歴代FE主人公が兄弟だったら 13章

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1助けて!名無しさん!
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という
前提で彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1215944955/l50

関連スレ
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1190821478/l50
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1200359863/l50

保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage

雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/

絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/

2助けて!名無しさん!:2008/08/28(木) 20:59:55 ID:pd8C7AKU
 
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。

【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしで他人には寛容だが・・・。

【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。

【アイク】
グレイル工務店で働く男。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。

【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコー」と叫ぶ。

【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切し、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。エフラムとよく喧嘩する。

【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱く、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。

【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。だが貧乳。

【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコにする。

【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラ大嫌い。

【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にKINSHINを許せないシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味。 影が薄い。

【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。

【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好きな乙女な少年。通称マミー君を一番気に入っている。

【リーフ】
ネガティブなムッツリ。幼馴染、ツンデレ、電波、ツインポニテな四人娘に引っ張り回されている。この人でなしー。

【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレム状態になっている。
3助けて!名無しさん!:2008/08/28(木) 21:01:30 ID:pd8C7AKU
既存の設定はこんな感じですが、必ずしも従う必要はありません。
歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだよ!

【注意!】
AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えます。
4助けて!名無しさん!:2008/08/28(木) 22:15:01 ID:FusDDupi
>>1乙!
5助けて!名無しさん!:2008/08/28(木) 22:46:28 ID:E9t3ufgv
    |┃三           /! _ ト、
    |┃ ≡       ,r‐ '/l[[!ト、!:::\
    |┃      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _       
    |┃≡  /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、  
    |┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::    >>1
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::  
    |┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::!  !::::::::::::::::::::
    |┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l::::::::::::::::::::  ガラッ
    |┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ::::::::::::
6助けて!名無しさん!:2008/08/29(金) 05:11:05 ID:t6Oy6vq0
アイク「セネリオ、俺の>>1乙を見てくれ。こいつをどう思う?」
セネリオ「すごく・・・ひどい有様です・・・」
7助けて!名無しさん!:2008/08/29(金) 06:53:31 ID:t6Oy6vq0
>>1

 フッ…  l!  
  |l|フ"⌒i|li             ミ▽ "⌒▽
 i|,/クノ从ノィ|!       ___ 三クノ从ノィ 三
 l|!ハゝ゚ -゚ノ :l.      __ _ ニハゝ゚ -゚ノ ニ三
!i ⊂ア呈アつ;li__ ̄ ̄ ̄    ⊂ア ⊂フ ≡
 i! ⌒l__」.〉|i    ̄ ̄ ̄     ⌒三l__」.〉三 三
  i!| し'ノ |i      ̄ ̄  ̄  =`し'ノ三‐ ―

             / ;   / ;  ; 
            ▽/"//▽ ヒュンッ  
        :   /クノ从ノィ/
            ハゝ゚ -゚ノ /           ▽ "⌒▽
           //ニア呈アつ´          /クノ从ノィ て
         : /  l___」.〉            ハゝ゚ -゚ノ∩そ  こ、これは乙じゃなくて
          / / し'ノ/;            ⊂ア呈ア彡   必殺の一撃なんだから
                             ノl__」.〉     変な勘違いはするな!
 三 ▽ "⌒▽  三                (  し'ノ
  ニ /クノ从ノィ
   キゝ ゚ -゚ノ    ニ≡            ; .: ダッ
 ≡⊂ア呈アつ三   三          人/!  ,  ;
   ニl__」三‐     ―_____从ノ  レ,  、
  =ノ し'ノ
8前スレ683:2008/08/29(金) 08:58:33 ID:rBUqppxE
  ゝ~"~<
 ,ζノ=lノ=l〉
 レ、d ゚ ー゚ノ
  /ミミ彡ヾ)つ >>1
  |∪ l=l_|~ヽ
 ノ___r T !  ゝ
   i_/、」 ~~

前スレ685
家事と糸目的な意味でオスカーしかいない!と思ったけど
お姉さん的な意味ではたしかにリーフがぴったりだ!
タケシのパラダイスは知ってる。あの歌がテレビで流れてたのがびっくりだw
9DLN(デス・ランサー・ネフェニー):2008/08/29(金) 19:39:56 ID:vaYi3PcK
紋章町繁華街には、いくつものライブ会場があり、当然そこに出入りするバンドも数多い。
ロックバンドならば、『氷竜』と『魔王(笑)』、他にも、青い髪の巨漢がリーダーの『フラクラ神将』や、白い髪を持った少女がリーダーを務める『変態女神』などのバンドが存在する。
だが、この町にはそれらを凌駕する人気を持つバンドがあった。
『DLN』、蒼い鎧を来たきょぬー美人がリーダーを務めるデスメタルバンドである。
では、その演奏風景をお見せしよう。

中央でスポットライトを浴びつつゼーンズフト型のギターを弾いている女性が、リーダーたるネフェニー。
ネフェニー「あたしは地獄のテロリスト! 昨日は父さん犯したぜ! 今日は弟掘ってやる!」
その左でベースを弾いているのがブラッド。顔には死化粧を模したメイクを施してある。
最奥でドラムを叩いているのがチャッp


リーフ「って言う夢を、昨日DMC読んでから寝たせいで見たんだ。ネフェニーさん、このバンド作ってみてくれない?」
ネフェニー「………………………」つ【力カンスト+ゼーンズフト+撃破】
リーフ「こ、この人でなしー!」
10DLN(デス・ランサー・ネフェニー):2008/08/29(金) 19:42:57 ID:vaYi3PcK
ちょっとまずいか? とか思いつつもあえてやった。ネフェニーに「私がやりたかったのは、こんな音楽じゃない……!」って言わせたかっただけだった。
後悔はしていない。反省は海よりも深くしている。正直スマンカッタ。
遅れたが>>1
11AKJがゲームを開発したようです:2008/08/29(金) 21:34:52 ID:s/+O/su1
>>1
乙です!

AJK設定拝借します。
くだらないネタ思いついちゃったんで書き込まずにはいられなかった・・・

<AKJ本部>
ラケシス「ルーテさん・・・例のゲームは出来ましたか?」
ルーテ「はい、皆さんが資金を出してくれたお陰で。私優秀ですから。」
クラリーネ「これを妹のいる殿方にさりげなく渡すことができれば、私たちの理想は更に確固たるものとなりますわ!」

☆シスター・プリンセス(ユニットクラス的な意味ね)〜お兄ちゃん大好き〜☆

レナ「兄さん」ミネルバ「兄上」マリア「お兄様」クレア「お兄様」
デューテ「お兄様」エスリン「兄上」ディアドラ「お兄様」アイラ「兄上」
ラケシス「お兄様」ティルテュ「お兄ちゃま」ラナ「お兄様」ナンナ「お兄様」
フィー「お兄ちゃん」テイニー「お兄様」イシュタル「兄様」パティ「お兄ちゃん」
アルテナ「兄上」ユリア「お兄様」マナ「お兄様」フェミナ「お兄ちゃん」
デイジー「お兄ちゃん」ジャンヌ「お兄様」リンダ「お兄様」エダ「兄上」
オルエン「兄上」ウェンディ「兄上」クラリーネ「お兄様」ギネヴィア「お兄様」
レベッカ「お兄ちゃん」プリシラ「お兄様」カアラ「兄上」ニノ「兄ちゃん」
エイリーク「兄上」ターナ「兄様」ミスト「お兄ちゃん」マーシャ「お兄ちゃん」
アムリタ「兄上」リアーネ「oniisama」

ここに登場する沢山の妹達は、みんな純情一途にお兄ちゃんのことを愛している健気な子ばかり。
ところが、ある事情からお兄ちゃん(つまりアナタのことです)と妹達は、全員が遠く別々の場所に離れて暮らしています。
連絡はロングアーチの矢文でやりとりするのが精一杯……。そこで、そんな寂しい兄妹のために2カ月に1度だけ、”お兄ちゃんの日”が決められています。
その日だけは、兄妹でイベント会話を発生させることができ、しかもうまくいけば、妹とのペアEDを迎える事だってできるかもしれない……!
 ……ただし、妹に会うためには、ふだんの矢文でのやりとりで十分妹と仲良くなっておく必要があり、
しかも、沢山いる妹達のうち、実際に会うことができるのはたった1人の妹だけなのです!! 
さあ、この厳しい条件をクリアして、あなたは無事に妹に会うことができるのでしょうか!?



外伝のキャラの口調が全く分からない上に、シリーズ他作品のもも間違いがあるかもしれない。
1211:2008/08/29(金) 21:36:42 ID:s/+O/su1
シリーズ他作品のもも→シリーズ他作品のものも です。
すみません。
13助けて!名無しさん!:2008/08/29(金) 21:45:17 ID:Qv6PNe7n
>>1
アイク 「>>1はこのスレの親のようなもんで…なんというか
     >>1ってのはスレ立てにとっちゃやっぱり必要なもんだろ
     そりゃ>>1を喜ばせることばかりじゃない
     がっかりさせることだって、いくつもあるだろう
     それもこれも全部ひっくるめて
     見守ってくれないか?>>1乙」

>>9-10
早速ネタ乙
ロックバンド・魔王はタルヴォスがボーカルで、バールが器用にピアノ弾いてて、
ギター役がスケルトンですね、分かりますw
それとネフェニーのはっちゃけぶりにワロスwww
GJ!
14アイクの好物:2008/08/29(金) 22:43:38 ID:85psrA0I
エイリーク「兄上、あの……。」
アイク「どうした、エイリーク。」
エイリーク「兄上はいつもお肉を召し上がっていますが、
      他に好きな食べ物はないのでしょうか?」
アイク「ああ。もちろんあるぞ。
    俺は牛肉をよく食べるが、鶏肉や豚肉もなかなかだ。
    あまり食べられないが、鯨肉もいいな。」
エイリーク「…………。」
アイク「だが、俺が一番好きなのはドラゴンの肉だ。
    前何度か食べたんだが、肉だと思えないほどの肉だった…。
    機会があればもう一度…いやむしろ毎日食べたいくらいだ。
    参考になったか?」
エイリーク「ええ、とても……。」
15飛び出せ棺桶姫:2008/08/30(土) 00:14:20 ID:bLoi/+lR
注意・今更言う必要もない気がしますが、このネタには新・暗黒竜終盤のネタばれが含まれます。
    ですので、そういうのを見たくない方はスルーしてくださるようにお願いします。



 家に帰ってきたら庭に棺桶が置いてあった。

リーフ  「……なぜ?」

 まじまじと見つめる。
 どこからどう見ても棺桶である。
 触ってみるとひんやり冷たい、石の棺だ。
 叩くとごつごつ音がして手が痛く、全身の力を込めて踏ん張ってみても全然持ち上がらない。
 無駄な努力の結果にぜいぜいと息をつきながら、リーフは顎を伝う汗を拭う。

リーフ  (……可能性として考えられるのは、なんだろう。
      「これも修行の一環だ」とか言ってアイク兄さんが墓場から持ってきた、とか、
      「これもワビサビの一環だ」とか言ってエフラム兄さんが墓場から持ってきた、とか、
      「これも信仰の一環よ」とか言ってセリカが墓場から持ってきた、とか)

 どれもあり得そうで怖い、と身震いしたとき、もっと身震いすべき出来事が起きた。
 なんと、棺の蓋がゆっくりと持ち上がったのである。

リーフ  (な、なんだ、いったい何が出てくるんだ!?)

 リーフは恐怖した。一体、こんな棺の中に何が潜んでいるというのか……?
 はたして、出てきたものは……

???  「……」

 棺の蓋を外し、ぼんやりした目でゆっくりと周囲を見回す人間。

リーフ  (う、美しい……!)

 女性、である。
 しかも、リーフ好みの美人で巨乳なおねいさんだ。
 その上どことなく冷めた美貌の持ち主で、こんな人に罵られてみてえ、と割と真剣に思える女性である。

リーフ  (しかしこの人、どこかで見たことがあるような……?

 長い緑色の髪と、特徴的な形のサークレットが印象的な女性。
 いったい誰だろう、と首を傾げていると、不意に女性がこちらを見て目をとめた。

リーフ  (あ……)

 ドキリとした。感情というものがほとんど窺えないほどに透き通った瞳に、ただただ吸い寄せられる。
 身動き一つできないリーフに向かい、その女性は静かに唇を開き――

16飛び出せ棺桶姫:2008/08/30(土) 00:15:45 ID:bLoi/+lR
???  「見てんじゃねーよ童貞」
リーフ  「……は」
???  「見んなっつってんだよアホが。日本語理解する頭もねえのかこの葉っぱ。
       オメーみてえな奴の汚ねー視線でわたしの肌が腐ったらどう責任とってくれんだコラ」

 平坦な口調と人形のごとき無表情で、マシンガンのような罵り言葉である。

リーフ  「……」

 リーフ、茫然自失。いきなり罵られたショックで口も利けない。そしてちょっと興奮した。
 女性の方は唐突に言葉を切り、そのまま何も言わずに、

???  「……ぐう」
リーフ   「ね、寝てる!?」
ユリウス 「あーっ! いたぞ!」

 背後から急に叫び声が聞こえて、何かと思って振り返ってみると、物凄い形相をしたユリウスがこちらに向かって突っ込んでくるところだった。

ユリウス 「悪い、邪魔するぞ!」

 案外礼儀正しいやつだ、と思う間もなく、彼は例の棺をのぞきこむ。

ユリウス 「こんなところにいたのか! おい、起きろ姉さん!」
リーフ  「姉さん!?」
ユリウス 「そう、我が家の長女、ナギ姉さんだ」
ナギ   「うう……そこにいるのはユリウスですか……?」
ユリウス 「そうだよ。なんでこんなところにいんのあんたは」
ナギ   「……ここはどこ?」
ユリウス 「僕らの知り合いの家。また棺ごと飛んできたなあんたは……」
リーフ  「棺ごと飛ぶ!?」
ユリウス 「そう。寝てる時に、念動力的な何かを発生させて棺ごとフヨフヨと紋章町内をさまようんだ。
      まあ一種の夢遊病みたいなもんかな」
リーフ  「なにその特殊すぎる病」
ユリウス 「一日22時間は寝る上にこういうことやらかすからなこの人は……」
リーフ  「じゃあさっき僕を罵ったのも寝言か」
ナギ   「……ユリウス、姉はもうダメです……あなただけでも逃げなさい。
      早く逃げないとスンバラリア星人が……」
リーフ  「なに人って?」
ユリウス 「気にすんな、寝言で変なこと言いまくるんだよこの人」
ナギ   「俺の怒りが有頂天……」
ユリウス 「まあそういうわけだから引き取っていく。騒がせたな」
ナギ   「三分だけ待ってやる」
ユリウス 「黙れ夢遊病患者め」

 ユリウスがパチンと指を鳴らすと、上半身裸のアインスとドライが駆けてきて、
 えっほえっほと掛け声をかけながら棺を担いで去って行った。
 ちなみにその間、ナギさんとやらはずっと寝こけてた。凄まじい睡眠欲である。

リーフ  「食欲ナンバーワンのイレース、性欲ナンバーワンのヘザー、睡眠欲ナンバーワンのナギ、か……紋章町もいよいよだな」

 リーフがつぶやいたとき、茫然とした表情のロイが入ってきた。

ロイ   「……兄さん、なんか今棺を担いだガチムチ兄貴が……」
リーフ  「かくかくしかじかこういうわけさ」
ロイ   「変な人もいるもんだねえ」
リーフ  「全くだよ……ところでロイ、僕は今ちょっと悩んでいるんだ」
ロイ   「なにがだい兄さん」
リーフ  「僕はチキに粉をかけておくべきだろうか。青田買いするべきなんだろうか」
ロイ   「兄さんってホント最低だよね」
17助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 00:38:04 ID:yYPcRylX
ネタバレになるしどうしよう・・・誰かが投下したら俺も・・・
とか思ってたかもしれないときに、早速新作ネタを出してくれて感謝してる

これで普通にこれから登場できるし、キャラ付けもしやすくなりそう。GJ!
18助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 01:58:56 ID:wokSKg/N
ナギさんキタ━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━!!!!!!
ナギさんネタが来るこの時を待っていたぞ!予想よりも早かったがw
他の人達も程なくしてネタに出てこれるかもしれんな


>リーフ  「僕はチキに粉をかけておくべきだろうか。青田買いするべきなんだろうか」
良かったなリーフ、その言葉がマルスとエフラムの耳に入らなくて
19助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 08:43:45 ID:6ewJgFLq
マルス  「右手にファルシオン、左手にファルシオン(弱)を装備して計200万パワー。
      再攻撃で200×2の400万パワー、そして龍特効で400×3の1200万パワーだ。
      くらえメディウス!」
メディウス「ぐわー、や〜ら〜れ〜た〜」
チキ   「マルスのおにいちゃんかっこいー」 

20新作発売?:2008/08/30(土) 10:30:45 ID:uA63+zRk
ユグドラル地方をめぐる新たな戦いが始まる……

この世界とは異なる次元に存在していた異次元の神「ギラナオウ」が
魔力の神「ディアドラルガ」と守備の神「パルキアーダン」の前に現れた!

怪しい組織ロプト団の新メンバー
さらに広くなったマップ
400以上に増えた仲間キャラ
様々な驚きがキミを待っている!

果たして、主人公「シクルト」はライバルの「アルビス」よりも先にこの争いを沈め、
無事にディアドラルガをゲットできるのか!?

神々の戦いが、今始まる!
「エムブレムモンスタープラチナ」近日発売予定!


リーフ「…………。これってどう見てもポケモ」
シグルド「よし!今すぐ買いにいくぞ!あんなライバルに負けるかーっ!」
リーフ「ちょw決断早すぎwwwっていうかまだ発売してないよ兄さん!…あーあ行っちゃった。」
21助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 11:01:56 ID:c+LWO3ld
>>9-10
オリヴァー「昨日はリアーネ犯したぜ! 今日はリュシオン掘ってやる!」
22助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 12:38:25 ID:1b2B1WA8
キャラ付けは正直やったもん勝ちだよな。インパクトがあって、面白かったら即採用って感じだしw

ネタばれを自重して投下を控えているそこのあなた。
早く投下しないと、大変なことになってしまいますよ。(キャラ付け的な意味で)
23助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 12:41:32 ID:eHpu5jLk
気が付いたらルーテは同人作家でノールはガチホモだもんなw
24助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 20:18:02 ID:7BB4y4ib
ノールさんはルーテさんの助手でありリオンの助手で不幸担当というイメージしかないが
25助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 20:23:57 ID:+KU/wRRj
>>15-16
ちょwww棺桶姫ってwwwww
GJ!
所でリーフの言う青田買いって何?

大乱闘FEブラザーズの続きを投下します。
現在イドゥンさんをチアリーダーとして出そうか検討中d(ry)
(…それと正直一戦一戦書いてたらきりが無いので、もしかしたら今後削る試合もあるかもしれん)
26助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 20:28:44 ID:+KU/wRRj
エフラム 「スナイパーと戦う上手な方法はただ一つ!接近戦あるのみ!」
ヒーニアス「甘い!こいつをセットする」
エフラム (!)
ヒーニアス「ふふっ、このトラップカードが怖いのか。腰抜けロリコンよ」
エフラム 「(#^∀^)・・・」
ヒーニアス「つ『Bボタン・銀の弓』」
エフラム 「おっと!丸で某地区対抗格闘技大会のビッt(ry)の様な攻撃だ」
ヒーニアス「私はエフラム、お前を倒す為に力を求めたっ!!
(近くにあるアシストボールを取る)
     「お前を倒してエイリークに証明する!
      この私の美しさを、力を、そして愛をだぁぁぁぁぁ!!!!」


漆黒の騎士「ヒーニアス…意気込みはかなり、やる」
ヘクトル 「あれ?エイリークは?」
マルス  「今トイレだよ。…姉さんが今のを聞いてなくて良かったよ(笑)」
ミカヤ  「ビッ○ktkr」
リーフ  「どうしたの姉さん?」
ロイ   「…ミカヤ姉さんのスマブラXの使用キャラはネスとビ○トなんだ」
リーフ  「…何だ、ただショタっ子の名前に反応しただけか」
マルス  「いや、伏字にするなら同じ文字を伏せろよww」

???  「おおっ!やっと来たか」
???  「貴様がかの有名な…ディアドラえもんでの活躍ご苦労だな」
???? 「で、例の話というのは…?」
???  「実はこの娘をさらって欲しいのじゃ。つ【リアーネの写真】」
???  「その見返りは何だ?我輩は魔王…生半可な報酬では満たされんぞ」
???  「リアーネをしばらく誘拐し、後に私に返してくれれば、
某配管工を倒せるとっておきの薬を渡そうぞ」
???? 「……信用が出来ないねぇ」
???  「その話…乗った!」
???? 「…えっ?大魔王様今何t」
???  「それは良かった。では頼みましたぞ」
???  「ガハハハハハハハッ!!」
???? (たまには私の助言も聞いて欲しいorz)
27助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 20:30:14 ID:+KU/wRRj
ヒーニアス「食らえっ!つ【横B銀の弓】」
エフラム 「【横B手槍】っ!」

ヒュッ ガッ!! 、ポイ ズガッ!! 、ヒュッ スカッ 、ヌルポッ ガッ!!

ヒーニアス「遠距離ではラチがあかない…私の必殺技を見せてやる!ハァァァッ!」
(↑Bで上空に矢を投げる)
エフラム 「んっ…?」
ヒーニアス「狙撃ぃ!」
(矢をキャッチしてエフラムに打ち込む!)
エフラム 「ぐぅ!……ぁ、ぁれ?身体が……zzz……」
ドロシー 「ああっと!エフラムが選手ヒーニアス選手の攻撃を受けた直後に眠りましたーっ!」

ヒーニアス「くっくっく、今だ!アシストボール・召喚ッ!!」
青眼の白竜「GYAOOOOOOOOO!!」
へクトル 「お、おい…あれは…(;・д・)」
観客   「ブルーアイズ・ホワイトドラゴンキタ━━( ゚∀゚)人(゚∀゚)人(゚∀゚ )━━!!!!」
ヒーニアス「我が僕よ!ゆけ!エフラムにダイレクトアターック!!」
青眼の白竜「GWAOOOOOOOOOO!!!(白竜の息吹)」
エフラム 「!!!…ぐわあああああ(バシュゥーーーンッ!!!)」

ミカヤ  「なんて事…エフラムが先制されるなんて…」
エリンシア「今の↑B攻撃…何処かで見たような…」
アイク  「シノンだ」
エリンシア「えっ…?」
アイク  「シノンの様なスナイパーのみが扱える奥義…
      どうやら奥義の書を用いたようだな」
マルス  「ヒーニアス(笑)なんてネタキャラだと思ってたけど…
      今回は違うみたいだね」

アスタルテ(選手登録によるとヒーニアスは攻撃が早いが、
       威力が伸び悩む遠距離攻撃型か…
       今の戦法を分析すれば…狙撃の効果によってエフラムを眠らせ、
       アシストボール等の高威力攻撃を当てる…
       地味ではあるが、強力だな)

ヒーニアス「見ろ!エフラムがゴミのようだ!!」
エフラム 「まずはヒーニアスから一機取らなければな…」
ヒーニアス「はっはっはーっ!、やれるものならやってみるがいい!!【↑B狙撃】」
エフラム 「くっ……ん?これは…」
ヒーニアス「狙撃ぃ!」
(エフラムがダッシュで避ける)
ヒーニアス「何だと!?この攻撃を避けるなんt」
28助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 20:36:07 ID:+KU/wRRj
エフラム 「今さっきスピードリングを拾って装備した。スマブラXで言えば兎耳の効果だ」
ヒーニアス(まずい…この攻撃の後は地面に足がつくまで動けない…
      エフラムが下に…!!?)
エフラム 「今だ!(↑A溜め)上段槍突k」
(…ズボッ!!!)
エフラム 「あ。」
観客一同 「あ。」
FETV 「あ。」
ヒーニアス「!!!…ギィアアアァァァッーーー!!!!!!(ティーン☆!!)」
ヘクトル 「…うわぁ…痛いだろうな…」
アルム  「エフラム兄さんの突き立てた槍が尻に…(脂汗)」
ティニー 「そしてヒーニアス王子はその痛みが忘れられず、
      夜な夜なエフラムの部屋に行って…ハァハァ…」
リーフ  「ティニー本気で自重して(´;ω;`)」
ミカヤ  「とりあえず…これで五分五分ね( ・∀・;)」
セネリオ 「酷い有様です」

リアーネ 「………」
???? 「大魔王様、遂に例の子を見つけましたぞ!」
???  「うむ、でかしたぞカメック!」
リアーネ 「えっと……あな…た………ビビンバ?」
クッパ  「クッパだ!!!…とにかく彼女を…」
カメック 「スリープッ!!」
リアーネ 「!!!………ぁ……ネサ…ラ……zzz…」
クッパ  「成功したようだな。『あの男』から貸して貰ったリワープで城に戻るぞ」
カメック 「リワープッ!!」
(クッパ城に瞬間移動する)

鷹ラグズ 「…な、なんて事だ…リアーネ姫が……
      早くティバーン様と鴉王にお伝えしなくては!」

ヒーニアス「うう…尻が痛い…銀の弓!」
エフラム 「手槍っ!」
ドロシー 「さぁお互い残り一機ずつです!この試合の行方は如何に!?」
ヒーニアス「あ…アレは…!」
セーラ  「遂にスマッシュボールが登場!取るのは一体どちらなのかしら!!」
ヒーニアス「アレは私の物だ!」
エフラム 「させるk……ガァッ!!」
(エフラムがフレイボムを踏む)
ヒーニアス「ふははははははっ!!このネタの始めにトラップカード(※フレイボム)
をセットしていたのを忘れたのか?
よし、スマッシュボールをゲートッ!!」
29助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 20:37:51 ID:+KU/wRRj
エフラム 「ちぃっ、身体が…意図した方向と反対に…」
ヒーニアス「それがフレイボムの効果だ!ダメージ+一定時間操作方向が反対になる!
      そして特殊召喚!ブルーアイズ・ヒーニアス・ドラゴン!!!」
青眼の灰竜「GYAHOOOOOOO!!!」
エフラム 「くっ!又ブレスか…体さえまともに動けば……」
ヒーニアス「やれ!我が僕よぉぉぉ!!」
漆黒の騎士「これで終わりk………えっ?(゚д゚)」
ミカヤ  「エフラムが負けちゃっt………はい?(゚д゚)」
青眼の灰竜「GYUUUUU……HYA!」
(竜が巨大な弓を引いてエフラム目掛けて放つが、失敗してとんでもない方向に飛んでいく)
リーフ  「竜に弓攻撃をさせるのがヒーニアスの切り札…たまげたなぁ」
マルス  「不発ですかm9(^Д^) プギャー!!」
ヒーニアス「(´;ω;`)」

ハール  「ふうっ…某地区対抗格闘技大会(※スマブラ)に使う為に
      ありったけのボム兵を運んでくれって…」
竜騎士  「中々しんどいっすね」
ハール  「ああ」
ジル   「こらっ!隊長そこで怠けない!」
ハール  「ジルも勘弁してくれよ…こんな袋にボム兵数百体も入れてたら重いんだz…ウォッ!」
ジル   「きゃあっ!!……ああ隊長、袋が破れてボム兵が…!!?」
ハール  「ジルは仲間の竜騎士と一緒にこれ以上袋からボム兵が出てこないようにしろ!
      落ちたのは俺が拾う!」
(ハールが猛スピードで落下しているボム兵を取っていく)
ハール  「…ふう…ざっとこんなモノだ」
ジル   「…うわぁ…!?
      流石です隊長!!」
ハール  「よせやい、照れるじゃないか」
竜騎士  「今のは一体…」
ハール  「どうやら弓が飛んできて袋に穴を開けた様だな」
竜騎士  「大乱闘FEブラザーズの会場から飛んできた物ですかね?」
ハール  「だろうな。ちょうど真下がその大会の会場だしな」
ジル   「隊長!袋も塞ぎ、ボム兵も全て入れました。
      引き続き輸送していきましょう!」
30助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 20:40:17 ID:+KU/wRRj
ハール  「分かった。…なぁジル」
ジル   「何でしょう?」
ハール  「つ【大乱闘FEブラザーズの観客席用チケット】」
ジル   「これは…?」
ハール  「この配達はもう後三十分もしたら終わるだろう?
      その後一緒に試合を観戦しないかって…な」
ジル   「あ、いえ、その…///」
ハール  「何だ、行きたくないのか?」
ジル   「いえいえいえ、行かせて貰います!!た、楽しみです!」
ハール  「…顔が赤いな。熱でもあるのか??」
ジル   「ハール隊長の所為です///!!!」
竜騎士  (ジルちゃんとデートだなんて…テラウラヤマシス(*´Д`)
      所でハール隊長が、落ちたボム兵を取ってる時、
      一つ取り損ねた様な……気のせいかね?)

ヒーニアス「くっ!失敗したか!?」
エフラム 「スキ有りぃぃ!」
ヒーニアス「!!」

ダグッ キィィィン! ヒュン ズガッ!! アンパーンチッ!! ポイッ、ザシュ・・・ ワレハメシアナリ!ハッハハハハハ!!

エフラム 「はぁ…はぁ…はぁ…(合計ダメージ146%、残り0機)」
ヒーニアス「はぁ…はぁ…はぁ…(合計ダメージ139%、残り0機)」
ミカヤ  「長い試合ね…」
エフラム (くうぅ…お互いもう後は無い…か)
ヒーニアス(次の攻撃で…)
二人   (勝負が決まる!!!)
31助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 20:45:11 ID:+KU/wRRj
ドロシー 「二人共に動きを止め、様子を伺ってる様です。
      この勝負、勝つのは一体どちらなのでしょうか!?」

ヒュウウウウウゥゥゥゥゥン・・・・・・

エフラム 「………」
ヒーニアス「………」
二人   「今だ!!」

         !
        .!!
        !!!
       !i i !
       ! i i  !
      ! i  i  !
      ! i   i !
     !  ,、─ 、!
     !  / o 〇 ヽ !
    ! !} ○ o O{! !
      ヽ゜oO。/
       ` ─ "

                              ´
                               ´.
                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´

ヒーニアス「イギャアアアアァァァ (バシュゥーーーンッ!!!)!!!」

ドロシー 「(  ゚д゚)…しょ、勝者は…エフラム選手です!」

ウ オ オ オ オ オ オ ォ ォ ォ ォ ォ ! ! ! !

エフラム 「強かった…」
ミカヤ  「エフラムおめでとう!!」
32助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 20:46:50 ID:+KU/wRRj
エフラム 「おっと姉さん抱きつかないでくれよ、ちょっと恥ずかしい…」
エイリーク「エフラム兄上、勝ったのですね」
エフラム 「ああ」
エリンシア「エイリークちゃん、一体今まで何処に…」
エイリーク「AKJ会のミーティングに行ってました。
      この試合で見たのは、
      先程ヒーニアスが爆弾で吹き飛ばされる所だけ…」
サザ   「ヒーニアス…イ`」
ミカヤ  「次の試合は…アイク対リーフの様ね」
リーフ  「(((((;゚д゚)))))ガクガクブルブル」
アイク  「…何かおらすっげぇわくわくしてきたぞ!」
ヘクトル 「孫悟空自重」
ナンナ  「リーフ様を」
ミランダ 「用意させに」
サラ   「来たわよ」
ティニー 「私は最初から居ました」
リーフ  「……うわぁぁぁ逝きたくなーい!
      まだ童貞(ry)なのにあの世に逝きたくないよぉぉぉ!!」
ナンナ  (じゃあ先に私達で(ry)
シグルド 「おっと、エロパロスレ的流れはそこまでだ」
マルス  「一部変態的な発言があった事をお詫び申し上げます」

海○社長 「ヒーニアス、貴様には失望した」
ヒーニアス「………」
海○社長 「フュージョンしてこの程度…か」
ヒーニアス「…くっ!」
海○社長 「…ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン3体を連続召還!!
      更にテゥーンのブルーアイズも追加召還!!
      これが貴様への罰だ!わははははははははぁ!!!」
ヒーニアス「エイリーク……私は……頑張ったぞ」

ドロシー 「今回のステージは封印の剣16章外伝の舞台となる聖女の塔です。
      神の矢には気をつけて下さいね」
3!、
アイク  「敵として対峙した相手には容赦せん、
      悪いがアンタはここまでだ」
2!、
リーフ  「アイク兄さん嫌だアイク兄さん嫌だアイク兄さん嫌だ(以下ループry)」
1!、

ドロシー 「ス タ ー ト で す !!!!」

9章に続く
33助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 21:47:51 ID:hErYz6Aj
暇だったので、兄弟家がもしもスタンド使いだったらと妄想してみた。

ミカヤ『ハイ・プリエステス』
シグルド『ムーディー・ブルース』
エリンシア『ラブ・デラックス』
アイク『スター・プラチナ』
エリウッド『ハイエロファント・グリーン』
ヘクトル『ザ・ハンド』
エフラム『セト神』
エイリーク『シルバー・チャリオッツ』
リン『ストーン・フリー』
マルス『バッド・カンパニー』
アルム『スーパー・フライ』
セリカ『ジャスティス』
セリス『シンデレラ』
リーフ『ハーヴェスト』
ロイ『エコーズ』

番外編
しっこく『ザ・ワールド』
サザ『サバイバー(笑)』

反省もしていないし、話題も続かない。
34助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 21:51:37 ID:WPiGGOih
>>24
新参の方かな?
もしよければ、保管庫にある過去ネタを見てみるといいよ
色々と発見があると思うから
35助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 22:35:03 ID:o/jPp5qt
>>25-33
ツッコミ所満載すぐるwwwビビンバとかフレイボムとかwww
細かいけどビ〇トじゃなくてピ〇ト、テゥーンはトゥーンだね(海馬は青眼トゥーンが嫌いというのは内緒だ)

とりあえずリーフよ、アイクが地区対抗格闘技大会仕様なら勝ち目はあるぞ!ぬぅんに気をつければ!
36助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 22:35:03 ID:rku/fmg/
…。
37アンケート「あなたの宝物は?」:2008/08/30(土) 22:42:02 ID:is0er9Lb
ttp://wikiwiki.jp/fe_family/?2-77
ttp://wikiwiki.jp/fe_family/?4-238
から設定借りました。

ヘクトルとエフラムとアイクの宝物

ヘクトル 「なぁ、エフラム」
エフラム 「何だ、ヘクトル?」
ヘクトル 「こんな紙が机の上に置いてたんだ」

【紋章町アンケート:あなたの宝物はなんですか?(人以外で)】

ヘクトル 「この『宝物』ってどう読むんだ?」
エフラム 「そんな字も読めんのか」
ヘクトル 「うるせぇ、じゃあお前は読めるのかよ?」
エフラム 「いや…だが、最初の字は片仮名の『ウ』が入って『玉』という字は『ギョク』と読むと聞いた。二つ合わせて『ウギョッ』だろう」
ヘクトル 「やるな。じゃあ『物』はどう読むんだ?」
アイク  「お前達、何を話している?」
エフラム 「調度良い、兄上はこの字が読めるか?」
アイク  「分からん…こんな複雑な文字は古代文字に違いない。
      待てよ、この文字、どこかで見たことがある。確か、ミカヤが『動物園(どうぶつえん)』と読んでいたな」
ヘクトル 「流石はアイク兄上だぜ。じゃあ、動物に関係するなら『ウギョッとする程、驚く生き物』って意味に違いないぜ」
エフラム 「ヘクトル、冴えてるな。ウギョッとする驚く生き物か…」
ヘクトル 「うーん、いねぇなぁ…」
アイク  「だな。そんな生き物がいるなら一度手合わせ願いたいものだ」
エフラム 「で、こっちの括弧の中に入っている字だが…」
アイク  「あぁ、これはそもそも…」
ヘクトル 「なるほど、じゃあ…」
エイリーク「(エフラム兄上の宿題でしょうか?三人寄らば文殊の知恵と言いますが…兄上、頑張って下さい…)」

後でミカヤに本当の読みを聞いてそれぞれ、アルマーズ、ジークムント、ラグネルと答えたようです。
38助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 22:43:42 ID:is0er9Lb
エリンシアの宝物

エリンシア「私はこの子かしら」
ヘクトル 「へぇーマッチョなアニキ写真集でも出てくると思ったけど、ペガサスなんて意外とまともだな」
エリンシア「この子は付き合いが長い相棒だからね。買い物なんかの時でも大助かりだわ」
ヘクトル 「ってぇ!こら!離せって、このバカ羽馬」
エリンシア「!」
ヘクトル 「この野郎っ!よーし、良い度胸だっ、この一発で、あの世に送ってやるからな!!」
エリンシア「だめぇっ!!この子をぶたないで!もし、それがダメと言うのならこの槍でぶっ飛ばして差し上げますわ」
ヘクトル 「この人でなしー」
リーフ  「それ、僕の台詞」

マルスの宝物

マルス  「僕はこれだね」
エリウッド「封印の盾かい?」
マルス  「いや、違うよ。これ」
リーフ  「この真っ白なオーブ?」
マルス  「これは星のオーブと言って、持っているだけで物が壊れなくなる優れ物なんだ。封印の盾なんて全てのオーブが付いた途端に地竜を封じるだけ。
      暗黒竜になったメディウスのじいさん苛めの役にも立ちやしない、真性の役立たずさ」
エリウッド「(何とかあのオーブだけでも外れてくれれば、家の修理費も随分減るだろうに…)」
リーフ  「(僕はそれより命のオーブが惜しいな…あれさえあれば酷い目にあっても多少はマシになるし)」
39助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 22:45:05 ID:is0er9Lb
アルムとセリカの宝物

アルム  「僕はこの天使の指輪だね」
マルス  「ファルシオンじゃないのは僕と被ると思ったから?」
アルム  「いや、ファルシオンも大事だけど、やっぱりこっちには友達と苦労して探した思い出があるからね。
      太陽、流星、月光もそうだけど、僕には使えないから」
マルス  「(そう言えば、カチュアもお揃いの指輪を持っていたな。もしかしてアルムは二股か?)」
セリカ  「私はやっぱりこのミラ神像かしら」
マルス  「(狂信者ktkr。シグルド兄さんもミラ神像を人?質に取れば近親を終わらせられるかも知れないのに)」
セリカ  「マルス兄さんはクラスチェンジで悩んでいなかった?ミラ神に頼めばきっと叶えて下さるわ、さぁ兄さんも今日からミラ教に入りましょ」
マルス  「え、遠慮しとくよ…」

シグルドの宝物

二人   「一番はセリカ(アルム)だけどね!!」
アルム  「セリカは可愛いな、私の宝物だ…」
セリカ  「アルム…あなたは私の誇りよ」
シグルド 「おっとそれ迄だ、それ以上はこの銀の剣が許さんぞ」
二人   「チッ…ウザいのが来た…」
リーフ  「あれ?今日はティルフォングじゃないの?」
シグルド 「あぁ、これは入社して班長に昇進した時に初めて会社から功績が認められて貰った物だからな。それに比べてティルフォングはどうにも思い入れがないな」
マルス  「まぁ壊れた状態で渡すなんて嫌がらせだよね」
シグルド 「…そうさ…ティルフォングなんて一章限りの神器に過ぎないさ…
      万年係長で、必殺付きでセリスに渡すのも困難で、その上ディアドラもアルヴィスに取られる…私なんて駄目な兄さんなのさ…」
アルム  「わ、わぁーーー微妙にメタ的な内容を混ぜるのは控えてー。きっと、たまたま何かの都合で壊れて忙しくて直す暇がなかっただけだよ」
セリカ  「そ、そうよ、兄さんはきっともうすぐ課長に昇進してもっと今度こそしっかりした物を貰えるから…頑張りましょ、ね?」

セリスの宝物

セリス  「うーん…」
エリンシア「セリスちゃんは何で迷ってるの?」
セリス  「えぇとね。ミカヤ姉さんから貰ったマミー君も大事だけど、シグルド兄さんから貰ったティルフォングも大事で…どうしても一つに決められなくて…」
エリンシア「(ぬいぐるみと神剣だなんて凄い取り合わせね…大丈夫かしら?)」
ミカヤ  「(原因の一旦は確実に私達なんだけどね…)」
セリス  「うーん、やっぱり男らしくなりたいからティルフォングかなぁ…あうぅ…それじゃあマミー君が大事じゃないことになっちゃうよぉ…
      どうしよう、決められないよぅ…」
エリンシア「(何ていじらしいのかしら)」
ミカヤ  「(可愛らしいわぁ…もう暫くこの儘でも良いわね)」
40助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 22:46:37 ID:is0er9Lb
エイリークの宝物

エイリーク「私はマギ・ヴァル庵ですわ」
アイク  「そう言ってもらえると作った甲斐がある」
エイリーク「はい、アイク兄上が私の為に頑張って作って下さったのですもの(本当は、この「誰にもバレない微妙なバストアップ!!神器のブラ」も捨て難いですが…)」
エフラム 「ん?エイリーク…お前…」
エイリーク「な、何ですか…?」
エフラム 「いや…何でもない(やはり言わない方が良いか)」
エイリーク「(ふぅ…ばれていませんよね…?徐々にサイズを上げていけばいずれ、私も人並みに見えるように!!)」
アイク  「そう言えば、エイリーク。ここ最近、異常に胸部の筋肉がついたな。どんなトレーニングをしたんだ?是非教えて欲しい」
エイリーク「アイク兄上…酷いです…」
アイク  「…?何か、気に障ることでも言ったか?」

ロイとエリウッドの宝物

ロイ   「僕は封印の剣かな」
エリウッド「僕はレイピアだね。僕専用で、軽い・特効・必殺の三拍子が揃って最高だね」
ロイ   「(胃薬じゃないんだ…)ねぇ、デュランダルは?」
エリウッド「そんな重い剣は知らない」
ロイ   「そんなに重い?勇者の剣と同じくらいじゃない?」
エリウッド「いや、おかしい。どう考えても勇者の剣の方がずっと軽い」
ロイ   「そんな事無いと思うけどなぁ…」
エリンシア「(ロイちゃんったら何時の間にか、隠れマッチョになっちゃって…これは将来に期待ですわ)」

※封印の剣だと
 勇者の剣…重さ12、デュランダル…重さ12
 烈火の剣だと
 勇者の剣…重さ12、デュランダル…重さ16
41助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 22:49:27 ID:is0er9Lb
リンの宝物

リン   「私はやっぱりマーニ・カティね」
ロイ   「ソール・カティは?」
リン   「ソール・カティも悪くないけど、私には重過ぎるわ。それに、マーニ・カティの方が草原って感じがするじゃない」
マルス  「『どこぞのジジイに貰った剣より、フロリーナと百合百合しい旅をしながら取った剣の方が良い』まで聞いた」
リン   「マルス、良い事を教えてあげるわ。マーニ・カティはロードに対して特効なのよ」
マルス  「当たらなければ特効も意味は無いさ。それより、ソール・カティが重過ぎなのは、リン姉さんが、また老けたからじゃない?」
ロイ   「(早さと技で圧倒的なリン姉さんの攻撃を回避するなんて、マルス兄さんは、リン姉さんからかなりの支援を受けてるんじゃないかなぁ…)」


ミカヤの宝物

ミカヤ  「マルス、そこ迄よ。リンも少し落ち着きなさい」
マルス  「げぇーミカヤ姉さん」
リン   「そうね。また、家を壊したらエリウッドが可哀想だものね。自重しとくわ。で、ミカヤ姉さんはやっぱりこのアルバム?」
マルス  「凄く…多いです…」
ミカヤ  「やっぱり家族との思い出は大事でしょ。全く…この写真の頃のマルスったらリンにべったりだったのにねぇ…」
マルス  「ちょ…ちょっと、ミカヤ姉さん自重」
リン   「(・∀・)ニヤニヤ」

リーフの宝物

リーフ  「僕は断然、この光の剣だね」
セリス  「やっぱり自分専用だから?」
リーフ  「天然だからってメタ自重。そうじゃなくて、この剣を持ってると何故か家族との繋がりを感じられるんだ」
シグルド 「(ディアドラも同じ剣を持っていたな。つまり、私がディアドラと結婚→ディアドラも家族の一員→家族との繋がり…か。リーフ、お前は優しい子なんだな)
      よーし、リーフお小遣い10%アップだ」
リーフ  「YATTA」
セリス  「良いなぁ…(幸運+5のお陰かなぁ…)」


おまけ:Another End
シグルド 「(ディアドラも同じ剣を持っていたな。まさか、リーフの奴、ディアドラまで毒牙に掛けたのか)リィィーフ、今宵の銀の剣は斬れるぞぉー」
リーフ  「ちょ…何で…この人でなしー」

いつも酷い目に遭うリーフが可哀想でこっちは控えたけど、酷い目に遭うリーフが好きな人はこっちのENDでw
42助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 22:52:28 ID:TKHEPXNI
GJ。
烈火版デュランダルの仕様がもはや嫌がらせとしか思えないw
43助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 23:08:13 ID:eHpu5jLk
逆に考えるんだ!
あのグラフィックで重さ16なら軽いもんだと考えるんだ!!
44助けて!名無しさん!:2008/08/30(土) 23:16:20 ID:fpPiTwlX
何気に勇者の斧と同じ重さなんだよなあれ・・・
デブ剣より重い武器というとデビルアクスとアルマーズ(共に18)くらいしかないし
45飛び出せ、棺桶姫!:2008/08/30(土) 23:26:05 ID:TKHEPXNI
 また新暗黒竜のネタばれだから気になる人はスルーヨロ。



 ある日、アイクが棺桶担いで帰ってきた。

マルス  「なぜに」
リーフ  「あー、アイク兄さん、ひょっとして中身ナギさん?」
アイク  「知っているのかリーフ」
リーフ  「うん。実はこの間かくかくしかじか」
アイク  「なるほどな。俺も似たような感じだった」

 街中を歩いているとき、路上に放置された棺桶を見つけていったい何だと怪しんでいると、蓋が開いて美女が体を起こし、

ナギ   「お前も蝋人形にしてやろうか」
アイク  「されたくないぞ」
ナギ   「わたしはナギです。あなたはトムですか」
アイク  「俺はアイクだが」

 そんなこんなでしばらく雑談していると、ナギは唐突に倒れこんでグースカ眠り始めたのだとか。

アイク  「そのまま放っておくわけにもいかんと思ったので、仕方なく棺を担いで帰ってきた」
リーフ  「いい訓練だね」
アイク  「いや、中身が女だからかあまり重くなかったので大した負担にはなっていない」
リーフ  「石棺片腕で担いでる時点で物凄い重労働だってことに気づいてよ」

 そんな風に話していると、唐突に棺の蓋が持ち上がって中から美女が体を起こした。
 相変わらずぼんやり周囲を見回した彼女、アイクを見つけるや否や、

ナギ   「アイクさん、あなたは愛を信じますか」
マルス  「どこかで聞いたセリフですね」
アイク  「昔『お前の名前の由来は愛の苦しみで愛苦だ』とからかわれて以来信じられなくなったが何か」
リーフ  「なにその悲惨な過去」
ナギ   「ひどいわあんなに激しく愛し合ったのに」
アイク  「なんのことだ」
ナギ   「あの夜を忘れたの」
アイク  「どの夜だ」

46飛び出せ、棺桶姫!:2008/08/30(土) 23:28:43 ID:TKHEPXNI
 お互い淡々とした口調で不毛な問答を続けていると、

ワユ   「ひどいよ大将!」
ララベル 「わたしたちとのことは」
イレース 「ただの遊びだったんですか……」
サナキ  「答えよアイク!」
ミスト  「もうお嫁に行けない!」
セネリオ 「酷い有様です!」
リーフ  「ちょ、窓ぶち破らないでワユさんなんで台所から出てくるのララベルさん
      小柄だからって冷蔵庫に潜むのはナシだよイレースさん……ええいもう、突っ込みが追いつかない!」
レテ   「アイクゥゥゥゥゥゥゥゥッ!」
リーフ  「畳を突き破って猫登場!? この人でなし―っ!」
マルス  「確かに人じゃあないね」
レテ   「アイク……! 貴様、よりにもよって竜などと……この、この……!」

 レテは目に涙を溜めて、絶叫しながら駆け去った。

レテ   「この獣姦マニアァァァァァァァァァッ!!」
リーフ  「あんたがそれ言っちゃうの!?」
イレース 「彼女はひどく錯乱しているようですねモグモグ」
リーフ  「ドサクサに紛れて冷蔵庫の中身食べないで下さいよ」
イレース 「残り物うめぇ」

 そんなこんなでぎゃーぎゃー喚いていると、不意にナギが、

ナギ   「……あら、ここは?」
リーフ  「あ、目が覚めたみたいだ」
マルス  「今まで半目で寝言言ってただけなのかこの人は……」
ナギ   「……ここはどこ。わたしはナギ」
アイク  「名前ならもう聞いたぞ」
ナギ   「……あなたは……」

 と、首を傾げて一言。

ナギ   「誰?」
リーフ  「ここまで混乱させてといてそれはねーよ」
イレース 「残り物うめぇ」

 落ちはない。
47助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 00:01:52 ID:tX8L1Ac6
なんだこの天然空間ww
こいつらを二人っきりにしては駄目だwww
48助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 00:04:48 ID:8CsoChnN
>>37
GJ!!
だがシグルド・セリスの聖剣は「ティルフィング」だぜorz
49助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 00:29:22 ID:wIfAx3cQ
>>45
GJ!
何故、紋章町の大家族は変わった奴ばっかなんだ?w
50助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 01:17:55 ID:kNRXFrWv
>>49
馬鹿だなぁ
「紋章町だから」
に決まってるでしょ?
51兄弟家、朝の日常風景:2008/08/31(日) 01:41:27 ID:tMUinlwm
リーフ  「おはよう」
シグルド 「やあおはようリーフ、今日もいい天気だぞ」
エリウッド「おはようリーフ、今日は早いね」
エフラム 「おはよう。昨日は夜更かししなかったらしいな」
セリス  「おはよう。リーフはいつも夜遅くまで遊んでるからね」
ロイ   「おはよう。珍しいね、リーフ兄さんがこんな早く起きてくるなんて」
イレース 「おはようございます。ごはんおいしいです」
リーフ  「普通に冷蔵庫から出てこないでくださいよ」
イレース 「残り物うめえ」
リン   「冷めたおでんを平気で食うなんて……イレース、恐ろしい子!」
ツイハーク「すみません家のカービィが」
マルス  「だめですよツイハークさん、ペットの躾はちゃんとしてくれなくちゃ」
リーフ   「だめだよマルス兄さん、イレースさんがペットとか、妄想溢るるネタは自重してくれなくちゃ」
イレース 「残り物うめえ」
52助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 02:13:09 ID:4GVMbgm/
おすすめ2ちゃんねるに注目
53助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 02:17:35 ID:eRdCiyJG
しかしナギさんとイドゥンさんは本当に姉妹そのものと思えるなw
あの二人の間にはきっと魔王(笑)ですら和ませる程の天然フィールドが展開されていそうだ
54助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 02:24:30 ID:eRdCiyJG
>>52
シグルド・・・(´;ω;`)ブワッ

だがこのスレ的にはまだ『妻』ではないので ⊂ミ⊃^ω^;)⊃ アウアウ!!
55新・フラグクラッシャー?:2008/08/31(日) 04:19:54 ID:0nAbSgOv
初めて投下します。
新暗黒竜のネタバレが含まれています。嫌いな人はスルーしてください。


ナギ   「……呼んでいる」
ユリア  「あら、ナギお姉さまどうなさいました?」
ナギ   「……呼んでいる」
ユリウス 「いつもの夢遊病じゃないのか?」
ユリア  「お兄様!お姉さまは確かに普段からおかしいですけど、
      血のつながった兄弟です。心配に思わないのですか?」
ユリウス 「……とりあえず、ナギ姉さんをどう思っているのか
      わかった気がする……」
ユリア  「余計なことは忘れてください!ナーガ!!」
ユリウス 「この人でなしーっ!」


場面変わって


マルス  「やぁ、待たせたね」
シーダ  「いえ、わたしも今きたところです」
マルス  「少しでも女性を待たせてしまうなんて……。ゴメン、シーダ」
シーダ  「そんな、わたしはマルス様と一緒にいられるだけで……」
マルス  「ありがとう、シーダ。さあ、行こうか」
シーダ  「はい!」
???  「……わたしを呼んでいるのはあなた……」
マルス  「えっ?」
???  「あなたがわたしを呼んだ……」
シーダ  「……マルス様どうゆうことですか?」
マルス  「いや、あの、僕にも何がなんだか……。あなたは?」
???  「わたしは……ナギ。あなたに呼ばれてきた……。
      あなたはこれを必要としている。つ【ナギさんの○○○】」
シーダ  「!!!!!」
マルス  「ちょwww」
シーダ  「マルス様、最低ですぅーーっ!」
マルス  「まって!誤解だぁーーっ」
ナギ   「……間違えた。ほんとはこっち、つ【ファルシオン(弱)】」
マルス  「そんなのどうでもいいですよ!どうしてくれるんですか!!」
ナギ   「……過去に遂げられなかったことを成しに行きましょう……」
マルス  「なにわけのわからないことを言っているんですか!
      シィィィダァーーーッ、カムバァーーークッ!!」

終われ

【ナギさんの○○○】にはいるのはご想像におまかせします。
別に、思い浮かばなかったからじゃないんだからね!

