歴代FE主人公が兄弟だったら 20章

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1助けて!名無しさん!
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という
前提で彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1244345197/l50

関連スレ
※ シャア板スレは落ちた様なので、ココでは省略
※ ジョジョスレも落ちた様なので、ココでは省略

保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage

雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/

絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/
2助けて!名無しさん!:2009/07/23(木) 22:00:31 ID:Bob+6MwT
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。

【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしだが、近親相姦アレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。

【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。

【アイク】
グレイル工務店で働く漢。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。

【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコーッ」と叫ぶ。

【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切し、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。 フロリーナを気にかけてるがその度にリンに斬られる。

【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱く、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。

【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸だけには実った事は無い。

【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコにする。

【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラが大嫌い。

【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味だが、影が薄い。

【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。

【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好き。通称マミー君を一番気に入っている。

【リーフ】
怪人・イモータルムッツリ。幼馴染、ツンデレ、電波、ツインポニテな四人娘に引っ張り回されている。この人でなしー。

【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレムになっている。ヘクトルに対しては黒い。
3助けて!名無しさん!:2009/07/23(木) 22:01:58 ID:Bob+6MwT
【竜王家の皆さん】
チキ・ファ・ミルラのょぅじょ3人組やユリウス・ユリア兄妹、イドゥンさん、氷竜姉弟、 ハゲ黒竜王、アル等々、兄弟家に縁がある竜の一族。
持っている力が力なだけに、すさまじい騒動を引き起こすことも……。

【マリク】【シーダ】
マルスの幼馴染にして、最も信頼する片腕(マリク)と大事なガールフレンド(シーダ)。

【ラナ】
「ラナオウ」の異名をもつ最凶シスター。しかし、セリスの前では恋する乙女であり、ユリアの宿命のライバル。暁流杖術の使い手。

【ナンナ】【サラ】【ミランダ】【ティニー】
リーフを振り回す四人娘。リーフの事が好きだが、いぢめるのも好き。

【ひろし】
世界ひろしと言えど様々な職を器用にこなすのはひろしだけ! 通称ヴォルツ。

【ルーテ】
「私、優秀ですから」が口癖で、発明から同人までなんでもこなす少女。アスレイ、フォルデ、ノールは助手。

【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。

【ボーレ】
豆腐を愛する商店街の豆腐屋さん、ヨウカンマンもどきなマスコットキャラクターがいる。守備が低い。

【ユンヌ】
ミカヤの身体に憑依して現れる自由と混沌の(※威厳の無さナンバー1の)女神。
混沌の名のままに、好き勝手に場を荒らすが、大体最後には痛い目を見る

【サザ&漆黒の騎士】
 ∧_∧
 ( ・ω・)=つ≡つ <ミカヤは俺が守る 『瞬殺』
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪
  サザ

 ∧_∧    ∧_∧
;(д(⊂=⊂≡(・ω・ ) <身の程をわきまえよ 『月光』
 (っ ⊂=⊂≡  ⊂)
 /   )    (    \
 ( / ̄∪    ∪ ̄\)
  サザ    しっこく

 ∧_∧    ∧_∧     ∧_∧
;(д(⊂=⊂≡;(д(⊂=⊂≡(・ω・ )  <覚悟しろ 『天空』
 (っ ⊂=⊂≡   ⊂=⊂≡  ⊂)
 /   )    (    \    (    \
( / ̄∪     ∪ ̄ \)   ∪  ̄ \)
  サザ    しっこく      アイク

【涙目グリーンの居酒屋】
ネタキャラ扱いされている緑髪キャラの憩いの場。常連は主にウォルト、サザ、セシリア、アーダン、セティ等である。

【AKJ(兄が、嫌いな、女子は居ません!会)】
ブラコンの中のブラコンが集う女性の会。兄の為なら全てを犠牲に出来る妹達が揃う(※会長はラケシス)。
兄弟家のSが天敵
4助けて!名無しさん!:2009/07/23(木) 22:03:03 ID:Bob+6MwT
ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <既存の設定はこんな感じだが、特にガチムチに定められたものではないので必ず従う必要は無い。
/,--┬'^つ</、      歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
|∪===|~〆         他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
. ノ___r T !  ゝ      …自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだな
i_/、」 ~~

ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <【注意!】 AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えるぞ。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆  
. ノ___r T !  ゝ 
i_/、」 ~~
5助けて!名無しさん!:2009/07/23(木) 23:34:50 ID:livVA59g
    |┃三           /! _ ト、
    |┃ ≡       ,r‐ '/l[[!ト、!:::\
    |┃      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _
    |┃≡  /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、
    |┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::    …見事なスレ立てだ。
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::  >>1乙しよう。
    |┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::!  !::::::::::::::::::::
    |┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l::::::::::::::::::::
    |┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ::::::::::::
6助けて!名無しさん!:2009/07/23(木) 23:38:08 ID:fXcRRCTi
>>1乙なんよ
7助けて!名無しさん!:2009/07/24(金) 00:15:39 ID:t9a9JIUD
>>1乙なんよ。褒美としてサザさんを褒め称える権利をやるんよ

新スレ早々言わせてもらうけど、ミカヤの婿はサザさんが最良だと思うんよ
8助けて!名無しさん!:2009/07/24(金) 01:22:19 ID:iKSwm5ZT
>>7 身の程をわきまえよ
9助けて!名無しさん!:2009/07/24(金) 12:42:04 ID:/drzNypp
マルス「サザさん、ミカヤ姉さんと結婚したいんですって?」
サザ「そうなんだ。マルス、お前からミカヤを説得してくれないか?」
マルス「うーん、姉さんが僕の説得に乗るかなあ……。あ、そうだ」
サザ「何だ?」
マルス「姉さん、確か真竜の剣っていう武器を欲しがってたみたいですよ。
     亜都羅須県の干支理亜にある地下迷宮に棲んでる三竜の逆鱗を材料に鍛え上げた、史上最強の剣なんですけどね」
サザ「なるほど、それがあればミカヤをゲットできるかもしれないんだな?」
マルス「かも、ですけど」
サザ「よし! 行ってくる!」
マルス「行ってらっしゃい」ニヤリ
ユンヌ「外道すぎるわ」
マルス「黙らっしゃいこの邪神が」
10助けて!名無しさん!:2009/07/24(金) 17:33:57 ID:r15Dokcm
>>1乙!
11助けて!名無しさん!:2009/07/24(金) 18:23:14 ID:Wi4VUWdu
>>9マルスの外道っぷりにワロタww

需要があったようなので続きを書いてみました

前スレ>>629-636のイリオスVSオルエン?の続編となりますので、
先にそちらを読んでもらわないと、話がわからないかもしれません。
12イリオスVSオルエン?再び:2009/07/24(金) 18:23:54 ID:Wi4VUWdu


マーティ「ふぁいとぉ〜〜〜!!!!」
ダグダ「いっぱぁ〜〜〜つ!!!!」
崖から落ちそうになったマーティがロープにしがみつき、ダグダが豪腕で引き上げる。
しっかし、こういうCMなら人気のあるバアトル使えばいいのによ。一般人使って安くあげやがった。
フリージからがっぽり制作費もらってるクセにケチな社長だ。

俺たちはフリージのSドリンクのCM撮影にマレハウト山脈に来ていた。
岩の落ちてくる危険な場所だ。
ちなみに俺はロープで崖から吊るされている。アングルの関係で下からダグダを撮るためだ。
クソ、生きた心地がしねえ。
本来カメラはユアンの担当なのに、マレハウトでガチムチを撮ると聞くと仮病使いやがった!あのクソガキ!

シャナム「カーット!よしこんなもんだろう」
ダグダ「ガハハハハハ!まさかワシにTV出演の依頼がくるとは!これはエーヴェルがワシに惚れる日も近いな!」
マーティ「お…俺もTVに出れるんスよね?ワクワクするっスよ!」
タニア「じゃあ昼メシにしよーぜ!さっき射ち落としたばっかの鳥肉だぞ!」
セーラ「つーかさ社長、なんで私たちまで呼ばれてんのよ?」
シャナム「人手がないんだ、文句言うな」
セーラ「アシスタントなんてアイドルにやらせんなっつーの!」
ドロシー「ところで何か忘れてません?」
シャナム「オルエン様がおらん!大事なスポンサー様だ!早く探せ!」
13イリオスVSオルエン?再び:2009/07/24(金) 18:24:38 ID:Wi4VUWdu


崖の上からそんなやり取りが聞こえてくる。
イリオス「忘れてんのは俺だ!早く引き上げてくれ〜!」
ちくしょう!いつまでロープで宙ぶらりんにしとく気だ?
くそ〜業務用カメラって重たいんだぞ!


その頃オルエンは少し離れた高台にいた。
撮影に立ち会った後、物珍しい山を見て歩いていたのだ。
オルエン「まあ、これはなにかしら?」
台の上に岩が乗せてある。そばの看板には一言「押してくださいbyボルトアクス将軍」と書かれている。
オルエン「押せばいいのね、んしょっ」
体を預けて岩を押す。
岩は台座を離れ、麓へと転げ落ちていった。
オルエン「…?結局これはなんだったのかしら?」


シャナム「うお!岩が落ちてくる!?」
ダグダ「いかん!マレハウト名物落石だ!」
ドロシー「みんな逃げてー!」

イリオス「あん?上が騒がしいな!いいから早く引き上げろよ!」
その時上から岩が転げ落ちてきやがった!?
イリオス「うぎゃあああああ〜〜〜!」
宙ぶらりんじゃ避けようがねぇ!
まともに直撃を食らった俺は崖下へと落ちていった。
14イリオスVSオルエン?再び:2009/07/24(金) 18:25:19 ID:Wi4VUWdu


シャナム「おお、オルエン様お姿が見えないので心配いたしました」
オルエン「ごめんなさい社長、こういう岩山は初めてだからつい物珍しくて…」
ドロシー「やっぱり貴族のお嬢様って感じですねオルエンさん」
セーラ「けっカマトトぶりやがって!」
タニア「なんにしても見つかってよかったよ、メシにしよーぜ!」
オルエン「まあ、イリオスが見当たらないわ、どうしたのかしら?」
ダグダ「そういえばおらんな」

崖下で岩に潰されてた俺が救出されたのはそれから二時間後だった…
くそう!やっぱりオルエンのヤツと近くにいるとロクでもない目にあってばっかりだ!
おまけにカメラはオシャカ!
撮影やり直しの上、カメラ代は給料から引かれるハメになっちまった!

オルエン「あの…社長、カメラ代は制作費に上乗せしてもらって大丈夫ですから…」
シャナム「いえいえ、うちのスタッフの不手際ですから、そこまでしていただいては申し訳ありません」
(この機にもっとフリージとお近づきにならねば)
イリオス「出してもらったっていいだろが!これは事故だー労災を要求するー!」
セーラ「うっさいわねぇ、ホレライブ、感謝しなさいよ」
オルエン「大丈夫イリオス?話には聞いてたけどマレハウトって本当に危険な場所なのね、
まさか自然の落石がおこるなんて」
イリオス「大丈夫なわけねえだろが!くそぉ3ヶ月の給料がパアだ…」
ああ…業務用カメラってのはくそ高ぇ…当分わずかな貯金切り崩しながら、
切り詰め生活だ…orz
15イリオスVSオルエン?再び:2009/07/24(金) 18:26:00 ID:Wi4VUWdu


あの悪夢の日から2ヶ月…水と米で食いつないでいたがついに水道も止められた…
ああ、腹減った…
ボロアパートの家賃に貯金は消えた。電気も止まった、好きなゲームもできねぇ…

今日は休みだが金がないし、動くと腹が減る…
イリオス「…く…くそ…しんどい…明日の分の米食っちまうか?」
い…いや…いかん…明日食うものが無くなる。…しかし、一日一握りの米じゃ限界だ…
耐えかねた俺は、自給自足に出ることにした。竹をぶった切って釣竿を作ると川原でミミズを捕まえる。
そう、釣りをするんだ。

釣り糸を垂れる俺…釣れねぇ……い…いや、釣りは根気だ…
しばらく待ってるとなんかかかった!大きい!
イリオス「逃がすかぁ!うおりゃあ!」
最後の力を振り絞って引き上げる!…やったぜ上がった!
リーフ「あいたたた!釣りか、しまった!」
イリオス「げっ!川の中で何してやがんだ!」
リーフ「いや、魚を捕ってたんだよ、魚屋に卸そうと思ってね。そしたらちょうどお腹がすいた所に
ミミズを見つけたからつい食いついちゃったよ」
見ると奴は籠を抱えてる。泳ぎながら魚を捕まえていたようだ。
イリオス「ええい、俺のミミズ食いやがった代わりにその魚よこせ!」
リーフ「やだよ!僕だって半日がかりで集めたんだ!」
野郎、脱兎のごとく逃げ出しやがった!…今の俺にそれを追う力はなかった…
16イリオスVSオルエン?再び:2009/07/24(金) 18:27:43 ID:Wi4VUWdu


オルエン「じゃあフレッド、ここで待っていてね」
フレッド「かしこまりました、お嬢様」
私はお嬢様が小汚いボロアパートの2階にあがっていくのを見送ると、いつものように密かにお嬢様を追う。
それがボディガードたる私の役目だ。
本来ならこのような平民のアパートにお連れしたくはなかったのだが、お嬢様のご意思ではやむをえない。
オルエン「最近なぜかイリオスが元気ないみたいなの…痩せちゃってて心配だわ…
そうだ!なにか栄養のある物を用意して持っていってあげましょう!」
ちなみにお嬢様は平民を苦境に追い込んだ落石が、ご自分の手によるものとはお気付きになっていない。
まあ、どうでもいいことだが。
…そういうわけで、メイドに弁当を用意させ、平民めのアパートに届けに来たわけだ。
そのような事、下男にでもお任せくださいと申し上げたのだが、是非ご自分でお手渡しされたいとの事。
……お優しい方だ…だが私はカラオケボックスで平民めが仕出かそうとした事を忘れてはいない。
注意せねば…

オルエン「この扉、ドアノッカーついてないのね…ごめんくださーい」
だが、返事はない。平民めは留守のようだ。
私は正直ほっとした。あまりお嬢様に卑しい者を近づけたくはない。
だが、お嬢様は…。
オルエン「あら?開いてる、お邪魔するわねイリオス」
そして平民の部屋に上がっていかれた。私はいつものように壁紙に身を隠すとその後を追う。
火消しに大金払って教えてもらった能力だ。お嬢様に気付かれたことはない。
オルエン「ここがイリオスのお家?…ひょっとして物置と間違えたのかしら…」
そういって小首をかしげられるお嬢様。お嬢様は平民の暮らし向きなどご存知ない。
もっともそんなものを知る必要もないが。

とりあえず私はお嬢様のお目汚しになるような物を、素早く片付けた。
エロ本と洗濯してないパンツだ。こんな汚らわしい物をお目にかけるわけにはいかない。

オルエン「イリオス、お留守なのかなあ…少し待ってみよう…」
そういってお嬢様は埃っぽい畳の上にお座りになる。くそ、この部屋掃除してないな!
お嬢様がご病気にでもなったらただじゃおかんぞ!
17イリオスVSオルエン?再び:2009/07/24(金) 18:29:18 ID:Wi4VUWdu


イリオス「…葉っぱにまで食い物を取られた…もう駄目だ…こうなりゃ恥も外聞も捨てて、
墓で供え物でもあさるか…」
俺はヨレヨレになりながら墓地へ向かう…そしてゾンビやスケルトンにフクロにされた…
畜生!いつもならあんな連中にやられたりしねぇのに!

結局なにも得ることが出来ずにアパートに帰る…くそ、これもフリージのCM撮影なんかに参加したからだ!
オルエンの奴に悪気がなくても、アイツと関わると不運な事ばかりおきやがる!
イリオス「…?アパートの前に止まってるのはオルエンの高級車じゃねぇか?」
…くそ…俺は自転車も持ってねぇってのに…それよりアイツが来てんのか?
俺は2階の俺の部屋に戻る。そういや鍵かけ忘れてたな。

部屋ではオルエンの奴がちゃぶ台に突っ伏して寝ていた。
イリオス「…俺の汚い部屋が掃除されてやがる。まさかコイツがやってくれたのか?」
フレッド「…掃除したのは私だ。こんな汚い所にお嬢様を置いておけんからな」
イリオス「うわぁっ!いきなり背後から話しかけんなよ!?」
フレッド「…それより遅いぞ平民!お嬢様が待ちくたびれてお休みになってしまったではないか」
イリオス「そういやコイツ何の用だよ」
フレッド「オルエン様とお呼びしろ!…フン、お嬢様のお心遣いありがたく頂戴するんだな、
だが思い上がるなよ、平民が」
言うだけ言うと野郎は偽装用の壁紙柄の布の裏に入りやがった。なに考えてやがんだ?

オルエン「…ふぇ?なんの騒ぎ…?」
今の騒ぎで目が覚めたようだ。
イリオス「なあ、何の用だよ?」
オルエン「あっイリオス!ごめんね勝手に上がっちゃって!」
正直コイツに会うとまたろくでもない目に合いそうで不安なんだが。
18イリオスVSオルエン?再び:2009/07/24(金) 18:31:05 ID:Wi4VUWdu


オルエン「はい!これ!お弁当!」
イリオス「へ?」
俺はつい間抜けな声をあげちまった。
オルエン「最近イリオス元気ないみたいだから用意してきたの」
イリオス「わざわざ俺のためにか?」
コイツが天使に見えた。ありがてえ!これで餓死しなくてすむ!
しかし、こうまでしてくれるってやっぱコイツ俺に気があるんじゃ…
オルエン「だって大切なお友達だもの」
にっこりといい笑顔で返しやがった。まあ、そんなもんだよな。

ありがたく俺は弁当をがっつく事にする。うめぇ!生き返る!
どれも俺の人生に無縁な山海の名物ばかりなんだろうな!とにかくうめぇ!

俺ががっついてる間、オルエンの奴はニコニコと楽しそうに俺が食ってる姿を眺めている。
弁当は5分ですっからかんになった。美味かったぜ…

オルエン「思ったより元気そうでよかった!…それじゃそろそろ帰るね」
イリオス「…もう帰るのか?茶くらい出すぜ」
オルエン「お休みの日は門限がうるさいの、平日はお仕事って事で大目に見てくれるんだけどね」
イリオス「…ああ、だからこないだのカラオケんときは遅くまで遊べたのか」
コイツお嬢様だからな…そういう事なら引き止めちゃ悪いか。
オルエン「それじゃまたね!」
イリオス「ありがとよ!助かったぜ!」
車まで送ると手を振る俺。オルエンはフレッドのドアサービスで後部座席に乗る。
フレッドの野郎いつの間にか車に戻ってやがった。
やっぱりコイツ忍者なんじゃねえか?
19イリオスVSオルエン?再び:2009/07/24(金) 18:32:44 ID:Wi4VUWdu


オルエンを見送った俺は部屋に戻ると弁当の味を思い起こす。
イリオス「ああ…美味かったぜ…俺もいつか貴族になって毎日美味い物食えるようになってやるぜ…」
しかし、いいやつだよなぁ…
友達ってもここまで心配してくれるとは…
アイツといるとロクなことがないなんて思って悪かったよなぁ…
どれも善意でしてくれてる事なんだしよ…

そんな事を思いながらふとんをしく。明日も早いんだ。
その時俺の体は異常を感じ取った。
イリオス「ふぐぉ!」
は…腹が猛烈に痛み出しやがった!?
ぐきゅるるるるるる!
何故だ!?腹壊すような物食った覚えは…

その時、俺はオルエンが俺を待つ間、弁当を置いてた場所を思い出した!
たしか棚の所に置いてたよな?…窓から直射日光のあたる…
それにアイツ何時間待ってたんだ?その間、あの弁当は夏の日差しをモロに浴び続けたのか!?
前言撤回!やっぱヤツに関わるとろくな目にあわねぇ!
イリオス「ぎゃあああああああ!!!!正露丸正露丸!!」
慌てて薬を飲むが時すでに遅し……
俺はトイレの住人となり、折角得た栄養は全て体の外に出しちまった…
やせこけて骸骨のような有様だ……こういう時はなんて言うんだっけ?

セネリオ「酷い有様です」
20イリオスVSオルエン?再び:2009/07/24(金) 18:34:30 ID:Wi4VUWdu


お嬢様は帰り道の車の中で、しきりに平民に施しをされたことを語っておられた。
オルエン「それでね、イリオスってばとっても喜んでくれたのよ!
病気じゃないかって心配してたけど、元気そうでよかったわ」
フレッド「それはようございました」
平民めが、お嬢様のお慈悲を自分への恋愛感情などと勘違いしてはいないだろうな。
まあ、今頃下痢に苦しんでいるであろうが、それをあえてお嬢様に申し上げる必要は微塵もない。
あの場で弁当が痛んでいる事を伝える程、私はお人好しではないし、
私は車で待ってることになってたんだからな。

それにしてもお嬢様は本当にお優しい方だ。かつてのご学友とはいえ、
あんな下賎な振る舞いをする者にも施しをされるとは。
カラオケボックスの件を思い出すとハラワタが煮えくり返る。
お嬢様は世間にどれほど狼がいるかご存じない。
もっともそんな下賎な事を知る必要もない。
私が命を賭けてお守りするからな。

お嬢様の笑顔に心慰められながら、私は車を屋敷へと向かわせるのだった。

終わり

ちょっと脇役に走りすぎたかも知れん…
リーフ出してみたが…
21助けて!名無しさん!:2009/07/24(金) 21:31:31 ID:YNRkBTIV
>>12-20
べつに脇役に走っても一向に構わないよ、GJ!
22助けて!名無しさん!:2009/07/24(金) 21:40:55 ID:M8c9razD
>>12-20
いやいやいや普通にGJ!ですよGJ!
Byボルトアクス将軍の所で盛大に吹き出し、
オルエンの優しさに涙し、イリオスの生活に笑ったwww
GJ!

…所でフレッドがジャファルにしか見えないのか気の所為ですか?
23助けて!名無しさん!:2009/07/25(土) 11:55:29 ID:ROWu56pq
〜始めに〜
 今作品は、キャラクターの性格を崩します。
 皆様方の想像図を壊したり、このスレを初めてみる人に悪印象をつけてしまう場合があります。
 まだ序章なので大丈夫ですが、第二章から危なくなります。
始めての方や影響されやすい方は、覚悟を決めてお読みください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・いいですね?では、投稿!
24LOST MAN:2009/07/25(土) 11:59:27 ID:ROWu56pq
ザザァァァァァァァ
 
とある森に降りしきる雨―――雨は止む気配を見せず、轟々と降っている。
時折鳴る雷は、激怒しているように光り、轟く。
雨に打たれる森の中に、裸の崖がある。
草も木も何もない、岩だけで構成された崖。
その崖の下に、蒼い髪の男性が一人倒れていた。
額には一筋の血が流れている。
 
???  (ここは・・・どこだ・・・?)
 
男の意識は朦朧とし、目は辛うじて開いているが、視界に入っているもの全てが歪み、霞んで見える。
 
???  (俺は・・・どうやら崖から落ちたようだな・・・)
 
男は立ちあがった。
だが、朦朧としてる意識の中で立とうとすれば、フラフラするのは当たり前。
すぐに倒れこむ。
 
???  (・・・なぜ・・・俺は崖から落ちたんだ・・・?)
 
思いつく理由は沢山ある。
脚を滑らして落ちた。崖が崩れて落ちた。誰かが故意に落とした。
・・・等、思いつくのは沢山あるが、この男はなぜ崖の上にいたのかさえ分からなかった。
 
???  (・・・俺は・・・誰だ?)
 
 
 序章 “失った男”
 
 
ヘクトル  「遅せぇな、アイク兄貴・・・」
エリウッド 「いつもは晩御飯までに帰ってくるのに・・・」
ミカヤ   「こうしてても仕方ないわ。アイクの事だからその内戻ってくるでしょ」
リーフ   「風呂でたよ〜」
アルム   「は〜い」
セリカ   「一緒に入りましょ、アルム」
アルム   「うん」
シグルド  「・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
エリンシア 「まぁ、シグルド兄様から負のオーラが」
エイリーク 「実際に見えるオーラって凄いですね」
ロイ    「それより今のやり取りで『KINSINは許さんぞー!!』の言葉が出なかったのに驚いたよ、僕」
マルス   「安心して、アルムとセリカが本当に入ろうとすれば出てくるから」
エフラム  「それを安心してどうする」
25LOST MAN:2009/07/25(土) 12:03:21 ID:ROWu56pq
シグルド  「KINSINはdon't excuse!!」
マルス   「ほら出た」
ロイ    煤uまさかの英語!?」
プルルル プルルル プルルル
セリス   「あ、電話だ」
リン    「私が出るわ」
タタタ・・・
エリンシア 「しかし、心配ですわ・・・もう仕事も終わってるはずですのに・・・やはり警察に捜索願を・・・」
エリウッド 「大丈夫だよ、エリンシア姉さん。アイク兄さんだって子供じゃないんだから」
エリンシア 「ですが・・・」
リン    「大変よ、皆!」
ロイ    「リン姉さん?どうしたの?」
リン    「アイク兄さん警察署にいるって!」
ヘクトル  「警察署ォ!?なんでまた・・・」
リン    「それがよく分からないんだけど・・・署に来てから詳しく話すって・・・」
エリウッド 「何をやらかしたのかな、アイク兄さん・・・ああ、胃が・・・」
シグルド  「では、私と姉上が行こう。アルム!セリカ!一緒にお風呂入っちゃいけませんからね!お兄ちゃん本当に怒りますよ!」
セリカ   「はいはい・・・」
エフラム  「夜道に気をつけて」
シグルド  「うむ。では、行ってくるぞ」
ミカヤ   「エリンシアも来る?心配なんでしょ?」
エリンシア 「いえ、台所の片付けもあるので・・・」
エイリーク 「それなら私がやっておきます」
エリンシア 「そう?・・・では、行きますわ」
 
〜ベルン警察署〜
 
ゼフィール 「お越しになりましたか」
シグルド  「! ゼフィール署長」
ミカヤ   「あの・・・弟が何か?」
ゼフィール 「うむ・・・イリアのペガサス保護区をウロウロしている所を巡査が発見しまして・・・」
エリンシア 「イリアですか?おかしいですわね・・・今日の仕事はリキアだと聞いておりましたが・・・」
ゼフィール 「それで署まで連行したのは良いのですが、少しばかり問題がありましてな・・・」
シグルド  「問題?」
ゼフィール 「まぁ言うより見たほうが早いですな・・・こちらへ」
 
〜取調室〜
 
コンコン
ゼフィール 「入るぞ」
マードック 「! ゼフィール署長」
ゼフィール 「どうだ、調子は」
マードック 「ダメですね・・・」
26LOST MAN:2009/07/25(土) 12:07:33 ID:ROWu56pq
ゼフィール 「やはりか・・・」
シグルド  「あの、アイクはどこに?」
ミカヤ   「あ、居た居た」
アイク   「・・・」
シグルド  「アイク、一体何をしたのだ?」
アイク   「・・・」
ミカヤ   「アイク?」
 
アイク   「あんた達・・・誰だ?」
 
三人    「「「!!?」」」
ゼフィール 「ご理解戴けましたか?彼は今、記憶喪失になっているのです」
マードック 「周りの人達はおろか、自分の名前さえ思い出せない有様です」
シグルド  「そんな・・・バカな・・・」
ミカヤ   「車と正面衝突しても寧ろ車が吹き飛ぶ、あの頑丈なアイクが・・・」
エリンシア 「わ、私の事も、忘れて・・・?」
アイク   「・・・」コクリ
エリンシア 「・・・そん、な・・・」
ゼフィール 「先程精神科の医師に見せました所、頭部強打で“海馬”という器官が停止し、記憶が飛んだらしいです。ちゃんとした機械で調べたわけではありませんが・・・それ以外に考えられません」
シグルド  「アイクは、どこまで忘れてしまったのでしょうか?」
ゼフィール 「それは未だ分かりませんが、今の所は『自分』の事、『身内』の事、『友人』の事、『地域』の事を忘れてるとしか分かりません。お勧めするのは、精神科の病院に行き入院する事です」
ミカヤ   「・・・暫く、自宅で様子を見させてください」
ゼフィール 「分かりました」
 
〜30分後・兄弟家〜
 
マルス   「・・・なるほどね・・・」
リーフ   「記憶喪失って・・・マンガみたいな・・・」
ロイ    「でも本当に僕達のことまで忘れられてるよ・・・」
エフラム  「出会った瞬間『お前は誰だ』と言われた時はビックリしたがな」
ヘクトル  「俺なんざ出会った瞬間『お前はピザか』って・・・orz」
アルム   「僕は『む?気付かなかった、すまない。ところでお前は誰だ?』って二重の痛みが・・・orz」
リーフ   「いや僕なんて『お、葉っぱだ』・・・って一言だけだよ!?一言だけなのにすっごい重いよ!」
リン    「なんでリーフが葉っぱって呼ばれてるのは覚えてるんだろ?」
マルス   「完全な記憶喪失じゃないって事だね。穴だらけの紙みたいに、所々覚えてる部分があるんだよ、きっと」
セリカ   「まだ希望はあるって事ね」
エリウッド 「無くちゃ困るよ」
ミカヤ   「でも、アイクが記憶喪失になっただけでここまで被害が出るとは・・・」
ロイ    「アイク兄さんは元から歯に衣着せないタイプだしね・・・それに記憶喪失が加わったんだから家族にも容赦無いよ」
シグルド  「アイク、背中の剣も覚えが無いのか?」
アイク   「ああ・・・なんだ、この無駄に重い剣は」
リーフ   「わぁお、神剣に凄い事言ったよ」
27LOST MAN:2009/07/25(土) 12:13:34 ID:ROWu56pq
アイク   「神剣?」
エイリーク 「それは神剣ラグネルと言いまして、昔オルティナという方が使用していた剣です」
エフラム  「振れば衝撃波がでるぞ(振るだけで出せるのか知らんが)」
アイク   「? こうか?」
ズドォン!コノヒトデナシー!蝶サイコー!
アイク   「む!すまん葉っぱ!お前に向けて振るつもりは無かった・・・本当にすまない・・・」
リーフ   「あ、あはは・・・葉っぱて・・・いいよ、もう慣れてるか・・・ら・・・(ガクッ)」
アイク   「葉っぱぁぁぁ!!」
マルス   「リーフにあそこまで優しくするアイク兄さんも珍しい・・・」
ロイ    「でも今の衝撃波、いつもよりデカくない?」
シグルド  「恐らく、記憶を無くした事でラグネルの御し方が分からなくなってしまったのだろうな・・・」
エフラム  「ではアイク兄上にしばらくラグネルを持たせてはいけないな・・・」
ミカヤ   「でも使い続けてれば思い出すかもしれないし・・・う〜ん・・・」
エリンシア 「・・・」
セリス   「エリンシア姉さん、アイク兄さんが帰ってきてから元気無いね・・・」
アイク   「む?婦人、どうした?」
エリンシア 「ふ、婦人?」
アイク   「何か辛い事でもあったのか?」
エリンシア 「・・・うっ・・・」ポロポロ
アイク   「!?」
エリンシア 「だ、大丈夫ですわ・・・しばらく・・・部屋に居ますわ・・・」
リン    「姉さん・・・」
アイク   「・・・俺は、何か悪い事をしたのか?」
マルス   (・・・自分の大切な人が、自分を忘れてるんだもんね・・・)
シグルド  「(ピキーン)今、距離(自分から)北西1m40cm2o先の場所にKINSINの気配を感じ取った・・・」
ロイ    「細かっ!」
マルス   「機械ですかあなたは」
エリウッド 「とにかく、今日はもう遅いから寝よう。アイク兄さん、部屋は・・・分かるわけないか。ヘクトル、案内してあげて。僕は記憶喪失について調べてみる」
ヘクトル  「わぁった。兄貴、こっちだ」
アイク   「・・・先程は、すまなかったな」
ヘクトル  「・・・キニシテネーヨ・・・」
 
二人は居間を出て二階へ続く階段を上がって行った。
 
エリウッド 「・・・明日、アイク兄さんと一緒に工務店に行ってみるよ」
ヘクトル  「ああ」
エフラム  「記憶、戻ると良いな・・・」
エリウッド 「今はそれを望むばかりだよ」
 
〜翌日、工務店〜
 
グレイル  「なるほど、事情はお察ししました。その話には私等にも責任があります・・・目を離さなければ、こんな事には・・・」
エリウッド 「もう過ぎた事です、お気になさらず。それで、僕も仕事を見たいのですが、よろしいでしょうか?」
28LOST MAN:2009/07/25(土) 12:18:55 ID:ROWu56pq
グレイル  「いいですぞ」
 
二人が話してる中、アイクは工務店を外から見ている。
 
アイク   「ここが、俺の仕事場か・・・」
エリウッド 「何か思い出した?」
アイク   「いや・・・ただ、懐かしい感じだ・・・」
グレイル  「アイク、なにか分からない事があったら言え」
アイク   「どうすれば記憶は戻る?」
グレイル  「・・・その事に関しては知らん」
アイク   「そうか・・・」
グレイル  「そろそろ仕事の時間だ・・・アイク、お前は無理するな」
アイク   「・・・いや、大丈夫だ、心配はない」
グレイル  「お前の事だから大丈夫だとは思うんだがな・・・一応、念を押しておく」
 
〜工務店・居間〜
 
ワユ    「あ、大将!おはよー!」
アイク   「・・・大将?」
イレース  「おはようございます・・・アイクさん・・・」
アイク   「・・・おはよう」
ワユ    「グレイルさんから聞いたよ!記憶喪失なんだって?」
イレース  「大変ですね・・・」
アイク   「・・・ええっと・・・名前は?」
ワユ    「あ、ゴメンゴメン。あたしはワユ」
イレース  「・・・イレースです・・・」
アイク   「ワユに、イレース・・・よし」
ワユ    「・・・なんか、寂しいな・・・」
アイク   「? どうした?」
ワユ    「ううん、何でも無いよ」
ミスト   「お兄ちゃん!」
アイク   「お兄ちゃん?」
ミスト   「お父さんから聞いたよ!記憶が無くなったって本当!?」
アイク   「あ、ああ・・・そうらしい」
ミスト   「私の事も忘れちゃったの!?」
アイク   「・・・すまない・・・」
ミスト   「・・・そんな・・・」
エリウッド 「ミストちゃん、アイク兄さんの記憶を戻す為に、協力してくれるかい?」
ミスト   「もちろんです!」
ワユ    「あのさ、大将、手合わせ出来る?」
アイク   「手合わせ?」
イレース  「アイクさんは・・・いつもワユさんと手合わせをしています・・・」
ミスト   「そうそう!思い出すかも!」
アイク   「・・・」
29LOST MAN:2009/07/25(土) 12:24:01 ID:ROWu56pq
エリウッド 「じゃあ、はい、訓練用の剣」
ワユ    「よっし!大将、いっくよー!」
アイク   「!? ま、待て!」
アイクは慌ててワユを静止するが、それに応じるワユではない。
一応構えてはいるが、あっという間に剣を弾かれた。
 
ワユ    「・・・あ、あれ?」
アイク   「・・・」
ミスト   「・・・え?お兄ちゃんが・・・負けちゃった・・・?」
エリウッド 「ま、まさか・・・」
ワユ    「た、大将!?どうしたの!?」
アイク   「・・・剣の使い方が分からん・・・」
ワユ    「!!?」
ミスト   「え!!?」
エリウッド 「ちょ、ちょっと剣を振ってみて」
アイク   「こうか?」
ブォンッ
 
アイクは上から剣を下に振り下ろした。
その動きは素人の物ではなく、達人の物だった。
 
エリウッド 「・・・ちゃんと様になってる・・・」
ワユ    「一応体では覚えてるんだね。よし!じゃあもう1回!」
アイク   「!?」
ボガッ!
アイク   「うぐっ・・・!」
ワユ    「・・・大将・・・?」
エリウッド 「・・・体では覚えてても、頭が動かないんだ・・・」
ミスト   「嘘・・・剣の使い方まで・・・」
ワユ    「・・・」
アイク   「すまない・・・」
ワユ    「・・・謝らないでよ・・・大将が悪いわけじゃないんだから・・・っ」
アイク   「・・・?」
ダダッ
 
ワユは全力で走って行った。
アイクはただ、それを見守るだけ。
 
アイク   「・・・また、人を傷つけてしまったようだな・・・」
ミスト   「・・・お兄ちゃん、仕事に行こう」
アイク   「・・・ああ」
30LOST MAN:2009/07/25(土) 12:29:00 ID:ROWu56pq
その日、ワユは1日中暗かった。
アイクはミストやセネリオやらを手伝いながら働いたが、一向に思い出す気配は無い。
〜兄弟家・居間〜
エリウッド 「・・・ってワケで、結局何一つ思い出す事は無かったよ」
ヘクトル  「まさか剣術まで忘れちまったとはな・・・」
ロイ    「・・・って事は“天空”も使えないのかな?」
エイリーク 「おそらく、そうなるでしょう」
ヘクトル  「よし、じゃあ明日は俺がアイク兄貴と散歩でもしてくる。明日はアイク兄貴も仕事休みだしな・・・」
エイリーク 「私も行きます」
エリウッド 「わかった。二人とも、頼んだ」
ロイ    「・・・うん?」
エリウッド 「どうしたんだい?ロイ」
ロイ    「なんか音がしない・・・?」
エリウッド 「音?」
ォン・・・ォン・・・ォン・・・ォン・・・
ヘクトル  「ホントだな・・・」
エイリーク 「庭から聞こえますね」
 
〜兄弟家・庭〜
 
ブォン!ブォン!ブォン!
アイク   「ぬん!むん!はぁ!」
ロイ    「アイク兄さん・・・」
エリウッド 「素振りしてる・・・」
エイリーク 「・・・いつものに兄上に戻った・・・ワケではないですよね」
ヘクトル  「素振りを見てるといつもの兄貴なんだがな・・・」
エリウッド 「きっと、アイク兄さんなりに記憶を戻そうとしてるんだね」

ブンッ!ブォオン!ブォン!
アイク   「ふん!せい!だぁ!」
 
 『だ、大丈夫ですわ・・・しばらく・・・部屋に居ますわ・・・』
 
ビュオンッ!ブブンッ!ブォン!
アイク   「ぬん!はぁ!せいやぁ!」
 
 『謝らないでよ・・・大将が悪いわけじゃないんだから・・・っ』
 
アイク   「・・・ッ!」
ブンッ!
ロイ    「! ラグネルを投げた!」
エリウッド 「もしかして・・・!」
タンッ
 
アイクはジャンプし、空を舞うラグネルを掴もうとした。
が―――。
 
スカッ
アイク   「む!?」
ドテンッ
ザンッ!
 
掴み損ねた。ラグネルは地面に刺さり、アイクは尻餅をついた。
 
アイク   「くっ・・・まだだ・・・!」
ヘクトル  「・・・体で覚えてても使えない奥義・・・歯痒いだろうな・・・」
エイリーク 「・・・明日こそ・・・記憶が戻れば・・・ヘクトル兄上、頑張りましょう!」
ヘクトル  「おう!」
 
 TO BE CONTINUED
31LOST MAN:2009/07/25(土) 12:34:00 ID:ROWu56pq
〜おまけ〜
 
セリス   「『海馬』って?」
エリウッド 「えっとね、記憶って言うのは3種類あって、『エピソード』(思い出)と『手続き』(体が覚えた技術)と『意味』(人や物の名前)の3種類なんだ。ちなみにアイク兄さんはこの3種類の殆どの記憶が無いんだ。『手続き』の記憶がちょっとあるくらいかな?
まぁ、それは置いといて・・・視覚や聴覚から入った情 報を神経細胞のシナプス間で神経伝達物質のグルタミン酸が分泌される事で情報が伝わるんだ。
その情報を元に海馬は『エピソード記憶』を形成し、約2年間保存するんだ。同じ情報が繰り返し海馬に伝わると、その情報を大切な情報と脳が判断して、強く忘れ難い『意味記憶』や『手続き記憶』に変換されて大脳皮質や小脳に贈り 出すんだ。
でも、『海馬』で“ある現象”・・・まぁ転倒などによる外傷や極度のビタミン不足やアルコールの過剰摂取等だね。それが起きると、一過性全健忘・・・言い方を変えればスプレッディング・デプレッションが起きるんだ。それによってグルタミン酸が過剰分泌される。
でも、グルタミン酸は興奮性の強い物質だから、 過剰分泌されると受け手の神経細胞が死んでしまうんだ。
死んでしまうと海馬の機能は再生されずに永久に記憶できなくなっちゃうから、アデノシンっていう物質を分泌させる事によって防ぐんだ。
それによってグルタミン酸が抑えられると同時に海馬が一時的に機能停止を起こす場合がある。それがスプレッディング・デプ レッションなんだ」
セリス   「へぇ〜、エリウッド兄さんって物知り!」
エリウッド 「調べたからね」
ヘクトル  「それを活かせりゃいいんだがな〜・・・」
エリウッド 「そうなんだよね・・・調べた所でアイク兄さんの記憶が戻るわけで無し・・・かといって治療法なんて・・・はぁ・・・」
ドゴォン!
エフラム  「な、なんだ!?」
エイリーク 「2階からです!」
アイク   「すまん、ラグネルを振った瞬間衝撃波が・・・」
エイリーク 「兄上!?」
ヘクトル  「やたらにラグネルを振るなよ兄貴!」
リーフ   「うう・・・ぐっふぅ・・・コノ、ヒトデナシぃいいい〜」
マルス   「リーフ!一体どうし・・・ああ、言わなくて良いよ。どうせアイク兄さんのラグネル衝撃波が直撃したんでしょ」
エリウッド 「記憶が無くなってもやる事は同じ・・・フフフ、蝶サイコー!!」
 
かくして、月は昇って行く。
32助けて!名無しさん!:2009/07/25(土) 12:47:13 ID:ROWu56pq
なんとか序章を投稿し終わりました・・・文中に『8』の文字がありますが、お気になさらず。

>>1乙です!
>>12−20もGJ!フレッド鬼だなwww
33助けて!名無しさん!:2009/07/25(土) 14:37:34 ID:CKo7juGs
>>23-32
GJ!
最初に注意書きがあるから心配してたが、普通にいいネタじゃないか!
続き楽しみにしてるぜ!
あと、
>アルム   「僕は『む?気付かなかった、すまない。ところでお前は誰だ?』って二重の痛みが・・・orz」
>リーフ   「いや僕なんて『お、葉っぱだ』・・・って一言だけだよ!?一言だけなのにすっごい重いよ!」
ここで爆笑したwww
34助けて!名無しさん!:2009/07/25(土) 15:47:59 ID:vWFCLYLF
前スレのオルレアンズで思ったが新暗黒竜でハーディンは普通に使えなくはないキャラ、ウザは鬼強化、ビラクはいいおとこ
なのになんでロシェだけあんなにも影が薄いんだ…
35助けて!名無しさん!:2009/07/25(土) 21:24:30 ID:37aBj9Ct
>>23-32
心理学の知識乙です(勿論良い意味で
この大→長↑編↓!にテラ期待…GJ!!

>>34
成長率を見れば分かると思うけど、速さの成長率は10%(ヨハルヴァと同じ)なんだぜ…
それと何故かアルム臭がしてくr……ん?外が天馬の羽音でうるさいな、ちょっと文句言いにいってくる
36助けて!名無しさん!:2009/07/25(土) 21:58:35 ID:qHyo/WCd
>>23-32
いい仕事!
続き楽しみにしてます。

あとエリウッド、進行役で出番が多いのに驚いたw
なにげに貴重。
37助けて!名無しさん!:2009/07/25(土) 22:09:45 ID:kTOcVh9H
>>35がクレアとセリカに襲われてるんだが、何かあったのかなぁ?
38世紀末兄弟家:2009/07/26(日) 00:06:52 ID:yW2Hm7mz
>>23-32
GJ!続きが楽しみだ!

トカヤ「大丈夫よ!この銃でお姉ちゃんが守ってあげる!」

モブグルド「私の妻を返せーっヴェルトマーランドめ!うぉおおおおおおん!!!」

エリカ「泰山妖拳蛇咬帯!!!ガチムチを絡め取って最後は抱擁ですわぁぁぁぁ!!!!ハァハァ」

アイクロウ「このラグネルを抜いてから3秒後にお前は死ぬ」

エリウットキ「アー放射能が!!蝶サイコぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

ヘクト様「俺の脂肪の前には兄貴のラグネルなんか通じねぇわけあるか!」

アフラム「お前ら幼女はいるか?」

サウリーク「この墓は我が親友ターナイの墓であるとともに、私の巨乳への希望の墓でもある!
滅びるがいい!巨乳とともに!」

リン「死環白はいやぁぁぁぁぁ!!!!!ヌメリはいやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

マルケツ「もうオルグがオルグである時代は終わったのさ、わかるかい?いまは頭の時代なんだよ頭の」

アルミ「この種モミがあれば毎年米ができる…もう少ない食料を奪いあう事もなくなる…今日より明日なんだ」

ルセリン「神様が私をお救いになりました」

セイ「女の子の振りしてごめんね、食料ちょうだい?」

リート「ちょ、ド、ドリルはやめて!アーコノヒトデナシー」

ロウ「僕の体にはラナオウの偉大な血が流れている!」


そして忘れちゃいけない

ラナオウ様「余は世紀末覇者拳王!うぬの頭上に死兆星が瞬いておるわ!」
39世紀末兄弟家:2009/07/26(日) 02:58:45 ID:yW2Hm7mz
>>38
間違った…ルセリンはルセリカに脳内変換してくれ
40助けて!名無しさん!:2009/07/26(日) 03:02:13 ID:vWcfmakw
何はともあれヘクト様で爆笑した
41助けて!名無しさん!:2009/07/26(日) 11:56:18 ID:iUVdvFb9
>>38-39
ネタは知らないけど、吹いたwww
ロイはウルの血をひいてるのかい!GJ!
でも兄弟家一同が自分達の最強武器持ってそっち行ったぞ


今リーフが留守番中に好き勝手するネタを執筆中なんだが、
どうしても最後のオチが『裸で何が悪い!』となってしまうw
42世紀末兄弟家:2009/07/26(日) 12:38:28 ID:RNctHWIb
ありゃ、以外と元ネタ知らん人多いのかな
とか、思ってたら思いついた
>>38-39の16名の元になったキャラ全て最初に名前がわかった人の
リクエストでネタ書くとか言ってみる
遅筆ではあるが…

ちなみに一人、元キャラに名前のないキャラがまじっているので注意してくれ

>>41
貴方のネタを楽しみにしている!
リーフ何やらかすんだwwww
43世紀末兄弟家:2009/07/26(日) 12:41:14 ID:RNctHWIb
と、すまんターナイもいた
17人ね
44助けて!名無しさん!:2009/07/26(日) 13:48:22 ID:Z/ETUbdR
「エイリーク姉さん、ちょっと教えてほしいところがあるんだけど・・・」
と、口を漏らすリンの手には兄弟の一部の頭痛の種になるだろう、マーク式のテストがあった。
どうやらマーク式の模擬試験でどうしてもわからないところがあったらしい。
一家の中で知識の優れている部類に入るエイリークに相談を、そう思ったのだろう。
発言と携行品でそれらを把握したエイリークは微笑を浮かべ、
「ええ、私に解る範囲内でしたら」
と言い、鞄から愛用の筆記用具と辞書を取り出す。

彼女の教え方は公式を解り易く説明する、といったようなシンプルなものなのだが、
逆にそれが彼女の聡明さを際立たせる。ぶっちゃけ公式の説明が一番複雑だ。


「・・・何をやっているんだ?」
と、二人が勉強をしている後ろから声が聞こえた。
すぐにアイクであると分かったため、勉強しているの、とリンが返した。
その言葉に顔をしかめるアイク。勉強は苦手だという空気を発しているように感じた。
しかし、エイリークが解いている問題を見た瞬間、アイクはおもむろに
「・・・そこの答えは3番か?」
と呟いた。

「あ・・・はい、そうですけど・・・なぜ?」
と、エイリークは狼狽しながら答えた。
お世辞にも頭が良いとは思えない。
子供がどこから来るかと聞かれたら橋の下かキャベツ畑、もしくはコウノトリさんが運んでくれると
未だに思っているアイクが解けるような問題ではないと思った。
「・・・兄さん、ちょっとこれ、やってみて?」
リンはその光景を見て焦りながらも、ちょっとした好奇心でアイクに問題を渡して解いてみるように頼んだ。
こういうのは苦手分野なんだがな、と呟きながらもアイクはそれを受け取り、エイリークから借りたペンで
適当にさらさらとマークを付けていく。
「こんなものでいいか?」
5分も経たずして全ての問題にマークし終え、問題を返し、修行でもしてくるのだろう、出かけて行った。
45助けて!名無しさん!:2009/07/26(日) 13:50:18 ID:Z/ETUbdR
そのさらに5分後、採点結果。
「・・・全問正解、と」
顔をひくつかせてリンは呟いた。隣にいるエイリークも同じような表情をしている。
「何もここで勝負強さを発揮しなくてもよかったのでは・・・」
確率論だとか、知識とか、そういうのは一切無視して切り進んでいく兄を再確認した姉妹だった。






おまけ。
リン「・・・てことが昼にあったんだけど、だとしたらどうしてアイク兄さんは大学とか行かなかったんだろ?」
ミカヤ「それは当然よ。あの子は早く家を支える柱になりたいと思ってたし。
    ・・・それに大抵の大学には大→天↑空↓とかの話が伝わってて断られたから」
リン「・・・さいですか」






リーフが活躍するやつを書くとか明言したけどスランプ状態に陥っててうまく書けなくて
むしゃくしゃして書いた。反省はしてないけど後悔は若干ある。
46助けて!名無しさん!:2009/07/26(日) 15:18:34 ID:l7nT7srX
GJ!
ちょっとアイク連れてロト6買ってくるわ
47助けて!名無しさん!:2009/07/26(日) 19:53:44 ID:U9uRgm6i
>>46
アイク「何故俺の前に立った?」 つ 大天空
48助けて!名無しさん!:2009/07/26(日) 23:29:55 ID:zyP06YSL
>>45
スランプの時は少し時間を置いて気分転換するといいよ
あなたのリーフをいつまでも待っています!
49助けて!名無しさん!:2009/07/27(月) 00:11:48 ID:fLBwneWB
サザ「俺はサザ。昔は盗賊をやっていたが・・・今はネヴァサ大学の学長で専門は政治学だ。
漆黒の騎士の言葉が俺を盗賊から学者に変えた。ミカヤ一家と比べたら俺はただの平民だ。
だが、これ以上ミカヤに迷惑をかけたくないから学者となった・・・。

戦争は変わった。普通はある日突然起きるようなものではない。
嫌悪、憎悪、妬み、不満、不信、すれ違い・・・それが積もりに積もって、
誰かがそれに気づき行動を起こしたとき、自らの重みに耐えることができず、崩れていく。
そのペオクの歴史という名の大地が崩壊していく現実を、誰もが目を背けずにはいられなかった。

戦争は変わった。もはや、国家や思想のためではない。利益や民族のためでもない。
命を消費する戦争は、合理的な痛みのないビジネスへと変貌した。
・・・そう、大国は兵士や武器を輸出しすぎたのだ。
そして、何よりも輸出してはならないもの・・・負の遺産を世界中に無償提供してしまった。」
ミカヤ「私たちに政治を変えることができるの?」
サザ「デインが再び同じ過ちを繰り返さぬよう、教育を貴族だけでなく平民にも受けられるようにした。
そして、将来的にはデインは共和制の国家となるだろう・・・いや、そうならなければならない。」
ミカヤ「でも、王を決めるなら血筋よりも力のほうがいいんでしょう?」
サザ「ラグズの場合は・・・な。だが、ペオクは知恵の民族。アシュナード王のような人間が現れないようにするために、
国民の民意を高める必要がある。そのために必要なものは4つ。自由、法律、教育、経済だ。
経済はミカヤが頑張ればできるはずだ。法律は特別顧問としてナーシルにデイン王国憲法制定の中心メンバーとなってもらっている。
自由については、『自由は、置物のようにそこに「ある」のではなく、現実の行使によってだけ守られる。いいかえれば、
日々自由になろうと「する」ことによって、はじめて自由でありうるということなのです。』という名言を遠い国のどこかの
政治学者が残していた。俺も自由とはそういうものであると信じる。」
ミカヤ「サザ・・・!」
兄弟も何もない政治ネタだが、後悔していない。
50助けて!名無しさん!:2009/07/27(月) 01:09:14 ID:R0RrGkvg
激しくスレチ
51助けて!名無しさん!:2009/07/27(月) 02:24:15 ID:YkhzZ2+7
緑風はジョニー佐々木ぐらいでいいと思うよ
52助けて!名無しさん!:2009/07/27(月) 05:28:38 ID:y4eZFr1b
>>44
GJ アイクぱねぇwwwww俺もアイク連れてロト6買いに行きたいわ
53カルシウムの足りない人々:2009/07/27(月) 12:26:09 ID:tk0ZoutR


エディ「えーい!同じ豆腐屋なのにボーレばかり目立って!
このままじゃ俺の店が潰れちまうじゃないか!」
ボーレ「知らん知らん」

ニアルチ「ぼっちゃま!聞けばリアーネ様とアイクのフラグが立ったとの事、
このままではベオクに姫を取られてしまいますぞ!」
ネサラ「な!…その話がなんで俺に関係あるんだ!?…お、俺は別に////」
ニアルチ「そのようにツンデレってらっしゃるから遅れをとるのです!
ええい、今日という今日は…うっ!」
ネサラ「ああもう、年なのに興奮するから…特効薬特効薬!」
ビーゼ(ネサラ様が結婚すればニアルチさんの血圧も下がると思うけどな…)

ネフェニー「最近野菜の値が下がりすぎじゃあ!これも最近の子供が野菜を食わんからじゃ!!!
親や教師の食の教育がなっとらん!!!」
アルム「君とはいい仲間になれそうだ!」
ネフェニー「……誰じゃあんた?」
アルム「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
54カルシウムの足りない人々:2009/07/27(月) 12:27:44 ID:tk0ZoutR


ティルテュ「うがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!暑い!あっついぃぃぃぃぃ!!!!」
つ 怒りトローン
アゼル「ぎょえ!」

アーサー「ははは、俺の弁当を食っちゃったのか、腹へってたんだな、俺は別に怒ってないよ」
つ 怒りトローン
リーフ「しっかり怒ってるんじゃないかぁー!アーコノヒトデナシー」

リンダ「ホーク様!この前女の人と歩いてました!うー酷いです!!!」
ポカポカポカ!
ホーク「いたた!あれは会社の同僚だよ、会社の備品を買いに行ってただけさ」
リンダ「そうだったんですか…ごめんなさい私ったら…」
ホーク「でも嬉しいよ、リンダが妬いてくれたんだから…リンダ…」
リンダ「ホーク様…」

チュッ…キャッキャッウフフ

セティ「いいな…私もラブラブしたいお(´;ω;`)」
55カルシウムの足りない人々:2009/07/27(月) 12:28:42 ID:tk0ZoutR


オーシン「うがぁぁぁぁぁ俺のネタが少なすぎるんじゃねぇかぁぁぁぁ!!!
つーか今までなんかあったか!」
タニア「知るか!脳筋野郎!」

ミランダ「何よこのエロ本は!今日という今日は許せない!」
ティニー「これはお仕置きが必要なようですね…」
サラ「ふふふ…楽しいな…」
リーフ「ちょっ…4人中3人が怒り持ちって…てかエロ本くらい好きに読ませてよー」
ナンナ「リーフ様…私も…」
つ 怒りM
リーフ「いやぁぁぁ!!!みんなカルシウム取ろうよ!アーホンジツニドメノコノヒトデナシー」

終わり
56助けて!名無しさん!:2009/07/27(月) 17:59:49 ID:chvp1Vx0
>>53
・・・なんか、ネフェニーに怒られた気がする・・・。
57助けて!名無しさん!:2009/07/27(月) 20:55:54 ID:vIBNjuA7
>>54
ティルテュが暑さにまいってるとな!
こうなったら私の股間のアイスバーで落ち着かせtアッー!

後相変わらずセティがwww
58助けて!名無しさん!:2009/07/27(月) 21:26:06 ID:GUS6urUK
爺思いのネサラにうっかり萌えてしまった件w
59封印と烈火:2009/07/28(火) 12:43:49 ID:QTKkMMes
ウォルト「レベッカさんを『母さん』と呼びそうになるのは何故だろう・・・?」

ルゥ「ニノさんを『お母さん』と呼びそうになるのはどうしてだろう?」

スー「ラスさんを『父』と呼びそうになるのは何故・・・?」

フィル「母上に『何故生きているのですか』と問いたくなるのは何故でしょう?」
ノア「それは間違えても言っちゃダメだよ?」


・・・封印と烈火をプレイ中にこのネタを思いつきました。
一まずそう言う騒動は無さそうですね。

>>53-56
GJでした!
60助けて!名無しさん!:2009/07/28(火) 13:34:42 ID:a1P9yA/0
>>59
他三人は笑い話で済むけど…

ちょwwwフィルwwwwwwwwww
61助けて!名無しさん!:2009/07/28(火) 18:19:31 ID:SppemL/4
緑風に愛の手を。

■ 緑風とは ■

皆さんは緑風という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

緑風に迷惑をしている人も、緑風に経験値を上げている人も、

「ネタ要素を減らしてゆきたい、なくしたい」と思っているのは同じだと思います。

そこで問題解決の為に登場したのが、「緑風活動」です。

『緑風活動』とは簡単に言えば緑風の命を大切にしながら活躍の場を増やしてゆく、

他盗賊と緑風との両方が快適に共存するための方法です。

緑風を守ろう。

緑風に愛の手を。

62助けて!名無しさん!:2009/07/28(火) 23:17:52 ID:sSOBx9N8
緑風に愛の手を………良い言葉なんよ
63助けて!名無しさん!:2009/07/28(火) 23:19:49 ID:zMWJKpVK
はいはい身の程わきまえよ身の程わきまえよ
64助けて!名無しさん!:2009/07/29(水) 02:11:37 ID:e9FRFpp5
>>55
>オーシン「うがぁぁぁぁぁ俺のネタが少なすぎるんじゃねぇかぁぁぁぁ!!!
>つーか今までなんかあったか!」
あなたの相方(待ち伏せ)よりマシです
地味+スキルがアーダンやヨハルヴァと被るから出番とかまずない
会話も妹との勇者の斧とマーティの説得くらいしかないし・・・
主人公であるアルムとセリカより酷い
65助けて!名無しさん!:2009/07/29(水) 07:23:05 ID:JJ/FSdjB
>>61
……蒼炎のときは今ほど、ネタキャラじゃなかったんだがなぁ

ネタ投下します
書いてると愛着が強くなったというか…
もいっちょこの人たちでいきます
AKJをお借りします
66フレッドVSAKJ:2009/07/29(水) 07:23:53 ID:JJ/FSdjB


オルエン「ねえフレッド、AKJって何?」

……いまなんとおっしゃいました?
いやいやちょっと待て…AKJと言えばラケシス様が会長を勤める兄を愛する妹たちの集団だ。
兄と妹の恋愛を支援したり、恋敵の抹殺などを行うブラコンの団体だ。
だが、何故その組織の名がお嬢様の口から!?

…お嬢様の主君筋に当たるフリージ家のティニー様は、AKJの会員勧誘を担当しておられる。
当然、お館様の妹君であるお嬢様も狙ってこられた。だが、やはり兄妹での恋愛など真っ当ではない。
という事でシグルド氏の協力を得て密かに妨害してきたのだ。
AKJの存在自体お嬢様のお耳に入れないようにしてきたというのに!

フレッド「お嬢様、失礼ですがいまなんとおっしゃいました?」
オルエン「だからAKJって何?って聞いたのよ。私宛にお手紙が届いていたの」
フレッド「失礼ですがお手紙を見せていただいてよろしいですか?」

私はお嬢様から、手紙を受け取って読んでみる。
それはAKJで印刷されたダイレクトメールだった。
当然、会員への勧誘の手紙だ。
くそ、我々の妨害に苛立って手段を変えてきたな!
67フレッドVSAKJ:2009/07/29(水) 07:25:02 ID:JJ/FSdjB


今度からお嬢様宛の郵便物は事前にチェックしよう!
そんな事を考えている私に、お嬢様が重ねてAKJの事を聞いてこられる。
オルエン「ちょっとだけ読んでみたけど、兄妹愛を成就するための組織とあったわ。
つまり、兄妹同士で親睦を深めるサークルってことかしら?」

…いかん、下手に答えるとお嬢様が、自分も会員になると言い出しかねん…
お嬢様にも多少ブラコンのケが…ああいや、仲のよい兄妹の範囲内だとは思うが…
とにかくそんな世界に踏み込んでいただくわけにはいかない。

フレッド「これは今流行の悪徳商法と申すものです。言葉巧みに会員を募り、
初めはサークルのフリをして、高額な商品を売りつけたりするものです。
しばらく前にカシムが逮捕されたとTVでやっていたでしょう?…あれと同じようなものです」
オルエン「まあ、世の中には悪い人たちがいるものね。危なく入会するところだったわ」
……危ないところだった。
お嬢様は大変好奇心の強い方だからな…なんにでも興味を持つのはよいが、
こういう悪情報に引っかかっては困る。
68フレッドVSAKJ:2009/07/29(水) 07:25:53 ID:JJ/FSdjB


ティニー「……邪魔されましたか……」
ダイレクトメールに仕込んだルーテ製薄型聴音機から2人の会話を聞いていたティニー。
すでに紋章町のほとんどの妹を会員とした。
それは逆に言えば新規会員の需要がなくなることを意味する。
だから残る妹をなんとかして会員にしたいのだが…

ティニー「…というわけなんです会長」
ラケシス「原作では兄を慕って軍に入り、
嫌な上司のイジメに耐えてまで兄と同じ道を進んだオルエン…是非とも我がAKJに欲しい人材…
にもかかわらずそのフレッドという男、雑魚の脇役でありながら、
トラキアの代表的兄妹愛を妨害するというのね!」
クラリーネ「天に唾吐くような悪事、許せませんわ!直ちにフレッドを討伐いたしましょう!」
プリシラ「…ならばここはこの私にお任せを…」
ラケシス「よし、ここは貴女に任せます!外道に目にもの見せてやりなさい!」

AKJで恐ろしい企みが企てられようとしていた…
69フレッドVSAKJ:2009/07/29(水) 07:26:35 ID:JJ/FSdjB


オルエン「じゃあ行ってくるわね」
フレッド「はい、お気をつけて行ってらっしゃいませ」

今日もお嬢様を会社へお送りする。その後密かに護衛するのもいつも通りだが、
実はお仕事中の護衛が私にとっては一番憂鬱だったりする。
その理由は…

ケンプフ「フン、この資料は今日の朝まで作っておけと言っておいたはずだが?」
オルエン「え!?…昨日は今週中だって…」
ケンプフ「聞き間違えたんじゃないのか?俺は確かに今日の朝までだと言っておいたぞ!
さあ、この始末をどうつけるんだ?」
オルエン「ぐぬぬ…午後までにはなんとか…」
ケンプフ「12時までだ」
オルエン「はい!すぐにかかります!」

…というわけだ…おのれあのクソ上司め!いつもいつもお嬢様をネチネチとイジメやがって!
適うことなら飛び出していって、真っ二つにしてやりたいがそうもいかん。
…無念だ。
ああ、おいたわしい…あのお優しいお嬢様も、ケンプフめに対してだけはお怒りをあらわにされておられる…
お嬢様がストレスでご病気にでもなったらたたじゃおかんぞ!
70フレッドVSAKJ:2009/07/29(水) 07:28:26 ID:JJ/FSdjB


午後からはお嬢様は外回りをされた。ケンプフめの嫌がらせのせいで昼休みをとる時間がなくなり、
車中でお弁当を召し上がる事になってしまった。おいたわしや。
だがお嬢様は外回りの方がお好きなようだ。無理もない。ケンプフめの顔を見なくてすむからな。

オルエン「次はグランベル商社にお願い」
フレッド「かしこまりました」
グランベル商社か…シグルド氏に会えたらAKJの情報が得られるだろうか…
あんな手紙がきた後だしな…

シグルド氏は駐車場の隅にスペースを作って仲間たちとデュエルに興じていた。
お嬢様をお送りすると私はシグルド氏に声をかける。
この間お嬢様の護衛ができないが、このあたりは治安もよいし大丈夫だろう。

フレッド「お久しぶりです。シグルド様」
シグルド「やあ、フレッド君か、頑張ってKINSHINを阻止してるかい?」
フレッド「その事なんですがね…ちょっと聞いていただきたい事が…」
私の言葉にシグルド氏の顔色が変わる。KINSHINキラーモードになったようだ。
シグルド「アレク、ノイッシュ、アーダンすまないがちょっと抜けるぞ」

私はとりあえず少し離れた場所に移動すると、缶コーヒーを飲みながら事情を話した。
シグルド「むう…今度はそんな手段で勧誘を…」
フレッド「ええ…幸いどうにか切り抜けましたが…」
71フレッドVSAKJ:2009/07/29(水) 07:29:20 ID:JJ/FSdjB


シグルド「これは私のカンだがね…連中はなにか仕掛けてくるぞ…妨害に対しては容赦する連中じゃない
そろそろ君の身を狙ってくるんじゃないかな?」
フレッド「将を射んとすればまずは馬からってわけですね」
シグルド「直接的なKINSHINなら私が察知して駆けつけられるが、君が狙われた場合は私のレーダーは効かない
気をつけてくれ」
シグルド氏の言葉に私は身が引き締まる思いだ。
お嬢様をお守りするには、私自身の身も守らねばな…


グランベル商社での用事が終わり、フリージ本社に戻る。
用事が長引いたため、すでに夕方だ。

ケンプフ「フン遅かったな、まあいい。これやっとけ、明日までな」
オルエン「…こ、こんなに!?」
ケンプフ「ほう、こればっかりの仕事がこなせないのか?シュターゼ家の奴らは家柄だけで出世してるのかね。
この分ではラインハルトも大した仕事はできないんだろうなぁ」
オルエン「なっ…兄上を侮辱されるのですか!?許せません!」
…いかん!お嬢様が抜刀された!
ケンプフ「ほうその剣でどうするのだ、社内で刃傷沙汰におよぶというのかね、ラインハルトの躾がなってないな」
オルエン「…おのれ!」
お嬢様!ここはこらえて下さい!このままでは忠臣蔵になってしまいます!
私は辛抱たまらず飛び出した。さりげなく室外から入ってきた振りをして。
フレッド「お嬢様、社内で抜刀ははしたないかと…」
オルエン「でも!兄上が侮辱されたのよ!」
ケンプフ「ここは社内だぞ、部外者が勝手に入るな」
フレッド「失礼しました。ですが定時をすぎてもお嬢様がお戻りになりませんので…本日は残業でしょうか?」
多少強引ではあるが私が別の話をしたので、お嬢様も少し落ち着いたようだ。
オルエン「ごめんなさい、少し遅くなるわ」
フレッド「かしこまりました」
ケンプフ「フン…じゃあ俺は帰るからな、ちゃんとやってから帰れよ」
オルエン「フン!いーっだ!」

なんてイヤな上司だ!お嬢様にかわって私が切ってやりたい!
72フレッドVSAKJ:2009/07/29(水) 07:31:10 ID:JJ/FSdjB


私は一時部屋を出る。車に戻るフリをするためだ。
また、密かにお嬢様の護衛に戻ろうとした瞬間。
急激に眠気を感じた…いかん!?なんだこれは…
そうだ…これは…スリー…プ…Zzzzzz…

プリシラ「ふふふ…うまくいきました♪」
まあ、この隙に止めを刺してもいいんですが、バルキリーで生き返ってこられては本末転倒。
ようはこの男がオルエンさんから離れれば邪魔は入らなくなるのです。
まずはフレッドを馬で運ぶと、オルエンさんの車に戻します。
オルエンさんが車に戻って来た時見るフレッドの姿は、
貴族ならクビにせずにはいられないほど悲惨なものになるでしょう。
私はまずバリカンとマジックと割り箸を取り出し…

シグルド「そこまでだAKJ!KINSHINは許さんぞ!」
プリシラ「…なぜここが!?」
シグルド「念のため、しばらく護衛の護衛をしていたのだ!」
プリシラ「おのれSめ!」
ですがティルフィングをもったSが相手では分が悪いと言わざるを得ません。
プリシラ「この中年童貞!寝取られ男!このスレでは一生結婚なんてできっこないくせに!」
私は思いつく限りの呪いの言葉を投げつけると、一時退却したのでした。

