吐露するのはエイリークが知る限り始めての事だ。
急がなくては…必ずや吉報を持ち帰らなくてはならない……

ルネス家に戻るとエイリークは慌しく旅の支度を始めた。
ミカヤとユンヌには短い逗留ですまないがすぐに出かけなくてはならないと準備を急かす。
旅の疲れが癒えていないと文句を言い出したユンヌを無視して準備を整える傍らではあるが…
少しだけ姉が嬉しそうなのはエイリークの錯覚では無いはずだ。
いましばらく一緒にいられるのだから。
十数年の時を取り戻せるのだから。

出立にあたってエイリークはゼトに後事を任せた。
「それでは後の事をお願いしますゼト」
「御意に」
「それとラーチェルには私の出立は…内密に願います。尋ねてきてもうまく誤魔化してくださいな」
「それはかまいませんが…よろしいのですか?」
「ラーチェルの事ですから私を追ってきかねません。いえ、物見湯山でしたらそれも楽しくてよいのですが…」
今回は大事な旅だ。
ミカヤの神託の意味を確かめ、またクリミアとデインを和睦させねばならない。
あの破天荒なラーチェルが居合わせると場をかきまわされる恐れがある。
「それでは参りましょう姉上…西へ…」
傍らの巫女は微笑を妹に返すとどこか小さく呟いた。
「そうね…西へ…これもまた縁ね…クリミアの大名家に貴女の姉がいるわ。名はエリンシア。
 デインにもアイクという兄がいた…はずよ。今はどうしているかわからないけれど…」

こうして神託に導かれるままに巫女は妹を伴い西の地に旅立っていった………



次回

侍エムブレム戦国伝 邂逅編 

〜マルスの章 二つの道 〜
649助けて!名無しさん!:2011/05/03(火) 21:54:02.91 ID:244lwnb4
>>636
>妹が強くない作品の方が世の中少ないのではないだろうかw
「頭があがらない」的な意味を含めると本当にそうw

アイクの場合、頭があがらないようなこと言われても先ず気にしてないけどさ。
650助けて!名無しさん!:2011/05/03(火) 23:36:19.61 ID:riJsBEuf
>>643-648
GJ!
651助けて!名無しさん!:2011/05/04(水) 14:29:16.46 ID:+2qgYgg/
>>650

GJ!
652助けて!名無しさん!:2011/05/04(水) 17:17:22.41 ID:BORFz43Y
>>643-648
GJ!物語が動き始めてきたなw続き待ってます!
653助けて!名無しさん!:2011/05/05(木) 13:18:47.78 ID:dNf3a1ei
>>643-648
おおっ、エイリークと出会えて良かったねミカヤ姉さん!
…サカの一族が天下を取ったって事は、リンは敵か…親族同士で戦わなければいいのだが…
マルスがどう動くのか続きに期待。GJ!
654助けて!名無しさん!:2011/05/05(木) 23:11:29.36 ID:dp5C2zij
なんでwikiのキャラ別まとめは5スレ目で止まってるの?
655とある主人公の封印乃剣(ソードオブシール):2011/05/05(木) 23:23:19.44 ID:UDt/Dg9i
>>654
編集する人がいないからじゃないかな?なにぶん数が多いから、やろうと思っても大変だと思う。

投下します。

注意

>>564-570
 の続きです。

・いわゆる厨二的な文章、表現が多いと思います。
・捏造設定、キャラ崩壊があります。
・長文となります。

苦手な方はスルーお願いします。
656とある主人公の封印乃剣(ソードオブシール):2011/05/05(木) 23:24:07.80 ID:UDt/Dg9i
序章 とある日常の崩壊序曲(オーバチュア)2

 メディウスとの会談を終え、ネルガルは自らの研究所でもある自宅へと向かっていた。
ネルガルの自宅はエレブ地区にあり、竜王家から歩いて帰ろうとすると数十分の時間を要する。
転移魔法を使えば瞬時に自宅へと戻ることもできるが、特に急ぎの用事があるでもなく、こうして自らの足で自宅への道を進む。
そして、民家のブロック塀に囲まれた細い路地をしばらく進んだところでネルガルはおもむろに足を止め、低い声を発した。
「リムステラ、いるな?」
「――ここに」
 いつからいたのであろうか、ウェーブのかかった長い黒髪の女性―であろうか?中性的な外見を持った人物―がネルガルの背後に現れる。
 ネルガルの手で創り出された人工生命体、モルフであるリムステラは常にネルガルのすぐ近くに仕え、彼の助手とも秘書とも言える働きをしている。
先ほどメディウスと会っていた時から今まで、主に気を使い姿を消していたようだが、単に物影に潜み気配を消していたのか、
それとも本当にしばし傍を離れていたのかをネルガルは知らず、また知る必要がないことを知っていた。
 故に、ネルガルは背後に現れたリムステラに振り向くこともせず、必要なことのみを伝える。
「話は聞いていたな?お前は先に研究所へ戻り、準備を進めておけ。夜には竜が何体か、転移魔法で送られて来るはずだ」
「承知しました」
 リムステラもまた、一切の余分を口にすることもせずに主の命に従う。
見る者によっては異様なこのやり取りも、当の本人たちにとってはこれが最も自然な関係であり、ネルガルの命を受けたリムステラは
直ちに主の求めに応じるべく、転移魔法を唱えようとする――が、それを遮ってネルガルが再び口を開く。
「それと、イリアについての資料を出しておけ。気候や、魔術的地脈のデータが必要だ」
「――それでは、此度の計画はイリアで行うのですか?」
 イリアは、エレブ地区の中でも僻地にある氷雪地帯だ。冬が長く夏が短い厳しい自然環境にさらされ、生活する者も少ない。
なにより、標的である兄弟達が住む家からは遠い。
てっきり、紋章町の中心地でなんらかの作戦を決行するのだとリムステラは考えていたのだ。
 そんなリムステラの胸中を悟ったのだろう、ネルガルがここで初めてリムステラの方へ体を向け、説明する。
「――なにも、兄弟家全員を一度に相手取る必要はない。
竜のエーギルを使用する今回のモルフが後れを取ることなどそうそうあっては困るが・・・折角の実験だ。
確実性を欠きたくはない。メディウス老の話では、近々、兄弟家の内の何人かがイリアへ行くらしい。よって、実験はイリアで行う」
「なるほど、承知いたし――!」
 説明に納得したリムステラがネルガルへの返事を言い終わるか終わらないかの内に、何かに気が付く。
「人が来るようです。私は、これで」
「うむ。頼んだぞ」
 そうして、今度こそリムステラは転移魔法で姿を消す。リムステラが消えたことにより開けた視界の向こうに、なるほど、何人かの人間が
こちらに向かってくるのがネルガルにも確認できた。どうやら、少年達のグループのようだが――
「む、あれは・・・」
 視界の先に、見知った紅髪を見つけ、ネルガルは少年達が近づいてくるのを待った。
657とある主人公の封印乃剣(ソードオブシール):2011/05/05(木) 23:25:05.37 ID:UDt/Dg9i
「なぁなぁ、バナナって、おやつに入るのか?」
 くすんだ金髪と、やや鋭い目つきを持った少年―チャド―が、彼の両隣りにいる親友に語りかける。
「どうだろうね?入るとしたら、300ゴールドの割り振りを考え直さないとね」
「ハッ、馬鹿正直に300ゴールド分に収める必要なんてないだろ。そんなの、いちいちチェックしねーよ」
 それに答えるのは、緑の髪を持った双子、ルゥとレイだ。
「レイ、お前そんなこと言ったら元も子もねーじゃんかよ!なぁ、ロイはどう思う?入ると思うか?バナナ」
 レイの返答に不満だったチャドが、三人のやや前方を歩くロイに話題を振る。
「え?僕かい、そうだな・・・」
 ロイはロイで隣にいるウォルトと話をしていたのだが、すぐ後ろの会話も耳に入れていたようで、少し考えてから答えを返す。
「おやつに入る入らないは別として、最初からバナナを切ってタッパーか何かに入れて持っていけば、
お弁当のデザート扱いでいいんじゃないかな?」
「お、なるほど!その手があったか。さすがだな、ロイ!」
「なんだよ、そんなの屁理屈だろ」
「もう、先に屁理屈を言い出したのはレイじゃないか」
「あははは」
 ロイの答えに満足したチャドに、今度はレイが不満を言うがそれを(一応)兄であるルゥがたしなめる。
聞きに徹していたウォルトもそのやり取りに笑い声をあげる。
 そんな、他愛のない時間を過ごしながら道を歩いていると、
「あれ?」
 ロイが、前方でこちらを見ている人物に気が付く。どうやら、ロイ達が近づいて行くのを待っているようだ。
「ロイ様」
 ウォルト達もそれに気がついたようで、ロイに声をかける。
「うん、あの人は――」