 
56助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 11:50:58 ID:787U8T4N
髪飾りかね


うん、そうだよな!!!!!!111
57助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 12:01:34 ID:AALtL2ce
パンツだろjk

ハアハア
58助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 12:06:00 ID:a+7UDII2
>>45-46
ワロスwwww
ナギさん夢遊病者ってレベルじゃねーぞ!
GJ!

ナギさんって某ファースト幼女竜の大人になった姿でFA?
だとしたら○○→ナギの間に一体何があったんだwwww
59助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 12:43:44 ID:Fd1kzCX0
>>58
ナギとメディウスを最初に闘わせると出る会話をみる限り、ナギさんは○○じゃなくて○ー○だと思う。
60助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 15:49:27 ID:HbNJuVqy
微妙に話題ずれるけどさ。
まだネタばれに配慮するべきだって人いるか?
いないなら注意書きも外しちゃっていいと思うんだが。
61助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 15:52:16 ID:wIfAx3cQ
発売から三週間位たったわけだから、おれは構わないと思うけど
まぁ、三週間ってのも中途半端だけどなw
62助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 15:57:17 ID:Zq4Xz0Cx
俺も別にネタバレ気にしないな
もうクリアした人も多いだろうし
63助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 16:04:52 ID:R/ZJLt+q
自分も気にしないくちだけど、一応、文頭に一言書き添えるくらいの配慮は、
それほど手間でもないだろうし、他の読み手のストレスにもならないと思うから、
続けてもいいと思う。
ネタの内容にもよるだろうし、書き手さんの判断に任せてみては?
64助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 17:22:02 ID:MmBqKBAD
リメイクだから追加キャラ位しかネタばれ配慮する必要ないからな
完全新作だったらまた話は違ってくるだろうけど
65助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 20:06:33 ID:l9DhW44n
>>55
ナギさんの○○○と聞いてマリオRPGのピーチの○○○を思い出したw
…マリオRPGを知ってる人はどれ位居るのだろうか…?
66助けて!名無しさん!:2008/08/31(日) 21:33:28 ID:Zq4Xz0Cx
>>65
知ってるw
小学生のときプレイしたんでピーチの○○○の意味がわからなかったww
67助けて!名無しさん!:2008/09/01(月) 00:00:50 ID:AOoQ2y8k
ジャッキーだったか?
やたら小さいくせにやたら強い奴いたよな。
あとクリスタラーが好きだった。
板違いの話でスマン
68助けて!名無しさん!:2008/09/01(月) 07:56:21 ID:mFkwKq/X
マリオRPGとは懐かしい
あの頃はスクウェアの可能性を感じてたものだ
69助けて!名無しさん!:2008/09/01(月) 08:03:38 ID:g49U6Lfu
スレ違い引っ張るなよチンカス野郎
二度とくんな
70助けて!名無しさん!:2008/09/01(月) 10:44:41 ID:wDhmTjTZ
どうしたド低脳
71助けて!名無しさん!:2008/09/01(月) 12:40:20 ID:t/Q37tTX
ところでナギさんって原作だとどんな人?
まさか本当に棺桶からでてくるとか?
72助けて!名無しさん!:2008/09/01(月) 13:27:44 ID:bbx5Jqcn
>>71
雰囲気自体はイドゥンさんに近い気がする
棺桶ナギさんは外伝シナリオの電波演出のせいだと思う。
73助けて!名無しさん!:2008/09/01(月) 14:26:35 ID:YZCzPq5T
アイク
ニア そうび

ラグネル
ニア デデデハンマー
ワリオバイク
マリオマント


しっこく「かなり、やる。」
74助けて!名無しさん!:2008/09/01(月) 19:02:53 ID:BKrSq0TW
ネフェニー「何で自分の思うことをはっきり言えないんだろう……。だめだあたし……早く何とかしないと……」
???「そこの綺麗なおねーちゃん、こっちこっち自分を変えたいなら来てみ」
ネフェニー「……(怪しすぎるけど、良いチャンスかも)」
名札には、『おるてぃな』の五文字が書いてある。
オルティナに引きずられてネフェニーが入った小屋。
そこには最新の液晶テレビがあった。ネフェニーの安月給(グレイル工務店塗装師自給546円)ではとても手が届かない代物である。
オルティナがテレビの電源を入れると、いきなり重苦しい音楽が流れる。

デーデッ! デーデッ! デデデデーデデー! デーデッ! デーデッ! デデデデーデ(ry

その音楽を背景に、二人の人物が登場した。
一人は漆黒の鎧に身を包んだ重騎士。もう一人は、背から黒い翼を生やした超美形の男性。
その二人が、紋章町各地の砂漠で発見される二人組みのバーサーカーのような調子で喋り出す。
しっこく『聞いたかいセフェラン』
セフェラン『聞いたよしっこく』
しっこく『自分を変えたいんだってねセフェラン』
セフェラン『そうだねしっこく』
しっこく『僕たちが彼女をプロデュースしてあげようか? セフェラン』
セフェラン『そうだねしっこく』
そんな二人組みを見ながらネフェニーは、
ネフェニー(デス&ヘル、ローズ&……サリーだっけ?)
発見情報に書いてあった名前を一生懸命思い出そうと無駄な努力をする。
そんな彼らの語りも佳境になり、バックの音楽が早さをます。
しっこく&セフェラン『テレビの前にいるあなた!』
しっこく『貴女に良い音楽事務所をご紹介!』
セフェラン『その名も、漆黒&デスレコーズ!』
しっこく『電波なサラさんが社長を勤めるとってもフリーダム&クレイジーな、正に紋章町を代表する音楽事務所なんだ!』
セフェラン『今は最大級の人気を博するバンド、『突貫国王』や『回転国王』なんかもこの音楽事務所出身なんだよ!』
ネフェニー(へー、そうなんだ)
美形の台詞に、ネフェニーは思わず感心したような表情を作る。
オルティナ「入りたいですか? 入りたいですね? ならば是非この書類に血判を!」
ネフェニー「入ります! 血判押します!」

ネフェニーが契約をした数日後、紋章町の歓楽街で青い鎧と青い兜で顔と体を隠した女性が出没するようになったとかならないとか。
その女性に付きまとうレズ盗賊が つ【怒り+ゼーンズフト+必殺】で
ギャーギャーワーワーメメタァ! ダカラワタシヲミテ! イッショニシンデチョウダイ! ダキュンダキュン! コノヒトデナシー!
な状態になったとかならないとか。

確かに自分を変えることができたネフェニーは、昔は温厚だったアシュナードやゼフィールのように世紀末覇者になったとかならないとか。
実はアシュナードとゼフィールが壊れたのは漆黒&デスレコーズのせいだという噂になったそうな。
75助けて!名無しさん!:2008/09/01(月) 19:05:09 ID:BKrSq0TW
ネフェニーのDMCネタ書こうと思ったらいつの間にかこんな風になった。
後悔も反省もしている。次こそネフェニーの『俺は地獄のテロリスト!』ネタをやりたいと思う。
76助けて!名無しさん!:2008/09/01(月) 22:29:00 ID:TDtHjqJS
DMCネタ前にもなかったっけ。大人気だなwwwGJ!


ところでみんな(知ってるかもしれないけど)数日前に保管庫見てたら変なページに飛んだ。
すぐにページ閉じたんでよく見てないけど、在宅ワーク?とか・・・(p agead2.googlesyndication.com/〜ってなってた)

検索しても何も検出されなかったし、ウイルスじゃないと思うけど一応お知らせ。
ページ更新後に同じリンク先をクリックしたけど、そのときは普通だったんで、ランダム?

クリックの前に、リンク先のアドレスを見て、http://wikiwiki.jp/〜だったらおk、ってやるといいかも
お節介かもしれないですが長文すまそ
77おひるごはん:2008/09/01(月) 22:53:38 ID:vJLsmJej
DS版の新キャラを使って小ネタをひとつ。
イベント等のネタバレは無いけれど、気になる方はスルーをお願いします。
序盤のキャラだけなのでプレイ中の方も大丈夫です。

    ↓
    ↓
    ↓

フレイ  「マルス様、そろそろ昼食の時間です」
マルス  「あ、もうそんな時間なんだ。今日は何にしようか?」
ドーガ  「カレーっス。今日はカレーが食べたいっス。カレーじゃなきゃダメっス」
ノルン  「ドーガさんったら…。さっきおやつ食べたばっかりじゃないですか…ふふっ」
アベル  「お前、まだ太る気かよ…」
カイン  「そのうち城で留守番するハメになっても知らないぞ…」
マルス  「ははは、じゃぁカレーにしよう。いい店があるんだよ」
アラン  「では、あの店に決定ですね。行きましょう」


〜カレーハウス・オレルアン〜
ウルフ  「いらっしゃいませ」
ハーディン「おお、マルスじゃないか。よく来たな」
マルス  「やぁ、ご馳走になりに来たよ」
ビラク  「いいのかいホイホイと入店しちまって。俺は客だって構わないで喰っちまうんだぜ」
ザガロ  「構えよ。つーか、そのネタやめろよ」
ロシェ  「失礼しました。注文を伺いますね」
マルス  「カレー○王子様」
フレイ  「今はあまり腹が減っていないので…この『草原のおっとりサラダ』を貰おう。
      何がおっとりなのか、ものすごく気になるのだ。…今誰か囮って言わなかったか?」
ノルン  「あの…、ここのカレーって甘口は… あ、無いんですかそうですか。
      じゃぁ私はナンだけでいいです。(わたし辛いのダメなんですよね…)」
ドーガ  「ハヤシライス大盛りでたのむっス」
アベル  「カレーラーメン、カレー抜きで」
アラン  「救急車を1台呼んでもらいたい…グハァッ」
マルス  「カインは何にするの?」
カイン  「ガリで」
78助けて!名無しさん!:2008/09/01(月) 23:24:27 ID:CDl/tsdD
誰一人ロクなカレー頼んでねぇwwwww
そしてカイン違いwwwwお前はどこぞの竜騎士かwwwww
79助けて!名無しさん!:2008/09/01(月) 23:32:53 ID:qdP7U0JY
てか、ドーガw
カレーが食べたいんじゃなかったのかよww
80助けて!名無しさん!:2008/09/01(月) 23:48:01 ID:l8QWD8XZ
囮としてのキャラ付けはジェイガンじゃなくてフレイに受け継がれそうだ…
ところでゴードンが居ないのは仕様か?w
81助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 00:11:32 ID:dsIzdnMT
>>80
ゴードンは星になったよ。フレイを残して・・・

・・・あれ?ならジェイガンは?
82助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 00:12:25 ID:+Rsb5Rad
>>78
CC後の兵種変更でDナイトになれるから余計に・・・
きっとこのカインはDナイトに変更済み(つーか俺もやった、無意識に)
83助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 00:12:35 ID:dsIzdnMT
フレイじゃなくてノルンだっt
84助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 00:19:06 ID:1sQX6wc4
ノルンたん参入条件がアリティア軍の2人以上の犠牲だから,
ジェイガンとゴードンを殺したのだと思われる。

お子様ノルンたんかわええのう…
ドーガ 表 に 出 ろ
85助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 00:36:38 ID:URKmVMYY
リーフ  「囮、ねえ」
マルス  「リーフなら誰にする?」
リーフ  「客観的に考えればマーティさんなんだろうけど、なぜかフィンしか選択肢が浮かばない」
マルス  「気持ちはわかる」
ミカヤ  「あら二人とも、なんの話してるの?」
マルス  「ああ姉さん、いや、囮にするなら誰かなって」
リーフ  「ちなみに姉さんは? やっぱり豆腐なエディさんとか微妙なフリーダさんとか?」
ミカヤ  「え? そんなのサザに決まってるじゃない」
サザ   「ウワァァァァァァァァァァァァァァン!」
マルス  「ちょ、どこで聞いてたんですかあの人は」
リーフ  「しかし酷いねミカヤ姉さんも」
ミカヤ  「え、どうして? サザって強いし頼りになるし攻撃の大半を避けてくれるし、囮役にはぴったりだと思ったんだけど」
マルス  (生贄って素直に言った方が良かったのか)
リーフ  (そしてこの部分だけ聞き洩らしてるサザさんが哀れすぎる……)
86助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 00:45:40 ID:dsIzdnMT
GJ!囮ネタが続くなw
これがアイクとかヘクトルなら自分から囮になりそうだな

で、囮のくせに相手全滅させてるというオチ
87助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 01:08:48 ID:5QKhrqq2
>>86
セネリオ「ひどい有様です」
88助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 01:30:06 ID:RJzFsXS7
おい、しっこく大変な事になってるぞ
ttp://upload.jpn.ph/img/u25540.jpg
89助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 01:47:14 ID:49Kyc63f
やめて!ただでさえ恥ずかしがりなのに
漆黒ハウスに引きこもっちゃうじゃない!
90助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 03:26:03 ID:7hohSiD2
青い猫がリークしたに決まってる!
91助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 07:21:32 ID:pSobBIz9
>>86
リーフ「つか相手はアーマー隊なんだしこれ持って篭城すればよくね?っハンマー」
ジオル「殺す気ですか?」

デーッデッ!デーッデッ!デーデーデデー!

しっこく「やあ(´・ω・`)ようこそ、しっこく砦へ(ry」
リーフ「砦の中から出てくるなんてこの人でなしー!」
92助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 12:47:06 ID:7iiLzCWQ
マルス「リーフリーフ、ちょっとこっち来てみ」
リーフ「なにさマルス兄さん。また酷い目に合ってkhdnなんて叫びたくないよ僕は」
マルス「まあまあ、アイク兄さんとミカヤ姉さんの雰囲気がおかしいんだよ。一緒に聴かないか?」
リーフが断ろうとした次の瞬間、ミカヤの叫び声が響きます。

ミカヤ『アイク! いくらなんでもそれは入らないわよ! ちょっ、アッ――――――!』
アイク『ミカヤ姉さんはちょっと成長が遅いからな。リンとエイリークには入ったぞ?』

     ブバァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!

マルス「鼻血に虹がかかってるよリーフ。死ぬよ?」
リーフ「ごのびどでなじー!」
シグルド「KINSINの臭いを察知して早引けしてきました」
マルス「兄さんの神出鬼没ぶりは最早セネリオさんクラスだね」
シグルド「そうだぞマルス! この世界中のKINSIN共に、月に代わってお仕置きしてやるんだ!」

アイク『ん、よし。出したぞミカヤ姉さん』
ミカヤ『あ、やっぱり白いんだね』
アイク『健康な証だな』

    ブッバァァァァァァァァァァァァァァ!

マルス「志村、鼻血鼻血ー!」
リーフ「萌えたぜ……真っ白に萌え尽きたぜ………」
マルス「君は萌えの意味を誤解しているんじゃない? まあとりあえず、フラグが立ったね」
シグルド「死亡フラグがな! 待ってろアイク! 貴様に愛の苦しみを教えてやる!」

シネゴルァァァァァァ! ヌゥン! アアット! hage アッーーーーー! イッショニシンデチョウダイ! ナントォーー! イイモノダーッ! テンッ! クウッ! アッーーーーーーーーー!

マルス「静かになったねリーフ。……?」
返事が返ってこないのを不審に思ったマルスがリーフを見れば、そこにはドアが当たって気絶しているリーフがいました。うわごとで「khdnkhdnkhdn」とつぶやき続けています。
マルス「まあリーフはほっといて、事実の検証と行こうか」
部屋のドアをくぐってみれば、そこには口からだらだら血を流して気絶しているミカヤと、頭に漫画のようなこぶをこさえて気絶しているシグルドがいました。
シグルドが襲いかかったアイクはといえば、片手にラグネル、片手にペンチですが唇に火の酒はありませんし、別に背中に人生を背負ってもいませんでした。
アイク「マルス、どういうことなんだ? ミカヤ姉さんの乳歯を全部抜いてやってたらいきなりシグルド兄さんが突撃してきてこんなことになったんだが」
マルス「ああ、そういうことだったんだ」
そう、要するにこういうことだったんです。

ミカヤ『アイク! いくらなんでもそれ(ペンチ)は(口に)入らないわよ! ちょっ、アッ――――――!』
アイク『ミカヤ姉さんはちょっと成長が遅いからな。リンとエイリーク(の口)には入ったぞ?』
アイク『ん、よし。(口からペンチを)出したぞミカヤ姉さん』
ミカヤ『あ、やっぱり(歯って)白いんだね』
アイク『(ミカヤ姉さんが)健康な証だな』

マルス「シグルド兄さんも災難だったね」
アイク「そうだな」
マルス「……ねえアイク兄さん、そういえば、歯が無いけど?」
アイク「ああ、俺が喰った」
マルス「喰った!?」
アイク「何をそんなに驚いている? 古今東西、抜いた歯は下の歯なら上の歯で、上の歯なら下の歯で噛み砕くものだろう?」
マルス「そんな伝承聞いたこともないよ! 一体どうなってんのさアイク兄さんは!」
アイク「ああ、以外と美味かったぞ?」
マルス「美味かったんかい!」
93助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 13:50:52 ID:sQ935h5X
アイク「デーデッデーデッデーデデデデデー デーデッデーデッデーデデデデデー
    デーデッデーデッデーデデデデデー デーデッデーデッデーデデデデデー

    デーデッデーデッデデデーデデー デーデッデーデッデデデーデデー
    デーデッデーデッデデデーデデー デーデッデーデッデデデ…」

マルス「ご機嫌そうに鼻歌歌ってるけど
    途中から違う鎧の騎士のテーマソングになってる…。(月の民的な意味で)」
リーフ「兄さん…自分のライバルなのに覚えてないんだね。」
94助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 15:38:30 ID:pQGALFZe
セフェラン「もうひといきじゃ パワーをメティオに」
しっこく「いいですとも!」
アスタルテ「つかうがいい すべてのちからを」

つ【練成武器:Wメティオ(練成元:メティオ 威力、命中、必殺5段階強化+双剣ボーナス)】
95助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 15:45:07 ID:4lanVVOs
>>94
そこはセフェランじゃなくてアトスの役目だろ・・・フースーヤ的に考えて・・・
96その名はAKJ 第三章 1:2008/09/02(火) 17:09:41 ID:KgOmjJf9
第3章 財務・総務責任者クラリーネ

―8月中旬 AKJ本部
クラリーネ「プリシラさん!!恋愛支援部の支出はあまりではなくて?どうやったら月に200万Gも使えるんですの!?」
プリシラ 「ごめんなさい、『戦渦に巻き込まれた私と、それを颯爽と助けるレイモンド兄さま』というシチュエーションを是非やりたかったのです。そのためには、まず戦争を起さないといけないので・・・」
クラリーネ「それにティニーさんも、120万G使っていますわね」
ティニー 「ええっと、お金に困っている兄妹がいて、借金を返さないと入会どころじゃないらしくて、その肩代わりを・・・(あと夏コミの出店代と印刷代)」
クラリーネ「お2人とも、いくらなんでも使いすぎですわよ」
ティニー 「そういうクラリーネさんだって、しっかりと50万G使っているじゃないですか」
クラリーネ「う・・・それは兄さまとデート費用と、ティト抹殺のための暗殺者報酬で・・・と、とにかく、もう少し自重してください」
プリシラ・ティニー 「はーい、わかりました」
クラリーネ 「わかればよろしいですわ」
ラケシス 「クラリーネ、エルト兄様とデートしたいから30万Gほど用意できないかしら?」
クラリーネ「会長ぉぉぉぉぉぉぉ」

クラリーネ「まったく、このままでは赤字ですわ。何とかしないといけませんわね」

―8月下旬 リグレ本社
エルク  「クレイン様、お茶が入りました」
クレイン 「すまない、父上の教え子である君にこんなことをさせてしまって」
エルク  「いえ、僕がリグレ家に受けた恩に比べればこの程度のこと」
クレイン 「そういってもらえると、嬉しいよ」
エルク  「クレイン様こそ、あまりご無理をなさらずに」
クレイン 「そうはいかない、2時間後の取締役会に決算報告をしなければならないからね。何か見落としがあったら父上の恥になる」
エルク  「クレイン様がここまでご熱心であれば、パント先生も鼻が高いでしょう」
クレイン 「!!こ、これは一体!?」
エルク  「いかがなさいましたか!?」
クレイン 「金額の計算が合わない、書類上にない支出が存在している」
エルク  「何ですって!?」
クレイン 「一昨日の時点では確かになかった。だからこの2日の間に誰かが会社の金を抜き取ったんだ」
エルク  「そ、それで、金額は」
クレイン 「・・・ざっと500万G」
エルク  「500万!!」
クレイン 「このことが取締役会でバレたら父上のお立場が・・・」

パント  「どうしたんだい、クレイン?」
ルイーズ 「浮かない顔をして、何かあったのですか?」
クレイン 「ち、父上と母上・・・実は・・・」
パント  「ふーん、使途不明金で会社の金に穴がねぇ・・・」
クレイン 「申し訳ありません。全ては私の責任によるもの、いかなる罰をも受けましょう」
パント  「で、具体的にはいくらぐらいなんだい?」
クレイン 「ご、500万G程で・・・」
パント  「なんだ、クレインはそれ位の額でこんなに落ち込んでいたのか、相変わらず心配性だなぁ・・・」
クレイン 「そ、それ位って500万Gですよ」
パント  「大丈夫、大丈夫、すぐに取り戻せるよ」
クレイン 「無理です。仮に取り戻せたとしても。これから始まる取締役会で、どのように申し開きをすればいいのですか?こちらの対応によっては、私だけでなく父上も責任をとらされることに・・・」
パント  「大丈夫、大丈夫、何とかなるから」
クレイン 「無理です!!」
ルイーズ 「心配しないで、クレイン。お母さんとお父さんに任せなさい」
97その名はAKJ 第4章 2:2008/09/02(火) 17:12:43 ID:KgOmjJf9
―30分後
パント  「問題なかったよ、取締役達も許してくれた」
クレイン 「うそーーーん」
パント  「だから言ったじゃないか、心配することないって」
クレイン 「ち、父上、貴方はいったいどんな魔法を使われたのですか!?」
パント  「簡単なことだよ、ルイーズが『500万G程使ってしまったのですが問題ありませんね』ってニッコリ笑ったら取締役一同『問題ありません』って言ってくれたよ」
ルイーズ 「優しい方達でよかったわ。でも大丈夫かしら、皆さん顔が赤かったし、息も荒かったし、目も何処となく虚ろで、ご健康が心配だわ」
エルク  (つまり取締役全員『ルイーズ様ハァハァ』状態だったと)
クレイン (この場合、笑顔1つで500万をGなかったことにできる我が母の魅力に驚くべきか、それとも取締役全員人妻萌えの我が社の未来を憂うべきか・・・)
パント  「いやぁ、それにしてもルイーズの笑顔はいつ見ても最高だね。まさに『君の瞳はトールハンマー』」
ルイーズ 「まぁ、あなたったら」
クレイン (いけない、尊敬する両親の仲がいい姿を見て『ちょっとうざい』と思ってしまっては、息子としていけない)
パント  「そろそろ時間だね。ちょっと出かけてくるよ」
クレイン 「あ、あの、何処へお出かけになるのでしょうか?」
パント  「いやあ、シレジア社のレヴィン社長と約束があってね。ああ、多分明後日位まで帰らないから留守を頼むよ」
クレイン 「し、しかし父上、明日はアカネイアの社長達との会見が・・・」
ルイーズ 「まぁ、そんな小さなことを覚えていたなんて、クレインはしっかりものですね」
パント  「本当父として鼻が高いよ、もう私も引退かな。そういうことで、行ってくるね」
クレイン 「ちょ、父上、答えになっていません」
パント  「大丈夫、なんとかなるから。じゃぁ頼んだよ〜」
ルイーズ 「お土産買ってきますわね」
クレイン 「待って下さーーーい」

―パント夫妻、イチャイチャしながら出かける
クレイン 「・・・エルク」
エルク  「は、いかがなさいましたか?」
クレイン 「誤解しないで欲しいんだけど、ぼくが世界で一番尊敬するのは両親なんだよ」
エルク  「それは、存じております」
クレイン 「父は素晴らしい人だよ。家柄、才能、容姿、何一つ欠ける事がないのに決して奢ることはない」
エルク  「十分に存じております、先生が拾ってくださらなければ、今頃私は生きておりません」
クレイン 「母も常に愛に溢れ、誰にでも優しい」
エルク  「それも十分に存じております、私も実の息子と同様に育てていただきました」
クレイン 「そんな両親を持ったぼくは幸せ者だよ。本当、尊敬に値する方々さ・・・でもね」
エルク  「でも?」
クレイン 「ぼくは少し、ほんの少しだけ思うんだ。『2人ともちょっと 自 由 す ぎ な い ?』って」
エルク  「そ、それは・・・」
クレイン 「いやね、ぼくの頭が固いってことはわかっているんだよ、それでもね500万Gの金をニッコリで済ませちゃうのはどうかと思うんだよね」
エルク  「いや、あの・・・」
クレイン 「500万ってさ、大金だよ?ヘクトル編ハードでも資産評価☆5つを5週してもまだお釣りがくるんだよ」

注:携帯ゲームソフト板の封印烈火聖魔総合スレによると、ヘクトルハードの資産評価☆5つのボーダーは約85万G。

エルク  「ま、まぁ、先生のご人徳ということで」
クレイン 「明日の会見ってものすごく重要なんだよ。マケドニアあたりに隙を見せたら、何されるかわからないんだよ?それ全部ぼくがフォローしてるんだよね」
エルク  「じゅ、十分存じて追ります」
クレイン 「父上にはエトルリア一の企業の長という自覚を持っていただきたいんだよ。それなのに父上のやることといったら魔道研究か母上とラブラブするか・・・」
エルク  「ま、まぁ、先生は元々魔道の研究が本職でいらっしゃいますし、それにご夫婦が仲がいいのは素晴らしいことだと・・・」
クレイン 「限度ってものがあるよ!!クラリーネはじゃじゃ馬だし、本当ぼくの苦労は絶えないよ・・・。最近やたら髪が抜けてきているのもそのせいだね」
エルク  「髪の毛については痛いほどわかります。私もある横暴シスターのせいで抜け毛がひどくて・・・」
クレイン 「ははは、今度一緒にかつらを探そうか」
エルク  「ご、ご冗談を・・・」
クレイン 「はぁ、そろそろ時間だね。出かけてくるよ」
エルク  「どちらへ?」
クレイン 「父上と一緒さ。シレジア社のセティとね、お互いの苦労を愚痴りあってくるよ」
エルク  「い、いってらっしゃいませ」
98その名はAKJ 第3章 3:2008/09/02(火) 17:15:16 ID:KgOmjJf9
―AKJ本部
クラリーネ「臨時資金500万G、調達してきましたわ」
ティニー 「すごい、さすがクラリーネさん」
プリシラ 「これで積極的に活動が行えますね」
ラケシス 「お疲れだったわね、クラリーネ」
クラリーネ(ああ、申し訳ありません、クレイン兄さま。私のせいで、お苦しみになって・・・あ、でも苦しんでいるお兄様の姿も、憂いを帯びていて、す・て・き)
クラリーネ(はっ!いけないわ、クラリーネ。愛するお兄様が苦しんでいらっしゃるのに喜ぶなんて、妹失格ですわ)
クラリーネ(でも、あの影を帯びた表情は・・・いけない・・・だけど・・・あぁ・・・)
ティニー 「なんか、自分の体をかき抱いて色々独り言いっているみたいだけど・・・」
プリシラ 「きっと愛するお兄様のことをあれこれ考えているのでしょう、我々にとってごく日常的なことではないですか」
ラケシス 「そうね、わたしなんか、1日1回はエルト兄様と愛し合っている想像をしないと夜眠れないわ」

―AKJは会員から一切金銭を徴収しない。AKJの運営費用は主にノディオン、フリージ、リグレ、コンウォルといった名家からの『自発的支援』のもとに成り立っている。
 その財産管理を統括するのがAKJ役員の1人、クラリーネである。
 リグレ家・リグレ社で起こる使途不明金の流出は、クラリーネによる抜き取りなのだが、パント夫妻の人徳(?)によってさして実害は無いという。

第4章へ続く

おまけ

―夜、パント夫妻とレヴィンらの宴
レヴィン 「それでは乾杯」
一同   「かんぱーい」
パント  「レヴィン君、君はまた女性二人を連れてきているけど、そろそろ身を固めたほうがいいんじゃないのかい?」
ルイーズ 「そうですよ、いつまでも待たしては、女の子が可哀相よ」
シルヴィア「ほんっと、いい加減はっきりしてほしいわよね。ま、もちろんあたしを選ぶんだろうけど」
フュリー 「レヴィン様・・・わたしは信じていますよ」
レヴィン 「HAHAHA・・・2人とも冷静にね」
パント  「君も罪な男だな」
レヴィン 「そんなことよりも、明日から1週間俺達はカダインに遊びに行くんだが、良かったら一緒にどうだい?」
パント  「いいのかい?あそこは魔道の本場だから是非行ってみたかったんだよ」
ルイーズ 「楽しそうですね、私もご一緒します」
レヴィン 「明日大事な会議があった気がするけど、セティに任せればいいや。いやぁ、優秀な弟を持つと、兄は楽ができるなぁ・・・」
パント  「私たちもそろそろ引退かな。クレインも立派に育ってくれたし」
ルイーズ 「クラリーネも『素直ないい子』に育ってくれましたし。本当、立派な子供を持って私たちは幸せですね」
一同   「HAHAHAHAHAHA」

―同時刻「カリルの店」
クレイン 「酒がたりんぞぉぉぉ」
セティ  「そうだ、そうだ、もっともってこい!!」
クレイン 「しかし、あれだね、本当自由奔放な家族を持つと苦労するよね」
セティ  「全くだよ、兄上の好き勝手の後始末は全部私がやっているんだから・・・はは、飲まなければやっていられないね」
クレイン 「だから酒をもってこぉぉぉぉい」
セティ  「そうだ、早くしないとフォルセティぶっ放すぞぉぉぉ!!」
カリル  「ちょっと、ちょっと、お兄さん達飲み過ぎだって。せっかくのいい男がこんなに酔って台無しじゃないか。彼女が見たら泣くよ」
クレイン 「彼女?はっ!ティトのデートは全て何者かに潰されたさ!!今じゃティトは私に会ってもくれない、噂じゃアレンとかいう奴とラブラブだってさ、ちきしょーーー」
セティ  「ティニーがね、2ヶ月ぶりに私と会いたいっていうんだよ、私は喜んで会いに行ったさ。そうしたら彼女はなんていったと思う?」

ティニー 『今度の新刊はセティ×リーフでいきたいのでモデルになってください』

セティ  「だとよ、一晩かけてデートコース考えてきた私が馬鹿みたいじゃないか!!」
カリル  「・・・あーその、あたしがこんな事言うのもあれだけど、まぁ、元気だしなって」
クレイン 「どうせ私は真面目だけがとりえの男さ。ハードブーストつきでやっとウォルトとどっこいのヘタレさ。遊牧民のおかげで必要0のスナイパー(笑)さ」
セティ  「そうさ、ティニーはリーフLoveでアーサーにべったりなのさ、私なんて同人のネタにすぎないのさ」
クレイン・セティ「わかったら酒を持ってこーい!!」
カリル  「あー、ラルゴ。悪いけど酒追加。このお兄さん達、潰れるまでやめなさそう」

この場のセティはトラキア776仕様(レヴィンと血縁)ということでお願いします。
99助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 18:14:06 ID:pdsoXVbV
>>96-98
クレイン哀れすぎ吹いたwwww
クレインには宝玉を自軍に持ってくるという最大級の仕事があるじゃないか(´・ω・`)
100助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 19:50:24 ID:jgJfBhyU
このスレのリグレ一家にはクレインしか常識人がいないのかw
101助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 20:28:27 ID:yDlOU0gQ
いや、もともとリグレはクレインしか常識人がいないと思われる…あとエルクか
102助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 20:59:00 ID:zvJwYZJ8
>>99
クレインは能力的には…だもんな
銀の弓と宝玉取ったらサヨナラ
103助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 21:21:30 ID:pSobBIz9
そもそもパント先生が
その辺の平民を才能があるからと拾って弟子にしたり
魔道の研究に集中したいからと突如魔道将軍を退任したり
息子の命の恩人だからと剣闘士を使用人という名目で養ったりと
エトルリア貴族としては非常識極まりないからな

そういう公爵に同調する嫁が常識人であるはずもなく
娘は娘で相当なわがままだしな・・・・
104助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 21:39:07 ID:VrGH7sM/
エルトリアの王侯貴族でまともな人物って少ないと思う。
105助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 21:43:43 ID:UDtza00P
クレイン兄様はヲルトに地味に速さと幸運で勝ってるよ!
106助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 21:44:42 ID:jKdiEfdC
>>104
エルトリアじゃない。エトルリア。
それはともかく、封印での王、王子、3軍将みんなまともじゃないか?
107助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 21:48:26 ID:Bo6KeSlE
クレインと並ぶ常識人はディークだけか。
でもシャニーとの関係でロリコン疑惑が…
108助けて!名無しさん!:2008/09/02(火) 22:36:38 ID:QgXvy2wp
エリウッ!とかワカメがまともと申したか
109Let's肝試し!(47):2008/09/03(水) 08:09:47 ID:A7IuqY2z
ちょっと日が開いてしまいましたが続きを投下します
前回(12スレ目 369-375)

ギィッ…
ヘクトル「普通のドアだ」
エフラム「普通だな」
エリウッド「普通だね」
今までの常識を覆すドアがある階層にしては普通なドアを開け、とりあえず中へ入る
エフラム「資料庫か?」
ヘクトル「みたいだな、ちょっとカビくせえな…」
エリウッド「あ、窓がある、開けてくるよ」
エリウッドは小走りで奥へ行き、ギギギッという少し耳障りな音をたて、窓を開ける
部屋は資料庫というだけあり、それなりに広く、部屋を仕切るように金属製書類棚が3つほど置いてある
もっとも、資料そのものは…
エフラム「だいたい資料は持ち出されてるな」
ヘクトル「いくつか残ってるけどボロボロで読めねーよ」
エリウッド「ああ、窓から入ってくる空気が美味しい…」
三人の言うとおりである(一人関係なかったが)
ヘクトル「にしてもすごいサビてるな、この棚」
棚の表面を指でなぞるとサビてるときのザラザラとした感触が伝わる
エフラム「かなり長い間放置されていたんだろうな」
エリウッド「もうなんかちょっとした事で倒れちゃいそうだよ…少し傾いてるし」

ロイ「ねぇ…本当にやるの? これ…少し危なくない?」
マルス「仕掛けちゃったものは仕掛けちゃったんだし、今更でしょ」
リーフ「まあ、やっちゃおうよ」
マルス「じゃあ作動させるよ」
マルスは戸惑いなく頑丈な糸を引いた…

ギギギッ…
ヘクトル「なんか聞こえねえか?」
エフラム「ああ…なんか軋むような音がする」
エリウッド「――! 二人とも、部屋の端に寄るんだ!」
棚がいきなり揺れ始めた、今にも倒れそうである
エフラム「! まずい!」
ヘクトル「ちょ…待て、俺今部屋の真ん中で間に合わな…だぁーーー!!?」
ガシャンッ!! ドタンバタン!! ガンガンガン!!
エリウッド「げほごほ…埃がすごい…ヘクトル、エフラム、無事かい?」
エフラム「俺は大丈夫だ、ヘクトル、お前はどうだ」
ヘクトル「ああ、なんとかな…かなり危なかったぜ」
幸いにも棚が上手い具合に倒れたことで隙間ができ、ヘクトルはその隙間にいた
必要最低限の物をどけ、ヘクトルは這い出てきた
ヘクトル「ふぅ、死んだかと思ったぜ…」
エリウッド(死んでもオームとかバルキリーとかあるけどね…)
エフラム「さすがに肝が冷えたぞ…」
三人は目の前の書類棚全てが倒れている惨状を目の当たりにしていた
エリウッド「とりあえず出ようよ、埃がすごくて…」
エフラム「賛成だ、息苦しい…」
ヘクトル「おう、早く出ようぜ」
埃がたちこめ、息苦しくなった三人は片手で鼻と口を押さえ早足で部屋を後にした…
それと入れ違いになるようにさっきとは別の訪問者三名
110Let's肝試し!(48):2008/09/03(水) 08:11:04 ID:A7IuqY2z
ロイ「うわ…これはひどいや…」
リーフ「ひどい有様です」
マルス「…これはちょっとやりすぎじゃないかい、二人とも…
    ヘクトル兄さんやエフラム兄さんはともかくエリウッド兄さんにはまずいって…」
マルスは折れた金属製書類棚の支柱となる部分の一部を拾い上げながら言った
それはまるで先端が槍のように鋭くなっており、当たり具合によっては…
ロイ「違うよ、これは僕らじゃないよ」
マルス「あれ…なら僕が引っ張ったのはなんだったのさ?」
リーフ「これだよ」
リーフが手にしていたのは重めで表面がデコボコしたボール、大きさは野球ボールぐらいである
ロイ「棚の上にこれを複数いれたダンボールを置いたんだよ、マルス兄さんが引っ張ったのはこれ」
ロイは傍に落ちていたダンボールをひろいあげ、それに結びついていた糸を手に取る
マルス「そうなのか…じゃあ本当に間一髪だったのか兄さん達」
リーフ「みたいだね…別の意味でこっちも肝が冷えたよ」
ロイ「あちこちに罠を張る前に部屋の安全性とかもう一度確かめた方がいいかも」
リーフ「もう兄さん達4Fの階段に着くだろうし、僕らも4Fに先回りして安全確認しよう」
リーフ達は4Fへ先回りするべく隠し階段へ急いだ…

エリウッド「もうすぐ4Fだね、そこに階段がある」
ヘクトル「もうゴールはすぐそこだな、よっし、とっとと行こうぜ」
エフラム「確か旗が置いてあるんだったな、見落とさないように探そう」
この三人も4Fへの階段を上っていった…
―4F―
ヘクトル「ここもそれなりに入り組んでやがるな」
エフラム「旗を探し出せば終わりか、だがどっちへ向かえばいいんだこれは…」
エリウッド「まあ、これまで通り見てまわろうよ」
エフラム「廊下の一番奥…だったか、旗が置いてあるのは」
ヘクトル「今にして思うと結構曖昧だな」
エリウッド「ゆっくり探せばいいさ、とりあえず行こう」

リーフ「とりあえず部屋みたけど、大丈夫だよ」
ロイ「あっちの部屋も大丈夫そうだよ」
マルス「こっちも確認してきた、異常なさそうだね」
どうやら手分けをして安全性を確認してきたようだ、
そこまで時間はなかっただろうに仕事の速い三人だ…
ロイ「さすがにさっきみたいな事がまた起きたらまずいもんね…」
リーフ「まあ、再度確認してきたんだし、今度は問題ないでしょ」
ロイ「でも、一応用心しとこう」
マルス「そうだね…」
三人はこれまで通りエリウッド達の姿が確認できる場所に身を潜めた