続く
73助けて!名無しさん!:2009/07/29(水) 08:18:33 ID:MI0KpbU6
プ…プリシラさん…? その呪いの言葉は致命傷ですよ? ww

朝から笑いました、GJ!
続き楽しみにしてます。
74紋章町三大不幸王子:2009/07/29(水) 10:46:59 ID:us0vmw2s
クレイン 「酒だああ!酒をもってこおおおい!」
セティ  「早くしないとフォルセティぶっ放すぞ!」
カリル  「はいはい、今日も大変だったんだねえ」
エイミ  「またうわきされたの?」
クレイン 「浮気…か…たしかにそうなのかもしれない…」
エイミ  「あはは、うわきうわきー」
クレイン 「く・・・どーせティトは今アレンといるよ!こんちくしょー!」
セティ  「ティニーはきっと今頃あの葉っぱを…うう」
カリル  「浮気といえば…あんたたちヨシュア知ってるかい?」
クレイン 「あのジャハナ副社長のヨシュアのこと?」
カリル  「そう。彼もよくこの店に来るんだけどね、あんたたちと同じ悩みを抱えてるんだ。一度話してみたらどうだい?」
セティ  「!!!…クレイン…」
クレイン 「ああ、これは行くしかないね。」
セティ  「カリルさん、これお金です。貴重な情報ありがとうございましたあああ!!!」
クレイン 「今からジャハナいってきまあああすう!」
カリル  「気をつけていってきなよ!」
〜ジャハナ社本部〜
ヨシュア 「はあ…やっと昨日までの仕事が終わった…」
テティス 「副社長、お疲れ様。私たちはもう帰るわね。」
マリカ  「お疲れ。」
ヨシュア 「あ、テティス、マリカ!まだ今日の仕事が…」
テティス 「え…まだ…?」
マリカ  「今日の仕事…?」
ヨシュア 「…何でもない。みんな帰っていい…よ…はあ…。」
テティス 「そうこなくっちゃ!今日は隊長とのデートがあるからね。」
マリカ  「さよなら、副社長。」
ヨシュア (デート…さっきジストが用事があるって先に帰ったのは、そのことだったのか…)
75紋章町三大不幸王子:2009/07/29(水) 10:47:56 ID:us0vmw2s
ナターシャ「ヨシュア様。あと少しですからがんばって。」
ヨシュア 「うう…なたーしゃああああ!!お前だけがこの砂漠の中のオアシスだあああ!そうだな、ナターシャと二人で力を合わせれば、こーんな仕事の量なんて朝飯前!仕事終わったらデート行こう!」
(天井裏から)
セティ「おいおい、どう見ても勝ち組じゃないか…(´;ω;)」
クレイン 「恋人がそばにいるなんて…どこが僕たちと一緒なんだ!」
セティ  「まあとりあえず様子を見よう…」
ヨシュア 「ナターシャ、デートどこがいい?久しぶりにホテルでもいっちゃう?きゃは☆」
ナターシャ「ヨシュア様。私はこれからゼト様との用事があります。その後はノール様とお食事をするので。じゃあ、お仕事がんばってくださいね。」
ヨシュア 「え…?手伝ってくれるんじゃないの…?(;ω;)」
ナターシャ「…カーライル!」
カーライル「はっ、お呼びですか」
ナターシャ「あなたは今日は残業です。ヨシュア様のお手伝い、がんばってくださいね。それでは私はもう行きます。」
ヨシュア 「…うわああああああああんん!!!!なたあしゃあああああああ!!!!」
(天井裏から)
セティ  「なるほど。たしかに彼は私たちの仲間だ。」
クレイン 「なぜだろう…涙が止まらないよ…セティ、そろそろ行くか」
セティ  「ああ。」
カーライル「何だか天井が騒がしいですね。」
ヨシュア 「(無視)ナターシャナターシャナターシャナターシャ・・・何でナターシャだけ支援相手みんな男なんだよ・・・俺なんてペアエンドで結ばれるのナターシャだけなのに…マリカは修行相手で終わるのに…ぐすん…」
???  「はーっはっはっは!お困りのようだね。」
???? 「我々は君の悩みを聞くためにやってきた。」
カーライル「誰だおまえたち!」
76紋章町三大不幸王子:2009/07/29(水) 10:49:24 ID:us0vmw2s
セティ  「私の名はセティ。宝物のティニーはいつも葉っぱにラブラブだ。よろしく」
クレイン 「僕はクレイン。恋人のティトは最近電話もくれない。」
ヨシュア 「!お、俺と同じような悩みを抱えてるのか…?」
セティ  「そうだ。今日はちょっと挨拶をしにきただけだ。」
クレイン 「もし何かあったときはこのカリルの店に来るといい。」つ『地図』
セティ  「私たちは仲間だ。いつでも頼ってきてくれ。」
ヨシュア 「セティ…クレイン…ありがとう…!」
〜街中にて〜
レベッカ 「ねえねえ、紋章町三大不幸王子って知ってる?」
フロリーナ「き、聞いたことあるわ。」
リン   「何それ?紋章町掲示板ネタ?」
レベッカ 「ちがうわよ。何かと不幸な三人の美系王子のことよ。」
リン   「え?なになに?詳しく教えてよー!」

終わり
このスレでのセティとクレインの設定が大好きなのでノリでネタ書いてしまった
つまんなかったらごめん
77助けて!名無しさん!:2009/07/29(水) 11:23:32 ID:e9FRFpp5
>>76
アルム 「あれ、誰か忘れてるような…?」
マルス 「君?それともリーフかい?」
アルム 「いや、リーフはともかく僕は出番が少ないだけでそうでもないよ」
エフラム 「そういえば弓を使っていたような…誰だったか…」
マルス 「ほら、弓だからアルムじゃないか」
エフラム 「いや、アルムではないことは確かだが…」
78助けて!名無しさん!:2009/07/29(水) 12:57:42 ID:t9YENNq2
ヒーn(ry
79助けて!名無しさん!:2009/07/29(水) 18:33:41 ID:U21/P0u0
ジョフレ「いまー私のー(´・ω・)」
アルム「ねがーいごとがー(´・ω・)」
フレッド「かなーうーなーらばー(´・ω・)」
シノン「でばーんがー(´・ω・)」
タウロニオ「ほしーいー(´・ω・)」
80助けて!名無しさん!:2009/07/29(水) 18:50:43 ID:Xk+/YUHh
さりげなくアルム混じってるしw
主人公なのにこの扱いw
81助けて!名無しさん!:2009/07/29(水) 19:03:55 ID:TLopbBz1
ある政治家は『女は産む機械』と言って世間の怒りを買ったが、『アルムは(加賀に)忘れ去られた奇怪』
…いや、何でもない
82助けて!名無しさん!:2009/07/30(木) 11:50:41 ID:YcmVUk3/
聖魔の闘技場のBGMになったりスマブラでセリカ編BGMが出たりFEWにページがあったり、忘れ去られてるって事はないはずだから、
きっと開発中かもしくはリメイクのプランは出てるんじゃないかと信じてる。

というかそもそも加賀はもう(ry
83手合わせの日:2009/07/30(木) 12:49:02 ID:8/8qj9qZ
前スレ590-592の続きです
でも読んで無くても問題ないです

「悪いな、仕事帰りにこんなことを頼んで」
「…いえ…気にしないで下さい」
 ある日の夕暮れ、アイクとイレースの二人は市立の運動場にいた。
以前、アイクが雷魔法対策を立てたいと考えていたとき、何やら困っているイレースを助けた際に
礼として手合わせの相手を頼んだことが有り、二人はその約束を果たすためにここに来たのだった。
「今回は色々学ばせてもらいたいと思っている、よろしく頼む」
「…あ…はい、こちらこそ…それと…もし私が勝ったら…」
「ああ、一食くらいならなんでも奢ってやるさ、心配するな」
 アイクはイレースに手合わせの相手を頼んだときに、自分に勝てば一食奢る、という条件をつけて
いた。それを聞いたイレースは小さく微笑んだ。もし勝てば一緒に食事に行ける、勝てる見込みは
余り無いが、勝ったときのことを考えるだけで楽しい、それだけでもこの話を受けた価値はあると
イレースは思った。
「…まだ来ないか?」
 誰かと待ち合わせているのか、アイクは今の時刻を確認する。と、そこに人影が近づいて来た。
「おーっす!二人とも!」
「ごめんね、待った?」
 二人に近づいてきたのは、ワユとミストだった。ワユは普段通りの格好だが、ミストは回復の杖を
持っている。この手合わせのために、アイクが審判と治療役として二人に同伴を頼んでいたのだ。
「すまんな、わざわざ来てもらって」
「いーよいーよ、大将の戦いを見るのも参考になるし。それに一回審判ってやってみたかったし!」
「お父さんからもあんまり無茶させるなって言われてるから、やり過ぎないでよ?」
「ああ、わかってる。イレース、準備はいいか?」
「…はい、いつでも」
 装備の確認をする二人だが、アイクの武器を見たミストがあることに気付いた。
「あれ?お兄ちゃん、ラグネルは?」
 アイクが持っていたのは、彼愛用のラグネルではなく、どう見ても市販品の風切りの剣であった。
「これか?どうも俺は手加減が苦手だからな、切れ味を落として練成した風切りの剣を用意した、
 これなら本気で戦ってもやり過ぎないだろうと思ってな」
「じゃあ大将本気だね、どうすんのイレース、勝てる?」
「やるからには、勝ちます」
 二人での食事がかかっていることだし、と心の中で呟き、イレースは気合を入れる。
「お!珍しくやる気じゃん、よ〜し、じゃあ始めよっか!二人とも位置について!」
「ああ、わかった」
「…はい」
 アイクとイレースは、互いに距離を取って向かい合う。高まる緊張の中、イレースはこちらを見て
集中しているアイクを確認して、はあ…とため息をついた。
(……素敵…)
 仕事場でも見るが、精神を集中して何かに打ち込んでいるアイクの姿は素晴らしいと思う。
あの鋭い瞳で、全力で自分だけを見てくれていると考えるだけで体温が上がる。その瞳に込められて
いるのが闘志ではなく愛情で、距離もこんなに離れずに、互いの吐息がかかる位の近くで自分のこと
を見つめてくれる日が来るのだろうかと、イレースは熱病にかかったかのような表情で考えていた。
「じゃあいくよ……始め!」
 ワユの合図が耳に入り、イレースは即座に我に返りアイクの様子を確認する。アイクはすぐには
イレースに攻撃せずにじりじりと歩き、どう動くかを伺っている様だ。
(…来ない?…あ、そうか…魔法対策を立てるんだから…何もさせなかったら意味無いよね…)
 ならば自分がすることは一つ、全力でアイクを攻撃することだ。イレースが用意した魔道書は
破壊力のある上級魔法ではなく、使い慣れたエルサンダーだった。下手に強い武器に頼るよりも
手に馴染んだものの方が良い結果を出せると考えたからである。
(………よし…!)
 イレースは意を決して魔法の詠唱に入る、アイクが見てくれていると考えると、魔力を紡ぐ
のにもいつも以上の力が入る。緊張がいい方向に作用しているのか、集中力も普段より数段上に感じる。
これならいい結果が出せそうだ。
84手合わせの日:2009/07/30(木) 12:50:52 ID:8/8qj9qZ
(…アイクさん…私の全力、受け取って下さい…!)
 今まで唱えた魔法の中でも、会心の出来と言えるエルサンダーを放つ。次の瞬間、アイクの
頭上から凄まじい雷が降り注ぐ。が、それを察知していないアイクではない、魔法が発動した際、
瞬時にそれがエルサンダーであると見切り、その場を飛び退き回避を試みた、が。
「ッ!…何!?」
 雷鳴が轟き、雷がアイクの身体を貫く。確かに回避行動は取った、だがそれを嘲笑うかの様に、
アイクが動いたときには既に雷が降り注いでいたのだ。
「…うわ…凄いね」
「お〜…やるじゃん、あの大将に避ける隙を与えないなんてさ」
 ワユとミストが感嘆の声を漏らす。肝心のアイクは雷の直撃を受け、地に倒れ伏してはいないものの、
片膝をつき、何とか踏ん張っている状態である。ダメージが大きく、まともに剣が振れるかも怪しそうだ。
「ありゃいいの入ったね…まだ動けるかな?」
「え?じゃあイレースの勝ち!?」
 自分の勝利、という言葉にイレースはぴくりと反応する。
(…え…?…勝っちゃった…?)
 相手はあのアイクである、正直勝てるなどとは思っていなかった。だが現に自分はアイクを
追い詰めている。片膝をつくアイクを視界に入れてしばらくした後に、ようやくそれが実感できた。
(…勝った…んだよね……やった…!…これでアイクさんと……どこ行こう…)
「イレース!集中!」
「…え?」
 ワユに声を掛けられたイレースがアイクの方を見ると、残った力を振り絞って剣を振りぬいたであろう
アイクの姿と、眼前に迫る衝撃波が視界に入った。次の瞬間、イレースの視界は一気に暗転した。
「あー、こりゃダメだ。はい、そこまで!ミスト、お願い!」
「うん、任せて!」
 そのやりとりを確認したイレースは、安心して意識を手放す。ミストの治療技術は信頼できる。
目覚めたときには、恐らくかなり酷い有様になっているであろう自分はもういないだろう。
(…油断したなあ…かなり…もったいなかった…か……も……)

「やるな、イレース。素晴らしい腕だ」
「…いえ、そんなことないです」
「謙遜するな、あそこまで追い詰められたのは久々だ。いい手合わせが出来た、是非礼をさせてくれ」
「そんな…っ…きゃ……あ…アイクさん…」
「…嫌か?」
「……いえ…お礼…して欲しいです…」

「…あっ……ん…あ…」
「イレース…」
「…アイクさん…アイクさん…!」
「…っ…!?」
「…!…ダメ…ダメです…!」
85手合わせの日:2009/07/30(木) 12:52:58 ID:8/8qj9qZ
「ダメ…離れないで…!」
「…ぐお…おい!?イレース!」
「はい…?…!?あ、アイクさん…?」
 イレースが意識を取り戻すと、目の前にアイクの横顔があった。イレースの心臓が一気に跳ね上がる。
「治療が終わっても目を覚まさないから、俺がお前を家まで連れて行くことになったんだ。あの後俺も
 倒れたらしいから、引き分けだな。…それと力を抜いてくれ、ちゃんと背負ってるから心配するな」
「ご、ごめんなさい…」
 なるほど、あの後私はアイクさんに背負われて家まで送られていたのか、と把握するイレース。
道理で『あんな夢』を…
(…あ…っ…)
 先程みた夢を思い出すと、一気に身体が熱くなる。家に帰ってからなら幾らでも思い返したいが、
いくらなんでもこの状態ではあまりにもまずい。落ち着こうにも、想い人に背負われているという
この状況である、冷静になれというのが無理だ。そうしている内にも、アイク自身と、手合わせで
流した汗の匂いが鼻をくすぐり、イレースの体温はさらに上昇する。天国と地獄が同時に来た気分だ。
「…そ、そういえば手合わせの方はどうでしたか…?参考になりましたか…?」
 黙っていてはまずい方向に進むと考えたイレースは、気を紛らわすためにアイクと話すことにした。
「ああ、色々考えさせられた。俺の雷魔法に対する認識の甘さとかな」
「…そんな…」
「いや、甘かった。まさか初弾を避けることすらできんとは、考えをを改める必要があるな…」
 それを聞いてイレースは黙り込んでしまった。あれははっきりいってまぐれ以外の何でもない、
もう一度やれと言われても出来ないだろう。誤解させちゃったかなと思い、アイクの様子を
確認してみると、アイクは真剣な瞳で前を見据えていた。恐らく先程の手合わせを思い返している
のであろう。それを見て、イレースは小さく微笑んだ。やはり何かと真剣に向き合っているときの
アイクは素晴らしいと思う。
「アイクさん…私で良ければ、またお相手します…」
「…いいのか?」
「…はい」
 戦いは余り好きではないけれど、あの真剣な瞳で真っ直ぐ自分を見てくれるなら、あんなまぐれは
もう起こらないだろうが、手合わせをするのも悪くないと思い。イレースはアイクの肩に顔を埋めた。


食べ物が絡まないとイレースが別人みたくなってしまった。
あと今回も欲望を抑えるのは無理でした。
この二人だと欲望が加速するのはなぜなんだぜ。
86助けて!名無しさん!:2009/07/30(木) 16:04:25 ID:YcmVUk3/
ああくそうイレース可愛すぎるなあもう!
氏のイレースは恋愛ごとに不慣れながら一生懸命アイクの事を考えてるような感じが健気でたまらん

俺としてはイレースは食べ物絡みだけの子ではないと思ってるから食べ物の絡んでないイレースネタはむしろ大有りだ
まあ確かに書くのが難しいとは思うけどもw
食べ物の絡んでないときのイレースもいい子で十分魅力的なんだってのを再確認できた
87助けて!名無しさん!:2009/07/30(木) 18:28:07 ID:diRc49HC
GJ!
前回もそうだったけど妄想部分をもう少し詳しk(ry
88フレッドVSAKJ:2009/07/30(木) 20:25:40 ID:szZVy4vO
おお、良作がたくさん!
>>74-76
ナターシャさんwwwww
ここまで堂々とされるといっそすがすがしい!
こうなったら逆ハーレムでも作ってくださいGJ!
セティ達も…まあ、ガンガレ!

>>83-85
イレース可愛い!
鼻血でちゃうじゃないですか!
GJ!
89フレッドVSAKJ:2009/07/30(木) 20:26:26 ID:szZVy4vO


フレッド「…やはり私ではお嬢様をお守りする力が足りないのですか!?
同じパラディンなら下級職から育てられるカリオンの方がいいとプレイヤーの皆さんも…うっうっ」

 プリシラに敗れ、シグルド氏に救われた私は絶望に打ちのめされる。
シグルド「君がいなければ彼女はAKJに入会していた…彼女を守ってきたのは君だ。
そう自分を責めるものではないよ」
 シグルド氏は私の肩を叩いて励ましてくれる。
シグルド「我々にはKINSHINを滅ぼすという使命がある!こんな所で落ち込んではいられない!」
 雄々しく宣言するシグルド氏。てか我々って…私はお嬢様さえKINSHINの道に入らなければ、
他はどうでもいいんですが…
フレッド「しかし連中はあの手この手でKINSHINを拡大し、紋章町の多くの妹を入会させたそうです。
万一お嬢様が入会されたら、いったいどうやって対抗すれば…」
シグルド「なに、入会したら脱退させればいい。私は説得して何人か会員を脱退させてるよ。
詳しくは13スレ目の175を見てくれ」
つ http://febrother.hp.infoseek.co.jp/1219924730.html
フレッド「なんと…兄妹それぞれに恋人を紹介して、しかもそれを上手くいかせるとは…
他人の恋路をこれだけフォローできるのに、どうしてご自分のほうは上手くいかないのですか?」
シグルド「 大 き な お 世 話 だ ! (´;ω;`) 」
90フレッドVSAKJ:2009/07/30(木) 20:27:38 ID:szZVy4vO


シグルド「まあ、私のことはさておき、今はオルエンの事だ。
そもそも他に彼氏ができればKINSHINなどに走るまい、オルエンにはそういう相手はいないのかな?」
フレッド「 お り ま せ ん ! お嬢様にはそんじょそこらの男なんぞ釣り合いません!」
シグルド「ふと思ったんだが、それなら君が彼氏になればいいんじゃないか?」
フレッド「な、なんですと!?」

 ……考えてみれば、シュターゼ家にお仕えして10数年……
お嬢様のお世話に日々を過ごし、気がつけば一人身のまま25才、
決して老けてるとは思わないが、このまま相手を探す機会があるとも思えない…
それにお嬢様はお美しくなられた…
このフレッド、ご幼少の頃より従者としてお仕えしているが、年々花開くように…
いやいや!相手は主君だぞ!?今なにを考えた私!うぉぉぉぉぉぉ!!!!

 地面を転がる私をシグルド氏は、変な物を見るような目で見ていた…
無理もない…
91フレッドVSAKJ:2009/07/30(木) 20:28:38 ID:szZVy4vO
10

 会社から屋敷へ帰る途中、私はドギマギしてお嬢様の方をまともに見れなかった…
いや、そもそも運転中に後ろを見たら危ないが…

オルエン「どうしたのフレッド? さっきから生返事ばっかり…」
フレッド「はぅあ!?」
 話しかけられていたのか!?…気付かなかった…
フレッド「こ、これは失礼しました!…その…少々考え事をしておりまして…」
オルエン「なにか悩み事なら相談に乗るわよ?」
 嗚呼、お嬢様…なんとお優しい…ですが貴女の事で悩んでいるのに、
貴女にご相談できるはずもなく…
フレッド「いえ、明日の予定の事を考えておりました、悩みというほどの事では…」
オルエン「そうね、明日はお休みだもの、フレッドもたまには羽を伸ばしてくるといいわ
いつも頑張ってもらってるもの」
 お嬢様…私のような者にもお気遣いいただけるとは…
お嬢様のお優しさに、バックミラーに映るお美しい憂い顔にキュンとしてしまう私…
まて!?なんだ今の感覚は!?…以前なら心慰められるところなのに!
ま…まさかこれが萌えというものなのか!?

 いかん、一度意識しはじめると止まらん!
こ…このままでは、守るべき姫君に萌え萌えしたオグマやゼトの同類になってしまう!
オルエン「ちょっ、フレッド!?前見て前!あかしんごうぅ〜〜〜!!!!」
フレッド「うおわぁ!?急ブレーキィィィ!!!」
92フレッドVSAKJ:2009/07/30(木) 20:29:54 ID:szZVy4vO
11

〜翌日〜

 駄目だ…何をしていてもお嬢様の事ばかり考えてしまう…
私はどうしたらいいんだ…

 この日、休みなのはいいがAKJの事があるので、私は引き続き密かにお嬢様をお守りしているのだが…
いかーん!お嬢様を影から見ていると、ますますキュンキュンしてしまう!
鏡の前で髪をとかすお姿…ご友人と電話でお話して笑っておられるその笑顔…
ケンプフのポスターをダイムサンダで黒こげになさる、少々はしたないお姿までもが私の胸をかき乱す…
こ…これではストーカーか覗き魔ではないか!?うわぁぁぁぁあ!邪な私をお許し下さい!
私は中世に使われていたシュターゼ家の地下拷問室(この前イリオスのお仕置きに使った部屋だ)
に駆け込むと、自分に石を抱かせて戒めとするのだった。

ラインハルト「……何してるんだ?」
フレッド「はぅあ!?」
 いつのまにかお館様がいらっしゃる!?
ラインハルト「まぁ、人の趣味に口を出すつもりはないが…」
フレッド「いえ、違うのです!これは自分を戒めるために!」
ラインハルト「隠すな隠すな、世の中には色んな趣味がある。私はとやかく言うつもりはないさ。
こっちの三角木馬はどうだ?2百年前の物だがまだ使えると思うぞ?
鉄の処女なんてのもあるが、死なないようにな。中のものは自由に使って構わないぞ。
あ、このことは秘密にしておくからな。気にせずゆっくり楽しんでくれ」
 そういうとお館様は私が弁明するヒマもなく立ち去ってしまった。
なんてイヤな気の使い方だ…orz
93フレッドVSAKJ:2009/07/30(木) 20:31:38 ID:szZVy4vO
12

〜数日後〜

 最近何かフレッドの様子がおかしい…一体どうしたのかしら?
ぼんやりしている事が多いし、やっぱり何か悩みでもあるんじゃ…
オルエン「兄上…最近フレッドに何かありましたか?」
ラインハルト「え!?…ああ…トクニナニモナイゾ」
オルエン「それならよかった!…いえ、最近様子がおかしかったものですから」
ラインハルト「オルエン…人はそれぞれに苦労があるものさ…ストレス発散は必要なんだ…」
オルエン「兄上?」
ラインハルト「フレッドはお前の従者だ。いたわってあげなさい」
 そうか…きっと知らず知らずのうちにフレッドに苦労をかけていたのね…
よし!たまにはフレッドをねぎらってあげましょう!


オルエン「フレッド〜〜〜!肩揉んであげるね!」
 私は椅子に座ってぼんやりとTVを眺めていたフレッドに背後から近づき、
両肩に手をかけた。
肩こってるわね、モミモミ。
フレッド「おわぁ!お嬢様!?そそそそそそのような恐れ多い!」
オルエン「いいのいいの!たまにはこれくらいさせて♪」
 肩を揉んでいて気付いたんだけど…なんだかフレッドの顔真っ赤…
熱でもあるのかしら?

オルエン「ちょっとごめんね」
 コツン…私はフレッドの髪をかきあげると、おでこをくっつける…熱はないようね。
フレッド「あdじゃおおhだ9hえうえあh9だきょdあ」
オルエン「きゃああ!?フレッド!」
94フレッドVSAKJ:2009/07/30(木) 20:32:41 ID:szZVy4vO
13

オルエン「というわけでフレッドが寝込んでしまったのよ…心配だわ…やっぱりどこか具合が悪いんじゃ…」
イリオス(コイツ…絶対わかってねえな…しかしあの野郎けっこう純情なんだな…いい年こいて)

 今日は新作のCMの打ち合わせなんだが、珍しく自分の馬で来たと思ったらそういうわけか。
イリオス「まぁ、なんだな、寝てりゃ直るだろ」
オルエン「それならいいんだけど…」
 正直あの野郎にはいい思い出がなんもねえからな。俺にしてみりゃあの野郎がいないのはせいせいするが。
イリオス「それよりもよ、パッパと仕事の話済ませようぜ」
オルエン「……うん……そうね」
だぁっ!そんな沈んだ顔すんじゃねぇ!なんか悪い事した気になるだろうが!
シャナム「オルエン様お茶とお茶菓子を用意しました。お口に合えばよろしいのですが」
オルエン「まあ、ありがとうございます社長」
イリオス(……情けねぇ…どこまで卑屈なんだ…バカ社長のヤツ…)

〜FETV局の外〜

プリシラ「ふふふ、フレッドがダウンした今、オルエンの入会は目前です、さあ行きますよ!
今日こそAKJに入会していただきます!」

続く

色んなキャラの視点からってのは難しい…
でも書きたかったんだ
95助けて!名無しさん!:2009/07/30(木) 22:10:06 ID:XZH7S2tR
アイク「みんな、俺の名前はただのコードネームであることを知ってるか?」
エリンシア「いいえ。どういうことでしょうか?」
アイク「インターネット・キー・エクスチェンジ・・・略してアイクだ。」
ミカヤ「何なのそれ?」
アイク「インターネットプロトコルセキュリティプロトコルで使われているインターネット鍵交換のプロトコルだ。」
ミカヤ「誰か翻訳して!(=暗号を復号して!)」
ヘクトル「さすがだよ言うことねえ。しかしそこまでだ!(セキュリティ的に)」
セネリオ「ひどい有様です。(セキュリティ的に)」

つまらないネタばかりで失礼しました。
こんなにもGJネタが連投されている今、私も波に便乗しやすぜ!
…コメントは明日しますわ


※注意 葉っぱの暴走が酷い有様ですな上、一部の表現が非常に危険なので、
    そういう壊れやエロ発言が嫌いな人はスルー推奨


歴代FE主人公兄弟家は99%の場合を除いて平和な家族である。
この日リーフを除いた兄弟家一同は、デパートに向かう事となった。
そしてその中で唯一リーフのみが留守番する事となる。
…とんでもない事を始めるという野望を胸に…
しかし彼は、ただ玄関の鍵を閉め忘れるという些細なミスにより黒竜王に死刑執行される…!
それは何故なのか!?
この話はそれを説明するネタとなるであろう…

ミカヤ  「……では皆行くわよ!」
エリンシア「リーフちゃん戸締りは大丈夫ですか?」
リーフ  「うん、問題無いよ」
ミカヤ  (リーフの行動、何か匂うわね)
エリンシア(KINNIKUの匂いですか?)
ミカヤ  (筋肉ババァマジで落ち着け!)
ヘクトル 「早く行こうぜ!」
ミカヤ  「あ、うん、そうね…行きましょう!」
セリス  「わーい!皆でデパートだーっ!」
エリンシア(所で今日誰かが訪ねてくる約束が…な、何故か名前が思い出せませんわ…
      確かイ…イ…)
エフラム 「姉さん、置いていかれるぞ」
エリンシア「あっ、待って下さい…!!」


リーフ  「…ふぅ、遂に皆行ったか。
      ……よし……
リーフ  「 僕 は 自 由 だ ー ! ! !
      ジュースにゲームにエロゲにやりたい放題だぜイヤッホオウウウゥゥゥゥ!!!
      …ただ一人でも何かつまらないから、仲間でも呼ぶか」

デュー  「だから」
リフィス 「オレ達が」
リカード 「呼ばれたんすか?盗賊仲間的な意味で」
デュー  「…サザさんは何処さ?」
リーフ  「ミカヤ姉さんと一緒だよ。それにあの人は変に真面目だからね。
      今回は呼ばないよ」
リカード 「…で、これから何するんですか兄貴?」
リーフ  「まずはこの家にあるフルーチェを一緒に食べようか」
デュー  「じゃあ…四人居るからそれぞれ四分の一って事かい?」
リーフ  「ちっちっち、一人一箱だ!!」
他三人  「キタ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━!!」

デュー  「一箱丸ごと独り占めうめぇwwww」
リーフ  「…………」
リフィス 「一体どうした?」

リーフ  「…やっぱり一箱サイズなんて器が小さいな…
      …こうなったら特↑大↓フ ル ー チ ェ を作るぞぉぉぉ!!!」
他三人  「な、何だってーっ!!(AA略)」

リーフ  「ほーらほらもっとかき混ぜろ〜!!(グルグルグルグル」
デュー  「ちょwwwおまwww(グルグルグルグル」
リフィス 「葉っぱマジパネェwww(グルグルグルグル」
リカード 「フルーチェならぬ風呂―チェを作るなんて無理っすよwww(グルグルグルグル」
デュー  「う、腕が痛いよー!(グルグルグルグル」
リーフ  「やっぱり四人がスプーンでバスタブサイズの
      フルーチェをかき混ぜるのは無理が……いや待てよ……」
他三人  「?」
リーフ  『逆に考えるんだ。
      四人でフルーチェをかき混ぜるんじゃない。
      スプーン以外の物でフルーチェをかき混ぜるんだ…!(AA略)」

リフィス 「…で、その結論がこの家の最強武器でかき混ぜる。なのかYO!つ『封印の剣』」
デュー  「後で盗んでおくか。つ『外伝ファルシオン』
リカード 「…お、重い…。つ『デブ剣デュランダル』
リーフ  「ふっ、世界ひろしといえど、たかがフルーチェをかき混ぜるのに
      伝説の武器を使うのはココだけさ(・∀・)つ『ラグネル』」
伝説武器一同(コノヒトデナシー!)
リーフ  「ふぅ…食った食った…」
デュー  「満腹だよ」
ジャファル「…悪くない味だな」
リーフ  「………ねぇ、エリンシア姉さん秘蔵のエッチなDVD、見る?」
他三人  「!!!!」

リーフ  「…このDVDは前から気になっててね。エリンシア姉さんの部屋で見つけたんだ」
デュー  「DVDの表紙にでかでかとある『秘』の文字、そしてお尻…コレは間違いない!」
リカード 「た、楽しみだぜ…」
リーフ  「は、早まるんじゃねぇ!!DVDは逃げはしないよ(*´д`)ハァハァ」
デュー  「(*´д`)ハァハァ」
リフィス 「よし、早く入れるぞつ『エリンシアの秘DVD』」
デュー  「(*´д`)ハァハァ・・・イッタイドンナエリンシアヒメノカラミガ・・・」
?????「…キャアーーーッ!!!
素晴らしいKINNIKU!KINNNIKU!!」
四人   「…ん?」
???  「こうポーズを取れば良いんだな…ぬぅん!」
?????「そ、そうですわ!その体制を維持して…
ああ、上腕二等筋と足首の天↑空↓筋が最高ですわ…!!」
???  「そ、そうか…」
?????「さぁ、次はそのパンツを下ろして下さい!」
???  「わ、分かった(汗)……ふんっ!!」

四人 う ぎ ゃ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! ! ? Σ( ゚Д゚ )!!Σ( ゚Д゚ )!!Σ( ゚Д゚ )!!Σ( ゚Д゚ )!!


リーフ  「……きぐ…あ……が…嘘だ…orz」
デュー  「…何で…オリーブ油…まみれの…orz」
リフィス 「テカテカした…男の…肉体…美…orz」
リカード 「…見なければならなかったんだ…orz」
四人   「_| ̄|○」

???? 「…誰も家に居ません。
      ……おかしい…エリンシアさんと会う約束をしてたのに…。
      …でも…玄関の扉が開いてる……?」

リーフ  「…ねぇ」
リフィス 「何だ」
リーフ  「DVDとかやめて、この家を舞台にした○○ごっことかや ら な い か ?」
デュー  「…仕方ない、付き合ってあげるよ」
リカード 「で、テーマは何なんだい?」

???? 「…誰も居ないなんて変です…。
      …ん…廊下の奥から声が………リーフさん?」

デュー  『な、何をしているんだ君!早くテーブルの上から降りなさい!』
リーフ  『我は飯屋なり!フッハハハハハ!!』
リフィス 『け、警察だぞ!』
リーフ  『そんなの知るかよおっけっけーッ!』
リカード 『そもそも何で素っ裸なんだよ!?
      …深夜の公園で裸で居るのは間違ってるでしょ!!』

???? 「…この扉の先に…皆居るのですね…!」

リーフ  『裸で何が悪い!!』

イドゥン 「ああっ皆さんココに居たのですね…誰も居なくてとても心配しました(ガラッ」



終わり

リーフを暴走させたかったと思わせといて、ただ最後にイドゥンさんが書きたかっただけ
…しかし気付いたらイドゥンさんの出番が殆んどねぇ…全然満足できねぇ…orz
100助けて!名無しさん!:2009/07/30(木) 23:05:42 ID:YcmVUk3/
ならばなぜイドゥンさんメインの話を書かない?
需要はこれでもかというほどあるぜ!
101助けて!名無しさん!:2009/07/30(木) 23:47:07 ID:5CLtmroY
>>96
イドゥンの人だったのかw
よし、今からイドゥンさん大活躍のネタを書く作業n(ry

しかし>>83のイレースの人の影響か、アイクの嫁候補投票のイレース票が2位のミストに迫る勢いなんだがw
ちょっと前まで80とちょっとだったと記憶しているのにw
102助けて!名無しさん!:2009/07/30(木) 23:48:17 ID:5CLtmroY
って、2位はミストじゃねぇ。ワユだw
どういう見間違いしてんだw
103助けて!名無しさん!:2009/07/31(金) 06:26:32 ID:SXeHYZqg
>>89
イリオスオルエンを守って超守って

>>96
ならばさっさとイドゥンさんネタを投↑下だぁー!!
104助けて!名無しさん!:2009/07/31(金) 07:48:33 ID:ybCGUeOy
皆さまお久しぶりですね。>>61を覚えておいででしょうか?
まぁそれはさておき今までFEでは紋章の謎に始め
ジュリアン、リカード、ヘザー等と
数多くの盗賊が登場しましたが
サザほど優秀な盗賊がいたでしょうか?
その容姿の美しさは言うまでもないでしょう
例えようもなく凛々しい顔立ちとかわいらしい小柄な体
サザの前ではどんな盗賊も霞んでしまう。
戦闘能力に関しても言及せずとも分かると思いますが
あの素晴らしい瞬殺は圧巻ですね。
その上速さも高く体当たりにも優れ 使える武器も素晴らしいものばかり
仮に強敵が居たとしてもそれを凌駕する力があるので実質負けはないと考えられます。
サザの前ではアシュナードですら赤子同然なのです。
さぁ皆さんでサザの素晴らしさを1000まで讃え続けましょう。

むしゃくしゃして改変した。反省はしている。
105助けて!名無しさん!:2009/07/31(金) 07:56:02 ID:OZIp4pIW
今「身の程をわきまえよ」という声と共に衝撃波が横切った気がする
106助けて!名無しさん!:2009/07/31(金) 09:04:29 ID:EGEQqyIQ
>>104
GJなんよ、俺の素晴らしさが良く表現されとるんよ!
107助けて!名無しさん!:2009/07/31(金) 13:59:30 ID:wsfC58mm
>>83
83氏の影響で暁でアイクとイレースを支援Aにした俺が通りますよ
…いいね、この二人
108助けて!名無しさん!:2009/07/31(金) 18:38:59 ID:kq42Pqxa
>>74-76
紋章町三大不幸王子wwもうおまいら三人でバンド組みなよwww
GJ!

>>83-85
私の中でイレースの株が更に大→上↑昇↓!したよ
てか夢の内容が(ry
GJ!


…あえて質問するけど、おまいらはどんなイドゥンさんが見たいのだね?
109助けて!名無しさん!:2009/07/31(金) 18:41:01 ID:gMJ04Zyx
>>108
天然なイドゥンさん
110助けて!名無しさん!:2009/07/31(金) 19:28:58 ID:vUYI13Ma
>>108
リーフの前で服を脱ぎだすイドゥンさん
111助けて!名無しさん!:2009/07/31(金) 19:41:19 ID:Uh000FTF
それは間違いなく5Pになって削除されますw
112槍士の苦悩:2009/07/31(金) 21:11:14 ID:nOFX0BES
空気を読まずネタ投下します



エフラム 「黙れ!このピザ野郎!」
ヘクトル 「ランサー風情が調子に乗るなよ・・!」
セリス  「ねぇ?いつものことだけど今回の原因は何?」
ロイ   「ヘクトル兄さんがふざけてエフラム兄さんの槍折っちゃってね、謝ってはいたんだけど・・」
セリス  「互いにヒートアップしたってわけ?」
ロイ   「そういうこと・・あ、壁に穴あいた・・」
セリス  「穴なんて珍しくもないよ・・っと床に穴は珍しいね」
ロイ   「あはは・・んじゃ次窓が割れるにひゃくえn・・」
エリウッド「・・ロイ」
ロイ   「兄さん!?いつから!?」
エリウッド「いいから君のレイピアを貸してもらえないか(ニコ」
ロイ   「あ・・うん・・ハイ(キてるなこれは」

トロイニブイオソイ!ヤリシカソウビデキナイクセニ! キーン!!フォンフォン・・ズギャァァン!ギニャァァ!!!

ヘクトル 「なぜ・・俺だけ・・khdnグフッ」
エリウッド「エフラム」
エフラム 「な、なんだ(ガクブル」
エリウッド「ヘクトルも充分反省してるし許してあげなよ?」
ヘクトル 「すまない・・エリウッド・・あにう・・え・・」
セリス  「散ってる!?散り際のセリフだよそれ!?」
エリウッド「いいよね?(ニコニコ」
エフラム 「ああ・・((((;゚Д゚)))」
113槍士の苦悩:2009/07/31(金) 21:12:13 ID:nOFX0BES
―夕食

エフラム 「ふん・・俺はエリウッドの顔を立てて許したんだ。勘違いしてくれるなよ?」
ヘクトル 「こっちだってエリウッドがいたから手ェ抜いてやったんだ!」

ンダト!?ピザ!!ヤンノカロリコン!!

シグルド 「食事くらい落ち着いたらどうなんだ、みんなで仲良く食べないと・・」
アルム  「セリカ・・君にも食べさせてあげるよ」
セリカ  「まぁアルムったら・・」

KINSHINハユルサンゾー!キャッキャウフフ!

マルス  「まぁいつものやりとりは置いといて・・リン姉さん」
リン   「何?マルス?この際やるだけやらせたほうがいいとおもうんだけど?」
マルス  「いや・・ご近所に迷惑というか世間体が危ないというか(チラ」
ヘクトル 「ロリロリロリロリロリロリロリロリィ!!」
エフラム 「メタボメタボメタボメタボメメタァ!!」
マルス  「人さまが聞いたらイヤな誤解するかもよ?」
リン   「確かに・・ちょっとアンタらストップ!ストップ!」
ヘクトル 「だってこのロリコンが・・!」
エフラム 「俺はロリコンではない!!」
      
     シーン

エフラム 「な・・なんだ?(視線が重い・・」
114槍士の苦悩:2009/07/31(金) 21:27:58 ID:nOFX0BES
ミカヤ  「自覚がないのが一番つらいのよね・・」
シグルド 「KINSHINじゃなければどうでもいいじゃないか」
エリンシア「そうはいきません!殿方はきちんとした女性とつきあうべきです!」
アイク  「マヨネーズとってくれ」
エリウッド「エフラム・・僕は気にしないよ・・」
リーフ  「まぁ子供は恋愛対象にとれないね。やっぱ年上じゃぁないと!」
セリス  「でも女性の好みなんて好き好きでしょう?そこに愛があればなんとでもなるよ!」
エイリーク「その通りですね。愛があればなんとでもなりますよ・・兄上」
ロイマルスヘクトル 「ロリラム自重www」
エフラム 「貴様らぁぁあ!!もういい!寝る!!」
リン   「言い過ぎたんじゃないかしら?」
マルス  「大丈夫でしょこのネタでは何回も叩かれてるんだから」
アイク  「おいマヨネーズとってくれってば」
115助けて!名無しさん!:2009/07/31(金) 21:32:05 ID:EbryQmT8
連投支援!
116槍士の苦悩:2009/07/31(金) 21:54:54 ID:nOFX0BES
―自室

俺は・・ロリコンなのか?
ロリコン・・小さな子どもばかり愛してしまうこと・・
確かに俺はミルラやファに優しくしてしまうし自分でもわかるくらい過保護に接してしまう
だがそれは俺の武人としての精神からだ!決して邪な考えのもとではない!
愛する?愛してる?愛とは何だ?

エフラム 「愛・・か」

―ルネス大学院

リオン  「・・で、僕の所に来たわけだ」
エフラム 「あぁ。博識なお前ならなにか教えてくれると思ってな、でどうなんだ?」
リオン  「まぁロリコンじゃないことを証明する方法はあるよ?」
エフラム 「俺にできるのか?」
リオン  「君なら簡単にできるさ。要するにきみとほぼ同年代もしくはそれ以上の大人と交際すればいいのさ」
エフラム 「それは・・付き合うということか?」
リオン  「そういうことだね。ロリコン疑惑を解くにはこの方法が最善さ」
エフラム 「しかしだなぁ・・。なんか悪いことをしようとしている気がする・・」
リオン  「・・・きちんとした交際をするならそんなことないさ、次は愛についてだね」
エフラム 「ああ・・愛とは何なんだ」
リオン  「愛はなにか、その答えについては諸説あるけどわかりやすく言えばかけがえもないほど好きになることかな」
エフラム 「・・?」
リオン  「君が家族に持つ感情だよ。大好きということだ」
エフラム 「なるほど・・大好きということだな?おまえは何かを愛しているのか?」
リオン  「エイリー・・、いや君たち双兄妹かな」
エフラム 「そうか・・なら俺たちも愛してるぞリオン」
リオン  「はは、エイリークから聞きたかったなその言葉・・男には愛してるとは言わないほうがいいよ、ビラクになるから」
エフラム 「そうか、気をつける、ではまたな」


117槍士の苦悩:2009/07/31(金) 22:31:49 ID:nOFX0BES
―商店街

エフラム 「・・(同年代と交際か・・。付き合うことを前提なら顔見知りのほうがいいな。」
???  「おーい」
エフラム 「・・・(そういえばアルムやセリカも同年代だな。愛してるとも言い合ってたし。」
???  「エフラムってばー?」
エフラム 「・・・(とりあえずハラが減ったしなんか食べていくか。」
???  「てぇい!」
エフラム 「だはぁ!・・ターナ!?なにするんだ!?」
ターナ  「気づかないほうが悪い!さっきから声かけてるのにー・・」
エフラム 「すまない・・考え事をしていてな・・(ターナか・・同年代、顔見知りだし幼馴染だし条件はそろってるな」
ターナ  「考え事?それより暇だったら買い物付き合ってくれないかな?」
エフラム 「ああ、わかった一緒に行こう。(ここは・・いくしかない!」

―ショッピングモール

ターナ  「久しぶりだなー、こうやって二人で歩くの!ねぇ?初めて一緒にあったときのこと覚えてる?」
エフラム 「ああ、たしかターナの誕生日を祝うパーティに俺とエイリークが呼ばれたんだっけか」
ターナ  「嬉しい!覚えててくれたのね」
エフラム 「ヒーニアスと初めて会った時もそうだな、いきなり弓を撃ってきたから覚えてる」
ターナ  「その時のことほかに覚えてる?」
エフラム 「いや、ヒーニアスを通路に追い込んで槍で殴ってたから覚えてないな」
ターナ  「じゃ私が何を言ったのかも覚えてないの?」
エフラム 「あぁ、そのあと乗馬で勝負することになってホースキラーを振り回してたことしか覚えてない」
ターナ  「もぅ!今も昔もちっとも変ってないのね!お兄様と槍のことばかり!いっそお兄様と二人で愛し合ってしまえばいいんだわ!」
エフラム 「!いやそれじゃだめだ!・・(ビラクになる!」
ターナ  「!」
エフラム 「俺は・・キミを・・キミとあ・・あれ?ミルラか?」
ミルラ  「エフラム・・お姉ちゃんとはぐれました・・」
エフラム 「迷子か・・ターナ」
ターナ  「え?何?//」
エフラム 「悪いが竜王家までミルラをおくってくる、買い物はまた今度でいいか?」
ターナ  「あ、、うん//」
エフラム 「それじゃいくぞ、ミルラ」
ミルラ  「はい・・」

ターナ  「あれ・・?空気に流されちゃった・・?」
118槍士の苦悩:2009/07/31(金) 23:23:46 ID:nOFX0BES
―兄弟家周辺

エフラム 「チキとファを一人でみるのは大変だからな・・」

しかし俺はなぜ付き合いたいという申し出を戸惑った?
ターナなら条件すべてそろっていたじゃないか、疑惑の解消のために付き合えばよかったじゃないか。

エフラム 「・・何なんだろうなこの罪悪感」
ラーチェル「いきなりなんですの?」
エフラム 「ラーチェル?エイリークに用事か?」
ラーチェル「もう済みましたが・・こんな青空のもとひとりごとは悲しいですわよ?
エフラム 「もう夕方だから茜空だがな。」
ラーチェル「細かいことは一々きにしない!・・丁度いいですわ、私を送って行きなさい。」
エフラム 「なz」
ラーチェル「夜道をかよわい乙女一人歩かせるつもりですか?」
エフラム 「わかった同行しよう・・」
ラーチェル「ところでエフラム、さっきから背中に出血痕のようなものが目立つのですがケガしていますの?」
エフラム 「背中・・?さっきターナに突っ込まれた時か・・ほそみのやりでも刺されたか?」
ラーチェル「まぁ。治して差し上げますから背中をこちらに」
エフラム 「あぁ、頼む(ヌギッ」
ラーチェル「きゃぁああ!?い、いきなり何をしようというですの?」
エフラム 「背中を診せろと言ったのはそっちじゃないか?」
ラーチェル「けだもの!ヘンタイ!悪魔!どさくさにまぎれて襲おうとするなんて・・つアーリアル」
エフラム 「ま・・待て誤解だ!・・ってもう無駄かはぁぁああ!!・・」
ラーチェル「物には順序がありますわ!そんないきなり・・!でも強引なのもちょっと・・キャ失礼しますわぁぁ!!」
マルス  「んな乙女全開で走り去ってもねぇ・・、大丈夫兄さん?つきずぐすり」
エフラム 「あぁ・・なんとか」
マルス  「しかし・・随分とおもしろいことをやってたみたいだね。」
エフラム 「お前!見てたのか!?」
マルス  「リオンさんから連絡をもらってね、いざというとき僕がフォローする役だったんだけど面白いから静観してた」
エフラム 「リオン・・余計なことを・・、しかしマルス・・見てたならわかったろう、俺はロリコン以前に異性を愛することすらまともにできないんだぞ」
マルス  「さぁね、んでも兄さんはやっぱり純情ということはわかったけどw」
エフラム 「どういうことだ・・?」
マルス  「兄さん、ターナさんに付き合おうと言おうとしたでしょ?」
エフラム 「!」
マルス  「でも言えなかった、おおかた自分の潔白のために彼女を利用していいのかという罪悪感でももったんでしょう。」
エフラム 「・・それだけじゃないさ」
マルス  「そう、それだけじゃない、兄さん今好きな女性っているの?」
エフラム 「はっきりとはいないな」
マルス  「好きでもない人に付き合いたいなんては言えないからね、あたりまえだけど」
エフラム 「でもリオンは疑惑を撤回したいならそれでも交際をしろといった」
マルス  「ちゃんとした交際をすればとも言わなかった?」
エフラム 「俺がいつ失礼をしたというんだ?」
マルス  「ターナさん置いてきたでしょ?あの場であれだけ言っといておいてけぼりはないと思うなぁ。」
エフラム 「それは・・」
マルス  「というか言われたことを即座に実行したことが間違いだと思うよ?リオンさんもこうなるとは思ってなかったから
      あせって僕に連絡したみたいだし」
エフラム 「俺が間違っていたのか・・?」
マルス  「愛は一朝一夕にならずってことだね、愛は育まないといけないものなんだ」
エフラム 「それだ・・!」
マルス  「?」

      
119助けて!名無しさん!:2009/07/31(金) 23:46:45 ID:Yvn4FZ23
マルスが懐から何かを取り出した。そしてリアーネが使う古代語をひたすら入力している。
それは改造コードで無限移動とボーナス9999、輸送隊のアイテムによって全員フルカンした。
全員武装は最強だが、まだ1人もクラスチェンジをさせていない。
マルス「今からティアマトの姉さんを信じられないCCをさせるよ。」
ちゃーらちゃらららちゃっちゃー
リン「・・・嘘、グレイルさんになっちゃった。」
ヘクトル「マジかよ・・・。」
エフラム「これも・・・バグ技か?」
マルスは無言のままグレイル(ボーレ)に天空を装備させた。
武器はなぜか訓練用の斧であるが、必ず必殺か天空が発動するようになっている。
ちゃーらちゃらららちゃっちゃー
次にキルロイをセフェランにした。しかも、女神の加護付だ。
ロイ「なんだこりゃ。」
ちゃーらちゃらららちゃっちゃー
マーシャがシグルーンになった。トライアングルアタックもできる。
120助けて!名無しさん!:2009/07/31(金) 23:47:27 ID:Yvn4FZ23
エリウッド「これは・・・一部の人に評判が出そうだ。」
ちゃーらちゃらららちゃっちゃー
サザが覚醒アシュナードになった。
サザ「このままフルカンしたいが、ミカヤになんといえばいいか。」
マルス「ここまででひととおりのリクルート活動は終了だね。
だけど、あと1人転職できてない人がいるけど誰だろう?」
みんな「アイク兄さん!」
マルス「じゃあ17章をクリアしなきゃ。」
マルスはまた改造コードを入力している。そして、アイクがCCしてロードになった。
マルス「それじゃ、はじめるよ。」
ちゃーらちゃらららちゃっちゃー
みんな「・・・。」
アイクが暗黒面に墜ちて漆黒の騎士となった。
漆黒(アイク)「デインを掌握し、クリミアを救出せよ。」
漆黒の騎士率いるクリミア軍の進軍が始まる。
121助けて!名無しさん!:2009/07/31(金) 23:48:17 ID:Yvn4FZ23
1回戦:漆黒の騎士 VS ネサラ
ネサラ「嘘だろ・・・なぜお前がここにいる?」
漆黒「貴殿もデインを裏切るだろう?私は貴殿より早く裏切ったまでのこと。」

2回戦:漆黒の騎士 VS イナ
イナ「漆黒の騎士殿・・・?」
漆黒「未来の陛下からお言葉を賜った。始末せよとな。」
イナ「そう・・・ですか。」

準決勝戦:漆黒の騎士(中はアイク) VS 漆黒の騎士(中はいつもの人)
いつもの人「偽物が・・・私の相手にでもなると思ったか?」
アイク「身の程をわきまえよ。お前のエタルドは私には通用しない。」

決勝戦:漆黒の騎士 VS アシュナード
アシュナード「一撃だ。貴様ごとき雑兵…一撃あれば十分だ。」
漆黒「愚かな・・・。」
ミカヤ「天光満つる所我は在り。黄泉の門開く所汝在り。出でよ、神の雷! これで最後だ! インディグニション!!」
マルス「ちょ、それ何かパクってますよ姉さん!」
アイク「これぞ滅殺!大・天・空!!」
マルス「うわ、兄さんちょやめwww」
改造コードネタはまだ続くかもしれませんが、今日はここまでにしましょう。
変なネタに付き合っていただきありがとうございました。
122助けて!名無しさん!:2009/08/01(土) 00:05:07 ID:8/sEJA2x
>>119
面白い面白くないは人の好みだからともかくとして
兄弟スレとは関係ないところでも既に議論になっているような
危ういネタを使うときは>>23のように注意がきしたほうがいいよ
123槍士の苦悩:2009/08/01(土) 00:56:25 ID:ac2CvdYb
エフラム 「愛の意味をもっと詳しく知れば俺はなにか変われる気がする!頼むマルス!俺に愛を教えてくれ!」
マルス  「というかリオンさんから聞いたんじゃないの?」
エフラム 「あぁ聞いた、大好きな気持ちということはわかっただけどそれだけじゃない、もっと何かあるはずなんだ!」
マルス  「そればかりは僕でも教えられないよ・・というか大の男2人で愛を真剣に語り合うのはちょっと・・」
エフラム 「・・そうか、とりあえず帰るとしよう」
マルス  「僕はリオンさんのところ行ってくるから先帰っててよ」

エフラム 「・・はぁ(いつの間にかロリコン以前に愛を知ることが目的になっている。)」
     「愛って何なんだろうな」

???  「愛することに迷いがあるのですか?」
エフラム 「ターナ?違う・・キミは確か・・」


124槍士の苦悩:2009/08/01(土) 01:02:27 ID:ac2CvdYb
―兄弟家

マルス  「ただいまーってエフラム兄さんまだ帰ってきてないんだ」
エリンシア「おかえりなさい、エフラムちゃんはまだですわね」
リーフ  「兄さん、たしかエフラム兄さんの尾行してるんじゃなかったっけ?見失ったの?」
マルス  「いや、帰り際に別れたんだけど・・僕より遅くなることはないはずなんだけど」
ミカヤ  「なにか事件に巻き込まれたとか?」
リーフ  「まぁ兄さんのことだから大丈夫でしょう・・っと帰ってきたかも」
エフラム 「ただいま・・」
ミカヤ  「おかえりなさい、遅かったのね何かしてたの?」
エフラム 「ん?あぁ、シーダという子と愛を語り合ってた」
マルス以外「んなぁぁあ!?」
リーフ  「よりによってシーダさんと!?ってか愛を語り合うって・・その手取りあしとr・・ブバァァ」
ミカヤ  「ちょ・・昼ドラ!?兄と弟の三角関係!?」
エリンシア「自重なさってください!今はそれより小さな子ども以外にも興味を持ったことを祝うべきです!」
リン   「ちょっとみんな落ち着いて!それよりも・・」
マルス  「クカハハハハ!!サカラウモノ・・コロス!!」
リーフ  「予想通りマルス兄さんが狂ったってやっぱこっち来たこの人でなしー!!」
ミカヤ  「エフラム!今は逃げなさい!誤解はあとで説明すればいいわ!」
エフラム 「マルス・・お前が怒るのはもっともだ、お前の大切な人と時を過ごしてしまったのだからな・・。」
ロイ   「・・兄さん?」      
エフラム 「だがおまえはなにか誤解している、お前とシーダは相思相愛だろう、それに俺も兄弟を悲しませる真似はしない、誓って言う
      それでも疑うというのならその剣で俺を好きにするがいい・・」
マルス  「!?」
リン   「この特有の交渉術は・・!?」
エフラム 「俺はシーダに愛とは何たるかを教えてもらった・・、俺はだから愛をもってマルスを宥める」
マルス  「・・エフラム兄さん」
エフラム 「わかってくれたか・・さぁこの胸に飛び込んでこい」
マルス  「兄さぁぁーーん・・・そんなんで納得できるかぁぁああ!」ズバァァ
エフラム 「ぐふ・・ふ、このひとでなしとはいわん、これも愛ゆえに・・」
ミカヤ  「エフラムーーー!!」
125槍士の苦悩:2009/08/01(土) 01:04:51 ID:ac2CvdYb
―後日

ヘクトル 「ロリコンが、ケガくらいで学校休むのか?」
エフラム 「・・・」
リーフ  「兄さんよしなよ、無防備で思いっきり斬られたんだ、ダメージくらい残るよ・・」
ヘクトル 「・・張り合いねぇな、ロリロリロリ・・」
リーフ  「兄さんいい加減に・・」
エフラム 「いや、いいんだリーフ、これもヘクトルが俺のことを心配してくれている証拠だ、気にかけてくれているんだよ(ニコ」
ヘクトル 「気持ちわりぃい!!エリウッドみたいになってるやがる!何があった!!?」
リーフ  「昨日あの場にいなかったんだっけ・・カクカクスケサン」
ヘクトル 「愛をしっただぁー!?それだけでこうなるのか!?」
マルス  「シーダの話術ならありえるんだよ、それが・・。さらに人は傷心しきっているときに
      宗教的なものにハマりやすくなる、それの相乗効果で・・」
リーフ  「で、マルス兄さんは昨日からずっとこんな態度なわけ」
エフラム 「いうなリーフ、それよりマルス、やっと兄さんの胸に飛び込んでくる気になったか?」
マルス  「誰が・・!」
リオン  「にしても・・まさかこうなるとはねぇ」
エフラム 「リオン・・いたのか?」
リオン  「君はずっと寝てたからね、というわけスリープ、、記憶改正っと・・」
マルス  「できればいつもの感じに戻してください」
リオン  「はいはい、でもホントによかったの?」
マルス  「今のままだとフラグメイカーで危ないし、気持ち悪いので・・あ、でもちょっとだけ・・してくれます?」
リオン  「ははっ、本心なのかなそれは・・では・・」

―数日後

エフラム 「ターナ、ホントに買い物の約束なんかしてたか?」
ターナ  「自分で後日やりなおそうって言ったんじゃない!もう!」
エフラム 「すまない、ホントに記憶になかったんだ」
ターナ  「それとも私との買い物イヤなの?」
エフラム 「・・君と一緒でイヤなわけがないさ。」



リーフ  「兄さん、リオンさんになんて言ったの?」
マルス  「好意がある人にはあの時に戻るように頼んだのさ」
126槍士の苦悩:2009/08/01(土) 01:09:28 ID:ac2CvdYb
前スレでロリコン以外のエフラムを見たいというのがおおかったので書いてみたら
もはや別人になっちまいましたw
っていうかオチつけづらいwラーチェルあつかいづれぇ。。。orz
127フレッドVSAKJ改めイリオスVSAKJ:2009/08/01(土) 13:48:11 ID:jdCZAqmd
>>96-99
葉っぱ、なんて愉快なヤツなんだ!GJ!
イドゥンさんも楽しみにしてるぜ!

>>112-116
シーダに吹いたwww
エフラムになに吹き込んだんだw
GJ!

良ネタが多いと駄文を投下するのが恥ずかしいけど、
続き投下します
128フレッドVSAKJ改めイリオスVSAKJ:2009/08/01(土) 13:49:00 ID:jdCZAqmd
14

オルエン「それで今度は、フリージ製の雷の魔道書のCMをお願いしたいんです」
シャナム「はは〜オルエン様の依頼とあれば!…時に制作費の方は?」
オルエン「予算はこのくらいで…」

…やっぱフリージってのは金あんだなぁ…社長が卑屈になるのもしょうがねえか
俺も「釣りはチップだ、とっておきたまえ」とか言ってみてえぜ…

セーラ「こ〜ら平民!またなんか非現実的な妄想をしてたでしょ!」
イリオス「平民言うな!」
セーラ「ケッ!ど〜せ玉の輿とか狙ってんでしょ!無理無理、夢見んのはやめなって!
    あんたじゃせいぜい貴族の奴隷か下僕がいいところよ!」
イリオス「バーロー!んなもん狙ってねぇ!大体ヤツの世間知らずっぷりは
     ここしばらくでわかっただろ!んな騙すみてぇな真似できるか!」
セーラ「騙す以前にあんたじゃ相手にされっこないって言ってんの!
    ちょっと声かけてもらったからって、自分がモテ男くんだって勘違いしてんじゃなーい?
    このエロゲオタ!夢見るのは2次元までにしよーね!」
ドロシー「セーラさん言いすぎですよ、誰だって夢を見る権利はあるんです」
イリオス「……その言葉のほうがキツイんですけど……」

ユアン「……」
イリオス「オイコラ何してんだ」
ユアン「やだなあ、ただカメラの手入れをしてるだけさ」
イリオス「あのなぁ…アイツは一応俺の高校の同級生なんだよ!
     お前のパンチラ盗撮見逃したら目覚め悪ぃだろが!」
ユアン「チッ!」

疲れる…くそ…いつもならフレッドの野郎が妨害するのに…いればいたでウザいが、
いなけりゃいないで腹立たしい…なんで俺が野郎の代わりに盗撮阻止せにゃならんのだ!
129フレッドVSAKJ改めイリオスVSAKJ:2009/08/01(土) 13:49:40 ID:jdCZAqmd
15

シャナム「じゃあ来週中にはお電話しますので…」
オルエン「ええ、お願いします」

社長とオルエンの打ち合わせが終わったようだ。
イリオス「…っといけねえ、そろそろ夕方のニュースの時間だ」
生放送だからな…そろそろ準備しねえと…
オルエン「あらイリオス、これから放送?」
イリオス「ああ」
オルエン「邪魔はしないから、見学していいかしら?」
俺は社長の方を見る。
シャナム「もちろん構いませんとも、是非ごゆっくりしていって下さい」
ま、こう言うと思ったぜ。

つーわけで、俺たちはニュース放送をはじめた。
オルエンの奴、やっぱ珍しいんだろ。キョロキョロしてら。

順に本日のニュースを流していく。

ドロシー「本日、午後2時頃、バレンシア地区で強い地震が発生しました。
     震源地はドーマの祭壇、ドーマ神が寝ぼけてメガクエイクを唱えた事が原因です。
     バレンシアではリゲルを中心に、津波や土砂崩れに注意を呼びかけています」
セーラ「とんでもなく迷惑な神様ねぇ」
ドロシー「まあ…否定できませんね、ドーマ神より謝罪のコメントが出ています」
ドーマ『人間たちには済まないことをした。住居等に被害があった場合はドーマ教団まで申告してほしい。
    私の触手で補修させてもらう』

よし、本日の事件はこんなもんだな…次はスポーツニュースか…
130フレッドVSAKJ改めイリオスVSAKJ:2009/08/01(土) 13:50:56 ID:jdCZAqmd
16

シャナム「わ!なにをする!部外者が勝手に入っては…」
プリシラ「エルファイアー!」
シャナム「ギャー!」
プリシラ「KINSHINを阻止する輩は許しません!」

な、なんだ!?本番中だぞ!乱入するんじゃねぇ!
プリシラ「オルエンさん!ようやく会えました!」
オルエン「え!?私ですか!?」
プリシラ「はい!貴方を同志としてお誘いにきたのです!」

なんだかわからねぇがこのままじゃ放送ができねぇだろが!
いまはTV画面に『しばらくおまちください』のメッセージを写してる。
イリオス「おい!なんだか知らねぇが出てけ!」
プリシラ「知らないなら教えてあげます!私はAKJのプリシラ!
     オルエンさんをAKJに勧誘に来たのです!」
オルエン「え!?AKJはフレッドから悪徳商法だと聞いています。
     そういう会に入るわけには…」
プリシラ「それは真っ赤な嘘、誤解です。まずは私の話を聞いてください」
イリオス「俺を無視するな!とにかくスタジオから出てくれ!」
俺はオルエンとプリシラの手を掴んでスタジオを出る。
ユアン1人にカメラもなんもかんも任せちまう事になるが、これ以上放送を遅らせられん!
131フレッドVSAKJ改めイリオスVSAKJ:2009/08/01(土) 13:52:07 ID:jdCZAqmd
17

つかAKJか…以前取材にいったことがあるな…
ラケシス会長がカメラに向かって、議会に出してる法案の支持を訴えてたっけ…
プリシラ「オルエンさん!貴女はお兄様の事がお好きですか!」
オルエン「え?…ええ、尊敬しています」
プリシラ「AKJは兄を愛する淑女達の団体なのです!是非AKJに入って、
     兄妹愛の素晴らしさを共に広めましょう!」

大体読めてきたぞ…たぶんフレッドの野郎がいないすきに勧誘しようってわけか…
フレッドの野郎、こういう勧誘は妨害してそうだもんな…
「お嬢様をKINSHINの道に行かせるわけにはいかん!」とか言ってそうだ…

プリシラ「兄妹はKINSHINするのがあるべき姿なのです!」
オルエン「ええと、KINSHINってなんでしょうか?」
プリシラ「じっくり教えてあげます!」

待て待て待て!なんかヤバイ方向に話がいってるぞ!?
こんな純粋培養のお嬢様が、そんな教育受けたらえらいことになるだろうが!?
俺は邪魔することにした。

イリオス「あー悪いが、コイツは今仕事の用事でここにきてんだ、そういう用事ならまた今度にしてくれるか?」
プリシラ「なんですか貴方は?」
オルエン「彼は私のお友達です」
プリシラ「……」
…なんだコイツ?
俺の顔をじろじろ見やがって…
132フレッドVSAKJ改めイリオスVSAKJ:2009/08/01(土) 13:52:57 ID:jdCZAqmd
18

プリシラ「さては貴方はオルエンさんに気がありますね!」
イリオス「なっ!?なにほざきやがる!」
この馬鹿!本人目の前でなんちゅーこと言い出しやがる!?
プリシラ「おだまりなさい!でなければ人の兄妹愛を邪魔するなんて非道な真似はできないはず!
     貴方に妹はいないのですか!」
イリオス「そんなもんおらん!」
オルエン「イリオス一人っ子だもんね」
プリシラ「妹のいない貴方に兄の資格はありません!」
イリオス「いや、そりゃそうだけどよ…」
オルエン「???」

ああもう!このガキなにほざいてやがる!わけわかんなくなってきたぞ!
オルエンのヤツも状況についていけてねぇ。そりゃそうだよな、俺だってついていけねぇ。

プリシラ「KINSHINを阻止する輩は滅びなさい!」
つ エルファイアー
フレッド「うわっ!?あぶねぇ!」
オルエン「きゃっ!プリシラさん、こんなところで魔法はいけません!」
プリシラ「オルエンさん!貴方はこの平民に騙されているんです!すぐに退治して、
     お兄様との仲を取り持ってあげますからね!」
オルエン「え!?イリオスは私を騙したりなんか…」
プリシラ「可哀想に…自分が騙されてる事にも気付いていないなんて…
     この邪魔者を退治したら、ゆっくり兄妹の素晴らしさを教えてあげますからね…」

なんかむかっぱらが立ってきた…なんでここまで言われりゃならんのだ!
この毒電波め!

イリオス「くそったれが!退治できるもんならやってみやがれ!」
133フレッドVSAKJ改めイリオスVSAKJ:2009/08/01(土) 13:53:56 ID:jdCZAqmd
19

プリシラ「食らいなさい!」
つ フィンブル
イリオス「ぎえー、冷たい!」
コイツ、なんて魔力だ!?やべぇここは!
イリオス「太陽発動!食らいやがれ!トロン!」
プリシラ「きゃぁ!酷い…兄様以外の人が、私のHPを吸うなんて許せない!」
イリオス「無茶苦茶ゆーな!」

げっ!?コイツスリープの杖を取り出しやがった!
プリシラ「これで眠らせて、じっくりと八つ裂きにしてあげます!」
じょ…冗談じゃねぇ!?こいつの目は本気だ!
イリオス「三十六計逃げるにしかずだ!いくぞオルエン!」
オルエン「え!?うん!」
俺はオルエンの手を取ると、全速力でスリープの範囲外に逃走する。
プリシラ「あっ待ちなさい!」
イリオス「待てといわれて待つ奴がいるか!」

その時、兄弟家のシグルドが現れた!この人も神出鬼没だよな…仕事してるんだろうか…

シグルド「ここは任せていきなさい!」
イリオス「ありがてぇ!」
プリシラ「一度ならず二度までも!この前言い忘れた呪いを受けなさい!万年係長!」
シグルド「君らがKINSHINしなければ、昇進試験の勉強時間がとれるんだい!」
134フレッドVSAKJ改めイリオスVSAKJ:2009/08/01(土) 13:54:50 ID:jdCZAqmd
20

はぁ…なんとか逃げ切った…くそ…考えてみれば、なんで俺こんなことしてんだ?
ツイてねぇ…AKJに命を狙われる身になっちまった…
でもよ…そりゃオルエンの奴に関わってるとロクな目にあわねぇが、さっきのはほっとくわけにもいかねぇわな。

オルエン「嬉しい、イリオス私を守ってくれたのね…」
イリオス「へ?いや、まあそういうことになんのか?」

ちょ、ちょっと待て!?なぜ頬を染めて俺を見上げる!?
ななな、なんだこの空気は!?

セーラ「これは吊り橋効果ってやつね、危険を共にした男女が
    一時的な緊張状態による興奮が理由で恋愛感情を持つってやつよ。
    ま、脳の錯覚の一種で落ち着くとすぐ冷めるもんよ。
    夢見たら泣くはめになるわよ、平民」
イリオス「うわぁ!?なんでお前がいる!?」

セーラだけじゃねぇ!?社長もドロシーもユアンも、俺たちを撮影してやがる!?
シャナム「臨時ニュースでな、FETV局で乱闘騒ぎの生放送というわけだ」
ユアン「さっきプリシラが逃走したからね、今度はこっちを撮ってるわけさ」
イリオス「だぁ!あっちいけお前ら!」
オルエン「まあ、皆さん!私達を祝福してくださるのね!」
イリオス「お前は空気読め!ってうぁ!?」
その時俺の頬に柔らかい感触が…//////
のわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
童貞野郎になんてことしやがる!?

ドロシー「わぁ…」
セーラ「あーあ、舞い上がっちゃって、どうせ惨めな結果になるのに…」
135フレッドVSAKJ改めイリオスVSAKJ:2009/08/01(土) 13:56:01 ID:jdCZAqmd
21

〜シュターゼ家のTVの前〜

フレッド「(´;ω;`)」
ラインハルト「おお、オルエンも大胆だなぁ、はっはっは」

それからしばらくして…

ガラッ!

オルエン「イリオス、今日はバーハラにお買い物にいきましょう!」
イリオス「うわぁ!いきなり入ってくんなよ!つか俺は新作のドラクエを…」
オルエン「いいからいいから!行こ!」
イリオス「ちょっ、引っ張るな!わかった、いくから!」

吊り橋効果だか何だかわからねぇが、コイツは前にもまして俺にかまってくるようになった。
あ、あくまでも遊び仲間だぞ!それ以上の進展はないからな!チキン言うな!
大体、年齢=彼女いない暦の俺にそんな甲斐性はねぇ!

