歴代FE主人公が兄弟だったら 27章

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1助けて!名無しさん!
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という
前提で彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1272605279/

関連スレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1276175204/l50

保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage

雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/

絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/
2助けて!名無しさん!:2010/06/12(土) 20:54:08 ID:0AMbGdsj
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。

【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしだが、近親相姦アレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。

【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。

【アイク】
グレイル工務店で働く漢。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。

【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコーッ」と叫ぶ。

【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切し、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。 フロリーナを気にかけてるがその度にリンに斬られる。

【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱い歩く妹製造機、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。

【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸だけには実った事は無い。

【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコする。

【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラが大嫌い。

【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味だが、影が薄い。

【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。

【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好き。通称マミー君を一番気に入っている。

【リーフ】
怪人・イモータルムッツリ。幼馴染、ツンデレ、電波、ツインポニテな四人娘に引っ張り回されている。この人でなしー。

【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレムになっている。ヘクトルに対しては黒い。
3助けて!名無しさん!:2010/06/12(土) 20:55:32 ID:0AMbGdsj
【竜王家の皆さん】
チキ・ファ・ミルラのょぅじょ3人組やユリウス・ユリア兄妹、
イドゥンさん、氷竜姉弟、ハゲ黒竜王、アル等々、兄弟家に縁がある竜の一族。
持っている力が力なだけに、すさまじい騒動を引き起こすことも……。

【マリク】【シーダ】
マルスの幼馴染にして、最も信頼する片腕(マリク)と大事なガールフレンド(シーダ)。

【ラナ】
「ラナオウ」の異名をもつ最凶シスター。しかし、セリスの前では恋する乙女であり、
ユリアの宿命のライバル。暁流杖術の使い手。

【ナンナ】【サラ】【ミランダ】【ティニー】
リーフを振り回す四人娘。リーフの事が好きだが、いぢめるのも好き。

【ひろし】
世界ひろしと言えど様々な職を器用にこなすのはひろしだけ! 通称ヴォルツ。

【ルーテ】
「私、優秀ですから」が口癖で、発明から同人までなんでもこなす少女。アスレイ、フォルデ、ノールは助手。

【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。

【ボーレ】
豆腐を愛する商店街の豆腐屋さん、ヨウカンマンもどきなマスコットキャラクターがいる。守備が低い。

【ユンヌ】
ミカヤの身体に憑依して現れるアイクラブな自由と混沌の(※威厳の無さナンバー1の)女神。
混沌の名のままに、好き勝手に場を荒らすが、大体最後には痛い目を見る

【サザ&漆黒の騎士】
 ∧_∧
 ( ・ω・)=つ≡つ <ミカヤは俺が守る 『瞬殺』
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪
  サザ

 ∧_∧    ∧_∧
;(д(⊂=⊂≡(・ω・ ) <身の程をわきまえよ 『月光』
 (っ ⊂=⊂≡  ⊂)
 /   )    (    \
 ( / ̄∪    ∪ ̄\)
  サザ    しっこく

【涙目グリーンの居酒屋】
ネタキャラ扱いされている緑髪キャラの憩いの場。
常連は主にウォルト、サザ、セシリア、アーダン、セティ等である。

【AKJ(兄が、嫌いな、女子は居ません!会)】
ブラコンの中のブラコンが集う女性の会。兄の為なら全てを犠牲に出来る妹達が揃う(※会長はラケシス)。
兄弟家のSが天敵
4助けて!名無しさん!:2010/06/12(土) 20:56:24 ID:0AMbGdsj
ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <既存の設定はこんな感じだが、特にガチムチに定められたものではないので必ず従う必要は無い。
/,--┬'^つ</、      歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
|∪===|~〆         他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
. ノ___r T !  ゝ      …自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだな
i_/、」 ~~

ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <【注意!】 AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えるぞ。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆  
. ノ___r T !  ゝ 
i_/、」 ~~
5助けて!名無しさん!:2010/06/12(土) 21:15:50 ID:2udXTgJf
アイク 「フラグクラッシャーの鼓動今ここに列をなす!天地鳴動の>>1乙!」
6助けて!名無しさん!:2010/06/12(土) 21:19:15 ID:YvGCXFuV
ロイ「集いしフラグが、新たな力を呼び起こす!光指す>>1乙となれ!!」
7助けて!名無しさん!:2010/06/12(土) 22:17:40 ID:1h0o6QR3
>>1乙です!ありがとう!

前スレ>>408-412の続き投下します
8助けて!名無しさん!:2010/06/12(土) 22:18:13 ID:xxeSqEoc
>>5-6
遊戯王かよwww

>>1乙!
9幼女の旗の下に:2010/06/12(土) 22:18:22 ID:1h0o6QR3
125

1 オグマ案を採用する   ラグズ票か…取り込めれば大きな力になるな

ラグズ…主としてテリウス地区に居住する彼らは大まかに獣牙族、鳥翼族、竜鱗族に分けられる。
この内、竜鱗族は竜王家の一門であり、族長のデギンハンザーは竜王家の3巨頭に数えられている。
獣牙族、鳥翼族はさらに幾つかの種族に分かれてコミュニティを形成しており、
ベオクとは違った社会体制を築いて生活している。
彼らは紋章町の市民権を持ってはいるが、テリウス地区の行政はほとんどがベオクで占められており
ラグズもラグズで族長の元、狩猟採集等の自給自足に近い生活をしているのでぶっちゃけ政治なんぞに関心は薄かった。

単純にそれを表す数字的データとして前回選挙の棄権率97%、納税率13%という数字があげられる。
これに加えるなら30年ほど前まで行われていた徴兵制の兵役拒否率88%という数字もある。
ラグズにしてみれば「なんだってベオクに金を払ったり、若者をベオクの軍隊に入れなきゃならんのだ」というわけであるが、
ベオクに言わせると「あいつら税金も払わん連中に市民権など必要ない」となる。
ラグズの中にはネサラのように貨幣経済に疎い者や、古代さながらに貨幣を用いない生活をしてる者もいるため、
少数民族の文化的背景に鑑みる…という形で納税せずとも逮捕されたりはしないが、
ベオクにしてみればそれが面白くない者もいる。
ラグズとベオクの確執は深い。
とりわけ、兵役の義務を果たしてきた上の世代になるほどその感情は強い。
こういった対立感情は数百年に及ぶテリウス地区の悪癖であり、
現在でもさまざまな問題の火種となっている。

エフラム 「ふむ…なるほどな…」
テリウスに向かう列車の中でエフラムはカナスから簡単にラグズの事を教わっていた。
なんにしても支持を取り付けるにはまずは相手の事を知る事だ。

今回エフラムが同行者として伴ったのは、現役議員であるオグマ、ロイド、
ぜひ連れてってほしいと強く希望したシャナン、ラグズの歴史や社会についても学識の深いカナス、
それに後援者のグレイル工務店から店主のグレイルとアイクにも来てもらっている。
両者ともラグズに顔が利き、とりわけグレイルは獣牙族の大半…猫、虎、獅子の諸一族を束ねるカイネギスと面識が深い。
10幼女の旗の下に:2010/06/12(土) 22:19:14 ID:1h0o6QR3
126

グレイル 「…ここから先は歩きだ。少し遠いぞ」

列車を降りた後は駅でジープを借りて3時間……あまり整備されていない道路を進み、
それすらも途切れた密林にたどり着く。
もはやこの先は車も入っていけない。
狭い獣道を一行は進んでいく。
カナス  「はぁ…はぁ…話には聞いてましたけど…これはすごいところに住んでいますね…」
アイク  「なんだ疲れたのか? もっと体を鍛えないといかんぞ?」
カナス  「はぁ…面目ない」
オグマ  「ここまで道路網が未整備とはな…これでは生活にも困るんじゃないか?」
グレイル 「納税率が低いから行政もラグズ居住地区へのインフラ整備は熱心にやらねぇんだよ。
      財源も無いしな。ラグズの連中にしてもベオクとは比べ物にならねぇ身体能力を持ってるから別に困らねぇんだ。
      化身すりゃ馬並みの速さで走れるからな」
ロイド  「…俺たちとは色々違うからな…連中に幼女を守るための政治を訴えて理解が得られるだろうか?」
エフラム 「子供を愛でる気持ちはベオクもラグズも変わらんよ。いや、人間だけではない。
      あらゆる生物全般に言える事だ。きっとわかってくれるさ。いやわからす。必ず説得する」
シャナン 「それはいいが…考えてみればサラにワープで送ってもらえばよかったんじゃないか?
      まさかこれほど遠いとは思わなかった…」
ロイド  「先に気づいてほしかった」
アイク  「いや、これでいいんだ。こうして歩くのもいい足腰の鍛錬になる」
さらに歩く事3時間、ガリアの密林の中心に族長カイネギスの大集落はあった。
カイネギスはこの集落だけではないテリウス全域の猫、虎、獅子のラグズを率いる有力者である。

レテ   「おお、待ちわびたぞ。族長もグレイル殿に会うのを楽しみにしておられた」
集落の入り口では部族の戦士レテが一行を出迎えた。
アイク  「しばらくだな。元気にしていたか?」
レテ   「あ…ああ、その……なんだ……たまには顔を出せ…」
アイク  「そうだな。ガリアのジャングルは修行にはもってこいだ。また修行がてら寄らせてもらう」
レテ   「う…うむ……そうしろ」
一行はレテの案内でカイネギスの家に向かう。
ベオクが大人数で集落の中を進んでいるとどうしても目立つ。ちらほらとラグズ達がこちらを眺めている。
エフラム 「どうしたシャナン。さっきからキョロキョロして?」
シャナン 「ああ…いや…なんでもない」
     (…猫耳幼女…猫耳幼女…)

ぬこ幼女 「みゃあ?」
ちっちゃな幼女が物珍しそうに尻尾を動かしながらこちらを眺めている。
シャナン 「ムハ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
      ぬぬぬぬぬこ!? ね…猫耳…尻尾…いかんいかんクールに…
      フッ…どうだろうお譲ちゃん…よければ写真を撮らせてもらえないか?」
ぬこ幼女 「ふみ? いーよ♪」
レテ   「なにしてる。さっさと来い」
シャナン 「あっせめて一枚…」

だがレテは問答無用でシャナンを引きずっていった。
11幼女の旗の下に:2010/06/12(土) 22:19:55 ID:1h0o6QR3
127

一行は集落でも一番立派な家の応接室に通された。
出迎えたのは堂々たる体躯のラグズだ。

カイネギス「久しいなグレイル。今日は何でもワシに会わせたい者がいるとか…」
グレイル 「うむ、アイクの弟だ」
エフラム 「エフラムと申します。今日は一政治家としてカイネギス殿にお願いがあって参りました」
カイネギス「ふむ…込み入った話になりそうだな。ライ、お客人達に茶をお出ししろ」
ライ   「はっ」
カイネギス「それで願いとは? 次の選挙で票を入れてほしいということか?」
エフラム 「はい、是非ともお力を貸していただきたい」
カイネギス「我が友の紹介した者の願いだ。協力するにやぶさかではないが、
      知ってのとおりワシらはベオクの行政とは縁遠い生活をしておる。
      一族の者たちにはわざわざベオクの居住区まで足を運んで投票して、それでなんの恩恵があるのやら…
      と考える者も多い。ワシはその者たちになんと説いて号令をかければよいのか?」
エフラム 「一族の幼女のため…と説いていただきたい」
カイネギス「……」
オグマ  「我々の党は紋章町の全幼女のために活動しております。無論ラグズの幼女もその対象」
ロイド  「あらゆる方法をもって我々は幼女の保護と生活の向上に努めます!」

その時荒々しく扉が開いた。
筋骨隆々とした大男が歩み入る。
スクリミル「黙って聞いておれば何をたわけた事を! ラグズの一族の子供はラグズが面倒を見る!
      貴様らベオクにどうこう言われる筋合いはない!」
カイネギス「馬鹿者! 客人に無礼だろう!」
スクリミル「叔父貴! あの選挙とやらになんの意味があるというのだ!?
      入り札でわけのわからぬ口先だけの者を選んでそれがなんだというのだ!」
エフラム 「我らの幼女を愛でる気持ちを口先だけと抜かすか!?
      聞き捨てならん!」

たちまち場は一触即発の空気となる……
12幼女の旗の下に:2010/06/12(土) 22:20:37 ID:1h0o6QR3
128

主な者たちが応接室で話をしている間、別室ではシャナン、カナス、アイクの3名が旅の疲れを癒していた。
…とはいえアイクに疲れなど絶無であり、アイクは庭に出て素振りをしている。
アイク  「ぬんぬんぬぅん!」
カナス  「はは…すごい体力ですねぇ…私などもう足が棒のようです…」
シャナン 「随分歩いたからな…どれ、私はちょっと集落の中を歩いてくる」
カナス  「シャナンさんも元気ですねぇ……」

その背中を見送ったカナスは、ふと庭に視線をやる。
何とはなしにアイクの素振りを見物していたが、木の陰から尻尾が覗いている。
カナス  「?」
よく目を凝らしてみると、先ほど案内してくれたレテの尻尾のようだ。
ゆらゆらぴこぴこと尻尾を忙しなく動かしている。
カナス  (ああ…彼女はアイクさんに気があるようでしたからねぇ…
      気恥ずかしくて話しかけられないのでしょうか)
アイクやレテとは初対面のカナスであるが、レテの態度は判りやすすぎた。
なんだか揺れている尻尾が微笑ましい。
…が、いつまでも木の陰から出てくる様子はない。
自分と妻の青春時代を思い出す…穏やかな気持ちに背を押され、カナスは一つ助け舟を出してやることにした。
カナス  「精が出ますねアイクさん。そろそろ休憩してお茶にしませんか?」
持ってきた荷物の中から魔法瓶のお茶を出し、幾つか食べ物を広げる。
アイク  「ああ、すまないな。頂こう」
カナス  「そちらの方もご一緒にいかがですか?」
尻尾がピーンと固まる。今更尻尾が出てたことに気付いたようだ。
まさに恋は盲目である。
アイク  「ん? ああ、レテか。一緒にどうだ?」
…ここまで言われて隠れているわけにもいかない。
ひょっこり顔を出したレテはなにやらツンツンしながらこちらへ歩いてくる。
レテ   「そ…そこまで言うなら一緒にお茶を飲んでやらんでもない。
      だが勘違いするな! べ…別に私は木陰で昼寝をしてただけであって、
      話しかけるタイミングを計ってたわけじゃないんだからな!」
アイク  「……? よくわからんが握り飯だ。美味いぞ」
カナス  「おっといけない。家に電話をしないと…少し外しますね」
レテ   「…ありがと…」
カナス  「いえいえ…」
アイク  「?」
適当な事を言ってそそくさとその場を離れる。
気を使ったのもあるが、微笑ましい青春を見てなんだか妻の声が聞きたくなったのだ。
…もっともケータイの電波は通じなかったが…
13幼女の旗の下に:2010/06/12(土) 22:21:18 ID:1h0o6QR3
129

集落の中をシャナンはカメラ片手にうろついていた。
言うまでもなく猫耳幼女の撮影が目的である。
お駄賃用にキャンディやチョコレートも用意してある周到さだ。
傍から見たらほとんど不審者であるが、シャナンに言わせると
「ち、違う! 幼女の美しい今という一瞬をフィルムの中に残しておきたいだけなのだ。ロ、ロリコンではない!」
ということらしい。

さっそく遊んでいる子供たちに声をかけてみる。
シャナン 「こんにちは、どうだろう、写真を撮らせてもらえるか?」
初めは慣れないベオクに怪訝そうにしていた子供たちもお菓子をあげるとたちまち集まってきた。
ぬこ幼女 「わーいチョコレートチョコレート!」
とら幼女 「飴玉もある〜♪」
ぬこ男児 「ありがと兄ちゃん!」
シャナン 「はっはっは、よしよしいい子だ」
幼女たちの愛らしさに目じりを下げてシャナンは写真を撮りまくる。
シャナン (くっ…男児はいらん! あっちいけ!…幼女の前に出るなフィルムがもったいない!
      …と言いたいが、男児を追っ払うとロリコンと誤解されかねん…)
なるべく男児を避けて幼女をフィルムに収めていく。
とら幼女 「がおー♪」
しし幼女 「うがー♪」
ぬこ幼女 「ごろにゃん♪」
シャナン (ハァハァ…し…尻尾揺れてる…ぬこみみピコピコ…も、萌え〜〜〜)
リィレ  「にゃんにゃん、甘い甘いうま〜〜」
シャナン 「…って、いつの間に!? あ…あのな…これは幼…子供たちのためにな…」
リィレ  「ケチなこと言わないの、にゃ〜」

いつのまにか妙な2人組が子供達に混じっていた。
リィレ  「あ、カメラね。私がモデルになってあげる♪」
シャナン 「あっよせ!」
言うが早いかリィレはシャナンからカメラをひったくるとレンズに笑顔を向けて自分を撮影し始める。
リィレ  「にゃん♪」
シャナン 「ちょ…フィルムには限りが…」
キサ   「あら…こちら中々いい男ね。うふふお兄さん、ちょっとアタシと遊びましょうよ」
カメラを取り替えそうとしたら、もう一人の筋骨逞しい男に羽交い絞めにされた。
シャナン 「ま…待て!? 私にそんな趣味は……」
キサ   「あら照れなくてもいいじゃない♪」
シャナン 「ぎにゃ〜〜〜っ!? よせ、やめれ〜〜〜!?」

……しばらくして、顔をキスマークだらけにしたシャナンは恐怖におののきながらカイネギス邸に逃げ帰ることとなる…
14幼女の旗の下に:2010/06/12(土) 22:21:59 ID:1h0o6QR3
130

カイネギス邸ではエフラムとスクリミルが喧々囂々と争っていた。
スクリミル「わけのわからん貴族だなんだと柔弱な者どもを長としてる時点でベオクは信用ならん!」
エフラム 「俺は平民だ! 大体そんなこと幼女を守る志には関係あるまいが!」
スクリミル「ふん!言葉だけ大層でも俺は……」
カイネギス「ええい、いい加減にせい!」
スクリミル「お、叔父貴…」
叔父の一括にさすがにスクリミルも黙り込む。
カイネギス「いや、見苦しい姿をお目にかけた。すまぬな。
      だがこういう考えが我が一族では主流なのだ。
      ワシが命じればみなは従って選挙には行くだろう。だが、ただ票を投じるだけだ。
      お前たちの精神や志に理解を持ってのものではない」
エフラム 「それは私としても望むところではありません。
      あくまでも幼女を守る志の支持のために票を入れていただきたいと…」
スクリミル「ふん、わざわざ遠いベオクの町まで赴いて投票するほど俺たちは暇ではないわ!」
カイネギス「……まぁ…なんだ。ワシらは演説やら言葉だけでは物事を受け入れない性質でな。
      お前が子供たちのためを思っているのはよくわかったのだが、この際はそれを行動で示してもらいたい」
ロイド  「と言うと?」
カイネギス「腕試しだ。お前たちの力が我が甥をしのぐ物ならワシはお前を支持しよう。
      他の者たちもそれで納得するだろう。
      スクリミルも異存ないな?」
スクリミル「おう! この俺に勝てるベオクなら認めてやってもよい!」
オグマ  (この猛者たちを相手に力ずくか…これは他の政党が中々容易にラグズの支持を得られないはずだ。
      …いや、俺たちにしてもグレイル殿の協力が無ければ会ってすらもらえなかっただろう)
グレイル 「懐かしいな。俺がカイネギス殿と初めてやりあった時を思い出す」
カイネギス「ふふ…何十年前になるか……さあ、みな庭に出い!」
15幼女の旗の下に:2010/06/12(土) 22:22:41 ID:1h0o6QR3
131

一同は庭に出た。長の家が騒がしいと興味津々で集落のラグズが集まってくる。
庭はたちまちギャラリーで埋まっていく。
確かにこの状態で勝てば手っ取り早く力を示せるだろう。

スクリミル「俺はいつでもいいぞ! そっちは誰が来る? 束になってかかってきても構わんぞ!」
エフラム 「馬鹿を言うな! 一騎討ちに決まっている!」
オグマ  「だがヤツは強い…人選はよく考えないとな…」
エフラム 「党首は俺だ、俺がいく」
ロイド  「お前ばかりに苦労はかけられんよ。俺に任せろ」
アイク  「俺がいってもいいぞ? 奴と手合わせするのは久しぶりだ」
カナス  「いや…アイクさんは党員ではありませんし…それでは私どもの力を示したことにはならないでしょう。
      …荒事には自信がありませんが、ルナの魔法なら先手を取れれば有効に戦えるかと」
アイク  「そうか…」
シャナン 「た…ただいま…ひどい目にあった…ん…なんかあったのか?」
オグマ  「シャナン、バルムンクは持って来てるか?」
シャナン 「ああ、もちろんだが…なにかあったのか?」
オグマ  「実はカクカクシカジカ…」
シャナン 「なるほどな…まてよ!?」
     (ギャラリーで集まってきてる獣耳幼女たちにかっこいいところ見せるチャンスではないか!?
      一族の強者を倒せば…「きゃー♪ お兄ちゃんつよいにゃー! 私をお嫁さんに…」なんて展開が期待できるかも!
      うは、漲ってきた!!!!!!)
シャナン 「是非!是非私にやらせてくれ!」
エフラム 「お、落ち着け…鼻息が荒いぞ…」
オグマ  「エフラム、それぞれの戦力をよく考えて人選をしてくれ」
エフラム 「うむ…そうか」
シャナン 「私だ!私がやる!」
ロイド  「なんでそんなにやる気満々なんだお前?」
シャナン 「フッ…党のためにこの力を尽くしたいのだ…この場は我が神剣バルムンクに任せてもらいたい…」

エフラム 「それでは…そうだな」

続く

1 エフラムが戦う 鍛えぬいた槍術とジークムントの力、見せてくれよう!
2 オグマが戦う  実戦経験豊富なベテラン傭兵だ、きっと期待に応えてくれる! …武器が銀の剣なのが微妙だが…
3 ロイドが戦う  最強の四牙の力、リガルブレイドの切れ味を思い知らせてやれ!
4 カナスが戦う  ラスボスも殺すルナの力、見せ付けてやれ! しかし筋肉痛でフラフラしてる…大丈夫か?
5 シャナンが戦う 流星剣とバルムンクならば必ず勝ってみせてくれる! なんかやる気も満々だしな!

15の方に選択お願いします
16幼女の旗の下に:2010/06/12(土) 22:33:13 ID:gWvnBiii
また前もやったようなミスを…orz

17の方に選択お願いします
17助けて!名無しさん!:2010/06/12(土) 22:42:29 ID:nY0rRTra
1で頼む、たまには普通に格好いいとこ見せてもいいじゃないか
18助けて!名無しさん!:2010/06/13(日) 01:22:49 ID:OqFX1lup
>>9ー15
GJ!相変わらず設定がしっかりしていて読みやすいな、憧れるぜ…
19助けて!名無しさん!:2010/06/13(日) 01:39:01 ID:zjXEUAsS
>>9-15
乙!
いつも更新が早くて感想もきっちり書くあなたにあこがれております
これからも頑張ってください
あとシャナン自重しろwww

GJGJ!
20助けて!名無しさん!:2010/06/14(月) 12:50:07 ID:n6jWlYhP
>>9-15
遂に131ページ…感服物とか言いようが無い…
とりあえずシャナンは死ねww氏ねじゃなくて死ねwwwww
GJ!エフラムがスクリミル相手にどう戦うのか気になる!
21助けて!名無しさん!:2010/06/14(月) 13:30:31 ID:n6jWlYhP
連レスすまんけど、兄弟家に金髪キャラって居ないよな
青髪、緑髪、赤髪は多いけど、桃髪や金髪は居ない…クリス(仮)も青髪だし
22助けて!名無しさん!:2010/06/14(月) 16:35:28 ID:3XlvZu8L
>>21
確かにそうだよな 銀髪(ミカヤ)はいるけど、金髪はいない。
これまで青、緑、赤の髪が多かったからイメージ的にFEの主人公が金髪、ってあんま想像つかない
まぁ金髪主人公出たらそのイメージもなくなるんだろうけどw
クリスは兄弟家入りするのか気になるとこだな  まぁ発売までまつか
23助けて!名無しさん!:2010/06/14(月) 16:57:46 ID:Q7nJ2z1h
そういえばなんでFEキャラには片眼鏡はいるのに
眼鏡キャラはいないんだろう
新作の主人公のパーツでは眼鏡出してほしいな…
24助けて!名無しさん!:2010/06/14(月) 21:26:21 ID:VK8zkPBe
ミカヤ姉さんのあれは白髪だよwww

あれ?こんな時間に部屋の戸をたたく音が・・・・・
25助けて!名無しさん!:2010/06/14(月) 21:33:31 ID:hmNmx9E5
>>24ーーーーー!!!!!
26助けて!名無しさん!:2010/06/14(月) 22:06:42 ID:XSz7qYvn
>>24
    |┃三           /! _ ト、
    |┃ ≡       ,r‐ '/l「!ト、!:::\
    |┃      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _
    |┃≡  /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、   
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27助けて!名無しさん!:2010/06/14(月) 23:52:19 ID:IhKIVTvq
>>21ー22
茶髪の葉っぱ君を忘れてますぜ。


個人的にはイグレーヌやクーガーみたいな褐色肌主人公も欲しいなぁ。
28助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 00:04:18 ID:LvupBwyU
突然だけど、保管所の掲示板に代理投下スレ立ててきた
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9373/1276527643/l50

規制中だけどネタを投下したいって人はここを使ってほしい
29助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 00:14:55 ID:hzJ8Vydj
乙です!
30エリウッドの花嫁さん1:2010/06/15(火) 00:24:43 ID:LvupBwyU
エフラム「おはよう」

エリウッド「やあ、おはようエフラム」
エイリーク「おはようございます、兄上」
アイク「……早く座ってくれ」
マルス「おはようエフラム兄さん」
ヘクトル「よう、遅かったな」
エリンシア「おはよう、エフラムちゃん」
ミカヤ「おはよう。席に着きなさいね、準備は出来てるから」
リーフ「ああ、お腹空いたよ……」
ニノ「あたしもー」
セリス「エフラム兄さんが最後だね」
ロイ「これで全員揃ったし、みんなで朝食タイムだ」
リン「やれやれ、ようやくね」
エフラム「……?」
セリカ「どうしたの、エフラム兄さん?」
アルム「座らないのかい?」
シグルド「呆けた顔をして、どうした?」

エフラム「……」
エフラム「家族、増えたか?」
31エリウッドの花嫁さん2:2010/06/15(火) 00:25:25 ID:LvupBwyU
ロイ「増えたって……」
リーフ「ミカヤ姉さんにシグルド兄さん、エリンシア姉さんにアイク兄さん」
マルス「ヘクトル兄さんにエリウッド兄さん、エフラム兄さんエイリーク姉さん、そして最近太ましいリン姉」
リン「言いたいことはそれだけかしら」
マルス「嘘ですゴメンなさい」
アルム「後はセリス兄さんマルス兄さんリーフ兄さん、僕とセリカとロイ」
ロイ「そして最後にエリウッド兄さんの嫁のニノさんでしょ?」
エフラム「いや待ていつの間にそんなことになっているんだ」
エリウッド「やだなあエフラム。この結婚に一番賛成してくれたのは君じゃないか」
ニノ「うん、そうだよ。エフラム兄ちゃんの協力がなかったら、あたしたち結婚できなかったじゃない」
エフラム「身に覚えがない……」
ヘクトル「お前寝ぼけてるのか?」
シグルド「何にせよ失礼だぞ、エフラム。もう彼女は立派に我ら家族の一員なのだからな」
エリンシア「料理のお手伝いもして貰いましたわ」
ニノ「えへへ、早くエリウッド様に愛妻弁当作って上げたいからね」
エリウッド「はは、ありがとうニノ」
ニノ「エリウッド様……」
エフラム「……」
リン「エフラム兄さん、顔が険しいわよ」
マルス「ああ、あれですか。自分の目の前で幼女が他の家族といちゃついているのが腹立たしいと」
ロイ「十四歳は幼女違うよ」
エフラム「確かに……違う。ではなくて、いや、なんでもいい……。早く食べよう」
アイク「……待ちくたびれたぞ……」
ミカヤ「それじゃ、今日の音頭はニノちゃんに取って貰おうかしら」
ニノ「あたし? ……ちょっと緊張しちゃうなあ」
エリウッド「大丈夫だよニノ。僕がついている。君のことは、僕がずっと守るから」
ニノ「あ……エリウッド様……」
エイリーク「微笑ましいですね」
セリス「まさにお似合いって感じだよね」
アルム「僕たちもああなりたいものだねセリカ」
セリカ「私たちならきっと出来るわアルム……」
シグルド「……お兄さん許しませんよ」
ヘクトル「だーっ! もう良いから早くしてくれ! 腹が減って死ぬ!」
ロイ「アイク兄さんの顔から生気が無くなってきてるしね」
ニノ「あ、ごめんなさいっ! じゃあ、いただきますっ!」
全員「いただきまーす!」

32エリウッドの花嫁さん3:2010/06/15(火) 00:26:05 ID:LvupBwyU
ミカヤ「それにしても兄弟の中でエリウッドが一番早く結婚するとはね」
エリウッド「ミカヤ姉さん、その話はもう……」
シグルド「兄として素直に弟の幸せを祝福するぞ、エリウッド。それに君もだニノ。エリウッドをよろしくな」
リン「ほんと。おめでとう、エリウッド、ニノ」
ニノ「お二人とも、ありがとうございます。……あたし、エリウッド様に恥じないお嫁さんになります」
エリンシア「その意気ですわ、ニノちゃん」
セリス「ところでやっぱり僕たちからしたらニノ姉さんって事になるのかな」
リーフ「ニノ『姉さん』……。自分よりも年下の幼妻(幼すぎる気もするけど)でありながらその実おねいさん属性も持ち合わせているだなんて……!」ブバァァッ
マルス「うわっ、リーフ、僕の朝食に鼻血をかけないでくれよ!」
ロイ「本当にリーフ兄さんは何でも興奮できるなあ」
エフラム(……何故他の誰も違和感を感じないんだ?)
ニノ「……あ、エフラム兄ちゃん、その炒り卵」
エフラム「ん、ああ……、これがどうかしたのか……?」
ニノ「それ、あたしが作ったんだけど……、どう、ですか?」(上目遣い
エフラム「ぐ……、ああ、いや、まだ、食べていない。今から食べよう……」
ヘクトル(緊張してんな)
セリカ(無理もないわね……)
アルム(あんなに純粋無垢な瞳で見られたら、ね)
エフラム「……ふむ……、少し甘い気もするが、それでも美味しいぞ」
ニノ「ほんとっ!? やったあっ!」
エリウッド「はは、よかったねニノ」
ニノ「うん! あ、エリウッド様にはあれやってあげる」
エリウッド「あれ?」
ニノ「はい、『あーん』」
エリウッド「に、ニノ! 流石に恥ずかしいよ、みんなの前で! 君もそうだろう?」
ニノ「あたし、エリウッド様が喜んでくれるんだったら何でもするよ? ……あ、嬉しく、無かったかな」
エリウッド「いや! そんなことはないよニノ! ……そうだ、僕らは夫婦なんだな。思う存分夫婦らしくしよう」
ニノ「エリウッド様……! 嬉しい!」
エフラム(…… 絶対におかしい。何故皆この異常さ加減に気がつかない?)
33エリウッドの花嫁さん4 (今更だけど代理):2010/06/15(火) 00:27:20 ID:LvupBwyU
アイク(むしゃむしゃ)
ミカヤ「うーん、青春ね」
シグルド「私もディアドラと……」
エリンシア「素敵な夫婦ですわね」
ヘクトル「朝から見せつけてくれるぜ」
エイリーク「ですが、あのエリウッドの幸せそうな顔……」
リン「ニノと一緒の時は、いつもより輝いてるわね」
セリス「僕もあんな風にお似合いの人を見つけられるかな」
リーフ「……ニノ姉さん……ニノお姉さん……うふふ」
マルス「リーフ、怖いよ。……だけどまあ、幸せそうで何よりだね」
アルム「これは、僕らも負けてられないねセリカ」
セリカ「ええ、そうね……。でも、あの二人のラブラブっぷりにくらくらするわ……」
ロイ「僕も……。新婚ムードに酔いそうだよ」
エフラム(……そもそもエリウッドはニノと何か接点はあったろうか)


かくしてエフラムの心の内に疑問を残したまま、エリウッドとニノの新婚二人の惚気メインの朝食は終わった。


ミカヤ「それじゃあ、少し出かけてくるわね」
シグルド「私も、出かけてこよう」
ニノ「あ、いってらっしゃい! 玄関まで送るね」パタパタ
ミカヤ「……ああ、なんて良い子なのかしら……」
シグルド「ウチにはもったいないくらいの出来た子だな」
ニノ「そ、そんな……、あたしなんてまだまだで」
ミカヤ「謙遜しないの。あなたは立派な、素晴らしい子よ」
シグルド「自分に誇りを持つと良い。それじゃあ行ってくる」

エフラム「……」



エリンシア「やっぱり家族が多いと洗い物も大変ですわね」
セリス「そうだね」
ニノ「あ、あたし手伝うよ」
エリンシア「あらあら、ニノちゃんはエリウッドちゃんの側にいてくれていいんですのよ?」
セリス「うん、新婚さんなんだから」
ニノ「ううん、確かにエリウッド様の側にはいたいけど、ちゃんと家族のお仕事をしたらにするって決めてるから」
エリンシア「ふふ、それじゃあお手伝い、頼んじゃおうかしら」
ニノ「任せて!」

エフラム「……」
34エリウッドの花嫁さん5 (今更だけど代理):2010/06/15(火) 00:28:40 ID:LvupBwyU


アイク「ヘクトル、鍛錬につき合ってくれ」
ヘクトル「おうよ。エフラムは……、何かまだ気が抜けてるな」
アイク「二対一で相手しようと思っていたのだが」
ニノ「あ、それならあたし、魔法で相手しようか、アイク兄ちゃん」
アイク「魔法か……」
ニノ「ウルスラさんに教わったサンダーストームとかフィンブルとか……」
ヘクトル「へえ、良いじゃねえか。兄貴、俺とニノで今日こそアンタを倒すぜ」
アイク「ふ、良いだろう。魔道士相手というのも良い。来い、ニノ!」
ニノ「うん、行くよ!」
ヘクトル「ニノ、前には出るなよ!」
ニノ「わかってる!」

エフラム「……」



マルス「あ、ニノ姉さん」
ニノ「マルスくん……」
マルス「あの、ちょっと良いですかね」
ニノ「どうしたの?」
マルス「いやあ、ニノ姉さんって元は黒い牙の一員でしょう? 僕、前々から黒い牙のみなさんとお知り合いになりたくて」
ニノ「そうなの? うん、友達が増えたらライナス兄ちゃんきっと喜ぶよ!」
マルス「ニノ姉さんから、僕のこと紹介して貰えませんか」
ニノ「うん、するよ! 大事な義弟の頼みだもんね」
マルス(黒い牙への繋がりゲット。エリウッド兄さんは最高の相手を選んでくれましたよ)
リーフ「……ニノ姉さん……姉さん……おねいさん……」ブバァァァ
ニノ「って、リーフくん大丈夫!?」
リーフ「あ、なんて優しい……おねいさん」ガクッ

エフラム「……」
35エリウッドの花嫁さん6 (代理):2010/06/15(火) 00:29:25 ID:LvupBwyU


エイリーク「ニノさん……」
ニノ「エイリークさん?」
エイリーク「……あなたは、仲間ですね」ガシッ
ニノ「え、あの……?」
エイリーク「いえ、何も言わなくても私には全てわかります。あなたは同志……」
エイリーク「共に、戦っていきましょう。協力は惜しみません……、何故なら仲間だから」
ニノ「よ、よくわからないけど……、よろしくね……?」
エイリーク「ええ!」

エフラム「……」



エフラム「なんだ……良い娘じゃないか」
エフラム「まったく、こんな事で悩んでいた俺は馬鹿だな」
エフラム「素晴らしい嫁を貰ってきたものだ、エリウッド」
ニノ「エフラム兄ちゃん、どうしたの?」
エフラム「ああ、いや、お前が俺たち家族の一員になったことを、心から喜べると思ってな」
ニノ「……あ、ありがとう、エフラム兄ちゃん!」
エフラム「これから家族の一員として、宜しく頼むぞ。ニノ」
ニノ「うん!」
エリウッド「あ、ニノ。ここにいたのかい」
ニノ「エリウッド様!」
エフラム「……エリウッド。朝はすまなかったな。結婚おめでとう。幸せにな」
エリウッド「エフラム……。ああ、僕は必ずニノを幸せにしてみせるよ」
ニノ「エリウッド様……嬉しい……」



エフラム「……」
エフラム「……」
エフラム「夢、か……?」
エフラム「だとしても、言わねばならないことが出来たな」

エリウッド「ふぅ……今日も良い天気……」
エフラム「エリウッド!」
エリウッド「エフラム? どうかしたのかい?」
エフラム「お前、ニノを嫁に迎えろ」


ジャファル「……」
ジャファル「……瞬殺の時間だな」

【おしまい】
36助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 01:11:36 ID:LvupBwyU
代理し忘れた一文
「随分前に少しだけ見たエリニノという言葉が気になったので。」


そして乙
どういう状況かと思ったが、やはり夢落ちかw

しかし、ニノは健気というかいい子というか
正直、ジャファルには勿体n(ry
37助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 02:14:10 ID:ZC7V8A/5
>>30-35
ジャファル乙!
・・・・・じゃなくて代理乙!!

エフラム・・・・・・こんな夢をみても自分がロリコンじゃないと言い張るか
もう認めた方が楽なのでは(ry

GJGJ!
38助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 07:20:31 ID:x+wLTm8v
>>30ー35
作者&代理人GJ!

ニノは紋章町の中でもトップクラスの危険人物(本人無害)だな
一位はギネヴィア?
39助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 12:33:14 ID:vTV12MS6
>>30-35
これは大した夢オチww
とりあえずニニアンとフィオーラがそっち向かっていったけど、気をつけてね
GJ!

>>36
エルク乙

>>38
下手をすると大竜巻に(人災?)に襲われるからかwww
40助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 14:34:30 ID:QURBIOk0
>>28
おお、これはいい場所を提供してくれてありがとう!
自分も目を通して投下があったら代理するようにします。

>>30-35
夢落ちフイタwwwwwww
エフラム兄さんはもはや他人のカップリングですら幼女相手でないとならんのかwwwwww
しかしジャファルもおるしあっち立てればこっち立たずだな。
実に幼女は希少価値が…なんて考えてそうだwwwww

代理の方も乙です!

>>9-15の続き投下します
41幼女の旗の下に:2010/06/15(火) 14:35:16 ID:QURBIOk0
132

1 エフラムが戦う 鍛えぬいた槍術とジークムントの力、見せてくれよう!

エフラム 「やはり俺が戦う。将たるもの常に先陣をきって戦わねばならん」
シャナン 「待て! 考え直せ! 我々は万一命を落とすような事があってもバルキリー等を使ってもらえばいいが、
      お前は主人公なんだぞ! やられたらゲームオーバーなんだぞ!
      軽率に戦うのは控えるべきではないか!」
エフラム 「俺の身を案じてくれるのは嬉しいが心配するな。
      幼女の未来のため俺は死なん。まだ何も成し遂げていないのだからな」
シャナン 「いや…だからな。今からでも遅くないから私に任せて…」
オグマ  「よせシャナン。俺たちが選んだ党首が決断したことだ。これ以上口を挟むな!」
シャナン 「……がっくり」
カナス  (なんでシャナンさんはあんなにがっかりしてるんでしょう?)
ロイド  「エフラム、次は俺たちにも働き所をくれよ」
エフラム 「ああ、わかった……待たせたな!」

右手にジークムントを握り締めて庭の中央に歩みだす。
傲然と胸を逸らしたスクリミルはエフラムを一目見るとアイクに声をかけた。
スクリミル「…アイク! お前の弟とて俺は手加減せんぞ。俺の牙が奴の首を噛み千切っても文句を言うなよ!」

その苛烈な宣言にアイクはいつもどおりの落ち着いた姿を崩さずに返答する。
アイク  「ああ構わん。男の勝負に手加減は無用だ。俺の弟だから…などと思わず徹底的にやってくれ。
      それで死ぬとしたら所詮そこまでの男だったということだ」
まるで突き放したような言葉だがエフラムは胸が熱くなった。
尊敬する兄に一人前の男として武人として認められている。
弟だから…などと甘やかしたりはせず、信念をかけた決闘の場へと送り出してくれる。
エフラム 「兄上…感謝する!」
槍を握る手にも力が入る。

スクリミル「グオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!」
獅子の咆哮が轟き、巨漢が巨大な獅子に姿を変える。
真っ赤な毛並みはまるで血の色を思わせる。
      
ライ   「スクリミルの奴容赦ないからなぁ…穏便にすみゃいいけど」
レテ   「無理だな。一度始めたら相手の首を噛み切るまで容易に納まりはせんよ。
      決闘とはそういうものだろう?」
ライ   「違いないけどな。あいつめ、寸止めも覚えりゃいいのに。相手に参ったって言わせりゃいいんだから」
42幼女の旗の下に:2010/06/15(火) 14:36:41 ID:QURBIOk0
133

スクリミル「グルルルル………」
巨大な獅子が低く構えている。獲物に飛び掛る構えで隙を伺っている。
その強靭な四肢が生み出す瞬発力はベオクの動体視力で対応する事は困難だ。
あの屈強な前足で組み伏せられ、口から覗く鋭い牙を突き立てられたら瞬く間に血まみれの肉塊に変えられてしまうだろう。
想像力の無い人間にも容易にそれを思わせる…
目の前にあるものは巨大な恐怖そのものだった。

エフラム 「………っ」
手が微かに震える。背筋を汗が伝う。
だがそれは冷たい汗ではない。熱い汗だ。
この場において自身が猛っているのが感じ取れる。
武者震いするほどの敵手に会えたのはいつ以来だろうか。
並みの者なら死を恐れて逃げ出したであろうプレッシャーの中で、
槍を構えて立っていられたのはまさしく日頃の精神修行の結果だ。
もののふとして常に死を身近に感じ取り、いつそうなっても恥じることの無いよう心を研ぎ澄ませてきた…
携えた槍の矛先が日の光を受けて煌いた。

オグマ  「……」
     (そうだ、それでいい。まともに突っ込めばたちまち噛み裂かれる。
      有利な位置を占めるまでここは待ちだ)
カナス  「相手の奥義は咆哮…実に3倍もの力を発揮します。万一発動すればとても堪え切れるものではありません…」

スクリミル(かかってこんな…ベオクめ…芸の無い…俺の化身が解けるまで時間を稼ごうというつもりか)
前足がにじり寄る…
エフラム (奴め…焦れてきてるな…そうだ…もっと来い…)
油断なく槍を構えながらすり足で左へ…左へとサークリングする…

エフラム (ここだっ!!!)
足を踏みしめる。
エフラム 「うぉああああああああっ!!!!!!」
裂帛の気合を込めて雄たけびをあげた。
それに反応するかのごとくスクリミルが飛び掛る!
スクリミル「グルァアアアアアアア!!!!!!」

血飛沫が宙を舞った。
43幼女の旗の下に:2010/06/15(火) 14:37:22 ID:QURBIOk0
134

それは一瞬の出来事だった。両者が交錯し駆け抜ける。
エフラムは肩口から血を流し崩れかかる膝を、槍で地を突いて支えた。
スクリミルは後ろ左足があらぬ方向に折れ曲がって用をなさなくなっている。

スクリミル「ぬぅ……」
交錯の瞬間…確かに自分の牙は相手の首を捕らえるはずだったが…エフラムが背にした太陽に一瞬目がくらんだ。
かすかに狙いはそれ、相手の左肩を噛み裂くに留まったのだ。
奴はそのまま突き出した槍を自分の足に突き刺し、捻りを加えて骨をへし折った。

エフラム 「ぐぅぅ……」
かろうじて上手くいったというべきか…肉を切らせて骨を絶つ。
あの足では相手は満足に動けないだろうが…自分も出血量が多く意識がクラクラする。
槍を支えに立っているのがやっとだ。
だが…まだ勝負はついていない。フラつく足に活をいれて、槍先を構えなおす。
エフラム 「次はこちらからいくぞ!」
スクリミル「来いやぁあああっ!!!」
渾身の気合を込めて駆け出すと、全体重を乗せた槍を突き出す。
だが手負いの獣はなによりも恐ろしいもの。
ベオクを遥かに凌駕する動体視力でそれを見切ると、後ろ足が利かずとも屈強な前足で槍先を払いのけた。
スクリミル「グオオッ!!!」
エフラム 「ぬう!」
迫る牙をバックステップして避ける。
追い討ちはこない…追うことができない。

ロイド  「むぅ…もう長くは続かんな。エフラムが出血で動けなくなるのが先か。
      奴の化身が解けるのが先か…」
オグマ  「元々力の差があったものを互角にまで持ち込んだのだ。あとは両者の気力次第だ」

ギャラリーもこの戦いに興奮を隠せない。
気弱なベオクなら両者の出血に卒倒しそうだが…誰も動じないのは獲物を狩って生きている獣牙の民ゆえか。
シャナン 「まずい!?」
カナス  「なにがでしょうか?」
シャナン 「こ…ここはアウェイだってことだ…」
カナス  「?」
つい怪訝な顔をしてしまうが…
その時カナスはその意味を理解した。
ぬこ幼女 「いけーーーー頑張れスクリミルーーーーーーーっ!!!」
とら幼女 「噛みつけーーーーーーっがおーーーーーーーっ!!!!!」
しし幼女 「ニンゲンなんてやっつけろーーーーーーーっ!!!!」

エフラム 「!!!!!!!!!!!!!」
その声援は…エフラムの耳に入った。
44幼女の旗の下に:2010/06/15(火) 14:38:36 ID:QURBIOk0
135

エフラム (よ…幼女がヤツの応援を…これは奴が正義で…すなわち俺が悪ということか?
      俺は間違っているのか?)
巨大なスクリミルの殺気にも動じなかったエフラムの精神は激しい衝撃を受けて動じた。
一瞬の自失…だがそれはスクリミルに貴重な機会を与えた。
オグマ  「エフラーーーーーム!!!!
      目の前の敵を見ろ!!!!!」
エフラム 「はっ!?」
折れた足を引きずりながらもエフラムの前に歩み寄った獅子はその巨大な口を開き、
今まさに噛み裂かんとしている。
エフラム 「ぬぅ!?」
咄嗟にジークムントの柄を両手で掲げてその牙を避ける。
スクリミルの牙は槍の柄に遮られたが…そのまま柄に噛み付くとエフラムに体重をかけていく…
エフラム 「ぐっ…ぬっ…」
体重差は200キロを超える…たちまち圧し掛かられて地に組み伏せられる。
スクリミル「グアフッガフッ」
牙が槍の柄と擦れ合って金属音を立てている。
目の前に迫るそれは一撃で人間を絶命させるに足りる。
両腕をもって槍を支えて防いでいるが…肩の傷から血とともに力も抜けていくようだ…

朦朧としてくる意識…だがその中に浮かぶものは…
悪さをするサラであり…膝に乗せたミルラの笑顔…
槍の練習をするアメリア…追いかけっこをするチキやファ…
そうだ、弱気になることはない。自分の後ろには守るべき幼女たちがいる!
エフラム (そうだ…俺は…俺は! 幼女のために勝つ!)
意識に活を入れなおすと、渾身の力を込めて右足を振り上げた。
つま先が折れた足を直撃する。
スクリミル「ギャンッ!?」
思わぬ痛みに怯んだ獅子の下からかろうじて抜け出した。
エフラム 「うりゃああっ!」
そのまま畳み掛ける。密着しているので刺すことはできないが、槍の使い方は刺すだけではない。
槍の柄を振り回して顔面を強かに打ち据える。
スクリミル「グッ!?」
強靭な肉体の前に打撃は効果が薄いが…反射的に眼を庇って前足を上げた。

エフラム 「もらったっ!!!!」
前足を上げて上体を逸らしたスクリミル…その心臓目掛けて槍を突き出す…
鋭い槍先は…皮を裂き…筋肉に突き刺さり…だが心臓を貫くには至らなかった…
肩から流れる血がそれを許さず、それ以上突き貫く力は残っていなかった。

スクリミル「ぐ…うぅ…ぉ…」
化身ゲージを消耗したスクリミルの姿が人型に戻る…胸に突き刺さった槍…流れる血。
心臓に達さなかったとはいえ相当の深手である。
もはや両者に戦う力の無い事は明白であった。

カイネギス「それまで!」
族長の宣言が響き渡る。もはや体を支えきれなくなった2人は同時に膝をつくのだった。
45幼女の旗の下に:2010/06/15(火) 14:39:38 ID:QURBIOk0
136

ジフカ  「ライ、リフ…もとい傷薬だ。手当てをしてやれ」
ライ   「はい!……まったく2人とも無茶をやるもんだ」
オグマ  「引き分けか…まったくよくあそこまで戦ったもんだ」
カナス  「奥義が発動していたら…冷や汗をかきましたよ」

手当てを受けながらもエフラムの表情は暗い。
エフラム 「勝てなかったか…無念だ…」
スクリミル「なにが無念なものか。この俺とここまでやりあったのだ。胸を張れい!」
エフラム 「…勝負に関しては誇りとするが…約束は俺が勝ったら支持してくれるというものだ…」
スクリミル「……ってもいい…」
エフラム 「む?」
スクリミル「貴様の頼みなら投票してやってもいい。みなも同じ考えだろう…」

獣牙族猫A「俺たちのスクリミルとあそこまでやるたぁ…ニンゲン…いや、ベオクにしてはやるもんだな」
獣牙族虎B「すごい戦いを見せてもらったわね! 体を動かさないと血が滾りそうだわ!」
ぬこ幼女 「ふ…フン! ちょっとだけ認めてあげてもいいにゃん!ちょびっとだけかっこよかったなんて思ってないにゃ!」
シャナン 「いいなぁ…」

カイネギス「みなが納得し認めたのだ…ワシが命じずともお前の願いなら票を入れに行くだろうよ。
      いや…ワシ自身もここまで戦えるとは思わなんだ。よい気迫を見せてもらった。
      お前を支持しよう」

その言葉に…張り詰めていたものが途切れるかのようにエフラムは意識を失っていった。
46幼女の旗の下に:2010/06/15(火) 14:40:21 ID:QURBIOk0
137

カイネギス邸の一室でエフラムは眠っている。
傷薬で傷は癒えたが極度の疲労と緊張感に満たされた身には休息が必要だった。
オグマ  「本当によくやったな…」
ロイド  「ああ…剣士として漲ってくる戦いぶりだったな」
シャナン 「ねこ幼女…」
カナス  「何か言いましたか?」
シャナン 「なんでもない…orz」

扉が開いてグレイルが顔を出す。
グレイル 「おう、集まってたかお前ら。次は予定じゃセリノスだったか?」
オグマ  「…セリノスに寄ったら南方に赴き渡海してフェニキスとキルヴァスを回る予定です」
グレイル 「そうか…そんじゃあこの先はアイクに任せるわ。鳥翼の方は俺よりアイクの方が顔が利くからな。
      悪いが一足先に俺は帰っているぜ」
オグマ  「あまり長く工務店をあけておれないでしょうし、無理もありません。
      ご案内ありがとうございました」
グレイル 「おう…アイク、店の方は有給にしとくからな。しっかり案内してやれ」
アイク  「了解だ」

こうして翌日には一行はガリアの密林を後にした。
次に目指すのはガリアの東方セリノスの森である。
47幼女の旗の下に:2010/06/15(火) 14:41:37 ID:QURBIOk0
138

エフラム一行がテリウスを回っている頃…
党の事務所ではそれなりに忙しい日々を過ごしていた。
ターナ  「収支がこれで……紙代値上がりしたんだっけ?」
サラ   「うん…パソコンの価格データに入れておいたわ」
ディーク 「ガリアから連絡だ。カイネギスが俺たちの支持に同意したらしいぜ!」
バヌトゥ 「おお…それはなにより」
ディーク 「それでよ。機関紙を集落で何部か取ってくれるってよ」
ターナ  「それはありがたいんだけど…あんな密林の奥にどうやって配達しろってのよ…
      バイト増やすほど余裕ないわよ」
サラ   「それなら大丈夫、新しいバイト雇っておいたから」
ターナ  「あの…だから余裕ないんだけど…」
だがサラはどこ吹く風だ。

サラ   「入ってきて」
ネサラ  「おー」
サラ   「あなたのお仕事はこの機関紙をガリアのカイネギスさん家に届けることよ。
      一回事にこのお金を50枚あげるわ」
ネサラ  「ヒャッホーーーー任せとけ! 金持ちだ大金だ!」

ちっとも大金ではない。1ゴールド硬貨ばかりだ。
新聞配達一回分でわずか50ゴールド…ちなみに他のバイトは一日あたり(早朝の3時間ほど)550ゴールド貰っている。
それを遠いガリアの奥地まで飛ばせてこの所業…

ターナ  「いいのかしら…労基法的に…」
サラ   「正社員ならともかくバイトについては規定無いもの。
      当人どうし納得の上での契約って事になってるから…
      こんな条件で働いてくれるなんてありがたいことじゃない」
ディーク 「傭兵契約もそうなんだよな。当事者同士の契約でなりたつから
      金額や労働条件は法の規制無いんだよな。
      …まぁ俺くらいになれば雇い主は好条件出しても欲しがるけどな」

サラ   「おじいさまおじいさま。後は校正だから脱字誤字のチェックよろしくね」
マンフロイ「うむ…わかった」

サラはカナスに代わってターナの仕事を手伝っている。
向こうではライナスがシャナンの代理で党費計算をしているが、慣れない仕事に頭を抱えている。
ライナス 「おーい、編集の方の経費増えてないか?」
ターナ  「紙代が値上がりしたのよ…価格を上げるのもちょっと…だし、純益少し下がるわよ」
ライナス 「そーか…まぁしゃーねーよな…人件費は…」
ターナ  「減らしたらバイトやめちゃうって…まぁ安く働いてくれる人が入ったから部数が増えても当分は大丈夫だけど」

サラ   「…明日の印刷分はこれでOKね…さ、そろそろお仕事はおしまい…
      兄様がいなくて退屈…代わりに誰で遊ぼ?」

続く

1 ターナで遊ぶ   姉様…私の魅力に堕ちてる…フフ…ダメ押しして弄ろうかな?
2 ディークで遊ぶ  ロリコンさん…またからかってあげようか?
3 マンフロイで遊ぶ たまにはおじいさまでもいぢめようかな…クスクス
4 ライナスで遊ぶ  このロリコンさんで遊んだことは無かったよね…どんな反応を返してくれるかしら?

48の方に選択お願いします
48助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 14:50:06 ID:OKXMzAW5
>>41-47
エフラムSUGEEEEEEE!!ネwwwサwwwラwww
GJ!!4でお願いします!
49助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 17:17:13 ID:qyppoyFk
>>28>>30
早速投下代理スレが役立ってるみたいだな。つーかエフラムお前www
…そーいや原作でニノがやられた時反応するのはリンだったような…いや、なんでもない

>>41
シャナン、お前…なんかシャナムと同レベルに思えてきたぞw
後ネサラ…(;ω;)

>>48
ライナスが本当に戻れないところまで行ってしまうぅぅぅぅッ!?

…幼女ネタの後のレスにレスするのも俺の密かな楽しみだったりする
50助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 17:29:53 ID:ZC7V8A/5
>>41-47
エフラム・・・・・・ステータス上限でははるかに負けている相手によくぞここまで・・・!!
やはり口先だけの男じゃないな

ライナス・・・・・・タオルケットとられるなよ
51助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 19:41:16 ID:RmUdKA1A
>>41-47
事前にサラがワープで先回りして工作するのかと思ったがそんなことはなかったぜ!
実力で肉薄するとは大した奴だ…
52助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 20:06:33 ID:zcKBqRYa
>>50
退屈嫌いのサラ様が面白イベントを見逃すはずがないので
多分そこらへんに隠れてカメラでも回してたんじゃないかと

サラ「幼女…もとい、私のためなら血を流して戦うことも厭わない兄様…いいわ…
   後でPCの壁紙にしようっと…フフ…」
53助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 20:07:39 ID:zcKBqRYa
スマヌ>>51だった
54助けて!名無しさん!:2010/06/15(火) 21:20:31 ID:LvupBwyU
アミッド「あれ、アーサーそれ白髪なんじゃ・・・」
アーサー「はぁ?何を言ってるんだアミッド、トードの血を引く人は
全員銀髪じゃないか」
アミッド「銀髪?それがか?それに、俺もトードの血を引いてるけど、
銀髪じゃないぞ」
アーサー「血はあるけどクラスは風魔法しか使えないウインドマーz
アミッド「うあああああああああああああ」

聖戦の代行キャラネタを書こうと思ったら規制じゃないかコノヒトデナシー
55助けて!名無しさん!:2010/06/16(水) 13:04:03 ID:vvW2y+la
そもそも兄弟ネタというより聖戦ネタじゃないかコノヒトデナシー
56助けて!名無しさん!:2010/06/16(水) 14:52:37 ID:vvW2y+la
連レスすまんけど、前スレも早く埋めてしまおうか。残しておいても色々と難儀だし
57助けて!名無しさん!:2010/06/16(水) 18:40:00 ID:70yoOhfP
>>56
埋まったっぽいぞ。実はダメな人のAAばっかだがw
58助けて!名無しさん!:2010/06/16(水) 19:25:24 ID:ZDW0Yy8X
実はダメな人wwww

次のクラスチェンジはあきらかにダメな人だなwwwww
59助けて!名無しさん!:2010/06/16(水) 23:19:38 ID:abec5xi6
いつも思うが、あの埋め方は下手すりゃ荒らしにしか見えんなw
60助けて!名無しさん!:2010/06/17(木) 11:52:04 ID:jpHcc75y
〜 子供のころにやった遊び 〜

聖闘士星矢ごっこ 
(筆者の年がばれそうだ…各キャラの年齢にマイナス8年位でみてください、元ネタわからん人はスマソ)

ヘクトル 「おれ星矢な星矢」
マルス  「せーやって下っ腹ですか…ま、いいですけど…ぼくはきょーこーやりたいです」
リーフ  「にいさんにいさんどーして服を脱ぐのさ?」
アイク  「紫龍は全裸なんじゃなかったか?」
マルス  「いや…それは戦いの時で…」
エリウッド「黄金聖闘士の役はその時々で入れ替わろうか」

リン   「あーっ男ばっかで遊んでる! 私も混ぜてよー!」
ヘクトル 「しゃーねーな、混ざれ混ざれ」
エフラム 「女役となるとアテナか」
マルス  「プッ…似合わねーぶべっ!?」
ヘクトル 「こらこらいきなりきょーこーを退治するなって」
リン   「マルスが悪いのよ! で、何をすればいいの?」
ヘクトル 「これから十二宮を突破するからな。矢を受けたアテナは地面で寝ててくれ」

リン(寝てる)「…」
エリウッド  「それではみんなの聖衣を修復…」
ヘクトル   「あー直った直った…めんどいからはしょるべ」
エリウッド  「……」

リン(寝てる)「……」
エフラム   「ぴざ、どうみてもお前がアルデバランに適任だ。せーや役を変われ」
ヘクトル   「誰がぴざだこらあ!!!」

リン(寝てる)「………」
マルス    「フハハハハハハハハハ!!!!!永久にアナザーディメンションの世界を彷徨うがいい!!!」
リーフ    「僕を下水道に閉じ込めないでよーコノヒトデナシー僕もかっこいい黄金星闘士がやりたいよー」
セリス    「ちぇーんちぇーん…縄跳びじゃ気分でないよー」
ロイ     「マルシュにいさんノリノリだにぇ」

リン(寝てる)「…………」
アイク    「とりあえず脱ぐぞ…よもつひらさかに落ちて悪行をつぐなえ!ろざんしょーりゅーは!」
リーフ    「あじゃぱぁーーー!!!!このヒトデナシー」

エフラム   「よし、次は俺のあいおりあ役…」
リン(寝てる)「飽きたわーーーーなんかやらしてよーーーーー!!!!!!」
ヘクトル   「といってもなぁ」
マルス    「ちょうど獅子宮だからカシオスやってもらいましょーよ」
リン     「カシオスってどんな役どんな役?」
マルス    「もひかんまっちょです。さ、まずは髪型を…もぎゃああああああ!?」
リン     「おまえぼこるは……」
ヘクトル   「あてながきょーこーを退治しちまった…」
エフラム   「せっかく出番がまわってきたのに…」

おわる

子供の頃にはやった遊びなんだが大抵ラストまで行く前にグダグダになったもんだ
61小ネタ7連発 1/2:2010/06/17(木) 15:54:46 ID:ZHQzVpf5
1.あっち向いてホイ

アイク  「リーフ、あっち向いてホイをやろうか」
リーフ  「いいよ」
二人   「ジャンケン、ポイ!リーフつ『グー』 アイクつ『パー』」
アイク  「あっち向いてぬぅん!!」
リーフ  (ぎゃああ!!風圧でムリヤリ顔が兄さんの腕の行った方にイイィィッ!?)
アイク  「…リーフの負けだな」
リーフ  「コノヒトデナシー!」

2.小さい悩み
エイリーク「…はぁ…」
エリンシア「どうかしましてエイリークちゃん?」
エイリーク「実は先程ブラジャーを泉に落としてしまいまして、
      そうしたら精霊が現れて『貴方が落としたのはこの金のブラですか?それとも銀のブラですか?』
      と聞かれました」
エリンシア「正直者な貴方は『ただのブラジャーです。』と答えたのでしょうね」
エイリーク「はい、そして替わりに精霊様が愛用する天使のブラジャーを貰いました」
エリンシア「…では何の問題も無いじゃありませんの?」
エイリーク「でもその天使のブラジャー、ブカブカしてて合いませんでしたorz」
エリンシア(つД`)

3.最終幻想1
リーフ  「……はぁ」
サラ   「何私を見てため息付いてるのよ…相談にでも乗って欲しいの?」
リーフ  「いや、違うよ…たださ」
サラ   「?」
リーフ  「あるサラはナイスボディの巨乳お姉さんで、しかも戦闘補助もしてくれるのに、
      うちのサラと来たら何でこんなに貧乳少女なんだろうなぁって…」
サラ   「……ハードラグドゥ遺跡最深部で頭を冷やしなさい。つ『ワープ』」
リーフ  「アッー!」
62小ネタ7連発 2/2:2010/06/17(木) 16:00:17 ID:ZHQzVpf5
4.最終幻想2
カイン※ 「俺 は 正 気 に 戻 っ た !…と、思わせといて馬鹿めッ!やはり戻ってない!」
アベル  「寝言で何言ってるんだ?」
ドーガ  「どっちかはっきりしろ」

5.鎧違いです
漆黒の騎士「アイクよ、勝負だ」
アイク  「漆黒の騎士、お前を倒せば最後の召喚・イリスを使える様になるんだな!?」
漆黒の騎士「…………」

6.葉っぱ+恐怖=ポケモン?
リーフ  「わはははははっ!僕はスキル『恐怖』を装備した。これで僕は最強になるぞぉぉぉ!」
マルス  「そうかい。…リーフィア、そこでカビゴンに草結びだッ!」
リーフ  「僕はポケモンじゃないよコノヒトデナシー」

7.マシューの癖に生意気だ
マシュー 「昨日E3で流れた黄(ryDSの動画で、俺がパーティの一人になる事が決まりましたよ!」
ジャファル「!!……なん…だと…?」
フォルカ 「…その権利…」
他盗賊暗殺者一同「 殺してでも奪い取る
         ニア殺してでも奪い取る
          殺してでも奪い取る」
マシュー 「アッー!」


…おれっち一体何やってるんだろう…?
63助けて!名無しさん!:2010/06/17(木) 19:35:44 ID:YhOimr9r
みんな

アッー

をのぞんでるわけだが、なにこんな寒い普通の書いてるKYがはりきっちゃってるわけ?
少しは考えてもらいたいよな。
64助けて!名無しさん!:2010/06/17(木) 19:36:24 ID:FNp66jPx
>>62
乙です!
良かったなマシュー!しかも(多分)主役級だぞ!
このスレは時々黄金ネタが来るなw
65助けて!名無しさん!:2010/06/17(木) 21:46:23 ID:DmI7iFia
>>61
個人的に「あっち向いてぬぅん!」が脳内放送されてツボったwww
後マシューおめ
66助けて!名無しさん!:2010/06/17(木) 22:36:10 ID:T8DTURa1
>>63
何言ってんだコイツ
67助けて!名無しさん!:2010/06/17(木) 22:39:12 ID:ODMJk1Xl
>>66
ただの荒らしか叩きでしょ
わけのわからん輩はスルーが鉄則でっせ

以下通常の流れで
68小ネタ:2010/06/17(木) 23:20:53 ID:Zr5X49sz
エリウッド「いい天気だねぇ・・・」
ロイ   「そうだねぇ、兄さん」
エリウッド「縁側で日向ぼっこをしつつお茶を飲む・・・いいねぇ」
ロイ   「爺臭いって言われそうだけどね。落ち着くねぇ」
エリウッド「普段のストレスが抜けていくような気g
ヘクトル 「ふざっけんなこのくそロリが! 今日という今日はぶっとばしてやる!」
エフラム 「ほほぅ・・・貴様のようなメタボに俺の動きが追えるのか?
      というかこちらこそ貴様を叩きのめしてくれる!」
リン   「こらああああマルスぅっ! あんた今度という今度は許さないからねぇ!」
マルス  「姉さん怒らない方がいいですよwwwしわが増えてもっと老け顔になりますからwww」
リン   「―――初めてですよ、ここまで私を馬鹿にしてくれたおバカさんは・・・」
マルス  「・・・ちょ、いや、あの、お姉さま? フ○ーザ様入ってますよ?
      だからサブミッションはやめtぎゃああああぁぁぁあぁあ!?」
アルム  「セリカ・・・春の陽光に照らされる君も美しいよ・・・」
セリカ  「アルム・・・暖かい日差しに包まれる貴方も素敵よ・・・」
シグルド 「KINSHINは許さん・・・許さんぞ・・・ジワリジワリとなぶり殺しにしてくれる!」
アイク  「む・・・ここにはかなりの強敵(とも)がいるようだな。
      シグルド兄上にリン。二人ともかなり、やる」
リーフ  「そしてとばっちりを受けて吹っ飛ぶんだよねこのヒトデナシーっっ!」
エリンシア「ひぃぃぃやっほおおぉぉぉうアイクの筋肉蝶・サイ・コー!!!」
ミカヤ? 「アイクー! そんな万年係長とか老け顔おばんとかぶっとばしちゃってーーっ!」
セリカ  「帰りなさいこの邪神がっ! メダリオンっ!」
ユンヌ  「押し入れはいやあああぁぁぁぁっ!!」


エリウッド「・・・今日も我が家は平和だねぇ」
ロイ   「現実逃避はよくないよ兄さん」



・・・思いつくままに書いた。今は若干反省してる。
69助けて!名無しさん!:2010/06/18(金) 01:50:10 ID:7hTcTqN7
>>60
なんだか和気藹々と遊んでる雰囲気が伝わってきました。
途中で喧嘩するのも子供らしいね!