エリウッド「あ、扉だ、開けるよ…なんか重いなぁ…」
エフラム「手を貸そう」
ヘクトル「俺も手伝うぜ」
ドアノブを回し、結構重めの扉を力を込めて押す
無事開き、中に身を滑り込ませる、ドアが重い音とともに閉まる
111Let's肝試し!(49):2008/09/03(水) 08:12:15 ID:A7IuqY2z
ヘクトル「…物置か、これ」
エフラム「そのようだな…なんかいろいろ置いてあるぞ」
ヘクトルとエフラムは部屋の奥へ進み、部屋を見て回る
エリウッドは部屋に入ってすぐのところを見ているようだ
ヘクトル「ガラクタばっかだな」
エフラム「ああ、さっきの給湯室と同じ状況みたいだ」
使用回数残り少ない武器(良くて数回)とか、たんなるガラクタ置き場である
(ちなみにマルスがスリープの杖を発見した場所でもある)
ヘクトル「この手斧、まだ一回使えるじゃねーか」
その辺にほっぽらかしてあった手斧を手に取る、
鉄製の棒に刃を取り付けただけの簡素なデザインだ
エフラム「この槍もだ、どうせなら最後まで使ってやればいいものを」
エリウッド「物は大事にしないとね」
エフラムは槍を、エリウッドは剣を手に取る
ヘクトル「よっし、最後の一回は俺が使ってやるぜ!」
エリウッド「使うって…誰かに向って投げる気かい? 危ないよ」
ヘクトル「要するに何かに当てればいいんだよな」
エフラム「自分で投げて自分で喰らっておけ、手斧だし出来るにだろう」
ヘクトル「んなことするわけねーだろ!! 俺死ぬじゃねーか!」
エリウッド「大丈夫だよ、君なら手斧一回ぐらいじゃ死なないよ」
エリウッドによくわからない信用をされているヘクトルは少し頭を抱えた
ヘクトル「エリウッドお前な…あーもういい、エフラム、そこに槍を立ててくれ」
エフラム「これに当てる気か、まあいいだろう」
エフラムは先ほど見つけた槍を、
その辺に置いてあった荷物(ガラクタ)で床に対し垂直に立つよう固定した
ヘクトル「よっし、俺の華麗な手斧投げを見せてやるぜ」
ヘクトルはそう言い、固定した槍と距離をとる
エフラムとエリウッドはヘクトルの後ろへ避難する
ヘクトル「おりゃあ!」
勢いよく手斧を投げる、右に旋回し、固定した槍にクリティカルヒットする
エリウッド「さすがだね、斧の扱いにかけては本物だ」
エリウッドがパチパチと拍手を送る
ヒットした手斧はブーメランのように回転しながら手元へ戻ってくる、その時だった
スポッ ドガン!! ガンッ
エフラム「…おい」
エリウッド「い、痛い…」
なんと刃の部分がすっぽ抜けてしまい、エフラムの傍のすぐ後ろの壁に勢いよくめり込んだ
棒の部分はヘクトルが思わず事態で動揺し受け取り損ね、
後方のエリウッドの方へ向かい、頭にクリーンヒット
ヘクトル「…悪い」
とりあえず謝罪するヘクトルだった
エリウッド「いたた…それにしてもこの部屋には何もしてないのかなマルス達」
エフラム「罠らしきものは見当たらんぞ」
エリウッド(だいぶ痛みがひいてきたよ…)
ヘクトル「マジでなにもないのか? 奴らの事だし、ぜってー何かあるはずだぜ」
エリウッド(あれ、なんだろ、これ)
エリウッドは未だ少し痛む頭を押さえながら、
荷物の中から不自然ににょきっと飛び出している長い棒に目を引かれた、
とりあえず手を添え、引っ張って見ることにした
エリウッド(持ち上がらないな…よいしょ!)
とりあえず無理矢理引っ張ってみる、なんとか持ちあげた
棒の先端には大きな黒い金属の塊がついている
エリウッド(変な物取り出しちゃったよ…って、あれ…体が勝手に)
112Let's肝試し!(50):2008/09/03(水) 08:13:11 ID:A7IuqY2z
ガンッガンッガンッ!
いきなり部屋に妙な音が響き渡りエフラムとヘクトルは音源に目を向け、言葉を失う
エフラム「…何をしてるんだ?」
とりあえず先に回復したエフラムがそう問いかけた、目線の先を追うと
そこには巨大な金槌を一心不乱に振り続けるエリウッドの姿が
エリウッド「わ、わからない、でも体が止まらないんだー!」
ヘクトル(どっかで見た気がするなあれ…)

ロイ「マルス兄さんでしょ、あれ置いたの」
マルス「うん」
リーフ「なんで持ってるのさ…」
マルスが置いたもの、それは地区対抗格闘技大会のハンマー、
取るとしばらくの間勝手に振り続け、当たるとすごーく痛いものだ
マルス「ちょっと持ち出してきたんだ、ついでに言うと取った人は
    軽度のバサーク状態になるように細工してきた」
リーフ「ちょ…」
ロイ「危なくない? それ」
マルス「大丈夫さ、あれで殴られても猛烈に痛いだけで絶対に命には関わらないさ、
    実際あれで死者は出てないしね」
リーフ「兄さんテラ鬼畜」
マルス「うるさいうるさいうるさーい!
    最近では威力が上った金色のハンマーとか出てくるし
    それがピコハンだったときの安心感はとてつもなく大きいんだ!
    いつもピンク球とか赤帽子ヒゲ親父や電気鼠
    その他色んな人に当たりのハンマーのとき
    あれで殴られるのがどんなものか皆少し知ればいいんだーー!!」
ロイ(よっぽど嫌だったんだろうなぁ…というか私怨入ってるよね、これ)
マルスが句点をおかず一息で先ほどの長いセリフをまくしたてながら軽く発狂する中、
物置内では…
エリウッド「あ…あれ? 体が…」
エフラム「…なんでこっち向くんだ?」
ヘクトル「そしてなぜ近づいてくるんだよ?」
エリウッド「わからないよ、でもなんか…殴りたい気分だ」
どうやらバサーク状態になりつつあるようだ…目つきが段々変ってきた
エフラム「冗談はよしてくれ…」
ヘクトル「お、おい…」
エリウッドが二人に一歩近づく、ヘクトルとエフラムが一歩下がる
また近づく、下がる…
ヘクトル「エリウッド! 正気に戻れ!!」
エフラム「くそ…どうすればいい…!」
ドアを開けて逃げればいいではないかと思うかもしれないが
ここのドアが異常に重いので開けて逃げるまでにやや時間がかかってしまう
それまでに追い付かれたらアウトである、部屋もそこまで広くはないのだ、所詮物置だし…
エリウッド「ふ…ふふ…はっはは…」
ついに笑い始めた、俯いているため表情はわからない
ヘクトル「エリウッド…?」
エフラム「…?」
そしてエリウッドは顔を上げる、その瞳には怪しげな光が宿っていた
エリウッド「殴らせろおぉーーーー!!!!」
ヘクトル&エフラム「「わーーーーーー!!!!」」
狭い物置内での追いかけっこが始まった
113Let's肝試し!(51):2008/09/03(水) 08:14:29 ID:A7IuqY2z
エリウッドのハンマーが無差別に周囲を破壊しまくる
ヘクトル「うおっと!? 正気に戻れエリウッドー!!」
エフラム「ヘクトルの言うとおりだ…おわっ! 正気に戻ってくれ!!」
エリウッド「HAHAHAHAHA!!」
完全に壊れてしまっている…
エリウッド「我殴る! 故に我ありーーー!!」
エフラム「どっかで聞いた気がする言葉だなーーー!!??」
ヘクトル「なんかデフォルトとかいうやつの言葉じゃなかったっけかーー!!?」
(注:デフォルトではなくデカルトです)
ドゴンッ!! ドガアッ!!
物置内にある物をヘクトルとエフラムを追いながら片っぱしから潰していくエリウッド
潰した際に四散する残骸を避けながらエリウッドと距離を取るヘクトルとエフラムには
まさに命がけである
ヘクトル(そうだ…確かアイク兄上がハンマー相手には
     カウンターで返り討ちにしてやったって話してたな…よし!)
ヘクトルは近くにあった斧を手に取る
エフラム「ヘクトル!? 何をするつもりだ!」
いきなり斧を手に取り、今までに見たことのない構えでエリウッドに向きなおるヘクトル
ヘクトル「まあ、見てろって…!」
意気込んで、床を踏みしめる
エリウッド「デストローーーーイ!!」
ヘクトル「いくぜ、エリウッド!」
ガインッ!!
ヘクトル「NOOOOOOOOOO!!!」
エフラム「何がしたかったんだお前はーーーー!!!!」
失敗したようだ…ぶっつけ本番で出来るような芸当ではなかったらしい、宙を舞うヘクトル
エリウッド「HAHAHA!! 蝶! サイ! コォー!!」
ヘクトル&エフラム「「アッーーーーーーー!!!」」

リーフ「ねぇ、本当に大丈夫なの…」
マルス「ここまでなるはずじゃなかったんだけどなー…」
ロイ「ヘクトル兄さん、エフラム兄さん…冥福を祈るよ」
リーフ「いや殺さないでおいてあげようよ」
マルス「まあ、もうちょっとしたら効果は切れるけど…」

数十秒後…
エリウッド「あ、あれ? 僕は何をしてたんだろ…なんか暑いなぁ…」
どうやら正気に戻ったようだ、今まで体を動かしていたため額には爽やかな汗が…
エリウッド「なんだろ、いい運動したような気が…って…」
額の汗を拭いながら周囲を見渡すと物置の物が四散し、壁や床はヒビだらけ(一部に穴)
その中にヘクトルとエフラムがボロ雑巾のようにへばっている光景が広がっていた
エリウッド「ふ、二人とも大丈夫かい…?」
ヘクトル「全然…」
エフラム「大丈夫じゃ…な…い」
それだけ言うと二人は床に突っ伏し、機能停止
エリウッド「ちょ、二人ともしっかりしてくれー!」
結局二人がある程度回復するまでその場から動けなかった…
ようやく動けたのはそれから十数分後の事だった

エフラム「少しクラクラする…」
ヘクトル(あれはマルス達が置いたのか…? だったら覚えとけよ…)
両者ともかなりのダメージを負い、やや足取りが頼りない
ヘクトルは罠を仕掛けた三人にひそかに恨みを募らせつつあった
エリウッド「なんかわからないけどゴメン…」
エフラム「ああ…大丈夫だ、多分…」
とりあえず旗を探さねばなるまい、
エフラムとヘクトルがある程度回復したところで行動を再開した
114Let's肝試し!作者:2008/09/03(水) 08:18:09 ID:A7IuqY2z
ここで切りです、前回の作品へのリンクは
前回に投稿した場所だけに絞りました…数が多くなり途方もないので;

最近ネタの投稿数が多くて色々とカオス…w
まとめてで申し訳ないですが皆さんGJ!!
115助けて!名無しさん!:2008/09/03(水) 15:23:00 ID:LZOX1ONi
>>96-98
セティとクレインがwwww
某妹達自重しろよwww色んな意味でwww
GJ!

>>109-114
久しぶりのネタ乙です!
マルスも漆黒と同じ位ハンマーが嫌いなのはよく分かりましたw
GJ!
116助けて!名無しさん!:2008/09/03(水) 17:54:48 ID:I13Q/yLO
今更ながら紋章町で五輪があったら


ミカヤ→もっぱら応援。五輪は第一回大会から見てる
シグルド→野球でFEブラザーズの監督として活躍。指揮2だけど
エリンシア→選手達の筋肉ハァハァ
アイク→陸上競技のほとんどのメダルをかっさらう
    特にハンマー投げでは超記録を出すがしっこく選手に当たり失格
ヘクトル→柔道でメダル獲得。階級は(ダキュンダキュン)Kg超らしい
エフラム→槍投げや棒高跳び等長物を使う競技でメダル獲得
エイリーク→そのフラットな身体は水中で抵抗を受けず見事に水泳で金
エリウッド→馬術に出るもデブ剣に足を引っ張られ(ry
リン→バドミントンペア「リンフロ」として有名に
   カップリングっぽい名前のせいでさらに深まる百合疑惑
アルム・セリカ→冬季のフィギュアスケート男女ペアに出るらしい
セリス→フェンシングでメダル獲得。本当はレスリングとかしたかったらしい
マルス・リーフ→賭けに夢中になってる
ロイ→卓球。
117助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 01:16:20 ID:XqgPLysm
>エリウッド
デブ剣が電光掲示板に写った竜に反応するとか、可哀相な事故だったね……

シグルドはあれか、キュアンとエルトをコーチに召集したのか?
118助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 01:52:27 ID:L7cKQwxG
あとリーフはマラソンと近代5種で金ではないがメダル獲得。
トライアスロンでは金をゲットしていそうだ。
でお姉さんをナンパしようとして、ry
119あの人の兵種変更:2008/09/04(木) 01:55:58 ID:MyZ8endr
 新暗黒竜の兵種変更ネタが出てくるので、気になる人はスルー願います。


マルス  「新暗黒竜が発売して結構たったね」
リーフ  「売り上げもなかなかいいみたいだしね。
      いくらぐらいになるんだろ?」
ロイ   「リーフ兄さんはすぐお金と結びつけようとするよね」
リーフ  「I love money.I need シルバーカード!」
セリス  「リーフらしいね」
アルム  「それだけですますのもどうかな……」
マルス  「リーフのことはおいといて、新暗黒竜って第2部も入れる予定
      だったらしいね」
ロイ   「それが本当なら第2部もいずれリメイクされそうだね。
      ……なんでマルス兄さんばっかり……orz」
アルム  「……存在自体忘れかけられているよりマシだよ……orz」
マルス  「さて、そろそろ本題に入ろうか。みんな兵種変更については
      どう思う?」
セリス  「僕は新鮮でいいと思うよ」
ロイ   「自分の好きなキャラを好きな兵種にできるのはいいよね」
アルム  「でも、そのせいで使われなくなった人もいるけど……」
マルス  「ドーガ涙目ww」
リーフ  「僕はダメだと思う。なんで盗賊になれないんだ!
      全員盗賊にして盗みまくりたかったのに!!」
ロイ   「……もとから『盗む』はないから」
マルス  「ところで、みんな兵種変更で気づいたことはない?」
セリス  「気づいたことって?」
マルス  「兵種変更をした時のちょっとした特徴とかさ」
アルム  「同じ兵種の数にかぎりがあるとか?」
マルス  「それもそうだけど、他にはなにか気づかない?」
120あの人の兵種変更:2008/09/04(木) 01:57:41 ID:MyZ8endr
ロイ   「あっ!兵種変更で、Sナイト、アーチャー、剣士、魔道士、
      僧侶、シスター、
      Pナイトになるパターン(以後パターン1)と
      戦士、海賊、傭兵、ハンター、Aナイト、ダークマージ
      になるパターン(以後パターン2)の2パターンある!」
マルス  「そうなんだ。ところで話が少し戻るけど、第2部に出てくる
      シーマさんをどう思う?」
リーフ  「そりゃあ、美人でグラマーな僕好みのお姉さんさ!」
マルス  「これから僕が話すことを聞いてもそう思えるかな?」
リーフ  「僕のお姉さん好きはそう簡単には揺らぎはしない!!」
マルス  「そう。……最初に言ったけど、新暗黒竜に第二部も入れる予定
      だったって言ったよね。それでもし第二部も入っていたら
      当然第二部のキャラも兵種変更も可能になるよね?」
ロイ   「そうなるけど、それがどうしたの?」
マルス  「シーマさんの兵種は何かわかるかい?」
セリス  「……何って確かジェネラルだよね?」
アルム  「ジェネラルがどうか……あっ!!!」
マルス  「アルムは気づいたようだね。そう、ジェネラルで兵種変更を
      する場合パターンは……」
アルム  「パターン2!」
マルス  「そして、パターン2には、戦士、海賊に変更可能!さらに
      ジェネラルは上級職だから変更したら……」
アルム  「ウォーリアーorバーサーカー……」
マルス  「そう、つまりシーマさんは女性で唯一ウォーリアーor
バーサーカーになれたんだ!!」

     「「「ナッ、ナンダッテェーーッ!!」」」

リーフ  「そっ、そんな……あんなきれいなお姉さんが……
      『ドーラを出せ!』とかいうゴーゼでワロスwwなバケツ頭
      に角生やしたようなかぶとのガチムチになるなんて……orz」

ロイ   「それはゴンザレスもびっくり!ガレットが目ぇまわして
      ギースなんて船からダイブして陸に上がったカッパになるね」
アルム  「??なんでギースが船?ギースは魔戦士で砂漠の王じゃ……」
セリス  「なに言ってんの?ギースは剣と弓が使えるジェネラルだよ」
マルス  「そんな脇役どうだっていいじゃんw」    

121あの人の兵種変更:2008/09/04(木) 02:00:07 ID:MyZ8endr
ピンポーン

リーフ  「あまりにショックで心を痛めているときにだれだよ……
      はーい、すぐ行きますよ」

      あっ、サムソンさんなんか用ですか?えっ、シーマへの侮辱
      ゆるさん?いやっ、言い出したのはマルス兄さアッー!
      このひとでなしーーっ!

マルス  「いやぁ、平和だねぇ」
ロイ   「どこがっ!!リーフ兄さんが……!」
マルス  「でも、それいつものことじゃないか」
ロイ   「そうだけど……」
???  「平和なところ失礼する」
マルス  「げぇーっ!シーマ!!」
セリス  「ジャーン!ジャーン!」
アルム  「……セリス兄さんいきなりどうしたの?」
セリス  「……僕もよくわからない」
ロイ   「きっとそれはルーメイの罠だ!」
マルス  「それじゃあただの出稼ぎDナイトじゃないか」
ロイ   「そうだった」

一同   「「「「アハハハハッww」」」」

シーマ  「……だまりなさいっ!」

一同   「「「「イエス、マム!」」」」

シーマ  「マルス殿……。最期に聞いておきたいことはありますか?」
マルス  「イエス、なぜここにいるのでありますか?」
シーマ  「たたかいはできませんが、ちりょうのつえがつかえるご老人
      がワープの杖で運んでくれました」
マルス  「(……あのきずぐすりっ!)……あとなぜグラディウスを
      持っているんですか?」
シーマ  「ニーナ殿から逃げる方法をお教えしましょうと言ったら、
      快く貸してくれました」
マルス  (そんな簡単に貸すなよっ!FE界のシャ○・アズナブル)
シーマ  「わたしからも聞いておきたいことがある」
マルス  「な、なんでせうか?」
シーマ  「だれが胴長で、ダセェゴーヤでワロスwwなバケツみたいに
      中身がからっぽな頭でガチムチな超姉貴ですか?」
マルス  「それを言ったのはリーフ…(それとあなたの勝手な脳内変換)」
シーマ  「……覚悟はできましたか?」
マルス  「いえ…まだ……」
シーマ  「このグラディウスの槍があるかぎりあなたに勝ち目
      はありません。不運だったとあきらめてください」
マルス  「……それ違う人の台詞……」
シーマ  「問答無用!」
アルム  (マルス兄さん。……ゴメン、助けられそうにない。
      無力な僕を許してくれ)
ロイ   (ここまでおびえるマルス兄さんは貴重だな……)
セリス  (…………)←あまりの恐怖に気絶中
マルス  (…………)返事がないただの屍のようだ
シーマ  「これぐらいでかんべんしておいてあげましょう」

     ((どうみてもやりすぎだろ!!)


おわり
122助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 02:25:55 ID:JxREBHZw
ちょwwシーマさんwww
何と言う事だ、シーマさんがガチムチなワロスになる可能性を秘めていたとはww

てか、まさかこのスレでゴーゼワロスの名前を目にするとは思わんかったwww
123助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 02:47:01 ID:qdb7HG/7
ないす!最近新暗黒竜ネタも増えてきたね
自分も小ネタを1個

アイク 「兵種変更か。俺もさらなる強さのためにチャレンジしてみるか」
マルス 「いや、兄さんのユニットでは無理でしょ。さすがに・・・」
アイク 「いや、世の中やってやれないことなんてないぞ。今からそれを見せてやる」

アイクはシューターに兵種変更した!

マルス 「ちょwなぜシューターw
     どうやってもなれないはずなのに・・・」
ヘクトル 「というか兄貴にはぶった切ったりぶん殴る以外の武器は似合わねーよな」
エフラム 「お前がいうな。お前が」
リーフ 「でも兄さん砲台持ってるの?持ってないとシューターになっても・・・」
アイク 「いや、そんなことないぞ。今の俺の相棒はラグネルでもウルヴァンでもない。 こいつだ」
リーフ 「へ?なんで僕を持ち上げるの?あれ?もしかしてこれいつもの展開?」

ニア そうび

 ニア ブラザーアーチ改 ∞

アイク 「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!ぬぅん!」
リーフ 「やっぱりこの展開かああああああああああ。
     こおおおおのおおおおひぃぃとぉぉでぇぇなぁぁぁぁしぃぃぃぃぃ・・・・・」

キラーン

ヘクトル 「うお、すげえ、30マス以上飛んだなー。さすが兄貴」
ロイ 「マスとかメタ発言自重。というかもう心配すらされないのがリーフ兄さんらしいよね・・・」
マルス 「まあ大丈夫でしょ。きっとすぐ帰ってくるし」
ロイ 「手斧じゃないんだから・・・そんなすぐにh
リーフ 「まったく・・・酷い目にあったよ。
     アイク兄さんも投げるならせめて予告してから投げてね」
アイク 「ああ、すまない。しかしさすがリーフだな。使用回数が∞なだけはある」
ロイ 「もうどこから突っ込むべきなのだろうか・・・ひd
セネリオ 「酷い有様です」

続かない
124助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 04:17:06 ID:ru8WoeFj
リーフ  「どんなに連戦しても疲労度溜まらない体力馬鹿だしね、僕。」
アイク  「うむ。その持久力だけは俺でも適わん。というか本当に人間か? リーフは。」
リーフ  「その台詞、アイク兄さんにだけは言われたくなかったよ…まぁすっごく遠くに投げられたら流石にリワープで帰ってくるけどね。
      でもそんなにしょっちゅうは止めてよ? 杖の修理代高いんだから。」
ヘクトル(投げられる事は問題ないのかよ!?)
ロイ   (リーフ兄さんって密かに人外だよね…)
125助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 05:59:06 ID:WVM/gKyE
>>119-120 ワロタwwww

>>124 ロイ君は烈火のストーリーによっては竜とのハーフになる件も忘れずにw
126助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 07:35:35 ID:EK3CQtfz
>>119-121
よく話題になるよなwww>シーマ

そういえば売り上げといえばアイクは確か最低だったな。
ん?誰か来たみたいだ
127助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 07:37:10 ID:H4E4ci8d
>>125
襟×ニニのことならニニアンがハーフだからロイはクォーターだよ
128助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 17:39:10 ID:khYr9vIg
恐らくは公式でニニアンヒロインのクオーターなんだろうが、リリーナと同じように歳を取っているという矛盾
ハーフのソフィーヤでも襟時代から全く歳をとってないのに
129助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 17:50:19 ID:F4J8FQ/N
>>119-121
シーマ様キタ━━━━(・∀・)━━━━━━!!!!
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 シーマ!シーマ!サムソン!シーマ!
 ⊂彡

>>124 
ていう事は祖父がエルバートとネルガルなんだよな魔道の才能
実はリリーナ以上かも
130助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 18:09:10 ID:F4J8FQ/N
アンカーミス>>125だわ
131私たちはヘタレじゃない!:2008/09/04(木) 18:35:00 ID:zXlySgK7
初めてネタ投下します

ある日の朝
エリンシア「あら、リンちゃんお出かけ?」
リン「うん。今日ね、広場で弓兵のための集会があるらしいの。弓使いが集まってお互い腕を磨くんだって。私普段剣ばっかり使ってるから、たまにはそういうのにも行ってみようかなと思って。」
エリンシア「そ、そうなの…。」
リン「ほら、久しぶりに弓も組み立てたし。」
エリンシア「きゃっ!ユミハコワイヨウチオトサナイデ…」
リン「ね、姉さんごめんなさい!姉さんが弓恐怖症なの忘れてたわ。」
エリンシア「はっ…ごめんねリンちゃん。久々に見たら取り乱しちゃって…。とにかく、気をつけていってらっしゃいね。」
リン「うん!」

広場
リン「えっと、ここよね?」
ウォルト「ようこそ!参加者ですね?」
リン「あ、はい。」
ウォルト「あなたが一番乗りですよ。ここで待っていてくださいね。」
リン「はあ。」
ヒーニアス「ウォルト、もうそろそろ開始時刻だが参加者は来たか?」
ウォルト「あっ、ヒーニアスさん。ええ。全員そろいました!」
リン(ええー!私一人なの!?なんかこの集会…不安になってきたわ…。)
ヒーニアス「そうか。よかった。その参加者は…?」
ウォルト「あそこにいらっしゃるリンさんです。」
ヒーニアス「リン…まさか…。」
リン「こんにちは。」
ヒーニアス「あなたはエイリークの…。」
リン「はい。エイリークは私の姉ですけど。」
ヒーニアス「やはり…私はヒーニアス。エイリークの親友だ。よろしく頼む。」
リン「あ、そうだったんですか。よろしくお願いします。」
ヒーニアス「あの…私のことを知らなかったみたいだが、エイリークは何か私について」
リン「?何も聞いていません。ターナさんやラーチェルさんの話はよく聞いてますけど。」
ヒーニアス(うわぁぁぁん!)
ウォルト「ヒーニアスさん。もうすぐ始めますよー。」
ヒーニアス「うう…も、もうすぐ開始するのでしばらくお待ちいただきたい。」
リン(帰りたくなってきた…。)
132私たちはヘタレじゃない!:2008/09/04(木) 18:36:49 ID:zXlySgK7
ヒーニアス「えーお待たせした。“弓使いの集い“、正式名称”ヘタレな弓使いが立ち直る為の集い“開始だ。」
ウォルト「わー。」
レオナルド「…。」
クレイン「ぱちぱち。」
リン(何よこの集会…弓の腕がアレな人しかいないじゃない!騙したわねマルスー!)
ヒーニアス「まあ誤解のないように言っておくと、私はヘタレなどではないのだが…。頼まれたからやっているだけで。」
レオナルド「いいえ、充分(ry
ヒュッ
レオナルド「うわぁ!」
ヒーニアス「…外してやっただけ感謝するんだな。」
リン(今の、明らかに素で外してたでしょ!)
ヒーニアス「失礼、取り乱した。今日は新入会員のリンが来ているから、ウォルト、説明を。」
ウォルト「はいっ!えーとこの集会の目的は、僕らの弱点を克服してさらに強くなることなんです!」
リン「弱点?隣の敵に攻撃できないとか?」
ウォルト「まーそれもあるんですけど…。そういう兵種全体の問題じゃないんです。」
リン「じゃーなんなの?」
クレイン「僕らの弱点は…心さ。」
リン「心?」
ウォルト「僕らはコンプレックスを持ちすぎなんです!ちょっと能力が低いとか、成長率が悪いとか、実はいい人とか、ヲルトとか、そんなくだらないことで自分を追い詰めてしまって、真の能力を発揮できてないんです!」
リン「…。」
クレイン「だから、それを克服するために毎月集会を開いてお互いを鼓舞しているんだよ。」
リン(それって鼓舞っていうより、ただの傷のなめあいじゃ…。)
ヒーニアス「…よし、説明も終わったしそろそろ始めるぞ。」

ヒーニアス「さーあみんな私に続けー!」
リン以外3人「おーっ!」
リン(いつの間にメガホンを!?)
ヒーニアス「私たちはー」
3人「ヘタレジャナーイ!」
ヒーニアス「私たちはー」
3人「ジミジャナーイ!」
ヒーニアス「私たちはー」
3人「ヨワクナーイ!」
リン「…。」
ヒーニアス「さあ、リンも一緒に私たちはー」
リン「あなたたちっ!」
ヒーニアス「そうではない。私が「私たちはー」と叫ぶからその後に」
リン「違―う!あなたたち、こんなことで恥ずかしくないの!?」
クレイン「えっ?」
リン「まともに弓の練習もしないで、心の問題だなんて言って…。それって、ただ現実から目をそらしてるだけじゃないの!?」
4人「……。」
リン「そんなことだからいつまで経っても」
ウォルト「あなたには!」
リン「え?」
ウォルト「あなたにはわかってないんだ!僕らだって努力しました!何発も何発も弓を撃って、やっと一発当たって喜んで…。」
リン「……。」
ウォルト「でも、もうやっても無駄なんですよ!いくら努力しても…どうにもならないことだってあるんです!」
ダッ
リン「あっ!ウォルトさん!」
ヒーニアス「…すまないが、私も帰らせていただく。短かったが、今月の集会はこれで解散だ。」
レオナルド「僕も…帰ります。」
クレイン「僕も…。」
リン「あっ。……少し、言い過ぎたかしら。」
133私たちはヘタレじゃない!:2008/09/04(木) 18:38:55 ID:zXlySgK7
リン「はあ、どうしよう。」
ボーレ「おーい!お前ら!今日も頑張ってんなー!ってあれ?さっきまで元気よく叫んでいたのにどこ行っちまったんだ?」
リン「あなたは…お豆腐屋さんのボーレさん!?」
ボーレ「おお!アイクんとこのリンさんじゃないか!この集会に参加してたのか!」
リン「え、ええ。それより、ボーレさんはどうしてここに?」
ボーレ「ああ、俺実は弓もすこーし使えるんだよ。本業は斧だけどな。」
リン「そうだったんですか。」
ボーレ「それで毎月差し入れを持ってきてたんだよ。リンさんも食べるかい?うちの店の豆腐!」
リン「あ、はい。いただきます。(外で豆腐…しかも差し入れって…。)
ボーレ「おっうれしいね。ホラ、皿と箸ならここにあるからな。…しっかし他の連中は本当にどこに行っちまったんだ?あいつら、練習は欠かしてなかったのになあ。」
リン「えっ、練習?」
ボーレ「あいつら弓は正直下手だけど、それでもずっと練習してたんだ。月イチのこの集会で教えあって…。次の集会までに猛特訓していたらしいし。」
リン「そう…だったんですか。」
ボーレ「まー最近はメンタル面がどうこう言ってたけど…。俺はあいつらの諦めない気持ちが気に入って差し入れを決意したわけよ。」
リン「諦めない気持ち…。」
ボーレ「でもここんところ塞ぎこんでたから、今日は豆腐をたくさん持ってきて応援してやろうと思ってたのによ。全くどこに」
リン「ボーレさん!私…。」
ボーレ「ん?」
リン「私、あの人たちにひどいこと言っちゃって…。」
ボーレ「ひどいこと?」
リン「私、あの人たちにあなたたちは現実を見ていない。だから下手なままだって言ってしまったの。でもそうじゃなかった。あの人たちだって一生懸命練習していた…。それなのに…。」
ボーレ「…それに気づいただけでも良かったんじゃないかな。」
リン「えっ…?」
ボーレ「あいつら誤解されやすいからなー。本当は人一倍努力している。ただ実らないだけでさ。でも、あんたみたいな理解者が現れれば、あいつらの苦労も少しは報われると思うんだ。」
リン「努力が?」
ボーレ「そうさ。自分が頑張ってることをわかってくれてる人がいれば、気合も入るだろ?そういうことさ。…さ、あいつら多分ヒーニアスの家に集まってるだろうから、住所を教えてやるよ。」
リン「えっ、住所?」
ボーレ「侘びに行きたいんだろ?あいつの家はセキュリティが厳しいから、俺が紹介状を書いてやるよ。」
リン「…ありがとうボーレさん!私、行ってきます!」
ボーレ「おうっ!」
134私たちはヘタレじゃない!:2008/09/04(木) 18:40:15 ID:zXlySgK7
フレリア家・前
リン(ここが…ヒーニアスさんの家…。すごく…大きいです…。って何考えてるの私!と、とりあえずチャイムを…。)
リーンゴーン
モルダ「はい…どちらさまでございますか?」
リン「私、リンと申します。ヒーニアスさんはいらっしゃいますか?」
モルダ「失礼ですが、お坊ちゃまとはどのようなご関係で?」
リン「えっと、“弓使いの集い“のメンバーです。ここにボーレさんからの紹介状もあるんですけど…。」
モルダ「失礼。…おおっ!これはまさしくボーレ様の!いや、失礼をしました。どうぞ中へ。」
ガラガラガラ…(門の開く音)
リン(ボーレさん、よっぽどヒーニアスさんに信用されてるみたいね…。これが豆腐パワー…。)
モルダ「坊ちゃまは今、ご友人らとお庭に出ております。このイスに座られてお待ち下さい。」
リン「(やっぱりみんなここに…!)あの、よろしければ直接お庭に連れて行ってもらえませんか?」
モルダ「わかりました。ご案内いたします。」

フレリア家・庭
リン(すごい…!家の中に射的場があるなんて!ん?あれは…。)
ヒーニアス「何度言えばわかるのだ。照準を合わせるときは両目を開けたままにするな!」
ウォルト「そんな、ヒーニアスさんだって、矢を撃つときにイナバウアーみたいに体が反ってるの、全然直ってませんよ!」
ヒーニアス「なんだとヲルトの分際で…!その口黙らせてやる!」
ウォルト「あー言ったなあ!ヲルトって言ったなあ!もう許さん!」
クレイン「ヒーニアス、ウォルト、喧嘩はやめよう。もう一度ビデオを見直して…。」
レオナルド「…何度見たって、これじゃ同じだ。」
リン「あのーみなさん?」
4人「!!!!」
ヒーニアス「リン、どうしてここに?」
リン「ごめんなさい。ボーレさんに教えてもらったの。どうしてもみなさんに謝りたくって…。」
ウォルト「謝る?」
リン「ボーレさんから聞いたんです。みなさんいつも一生懸命練習してたって。それなのに、何も知らないであんなことを言ってしまって…本当にごめんなさい!」
ヒーニアス「…顔を上げたまえ。」
ウォルト「そうですよ。…僕ら、実際に現実から目を背けていたんです。」
リン「え…?」
クレイン「最近、僕らは練習がうまくいってなくて…。もう技術面では成長しないと諦めていたんです。それで、メンタル面ばかり気にするようになって…。」
レオナルド「…あまり、練習もしていなかった。けど、今日リンさんにズバッと言われて…あれは正直堪えた。」
ウォルト「でも、そのおかげで僕らも気合が入りました。このままじゃいけないって気づいたんです。それで、ヒーニアスさんの家に集まって今後の会議がてら久々に練習しようということになって…。」
ヒーニアス「…だから、むしろ感謝したいくらいなのだ。」
リン「みなさん…ふふっ気づかされたのはお互いさまだったのね。」
クレイン「…?何の話かな?」
リン「こっちの話です。…ところでもし良ければ、お詫びとしてみなさんにしばらく弓の指導をさせてもらえないかしら?」
4人「えっ!!!!」
リン「あーダメなら…。」
ヒーニアス「とんでもない!歓迎、大☆歓☆迎だよ!ああこれでやっと不毛な日々から開放される!」
レオナルド「僕たち、みんな下手だったから結局教えあっても下手なままだったんだ…。」
ウォルト「すっごくうれしいです。リンさん、よろしくお願いします!」
クレイン「とても嬉しいよ。…僕も早く父上母上妹に負けないくらい強くなって、3人を止められるようになりたいからね。」
リン「ありがとう。じゃあ早速明日から始めましょう!」
4人「やったー!」
135私たちはヘタレじゃない!:2008/09/04(木) 18:41:33 ID:zXlySgK7
翌日
リーフ「うう…買い物袋が重い…。」
マルス「しっかりしなよリーフ。」
リーフ「ううう…う?あっちの広場にいるの、リン姉さんじゃない?」
リン「さあーみなさん。もう一度撃ってみましょう!」
マルス(ゲッ!リン姉さん!?何でここに…。昨日家にいてもらうのはマズかったから、時間稼ぎであの集会のことを教えただけなのに、なんであんなに楽しそうに溶け込んでるんだ!?)
リーフ「珍しいね…弓を使ってるよ。」
マルス「リーフ、帰るよ。」
リーフ「えー。せっかくだからリン姉さんにも荷物を持ってもらおうよ。」
マルス「いいから帰る!」
ダッ
リーフ「うわ!走るなよ!っていうか一つくらい袋持ってくれてもいいだろー!この人でなしー!」
リン「(なんか今聞き覚えのある声が…まっいいか。)じゃあみなさんー。今度は少し離れて撃ってみましょう。せーのっ!」
4人「私たちはーヘタレジャナーイ!」
リン「その掛け声はいいからー!」

みんなと無事に和解できたリン。4人はリンに指導してもらったことで、技術的にも、精神的にもちょっぴり成長したとか。

おわり


おまけ
リン「ところで、なんであんなに立派な射的場があるのに、わざわざ広場で練習するんです?」
ヒーニアス「以前…ターナに笑われたのだ…。私がたまたま外して、弓が空の彼方へ消えたのを見て…。「プッ」って…。うっうっ…。」
クレイン「昨日はたまたまターナがいなかったから、あそこを使ったんだ。普段はヒーニアスの傷に触れないように使ってないんだよ。」
リン(…やっぱり心も鍛える必要があるみたいね。)
136助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 18:53:28 ID:41BEpEQ8
>>127-128
ニニアンがハーフだって明言はされてなかった気がするんだが。
自分的にはネルガルは義理の父親という解釈をしてる。
純血じゃないと変身できないだろうし……ソフィーヤを見ても思うが
137魔王光臨:2008/09/04(木) 19:58:39 ID:EHkzaMKM
リーフ「魔王?」
マルス「うん。最近、この街に魔王って呼ばれてる最狂の聖職者が出てきたらしいんだよ」
アイク「ほう……それは楽しそうだな。ラナやローラもなかなか強いが、それ以上であることを祈ろう」
エリンシア「その方は男性ですの!?」
マルス「らしいよ。リーフと同じ髪の色した男の人って噂」
エリンシア(魔王→おそらくラナオウクラスの力→KINNIKUも最強クラス)「YATTA! またガチムチ増加YATTA!」
リーフ「……それはよろしいのですが」
アイク「なんだリーフ。エリンシア姉さんのニンニク好きは今に始まったことじゃないだろう」
リーフ「筋肉ね。……ともかく、何でワユさんが居間にいるのさ?」
リーフが指し示すほうを見てみれば、そこには確かに赤い戦装束を纏った剣聖ワユの姿が。
ワユ「何でって、そんな質問する必要もないでしょ? 大将がいるところには私がいて当然!」
アイク「……なんでだ?」
ワユ「ぁ……ぅ……お邪魔しましたアッーーー!」
リーフ「泣いてたね兄さん」マルス「そうだねマルス」
エリンシア「アイク……あなた、いくらなんでm」
????「ワユを泣かしたのは誰だ! そんな奴には両生動物のクソをかき集めた値打ちしかないといつも言っているだろうが! そこの腹黒! 貴様か!」
マルス「いえ?」
????「ならばそこのヘタレ茶色か!」
リーフ「ヘタレじゃねぇー!」
????「ならばそこの老け緑か!?」
エリンシア「………」
????「ならばそこの筋肉ダルマか!」
アイク「……ああ、俺だ。なぜか泣かせてしまったようだな」
????「そこに立て! わたしが魔王のキルロイである!」
アイク「ほう……! それは良い! 一戦交えよう!」
キルロイ「黙れ! 話しかけられたとき以外は口を開くな!  口でクソたれる前と後に“サー”と言え ! 分かったか、青ウジ虫!」
アイク「Sir,yes,sir」
キルロイ「ふざけるな! 大声だせ! タマ落としたか! 」
アイク「Sir,yes,sir!」
キルロイ「貴様は厳しい俺を嫌う。だが、憎めばそれだけ学ぶ。
俺は厳しいが公平だ。兵種差別は許さん!
じょふれしょーぐん、緑風、スイーツ(笑)を、俺は見下さん。全て――― 平等に価値がない!
俺の使命は役立たずを刈り取ることだ! 愛するワユの害虫を!」
アイク「Sir,yes,sir!」
キルロイ「……ヘタレ顔、名前は?」
リーフ「ヘタレ顔言うな! ちょ、アッーーー! リーフです、サー!」
キルロイ「ふざけるな! 本日より葉っぱと呼ぶ! いい名前だろ、気に入ったか?」
エリンシア「ちょっと待ってください! いきなり何を」
キルロイ「おまえの顔を見たら嫌になる!  現代美術の醜さだ! 名前はババアか?」
エリンシア「……も う 我 慢 で き ま せ ん わ ! しね! マンフロイ!」つ【力カンスト+アミーテ+叫喚+無慈悲】
キルロイ「オバンシアが反乱するなこのクソッタレが!」つ【アーリアル(練成ライト)+暁光+魔力カンスト+追撃リング】
アイク「なぜ俺の姉を侮辱した。ワユの知り合いとはいえ、容赦はせん。今の相棒は、こいつだ」つ【ウルヴァン+力カンスト+天空】
リーフ「この人でなしがあああああ! 死に腐れ!」つ【ブラギの剣】
マルス「小便は済ませたか? 神様にお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする準備はOK?」つ【デブ剣】
キルロイ「おれによーし! おまえによーし! みんなによーし!」

エリウッド「ああ……胃が……。この騒ぎは何なんだい……?」


最後まで某軍曹ノリだったキルロイは宇宙の彼方に飛んで行った。
ハー○マ○と魔王の中間になったキルロイは―――
そのうち、考えることをやめた。
138助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 20:11:03 ID:IQySMSXr
>>131-135
全弓兵が泣いた
139助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 21:14:42 ID:CrEmbnzw
>>131-135
( ;∀;)イイハナシダナー
初めてでも中々うまいよ!
GJ!

>>137
アイクの発言が何かおかしい件
ニンニクじゃなくて筋肉だYO!!
ハ○ト○ン軍曹GJです!