つうかコイツ買い物派手なんだよな…まあ、お嬢様だしよ…
今日は大量の荷物持ちする羽目になんだろうな…

そんなことを考えながら、俺はオルエンと玄関を出たのだった。

終わり

次はミカヤ姉さんで何か書きます
136助けて!名無しさん!:2009/08/01(土) 19:15:15 ID:7rvTJ/Rp
GJ!
プリシラwwwwwフィンブル使うとか頑張ったなw
AJKはやたらアクティブだな 次のネタも楽しみにしてますよ!!
137助けて!名無しさん!:2009/08/01(土) 19:38:34 ID:nqIvvUqN
なんという萌えネタ!
おかげで自分の中でイリオス×オルエンが大ブームですよ。
ちょっとトラキアやってこよ………………………


…二人同時には使えないんだった…_| ̄|○
138助けて!名無しさん!:2009/08/01(土) 21:34:03 ID:FDLLby77
>>137
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了    逆に考えるんだ
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;)   一人が戦争に参加してる間、
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ     もう一方は家で戦争参加中の恋人を待ってる
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:}
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ    こう考えるんだ
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |        そして>>127-135、素晴らしいネタをGJだ
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
139助けて!名無しさん!:2009/08/01(土) 22:14:18 ID:HwIcB+3t
なんか新しいカプができとるw
しかし、このチキンじゃこれ以上進展しそうにないな…w
にしてもプリシラ怖えぇwww
そしてシグルド、本当に仕事してんのかww
140助けて!名無しさん!:2009/08/02(日) 21:24:48 ID:zCsEKlDo
なぁ皆、もしもこのスレがアニメ化したらどうなるか妄想や ら な い か?
141助けて!名無しさん!:2009/08/02(日) 21:34:30 ID:M23nucNt
主題歌をチキ・ファ・ミルラが歌う
142助けて!名無しさん!:2009/08/02(日) 21:52:12 ID:zCsEKlDo
アルムとセリカがイチャイチャする度にモザイクがかかる
143助けて!名無しさん!:2009/08/02(日) 22:02:08 ID:H5oymkq6
サザさんが敵をかっこよく瞬殺するんよ
144助けて!名無しさん!:2009/08/02(日) 22:37:20 ID:qq47dB9P
>>3のAAみたいな感じで
サザ、しっこく、アイクが、らき☆すたの冒頭部分みたいなことをすると思う
145助けて!名無しさん!:2009/08/02(日) 23:11:23 ID:fCZ+cnsQ
アニメカービィのメタナイト卿みたいに、漆黒が出てくる度に漆黒のテーマ(の序盤)が流れる
146助けて!名無しさん!:2009/08/02(日) 23:34:02 ID:Nb/fw1iM
>>139
いや、こう考えるんだ
シグルドは自分の幸運を削ってまで、他人の幸福を作ってるんだと!
147助けて!名無しさん!:2009/08/03(月) 12:28:38 ID:8c+MbQ8U
エンディングは漆黒の騎士が歌う鬼束ちひろの月光
148助けて!名無しさん!:2009/08/03(月) 12:38:32 ID:cU7WjJS2
声優のクレジットでしっこくの正体がモロバレな件
149助けて!名無しさん!:2009/08/03(月) 13:51:46 ID:zch3H686
製作はFETV、次回予告はセーラとドロシー担当

空気を読まずネタ投下します
150昔いまし今いまし:2009/08/03(月) 13:52:28 ID:zch3H686


カナス「それじゃあ今日はどうもありがとうございました」
ミカヤ「ええ、あんなものでよければいつでもお見せしますので」
玄関でカナスを見送るミカヤ。

それを物陰から見てる3人がいた。
マルス「……ねえロイ、君はなんだと思う?」
ロイ「…え?カナスさん?さあ、姉さんになにか用事でもあったんでしょ?」
マルス「甘いね…子育ても一段落した中年が、若い青春の日々を思い出す…
    姉さんも中身はダキュンダキュン!才なんだから、それなりに大人の人とつきあってもおかしくないさ!」
リーフ「ちょ!何妄想させるんだよー!また鼻血が出たじゃないか!」
ロイ「過去ログで姉さん、ショタコンってネタが多かった気がするけど…」
マルス「それを調べるのが、本日のミッションさ!」

ミカヤ つ 【暁光】レクスオーラ

リーフ「アー!コノヒトデナシー!」
ミカヤ「もう!人の話を立ち聞きなんてお行儀が悪いわよ!」
マルス「ごめんごめん、でさ、カナスさん何の用事だったの?」
ミカヤ「別に隠すような事でもないし…いいわ、ちょっと物置に来て」
ロイ「物置?なんだろう一体」
リーフ「だれか僕の心配をしてよー、コノヒトデナシー」
151昔いまし今いまし:2009/08/03(月) 13:53:13 ID:zch3H686


マルス「相変わらず物置は埃っぽいな」
ミカヤ「今度掃除しなきゃ…ここよ」
ミカヤが隅の床板を開けると地下へのはしごが下りている。
ロイ「わ、こんなのがあったんだ」
地下へ下りる4人。

リーフ「暗いなあ松明つけようか?」
ミカヤ「大丈夫、電気きてるから、つけるね」
そして照らし出される地下室。そこには壁一面の本棚があった。
ロイ「すごい数の本だなぁ、何の本?」
ミカヤ「私の日記よ、家が崩壊した時焼失しないように地下に移しておいたの」
マルス「こ…これ全部?」
百冊や2百冊じゃ効かない数だ。

リーフ「でもさ、それとカナスさんと何の関係があるの?」
ミカヤ「カナスさん学者でしょ? 私の日記が歴史資料的価値があるから見せて欲しいって頼んできたのよ。
日記を見せるなんて恥ずかしかったけど、あんまり熱心に頼んできたから…」
マルス「なるほど…でも、資料的価値ってのはすごいなぁ…」
一冊手にとってみるマルス。○○年××月△△日〜△△年○○月××日の日記と表紙に記されている。
数十年前のものだ。
152昔いまし今いまし:2009/08/03(月) 13:54:11 ID:zch3H686


早速開いて見るマルス。ミカヤも一度人に見せたものなので気にしてはいない。
マルス「えーと、どれ? 月月火水木金金…なんだこりゃ?」
ミカヤ「最近の流行歌じゃない、知らないの?お姉ちゃん最近の流行り物はちゃんとチェックしてるんだから!」
ロイ「数十年ずれてるような…」
リーフ「こっちの日記には写真が挟まってるよ、何これSL?」
ミカヤ「あっ懐かしい!私がはじめて陸蒸気に乗った時の写真ね」
白黒写真にはSLをバックにミカヤがピースサインを出している。
ミカヤ「紋章町で最初にぴいすさいんを出したのは私よ!」
リーフ「姉さん、発音が…」
ミカヤ「あらやだ!つい昔の癖が…」

ロイ「こっちは巻物だ…どれどれ…達筆すぎて読めない…」
ミカヤ「これはね、こう読むのよ、」

セフェランが遊びにきはべりし
2人で芝居小屋などを見て回りたりと、
デギンハンザーが見ゆはべりし
相も変わらずデギンハンザーの髪はきよらなり
昼よりはセフェランがいまめかしなりし蹴鞠といふ遊びを教へてくれはべりき

ミカヤ「ロイも勉強が足りないわね、今度教へてあげむや…といけない」
ロイ「姉さん…タイムスリップしすぎだよ…」
マルス「デギンハンザーさん髪あったんだ…」
153昔いまし今いまし:2009/08/03(月) 13:55:41 ID:zch3H686


リーフ「それにしてもここはほとんど博物館だなぁ…ん?あそこには洞窟壁画みたいなのが…どれ」
ミカヤ つ 【暁光】レクスオーラ
リーフ「アーコノヒトデナシー!」
ミカヤ「さ、この辺にしとこうか!」
ミカヤ(やべえ、歳がバレるところだった)

それからというもの、地下室には頑丈な鍵がかけられている。

マルス「ミカヤ姉さん…カオスな兄弟家の中でもなんて謎の多い人だ…」
リーフ「つか僕だけなんでこんな目にあうのさコノヒトデナシー!」

終わり

古文については間違いだらけだろうけどスルーして下さい
154助けて!名無しさん!:2009/08/03(月) 21:46:47 ID:7Mzubu2g
>>150-153
リーフボコられ杉ワロタwww
ミカヤ姉さん一体何年生きてるんだよ!?
GJ!
155助けて!名無しさん!:2009/08/03(月) 21:58:08 ID:nIveeuMi
>>150-153
壁画てwww
GJ!
156助けて!名無しさん!:2009/08/03(月) 22:57:39 ID:PotS8/kO
槍士の苦悩の人GJ!
ターナスキーとしては実に実に嬉しいオチだ
157助けて!名無しさん!:2009/08/04(火) 02:34:45 ID:kL/7HmNp
ええいラーチェル様が仮面の騎士というかエイリークに目覚めるのはいつなんだ
158助けて!名無しさん!:2009/08/04(火) 09:32:26 ID:JU3J2Cn2
>>150-153
GJ!
姉さんってレベルじゃねーぞw
159助けて!名無しさん!:2009/08/04(火) 09:50:49 ID:z8EojFPk
長寿双子の金さん銀さんの話を思い出したw
「このあいだの戦争が…」って言ってて、てっきり第2次大戦のこと
話しているんだと、周りは思っていたんだけど、
なんと 日 露 戦 争 のことだったというw

ミカヤ姉さん…彼女は生ける紋章町の歴史そのものなんだな…w
160昔いまし今いましオマケ:2009/08/04(火) 20:34:15 ID:3PRm0IAV
カナス先生の研究日誌より抜粋

ミカヤさんの地下室に置いてあった古い亀の甲骨は、
本人いわく、昔占いに使った物だという。
火で焼いてその亀裂の入り具合で、その年の政治の方針を定めたらしい。
「あのころは占い師って結構偉かったのよ、
 王様に意見を聞かれる事もしょっちゅうだったわ、
 …ん?彫られている文字?今のものとは違うでしょ?
 この頃、賢い人が記録をつけるのに考えたのよ。
 それまで文字なんてなかったから随分便利になったものよ」
すばらしい!この地下室は歴史の宝庫だ!
ふと私は隅に置かれた壁画に目がいった。
洞窟の壁を切り取って運び出したようで、壁画には裸の男たちが
石槍を持って獣を追い回してる。隅で獣の肉を料理してる女性はミカヤさんだろうか。
「ああ、それね、皆でマンモスを捕った記念よ、マンモスって今の若い人は見たことないよね、
 象さんのご先祖なんだけど、今はいなくなっちゃったから…」
そういってミカヤさんは昔を懐かしむような目をしていた。
「っといけない!?私そろそろ用事があるのよ!」
(やべえ!年がバレる)
「ああ、これはつい長居をしてしまいました。今日はどうもありがとうございました!」
近い内に再訪してまた色々お話を伺いたいものだ。
この事を学問仲間のパントさんに話したらとても羨ましがっていた。
今度伺う時はパントさんを誘ってみよう。

終わり
161助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 02:28:22 ID:Ehp8NvBZ
いくら(ダキュンダキュン!!)歳だからって古語とか壁画とか、もはやひどいありさまですレベルをも凌駕してないかwww
終いにはミラとかアスタルテとかユンヌとかと同列に並んでしまうんじゃないかとハラハラするwww
162助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 02:35:17 ID:LcjzcSaR
(ビッグバーン!!)歳
163助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 08:05:16 ID:FIlZQY9x
両親は神に近い程の昔に生まれミカヤを産んで、
幾万の時を経て第二子シグルドが誕生し、
立て続けにロイまで産んですぐにポックリ逝った、と



カオスwww
いや、しかし「私に弟ができたのね!」ってカオスなりに喜ぶんだろうなあ
第二子がアイクだったらそれ絡みのネタが書きやすかったかもしれない
164助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 08:35:01 ID:OSjdIufo
宇宙が出来たとされるのが約130億年前。
ギリシャ神話のカオスとガイアはこれと同時に生まれてきたとされて・・・ヤバイヤバイヤバイ!!
165助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 12:27:23 ID:ZsvO/mTn
>>163
父親はともかく、母親は最低でもそう考えないとつじつまが合わない・・・
つーか両親マムクートかなんかじゃ・・・w

おっと誰かきたようだ
166助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 13:20:57 ID:nQ3UdhMW
以外と神かも・・・
167助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 13:34:23 ID:VYGqXn63
養子という説を挙げてみる


サザ?誰だっけ?
168助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 13:52:03 ID:Ehp8NvBZ
かの有名なザムディン氏の孫だろ
169助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 14:43:21 ID:oGUL6Xro
血のつながりがない設定はなんか嫌だなあ。
たとえカオスだろうと無茶苦茶だろうと、ちゃんとみんな同じ両親から生まれてきた設定の方がいい。

まあ一部以外は全く似てない兄弟なんだから、義理兄弟設定の方が現実的ではあるんだがw
その辺みんなはどう考えてる?
170LOST MAN:2009/08/05(水) 14:44:48 ID:nQ3UdhMW
ここらで続編投稿します。
今度は本当にキャラが変わりますので、それを覚悟の上でお読みください。
171LOST MAN:2009/08/05(水) 14:48:13 ID:nQ3UdhMW
 第二章 “邂逅”
 
〜翌日・午前8時・兄弟家玄関〜
エリンシア 「では、お気をつけて」
アイク   「む・・・では、行ってくる」
ヘクトル  「午後6時までには帰ってくるぜ。昼飯は勝手に食ってくるからよ」
エイリーク 「では、行ってきます。・・・姉上、今日こそは記憶を取り戻して見せます」
エリンシア 「ええ・・・頑張ってください」
アイク   「・・・えっと・・・婦人・・いや違う・・・姉上?」
エリンシア 「! ・・・いいえ、あなたはいつも私の事を『姉さん』と呼んでいますわ」
アイク   「そうか。・・・姉さん、俺も頑張る。だから、泣かないでくれ」
エリンシア 「・・・! はい・・・っ!」
 
エリンシアは涙を抑えた。何とか表面には出ずにいたが、目は潤んだ。
3人が玄関を出たとき、とうとうエリンシアは膝をついてしまった。
 
エリンシア 「・・・アイク・・・!」
〜紋章公園〜
アイク   「・・・ここは、公園だな」
ヘクトル  「俺等はよくここで遊んだんだぜ?」
アイク   「そうか・・・道理で懐かしさを感じると。・・・不思議だな・・・記憶が無いのに懐かしく思うなんて・・・」
エイリーク 「やはり、思い出せませんか?」
アイク   「・・・無理なようだ・・・すまない・・・」
ヘクトル  「気にすんなって。まだ散歩は始まったばかりじゃねぇか」
エイリーク 「そうですよ。まだまだこれからです」
アイク   「・・・そうだな。えっと・・・?」
エイリーク 「私はエイリークです」
ヘクトル  「俺はヘクトルだ」
アイク   「ヘクトノレだな?」
ヘクトル  「・・・? ちがぁぁぁぁぁぁう!!たしかに文字は似てるけども!!今考えちまったじゃねーか!!」
エイリーク (考えるほどの事でしょうか・・・?)
アイク   「・・・すまん。ベイリーフ、ベクトル」
エイリーク 「エイリークです!」
ヘクトル  「ヘクトルだ!!・・・とにかく、1回遊ばせてみるか?」
エイリーク 「・・・大人の人が公園で遊ぶ画って、あまり想像したくないのですが・・・」
ヘクトル  「しょうがねぇだろ?じゃあお前、アイク兄貴をベンチに座らせて考え事させてみろ。それこそリストラされて途方に暮れたサラリーマンみたいじゃねぇか」
エイリーク 「そこまで細かく説明しなくても・・・しかし、想像したくありませんが、一利ありますね・・・」
ヘクトル  「だろ?さて、早速・・・って、あれ?アイク兄貴?」
エイリーク 「あれ・・・今まで隣に居ましたよね?」
ビラク   「ウホッ!良いオトコ!さぁ、や ら な い か ?」
アイク   「? 何をやるんだ?」
ヘクトル  「テメェコラガチホモがァァァ!!アイク兄貴をソッチの世界に引き込むんじゃねェェェ!!」
ビラク   「おお、同志ヘクトル!」
ヘクトル  「誰 が 同 志 だ ! !」
172LOST MAN:2009/08/05(水) 14:50:19 ID:nQ3UdhMW
〜10分後〜
ヘクトル  「ふうぅ・・・あんにゃろ、しつこく追ってきやがって・・・」
エイリーク 「大丈夫ですか?」
アイク   「随分速く走ったな・・・」
ヘクトル  「もう慣れちまったよ・・・チクショウ・・・」
????  「ちょっと退いてくれぇぇぇ!!」
アイク   「む?」
ドォン!
ヘクトル  「べぶぉ!?」
ドタン!
 
ヘクトルはいきなり弾き飛ばされた。
弾き飛ばしたのは馬に乗った男性。
その後を天馬騎士が追いかける。
 
エイリーク 「ヘクトル兄上!?」
????  「わりぃ!ゆるせー!」
????  「待ちなさーい!」
アイク   「・・・」
ブォンッ
エイリーク 「アイク兄上?ラグネルを持ってどうし・・・」
ビュンッ

アイクはラグネルを振った。
それは衝撃波となり、馬に乗った男性を弾き飛ばした。

????  「びぶぉ!?」
エイリーク (・・・昨日放った衝撃波より安定してる・・・?)
マーシャ  「あ、アイクさん!?」
アイク   「・・・む?誰だ、あんた」
マーシャ  「え!?あ、アイクさん!?私ですよ!マーシャです!」
エイリーク 「あ、マーシャさん!これにはワケが・・・」
【赫赫然然】
マーシャ  「そう言うわけだったんですか・・・ビックリしました・・・」
エイリーク 「マーシャさんも大変ですね、兄上の面倒を見てるようですが・・・?」
マーシャ  「もうホントですよ!『働け』って言っても働かないし!」
ヘクトル  「うっ・・・うう〜ん・・・」
マカロフ  「いだだだ・・・ん?」
エイリーク 「あ、二人とも目覚めました」
マーシャ  「バカ兄!さっさと仕事しに行くよ!工務店の人達が待ってるんだから!」
ヘク・マカ 「「・・・君は、誰だい?」デスカ?」
エイ・マー ( ゚□゚)
173LOST MAN:2009/08/05(水) 14:51:40 ID:nQ3UdhMW
エイリーク 「と言うわけで、戻ってきました」
マーシャ  「ホントにウチのバカ兄が・・・!」
ミカヤ   「あらま・・・ヘクトルまで・・・」
エリウッド 「・・・OTZ」
マルス   「散歩開始十数分後に記憶喪失者が増えるってどう言う事ですか」
アイク   「・・・すまない・・・護れなかった・・・」
マーシャ  「そんな・・・悪いのは私達です!ほらバカ兄!頭を下げて!」
マカロフ  「スミマセンデシタ・・・」
エフラム  「やけに素直になったな・・・」
マルス   「それに引き換え・・・」
ヘクトル  「あはは、ちょうちょだ〜」
リーフ   「気持ち悪っ!」
エリウッド 「ダメだ・・・もうダメだ・・・ああダメだ・・・」
エリンシア 「どうしましょう・・・アイクはいいとして、こんなヘクトルを外に出したくはありませんわ・・・」
リン    「同感ね・・・」
エリウッド 「じゃあ、ヘクトルは僕達に任せて、エイリークはアイク兄さんと散歩を続けてて」
アイク   「そうか。では、もう一度行って来る」
ミカヤ   「気をつけてね。ヘクトルの二の舞にならないようにね!」
アイク   「分かった」
マーシャ  「すみません、バカ兄を連れて帰った後に記憶を戻すお手伝いするので・・・」
マカロフ  「マタアオウ」
ヘクトル  「また来てね☆」
リーフ   「おぅえっ!吐きそう!ていうか吐いて良い!?」
ロイ    「変わってるにも程があるでしょ!」
エイリーク 「では、今度はガリアの方に行ってみようと思います」
ミカヤ   「ああ、確かにアイクはガリアの方によく行くから何か思い出すかも」
アイク   「ガリア?」
エイリーク 「ガリアと言うのは、ラグズの方達が多く住む地域の事です」
アイク   「ラグズ?」
マルス   「ラグズって言うのは、その種族の名前だよ。ガリアは“獣牙族”って言うラグズの人達が集まってる所なんだ。他にもゴルドアとかフェニキスとか・・・」
アイク   「・・・よく分からんな・・・まぁ行けば分かるか?」
ロイ    「今度は僕も行くよ」
リーフ   「じゃ、気をつけてね〜」
アイク   「よし、行くぞ!」
 
〜数分後・ガリア・カイネギス邸〜
 
アイク   「すごいな・・・広大な平原・・・ここもまた、懐かしく感じる」
ロイ    「そりゃアイク兄さんは仕事でよくここに来るからね」
エイリーク 「修行でもここに来ます」
アイク   「そうなのか?」
??    「アイク!?」
ザザァ
174LOST MAN:2009/08/05(水) 14:52:54 ID:nQ3UdhMW
橙色の猫が塀の上からやってきた。
アイクの前に歩み寄ると、そこで立ち止まった。
 
アイク   「? 猫・・・?」
ヴンッ
アイク   「!?」
 
橙色の猫―――レテは、化身を解いた。
瞬間、それを目の当たりにしたアイクは目が点になった。
 
レテ    「なんだ、来ていたのなら連絡を・・・アイク?」
ジーッ
レテ    「な、なんだ?私の顔に何か着いているのか?」
アイク   「・・・」

アイクは静かにレテに歩み寄った。
と、同時に、レテの頬を触った。

レテ    「は、あ、アイク!?」
アイク   「不思議だ・・・猫が人間になった・・・一体どう言う・・・?」
レテ    「ま、待てアイク!一体どうしたのだ!?」
アイク   「ジッとしていろ」
レテ    「だ、だが・・・!」
アイク   「本当に・・・いや、俺の目の錯覚だったのか・・・いや、そんなはずは・・・」

アイクはブツブツ言いながらレテを観察し始めた。
もちろん、レテの顔は超真赤だ。

レテ    「な、なんだというのだ!?/////」
アイク   「む〜・・・形が残ってるのは尻尾と耳だけか」

アイクはレテの尻尾をガシッと掴んだ。
途端―――。

レテ    「っひゃあ!?」
アイク   「む?」
レテ    「しっ、しししし尻尾は触るな!!////////////」
ロイ    (うっわ、トマトみたい)
レテ    「い、いいいい一体どうしたのだ!?////////////」
エイリーク 「レテさん、これにはワケがあるんです・・・(知り合いに会う度に説明しなければいけないのですか・・・)」
【赫赫然然】
レテ    「なんだと・・・それでコレか・・・」
アイク   「コレは本当に耳か?普通目の横に耳はあるモノだが・・・それに形も・・・」
レテ    「ええい!み、耳に触るな!/////////」
アイク   「・・・むぅ・・・」
175LOST MAN:2009/08/05(水) 14:54:09 ID:nQ3UdhMW
ロイ    「アイク兄さんの記憶を取り戻す為に協力してくれませんか?」
レテ    「もちろん。い、いつまでも耳や尻尾を触られては敵わんからな////////」
アイク   「む・・・もっと触っていたいが・・・」
レテ    「・・・///////」
ロイ    「(ボソッ)以外とこのままの方が恋愛成就しそうじゃない?」
エイリーク 「(ボソッ)そうは言いましても、やはり本心からの付き合いでなければ・・・」
ロイ    「(ボソッ)やっぱりダメか・・・」
レテ    「と、とにかく、ガリアを案内しよう着いて来てくれ」
アイク   「すまんな」
レテ    「き、気にするな、仲間だろう。とりあえず、今は目の前のカイネギス邸を紹介しておこう」
アイク   「? 勝手に入って良いのか?」
レテ    「安心しろ、ここは私の家でもある」
アイク   「ほぉ、凄いな」
レテ    「そ、そうか?///」
ロイ    (二人一緒だとレテさんも普通の女の子だよなぁ・・・)
レテ    「では行くぞ」
 
レテはアイクの腕を掴み、引っ張った。
それにつられてアイクも足を進める。
と、そこに水色の髪をした男性が走ってきた。
 
ライ    「おーい、レテ、何をやって・・・お邪魔しました」
 
ライはアイクの腕を握るレテを見て笑みを零した。
と、同時に踵を返した為、その笑みは一瞬しか見れなかった。
が、レテはそれを見逃さなかった。
 
レテ    「待てライ!なんだその意味ありげな笑みはァ!?」
ライ    「!? ちょ!話せば分かる・・・ギャァァァァァ!?」
 
〜数分後〜
 
ライ    「なるほどね・・・記憶喪失だから手始めにカイネギス邸を案内しようとしていたって?」
レテ    「そうだ」
ライ    「なぁんだ、つまんね〜の。てっきり進展したのかと思ったぜ」
レテ    「う、うるさい!」
アイク   「何が進展したんだ?」
ライ    「ああ、お前とコイツの」「ライィィィィィィィ!!」
ぐわしっ
ズルズルズルズルズル
ライ    「えだだだだだだ!?み、耳を引っ張るな!お前知らねぇのか!?耳は体の中でも一番取れやすいんだぞ!?」
レテ    「好都合だ!」
ライ    「ええ!?ま、やめ・・・ノォオオオオオオオオオオオ!!?」
176LOST MAN:2009/08/05(水) 14:55:08 ID:nQ3UdhMW
〜数分後〜
レテ    「さぁ、行こう」
アイク   「・・・大丈夫か?」
ライ    「息はあるぜ・・・虫の息だけどな・・・」
ロイ    「自分で言いますか」
エイリーク 「いろんな所から血が出てますよ?口からとか耳の穴からとか・・・」
ライ    「気にすんな、どうって事ねぇよ」
レテ    「ほう、『どうって事ねぇよ』か・・・ならば今度は」「心身共に堪えましたァァァ!!」
アイク   (必死だな・・・)
〜1時間後〜
レテ    「・・・どうだ?一通りガリアを紹介したが・・・」
アイク   「・・・すまん、やはり思い出せん」
レテ    「そうか・・・それは残念だ・・・」
ライ    「ん〜・・・アイクが思い出しそうな所はもうねぇな・・・」
アイク   「二人とも、すまない・・・」
レテ    「気にするな」
エイリーク 「ふうっ・・・疲れましたね」
ロイ    「さすがはラグズの人達とアイク兄さん・・・全然平気そうだよ・・・」
レテ    「しかし・・・もう案内するような場所も無い・・・」
ライ    「そうだな。しっかし、アイクとレテが始めて会った場所に来てみても思い出せなかった時のレテの顔は写メで取りたかったな」
レテ    つ【破砕】
ライ    「アーッ!」
レテ    「・・・すまん、アイク・・・私達では役不足のようだ」
アイク   「そんな事は無い。あんた達は、俺なんかの為に一緒に歩いて周って説明してくれた。特に、レテには感謝している」
レテ    「(ボソッ)・・・私も、嬉しかったぞ・・・」
アイク   「ん?」
レテ    「な、なんでもない!」
ライ    「素直じゃねぇな・・・だから進歩しないんだよ」
エイリーク 「でも、二人の会話を聞いてると和みます」
ライ    「そうかぁ?」
ロイ    「でもなんかじれったい感はあるかも」
エイリーク (あなたが言いますか)
ライ    「だろ?後一歩だと思うんだけどな・・・ん?」
漆黒の騎士 「む?貴殿等は・・・」
ロイ    「あ、漆黒さん」
エイリーク 「何故ここに?」
漆黒の騎士 「貴殿等こそ・・・」
アイク   「・・・なんだ、この黒い騎士は・・・」
漆黒の騎士 「む、黒い騎士ではない、漆黒の騎士だ」
エイリーク 「大して変わらない気もしますが」
漆黒の騎士 「アイクよ、今日は随分と雰囲気が違うが・・・どうしたのだ?」
アイク   「なんだ、俺の知人か?」
ライ    「・・・まぁ、好敵手だな」
漆黒の騎士 「? どう言う事だ? 猫族の者よ、経緯を教えて欲しい」
ライ    「ああ、【赫赫然然】なんだ」
177LOST MAN:2009/08/05(水) 14:56:14 ID:nQ3UdhMW
漆黒の騎士 「なるほど・・・それで私を黒い騎士と」
ライ    「あ、そうだ。アイクの記憶を戻す為に手合わせしちゃくれねぇかな?」
レテ    「記憶を取り戻す為に、頼む」
漆黒の騎士 「任せるがいい」
アイク   「よろしく頼む」
ライ    「さて、と、俺等は巻きこまれない内に後退だ」
ロイ    「後退?」
レテ    「当たり前だろう?アイクと漆黒の騎士程の両雄がぶつかればドバッチリを食らうのは当然だ」
エイリーク 「あ、そうですね」
漆黒の騎士 「行くぞ、アイク」
アイク   「む?あ、ああ・・・」
ロイ    「・・・あ!」
ライ    「どうした?」
レテ    「何かあったのか?」
ロイ    「アイク兄さん、剣術を使えなくなってたの忘れてた」
ライ・レテ 「「は?」」
バガァン!
アイク   「ぐああああああ!?」
エイリーク 「兄上!」
漆黒の騎士 「その程度か?」
アイク   「くっ・・・うおおおおおおおおお!!」
漆黒の騎士 「甘い!」
ギィン!
アイク   「ぐくっ・・・おおおお!!」
ギィン!ガガッ!ギャリン!
ライ    「なんだ、剣術使えるんじゃん」
ロイ    「おかしいなぁ・・・エリウッド兄さんの話しだとワユさんに負けたって・・・」
レテ    「!? ワユにか!?」
エイリーク 「やはり、漆黒の騎士さんとは兄弟子であり好敵手であり師匠であるんですね」
ロイ    「・・・どんどんアイク兄さんの動きのキレが良くなってくるよ」
エイリーク 「どうやら、頭が体の動きに合ってきたのですね」
ロイ    (普通は逆だよなぁ・・・)
ライ    「・・・まぁ、結果オーライ?」
アイク   「せい!」
ブンッ
漆黒の騎士 「!」
 
アイクはラグネルを上空へ放り投げた。
178LOST MAN:2009/08/05(水) 14:56:56 ID:nQ3UdhMW
レテ    「! 出るぞ!」
ライ    「“天空”だ!」
エイリーク 「・・・いえ、ダメです」
スカッ
アイク   「!?」
漆黒の騎士 (アイクが天空を失敗した・・・チャンス!)
ガッ
アイク   「!?」
 
漆黒の騎士はアイクの胸倉と腕を掴んだ。
 
漆黒の騎士 「むん!」
アイク   「うお!?」
ギュンッ
ライ    「へ?」
エイリーク 「え?」
ドバン!!
ライ    「ぎゃふ!?」
エイリーク 「ぅあ!?」
 
離れて見ていたはずの二人だが、投げ飛ばされたアイクの踵がエイリークに、肘がライに激突した。
しかも頭に。
 
漆黒の騎士 「む!?しまった!」
ロイ    「大丈夫二人とも!?」
レテ    「ライ!エイリーク殿!」
ライ    「うっ・・・」
エイリーク 「・・・ううっ・・・」
ロイ    「ねぇ大丈夫!?」
ライ・エイ 「「・・・ここはどこ?」じゃい?」
レテ・ロイ ( ゚Д゚)
 
 
TO BE CONTINUED
179LOST MAN:2009/08/05(水) 15:04:20 ID:nQ3UdhMW
>>169
辻褄を合わせるべきなら義兄弟設定の方がいいな・・・。
確かに、皆本当の兄弟で暮らしてるのにそれが義兄弟ってのも悲しいし・・・。
180助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 16:58:38 ID:lEymYBZo
記憶飛び易過ぎだろ、コイツラww
先が気になる展開ですね、GJ!

あと細かいけど猫族の奥義は『砕破』なんだぜ、一応ね
伝わるけども
181助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 17:07:18 ID:HgQZJ0NY
>>171
投下乙。もしかしてどんどん記憶喪失が増えていくのかこれw

で、何か兄弟が義理か否か揉めているみたいだが
ネタにマジレスしているような議論にしか見えないぞこれ。
つか気に入らん設定はスルーすりゃいいだけだろ。
182助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 17:17:34 ID:FskiV20+
揉めてる?
183助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 17:27:09 ID:HgQZJ0NY
ああ、別に揉めてはいないかw
何にせよ書き手次第じゃね?書き手が義理の方面で書いて食いつけば義理になるだろうし。
自分もたまにネタ書いてるが、実兄弟の方向で書いてるつもり。
ミカヤの年齢もシグルドより一つ年上ぐらいの設定で書いてるが、ネタに走れば(ダキュンダキュン)歳で書いてるよ。
184助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 18:52:18 ID:v6A1zrfF
これだけ年頃の男がゴロゴロしている家はさぞかし栗の花臭いんだろうな
185助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 18:53:54 ID:ePbVTWnY
神は最初にミカヤを作り上げた・・・その後シグルド〜ロイを作り上げた
こうすると不思議じゃない!ふしぎ!
186助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 20:31:55 ID:cvr5YEkK
ミカヤは言った。

「光 あれ」

すると光が生まれた。
187助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 21:09:58 ID:xgR47foS
GJ!
>>173
サザァにしか見えないw
登場するのかと思ったw
188sage:2009/08/05(水) 21:37:56 ID:K2mFY2xc
>>171
だめだこいつら早く何とかしないとww

>>186
ちょww

自分も兄弟家誕生の謎を某ゲームの創世の記のコピペでやってみた。

最初に『神』があった。
『神』は長い、長い時の狭間に生きていた。

『神』はあまりに長いあいだ
ユンヌの悪ふざけで苦しんだため、
ついに『なみだ』をおとした。

『なみだ』から二人の夫婦が生まれた。
『父』と『母』である。

『父』は全てを切りさくことができると言い
『母』はいかなるものにも傷つけられないと答えた。
  
そして二人は戦うこととなった。
その後色々あって
結婚式は七日七晩続いた。

『父』は『母』を養い、
『母』は『父』を助けた。
『父』のはたらきが世界を開き空となった。
『母』の助けが空間を満たし大地となった。
二人はやがてミカヤを産んだ。

そして『父』と『母』が
大切にしていた14の宝が『主人公家の兄弟』となり、
世界が動きはじめたのである。

189助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 22:01:06 ID:w28kV06B
>>171-178
まさか記憶喪失が増えていく展開とはw
それにしてもヘクトルきめぇw
続き楽しみにしてるぜ、GJ!

自分は実兄弟の設定のほうが好きだなぁ
まぁ義兄弟のほうが辻褄は合うけどw
結局は人それぞれだろうなぁ
190助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 22:06:40 ID:+RMX7HK1
>>188
なんという14の真なるFE主人公の紋章w
結婚式盛大すぎわろた

実兄弟だろうが義兄弟だろうがうまくネタにできればどっちだっていいじゃない
実兄弟に義兄弟が混じってるなんて設定もドラマチックでいいと思うぜあんちゃあああん
191助けて!名無しさん!:2009/08/05(水) 23:07:54 ID:NYEjCzNL
>>171-178
どうなるんだー!続きが気になってしょうがねぇ!GJ!

>>188
もはや神話のレベルかw

>>157
あなたのおかげで書きたくなってしまったじゃないか!
俺エフラー派なんだけどね…でもこれはこれで!

というわけで投下します、百合要素あるんで嫌いな人はスルーして下さい
192ラトナ様がみてる:2009/08/05(水) 23:09:37 ID:NYEjCzNL


「ごきげんよう」
「ごきげんよう」
さわやかな朝の挨拶が。澄みきった青空にこだまする。
ラトナ様のお庭に集う乙女たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、背の高い門をくぐり抜けていく。
汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
スカートのプリーツは乱さないように、白いペガサスの羽は落とさないように、
ゆっくりと進むのがここでのたしなみ。
もちろん、遅刻ギリギリでリワープするなどといった、はしたない生徒など存在していようはずもない。
私立ルネス女学院。
紋章暦三十四年創立のこの学園は、もとは貴族の令嬢のためにつくられたという、
伝統あるロストン系お嬢様学校である。
紋章町下。マギ・ヴァルの面影を未だに残している緑の多いこの地区で、
神に見守られ、幼稚舎から大学までの一貫教育が受けられる乙女の園。
時代は移り変わり、元号がテーベから三回も改まったグラン暦の今日でさえ、十八年通い続ければ
星のオーブ育ちの純粋培養お嬢様が輸送隊で出荷される、という仕組みが未だ残っている貴重な学院である。
193ラトナ様がみてる:2009/08/05(水) 23:10:34 ID:NYEjCzNL


ラーチェル「エイリーク、今度の次期生徒会長選挙の件はどうしますの?」
エイリーク「ええと…やはり私は部活の方に集中したいので…」
ターナ「もったいないなー、エイリーク下級生に人気あるのに」
ラーチェル「ふふふ…ならばここは正義の美王女!このわたくしの出番ですわ!
      ルネス女学園に正義のなんたるかを徹底してさしあげますわ!」
ターナ(また、はじまったよ…)

ルネス女学園生徒会は副会長や書記を置かず、3名の生徒会長の合議制で成り立っている。
その3名は敬意と尊敬を込めて己の得意武器の称号をうけて呼ばれる。
現在の3会長はリノアン、シレーネ、アテナ。
従ってロサ・リザイア、ロサ・ヴィドフニル、ロサ・メリクルと呼ばれる。

ラーチェル「ああ…来年にはわたくしがロサ・イーヴァルディと呼ばれる事になりますのね…
      なんて美しい響き」
エイリーク「ええ、応援していますよラーチェル」
ターナ「エイリークがロサ・ジークリンデになるのも興味あるけどねー」

そんな3人を遠巻きに見ている下級生達。
マリーシア「きゃあ!見て見て!上級生のお姉さま方よ!」
マリア「きれいだよねー、ため息でちゃう…」
ティナ「今年の選挙に出馬するのかなー、モチ投票しちゃう!」
194ラトナ様がみてる:2009/08/05(水) 23:11:37 ID:NYEjCzNL


その時校内放送が鳴り響いた。
ヴァネッサ『緊急放送!変態集団ベルクローゼンが現れました!生徒の皆さんは校舎内に退避!
      武器を扱える生徒は装備を忘れないように!』
エイリーク「……はぁこりない人たちですね」
ターナ「でもここは仮面の騎士の出番ね!」
ラーチェル「お待ちなさい!今日はエイリークが出るまでもありませんわ!」
ターナ「ラーチェル?」
ラーチェル「生徒を守るのは生徒会長の責務!ここはこのラーチェルにお任せなさい!」

〜校庭〜
ゲブ「ぶふふふふふぅ、今日こそこの学院を俺達のモノにするのだぁ」
レイドリック「ぐふふ、よだれがでるのぅ黒髪ハァハァ」
ブラムセル「ほっほっほ、この危ない踊り子衣装を着せてやるぞぉ!」

ベルクローゼンのたわ言に校舎の窓から大ブーイングだ。
女生徒A「しつこいわよ!変態ども!」
女生徒B「そーだー死んじゃえー」
アメリア「また仮面の騎士様にやられにきたのね!」
女生徒C「喪男ー、その年まで年齢=彼女いない暦、プギャー!」
その時リノアンが前に進みでた。
リノアン「みなさん、はしたないですよ」
女生徒A「あっロサ・リザイア!」

校庭にでたリノアンは3人の変態と対峙する。
リノアン「どのようなご用件か存じませんが、本校は部外者の無断立ち入りをお断りしています。
     お引取り下さい」
ゲブ「ぶふふぅ、まずはお前が俺たちのものになるのだぁ」
195ラトナ様がみてる:2009/08/05(水) 23:12:24 ID:NYEjCzNL


リノアン「聞く耳持たないようですね…ならば!」
シレーネ「腕づくでお引取り願いましょう!」
アテナ「おまえたち・臭い」

女生徒A「きゃあ!3会長のお姉さまがたよ!」
女生徒B「そろってお姿を見られるなんて…」

巨大なルネス学園の生徒を統括する3会長は極めて多忙であり、広い校舎内の各所で仕事をしている。
そのため変態が来た時にはどうしても駆けつけるまでに時間がかかり、
彼らの撃破は仮面の騎士の仕事になっていたが、今日はちょうど3人とも校庭付近に居合わせたようだ。

レイドリック「おのれちょこざいな!いでいダークマージ軍団!」
ダークマージ達「イー!」
手下を呼ぶ変態たち。だがダークマージ軍団など3会長の敵ではない。
あっというまに全滅させられる。

女生徒A「きゃーステキー!」
アテナ「心配するな・アテナ・みんな守る」
女生徒B「きゃああ!守ってくださーい!」
もはや手を振って声援に応える余裕っぷりだ。そしてそれを木の上からみる少女が一人。

ラーチェル「ぐぬぬぅ…せっかくわたくしが高いところから颯爽と登場しようとしましたのに!
      完全に出遅れましたわ!」
ターナ「ラーチェル…今から出て行ってもピエロだよね…でもあの分なら仮面の騎士の出番はないかな」
エイリーク「何事もなければそれが一番です」
196ラトナ様がみてる:2009/08/05(水) 23:13:07 ID:NYEjCzNL


シレーネ「さあ、手下達は片付けたわよ、次はあなたたちがやる?」
アテナ「メリクルの錆・なりたいか」
リノアン「無様に逃げたほうがよろしいんじゃなくて?」

ゲブ「ぶふふふふぅこんなこともあろうかと、ちゃんと用意をしてきたのだぁ」
レイドリック「優秀さんを騙してつくらせた新兵器、スタンボム!」
レイドリックが地面に改造したフレイボムを叩きつける。
たちまち破裂したそれは、特殊な魔力を発して3会長を襲った。
リノアン「なっ!?」
シレーネ「か…体が…」
アテナ「これは・麻痺?」
ブラムセル「わっはっは、一回しか使えぬが、アスタルテの全体麻痺と同じ効果があるのだ!」

女生徒A「卑怯よ!」
女生徒B「変態!」
アメリア「ケダモノ!」
女生徒C「ブ男!」
女生徒E「まともじゃ勝負にならないからって!」

ゲブ「ええい!やかましい!これでルネスは俺たちのものだぁ!」
ラーチェル「そうはいきませんわ!」
木の上でポーズをとるラーチェル。
ラーチェル「あなた方の悪行!たとえ天が許してもこの正義の絶世美王女ラーチェルが許しませんわ!
      ラトナ様に代わってお仕置きですわ!とーう!」
木から飛び降りて変態達に突っ込むラーチェル。
ラーチェル(嗚呼…今のわたくし…最高にイカしてますわぁぁぁぁ!)
怯む変態たち。
197ラトナ様がみてる:2009/08/05(水) 23:13:57 ID:NYEjCzNL


レイドリック「ど、どうする?なんか強そうだぞ!」
ブラムセル「ええい、後少しでルネス女学院が、女生徒たちが手に入るというのに…」
グブ「ぬぅ…」
ラーチェル「さあ、正義の鉄槌のお時間ですわ!」
リライブの杖で杖ポコをかますラーチェル。
レイドリック「…なんじゃそりゃ?」
ラーチェル「…あら?………しまったですわぁ!!!わたくしとしたことが魔道書を忘れてくるなんてぇぇぇ!」
ゲブ「ぐふふぅ、アホな小娘めぇ、お前から手篭めにしてやるぞぉ」
ラーチェル「きゃあ!けだもの!ヘンタイ!悪魔!ど、どさくさにまぎれて
      わたくしを襲おうなんて許しませんわ!」
ゲブ「ぶふふふぅ、そのとおりだぁ!なんとでも言えぇ!」

仮面の騎士「そこまでだ悪党ども!」
ブラムセル「げっ貴様は!」
ラーチェル「エイ…もとい仮面の騎士様!?」
レイドリック「いかん!このままではいつものパターンでやられてしまう!」
ゲブ「あせるなぁ、俺たちにはこの新兵器が…」
ブラムセル「あれは一つしかないんじゃ…」
レイドリック「ええい、こうなったら力ずくで!」

だが変態たちなど仮面の騎士の敵ではない。華麗なレイピアさばきで校庭に大の字となった。
仮面の騎士「お怪我はありませんか?」
ラーチェル「へ!?…ええ////」
仮面の騎士「よかった…貴女をお守りできたことを私の誇りとします。レディ」
ラーチェル「騎士様…////」

その様子を3会長を介抱しながら眺めるターナ。
ターナ「エイリークったらまた役になりきっちゃってまぁ…にしてもラーチェル、なんで顔赤くしてるのよ…」

続く
198助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 02:39:47 ID:Vjz6QCeK
キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  )━( ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!!!
原作をリアルタイムでプレイしてた頃から、
ラーチェル様のエイリークの気遣いっぷりとかロストンでエイリークを慰める下りとか支援会話とか
まさに百合っていうかエイリークの嫁(?)候補の素質があると思ってたんだ!
しかもこのスレでは仮面の騎士だなんてうってつけの設定もあるしで、ずっとこういう話を待ってたわけで・・・!
あなたがエフラー派である事なんて関係なく(というかエフラーも同じくらい好きだしw)、とにかく書いてくれた事が有難いです!
続きを楽しみにしてます!
199助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 11:27:49 ID:t62wndmJ
>>171-178
この展開、さぞかしメダリオンの中の人が喜びそうなカヲスw
200助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 14:18:51 ID:joFdXHcM
>>199
ユンヌはメダリオンそのものに成り果てたのか・・・
201助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 17:14:43 ID:Lov4qctg
>>192-197
仮面の騎士ネタ久しぶり!
何気にアテナがルネス学園の生徒である事に喜んだw
GJ!


…今日昼寝してたら、このスレのセリスに誘惑される夢を見てしまった
な、何を言ってるのか(以下略ry
夢ってその人の無意識の欲求を表すモノだからさ…これってつまり………アッー!
202助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 17:35:31 ID:bVfN356c
今ユリアとラナがすごい勢いで>>201の方に走っていくのが見えたんだけど
203助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 18:39:35 ID:nNVz4gBD
>>201
新兵器スタンボム置きつつ逃げてー!
204助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 19:58:00 ID:5rYIH0i9
>>192-197
ヘザーさんがアップを始めたようです
205助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 20:36:56 ID:WelkFaJo
アルム「スタンボムなんてゲームに実在したらきっと使えるアイテムなんだろうねセリカ。」
セリカ「そうよね、アルム。」
ウフフ、アハハ
シグルド「KINSHINは許さんないんよ」つティルフィング☆100
アルム&セリカ「甘い!!」
ボカーン!!コノヒトデナシー!
セリカ「私達のまわりに仕掛けておいたわ」
アルム「リーフもとばっちり受けたみたいだけど、細かいことは気にしない!後は…」
アルム&セリカ「愛のチカラ……見 せ て あ げ る」つファルシオン&ライナロック
シグルド「おのれェェェ!!」
206助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 20:43:02 ID:WelkFaJo
>>205を書いた者だが反省している。
ルネス女学院のネタ、すごく…GJです……触発されたよ…
207助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 21:30:32 ID:PbgseJxX
…兄弟家の両親の疑惑だけどさ…
『ミカヤを産んだ後何らかの理由で自分達を封印(※覇者の剣のアル&ミリィザみたいな)し、
 20年位前になって封印が解除されてそこからシグルド〜ロイまで産むが、
 長い封印生活が突然悪影響を及ぼし二人とも亡くなる』なら違和感があまり無いかもしれない…
208助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 22:21:53 ID:1GZnL/Y3
あと2日…楽しみだ…
209助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 22:36:11 ID:88Cz/FeD
そろそろ今年もあの日がやってくるんだな
210助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 22:45:26 ID:Ci6mwESY
何の日だっけと思ったが、そうか、あの日か…
211助けて!名無しさん!:2009/08/06(木) 22:54:27 ID:rso4eoP4
あぁ、あの日か。どんなHAPPYな日になることやらw
212ラトナ様がみてる:2009/08/07(金) 01:00:25 ID:giRPp5VT
>>206
あなたのネタが楽しみさ!まってるよ!

というわけで続き投下します
213ラトナ様がみてる:2009/08/07(金) 01:02:19 ID:giRPp5VT


〜ロストン家〜

ラーチェル「ムキー!なんなんですのこの感じはぁー!」
レナック「今度はなんすかもう、さわがしいなぁ」
ラーチェル「だまらっしゃい!」
レナック「はぁ…」
ドズラ「ガハハ!」

ラーチェルは苛立っていた。この間の騒ぎからどうも胸の奥が悶々する。
これはエフラムを思うと感じた感覚と一緒だ。
ラーチェル「ま…まさか、わたくしエイリークの事が…でも!エフラムの事もあるし、これでは二股に!」
レナック「別にエフラムさんとはつきあってるわけじゃないんでしょーが、問題ないんじゃねっすか、
     それはそうとそろそろ転職したいんすけど」
ラーチェル「乙女の独り言を聞くんじゃありませんわ!」
つ イーヴァルディ
レナック「はべら!」
ドズラ「ガハハ!」

明朗快活なラーチェルも色々悩みを抱えているようだ。
214ラトナ様がみてる:2009/08/07(金) 01:03:45 ID:giRPp5VT


〜ルネス女学院生徒会室〜

3会長がお茶を飲んでいる。ふとリノアンが口を開いた。
リノアン「ねぇ…次期生徒会長選挙、どうなると思う?」
シレーネ「エイリークは出ないようだし…今のところ選挙にエントリーしてるのはラーチェルだけね」
アテナ「そレ・困る・会長3人」
ルネスの会長は3人。副会長や書記は置かず、対等の立場で役割を分担する。

リノアン「まあ、まだ受付の締め切りまでには期間があるわ」
アテナ「骨のアる・ヤツ・来るとイい・そういえば・たーな・出ナいのカ?」
シレーネ「そのつもりはないようね。まあ、生徒会長の重責を思えば無理に出ろとは言えないわ。
     彼女なら立派に務まると思うのだけど」
ターナのフレリア家にシレーネは仕えている。しかし学院では先輩と後輩だ。
2人は家と学院で立場をキチンと切り替えている。
シレーネ「もっとも得意武器が細身の槍じゃねぇ…ロサ・細身の槍なんて格好よくないわ」
もしそうなったら自分のヴィドフニルを譲るつもりでいるが…

やはり3人とも、自分達の卒業後、生徒会を率いる者が気になってしょうがないようだ。
215ラトナ様がみてる:2009/08/07(金) 01:04:41 ID:giRPp5VT


〜エイリーク達の教室〜

エイリーク「…はぁ」
ターナ「どしたのエイリーク?」
エイリーク「いえ、ちょっと…」
エイリークの表情を見て大体何があったか悟る。

ターナ「部の後輩達から選挙に出てほしいって言われたんでしょ?」
エイリーク「どうしてわかったんですか?」
ターナ「伊達に親友やってないわよ。私も天馬部の後輩達に同じ事言われたもん」
エイリーク「みんなが期待してくれることは嬉しいんですけどね…」
ターナ「でもさ…3会長といえば、全校生徒憧れのお姉さまたちだよ?…来年そんな風に振舞えるかというと
    やっぱ考えちゃうよね…」

だが、ターナが選挙に出馬を渋る理由とエイリークのそれとは違った。
エイリーク(3会長の皆さんは巨乳ばかり…私が生徒会長になったりしたら、ルネスの歴史上
      もっとも貧乳の会長として名を残す事に…orz)
目の前で揺れるターナの巨乳を嫉妬の視線で眺めるエイリーク。

そこにラーチェルが駆け込んできた!
ラーチェル「エイリーク!ターナ!選挙に出ますわよ!」
エイリーク「だから私は選挙に出る気は…」
ターナ「私もその気はないよ」
ラーチェル「そう言うと思ってエントリーしてきましたわ!」
エイリーク「な、なんですってー!」
ターナ「んな勝手な…」
ラーチェル「次代のルネスを担う3人は、わたくし達以外にありえませんわ!」
216ラトナ様がみてる:2009/08/07(金) 01:06:17 ID:giRPp5VT
10

ラーチェルの脳内ではこんな妄想が垂れ流されていた。

ポワポワ…

エイリーク(ラーチェル…今期の生徒会の予算案ですけど…)
ラーチェル(書類を見せて下さる?)
エイリークから書類を受け取ろうとした時、二人の指が触れる。

ラーチェル&エイリーク(あ…)

見つめ合う2人。窓から指す夕日と静寂が2人を包む…
やがて二人の唇はそっと触れ合い…

ラーチェル(ああ!なんて美しいのでしょう!)

ちなみにターナまで勝手にエントリーしたのは単なる数合わせである。
3会長なんだし。

ラーチェル(同じ部屋で仕事をする2人の新密度が高まるのは必然!
      それにエイリークかエフラムか迷うなど、よく考えれば愚かしい事でしたわ!
      わたくしとエイリーク、エフラムとターナが結ばれればみんな幸せ!
      失恋に泣く者もいないのですわ!)
ヒーニアス(待て待て待てぃ!誰か忘れているぞ!)
ラーチェル(まあ!人の妄想に勝手に出てくるんじゃありませんわ!
      振られ男同士、ゼト先生やサレフ先生とおホモだちにでもなってしまいなさい!)
ヒーニアス(アー!タスケテエイリーク!)
自分の妄想世界から容赦なくヒーニアスを消し去るラーチェル。

???「…ェル!ラーチェル!」
ラーチェル「はっ!?」
ターナ「はっじゃないわよもう!私まで勝手にエントリーしちゃって!」
ラーチェル「ですが、2人とも部の後輩達の期待に応えるべきじゃなくて?」
エイリーク「それはそうかもしれませんが…少し考えさせて下さい…」
ターナ「もう!エイリークまで!」

結局その日は決断できないまま、家路につく事になった。
217ラトナ様がみてる:2009/08/07(金) 01:07:17 ID:giRPp5VT
11

〜ラトナ様のお庭〜

ルネス女学院の正門から入ってしばらく並木道を進むと、柵に囲まれた小さな庭があり、
そこにラトナ様の像がある。
ルネスの女生徒達は登下校時にこの像の前に足を止め、短く祈りを捧げるのがたしなみだ。
もっともそろそろ遅い時間、下校中の生徒もまばらになってきている。

アメリア「いっけな〜〜い!遅くなっちゃった!バスに遅れちゃうよ〜!」
アメリアが早歩きしてくる。
慌ただしく走っている姿を上級生のお姉さま方に見られでもしたら、どんなお叱りを受けるかわからない。
正直もどかしいがラトナ様の像の前で祈りを捧げる。小さくポツリとつぶやきながら。
アメリア「バスに間に合いますように、仮面の騎士様にまた会えますように、ムニャムニャ」

その時背後からいきなり声をかけられた。
???「あら熱心ねえ?お祈り?」
アメリア「うひゃああ!?おおおお姉さま!
     走ったりなんてしてません!ラトナ様に些細な事で願掛けなんてしてませぇ〜ん!」
???「あぁ〜ん!お姉さまなんて、たまらないわ!」
熱烈に抱きしめられる。
アメリア「むぎゅ〜!あ、あなたは生徒じゃない?」
ヘザー「そうよ!この学校の新任教師ヘザーよ!よろしくね♪」
アメリア「ちゅ、中等部のアメリアです…っていつまで抱きしめてるんですかぁー!」
じたばたもがくアメリアだが、ヘザーの腕が緩む気配はない。
ヘザー(ふふふ…いきなりこんな可愛い娘に会えるなんて!
    盗賊の情報網を駆使して理事長の弱みを握った甲斐があったわ!)
ルネスに採用が決まったため、前の学校をあっさりと辞め、今日はとりあえず下見に来たのだ。
まさしくこの学院はヘザーにとってパラダイスである。
アメリアは顔中キスマークだらけにされ、必死になって逃げ延びたのだった。
アメリア「うわぁーん!怖かったよぉー!」
ヘザー「あん!照れちゃって可愛い♪」

続く

明日はいよいよあの日か…正座して素晴らしいネタを待とう
218助けて!名無しさん!:2009/08/07(金) 02:03:02 ID:BkgZs26h
>>213-217
GJ
ヘザーさん自重してくれwww
ところで、明日何があるのか教えてくれ。
俺にはなんのことだかサッパリわからないんだ。
219助けて!名無しさん!:2009/08/07(金) 02:21:26 ID:cryb2XBj
俺も分からなかったが保管庫で8月8日を調べたら幸せになった
220助けて!名無しさん!:2009/08/07(金) 04:40:37 ID:BkgZs26h
>219
サンクス
やっと幸せになれた
221助けて!名無しさん!:2009/08/07(金) 08:19:45 ID:Ymez1TDQ
「立秋」に何かあるのかと思ったw

葉っぱは紅葉し始めるのだろうか。
222助けて!名無しさん!:2009/08/07(金) 12:23:05 ID:Vbc5HfJy
茶髪から赤髪になるのか・・・“赤髪のリーフ”・・・かwww
223助けて!名無しさん!:2009/08/07(金) 13:28:18 ID:4Qon5qui
明日は葉っぱ(八月八日)の日かww

>>213-217
ルネス学園の皆逃げて超逃げてー!GJ!
…それよりもアメリアはレズ魔王へザーさん知らないのかYO!
そしてエイリーク、そんなスモールな事で悩むんじゃない!スモールなのは胸だけで(ザシュッ
224助けて!名無しさん!:2009/08/07(金) 13:44:20 ID:T/GLMiN2
そういえば明日だったなリーフ・デイは
職人さんのネタ楽しみだなあ


・・・まあネタの分だけリーフがコノヒトデナシな目に遭うんだろうけどなw
225助けて!名無しさん!:2009/08/08(土) 06:24:17 ID:gPnijSjK
さて、今日一日はwktkが止まらない!
226助けて!名無しさん!:2009/08/08(土) 07:15:45 ID:/s+h58QW
葉っぱの日だYATTA!YATTA!
227助けて!名無しさん!:2009/08/08(土) 10:39:16 ID:jnhbPxsk
過度の期待は職人を恐怖にさせる元だぜ、ほどほどにな
228助けて!名無しさん!:2009/08/08(土) 14:53:40 ID:sJS24DXt
基本的に、何すればいい日なんだ?
229助けて!名無しさん!:2009/08/08(土) 15:18:26 ID:iwoeEZsP
全裸に葉っぱ一枚で正座してwktkしながら職人の葉っぱネタを待つ
230K柳:2009/08/08(土) 21:51:57 ID:M0i0EBZ8
リーフネタで満足させてくれよォォォ!!
231助けて!名無しさん!:2009/08/08(土) 22:50:48 ID:F8oNechF
来ないな……ひょっとしてもうここにはいないんだろうか、あの職人さん。
232助けて!名無しさん!:2009/08/08(土) 23:24:05 ID:il6DNCrP
ナンナ「リーフ様!お約束のあの日です!」
サラ「リーフの…見たい」
リーフ「ちょ…!やめて服脱がさないで!」
ミランダ「ええい!おとなしくなさい!」
ティニー「ハァハァ…この葉っぱを股間に張って…」

リーフ「イィヤッハァァー!葉っぱだ葉っぱだ!YATTA!YATTA!」
四人娘「はじまったぁー!YATTA!YATTA!」
ユンヌ「カオスの力だYATTA!YATTA!」

イドゥン「YATTA!YATTA!」
ユリウス「ぶっはー!脱ぐな姉さん!外に出るな!」
リーフ「イドゥンさんだ!YATTA!YATTA!」

バアトル「YATTA!YATTA!」
フィル「きゃああ!?父上!」
ホークアイ「YATTA!YATTA!」
ダグダ「YATTA!YATTA!」
ラルゴ「YATTA!YATTA!」
エリンシア「ブバァァァァァ!YATTA!YATTA!」
リーフ「ガチムチ汗だく!YATTA!YATTA!」

ヘクトル「YATTA!YATTA!メタボがなんだ!笑わば笑え!」
リン「見苦しいわね!かくしなさい!」
フロリーナ「リン〜見えないよ〜」
ファリナ「ええい!見苦しい!…YATTA」
リーフ「メタボだっていいじゃないか!YATTA!YATTA!」

フォデス「YATTA!YATTA!」
ドーマ「YATTA!YATTA!」
アスタルテ「YATTA!YATTA!」
ナギ「YATTA!YATTA!」
リーフ「今日はお祭り神様だ!YATTA!YATTA!」

レイドリック「YATTA!YATTA!」
ゲブ「YATTA!YATTA!」
ブラムセル「YATTA!YATTA!」
リーフ「変態だってHAPPYだ!YATTA!YATTA!」


スカサハ「YATTA!YATTA!」
アーダン「YATTA!YATTA!」
ビラク「うほっYATTA!YATTA!」
リオン「YATTA!YATTA!」
エディ「YATTA!YATTA!」
ソフィーヤ「YATTA!YATTA!」
ゲイル「YATTA!YATTA!」
マリカ「YATTA!YATTA!」
ローズ「YATTA!YATTA!」
マギー「YATTA!YATTA!」

リーフ「YATTA!YATTA!今日は葉っぱの日だ!みんな踊ろうYATTA!YATTA!」

この幸せを世界に…
233助けて!名無しさん!:2009/08/08(土) 23:49:14 ID:1cA8R9QU
YATTA!YATTA!


  
234助けて!名無しさん!:2009/08/09(日) 03:58:14 ID:AKdt23n4
YATTA!は世界を平和にする合言葉
235助けて!名無しさん!:2009/08/09(日) 09:28:51 ID:g4+kHwcl
カオス過ぎてYATTA!
ルーテ 「葉っぱの日ネタでアシスタント休業、葉っぱ一枚で過ごして下さい」


ノール 「葉っぱをオジギソウにして触られるとチラ見しちゃう、YATTA!」
アスレイ「下もテンパなんです、YATTA!」
フォルデ「鍛えぬかれた肉体美で道行くオンナを狙い撃つんだな、これが、YATTA!」

ルーテ 「…私はしませんけどね、優秀ですから。それに今日はもう9日ですし」

「「「はめられた!!!!!」」」
236YATTA!〜2009〜:2009/08/09(日) 09:29:37 ID:/yD/ZGP/
マルス「はぁー‥‥」
ヘクトル「マジありえねぇ暑さだな、連日気温が37度だとぉ?」
エフラム「おいエリウッド、そろそろクーラーの購入も検討してみないか?この暑さは流石に辛い上にミルラたちが遊びに来た際に‥」
エリウッド「駄目です!只でさえ財政難に苦しむ我が家の預金通帳に更に負担を掛けるつもりですか!兄さん、一家の大黒柱としてビシッと決めてやって下さいビシッと!」
シグルド「うぅ‥‥ディアドラ、どうしてなんだ!」
アルム「兄さんまたフラれちゃったみたいだね。ディアドラさんはアルヴィスさんとデートなんだって」
セリス「ねぇ、ところで姉さん達はどこに行ったの?」
マルス「あぁ、女性陣なら大型デパート巡りに出掛けたよ」
アイク「なんか食いに行ったのか?残念だな、だったら俺も行きたかったな」
ロイ「兄さんそうじゃなくて。姉さん達は服か何か買いに行ったんでしょう。」
ヘクトル「服ぅ!?ったくンなもん家中探せばいくらあるっつーのにオンナってのはよく分からんな」
ロイ「女心の分からないピザはその内リリーナに嫌われちゃえ‥‥‥ふんっ」
ヘクトル「おっ‥‥!ロイてめ、兄貴に付け上がろうってのかおい!」
エフラム「全くだなピザトル」
ヘクトル「ょぅιょにしか興味のないてめぇに女心が分からないとは言われたくねぇよロリラム!」
マルス「ああもう、只でさえ暑いのに脳筋二人が罵声吐きながら取っ組み合いの喧嘩なんかしないでよ見てるだけで暑苦しい‥‥。ところでアイク兄さん、この炎天下だってのに何してんですか?」
アイク「ん?トレーニングの一貫だが‥‥」
エリウッド「トレーニングだからってそんなとこにいたらたちまち熱中症に‥‥嗚呼、見ているだけで目眩が、視界が‥‥!」
ロイ「大変!兄さんほら熱さまシート!!」
セリス「ねえところで1つ聞いていい?」
マルス「何だい?」
セリス「さっきからリーフの姿が見えないんだ。何処にいるか知らない?」
エフラム「俺やヘクトルもこの暑さにへばってるんだ。リーフだったらもうとっくに死んでるな」
マルス「いや待てよ、1人真夏のビーチにてビキニのお姉さんを狙って波間で鼻血を吹き出しながらプカプカ鯨みたく漂っているのかもね」
ロイ「みんな喩えがひどすぎ」
リーフ「YATTA!〜♪」
237YATTA!〜2009〜:2009/08/09(日) 09:36:00 ID:/yD/ZGP/
ロイ「とか言ってたら兄さんがっ!‥‥ってぶはっ、その格好は」
マルス「はいはいムッツリ君落ち着こうか。まず服を着ようか‥‥」
リーフ「みんな!今日は一年に一度の大事な日だってのに何家でゴロゴロしてんだよ!YATTA!YATTA!はい皆さんご一緒に♪一生easy〜」
シグルド「悪いがなリーフ。今兄さんはそれどころ‥‥くぁ‥!身体が勝手に‥‥!」


YATTA〜2009・兄弟家ヴァージョン〜
歌・兄弟家

♪F☆E☆WE ARE ONE☆×2

リーフ「一生easy〜♪だけどもHAPPY〜
うぃあーざわーるどぉ」
マルス「うぃーでぃどぅいとぅ」
アルム「ひゅー」
ヘクトル「ひゅー」
エフラム「ひゅー」
ロイ「ひゅー」
エリウッド「オス!」
シグルド「オス!」
セリス「オス!」
アイク「‥‥♂?」


ビラク「アッーー!」

リーフ「YATTA!YATTA!」
ヘクトル「体重減量♪」
アルム「YATTA!YATTA!」
シグルド「社長就任♪(アルヴィス?プギャーm(^Д^)9)」
リーフ「葉っぱ一枚あればいいー」

皆「生きているからluckyだー♪」

エフラム「YATTA!YATTA!」

エリウッド「正露丸(胃痛に良く効くという意味で)かくじーつ♪」

ロイ「YATTA!YATTA!」

マルス「紋章star☆」
リーフ「やんなるくらい健康だー」
セリス「えーびばりせい!」
皆「YATTA!!」

―――その頃、大型デパートに来ている女性陣


リン「―――くしゅん!」
エリンシア「あらやだリンちゃん。夏風邪?このお店ちょっと冷房が効きすぎてるものね‥‥」
エイリーク「一階の冷房は弱かった気がします。降りましょうか?」
リン「平気よ二人とも。全く、またマルスの馬鹿が私の悪口を誰かに吹き込んで楽しんでんのよ、きっと。それよりねぇセリカ。お気に入りの服もう見つけた?」
セリカ「うん!見て見てこっちの水色のがアルムへのプレゼントなのよ♪でこっちのピンクが私♪」
リン「よりにもよって‥‥」
エイリーク「ペアルック‥‥ですか?」
エリンシア「これは兄様が見たらまたドタバタになりそうですわね♪ふふ」
リン「姉さん、楽しむネタじゃないでしょ‥‥」
ミカヤ「ねぇ‥‥あなたたち‥‥」
238YATTA!〜2009〜:2009/08/09(日) 09:44:13 ID:/yD/ZGP/
エイリーク「ど、どうされたのですか姉上!お顔が真っ青に‥‥」
リン「ちょw姉さん早くリライブリライブ!」
ミカヤ「今日‥‥なんの日だったか‥‥覚えてたかしら‥‥」
リン「あ‥‥!」
エリンシア「マズイ‥‥ですわね‥‥」
エイリーク「兄上があのような格好でミルラたちのお宅に上がったりされたら‥‥‥」
セリカ「アルム〜(泣)」
ミカヤ「みんな、荷物を纏めて!特急列車で帰るわよ!」








エリウッド「家計簿救急〜」
皆「DE☆MO!」
マルス「明日はwonderful♪」
リーフ「いぢわるされてもー
布団入ればグーグーグー」
皆「オッス!オッス!オッス!オッス!」



アレク「アッーー!ダン?」
アーダン「‥‥なんだよその呼び方は」
ノイッシュ「お前ら係長の御自宅の前で覗きをしようとは不届き者どもめ!こっちに来い!」




リーフ「YATTA!YATTA!」
皆「YATTA!YATTA!」




兄弟家は今日も(多分)平和です。
YATTA!YATTA!
239助けて!名無しさん!:2009/08/09(日) 13:19:07 ID:awvBhkxV
>>232
某黒竜王に息の根を止められる前にユリウスに聞こうか、
イドゥンさんのスリーサイz(グシャッ バキッ ゴキッ ボオオォォ!!

デギン  「…邪魔したな、スレを続けてくれ」
240助けて!名無しさん!:2009/08/09(日) 14:11:57 ID:2AwyjZRN
>>232
>>235
>>236-238
葉っぱの日ネタはもう来ないかなーとか思ってたら来てたw
皆さんGJです!

今日も平和だYATTA!YATTA!
241助けて!名無しさん!:2009/08/09(日) 17:51:28 ID:Lb/BOkHs
オルソン「YATTA!!YATTA!!」
242助けて!名無しさん!:2009/08/09(日) 19:33:33 ID:40B2zhIv
モニカ「ANATA!ANATA!」
243助けて!名無しさん!:2009/08/10(月) 00:46:36 ID:/j439Dxa
アカネイア地区
レナ   「マチス兄さん、少しは修道院の手伝いをして下さい」
マチス  「…そうか、分かったよ。どうせ言い訳するなら格好良く言い訳したいもんな。
      だけどさ、俺も修道院で働くようなしっかりした妹を持ったばっかりに苦労するよ。」
レナ   「マチス兄さん…」

ユグドラル地区
フィー  「レヴィンお兄ちゃん、少しは働いたらどうなの?セティお兄ちゃんが可哀想だよ。私だって少しは会社のこと手伝ってるのに」
レヴィン 「私は今も昔も間抜けな吟遊詩人。間違っても社長などと呼ぶな。とセティに伝えておいてくれ。」
フィー  「お兄ちゃんったら!!…もう」

ユグドラル地区トラキア
エダ   「兄上、良い年して『会議など性に合わん』なんて我がままが許されると思うのですか、社長も副社長もお怒りですよ!」
ディーン 「商社マンは外回りでの顧客との契約を基本する。焦りは禁物だぞ、エダ…と言う訳で、俺は外回りに行く」
エダ   「それとこれとは話が別です!今からでも良いですから早く出席して…兄上、ちゃんと私の話を聞いてましたか!?」

エレブ地区
カアラ  「兄者、良い加減髪の毛を切ったらどうなのだ?正直、見ているこっちが鬱陶しい」
カレル  「…この体全てが一つの刃。髪の毛一本とて切り捨てられぬ」
カアラ  「…(髪の毛を)切る!」

マギ・ヴァル地区
ターナ  「お兄様、またエイリークを口説いてきたの?恥ずかしいから止めて欲しいんだけど…
      私の気持ちなんか、全然わかろうともしてくださらないんだわ」
ヒーニアス「そんなことはない。私とてお前の兄だ。お前の気持ちは、誰よりわかっているつもりだ。
      エイリークを一日でも早く『義姉さん』と呼びたいのだろう?」
ターナ  「はぁ…お兄さまったら…」

テリウス地区
マーシャ 「兄さん、今月どうするのよ。また賭け事でお金使ってきたんでしょ」
マカロフ 「なぁ、マーシャ。今月、無事生き延びられるか賭けないか?」
マーシャ 「!!」

いつの時代も変わらない駄目な兄と苦労する妹の図。バレンシア勢は会話自体少ないし思い付かなかった。兄妹なら、クレーベとクレア、リュートとデューテがいるけど…
マチス:やる時はやる
レヴィン:駄目兄(スレ的に)
ディーン:我がままだが、ちゃんと成果は出す
カレル:邪鬼眼
ヒーニアス:やる時はやる(スレ的に)
マカロフ:駄目兄
244助けて!名無しさん!:2009/08/10(月) 07:42:21 ID:IfB6tKm6
クレーベは解放軍のリーダーとかバレンシアの騎士団長とかやってる辺り結構まともっぽい
能力的には嫁には敵わないし妹にも追い抜かれるがな
245助けて!名無しさん!:2009/08/10(月) 11:09:01 ID:pLY2HhIc
どこの世界にも似たような人っているんだね・・・ネタ投下します。
246小ネタ10連発その2:2009/08/10(月) 11:10:19 ID:pLY2HhIc
その1 『西瓜』
アルム   「普段スイカってフルーツと間違えやすいから、品種改良で本物のフルーツにしてみたよ」
リーフ   「マジで!?」
 
 ***
 
その2 『背中』
サナキ   「アイクの背中はお主と言えどやらんぞ!」
リアーネ  「?」
 
 ***
 
その3 『リリーナ・ブート・キャンプ』
リリーナ  「エルファイアー!」
リュシオン 「よし!エルサンダ」ベキッ!
 