>>61-62
誰かエイリークを救ってやってくれ…
個人的にはアリティア組みが久々に見れたのが嬉しかったり…

>>68
こういう兄弟家の平和とは程遠い日常もいいねwwww
エリウッド…胃を大事にしろよ…GJ!

>>41-47の続き投下します
70幼女の旗の下に:2010/06/18(金) 01:50:55 ID:7hTcTqN7
139

4 ライナスで遊ぶ  このロリコンさんで遊んだことは無かったよね…どんな反応を返してくれるかしら?

そうと決めたサラはライナスのデスクに歩み寄った。
慣れない手つきでパソコンを弄っているライナスに声をかける。

サラ   「ねぇライナス」
ライナス 「ん? なんだ?」
サラ   「私退屈してるの。お仕事終わったら遊んでくれる?」
ライナス 「ああ、かまわねーぜ。ちょっと待ってな」

そのやりとりを見たターナが血相変えて駆け寄ってくる。
ターナ  「さ…サラ! 退屈なら私が遊んで…」
サラ   「うん、それもいいんだけど今日はライナスで遊ぶことにしたから…」
ターナ  「そ…そんなぁ…」
がっくりとうなだれるターナ、これではライナスが「3人で遊んだっていんじゃね?」とか言い出しそうだ。
それも悪くないが今日は初弄りということでライナスを重点的に弄りたかった。
ターナには引き下がってもらおう。

サラ   「ごめんね姉様…また今度遊んであげるから…今日は我慢して…ね?」
凹んでいるターナに歩み寄ると背伸びして耳元で囁く。
軽く首筋をくすぐりながら耳に息をかけるとターナは骨抜きになって崩れ落ちた。
ターナ  「あ…あうぅぅぅ…は…はひ……サラ…様…」
     (あ…あれ? なんで私サラの事、様付けで呼んでるんだろ?
      な…なんだか…それが自然に感じられるよぅ…)
サラ   「うん…いい子」
ライナス 「な…なにやってんだお前ら?」
サラ   「気にしなくてもいいわ。それよりお仕事は終わったのよね?」
ライナス 「おう、そんじゃあ何して遊ぶ? もう夜だから外でってわけにゃいかねぇが
      ここで出来る遊びならなんでも付き合ってやるぜ。
      …あ、そーいや保育園に送るおもちゃがあったな。それで遊ぶか?」
サラ   「……私小6なんだけど……そんなに子供じゃないもん、もうお姉さんだもん」
軽く頬を膨らませてソッポを向いてみせる。
渾身の演技だ。
ライナス 「がっはっは! そうか悪い悪い! 園児扱いはねぇよな!」
大きな手のひらがサラの頭をクシャクシャと撫でる。
サラ   (…いい人ね…そして…無意識下で幼女に萌えてしまったのを豪快な振る舞いで押し隠してるのね…)
71幼女の旗の下に:2010/06/18(金) 01:51:51 ID:7hTcTqN7
140

それからしばらくはカードゲームとか当たり障りのない遊びを楽しんだ。
その時もカード交換の時など何気なく手を触れたりして反応を見る。
基本的に大雑把な男だ。さして気にしてる様子もなさそうだが…ちょっと押してみよう。
サラ   「あっと」
カードの受け渡しの時に、カードを取り落としかけた振りをしてライナスの手を強く握ってみる。
ライナス 「おっと」
     (……こいつの手…柔らかいのな…って…なに考えてんだか俺)
顔にすら出してない一瞬の動揺…だが微かな心の隙に悪魔は入り込む。
サラ   「ふふ……ねぇ…私の手にもっと触れていたいの?」
ライナス 「うおぉいっ!? 何の事だ!?」
サラ   「隠さなくてもいいよ? ……それとも…こう呼んで欲しい?
      お兄ちゃん?」
ライナス 「いや俺妹いるし…」
サラ   「知ってるよ…でもその可愛い妹はジャファルに構ってばかり…寂しいのよね?
      だから私が妹になってあげてもいいよ?」
ライナス 「いや、ニノだってもう中学だぜ? 
      そんくらいになりゃ兄貴よりも好きな男にべったりになるのは自然だろ?
      別に寂しいなんて思ってりゃしねえって!」
サラ   「ホントに?」

顔を寄せてじっと瞳を覗き込む。
サラの吸い込まれるような瞳に胸が高鳴った。
ライナス 「い……いやまー…そりゃー兄ちゃん兄ちゃん言って俺の後をついてきたヤツが他に行きゃちょっとは…
      ちょーっとくれぇはそんな気持ちもあるがよ…」
何故か嘘や誤魔化しの言葉が吐けなくなる。
サラ   「やっぱり…ね、だから今日は妹になってあげる」
ライナス (なるほどこれはあれだな…聞けばサラは一人っ子の上、家族もあのじーさん独り…
      さては兄貴が欲しいんだな。なんだ、かわいーもんじゃねーか!)
サラ   (……私が兄妹に憧れてるとか考えてる顔ね…そうして無意識に正当化してるのね…
      私を妹にしたいという本音を…クスクスクス)
ライナス 「よっしそんじゃあいい子のサラは今日は俺の妹だ!
      俺のこたぁ兄ちゃんって呼びな!」
サラ   「うん、お兄ちゃん…じゃあお願いね。馬になって」
ライナス 「しょーがねーなぁ。ほら乗りな」

大きな背中を向けて四つん這いになる姿を見てサラは思った。
サラ   (お兄ちゃん…この言葉で大抵の事は聞いてくれそうね…妹属性なのね…
      ふふ…ニノもこんないい玩具があるのに遊ばないなんてもったいない…)

それからライナスはサラを背に乗せてさんざん走らされた…
幼女に馬扱いとかドMかロリコンでないと耐えられなさそうな屈辱だが…
ライナスの心は妹の我侭を聞いてあげる兄貴の喜びで満たされていた……
やはり最近ニノが構ってくれないのが寂しかったのだろう……
72幼女の旗の下に:2010/06/18(金) 01:52:53 ID:7hTcTqN7
141

ベグニオン元老党の祝賀ホールでは煌びやかな貴族たちが祝杯をあげていた。
本日はランゴバルトを中心とする移籍議員達の信任投票の当選祝いだ。
元老党の人脈、財力を持ってすれば容易い選挙であり全員が当選した。
ほとんど労せずして最大の第2党が分裂し、その勢力を取り込めたのだ。
笑いが止まらないというものである。

ルカン  「それでは元老党のますますの発展と諸君の健勝と躍進とを祈って、私の挨拶に代えさせていただきます」
党首の挨拶が済み、思い思いに談笑し始める。
その中心となるのは新参の議員たちだ。彼らは本日のパーティーの主役である。

バルテロメ 「ドズルといえば公爵位を有する名門、その家格は我らに勝るとも劣りませぬ。
       近く党幹部の席が用意されることでしょうな」
ヘッツェル 「まことまこと…全員当選といいまことに幸先のよいことです」
ヌミダ   「いやあ、我らもランゴバルト殿の威光にあやかりとうございますぞ。
       ささ、まずはワシの杯を受けてくだされ」
ランゴバルト「これは…恐縮ですなぁ…いやなに、ワシなどいまだ新参者。
       よろしくご教示のほどを願いたい」
ロンブローゾ「ランゴバルト殿は正しき選択をなさいましたぞ。
       国防軍としましてもドズル重工の製品の品質は高く評価しております。
       今後もますますお互いに協力しあっていきたいものですな」
カヒタリーノ「此度は天馬向けの軽装甲冑を開発しておられるとか…空軍でも導入を検討したく思います。
       つきましては近く担当の者を貴社に派遣したく…」
オリヴァー (……この席も軍高官が増えた……ルカン殿の影響力が軍部に浸透している証明じゃな…)

パーティーの席をランゴバルトが退席したのは23時の事である。
同伴した2人の息子、ダナンとレックスと供に車に乗って帰途についた。
やや酒の勢いもあったのだろうがランゴバルトは饒舌だった。
ランゴバルト「…お前たち…あれを見たか…かつてバイロン殿は元帥としてゆるぎない軍の重鎮だった。
       だがいまや将軍達はこうしてルカン殿の下に集まっておる」
ダナン   「父上?」
ランゴバルト「騎士が騎士であった時代などとうに終わっておる…うぃっく…
       わしは間違ってはおらん…レプトール殿も同じ考えじゃ…」
ダナン   「…レプトール卿は意識を回復したそうですが、いまだ退院できないのでしたな。
       元老党への合流を勧めるおつもりで?」
ランゴバルト「フリージ方の議員は軒並みこちらへ移ったからの…バーハラ党にはもはや居場所はなかろぅ…」

ドズルの紋章を付けた車は夜の街路を駆け抜けて行った。
73幼女の旗の下に:2010/06/18(金) 01:53:55 ID:7hTcTqN7
142

真っ暗な森の中、3人の少女が茂みを掻き分けて進んでいた。
ラケシス 「もう! どこなのよここは!?」
クラリーネ「知りませんわよ!」
プリシラ 「クラリーネさんのスカポンタン! 貴女が地図を落としたからじゃありませんか!」
クラリーネ「あれは事故ですわ! 過ぎた事をいつまでも言うのはおやめくださいまし!」
プリシラ 「地図があればワープ先もわかりますのに……」
ラケシス 「むぅぅ…いっそ適当に飛ばしてみて…」
クラリーネ「それをやってさっき河に落ちたじゃありませんの!」

この有様をティニーが見ていたら留守番役でよかったと胸を撫で下ろしただろう。
3人の少女達はキャイキャイ騒ぎながらも森の奥深くに分け入っていった。


AKJの3人が苦闘している頃、セリノスの森に近い宿場町にエフラム達は辿り着いた。
すでに深夜でありここで一泊する事に反対する者はいなかった。
古い木造の宿屋の扉を潜ると、カウンターでうとうとしていた老人があくびまじりに応対してくれた。
エフラム 「6人だ。部屋は空いてるか?」
店主   「へぇございやすが…6人では手狭ですのぅ。2部屋借りられますかぃのう」
エフラム 「…一部屋でいい…それと軽く食い物を出してくれ」
店主   「へいへい…」

一階は宿の受付であると共にいくつか椅子やテーブルが置かれており食事が出来るようになっている。
一行は思い思いの席に腰を下ろした。
カナス  「はふぅぅ……」
ロイド  「大丈夫か?」
カナス  「はは…ちょっとこたえました…」
オグマ  「食ったらさっさと寝よう。明日も早い」
カナス  「アイクさん…ここから白鷺の民の集落は遠いんですか?」
アイク  「セリノスの森の中心だ。それなりに歩く」
カナス  「はは…これは今のうちに筋肉痛を癒さないといけませんね…」

その時店主が簡単な食事を持って戻ってきた。
店主   「おや、お客さん方セリノスへ行かれるので?」
エフラム 「ああ、用があってな」
店主   「先ほどもセリノスへ向かうって娘さんたちが夕食を食っていかれましてな。
      今からでは森の中で真っ暗になっちまうから泊まってくように言ったんですがねぇ。
      一刻も早くKINSHINの支持者を増やさにゃならんとか…最近はよくわからん人らがおるんですのぅ」

どこか聞き覚えのある言葉だ…エフラム達には思い当たる人間がいる。
オグマ  「じいさん…その連中は金髪や赤毛の娘たちで…貴族風じゃなかったか?」
店主   「ああ…言われてみれば旅行者にしては立派なお召し物でしたわい。
      金髪の娘さんが2人と赤毛の娘さんで…赤毛の娘は髪に羽飾りをしておりました」

間違いない…AKJだ。
74幼女の旗の下に:2010/06/18(金) 01:54:39 ID:7hTcTqN7
143

エフラム 「…その3人は何をしに行くと言っていた?」
店主   「なんでも…白鷺の族長家の兄妹は兄妹で愛し合うのが正しいから…KINSHINするように説得するとかなんとか…
      ワケのわからん人らでしたわい。…ああ…それと選挙の票集めもするとか言ってましたのう」
オグマ  「なんてこった…先を越されたか」
ロイド  「俺たちと同じことを考える連中がいてもそりゃおかしくないよな…」
シャナン 「うむぅ…だがAKJが彼ら白鷺を説得できるか?」
カナス  「白鷺の方々は戦う力を持たないと聞きますから獣牙の方々の時のように力を示したら支持する…って事はないでしょうが…
      アイクさん、実際どうでしょうか。白鷺族は説得しやすい相手でしょうか」
アイク  「白鷺の族長はロライゼというが…病気がちで息子に族長代理をさせている。
      リュシオンといってな。コイツは俺の顔見知りだが、俺の知る限りラグズ1のベオク嫌いだ。
      簡単に首を縦にはふらんだろう」
オグマ  「なるほど…では今から後を追っても見込みはあるな。AKJも簡単に支持を取り付けられはすまい」
エフラム 「待て、俺はラケシス会長に恩がある。俺の釈放のために力を尽くしてくれたのはAKJではないか。
      そのAKJの邪魔をするのは本意ではない!」
オグマ  「お前の気持ちはわかるがな…俺たちだって支持者を増やす機会を譲ってやれるほど票田を開拓できてるわけじゃないんだぞ?」
エフラム 「しかしな…ここはセリノスには立ち寄らずにフェニキスへ向かうべきではないか?
      一度友好を組んだ政党と対立するのは信義に反するのではないか?」
ロイド  「…別の問題もあるぞ…フェニキスに向かうにしてだ…おそらく獣牙族の時と同じような展開になるんじゃないか?
      その辺はどうだアイク?」
アイク  「ティバーンの気性からいって多分そうなる」
ロイド  「鷹の族長は強いんだろ?」
アイク  「スクリミルよりも実力は高い」
ロイド  「……こういうこった…ビビるわけじゃないが、物事は最悪のケースってやつを想定しなきゃならんぜ。
      進路をフェニキスに向けたとしてだ。道路も完備してないラグズの居住圏を時間をかけて進み、挙句に海まで渡るんだ。
      相当の時間がかかる。その上で負けて手ぶらで帰る羽目になったら目も当てられん。
      市街地に引き上げてラグズ周りの時間をベオク相手の支持者集めに割り当てるって手もあるんだぜ?
      テリウス周りじゃすでにカイネギスの支持を得て充分な成果は出てるんだ」
カナス  「ロイドさんの意見ももっともだと思います。ティバーン氏はテリウスに鳴り響いた強者ですし…
      この間の獣牙の方々との一件を見ても戦うことになる可能性は高いですし、正直勝算は…」
シャナン 「待て! そんな弱気でどうする! 私はセリノスもフェニキスもまわるべきだと思うぞ!
      全ての人民に幼女愛の精神を伝え、支持を訴えるのが我々の党の精神ではないか!」
     (冗談ではない! 鳥羽幼女と仲良くなるチャンスを逃せるか!
      特に白鷺の幼女は目もくらむばかりの美しさと聞く! 絶対に写真に収める!)
エフラム 「うむ…シャナンの言うことももっともだ。しかし俺はAKJへの信義も通したい…」
オグマ  「よく考えてくれ、どう行動すべきなのか…俺たちはお前の決定に従う」
エフラム 「むぅ…」

続く

1 自分の案を採用する  セリノスは諦めてフェニキスに向かおう。AKJの邪魔をしては申し訳ない。
2 シャナン案を採用する 当初の予定通りセリノスへ向かおう。全ての人々に支持を訴えるべきだ!
3 ロイド案を採用する  市街地へ帰るか…消極策だが手堅いかも知れんな

75の方に選択をお願いします
75助けて!名無しさん!:2010/06/18(金) 02:34:48 ID:zau1i2b5
3でお願いします。
76助けて!名無しさん!:2010/06/18(金) 02:45:44 ID:AIalqb+9
最初の方見てなかったから内容がよく分からん。
誰か三行で頼む。
77助けて!名無しさん!:2010/06/18(金) 05:54:43 ID:yHhzKTuQ
>>76
このスレについて?
それとも>>70のネタについて?
78助けて!名無しさん!:2010/06/18(金) 07:28:38 ID:HRmFT4+M
>>76
>>77の言ってることをどっちも解説してみると…

このスレは歴代のFE主人公が兄弟となった世界『紋章町』
FE主人公兄弟家とそれを取り巻くフリーダム&クレイジーな環境に
アクセントとして若干のカオスが組み込まれている

幼女を守る為に紋章町の首相(てか町長?)になろうと自ら政党を作るエフラム
ターナがロリコンになったりエフラムが逮捕されたりとドタバタしまくっているが
なんだかんだで党員も増え、今は次の選挙の為に支持者を自らの足で増やしていこうと奮闘している
79助けて!名無しさん!:2010/06/18(金) 08:26:45 ID:pU6jkrDM
たしかに長編ばっかりだと一見さんお断りっぽくなるよなぁ
最近小ネタあんまり出てないし・・・・・・
規制中の人のためのスレができたから、それで活性化するといいんだけどな


>>70-74
乙です!
シャナンはもう本当にただのロリコンだなwww
エフラムの能力だと、ティバーンはきついか・・・・・
でも結局は「そんな消極的でどうする!」で行く流れになりそうwwww

GJGJ!
80助けて!名無しさん!:2010/06/18(金) 10:23:14 ID:TEnfPxFa
>>76ではないが>>78のまとめ方が凄いと思った


>>70-74
ライナスまでもが弄ばれてしまったwww
サラはホント恐ろしいな
続き楽しみにしてます GJ!
81フレリア国王 ヘイ○ン:2010/06/18(金) 12:24:35 ID:pATUk7W6
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|   あ…ありのまま >>70-74で 娘に起こってる事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|    『私はヒーニアスがタスケテエイリーク!!だからせめてターナだけはまともにしたい
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ      と、思ったら彼女は>>70-74で完全にロリコンになっていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人      な… 何を言っているのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ     私も何を知ったのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ     親としての威厳がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r ー---ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    箱入り娘だからだとかエフラムと恋愛出来てないからだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ   そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしい『サラという少女』の片鱗を感じてるぜ…
82助けて!名無しさん!:2010/06/18(金) 12:25:23 ID:lxa6QUPC
>>79
>たしかに長編ばっかりだと一見さんお断りっぽくなるよなぁ

んなこたーない、保管庫から今までの過去ログ全部見れるように案内されてるとか
親切すぎるくらいなんだぜ
83助けて!名無しさん!:2010/06/18(金) 13:14:43 ID:AIalqb+9
>>78
おk、把握した。
一応>>70のネタのつもりで言ったんだけどね。あれじゃどっちとでも取れるかw
てか一体何をどう転べばそんな話になってんだ?w
8479:2010/06/18(金) 15:18:03 ID:gR1jYpNU
>>82

確かにそうなんだが・・・・・・
それでも長編だし、作品も16章以降はまとめられてないから、
時間ないけど見てくれてる人とかはキツいんじゃね?

それでもこんな長編でまとめがしっかりしてるスレは珍しいけどね
85助けて!名無しさん!:2010/06/18(金) 23:21:23 ID:6vhGA29W
確かに連載が続いているネタだと、途中からではストーリーがわからないって事もあるかもしれないが…スレ住人は優しい人ばかりで、初歩的な質問にも答えてくれるジャファルなんかもいるわけだし。
初めての人も、気軽に覗いてくれると嬉しいな。
86助けて!名無しさん!:2010/06/19(土) 00:29:11 ID:RrmE1UzB
 〜ルネス学園〜

エイリーク「……おはよう……ございます……」
ターナ  「おは……わっ、どうしたのエイリーク、目の下に隈作っちゃって! それになんかフラフラしてるし!」
エイリーク「……はい……ほとんど徹夜だったもので……」
ラーチェル「あら、試験勉強も計画的にこなして決して無理はしないエイリークが徹夜だなんて、珍しいですわね」
ターナ  「一体何があったの……?」
エイリーク「……昨日の夜……」

エイリーク「セリカ。少しよろしいですか?」
セリカ  「ん、なあに、エイリーク姉さん」
エイリーク「はい。今学校でミラ教の成立過程について習っているのですが、少々分からないところが」
セリカ  (キュピーン☆)

エイリーク「……それで、神話の細かなエピソードから成立当時の時代背景、習俗等に至るまでみっちりと……」
ターナ  「……」
ラーチェル「……」
エイリーク「……今夜、第二弾が……」
ターナ  「まだ終わってないんだ……」
ラーチェル「強引な方って正直どうかと思いますわ」
ターナ  「あんたがそれを言うか」
87助けて!名無しさん!:2010/06/19(土) 00:30:33 ID:RrmE1UzB
……とか書いてて、兄弟内でもまだあまり描かれていない組み合わせとかがあることに気付いてちょっと吃驚。
お前らもっと気楽にいろいろ書くべきだぜ。
88偶にはこんなイリオスもいいんじゃない?:2010/06/19(土) 08:04:39 ID:6v99YB5m
>>87
ミカヤとアルムorセリカとかあまり見ないなぁ

…とかいいつつ兄弟家外の組み合わせ。『幼女の旗の元に』より一部設定をお借りします

イリオス「はー…今月はもうパンの耳で凌ぐしかねーな」
レイヴァン「おい、そこの…イリオス、だったか。少しいいか?」
イリオス「は?」

イリオス「なるほどな、最近自分の妹が隠れて何かやってるらしい、と」
レイヴァン「ああ、自分の同志と政党を作り、この町の政権を握ろうとしているのは知っているが…
詳しい活動は何も知らない」
イリオス「だから、FETVのメンバーの俺にできる範囲で調査してほしいってことか?
そんなもん俺に頼まなくてもその辺漂ってるカメラクルーがなんとかしてくれるぜ」
レイヴァン「そうか。…それと、もう一つ」
イリオス「なんだよ?」
レイヴァン「オルエン…だったか。彼女のことはお前が守ってやれ」
イリオス「なっ…そ、そりゃあ「大事なスポンサー様」は守らなきゃな?」
レイヴァン「…フッ」
イリオス「何笑ってんだよ、オイ」
レイヴァン「何でもない。…じゃあな」

イリオス「アイツを守れ…か

…言われなくても、分かってるっつの」ボソッ
89助けて!名無しさん!:2010/06/19(土) 08:13:55 ID:wJ3L4I8U
>>88
甘酸っぺー匂いがプンプンするぜ
べ、べつに羨ましくなんか(ry
90助けて!名無しさん!:2010/06/19(土) 20:49:07 ID:1W5FEMzd
過去に軍師マークさんに関するネタがあって、ロイだけが会っていないので
「みんなの言うマークさんに会ったら、銀髪でオッドアイの素敵なお姉さんだ」
と答えてリーフが「悔しいッ!羨ましいッ!妬ましいッ!でも(ry)」な小ネタを
やろうかと思った。
確認のために過去ログ漁ったら、既にリーフが「おねいさんと会った」ことが
わかって、こっちが「ラララちくしょう わしゃくやしいよ」でゴザルの巻
91助けて!名無しさん!:2010/06/19(土) 21:36:05 ID:iJkvdEXd
ちょっと何言ってるか分からない
92助けて!名無しさん!:2010/06/19(土) 22:33:22 ID:xC8lm/09
http://wikiwiki.jp/fe_family/?5-560

このネタのことだろう。マーク登場回。
93助けて!名無しさん!:2010/06/19(土) 23:10:37 ID:aeVljmcy
すごい今さらだが

一部のネタをまとめてくれた人ありがとう
94助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 07:02:19 ID:safILaL/
ぼなぺち
95助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 13:01:31 ID:7J+cKVdO
>>91
確かに一見したら>>90のレスは分かりにくいけど、つまり…、

軍師マークは見る人によって違う。ロイは>>92で会ってないので、
>>90で会った時に銀髪オッドアイ美人お姉さんだと見え、その事にリーフが盛大に嫉妬するはずだった。
でもリーフ自身は>>92で既にマークと会っている為、そのネタが使えなくて悔しい!…でも…(ry
というレスなのだと思う。


…てか>>90でロイが会ったのはただのイドゥンさ(以下略
96助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 13:08:58 ID:YvOAN2P6
>>95
モノホンかいっ!!
97助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 13:16:34 ID:971eDF3Y
>>91
誤解招いてすみませぬ。言いたかったことは>>95の人の仰るとおりですわ。
レスを見てこれじゃ確かにイドゥンさんじゃねぇか、迂闊だったと思うたが、
時既に遅しな状態なのでどうしようもない。

ラララちくしょう わしゃ失敗ばかりでくやちいよー

>>92 >>95
温情ある対応に感謝。
98助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 13:18:12 ID:971eDF3Y
忘れていたが>>97>>91を書き込んだ本人でゴザル
99助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 13:19:16 ID:971eDF3Y
二重の間違い。「>>97>>90を書き込んだ本人」です。もぅええかげんにせーよ…
100幼女の旗の下に:2010/06/20(日) 13:20:25 ID:PnGKjSPs
>>78
うまく纏めてくれてありがとうございます!

やはり長くなってくると途中から読んだ人にはわかりにくいかな。
長編の難しいところかも…

>>81
ワロタwwwwwwwww
サラ様の恐ろしさは紋章町に轟いているなwwwwww

>>86
マニアというか狂信者に下手に物を聞くといつまでも語られる典型ですな。
その分野に興味の無い人にはつらいんだぜ。

>>88
イリオス…ツンデレ…
イリオスが貧乏から脱出できる日はくるのか!?
GJでした!

>>70-74の続き投下します
101幼女の旗の下に:2010/06/20(日) 13:21:12 ID:PnGKjSPs
144

3 ロイド案を採用する  市街地へ帰るか…消極策だが手堅いかも知れんな

エフラム (スクリミルは半端じゃない強さだった……
      どうにか引き分けに持ち込んだが手を読まれた今ではもう一度やったら負けるだろう…
      それすらしのぐ相手と戦うよりもロイドの言葉は合理的やもしれん…だがそれでよいのか?)
オグマ  「エフラム…どうする?」
エフラム 「うむ…いささか消極策ではあるが…ロイドの提案を取る。明日になったら市街地へ引き上げよう」
シャナン 「なにい!? 馬鹿な!!! 考え直せエフラム!
      白鷺や鷹の幼女も守らねばならぬではないか!!!!!」
ロイド  「そのための政権掌握のため、ここで市街地へ引き返すのがよい…というわけだ。
      今回は俺の考えが正しいと思うぜ。シャナンの情熱も理解できるけどよ。
      白鷺や鷹の説得は難しいだろう」
シャナン 「そんなことはない! 幼女への愛はあらゆる種族が持っているはずだ!
      エフラム、再考を求める!」
カナス  「シャナンさん…」
オグマ  「党首が決めたことだ。気持ちはわかるがこれ以上言うな。
      それでは今夜はこのまま一泊して明日の朝に市街地へ発とう」

食事を終え、軽く酒を飲んだ面々(エフラム以外、お酒は20歳になってから!)は旅の疲れを癒すべく
借りた部屋へと移った。
6人では少々狭かったが毛布やマントに包まって思い思いの場所ですぐに眠りにつく。
寝息やらいびきが響く中、一つの人影が起き上がった。
人影は周囲を伺うと足音を殺して部屋を出て行った……
102幼女の旗の下に:2010/06/20(日) 13:21:56 ID:PnGKjSPs
145

グランベル社の社長室ではクルト社長が憔悴しきった顔で仕事に当たっていた。
顔色が悪く頬もこけている。このところあまり眠れていないのだ。
ここしばらくの一連の事件でバーハラ党が大きく衰退した事は大きな重圧となってクルトの精神を蝕んでいた。
リング  「社長…少し休まれてはいかがですか?」
クルト  「いや…そうもいくまい…早く仕事を終わらせて選挙活動に当たらねば…
      このままでは次の選挙では第2党の座からも落ちかねない…」
リング  「ですが…このままではお体に触ります。レプトール専務の職務まで代行されているのですから…
      せめて会社の業務だけでも他の者にお任せされたほうが…」
責任感の強いクルトは人に物事を任せるのが苦手であったが…リングの言葉は最もだ。

クルト  「そうだな…では誰かに私の仕事を補佐させよう。だれかよい人材はいるか?」
リング  「それでしたらアルヴィスがよろしいでしょう。若手の中では一番の出世頭ですしかなりの業績をあげております。
      まだ若年ではありますがヴェルトマー公爵家の家督を継いでおり、
      古きよき紋章町貴族の伝統をよく理解しておりますし、よく社長を補佐できるでしょう」
クルト  「ああ…そうだな。あの者ならよく働いてくれるだろう」

目を通していた書類をデスクに置くとクルトは顔を上げた。
このところ張り詰めていた顔がほころんでいる。
クルト  「知っているかなリング? あの者は社交界の令嬢たちから我が社の女子社員までかなり人気があるようだ」
リング  「それはそうでしょう。名門の党首にして社内でも将来は経営陣に加わること請け合いの才気の持ち主ですし…
      あのとおりの美男ですしな」
クルト  「うむ、娘の婿に相応しい」
リング  「ほぅ初耳ですな。ディアドラ様とそういったお話が?」
クルト  「ああ、娘も憎からず思っているようで時折娘からアルヴィスの話を聞く…
      この際だ。レプトールがいつまでわが社に留まるかわからぬし後の者を考えねばならん。
      才能も実績も充分とはいえ若すぎるという非難もあろう。
      しかし…私の娘婿ということであればみなも納得するだろう」

貴族というものは血統や婚姻によるコミュニティを重んじる。
クルトがアルヴィスを自分の手元に置くにあたり、それを考えたのは自然なことであった。
それにディアドラとの仲もよいようであるし…ちなみにクルトはアルヴィスが振られたことを知らない。
その話になると必然シグルドの話をしなければならないため伏せているのだ。
自分の一存でシグルドと結婚の約束をしたディアドラではあるが当面家族には秘密にするつもりであった。
平民出身の上、社内でも成果をあげられず左遷された男とあっては猛烈に反対されるのは目に見えている。
そのためシグルドが周囲も一目置くほどの成果をあげて本社に戻るまでこの事は伏せているのだ。
シグルドもディアドラの家族の反対を押し切って結婚しようとは考えていない。
それはディアドラの人生を引っくり返すようなものであり、それよりもきちんと周囲に祝福される形での結婚を望んでいるのだ。
だから今は左遷先で頑張ることにしている。
だがいずれにしてもクルトがディアドラの交際関係を知らないのは事実であり、
実際彼はシグルドの顔も名前も知らなかった。
クルトはいまだディアドラがアルヴィスと付き合っているものと思っていたのである。
103幼女の旗の下に:2010/06/20(日) 13:22:38 ID:PnGKjSPs
146

リング  「ふむ…なら善は急げということで早めに婚礼を進められてはいかがですか?」
クルト  「そうだな…このところあまり家に帰れていないし…少し娘と話をする機会を作るべきかもしれないな」
その時デスクの上の電話が鳴った。受付からの回線だ。
クルト  「なにか?」
ヴァハ  『ただいま受け付けの方にバイロン様の使いの方が参りました。
      社長への面会を求めておられます』
クルト  「…ああ…わかった。通してくれ」
ヴァハ  『はっ』

ややあって…社長室の扉を潜ったのはオイフェであった。
クルト  「君か…なにかバイロンの用を伝えにきたのだろう?」
オイフェ 「は…お館さまは今回の事態を深く憂慮されております」
クルト  「…無理もない…こたび我が党が大きく割れてしまったのは私の力不足ゆえだ…」
オイフェ 「…元来主家筋に当たるバーハラ家にシアルフィとしては厳しいことは申し上げたくありませんが…
      大統領としてはこれ以上、元老党が台頭することは望ましくありません」
クルト  「……返す言葉もない……党勢の回復には時間がかかる……現在は他の保守系政党との連立を図っている…
      大統領の助力を願いたい…とバイロンには伝えてくれ」
オイフェ 「心得ました」

クルトは深くため息をついた。
彼を憂慮させる原因は容易に取り除けそうもない…
104幼女の旗の下に:2010/06/20(日) 13:23:22 ID:PnGKjSPs
147

朝の日の光が降り注ぐ女神に祝福されたセリノスの森の中。
木をあまり切らずに済むよう配慮された小さな家が木に寄り添うように何件も立ち並んでいる。
広大なセリノスの森にはこういった集落が何箇所かに存在するが、ここはロライゼ族長が住む中心的な集落であった。

他の家とそう大きさも変わらない質素だが清潔感のある家が族長の家である。
ロライゼは健康を崩してもう5年にもなる。
父の枕元に寄り添うのは息子のリュシオンだ。
リュシオン「父上…お加減はいかがですか?」

※注 マルス「白鷺同士の会話では古代語が用いられてますが、
       ここでは現代語に翻訳しています」

ロライゼ 「……あー…む……悪くは…ない…」
リュシオン「……朝食です。ゆっくりと召し上がってください」
木製のスプーンを父の口元へと運んでいく。
父は満足に体を起こすことも適わない。
ロライゼ 「………まだ…退かぬか……」
リュシオン「幾度も要求しておりますが…ニンゲンどもめ、聞く耳持ちません。
      父上…幾度も申し上げておりますが禁断の呪歌をもって…」
ロライゼ 「いや…それはならん……ニンゲンが報復してきたら一族が滅びてしまう…
      ゴホッ…ゲホゲホッ!!!!」
リュシオン「父上!?」
ロライゼ 「だ…大事ない……よいか…短気をおこしてはならんぞ…」
リュシオン「父上がそう言われるなら…」

鳥翼族白鷺A「リュシオン様! ニンゲンです! ニンゲンが入ってきました!」
慌ただしく白鷺の男が駆け込んでくる。
リュシオン 「静かにしろ! 父上のお体に触る!」
そういうリュシオンの声が一番大きい。
鳥翼族白鷺A「す…すみません…」
リュシオン 「それで何者だ?」
鳥翼族白鷺A「若い娘が3人…リュシオン様に面会を求めております。
       なんでも政党の幹部とか…」
リュシオン 「会わん! 追い返せ!」
鳥翼族白鷺A「よろしいので?」
リュシオン 「連中の使いでもないようだ…ならば、それ以外のニンゲンに会う理由がどこにある?」

苦々しく吐き捨てて、リュシオンは忌まわしそうに口元を歪めた。
105幼女の旗の下に:2010/06/20(日) 13:24:14 ID:PnGKjSPs
148

朝、宿の一室で目覚めたエフラム達は騒然としていた。
シャナンがいないのだ。枕元には手紙が残されていた。
それを手に取ったカナスが読み上げる。

カナス  「私一人でも白鷺を説得してみせる!……どうやら昨夜のうちに一人で出たようですね…」
エフラム 「むぅ…シャナンのやつ…」
ロイド  「大した自信だが……勝手なことを…」
オグマ  「まったく…こんなことをしては示しがつくまいが…それがわからん年でもないだろうに…」
ロイド  「時間は有限だ。エフラム達は決めたとおり市街地へ戻ってくれ。
      俺はシャナンの後を追って連れ戻す。アイク、森の案内を頼めるか?」
アイク  「ああ構わん」
カナス  「シャナンさんが説得に自信があるなら任せてみるのも方法ではないでしょうか?
      あえて連れ戻すこともないでしょうし、失敗してもデメリットがあるとも思えません。
      …それにいい大人なのですから自分で帰ってくるでしょうし、我々はこのまま帰途についてもよいのでは?」
エフラム (シャナンの奴…そこまで幼女愛を広げることに情熱を燃やしていたとは…
      今からでも全員をもってシャナンの後を追い、白鷺の説得に当たるべきではないか?)

…シャナンの本心は白鷺の幼女の写真を撮りたい…その一点なのだが…

続く

1 ロイド案を採用する ロイドにシャナンを連れ戻してもらおう。俺たちは市街地へ帰る。
2 カナス案を採用する シャナンに任せてみるか…俺たちは市街地へ帰ろう。
3 自分の案を採用する やはり全員でセリノスに赴き、リュシオンに支持を訴えよう!

106の方に選択をお願いします
106助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 13:29:40 ID:7J+cKVdO
>>101-105
シャナンは何か犯罪犯しそうなふいんき(何故か変換出来ない)wwww
シグルドェ…早く実績を上げないと…(ドキドキハラハラ
GJ!

3番でお願いしますよ!
107助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 13:38:14 ID:DrInEM9M
鷺の民は心を読めるからシャナンがいたら完全アウトな罠w
アイクがどれだけ橋渡しになれるかだな
108助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 14:24:48 ID:FdMpFj2g
ぶっちゃけシャナンは他の党員に比べて明らかにロリコンだよなwww
もっとエフラムやカナスあたりを見習えwwww

GJGJでした
109助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 14:48:03 ID:WmffLXf4
姉のアイラに説得してもらわんと無理だな。シャナンw
110助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 15:26:14 ID:Ac5Li5fr
>>106
× ふいんき
〇 ふんいき
111助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 15:58:15 ID:bSiijtvz
>>110
シグルド 「マジレスを返された……だと!?」
ミカヤ  「そんな……! いかにもありがちなひらがな誤字を書いた後に(何故か変換できない)と言えば、
      つい先日まで定番のネタだったはずなのに……!」
ロイ   「ただいまー」
シグルド 「ろ、ロイ……!」
ミカヤ  「ちょ、ちょっとロイ、これを見てくれる!?」
ロイ   「え、なに? ……あはは姉さん、これふいんきじゃなくてふんいき」
ミカヤ  「イヤーッ!」
シグルド 「歳か、歳なのか、ジェネレーションギャップのカルチャーショックなのか!」
ロイ   「……二人とも何言ってんの……?」
112助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 16:52:34 ID:1Tmw7DIu
>>111
この手のネタを知らない人もいるだろう…落ち込むな

それはさておき職人さんGJ!
113ジャファル:2010/06/20(日) 17:03:41 ID:cnXzmvPj
114アルムの苦悩:2010/06/20(日) 17:22:44 ID:bSiijtvz
アルム  「クソッ……! これでも駄目だとは……!」
ロイ   「あれ、どうしたのアルム兄さん」
リーフ  「新しいキャラ作り?」
アルム  「……ちょっとこれ、食べてみてくれる?」
リーフ  「ん……なにこれ、やけに赤い大根だね?」
ロイ   (……なんか、嫌な予感が……)
リーフ  「これを食べろっての? どれどれ……」

 もぐもぐ……

リーフ  「……うん、別に何て言うこともなくふつ……うぎゃぁぁぁぁぁぁっ!?」

 ゴォーッ!

ロイ   「うわ、火を噴いた!?」
リーフ  「か、辛い、辛い、辛いぃぃぃぃ! ひぬっ、ひんじゃうぅぅぅぅ! みず、みず、みずーっ!」
アルム  「……そうだよな、やっぱりちゃんと辛いよな……なのにどうして……!」
ロイ   「どういうことなの……」
アルム  「ああ……僕の家庭農園に出没するイレースさんを撃退するために交配した
      10000倍の辛さの大根なんだ。火竜も悶絶する辛さなんだけど」
リーフ  「そんなもん喰わせるなよっ!」
ロイ   「ああ、リーフ兄さんが見事なタラコ唇に……」
アルム  「ところがこれを食べたイレースさんときたら『物足りません……』だと……!
      ちくしょうっ、どうやったらあの人を撃退できるんだ!
      胃を溶かすやつも幻覚を見せるやつも駄目だったし……!」
ロイ   (ベルン署のガサ入れが入ったら間違いなく捕まるな、アルム兄さん……」
アルム  「……まあ仕方ない。これは普通に売るとするか……」
リーフ  「って、売れるのかい、こんなの?」
アルム  「売れたよ? ええと、ナンナさんとミランダさんとサラが『使えそうだから』って百本単位で……」
リーフ  「ロイ、僕ちょっと旅に出るよ」
ロイ   「黄泉路にお気をつけて……」
115紋章町バスケットボール大会:2010/06/20(日) 18:45:27 ID:1IVviLkc
>>101-105  シャナンww!一人だけ真正のロリコンじゃないか!GJです!


>>114  もうそれは品種改良と言うより遺伝子操作って言った方がww!GJです!


続き投下させていただきます。
116紋章町バスケットボール大会その24:2010/06/20(日) 18:47:00 ID:1IVviLkc
マルス 「なんだっ!?」

マルスが振り向くと、そこには、サイドラインから出たボールと、それを投げたと思われるフィオーラがいた。

マルス (!気を抜いてた・・・これで攻められてたら、2点、確実にとられていたはずだ。なのに、それを捨てた。ということは・・・。)
ドロシー 「イリアチームのタイムアウトです!」
マルス (相手も、同じ事を考えていた、ってことか。)
リン 「マルス!ベンチに戻るわよ!」
マルス 「わかった!」

ミカヤ 「さて、作戦会議なんだけど、私よくわかんないからマルスお願い!」
マルス 「了解。とりあえず、作戦の確認をしよう。」
リン 「ドリブルスティール、でしょ?」
マルス 「うん。それで、これからドリブルスティールを作戦に組み込むにあたって、誰がどの相手のディフェンスをするか決めておきたいんだ。」
エフラム 「なるほど。その方がディフェンスしやすいからな。」
マルス 「うん。というわけで暫定的に、だけど、誰が誰のディフェンスをするか決めたいと思う。・・・とりあえず、リーフ!」
リーフ 「!・・・何?」マルス 「君は、ティトのディフェンスをしてくれ。」
リーフ 「うっ・・・僕としてはフィオーラおねぃさんのディフェンスをしたかったんだけど・・・。」
マルス 「確かに、君のフィオーラさんに対するディフェンスには目を見張るものがあるんだけど、今は我慢して。今相手の攻撃をコントロールしてるのはティトなんだ。君のディフェンスで牽制してほしい。」
117紋章町バスケットボール大会その25:2010/06/20(日) 18:48:41 ID:1IVviLkc
リーフ 「うう・・・わかった。僕がティトのディフェンスね。」
マルス 「ありがとう、リーフ。次は・・・エフラム兄さん!」
エフラム 「俺は、誰のディフェンスをすればいいんだ?」
マルス 「エフラム兄さんには、ファリナさんのディフェンスをしてもらいたいんだ。」
エフラム 「わかった。」
マルス 「次は、アルム。」
アルム 「僕は誰のディフェンスをすればいいの?」
マルス 「君には、シャニーのディフェンスをしてもらいたい。」
アルム 「?なんで?」
マルス 「彼女は、相手チームのポイントゲッターだからさ。相手が僕らにトドメを刺そうとする時、彼女にボールが渡るだろう。そのパスを、スティールしてもらいたいんだ。」
アルム 「!!なるほどね。わかった。」
マルス 「次は、リン姉さん。」
リン 「私は、誰のディフェンスをすればいいの?」
マルス 「リン姉さんには、フロリーナさんのディフェンスをしてもらう。」
リン 「マルス・・・?あんた、この期に及んでふざけてるんじゃないでしょうね!?」
マルス 「ふざけてなんかないよ。ネタ的にじゃなく、ちゃんとした理由がある。」
リン 「理由?」
マルス 「そう。・・・フロリーナさんは、相手チームの3ポイントシューターだからさ。」
118紋章町バスケットボール大会その26:2010/06/20(日) 18:50:30 ID:1IVviLkc
リン 「そういえば、言ってたわね・・・。でも、なんで私なの?それならリーフの方がいいんじゃ・・・?」
マルス 「いや、リン姉さんじゃなきゃ駄目なんだ。
リン 「どうして?」
マルス 「姉さんには、僕らの中でNo.1・2を争うスピードがある。それに、背も高い。だから、3ポイントシューターを抑えるのに向いてるんだ。シュートを撃たれそうになったとしても、すぐにブロックにいけるからね。」
リン 「・・・わかったわ。私が、フロリーナのディフェンスをするのね?ということは、マルス、あんたがフィオーラのディフェンスをするの?」
マルス 「そういうことになるね。」
リーフ 「そんな!ずるいよマルス兄さん!フィオーラおねぃさんのないすばでぃは僕の物だ!マルス兄さんには渡さない!」
エイリーク 「リーフ・・・マルスはそんなことは考えていないと思いますよ?マルス、ちゃんとした理由があるんでしょう?」
マルス 「勿論。・・・相手チームで、1番冷静なのが彼女だからさ。こういう相手が1番怖い・・・いずれ、何かを仕掛けてくる。そんな気がするんだ。リーフ、こんな曖昧な理由じゃ駄目かい?」
リーフ 「う・・・そういうこと言われると不安になるなぁ。・・・わかったよ。兄さんがフィオーラおねぃさんのディフェンスね。」
マルス 「わかってもらえて良かった。」
119紋章町バスケットボール大会その27:2010/06/20(日) 18:52:34 ID:1IVviLkc
マルス 「あと、ミカヤ姉さんにもやってほしいことがあるんだ。」
ミカヤ 「何をすればいいの?」

パンッ!

マルスが不意に手を叩く。

マルス 「僕がコートの中で手を叩いたら、タイムアウトをとって。指示する暇も無くなるかもしれないから。」
ミカヤ 「わかったわ。アイクはいつ交替させればいい?」
マルス 「タイムアウトをとったら、そのタイムアウトの中で交替を申請してほしい。それまではいいや。」

ピーーーーッ!

マルスの話が終わるのを待っていたかのように、タイムアウトの残り時間があと10秒だということ示す笛が鳴った。

マルス (あと、試合時間は残り6分弱。点差は、9点。・・・か。)
マルス 「みんな、落ち着いて、シュートを決めていこう。点差はたった9点しかないんだ。さあ、行こう!」

アルム (僕も、行かなくちゃ・・・。)
アイク 「・・・アルム!」
アルム 「!・・・何?」アイク 「お前が、キーマンだ。このコートの中で、お前より3ポイントシュートが上手な人間はいない。自信を持て。」
アルム 「!!・・・・・・うん!」
セリカ 「アルム!」
アルム 「なんだい?セリカ。」
セリカ 「勝てるよね・・・?」
アルム 「・・・勝つよ。僕は、勝つ。絶対に、負けない!ベンチで見てて!」

アルムが、駆け出す。コートに向かって。

セリカ (アルムって・・・あんなに背中大きかったんだなぁ・・・。)


ピーーーーッ!

タイムアウトの終わりを告げる笛が、鳴った。
120紋章町バスケットボール大会:2010/06/20(日) 18:55:24 ID:1IVviLkc
以上です。

字面が多いので読みにくかったらすいません。

尚、読点はつけるので統一します。指摘して下さった方、ありがとうございました。
121助けて!名無しさん!:2010/06/20(日) 19:09:00 ID:FdMpFj2g
>>114  
イレースは相変わらず無敵だなwww
ララムの料理以外攻略法がねえwwww

>>116-119
アルムかっこいいよアルム
後読みやすくなってるよ!読みやすさ重視なのはうれしいね

どっちもGJ!
アルム目立ってるなwwww
122助けて!名無しさん!:2010/06/21(月) 07:28:34 ID:+uQl6ctI
>>111やジャファルみたいに初心者にも優しいのがこのスレの良いところだね
みんなGJだ
123助けて!名無しさん!:2010/06/21(月) 14:01:37 ID:5rQ0KC/1
今時珍しい良スレだよね
これからも平和が続くといいんだが


前スレ>>444の続き投下します
124兄弟家の休日35:2010/06/21(月) 14:03:08 ID:5rQ0KC/1
前回までのあらすじ
某兎乙
そしてマカロフ像を突破した一行はこの島の地下へと向かうのだった



アイクを先頭に、長い階段を下りていく兄弟家一同
そしておよそ十分に及ぶ移動の末に、ようやく下まで辿り着くことができた

しかしその先の光景は、思わず彼らを絶句させるものだった
目の前にあるのは、見たこともないような機械の数々
無数の延長コードに大型コンピュータ、巨大サーバーに泡立っている培養液・・・・・・・
まさに怪しい研究所という言葉がしっくりくるような様相であった


「これは・・・・・・なにかの研究所、か・・・・・・?」
最初に我に返って声を出したのは、この中で最年長であるアイクであった
喉から絞り出すようにして出した彼の声が、残りの皆を覚醒させる

「う、うん。きっとそうだよ。見たことないものばっかりで凄さが理解できないけど・・・」
「確かにパソコン1つとても、そこらじゃ見かけない機種ばっかりだ。
 こんな時マルス兄さんがいればなぁ・・・・」
「しかし、人気がねえな。こんだけ広いってのに誰もいねぇのか?」

ヘクトルの言うとおり、この辺りから人のいる気配は感じられない
もっとも床やコンピュータには埃1つ付いておらず、
そのことが定期的に研究所に来ている者の存在を告げていた
125兄弟家の休日36:2010/06/21(月) 14:13:48 ID:5rQ0KC/1
「とりあえず、奥に進んでみるか」
「え・・・でも、危険じゃない?」
「それを確かめるためにも、だ。
 まず軽く入口付近の構造と安全を確保して、それからマルス達を後で連れてくればいい。
 幸い、まだ全員戦う力は残っているしな」
「でもよ、全員でいくのは危険じゃねえか?
 1人や2人、入口に残しておいたほうが・・・」
「確かに普通ならそうだ。
 しかし、この島に普通という言葉は当てはまらない。
 俺やヘクトルでも、さっきのマカロフ像のような力押しが効かない相手では、 
 なにもできずに倒れてしまう可能性がある」

先ほどアイク達はマカロフ像に勝利したが、
それは偶然と相手の油断に助けられたからにすぎないということを、アイクは知っていた

「それに、その方法では全滅は避けられても、犠牲者が出る確率はあがる。
 俺は全員でこの島を脱出したいんだ。
 ・・・・・・甘い考えかもしれんがな」
「いや、そんなことねぇよ。
 その、なんだ。俺の考えが足りなかっただけだ」
「まぁまぁ、結論が出たんだから議論はそこまでにしようよ」
「うん、行き先は決まったんだし、まずは行動あるのみ!だよ」

少しきまずくなりかけた2人の会話に、年少組がフォローを入れる
いつもはふざけている皆だが、こういう場面での絆は流石と言ったところだ

そして彼らは、奇妙な扉の先へ足を踏み入れる・・・・・・
126兄弟家の休日37:2010/06/21(月) 14:15:40 ID:5rQ0KC/1
ウィーーン・・・

ガシャンッ
カチッ

「扉まで全自動かよ・・・・・。気味が悪い所だぜ」
「そもそも、こんな無人島でこれだけの電力をどこから補給してるんだろうね?」
「さあな。考え事は俺達には向いてない。
 あとでマルスやエイリークがなんとかしてくれるさ」

ウィーーン・・・

ガシャンッ
カチッ

アイクとヘクトルが前方を警戒しながら進む中、幼い3人は少々暇になりつつあった
先ほどからいくつもの部屋を抜けているが、同じような風景ばかりが続いているせいかもしれない
3人は暇にまかせて、おしゃべりに興じ始めた・・・・・

「ねぇ、今気がついたんだけどさ」
「何?」
「上のランプが緑色の扉は通れて、赤い扉は通れないんだね」
「あっ、本当だ」
「よく気がついたねロイ。
 全然気がつかなかったよ」
127兄弟家の休日38:2010/06/21(月) 14:18:23 ID:5rQ0KC/1
ウィーーン・・・

ガシャンッ
カチッ

「あ、僕も気がついたことがあるんだ」
「へぇ、一体何?」
「さっきから各部屋に扉はたくさんあるのに、
 開いてるのはいつも奥に続く扉だけだよね。
 まるで一か所に誘導されてるみたいだ」
「・・・そうだね」

ウィーーン・・・

ガシャンッ
カチッ

「実は僕も気がついたことがあるんだ」
「・・・・・・何?」
「さっきから、扉を通るたびにカチッ・・・って音がしてるんだけど・・・・・。
 どうやら鍵かけられてるっぽいね」
「あ、ほんとだ戻れない・・・・・・」

「「「・・・・・・・・・・・・」」」

3人は無言で顔を見合わせた
そして3人ともに、まったく同じことを考えていると分かった
まずは、それを前方の兄2人に伝えようと、2人に一番近かったロイが声をかけようとした
が・・・・・・

「下がれ!!」
128兄弟家の休日39:2010/06/21(月) 14:22:54 ID:5rQ0KC/1
ロイの声は、同時に放たれたアイクの指示にかき消されてしまった
そして先ほど下がるようにいったアイクは、前方を睨み据えながら、じりじりと次の扉へと近づいていく
気がつくとアイクの手には、既にラグネルが握られている

「ど・・・・・どうしたのいきなり大声だして」
「いいから下がっていろ。
 前から・・・・・来るぞ」

「来るって何が?!」
「・・・よく耳をすませてみろ」
言われるままに耳をすませてみる
すると

カシャンカシャン・・・・・
カシャンカシャン・・・・・

なにやら規則的な金属音が聞こえてくる
しかも、だんだん聞こえる音量が大きくなっている
「近づいてきてる・・・のか?」
「ああ。しかもとびっきりのやつがな・・・・・・!」

そして・・

ウィーーン・・・

ガシャンッ

前方に現れたのは、見覚えのあるフォルムの騎士だった
ただしその鎧のは、見慣れた黒色ではなく深紅に染まっていた・・・・・・

つづく
129助けて!名無しさん!:2010/06/21(月) 14:24:09 ID:cg4jfvh8
    |┃三           /! _ ト、
    |┃ ≡       ,r‐ '/l「!ト、!:::\
    |┃      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _
    |┃≡  /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、   
    |┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::
    |┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::!  !::::::::::::::::::::
    |┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l::::::::::::::::::::  ガラッ
    |┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ::::::::::::
130助けて!名無しさん!:2010/06/21(月) 14:26:48 ID:5rQ0KC/1
>>129
その発想はなかった
GJ
131ふと思いついたネタ:2010/06/22(火) 00:28:32 ID:C5qOhyb+
マルス「フフフ…新紋章どれくらい売れるかな〜?売上の半分は僕のお小遣いになるんだよね〜www」
リン「何言ってるの?売上の半分は我が家の生活費に回すってこの間シグルド兄さんが言ってたじゃない」
アルム「はぁ…いつになったら外伝はリメイクされるんだ…」
マルス「いやだぁい!売上の半分は僕のお小遣いだ!このお金で僕はP○3や○BOXを買って様々なゲームを!!!」
シグルド「脱・任○堂は許さんぞー!!」
マルス「うるさーい!僕は金さえ入れば後は!」
リン「このバカマルス!!」
マルス「捕まってたまるかァー!」
リン「あっ!コラ!待ちなさい!」
エリウッド「ちょっと二人とも家で暴れちゃダメだよ…あぁ…また家が壊れてゆく…また赤字だ…うぅ…胃の調子が…蝶!エキサイティン!」
ロイ「うわぁ!騒がしいから来てみたらエリウッド兄さんが壊れた!」
エリウッド「デブ剣で!ゴールに!シュゥウウウウウウト!!!蝶!蝶!エキサイティンンンン!!!!」
ロイ「兄さんしっかりしてよ!」
アルム「よぉーし!今日こそ僕が活躍して存在感を!」
エリンシア「私がぶっ飛ばして治して差し上げましょう!」
アイク「いや、俺が肉を食わせてスタミナを付けてやろう」
エリウッド「蝶サイコー!」
ロイ「あっ、いつもの兄さんに…もどった?」
アイク「ムッ!?泡を吐き出し始めたぞ?」
エリンシア「誰か!誰かライブの杖を!」
アルム「(よぉーし!こんどこそ僕が…)あっ姉さん!杖持ってきたよ」
ミカヤ「はい、杖どうぞ」
アルム「(´;ω;`)ブワッ」

その後…
マルス「痛い!痛いよリン姉さん!」
リン「ダメよ!今日という今日は!!!」
マルス「アッー!!折れる折れる折れる折れる折れる折れる折れた折れた折れた!!!!」
132助けて!名無しさん!:2010/06/22(火) 10:48:15 ID:1wlImN6y
>>131
兄弟家ではこれが日常茶飯事なんだろうなぁ…
そしてエリウッドェ…ネタGJ!
133サラ様の秘密?:2010/06/22(火) 13:54:30 ID:g0Yng+4r
  ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ       /ヽ
        ,.‐'´ `''‐- 、._ヽ   /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
       [ |、!  /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
        ゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''   ̄ ̄  |l   !ニ! !⌒ //
.         i.! l .:::::     ソ;;:..  ヽ、._     _,ノ'     ゞ)ノ./
         ` ー==--‐'´(__,.   ..、  ̄ ̄ ̄      i/‐'/
          i       .:::ト、  ̄ ´            l、_/::|
          !                           |:    |
             ヽ     ー‐==:ニニニ⊃          !::   ト、
このスレのサラは12歳ながらも恐ろしい妖しさを醸し出し、小学生とは思えない言動を持っている。
その事だけど、俺達はとんでもない思い違いをしていたようだ。これを見てみろ。
まず「サラ様」を英字で表記する
『SARASAMA』
これを逆にすると、
『AMASARAS』
そしてこれを更に日本語に直すと
『アマサラス』
彼女がロプト教団の姫と言う事を考えれば末尾に『コンハヘサルジナ』を加えるのが当然だ。
すると導き出される解は
『アマサラスコンハヘサルジナ』
これはノイズと考えられるので余計な文字は削除して
残りの文字を取り出し、文字を並べ替える。
するとできあがる言葉は・・・・・・『サラサマハコナン』。

    ,ィィr--  ..__、j
   ル! {       `ヽ,       ∧
  N { l `    ,、   i _|\/ ∨ ∨
  ゝヽ   _,,ィjjハ、   | \
  `ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ   >  つまりサラ様は毒物の副作用によって身体が縮んで、
     {___,リ ヽ二´ノ  }ソ ∠  小6の身体になった天才女子高校生だったんだよ!!
    '、 `,-_-ュ  u /|   ∠
      ヽ`┴ ' //l\  |/\∧  /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ /  |`ー ..__   `´
    く__レ1;';';';>、  / __ |  ,=、 ___
   「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
   |  |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,|  , -,
    ! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | |   | | .l / 〃 ))
    l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj  7
    | |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\::  ::::|  ::l /
134助けて!名無しさん!:2010/06/22(火) 14:21:00 ID:zoNLIBtP
エフラム「つまりエターナルようじょというわけだなすばらしい」
ターナ「そのままずっと小学生キボンヌ」
135助けて!名無しさん!:2010/06/22(火) 15:35:25 ID:LZ/Wo/Mw
>>133
な、なn(ry
つまり合法ロリということか、エフラム大勝利だな

と思ったがエフラム厳密にはロリコンではなく
妹に弱いだけだった、支援相手に三人も妹いるし劇中で自分でも言っている
それを即座に見抜いて妹になったミルラとサラ様は流石だな
つまり何が言いたいかというと、この町のようじょこわい
136助けて!名無しさん!:2010/06/22(火) 17:27:37 ID:jnqoSfgP
時々でいいからチキとファのことをだな(ry
この二人、ミルラのおまけとして出てきた記憶しかねーぞw
137助けて!名無しさん!:2010/06/22(火) 19:18:56 ID:Lpp6q3W+
ミルラ×エフラム…サラ×エフラムに続いて
チキ×エフラム、ファ×エフラムまでソロで書けと申すか

エフラムはどこまで弄られ気質なのか!?

いや、サラ様が上手なんだがな
138助けて!名無しさん!:2010/06/22(火) 19:42:07 ID:LZ/Wo/Mw
チキとファだと流石に犯罪だろ…と思ったらサラとミルラの時点で犯罪だったでこざるの巻
もう何も恐れるものはないな
139助けて!名無しさん!:2010/06/22(火) 19:54:38 ID:jnqoSfgP
いや、そういう意味じゃなくてだな。
只単純にチキもしくはファがメインの話を見た事無いよなと言う話であってだな。
てか誰もエフラムに絡ませろなんて話してねーよwww

あぁいや、現在スレの流れ的にそういう話になるか。すまん。
140助けて!名無しさん!:2010/06/22(火) 20:25:49 ID:M4bUycnl
         / ̄ ̄ ̄ ̄丶 、
        '           ヽ、
      /  i   ::i;;   i   :ヽ
     /;;;;   ii   i;;  ;;ii  /  |
     |;; ii   i  ..ii: ::.;i  ..::  ,,|
     |::::,,..ii::t、;;iiii,, i;; ii",,"--i;;;,,""|
     ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/"   ヾ ,,,|
     ヾF"|            ト |
      丶;|、         ;;; |_/
       レ"二==--  --二二 | ヽ    無いと思ったら自分で書いてもいいんだよ>>139
      "| | Fリフ.ii   F-ソ ̄ | -|    男は度胸!なんでも投下してみるのさ
      │ii|    ||       ii,,ソ    きっといい気持ちだぜ
       ヾ|    |、      .,ノ
        |    ヾ=-     .|
        ト、  --=--    /| _、
    _  .,|;;"、  :::::::    , .|レ  ヽ
  /   ̄ ̄|  、     ..,   |  ,_」
  ト、 ヽ;;;;;;;;;|   、__ , '   ‖/:::::::::
  ::::::ヽ 丶;「|    \      ,,,| |
141助けて!名無しさん!:2010/06/22(火) 20:35:08 ID:UinMBnzt
>>139
ありゃ違ったの?
勢いで書いちまったから投下

テテテッ

ファ「ねぇねぇえふらむにーちゃ!」
エフラム「ん、どうしたファ?」
ファ「赤ちゃんってどこから産まれるの?」
エフラム「……ファ……なんだってそんなことを」
ファ「さらおねーちゃんがえふらむにーちゃにきいてみろって」
エフラム「…あいつめ…」
ファ「ねぇねぇどこからくるの?」(好奇心に満ちたつぶらな瞳)
エフラム「あー……む…仲良しのパパとママのところにコウノトリさんが運んでくるんだ」
ファ「ほんと? じゃあふぁとえふらむにーちゃのところにもかわいー赤ちゃん連れてきてくれる?」
エフラム「…大人になって仲良しのパパと一緒になったら赤ちゃんを連れてきてくれるさ
     俺はファが大人になるころにはおじさんになってしまうからな。
     そのころになればファにも素敵な彼氏ができるさ」
ファ「えー、でもふぁ、えふらむにーちゃ好きだよ?」
エフラム「うーむ…なんて言ったものか…好きの種類が違うんだが…まぁ大人になったらわかるさ」
(しゃがんで目線を合わせる)
ファ「ぶー、にーちゃふぁのこと赤ちゃん扱いしてるー」
エフラム「そんなことはないぞ。もう幼稚園年長のおねえさんだものな」
(撫でる)
ファ「ふぁしってるもん、みるらおねーちゃんがドラマで見てたー。
   好きっていってこーするの」
(背伸びして唇にちゅう)
エフラム「…………あ…あのな…今更言っても手遅れかもしれんがファにはまだはやいぞ…
     せめてセカンドキスは大事にだな…」
ファ「ほえ? ちゅうはちゅうだよ? 好きな人とするんだよね? 次はみるらおねーちゃんにしよー♪」

テテテッ

エフラム「…あ…まったく…女の子はませてる…ってのとも違うか。可愛いもんだ」



幼児言葉って難しいな……
142助けて!名無しさん!:2010/06/22(火) 21:22:07 ID:M4bUycnl
>>141
さすが幼女キラーだ、幼稚園児でも何ともないぜ
ミルラと姉妹間で抗争が起きないことを祈るw
143助けて!名無しさん!:2010/06/22(火) 21:30:44 ID:C5qOhyb+
エフラム「ん?マルス。何をしてるんだ?」
マルス「ゲームだよ」
エフラム「どんなゲームだ?ふむふむ…『シスター・プリンセス』?」
マルス「恋愛シミュレーションゲームだよ。ある日12人の妹たちが押し寄せてきてね…」
エフラム「何っ!?妹だと!?マルス!そのゲームをよこせ!!」
マルス「ウワッ!なにすんだいきなり!」
エフラム「俺は妹萌だ!!」

ルーテ「…と、まぁこのような同人誌を作ったのですがいかがでしょうか?」
エフラム「却下だ」

144助けて!名無しさん!:2010/06/23(水) 12:21:14 ID:260rFjqx
上記のネタ群を見てて思ったが、やはり「幼女の旗の元に」の作者は偉大だわ…
出番率で言えば他の兄弟とそう変わらなかったエフラムが、今や兄弟家ナンバーワンなのだからな
アルム!分かってるよな!お前も長編執筆系の作者が書くネタの主人公として選ばれたら出番が凄く増えるぞ!

アルム 「正直黄○伝説系のネタじゃないと主人公になれない気がするお…」
145助けて!名無しさん!:2010/06/23(水) 12:55:27 ID:llcLTulH
あれは『苦労しながら』無人島生活というのが魅力であってだな
アルムだと難なく無人島をエンジョイ出来そうでつまらない…

逆にアルムが都会に出る話の方が……いや、それならリンが都会に行く方が面白そうか
146助けて!名無しさん!:2010/06/23(水) 13:45:37 ID:LRxEJFzG
>>114
フイタwwwwwwwww
農家と野生生物の戦いみたいだなwwwwww
コンビニの期限切れ弁当をもらうイレースを思い出したよGJ!

>>116-119
アルムの活躍場面が増えてて嬉しかったり……
兄弟家のチームプレイが見れるのは嬉しいですGJ!

>>124-128
自分は逆に>>129しか浮かばなかった…
漆黒でないとすると誰なんだ…続きが気になる!

>>131
マルス……つまり俺が払う金の半分は収入になるのか…
その金でみんなに美味しいものでも食べさせてやってくれ…

>>133
もはやどっから突っ込めばいいんだwwwww

>>141
ますますロリペド度があがっていく…エフラムの明日はどっちだ!?

>>143
その同人誌通販してください!

少しの間にネタがこんなに…みなさんGJでした!

>>101-105の続き投下します。
今回は短め。
147幼女の旗の下に:2010/06/23(水) 13:46:25 ID:LRxEJFzG
149

3 自分の案を採用する やはり全員でセリノスに赴き、リュシオンに支持を訴えよう!