皆さんはもし紋章町の映画館に行けたらどの映画を見たいですか?
@ルカン三世・ラナオストロの城
A時をかけるそうりょリフ
Bスター・トレック
Cハレーポッターと謎のカービィ 前編
Dディアドラえもん、のビラクんと新・宇宙開拓アッー!
140助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 21:29:30 ID:20aTXaNu
もうすぐ敬老の日だな
兄弟家にはやっぱりミカヤがいるからお祝いするのか?
141助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 22:46:31 ID:P+DwxyUi
今アメリカの南の海上にアイクが発生してる…
142助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 22:47:50 ID:zXlySgK7
ハリケーンアイク本当に発生して吹いたww
前そういうネタがあったような…
143助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 23:07:03 ID:aBnNDIP6
ニュースでアイクって聞こえてつい反応してしまった…w

>>131-135
イイハナシダナー、GJ!
ついでに、弓に怯えるエリ姉さんに萌えたw

>>139
Aだな
前にこのスレでタイトル見たときから気になってたんだよなーw
144助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 23:27:52 ID:2aobJUVh
FEのリメイクで気づいたことだがロードと盗賊だけCCも転職もできないけどLvが30まで上がっておまけに
成長率がかなり高いんだよね。

FE兄弟の中にはどう考えても盗賊が天職ってキャラがいるし。
やはり何らかの互換性があるのか・・・
145助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 23:38:47 ID:09+dRJgJ
おかげで、うちのジェイクはエースだったぜ
146助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 23:46:12 ID:QssHxUKB
自分も微妙な新暗黒ネタで一本投下。


プッシューン、プッシューン……。(移動中)

ジェイク「久々にこの戦車が役に立つとはなぁ」
ベック 「そうですね。本当に久しぶりに動かしましたよね」
ジェイク「本当だぜベック。一時はリフぐすりの材料になってたりしてたけどよ」(2章-362)
ベック 「ああ、そういえばそんな仕事もしていましたね」
ジェイク「お前あの時と比べて言葉遣い丁寧になったよな」
ベック 「スルーですジェイク。……ところで一つ聞きたいことがあるのですが」
ジェイク「おう、何だい?」
ベック 「傷薬風呂で会っていた頃は、あなたは赤系統の格好が好みでしたよね?」
ジェイク「そういうお前は青っぽい格好が好きだったよな?」
ベック 「その筈なんですよ。ところが最近変な夢を見て以来、いつの間にか青じゃなくて赤が好きになっていて」
ジェイク「………変な夢ってもしかしてさ」
ベック 「………ひょっとしてジェイクも」

二人  『【ユンヌ】って神様(自称)の女の子が出てくる夢……』

ジェイク「あれマジだったのか!?」
マジ  「マジだぜ!」
ジェイク「どこから湧いてきたんだ!?」
ベック 「スルーですジェイク。……私も信じられないですが、そうじゃないと説明がつかないですよ」
ジェイク「でも、それならアンナが真っ先に気付くはずだと思うんだが」
セネリオ「一応あれでも女神ですから、あなた方の知り合いに暗示をかけるなど容易いのでしょう。全く酷い有様です」
ベック 「は、はあ。そういうものなんですか」
ジェイク「てか誰だよ今の」
ベック 「スルーですジェイク。まあ、少なくとも生きていく上での問題は無いようですし」
ジェイク「そうだよな。色の好みでアンナと別れるなんてありえないしなー。……よし、これで上がりだな」
ベック 「いやー、いい仕事を貰ったもんです。シューターの後ろにトンボを装備して移動するだけですからね」
ジェイク「紋章高校のグラウンド整備するだけで月12000Gだもんな。広いけどこいつに乗れば体力使わないし」
ベック 「しかしサンダーボルトを使う機会が無いのが……。戦闘以外で役立てることは出来ませんかね」
ジェイク「確かに乗ってると撃ちたくなるよなぁ。戦うのは勘弁だけどな」
147助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 23:47:28 ID:QssHxUKB
という訳で新暗黒竜で復活したシューターの二人をネタに。
FC版未プレイなのですが、どうやら色が逆になっているらしいですね。


ささやかすぎるおまけ

マルス  「という話を下校するときにたまたま聞いたんだけど」
ユンヌ  「ユ、ユンヌ何のことか分かんな〜いっ♪」
マルス  「ロイ、メダリオンを」
ロイ   「は〜い」(交換→メダリオン→マルス)
ユンヌ  「おおお押入れはイヤアアアァァァァッ!!」

エリウッド「ああ、またユンヌが何かを……胃が……」
リーフ  「はい、エリウッド兄さん」(交換→胃薬→エリウッド)
エリウッド「ありがとうリーフ……少しマシになったかな」
リーフ  「あ、胃薬持ってきたから3ゴーr」
エリウッド「うっ!!ま、また胃の痛みが……」
リーフ  「こ、この人でなしーっ!!お駄賃くらいっ、3Gくらいくれたって……!!」
エリンシア(今回はリーフちゃんの方が人でなしに見えちゃうわ……)
148助けて!名無しさん!:2008/09/04(木) 23:56:13 ID:cPjm4zX3
>>139
3で。
モテるけど喧嘩っ早くて晩年はピザの艦長……ヘクトル嵌まり役だな。
149助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 00:04:25 ID:lXvVvR0+
4でお願いする
ハレー主役はそうないから
150助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 01:45:13 ID:QtK1Og+P
>>139
1に決まってるだろJK

世界征服をたくらむルカンが、セリスを人質にとってラナオウの城にのりこみ
逆鱗にふれて返り討ちに会う話ですよね、わかります
151ミカヤの学生時代:2008/09/05(金) 08:47:25 ID:BTMDZC1B
ロイ「ただいまー…あれ?ミカヤ姉さんその招待状何?」
ミカヤ「んっふっふっふっー学生時代の友達からの同窓会のお誘いよ!みんなに
会うの久し振りだからつい嬉しくなっちゃって〜〜〜」
ロイ「へー…それで何処なの?」
ミカヤ「内緒うふ」
ロイ「ミカヤ姉さん、今時そんな顎に手を当てるぶりっ子なんて流行らないよ。大体そんな歳じゃないだろ?」
ミカヤ「うるさいわねぇ、ちょっと舞い上がっただけじゃない」
ロイ「話戻すけど、なんで内緒なの?」
ミカヤ「昔の友達に会うからね。折角だし家族抜きで楽しみたいのよ。明日だし、準備があるからそれじゃあね」

ロイ「うーん……気になるなあ」
マルス「そんな時にこそこの段ボール!これならバレずに尾行できるさ!」
ロイ「兄さん、それはスネークさんだから」
マルス「冗談だよ。リーフ!」
リーフ「というわけで会場への地図と招待状です」
ロイ(まあ大体分かってたけどどうやって手に入れてるんだろう………)
マルス「あとはチェイニーさんからもらった変装セットを使って潜入だね!」

152ミカヤの学生時代:2008/09/05(金) 08:50:00 ID:BTMDZC1B
翌日、同窓会会場
リーフ「いざ来てみたはいいけれど……なんなんだ、このカオスな面々は」
ロイ「ラグズ王にメディウスさん、デギンハンザーさんやクルトナーガさん、セフェランさん、ヤアンさん、ニイメさんやアトスさんにネルガルさんまでいるよ」
マルス「紋章町じゅうの年齢不詳の人外が集まってるね」
ロイ「なんか所々に遺影や棺桶らしき物もあるよ………」
リーフ「葬式だか同窓会だか分かんないや」
マルス「二人共静かに、ミカヤ姉さんがやってきた」
ミカヤ「みんな〜〜久し振り〜〜〜」
ニケ「おお、ミカヤか。久方振りだな、元気そうで何よりだ」
クルトナーガ「あ、ミカヤか」
ミカヤ「久し振りです、ニケさん、クルトナーガさん」
ニケ「相変わらず丁寧な物言いだな、歳も近いしタメ口でいいと言っているだろう」
ミカヤ「元々こういう喋り方だから直しようがないんですよ。あ、クルトさん、弟達がお世話になってます」
クルトナーガ「別にそんな事言わなくていいんじゃね?あいつらうちの問題児だし」
リーフ「な!?僕とセリスが問題児だって!?」
ロイ(リーフ兄さんは絶対問題児だよ。でもセリス姉……兄さんはなんでだろ?)
ミカヤ「まあ、リーフはどうせ先生方にセクハラばっかりしてるんだろうけど……セリスはどうしてですか?あの娘……子はいい子ですよ」
クルトナーガ「うんまあリーフはその通りだけどさ、セリス、彼女……彼のせいでうちの学校よく半壊すんだよね。迷惑ったらありゃしねーよ」
マルス「ラナオウとユリアですね。分かります」
ロイ「後ユリウスとか」
ミカヤ「そうですか…後でお説教しとかないと」
153ミカヤの学生時代:2008/09/05(金) 08:52:09 ID:BTMDZC1B
ニケ「………しかしミカヤも随分と明るくなった。家族というのは良いものだな」
ミカヤ「う〜〜〜……それは言わないでよ。あの頃の事はみんなに喋った事ないんですよ」
リーフ「あの頃?」
ロイ「何の事だろ」
マルス「そういやミカヤ姉さんが学生だった頃の事って聞いた事ないな」
ニケ「まあそう言うな、昔からの親友だろう」
ミカヤ「けど………」
ネサラ「あ、ミカヤにニケか」
ミカヤ「あ、パシり」
ニケ「おい、焼きそばパン買ってこい」
ネサラ「分かりました!て、待てェ!俺はお前らのパシりじゃねえよ!」
ミカヤ「……リアーネちゃんへのラブレター………」
ニケ「……自販機の下をあさって食券探し………」
ミカヤ「……購買から万引き………」
ニケ「……ペア決めで一人だけ余る………」
ネサラ「分かったよ、買ってくればいいんだろ。買ってくれば………」
ロイ(ああやってずっとパシらされてたんだろうな。可哀相に)
マルス「もう十分楽しんだし、帰るとするか」
リーフ「お姉さんもいないしね」
ロイ「兄さん自重して」

ニケ「………ミカヤ、少し用事を思い出した。待っててくれ」
ミカヤ「あ、ニケさん?」
154ミカヤの学生時代:2008/09/05(金) 08:54:05 ID:BTMDZC1B
マルス「さ、ここまでくれば大丈夫……」
ニケ「ミカヤの弟君だな」
ロイ(ば、バレた!?)
リーフ「何言ってるんですか、僕達はサジマジバーツの3兄弟……」
ニケ「嘘をつくな。匂いで分かる」
マルス「それは失念だったな。今度チェイニーさんにはそこを改良してもらわなくちゃ」
ロイ「あの、さっきミカヤ姉さんに言ってた事って……」
ニケ「……まあお前達もいつかは知る事だ。言ってもいいだろう」
リーフ「それでミカヤ姉さんは昔何が……」
ニケ「うむ、ミカヤは学生の頃は生まれの事で色々といじめられていてな、友達と言えるのは私とクルトナーガ、後はネサラぐらいだった」
リーフ「……そんな………」
ニケ「性格も今と違って暗くて悲観的でいつも自分なんか必要無い、自分はいない方がいいと考えていた。私もミカヤの力になってやりたかったが励ますぐらいしかできなくてな、
成績はよかったんだが学校に来ない事も多くて卒業もギリギリなうえ家の事もあって上の学校には進学しなかった」
ロイ「そうだったのか……」
ニケ「卒業してから占い師の仕事を始めたようだが暗い性格は相変わらずと聞いていた」
マルス「……………」
ニケ「だが兄弟が生まれてからミカヤは変わった。自分を必要としてくれる人ができたからだろう。お前達のお陰だ。ミカヤは自分よりも兄弟の事をいつも一番に考えているだろう?」
ロイ「そうです」
ニケ「それは長女としての責任感だけじゃない、自分を変えてくれたお前達へのお礼でもあるんだろう」
リーフ「……………」
ニケ「……長話になった。そろそろ戻るか。お前達も気をつけて帰れよ」
155ミカヤの学生時代:2008/09/05(金) 08:55:31 ID:BTMDZC1B
リーフ「ミカヤ姉さんの意外な一面見たね」
ロイ「姉さんの優しさはそんな所からきてたんだね」
マルス「……しっこくケーキでも買って帰る?」
ロイ「うん、それがいいよ」

ニケ「待たせて済まなかったな、ミカヤ」
ミカヤ「ううん、別に。先生方とも懐かしい話ができましたし」
ニケ「そうか」
ミカヤ「………ありがとう」
ニケ「………ああ」

ネサラ「あの……焼きそばパン一つ………」
漆黒の騎士「このパンを食べられよ」
ネサラ「すいません……あ、代金です」
漆黒の騎士「……これはコインだ。金ではない」
ネサラ「は?何言ってんだ?コインは貨幣なんだろ?」
漆黒の騎士「やあ、このエタルドはサービスだから食らって逝ってほしいんだ」
ネサラ「このヒトデナシー!」
156助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 09:37:17 ID:ox6P2t+v
しんみりいい話ダナ―と思ったら
ネラサ…w
157助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 10:56:33 ID:/j2yWums
GJ
でも校長はクルトナーガ(蒼炎)じゃなくてクルト(聖戦)だぞ。
158助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 14:36:37 ID:9uf6xfDf
>>139に崖の上のサザがないのはなぜだ!
いやなんでもないですやめて鷹王様崖から落とさないで

>>147
あれなんで色入れ替わっちゃったんだろうな…
GJ!
159助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 19:27:17 ID:tt6f/1LT
サザ「なあ、ミカヤ」
ミカヤ?「何? サザ」
サザ「何でおれはこの一家の家族じゃないんだ?」
ミカヤ?「なりたいの?」
サザ「ああ」
ミカヤ?「そう、もしなったらこんな目に遭うけどいいの?」

アイク「おはようサザ」エフラム「さあ」ヘクトル「朝のトレーニングと逝こうか」
サザ「コノヒトデナシー!」

サザ「……いや、なぜ俺限定?」
ミカヤ?「あなたが一番弱い→特訓させられる→当然相手は脳筋三兄弟→セネリオ「酷い有様です」ってなるじゃない。当然の帰結よ」
サザ「(´;ω;`)」
ミカヤ?「ほかにもあるわよ」

サザ「ミカヤは俺が守る!」
マルス「フラグが立ったね」
シグルド「死亡フラグがな! 叫ぶがいい! 死を前にした絶望を!」
サザ「ま……まて、この一家にダミアンはいなかったはずだ……。待て、許してくれ、頼む、この通りだ……。と見せかけて、ふはは! 死ね!」つ【バゼラード+ノーマル版の女神の加護】
     瞬 殺 (笑) 発 動 !
サザ「なんだと! クソッ、だがまだ追撃がある!」
     カ キ ー ン ! N O D A M A G E !
シグルド「俺はッ! 貴様が泣くまでッ! ティルフィングを止めないッ!」
サザ「おれは人間を止めるぞ兄上ェェェェェェェェェッ!」
マルス「あーあ、死んじまった。ばかな奴だ」
ミカヤ「シグルド……そんな……酷い……」
セネリオ「ひどい有様です」

サザ「。・゚・。・゚・。・゚。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・。・゚・・。・゚・。・゚・(   ノдT)・゚・。 」

マルス「ミカヤ姉さんも大概黒いよね」
ミカヤ?「あっはっはっはっは! 確かにねっ!」
マルス「馬脚を顕したな邪神め! ミカヤ姉さんはそんな喋り方はしない!」つ【メダリオン】
ユンヌ「押し入れはイヤァアァァァァァァァ!」
160助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 22:06:27 ID:3k1kFQrZ
>>159
スケルトンの肉の人乙です!
内容が(良い意味で)カオスwwww
GJ!

いつも思ってる事だが、ロイの扱いってこのスレではどんな感じ?
フラクラ?恐怖の突っ込み男?
161助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 22:08:30 ID:LkW1g48H
>>160
過去ログ読めばわかるよ!

最近ロイのモテネタは投下されないもんな。新参さんなら知らなくてもしょうがないか。
162助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 22:16:22 ID:GYsdq3dj
恐怖のツッコミ男か
「異議あり!」が似合いそうだな
163助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 22:23:15 ID:QMHik3wj
良識人がロイかエリなんとかさんくらいしかいないから自然とツッコミ役になるんだよな
164助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 22:23:16 ID:w73l5XS/
フラグ一万本は伊達じゃない!!

そういえば最近ないな、ロイのモテネタ
それに伴い、フラグチェッカーやオスティア密偵団の活躍もないな
165助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 22:29:56 ID:LkW1g48H
まあネタスレの定番ネタってのも結構流動的だからね。流行り廃りと言いますか。

それはそれとして、保管庫に「既出の設定と、その設定がどのネタで出てきたかのリスト」
とか作ったら面白そうだなあ、と今日ふと思った。
たとえば今回のだと

・ロイはモテる
 [[1-349]][[2-234]]

みたいな。数字は出鱈目だけど。
これだと「このキャラってどんな設定だったっけ」と迷ったときにすぐ探せる。
まー、作るのも更新するのも手間がかかりすぎるから、まず無理だろうけど。
166助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 23:11:07 ID:LfyMUmXo
嫁候補ネタではアイクの方が多いしな。
投票でもアイクと嫁候補が一位爆走しているし。
これは何の差だ?フラグを立てて放置とフラグを立てて壊すの差か?
167助けて!名無しさん!:2008/09/05(金) 23:24:48 ID:rhFcLVgn
ロイの嫁はプレイヤーが決める、アイクの嫁は誰にも決められない
168助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 01:12:24 ID:IoEziAxJ
アイクはオチに盛大にフラグぶっ壊しで終われるが
ロイは下手に弄るとマズイからねえ
169助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 01:34:56 ID:Mj7gjTtd
>>160
過去スレで肉ネタを落とした者ですが、
>>159氏は別の方ですよ。私の様な未熟者と一緒にされては、氏に失礼ですので
改めて>>159氏にお礼を言って頂きたいかと…

ですが自分のネタを憶えてくれてたとは嬉しいです。ありがとうございます。
170助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 05:06:36 ID:Rqlmf7TS
でもまぁ、マルス&リーフ以外でもロイ、エリウッドはある意味公式ヒロイン決まってるようなもんではあるけどな・・・DQ5みたいなもんか。
171その名はAKJ 第4章:2008/09/06(土) 06:35:39 ID:cf8X/xQq
第4章 AKJ会員規則
第一条 AKJは「兄(Ani)が嫌いな(Kiraina)女子(Joshi)なんていません同盟」を正式名称とする。 注1
第二条 目的  1、妹と兄が結ばれるための支援を行うこと。  2、全ての妹と兄が結ばれるような社会への変革を行うこと。

第三条 主な活動内容
1、妹と兄が結ばれるために、さまざまな支援を行うこと。
2、妹と兄が結ばれる正しさ、素晴らしさを、人々に啓蒙すること
3、妹と兄が結ばれる法制度、世論等を形成するために政界、財界に働きかけること。
4、妹と兄が結ばれることに反対する人間を抹殺すること。

第四条 AKJはノディオン家地下を本拠とし、必要な範囲において支部を置く。
第五条 会員資格は兄を愛する妹であること、実、義理は問わない。
第六条 会員の住所は紋章町であることに限定しない。 注2
第七条 入会を望む者は、己の兄への想いを述べた後、第八条の事項を決定し、AKJが用意した契約書にサインをすること。
第八条 AKJは会員に対し、入会費、年会費その他一切の金銭を徴収しない。「兄を愛する気持ち」こそが、AKJにとって最高の入会費であり、会費なのである。

第九条  会員は入会の際に、以下の事項を決定し、AKJに申告しなければならない。
1、聖名:愛しき者、即ち兄の名
2、聖言:兄への愛を告げる言葉

第十条 会員は、兄を愛し、兄への愛を全てにおいて優先する義務を負う。 注3

第十一条 会員は以下の行為をしてはならない。ただし、兄を愛することが目的である場合を除く。
1、AKJの存在をみだりに公開すること
2、他の兄妹の愛を妨害すること

第十二条 会員は以下に区分する。
1、特別会員 愛する兄が、原作、兄弟スレいずれにおいても血縁である者
2、正会員 愛する兄が、原作、兄弟スレいずれかで血縁である者
3、準会員 愛する兄が、原作、兄弟スレいずれにおいても血縁でない者

第十三条 会員は、資格がある範囲で会員区分を変更することができる。
第十四条 会員のAKJより以下の事項につき、経済的・人的援助を無償で享受できる。
1、兄と既成事実をつくる  2、兄と同棲、結婚をする  3、恋敵の抹殺  4、情報操作
5、戸籍の改ざん(正会員、特別会員に限る)   6、兄妹間の恋愛が許された他県、他国への亡命(特別会員に限る)
7、その他、兄妹間の愛情を深めるのに必要な行為

第十五条 兄と結ばれた会員は、神会員とする。
第十六条 神会員は兄との愛を保持するために必要な援助を無償で受けることができる。
第十七条 以下の事項に該当したものは神会員の地位を剥奪され、以前の地位に戻る。 注4
1、兄を他の女に寝取られた場合  2、兄を他の男に寝取られた場合
3、その他の理由で兄と別れた場合(ただし、会員自身の愛が失われた場合を除く)

第十八条  以下の事項に該当したものは、AKJを退会しなければならない。
1、兄が死亡した場合   2、会員が他の男と恋愛、結婚状態になった場合
3、会員の兄に対する愛が失われた場合

第十九条 AKJは、特別会員の中から以下の役員を定めなければならない。役員は定期的に役員会議を開かなければならない。
1、会長 AKJ全体の運営、管理を行い、会の最終的な意思決定を行う者
2、恋愛支援責任者 兄妹間の恋愛支援を管理、統括する者
3、人事・情報責任者 新会員の勧誘、情報収集を統括する者
4、財務・総務責任者 財産の管理および内部的事務を統括する者

第二十条 AKJは9月6日に総会を開かなければならない
172その名はAKJ 第4章:2008/09/06(土) 06:37:19 ID:cf8X/xQq
注釈
注1 AKJの歴史
AKJの歴史は古く、古の時代に遡る。
聖戦士の1人魔法騎士トードにはフリッグという妹がいた。
フリッグは豪放で逞しい兄に引かれていたが、彼女の想いが兄に届くことはなくトードは2人の女性と結婚してしまった。
傷ついたフリッグは自分のような妹が二度と現れぬよう、親友フレイア(ブラコン)と共に妹による組織を設立したのがAKJの始まりである。

注2 会員の住所
AKJ会員約3600名の内、8割が紋章町出身者であるが、残りは紋章町外の人間である。
神会員の中でも伝説となっているミア・トーマ(後述)は脚流芸県デュエル市の住民である。

注3 会員の義務
AKJにおいて兄への愛は絶対であり、全てに優先される。
たとえAKJ自体を破壊するようなことがあったとしても、兄への愛のためであれば、自衛以外で妨害、非難をしてはならない。
ミア・トーマという会員は実の兄と結ばれるため、世界を滅ぼそうとした。
結果としては失敗に終わったが、AKJは彼女を責めず、むしろ理想の行動として称えている。
※ミア・トーマとは「DUEL SAVIOR」というギャルゲーにでてくるヒロインが元ネタ。
上で書いたことをガチでやる可愛い女の子です。

注4 神会員の地位の剥奪 退会
両者の原因で最も多いのが「S」に仲を引き裂かれることである。
「S」については、次章で述べることとする。

注5 現在の役員は以下の通りである。
会長 ラケシス
聖名 エルト兄様
聖言 私はエルト兄様のような人でなければすきにはなれないわ

恋愛支援責任者 プリシラ
聖名 レイモンド兄さま
聖言 だいすきです・・・兄さま。

人事・情報責任者 ティニー
聖名 アーサーにいさま
聖言 だって・・・、にいさまのこと好きなんだもの・・・

財務・総務責任者 クラリーネ
聖名 クレイン兄さま
聖言 二人はいつまでもいつまでもずーっと一緒なのですわ!
173その名はAKJ 第5章:2008/09/06(土) 06:39:07 ID:cf8X/xQq
第5章 会長ラケシス及びAKJ役員会議

―9月6日 紋章町議会場
ラケシス 「以上がわたしが作成した『兄妹恋愛支援法案』でございます。議員の方々には是非ともご理解を求めたい所存であります」
ウーゼル 「私は反対であります、そのような法案は前代未聞。人類の常識にも反します」
エリオット「我がハイライン党も反対だ(そんなことをしたらラケシスがおれのものでなくなる)」
ラケシス 「しかし、現に兄妹で愛し合っている者は存在するのです。それを無視するのですか」
キュアン 「異議あり、兄弟の愛は所詮は家族愛。男女の愛とはなりえません」
ラケシス 「そんなことはありません」
キュアン 「最高の女性とは『童顔で従順、微妙に妹属性が入った若妻』であり、このような女性であるからこそハァハァできるというもの」
ラケシス 「く・・・」
キュアン 「あくまで妹属性は微妙に混じっているから素晴らしいのです。実の妹など萌えの対象に入りません」
ラケシス 「その見解は誤りです。実の兄妹という背徳的な状況が混じっているからこそ、燃えるし萌えるのです。真の燃えと萌えは血縁間にのみありえるのです」
議長ペレアス 「えっと、あの、両議員とも落ち着いてください。この法案については後日また改めて議論したいと思います。本日はこれで閉会します」

―議会終了後、紋章町議会場前
ラケシス 「く、本当に頭の固い連中ばかりでこまるわ。キュアンなんて『俺の嫁サイコー』って言いたいだけじゃない」
AKJ工作員 「ラケシス会長」
ラケシス 「あら、プリシラのところにいたのではなかったの?」
工作員  「は、プリシラ様との任務が完了したので、お迎えにあがりました。プリシラ様も本部へ向かっております」
ラケシス 「そうなの、それでプリシラのほうはどうだったのかしら?」
工作員  「成功です。会員C03532と兄との恋愛は成就、ご自身の恋敵についてもフラグを潰しました」
ラケシス 「それはよかったわ、あなたもお疲れ様」
工作員  「いえ、任務ですので」
ラケシス 「時間ですので、本部に向かいましょう。たいした距離ではないし、歩きでいいわね」
工作員  「は、ご同行いたします」

―歩き道
ラケシス 「まったく、議員連中は本当に憎たらしいわ。兄妹の愛こそ世界で最も崇高なものということがわからない野蛮人とケダモノばかり」
工作員  「ということは、法案の方は・・・」
ラケシス 「厳しいわね。買収や脅迫で動く連中はなんとかしたけど、それだけじゃ過半数は取れないわ」
工作員  「ま、まぁ確かに、世間的な常識からはかけ離れていることですから・・・」
ラケシス 「(ムっとして)あなた、AKJで働いているということは当然兄がいるのよね?」
工作員  「は、1人おります」
ラケシス 「それなのに、兄妹の愛を否定するのはおかしいのではなくて?」
工作員  「(いや、それが普通だから)べ、別に否定したわけではないのですが、なにぶん兄と年も離れておりますし、すでに兄は既婚者ですので・・・」
ラケシス 「まぁ、お兄様ご結婚なさっているの!?これは大変、明日にでもその妻を抹殺しなくては」
工作員  「けけけけけ、結構です」
ラケシス 「どうして?結婚していたらあなたとの愛を育めないのよ」
工作員  (だから、別に私は兄のことなんか好きじゃないから・・・って言ったらクビか・・・)
ラケシス 「どうなの?」
工作員  「いや、その、兄は本当に幸せな結婚生活を送っていまして、兄を愛するからこそ兄には本当に幸せになってほしいのです、よって、私は涙を呑むことにしました」
ラケシス 「まぁ、素晴らしい考えね、AKJの鑑よ。残念ながらわたしはその境地には達していないわ、グラーニェの姿を見るたびに切り刻みたくなるの」
工作員  「それはよろしいのですが・・・(よろしくないけど)」

注:グラーニェはエルトシャンの嫁でアレスの母のこと。
174その名はAKJ 第5章:2008/09/06(土) 06:40:13 ID:cf8X/xQq
―AKJ本部 ノディオン家前
ラケシス 「私は役員会議があるからあなたは暫く休んでいなさい、総会がはじまったら周りの警備に参加して」
工作員  「は」
エルトシャン「む、帰ってきたか、ラケシス」
ラケシス 「兄上、只今帰りました」
エルト  「そうか、行き違いで悪いが俺は出かける。明日まで帰らないから留守は頼むぞ」
ラケシス 「お仕事ですか?」
エルト  「う、いや、あの・・・そ、そうだ、仕事だ」
ラケシス 「そうですか、行ってらっしゃいませ、兄上」
エルト  「あ、ああ」
ラケシス 「・・・ちょっといいかしら」
工作員  「は」
ラケシス 「さっきの指示は取消、あなたはエルト兄様を尾行して。兄様を疑いたくはないけれど、あの態度は怪しいわ」
工作員  「承知しました」

―ノディオン家地下 役員会議室
クラリーネ「ティニーさん、大事な会議の前に変な本なんて読んでいるんじゃありません」
ティニー 「そんなこといっても冬コミは今からやらないと間に合わないから、研究よ、研究」
クラリーネ「いつもいつも、一体何を読んでいるんですの?」
ティニー 「クラリーネにぴったりの本よ、はい」

―ティニーが手渡した本、それは金髪の美青年と屈強な男が裸で<ダキュン>している本だった。

クラリーネ「ここここここここれは、クレイン兄さまと、デ、デ、ディーク。何をしていますの!?この2人は一体何をしていますの!!?」
ティニー 「去年出したディーク×クレイン本、結構人気高いカプよ」
クラリーネ「え、だ、だだだだって、この2人は男性同士、そ、それに、お、おし、おし・・・いや、これ以上は言えませんわ/////」
ティニー 「やっぱりいきなり18禁は刺激が強かったようね」
クラリーネ「不潔です、あなたは不潔です、フリージ家の令嬢ともあろうものが、こんな下品な本を・・・」
ティニー 「そう、クレイン×エルク本もあるけど、それは要らないと」
クラリーネ「え!?べ、別に要らないとは言っていませんわ、見聞を広めるためにあらゆる本を読みなさいとお兄様もおっしゃっていますし」
ティニー (お得意様ゲッツ。巨人・大鵬・卵焼きが嫌いな子供がいないのと一緒、兄・ホモ・スイーツが嫌いな女子もいないのよ)
ラケシス 「2人とも何をやっているのです!!」
クラリーネ「か、会長」
ティニー 「あ、会長、これ約束の『エルト×シグルド本』」
ラケシス 「ふん(受取る)」
ティニー 「プリシラさんも、『レイヴァン×ルセア本』要る?」
プリシラ 「いえ、そのカプは『リアルで洒落にならないので』遠慮しておきます」
ティニー 「そう」
ラケシス 「ティニーもいつまでもそんなや○いに現を抜かしているのではありません」
プリシラ 「そうです、同人活動なら兄妹恋愛モノを書くべきです」
ティニー 「うーん、ノーマル系は兄さまの方が得意なんだけどなぁ」

ラケシス 「そんなことより、役員会議を始めるわよ!!今日は手早く済ませます、まずはクラリーネ、先月の財政状況は?」
クラリーネ「中旬で一旦資金がつきかけましたが、リグレ家からの『自発的支援』でなんとかプラスマイナス0で乗り切りましたわ」
ラケシス 「それで、その他何か特筆すべきことは?」
クラリーネ「特にありませんが、皆さんもう少し支出を抑えて欲しいですわ。お金は無尽蔵ではないのですよ、おかげでお兄様の苦しむお姿を見ることに・・・あ、でもとても素敵で(以下略)」
ラケシス 「そうですか(スルー)、では皆さん支出を抑えるように。それではプリシラ、恋愛支援について報告を」
プリシラ 「はい、8月及び今日までで成立した兄妹カップルは21組。内訳は特別が1、正が2、準が18組です」
175その名はAKJ 第5章:2008/09/06(土) 06:41:58 ID:cf8X/xQq
ラケシス 「素晴らしい数字だけど、やはり準(義理同士)が大半を占めるのは惜しいわね。ところで『S』の動きはどうなの?」
プリシラ 「先月、我々は8組の恋愛支援に失敗しましたが、いずれも『S』の妨害によるものです」
ラケシス 「やはり『S』は動いているのね」
プリシラ 「またすでに恋愛が成立している兄妹を5組、破局に追い込んでおります。この5人の妹は『S』に説得された後、いずれもAKJを脱退しております」
ラケシス 「説得?単にティルフィングを振り回すだけではなくなったの?」
プリシラ 「ええ、以前より手口が巧妙になってきています。15年前、先代AKJによって戸籍を改ざんし結婚した兄妹がいましたが、『S』は3日前にそれぞれ恋人を紹介して別れさせております」
ラケシス 「そんな馬鹿な!?あの戸籍改ざんが見破れるはずが・・・」
プリシラ 「ことKINSHINに関する限り、『S』に常識は通用しません」
ラケシス 「く、寝取られ平社員、中年童○でた(検閲削除)の分際で・・・兄様の親友でなければすぐにでも切り刻んでやりたいわ」
プリシラ 「『S』への対策は検討中ですが、すぐには無理でしょう。とりあえず、今日も妨害が予想されるので警備は厳重に行いましょう」
ラケシス 「それしかないわね。他に何かあるかしら?」
プリシラ 「あとは恋敵とのフラグ潰しを30件ほど行いました。きょうもレイモンド兄さまとレベッカの仲を引き裂きました」
ラケシス 「さっき聞いたわ、よかったわね」
プリシラ 「無害とはいえ、兄さまに一服盛ってしまったのが心残りですが、でもきっと許してくださいます。兄さまは一見冷たいようですが、本当はとても優しい方で先日などは・・・」

ラケシス 「(スルー)ティニー、報告を」
ティニー 「先月から昨日まで新しく入会したのは2人です」
ラケシス 「随分と少ないわね、まさか夏コミを優先したわけではないわよね?」
ティニー 「(ギクッ)い、いえ、決してそういうわけでは・・・ですけど、入会した2人は大物ですよ、マケドニアのミネルバとマリアです」
ラケシス 「まあ、あの2人を引き入れたのは大きいわね」
ティニー 「はい、AKJ会員はユグドラルとエレブに偏りがちだったので、アカネイアの妹は貴重ですよね」
ラケシス 「人数のことは、それで不問にしましょう、他に何かある?」
ティニー 「兄弟家のことなんですが・・・」
ラケシス 「そういえば、次女のエリンシアを引き入れるのではなかったの?」
ティニー 「えっと、あの、その、勧誘の途中エリ>アイクというのが発覚したため、不可能となりました」
ラケシス 「なんですって!?そんな肝心なことに今まで気づかなかったというの!?」
ティニー 「すみません、作者の不注意で」
ラケシス 「長女ミカヤは年齢的に不可能だし・・・あとは四女のリンディスだけね。たしかプリシラが誘った時は失敗したのよね(12スレ「潔白の証明第4章」)」
プリシラ 「はい、好感触だったのですが、後一歩のところで失敗しました」
ラケシス 「素晴らしい兄2人を持ちながら何も想っていないなんて、明らかにおかしいわ、ひょっとしてレズという噂は本当だったの」
プリシラ 「考えたくはありませんが、あるいは・・・」

リン   「どっちも違ーーーーう」
フロリーナ「え、何、いきなりどうしたの!?」
リン   「え、あ、ごめんなさい、なんか無意識に叫び声が出ちゃったわ。やだ、どうしちゃったのかしら?」

ティニー 「ひょっとして、兄2人の方がリンディスを愛してくれないんじゃない?」
ラケシス 「その可能性も否定できないわね」
ティニー 「その辺がアーサーにいさまとは違うところね。にいさまは魔法の腕も一流だし、同人作家としても一流、もちろん妹への愛も・・・」
ラケシス「(スルー)さて、次の問題は・・・」
ティニー 「あーあ、セティ様もさっさとフォルセティをにいさまに譲っちゃえばいいのに」

セティ  「うわーーーーん。は!?す、すまない、何故かはわからないが急に泣きたくなった」
176その名はAKJ 第5章:2008/09/06(土) 06:43:48 ID:cf8X/xQq
ラケシス 「『兄妹恋愛支援法案』を今日議会に提出しましたが、予想通り反対にあいました」
プリシラ 「やはりそうですか・・・」
ラケシス 「事前に3分の1程は味方につけておきましたが、脅迫、買収が通用しない相手が尽く反対してきたのが痛いわね」
クラリーネ「具体的には誰ですの?」
ラケシス 「ウーゼルを中心としたリキア党の大多数、キュアンを中心としたトラキア党レンスター派」
ティニー 「『常識人』と『俺の嫁サイコー』の2つね」
ラケシス 「あとハイラインのエリオット。いつもは私の言いなりのくせに、今回だけはそうじゃないのよ」
プリシラ 「まぁ、法案が成立したら『おれのもの』にできなくなりますからね」
ラケシス 「まったく、どっちにしてもでもあんなキザな男は、大きらい!私はエルト兄様のような人でなければ(略)」
ラケシス以外の3人「それはよろしいのですが(スルー)」

注 AKJ役員にとって、他人の兄のノロケや自慢話をスルーするスキルは最低限持たなければならない。
 その一方で自分の兄については最低3日は語れなければならない。
 規則で決まっているわけではないが、そうでなければ身と心が持たないため必須スキルである。

ラケシス 「う、いずれにしても、この法案はなんとしてでも成立させなくてはならないから今後とも全力を尽くしましょう」
ラケシス 「それでは時間も押していますし、これで会議を終わりにします。すぐに会場に向かい、最終チェックを行いましょう」

―4人が会議室を出ようとしたその時
工作員  「会・・・長・・・」
ラケシス 「!?一体何があったの、傷だらけじゃないの!?」
工作員  「エルトシャン様が仕事というのは嘘偽り、実際はグラーニェとのデートでした」
ラケシス 「やはり、そうだったのね。しかも明日まで帰らないということはお泊りコース。あの女、一気に決める腹だわ」
工作員  「妨害を試みましたが一人では力及ばず、グラーニェに返り討ちに・・・」
ラケシス 「あなたはよくがんばったわ、まずは治療を・・・」
クラリーネ「リカバー。会長、何をなさっているのです?急いでデートを妨害にいくのです。グラーニェは、貴女以外では太刀打ちできませんわ」
ラケシス 「え、しかし、この後には・・・」
プリシラ 「規則第十条をお忘れですか。兄への愛は全てに優先されるのですよ」
ラケシス 「それは・・・」
ティニー 「この大事な日に会長の兄が寝取られました、じゃ他の会員に示しがつかないわ。間は私たちが持たせるから、速攻で片付けてきて」
ラケシス 「皆・・・ありがとう、私、行って来るわ」
役員3人 「今日という日に相応しく、派手にやってきなさい」
ラケシス 「任せて!!あの女、今日という今日は許さないわーーーー」

工作員  「・・・行ってしまわれたようですが、エルトシャン様が何処にいらっしゃるのか私伝えていない気が・・・」
ティニー 「兄の居場所なんて気を集中させれば自然とわかるわよ」
工作員  「は?いや、発信機も使わずにですか?魔法で行うのは大賢者クラスでもない限り・・・」
クラリーネ「あら、我々の間では常識でしてよ。ちなみにクレイン兄さまは今リグレ本社の社員食堂、左から2番目のテーブルにいらっしゃいますわよ」
プリシラ 「レイモンド兄さまはボディーガードの仕事でリキア党本部203号室に・・・あ、今207号室に移りました」
ティニー 「アーサーにいさまは・・・自宅で入浴中みたい、こんな時間に珍しいわね」
工作員  (嘘だ、絶対でたらめに決まってる、ああでも本当のことのように思えるのは何故なの?)
プリシラ 「さぁ、会場に行って準備をしましょう、連続で悪いけど、あなたは会場の外の警備をお願い」
工作員  「り、了解」

―9月6日、この特別な日に開かれる「AKJ総会」。AKJ最大とも言える催しがまもなく始まろうとしていた。

終章へ続く
177助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 13:55:07 ID:IDwZdb+v
ヘタレ弓兵の集いに大陸一さんの姿が見られなかったけどどこ行ってたのかな
178助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 17:15:13 ID:c9m8xKPz
171-176
セネリオ 「酷い有様です。を通り越して凄い有様ですね」
AKJ会が本気でやばすぎるwwwwwwwラwwケwwシwwスww自重しろwwww
SならディアドラをAKJの人質(会員)にすれば黙るだろうな……あっ、Sの弱点言っちまったw
GJ!!  

…あれ?何処からともなくティルフィングが飛んでき
179助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 19:58:53 ID:zJNea7iO
>ディアドラをAKJの人質(会員)に
むしろ本気で潰しに来そうな…
180助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 20:18:15 ID:Am8fnrhR
DUELSAVIORは戦闘が楽しいエロゲですぜ。
まぁ移植されまくりな今日この頃だが。

そういえば外伝二人はAKJ会員じゃないのか?
神会員になるぞw
181助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 20:48:29 ID:BQRKbIdY
ダメ兄貴がいる妹を会員にできたらすごいんだが流石のAKJでも無理かな?
182助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 20:55:08 ID:jFYU5VhS
>>177
ヘタレ弓兵作者ですが、封印以降しかプレイしたことないんです
…大陸一さんと言われても誰だか全然わからないorz
183助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 21:49:02 ID:v7RnZPeI
>>181
ティニー「…というのがAKJです。いかがですか?」

マーシャ「ええっと、せっかくですが私はちょっと…」

ティニー「まあそう言わずに…」

マーシャ「ですから…」

ガチャッ。
マカロフ「あ〜今日も負けか〜。ん?お客さんか。いらっしゃい」

ティニー「お邪魔してます」

マーシャ「…兄さん、また私のサイフから2000G抜き取ったでしょ?」

マカロフ「まあまあ、いつかちゃんと返すからさ〜」

マーシャ「…いいわ、今日は許してあげる。その代わり…はいこれ。習得して」
つ 祈りの書

マカロフ「祈り?まあいいや。つけたぞ〜。って、なんでゼーンズフトなんか…」

マーシャ「大丈夫祈れば生きていられるから。これで許してあげるわっ!」
ゼーンズフト+叫喚

マカロフ「ちょ、待ってくれマー…」

〜数分後〜

マーシャ「お待たせしてすみません。AKJの件はやっぱり…」

ティニー「そ、そうですね。な長々と失礼しました。では…」

結論:無理
184助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 22:08:22 ID:zJNea7iO
なんだかんだで面倒見るあたり、まるっきり脈無しではない。
185助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 22:39:28 ID:3pTcbO5L
面倒見ないと馬鹿兄貴はステラさんの所に押しかける

下手すると、借金取りも押しかける

ステラさんに迷惑かけるくらいなら私が…

という、悲壮な決意の表れかもしれない
186助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 22:42:17 ID:y003oDr7
>>182
暗黒竜と光の剣に登場するスナイパー ジョルジュの事です。
コレを機にDSの新暗黒竜と光の剣をプレイしてくだされ。
187助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 22:47:51 ID:GSt9grdh
>>180
アルムとセリカは原作じゃ血縁関係のない普通で健全なカップルだから
原作からしてアレな方々と比べると格は下がるなw
188助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 23:01:49 ID:DwtZTEZL
いや、Sの妨害にもめげないということで神認定されている可能性が…
189助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 23:17:50 ID:oh83iO3r
>>186
最初からパルティアが使える大陸一さんはヘタレなわけないよ(棒)
190助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 23:33:08 ID:jBQcrFPW
ジョルジュって最初からパルティア使えたっけ?
確か弓Bからだったような・・・
191助けて!名無しさん!:2008/09/06(土) 23:55:38 ID:Mj7gjTtd
>>190
紋章ならっ!第2部ならっっ!!
ニーナ様の信任厚く大陸最強の弓を手にし、
大陸の運命の鍵を握る宝玉のかけら(1/12)を持っているんだ。
これはもう紋章の謎最重要キャラクターの一人といっても過言ではあるまい。
192助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 00:25:01 ID:n2xNUF+H
ミストとかミルラはAKJに入ってるのかな?
ミルラは原作でも微妙な兄妹関係だけど。
193助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 00:35:02 ID:rO9zDEnZ
ミルラは入会資格がないんじゃないか?
血縁が無ければ、義理でもないし
194助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 00:39:16 ID:b3fjk1GZ
>>168

今日はロイがセシリア先生の家に遊びに行く日、
(中略
「兄さん。僕、先生を孕ませちゃった」



たまにはこういう話があってもいい    わけないか
195助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 00:39:56 ID:HsQhO4l9
>>182
多分ウィルの事だと
196助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 00:42:57 ID:M2DJHPN/
>>195
違うよ!ぎんの弓だよ!
197助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 01:05:08 ID:tXTorGqT
>>183-185
確か、アイクに「兄妹ってのは良いもんだ」とか言われたことがあったと思うが、
その言葉を覚えてて見捨てきれないんじゃなかろうか
198助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 02:52:58 ID:pHAxy5zJ
むしろミルラはAKJにたいし積極的に抵抗すると思う。
ユリウスかニルスあたりしか兄がいないせいなんだけど。

しかし竜王家の皆さんはAKJに入ろうという妹はいないなあ。
199助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 08:40:33 ID:q962HWnb
ユリアが入るか…ユリウスが勘違いしそうだから入らないか。
200助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 10:43:36 ID:14q4Ea27
話としては面白いかもしれない
>ユリア入会→ユリウス勘違い
201助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 12:51:08 ID:HsQhO4l9
いや、ユリアはラナオウと共に力ずくでヘザー派に入れられてなかったか?
202助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 16:43:42 ID:9s9oyRhO
ミルラとしては妹属性のエフラムに近親フラグがたったら困るから反対だろうな、エイリーク確か会員だったし

セリスが無理やり勧誘される展開はとてもおいしいと思います
203助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 17:10:13 ID:twLG5o9c
AKJ会にとってアルテナはどうだろうか?
アリオーンの妹的存在だからあの会としてはOKかね…?リーフがS側に付きそうだがw

ここでシグルド兄さんが言わなさそうな事↓
204助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 17:14:47 ID:rO9zDEnZ
妹的というか、このスレではアルテナはアリオーンの妹だぞ
205助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 17:22:08 ID:gxHuF3P9
ゲームでは兄のセリスと恋人にもなれるしな>ユリア
裏技だけど
206助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 17:57:56 ID:R+PsWpk+
シャナンとラクチェは従姉妹だったっけか 実に惜しい
207助けて!名無しさん!:2008/09/07(日) 21:45:50 ID:zgLFxPSV
AKJはむしろ入脳県涙輪町に会員が多そうな気がするんだ、スレ違いすまんけども
208助けて!名無しさん!:2008/09/08(月) 15:37:01 ID:m/cE4G2o
ちょっとお尋ねしたいことが。
リンとマルスって何でツンデレ姉弟になったんだっけ?
教えて下さい偉いひと!
209このスレのリーフの人生を想像してみた:2008/09/08(月) 18:12:18 ID:lEW6AHyv
0歳:19○○年にこの世に命を受ける。
   が、へその緒が首に引っかかって窒息死寸前になる。
   そこを医師が更に無理矢理母親の身体から引っ張り出そうとしたので、
   そのショックで頭蓋骨が数oズレて左耳から血が出る。
   無地に産まれたとは言え、生まれて速攻で「この人でなしーっ!!」と言いたかったに違いない。※1
                 ↓
2歳:ナンナと幼馴染になる。この頃初めて言葉を話し始めるが、
   最初の一声は『パパ』でも『ママ』でも無く『この…ひとでー!』だったそうな。
                 ↓
5歳:紋章町幼稚園に通いかじめる。
   この頃すでに盗賊としての技能を身につけていた。
                 ↓
6歳:紋章町小学校に通い始める。
                 ↓  
8歳:当時担任だったキュアンに憧れて彼の真似をし始める(修行含む)
   途中小4にいじめられていたサラを助け、彼女に惚れられるが、気付いてない。
   とりあえずエスリン先生は普通に好きでしたと。
                 ↓ 
10歳:イシュタルの逆鱗に触れ逃げていた時、近くにあったミランダの自転車を借りる。
   自転車は最終的にトールハンマーで黒焦げになったので、
   リーフは弁償しなければならないのだが、その事をすっかり忘れてる。※2
                 ↓
13歳:エロスとお姉さんに目覚める。ティニーの同人を手伝っていた時もあった。
                 ↓
15歳:四人娘に追われつつ、お姉さんを追いかける人生を楽しんでいる。


むしゃむしゃして書いた。反省はしていない。
※1:自分が産まれた時の実話
※2:アニポケのサトシがカスミの自転車を(ry)
210ヘクトル&リン&エリンシア&ロイ&セリ(ry終了のお知らせ:2008/09/08(月) 18:50:03 ID:wARbExVA
アイクがいつもの修行でラグドゥ遺跡地下10階にてドラゴンゾンビ大虐殺をしていたときの事。
アイク「今日の弁当は……コロッケか」
アシュナード「コロッケと聞いて飛んできました。喰わせろ」
アイク「自分で作れ」
アシュナード「くくく……喰らう」
アイク「……貴様! よくも俺の弁当に入っていた唯一の肉を!」
アシュナード「この世の全てのコロッケは我のものだ! だれにも渡さん!」
アイク「反省する気は……無いんだな?」
アシュナード「当然だ」
アイク「ならば! 俺はッ! 貴様が泣くまでッ! 天空を止めないッ!」
アシュナード「くくく……実に軽いな。さて……こちらのターンだ! 我は人間をやめるぞアイク!」つ【メダリオン】
アイク「暴走か!」
アシュナード「くくく……参る」つ【叫喚】
アイク「くやしいっ! でも……死んじゃうっ!」
アシュナード「さて、生アイクの生天空を見せてもらおうか。効きはせんがな。哀れっぽく泣いて見せろ?」
アイク「今は耐えるしかない……!」
アシュナード「叫ぶがいい。死を前にした絶望を」
アイク「たっ、頼む! 許してくれ、この通りだ……、とみせかけて。ふはは! 来いユンヌ! お前に極めたッ!」
ユンヌ「ゆんゆんー!(鳴き声)」
アシュナード「何だと!」
ユンヌ「私の持てる力……すべて貴方に集めるわ」
アイク「任せろ。これで……決めるッ! 大! 天! 空!」
アシュナード「らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! 女神の祝福壊れちゃいますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
パーパパラパパー! Class Change!
アイク 神将Lv.20 → アイク 人間台風Lv.1
Weapon Level 剣∀(専用武器も含めた全剣の使用が可能) 斧∀ 槍SS 弓SS
アイク「いいこと思いついた。おいアシュナード、お前ちょっとグルグランド俺によこせ」
アシュナード「えぇー! グルグランドですかぁー!?」
アイク「男は度胸、何でも試してみるものさ。さあ死ね。寄越せ」
アシュナード「らめぇぇぇぇぇぇぇ! 我の唯一の存在意義を取らないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
アイク「さて……次はお前だ。くくく……参る」
          )⌒ゝ
        イ//ト
       イ//ト
       イ//ト
.       ((◎))
      (/                         ∫
.      ⊂( ゚д゚ )                   ∫   ∫
     /⊂   ) ダッ                 ∫ ∬ ∫
       (⌒)|                 ∬   从 ∧∧
       三`J               ⊂⌒ヽ从/ つ ゚д゚)
211助けて!名無しさん!:2008/09/08(月) 19:25:17 ID:9jLuSNVI
>>209
そういえばサトシもお供の娘をとっかえひっかえしてるんだっけかw
212助けて!名無しさん!:2008/09/08(月) 20:50:38 ID:0prGkj02
>>208
過去ログ嫁。と一言だけ言って捨て置きたいところだが。

http://wikiwiki.jp/fe_family/?1-209
http://wikiwiki.jp/fe_family/?2-233
http://wikiwiki.jp/fe_family/?3-212

とりあえずこの辺読んで、あとは適当に他のネタ辿って行きなさいな。
最近この手の質問多いな−。
213禁じ手:2008/09/08(月) 23:39:37 ID:hE7+zIzR
リーフ 「突然なんだけどさ、年長組のお仕置きで何が一番怖い?」
アルム 「え、うーん。怖いって言うかもう慣れたけど僕らにとってはやっぱシグルド兄さんのティルフィング投げが一番かな」
セリカ 「怖いって言うかウザイのよね。射程無限にあるしどういう原理かすぐ手元に戻してまた投げるし」
リーフ 「ヘクトル兄さんは?」
ヘクトル「俺はもうエリ姉の無限拷問一択だな。あれを【慈悲】なんて名付けた奴は、きが くるっとる」
リーフ 「んじゃエフラム兄さんは」
エフラム「アイク兄上だ。シンプルに一発殴るだけだがアイク兄上がやると本気で洒落にならない。
     ヘクトルや俺の成績がこんななのはあれが原因と言っても過言ではないな」
リーフ 「それはお仕置きされるようなことをしてる時点でアウトだと思うよ。あ、マルス兄さんはやっぱ」
マルス 「リン姉さん、と言いたいとこだけど流石にもう慣れてるし最近はちょっと癖になってきてるんだよね」
リーフ 「エクスタシーになってきてる、と」
マルス 「その言い方やめてくんない。でもまぁ、そんなわけで一番はリーフと同じアレかな」
エフラム「アレ?」
リーフ 「だよねだよね!あれは本当にヤバイから」
ヘクトル「おいおいなんだよもったい付けて。誰の何が怖いって言うんだ?!」
マルス 「ミカヤ姉さんのアレ」
セリカ 「ミカヤ姉さん?確かに姉さんの光魔法は強烈だけどそれだけじゃあアイク兄さんや
     エリンシア姉さんとかとあまり変わらないんじゃあ………?」
リーフ 「違う違う。真に恐ろしいのは魔法なんかじゃなくてだね……」


〜マルス、リーフ小学生時代〜

ミカヤ「こらー!!マルスにリーフ待ちなさいっ!ネタは上がってんのよ!」  
マルス「そんなこといわれても、ぼくたちこどもでしゅから(ダダッ)」  
リーフ「こどもでしゅから(ダダッ)」
ミカヤ「『しゅ』を付ければ子供らしくなると思ったら大間違いよ!あんたたちがその年で
    インサイダー取引だかグレイプニルだかやってるの知ってるんだからね!」
マルス「姉さん、グレイプニルって言うのは輸送隊から一度も出されることのないグラドの悲しい双聖器のことで」
ミカヤ「そんなことはいいからとにかくのジョフレ君から剥いだにその勇者の槍を返してあげなさい!」
リーフ「でも姉さん、これってもともとエリンシア姉さんがしょーぐんにあげたやつだしね。
    そもそも追い剥ぎが合法のトラキア区にレア武器とレアスキル持って突っ立ってるのが悪いしね」
ミカヤ「ちょっと!エリート(笑)まで剥いだの?!そんなのジョフレ君アイデンティティー崩壊じゃないの!」
マルス「僕らが剥がさなくてもそのうち剥がされますから」
ミカヤ「とにかく逃げるんじゃないの!待ちなさい……って!(ダダッ)」
214禁じ手:2008/09/08(月) 23:40:22 ID:hE7+zIzR

 ガ ッ !