「こんにちは、ネルガルさん」
「うむ」
 ネルガルのもとへやってきたロイが、ネルガルに挨拶をする。ネルガルがそれに返事をした後で、
ロイから一歩離れた位置に立つチャド達も慌てたように頭を下げる。
(――おい、誰だよこのおっさん)
(馬鹿。お前、知らないのかよ?)
(なんだよ、有名人か?)
 頭を下げながら、チャドがネルガルに聞こえないように小声で問いかける。どうやら、ロイとは知り合いのようだが・・・。
(闇魔道士の、ネルガルさんだよ。この町で魔道を扱うものなら、誰でも知っている)
 チャドの疑問に答えるは、もっぱらルゥの仕事だ。彼は、やはり小声で説明を続ける。
(闇魔道士でありながら、理魔法や、光魔法にまで精通してる、すごい人なんだ)
(なんでも、あのニイメばあさんよりも強い闇使いらしいぜ。エレブ地区じゃ、あのアトスの爺さんと並ぶくらいの怪物さ。
話じゃ、かなりヤバい爺さんみてぇだけど・・・)
(へー。そいつは・・・すげぇんだな)
 ニイメは、レイにとっては師匠に当たる人物だ。
負けん気の強いレイが自分の師よりも上だというからには、相当の実力者であろうことが魔道士たちの事情に疎いチャドにも伝わった。
(それで――)
 そこまで聞いて、チャドは視線を前方のロイ達に移す。
「ご無沙汰しています、ネルガルさん」
「あぁ、ずいぶんと久しいな」
 そんなチャド達を余所に、ロイとネルガルの会話が続く。
(なんで、そのすごくてヤバい爺さんと、ロイが知り合いみたいなんだよ?)
(俺達が知るか!)
658とある主人公の封印乃剣(ソードオブシール):2011/05/05(木) 23:25:53.17 ID:UDt/Dg9i
「お前たちは、どこかに出かける途中か?」
「はい、友達と買い物に」
「そうか――」
 会話を続けながら、ネルガルは目の前に立つ少年を見る。足の先から紅い頭まで、全身どこを見ても油断しきっている。
「ネルガルさんは、お散歩ですか?」
ロイは知らない。この目の前の男が、よもや自分達兄弟を狙っていようなどとは。
「いや、少々竜王家に用があってな。その帰りだ」
 今、ネルガルがその魔力を行使すれば、すぐにでもロイの命を刈り取ることができるだろう。
「竜王家に?ニニアンさんやニルスさんですか?」
「いや、メディウス老に呼ばれてな」
 言いながら、ネルガルはその右手をゆっくりと上げる。ロイはその動きに気付きながらも、当然ながらなんの警戒もしていない。
「それよりも、ロイよ――」
 そうして、その右手がロイのすぐ目の前を通過し――
「――!」
 そこで、初めてロイがすぐ目の前に来たネルガルの腕に反応するが、ネルガルの掌はすでに標的を捉えていた。その手は、迷いなく、
 ――ポス。
 ロイの頭の上に、『優しく』乗せられた。
「しばらく見ないうちに、また大きくなったのではないか?」
 そうして、ネルガルはくしゃくしゃとロイの頭を撫で回す。
「そ、そうかな?自分じゃ、そんなに伸びた気はしないんだけれど」
 ロイはくすぐったそうに目を細めながら、しかし友人たちの手前やや恥ずかしそうにして答える。
「いや、やはり伸びた。全く、お前は会うたびに伸びているようだな」
 ネルガルの片方だけ出された目からは、先ほどメディウスと話していた時の眼力が完全に失せ、目じりが下がっていた。

(――おい、なんか、そんなすごそうでもないし、ヤバそうでもないぞ?どういうことだよ?)
 そんなやり取りを見ながら、ロイ達の後ろでまた小声のやり取りが始まった。
(だから、俺が知るかよ!)
(まぁ、噂ほど怖い人じゃないってことなんじゃないかな?なんか、普通のおじいちゃんって感じだね)
(ネルガルさんは、昔からロイ様のことを可愛がっているんですよ。まるで、本当の孫みたいだって、よく言ってますよ)
そこに、ウォルトから助け船が出された。ウォルトとロイは本当に小さい頃からの付き合いだ。
ロイのことは大抵なんでも知っているウォルトの言葉なら信じられるのだが・・・。
(だからって、あの見た目でああ言う態度とられるとな)
(あぁ、完全にキャラ間違ってんじゃないかって気になるよな)
 珍しく、チャドとレイの意見が一致する。