ロイド  「やはり仲間に無断で勝手な行動を取ったシャナンは連れ戻すべきで……っ!?」
オグマ  「エフラム?」
カナス  「と…党首……」

エフラムの顔を見た仲間たちは驚愕に瞳を見開いている。
そう…エフラムの頬を伝う物は熱い涙であった。

エフラム 「皆……俺たちは…俺たちは幼女のため…闘いぬく…その精神で集ったはずだ…
      俺は間違っていた。他党への遠慮や合理性などで物を考えていた…」
ロイド  「だけどよ…」
エフラム 「俺たちは体当たりで幼女を守ることを皆に伝えていかねばならないはずだ…
      シャナンはそれを身をもって示してくれた……俺はシャナンの気高い精神に感動している…」
オグマ  「行くか?」
エフラム 「ああ…行こう…誇り高い同志シャナンの行った道を追おう。
      俺たちもシャナンに続き幼女を守る精神の精髄を発揮するのだ!
      そうすればその真心は必ず白鷺族にも伝わるはずだ!」
一同   「おう!!!!!」

力強く雄たけびを上げた男たちはセリノスの森へと繰り出して行った。
148幼女の旗の下に:2010/06/23(水) 13:47:30 ID:LRxEJFzG
150

セリノスの森の中にテントが張られている。
AKJの面々はしばらくここでキャンプを張って根気強くリュシオンを説得するつもりでいた。
だがそう簡単にはいかないもの。
リュシオンに門前払いを食ったラケシスたちは怒り心頭の面持ちだ。
ラケシス 「…会おうともしないなんて兄とは思えない無礼さね!
      信じられないわ!」
クラリーネ「まったくここまで来て無駄足ではありませんか!
      兄妹愛を理解しないなんてやはりラグズは野蛮人ですわ!半獣って呼ばれても仕方ありませんわ!」
プリシラ 「いいえ…全ての兄妹にはKINSHINがDNAレベルで刷り込まれているはずです…
      リュシオンさんは可哀想な事にまだその本能に気付いていないんです…
      天敵のSすら、神が定めたDNAに従って妹たちを愛するのが正しい姿なんです…」
クラリーネ「……将を射んとすればまずは馬から…ではありませんがリアーネさんを先に説得してみてはいかがでしょうか?」
ラケシス 「そうね…一日中集落の中にいるもんでもないでしょうし、チャンスを図って接触するわよ!」
クラリーネ「まったく…早く支持を取り付けてお屋敷に帰りたいものですわ。
      この高貴なわたくしがテント生活なんて我慢できません!」

そうと決めたラケシス達は集落の様子を監視するためテントを出て行った。


セリノスの森の東部。広大な森の一角が切り広げられている。
その一部にはいくつかの建造物や倉庫が立ち並んでおり、軍馬や兵士が出入りしている。
大きくスペースを取った演習場では数名の魔道士が隊列を組んで仮想敵とした切り株に狙いを定めていた。
勲章付を付けた士官が号令をかける。

ジョフレ 「目標! 前方300メートル! 放て!」
印を切った魔道士達が一斉にメティオの魔法を唱える。
降り注ぐ隕石に切り株は木っ端微塵に砕け散った。
着弾率をソルジャーが手際よく確認する。
兵士A  「命中率89%!」
ジョフレ 「よし、訓練を続けろ! 今月中には100%を達成せよ!」
魔道士A 「はっ!」

ここは紋章町国防軍陸軍テリウス方面軍の演習場である。
駐屯するのはジョフレ少将率いる部隊であった。

訓練を部下に任せるとジョフレは指令塔に入る。
入り口で副官のケビンと行き会った。
ケビン  「将軍、探しておりました! ロンブローゾ司令官より入電がありましたぞ!」
ジョフレ 「はぁ…またか…それでなんと?」
ケビン  「はっ! 工兵を増派するので2ヶ月以内に演習場の敷地面積を1.7倍に拡張せよとのことであります!
      完了次第、追加の訓練兵780名を送るとの事であります!」
ジョフレ 「まったく気の進まない仕事だな…また白鷺たちから抗議が来るぞ…」
ケビン  「では、返電で再考を求めますか?」
ジョフレ 「求めても聞かないだろうよ…これも任務だ、やむをえない…了解したと返事しておいてくれ」
ケビン  「はっ!」

勢いよく敬礼して通信室に向かうケビンを見送ると、ジョフレは深々とため息をついて執務室に入った。
149幼女の旗の下に:2010/06/23(水) 13:48:13 ID:LRxEJFzG
151

セリノスに軍の演習場が建設されたのは1年前の事である。
元々はクリミア地方にあったのだが近隣住民より事故や騒音等の苦情が絶えず、
ヘッツェル内閣は移転を決定した。
移設先をテリウス方面の総司令ロンブローゾ大将と協議した結果、
広大な敷地面積を持ち、森林地帯での戦闘訓練も積めるセリノスが選ばれた。
一応は白鷺の集落から離れた地点を選んで建設されたのだが、ロライゼには国家命令という形で同意を得ずに建設を強行したのである。
元々元老院内閣はラグズへの差別意識が強く、ロンブローゾにしてもベグニオン系貴族の出身で元老党との繋がりが深い。

そしてこの嫌な任務のおはちが回ってきたのがジョフレであった。
ラグズ居住圏の片田舎に赴任したがる将軍などおらず、
貴族とはいってもクリミア系でベグニオン系に比べて権勢の弱いジョフレが押し付けられるような形で、
演習場の建設指揮と部隊の訓練を命じられたのである。

ジョフレにとっては非常に憂鬱な仕事であった。
連日白鷺からは矢のような抗議が来る。
先祖代々の森を切り開かれ、さらには森林内でも兵士や軍馬が分け入って危険な訓練をしているとあってはそれも当然だろうが…
だからといって抗議通りに森を出て行くわけにもいかない。ジョフレも仕事でやってることなのだ。
しかも最近では環境保護団体からも抗議がくるようになりジョフレの実家には大量に抗議の手紙が届き、窓ガラスまで割られたらしい。
さらにいえば私事ではあるが僻地勤務のため、エリンシアに会える機会も激減してしまった。

ジョフレ 「はぁ…私だって好きでやってるんじゃないのに…連中は私を人でなしだのエコの敵だのと…」

ほとんど日を空けずに文句を言いにくるリュシオンの応対のジョフレの仕事である。
応対した所で「上に伝える」としか返事できず、上からは「半獣の戯言をいちいち報告するな!」と文句を言われる。
兵士たちには森に入って訓練する時は環境と事故に配慮し、
また白鷺を見かけた時は訓練を中止して引き上げるよう厳命してあるが、
テリウス出身者の多いジョフレの部隊にはラグズ嫌いの人間が多く命令は徹底しなかった。
とある小隊では白鷺とトラブルになった上、兵士が相手を殴って怪我をさせる不祥事を起こしている。
その時はジョフレが出張ってリュシオンの元へ詫びに行ったのだが当然猛烈に文句を言われた。

そしてトラブルを起こした兵士を処罰すると、
今度は部下たちから「あの将軍はなんだって半獣なんぞに味方するんだ」と陰口を叩かれる。

ジョフレ 「…もうやだ…帰りたい…」

部下が見ていないところではデスクにつっぷして愚痴や泣き言を言う毎日である……
150幼女の旗の下に:2010/06/23(水) 13:48:58 ID:LRxEJFzG
152

森の中でシャナンは迷子になっていた。
夜の森に踏み込めばそれも当然である。
一晩中うろつき回り、すっかり昼になってしまった。

シャナン 「すっかり日が昇ってしまったな…だが! 白鷺の幼女のためこれくらいではくじけんぞ!」

一睡もしていないにもかかわらず元気は衰えない。
幼女のために気力が充実してる証拠だ。

シャナン 「幼女…幼女…」
そんな事を呟きながら森を進んでいく。
幼女を捜し求めるあまり、獣のような聴覚を発揮していたシャナンの耳はその歌声を捉えた。
シャナン 「むっ…これは…なんという美声…まさに幼女に違いない!
      今いくぞおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

猛烈な勢いで茂みをかき分けて突き進む!
そして森が開けた場所に出た。
大きな一本の木の下で、数人の幼女が一人の少女と歌を歌っている。
透き通るような白い肌に白い羽。
見目麗しい可憐な幼女達である。

ロライゼの娘リアーネが幼女達に歌を教えているのだ。
リアーネ 「〜〜〜♪」
白鷺幼女達「〜〜♪〜♪」
シャナン (ぬおおおおおおおおおおっ!?
      こ…ここはパライソか? なんと美しい…素晴らしい幼女天使たちだ…
      あの少女もなかなかいいな。私は少女も守備範囲だ)
ラクチェやパティに萌えていることからもわかるように、
シャナンの守備範囲は10代半ばくらいまでと広い方である。

…とりあえずどうしたものだろう。
向こうはまだこちらに気づいていないようだが…
いきなりベオクが声をかけては驚かせてしまうだろうか…だが写真は撮りたい。

シャナン (うーむ…何とか仲良くなって写真を撮らせてもらいたいが…どうする?)

続く

1 歌を歌う     彼女たちの歌に合わせて歌いながら登場しよう。これで警戒を解いてくれるだろう
2 遭難者を装う   も…森で迷って死に掛けてるのだ…助けてくれ……そして幼女たちの献身的な介護…芽生える愛…
3 普通に声をかける 案外普通に挨拶すれば普通に返してくれるかもしれんな
4 勝手に写真を撮る 取り合えず撮影しよう。その後のことはその後考えよう
5 お菓子をあげる  獣牙の幼女たちの時はこれで上手くいったしな

151の方に選択お願いします
151助けて!名無しさん!:2010/06/23(水) 14:39:01 ID:BOc+vwBV
2でお願いします!
152助けて!名無しさん!:2010/06/23(水) 14:46:43 ID:TvXpK7C/
>シャナンの守備範囲は10代半ばくらいまでと広い方である。
なんだろうこの違和感

エフラムは既に○リの域から○ドの域に達していると思うんだ
153助けて!名無しさん!:2010/06/23(水) 15:14:29 ID:46Y4lc2b
アメリアがいるからエフラムも十代半ばまでカバーしているよ
と思ったけど、双子の妹のエイリークもいるから同年齢も大丈夫なのか
なんだエフラムが一番守備範囲広いんじゃないか(棒
154助けて!名無しさん!:2010/06/23(水) 19:14:04 ID:xiqAWQem
>>147-150
ジョwwwwフwwwwレwwww
GJ!


ちょっと気になったんだけどさ、ヘクトルってメタボ扱いされるという特徴以外に何かあったっけ?
テンプレ見ても妙に少ないし……
155助けて!名無しさん!:2010/06/23(水) 19:46:06 ID:scXaqCX4
>147-150
GJ!
じょふれしょーぐんなみだめ(笑)
でも本当に可哀想だ…

>154
ちょっと待ってね…
・エフラムとよく喧嘩する
・ビラクとの絡み
・学校サボって闘技場通い
…こんな感じ
156助けて!名無しさん!:2010/06/23(水) 21:20:24 ID:cnKiEWPL
>>154
・たまに映画版のジャイアン的な活躍をする。
・不良グループ的なもののリーダー
・フロリーナにキュンキュンされて嫉妬したリンに殺されかける。
157助けて!名無しさん!:2010/06/23(水) 23:33:03 ID:GovslVBi
>>154
少ないかな?
他の人とテンプレの文字数は同じくらいに見えるけど…

・メイン武装が斧
・大食い(メタボ扱いのうちか?)
・リリーナにメタボ的な意味で愛されている
・弟妹には兄貴分的に接する
・ロイに嫌われている
・男子校通いで体育会系
158助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 00:12:21 ID:KPUQN3rZ
ん?ヘクトルってエリウッドとリンと同じ学校通ってなかったか?
知らん内のそんなネタ投下されたんかな。
159助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 00:23:20 ID:QGWduteJ
作者によって違う
エフラムと烈火組が同じ高校のときもあった
160助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 00:41:34 ID:+IOaiYzs
>>158
前にリリーナが作った男子校に入るってネタがあった
159の言う通り作者によって違う
161助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 01:28:56 ID:gO9zgWnr
>>154
むっつりスケベ
リーフやロイにエロ本のお下がりあげてるし、
アイクの身体になった時に巨乳押し付けられて必死で平常心保とうとしてた。


兄弟家のスケベ傾向を考えてみた。

シグルド…基本ディアドラ以外への興味は薄い
アイク…肉欲?ああ肉は喰いたいな。
エリウッド…モテるのであえてセクシーな女の子をわざわざ見たいと思っていない。しかしハプニングに遭遇すると思春期らしく慌てつつ紳士的に振る舞う。
エフラム…思春期以降の女子には性的魅力を感じない。
マルス…シーダとリンで満足です。
セリス…可愛い女の子を見ると自分も真似したくなる。
リーフ…おねいさんの全てが見たい
アルム…セリカで満足していたが、最近波紋が…。
ロイ…セクシーな女の子はうれし恥ずかしだが、彼がお願いすれば嫁候補達が望むままに素肌を晒してくれることに全く気づいていない。
162助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 01:54:35 ID:+IOaiYzs
じゃあ俺は女性陣のスケベ傾向を

ミカヤ…100年くらい前に枯れた。
エリンシア…KINNNIKU☆KINNNIKU☆ ハァハァ……ほとんど変態の域。
エイリーク…基本興味は薄いがエロ本とか渡したら真っ赤になりつつもチラ見とかしそう。
あとはラーチェル様で大満足。実はいい人涙目。
リン…なんだか余裕無いイメージ。ラスだのケントだのに振られて焦ってそう。
なんとなくだが逞しい人間に性的魅力を感じてそう、最近あったネタではエフラムか。
セリカ…アルムで満足。他の者には目もくれない。
163エフラムは○○コン:2010/06/24(木) 02:27:23 ID:/pbgncoU
>>161
ヘクトル 「ヘッ、まあこれが正しい認識って奴だよなあペド兄貴よお?」
エフラム 「ふん。ムッツリデブに言われたくはないな」
マルス  「まあまあお二人とも、落ち着いて。それに僕は、エフラム兄さんはロリコンではないと思いますよ?」
ヘクトル 「なんだぁ?」
エフラム 「……マルス。お前が俺を庇うとは珍しいな。何を企んでいる?」
マルス  「いやいや。ただ、果たして>>161が本当に正しいのかどうか、
       僕なりに確かめたいと思いましてね。こちら、協力者の方です」

ニイメ  「……」

エフラム 「……おいマルス。なんだこのご老人は。何を考えて」
マルス  「じゃあニイメさん、手筈通りに」
ニイメ  「ふむ。この紙に書かれておることを言えばいいんじゃな?」
エフラム 「なに? 一体」
ニイメ  「エフラムお兄ちゃん」

 きゅん。

エフラム 「……!? な、なんだ、この気持ちは……一体!?」
ヘクトル 「……マジかよ……」
マルス  (……ロリコンである以前にシスコンであるという事実。FEファンなら忘れてはいけないよね……)
164助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 08:29:55 ID:rXsfoCNf
>>163
エフラム帰ってこーい!!

まあ確かに原作でも「お兄ちゃん」って単語に弱かったが
てことは、ターナとラーチェルも「お兄ちゃん」で攻めれば何とかなるのでは…
165助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 09:48:43 ID:p5y9SmU2
何とかなるかも知れんがその2人は最近ロリと百合に走っていった

特にターナは仮にエフラムと上手くいっていてもサラ様にロリに引き込まれそう…
サラ様恐るべし
166助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 18:12:53 ID:mH9OswCu
>>154
あとジャイアン並みに音痴って設定もあったな

>>163
エフラム見境ねえwwww

167助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 18:21:18 ID:6GgQ6iCs
>>164
ターナ「フフフ。いいことを聞いたわ」
ラーチェル「いいことを聞きましたわフッフッフ」

エフラム「なんだ・・・?急に寒気が・・・」
168助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 18:50:54 ID:vUYmJEw9
>>163
酷 い 有 様 で す ! 

>>166
Youtube曲をFEキャラが歌うネタ(※確かアイクが団子三兄弟)ですね、分かります

>>167
何で寒気がするんだよバーローw
169助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 19:01:51 ID:W/+OdJrY
>>167
ミルラ「そう簡単にはいかないんですよね…」
サラ「むしろ妹になってようやくスタートラインじゃない?」
アメリア「え!?そ、そうなの?」
170助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 21:32:06 ID:0S9UyP7K
マルス「そういえばエフラム兄さんはリン姉さんとセリカは興奮しないの?ニヤニヤ」
エフラム「リンは妹というより姉に見えるし、セリカにはなんかこう…グッとこないな」

リン「マルス…あとでゆっくりとお仕置きね」
セリカ「兄さんひどい…でも私にはアルムがいるもん! …あれ?そういえば最近アルムの姿が見えないけど…」
アルム「後ろにいるよ?」
171助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 21:48:16 ID:slCwSc/e
>>170
マルス「ふうん。それじゃ、リアル妹で興奮するのはエイリーク姉さんだけなんだね」
エフラム「興奮……かどうかは知らんが。守ってやりたくなる妹ならあと一人いるだろう」
セリス 「……なんでそこで僕を見るの、兄さん?」
エフラム(不機嫌そうな表情……相変わらず素直じゃないな、セリスは。これがツンデレというやつか)

アルム 「ところでエフラム兄さん、これを見てくれ」
謎のドロドロした物体「オーヌィーチヤァァァァン…………」
エフラム「……なんだ、これは?」
アルム 「ふふふ……これぞ僕の野菜改良技術と!」
セリカ 「わたしのミラ神への祈りで完成した!」
二人  「エフラム兄さん専用妹野菜さ(よ)!」
ロイ  (もう野菜である必要性が欠片もない……!)
マルス 「さすがにこれはないでしょw ……エフラム兄さん?」
謎のドロドロした物体「オーヌィーチヤァァァァン…………」
エフラム「……俺の意識に新たなフロンティアが」
ロイ  「落ち着け」
172助けて!名無しさん!:2010/06/24(木) 22:02:27 ID:GoO3gITo
>>171
エwwwフwwwラwwwムwww
もはや無限の開拓地だなwwwww

後ロイの突っ込みキツイなwww
173助けて!名無しさん!:2010/06/25(金) 02:38:39 ID:fh2brzQR
>>169
アメリアが一番年上なのに一番純粋だ…
紋章町でもトップクラスの純粋さだな

>>170
アルム…イ`
174助けて!名無しさん!:2010/06/25(金) 15:29:47 ID:ZveqMH4K
>>170
三…なんとか 「彼からは私たちと同じ匂いがする!」
ディ…なんとか「闇のシグナーの仕事、や ら な い か ?」
マルス 「スレ違いだから二人とも帰ってくれ」


個人的に思うんだが、セリカは(狂信者な所を除けば)女性陣の中で一番一般男子生徒の人気が高そうだ
自分のHPを削って回復してくれる所とか…それに赤髪の美人だしさ
…とりあえず彼氏は居ないと思われてそうだw
175助けて!名無しさん!:2010/06/25(金) 16:06:13 ID:KYg2Cb28
四六時中一緒にいるアルムが常人の目には映らないからなぁ…
見えなければいないのと一緒か

その結果下記のようになる気がする

彼氏いないと思われてる
でもいくらアタックしてもなびかない
「私にはアルムがいるから」「アルムって誰?」
調べてもそんな人物は見当たらない
ついには男たちの間でセリカ=宗教狂い=電波=脳内彼氏の公式が成立
みんなドン引き
そして誰もいなくなった…でもセリカは気にしない


個人的にはリンが一番彼氏欲しがってると思う
スレ初期にはラスと付き合ってるってネタがあった(振られたけど…リンが)
マルスがリンのレズ疑惑をばら撒くのは男を遠ざけるためではあるまいか
176助けて!名無しさん!:2010/06/25(金) 16:44:11 ID:ZveqMH4K
>>175
セリカの問題として唯一神アルムが他の女子とフラグを立ててるのにも関わらず、彼女自身は27スレ目になっても何もなし…
とはいっても彼女と美味く絡められそうな男キャラは特に思い浮かばない…
アスレイ、ルセア辺りの信仰が強い聖職者キャラと組み合わせる事は出来そうだ

リンの場合、ただ単にリン×ラスやそれ以外のタイプのネタをここ1、2年書かれて貰ってないのが原因だったり…
177助けて!名無しさん!:2010/06/25(金) 16:50:01 ID:KYg2Cb28
原作でも他に候補いないもんね

そしてその連中は全員異教徒な件
まぁライバルや敵対ってのも組み合わせには違いないか

ただカップリングするにゃーアスレイはルーテ、ルセアはレイヴァンとのフラグが強くて難しい気がする

ミラ教徒から探すとボーイとノーマしかおらんが、ボーイにゃメイがおる…
178助けて!名無しさん!:2010/06/25(金) 16:56:09 ID:V7Wi147e
>>176
あったじゃないか


エフラムとのツンデレブラコン妹ネタだけどw
179助けて!名無しさん!:2010/06/25(金) 17:05:24 ID:ZveqMH4K
こうなったらレズに走るしかないお…そうしたら候補も(グシャッ バキッ ゴキッ!
180助けて!名無しさん!:2010/06/25(金) 17:36:35 ID:qs5a5hoO
>>178
リンのツンデレぶりを遺憾なく発揮するには、年下キラーかつ妹に甘い
エフラムと絡むのもいいよね!

リン「か、勘違いしないでよね!兄さんのことなんて何とも思ってないんだから…!」

テンプレなツンデレ台詞が似合いすぎて逆に驚きが無いんだぜ
181助けて!名無しさん!:2010/06/25(金) 19:35:19 ID:XvbU88AO
>>163
なんぞこれwwwwwwwww
ババ様wwwwwwww

>>167-171
すっかり妹ブームだなwwwwwww
さすが妹製造機というか…
しかしアレな物体でもOKなのかwwwwww

>>147-150の続き投下します。
古代語はローマ字です。
182幼女の旗の下に:2010/06/25(金) 19:36:24 ID:XvbU88AO
153

2 遭難者を装う   も…森で迷って死に掛けてるのだ…助けてくれ……そして幼女たちの献身的な介護…芽生える愛…

シャナン (そうだな…それがよかろう…いきなりベオクが声をかけたら怯えさせてしまいかねんが、
      死に掛けた遭難者なら無下にはすまい…そして…そして…うは! たまらんね!)

そうと決まれば後は行動あるのみである。
シャナンはよろめきながら歩き出した。

シャナン 「う……ぅぅ……」
白鷺幼女A「!?」
白鷺幼女B「Learnesama! ningenga!」
リアーネ 「E!?」

たちまち幼女達が怯えて騒ぎ出す。ここまでは予想通りだ。
シャナン 「くっ…力が出ない……」
そこで少々おおげさに倒れてみせる。
空腹で死に掛けてる設定だ。
ついでに幼女達&リアーネをローアングルから眺められるという邪心もあったかもしれない。
シャナン 「み…道に迷って……何も食べていないのだ…た…頼む…助けてくれ…」
ちなみにシャナンは幼女に与えるためのお菓子を持っている。
それを食えばいいじゃんと突っ込まれた時の事をシャナンは考えていない。
白鷺幼女A「Kononingenha、naniwoitteruno?」
リアーネ 「Minnasagattete、watasigahanasitemiruwa……」
幼女達を下がらせるとリアーネはシャナンのそばにしゃがみこむ。
話しかけようとして懸命に現代語の単語を考えている。
白鷺は一定の年齢になると他のラグズやベオクと話をするために親や周りから現代語を学ぶ。
しかし、ここにいる者たちで現代語を習い始めているのはリアーネ一人。
まずは意思の疎通を図らねばならないし、悪いベオクだったら自分が幼女達を守らねばならない。
それにしても無邪気さは時に大胆というか…屈んだ拍子に純白のぱんつが見えてしまった…
シャナン (ぬおおおおおおおおっは…鼻血が出そうだ…いかんいかん耐えねば…
      しかしラクチェ達に会えないのを我慢してテリウス周りに同行した甲斐があった…)
リアーネ 「…ど…したの…?」
シャナン 「う…うむ…森に迷い込んでしまって……」
どうやら遭難者のようだ。
白鷺はある程度他者の心が読める。
リアーネもシャナンの心を読んでみたのだが、その言葉には嘘はなかった。
昨晩森で迷ったのは本当の事だ。
しかし…なんだかこの男の心からはよからぬ物を感じる。
なんだか自分たちに妙な執着を持っているというか…負の気というか…
純粋なリアーネにはいまいちわからなかったが、なんだか寒気を感じた。
いま少しリアーネに人生経験があればそれをロリ萌えだと見抜けただろうが…
とりあえず警戒心を強める。
リアーネ 「お…なか…すいてる?」
シャナン 「うむ! すいてる! で…できれば…献身的に手料理とか食べさせてほしい…
      弱って動けない私に口移しなんてイベントがあるとなおよし……」
朝飯を食ってないので腹減ってるのは事実だ。
白鷺幼女B「Learnesama、ningenhawarumonodesu hayakunigemasyou!」
リアーネ 「Sonnakotowoittehadame、iibeokukamosirenaijyanai
……nandakamyounaozokehasurukedo……sinisounahitowohouttehaokenaiwa」
シャナン (な…何言ってるかわからん…だが幼女たちの透き通るような声が耳に心地いい…)
183幼女の旗の下に:2010/06/25(金) 19:37:05 ID:XvbU88AO
154

リアーネは悩んでいた。
餓えて倒れているベオクをほっておくのも気の毒だし助けてやりたいが…
連れて帰ってもリュシオンは絶対受け入れてくれない。
間違いなく追い返すだろう。
…それならせめて食べ物を持ってきてあげよう。
それと幼女達は帰したほうがいいと判断した。このベオクが悪者である可能性は否定できない。
リアーネ 「ちょ…と…まってて…たべもの…もてくる」
シャナン 「す…すまん…」
そしてリアーネは幼女達を連れて飛び去った。
シャナン (うむ! 第一歩はクリアしたぞ! 何をもってきてくれるか楽しみだ!
      …はい、あーんは基本だが…私は衰弱していて食べられないってことにしてやはり口移し…)


シャナンが邪念をたくましくしてる頃、飛んでゆくリアーネ達のはるか下をAKJが疾走していた。
ラケシス 「コラーーーーまちなさーーーーい!!!!」
プリシラ 「降りてきてくださーーーいっ真実の兄妹愛について語り合いましょう!」
クラリーネ「ああもう茂みが邪魔で走りにくいですわ!」
だが上空を飛ぶリアーネ達には聞こえない。
まったく失念していた…集落を出るリアーネたちをつかまえて話をしようと思ったのだが、
彼女たちが飛べることを考えていなかったのだ。
おかげで必死に追いまくった結果、再び森に迷い込むことになってしまった。
数時間彷徨ってようやく再発見したのだ、逃がすわけにはいかない。
AKJは藪をかきわけながら必死にリアーネ達を追いかけていった。
184幼女の旗の下に:2010/06/25(金) 19:37:46 ID:XvbU88AO
155

エフラム一行はアイクの案内で白鷺の集落に辿り着いた。
やはり幾度も尋ねた事の有る者がいると違う。シャナンやAKJのように迷うこともなかった。
ベオクの一行に白鷺たちは警戒したが、アイクは顔見知りである。
アイク  「騒がせてすまんな、リュシオンに会わせてくれ」
白鷺族A 「少し…待ってくれ…アイクさん。その連中は何者だ?」
アイク  「俺の弟とその仲間たちだ。リュシオンに頼みがあってきた」
しばらく怪訝そうに顔を見合わせていた白鷺達だが、一人が族長の家に赴く。
その男は数分で戻ってくると、一行を家に案内した。
白鷺族B 「リュシオン様がお会いになられる」
アイク  「ああ、すまんな」
エフラム 「よろしくお願いする」

行く道で案内役の男に聞いてみたがシャナンは来ておらず、AKJは追い返されたという。
AKJと鉢合わせにならなかったことはよかったもののシャナンの行方も気になるところだ。
エフラム 「やはり森で道に迷ったのだろうか…」
オグマ  「話がついたら探してみよう」

質素だが風通しのよい木造の家の一室でリュシオンは一行を出迎えた。
眉間にシワを寄せている。どうみても歓迎していない。
リュシオン「困るなアイク…ここにお前以外のニン…ベオクを連れてきては…」
アイク  「そう言うな。話だけでも聞いてやってくれ」
リュシオン「…お前がそういうなら話くらいは聞いてやるが…言ってみろ」
エフラム 「率直にお願い申し上げる。次回の選挙で我々を支持していただきたいのです」
リュシオン「断る」
ロイド  「即答!?」
オグマ  「ま…待っていただきたい! 我々の活動や政策を聞いてから判断してもらいたい!」
リュシオン「ほぅ…お前たちベオクの政はベオクのためのものだろう?
      票が集まらんので苦肉の策で我々を懐柔しに来たのではないか?」
エフラム 「それは違います。我々は紋章町全幼女のために活動している。
      それには無論白鷺の幼女も含まれている」
リュシオン「ベオクが白鷺の子供に何をしたか知ってそんな口を叩けるのか?
      …先週も一族の子供が軍馬に跳ねられそうになった。
      一年前からこんな事は四六時中だ。全てお前たちベオクのせいだ!」
185幼女の旗の下に:2010/06/25(金) 19:38:27 ID:XvbU88AO
156

あらかじめ演習場の問題についてはカナスが調べていた。
エフラム 「事情は聞いております。我々は白鷺の幼女を守るため、政権を取った暁には演習場の移転を約束します。
      選挙公約として発表してもかまいません」
リュシオン「……」
その言葉には嘘は無いようだ…
だがリュシオンは知っている。
ニンゲンは本音を話しても、結局その時の状況によって節を曲げてしまうことがある。
その時点では嘘を付いていなくても将来変節しないとは言い切れないのだ。
リュシオン「…それで…移設案を出したら今度は移設先のベオクが文句を言うだろうよ。
      その連中の支持を失わないためにも結局お前たちは公約を反故にする。信用できない」
カナス  「リュシオン様…党首は約束は絶対に守る方です。どうか…どうか信用してはいただけませんか?
      失礼ですが、このままでは演習場の移転などかないません。
      ならば……」
リュシオン「ならお前たちに賭けてみろと? それもお前たちが政権を取ったらの話だろう。
      聞けば元老党がほとんど唯一の巨大政党として君臨してるそうじゃないか。
      それでお前たちが政権を取るまで何年かかる?」
エフラム 「確かに一朝一夕で取れるとは思っていません。ですが、我々は10年20年かかってもやりとげるつもりです。
      そしてそのためには貴方の支持がいる」
リュシオン「その年月を待つ間にも森は踏みにじられているのだ。
      私たちには悠長にお前らの相手をしてるヒマなどない!」
アイク  「……聞くが…ではどうするつもりだ?」
リュシオン「…友といえども踏み込んでほしくないことはある…」
アイク  「そうか…俺はお前のためならいつでも手を貸す用意がある。それだけは忘れるな」
カナス  「話の腰を折って申し訳ありませんが…リュシオン様がおっしゃっているのは禁断の呪歌ですかな?」
リュシオン「貴様…どこでその名を聞いた?」
カナス  「以前シエネの大学で古典の研究をしていた折に古い文献で見つけました。
      詳しいことはのっていませんでしたが…白鷺が唯一戦いうる手段であるとか…
      それがいかなるものか私にはわかりかねますが、少なくとも演習場の軍隊を吹き飛ばすことはできるのでしょう」
オグマ  (…目に見えて動揺している…白鷺に嘘や隠し事はできないというが…不便なことだな)
エフラム 「カナス…それは本当か?」
カナス  「そのようなものが実在するか半信半疑でしたが…リュシオン様の反応を見て確信しました」
リュシオン「仮に…仮にそうだとしたらどうだというのだ?
      私の邪魔をするつもりか? やはりベオクはベオクの味方だということだな」
オグマ  「言うまでもないがそんなことをしたら紋章町の陸軍が押し寄せてくるぞ。
      その呪歌とやらがどのくらい強いのか俺はわからんが、以前傭兵として軍で働いた事のある俺にはわかる。
      勝ち目はあるまい…そして白鷺の幼女が戦に巻き込まれることを望むか?」
リュシオン「……」
エフラム 「……俺はかかる事態を認めるわけにはいかない…ベオクとラグズの幼女が手を取り合う未来を潰させはしませんぞ!
      もし戦いを望むというなら俺はこの場で貴方を斬ってでもそれを止める!」
リュシオン「…お前の言葉に嘘が無いことはわかる。そしてお前の言葉がすべて本気であることも…
      さすがにアイクの弟だな。血は争えないか…だが、私にはこの森を守る義務がある。
      森の声に耳を塞ぎ、いつになるかわからないお前たちの政権取りを待っている余裕はないのだ…」
アイク  「…男なら焦るな」
リュシオン「アイク?」
アイク  「男ならどっしり構えろ。お前を信じてついてくる連中のためにも堂々とした姿を見せてやれ」
リュシオン「……少し…考えさせてくれ。今日は泊まっていくといい」

一族の大事だ。簡単に決定は出来ないだろう。
リュシオンはエフラム達に部屋を割り振った。
彼の心はどう傾くだろうか…
186幼女の旗の下に:2010/06/25(金) 19:39:09 ID:XvbU88AO
157

リアーネが家に戻ると客がきていた。兄の部屋で難しい話をしているようだが、現代語のため充分に聞き取れない。
どこか他のラグズかあるいはジョフレ将軍がまた来たのだろうか。
リアーネ 「…Imanouti…」
台所の棚からいくつかの木の実を取り出す。
ベオクの胃袋に合うように、なるべく腹に溜まるものを多めに持った。
はやくあの遭難していたベオクに持っていってやらねば。
兄に見咎められるとまずい。兄はベオクが大嫌いだ。
ちなみに誤魔化すとか嘘をつくという選択は初めからない。
それが白鷺の特性だ。

慌ただしく木の実と水差しを持ったリアーネは窓から飛び立つ。
風が出始めたので低空飛行に切り替える。
そのまま森を飛んでいると下から何か聞こえてきた……

続く

1 ほっといて先を急ぐ  Hayaku anobeokuwo tasuketeagenaito……
2 着地して確かめてみる Nanikasira? tyottokininaru……
3 木の実を食べる    Souiebagohanntabetenai……onakasuita……

187の方に選択お願いします
187助けて!名無しさん!:2010/06/25(金) 20:01:36 ID:dhg70bGU
2!
188助けて!名無しさん!:2010/06/26(土) 14:22:49 ID:r8FQXbU9
アイク 「姉さん、今日は俺が夕食を作る」
ミカヤ 「!!…アイク、本気なの?」
アイク 「ああっ、オスカーとミストにチャーハンの作り方を教えて貰った。
     今日はそれを生かすつもりだ」
ヘクトル「兄上のチャーハンか…どう作るんだろうな」
セリス 「楽しみにしてるよ♪」
アイク 「では早速取り掛かるか…」
ミカヤ 「……!!」

                 ,‐-、
             /:' :'/
               //`′
           //                  ,-、
            //           _____     (<ヽ!
            i^ヾ'i.           ;'、;:;:;;;;:;;゙i .  ゙iヽ\
           ゙、_ ゙:、.          i'゙i;====ヨ    ,! \`ー¬‐、
             ゙i `ヽ、       ! ''゙i;:;:;:;:;;! ,r‐'゙゙'' ,/     ヽ
            :、  ゙'ー‐-、,,;---、ゞ ゙''''''i'/   /|      ,!
                ヾ、        ゙     ゙`   ,ノ  ヽ、.___,.ノ'′
             ゙''ー-、,,___       ,;. 、 ,ソ      。
                       ゙i`    ,:;'' i; ヾi′    '。 .・
                        |    '"  ;:  ゙|      。 ゚ 。:
                     |      ;:   !      。・゚・
                   |       ;;! ,!     .・;。・゚。
                       i'^ゝ    _゙__,,!、     ・゜・ ゚ ,
                   F、;ニニニニ、゙;‐''ヾ'     .・゚・。・゚・。
                    ,;-‐'′     ゙i i  i    : ゚: 。 ・ :
                /        ,!,!  ,!、    . ・ 。 ・
                  /        _,,ノノ   ; ヽ、
             ,/       ,;-‐''′`ヽ、    ゙;、
                 i'  /_,,;-‐''′     ゙:、    ゙i
                 i   `i           ゙:、   ;゙ヽ lヽ,,lヽ
               |    |            `゙ヾ、 (    ) やめて
              |   ,!               ゙:、と、  ゙i


…むしゃむしゃして勢いで書いた。後悔はしてないが、反省はしている
189助けて!名無しさん!:2010/06/26(土) 14:36:15 ID:J+/16SYX
>>182
そういや古代語って原作じゃローマ字にあてはめればプレイヤーも読めるんだっけ
つーか下心はまだ読まれてないのかシャナンwwwアイク達が来るまで保たせろよwGJ!!

>>188
腹wwwww筋がぁぁぁぁぁwwwwwwwwwwwwww
190アルム専用神器:2010/06/26(土) 14:40:28 ID:p+VmPdnZ
 〜兄弟訓練中〜

アイク  「ぬぅん!」
アルム  「うわぁっ!」
リーフ  「はい、アイク兄さんの勝ち」
マルス  「伝説のラブラブアタックを駆使しても勝てないとは……さすがアイク兄さんだ」
エフラム 「だがアルムも相当やる。農作業で鍛えられた筋肉は伊達ではないな」
ロイ   「微妙な褒め言葉に思えるのは僕だけ?」
セリス  「……んー……」
リン   「どうしたのセリス、難しい顔して」
セリス  「ねえ、アルム」
アルム  「なに、セリス兄さん」
セリス  「はい、これ」
アルム  「……これ、僕愛用の鍬じゃないか」
セリス  「うん。やっぱりアルムにはこっちの方が似合うと思って」
リーフ  「そんなニコニコしながら……」
リン   「セリス……確かにわたしもそう思うけどね、剣より鍬の方が似合うって、戦士にとっては侮辱……」
アイク  「……! いや、待て」
リーフ  「え?」
アイク  「アルム。もう一度俺と手合わせしないか?」
アルム  「え。いいけど……じゃあ、剣を」
アイク  「いや、そのままだ。鍬のままで俺と戦え」
リーフ  「はぁっ!?」
ロイ   「ちょ、アイク兄さん、一体何を……」
アイク  「アルム」
アルム  「……分かったよ、兄さん」

 真剣な表情で向かい合う二人。ややあって、

リーフ  「始め!」
アイク  「ぬぅん!」
アルム  「! そこっ!」

 ガキィン、と重々しい音が鳴り響き、くるくると宙を舞ったのは……

ロイ   「!! ら、ラグネルが鍬に弾き飛ばされた……!?」
エフラム 「馬鹿な……!」
リーフ  「あ、アルムの勝ち!」

 呆然とする兄弟たちの前で、アイクは深い微笑みを浮かべ、

アイク  「やはりな」
セリカ  「どういうことなの……」
アイク  「それが一番、アルムの手に馴染む武器ということだ。
      アルム、お前、そいつでかなりの敵を屠ってきたんじゃないか?」
アルム  「そ、それはまあ……バレンシアじゃ、農作業中に襲ってくるゾンビやスケルトンやガーゴイルを
      鍬や鎌で撃退するのは一般常識というか日常風景だし」
リーフ  「バレンシアの村人YABEEEEEEEEEE!」
ロイ   「さすが魔戦士ループによる永久レベルアップを可能とした民族だね……!」
アイク  「これからはその鍬で世界最強を目指すがいい」
アルム  「これが僕の新たな可能性……でも、鍬は敵と戦うための道具じゃない、
      大地を耕すための道具だ……クッ、僕は一体どうしたら……!」
セリカ  「アルム……」

マルス  「新たな英雄譚が今始まる、か……僕らは歴史の分岐点に立っているのかもしれないよ、ロイ」
ロイ   「……なんかミラ神の加護を受けた聖なる鍬とか出てきそうな雰囲気だな……
      ん、どうしたのリン姉さん、険しい顔しちゃって」
リン   「……農耕民族めが……!」
ロイ   「変なフラグ立ってるーっ!?(ガビーン!)」
191助けて!名無しさん!:2010/06/26(土) 15:16:48 ID:2GQQ7EKD
>>182
>それを食えばいいじゃんと突っ込まれた時の事をシャナンは考えていない。
詰めが甘過ぎるぞシャナンww
GJ!

>>188
オスカーだけに聞いてれば良かったのに、ミストにも聞くから…こんなことに…ww

>>190
三竦みの頂点に立つ(聖戦での光闇みたいな)新たな武器、『農具』誕生の瞬間であった…
192助けて!名無しさん!:2010/06/26(土) 16:24:16 ID:8Fvut2Ke
ミカヤ「まったく、もう…!」
エイリーク「どうしたのですか?姉上」
ミカヤ「アイクったらまた、ひとが風呂に入ってるのに入りに来たのよ」
エイリーク「まあ、アイク兄上には悪気は無いのですし…」
ミカヤ「でも、こう度々じゃおちおち風呂にも入れないわよ」
エリンシア「ずるいですわ!私も風呂でアイクの筋肉を見ていたいのに…!」
シグルド「KINSINは許さんぞぉぉぉ!」
ミカヤ「違うわよ。まったく…」
エフラム「おい、エイリーク、風呂に入るぞ」
エイリーク「はい。わかりました。兄上」
ミカヤ「いや、あなたたち、なに自然に入ろうとしてるの!?」
エイリーク「エフラム兄上はアイク兄上と違ってきちんとタオルを巻いてますよ?」
ミカヤ「そういう問題じゃないから!」
エフラム「姉上、俺たちは双子だから別に普通だろう?」
エイリーク「普通ですよね」
シグルド「KINSINは許さんぞぉぉぉ!」
エフラム「待ってくれ兄上!俺たちは双子だから生まれた時から・・・
     いや、生まれるより前から・・・ずっと一緒だったんだ。
     だから、風呂くらい普通だろう」
ミカヤ「いやその理屈はおかしい」
リーフ「年頃の異性の双子が一緒に風呂にブバァァァァァァッ!」
エフラム「俺たちで変な妄想をするな!つジークムント」
リーフ「コノヒトデナシー!」
アイク「おい、早く風呂に入ってくれ」
エイリーク「はい、アイク兄上。さあ、さっさと入りましょう。エフラム兄上」
エフラム「ああ、わかった」
シグルド「だからKINSINは許さんぞぉぉぉ!」
エフラム「つレギンレイヴ」
エイリーク「つレイピア」
シグルド「ちょ騎兵特効とか酷アッー!」
ミカヤ「まあ、本人たちにKINSINな考えは無いし良いのかしら…?」


エイリークとエフラムの支援Aを見て書いた。
あの二人はナチュラルにKINSINだと思うんだ
193助けて!名無しさん!:2010/06/26(土) 16:48:22 ID:HaRnTPYD
>>192
ナチュラルすぎてむしろ下心を感じない…何かを超越している
194助けて!名無しさん!:2010/06/26(土) 17:41:34 ID:KUaNlnE7
>>192
リン「エイリーク姉さん抜け駆…じゃなくて私も入るわよ!
   か、勘違いしないでよね!二人にKINSINが起きないように監視するだけなんだから!」
195助けて!名無しさん!:2010/06/26(土) 20:28:48 ID:vOqLi/ed
エフラム「なぜ、妹と風呂に入るだけのことであれこれ言われなければならいのだろうか…」
シグルド「KINSHINに発展しかねんからだろう!いい機会だから言っておくがな、お前は…」
エフラム「そうだ、兄上も一緒に入ればいい、そうすれば俺たちにやましいところがないのが
     わかるでしょう」
シグルド「…何だって?」


     あ、あの…シグルド兄上…な、何をされているのですか?
     ちょっ!?シグルド兄さん何してんの!?監視なら私がするから出てって!


シグルド「なぜ私だけ…私は駄目な兄なのだろうか…」
 ミカヤ「いや…さすがにそれはしょうがないでしょ…」
196助けて!名無しさん!:2010/06/26(土) 20:42:15 ID:wno93BOm
>>192-195
オイwwwwwwww

ポ○モンネタで申し訳ないが、兄弟達のタイプを考えてみた。
あるネタで使う設定なので、今の内にこれで問題無いかちょっと見て欲しい

ミカヤ  :ノーマル
シグルド :氷
エリンシア:格闘、飛行
アイク  :炎、格闘
エリウッド:炎
ヘクトル :鋼
エフラム :格闘、鋼
エイリーク:ノーマル
リン   :草
マルス  :悪、毒
アルム  :草、地面
セリカ  :エスパー
セリス  :水
リーフ  :草
ロイ   :炎、ドラゴン
197助けて!名無しさん!:2010/06/26(土) 20:56:34 ID:YFifMawD
ポケモンネタは一体何度目だろう。
まぁ愛されてる証拠か。
198助けて!名無しさん!:2010/06/26(土) 23:13:33 ID:CTeoURnU
>>196
ミカヤ姉さんはエスパー・ゴースト、ヘクトルは鋼・岩、リーフは草・虫なイメージが。
作品、楽しみです。
電気タイプも欲しいけど、誰に入るのかな?
199助けて!名無しさん!:2010/06/26(土) 23:17:44 ID:+XsLqKx0
>>198
他の連中は炎とかばっかりっぽいし、
エフラムかシグルドあたりじゃね?
200助けて!名無しさん!:2010/06/27(日) 01:08:43 ID:1pcnidkU
リーフ「虫は貴重な栄養源だよ。過酷なトラキアじゃあ食べ物を買う金がなかったからね」
ナンナ「イナゴとかよく取って食べたものです」
201助けて!名無しさん!:2010/06/27(日) 01:23:51 ID:n+m+tyz1
>>198
天雷の斧アルマーズ
雷剣ジークリンデ

あとヘクトルは実際に雷属性でもあったりする
202ウォーム:2010/06/27(日) 01:59:58 ID:1pcnidkU
虫のこと考えてたらネタ浮かんだので投下

リーフ「今日は僕が食事当番なわけだけど…冷蔵庫に何も入ってないよーコノヒトデナシー」
エリンシア「あらあら大変…そういえばさっきイレースさんが来てたわね…仕方ないからこれで何か材料買ってきてね」
つ 1000G札
リーフ「お任せあれ! それじゃあさっそくいってくるよ!」

〜 空き地 〜

リーフ「この辺に…いたいたイナゴ発見! 佃煮にするとおいしいよね!
    このタンポポはサラダによさそうだ…1000Gは僕の貯金にしようっと♪」
ナンナ「あらリーフ様、食料の調達ですか?」
リーフ「そういうナンナも?」
ナンナ「ええ、日頃からラケシス姉様の贅沢三昧には辟易してるものですから…紋章町が大地のオーブで崩壊したら
    あれは嫌これは食べられないなんて言ってられないというのに…
    だから姉様に無理やりサバイバル料理を食わせようと思いまして…あ、バッタ発見
    これは美味しそうです」
リーフ「トラキアでは苦労したからねぇ……こんな草っぱらや藪にも案外食べられるものはあるもんさ」
ナンナ「蜂の巣でもあれば蜂蜜や蜂の子が食べられるんですけどねー。あっ蛇ゲット!」
リーフ「あ、それいいなー」
ナンナ「半分に裂いて分けてあげますよ。血抜きもしないといけませんし」

ザシュザシュ!

リーフ「これで肉ゲット! アイク兄さんも文句なしの食卓になるよ!」
ナンナ「家族が多いと好みも大変ですねー」
リーフ「まあみんな嫌いなものはないけど…この草は食べられるっと」

〜 食卓 〜

マルス「こ…これは……」
エリンシア「なんという…」

リーフ「秘伝! イナゴの佃煮と雑草…もとい高級サラダさ。
    焼肉はへ……トラキアの珍しい獣の肉。
    こんないい物が食べられるなんてみんなついてるね!」
アイク「うむ、うまい!」
アルム「こんな草でも食べられるようにするんだからすごいなぁ」
リーフ「どうしたのエイリーク姉さん? 遠慮なく食べなよ」
エイリーク「い…いえ…その…い、イナゴをあまりこちらに寄せないでください…」
リン「あ…案外美味しいとか思ってしまった…あれが乙女らしい反応よね…」
マルス「野生児にはぴったりうぼぁあああああ!?」
ヘクトル「腹へってりゃなんだって…とは思うが…見てくれさえ気にしなけりゃ…」
リーフ「んーいまいち不評? 美味しいのに…」
アイク「俺は平気だ。美味い」

リーフ「今度はウォームの書で虫を出してみようかな。どんな味の虫が出るか楽しみだね」

おわる
203助けて!名無しさん!:2010/06/27(日) 11:12:17 ID:RsaqgBk0
>>192
エフラム「エイリークは胸がないから弟みたいで変な気持ちにならなくて良いな。
     ・・・・・・ん?胸からジークリンデの切っ先がが飛び出しt(ry」

>>196
ポケモン好きの自分としては期待
がんがれ

>>202
ウォームがわからないGBA世代の俺涙目www
イナゴは食べたくないな・・・・
ってかリーフは虫の味が分かる男なのか


204助けて!名無しさん!:2010/06/27(日) 11:36:05 ID:Whrvhh6N
エフラム「セリスは胸はないのに妹みたいで変な気持ちになる…」

むしろエフラムは貧乳のほうが変な気持ちになると思われ
205助けて!名無しさん!:2010/06/27(日) 12:37:02 ID:YLJODnVH
リーフ  「みんなーっ、ざざ虫取ってきたよざざ虫!」
アイク  「フレイムバレルの火竜の肉だ。食うか?」
エフラム 「ケルベロスの肉は美味いという噂だ」
アルム  「僕が育てた死人も蘇るオームニンジンだよ!」
リン   「鹿肉取ってきたわ、鹿肉」
ミカヤ  「ベオクにも食べられるオリウイ草だって」
エリンシア「まあ素敵、全部料理して今日の夕食に並べなくちゃ!」

エリウッド「もうヤダこの兄妹……」
ロイ   「イ`」つ胃薬
206助けて!名無しさん!:2010/06/27(日) 13:13:00 ID:ZXuxy/Nv
>>202
>>205
イナゴにざざ虫に・・・お前たちは長野県人かww
いやいやバカにしてないっスよ。自分も長野県人ですから

今更だけどこいつらもう人間じゃねぇよな・・・
207助けて!名無しさん!:2010/06/27(日) 14:01:26 ID:mb+FMr3L
>205
ララム「オリジナリティ……これこそ私に必要なものね」
ラクチェ「新しい世界をラーメンに持ち込む!」

一部の人たちがアップし始めたようです。
208助けて!名無しさん!:2010/06/27(日) 19:07:26 ID:Ltny5nCr
アル「え!蛇って普通喰わないのか!?」
ユリウス「そういや兄さん『蛇は頭が一番上手い!』とか言ってたな。ウケ狙いかと思ってたぞ。」
イドゥン「そうだったんですか…美味しいのに…」
ミルラ「た、食べたんですか…?」


いつも思うんだが、「ラクチェ=料理下手」って元ネタ何?面白可愛いから好きだけど
209助けて!名無しさん!:2010/06/27(日) 20:12:18 ID:KOdT8R1D
>>208 確か流星軒ネタが最初だったと思うが・・・元ネタは俺もわからんな、力になれなくてすまん。

小ネタを投稿させて頂く


漆黒の騎士 「E・F・M・L!かわせるかッ!!!」
ジェルド 「グァァァッ!」
漆黒の騎士 「最上級クラスの私に上級クラスで勝とうとは、10年は早いんじゃあないかなッ!」


過去ログ見てたら唐突に思いついた。反省はしているが後悔はしていない。
210助けて!名無しさん!:2010/06/27(日) 21:49:32 ID:oVWxDzqb
>>209
ジョジョネタもホント息がなげえなあw

あとまあ、偶にはこんなネタもね

ロイ「あーちょっとピザトル兄さん、新聞取ってきて」
ヘクトル「ピザ言うな。ったく…ん?」
リーフ「どうしたの?」
ヘクトル「いや、玄関の前に誰かいるような気が…ってかいるな」
エフラム「俺は何も感じないが…」
アイク「いや、確かにいる。殺気も闘気も無いから分かり辛いが…」
アルム「人の家に行くのに殺気とか出さないでしょ普通」
ヘクトル(アイク兄貴とシグルド兄貴は分かんねえけどな…)「で、誰だ?もしかして…」
ガチャ ギィィ…
フロリーナ「ふぇ!?」←ドアノブに手がかかってた
ヘクトル「何だ、やっぱお前かよ。あ、丁度いいわ。ちょっと勉強手伝ってくれねえ?」
フロリーナ「え、ふぁ、ふぁいっ」
ヘクトル「何処に5があんだよ」

リーフ「…ヘクトル兄さん」
ロイ「…うん」
リーフ「ファイブが5って知ってたんだ…」
ロイ「うん…」
アルム「いや、今のはフロリーナさんの気配を察知したことに突っ込むべきだよね?」

…勉強してる理由はまあ『シグルドに錬成アーマーキラーて斬られるから』でよろしくお願いします
211幼女の旗の下に:2010/06/27(日) 23:36:24 ID:rdXLjABX
>>190
まじで鍬をつかった武術はあるらしいです。
一揆用の農民の武術で鍬で土をすくって目潰しなんて技もあるとか…
きっとアルムは達人級かと。

>>192-195
シグルド兄さん……もうね…
シグルド兄さんの場合は兄とお風呂というより父親とお風呂の感覚だと思うんだ…

>>196
ポケモンネタ楽しみです!

>>202
>>205
>>207
>>208
なんというサバイバル一家wwwwww
収入少なくても安心だな!

そしてラクチェの料理下手については自分が以前書いたラーメンネタが初手だと思います。
いえね…流星軒の面々を考えていたらラクチェはスカサハに比べて料理下手そうだな…ってのが浮かんでそこからネタにしました。
よって元ネタってほどのものはありません。あえてあげれば自分が持ってたキャラのイメージからかと。

>>209
ジョジョネタわからないお…

>>210
とりあえずリーフの言葉はあんまりだwwww
ヘクトルをなんだと思ってるwwww

>>182-186の続き投下します
今回は短め
212幼女の旗の下に:2010/06/27(日) 23:37:06 ID:rdXLjABX
158

2 着地して確かめてみる Nanikasira? tyottokininaru……

リアーネ 「Dare…?」

興味を覚えたリアーネは声のする方向へ降りていった。
そこには3人のベオクの少女がこちらへ向かった声をあげていた。
ラケシス 「やった! やっと気づいてくれたわ!」
プリシラ 「こっち! こっちですリアーネさん!」
クラリーネ「はぁ…ようやく…」
リアーネ 「あ…の…何か…御用…?」
ラケシス 「単刀直入に聞くわ。貴女、お兄様はお好き?」
リアーネ 「うん…好き…だけど?」

いったいなんの話だろう。
彼女たちからは兄に対する狂おしいまでの愛情を感じる。

ラケシス 「やはりそうよね! うんうんよかったよかった…わかってくれてるわね…」
プリシラ 「ささささ、それじゃあこの書類に名前を書いてくださいね!
      これで貴女もAKJの会員です!」
リアーネ 「えーけーじぇー?」
クラリーネ「兄を愛する淑女たちの団体ですわ。貴女と同じく兄を愛する仲間たちがたくさんいます!」
ラケシス 「それでね。AKJの仲間たちは次の選挙に代表を出すの。
      貴女も家族や友達に声をかけて票を入れてほしいのよ」

畳み掛けられてリアーネはオロオロするばかりだ。
早口だと現代語は聞き取りにくい。

リアーネがAKJに捉まっているころ……シャナンは地べたに寝転がってリアーネを待っていた。
待てども待てどもこない…

シャナン 「ううむ…焦らされるほど楽しみだ…早く帰ってこないかな…」
鼻の下の伸びきった姿はラクチェたちには見せられない。
その時、茂みから馬に乗った騎兵が飛び出してきた!
シャナン 「ぬぉっ!? ぶぎゅえ!!!!」

普段ならなんなくかわせたのだろうが…寝転がっている上油断しきっていたのでモロに踏まれた。
ソシアルナイトA「んぁ!? なんだ半獣?」
ソシアルナイトB「馬鹿! ベオクだベオク!」
幾人かの兵士が慌しく馬を下りる。
ソシアルナイトC「申し訳ない! 怪我はありませんか!?」
シャナン 「馬に引かれて平気なわけあるか!?」
教官A  「大馬鹿者ども! 半獣ならともかく民間人に怪我させるとは何事だ!
      今すぐ傷薬を用意せい!」

兵士達は慌しくシャナンを手当てすると、幾度も頭を下げながら去っていった。

シャナン 「なんだったんだまったく…あれがカナスの言ってた演習場の兵隊とやらか?
      …うーむ。白鷺少女が戻ってくる前でよかったな。
      いいところを邪魔されていたら流星剣でたたっ斬るところだ」
213幼女の旗の下に:2010/06/27(日) 23:37:54 ID:rdXLjABX
159

演習場に帰還した訓練部隊は事故報告をジョフレに上げた。
本心を言えばもみ消したかったのかもしれないが、支給品の傷薬を使った以上使用意図はチェックされる。
ジョフレは頭痛のする頭を抱えながらも、大事無かったという教官の言葉にほっと胸を撫で下ろす。

ジョフレ 「全員グラウンド15周、それと腕立て200回を申し付ける…」
罰則を言い渡すと執務室を出る。
副官のケビンに用があった。

ジョフレ 「ジョフレだ。入るぞ」
ケビン  「はっどうぞ将軍!」

ケビンの私室は暑苦しい。
自主トレで腹筋の真っ最中だった。
上半身裸の男が汗を流している姿は暑苦しいとしか言いようがない。
ケビン  「何か御用でありますか!?」
勢いよく立ち上がって敬礼する副官を手で制する。
堅苦しいのはこの男の欠点だ。
ジョフレ 「ああ、工事の進捗状況についてだが…」
そこまでいいかけてケビンの机の上が目に入った。
なにやら手紙が広げられている。
ジョフレ 「ご家族からか?」
聞いてみたのはなんとなくだ。深い意味はなかった。
ケビン  「これは空軍の知り合いのマーシャ中尉からの私信であります。
      時折近況を連絡しあっております!」
ジョフレ 「……な…んだと……」
     (こ…こんな暑苦しい男にすら彼女がいたのか!?
      私がここに赴任してからエリンシア様からは音沙汰一つないというのに…)
部下は知り合いと答えたのだが…もはや記憶にない。
どうもストレスで神経が磨り減っているようだ。
ケビン  「将軍?」
ジョフレ 「あ…ああいや…なんでもない…」

エリンシアに手紙でも出してみようか…ジョフレはぶつぶつ言いながら部屋を出て行った。

ケビン  「……何の用事だったのだ?」
214幼女の旗の下に:2010/06/27(日) 23:39:05 ID:rdXLjABX
160

森に夜が来る。
畳み掛けるようなAKJの説明を半分も理解できなかったリアーネ。
そんなやりとりをもどかしくもしているうちに日が暮れてしまった。
リアーネ 「Au…」

鳥目の彼女に夜間飛行は危険である。
やむをえず家に戻ることにした。シャナンは気の毒だがどうしようもない。
シャナンの居場所は日中でも1時間は飛ばねばならない場所なのだ。
リアーネ 「夜…おうち…かえ…る」
ラケシス 「まあ、それなら私たちもリュシオンさんに紹介して頂戴な」
プリシラ 「前はお会いできなかったものですから」
AKJの面々はリアーネに紹介してもらえばリュシオンに会えると考えた。
リアーネにしても気は進まないが…夜の森に置いていくのも気の毒だ。
やむをえず3人を集落に連れて行くことにした。


シャナン 「……へっくしょん!?…ま…まだか…これはもしや放置プレイ?
       私にMの気はないのだが…」


族長家の自室でリュシオンはランタンの明かりに照らされながら虚空を見つめていた。
ロライゼも呪歌には反対している…
しかし他に方法はないのではないか……
あの連中が嘘を言っていないとはいえ…どこまであてになるか…
どうしてもニンゲンには不信感が拭えない。
その時部屋の扉が開いた。
アイク  「おう」
リュシオン「…なんだ?」
アイク  「久々に酒でも…と思ってな。果実酒ならあんたも大丈夫だろう?」
リュシオン「座れ、つまみを出す」
ニンゲンでもこの男だけは別だ。
唯一心を許しているベオクと酒盛りも随分ぶりになる。

アイク  「そら」
リュシオン「…ん」
木のジョッキを酒が満たしていく。
甘い香りが心地よい。

お互いにジョッキを合わせると勢いよく傾ける。
アイク  「たまには悪くないなこの味も」
リュシオン「…そうだな…」
215幼女の旗の下に:2010/06/27(日) 23:39:51 ID:rdXLjABX
161

リュシオン「お前の弟…あれはまっすぐな男だな…
      自分の正義を信じて疑っていない」
アイク  「……そうか…お前はどうだ?」
リュシオン「…私にも私の正義がある……決断次第ではヤツのいった通り戦うこともあるかも知れん…」
アイク  「迷っているな…」
リュシオン「わかるか……無念だが手詰まりなのだ…いくら抗議してもベオクが聞き入れることなどないとわかっている。
      だからといって呪歌を使えば一族の破滅だ。私だって馬鹿じゃない。そのくらいはわかっている…
      だが…だが…森の悲鳴が聞こえてくるのだ…」
アイク  「……先ほども言ったが、俺はお前のためならいつでも手を貸す。
      道を誤るなら殴ってでも連れ戻す…それと…エフラムは約束は守る男だ。俺が保障する」
リュシオン「……」
アイク  「言いたかったのはそれだけだ。後は決めるのはお前だ」
リュシオン「……お前は不思議な男だ。ベオクだというのにラグズにも屈託がない」
アイク  「…性分だ」
リュシオン「そうだな…もう一杯やるか?」
アイク  「もらおう」

酒を酌み交わしながら男たちは思いを馳せる。
これから進むべき道に……


やむをえずAKJを集落まで伴ったリアーネ。
いつもなら騒ぎになりかねないが既に日は落ち、皆家に戻っている。
リアーネにしてもプリシラのランタンが無ければここまで戻ってこれなかったかもしれない。

家にはまだ明かりがついている。リュシオンの部屋だ。
ほとんどなし崩し的にAKJをリュシオンに会わせると約束させられてしまった…
が、すでに夜だし、どうもリュシオンは誰かに会ってるようだ。
やはり翌日のほうがよいだろう。
リアーネ 「Dosiyou……」
一晩どこかに泊まってもらうほかないだろうが…どこがいいだろうか…

続く

1 自室に連れて行く  Tyottosemaikedo…
2 倉庫に連れて行く  Gomenne? hitobangamansitene
3 とりあえず入会する Tetudukihakoredeiino?

216の方に選択お願いします
216助けて!名無しさん!:2010/06/27(日) 23:46:16 ID:oLvEU3/a
GJ!
取りあえず1でお願いします
217本当は素直な二人の関係1:2010/06/28(月) 02:11:54 ID:RV+bsc/2
>>212-215
相変わらず先が読めない…GJです!

素敵話の後で気が引けますが、ネタ投下します
別の方のアルム←ジャンヌの設定お借りしました(が出てくるのはシグルドとセリカです)
それから携帯からなので読みにくいかもしれません



セリカ 「あー、もうっ!あの女ぁ!ちょっと隙あらば『私』のアルムにちょっかい出しやがってぇ!!
     しかもちょこまか逃げまわるから、結局アルムにしかお仕置き出来ないし…イライラしてくる!」
シグルド「おいおい、セリカ。女の子がそんな荒い言い方感心しないぞ(ニコニコ」
セリカ 「……そう言いつつ何その笑顔?」
シグルド「何、良いことではないか。アルムに『他人』の彼女ができることは」
セリカ 「良いわけないでしょっ!?このKINSHIN嫌い!」
シグルド「ははは、何とでも言いたまえ。今の私にはそんな言葉は効かんぞ」
セリカ 「自分はディアドラさんと駄目のくせに!」
シグルド「ぐっ…いやだが既に他の弟に抜かれてる部分もあるし…」
セリカ 「なによ!シグルド兄さんの意気地無し!」
シグルド「いや、私は意気地無しではない…はず?」

セリカ 「あぁ、もう嫌!どうしてシグルド兄さんは私たちをそんなに目の敵にするの!?」
シグルド「だからKINSHINはだな…」
セリカ 「エフラム兄さんの方がもっと危ないじゃない!」
シグルド「エフラムは別にエイリークやリン相手じゃなきゃ…」
セリカ 「何よそれ!?」
218本当は素直な二人の関係2:2010/06/28(月) 02:13:52 ID:RV+bsc/2
セリカ 「……わかったわ。つまりこういうことなんでしょ?」
シグルド「せ、セリカ?ここは一度落ち着いて…」
セリカ 「シグルド兄さんは私たちが…
     ――いえ、私が嫌いなんでしょ!?」

シグルド「!?」

セリカ 「いつだっていつだって私たちの邪魔をして…私がどれだけ本気で――」
シグルド「セリカっ!!」
セリカ 「!――な、何…いきなり肩を掴んで…」

シグルド「いいか、セリカ。私は確かにお前たちの邪魔をする。だかそれはお前たちのことを思ってこそのことだし、それに…」
セリカ 「それに…?」

シグルド「それに私がお前を嫌いなわけがないだろう?
     私はお前を愛している」
セリカ 「!――あ、愛って…」
シグルド「何かおかしいかな?私はセリカ、そして家族皆を愛しているぞ」

セリカ 「〜〜っ!…もういいわ。私もちょっと感情的になりすぎたし」
シグルド「わかってくれたか」
セリカ 「今日はそういうことにする」
シグルド「そのままKINSHINもやめてくれるといいんだがな」
セリカ 「それとこれは別よ。それじゃ、私部屋に帰るわ(色々対策も練りたいし)
     っとその前に。シグルド兄さん?」
シグルド「どうした?」

セリカ 「そういう台詞は本命に言ってあげなさいよ」
シグルド「余計なお世話だ」
セリカ 「さっきは色々ごめんなさい」(ばたんっ!
シグルド「まったく、セリカも本当は素直で可愛いんだがなぁ」


セリカ (シグルド兄さんったら、そうすればディアドラさんだってかなりの確率でおちると思うのに
     あの時の真顔で言ったシグルド兄さん、普段アルムが同じ台詞を言った時よりかっこよかったもの)


アルム (なんだろう、何か知らないところで自分に関係あることがおこってる予感がするぞ)



セリカがある意味アルムより感情を剥き出すのは、シグルド相手だといいなぁという話でした
一方のシグルド、彼なら素でこういう台詞を言ってくれると信じてます
このスレのリンとマルス、シグルドとセリカのような兄弟関係が好きなんです、はい
219助けて!名無しさん!:2010/06/28(月) 12:08:21 ID:Jg7kGgl+
>>211
ネタ&雑学乙!
一揆用の農民の武術か…投げられたティルフィングを弾き落とすとかやれそうだな

アイク…本当にこいつはいい奴過ぎるな。友情とか絆とかも絶対守るんだろうな
で、シャナン…哀れなり。リアーネはそっちいっちゃ駄目ぇぇぇっ!!
GJするしかないでしょう!