その時ミカヤの右足(の小指)に衝撃が走った。それはトールハンマーの如き鋭さとシムベリンの如き激しさだった
ていうかまぁ、要はミカヤは思いっきり駆けだした勢いでタンスの角に足の小指をぶつけた

ミカヤ「っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
マルス「プギャーm9(^Д^) ミカヤ姉さん鈍臭www」
リーフ「プギャーm9(^Д^) 足の小指お気の毒www」
ミカヤ「……………ぉ………」
リーフ「……………………?」
ミカヤ「お………れ…………」
マルス「み、ミカヤ姉さん?」
リーフ「(ヤバイ、やりすぎちゃったかな………?)」
ミカヤ「おどれらァァァァァ!!許っさんッッッッッ!!(ガシッ!)(ガシッ!)」二人の足首を掴むミカヤ
二人 「?!」
ミカヤ「この痛みお前らも味わえェェェェェ!!」
二人 「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばb」

その時マルスとリーフ(の小指)に衝撃が走った。それはトールハn(ry
まぁなんていうか、本来他人の痛みを自分に移す癒しの手を介して逆に足の小指の痛みを送り込まれた


〜回想終了〜

リーフ 「とまぁこんな恐ろしい体験があってだね」
マルス 「まさかあんな応用技があるとはね。癒しの手は痛みと表裏一体ってか」
一同  「(しょうもねえ………)」
リーフ 「あ、今しょうもないとか思ったね!ミカヤ姉さんの『痛みの手』はざっと30種類はあるんだから!」
マルス 「『ひびあかぎれの手』『霜焼けの手』『ひ、ひたはんひゃった(し、舌噛んじゃった)の手、等々………』
リーフ 「ああ思い出しただけでかゆい!痛い!」
ヘクトル「さらにしょうもねえな………」
アルム 「ていうかそれいちいち何かの罰に移されてたんだね………」
マルス 「一番恐ろしいのは『水虫の手』」
ヘクトル「げぇ!それは流石の俺でも震えが来るわ!」
エフラム「ミカヤ姉さん………なんて技を」
アルム 「いや、それ多分普通にうつされただけだから」
215そうりょときずぐすり:2008/09/09(火) 02:40:58 ID:JO8i8PjS
FE兄弟家

リン   「……休みの日って暇よねぇ」
マルス  「なら、野生児らしく野山を駆け回ってくればどう?」
リン   「たった今いい暇つぶしを見つけたわ!」
マルス  「いたたたたっ、ちょっ…折れる、折れるっ!
      関節はらめぇーーっ」
リーフ  「……マルス兄さんも懲りないよね」
エリンシア「2人ともとっても仲がよろしいですわね」
ミカヤ  「ほんとねぇ」
エイリーク「でも、マルスの腕が本来曲がらない方に曲がっているので、
      そろそろ止めるべきでしょうか?」
リーフ  「さすがにそれはまずいって!リン姉さんっストォーーップ!」


マルス  「……まったくひどい目にあったよ」
リン   「自業自得よっ!」
リーフ  「まあまあ……。でも、さっきのリン姉さんじゃないけど、
      確かに暇だよね?なにかいいテレビでもやってないかな?」

      ポチッ

テレビ  「わたしはそうりょリフ。たたかいはできませんが、
      テレビショッピングができます」
リーフ  「ちょっwwなにやってんのこの人www」
マルス  「最近復活したからって、調子のってんじゃない?」
テレビ  「今回、紹介する商品はこちら【Sきずぐすり】です」
リン   「ちょっと、Sってなによ?」
ミカヤ  「『すごい』の略とか?」
エリンシア「『すばらしい』かもしれませんわ」
エイリーク「『優れた』などどうでしょうか?」
テレビ  「今回は特別に【Sきずぐすり】3つにこの【Sドリンク】を
      お付けいたします。気になるお値段は……」

216そうりょときずぐすり:2008/09/09(火) 02:43:10 ID:JO8i8PjS
      CM

      全兵が泣いた。あの感動の話題作がついにスクリーンに登場
       『捕虜ダワァ 〜悪寒と僕と時々ゴードン〜』近日公開

      CM明け

テレビ  「気になるお値段は1980円、1980円です。分割払いでもOKです
      しかし、できれば一括でお願いします。
電話番号は0120-××××-4193(よいくすり)まで
      お待ちしております」
マルス  「あのじいさんのくだらない番組やっと終わった」
エイリーク「……でもなぜか終わりまでみてしまいましたね」

      ピンポーン

ミカヤ  「あらっ?だれかしら?」
リフ   「わたしはそうりょリフ。たたかいはできませんが、訪問販売が
      できます。ぜひ買ってください。つ【Sきずぐすり】」
ミカヤ  「……そういうのはうちでは断っていますので……」
リフ   「この【Sきずぐすり】はなんと痛んだ肌にもよく効きます」
ミカヤ  「そういうのも別に興味ないですし……」
リン   「ミカヤ姉さん一つくらいならいいんじゃないかしら?」
ミカヤ  「えっ?」
エイリーク「わたしも一つくらいならいいと思います!」
ミカヤ  「でも……」
エリンシア「ミカヤお姉さまっ!女性の肌の手入れはKINNIKUの次に
      大切なことですわ!!」
リーフ  「それはエリンシア姉さんだけでしょ!?」
   
217そうりょときずぐすり:2008/09/09(火) 02:44:20 ID:JO8i8PjS
エリンシア「まぁっ!リーフちゃんはまだKINNIKUのすばらしさを
      わかっていないようですわね!肌は年齢とともに衰える運命
      ですが、KINNIKUは鍛え続ければ衰えることのない
      神が人に与えた至高の宝なのですわっ!!」
リフ   「うわっwそりゃないわww」
リーフ  「わかったからもうかんべんして……」
ミカヤ  「……みんながそこまで言うなら一つだけ……」
リフ   「まいどありがとうございます」
マルス  「ちょーっと、待った!」
リン   「いきなりどうしたのよ?」
マルス  「……話は全て面白かったから聞かせてもらいました。痛んだ肌
      あたりで必死だったリン姉さんもプギャーm9(^Д^)って感じで
      見てました」
リン   「……あんたケンカ売ってんの?」
マルス  「今はそんなことはどうでもいいんですよ。それよりみんなは
      このハゲのいうことを信じているのかい?」
エイリーク「どういうことですか?」
マルス  「このじいさんの作っているのはただのきずぐすりだってことは
      僕の情報網をたどってすでにわかりきっていることだ!」
リフ   「わたしはそうりょです。うそはつきません」
マルス  「痛んだ肌に効くっていうのは怪我をして傷ついた肌に効くって
      いう意味でしょう?」
リフ   「……」
マルス  「そのお金返してもらう!」
リフ   「天然のスターライトをくらえっ!」
マルス  「うおっ!まぶしっ!……はっ!あのハゲ逃げやがった!!
      くそっ!この僕が逃がすなんて……」

リフ   「……わたしはそうりょリフ。たたかいはできませんが、
      【S(そうりょの)きずぐすり】を売ることができます」


終わり 
218助けて!名無しさん!:2008/09/09(火) 14:26:35 ID:y3isW1Yn
バロスwwwwwwww
219208:2008/09/09(火) 22:56:49 ID:debK/aFj
>>212
これからは人に訊く前に自分で調べるようにしますスイマセンデシタ…
教えてくれてありがとう。
220池の引率物語:2008/09/10(水) 13:17:27 ID:+3auavTh
グランベル高校の校門。
普段ならばまばらにいるはずの人々が、今日は校庭の中央部におかれたスピーチ台をぐるりと囲む形で並んでいた。
クルト「あー、君たちも知っているかと思うが、今、紋章町の各地に変態女神やらバーサーカー兄弟やらがあふれていて非常に危険である。
    特に今日はゼフィール署長とブレンダン組長が斧VS剣で勝負しているため、FETVが『外に出たら死ぬ日』警報を出したほどの危険な日である。よって、集団下校を実施することにした。引率者を紹介する。ではアイクさん、どうぞ」
アイク「アイクだ。校長に依頼されたが、ユグドラル区の地理はほとんど知らん。だから、家を回る時は案内をしてくれないか? 頼む」
通称ミマモッテクレナイカタノムスマイルを繰り出したアイクに、気絶する女子多数。というかラナオウユリア以外全ての女子が気絶。
壮絶な数のフラグをゲットしたアイクがスピーチ台を下りると同時に、校舎の北に白い光が上がった。
クルト校長は即刻の退却を命令し、アイク率いるグランベル高校生は、全員校門に向かって走り出した。

セリス「うわー、凄いやアイク兄さん」
ユリア(危ない……クラッときてしまいましたわ……。精進しないと)
ラナ「すさまじい威力でしたね、セリス様。でも私は大丈夫でしたよ?」
セリス「ラナはすごいな。僕が女だったら耐えられる気がしないよ」
ユリア「私はセリス様にされればすぐ気絶できますわ!」
ラナ「私だって!」
ユリウス「五月蠅いぞ! 静かにしろ!」
つ【ナーガ】つ【杖ボコ】
ユリウス「アッー!」
生徒会員「会長! しっかりしてください!」

アイク「ほう……なかなかやるな、あいつら」
ラクチェ「……それはよろしいのですが。とりあえず、ほとんどの生徒はこのあたりのマンション区に住んでいますよ」
アイク「そうなのか? エレブ区の竜の門に行ったときはこのあたりにマンションはなかったはずだが」
ラクチェ「最近できたんですよ。中流から上流階級クラスの人が多いから、このあたりを通ると夕食の匂いがすごくて」
アイク「部活動の後とかは、辛そうだな」
ラクチェ「あ、わかります?」
アイク「俺が傭兵科の授業から帰る時はそうだったんだから、部活帰りは余計そうだろうと思ってな」

遠くから見ている女子生徒達。
女子生徒「ラクチェ……後で殺すわ」
その手には☆100付きの武器がずらりと。
221助けて!名無しさん!:2008/09/10(水) 15:21:54 ID:bgAaqABE
一般生徒ならラクチェ一人でも返り討ちにできそうだな 厳しいか?
222助けて!名無しさん!:2008/09/10(水) 17:03:11 ID:0KcWBwLG
そもそも見切り持ちだから必殺効かないんじゃね?
223その名はAKJ 終章:2008/09/10(水) 17:46:38 ID:QwWkMAB1
>>220 壮絶な数のフラグをゲットしたアイク
アイク、フラグを立てる「だけ」なら超一流なのね・・・

終章 集えよ、乙女

―9月6日 兄妹家 ドレス姿で並ぶ、エイリーク、セリカ、ミルラの3人
ミカヤ  「まぁ、3人とも綺麗よ」
セリカ  「そう、ありがとう。アルム、どう?」
アルム  「・・・」
セリカ  「アルム?」
アルム  「・・・は!?ご、ごめん、セリカがあまりにも悩ましくて気絶しちゃった。あと少しで息が止まっていたよ。本当、君の美しさは罪だなぁ」
アルム  「もう、アルムったら」
ミカヤ  「はいはい、ティルフィングが飛んでこないうちに自重する」
エイリーク「そ、それで、あの、兄上・・・」
ミルラ  「私たちの姿はどうですか、おにいちゃん?」
エフラム 「ああ、2人とも綺麗だぞ」
エイリーク「あ、ありがとうございます」
ミルラ  「うれしいです・・・」
セリカ  「さて、そろそろ時間だし、行きましょう」
ミカヤ  「気をつけて行ってらっしゃい」

ミカヤ  「・・・というわけで3人は出かけたわけだけど、そもそもあの3人はどこに行ったの?」
エフラム 「まぁ、姉上には」
アルム  「一生縁のないものだね」
ミカヤ  「?」
エフラム 「時間だ、俺達も行こう。ファルシオンを忘れるなよ」
アルム  「兄さんこそ、ジークリンデとレギンレイヴ大丈夫?」
エフラム 「心配するな、今日のために錬成に錬成を重ねた。耐久も満タンだ」

―ノディオン家前
セリカ  「さぁ、着いたわね」
エイリーク「あの、ここまで来て何ですが、本当に行くのですか?」
セリカ  「ちょ、何言い出すのよ姉さん」
エイリーク「い、いえ、その、やはりこういう想いは胸のうちに秘めておくものであって、大仰に明かすのは、恥ずかしいというか、あの・・・」
セリカ  「それの何が悪いの!?私はアルムが大好きよ」
エイリーク「セリカ、ひ、人前ですよ」
セリカ  「人目を気にしてKINSHINができるか、いい、姉さん、こういうのはね、気にしたら負け、恥ずかしがったら負けなのよ」
エイリーク「うう、そうはいっても、ミルラだって怖がって」
ミルラ  「おねえちゃん達、何してるんですか!!」
セリカ  「一番気合入ってるんですけど」
エイリーク「うう・・・」
セリカ  「大体ねぇ、姉さんは私たちと違って特別会員までなれるのよ。それをミルラと同じく準でとどめちゃうなんて、何考えているのよ?」
エイリーク「それは、やっぱり恥ずかしかったので」
セリカ  「だったら入会なんてしなければいいのに」
エイリーク「そ、それは・・・(言えない、豊胸エステ無料チケットに釣られたなんて、絶対に言えない)」
ミルラ  「おねえちゃん達、遅いですよ!!」
エイリーク「は、はい、わかりました」

イーヴ  「本日はAKJ総会にようこそおいでくださいました、会員証の提示をお願いします」
三人   「どうぞ」
イーヴ  「会員番号C02898エイリーク様、B02624セリカ様、C02437ミルラ様でよろしいですね。それでは、確認のため、それぞれの聖名と聖言を仰ってください」
エイリーク「えっと、聖名はエフラム兄上、聖言は、あ、あ、『兄上は いつだって
私を守ってくれる・・・』です。やっぱり恥ずかしい////」
セリカ  「聖名はアルム、聖言は『よかった。あいたかった・・・』よ」
ミルラ  「聖名はエフラムおにいちゃん、聖言は『おにいちゃん。夜・・・一緒に寝てくれませんか?』です」
イーヴ  「それでは会場にご案内いたします」
224池の引率物語:2008/09/10(水) 17:46:52 ID:+3auavTh
遠くから見ている原作でラクチェと結婚できる人々。
ラクチェと結婚できる人々「あのゴリラ殺す」
その手には他作品だろうと専用武器だろうと気にせず集めた神器の群れ。

そんな周囲の殺意をものともせず、ラクチェとアイクのキャッキャウフフ(に見える)会話は続く。
アイク「ところで、あんたは卒業したらどうするんだ?」
ラクチェ「流星軒を継ごうと思ってるんですけど、工務店に努めるのも悪くはないかなぁ、とも思ってます」

一般女子生徒「おのれラクチェェェェェェェェェェェェェ!」
ラクチェとフラグが立っていた人々「おのれゴリラァァァァァァァァァ!」

アイク「……いや、工務店には最上級職じゃないと入れないんだが」
ラクチェ「……え?」
アイク「魔殿の修理なんかは当然、女神の棟の補修とか粉々になった竜の門の再建とかもあるし、他の区……、 
    たとえばヘルシン区に行って戦闘狂の吸血鬼と対決しながらロ○ド○市街を修理したり豚流猫区に行っ
    てドラゴン一撃で殺せたり範囲攻撃してきたり一振りで二回攻撃できる剣を持ったピザのおっさんと戦
    いながら迷宮を改修したりしなきゃいけないしな。いくら流星使えても最上級の能力値じゃないと死ぬだろ」
ラクチェ「そう……ですか。じゃあ諦めて流星軒継ぐことにしますね……」
アイク「ああ、そうしたほうがいい。ついでに、その緑風目で俺を見るな」
ラクチェ「すいませんでした……」
走り去るラクチェを見て、遠くから見ていた女子生徒は狂喜乱舞。
一般女子生徒「ひゃっほう! さすがフラグクラッシャー、そこに痺れる、憧れるゥ!」
走り去るラクチェを見て、遠くから見ていたラクチェとフラグが立っていた男子生徒は怒髪衝天。
ラクチェと(ry「あのゴリラァァァァ! よくも漏れらのラクチェをォォォォォォォ!」
バルフレチェやらレクスフレイムやらアルマーズやらデブ剣やらをもった人々がアイクに殺到しようとする。(最後の一人は重さのせいで動けないが)
セリス「やめなよみんな! どう頑張ったってアイク兄さんには勝てないんだよ!」
レスター「いや!」ヨハン「俺たちの手にかかれば!」ヨハルヴァ「人間台風にだってきっと勝てる!」シャナン「動けねえ!」
セリス「でも君たち、この間漆黒さんと戦ってボロ負けしてたじゃないか! アシュナードさんにだって勝てないだろう!? アイク兄さんはあの二人の上を行くんだよ!? どうやって勝つのさ!」
レスター「お前が入れば勝てる!」ヨハン「おまえだってラクチェとフラグ立ってるだろう!」ヨハルヴァ「参戦すべきだろう!」シャナン「動けねえ!」
セリス「何言ってるのさ! 僕はユリウス一筋だよ!?」

ざわ……ざわ……

ユリア「……兄上?」ラナオウ「ユリウス会長……?」
ユリウス「や、やめろ! 俺を睨むなユリア! 指をパキパキ鳴らすなラナオウ!」
セリス「ユリウスもそうでしょ?」
ユリウス「セリスてめえ!」
ユリア「どうやら決定ですわね」ラナオウ「死ぬがよい」
ユリウス「アッ――――――ー!」

アイク「……楽しそうだな」
ティニー「どうすればそんな解釈になるんですか?」
アイク「無敵を目指す者にとって、全てが学ぶべき対象だ。俺は、師匠とひろしにそう教わった」
ティニー「ひろしキター」
アイク「ということで参戦しようか」

ユリウス「ロプトウスなめんなよ!」
ユリア「兄上こそナーガをなめないでくださいませ!」
ラナオウ「この拳の前ではロプトウスなどかすむわ」
アイク「この天空の前ではお前たちも皆かすむ。来るがいい」
ユリウス&ユリア&ラナオウ「アッ――――ー!」
アイク「喧嘩は両成敗だ。いいから進め、集団歩行が終わらんだろう」


因みに、行く先々でアイクは紙袋いっぱいのステーキ肉を貰って行ったとか。

終われ
225その名はAKJ 終章:2008/09/10(水) 17:47:51 ID:QwWkMAB1
―ノディオン家地下 大パーティー会場
セリカ  「さすが、ノディオン家、すごい会場ね」
ミルラ  「すごいです、とても大きいです」
エイリーク「確かに、素晴らしいパーティー会場です。それにしても・・・(辺りを見回す)」
エイリーク(ドレスを着るとはっきりわかります。胸、乳、バスト・・・妹キャラは貧乳が定石のはずなのに、どうして私以外膨らんでいるの orz )
セリカ  「そろそろ始まるみたいね」

AKJ総会 Program 1 開会の言葉
クラリーネ
「9月6日、それはおとめ座を示す8月23日から9月23日の中央に位置する日。
つまり、乙女の中の乙女の日と言って良いでしょう。
そしてそんな乙女の中の乙女の日として、定められたのが『妹の日』、
つまり我々妹こそが乙女の中の乙女なのです。
兄を心から愛し、兄への愛に殉ずる私たちは確かに乙女の中の乙女と呼ぶに相応しいでしょう。
そんな妹達が年に一度集まり、共に愛を語り、それぞれの想いを高めていく、そのような催しはまさに聖なる儀式。
特に今年は記念すべき300回目、さぁ存分に兄への愛を語り合おうではありませんか。
只今より、第300回AKJ総会を開会いたします」

一同「パチパチパチ(盛大な拍手)」

クラリーネ「申し遅れましたが、司会は財務・総務責任者クラリーネが行わせていただきます」

Program 2 会長の言葉
クラリーネ
「本来はここでラケシス会長のお言葉が入るのですが、彼女は愛する兄エルトシャンをめぐり、憎き恋敵グラーニェと交戦中であります。
閉会までには必ずこちらに顔を出しますので、しばしお待ちください。
よって、次のプログラムに移りたいと思います」

Program 3 祝電披露
クラリーネ「他県の方々より、総会に向けてお祝いのメッセージが届いておりますのでここでお読みしたいと思います。まずはAKJ伝説の神会員、ミア・トーマ様」

私がお兄ちゃんをモノにするため世界を滅ぼそうとしてから4年が経ちましたが、
AKJの皆さん、お元気ですか。
今でもお兄ちゃんとは仲良くやっています。
私の住む脚流芸県では、以前から義理であれば兄妹の恋愛はOKでしたし、実の兄妹も先日の祖父倫法の改正でOKになりました。
しかしその分、私たちはライバルが多くて困ります。
脚流芸県の兄は特に理由もないのにモテモテなのは本当に不可解です。
私もお兄ちゃんをモノにするまでは苦労の連続でした、皆さんも同じだと思います。
しかしくじけてはなりません。
ライバルを蹴落とし、お兄ちゃんを想い続ければかならず結ばれる日が来るでしょう。
そのためには、手段を選んでいてはいけないと思います。
幼い日のHな思い出を持ち出した後に媚薬、これくらいは常識ですし、他の女に石化薬を飲ませるのをためらってはいけません。
あと浮気は要注意です。私の経験上、浮気は匂いでわかります。
ためしに兄に抱きついてみましょう、それで少しでも匂いがしたら「あの女の匂いがするよッ!! 」といって問い詰めるのです。
兄弟が結ばれるのはどこの県でも険しい道だと思いますが、挫けずにがんばって下さい。
私も応援しています。

DUEL市より、浮気をしたお兄ちゃんに矢を放ちながら ミア・トーマ

クラリーネ「素晴らしいメッセージでしたわ。それでは時間の関係上、他の方々は名前だけの紹介にさせていただきます」

「名無庫県テイルズ市 シャーリー・フェンネス様」
「縁多亜県ティアリング市 リネット様」
「脚流芸県ダカーポ市 朝倉音夢様」
「脚流芸県シスプリ市 シスタープリンセス一同様」
「番台県ガンダム市 機動戦士ガンダム妹キャラ一同様」

クラリーネ「これらのメッセージはいずれも展示しておきますのでよろしければご自由にご覧ください」
226その名はAKJ 終章:2008/09/10(水) 17:50:50 ID:QwWkMAB1
>>224
割り込んでしまって申し訳ありません、とりあえずそちらは終わりみたいなので、投稿続けます。

Program 4 報告

クラリーネ
「これより、今年度のAKJ活動報告を行います。財務、人事等はお配りした資料に詳しく書いておりますので、ここでは省略します。
それでは、恋愛支援について、責任者であるプリシラよりご報告申し上げます」
プリシラ
「今年度、めでたく結ばれた兄弟は239組、そのうち血縁が15組、義理が224組です。
なかでも今日この妹の日に結ばれた方がいらっしゃいますので、その方を紹介したいと思います」
妹(第1章出演)
「あ、あの、AKJの皆さんのおかげで、今日、私はお兄ちゃんと結ばれることができました。
私たち兄妹は義理ですが、お兄ちゃんに恋人さんができてしまいました。
もうダメだと諦めかけていたところに、AKJの方々が協力してくれたので、諦めず、もう一度お兄ちゃんにアタックしてみたら、なんとか結ばれることができたのです。
ですから、皆さんも諦めないことが一番だと思います、私以上に大変な肩もいると思いますが、諦めずにがんばればいつか必ず結ばれる日が来ると思います。
大したことは言えませんが、私からは以上です。皆さん、本当にありがとうございました

プリシラ 「素晴らしいスピーチをありがとうございます。私達もいち早く、この妹さんと同じ幸せを享受したいものですね。それでは報告を終わります」


クラリーネ「たった今、嬉しいニュースが届きました。ラケシス会長ですが、見事エルトシャンとグラーニェとのデートを妨害、フラグ粉砕に成功したようですわ」
一同「おお〜(拍手が起きる)」
クラリーネ「会長は大急ぎでこちらに向かっているとのことですので、引き続きプログラムを進行いたしますわ」


Program 5 グラド大学リオン教授による特別講演 「とっても簡単!!家庭の媚薬」
リオン
「媚薬は本来、専門的な知識と特別な材料が必要ですが、今日はご家庭でも気楽に作れて、その上効果抜群な媚薬の作り方をご説明しましょう。
まず材料ですが、リフ印の傷薬1本、ライブの杖の宝石の粉末1本分、ボーレさんお手製の豆腐、それと・・・」
227その名はAKJ 終章:2008/09/10(水) 17:51:56 ID:QwWkMAB1
Program 6 お笑い芸人小島りゅしお(ん)の特別パフォーマンス

愛した男性が〜 実の兄だった〜

〇∧〃 
/ >   でもそんなの関係ねぇ 
 <\ でもそんなの関係ねぇ

はい、おっぱっぴー

チントンシャンテントン チントンシャンテントン
近親相姦に〜 世間は冷たい目〜

〇∧〃 
/ >   でもそんなの関係ねぇ 
 <\ でもそんなの関係ねぇ

はい、おっぱっぴー

Program 7 ロックバンド DMC(デトロイト・モニカ・シティ)による特別LIVE

KINSHIN KINSHINせよ
KINSHIN KINSHINせよ(LOVE!LOVE!LOVE!LOVE!)
支援を兄妹で染めてやれ

KINSHIN KINSHINせよ
KINSHIN KINSHINせよ(LOVE!LOVE!LOVE!LOVE!)
エンドを血縁で染めてやれ

愛せ愛せ兄など愛せ
愛せ愛せ妹を愛せ

モニカII世(ボーカル)
「あなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなた」
観客   「出た、モニカさんの1秒間に10回のあなた発言。ほ、本物だ」
プリシラ 「兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま兄さま」
観客   「おお、こっちは1秒間に10回の兄さま発言。ま、負けていない!!」
228その名はAKJ 終章:2008/09/10(水) 17:52:47 ID:QwWkMAB1
クラリーネ「ラケシス会長が今会場に到着いたしました。入場しますので、皆様拍手でお迎えください」

―ラケシス入場 (盛大な拍手)

Program 8(臨時) 会長の言葉
ラケシス
「まずは大事な会に遅れてしまったことを、皆様に深くお詫び申し上げます。
しかし、そのおかげで憎き恋敵グラーニェと兄エルトシャンとのフラグを潰すことができました。
グラーニェにとどめは刺せませんでしたが、当分は大丈夫でしょう。
これも皆様の寛大なお心のおかげ、感謝のしようがありません」

(ここで、盛大な拍手)

ラケシス
「諸君、私は兄が好きだ。
諸君、私は兄が好きだ。
諸君、私は兄様が大好きだ。
我々妹は、兄を愛するために存在しています。しかし、その妹が今、巧妙な罠で世界を崩壊させようとする、一部の人間の手で危機にさらされているという事実を私は知った。
我々はそれに屈するべきなのでしょうか?
否! 断じて否!! 
今こそ我々は戦うべきなのです。
我々は何年も待ちました。もはや我がAKJにためらいの吐息を漏らす者はいません。
今、真の妹の熱き血潮を我が血として、ここに私は改めて全世界に対し妹の愛を布告するものであります。
仮初めの愛のささやきに惑わされることなく、繰り返し心に聞こえてくる兄弟の愛のために」

一同   「おおーーー(盛大な拍手)」
一同   「ラーケシス、ラーケシス」

ラケシス 「皆ありがとう、でも、この想いは私にではなくそれぞれが愛する兄のために注いでください」
クラリーネ「それでは、閉会に際し、全員であの言葉を唱えたいと思います。我々妹の心を端的に表し、この会の正式名称ともなっている、聖なる言葉を」
一同   (静かになる)
クラリーネ「ラケシス会長、お願いしますわ」

ラケシス 「それでは私に続いてお願いします。『兄が嫌いな女子なんていません』」
一同   「兄が嫌いな女子なんていません」
ラケシス 「兄が嫌いな女子なんていません」
プリシラ 「兄が嫌いな女子なんていません」
ティニー 「兄が嫌いな女子なんていません」
クラリーネ「兄が嫌いな女子なんていません」
マリア  「兄が嫌いな女子なんていません」
ミネルバ 「兄が嫌いな女子なんていません」
レベッカ 「兄が嫌いな女子なんていません」
ミスト  「兄が嫌いな女子なんていません」
ニノ   「兄が嫌いな女子なんていません」

セリカ  「姉さん、声が小さいわよ 『兄が嫌いな女子なんていません』」
エイリーク「あ・・・兄が・・・うう、やっぱり恥ずかしいです。ミルラも怖がって」
ミルラ  「声 が 小 さ い で す 『兄が嫌いな女子なんていません』」
エイリーク「うう・・・皆どうして堂々と言えるのですか?」

一同   「兄が嫌いな女子なんていません」
一同   「兄が嫌いな女子なんていません」
一同   「兄が嫌いな女子なんていません」

―覚めやらぬ興奮、収まらない熱気、神器などが束になってもかなわない膨大な愛(エナジー)を放ちながら、「兄が嫌いな女子なんていません」の声はいつまでもやむことはなかったという。

「その名はAKJ」 完

なお、この後もう1話だけ「外伝」があります。できるだけ早めに仕上げますので、よろしかったらお読みください。
229助けて!名無しさん!:2008/09/10(水) 21:14:15 ID:ukd67Nzv
>>220>>224
オチが予想通りだwwwGJ!
それと今そちらの方に身体を緑色に光らせながら凄い剣幕のアイラさんが行きましたよ

>>223>>225-228
エイリーク…イ`
…何気にニノが入ってるのは気の所為?今これ見て四牙の某三人が小躍りしてる想像をしたわw
それと外伝をwktkクマーして待っとりますw
GJ!


…このスレ最近軽く過疎化してね?
230助けて!名無しさん!:2008/09/10(水) 22:23:12 ID:3ZZRekOR
>>229
>四牙の某三人が小躍り

死に神は涙目な気が…
231助けて!名無しさん!:2008/09/10(水) 22:25:58 ID:h66iTxM7
>>224
シャナンwwバルムンク使えwwwww

>>223
他作品妹キャラ総出演なんてなんて豪華な・・・gj!
232助けて!名無しさん!:2008/09/11(木) 11:05:07 ID:sd6o91db
もうここまでくると一種の宗教だな。
233助けて!名無しさん!:2008/09/11(木) 11:05:57 ID:988jyH8R
FETV止めたのかな保管庫の中の人。
いじってもらうのがネタ書いてる時の楽しみのひとつだったんだが。
234助けて!名無しさん!:2008/09/11(木) 13:27:12 ID:z6ycUd+S
XBOX360 NEW CM 2008.09.11〜
http://s02.55gm.net/
235その名はAKJ 外伝:2008/09/11(木) 14:14:53 ID:2v6WuZ+2
この物語は、ネタを投稿する上で勝手に作ってしまった「工作員」というキャラの視点でお送りいたします。
なお、ここに出てくる工作員は全て同一人物です。

Part1 
―8月中旬(13スレ 96〜 第3章参照)
クラリーネ「と、いうわけでお金が足りませんので、今から工面しに行きますわ。まぁ私の金策技術があれば何とかなりますわ」
工作員  「金策技術というと、株ですか、それとも先物取引か何か・・・」
クラリーネ「そんな複雑なことしなくても、私の実家の金庫から現金を持ち出せばいいのですわ」
工作員  「ちょ、それ金策言わない」
クラリーネ「構いません、まぁ、どう会社の金に穴を開けてもお父様とお母様が笑って済ませますわ」
工作員  (それでいいのか、エトルリアの大企業?)
クラリーネ「というわけで、私がお兄様をひきつけている間に、あなたが金庫に忍び込んで500万を奪ってきてください」
工作員  「了解しました(これも任務だ)」
クラリーネ「ディークという傭兵が見回っているかもしれませんわ、彼は手ごわいから逃げるか、それが無理なら・・・」
工作員  「・・・って、こんなことでいいのですか」
クラリーネ「ええ、私を信じなさい」

―リグレ家 金庫
工作員  「あっさり忍び込めたな、さぁ、現金は・・・と」
???? 「おっと、動くなよ」
工作員  「何!?(私の後ろをいつの間に!?)」
ディーク 「妙なまねをしない限り、斬ったりしねぇよ」
工作員  (この男がディーク、確かに隙がない)
ディーク 「見逃してやりてぇのはやまやまだが・・・」
工作員  (逃げるのは無理だ、となれば残る方法は・・・しかし、あれは・・・)
ディーク 「それじゃ旦那様と坊ちゃんに申し訳ないんでな」
工作員  (く、迷っている暇はない、ええい、どうとでもなれ!!)
ディーク 「とりあえず、お前さんの組織と目的をしゃべってもらうぜ」
工作員  「隊長ぉ、乱暴なことしちゃ、イヤ・・・(上目遣いの潤んだ目と震えたロリ声で)」
ディーク 「う・・・」
工作員  「隙あり!!(側にあった金の延べ棒で殴る)」
ディーク 「ぐは、が、面目ねぇ(気絶)」

工作員  「現金、お持ちしました」
クラリーネ「上出来ですわ」
工作員  「あのディークという男、ロリコンの気があるから少女のまねをすれば隙ができる、確かにクラリーネ様のおっしゃるとおりでした。」
クラリーネ「本人は否定していますけど、リグレ家の者には周知の事実ですわ。彼の部下のシャニーという女の子、私より年下ですのよ」
工作員  「は、はぁ・・・(エトルリアにまともな人間はいないのか?)」
236その名はAKJ 外伝:2008/09/11(木) 14:19:25 ID:2v6WuZ+2
Part 2 9月4日 深夜 エレブグランドホテル(12スレ 516〜 第1章参照)
工作員  「・・・任せてくださいとは言ったものの・・・まさかこんな写真を撮る羽目になるとは////」
妹    「お兄ちゃん、好き、好き・・・」
兄    「妹よ・・・」
工作員  「お、男の人のってあんなに・・・///は、いかん、これは仕事だ、任務だ、もっと冷静に、無感情にならなければ///」

工作員  「ハァ、ハァ、やっと撮れた・・・い、言っておくがこの『ハァハァ』は疲労によるものだからな」
プリシラ 「一体誰に言っているの?」
工作員  「ぷ、プリシラ様、な、何でもありません」
プリシラ 「写真は撮れたの?」
工作員  「は、写真も録音テープも完璧であります」
プリシラ 「では、それを兄の彼女の元に届けてください」

―9月6日 レイヴァン×レベッカフラグ潰し作戦
工作員  「ルセア殿ですね。レイヴァン殿が重態です、至急エレブ公園に向かってください」
ルセア  「な、レイモンド様が!わかりました、至急向かいます」
工作員  「これで、1人は完了。あとのもう1人だが(プリシラからのメモを読む)」
工作員  「ふむ、ダーツという男を呼び出せばいいのだな」
工作員  「この男はファーガス以外の命令では動かないから、まずファーガスの自書を入手する」
工作員  「それから筆跡を真似た命令書を、か」
工作員  「まぁ、私にはたやすい任務だな、それではまずファーガスの居場所だが・・・って、え?エレブ港!?」

―40分後、エレブ港
工作員  「ハァ、ハァ、何とかついた。今度こそ「ハァハァ」は疲労によるものだからな」
工作員  「ええっと、ファーガス漁業組合の漁船は・・・これか」

―漁船内部 船長室
工作員  「ここが船長室か、ここなら必ずファーガスの自書があるはずだが・・・」
???? 「おい、何してやがる」
工作員  「は!?」
ファーガス「人の船に忍び込んで探し物とは、いい度胸じゃねぇか」
工作員  (この男がファーガス、見つかったしまったか。しかし・・・)
ファーガス「あ?剣を抜いて、やろうってのか!?(斧を構える)」
工作員  (この男の得物は斧。それならばこちらの剣の方がゆう・・・)
      
         ズ ガ ー ン(壁が壊れる)

工作員  (ちょ、なに、あの破壊力、それに速さも反則・・・)
ファーガス「どうした、かかってこないのか?」
工作員  (無理、あんなの、無理)

注 烈火の剣をプレーした方ならお分かりでしょうが、
  ファーガスさんは特別ストーリーに絡まないくせに、アホみたいに強いのです。

ファーガス「オレのサインがほしいだ?ったく、なら最初からそう言えってんだよ・・・ほらよ」
工作員  「あ、ありがとうございます」
ファーガス「今度はちゃんともらいにこいよ」

工作員  「し、死ぬかと思ったが、これで偽の指令書を作ることができる。あとは・・ってもう時間がほとんどなーい」
工作員  「どうする?馬では間に合わないし、ワープも使えない、どうすれば・・・は、あれは・・・・おい、そこの鳥!!」
ネサラ  「鳥 じ ゃ ね ぇ」
工作員  「急いで私をエレブ区の民家まで運んで欲しい」
ネサラ  「あん?何で俺が見ず知らずのあんたにそんなことしなければならねえんだよ」
工作員  「無論、ただとは言わん(袋を差し出す)」
ネサラ  「こ、これは・・・金が1枚、2枚、か、数え切れねぇ」
工作員  「300枚ある」
ネサラ  「さ、300だと!!」
工作員  「これで、引き受けてもらえないか?」
ネサラ  「へ、へへ、あんたの心意気、しっかり受取ったぜ、しっかりつかまってろよぉぉぉぉ」
237その名はAKJ 外伝:2008/09/11(木) 14:23:00 ID:2v6WuZ+2
―20秒後、ダーツ自宅前
工作員  「ここでいい、ありがとう助かった」
ネサラ  「じゃ、じゃあ・・・」
工作員  「ああ、金は受取ってくれ」
ネサラ  「うっひょ〜これで俺も大金持ちだ。ティバーンとリュシオンに自慢できるぜ」
工作員  (1G貨幣300枚でこれほど喜ぶとは。テリウスじゃ青銅の剣も変えないはずだが)
ネサラ  「あんたのことは2度と忘れねぇ、また何かあったら呼んでくれ」
工作員  (他人事ながら、キルヴァンの未来が心配だ・・・おっと、そんなことより仕事仕事)
(ポストに紙を入れ、ピンポンダッシュする工作員)

ダーツ  「ん、なんだ誰もいねえじゃねぇか。いたずらか?ん、これは・・・(ポストの紙に気づく)」
ダーツ  「至急エレブ公園に来いだと、どういうことだ?」
ダーツ  「お頭の字だし、無視するわけにもいかねえよな・・・まあ行くだけ行ってみるか」
工作員  「任務、完了。しかし、今回は・・・疲れた」

Part3 9月6日夕方 エルトシャン尾行任務 (第5章 参照)
エルトシャン「すまない、待たせたな」
グラーニェ「エルト、会いたかったわ」
工作員  (やはり、仕事というのは嘘だったか・・・しかもお泊りコース。これは阻止せねば)

―宝石店
グラーニェ「まぁ、この指輪、素敵」
エルト  「そうか、俺はこういうものには疎いからな、よくわからない」
グラーニェ「私も大してわかるわけじゃないわ・・・でもこの指輪は特別ね」
エルト  「そんなに欲しいのなら買ってやろう」
グラーニェ「え、そんな、悪いわ」
エルト  「この程度、構わない。主、その指輪をもらおう」
工作員  (早くも指輪購入、これはまずい)

―公園
グラーニェ「まぁ、可愛いワンちゃん」
アメリア 「あ、ありがとうございます。あ、あの、1つ聞いてもいいですか」
グラーニェ「あら、何かしら」
アメリア 「お2人は、ご夫婦なんですか?」
工作員  (小さな子供の勘違いキターーーー、フラグイベントの定番だーー)
エルト  「さっきの子供には、参ったな」
グラーニェ「あら、いっそのこと本当にしてしまえばいいのに」
エルト  「お、おい、それは」
グラーニェ「ふふふ、冗談よ」
工作員  (こ、これはいい雰囲気、このままではフラグ成立は必至だ)

―劇場
イグルド(演:ユリシーズ)「神よ、もし私たちの愛が罪だというなら・・・」
リアドラ(演:レイリア)「ああ、イグルド様」
工作員  (まずい、時間的にあとは食事とホテルだけ、ここで止めなければ)
工作員  (ここは暗いし多少の音もごまかせる、これなら吹き矢も気づかれまい。狙うはグラーニェの首筋・・・今だ)

放たれた矢は、まっすぐグラーニェの首筋に・・・しかし、寸でのところでグラーニェが矢をキャッチ。

工作員  (な、何ーーーー!!)
エルト  「どうした?」
グラーニェ「いえ、何でもないわ」
工作員  (ば、馬鹿な、狙いは完璧だったはず。それをこの暗い劇場で・・・まぐれだ、まぐれに決まっている)
238その名はAKJ 外伝:2008/09/11(木) 14:27:57 ID:2v6WuZ+2
―エレブグランドホテル レストラン
グラーニェ「素敵なレストランね」
エルト  「口に合うといいのだが」
グラーニェ「エルトと一緒ならなんでも美味しいわよ」
工作員  (ラストチャンス。しかし、エレブグランドホテルを選んだのは不幸中の幸い。
オーナーがプリシラブロマイド3枚(水着入り)で買収できたのは幸運だった)
ウェイター「前菜のグラロブスターのパテでございます」
工作員  (あの皿にはバーサク状態になる毒薬が盛られている)
グラーニェ「まぁ、美味しそう」
工作員  (さぁ、食べろ、そして愛する男の前で醜態をさらせ)
グラーニェ「私、ロブスター大好きなのよ」
工作員  (食べた!!)
グラーニェ「とても美味しいわ」
エルト  「そうか、気に入ってもらえてよかった」
工作員  (即効性の毒のはずなのに・・・しかし失敗したのなら次の作戦を考えなければ)
グラーニェ「(チラ・・・)あらやだ、顔のお化粧が乱れているわ。少し席を外すわね」
エルト  「そうか。それまで料理は止めておく」

工作員  「さて、次は・・・」
???? 「一体どんなことをしてくれるのかしら?」
工作員  「き、貴様は・・・」
グラーニェ「随分私たちのこと嗅ぎ回ってくれたけど、やっぱりラケシスの差し金?」
工作員  「応える必要はない」
グラーニェ「言っておくけど、毒なら無駄よ、事前にこれ飲んでおいたから(薬ビンを取り出す)」
工作員  「それは万能解毒剤・・・」
グラーニェ「さぁ、次はどんな手で邪魔をするつもり、ラケシスの犬さん?」
工作員  「ふ、貴様とこうして対峙できたんだ。小細工は必要ない、今この場で貴様を始末する」
グラーニェ「あら、あなたにできるのかしら?」
工作員  「(剣を抜き)グラーニェ、覚悟!!」
―1分後
工作員  「ぐ・・・ば、馬鹿な・・・」
グラーニェ「脆いわねぇ、せめて3分は持たせなさいよ」
工作員  「貴様は病弱という設定だったはず、なのに、何故・・・」
グラーニェ「甘いわね。いい、私はゲーム本編でほとんど出番がないの。
グラーニェ「だから設定なんてどうとでもなるのよ」
工作員  「ふ、不覚・・・」
グラーニェ「殺しはしないわよ、その代り、もどってラケシスに伝えなさい」
グラーニェ「『エルトは今夜私がもらうから、あなたはフィンかベオウルフで我慢していなさい』って」
グラーニェ「ふふふ、おほほほほほほほ」
工作員  「か、完敗だ・・・」