ティバーン 「左腕骨折か・・・」
ミカヤ   「腕振り上げただけで!?」
 
 ***
 
その4 『あの食品』
ジョフレ   「ご無沙汰してます、エリンシア様」
エリンシア  「あ、ソフレ・・・あ!」
ジョフレ   「。.゜.。.゜.。.゜.。.゜.。.゜.。.゜.。.゜.。.゜.。.゜.。.゜.。( ノДT).゜.。」
エリンシア  「ソ、ソフレー!あ、違う。ジョフレー!」
 
 ***
 
その5 『奥義その2』
アイク    「また新しい奥義を考えたぞ。名付けて“天空【月光と太陽】”だ」
マルス    「それってただの天空じゃ・・・」
 
 ***
 
その6 『オッドアイ』
ライ     「おや、オッドアイ仲間がいるな。よろしくやろうぜ」
イドゥン   「・・・どうも・・・」
マルス    「で、なんで君は両目とも色が違うカラーコンタクトをつけてるの?」
リーフ    「・・・ダメ?」
247小ネタ10連発その2:2009/08/10(月) 11:12:59 ID:pLY2HhIc
その7 『ゴリラ』
マルス    「アイク兄さ〜ん!どこ〜?・・・あ、いた!」
ドンキーコング「ウホ?」
マルス    「いや〜探しましたよ・・・ってウソウソウソウソウソウソウソ!ウソだから!!ちょっとしたジョークだから!!お願いだからソール・カティはやめて・・・アイヤァァァァァァァァァァア!!?」
 
 ***
 
その8 『泉』
エリウッド  「あ!デュランダルが泉に・・・」
女神     「あなたが落としたのはこのリガルブレイドですか?それともレイピアですか?」
エリウッド  「うわっ出て来た!」
女神     「それともこのデュラン・・・あれ、ちょ、おも・・・このデュランダル・・・いや、これ、ちょ、マジで重い・・・し、沈む!私が沈む!助けて〜!」
ズププ・・・
エリウッド  「僕のデュランダルが・・・」
リーフ    「女神さんも手を離せばいいのに・・・」
マルス    「きっと女神にもプライドがあるんだよ」
 
 ***
 
その9 『就職は』
ネルガル  「行け!モルフ達よ!」
エリウッド 「くっ・・・その最新鋭の生物科学をもっと世界の為になるような事に何故使わない!?ネルガル!」
ネルガル  「この腐った世界の為に働きたくないわ!正直働いたら負けだと思ってる」
ヘクトル  「テメェもニート気質かァァァ!!」
248小ネタ10連発その2:2009/08/10(月) 11:15:55 ID:pLY2HhIc
その10『ダイブ・トゥ・シー』
〜とある海岸〜
マルス    「あ、リーフ、そこの崖からダイブしてよ」
リーフ    「え〜?」
マルス    「いいからいいから。ほら、DVDで撮ってリーフの好きなお姉さん達に見せてあげるから。それが元で『リーフさんカッコイイ』とか『リーフさんイケてる』とか・・・」
リーフ    「よっしゃあ!行って来るぜ!お姉さんが僕を待っているううううううう!!」
ロイ     「うっわ安い!簡単に釣られちゃったよ!」
ズドダダダダダダダダダダダダダダ
ロイ     「って速っ!今までにない加速!」
リーフ    「とうっ!」
 
         ― ○←リーフ
 ○←マルス  ――┏‖┛  ビョイーン
 ‖     ――― /ゝ
 ‖
――――――┓
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249小ネタ10連発その2:2009/08/10(月) 11:18:17 ID:pLY2HhIc
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      │
   ^  │ 〃 〃
 ^    │ 〃
    ^ │ゞ 〃
 ^  ^ │ゞゞ   ザバーン
   ^  │ゞゞゞ            ウホッ、まだかな
 ^    │ゞゞゞゞ       (゜∀゜ )
           
 チクショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
 
ザッパーン
 
マルス   「いや〜、良い仕事しましたな〜」(ο゜∀゜)テカテカ
サラ    「うふふ・・・今のリーフの顔・・・良かった・・・」(ο゜ー゜)ツルツル
ロイ    (お、鬼だ!鬼がいる!!)
250分かる人には分かる小ネタ:2009/08/10(月) 11:21:05 ID:pLY2HhIc
マルス   「覇爪アムルカムトルム・・・」
アルム   「・・・うん?」
 
よく間違えたもんだぜ、俺は。
251助けて!名無しさん!:2009/08/10(月) 18:48:17 ID:ewgLQMBN
>>246-250
リーフワロタwwwww
GJ!

続き投下します
252ラトナ様がみてる:2009/08/10(月) 18:48:59 ID:ewgLQMBN
12

ラーチェルは早速選挙活動を開始した。
当選枠が3つ、立候補者も3人なら信任投票になる。
レナックに徹夜で作らせたポスターを張り出し、クラスメイトや下級生を運動員に引き入れる。
こういう時帰宅部は不利なものだが、破天荒なラーチェルは意外と皆に愛されていた。

一方ターナはもはや開き直った。天馬部の皆のバックアップで選挙に乗り出す。
ターナ「こうなったらやってやるわよ!天馬部ここにありと皆に知らしめてやるわ!」
ヴァネッサ「その意気です!ターナ様!」

エイリークだけが一人些細な事を気にして、いまだ選挙活動に手をつけていなかった。
エイリーク「歴代会長一の貧乳はいやです……とはいえ…部やクラスの皆の期待を思うと、
      エントリーを取り消すのも心苦しいですし…ああ、どうすれば…」
悩み苦しむエイリーク。今日も部活動を終える。
部の後輩たちの期待に輝く視線が痛い。

帰り支度を終え、昇降口に向かうエイリーク。途中で生徒会室の前を通る。
その時生徒会室からアテナが出てきた。
「ム?えいりーくカ?こんな遅くまで熱心だナ」
「あ…ロサ・メリクル…」
「来年には・おマエがろさ・じーくりんでダ」
「いえ…ですが…私などに勤まるのでしょうか?」
エイリークの視線はアテナの胸に注がれている。大きくて羨ましい。
253ラトナ様がみてる:2009/08/10(月) 18:49:39 ID:ewgLQMBN
13

「ナンダ?自信ないノカ?」
「ええ…」
自分の胸を見てため息をつくエイリーク。
だがアテナは別の解釈をしたようだ。
「心配するナ・おマエは・よく演劇部を纏めてイル・会長だっテ・やっていけル」
そう言ってアテナはエイリークを生徒会室に招き入れた。
「見ロ・歴代会長の・肖像画ダ」
生徒会室の壁には歴代会長の肖像画がかけられている。
伝統あるルネスの生徒会だけあってかなりの数だ。
「諸先輩方ノ・後を継げル者は・お前ノ様な・皆のためニ働ける・人間ダ」
アテナは激励してくれているのだが、エイリークが気にしてるのは、
歴代会長に自分以下の貧乳がいるかどうかである。
エイリーク(百年近い歴史のあるルネスの歴代会長なら相当の人数!
      1人2人くらい私より胸の無い方もいるはず!)
まだ自分が会長になったわけでもないのに、もはやその事しか頭に無い。
もっとも1人でも自分より貧乳がいれば、会長になったとて貧乳会長NO1の座は免れるのである。
ビリと下から2番の差は大きい。気持ち的に…

熱心に肖像画を眺めるエイリークに、アテナは自分の言いたい事が通じたものと勘違いして、
一人頷くと部屋を出るのだった。






数時間後…1人落胆するエイリーク…いなかった…1人も…
そりゃこれだけ人数がいれば、貧乳も相応にいた。エイリークに近いレベルの者もいた。
だがエイリークと同等の者はいなかった…
エイリーク「ああ…なんて神様は残酷な…こんな私に、皆は会長になれというのですか…orz」
254ラトナ様がみてる:2009/08/10(月) 18:51:16 ID:ewgLQMBN
14

翌朝、始業前の教室でラーチェルがエイリークに詰め寄っている。

ラーチェル「もう!まだ踏ん切りがつきませんの!」
エイリーク「だって…ラーチェルはまだAはあるじゃないですか…私なんて…(´;ω;`)」
ラーチェル「貧乳がなんですの!わたくしだって…人より少しだけ控えめですけど…
      だからといってそこまで凹んでいませんわ!」
エイリーク「私の胸が平らどころか凹んでいると言うんですかぁぁ!」
ラーチェル「ちょ…言葉のアヤですわ!」
ヘザー「そうよ!女の子のお胸は大きいだけが能じゃないわ!これはこれで!」
いきなり現れエイリークに抱きつくヘザー。
エイリーク「きゃあ!?ヘザー先生なにをなさるのですか!?」
ヘザー「なにって教師と生徒のスキンシップじゃない♪…ああ、エイリークちゃんの髪、いい香り…」
エイリークの髪に顔をうずめて匂いをかぐヘザー。息が荒い。
その姿にラーチェルはプッツンした。
ラーチェル「ヘザー先生!わたくしのエイリークになにをなさるんですかぁ!」
つ イーヴァルディ
ヘザー「いや〜ん、イケズ!ラーチェルちゃんも可愛がってあげるのに〜!」

ふっとんでいくヘザー。
255ラトナ様がみてる:2009/08/10(月) 18:53:28 ID:ewgLQMBN
15

ラーチェル「まったく!なんであんな変態が教師なのかしら?」
エイリーク「あの…今わたくしのエイリークって…?」
ラーチェル「はわぁ!?」
(つ…ついとんでもないことを口走ってしまいましたわ!?)

ラーチェル「細かいこと気にしたら負けですわ!それより選挙の件ですわ、いい加減覚悟をお決めなさい!」
力技で押し切るラーチェル。
エイリーク「でも…」
ラーチェル「でも、とか、しかし、とかに続くのは負け犬の言葉ですわ!
      貧乳がなんですの!いっそ会長として貧乳の地位向上に努めるくらいの覚悟を持つべきですわ!」
勝手にエントリーさせといて、えらい言い草だ。ようは一緒に生徒会活動をしたいのだ。
しかしラーチェルの言葉はエイリークの心の琴線に触れた。
エイリーク「……そうでした……ルネスで貧乳に苦しんでいるのは私だけではないのでした…
      貧乳が暮らしやすい学校をつくるのが私の使命なのですね!
      ありがとうラーチェル!私、目が覚めました!」
感動に震えてエイリークはラーチェルの手を取った。
ラーチェル「も…もうエイリークったら…大胆なんですから//////」

こうしてエイリークは演劇部、および全校の貧乳たちの圧倒的支持を背景に選挙戦に乗り出したのである。
256ラトナ様がみてる:2009/08/10(月) 18:54:40 ID:ewgLQMBN
16

ヘザー「あいたたた…なんのこれしき!」
起き上がるヘザー。イーヴァルディで随分吹き飛ばされたようだ。
ヘザー「私は教師!女生徒達に愛について教えてあげるのよ!…ところでここはどこかしら?」

ヘザーの視界に入ったものは、着替え中のガチムチ男ばかり…
ここはドズル大学付属男子高校の相撲部部室であった…

ブリアン「きゃあああああ恥女が飛び込んできたー!」
男子生徒A「わしらの着替えを覗く気だなぁ!」
男子生徒B「ぎゃあ!おいどんのフンドシをはやくよこして!全部見られちゃう!」
男子生徒C「どすこいどすこいどすこいちゃんこごっつぁん!」
男子生徒D「くんずほぐれつ男のさばおり!」
レックス「女なんかに見られても嬉しくないぜ」

ヘザー「オエーーーーーー!!!!!」

……ヘザーはかろうじて地獄から抜け出した……

ヘザー「はぁ…はぁ…えらい目にあったわ…でもルネスを百合の園にする日はもうすぐなのよ…
    ああ♪なんて楽しみな♪」
ヘザーは妄想に耽るとヨダレをぬぐうのだった。

続く
257助けて!名無しさん!:2009/08/10(月) 20:21:13 ID:pLY2HhIc
>>252-256
誰かァァァ!誰でもいいからヘザーを止めろォォォ!!
・・・てか、ヘザーにストッパー役の人っていたっけ?
258助けて!名無しさん!:2009/08/11(火) 12:27:35 ID:zhJ8y2bk
>>257
いない、誰にも止められない
259助けて!名無しさん!:2009/08/11(火) 15:41:28 ID:ylxmPB6h
エフラム「児ポ法改悪反対!児ポ法改悪反対!」
マルス「ここまで行くと笑い話にも出来ない」
エイリーク「もうやだこの兄」
エリウッド「薬は喉で味わう物だと思う」
260助けて!名無しさん!:2009/08/11(火) 18:35:19 ID:H/f07SBw
Fラムがんばれ、蝶がんばれ!
261助けて!名無しさん!:2009/08/11(火) 20:45:27 ID:puMC340B
エフラムは現行法のままでも充分アウトだろう。
そんな慌てなくても大丈夫だよ。
262助けて!名無しさん!:2009/08/11(火) 21:54:24 ID:QZTYr491
そもそもエフラスは二次元キャラだから現実世界の法の影響は受けな(ry
263ラトナ様がみてる:2009/08/12(水) 04:26:00 ID:zRp41h6e
17

ラーチェル「ああ……エイリーク…どうして貴女はそんなに気高く美しいのかしら…」
ターナ「……」
今日も妄想に耽るラーチェル。どんどん百合世界にハマッていく親友を、どうしたものかと眺めるターナ。
しかもその対象ももう一人の親友なのだ。

そこにエイリークがやってきた。
エイリーク「ラーチェル、ターナお弁当にしましょう」
ラーチェル「まあ、そうですわねエイリーク!」
さりげなくエイリークの隣を確保するラーチェル。
ターナ(なんというか…ラーチェルがこんなにわかりやすいのに…エイリークもにぶいというか…)
ここしばらくのラーチェルの態度を見ていれば、普通は好意に気づきそうなものだが、
兄弟家にはニブチンが多い。エフラムもそうだが。

ターナ(ま、親友としてはその恋路を見守ってあげましょう)
264ラトナ様がみてる:2009/08/12(水) 04:27:07 ID:zRp41h6e
18

エイリーク「放課後は生徒会室ですね」
ターナ「来年まで覚えなきゃならない事が沢山あるからね」
ラーチェル「やっぱりわたくしの行いは正しかったのですわ!次期会長にふさわしいのは
      わたくし達を置いて考えられませんもの!」

3人とも先週の選挙に受かり、次期生徒会長が決定していた。
今は生徒会室に通って引継ぎや仕事の手伝いをしている。
主にラーチェルはリノアン、ターナはシレーネ、エイリークはアテナから指導を受けている。
授業が終わり、そろって生徒会室に入る。

リノアン「さっそくですけど、貴女たち次期会長に重大な任務を与えます」
エイリーク「重大な任務?それはどういう物でしょうかロサ・リザイア?」
シレーネ「今日、生徒会の目安箱に投書がありました。御覧なさい」
シレーネがエイリークに一通の手紙を渡す。

エイリーク「…変態教師に付きまとわれて困っています。なんとかして下さい。
      剣道部1年ラドネイ……ヘザー先生のことですね…」
ラーチェル「まあ、なんて破廉恥な!」
アテナ「知ってのトオリ・生徒の訴えに・応じるのハ・会長の仕事ダ・この仕事ヲ・お前たチ3人に任せル」
ラーチェル「まあ、わたくし達の初仕事ですわよ!あの変態に目にもの見せてやりましょう!」
ターナ「ノリノリねえ…まあ、ほっとくわけにもいかないか」

こうして3人は校内の武道館に向かった。
265ラトナ様がみてる:2009/08/12(水) 04:27:53 ID:zRp41h6e
19

武道館は剣道部や弓道部、柔道部、フェンシング部などの部活や体育の授業に用いられる建物である。
3人は剣道部の練習場に向かった。その時甲高い悲鳴が響いた!
エイリーク「今の悲鳴は!?」
ラーチェル「急ぎますわよ!」

3人が練習場に駆け込むと袴姿のラドネイがヘザーから逃げ回っていた。
ラドネイ「うわわ!よせ!来るな!」
ヘザー「袴少女キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!ハァハァ…先生が愛についてレクチャーしてあ・げ・る!」
ラドネイ「いらんいらん!私にそんな趣味は無いと何回言ったらわかるんだ!」
ヘザー「だってラドネイちゃん男嫌いなんでしょ?じゃあ女を愛するしかないじゃなーい!」

ターナ「ストーーーーップ!そこまでです、ヘザー先生!」
ヘザー「ペガサスナイトキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!まあ、ラーチェルちゃんにエイリークちゃんも!
    みんな私の愛の授業を受けに来たのね!」
ラーチェル「何をどうすればそうなるんですの!?」
エイリーク「私たちはラドネイさんから訴えを受けて、先生を阻止しにきたのです!」

ヘザー「訴えって?」
ラドネイ「あんたが私に付きまとうのを何とかしてくれって相談したんだよ!」
ヘザー「んもう!イ・ケ・ズ!私に一度身を任せてくれればすぐに病みつきになっちゃうのに♪」
ラドネイ「やなこった!」
エイリーク「そういうことですヘザー先生、嫌がってる相手に無理に迫るのは謹んでください」
ヘザー「うふふ…わかってないわね。ノーマルな娘を目覚めさせるのが痺れるんじゃない!」
ターナ「エイリーク…説得して聞く相手じゃないよ」
ラーチェル「ここは一つ実力行使ですわ!」
つ イーヴァルディ

ヘザー「同じ手は食わないわ!バレンシアで手に入れた魔封じの盾で魔法回避大幅アップ!」
ラーチェル「まあ!わたくしの魔法をかわすなんて!」

エイリーク「ならば私が」
つ ジークリンデ

ヘザー「いやん!イ・ケ・ズ!でもぜーったい諦めないからねー待っててねラドネイちゃーん♪」
ラドネイ「誰が待つか!」

エイリークの剣を食らって逃走するヘザー。なんとかこの場は凌いだが…
266ラトナ様がみてる:2009/08/12(水) 04:30:28 ID:zRp41h6e
20

ターナ「力づくで追っ払ってもまた来るわよね…」
ラドネイ「ううう…いったいどうすれば…」
エイリーク「そもそもどうしてヘザー先生に狙われているのですか?その原因を取り除けば…」
ラーチェル「それはもちろんヘザー先生が百合だからですわ!」
ターナ(それはあなたもでしょうが…)

ラドネイ「ええと…私…大の男嫌いなんです…理由は19スレの>>387-393を見てもらうと、
     わかってもらえると思うんですが…それで男嫌いなら百合に引き込めると思われて…」
エイリーク「なるほど…やっかいな問題ですね」
ラーチェル「じゃあ男嫌いが直ればヘザー先生も付きまとわなくなると…」
ターナ「あの人の場合、そんなこと気にしなさそうだけどね…」
エイリーク「ですがこれ以上ヘザー先生の振る舞いを許せば、他の生徒にも被害が広まるでしょう。なんとかしなくては」

エイリーク達はヘザーを止めることができるのだろうか…

続く
267助けて!名無しさん!:2009/08/12(水) 13:09:51 ID:jRWdu7Co
>>263-266
GJ!
へザーさんは止められる気がしないな…w
つか、ラーチェルがヘザーさん側に行きそうで怖いんだがw
268助けて!名無しさん!:2009/08/12(水) 15:22:15 ID:YWxvKYPw
こうなったらイズカちゃんをもう一度見せてだな・・・
269海に行かない人たち:2009/08/12(水) 19:01:12 ID:K9t98RZA
リーフ「海ネタが来ない!」
マルス「ああそう」
リーフ「何呑気に返事してんの?!これは由々しき事態だよ!」
マルス「うるさいなー。クソ暑い中わざわざ遠出して水浴びなんて僕の性に合わないんだよ」
リーフ「何言ってるんだよ!海に行かないと…海に行かないと…」
マルス「行かないと何」
リーフ「おねいさん達のぷるるんおっぱいが拝めないじゃないかブバァァァァァァ!」
マルス「(やっぱりそれか)」
リーフ「行こうよー!ねー行こうよー!」
マルス「一人で行けばいいじゃない」
リーフ「聞くが、葉っぱが一人で海に行っておねいさんにハァハァするだけのネタのどこが面白い?!」
マルス「こら、メタ的なことを言うのは僕の役割だ」
リーフ「そういう突っ込みを期待していないんですけど!」
マルス「他の家族と行ったら?」
リーフ「それがさー、奴らときたら」

Case.1 ガチムチ兄貴
リーフ「海行こー」
アイク「めんどくさい」
リーフ「何で?!そんな言葉アイク兄さんらしくないよ!」
アイク「…実はもう行ってきたんだ」
リーフ「え、ならなんで」
アイク「服脱いでブーメランパンツ(エリンシア指定)履いて海行ったら浜辺中の女が鼻血噴いて倒れた」
リーフ「?!」
アイク「それでベルン署が来て数時間事情聴取された」
リーフ「………」
アイク「丁重に謝られて帰されたがもうあんな時間食うのは勘弁だ」
リーフ「…さいですか」

Case.2 ガチムチフェチ
リーフ  「海行こうよー」
エリンシア「海などいったところで見るに耐えぬ軟弱なもやしばかり。不快極まりないわ!」
リーフ  「キャラ変わってるよ姉さん…というか、ガチムチな人もきっと来るよ!」
エリンシア「最近気付いたんだけれどね、リーフちゃん」
リーフ  「?」
エリンシア「紋章町のガチムチな殿方って普段から脱いでる方が多いんですわ、ホークアイ様然りラルゴさん然り」
リーフ  「言われてみれば確かにそうだ!」

Case.3 メタボ
リーフ 「ヘクトル兄さんうm…あ、なんでもないごめん」
ヘクトル「俺の下腹を見て言うとは何のつもりだ」

Case.4 ルネス大平原
リーフ  「エイリーク姉さん」
エイリーク「お前ジークリンデでボコるは…」
リーフ  「アッー!!まだ何も言ってないのにコノヒトデナシー!!」


リーフ「こんなだよ?!どう思う?!」
マルス「やはり一人で行ってくればいいと思うよ」
270助けて!名無しさん!:2009/08/12(水) 19:56:27 ID:5GC1nqiZ
GJでした!
最後のケース、エイリークがまた兄貴に「海なんて嫌いです!」と言いながら泣き付くシーンが浮かんだwww
そう言えば海ネタ無いな・・・よし!海ネタは俺が作る!!
どうにか頑張って作る!!
271助けて!名無しさん!:2009/08/12(水) 20:15:04 ID:5OjYV00I
エフラム「元気をだせエイリーク、俺は無い方が好(ry」
272助けて!名無しさん!:2009/08/12(水) 20:19:14 ID:Pd5AopMf
シグルド「KINSHINは許さんぞー!」
273助けて!名無しさん!:2009/08/12(水) 20:51:52 ID:57ecvx3A
>>271
ターナが凄い顔してそっち行ったぞ

所でエリンシアが筋肉があまりにも美しいからとタルヴォスを
ペットにするつもりで家に連れてくるネタが思い浮かんだ
274助けて!名無しさん!:2009/08/13(木) 13:24:45 ID:QEbi+jOf
一瞬、Sな格好してるエリンシアが浮かんだ・・・。
275助けて!名無しさん!:2009/08/13(木) 16:44:48 ID:w4MBgTMl
このスレって突然過疎るよな
276助けて!名無しさん!:2009/08/13(木) 21:56:48 ID:jrFyvBXm
話変わるけどさ、俺ん家は名前に問題はないんだが、血液型が

父A 母A ミカヤA シグルドA エリンシアA アイクA 
エリウッドA 俺AB エフラムA エイリークA リンA
マルスA アルムA セリカA セリスO リーフA ロイA

と、何故かセリスだけA入ってねぇww誰だオマエwwwww
277助けて!名無しさん!:2009/08/13(木) 22:32:00 ID:Vwc3EtmD
唐突だが公式サイトのミュージアムに蒼炎が追加されてるな
グレイルもいていい感じだ
278助けて!名無しさん!:2009/08/13(木) 22:33:36 ID:Vwc3EtmD
途中送信してしまった
けどキャラが少ないよなー
他のシリーズがミュージアムに追加されたときってラスボスとかも追加されなかったっけ?
279助けて!名無しさん!:2009/08/13(木) 22:42:20 ID:mkQLiy1I
蒼炎スレか総合スレかどっちかへの誤爆か?
今まで一回の更新で全員紹介されていたか?次の更新で全員出てくるんだろう。
280助けて!名無しさん!:2009/08/14(金) 01:06:14 ID:IrRwipZN
ミュージアムは順次追加していく形で公開していくのが常。今回のもそれに漏れることはなかったみたい。
つまりこれが普通だってこと。
それにしてもアイクの初期値は低い、確か蒼炎で一番低いんだよな。
281ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:20:39 ID:dztCV8eB
>>269
GJ!
エリンシア姉さんワロタ!

>>270
とても楽しみにしてます!
…海行きたい…

続き投下します
282ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:21:37 ID:dztCV8eB
21

剣道部1年ラドネイの訴えによりヘザー先生を阻止することになったエイリーク達。

〜作戦その1〜

ラーチェル「要はヘザー先生に彼女ができればいいのですわ!」
エイリーク「なるほど…そうすれば他の女生徒に手を出さなくなりますね」
ターナ「あの人が1人で満足する?…それに誰が犠牲になるのよ」
ラーチェル「……」
エイリーク「この作戦はダメですね」

〜作戦その2〜

エイリーク「ヘザー先生が男の人とお付き合いするようになれば、よいのではありませんか?」
ラーチェル「どうやってですの?」
ターナ「……これもダメね」

〜作戦その3〜

ターナ「そもそも今回のミッションはラドネイの依頼によるもの、彼女のことをヘザー先生が諦めればいいのよ。
    つまりラドネイに恋人をつくる!」
ラーチェル「なるほど、恋愛フリーの聖戦キャラならではですわね」
エイリーク「そうと決まれば原作で相性のよい人たちを連れてきましょう」
283ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:22:31 ID:dztCV8eB
22

エイリーク「というわけで連れてきました」
シャナン「はっはっは!年端もいかぬ女学生の頼みとあれば聞かぬわけにもいくまい!」
ヨハン「おお、ここが女子高!野獣どもの立ち入りを許されぬ聖域なれば弟よ、お前は帰るがよい」
ヨハルヴァ「誰が野獣だゴラァ!」
ラーチェル「ちょ、ちょっと!外部の殿方を学院の敷地に入れてはいけませんわ!」
ターナ「これもヘザー先生を阻止するためよ」

そして6人は武道館へと向かった。

ラドネイ「…先輩方…これは一体…」
ターナ「私達3人で考えてみたのよ、貴女に彼氏ができればヘザー先生も諦めるんじゃないかって」
エイリーク「さあ、お好きな相手をどうぞ」

シャナン「おお!ようやく私の元に戻ってくる気になったか!これでロリ少女カルテットがつくれる!」
ヨハン「嗚呼、女学生の部活動…さわやかな汗の香りが私の胸をかき乱す…
    ここは我が心のオアシスなり…目一杯吸っておこうスーハースーハー」
ヨハルヴァ「ふふふ、女生徒達の視線を感じるぜ!みんな俺様の肉体美に釘付けだな!ふん!はぁぁ!」

ラーチェル「人の好みに口出しする気はありませんけど…変わったご趣味ですわね」
ラドネイ「全員とってもいやだぁぁぁぁ!!!うっぷ…吐き気が…」
シャナヨハヨハ「ガーン!」
284ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:23:57 ID:dztCV8eB
23

肩を落として武道館を出る6人。

ヨハン「愚弟めが!貴様が野獣じみた醜い筋肉を見せびらかしたせいで私まで追い出されたではないか!」
ヨハルヴァ「やかましい!兄貴が変態ポエムを読んだせいだ!」
シャナン「まってくれ!私はコイツらと同レベルなのか!?そんなバカな!」
ターナ「はいはい、もう用はないからお引取りくださいね」

シャナヨハヨハを追い返すと3人は今後のことを話し合った。
エイリーク「やはり会長のお仕事は大変なんですね…3会長の方々はこのような辛い任務をこなしてこられたのですね」
ターナ「いや…これは特殊なケースだと思うけど」
ラーチェル「やはり相手の事をよく知ることが大事ですわね…吐き気をもよおすほど男嫌いだったとは…
      ここは情報収集が大事ですわ!」

思い立つとすぐ行動に移るのがラーチェル様。2人が声をかける間もなく駆け出していく。
エイリーク「あっ…ラーチェル」
ターナ「大丈夫かしら?」
285助けて!名無しさん!:2009/08/14(金) 12:24:34 ID:mxmPqoUc
エリ○○○「アイクの初期値は低い、そう思っていた時期がありました。今ではあんなガチムチに…イヤッフゥゥゥゥゥー!」
マルス「姉さん自重しろ、てかその名前の隠し方だともう一人該当者出ちゃうから」
286ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:24:39 ID:dztCV8eB
24

ラーチェルは学園内のラドネイの情報を集めてまわった。

教師A「ラドネイさん?あなたと違ってごく普通の生徒だと思いますよ」

アテナ「何度か・稽古ヲ・つけてやっタ・てイウカ・任務は・達成したのカ?」

剣道部2年A「よく中等部の指導もしてくれるし、真面目な娘だと思うけど?」

アメリア「背が高くて格好いいって中等部の剣道部員に人気あるみたいですよ、
     この町じゃ数少ない普通の人ですし」

中等部剣道部員A「手取り足取り丁寧に指導していただきました//////」
中等部剣道部員B「ああ、お姉さま…私を好きにして下さい…ハァハァ」
中等部剣道部員C「お姉さま…その…ポッ」
287ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:25:25 ID:dztCV8eB
25

結論

ラーチェル「ラドネイさん、貴女彼女をつくりなさい!」
ラドネイ「ちょ、ちょっと待って下さい!なんでそうなるんですか!」
ラーチェル「わたくしの調査結果によると、貴女は後輩に人気があります!
      よって後輩を恋人にすれば、ヘザー先生も諦めざるを得ませんわ!」
ラドネイ「だ…だから私にそーいう趣味はないと…」
ラーチェル「まあ!そんな悠長なことを言ってるからヘザー先生に狙われるのですわ!
      ですからわたくしがちゃんとお膳立てしてあげました!さあ皆さんお入りになって!」
ラドネイ「へ!?」
288ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:26:16 ID:dztCV8eB
26

中等部剣道部員A「お姉さま…来週のデートのお誘い…謹んでお受けいたします/////」
中等部剣道部員B「ああ…嬉しい…お姉さまに個人指導していただけるなんて…ゴクリ」
中等部剣道部員C「もう!お姉さまったら贈り物を先輩にお願いするなんて奥手なんですから…
         でも嬉しい…ポッ」
ラドネイ「な…なんじゃこりゃあああ!」
ラーチェル「これでヘザー先生の付け入る隙はありませんわ!」
ラドネイ「ちょ…ちょっと!?そんな勝手に!」
ラーチェル「お礼なんていいんですのよ、わたくしは正義のために当然のことをしたまでです」
ラドネイ「ど、どこが正義ですか!これじゃ本末転倒というか…」
ラーチェル「まあ!貴女は後輩達の期待に満ちた瞳を裏切るというんですの!
      そんなこと先輩として許しませんわよ!」
ラドネイ「ううぅ…ええいこーなりゃヤケだぁ!デートでも個人指導でも付き合ってやる!」
中等部剣道部員ABC「キャー!お姉さまぁぁ!」


そして物陰から覗く影一つ…
ヘザー「やるわねラドネイちゃん…3人も落とすなんて…ここはもう百合世界に入ったわ
    ルネスを百合に染めるため、他の相手を狙うべきね…」

こうしてラーチェル達は初任務を見事達成した。

ターナ「……これでよかったのかしら……」
エイリーク「…確かにラドネイさんはヘザー先生から狙われなくなったようですけど…」
ラーチェル「ですからモーマンタイですわ!…ああ、それにしてもデートだなんて羨ましい…
      わたくしもエイリークと…//////」
エイリーク「私がなにか?」
ラーチェル「い、いえ別になんでもございませんわ!キャー!///////」
ターナ「……」

続く
289助けて!名無しさん!:2009/08/14(金) 12:27:37 ID:mxmPqoUc
あああ、間に入れてすみません
KINNIKUマニアに吹っ飛ばされてきます

それにしてもGJ
290ラトナ様がみてる:2009/08/14(金) 12:57:13 ID:dztCV8eB
>>289
いえ、気にしないで下さい!
オイラもKINNIKUネタが書きたくなったっす!
291助けて!名無しさん!:2009/08/14(金) 19:01:10 ID:2zneywl+
>>289
>>290
シグルド「KINSHINは許さんぞ!!」
マルス 「兄さん良く見て、KINNIKUだよ、キ・ン・ニ・ク」
シグルド「くっ/// ま、前からずっと思っていたが、ローマ字表記はまぎらわしいんじゃー!」
マルス 「そう思ってるのは兄さんだけだよ」



とにかく、お二人ともGJ。
292助けて!名無しさん!:2009/08/15(土) 13:50:03 ID:RTzN0K/9
>>281-288
これぞ正に本→末→転↑倒↓ッ!!だwwwww
酷い有様ですw
GJ!
293Let's肝試し!(109):2009/08/15(土) 22:52:01 ID:+goCmc0X
今の時期の内にとにかく投下!
前回(前スレ 639-645)

リン「何やってんの、あんた達、もうついたわよ」
どうやら最深部に到着したらしい、呼びかけられたのに気づき気持ちを切り替える二人
マルス「本当だ、じゃあ入ろっか」
セリス「鍵かかってるよ」
証明するためにセリスがドアノブに手をかけて回そうとする
鍵がかかっているときの独特の手ごたえとガチャガチャという音が
ドアが固く閉じられていることを意味している
マルス「ひらけーゴマー」
しかしマルスがドアノブに手をかけるとガチャリという音とともにドアが軋みながら開いた
セリス「あれ、なんで?」
マルス「鍵もらってたから」
セリス「あ、そう…」
鍵を懐中電灯で照らすマルス、続けて足下を照らしながら部屋へ先に入っていき、
続けてリン、セリスの順に部屋へ足を踏み入れていく
一人廊下に残ったリーフはドアの上部に懐中電灯を向ける
リーフ「『事務局』?」
そこに貼り付けられているプレートにはそう書いてあった
貴重な光源を手にぼんやりと立ってる訳にもいかないのでそれだけ確認するとすぐに中へ入った
リン「やっぱりそこまで広くはないわね」
セリス「わーあちこちボロボロ」
机が点在し、上に電話機などが乗っていたりするわけだが
なかなかに悲惨な状況である、壁、床にヒビはもちろん、点在している机は必ずどこかしら破損
例を挙げると4本ある机の足の内一本が折れていたり、なぜか中央から真っ二つに割れた机もある
受話器部分だけ綺麗に吹っ飛んでいる電話機があったりなどなど
セリス「何があったんだろ」
リーフ「まあ、この世界の住民色々と濃いから」
武器類は平然と持ち歩けるし、魔法もあるし、竜族やラグズといった人ならざる存在もいるし
色々と化け物みたいな力を持った存在も一人や二人どころではないし
些細なことで地域の一部が破壊されるなぞ日常茶飯事、
これらに突っ込みを入れると決めたらキリがない、
要するにフリーダムなのがこの世界だ、割り切るに限る
リン「それにしても、ケホッ…なんか埃たってない?」
リーフ「ホントだ…長い間閉ざされてたはずなのになんで?」
その答えは虹シグルドにある、リーフの踵落としによって急落下したのが原因で
実はこのとき地下まで到達してしまい、その影響で大量の埃を巻き上げてしまった
1Fでエイリーク、リンが虹シグルドを発見した際
リンの打撃によって虹シグルドから埃が上ったのはこのためである
マルス「まあ、気にせずに各自、この部屋を隈なく探してほしい、資料を探す」
目の前の埃を払うように自身の目の前を手で払いながら奥へ行くマルス
リーフ「どんなの?」
マルス「あー…とりあえず本の類を手当たり次第集めて」
セリス「適当すぎるよ! 特徴は?」
マルス「見た目は不明、内容を少し教えられてる僕が見て判断するから勝手に開いちゃダメだよ」
リン「しょうがないわね、さっさとやりましょ」
他の部屋に同じく必要なものは持ち出されており、探すのには苦労しなかった
逆にここでも必要な物を持ち出されているのに、
極秘資料だけピンポイントで忘れた事にますます疑問が深まったが…
結局数冊程度しか見つからず、その中に当たりがあったようだ
極秘資料を手にマルスは一息つく、任務完了である
294Let's肝試し!(110):2009/08/15(土) 22:54:30 ID:+goCmc0X
マルス「さて、用も済んだし出ようか、長居は無用…!?」
帰ろうとしたその時、急に背筋を逆撫でするような感触がし、
マルスは勢いよく背後を振り返った、突然の行動に他三人は目を丸くする
リン「何してるのよ?」
マルス「いや…背筋に寒気が…ん?」
そこまで言ってついさっきにもこんなことがあったのを思い出す
4Fで使える剣を探していたときのことだ、あの時の感触に似ていた
セリス「風邪でもひいた?」
マルス「んーでもなんだか少し気分が悪い…」
リン「本当に風邪ならシャレにならないわよ、とっとと出て…!?」
今度はリンが背後を思いきり振り返った
リーフ「ちょっとまって、まさかリン姉さんまで?」
リン「確かに背後に寒気を感じたわ…ゾッとするような」
なにやら段々空気が重くなってきた気がする、室温も下がったような…
セリス「やめてよー…とりあえず――」
出た方がいい、と提案しようとしたその時

――ナニヲシテルノ?

突如部屋全体に響き渡る少し片言の女性の声、
それでいて明瞭に聞こえるその声は思わずゾクっとするような感覚を与える

セリス「で、出たーー!!」
リーフ「幽霊って本当にいたの!?」
マルス「そんなまさか…!」
思わず半狂乱になるセリスとリーフ、マルスも表面には出さないが内心狼狽してるようだ
リン「人に言えたものじゃないわね、あんたこそ何してるのよ、というか誰!」
リン自身も内心は平常でなかった、でも恐れに怯む彼女ではないようだ、負けじと言い返す
姿こそ見えないが声は届いたようだ、一瞬の沈黙の後再び声が聞こえた
――質問に質問で返す物じゃないんじゃないの?
先ほどに比べ普通の口調になっている、それでも正体不明の声というだけで気味が悪い
リン「ぐっ…」
思わず押し黙ってしまった、返答がごもっともなのもそうだが
今の言葉はつい先刻自分が言った台詞だ、
しかもそれを知っているような口振りである事が気味の悪さに拍車をかけた
マルス「…ある人の依頼を果たしに来ただけだ」
とりあえず強気の姿勢で行くべきだろうと判断したマルスはやや語調を荒げて返答した
――あら、知ってるわよ、探し物でしょ? わざわざ返答ありがと
マルス「な、知って…」
ところが返ってきた言葉は挑発的だ、どこまでも人を小馬鹿にした態度を取る謎の声、
思わず怒りを覚えたが、ここまで余裕がある口調は逆に恐ろしくも思える、
余裕があるということは自分が優位であると確信してるという事だ
セリス「じゃあ、あなたは何をしに来たんですか?」
若干語気が弱いがはっきりとした口調で問いかける
――うーん…特別何をしに来たわけじゃないけど、意味を見出すなら
バタンッ!
リーフ「うわ、ドアが勝手に閉まって…!?」
――少し遊んでもらおうかなぁ?
セリス「あれ何!?」
突如4人の目の前に青く揺らめく淡い光が現れる
マルス「付き合ってられない、さっさと出よ」
鍵を手にしてドアに足を運ぼうとするマルス
――え? いらないのコレ?
マルス「はぁ…? って、ちょっ!」
いつの間にか手にしていた資料がなく、青い光と一緒に資料が浮いているではないか
早い話が奪われ、人質を取られた状態となる、人じゃないけど
295Let's肝試し!(111):2009/08/15(土) 22:56:19 ID:+goCmc0X
リーフ「いつの間に…」
リン「返しなさいって言っても通じないわよね?」
――もちろん通じなーい
語尾に音符マークでも付きそうな口調で肯定される、とりあえず返す気はさらさらないらしい
リーフ「だったら力づくだ!」
勇敢にも青い光に飛びかかるリーフ、一直線に対象に向かって走り出す
――あ、飛びかからないほうが…
何故か相手側から警告っぽいのが飛んできたが慣性の法則というものがある
避ける事も止まる事も出来ずにリーフは真正面から青い光に接触、貫通してしまった
リーフ「う…何コレ、気分が…」
とたんに床に膝をついてしまう、少し頭がクラクラする
――あらら、中てられちゃったかなぁ、だいじょぶー?
セリス(なんか口調が幼いな…それに)
リン(どこかで会ったような…?)
初めて会うはずなのにどこかデジャヴを感じるセリスとリン
自分の記憶を辿っていた二人だが、ふと青い光にそっと近づくマルスが見えた
相手の死角に入っているかは定かでないが(姿形見えないし)、気づいていなければチャンスである
――もしもーし、生きてるー?
どうやら意識はリーフの方へ向いているらしい、おそらく気付かれていない
そうマルスは確信し、一気に距離を詰め、そして
――あ…
ひょいっと資料を取り上げるマルス、呆然とした声を発する青い光
あっさりと奪還に成功した事で面倒事にならずに済んだ事に安心するリンとセリス
マルス「はぁ…なにやってんですか負の女神さん」
溜め息をつきながら青い光を見やる、溜め息は無事に取り返せた安堵なのか呆れの意か、両方か
セリス「え、負の女神って…」
とたんに青い光が揺らぎ始め、徐々に人の輪郭を形成していく
ユンヌ「さすがにバレちゃった?」
そこに居たのはまさしく外見は子供だがれっきとした負の女神ことユンヌだった
正体がばれたにも関わらずどこか楽しげである
マルス「背後に何かを感じた時の嫌な感覚、ようやく思い出した…あれは負の気だ」
ユンヌ「御名答、背後からちょっと負の気を送っただけで、目を見開いて背後をバッて振り向くんだもの」
もう面白くて、と今度は心の底から笑い始めた
軽く怒りを覚えたが相手には実体がないので小突くこともできない
仮に出来たとしても負の気に中てられる可能性があるのでオススメしない、触らぬ神にたたりなし
リーフ「で? なんでここにいるわけ…」
多少は回復したらしいリーフ、まだ若干顔色が悪いが…
ユンヌ「だって肝試しやってるって聞いたんだもの、そんな面白そうな事参加しない手はないでしょ」
リン「誰に聞いたの? 今日私たちは初めて聞かされた上に、仕掛け人三人組は内密にしてたし」
ユンヌ「エリンシア」
セリス「エリンシア姉さん?」
意外な人物の名前が出てきた事に思わず言葉を失う一同、いったいいつの間に?
ユンヌ「正確には独り事を聞いちゃっただけだけど」
リーフ「ごめん話がさっぱりわからない」
うーん、とちょっと考え込むかのような動作をするユンヌ、どこから話すか考えているようだ
やがて一人頷き、口を開いた
ユンヌ「んと、実は今朝から退屈で、紋章町の人に悪戯して遊んでいたんだけど」
マルス「朝っぱらから何してんですかアンタは」
開口早々に口を挟まれやや頬を膨らませるユンヌ、これだけ見ると神様というより年相応の子供だ
ユンヌ「退屈なんだもん、いいでしょーちょっと負の気送って軽いバーサクにするぐらいー」
リーフ「ナチュラルになにしてんの!?」
ユンヌ「だって面白いんだもん…例えばしっこくさんにやったら所構わず衝撃波飛ばしまくった」
リン「よりにもよって第一級危険人物になんてことを」
ユンヌ「ちなみにしっかりサザが巻き込まれてたわ、ざっと2、3発は当たってたかも?」
セリス(サザさん…どうか、安らかに…)
心の中で祈りを捧げるセリス、黙祷、すでに死人扱いだ
296Let's肝試し!(112):2009/08/15(土) 22:57:31 ID:+goCmc0X
ユンヌ「ああ、大丈夫、サザは無事だった」
セリス「え、そうなの?」
無事に生存していた事も多少は驚いたがそれ以上に驚いたのが
ユンヌの口からサザの無事が聞けた事だ、てっきりその後の末路なぞ眼中にないと思ったのだが
彼女なりに案じていたのだろうか、と思ったが
ユンヌ「いやぁ正直、虫の息だったんだけど負の気を送ったらまた元気になってねー」
どうやら案じるつもりは微塵もなかったらしい、とんでもない荒療治である、セリスが固まる
リーフ「死人にムチ打つ真似してどーすんの!」
ユンヌ「助けるとしてもこの方法しか思いつかなかったもん、
    ちなみにそのまま暴走しっこくさんに向かってったけどさすがにその後は見てないわ」
リン(生きてる…といいわね)
さて瀕死状態を無理矢理暴走させて危険物に突貫した場合の生存確率はいかほどだろう
パーセンテージで表すなら1%いってれば良い方に思える気がするが
ユンヌ「無駄話しちゃった、んでひとしきり遊び終わって、あなたたちの家に戻ったら誰もいなくて…」
リーフ(無駄話で片づけられちゃったよ)
誰もいなかったのは肝試しで全員出払っていたからであるのは言うまでもない
それにしても退屈しのぎという理由だけで一体どれだけの人数に被害が出たのだろうかとリーフは思ったが
そんな心境に気づくこともなくユンヌは話を続ける
ユンヌ「どうしたものかなーって考えてたら誰かが帰ってくる音がしたのよ」
リン「その人、もしかしてさっき話してたエリンシア姉さん?」
ユンヌ「そうそう、他に誰もいないし、話を聞こうとしたらなんか色々独り言を言ってて」
リーフ「独り言?」
ユンヌ「肝試し、とか早く戻らないと、とか、それでまたすぐに出かけて行ったから後をつけたの」
セリス「尾行ってやつですか」
ユンヌ「そしたら遠目に廃ビル前でアイク達が屯してるの見えたから、
    肝試し会場はここだとわかって、エリンシアを追い越してさっさと入らせてもらったわ」
麦茶やら取りにエリンシアが戻った時に意図せぬ拾い物をしてきてしまったと、そういう事だ
納得した?、と最後に言って話を切り上げるユンヌ、しかし途端にまた不機嫌そうな表情になる
ユンヌ「もーこんな面白いことするなら教えてほしかったなぁ、これ以上ないほど混沌にしてあげたのに」
だから言わなかったんだ、とマルスとリーフは心中でぼやいた、
知られたらどうなるかわかったものじゃない、主に命が
リーフ「じゃあ仮に事前に知らせてたなら何する気だった?」
ユンヌ「んー4Fに武器とか残留してたじゃない? あれでも使ったかな」
セリス「あまり聞きたくないけど具体的には…?」
武器などという単語を聞いた時点でマシとは思えないが突っ込んで聞いてみる
そうねー、と頭を捻るユンヌ、やがて思いついたようにパッと顔を上げた
ユンヌ「いきなり横の壁の穴から槍が飛び出すとか、物影から斧飛んだら楽しくない?」
マルス「普通に人命に関わる事を神様がしようとするなぁー!!」
例として挙げた二つのどちらも直撃したらただ事ではなくなる
もはや肝試しどころか生きて帰れるかの運試しとなってしまう
仮に自分が直面したら…とセリスは考えそうになったがやめた、考えただけで冷える、嫌な意味で
ユンヌ「えー…じゃあ杖か…魔道書で背後からボコッと?」
リン「さっきより危険性は少ないけど、どうして全部手荒なのよ、しかも魔道書は打撃武器じゃないし」
ユンヌ「私は混沌だから、魔道書は角でも使えば立派な武器よ」
リーフ「答えになってない、あと本の角はやめて」
ユンヌ「まあ私が来た時には肝試しどころじゃなく、妙な物追いかけまわしてたみたいだけどねー」
マルス「スマボか…」
虹シグルドの事だ、エリンシアが戻ってきたときはまだ虹シグルドの討伐真っ最中だった
297Let's肝試し!(113):2009/08/15(土) 22:59:04 ID:+goCmc0X
ユンヌ「あんまりにも必死に壊そうとしてるからそのスマボに負の気のバリア作ってあげたわ」
マルス「やけに壊すのに時間かかったと思ったらアンタのせいか!!」
リン「い、いらない事を…!」
スマボはルーテによる強化などは一切されてなかったのだ
かなり前にも述べたように原料不明の物質の耐久を上げるのはそう容易ではない
なんのことはない、はた迷惑な神様の恩恵(というの名の横槍)だったのだ
ユンヌ「だってー…、リンー」
リン「え、私? 何」
まさか急に話を振られると思ってなかったので少々驚いたが耳を傾ける
ユンヌ「もし、戦う力を持たないたった一人の人間に複数人で襲いかかっているのを見たらどうする?」
リン「助けるに決まってるわよ、一人に大勢でかかるってのが気に入らないから」
ユンヌ「それは正しい事だと思う?」
リン「当り前でしょ! 間違ってるとは言わせないわ」
リンは正義感が強い人間だ、弱きを助け強きを挫くというスタンスを貫いている
納得のいく答えが得られたのか、うんうん、と腕を組みながら頷くユンヌ
ユンヌ「うん、やっぱりそうよね、しっかり聞いたわ、そこの腹黒王子もしっかりと聞いたでしょ?」
リン「だから何なの…?」
いまいち言いたい事がわからない、多少の苛立ちを覚えながらリンはユンヌの言葉を待つ
反面マルスは言葉に詰まっている様子だ、その様子を口端に笑みを浮かべながら見やりながら口を開く
ユンヌ「なら私のスマボにした行動と、リン、あなたが取ると言った行動、何が違うというの?」
リン「う…!?」
ようやく意図が読めた、さっきのユンヌの例え話で出た人物に
さっきまで虹シグルドを討伐していた時を当てはめればこういうことになる
戦う力を持たない一人の人間 = 虹シグルド
その一人の人間に襲いかかる複数人 = リン、マルス等の虹シグルド討伐隊
ユンヌのした行動はリンがさっき取るといった正しい行動に等しくなる
ユンヌ「一人で大勢にかかるのが気に入らないって言ったわよね、ならあなたたちのやってた事は?
    一人に集団で襲いかかる、まさしくあなたたちは『集団』の方じゃない」
リン「た、確かにそうだけど…あれは…」
ユンヌ「あれは…何? 相手次第ではどうにでもしていいって事? うわー差別はんたーい」
リン「…ああ、もう! わかったわよ、私が悪うございました!」
ユンヌ「わかればよし! 腹黒王子も文句ないでしょ?」
マルス「…はい」
結局のところ自身の迷惑行為の正当化に過ぎなかったのだが、正論を出されてしまうと何も言えない
ユンヌ「それに私、わざわざ地下にいっちゃったスマボを上げてあげたのよ?」
マルス「はい?」
先ほどと同じ言葉だが、今度は思わず間抜けな声を出すマルス
ユンヌ「どこかの葉っぱさんの踵落としで地下まで行っちゃったから手伝ってあげたって事」
虹シグルドが地下へいってしまったことで破壊不可能となった所を救済したというわけだ
図らずもあの時のリーフの祈りは確かに神様に届いた事になる、字面通り、神様に
リーフ「そうだったの…?」
マルス「というか一体いつから居たんですか」
ユンヌ「葉っぱさんの踵落としから」
298Let's肝試し!(114):2009/08/15(土) 23:00:32 ID:+goCmc0X
リーフ「ってことは、丁度居合わせたって事?(ていうか『葉っぱ』って…)」
ユンヌ「そうよ、廃ビル入って早々に見た光景がそれだった、
    まあ…地下に行くための手段があのスマボを使う事だったのは後から知った事だけど」
虹シグルドの破壊を困難にしたのは腹立たしいがスマボが地下に行ってしまっていたら
地下へ行く手段もなくなり、詰んだ事になる、仮にスマボが無かったとしても
無理矢理にでも扉を破壊して地下に行く事は出来ただろうが、
ドアを破壊するにはスマボを使う事が一番楽だった
実際リーフの踵落としで地下へ行ってしまったかもという可能性に行きついた時は
正直、少し危機感を覚えていた
ユンヌ本人にしてみれば虹シグルドにバリアを作り、破壊に奮闘してる様を見ようという魂胆だったのだろうが
ユンヌ「結果的にあなた達を助けることになったわけだし、むしろ私に感謝してほしいわね」
甚だ不本意な借りを作る原因となった葉っぱ事リーフをとりあえず睨むマルス
その眼光に耐えきれなくなり、嫌な汗をダラダラ掻きながら
リーフはそっぽを向く、それでも視線が痛い、刺さりそうだ
リーフ「ああ…なんか急に疲れてきた」
とりあえず視線を忘れようと少し大げさな声量で疲労を訴え、伸びをする
いらぬ労力をかけていたことを実感するとなぜか思い出したように疲れが出てくる
どうせなら言わないでほしかった、とリーフは思った
セリス「ねぇ、スマボって何?」
リン「あ、そっか、セリスは知らないわよね」
リーフ「極力知られないようにしてたけど、ここまで来たら隠せないから話すよ」
逃避もしたいし、と心の中で呟きながら未だ背後から感じる刺さるような視線を誤魔化すためにも
リーフはセリスに事細かに説明し始めた

マルス「逃げたな…全く」
ユンヌ「まあ、借りをどう返してもらうかは後で考えよーっと」
あとでアイクに関する何かでも送ってチャラにでもなるかな、とマルスは考えた
つい先ほどエリンシアを追いながら見つけた廃ビル前に屯する我が家族達を
『アイク』達、と意識的なのか無意識的なのかはわからないが、そう呼んだほどだ
第一アイクを好いている事は周知の事実だし
ユンヌ「あーあ、アイクと肝試ししたかったなぁ」
わざわざこうしてご丁寧に声にしてまで出すほどだ、おそらく問題ないだろう
半ば家族を売ろうとしてる事に関してはこの際黙殺する
299Let's肝試し!作者:2009/08/15(土) 23:04:28 ID:+goCmc0X
ここで切り、なんとかこの夏に書き上げてしまいたい今日この頃
というか無駄に長くてゴメン本当にorz

>>281-288
確かに本末転倒だww
ヘザーさんが自重しない限り二次災害が広がるのだろうか…
あと、ラーチェルよ…お前…w
300助けて!名無しさん!:2009/08/16(日) 16:59:32 ID:mOuGXXMf
無駄なんて事はないですよ!GJ!!

そう言えば現在連載中の作品ってどんだけあるのだろうか?
少なくとも4作品以上はある筈・・・。
301助けて!名無しさん!:2009/08/16(日) 17:32:18 ID:A5VXq9Th
やっべ
どれとは言わないけど自分だけでも終わらせてない(というか放置中の)話が結構あるわ

すんません、早めに続き書きます(´・ω・`)
302助けて!名無しさん!:2009/08/16(日) 17:45:22 ID:hfsXrdWu
>>293-299
ユンヌwwww漆黒の騎士とサザに一体何の恨みがww
いつもいつもGJ!ですたい

>>301
大丈夫、私も一ヶ月以上続きを書いてないネタが(ry
…正直どうやればひろしでアシュナード倒せるんだよ…
303助けて!名無しさん!:2009/08/16(日) 22:19:41 ID:HCkxL45y
>>293-299
最初シリアス展開になるかと思ったが、ユンヌかw
相変わらず絶好調だなwww
いやもう楽しみにしてるんで、ぜひ最後まで頑張ってください!


>>301-302
お二人も、間空いても気にしないんで、続き楽しみにしてます!
304LOST MAN:2009/08/17(月) 16:10:45 ID:AuRERuT2
なんか連載中の物語について話してるな・・・続きを投下します
305LOST MAN:2009/08/17(月) 16:11:36 ID:AuRERuT2
 番外章 “理論”
 
グレイル   「うむ・・・うむ、そうか。分かった。出来る限りの事はつくそう。ああ・・・それじゃ、また後でな」
ガチャン
ティアマト  「誰から電話だったの?」
グレイル   「マーシャからだ」
オスカー   「なんて言ってました?」
グレイル   「マカロフが記憶喪失になったそうだ」
ヨファ    「ええ!!?」
セネリオ   「アイクの次はマカロフですか!?」
ガトリー   「こ、これはこれでレアな体験ッスね」
シノン    「面倒事が増えただけだ」
ミスト    「それで、マーシャちゃん来るって?」
シノン    「来るわけねぇだろ」
グレイル   「来るらしい」
シノン    「来るのかよ!!アイクもそうだがなんで病院に行かねぇんだ!!?」
グレイル   「とにかく、そろそろ来るらしいから出迎えてやってくれ。ガトリー、シノン」
シノン    「俺もかよ!?」
 
〜グレイル工務店玄関〜
 
シノン    「ったく・・・なんで俺が・・・」
ガトリー   「でも記憶喪失ってどんなんスかね?頭が真っ白になるって、想像は出来るけど具体的にはどんなッスかね?」
シノン    「バカバカしい。記憶が無くなるわけねぇだろ」
ガトリー   「へ?」
シノン    「記憶ってのァ、過去そのものだ。過去が無くなるわけねぇだろ」
ガトリー   「なるほど〜・・・シノンさんカッコイイッス!」
306LOST MAN:2009/08/17(月) 16:12:52 ID:AuRERuT2
シノン    「・・・俺達人間がどんだけ進歩しようと、どれだけ人の道を外れようとも、“真実”にゃ届かねぇ。
・・・いや、俺達風情が“全ての真実”を知ろうとする事なんざ不可能なのかもしれねぇ・・・なんにも知らねぇ俺達が作るものは・・・なんてこたァねぇ、形だけの物体だ」
ガトリー   「?」
シノン    「俺達はその“形だけの物体”を背負って生きてる。知らねぇ部分は解読して、書き換える。そうやって歳食って、未知の部分を残したままあの世行きだ。
それを後悔っつーなら、“全ての真実”を知れねぇ俺達は後悔の塊かも知れねぇな」
ガトリー   「??」
シノン    「解読された部分は姿を現し、形になり、彩る。それは“記憶”と言う名の“創造物”」
ガトリー   「待って待って待って待って待って待って待って」
シノン    「あん?」
ガトリー   「カッコイイって思ったには思ったんスけど、途中で意味がわからなくなってきたんス」
シノン    「・・・そうだな、ちと暗い話しになってきちまったな」
ガトリー   「あっと、話してる間に来たみたいですよ、あの二人」
シノン    「おう、そうか・・・一言お見舞いしてやるか」
ガトリー   「はい?」
シノン    「『テメェが来る所はここじゃねぇ、病院だ』っつって追い返すんだ」
ガトリー   「いいんスか?そんな事して・・・」
シノン    「あのな、ヤツ特有の結界なんぞが張られた空間で仕事なんざできるか。団長にゃ俺が話しをつけとく。なに、相手は記憶喪失者だ、丸め込むのも容易いぜ」
ガトリー   「そりゃそうかもしんねーッスけど・・・」
シノン    「よし、来た来た・・・おいマカロフ!」
マーシャ   「まてコラバカ兄がァァァ!!」
マカロフ   「オゥノー!ヤメテクダサ〜イ!ワタシハハタラクノイヤデ〜ス!」
二人     煤i本質変わってねぇ!!)
シノン    「いや寧ろ外国人口調になったからか妙に吹っ切れた感じすんぞ!?」
マカロフ   「ワォ!ソコノオフタリサ〜ン!ナイスタイミングデ〜ス!カクマッテク〜ダサ〜イ!」
ガトリー   「行動パターンまで一緒ッスよ!?」
マーシャ   「逃がすかバカ兄ィィィ!!」
ズドドドドドドドドドドドドドド・・・
ガタァン
ズドォン
バカァン
バリィン うわっ馬キター!
ババァン 今度は天馬キター!
ズドッ
バキャッ
シノン    「・・・」(嵐汗)
ガトリー   「・・・」(滝汗)
 
シノンの言っていた『記憶は無くならない』という理論に、一理あると感じたガトリーなのだった。
 
 
 TO BE CONTINUED
307LOST MAN:2009/08/17(月) 16:16:44 ID:AuRERuT2
うっわ凄い事シノンに言わせちゃったよ俺!!
ちなみに、この話は見ても見なくても以降の物語に影響はない短編なので番外として扱わせていただきました。
308助けて!名無しさん!:2009/08/18(火) 10:42:40 ID:ZDkb5/cf
age
         (<、,,> ":::::::::::::::::::::::::::: 、
      〜〈/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)
       〃:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<、      ロ こ
     ~そ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,)     リ の
  、_ ,, /::::::::::::::::::::::::、,ゝ===く:::::::,:::::ヽ  め コ
    `V::::::::::::::::::::、_γ      `ヾ,_ < ! ン
     l::::::::::::::::::::::く(   r,J三;ヾ   )> く,
 〜v,ん:::::::::::::::´:::::::=; {三●;= }  ,=ニ `/l/!/⌒Y
     l:::::::::::::::::::::::::::::ゝ≡三=イ ´::::゙:::::::::::::::::::::::::::::::
 、m,.. ,ゞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 ´ " ~ ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
310助けて!名無しさん!:2009/08/18(火) 14:43:32 ID:mQ/sNwOM
>>309
記念すべき1スレ目のバックb…ベアードモンスター乙

…今紋章町版CSIネタを書いてるんだけど、ここの住人ってCSI知ってる?
アメリカやオーストラリアでは人気の犯罪、科学捜査物ドラマですたい
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/CSI:%E7%A7%91%E5%AD%A6%E6%8D%9C%E6%9F%BB%E7%8F%AD
311聖地巡礼:2009/08/18(火) 19:57:48 ID:MnXxjD+D
>>308
GJ!
続きも楽しみにしてます

>>310
初めてしった
ネタ楽しみにしてます!

今回はちょっと息抜きに時期ネタ投下します
>>309
アークビグル様ごめんなさい
312聖地巡礼:2009/08/18(火) 19:59:27 ID:MnXxjD+D


〜エフラム編〜

8月16日兄弟家玄関

エフラム「ただいま、今帰った」
エイリーク「お帰りなさい兄上…どうしたのですかその大荷物は?」
エフラム「ああ、大したものじゃない」

そして部屋に入るエフラム。
マルス「気になるね…今日はあの日だし」
ミカヤ「そうね」
ロイ「…あの日って?」
エイリーク「なんでしょうか?」
リーフ「ま…まさか」
マルス「というわけでこれからエフラム兄さんの部屋に突入します!」
5人はノックもせずいきなりエフラムの部屋に突っ込んだ!

エフラム「うおっ!?」
エフラムの部屋には大量のロリ物同人誌が広げられ、現在整理整頓中であった。
マルス「やっぱり…今日は夏の最大級同人誌即売会の日だからね」
ロイ「うわぁぁ…」
リーフ「こっちは18禁だね…おねいさん物はないのか…ハァ」
エイリーク「兄上…こんなふしだらなものを////」
エフラム「コラ!そんなもの見ちゃいかん!」
ミカヤ「エフラム…お姉ちゃんはひたすた悲しいわ…たとえロリコンとはいえ、
    ようじょをエロい目で見たりはしないと思っていたのに!」
エフラム「ま…待て!話を聞け!」
マルス「ロリコン犯罪者には一分の理もないと思うけどね…さぁ動機を聞こうか」
313聖地巡礼:2009/08/18(火) 20:00:31 ID:MnXxjD+D


エフラム「まずは皆、ここにある同人誌を見てくれ…あ!エイリークは見ちゃいかん!こっちの全年齢ものにしろ!」
エイリーク「はぁ…」
リーフ「どれもロリ物ばっかりじゃんか」
エフラム「そうだ、純真な子供とは微笑ましいものだ、これらの全年齢ものはいい。
     幼い子供を愛で守る者に安らぎを与えてくれる」
ロイ「チキファミルラがスク水きてる全年齢もの同人誌も安らぎをくれるのかな?」
エフラム「だが!18禁は許さんぞ!年端もいかぬ子供にふしだらな真似をする連中が俺は心底許せん!」
マルス「じゃあなんで18禁をわんさか買ってきたのさ」
ミカヤ「そうよお姉ちゃん悲しいわ」
エフラム「これらの本を読んだ者が影響を受けてようじょに性犯罪をしたらどうする!
     そんな事のないよう俺たちは同人誌を買いまくった。ロリコンの手に入らないようにな!」
ロイ「俺たちって…」
リーフ「オグマさんやシャナンさんとか黒い牙の人たちでしょ」
マルス「つか性犯罪をするのは兄さんたちでしょ」
エイリーク「兄上…そこまでして子供たちを守ろうと…ごめんなさい!一瞬でも兄上を変質者と疑ってしまって!」
エフラム「わかってくれればいいんだ…なに、俺一人がロリコンと呼ばれようがようじょたちが無事ならいいんだ」
マルス「信じてる人がいるよ…」
リーフ「お金さえあれば僕もおねいさんのエロ同人誌を買いに行くのに」
ロイ「駄目だよ、リーフ兄さんは十八歳未満でしょ」
マルス「しかし兄さんの部屋、本棚に兵法書とロリものの本が並んでるのは微妙な光景だなぁ」
ロイ(しかし、これらの18禁本どうするつもりなんだろ…処分するのかな?
   …でもそれを突っ込んだらいけない気がする)
314聖地巡礼:2009/08/18(火) 20:01:45 ID:MnXxjD+D


〜ティニー編〜

イベントより数日前、フリージ家ティニーの私室

ティニー「ああ…何か見えてきました…見てください兄様…美青年の妖精たちが絡み合って…ハァハァ」
アーサー「ティニー…そろそろ少し仮眠とれよ…」
ティニー「駄目…このままじゃ新刊落ちてしまいます…意識の続く限り…」
アーサー「や…やばい…俺もちょっときつい…とと、ベタはみ出すところだった…フィーにTELしてアシ頼もうか?」
ティニー「もうTELしたんですけど…フィーも追い込みだって…余裕はないって…」
アーサー「参ったな…イシュトーは仕事だし、イシュタルは竜王家のユリウスんとこに遊びにいっちまった…」

その時一人の男が入ってきた。

ブルーム「ならワシが手伝ってやろうか?」
アーサー「伯父さん?会社はどうしたんだよ!」
ブルーム「会社はヒルダが仕切っておるからな…ワシは座ってるだけで仕事はないんだ…どうせヒマだから早退してきた」
ティニー「でも…」
ブルーム「…いいんだ…ワシが仕事に口出しするとヒルダに叱られる…ここで姪の手伝いでもしておるさ…
     アナログしかわからんが、若いころはヒルダの同人誌作りを手伝わされたものさ…」
テイニー「ありがとう伯父様…原稿に直接魂を注ぐアナログこそ私のやり方…感謝します!」
アーサー(なぜだろう…伯父さんの背中に男の悲しみが見える…)

ティルテュ「あ〜〜!みんななにしてるの〜お絵描き?ママも混ぜて混ぜて〜クレヨン持ってきたよ!」
アーサー「悪いけど忙しいんだ、母さんは向こうにいっててくれるかな?」
ブルーム「リンダに絵本でも読んでてもらいなさい」
ティルテュ「ぶ〜〜つまんないの〜いいもんいいもんリンダちゃんに遊んでもらうもんね〜だ!べ〜」

こうして万難を乗り越え、ティニーは夏の最大級同人誌即売会に参戦、見事完売した。
会場では元気に同人誌を売っていたティニーだが、それは祭り当日のボルテージ上昇やアドレナリンによるもの。
実際は連日の徹夜と、当日の会場の地獄の熱気と人ごみに消耗しきっていたティニーは
イベント終了後、真っ白な灰となって萌え尽きるのだった。

ティニー「ああ………復活したら冬のイベント新刊の構想を…」
アーサー「今は休め…ティニー」
315聖地巡礼:2009/08/18(火) 20:02:40 ID:MnXxjD+D


〜ビラク編〜

夏の最大級同人誌即売会当日、会場内

ビラク「うほっ男たちが押し合いへしあい…俺も混ざるぜ!」

ムギュウウウウウ

ビラク「うほっこれはいい男の匂い密着感がたまらないなハァハァ…さあそろそろウホッな同人誌の列に並ぶか」

だが…

ビラク「…こっちの列は女ばかり…はぁ…つまらん…だが!この試練をのりこえてこそウホッな本が手に入るのさ!」
ティニー「あ、ビラクさん今年も来てくれたんですね!」
ビラク「ああ!ティニーの美青年もの同人誌は実にウホッだ!去年のセティものもよかったぜ!」
ティニー「今年はエフラム×ヒーニアスのへたれ受けです」
ビラク「たっぷり楽しませてもらうぜ!…さあ次はフィーのところへ行くか!今年の親父ネタは誰かな?」

フィー「書いてしまった…レヴィン(子世代版)×オイフェ(やっぱり子世代版)……ごめんおにいちゃん」


おわり

さてルネスネタの続き書くか…
316助けて!名無しさん!:2009/08/19(水) 08:03:30 ID:dlG/Qveh
>>312-315
gj!
ブルーム、お前もかwwww
317助けて!名無しさん!:2009/08/19(水) 09:51:14 ID:xYLSpxrH
〉〉312−315
gjっす!フリージ家は代々同人誌を・・
ってかティルテュ精神年齢いくつだよww
318助けて!名無しさん!:2009/08/19(水) 19:17:16 ID:BIXh8QYi
>>311-315
ティルテュちょっと待ってwwクレヨンってwww
…な、何かヒルダがティルテュをいじめた理由が分かってしまった気がするよ…
GJ!