>>217
シグルド…兄弟にはこうなのに、なぜディアドラの前では…
改めて仲が良い二人なんだと認識できました。GJ!
220助けて!名無しさん!:2010/06/28(月) 12:30:37 ID:/FWeUbY5
>>192
セリカ「今のうちよアルム!2人でお風呂に入りましょう」
アルム「よしっ!行こうセリカ」

シグルド「おやおや?どこへ行こうというのかね?」
アルム・セリカ「うわあああああああぁぁ」
シグルド「KINSHINは、許さないぞ? ・・・このリア充どもめ」
アルム「兄さんだって彼女いるでしょ!?充実してるでしょう!?」
セリカ「そうよそうよ!」
シグルド「黙れこのばかちんどもめー!」つテルフィンGOOO
アルム「殺られてたまるかー!」つ鍬
シグルド「なんの!リーフガード!」つリーフ
リーフ「アッーコノヒトデナシー!」
221助けて!名無しさん!:2010/06/28(月) 17:57:07 ID:Gx09B9ju
>>209、211
情報サンクス!
211は一代記の作者さんでしたか
マリータ可愛かったです!

>>213
紋章町不幸トップ3はセティ、クレイン、ジョフレだなw
お疲れさんです

>>217-218>>219
最近アルムの出番が多くなって嬉しいなぁ
222助けて!名無しさん!:2010/06/28(月) 19:25:46 ID:o6N/9dY5
>>212-215
ジョセフもケビンを見習って筋トレしなさい
そうすればエリンシアが・・・
リアーネがどうなるか気になる
>>217-218>>220
自分もアルムがたくさん出てきて嬉しいです

職人方GJ!
223助けて!名無しさん!:2010/06/28(月) 19:37:05 ID:b0UR0kX5
>>212-215
アイクは本当にいい男だな…(ビラク的な意味ではないぞ?
AKJがどう絡んでいくのか期待。GJ!

>>217-218
シグルドさん何自分からKINSHINに…いや、何でもない
何というか、微笑ましいなぁ…GJ!

>>220
( ゚Д゚)ああっ、いつもと変わらない平和な風景だなぁ…

>>221
ハーディン「…………」
224助けて!名無しさん!:2010/06/28(月) 20:45:44 ID:h6txC54i
>>220
さりげなく葉っぱがwwシグルド兄さんヒドスww
だがこれがいつもの風景なんだと納得している自分が居る
225DS始めました:2010/06/28(月) 23:36:47 ID:qHf/ItQ0
セリカ「エフラム兄さん・・・ちょっといいかしら?」
エフラム「どうしたセリカ(兄さん・・・なかなかいい響きだな・・・)」
セリカ「最近アルム部屋から出てこないのよ・・・呼んできてくれない?」
エフラム「なぜ俺が・・・」
セリカ「えっ?何故って・・・ちょうどそこにいたから」
エフラム「めんどくさそうだから断る」
セリカ「おねが〜い。お・に・い・ちゃ・ん(はぁと)」
エフラム「しょうがない奴だな・・・(くっ、バカな!一瞬!一瞬だがセリカが可愛いく見えてしまった・・・)」
 エフラムはアルムの部屋に向かった

エフラム「おいアルム・・・セリカが心配してるぞ?」
アルム「ブツブツ・・・」
エフラム「おいアルム!」
アルム「ニヤニヤ」
エフラム「聞いているのか?アルム」
アルム「ちょっと兄さん黙っててよ!僕は彼女とコミュニケーションをとっているんだから!」
エフラム「彼女って・・・それはDSだろ?」
アルム「うるさーい!でていってくれよ!2人っきりにさせてくれよ!」
エフラム「だからそれはDS・・・」
バタン!

セリカ「・・・どうだった?」
エフラム「なんか知らんが・・・DSに話しかけていた・・・」
セリカ「どういうことなの・・・?」
エフラム「わからん・・・」

その夜・・・

マルス「ねぇwねぇwアルムがついにラブプラス始めたって聞いたんだけどwww」
シグルド「なんだ?そのラブなんとかというのは・・・」
マルス「彼女がいない人がやるゲームだおwww」
シグルド「マルス・・・そのしゃべり方をやめなさい」
マルス「うはw怒られちったwてへっww」
リン「マルス!黙りなさいって言われてるでしょ!」

 リンの背負い投げ!

マルス「うわぁあああああー!星がきれいだおぉぉぉぉ」
 マルスは窓を突き破って庭に落とされた
マルス「くっ!この痛み!たまんねえな!」

エリウッド「あぁ・・・また我が家の窓が一枚・・・うぅ・・・胃の調子が・・・蝶エキサ・・・じゃなくて蝶サイコー!」
226DS始めました:2010/06/28(月) 23:55:33 ID:qHf/ItQ0
セリカ「アルムー!出てきてぇー!今ならまだやり直せるわ!」
アルム「やめてくれ!僕はもうこっちの世界で生きていくと決めたんだ!」
アイク「騒がしいぞ。」
セリカ「あっ!アイク兄さん!」
リン「実はアルムが・・・」
エフラム「なんか知らんがDSで・・・」
シグルド「引きこもっていてな・・・」
アイク「大体わかった。ぬぅん!」
 アイクはドアを破壊した
エリウッド「きゃっほーい!ドアが一枚壊れたぞ!蝶エキサイティイン!」
ロイ「あ・・・ありのまま・・・今起こったことを話すよ・・・騒がしいと思って部屋を出てみたら
     アイク兄さんがアルム兄さんの部屋のドアを破壊してて、エリウッド兄さんが「蝶エキサイティン!」
     て叫びながら床をのたうち回っていたんだ・・・僕もうなにが起こったのかぜんぜんわからなかったよ・・・
     頭がどうにかなりそうだ・・・催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃ断じてないね。
     もっと恐ろしいものの片鱗を味わったよ」
リーフ「何を長々と語ってるんだい?ロイ」
ロイ「リーフ兄さん・・・僕はもうどうにかなりそうだよ」

アルム「うわぁ!なにしにきたんだアイク兄さん!」
アイク「それを貸せ・・・ぬぅん!」
 アイクはDSを握りつぶした
エリンシア「きゃー!見た!?見た!?アイクがDSを握りつぶした瞬間のすさまじいKINNIKU!ムッハー!」
ロイ「姉さん・・・少し黙っていてもらえるかい?」
エリンシア「えっ!?あの・・・その・・・ごめんなさい・・・部屋に戻るわ・・・」

アルム「アッー!僕の彼女になんてことを!グギギギギギギ!いくら兄さんといえどこれは許さん!」つ鍬装備
アイク「ムッ!?やるきか?」つラグネル装備
エリウッド「うふ・・・うふふ・・・おうちが壊れそうだぞ・・・蝶サイコーぉぉぉぉぉ・・・」ガクッ
ロイ「エリウッド兄さーん!!」
227名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/29(火) 00:11:10 ID:dUVpKUW/
変身っていいなぁとか思って勢いでつくった。低クオリティ。
反省?続き?知らん。

ルーテ「なんだか最近まともに話しに絡めていない様な気がするんです。優秀なはずの私が」
ロイ「いや、それは作者の人の采配によってですね・・・てか何故僕を拉致したんですか?」
ルーテ「それはもう、兄弟家における一番の突っ込み役故に出番が一番多いでしょう?だからです」
ロイ「で、出番を増やせと?」
ルーテ「別に出番が欲しい訳じゃないですよ?ちょっと試して欲しい事がありまして、つまり溜まった実験に付き合って頂きたく思います」
ロイ「なぜ僕なんですか?」
ルーテ「困った人を放っておけないでしょう?そういう損な性格してそうですから」
ロイ「実験できない事が困ってるって・・・散々な目に合ってる様な・・・?」
ルーテ「実験しないと何が起こるか分からないでしょう?」
ロイ「それで僕で実験って・・・頑丈なリーフ兄さんでいいでしょう?」
ルーテ「何が起こってもそれを悪事に利用しない。そんな人が良いのです。あなたなら心配はないでしょう?」
ロイ「リーフ兄さん信用されて無いんだ・・・まぁ、これ以上何かを言っても無駄そうですね。で、どうしろと?」
ルーテ「これです。飲んでください」
ロイ「物凄く溝色ですが?」
ルーテ「味と喉越しは保障します」
ロイ「で、その後に起こることは保障しないと・・・どうにでもなれ!!」
ルーテ「一気飲みですか・・・ああ、言い忘れてましたが解毒薬の材料やらデータやらが揃ってないので一週間は元に戻せませんので」
ロイ「ちょ・・・飲んでから言うな!!」
ルーテ「その反応を狙ってました」
ロイ「あんまりだ!!!・・・ってあれ?何だか体が熱い・・・体中の骨が焼かれてるみたいだ・・・ってバーロー展開!!!?」
ルーテ「そんなはずはないかと」
ロイ「う、うああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ルーテ「あらまぁ・・・これはまた可愛らしい」
ロイ「んー・・・?どうなったんだ?まさか、本当に体が小さく・・・!!」
ふにっ
ロイ「ふにっ?・・・・・・・・・・・・・・・・・肉球・・・?え、これって僕の手か?いやいやそんなわけ・・・」
ルーテ「どうぞ、鏡です」
ロイ「え・・・?あれ?まさか本当に?猫になってる!!??」
ルーテ「喋れるのが救いでしたね。でもこれから一週間その姿で頑張って下さい」
ロイ「・・・・・・・そうだった・・・そうだったよ・・・ただでさえミニスカ率多いFEにおいて猫の姿で街うろつくなんてできないよ。どうやって家に戻れば・・・」
ルーテ「上を見なければ良いのでは?ただそれだけでしょう?」
ロイ「それもそうですね。じゃあ、がんばって帰ります。ちゃんと来週解毒薬作っておいてくださいよ?」
ルーテ「わかってます。優秀な私が一週間かけて作るのです。完璧な効果を期待してください」
ロイ「ええ、ぜひとも。それじゃ僕はこれで」
とぼとぼと帰路に着く猫(ロイ)の姿が夕日に照らされていた。
228助けて!名無しさん!:2010/06/29(火) 00:12:29 ID:dUVpKUW/
あ、名前が。まぁ大丈夫か
229DS始めました:2010/06/29(火) 00:15:41 ID:jbyQKB3L
アルム「フシュウウウゥゥ・・・よくも僕の彼女を・・・」
アイク「クッ、なんて殺気だ・・・」
セリカ「やめてアルム!」
アルム「なにをするんだセリカ!アイク兄さんは僕の彼女を!」
セリカ「彼女なら・・・ここにいるじゃない・・・」
アルム「セリカっ!?何を言うんだ!いくらセリカがいっても僕のマナカ(DSの彼女)は帰ってこないんだ!」
セリカ「私じゃ・・・だめなの・・・?」
アルム「セリカ・・・」
セリカ「アルム・・・」
シグルド「KINSHINは! ・・・今日ぐらい大目に見てやるか」
アイク「なんだ・・・この流れは・・・」

アルム「よしっ!セリカ!一緒にアイク兄さんを倒そう!」
セリカ「ええ!アルム!」
 チュッ

シグルド「アッー!!!!何やっとるんだ貴様らぁー!
        今日ぐらいはっていったけどチューなんて認めてないんだからぁ!!?
        このやろう!私はまだディアドラとチューまで行ってないというのにぃぃぃぃぃぃ!」 バタン
ロイ「あっシグルド兄さんがショックで倒れた!」

アルム「行くよセリカ!」
セリカ「ええ!アルム!」

二人「二人のこの手が真っ赤に燃える!」
アルム「幸せつかめと!」
セリカ「轟き叫ぶ!」
二人「うおおおおおぉぉぉぉ!石破!ラァブラブゥ!天驚ォ拳!!!!」

アイク「なっ・・・なんだと・・・!?くっ、仕方ない!来いリーフ!」
リーフ「えっ!?何この展開!?ちょっとまってよ!立っちゃったよ!確実に死亡フラグたっちゃったよ!」
アイク「ぬぅん!」
 アイクはリーフを投げた
リーフ「ちょ!3人ともひどいって!アッーコノヒトデナシ!」

アイク「くっ、リーフがいなかったら殺られていた・・・」
ロイ「そのリーフ兄さんは今焦げているけどね」

リーフ「えっ?なんで・・・?なんで僕はこういうパターンが多いの?」



なんとも言えない内容で無駄に3レスも消費してしまった・・・すまぬ
230ラクチェの上達:2010/06/29(火) 00:19:07 ID:oiuEaqwm
ラーメンラクチェの設定をお借りしました
読みづらいかもしれません



準備中の立て札がかけられた流星軒、その店内。
ラクチェ「くぅ…皆して私のラーメンを不味い不味いって…。これでも上達してるんだからね!」
昨日も何も知らない初見さんが1人、彼女のラーメンの犠牲になった。命に別状はなかったようだが…
スカサハ「確かに盛り付けはマシになったし、まな板が入るのも減ったけど…」
アイラ「だが…やはりラクチェはまだまだだな。いつになったら厨房を任せられるのか。」
シャナン「いいかラクチェ。普通を極めろ。そうすれば、実力が後からついてくるのだ(フッ、決まった!)」
ラクチェ「え、あ…はい…」
アイラ(この弟もどうすればいいんだろうか…)


シャナンのでまかせ…「普通を極めろ」を真に受けたラクチェは、町をぶらぶらと歩いていた。
ラクチェ(普通…普通ってどういうこと…?)

マリータ「まいどあり〜、今後ともごひいきに♪」
ラクチェ「あれ、マリータ?何してるの?」
マリータ「おぉ、ラクチェ。いやな、ここの牛丼屋のおっちゃんにちょっと店手伝って欲しいって頼まれたねん。」
ラクチェ(早い、安い、旨い、か…)
マリータ「何や、ラクチェも食べに来てくれたん?あ、友達やからって値引きとかは無いで。がっつり金取るから覚悟しいや〜。」
ラクチェ「いや、そもそも私食べる気ない……あ、そうか!」
マリータ「ん?」
ラクチェ「分かったわ!ありがとマリータ!!」
マリータ「はい?」
ラクチェ「こうしちゃいられない…それじゃまたね!」
マリータ「え、ちょっ待っ…お礼言うんやったら食べってってぇなー!」
231ラクチェの上達…上達かコレ?:2010/06/29(火) 00:20:54 ID:oiuEaqwm
ラクチェ「ただいま!」
スカサハ「あ、おかえり。」
アイラ「…何かを掴んだ顔だな。」
ラクチェ「うん。新しいラーメンを考えたの。その、食べてもらっていいかな?」
アイラ「ふむ…いいだろう。作ってみろ。」
シャナン「私とスカサハの分もな。」
スカサハ「ゑ。」

厨房に立つラクチェ。
ラクチェ(牛丼屋を見て気づいた…あれは旨いんじゃない。不味くない普通の味なんだ。つまり、そこを極めて普通のラーメンを作ればいい。
流石シャナン様だ…作ったことはないけど、今の私ならどんなラーメンも作れる気がする…というか作る!)
ラクチェ「技に心をのせる…流星剣!」


ラクチェ「で、できました…」
出されたのは、見た目普通のラーメンである。
必死の特訓によって、盛り付けはある程度鍛えられている。
アイラ「見た目は及第点だな。…問題は味だ。」
スカサハ「で、では、いただきます。」
シャナン「う、うむ…」

ズズーッ

3人(こ れ は !)
アイラ(濃厚なのかあっさりなのか微妙なスープ!)
スカサハ(太麺なのか細麺なのか判断に困る微妙な太さの麺!)
シャナン(さらにその他諸々が織り成す微妙なハーモニー!)

ラクチェ「ど、どうかな?」
シャナン「…不味くは、ない…ないよな?」
スカサハ「うん…旨いよ…?」
ラクチェ「え!?ホントに!?」
アイラ「ああ…良いと思うぞ。(ふ、普通過ぎて何を言えばいいか分からん…)」
ラクチェ「〜〜〜っ!やったぁー!!」


こうして「不味くはない、食べられる」をキャッチフレーズに流星軒裏メニューへと追加された普通ラーメン。その普通さが一部の人に大ウケしたりするのだが、それはまた別の話。
232221:2010/06/29(火) 00:30:43 ID:oiuEaqwm
>>223
すまん、ハーディン
本当にすまないと思っている
紋章町に不幸な人はいっぱいいるんだなぁ

>>227
ロイめ…うらやまけしからんな

>>229
戻ってこれ良かったねアルム!
あともう流れ的に鍬が専用武器だよ!やったね!
233助けて!名無しさん!:2010/06/29(火) 12:00:59 ID:0nhEz+A9
>>227
常識人のロイだからこうだけどリーフ辺りだと悲惨な事になっていたなw
GJ!

>>230-231
ラクチェ…良かったなぁ…(´;ω;`)
GJ!
234助けて!名無しさん!:2010/06/29(火) 23:10:34 ID:GD9FaTQ7
>>230-231
…このネタ見てたら何故か無性にラーメンを食べたくなってきた。GJ!


/ここからチラシ裏/
新・紋章の謎はまだ発売されてないが、
今の所クリス(仮)は変装の名人みたいな脳内設定があるよ
/ここまでチラシ裏/
235助けて!名無しさん!:2010/06/29(火) 23:24:22 ID:8UBLLTcH
>>230-231
マリータの関西弁はフィアナ弁とかなんかな?
味があっていいなGJ!
236助けて!名無しさん!:2010/06/30(水) 04:08:51 ID:JwSuKWNm
>>220
ファルシオンより鍬で戦ったほうが強そうだなアルムw

>>221
以前見た今は無きスレの関西弁マリータを見たときから私の中では関西弁キャラになっていたりします。

>>225
>>226
>>229
アルム!?
お前はどこへいくんだ!?

帰ってこれてよかった…しかし鍬は最強だな!GJ!

>>227
優秀さん………別に〜欲しい訳じゃないって…
出番が欲しくてたまらないんですね…
それでロイはどうなるんだろう…獣牙族の仲間になるんだろうか

>>230-231
ラクチェ…よかったな…本当によかった…
マリータとの掛け合いも楽しく読ませてもらいましたGJ!

>>212-215の続き投下します
237幼女の旗の下に:2010/06/30(水) 04:09:54 ID:JwSuKWNm
162

1 自室に連れて行く  Tyottosemaikedo…

知らないベオクを家に上げるとリュシオンが怒るだろうが…
だが基本的に人の好いリアーネは3人を自宅に泊めることにした。
リアーネ 「こっち…」
ラケシス 「わかったわ。お世話になるわね」
4人は族長家の扉を潜った。


リュシオン 「…ん? リアーネ…帰ってきたのか?
       …なんだ…友達でも連れてきたのか?」
自室でアイクと酒を酌み交わしていたリュシオンは玄関の方から複数の足音を聞いた。
椅子を立って部屋から顔を出す。
リュシオン 「Na……」
そこにいたのはリアーネと3人のベオクの娘だった。
リュシオン「Nande ningenwo turetekiterunnda!?」
リアーネ 「Nisama Konohitotati niisamaniyoujigaaruno
 hanasiwo kiiteagete…soreniomotehamoukuraiwa hitobanntometeagetaino」
アイク  「なんかあったのか?」
リュシオン「…私が門前払いした連中が押しかけてきた…
      リアーネを丸め込んでな…」
ラケシス 「まぁご挨拶ですこと。リアーネさんはAKJの仲間。
      仲間同士親睦を深めるのは当然のことよ」
リアーネ 「そう…だっけ?」
リュシオン「とにかく帰ってくれ! ニンゲンなど用はない! 迷惑だ!」
アイク  「まぁそう言うな。もう日も落ちてるんだし泊めてやればいいだろう」
リアーネ 「Nisama…onegai…」
軽く溜息をつくとシュリオンは言葉を搾り出した。
リュシオン「…Hitobanndakedazo…」

パッと華やいだ笑顔を浮かべたリアーネはAKJの3人を自室へと案内した。
小さな部屋だが綺麗に整頓されている。
AKJの3人は思い思いにマントを敷き、その上に寝床を作った。
プリシラ 「さ、それではリアーネさん。どうぞこの入会届けにサインを…」
クラリーネ「およしなさいな。もうリアーネさんはお疲れのご様子。
      今夜はもう休みましょう」
今日は色々あって体力の無いリアーネはくたびれていた。
ベッドに腰を下ろしてトロンとした瞳で壁を見ている。
リアーネ 「Afu…」

小さく欠伸を漏らすとリアーネは眠りへと落ちていった。
238幼女の旗の下に:2010/06/30(水) 04:11:01 ID:JwSuKWNm
163

翌朝……アイク、ロイドの2人はシャナンを迎えにいくことにした。
リアーネが2人を案内する。
本心を言えばエフラムは自らシャナンを迎えに行きたかった。
幼女主義の精髄をみせた同志の手を取りたかったのだが、リュシオンと話をつけなくてはならない。
族長家の居間には、リュシオン、エフラム、オグマ、カナス、ラケシス、プリシラ、クラリーネの面々が集まった。
リュシオンとしてはAKJを追い返すつもりだったのだが、リアーネに頼まれて話くらいは聞いてやるかと思ったのだ。

ラケシス 「…まさか貴方たちが先に来ているなんてね」
エフラム 「同じく政党の党首同士だ。こういうこともあろう。悪いが遠慮せんぞ」
ラケシス 「フン、こっちの台詞よ」
プリシラ 「その通りです! 私たちの尽力で犯罪者の汚名を免れたにもかかわらず恩を仇で返すなんて…
      兄とは思えない恥知らず! 必ず天罰が下ることでしょう!」
オグマ  「その件は感謝しているが…不信任案の時に協力して義理は果たした。
      ならば引くつもりはない」
プリシラ 「な…なんて厚かましい…あなた方のような腐ったロリコンは罰かぶって死にさらしなさい!!!」

リュシオン「ベオクのいがみ合いならよそでやれ。そんなくだらんことに付き合っているほど暇ではない」
ラケシス 「プリシラ、控えなさい」
プリシラ 「……っ!」
唇を噛み締めて忌まわしそうにオグマを睨み付けると、ようやくプリシラは口を閉ざした。
仕切りなおしとばかりにラケシスはリュシオンを見据える。
ラケシス 「さて…大方の事情は察しております。私どもAKJも選挙公約に演習場の移転を加えましょう。
      …ざっくばらんに申し上げますが、私どもは議会に21議席を有しています。
      2席しかもたないエフラムの政党とどちらが政権に近いか…自明の理というものですわ」
エフラム 「今は2席とはいえ獣牙族の支持を取り付けている。次回選挙では大幅に議席を伸ばしてみせる!」
その言葉にリュシオンが眉を動かす。
ラグズの重鎮の一人カイネギスがエフラムを信用したと言う事だ。
その心には嘘は感じられなかった。
239幼女の旗の下に:2010/06/30(水) 04:11:45 ID:JwSuKWNm
164

朝露の滴る森の中…待ち人の来ないシャナンは風邪を引いて震えていた……
シャナン 「へっくしょいくしょい!!!!
      …ううぅ…まだだ…まだここを動くわけにはいかん…
      白鷺少女白鷺少女白鷺少女……」
ぶつぶつ呟いていると白い羽が落ちてきた。
シャナン 「ん?」
羽を手に取って空を見あげると昨日の少女が慌ただしく舞い降りてきた。
リアーネ 「遅く…なてごめん…! ご飯…もてきたよ…」
シャナン 「少女キターーーーーー!!!!!!
      何、気にすることはない! だが…ゴホゴホ…風邪を引いてしまった…
      私は弱っているので口移しで食べさせてくれ…
      あと、ふきっさらしの場所で一晩すごして体が冷え切ってる…
      人肌で暖めてくれ……そうしないと死んでしまうかもしれん…」
ロイド  「なに!? 大丈夫かシャナン!」
アイク  「迎えにきた。もう心配いらんぞ」
シャナン 「あれ?」
茂みからリアーネの後をついてきていた2人が顔を出す。

シャナン 「な…なぜお前たちが少女と一緒に!?
      抜け駆けか!?」
ロイド  「何を言ってるんだお前は…お前を迎えに来たんだよ。
      お前が率先してセリノスに向かった事でエフラムが方針を変えたんだ。
      今頃は白鷺の集落でリュシオンを説得してるころだぞ」
シャナン (あ…そういえばそんな名目で森に入ったんだった…少女に心を囚われて忘れてた…)
その時アイクの大きな掌がシャナンの額を覆った。
アイク  「…少し熱があるな」
シャナン 「…そういうのは白鷺少女におでこを合わせて計ってほしかった…」
ロイド  「それにしてもお前、物が食えないほど弱ってるのか…嫌だがしょうがねぇ…」
言うが早いかロイドはリアーネが持ってきた木の実を口に含んで柔らかくし始めた。
シャナン 「あ、いや…たった今、元気になった! はっはっは!」
リアーネ 「無理…よくない…風邪治ってない」
シャナン 「いやほんとにそこまでは弱ってなかったから!」
ロイド  「ならやめとくぞ。自分で食え」
ロイドも口移しなどせずに済んでほっと一息だ。
シャナンはアイクに背負われて集落に運ばれることとなった。

シャナン (くそ…なんでこうなるのだ…私と少女の幸せタイムが消えてなくなってしまったではないか!
      本来なら献身的な少女の人肌ウハウハ介護を受けるはずが…筋肉男のおんぶになってしまった…orz)

せめてもの慰めはリアーネの羽をゲットできたことだ。宝物にしようとシャナンは固く決心した。
240幼女の旗の下に:2010/06/30(水) 04:12:27 ID:JwSuKWNm
165

紋章町市街地では各政党が激しく票を争っていた。
久しく安定することのなかった紋章町の政局ではあるが、元老党の巨大化によって一定の安定を得たかに見える。
だが、それを望まない者も多い。
どうにか足場を崩してやろうと次回選挙に向けた足場固めに各政党は余念がなかった。

大統領府においてバイロンはヘッツェルより報告を受けていた。
ヘッツェル「今期予算案は可決いたしました。大統領の署名をお願いします」
バイロン 「うむ…用はそれだけか? では下がるがよい」
ヘッツェル「はい…それでは失礼いたします」
首相の重職にありながらルカンの操り人形から脱そうとせず唯々諾々と従うだけのこの男をバイロンは内心で嫌っていた。
ヘッツェルが退室するのを見届けるとバイロンは溜息を漏らした。
バイロン 「ランゴバルトもレプトールも商人に身を落とした…グランベル貴族として恥ずべき事だ…」
レプトールがランゴバルトの説得でバーハラ保守党を離脱してベグニオン元老党に合流したとの知らせが昼ごろに入っていた。

あの2人のことは幼少の頃から知っている。
バイロンが軍人に進んだのに対して2人はビジネスの道を選んだ。
元来グランベル系貴族は騎士道を重んじ、軍に入る者が多かったのだが平和な時代が続き軍縮の世の中となっては
それも時代の流れ…主家であるバーハラすらそうなのだ。
騎士道精神だけでも失わずにいてくれればそれでもよいと思っていたが…
バイロンにはドズルもフリージも利益のために堕落した元老院と結びついたとしか思えなかった。
241幼女の旗の下に:2010/06/30(水) 04:13:15 ID:JwSuKWNm
166

激戦地の一つトラキア…南部のスラム街ではトラバントがメガホンで声を張り上げていた。
その姿はいっぱしの政党の党首とは思えない質素なものだ。
事実トラバントは貧乏である。本業は鉱山労働者であり労働組合のリーダーであったが、
賃上げ要求のストライキを敢行したためにクビになって失業中だ。
それでも労働者仲間からのカンパでかろうじて食いつないで政治運動に精を出している。
トラバント「南トラキアの貧困の原因はただ一つ!
      北部資本家の搾取にある! 鉱山の経営権を牛耳って自らは大もうけし、
      ワシらにはろくに食ってけないような賃金しか渡さん!
      このような貴族や資本家階級を排斥し万民平等の世の中にせねばならん!
      南北の格差は取り除かれねばならん!」

アリオーンとアルテナは大声を張り上げるトラバントを会場の片隅で見守っていた。
アルテナ 「父上…」
アリオーン「よく見ておけ。父上のお姿を。本来貴族でありながら進んで身分や階級の無い世の中を作ろうとしておられる」

トラキア家が没落して久しい。
最後の手段であったアリオーンとターラ公爵家の令嬢リノアンとの縁談も、
家の使用人だったディーンとリノアンが恋仲となったためご破談となった。
屋敷も手放し、使用人も居なくなり、今は3人でスラムの一角で細々と暮らしている。

その頃からトラバントは北部の貴族や金持ちに苛烈な憎しみを向けるようになった。
貧民や左派の人間をかき集めて政党、国家社会主義トラキア統一戦線を立ち上げ政権掌握を狙っている。
トラバント「一部の金持ちばかりが肥え太ることのないよう、全ての財産は国有とし万民のために運用されねばならん!
      金持ち貴族の贅沢のためにワシら労働者がこき使われることのないようにせねばならん!」
労働者A 「そうだ! その通り!」
労働者B 「北部の金持ちは死ね!」

この地区には北部への怨嗟が渦巻いていた。
242幼女の旗の下に:2010/06/30(水) 04:14:50 ID:JwSuKWNm
167

サカ地区は人口が少なく、ローカル政党ともいうべきサカ天命党がほぼ票田を掌握している。
それで満足したのかそれ以上、他の地区への進出を図ろうという動きは無い。
今日もこの地区では遊牧民たちが馬に草を食ませている。

リンは久しぶりに草原分を思い切り補充していた。
リン  「ふわ〜草原の風が心地いい〜!」
最近エフラムがテリウスに長期出張に出かけてしまい寂しい思いをしていたが、
こうしていると欝の気が晴れる。
草原に寝転がって日を浴びていると、クトラの族長ダヤンと息子のラスを見かけた。
リン  「あぅ……はぁ…」
以前は付き合ってたこともあるのだが、
レズ疑惑でラスに振られてしまってから正直気まずくて顔を合わせにくいのだ。
とりあえず気付かれない内に立ち去ろうとすると、二人の会話が耳に入ってきた。
ラス  「父上はあまり選挙活動をしてないようだが…いいのか?」
ダヤン 「構わんよ。1、2議席があれば遊牧民の暮らし向きについて困ったことにならんよう議会で意見が言える。
     それ以上何を望むのだ。あとは天地の恵みがあればワシらは生きていける」

リン  (…そういう考えもあるのねぇ…兄さんは政権を取るのに熱心だけど…)


セリノスの集落…アイクたちはシャナンを連れ帰った。
族長家の玄関を潜ると、エフラムとラケシスの論争が聞こえてくる。
リュシオンの決断はまだ下っていないようだ。
エフラムを支持するか…ラケシスを支持するか…どちらも支持しないのか…
アイク  「ふむ」
ロイド  「やっぱ長引いてるな」
シャナン 「けほけほ…とりあえずリアーネの部屋でリアーネに看病させてくれ…今度こそ人肌で…」
アイクの背中でシャナンがせきをする。
リアーネ 「おくすり…ださなきゃ…」

アイク  (…リュシオン…)

1 居間に行く       リュシオンの決断を見届けねばならん
2 リアーネの部屋に行く …リアーネより俺がシャナンの世話をしたほうがよかろう。
                俺は丈夫だし風邪が移ったりはせんだろうからな

243の方に選択お願いします
243助けて!名無しさん!:2010/06/30(水) 04:26:02 ID:/YB6MOY/
なんかリアーネに風邪移しそうだからアイクに面倒見させる
ということで2でお願いします
244助けて!名無しさん!:2010/06/30(水) 09:12:21 ID:KdMSsZdf
>>237-242
GJ!面白いにも程があるんだぜ…
245助けて!名無しさん!:2010/06/30(水) 17:27:33 ID:yiCNdS0X
>>237-242
毎度毎度GJです!
シャナンが報われない…いや、リアーネのぱんつ見たから元は取ってるのか?
246助けて!名無しさん!:2010/06/30(水) 21:04:08 ID:wT9bNlZI
ついでにシャナンはリアーネに目の前でアイクさますきすきとかを見せつけられるといいw
247助けて!名無しさん!:2010/07/01(木) 10:51:37 ID:iMHAXTdd
>>230-231
いつかは流星屋の看板を背負えるのだろうか・・・・・
まぁでも進歩した・・・のかな?

>>237-242
あいかわらず更新早いですねー
しかしシャナンは自重しねえなぁwww
このままだとまじでプリシラのロリコン集団が否定できないwww
ってかやっぱりプリシラが一番危険なKINSINだな・・・・

どちらもGJGJ!でした
248助けて!名無しさん!:2010/07/01(木) 19:57:53 ID:ARHowRmG
ヘクトル「age」
249助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 01:18:45 ID:luZwxT8E
FE大全情報で、アカネイア戦記が新紋章に収録されるらしいが、ニーナが兄弟家のメンバーになったりするのかな。
250助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 01:32:17 ID:SciwDJ0O
どうだろう…アカネイア戦記って外伝話っていうか…章ごとって感じだからな…
1、4章 ニーナ
2章   ミネルバ
3章   リカード
主役って感じだし…まぁ全体通しての主人公はニーナなんだろうけどね。
ただ個人的にはニーナが兄弟家にいるのは想像つかないぜ…

兄弟家に入ると仮定したらシグルドと同年輩くらいなんだろうな。
婿のハーディンも一緒にくるのか、あるいは兄弟だけどもうお嫁に行ってる設定でたまに遊びにくるとか…そんな感じ?
251助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 11:19:14 ID:QAGLYa00
話を変えてすまない。
ふと思ったんだがこのスレの1章を一番最初に立てた人って御飯の人なんだよね?

今もネタ投下したりスレを見たりしてるのかな?
…いや、最近最初の頃のネタをいくつか見直したもんだからなんとなく気になった。

しかしスレが出来てもう3年以上になるんだな…
ここは住人も仲良いし、いい人が多くて今時珍しい良スレだ…
252助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 11:42:10 ID:ub9jXtKY
今はFETVも違う人が書いてるからなあ
いないのかもしれないし、今もネタを小出しにちょこちょこ書いてるのかもしれない
長文ネタ書くのって結構大変だしねw
253助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 14:34:55 ID:yitde/b8
御飯の人か…いいスレを作ってもらって感謝してます
今も見てくれてるなら嬉しいな
紋章町ってみんなに愛される世界だよね

>>237-242の続き投下します
254助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 14:35:50 ID:yitde/b8
163

2 リアーネの部屋に行く …リアーネより俺がシャナンの世話をしたほうがよかろう。
             俺は丈夫だし風邪が移ったりはせんだろうからな

アイク  「心配するなシャナン。看病なら俺がしてやる」
シャナン 「ふわっ!? ちょ…ちょっと待て私はリアーネに…」
アイク  「リアーネに風邪が移ってはいかんからな。俺がやったほうがよかろう」
シャナン 「……」
そう言われると返す言葉もなくなる。
シャナンの胸を悲しみが満たしていった。
シャナン (私は…なんのために…風邪引いてまでセリノスくんだりまできたのだ…
      何が上手くなかったのだ…うう…もっと別の手を使ってればリアーネと仲良くなれたのだろうか…)

リアーネ 「これ…おくすり…」
アイク  「ああ、飲ませておく。リュシオン達のところへ行ってるといい。
      話がついたら教えてくれ」
リアーネ 「わかた」

部屋を出て行くリアーネの後ろ姿を見ながらシャナンは深々とため息をついた。
255助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 14:37:28 ID:yitde/b8
164

エフラム 「兄が妹を守る…その考えは当然だが、妹以外の幼女も守るのが男としての務めだ!」
ラケシス 「いいえ、兄は妹のみを愛するのが正しいのよ! 他の女に目移りするなんて正しい兄の態度じゃないわ!」
エフラム 「人聞きの悪い言い方はよせ! 俺はただ幼女を守るのが人間として正しいと言っているのだ!」
カナス  (このお二人…そもそも認識の前提が違っていると言いますか…守ると愛する…これでは平行線ですねぇ…)
クラリーネ「…この際思想的な部分は置きましても実際問題として私どもが政権に近いのは事実ですわ。
      AKJには名門の後ろ盾もありますし…今後政権を取る見込みは充分にありますわ」
オグマ  「それを言うなら俺たちだってテリウス全ての獣牙の支持を得ている。
      かつてどの政党も得ることができなかった大きな支持基盤だ。
      ノディオンやリグレが名門なのは確かだが貴族の世界で元老院に対抗できるものはいないと聞く。
      それなら新たな層に支持を広げた我々の方が次回選挙で分があるというもんだ」
プリシラ 「新規の開拓なら私たちだってこうしてやっています!
      獣牙には兄と妹の組み合わせがいないから先にこちらに来てみれば…
      いつのまにか票を掠め取っていたなんて…卑劣な…」
ロイド  「いや…その論法もどうかと…」

リュシオン「…………」

族長代理としてどちらが政権に近いか、どちらか誠実に公約を実行するか…リュシオンはしっかりと見定めなくてはならない。
エフラムにもラケシスにも嘘は感じ取れなかった。
そしてその心根…どちらも幼女と兄への強い感情が感じられる…
保護欲…愛情…憧れ…崇拝…まさにそれは心の奥に抱く聖域であった。
本来余り人の心の深いところまで覗く物ではないとリュシオンは思っているが、
一族の将来に関わる重大な決断を下すに当たり、少しでも相手の人となりを知って判断材料にしたかったのだ。

そしてそれはこの場にいる他の面々にも向けられる。
オグマ、ロイド、カナス、クラリーネ、プリシラ……
深い所まで覗けば、本人すらも気付いていないような負の心や邪な部分も見える。
それは誰しも持ちえるものであって、それ自体を咎めるものではないが…
その中の一人に極めて強い情念を感じる…
自らの意思を実現するために邪魔になるあらゆる物を取り除く事を厭わない容赦の無さ。
反する者を絶対悪と断じる強烈な自我、そのために手を汚したやりかたはベオクでも非難するだろう。

そして親友の言葉……
ベオクで唯一心を許した友の言葉。
…リュシオンの心は決まった。

リュシオン「…エフラム…お前に一族の未来を救うため手を貸してほしい。
      その約束を守る限りにおいて私たちはお前を支持する…」
256助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 14:38:29 ID:yitde/b8
165

南トラキアで支持基盤を拡大している国家社会主義トラキア統一戦線に対抗するのが
北トラキアを基盤とする北方トラキア4州血盟党である。
レンスター家のキュアンを党首とし、アルスター、マンスター、コノートの各家が加盟する伝統保守派政党である。

この日、キュアンは愛妻のエスリンと3時のティータイムを楽しんでいた。
キュアン 「エスリンの焼いたスコーンは最高だな。お茶に良く合う」
エスリン 「もう、キュアンってば♪」
キュアン 「はぁ…私は幸せ者だ…」
フィン  「…それはよろしいのですが…すみません…来客です」
キュアン 「…野暮だなぁ…どなただ?」
フィン  「コノートのレイドリック卿がお見えです」
キュアン 「さっさと済ませてまたお茶にしようエスリン」
エスリン 「ええ、お茶を入れなおしておくわ」

応接室には黒衣の男爵の姿があった。
あまり好感を持っている相手ではないが、コノート家が数年前に断絶して以来実質的なコノートの代表だ。
無碍にもできない。
キュアン 「今日は何用かな?」
レイドリック「我々4家の共同経営の南部鉱山の機械化についてレンスター家のお考えを伺いたいと思いましてな。
       マンスター家でも機械化に賛成しておりますぞ」
キュアン 「あー…その話か…そら人件費の節約にはなるがな…
      ビジネスとしてより政治家として言うが、失業者を増大させるような事には賛成できないな。
      会社っちゃ金儲けの手段ではあるが、同時に世の中のためのもんなんだぞ?」
レイドリック「そうは言いますがな。ストライキだなんだで禄に働かない連中を雇っておくよりメリットが大きいですぞ?
       人力の割合は減らせますし、機材をドズル重工に発注すれば日の出の勢いの元老院とも近づけますしな」
キュアン 「俺とアルスターは反対だ。理由は言ったとおりだ。トラバントはやりすぎたからクビにせざるを得なかったが、
      ヤツの言い分にも一理はある。アイツの極端な平等主義にはついてけないけどな…
      あの時も言ったがスト側の賃上げ要求にも応えてよかったと俺とアルスターは思ってるぞ。
      お前とマンスターの反対で実現しなかったがな。
      話はそれだけか? なら帰ってくれ。愛しいエスリンが待ってるのでな」
レイドリック「チッ…」

苦々しげに吐き捨てると男爵は屋敷をあとにした。
257助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 14:39:20 ID:yitde/b8
166

深い森に覆われたヴェルダン地方。
グランベル社ヴェルダン支店マーファ主張所資材調達担当、それが今のシグルドの肩書きである。
林業が主体のこの地域は昔から良質の木材の産地であった。
総合商社であるグランベル社は色々な事業を手がけており、家具の製造と販売や建築会社への木材の販売も行っている。
そのために必要とする木材を木こりたちから買い付けるのがシグルドの仕事だった。

…専属契約している木こりは前任者から引き継いだ人々であり、
実績を上げるには他の会社に木材を売ってる木こりをこちらに引き付けなくてはならない。
中には専属の取引相手をもたず複数の会社と取引してる木こりもいる。

田舎な上に林業しか産業が無いに等しいヴェルダンは無能者の左遷先として定着している。
木材の確保についても前任者がやってたことをそのままやればいい、馬鹿でもできる仕事だと見做されているふしがある。
つまり仕事のやり方が硬直しきってるのであり、逆を言えばやり方を変えれば伸びる余地もあるのではないか…
シグルド 「前任者のやってたことをそのまんまやれば…失敗はしないだろうけど、伸びる余地も無いもんなあ」
自分のデスクで資料をみながらシグルドは呟いた。
それでは能力を認めさせられない。
シグルド 「要は…可能な限り経費を抑えて木材の確保量をあげろってことなんだが…」
ディアドラとの事もあるからここに来てからはKINSHINの事は当分忘れて仕事に精励している。
シグルド 「良質の木材を生産する木こりさんと専属契約を取るには…やっぱり一番は高値で買い取ることなんだけど…」
一度飛ばされた人間が返り咲く事は容易ではない。経費が増えれば評価はされないだろう。
シグルド 「ううん…運送料とか…生産経費とか…どこか削れないものか…」
その時隣のデスクから声をかけられた。

ゲラルド 「げへへ…隣まで聞こえてるぜ…今までそれでやってきたんだからよ。
      んな思いつくような部分は既にやってるぜ? 本社に帰りたいのはわかるがよ。
      ここで成果をあげようなんざ無理無理、成果をあげられないヤツでも出来る仕事ってんでここに回されてきたんだろ?」
シグルド 「…いや…そうかもしれないけどね…よく考えてみれば何かしらあるんじゃないかと思うんだ。
      このマニュアルだって10年まえの物じゃないか。実情は変わるものなんだから」
ゲラルド 「物好きなやっちゃなぁ。決まったとおり適当にやってりゃ金がもらえんだからいいと思うがなぁ。
      なんだってそんなにやる気満々なのよ? ここに飛ばされたヤツで本社に帰ったヤツなんざいねえぜ?」
シグルド 「愛する人のためさ」
ゲラルド 「けっわけわかんねぇ」
うざったそうに吐き捨てるゲラルドだが、そんなことには構っていられない。
むしろ少しでも情報を聞き出したい。
どんなヤツでもここで長く勤めてる以上、さまざまな事情に明るいだろう。
258助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 14:40:38 ID:yitde/b8
167

シグルド 「前任者がこっちに引っ張れなかった生産者でいい木材を出す人って誰かいるかい?」
ゲラルド 「あーん? …そうだなぁ…ヴェルダン3兄弟だな。
      ま、3男は木こりじゃなくて猟師だけどよ。
      紋章町最高の木こりタリス3人集ほどじゃねぇがヴェルダンじゃあ一番の木こりだぜ」
シグルド 「どんな人たちなんだ?」
ゲラルド 「典型的なヴェルダン人だよ。気が荒くて喧嘩っぱやい。
      親父が地主なもんで持ってる土地は広いし斧の腕もいいぜ。
      だがよぉ…契約取れたってそれだけで本社に帰れる見込みがあんのかよ?」
シグルド 「そこを考えてるんじゃないか」

…だが資料と睨めっこしててもいい案は浮かばない。
シグルドは足で調べてみることにした。
ヴェルダンの森を歩きながら考えてみる。
シグルド 「契約を増やしつつ経費は抑える…そんな魔法みたいな方法があるものかな…
      生産経費で一番の経費ったらやっぱり斧代だよな…生産経費抑えられれば契約は安値でも生産者には+になるし…
      安価な斧を木こりたちに回せれば…っても今だって高価な斧使ってるわけじゃないし…」
対人戦闘ならともかく木の相手など鉄の斧で充分だ。
壊れた斧ならタダだが労力がかかり過ぎるので誰もやらない。

シグルド 「なにか…なにかいいアイディアはないか…」

続く

1 湖に行く         少し綺麗な景色でも見て気分を変えようか
2 神に祈る         神様助けてくれ!
3 ディアドラに電話する 君の声を聞いてまた頑張ろう!
4 マルスに電話する   …マルスの頭脳ならいい方法が考え付くかも…
5 アーダンに電話する  …たまには本社の状況でも聞いてみるか

259の方に選択お願いします
259助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 15:06:42 ID:rJIgr51m
ここは運命にゆだねよう
>>261に譲ります


乙です!
シグルドが真面目に見える・・・・・!!
260助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 16:12:21 ID:jytVlCQy
色々思惑が交錯して手続きが楽しみです
GJ!!
っと、選択は次の人かな?
261助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 16:21:01 ID:D6gC2stl
こういう時こそ心に余裕が要るものだ、というわけで
1でお願いします
262助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 16:25:01 ID:duQGQXhd
>>254
シグルドが頑張ってる…!ってわけで3でよろしく
シグルドにとっちゃ一番の薬でかつ栄養剤だろうしな。もっと頑張れ
263262:2010/07/02(金) 16:26:16 ID:duQGQXhd
リロればよかった…orz
264助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 16:32:39 ID:x8MH0Ezd
4番…だろうか?
                  r、ノVV^ー八
                 、^':::::::::::::::::::::::^vィ       、ヽ l / ,
                 l..:.::::::::::::::::::::::::::::イ      =     =
                    |.:::::::::::::::::::::::::::::: |     ニ= マ そ -=
                  |:r¬‐--─勹:::::|     ニ= ル れ =ニ
                 |:} __ 、._ `}f'〉n_   =- ス. で -=
  、、 l | /, ,         ,ヘ}´`'`` `´` |ノ:::|.|  ヽ ニ .な. も ニ
 .ヽ     ´´,      ,ゝ|、   、,    l|ヽ:ヽヽ  } ´r ら   ヽ`
.ヽ し き マ ニ.    /|{/ :ヽ -=- ./| |.|:::::| |  |  ´/小ヽ`
=  て っ ル  =ニ /:.:.::ヽ、  \二/ :| |.|:::::| |  /
ニ  く. と ス  -= ヽ、:.:::::::ヽ、._、  _,ノ/.:::::| | /|
=  れ.何 な  -=   ヽ、:::::::::\、__/::.z先.:| |' :|
ニ  る と ら  =ニ   | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::.|'夂.:Y′ト、
/,  : か   ヽ、    | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::_土_::|  '゙, .\
 /     ヽ、     | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::.|:半:|.ト、    \
  / / 小 \    r¬|ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| \

>>254-258
シグルドの運命も気になるが、それ以上にシャナン哀れww…まぁイ`
自分だけかもしれんが、シグルドとゲラルドが割と普通に会話していてワロタよ
GJ!

>>251-253
彼は本当に偉大だよ…このスレは今や自分にとって安らぎの場所だし、
それを作ってくれた彼には本当に感謝している…一体今はどうしているのだろうなぁ…?
265助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 16:33:44 ID:x8MH0Ezd
リロってなかった自分が悪いのはわかってるんだが、AAまで用意して>>261をとろうとした自分涙目www
266助けて!名無しさん!:2010/07/02(金) 18:10:59 ID:x8MH0Ezd
連レスすまんけど、リーフの「このひとでなしー!」って↓が元ネタで間違いないんだよね?
ttp://www.youtube.com/watch?v=IzQ0T7ccRsQ
267助けて!名無しさん!:2010/07/03(土) 02:51:15 ID:ei8ChzLH
>>254-258
やったなエフラム!
リュシオン達の標をゲットだぜ!
次も楽しみですGJ!

>>259-265
この流れに笑ってしまったwww

>>266
YES! YES! OH MY GOD!
もし見るなら過激なので注意

このスレが愛されていて自分も嬉しいです
268266:2010/07/03(土) 12:13:40 ID:BtzYAgdt
ごめん、注意書きを入れておくべきだった。

…でも本来戦争ってこういう感じなんだよね…
FEは描写こそしないが、斧でドタマかち割られたりしたら↑の動画のケニーの様になるし…


…しかしそれを考慮してもこのスレのリーフは不死身すぎるww
タフじゃないとお姉さんゲット出来ないからかw
269助けて!名無しさん!:2010/07/03(土) 15:38:51 ID:3a5wghXL
>>268
リーフは守備力は人並みだけどHPが∞な印象だな
攻撃されれば痛いけど死なない

斧で…の下り見て真っ二つになっても生きててくっついて元に戻るリーフとか想像しちゃったじゃないか
コノヒトデナシー
270助けて!名無しさん!:2010/07/03(土) 15:51:51 ID:3eQ5o3rE
>>269
それただのホラーじゃねーかw
271助けて!名無しさん!:2010/07/03(土) 18:13:01 ID:83PCJGIx
リーフはミカヤの弟

このことから考えるに、ミカヤの数万年という寿命をタフネスに変えたのがリーフではあるまいか
不老長寿も死なないタフさも生命力の強さゆえと思うんだ
272ご両親の経歴:2010/07/03(土) 21:07:58 ID:q+1svd7+
リーフ  「……っていうか僕らとミカヤ姉さんの年齢差ってどう説明つけたらいいの?」
ミカヤ  「それはねリーフ……」



数万年前  兄弟家両親結婚、ミカヤを出産

↑の一、二年後 何らかの理由(多分暁的な何か)で石になるとか封印されるとか

数万年の間 ミカヤ放浪。ユンヌと会ったりサザを拾ったり

二十数年前 両親の石化or封印等を解く

↑からロイが生まれるまで 両親 大 ハ ッ ス ル 

十数年前  ロイ生誕。両親死亡



ミカヤ  「こうよ!」
リーフ  「な、なるほど……! それなりに納得できる理由だ……!」
ミカヤ  「……父さん母さんを元に戻せたのは良かったんだけど、
      新婚当時から精神年齢変わってないから新婚気分でイチャつく二人のそばにいるのが辛くてね……。
      しかも数万年の時を経て復活したってんで愛情無茶苦茶深かったし……」
リーフ  「ああ、姉さんが鬱モードに……」
ミカヤ  「ちなみに封印等々の影響で二人の力は弱まってたので、
      私に受け継がれた不老不死的なアレは弟妹たちには受け継がれておりません」
リーフ  「そこの設定もきっちり補完するんだね、姉さん」
ミカヤ  「ふふ……わたし以外にこの寂しさを味わう子が生まれなくて本当に良かったわ」
リーフ  「そしてシリアスに締める……スゲェ、完璧だよ姉さん」

マルス  「……っていうか数万年も元に戻せなかったって姉さん無能すぎじゃね?」
リン   「黙れ小僧」
273助けて!名無しさん!:2010/07/03(土) 21:09:02 ID:q+1svd7+
このネタ内のみの設定であって別段スレ公式にしようとかいう意図はないですが、
こういう感じだったら結構説明つくんじゃね!? 的なネタです。

何にしてもこの兄妹の両親なので相当に濃い連中だったのは間違いあるまい……
274運命の歯車 1/4:2010/07/03(土) 21:12:26 ID:roFHFmCq
【前回までのあらすじ。前スレ>>204-207
くしくも、誘拐された少女達を救う時間は残り少ない…。
アイク達一行は、ガトーの助力を得てかつてナギが眠りし異界の塔へと向かう。
彼らの知る漆黒の騎士は…既に何者かに手によって操られているとも露知らず…
果たして彼らは、間に合う事が出来るのだろうか!?

ガチャッ ガチャッ ガチャンッ
重騎士特有の、機械を連想させる重厚な足音が、少女達を幽閉している部屋へと近づいていく。
その足音は、再び苦しみをもたらすものなのだろうか……それとも…?

漆黒の騎士「(ガラッ)…………」
ミカヤ  「騎士…様…!」
一般巫女A「わ、私達をココから出してください!」
漆黒の騎士「無理な相談だ。
      ……だが、事情が変わった」
ユリア  「?…どういう事ですか?」
漆黒の騎士「新・紋章の謎を特集したニン○リ雑誌8月号で分かった事だが…
      そこの女、マリーシアは…銀髪ではなく実は紫髪だ」
他一同  「ええええぇぇぇ!!!?」
マリーシア「うん…そうよ…カツラを付けてただけなの」
イドゥン (カツラ…?本物ではない髪…デギンお爺様がよく頭に乗せている……鳥の巣…?)
漆黒の騎士「そういう訳で、この女には帰って貰おうか」
マリーシア「私…助かったんだ……わーい!」
漆黒の騎士「(転移の粉を振りかけ)…ワープッ!」
一般巫女B「それで私達は一体どうなるのでしょう?」
漆黒の騎士「(ギロッ)…処刑だ」
一般巫女B「ひぃ……」
一般巫女C「処刑処刑って…結局私をどうするつもり!?」
漆黒の騎士「…くくっ…私の積年の恨みを晴らす為の儀式…
      …死んだ方がマシだと思える、永久の苦悶を見せてやる!」
ニニアン 「…ああっ…エリウッド様…」
漆黒の騎士(……ん?…侵入者か…まぁ侵入者は『アレ』に任せるとして………ん?
      どこからともなく、転移の粉を使ってメインルームに戻れという声が聞こえるな…
      何かは知らんがいいだろう、使ってやろうではないか!)
シュウウウゥゥ・・・ン!!
?????(罠にのった!ドアを開けて入ってきたのに関わらず転移の粉で部屋を出るという事は……
      これで、乙女達が逃げられる!)

どうやら、この足音は数少ない希望をもたらすものだった様だ…
この転機が、ミカヤ達にどんな幸運を呼ぶのか…それは神のみぞ知る…・・・・・・
275運命の歯車 2/4:2010/07/03(土) 21:13:14 ID:roFHFmCq
〜異界の塔 入り口付近〜

アイク  「すごい高さだな……上が見えん」
ロイ   「こんな塔を、登っていったの?」
マルス  「(ロイを向いて)まぁね。
      ファルシオン未所持の状態で尚且つチキが居ない時じゃないと来れないけどね」
ヘクトル 「メタ的発言は自重」
リン   「何にせよ、早く行った方がいいわね……って…誰か」
アイク  「敵かもしれん…構えろ!」
マルス  「待って兄さん!…あれは……マリーシア!?」
マリーシア「マルス様!?…びええぇぇん!(´;ω;`)」
マルス  「うわぁ!…よ、よしよし大丈夫だよ」
エフラム 「マルス…まさかお前がロリコンだったなんて知らなかったぞ」
一部以外 (…ツッコミたい!お前が言うな。と凄くツッコミたい!!)
エリンシア「貴方は確か誘拐されたはずでは…?」
マリーシア「うん、でも新・紋章の謎のとある画像で銀髪じゃないって分かったから、開放して貰えたの」
リン   「メタ的発言は(ry」

その後兄弟家一同はマリーシアから様々な情報を得た。
誘拐されたのは全員100%銀髪or巫女の少女である事(えっ、ミカヤは年齢的に少女じゃない…こまけぇことは(ry))、
上記に満たない少女は直ぐに解放した事、そして漆黒の騎士が、普通ではない事を……

セリカ  「そもそもこんな事する時点で普通じゃないのは当然よ!」
アルム  「こう見えても長い付き合いだしね…やはり何かおかしいと思うんだ」
アイク  「あぁ。だが……正気じゃないのなら、殴って目を覚まさせるまでだ」
エリンシア「ソレでは塔の上へと行きましょうか。ミカヤお姉様達を、救い出す為に…!」
一同   「おおーっ!」
276運命の歯車 3/4:2010/07/03(土) 21:14:35 ID:roFHFmCq
???????
「ぐるるる……GYAWOOOOOO!!!」


一般巫女A「!!…い、今の…聞こえましたか…?」
一般巫女C「ええっ、よく聞こえたわ……竜の咆哮ね」
ミカヤ  「しっ!静かにして!」

ミカヤ達一行は、漆黒の騎士の中の人(?)の思い通りに部屋を抜け出し、塔内を静かに歩いていた…
新・暗黒龍24章外伝からは想像もつかないが、塔の中は一種の迷路である。何重にも入り組んだ、恐怖の迷路である。

ミカヤ  「こういう時程、武器があると心強いと思える事は無いわね…」
ユリア  「はい…私も同じ気持ちです」
ティニー 「イシュタルお姉様…」
イシュタル「大丈夫よティニー。私がついているからね(ああっ…ユリウス様…」
ミカヤ  (恐らく今頃はアイクやシグルド達が助けに来てるはず。でも大きな声を出して助けは呼べない…
      騎士様…いや、あの『別の誰か』の誘拐犯に、私達が脱走した事がバレてしまうから…
      バレたら最後、武器を持たない私達は抵抗出来ずに…
      何か、声を出さずに…彼らに位置を教える方法を考えなくちゃ…)
サラ   「…どうやら、ミカヤはリーフ達とコンタクトを取る方法を考えているみたい。
      私のワープの杖は取り上げられちゃったし、今は閃きを信じるしかないわね…」


シグルド 「…くっ、ここは迷路か…?」
ロイ   「迷うなぁ」
アイク  「罠がはってあるかもしれん。足元等に充分気をつけろ」

アイクの言う通りである。彼らが立ち入る場所は、聖域にあらず。漆黒の騎士の縄張り(?)といってもいい。
何が待ち構えていても不思議ではないのだ。…急ぎたくなる気持ちを抑え、彼らはゆっくりと通路を歩いていく。
…そして彼らは、一つの広い空間へとたどり着いた。

アイク  「ぬっ、広い空間へと出たな」
セリス  「あ、あ、あれは……!?」
屍竜   「GYAWOOOOOOO!!!」
一同   「「「「ドラゴンゾンビ!?」」」」

…ドラゴンゾンビ。それはかつて死に絶えた竜が、魔の力によって蘇った姿である。
生来の高いHPと能力はそのままに、守備力を貫通し万物を融かす死の息吹を吐き出す事が出来る…。
正に、絶望の化身と呼ぶに他無いだろう。
277運命の歯車 4/4:2010/07/03(土) 21:15:54 ID:roFHFmCq
リーフ  「り、理不尽だ…!?」
エフラム 「この感じ…ハードラグドゥ遺跡最下層の奴を連れてきたのか!」
ドラゴンゾンビ「GYAWOOOOOOO!!!つ『腐敗のブレス』」
セリス  「ぐわあああ゙あ゙あ゙ア゙あ゙あ゙あアああァ!!?」
エリンシア「リザーブッ!!」
セリス  「うっ…ぐ……あ、ありがとう、エリンシア姉さん」
アイク  「コイツが待ち構えていると知っていたなら、キルロイを呼んでいたが…」
リン   「エリウッド兄さんは早く武器をドラゴンキラーに変えて!追撃されちゃうわ!」
エリウッド「…こういう時に使えないとかどれだけイラナイ子なんだよ僕の専用武器…(´・ω・`)」
アイク  「……仕方ない。リスクは高いが、一斉に攻撃を仕掛けるぞ。…1,2の……!?」
???  「フォルセティッ!!」

…その瞬間、屍竜の全てが吹き飛んだ。
圧倒的な緑色の暴風は屍竜の意識を奪い、魔が染み込んだ肉を切り裂き、骨を砕いて砂塵へと変えた…
その暴風は、ある古代竜族の祝福を受けた、最上位の風魔法を誇る魔道書から放たれたモノである。
…そしてその魔道書の持ち主は、今…姿を現した…。

セリス  「セティ!?」
セティ  「みんな、大丈夫か…!?」
アイク  「ああっ…感謝する
      お前とはいつか手合わせしてみたいものだ」
ヘクトル (今はそういう事言う時じゃねーだろ!?)
アルム  「どうしてココに?」
セティ  「紋章町BBSのある書き込みを見て、ティニーが誘拐された事を知ったんだが…
      ガトー氏に相談しに行ったら、丁度みんなが向かったと聞いてね…私も送って貰ってきた」
セリカ  「そうなの。…貴方が来てくれて心強いわ!」
アイク  「だが、今のフォルセティで俺達が助けに来た事が漆黒の騎士にバレたな……急ぐぞ!」
他一同  「ああっ!!」


ミカヤ  (アイク…エリンシア…シグルド……『!?』…シグルド!そうよ、その手があったわ!)
サラ   「クスクスッ…何か良い手が思いついた?」
ミカヤ  「ええっ、そうよ。この方法なら、誘拐犯にバレずにアイク達に助けを呼べるわ!」
他一同  「……ゴクリッ」
ミカヤ  「ティニー、イシュタル…貴方達二人は今からKINSHINしなさい!!」

イシュ・ティニ ( ゚Д゚)…

イシュ・ティニ (゚Д゚)

ミカヤ  「こっち見んな」


5章へ続く。
278助けて!名無しさん!:2010/07/03(土) 21:39:18 ID:lJYTfwaq
よくよく考えると兄弟家の面々って全員が
鷺の民と聖戦士バルドと槍騎兵ノヴァと聖者ヘイムと皇族マイラと
勇者ローランと神騎兵ハノンと氷竜その他諸々の血を受け継いだハイパー混血ってことになるんだよな
279助けて!名無しさん!:2010/07/03(土) 23:32:18 ID:qoPPrPP0
>>274-277
セティとティニーの進展に期待したい
セティはいいヤツだと思うんだぜ

>>278
いやまぁ…だが原作どおりの血統とか土台無理なんだぜ
いや、異父兄弟とか異母兄弟とか入り混じればなんとか…無茶か?
両親が元々ハイブリッドなのか?

まぁネタそれぞれでいいだろうが。
参考までに原作での両親を

ミカヤ 父:ミハサの息子 母:不明
(ミハサの後サナキまで皇帝がいなかったのはミサハの子が男だったんじゃないかと予想
 ベグニオンは男は即位できないそうなので)

シグルド 父:バイロン 母:不明(幼少の頃亡くなったそうな)

エリンシア 父:ラモン 母:王妃

アイク 父:グレイル 母:エルナ

エリウッド 父:エルバート 母:エレノア

ヘクトル 父:前オスティア侯 母:不明

エフラム:エイリーク 父:ファード 母:不明

リン 父:ハサル 母:マデリン

マルス 父:コーネリアス 母:リーザ

アルム 父:ルドルフ 母:不明

セリカ 父:リマ四世 母:リプリカ

セリス 父:シグルド 母:ディアドラ

リーフ 父:キュアン 母:エスリン

ロイ 父:エリウッド 母:烈火の結果次第、候補リン、ニニアン、フィオーラ、誰かモブの女性(前の3人と結ばれなくてもロイは生まれるので)
280助けて!名無しさん!:2010/07/04(日) 00:05:32 ID:pT72X7Xk
こうしてみると、他のゲームと違ってFEは
ちゃんとした血筋の人間が主人公になる事が多いから
親族関係がかなりはっきりしてるよね。
281助けて!名無しさん!:2010/07/04(日) 10:19:55 ID:5aZ2ynLi
アルム「つまり僕たちは義兄弟だってことなのさ!」
セリカ「義兄弟だもの!いちゃいしちゃたって文句はないはずよ!」
シグルド「不健全です。お兄さん許しません」
282助けて!名無しさん!:2010/07/04(日) 14:27:50 ID:LfbW4wTP
>>279
ベグニオン神使は、「鷺の印つき女性」だから
ミサハの子が男女どちらかはわからんよー
サナキは元老院がごまかして皇帝になったけど神使じゃないし


こうしてみると王族皇族貴族騎士勢ぞろいだな
283助けて!名無しさん!:2010/07/04(日) 14:45:49 ID:eaDcurE/
ただ、ミサハの子供が女性だったら元老院にとっくに担ぎあげられてそうだから
男なんじゃないかと思うのだが
帝国は神使がいないとまともに機能しない国
サナキがそれで資格がないのに即位したんだから
284助けて!名無しさん!:2010/07/04(日) 23:01:31 ID:JN2Mb0pl
そんな王族貴族だらけの中、一人だけ平民のアイク。
まぁグレイルがデインにいた時は貴族だった可能性もあるが、可能性があるだけだしね。
285助けて!名無しさん!:2010/07/04(日) 23:22:42 ID:Xr3D2I0Z
四駿という最高位の将軍だったんだから当然爵位もある貴族だったんじゃないの
まあ、貴族の一族かは知らんが
286助けて!名無しさん!:2010/07/05(月) 02:32:30 ID:bBJ0QTFR
ヒーニアス「エイリーク…結婚しよう」
エイリーク「あの…だからそういうのは困るんです」
ヒーニアス「ツンデレキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!! 照れなくてもよいのだぞ」
エフラム「貴様!ゆるさーん!絶対認めーん!」
ヒーニアス「ふっ…語るに落ちたなこの馬鹿兄貴!」
エフラム「なにーーーーっ!」
ヒーニアス「気づかぬか? この構図…愛し合う2人と反対する兄貴…」
エイリーク「ま…まさか…紋章の3人…」
ヒーニアス「そう! エフラムのポジションはマチス(笑)m9(^Д^)プギャー 」
エフラム「……」
ヒーニアス「はっはっは馬鹿兄貴がいくら喚こうとも2人の仲は裂けないのだ!」
エフラム「ビキビキ(#^ω^)」
ヒーニアス「あ…ちょ…ジークムントはよせ…アッー!タスケテエイリーク!」

勢いで書いた、後悔はしていないが反省する
287助けて!名無しさん!:2010/07/05(月) 13:57:30 ID:95yER1A1
ちょっと流れをぶった切るが、
最近ミカヤが>>272にて実年齢が最低でも一万年歳なのが判明したり、>>162で100年前に性欲が枯れただの言われ始めたよな…
これはつまり今までミカヤの実年齢は(ダキュン!ダキュン!)歳だったのが、いずれ判明するという事なんじゃないか…!
個人的には『ミカヤさんじゅうななまん歳』だと思ってるがな!
288助けて!名無しさん!:2010/07/05(月) 15:58:46 ID:iRgRfcZR
ミカヤ「…さんじゅうななまんさい…?」
ロイ(やばい、姉さんがキレる…!)
ミカヤ「そんなに若く見られてたなんて、嬉しいわ♪」
ロイ「…え?」
289助けて!名無しさん!:2010/07/05(月) 17:10:57 ID:Q6I8r2+/
37万歳以上なのか・・・
しかし性欲が枯れたのが100年前ということは
36万9900年以上は性欲を持っていたということに

というかユンヌよりも年上の可能性がありそうだ
290助けて!名無しさん!:2010/07/05(月) 17:17:41 ID:gDTtfC3M
36万9900年以上は性欲を持っていたら、その間何回か結婚したり子供がいそうな気がする

100代200代くらいの遠い子孫とか…子孫が広がると数十万人単位の人間にミカヤ姉さんの血が流れていそうだ
実は紋章町のイブだったりして
291助けて!名無しさん!:2010/07/05(月) 18:23:42 ID:HXoIS9ka
ということはアダムはマードックだな
292助けて!名無しさん!:2010/07/05(月) 20:50:14 ID:3duDBEAq
>>274-277
ニン○リ雑誌8月号ワロタwwwww
しっこくは購読者なのかGJ!