Part4 9月6日 夜 AKJ総会開催中のノディオン家(終章参照)
イーヴ  「いたぞ、こっちだ!!」
アルヴァ 「なんとしても会場に入れるな」
エヴァ  「捕らえるんだ」
ヘザー  「ふん、あんた達みたいな判子絵顔の男に捕まるもんですか」
イーヴ  「ソシアル部隊、突撃しろ」
ヘザー  「噂に聞いたAKJ総会、ドレスアップした妹キャラが推定2000人」
ヘザー  「これを放っておけるか、最低20人は持ち帰る!!(反撃)」
ソシアル部隊「グハァ!!」
アルヴァ 「アーマー部隊で囲め、所詮奴のクラスはサザ(笑)と同じ、恐れるに足らん」
ヘザー  「甘いわぁぁぁ」
アーマー部隊「うわぁぁぁ」
ヘザー  「悪いけど、今の私は漆黒の騎士でも止められないわよ」
エヴァ  「こ、ここにおられるのは兄以外は眼中にない淑女のみ、レズの出る幕などない」
ヘザー  「はん、わかってないわね。そういう子を染め上げるのが燃えるんじゃない!!」
エヴァ  「む、無念・・・」
239その名はAKJ 外伝:2008/09/11(木) 14:29:36 ID:2v6WuZ+2
工作員  「何事だ!!」
ヘザー  「あら、可愛い子。男ばかりだと思ってたけどこういう娘もいるんだ」
工作員  「何を言っている?貴様は女だろう?」
ヘザー  「女だ・か・ら・よ」
工作員  「何をわけのわからないことを、覚悟」
ヘザー  「ふふふ・・・」
工作員  「な、何!?」
ヘザー  「捕まえた(はぁと)」
工作員  「貴様、いつの間に後ろを・・・ひゃん」
ヘザー  「ふふふ、おっぱい感じやすいのね」
工作員  「やめろ、どこを触って・・・あ、やだ」
ヘザー  「可愛い反応するわね、妹達の前菜として頂いちゃおうかしら」
工作員  「みんなも見てないで、助けて・・・んん・・・」
ヘザー  「いっただきまー!!殺気?」
アルム  「そのこから離れるんだ」
ライナス 「てめぇの相手は俺達だ」
エフラム 「大丈夫か?」
工作員  「な、なんとか・・・」
ユリウス 「ならこの場を離れろ、女」
工作員  「いや、私も」
エフラム 「ここから先は信念あるものの戦いだ、悪いが金で雇われた者の出る幕はない」
ヘザー  「ふーん、真打登場というわけね」
エフラム 「会場には俺達の大切な妹達がいる、アンタから守らなければならない」
アルム  「セリカは、ぼくが守る」
ライナス 「ニノが、俺のために・・・泣かせるじゃねぇか」
注 ニノはロイドの聖名で入会しています
ユリウス 「ユリアが、ユリアが・・・お兄ちゃん、がんばるよ」
注 ユリアはセリスの聖名で入会しています
ヘザー  「このシスコンどもめ・・・」
エフラム 「アンタのレズ魂と俺達のシスコン魂、どちらの信念が勝つかの勝負だ」
ヘザー  「いいわ、受けてたつわよ」
―1時間後
エフラム 「勝負あったな、俺達の勝ちだ」
ヘザー  「そんな、私の女の子を愛する信念が、負けたというの?」
アルム  「あなたの信念は女の子を『奪い取る』もの、しかしぼく達の信念は妹を『守る』もの、この差だね」
ライナス 「で、どうすんだ、この女」
アルム  「ああ、お仕置き担当がすぐに来るよ」
リン   「おまたせ」
ヘザー  「あら、リンちゃん。リンちゃんのお仕置きなら喜んで受けちゃうわよ」
リン   「生憎だけど、私は運ぶだけ。お仕置きは別の人が引き受けます」
ヘザー  「ちょ、何をするつもり?」
リン   「マッスルレッスン・エリンシアスーパーバージョン」
リン   「以前私が受けたもの(12スレ「潔白の証明」 第1章参照)の10倍、40時間にもわたっての大筋肉祭りよ」
ヘザー  「何それ?私を殺す気?」
リン   「特別ゲストに、ドルカス・ワレス・バアトルをよんでいるわ。たっぷり楽しんでね」
ヘザー  「い、いやぁぁぁ、男はいやぁぁぁぁ」

ライナス 「終わったな」
ユリウス 「ふん、僕のロプトウスに勝てるわけがないんだ」
アルム  「一件落着だね」
エフラム 「ああ、そうだ・・・!!」
―4名に戦慄が走る。この世のものとは思えない強力な気を、4人は感じ取った。
ライナス 「お、おい、これやべぇんじゃねえのか?」
ユリウス 「ふ、ふん、うろたえるんじゃない・・・」
アルム  「兄さん、これは・・・」
エフラム 「まさか・・・」
240その名はAKJ 外伝:2008/09/11(木) 14:32:15 ID:2v6WuZ+2
―その男は静かだった。ただ右手に一振りの剣を携え、一歩一歩確実に歩いていた。
シグルド 「・・・」
アルム  「に、兄さん・・・」
シグルド 「・・・どけ」
ユリウス 「何?」
シグルド 「・・・どくんだ」
ライナス 「何言ってやがる?」
シグルド 「・・・私の目的はAKJ総会だけ、直接関係無いお前達とは戦いたくない」
エフラム 「それで納得する俺達ではないとこはわかっているのだろう」
シグルド 「・・・そうか」
ユリウス 「ふん、どんな事言ったってロプトウスにかなうはずが」
エフラム 「まて、ユリウス」
           一     閃
ユリウス 「な、ロプトウスが真っ二つに?グハァ」
ライナス 「ユリウス?ウゴォ・・・」
アルム  「2人とも!!うわぁぁ」
エフラム 「く・・・ぐわっ(倒れる4人)」
シグルド 「・・・急所は外してあるはずだ」
ユリウス 「ば、馬鹿な、攻撃が見えないなんて・・・」
アーヴ達 「止めろ、あの男を止めろーーー」
エフラム 「やめろ、逃げるんだ!!」
シグルド 「・・・・」
           一     閃
アーヴ  「うわぁぁぁぁぁ(その場で倒れる)」
ライナス 「嘘だろ・・・300人はいたぜ」
アルム  「これが、これがKINSHINを憎むものの力」
シグルド 「お前達の信念は『守る』信念。たしかに大抵の者には通じるだろう」
シグルド 「しかし、私のように『全てを失ったもの』には無駄だ。有は無には勝てないのさ」
アルム  「ちきしょう、一見かっこいいこと言ってるけど、『振られ男の僻みはすごいぜ』ってだけじゃないか」
シグルド 「さぁこれでわかっただろう。そこをどくんだ」
ユリウス 「馬鹿を言うな、ユリアは僕が守るんだ(立ち上がる)」
ライナス 「黒い牙の意地をまだ見せてねぇ(立ち上がる)」
アルム  「セリカ・・・(立ち上がる)」
エフラム 「そういうことだ、兄上。わるいがまだ終わっていない(立ち上がる)」
シグルド 「そうか(ティルフィングを振り上げる)」
???? 「やめて」
シグルド 「君は・・」
ディアドラ「シグルド様(シグルドに抱きつく)」
工作員  (ふぅ、ま、間に合った・・・)
ディアドラ「シグルド様・・・このようなこと、おやめ下さい、優しいあなたが肉親で争うなどと、そうなったら私は・・・(涙)」
シグルド 「ディアドラ・・・す、すまない私が間違っていたーーーー(ティルフィングを落とし、号泣)」
ディアドラ「わかってくださいましたか」
シグルド 「ああ、ほんとうにすまなーーーい」
ディアドラ「そう、それなら・・・しばらく眠っていてくださいね(シグルドの首筋に注射器を刺す)」
シグルド 「・・・へ?」
241その名はAKJ 外伝:2008/09/11(木) 14:33:33 ID:2v6WuZ+2
ディアドラ「あ、別に命に影響は無いから大丈夫ですよ、ただの眠り薬です」
シグルド 「ディアドラ・・・どうして・・・」
ディアドラ「私、ここの会員ですよ。アルヴィス聖名で」
シグルド 「そ、そんな・・・」
ディアドラ「せっかくの総会なんですし、大人しくしてくれなきゃ困るんです」
シグルド 「ディア・・ドラ・・・」
ディアドラ「シグルド様、いい夢見てくださいね」
シグルド 「燃える愛、愛は孤独な戦い、なぜ心まで奪いつくすのか・・・(気絶)」
ディアドラ「まぁ、シグルド様ったら最後までポエミーなのね、じゃあ後始末お願いしますね」
エフラム 「あ、ああ」
ディアドラ「それでは、ごきげんよう」
エフラムら4人「・・・・(上を見る)」

勝利者などいない
戦いに疲れ果て
星空を見上げる
泣く事も叶わない

エフラム 「・・・帰るか」
アルム  「・・・そうだね」
工作員  「あは・・・あははははは・・・」
242その名はAKJ 外伝:2008/09/11(木) 14:34:52 ID:2v6WuZ+2
Part 5 盗賊、暗殺者専門のバー 「疾風」
工作員  「グス、せんぱ〜い、私、もうくじけそうですぅ〜、この仕事、やっていけませ〜ん、う、うえぇぇぇぇん」
レイラ  「(泣き上戸だったのね)そんなこと簡単に言わないの」
マシュー 「ラガルト、悪いな、おれ達の後輩が騒いじまって」
ラガルト 「構わねぇよ、ここはそういう店だ」
工作員  「大体、なんで兄妹の<ダキュン>な写真撮らなければいけないんですか?いやらしすぎます」
レイラ  「この世界にはもっと・・・いや、なんでもないわ」
工作員  「それに、グス、女の人におっぱい揉まれるし。ヒグ・・・未来の彼氏のためにとって置いたのに・・・うわーん」
マシュー 「こいつ、房術は無理だな」
レイラ  「そんな事言わないの、私だってほとんどできないわよ」
工作員  「わ、私仕事選ぶ気なんて無かったんです、だから、まずやってみたんです・・・」
レイラ  「その心がけは偉いわ」
工作員  「でも、いくらなんでもあの人たち常識が無さすぎです。口を開けば兄のことばっかり、
関係者もロリコンとかばっかりだし1人もまともな人がいないんです」
マシュー 「悪い、そればっかしはフォローできねぇ」
工作員  「どんなに厳しくても耐えるつもりでしたけど、無理です〜
非常識には耐えられませ〜ん、うわぁぁぁん、私は負け犬です、負け組みですーー」
レイラ  「だから、泣かないの」
工作員  「あーーーーん」
フォルカ 「(入店)店主、一杯頼む」
ラガルド 「火消しの旦那、仕事帰りか」
フォルカ 「応える義務は無い」
工作員  「うわーん、勝ち組だ、FE盗賊界きっての勝ち組が来たーーー」
フォルカ 「・・・何か用か?」
マシュー 「ああ、フォルカさん、気にしないで下さい、酔ってるだけです」
レナック 「ううーほんとう人使い荒いんだからよ・・・」
工作員  「あ、負け組(はぁと)」
レナック 「誰が負け組じゃ!?」
工作員  「なんか、レナックさん見るとすごく和みます、『下には下がいるんだな』って感じで」
レナック 「殴っていいよな、この女殴っていいよな?」
レイラ  「酔ってるだけだから、許してあげて」
工作員  「レナックさんって癒し系ですね、
なんか明後日AKJがアカネイアに仕手を仕掛けるのなんてどうでもよくなってきちゃいました」

―バー全体に戦慄が走る
フォルカ (明後日のターゲットはアカネイアの重役だが・・・この女、何を知っている?)
マシュー 「お、おいおい(仕掛けるのはAKJか、なら狙いは何だ?)」
レイラ  「あなた、酔いすぎよ(金額は、銘柄は、ひょっとしたら聞き出せるかも)」
ラガルド 「嬢ちゃん、そういうことはこの場所では言わない方が(これは黒い牙に問い合わした方がいいな)」

サザ   「負けた・・・漆黒に負けた・・・これで通算400杯目だ・・・ちくしょー自棄酒だーーーー」

一同   「・・・・・・(癒)・・・」
工作員  「わーサザさんだー、一番の癒し系が来たー、飲みましょう、飲みましょう」
サザ   「う、うう、付き合ってくれ・・・」
マシュー 「・・・まぁ、さっきのことは聞かなかったことにしておくか」
レイラ  「・・・そうね」   フォルカ 「・・・ハァ・・・」
サザ   「漆黒がなんだーーー」  工作員  「AKJがなんだーーー」

己の感情を捨てて生きる密偵や暗殺者達、しかしそんな彼らでも仕事を忘れて和むことがあるという。
ちなみに、酔ってすっかり忘れた工作員は、AKJを続けたという。
「その名はAKJ」外伝 完

今度こそ終わりです、長い間お付き合いくださり本当にありがとうございました。
243助けて!名無しさん!:2008/09/11(木) 14:43:01 ID:7qyuTPrF
GJ!
苦労人な工作員に萌えたww
そして最後までツッコミどころ多すぎwww
長編お疲れ様でした!
244助けて!名無しさん!:2008/09/11(木) 14:57:51 ID:R1m/tEEZ
ユリウスはいつもの事だが狂犬は可愛そうだなw
245助けて!名無しさん!:2008/09/11(木) 15:40:35 ID:CYhRyNU7
シグルド・・・やはりこのスレでも運命から逃れられんというのか・・・!。・゚・(つД`)・゚・。
246蒼く輝く炎でー:2008/09/11(木) 19:06:57 ID:5ztmioHh
>>220、224 
久々のアイクのフラグクラッシュを見た…
てか、あいかわらずユリウスカワイソすw

>AKJの人
GJ!脚流芸からお笑い、0083までネタ広すぎですw
ヘザーさんとシグルド兄さんの暗躍とディアドラの計略テラワロス


さりげなくどっちでもかわいそうな緑風涙目www
247助けて!名無しさん!:2008/09/11(木) 21:25:01 ID:nm2KhRnk
しかしさすがFE悪女の筆頭だけあるなあw
248助けて!名無しさん!:2008/09/12(金) 03:10:43 ID:zIfGdZ2S
哀れすぎるシグルドの姿に涙が止まりません。
エイリーク「ユンヌさんユンヌさん、私の体格(胸囲的な意味で)を大きくしてくれませんか?」
ユンヌ  「女神にだって出来ないことはあるわ( ・∀・;)」
エイリーク「えいり〜ん(´;ω;`)」

エイリーク「ワユさんワユさん、三年分備蓄していた私の豊胸ゼリーがないんですが、どこか知りませんか?」
ワユ   「もうたべたじゃない(棒読み)」
エイリーク「えいり〜ん(´;ω;`)」

エイリーク「アスタルテさんアスタルテさん、私の胸を大きくしてくれませんか?」
アスタルテ「代わりに腹も一回り大きくなるが構わんか?」
エイリーク「えいり〜ん(´;ω;`)」

エイリーク「兄上兄上、胸を大きくするにはどうすればいいですか?」
アイク  「シグルーンに聞いたら『サナキ様にハァハァしてたら気がつけばこうなっていましたが何か?』だそうだ」
エイリーク「……」

エイリーク「イレースさんイレースさん、胸を大きくするにはどうすればいいですか?」
イレース 「死んで……下さい……」
エイリーク「えいり〜ん(´;ω;`)」

エイリーク「ヘザーさんヘザーさん、胸を大きくするにはどうすればいいですか?」
ヘザー  「(YATTA! YATTA!)私の家に来なさい。そうすればすぐに大きくなるわ」
エイリーク「本当ですか!? やったー!」
エフラム 「待てガチレズ野郎! 俺の妹に手を出したら許さんぞ!」
ヘザー  「私の百合道を邪魔するな! つ【瞬殺】」
エフラム 「効かん! 食らうがいい! つ【太陽】」
ヘザー  「何をするだァ――ッ!」
エイリーク「許さんッ!」つ【太陽】
エフラム 「ヤッダーバァァァァ!」
ヘザー  「さあ行きましょう? エイリークちゃん」
エイリーク「はい!」
250助けて!名無しさん!:2008/09/12(金) 16:39:27 ID:HsKOEyr3
>>235->>242
工作員たん(;´Д`)ハァハァ
フォルカの最後のタメ息にもワロタ

>>249
エイリーークそっちはダメーーー
251助けて!名無しさん!:2008/09/12(金) 21:56:19 ID:bMj62PHj
マルス  「……」
アルム  「あれ、どうしたのマルス兄さん、難しい顔しちゃって」
マルス  「アルムか……いや、この写真を見てくれないか?」
アルム  「……? エリンシア姉さんと、セシリア先生と、リン姉さん?」
マルス  「そう……これを見て、何か気付くことはないかい?」
アルム  「いや、別に……? なにかあるの?」
マルス  「分からないかなあ。つまり、この人たちを見るとある法則に気がつくわけだよ。
      そう、『実年齢に比べておばさん臭い人たちは大抵緑髪である』という」
リン   「ほぉ……?」
マルス  「アッー!」
アルム  (……何がしたいんだろう、この人は……)
252緑風対漆黒:2008/09/13(土) 01:38:39 ID:ze+lEQ7t
サザ   「勝負だ、漆黒の騎士!」
漆黒の騎士「愚かな……身の程を弁えよ」

マルス  「えー、というわけで始まりました、第……何回目だっけ、リーフ?」
リーフ  「157回目だよ兄さん。ちなみに戦績は157勝0敗でしっこくさんの勝ち越し」
マルス  「よくやるよねサザさんも! というわけでオッズはいつものとおり1対1000ぐらいな感じで」
リーフ  「毎回思うんだけどよく賭けが成り立ってるよねこれ」
マルス  「毎回ミカヤ姉さんがサザさんに賭けるからね」
ミカヤ  「もちろん今回もサザに賭けるわ。あの子もずいぶん修行したみたいだし、今回こそは勝てるはずよ!」
マルス  「泣かせる愛情ですね」
リーフ  「兄さん棒読みすぎ」
マルス  「さてそれでは張り切って解説しましょうか!」

サザ   「喰らえ、奥義『瞬殺』!」
漆黒の騎士「身切り持ちにそんなものが効くか! 『月光』!」
サザ   「グアアアアアアッ!」
漆黒の騎士「……ふむ。この一撃に耐えて見せるとは……確かに、多少は鍛錬したようだな」
サザ   「ぐぅぅぅぅ…」
漆黒の騎士「だが、それで動けなくなっているのではまだまだだな」
サザ   (……そうだ。俺はもう動けない。そう思い込んで、近づいてこい……!)
漆黒の騎士「では、止めの一撃、受けるがいい」
サザ   (この瞬間を……待っていた!)

 ニア盗む

 ニア漆黒の兜

サザ   「ダァァァァァァァッ! 漆黒の兜、ゲットだぜ!」
漆黒の騎士「!!? ぐおっ……き、貴様……!」
サザ   「フ、フフ……腕力で劣る俺にも、あんたに勝っている部分はある……
      それが鍛えに鍛えたこの技と、密偵を名乗れるほどの俊足! お前の兜はもらったぞ!」
漆黒の騎士「くっ……か、返せ……! それがないと、それがないと……! ウオオオォオォォォォォォッ!」

 赤くなった顔を隠して脱兎のごとく逃げ去る漆黒の騎士。予想だにしない光景に、周囲の群衆が阿鼻叫喚の叫び声をあげる。

マルス  「お、落ち着いて、落ち着いてください!」
リーフ  「大番狂わせ、大番狂わせです! なんと、あの緑風(笑)サザ選手が、漆黒の騎士に初勝利をあげました!」

サザ   「……」
ミカヤ  「やったわね、サザ」
サザ   「ミカヤ……」
ミカヤ  「対人恐怖症という騎士様の弱点を突いた、見事な勝利だったわ」
サザ   「ああ……しかし、やっておいてなんだがこれは相当卑劣な手なんじゃ……」
ミカヤ  「そうかもしれないけど、兜を盗むこと自体、あなたの努力がなければ成せなかったことよ。胸を張りなさい」
サザ   「……そうだな。俺はついに、漆黒の騎士に一矢報いたんだ……!」

 喜びに身を震わせるサザだったが、後日リターンマッチでフルボッコにされたのは言うまでもない。
253助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 01:40:56 ID:ze+lEQ7t
絵板の絵で「そんな設定もあったなあ」と思いだしたので。
サザだって速度と技なら超人級だぜ! 腕力はせいぜい達人級でしかないけど。
254助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 01:42:40 ID:CobQUZIo
てかまず、しっこくの月光に耐えたタフネスに驚愕w
255助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 01:46:59 ID:ze+lEQ7t
サザ   「そりゃ、あれだけ何度もやられてれば多少は頑丈になるさ」
リーフ  「分かります」
マルス  「分かるなよ」
256助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 01:48:04 ID:BD/uyjDM
アイク「やつの月光を耐えるとは強くなったな。よし、俺と手合わせしよう」
サザ「(´;ω;`)」

リーフ「む・・・なぜか知らないけど仲間が増えた気がする」
マルス「多分気のせいだよ(棒」
257助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 09:52:07 ID:C0tZ9jfW
>>252
しっこく描いて良かったぜ…ありがとう、身の程を弁えてくる
258助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 11:51:27 ID:QMneW51c
>>235
工作員モエス
あとAKJをどうしてもあくじょと読んでしまうwww
間違ってはいないけど。

乙でした!
259助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 16:46:38 ID:vXEosn5t
ロイ「ミカヤ姉さんも今日起こるとかいう地震を予言してたのかな…」
260助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 21:13:15 ID:cSbNtrsu
エイリーク「そう言えば最近リオンの様子が変ですね」
261助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 22:17:31 ID:slT8Y4PQ
AKJ同盟作者さんのネタと
>>229-230のお二人のレスで思いついたので投稿します

※現実の法律問題とは違う点があるかもしれません。

黒い牙、アジトにて
ライナス 「(AKJ外伝の話)って事があってよ。」
ロイド  「そうだったのか。言ってくれれば助太刀くらいには行ったぞ?」
ライナス 「気にすんなって。兄貴は別の仕事があったんだろ?何とか問題なくすんだことだしな。」
ロイド  「そうか。・・・それにしても、あのAKJ同盟にニノが入っていたとはな・・・。」
ライナス 「泣かせてくれるよなぁ。兄が嫌いな女子はいません、俺のことをそんなに思ってくれてるなんてな。」
ロイド  「おいおい、ニノのことだ。どちらか片方なんて事はないだろう。だから『俺達の事を』じゃないのか?」
ライナス 「おっとそうだな。あと、俺も兄貴のことは相当気に入ってるぜ?」
ロイド  「おだててもリガルブレイドはやらんぞ?」
二人   「HAHAHAHAHA!!!」

そんな会話を影で聞いている男が一人。「死神」こと、ジャファルである。
表情にはださないが、自分は兄的ポジションではないことにかなり狼狽している模様。
ジャファル「(あそこしかないか・・・)」

マルス  「珍しいですね、急にどうしたんですか?仕事なら最近は・・・」
ジャファル「・・・聞きたいことがある。お前なら詳しいだろうと思って・・・。」
マルス  「はい?・・・まぁ、モノによりますが、僕にわかることでしたら。」
ジャファル「・・・血のつながっていないヤツと、家族にはなれるのか・・・?」
マルス  「・・・そりゃ結婚すれば出来るでしょう。
      あ、違うんですか。(珍しいな、こんなに真っ赤なジャファルさん。)」
ジャファル「兄弟とか、姉妹とか、そう言う意味でだ・・・。」
マルス  「そうですね・・・合法的なやり方で言えば・・・養子とかが良いんじゃないですか?」
ジャファル「!!」
マルス  「(『それだ!!』みたいな顔してる・・・)しかも、血がつながってないから結婚も出来ますしね。」
ジャファル(目をキラキラさせている)
マルス  「えっと、僕の知り合いにそう言った手続とかに詳しい人いますから、紹介しましょうか?」
ジャファル「(コクコク!)」
マルス  「ま、まぁ、ジャファルさんにはいつもお世話になってますからね、これが連絡先です、どうぞ。」
ジャファル「・・・(ぺこり→シュバッ!!)」
マルス  「ああ、行っちゃった。ちなみに今のはお辞儀をしてすごいスピードで
      出ていった描写です。あれ?そういやここの法律じゃ・・・。」
262助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 22:18:17 ID:slT8Y4PQ
某法律事務所
法律家  「ああ、貴方がジャファルさんですね?マルスさんから話は聞いています。
      え?私の名前?ハハハ、作者が法律家にふさわしいキャラがわからなかったんですよ。
      それはおいといて、養子縁組の話ですか。でしたら、先に保護者になる方の了承をとってきて下さい。」
ジャファル「保護者・・・頭領の事だな。」

黒い牙アジト
ブレンダン「ん?どうしたジャファル?・・・なるほど、そう言うことか。良いだろう。
      お前が家族になると言うのなら心強い。ワシの血判を持っていけ。これなら証明になるだろう。」
ジャファル「・・・感謝する。これからもよろしく頼む。」

法律家  「はい、これなら十分法的根拠になります。あとは私がやっておきますから、
      これで明日から貴方はリーダス家の一員です。」
ジャファル「・・・感謝する。(ぺこり)」

再び黒い牙アジト
ジャファル「これで俺もニノの兄に・・・」
ニノ   「あっ、ジャファル!!」
ジャファル「(ビクッ!!)ニノか。」
ニノ   「父さんから聞いたよ、あの話。」
ジャファル「そうか。」
ニノ   「ジャファルが家族になってくれるなんて私嬉しいな。」
ジャファル「(///)」
ニノ   「そっか−。でもこれで私もお姉ちゃんかー。」
ジャファル「・・・は?」
ニノ   「さっき法律家の先生が来て言ってたよ。『ジャファルさんは年上ではありますが、
      このリーダス家で一番の新入りさんなので、末っ子と言うことになります。
      元々法律で決まっているんですよね。』って。」
ジャファル「――――!!!」
ニノ   「だからこれからはジャファルは私のことを『お姉ちゃん』と呼びなさい!(えっへん)」
ジャファル「・・・ニノ・・・お姉、ちゃん・・・。」


ジャファル「・・・『これはこれでアリだな』って思ったところで目が覚めた。」
エフラム 「おまえ、それは疲れているんだよ。」

終わり
263助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 22:51:10 ID:Cv77m+EQ
エフラムとジャファルの隣にはライナスがいるんだろうか…w


法律家はカナスやエッツェルなんてどうだろう
264助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 22:52:55 ID:BDqM9K9x
不覚にもジャファルに萌えた
265助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 23:11:13 ID:0y66V5Ul
いや、このタイミングでならジャファルに萌えても誰も咎めんさ
266助けて!名無しさん!:2008/09/13(土) 23:47:18 ID:KsOp2RKN
ジャファルw

法律家というと火不根県逆裁区の人が思い浮(略
267助けて!名無しさん!:2008/09/14(日) 12:19:40 ID:6amjWJKB
>>266
黒い牙はあっちの世界でも違和感ないな。ソーニャさんがちなみと被る
268助けて!名無しさん!:2008/09/15(月) 11:26:37 ID:xgYmDdb4
ロイ   「……」
リーフ  「……」
マルス  「……君たち、準備はいいね?」
ロイ   「もちろんだよ兄さん」
リーフ  「この日のためにどれだけの準備を重ねてきたか……」
マルス  「うむ。もはや気は熟した! 我々の辞書に失敗の文字はない!」
ロイ   「この襖を開けてミカヤ姉さんが入ってきたときが勝負、か」
マルス  「ぬかるなよ、二人とも!」
二人   「おう!」

 そのとき、玄関から「ただいまー」という声が聞こえてきて、三人の間に緊張が走る。

マルス  (来たか……!)
リーフ  (冷静に行動しようね、二人とも!)
ロイ   (もちろんさ!)

 さあ来い、と三人が身構えるのと同時に、居間の襖が開く。
 そして現れたミカヤが、満面の笑みで叫ぶ。

ミカヤ  「みんな、今日は敬老の日よ! さあ敬って!」

 空気が凍った。
 三人は一体何を言われたのか分からない、という感じの呆然とした表情でしばし立ち尽くす。
 やがてその顔が、見る見る内に絶望に覆われていった。

ミカヤ  「え、な、なに、どうし」
マルス  「ウワァァァァァァァァァァァッ!」
リーフ  「そりゃねえよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
ロイ   「酷すぎるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」

 頭を抱えてのけぞるマルス、壁に頭を打ち付けまくるリーフ、跪いて地面を叩きまくるロイ。
 そして、三人の目から止めどなく溢れ出す、滝のような涙。

ミカヤ  「い、いったい何がどうなって……」
マルス  「どうしたもこうしたもないよ!」
リーフ  「なんで自分で『敬って』とか言っちゃうのさ!?」
ミカヤ  「え? いやだってほら、わたしってばおばあちゃん呼ばわりされてもおかしくないぐらいの年だし……」
ロイ   「だからって自分から宣言するこたないでしょ!?」
マルス  「うわぁぁぁぁっ、この日のネタ作りのために台本まで用意したのにぃぃぃぃぃっ!」

 髪をかきむしるマルスの横で、リーフが電話帳ぐらいのサイズの台本を思い切り叩きつける。

ミカヤ  「ちょ、厚すぎないこれ!?」
マルス  「それだけ波瀾万丈の大作になる予定だったんだよ!」
リーフ  「テキストにして1MB越えの超大作だよ!」
ミカヤ  「スレ二つでも足りないじゃないそれ! 長すぎ!」
ロイ   「ババァ扱いされてキレたミカヤが起こす、紋章町史上最大の大騒動!
      アイクが叫ぶ! ヘクトルが吼える! エフラムが走る!
      エイリークが流す慟哭の涙は、はたしてユンヌに届くのか……!?
      そういう煽り文句の傑作ネタになるはずだったのに!」
ミカヤ  「どういう話なのそれ!?」
マルス  「ああ失望した、全く姉さんには失望したよ!」
リーフ  「やってらんねーっ!」
ロイ   「KY! ミカヤ姉さんのKY!」

 三人は泣き叫びながら何処かへと走っていく。
 残されたミカヤ、茫然自失の表情で一言。

ミカヤ  「……あの、わたし、なんか悪いことした?」
269助けて!名無しさん!:2008/09/15(月) 19:08:40 ID:qOP9no+Y
これはwww
姉のためにそんな台本用意したのはすごいんだが、
内容がカオスww
敬う気あんのか、こいつらはw
270助けて!名無しさん!:2008/09/16(火) 11:10:28 ID:uO5w//lQ
アイク「……こうか?」
シノン「ちゃんと見てたのか? 俺様の弓の使い方はそんなんじゃねーだろ」
リーフ「いらっしゃいエターナルフォースブリz(ゲフンゲフン シノンさん」
ミカヤ「いったい何の用事?」
マルス「あれ? ずいぶんな態度じゃない? 姉さん」
ミカヤ「30にもなって『エターナルフォーススナイプー! ははあー、凄いぞーかっこいいぞー!』なんて言ってる中二病患者に丁寧な態度をとる必要があるかしら?」
マルス(実際は姉さんがシノンさんに長弓射程から攻撃されまくったトラウマから神射手が嫌いなだけだってのは知ってるんだけどね)
リーフ「シノンさん……本当?」
シノン「ンな訳ねーだろ。アイクが弓を教えてほしいっていうもんだから、エリンシアさんの夕食と引き換えって条件でわざわざ教えに来てやってんだからよぉ」
ミカヤ「ちなみにエリンシアに弓特効はないからあなたには落とせないわよ」つ【フルガード】
アイク「弓を使えたほうが狩りには役立つだろう? より多くの肉が手に入る。と、これでいいのか? シノン」
シノン「あー、駄目だな。もうちょっと力を緩めろ。あまり力を入れないほうが弓はよく飛ぶもんだ」
アルム「ただいまー」
ミカヤ「おかえりなさい、アルム。今永遠の中二病が来てるから自分の部屋に行きなさい。移るわ」
シノン「だから中二病じゃねーっての」
ミカヤ?「そう?」つ【バサーク】
シノン「おい! テメッ……」
アイク「シノン? いきなり腕に包帯を巻きだしたりして、どうした?」
シノン「っぐわ!……くそ!……また暴れだしやがった……」
アイク「竜王家は今、至って平穏だがどうした? アシュナード警報も出ていないぞ。ナギか? 奴が暴れだしたのか?」
シノン「っふ……邪気眼を持たぬ物にはわからんだろう……」
アイク「……さっぱりわからん……何を言っているんだ?」
シノン「うっ……こんな時にまで……しつこい奴等だ」
アイク「マルス、ベルクローゼンの連中が来てないか確認してくれ」
マルス「分かったけど……たぶん、いや確実に来てないよ」
シノン「が……あ……離れろ……死にたくなかったら早く俺から離れろ!!」
リーフ「とかなんとか言いながらなんで僕に近付いてくるのさ! やめて!」
シノン「……ふん……小うるさい奴だ……失せな。エターナルフォースムーンライト!」
リーフ「月光!? なんで弓兵のシノンさんがコノヒトデナシー!」

ギャーギャーワーワーメメタァ! オレハニンゲンヲヤメルゾアイクー! アナタアナタアナタアナタアナタアナタアナタ ヴォヌシ! ビデヴゥ!

終われ
>>268 ロイ   「酷すぎるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」
ロイまで・・・それにしてもミカヤさんはもう自分が乙女じゃないこと自覚なさっているのですね。GJです。

>>270 
さすがシノンさん、FEきっての中二病は伊達じゃねぇ・・・GJです。

270の方と被ってしまいましたが、自分のテーマも「中2病」です
本当は「ロリコン」だったのですが、レズ(「潔白の証明」)、ブラコン(「その名はAKJ」)につづき、
ロリコンではあまりなので、先にこちらを投稿します。
なお、― 部分は全て、カアラの独白、心情です。

剣姫カアラ 〜妻として、母として、妹として〜

第1話 永遠の中2病

―朝、目が覚める。
隣を見ると、そこにいるべき人は既にいない、おそらく朝のランニングに向かったのだろう。
「毎朝、よく続くものだ」
感心しながら、着替えを済ませ、台所で朝食の支度を始める。
我が名はカアラ。かつては剣姫などと呼ばれ、ただ剣の道のみに生きていたが、
今では結婚をし、主婦をしている普通のオバサンだ。

???? 「がはははは、気持ちよいぞ」
カアラ  「帰ってきたか」
バアトル 「おお、カアラか。やはり体を動かすのは朝に限るの」
カアラ  「朝昼晩構わず運動している者が言うことではないな」
バアトル 「がははははは、それもそうだの」
カアラ  「今朝食を作る、その間にシャワーを浴びて来い」
バアトル 「うむ、そうする」
―我が夫バアトル。
スポーツインストラクターが本業だが、ブートキャンプとか言うDVDが売れてそこそこの人気者らしい。
以前闘技場で知り合って以来、なぜか私とは気が合い、そのまま結婚してしまった。
少々やかましいところはあるが、豪快で裏表がない、まさに快男児といえる。
私にはできすぎた夫だ。

フィル  「母上、おはようございます」
カアラ  「お早う、今朝も練習か」
フィル  「はい、大会が近いので」
カアラ  「そうか、では顔を洗って来い、あ、いまバアトルがシャワー中だから鉢合わせにならぬようにな」
フィル  「はい」
―我が娘、フィル。
なぜか私と同じく、剣の道を歩みたいらしい、いまも、剣道に夢中だ
生真面目すぎるのが玉に瑕だが、素直で優しい娘に育ってくれた、
私にはできすぎた娘だ。

カアラ  「さあ、食べよう」
バアトル 「うむ、頂こう」
フィル  「いただきます」
―バアトルにフィル、両者とも剣以外に生きる目的の無かった私に、新たな生き甲斐をくれた者達だ
家族に囲まれた生活・・・私のような女が享受するには、大きすぎる幸せなのかもしれない。

フィル  「あ、ところで叔父上は」
カアラ  「・・・・・・」
―さわやかな朝に、できれば聞きたくなかった名を、娘が言う。
そう、我が家には私と夫、娘の他にもう1人同居人がいるのだ。
カアラ  「どうせまだ寝ているのだろう・・・朝食を一緒に済ませたいからな、私が起してこよう」
―そういって、私はもう1人の同居人の部屋に向かう。

カアラ  「兄者、朝だ、起きてくれ」
―ドアをノックしたが返事は無い。

カアラ  「・・・入るぞ」
―部屋に入ると、中年男性が鼾をかいて寝ていた。
昨日私が片付けたばかりなのに、部屋はもう散らかっている。

カアラ  「おい、起きろ、朝だ」
―しかし、返事は無い。

カアラ  「いいかげんにしろーーーー」
―私は勢いよく布団を剥ぎ取った。
カレル  「くくく・・・我が眠りを妨げるものは、貴様か・・・」
カアラ  「頼むから起きてくれ、朝食が片付かない」
カレル  「宴か、血に染まった宴が始まるのか」
カアラ  「宴じゃない、ただの朝食だ」
―我が実兄、カレル。
かつて剣の一族を継ぎ、「剣魔」と呼ばれ、伝説の剣豪と恐れられた。
しかしそれも20年前の話。
いまは剣の一族も無く、剣魔の称号も意味をなくした、ただの人だ。
おそらく今剣を握らせても大したことはできまい。
それならそれで何か仕事をして欲しいのだが、40過ぎても無職なのには困っている・
幸いバアトルの稼ぎはそれなりなので、経済的にはさほど困らないが、
兄の人生のためを思えば、このままにはできない。
それだけではない、この男にはさらに困ったことがある。

カレル  「闇、闇が私を欲しておる、光ではない、闇の中にこそ私の居場所があるのだ。
闇の中で永き眠りにつく。ふ、血塗られた私には相応しい罰ということか」
カアラ  「明かりを消して寝たいという願いは聞かん、もう起きるんだ」
―この口調を聞けばわかるだろう。
40を過ぎ、もはや剣魔の名に意味も無くなった今でも、なぜか言葉だけは昔のままなのだ。
「闇」だの「血」だの「宴」だのわけもわからないことをのたまっている。
そのくせ肝心の内容は情けなくてしょうもないことばかり。
世間ではこういうのを「中2病」というらしいのだが、
それはその名の通り中学2年生くらいを指すのだろう?
生憎と、私の兄は中学2年生の3倍の年月を生きている。
無職と中2病、このどちらかでもいい、何とかならないものだろうか?

カレル  「足りぬ、足りぬぞ・・・」
カアラ  「朝からどれだけ食えば気が済む?これで4杯目だぞ!?」
カレル  「我が飢えはこの程度では満たされぬ、血も、争いも、飯も、全てが足りぬのだ・・・」
―さらに腹の立つことに、この男は大飯喰らいだ・・・。
夫が半端無く食べるので、我が家の食事は8人分くらい用意しているのだが、それに便乗しているらしい。
夫は別にいい。職業上多く食べるのは仕方ないし、元は自分の稼ぎだ。
しかし、無職で何もしていない兄が大飯喰らいなのは無性に腹が立つ・・・
というのは私が家計を預かる主婦だからだろうか?

カレル  「何だ、これは?既に何者かに斬られた後ではないか。無様に体を左右にひろげおって・・・
このようなものに興味はない。血のように赤い身をした魚、私に相応しいのはそれだ」
カアラ  「今サケはない、アジのヒラキで我慢しろ!!」
―おまけに好き嫌いも多い、要するに全てが子供なのだ、この兄は。
バアトル 「ハハハ、相変わらず見事な食べっぷりですな、カレルどの」
―ちなみに、夫は兄を特に迷惑がっていない。むしろ、仲はいい。
もともと夫は細かいことを気にしないし、それに義兄をそうそう邪険にするわけには行かないというのもあるのかもしれない。

フィル  「伯父上、今度私に剣を教えてください」
カレル  「私が剣を教えれば、いずれはお前を斬ることになるぞ・・・」
フィル  「もう、またそういってごまかすのですから・・・」
―あと、娘フィルと兄の関係も悪くない。
このように剣を教えてもらいたがっている。
私はしきりにいまの兄は何もできないと言っているのだが、娘は否定している。
なんでも、いまの伯父上は眠っているだけなのだと・・・随分永い眠りだ、もう死んでいるのではないか?
まぁ、剣を志す者にとって、「剣魔」の称号はやはり価値あるもののようだ。

カアラ  「5杯目、もう無いからな、兄者」
―夫と娘を見ていると、私1人が兄者に対して過剰反応しているようにも思える。
以前、夫からもう少し兄に優しくしろとさえ言われたことがある。
私は、これでも甘すぎると思うのだが、それはやはり兄妹という濃い血縁関係にあるからだろうか。
フィルとは伯父姪だし、バアトルとは所詮は他人だ。そのような者達からみれば私の態度は厳しすぎるのだろうか?

カレル  「3分・・・その刹那的瞬間に劇的な変化を遂げるとは、なんとも不思議な食べ物よ・・・
もっとも3分あれば何人の人間が斬られることか・・・くくく」
カアラ  「この期に及んでさらにカップラーメン食うな。昼まで我慢しろ!!」
―いや、やはり私の態度でもまだ甘い、それくらいダメなのだ、この中2病は・・・。

バアトル 「では行ってくるぞ」
フィル  「母上、伯父上、行ってまいります」
カアラ  「2人とも、気をつけるのだぞ。特にフィル、最近は物騒なことが多いからな」
バアトル 「むむ、それはいかん。フィルよ、父が学校まで送ってやろう。
娘に仇なすものは全てわしが叩き潰してくれるわ!!」
フィル  「ち、父上・・・私は友人と登校するので結構です////」
カアラ  「2人とも、遅れるぞ」
―バアトルは相当な子煩悩である。はっきり行って「親バカ」といっていい。
この間も、娘が連れてきた男友達を文字通り、叩き潰した。
ノア殿(笑)とかいったが、彼は無事だろうか?
フィルも父親のことを嫌ってはいないようだが、
思春期の娘にあの父親のストレートぶりは少々辛いのではないだろうか。

カアラ  「さて・・・」
カレル  「小さな箱の中に飛び交う光・・・闇に生きる私にはこの程度の光で十分だということか・・・」
―父と娘が家を出ると、必然的に私と兄で過ごす時間は多くなる。
となると、私が小言を言う時間も増えるということだ。

カアラ  「兄者、テレビもいいが、そろそろ何か仕事に就くことを考えたらどうだ?」
カレル  「仕事だと・・・剣の一族を継ぎ、ただ剣に生き、人を斬る・・・これ以上の仕事がどこにあるというのだ?」
カアラ  「それは20年前の話だろう?言いたくはないが、今の兄者は剣など関係ないただの無職中年だ」
―実はこの言葉は半分嘘である。
いくら衰えたとはいえ、幼少のころより尋常でない鍛錬を積んできたのだ。
少し鍛えなおせば、全盛期の半分程度の剣術は取り戻せるだろう。
それでも人並み以上の剣技はある。それで十分なのだ。
そうすれば、どこかの警備員や、あるいは剣術の指導員としての仕事が見つかるはずなのだ。
私は兄者にそれを期待している。
カレル  「妹よ・・・」
カアラ  「なんだ?」
カレル  「以前のお前は、斬るに値しなかった。だが、時は人を変える。美しくなったな、カアラ」
カアラ  「いきなり何を言い出す?」
カレル  「今のお前の剣・・・実に美しい。斬らずにはいられぬほどに、な」
カアラ  「支援会話をそのまま抜き出して何が言いたい?ただのごまかしのための時間稼ぎだったら怒るぞ」
カレル  「(ギク)」
カアラ  「おい、いま『ギク』って言っただろ?たしかに聞こえたぞ」
カレル  「お前も一族の者なら、心得ているはず。剣を継ぐのは、一人。我ら一族は剣のために生まれ、死ぬ」
カアラ  「まだ続ける気か・・・」
カレル  「いまだに忘れられない、我が父と母を切り捨てた感触・・・これぞ血で呪われた一族に相応しい・・・」
カアラ  「今度は父と母の話か・・・」
―断っておくが、我々兄妹の両親は健在だ。
たしかに我が剣の一族は、継ぐ者以外全員を斬るのが掟だが、
我々の代の時そんな風習が警察にバレ、両親は捕まった。
数年間の懲役を終えた後、今までの行いが嘘であったかのように穏やかになり、
いまでは有名なおしどり夫婦として、サカでのんびり暮らしている。
この間も、家族で遊びに行ったら喜んでいたな。
もっとも、この中2病の「設定」では、自分が斬ったことになっていて、サカにいるのは亡霊らしいが・・・。

カアラ  「それで、結局何が言いたいのだ?私はおぬしの仕事の話をしていたのだが・・・」
カレル  「我が一族には掟がある。全てにおいて優先され、決して破られることはない、神の摂理に等しい掟が」
カアラ  「(あったか、そんなもの?)で、その掟とは何なのだ?」
カレル  「働いたら、負けかなと思っている」
カアラ  「そんな掟は無ぇぇぇぇぇ。長々としょうもないことを言いおって、ようするに働きたくないだけだろう」
カレル  「くくく、物分りがいいな、妹よ。かつてとは大違いだ」
カアラ  (ブチッ)
―ついに私の我慢の限界を越えた、今風に言うなら「キレタ」というヤツだ。
私はそばにあった鉄の剣を抜き、兄に切りかかった。
はじめは『血の宴だ・・・』と余裕だった兄も、私が結構本気とわかると
「うわ、マジ無理、許して、お願い」などと謝り始めた。
あまりの窮地に素が出てしまったようだ。
しかし、私がなお斬りつけると、兄は一目散に家から逃げ出した、逃げ足だけは速い。

カアラ  「・・・はぁ」
―私は剣を納め、その場に倒れこんだ。
疲れた・・・かつて闘技場で10人抜きをしたときも、ここまでではなかった気がする。

カアラ  「全く、兄者ときたら・・・」
―仕事はしない、大飯は食う、好き嫌いは多い、中2病・・・
あれがかつて最強の剣豪だったとおもうと泣けてくる。

カアラ  「・・・寝るか」
―家事が残っているが正直やる気力が無い・・・午後にやればいいだろう。
私はその場で眠ることにした、寝室に行くのでさえ、そのときは億劫だったのだ。
先ほど暴れたせいで、相当服が乱れていたが直すのも面倒くさい。
胸や脚が半分以上見えている格好だが、どうせ家には誰も・・・

カレル  「乳、すこし垂れただろう」
―その次に私が兄に繰り出した一撃は、わが生涯最強最速のものであったと自負している。

カレル  「くくく・・・流石は我が妹だ・・・(ガクッ)」
カアラ  「人が気にしていることを・・・」
―素晴らしい夫と娘と共にある生活・・・私のような女が享受するには、大きすぎる幸せだ。
兄者はそんな私の幸せを相殺するために、天が遣わした者なのかもしれない・・・(涙)

第2話に続く
275助けて!名無しさん!:2008/09/16(火) 17:02:36 ID:Z6z8TWcI
剣魔(笑)からエスカトス覚醒に期待w
276助けて!名無しさん!:2008/09/16(火) 17:13:29 ID:AZlNa2eK
>>271-274

コーヒー飲みながら読んだらむせたwwカレルマジパネェwwwGJ
277助けて!名無しさん!:2008/09/16(火) 17:14:24 ID:uO5w//lQ
アイク「俺は人間を止めるぞマルス」
マルス「兄さんが言うと冗談に聞こえないから止めて。いきなりどうしたのさ?」
アイク「いくら頑張っても勝てない奴がいる。そいつを超えるために、俺はラグズになる」
ルーテ「そんなアイクさんにぴったりの機械があります」
リーフ「ルーテさん!? いきなりトイレから出てくるのはいかがなものかと思いますが!?」
ルーテ「少々お腹の具合が悪いので。アスレイのレストでも治せない私のお腹……さすが、優秀なだけあります」
マルス「それはいいんだけど、ちょうどいい機械って何です?」
ルーテ「これです。【あなたも今日からマムクート! 種族変換器】」
リーフ「マムクート限定ですか」
ルーテ「ほとんどの人はラグズなんて知りませんから。とりあえずほとんどの人が知っているマムクートということで。実際はラグズになります」
マルス「アイク兄さんは既にラグズだと言っても通用すると思うけどね」
ルーテ「とりあえず、やってみましょうか。アイクさん、このヘルメットを着けて薬を飲んでください」
アイク「分かった」
リーフ「で、これはどうやってラグズにするの?」
ルーテ「薬で肉体を改造し、あのヘルメットで体の操作法を覚えさせるのです。ちょうど出来上がったようですね。アイクさん、具合はどうですか?」
アイク「どういうことだ……これは……一体……」
リーフ「金髪に白い羽!? 白鷺!? うわぁー、兄さんが3年前の体にもどってるし! ラグズ化の薬侮れねえ!」
マルス「三年前の体だと意外と似合うね。っていうかアイク兄さんの願いはすげえ勢いで否定された訳だけど。鷺だと戦えないし」
ルーテ「この薬は、被験者の願望を察知して身体を変容させる薬です」
アイク「どういうことだ」
ルーテ「つまり、アイクさんはそのような姿の人を好むか、そのような姿に憧れをもっている、ということです」
マルス「あ、フラグが立ったね」

ワユ「大将! 一体どういうことそれ!」
ミスト「お兄ちゃんが好きなのはリアーネさんだったってこと!?」
ララベル「それなら、いっそ私が鷺になるわ!」
セネリオ「鷺……鷺……。ふふふ、黒竜にしかなりえない僕はどうすればいいんでしょう……」
イレース「鳥……美味しそうです……」つ【レクスフレイム】
レテ「アイクが私を好きにならないんなら、いっそアイクを殺して私も死ぬ!」つ【砕破】

リーフ「なんかまたとばっちりを食らう予感! レテさんの砕破!? イレースさんのレクスボルト!?」
アイク「残念、それは俺の哀憐だ」つ【哀憐】
リーフ「幸運が0になった! なんということだ!」
イレース「おかしいですね……アイクさんにレクスフレイムが当たりません……」
リーフ「代わりに僕に当たるゥッ!? ブベラッ!」
レテ「砕破が……当たらん! 当たれば一撃で殺せるというのに!」
アイク「化身した俺に当たる攻撃などない。能力値は神将の良い所+鷺の魔防幸運だからな。倍加するから、余計に当たらん」
マルス「アイク兄さんテラチートwwwww。攻撃できないから力が異常に高い意味もないwwwwww」
ルーテ「多少抜けているほうが魅力的でしょう。そのせいで私の魅力はあまりありませんが」

ワユ「ああっ! いきなり剣が刃毀れした! 運悪すぎー!」
ララベル「アカネイアの株が下がった! なんて事なの!」
ミスト「砕破が私に当たって死にそうだよ……」
セネリオ「ああっ! 暁を何度プレイしてもアイクが天空を出さないなんて! 不幸だー!」
シグルド「ディアドラが……デートの待ち合わせ場所に行ったらディアドラがアルヴィスと一緒に車に乗ってた……」
エフラム「このテストの点数……運が悪かった……!」
ヘクトル「くそ、なんでこんなにテストの点数が低いんだ! 昨日あんなに勉強したのに!」
モニカ「あなたあなたあなたあなたあなたあなた」

しっこく「セネリオも沈んでいることだし、私がオチをつけるべきなのだろうな。……酷い有様だ」
278助けて!名無しさん!:2008/09/16(火) 17:17:45 ID:uO5w//lQ
マルス「で、結局兄さんは何で人間をやめたかったのさ?」
アイク「いくら頑張っても港町トハで漆黒の騎士に勝てなくてな……。これは、人間を止めなければ勝利できないんだと思った」
リーフ「最初から勝てないんだよォォォォォォォォォォォ!」

シグルーン「サナキさま、参加しなくてもよろしいのですか?」
サナキ「アイクは鷺のような者が好きなのだろう。ならば、鷺の血が入っている私も好きなはずじゃ」
279助けて!名無しさん!:2008/09/16(火) 17:34:06 ID:PygRHWK6
>>271-274
声出してワロタwww腹イテェwww
剣魔(笑)さんは20年後にファと同じ成長率になってるじゃないですか!
それに封印ソドマスのチート補正でちょっとだけだけど活躍できるじゃないですか!