漆黒の騎士「最近私の出番が無い気がする」
デギンハンザー「同感だ。
         …ただわしはファイナライズすれば出番があるはず!」
漆黒の騎士「?」
319助けて!名無しさん!:2009/08/20(木) 13:23:33 ID:PuhYqT7e
なんだろう、ファイナライズってどこかで聞いた覚えが・・・
320助けて!名無しさん!:2009/08/20(木) 15:05:34 ID:GEvGr+/Q
ふと浮かんだネタ投下します。
女体化がダメな人はスルーして下さい。

チュンチュンコノフシンシャ!タスケテ!エイリーク!オロカナ… エロニアス(ププッ

エリウッド「ああ…今日もいい朝…じゃない…
      早速外が騒がしいし…うっ朝から胃がぁ」
そんな独り言を呟きながらエリー…エリウッドは体を起こした。
先日無理に修行に付き合ったおかげで全身KINNIKU痛である。
エリウッド(あぁ…きっと今日も「酷い有様です」になるんだ…ん?んん?)
ふと自分の体に違和感を感じ、視線を落とす。2秒で戻す。
エリウッド(こ、これは…いやまさか、そんなこと、…)
しばらく考え込んだ後、緑風も真っ青の素早さで胸と足の間に手を置き、そして
エリウッド「な ん じ ゃ こ り ゃ あ あ ぁ ぁ っ !!」
…叫んだ。絶叫した…
321助けて!名無しさん!:2009/08/20(木) 15:07:42 ID:GEvGr+/Q
ミカヤ「ちょ、どしたエリー!って」
エリウッド「ウギャーっす!!バリバリウギャーっす!!」
悲鳴を聞きつけて駆け付けたミカヤ。しかし奇声をあげながらのたうつエリウッドを見て絶句。
ミカヤ「ちょ、落ち着けエリー…じゃない、エリウッド!」
エリウッド「ウギャーっす!!なんじゃこりゃーウギャーっす!!バリバリ!!」
ミカヤ「落ち着けと言っている!!!」 つレクスオーラ
エリウッド「ひでぶ」
力ずくでエリウッドを止め、汗を拭いつつ周りと外を見る。
庭に実はいい人がこねる前のハンバーグのような状態で放置されている以外、特に異常はない。
ミカヤ「ったく…一体何見て騒いで… え…」
数秒後、ミカヤも同じように絶叫した。
その悲鳴は、紋章町ほぼ全域に響き渡った。
322助けて!名無しさん!:2009/08/20(木) 15:08:39 ID:GEvGr+/Q
〜数十分後〜
シグルド「で」
セリス「っていう」
リン「なんでエリウッドが女の子になってるわけ?」ギリギリ
マルス「なんですぐ僕を疑う!だから今の女は危険って言われ…ゴメンナサイユルシテアバババ」
リーフ「どうせならおねいさんになってほしかったYO…
    (で、原因は?)」
ロイ「リーフー、セリフ逆、逆」
エリウッド「あばばばb」
ヘクトル「落ち着けエリー…でもどうせならもうちょっと胸大きく…あっ」
メメタア!ギャーコトバノアヤダユルセ!ダマレメタボニクダルマ!ウギャース!
エリウッド「ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!」
ロイ「なんというマジ泣き。早く原因を…」
セリカ「(ピコーン!)はっ!邪神!」
アルム「そうか!邪神!」
マルス「なるほど!邪神!」
ミカヤ「ユンヌー」
ユンヌ(鳥)「hello.どうしたミカリン?」
ミカヤ「私をその名で呼ぶな!」
ユンヌ(鳥)「ハイ…」
リーフ(ミカヤ姉さん怖い)
ミカヤ「…あれについて、何か知ってる事は?」ビシッ
323助けて!名無しさん!:2009/08/20(木) 15:09:42 ID:GEvGr+/Q
ユンヌ(鳥)「ああ、エリーね。」
セリス「やっぱり」
ユンヌ(鳥)「私だ」
セリカ「お前だったのか」
ロイ「ユンヌよ、お前もか」
ユンヌ(鳥)「仕方がないじゃない。作者が血迷っちゃったんだもの」
ロイ「メタ自重」
エリウッド「(´;ω;`)スンスン」
エフラム「いわゆる「萌え」というものを感じたのか…この病弱ロードに…よく、わかる」
ヘクトル「ロリコンには分からん」
エフラム「(;・`д・´)なに!?」
エイリーク「落ち着いて下さい兄上。喧嘩なら解決してから外で思いっきりやって下さい」
ヘクトル・エフラム「スマソ」
エリンシア「女の子ではなくて逞しい肉体美を…」
リン「筋肉オタ自重」
324助けて!名無しさん!:2009/08/20(木) 15:10:37 ID:GEvGr+/Q
ニニアン「エリウッド様が女の子になったと聞いて飛んできました」
フィオーラ「me,too.」
アイク「む、何故分かった」
ニニアン「この町の全域に絶叫が響いてましたから」
ミカヤ「(;´・ω・`)」
エリウッド「(´っω;`)クスンクスン」
フィオーラ(!! か… か わ い い っ !!!)
ニニアン「ああエリウッド様…お可哀そう…(ハアハア)」
マルス「ニニアンさーん、鼻血鼻血」
ヘザー「私は元男でも愛する!!」
リーフ「来ると思った」
ニニアン「……」
フィオーラ「………」
ヘザー「……………」
ゴゴゴゴゴ…
リーフ「わあ、嫌な予感…」
エフラム「ファイッ!!」
どごおおっおっ!!
エイリーク「ちょ、兄上、何して」
エフラム「いや、なんとなく」
エリウッド「もうどうにでもな〜れ(´;ω;`)」
結局、邪神は三日間押入れ行き。
エリウッドが男の体に戻れたのはその後でした。
325助けて!名無しさん!:2009/08/20(木) 15:12:55 ID:GEvGr+/Q
ただ「こねる前のハンバーグ」という表現を使いたかっただけとは(ry
お粗末でした
326ラトナ様がみてる:2009/08/20(木) 16:42:56 ID:K6yIflY0
>>320-325
ユンヌwwwwwwwwwwwwww
エリウッド兄さんつくづくついてない人だw
GJ!
327ラトナ様がみてる:2009/08/20(木) 16:45:07 ID:K6yIflY0
27

「ごきげんよう」
「ごきげんよう」

ラーチェルは今日も挨拶を交わしつつ校舎へとむかう。
心なしか最近、女生徒同士で腕を組んで歩いてる姿をよく見かける。
そういえば先日図書室に行ったときなど、人目につかない場所でキスしている女生徒を見てしまった。
覗こうとしたわけではないのだが目が離せなかった。

ラーチェル「むぅ…最近どこもかしこもカップルが増えた気がしますわ…なのになぜわたくしと
      エイリークは進展がありませんのー!」
エイリーク「私がなにか?」
ラーチェル「うひゃあ!…もういきなり声をかけないでくださいまし!ビックリするじゃありませんの!」
エイリーク「ふふふ、ごめんなさい」
涼やかに笑うエイリーク。ラーチェルは胸の鼓動が高まるのを感じた。

ラーチェル「ああ…エイリーク…//////」
ターナ「はいはい、遅刻しないうちに学校行こうね」
328ラトナ様がみてる:2009/08/20(木) 16:46:19 ID:K6yIflY0
28

ラーチェル「というわけで今週の土日、Wデートいたしましょう!」
ターナ「は?」

すっとんきょうな事を言い出すラーチェル。
今は昼休み、エイリークは部活の用事で席をはずしている。

ターナ「いったいなにが、〜というわけなのかしら?」
ラーチェル「わたくし気づきましたの!待ってるだけでは何も進展しませんわ!
      やはり攻めあるのみですわ!」
ターナ「それでエイリークをデートに誘うってわけね、でも3人で遊びに行くのは今までもあったじゃない」
ラーチェル「まあ、それでは友達止まりですわ、あくまでもデートと遊びは違います!」
ターナ「はぁ…でもそれならなんでWデートなのよ、2人で行けばいいのに」
ラーチェル「物事には順序があります!いきなり2人っきりなんてわたくし恥ずかしくて…キャー//////」
ターナ「それで私にも来てほしいと……でもWデートならあと1人必要なんじゃ」
ラーチェル「もちろんエフラムですわ!」
ターナ「なっ////」
ラーチェル「いいですこと!途中で上手く別れてそれぞれ2人っきりになりますわよ!
      わたくしもターナもこれで晴れてカップル、恋愛成就ですわ!」
ターナ「で…でもエフラム鈍いし…私どうしたらいいか…」
ラーチェル「まあ、そんなこと言ってるから進展がないのですわ!ひたすら攻めて攻めて攻めまくるのみ!
      わたくし今回のデートで必ずエイリークとカップル成立してご覧に入れますわ!」
ターナ「す…凄い気合…わ、私だって負けてられないわ!絶対にエフラムをノーマルにするんだから!」
329ラトナ様がみてる:2009/08/20(木) 16:47:58 ID:K6yIflY0
29

そこにひょっこりエイリークが戻ってくる。
ラーチェル「エイリーク!」
エイリーク「は、はい?」
がぶりよるラーチェル。ちょっと引いてしまうエイリーク。

ラーチェル「今度の土日、予定は空いてまして?」
エイリーク「ええ、空いてますけどなにか?」
ラーチェル「まあ、よかったですわ!それじゃあ4人でお出かけしましょう!海へ!」
エイリーク「う…海!?…いえその…私、海はちょっと…」
ラーチェル「まあ、ロストンのプライベートビーチだから心配いりませんわ!巨乳などおりません!」
エイリーク「本当ですか!それならば是非!…ああ…つまりそのビーチでは私たちでも巨乳ナンバー1になれるんですね」
ラーチェル「もちろんですわ!」

2人はこの時ターナの事を忘れている。

ラーチェル「というわけでエフラムも誘ってきて下さいませ!ホテルの空き部屋が4人分しかないので
      悪いけど他のご兄弟の方は招待できませんわ」
エイリーク「わかりました、兄上も誘ってみます」
ターナ「ドキドキ」
330ラトナ様がみてる:2009/08/20(木) 16:49:06 ID:K6yIflY0
30

〜兄弟家居間〜

学校から帰ったエイリークはさっそくエフラムに話をしてみる。
居間ではミカヤとエリンシアが茶をすすっており、ヘクトルがゴロゴロしている。

エイリーク「…というわけでラーチェルからお誘いがあったのですけど」
エフラム「む…日曜日はミルラ達を市民プールに誘おうと思っているんだ…悪いが遠慮しよう」
エリンシア「エフラムちゃん!」
ミカヤ「だめよそんなの!」
エフラム「な…なにが駄目なんだ?」
ミカヤ「健全な高校生男子が、女の子から海で遊ぶお誘いを袖にして幼女とプールなんて
    みずからロリコンと告白してるようなものじゃない!」
エリンシア「そうですわ!ミルラちゃん達とは約束してるわけじゃないんでしょ!」
エフラム「し…しかしだな、ミルラ達プールに行きたがっていたから機会を見て連れてってやりたいんだが」
ミカヤ「次の機会になさい!」

その時ゴロゴロしながら煎餅をかじっていたヘクトルが口を開いた。
ヘクトル「あ〜無駄だって、ロリラムの野郎はターナだのラーチェルだの同世代の女にゃ興味ねえんだから、
     なにしろロリコンだからな、市民プールでチキファミルラの浮き輪と女児用水着でも見てた方が幸せなんだろ」
エフラム「ピザ…どうやら命がいらんようだな…」
いつものパターンになりかける…その時エイリークが口を開いた。
エイリーク「兄上…今度ばかりはヘクトル兄上の言う通りです…」
エフラム「なっ!」

エイリークはホロホロと涙をこぼしていた。居間の全員が固まる。
エイリーク「兄上…私たちと海へ行くよりもミルラちゃん達と遊んでいたほうが楽しいんですね…
      兄上はいつも幼女のみなさんのことばかり…兄上なんて未成年者略取でベルン署に逮捕されればいいんです!」
そっとミカヤがエフラムに耳打ちする。
ミカヤ「エイリークもあなたと遊びに行きたいのよ」
それを受けてエフラムが口を開いた。
エフラム「…悪かったエイリーク、わかった今度の日曜は海に行こう。なにミルラ達とは次の機会に行けばいい」

その言葉にパッと微笑むエイリーク。エフラムは苦笑いするしかなかった。
331ラトナ様がみてる:2009/08/20(木) 16:50:18 ID:K6yIflY0
31

〜フレリア家ターナの部屋〜

ターナが水着を並べて頭を抱えている。
ターナ「ううう…どれがいいかな…もっとこうエフラムのハートを鷲?みできるような…」
ヒーニアス「なんだ?どうかしたのか」
ターナ「お兄様!勝手に入ってこないでよ!」
だがそんなことを気にするヒーニアスではない。
ヒーニアス「む?水着か、夏だものな、よし!今年こそエイリークにスク水を着てもらうぞ!」
ターナ「お兄様…」
ヒーニアス「新スクもいいが、私としては旧スクの方が好みだ!
      エイリークのぺたんこ体系にぴったりフィットするはず!たまらん!よし、海かプールに誘おう。
      ターナ!エイリークの最近の予定はどうだ!空いてる日を教えろ!」
ターナ「お兄様なんかのために空いてる日はないわよ!」

ターナはむんずとヒーニアスの襟首を掴むと窓からほうり捨てた。ここは3階である。

アー!タスケテエイリーク!

ターナ「まったく!…でもエフラムはどういう水着が好みなんだろ…」
ポワポワと妄想する。
出てきたイメージはエフラムの周りに幼女トリオが女児用水着やスク水でじゃれている光景だった。
ターナ「……」
今度は自分がそれらの水着を着ているのを想像する。

ターナ「学校のプールならまだしも海で着てたら変態よね…あ〜んどうすりゃいいの〜!」

ターナは頭を抱えて床を転がるのだった。
332ラトナ様がみてる:2009/08/20(木) 16:51:15 ID:K6yIflY0
32

〜ロストン家ラーチェルの部屋〜

ラーチェル「水着よし、着替えよし、歯ブラシよし、サンオイルよし…サンオイル…
      ああ、エイリークとぬりっこ…こう背中をさらしたエイリ−クの肌にわたくしの手が…  
      キャー!タマリマセンワー!//////////」
レナック「ああもうなにさわいでるんですか」
ラーチェル「乙女の独り言を聞くんじゃありませんわ!」
つ イーヴァルディ
レナック「アー!」
ドズラ「ガハハ!」

こうして夜は更けていくのだった。

続く
333助けて!名無しさん!:2009/08/20(木) 18:23:26 ID:rbdf/P3c
嗚呼、俺の中のラーチェル像が音をたてて崩壊していく・・・でもGJ。
334助けて!名無しさん!:2009/08/20(木) 19:06:52 ID:XQpP0Yfo
>>320-325
エリウッドカワイソス(´・ω・`)
肝試しといいこのネタと言いユンヌ本気で自重wwww
GJ!

>>326-332
ラーチェル様がもうすでに百合の世界に…
てかヒーニアスの扱いww
GJ!

>>319
グレイブ・ジョーカーの中の人は実は黒竜王だったのか…
ならあの強さに納得
335助けて!名無しさん!:2009/08/21(金) 06:08:22 ID:3+DI+RUQ
>>320
ミンチwwwww後エフラム何しとんじゃwwwww

>>326
エイリーク…何気に酷いぞそれはw
後レナック頑張れ超頑張れ
336助けて!名無しさん!:2009/08/21(金) 09:06:29 ID:MNMiFqHR
>>320-352
wwwww
つか、ユンヌはそんなことまで出来るのかw
混沌化のためなら何でもやれそうだな。
337あの人達は今〜封印篇〜:2009/08/21(金) 12:19:30 ID:WnLmSJQx
〜フェレ〜
 
アレン    「ふっ!はぁ!たぁ!」
ガンッ ギンッ ガッ
ランス    「ハッ!ヤッ!トウ!」
ガッ ゴッ ギャリンッ
マーカス   「アレン、ランス、武芸の稽古か」
アレン    「! マーカス先生」
マーカス   「他の者は既に帰宅していると言うのに・・・感心だな」
ランス    「恐縮です」
マーカス   「どれ、わしが手解きをしてやろう」
アレン    「え・・・いいのですか?」
マーカス   「『いいのですか』・・・とはなんだ」
ランス    「お言葉ながら、マーカス先生もお歳では・・・」
マーカス   「何を言うとる!わしとてまだ若いものには負けん!槍を構えろ!行くぞ!」
アレン    「マーカスせんせ・・・わ!」
 
〜エトルリア〜
 
ディーク   「俺に会わせたい人って誰だよ、坊ちゃん」
クレイン   「坊ちゃんはよしてくれ。・・・えっとね、長い茶髪の男性で、赤い服を着ていたよ」
ディーク   「パス」
クレイン   「え?どうしてだい?」
ディーク   「嫌な予感が」ヒュオッ「すおおおおい!!?」
ルトガー   「・・・また外したか・・・」
ディーク   「てんめっ・・・また背後から斬りかかってきやがって!いい加減に諦めやがれ!」
ルトガー   「未だに傷1つ負わせられないか・・・俺もまだまだ未熟だな」
ディーク   「人の話を聞けコラ!」
クラリーネ  「うるさいですわね!今何時だと・・・ル、ルトガー・・・」
ルトガー   「・・・なんだ、お前か・・・」
クラリーネ  「何だとはなんですの!?私にはクラリーネという名前が・・・!」
クレイン   「クラリーネ・・・今はもう9時なんだから、そんな大声だしちゃ・・・」
クラリーネ  「ハッ!いけませんわ・・・私ったら・・・」
ディーク   (つーか貴族って9時に寝るのかよ・・・健全って言やぁ健全だが・・・)
 
〜西方三島〜
 
バアトル   「まだまだ!こんなモノではワシを倒せんぞ!」
ゴンザレス  「俺・・・まだ・・・やれる・・・!」
バアトル   「よし!その意気だ!今度は拳で来い!」
エキドナ   「元気だねぇ・・・二人とも」
ギース    「俺はもうクタクタだ・・・つーか何で俺まで付き会わされてんだか・・・」
エルフィン  「フフフ・・・船乗りも体力を着けなければいけませんよ」
フィル    「深夜だと言うのに・・・周りの人が起きないといいのですが・・・」
ワード    「既に遅いと思うぜ?」
ロット    「・・・家の明かりが次々に増えて行く・・・」
ガレット   「あ〜ああ、俺は知らねーぞ」
338あの人達は今〜封印篇〜:2009/08/21(金) 12:22:40 ID:WnLmSJQx
〜オスティア〜
 
ボールス   「ふむ・・・今夜も何も無く終わりそうだな」
バース    「ボールス」
ボールス   「ん?バースか。どうした?」
バース    「ネズミを一匹捕まえた」
キャス    「はーなーせー!」
オージェ   「捕まえるのに苦労しました・・・いたたた・・・」
ウェンディ  「オージェ、真正面から乱れ引っ掻き食らったからね」
アストール  「上手く顔に3本斜め傷着けられてら」
オージェ   「でもアストールさんが居てくれてよかったですよ」
ウェンディ  「物陰に隠れて横を通り過ぎようとした時に『グワシッ』でしたからね」
アストール  「ん〜、まぁこういうのには慣れてるからな」
キャス    「離せってのにー!」
 
〜サカ〜
 
スー     「じじ、おはよう」
ダヤン    「うむ、おはよう。昨夜からルトガーの姿が見えないのだが、知らないか?」
シン     「ルトガー殿ならば、エトルリアの知人に会いに行くとかでいません。なんでも一泊二日だそうです」
ダヤン    「む?そうか。今日は客人が来ると聞いていたのだが・・・」
シン     「それまでには戻ってこられるでしょう」
スー     「それにしても、シンは私達と話すときはちゃんと話すけど、他人相手だと無口なのよね」
ダヤン    「確かに。お前はワシの息子に次いで無口だ・・・サカの男は比較的喋る方ではないが、お前等二人は格別だ」
シン     「私はいつもこの調子です」
スー     「そうかしら・・・」
ニイメ    「邪魔するよ」
ダヤン    「おや、ニイメ殿・・・どうなさいましたかな?」
ニイメ    「少しばかり知人の様子を見に来ただけさね」
シン     「・・・」
スー     「ほら、急に黙り込む」
シン     「・・・」
 
〜イリア〜
 
赤子     「びえええええええええええええええん!!」
ノア     「ゆ、ユーノさーん!ちょっと頼みまーす!」
ユーノ    「あなた、今手が離せないからあの子を頼みます」
ゼロット   「ああ。よーしよし、おいで〜」
赤子     「びええええええええええええええええん!!」
ティト    「泣き止まないわね・・・」
シャニー   「次私!」
ユーノ    「大丈夫?」
シャニー   「大丈夫!ほら、たかいたかーい!」
赤子     「びええええええええええええええええええええええん!!」
ノア     「悪化した・・・」
トレック   「ただいま〜。魚数匹釣れましたよ〜」
シャニー   「あ、トレックさん!この子お願い!」
トレック   「う〜ん?」
赤子     「びえええええええええええええん!!」
トレック   「う〜・・・よ〜しよ〜し、怖くないぞ〜・・・い〜子だ〜」
赤子     「うぐっ・・・ひっく・・・ぅぅ・・・ZZZ・・・」
ユーノ    「毎度毎度ごめんなさいね」
トレック   「いや〜、そんなことないですよ〜、うん。俺はただ抱き上げて声を掛けただけですし〜」
ノア     「この子も何故かトレックだと泣き止むんだよな〜」
ゼロット   「恐らく、トレックのノンビリが移ったんだろう」
ユーノ    「う〜ん・・・ノンビリがそのまま移って大きくなられたらちょっと困るわね・・・」
339あの人達は今〜封印篇〜:2009/08/21(金) 12:44:04 ID:WnLmSJQx
〜ナバタ〜
 
ファ     「こんにちはー!」
ソフィーヤ  「あ・・・ファ・・・こんにちは・・・久しぶりね・・・」
イグレーヌ  「あら?一人で来たの?」
ファ     「ううん。エフラム兄ちゃんが送ってくれたのー」
イグレーヌ  「(ボソッ)ソフィーヤ、エフラムって誰?」
ソフィーヤ  「ロイ様のお兄様です・・・自称“面倒見の良いお兄さん”です・・・」
イグレーヌ  (自称って・・・)
ファ     「えっとね、この後ね、西方三島にも行くの!」
ソフィーヤ  「? 何故・・・?」
ファ     「エルフィンに会いに行くの!それでね、あのポロンポロンって鳴るヤツ弾いてもらうの!」
イグレーヌ  「そう、楽しんできてね」
ファ     「うん!またねー!」
タタタッ
ソフィーヤ  「・・・結局、何しにここへ寄ったのでしょう・・・?」
イグレーヌ  「元気な姿を見せたかったんでしょうね。・・・元気過ぎる気がするけど」
 
〜ベルン〜
 
ギネヴィア  「はぁ〜・・・」
ツァイス   「ギネヴィア様、どうなさったんですか?」
ギベヴィア  「兄様の事なのですが・・・」
ミレディ   「どうかなさいましたか?」
ギネヴィア  「兄様は攻撃するたびに回転するでしょう?それについて悩んでるのです・・・」
ツァイス   「あれは遠心力で力を底上げしてるみたいなモノです(勘)」
エレン    「でも、一々回転する必要無いですものね・・・」
ミレディ   「回転しなくても署長は強いですからね・・・あの回転は無意味でしょう・・・」
ギネヴィア  「しかも遠距離攻撃するたびに衝撃波が周りを破壊しますし。外した時にはビルが1つ消し飛びました」
エレン    「消しッ・・・」
ツァイス   「なんというか、署長にあるまじき行為ですね・・・」
ギネヴィア  「シッ!聞こえるわよ!」
ギネヴィア  「この前なんか駅前で・・・」
ツァイス   「えぇ!?マジですか!?」
ミレディ   「だから声がデカイって!」

ゼフィール  「ぶぁっくしょん!!」
イドゥン   「署長、どうかなさいましたか」
ゼフィール  「うむ・・・どうやら隣の部屋でワシの噂をしているようだ。どれ、見に行ってみるか」
 
続く<次回は烈火篇>
 
ここでお知らせ。
俺は封印と烈火しかプレイした事無いから次回で最終回です。
340助けて!名無しさん!:2009/08/21(金) 14:48:16 ID:z7GziISX
誰も>>320のエロニアスに突っ込まないのですか
341助けて!名無しさん!:2009/08/21(金) 19:10:28 ID:emODZ9fQ
337>>339
GJ!
烈火編も楽しみにしてます!
342助けて!名無しさん!:2009/08/21(金) 19:10:43 ID:WnLmSJQx
ぶはぁ!!?なんかよく見たら間違い2つ見つけた!!
脳内変換よろしくお願いします!!
うおー!恥ずかしー!
343仮想現実君:2009/08/22(土) 19:07:51 ID:mpfeTn8B
注意書き
このネタは「メタ自重?何それ食えんの?」といった勢いでメタネタ満載です、たぶん。
かなり個人的な偏見が入っていますのでご了承いただきたく存じ上げます。
というかぶっちゃけ思いつk(ry





もしも自分があのゲームの主人公だったらどうなるんだろう?
自分、この人は、あの人は、どんな設定のもとに描かれるのだろう?



ルーテ 「―――そんな青少年たちの夢と希望をかなえたのがこの『仮想現実君3号』です」
エフラム「人の家に唐突にタイムテレビみたいなのを持って現れて何をまた・・・」
ロイ  「そんなすごいものを作ったのルーテさんっ?!」
ヘクトル「うわ、ロイがすっげぇ目ぇきらきらさせてっし・・・ってか3号って」
ルーテ 「ロイさんのデータはまだ入ってないんですけどね、残念ですが」
ロイ  「まだってことは今度入るの?今度入っちゃうの!?」
ルーテ 「はい。現在開発に着手している『仮想現実君4号』が完成した暁には。私、優秀ですから」
ロイ  「YATTA!ルーテさん最高!!」

ヘクトル「テンションが上がりまくって箪笥の角に足の小指をしこたまぶつけて
     気を失ったロイは放っておくとして・・・誰のデータが入ってんだ?」
ルーテ 「アイクさん、エフラムさん、ヘクトルさん、リーフさんを入れさせてもらっています」
ヘクトル「アイク兄貴とエフラムと俺はまだわかるとして・・・リーフ?」
ルーテ 「リーフさんはあなたたちの中で一番スタミナが優れていたもので」
エフラム「なるほど」
ルーテ 「ちなみに装備も該当世界に準拠させていただきます」
ヘクトル「まぁ、ゲームによっちゃラグネルとか卑怯くせーしな・・・」
344仮想現実君:2009/08/22(土) 19:09:32 ID:mpfeTn8B
ルーテ 「では、まず最初に王道であるドラゴンクエストから」
エフラム「・・・これはレベル1の状態のステータスか?」
ルーテ 「はい。補足として言わせていただきますが、ナンバリングタイトルの5に準拠しています」
ヘクトル「筆者の手元にある最新作がそれだからな。まずはアイク兄貴から・・・っと」

      アイク 
ちから    5
すばやさ   4
みのまもり  4
かしこさ   1
うんのよさ  3
さいだいHP 21
さいだいMP 0

ヘクトル「兄貴にしちゃ意外と能力が低めに設定されているな」
ルーテ 「ええ、でも原作と同じでステータスの上がり具合はものすごく高めです」
ヘクトル「メタ自重」
ルーテ 「まあいいじゃないですか。お次はヘクトルさん、エフラムさんを同時に」

      ヘクトル     エフラム
ちから    10       9
すばやさ   3        7
みのまもり  9        4
かしこさ   2        2
うんのよさ  1        5
さいだいHP 32       25
さいだいMP 0        0

ヘクトル「ステータスを見る限り、俺は壁と攻撃役を兼ねる重戦士タイプか?」
エフラム「じゃあ俺は素早い動きで相手を翻弄する軽戦士か」
ルーテ 「はい。お二人とも身体ポテンシャル自体は高いのですが、欠点がないといけないと思って
     そうさせていただいています」
エフラム「完璧超人というものは存在しないからな、必ずどこかしら欠点があるものだ」
ヘクトル「確かにな。で、次はリーフか・・・」
345仮想現実君:2009/08/22(土) 19:10:52 ID:mpfeTn8B
      リーフ
ちから    5
すばやさ   4
みのまもり  4
かしこさ   6
うんのよさ  0
さいだいHP 98
さいだいMP 0

ヘクトル「とりあえずまず最初に一言。さいだいHPがレベル1ってどころじゃねーぞっ?!」
エフラム「いや、俺は的を射ていると思う。特にうんのよさとさいだいHP」
ルーテ 「リーフさんはあれだけ貧乏くじを引いても目を離すとすぐに怪我がなおっていそうですので」
ヘクトル「確かに生命力だけに関しちゃ本気あいつ人間離れしてやがるかんな・・・」

ルーテ 「さて、思った以上にスペース食っちゃってるんで、次で最後にしますか」
エフラム「次はどの世界なんだ?」
ルーテ 「これです つバイオハザード1」
ヘクトル「また微妙なとこを突いてくるな。これはどういう風に変わるんだ?」
ルーテ 「難易度が変わります。
     イージーの方から順にアイクさん、リーフさん、エフラムさん、ヘクトルさんとなっています」
エフラム「難しい方から順番にやっていくとしようか」
346仮想現実君:2009/08/22(土) 19:11:50 ID:mpfeTn8B
エフラム「ヘクトル、お前を使ったら動きが緩慢な上、あり得ない所からゾンビが出てくるんだが」
ヘクトル「メタボとか言ったらアルマーズだかんな」
ルーテ 「ヘクトルさんは逃げにくいかわり、アイテムを多めに持つことができます
     あり得ない所から敵が出てきたりするのは原作でのヘクトルさんの幸運が低いからです」
ヘクトル「だからメタ自重しろよと。そういうエフラムはアイテムが持てないな」
ルーテ 「この速さでアイテムをたくさん持ち歩いたら簡単になると思いますので」
ヘクトル「成る程な。で、次はリーフなんだが・・・なんでこいつがノーマルなんだ?」
ルーテ 「ピッキング、楽器演奏などの多彩なスキルとその体力からです。
     原作でいうジルをかなり打たれ強くした感じだと思ってください」
エフラム「そういうことか、それは難易度もさがるな・・・。で、最後のアイク兄上なんだが」
ルーテ 「まあ、百聞は一見にしかず。実際にプレイしてみてください」
ヘクトル「わかった、やってみるぜ・・・ってアイテムナイフ一本だけかよっ!」
エフラム「酷い初期装備だな・・・早速最初のゾンビに遭遇したんだが」
ヘクトル「俺ナイフ使うの苦手なんだがな・・・あ、しがみつかれた」

        カッキーーーン!
       NO DAMAGE!

ゾンビ     (゚д゚ )


ゾンビ    ( ゚д゚ )


ヘクトル「こっちみんなwww ・・・ってかダメージ受けてないだと?!」
エフラム「血がでる描写すらないだとっ?!」
ルーテ 「ちなみにタイラントの爪による突き刺しを受けても一切ダメージを受けません」
ヘクトル「チートじゃねえかっ!」
エフラム「ゲームとして成立しないじゃないかっ!」




ヘクトル「つまりはあれだな」
エフラム「俺たちは俺たちの世界に居るのが一番いいわけだな」
ロイ  「人の夢壊すなよ兄さんたち」
347助けて!名無しさん!:2009/08/22(土) 20:42:57 ID:efGajsqa
>>343-346
色々と突っ込み所が満載www
ゾンビこっち見んなww…このアイクVS三角様の戦いが見てみたいぜ
GJ!
348助けて!名無しさん!:2009/08/22(土) 21:04:43 ID:Zn0hZiGQ
なんかロイが格ゲーに出たら、メテオの大魔法や斬空天翔剣を使ってかなりぶっ飛ばしていたらマルスにツインバスターライフルを発射されて吹っ飛んだ(ゼロシステムで動き丸見えだから100%クリティカル)という妄想が浮かんだ
これは自重すべきかな?
349助けて!名無しさん!:2009/08/22(土) 21:46:43 ID:Ec/LXOVM
このスレに相応しそうなMAD
http://www.youtube.com/watch?v=n8I1rvEklhg
350助けて!名無しさん!:2009/08/22(土) 22:48:43 ID:xU8/j6Jy
>>343-346
DQのリーフのHP、確かにこのスレのリーフなら納得できるw
そしてバイオのアイク吹いたwww
ダメージ受けないとか、マジで何するゲームだよwww
あとロイのはしゃぎっぷりがwww GJ!
351助けて!名無しさん!:2009/08/22(土) 23:57:36 ID:bU3e+qhv
>350
そりゃあ、いかに早くナイフ一本でタイラントまで倒すかの
無双ゲームだろうに。
352助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 01:26:50 ID:dUyEh/dT
>>351
ロケラン並の威力と射程を持ってそうだな、そのナイフw
353助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 09:08:25 ID:EekAGpSX
ナイフクリアはバイオマニアの嗜みですぜ
354助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 10:04:30 ID:YauHj4A3
この際だから武器もラグネルにしようか。

ゾンビ (´;ω;`)カンベンシテヨ・・・。
355助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 13:32:12 ID:Emrn8TST
でもラナオウ様ならナイフどころか拳一つでクリアしそうだから困る
てかこのスレのバイオハザード好きの多さに驚いた

>>347
三角頭はバイオハザードの魔物じゃなくて静岡(サイレントヒル)の魔物だぞ
バイオも静岡も有名なホラーゲームだからうっかり間違えやすいけどな
356助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 15:00:23 ID:YauHj4A3
じゃあラナオウの上を行くエーディンは一息か?怖っ!
357助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 15:30:23 ID:ODNwkBOW
夏なのに夏祭りネタが無いだと…!?

ミカヤ「という訳で今からGOよ」
リーフ「今?今真っ昼間だよ?」
ミカヤ「画面の向こうではそうだけど、私達の世界ではもう夜よ!」
マルス「画面の向こうとかメタ自重」
〜数十分後〜
ミカヤ「到着」
マルス「何この展開の早さ」
ミカヤ「だって作者が優秀さんを出したがって」
マルス「だからメタ自重」
エフラム「むっ!ヒニアスの気配が…ちょっと行ってくる」
ロイ「早くも単独でどっか行っちゃった人が一名」
ミカヤ「じゃ、集団行動のできないロリラムは放っておいて、行きましょうか」
ダレガロリラムジャー!!ザワザワ ヒソヒソ ロリダッテー ヤダー
ロイ「うわ地獄耳…しかも周りの人に気味悪がられてるし…」
セリス「い、行こうか」
358助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 15:31:15 ID:ODNwkBOW
数分後
ヘクトル・アイク「ガツガツ!むしゃむしゃ!ガツガツ!」
ロイ「テラポケダン」
リン「ってか明らかに買うの速すぎだし食べる量も多いわ…」
エリウッド「胃が、胃があぁぁぁー」
ロイ「つ胃薬」
アルム「あっ」
リン「?あっ、ルーテ…」
ルーテ「やあ (´・ω・`)
    ようこそ、屋台『優秀』へ。」
ロイ「いや、これ屋台じゃない…」
リン「数多くの屋台の中に交じってビニールシート…シュール」
マルス「おや、今回はゲームがありませんね」
ルーテ「はい、今回は気分転換にアニメDVDと音楽CDです」
リーフ「ゆうしゅうの ちからって すげー!」
359助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 15:32:04 ID:ODNwkBOW
マルス「じゃあDVDの方から…って、こ、これは…」
鉄のラインマルス
ROCHENGER(ロシェンジャー)
星のタービィ
ロードギアス 反逆のエリウッド
空をかける竜騎士
ドラゴンメイデン
名探偵ロナン
とある神竜の人竜戦役
ロイ「どうみてもパk…ゲフンゲフン」
マルス「でもなんか…」
シグルド「ちょっと面白そうだな。よし、ROCHENGERまとめ買い」
マルス「僕はロードギアスを」
リーフ「僕はラインマルス」
ロイ「ちょ、まとめ買いって、三人ともDVDがいくらするか知って…」
ルーテ「その心配は無用です」
ロイ「えっ」
ルーテ「私、優秀で善人ですから。一枚10Gです」
ロイ「なにそれ安すぎこわい」
360助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 15:32:44 ID:ODNwkBOW
マルス「次はCD…って、またしても…」
戦慄のロードたち
実はいい人の秘かな愉しみ
わが恋は天空に散りぬ
六道アイクサバイバル
纏われしロードら
神器のある風景
戦争とシーダ
ロイ「どう見てもア×××です、本当に(ry」
エリンシア「3番目はアイクの事ですわね…」
リーフ「神器…(´;ω;`)ナンデボクニハナイノ…」
アルム「最後は一体…?」
マルス「ヒント:【あなたは愛を信じますか?】」
アルム「ああ…」
エイリーク「アイクサバイバル…想像できません、一体どんなサバイバルなのでしょう…」
ルーテ「ちなみにこれらの曲は【サナキプロジェクト】のものです。
    他にも約30曲…」
シグルド「どんなプロジェクトだ…」
ルーテ「ちなみに、これらも一枚10Gです」
ロイ「また安すぎこわい」
361助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 15:33:57 ID:ODNwkBOW
数時間後
ヘクトル・アイク・リン「 ガツガツ!むしゃむしゃ!ガツガツ!」
セリカ「花火見てる最中でもまた食ってる大食いの人たち」
ロイ「しかも今度はリン姉さんも…」
エリウッド「くわああぁぁぁ!!!食費で胃があああ!
胃袋が胃潰瘍になってねじれて死ぬぅぅぅ!」
ロイ「…兄さん」つ胃薬×10
ヘクトル「そういえばいまだにロリラムが戻ってこないな」モキュモキュ
セリス「え…あっ」
エイリーク「そういえば…いつの間にか頭から抜け落ちて…」
シグルド(妹にすら存在を忘れられるとは…イキロ)
アイク「なに、気にすることはない」ガリガリ
ロイ「いや、気にしようよ」
エフラム「ただいま」ヒョコッ
全員「!!」
362助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 15:34:45 ID:ODNwkBOW
エリウッド「お、驚かさないでくれ…今胃袋が深刻な状態なんだから…」
エフラム「む、スマンカッタ」
セリス「最初から今までどこに?」
エフラム「いや、ここに来た瞬間にヒーニアスの気配を感じてな、
     探し出して輪投げやら金魚掬いやらで勝負しまくってたらいつの間にかこんな時間に」
ロイ「そ、そう…(ザン○○スとハブ○○○?)」
セリカ「どうりで大量の戦利品(?)が…」
シグルド「背中に背負われて…」
エフラム「まあ、ほぼ全て、俺が勝ったんだがな。
     最後は涙目で『復讐日誌に書いてやる!』って叫びながら走り去っていった」
セリス「実はいい人カワイソス」

オチが浮かばんのでここで終了。
今年の夏はあまり暑くない日が多いですね。
363助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 16:53:01 ID:5VH8xYL7
>>357-362
またエリウッドがカワイソスなことにww
胃薬10個じゃ足りないかもしれないなw
364助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 18:26:46 ID:Lhko2crD
>>363
優秀さんとリフが「胃特効薬」なるものを作れば・・・
365助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 20:34:16 ID:IwK2TGWD
>>364
「胃特効」で大ダメージですね、わかります
366助けて!名無しさん!:2009/08/23(日) 21:12:10 ID:MARtPvO6
>>357-362
夏祭りネタキター
つーかDVDとCDが10Gって、優秀さん何したんだw

>>365
ひでぇw
367助けて!名無しさん!:2009/08/24(月) 10:39:49 ID:hWTKySx/
それなら表記は『胃特攻薬』の方がいいな。
つか、エリウッドが飲んだら風穴空くな、ソレ。
368助けて!名無しさん!:2009/08/24(月) 17:22:47 ID:X1MYSMkh
>>364
「リフ薬局」という単語が浮かんできた
369助けて!名無しさん!:2009/08/24(月) 18:59:19 ID:ZH0MMcB3
しかし置いてあるのは傷薬のみ
370助けて!名無しさん!:2009/08/25(火) 01:58:49 ID:E1P5bqHH
わたしは やくざいし リフ
たたかうことは できませんが
い に あなをあけることは できます
371助けて!名無しさん!:2009/08/25(火) 08:33:20 ID:6K3JSWvh
Σダメじゃねぇか!薬局として成り立たねぇよ!
372助けて!名無しさん!:2009/08/25(火) 08:50:06 ID:tCSQujEP
つーか胃に穴開けるってどんな劇薬!?
373助けて!名無しさん!:2009/08/25(火) 11:01:22 ID:qASYJ3RT
>>337-339
ユーノさんの娘は大物になる気がする
GJ!

>>343-346
普段突っ込み役のロイがはっちゃけるとなんか可愛い!
こゆとき末っ子だって感じるね

>>357-362
優秀さんワロタwwwwwwww

流れに乗って病院ネタいきます
374毒と薬:2009/08/25(火) 11:02:12 ID:qASYJ3RT


エーディン「それではいつも通り脱いでベッドに横になって下さい」
エリウッド「はい…よろしくお願いします…」
ニニアン「大丈夫…私たちに任せてくださいね」
フィオーラ「何も心配いりませんから…」

エリウッドは上着を脱いでもろ肌をさらすとベッドに横たわる。
彼の白い肌に3人の美女の手が触れる。冷やりとした感触が肌の上を滑り…



エーディン「……以上で本日の診察は終わりになります。お薬出しておきますね」
エリウッド「ありがとうございました、先生」
エーディン「あまりストレスを溜めすぎない事、食事は脂っこい物は控えるように。
      エリウッド君なら心配要らないと思うけど、お酒、タバコは厳禁よ」
カルテになにやら書き込みながら、白衣のエーディン様がエリウッドに生活面の注意をしている。
ここは病院だ。
体の弱いエリウッドは定期的に診察を受けている。
病気も杖で治ればいいのに。

ニニアン「エリウッド様…どうかご無理をなさらないでくださいね」
ベッドに腰掛けたエリウッドの隣に、ナース姿のニニアンがさりげなく座って腕によりそう。
何気に腕に大きな胸を押し付けながら…しとやかに見えてこの娘かなり積極的だ。
フィオーラ「あっずるい!」
同じくナース服のフィオーラは、預かったエリウッドの上着に顔をうずめて匂いを嗅いでいたため出遅れてしまった。

なぜエリウッドの同級生の2人がナースをしてるかというと、
エリウッドのかかりつけの病院に無理やりおしかけて強引にバイトで入ったのだ。
資格?…カオスな紋章町で細かいことを気にしてはいけない。
375助けて!名無しさん!:2009/08/25(火) 11:03:42 ID:pAxbQKA6
胃に穴あける事が出来れば
十分戦えそうだけどな。
376毒と薬:2009/08/25(火) 11:03:54 ID:qASYJ3RT


フィオーラから上着を返してもらうと服装を整えるエリウッド。
さりげなさを装ってエーディンが聞いてくる。
エーディン「ところで…シグルド様には入院の予定はないのかしら?」
エリウッド「ご心配なく…健康そのものですよ」
エーディン(……そう、それはよかったわ)
エーディン「チッ!シグルド様を隔離病棟に入れて面会謝絶に出来れば、ディアドラから引き離せるのに!」
エリウッド(先生…口に出てますよ…それに引き離すまでもなくアルヴィスさんに取られると思うけどなぁ…)
それにしても入院の単語を聞いただけでエリウッドは胃が痛くなる。
入院代って大変なのだ。任意保険入ろうかなぁ…でも保険代も大変だし…

そして病院を出て薬局に向かう。
併設されているリフ薬局に入り処方箋をリフに渡す。
リフ「わたしはそうりょリフ
   たたかいはできませんがちりょうのつえがつかえます
   よろしければごいっしょさせてください」
※訳(エリウッド君だね、いつものヤツだね、ちょっと待ってておくれ)
エリウッド「はい、お願いします」

リフが薬を用意する。
リフ印の傷薬だ。ごの薬局はどんな処方箋を出しても傷薬しか出てこない。
エリウッドは帰りに他で胃薬を買って家路についた。
377毒と薬:2009/08/25(火) 11:04:50 ID:qASYJ3RT


ミカヤ「お帰り、エーディン先生どうだって?」
エリウッド「いつもどおりだよ、ストレスを溜めるなって」
リーフ「な、なんだってー!兄さん、エーディンおねいさんに診察してもらってるのかー!
    先生が・み・て・ア・ゲ・ル・♪・……なんて肌に聴診器を当てられて…ブバァァァァァァ!
    こうしちゃいられない!僕も病院行かなきゃ!」

言うが早いかリーフは病院に駆け出していった。
ミカヤ「あっ!?…もう、病原菌も逃げ出すタフネス健康体のくせに…」
エリウッド「……ある意味ウラヤマシイ…」

病院に駆け込むリーフ。
リーフ「今朝から体がだるくて熱が出て、セキが止まらない上に頭痛、腹痛、ジンマシン、
    おまけに筋肉痛も併発してます!
    美人の女医さんに座薬を入れてもらわないと死んでしまいますハァハァ!」
受付「それじゃ診察室にどうぞー」

スキップしながら診察室に入るリーフ。とても病人には見えない。
リーフ「エーディンおねいさん♪エーディンおねいさん♪」



モルダ「当病院の院長モルダです」
ガルシア「看護士のガルシアです」
リーフ「ちょっ…」
378毒と薬:2009/08/25(火) 11:05:56 ID:qASYJ3RT


モルダ「それでは治療をはじめよう、脱ぎたまえ」
ガルシア「おうさお任せあれ!」
リーフ「イヤッ!やめて脱がさないで!」
リーフを全裸にひん剥くガルシア。なぜか自分も脱ぐ。

リーフ「な…なんでガルシアさんも脱ぐのさ!」
モルダ「君の症状は風邪だろう?ならば人肌が一番、私の長年の経験でわかるとも」
リーフはガルシアにベッドに引っ張り込まれ、熱い抱擁を受けることになった。

ルーテ「なるほど…これが最新の治療ですね、勉強になります」
モルダ「ああ、君はそこで見ていたまえ、でわワシも」
モルダは白衣をルーテに渡すとベッドに入る。男三人はかなり狭い。

リーフ「イヤァアアアアア!ムサい!ムサ苦しい!」
ルーテ「これはいい研究になります…人体にはまだまだ不思議がいっぱい…
    研究のため、近く優秀医院でも開業しましょうか」


命からがら帰ってきたリーフ。
ことのあらましを皆に語る。

エリンシア「ガチムチ治療!?…ハァハァ…わ…私も病院にいかなくては…ブバァァァァァァ!」
リーフ「姉さん…それ僕の専売特許…」

エリウッド「結論…健康って大事だよね…」

おわり
379ジャファル:2009/08/25(火) 14:15:20 ID:xnq8OL0e
>>374-378
…不覚にもコーヒーを吹いた
請求書は後で送っておく
380助けて!名無しさん!:2009/08/25(火) 14:43:27 ID:tCSQujEP
>>374
エリウッド…生きろ

>>379
ジャファル乙www
381助けて!名無しさん!:2009/08/25(火) 15:44:48 ID:rtR5A/E9
>>379
無表情でコーヒー吹くジャファル想像して吹いた。自分でもわけわからん
382助けて!名無しさん!:2009/08/25(火) 20:15:34 ID:ArDFKOIK
>>376
リフwww
383助けて!名無しさん!:2009/08/25(火) 21:54:29 ID:jOKz8e2m
>>374-378
エーディン先生怖ぇよw
てかリフ薬局、それでいいのかwww
GJ!
384助けて!名無しさん!:2009/08/25(火) 21:55:21 ID:JMG1RQEw
エリウッド・・・苦労してるんだな
385助けて!名無しさん!:2009/08/25(火) 22:41:48 ID:FFzuFhGv
>>374-378
GJ
これ見た後に烈火プレイ中にエリウッドとフィオーラの支援で
エリウッドがフィオーラの体調気遣っていて強い違和感を感じたw
386助けて!名無しさん!:2009/08/26(水) 08:41:50 ID:Gi+V45Wi
エイリーク「兄上、少し訊きたいことがあります」
アイク「何だ。言ってみろ」

チェトレ『アジーンよ。空は、渡さんぞ!』
リーフ「うっはリン姐さんの巨乳たまんね。ガタガタ震えてぷるんと揺れてやがる。げへへ、よだれがとまりませんぜ」
エフラム「おいリーフ、お前の目は節穴か? 恐怖に震えて縮こまっているニーナたんこそが至高だろ」
リーフ「ルーデルは黙ってればいいでしょ! ソフマップに行くついでに幼女モノのエロゲ買うようなロリコンの癖に!」
エフラム「貴様こそ、あんな脂肪の塊に劣情を抱くなど何事か!」
エリウッド「ドラゴン萌え」
ロイ「いいから黙っててくれないかなあ。ドラクォ買ってから3ヶ月、やっと辿り着けそうなクリアなんだから」

エイリーク「女性の価値とは、あのように胸の大きさで決まるものなのでしょうか?」
アイク「逆に訊くが、お前はどうしてそんなに胸にこだわる? だれか、気になっている男でもいるのか?」
エイリーク「……いえ、いません」
アイク「なら、どうして悩む」
エイリーク「……」

ロイ「うぇwwwwブレスしか届かないとかwwwwwwwwww」

アイク「べつに、女の魅力など胸で決まるものでもあるまい。ミストやサナキなど、お前より胸が無いが、かなり魅力的ではあると思うぞ? 恋愛感情こそ無いがな」
エイリーク「そう……ですね」
アイク「なに、本当に気になっているのだったら、ユンヌやリオンに頼めば魔改造してもらえるだろう」

ロイ「カwウwンwタwーw1万以上とかwwクリア不可能wwwwwwww」
エリウッド「チェトレ萌え」
ニニアン「この爬虫類フェチー!」
387助けて!名無しさん!:2009/08/26(水) 13:15:51 ID:qSK4VBzl
シグルド「KINSHINは許さんぞ!!」
リーフ「リン違いだってば!この人でなしー!」

>>386を見て思ったネタ
ちなみにドラゴンクォーターやったことないです。
388助けて!名無しさん!:2009/08/26(水) 18:37:24 ID:WcjiFFXS
>>386
なんという綺麗なアイク…
これは老若男女問わず惚れる

あとドラクォは名作。ガチ。
389助けて!名無しさん!:2009/08/26(水) 21:39:04 ID:lXz4TZP7
ドラゴンザレス・ク・エスト

…あれ?何かこれは酷い有様d(ry
390護る意志、揺るがぬ思い:2009/08/26(水) 22:43:38 ID:v4VtqQxp
断末魔の叫びがあがった。
その声の主は幾度となく意識が飛ばない程度であり且つ重い一撃を受け続けていた。
しかし、物には限度というものがある。
次第に耐えられなくなり、ついには力尽きてしまった。

いわば拷問に近い行為を行っていた数人のうちの一人が呟く。
「これで・・・少しは懲りたかしら?」
言葉を紡いだ後、他の仲間に振り替える。
彼女の周りには、魔法書を携えた少女が二人と傍観者が一人。
「まったく・・・何で私たちの気持ちが分からないんだろう、リーフは」

毎度おなじみの処刑タイムのせいだと思います。
と、断罪されたリーフ以外の家族は思うだろう。
彼女らの行為は、彼女らにとって「小学生男子が好きな女子のスカートをめくる」程度の認識なのだ。多分。
が、リーフにとっては「自分をいぢめることに対して快感を見出している」にしか成り得ない。
彼が「甚振られることに快感を見出せる」人種になれば話は変わるかもしれないが・・・。
それは到底無理な話だろう
断罪して少し落ち着いたのか飽きたのか。彼女らは各々の武器を収め、帰路についた。
391護る意志、揺るがぬ思い:2009/08/26(水) 22:44:39 ID:v4VtqQxp
「あいたたた・・・」
処刑が執行されてから数十分、身体を襲う痛みと闘いながら彼は立ち上がった。
毎度のことであるのだが、慣れることはないこの苦痛。
どうしてこんな目に遭うんだろう。そう思わない日はない。
(・・・そうだ、発想の転換だ)
今こうやって辛い目に遭っていたら将来は多分そんなに酷い有様にはならない。
と、いうか。そう考えないとやっていけない。
まだ悲鳴をあげる身体に鞭打って、帰路につこうとした。

「リーフ様ぁ!」
誰かが彼の名前を叫んだ。聞き覚えのある声に身を竦ませ、振り返る。
そこには見慣れた少女、ティニーの姿があった。走ってきたため、少し汗ばんでいる。
声に反応して少し竦んだが、自分の呼び方、そして走り寄ってきたときの表情を見て
何かしら事件が起きたということをぼんやりとだが認識できた。
どうしたの、と尋ねようとする前に彼女はリーフの胸に飛び込んだ。
悲鳴を上げている身体に突撃されたため、苦痛で一瞬顔を歪めた。
が、その苦痛はすぐに意識の外へと追いやられる。
392護る意志、揺るがぬ思い:2009/08/26(水) 22:45:49 ID:v4VtqQxp
「ナンナとサラ、ミランダが・・・山賊にさらわれました・・・!」
「・・・へ?」
リーフは一瞬耳を疑った。
先ほどまで元気に自分を甚振っていた彼女たちが何故、どうして?
彼女たちの所持品から考えると、山賊の一個小隊程度は数秒のうちに地に伏していても可笑しくないはず。
と、そこまで考えてからすぐに結論に行き着いた。
今日の折檻は普段よりも少し長いし威力が強かった気がする。
つまり、これらから考えるに。
(・・・へとへとになって抵抗できないところを誘拐されたってわけか)
そりゃ普段でさえも刑を執行した後は少し疲れてるってのに、長時間続けてたら疲労困憊にもなります。
しかし、そんなことを悠長に考えている場合でもない。
「大丈夫、なんとかする」
と、ティニーに呟いた後、リーフは丸腰のまま走り出した。


窃盗集団「緑葉」はあの兄、マルスでさえも掴みきることのできなかった賊同士の独自の繋がりがある。
しかし、それは全ての賊の間にあるものではない。
「緑葉」のリーダー、リーフが信頼を置けると、悪人以外に窃盗等犯罪を犯さないと、
そう思った集団にのみその話は伝えられる。
つまはじきにされた集団は敵対するものとみなし、アジトの位置および組織の概要をグループ内で共有する。
リーダーとしてその情報の全てを把握しているリーフは、
現在地点に最も近い敵対集団のアジトの位置をその頭にインプットしていた。
(ここらの山賊に誘拐されたとしたら、あそこしかない・・・!)
全速力に近い走りで、リーフは目的地へと急いだ。
393護る意志、揺るがぬ思い:2009/08/26(水) 22:46:34 ID:v4VtqQxp
程なく、目的地へとたどり着いた。
山の麓の洞窟に構えられたアジト。正攻法では攻めるに難く守るに易い。
入口には見張りの山賊がいる。並みの人間なら彼らを見た時点ですぐに逃げかえる。
しかし、リーフは臆することなく彼らの前に飛び出した。

「な、なにもんだ?!」
勢いよく飛び出してきた不審者に見張りは持っていた手斧を構える。
それ以上近づくな、そんな意味を持つ威嚇に構わず、リーフは見張りの方へと歩んでいった。
見張りが手斧を放った。
回転しながらリーフの方へと飛んでいく、直撃したら痛いどころではない。
しかし、リーフ飛んできた手斧の動きを見切り、その柄を掴み投げ返した。
一瞬何が起きたか分からなかった見張りは反応が一瞬鈍り、避けることができなかった。
投げ返された手斧によって倒れる。
「・・・これ、借りてくよ」
昏倒した見張りから鉄の斧を奪い、単身アジトへと乗り込んだ。


アジトの内部では困惑が発生していた。
襲撃があった。ガキが一人だ。すでに何人かやられている。
突然の襲撃に紛糾する山賊団。
今こうやって焦っている間にも、確実に団員が悲鳴をあげ、倒されている。
身代金目当てに誘拐した少女らの牢の前、そこに全勢力を集結させるよう、山賊頭は命じた。
394護る意志、揺るがぬ思い:2009/08/26(水) 22:47:36 ID:v4VtqQxp
「っナンナ!サラ!ミランダ!」
汗にまみれた状態で、リーフは叫んだ。
アジトを虱潰しに探して回ってみようとしたところ、比較的早くに発見することができた。
だが、スリープ状態にでもあるのだろうか、彼女たちは昏倒している。
そして、彼女たちが入れられている牢の前には臨戦態勢にある山賊がざっと十人ほどいる。
自然と斧を握る手に力がこもる。

山賊たちの中で、頭と思われる男が声を上げた。
「野郎ども!やっちめぇ!」
その声を聞いた山賊は前から、右から、左からと、一斉にリーフに飛びかかった。
しかし、そんな人海戦術は今のリーフには何の功も為し得なかった。
山賊たちが一斉に斬りかかったと思った瞬間に、彼らの目前からリーフの姿が掻き消えた。
と、同時に瞬く間に崩れ落ちていく山賊。
目で捉えきれないほどのスピードで攻撃を避けながら、山賊たちに重い一撃を加えていたようだ。
自分よりもずいぶんと若い、年端のゆかない少年の動きに呆気にとられた頭に、
リーフは鋭い目と、奪った鉄の斧を向ける。
「後は、アンタだけだよ」


しんと、静けさが広がった。部屋のほぼ端と端で向かい合う両雄。
だが、両者には精神面で圧倒的な差があった。
一人は自分の集まりがたかがガキ一人にのされてしまったという恐怖を持ち、
もう一人は知り合いをその集まりに攫われたという怒りを持っている。
頭である大男の顔を、冷汗が伝う。
その汗は、頬を伝い、顎に伝い、一滴の雫となり、落ちた。
それを口火にか、両者共に地を蹴った。
ギィン、と激しくぶつかり合う金属音が響く。
「てめぇの正体・・・ようやくわかったぜ・・・っ!リーフだな・・・?」
鍔迫り合いの中、振り下ろしの形で入った大男には幾分かの余裕があった。
「だとしたら・・・どうだっていうんだっ?!」
打ち上げる形になったリーフは攻撃を横にいなし、間合いを取る。
大男も同様に間合いを取った。
395護る意志、揺るがぬ思い:2009/08/26(水) 22:48:38 ID:v4VtqQxp
「てめぇはあの娘どもにいつもひでぇ目にあわされてんだろ?なぜ助けようとする?!」
大男はキラーアクスを振りかぶり、リーフに斬りかかった。
大きく横に薙ぐ一閃。
リーフはそれをバク転でかわし、さらに間合いをとった。
「確かに、彼女たちはいつも僕を虐げる。度が過ぎるほどにね」
そう呟いた瞬間、鉄の斧を手斧のように投げつけ、同時に間合いを詰める。
思いがけない攻撃に大男は思わずキラーアクスでこれを受ける。
不可解な攻撃を弾いた、そう思った、と同時に大男は首に違和感を感じた。
(これは・・・足・・・?まさか?!)
そこまで考えた直後、大男の意識は暗転した。

自分の武器を囮に自分から意識を逸らせ、相手を飛び越えながら足で首を挟み、相手の頭を地面に叩きつけた。
リーフ自身、こんな動きができるとは正直思っていなかった。結果オーライ。
立ち上がり、服についたほこりを払う。
「でもね、どんなことがあろうと、僕は友を、知り合いを、幼馴染を傷つけるもの誰であろうとは許さない」
地に臥す大男を見下し、力のこもった口調で言い捨てた。



後日。
テレビにひとつのニュースが流れた。
少女三人が山賊に連れ去られた、とベルン警察署に匿名の連絡が入った。
署長ゼフィールはこれは一大事だとすぐに連絡にあった場所に向かったが、
そこに居た山賊たちは何者かの襲撃に遭っており、全員が気を失っていた。
しかも、ご丁寧に縄に縛られた状態だった。
山賊たちは口をそろえて「ガキにやられた」と証言しており、
頭であると目される男は頭を強打したためか、襲撃に遭った当時の記憶を失っている模様である、と。

「可笑しなこともあるもんだなぁ・・・」
長兄、シグルドは呟く。
このニュースの主役は、彼の目の前でのんびりと煎餅を咥えているのだが、
誰一人としてそれに気付く者は居ない。
396助けて!名無しさん!:2009/08/26(水) 22:53:51 ID:bxHhVY/M
>>390
リーフが久々にカッコいい!!
GJ
397助けて!名無しさん!:2009/08/27(木) 03:18:37 ID:brbSRa+R
>>390
やだ、このリーフかっこいい……
398ミランダさん、大いに怒る:2009/08/27(木) 03:25:28 ID:wunllD67
 紋章町の兄弟さん家の近くに、一本の電柱が立っている。
 その陰に潜み、高鳴る胸を押さえながら一人ぶつぶつと呟く少女が一人。

「大丈夫、大丈夫、いける……!」

 すう、はあ、と目を瞑って何度か深呼吸。

「……ナンナは家の都合で遠出、ティニーも同人誌のイベントがどうのこうのでいないし、
サラは一日中ジジイいびりに精を出すとか何とか……つまり、今日はわたし一人……!」

 カッと目を見開き、鼻息も荒く、

「チャンスよ、ミランダ!」

 ……と、自分に言い聞かせていることからも分かる通り、彼女はミランダである。
 いつも兄弟さん家のリーフ君を追いかけ回している、ごく一部で有名な四人娘の一人だ。
 ミランダは電柱の陰に隠れながら緊張に顔を強張らせ、睨みつけるように兄弟さん家の
玄関を見つめている。

「大丈夫、落ち着くのよ。そりゃ、わたし一人でリーフの家に遊びに来たことなんて一度
もないけど。別に、何かしら迷惑かけたとかそういうこともないし。っていうか、他の娘
たちと一緒にだったら何度でも来てるわけだから。変じゃない。何も、変じゃない……!」

 重ねてそう言い聞かせた後、ミランダは拳をぎゅっと握りながら「よし」と呟く。

「1、2の3、で向かいましょう。よし、1、2の……3!」

 ミランダは気力を振り絞って一歩踏み出すと、そのままの勢いでズンズンと兄弟さん家
の玄関に向かって歩き始めた。気分は単身敵陣突入。スキル突撃で死ぬまで戦い抜く所存
である。持ってないが。
 そしてミランダは兄弟さん家の門柱までたどり着くと、そのままUターンして電柱まで
戻って来た。

「って、ちがーう!」

 一人叫びながら、電柱に額を押しつける。

「なにやってんのわたし!? あそこまで行って戻って来るとか、どう見ても変質者じゃ
ないの! ええい、落ち着け、落ち着くのよミランダ、今日はわたし一人でチャンスだし、
今までだって来たことがないわけじゃないんだから別に変なことじゃないし」
「なにやってんだお前」
「ひゃあっ!?」

 急に声をかけられて、飛び上がりそうになるほど驚く。
 慌てて振り向くと、そこにがっしりとした大きな男が立っていた。青い髪をオールバッ
クにした、やや威圧感のある顔立ち。学生服を着ているから一応高校生なのだろうが、そ
れにしては変に貫禄のある少年だった。
 無論、ミランダは彼のことを知っている。数人いるリーフの兄の内の一人、ヘクトルだ。
線が細く、ともすれば貧弱にすら見えかねないリーフと違って、この兄は竜の突進を受け
ても倒れなさそうに見える。正直言って全く似ていない。とても兄弟とは思えない。

(……でも、ちゃんと同じお父様とお母様から生まれてきてるのよねえ)

 この似ていない兄弟のことは、紋章町の七不思議の一つとして数えられているとか数え
られていないとか、そういう噂である。
 ともかく、意中の人のご兄弟だ。ミランダはヘクトルの強面に多少気圧されつつも、貴
族の娘として鍛え抜いてきた精一杯の愛想笑いを浮かべて、優雅に会釈した。

「こ、こんにちは、ヘクトルさん」
「おう。お前あれだろ、いっつもリーフについて回ってる女どもの一人で……あー……」
399ミランダさん、大いに怒る:2009/08/27(木) 03:26:31 ID:wunllD67
 ヘクトルはかすかに眉根を寄せて、首を傾げた。

「……お前、名前なんだっけ?」

 貴族の娘として鍛え抜いてきた精一杯の愛想笑いが、自分でも分かるほどに大きく引き
つった。
 ミランダとて怒りスキル持ちの少女。これが他の場面ならば、「この無礼者!」だのと
叫んで必殺サンダーでもぶちかましているところだ。
 だが、今の彼女はそう出来なかった。ただ俯いて、強く唇を噛むばかりである。
 ヘクトルはそんな彼女の様子に気付く素振りも見せず、「まあいいやな」と素っ気なく
呟いた。

「で、こんなところで何してんだ、お前。リーフならいないぜ?」
「え。そ、そうなんですか……?」
「おう。出かけててな。あいつに用があんなら中で待ってりゃ」
「ああいえ、そういうんじゃないですから。お構いなく」

 気付けば、ミランダは早口にそう言ってしまっていた。こんなチャンス滅多にないのに、
と心の中では自分に文句をぶつけているのだが、口に出るのは遠慮の言葉ばかりである。

「ちょっと、たまたま通りかかっただけで。お宅に用事とか、そういうんじゃ、ないです。
それじゃ、失礼」

 ミランダが頭を下げかけたところへ、

「ヘクトルちゃーん」

 と、なんとも気の抜ける、穏やかな声が飛んできた。目の前のヘクトルがガクッと肩を
落として赤い顔で振り返るのを、ミランダは確かに見た。

「姉貴っ!」

 叫ぶヘクトルの視線を辿れば、エプロン姿にサンダルをつっかけて、のほほんとした笑
顔でぱたぱた歩いてくる、緑色の髪の女性が一人。
 兄弟さん家から出てきたこの人、名前はエリンシアと言って、この家の二女である。

「ああ良かったヘクトルちゃん、まだいたのね。ほら、ハンカチ忘れてるわ」

 エリンシアがほっとした様子でハンカチを差し出すと、ヘクトるは額を押さえて小さく
呻いた。

「……あのな姉貴。俺はラグビー部の助っ人に行こうとしてるんだぜ? ハンカチなんて
やわな布っきれ持ってったって使い道がねえんだよ」
「まあ、ヘクトルちゃんたら」

 エリンシアがちょっと眉をつり上げて、人差し指を立てた。

「駄目よ、そんなことを言っては。こういうのはエチケット、身だしなみ。使い道以前の
問題なんですからね、もう。エリウッドちゃんやセリスちゃんは言わなくても持って行っ
てくれるのに、どうしてあなたやエフラムちゃんはこう」
「だー、もう、やめろ! わーった、持ってきゃいいんだろ、持ってきゃ! ったく、往
来で恥ずかしい真似を……」

 ぶつぶつと呟きながら、ヘクトルがハンカチをポケットに押し込む。にこにこ笑いなが
らそれを見ていたエリンシアが、ふと弟の陰にいるミランダに気が付き、「まあ」と目を
丸くした。

「ごめんなさいね、気づかなくって」
「あ、いいえ」
400ミランダさん、大いに怒る:2009/08/27(木) 03:28:03 ID:wunllD67
 お構いなく、とミランダが言う前に、エリンシアが穏やか微笑みを浮かべて小さく会釈した。

「こんにちは、ミランダちゃん」

 自然にそう言われて、ミランダは言葉に詰まる。その間に、「ああ、そういやそんな名
前だったか」と呟きつつ、ヘクトルがこちらに背を向けて立ち去った。

「いってらっしゃーい、気をつけてねー」

 手を振って弟を見送ったあと、「さて」と呟き、エリンシアが笑顔で振り返った。

「ミランダちゃん、リーフちゃんに用事だったかしら?」
「あ。え、ええと」

 どう答えたものか迷っている内に、エリンシアが自然にミランダの手を取った。

「ごめんなさいね、今リーフちゃん、ちょっと出かけてて。中で待っていてもらえるかしら」
「あの」
「遠慮しないで。リーフちゃんのお客様だったら、わたしにとってもお客様ですもの」

 強引ではないが少々断り辛いエリンシアの勢いに流されるまま、ミランダは結局兄弟さ
んの家にお邪魔することになってしまったのだった。



 ミランダを居間に導いたエリンシアは、コップ一杯の麦茶を出した後、「あと少しだけ
洗い物が残っているから、ちょっとだけ待っていてちょうだいね」と言い置いて台所へと
去っていった。
 ミランダにとって、兄弟さん家に上がるのはこれが初めてではない。だが今日は、割と
見慣れていたはずの居間の光景も、何となく新鮮に見える。どうしてかな、と考えて、す
ぐに気がついた。

(いつもは四人だものね)

 ここでリーフを待つとき、いつものミランダならばナンナとティニーに彼のことで文句を言って、サラにぼそっと突っ込みを喰らったりしながら過ごすのが常だ。
 それが今日は、誰もいない。話相手もいないから、行儀が悪いと思いつつも自然と居間のあちこちに目がいくのである。
 そしてふと、ミランダはテーブルの近くに積まれているものに目を止めた。

(アルバム……?)