「菓子を買いに行くのか?」
「はい、みんなで、林間学校で食べるおやつを買いに行くことになって」
 外野を無視して、ロイとネルガルのやり取りはまだ続いている。
あまり長引いて友人を待たせるのもよくないと思いながらも、ロイとしては自分を可愛がってくれるこの老人を無下に扱うことはできない。
「そうか、林間学校か。それは楽しみだろう。小遣いはもらったのか?」
「はい、ミカヤ姉さんとエリンシア姉さんから150ゴールドずつ」
「ならば、それは取っておくといい」
「え?」
 大家族の食費やら家の修繕費やらで、兄弟家の家計はいつも火の車だ。
学校行事のおやつ代でさえも、本当は節約した方がいいのだろうが、二人ともロイが何も言わずとも自分の財布から小遣いを出してくれたのだ。
 それを知ってか知らずかだされたネルガルの言葉の意味がわからず、ロイが首をかしげる。
「菓子なら、私の家にたくさんある。家の人間は菓子など食わぬから、好きなだけ持っていくといい。もちろん、ウォルト君や友達の分もある」
「よっしゃあ!儲けたぜ!」
「ちょっとチャド、少しは遠慮しないと・・・!」
 ネルガルの言葉を聞いて、いち早くチャドが反応する。
「いいじゃねーか、貰えるものは貰おうぜ。俺達だって、金が無いんだからな」
「それはそうだけど・・・」
 遠慮しようとする兄を、レイが説得にかかる。ロイ同様、チャドやルゥ達の家計にも余裕が無い。
 そんな友人達の様子を見ながら、ロイがネルガルを見やる。
「本当に、いいんですか?」
「言っただろう。家にあっても食べる人間がいない。それに、ロイが来れば妻も喜ぶ」
「それじゃあ、お邪魔しますね」
 そう言って、笑顔を向けるロイ。なぜ、食べる人間がいない菓子を用意してあるのか、まだ幼いロイには気が回らないようだが、
そんなロイの頭をネルガルがもう一度撫で回す。
659とある主人公の封印乃剣(ソードオブシール):2011/05/05(木) 23:28:12.39 ID:UDt/Dg9i
 そうして、ネルガルの家へと向かうことになったロイ達。その道中で、ネルガルがふと問いかける。
「――ところで、林間学校とやらはどこへ行くのだ?」
「イリアへ。雪が残っていれば、スキーを。そうでなければ、ハイキングをする予定です」
「――む」
 ロイの答えを聞き、ネルガルの表情がやや強張る。
「? ネルガルさん、どうかしましたか?」
 それに気づいたロイが様子を覗うが、ネルガルはすぐに己の心中を悟られぬよう、表情を好々爺のそれに戻す。
「いや、なんでもない。『くれぐれも』気をつけていくのだぞ」
「はい、分かりました――?」
 やけに力の入った、しかし平凡なその注意に込められた真意に、ロイは気付かない。

【計画を変更しますか?】
 どこから会話を聞いていたのか、リムステラから魔法を使った念話がネルガルの頭の中へと届く。
【――いや、そういうわけにもいかんだろう。お前は準備を進めておけ】
 迷いが全くないわけではないが、貴重な実験の機会を逃すのもネルガルには耐え難いことであった。
【承知いたしました】
 主の返答を受け、リムステラはいつものように短い返事を返す。
「なぁ、ネルガルさんの家って、でかいのか?」
「闇魔法の本は、見せてくれそうか?」
「うーん、どうだろうね?家は大きいけど、本の方は、聞いてみないとね」
 ネルガルは、楽しそうに友人と歩くロイの姿を見て、
「――ふぅ」
幾年ぶりか思い出せないほど久しぶりのため息をつくのであった――。



第一章 に続く
660助けて!名無しさん!:2011/05/07(土) 14:59:38.36 ID:kmZ/YyiG
某所の外伝動画見てて思ったが、やっぱアルムって強いな。
ここで空気なのは、やはりリメイクされてないからか。VCで出来る様になったとはいえ、台詞自体少ないしな。
661助けて!名無しさん!:2011/05/07(土) 16:32:03.73 ID:9UwRBrTr
それもあるけどキャラが薄いからじゃね?
性格とか個性とかいたって普通の人だし
彼に比べたらヒーニアスとか漆黒とかラーチェル様の方がよほど濃くて出番も増える
662助けて!名無しさん!:2011/05/07(土) 19:42:05.35 ID:2l2Zv4DP
作品自体が人気無かったんじゃないの
663 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/07(土) 20:45:44.72 ID:hKIjGZXc
>>662
アルム「君がッ!泣くまで!殴るのをやめないッ!」
664助けて!名無しさん!:2011/05/07(土) 21:26:06.32 ID:shTDlryi
>>662
てねーは俺を怒らせた
665助けて!名無しさん!:2011/05/07(土) 21:27:01.26 ID:shTDlryi
ミスった・・・
666助けて!名無しさん!:2011/05/07(土) 22:06:48.85 ID:uqaWkZxt
影薄いのもあるいみ個性だって
こうして「アルムって影うすいよなー」って話題にしてもらえるんだから

フラグメイカー以外能力も性格もなにからなにまで平均値で凡庸なロイの方がよほど影薄い気がするぞ
667助けて!名無しさん!:2011/05/07(土) 22:41:56.51 ID:pGWm8qC1
単純にプレイ人口の問題じゃない?

俺もやってないGBA組の性格はよくは知らないし
668助けて!名無しさん!:2011/05/07(土) 23:07:07.69 ID:GBNnZ4Cy
ロイにはツッコミという個性があるじゃない!


リリーナ「送信っと」
669助けて!名無しさん!:2011/05/07(土) 23:29:41.35 ID:JCPIdbmT
確かにロイは突っ込み役で登場することが多いから案外出てる印象があるね。

アルムに関しては農業関連でスレ設定は割とあるんだけど誰も弄りたがらないんだよね。
逆にエフラムアイク辺りは特に恋愛関連でかなりネタが多い印象。
670助けて!名無しさん!:2011/05/07(土) 23:57:43.32 ID:GBNnZ4Cy
ミカヤはダキュンダキュン歳と兄弟家の長女
シグルドはKINSHINキラー
アイクは最強人類とフラグクラッシャー
エリンシアはおかん役とKINNNIKU好き
エフラムは槍と幼女
ヘクトルはメタボ
エリウッドは病弱王子
エイリークは気品と芸術
リンはレズと草原
マルスは腹黒と姉好き
アルムは農家とKINSHIN
セリカはKINSHINと宗教狂い
セリスは男の娘
リーフは人でなしと器用貧乏
ロイはツッコミとフラグメイカー

こうして並べるとみんな特徴はあるんだけどね…w
671助けて!名無しさん!:2011/05/08(日) 00:14:14.83 ID:bAaMOTXY
特徴の強弱の差さ
病弱とか突っ込みとか農家とかは強烈なやつにくらべると弱い

それと相方部分の個性ってのもある
アイクのフラクラにはレテとかワユとか面白い連中がいるし
エフラムの幼女にはサラ様がいる

それに対して病弱仲間ってとアランとか…影の薄い人になるからなあ…
672助けて!名無しさん!:2011/05/08(日) 00:18:06.57 ID:4joLqCm7
これだけ人数いたら偏るのも仕方ないだろう…

自分は兄弟家の全員が好きだよ
登場回数とかそんなの関係ない
673助けて!名無しさん!:2011/05/08(日) 13:31:58.04 ID:bxW9wghQ
書き手が好んでアイクとかエフラムと取り巻きの幼女とかを多く書いてるんだから、これらが目立つのは当然。

他のキャラが目立つにはネタに出すしかないよ。
674助けて!名無しさん!:2011/05/08(日) 13:40:11.58 ID:jZCQgvhJ
今まで全然出てなかったキャラを掘り起こすのも楽しいよ
とりわけその設定が他の書き手に採用された時の喜びはむっちゃ大きい
と脇役主役のネタを書く事が多い俺が主張してみる
675助けて!名無しさん!:2011/05/08(日) 15:23:42.38 ID:Ky6a+IT5
>>674
俺、アテナ×マルスに挑戦しようと思ってるんだ…
676 忍法帖【Lv=23,xxxPT】 :2011/05/08(日) 16:10:20.39 ID:rqIP/1i6
>>675
わっふるわっふる