あとノア殿(笑)カワイソス(´・ω・`)
280助けて!名無しさん!:2008/09/16(火) 21:16:20 ID:b4wfp/Rw
カレルが更正したのってカアラの病気も関係してたっけ?
だとしたらカアラが生きてる結果が永遠の厨二病w

そういやノア殿とカレルって地味に接点あるよな
281助けて!名無しさん!:2008/09/16(火) 21:24:39 ID:dGgDUs6u
ここしばらく書き込み規制されてて、GJ!と言えなかった
やっといえる!GJです!

>>277
エフラムとヘクトルは運とかそういう問題ではないt
282助けて!名無しさん!:2008/09/16(火) 21:29:04 ID:a2a7o8Qd
GJ! といいたいけれど規制中 ああ……
283助けて!名無しさん!:2008/09/17(水) 14:10:01 ID:B/3eywUh
FETV更新ktkr
284助けて!名無しさん!:2008/09/17(水) 15:12:54 ID:4f21n1uq
本当だ。
AKJネタとかにも突っ込んでほしいな。
285助けて!名無しさん!:2008/09/17(水) 15:39:21 ID:4f21n1uq
ネタ投下

ミカヤ「さて、今日も仕事のチェックね。シグルドー、パソコン借りるわよー」
シグルド「どうぞー。……私宛のメールは絶対に開くな!」
差出人  竜王家;アイン   タイトル ユリウスさまのシスコンを治してください
差出人  ディアドラ     タイトル 今日のデートについて
差出人  グラド大研究チーム タイトル 豊胸について
ミカヤ「……」
エイリーク「何ですって!?」
ミカヤ「ひゃっ! エイリーク? 何よいきなり」
エイリーク「どいてください姉上! それか今すぐそのメールを開いて下さい!」
ミカヤ「わ、わかったから首にジークリンデ当てないで!」
差出人  竜王家;アイン   タイトル ユリウスさまのシスコンを治してください
差出人  ディアドラ     タイトル 今日のデートについて
差出人 ニアグラド大研究チーム タイトル 豊胸について

差出人  グラド大研究チーム タイトル 豊胸について
本文
http://www.sunmedical.gr.jp/camp/index.html

ミカヤ「スパムメールじゃない?」
エイリーク「リンク先に行ってみるまで分かりませんわ……。行ってみてください」
ミカヤ(まあ、ウィルスに感染しても、アイクなら簡単に駆除できるから問題ないんだけど……)「ぽちっとな、と」
エイリーク「……」
ミカヤ「……怪しすぎると思うんだけd」
エイリーク「ちょっと注文しますので姉上今すぐ29800円前借りします!」
ミカヤ「ちょ、本当に?」
エイリーク「『引かぬ! 媚びぬ! 省みぬ!』ですわ! ルネス女学院の校訓です!」
ミカヤ「……お年玉無しね」
エイリーク「構いませんわ!」

一ヶ月後

エフラム「で、効果なしか」
エイリーク「……」
エフラム「愚かだな、エイリーク。女性の魅力は胸だけで決まるものではない。胸が大きいだけで、正確に難があるセシリアやヘザーに男が寄り付かないのもそのせいだ。
     お前には胸以上の魅力がある。気にするだけ無駄というものだ」
エイリーク「……ターナの胸囲は96」
エフラム「……?」
エイリーク「ラーチェルの胸囲は69」
エフラム「……」
エイリーク「ミルラの胸囲は72」
エフラム「……!」
エイリーク「私の胸囲h」
エフラム「それ以上言うな! 分かった! 俺がリオンとイズカに何とかさせるから!」
エイリーク「本当ですか!?」
エフラム「ああ、男に二言はない!」

結局、何とかならなかったそうな。
286助けて!名無しさん!:2008/09/17(水) 16:36:23 ID:j/ED1RkA
GJ!エイリークwww
ヘザーさんには男は寄ってこないわけじゃないと思うよ・・・・・・相手にされないだけで
もしかしてミルラって意外と巨乳なんですk
287助けて!名無しさん!:2008/09/17(水) 16:50:10 ID:YT5mlMpB
いわゆるロリ巨乳ってやつか・・・将来が楽しみだがその頃には人外キャラ以外生きてなさそうだな・・・

あと、多分ラーチェル様はエイリークとどっこいどっこいd(イーヴァルディ
そして二人で後に「巨乳(Kyonyu)に憧れない(Akogarenai)女子(Joshi)なんていません同盟」通称KAJを設りt(ジークリンデ
288助けて!名無しさん!:2008/09/17(水) 17:21:54 ID:bj2jc9qG
>>280
いや、カレルが剣聖になったのはカアラの死が理由ではないぞ
バアトルorフィルに言われるまで妹が亡くなったのを知らなかったし(封印の説得会話より)

>>271-274の続きが見たいような見たくないようなw
GJ!


そういえばヴォルツって子供居たんだよなwしかも強い息子がww
289狼と王子様:2008/09/17(水) 17:30:08 ID:R+omqFw6
兄弟家の人々は、オルグも連れて全員でとある山へとキャンプに来ていた。
今日は敬老の日であり、また今月はラグズ交流月間(動物愛護月間のようなもの)ということで、兄弟家最年長のミカヤとペットのオルグを楽しませるために計画していたものだった。

ヘクトル「そろそろ昼メシを作らねーか?腹へって死にそうだぜ。」
リン「何言ってるの。まだテントも張ってないでしょ。」
ヘクトル「いいじゃねーか後でも。
ここに来るまでに色んなもの持たされてヘトヘトなんだよ。」
リン「ごめんなさいね。あんたの体型を忘れていたわ。その体じゃ疲れるはずよね〜。」
ヘクトル「なんだと!?こんなもん持たされちゃ、誰だって疲れるだろ!」
リン「……あっち見て。」
ヘクトル「ああ!?」

リンが指差したのは、キャンプ道具のほとんどを持たされたアイクが、
とても楽しそうにラグネルの素振りをしている姿だった。

ヘクトル「…普段から人の次元を超越してる兄貴と比べられてもな…。」
リン「あーら。エフラムだってあなたと同じくらいの荷物を持ったのに、
早速レギンレイヴで魚取りをしてるわよ?」
ヘクトル「あーわかったよ!テント張ればいいんだろ!シグルド兄貴!手伝ってくれ!」
シグルド「なっ…なんで私なんだ!?それこそアイクやエフラムに頼めばいいだろう!?」
ヘクトル「あいつらの手なんか借りてられっか!そっち持ってくれ!」
シグルド「はぁ…。なんで男の中で最年長の私が…。うう、腰が痛い…。」
エリウッド「ははは…。
テントを張ったらすぐに昼食を食べられるように、僕が薪を取ってくるよ。」
アルム「兄さん、薪取りに行くの?僕も行っていいかな?」
エリウッド「ん?セリカはいいのかい?」
アルム「僕の持ってきた野菜をきざんでくれてるんだ。
何かセリカのために出来ることはないかって聞いたら、薪取りに行って欲しいって言われて。」
エリウッド「じゃあ、一緒に行こうか。」

それからエリウッドとアルムは、キャンプ地点から少し離れた場所で薪を集め始めた。

アルム「う〜ん、あんまり落ちてないなあ。」
エリウッド「そうだなあ。アルム、二手に分かれようか。
僕はもうちょっと奥に行ってみるから、アルムはそっちの道を。」
アルム「わかった。じゃ、キャンプ場で合流しよう。」

アルムと分かれたあと、エリウッドは森の奥へと歩いていった。
森の中は空気がとても澄んでいて、病弱な彼には最高の環境だ。
体力のない彼が、わざわざキャンプ場から離れた森の奥へ続く道を選んだのもこのためだった。

エリウッド(ああ、とても気持ちいい…。
溜まったストレスが解かされて分解していくようだ…。)

エリウッドは森の中に少し開けたところを見つけ、腰を下ろした。
薪を拾わなければ、と思いつつ、森の空気がだんだん心地よくなってきた彼は、そのまま眠ってしまった。
290狼と王子様:2008/09/17(水) 17:32:11 ID:R+omqFw6
それから30分ほど経ち、エリウッドはようやく目を覚ました。

エリウッド(いけない…。つい眠り込んでしまった。
早く薪を集めてみんなのところに戻らないと…。)

エリウッドは手近な薪を拾い集め、来た道を戻り始めた。
彼の頭上には、先ほどまでとは全く違う灰色の雲に覆われた真っ黒な空が広がっていた。

アルム「兄さん遅いなあ…。」
ミカヤ「まあ、エリウッドはまだ戻ってこないの?」
アルム「うん。途中で二手に分かれたんだ。兄さんは森の奥に行くって…。」
リン「大丈夫でしょ。ちょっと薪を拾いに行っただけだし。」
アルム「…でも、空が…。」
リン「空?」
マルス「向こうから黒い雲が来るね。こりゃ降るよ。」
リン「えーっ!なんで!?今日の天気予報では晴れって言ってたのに!」
マルス「山の天気は変わりやすいんですよ、姉さん。
普段はかなり野生的なのに、そんなことも知らないなんて…。」
リン「マールースー?」
マルス「ゲッ…。」
リン「私はね…山の民じゃなくて草原の民なのよ!」
マルス「イタタタタ!頼むからこんなところでまで関節技はやめてー!」
エリンシア「それは困ったわね。念のためテントの位置を移動させましょうか。」
ヘクトル「なっ…!?せっかく俺とシグルド兄貴が張ったのに、なんでそんなことするんだよ!?」
エリンシア「雨が降って、川が増水したら危ないでしょう?
だからもう少し高台に移動させるのよ。」
ヘクトル「で、でも…。」
アイク「そうだな。こんなところにいては危ない。」
エフラム「移動するか。あ、ヘクトル、お前は手伝わなくていいぞ。
増水で流されてもその体型なら浮くだろ。」
ヘクトル「てめぇ…!わかったよ!移動させりゃいいんだろ!」
オルグ「………。(ヘクトル、タンジュン)」
ミカヤ「はぁ…。…エリウッド、早く戻ってきて。なんだか嫌な予感がするの…。」

エリウッドが目覚めてから5分後、
キャンプ場でテントをちょうど移動し終えた直後に激しい雨が降り始めた。
雨足は衰えることがなく、どんどん強くなっていく。

エリウッド「まいったな…。早くテントへ…。」

そのとき、突然エリウッドの視界が右へ大きく揺らいだ。
彼が歩いていた足場が崩れたのだ。

エリウッド「う、うわああああぁぁぁ!」

彼は持っていた薪をばら撒きながら、土砂とともに谷へ落下していった。
291狼と王子様:2008/09/17(水) 17:34:18 ID:R+omqFw6
ロイ「まさか、こんなに降るなんて…。」
ミカヤ「エリウッド!エリウッド!どこにいるの!?」
リーフ「姉さん落ち着いて!」
ミカヤ「だめ…。胸騒ぎがするの…。早く、あの子のところへ!」
シグルド「無茶だ!この大雨で川もかなり増水してるし、森の中は足場が悪くなっている。外に出るのは危険すぎる!」
ミカヤ「でもっ…!まだエリウッドが戻ってないのに!」
オルグ「………。わんっ!」
エイリーク「あっ!?オルグ、いけません!」

 ミカヤの叫びに刺激されたかのように、オルグは化身したままテントを飛び出した。
 そしてそのまま森の向こうへ消えてしまった。

セリス「姉さん、オルグが飛び出していっちゃった!」
ミカヤ「オルグが…!?どうして…。」
アイク「心配するな。きっとエリウッドを探しにいったんだ。
ラグズのあいつなら、この雨でもなんとかなるかもしれない…。」
ミカヤ「…オルグ、ありがとう。エリウッドを頼むわよ…。
二人とも、どうか無事でいて…。」

 
エリウッドが目を覚ますと、真っ黒な空が広がっていた。
 雨は先ほどよりは弱まっていたが、それでもまだ降り続けている。

エリウッド(う…ここは…?そうか、僕はあのとき、崖から落ちて…。
      いけない。とにかく、早くここから離れないと…。
      またいつ大雨が降り出してもおかしくない…。)

 そう思ったエリウッドは立ち上がろうとしたが、

エリウッド(…!?足が…!)

 彼の足は上から落ちてきた土砂に埋もれていて、動かすことが出来なくなっていた。

エリウッド(ぐぅっ…。ダメだ…全然動かない…。)

 再びエリウッドの意識が霞み始めた。
それでもなんとか脱出を試みる彼の目に、大きな獣の影が飛び込んできた。

エリウッド(魔物か…。僕は、もう…。すまない、みんな…。)

 そう思った後、エリウッドの意識は再び途切れた。
292狼と王子様:2008/09/17(水) 17:37:23 ID:R+omqFw6
オルグ(エリウッド、ミツケタ。)

雨の中、エリウッドを見下ろす黒い獣。それはオルグだった。
彼はエリウッドが動けないのを見ると、土砂を掘って穴を開けた。
そして、そこからエリウッドを引っ張り出した。

オルグ「わぉん!わぉん!(エリウッド、ダイジョウブカ?)」
エリウッド「………。」
オルグ(イキテル。ダケド、キヲウシナッテイル…。)

オルグはしばらく考えた。
このままエリウッドを置いて、みんなのところへこの場所を知らせに行くのは危険だ。
かと言って、動けない彼を担いだまま斜面を登るのも無理がある。
遠吠えで場所を知らせようかとも思ったが、魔物が仲間の声と勘違いして集まってくるかもしれない。

オルグ(ドコカ、アンゼンナトコロニツレテイク。)

そう決めた彼は簡単な応急処置をして、一度化身を解いてからエリウッドを担ぎ、
そのまま再び化身してエリウッドを背中に乗せ、走り始めた。


エリウッド(はっ…。僕は…生きてる…?)

エリウッドが再び目を覚ました場所は、暗い洞窟の中だった。
ひんやりとした空気が漂っていたが、雨が直接当たらないのでむしろ外よりも暖かく感じられた。

エリウッド(どうしてこんなところに…?一体だれが…。)
オルグ「…エリウッド、メザメタカ。」
エリウッド「オ、オルグ!?君が、僕をここへ…?」
オルグ「…ジットシテロ。オマエ、ウゴケナイ。アシガオレテル。」

見ると、右足に包帯が巻かれ、添え木がされていた。薬草のにおいもする。

エリウッド「そうか。僕をあの土砂から出してくれたのか…。ありがとう、オルグ。」
オルグ「レイナド、イイ。ミカヤガオマエノコトヲ、シンパイシテイタ。」
エリウッド「姉さんが…。」
オルグ「オオアメガフッテキタ。ナノニ、オマエカエラナイ。
    ミカヤハ、ナイテタ。ダカラ、オレガサガシニイッタ。」
エリウッド「そうか…。…情けないね。みんなに迷惑を掛けて…。」
オルグ「?」
エリウッド「今日はオルグとミカヤ姉さんの為の休日だったのに…。
      僕が全部台無しにしてしまった。」
オルグ「………。」
エリウッド「僕は、いつも思ってたんだ。体は丈夫じゃないし、すぐに胃痛も起こす。
胃薬代で家計を圧迫して、みんなにも心配されて…。
戦いでも、デュランダルを上手く扱えない。
結局、僕は大切な人たちを全く守れていない。迷惑を掛けてるだけなんじゃないかって。」
オルグ「………。」
エリウッド「オルグのたくましさが、僕はうらやましいよ。
      僕がもっとしっかりしていれば、みんなを…。」
オルグ「…モウスグ、ヒガクレル。ココデアサヲマツゾ。」
エリウッド「…ああ、わかったよ。」
293狼と王子様:2008/09/17(水) 17:39:46 ID:R+omqFw6
次の日の朝、雨はすっかり止んでいた。
空は昨日の朝と同じように澄み切っていて、地面がぬかるんでいなければ昨日大雨が降ったことなど全く想像できないほどだった。
オルグは昨日と同じようにエリウッドを乗せて、洞窟を後にした。

エリウッド「オルグ、大丈夫かい?僕を乗せて歩くのはきついだろう。」
オルグ「………。」
エリウッド「少し休憩しようか。」
オルグ「…くぅん。」

結構な距離を歩き、さすがにオルグも疲れていたのか、
エリウッドの言葉を聞き入れたオルグは、エリウッドを木陰に降ろして化身を解いた。

オルグ「…アトハ、コノシャメンヲ、ノボルダケダ。」
エリウッド「そうか。…僕はこんなに高いところから落ちたのか。
      よく命が助かったな…。」
オルグ「ウンガヨカッタンダ。
アノアタリハ、キガオオイ。オオアメデ、ジメンモヤワラカカッタ。」
エリウッド「そうだね。…全く、ついているんだかいないんだか。
      僕は運がいいことだけがとりえだと思っていたけど…。」
オルグ「………。」
エリウッド「さあ、そろそろ上に…。」

そのとき、エリウッドとオルグを冷たい風が包んだ。
それは草陰からこちらを見つめる、血のように赤い瞳が発する殺気だった。
瞳の主はどんどん増えていき、やがて草むらから姿を現した。
それは狼に良く似た、しかしそれとは比べ物にならないほど残忍な姿をした魔物だった。

エリウッド「なっ…モーサドゥーグ!?しまった!囲まれたか…!」
オルグ「イケナイ!エリウッド、カクレテロ!」

そう言ってすぐさま化身したオルグはモーサドゥーグの群れに襲い掛かった。
魔物たちも一斉にオルグに襲い掛かる。
化身したオルグはさすがに強く、風のように魔物の群れの間を駆け抜け、
次々に魔物たちを倒していく。しかし、魔物は次々に増えていく。
倒しても倒しても減らない魔物たちに、さすがのオルグも次第に数で押されていく。
294狼と王子様:2008/09/17(水) 17:41:12 ID:R+omqFw6
エリウッド(だめだ…。このままじゃ、やられる!
      僕はオルグに助けてもらった。それなのに…!
      僕は…僕は、こんなに身近な人一人すら守れないのか…!)

と、エリウッドの目に、何かキラリと光るものが飛び込んできた。
それは刀身が緑色に光っている剣だった。

エリウッド(あれは…魔法剣!?魔物が持っていたものか…。あの剣を使えば…!)

だがその剣は、オルグが戦っている場所のすぐ近くに落ちていた。
とても手を伸ばして取れるような距離ではない。

エリウッド(遠すぎて届かない…。あんなところじゃ…。)
 
エリウッドは一瞬その剣を諦めようとした。
だが、魔物から攻撃を受けたオルグの悲鳴が聞こえ、彼は決意を固めた。

エリウッド(僕だって…大切な人を、守るんだ!守らなければいけないんだ!)

その瞬間、エリウッドは右足を引きずりながら剣めがけて突進していった。
走るたびに右足に激痛が走ったが、歯を食いしばって耐えた。

オルグ(!?エリウッド、アブナイ!)

走るエリウッドにモーサドゥーグが襲い掛かる。
彼は間一髪で剣までたどり着き、身を伏せてこれを回避した。
しかし、またすぐにもう一匹が彼に襲い掛かる。

エリウッド「来るなっ!」
 
エリウッドは魔物に向けて剣を振ったその瞬間、緑色の風の刃が出現し、
魔物を吹っ飛ばした。彼が拾った剣は、風の剣だったのだ。

オルグ「………!(エリウッド、ムチャナコトヲ…。)」
エリウッド「さあ、一緒に戦おうオルグ!
僕は動けないから、君は僕の後ろを守って欲しい。
前から来る魔物は僕にまかせるんだ!」
オルグ「わおーん!(ワカッタ。イクゾ!エリウッド!)」
295狼と王子様:2008/09/17(水) 17:43:03 ID:R+omqFw6
全てが片付いた頃には、日はすっかり高くなっていた。
緊張の糸が切れた二人は座り込み、とうとう大の字になって寝始めた。

オルグ「…オワッタ。」
エリウッド「なんとかね…。一時はどうなるかと思ったけど…。」
オルグ「…エリウッド。」
エリウッド「…なんだい?」
オルグ「オマエハ、オレヲウラヤマシガル、ヒツヨウハナイ。」
エリウッド「え?」
オルグ「アンナコト、フツウハデキナイ。
ブキモモタズニ、マモノノムレニ、ツッコムナンテ。」
エリウッド「…今思えばかなり無謀だったよ。
でも、ああしないと君がやられてしまうと思ったから…。」
オルグ「ソノユウキトヤサシサ、オマエガホコルベキモノ。
    オレニハナイモノ。モット、ジシンヲモテ。
    オマエニハ、チャントタイセツナモノヲ、マモルチカラガアル。」
エリウッド「オルグ…ありがとう。
なんかそんな風に言われると、とても恥ずかしいけど…。」
オルグ「ケド?」
エリウッド「結構、元気出たかな。」
オルグ「…ソウカ。デハ、イクカ。」
エリウッド「…そうだね。みんな待ってる。あと少しだ。頑張ろう!」

ユンヌ「う〜ん。こっちから二人の気を感じるんだけど…。」
アルム「本当!?」
シグルド「よし、この辺りを重点的に探すぞ!」
マルス「こういうときは便利だよね。負の女神様のお力は。」
ユンヌ「ふっふ〜ん。すっごいでしょ!?これを機にもっともっと私を敬いなさ〜い!」
マルス「はいはい、また押入れに入れられたいんですか?」
ユンヌ「わ…わかったわよ。ちゃんと探しますー。」
エリンシア「あっ…!あれは!」

エリンシアの視線の先には、赤毛の少年を背負った黒い狼がいた。
二人ともボロボロになっていたが、笑顔でこちらに向かって手を振ってきた。

マルス「あっ、あの二人は…!ほら変態女神メダリオンに帰れ!」
ユンヌ「ちょ…今回は何もしてなアーッ!」
リン「マルス、たまにはあんたも気が利くじゃない。」
マルス「まあね。いつものことですよ。
    …ミカヤ姉さん?二人が…。」
ミカヤ「エリウッド!オルグ!」
マルス「わお。すっ飛んで行っちゃった。」
リン「そりゃそうよ。一番心配していたのはミカヤ姉さんよ?」
マルス「そうだね。…みんなを呼んでこようか。」
296狼と王子様:2008/09/17(水) 17:45:05 ID:R+omqFw6
ミカヤ「エリウッド!オルグ!良かった…良かった無事で…。」

ミカヤはボロボロ涙を落としながらエリウッドの手を握った。
流れる涙はオルグの頭に落ち、彼は目を細めた。

エリウッド「姉さん、心配を掛けてすまなかった…。」
ミカヤ「本当に…。あっエリウッド…足が折れてる…!?
オルグもボロボロ…。レスト!リカバー!」

ミカヤは杖を取り出しエリウッドとオルグにかざした。
それは、わんぱく盛りの兄弟たちのために持ってきていたものだった。
杖をかざされた二人の傷がたちまち治っていく。
エリウッドは骨折が治ったのでオルグから降り、ミカヤの前に立った。

エリウッド「ありがとう。姉さん。」
ミカヤ「いいのよ。このために持ってきたものだから。」
オルグ「う、わん!(エリウッド、ツレテキタ!)」
ミカヤ「オルグ、本当にありがとう。
    ごめんなさい。本当は私が、あなたを守るべきだったのに…。」
エリウッド「え?」
ミカヤ「私、このことをなんとなく予知していたの。
    それなのに何もできなかった…。私が…。」
エリウッド「姉さん、自分を責めないで。」
ミカヤ「でも…。」
エリウッド「姉さんには、僕らにはない不思議な力がある。
      それだけで十分だよ。みんなの助けになっている。
      今度からは、姉さんが出来ないことは遠慮なく言ってくれればいいんだ。
      それを代わりにやってあげるくらいの力はあるよ。」
ミカヤ「エリウッド…ありがとう。ちょっといなかった間に成長したのね。
なんでも抱え込むタイプのあなたにそう言われるなんて、ちょっとびっくりしちゃった。」
エリウッド「ふふふ…。オルグにいろいろ助けてもらったからね。」
ミカヤ「あら、そうなのオルグ?」
オルグ「わん!(ソウダ!)」
マルス「兄さん!オルグ!」
一同「おーい!」
ミカヤ「あら…みんな戻って来たみたいね。」
エリウッド「うん…。そうみたいだ。
      じゃ、みんなのところに行こうか。オルグ、姉さん。」
ミカヤ「ええ。」
エリウッド「あ、オルグ。」
オルグ「わん?(ナンダ?)」
エリウッド「いや…やっぱり僕は、運だけは良かっただろう?」
オルグ「う、わん!(タシカニナ!)」

病弱な王子様と、無口な狼。
持ってるものは違うけど、彼らは結構、いいコンビになったとか。
297助けて!名無しさん!:2008/09/18(木) 00:22:39 ID:dELaU+Ng
GJ!いいお話でした!
組み合わせがすごく新鮮だと思う。病弱なエリウッドがんばれ

>>288
ヴォルツってひろし?ひろしと言ってもらわないとわからなくなってしまったwww
298紅白戦:2008/09/18(木) 04:03:08 ID:zjJoJe/B
スポーツの秋。
休日の昼下がり。
兄弟家の庭では男性陣による戦闘訓練が行われていた。


シグルド「よし、今まで皆よく鍛えてきたな。これならたとえ我が家に誰が襲ってきても安心だ」
エフラム「兄上、確かに俺たちは強くなったのかもしれない。
     だが数で押す相手との戦いは考えてこなかった。そういう訓練をしてみてはどうだろう」
ヘクトル「集団対集団ってやつか。面白そうじゃねえか」
マルス「そうだね兄さん。じゃあ僕らで紅白戦でもやってみる? チーム分けは・・・各人の色で」
ロイ「色?」



赤組:エリウッド ロイ
青組:シグルド アイク ヘクトル エフラム マルス アルム
ジャッジ:リーフ



リン「あ」
ミカヤ「これは・・・死んだわね」
エリウッド「   /(^o^)\   」
ロイ「こりゃないよ兄さん!!」
マルス「ん?我ながら綺麗に分けたと思ったんだけど」
シグルド「ふむ、だが考えてみれば赤毛ズは普段から控え目なのが気がかりだった。
      これは2人を特訓する良い機会かもしれん」
アイク「・・・まあ、何であろうとおれは全力でやるだけだ」
ロイ「勝手に納得しないでよ!アイク兄さんも本気はやめてよ!何か言ってよエリウッド兄さん!」

エリウッド「ゴホッ! ゴホッ! ロイよ後は頼んだぞ。なにしろ わしは この体・・・
      お前の足をひっぱるわけには いかぬ」

ロイ「予想はしてたけど仮病とかやめてよね」
リン「ロイ・・不憫な子・・がんばって」



リーフ「結局その日、青組の徹底的な訓練でロイのレベルは飛躍的に上がったとさ。  よかったね!!!」
299助けて!名無しさん!:2008/09/18(木) 11:41:35 ID:pUW5sxkw
ロイ「ねえ、ミカヤ姉さん」
ミカヤ「何? ロイ」
ロイ「リーフ兄さんがエロ道まっしぐらになった理由って何?」
ミカヤ「聞きたい? どうしても聞きたい?」
ロイ「う゛……なんかまずそうな理由っぽいから、やっぱり……」
ミカヤ「ところでロイちゃん、リーフちゃんがエロ小僧じゃなかった頃、どんなジャンルが好きだったか知ってる?」
ロイ「……ロボット物、だよね。エヴァの劇場版にも連れてかれたし、ターンAの劇場版は1万回以上見させられたし。っていうか今でも好きだよね、ああいうの」
ミカヤ「ところでフルメタル・パニックって知ってる?」
ロイ「ああ、あのロボット物なのか学園物なのかよくわかんないやつ。知ってるよ」
ミカヤ「じゃあ、ストロベリー・パニックって知ってる?」
ロイ「知らないけど」
へザー「百合はいいものだーッ!」
ロイ「……ああ、成程」
ミカヤ「で、リーフちゃんはある日フルメタル・パニックを借りて来たのね。で、店員さんがストロベリー・パニックと間違えちゃってたの」
ロイ「……オチ読めた。それで、リーフ兄さんはストロベリー・パニックのせいで一時期百合にはまり、そこからずぶずぶとクリムゾン先生やみさくらにはまっていった、と」
ミカヤ「そういうこと」


すべて俺の実話
300漆黒VS究極の生命体:2008/09/18(木) 16:33:19 ID:Mh/AQYMq
漆黒の騎士「アイク、マルスよ。」
アイク「なんだ突然。」
マルス「なにか御用ですか。」
漆黒の騎士「私は…やはり、どうしても奴が許せぬ。」
アイク「奴って誰だ。」
マルス「わかるように説明してくださいよ。」
漆黒の騎士「私は地区対抗格闘技大会が開かれると聞いたとき、非常に心待ちにしていた。今までの私の功績からすれば、選手は無理でも、会場に最強の妨害者として出られるだろうと信じていたのだ。」
マルス(それってただの妄想じゃ…。)
漆黒の騎士「しかし蓋を開けてみれば、私は人形のみの登場。そして最強の妨害者の座は…。」
アイク「…あのピンク色の化け物か。」
漆黒の騎士「そのとおり。私はなぜあんな化け物に負けたのかと失望した。しかも奴はステージに登場しているのに人形にはなっていない。おかげでやつが出てくる物語を読んだことのないものにとっては、奴が何者なのか、なぜあの場所に出てくるのか、全くわからないのだ。」
アイク「そういえば、俺たちもあいつの名前は知らないな。」
マルス「まあ、名前がわかったところで呼んだらついてくるわけでもないし…。」
漆黒の騎士「そんな中途半端な存在に負けたことが私は悔しかった。そこで、奴を叩きのめして私が代わりに登場するために、この半年間奴の弱点をひそかに調べていたのだ。」
アイク「なっ…奴に弱点があるのか!?」
マルス「お、教えてください!これでもうやられっぱなしじゃ…。」
漆黒の騎士「残念だが、貴公らが戦う会場にいるときは、特殊な保護をかけられているようだ。弱点を突いても傷一つつけられん。」
アイク「そうか…。せっかくやつと戦えると思ったんだがな…。」
マルス「…チッ。」
漆黒の騎士「だが、奴が会場から引っ込んだスキを狙えば、おそらく勝利できるはずだ。ということで、私は今から奴との決闘に行ってくる。もし私になにかあったときは…乙女を頼む。」
アイク「あっ…漆黒!?」
マルス「転移しちゃったね。」
アイク「…漆黒、必ず生きて戻って来い。必ずだぞ…。」
マルス「いや、多分大丈夫だと思うけど…いや…うーん…。最強の騎士VS究極の生命体の勝負なんて何が起きるか予測不能なんだよね…。」
301漆黒VS究極の生命体:2008/09/18(木) 16:35:47 ID:Mh/AQYMq
それから数日後
漆黒の騎士「…アイク、マルスよ。」
アイク「あんたか…どうやら無事に戻ってきたみたいだな。」
マルス「それで、どうなったんですか!勝負は…。」
漆黒の騎士「私は…大きな過ちを犯そうとしていたのだ。」
アイク「………?」
マルス「過ち?」
漆黒の騎士「私があの者を追い詰めたとき、あの者は自らの死を悟ったのか自らの境遇を語り始めた。
自分は複数の動物の遺伝子をめちゃくちゃにくっつけて生まれた、望まれなかった命だ。そして、斬りたければ斬ればいい。この命を終わらせることができるのなら、それもまたよかろうと言った。」
アイク「…そうか。」
マルス「…それで?」
漆黒の騎士「私はあの者が自分と同じだと感じた。…私も似たような境遇だからな。私はエタルドをしまい、それを話した。あの者は私に理解を示した。そしてそのまま酒を酌み交わし、友となったのだ。」
マルス(つまりシーダ張りの説得術で落とされたってわけかー!)
アイク「それは良かったな。あんたもあいつも友と呼べる存在があまりいなかったようだ。お互い良かったんじゃないか?」
マルス(それ以前にどうやって話したとか、どうやって一緒に酒を飲んだとか、いろいろ突っ込みたいけど…。)
漆黒の騎士「という訳で、私も今度からあの者と共に貴公らの戦いの場に現れ、妨害することになった。よろしく頼む。」
アイク「そうか。俺もうかうかしてられんな。全力で勝負してやる。」
マルス「ちょwwwそれだけはやめてくださいっていうか世界オワタ\(^o^)/」

最強の騎士と究極の生命体の夢のコラボレーションは、一時期地区対抗格闘技大会の選手たちを絶望の淵に叩き落したが、
結局主催者の「容量オーバーです。」という謎の一声でお蔵入りになったとさ。
302助けて!名無しさん!:2008/09/18(木) 18:30:53 ID:e5vFyVQS
>>289-296
イイハナシダナー
オルグとエリウッド乙ですたい
GJ!

>>300-301
某ピンクボールの過去(?)に全スマブラキャラが泣いた…
と言うか吹いたwww
GJ!
303助けて!名無しさん!:2008/09/18(木) 19:27:24 ID:Mh/AQYMq
>>302
すまん。書き方がわかりづらかったようだ。
ピンクの怪物ってのはきゅうきょくキマイラのつもりで書いたんだ。
304助けて!名無しさん!:2008/09/18(木) 20:15:23 ID:e5vFyVQS
>>303
…しまったOTL
ちょっと吊って来る

>>266-267
ヘクトルが主人公で相手検事がシリウス、裁判長がデギンハンザーですね、分かりますw
305助けて!名無しさん!:2008/09/18(木) 20:20:49 ID:xy5/XRgE
>>303
俺は某グギュグバアッの相方かと思ったがフィギュア化されてた事を思い出したぜ
306助けて!名無しさん!:2008/09/18(木) 22:41:52 ID:9ystS6dE
テレビ朝日の“大型新人”竹内由恵アナ(22)の初レギュラーが
「ミュージックステーション」に決まった。女子アナ評論家の高篠友一氏が
「かわいくてオーラがある。今年の女子アナの中で一番の逸材」と太鼓判を押すほど。

実は竹内はテレ朝に入社する前から一部で話題だった。
「いわゆる“内定漏れ騒動”。竹内はテレ東以外のキー局4社を受けて、
TBSとテレ朝から内定をもらいました。で、“格上”のTBSを
辞退したことで注目されたのです」(マスコミ関係者)

竹内は慶大法学部出身。06年には、中野美奈子(フジ)、鈴江奈々(日テレ)ら
人気アナを輩出してきたミス慶応に選ばれた美人。しかも、とりえはルックスだけじゃない。

「小学校から中学までの6年間をアメリカ、スイスで過ごしたため英語がペラペラ。
英検1級を持っています。また、テニス、スキーなどスポーツが得意で、
大学時代は体育会ボクシング部のマネジャーも務めていました。
知力、体力も兼ね備えているのです」(前出の関係者)
307Let's肝試し!(52):2008/09/19(金) 00:24:14 ID:uSZhD2z2
続きを投下です、
前回(>>109-113
行動を再開して、少ししたところ、廊下を歩いていた三人は
ついに目的の物を見つけた、赤い旗である
ヘクトル「お? あれじゃねーか?」
エリウッド「そうみたいだね、でも」
エフラム「その手前に部屋があるみたいだな」
廊下の先のすぐそこの行き止まり、そこに確かに赤い旗が置いてあった、
だが三人から見て行き止まりのちょっと手前右方向にドアがあり、
まるで三人を誘うような雰囲気を醸し出している
エリウッド「どうする? 先に部屋を見るかい?」
ヘクトル「俺はどっちでもいい」
エリウッド「僕もだ…うーん、どうしよ」
エフラム「なら、部屋見てしまわないか? これまで通りかかったところを順に見てるのだから」
エリウッド「うん、異論ないよ」
ヘクトル「決まりだな」
少し今までと違うそれなりに御大層なドアを開ける
エフラム「社長室だな」
エリウッド「うん、間違いない」
ヘクトル「ああ、それ以外ありえねー」
部屋の奥が大きな窓、景色は綺麗で、そしてその手前に机と椅子が置いてあり
そこに座ったものは窓を背にするような形になる
一番お偉いさんがいる場所の定番である、先ほどのドアのデザインからも間違いないだろう
部屋の端にはそこまで大きくはないがガタのきている本棚がある
床は誰かが大暴れでもしたのだろうか、ボロボロなのでお世辞にも状態は良いとは言えない
ヘクトル「なあ…一言だけいいか?」
エフラム「ああ、言いたいことはわかる、俺も言いたい」
エリウッド「多分僕もわかるよ、僕も同じく…どうせなら同時に、せーのっ」
ヘクトル&エフラム&エリウッド「「「社長の机と椅子小さすぎる!!!!」」」
ヘクトル「ありえねーよ!! 何歳児用のだよ!」
エフラム「俺達の膝の少し上ぐらいまでしかないぞ」
エリウッド「前々からサナキ社長が社長やってたって聞いてたけど…本当みたいだね」
社長室の奥には、ょぅι"ょ用(つまり幼児用)の
かわいらしいデザインの机と椅子が鎮座していらっしゃった
かなり荒い使い方をされたのか、ボロボロのズタズタである
ついでに言うとこのぐらいの高さの机は大人にとっては
見事に泣き所に当たることがあるので傍を通る際にはご用心
ヘクトル「うわ、軽っ」
エリウッド「かなりいい素材を使ってるみたいだね」
エフラム「ん、値札じゃないか、これ」
机の裏側にボロボロの値札シールが張ってあった、はがし忘れたのだろう
エリウッド「どれどれ…って…ちょ…」
代表してエリウッドが裏側を覗き込むと、驚愕の表情へ変化する
ヘクトル「あ? どしたよ、エリウッド」
エリウッドが机の裏側を見るためにヘクトルは机を持ち上げながら問いかけた
エフラム「そんなとんでもない値段が表示されてるのか?」
エリウッド「いや、破れてて具体的な値段はわからないけど読めるところだけで…0が…7つある」
エフラム「何!!?」
ヘクトル「0が7つ? んーと、一、十、百、千、万…十万…百万!?」
エリウッド「0が7つだから少なくとも一千万以上だ…」
ヘクトル「なんだとーーー!? 一千万って0が何個だ!!?」
エリウッド「7個だよ! さっき言ったじゃないか!!」
エフラム「どう見てもそんな価値あるものに見えんのだが…!?」
三人は思わずまじまじと机と椅子を見る、先ほどでも述べたがズタズタのボロボロである
当時の子供に価値が分かるはずもないとはいえ…子供とは無邪気で恐ろしいものである
308Let's肝試し!(53):2008/09/19(金) 00:25:45 ID:uSZhD2z2
リーフ「なんか兄さん達が騒がしいんだけど」
マルス「なんだろね、とんでもないものでも見つけたのかな」
ロイ「僕らなんか変なの置いたっけ?」
マルス「まあ、いいや、とりあえずやろうよ」
ロイ「そうだね、やろっか…今回のかなり嫌がらせくさいけど」
リーフ「本来は脅かすのが肝試しだけどね」
マルス「なんかエフラム兄さんとヘクトル兄さんはいじりたくなるんだよ」
ロイ(本当に性格悪いよね、マルス兄さん…いや、いいところもあるけどさ)
リーフ「(エリウッド兄さん、とばっちり?)まあ、始めようか…」
リーフは社長室のドアへ鍵を持った手を近づける

カチャリ…
エフラム「ん?」
ヘクトル「あ?」
エリウッド「え?」
ドアの方から音がした
エフラム「まさか」
エフラムがドアへ近寄り、ドアノブを回そうとするが強い抵抗を感じた
エフラム「…やはり、鍵がかかった」
ヘクトル「マジかよ」
エフラム「このドア、内側からは開けられないみたいだな…」
ドアノブには鍵穴がある、このドアは鍵がないと開かないということだ
ヘクトル「マルス達の仕業か? あの野郎…」
エリウッド「でもどうしよう、壊すには無理そうだよ、見た目より強度があるみたい」
エフラム「なんでわかるんだ?」
エリウッド「これ…なんだけど」
エリウッドの手にはいつの間にか一つのノートがあった、
ペンでかかれた題名はかすれてしまい、読めない
ノートの開き目に指を入れながら二人に近付く
ヘクトル「なんだこれ、つーかどこにあった?」
エリウッド「そこの本棚…かなり目立たないところにあったから気になっちゃって、
      とりあえずここを見て、適当に開いたページなんだけど」
エフラム「ん…」

謎のノート『天気:曇り 日付:………
      サナキ様が起こしたあの一件により、本社ビルは甚大な被害を被った
      私の軽はずみな行動が原因だった…その一件が原因で
      本社ではサナキ様の行動を制限するべきだという意見が出ました
      私は反対した、罰を受けるのは自分であるべきなのに…でも聞き入れられなかったのです
      結果、サナキ様の何時もいらっしゃる社長室の扉は修理の際、
      めったに破れない強度を持つ扉にし、サナキ様は、ほぼ軟禁状態になってしまった
      まだ幼いゆえ気にしていらっしゃらないようですが…すみませんサナキ様』
309Let's肝試し!(54):2008/09/19(金) 00:26:32 ID:uSZhD2z2
エフラム「なんだこれは、日記か」
エリウッド「そうだと思う、誰が書いたかはわからないけど…」
ヘクトル「なんか読んでて心なしか暗くなるな」
エリウッド「うん…ちょっと可哀相だね…とにかく、扉がかなりの強度を持ってるのは間違いないんだ」
ヘクトル「くそ、どうすっかな…ん?」
エフラム「なんだ、なにか思いついたか?」
ヘクトルはエリウッドから日記を受取り、裏表紙を注視する
ヘクトル「よーーっく見ると名前書いてあるぜ、これ」
エリウッド「え、そうなのかい?」
ヘクトル「ああ、んーと…? シ…グ…ノ…レン?」
エフラム「シグノレン? 誰だそれは」
エリウッド「ちょっと貸してくれるかい?」
ヘクトル「ああ」
今度はエリウッドが裏表紙を注視する
エリウッド「ほんとだ、うっすらとだけど読める…ヘクトル、これ『ル』じゃない?」
ヘクトル「あ、マジだ、これ『ル』だな、『ノ』と『レ』じゃなかったのか」
エフラム「ということはシグルン…どこかで聞いたような」
エリウッド「シーグルン…シグールン…あ! これシグルーンさんじゃないか?」
エフラム「ああ、あの人か」
ヘクトル「聞いたことあるな、確か主に社長の面倒見てた人とか…」
エリウッド「苦労してたんだろうなぁー…」
ヘクトル「んーもう少しこの日記読んでみないか?」
エフラム「確か人の日記というのは安易に読むものではないんじゃなかったか?」
エリウッド「僕もどうかと思うんだけど」
ヘクトル「でも今、何か方法知るとしたらこれしか手掛かりないぜ、悪いとは思うけどな」
エフラム「珍しく正論だな…仕方ないか?」
エリウッド「うーん…しょうがない…気は進まないけど、すみません、シグルーンさん…」
心の中で謝罪を入れた三人は日記を開き見る、エリウッドが日記を開くのを他二人が覗き込む形になる
エリウッド「とりあえず、扉の事が知りたい、このページから後の日を順に見ていこう」
エリウッドは次の日を開く