 いかにも大家族のものらしい、両手で抱えるサイズの大きなアルバムが何冊も積まれて
いる。非常に、興味を惹かれた。
 勝手に見たら失礼かな、と思いつつも、ミランダはそろそろと手を伸ばし、一番上のア
ルバムを手に取っていた。
 好奇心に駆られるまま、中を開く。数年ほど前の兄弟さんたちを写したと思しき写真が、
無数に貼りつけられていた。偶然と言うかなんというか、この冊子は特にリーフが中心と
なった写真が多いようだ。
 ボロボロになって泣きじゃくり、姉さんたちに慰められている写真。今よりは若干小さ
なヘクトルにプロレス技をかけられて泣いている写真。悪戯がバレでもしたのか、庭先に
逆さづりにされてやっぱり泣いている写真。

「……昔から酷い目に遭ってんのね、あいつ」

 クスッと笑ってページを一枚めくり、ミランダは顔を曇らせた。
 そのページに貼り付けられている写真は、多分、どこか遠くへキャンプに行ったときの
ものなのだろうと思われた。バレンシア地区辺りだろうか、深い森や清らかな川などが背
景に写っており、少なくともこの辺りの風景だとは思えない。
 そんな風景の中でも、リーフは転んで泣いたり木の棒を振り回すヘクトルに追いかけら
れたりして泣いているのだが、先程のページとは決定的に違う点が一つだけある。
401ミランダさん、大いに怒る:2009/08/27(木) 03:30:19 ID:wunllD67
 それは、リーフの隣にいる金髪の少女の存在だ。見覚えのある羽飾りをつけた、幼いな
がらも気品のある少女。

「……ナンナ、か」

 二人は幼馴染みだとは聞いていたが。
 こんな、昔からとは。

「懐かしいわねえ」

 急に耳元で柔らかい声がして、ビクリと肩を震わせる。気がつくと、エリンシアがミラ
ンダの肩越しにアルバムを覗き込んで、クスクスと笑っていた。

「何年前だったかしら、これ。多分まだリーフちゃんが小学校の低学年生ぐらいのときね。
二人とも変わったようでいて少しも変わっていないわ」
「……すみません、勝手に見ちゃって」

 ミランダが小さな声で謝ると、「いいのよ」とエリンシアは気楽に笑った。

「お掃除の途中で見つけちゃって。アルバムって、たまに見ると懐かしく思えちゃって、
ついつい見入ってしまうのよね」
「そう、ですね。あの」

 少し迷ったが、ミランダは思い切って聞いてみることにした。

「ここに写ってるのって、ナンナですよね?」
「ええ、そうよ」
「あの子は、いつ頃からリーフと……?」

 エリンシアはちょっと首を傾げた。

「確か、5歳か、6歳……ぐらいだったかしら」
「どんなきっかけで?」
「さあ。リーフちゃんは『忘れた』って言ってたし、ナンナちゃんも『二人だけの秘
密』って言って教えてくれないから。でも」

 エリンシアは悪戯っぽく笑った。

「とっても素敵な出会いだったみたいね。ナンナちゃん、この頃からリーフちゃんにべっ
たりだったもの。マルスちゃんは『お姫様と貧乏農民の息子って感じですね』なんて笑っ
ていたけれど、なかなか可愛いカップルさんだったと思うわ」
「そうですか。そうですね」

 確かに、写真を見るとそんな感じである。

(どんな出会いだったんだろう)

 想像したところで、分かるわけもない。それこそ、二人だけの秘密なのだろう。
 特別な思い出、というやつ。リーフとナンナは、そういうものをたくさん持っているのだ。
 ティニーやサラ、それに自分とも共有しているものとは別に、たくさん。

「……わたしの場合は」

 ぽつりと、ミランダは呟いた。

「ロクな出会いじゃなかったんですよね」
「そうなの?」
「ええ。その。ちょっと、恥ずかしいんですけど」

 頬が熱くなるのを感じながら、ミランダは打ち明けた。
402ミランダさん、大いに怒る:2009/08/27(木) 03:33:36 ID:wunllD67
「わたしが通ってた中学校で、盗撮騒ぎがありまして」
「……盗撮騒ぎ、ね……」

 エリンシアが苦笑する。

「リーフちゃん、過去にも何度かそういう類の軽犯罪の濡れ衣を着せられたことが……」
「ええまあ。彼らしいと言えば彼らしいんですけど。そのご多分に漏れず、わたしもたま
たま近くを通りすがった彼を犯人だと思い込んじゃって」

 思い出すとますます恥ずかしい。
 ミランダは当時その中学の生徒会長を務めていた。何分、スキル怒り判定を受けた猪突
猛進の少女。しかも妙なほどの潔癖さを発揮しがちな中学生という年齢である。彼女は、
何件も相次いでいた盗撮騒ぎの犯人を自分の手で捕まえてやろうと息巻いていた。
 それで騒ぎがあった日、現場から逃走した犯人を追いかけた挙句に一度見失って、たま
たま近くを通りすがったリーフに喰ってかかったのである。喰ってかかったというか、勢
いで怒りの必殺サンダーをぶちかましたのだ。彼にしてみれば物凄いとばっちり。
 しかしリーフは平然と起き上がって、ボロボロのままで「よく分かんないけど事情を説
明してくれないかな」と言ってきたのである。
 ミランダが怒りに任せて半分なじるように説明すると、リーフはちょっと考えたあとで
「じゃ、とりあえず真犯人捕まえれば納得してくれる?」と言ってのけ、実際ものの数十
分ほどで潜伏中だった盗撮犯を捕まえてきたのだ。

「凄いわねえ。リーフちゃんたら、探偵の才能でもあったのかしら」
「本人は『リン姉さんの真似して臭いを辿ってみた』とか言ってましたけど」
「……どこまで本当なのかしら……」

 ともあれ、濡れ衣で無関係の少年にサンダーをぶちかましてしまったことが判明。その
上最悪なことに、罪悪感やら何やらで気が動転したミランダは「あんなところ歩いている
あなたが悪いのよ!」だのと無茶苦茶なことを言ってしまったのである。

「逆恨みっていうか誤解っていうか……ホント、酷いことしちゃって」

 しかしリーフは怒るどころか「いやあ、それもそうかもねえ」と、のほほんと言ったあとに、

「でも誤解しないでほしいな! 僕が盗撮するとしたら君みたいな乳臭いのじゃなくて、
もっと大人のおねいさんにするさ!」

 と叫んだのである。それで例によって瞬間的に頭が沸騰したミランダは、その日二度目
の必殺サンダーをぶっ放して、怒り狂ったままその場を後にした。

「でも後々になっていろいろ考えたんです。もしかしてあの人はわたしに罪悪感を感じさ
せないようにって、わざと変なこと言ったんじゃないかなって。そうじゃなくてもわたし、
本当は謝ってお礼まで言わなきゃならない立場だったのに……」

 後悔して悩みに悩んだミランダは、貴族の娘という立場やら財力やらを利用してリーフ
の素性を探り、彼が紋章町内でも有名な兄弟さん家の一員であることを知った。
 その後何度か彼に連絡を取ろうとしたのだが、いざとなると何を言っていいのか分から
ず、結局ずるずると時だけが過ぎた。そうしている内にリーフのいい噂や悪い噂、両方を
聞くことになり、彼への興味がますます募っていったのである。
 一体どういう人なんだろう。自分の目で見て、直接確かめてみたい。
 そう思い込んだら、そこはスキル怒りの猪突猛進娘。両親や家臣の反対も押し切って
リーフと同じ高校へと進学し、偶然を装って彼に再会することを画策。その流れであのと
きのお礼と謝罪も済ませて、あわよくばもっといろいろ、などと考えていたのである。
 ところが、その作戦決行当日になって、事態は急変する。
 入学式から数日ほど経った日の放課後、人気のない廊下で待ち伏せしていたミランダ
だったが、てっきり一人でやって来るかと思っていたリーフが女連れでやって来たのである。
 もちろんそれはナンナであり、現在同様彼とはまだ恋人同士でもなんでもなかったのだ
が、当時のミランダはそんなことなど知る由もない。恋人はいないようだ、という家臣の
正確極まりない報告を、鵜呑みにしていたのだ。
403ミランダさん、大いに怒る:2009/08/27(木) 03:34:38 ID:wunllD67
 そうしてミランダは、いろいろ気になっている男の子が明らかに自分よりも可愛らしい女の子と
一緒に歩いてくるのを見てすっかり動転。その勢いと妙な怒りに任せて必殺サンダーをぶちか
ましてしまったのである。

「いきなりなにするんですか!」

 詰め寄って来たのは、もちろん黒焦げになっているリーフではなくてナンナの方だ。そ
んな彼女に対して、まだ混乱しきっていたミランダは、彼は盗撮犯だ、だの、あなたは騙
されているのだ、だのと訳の分からないことを喚き散らした。
 それをじっと聞いていたナンナは、「分かりました」と一言言うと、リーフにライブを
かけた後、「ついてきてください」とミランダの手を引いて、近くの教室に引っ張り込んだ。
 てっきり文句を言われたり仕返しをされたりするのかと思いこんでいたミランダだった
が、実際にナンナが始めたことは「いかにリーフ様が立派で格好いい方であるか」という
長々としたリーフ語りであった。それはもう物凄い勢いで、陽がとっぷり暮れて当直の教
師が見回りに来るまで続けられたものである。

「まあ、そんな感じでなし崩し的にリーフやナンナと友達になったんですけど」

 しかし、そういうきっかけであったが故に、ミランダはナンナに対して引け目のような
ものを感じるようになった。
 ただでさえ自分よりも可愛い上に性格も気高く優しく、それでいてなんでもそつなくこ
なす優等生。対等なものといえば身分ぐらいのものだ、とミランダは思っている。
 その上、リーフへの想いの深さでも、思い出の数でも負けている、と。
 彼らの隣にいるからこそ、毎日のように理解させられるのだ。
 リーフに似合うのは、自分ではなくて彼女の方だ、と。

「それでも、諦めきれないんですよね」

 その後、昔リーフに助けられたとかなんとかでサラが仲間に加わり、さらにいろいろ
あってティニーが加わってからも。
 どれ程劣等感を味わわされようとも、リーフのことを諦めきれない自分がいる。
 近くで彼のことを見るようになったからこそ、ナンナほどではないが彼の魅力が理解で
きるようになったのだ。
 やたらと不幸な目に遭うせいか妙に肝が座っているところがあるし、それ故に他者の失
敗などに関してはかなり寛容だ。器用貧乏などと笑われつつも嫌な顔一つせず裏方的な仕
事を引き受け、目立つ生徒の影に隠れてしまっても別段気にする素振りも見せずに過ごし
ている。
 昔からちょっとしたことでも苛々してしまう自分の神経質さに自己嫌悪を抱いていたミ
ランダの目に、そういったリーフの穏やかな性質はとても魅力的なものとして映っている。
 時にミランダが理不尽な怒りをぶつけてしまっても、呆れ返らず付き合ってくれる少年。
 できればずっとそばにいたいと思う。
 たとえナンナの想いの深さに敵わなかったとしても、自分なりには真剣なつもりだった。
 しかし、現実はなかなかに過酷なものだ。
 ナンナには到底敵わず、サラのように「愛人でいい」などと開き直ることもできず、
ティニーのように「いいお友達」のような関係に留まることに満足も出来ない。
 そういう現状を鑑みるたび、一体自分はなんなんだろう、とミランダは深く思い悩んでしまう。
 進むこともできず、諦めることもできず。
 これではピエロ以下だ、と自嘲することも、日に一度や二度ではない。

「……なんて」

 ちょっとだけ潤んだ目元を拭いながら、ミランダは照れ笑いを浮かべた。

「ごめんなさい。こんなこと話されても、困りますよね」

 言いながら、じっとアルバムを見つめる。
 何か真剣な顔つきをしているリーフと、それを見つめながら微笑んでいるナンナの写真。
 全く、似合いの二人だと思う。
404ミランダさん、大いに怒る:2009/08/27(木) 03:36:03 ID:wunllD67
「兄弟の皆さんだって、ぽっと出のわたしなんかより、昔から知ってるナンナの方がリー
フの相手として認めやすいでしょうし」
「そうねえ」

 それまでじっと聞いていたエリンシアは、そっと目を伏せながら穏やかに言った。

「確かに、わたしたちにとってナンナちゃんは昔からよく知ってる妹みたいな子。ミラン
ダちゃんのことは、まだよく知っているとは言えないかもしれないわ。わたしたちだけ
じゃなくて、リーフちゃんにとっても」
「……そう、ですよね」

 きゅっと唇を噛むミランダに、「でもね」とエリンシアが微笑みかけた。

「だからと言って、諦めてしまうことはないんじゃないかしら」
「え?」

 目を瞬いたそのとき、

「ただいまー」

 聞き慣れた声が玄関から聞こえてきて、ミランダの心臓が大きく高鳴った。
 聞き違えるはずがない。あの声は、

「あー、熱い熱い。いや、いくら時給がいいからって言って傭兵団の皆さん相手のサンド
バッグってアルバイトはやっぱり割に合わない……あれ、ミランダ?」

 何やらぼやきながら居間に顔を出したのは、予想通りリーフだった。テーブルの前で硬
直しているミランダを見て、怪訝そうに首を傾げる。

「どうしたの? あれ、今日はナンナたちと一緒じゃないんだね」
「え、ええ」

 ろくに口が利けず、ミランダは焦った。
 なにせ、さっきまであんな話をしていた直後である。何か話さなければ。しかし、頭が上手く回らない。
 フォローを入れてくれそうなエリンシアはいつの間にか姿を消しているし、と。

「あーっ!」

 突然リーフが叫び声を上げたので、ミランダはびくりと身を震わせた。

「な、なによ!? なんか文句あるの!?」

 思わず怒鳴り返してしまってから、またやってしまった、と後悔する。
 しかしリーフは全く気にする素振りを見せずにあたふたと近寄って来ると、

「そ、それ! そのアルバム!」
「え、これ?」

 リーフが指さしたので、手元のアルバムをひょいと上げる。すると彼が「ぎゃーっ!」
と物凄い悲鳴を上げた。

「やめろっ、見せないでくれ! っていうか、と、閉じて、それ閉じて!」
「な、なによ!? わたし別に、あなたとナンナのことなんかどうでも」
「いいから早く! と、トラウマが、トラウマが蘇る!」
「って、恥ずかしいとかじゃないんだ!?」

 ぎゃーぎゃーと喚き合いながら、二人はまるで子供のように、居間を舞台にアルバムを
取り合う追いかけっこを始める。ミランダとしては別段アルバムを占有しようとかいう気
はないのだが、あまりリーフが閉じろ閉じろというものだから、ついムキになってしまっ
たのである。
405ミランダさん、大いに怒る:2009/08/27(木) 03:37:12 ID:wunllD67
「閉じて! 閉じてってば!」
「いやよ! 絶対、いや!」

 そうして二人で顔を突き合わせて怒鳴り合っていたとき、突然、パシャッという音が響
き渡った。
 驚いてそちらを見ると、年代物らしきカメラを持ったエリンシアが、居間の入口で上機
嫌に笑っていた。
 彼女はファインダーから目を離すと、じっとミランダを見つめて言った。

「まずは一枚目、ね」
「え?」
「二人のツーショット写真。よく撮れたと思うわ」

 悪戯っぽく微笑んだエリンシアの言葉を理解したとき、ミランダの頬が急激に熱くなっ
た。頭が真っ白になって、何も言えなくなる。口をぱくぱくさせている間に「隙あり!」
と叫んだリーフがアルバムをかっさらったが、それにも気づかなかったほどだ。
 エリンシアはにっこり笑ったまま歩み寄って来ると、ミランダの耳元でそっと囁いた。

「これからよ」

 カメラを撫でながら、言う。

「これから、一枚一枚増やしていけばいいのよ。まだ全然、遅くはないわ。リーフちゃん、
あれでも奥手だもの。おねいさんおねいさんって騒いでるけど、本気でナンパしていると
ころなんか一度も見たことがないし。そういうことに本気になるのに照れがあるのね、
きっと。だからまだまだ、チャンスはあるわ」
「でも」

 戸惑うミランダを横目に、「リーフちゃん」とエリンシアが呼びかけた。

「今撮った写真、新しくアルバムに貼り付けてもいいかしら?」
「んー? いいんじゃないのー? 別にトラウマになりそうなもんでもないし」

 アルバムを厳重に封印しようとしているリーフの声を聞いて、エリンシアはにっこりと笑う。

「ね? 本人もああ言っていることだし。もう少し頑張ってみてもいいんじゃないかしら」
「……エリンシアさんは、それでいいんですか?」
「もちろん。特別ミランダちゃんを応援するというわけにはいかないけれど、最後はリー
フちゃんが選ぶことだもの。あの子の判断を尊重します。だからわたしたちのことは少し
も気にしなくていいのよ。というわけで」

 エリンシアはカメラを片手に、悪戯っぽく首を傾げた。

「どうします、ミランダちゃん?」

 問われたミランダは、カメラとリーフとを何度も何度も交互に見て、さらに顔を俯かせ
てもじもじと指を絡み合わせた後、スキル怒り持ちとは到底思えぬほどの消え入りそうな声で、

「……とりあえず、今の写真焼き増しお願いできますか……?」

 それを聞いたエリンシアは、にっこり笑って満足げに頷いてみせたのだった。



 終わり。
406助けて!名無しさん!:2009/08/27(木) 03:40:23 ID:wunllD67
なんか物凄く久し振りにイドゥンさんが書きたくなったけど敢えてミランダで。
未だに「さかあがり」とか読んでくれてる人がいることにちょっと感動しつつ。

トラキア未プレイの人は是非ともプレイして、ミランダを仲間にしつつナンナを生かしたままEDを見て欲しいものです。
FE史上ダントツとも思われる凄まじい振られっぷりに、彼女のことが好きになること請け合いですよ、ええ。
……ミランダ頑張れ、超頑張れ。
407助けて!名無しさん!:2009/08/27(木) 04:28:29 ID:eoGz4Pj1
>>398-405
ミランダさん…萌えた!
408助けて!名無しさん!:2009/08/27(木) 07:41:40 ID:iubQA13K
>>398
やだ何このミランダかわいい・・・
GJ!
409助けて!名無しさん!:2009/08/27(木) 14:28:44 ID:H95dI+ZD
今はまだ、トラキアをやるよゆうはないんだ
410助けて!名無しさん!:2009/08/27(木) 19:03:47 ID:svDSVVq6
>>390-395
こんな風にかっこいいリーフもたまには良いねwwGJ!

デギンハンザー「葉っぱがいつもこんな調子であればイドゥンも…
         …か、勘違いするでないぞ!別に少し感心した訳ではないからな!」

>>398-405
エリンシアが何処をどうみても凄く…専業主婦です…
私の中でリーフ×ミランダも良いなと思ったw
…もうこの際多重結婚を認めるべきかね、嫁候補皆に幸せになって欲しいしw
GJ!
411助けて!名無しさん!:2009/08/27(木) 19:14:14 ID:GMrXnrBF
>>390
こんなかっこいいリーフならそりゃあ4人が惚れるのも納得できる、それくらい超かっこいいぜ・・・!
こんな純粋にかっこいいリーフが見てみたかったんだよ!
ギャグやオチ担当とは違ったリーフの良さを再確認できた

>>406
いつものイドゥンさんの人かwいつものイドゥンさんもだけど、今回のミランダもまた応援したくなるくらいいじらしくて可愛いな!
女の子を可愛く描くのが上手いなぁ

>ミランダを仲間にしつつナンナを生かしたままED
あのリーフの伝説的な変わり身っぷりの事か・・・www
ほんとトラ7じゃミランダはソスだよな・・・せめてこのスレでは対等に頑張って欲しい
俺個人はリーサラスキーだけどもw
412助けて!名無しさん!:2009/08/27(木) 19:42:04 ID:HCV2gcC1
拷問に耐え切ったすぐ後に反撃開始とは

ゴルゴもびっくりな男の中の男ですね
413助けて!名無しさん!:2009/08/27(木) 23:46:56 ID:rzkHDwtC
>>412
リーフ「後で3日間ほど筋肉痛で動けませんでした」


そ、そのあたりは怒りのあまり痛覚がぶっとんでたとかで脳内補完をば・・・。
正直最初の拷問イベントを忘れてt(ry
・・・でも原作じゃHP1だろうと平気で戦ってるから案外いけるんじゃないかと(後付け)
414助けて!名無しさん!:2009/08/28(金) 06:27:26 ID:IHacyNSv
>>390-395
アイク「リーフ、お前を見込んで頼みがある。俺と」
エフラム「いや、オレと勝負しろ」
アイク(先に言ったの俺なのにOTL・・・)
415助けて!名無しさん!:2009/08/28(金) 10:56:52 ID:Ts8mYAMj
リーフの生命力は神レベルだと改めて思った。
4166−97に便乗:2009/08/28(金) 11:36:10 ID:Ts8mYAMj
空気読んでない気がしますがネタを投下します。

注意
6−97のネタの便乗です(作者様勝手に使いましたスイマセン・・・)
6−97のネタを見てない人は見ることを強く推奨
その他諸々ありますが「別に気にならないゼ」と言う方は見てて下さい。

417助けて!名無しさん!:2009/08/28(金) 13:06:51 ID:PMHSSxx3
セリス「うーん、何がいいかなあ」
アイク「何を悩んでいる?」
セリス「文化祭の出し物で、ちょっとね。生徒会長の業務と委員長の業務を両方だから、かなり忙しいんだよね……」
アイク「俺には力になれそうもないな」
セリス「いや待ってなれるなれる。だから出て行かないでちょっと待って」
アイク「そうか? 何か力仕事があるのか?」
セリス「無いけどさ。兄さんが高校生のとき、文化祭でどんな案が出たか教えてくれないかな?」
アイク「ふむ。……いろいろあったな」
セリス「例えば?」
アイク「例えば……俺が肉を狩りボーレが豆腐を作り担任オスカーが作り上げる至高の麻婆豆腐。イレースが食材全部食い尽くすから無理だった」
セリス「ちょっと無理かな……ラクチェの料理は殺人級だし」
アイク「結局、一年のときはそば屋だったな。俺とボーレの力の入ったこねとワユの鋭い刻みで、間違いなく売り上げNo1の筈が、イレースが小麦粉を全部食い尽くしたせいでビリだった」
セリス「ご愁傷様。そば屋はいいけど、」
アイク「これは没だったが。〜ドキッ☆アイクとボーレの手作りりんごジュース〜パインもあるよ!」
セリス「うーん……そんなに力が強い人いたかなあ……」
アイク「技40コンビでお送りする二重。没だった」
セリス「テリウスの高校生は死狂い也。出来ておるのう。他には?」
アイク「高二のときは、ジェルドのサンドバッグトレーニング。マラドの連中が挑戦して、NO DAMAGE! だった奴だ」
セリス「リーフに頼めば出来るかも」
アイク「これが高三のときにやった奴だが、観覧料600ゴールドで8000人が入った」
セリス「え、何それすごい。何をやったの?」
アイク「ボーレとミストの放課後電磁波クラブ」
http://www.youtube.com/watch?v=9NKuKw5yyJU
セリスとユリウスが実行したところ、客入りは10万を超えたとか。
418ラトナ様がみてる:2009/08/28(金) 14:52:36 ID:PNkqQv15
>>417

セリユリもてもてワロタwwwwwww

続き投下します

33

ラーチェル達はロストン家所有のプライベートビーチにやって来た。
青い海と輝く太陽がまぶしい。

ラーチェル「ああ、素晴らしいロケーションですわ!…南国の太陽の下、愛し合う2人が結ばれる…
      なんて美しいのでしょう!……ところでターナ」
ターナ「わかってるわよ…アレでしょ…」
疲れ切った表情のターナ。
ラーチェル「わかってるならなんで上手くまきませんの!」
ターナ「しょうがないでしょ!ついてきちゃったんだから!」
ヒーニアス「こらこらお前たち、何を争っている。さっそくパラソルの用意をするぞ」
ターナ「…お兄様…ラーチェルはお兄様なんか招待してないわよ…今からでも帰ってよ…」
ヒーニアス「何を言う!エイリークが来ているのに帰れるか!今日こそこのスク水を着てもらうのだ!」
ターナ「……ハァ」
ラーチェル「ええい鬱陶しい!」

このデートでラーチェルはエイリークと晴れて恋人になるつもりでいるのに、
とんだお邪魔虫が現れたものである。
419ラトナ様がみてる:2009/08/28(金) 14:53:17 ID:PNkqQv15
34

女の子3人が更衣室に入るのを見送るエフラムとヒーニアス。
ヒーニアスがしつこくエイリークにスク水を進めたためエフラムの機嫌は悪い。
エフラム「呼ばれてないのについて来るとは厚かましいヤツめ、エイリークはお前なんぞにやらんぞ」
ヒーニアス「フッ!無駄だぞエフラム!貴様は私の義兄となる定めなのだ!」

ちょっと想像して物凄く嫌そうな顔をするエフラム。
エフラム「…そんなことは天地が逆さまになってもありえん!…そろそろ着替えておくか」
ここには男子の更衣室は無い。プライベートビーチということでどうせ誰も見てないし、
太陽の下で堂々と海パンに着替えるエフラムとヒーニアス。
鍛えられた肉体がまぶしい。

ターナ「おまたせ〜」
ラーチェル(ええええエイリークの着替え…鼻血が出るところでしたわ…ハァハァ)
エイリーク(ターナ>>>>>>>越えられない壁>>>>>>>>>ラーチェル>>>>私……orz)

ターナは白のビキニである。
ちょっと大胆だと思ったのだが、この機会にエフラムにアピールするため思い切って選んだ。
ターナ(…わかってるわよ…エフラムは胸の小さなほうが好きだって…でも!
    持って生まれたものはどうしようもないし、相手の好みに合わせるよりも、
    相手の好みを変えるべきなのよ!)
ここで頑張って自分の魅力をアピールしてエフラムのロリコンを矯正したいターナ。
ロリコンと決めてかかってるあたり、何気にひどい。

ラーチェルは黄色のワンピース、エイリークは水色のパレオだ。
420ラトナ様がみてる:2009/08/28(金) 14:54:48 ID:PNkqQv15
35

ヒーニアス「ムハ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
      だがエイリークよ!君にはやはりこのスク水の方が…」
ラーチェル「しつっこいですわ!この変態!」
つ イーヴァルディ

アー!タスケテエイリーク!

ターナ「……ほんとごめん…上手く抜けてこられればよかったんだけど…ついてきちゃって…」
エイリーク「…い、いえ…仕方のないことってありますし…」
そして黒焦げになったヒーニアスをパラソルの下に放置し、4人でビーチバレーをして遊ぶ。
夏の日差しに水着が眩しい。

ラーチェル「そぉーれ!」
ターナ「ほいきた!」
エイリーク「えい!」
エフラム「そりゃ!」
ラーチェル「スパイク!」
ターナ「ぶっ!?やったわねラーチェル!」
ラーチェル「取り損なうほうが悪いんですわ!」
エイリーク「もう!ラーチェルったら」

実に微笑ましい光景だ。
だがこれでは友達レベル、まずは2人っきりに持ち込まねばならない。
421ラトナ様がみてる:2009/08/28(金) 14:56:29 ID:PNkqQv15
36

ビーチバレーを終えた4人は海に入ってはしゃぐ。
この時さりげなくラーチェルはエイリーク、ターナはエフラムに近寄っていく。
ターナ「ね、エフラム!この水着どう?」
さりげなく両手でスタイルを強調する。もはやなりふりかまっていられない。だが…
エフラム「ああ、いいんじゃないか?」
ターナ(…やはり型通りの返事…眉一つ動かさない…orz…だ、だめよ!これくらいで負けてちゃ!
    しかしミルラちゃんが最大のライバルってのも微妙よね…)

ラーチェル「エイリーク!向こうの岩場から見る海は絶景ですのよ!是非行きましょう!」
強引にエイリークの手を引くラーチェル。さりげなさのカケラもない。
エイリーク「え?…ええ、ラーチェル」
エフラム「おい、どこ行くんだ?俺も…」
ターナは焦った。懸命にアピールしてるのにこのままではスルーされてしまう!
ターナ「エフラム!私、喉が渇いたわ!何か飲みましょう!ふ た り で!」
こちらも強引にエフラムの手を引く。
エフラム「お…おい、俺はエイリークと…」
ターナ「いいからいいから!」
ターナ(そうだった…ロリだけじゃなくシスコンもあったのよ…でも私だって妹キャラ!
    負けないわ!…兄はアレだけど…)

こうして力ずくで2人きり×2の状況を作り出したラーチェルとターナ。
2人の恋路はどうなるのだろうか…

続く
4226−97に便乗:2009/08/28(金) 19:42:54 ID:Ts8mYAMj
〜ある朝〜

ヘクトル 「姉貴、飯はまだか?」
エリンシア「飯、と言われましても…」
リーフ  「ん〜騒がしいけどどうしたの?」
セリス  「えーと、朝ご飯が作れないんだって」
リーフ  「え?出来てないんじゃなくて作れない?」
セリス  「断水されてるらしいよ」
リーフ  「そうか…我が家の貧乏ランクはついに『断水』にクラスチェンジしたのか…」
ロイ   「いやいやちがうから!兄さん紋章町全体で断水されてるんだよ」
リーフ   「へ〜そうなんだ。てっきり我が家だけかと思ったよ。」
エリウッド「うーん、今月はシムべリンだから大丈夫だと思うんだけど…」
エイリーク「私は、忙しい朝に紋章町全体で断水と言うのが気になるんですが…まるで誰かがわざとやった様な…」
マルス  「あ、皆もう起きてたんだ。」
リン   「マルス?この断水騒ぎ、あんたのしわざでしょう」
マルス  「断水?リン姉さん、なんで僕に何も利益が無いのにそんなことしなきゃいけないんですか?」
エリウッド「(利益があったらマルスはそういうこともしてしまうのか…!?)」
アイク  「飯が作れんだと?仕方ないな。工務店で食うか」
ロイ   「(あっちでも状況は同じだってアイク兄さん気付いてんのかな…ん?)」
ピンポーン
ミカヤ  「あら、誰か来たわね。リーフ見てきて」
リーフ  「はいはーい」(リーフ玄関へ行く)
リーフ  「えーっと誰ですか?」
???? 「アイクに会いに来たのですが…」
リーフ  「(誰だろう?まあいいや、)どうぞ。」
がちゃ
???? 「あn(ry」
ブバアアアァァァッ!!
ロイ   「リーフ兄さんが鼻血まき散らしながら居間に飛んできたよ!?」
リーフ  「アイク兄さんひどいよ!あんな綺麗なおねえさんといつ知り合ったのさぁ!教えてくれれば僕m(ry」
アイク  「?ティアマトの事か?」
リーフ  「ちがうよ!とにかく来て!」
皆が玄関に集まる。そこにいたのは長い黒髪と紅い目をした女性だった。
ミカヤ  「え、えっと…どちら様?」
???? 「…………」
アイク  「…セネリオか」
セリス  「えぇ!ちょっとまって!どうみたってこの人、女の人だよ!?」
セネリオ 「いいえ、別に間違ってませんよ。」
セネリオ・アイク以外「えええええええええぇ!?」


〜兄弟家 居間〜

リン   「で、どうしてこうなったわけ?」
セネリオ 「アイクのプレゼントの中に銭湯の無料招待券がありまして…」
エフラム 「まて、クリスマスにしては早すぎるぞ。」
セネリオ 「彼が無意識に立てたフラグのおかげで工務店は毎日クリスマスに限りなく近い状況ですけど、何か?」
エフラム 「…何もないです…」
セネリオ 「…話を戻します。その招待券を今すぐ使おうとガトリーが言い出しまして」
マルス  「質問。その銭湯の名前は?」
セネリオ 「…チョウチュアンシアンだった気がします。」
マルス  「うん、オチ読めた。」
ロイ   「?兄さんどう言うこと?」


すみません時間の都合上、半端ですがここで切らせていただきます。
423助けて!名無しさん!:2009/08/28(金) 19:52:26 ID:yZ1DyOMi
>>422
全部書いてからまとめて投下した方がいいんじゃない?
424助けて!名無しさん!:2009/08/29(土) 10:17:17 ID:IW2lRCgc
ヒーニアスが軒並み変態なのがお約束でワロタwww

エイリークにスク水もありだがロリ兄貴が幼女に頼み込んだりするのが想像できる、流石な兄妹……あれ?こんな時間に客か…
425助けて!名無しさん!:2009/08/29(土) 13:39:20 ID:z7OP+Jam
F兄貴最初はミルラに迫られてうろたえるポジションだったのに
もうすっかりロリコンじゃねえか!
426助けて!名無しさん!:2009/08/29(土) 14:50:00 ID:ezjviIXH
>>376
亀レスだがエリウッドw
せめて家族位はシグルドがディアドラと結婚出来るって信じてあげないとwwww
427助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 00:14:25 ID:E6HmEWB8
Q.何の集まりでしょう?
ナバール 「…」
シヴァ  「…」
ルトガー 「…」
ギィ   「なぁ、何か喋れよ」
ヨシュア 「HAHAHA、ここは一つギャンブルでもして親交を深めようぜ。賭けるのは俺の母上のプロマイド…」
ギィ   「あんたは黙っててくれ…」
ナバール 「…」
シヴァ  「…」
ルトガー 「…」
ギィ   「なぁ、何か喋れよぉ」
ヨシュア 「ま、麻雀でもバックギャモンでも俺が一番だろうけどな、HAHAHA」
ギィ   「あんたは黙っててくれ…」
ツィハーク「ごめん、ごめん。遅れちゃったね。」
ナバール 「…」
シヴァ  「…」
ルトガー 「…」
ギィ   「はぁ…何で俺、こんなに苦労してるんだろう」
ツィハーク「え、何だい、この重い空気?」
A.寝返りキルソ剣士
428助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 00:15:13 ID:E6HmEWB8
Q.何の集まりでしょう?
ミランダ「べ、別に『素直に話せるよう、お互い頑張りましょう』にひかれてきた訳じゃないんだからね!」
タニア 「わ、私だってそうよ。ただ、たまたまやる事が無かっただけなんだから!」
ユミナ 「そうよ。い、今のままでみんな、ちゃんと私の言う事分かってくれてるもの!」
レイ  「フフン、世の中ツンデレばっかりだ。お、俺は違うからな!」
レテ  「ラグズと仲良くしたいなんて思わないからな。ほ、本当だぞ!」
ミランダ「リーフなんて苛めて楽しいだけなんだからね!(レテさん、アイクさんと素直に話したいんだ…)」
タニア 「オーシンなんて向こうから突っかかってくるだけなんだから!(ミランダ頑張って!)」
ユミナ 「ユベロもオグマも私が側にいないと何も出来ないから苦労してるだけよ!(タニアさん、オーシンさんとあんなに仲が良いのに…)」
レイ  「あの女が悪い奴に利用されないか心配なだけだ!(姉弟で仲が良いんだな。恋に歳の差なんてないだろうに、ソフィーヤと俺なんて…)」
レテ  「アイクとはただの修行仲間だ。それ以上でも以下でもない!(男の子なんだからもっと積極的にいっても良いと思うが…)」
A.ツンデレ


Q.何の集まりでしょう?
ダグダ  「集合場所はここか、たのもー」
ヒックス 「おぉ、ダグダさん。久しぶりだな」
ガルザス 「…」
ダグダ  「おぉ、ガルザスにヒックスも」
バアトル 「それにしても、この集まりは何だ?」
グレイル 「招待状には『同じ境遇の者で大いに語り合いましょう』とだけ書いてあったが…」
ガルシア 「斧使い、ではないかな?」
ヒックス 「おぉ、それだぜ」
トラバント「済まんな、遅れた。」
グレイル 「…でも無さそうだな、一体何の共通点が我々に…」
バアトル 「ぬぅぅぅ、分からん、分からんぞ。おい、貴様、今日から斧を使うのだ」
ガルシア 「うーむ…」
トラバント「一体何事だ?」
ガルザス 「…(子供との接し方を聞こうと思ったのだが、この脳筋達では…)」
A.親父
429助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 00:16:34 ID:675CXzkA
GJ
同じ集まりが結構作れそうだな

歴代お助けパラディンとか歴代バカ兄貴とか歴代いい男とk
430助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 00:16:55 ID:E6HmEWB8
Q何の集まりでしょう?
ディーン 「副社長、ここが集合場所ですね」
アリオーン「あぁ…しかし、この招待状は何だ?『同じ道を行く者同士』?ディーンの元にも届いたのだろう」
ディーン 「はい、しかし、壇上のエフラム殿と私と副社長…これから察するに」
アリオーン「槍、だな」
オグマ  「俺も兵種変更をすれば、と考えれば合点が行くな」
ディーン 「あぁ、オグマ。あんたがいるとは思わなかった。早く結論を出し過ぎたかも知れん」
アリオーン「大陸一の剣闘士、ダインの再来、碧空の勇王…私もダインの継承者だ」
ディーン 「成程、二つ名を持つ武人達の集まりですか。はは、副社長の口からそう言われるとは、少し恥ずかしいものです」
オグマ  「大陸一の剣闘士とはまた昔の呼び名を…」
ロイド  「済まんな、遅れた」
ライナス 「親父がニノの面倒を見てくれって言うからよぉ」
ジャファル「…」
オグマ  「黒い牙の白狼、狂犬、死神…裏の世界の者とは言え、彼等も名の通った武人。間違いなさそうだな」
エフラム 「よく、集まってくれた。今日は同じく幼い者を愛する者同士語り合おう」
A.ロリコン
アリオーン「ディーン、本日を以てリノアンのボディガードは解任だ。明日から本社の便所掃除をするように」
ディーン 「はい?」


Q.何の集まりでしょう
アリオーン「…と言う訳でな、先日は酷い目にあった。大体、リノアンが幼い頃に勝手に私の許嫁にしたのは父上で
     『アリオーン、お前の妹だぞぉ』と幼い頃、迷子だったアルテナを養子にしたのも父上…。父上こそ、ロリコンじゃないか」
ミシェイル「そんな日もあるさ。だが俺、お前、エフラム…今日こそは槍の集まりと見て良いだろう」
アリオーン「アルテナやエダも呼べば良かったかもな。まだ、未熟だが良い機会だ」

アーサー  「あはは、アルヴィスさんから神器の扱い方を習えばぁー俺もフォルセティを使えたりぃー。」
アルヴィス 「こらこら、神器とはそんなに軽々しく扱えるものではない。だが、君は素質があるな」
ラインハルト「しかし、『同じ道を行く者同士』とは楽しみですね。今日はどんないいおとこ…もとい、どんな魔道の使い手が集まるか、勉強させて頂きます」

エフラム  「よく集まってくれた。今日は妹について語り合おう」
A.シスコン
シグルド  「KINSHINは許さんぞぉ」
レイヴァン 「無様だな…(って言うか、何で来てしまったんだろう…)」
431助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 00:17:51 ID:E6HmEWB8
Q.何の集まりでしょう?
パオラ  「ミネルバ様、ベルン社との会議前に寄り道などは控えた方がよろしいのでは?」
ミネルバ 「あぁ、だが折角『女の子同士語り合いましょう』と招待を受けたのだから少しだけ…な?(ふふふ、これで私も普通の女の子に一歩前進)」

アルテナ 「エダ。いつも『トラキア社の為に』なんて堅苦しい事言わないで、良い機会だから、今日は女の子らしく楽しみなさい」
エダ   「そんな…いけません。まだまだ半人前の私が娯楽を求めるなんて…」

カリン  「わー、エダさんにアルテナ様、それにアカネイア区の人も。楽しみだなぁ」
ミーシャ 「フフ、飛行系の集まりかしら?」

リン   「うーん…私は飛行系じゃないんだけど…」
フロリーナ「リ、リンが悪いんじゃないよ」
ミネルバ 「飛行系とその支援相手、とか?」
パオラ  「ミネルバ様、メタな発言はどうかと思います…」
カリン  「でも、きっとそうですよ」
ミーシャ 「そうね、カリンの前だと格好悪い所は見せられないもの」
リン   「うん、フロリーナといるともっと頑張らなきゃって思う」
フロリーナ「リン…ありがとう」

アルテナ 「あ、あの盛り上がってる所、悪いんだけど、私とエダには支援関係は無くてね…」
エダ   「いえ、それは私の修行が足りないからいけないのです。これからはアルテナ様から支援効果を受けられるよう、もっと頑張ります」
パオラ  「(頑張って、どうにかなる事かしら?)」
ミネルバ 「しかし、私たちの共通点は何だ?」
リン   「私がいる時点で嫌な予感してるんだけど…」

ヘザー  「よく来てくr…」

ミネルバ 「パオラ、ベルン社に行くぞ。邪魔したな」
パオラ  「はい、急ぎましょう」
アルテナ 「エダ、帰りましょ」
エダ   「はい、私トラキア社の為にもっともっとお役に立って見せますね」
リン   「フロリーナ、行きましょ。そうだ、帰りにブルガルに寄ってお揃いのアクセサリー選ばない?」
フロリーナ「うん…(そんな事言うから周りから変な目で見られちゃうと思うんだけどなぁ…)」
ヘザー「帰っちゃいやん」
A.レズカップル疑惑な人達
カリン  「ミーシャさんも帰りましょうよー」
ミーシャ 「私は…構わないかな。ね、カリン…?」
「「「「「「「え?」」」」」」」

おしまい
432助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 01:59:48 ID:/30S7ois
同じ者同士が集まるとすごい事になるんだなwww

どうでもいいが>>428のレテのラグズと〜はベオクと〜の間違いかな?
433助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 02:49:29 ID:dZ3IYcWu
なかなかカオスwwww
>>428の親父編を見て思い出したんだが、このスレ的にフィンはどういうポジションにいるんだ?
434名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 10:30:31 ID:UubbaT5m
リーフ的に考えると、危ないことになる
435名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 12:15:51 ID:OIfdP+lw
この『何の集まりでしょうネタ』はGJ!なんだがどうしてレズ疑惑編の
人達の中にエリンシアとルキノが居ないのかと少一時間t……ぐふっ
436セリカVSエフラム:2009/08/30(日) 16:10:56 ID:YDGMoeNm
セリカ  「エフラム兄さん!」
エフラム 「……? なんだ、セリカ。お前が俺に話なんて、珍しいな」
セリカ  「ねえエフラム兄さん、物は相談なんだけれど」
エフラム 「なにか?」
セリカ  「ミラ教に入信してもらえないかしら?」
エフラム 「……あのなセリカ。お前がそういった活動に熱心なのは結構なことだと思うが、
       家族相手に宗教勧誘はいろんな意味で問題があるからやめておけ。
       そもそもにして、俺の信仰は槍の道一本だ。神様などに現を抜かしている暇はない」
セリカ  「フフフ……そう言うだろうと思って、兄さん好みのとっておきの品を用意してきたのよ!」
エフラム 「なんだ? レア物の槍でも……というか物で釣るのは宗教家としてどうなんだお前」
セリカ  「いいのいいの、きっかけはどうあれ入信さえしてもらえば、あとは教会の地下室で一週間ほどかけて、
      正しい信仰についてみっちりとせんのゲフンゲフン」
エフラム 「……お前の宗教活動とやらに関して後でじっくりと聞かせてもらう必要がありそうだな」
セリカ  「まあまあ。ともかく、見てちょうだいよ! これを見たら、一発でミラ教に入信してみたくなること間違いなしよ!」
エフラム 「……まあ、そこまで言うなら」

 エフラムがセリカに差し出された包みを渋々開いてみると、そこには可愛らしい少女を象ったと思しき石像が一体。

エフラム 「……これはなんだ?」
セリカ  「フフフ……これぞ対エフラム兄さん用にミラ教会彫刻部が総力を結集して作り上げたアイテム。その名も……!」

 ぐっ、と拳を握りながら、

セリカ  「女神ミラ像(ロリver)よ!」
エフラム 「お前は俺をなんだと思ってるんだ!?」
セリカ  「落ち着いてエフラム兄さん。わたしもそれだけじゃダメだと思ってたのよ」
エフラム 「それだけじゃ、と言うよりも、そもそも根本的に間違っているがな……!」
セリカ  「その石像、背中にスイッチがついているでしょう?」
エフラム 「……これか?」
セリカ  「ええ。押してみて」
エフラム 「……」

 エフラムが顔をしかめながらもスイッチを押しこむと、

ロリ声  『……お、お兄ちゃん、大好き……』
セリカ  「どうよ!」
エフラム 「俺にどんな反応を求めてるんだお前は!?」
セリカ  「あ、あら? お気に召さない?」
エフラム 「当たり前だろうが!」
セリカ  「そんなあ。折角ミラ様にお願いしてロリボイス吹きこんでもらったのに」
エフラム 「今のミラ神の声か! 道理でやたらと恥ずかしそうだと思ったら……!」
セリカ  「フフ……その恥じらいがエフラム兄さんのハートにクリティカルヒット!」
エフラム 「するか馬鹿! と言うか自分の神にそんなことさせるお前の信仰が疑わしいわ!」
セリカ  「まあ失礼ね、わたしは心の底からミラ様を信じているわ!」
エフラム 「……こんなことしておきながらもそんな真っ直ぐな目で言い切れるのは確かに凄いが……」

 エフラムはため息を吐きながら、女神ミラ像(ロリver)をセリカに押し返す。

エフラム 「ともかく、こんなものはいらんしミラ教に入信もしない。あと重ね重ね言うが、家族に対して宗教勧誘は止めるように。以上」
セリカ  「あ、待ってエフラム兄さん! ……こんなに可愛いロリ女神像なのに。うーん……なにが悪かったのかしら……?」

 首を傾げながら悩んでいたセリカは、やがて何か思いついたように「あ、そっか!」と顔を輝かせた。

セリカ  「竜の翼生やして槍持たせればいいのね!」
エフラム 「違うわ!」
437名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 16:16:52 ID:YDGMoeNm
スレもめでたく20章に突入したと言うのに、
兄弟内でも1対1の会話とかあんまり見たことない組み合わせがたくさんあることに気付いて愕然。

というわけで、特別企画「FE兄弟1on1」ってことで一つ。
内容は単純明快、「このキャラとこのキャラ会話したことないよな」という組み合わせの兄弟同士を会話させてみよう、というもの。
普段あまり絡みのない兄弟同士であれば、シチュエーションはなんでもOK。
「このキャラとこのキャラとかどうよ」という類の雑談でもいいので、これを機に兄弟内の知られざる関係を考察してみませんか、という。
気が向いたら書いてみてくれると嬉しいッス。
438名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 16:40:49 ID:skw1NYcp
>>436
セリカの暴走YABEEEEE!ww…ミラ神いくら頼まれてもそんな事やらないで下さいw
てかセリカと彫刻部自重wwww
GJ!

>>437
素晴らしい企画だ!私は賛成です
…時間が出来たら私も書いていきたいと思う
439名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 16:50:38 ID:h57hOrjT
亀だけど
>>417
イレースクソワロタwwwwwwwwwwwwwwwwww
イレースさえいなければいいんじゃあないのか

というわけで恒例ですがイレースには俺のフランクフルトを(ry
440名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 17:02:40 ID:YDGMoeNm
>>438
どーも。共通点があまりない組み合わせの方がいろいろ新しくて楽しそうな感じ。

自分でパッと思いつくのはシグルドとヘクトル辺りスかね。
なんかシグルドがヘクトルに小言言ってそうな感じ。
逆にアイク辺りは割と全員との組み合わせで満遍なくネタがあるような。
441名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 18:02:58 ID:E+8A8MC6
エイリークとアイク…は随分前にあったな
リンとエイリークで乙女風の服着てキャッキャッウフフとか
エリウッドをすごく必死になって労るセリスとか…?
442名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 18:19:18 ID:Qk3o9fBQ
>>439
イレース「…申し訳ないですけど…アイクさん以外の方のフランクフルトはNG」
ユンヌ「ま、あんたのはフランクフルトって言うよりポークビッツでしょうけど
    武器で例えるならカルド(笑)」

>>440
全部の組み合わせの数考えると三桁いきますな、私的にはエフラムとリンが気になってたり
結構一緒に登場するけど、普段何話してるのか全然想像できない
443助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 20:26:22 ID:LpGkVvjE
>>436
ロリコンじゃないエフラムを久しぶりに見た気がする・・・
ともかくGJ!
444助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 20:31:49 ID:wa3Mt5pc
>>436
セリカ暴走しすぎ吹いたwww
冷静な突っ込み役のエフラム兄さんといいコンビだなぁw


自分はエリ姉さんとマルスの会話が見てみたいなぁ
イメージはイタズラ好きの弟を優しく見守るおk…お姉さん、って感じだけど
普段は何話してるんだろうなぁ、と
…この組み合わせってなかったですよね、確か…
445助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 20:56:48 ID:us5JPO7P
リンとエイリークは・・・エイリークが暴走(胸囲的な意味で)する展開しか想像できないwww

個人的にはエリンシア姉さんが好きだからエリンシア姉さんと兄弟達の対話が見てみたいなぁ
アルムとガーデニングしたり、セリスとお花畑空間展開したり、リーフにムラムラされちゃったりw
リンに乙女風の服を着せてキャッキャッウフフ(絵板のとある絵を意識)したり
エイリークと何気ない会話なのにどこか高尚で気品が漂ってたり・・・(エリンシアも本来なら生まれついてのお姫様だし)
446助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 21:27:12 ID:xQ4H0U0d
アルム  「はぁ……」
エリンシア「あらどうしたの、アルムちゃん。ため息なんか吐いちゃって」
アルム  「ああ、エリンシア姉さん。いや、ちょっとね」
エリンシア「悩み事?」
アルム  「んー……まあ。情けない悩み事だけど」
エリンシア「悩みは人それぞれ。情けない悩みなんてあるはずがないわ。もしよかったら話してくださらない?」
アルム  「うん。いや、なんていうかこう……僕って目立たないなあ、と思って」
エリンシア「あらあら。人より目立ちたいなんて、アルムちゃんもやっぱり男の子ね」
アルム  「いや、別にそこまでじゃないんだけど。やっぱり周りが凄い目立つと、同じ兄弟としては劣等感を感じるというかね」
エリンシア「そう……でもねアルムちゃん、目立つっていいことばかりじゃないのよ?
       たとえば、今まで王位継承とは何の関係もなく帝王学なんか欠片も学んでこなかったような女の子が、
       戦乱のドサクサで最後の王位継承者になっちゃった挙句女王として祭り上げられたかと思えば
       ちょっとした失策やなんかを家臣たちにネチネチネチネチ突かれたり……」
アルム  「ね、姉さん? なんか、嫌に実感篭ってるような……?」
エリンシア「気のせいよ、気のせい。ともかく、目立たない方がいいということも世の中には往々にしてあるものよ。
       もっとも、アルムちゃんの場合、格別目立つ必要を感じないというのもあるけれど」
アルム  「え、どういうこと?」
エリンシア「フフ……だって、アルムちゃんには、どんなときでも必ずアルムちゃんだけを見つめてくれる女の子がいるじゃない?」
アルム  「!! そ、そうか、そうだった……僕は大切なことを忘れていた!
       よーし、これからもセリカのために頑張るぞーっ!」
エリンシア「あらあら。元気になって良かったわ。……あとでシグルドお兄様に怒られそうですけど」
447助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 21:33:54 ID:xQ4H0U0d
エリンシアとアルムだったらこんな感じかなあ?
原作の設定を加味して考えると、エリンシアのこのスレでの設定って

中学、高校辺りまでは目立たない生徒→いろいろあって大学辺りで自治会長とかなんかに→
嫉妬に晒されて苦労→なんとか乗り切った後、家庭の事情で惜しまれつつ引退。現在は兄弟家家事担当。

こんな感じかなあ。なんだかんだ言って彼女の過去もあまり描かれたことがない気が。
何気にシグルドに並ぶ苦労人だよねエリンシア。彼との違いは難局をきっちり乗り切ってみせたことかな。
家庭的でありながらいざと言うときは頼りになる女傑といった感じだろうか。
448助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 21:35:07 ID:h57hOrjT
>>446
シグルド「KINNIKUは… いやKINSINは許さんぞー!」

GJです。


じゃあ僕は、ロイとヘクトルちゃん!
リリーナを奪い合うのが王道かなあ?
449助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 21:37:54 ID:h57hOrjT
あ、別にこれから書くわけじゃないですサーセンw

あとはロイとエリウッドに専用武器で戦って欲しいな
2つずつの武器でwwwwwwww
450助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 22:25:29 ID:ixm+L7g3
シグルド兄さんが出馬したら多分こんな政権公約をする
医療政策
・国家を挙げてのきずぐすりの開発生産
少子化対策
・玉座を守るだけのアー男性を生み出さない
職業支援
・乱数のために闘技場で延々と戦わせ続けられるだけのレス労働者を生み出さない
財政
・所持金の一元化で効率の良い武器配備
451助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 22:39:07 ID:wa3Mt5pc
>>446
エリ姉さんとアルムキター
なんか、いい相談相手というか聞き上手だなぁ、エリ姉さん
GJです!
452助けて!名無しさん!:2009/08/30(日) 23:44:31 ID:RIf0EDYp
意外とエフラムとアルムも気が合うんじゃないかと思った
エフラムがエイリークとのノロケ話をして
アルムがセリカとのノロケ話をして
シグルド兄さんが暴れて
453助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 00:35:43 ID:xWWmhJYj
シグルド「忙しすぎるんだよ… たまには休ませてよ」
454助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 01:13:38 ID:s2EvESbg
>>452
IDがきずぐすりだ…
455助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 01:28:31 ID:3PgfAGeR
リン 「ただいまー」
アイク「おかえり」
リン 「あれ?珍しいわね。アイク兄さんだけ?」
アイク「ああ、そうみたいだな。みんなちょうど出ている」
リン 「ふーん、そっか…」
アイク「………」
リン 「………」
アイク「………」
リン 「あの…兄さん?」
アイク「ん、何だ」
リン 「訓練とかしないの?」
アイク「今は休息の時間だ。心を落ち着かせることも大切だとどちらか知らんがウハラダかダラハウに言われたからな」
リン 「ああ、そうなんだ…」
アイク「ああ」
リン 「………」
アイク「………」
リン 「(うぅ…沈黙が気まずい…サカの男はかなり無口だけどアイク兄さんもそれ並よね)」
アイク「………」
リン 「(何考えてるのかなあ。時々兄妹なのに遠い人みたいに感じる…)」
アイク「………」
リン 「(私、アイク兄さんにとって一体何なのかなあ…)」
アイク「リン」
リン 「……煤Iは、はひっ!」
アイク「腹減らないか。飯作ろう」
リン 「え?!い、今から、私が…?」
アイク「お前と俺と、でな」

アイク「ん、ソース取ってくれ」
リン 「はいっ」
アイク「じゃあ俺はこれを炒めてるから野菜切っておいてくれ」
リン 「分かったわ!(って、何やってるんだろう私達…)」
アイク「………」ジュージュー
リン 「(あんなに大きな身体にこれまたでっかいエプロン付けて…)」
リン 「(腕の筋肉なんかはち切れんばかりに隆々としてるのに、これまた柄がピカ○ュウ…)」
リン 「(ていうか意外と手慣れてて美味しそうにも仕上がってきてる…繊細さすらある感じだわ…)」
リン 「(こういうの『ギャップ萌え』っていうのかし…ああ!いかんいかん!AKJ的な危険思想に…)」
アイク「リン」
リン 「ぎゃああああ!違う違う!これは生態観察的なでアレであり実在の人物団体とは一切の関係が」
アイク「どうだ。その…楽しいか?」
リン 「ございませ…え?」
456助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 01:30:52 ID:3PgfAGeR
アイク「いや、だから…楽しいか?これ」
リン 「これ…って言うと『二人で料理』が?」
アイク「ん、そうだが…」
リン 「(……!アイク兄さん、自分なりに妹とのコミュニケーションをとろうとしてたのね)」
リン 「(そういえば兄さんってばぶっきらぼうでそういうの苦手なのよね…)」
リン 「(それに気付けずに勝手に距離を感じてたのは私の方だったんだわ…)」
リン 「ごめんなさい…アイク兄さん…」
アイク「…!!むぅ、すまん…楽しくないか。リンも女なら調理が好きだと思ったんだが…」
リン 「あ!ち、違…そうじゃなくて」
アイク「やはり俺が下手だったか。一応オスカーに習ったんだがな」
リン 「そ、そういうことでもなくて…」
アイク「?」
リン 「(ああ、こういう時なんて言ったらいいのか…本当に…本当に…)」
リン 「(『申し訳ない』…?いえ、違うでしょ?もっとポジティブに、兄さんの期待に応える形で、想いを伝えられるはず)」
リン 「(私は他の誰でもない!そう、『アイク兄さんの妹』なのだからッ!!)」

リン 「あのね、リンね!アイクお兄ちゃんのこと、だーいすき!!」

アイク「………」
リン 「……?」
アイク「………(パタッ)」
リン 「えええええ?!ちょ、倒れ…?!」
セリカ「ただい…ちょ!どうしたの一体!」
リン 「カクカクシカジカでアイク兄さんが倒れて…」
セリカ「もう!前も言ったでしょう?!アイク兄さんは純度100%の妹しか受け付けられないの!リン姉さん、新ギャグなら他の人に披露して!!」
リン 「し、新ギャグ…orz」

それはともかく二人の絆は少しだけ強まったとか強まらなかったとか
457助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 04:26:56 ID:L98J3CcP
エリ姉さんは某あ○ささんと○鳥さんを足して2で割ったようなキャラのように思うw

…すまん、最近某アイドルをプロデュースするゲームの動画にはまってるんだ
458助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 12:27:05 ID:Halxc/l1
>>455>>456
アイク兄さんかっけえええええええこれは惚れる
原作でもそうだったが人の気持ちに気付いてやれるのってアイクの良い所だよな
これで自分に向けられるものにも敏感になってくれれば良いんだが…この天然には無理だな!
459助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 17:19:18 ID:ntTfpJsY
>>455
シグルド「急にKINSHINの気配がしたので」

後半の一部分だけ抜き出したらガチにしか見えないだろw
アイクのフラグマスターぶりには戦慄を覚えるぜ…
460助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 17:34:08 ID:GzjaLXHS
>>457
エイリーク「くっ」
461助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 19:11:30 ID:sSIaNiyy
この流れなら言える

セリスが女装してアイドルデビューするんですねわかりm(ry
462助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 19:17:33 ID:0asIB6XJ
>>461
プロデューサーは誰だろうなw
シグルドかエリンシアかマルスかリーフ……ユリウス?
463助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 20:16:35 ID:9v/gzL6X
|| |   |  |     |||  ||  ||   |   |||     ||
     |       /!     |       |      |||  |
  |      ______,イ//_____________イi          |     , 
    _, r '' " "      _,._,._,._,._,._,_,._, ~`''ー-.、          //
 _,r''""◎  ヽ     _,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._~`''ー-.、    / /
  ゙ヾ,,      |   _,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,..  ~`''=´  |
 ∠´___     ノ_,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,.  _..-‐'''"  \  ヽ
      ~`''ー-.、_______________________________,,...-‐'''"        \ ヽ
       ┃                   ┃
       ┃                   ┃
       ┃                  ┃         ↓死神  
       ┃                  ┃    . . .... ..: : :: :: ::: :::::: ::::
       ┃                  ┃         Λ_Λ . . . .: : :
       ┃               ┃        /:彡ミ゛ヽ)ー、 . ::
       ┃               ┃       / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .::
       ┃  GAME OVER     ┃       / :::/;;:   ヽ ヽ ::l .
       ┃               ┃  ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄
       ┃■■■■■■■■■  ┃
       ┃■■■■■■■■■  ┃
       ┃■■■■■■■■■  ┃
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       ┃■■■■■■■■■  ┃
       ┗━━━━━━━━━━┛
464助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 20:19:26 ID:9v/gzL6X
誤爆orz
465助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 21:30:28 ID:s/lcNg1r
>>463
ジャファルさん何落ち込んでんだwww

え?死神違い?
466助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 21:37:51 ID:34J2AL9+
1対1の流れに便乗

ティナ  「あ、あれ!」
マリア  「あのお姿は……」
マリーシア「プリンスとプリンセス! あ、後者は誤解だったわね……。でも遠目から見ても判る麗しさ! はぁ、やっぱりいつ見てもステキ……」
ティナ  「ねぇねぇ、ちょっとこっそり後付けてみない?」
マリア  「言われなくとも」
マリーシア「そのつもりですとも」



エリウッド「あれ? 何だセリスじゃないか」
セリス  「あ、エリウッド兄さん」
エリウッド「セリスは今帰りなのかい。いつもこんなに遅くまで? 大変だな」
セリス  「まぁね〜。一応生徒会長だし、会議がいろいろあって。ええっと、兄さんは買い物して来てくれたところ?」
エリウッド「ああ、姉さん達に頼まれてね。傷物野菜に、閉店間際で値下げされてた肉を少々」
セリス  「うわ〜、少々って言う割に重そうだね! 袋一つ貸して」
エリウッド「悪いな、ありがとう……はぁ」
セリス  「な、何? いきなりでっかい溜め息なんか吐いちゃって」
エリウッド「いや……ちょっと見てくれないか、これ」
セリス  「財布? うっ、こ、これは……!」
エリウッド「ふふ、それがウチに残る全財産さ。こないだもアイク兄さんやヘクトル達が壊した家財やら何やら一式で大変な事になって」
セリス  「ああ……」
エリウッド「例のごとくグレイル工務店さんのご厚意で大分安くはなったんだけど、それでもシグルド兄さんのボーナスが吹っ飛んだからね。あぁ、今月も我が家の家計はシムベリン」
セリス  「あ〜、どおりで今朝シグルド兄さん元気ないと思ったよ。本当なら折角のボーナスだし、ディアドラさんとちょっと豪華目ディナーとか楽しめただろうしね」
エリウッド「そういうこと。あぁ、僕が早く働ければいいんだけど。どうも兄さん達、僕を大学に入れようとしてるみたいなんだよな」
セリス  「そりゃそうでしょ! だって兄さんはとっても頭が良いもの、高卒じゃもったいないよ。それで一杯勉強してさ、将来はお医者とか似合うんじゃない?」
エリウッド「はは、患者の気持ちが良く解る医者ってね」
セリス  「えっ!? あ、う、その、兄さんが病弱だとか、そういう意味で言った訳じゃないよ?」
エリウッド「解ってるよ、でも事実だ」
セリス  「う、ゴメン……」
エリウッド「はは、悪い悪い、からかったりして。お前にこういう言い方は良くなかったな、反省するよ。でも確かに、医者はいいかもしれないな」
セリス  「でしょう? 兄さん優しいし、患者さんにも好かれそう。あ、小児科の先生とかどう!?」
エリウッド「ああ。でもな……。やっぱり僕は、高校を出たら直ぐ働きたい」
セリス  「……兄さん……」
エリウッド「今は実質、シグルド兄さんの稼ぎだけで兄弟皆が暮らしてるんだ」
セリス  「え、だってミカヤ姉さんとかアイク兄さんは?」
エリウッド「アイク兄さんかー。解らないか? 兄さんも結構給料貰ってる訳なんだけど、毎回あっという間に工務店に還元してるだろう」
セリス  「あ」
エリウッド「それにミカヤ姉さんだって占いで頑張ってくれてるんだけど、その……収入なんてぶっちゃけ雀の涙だからなぁ。稼ぎはほぼその日のうちに消え去るだろ?」
セリス  「大体悩みを聞いて、お金は貰わずさようなら、らしいよね」
エリウッド「そう。基本的にはお人よしだからな、姉さんは。その辺は多少ユンヌさんの影響受けてもうちょっと、こう――」
セリス  「駄目だよそんなこと言っちゃ! あの人に関わるとロクな事ないの、良〜く解ってるでしょ!」
エリウッド「おっと、そうだ……すまないセリス。あまりの胃の痛みに意識がヤられて来てたみたいだ……うっ!」
セリス  「わぁ! に、兄さん、しっかり! ああ、どうしよう、僕胃薬なんて持って来てないよ!?」
エリウッド「だ、大丈夫、この位はいつものことだから」
セリス  「ええー! 口の端から何かどす黒い血が止め処なく出てますけど!?」
エリウッド「だから、だから僕は一刻も早く稼がなくちゃならないんだ!(王子様スマイル)」
セリス  「まさかのスルー! だ、だれかー!!」



一刻を争う一大事でしたが、二人は偶然通りかかったシスター達に無事助けてもらえました。
467助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 21:54:41 ID:JYoG24gF
>>455-456
リンの妄想っていうか思想に吹いたwww
つか新ギャグですかw
突っ込み役にセリカっていうのもいいなぁ、GJです!


>>466
エリウッド兄さん無理すんなw
てか、やっぱこの二人でもユンヌの認識はそんな感じなのかwww
GJです!
468助けて!名無しさん!:2009/08/31(月) 22:38:00 ID:9v/gzL6X
エリウッド殿…(´;ω;`)ブワッ
この宝玉を使われy…売られよ。つ『白の宝玉』
乙女によろしく頼む
469Let's肝試し!(115):2009/08/31(月) 23:36:41 ID:KIFLhnY+
続きです!
前回(>>293-298

ユンヌ「それにしても、あなた達いつまでこんな埃っぽい所にいるつもり?」
マルスは借りの件について思案、リン、セリス、リーフがスマボ談義をしてる中、
負の神様から珍しく的確なツッコミが飛んできた
考えてみれば(一部妨害こそ有ったが)目的は達したのだし、
いつまでもここにいる理由は全くと言っていいほどない
借りについての事も、スマボ談義も、ここでなければできないわけでもなし
むしろ空気の澱んでいる場にいる事による健康上のデメリットしかないわけで
マルス(珍しくまともなご意見だ)
ユンヌ「珍しくとは失礼ね」
頭の中で考えた感想に対し即座に返事が返ってきたことで思わずユンヌを見やると
ジトッとした目でマルスを見ていた、不満をその視線に一杯に込めて
マルス「人の心読まないでください」
ユンヌ「ふーんだ、伊達に神様やってないのよ」
どうにもこの二人は不毛な争いが絶えない、このままだといらぬ口論が発生しそうなので
横から気を逸らそうとセリスが口をはさむ
セリス「あ、ユンヌさん」
ユンヌ「ん?」
さて、呼んだはいいがどうしようかとセリスは思案する、何も考えてなかったのだ
何か、何か話題がないか、と脳を高速回転させ…
セリス「よ、よく平気だったね、あのスマボ」
結果がこれだった、言葉足らず過ぎる
ユンヌ「言わんとしてる事がわからないんだけど」
確かに、と納得する、自分でもそう思ったからだ
内心では汗ダラダラだったが慌てながらも慎重に言葉を紡ぐ
セリス「いや、今聞いた話だとシグルド兄さんの顔に瓜二つだったそうじゃない
    皆おっかながってたって聞いたから」
ユンヌ「そういうことね、私も初見は面食らったけど、別に平気よ」
リン「面食らう程度で済むのね…」
ユンヌ「まあ、ね、これでも…いや、なんでもないわ」
セリス(ユンヌさん?)
ふいに天井を向くユンヌ、自身が発光してるので一部が青くなっている、
ユラユラと、天井の青い部分がチラついている、不安定な青
その青を取り囲むように黒がある、闇がある
ユンヌ(人の心みたい)
闇に囲まれているというのに、天井の青は消えない
ユラユラと揺れ動き安定しないのに闇に飲み込まれる事はない
さて、今視界にある天井の彩りを人の心に置き換えるなら青が人の心、黒は心の闇としたとき
心が闇に飲み込まれる、すなわち青を黒に塗り替えるにはどうすればいい?
ユンヌ(私がここからいなくなるだけでいい)
本当に些細な事だ、と鼻で笑いたくなる、天井の青はユンヌが光源だ、彼女が立ち去るだけで闇だけになる
ユンヌ(だからこそ、光を取り戻すのも容易いわよね)
闇に塗り替えられたところに光を取り戻すにはまたここにくればいい、それだけで光は甦る
些細なことで消えたり甦ったり、人の心の状態に見立てて言うなら
些細なことで落ち込んだり立ち直ったり、本当に単純だと思う
ユンヌ(人って単純、だからわからない、だから面白い、だから恐ろしい)
先にも述べたが伊達に神様やってきてない、長い時の中で色々見てきた
ユンヌ(あんなので恐ろしい、なんて言ってやるものですか)
リーフ「ユンヌさーん? おーい」
はっと我に返る、思わず上の空になってしまったようだ
ユンヌ「あ、何?」
リーフ「なんか上の空みたいだったから気になったんだけど、どうかした?」
ユンヌ「別にーわざわざ出た方がいいんじゃないのって言ってあげたのに、
    まだここに留まるつもりかしらって、呆れてただけですよーだ」
リーフ「はは…それもそうだね、んじゃあ、さっさと帰ろ…ありゃ?」
急にリーフが手にしていた懐中電灯の灯りが消えてしまった、部屋の暗闇の比率が高くなる
カチカチッと音がする、懐中電灯のスイッチを入れ直してるのだ、ところが
470Let's肝試し!(116):2009/08/31(月) 23:37:41 ID:KIFLhnY+
リーフ「切れちゃったかな?」
点かなくなってしまったらしい、暗闇の中カチカチッとスイッチをいじる音がしばらく響く
リン「適当に叩けば直るんじゃないの? ちょっと貸してみなさい」
リーフ「あ、リン姉さ…」
リーフが最後まで言葉を発する前になにやらガンガンッと
けたたましい音が聞こえるが直る兆しはない、というかリンよ、懐中電灯に何が起きてる
セリス(うー暗いよ、電気電気)
マルスの側にかろうじて見える部屋の電気のスイッチに歩み寄るセリス、その様子を目で追いながら
何をしようとしてるのか見当がつき、マルスは電気のスイッチの辺りを照らしてやる
その善意に気づいたのかセリスが小さくありがとう、と呟く、
それに対しマルスは空いている手を軽く挙げて答える、そしてスイッチを入れるセリスだったが
もちろん点くはずもない、そこまでやってようやくセリスは階段でした肝試し前の騒動の話を思い出す
セリス「あ、そっか」
小声で呟き、思わず苦笑いをする、というか笑うしかない
マルス(…!!)
その光景をぼんやりと目で追っていたマルスが突如驚愕の表情を浮かべる
マルス(そうだ…確かあの時…!)
ユンヌ「ん? どうかしたの、変な顔して」
リーフの懐中電灯が点かなくなり、暗闇が広がった中
青い光を纏った姿なのである意味貴重な光源となっているユンヌ
マルス「変な顔は余計です、とりあえず皆そろそろ出――」
そこまで言いかけたその時、部屋の暗闇の比率がさらに上がった、なぜなら
マルス「え、あれ?」
今度はマルスの懐中電灯が点かなくなった、慌ててスイッチをいじるが全く点かない
全員ユンヌの所へ集まる、負の気の集合体だけど明るいから
ユンヌ「私はロウソクじゃないんだけど?」
そんなユンヌの抗議は無視し、マルスの懐中電灯を覗き込む一同
セリス「そっちも壊れたの?」
その問いには答えずただ懐中電灯に異常がないか確認し続けるマルス
マルス「…皆、急いでここを出るよ」
やっと口を開いたと思ったら突然の脱出命令、疑問符を浮かべる他一同
リーフ「ほえ? 急にどうしたの」
マルス「いいから早――」

プルルルルルッ…!