…それはそうと、久しぶりに長編ネタを投下しようと思ったら投下出来ない絶望
忍法帳のレベルが低いと1レスに書ける文の量が大きく制限されるなんて聞いてないェ…
これは素直にレベルアップを待つしかないのか…orz
677助けて!名無しさん!:2011/05/08(日) 16:12:23.93 ID:rqIP/1i6
ninjaで今のレベルを確認したら、充分過ぎる程レベルが上がってた希望
…上のレスは聞かなかった事にして下さい
678助けて!名無しさん!:2011/05/08(日) 17:31:20.02 ID:Cf4j8xjQ
>>671
>エフラムの幼女にはサラ様がいる

一瞬エフラムの彼女に見えた俺は大分疲れているようだ
679助けて!名無しさん!:2011/05/08(日) 17:55:02.95 ID:waL3LpAi
モルダあなた疲れてるのよ
と言いたいがお前は正常だ、俺もそう見えたw
680助けて!名無しさん!:2011/05/08(日) 18:26:46.47 ID:7l40Ozwu
久々に来れた!

GW中、思ったより投下が来なかった気がする
最近長編はよくくるけど、小ネタとか短編書く人が減ったような……気のせいか?

まぁそんなこと言ってないでネタを投下しろって話だが:

>>643-648
おお、やっと物語がつながり始めてきた!
エイリークとミカヤの2人旅か……ちょっと不安だな
あ、ユンヌもいるか
……もっと不安d(ry
これから他の兄弟とどうつながっていくのか楽しみにしてる、GJ!


>>656-659
おお久しぶり!
前回はゼフィール、今回はネルガルか……GBA厨の俺得SSです、いいぞもっとやれ
このスレだと痴呆老人のイメージの強いネルガルだけど、アトスがひどい分実際はもっとまともな人物扱いされてもおかしくないな

次の展開に期待、GJ!
681ビラクとヘザー仲直り大作戦:2011/05/08(日) 18:49:37.18 ID:OxV7uWc3
〜 とある公園にて 〜

ビラク 「へっきゅーん〜!俺と一緒に新世界の扉をオープンしようぜぇぇぇ!!!」
ヘクトル「だが断るわァァァァ!!!(逃走」

ヘザー 「リンちゃぁぁぁん、今日こそ私と契約してな○はとフェ○トみたいな関係になりましょおおお!!」
リン  「何その新手の勧誘!?そんなのお断りよぉぉ!(逃走」

ヘクトル「…ぜぇ…ぜぇ…(ダダダッ」
リン  「…はぁ…はぁ…(ダダダッ」
ヘクトル「ってリン!?お前何走ってるんだよ!?(ダダダッ」
リン  「そ、それは私のセリフよヘクトル!(ダダダッ」

ビラク 「へっきゅーん、待ってくれy……!?」
ヘザー 「リンちゃんは私が美味しく頂いt……!?」

ヘクトル「俺はビラクに…お前はまたヘザーに追われてるみてーだな(ダダダッ」
リン  「こらっ、もっと早く走らないと追いつかれるわよ!(ダダダッ」
ヘクトル「うるせー!それ位分かっt……」
リン  「ヘクトル、何立ち止まってるのよ!?追いつかれてもいいの馬鹿ァ!」
ヘクトル「…おいリン、あれを見てみろよ」

ビラク 「…ヘザーか」
ヘザー 「…ビラク…」
ビラク 「元気そうに、してるじゃないか」
ヘザー 「貴方も、ね…」
ビラク 「…………」
ヘザー 「…………」
ビラク (言わないと…今日こそは…!)
    「なぁヘザー…ちょっと言いたい事g」
ヘザー 「貴方ときたらまた男のケツを追いかけてるわけ?…あの時から何も変わってないのね」
ビラク 「お、お前に言われる筋は無いな!俺はただ自分に正直なだけだ…!」
ヘザー 「何よソレ!?それが私を捨てた事を正当化するとでも思ってるの!?」
ビラク 「違ッ、あれは…」
ヘザー 「少しは落ち着いたかと思ってたけど、とんだ思い違いだわ!!
     アンタなんか、モグラみたいにひたすら掘り続けてればいいのよ!」
ビラク 「(ピキッ)ふんッ、ならお前は真の女の喜びをしらずに朽ち果てればいいさ!」
ヘザー 「!!?……馬鹿ァ!(バシッ」
ビラク 「ッ……」
ヘザー (…どうして…どうしてこうなっちゃうの…(涙)
ビラク 「…ヘザー…俺は…」

ヘクトル「………」
リン  「…ちょっとヘザーさんを慰めてくるわ」
ヘクトル「いいのか?」
リン  「ええっ、少なくとも目の前で悲しんでる人を放っておける程、私は非情じゃないもの」
ヘクトル「あぁ…そうだな」
682ビラクとヘザー仲直り大作戦:2011/05/08(日) 18:50:31.66 ID:OxV7uWc3
ヘクトル「…ビラク」
ビラク 「ヘクトルか…見苦しい所を見せてしまったな」
ヘクトル「気にするな…あの女(※ヘザー)は知り合いなのか?」
ビラク 「…あぁ……もう、3年も前の話だ」

ヘザー 「私とビラクは、誰がどう見てもお似合いのカップルだったわ。
     最終的には結婚も考えていて、幸せな家庭を作る事も望んでいた…
     少なくとも私達を知る全ての人たちは、そう信じていたわね。
     でも何処かで、幸せの歯車は狂いだした…」
リン  「……」

ビラク 「あの日、俺はとあるウホッ!イイ男…と知り合った結果、新しい世界に目覚めてしまった。
     だがこの事は、同時に俺にも罪悪感をもたらした…ヘザーを裏切ってしまった訳だからな。
     だから俺は正直にアイツに打ち明けて、謝罪したんだ」
ヘクトル「………」

ヘザー 「多分、あれは一時の迷いなのだと思う…『一回だけなら』と軽々しく行った事だと思う」
リン  (同姓に手を出す事って、そんな軽々しく出来るもの?という質問はやめておこう…)
ヘザー 「でも私は、そんな彼のちょっとした行いを認めてあげる事が出来ず、彼を酷く罵倒し、逃げたのよ。
     …本来なら、一時の過ちだと彼を許してあげるべきだったのに……」

ビラク 「あの一件でヘザーは俺を強く憎んでいる。だからもう一度、謝りたいんだ…
     でも会う度に喧嘩ばかりしている。どうやら和解は先の話になりそうだよロシェ」
ヘクトル(誰がロシェだコラ!!)