そしてミカヤ…なんか凄い単位で生きてるんだな!

>>262
>>264
す…すみません…でも選んでもらえるのはうれしいです。
AA笑いました!

>>254-258の続き投下します。前回タイトル入れ忘れてた…
293幼女の旗の下に:2010/07/05(月) 20:51:09 ID:3duDBEAq
168

1 湖に行く         少し綺麗な景色でも見て気分を変えようか

シグルド 「焦ってもどうにもならん。少し気分転換するか」

ヴェルダンは美しい湖があり、観光名所になっていると聞く。
せっかくだから行ってみよう。

30分ほど歩んで森を出ると日の光を浴びた湖が輝いているのが視界に入った。
シグルド 「おお…これは…綺麗だな…さすが原作でディアドラの涙と言われただけのことはあるな」
湖のほとりに歩み寄り風光明媚なる光景に感嘆する。
このところ仕事で頭が一杯だったが、たまにはリラックスしないとアイディアも浮かばない。
シグルド 「なごむなぁ…時にはこういうのもいいものだ…綺麗だし一口飲んでみようか」
湖の水をすくってみようと屈んで手を伸ばした瞬間だった…
屈んだ拍子に腰に挿したティルフィングが鞘ごと抜け落ちてしまった!
留め金が緩んでいたようだ。

シグルド 「ぬおっ!?」
慌てて手を伸ばすが後の祭り。ティルフィングは水飛沫を上げて湖の底へ沈んでいった。
シグルド 「いっかーーーんっ!? えらいこっちゃ! えらいこっちゃ!」
上着を脱いで飛び込もうとすると…湖が光に包まれ、ラーナ様そっくりの女性が姿を表す。
湖の精霊 「貴方が落としたものはこの金のティルフィングですか?
      それとも銀のティルフィングですか?」
シグルド 「なんじゃそりゃあ!?」
湖の精霊 「どちらですか?」
シグルド 「あー…ただのティルフィングです…」
     (神器をただの物ってのもなんだが…リーフが聞いたらキレそうだ…)
湖の精霊 「貴方は正直な方ですね。ご褒美…と言いたいのですが、神器の上位互換品など一介の精霊の私には用意できません」
シグルド 「はぁ…それでは金と銀のティルフィングは一体…」
湖の精霊 「金メッキ張った壊れた剣です」
シグルド 「…とりあえず普通のティルフィングを返してもらえれば構いませんよ。
      拾ってくれてありがとう」
湖の精霊 「あ、ちょっと待って! ご褒美替わりにこれを差し上げます」
シグルド 「これは?」
湖の精霊 「シルバーカードというものです。今の貴方の助けになるでしょう」

その言葉と共に精霊は消えていく。シグルドの足元にはティルフィングと一枚のカードが残されていた。
世界に数枚しかないといわれる貴重なカードだ。
294幼女の旗の下に:2010/07/05(月) 20:51:52 ID:3duDBEAq
169

シグルド 「うーむ…そりゃ買い物が半額になるのはありがたいが…いやまて!?
      これだ!」
これこそまさに天の恵み、歓声を上げてシグルドは来た道を駆け戻った。

まさしく善は急げ、出張所に駆け戻ったシグルドはパソコンに飛びつくと資料を作り始める。
ゲラルド 「あんだぁ? なんかあったのか?」
シグルド 「あったんだよあったんだよ! いけるぞ、どえらい利益がたたき出せるぞ!
      まっててくれディアドラー! もうすぐ君を迎えにいけるぞ!」
ゲラルド 「えれぇテンションだなぁ…ディアドラ? げへへ…よだれが…とか言ったら殺されそうだぜ…」
シグルド 「はっはっは、今の私は機嫌がいい! だが自重したまえ!」
ゲラルド 「おお怖い怖い」

資料を印刷するとそれを鞄にしまって脇目も振らずに駆け出していく。

森の奥深くで斧を振るう蛮族風の男2人。
ヴェルダン3兄弟のガンドルフとキンボイスだ。
ガンドルフ「フンガーーッ!」
斧を振るって木を切り倒す。
一本60Gで出荷予定だ。
キンボイス「兄貴、一休みしようや」
ガンドルフ「おう」
男たちが腰を下ろすとサラリーマンが近づいてきた。
シグルド 「こんにちは、グランベル社のものです」
渾身の営業スマイルである。
ガンドルフ「あん、専属契約の話か? うちは今はよそと付き合ってんだ」
シグルド 「いえいえお話だけでも」
キンボイス「まぁ聞くだけならいいがよ」
シグルド 「ありがとうございます。それでは…当社では木材一本に付き580Gで買い取りたいと…」
ガンドルフ「話になんねーな。他当たれや」
キンボイス「今は一本600Gで出してるんだ。相場見てこいや」
シグルド 「いえいえ、最後まで聞いてください。その代わり…斧の修理時にシルバーカードを貸与いたします。
      これは加盟店で半額で取引できるというものです…つまり鉄の斧の修理代が一回20Gから10Gに…」
ガンドルフ「なにぃ!?」
キンボイス「つ…つまり…ひーふーみー…」
シグルド 「今まで一本の木材を生産するのに…3度斧を振るうとして60Gかかって600Gで売る…純益は540G。
      ですが当社と契約いただければ経費は30Gで済みます。売値こそ580Gですが純益は550G。
      他社の10G増しです。年間の利益にしますと……」
ガンドルフ「ほうほうなるほど…いい話じゃねーか」
キンボイス「気に入ったぜ。契約しようぜ兄貴」
ガンドルフ「おう、ここにサインでいいのか?」
シグルド 「ありがとうございます。今後ともごひいきに」

まさに踊りだしたい気分だ。これだけスムーズに話がいくとは思わなかった。
295幼女の旗の下に:2010/07/05(月) 20:52:34 ID:3duDBEAq
170

それから数日、シグルドは熱心にヴェルダン中の木こりを尋ねて契約を取ってまわった。
平均600Gで取引される物を580Gでの買い付けに成功…差額の20G分は会社の利益にするもよし、
あるいは木材製品を値下げして買い手を呼び込むもよしである。

シグルド 「仮に…そっくりそのまま利益にしたと仮定して…
      昨年度の取引総量が約20万本…平均単価600G…
      今年も同数程度を取引したとして…580Gだから…400万Gの純益アップだ!
      しかも契約は拡大してるから…さらに増収が見込めるぞ!」
まさか地方に飛ばされてこれだけ大きな仕事が出来るとは思わなかった。
湖の精霊に会えたのは運みたいなもんだが、運もステータスには違いない。実力のうちである。
さっそく見込み収益の資料を作って上にあげよう。
素晴らしい実績だと評価されるに違いない。

シグルド 「係長になって幾星霜…ずっと鳴かず飛ばずでいたが…いよいよ昇進が見えてきたな!
      本社に帰ったら…課長補佐くらいにはなれるかも…いや、うまくすればどこかの部署の課長なんて…
      そうして頭角を現せればきっとディアドラのご両親も私を認めてくれるに違いない!
      ヒャッハーーーーーッ私の時代がキターーーーーーー!!」


その頃のバーハラ本社ではアルヴィスがクルト社長に呼ばれていた。
クルト  「レプトールが我が社を離れた今、私の補佐をしてくれる役員が必要なのだ。
      俊英とはいえまだ部長や支社長経験の無い君ではあるが…充分に勤まるものと思う」
アルヴィス「ありがたいお話ですが…役員方の納得が無くては難しいのではないでしょうか」
クルト  「…そこでだ…私は…君を娘の婿へと考えた。そうすれば誰も反対すまい。
      それにバーハラ家も跡取りが必要だ。父上もご高齢だし、私ももう若いとはいえない。先の事を考えねばならない。
      ヴェルトマーの家督はアゼル君に任せればよいことだしな」
アルヴィス「……」
クルト  「そのため…ディアドラに話をしてみたのだが…娘はそのつもりがないようだ…
      だれかほかに想う者でもいるのかとも思ったが…頑として口を開かなかった」
アルヴィス(……シグルド……)
クルト  「私はてっきり君と娘が付き合ってるものと思っていたんだが…君自身の意思はどうなのだ?
      …君にそのつもりがあるなら私は娘を説得するつもりだが…」
アルヴィス「…しばらく…しばらく考えさせてください…」

社長室を辞したアルヴィスは無言でエレベーターに乗り込んだ。
相乗りの者がいないのを見ると、一人呟く。
アルヴィス「今更…未練がましい真似はすまいと…思っていたのに…シグルド…早く帰って来い。
      いつまでディアドラを待たせるのだ…」
296幼女の旗の下に:2010/07/05(月) 20:53:17 ID:3duDBEAq
171

不良A  「ちくしょー覚えてやがれーーーーっ!」
ヘクトル 「雑魚のテンプレ台詞乙。またいつでもきやがれ!」
逃げ散っていく不良たちの背中が見えなくなると、ヘクトルは河原で寝転んだ。
アイクもエフラムも出かけており手合わせの相手に不足したヘクトルは、
最近以前にもまして喧嘩する割合が増えていた。

ヘクトル 「…ったく…いつまでぶらついてやがんだ…」
石を拾って川に投げ込む。
なんだかむしゃくしゃする。
ヘクトル 「つまんねぇ……シグルド兄貴もいつ帰れるかわかんねぇし…」
ふと思いを致す…上の兄弟たち…いやエフラムまで…
ヘクトル (みんな自分のやりてえことをバリバリやってんだよな…
      シグルド兄貴は高嶺の花のディアドラさんと結婚するため気張ってる。
      アイク兄貴は最強目指してガンガン修行してるし…
      ロリラムすら首相って無茶苦茶な目標に向かって走ってやがる…
      俺は……このまま半端な不良やってていいのか?)

…そこに背後から草を踏む音が聞こえてきた。
エリウッド「…ヘクトル? こんなところで何してるんだい?」
ヘクトル 「昼寝だよ。大したこっちゃねえ」
エリウッド「そうかな…君は何か悩み事があるとここによく来るようだからね。
      …喧嘩もほどほどにしなよ?」
ヘクトル 「大きなお世話だっつーの」
エリウッド「…僕の胃の事も考えてくれ…」
ヘクトル 「あ…わりぃ…ちゃんと手加減したからよ。大した怪我はしてねぇって」
エリウッド「そういう問題でもないんだけど……何に苛立ってるんだい?」
ヘクトル 「苛立ってねえっつの……なぁエリウッド…お前はなんかやりたいことってあるか?」
エリウッド「……僕? そうだねぇ…やっぱり…この体を直して皆のために働きたいと思うね。
      そのためにも今は勉強あるのみだね」
ヘクトル 「…そっか…なぁ男ならなんかデカい事やってみるべきだと思うか?」
エリウッド「僕には…あまり考えられないけど…ささやかでも家族と幸せに生きていければいいと思うからね。
      でも君は昔からリーダーシップを取る人間だった。不良の兄貴分っていうのかな。
      ちょっと斜めに構えたとこはあるけど…人の集まってくる人間だよ。それは確かだ」
ヘクトル 「ちょっと愚痴っぽくてわりいな。俺も色々考えちまうこともあんだわ。
      聞いてくれてあんがとよ」

勢いよく起き上がるとヘクトルはエリウッドの肩を叩いた。
ヘクトル 「流星軒よってこうぜ。腹減っちまった」
297幼女の旗の下に:2010/07/05(月) 20:54:03 ID:3duDBEAq
172

セリノスを離れたエフラム達はテリウスを南下し南海岸の港へとたどり着いた。
次の目的地はフェニキスだ。
カナス  「そこで聞いてきたんですが…やはりフェニキス行きの船はありませんでした…」
オグマ  「…ラグズしか住んでない島だからな」

紋章町は領海内にいくつかの有人島がある。タリス、ペラティ、西方3島などには定期船が出ているのだが、
ラグズしか住まないフェニキスとキルヴァスには船は出ていない。
わざわざ尋ねていく物好きなベオクなどそうはいないし、鳥翼族はもともと船を必要としないからだ。

シャナン 「参ったな…ターナかサラがいればよかったんだが…今更言っても仕方ない」
オグマ  「おいシャナン…気になってたんだが…その胸に挿してる羽はなんだ?」
シャナン 「リアーネの…ああいやなんでもない。セリノスで拾ったんだ」
     (…聞けば…あの時リュシオンは皆の心を覗いたらしいな。
      ひょっとして私が居間に居合わせたらロリ萌えを見抜かれたのだろうか…そしたら支持もおじゃんに…
      ああいや! 私はロリコンではないってば!)
エフラム 「兄上、兄上はフェニキスに行ったことがあるのでしょう?
      どのようにして尋ねているのですか?」
アイク  「泳いだ」
ロイド  「気のせいかな…今、泳いだと聞こえたんだが…」
アイク  「泳いだ」
カナス  「ふぇ…フェニキスまで500kmはあるんですよ…?」
アイク  「うむ、そうだが?」
ロイド  「……アイクさんよ…すまんが…俺たちは超人じゃないんだ…」
アイク  「そうか? 誰だって最初からできるものではないぞ。俺だって慣れないうちは遭難したものだ。
      何回もやって出来るようになるんだ」
カナス  「私など死んでしまいそうです…なんとか船を出してくれる方を探してみませんか?」
エフラム 「ふむ……兄上のブラザーアーチという手もある。リーフが耐えられるなら俺たちだってやってやれんことはないはずだ」
シャナン 「あれと一緒にせんでくれ!」
カナス  「正直…私死んじゃうと思いますが…」

エフラム (うむ…どうやって海を渡ったものか…)

続く

1 アイク案を採用する 海はどこまでもつながってる。泳げば必ずたどりつく!
2 カナス案を採用する まぁこれが一番現実的か。船を出してくれる者を探そう
3 自分の案を採用する ブラザーアーチで飛んで行くぞ! 兄上、俺たちをブン投げてくれ!

298の方に選択お願いします
298助けて!名無しさん!:2010/07/05(月) 21:00:46 ID:oNyr5Eab
リアルタイムで見てたよ乙!
選択肢テラカオスwwww
3でお願いします。
299助けて!名無しさん!:2010/07/05(月) 21:33:38 ID:cb0llQQ7
さすがヴェルダン、湖の精霊様万歳!
シグルド兄さんがんばれ! マジでがんばれ!
しかしエフラムたちがオスすぎるwww
GJ!!!
300助けて!名無しさん!:2010/07/05(月) 21:37:24 ID:a1vHV0hL
エリンシア「ハァ…ハァ…1でお願いします…!!海に入るアイクをはじめとした殿方の裸…!!」
リーフ「姉さん姉さんもうレス遅い」
301助けて!名無しさん!:2010/07/05(月) 21:38:23 ID:cb0llQQ7
>>299は「カオスすぎる」だった…orz
仕方ない、先にブラザーアーチで飛んでくるか
302助けて!名無しさん!:2010/07/05(月) 22:18:21 ID:c22cl0PK
>>301
だが「オスすぎる」でも違和感がない
303助けて!名無しさん!:2010/07/05(月) 23:46:15 ID:ECI//v+4
シグルド 「私だってなぁ…私だってなぁ…グスッ」
リーフ 「(うわぁ…またシグルド兄さんが泣きながらやけ酒飲んでる…)今度は一体何があったのさ?」
シグルド 「ぅぅ、アルヴィスの奴がな…『☆2(笑)』だの『そんなんだからいつまでたっても結婚できないんだ』だの
言ってきてな…私はもう悔しくて悔しくて…」
リーフ 「(やっぱりあの人がらみの話か…兄さんの場合は☆の数よりもそういう事を言われて泣きながら
やけ酒を飲むような性格に難がある気がするけど…)」
ミカヤ 「☆ですって…?」
リーフ 「うわぁ!ミカヤ姉さん、突然どうしたの?」
ミカヤ 「☆の数のせいにしてるんじゃないわよ!私なんかね!パッケージ飾ってるのに☆0なのよ!
アイクやエリンシアは☆3なのに!実の妹なんか13才なのに既に☆4よ!?
誰よ亀の甲より年の功なんて言ったのは!?バルオーラしてやるよ私が!
こんなあたしが長女でごめんね!」
リーフ 「ちょっ、姉さん!激情に任せてメタトークするの止めて!」
エリンシア「そうですわよお姉様。だいたい☆なんてあっても私なんか民には『エリ…なんとか』なんて呼ばれますし、
主人公なのにティバーン隊に配属されて☆が役に立つのは片手で数えられる程度なんですもの」
リーフ 「あの…エリンシア姉さんもどさくさに紛れてメタ発言してますよね…?しかもなんかものすごく笑顔なのに
負のオーラが充満してるし…」
アイク 「全くだ。俺なんか…そうだな…魔防が他人より低いな…」
リーフ 「そんなのマジックシールドでどうにでもなるでしょ!しかも兄さんは地属性なんだから回避率高いし。
フォローになってないよ。」
アイク 「それに姉さんは☆なんてなくたって俺たち兄弟をまとめてくれてるじゃないか。
俺たちはみんな姉さんを尊敬している。俺たちの指揮官は姉さん以外には務まらない。
☆0でもいい。だからこれからも俺たちのリーダーでいてくれないか?頼む。」
リーフ 「(出た…!神をも落としたタノムスマイル…!)」
ミカヤ 「アイクぅ〜!(ガシッ」

ユンヌ 「ムキー!あの笑顔は私だけの物なのー!私もギュッってされたいー!」
リーフ 「はいはい女神女神 つ メダリオン」
シグルド 「 (´・ω・`) 」
304助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 04:16:25 ID:OwNCm+WP
>>293-297
続きキテター!
乙です!!
久々にブラザーアーチって単語聞いたわwww
gjgj!
305助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 12:09:28 ID:4g3dIELe
>>293-297
ブラザーアーチという単語が懐かしいww
てか本当に投げる気が!誰かにキャッチして貰わないと死ぬぞw
GJ!

>>300
何してるんだエリンシア姫www
306FETV現作者:2010/07/06(火) 13:09:18 ID:iFdYnC56
FETV第24回を更新致しました。
次のFETVに参加させたいキャラが居ましたら、ご明記の程をお願いします。
307306:2010/07/06(火) 13:20:21 ID:W60imHKX
× FETV 第24回
○ FETV 第25回

…orz
308助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 14:22:52 ID:JRUWkhrQ
FETV━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
いつもながら掛け合いも弄りっぷりも楽しくて好きだ♪
GJGJ!

ゲストは…烈火、暁、聖戦、聖戦と来たから次は聖魔からヒーニアス!
ヒーニアスをお願いします!
309助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 18:10:15 ID:Y8NmdkT8
>>293-297
羽が手に入って良かったねシャナン!
俺はお前を応援してるぞ!

FETVキター!!
次はヒーニアスか…エイリークネタを考えないとな
310309:2010/07/06(火) 18:43:34 ID:Y8NmdkT8
よく考えたら普通に手遅れだな>エイリークネタ
俺アホス
311助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 20:40:38 ID:QBDYHl1y
エフラムといちゃついてる所をヒーニアスに見せ付けてやればいいんでない?
とか考えていたら、何故かサラ様が出てきて焦った


エイリーク「兄上、大好きです……」
エフラム「エイリーク、俺は……」
サラ「兄様、好きよ」
エフラム「お、お前まで……」
シグルド「KINSHINは(ry」
ミカヤ「ロリコンは(ry」
リーフ「この(ry」


これくらいしか思いつかない俺しね。
312助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 20:47:43 ID:6UKPm547
ミランダ「……で、サラ」
サラ  「なに?」
ミランダ「あんた実際どっちが本命なの? リーフとエフラムさんと」
サラ  「両方」
ミランダ「りょうほ……えっ!?」
サラ  「愛人だから、わたし」
ミランダ「い、いや、そんなの道義的というか倫理的に許されないっていうか」
サラ  「大丈夫。二人ともいい人だから立場を弁えてさえいれば捨てられることはないわ」
ミランダ「……」
サラ  「……なんならミランダの愛人にもなってあげましょうか?」
ミランダ「はぁ!?」
サラ  「わたし別に女の人相手でも」
ミランダ「もうちょっと自分を大事にしよう、ね!?」
サラ  「クスクス……変なミランダ」
ミランダ「変なのはあんたよ!」
313助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 21:33:44 ID:Y8NmdkT8
サラ様って人との距離感大事にしてるよね
近づき過ぎない離れ過ぎないみたいな

>>312
愛人か…
「一番にならない」ってとこが何か薄幸の様に見える
314助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 21:34:09 ID:JY5ZxWpk
>>312

サラ「ミランダも頭固いわねぇ。例えばリーフが誰か1人を選んだら、他の3人が泣くことになるじゃない?」
ミランダ「それはそうだけど……」
サラ「それだったら、みんなでリーフに愛されるのが一番じゃない」
ミランダ「そ、そうなの……かな?」
サラ「それにわたし、支配欲は強いけど、独占欲はないから。
    リーフやにいさまを独占してしまったらつまらな……ゴホゴホ悲しむ人が多いでしょ。
    いいものはみんなでわかちあわなきゃ……クスクス」

こうですね、わかります。
315助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 21:45:02 ID:gk3+z6g2
支配欲か、やっぱこの世界ではラスボス勢が支配欲とか強いのかね?

支配欲で世界征服ねらってる奴なんて、あんまいないけど。
316助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 21:57:23 ID:c45I/9/a
サラ   「…やっぱり、普通に付き合えて結婚できる義理とか妹分がいいんじゃない?」
ミルラ  「…よくわからないです」
クラリーネ「でも、それだと結局は他人ということになるのではなくて?」
プリシラ 「確かに…血が繋がっていることによる背徳感と言いますか…」
ティニー 「……………」
ラケシス 「まあ…本来なら妹に貴賤や優劣など…ティニーもメモばっかり取ってないで何か言いなさい」

エイリーク「あれは一体…何の話ですか…?」
ルーテ  「実は今度妹ものをやろうという話になりまして、参考になる話が聞けそうな
      妹、妹分の方々に集まってもらいました」
リン   「…それはまあいいんだけど…何でうちに集まるの!?」
ルーテ  「まあ固いことは言わずに…お二人にも実妹としての意見を聞かせてもらえませんか?」
エイリーク「あ、あの…話がよくわからないのですが…」
リン   「知らんわそんな話!大体なんで私たちに聞くの!?」
ルーテ  「違うんですか?…ほら、あれは」
エイリーク「…ええと…その…」
リン   「いや…まあ…じゃなくて!?」


エフラム 「…なぜ、俺を見る?」
317助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 22:01:11 ID:6UKPm547
エイリーク「……なるほど、そういうことですか。理解しました」
リン   「……本当に?」
エイリーク「ええ。つまり妹が兄を慕う気持ちを描いた物語を製作しようということなのでしょう?」
リン   「うーん……まあ、間違ってはいない……かな?」
エイリーク「でも、それでしたらわたしよりもリンに話を聞いた方がいいと思います」
リン   「えぇっ!?」
ルーテ  「ほほう。それは何故でしょうか?」
エイリーク「私の場合はやはり双子のエフラム兄上とばかり話をしていますが、
       リンの場合はヘクトル兄上、エリウッド兄上のお二人と仲がいいですし、
       アイク兄上とも剣の特訓でよくお話をしていますし……」
リン   (……あれ? わたしってひょっとして結構ブラコンだったりする……?)
318助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 22:49:49 ID:9e+/eQvU
マルス「リン姉さんはさあ、要は少女漫画のヒロイン(笑)なんだよ
    一目惚れ、初めて見たときからドキドキした、憧れの彼。
    初対面最悪!いつも喧嘩ばかり、なのになぜか気になるガサツなアイツ。
    昔からのくされ縁、彼だけは異性として見れない…この気持ちに気付くまではそう思ってた幼なじみ。
    などなどいろんなタイプの男の間でフラフラ渡り歩いて結局どっちだよ!な典型的スイーツ(笑)漫画の主人公的なんだよね。
    今はエフラム兄さんとの絡みが多いけど、なんだかんだでいつもは無茶な行動ばっかしてるアイク兄さんがたまに落ち着いてまともなことしてると
    『こうしてるとやっぱりアイク兄さんって格好いいかも…』とかってギャップにキュン(笑)したりするわけでしょ
    原作で結婚アリな二人は言うまでもないよね。前述の『憧れの彼』と『ガサツなアイツ』のテンプレパターンだもんね
    ひいてはシグルド兄さんとか年下のロイとかにも傾いたりするんじゃない?はぁ〜あ、ほんとに一体なんなの発情期なの?」

ロイ「マルス兄さんがいつになく荒れてる」
リーフ「自分そっちのけでリン姉さんと他の兄弟とのフラグが立って気に入らないんだよ。おねいさんを他の男に取られるくやしさわかるなあ」
ロイ「いや、それとはちょっと違うと思うけど」
319助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 22:52:14 ID:f3VjCihy
ラケシス 「せっかくだからあなたも私達の仲間にならない?」
プリシラ 「AKJは全ての妹を歓迎しますよ」
クラリーネ「善は急げというやつですわ!今すぐ入会されては?」
ティニー 「リンさんみたいなタイプの仲間はあまりいないから…新しいネタが生まれそうです…」
ミルラ  「…お兄ちゃんを好きになるのは、そんなにいけないことですか?」
サラ   「まあ、認めちゃえば結構楽になるんじゃない?新しい世界が見えたりするかもね」

リン   「ちょ!?変な誘惑は止めて!」
320助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 23:02:47 ID:6UKPm547
ロイ   「何にしてもみんな大変だよねえ……その点僕の周囲はそんなこともなくて気楽でいいや、本当に」
リーフ  (……本気でそう思っているところがロイの怖さだな……)
321助けて!名無しさん!:2010/07/06(火) 23:24:58 ID:4tPvwrnt
アイク  「…もしかして俺に好意持っている女性が、あのララベルだけと言うのは割とマシな方なのか?」
リーフ  「アイク兄さんが一番修羅場なんだけどねぇ…」
アルム 「でもララベルさんに好意持たれてる事に気付いてる時点でかなり凄いことだと思う.」

あの朴念神なアイクが好意に気付いていて、しかもフラグも折られてないララベルさんはマジ凄いと思う。
まぁ微妙に引いてるけどなw
322助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 00:30:16 ID:Rt8uRPWJ
って、この流れは何があったw
323助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 01:07:01 ID:Q2aCZ7KX
この流れに関してはわしにも分からん…。
自分も便乗しといて何言ってんだって感じだけどなw
324助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 01:20:40 ID:tKZCKmKo
こういう気軽に書き込めるノリがずっと続けばいいんだがなあ。
325助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 01:29:13 ID:dGEPWpIL
まったくだ
ここは平和ないいスレだよな
326助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 01:43:57 ID:rbfXlMWP
エイリークはヘクトルのことは苦手そうだけど、エリウッドとは仲良くて紅茶とか一緒に飲んでそう
327助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 01:57:55 ID:dGEPWpIL
ヒーニアスFETV出演記念にネタ投下

ヒーニアス「…というわけでTVに出る事になった。
       紋章町一の美男である私がTVに出たらたちまち大人気で芸能界からスカウトが来るであろう」
ターナ  「また無駄な自信を…」
ヒーニアス「エイリークもお茶の間で私を見る事になるわけだ。
       凛々しさに惚れ直すだろうなふっふっふ」
ラーチェル「まぁ、また馬鹿げた妄想をしてますわね。
       いい加減わたくしのエイリークに付きまとうのはやめてくださいな」
ヒーニアス「ふっ愛し合う二人を裂けるものなどこの世におらん」
ラーチェル「んまっ厚かましい!エイリークの愛はわたくしのものですわ!」
ヒーニアス「わからんやつだな…ターナ、お前からも言ってやれ。
       エイリークのお相手にふさわしいのは世界一のお兄様だってな」
ラーチェル「ターナはわたくしの味方ですわよね? 
       わたくしとエイリークが幸せになることを望んでくださいますわよね?」
ターナ  「な…なんで私にふるっ!?」
ヒーニアス「はっきり言ってやれ。お兄様が上だと」
ラーチェル「遠慮はいりませんわ。絶世美王女の親友の方がエイリークにふさわしいですわよね?」
ターナ  「……………………あ…そーだそーだ部活しなきゃ……」
ラーチェル「ちょっと!? お待ちなさいな!?」
ターナ  (とりあえずお兄様は無いけど…でもここでそれを言うとなんかカオスな事になりそうだし)
ヒーニアス「飛んでいきおった…まぁいい。お茶の間に私の雄姿を見せる日が楽しみだフッフッフ」
ラーチェル「フン! せいぜい醜態を晒してタスケテエイリークとほざくがいいのですわ!」

…なんか突発的に書いてしまった。
FETV楽しみにしてます!
328助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 02:24:10 ID:MkPAjzlV
ヒーニアスの流れに入るはずだったのに
>>311でその流れをぶった切ったサラさんすげぇ
329助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 04:17:30 ID:0l0EEQsL
狡猾と電波と妖艶で知られるサラ様だが、実はいいとこのお嬢様でもある、マンフロイの孫だし
嫁にすればいわゆる逆玉なので、エフラムは家計のためにも色々と諦めるべき
330助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 06:35:35 ID:ncnFFoo0
>>329
だがよく考えてほしい

元々エフラムの嫁候補であるターナ、ラーチェルもVIPなのだ!
つまり無理してロリに走る必要は……無理じゃないのか
331助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 08:37:52 ID:943rRZd2
無理じゃないな。
むしろロリじゃない相手と付き合う方が無理だ。
VIPとかよりも性癖とか守備範囲の問題だ。

>>329
諦めの部分もあるだろうが内心嬉々として結婚する気がする。
332助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 09:15:39 ID:g6G3BqKg
エフラムは別段ロリ専門ってわけでもないからなー。
ターナやラーチェルとも可能性があるし、単に守備範囲が広いのだろう。
333助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 09:52:43 ID:943rRZd2
それにその2人とは趣味が一致するから上手くやっていけそうだ。
ターナならロリコン夫妻になってサラを養子にして愛でられるし、
ラーチェルなら2人してエイリークを熱愛できる。

…おや、誰かきたようだ…
334助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 09:57:51 ID:943rRZd2
うん連レス済まない
331で無理とか言っといてあっさり前言を翻したが、
なんとなくここ2〜3レスを読んでで332を読んだら333のような気分になった。

未来ネタっつーかパラレルみたいなネタでエフタナ夫妻書いてみるかな…
335助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 10:17:17 ID:jqxckpGd
まあ、相手が誰でも結婚する時には幼女じゃなくなるしな
サラを嫁にするとなると最速で4年後の16のときか…
エフラムが大学生くらいのときに女子高生の嫁か、胸が熱くなるな
336助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 12:26:09 ID:dVdbGYFV
>>320
ロイwwwお前は一度セシリアさんに(性的な意味で)とっちめられるといいぞw

>>334
早く書く作業に戻りやがれ戻って下さいお願いします


しかしエフラムはこうして嫁談義して貰えるのが嬉しい所だよな
それに比べてリンは…( ´・ω・`)
337助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 12:32:22 ID:VDI453/3
リーフ「最近このスレはロリに走り過ぎている気がするんだ。
    みんな!目を覚ますんだ!もっと他に進むべき道があるだろう!」
338助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 12:45:37 ID:dVdbGYFV
>>337
つまりはこういう事かいケニー君?

________
  <○√  <しまった、兄弟家スレがいつのまにかロリ談義スレになってた!
    ‖      僕が止めているうちにお姉さんを語れ!
   くく     早く!早く!僕に構わず語って!
339助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 12:59:00 ID:0l0EEQsL
>>335
サラ  「おはよ…」
エフラム「ああ、おはよう」
サラ  「大学は…?」
エフラム「今日は全休だ」
サラ  「そう、兄様は暇でいいわね…私は学校と家事で大変なのに、その堕落した生活の
     半分でも分けてもらいたいわ」
エフラム「お前な…一応旦那なんだから少しは歯に衣を着せてくれ」
サラ  「嫁だから率直に言えるんじゃない」
エフラム「嫁と言えば…もう結婚したんだから普通に呼んでくれないか」
サラ  「そう?守備範囲の下限が超低いシスコンで変態の兄様はこの方が興奮するんじゃないの?」
エフラム「…変態とはこういうことをする奴のことか?」
サラ  「ちょっ…!…もう…変態じゃなくてケダモノね…♪…あ…ん……っ」

サラ  (なんて……フフ)
ミルラ 「…どうしたんですか?ぼーっとしてます」
アメリア「そうだよー、撮り溜めした師匠の秘蔵画像集見せてくれるんじゃないの?」
サラ  「ん?っと…ちょっと待って…(私としたことが…)」


上の話が出た直後にロリネタが浮かんでしまった、このスレの業の深さに負けたんだぜ
340助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 12:59:34 ID:dVdbGYFV
連レスすまんが、一つ忘れてたイベントがあったんで今の内に明記。

今 日 っ て 『 七 夕 の 日 』 よ な !
341助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 13:15:36 ID:kHuXRoXF
ちょっと思いつきの小ネタを投下

ミカヤ「駄洒落大会を行うわよ」
マルス「またそんないきなり…」
ミカヤ「いいからいいから。はいそれじゃ最初リーフ」
リーフ「ええ〜なんで僕が…」
ミカヤ「問答無用。じゃあまずは約10分のシンキングタイム」
リーフ「ええ〜…」

10分後

リーフ「ふー思いついた…ではいきまーす」
一同「ドキドキ」
342助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 13:16:36 ID:kHuXRoXF
リーフ「本が海に落ちちゃった〜」
一同「?」
リーフ「ブックブック…なーんちゃってハハハ」
シーン
リーフ「な…なんだ、この沈黙は…」
アイク「寒い」
エフラム「つまらん」
ヘクトル「くだらん」
マルス「ぐらたん」
リーフ「そ、そんな!かなりの自信作だぞこれは!」
エイリーク「真夏だというのに気温が一瞬で氷点下に…」
エリウッド「こういうの、よくないと思うな…」
セリス「(;^^)」
ロイ「レベルが低い」
ミカヤ「予定変更…あまりにくだらないので中止…」
リーフ「な、なんでこうなるんだ?コノヒトデナシー」

終わり
343助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 13:20:12 ID:kHuXRoXF
すまん、アイクの台詞の前に
リン「うわぁ…」
を脳内で追加してくれ
344助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 13:52:33 ID:dVdbGYFV
>>342
シグルド 「じゃあ私の番だ。…『ふとんがふっとんだ!』」
マルス  「はいはいワロスワロス。この駄洒落大会はもう終わりだよ」
シグルド 「……まだ私のターンは終了してないぜ!
      速攻魔法発動、オヤジギャグ・ソウル…!」
リン   「オヤジギャグ・ソウル…?(何か凄く嫌な予感…」
シグルド 「夏のボーナスを全て捨て、効果発動!
      …さぁ、行くぜ!まず一つ目、ドローッ!
      長年溜めてた親父ギャグのネタを墓地に送って…親父ギャグ、追加攻撃!
      ……インドカレーはとてもかれー!」
エフラム 「うわあああ!!?(さ、寒い!)」
シグルド 「二つ目、ドローッ!…『北海道は、でっかいどう!』」
ヘクトル 「ぐああ!寒ぃぃぃぃ!!!?」
シグルド 「三つ目ドローッ!…『雪山で遭難したんですか?そうなんです!』」
エリウッド「蝶サイゴォォォォォ!!!」
シグルド 「ドローッ!『イルカはそこに・いるか?』」
セリス  「僕はもう…疲れたよ…パトラッシュ……」
シグルド 「ドローッ!『ディアドラ、ドイツへはどいつと行くんだ?』」
エイリーク「は、はっくしょん!…リオン…兄上…」
シグルド 「ドローッ!『メロンを食べてるディアドラに僕はメロンメロン?』」
ヨハン  「ヨハン死すとも愛は死なず…ぐふっ」
シグルド 「ドローッ!『山登っていたら夜になった、とてもクライマー?』」
マルス  「寒いよシーダアアアァァァ……」
シグルド 「……ドローッ!『時計が落ちた、ほっとk」
ミカヤ  「もうやめて!シグルドォ!」
シグルド 「もっとI☆WA☆SE☆TE☆!!」
ミカヤ  「とっくに兄弟達の体温はもう0度よ!もう氷河期にしなくてもいいのよ!」
シグルド 「…私は…親父ギャグが言えて……盛大に、満足したぞ…」



…調子に乗りまくって書いた。深く後悔と反省している
345助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 15:19:49 ID:g4X653S0
>>336
ほいさ

あるかもしれないしないかもしれないほんの少しの未来の話

フレリア家

エフラム「今帰ったぞー」
ターナ「あ、先帰ってたわよ。お帰りエフラム」
エフラム「そうか。俺も急いで仕事を切り上げてきたんだがな」
ターナ「え、嘘!? 今日が何の日か覚えてたの?」
エフラム「忘れてたがサラが気を利かしてくれた。俺とターナの結婚記念日だ。
     というかターナの俺のイメージは…まぁ事実だったからぐうの音も出んが」
ターナ「やっぱり…でも嬉しいわ♪ 後でサラを撫でてあげないと」
ヒーニアス「お帰り義弟よ」
エフラム「義兄上…また丸一日フィギュア作りをしていたのか?」
ヒーニアス「本来はエイリークフィギュアしか作りたくないのだが…これも仕事だやむをえん」
エフラム「きさまあああああああ(#゚д゚)エイリークにまだ言い寄っているのか!」
ヒーニアス「わはははは!次は私が貴様を義兄上と呼んでやるぞ!(゚∀゚)」
エフラム「やめろ、鳥肌が立つわ!」
ヘイデン「おお、エフラム君帰ったか。今モルダたちが晩餐の用意をしている。
     なんといっても今日は目出度い日だ…
     ターナが家督を継ぎ立派な婿もとってくれた…こんな嬉しいことはうっうっ( ;∀;) 」
ターナ「もう、お父様大げさよ!」
ヒーニアス「ふっはっはっは!やはり私はエイリークと結婚して独立し二人の愛の巣で暮らしたいからな!
      家督は譲ってやったのだ!」
ターナ「見限られたくせに…てか早く独立してよ。せっかく新婚なのにお兄様と同居するのウザい」
ヒーニアス「照れおって。最高の兄上を面と向かって褒めるのは恥ずかしいか」
ターナ「……(´・ω・`) ……」
サラ「あ、お帰りパパ」
エフラム「うむ」
サラ「ママに怒られずにすんだご褒美は?」
エフラム「お土産のケーキだ」
サラ「ディープなキスがいい」
エフラム「…あのな…まがりなりにも親子なんだから…」
ターナ「よ…よければ…かわりにママが…ハァハァ」
サラ「はいお預け。さっきママがどうしてもって頼むからゴスロリ服着てあげたでしょ」
ターナ「しゅん…」
ヘイデン「………」
ヒーニアス「ほんとにこの夫婦が跡取りでよかったのか?」
ヘイデン「…お前よりはいい」
ヒーニアス「アッー!タスケテエイリーク!」
346助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 15:21:31 ID:g4X653S0
エフラム「ふー食った食った」
ターナ「もう結婚して一年かーなんだかあっという間だったわね」
エフラム「そうだな…この広い屋敷にもようやく慣れてきた」
サラ「…そして可愛い幼女…もとい養女との暮らしもね」
ターナ「ふふ…そーねー…ねぇサラ。そろそろママとお風呂入ろっか?」
サラ「そうね…ねぇたまには3人で入るのもいいんじゃない?」
エフラム「……色々危険だろ…2人で入ってこい」
サラ「あら? 親子なら何一つ問題は無いわ?」
エフラム「問題の無いところに問題を起こす。それが暗黒幼女」
サラ「あらわかってきたじゃないの。それが私の愉しみ」
ターナ「で…でも…女同士なら問題は…ハァハァ…あ…でもエフラムも一緒…(//∇//)」
エフラム「自重しろ」
ターナ「チェッ…」



ヘイデン「ふふふ…3人して仲良く川の字で眠っている…
     やはり娘はいくつになってもロリコンになっても娘…可愛いものだ。
     いつまでも皆で仲良くな」
ヒーニアス「ふぬおおおおおおおおインスピレーションキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
      フィギュアから覗くスカートの下はブルマ!これはいけるぞ!」
ヘイデン「……そしてお前は早く独立してくれ……orz」

なんだろうこのやらかしちまった感は
でも反省しない
347助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 18:00:47 ID:isBDejFM
エフラムの毒電波幼女の捌きぶりに慣れが感じられるな
でなけりゃあの罠と誘惑とはまともにやり合えん

>>339
>撮り溜めした師匠の秘蔵画像集見せてくれるんじゃないの?

サラ様オソロシス、てかアメリアも影響されてねーかw
それとお前のせいで制服にエプロンの新妻女子高生サラ様という単語が
頭から離れなくて生きるのが辛い
348助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 18:21:09 ID:rbfXlMWP
>>345-346
GJ!
ヒーニアスうざすぎるwww
ターナと結婚したら婿になりそうだけど、ラーチェルだとエイリークを妹にする為に嫁に来そうだな

兄弟家
ラーチェル「エフラムったらいつになったら帰ってくるんですの…」
リーフ   「(・∀・)ニヤニヤ」
ラーチェル「なっ、なにニヤついてこっちを見てるんですの!べ、別に寂しくなんかありませんわ!」
リーフ   「いやーツンデレなお義姉さんができると思わなかったよ」
エフラム 「ただいまーすまない遅れた…」
エイリーク「ただいま帰りました」
ラーチェル「!!!」ドタドタ
リーフ   「おっ、やっとエフラム兄さんとエイリーク姉さん帰ってきたか」
ラーチェル「ちょっとそこの葉っぱ!出迎えに行く邪魔ですわ!つ杖ポコ+イーヴァルディ」
リーフ   「アッーコノヒトデナシー」
ラーチェル「キャー二人共おかえりなさいまし!」ガシッ
エフラム  「おわっ飛びつくな」
エイリーク 「危ないですよラーチェル。抱きつくのは構いませんがせめて玄関をあがってからに…」
ラーチェル「はぁ〜両手に花ですわ///」

ロストン家
ドズラ   「……チェ…さま!ラーチェル様!早く起きないと学校に遅刻しますぞ!」
ラーチェル「食事の前にこれから三人でお風呂…ってあ、あら!?もうこんな時間ですわ!」
ドズラ   「ガハハ!ラーチェル様ヨダレはちゃんと拭いてから行きましょうぞ!」
ラーチェル「そ、そんなことわかっていますわ!遅刻してエイリークに恥ずかしい姿を見せないためにもさっさと行きますわよ!」
349助けて!名無しさん!:2010/07/07(水) 18:36:22 ID:UTNfW7z+
アレス「今日は七夕だな」
リーフ「そうだね」
アレス「確か・・・織姫星と夏彦星が出会える日だったな」
リーフ「いや、あれはベガとアルタイルで・・・」
幼女「べが?あるたいる?」
リーフ「そうだよ。織姫星と夏彦星なんていうのはただのd
アレス「ミストルティン!」
リーフ「コノヒトデナシー」
350助けて!名無しさん!:2010/07/08(木) 13:50:46 ID:9+vEr6YI
>>347
サラ  「…生きるのが辛いなら止めを刺したほうがいいの?」
エフラム「そういうことを言っているのではないと思うが…」
351助けて!名無しさん!:2010/07/08(木) 14:23:22 ID:3ZAlshu7
>>350
サラ、ネタにマジレスは……えっ、違うの?

後一週間で新・紋章の謎発売か…それ関連のネタを書けるようになるのは8月の半ばからだが、wktkするなぁ
352助けて!名無しさん!:2010/07/08(木) 15:32:21 ID:SYd3lHn+
相変わらずロリの話題になると伸びるな
みんなロリコンなの?
353助けて!名無しさん!:2010/07/08(木) 16:07:36 ID:PCQ3ty/G
ミカヤ 「…言われてるわよエフラム」
マルス 「ロリコンも程々にしないから言われるんですよ」
リーフ 「犯罪にならないうちに自重しなよ」
サラ  「全く…嘆かわしいわ」

エフラム「何で俺のせいなんだ!?あと最後の奴、お前から仕掛けてきてその言い草はないだろ…」
354助けて!名無しさん!:2010/07/08(木) 18:05:51 ID:b2W5RINI
アルム「セリカ・・・昨日は七夕だったし思いっきりイチャイチャできたね・・・」
セリカ「そうねアルム。昨日はとてもエキサイティングな夜だったわね」
シグルド「私のみてないところでKINSHINは許さんぞ!二人ともそこに座れ!」つテルフィング
セリカ「なんの!セリスガード」
 セリスはうるうるとした目でシグルドを見つめる
シグルド「クッ!弟を盾にするとは卑怯者め!ならばアルム!食らえぃ!」
アルム「よし、こういうときはリーフ!くるんだ!」
リーフ「嫌だ!僕はみんなの盾じゃないんだぞ!!」
ロイ「兄さん、僕の目を見て?兄さんは盾だ!!」
 キュピーン
リーフ「あぁ・・・そうだね…僕は・・・盾だよフフフ・・・」
アルム「うおおおお!リーフガード!」
リーフ「ハッ!僕はいったいなにを・・・!?ってギャーコノヒトデナシー!」
シグルド「ん?私は何を・・・なんだリーフか」
リーフ「・・・最近僕の扱いがひどいんだけど・・・家出しようかな…」
355助けて!名無しさん!:2010/07/08(木) 20:36:28 ID:kXshb4zI
>>354
ロイがギア○発動したああああああ!?
356助けて!名無しさん!:2010/07/08(木) 21:58:34 ID:mZ3+ZLab
新作FEに向けて、過去のとあるCMでちょいと思い付いたネタを一つ。

ヘクトル 「今度のFE DSは・・・」
サラ 「弱味を握り」
マルス 「とことん追い詰め」
アイク 「叩き切る」
ヘクトル 「はい正解」
ロイ Σ 「アンタらこえーよ!!」
357助けて!名無しさん!:2010/07/08(木) 22:40:28 ID:NB9Ssi5X
>>300
エリンシア様wwwどうかアイクの活躍を堪能してください


短期間でスレが伸びてると思ったら小ネタ乱舞キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
どれも楽しく読ませてもらいました!
まとめてになるけどGJ!

>>293-297の続き投下します
358幼女の旗の下に:2010/07/08(木) 22:41:17 ID:NB9Ssi5X
173

3 自分の案を採用する ブラザーアーチで飛んで行くぞ! 兄上、俺たちをブン投げてくれ!

エフラム 「やはりブラザーアーチが一番だろう。あっという間にフェニキスにつくぞ」
アイク  「わかった任せろ」
カナス  「ちょ…ちょっと待ってください!? 付いても死んでたら意味ありませんよ!?」
アイク  「なに、タフさだけが耐える方法ではない。地面に突っ込むタイミングで受身をとれ。
      それで大丈夫だ」
カナス  「そ…そんな馬鹿な…」
オグマ  「こうなったら腹をくくるか…」
ロイド  「一人一つ特効薬を持とう。生きてたらこれを使え」

男たちの覚悟は決まった…
アイクの豪腕がエフラムをかかえあげる。
アイク  「ぬぅん!」
エフラム 「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
まるでミサイルのように勢いよくブン投げる!
瞬く間に地面が遠ざかり眼下に広がる海の上を高速で飛んでいく。
エフラム 「ぬぅぅ!? こ…これは聞きしに勝る凄まじさ…リーフのやついつもこんな目にあってるのか…
      …しかし参った。このまま地面に突っ込んだら受身を取っても死にかねんな。さてどうしたものか」
後方から次々とアイクに投げられた仲間たちが飛んでくる。
ロイド  「ぎええええええええ!!! ちくしょーくたばってたまるか!」
オグマ  「着地まであまり時間が無いぞ! どうする!?」
カナス  「ああ…せめてもう少し考えるべきだったのでは…」
シャナン 「いや! 我に策あり!」
エフラム 「さすがだシャナン! してその策とは!?」
シャナン 「我がバルムンクの素早さ補正を持って島を回避する!
      海に突っ込めば助かるに違いない!」
ロイド  「…そうか?…つーかそれじゃお前しか助からんだろうが!」
カナス  「あぶぶぶぶぶ……」
オグマ  「カナス!? 気をしっかりもて!」


5人をブン投げたアイクは誰も姿の見えなくなった空を眺めていた。
アイク  「…考えてみれば自分で自分は投げられんな。俺は泳ぐか…いや待て」
ふと思い立ったアイクはラグネルを抜き放った。
アイク  「ぬおりゃあ!」
そのまま渾身の力を込めてブン投げると全速力を持ってラグネルの後を追う。
アイク  「ふぬぅ!」
鍛え上げられた脚の筋力と助走の勢いをもって大ジャンプをかますとラグネルに飛び乗り、
そのままアイクはエフラム達の後を追って飛んでいった。
359幼女の旗の下に:2010/07/08(木) 22:42:00 ID:NB9Ssi5X
174

フェニキス上空を2人の鳥翼族が飛んでいる。
ウルキ  「……間違いない…この風切り音…何か飛んでくるぞ」
ヤナフ  「視界に入った…な…なんじゃあありゃあ!?
      ベオクが空を飛んできやがる!?」
ウルキ  「後方…もう一つ音源を感じた。大きいぞ。勢いが他の物とは比較にならない」
ヤナフ  「見えた…あ…ありゃあアイクじゃねえか!? 族長に知らせねえと!」

オグマ  「いかーーーん! 万策無いまま突っ込むぞ!?」
ロイド  「受身受身…」
エフラム 「うぬ…こういう時は前周り受身がいいだろうか」
アイク  「心配するな」
エフラム 「兄上!?」

異常な速度でアイクを搭載したラグネルはエフラム達を追い抜いていく。
両腕のKINNIKUをもって空気を掻き分け、まるで暴風のような速度を出している。
空力だの空気抵抗だのといった理屈はアイクのKINNIKUの前には無力だった。

アイク  「先に着地して受け止めてやる」
ラグネルが着弾して出来たクレーターで両腕を広げると、次々と男たちをキャッチしていく。
エフラム 「やはり兄上はすごい…どれだけ修行すれば追いつけるのか…」
オグマ  「いや…世の中には人外の領域ってものがあってな…ほらしっかりしろ。ついたぞ」
カナス  「ああ…母が手招きしてます…」
ロイド  「お前の母ちゃんはまだそっち行ってねえって」

男たちは命があった事を喜び合う。
その彼らの側に、大きな翼を持った筋骨逞しい男が舞い降りてきた。
ティバーン「よお、相変わらずベオク離れした野郎だな。こないだ泳いできたと思ったら今度は空か」
アイク  「おう、空を飛ぶとは気持ちのいいものだな」

鷹の族長ティバーン。
フェニキスを纏める猛者である。
全身を傷跡が彩っており、幾多の修羅場を潜り抜けてきた風格が備わっている。

エフラム (…おそらく…いや、間違いなく戦うことになろう…)
360幼女の旗の下に:2010/07/08(木) 22:42:45 ID:NB9Ssi5X
175

駒を進める音が響き渡る。
こうしてチェス盤を挟むのも幾度目になるだろうか…
盤面の駒たちの装飾に職人の美意識が感じられ、タナス公オリヴァーは瞳を和ませた。
オリヴァー「C2にアーチャー。そうそう好きにはさせませんぞ」
セフェラン「ふむ、これは容易にはなりませんね。時間をかけて崩すよりなさそうです」
オリヴァー「時間を…ふむぅ……なれど…時がありませぬ。議会選挙が終わって一年後には大統領選挙が控えておりまする。
      バイロン様の再選はかないますまい」
セフェラン「…バックアップすべきバーハラも崩れ、軍部も軍需産業もルカン殿の手が回ってきておりますな。
      ベルン署の腐敗が一掃されたのがせめてもの救いでしょうか」
オリヴァー「…保守系が連立を図りつつありますが…貴族系という点では元老党も同系にあたります。
      その動きはやがて元老党の知るところとなるでしょうな」
セフェラン「財界の動きは?」
オリヴァー「フリージ、ドズル両社の分離により、バーハラ系は一時的に失速しました。
      この機を見逃すサナキ社長ではありません。ベグニオングループが業績を伸ばしております。
      さて、この資金がいずれに流れますやら」
セフェラン「持ちつ持たれつ…とは申しますが……E5に傭兵」
オリヴァー「睨みを利かしにまいりましたな……そういえば一点面白いことがございましてな」
セフェラン「伺いましょう」
オリヴァー「ほぼすべての地区で攻勢に出てグランベル社を圧倒したベグニオンではありますが…
      ただ一つ、ヴェルダン地方においてはグランベルに遅れをとったそうですぞ。
      大局からすればささいなことですがな」
セフェラン「ほほぅ…ベグニオン社でもグランベル社でもヴェルダンは無能者の左遷先と伺っておりますが…」
オリヴァー「詳しいことはわかりませんがな。ヴェルダン人の多くを占める木こりたちのコミュニティを引き込んだグランベルは
      生活用品の売り上げや保険等の契約も伸ばしておるとか…中には優秀な者もおるのやもしれませぬな」
セフェラン「競争は大いに結構なことです。
      ビジネスモデルとしてサナキ様にも学んでいただくことがあるやも知れませんな…
      サナキ様のご様子は?」
オリヴァー「シグルーン殿とタニス殿がよく補佐しておりまする。業績も伸びておりますが、
      フリージ、ドズル系の割合と、それらを引き込んだ者たちの発言力の増大も無視できませぬ。
      ……B3にパラディン…ふぉふぉふぉ、そう簡単に戦列を抜かれてはたまりませんな」
セフェラン「これは良い手ですな…腰を据えてかかりましょう」
オリヴァー「……時節が至るまで…まだ時がいりましょうか」
セフェラン「国家百年の計のためですよオリヴァー殿。必ず流れは変わるものです。
      最低限のラインを踏み越えさせないことを今は考えるべきでしょうな」
オリヴァー「…これから私が申し上げることは私の憶測にすぎませぬが…
      次の選挙で元老党が過半を取ることがあらば…ルカン殿は大統領選に名乗りをあげるかと…」
セフェラン「ふむ。政治と経済は分かち難く結びついております。元老党が強くなればベグニオンもまた強くなる。
      その逆もしかり、これほど効率的で反発の小さい支配は例をみないでしょうな」
オリヴァー「…それが実現すれば…もはや引き返すことは出来ないのでは…」
セフェラン「憂慮されるのも当然の事です。なれど元老党には貴方がいる。
      ……一つ…話しておきたいことがあるのですが……」

豪奢なる牢獄の中で、駒が乾いた音を立てて転がった……
361幼女の旗の下に:2010/07/08(木) 22:44:54 ID:NB9Ssi5X
176

グランベル社のオフィスに男の声が響く。
通りのよい声で周囲の注目を集めていく。
アルヴィス「シグルドは本社時代確かにこれといった成果をあげてはいません。
      ですが我が社の業績が伸び悩む今、ヴェルダン支店躍進のきっかけをつくりました。
      シグルドを左遷したレプトール専務も退職されたことですし、
      ここは一つ呼び戻しを考えてもよいのではないでしょうか人事部長」
フィラート「そうは言うがのう…ヴェルダンから本社への異動など前例の無いことじゃし…」
アルヴィス「どんな事でも最初の一歩というものはあります。
      …どうかご一考ください」
フィラート「うぅむ…いやわかった…アルヴィス課長がそういうのであれば…」
アルヴィス(…これでいい…私は弱いから…いつまでもお前が帰らんと、
      クルト社長の誘いに乗ってしまいそうになる…)

こうしてヴェルダンでの成果とアルヴィスの推薦によりシグルドの本社帰還が決定した。
帰還後のポストは未定ではあるが栄転が期待できる。

そして…これがアルヴィスにとっての踏ん切りであった。


閑静な住宅街。
その一角にある兄弟家の玄関口でマルスは帰宅際にポストの中身を回収した。
マルス  「ただいま〜エリンシア姉さんに手紙が来てますよ」
エリンシア「え、私に? も…もしやバアトル様からのラブレター!?」
マルス  「いやそれ既婚者…残念ながらジョフレ将軍からです」
エリンシア「…え…じょ…ふれ……? 心当たりがありませんが…どなたでしたっけ…」
マルス  「……」
エリンシア「あ…ああ…ああ! ジョフレねジョフレ!」
マルス  「本人が聞いてなくてよかったですね」
エリンシア「どれどれ…内容は…え、そんな遠くまで派遣されてたんですか?
      …知りませんでした」
マルス  「セリノス送りにされたって話ですか? いつだかルキノさんが言ってたじゃありませんか」
エリンシア「そうでしたっけ?……あ…まあそれはともかく、元気でやってますよ〜って内容でしたわ」
マルス  「ふーん…で、お返事はするんですか?」
エリンシア「そうですわねぇ…」

続く

1 ジョフレに返事を書く     それではお返事でこちらの近況を知らせましょうか
2 バアトルにラブレターを書く  それよりもKINNIKU!KINNIKU!

362の方に選択お願いします
362助けて!名無しさん!:2010/07/08(木) 22:49:43 ID:SQzFv4Om
おお、続き来てた!GJ!!
1でお願いします。たまにはジョフレに……な。
363助けて!名無しさん!:2010/07/08(木) 23:43:38 ID:qH259CdM
>>358-361
アルヴィス・・・男らしいぞ
ジョフレはドンマイw

>アイクのKINNIKUの前には無力だった。
このフレーズ気に入ったんだけどww
364助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 03:36:36 ID:CbVGJ8Pr
>>358
このアイクってタオパイパイじゃねえかw
でも考えてみると、ドラゴンボールの世界では小物もいいところのタオパイパイも
紋章町に来ればアイクとタメを張れるのか。
あっちの世界のインフレはパネエっす。
365助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 07:33:43 ID:raX94/5h
他作品との比較とか無意味じゃね
366助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 07:52:30 ID:WSG8G0j1
フリーダ様のデスビームも、アイクのKINNIKUの前には無力だった。
367助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 09:36:50 ID:qM+yty53
ふと思ったが、もうロリコン専用スレだよな此処
368助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 10:29:56 ID:Bw2fKAwL
そうやってイメージをねじ曲げようとするのは不快だな。
そりゃ「幼女の旗の下に」は面白いが、他のネタだって投下されてるんだぜ?
369助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 11:01:04 ID:c+biSbXG
>>367
違ってたらすまんが議論スレで暴れてたやつか?
もしそうならもうやめようや。
368も言ってたが他のネタも来てるんだし最近も小ネタラッシュが来たばっかじゃん。
あんた自身もなんかネタ書いてみたっていいんだよ?

370助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 11:24:13 ID:Z69dDqW6
           __
        , ‐' ´   ``‐、             / ̄:三}
.     /,. -─‐- 、.   ヽ        /   ,.=j
 _,.:_'______ヽ、 .!       ./   _,ノ
  `‐、{ へ  '゙⌒ `!~ヽ. !     /{.  /
    `! し゚  ( ゚j `v‐冫   , '::::::::ヽ、/     そんなことより新作の話しようぜ!
.    {.l   '⌒      ゙ 6',!   / :::::::::::::::/ __
.     〈  < ´ ̄,フ  .ノー'_ , ‐'´::::::::::::::;/ (_ノ)‐-、
.      ヽ.、 ` ‐", ‐´‐:ラ ':::::::::::::::: ;∠.   ヽ_}  ゙ヽ
        ,.r` "´  /:::::::::::::::::::ィ´  `ゝ  !、  /
     /       / :::::::::::::::: ; '´   /´\ /   r'\
.     i      ! ::::::::::::::/ 墨 | .!::::::::/ヽ、.._!ヽ. ヽ、
     {      {:::::::::::;:イ /   ‖i:::::::/:::::::::::::/  \
.      ヽ       ヽ,.ァ‐'´ /ヽ 二 ,/`ヽ、::::::::: /


マイユニットは軍師みたくほぼ空気かと思ってたが
公式見る限りだと結構喋るみたいだな、普通に主人公してるようだ
371助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 11:31:50 ID:c+biSbXG
もう発売まで一週間ないんだな。
楽しみだ……

てか外見と兵種と性別…それに名前だよね設定できるのは
会話があるとなると…
会話パターン(性格)は男女の2種になるのかな?
372助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 11:42:49 ID:qM+yty53
>>369
いや、違う人だよ
只感じた事をそのまま書いてしまっただけ
空気悪くしてすまん
373助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 12:03:24 ID:66GMjKKS
マイユニットは全くの無個性かと思っていたが、キャラが立っているようで期待大だよ
それと全く関係ないが名前はビラクかトーマスのどちらでいこうか迷っているよロシェ
374助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 12:20:35 ID:ZK+cyLUz
>>373
ロシェ「トーマスにしときなよビラクはだめだ絶対だめだ」
375助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 12:34:27 ID:gCw5z5UN
マイユニットのクリス(仮)がもし主人公家の兄弟の一人として加えるのなら、
新・紋章の謎発売後にある程度皆が納得出来る設定を考えないとな…


…結局ニーナは兄弟家の一人とはならないのか
アカネイア戦記という作品の主人公だし、今なら丁度良いと思うんだが…現スレ番が27(にぃな)章なだけに…(ププッ
376助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 12:42:56 ID:Bw2fKAwL
マークが加わってないんだからクリス(仮)も加わらないだろう、というのが共通認識だったような。
377助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 12:53:13 ID:QMWMuvbH
ニーナを兄弟家に入れるってのは凄い今更感があるんだが。
アカネイア戦記自体かなり前に発売(てか配信?)されたものだし、入れるなら兄弟家スレ発足時に入れとけよと言う話だ。
まぁ初代スレじゃ話題すら挙がらんかったけどね。
378助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 13:03:32 ID:UKTjOFA4
他の話や設定なら>>4でいいが兄弟家入りとなるとそうもいかないからなぁ。
考えてみれば新たに兄弟家入りの話が持ち上がるのってスレ始まって以来か?

クリス(仮)についてはプレイしてみないとわからんこともあるからなぁ…
マーク的な作成キャラじゃなければ、普通に加入したんだろうけどね。

ニーナに関しては…俺もイメージ沸かないんだぜ。
マークやサザとか主人公と目されるポジションのキャラも入ってないしいいんじゃね?
379助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 13:13:07 ID:gCw5z5UN
そうか。まぁニーナは確かに今更感があるから別にいいけどさ。
クリス(仮)は公式でも(もう一人の)影の主人公と明言されてるし、キャラメイクという特徴をむしろ生かせると
思ったから兄弟家入りを薦めているのだけど…
まぁでもこの話題は、プレイしてみるまでは分からないか…


早く新しい主人公を冠した新作を(ry
380助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 16:26:38 ID:MMJfLPzq
>>375
シグルドさん何やってんすかw

それはさておき、クリスの職は傭兵でいいのかな?
それとも、それぞれのネタ作者に任せるべきかな?
381助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 17:08:11 ID:6BpR4jax
>>380
書く人によって違うってのが面白いんじゃないかな
ある時は傭兵、またある時は魔道士、みたいな

やり始めたら多分、自分で育てた職種に愛着がわくと思うんだよね
382助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 17:13:14 ID:Wu/qlQZd
>>375
>>アカネイア戦記という作品の主人公だし、今なら丁度良いと思うんだが…現スレ番が27(にぃな)章なだけに…(ププッ
    ______________
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 |  ∧∧(´‐ω‐`)(´‐ω‐`)∧∧.  .|   .|
 | (´‐ω‐).∧∧) (∧∧ (‐ω‐`) .│///|
 | | U (´‐ω‐`)(´‐ω‐`) と ノ ./| .   |
 |  u-u (l    ) (    ノ u-u / .|/// |
 |       `u./ '/u-u'        |  /
 |//    //    //     .|/
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
383助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 17:16:55 ID:PQelE5mM
マルス 「やれやれ、スマブラから僕出ずっぱりじゃないか…忙しすぎるのも困るなあ
     アイク兄さんも連続出演しましたよね、そう思いませんか?」
アイク 「そうか?修行の機会が多いのはいいことじゃないか」
マルス 「はあ…そういう考え方もありますか、いやしかし連続の出演は堪えるなあ
     全く人気者は辛いですね」

シグルド「…随分言うじゃないかマルス」
アルム 「人気者の発言には余裕が感じられるなあ」
セリカ 「そうね、人気者にはスマブラでシールにすらなれなかった人の
     気持ちなんてわからないでしょうね…」

マルス 「い、いや…そんなつもりじゃ…(こ、怖い…)」

主役連中はスマブラも含めるとほとんどが他作品に出演してるんだよな
セリスもトラキアで顔出ししてるし
で、他作品に出演してないのがシグルド、アルム、セリカのKINSHIN問題トリオ
だと知ったときには何か因縁めいたものを感じたぜ…
384助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 21:01:03 ID:+269vlYa
クリス(仮)が兄妹に入るか否かは「制圧できるユニットか否か」で決めたらどうかね。
過去にはそういう判断基準もあった気がするし。
385助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 21:54:45 ID:wxPbFxrx
┌───────────────────
│あ、どうもスイマセン、お騒がせしました・・・
└───v───────────────
     /⌒\ っ   /\
    /'⌒'ヽ \ っ/\  |
    (●.●) )/   |: | すぐ連れて逝きますんで・・・
     >冊/  ./     |: /
   /⌒   ミミ \   〆
   /   / |::|λ|    |
   |√7ミ   |::|  ト、  |
   |:/    V_ハ  |
  /| i        | ∧|∧
   и .i      N/⌒ ヽ) ←>>375さん
    λヘ、| i .NV |   | |
      V\W  ( 、 ∪
             || |
             ∪∪
386悲しき酒場のバラード :2010/07/09(金) 22:09:21 ID:8BzChSI7
自分としてはクリス(仮)は兄弟家に入ってほしいなあ。
やっぱりスレ始まって以来初めての兄弟増加だしワクワクする。

…といってもプレイしてみたら考えが変わるかもしれないので、現時点での意見だけど。

流れを切ってすまないがネタ投下。
最初に断っておくけど、このネタのマチュアさんは別人です。
6〜7年くらい前の記憶でこんなキャラだったなぁと思ってこのネタを書いたんだが…
書き終えた後で一応確認してみたらもはや別人だったという…記憶あてにならない…
お蔵入りにしようかとも思ったけど、この際だから投下します。

やさぐれたマチュア姉さんでもいいって人は見てやってください。
なお、作中のマチュアさんは20歳過ぎなので飲酒喫煙はOKです。

>>337-338のリーフにこのネタを捧げるよ
387悲しき酒場のバラード :2010/07/09(金) 22:10:21 ID:8BzChSI7


マチュア「やっぱ頑張った自分へのご褒美は塩辛に限るわ。うめ〜」
大学の試験期間を乗り切った私は、昼間っから公園のベンチで塩辛をつまみながらビールを飲んでいた。
マチュア「んぐんぐんぐ…ぷはぁ!漆黒ビールうめぇ!めっちゃうめぇ!」
彼氏はいないし、ラーラも女の友情ほっぽらかしてパーンとデート。
んなわけで私は一人寂しくビールをかっくらっていた。
あ〜あれだよね〜。
モテない男よかモテない女のが悲惨だよねー。
男キャラのが多いFEじゃなんだかんだで女が選ぶ側だってのに…
なんで私にゃ浮いた話が無いんだ?
セティ様も私が支援受けてる事気付いてくれたっていいじゃんか。
マチュア「ちくしょ〜〜男がなんだーーーっ!体格高くて悪いかー!お前らがモヤシなんだーーーーっ!」
あ、やべー。
なんか変な酔い方したかもしんない。
え〜い、知ったことかこんちくしょー。

リーフ「やあおねいさん!僕と追いはぎの旅に出ませんか?」
マチュア「んあ?」
なんか貧乏くさいガキンチョがいた。背の高いイケメンだったら良かったのに。
まあ、イケメンが昼間からこんなとこで酒盛りしてる奴に声かけてくるわけないんだけど。
リーフ「僕はリーフ!お姉さん!ぜひ僕とデートしましょう。トラキア地区を案内してあげるよ!」
マチュア「いや…私もトラキアなんだが…ま、いいか暇だし」
このガキひょっとしてナンパ?
マセてんなー。
ぶっちゃけ好みじゃないけど、酔った勢いかもしんない。
私はコイツと遊んでみることにした。
彼氏いねー大学生がショタに手出したとかゆーなー。
たまにゃあいーじゃんかーこんないー女をほっとく世の中の野郎どもが悪いのよー。
リーフも喜んでるしさ…

リーフ「ヒャッハーーーーーーーッおねいさんに振られ続けて27スレ!
    初めてナンパが成功したぞーーーーっ!」

…テンションたけーわ…まあいーけどさ。
つーかそんなに振られまくってたのか…
388悲しき酒場のバラード :2010/07/09(金) 22:11:17 ID:8BzChSI7


つーわけで私たちはトラキア地区にやってきた。
紋章町のヨハネスだ。捕らえる→アイテムかっぱぎがフリーな恐ろしい地区さ。
リーフ「イヤッハーーーーーッ!!!きっとレアアイテムをゲットしてマチュアお姉さんにプレゼントするよ!」
マチュア「おー男だねー。やってみやってみ。アンタのガタイで狙えるやつがいるといいねー」
歩き際にチラッと聞いたがリーフの体格成長率は15%だそうな。
にもかかわらず10%の私の方が体格上なのはなんでだろーねー……
ちくしょーレベルアップ時にはネールの書を持っとけ男子諸君!