急に何かの電子音が響く、この音は電話か
リン「電話?」
耳が良いからだろうか、音源がどこにあるかわかるらしい、受話器に手を伸ばしたリンだったが
マルス「出ちゃダメだ!!」
リン「きゃ…!?」
突如マルスが大声を出すので手が滑って受話器を取り落としてしまった
リン「脅かさないでよ!! 何!?」
マルス「いいから早くここを出る! ユンヌさん出口まで先導して、暗くて見えないから!」
ユンヌ「なになにー? さては暗くて怖くなったとかー?」
マルス「早く! というかリン姉さんもおかしいと思って!」
リン「え、え?」
ユンヌのからかいにも何も言わずとにかく出るの一点張りだった、その気迫に押されたのか
ユンヌ「は、はい…じゃあ、ついてきなさい」
人の足に合わせるスピードでユンヌが先導し始めた、続けざまに部屋を後にする
マルス「ようやくわかった…!」
走りながらマルスが呟いた台詞に一同はまた疑問符を浮かべたが
ユンヌを追従する形でとりあえず出口へ走る、
1Fで続く階段を駆け上がり、足を止めることなく更に走り続ける、そして
――外――
外に飛び出すように出た一同、外はもう夜の帳が下りていた
セリス「はぁ、はぁ…」
リーフ「ふぅ…全力疾走だったよ」
471Let's肝試し!(117):2009/08/31(月) 23:39:18 ID:KIFLhnY+
一部の者の息が上がっている、息が上がっていないのは飛べるユンヌぐらいだ
もっとも、運動神経が悪い面子ではないからそこまで疲れてはいないのだが
セリスとリーフはその場に座り込む、階段の駆け上がりは案外きついものだ
リン「…はぁ、マルス、いきなりどうしたのよ」
先ほど急に取り乱し、今現在は息を乱している弟、マルスを見る
マルス「…わかったんだ」
リン「は…?」
さっきも言っていた、わかった、という言葉、しかしその意味がさっぱりわからない
息を少しだけ整えた後、やがてマルスが口を開いた
マルス「リーフ、君にさっき相談したよね、引っかかる事があるって、それが何なのかって」
リーフ「うん…それがわかったの?」
マルス「そうだよ…」
呼吸が落ち着いたのか体を起こすマルス、セリスもリーフもリンもユンヌも彼の話に耳を傾ける
マルス「…アイク兄さんとミカヤ姉さんがヘクトル兄さん達を脅かすのに一役買ったよね?」
セリス「あ、それ僕達も知ってるよ」
リーフ「え、そなの?」
リン「なんかずいぶん遅れて出てきたから事情を聞いたのよ、その時に聞かされたわ」
マルス「そうか…じゃあどんな風に脅かしたかも聞いてるかな」
リン「えっと、確か…ミカヤ姉さんは髪の長さ利用して貞(ダキュンッ!)を演じて」
セリス「アイク兄さんは…テレビの電源を点けたり消したり…ん?」
突如セリスが何かを考えるかのように口元に手をやった、しばしその様子が続いたと思うと
今度は顔色が悪くなってきた、そして口を開く
セリス「ね、ねぇ…なんで電気通ってないのにテレビが動くの…?」
リン「あ…」
地下への階段を下りている最中の話を思い出す

――水はもちろんのこと、『電気』もガスも何もかも止まってるし

マルス「完璧に失念してたよ…あの時、アイク兄さんに指示飛ばした時
    リーフ達の方が気になっててどうもぼんやりしてたみたいだ」
リン「考えてみれば…というか電気止まってたらさっきの電話も動くはずないわよね
   なんで疑問に思わなかったんだろ私…」
リーフ「テレビをいじった事は聞いてなかったよ、だから僕には違和感なかったのか
    てっきり単にミカヤ姉さんに付き添っただけかと思った…
    それになんか今は普通に懐中電灯点くみたいなんですけど」
マルス「右に同じ」
リーフが懐中電灯のスイッチを入れたり消したりする動作に習いマルスも同様の動作を行う
どちらもしっかりと頼もしい光を発したり消えたりする、異常なし
ユンヌ「…今更だけどさっきの電話、もう一つおかしなところあるわ」
セリス「え…?」
些か青い顔をして聞き返すセリス、それに答えたのはマルスだった
マルス「そう、なんで…」




マルス「なんで、廃墟なのに電話がかかってくる?」


――…その後、全員で家に揃って帰り、
埃っぽい所に居たため先に体を清めてからやや遅めの晩御飯を迎えた
遅くなってしまったため、ユンヌを除くマルス達4名だけでの晩御飯だった
ユンヌは早々にアイクを探しに行ったようだ、その姿を見た一部の者はいつもと少し様子が違って見えたという
その一部の者であったミカヤがどうかしたのかと聞くと
『恐ろしい』と『怖い』は違うのー!、と言って早々に飛んで行ってしまった、なんのことだかサッパリだった
マルス達もいつもより食が細くなっているように感じ、エリンシアがどうかしたのか聞くと
全員、疲れただけ、とどこかぎこちない笑みを浮かべるばかりだった、
反応が些か腑に落ちないが本人達からそう言われたら納得するしかなかった
その日の夜はとても静かな夜だった、にも関わらず彼らだけはなかなか寝付けなかったという…
472Let's肝試し!(118):2009/08/31(月) 23:40:19 ID:KIFLhnY+
時は移ってその翌日、マルスはとある場所へ足を運んだ、ベグニオン社である
目的地は社長室、あっという間に社長室の前に到着し、扉をノックし、了承を得て、開ける
サナキ「おぬしか、例の件じゃな?」
マルス「はい」
それだけ確認するとサナキは部屋の外を見まわした、誰もいない事を確認すると扉を閉める
サナキ「…なんか、お主、大丈夫か? 足取りがなんか頼りないが」
マルス「あ、いえ…少々寝不足というか」
サナキ「そうか…睡眠は大事じゃぞ、自分の体は大事にせい」
はい…、と力のない返事が返ってきたことに本当に大丈夫かと疑問に思ったので
早急に用を済ませて帰らせてやろうと早々に本題に入る事にした
サナキ「で…頼んだものは?」
マルス「ここに」
眠気をとりあえず追いやり、極秘資料、と称された大判の本を見せ、それを手渡す
それを受け取ったサナキは中身の確認をし、何故か顔を赤らめながらその本を閉じた
サナキ「うむ、確かに…御苦労じゃったの」
マルス「はは、やっぱり恥ですか、過去の自分というのは」
サナキ「懐かしい思い出もあるが…同時に消し去りたい思い出もある、そなたにもあるのではないか?」
マルス「ありますね…ミカヤ姉さんが事細かにアルバム作ってますから」
そう、極秘資料とは名ばかり、中身はサナキのアルバムだったのだ、ただし作成者は
マルス「あなたの場合はシグルーンさんですか」
サナキ「うむ…常日頃から世話になっておるのじゃが…いかんせん自重を知らなくてな」
全く…と言ってため息をつくサナキ、自分の過去というのは時として無かったことにしたくなる事がある
ましてやそれが形として残ってるとなるとなかなか悶えたくなる
マルス「それにしても何で今頃回収したんですか?」
サナキ「昨日朝早くから書類の整理をしておったところにシグルーンの奴がポロッと洩らしたからなのじゃ、
    それまでこの忌まわしき過去の存在を知らなくてな…
    本人に回収されたらたまったものではない、それでお主たちに頼んだのじゃ」
それで昨日の電話騒ぎか、とマルスは心中で呟いた
サナキ「ともあれ助かった、このアルバムは永久封印にしておくとしよう」
マルス「あれ、てっきり焼却処分かと」
サナキ「…どんなに消し去りたくても、思い出は思い出じゃ、簡単に消していいものではないからの」
さっきまで忌々しげに見ていたアルバムを今度は違う色の宿った目で見ている
どこか微笑ましい物を感じながらマルスは扉へ歩み寄る
マルス「…そうですね、では僕はこれで失礼しま…いや、一つ伺ってもいいですか?」
サナキ「む? なんじゃ、遠慮せず言ってみよ」
それでは、と扉に伸ばしかけた手を引っ込め、サナキに向きなおる
マルス「あの廃ビルに昔、出るって噂とかありました?」
あえて何が出るのかは言わなかったが、こういう言い方をすれば何なのか相場は限られる
サナキ「いや、なかったが、ただ…」
マルス(…?)
聞いた話だが、と一言置いてからサナキは話し始めた
サナキ「おかしな事が起きたことがあっての、地下の事務室で起きたのじゃが」
マルス(地下、か…)
昨日の出来事を思わず思い返しそうになったが意識をサナキの話の方へ向け直す
サナキ「当時から稀に無言電話があってな、自分からかけておきながら一向に要件を言わなくての」
マルス「それただの悪戯じゃ…」
サナキ「もちろんそう思うたわ、しかし説明がつかないものがあったのじゃ」
マルス「説明がつかない?」
そうじゃ、と頷き、窓から外を見るサナキ、本日は曇天だ
視線はそのままに話を続ける
473Let's肝試し!(119):2009/08/31(月) 23:42:08 ID:KIFLhnY+
サナキ「ちょうど今の時期じゃったか、急に無言電話がしょっちゅうかかってくるようになったのじゃ
    ある日例によってその無言電話がかかってきての、
    さすがに業を煮やしたのかタニスの奴が受話器を奪って言及し始めたらしくてな…」
そりゃ無言電話の悪戯が続いたら苛々するだろうなあ、とマルスは思った
しかしあの堪忍袋の緒が切れやすそうな御仁を敵に回したか、とやや失礼な事も考えた事は気にしない
サナキ「よっぽど腹を立てておったのか、数十分にも及んでな、終わる気配がなかったそうじゃ」
しかし、と言って一旦言葉を切る
サナキ「そんな中、なぜか急に停電してしまったのじゃ、にも関わらず電話は切れなくての…」
マルス「どうして切れてないってわかるんですか? 無言電話なら判別が…」
サナキ「できるのじゃ、その停電直後、今まで無言だったのに急に喋り出したのだからな」
マルス「喋った?」
サナキ「ああ、聞いた話じゃから本当か知らんが、「あー」とか「うー」、とかそれしか言わんかったらしい」
それはまるで…
―――生まれたばかりの赤ん坊のようにな

マルス「急に喋る無言電話、か…」
ベグニオン社を後にしたマルスは一人、人気のない道を歩いていた
あの後もう少し突っ込んで聞いた所、停電回復直後に今度は本当に電話が切れたとの事
ちなみに、現在廃ビルの地下に残留している電話は故障した物しかないはずだという
マルス(僕達が出くわした怪現象も電話絡みだった…偶然か?)
サナキにはこちらが体験した奇妙な出来事については話さなかった、話す必要はなかった
ザァ…と風が吹き始めた、ふと空を見上げると当たり前だが空を雲が覆っており、
青空は全く見えない、灰色の空
マルス(黒い雲がある…今日の天気は荒れるかもしれないな)
ふと風が吹く先にあの廃ビルがあったことを思い出す、
今はその方向を見ても廃ビルは見えない、距離が離れ過ぎているからだ
今日もその廃ビルはめったに人が来ない事を承知で迎え入れる口を開けているのだろうか
そして人のように感情があるとしたら何を思っているのだろうか、
ただ、廃ビルのある方向を睨んでみる、見えないはずなのにその輪郭が見える気がする
マルス(幽霊がいないと証明はできない、それが恐怖…か)
風が強くなった、風が背を押しているようだ、来い、と呼ぶように
マルス(僕は存在を認めない、だけど目の当たりにした物を否定することもできない)
だから…、と心中で呟き、廃ビルの方を見ている目を更に鋭くする
マルス(いつか、正体を暴いてやる…覚悟しとくんだね)
刹那、突風が吹きつけた、まるで、やってみろ、とそう挑むようで…

その直後、風が急に弱くなった、風向きもやや変わったようだ
足を別の方向へ向ける、帰るのだ、家に、自分の居場所へ
ふと足元に目を向けると道に点々と水跡がある
その意味を察すると同時にマルスは家に駆け出した


プルルルルッ…! プルルルルッ…!

どこかで電話がなっている…天から降り注ぐ水達は、その音をかき消そうとしているのか?

仮にかき消そうとしているのなら、それは、誰のために?


その日の天気は、雨だった

長く

長く

降り続けた――
474Let's肝試し!(120&結!):2009/08/31(月) 23:44:32 ID:KIFLhnY+
――廃ビル3F 応接室――
シュウゥゥゥン…(転移の粉)
漆黒の騎士「む、これだこれだ、私のテーマを奏でる特注オルゴール、
      それにしても昨日はとんでもない目に…む?」

漆黒の騎士「やぁ、ようこそ、FE主人公兄弟スレへ、スレ住民でも、通りすがりでも
      このエタルドはサービスだからまずは喰らって…む? 不要か、ならば仕方がないな」

漆黒の騎士「さて、突然だが貴殿は不思議な体験をしたことがあるだろうか?
      あったとするならば神秘的なものか? はたまた奇妙なものか?
      それとも少しばかり奇怪なものか?」

漆黒の騎士「貴殿に体験があろうがなかろうが、あったとしてもなんであれ、
      この世界には説明も出来ない様々な物事が存在する」

漆黒の騎士「そしてそれはいつ何時訪れるかわからぬ、一分後か、明日か、一年後か
      まだ先の見えぬ未来なのか、もうすぐそこに近付いているのかすらも全くわからぬ」

漆黒の騎士「そしてそれが誰に訪れるかもわからぬ、貴殿の親しい人物かもしれぬし、
      見知らぬ誰かかもしれぬ、もしくは…」

漆黒の騎士「貴殿に訪れるかも知れぬ」

漆黒の騎士「だから私はこの可能性を提示しよう」

漆黒の騎士「次に不思議な体験をするのは――貴殿かもしれぬぞ?」
シュウゥゥゥン…(転移の粉)


漆黒の騎士の話にもあったように

あなたにも、いつか訪れるかもしれません


…え?

いつ訪れるかって?

私にはわかりますよ、あなたには、いつ訪れるか

…なんでわかるんだって?

不思議なことではないと思うのですが…

もちろん私は未来が見えるわけではありません

それに、私だけではなく、あなたにもわかっているはずですよ?

だって、未来が見えでもしない限り








『わからない』ということしか、わからないはずですから

―END―
475Let's肝試し!作者:2009/08/31(月) 23:53:30 ID:KIFLhnY+
なんとか書き上げました…少しでも読んでくださったのなら感謝の念を
最初から全部通して読んでくれたという方には大感謝

最後歯切れが悪いですがこの後の展開はどうなるかはご想像にお任せします
実は当初こんなに長くなるとは思わなかった…;

ともあれ、肝試しは終了です、120レスも消費してゴメンよorz

ほかの長編書きの方も頑張ってくださいませ、楽しみにしてます!

あと1:1対話の流れぶった切ってゴメン…orz
476助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 06:55:43 ID:4RhaL8cL
GJ!すっごく面白かったぜ!流れ切ったことは気にすんな
477助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 07:21:49 ID:Q8U+ZlHM
GJ!!まさかしっこくさんが締めるとはwww
実に面白かったぜ!!
478助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 16:27:26 ID:3aBRbD5W
中々良い長編連載小説でした!
120レスもよく頑張りましたね・・・俺も頑張って自作小説を継続させてみるか・・・。
ぶっちゃけて言うと流れを断ってくれた方が俺も投稿し易ゲフンゲフン。
ご苦労様でした!GJ!!
以下、ネタ投稿します。
479トライアングルアターック!!:2009/09/01(火) 16:40:13 ID:3aBRbD5W
ユーノ   「トライ!」
ティト   「アングル!!」
シャニー  「アターック!!!」
 
ウェンディ 「トライ!」
バース   「アングル!!」
ボールス  「アターック!!!」
 
ディーク  「負けるな!俺達だって!」
オージェ  「ええ!?やるんですか!?」
エキドナ  「遅れるんじゃないよ!トライ!」
オージェ  「あ、アングル!!」
ディーク  「アターック!!!オージェ今ちょっと遅れたろ!!」
オージェ  「すみませんでした!!」
 
イグレーヌ 「じゃ、私達も」
ドロシー  「『も』って、やるんですか!?」
ウォルト  (名誉挽回のチャンス・・・!)
イグレーヌ 「トライ!」
ドロシー  「アングル!」
ウォルト  「アターッック!!!!」
二人    「なに あの人 こわい」
ウォルト  (´;ω;`)
 
マーカス  「我々も!」
パーシバル 「マーカス殿、無理をなさらず・・・」
ゼロット  「ユーノ・・・見ていてくれ!これが我々のトライ!」
パーシバル 「アングル!!」
マーカス  「アターッ」ゴキッ「ボフォ!!?」
ゼロット  煤uマーカス殿!?」

ダヤン   「トライ!」
スー    「アングル!」
シン    「・・・(ボソッ)アタック・・・」
ダヤン   「暗い!暗いぞシン!」
スー    「こう言う時ぐらいハキハキ喋って!」
シン    「・・・喋ってます・・・」
 
ルトガー  「・・・トライ・・・」
カレル   「アングル」
フィル   「アターック!!!(ううっ、空気が重い・・・)」
 
エレン   「トライ!」
ヨーデル  「アングル!」
サウル   「ヘイ彼女☆お茶しない?」
バキャ!
二人    「「ディヴァイン!!」」
サウル   「アッー!!」
480トライアングルアターック!!:2009/09/01(火) 16:45:52 ID:3aBRbD5W
ガレット  「トライ!」
ギース   「アングル!!」
ゴンザレス 「あ・・・ああ・・・」
ガレット  「ゴンザレス!アタックだ!アタック!言えるはずだお前なら!」
ギース   「言うんだ!ゴンザレス!アタックだ!」
ゴンザレス 「アタ・・・アタタ・・・?」
ガレット  「頑張れ!もうちょっとだ!アターック!!」
ゴンザレス 「うう・・・おお!!」
ガレット  「俺にアタックするなギャー!!?」

ロット   「トライ!」
ワード   「アングル!!」
バアトル  「アターック!!!」
ワード   「出来たぞ!皆それぞれ失敗する中俺達は出来たぞ!!」
バアトル  「うむ!特訓の成果だ!!」
ロット   (特訓なんてしたか・・・?)
 
ルゥ    「僕等も!」
リリーナ  「ええ!」
ヒュウ   「行くぞ!トライ!」
ルゥ    「アングル!!」
リリーナ  「アターック!!!」
チュドーン
ルゥ    「・・・リリーナさん、相変わらず凄い魔力持ってるね・・・」
ヒュウ   「おう・・・」
 
レイ    「おい!ズルズル!婆さん!遅れるなよ!」
ソフィーヤ 「はい・・・」
ニイメ   「年寄りは労んな!トライ!」
ソフィーヤ 「アングル・・・」
レイ    「アターック!!!声が小さいぞズルズル!もっと元気出せ!そんなだから目が離せn・・・い、いや!なんでもない!」
ニイメ   「なんだい、男ならシャキっとしな!」
 
アストール 「トライ!」
キャス   「アングル!!」
チャド   「アターック!!!」
カキーン NO DAMEGE
3人    「サザじゃあるまいし(´;ω;`)ブワッ」
481トライアングルアターック!!:2009/09/01(火) 16:47:53 ID:3aBRbD5W
ダグラス  「・・・」
ミレディ  「・・・」
ツァイス  「・・・」
ファ    「みんなすごーい!」
ロイ    「そ、そうだね(ダグラスさんは仲間はずれ、ミレディさんとツァイスさんは人員不足・・・なんでゲイルさんが居ないんだろう・・・)
アレン   「・・・」
ランス   「・・・」
ノア    「・・・」
トレック  「ZZZ・・・」
ロイ    「こっちは人数が多すぎてアタックできない人達・・・なんか哀れ・・・」
リン    「トライ!」
ヘクトル  「アングル!!」
エリウッド 「アターック!!!ゲホッゲホッ!むせた・・・」
ロイ    「烈火はロード3人だから出来そうだね・・・はぁ・・・」
 
ララム   「・・・何気に」
エルフィン 「・・・忘れられている」
二人    「私達(´;ω;`)」
482勝手に便乗:2009/09/01(火) 18:22:21 ID:8aupTWUn
アイク「トライ!」
しっこく「アングル!!」
グレイル「アターック!!!」

アイク「…と、いうのを思い付いたんだが」
マルス「紋章町が消し飛ぶのでやめて下さいいやマジで」
483エフラムVSアルム:2009/09/01(火) 18:26:07 ID:B1gl4XFh
エフラム 「アルム。ちょっといいか」
アルム  「なに、兄さん?」
エフラム 「お前に是非とも一度言っておきたいことがあるんだが」
アルム  「……セリカとのことかい?」
エフラム 「ほう。よく分かったな」
アルム  「分かるよ。今のエフラム兄さんの顔、説教するときのシグルド兄さんの顔そっくりだったもの」
エフラム 「そうか。ならば話は早い」
アルム  「でも聞き入れるつもりはないよ。僕はセリカが好きなんだ。たとえ兄妹だろうとなんだろうと」
エフラム 「違う。俺にはお前を咎めるつもりは一切ない」
アルム  「え?」
エフラム 「姉や妹を愛し守るのは兄としてあるいは弟として当然のことだ。
      俺たちは家族の一員として、ミカヤ姉さんとエリンシア姉さんとエイリークとリンとセリカとセリスを守らねばならん」
アルム  「さすがエフラム兄さん、シスコンの鏡だね!」
エフラム 「よせ。俺などまだまだ。で、そこへ行くとお前はセリカばかりにべったりしすぎだ。他の姉妹のことももっと考えるべきだ」
アルム  「いや、それ言ったらエフラム兄さんだってエイリーク姉さんにべったりしすぎじゃ」
エフラム 「俺は他の姉妹に対してもいろいろと気を遣って行動している。何故かリンやセリスには嫌がられるが」
アルム  (なるほど。他の姉さんたち相手のときも嫌がられる程度にはべったりしているんだな)
エフラム 「だがたとえ嫌がられようとも相手を守るのが兄というもの、弟というものだ。違うか?」
アルム  「うーん……でもなあ」
エフラム 「なんだ?」
アルム  「いや……僕としてはやっぱりセリカ一筋というか」
エフラム 「……他の姉妹を大切に出来んような冷たい男のことを、セリカはどう思うだろうな?」
アルム  「う……それを言われると」
エフラム 「まあともかく、もっといろいろ視野を広げろということだな」
アルム  「槍一筋の兄さんに言われても説得力が……」
エフラム 「それはそれ、これはこれ、だ。それに、セリカのことでも他の姉さんや妹たちにあれこれ気軽に相談出来た方がいいだろう。
      その方が、俺たちも余計な気を回さなくて済む。お前たちは仲がいいようでいてたまに喧嘩したりするからな」
アルム  「兄さん……そこまで僕らのことを案じてくれるなんて……ありがとう、いろいろ考えてみるよ」
エフラム 「ああ、そうしろ。……これでよし、と」
484助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 18:29:14 ID:B1gl4XFh
一対一ネタ。
まああれだ、流れとか気にせず書きたいネタを書きたいときに書いて好きに投稿すりゃいいんじゃないかな。
流れとか空気とか気にして折角のネタを引っ込めるなんて馬鹿馬鹿しいぜ。

そして肝試しの人GJ。
こんだけ長く続いてきっちり完結したネタはスレ史上初かな?
個人的にはシグルド兄さんがアイクに勝った場面とか印象に残ってるぜ。
485助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 18:39:48 ID:4TWPf/XR
>>483
アルムよ、何故「姉妹」のカテゴリにセリスが入ってるかつっこまなかった
だから地味なんd(ライナロック&外伝ファルシオン)
486助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 19:17:02 ID:eflM7/cy
>>485
「やめてラブラブ補正やめてアッー!」
487肝試しの作者:2009/09/01(火) 20:50:06 ID:5VO1ZNhc
>>479-481
なんという過去の自分のプレイ
アーマーナイトで出来るなら他にもあるんじゃないかと
色々組み合わせてたなぁ…懐かしくなったよ、GJ!

>>482
仮に成り立つとしたら単純に威力3倍どころじゃ済まない気がするw

>>483
一対一ネタGJ! なんだか好きだ、このシリーズ
シスコンの鏡で何故か吹いてしまったw

流れとか気にせず書きたいネタを書きたいときに、か…そうだね
なんか救われた感じだ、ありがとう

ぶっちゃけた話スマボをシグルドの顔にしたのは
アイクVSシグルドの場面でシグルドの余りの人気に嫉t…ゲフンゴフン
488助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 20:58:01 ID:CjB/X02G
>>483
GJ!
リンにべったりなエフラムもおもしろそうだなw
489助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 21:41:47 ID:joYVDQpO
アイク「妹は大事だ」
エフラム「妹は大事だ」

同じ言葉なのに後者はとても危険な香りがするのはなぜd

マルス「姉さんたち?大事だよ^^」
リーフ「その言い方何か怖いから、何か」
490助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 22:11:56 ID:xnHirX2K
ヘクトル「妹は大事だ」
リン・セリカ「…………ばたっ。(全身に蕁麻疹が発生し昏倒)」
ヘクトル「おい、どーいう意味だてめぇら…」
491助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 22:26:21 ID:X2OjMhla
>>483
エフラム兄さん…正論の気がするけどやっぱシスkゲフンゲフン
つーか「シスコンの鏡」は褒め言葉じゃないですw


>>487
肝試しGJでした!
最後の最後まで気になる展開で楽しませてもらいました
つか最後ちょっと怖かったw 乙でした!
492助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 22:28:20 ID:i7TMEliy
エフラムさんは何女までいけますか?
ttp://gs.dengeki.com/suteki/
493助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 23:05:04 ID:KmwwgO/b
>>492
×まで
○かr
494助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 23:07:55 ID:oW/Zgsr8
>>492
ギャルゲに限ったことではないが、最近のゲームは変な言葉を使うのが流行っているのだろうか
トゥルー家族なんて言葉初めて見たぞ
6女より上はアウトなんじゃね?
495助けて!名無しさん!:2009/09/01(火) 23:12:27 ID:SAR3dCSP
>>492
十二女以上はアウト
496助けて!名無しさん!:2009/09/02(水) 01:25:28 ID:OnyjQt1q
>>479-481
マリナス・クラリーネ・クレイン・セシリア「さらに忘れられている私達って・・・(´;ω;`)」
そしてふと思ったのだがウォルトは名誉挽回ではなく汚名返上ではないだろうか
ウォルトに名誉があったのならば別なのだが
497助けて!名無しさん!:2009/09/02(水) 18:18:12 ID:xDIuDRHr
やべっ、素で忘れてた・・・(汗)
498助けて!名無しさん!:2009/09/02(水) 22:29:04 ID:tnps6G/R
某格ゲーがギャルゲーとか最近だとSTGを出すことを考えると、FEもギャルゲー版が欲しいな
499助けて!名無しさん!:2009/09/02(水) 22:38:24 ID:+0+zIjlx
普通に中世RPGにしたら面白そうだと思うけどね
あれ?アルムがこっちにらんでるけどどうしたんだろ
500助けて!名無しさん!:2009/09/02(水) 22:39:29 ID:m7QUBFYb
ウルスラ「トライ」
ソーニャ「アングル」
リムステラ「…アタック」

ライナス「あいつら何してんだ?」
ロイド「さあな」

いや、敵陣営でも考えれるんじゃないかと
501助けて!名無しさん!:2009/09/02(水) 23:55:54 ID:+0+zIjlx
サジマジバーツでもトライアングルアタック出来たらよかったのだがな
益々バーツ隊長、オグマ(笑)になっちゃうか
そういえばデビルアクスでトライアングルアタックするとどうなるんだろ
502助けて!名無しさん!:2009/09/03(木) 15:42:05 ID:aDj5NaeL
聖戦七三集団「ヘプタゴン(七)トライアングル(三)アタック!」

七角形って英語でヘプタゴンって言うんだね
503助けて!名無しさん!:2009/09/03(木) 17:17:54 ID:/2IzofhP
リーフ「え、と、たしかメタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、
   ヘプタン、オクタン・・・」
セリス「ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、(略)、イコサン、
   ヘンイコサン、(略)、トリアコンタンだから・・・」
エイリーク「合ってると思いますよ」
エフラム「ナンだ、今の呪文は」
セリス「やだなあ、兄さん」
リーフ「化学の基礎でしょ」
エフラム「『ばけがく』?ああ、なるほど肉体強化術学か」
リーフ「いや、そういう意味の化けじゃないから」
エイリーク「駄目です。もう出来上がってしまっています」
セリス「あきらめなよ姉さん。脳筋にもうナニ言ったって無駄なんだから」
504助けて!名無しさん!:2009/09/03(木) 17:56:30 ID:X/Eneke7
化学は必修科目じゃないから一般常識ではないんだぜ
505セリカのS対策:2009/09/03(木) 18:01:41 ID:aZ0TJzab
空気読んでない気がしますが投下します。

兄弟家 居間

今日も兄弟家ではよくあるやり取りが起きていた。
セリカ  「アルム…」
アルム  「セリカ…」
シグルド 「KINSHINは許しませんよ!」
アルム  「何だよ、僕たち会話してただけじゃないか。」
シグルド 「そう言って止めてなければどうせまt…」
セリカ  「あーもーケチケチ煩いわね!そんなにケチケチしてるから、ディアドラさんと進展がないのよ!」
シグルド 「ヒドイ…」
セリカ  「……」
彼女は無言で顔をしかめる。毎度毎度のことなので慣れていたが、さすがにここまでしつこいと内心イライラしてきた。
どうにかならないのだろうか…そう思いながら、何気なく絶叫の聞こえる方へ目を向ける。
そこには、兄弟家では見慣れた光景が起きていた。
リン   「誰が太股オババよッ!」
マルス  「リン姉さん以外に誰がいt…ギャアァァァァ!」
リン   「ふざけるなァ!」
しめるリンとボロボロのマルス。どうせまたマルスがそそのかしたのだろう。
そんな光景を見ながらふといい案を考えついた。
セリカ  「そうだわ!」
アルム  「セリカ?どうしたんだい?」
セリカ  「いいことを思いついたわ!」
彼女はそう一言言うとマルスの元へ駆け寄っていった…」
506セリカのS対策:2009/09/03(木) 19:22:07 ID:aZ0TJzab
駄文すいません。超遅筆な上、ネタ書くのがなれないので、酷い有様に…
その上自分のパソコンじゃないので、自由に使えない…orz
もう少し書いていたのだが、急に消えたのでやる気が…
短いですが、ここで切らせていただきます。
507助けて!名無しさん!:2009/09/03(木) 20:51:00 ID:CVPXuflU
とりあえずsageようぜ。
508助けて!名無しさん!:2009/09/03(木) 20:53:43 ID:4tH29DAi
>>506
マジレスすると、ネタはMicrosort・Word等に書き溜めしてから投下しなさい
…こうはいっても期待してるので、やる気が出てきたら書いて下され

…保管庫のQ&Aに、ネタ職人としてのある程度の心構えみたいなのを張るべきかね…
509助けて!名無しさん!:2009/09/03(木) 22:00:18 ID:cZMatqxV
携帯の人も、たいていの機種には簡単なテキストソフトが入っているはずだよね。
なければメールでもなんでも、とりあえず文字が打てればいいわけだから。
とにかくネタは最後まで書ききってからコピー&ペースト。
消えてしまったりしたら、せっかくのネタがもったいないじゃないか。

それはともかく、最近良ネタが大漁で毎日スレ覗くのが楽しみだよ。
ネタ師の方々ありがと〜!
510助けて!名無しさん!:2009/09/04(金) 01:07:21 ID:AV4MFaw+
ロイ   「エリウッド兄さん、たまには剣の稽古に付き合ってよ。」
エリウッド「ロイがそんなことを言い出すとは珍しいな、武器は何を使う?」
ロイ   「お互いレイピアでいいんじゃない?」
エリウッド「分かったそうしよう。」(馬からは下りておこう…)
ロイ   「じゃあいくよ、それっ!」
エリウッド「なんの!」

(中略)

エリウッド「言い汗かいたなあ、ところでロイ、お前の動きは無駄が多いぞ。」
ロイ   「えっ、どの辺が?」
エリウッド「スッと突くだけでいいのに、攻撃前後のモーションが大きすぎるんだよ。」
ロイ   「必殺時にバク転しちゃうような人に言われたくないんですけど。」
エリウッド「うっ、た、たまには羽目を外すことも大事なのだよ。」
ロイ   「ところで兄さん、体も暖まってきたし、そろそろ本気武器で勝負してみない?」

続く
>>449でやってみた
511便乗して:2009/09/04(金) 01:18:44 ID:H7KfAG0K
ロイ「…よし、封印の剣の準備はばっちりだ。兄さん準備できたー?」
エリウッド「こっちもばっちりだ」
ロイ「兄さん…」
エリウッド「なんだ?ロイ」
ロイ「それ銀のk…」
エリウッド「何か言ったか?」
ロイ「だって兄さんの武器はデュランdエリウッド「アーアーキコエナーイ(´;ω;`)」



リーフ「なんか急に凄い悲しくなった気がする」
マルス「僕もなぜか悲しくなってきたよ。何でだろう」
アイク「俺は別に何ともないんだがな」
ヘクトル「何か悪いものでも食ったんじゃねーか?」


サザ「専用武器なんていらないもんよ(´・ω・`)海外版ですらなかったけど泣かないもんよ(´;ω;`)」

>>510の人に便乗させてもらいました、続くネタのところに入れてすみませんでした
512助けて!名無しさん!:2009/09/04(金) 03:26:38 ID:rtdmLwhs
>>510-511
噴いたwwデブ剣じゃしょうがない…
http://image.blog.livedoor.jp/soku_vip/imgs/e/8/e884e699.jpg
513助けて!名無しさん!:2009/09/04(金) 07:38:03 ID:PeCyjY2G
>>511
フィオーラ「この武器をお使いください」
っマルテ

封印仕様のエリウッドは体格11槍Sとマルテ使えと言ってるようなパラメータなんだよな
つか速さ上限24なのに攻速-7のデブ剣とか嫌がらせ以外の何者でも無いwwwww
514助けて!名無しさん!:2009/09/04(金) 08:25:15 ID:PeCyjY2G
ついでに補足すると期待値通りの能力だとデブ剣が封印仕様だとしてもエリウッドに勝ち目は無さげ
(元々命中率96vs72で圧倒的に不利なのに速さ23-3なので速さ24のロイに追撃される)
ロイ+封印の剣vs烈火エリウッド+封印マルテだとほぼ互角かロイが僅かに有利
(封印仕様だと命中84vs82で両者必殺無し、烈火仕様だと命中84vs92だがロイは必殺率3%)
ちなみにどのパターンでも先に3回当てたほうが勝ち

メタ自重という声が聞こえたが気にしない
515助けて!名無しさん!:2009/09/04(金) 14:04:51 ID:Xa90fUNO
おいおい、封印の剣にはHP30回復機能があるだろ。ロイの圧勝だろ
516助けて!名無しさん!:2009/09/04(金) 16:40:58 ID:+W5ZCVjB
シーカー「つっつきに来ました」
517ラトナ様がみてる:2009/09/04(金) 18:44:13 ID:mGip+1mR
最近の良ネタの多さは嬉しい限りです!皆さんGJ!

駄文で恥ずかしいですけど、続き投下します!
518ラトナ様がみてる:2009/09/04(金) 18:45:12 ID:mGip+1mR
37

エフラムとターナは海辺に座って飲み物を飲んでいた。
空を見上げるエフラムの静かな眼差しに、胸の鼓動が抑えられないターナ。
だが同時に癪でもある。エフラムの表情はクールそのものだ。
ターナ(むう!いくらミルラちゃんみたいのがタイプだからって、
    水着の女の子が隣にいるのに!)

だがこんなエフラムには慣れた。イチイチ凹んでいられない。攻めあるのみ。
さりげに寄り添って肩と肩をくっつける。

空を見上げるエフラムは雲を見ていた。
エフラム(あの雲…ミルラに似てるな…もう3日ほど会っていない…寂しがっていないだろうか)

このエフラムをロリコンと見るか、単にミルラを心配する好青年と見るかは人それぞれだろう。

そしてこの時ターナもエフラムもあの男のことを忘れていた…
519ラトナ様がみてる:2009/09/04(金) 18:47:14 ID:mGip+1mR
38

ラーチェルはエイリークの手を取って岩辺を歩く。ちょっと歩きにくい。
だがここから見る海は確かに絶景だった。
「わあ、綺麗ですね!」
「そうでございましょう!2人で来た甲斐があったという者ですわ!」
2人きりである。夏の日差しが眩しい。
この胸の鼓動が手を通してエイリークに伝わっているだろうか…
ラーチェルは頬が染まるのを抑えられない。

「えええエイリーク!」
「はい?」
小首をかしげるエイリーク。可愛い。
「そ…その…わたくしの事どう思っていまして?」
「どうとは?」
ラーチェルはしどろもどろになって言葉を紡ぐ。
「で…ですから、可愛いとか、美しいとか、絶世の美王女とか…」
エイリークはラーチェルの意図を掴みかねたが、少し考えてから口を開く。
「そうですねぇ…ラーチェルは可愛くて元気がよくて、正義感が強くて…
 ちょっと人の話を聞かないところもありますけど、決めた事を貫き通す、
 一本筋の通った人だと思います…貴女とだったら来年のルネスを率いていけると思います
 私にとって自慢のお友達です」

お友達…やはりそんなところだろう。
だがそこから先に踏み出すために、今回の旅行を企画したのだ。
いまこそ千載一遇のチャンス!
攻めあるのみ、言葉よりも行動で!
「エイリーク!」
「え?」
ラーチェルはずずいっとエイリークに詰め寄ると、そっと頬にキスをした。
柔らかな感触に目を丸くするエイリーク。
520ラトナ様がみてる:2009/09/04(金) 18:49:06 ID:mGip+1mR
39

「らーちぇる…?」
「ご…ごめんなさい、でも…」
その先を話すことができない、言葉にしたら今までの関係が壊れそうで…
だからこそ行動にでたのだが、ラーチェルはこれ以上何をどうすることもできなかった。
「言いにくいことならいいんですよ?」
そっとラーチェルを抱きしめる。
この親友が何を思って自分にキスしたのかはわからないが、今は彼女を受け止めていたい。

波の音だけが、2人の側に響き渡っていた。


続く

次で完結です
521Hザー:2009/09/04(金) 19:09:03 ID:eSW4NKaq
>>518-520
         / ̄\
        |GJ! |
         \_/
          |
       /  ̄  ̄ \
     /  \ /  \
    /   ⌒   ⌒   \      よくぞエイリークちゃんとラーチェルちゃんの関係を百合に近くした
    |    (__人__)     |      褒美としてオプーナを買う権利をあげるわ
    \    ` ⌒´    /   ☆
    /ヽ、--ー、__,-‐´ \─/
   / >   ヽ▼●▼<\  ||ー、.
  / ヽ、   \ i |。| |/  ヽ (ニ、`ヽ.
 .l   ヽ     l |。| | r-、y `ニ  ノ \
 l     |    |ー─ |  ̄ l   `~ヽ_ノ____
    / ̄ ̄ ̄ ̄ヽ-'ヽ--'  / オープナ  /|
   .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/|    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/| ______
/ ̄オプーナ/|  ̄|__」/_オープナ  /| ̄|__,」___    /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/オープナ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄|/ オプーナ /|  / .|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/l ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/| /
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
522助けて!名無しさん!:2009/09/04(金) 19:14:54 ID:amcGCxHu
>>518
>このエフラムをロリコンと見るか、単にミルラを心配する好青年と見るかは人それぞれだろう。
このエフラムはターナが裸になっても何の反応も示しそうに無いw
523おかあさんからの来訪者:2009/09/04(金) 19:49:46 ID:SyFSlsn2
????? 「ぷーぷー」
????? 「ぷーぷー」
????? 「ぷーぷー」
????? 「ぷーぷー」
 ぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷー
 ぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷー
 ぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷー
 ぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷーぷー
マルス   「『ぷーぷーぷーぷー』ウルセェェェェエエエエ!!」
ロイ    「み、耳に胼胝が出来る・・・」
セリス   「ぷーぷー・・・じゃない、この生き物は何?」
アイク   「それは『どせいさん』という生き物だ。基本投げつけて攻撃する」
エフラム  Σ「道具だったのかコレ!?」
アイク   「生物兵器とも言うな」
マルス   「で?どうしたの一体・・・」
エイリーク 「庭に落ちてきたのです」
セリス   「ねぇ、どこから来たの?」
 
どせいさん 「ぐんまけん」
 
ほぼ全員  「喋ったーーーーー!!」

オチは無い。
524助けて!名無しさん!:2009/09/05(土) 06:23:22 ID:AcOBqVBl
>>523
どせいさんって機械にも強いし、病気も治してくれるんだよな
エフラムのロリコンやシグルドのKINSHIN嫌い、リーフの不幸だって・・

・・ダメだ、ネタが無くなる
525助けて!名無しさん!:2009/09/05(土) 14:40:58 ID:sQjd+fPK
>>518-520
GJ!
って次で終わりなのおおおおおお

どうなるか楽しみです(S的な意味で)
526助けて!名無しさん!:2009/09/05(土) 16:06:55 ID:W2awcKxX
>>520
  ┏┓  ┏━━┓┏━┓┏┓┏━━┓┏━━┓     //.i:.:.:i:.:.:.:.:i,|:.i/iハ:.:./ リ\|、;イ:.:.:.:.i、:.:i....      ┏┓┏┓┏┓
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  ┃┃  ┗┓┏┛┏━┛┏┛    ┃┃  ┏┛┃  `ー <i\|\ヽ    ヽ_ノ    /:.:.:/Y ヽ. \ ,/..  ┏┓┏┓┏┓
  ┗┛    ┗┛  ┗━━┛      ┗┛  ┗━┛      ∨.|:.:.:`|`ゝ、     ,./i:.:.:/ .i| \  /....    ┗┛┗┛┗┛


某スレ住人としてはたまらん展開だwwwラー様の幸せは俺の幸せ、つまり俺幸せ!
・・・しかし空気の読めない某バカ兄貴の存在が実に不安だなぁ・・・w
完結編楽しみにしてます!
527ネタの前の注意事項:2009/09/05(土) 19:18:35 ID:tsjX26GO
このネタでは最初と最後を除いてアイクが死んだ事になっています。
そんなネタは嫌だ!という人はスルーして下さい。
でも探偵っぽい事するのが好きな人は、ぜひ読んでみて下され

…それと途中にYoutubeへのアドレスがありますが、
このネタを『らしく』する為にも見てくれると嬉しいとです
528紋章町版CSI:2009/09/05(土) 19:24:45 ID:tsjX26GO
アイク  「工務店の仕事も終わった…後は家に帰るだけか」

アイク  「……!……いや、むしろ…」

アイク  「…ん?アンタは確か…」
ジル   「あ、アイクさん」
アイク  「…ジルか」
ジル   「お久しぶりです」
アイク  「最近どうだ?」
ジル   「相変わらずハール隊長と一緒に騎竜輸送業の日々ですよ。
      今はこんな天気ですから仕事は休みですが、普段は中々有給休暇が取れなくて…」
アイク  「そうか」
ジル   「所でアイクさんは今から予定はありますか?」
アイク  「ん、ああ…あの広い空き地で手槍を投げる練習をするつもりだ」
ジル   (本当だ。手槍を五本持ってる…)
     「えっ、でもアイクさんは勇者だから槍の練習しても意味は無いのでは…」
アイク  「剣と斧しか使えない。だから今度は槍も極めたいと思っただけだ
      ちなみに練習の結果、槍E→Sになったぞ。もう少しでSSだな」
ジル   (…原作のクラス的に無理なはずなのにアイクさんは出来るから困る)
アイク  「…行ってくる」
ジル   「そ、そうですか。でも気をつけて下さい!悪天候な上、落雷警報も出ています。
      …雷にうたれない様気をつけて下さい…!!」
アイク  「ああっ、分かってる」

アイク  「…練習を始めるか。…ぬぅん!!(手槍を空に思いっきり投げる)
      …ふぅん!!
      大分俺も槍投げに慣れて来たな………!!…こ、この感じは…!?」


捜査官A 「…はぁ…ココ数時間の天気は酷かったよなぁ」
(そう言いながら血点を一つずつチョークで丸に囲む)
捜査官B 「ああ、そうだな。俺の騎竜なんてその時間帯ずっと怯えっぱなしだったよ(パシャッ)」
ゲイル  「…ここは事件現場だ。私語は慎め」
捜査官A・B「す、すいませんゲイル警視!」

捜査官C 「見た所死因は断定できないものの、心臓に手槍が突き刺さっている所から見て
      即死だったのではないかと…」
マードック「ふむっ、なるほどな」
捜査官C 「それともう一つ言っておきたい事があります。
      血班(※死後血が流れなくなり、重力にしたがって体の一箇所に溜まる事で出来る斑点の総称)
      の出来具合から推測しますと、死後三時間程経っているモノかと思われます」
マードック「見事だ…だが直ぐに答えに辿り着こうとするのは危険だ。まずは検死の結果を待て」
捜査官C 「イエッサー!」
529紋章町版CSI 2/13:2009/09/05(土) 19:27:56 ID:tsjX26GO
捜査官D 「ゲイル警視」
ゲイル  「…何だ」
捜査官D 「凶器の手槍ですが、被害者以外の指紋はついておりません」
ゲイル  「…拭き取られた形跡は無いのか?」
捜査官D 「100%断定は出来ませんが、恐らく無いですね」
ゲイル  「…………」
捜査官D (しかし何だろうこの手槍に付いたモノは…
      小さい機械の破片…?そして何故か焦げ跡が…?)

第一発見者「い、い、未だに信じられない…殺人事件なんて理性では分かっていても
      ドラマとかそんなモノでしか見ないから…」
ミレディ 「…お気持ちはお察しします」
捜査官E 「貴方にお聞きしたいのですが、死体を見た時周りには誰も居ませんでしたよね?」
第一発見者「え、ええ…」
捜査官E (やっぱり……足跡も被害者以外の物は無かったしなぁ)

ブルーニャ「被害者は誰なの?……でもこの人、何処かで…」
ツァイス 「遺体はFE主人公兄弟家のアイク、21歳。
      …グレイル工務店の名刺からそう判断しました」
ブルーニャ「職業は?」
ツァイス 「フラグクラッシャーです」
捜査官F 「…アイク…だと…!?」
ブルーニャ「知ってるのですか?」
捜査官F 「は、はい。
      紋章町の危険人物をまとめたビンゴブック(※2009年版)を所持しているのですが、
      その危険リストの中でもアシュナード、デギンハンザー氏、ゼフィール署長
      マルス、ネルガルと並ぶSSSランクの人物です」
ブルーニャ「なるほど。ただそんな人物なら敵は多かったのではないかしら?」
捜査官F 「ふっ、世界ひろしといえどアイクに喧嘩をうる人間は居ないのさ」
捜査官G 「ひろし乙」
捜査官F 「ただ彼はその人柄の良さか、殆ど敵は居ないと記憶しています」
捜査官G 「とにかく早く親族に連絡を取らなければならないな。
      念の為遺体を確認する必要もあるし」

ブルーニャ「( ̄〜 ̄)…………」
マードック「…どう思う?」

ブルーニャ「この状況、アイクは間違いなく殺されたはずなのです」
マードック「…だが凶器の手槍には被害者の指紋のみ検出された」
ゲイル  「…そして被害者以外の足跡は無い…」
ミレディ 「…この事件」
ツァイス 「一筋縄では行かない様です!」
530紋章町版CSI 3/13:2009/09/05(土) 19:37:26 ID:tsjX26GO
CSIオープニングテーマ Who are you?
http://www.youtube.com/watch?v=7WseRJMQf1U

______________________________

マードック「この遺体は…アイクで間違い無いな?」
(そっとアイクの顔に掛かった白い布を取り払う)
ミカヤ  「……嫌ああああアアアアアッ!!!」
セリス  「…ウゥ…ウッ……エグッ……」
ヘクトル 「…信じられねぇ…」
セリカ  「アイク兄さん…(´;ω;`)」
マードック「大切な家族の一員を亡くした悲しみ、心中お察し申し上げる」
エフラム 「一体誰がこんな事をやった!」
マードック「まだ自殺か他殺かは断定出来ていない。しばらく待て」
ヘクトル 「でもよ…じっとしていらないぜ!直ぐに犯人をとっ捕まえて…」
ブルーニャ「お気持ちは良く分かります…しかし焦っても仕方が無い。
      今は黙って我らベルン警察署にお任せて下さい」
ロイ   「…もし何か分かった時は、すぐに連絡してくれますか?」
ゲイル  「…ああ」
ゼフィール「とにかく、この事件は今直ぐ臨時ニュースとして紋章町中に配信するのだ!!
      誰か目撃者、又は生前のアイクに会った者が居るかも知れぬ。
      情報は出来るだけ集めるべきだ!」

ドロシー 「…り、臨時ニュースです。
      約4時間程前…歴代FE主人公家次男、グレイル工務店勤務のアイク氏が亡くなりました。
      …死因等の詳しい情報は判明しておりませんが、手槍が凶器と見て間違いない様です。
      もしもこの日アイク氏を見かけたのであれば、ベルン警察署に御連絡する様お願い致します」
クレア  「…次のニュースです。4時間前に発射された韓国の衛星が
      宇宙に向けて飛んでいる途中に突如爆発、炎上し墜落しました。
      韓国側によりますと、衛星は飛行中に突如『棒状のミサイル』
      に貫かれた為に爆発したと見ています。
      このミサイルは一体何なのか!!?…調査が行なわれ次第、詳細をお伝えしていきます
イリオス 『韓国といえばこのネタの設定では、地球から見て紋章町の真後ろ側にあるんだよな』
シャナム 「メタ的(ry」
クレア  「以上、今日のニュースでしたm(_ _)m」

ジル   「…そんな…そんな……私が見た時はあんなに…!」
531紋章町版CSI 4/13:2009/09/05(土) 19:39:32 ID:tsjX26GO
《ベルン警察署》
マードック「そうか、アイクは槍の練習をする為に現場に行ったのか」
ジル   「はい…でもどうしてこんな事に…」
マードック「その事は現在捜査中だ。…詳細が分かり次第、お伝えしよう」
ジル   「そ、そうですか…」
マードック「…もう一つだけ質問があるのだが」
ジル   「なな、何でしょう!」
ブルーニャ「ふふっ、そんなに緊張しなくても宜しいですわよ。
      (今貴方が恐れてる)マードック警部だって見た目は威圧感200&ですけど、
      本当は人一倍強くて優しい人なのです。
      彼は別に貴方を取って食べる気はまったくありませんので、安心して下さい」
マードック「褒められてるのか酷い有様ですなのか分からん。
      でも私は後者だと思ってあえて泣く。゚ヽ(゚ `Д)ノ。゚。」
ジル   「……///」
ブルーニャ「…犯人の心当たり、いやアイクを恨んでそうな人物に心当たりは有りませんか?」
ジル   「…う〜ん……あっ」
マードック「心当たりでもあるのか」
ジル   「あ、はい。アイクさんと色々有った人なら確か…」

ララベル 「…それで私に事情聴取をしに来たのかしら?」
マードック「リフ薬や魔法書、扉の鍵を専門に扱う店の女主人、ララベルだな」
ララベル 「そうよ」
ブルーニャ「ココに来る前少しばかり調べさせて貰いましたが、
      何でも貴方は被害者に恋心を抱いていて積極的にアピールしたものの、
      まったく相手にされなかったとか…」
ララベル 「アイクにされなかったなんて心外ねぇ。
      それに積極的というのも違うわ。私がしたのは精々
      シルバーカードをあげるとか夜這いを掛けた程度よ」
マードック「そうか」
ツァイス (…彼女はどうでしょうか?フラグを折られたのは立派な動機となるのでは…)
マードック(早すぎた結論は死を招くぞツァイス。誰かを逮捕するには物証も必要なのだ)
ミレディ 「…とりあえず明日には他の嫁候補とされる人達にも話を聞きましょうか」
532紋章町版CSI 5/13:2009/09/05(土) 19:41:18 ID:tsjX26GO
ティアマト「ああっ、アイクが死んだなんて今だに信じられない…。
      …えっ?犯人の心当たり?……イレースじゃない?カニバリズム的な意味で」

イレース 「心当たり……もしかしたら…ワユさん…知ってるかも」
捜査員A 「そうか、では彼女に話を聞くとする、ありがとう」
イレース 「所で…アイクさんのお肉……今食べても美味しいでしょうか…?」
捜査員一同 (;^ω^)………

ワユ   「どうして大将が…(´;ω;`)」
捜査官B 「仲間を亡くした悲しみはさぞかし辛いだろう…」
ワユ   「…昨日だって元気良くフラグや家を壊してたのに…」
捜査官C 「オイ」
ブルーニャ「…で、犯人になりえそうな人物に心当たりは無いですか?」
ワユ   「もしかしたら幼女皇t…ベ二グオン現皇帝は知ってるかもしれない」

サナキ  「犯 人 は わ し 自 ら の 手 で 黒 炭 に し て く れ る」
捜査官D 「あの…質問に答えてないのですが…」
シグルーン「私が代わりに答えて差し上げますわ。グレイル工務店のミスト殿なら何かご存知かと思います」

ミスト  「お兄ちゃん…」
ゲイル  「…悲しい所すまない。心当たりは無いか?」
ミスト  「ううん、でもティアマトさんは何かあるのかもしれない」

捜査官E 「次はティアマト氏で………あれ?」
捜査官F 「被害者にコレだけ好意を持った女性が居るなんて…正直羨ましい…」
マードック「そういう問題ではない。…尋ねる相手がまさかの 無 限 ル ー プ してるぞ(汗)」
ブルーニャ「この線から調べるのは、コレ以上は無理な様ですね」
533紋章町版CSI 6/13:2009/09/05(土) 19:44:26 ID:tsjX26GO
《検死室》
(手槍が刺さった所を入念に調べる)
老検死官 「…なるほどのぅ」
捜査官  「何か?」
若検死官A「被害者の死因は心臓に手槍が突き刺さった事によるショック死で間違いない様です」
マードック「ふむっ、やはりそうか…」
老検死官 「…それと傷口の深さと広さ、そして手槍の入った角度を見てみた所、
      手槍は約マッハ1.4でアイクに突き刺さった様じゃ」
マー・ブル ( ゚Д゚)

      ( ゚Д゚ )
老検死官 「そ、そんな風にこっち見るでない!この計算は間違っておらぬわ!!」
若検死官B「おいおい、そんなに怒っては血圧があがっちまうぞ」
老検死官 「…それとじゃ。槍から出てきた機械の破片じゃが、
      この破片は、何と衛星等にしか使われない特殊な部品の破片だったのじゃよ!」
検死官以外 『『『な、何だってーッ!!!』』』
マードック「……ちょっと外の空気を吸ってくる」
ブルーニャ「……私もです」

老検死官 (無理も無いわい、こんな事言われて普通で居ろという方が難しい
      じゃがこの二つは真実。どうしたものかの…)

マードック「一体、どういう事なのだ…?」
ブルーニャ「頭が痛くなってきたわ」
534紋章町版CSI 7/13:2009/09/05(土) 19:47:01 ID:tsjX26GO
マードック「…さて…どうしたものか……」
ブルーニャ「所でミレディ」
ミレディ 「はい、何でしょう?」
ブルーニャ「凶器の手槍なんだけど、何か手がかりは掴めましたか?」
ミレディ 「…いえ、手槍は市販のモノですし、
      流石に特別製でも無い限り、買った店を見つけるのは至難の業です」
ゲイル  「…ゼフィール署長に聞いてみるのはどうでしょう?」
ブルーニャ「そうね。ゼフィール様なら何か策があるのかもしれない」

ゼフィール「そうか、行き詰っておるのか」
マードック「はい…実際の所、物証となりうる証拠は、
      凶器の手槍とその手槍に付いていた衛星の破片だけです」
ブルーニャ「足跡や毛根等の犯人となりそうな痕跡は一切見つからず
      …丸でアイクが自殺したかのような感じです」
ゼフィール「それは無いな」
ゲイル  「…ゼフィール署長…」
ゼフィール「あの男はそんな事をする輩ではない」
マードック「し、しかし…」
ゼフィール「……衛星……」
ブルーニャ「?」
ゼフィール「衛星の破片と言ったな……わしの勘だが、その破片はもしや
      韓国の衛星のモノかもしれぬ」
他三人  「!!」
ゼフィール「衛星が破壊されたのはアイクの死亡推定時刻とほぼ同じ…
      この二つは繋がってると感じる」
マードック(ぬっ…否定出来ない…まるでそれが真実であるかの様に…)
ゼフィール「ゲイル、大至急韓国の衛星について調べよ。
      …そしてマードックとブルーニャは引き続k」
???? 「こちらコード0128!応答お願いします!!
      …こちらコード0128!応答お願いします!!」
ゲイル  「…一体何があった!?」
警察官A 「テリウス地区で大喧嘩が発生した模様!」
警察官B 「どうやらアイク事件の犯人を『マーシャ』だと考えた被害者の嫁候補達が、
      一斉にマーシャを強襲しているとの事…!」
マードック「な、何という事だ…!」
警察官A 「三竜将である三人方、そして竜騎士部隊を手配して下さい!
      今はまだ死者は出ていないものの、建物等への被害は甚大です!」
ゼフィール「時は一刻を争うな。
      …治療班の司祭達がワープで送るよう直ぐに手配する」
マードック「…行くぞ」
ブルーニャ「ええっ!」


後編に続く
535助けて!名無しさん!:2009/09/05(土) 19:50:00 ID:nUdWwvt1
新しい試みですなぁ。GJです。
言って良いのかわからんが、

ナーシェン「私は…?」
536助けて!名無しさん!:2009/09/05(土) 20:03:37 ID:i6y9fGE0
GJです。後編が楽しみ。
つか

>>イレースじゃない?カニバリズム的な意味で

ティアマトさんヒデェw
そしてそれを裏切らないイレースヒデェw
537助けて!名無しさん!:2009/09/05(土) 20:30:24 ID:pYyoTMUK
GJ!探偵ものみたいな感じは結構好きなので楽しみにしてます。
ヘクトル 「オレ思ったんだけどさ、アイク兄貴が死んだ理由って、投げた手槍が(ザ――ッ)に(ザ――――ッ)アイク兄貴に刺さったからじゃね?」
(いろいろな問題上兄弟家にしか聞こえないように省略。)
ミカヤ  「確かに、アイクならあるかも…」
マルス  「ヘクトル兄さんにしては、説得力があるね。」
リーフ  「と言うか、オームの杖を使って直接、話聞k…(ry」
強制終了。
とにかくもう一回言います。GJ!
538助けて!名無しさん!:2009/09/05(土) 20:34:53 ID:sQjd+fPK
GJ!

職業は?
フラグクラッシャーです!
ここワロタwwwwww
539助けて!名無しさん!:2009/09/05(土) 20:48:48 ID:wMhjTCLW
イレースのくだり、正直笑えない
540助けて!名無しさん!:2009/09/05(土) 22:11:12 ID:sQjd+fPK
アイクさんの(所持していた)肉
って意味だと思うけどな
それにしても人が死んでるのにその発言は無いと思うけどなw
541助けて!名無しさん!:2009/09/05(土) 22:24:21 ID:W2awcKxX
イレース好きとしてはさすがに良い気分はしない
542助けて!名無しさん!:2009/09/06(日) 13:54:17 ID:l9Iq3sqj
戦争でもない限り死人の肉を食うという思想は好きになれない
でも少数民族の中には宗教として息づいてるからな・・・
543助けて!名無しさん!:2009/09/06(日) 16:42:31 ID:1JuoQ1GM
あんまり気にはならなかったけど肉よりカツ丼とかを要求する方が良かったかもな

ともかくGJ!
続き楽しみにしてるよ!
544助けて!名無しさん!:2009/09/06(日) 18:40:20 ID:tCAH5Q3o
いくらイレースだからって片思いの相手が死んだら食い物の事優先したりはしないだろうに・・・
イレースのハラペコキャラはネタとして扱いやすいってのは分かるけども、安易に使われすぎるんだよな・・・
545助けて!名無しさん!:2009/09/06(日) 18:47:15 ID:6UPrvNhQ
誰か!流れをラグネルでぶった切れる方はいらっしゃいませんか!?
546助けて!名無しさん!:2009/09/06(日) 19:15:06 ID:GngYsZSo
適当に流してGJGJ言うよりはっきり意見は述べたほうがいいだろ
547助けて!名無しさん!:2009/09/06(日) 19:22:01 ID:rWzUBBJk
思い入れのあるキャラへの扱いで文句言い始めたら、こういうネタスレではきりがないよ。
○○はこんな子じゃないやい!ヽ(`Д´)ノ とかそういうのは、
黙ってスルーしてもらいたいな。






自分なんか…ヒーニアスファンなんだぜ?いやネタじゃなくw
548ある男の1日:2009/09/06(日) 20:04:30 ID:2Be5kAKV
即興ですがネタ投下します

ラグネルになるといいな



俺の名はアーダン。
グランベルの社員だ。今年で25になる。
見えないって?大きなお世話だ!
これでもアレクやノイッシュと同年なんだぞ!

俺はシグルド係長の下で働いてる。
係長は出世には無縁だが人となりのよい人だ。
仕事中に「KINSHINは許さんぞ!」と叫んで走って出て行くのだけはやめてほしいが。
あの人が出世に縁遠い原因の半分はKINSHIN嫌いにあると思う。
あれで勤務評定下げてるもんなぁ…
まあ、元々うまく立ち回れる人ではないが…って人のことは言えないか。

同期のアレクなんかは俺とちがって女子社員とも気軽に話せるし、仕事もできる。
俺より早く出世するんだろうなぁ…
別に出世だけが人生とは思わないが、同期のヤツに先越されるってのもな…
それにしても正直羨ましい…
俺は年齢=彼女いない暦だ…orz
いや、わかってるんだ…こんなおっかない顔してればなぁ…
…と考えててもしかたない…仕事仕事!
549ある男の1日:2009/09/06(日) 20:05:45 ID:2Be5kAKV


アルヴィス「シグルド係長はどこにいったのかね?」
課長が俺に声をかける。
アーダン「あ…えーと、外出中です」
KINSHIN退治に出かけたとは言えない。アレクの奴ならもっと上手くごまかすんだろうな。
案の定事情を察した課長は、戻ったらシグルド係長を自分のところによこすよう言い置いた。
アーダン「はぁ…係長、早く帰ってこないかな」
女子社員A「あの、アーダンさん、ちょっといいですか?」
アーダン「え、なに?」
俺は彼女に誘われるまま、資料室に来た。2人っきりだ。
こ…これは期待していいのか?
結構可愛い娘だし、ドキドキするぞ!
女子社員A「あの…脚立が見当たらなくて…上の棚の資料を取ってほしいんです」
アーダン「……」
まあ、こんなもんだよな…

その後、俺はアルヴィス課長に係長が説教されてる間、データ打ちの仕事をこなした。
地味だがこういう作業は得意で、打ち間違いやチェック漏れをしたことはない。
550ある男の1日:2009/09/06(日) 20:06:44 ID:2Be5kAKV


そして8時、そろそろ仕事を上がることにするか…
なんかやりきれない一日だった。
シグルド「なぁアーダン…今日はすまなかったな」
アーダン「係長?」
シグルド「私の勝手で迷惑をかけた…よければ今日は晩飯でも奢らせてくれ!」
アーダン「…いいんすよ、そうして下の者を見ることのできる係長だから俺はついていくんです。
     ごちそうになります!」

男2人は夜の繁華街へと繰り出していった。
後で聞いた話だが、同じ日にアルヴィス課長とディアドラさんは夕食を共にしたらしい。
ディアドラさんを取られて予定が空いたので俺を誘ったのかな?とも思うがいいじゃないか。

男2人、色気もへったくれもないムサくるしさだが、俺たちは酒を飲み肩を組んで歌った。
頼りない欠点だらけの上司だけど…この人と頑張っていこう。

終わり
551助けて!名無しさん!:2009/09/06(日) 20:40:01 ID:KXreSwOh
>>547をみてひとつ

   敵
  敵敵敵
敵敵シ敵敵<バルフレチェデボコボコニシテヤルヨ!
  敵敵敵
   敵

キャーシノンサンカッコイー!



ヒーニアス「生まれてくる大陸を間違えたかな…」
エフラム「メタ自重。だがやめておけ、魔王(笑)なんてレベルじゃないやつばかりだから苦労が絶えなくなるぞ」
ヒーニアス「いや、だが私も強くなるので問題はないと思うのだが。エイリークも守れるし」
エフラム「妹は渡さん。いや、そうではなくてな…」

しっこく「身の程をわきまえるがいい」
サザ「またフォルカに仕事取られたもんよ!今日こそボコボコにしてやるんよ!」
オリヴァー「なんという美の産物…だがその美ではテリウスで二番目である」
ボルトアクス「うぬ、ここまでry」…etc

エフラム「こんな濃い連中に混ざると顔だけ取り柄のやつなんて空気になってしまうぞ。
      ただでさえネタで保ってるお前がこれ以上不憫になってどうする」
ヒーニアス「お前は私をなんだとry」キョウコソオマエヲタオシテエイリークヲ ウルサイイモウトニチカヨルヤツハミンナテキダ ギャーギャー

エイリーク「また兄さんたちは…まったく」
アイク「だがあいつらのことも理解できないわけではないな。俺も(妹として)エイリークが大事だ」
エイリーク「ア、アイク兄さん恥ずかしいです…」
エフラム&ヒーニアス「エイリークをくどくやつは許さんぞー!」ヌゥンダイテンクー!アッー!


終わり。テリウス大陸に行くときっとネタキャラとして辛くなる以前にフラクラにエイリークを取られるのが問題だと思うんだ
ほんとテリウス大陸は地獄だぜ!フゥハハハーハァー
552助けて!名無しさん!:2009/09/06(日) 21:16:04 ID:ytuOlnVJ
この流れを待っていた!
普段使われていないキャラ・・・ネタキャラにさえなれなかったキャラの流れを!!
以下、ネタ投稿!!
553アイクが同盟を作ったようです:2009/09/06(日) 21:19:25 ID:ytuOlnVJ
アイク   「・・・」
ギィ    「な、なんだよあんた等は?」
アイク   「・・・セネリオ、彼はどうだ?」
セネリオ  「はい、素質ありです」
アイク   「そうか。なら、彼を入れるか」
セネリオ  「はい」
ギィ    「な、なんの話しだよ!」
アイク   「お前、名前は?」
ギィ    「スルーかよ!・・・お、俺はギィだ」
アイク   「そうか。では、ギィを同盟NO.1に入れよう」
ギィ    「はいぃ!?」
セネリオ  「はい、これが名簿です。フルネームで記載してください。出来れば半杭も・・・」
ギィ    「いや待てって!なんの話してんだよ!?」
セネリオ  「なんの話し・・・って、同盟の勧誘ですよ」
ギィ    「見れば分かるよ!なんの同盟か聞いてるんだよ!」
アイク   「おお、そうだったな」
セネリオ  「ギィ、あなたはマシューと言う男に肉四切れで釣られて人生を売りましたね?」
ギィ    「売ってねーよ!!釣られてもねーよ!!」
アイク   「肉に対する執着は相当なものだと俺達は理解した」
ギィ    「聞いてるか人の話!?」
アイク   「そこで、俺達はお前を“肉肉同盟”に入れることにした!」
ギィ    「にくにくぅ!?・・・って、肉好きの人が集まる同盟か?」
アイク   「同盟は先程できたばかりでな、同盟長が俺で参謀がセネリオ。実質会員はお前が始めてと言う事になる」
ギィ    「(最初からそう言う事を話せば良いのに・・・)・・・お、俺は同盟とかそういうの興味ないから・・・金とか掛かりそうだし・・・」
アイク   「安心しろ、金は掛からん」
ギィ    「え?」
アイク   「肉は掛かるがな」
ギィ    「肉取るのかよ!つーか肉が金の代わり!?」
554アイクが同盟を作ったようです:2009/09/06(日) 21:22:45 ID:ytuOlnVJ
アイク   「見た所、お前はサカの民だ。狩りは得意だろう?ならば肉は安心だ」
ギィ    「そりゃそうだけど・・・同盟の方針は?(いや、方針って言うのか?)」
アイク   「『人は肉で始まり肉で終わる』」
ギィ    「怖ッ!つーかそれ方針じゃねぇ!」
セネリオ  「方針は、ありません」
ギィ    「無いのかよ!?」
セネリオ  「飽く迄、肉好きな人が集まる同盟ですので」
ギィ    「それは同盟と言わねェ!!」
アイク   「まぁ、そうだな・・・とりあえず、OIO会やらAKJやらの同盟より人数を多くする事か?」
ギィ    (ハッ・・・AKJ・・・!)
 
肉肉同盟の人数がAKJを越える

プリシラが俺を見直す

プリシラが肉肉同盟に興味を持つ

AKJ脱会!
 
ギィ    「よし!入った!」
セネリオ  「何故だか吹っ切りましたね」
アイク   「そうだな。だが、入ってくれることは喜ばしい。入会を認めよう」
ギィ    (プリシラ・・・見ていてくれ!)※マルス調
 
果たして肉肉同盟はAKJを越えられるか!?
続く!