ヘザー 「多分彼があの一件の後でもホモで居続けているのは、
     後に引けなくなったからという点もあるのかもしれないわ。
     …まぁあの一件以来、私も男が信じられなくなって今の様になったから、おあいこ様だけどね。
     でもどうすればいいのかしらねぇ、リンちゃん…?」
リン  (私に言われたって分からないわよ…まぁとにかく、ヘクトルにこの事を伝えとこっと)
683ビラクとヘザー仲直り大作戦:2011/05/08(日) 18:51:26.02 ID:OxV7uWc3
〜FE兄弟家〜

ヘクトル「あのヘザーって女、そんな風に思ってたのか」
リン  「ビラクさんも後悔してたんだ…」
ヘクトル「あいつはホモなのは間違いねえが、ヘザーの言う様に
     後に引けなくなった所もあるのかもしれん…か。…今じゃあ正真正銘のホモだがなorz」
リン  「(何それ)二人の仲をどうにか良くしてあげたいわね」
ヘクトル「何でお前がそんな事気にすんだよ。当人同士の問題だろーが」
リン  「……アンタねぇ、考えてもみなさいよ。
     もし二人の仲が元通りになったら、あんたもビラクから逃げなくて済むのよ?」
ヘクトル「…!」
リン  「確かに困ってる人達は放っておけないという気持ちはあるわ。
     でもそれ以上に、この行為には意味がある…私達に平和をもたらすという意味がね!」
ヘクトル「……分かった、俺も協力するぜ!」
リン  「でもそうは言っても、どうすればいいのかしら…?」
ミカヤ 「二人ともどうしたの?」
ヘクトル「おっ、丁度いい時に来てくれたぜ姉上」リン「…実は…」

〜ミカヤの部屋〜

ミカヤ 「ふーん、なるほどね」
リン  「(ダキュン!ダキュン!)年も生きた姉さんなら何か知恵が借りられるかなぁ〜って…」
ミカヤ 「わ、私に聞かれたって困るわよ!恋愛なんて一度もした事がないから
     どうすればいいか何て答えられないわ…!」
リン  「えっ」
ミカヤ 「えっ」
ヘクトル「なにそれこわい」
ミカヤ 「…ゲフンッゲフンッ!…良い方法ねぇ……そうだわ。こういう時は…じゃじゃーん、新しい遊園地のチケットぉ!」
ヘク・リン「おおッ!?」
ミカヤ 「実は数日前にサザに2枚貰ってね…今度の日曜に一緒に行こうって…」
ヘクトル(サザ…お前…これでキメるつもりだったんだな…(つД`))
リン  「で、でもこんな事していいの姉さん?」
ミカヤ 「うん…埋め合わせはちゃんとするわよ。
     でもね、リンとヘクトルの性癖を元に戻す絶好のチャンスだからこそ、
     この機会は絶対に逃せないと私は思うわ!」
ヘク・リン「だ〜か〜ら、違うってェの!?」
ミカヤ 「まぁでもこれだけ渡されても、何をすればいいのか分からないだろうから、
     その方法を伝授するわね」
ヘクトル「フムフムッ……おおっ、流石はチーム・暁の団のリーダーだ!」
ミカヤ 「やめろ。あ、そうそう。遊園地でシグルドに会ったらよろしく言っておいてね」
リン  「何で?」
ミカヤ 「詳しくは言ってくれなかったけど、罰ゲームなんだってさ」
684ビラクとヘザー仲直り大作戦:2011/05/08(日) 18:51:48.76 ID:OxV7uWc3
〜日曜日 某遊園地にて〜

リン  「(茂み)…さて、準備も整ってるし、後は二人が来るのを待つだけね」
ヘクトル「(茂み)ったく、本当に上手く行くのかコレ?」
リン  「(茂み)まぁ上手く行かなかったらその時はその時じゃないの?」
ヘクトル「(茂み)随分とポジティブだなお前…おっ、待ち合わせ場所(予定)に誰か来たぞ」

ビラク 「へっきゅうううううううううん!!(ドドドドドッ!!!
     デートのお誘いだなんて、遂に俺と一緒に新世界を旅したくなったんだねえええ!!!」
     
ヘザー 「リンちゅわああああああああん!!(ドドドドドッ!!!
     デートのお誘いだなんて、それはスイートな夢見る女神のワー(以下略」

ヘク・リン「(茂み)ぎょえええええええええΣ(;゚Д゚)!!!?」

ビラク 「……ってヘザー!?」
ヘザー 「ビラク!?」
ビラク 「ど、どうしてお前がここに居るんだ!?」
ヘザー 「それは私の台詞よ!」
ビラク 「…俺はへっきゅんにこんな誘いの手紙を貰ったんだよ。つ『手紙』」

『親愛あるビラクへ 
 俺も覚悟が出来た 今度の日曜日に同封のチケットを使って 最近出来た○○○遊園地に来てくれ。
 俺は少し遅れるから まず先にアトラクションとかを一巡りしてくれよな Byヘクトル』

ヘザー 「私も一部を除いて同じ文面の手紙とチケットを送られたわ」
ビラク 「………」
ヘザー 「………」

リン  「(茂み)ここからが正念場ね…」
ヘクトル「(茂み)ここで二人が一緒に行かねぇなら…」

ビラク 「ま、まぁ一人で遊園地も何だしな
     …い、一緒にアトラクション巡りをや ら な い か」
ヘザー 「わ、分かったわよ!で、でもリンちゃんが来たら直ぐにおさらばさせて貰うわよ!」

ヘク・リン「(茂み)キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!」
ヘクトル「よし、あいつらを追跡するぞ」
リン  「待って、追跡にはこれを使うわよ」
ヘクトル「!?…こ、これは…!!」
685ビラクとヘザー仲直り大作戦:2011/05/08(日) 18:53:16.57 ID:OxV7uWc3
ビラク  (お、女と一緒に歩くなんていつ以来だったっけな…///)
へザー (最後にビラクと歩いたのは…あぁ、もう3年前か)
ビラク  「…?…あれは…」
ヘザー 「ジェットコースターね」
ビラク  「何々…『ドキッ☆脱線だらけの大ジェットコースター』と書いてあるぞ」
ヘザー 「いや何その不吉なネーミング」
ビラク  「(こ、ここはウホッ!いい男らしく…)よし、これに乗ろう」
ヘザー 「あ、アンタ正気なの!?」
ビラク  (ま、まずい!引かれてしまったのか…)
ヘザー 「べ、別にいいわよ。は、早くやろうじゃないの!」
ビラク  「ほっ…」
ヘザー (押しの強さは今も昔は変わらない…か)

係り員A「お、お客様…お乗りになるのでしたら、まずはそのダンボールからお出になって下さい…」
ヘクトル(だから言ったじゃねーか!ス○ークじゃあるめーし、バレるってーの!)
リン  (う、うっさいわね!TVでやってたんだからこうやったのよ!)
    「えっと…私達、生来太陽の光に弱いドラキュラでして…」
ヘクトル(どういう理由だよソレ!?)
係り員A(……遊園地が始まって以来の来客に我遭遇Σ(;゚Д゚)ーーーーッ!!!)

ウワアアアッ キャアアアッ ゴォォォォォ・・・スポッ ガシャーン! ガキキィ・・・ ヒュウウウウーーン ウオォ! ヤアアアァ!!