リーフ「これはリーフ一世一代のチャンス!ヨーホーヨーホーそこなソルジャー!ホールドアップ!」
ソルジャーA「うわっ!?」

つ 捕らえる

ソルジャーA「ぎゃあーぅ!?」
リーフ「ゲット!…なんだ手槍だけかー」
マチュア「あっはっは!惜しかったな〜〜!」
タバコふかしながらリーフ少年の奮闘を見守ってた私はその頭を撫でてやった。
マチュア「レアアイテムゲットしたけりゃもっと体格あげなよ。
     男なら最低15くらいはないとなー」
リーフ「つまりガチムチになれば僕の愛を受け入れてくれるんですね!?」
マチュア「あー…まーなんだ。女の私より低いってーのはどうかと思うしな。
     まーがんばれ」
リーフ「うおっしゃあああああああああ!!!!!」

元気なガキだなー。
ちっと応援したくなったじゃないの。
…ってわたしゃ当事者か。
やべーやべー、まだ酒が抜けてないわ。
389悲しき酒場のバラード :2010/07/09(金) 22:12:47 ID:8BzChSI7


リーフ「マチュアさんマチュアさん、食事にしましょう食事に」
マチュア「おーもう昼飯の時間だっけ?」
ビールやってたから腹減らないかと思いきや…腹減った。
そんなことだから体格上がるんだとかゆーなよー男子諸君。
ちゃんと私は運動してんだから。
食った分は消費してるはずなんだがなー。
まったく不思議なもんさ。

マチュア「んじゃあ牛丼でも食うか。奢ってやるよ」
リーフ「いえいえここは僕にお任せを。レディーに奢っていただくわけにはいきません」
マチュア「プッ…あはははは! ガキでも男だなー。生意気言って!
     そんじゃあエスコートしてもらうか」
リーフ「どうぞどうぞこちらに…」

そうしてリーフ少年に案内されてたどり着いたのは漆黒のステーキハウストラキア支店だった。
マチュア「中坊のくせに無理しなくていーよ?
     ここ高いぞー?」
リーフ「ふっふっふ、ところがどっこい。僕は店主に顔が利くのです」
半信半疑で店内に入ってみる。


やあ (´・ω・`)

ようこそ、漆黒ステーキハウスへ。
このお冷はサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「アフアのしずく」なんだ。済まない。
アトスの顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、扉が開くのを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ニク━━━━(゚∀゚)━━━━!!」みたいなものを感じてくれたと思う。
鼻に香るえる匂いを計算しつくした後は
ともすればマンネリな焼き具合になりがちな昨今のステーキ屋で、
火竜の墓場の砦から現れた火竜がカシムのところに走ってきた時の
あの焼け具合を忘れないで欲しい、そう思って
このステーキハウスを用意したんだ。


じゃあ、注文を聞こうか。
390悲しき酒場のバラード :2010/07/09(金) 22:13:33 ID:8BzChSI7


マチュア「体格の成長率あがっちまったじゃねーか!?」
リーフ「まぁまぁ…それより漆黒さん。僕だよ」
漆黒の騎士「なんでも好きな物を注文されよ。お代はいらぬ」
リーフ「ありがとう、それじゃ魔女っ娘ミカリンのポスターを進呈するよ。
    発売前に姉さんに嗅ぎ付けられて発売中止になった幻の品さ」
漆黒の騎士「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
魔女っ娘マニアだったのか…あんないかつい黒鎧が…
なんか意外な一面を見たな…ま、いーか。
ありがたく食わせてもらお。

マチュア「んじゃ漆黒ステーキ、焼き方はヴェルダンねヴェルダン。
     それと合う酒を適当にみつくろって」
リーフ「僕も同じものね。飲み物はウーロン茶で」
漆黒の騎士「わかった」

そんで私らは昼間からステーキっつー贅沢を味わったわけだ。
リーフ少年はなにやら必死こいて私を口説いてた気がするが、
私は肉食うのに夢中で半分も聞いてなかった。
もちっと真面目に聞いてやればよかったかな?

…そういやさっきからなんか視線を感じるな…気のせいか?


そんなこんなでリーフ少年と街を歩ったり店を冷やかしたりを楽しんだ。
彼氏にするにゃーさっぱり好みじゃないけど、話題も豊富だし話してて楽しーやつだなー。
そんなに嬉しそうにしてくれるとこっちも嬉しくなる。
えいこのおねいさん好きめ。
ちょっと可愛がってやりたくなるじゃないか。

つんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつんつん・・・

酒のテンションもあったのか私はリーフ少年のほっぺを突付きまくった。
唐突な私の行動にリーフ少年は戸惑いつつも恍惚の表情を浮かべている。
ま、酔っ払いのやることなんて脈絡なんてありゃしないわ。
マチュア「うりうり〜♪やらかーい♪」
リーフ「お…おねいさん…そんなにされたら…僕は…僕はもうっ!」
マチュア「おお?」
少年が私の手を握る。
おーどうすんのかな?
おもしれーおもしれー♪
391悲しき酒場のバラード :2010/07/09(金) 22:14:22 ID:8BzChSI7


リーフ「僕の愛をうけと……」

ヒュンッ

ありゃ…レスキューで消えちった…
せっかく面白かったのに…
マチュア「ちぇっ…こりゃあ私にゃショタすら縁がないっつー神様の思し召しですか。
     しゃあない。どっかで飲みなおすか〜」

まーマジだったら断るつもりだったけどさ。
あーでも酔った脳みそじゃあわかんなかったな〜。
どら行こっと。

…その晩…酔いどれた私は渡り歩いた飲み屋で顔見知りを見つけた。
マチュア「うお〜〜い呑んでるかトーン」
ブライトン「誰がトンだっちゅうの!?」
マチュア「あに〜〜!? あたしの酒が飲めねえっちゅーのか!?」
ブライトン「いきなり出てきて絡み酒とかね…」
マチュア「あひゃひゃひゃひゃ!文句あっかー!男がなんだー!
     あたしゃショタにすら縁の無いマチュア姉さんですよーだ!」
ブライトン「いや…縁なら俺が…」
マチュア「あぶれねーうちに彼女見つけなよー!
     なんなら友達紹介してやるぞー!モテたきゃ体格もっとあげろー!」
ブライトン「俺は体格伸びるっちゅうの!?プレイヤーに使ってもらえればだけどな…
      つかね…俺の話も聞いてね…いつになったら伝わるんだろうね…orz」

トンが何やら言ってたけど、すーっかり気持ちよくなった私にはどーでもよかった。
気がついたら飲み屋の床に転がって朝を迎えてたっつーか頭いてぇ…
今日の講義どーすっかな……


そのころ……

リーフ「ギリギリまで引っ張ってここぞってタイミングで呼び出すとかコノヒトデナシー」
サラ「お約束だもの」
ナンナ「黄金パターンですし」
ミランダ「それじゃあいっとこっか」
ティニー「怒りエネルギー120%です」

リーフ「アッーコノヒトデナシー!」

終わり
392助けて!名無しさん!:2010/07/09(金) 23:38:36 ID:s2wKSz3I
>>387-391
やさぐれたマチュア姉さんはっちゃけ過ぎwリーフ歓喜だなw
結果はいつも通りだったがww
つーかしっこく自重しろwww
ミカヤ姉さんにばれたら嫌われるぞwww GJ!
393助けて!名無しさん!:2010/07/10(土) 00:57:46 ID:gWk4Z4tW
マチュア姉さんカワイソス(´;ω;`)
でもいくらなんでも昼間から塩辛ビールはおbsn……
おっと誰か来たようだ。
394名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 07:56:28 ID:6uxcnBKF
セリス「あぁ!>>393が道路に倒れてる!!」
リーフ「この人でなしー!!」
395名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 08:07:15 ID:UJPcmR/M
議論スレが大変な事になってる件
つーかビラクとヘクトルのホモネタが多かった時も
なんか騒ぎが起こったな
396名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 10:12:38 ID:/useqdiZ
それは報告しなくてもいいです。本スレと隔離して議論するための議論スレなので
議論スレを持ってこられても空気悪くなるだけでござる

>>387-391
そういやシグルドは当然として、アイクエリンシアミカヤも飲酒OKなんだよな
作中でそういう描写一切無かったから、どういう飲みっぷりなのか想像できんが
年長の兄弟連中だけで飲みに行ったりしてるんだろうか
397名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 11:58:33 ID:0Dch+tO0
>>395
起こったというよりありゃ一人が起こしてた感じだったな
周りは「へっ?これくらいネタの範囲内じゃね?」って感じだったし、
議論スレ池、って言われるとそれ以上なんもしてなかった
おそらく人より潔癖っつーか沸点の低い人間なんだろ
昔からいるよ、たまに出てきて自治っぽい事してるやつ
自分の好みの流れにならないと愚痴吐き出す

議論スレの奴も一人だろあれ、
ビラクの時に問題提起しようとして相手にされなかった奴と同一人物っぽい
直後の反論になんの言葉も返さず自分の感情を書き殴ってるだけだし議論になってないわ
ああいうキチガイはマジでアク禁にしてほしい
398名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:00:03 ID:0Dch+tO0
>>396
って…書き込み来てたのか…
すまんあなたの言うとおりだ…

吊ってくるわ…
399名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 12:45:27 ID:g58XtGft
・嫌いなネタに文句をつけるより、自分の好きなネタを書きましょう。

・好きなネタを読んだら、面倒くさくても「GJ」の一言ぐらい書いてみましょう。
 つまらないネタに無理矢理レスしろとは言いません。面白かったらつけましょうという話です。
 ネタ書く側も「喜んでくれる人がいるんだな」とほっとします。

・感想しか言えない、ネタなんか書けない、という人でも、
 「このネタ嫌い」と言うよりは、「こういうネタも読んでみたい」と言った方が建設的だし平和的です。
 「梅雨のネタが読みたい」とか「兄妹で仲のいい話が読みたい」といった漠然とした希望でもいいから、試しに書いてみてはいかが?
400名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 13:17:36 ID:rrWEsl5V
>>399
これテンプレに入れてもいんじゃないかな?
まったく同感だ

>>387-391
原作で酒に関する話があったのはたしか…ラルゴ、タウロニオの支援とガルシア、ドズラの支援だったっけ?
主人公では確かエルトシャンがシグルドに「またワインを一緒に」みたいな事言ってた

ただ飲酒は20歳からってのは日本の法律でFEの世界でもそうとは限らないし、
そう考えると他の主人公でも年長よりの連中は飲んだ事ありそうな気がする
ヘクトル辺りとか

ここのスレで飲酒シーンのあった兄弟はシグルドとアイクだったかな
うろ覚えだけど、シグルドはアルヴィスや職場の連中との飲み会とか
キュアン達との飲み会なんて話があった気がする

そして痛飲して愚痴っぽくなるイメージかな

アイクは最近リュシオンと飲んでたが相手に合わせた感じ
あ、でも前に無茶苦茶酒弱いってネタあったな

とりあえず俺のイメージで

シグルド 普通に飲めるけどついつい酒量をオーバーして絡み酒になる感じ
      アルムセリカの事やアルヴィスの事、親友トリオで一人だけ独身の事
      出世が遅れてる事などをぼやきまくる

アイク  何杯飲んでも顔色一つ変えなさそう
      でも実はむっちゃ弱くて天空乱射ネタも面白い…
      どっちもイメージに合うから判断に困る

エリンシア 軽めの酒をルキノ辺りとたまに…って感じかな
       割合強そうな気がするがそんなに飲まない

ミカヤ   中学生と間違われて酒を売ってもらえない
       仕方ないから8000年くらい前に自作した酒を飲む
       よく寝かせてあっていい感じ
       今でもたまに作る
       穀物を口に入れ噛み砕いた後、瓶や甕に吐き出し集め発酵を待つという原始的な酒造法は
       原始時代にミカヤが編み出した

こんな感じかな?
この4人同士だとそれほど飲む感じはしないけど、
シグルド、アイクの2人で飲みにいったりしてるかもしんない気はする
      
401名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:02:12 ID:iwCz7818
>>400
年少組が酒を誤飲したら…

ヘクトル
普通の気さくでいい人に。ガキ大将分が抜ける。でも呂律が全く回らない。

エリウッド
もうとにかく蝶サイコー蝶サイコーうるさい。ヘクトル以上に腕力ある奴が殴らないと止まらない。

エフラム
泣き出す。とにかく泣き出す。「俺は本当にロリコンじゃ無いのにぃぃぃ」とか言いながら。

エイリーク
胸の件は開き直る。絡み酒、テンション激高。酒を瓶ごと人の口に突っ込む。

リン
ド暑がりに。…後は分かるな?

リーフ
悟りを開く。

マルス
素直クールに。とにかくシーダとリンに向けた歯の浮くような台詞を淡々と吐きまくる。

アルム
いろんな意味で肉食系男子に。でもセリカはあくまで「兄弟」という認識に。

セリカ
アルムのこと以外何も考えなくなる。ミラ神のことすらも。

セリス
「この見た目で男で何が悪いんだ!俺は男だよ!!」 キレる若者化。

ロイ
酔わない。


以前似たような妄想を垂れ流した覚えがあるが俺は気にしないぜ!
402名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 15:03:24 ID:vuBVzqjJ
スレが思いっきり進んでると思ったら…議論自体は問題ないけどある程度節度を持とうか
感情のままに言い合ってたら何も解決しないし…。
まぁロリコンネタがちと多いなとは感じるけど、要は流行みたいなモノ(※13章辺りは涙目ネタが主流)だし、
あまり好きではない人はそれ以外のネタ(これも結構数来てるね)で楽しめばよいのでは無いだろうか?
…生意気に発言してごめん、でも良スレだから何とかそのままでい続けてほしいんだ。


>>386-391
…俺は…満足したぜ…
話の面白さもさることながら、何気にリーフのナンパ初成功なのは貴重だし、
マチュアさん登場も貴重だ……GJ!

>>399
これ凄く(・∀・)イイ!!
テンプレにぜひ入れて下さい!

>>400
ミカヤの扱いが酷過ぎて全紋章町民が泣いた
てか吹いたwww
403助けて!名無しさん!:2010/07/10(土) 16:45:04 ID:dIRA+FY3
>>400
ミカヤワロタww

>>401
奇遇だな、俺も誰か以前やったよな?って思ってた
そのときも「ロイ:酔わない」で笑ったわw
404名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:25:53 ID:tsXMfsKV
>>400-401
アルコールネタは過去ネタを見ると結構出てくるからなぁ
その都度違うって感じがするね。
かつてミカヤがワインセラー持ってるネタ(電気代漆黒・サザ・ペレアス持ち)が
あったし(11章の563)、
兄弟家以外にもフロリーナが酔ってヘクトルに積極的になるというネタもあったからね。(12章の392)

ちなみに番号は必死にwikiで探したというのは秘密だ。
他にも探せばあるんだろうけど話が多すぎて探しきれない・・・
405名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 18:39:35 ID:PVayORAt
考えれば27スレも続いてるんだもんなぁ
過去ネタを全て覚えているってのも無理な話

ある程度ネタが被ったりってのはあるだろうね
俺など以前自分で投下したネタを忘れて同じようなネタを投下してもーたことがあるぜ!

冗談は置いてもある程度重なったネタでも書き手が違えば違った味わいがあるよね
406361:2010/07/10(土) 20:18:51 ID:PVayORAt
>>387-391
リーフおめでとう!
思えばこのスレが出来て三年以上…初のナンパ成功なのか…
楽しく読ませてもらいましたGJ!

>>399
自分も大いに賛成です。
是非テンプレに!

すいません。一言だけ。
幼女の旗の下にを書いている者ですが、ちょっと更新ペースを上げすぎたかなと思いますので
週1程度に抑えようかと思います。

この所の流れを見て驚いたのですが、スレを一人で使いすぎたのかなと…
3日おき前後ならよいかなと思ったのですが、自分に配慮が足りませんでした。
私自身他の方のネタも毎回楽しみにしているのですが、他の方のネタを流してしまったり、
投下しにくい雰囲気を作っていたのかも知れないと考えました。

不快感を与えてしまった方々にはお詫びします。
このスレの住人のみんなが和気藹々とネタを投下したり楽しく話ができることを願っています。
407名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 20:29:37 ID:UIyOugm3
文句言ってる人は投下し過ぎだ、的なものじゃなくて
いつまで続けてんださっさと終われ、的なものなんじゃないかな。その本人じゃないんで知らんが。
何にせよそこまで気にする必要は無いと思うけどな。
408名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:08:56 ID:UJPcmR/M
>>406
気にしないで下さい!
俺は待っていますよ
409名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 21:37:55 ID:91zqEM69
>>406
いつも乙です!
むしろあなたの更新速度にはいつも感嘆を覚えてる者です
自分なんか長編のくせに遅筆ですので・・・・

この流れはどちらかというと小ネタへの感想が少なかったのが原因じゃないかな?
ってなわけで>>399はぜひテンプレにしてほしいですね
410名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:13:35 ID:PGFdRwW2
>>391
関係ないが、仕置きにサラが混じってると安心するのは何でなんだぜ?
411名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/10(土) 22:26:13 ID:g58XtGft
最近はエフラムと組んでばっかりだったからじゃないかな。

個人的には寂しがり屋かつ既成のモラルに囚われないフリーダムなお嬢さんだと認識しているので
リーフもエフラムも両方大好きよ路線を爆走してもらいたいところだw
412名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 00:54:58 ID:6ZjIJ1YM
>>399のテンプレには俺も賛成

ただ感想付かなかった場合、投下した人は自分の技量不足を考えるじゃないかと思う
ぶっちゃけ俺も小ネタしか書かない人だし何の反応も無かった事もあるけど、
それは他人にとって面白い物を書けなかったと考える事にしてる。

小ネタにレス付かないのは長編のせいみたいに考えてる人がいたら嫌だから一言言っておきたかった。

感想付かなかった時は自分の力不足と考えて精進しようぜ。
逆恨みはどうかと思うぞ。

ちょっと空気悪くするような発言ですまなかった。
いいネタが来る事を期待してるよ。
413名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 01:13:22 ID:NHAr8Ejd
だな、レスを他人に強制する権利は誰にも無いってことを再確認したぜ
俺もネタ投下して反応されなかったことあるけど、それは自分が至らなかっただけと思うようにしてる
というかむしろ「次はレスもらうぜ!」と変な気合いが入るw
414名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 01:15:09 ID:qy1qTZpX
>>412
その辺は>>399

>>つまらないネタに無理矢理レスしろとは言いません。面白かったらつけましょうという話です。

でまとめられているんじゃないかな。

個人的には技量がどうとかSSスレじみた雰囲気になってることにちょっと違和感感じないでもない。
それだけ一つ一つのネタが完成度高くて面白いってことなんだろうけど、
もっと断片的なやり取りや会話なんかが気軽に投下されるようになってほしいもんだ。
食事後のダラダラした時間とか朝のバタバタした時間帯とかのちょっとしたやり取りとかね。
415名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 11:02:23 ID:jSvpUfdQ
紋章町博物館

リフ「私は館長リフ。戦いはできませんが展示品の解説ができます。
   よろしければ案内させてください」
ミカヤ「よろ〜。こんな施設があったのねぇ」

壁画 5万年前の洞窟より出土

リフ「旧石器時代の洞窟壁画です。人々が石斧で獣を追い回す様子が描かれています」
ミカヤ「あっ懐かしい!? 私が描いたのよこれ、その後すぐ火山が爆発して
    住んでた洞窟が埋まっちゃってねぇ…」

土器 1万年前の竪穴式住居跡から出土

リフ「模様をつけた壺です。このころになると実用のみならず装飾等の美術的感性も見られますね」
ミカヤ「あっこれお隣のセフェランが作ったヤツじゃん?
    いや〜セフェランってば昔からセンスいーのよね。ほらこの模様のクセ間違いないわ」

亀の甲骨 3千年前の遺跡から出土

リフ「占いに用いられた物です。焼いてできた罅割れで様々な占いをして政の参考にします。
   この時代はシャーマニズムと王権が深く結びついていました」
ミカヤ「おおお!?ほら見てみて!すみっこに私のイニシャルが彫ってあるわ、懐かし〜♪
    この時は王様からこっそり頼まれてね〜皆が安心できるよーに大豊作間違いなしって言ったら大はずれ!
    やっぱ嘘はつけないものだわ。危うく首を切られそーになって逃げたもんよ」

手紙 1千年前の品。とある旧家の蔵にて発見

リフ「和歌をしたためた手紙です。相手への情熱的な恋を歌っています。
   言わば平安時代のラブレターですね」
ミカヤ「はんぎゃあああああああああああああああああああ!?
    ああああのやろー私が送った手紙をずっと取ってあったんかい!?
    やめて!晒さないでいやああああああああああああ!?」
リフ「中学校の古典の教科書にも載っています」
ミカヤ「なんですとっ!?うぎゃああああああああああ恥ずかしいーーーーっ!?
    ロイが学校の授業でおねーちゃんのラブレター読んだりしてるの!?
    これなんの罰ゲーム!?著作権侵害だわああああああああああ!!!!!」

突発的に書いてもうた。
ミカヤ姉さんスマソ
416名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 11:37:03 ID:vdPDqxae
GJ。ミカヤの反応よりもリフの冷静さになんか笑ったw
なんか歴史上の写真とか風景画とかのところどころに写り込んでそうだな、姉さんw
417名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 11:50:17 ID:A3p2LpF7
>>415
ミカヤw誰宛てにそのラブレター送ったんだよwそっちの方が気になるわ!
GJ!

>>416
ミカヤは生きた歴史 そう言いたいのじゃな >>416


今日選挙な訳だが、紋章町にも選挙はあると見ていいんだよね?
…過去を含めても幼女の旗の下にネタ位しか取り上げてない気はするが…
年齢的に投票権を持つのはアイク、シグルド、エリンシアか…ミカヤは見た目の所為で中学生扱いされt(ry
418名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 12:25:00 ID:nDsm8pYY
>>417
ミカヤ(言えない!?アンリとか12聖戦士とか8神将アトス除くとか
    5英雄とか3雄とかに片っ端から憧れて惚れちゃってラブレター書きまくったなんて言えない!?)

国によって投票権の年齢って違うから案外下の兄弟も選挙権あるかもよ?
419名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 18:13:09 ID:ITP0gMZV
>>418
>8神将アトス除く
エミリーヌ「…え?」

ヘザー「旧時代の百合キター!!さあリンちゃんも」
リン「冗談じゃないわよ!!」
420名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 19:44:32 ID:btNFk6US
>>415
サザ   「ミ、ミカヤが恋文を書いたのは俺の祖先なんよ!
      だからミカヤは想い人の末裔である俺と一緒になるべきなんよ!!」
漆黒の騎士「身の程を弁えよ。絶対に私の祖先のはずだ!」
ペレアス 「ラブレターを渡されたのは良家の家の人=貴族…
       つまり先祖代々貴族である、僕の祖先である可能性が非常に高い。
       これは意味する事は一つ、ミカヤは私と結ばれる事でその想いを成就させれるという事だ!」
ワイワイガヤガヤッ ギャーギャー ミカヤハオレトイッショニナルベキナンヨ! ダガコトワル、ワタシガシアワセニスル! ワルイガ、ペサマニフカノウハナイ(キリッ

マルス  (どうしてあの三人は自分自身がラブレター貰った訳でもないのに、ああも言い争えるのだろう…?)
セリス  「皆童○だから必死なんだよ兄さん。男なら余裕持たなくっちゃね♪」
ミカヤ  「(話の内容を知らない)…あの三人、一体何をそんなに争ってるのかしら?」
エリンシア「…ささっ、お姉さまは早く私とデパートに行きましょうか」
ミカヤ  「う、うん」


>>415の便乗を書きたかったのもあるが、小ネタを書いてみたい方向けに一例を載せてみた。
小ネタか何か少しでも書いてみたい方、↑だけでも充分ネタなのですよ。
幼女の旗の下にネタの様に長いSSを書く必要はありませんし、モノによっては突発的なネタでも問題ありません。
お題は18禁モノやグロ系ではなく、主人公たちが兄弟でさえあればどんな事でもOKです!
さぁ皆、レッツチェレンジ!

…これで少しは気軽にネタを投下しやすくなって、このスレがもっと楽しくなるといいなぁ…
421名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 19:56:19 ID:zvfjsxMp
>>417
27スレも続いてるだけあって選挙が関わる話も過去ネタにありますね
ただ他のネタと比べると数が少ないかな(4章の305や19章の545など)
4章の305の時はアイクまでが選挙権があったけどそこは作者しだいということで

>>420
この3人はw
エイリークの3人(ヒーニアス・ゼト・サレフ)と同類な感じが。
そのうち二人は最近出番無いけどね!
422名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 20:09:16 ID:UcsKmnYz
>>420
まったく同感なのだがこういう場合特定の作品の名を出して例にあげるのはどうかと思うのだぜ
気軽な小ネタも来てほしいが長編だっていいじゃないか
423助けて!名無しさん!:2010/07/12(月) 00:21:03 ID:/GJlbYGR
ふと思ったのだが…ゼトとサレフは最近だけじゃなくて昔も出番ないぞ
本当に最初期のころにちょっとあっただけじゃなかったっけ?

完全にエイリーク争奪戦から脱落しとる…

ヒーニアスとラーチェル様…エイリークがどっちを取るとしてもネタキャラになるな
424名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/12(月) 00:34:56 ID:pu0UbHSQ
>>420
ちょっと待て
マルスとセリスの台詞が逆だぞ
425助けて!名無しさん!:2010/07/12(月) 01:41:57 ID:/GJlbYGR
そんな事考えてたらゼトサレフを書いてみたくなった

ゼト「なあサレフ殿……」
サレフ「何か?」
ゼト「我々がこうして台詞つきで登場するのは何スレぶりだろうか…」
サレフ「記憶に無い…25スレぶりくらいじゃないか?」

注 作者のうろ覚えです。

ゼト「何ゆえ…何ゆえエイリーク様争奪戦に入っていけないのだろう」
サレフ「実はいい人と絶世美王女のキャラが濃すぎるから…
     普通に恋人にするならまともな我々の方が絶対いいと思うんだが」
ゼト「確かにそうだが…このままではエイリーク様からもスレ住人からも存在自体を忘れ去られる。
   それくらいなら我々も何か強烈なキャラ付けをすべきではないかな?」
サレフ「二人で考えてみるか」
ゼト「とはいえ…真面目で常識人な我々の発想では強烈なキャラなど浮かんでこないな」
サレフ「ならば敵を知ろう」

コソコソコソ IN物陰

ヒーニアス「わははははははは今日こそ私とエイリークが結ばれる日!」
ラーチェル「おーほほほほほほ!それはこちらの台詞ですわ!」
ヒーニアス「無駄な真似はよせ!私の108回目のポロポーズについにエイリークは素直になるのだ!」
ラーチェル「まぁ、嫌がられてるのがわかりませんの?毎回毎回振られてるじゃありませんこと!」
ヒーニアス「フッ…好きだと素直に言えず、避けてるふりをして私の気を引こうとしているのだ…
       なんといじらしい…」
ラーチェル「妄想乙、わかってませんわねぇ…FEの基本は隣接でしてよ?
       学校の時間をほとんど一緒に過ごして隣接しまくってるわたくしの方にエイリークは心を寄せているのですわ。
       一緒に腕組んで歩いたりなんかしちゃったりして…きゃあ〜〜〜っ♪」
ヒーニアス「おのれヘザー菌感染者!エイリークをそっちの世界にはいかせんぞ!」
ラーチェル つ イーヴァルディ
ヒーニアス「アッー!タスケテエイリーク!」
ラーチェル「さあ邪魔者は消えましたわ!今行きますわよエイリ〜〜クゥ〜〜♪」

ゼト「……」
サレフ「……」
ゼト「…なあ」
サレフ「…ああ」
ゼト「入って…orz」
サレフ「いけそうもねぇ…orz」

あれ、ゼト達を動かす予定が勢いのままに描いてたらどうしてこうなった
でも反省しない
426助けて!名無しさん!:2010/07/12(月) 17:03:03 ID:q7sV2zL9
>>424
ちょっと待て
確かマルスが兄でセリスがい…弟だぞ

>>425
どっちも(wiki収録分は)15-24のネタが最後かな。台詞は「アッー!」だけだけどなw
はっきりとした台詞があるのはGKNJプロジェクトネタ(10-578)が最後かな
名前だけならラトナ様ネタのエピローグ(25-116)で出てる。…何調べてんだ俺
427助けて!名無しさん!:2010/07/12(月) 17:08:57 ID:HpA41QBx
>>424
そこに気づくとは…やはり天才か…
428助けて!名無しさん!:2010/07/12(月) 19:07:28 ID:A/EdFSWv
マルス「もし新・紋章の謎でクラスチェンジ出来なかったらもういい加減泣くわ」
429助けて!名無しさん!:2010/07/12(月) 21:35:18 ID:pu0UbHSQ
マルスって兄弟家最弱な気がする

個人的に
アイク>>アルム(鍬)>>>シグルド≧ヘクトル=エフラム
≧襟>アルム=リーフ>セリス≧ロイ>>マルス
って感じ
430助けて!名無しさん!:2010/07/12(月) 22:04:03 ID:3o7uzIW3
兄弟家に限らず原作のマルス軍でも強い方では無かった印象だな
下級職からクラスチェンジした連中にくらべれば2ランクくらい下だと思う
マリク、オグマ、アベルカイン、カチュアチキとかの方が強かったと思う

このスレのマルスの長所は頭脳であって戦力ではないわな
っつーか鍬装備のアルムつえぇ(笑)
431助けて!名無しさん!:2010/07/12(月) 22:20:05 ID:9K211HmT
ミラ  「そんなアルムにはこの鍬を授けましょう」
リーフ 「なにこれ、凄い豪華な鍬……」
アルム 「こ、これは、聖鍬てるふんぐ!」
リーフ 「微妙に田舎訛り!?」
アルム 「かつて伝説の十二農戦士の一人が使用していたとされる伝説の農具……どうしてこれを僕に!?」
グレイ 「お前だけじゃないぜ、アルム!」
アルム 「グレイ!? そ、それは魔鎌みすとるとん!」
ロビン 「俺もいるぞ!」
クリフ 「俺もな」
ネフェニー「あたしも……」
チャップ 「こりゃなんじゃろうなあ……」
アルム 「ど、どういうことなんだ、村人の皆に次々と十二農戦士の武器が……! 一体何が起きるんだ……!?」

リーフ 「……さすがにもうついていけないなあ……」
リン  「……農耕民族どもが……!」
リーフ 「姉さんそれはもういいから……」
432助けて!名無しさん!:2010/07/12(月) 22:45:31 ID:WkJj1klq
>>415
ミルラ「ミカヤ義姉さん、はじめてみたときの黒船の感想きかせてー」
433助けて!名無しさん!:2010/07/12(月) 23:36:12 ID:fRuX3j/K
サラ「結婚どころか婚約もまだなのに義姉呼ばわりは流石に私もどうかと思うの…」
ユリア「あの大人しいミルラがこんなに積極的に…恋は人を変えるのですね…」
434助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 00:55:18 ID:StuATZHd
>>431
聖鍬くわんちか
聖杖しばかりー


まで幻視した
435助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 01:08:37 ID:T9lDtDVe
>>425
一応自分21スレ位で1回自分のネタに出した記憶が・・・・
いや、チョイ役だけどね
まじでネタにしてほしいなぁ・・・・

>>429
鍬を装備したアルムの強さは異常www
実際、鍬は使いやすそうなイメージがあるしね

>>124-128の続き投下しますー
436兄弟家の休日40:2010/07/13(火) 01:09:22 ID:T9lDtDVe
前回までのちょっと詳しいあらすじ!

長男シグルドが福引で南国旅行を当て、豪華客船に乗りこむ兄弟家一同
しかし、やはり彼らに平穏の二文字は似合わない
約1名の破壊活動の結果、船は沈没。遭難者となった彼らはある無人島へと流れ着く
脱出手段を探す彼らの前に現れたのは、マカロフの姿をした石像であった
苦労の末に史上最凶のニートを退けたアイク達だったが、
その先にあったものは無人島に似つかわしくない研究所であった
彼らは研究所の捜索を開始するも、気がつけば退路は断たれ、
目の前には見覚えのある騎士の色違い(笑)が現れたのであった

彼らの休日は続く・・・・・・

PS:ミカヤとセリスとエフラムは家で留守番してます
ミカヤは暑いのが苦手、エフラムは政党の準備、セリスは友人との約束があったとかなんとか(ry
(以下、本編)



突然目の前に現れた騎士
それは、あの漆黒の騎士に酷似していた
ただ一点、その鎧の色が血のような赤であることを除けば、だが

「・・・・・しっこく、さん?なんでこの島に・・・・?」
「いや、違う。こいつは漆黒の騎士ではない」
「確かに・・・・。鎧の色が違うからね。
 深紅の騎士とでも呼ぶべきなのかな」
「・・・・・そういう意味じゃない」
437兄弟家の休日41:2010/07/13(火) 01:12:28 ID:T9lDtDVe
と、そんなやり取りをしている間にも騎士が無言で迫ってきている
そして剣の間合いまであと1、2mといった所で・・・・
初めてその口を開く
「・・・・・・・・
 ターゲット確認。
 侵入者4名・・・・・排除シマス」
放たれたのは、極めて無機質な機械音声
そしてそのまま剣を構え、じりじりと間合いを詰めてくる
それに対抗するかの如く、ヘクトルとアイクが前にでる

「よくわからねえが・・・・やるしかねえみてえだな。
 ロイ、リーフ、アルム。お前らは下がってろ」
「ぼ、僕たちだって戦えるよ!」
「あのアイク兄貴ですら飲まれかけてる相手でもか?
 ・・・・無理すんな。お前らは一端部屋の入口まで下がってろ。
 あとできたら、ドアの鍵を開けておいてくれ」
「・・・・・・・・・・・」
「で、でも・・・・・・」
反論したいのに、できない3人
何故ならば、ヘクトルのいうことはあまりに正しく、彼らはあまりにまだ幼かった
黙っている3人の中で、最初に口火を切ったのは・・・・・

「・・・・・・いこう。今の僕らじゃ、何の手助けにもならないよ」
「り、リーフ兄さん!?本気で言ってるの!?」
「こんなときに冗談が言える程、腐っちゃいないつもりだよ」
438兄弟家の休日42:2010/07/13(火) 01:15:22 ID:T9lDtDVe
リーフは自分の役割を理解していた
自惚れる訳ではないが、自分は他の2人と違い、ここに残ってもそれなりに役には立つだろう
魔法が使えるし、桁外れの耐久力もあるのだから

しかしその場合、残った2人が危険に晒された場合対処ができない
言わば、リーフは年少組の護衛役であった
むろん、これはアイク達にとっても戦力低下の苦渋の決断である
リーフはそれが分かっていた
しかし同時に、知らなくても良いことまで知ってしまう自分に少し嫌気がさした
護衛役が必要ということは、アイク達はこの騎士を止め切る自信がないということだ
アイクがこれ程弱気になる所を、リーフは見たことがなかった
いつも1人でも物事をなんとかしてきた兄が・・・・・

でも、だからこそ・・・・・
「ほら、いくよ。
 今僕たちは・・・・足手まとい、なんだ・・・・」
少しでも、役に立たなければならない

「・・・・・・・・」

ロイ、アルムは無言でリーフに続く
それを見届けたヘクトルは、アイクと共に前方へと全ての意識を傾ける
439兄弟家の休日43:2010/07/13(火) 01:16:31 ID:T9lDtDVe
「ヘクトル。・・・・俺がフロントに出る。お前は俺が突破された時のフォローを頼む」
アイクはそう声をかけると同時に、騎士に向けて突っ込んでいく!
むろん、このような単調な攻めはこの騎士には通用しないだろう
アイクもそれは承知の上だった
これは、弟達を逃がす為のデコイなのだから
その間にロイ達は部屋の入口へと避難を完了し、その前には門番とばかりにヘクトルが立つ


カキーン!


アイクの直線的な斬撃はいともたやすく止められた
即座にくる反撃をバックステップで避ける
そして剣を構えなおし、今度はじりじりと相手に近づいていく
先ほどとは違うと分かったのか、深紅の騎士も構えを正す


「さあ、いくぞ・・・・・
 ここから先は、通さんっ!!」

二つの影が、激突する
そして場面は、その少し後へと移る・・・・・
440兄弟家の休日44:2010/07/13(火) 01:20:06 ID:T9lDtDVe
「ふぅ・・・・・なんとか出入り口は確保できたね」
「うん。意外と簡単に開いたね・・・・・」
「そりゃあ、中にいる人が開けられなかったら鍵の意味がないからね」

場面は変わって、ここは地下研究室の入口付近・・・・・
リーフ達3人は、アイク達が戦っている隙に部屋のロックを解除し、帰還ルートの確保に成功していた

「じゃあ、とりあえず・・・・ロイとアルムはマルス兄さん達を呼んできて。
 間に合うとは思えないけど、いざという時に杖を使えるのが僕1人だときついし、護衛も必要だ」
「え・・・・・。でも、僕たちも援護に」
「さっき、それはだめだって言われたよね。
 ・・・・・・っていっても、僕も今から援護にいくつもりだけどさ」
「じゃあ僕たちだって!」
「・・・・・別に、僕は止めないよ。
 それが本当に今時分ができる最善の行為だと思ってるならね」

「「・・・・・・・・・・」」

その一言で、2人の反論は止まる
結局理屈では、彼らも分かっているのだ
今自分達が言っても、何の役にも立たず、それどころか、足を引っ張りかねないということに
しかし、まだ若い彼らの感情は、理屈で止められるものではない
その理性と感情の狭間で、今まさに彼らは揺れている

「じゃあ、僕は行くよ。
 ・・・・・援護にいくにしても、どっちか1人は助けを呼びに行くのを忘れないでね」

「「・・・・・・・・・・」」

「・・・・・・・・・・僕は」
「・・・・・?」
441兄弟家の休日45:2010/07/13(火) 01:25:36 ID:T9lDtDVe
カンッキィンッ
ガキィンッ!

「くっ、ふんっ、はぁっ!」
「・・・・・・・」
狭い室内に、剣戟の音が響き渡る
2つの影がぶつかり合ってはまた離れ、またぶつかることを繰り返す
アイクと、先ほどの深紅の鎧を着た騎士だ
両者の力量はほぼ互角に見える
ほぼというのは、若干アイクが押され気味だからである

外見は漆黒の騎士だが、中身は漆黒の騎士を2倍にしたような強さを相手になら、それも仕方がないのかもしれない
相手がエタルド、月光持ちでないことが唯一の救いとでもいうべきか

とはいえ、アイクの方も奥義が出せずにいた
この狭い室内では、天空を出すことができない
相手の武器はただの剣なのだから、本来なら離れて攻撃したい所だが、それもできない
いま最優先すべきなのは、この騎士に弟を追わせないこと、イコールアイクに注意をひきつけておくことだ
それと、もう1つ理由があった


アイクは薄々、ヘクトルではこの騎士を止められないと感じていた
だからこそ自分が、と思い焦って剣を振り、体力を消耗する
一方の深紅の騎士は最低限の動作で攻撃を回避し、的確に隙を突いてくる
中身が機械である以上、正確であるのは当然なのだが

(くそっ、
さっきから、間に入る余裕がねえ・・・・・!!
これじゃ足でまといなのは俺のほうじゃねーか!!)

「はぁ・・・・はぁ・・・・」
「・・・・・・・・・」ウィーーン

442兄弟家の休日46:2010/07/13(火) 01:27:52 ID:T9lDtDVe
長い、長い斬撃の応酬
長らく均衡を保ち続けた両者だが、その長く続いた均衡が今、破られようとしていた

「くっ!!」
「・・・・・・・・」

アイクが、押され始めた
その直接の原因とは、疲労である

強者が集まる紋章町の中でもあまりに常人離れしているので忘れられがちだが、
アイクも肉体はただの人間である
いくら鍛えているとはいえ、体力、精神力共に限界がある

しかし、目の前の騎士は機械仕掛けの戦闘マシーンである
機械は、疲れはしない
ただ壊れるまで、淡々と仕事をこなすだけだ
その差が、徐々に現れ始めていた


形成が不利と判断したのか、アイクが勝負に出る

「ぬぅん!」

アイクはラグネルを力任せに振り回す!
当然、騎士は距離をとって楽々とこれをかわす
しかし、これこそがアイクの狙い
アイクはラグネルを構えなおし、飛びのいた深紅の騎士目掛けて再びラグネルを振るう
「はあああああっ!!!!」
ブォンッ!!
443兄弟家の休日47:2010/07/13(火) 02:15:00 ID:T9lDtDVe
神剣ラグネルの能力の1つである衝撃波
確実に当てるこの瞬間のために、あえてこの能力を使わずにいたのだ
・・・もっとも先ほどまでは、使えなかったと言った方が正しいが

ヒュンッ
ゴシャアッ!!

解き放たれた衝撃波は、狙い違わず騎士の胴元を直撃した
まともに受けた衝撃で、そのまま部屋の奥まで吹き飛ぶ騎士


勝った
アイクもヘクトルもそう信じて疑わなかった
しかし、粉塵が晴れた後、そこにに立っていたのは・・・・・

何事もなく立ちあがっている深紅の騎士の姿だった


「嘘だろ!?アイク兄貴の全力をまともに喰らって・・・!!」
「無傷、だと・・・・・・・!?」

2人の顔に一瞬、絶望の2文字が浮かぶ
444兄弟家の休日48:2010/07/13(火) 02:15:58 ID:T9lDtDVe
常に己を鍛え、精神肉体共に極め続けているアイクであるが、
ただ1つ不足していることがあった
それは、明らかに格上の敵との戦い
強くなりすぎたが故の、無意識の手加減
それが最近のアイクには不足していた
故に、アイクの鋼の意思に、亀裂が入ったのだ

ともかく、一瞬の絶望からアイクの体から一瞬力が抜けてしまった
当然この好機を相手が見逃すはずもなく・・・・

「・・・・・・・・・!!」ブンッ
「ぐおおおおっ!?」ガシャアンッ!!

先ほどのお返しとばかりに、壁まで吹き飛ばす
ヘクトルは兄が飛ばされるのを茫然と眺めることしかできない

気がつくと、目の前には・・・・・
ガシャン、ガシャン・・・
「・・・・・・・・・・・」
「くっ、くそっ!!兄貴の仇だ!!」
「よせ!逃げろヘクトル!!」

アイクの静止も、今のヘクトルには届かない
感情に任せて、愛斧ヴォルフバイルを振り下ろす!

「うおおりゃああああああああっ!!」
445兄弟家の休日49:2010/07/13(火) 02:16:52 ID:T9lDtDVe
しかし、アイクが敵わない相手にヘクトルが敵うはずもない
数合打ち合うも、すぐに武器を弾き飛ばされてしまう
そのまま高々と剣を構え、狙うのはヘクトルの首・・・・・・

「あ、あ・・・・・・」
「くっ!やめろ!
 やるなら俺をやれ!!」
アイクは先ほどの衝撃がまだ抜けず、助けにいくことができない!
そして・・・・・・

ズバッ!

・・・・・・地面に、鮮血が飛び散る

アイク「・・・・・・・・!!」

ヘクトル(ああ・・・・・・痛みを、感じねぇ・・・・
     首斬られて死ぬってこんな感じなのか・・・・・・?
     いや・・・・・っていうか・・・・・・)
「俺・・・・・・生きてる!?」

ヘクトルが斬られるまさにその瞬間に、両者の間に割って入った男がいた
茶色い髪の、兄弟家一のタフネスを誇る男・・・・・
リーフの姿が、そこにはあった

斬られた自分のことなど気にも留めずに、リーフは騎士を見据えて言い放つ
自分のアイデンティティでもあるお馴染の、あの台詞を

「この・・・・・人でなし!!」

                               つづく
446助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 02:36:14 ID:pSAbPoHE
>>434
聖鋤けいほるぐ
耕す魔法ほるせてえ
焼畑魔法はたふれいむ
まで思いついた

>>436-445
リーフがかっこいい!
普段はオチ役だけど決めるときは決めてくれるね
447助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 03:10:17 ID:pSAbPoHE
連レスすまん
>>446の一番目正しくは地鋤けいほるぐだった
つい流れで聖とつけてしまったけど元のゲイボルグは地槍なんだ
そして十二農具集まれば何か起こるかなぁ・・・
448名無したんはエロカワイイ:2010/07/13(火) 10:35:02 ID:4pjk8xNv
>>436-445
かっこいいリーフを見ると目頭が熱くなる・・
そうだよな、お姉さん追っかけてるだけじゃないんだよな・・・
449助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 12:58:40 ID:ojMq6iGI
>>415
>>420
吹いたwwwwwww
ミカヤ姉さんどんな手紙送ったんだろう…
3人がある意味仲良く見えるのは俺の目の錯覚だろうか?
GJでした!

>>425
ゼト&サレフ頑張れ、もっと頑張れ!
これで出番が増えるといいね!

>>431
薬槍ぐんとのびる
…苦しいけどこんなん思いついた

>>436-445
かつてこんなにかっこいいこの人でなしがあっただろうか…
家族のために体を張れるリーフは本当にここぞって時にかっこいい男だ…GJです!

>>358-361 の続き投下します。
まだぴったり一週間は経ってませんが投下しやすい日とそうでない日があるので…
大まかな目安ということで。
450幼女の旗の下に:2010/07/13(火) 12:59:23 ID:ojMq6iGI
177

1 ジョフレに返事を書く     それではお返事でこちらの近況を知らせましょうか

エリンシア「それじゃあこちらからも元気でやってるってお返事しておきましょうか」
マルス  「それだけでいいんですか? ほら、しょーぐんの期待してる事は色々と…
      会えなくて寂しいとか」
エリンシア「え? なんで?」
マルス  「…ま、そらそうですよねー…おや?」

その時部屋の電話が鳴り響く。
立ち上がったエリンシアはパタパタと駆け寄って受話器を取った。

エリンシア「はい、兄弟家です…あ、シグルド兄さん。
      ええ……ええ…まあ帰ってこられるんですか? おめでとうございます! それでいつこちらに?」
シグルド 『はははは! 来週には帰るよ! 本社での配置が決まるまでしばらく休暇にしてくれるそうだから、
      久々の一家団欒といこう!』
マルス  「兄さんからですか? 姉さんちょっと代わってください」
エリンシア「兄さん、マルスに代わりますね…はい」
マルス  「しばらくですね兄さん。こちらに帰ってこれるそうですね。おめでとうございます」
シグルド 『うむ、ありがとうマルス』
マルス  「ヴェルダンじゃどんな魔法を使ったんです? ビジネス界じゃちょっとした評判ですよ」
シグルド 『まぁ本当に魔法みたいなもんだよ。人生悪い時もあれば良い時もあるものだな。
      詳しいことは帰ったら話そう…あ、それとな昇進したら私はディアドラと正式に結婚するつもりだ。
      お前たちもそのつもりでいてくれ。はっはっはっは!色んな物が薔薇色に見えてくるな!
      それじゃあ帰ったら改めて話をしよう!』

受話器から聞こえてくるシグルドの声には喜びが煌めき溢れていた。


喜びの影には苦悩がある。
そのやりきれなさは時が癒してくれるのだろうか。
アルヴィスは自宅で弟に晩酌に付き合ってもらっていた。

アゼル  「兄さん…クルト社長のあの話断ったんだって?
      社内じゃちょっとした噂になってるよ?」
アルヴィス「そりゃそうだろうな…みんなはなんて言ってる?」
アゼル  「なんだってそんな馬鹿な事をって…
      昇進もバーハラの婿養子の座も蹴っ飛ばしたって…」
アルヴィス「私だって他人がこんなことをしたら馬鹿だって笑うだろうよ。
      本当にどうかしている。愛する人、次期役員の座…誰だって欲しくてたまらないだろうよ。
      いや…私だって…人事部長が首を縦に振らなければ…
      シグルドの復帰が適わなければ…おそらく社長の話に乗っただろう」
アゼル  「…兄さんはそれでいいの?
      シグルドさんにディアドラさんを譲って…」
アルヴィス「他人にはこれでいいのだ!振られたことをいつまでも引きずってられるか!
      …と、胸を張るとこだが…そりゃ本音を言えばやりきれないさ。
      人には…特にシグルドには絶対言うなよ?」
アゼル  「言わない言わない。いいよ。たまには愚痴吐いてすっきりするといいよ」
アルヴィス「ああ、すまないな…今夜は秘蔵のブランデーを開けよう。お前も飲むといい」
アゼル  「明日会社には風邪だって言っておくよ。たまには朝まで飲むのもいいもんだよ。
      あくまでもたまにならね」

この晩、兄弟で酒を酌み交わして語り合ったことをアゼルは生涯忘れない。
それは常に自身を厳しく律し、若くしてビジネスマンとして栄達した男が初めて人に弱さを見せた夜であった。
451幼女の旗の下に:2010/07/13(火) 13:00:06 ID:ojMq6iGI
178

セリノスで支持を断られたAKJの面々は本部に帰ると今後の目標をユグドラル地区に絞り込んだ。
会議室にラケシス会長の声が響く。

ラケシス 「皆もわかっていると思うけど、聖戦子世代には兄妹の組み合わせが非常に多いわ。
      この辺りを会員に引き込むと同時にその彼らの影響力を使って支持者を増やすのよ」
クラリーネ「フィーさんを会員にできればシレジア社、パティさんやラナさんならユングウィ家。
      ラクチェさんなら流星軒が味方になりますわね」
ティニー 「最後のは普通のラーメン屋さんですけど…」
ラケシス 「あら、兄妹愛が作り出すラーメンは美味しいに違いないわ」
クラリーネ「ですわね」
プリシラ 「ええいそれにしても口惜しい…まさかセリノスではロリコン軍団に遅れをとるなんて…
      どうしてあの方々は…」
ラケシス 「今更言っても仕方ないわ。それよりも次を考える事よ」
クラリーネ「それじゃ担当を割り振りしましょう。会長はナンナさんを…」
ラケシス 「わかってるわ。何回も誘ってるけどあの娘も頑固なのよねぇ…
      クラリーネはユングウィの2人、プリシラはラクチェ。
      ティニーは…確かセティと知り合いなのよね。じゃあそのつながりでフィーを入会させるように」
クラリーネ「了解ですわ」
プリシラ 「お任せを…どんな手を使っても入会させてご覧にいれます」
ティニー (セティ様…またややこしいことに…フィーさんブラコンの血は流れてませんし…)
452幼女の旗の下に:2010/07/13(火) 13:00:49 ID:ojMq6iGI
179

エフラム不在の鉄血幼女守護同盟事務所を取り仕切っているのはサラである。
特に明確に代理を決めていたわけではないのだが、いつの間にかそうなっていた。

ジャファル「こちらジャファル」
サラ   「お疲れ様。それでどうだった?」
ジャファル「各党とも自分の支持基盤はそのままに他党の領域に手を出そうとしている。
      …が簡単にはいかずに膠着してるな」
サラ   「よほど支持の揺らぐような事件でも無ければそうなるでしょうね」
ジャファル「それと一点。北トラキア党のレイドリックが南の鉱山経営について党首キュアンと対立している。
      この件については黒い牙が関わってきそうだ」
サラ   「どういうこと?」
ジャファル「ベルクローゼンの下っ端がウルスラの子分と会っていたらしい。
      詳しいことは俺たち非ソーニャ派には知らされていない。
      内偵してまた報告する」
サラ   「情報は大いにこしたことはないわ。よろしくね」

報告を終えたジャファルは再び紋章町の暗部を抉るべく、
町へと繰り出していった。

ライナス 「まったく…百鬼夜行だなこの町は…ナーシェンみたいな悪党が失脚したと思えば
      今度はベルクローゼンかよ」
サラ   「私たちに影響が無い限りほっとけばいいわ。
      …と言いたいけどね…四牙のうち3人もこちらにいて牙の実権を掌握できないなんて情けない話ね。
      牙が手に入れば裏社会とのパイプも出来るし諜報、工作面でも戦力になるのだけれど」
ライナス 「返す言葉もねえよ…親父がすっかりソーニャに骨抜きにされちまってるからなぁ…
      大人の女は怖ええよまったく」
ターナ  「でも…ライナスの手前言いにくいけど黒い牙ってぶっちゃけヤクザみたいなもんでしょ?
      あまりつながりを持つと他党からの攻撃の材料になるんじゃない?
      …まあ四牙のうち3人がいる時点で今更な話だけど」
ライナス 「あまりおおっぴらに言うもんでもないが…あちこちの党に協力してる地方の有力者っちゃ
      地元のヤクザ筋も多いんだぜ?
      …今はヤクザもビジネス化してる部分があるしな。お互いに利益のある話だ。
      それに比べて牙はまだ昔ながらの任侠道を持ってる極道だ。だから政党との関わりは持ってないんだが…
      もしかしてソーニャの奴レイドリックと組むつもりか…?」
サラ   「まぁそれについてはジャファルの連絡を待ちましょ。それとネサラはまだ戻らないのかしら?」
ターナ  「配達に出てしばらくたつから…そろそろ戻ると思うけど…何か用事あるの?」
サラ   「兄様の負担を減らしてあげるの。キルヴァスの支持は私たちで取り付けましょう」
バヌトゥ 「たとえ小銭でも金で釣ったら選挙法違反になってしまうぞよ?」
サラ   「そんな手は使わないわ。あ…戻ってきたみたいね?」

扉が開きネサラが姿を見せる。
453幼女の旗の下に:2010/07/13(火) 13:01:30 ID:ojMq6iGI
180

ネサラ  「配ってきたぜ。今日のバイト代くれバイト代」
サラ   「はい、これよ」
ネサラ  「おおおぉおおおぉぉ……キラキラ光ってなんて綺麗な金なんだ…
      大金だ大金だ!」
サラ   「ところで…次の選挙ではキルヴァスの人たちはどうするつもりかしら?」
ネサラ  「あん? 知らね。んなことより金かせいだり、
      ご馳走を拾う方が重要だぜ。さっきもそこでチキンの骨拾ったんだ!
      ちょっと肉付いてるぜラッキ〜〜♪」
ターナ  (どうしてかしら…この人を見てるとひたすら悲しくなってくるわ…)
ネサラ  「なに見てんだ。やらねえぞ!」
ターナ  「いらないわよ……」
サラ   「ねえネサラ? 次の選挙でキルヴァスが私たちに投票してくれたらいい情報を教えてあげるわ」
ネサラ  「んあ? なんじゃそりゃ?」
ターナ  (物品じゃなくて情報なら違反にはならないけど…何を教えるつもり?)
サラ   「それは投票を約束してくれないと教えられないけど…いい話よ。お金が沢山手に入るわ」
ネサラ  「よっしゃ約束する!」
ライナス 「うわあっさり」
ディーク 「こうなると他党がいままでキルヴァスの支持を得られなかったのが不思議に思えてくるな」
ターナ  「ほらあれよ。言っちゃあ悪いけど、ネサラさんが残飯を漁ってるのを見るとだれも族長なんて思わないからじゃない?」
ディーク 「あ、なるほど」
ネサラ  「うるせー大きなお世話だ! それで情報ってなんだ?」
サラ   「氷竜神殿で待機しまくるとレナと名乗るお爺さんが大量に沸いてくるわ。
      そのお爺さんに適当なアイテムを持たせて一休み(中断、再開)して制圧すると
      チェイニー顔のマルスが同じアイテムを持って現れるわ。
      これでアイテム増殖成功。これを売ればお金になるわ」
ネサラ  「おおなんてすばらしー話だ!ありがとうよ約束するぜ!
      それじゃあさっそく氷竜神殿に行ってくるぜ!」
ターナ  「あ…いっちゃった…いいのかしら…バグ技だし…」
サラ   「あらバグもゲームのうちよ? 面白バグはネタになるしね」
ライナス 「そういう問題か…?」
ディーク 「まぁ新・紋章ではさすがにその点は直されてるだろ。
      なおSFC版でこれをやるとクリア時にユニットのセーブデータが消える可能性があるのであまりお勧めできない」
454幼女の旗の下に:2010/07/13(火) 13:02:33 ID:ojMq6iGI
181

フェニキスではエフラム一行がティバーンと対峙していた。
この男が放つ存在感は他を圧倒するものがある。

ティバーン「尋ねてきた用事はわかってる。最近ラグズの間じゃあ評判だからな」
アイク  「話が早くて助かる」
ティバーン「なら俺がどう返事するかもわかってるだろう。
      スクリミルと同じだ。腕を見せてみろ。
      俺に勝ったら協力してやるぜ」      
エフラム 「望むところ!」

族長に挑もうというベオクが来たということで、周囲にはギャラリーが集まってきている。
ヤナフ  「無謀な奴らだなぁ…ベオクじゃあ最強のアイクだって族長にゃ負けることもあるってのに」
ウルキ  「……」

その言葉が耳に届く。
いや、言われるまでもなくこの男から感じる強さはアイクに匹敵するものがあった。
ティバーン「誰が来る? それとも束でやるか?」
エフラム 「馬鹿な! 一騎打ちに…」
オグマ  「待て!」
エフラム 「なんだ!?」
オグマ  「向こうが一対五でいいというならそれでやるべきだ」
エフラム 「な…そんな卑怯なマネができるか!」
シャナン 「そうだ!やるなら私一人でいく!」
オグマ  「奴はそれだけ強い…スクリミルよりもな…俺たちの目的は自身の名誉じゃない。
      あくまでも幼女のための紋章町を作ることだ。そのためなら甘んじて不名誉も受けるべきじゃないか?
      ここは勝つことを考えるべきだろう」
シャナン 「私は賛成できん…確かにやつは強い…だが…バルムンクと流星剣を持ってすれば勝算はある!」
     (いつもなら鷹の幼女の前でかっこいいとこ見せたい…と思うところだが…今はそれどころじゃないな。
      全員で戦っても奴の前では戦死者を出しかねん…いっそ私一人で戦った方が犠牲も無く、
      勝算だってある…)

それは自惚れではない。
平和な世の中で戦う機会も少ないので忘れがちだが、恐らく鉄血幼女守護同盟でシャナンは最強クラスだろう。
最近ラクチェに抜かれた気もするが、バルムンクを装備してればまだまだ上である。

ロイド  「俺はどっちでもいいがね…牙は騎士様じゃねぇ。勝つためなら総がかりもありだな。
      が…行けというなら一人だっていくぜ?」
カナス  「私も…理想のためなら…行けと言われるなら一騎討ちも受けて見せます。
      本音は恐ろしいですが…弩を使える仲間がいればよかったですねぇ」

エフラム 「ぬぅ…」

続く

1 エフラムが戦う やはり党首自ら一騎討ちを持って戦うぞ!ジークムントの鋭さを知れ!
2 オグマが戦う  お前のキャリアなら奴の隙を見出せるかも知れん
3 シャナンが戦う ラグズの猛者といえど聖武具と流星剣なら勝算はある!
4 ロイドが戦う  ロイドの剣椀とリガルブレイドの力に期待するぞ!
5 カナスが戦う  魔防無視かつ必殺率の高いルナが上手く決まれば…
6 全員で戦う   釈然とせん…釈然とせんがオグマの言葉も一理ある…全員で戦うか!

455の方に選択お願いします
455助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 13:37:44 ID:T9lDtDVe
>>450-454
投下乙です!
投下はできる時で全然かまいませんよ!

選択は3で
いままでいいとこなしのシャナンに、
ただのロリコンではないってことを証明してほしい・・・・・!

ってかサラ様メタ発言しすぎwwww
あとネサラ・・・・・・
GJGJ!でした
456助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 14:48:00 ID:WaNvzjZQ
>>436-445
今だかつて、ここまでリーフがかっこ良かった時があっただろうか…
こりゃあ四人娘も惚れるわ。続きに期待しつつもGJ!

>>450-454
ネwwサwwwwラwwwww
アルヴィスは男だなぁ…まぁ他のネタでは常に優位だし、たまにはいいか
GJ!
457LOST MAN:2010/07/13(火) 14:52:50 ID:LxBhflX5
いつも楽しく読ませてもらってます、『幼女の旗の下に』!
しかもかなりの更新の速度然り、文才然り・・・とても羨ましく思います!

これから、連載中の作品を投稿させていただきます。
覚えてる人どれくらいいるんだ・・・(汗)
忘れたという方は、簡単なあらすじを読んで思い出してくれるとありがたいです(__)
今までキャラ崩壊注意報を流してきましたが、今回もキャラ崩壊 厳 重 注意報を流させていただきます。
458LOST MAN:2010/07/13(火) 14:53:51 ID:LxBhflX5
あらすじ
アイク、ヘクトル、エイリーク、アルムが記憶喪失に!
それに巻き込まれて記憶喪失になった人多数!
シグルドは警察に連れて行かれ、みるみる可動人数が減って行く兄弟家!ピンチ!