・・・といいよね。
正直、肉に関係ある人ってギィとアイクしか知らないから続きの書きようがない。
加えて同盟について勘違いしてるかもしれない。
誰か〜、肉に関係ある人と同盟について教えて〜!
555助けて!名無しさん!:2009/09/06(日) 21:35:16 ID:B4guvyEJ
エリウッド「常時食料袋持参のロウエンやレイヴァンとの支援で肉料理を作るレベッカなどどうだろうか。
       と言うより、レイヴァンははっきり『強いて言うなら肉が好きだ』と言ってるね」
ヘクトル 「ヴァイダの奴もマリナスに『何か』の肉を食わせてたな……」
ロイ   「こうして見るとエレブばっかりだね」
リン   「でも、さすがにもういないわよね、肉に関係ある人なんて」
マルス  「やだなあ、目の前に二人いるじゃないですか」
ヘクトル 「……なぜ俺の腹と……」
リン   「……わたしの太股を見るのかしら……?」
マルス  「ユミナ、レスキューだ!」
ヘクトル 「待ちやがれ!」
リン   「逃がすかこのぉっ!」
ロイ   「……マルス兄さんは相変わらずMだな……」
エリウッド(僕はむしろもうちょっと肉をつけたいところだな……)
556助けて!名無しさん!:2009/09/06(日) 21:36:07 ID:mCscKJDG
GJ
なるほど、かいいんが肉を持ち寄っての大試食会か
557527:2009/09/06(日) 21:41:49 ID:zdBbXfW+
>>554
肉といえばレイヴァンが居たはず。レベッカとの支援会話で肉の事について言ってた記憶がある
後は…ラグズ(特にエンディングを考えるとティバーンとか)の皆さんとか

>>539-544
…気分を害してしまって申し訳ない
正直に言うとこの発言は軽いブラックユーモアのつもりで入れたけど、
確かに良く考えてみればとても不謹慎な発言だった。…次からはこんな事が無い様に気をつける
五人とも悪い部分をきちんと指摘してくれてありがとう

…今更かもしれないけど、上記の要素に言い忘れてた事があるので書いておく↓

老検死官 「手槍はアイクの背後から、つまり【背中から心臓へ】刺さったのじゃぞ」
558助けて!名無しさん!:2009/09/06(日) 23:14:23 ID:l9Iq3sqj
冗談のつもりで書いたのかよ!?信じちゃったじゃないか!!
559助けて!名無しさん!:2009/09/07(月) 11:24:53 ID:VONdKD0x
うおい
みんな現実と区別つかなくなりすぎてるんじゃないか?
軽いジョークじゃないか

そんなこと言い出したらリーフとか憂さ晴らしの為だけに何度も殺されてるんだぜ
しかし不死身設定でゾンビのように這い上がってくるんじゃあないか

まあそれだけイレースが愛されてるって証拠でもあるのかもしれませんね
リーフはどうでもいいと思われてるのかもしれませんね
560助けて!名無しさん!:2009/09/07(月) 11:52:50 ID:9K35wuU3
>>559
リーフ「よく言った。特別に(もう飢えて飢えて幻覚で女でも男に見える症状のある)ビラクをプレゼントしてやろう」

ビラク「It's a show-time!!」
561助けて!名無しさん!:2009/09/07(月) 17:00:59 ID:u2gErvBd
おいおい、折角さっきの流れを斬ったのに、戻しちゃ意味無いだろうに。
562助けて!名無しさん!:2009/09/07(月) 18:31:02 ID:raYBUp3A
>>553-556
肉肉同盟にヴァっ君が入れば少なくともAKJと敵対することは無いと思われ

てか、サカの人達は狩りで生活してるとこもあるからなぁ
その辺の人達はほとんど入れるかも

あとはやっぱり肉食系ラグズのみなさん…あれ?敵も含むとすごい数になるな
563助けて!名無しさん!:2009/09/07(月) 18:50:29 ID:7mS4eB9Y
名無しの村人的な人間の一人称で小説書いても大丈夫?一応オリキャラになるだろうから、大丈夫か確認したい。
投稿は明日になると思われる。
564助けて!名無しさん!:2009/09/07(月) 18:53:23 ID:8JdvK1+Q
いいと思うよ
過去にもシビリアンネタとかあったし
565助けて!名無しさん!:2009/09/07(月) 18:56:44 ID:GHJ97lue
>>563
面白くて歴代主人公が兄弟という大前提を崩していなければおk
566助けて!名無しさん!:2009/09/07(月) 19:57:37 ID:NMvwPQmz
>>562
そうそう、肉食系ラグズの人たち忘れてたw
ティバーンはじめ鷹の民はみんな、新鳥翼族国家の重要懸案が肉問題だってくらいの
肉好きなんだよな。
獣牙族も、スクリミルなんてアイクとタメ張るくらい食べるらしいしw

しかしエレブとテリウスばっかだなw
567助けて!名無しさん!:2009/09/07(月) 22:58:19 ID:cA5qP8zq
キラーボウ王子の国なんか蛮族って呼ばれてるし肉好きそうだ。
きっと肉は火が通るまでじっくり焼くんだ。ウェルダンだけに。
568助けて!名無しさん!:2009/09/08(火) 00:25:58 ID:6VYbKAf0
>>559
きっ貴様!
貧乏くじだが雑草のごとくよみがえるリーフが大好きな俺にあやまれ!
愛ゆえにいじられるのだぞっ
569助けて!名無しさん!:2009/09/08(火) 00:49:10 ID:7EhWDb3X
>>559
アル無「ていうかリーフでさえどうでもいいと思われてるなら僕は?
   セリカより目立ってない僕は?製作者にさえ髪の毛の色どっちつかずで緑か青かわからない僕は?」
570助けて!名無しさん!:2009/09/08(火) 02:21:13 ID:tGRHmK4F
好きなキャラが活躍しない、不遇なら自分で活躍するネタを投下すればいいじゃない。
基本、台本小説形式だから文章力が相当アレでも無い限りは書ける筈だ。

え?アルム?すまん、君の事が嫌いでは無いが台詞や描写が色々足りなくてネタが思い浮かばんw
571助けて!名無しさん!:2009/09/08(火) 07:21:31 ID:dHLt7XmO
セリフや描写が足りないのなら、脳内保管すればいいじゃない
572助けて!名無しさん!:2009/09/08(火) 16:46:43 ID:FfC+ziTb
俺の弟、高校生なのにぬいぐるみ大好きなんだが、
一般市民として出してセリスと絡ませるってネタは駄目か?
573助けて!名無しさん!:2009/09/08(火) 16:59:20 ID:ZOSN1r1e
いいんじゃない?
なんでも物は試しで
574助けて!名無しさん!:2009/09/08(火) 19:43:41 ID:oEaXu9TD
おもしろければ構わないんだろうけど、
こんなにキャラが沢山いるFEワールドで、
わざわざオリキャラ出す意味って?

名もなきちょいキャラか、通行人程度ならいいけど、
オリキャラに名前あってFEのキャラより目立つような話は、
個人的には微妙だ。

よほどおもしろい話でない限りは。
575助けて!名無しさん!:2009/09/08(火) 19:50:25 ID:hMoIEfkf
んー、やっぱりそうか。
書きたかったのは一般人が兄弟家の日常を見たらどうか、ってのだったんだけど・・・。
今ちょっと諸事情で書き直ししてたけど、投稿はもう少し練り直してからにするわ。
面白いかといわれたら、ぶっちゃけそうでもない。
576助けて!名無しさん!:2009/09/08(火) 19:52:32 ID:hMoIEfkf
あ、IDが変わってるけど、自分>>563です。
前からコロコロ変わってるもんで。
577助けて!名無しさん!:2009/09/08(火) 21:31:55 ID:GM2+Tb9q
一般市民の話だったら、どっかの学校で男子生徒3人が家族の話してて、
一人が「俺んち大家族なんだけど」って言った瞬間
「大家族って日常的に人が死んだり隕石が落ちてきたりするんだろ!? お前よく生きてるな!」みたいに驚かれたっていうネタがあったな。
あとなんだっけ、一般市民にもシスターとかSナイトとかの職がある、みたいなネタがあったような。
578助けて!名無しさん!:2009/09/09(水) 13:25:44 ID:vV6bbNCg
http://oab.sakura.ne.jp/fire/kakutou.htm

俺より強いやつにアイクでおもいだしたwスレ違いならごめん
579助けて!名無しさん!:2009/09/09(水) 14:10:46 ID:5Jm2yaGS
>>579
あったあった、あれは秀作だった!

>>575
オリキャラに名前まで付けて書かれたネタは、スゲー叩かれてたぞ
もしくは生暖かく見守る発言くらった後、投下されなくなったのもあった
受け入れられにくいのは確かだが、ネタ頭に断りを入れるだけでも大分反応が違ってくると思う

まぁ、とにかく内容によりけりだなー
でもせっかく書いたんだし、色々覚悟して投下するのだ!
580助けて!名無しさん!:2009/09/09(水) 14:44:56 ID:EdITZYSv
太古、世界に災いが起こった。空は翳り、人は死に続けた。
長い年月が経ち、指導者たちは一つの逃げ場を見つける。
大深度地下都市。シェルター。
幾千年の時が経ち、人は次第に空を忘れていった。

下層の3rdレンジャー、ロイ1/8192
ロイ「君を……助ける」
その相棒、アイク1/64
アイク「わかってるなら、いいんだ」
地下でロイがであった少女、リリーナ
リリーナ「ロイー!」
ロイたちを襲撃する反政府組織のメンバー、アイラ=XX
アイラ「レンジャー、その子を置いていけ」
立ちふさがる強敵たち
ティアマト「ロイ、あなたのその思いは、お前にリンクした竜のものよ」
リーフ「いたひぃー!」
空を阻む統治者たち
ボーレ「待ちきれなくて、ついつい来ちまったぜ」
ミカヤ「あなた、統治者になる資格があるかもしれないわ」
漆黒の騎士「身の程をわきまえよ」
サザ「そうだな、俺が賭けに勝ったらあんたの尻を好きにしていいってのは?」
セフェラン「さあ、始めよう」
頂上で待つ者は――
アイク「お前が見ていたもの、俺にも見えるよ」
アル「空は、渡さんぞ!」

この世界で生きるしかないとしても
このまま生きる方が幸せだとしても
その先に何があるか分からないとしても
何も知らない方が幸せだとしても
リリーナ、空へ行こう
世界に従うか、自分に従うか
ブレスオブファイアーエムブレムX ドラゴンクォーター
581助けて!名無しさん!:2009/09/09(水) 16:26:25 ID:WMD8yLiR
このスレで名前の有無に関わらずオリジナルのキャラの出るネタを投下しようと考える香具師は必ずメアリー・スーに関してぐぐる事だな
582助けて!名無しさん!:2009/09/09(水) 17:39:03 ID:aA8BXFzS
>>580
ソフィーヤ「クォ…?」
583助けて!名無しさん!:2009/09/09(水) 18:31:17 ID:LZ98UAKJ
吾輩はシビリアンである。名前はまだ無い。
 どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも町内の端っこで一般人していた事だけは記憶している。
吾輩はここで始めて主人公というものを見た。しかもあとで聞くとそれはアイクという主人公で一番獰悪な種族であったそうだ。
この主人公というのは時々我々を捕えてレベルアップするという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。
ただ彼の目の前に立ってぬぅんという声を聞いた時ゾクゾクした感じがあったばかりである。
工務店で少し落ちついてアイクの顔を見たのがいわゆる主人公というものの見始であろう。
この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一服をもって装飾されべきはずの体が筋肉まみれでまるでゴリラだ。
その後ラグズにもだいぶ逢ったがこんなガチムチには一度も出会わした事がない。のみならず持った剣があまりに大きい。
そうしてその剣を持って時々天空ッと振り回してくる。どうも迷惑で実に弱った。これが最上級職の振るう奥義というものである事はようやくこの頃知った。
584助けて!名無しさん!:2009/09/09(水) 21:32:16 ID:+C9B25YZ
突然だが、このスレのアイクがカスタムロボのロボになる夢を見た
…ラグネルガンと言いながら、剣を振り回して衝撃波(これが弾だったのかも)を放ち、
しかもロボの身で相手に天空かましてた…何というかカオスだったよ
585助けて!名無しさん!:2009/09/09(水) 22:56:32 ID:JmMzyG1H
俺は闘技場でヘクトルがエリウッドに大剣で一刀流居合“獅子歌歌”を食らわせる夢を見たよ。
586助けて!名無しさん!:2009/09/09(水) 23:15:02 ID:nTX8IKCV
>>584
マルス「それなんて違法パーツ」
587527:2009/09/10(木) 20:00:34 ID:PzJ0jx5Y
それでは後編を投下します。
…速度マッハ1.4とか突っ込み所満載ですが、
紋章町風にアレンジしてるからだと思って見てください(汗
588紋章町版CSI  8/13:2009/09/10(木) 20:03:38 ID:PzJ0jx5Y
1/13〜7/13 >>528-534

老検死官 「…ふむっ、何故じゃ…?」
若検死官A「どうしました?」
老検死官 「被害者の利き腕は右で間違いないよのぅ。
      …所でこの被害者の右腕の筋肉を見てくれ、どう思う?」
若検死官A「凄く…裂けてます…」
老検死官 「本来人間の体というのはリミッターがかかっててのぅ。
      普段は体が出せる力の良くて10%程度しか出せておれない。
      …何故かというと常に100%出していては、体が負担についていけず壊れてしまうからだと言われておる。
      だからそのリミッターを外した結果、筋肉が腕の内側から裂けたと推測出来るが…どういう事じゃ?」
若検死官B「でなぁ、俺ほど凄い野球選手になるとゾーンってのが出来てなぁ」
Bの彼女 「なぁに、それ?」
若検死官B「一流選手とか戦士に訪れる『凄い瞬間』ってやつさ。
      例えば俺の場合、相手の投げた球がスローモーションに見えたりとか、
      屈強な戦士で言えば突然体が軽く感じて、力が増したりとかな。…理屈はあまり分かってねーがな」
老検死官 「…これ!休憩時間は終わったぞ!早く仕事に戻らんか!?」
若検死官B「ちぃ…はいはい」
若検死官A(『リミッター解除』…『ゾーン』…『手槍』…まさか…!?
      早く三竜将にお伝えしなくては!)
589紋章町版CSI  9/13:2009/09/10(木) 20:05:22 ID:PzJ0jx5Y
ゲイル  「…もう一度言う。その韓国の衛星について調べさせろ」
韓国人  「断るニダ!デモ日本ヲ売ッテクレルナラ考エテヤルデニダ!」
ゲイル  「…仕方ない、実力行使だな。つ『キラーランス』」
韓国人  「アッー!」

イレース 「マーシャさん…さよなら。つ『レクスボルト』」
ワユ   「大将の仇ーッ!!つ『練成ソニックソード』」
サナキ  「…わしはただ黙って、アイクの仇を討つのじゃ!つ『シムベリン+陽光』」
マーシャ 「きゃあああ!!?…な、何で私アイクさんの友達に襲われてるんですか〜ッ!!(´;ω;`)」
???  「えいっ!」
マーシャ 「!!……えっ、ミカヤさん!」
ミカヤ  「マジックシールドよ。これを使わなきゃ本当に彼女達に殺されてしまうわね」
ヘクトル 「うへぇ、見ろよあの女共の目つき…狂ってるぜ」
エフラム 「そうだな。好意を持った相手を奪われ、行き所の無い怒りと悲しみを秘めた目をしてる」
ロイ   「…アイク兄さんの為にも、僕達が止めてあげないと」
ティアマト「アイクの仇に死を!アイクの仇に死を!」
エリンシア「…行きますわよ」
兄弟家一同「ああっ!」

マードック「…ぬっ…」
ブルーニャ「どうやら…」
竜騎士隊員「私達の出る幕でも無かったですね」
エリンシア「ベルン警察署の皆様!」
リーフ  「ブルーニャお姉さん!」
マードック「…アイクの嫁候補達の暴走を食い止めてくれたのか…感謝する」
セリス  「とととりあえず戦って疲労した所をミ、ミカヤ姉さんと
      セリカ姉さんのスリープでねね眠らせておきました」
マードック(このネタとは関係ないが、私の顔は女の子に恐れられるタイプの顔なのだろうかorz)
ブルーニャ「皆様のご協力には感謝いたします。後は…」
イレース 「…ん…」
エフラム 「起きたみたいだな」
ミスト  「……ココは…?」
ブルーニャ「私が相手をしましょう。マードック将軍は兄弟家の皆様と一緒に聞いていて下さい」
590紋章町版CSI  10/13:2009/09/10(木) 20:06:53 ID:PzJ0jx5Y
ブルーニャ「ミストちゃん、どうしてこんな事を…」
ミスト  「…お兄ちゃんを殺した武器って手槍、ですよね。
      でも私達の中で手槍を使える人なんて居ない…。
      犯人は誰かなと考えていたら、天馬騎士のマーシャじゃないかって思い始めてきて…」
マーシャ 「で、でも私皆さんの様に特別な感情を持ってる訳ではありません!」
マードック「だそうだ」
ティアマト「…私もアイクを喪った悲しみから、見境が無くなってしまった…騎士失格ですね」
イレース 「私も…頭が空っぽに…」
セネリオ 「酷い有様です」
ブルーニャ「兄弟家とジルには伝えてきたものの、貴方達には伝えなかった事が、
      ある種この大暴れの発端ね」
ツァイス 「…手槍は背後からマッハ1.4って被害者に突き刺さった…
      世界ひろしといえどそんな速度で他人を突き刺せる輩は居ませんね」
若検死官A「マードック様!ブルーニャ様!!」
マードック「ぬっ」
ブルーニャ「確か貴方は…」
若検死官A「あ、はい。検死官の一人です。…検死の方で更に情報が出ましたので伝えにきました」
マードック「ぬぬっ、大切な事だとはいえこんな危険な所に態々伝えに来てくれたのは…
      とても関心的だのぅ!」
ブルーニャ(口調がちょっと変になる程に喜んでる…)
      不正ばかり働いて三竜将から解雇されたナーシェンの一件で、
      若者に不信感を持っていたから、まだこんな素晴らしい若者
      が居たのだなと思ってるのでしょう…)
若検死官A「と、とにかく今私の持ってる情報をお伝え致します」
マードック「うむっ、分かった」

マードック「つまり、アイクが凶器の手槍を投げた時、ゾーンが起きたという事なのか」
若検死官A「え、ええ」
ブルーニャ「そのゾーンが起きたと仮定して、何が起こったと思いますか?」
若検死官A「そうですね…筋肉が裂けたのですから、相当凄まじい勢いで手槍を投げたかと思われます」
マードック「…被害者についての情報はありがたいが、コレではまだアイクの死んだ理由は解明出来んぞ」
591紋章町版CSI  11/13:2009/09/10(木) 20:08:12 ID:PzJ0jx5Y
ゲイル  「…マードック将軍!」
マードック「ゲイルか。韓国の衛星について分かった事はあったのか?」
ゲイル  「ええっ…カクカクシカジカ」
マードック「カクカクウマウマ…そうか、流石だゲイル」
ミレディ (やはりこの事件…解決不可能じゃないかしら?
      凶器からは被害者の指紋だけ…)
      犯人への手がかりはゼロ…迷宮入りしてしまいそうです…orz)
ツァイス 「ね、姉さん…」
マードック(…『マッハ1.4の手槍』…『ゾーン』…『背後から心臓に刺さった』…『韓国の衛星』…まさか…)


           ・ ・ ・ 謎 は 全 て 解 け た ! !


マードック「この事件の全容が分かった」
ロイ   「てかさ、謎は全て解けたって某探偵漫画の主人公の(ry)」
ミカヤ※ 「CSIだとこんな事言いませんよ。念の為」
マードック「…そんな揚げ足取りはやめてくれ。実は前々から言いたかっただけなのだ」
エリンシア「…ああっ、コレで誰がアイクの命を奪ったのか分かるのですね…長かったですわ…
      数日しか経ってないのにも係わらず、まるで何年も経ったかの様な気分です」
嫁候補一同「・・・ゴクリ」
マードック「簡単にそして簡潔に言う。
      …アイクは自分が投げ、地球一周してきた手槍が刺さって亡くなったのだ」
リン   「……えっ(゚Д゚)」
ヘクトル 「……はぁ(゚Д゚)」
嫁候補一同「……はい?(゚Д゚)」
マードック以外「「「「「Σ((((;゚Д゚))))エエエエエエェェェエエエエエエッ!!!?」」」」」
リン   「それどういう事よ!?」
サナキ  「納 得 の い く 理 由 が 無 け れ ば 黒 炭 に す る ぞ」
ツァイス (ちょw皇帝直々の恐喝行為…(汗))
マードック「落ち着かれよ。順を追って説明する」
592紋章町版CSI  12/13:2009/09/10(木) 20:10:13 ID:PzJ0jx5Y
マードック「…アイクは槍の武器Lvを上げる為に、事件の日に手槍を投げる練習をしていた」
へクトル 「まぁそこから全てが始まったんだよな」
マードック「練習が進んだ頃、アイクに特別な現象が起きた」
セリス  「…特別な現象?」
若検死官A「やはり、ゾーン…ですか?」
マードック「そうだ」
リーフ  「ゾーン?」
エフラム 「俺が代わりに説明しよう。
      簡単に言えば一流の者に訪れる『力や能力が一時的に覚醒する瞬間』だな。
      …ほら、有名なバスケット選手が『リングが凄く大きく見える』って言う感じにな」
エイリーク「なるほど、勉強になります兄上」
シグルド 「でもKINSHINの勉強は許さんぞぉぉぉ!!」
ミカヤ  「黙ってマードック警部の言ってる事を聞きなさい!つ『サイレス』」
シグルド (´・ω・`)
マードック「…続きを話すぞ。
      突然ゾーンの影響を受けたアイクは今まで以上の力で、手槍を投げた。
      …その手槍はマッハ1.4という驚異的な速度で飛んでいったのだ」
セリカ  「ねぇ、まさかその手槍が…」
マードック「そう、その手槍は地球を一回りし、最終的に後ろからアイクの心臓に到達(※貫いた)したのだ」
嫁候補一同「(;゚Д゚)………」

ミカヤ  「しょ、証拠はあるの!?そんな信じられない事が起きたという物証は…」
マードック「勿論ある…これだ。つ【衛星の破片】」
ミカヤ  「コレは…さっき話してた…」
ゲイル  「…破壊された韓国の衛星の破片だ。言って置くが破片と破壊された衛星の残留物が一致してる」
エリンシア(…多分、この事件の全容が分かりましたわ…)
     「まさかアイクを殺した手槍は…同時間帯に発射された衛星を破壊したのですか?」
マードック「察しが良いな」
セリス  「いや、まだ良く分からないよ」
マードック「…破壊された韓国の衛星は、アイクが亡くなった同時間にしか発射されていない。
      そして破壊出来たのはその時限りだ。手槍が衛星を破壊するには飛んで無くてはならない以上、
      【何故飛んでいた衛星が破壊されたか?=地球一周していた凶器の軌道上にあったから】に他ならないのだ!
      ……この事件に犯人は居ない、居たのはただ運の悪い被害者一人だけだったのだ…」
ヘクトル 「それが、真実だったのかよ(;゚д゚)」
ブルーニャ「被害者は…本当に人外ですね…(二重の意味で」

ミレディ 「…事件も解決した事ですし、バルキリーの杖で被害者を蘇生しましょう」
593紋章町版CSI  13/13:2009/09/10(木) 20:11:22 ID:PzJ0jx5Y
《ベルン警察署、治療室》
アイク  「…………ん……ここは…何処だ?」
兄弟家一同「アイク(兄さん)ッ!!」
ゼフィール「…クロードよ、バルキリーの杖を使用した事を感謝する」
クロード 「いえいえ、それほどでも」
アイク  「俺は何でここに…そうだった、手槍を投げる練習をしてたな。
      …そうしたら突然胸の辺りに激痛が走って意識を失ったのだが…」
エリンシア「ああっ、アイク…アイク…生きてて良かったですわ!!(ガシッ)」
アイク  「ぬぉ!…エ、エリンシア……所で皆…何故泣いてるんだ?」
ミカヤ  (ゴゴゴゴゴッ)
アイク  「?」
ミカヤ  「レクスオーラッ!!」
ヘクトル 「うわぁ!ミカヤ姉貴何してるんだ!」
ミカヤ  「私達…こんなに、こんなにアイクの事を心配してたのに…
      しょ、しょうもない理由で死んでるんじゃないわよ!(´;∀;`)つ【暁光レクスオーラ】
アイク  「な、何が起きてるのか知らんが姉さんお、落ち着k……アッー!」

ゼフィール「…家族とは良いものだな。わしもあんな家族が欲しかった」
ツァイス 「それよりも早くこn」
セネリオ 「酷い有様です」
ツァイス 「を止めてください!」
???? 「こちらコード0471!応答をお願いします!!」
ブルーニャ(ぁら、突然ですね)
      「一体何が起きたのですか?」
警察官C 「た、ただ今銀行強盗犯が人質を取って銀行に立てこもっている模様。
      増援をお願い致します!」
ブルーニャ「分かりました、直ぐにそちらに来ましょう」

ブルーニャ「…皆さん、次の事件現場に行きますわよ」
ベルン警察一同「おおっ!!」


・・・終わり
594助けて!名無しさん!:2009/09/10(木) 20:44:30 ID:yQQgnEeX
そういや似たネタあったな
アイクが大怪我したと思ったら一人攻防の中での自爆という
595助けて!名無しさん!:2009/09/10(木) 21:11:44 ID:TpHhcg+E
>>583
こういう上手い改変ネタ結構好きだ
冷静さがなんかじわじわくるw

>>588-593
正直前編の時点でオチ読めたなあ
対象がアイクの時点で予想の範囲内すぎるというかw
あと韓国とかそういうネタはやめようぜ・・・
596助けて!名無しさん!:2009/09/10(木) 21:29:15 ID:ImiCzROK
>>588-593
GJ!
ていうか結局生き返るのかw
推理した意味ねえwww
597助けて!名無しさん!:2009/09/11(金) 00:58:22 ID:4D/0ZrlJ
>>588-593
あのさあ、前からあなたのネタ見た時よく感じてたんだけど
2ちゃんでネタにされてることを何でも使えば面白いってわけじゃないよ
まあ、単につまらない寒いで済めばいいけどそうじゃない時もあるわけでさあ
何のこと言ってるか分かるよね?

このスレの住民は優しいから何でも寛大にGJって言ってくれるかもしれないけど
もっと客観的に見て本当に面白いかどうか、あるいは不快にさせないか、とか
何度も見直して文を推敲した方がいいよ。本当に面白いって思ってもらうためにもさ
598助けて!名無しさん!:2009/09/11(金) 02:00:07 ID:KijrGh23
なかなか厳しいな
精進したまえ
599ラトナ様がみてる:2009/09/11(金) 02:05:12 ID:qbMBa9J8
完結編投下します

百合嫌いな方はスルーして下さい

40

柔らかな風が2人の身を包んでいる。波の音が静寂を乱す。
感じ取れるのはお互いの心臓の鼓動。 こうして抱き合っているだけで暖かなものが胸を満たしてしく。
「ああ…エイリーク」
一言好きと言えればいいのだが、それをするにはもう少し勇気が必要だ。
ラーチェルの若草色の髪を撫でるエイリークは穏やかな微笑みを浮かべる。

柔らかなキスは親愛の証。
先ほどラーチェルのキスを頬に受けたエイリークはそっとラーチェルの額にキスをした。
「ふふふ…お返しです♪」
耳まで赤くなるラーチェルを見て、可愛いと思ってしまう自分がいる。
今までと何か違って見える親友とこうして触れ合っていることが心地よい。
「も…もうエイリークったら!」
「あら?先にキスしてきたのはそちらですよ?」
クスクスと悪戯な笑顔を浮かべる。
笑顔の影でエイリークは何故か胸の鼓動が高まるのを感じていた。
600ラトナ様がみてる:2009/09/11(金) 02:06:00 ID:qbMBa9J8
41

「えいぃぃぃぃりぃぃぃぃぃぃくぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」
静寂を破り海から全身にワカメを纏った怪人が這い上がってくる!
「うひゃあ!?」
「きゃあ!?」
驚いて飛びのく2人。ラーチェルの驚きはすぐに怒りへと変わる。
「よくも愛し合う2人のひと時を邪魔してくれましたわね!」

つ 必殺 イーヴァルディ

アー!タスケテエイリーク!

ワカメが吹き飛び、そこにいたのはボロ雑巾と化したヒーニアスだ。
「ヒーニアス様!?」
「え…えい…りーく…きみにこの…すく…みずを…」
「あっちおいき変態!」
ラーチェルはヒーニアスを海に放り込む。どんぶらこと流れていくヒーニアス。
「まったくもう!いいところでしたのに!」
「いいところ?」
小首をかしげるエイリーク。
「あ…いえ…その…///////////」
しどろもどろになるラーチェル。
その時向こうから憮然としたターナがやってきた。
「お兄様はどこ!どこよぉ!」
「どうしたんですかターナ!」
「聞いてよ!お兄様ったらひどいのよ!」
601ラトナ様がみてる:2009/09/11(金) 02:07:26 ID:qbMBa9J8
42

時間は少し遡る。
ターナは砂浜に座り、隣に座るエフラムにそっと寄り添っていた。
(こ…こんなに頑張っているのに…エフラムももーちょっとこう照れるとかなにかないの!こうなったらストレートに告白するしか!)
(さっきからターナはなんでひっついてくるんだ?…だが年頃の婦女子がやたらに男にくっつくものではないな、一言注意するか)
「エフラム!」「ターナ」
2人が声を発するのは同時だった。
「「あ…」」
一瞬言葉につまる。
「すまん、ターナが先に言ってくれるか?」
「う…うん…」
意を決するターナ。
「あのねエフラム…私…エフラムのことが大好き!」
言ってしまった!恥ずかしくてエフラムの顔が見れない。
真っ赤になって俯くターナだが、エフラムからはなんの反応も返ってこない。
「…?」
恐る恐る見上げると、エフラムの苦痛に歪んだ顔があった。
「う…ぐ…おぉぉ!?」
「エ…エフラム!?」
尻を押さえてもがくエフラム。
なんと砂浜から手が突き出してエフラムにカンチョーをかましたのだ!
これではターナの言葉など聞こえなかったに違いない。
「んな!?」
そして砂浜からヒーニアスが出てくる。
「わはははははは!ざまをみよ!貴様にはさんざんエイリークとの仲を邪魔され続けてきたが、
 20スレにしてついに一矢報いたぞ!」
頭のうえで両手を叩いて喜ぶヒーニアス。
だが彼は妹の逆鱗に触れてしまった。
「…さて、これで後はエイリークにスク水を着てもらうだけ!…ん、どうしたターナ?」
「お兄様のどへんたいがぁぁああああああああ!」
「ぐべばぼ!」
ヴィドフニルの必殺を食らって海まで吹っ飛ぶヒーニアス。

後は泳いでエイリーク達のところに来たのである。
602ラトナ様がみてる:2009/09/11(金) 02:08:09 ID:qbMBa9J8
43

そんなこんなで帰る時間になってしまった。
ターナはまだプンプンと怒っている。それが腑に落ちないエフラム。
「なぁ…俺が怒るならわかるが、なんでターナがあんなに怒っているんだ?」
「兄上…自分で考えて下さい」
兄の鈍さにため息の出る思いだ。ターナの想いが届く日ははたして来るのだろうか。

それにしてもと、エイリークは思う。
自分とラーチェルの関係は今までと少しずつ変わっていくのだろうか?
そっと手を握る親友の手をきゅっと握り返す。
柔らかに微笑むラーチェルを見て、
エイリークは自分でも気付かぬうちに、かすかに頬を染めて微笑み返したのだった。

終わり
603助けて!名無しさん!:2009/09/11(金) 10:30:48 ID:yBwQfEK0
>>599-602
ワッフルワッフr…
いやGJ!
俺もかすかに頬を染めて微笑み返したのだった。(モニターに)

個人的に大ファンなので次回作を楽しみにしてます!
604助けて!名無しさん!:2009/09/11(金) 15:24:45 ID:70JV8lmq
>>599-602
ヒーニアス最低だなw
GJ!

>>597を見て思ったんだが、
『ネタ書きの初心者、職人共に参考に出来るネタの書き方』みたいなのが必要じゃなかろうか?
例えば○○類はタブーだとか、○○を多用するのは控えたいとかアドバイス方式なTipsを参考に出来れば
初めてのネタを書いてみたい人だって始めやすくなるし、スランプな職人さんの助けにもなる
…実際の所、ネタを書く人は短編なり長編なりかなりの時間をかけてネタを作ってるから、
それ位の誠意はあっても良いかもしれない・・・必要なら保管庫に新たにページを作ってそこに入れても良いかも試練ね
605助けて!名無しさん!:2009/09/11(金) 15:46:17 ID:H7zZ712R
>ラトナ様がみてる
長編お疲れ様!なんかこう、微笑ましい終わり方で、読み終わった後いい気分になれる話だった。
エイリークとラーチェルと、二人の関わりがこれからも楽しみになってくるw


あ、それからヒーニアス、お前は海に居残りだ
ビラクとレックスとマーティとダグダで囲んで、忘れたくても一生忘れられない『最期の』夏の思い出を刻み込んでやろう
606花火情景〜夜空に舞う天↑空↓〜:2009/09/11(金) 17:48:57 ID:y+ARdqCt
夏ももうすぐ終わろうという8月某日・・・・・・
押入れの前で一人、浴衣を取り出しているエリンシアの姿があった

ロイ「ん?姉さん、なんで浴衣なんか出してるの?」
エリンシア「ああ、今日は花火大会があるから、皆の分を出しておいたのよ」
ロイ「あっ、そういえばそうだったね。すっかり忘れていたよ」
・・・・・・2週間ほど前、紋章町ではまだまだ暑い夏を乗り切ろうと、急遽花火大会が開かれる事になった
もともとイベント好きな人が多いので、何の異論も無く開催が決まり、現在に至る・・・・・・という訳である


アイク「二人して何の相談だ?」

突如会話に割り込んでくるアイク。流石の絶妙なクラッシャーぶりである

ロイ「エリンシア姉さんが浴衣を出してたからちょっと気になってね」
アイク「ほう。・・・・・・む、これが俺のか」
と、一着の着物を摘み上げるアイク
ロイ「いや、これは兄さんには小さすぎるんじゃ・・・・・・」
ロイの言うとおり、どう見てもアイクのものにしては丈が短い
むしろロイが着た方がちょうど良い位のサイズである
エリンシア「まあ、着物でせっかくの筋肉を隠すなんて酷い事はできません!」
ロイ「筋肉乙」


セリス・リン「たっだいまー!!」
エイリーク「ただいま戻りました」
玄関先で姉3人?の声がする
ちょうど今学校から帰ってきたようだ
エリンシア「さ、さあさあ、これからお姉ちゃん達が皆着替えるから、この部屋は男子禁制です!」


バタン!ガチャガチャ・・・・・・


やや強引に2人を追い出すと、エリンシアは女性2人と・・・・・・何故かセリスを部屋に入れて鍵を掛けた
607花火情景〜夜空に舞う天↑空↓〜:2009/09/11(金) 17:52:03 ID:y+ARdqCt
ロイ「追い出されちゃったね。まあ家族とはいえ当然だけど」
アイク「何故だ?」
ロイ「アイク兄さん・・・・・ほんとに分からない?」
アイク「ああ、分からん。家族だろう?何も隠す物などない」
シグルド「KINSINは許さんぞー!」


ガシャーン!


突然窓から投げ込まれるティルファング。
アイク「とうっ!(回避」
マルス「ただいま・・・はっ!(回避」


ヒュッ、ドスッ


リーフ「ただいまー・・・ってぐはーーッ!このヒトデナシー!!」
マルス「リーフ・・・・・・お約束とはいえ、自分から当たりにいかないでも良いのに」
リーフ「いや、普通にアイク兄さんが影で見えなかったんだけど・・・・・・」
アイク「動体視力の訓練が足らんな。少し鍛えてやろう。まずはラグネルの零距離衝撃波回避で・・・」
いそいそとラグネルを構え始めるアイク
リーフ「いや、結構です!っていうかここ室内だし!!」


エフラム「ただいま帰った」
ヘクトル「今帰ったぜ。って、一体何の騒ぎだ?」
どうやら、残りの学校組も帰ってきたようである(アルムとセリカは2階で○○。セリスは女性部屋)
ちなみに、リーフはまだ顔面に剣が刺さったままだが、誰も気に留めていない
エフラム「騒がしいな・・・・・・まぁ、こいつ(ヘクトル)ほどではないが」
ヘクトル「んだとテメェ!?」
エフラム「やる気か?こっちは受けてたつぞ」
608花火情景〜夜空に舞う天↑空↓〜:2009/09/11(金) 17:53:06 ID:y+ARdqCt
エリウッド「頼むから室内ではやめてくれ・・・・・うっ!胃が・・・・・」
横で死にそうな声を上げるエリウッド
ロイ「うわ!エリウッド兄さんいたの!?」
エリウッド「ずっと横で寝てたじゃないか。今日は胃の調子が悪くて・・・・・うっ!」
再び苦しそうに横になるエリウッドとその背中をさするロイ
エリウッドはこんな弟を持ったことを幸せに感じた

・・・が、周りはそんな事は知ったこっちゃないので

ヘクトル「うらうらうらーッ!」
エフラム「甘い甘い甘いぞぉーーーッ!」
アイク「ぬぅん!」
リーフ「ちょ、だから零距離ってそもそも衝撃波じゃなくて直接k・・・ひでぶッ!」
ワーキャーナンダーホホホーナニヲスルキサマーヨイデハナイカヨイデハナイカアーレーウワーナニヲスルダーコノヒトデー
エリウッド「フ、フフ…。家屋崩壊…蝶サイコー!!」
エリウッドは辛い現実に こ わ れ た


エリンシア「なんだか騒がしいわねぇ」
ミカヤ「うーん、まぁ我が家は静かな日の方が少ないし」
リン「否定できないのが悲しいわね・・・・・」
エイリーク「早く着替えて止めにいった方が良いのでしょうか」
ミカヤ「大丈夫よ。ゆっくり着替えましょう」
セリス「う〜ん、僕の着物はどれかなぁ・・・・・」
セリスがいるのは敢えて誰もつっこみません。だって性別:セリスですから
セリス「あれ?姉さん、なんで体に布を巻いているの?」
エリンシア「これはね、体の凹凸をなくして、着物を美しく見せる為なのよ」
セリス「へえー、そうなんだぁ。知らなかったよ」
エイリーク「私達には必要ありませんね・・・・・・(涙」
ミカヤ「そうね。全く凹凸が無いものね・・・・・・(涙」

リン「うーん・・・・・・ちょっとキツいなぁ。エリンシア姉さーん、手伝ってくれない?」
エイリーク「ウフフ・・・・・・私達が」
ミカヤ「手伝ってあげるわ・・・・・」
リン「ちょ、2人とも目つきが変・・・・・・ってあんまり胸締め付けないで!」
ミカヤ「この胸か!?この胸が悪いのか!?」
エイリーク「その通りです!こんな醜い脂肪の塊、いますぐ無くしてしまうべきです!」
リン「く・・・・・苦し、い・・・。姉さ、ん・・・・・・」

セリス「僕の着物が無いよー(´・ω・`)」

続く
609家族の絆〜ヘクトルとロイ〜:2009/09/12(土) 10:47:27 ID:tJFkl+2Q
ここは兄弟家。
揃っている面子が面子ならそれなりに物騒なことだったり起こったりするわけで・・・。
「いってぇ・・・」
傷だらけの姿で帰ってきたのはヘクトル。
大方喧嘩でもして帰ってきたのだろうが、今回の相手は多勢だった模様。
喧嘩自体には勝ってきたのだが、相手が多く、程度はそこまででもないが怪我をしたらしい。

「まった喧嘩してきたんだ、メタボ兄さん」
階上からコツコツと軽い足音を響かせながら、ロイが降りてきた。
その言葉は相も変わらずヘクトルに対してのみ棘があり、その言葉を聞いた彼は少し顔をしかめた。
「・・・後でシメるぞ?」
握りこぶしを作り、まだ階段の少し上に立っているロイを見上げながら返す。
しかしロイはそんなヘクトルに見向きもせず、スタスタと居間へと向かっていった。
そんな様子にイラつきながらも、ヘクトルは自室へと向かっていった。


「ったく、どうせ殴るんだったらも少し効くように殴れっつーの・・・」
そしたら地味にズキズキする痛さに耐えなくてもいいんだがなぁ。
諦め半分、腰かけていたベッドに倒れこむ。
天井を見上げながら、考えていた。
今回はどこが悪かった、数だけだと思って少し油断してたか、
久々に喧嘩売られたから少し勘が鈍ってたか。
今となっては自分の実力不足を反省するしかなく、天井を睨みながら悶々と考えていた。


と、考えていたらいきなりロイが視界に入った。
「はいはいはーい。そんなみっともないお腹を見せびらかさないでちゃんと隠したら?」
しかも喧嘩を売りながら。
もともとイライラしていたところにそんなことを吹っかけられたら、
流石に兄弟といえどヘクトルも我慢の限界。
「てめぇっ、いい加減にっ」
と、そこまで言ったところでビシャッと言う音とともにヘクトルの視界がふさがった。
何事かと思って急いで顔に手を伸ばすと、どうやらぬれタオルらしい。
突然のことに頭を冷やされたのか、彼は少し落ち着いた。
ロイが救急箱を持っていることに気がつくくらいには。
「今は杖を使える人たちはいないし、・・・それに兄さんならちょっとの怪我くらい自然回復でしょ?」
一応傷薬ならあるけど、とロイは付け加える。
ヘクトルの隣に座り込み、テキパキと救急箱の中から消毒液や湿布を取り出す。
「はい、怪我してるところ出して。やるから」
拒否権は無いようだ。
610家族の絆〜ヘクトルとロイ〜:2009/09/12(土) 10:48:07 ID:tJFkl+2Q
「ってか、いつの間に部屋に入ったんだよ」
「僕はノックしたよ? いつまでたっても返事が返ってこなかったから勝手に入らせてもらっただけ」
「それでも普通は入んねえだろが」
「どうせ寝てるか不貞腐れてるかだろうと思ったし、兄さんのことだから」
他愛もない話をしながら、こうしてちゃんと話をしたのはいつぐらい振りだろうかと、お互い思った。
二人の間には、普段の刺々しさはなく、どこかしら暖かい雰囲気が漂っていた。
「いってぇ!」
「消毒液はしみるか痛いかのどっちかでしょー」
・・・消毒液に痛がるヘクトルの反応に嬉々としているあたり、普段と変わり映えは無いのだろうと思うが。

「しっかし、お前がこういうことをしてくれるとはなぁ」
ロイに背中を向けながらヘクトルは呟いた。
普段の言動から考えると自分がこういう目に遭った時はざまあみろ、とほくそ笑むかと思っていた。
「確かにさ、ヘクトル兄さんのことはちょっと嫌いだよ」
背中に湿布を貼りながら答えるロイに、ヘクトルは少し苦笑した。
嫌いならなんでこんなことしてんだよ、と。

擦り傷になっていたところは消毒し、絆創膏を貼ったし、打撲になっていたところは湿布を貼った。
これで終わりだよ、と呟いて立ち上がる。
救急箱を片手に持ち、ドアを開いたロイは、くるりと廊下を背に向ける。
「でもね、それは少しの僕の嫉妬だったり、我が儘だったりするだけ。
家族として、弟としては、きっと順位をつけられないくらい、みんな大切なんだ」
自分が何を考えているのかわからない、どうしてこう感じるのかわからない。
それは誰だって一度は通る道だろう。自分がどういう人間なのか、この言葉が本心なのかわからないことも。
けれど、今のロイの言葉にはきっと、嘘はない。
屈託のない笑顔で、迷いのない瞳でそう言ったから。
611助けて!名無しさん!:2009/09/12(土) 19:35:54 ID:4cs0Myc+
>>606-608
セリスがテラ羨まs…ゲフンゲフンッ!
続きに期待。GJ!

>>609-610
憎まれ口叩いたってやっぱり兄弟なんだなぁ
何か微笑ましいよ
GJ!

(…自分もこんなGJネタ書きたいけど、一体何が足りないのだろう…?)
612助けて!名無しさん!:2009/09/12(土) 21:16:35 ID:oI74/MBe
>>611
書き出せば足りないモノは埋まるのさ
613助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 09:44:28 ID:+eVcl9ci
イドゥン 「最近…私の出番…とても少ないです…」
614助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 11:45:58 ID:hvX1p7WA
>>613
イドゥンさんネタはたまに自重してほしいときあるからな
615助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 12:07:10 ID:Pi5avZxs
でも確かに最近見かけないな
616助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 13:32:43 ID:z3k4J0Bk
>>606-608
GJ!
女性陣の着替えといい、相変わらず壊れる家といい、
賑やかさが好きだw
続き待ってます!

>>609-610
微笑ましい…
やっぱいい兄弟だなぁ、てかロイが大人だ…
GJ!
617助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 18:17:18 ID:ytAmzhAu
>>613
もうちっと待っとけイドゥン。今作ってるからよ。
618助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 20:10:55 ID:QhiDBUYj
ガチで兄弟の内、誰かでも良いから一人家族に欲しいぜ
…皆一人だけ兄弟に出来るなら誰が良い?
619助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 20:24:37 ID:S/B36p7u
リン姉さんのおっぱいとふとももを揉んだ後しばかれたい

まさに一石二鳥
620助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 20:32:28 ID:OogD+PIu
>>619
シーダさんが捜してましたよマルス様
621助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 21:01:29 ID:MFp+zbGc
エリウッドを優しくいたわりたい
毎週胃薬5瓶くらい渡してあげたい
622助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 21:05:10 ID:1+9mqnwK
ロイだな
元気で明るい良識人だし、ツッコミだし
623助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 22:49:29 ID:qGlRlm6f
セリスかな?
かわいいし、ロイの次ぐらい常識があるって言うのもあるけど
個人的に人懐っこくてもっとも仲良くなりやすそうだと思ったから
624助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 23:34:39 ID:A21GySRk
エリンシア姉さんです
腹筋するとき足に乗って応援してほしい
625助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 23:41:54 ID:xdWQBWRI
アイクは変にぬぅんとかしなければ最高の兄だと思う
626助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 23:44:36 ID:rUKVJxLB
ヘクトル「どうして」
エフラム「俺達の」
マルス「名前が」
アイク「でないんだ」

リーフ「だって身内から犯罪人が出たらやだし…器物損壊とかロリコンとかの意味d…アッー!」




アルム「名前すら出ない(´;ω;`)」
627助けて!名無しさん!:2009/09/13(日) 23:57:52 ID:pdV4+83a
>>626
投稿する前に更新すべきだったな、アイクの名前は出たぞw
まあ条件付みたいだけどなw
セリカは宗教狂いっつーのがでかすぎるよなぁwww
628助けて!名無しさん!:2009/09/14(月) 00:45:47 ID:2Vdpb5JG
ロイかリーフかな
二人とも弟属性だし、弟ほしいんだ
629助けて!名無しさん!:2009/09/14(月) 01:01:54 ID:cwvcWijd
セリスとマルスが待ったをかけました
630助けて!名無しさん!:2009/09/14(月) 14:29:32 ID:jc3paO4/
http://www.nikovideo.jp/watch/sm504928
こんな弟はかなりほしい。リーフは従弟かな、へクトルは兄貴分って感じで、アイクは番長で
いや待てよ、サザが弟でアイクが兄ならいうことないかな
631助けて!名無しさん!:2009/09/14(月) 14:33:13 ID:jc3paO4/
>>630
しくった、http://www.nikovideo.jp/watch/sm5049298だ
サザすまん
632化物語パロ:2009/09/14(月) 16:29:03 ID:HuzvUSu7
リン「聞いて頂戴、ヘクトル」
ヘクトル「何だよ」
リン「私はレズなのよ」
ヘクトル「…………」
リン「ああ、ヘクトルは男だから、今のだとちょっと言葉が露骨過ぎたかもしれないわね。言い直すわ、私は百合なのよ」
ヘクトル「一緒だそんなもん!」
リン「ま、嘘だけどね。今日はエイプリルフールだからってことで!」
ヘクトル「ええでもちょっと待ってフロリーナとは中学で先輩後輩で? 最強コンビとか言われて? フロリーナは昨日お前の事をあの子とか言って……もしかして、昨日言ってた男と別れたことがないってのはそういう意味だったのか!?」
リン「御免、話を聞いてくれない?」
ヘクトル「そうか成程、お前と俺は今日から恋敵ってわけだな! それじゃあ今日の組み手は本気で行ってやるぜ!」
リン「人の話を聞け!」つ【マーニ・カティ必殺】
ヘクトル「アッー!」
633助けて!名無しさん!:2009/09/14(月) 20:17:08 ID:fzZ207Ll
男兄弟ならヘッくんかな。優しいし頼もしいしバカだしで最高の兄貴候補。

アイクは超人体育会系なコミュニケーションを迫ってきそうで怖い。
エリウッドは葬式が面倒。
ロイが弟だとそのモテモテリア充っぷりに俺の寿命がストレスでマッハ。

女兄弟ならロリ系のミカヤかむちむちのリンの二択だが、
ミカヤ相手だとウソとか全部見抜かれてすぐお説教されそうだからいやん。
リンを貰っていくと某腹黒王子の手で社会的に抹殺されちまう
634助けて!名無しさん!:2009/09/14(月) 20:22:07 ID:ioeZFNo6
もう残り20KB以下になったけど、次スレもう立てていいのか?
テンプレは今のそのまま使って良いなら俺が立ててみるけども
635618:2009/09/14(月) 20:35:36 ID:1peFRx9e
男性ならリーフかロイが良いな。こんな弟が欲しい…
女性なら>>627に宗教狂いだと言われて傷心のセリカを妹にしたい

>>634
ではアナタに任せた
636助けて!名無しさん!:2009/09/14(月) 20:42:22 ID:ioeZFNo6
ゴメン駄目だった… スレ立てられないのも久々だぜ
申し訳ないが別の方お願いします
637助けて!名無しさん!:2009/09/15(火) 08:37:29 ID:bLs70Z7b
>>618
弟ならリーフが欲しい。こいつとならやれる!
妹ならセリ…ゲフンゲフン  姉ならエリンシア様で!
638助けて!名無しさん!:2009/09/15(火) 20:40:15 ID:Bj4W5zgt
セリカじゃなくてセリ…ゲフンゲフンのことか
639助けて!名無しさん!:2009/09/15(火) 21:06:26 ID:Tixy773R
そろそろ次のFEも出てほしいところだ
640助けて!名無しさん!:2009/09/15(火) 23:16:32 ID:SFFcCdlo
ファイアーエムブレム〜暗黒竜と俺の嫁〜
641助けて!名無しさん!:2009/09/15(火) 23:25:41 ID:dtxDmzcT
雑談・議論掲示板と重複するけど、ここって『覇者の剣』のアルはNGなのかな?
642助けて!名無しさん!:2009/09/15(火) 23:44:46 ID:xIfDrbNR
以前のネタにも出たことあるよ、竜王家の一員ってネタだったな
643大乱闘FEブラザーズ15章 前編:2009/09/16(水) 12:02:24 ID:3pOcsNTB
>>641
おk

【前回までのあらすじ】
シグルド 「前回のストーリーは正に急→展↑開↓!だったな」
アルヴィス「そうよな」
シグルド 「…ストーリー自体は二つあって、
      リンVSヴァイダ&アイク達一行VSクッパ城の二本立てだったな」
アルヴィス「両方とも中途半端だったかもしれん」
シグルド 「まぁ全ては大会にギガクッパ(※なりそこない化)を出す為の伏線だった…」
アルヴィス「ただ単に作者がマ○オRPG好きだったから入れてみた、という線が濃厚な件」
シグルド 「…………」
アルヴィス「…いや、作者の為にも否定してやってくれ(汗)」
シグルド 「所でリンの最後の切り札は…獣化!?
      いくらリンが俊敏で鼻が効くからだといっても、コレは無いぞ」
アルヴィス「…伏線自体はちゃんと張ってたぞ(つ『大乱闘FEブラザーズ3章』」

>>リン   「私は草原の民として・・・草原を・・・緑を・・・
       野生を・・・自然に住む獣達を愛してきた。
>>      ・・・・・・!!・・・・そうよ・・・私も彼等のように・・・」

>>マルス 「姉さん、リン姉さん!!一体何処に居るの・・・!?
>>     しかし・・・所々地面が抉れ、木々が粉々になってる・・・コレは一体・・・・・・・・」

シグルド 「…本当だ」
アルヴィス「な?」
シグルド 「…ああ」
シグルド 「次の試合はひろしVSアシュナードと思わせといて馬鹿め!
      ひろし&アイクVSアシュナード&ギガクッパだ!!…なのか」
アルヴィス「ひろし(笑)なんてステータス面で言えば雑魚の部類だぞ。
      FEラスボス最強と名高いアシュナードに勝てる訳無いだろうjk」
シグルド 「…CFS(クラウド・フィーバー・システム)を侮らない方が良いぞ、アルヴィス」

シグルド 「後作者に言いたい事が一つだけある」
アルヴィス「奇遇だな、私もだ」
シグルド 「それでは皆さん」
アルヴィス「ご一緒に」

シグ・アル「私達を早く本編に出して下さいm(_ _)m」
644大乱闘FEブラザーズ15章 前編:2009/09/16(水) 12:04:00 ID:3pOcsNTB
ギガクッパ「GYAWOOOWO!!?(合計ダメージ0%、残り1機)」
アシュナード「くくく…参る(合計ダメージ20%、残り3機)」
ヴォルツ 「(゚Д゚)……」
アイク  「ひろし、大丈夫か?」
ヴォルツ 「(゚Д゚)……」
アイク  「…渾身の右ストレート!」
ヴォルツ 「ぶげぇらば!…って何するんだアイク!」
アイク  「(゚Д゚)ポカーンとしてる場合か」
ヴォルツ 「ち、違う…ただショックを感じていただけだ」
アシュナード「ふっ、余裕そうだな」
ヴォルツ 「!」
アイク  (くっ、漫才をしてる間に距離を取られたか)
アシュナード「ふんっ!つ『A、縦切り』」
アイク  「うぐっ!」
ヴォルツ 「うわぁ!」
ギガクッパ「GYAOOOO!!つ『B押しギガクッパブレス』」
アイク  「ぐあああ!?」
ヴォルツ 「あああぁぁぁ!!」
アシュナード「まだまだぁ!つ『A連打、苦雷斬』」
アイク  「『Lボタンガード』…させるか!はっ、ぬぅん、りゃ!『A三連打』
アシュナード「ぐぐっ…」
ヴォルツ 「ぐ…はぁ!『A溜め、銀の大剣切り』
アシュナード「甘いな」
ギガクッパ「GUOO!!?」
ヴォルツ 「い、今は下界に撤退だアイク!」
アイク  「…ぬっ、撤退か…」

アシュナード「…ふんっ、逃げたか」
ラジャイオン「シャギャーッ!!(…早く開放してくれ…)」
ギガクッパ「GUWOO!!?(アイクとひろしが逃げた方へ向かう)」
アシュナード「まずはこの怪物を倒す事だな、くくくくっ。
       …上階で待ってるぞ」

ドロシー 「ああっ、アイク選手とひろし選手両者共に
      アシュナード選手とクッパの激しい攻撃に大苦戦しています!!
      …二人は逆転の糸口を掴む事が出来るのでしょうか!?」
セーラ  「ちなみにステージは上階と中階、下階の三段構造となっているわ。
      元ネタはラグドゥ遺跡1,2,3層辺りかしら?
      …上階は中階から、中階は下階から伸びる柱の上にあるから、
      タイミングによっては上から強襲なんて出来そうね」
イリオス 『…アイクとギガクッパの残り機は1つずつみたいだが、どうしてなんだ?』
アスタルテ「この話の長さを考慮した結果こうなった、
      流石にこれ以上クッパを暴れさせられないからな」
ドロシー (…いや、最初からそうすれば(ry))
645大乱闘FEブラザーズ15章 前編:2009/09/16(水) 12:05:29 ID:3pOcsNTB
男性観客A「おいおい…」
男性観客B「ど、どうするよ…」
女性観客A「無理よ!アシュナードとあんな化け物に敵う訳無いわ!!」
男性観客C「…今応援するか考えておこう…」
マルス  (観客達の方を観察しつつ)
      「…………」
ロイ   「アイク兄さん頑張れー!」
ミカヤ  「アイクー!ひろしを助けてあげるのよ!」
ヘクトル 「( ゚∀゚)o彡°猫ひろし!猫ひろし!!」
エフラム 「( ゚∀゚)o彡°猫ひろし!猫ひろし!!」

アイク  「…どうする?(合計ダメージ55%、残り1機)
ヴォルツ 「とにかく二人同時に相手するのは危険だ(合計ダメージ54%、残り2機)」
アイク  「…そうだな。
      所でだ…」
ヴォルツ 「?」
アイク  「相手が…怖いか?」
ヴォルツ 「…怖くないといえば嘘になるな。
      だが世界ひろしといえどあいつら相手にあきらめないのは俺だけさ」
アイク  「そうか」
ヴォルツ 「とりあえず作戦がある。耳を貸してくれ」
アイク  「……!?」


《大乱闘FEブラザーズ会場、最後の切り札管理部屋》
ユンヌ  「ふ〜ん、ここが出場選手の最後の切り札を管理する部屋なのね。
      …あっ、ひろしの切り札があるわ!……何々、【ヴォルツ傭兵部隊強襲】?……
      何か今一つパッとしない必殺技ねぇ」
ユンヌ  「…!!…そうだ!この最後の切り札を女神の力でホホホイのホイっと。
      うふふっ…ひろしが最後の切り札を使った時の顔が楽しみだわ…m9(^Д^)」

《中階》
ギガクッパ「GUWOOOOO!!(合計ダメージ23%、残り1機)」
ヴォルツ 「…………」
ギガクッパ「GUWAAAHAHAHAHA!!(やっと来たな!という様な叫び声を放つ)」
ヴォルツ (アイク…タイミング良く頼むぜ)


《上階》
アイク  「…アシュナード」
アシュナード「アイクか」
アイク  「…お前は俺が止める」
アシュナード「ふん、笑わせてくれる。貴様は一機に対し、我は余裕で3機残している。
       その意味が分からぬ貴様ではないだろう?」
アイク  「…………」
アシュナード「あきらめろ、良くて一機わしから奪えたとしても、貴様に勝ち目h」
アイク  「出来る、出来ないじゃない…やるんだ」
アシュナード「…くくくくくっ…参る」
646大乱闘FEブラザーズ15章 前編:2009/09/16(水) 12:06:26 ID:3pOcsNTB
ミカヤ  「何か凄い事になっちゃってるわね」
セリス  「観客の皆も、あまりの出来事に応援一つあげないね」
ヘクトル 「オイお前ら!何で応援しないんだ!!」
エリンシア「へ、ヘクトルちゃん…!」
男性観客A「応援するも何もあんな戦い…俺には応援出来ねぇよ」
女性観客A「そうよそうよ!」
マルス  (くぅ…何とか観客を味方に付けて、ひろしと兄さんには勝って貰わないと…
      アシュナードに第三次世界大戦なんて…絶対に起こさせない!)

ギガクッパ「GUWOOOO!!!『横B、スピニングシェル』
ヴォルツ 「ぐあああぁぁ…ふぅ(ギリギリで崖掴みに成功)」
ギガクッパ「GUFUFUFU…(合計ダメージ35%、残り1機)」
ヴォルツ 「ぐ…少しでも動きを止めれれば…(合計ダメージ78%、残り2機)」
ギガクッパ「GUWOOOOO!!(諦めろとでも言いたげな咆哮をあげる)」
ヴォルツ 「…俺はあきらめない!
      世界ひろしといえど、こんな状況であきらめないのは俺だけだからだ!」

アイク  「はっ、ふんっ、えいやぁ!」
アシュナード「ぐが…はあ!『B溜め、回転大地波』」
アイク  「ぐむぅ!」
アシュナード「…くくくっ、その程度かアイク(合計ダメージ98%、残り3機)」
アイク  (ひろし、早くクッパを止めてくれ…)

観客一同 「…………」
マルス  「…おい」
男性観客 「ん?」
マルス  「もう一度聞く、どうしてヴォルツを応援しないんだ」
男性観客 「な、何度も言わせるな。こんな戦いは応援出来ん!」
マルス  「それはヴォルツ…いやひろしが勝てないと思ってるからなのかい?」
男性観客 「ぐっ…そ、そうだよ」
女性観客 「相手は狂王アシュナード、それに強いと名高いクッパなのよ。
      それで勝てると思ってる方がおかしいわ!」
マルス  「…ひろしが御馴染みのセリフ『世界ひろしといえど』を言う時皆ひろしキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
      って言うけどさ。彼自身への評価は低いみたいだね」
男性観客 「な、何だと…!?」
女性観客 「アンタに何が分かるのよ!?」
マルス  「…僕は知っている。皆ひろしを見て『凡人だってやれば出来る』って勇気付けられるんだよ!
      …彼自身のステータスは精々そこらの同レベルのフォレストナイトと変わらないし、
      プレイヤーによっては認識が『ひろしはエリートリングを産む機械』だし、
      ムーサーや終章の凶悪天馬三姉妹みたいに神の血を持つ訳でもない。
      でも彼は平民、いや凡人ながらに一生懸命頑張ってるじゃないか!
      彼は紋章町で頑張るのに、何か特別な力は必要じゃないって証明している」
男性観客 「…………」
マルス  「ひろしは観客皆に数え切れないほどの勇気と力を与えたと思う。
      …今度は僕達がお返しをする番じゃないのかい?」
男性観客 「そう…だな…そうだった」
女性観客 「私もそう。ヴォルツさんを見て何か元気が出てきたもの…
      大してとりえの無い平民でも、頑張れるんだって」
男性観客一同「………ばれ……ひろ…頑張…ひろ…し、頑張れーッ!!」
女性観客A「皆貴方を応援してるわ!」
女性観客B「ヴォルツさん頑張ってー!」
観客一同 「( ゚∀゚)o彡°ひろし!ひろし!!」
ヘクトル 「( ゚∀゚)o彡°猫ひろし!猫ひろし!!」
エフラム 「( ゚∀゚)o彡°猫ひろし!猫ひろし!!」
647大乱闘FEブラザーズ15章 前編:2009/09/16(水) 12:07:30 ID:3pOcsNTB
ヴォルツ (!!!……突然力が…沸いてくる…!?)
ギガクッパ「GYAWOOOO!!つ『B↓、クッパコンプレッサー』」
ヴォルツ 「ふんっ、はぁ!『R掴み』」
ギガクッパ「GUO!?」
ドロシー 「おおっ、正に崖っぷちにたっていたひろし選手がクッパの圧し掛かり攻撃を回避し、掴みました!」
ヴォルツ 「今だ、アイク!」

アイク  「!……よし」
アシュナード「ふん、余所見をしてる暇は無いわ!ふぅん!……ぬっ?」
ミカヤ  「…アイクが突然アシュナードの前から消えた…?」
セリス  「違うよ!」
アルム  「下だ!」

アイク  「(ゴゴゴゴゴッ)」
ドロシー 「あっ、あの構えは…」
ヴォルツ (今だ!)
ギガクッパ「!!」
アイク  「最 大 噴 火ッ!!」
ギガクッパ「GUWOOOOOOO!!!?(バシュゥーーーンッ!!!)」
アシュナード「ぬぅ…クッパを撃破したか」
観客&兄弟家一同
「「「ひろしとアイクの連携プレイキタ━━━━(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)━━━━!!」」」
ヴォルツ 「更にトドメだ!つ『B、雷の剣』」
アシュナード「ぐおおっ!!」
ラジャイオン「シャギャーッ!!」(もう耐え切れないわぁぁ!『3機→2機』)
アシュナード「くっ、一機取られたか……ぬっ?」

ドロシー 「な、何と素晴らしい連携プレイだったのでしょう!
      ひろし選手がクッパを捕まえた所を、アイク選手が上階から下の階に
      降りる間に噴火をチャージし、最大威力を命中直前に開放してフィニッシュ…
      正に芸術の様なトドメでした!!」
セーラ  「しかもその直後に油断したアシュナードをひろしの雷の剣が強襲!
      …ひろしGJ!」
ドロシー 「凄かったですね」
イリオス 『これがチームワークって奴か…ぐふっ』
648大乱闘FEブラザーズ15章 前編:2009/09/16(水) 12:08:27 ID:3pOcsNTB
クッパ  「GUU…ぐぅ……ぐ…ん?ココは…」
カメック 「大丈夫ですかクッパ様?」
クッパ  「わしは今まで何を…そうか、確かイズカ殿の薬を使ったのだな」
カメック 「これからどうします?」
クッパ  「あ、頭がガンガン痛む…帰るぞ」

アシュナード(…………)
アイク  「後はお前だけだな」
ヴォルツ 「ああ」
アシュナード「悪いが、貴様らがあの怪物を倒してる間にこいつを見つけた。つ『スマッシュボール』」
ヴォルツ 「な…!?」
アイク  「まずい!」
アシュナード「ふんっ!(パリンッ)………くくくっ…弱者と強者の違いを教えてやろう…」

ドロシー 「な、何という事でしょう…!?
      アシュナード選手はもう既に
      スマッシュボールを握っており、今その力を開放しました!」

男性観客 「ひええぇ…!」
女性観客 「ひ、ひろし負けないで!」
マルス  (まずい…アレは…)

ヴォルツ 「な、何だあれは…顔色が悪くなったのに、覇気が増してやがる…!?」
アイク  「…どうやら、原作の再現となりそうだな」


後編に続く
649そのりくつはおかしい:2009/09/16(水) 12:28:44 ID:AacZWr7Q
リーフ「元々セリスは見た目が中性的だけど男の子してただろ」
リーフ「ニニアンさんやヤアンさんは神竜じゃないけど竜王家にいるだろ」
リーフ「アルヴィスさんもディアドラさんの異父兄妹だったのに他所様だし」
リーフ「アルに至ってはスピンオフのコミックの主人公だけど竜王家の一員じゃないか」
リーフ「だから僕が竜王家にいてもおかしくないと思うんだ」
セリス「いや、そのりくつはおかしい」

エフラム「小さな子供は力が弱いから守ってやらなきゃいけないだろ」
エフラム「エイリークは妹だし唯一の肉親だから過保護になるのは当然だろ」
エフラム「ターナとの会話がヒーニアスネタになるのもフレリアに行く度にアイツが絡んできたからだし」
エフラム「男として生まれてきたからには最強を目指すものだろ」
エフラム「だから俺がロリでシスでホモでバトルジャンキーという評価はおかしいと思うんだ」
エイリーク「いや、そのりくつはおかしい」
650助けて!名無しさん!:2009/09/16(水) 13:00:02 ID:EX9aprPc
あと4KBで500KB到達してしまうので、誰か次スレを立てて欲しい
俺はやってみたけど駄目だった
あと>>643-649はスレが500KBに達しようとしているときに長文を投下するのは我慢してくれ
余りに残り少なくなるとテンプレ案も貼れないから
651助けて!名無しさん!:2009/09/16(水) 13:09:09 ID:3pOcsNTB
652助けて!名無しさん!:2009/09/16(水) 13:21:03 ID:EX9aprPc
>>651
乙!よくやってくれた
しかし今回はギリギリだったな。>>634も俺なんだけど、まさか丸二日立たないとは思わんかった
スレが終盤に差し掛かると減速するからみんな分かってるものだと思ってたけど
スレ立ての説明ってしたほうがいいのかね、正直説明するほどのものでもないけど
前に日付跨ぐとID変わるのも知らない子が来てたし、初心者が多いのかもしれん
653助けて!名無しさん!:2009/09/16(水) 16:17:48 ID:WnY8l64P
>>651
ギリギリセーフで乙!!
654助けて!名無しさん!:2009/09/16(水) 16:47:23 ID:93Z+vcIT
埋めましょう
655助けて!名無しさん!:2009/09/16(水) 17:49:00 ID:6H7/Lbsj
烈火の埋め
656助けて!名無しさん!:2009/09/16(水) 18:50:34 ID:hbWWFd17
>>651
乙です!
657助けて!名無しさん!:2009/09/16(水) 18:57:43 ID:eL8QT+JG
埋め

(大乱闘ネタも最早慢性から書いてる様なモノだが、今年中には終わらせるので
 まだ覚えてる人は微笑みながら見守っていて欲しい・・・あまりにも投下に開きがある故、誰も覚えてないか)
658助けて!名無しさん!
    / ̄ ̄ ̄ ̄丶 、
   '           ヽ、
 /  i   ::i;;   i   :ヽ
/;;;;   ii   i;;  ;;ii  /  |
|;; ii   i  ..ii: ::.;i  ..::  ,,|
|::::,,..ii::t、;;iiii,, i;; ii",,"--i;;;,,""|                           ,,.、-‐、      ,,.、-‐==z
ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/"   ヾ ,,,|       ,.r ''´ ̄ ̄ ̄``ヽ、 ヽ ̄゛'‐─-、/    ゛'‐=z ,,‐":::::::::::::::::: ̄゛'‐-、.
ヾF"|            ト |      r'´          _>,_゛'‐、   ヽ,´ ̄`     ゛'‐-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 丶;|、         ;;; __    人  ,.-'ヘv' _,,.-‐''´  ユ ̄   '、_ ヽ ‐-、      /:‐"゛'‐、:::::::::::::::::::::::::::゛'=z
  レ"二==--  --,,.、-''" -、 __゛'-v‐{ヽ `{{,.、Jル ´     __  } /ヽ_i_\}‐、 .゛'、      ゛'‐、   \_::゛'、::::::::::::::::::::ゝ__
 "| | Fリフ.ii  /: : : : : : /´: : : : : :ヽ r 、i f_,, -‐ ""ヾ,´  ヽj i      _,-゛'‐、゛'、     /_zニ二_ ヽ:::i‐、::::::::::::::::::/
 │ii|    || / /: /,,‐"`´゛ヽ i: : : : : :ヾ|   `´   __,,,, トミヽ、 }'、  ,,.z;ニ-、ァ | .|=、    /  ´ ゛"  ノノl i:::::::::::::/  /
  ヾ|    |、|/|: i :| __   |人ヽ、: ヽ、:l=;=、  ィ‐〒テ_" ヒ_ミiV _ゝ ´-`""´゛ .| .|ソ   //        ‐':::::::::/  /::::
   |    ヾ=-ヽ、`|,r;;;、`  .‐--ヽ、ヽ_ ヽ ̄|    ̄   ノ _ツl|l! /         '、'、   /、`、__       |::/ ./\::::
   ト、  --=-- .`| .ー'ノ  '.ri,lヽ|,l^i¨/ヽ し      ' | l川|ヽ __,      l '、|  / '、 .─`   .,,  |,| /:::::::::::\
   .,|;;"、  :::::::   .'、 ヽ   `´  i´/  vr' ゙''ti;、   ,! llリl|  '、 -     /  |_/   ヽ_,,.、-''"   .|/::::::::::::::::::::::
 ̄ ̄|  、 ,,、-‐-、.,,-‐ヽ ー-    |¨‐_,ヾ !ii  `  /   ViL -、ヽ_,,.、-''" __|_゛'‐-、___|__,,.、-''"ヽ,,‐'"ヽ_/
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丶;「|    \..:::{ {:::::::::,、|ヽ_,,.、-''" ヽ、  ノ `─' , -="- 、  /   /  |   ||   .|,‐"__ ̄゛'‐、.,,‐"ヽ{  {:::::::::::::::
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