ビラク  「す、凄くスリルあったZE…」
ヘザー 「そ、そうね…」

ヘク・リン「はぁ、死ぬかと思った…てかダンボールはやっぱり駄目だな(ね)」
一般客 「お前ら馬鹿だろ」


ヘザー 「さて…昼ごはんでも一緒に食べない?」
ビラク  「(お腹は空いてないが…)ああ、いいなソレ」

ヘクトル「ほぉ、どうやら食事を取る様だな」
リン  「じゃあ私達も食べましょ…二人からは見えない席でね」
ヘクトル「よし、じゃあ俺はスパゲッティでも頼むわ」
リン  (所で私達二人ってハタから見たらカップルに見えるのかしら…?
     まぁ原作では兄妹でもないし、たまにはいいっか)
ヘクトル(昼食wktk……ん、あのきぐるみ、俺達の方をじっと見てやがる…)
きぐるみ「…………」
686ビラクとヘザー仲直り大作戦:2011/05/08(日) 18:54:30.40 ID:OxV7uWc3
ビラク (へっきゅんまだかな…こうやって久しぶりにヘザーと居るのも悪くないが…これは謝るチャンスなのか?)
ヘザー 「じゃあ次はあの施設に入ってみない?」
ビラク  「ん?アレはお化け屋敷か」
ヘザー (まずは自分で一回りしてから、リンちゃんが来た際に一緒にまた来て、驚く所を見てあげるわ…!)

〜20分後〜

ビラク  「…つまらなかったな」
ヘザー 「そうね」
ビラク  「俺達を見た瞬間に、むしろ奴お化けがビックリして
      『ギャアッー!!』って叫んでどうするんだよロシェ」
ヘザーd(リンちゃんと来ない方がいいわね、ココ)

ヘク・リン(……ツッコミたい!お前らが(アッー!的な意味で)悪名高いから、
      お化け役がとんでもない人を脅かしちまったってビックリしてるんだよってツッコミたい!)

〜1時間後〜

ビラク  (さて、アトラクションも粗方見終わったが…)
ヘザー (リンちゃんマダー?)

不良A 「ひゅ〜、ベイベ〜!」
不良B 「そこのゲロマブ姉ちゃん(死語)よぉ、俺達とサ店に行かないかい?(死語」
不良C 「死語連発とか俺達三人組マジぱねぇッスwwww」
ビラク 「何なんだこいつらは、たまげたなぁ」
ヘザー 「こんな奴等、相手にするまでも無いわ」
不良A 「はァ!」
ヘザー 「!?」
不良B 「おっとぉ!そこの動くなよご両人さんよぉ!」
ビラク  「ヘザー!」
ヘク・リン(な、何この展開は…!)
不良C 「さっさと持ち金全部出せっていうwwww」
ビラク  「…くっ、この男の風上にも置けない奴らめ…」
不良A 「うるせぇ!さっさと金を出しなよ」
不良B 「…ぉ、良い事思いついた。このゲロマブを(ry」
ビラク  「ッ……頼む、ヘザーに手を出すな!
      ハーディン様の名に掛けて、何でもすると約束する!」
不良C 「おー、涙が出てくるねっていうwww」
ビラク  「仲違いはしたが、俺にとっては大切な人だ!だから手を出す事だけはやめてくれ!」
ヘザー (…ビラク…///)
687ビラクとヘザー仲直り大作戦:2011/05/08(日) 18:55:20.88 ID:OxV7uWc3
不良A 「知った事かよ!という訳で…」

ヘクトル(これ以上放っておけるか!行くぞリン!)
リン  (言われなくても!)

ヘザー 「…甘いわ!」
不良A 「何をこのアm…ガッΣ(゚Д゚)!?」
ビラク  「後ろ足で男を蹴り上げた…だと…?これは痛いだろうなぁ」
ヘザー 「ふっ、盗賊舐めんじゃないわよ!…ビラク、準備はいい?」
ビラク  (お仕置きの時間だな!)「ああっ!」
不良B (盛大に成敗される悪寒が…)
ヘザー 「奥義・瞬殺!!」
ビラク  「そしてトドメのグラディウッスウッス!!」
不良一同「「「ぎゃあああああああ!!?」」」
不良A (だ、だが俺はタダでは負けねぇ…!)つナイフ

ドスッ・・・

ビラク  「!?……がっ…あ…(バタンッ」
ヘザー 「ビラク!ビラクしっかりしなさいよ!」
ビラク  「ぐぅ…」
ヘザー 「そ、そんなぁ…」
ヘクトル「(男では絶対にたじろがなかったこの女が…)チィ、間に合わなかったか」
リン  「ベルン警察署には通報しといたわ。じきにベルン竜騎士パトロール隊が来るってさ」
ヘザー 「そ、それよりも救急車を…」
ビラク  「その必要は無いぜ」
ヘザー 「ビラク!あ、貴方…生きてて…」
ビラク  「勝手に殺すなよ」
ヘクトル「間違いなくみぞおちの辺りに…」
ビラク  「ふっ…普通の人間なら死んでいただろう…だが俺はッ!ガチホモだからNE!」
リン  「いや、意味が分かんないんだけど…」
ビラク  「男の相手をするというのは、女の相手をするよりも体力を使うものさ…
      だからホモである者は体力をつけるべく、身体を鍛えてあるのSA!
      …そしてそのトレーニングによって作られたこの強靭な肉体があったからこそ、
      急所に刺されても大丈夫だったって訳なんだよロシェ」
他三人 「いや、そのりくつはおかしい」
ビラク  「ほら、諺でも言うだろ?『1ゲイは身を助ける』ってな」
ヘザー 「…クスクス」
ビラク  「な、なんだよヘザー。笑うなよ!」
ヘザー 「それを言うなら『一芸は身を助ける』でしょ」
ビラク  「そうとも言うSA!」
ヘザー 「うふふ…」
ビラク  「ははは…」

ヘクトル(…どうやら仲直り大作戦は大成功みたいだな)
リン  (これで一件落着ね。良かった良かった…二人とも幸せにね)
688おまけ:2011/05/08(日) 18:57:03.65 ID:OxV7uWc3
〜オチ その1〜

ビラク 「…所でへっきゅんは何で妹と一緒に居るんだい?」
ヘザー 「言われて見ればそうね。リンちゃんは何でヘクトルなんかと一緒に居るのよ?」
ヘクトル(しまったアッー!ぜ…)
リン  (その場の流れでついうっかり出てきてしまった…何か言い訳を…)
    「デ、デートなのよデート!アルムとセリカもしょっちゅうやってる事をね…あはは…」
ヘクトル「そ、そうなんだよ…アハハハハッ!」
????「やぁあああぁあぱあぁぁりいぃいおぃかァァァァ!!!?」
ヘク・リン「な、なんかぬいぐるみがティルフィング持ってこっち来てるーーー!!」
リン  「まさかあのぬいぐるみの中の人って…シグルド兄さんなの?」
ヘクトル(ミカヤ姉上が言ってたのってコレかよ)
シグルド「KINSHINは許さんぞおおおおおお!!」
ヘク・リン「うわあああああああああ!!!?」
セネリオ (久しぶりの登場ktkr)
    「…酷い有様です」