 第5章 “激闘の末に”

〜セリノスの森、神殿〜

昼の12時を回り、太陽は真上より少し南に傾いている頃、とある森の上空をイヌワシ以上の大きな鷹が空を滑空している。
ここはテリウス地区に位置する大きな森林地帯、“セリノスの森”
かつて死んでいた森ではあるが、今となっては木々茂る立派な森だ。
復活した理由は“歌”・・・“歌”が森を復活させたのだ。
なんとも不思議な話ではあるが、事実、それを目の当たりにした者がいる。
その“歌声”を披露したのは“鷺の民”と言われる“ラグズ”だ。
彼等は一度、無実の罪により森ごと焼き払われ、今や少数民族となってしまった。
その中の二人の兄妹の歌声が、森を見事に元通りにしたのだ。
現在、彼等は森の奥深くの神殿に在住しており、鷹王を始めとした“ラグズ勢”や“ベグニオングループ”の支援により保護されている。
今、彼等はセリノスの森上空を真剣な顔で見上げている。
そのすぐ傍にある台座には・・・“メダリオン”が。

リアーネ  「・・・」
リュシオン 「・・・」
????? 「どうした、2人して上の空だな?」

不意に、2人の後ろから1人の男の声が聞こえた。
リュシオンはそちらに目をやると小岩の上に1羽の、先程のイヌワシを優に越えるほど大きな鷹がいた。
その鷹は姿を変え、人の形となった。
彼の名はティバーン。
先程、ヤナフとウルキを従え、アルムとセリカをバレンシアに送って行ったラグズだ。
しかし、今の彼は一人・・・どうやら、二人はフェニキスに置いてきたらしい。
そのティバーンが小岩の上から座ってこちらを見ている。
どうやら、ティバーンが来たのも気付かないほど空に集中を向けているようだ。
リアーネは、今の胸中をティバーンに言う。

リアーネ  「・・・nanndaka、zawazawasuruno・・・」
リュシオン 「私も先程から心が落ち着かない・・・」
ティバーン 「? そりゃそこにあるソレが原因だろ?」
459LOST MAN:2010/07/13(火) 14:54:39 ID:LxBhflX5
ティバーンは台座の上にある“メダリオン”を指差しながら尋ねる。
メダリオンとは負の女神を封印しているメダルの事だ。
故に、常人が触れば負の気に当てられ、暴走する。
要するに、このメダルは“災いの元”よろしく“負の塊”である。
しかし、リュシオンは首を横に振る。

リュシオン 「いや、コレとは別だ」
ティバーン 「? じゃあなんだってんだ?」
リアーネ  「wakaranai・・・」
ティバーン 「・・・相変わらず、“負の気”が動く事に関しては敏感に察知するな」

ティバーンは顎に手を当て、感心する。
しかし、当の本人であるリュシオンとリアーネの表情は硬いままだ。

リュシオン 「ああ・・・だが、これは・・・一騒動では済みそうに・・・無い・・・」
ティバーン 「・・・どういうことだ?」
リュシオン 「・・・それもまだ、わからない・・・ただ、感じる・・・」
ティバーン (感じる・・・ね。感じただけなら良いが・・・)

ティバーンも一緒になって空を見上げるが、何ら変哲の無い空が広がっているだけだ。
空が“負の気”を運んでいるのか、それとも空が“負の気”を撒き散らすのか、それすら分からない。
『無知ってのはもどかしいもんだな』と思いつつも、リュシオン達のように敏感に反応出来るのは鍛えてどうこう、学んでどうこう出来るものではないので、仕方が無い。
故に、もどかしいのかもしれないが。

〜兄弟家、居間〜

所変わってここは例の記憶喪失者が続発している兄弟家。
大体の兄弟が居間に集合していて、家族会議が開かれている。
その中で一際目立っている鎧を着た男が、ようやく事の起こりから終りまでを説明し終えたようだ。
460LOST MAN:2010/07/13(火) 14:55:26 ID:LxBhflX5
漆黒の騎士 「・・・というわけだ・・・」
アルム   「・・・」
エリンシア 「あらま、アルムちゃんがクールキャラに?」
マルス   「今までの展開だと驚けないね」
エリウッド 「とりあえずこれで影が濃くなったかな?」
ロイ    (アルム兄さんの扱いが酷い・・・)
リーフ   「記憶を無くしたとは言え、他の二人よりはマシだろうね」
リン    「・・・まぁね・・・」
ミカヤ   「これはこれでいいかも。ね?アルム」
アルム   「・・・」
マルス   「いやなんか喋ってよ」
アルム   「部屋に引篭もりたい・・・」
リーフ   「家族に対する第一声がそれですか」
セリス   「ところで、なんでセリカ姉さんは帰ってきてないの?」
漆黒の騎士 「ある者2名を粛清する為に留まった」

〜バレンシア〜

セリカ    「うっふふふ〜、待ってよ二人とも〜」Eライナロック
ボーレ&シノン「追いかけないでー☆」※イメージです。

〜ちょっと離れた所〜

グレイル   「ウキッキー!」
ピョンピョンピョーン
ガトリー   Σ「速っ!ホントに団長!?」
オスカー   「もう言動が猿って!どうすれば!?」

 〜兄弟家、居間〜

アルム   「前がよく見えて気分悪い・・・もうやだ・・・帽子無いかな・・・」
アイク   「・・・無いな・・・」
ヘクトル  「ごめん、私も無いの」
エイリーク 「男が情けない事言うもんじゃないわい!せめて胸の内に留めんか!」
ロイ    「(ヒソヒソ)どうする?」
マルス   「(ヒソヒソ)どうするって・・・」
ミカヤ   「(ヒソヒソ)・・・しょうがない・・・一旦家に置いておきましょう」
マルス   「(ヒソヒソ)何か作戦が?」
ミカヤ   「(ヒソヒソ)それを考える為に、家に置いておくのよ。これから当面の行動に着いて考えましょう。こう次々に記憶喪失者が増えていったら堪ったもんじゃないわ・・・」
エリンシア 「(ヒソヒソ)では、漆黒の騎士様はアイクの面倒を見てもらうと言う事で・・・」
リン    「(ヒソヒソ)その方が良いわ。出来ればあの三人の面倒も見てくれるとありがたいんだけど・・・」
ヘクトル  「うふふふ、あはははは」
エイリーク 「ガーッハッハッハッハッハ!」
アルム   「直射日光が眩しい・・・目が潰れる・・・」
ミカヤ   「(ヒソヒソ)何この変な図・・・」
アイク   「どうした?」
ミカヤ   「ああ、しばらく家で大人しくしててね」
アイク   「そうか?なら、しばらく部屋にいるぞ」
エリウッド 「部屋の場所は覚えてる?」
アイク   「ああ」
ミカヤ   「出来ればヘクトルとエイリークも連れてってくれる?」
アイク   「ああ」
リン    「それでそのまま部屋に閉じ込めておいてくれる?」
アイク   「あ?ああ・・・やってみよう。ヘクトル、エイリーク、アルム行くぞ」
ヘクトル  「私の名前はベクトノレだよ〜」
エイリーク 「ワシの名前はベイリーフじゃ」
エリウッド 煤u誰!?間違えて覚えさせたの誰!?」
アイク   「ム?そうか。ベクトノレ、ベイリーフ、行くぞ」
ロイ    煤u鵜呑みにしないで兄さん!」
461LOST MAN:2010/07/13(火) 14:56:32 ID:LxBhflX5
〜数分後〜

マルス   「・・・ふぅ、これで静かになった」
ミカヤ   「さて、それじゃ、改めて会議をはじめましょう。まずは今の被害状況を確認」

ミカヤ   無事
シグルド  行方不明
エリンシア 無事
アイク   記憶喪失(事の発端)
エリウッド 無事
ヘクトル  記憶喪失(キモイ)
エフラム  無事(現在ショックにより引篭もり中)
エイリーク 記憶喪失(爺臭い)
リン    無事
マルス   無事
アルム   記憶喪失(引篭もり)
セリカ   無事(行動中)
セリス   無事
リーフ   無事
ロイ    無事

エリンシア 「無事なのは10人・・・ですか」
マルス   「厳密に言えば可動人数は(エフラム含め、セリカ含めず)8人ね」
ロイ    「シグルド兄さんはどこ行っちゃったんだろ?シグルド兄さんが無事なら10人行動可能なんだけど」
リーフ   「KISINSIN兄妹を追いかけて行ってから戻らないなぁ・・・今ごろはバレンシアで二人を探してるのかな?」

〜その頃シグルド・ベルン警察署〜

シグルド  「私は無実だ!信じてくれ!」
ゲイル   「叫ぶな、耳に響く」
ミレディ  「実際、被害届も多数出ているのよ?」
ツァイス  「姉さん、お茶いれたよ」
シグルド  「その茶の中に媚薬でも入れて姉を夜の路地裏へ引きずり込んでアハハでウフフなKISNSIN行為をするつもりかーッ! 兄妹だろうと姉弟だろうとKINSINは許さんぞーッ!」
ツァイス  Σ「今の一瞬でそこまで想像できたの!?」
462LOST MAN:2010/07/13(火) 14:57:38 ID:LxBhflX5
〜兄弟家、居間〜

ミカヤ   「まったく、こんな時に限って役に立たない長男なんだから!」
リン    「ダメだ、電話にも出ないわね・・・」
ミリンシア 「毒を吐いていても仕方ありませんわ。シグルドはまた探すとして、今はどうするか・・・」
リーフ   「やっぱり、記憶が戻りそうな所・・・アイク兄さんにとって思い出のある場所に行った方が良いよね(前から話してる事だけど)」
マルス   「兄さんにとって思い出のある場所・・・ってドコ?」
リーフ   「そりゃガリアとかグレイル工務店とか・・・・・・とか・・・えっと・・・」
リン    「・・・よくよく考えてみれば、アイク兄さんが行った事のない場所なんてある?」
ロイ    「アイク兄さん人気だから、色々連れ回されてるもんね・・・紋章町で行ってない所なんてないんじゃない?」
セリス   「え、じゃあドコに行くの?」
エリンシア 「それは・・・ええと・・・ドコに行きます?」
ミカヤ   「聞かれても困るけど・・・」
マルス   「皆目見当がつかないね・・・ドコに行くかは後回しにしよう」
エリンシア 「・・・あ!これなんて良いのでは?」
ロイ    「なにが?」
エリンシア 「治療として、催眠術なんてどうです?」
リン    「なるほど・・・確かにアイク兄さんって催眠術とか掛かり易そう・・・」
ミカヤ   「じゃあ的を絞りましょうか。紋章町の催眠術師は・・・っと・・・」
マルス   「待った!」
ミカヤ   「? どうしたのよ?」
マルス   「催眠術・・・もとい催眠術師はダメです」
ミカヤ   「え?だって催眠術なんて使えるの催眠術師くらいでしょ」
マルス   「じゃあ、『ネルガルさん』『魔リオンさん』『ガーネフさん』etc・・・この人達にアイク兄さんを託すつもりですか?」

全員    「 無 理 !」

マルス   「だから、やめておくべきです」
エリウッド 「よくよく考えてみたら催眠術とか洗脳の類ってFEにおいて悪役の専売特許みたいなものだしね・・・」
エリンシア 「次は同伴する人ですわね・・・これは結構重要ですわ」
セリス   「ウチの人、悉く記憶喪失化してるもんね」
リーフ   「それなりに実力があって、かつアイク兄さんの記憶に干渉出来るような・・・」
リン    「だから、私が行くってば」←前回工務店三人娘に出番を取られた人
マルス   「えぇ〜、だってリン姉さんアイク兄さんの記憶とあんま関わりが」グヮシッ
リン    「文句を言うのはこの口か」←出番取られて不機嫌+積年の恨み
マルス   「ひへへへへへへ!!くひはひっはらはいへ!!」
リン    「ならドコならええっちゅーねん。オォ?」←何故か理解できてる
ロイ    煤u姉さん!?なんか訛ってる訛ってる!」
マルス   「や、ヤクザ口調が荒々しい性格とお似合いで」「まだ馳走が足らんか」グギギギギギギギギギギッ
マルス   「首は止め・・・あばばばばばばばばばばばばば(泡)」
ロイ    煤u兄さんから蟹の如き大量の泡が!」
エリンシア 「あ、そうだ・・・今日の晩御飯は蟹にでもしましょうか」
セリス   「いや止めようよ」
マルス   「げふぁ!ぜぇっぜぇっ・・・知らないオジサンが川原の向こうで手を振ってた・・・!」
リン    「いっそ語り合って来んかい」
ロイ    「いやだから訛ってるってば!」
463LOST MAN:2010/07/13(火) 14:58:28 ID:LxBhflX5
〜2階、アイクの部屋〜

エイリーク 「『今朝の飯 何を食べたか 覚えが無い』・・・なんてどうじゃ?」
ヘクトル  「捻りが無いからブー!もっと頑張ろうよぉ〜」
アルム   「・・・人の声が耳に響く・・・もうやだ・・・一人部屋に行きたい・・・」
漆黒の騎士 (ホントに何なんだこの状況は・・・)

アイクの部屋で、彼等は何をしているのか?
暇潰しに俳句大会を催してるのだ。
ちなみに主催はエイリーク、司会及び審査員長はヘクトルである。

アイク   「・・・しかし、部屋でジッとしてろと言われたが・・・身体がウズウズしてくる・・・出てはダメなのか?」

少しげんなりした様子でアイクは漆黒の騎士に出たいと言うが、今までの経験からして何が起こるか分からない。
漆黒の騎士はアイクを宥める。

漆黒の騎士 「ダメだ。下手に動かれて記憶喪失になってもらっては困るからな」
アイク   「そうは言ってもな・・・」
漆黒の騎士 「ならば、イメージトレーニングをしてみてはどうだ?」
アイク   「そうか、その手があったな。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ピキーン)ムッ!」
漆黒の騎士 「どうしたアイク、何か思い出せたか?」
アイク   「・・・『夏の今 すべき事は スイカ割り』・・・」
漆黒の騎士 Σ「そっちか!」
ヘクトル  「ダメダメぇ〜、それも捻りが無いよぉ〜」
アイク   「むぅ〜」
漆黒の騎士 (さっきから何を基準に捻り有る無いを判定してるのだアイクの弟・・・)
ヘクトル  「次はアルム君が考えてみようよ〜」
アルム   「やだ・・・」

サラリとした口調でアルムは言う。
が、その口調が(現在オッサン化している)エイリークの癇に障ったらしい。

エイリーク 「なんじゃと!貴様さっきから同じような事しか言ってないではないか!」
アルム   「・・・絶対やだ・・・」
エイリーク 「誰が一言付け加えろと言った!なめとるのか!?」
アルム   「・・・勝手にやってれば良いじゃん・・・」
エイリーク 「なっなんじゃとぅ!?貴様武器を持てい!」

頭に血が登ったエイリークは、壁に立て掛けてあった訓練用の剣を手に取り、構えた。
その構えは従来のそれではなく、両手で剣を持ち、切先が目の先に来ている。
これは“突き”ではなく“振り”の構えだ。

ヘクトル  「あっ喧嘩はダメだよぅ〜!」
エイリーク 「貴様は顔立ちが厳ついワリに口調が合ってなくて気色悪いんじゃ!」
ヘクトル  Σガーンッ!
漆黒の騎士 「自覚してなかったのかアイクの弟・・・」
アルム   「さっさと勝って終わらせよ・・・」
エイリーク 「上等じゃあ!覚悟しろアツム!!」

ここまで来たら、もはや手のつけようが無い。
怒りで周りの見えなくなったエイリークは、アルムに飛びかかる。
対するアルムは、ちょうど自身の後ろにあった訓練用の剣で応戦しようと構える。
アルムもまた、従来のとは違う構えだ。

アルム   「・・・僕、アルム・・・」

 ガギィン!!
464LOST MAN:2010/07/13(火) 14:59:37 ID:LxBhflX5
〜1階、居間〜

リン    「うん?」
セリス   「どうしたの、リン姉さん?」
リン    「今、金属音がしなかった?」
ロイ    「あ、僕も聞こえた」
エリウッド 「また上で騒いでるのかな・・・大人しくしてって言ったのに・・・」
マルス   「あの連中が大人しくしてるとでも?」
エリウッド 「それもそうだね」
マルス   (大人しくするはずが無いから漆黒さんを同行させたはずなんだけど・・・なにやってんだろ?)
ロイ    「・・・僕、心配だから見に行って来るよ」
エリンシア 「ロイちゃんだけでは心配ですわ・・・」
マルス   「あ、僕も行くよ」
リン    「(二人だけじゃ心配ね・・・)私も一緒に行くわ」
マルス   「え〜、なんで一緒に」「次は18番のパイルドライバーを・・・」「いざ行かん兄の部屋!」

〜2階、アイクの部屋〜

エイリーク 「ぬおおおお!」
アルム   「えい」
ヘクトル  「やああああ!」

兄弟喧嘩は短時間で燃え上がったらしい。
訓練用の戦斧を持ったヘクトルまで参戦し、さらに喧嘩は熾烈化する。

アイク   「やめろ!やめるんだ!」
エイリーク 「止めてくれるな兄者!ワシはコイツが泣くまで戦うのを止めない!」
漆黒の騎士 「今は兄弟で喧嘩してる場合ではないだろう!」
ヘクトル  「たぁ!」
エイリーク 「ぬぇい!」
アルム   「やあ」

兄と漆黒の騎士の静止も聞かずに、3人は剣と戦斧を叩き付け合う。
アルムがエイリークに攻撃すればヘクトルはアルムに。
ヘクトルがアルムに攻撃すればエイリークはヘクトルに。
エイリークがヘクトルに攻撃すればアルムはエイリークに。
そして最後に3人が同時に各々の武器を振り上げ、最後の一撃と言わんばかりにお互いの得物を叩き合わせる。
・・・が、ここでアクシデントが発生した。

ヘクトル  「あっ!私の戦斧が!」

そう、ヘクトルの戦斧の刀身の部分だけ折れたのだ。
戦斧の刀身は、宙を舞って部屋の扉の前へと放物線を描き落ちていく。
だが、間が悪い者というのはどこにでもいる。
ちょうど部屋の扉がガチャッと開かれた。
そこから顔を出したのは、先程下から登ってきたマルス・・・ではなく、隣の部屋に居たエフラムだった。

エフラム  「うるさいぞお前等、一体今度は何を」

そこまでいうと、エフラムは床に『ズガンッ!』という音と共に仰向けに倒れ込んだ。

2人    「あ゙」
アルム   「・・・」(汗)
465LOST MAN:2010/07/13(火) 15:04:08 ID:LxBhflX5
今まで喧嘩してたのが嘘のように静かになった3人の額には、冷や汗が浮かび上がっていた。
引篭もり風クールとなったアルムまでもが冷や汗を流している。
そこに、ちょうど下から登って来たロイ達が、目を点にして、シュバッとエフラムの下へと叫びながら駆けつける。

ロイ    煤u脳天クリティカルヒットォォォオオオ!!」
マルス   煤uヤバイって今までの流れからして!」
リン    「ちょっと!また記憶無くなったらどうするのよ!?」
アルム   「・・・知らない・・・」
エイリーク 「何も知らんのォ、記憶喪失じゃから」
ヘクトル  「うんうん。キオクソーシツだから」
リン    「都合の良い記憶喪失だなオイ」
ロイ    「エフラム兄さん!大丈夫!?自分の名前とかわかる!?自分が誰か分かる!?」
エフラム  「名前だと・・・?」
ニヤァ
エフラム  「知るかァ!ギャハハハハ!!」
ロイ    Σ「重症だー!」

もはや御約束の域である。


 TO BE CONTINUED


・・・うん、大分思い切ったコトしちゃったなぁと思ってるよ、エフラムに対して。(他の人にも言えることだけど)
こんな感じのキャラがしばらく続きます。ええ、続いちゃうんです。
あなたの好きなキャラが崩壊してしまうかもしれませんが・・・ご了承ください。
466LOST MAN:2010/07/13(火) 15:08:14 ID:LxBhflX5
申し訳ありません!誤植を発見しました!

KISINSIN×
KISNSIN×
KINSHIN○

なんだ、『KISINSIN』と『KISNSIN』て・・・orz
467助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 15:08:40 ID:T9lDtDVe
>>458-465

おっ、久々の更新乙です
リアルタイムで見てたがこれはひどいw
ってかヘクトルの破壊力がパネェwwwww

この事態の収拾の付け方が気になるんだぜ
468助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 15:10:22 ID:WaNvzjZQ
>>457-465
LOST MANの人どうしてるのかなぁ…等と思いつつ、
適当にF5押したら続きキテタ━━━( ´∀`)゚∀゚)`・ω・)^Д^)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)━━━!!!!

この記憶喪失、ウイルス性のモノかと考えたい位に伝染してるwwwwエフラム最後www
続きに期待してGJ!
469助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 15:12:42 ID:WaNvzjZQ
連レスすまんけど、いつの間にかFETVの続き来てるな
470助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 15:14:47 ID:1+KsMcVM
>>458-465
LOST MANキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
なんというカオス空間…エイリークとアルムのやり取りがツボにはまりました!

てかシグルド兄さん…すごいKINSHIN妄想だwww
GJ!
471助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 15:54:15 ID:1+KsMcVM
おおFETV!
セーラ達に弄ってもらうのもここにネタ投下する楽しみの一つだよねぇ…

ゲストは誰がいいか…悩んだが前にリクしたことあるんで
他の人にお譲りするっす!
472助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 20:18:33 ID:T9lDtDVe
FETV更新乙です!
やっぱりこういうのがあると投下する意欲が湧いてきますね
最初にFETVを考えた人は偉大だ・・・・・・

ゲストは・・・・・最近出てないので回転署長に出てほしいです
エフラム達が政党に入ってからあまり見なくなったので・・・・
473助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 20:23:13 ID:S41T2X1B
ゼフィール「奴らが選挙活動に忙しくてロリコン犯罪をしないからな。仕事が無いのだ」
474助けて!名無しさん!:2010/07/13(火) 21:26:11 ID:Sh73lOP3
>>473
ロリコン捕まえる事以外の仕事あるでしょ署長www
475助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 00:01:44 ID:UyCT+ew/
ふと思ったんだが…エフラムのストライクゾーンの下限はファがOKなら5、6歳くらいだよな。

じゃあリーフの上限は何歳くらいまでなんだ?
35くらいだろうか?

いやでもこのスレのルイーズさんって普通にクレイン達の母設定だったよね。
そうなると40ちょいくらいまではOKなのか?
476助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 00:15:27 ID:EtYcbYWS
う〜ん、見た目がお姉さんならいい・・・・としか言えない


なぜならイドゥンさんという究極のおbウワナニヲスル
477助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 00:48:01 ID:ICfv/r/h
カリルさん・アムリタさん・イシュメアさん・エーヴェルさんはストライクゾーンに入るのかな?
478助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 01:26:52 ID:UyCT+ew/
リーフ「エイミちゃんペレアスさんヨシュアさんマリータ!
    それにエリウッド兄さんとゼフィール署長!
    今日から僕をお父さんと呼ぶんだ!」
エイミ「え〜」
ペレアス「なに言ってるんだろうねこの葉っぱは…」
ヨシュア「賭けてもいいぜ。そんな日は決してこない」
マリータ「ありえへんわ。アホかいな」
エリウッド「エレノアさんについては原作だけの話であってね…」
ゼフィール「…きさまはワシのような髭面が息子でもいいのか?
      とりあえず…」

つ ねこまくら
つ 陽光
つ アウドムラ
つ 流星剣
つ デュランダル
つ バシリオスディーネ

リーフ「コノヒトデナシー!」
479助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 01:44:35 ID:EtYcbYWS
ちょっとまて、上端と下端はなにかおかしいぞ
480助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 02:54:48 ID:sB237T0Q
リーフ「みんな何か勘違いしているようだけど、お姉さんとは年齢だけの問題じゃないんだ
    自分が甘えたいとか、癒されたいとか、罵られたいとか思えるお姉さん要素があるなら
    その人はもう君にとってお姉さんなんだ。それがたとえ十歳年下であってもね。
    自分だけのお姉さん像が確立されてるなら、世界はきっと君に応えてくれるさ!」

上のリーフの言葉とは全く関係ないが、ネタを投下します
エフラムとサラなので苦手な方は注意
481夏風邪にご注意:2010/07/14(水) 02:58:30 ID:sB237T0Q
「おじいさま、おとうさまとおかあさまはいつかえってくるの?」
「今日は仕事で戻れんそうだが…なに、お前が良い子にしていればすぐ帰ってくるだろう」
「うん、あたしいいこにしてるね」

「おじいさま、おとうさまとおかあさまは?」
「うむ…どうやらしばらく戻れんようだな…すまんがわしもこれから出ねばならんのでな、良い子にしているのだぞ」
「はーい…」


「いいこにしててもおとうさまとおかあさまかえってこない…つまんない…あたしもういいこじゃなくていいや…」



「…ん…夢…?…か…何で今頃あんな……最悪の目覚めだわ…嫌な汗かいた…頭痛いし喉痛いし…最低…」
「…辛そうだな」
「…っ!?…って、兄様じゃない…驚かせないで」
「すまん、声をかけようかと思ったんだが、寝てたみたいだしな」
「ちょっと待って、何で兄様がここにいるの?…ここ私の家の私の部屋よね?」
「ああ、マンフロイ殿に鍵を開けてもらった、忙しいらしくてすぐに仕事に行ってしまわれたが」
「そう…で、何で兄様がここに?」
「夏風邪、引いたんだってな」
「…見ればわかるでしょ」
「それで、家に誰もいなくて孫が不安がるといけないから、見舞いに行ってほしいと頼まれてな。…少し信用されすぎな気もするが」
「…無駄な心配ね、寝てるだけだもの。不安でも寂しくもないわ」
「寂しがっているとまでは言ってなかったけどな?」
「…単なる言葉の綾でしょ、変な解釈は止めて」
「…まあいいさ、しかし、お前が風邪を引くとはな…何かよほどのことでもあったのか?」
「人をバケモノみたいに言うのは止めてくれない?私だって風邪くらい引くわよ…それより、見舞いに来たんだから
 手土産の一つくらい有るんじゃないの?」
「ああそうだった、ほらこれ」
「…何、これ?」
「エリウッドお勧めの栄養ドリンクだ。俺も良く知らんのだが、聖なる井戸の水やらオリウイ草やらその他色々なものを配合した
 リフ印の超高級ドリンクらしい、健康な者が飲むと体が爆発するくらい元気になるが、病人が飲むにはちょうどいいとか言っていたぞ」
「…そう…ありがと…でも何か飲むの怖いんだけど…」
「夏風邪くらいなら簡単に吹っ飛ぶと言っていたけどな」
「体が吹き飛ぶって意味じゃないでしょうね…まあいいわ、そんなことより何か面白い話でもしてよ、暇なの」
「そんなこと急に言われてもな…」
「情けないわね…自分の仕事わかってるの?それでも芸人?」
「いつ俺が芸人になった!?」
「あら?少女を追い回して警察の厄介になる姿で笑いを取る芸人じゃなかったの?」
「お前なあ…」
「大体最近の兄様は面白さが足りないわ、前はもっ…と……」
「…どうした?」
「…ちょっと視界がぼやけただけ」
「ちょっとってお前…そういえば酷い汗だな、実はかなり調子悪いんじゃないのか?」
「…かも」
「そういうことは早く言え、病人なのにはしゃぎ過ぎだ。そうだ、これ飲んどけ、水分は摂らないと駄目だ」
「無理…喉痛いし…何か口に入れる気分じゃない…起きるのもだるい…」
482夏風邪にご注意:2010/07/14(水) 03:03:23 ID:sB237T0Q
「……仕方ない、少しでいいから体起こせ。それくらい出来るだろ」
「…こう?…それで何……っ!?」
「……………」
「…………ん…」
「……………」
「…………はあ…」
「飲めたな?」
「…口移しなんてされたの初めてなんだけど」
「…俺もだ」
「…無理矢理起こされて飲まされるとばっかり思ってた」
「病人に無理させる訳にはいかないだろ、ほら、まだ半分あるんだからな」
「…うん」


〜後日〜

「やっぱり熱がありますね…」
「そうか…」
「お前が風邪とはな、馬鹿は風邪引かないってのは嘘だな」
「そんなことはない、お前は健康だろ。それにお前と違って俺は脂肪の鎧が無いから温度変化に弱いんだ」
「ようし、それだけ言える元気があるなら十分だぜ。表に出やがれ」
「いいだろう」
「駄目です!兄上は今日は安静にしていて下さい。みんな出かけますけど、外に出ては駄目ですよ?」
「…わかった」

「やれやれ…あいつの風邪が移ったとしか思えないな…」
「調子悪そうね、兄様?」
「…サラ、勝手に入るなと何度も言ってるだろ?」
「兄様だってこの前やったじゃない」
「お前は常習だろ…悪いが今日は付き合えんぞ、お前の風邪が移ったみたいなんでな
 誰もいないから何も面白いことは無いぞ」
「だからお見舞いに来てあげたんじゃない」
「…お前がか?」
「ま、具合悪いのに一人のときの不安とか寂しさは一応分かるし…」
「…そうか」
「それで、お土産があるんだけど。ほら、この前兄様が持ってきてくれたドリンク。すごい効き目ね、飲んだらすぐ具合良くなったの
 探すのに苦労したけど…扱ってる店あんまり無いのね」
「それは助かる、エリウッドに聞いたらちょうど切らしてしまっていたみたいなんだ」
「…飲ませてあげよっか?」
「いい、自分で飲める」
「遠慮しないで」
「遠慮じゃなくて、自分で出来るって言ってるんだ」
「…もう口に含んじゃうからね」
「おい、しなくていいって言ってるだろ…聞いてるのか…おい!」


終わり


新紋章発売が明日に迫ったな(時間的に)
皆も全裸待機しすぎて風邪引かないように気をつけようぜ!
483助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 03:06:23 ID:EtYcbYWS
>>481-482
リアルタイムで見てたんだが・・・・
久しぶりに純粋なエフサラだな
最近エフリンとかに押されがちだったからなんかナツカシス

サラって言われてみればなかなか辛い幼少時代なんだな・・・・
まぁ、今はそのせいでものすごい女の子になってますが;
GJGJ!でした

もう寝むいから全裸で寝るよパトラッシュ・・・・・
484助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 05:41:55 ID:59+gRrag
そろそろ新紋章が発売だけどジェネラルのシーマとかどうなるんだろう
以前マルスが推測してたけど(その結果ぼこぼこにされた)
新しく女性のBパターンでも出るのだろうか
それともマルスの推測が現実に・・・?
485助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 10:48:31 ID:6Km6xEoE
>>481-482
サラ様が可愛すぎる件について
もっとくださいお願いします

これで理性を保てるエフラムはロリコンの鏡だと思う
ロリコンだからこそ幼女を大切に…おっと誰か来たようだ
GJでした!

>>484
そういや今回も兵種変更はあるんだもんね。
予想になるが兵種自体は普通にジェネラルなんじゃない?
多分パターンの方を弄るなりすると思う。
486助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 13:03:44 ID:3ChVqcTB
>>480
シャナン「パティに甘えたい」
ジャファル「ニノに癒されたい」
オグマ「ユミナに罵られたい」

…なんだ、彼らはロリコンではなくおねいさん好きだったのか。

それはともかく明日だねぇ。
しばらくはプレイに忙しい&ネタバレ禁止期間も相まって投下が減りそうな気がするが…
なんにしても楽しみなんだぜ。
487助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 13:19:58 ID:gb8rKyML
>>484
ゴーゼワロスの事ですね、分かりますww
一部噂ではFE大全&PVにも載っていた(ダキュン!ダキュン!!)が女バーサーカーという説もあるから、
遂にシーマ様もウワシーマサマナニヲスルグラディウスヤメtアッー!
488助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 13:41:00 ID:3ChVqcTB
まて、その説はどこからきた!?

…そんな話を聞いて思ったが…
エリンシア姉さんはガチムチなら女性も守備範囲に入るのかね?
ある程度逞しそうな女性っていうと…

斧使いのエキドナさんとかティアマトさんとか体格の高いイメージのあるマチュアさん。
力がよく伸びるラケシス…ニケ様とか…そのあたりか?
489助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 13:52:47 ID:gb8rKyML
>>488
新・紋章の謎スレの方で話題になったんだ
新しい女性キャラ数人と一緒にそのユニットも載っていた事、
そして鎧の形が胸をカバーするような形状→(□□)だった事から女性じゃないかって推測が結構あったよ

…ネタバレがちょうど新・紋章の謎スレPart14にぞくぞく来てるな
ネタバレはココでは言わないでおくが、新・紋章の謎…中々の良ゲーになりそうだぜ!
490助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 13:55:58 ID:3ChVqcTB
>>489
そうだったのか…情報サンクス!
とりあえずプレイまでネタバレしてるスレは見ないでおくけど、
こういう予想とか推測ってのは発売前でないと出来ない楽しみだよね。

明日は久々に徹夜になりそうだ!
491助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 17:08:24 ID:JRz1l4Xj
>>481-482
新作発売前だというのに冷房の入れすぎで
危うく体調を崩しかけた俺が通りますよ

サラ様かわいいよサラ様…ところで汗だくのサラ様がエフラムに
汗を拭くのをお願いする話はまだですか?
あとエリウッドの栄養ドリンクソムリエぶりにワロタw
薬には金を惜しまないのかよw
492助けて!名無しさん!:2010/07/14(水) 21:05:05 ID:XXNKYi/o
新作発売age
493助けて!名無しさん!:2010/07/15(木) 00:07:32 ID:06h6z+zZ
新作発売記念にネタ投下

ネタバレ防止期間とはいえ、流れを読まずまったく関係ないもんを書いて投下
流れや空気を気にしていてはネタは投下できんとゆーことで!

ヒーニアス好きな人はスルーしたほうがいいかも
誤解の無いように言っておくけど俺はヒーニアス大好きです

494HPの恐怖:2010/07/15(木) 00:08:15 ID:06h6z+zZ
アスレイ「ルーテさんお客さんが…おや、新発明ですか?」
ルーテ「優秀な私の優秀な開発途上の装置です。触らないように」
アスレイ「いったいどういうものなのですか?」
ルーテ「HPを転換する装置です。HP…全てのステータスの基礎となる物といってもいいでしょう。
    力や素早さがいくら高くてもHPが無いと生存できません」
アスレイ「転換?」
ルーテ「HPには未知の力があるように思えます。外伝では魔力に転換できますし、
    ビグルのように自らのHPを半分裂いて新たな生命を生み出すこともできます。
    よってそのHPを魔力や電力などに転換できないかと研究中なのです」
アスレイ「はぁ…なんだか凄い話ですね」
ルーテ「将来的にはHP∞の葉っぱさんを繋いでHPを吸い取って永久機関動力とできれば…
    エネルギー分野において画期的な発明となるでしょう」
アスレイ(リーフさん…ご愁傷様)
ルーテ「それより優秀な私に客が来たのでは?」
アスレイ「あ、そうでした。ヒーニアスさんとユンヌさんです。通しますね」

ヒーニアス「ルーテよ。依頼したい仕事があるのだ」
ユンヌ「私も私も」
ルーテ「優秀な私の優秀な仕事ぶりに期待しているわけですね。それでなんでしょう?」
ヒーニアス「うむ、エイリークを攻略する恋愛同人ゲームを作ってくれ!
      私とエイリークのイチャラブイベント満載で頼む!」
ユンヌ「私はね〜〜アイクのおっぱいマウスパッドを作ってほしいわ。
    こう2つ出っ張ってるよーなヤツ!」
ルーテ「報酬さえもらえれば構いませんが、優秀な私の分析ではあなた方は駄目人間&駄目女神だと推定されます」
ユンヌ「うっさい!ほーしゅーは払うんだからやってくれりゃいいの!
    …ん、なにこれ?」
ルーテ「あっそれに触ってはいけません!」
ユンヌ「触るなと言われると触ってしまうっ!」

ヒョイッ

ユンヌ「あっけっこう重たい…ととと…うわっちゃ!?」
ヒーニアス「げぶっ!?」
アスレイ「ああっユンヌさんが転び際に装置を放り出してヒーニアスさんに直撃を!?」
ルーテ「空間歪曲率増大!?いけませんユンヌさんのカオスの力が装置に…!?」
495HPの恐怖:2010/07/15(木) 00:09:02 ID:06h6z+zZ
翌朝

ヒーニアス1号「おはようエイリーク」
エイリーク「ふぁ…お早う…ございます…って…ええ!?
      どうしてヒーニアス様が私の寝室に!?」
ヒーニアス2号「おはようエイリーク」
ヒーニアス3号「おはようエイリーク」
ヒーニアス4号「おはようエイリーク」
エイリーク「ほわああああああああ!?ヒーニアス様がたくさん!?」

エフラム「ぬおおおおおおおお!?どうしてお前が俺の部屋にいる!?」
ヒーニアス5号「おはようエフラム」
ヒーニアス6号「おはようエフラム」

セリス「きゃーーーーーっ僕の部屋にも!?」
ヘクトル「兄弟全員の部屋にヒーニアスが…ひいふう…数十人はいやがる!?」
ルーテ「私から説明します…」
ミカヤ「あ…ルーテさん…どうしてヒーニアスさんを何十人も連れているの?」
ルーテ「実はカクカクシカジカ…というわけでユンヌさんのカオス力が私の装置と共振して暴走し…ヒーニアスさんを巻き込んで…
    技術的な事ははしょりますが…全紋章町住民のHPがHPになってしまったんです!」
ヘクトル「なにいってんだ。それじゃかわんねえだろ」
ルーテ「ああ…このHPというのはヒットポイントではなく…ヒーニアスポイントなのです」
リン「なんじゃそりゃあああああああ!?」
マルス「また面倒な事を…」
ルーテ「つまり…例えばHP10の人の周りには10人のヒーニアスさんが出現してどこまでもついてきます」
ヒーニアス37号「まあそういうことだな」
エフラム「貴様が言うな!?」
ロイ「どこまでもって…」
ルーテ「そしてそのヒーニアスさんは…HPの元となった人物…男性なら友情…女性なら愛情を注いでくれます…うざいくらいに」
ヒーニアス23号「照れることは無いのだぞルーテよ」
ヒーニアス33号「そうとも。君が見とれているのは私の弓の腕か?それとも私か?」
ルーテ「いえ…ですから私にはアスレイが…」
ヒーニアス26号「ふっツンデレか」
ルーテ「まぁ…こんな感じです」

マルス「また厄介なことを」
シグルド「…数十人が側にいると暑苦しくて仕方ないんだが…」
ヒーニアス177号「シグルド殿、照れなくてもよいのだぞ我が友」
ロイ「つーかせまいよ…ここだけで何十人ヒーニアスさんがいるのさ…」
アルム「うざいよーセリカと2人っきりになれないよー」
セリカ「えーい退治すればいいじゃない!ライナロック!」
ヒーニアス243号「アッー!タスケテセリカ!」
セリカ「ぐはあ!?」
ル−テ「セリカさんのHPをベースにしてますので退治すると自分にダメージが来ます」
エリンシア「困りましたねぇ」
アイク「ふむ」
ヒーニアス431号「はっはっは、そんなに喜んでもらえるとは」
ロイ「突っ込むのも疲れてくるね…」
496HPの恐怖:2010/07/15(木) 00:09:47 ID:06h6z+zZ
ミカヤ「あれ、そういえばリーフは?」
ルーテ「はっいけない!?」
マルス「リーフの部屋の扉がミシミシいってる…」
ルーテ「葉っぱさんのHPは無限、いまこの部屋ではヒーニアスさんが無限に出現して飽和状態に!」
ロイ「扉から何か聞こえるよ!?」
リーフ「く…くるしい……ヒーニアスさんに埋もれて窒息しそうだコノヒトデナシー」
ヒーニアス2876号「もはや身動きがとれんな」
ルーテ「このままでは葉っぱさんの部屋を突き破ったヒーニアスさんが無限に溢れ出して地球がヒーニアスさんで埋まってしまいます!」

ミカヤ「TVでもやってるわ!?」
ドロシー『臨時ニュースです!街中に多数のヒーニアスさんが出現しました!?』
ヒーニアス1万5898号「はっはっはドロシーよ。私に会えて嬉しいのだな」
ドロシー『あっちょっと!?カメラの前に出ないでください!?』
ヒーニアス1万5899号『可憐な君の姿を他の者には見えたくないからな。お茶の間の者どもは私の美顔を見るがいい』 

……ブツッ

リン「切れた…どーすんのよコレッ!?」
ルーテ「ユンヌさんをメダリオンに捕まえてください!それでカオスパワーが消失して元に戻るはずです!
    …それにしてもヒーニアスポイント…これは興味深い研究の材料に…」
リン「反省してねぇえええええええ!」
ミカヤ「それでユンヌはどこいったの?」
ルーテ「お仕置きを恐れて逃走しました」
ミカヤ「だめじゃん!?」
ヒーニアス311号「まったくだな」
ミカヤ「あんたがいうな!?」

リーフ「ああ…助けて…」
ロイ「リーフ兄さんの部屋にひびが入ってきたよ!?」
ルーテ「いけません。今現在の測定で…葉っぱさんの部屋のヒーニアスさんは…千…人…以上!?」
マルス「どうやって入ってるのさ…電話ボックスに30人入るヨガ使いじゃあるまいし…」
エリウッド「このままじゃ家が崩壊して蝶サイコーな事に!?」
ロイ「早くユンヌさんを捕まえないと…」
セリス「だけど…あの神出鬼没なユンヌさんをどうやって」
マルス「簡単さ。アイク兄さん」
アイク「む?」
マルス「このブーメランパンツを履いて…」
ヒーニアス59号「さすが我が友マルス。よいセンスだ」
マルス「あーもううぜぇ」
アイク「これでいいのか?」
エリンシア「ハァハァハァ」
ヒーニアス418号「さすがはアイク。美しい肉体美よ」
ユンヌ「げへへへ…なんてセクシー」
セリス「3秒できたね」
マルス「まったく単純で助かるよ」

つ メダリオン

ユンヌ「いやあああああああ!?」

こうして全ての増殖ヒーニアスは消えて無くなりHP事件は収束した。

ヒーニアス「なぜだろう…街を歩くとみんなこっちを見る。フッやはりこの美男ぶりは注目を引くのだな」
ターナ(あの事件ですったり有名になったから…あの日は私の周りにも大量に現れてうざかった…)

ルーテ「ヒーニアスポイント…解析の余地が…」
アスレイ「お願いですから自重しましょうね」

終わり   いろいろとすまなかった
497HPの恐怖:2010/07/15(木) 00:12:31 ID:06h6z+zZ
誤字…やっぱチェックはしっかりせんと…スマソ…orz

× ヒーニアス1万5899号『可憐な君の姿を他の者には見えたくないからな。お茶の間の者どもは私の美顔を見るがいい』
○ ヒーニアス1万5899号『可憐な君の姿を他の者には見せたくないからな。お茶の間の者どもは私の美顔を見るがいい』

× ターナ(あの事件ですったり有名になったから…あの日は私の周りにも大量に現れてうざかった…)
○ ターナ(あの事件ですっかり有名になったから…あの日は私の周りにも大量に現れてうざかった…)
498助けて!名無しさん!:2010/07/15(木) 00:15:36 ID:a1B0CY7X
さて、発売日か。
スマブラの時みたいに三日間は新紋章に関するネタは禁止って感じかね?
新暗黒竜の時はどうしてたっけ?全く記憶に無い。
499助けて!名無しさん!:2010/07/15(木) 00:20:16 ID:06h6z+zZ
新暗黒竜の時は一ヶ月
今回も一ヶ月って話が出てたね
500助けて!名無しさん!:2010/07/15(木) 00:33:08 ID:a1B0CY7X
あら、一ヶ月だったか?ヤバイ全く記憶に無いw
そもそも新暗黒竜ネタほとんど見かけんかったから完全に記憶の彼方だわw
じゃあ一ヵ月後かな新紋章ネタの解禁は。クリス(仮)が主人公家に入れる感じになってればいいんだが。
501助けて!名無しさん!:2010/07/15(木) 12:11:33 ID:rkHwZFd9
>>500
確かにおっとり(囮)サラダネタと睡眠神龍ナギ位しか記憶にないなw
三行目は同意。設定は>>2のテンプレにも使えるモノを考案しないといけないけどね…
個人的にはどんな容姿にも出来るマイユニットという点を生かして、変装の名人にしたてたいな

>>494-497
大量のヒーニアスがひたすらUZEEEEEEEE!
これデギンハンザーや各種ラスボスの周りには普通の人間以上に出てくるんだよねw
リーフの所為で忘れがちなんだろうけどwww
GJ!

ヒーニアス62号「ここがベルン警察署か」
マードック「私だけ二人位余分に多い…」
ミレディ (ある種ラスボスのゼフィール様はともかく、
       62体分出たという事はマードック様は実は人間じゃないのかしら?)
ゼフィール「これでは仕事にならんではないか!」
502助けて!名無しさん!:2010/07/15(木) 12:58:12 ID:h80P1WQM
マルス「デュフフw今日は新紋章の発売日だねwフフフ何本売れるか楽しみだな〜」
 そのころ町では
シグルド「弟の主演作品なんです!皆さん買ってください!」
サザ「いや、何で俺が・・・それよりも今金持ってないし…」
シグルド「KINKETSUは許さんぞー!!!」
ミカヤ「私からもお願いよサザちゃん」
サザ「ミカヤが言うならしょうがない・・・観賞用・保存用・使用用で3本買う」
シグルド「ちゃんと金持ってるじゃないかー!!!!!USOTSUKIは許さんぞー」
503助けて!名無しさん!:2010/07/15(木) 15:04:59 ID:B+gnf2+U
>>502
バリエーションが増えたwww
てか金欠は許さんって、アンタら一家はどうすんだwww
504助けて!名無しさん!:2010/07/15(木) 15:52:48 ID:4jz5tQu3
兄弟家全員今日は新・紋章の謎を買いに行ってそうだなw
てか紋章町全体がお祭り騒ぎになっていて、ゲーム店以外開いてなさそうだ(※つまり学校、職場全て休み)
早朝から各種ゲーム店の前には長蛇の列だろうなぁ…で、一般人のおっさんが「モノ売るってレベルじゃねーぞ!」とw

紋章リメイクネタ解禁が今から待ち遠しいぜ!
505助けて!名無しさん!:2010/07/15(木) 18:48:06 ID:LB+ztAhr
そもそもクリスを兄弟入りさせるか否かについてまず決めなきゃいかんよな……
個人的にはマーク(烈火プレイヤーキャラ)やアル(公式漫画主人公)が兄弟入りしてないのに
クリスだけ兄弟入りさせるっていうのがどうも引っかかるんだよなー。
マイユニットという制度が今後も続くかもしれんってことを考えると、この際基準を明確にしておきたいところだ。
今までも結構曖昧だったし。

まあ俺としては「この際だからマークとアルもまとめて兄弟入りさせちまえばいいんじゃね?」って結論に至ることを期待(ry
506助けて!名無しさん!:2010/07/15(木) 19:00:29 ID:m4s20jzx
クリス(仮)の処遇については議論掲示板でやろうぜ。
どうしたってネタバレに関わる話になっちゃうからな。
507助けて!名無しさん!:2010/07/15(木) 20:31:43 ID:LB+ztAhr
>>506
立ててみた。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9373/1279193398/l50

最終的に誰がどう判定を下すのかは分かりませんが、とりあえずネタバレに配慮っつーことで、
解禁までクリス兄弟入りに関する意見交換等はこのスレッドにて行ってください。
508助けて!名無しさん!:2010/07/16(金) 10:18:33 ID:DXuLWQPI
>>507
ちくしょう、一回目はレス出来たのに二回目以降は海外規制が入った…orz
大学にある海外規制の影響を受けないパソコンから書き込むしかないか…


所でFETVの次のゲストキャラってゼフィールだよね?
…次(多分26章ネタ)のネタリストの中にNavy Blueがある…
FETVが吹き飛ぶ未来しか想像出来ないぜ…
509助けて!名無しさん!:2010/07/16(金) 10:55:25 ID:lZBuF1sJ
>>508
イリオスも一緒に吹き飛ぶんですね、分かります
510リーフ:2010/07/16(金) 13:28:05 ID:YJNqEZ07
どうやらスレ住人の大半は>>507で熱い議論を交わしてるようだね
・・・これはつまり僕が一時間嫁宣言をしても阻止されないという事・・・!?

一時間以内に阻止されなかったr(アッーコノヒトデナシー!
511助けて!名無しさん!:2010/07/16(金) 13:31:21 ID:IkroVphZ
身の程をわきまえよ
512助けて!名無しさん!:2010/07/16(金) 16:16:20 ID:ZvxeUyPc
リーフに呪いがかかった
名前からーが消えてしまった
513助けて!名無しさん!:2010/07/16(金) 16:36:53 ID:TOhdVVTl
わたしはおうじリフ
じんきはつかえませんが、おいはぎができます
514助けて!名無しさん!:2010/07/16(金) 21:28:15 ID:xSwYN3YU
なんという破戒僧。
515助けて!名無しさん!:2010/07/17(土) 13:23:38 ID:hARnHq0t
わたしはおうじリフ
のろいをときなくしてしまったものをとりもどしたくおもいます
エイリークねえさん、そのーをわたしにください

エイリーク「エイリクなんてちょっと…御免なさいリ?????
       どうしたことでしょう…−をくわえて呼べない…リフ。あ、言えた」

ざんねんですがしかたありません
それではティニーさん、よろしければそのーをわたしにください

ティニー「いやです」

ざんねんですがしかたありません
おや、あそこをあるいているのはブルーニャさん
ですがおねいさんのなまえがへんになってしまうのはかわいそうです
なのでおねがいはしません
かわりにじょうしのかたにおねがいします
そのーをわたしにください

ゼフィール「バシリオスディーネー」

わたしはおうじリフ
ひっとぽいんとはむげんですがいたいものはいたいのです
このひとでなし

ユンヌ「じゃあ私が助けてあげよっか?」

わたしはおうじリフ
よろこんでたすけでもらいます

ユンヌ「カオスの力がここに集う…アジャラカホンダラピー!」

リーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(以下多数)
「やっと呪いが…ってなにこれ!? 僕の名前欄がバグった!?」
エイリク「リー(以下略)私のーを返してください!」
ゼフィル「−泥棒で逮捕する!」
ブルニャ「許さないわこの泥棒!」
ナシェン「私までこんな目にあわせるなんて」
マドック「ほとんど犬ではないか!?」
セリカ「私の本名がアンテゼになっちゃったじゃないの!」
ティニ「ひどいですリー(以下略)様!」
マリタ「なにさらすねん!このドアホ!」
アサ「俺の怒りゲージが振り切っちまったぜ…」
デギンハンザ「わしから髪の毛だけでなくーまで奪うとは…」
マルス「よくもシダを変な名前にしてくれたね」
リリナ「あ、私はまだマシな方かも」
ソフィヤ「私も…」
シャニ「私はなんかやだよー」
ヒニアス「ドラ○エの四文字の名前に無理やり入れたみたいだな」
タナ「棚…」
ラチェル「まあわたくしの美しいーお返しなさいな!」
クラリネ「わたくしもですわ!」
ソニャ「どうやらおしおきが必要みたいね」
リン「あなたのおねえさんと書き分けできなくなっちゃったでしょ!」
デイジ「ひどいよー」
ルテ「優秀な私の優秀なーはどこに…」
ティバン「盗みの落とし前はつけてもらわねぇとな」
以下多数のーを失った人々「葉っぱ制裁!葉っぱ制裁!葉っぱ制裁!」
リー(以下略)「どうしてこうなったコノヒトデナシー!」
ユンヌ「押入れはいやあああああ!?」
516助けて!名無しさん!:2010/07/17(土) 13:36:40 ID:hARnHq0t
ス「…………orz」

いろいろすまんかった
517助けて!名無しさん!:2010/07/17(土) 15:36:28 ID:ldkxzerk
>>515
色々とワロタ
スとかもう駄目すぎるwwGJ!

俺…新紋章の謎ネタが解禁されたら、ハゲ御用達の居酒屋開くんだ…
518助けて!名無しさん!:2010/07/17(土) 15:49:43 ID:Y0SNImKU
ルイズ「まあ、なかなか可愛らしい服装ですわね。ホホホ」
パント「やあ魔法学園の制服だね。よく似合うよ。まだまだ十台でも通せるんじゃないか?」
ルイズ「ふふふ、いやですわパント様ったら。それではパント様がわたくしの使い魔になってくださいまし」

クラリネ「コスプレ…」
クレイン「母さん…年を考えてください…」
やあ (´;ω;`)

ようこそ、涙目グリーンの居酒屋へ。
この緑茶はルイージからのサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「またネタキャラ扱い」なんだ。済まない。
プレイヤーの顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、この居酒屋を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「殺気」みたいなものを感じてくれたと思う。
混沌とした紋章町で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
この居酒屋を開店したんだ。


じゃあ、注文を聞こうか。

……むしゃむしゃして書いた。オチはないが、反省はしていない
520助けて!名無しさん!:2010/07/17(土) 21:34:05 ID:ulHDrAeS
>>515
>マルス「よくもシダを変な名前にしてくれたね」
植物みたいで、クスりとしてしまったw
521腹筋:2010/07/18(日) 11:04:33 ID:gagSiKMg
アイク「ヘクトル、腹筋をしろ」
ヘクトル「へ、なんだやぶからぼうに」
アイク「そのたるんだ腹では腹に攻撃されたら耐えられんぞ」
ヘクトル「ちゃんと鎧を着てるから心配ないぜ」
アイク「ぬん!」
つ ボディブロー
ヘクトル「うぼぁ!?」
アイク「耐えられなかったぞ」
ヘクトル「素手で鎧を砕く相手に腹筋とか意味あるのかと…」
アイク「いいから腹筋しろ。足押さえててやるから」
ヘクトル「わーったよ」
10分後
ヘクトル「ぜはーぜはーっ」
     (あれ?もう息があがってきた!? やべぇ色々やべぇ!?
     俺の腹は自分で思ってたより弛んでたのか!?)
アイク「腕立てや腿上げはもっと続くのに…やはり腹筋が足りんな」
エリンシア「ヘクトルちゃん。ワンモアセッ」
リリーナ「待って!それ以上ZEINIKUを鍛えないで!」
ルーテ「そんな貴方に朗報です。優秀な大○ーグ養成ギブス!これを鎧の下に仕込んで生活すれば
     貴方も素敵、ガチムチ腹筋を取りもどせるでしょう」
アイク「よし」
エリンシア「さっそく着せてあげましょう」
リリーナ「やめてやめてお願いだから!マッチョはそこそこいるけどメタボはレアなのにーっ!」
ヘクトル「おお…きつい…体が締め付けられそうだ…」
エリンシア「それを乗り越えてこそメタボからマッチョに返り咲けるのですよ。
       スレ初期はマッチョ組みに数えられる事もあったのに最近のヘクトルちゃんはメタボに偏りすぎです」
リリーナ「それがいいのにーっ可愛いZEINIKUが硬くなっちゃう」
ヘクトル「しかしよ…こんなもん着て暮らせるわけが…」
エリンシア「……下っ腹の弛んだ男の人を好きな女の子はいませんわ。
       このままじゃフロリーナさんにも振られてしまいますわよ?
       …逆に言えば鍛え抜かれていれば逞しくてステキ♪…なんて展開も」
ヘクトル「……ま…まあ最近だらけすぎたかもしんねぇな。たまには鍛えなおすか」
アイク「うむ。男として鍛えぬかねばならん」
リリーナ「いーやーっ!?兄様のセクシーなお腹がーっ!?」
道路
ヘクトル「ぬぐぐ…歩くのも一苦労だぜ」
風呂
ヘクトル「うおっ!?風呂に沈む!?誰かガーボガボ」

ヘクトル「ぬおお…」
アイク「おかわり」
エフラム「この魚は俺のものだ」
ヘクトル「は…箸が素早くうごかせねぇ…食われる…食われる」
そんなこんなで頑張ったが…
ヘクトル「はんぎゃああああああ!?背中が背中がかけないぃぃぃぃぃいぃぃ!?
     かゆいかゆいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」
フロリーナ つ 孫の手
ヘクトル「ポーリポーリ…ふう死ぬとこだったぜ…」
フロリーナ「ヘクトル様…無理しないで…私、ちょっとくらいお腹が弛んでても気にしません。
       いえ…ヘクトル様のお腹が弛んでいるならその良い所を見つけます!
       弛んだお腹も好きになってみせます!」
リリーナ「(゚∀゚)」
ヘクトル「ちょっとまてそれはなにかおかしい」
リリーナ「よく言ってくれたわ!よければ私がZEINIKUの素晴らしさをレクチャーしましょう!」
フロリーナ「はい!よろしくお願いします!」
ヘクトル「泣いていいか?(´;ω;`)」
終われ 色々すまんかった


522助けて!名無しさん!:2010/07/18(日) 14:54:41 ID:beYFqUeT
>>521
フロリーナそっち行くなああああああっっ!!?

ところで漆黒さん、あんたあのゲームのタイトルに見事に出てきてくれたなw
523助けて!名無しさん!:2010/07/19(月) 00:46:34 ID:iO/EOWmx
>>521
ヘクトル、もうゴールしていいよ(´;ω;`)
てかフロリーナの健気さに全米が泣いた;


ふぅ・・・・・・どうやらみんな新・紋章の議論やプレイに夢中で人がいないようだ
これなら昔没にしたネタをこっそり投下してもばれなさそうだ
ってなわけでネタ投下します

注意!
・一部のキャら設定がこの話オリジナルです
(とくにラグズ関係)
・全年齢指定ですが、若干グレーな表現があります

以上のことを踏まえたうえでお願いします
んでは、投下
524汚れた翼の過去1:2010/07/19(月) 00:48:09 ID:iO/EOWmx
良く晴れた空にぽつんと1つの黒い点が浮かび上がる
さながら、雲という白の布地に一滴、墨を落としたかのように

「あーもう、うっとおしいなぁ。
 なんで今日は晴れなんだろ・・・・・・毎日曇りでいいのに」
のっけから後ろ向きな発言をしたこの少女こそが、
染みの正体にしてこの話の主人公だったりする
彼女の名はピーゼ
鳥翼族の、カラスのラグズである

「ふぅ・・・・・・」
大きなため息をつく彼女だが、そのため息が他人の耳に入ることはない
ここは地上数kmもあるはるか上空であり、周囲に他のラグズの姿もないからだ

さて、何故彼女はため息をつくような心境になっているのだろうか
それを説明するには、彼女の趣味から説明しなければならない

もともと鳥翼族にはよくある話だが、彼女はこんな風に空をゆったりと飛んでいるのが好きだった
更にゆっくりと昔の思い出に浸ったり、今日の出来事を振り返ったりすると格別だ
今日もまた、友達とのやり取りを思い出していたのだが、どうやらそれが先ほどのため息の原因のようだ
そんなわけで、少女は今日も記憶という名の過去を漁るのであった
カラスがごみを漁るのと同じように

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
525汚れた翼の過去2:2010/07/19(月) 00:50:49 ID:iO/EOWmx
「・・・・・でさー。ほんっと何にも分かってないよねー」
「そうそう!やっぱマヨネーズだよねー。醤油とかマジありえないんですけどー」
「あはは、そうかもね。・・・・・あっ」
「何、どうしたのピーゼ?向こうになんかあんの?」
「ほら、あれよあれ。うちの族長サマ」

彼女らの視線の先には、地上にて何やら騒いでいる烏王の姿があった
ちなみに上の会話は、電線の上で化身した状態で行われている
 
「どーせまたゴミ漁りでもしてるんでしょ?
 恥ずかしいからあんまり見ないほうがいいよ」
「・・・・・・・・・・・」
「ってピーゼ、話聞いてた?」
「あっ、ご、ごめん・・・・・・。何だっけ?」
「ちょっとちょっと、しっかりしてよー」
ネサラの方を見ていたせいか、ピーゼはいやに注意力散漫だった
この様子をみた彼女の友人は、なんというか、ピンときた

「ねぇ、もしかしてピーゼさあ・・・・・」
「な、なに?」
「ネサラ様のこと、好k(ry」
「べべべべ、別に、あんな変人、何とも思ってないし!
 ティバーン様より弱いし、子供っぽいし・・・・・」
「とか何とか言って顔紅くなってんじゃんwww」
「体は正直よのうウヘヘヘwwwwww」
526汚れた翼の過去4:2010/07/19(月) 00:54:15 ID:iO/EOWmx
―――十数年前、某所

「離して!離してよ!!」
「ええい、暴れるな半獣!!」

ビシッ

「あうっ!」

この頃はまだラグズに関連する法整備が進んでおらず、
ラグズの奴隷商などが横行するというようなことが平気で行われていた
今でこそラグズだろうが奴隷という風潮は野蛮という見解がなされているが、
それでもラグズ蔑視の精神は一部の貴族の間でいまだに根強く残っている

ただ、ラグズを殺さずに捕獲するというのは、並みのベオクでは束になっても難しい
よって奴隷として捕まるのは、ほとんどが子供のラグズばかりであった

そしてこの人気のない森の中で、また一人のラグズが捕まろうとしていた


「ふぅ・・・・・・てこずらせやがって」
「鳥の餓鬼は労働にはあんまり使えねえからな。
 観賞用に貴族にでも売りつけるか」
「でもよ、こんな真っ黒いの買うやついるのか?
 捕まえておいてなんだけどよ」
527汚れた翼の過去5:2010/07/19(月) 00:56:29 ID:iO/EOWmx
最後の男の言うとおり、彼らが捕えたのは漆黒の羽をもつ、お世辞にも美しいとは言い難いラグズであった
どちらかというと、むしろ不吉な印象を受ける
それを聞いた少女の首をつかんでいる男は、考えを巡らせ始める・・・・・

「そうだな・・・・・・下手に見せて、貴族サマのご不興を買うってのもよろしくねえ。
 だからよ・・・・・・
 ・・・・・ってのはどうだ?」
男の提案を聞いた何人かの男たちが色めき立つ
しかし、肝心のその内容は少女には聞き取れなかった
少女を拘束している男が、少女の耳元に口を近づけ、囁く
「よし・・・・。お前、運が良かったな」
「に、逃がしてくれるの・・・・・・?」

少女は男達の会話の流れから、自分が助かる予感、すなわち希望を感じ取った
表情も一瞬明るくなる
しかし、そこに降ってきたのは男達の悪意に満ちた言葉―――絶望だった

「俺らがいー思いさせてやるよ」
「まだガキだが・・・・・まぁなんとかなるだろ」
「げへへへへ・・・・・」

下卑た笑みを浮かべる男達
言葉の意味は分からないまでも、自分がどんな目にあわされるか想像は難くない

「やっ!離して!」
「おっと!逃げようったってそうはいかねえ。
 お前には俺達のおもちゃになってもらう。
 まあ言うこときけば命までは取らねえから安心しな」
男が喋っている間も、周囲の男たちの狂気は収まることをしらない
むしろ、どんどん狂気は増していく
どす黒い欲望が、形をもって目に見えるようだ

ベオクとラグズの確執の負の連鎖が、また一つ紡がれようとしていた・・・・・。

                             つづく
528助けて!名無しさん!:2010/07/19(月) 00:57:34 ID:iO/EOWmx
ピーゼがネタにされたことないのと、最近のネサラの扱いのひどさ(良い意味で)
に触発されて封印を解いてみた
なんか生理的に受け付けない人とかいたらスマソ
529助けて!名無しさん!:2010/07/19(月) 10:43:02 ID:zdjsd5Qw
>>458-465
久々のLOST MANキテターーーーー!
相変わらず引き込まれる描写が凄い…
続きが楽しみで仕方ありませんGJ!

>>481-482
サラ様健気だよサラ様……
寂しがりやのサラ様可愛いよ…
幸せになってほしい…GJでした!

>>494-497
なんぞこれwwwwwwwヒーニアスwwwwwww

>>515
吹いたwwwww
誰が呪いをかけたのか気になるwwww

>>521
フロリーナ…いい娘だな…そういえば何気にリリーナの母候補なんだよね。

>>524-527
ネサラの活躍に期待!
ビーゼを幸せにしてあげてほしい…
個人的に電線の上のカラストークの光景を想像してクスリとしてしまいました。

続き待ってます!

>>450-454 の続き投下します
530幼女の旗の下に:2010/07/19(月) 10:43:46 ID:zdjsd5Qw
182

3 シャナンが戦う ラグズの猛者といえど聖武具と流星剣なら勝算はある!