〜オチ その2〜

ビラク 「へっきゅーん〜!俺と一緒に新世界の扉をオープンしようぜぇぇぇ!!!」
ヘクトル「何でまた俺は追われてるんだよおおおおお!!」
ビラク 「ヘザーとの確執は解消されて元の仲に戻ったけど、それはこれは別なんだ!
     言わばデザートでいう『別腹』って奴SA!」
ヘクトル「嫌アアアアァァ!!?」
へザー 「そういう訳だから、今こそ(ry」
リン  (助けなけりゃ良かったーーー!!orz)
セネリオ 「…酷い有様です。大事な事なので二回言いました」


終われ
689助けて!名無しさん!:2011/05/08(日) 21:17:51.23 ID:roa87CDR
>>681-688
良かった、やっとヘクトルとリンの問題が片付いて・・・なかったw
690助けて!名無しさん!:2011/05/08(日) 21:25:58.15 ID:4txmwRBV
ビラクさんたちがいきいきしてて吹いたw
毎日が楽しそうだなぁ…GJ!
691助けて!名無しさん!:2011/05/08(日) 23:04:42.24 ID:7l40Ozwu
>>681-688
イイハナシダナー……と思ったらこの有様だよ!
ヘクトル、リン、生きろェ……
GJ!

そろそろ次スレを立てないとまずいな
あと10KBしかない
692助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 05:45:11.26 ID:oU2DTWsY
じゃあちょっと挑戦してくる
693助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 05:58:35.90 ID:oU2DTWsY
694助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 07:15:26.22 ID:UzZplF8d
>>693乙!
695助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 15:01:25.02 ID:HY4P1e5m
イイハナシダー GJ!
696助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 15:03:30.92 ID:HY4P1e5m
ひどい有様です

697助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 15:20:30.98 ID:9VTl7fOy
妖精帝國本スレの>>798ってエフラムじゃね?
698助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 16:18:10.91 ID:2PYlJLig
>>693
スレ立て乙!では埋めていくか

>>678
サラ「それにしても>>678は何を言っているのかしら…何か間違っている部分あるの?」
エフラム「…一応確認するが、冗談で言ってるんだよな?」
699助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 18:05:29.62 ID:oU2DTWsY
>>698
サラ「彼女ではないとすると…嫁とか婚約者とか」
エフラム「まだそんな歳じゃないだろ…」
サラ「まだ、ってことは何年か後に期待していいの?」
エフラム「…何言ってるんだ。お前は妹だ妹。大体、期待って何のことだ?からかうのもいい加減にしろ」
サラ「…まあいいわ、今はそれで納得してあげる」
700助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 19:00:23.12 ID:2PYlJLig
だが待ってほしい、妹ならシスコン的にむしろ前進しているのではないだろうか
701助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 19:41:28.47 ID:uaQNE0ae
埋めネタ投下

ラクチェ「……」
フリーダ「……な…何?」
ラクチェ「食べ物屋対決!食べ物屋対決をしろ!」
フリーダ「はあ?」
ラクチェ「うちの店とアンタのとこ!一ヶ月間で客足の多いほうが勝ち!」
フリーダ「ちょっとまってください。急にまたなんですか。そもそもうちは山奥なもんで勝負になりませんよう」
ラクチェ「うっさい!無理やりでもネタ作らんと目立てないだろが!勝負ったら勝負、勝負しろい!」
フリーダ「んな無茶な…」
アイラ「流星剣!」
ラクチェ「うげは!? ちょ…見切り無視ですか」
アイラ「うちの娘がお騒がせしたな。すまない。忘れてくれ」
フリーダ「はぁ…」

ラクチェ「あいたたたた……酷い目にあった…」
マリータ「おっかない母ちゃんやねんなぁ…そんなに出番ほしいん?」
ラクチェ「欲しい、聖戦組みは濃い奴や強い奴多いけどそろそろレトロゲーに近いもん。紋章がリメイクされた今じゃ外伝についで古くなっちゃってるんだよ?
      プレイ人口は出番に直結するしさーここらで私らもなんかやんないとさ」
マリータ「ウチは始めからマイナーなトラキアやし気にならへんけどな。
      ラクチェのネタゆうたらラーメンの不味さとヨハヨハ…」
ラクチェ「うが…改善されたらネタ減るよね…なんとゆージレンマ。
     不味い方がネタになるなんて……orz」
マリータ「ほなヨハヨハ」
ラクチェ「遠慮します」
マリータ「せやけどコメディとしては」
ラクチェ「遠慮するっつうの」

グダグダのまま終わる
702助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 19:52:05.14 ID:IgeeRTvx
>>701
ラクチェといえば☆100勇者の剣で雑魚はおろかボスでも切り刻めるぞ!
703助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 20:04:29.12 ID:euWxlTjQ
埋めネタ、続けて流星軒ネタで

ラクチェ「料理で大切なのは愛情!
     腕は二の次、あたたたたぁ!」
アイラ「ばっかもーーーん!!」つ 流星剣

ラクチェ「いったーい!何するのよお母さん!
     愛情が大事って教えてくれたのはお母さんじゃない!」
アイラ「確かにそう教えた。だが、お前は誤解している」
ラクチェ「?」
アイラ「私が大切にしろと言った愛情、それは何も、食べる人のみへの偏ったものではない」

ラクチェ「………」

アイラ「食材そのもの、食材を作ってくれた人々、食器なんかもそうだな。
    そして自分を産んでくれた両親、日頃お世話になっている知人、友人……
    今こうして料理できること、それがいかに素晴らしいことかを理解してほしくて私は愛情の大切さを説いたのだ」

ラクチェ「…………」

アイラ「わかったか?お前はたしかに料理への愛は持っている。
    しかし、それだけでは駄目なんだ。食材を愛せば、もっと丁寧に、もっとおいしく調理できるはずなんだ。
    まだまだお前の腕前はこんなものでは……」

ラクチェ「……………ZZZ」

……………
…………
………

アイク「仕事が終わったら小腹が空いたな。
    丁度近くまできたことだし、流星軒にでも寄って……」

店主の都合により本日は閉店とさせていただきます

アイク「……閉まっているのではどうしようもないな。
    それにしてもさっきから何回も響き渡るこの必殺の一撃の音色は一体……
    そうか、ラーメン作りのための修行か!」


アイラ「この!馬鹿!娘ええええええええ!!!」ブンブンブン
ラクチェ「いーやー!死ぬ!本当に死んじゃうううううう!」ヒュンヒュンヒュン

                                      終わり
704助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 21:16:42.69 ID:+SmJhwPU
>>703
乙。
アイクはなんで必殺の音で料理修業だと思えるんだw
705助けて!名無しさん!:2011/05/09(月) 22:26:50.21 ID:TdV8qOg9
料理とは料理人とって正に人生をかけた戦いだからさ
706助けて!名無しさん!:2011/05/10(火) 12:02:03.73 ID:NsU/rqfa
    |┃三           /! _ ト、
    |┃ ≡       ,r‐ '/l[[!ト、!:::\
    |┃      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _       
    |┃≡  /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、  
    |┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::    この埋めを使われよ
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::  
    |┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::!  !::::::::::::::::::::
    |┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l::::::::::::::::::::  ガラッ
    |┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ::::::::::::
707助けて!名無しさん!:2011/05/10(火) 12:06:22.73 ID:NsU/rqfa
    ノ   ノ      ヽ    /   ヽ
   ノ   ノ-------   ヽ  /     ヽ  ノ
  ノ |      ノ      ヽ/        ノ
    |     ノ       /ヽ       ノ
    |    ノ       /  ヽ     ノ


              -------      ノ    ヽヽ    ノ    -------
    /  \ O   ---------    ノ------      ノ         ノ
   /    \          ノ   ノ     ノ     ノ|         ノ
  /      \        ノ     -----ノ     ノ |        ノヽ
                 ノ         ノ        |       ノ   ヽ
                          ノ         |      ノ    ヽ
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   '           ヽ、
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ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/"   ヾ ,,,|       ,.r ''´ ̄ ̄ ̄``ヽ、 ヽ ̄゛'‐─-、/    ゛'‐=z ,,‐":::::::::::::::::: ̄゛'‐-、.
ヾF"|            ト |      r'´          _>,_゛'‐、   ヽ,´ ̄`     ゛'‐-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 丶;|、         ;;; __    人  ,.-'ヘv' _,,.-‐''´  ユ ̄   '、_ ヽ ‐-、      /:‐"゛'‐、:::::::::::::::::::::::::::゛'=z
  レ"二==--  --,,.、-''" -、 __゛'-v‐{ヽ `{{,.、Jル ´     __  } /ヽ_i_\}‐、 .゛'、      ゛'‐、   \_::゛'、::::::::::::::::::::ゝ__
 "| | Fリフ.ii  /: : : : : : /´: : : : : :ヽ r 、i f_,, -‐ ""ヾ,´  ヽj i      _,-゛'‐、゛'、     /_zニ二_ ヽ:::i‐、::::::::::::::::::/
 │ii|    || / /: /,,‐"`´゛ヽ i: : : : : :ヾ|   `´   __,,,, トミヽ、 }'、  ,,.z;ニ-、ァ | .|=、    /  ´ ゛"  ノノl i:::::::::::::/  /
  ヾ|    |、|/|: i :| __   |人ヽ、: ヽ、:l=;=、  ィ‐〒テ_" ヒ_ミiV _ゝ ´-`""´゛ .| .|ソ   //        ‐':::::::::/  /::::
   |    ヾ=-ヽ、`|,r;;;、`  .‐--ヽ、ヽ_ ヽ ̄|    ̄   ノ _ツl|l! /         '、'、   /、`、__       |::/ ./\::::
   ト、  --=-- .`| .ー'ノ  '.ri,lヽ|,l^i¨/ヽ し      ' | l川|ヽ __,      l '、|  / '、 .─`   .,,  |,| /:::::::::::\
   .,|;;"、  :::::::   .'、 ヽ   `´  i´/  vr' ゙''ti;、   ,! llリl|  '、 -     /  |_/   ヽ_,,.、-''"   .|/::::::::::::::::::::::
 ̄ ̄|  、 ,,、-‐-、.,,-‐ヽ ー-    |¨‐_,ヾ !ii  `  /   ViL -、ヽ_,,.、-''" __|_゛'‐-、___|__,,.、-''"ヽ,,‐'"ヽ_/
; ;;;;;;;;|   、  :::::,‐",‐"¨: \,.、-''"  .|r '"´  ト     /  _,.-''´  ,.へ  /|   .||   |__/ ̄l´___,,.、-''",,‐'":::::::::
丶;「|    \..:::{ {:::::::::,、|ヽ_,,.、-''" ヽ、  ノ `─' , -="- 、  /   /  |   ||   .|,‐"__ ̄゛'‐、.,,‐"ヽ{  {:::::::::::::::
丶 :::、___.::::ヽ、ヽ、/:::゛',====ハ、  ` ̄ ̄ ̄´   O 〉<    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛'、,,‐",‐"    ゛'‐、__.,,‐" {  {:::::::::::::::
 Y::::::::::::::::::::.:::::::::::/ ./{::.. /   ..:::::::  ヽ           ノ   ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛'、| ヽ    ::::::::::::::::::::::::: ゛'‐、.゛'‐、:::::
708助けて!名無しさん!
    / ̄ ̄ ̄ ̄丶 、
   '           ヽ、
 /  i   ::i;;   i   :ヽ
/;;;;   ii   i;;  ;;ii  /  |
|;; ii   i  ..ii: ::.;i  ..::  ,,|
|::::,,..ii::t、;;iiii,, i;; ii",,"--i;;;,,""|                           ,,.、-‐、      ,,.、-‐==z
ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/"   ヾ ,,,|       ,.r ''´ ̄ ̄ ̄``ヽ、 ヽ ̄゛'‐─-、/    ゛'‐=z ,,‐":::::::::::::::::: ̄゛'‐-、.
ヾF"|            ト |      r'´          _>,_゛'‐、   ヽ,´ ̄`     ゛'‐-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 丶;|、         ;;; __    人  ,.-'ヘv' _,,.-‐''´  ユ ̄   '、_ ヽ ‐-、      /:‐"゛'‐、:::::::::::::::::::::::::::゛'=z
  レ"二==--  --,,.、-''" -、 __゛'-v‐{ヽ `{{,.、Jル ´     __  } /ヽ_i_\}‐、 .゛'、      ゛'‐、   \_::゛'、::::::::::::::::::::ゝ__
 "| | Fリフ.ii  /: : : : : : /´: : : : : :ヽ r 、i f_,, -‐ ""ヾ,´  ヽj i      _,-゛'‐、゛'、     /_zニ二_ ヽ:::i‐、::::::::::::::::::/
 │ii|    || / /: /,,‐"`´゛ヽ i: : : : : :ヾ|   `´   __,,,, トミヽ、 }'、  ,,.z;ニ-、ァ | .|=、    /  ´ ゛"  ノノl i:::::::::::::/  /
  ヾ|    |、|/|: i :| __   |人ヽ、: ヽ、:l=;=、  ィ‐〒テ_" ヒ_ミiV _ゝ ´-`""´゛ .| .|ソ   //        ‐':::::::::/  /::::
   |    ヾ=-ヽ、`|,r;;;、`  .‐--ヽ、ヽ_ ヽ ̄|    ̄   ノ _ツl|l! /         '、'、   /、`、__       |::/ ./\::::
   ト、  --=-- .`| .ー'ノ  '.ri,lヽ|,l^i¨/ヽ し      ' | l川|ヽ __,      l '、|  / '、 .─`   .,,  |,| /:::::::::::\
   .,|;;"、  :::::::   .'、 ヽ   `´  i´/  vr' ゙''ti;、   ,! llリl|  '、 -     /  |_/   ヽ_,,.、-''"   .|/::::::::::::::::::::::
 ̄ ̄|  、 ,,、-‐-、.,,-‐ヽ ー-    |¨‐_,ヾ !ii  `  /   ViL -、ヽ_,,.、-''" __|_゛'‐-、___|__,,.、-''"ヽ,,‐'"ヽ_/
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