シャナン 「エフラム…ここは何も言わず…私に任せてくれ」
エフラム 「シャナン…」

神剣を手に立つ男の瞳からは強い光が感じられる。
研ぎ澄まされた剣の様なたたずまいは達人の力と決意を示していた。
これ以上異を唱えてはならない…心のどこかでエフラムは悟った。

エフラム 「…わかった…頼む…」
剣征の名を継ぐ男はふっと微笑むと一歩進み出る。
ティバーン「おう、俺の相手はお前か」
轟然と胸を張る鷹の豪傑の表情からは自身が満ち溢れている。
一騎討ちの作法に乗っ取り、シャナンはバルムンクを高々と掲げて名乗りを上げた。

シャナン 「我は剣征オードの末裔にしてイザーク流が師範シャナン!
      鷹の豪傑! 一手勝負を所望する!」
ティバーン「よかろう! 俺は鷹の一族の長ティバーン!
      相手にとって不足無しだ!」
シャナン 「決闘の定法に則り、ここで死しても遺恨なし! いざ勝負!」
ティバーン「委細承知だ。万一俺がくたばったら一族の者が替わって約束を果たす。勝負だ!」

その言葉を合図にティバーンは高らかと空に舞い上がった。
眩い光の中から巨大な鷹が姿を現す。
空を支配する強大な猛禽は雄叫びを上げて舞い降りてくる。
シャナン (私の見立ては間違っていなかった…この速度では全員で戦えば打たれ弱い者を到底守りきれぬ)
この時シャナンの脳裏には幼女の事は無かった。
ただ剣士としての全神経が空の猛者へと向けられていた。
531幼女の旗の下に:2010/07/19(月) 10:44:52 ID:zdjsd5Qw
183

弾丸のような速度で突っ込んでくるティバーンの巨大な嘴はジェネラルの鎧すらひしゃげた鉄屑に変えてしまう。
生身の人間がまともにくらえば後に残るのは肉塊のみ。
だが……ベオクの動体視力を遥かに超越するティバーンの視界から、
シャナンの姿はまるで柳の葉のように揺らめき…消えた。
ティバーン「ほう…さすがだな」
鷹の急降下からの一撃は空振りに終わる。
相手に反撃の隙を与えぬために急上昇すると改めて眼下を見下ろした。
油断無く神剣を構えた剣士の姿がある。
達人の域に達した足捌きと神剣の加護を受けたその素早さは影を捉えることすら容易ではない。
ティバーン「長引かせるつもりか…だが俺にその手は通じんぞ」
シャナン 「ラグズの族長ほどになれば、どれほど戦っても化身は解けんだろうな。
      だがそんなケチな真似はせぬ。さあかかってこい!」
ティバーン「言われるまでもねぇ!」
再び野生の猛禽が舞い降りる。
今度は鋭い鍵爪で掴み掛かる。どれほど素早かろうと捕らえればただのベオク。
簡単にひねり潰せるだろう。
シャナン 「冗談ではない!」
迫る鍵爪をギリギリの所で避ける。
前髪が数本宙を舞った。
一見窮地の様だが死中に活あり。
なにしろ地上付近まで降りてきてもらわないとこちらの剣も届かないのだ。
すでにティバーンはシャナンの間合いにある。
シャナン 「受けてみよ! イザーク流奥義流星剣!」
神速の剣が空気を切り裂き、周囲に緑色の光を放つ。

エフラム 「シャナン!」
ロイド  「あいつ…強かったんだな…」
カナス  「このところ抜けた姿ばかり見せてましたからねぇ」
532幼女の旗の下に:2010/07/19(月) 10:45:34 ID:zdjsd5Qw
184

ティバーン「ぬ…うっ」
一の太刀…寸でのところで身をよじって避けた…だが間髪いれずに次の太刀が迫る…
二の太刀…腹を掠める…皮一枚で済んだが反応が一瞬遅れればそれではすまなかった。
三の太刀は避けきれなくなって翼で弾いた。他の鷹には真似できないいわゆる『翼の守護』という技だ。
これだけしのげば相手も体勢を崩すだろう…攻撃の後に好機は来るもの…だが…
ティバーン「なに!?」
さらに四の太刀、五の太刀が飛んでくる。
とても防ぎきれたものではなかった。
ティバーン「ぐっ…がっ!!!」
神剣の切れ味は強烈だった…大きな傷を負ってしまったがまだ戦う力はある。
再び翼をはためかせて上空に陣取った。
シャナン 「無理をするな。降参しろ。並みの者なら3回は三途の川を渡っている傷だ」
ティバーン「見くびるんじゃねぇ。傷を負ったラグズの怖さを教えてやるよ」

誰もが息をひそめて二人の戦いに見入っている。
フェニキスの大地は今、この二人の豪傑のためだけに存在しているかのようだった。


任侠集団…黒い牙のアジト。
昔ながらの仁義を重んじるこの組織であるが、ソーニャが実権を握って以来、その内実は変容している。
四牙の一人たるジャファルは密かにソーニャ派の動きを探っていた。
北トラキアの議員、レイドリックと接触があるとなると今後の政局に影響してくる可能性もあるのだ。
情報を掴んでおかねばならない。
彼はダンボール箱に潜んで息を殺している。
四牙とはいえ、非ソーニャ派である自分は警戒されるだろう。ばれないように調査せねばならない。
ジャファルのそばを下っ端ヤクザが通りかかる。
ヤクザA 「ん? ……気のせいか」

気配を殺したジャファルをそう簡単に見つけられるものではない。
533幼女の旗の下に:2010/07/19(月) 10:46:23 ID:zdjsd5Qw
185

ジャファル(この部屋で…ソーニャ派の会議が行われる…)
とある一室でダンボールは身を潜めた。
部屋の片隅でじっと息を殺す。

やがて室内には数人の男女が入ってきた。
一人はソーニャ。実質的な牙の支配者だ。傍らにいるのはウルスラ。四牙唯一のソーニャ派である。
他に数人の幹部…ジュルメやケネスなどといった連中の姿もある。
ジャファル(…ん? 知らんやつがいる…)
見覚えの無い顔が一人いる。
顔に傷のある女だ。
どこか刺々しい雰囲気を放っている。

ソーニャ 「話は一つよ…レイドリックが協力を求めてきたわ。
      石頭の青二才が喚くもんだから、別の手段を取りたいってことらしいわ」
ウルスラ 「要するに…奴らが首切りしたい労働者ども…そいつらが自分から鉱山をやめるようにしむけるってワケですね。
      ソーニャさま。そうすれば結局はレイドリックの案をキュアンも受け入れざるを得なくなる。
      人がいなければ機械に頼るしかないんですもの」
ジュルメ 「へへ……悪くねぇな…」
ケネス  「ですが見返りはなんになりますかな?」
ソーニャ 「牙が南トラキアにシマを広げるのを支援するってことよ」
ケネス  「なるほど…南トラキアは貧民街であると同時に紋章町の犯罪のメッカ。
      ここを抑えれば…裏ルートの流通や盗品市の経営権…」
ウルスラ 「そういう事ね…それでは誰を派遣なさいますかソーニャ様?」
ソーニャ 「ポリ崩れ。貴女の初仕事よ。派手に貧民どもを震え上がらせてやりなさい」
ヴァイダ 「ケッ…貧民イビりなんざケチな仕事じゃないか。それによシマの外の仕事なんだろ?
      トラキアっつったら山賊、盗賊、マフィア…そんな連中の掃き溜めだ。
      邪魔が入ったら…あたしの裁量でやらせてもらっていいんだね?」
ソーニャ 「方法は問わないわ。どの道この一件が片付いたら北トラキア貴族の支援を受けて南のシマを締めるんだから…
      この機会に逆らう連中は叩き潰してやんなさいな」
ヴァイダ 「久々の鉄火場だ。派手にやってやろうじゃないか。レイドリックの助けなんざなくても
      アタシの手下だけで南をシメてきてやるよ」
ウルスラ 「…同時に北とのパイプを作るって事でもあるのよ。依頼の方もしっかりこなしてもらいたいもんね」
ヴァイダ 「ちっ…わかってるよ。やりゃいいんだろやりゃ」

ジャファル(…随分キナ臭い話だな…トラキア…この一件が票田にどう影響するか…北と南の両党の票田を取り込むきっかけにできないか…
      なんにせよエフラム達もそろそろテリウスから戻るだろうし、判断材料は多いほうがいい)
534幼女の旗の下に:2010/07/19(月) 10:47:02 ID:zdjsd5Qw
186

セリノスの陸軍演習場の自室ではジョフレ将軍が喜びの声を上げていた。
その瞳には涙すら滲んでいる。
ジョフレ 「エリンシア様から手紙がキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
      正直私のことなんぞ忘れてて返事などこないと思ってたのに…よかった…生きててよかった…」
その内容は単なる近況報告だが、それでも嬉しい。
今までの不幸が全て報われた気がする。
はしゃぎながら手紙をめくっていく。

ジョフレ 「エリンシア様…まだ私を覚えていてくださったんですね…まだ…フラグは折れてないんですね…
      人類には希望があるんですね…」
歓喜の声をあげながら手紙に目を通していくと、ある一文が気にかかった。
ジョフレ 「なになに? …長男のシグルドさんが帰ってくる…そろそろディアドラさんとの結婚話も…
      なるほど…うーん…私は直接は関わり無い人だが…将来の義兄ってことで式に呼んでもらえないかな…
      そうすれば休暇をとって帰れるし、エリンシア様とも会える。
      正直こんなとこもういたくないし」
ケビン  「将軍、なんのお話ですか?」
ジョフレ 「うわっ入室するならノックせんか!」
ケビン  「はっ…失礼しました! ですがノックしてもお返事が無かったものですから…
      拡張工事の現場にてまた抗議活動が…」
ジョフレ 「ああ…わかったわかった今行く。代表とは私が話をつけるから兵士たちをよく宥めろ。
      トラブルを起こさせてはならんぞ」
ケビン  「はっ了解しました!」

将軍は腰を上げると気の進まない仕事のために副官を引き連れて歩き出した。


そのシグルドは鼻歌など歌いながら荷造りをしている。
ヴェルダンの社宅を引き払う準備をしているのだ。
数ヶ月ぶりの家が恋しい。
シグルド 「ふっふ〜みんなにお土産も持ってかなきゃな。それとディアドラと職場の連中と…」
元々大した荷物もない。準備はすぐにすんでしまった。
シグルド 「新部署はどこになるかなぁ…いや、その前に昇進したら幹部研修だな…勉強もしておかないと」
夢が広がっていく。
いや…夢というよりほぼ実現しつつある。
シグルド 「そしてディアドラと結婚して…20代のうちに課長くらいになる実績があればきっと社長もOK出してくれるだろうし…
      うん、幸せにしないとな…」
最後の悩みはおそらく入り婿を望まれるだろうことだが…これもよく家族同士で話し合えばいいと思う。
ディアドラの考えも聞かなくてはならないし、いざとなれば兄弟家にはアイクやミカヤがいる。
その意味では入り婿になるのもやぶさかではない。

シグルド 「どの形にしても…うん…これからだな」

人生が新たな段階に入ろうとしているのを感じたシグルドは、
愛する人を幸せに決意を固く持った。
それを思うとふとライバルの顔が脳裏をよぎる。

シグルド 「アルヴィス。お前のぶんまでディアドラを幸せにするからな」
プライドの高いあの男に直接言うつもりはない。
ただその言葉は胸に秘めて行動で示せばいい。
535幼女の旗の下に:2010/07/19(月) 10:48:37 ID:zdjsd5Qw
187

シャナンとティバーンの激突は死闘の様相を示していた。
手負いの猛獣となって襲い掛かるティバーンの爪はバルムンクの神速を持ってしても完全には避けられない。
上腕に…肩に…頬に…擦り傷が増えていく。
シャナン 「っ…だが…少々掠り傷を増やしたとて勝てんぞ!」
ティバーン「そうでもねぇさ。そらっ!」
再び嘴が眼前を掠める。
鼻にひりついた痛みを感じるほどであった。反応が遅ければ首をもがれていたかも知れない。
シャナン (落ち着け…恐怖を感じ取る事だ。奴を恐れれば恐れるほど奴に対して俊敏に反応できる)
プレッシャーというものはある意味でその相手を感じ取っていることだ。
長年の修行の末に、敵に対する恐怖は捨て去るよりも心のうちで飼いならして敵を感じとる力の一つとしていた。
シャナンの高い回避能力のゆえんだ。
襲い来る猛攻を紙一重でしのいでいく。
息つく間もない攻撃に反撃の機会はなかなかこないが…必ず好機は来るはずだ。
ティバーン「まったく大した野郎だ。聖戦士ってのもあなどれねぇな…けどよ。これは道場の試合じゃねぇんだぜ?」
シャナン 「なに!?」


しまった…追い込まれていた…背後は切り立った崖。下は海とはいえ落ちたら命はあるまい…
その一瞬の動揺が焦りを呼びミスをもたらす。
ティバーン「ぬんっ!」
シャナン 「うごっ!?」
迫る鍵爪を反撃を狙って紙一重で避けようとし…避け損ねた。
直撃というほど深くはないが浅手とは言えない傷跡が腹から胸にかけて赤い筋を作る。
ティバーン「その身で次は無いぞ。これで決着をつけてやる!」
鷹の咆哮が轟く。
奥義を繰り出そうとしている…
くらったら命は無い。だが逃げ場も無い。
エフラム 「シャナン! もういい! 参ったと言え!」
カナス  「生きてあればこそ再起も出来ます!」

仲間たちの声が聞こえる。

シャナン (降参しろだと?…そこまで…敗色濃厚に見えるか…だが…
      イザーク剣士たるものそう簡単に諦めてはアイラにどやされるわ…
      何か勝つ糸口はあるはずだ…)

続く
                     
1 バルムンクを投げる    こうなれば意表を付くまでよ!くらえー!
2 流星剣を放つ        奥義VS奥義!純粋にどっちが強いか比べようではないか!
3 降参する           こ…ここは仲間の言葉に甘えよう…
4 崖から飛び降りる     進むも死引くも死ならまだしも望みのある方に賭けよう!
5 ラクチェやパティ達を想う 紋章町の少女&幼女たちよ…私に力をくれ!
6 アイテムを探す       落ち着け!ピンチの時こそ状況を再確認するのがFEだ!なんかアイテム持ってなかったっけ!?

536の方に選択お願いします
536助けて!名無しさん!:2010/07/19(月) 11:19:24 ID:7OR3nF2Q
>>530-535 シャナンが格好いい・・・GJです!!

続きは2番でお願いします
537助けて!名無しさん!:2010/07/19(月) 11:58:00 ID:BtSZyo91
おお、シャナンが普通にかっこいいぞ
シグルド兄さんは幸せになれるのか続きが気になりますGJ!!

>>536
奥義対奥義のガチ勝負は燃える
538助けて!名無しさん!:2010/07/19(月) 15:32:13 ID:xW+4zjyZ
>>523-528
GJ!ネサラの良い話に期待!

>>529-535
流石シャナンだ、カッコいいぜ
6で伏線回収かと思ったがそんなことは無かったぜ!
あと剣征→剣聖ではなかろうか?
539レス代行:2010/07/20(火) 01:00:56 ID:oE9oOGKA
>>『汚れた翼の過去』作者様
「ピーゼ」ではなくて「ビーゼ」だという指摘がありましたので連絡いたします。
540助けて!名無しさん!:2010/07/20(火) 01:10:27 ID:WPt+gDfP
>>539
ぐっは!
ほんとだ・・・・・・
すいませんでした!次から修正しておきます!!

ただでさえ不遇なビーゼが余計不遇に・・・・・;

>>529-535
更新乙です!
やっぱりシャナン強いなぁ
でもティバーンが勝ちそうな気がする・・・・
GJGJ!でした
541助けて!名無しさん!:2010/07/20(火) 11:24:01 ID:ApPEtHiO
>>522
漆黒の騎士「私がデュラハンに代わって隠しダンジョンのボスとなるのか
       胸が熱くなるな」

>>530-535
シャナンが本気を出してる…!
でもティバーンが勝ってしまいそうだなぁ…GJ!
542助けて!名無しさん!:2010/07/20(火) 16:00:43 ID:r7II3klI
>>530
シャナンが活躍してる…!!あとジョフレもちょっとだけ救われたかな?
ティバーンは奥義と奥義のガチンコとか好きそうだなーとか思いつつGJ!!
>>536の選択は燃えるって意味でイエスだね!!

>>541
セネリオ「ちなみに『暁』の意味は『夜明け』らしいです
…特に深い意味はありません」
543助けて!名無しさん!:2010/07/21(水) 21:10:43 ID:SPE9WCVZ
少し過疎っているようですし、これから景気づけに前から言っていたポ○モンネタを投下します
…色々とカオスだが、許して欲しい
544同人ワークス?(ポ○モン編) 1/4:2010/07/21(水) 21:12:10 ID:SPE9WCVZ
ルーテ  「ポケ○ン ブラック&ホワイトが出るそうなので、
      それを記念してゲーム、作りました】
リン   「同じ文字を伏せなさいよ同じ文字を…って何のゲーム?」
ルーテ  「これです。作るのに長い時間がかかりました」

つ【ホケットモンスター そうえんアイク】
つ【ホケットモンスター しっこくブラック】

…パッケージにはマルスが某永遠の10歳…じゃなくて有名な○ケモントレーナーの姿を模して、
ポ○モン化してるチキをボールで捕まえてる様子が載っている…。
これはどう見てもロリコンです、本当に(ry

ルーテ  「登場キャラはトレーナー化したFEキャラが250人以上、
      ポケモ…ホケモン化した方は魔物を含めて600体以上となっております」
リーフ  「数が大杉ワロタ」
ルーテ  「ホケモンのステータスはFEに忠実となっていて、例えば速さはどちらが先手を取れるか、
      幸運はどれだけ急所…ではなく必殺の一撃を出されやすいか等を決めます。
      例を挙げますと、剣士系は先手を取りやすいがHPを削られやすい。といった具合に…」
マルス  「…ちょっとその前に聞いて良い?パッケージ絵作ったのは誰だい?」
ルーテ  「(即答)ノールですよ」
マルス  「…今宵のファルシオンは血に飢えている…クククッ……(ゴゴゴゴゴッ」
ロイ   「ノールさんオワタ。いつもの事だから特に気にしないけど」

ヘクトル 「ポケ○ンじゃなくてホケモンって言うんだな。どうしてなんだ?」
ルーテ  「一度コレをプレイした人は必ず廃人化する事から、
     『ホ(ト)ケット(ナルンダ)モン!(仏っとなるんだもん)』に☆を組み合わせて名前を付けました」
家族一同 「「「「名前の由来がHIDEEEEEEEEEE!!Σ(;゚Д゚)」」」」

エフラム 「所で最初の三体は何なんだ?」
リン   「それは気になるわね」
フォルデ 「ハッパー(草)、エフラン(炎)、セリシュ(水)の三人なんだな、これが」
リーフ  「ちょwww」
ルーテ  「ハッパーは攻撃と速さに優れ、草技と悪技を駆使したトリッキーな戦術を行えます。
      エフランは攻撃重視型で、炎技と格闘技でアグレッシブに戦うのが特徴であり、
      セリシュは全体的にバランス型で水技と補助系の技を中心に堅実的に戦いますよ」
エリンシア「……じゃあ私が選んでよろしいかしら?セリシュ!貴方に決めた!」
ルーテ  「テンプレ的セレクション乙。分かりました…プレイするのはそうえんアイク版で、
      名前はエリシアですね。これでよろしいでしょうか」
エリンシア「その設定でいいですわよ」
ルーテ  「ちなみにゲームは原作&紋章町の設定を混ぜたモノとなっていますよ。
      …それではゲーム、スタート(ポチッ」 

ミカヤ  「最初の流れ自体は元ネタとそう変わらないわね」
エリンシア「所でライバルはいつ現れるのかしら?…あっ、誰か来ましたわね」

サザ   「エリシア、一人のライバルトレーナーとして、俺のホケモンと勝負するんよ!!
      かかってこいよエリシアッ!」
家族一同 「「「「サザキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」」」」
545同人ワークス?(ポ○モン編) 2/4:2010/07/21(水) 21:13:15 ID:SPE9WCVZ
…サザとのホケモンバトルに勝利し、遂に最初のジム戦が行える町へと辿り着いた。

エリンシア「ふふっ、もうそろそろ最初のジムリーダーと言った所ですわね
      セリシュはもうLv12、草むらで捕まえたエリトヤリとカイゾックはLv10ですわ!」
セリス  「…あっ、町に入ろうとしたら何人かの女性たちの会話シーンが入ったよ」

プリシラ 「…伝説のホケモン、アイクは一体何処にいるのやら…」
クラリーネ「私たちの組織にかかればすぐに見つかるはずですわ!
      …費用は…そうね、リグレ家やノディオン家に出して貰うという事で」
ラケシス 「伝説のアイクさえ私たちのものとなれば、この世をKINSHINで覆い尽くす事が出来る…!
      その時こそ…エルト兄様と……」

家族一同 「「「「まさかのAKJデタ━━━━Σ(;゚Д゚)━━━━!!」」」」
ルーテ  「ロ○ット団に成り代わる存在としてゲームに加えました」
フォルデ 「リーダーはご存知ラケシス姫だぜ」
ロイ   「ねぇ、何でAKJはアイク兄さんの力を悪用しようとしてるの?」
ルーテ  「ネタバレをしますと、何でもアイクのフラグクラッシュ能力を自在に操って
      妹以外とのフラグを全て断ち切るのが狙いのようです。
      ちなみに漆黒の騎士の場合、彼はフラグを立てるキューピッドとして知られる設定なので、
      その力で兄×妹を無理矢理成立させるそうです」
リーフ  「やけに厳ついキューピッドだなぁ…」
マルス  「彼が立てるフラグなんて死亡フラグ以外ないじゃあないか…」

…上記のようなイベントがいくつも発生しながらも、
最初のジムリーダー、「ねんれいふしょうみこのミカヤ(ノーマル)」を倒し、
二人目のジムリーダー、「ノットダイナマイトボディのエイリーク(電気)」も撃破する。
そして二回目のライバル:サザ(オイハギオージLv20、ミカリンLv19等)も瞬殺した…

エイリーク「ノットダイナマイトボディって…やはり私はゲームの中でも貧乳扱いじゃないですか(´;ω;`)」
エリンシア「エイリークちゃんが出したツルペタン(ジークムント装備)は強敵でしたわ…
      高い速さと攻撃力が脅威でしたわね」
アルム  「…所で僕はいつホケモンとして出てくるの?」
ルーテ  「丁度エイリークジムの近くの草むらに出てきますね…出現確率は1%位ですが」
マルス  「流石はアルムだ!そんなに低い登場確率じゃ存在すら分からないぜ!」
アルム  「ちくしょ…ちくしょおおおおおお!!?(AA略」

エリンシア「ふぅ〜、遂に三つ目のジムがある街に辿り着きましたわ」
セリス  「……あっ、ホケモンコンテストってのがあるよ!」
フォルデ 「俺が説明しよう。
      四つの部門(ネタキャラ度、涙目度、知名度、かっこよさor可愛さ度)」に分かれたコンテストがあるんだが、
      そこに自分のホケモンを出していつくかの審査を突破し、優勝するのが目的だ」
マルス  「僕は知名度コンテストに有利そうだね」
セリカ  「私の場合涙目度コンテスト位しか勝てない気がするわ…orz」
546同人ワークス?(ポ○モン編) 3/4:2010/07/21(水) 21:15:04 ID:SPE9WCVZ
…色々と中身に突っ込みつつも何だかんだでエリンシア達はシナリオを進めていった。
三人目のジムリーダー、「ほうちプレイドラゴンのイドゥン(竜)」を撃破し、
四人目のジムリーダー、「いまだクラスチェンジできないおうじのマルス(悪)」も撃破した。
そしてイベント&AKJ団員戦を経て、遂にAKJ幹部の一人、プリシラと対峙する…。

プリシラ 「私のレイヴァックン(Lv36)の前に屈するのですわ!」
エリンシア「オトコムスメン(Lv34)の地割れッ!(という名のラナオウの拳で地面を割って落とす攻撃」
プリシラ 「グワアアァァァッーーー!!…こ、この私を倒しても…第二、第三のAKJ幹部が…!」

マルス  「ガン○ムネタ乙。
      てか地割れってセリス本人がやるんじゃなくてラナオウが一瞬出てきてヤルの (゚Д゚)!?」
ルーテ  「…原作に忠実にしてみました。常にラナさんかユリアさんが側に居ますので」
リン   (原作に忠実にしてないじゃないの!!?)
ヘクトル 「…AKJ幹部が出るという事はティニーも出ると見ていいんだな?手持ちは何なんだ?」
ルーテ  「設定ではアーサ(Lv43)、ギンカミタケシ(Lv43)、フジョーシ(Lv45)、ライジンムスメ(Lv45)を使ってきますよ。
      プリシラさんの時もそうでしたが、兄妹支援補正によって強化されてますので、
      万全の準備をしておく事をおススメします」
家族一同 「セティの扱いに全米が泣いた」

…この快進撃に後押しされたのか、
五人目のジムリーダー、「フラグメイカーしょうねんのロイ(炎)」と
六人目のジムリーダー、「きんにくマニアしゅふのエリンシア(格闘&飛行)」、
そして七人目のジムリーダー、「せかいひろしのヴォルツ(鋼)」を次々と撃破していった…。

へク・エフ「「ひろしキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」」
エリンシア「ロイちゃんが出してきたリリーナちゃんの火力は鬼でしたわね…
      ポ○モンに例えると適応力ポリゴンZの破壊光線と言った所でしょうか」
セリカ  「一部の人にしか分からないネタは避けましょうエリンシア姉さん」
マルス  「……ん、町を出ようとしたら爆発が起きてイベント発生したね♪」
エイリーク「これはAKJを追うべきだと思いますが…」
エリンシア「イベントクリアしなければならないのですから当然追いますわよ!」

…爆発によって出来た謎の洞窟を抜け…、

ラケシス 「…遂に…伝説のホケモン、アイクを見つけましたわ……しかしその前に…
      今までAKJの野望を悉く粉砕してきたエリシア、貴方を倒しますわ!」
エリシア 「ぶっ飛ばして差し上げますわ!!」

…そしてお互いLv45以上の死闘の果てに…

ラケシス 「わ、私のゴッドニイサマ(Lv50)が敗れるなんて…そんな……!」
547同人ワークス?(ポ○モン編) 4/4:2010/07/21(水) 21:16:10 ID:SPE9WCVZ
アイク  「GUWOOOOOOOOOO!!?」

リン   「ラケシスを倒したはいいけど、伝説のホケモン、アイク(Lv50)が大暴れし始めたわね」
ヘクトル 「こいつはゲットするべきだな」
エリンシア「アイク…マッスル図鑑制覇のためにも、絶対にゲットしてみせますわよ!」

アイク  「つ『天空(威力100、命中100、PP無限、50%の確率で守備無視&回復)」
エリシア 「ああっ!バーサッカー(Lv48)とショーグンヤリ(Lv48)、モトキング(Lv46)が負けてしまいましたわ!!
      …ええい、こうなったら自棄ですわ……ミートボォォルッ!(ポイッ」

ロイ   「えっ、イベントで貰ったネタボール使うの?
      こんなモンスターボール以下の性能のボールじゃあ絶対捕まらn…」

コン、コンコン・・・グラッ・・・グラッ・・・グラッ・・・カチャン!チャンチャンチャーンチャチャチャチャンチャチャーーン!!

家族一同 「( ゚Д゚)・・・・・・(゚Д゚)」
ルーテ  「こっち見ないで下さい。肉好きなアイクさんの性格を反映した結果です」
リーフ  「必死に捕まえようとしたラケシスさん涙目」
ロイ   「ゲームの中で伝説と言われる様なホケモンがこう簡単に捕まっていいのかぁ…」

そして仲間にしたアイクのインチキパワーにより、最後のジムリーダー、「ふこうサラリーマンのシグルド(氷)」をも倒した。

シグルド 「…これでホケモンリーグに出場できるな、おめでとう。
      このバッジと技マシン99『おやじギャグ』をやろう。
      ……この技マシンを使ったホケモンは親父ギャグを言えるようになり、
      その面白さに応じて《粉雪、凍える風、吹雪、絶対零度》のどれかが発動するぞ」
家族一同 「「「「そんなのいらNEEEEEEEE!!!」」」」


ルーテ  「……とりあえずココまでゲームを進まれましたが、どう思いますか?」
ヘクトル 「見てるだけだったが、面白いな」
リン   「私は終始突っ込んでばかりいた気がするわ…」
ルーテ  「そうですか。気に入ってもらえて何よりです。それでは皆さんに一つずつ買っt」
マルス  「…でも買いませんからね、こんなポケモンモドキ」
ルーテ  「ぐふっ」
548同人ワークス?(ポ○モン編) おまけ/4:2010/07/21(水) 21:17:31 ID:SPE9WCVZ
マルス  「……ふっ、それでもこのゲームを欲しくなったスクリーンの前の皆に朗報だ!
      抽選で20名様にランダムでそうえんアイク、またはしっこくブラック版をプレゼントしよう!
      手紙に氏名、住所、年齢、銀行の口座のナンバーを記入して兄弟家宛てにどんどん送ってほしい。
      銀行の口座ナンバーは僕があんな事やこんな事のために…」
リン   「アンタまた人を騙そうとしてェェェ!今日こそは許さないわよ!!」
マルス  「イぎゃああアあアあアァァァッ!!!!?」


〜終われ〜
549助けて!名無しさん!:2010/07/21(水) 21:22:28 ID:4F+Djfl+
>>544
リアル投下遭遇っす。まずパッケージやべぇwww
後天空クソチートwwwつーかモトキングてwww
550助けて!名無しさん!:2010/07/21(水) 21:44:35 ID:YvU2sPBf
全然ライバルしてないサザに笑い、
なにより名前の決め方に脱帽したwww
551助けて!名無しさん!:2010/07/22(木) 17:01:55 ID:xCcazlAL
      \                     /
       \                  /
         \               /
          \            /
            \         /
             \∧∧∧∧/
             <    俺 >
             < 予 し  >
             <    か >
─────────< 感 い >──────────
             <   な >      
             <  !!! い >       
             /∨∨∨∨\
            /  ∧_∧  \
          /   ( ´_ゝ`)    \
         /    /   \     \
       /     /    / ̄ ̄ ̄ ̄/  \
      /    __(__ニつ/KINSHIN /_   \
               \/____/
552シグルド:2010/07/22(木) 17:37:07 ID:uDM6BfvL
>>551
「KINSINは許さんぞー!!」つ ティルファング
553助けて!名無しさん!:2010/07/22(木) 17:44:11 ID:xCcazlAL
      しぐるd-、
            (\
       /). ∧_∧ヽ
       \ヽ(Д`  ) .〉
.          \    /. (
              \:::..夊:. \
         ....::::::::::::. \ \
           :::::::..ヽ__人_..ノ
554助けて!名無しさん!:2010/07/22(木) 18:58:07 ID:GI2c02xE
ティニー「皆さん新紋章発売に気を取られてますけどこの時期は他にも大事なことがあるじゃないですか。
     そう夏コミが近いんですよ!」
アーサー「そうだな〜そんで原稿進んでるん?」
ティニー「……orz」
アーサー「……マジ?」
ティニー「…ああ…どうしましょう…リーフ様×エフラム様は冬コミでやっちゃったしネタが浮かびません…
     このまま原稿落としたりしたら壁際サークルの夢がまた遠く…」
アーサー「この時期でネタすらないのはきついなー。なんなら俺をネタにしてもいいよ?」
ティニー「兄様×セティ様は以前やりましたし…ああああ…どうしよう…」
ヒルダ「フン、そんなことで悩んでるのかい?」
ティニー「伯母様!?」
ヒルダ「ふがいないねぇ…あたしが一から同人の道を仕込んだとは思えないよ…
    いいかい? あんたのネタは幅が狭いんだよ。美少年or美青年しか使わないからネタが切れるのさ」
ティニー「……あ…ああああああ!?
     きました…インスピレーション…アドレナリン…エンドルフィンが脳を満たして…新たな世界が開けてきました!」
アーサー「そんでどうすんの?」
ティニー「つねに人生は挑戦です!ガチムチや中年にも手を出すべきだったんです!
     シャナン様×オイフェ様、叔父様×ダナン様、バアトル様×アイク様、リーフ様×アウグストorドリアス、
     さらにさらにセティ様が兄様レヴィン様アスベル君マーティ様ダグダ様から迫られる総受け物…
     あああアイディアが止まりませんハァハァ…ど…どれ描こう…いっそ全部…」
アーサー「全部書いたらページ数がえらいことになるぞー。原稿間に合わなくなるよ?」
ヒルダ「何言ってんだい。今は脳内麻薬がドバドバでて神がかってる時だよ。こういう時には勢いでなんとかなるのさ。
    一週間くらい寝なくても死にはしないよ。こういう経験を得て壁際サークルに成長していくんだよ…
    わかったらあんたもさっさとアシやりな!」
アーサー「へいへい」
ティニー「私の右手に神が降りてきたァァァァァァァァ!!!!!」

ヒルダ「…あたしの若い頃を思い出すねぇ…こんな感慨深くなっちまうなんて…あたしも年かねぇ…
    イシュトーもイシュタルも子供の頃からコミケ会場に連れてったり、好きなキャラのコスプレをさせたりしたにもかかわらず、
    物心つくとこの世界から離れちまった…ティニー…あたしの後を継ぐのはあんたしかいないんだよ…」



ティニー 腐女子LV15
ヒルダ  腐婦人LV30
アーサー アシスタントLV12
ブルーム チーフアシスタントLV27
リンダ  ライト腐女子LV5
アミッド アシスタントLV2
ティルテュ読者専門LV1 
イシュトー強制アシスタントLV5 
イシュタル強制アシスタントLV8 
レプトール強制アシスタントLV20 
555助けて!名無しさん!:2010/07/22(木) 19:11:04 ID:GI2c02xE
連投スマソ

ヒルダ様のクラスを間違えてた…orz
○ 貴腐人
× 腐婦人
556助けて!名無しさん!:2010/07/22(木) 19:55:20 ID:dHqcYVMJ
ルーテ 「新紋章の方は評判が良いようで、ちょっと私とキャラが被りそうな子もいますが…私優秀ですから、裏切ったりし(ry」
フォルデ 「まだやってない人の楽しみを奪ったら駄目なんだな、これが」
マルス 「裏切りねぇ…何気にウチの家族って裏切り属性持ち多くない?僕はグラの同盟破棄されて亡命だし」
リーフ 「パオラ姉さんに頭撫でられたいです、mjd」
マルス 「リーフ必死だな」

ノール 「パッと思い付くだけで、寝取られ、あなたあなたあなた、回転王…そこそこ当てはまるかと」
リーフ 「私を好きにしてとか言われたいです、それにしても影の主人公はアイク兄さん並みのフラグクラッシャーだと(ry」


ウルフ 「俺達に生存フラグが…もうイラナイツとは呼ばせない」
ザガロ 「だから峠で撤退中の俺達を後ろから掘らないで欲しい」
ビラク 「仲間になったら敵をマラディウスで一掃してやるからよ」
ロシェ 「これは酷い…」
ハーディン 「いいな…お前ら」

セネリオ 「ネタバレで酷い有り様です」
557助けて!名無しさん!:2010/07/22(木) 20:51:19 ID:1dxX8VMy
新紋章に関してですが、主人公のマイユニことクリスは雑談掲示板で従兄弟で行こうと言う話が出ています。
意見がありましたらあっちの掲示板でお願いします。念の為アドレスも貼っときます。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9373/1279193398/l50
558助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 00:00:00 ID:/LsZoPVC
>>524-527の続き投下します

あと前回のは
×ピーゼ
○ビーゼでした
恥ずかしい・・・・

それでは投下しますー
559汚れた翼の過去6:2010/07/23(金) 00:04:53 ID:/LsZoPVC
森の中で、少女が今まさに汚されようとしていたその少し前・・・・・・
一人のラグズの男が上機嫌で空を飛んでいた

「いやー、今日はついてたぜ!
 まさかこんなに綺麗な石をいっぱい貰えるなんて・・・・」
そう言いながら広げた男の手の中には、煌びやかな宝石がいくつも乗せられていた
ざっとみても、数十万はゆうに超える価値がありそうだ

「あの商人だかなんだかっていうおっさん、気前がいいねぇ。
 ちょっとガキ一人助けただけだっつーのに・・・・・」

数刻前、彼はある商人の息子の命を救っていた
・・・といっても、たまたま通りかかったところに溺れかけていた子供がいただけなのだが

男はベオクに偏見は持っていないが、好ましく思っているわけではない
これはラグズの奴隷化が事実上黙認されている世の中では、当然の感情である
しかし、彼はベオクだからといって目の前の命を見捨てるほど冷血漢でもなかった
それが彼に、ベオクを救うという行動をとらせたのだ

それはともかく、助けた子供の父親がなかなかの富豪で

「ぜひぜひお礼を!!」

と言いながら大量の宝石を涙を流しつつ押しつけてきた
なにやら年をとってから初めての子供であり、この子がいなくなったらもう生きている意味がないとのことだ
そのへんの事情はともかくとして、こういうわけで男はいま巨万の富を無意識のうちに手にしていた

男本人としても、人に感謝されて悪い気持がするはずもなく、
さらに、金目の光り物をくれるというのなら言うことはない

そんなわけで男―――ネサラは鼻歌交じりに曇り空の下で羽を動かしていたのだ
しかし、突然その鼻歌が止む
560汚れた翼の過去7:2010/07/23(金) 00:05:51 ID:/LsZoPVC
眼下の深い森の中に、数人の男がみえた
無論、それだけなら別段珍しいことでもない
しかしちらりと、男たちの間に黒い羽が見えた気がしたのだ
しかもその森は、奴隷商たちのアジトになっているという噂があった

ちらついた黒翼が気になったのか、男は進路を変え、木々の元へと降りていく
そしてわざと、男たちの間に勢いをつけて着地するのだった

「・・・よっと」スタッ
「うおおお!?」

着地の衝撃で何人か男が倒れるが、たいして気にも留めない
傷だらけのラグズの子供を囲んでいる大勢の男達
これだけで、彼らの生業が分かろうというものだ
奴隷商などに同情する余地はない

「・・・やっぱりお仲間さんだったか。
 おい、大丈夫か?」
「う、うん・・・・・・」

突然の事態に混乱している周囲は放っておく
意識は、傷ついたラグズの少女に向ける
彼女の言った通り、弱ってはいるが乱暴はされていないようだ
それを確かめている間に、男たちは我に返ったのか、襲撃者である男に喰ってかかる
561汚れた翼の過去8:2010/07/23(金) 00:08:05 ID:/LsZoPVC
「な、なんだてめぇはぁ!?
 人がいい気分で仕事してる時によぉ!!」
「ぶっ殺されてぇのか、ああ!?」

「いやあ、邪魔するとかそういうつもりじゃないんだわ。
 ただ、こいつを自由にしてやってほしいだけなんだ」

「はぁ?いきなり出てきて何言ってんのこいつ?」
「正義の味方気どりですかあ?
 たった一人で何ができるってんだよ!!」
「兄ちゃん、あいにく今俺らは気が立ってんだ。
 邪魔すんなら・・・・・兄さんも商品になってもらうぜ!」

そういいながら武器を構える男たちに対し、男は一言だけ言葉を発する

「そうか、そりゃあ残念だ」
その短い一言が発せられた瞬間
周囲の男たちの一人が唐突に吹き飛ぶ

「なあっ!?」
「お、おいっ!?」
間髪をいれずに、吹き飛んだ男のとなりの男も同じ道を辿る
男たちからすれば、突然仲間が吹き飛んだようにしか見えない
後ろにいた少女にもそれは同様だった

「今・・・・俺が見えなかっただろ?
 お前らじゃ俺には勝てねぇよ」
そういいながら当の襲撃者は、リーダー格の男に近づいていく
男の顔は恐怖に歪むが、意にも貸さない
562汚れた翼の過去9:2010/07/23(金) 00:09:08 ID:/LsZoPVC
「ま、待て!」
「あ?」
「こ、これを見ろ!」

そういいながら男が取り出したのは、一枚の紙切れであった

「奴隷商認可証・・・・・?」
「そ、そうだ。
 こいつを持ってる俺らに危害を加えようもんなら、
 後で貴族サマからお前と、その周りに制裁が下るってわけだ!!」
「・・・・・・・・・・」
「それでも・・・・や、やるってのか?」

どこまでも矮小な男の台詞を聞いて、彼は考えを巡らせ始める
ここで男たち全員を倒し、少女を救うことはたやすい
更に、この男が本当の事を言っている保障はない
しかしもし本当だった場合、後々かなり面倒なことになる可能性は否めない
しばしの思考の末に男が出した結論は・・・・・

「・・・・・・分かった」
「へ、へへへへ!ものわかりがいいじゃねーか兄ちゃんよぉ!
 特別にてめーは見逃してやr」
「いくらだ?」
「は?」
「寝惚けてんのか?
 俺がこのガキを買いとるって言ってんだよ」
563汚れた翼の過去10:2010/07/23(金) 00:11:03 ID:/LsZoPVC
男の予想外の提案に、耳を疑う男たち
果たして何をたくらんでいるのか・・・・・

「・・・・・そういうことなら話は別だ。
 だが、かなり高くつくぜ?仲間の慰謝料ももらってねぇしなぁ・・・・・・
 そうだな、締めてごじゅ(ry」
「ほらよ」

ドサドサッ

軽い調子でそういいながら、男たちの目の前にいくつかの大粒の宝石を無造作に放る
ベオクの通貨など元よりもっておらず、彼にはこれしか支払う方法がない

男たちは先ほどの奇襲の時よりも驚いたのか、目を見張ったまま固まってしまう
まぁ、普通ラグズがこれ程の貴重品を持ち歩いていることなどそうそうないので、
男たちの反応は普通のことと言える

「あ、あ・・・・・・・?」
「これで足りるのか?」
「た、たたた足りねえ・・・・な」
本来なら宝石一個で十分もとがとれるのだが、
男の欲の深さがここでやめることを許さない
まぁ、慎み深い人間はそもそも奴隷商などやらないのだろうが

「そうか」ドサドサッ
564汚れた翼の過去11:2010/07/23(金) 00:14:28 ID:/LsZoPVC
嫌な顔一つせずに、また宝石を惜しげもなく放っていく
そしてそれらを地を這いずりながら浅ましく奪い合う男たち

(こ、こいつ馬鹿か!?
これだけあればこのガキ50匹は買えるぞ!!?)
(うっひょー!これ、一つ数十万Gはするぜ・・・・・!)

そんな男たちの醜い奪い合いなど気にも留めずに宝石をまき続ける男
しかし、その手が止まる
どうやら、手持ちの宝石をすべて出し切ったようだ

「悪いが、これ以上は出せねえ。・・・・足りるか?」

それを聞いて、男はまた悩み始める
もっと絞りとれるかもしれない
が、それで男がキレて、力に訴えてきたらこちらに勝ち目はない
もう取り過ぎな位に元はとったことだし・・・・・

「ま、まあこの位で勘弁してやるぜ!
 本当はちっと足りねえけど、まけといてやるよ。
 へ、へへ・・・・・じゃあな!!」

捨て台詞を吐きながら傷ついた男たちを引きずり、奴隷商達は去っていった
脅威となっていた男たちが消えたことで安心したのか、
少女は腰が抜けたようにペタリと地面に座り込んでしまう

「おっと、大丈夫か?」
「うん・・・・・気が抜けただけ」
「ならいいけどな」
565汚れた翼の過去12:2010/07/23(金) 00:20:43 ID:/LsZoPVC
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」

そのまま、なんとはなし周囲は沈黙に包まれる
やがて、男の方が沈黙に耐えきれなくなったのか、少女に声をかける


「・・・・あー、その、なんだ。送ってやるよ。
 今日は大変だっただろ?
 家の方向は・・・・・・・」

「・・・・あたし、親いないんだ。
 気がついたら、一人だったから・・・・・・」

しまった、と内心男は思ったが、表情にそれを出すことはない
考えてみれば、保護者がいるのなら奴隷商の噂のあるこの区域に子供が一人でいるはずがない

「・・・・・・そうか。んじゃあ、これ持っていきな」

いいながら男は、最後に残っていた大粒の宝石を投げてよこす
とっさに受け止めてしまう少女だが、

「こ、こんなのもらえないよ!
 助けてもらった時もあれだけ・・・・・
 あんたの取り分が無くなっちゃうじゃないか!!」

「・・・・・俺はもう今日は十分儲けた。
 だから、それはお前がもってけ」
566汚れた翼の過去13:2010/07/23(金) 00:22:25 ID:/LsZoPVC
「え・・・・・?
 だ、だってさっきもう何も持ってないって・・・・・・・」

「ああ、手持ちにはなーんにもねえ」

「だったら!」

なおも続けようとする少女を手で制し、話を続ける

「お前もカラスなら分かるだろ?
 俺らは光るもんが好きだ。
 コインや、さっきの光る石ころとかな」
「でもよ、それより俺は好きなものがあんだよ。
 今日はもうそいつを2つももらっちまった。
 これじゃあお釣りを払わねえと、女神サマに怒られちまう」

「コインや宝石より・・・・好きな、もの?」

「ああ。
 ・・・・・お前の目から、今出てるだろ?
 きらきら光ってる、虹色の滴がさ」
「・・・・・!?」

そう言われるまで少女は、気が付いていなかった
自らの両眼から、涙があふれ出ていることに
567汚れた翼の過去14:2010/07/23(金) 00:24:03 ID:/LsZoPVC
涙を流すのは、久しぶりだった
親に捨てられてからというもの、強く生きることを余儀なくされてきたから
初めて盗みを働いた時も、その時ベオクに襲われた時も、今までずっと・・・・・・・
本当は寂しかった。怖かった。そしてなにより・・・・生きたかった
先ほどまでの男たちに、自分は恐怖していたのだ
そして今、救われた。目の前の、この男に
人に助けられるなんて、一体いつ以来のことか・・・・・
その事実が、凝り固まった感情をほぐし、氷解させていく

今流している涙が、安堵だけからくるものではないことを、少女はなんとなく理解していた
完全に理解するには、まだ時間がかかりそうだったけれど
なんとなく見つめられていることが気恥ずかしくなったのか、少女のほうから口火を切る

「・・・・・・い、言っとくけど誰も助けてなんて頼んでないんだからね!」
「ん?当たり前だろ。
 俺がやりたいからやってるだけだ。
 あーあ、今日はずいぶん損したぜ・・・・」
「何よ、さっきと言ってることが違うじゃない」
「俺の夢のためには金がいるんでね・・・・。
 ま、そのためにせっせと稼いでるってわけなんだなこれが」

「・・・・・一応聞くけど、その夢ってなに?
 あ、言いたくないならいいんだけど」
「・・・・キリヴァスの長になる。
 そして、盗みやら奴隷がなくても生きていけるようにする」

568汚れた翼の過去15:2010/07/23(金) 01:00:36 ID:/LsZoPVC
「え・・・・・・・・」
初めは冗談かと思った
しかし、真剣な眼差しが嘘ではないことをひしひしとと伝えてくる

鳥翼族の長は、基本的に世襲制ではなく力、そして周囲の支持があればなることができる
その中でもカラスの長は、自分たちの種族を第一に考え、閉鎖的かつ利益重視になりがちだと言われている

しかし今の長は、人間にとりいっていて種族をないがしろにしていると専らの評判だ
税が払えないものを奴隷として売り飛ばしているという噂すらある
そんな長が何故存在できるかと言えば、ただ強く、そして金をもっているからだ
カラスの世界は、基本的に弱肉強食
上に立ちたければ、上より強くなければならない

「じゃあな。俺はそろそろいくぜ」
そう言いながら、男は飛び立つ準備を始める
「あ、待って・・・・!!
 その、あんたの名前・・・・・教えてよ」
「ん、まだ言ってなかったか?
 俺はネサラ。将来キリヴァスを背負って立つ男だ。
 じゃあな!もう捕まんなよ!!」

最後にそんな台詞を残して、男は去って行った
「あ・・・・・、ネサラ、か・・・・」
(お礼・・・・言いそびれちゃったな。
それに、私の名前も・・・・・)

そんなわずかな後悔を胸に、少女は、空へと消えていく男を見送った
自らの救世主であり、将来の長であるその男を
569汚れた翼の過去16:2010/07/23(金) 01:03:49 ID:/LsZoPVC
それから数年・・・・・
キリヴァスの長が変わり、新長が打ちたてた規則に皆が騒然となる
全てをここで説明するのは難しいが、一言でいうならば・・・・

自由。この一言に尽きる

そしてこれを皮切りに、ラグズ奴隷制に待ったがかかる
紋章町の多くが、貴族たちの行き過ぎを感じ、不満を抱いていたのだ
同時にラグズ達も怒りの声を上げ始め、あわやベオク対ラグズの戦争まで話は進みかけていた
それを受けて、やっと上層部が重い腰を上げ、
貴族たちに調査のメスを入れ始めたのだ

そして一年後、ラグズ奴隷制は完全に廃止される
ベオク、ラグズの間で和解が進み、住居を決め和親条約を結ぶなど、
ベオクとラグズの親交がおおいに進んだ
これには各ラグズの長と、一部のベオクの助力が大きかったと言われているが、真相は定かではない

しかし、少女―――ビーゼは信じている
ネサラが、かつて自分を自由にしてくれたように、
世界を奴隷制という鎖から解き放ってくれたのだと・・・・・・


・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・

「おっ!コインみっけ!やっぱ自販機の釣り銭漁りはいいねぇ!!」

「・・・・って、なんで今はあんななのよ・・・・・」

それは、作者にも誰にも分からない・・・・・・・
570助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 01:07:10 ID:/LsZoPVC
これにて終了です
オチが弱くてスマソ
見切り発車ってイクナイね
でも、ビーゼがネタになってないのをみたら無性に投下したくなったんです

最後まで読んでくれた人ありがとう
矛盾も結構あるけどそこは許してほしい

あとそろそろ容量が減ってきたから次スレかな?
571スター俳優マルス! 序章:2010/07/23(金) 08:38:06 ID:V5gWN9XY
リーフ「今日は比較的平和だったな。きずぐすり3回で済んだし。ただいま〜」
本当に平和ならきずぐすりなど使わないということを考えないリーフは靴を脱ぎながら居間に向かう
リーフ「今日のおやつは何かなー…ってなんだろう?」
リーフが居間に入ると襖の奥から声が聞こえてくる
リーフ「お客さんかな?でもこの声は聞き覚えがあるぞ」
リーフは机の上にあった煎餅を取りつつ迷わず聞き耳を立てた
リーフ「この声はマルス兄さんかな。もう1人は誰だろう?」
耳には聞き慣れたマルスと凛々しい誰かの声が聞こえた
???「来てくれると信じてました」
マルス「君のためなら僕はどんな困難も乗り越えてみせるさ!」

リーフ「何やったんだろう?マルス兄さん」
リン「あの声はシーダさんじゃないわね」
リーフ「ってリ…ムガッ」
リン「シー!気づかれるでしょう!」
いつのまにかリーフの隣で聞き耳を立てていたリン
幸い2人のやり取りは気づかれず、部屋の中では会話が続いていた

???「………さま!私、あなたのことが…」
マルス「ああ、ようやく2人で会えたんだ…僕だって君のことが…」
沈黙する2人…興奮する2人…突撃する1人…って、え!?
どこからか現れたヘクトルがいきなり襖を開き突入した
ヘクトル「マルス!君にはシーダさんがいるだ…ろ」
リン「……え!」
リーフ「え、エイリーク姉さん…な、何してるの!?」

マルスと会話していたのはマルスの姉、エイリークであった…
572スター俳優マルス! 1章 1/2:2010/07/23(金) 08:41:53 ID:V5gWN9XY
シグルドは激怒した!部屋の中で抱き合うエイリークとマルスを見たからだ
リーフ「ってシグルド兄さんいつの間に来たの!?」
シグルド「KINSHINは許さんぞ!!せいっ!」ビュン
カキーン!グサッ!ヒトデナシー!
マルス「みんな落ち着いてよ!僕には時間がないんだ!」
ヘクトル「本気なのか…2人とも?」
エイリーク「ええ!私たちは真剣なんです!」
ドサッ…居間から何かが落ちる音が聞こえた。皆が振り返るとエフラムが立ち尽くしていた
エフラム「……エイリーク…お前…マルスのことが…うぉぉぉぉ!!」ドタタタタ
リン「あ!?エフラム兄さん!!」
シグルド「そうか…そこまで本気だったのか…なら」
リーフ「ちょっと兄さん!今ティルフィング抜かないd…ギャァァ!ひとでなしー!!」
シグルドがリーフから抜いたティルフィングをマルスに向かって構える
皆が止めようとしたその時兄弟家に新たな客が来た
ピンポーン!
シーダ「こんにちはー!マルス様いますか?」
エリウッド「あれ、シーダさんか。マルスに用かい?とりあえず上がっていきなよ」
タイミングよく?帰ってきたエリウッドがシーダを招き入れる
慌てるリーフ、リン、ヘクトル。今にも斬りかかりそうなシグルド
そして少し離れて待つマルスとエイリーク
シーダ「マルス様、約束通りお邪魔させていただきます」
マルス「やあ待ってたよシーダ。じゃあ早速部屋に行こうか」
エイリーク「マルスも少し上手くなったわよ」
シーダ「本当ですか?エイリークさん、私にも手取り足取りお願いします」
この会話で居間に赤い水溜まりが出来たのは言うまでもない
リーフ「兄さん!姉さんだけではなくシーダさんまで…ギャァア!ひとでなしー!」
マルス「ああ、もういい加減にしてよね!僕は演劇の練習をしてるんだよ!」
エイリーク「あの…もしかして皆で私とマルスのこと誤解してた?」
リン「え!?演劇!?」
マルス「そうだよ、来月にシーダと僕が主演でやるんだよ」
ヘクトル「だから抱き合っていたのか…」
シグルド「信じてたぞマルス」
マルス「さっきまで人を斬るつもり満々でしたよね?」
リーフ「で、何で兄さんが主演で出てるんだい?」
シーダ「わ、私がお願いしたんです」
マルス「まあまあ、今から説明するよ」
573スター俳優マルス! 1章 2/2:2010/07/23(金) 08:44:22 ID:V5gWN9XY
〜回想開始 学校にて〜
シーダ「ま、マルス様。実はお願いしたいことが…」
マルス「なんだいシーダ?」
シーダ「私と一緒に来月の舞台に出てください!」
マルス「はいぃ!?出るの!?見るんじゃなくて?」
シーダ「どうしてもマルス様と出たいんです!お願いします」ウルウル
マルス「(うっ!?そんな泣きそうな顔で上目使いで見られたら…)あ、ああ…いいよ」
シーダ「ありがとうございます!放課後また来ますので!」タッタッタ
マルス「しかし何で素人の僕に頼むんだ?」
マリク「あれ?来月の舞台は知らないんですか?」
マルス「マリクか。いや、僕にはわからないんだ」
エスト「マルス先輩に説明しましょう!」
パオラ「シーダさんがヒロインで演じる役は!」
カチュア「主人公とキスシーンがあるんですよ!」
マルス「あ、ありがとう(ていうか君達どこから来たの?)」
マリク「マルス様が好きなシーダさんはマルス様とキスシーンをしたいんですよ」
マルス「納得したよ…ならシーダのためにも頑張るか」
パオラ「安心してくださいマルス様」
カチュア「私たち3姉妹とマリクさんも」
エスト「シーダさんに頼まれて出ますから」
マリク「僕達は演技指導のフィーナさんから習います」
マルス「えーと僕は?」
フィーナ「シーダさんから習ってくださいね」

マルス「とはいえシーダも練習したいだろうし困ったな…」
放課後シーダから台本を受け取り、家に来てもらう約束をした後
悩みながら帰路を歩くマルス。そこへたまたまエイリークとばったり会った
エイリーク「あらマルス、その台本はなにかしら?」
マルス「エイリーク姉さんか、実はカクカクシカジカで…」
エイリーク「なるほど、なら私が2人の指導をしてあげるわよ」
マルス「え!いいの?」
エイリーク「今は生徒会長の仕事も少ないし、部活も休みだからね」
〜回想終わり〜
マルス「という訳。わかったかな?」
リン「マルス、あんた偉いわね…」
マルス「そうだよ、無駄に食ってばかりいるリン姉さ…痛い痛い!ギブ!ギブ!」
リン「少しでも褒めた私がバカだったわ…」
エイリーク「まあという訳で練習するから邪魔しないでね」
4人「「「「はーい」」」」
ヘクトル「ところでシグルド兄貴…仕事は?」
シグルド「………しまった!?」
エリウッド「うっ…また胃が…」
こうしてマルスとシーダとエイリークによる特訓が始まった
2章に続く

ちなみに先程泣いて飛び出したエフラムはヒーニアスやゼト、サレフに遭遇
キサマラガフガイナイカラエイリークガーアータスケテエイリークコノヒトデナシーと街中に響いたらしい
574スター俳優マルス!:2010/07/23(金) 08:46:48 ID:V5gWN9XY
あ、あれwいつの間にかPCの規制解除されてるw
いきなり前ふりも何もなしに投下して申し訳ない
昨日までで一気に過去ログ読んで勢いで書き始めた
初挑戦なんで言葉遣いとかおかしいかもしれないので指摘とかあればガンガンお願いします
575助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 11:01:26 ID:rI117lU6
>>571-573
エイリークとマルスの組み合わせとは珍しいな、GJ!
このスレではエイリークは「〜わよ」口調じゃなくて「〜ですわ」的な口調の方が多いかな?
でも気にしなくていいと思う

しかしエイリークに特訓されたマルスとシーダ主演の劇ってクオリティ高そうだなw
576助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 11:18:09 ID:P/N28irA
>>559
ネサラがイカしてる件
普段ギャグキャラしてる奴がたまに見せるかっこよさって心に響く…
最近ではリーフとかシャナンとか…

GJ!でした

>>571
代理スレに一度投下してあったのね
気付かなくてスマソ
続きを楽しみにしてます
577助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 12:00:01 ID:xUXkvWfj
残り20KBだし次スレ立ててきた方がいいよね?
行ってきていいかな?
578助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 12:05:02 ID:P/N28irA
いいんじゃない?
立てられなかったら自分がやってみるよ
579助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 12:16:19 ID:xUXkvWfj
580助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 12:23:14 ID:P/N28irA
>>579
581スター俳優マルス 2章 1/3:2010/07/23(金) 13:01:38 ID:t+8MANbB
部屋でマルスとシーダの演技指導をするエイリーク
その様子を盗み聞きしようとしてファルシオンで斬られたリーフ
リーフはきずぐすりを使いながら盗み聞きは諦め居間に戻ることにした

ヘクトル「で、マルスが演じる役はどんな感じだ?」
僕が居間に戻るとヘクトル兄さんとリン姉さん、エリンシア姉さんとミカヤ姉さんが
雑談していた
リン「さ、さあ?私はあまり劇には詳しくないから…」
エリンシア「そうねー白雪姫とかかしら?」
リーフ「違うよ姉さん。白雪姫なら立って抱き合ってキスはしないから」
エリウッド「あ、リーフ。3人はどんな感じだった?」
リーフ「んーすぐにファルシオンで斬られたから判断は難しいけどシーダさんは
さらわれる役っぽいね」
盗み聞きした時、シーダさんが王子!助けて…みたいなことを言っていた
なので僕はおそらくそう言う役であると推測した
皆が考える中、ミカヤ姉さんが突然叫んだ。何か閃いたのかな
ミカヤ「あ!もしかしたら暗黒魔王と光の勇者かも」
一同「「「「なにそれ?」」」」
ミカヤ「知らないの?」
ロイ「あー、あの話か」
セリス「マリス王子とシーナ姫の話だね」
ヘクトル「知っているのか!?セリロイ?」
ロイ「そこ!名前混ぜんな!」
セリス「えーと、こんな話だったかな。むかーしむかし…」
ラナ&ユリア「「セリス様のお話ハァハァ」」
リーフ「君達はどこから現れたの…?」
582スター俳優マルス 2章 2/3:2010/07/23(金) 13:02:40 ID:t+8MANbB
昔、とても平和な国がありました。その国の王子、マリスは民から慕われ、平和
を愛する王子でした
ある日、辺境の兵士がボロボロで城に帰還、死ぬ間際に魔王が復活した…と言い
残して息絶えました
程なくして、王国は魔王率いる暗黒軍団に襲われます
平和が長い国は魔王軍に敵わず、マリス王子は辺境の同盟国に逃げました

マリス王子が逃げた国には、マリス王子が幼い頃に結婚の約束をしたシーナ姫が
いました
シーナ姫と過ごしながら魔王を倒すための準備をするマリス王子
しばらくしてマリス王子は心配させないためにシーナ姫に内緒で魔王討伐の旅へ
出発します
しかし侍女から聞き出したシーナ姫は愛馬のペガサスに乗って追い掛けて来てし
まいました
観念したマリス王子はシーナ姫と一緒に旅を続け、新たな仲間達を増やしながら
進みます

しかしある日、たまたま助けた少女にマリス王子は懐かれ、マリス王子は満更で
もない様子でした
それを見て少し嫉妬してしまったシーナ姫はペガサスに乗って1人で空中散歩し
ます
しかし魔王はその隙をついてシーナ姫をさらってしまいました
魔王はマリス王子に対して1人で来なければシーナ姫を殺すと言いました
マリス王子はそれを聞いて1人で魔王と決戦に向かいます
迫り来る強敵、灼熱や極寒の罠、マリス王子はそれでも魔王の元へ向かいました
焦る魔王は卑劣なことにシーナ姫を洗脳してマリス王子を殺させようとします
シーナ姫はマリス王子の元へ行き、槍で殺そうとしました
マリス王子はシーナ姫の異変に気づきましたが敢えて刺されてしまいます
マリス王子を刺した瞬間、魔王はシーナ姫の洗脳を解きシーナ姫に絶望を味わわ
せます
マリス王子は死にかけた身体でシーナ姫に君が無事ならそれでいい…必ず生き延
び…と言い残して死んでしまいました
亡きがらに縋り付いて泣いていたシーナ姫を再び魔王は連れ去りました
少し後にかつての仲間達がマリス王子の亡きがらを見つけ、蘇生させます
マリス王子は再び魔王の元へみんなで向かいました
あらゆる困難を乗り越え、ついに魔王と決戦を迎えます
仲間達が魔王を食い止める隙にシーナ姫を魔王から取り戻したマリス王子
マリス王子はシーナ姫に私はあなたを殺したのにどうして助けたのか聞かれまし

マリス王子は昔、結婚を約束したからだと答えました
シーナ姫は泣きながらマリス王子と抱き合いキスをします
すぐに2人は仲間が苦戦しているところに向かい、魔王と対峙します
マリス王子は1人なら勝てない、でも僕には仲間がいる!と叫びました
そしてシーナ姫、仲間と共に協力して魔王を倒し世界に平和が戻りました

583スター俳優マルス 2章 3/3:2010/07/23(金) 13:03:25 ID:t+8MANbB
セリス「…めでたし、めでたし」
一同「「「「「パチパチパチパチ」」」」」」
ヘクトル「………zzz」
ロイ「…まあ、予想はしていたけどね」
ユリア&ラナ「「ちょっとヘクトル義兄様をお借りしますね」」ズルズル
ン、オワッタノカ・・ッテココハドコダ?ドカ!イテェ!チョマッ!マホウハ・・アー!!!
セリス「わあ、ヘクトル兄さんに修行で勝つなんて2人ともすごいね」
ロイ「……あれが修行に見えるの…?(でもザマアwww)」
ミカヤ「たしかマリス王子って台詞多かったけど…マルスは大丈夫かしら?」

マルス「シーナ!!どうしてここに来たんだ!!君を危険な目には遭わせたくなかったのに!!」
シーダ「マリス王子!私はあなたとずっと一緒にいると誓ったはずです!私だけ戦わないのはイヤです!!」
エイリーク「うーん…マルスはもう少し間を取って言うべきですわね。ここに来たんだ!……君をって感じです」
マルス「難しいね…こうかな? どうしてここに来たんだ!!……君を危険な目には遭わせたくなかったのに!!」
エイリーク「うん、そんな感じです。シーダさんはもっと台詞に強弱をつけていくべきですわ」
シーダ「は、はい!!」
エイリーク「あと1ヶ月しかないけど2人とも頑張ってね。筋はいいからきっと上手になれるわ」

シーダ「す、すいません。夕飯までお世話になってしまって」
ミカヤ「気にしないでいいわよ、シーダちゃん手伝ってくれたから楽だったしね」
アイク「そういえばエフラムはどこ行ったんだ?まだ帰ってきてないみたいだが」
ヘクトル「そういえばあいつ、まだ誤解したままだったな」
アルム「さっきセリカと公園に行った時に見たよ」
セリカ「ええ、私たちがベンチに座った時に暴れてましたわね」
シグルド「KINSINはゆるさんぞー!!」
2人「「ちっ!」」
マルス「まあ、そのうちお腹をすかせて帰ってくるでしょ」
リーフ「そうだね、せっかくのご飯が冷めちゃうし食べよう」
エイリーク(……エフラム兄上は大丈夫かしら?)

その頃エフラムは隣のしっこくハウスでしっこくカレーを食べていた…
エフラム「ちくしょーマルスめ!シーダさんやリンが好きだと思っていたらエイリークまで…」バクバク
しっこく「何があったかは存じないがゆっくり食べよ」
エフラム「ちくしょー!!!」バクバク

果たして誤解したエフラムのその後は!マルスは無事舞台を成功させるのか!?
3章へ続く…
584助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 14:54:36 ID:sqOC06A4
>>576
だよな?
自分も普段見せない顔を見せる話が大好物
リーフとか本当はかっこいいのに・・・・・っていつも思う
まぁコノヒトデナシーも面白いけどw

>>571-573
>>581-583
初投下乙です
マルスとエイリークってたしかにあんまりみない組み合わせだな
でも違和感ないねw

過去ログみて書きたくなるってそれなんて俺www
このスレで2chはじめた男もいるんだぜ


ただ、もう容量あんまりないから続きは次スレかな?
GJGJでした
585助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 15:31:02 ID:qfIZIch+
最近はエフラムとリンとかマルスとエイリークとか普段と違う組み合わせがあっていいね
586助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 15:59:40 ID:rlP7x19N
>>551-553で適当にスレを活性化させようと思ったら思った以上の成果ーーーー!!!

>>554
このネタの何が良いかってティニーとヒルダが割と仲良い所だな…
原作だと憎しみあってるし……てかレプトール哀れすぎるww
GJ!

>>559-569
ネサラがかっこよくて惚れるな
でもやはりカラス形態でゴミ漁りしてる方が彼らしい気がするのは何故なんだww
GJ!

>>571-573
>>581-583
ちと読みにくいが、初投下にしては面白いじゃないか!自分が初めて書いた奴なんて微妙扱い(ry
一番笑ったのはユリアとラナが眠ったヘクトルに制裁くわえた所だよ
GJ!
587助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 16:13:11 ID:B9+8VkqC
ふと思った
ネタ投下の無い日は無いしある日は数人の職人さんが投下する
このスレの職人さんは割合ネットできる日が重なっているのかのう
なんにしてもスレが伸びてるとワクワクしながら見てしまうぜ
588助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 16:25:28 ID:rlP7x19N
言い忘れてたけど、>>556は自重しなさい

…そろそろ埋めるか
589584:2010/07/23(金) 16:27:52 ID:/LsZoPVC
>>586
待て、552はおれだぞw
ってかあれは笑ったわwww
ってかダイイングメッセージの最後のdはおかしいww

あと>>576、わかりにくかったが自分>>559-569の作者です
感想ありがとうって言い忘れてたからこの場を借りますぜ

>>587
そだね
実は全員同じ大学or職場だったりしてなw
590助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 16:39:28 ID:rlP7x19N
>>587
>>589
実はある大学のサークルの中に「歴代FE主人公が兄弟だったらスレ応援会」というのがあって会員皆がネタを投下するのです


…ごめんなさい、嘘です
591助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 16:43:00 ID:B9+8VkqC
>>590
ここは全年齢だし、高校や中学の部活でもありかもなwwww
幼稚園のお遊戯会で「FE兄弟スレにネタを投下しましょう」とかあったらエフラムやセシリア先生がヘブン状態に…
592助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 17:22:31 ID:/LsZoPVC
そろそろこのスレも終わりだな
なにか新しい埋め方をしたいが、なにも思いつかない
だからこのスレを振り返ってみることにしました

・代理投下スレができた
今はあまり機能していないようですが、このおかげでエリウッドの花嫁などの作品が代理投下された
また、議論雑談掲示板が活用される第一歩となった

・FETV 第25回を更新
最近復活した兄弟家スレ名物企画の1つ
これでいじられることを楽しみに投下するものも少なくないとか・・・・・

・クリス兄弟家入り議論スレができた
本格的な議論が熱くかわされた
いまのところ従兄案が有力のようだ
雑談掲示板も使われるようになってきたなぁ
あとは絵板かな・・・・

・個人的なもの
幼女の旗の元にが150突破
最近AAがよく使われている
最近優秀さんが活躍している

スレの最後あたりにこういうのもたまにはいいんじゃないかな?
と思って投下してみた
オレルアンズあたりにはあとで誤っておく
593592:2010/07/23(金) 17:26:26 ID:/LsZoPVC
×誤っておく
○謝っておく
ほんとうに誤っちまった・・・・・orz

あと、ポケモン、ジョジョネタも根強いなぁ
594助けて!名無しさん!:2010/07/23(金) 17:32:31 ID:rlP7x19N
>>592
乙!
こういうのは確かに良いね
595助けて!名無しさん!:2010/07/24(土) 11:38:26 ID:E1VSV/wz
私がこのスレを埋めてやろう
             /! _ ト、
          ,r‐ '/l「!ト、!:::\
      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _
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ヽ___//:::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::
ニニヽ::::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::
:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::!  !::::::::::::::::::::
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    /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、
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ニニヽ::::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::
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596助けて!名無しさん!:2010/07/24(土) 11:40:57 ID:E1VSV/wz
この美しい私もスレ埋めに参加してやる。報酬はクラリーネ一人な

                         ___ i レ‐‐ 、ヽ \
              /         /  !)l/    ! ヽ   ヽ
                / /    /  ‐、/r‐,二ヽ ! |  ト、
                  /   /     !   ト┴'`ー‐ヽl |  |.   トミ
               _______ヽ、 |  し   `!|  !    !
                        `!ヽ !   ,    !|r‐{   ヽ
                           |ヽヽ、./ , '´{ヽ ヽ
                               | } ヽ  / , 弌ゝ人
            私は強い…     レ{  V! /  ・ `ト、_ヽ、
                           / !  | ハ、__ノ |( ``ー
             私は賢い…    | !  ト、 ̄    ヽヽ、
                            | !  |  7     ヽ ヽ
              私は美しい…   | /  ./  {!:. U   ∧
                         |/ /   !    ,' | 〉   _人从∧从人从/\
               私は正しい… /,√      _ イ   ,' /   ヽ
                            |{     , ‐ ´  /   | {    ノ 誰よりも……
                      r‐┘、__/_, −'´    | .|  <
                     |ヽヽ ヽii( , -‐7´   | ヽ、  ヽ  誰よりもだっ!!!
                  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ト、 ヽヽ  ヽi!       |      ノ
                | |  ! i !ヽ、ヽヽ.  li!       |      VWvVWvVWWV
                | !  ヽ! ヽ、` } L._ヾ!      |ヽ
                   ハl    \  \ ! } `` 、   _ く! ヽ
                `ーヽ、   `ヽ、`!. ト、     ̄  ノ  |
               `− 、  ヽー 、  V /    ̄ ̄ ̄   /
597助けて!名無しさん!:2010/07/24(土) 11:42:40 ID:E1VSV/wz
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  ノノ ハ#゚ -゚ノ  ヽ     グググ…
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  ノ とハ#゚ -゚ノ  ヽ  ヽ , ´              ―_  ̄(´Д` iil)';∴:’';:
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     (__ノ` /

シノン 「…ケッ、俺が代わりにやってやる」

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               /:.:.:.:.:./  く__爪r!. l片ホソ ,r斥ソ!}
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598助けて!名無しさん!
誇りたまえ、黒い牙にスレを埋めてもらう現実を

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