日記『天気:雨 日付:………
   サナキ様が社長室へ軟禁状態になって初日、天気に負けず、
   元気に部屋の中を走り回っていらっしゃる、なんとも愛らしい…
   サナキ様のお付きとして、責任を持って見守るとしよう、
   それが私のあの一件の責任であり、意思なのですから』

ヘクトル「ふと思ったんだが、『あの一件』ってのはなんなんだ?」
エリウッド「わからない…ただ内容からすると、シャレになってないみたいだね」
エフラム「『甚大な被害』とさっき書いてあったからな、よほどの事だったんだろう」
エリウッド「しばらくはサナキ社長を案じてる内容だけだね、少し飛ばそう」

日記『天気:シムベリン 日付:………
   サナキ様も不審に思い始めたようだ、無理もない、
   ここのところほとんどと言っていいほど部屋から外へ出てないのだから
   心が痛む…こんなに愛らしく、この世界で最も可愛いサナキ様が
   今にも泣きだしそうに私を見るのです…ああ、サナキ様…』

ヘクトル「よっぽど心を痛めてたみたいだな」
エリウッド「みたいだね…お気の毒に」
エフラム「…次へ行こう」
エリウッド(ところで『天気:シムベリン』って…快晴のことかな?)
また数日ぐらい飛ばす…
310Let's肝試し!(55):2008/09/19(金) 00:28:20 ID:uSZhD2z2
日記『天気:曇りのち雨 日付:………
   今日もサナキ様は元気がない…アイク様の写真を見せてもいつもより反応が悪い…
   サナキ様の沈んだ顔を見るたびに私も心が重くなります、いつ笑顔が戻るのでしょう』

ヘクトル「…アイク兄上…」
エリウッド「何歳ごろから夢中だったんだろう」
エフラム「…長い片思いだな」
エリウッド「もう少し飛ばしてみよっか…」

日記『天気:晴れのち曇り 日付:………   
   今日のサナキ様はたった5924歩ぐらいしか歩いていらっしゃいませんでした…
   いつもなら平均の8590.24歩は歩くはずなのに…
   元気もない様子…ああ、サナキ様…サナキ様
   ――――追記――――
   夜中、どうしても寝付けなくなりこうして夜に日記をかいています
   サナキ様の事を考えるだけで寝られません…
   サナキ様数え唄もとうとう五万に達してしまいました…いつ寝られるのでしょうか…
   サナキ様が50001人…サナキ様が50002人…』

ヘクトル「急に内容おかしくなってね?」
エフラム「そろそろ暴走してる気がする」
エリウッド「とりあえず、キリがないね…思い切って一月分飛ばしちゃおうか」

日記『天気:サナキ様 日付:サナキ様
   サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様
   サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様
   サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様
   サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様
   サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様サナキ様(略)』

ヘクトル「KOEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!」
エフラム「モニカ自重」
エリウッド「シグルーンさん、数ページに渡ってずっと書いていらっしゃる…!?」
それはもうページ余すところなくビッシリと
これだけ書いて利き手は痛くはならなかったのだろうか…最後までまったく歪みのない字だ
エリウッドは日記を閉じ、本棚へそっとしまいこんだ…
エリウッド「二人とも、見なかったことにしよう」
ヘクトル&エフラム「「了解」」
三人は今回の事を頭の外へと先ほどの日記の内容を追いやった
いつのまにか忘れる事を願って…
だが、人間というのは忘れたいと思うものが記憶に鮮明に残る生物でもある

エリウッド「あー…と、とりあえずどうしよう?」
ヘクトル「あきらめて壊すしかないんじゃねぇか?」
エフラム「あの扉壊すにしても道具がないと厳しいぞ」
周りを見渡してもあるのはガレキぐらいである
ヘクトル「ないものはしょうがねぇよ、力づくだ」
エリウッド「んーそうなんだよね…でもなぁ…」
チャリンッ
突然部屋に金属の凛とした音が響き渡った
エフラム「ん?」
音の出所を追うと…
エリウッド「鍵?」
ヘクトル「もしかして、ここの鍵か?」
ボロボロの床の上で微かな光を放つは、たしかに鍵だった…

リーフ「鍵、投げ入れたよ」
マルス「よーし、じゃあ嫌がらせ開始だ」
ロイ(すっごい楽しそうだよ、マルス兄さん…)
311Let's肝試し!作者:2008/09/19(金) 00:31:20 ID:uSZhD2z2
ここで、切りです
日は多少空き気味ですが、なんとか完結はさせたいです…
あとシグルーンファンの方々すみませぬorz
あれ、なんか白い馬と槍がこっちにきてr
312助けて!名無しさん!:2008/09/19(金) 02:07:40 ID:8eOv6I6j
GJです

以前、このスレの聖職者にはまともなやつがいないという話が出たが、
どうやら天馬騎士にも当てはまるようだw
>>310
シグルーンよ、忠誠だよな、その気持ちはあくまで忠誠だよな?
彼女といい、フロリーナといい、ターナもエイリーク相手によくネタにされるし、
トラキアにもだれかいたような気が・・・(ミーシャだっけ?)
天馬騎士ってレz・・・あれ、だれか来たような・・・。
とにもかくにも、GJです。

カレル  「くくく・・・箱の中で人間を意のままに操る機械か・・・確かにこれは快感だ」
カアラ  「ゲームやってる暇があったら、家事くらい手伝え!!」

剣姫カアラ 〜妻として、母として、妹として〜
第2話 遠き日のぬくもり

カアラ  「いいかげんにしろーーーー!!」
―今日も私はこの中2病に怒鳴り散らす。
働く気がないのなら、せめて家事くらい手伝って欲しい。
そう言ったのだが、兄は従わない。
結局キレた私は鋼の剣を振り回し兄者に斬りかかった。

カレル  「感じる、遠くに強者の気配を・・・私が斬るに値する者は久しぶりだ」
カアラ  「く、逃げたか・・・本当、逃げ足だけは速い」
―私は剣を納めると、それを持ったまま外に出て、裏の公園に向かった。

カアラ  「人はいないな。では・・・」
―深呼吸を一度したあと、私は一気に剣を抜き左右になぎ払った。
そして間伐入れずに上下に一撃、一歩踏み込み突きを二発・・・

カアラ  「はあああああ!!」
―鞘を捨て、剣を両手に持ち、数歩駆けて跳躍し、渾身の一撃を下す・・・
これまで数々の敵を倒してきた連撃・・・我が一族における基本的な型である。
威力、速さ、正確さ、全てが全盛期の半分に満たないだろうが、それでも一応形にはなっていた。

カアラ  「ふぅ・・・」
―結婚した今となっては全く無用のものであるが(いや、兄者に仕置きができるか・・・)、
幼い頃から剣を体の一部としてきただけに、ある程度は触らないと気がすまない。
流石に毎日というわけにはいかないが、こうして暇を見つけては剣を振っている。
剣の一族の、悲しい性というやつだ・・・。

カアラ  「本当は剣など・・・好きではなかったのだがな」
―ため息をつきながら、剣を納め、帰ろうとしたそのとき、私を呼ぶ声がした。

???? 「ほう、精が出るな」
カアラ  「・・・アイラか」
―「流星のアイラ」、かつてそのように呼ばれた女性が立っていた。
私が現役だった時代、闘技場で無敵だった女性剣士である。
闘技場に女が珍しかったこともあり、私達二人はよく比べられていた。
何度か対戦したことがあるが、結局勝負はつかなかったな。

アイラ  「これは、剣姫の復活と考えていいのか?」
カアラ  「まさか、ただの気晴らしだ。もう、私達の出る幕はないさ」
アイラ  「それもそうだな、今はもう娘達の時代だ」
―彼女も現在は結婚し、二児の母となって、「流星軒」とかいうラーメン屋を経営している。
彼女の娘ラクチェも剣道をしているらしく、先日フィルと対戦をした。
昔を知る者達が、「剣姫と流星の対決、再び」などと騒ぎ立てていたのを覚えている。
娘達にとってはいい迷惑だろう。
カアラ  「そういえば、先月のツケがまだだったな、丁度財布を持ってきているし、今払おう。いくらだ?」
アイラ  「いや、今度で構わない。給料日前だからお前もそんなに余裕無いだろう?」
カアラ  「そういうわけにもいかない、こういうことはきちっとしないとな」
―互いが結婚した後も、彼女とは親交があった。
しかし、それをいいことに兄者は彼女の「流星軒」に入り浸り、たらふく食べては金も払わずに出て行くのである。
これがかつて最強の剣豪だったとおもうと(以下略)

アイラ  「うちは剣士の客が多いのでな、カレルどのがいると客も喜ぶ。
『あなたに憧れて剣を志しました』とサインをもとめる客もいた位だ」
カアラ  「く、それは・・・」
アイラ  「娘も喜んでいたぞ。一昨日など『フィルの強さの秘密がここに・・・』と、熱心に話を聞いていた」
―騙されている、皆、騙されているぞ・・・。
伝説の剣豪は20年前の話、いまは無職中2病大飯喰らいの役立たず中年なんだ。
とくにラクチェ、私が娘を指導しているわけではないが、これだけは言える。
「フィルの強さの秘密はそこには絶対にない」

アイラ  「そうやってカレルどのがいてくれるメリットを考えれば、ラーメンの30杯くらい安いものだ」
―そんなに食ってんのか、あの男は!! 

アイラ  「だから、金のことは気にしなくて良い」
カアラ  「す、すまない(涙)。ところで、何か用があるのか?」
アイラ  「ああ、そうだ。実は娘の友人がそなたと話をしたいというのでな、紹介を頼まれたのだ」
カアラ  「私に、話?」
アイラ  「ああ、もうすぐ来るはずなのだが・・・あ、いたな。ティニー、こっちだ」
ティニー 「ありがとうございます、アイラ様」
―1人の少女がこちらに向かってきた。
青みがかかったグレーの髪を左右に束ねた特徴的な髪型をしている。
年齢は娘と同じくらいだろうか。

アイラ  「こちらがカアラだ。ああカアラ、娘の友人で、ティニーという」
ティニー 「はじめまして、カアラ様。わたし、ティニーと申します、お会いできて光栄です」
カアラ  「あ、ああ、よろしく頼む」
―挨拶の仕方に育ちのよさを感じさせる、どこかの令嬢だろうか?

アイラ  「役目を果たしたので、私は失礼する」
カアラ  「ああ、またな」
ティニー 「アイラ様、本当にありがとうございました」
アイラ  「では」
―そういってアイラは去った。

カアラ  「私に話ということだが、家に来るか?」
ティニー 「いえ、長い話ではないので、この場で結構です」
カアラ  「そうか、ではそこで座って話そう」
―私達はベンチに座った。

ティニー 「改めて自己紹介させていただきます、私はフリージ家のティニーと申します」
カアラ  「カアラだ、よろしく頼む」
―フリージ家・・・わざわざ言うということは名家なのだろうが、全く知らない。
はっきり言って私は世事にうとい。
結婚して大分ましになったものの(独身時代は日常生活も危なかった)、いまだ政治や経済社会のことはほとんどわからない。
夫は夫で、100字以上のまとまった文字を読むと頭痛を起すので、新聞など読めるはずも無く、やはり世事に疎い。
兄者は問題外。
だから、我が家で政治や社会のことがわかっているのは、学校できちっと勉強しているフィルだったりするのだ。
カアラ  「それで、話というのは?」
ティニー 「はい、実はわたし、AKJという組織に所属していまして、本日はそのご紹介に参りました」
カアラ  「え、AKJ?」
―世事に疎いものにとって、アルファベットの並びが一番手ごわい。
WTO、PTA、WKB、DQN、NTR・・・全てが同じに見えてならない。

ティニー 「AKJは正式名称『兄が嫌いな女子なんていません同盟』、その名の通り兄を愛する妹で構成された、淑女の集まりですわ」
カアラ  「兄を愛する妹?」
ティニー 「はい、妹達で集まり、互いの愛を語り合い、さらにさまざまな支援を・・・」
カアラ  「ま、まぁ、兄妹の仲がいいのは結構なことだが、そういうのは、その、胸のうちに秘めておくべきものじゃないのか?」
ティニー 「それが誤りなのです。兄弟の愛を秘めてしまっている方が多いからこそ、昨今の世間の風潮が(以下略)」
―ティニーという少女はその後数分間語ってくれたが、正直私にはわからなかった。

カアラ  「ま、まぁ、その辺のことはおいておくとして、いずれにしろ我が家には関係ないな。生憎とフィルは一人っ子で兄はいない」
ティニー 「いえ、AKJに入会していただきたいのはカアラ様のほうですわ」
カアラ  「・・・・・・は?」
ティニー 「カアラ様には素敵なお兄様がいらっしゃるではないですか」
カアラ  「素敵な・・・お兄様?」
ティニー 「はい、剣を極めしカレル様、素敵ですわ」
カアラ  「そ、そうか・・・兄が、素敵か・・・」
―自然と手が震えてきた。恐怖でも悲しみでもない、この感情は怒りだ。

ティニー 「一族の血塗られた掟に翻弄されながらも、深く愛し合っているカアラ様とカレル様には心を痛めずにいられません」
カアラ  「深く・・・愛し合っている?」
ティニー 「はい、お2人を見ているとそのような愛がひしひしと感じられます」
カアラ  「ひしひしと・・・か・・・」
ティニー 「そんなお2人の仲を少しでも支援するために、我々AKJに入会していただきたいのです」
カアラ  「ああ・・・つまりおぬしは、我々兄妹が愛し合っているから、それをより深めるためにAKJに入れと・・・そういうことだな?」
ティニー 「はい、その通りです」
カアラ  「ふふ、ふふふ、ふふふふふふふふ・・・」
―体の震えはさらに増した。そして、気がついたら私は右手で鋼の剣の柄を握っていた。

カアラ  「ティニー・・・といったな・・・」
ティニー 「はい」
カアラ  「私は20年前に剣を捨てた者だ。今では真似事程度しかできない」
ティニー 「え、ええ、それが何か?」
カアラ  「それでもな、まぁ、おぬしの華奢な体を切り裂く程度の腕は残っていると思う」
ティニー 「え?」
カアラ  「いや、別におぬしを斬ろうと言う訳ではない。たとえばの話だ・・・」
ティニー 「え、ええ、たとえばの話ですね」
カアラ  「ただな、今右手に柄は握られているわけだし、おぬしはすぐそばにいるわけだし、
この剣を抜けばすぐに斬ることはできるわけだ。あくまでもしもの話だがな・・・」
ティニー 「あ、あの・・・」
カアラ  「ちなみに私の必殺率は常時30%ほどだが何故か次の一撃は絶対に必殺が出る気がしてならんのだよ」
ティニー 「そ、それって・・・(カアラから離れる)」
カアラ  「無論そんなことはないが、万が一と言うこともあるしな。それに私も剣の一族だ。
眠っていた人斬りの衝動が今目覚めないという保証はない・・・」
ティニー 「・・・」
カアラ  「ふふ、ふふふ、ふふふふふふふふ・・・」
ティニー 「・・・あ、あの、入会の話は、ご、後日改めてお返事を頂くということでよ、よろしいでしょうか?」
カアラ  「ああ、それがいいだろうな・・・」
ティニー 「そ、そそそそそれでは、き、き、今日のところは、しししし失礼いたします」
―ティニーは軽くお辞儀をすると、全速力でその場を去っていった。
カアラ  「・・・はぁ〜〜〜〜〜」
―私は右手を剣から離すと、深くため息をつき、頭を抱えた。

カアラ  「あ、危なかった」
―思わず、剣に手がかかってしまった。
あと10分、ティニーがAKJ入会を勧めていたら、間違いなくあの娘を斬っていただろう。

カアラ  「それにしても、あのティニーとかいう娘、なんて恐ろしいことを言うのだ!!」
―よりにもよって、私に今の兄を愛せと言いおった・・・。
あの、無職中2病大飯喰らい役立たずな迷惑中年を・・・愛した上で、その愛を他者に語れというのか!!?

カアラ  「冗談じゃない、30年前ならともかく、今の兄者相手にそんなこと・・・」
―おもわず出てきた言葉の意味を、私は考えた。

カアラ  「30年前ならともかく・・・か・・・」
―私は目を閉じた。30年前の光景を思い浮かべる

幼少カアラ「はぁ、はぁ・・・」
剣の一族 「どうしたカアラ、剣の勢いが落ちているぞ」
幼少カアラ「うう・・・あ、ああ・・・(ひざを突く)」
剣の一族 「立て、まだ終わっていない」
幼少カアラ「・・・無理です。もうカアラは立てません」
剣の一族 「ならば、そこで野垂れ死ね。我が一族に弱者は必要ない」
幼少カアラ「そ、そんな・・・」
剣の一族 「いくぞ、カレル」
幼少カレル「は、はい・・・」

幼少カアラ「グス・・・誰か、誰か、助けて・・・」
幼少カレル「カアラ、無事か?」
幼少カアラ「兄上・・・」
幼少カレル「よかった、無事みたいだね。さぁ、僕の背中に。ここを降りよう」
幼少カアラ「でも、そんなことしたら兄上が・・・」
幼少カレル「僕が勝手にやっていることさ。力ある者が何しようと口を挟めないのがこの一族だからね」

幼少カレル「カアラ、僕はね、必ず一族を継いでみせる」
幼少カアラ「え、それって・・・」
幼少カレル「もちろん、1人も斬ったりしない。ただただ強くなるんだ。とにかく強くなって、一族全員を従わせる」
幼少カアラ「・・・」
幼少カレル「そして、この馬鹿げた風習を終わらせるんだ。そうすれば争うことなく、みんなで幸せに暮らすことができるよ」
幼少カアラ「・・・素敵です、素敵です兄上」
幼少カレル「どんなことがあってもカアラは僕が守る、だからくじけちゃダメだよ」
幼少カアラ「はい・・・兄上」

カアラ  「あの兄者の背中のぬくもり・・あれは今でも憶えている・・・。
私をおぶって歩く兄者・・・この時間が永遠に続けばと、あの時は心から願ったものだ」
―私は自販機で買ったレモンティーを一口のみ、ため息をついた。

カアラ  「あの時の私は本気で兄者を愛していた。ひょっとしたら、あれは家族以上の感情も混ざっていたのかもしれない・・・。
嫌いな剣を本気で学んだのも、結局は兄者に近づくためだったしな」
―私はレモンティーをもう一口飲むと、空を見上げた。気がついたらもう夕方になっている。
兄者が私をおぶってくれたあの夕焼けに、今日はそっくりだった。
カアラ  「まあ、昔の気持ちはともかく、あの頃の強く優しい姿が兄者の本質に違いない。
だから、今はああでも、いつかは本当の兄者に戻ってくれるだろう、
それまでは気長に信じて待つべきなのかもな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・だから人の財布をこっそり持ち出すのをやめろ」

カレル  「くくく・・・気づいたか、流石は我が妹だ」
カアラ  「人が信じてやろうと思った側から、この男は・・・」
カレル  「渇きが、我が体にうずまく渇きが、潤いを求めておるのだ・・・」
カアラ  「喉が渇いているからジュースが欲しいと・・・それ位自分で買え!!」
カレル  「血塗られた道に、富など無縁のもの」
カアラ  「小遣いはどうした?月に1000Gあげているだろう?」
カレル  「流星のごとき銀色の玉が飛び交い、3枚の絵がうごめいて、その者の金を吸い取っていく魔性の板。
人は星の行く末と絵柄の揃いに狂い、金を、命を吸われていく。私とて例外ではなかった。」
カアラ  「パチンコか、パチンコで全額スッたのか?」
カレル  「渇き、我が渇きをはやく潤せ」
カアラ  「だーーー、わかったから財布を返せ、私が買う。で、どれがいいんだ?」
カレル  「底の見えぬ漆黒の液体、あれこそ闇をさまよう私にふさわしい・・・」
カアラ  「ああ、ブラックコーヒーだな(この中2病め)・・・ほら、飲め」
カレル  「くくく・・・」
カアラ  「・・・」
カレル  「・・・」
カアラ  「・・・」
カレル  「・・・・・・苦い」
カアラ  「飲めないなら頼むんじゃねぇぇぇぇぇ!!」
カレル  「砂糖がなければ、無理だ」
カアラ  「ああ、もう、私のレモンティーが余っているからそれを飲め。コーヒーは私が飲む」
カレル  「できればミルクティーの方が・・・」
カアラ  「こ の 期 に 及 ん で 贅 沢 言 う な」

カレル  「妹よ、かつて愛した男への言葉としては少々冷たいのではないか?」
カアラ  「/////!?兄者・・・まさか・・・聞いていたのか!?」
カレル  「くくく・・・お前は思っていることが独り言としてよく出るからな」
カアラ  「どこから、どこから聞いていた!?」
カレル  「アイラが去った時からだ・・・」
カアラ  「全部じゃないか!!お、おぬしという男は・・・」
カレル  「妹よ」
カアラ  「何だ!?」
カレル  「『お兄ちゃん、大好き(はあと)』と言ってくれても構わんのだぞ」
カアラ  「誰が言うかぁぁぁぁぁぁ、この無職中年がーーーー!!」
―例によって、私は鋼の剣を抜き、兄者に斬りかかった。
・・・今はこんなだが、30年前はたしかに強くて優しくて、私を守ってくれたんだ。
ほ、本当だぞ(涙)。

第3話に続く
318助けて!名無しさん!:2008/09/19(金) 11:30:58 ID:hVM32NFV
>>313-317
腹抱えてワロタwwwww蝶GJ!
カレルネタかぶってすまんが、前から考えていたものでして……。勘弁していただきたい。


カレル「アルム君、ちょっといいかな?」
アルム「あれ? どうしたんですかカレルさん。カレルさんって、確か剣聖道場の師範をしていらっしゃったはずですが……」
カレル「閉めることにした。最後の弟子だったソーンバルケとワユの月謝が無くなってね」
アルム「それは……大変ですね」
カレル「ああ。だから、今度は剣ではなく農業を究めようと思ってね」
アルム「ああ……そういうことですか。それで僕に、ということですね?」
カレル「そうだ。君の農業技術はすごい。あのような巨大な茄子や胡瓜を育てるだけの技術は、ただ人殺しの技術を磨いてきた、誰にも必要とされない私には無い物だ。頼む、教えてくれ」
アルム「そう言ってもらえるとうれしいです。兄さん達には評価してもらったことのない技術ですから……。いいですよ」
カレル「有難い! では早速バレンシアに」
ワユ 「らめぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
アルム「……ワユさん、いったい何の用事ですか? アイク兄さんは今、配管工を手伝って宇宙に行っていますが」
ワユ 「カレル師匠、道場閉じたりしちゃ駄目です! まだ教えてもらってないことがあるんですから!」
カレル「私を……必要としてくれるのか?」
ワユ 「はい! 特に流星の進化形とか! 大将に勝つにはもうそれしかないんです!」
カレル「HAHAHA! じゃあ究極奥義『流星群』を教えてやろうじゃないか! 一回発動すれば20連続攻撃だぞ!」
ワユ 「それは凄いですね! じゃあ今すぐ道場に行きましょう!」
カレル「HAHAHAHAHAHAHAHAHA!」
アルム「ワユさん……久しぶりの出番をよくも……」
319助けて!名無しさん!:2008/09/19(金) 12:46:01 ID:fjtxWGL/
>>307-310
GJ! シグルーン隊長自重しろww
ベグニオングループは常にタニスが胃を痛めてそうだ……

>>313-317
駄目だ、こっちも笑わせてもらった。GJ!
AKJが本気で悪の組織に見えてくるのは気のせいではない気がする
ユリシーズ「(プルルルルル)はい、こちら『ゆりしーの何でも電話相談室』です。ご相談をどうぞ」
カアラ  「あの、家族の1人の言動がおかしいのだが・・・。『闇』とか『血』とかそんなことばかり言って・・・
笑い方も変だし、ブラックコーヒーを飲みたがるし・・・」
ユリシーズ「ああ、奥さん、それは心配しなくていいですよ。息子さん、中学生くらいですか、まぁ、それ位の年齢の子にはよくあることなんですよ」
カアラ  「は、はぁ・・・」
ユリシーズ「世間では『中2病』とかいいますけどね、別に病気でもなんでもありません」
カアラ  「あの、それがだな・・・」
ユリシーズ「まぁ、下品な言い方ですが、男の子の生理とでもいいましょうか。大人になるために必要なことなんですよ。私も子供の頃はそうでした」
カアラ  「いや、問題なのは・・・」
ユリシーズ「成長すれば、自然となくなります。それまでは温かく見守ってやってください。そんなところでよろしいでしょうか?」
カアラ  「は、はい・・・ありがとうございました」
ユリシーズ「それでは、この問題は解決。以上、『ゆりしーの何でも電話相談室』でした(ガチャ)」
カアラ  「(ガチャ プープープー)・・・」
カアラ  「・・・言えなかった、中2病なのは息子でも中学生でもなくて、40過ぎた兄だなんて、とても言えなかった・・・」

剣姫カアラ 〜妻として、母として、妹として〜
第3話 夫婦生活

―ある日の朝食の席のことである。

フィル  「母上、昨日も言ったとおり、今日は剣道部の合宿なので」
カアラ  「ああ、わかっている。帰ってこないのだろう」
バアトル 「な、なにーーー!?わしは聞いてないぞ」
カアラ  「そのときにはもう寝ていただろう」
バアトル 「外泊など、フィルには早すぎるーーー」
フィル  「が、外泊だなんて。ただ学校内の施設に寝泊りするだけです」
バアトル 「しかし、男もおるのだろう」
フィル  「剣道部は男女合同ですから、もちろん・・・」
バアトル 「いかん、フィルに悪いムシがつくーーーわしは許さんぞーーー」
フィル  「父上、いい加減にしてください。合宿は部の伝統行事です。先生方もいらっしゃるのですから、変な事にはなりません」
バアトル 「だ、だがのう・・・」
カアラ  「バアトル、たかが学校内の合宿で騒ぎすぎだ、ここから歩いていける距離で間違いも何も無いだろう」
バアトル 「う、うむ・・・」
カレル  「くくく・・・明日、フィルの胎内に新たな子種が、グハァ・・・」
カアラ  「何だ兄者?朝から手にフォークを刺してどうしたのだ」
カレル  「我が妹ながら、容赦ねぇ・・・」

フィル  「父上、母上、伯父上、行って参ります」
カアラ  「気をつけてな」
バアトル 「う、うむ・・・」
カアラ  「ほら、おぬしもそろそろ時間だぞ」
バアトル 「ああ、心配だ、男がいる場所で寝泊りなど、フィルにもしものことがあったら・・・」
カアラ  「いい加減にしろ、この程度でおたついていたら、この先どうするつもりだ!」
バアトル 「う、うむ、そうだな」
カアラ  「わかったら、さっさと行って来い」
―まったく、我が夫ながら困ったものだ。

カアラ  「ふう、こんなものでいいか」
―娘と夫を送り出した後、私はいわゆる主婦業に移る。片付け、ゴミだし、掃除etc...
結婚したてのころはまったくできなかったが、流石に20年もやれば人並みにはなる。
1段落ついたころ、体は汗まみれになっていた。
カアラ  「シャワーでも浴びるか」
―服を脱いで浴室に入る、冷たい水が心地良い。
浴室を出た後、鏡で自分の姿をみて、ふと思った。
「そういえば、最近夫に愛してもらっていないな」
うちには大きな子供が「2人」いるから、夜といえども気楽にはできない
第一私達は40過ぎだ、新婚のように毎晩盛っていたら気持ちが悪い。
その辺のことは十分わかっているつもりだが、全く無いというのも夫婦として少々寂しい。

カアラ  「ふ、低俗なことを考える・・・剣姫も堕ちたものだ」
―自嘲気味に笑いながら、服を着る、そしてさらに思った。
「今日はフィルが帰ってこない」
とすれば、残る「もう1人の子供」を何とかすれば久々に・・・

カアラ  「兄者」
カレル  「くくく・・・なんだ」
カアラ  「これから家をワックスがけしたい。だから、悪いが夜まで、家を出て行ってもらいたい」
カレル  「何時までだ」
カアラ  「そうだな・・・片づけをしてからだから深夜11時くらいまで外に出ていて欲しい(バアトルは今日は早いはずだから、それだけあれば十分だな)」
カレル  「くくく・・・我が血塗られた道をその手で操ろうというのか・・・」
カアラ  「無論、ただとは言わん(500G握らせる)」
カレル  「何のまねだ?」
カアラ  「兄者の月の小遣い、その半額を無条件でやる。これを今日1日で使い切って構わない」
カレル  「この程度の金で、我が闇を手にしたつもりか」
カアラ  「そのつもりだが、何か問題があるか?」
カレル  「くくく・・・」
―あっさり兄者は家を出て行った。
たかが500Gで妹の言うことを何でも聞く40過ぎの兄のことを考えると頭が痛くなったが、
とりあえず今はどうでもいい。
これで家にいるのは夫婦2人だけだ・・・久々に愛してもらえる
夫の屈強な体に私が・・・そう考えると、胸が熱くなった。

カアラ  「ふ、所詮は私も女ということか」
―こういうときに兄者と似た口調になるあたり、血は争えないのかもしれない。
その後、残った片づけをし、夕食の支度をする。
気がついたら山芋と鰻が献立にあるあたり、よっぽど期待をしているようだ////。
午後7時、そろそろ帰ってくるはずだが、夫は帰ってこない。
8時、9時を周っても帰ってこない、流石に心配になってくる。
『何かあったのか?』そう思った矢先に、夫は帰ってきた。

バアトル 「すまぬ、遅くなった」
カアラ  「遅かったじゃないか、仕事か?」
バアトル 「いや、むしろ仕事は早めに切り上げてきた」
カアラ  「では一体どうしたというのだ?」
バアトル 「フィルの学校に行って来た」
カアラ  「・・・は?」
バアトル 「う、うむ、どうしてもフィルが心配での。特別指導の名目で、剣道部の合宿に参加してきた」
―こ、この男は・・・

バアトル 「練習の間はフィルもしぶしぶ許してくれたようだが、練習が終わって食事やら入浴やらの時間になったら、追い出された」
カアラ  「当たり前だ!」
―我が夫ながら、いくらなんでも過保護すぎる、
思春期真っ盛りの娘の前で、アニ○ル浜○も真っ青なこの父親が、チームメイトの前で叫んでいたら・・・
フィルが恥ずかしがっている姿が、目に浮かぶようだ。
カアラ  「まったく・・・夕食のしたくはできているから、入浴を済ませて来い」
バアトル 「う、うむ・・・」
カアラ  「久しぶりに、一緒に入るか?」
バアトル 「な?////////////ば、馬鹿を申すな」
カアラ  「冗談だ」
―この手の事に関しては、夫は非常にシャイだ
我々は食事を済ませ、寝室に向かった。

バアトル 「ふー旨かったぞ」
カアラ  「そうか、それはよかった」
バアトル 「く、それにしても、フィルが心配だ・・・」
カアラ  「こういうとき、父親が堂々としないでどうする」
バアトル 「しかしだな・・・」
カアラ  「しかたがない、しばらく娘のことを忘れさせてやろう」
―私はそういうと、夫のごく近くに腰掛けた。

バアトル 「お、おい・・・」
カアラ  「なんだ?イヤか?」
バアトル 「い、いや・・・別に・・・いや、この『いや』というのは嫌いという意味ではなくて、その、うおーーー////」
カアラ  「フフフ、バアトル・・・」
―私は、夫に抱き寄ると、そのまま口づけをした

バアトル 「/////」
カアラ  「何を照れているんだ?我々は夫婦だぞ・・・」
―私はそう言うと、再び、夫に口付けた。

カアラ  「きょうはフィルが帰ってこない、遠慮しなくていいんだぞ」
バアトル 「う、うむ、しかし、その・・・////」
カアラ  「まったく、こういうことについては本当に恥ずかしがりやなんだな・・・」
―私は自分で上着と下着を脱ぎ、三度夫に口づけた。
私も夫も気の利いたことなど一切できない。
お互い、不器用で幼稚な愛し方だが、私達2人にはそれが相応しい。
荒い息遣いと、時折響く吐息で満たされたこの部屋に、私たちを邪魔するものは何も無い。
そう、いまここにいるのは・・・
剣姫でもない、母でもない、ただの「女」である私、
戦士でもない、父でもない、ただの「男」であるバアトル、
そしてそんな男と女の愛が結晶となった最愛の娘、フィル・・・って、え?

フィル  「ち、父上、母上・・・」
カアラ・バアトル  ( ゚д゚)
カアラ・バアトル  ( ゚д゚ )
フィル  「こ、こっち見ないでください」
バアトル 「フィル、いつのまに・・・」
フィル  「いや、あの、その、し、失礼しました////」
カアラ  「ま、待て!!」
―私はあわてて服を着なおし、娘を追った。

カアラ  「フィル、い、今のはな・・・」
フィル  「大丈夫です、私も子供ではないのでわかっています。お二人は夫婦なのですから、そ、そういうことをなさるのは当然のことで・・・///」
―く、流石に「サカ相撲ごっこ」でごまかせる歳ではなかったか・・・

カアラ  「わかってるならいいが(よくねぇ!!)、まあ、その、なんだ・・・」
フィル  「り、両親の仲が良いのは、む、娘としても嬉しいことです////。あ、あの、できれば私、次は、弟が欲しいかと・・・」
カアラ  「いや、一応避妊は・・・って、違ーーーう////!!」
―だめだ、ドツボだ、話題を変えよう。
カアラ  「そ、そもそもなぜ家にいるのだ?今日は合宿ではなかったのか?」
フィル  「ええ、で、ですが、足りないものがあったので、い、家に取りに来ただけで・・・」
カアラ  「しかしいくらなんでも夜道は危険だろう。よく学校の先生が許したな」
フィル  「たまたま通りかかった伯父上が、家までついてきてくださいまして・・・」
―あ、あの男、こういうときに限って良いことをしおって・・・

カアラ  「そ、それで足りないものとは何だ?」
フィル  「ええっと、タオルが持って行っただけでは足りなくて・・・」
カアラ  「そ、そうか、では早速用意しよう」
フィル  「は、はい、お願いします」
―フィルにタオルを持たせ、バアトルに送らせた。
恐ろしく気まずい空気が流れているだろうが、父娘の試練と思って、耐えて欲しい。
さて、こちらの方だが・・・無論「気まずい」程度で済ますつもりはない。

カアラ  「・・・兄者」
カレル  「くくく・・・なんだ、宴が始まるのか?」
カアラ  「ああ、宴だ。それも兄者が大好きな血の宴がな・・・」
―私はキルソードを抜いて、兄者を斬った、斬って、斬って、斬りまくった。
私の怒りのなせる業か、乱数の神が同情してくれたのか、全て必殺だった。

カレル  「くくく・・・血の匂いだ・・・。いいぞ、それでこそ我がいもう・・・って、あれ、ちょっと、洒落になってないって、やめてー」
―途中から兄者の素が出ていたが、それでも斬りつけるのを私はやめなかった。

カレル  「ちょ、今日の俺、何も悪いことしてないのに」
カアラ  「うるさい、こんな時だけ家族のためになることしおって、おかげで娘と気まずくて仕方がないだろうが!!」
カレル  「え、それってただの八つ当たり」
カアラ  「ああ、八つ当たりだ。そ れ の 何 が 悪 い 」
カレル  「ボソ・・・ち、いくら最後までできなかったからって、よっぽど欲求不満だったんだな」
カアラ  「/////////」
―兄は、私の逆鱗に触れた。

カアラ  「フ・・・フフ、フフフ・・・兄者、永きに渡った剣の一族の宿命、いまここで決着をつけようじゃないか」
カレル  「え、わ、やめて、アッーーーーー」
―全国の若いご夫婦に忠告だ「同居者はいつ帰ってくるかわからない」。だから夫婦の営みや浮気は慎重に行うように(涙)。

第4話に続く

>>318 今度は剣ではなく農業を究めようと思ってね
カアラ「そちらの兄者はちゃんと仕事しているのだな、羨ましい・・・」

>>アルム「ワユさん……久しぶりの出番をよくも……」
アルム・・・KINSHINと農業しか出番が(略)、あ、ファルシオン飛んできた。
GJです。
324助けて!名無しさん!:2008/09/19(金) 20:38:20 ID:FsyKCkoD
>>320-323
GJ!このシリーズでカアラとカレルが好きになったよ。
傍からだと楽しそうな一家にしか見えないんだろうな。頑張れカアラ。

ところで今更なんだが>>285のラーチェルとミルラも容姿と比較すると凄いけど、
ターナの96って凄すぎないか?もしかしたら紋章町一の巨乳かもしれん。
325助けて!名無しさん!:2008/09/19(金) 20:56:56 ID:QslxzQeU
シグルーンとターナが2トップかもな
326助けて!名無しさん!:2008/09/19(金) 21:11:40 ID:FE2GS87y
みんなGJ!
カレルさんがまともになる日は来るんかね(>>323の後半は、まともだったんだけどさ


魔乳将軍ことセシリア先生も凄いんじゃないかな胸囲的な意味で
・・・と思ってFEW見たら、ターナすごいな。並んでたらエイリークがかわいそうに見えるかも
あ、こんな時間に誰かk
327助けて!名無しさん!:2008/09/19(金) 22:30:09 ID:kEU8GFSH
>>313-317>>320-323
カレルとカアラがテラワロスwww
そしてカアラの最後の一言が本気でバロスwwwww
GJ!

>>もしかしたら紋章町一の巨乳かもしれん。
リンディスを忘れてもらっては困るな。
彼女は唯一戦闘シーンで乳揺れするんだぜ?北米版じゃないと見れないけどさ
328剣姫の恋人:2008/09/20(土) 04:11:00 ID:nrgpRWAg
マルス「ただいま、っと?」
リーフ「どうしたの? あ、お客さん?」
ロイ「あ、兄さん達、お帰りなさい」
フィル「お邪魔しています」
マルス「もしかして、また新しいフラグでも立てて来たのかい?」
ロイ「またって言うのがわからないけど、彼女は唯の友達だよ」
フィル「ロイくんのクラスメイトのフィルといいます。よろしくお願いします」
マルス「僕はマルス。で、こっちがリーフね。
    フィルって確か、あのバアトルさんの…」
フィル「はい、娘です。よくご存知ですね?」
マルス「身内で一人、バアトルさんの大ファンがいてね」
リーフ「それで、二人ともいったいどうしたのさ? 難しい顔して」
ロイ「ちょっと相談を受けてるんだけど、どうしていいか分からなくて。
   そうだ! ねぇフィル、兄さん達にも話を聞いてもらっていいかな?」
フィル「私は構いませんが、いいのですか?」
マルス「僕は別に構わないよ?」
リーフ「僕も」

フィル「それでは。
    私にはカアラという姉がいるのですが」
リーフ「カアラさんて、あのカアラさん?」
ロイ「知ってるの?」
リーフ「うん。凄く綺麗なおねえさんだよ」
マルス「それで、その人がどうかしたの?」
フィル「はい。先日、姉が紹介したい人がいると言って男性を家に連れてきたのです」
マルス「それでバアトルさんが暴れだした、と…」
フィル「いいえ、その逆です。父はその男性をいたく気に入ってしまいました。それで、もう結婚式段取りまでしようとするしまつ。
    私がノア殿を家に招待した時など、斧を持ち出して追い払ったくせに……」
リーフ「娘の彼氏を追い出すっていうのはよく聞く話だけど、すぐに結婚っていうのはあまり聞かないね」
マルス「それで、君は自分の時はすぐに追い払われたのにお姉さんは認められたのが気に入らないということかい?」
フィル「私もそんなに度量の小さい事は言いません。
    ただ、その男性の事があまり……」

カアラ「フィル! ここにいたか!」
リーフ「カアラさん来たー!!」
ロイ「リーフ兄さん、落ち着いて…」
フィル「姉上!? 何故ここに!?」
カアラ「お前の気配をたどって来た。そんな事より何故認めてくれぬのだ? 私が幸せになる事がそんなにいけないのか?」
フィル「そうは言ってません! ただ、姉上にはもっと相応しい男性がいるはずなんです! あんな筋肉ダルマより、ノア殿のような素敵な方が姉上には相応しいんです!」
カアラ「お前は、姉の恋人をよりにもよって筋肉ダルマなどと! お前の言うノア殿など、初登場時にすでに戦闘力で相方に大きく水をあけられてるロリコンではないか!?」
フィル「ロ、ロリ!? あ、姉上! いくら姉上でもノア殿の侮辱は許しません!!」
カアラ「先に人の恋人を侮辱したのはお前だろう!!」

ロイ「あ、あ、ちょっと2人とも!」
リーフ「どうするの?」
マルス「どうするって言われても」
???「キャアアァァァァァァァァァ!!」
ロイ「悲鳴!?」
マルス「あの声はエリンシア姉さん!?」
リーフ「玄関からみたいだ!」
329剣姫の恋人:2008/09/20(土) 04:13:20 ID:nrgpRWAg
マルス「姉さん大丈夫!? って?」
エリンシア「KINNIKU! KINNIKU!」
烈火(以下R)バアトル「うぬぬ、参った……」
リーフ「な〜んだ、バアトルさんにKINNIKUしてるだけか」
ロイ「でも、このバアトルさん妙に若くない?」
カアラ「何事か!?」
Rバアトル「おぉカアラ、どうしてここに!」
カアラ「? バアトル、一体何をしている?」
Rバアトル「うむ、実はこの女子が胸をツンツンしたいと言ってきたのでな」
カアラ「ツンツンさせている訳か? 私以外の女に?」
Rバアトル「ま、まてカアラ! 話を聞け!!」
カアラ「問答無用!」
リーフ「このひとでなし〜」

ロイ「何か喧嘩が始まっちゃったみたいだね」
フィル「あの、それよりリーフさんが巻き込まれたようですが…」
マルス「いつもの事だから気にしなくていいよ」
フィル「は、はぁ……」
マルス「ところで、やっぱりバアトルさんいつもと違うね。若いかどうかは無視しても」
ロイ「無視するところじゃないと思うけどね……」
フィル「あの人はは父じゃありませんから」
ロイ「どういうこと?」
フィル「あの人が姉の恋人なんです」
マルス「……は?」
ロイ「え〜と、つまり?」
リーフ「KINSINカップルってこと?」
ロイ「あ、復活した」
エリンシア「いえ、あの方はバアトルさんとは別人ですわ」
マルス「別人てどういうこと? あと姉さん鼻血拭いたほうがいいよ」
エリンシア「言葉通りの意味よ。あの方は外見は勿論、名前まで同じようだけど、筋肉の付き方がわずかに違うの。
      素人には分からない違いだけれど」
ロイ(つまり姉さんは素人じゃないんだね)
エリンシア「でも、あのカアラさんという方は羨ましいですわ。あのようなKINNIKUな方とお付き合いできるなんて」
マルス「話を戻すけど、なんであの人が嫌なんだい? やっぱり、お父さんにそっくりだから?」
フィル「それが一番ですね。想像してみてください、朝の食卓に父とあの人がいるのを」
マルス「うわ…」
リーフ「これは、何て言えばいいのかな……」
ロイ「ごめんフィル。僕は君の気持ちを理解できてなかったみたいだ…」
エリンシア「何を言ってるの? すばらしい朝の団欒じゃない」
ロイ「エリンシア姉さん自重」
フィル「少し前も…」

バアトル「おお、我が息子よ! このような所にいたか!!」
Rバアトル「義親父殿か! どうしたのだいったい!?」
バアトル「お前は最強を目指してると言っていたな! ならばまず、このワシを超えてみよぉぉぉぉぉぉぉ!!」
Rバアトル「おおぉぉぉぉぉぉう!!」

フィル「と、こういう事がありました……」
リーフ「すごく暑苦しいね……」
エリンシア「KINNIKU同士の熱い友情…。なんて素敵なのかしら……」
ロイ「エリンシア姉さん、本当に自重して……」



流れに乗って?今まで温めてたネタを書いてみたがオチが思いつかずグダグダになってしまったorz
330助けて!名無しさん!:2008/09/20(土) 04:36:28 ID:ozoT00xa
 カレルにマスタークラウン与えたら、
封印仕様になるかな?
331助けて!名無しさん!:2008/09/20(土) 11:10:45 ID:HKlLEQhz
>>328-329
バアトル二人とかバロスwww

>>330
お金になってパチ屋に消えるに決まってるじゃないか
332王の目の休日:2008/09/20(土) 14:26:23 ID:0xbLjIjJ
なんだこの剣姫一家ブームはwww
どれも面白いしwwみなさんGJ!
そんな中空気読まずにネタ投下

あーっ気持ちいい!やっぱり自由に空を飛ぶのは最高だぜ!
おっと紹介が遅れたな。俺はヤナフ。普段は鷹王ティバーンの片腕として働いている鷹だ。
今日は王に久々の休日をもらったんで、紋章町の上空を散歩してるってわけだ。
さーて、何か面白いことはないかな…。おっカップルはっけーん。いいねえ、若いってのは。

セリカ「あっ、あの洋服かわいいー!」
アルム「あの服かい?」
セリカ「うん。もうっ…貧乏じゃなきゃ買えるのに。」
アルム「僕はセリカが着ている洋服ならなんでもかわいいと思うよ。今着ている服もすごく似合ってるし。」
セリカ「もうっアルムったら…。うふふ…。」
アルム「セリカ…。ふふふ…。」

…あー、昼間っからお熱いねえ。ん?うおっ!?何だ今のは!?あの二人に向かって剣がものすごい勢いで飛んできたぞ!
飛んできたのは…ユグドラル地区からか。タチの悪い悪戯だなおい。
あ、あーあ。あの二人には当たらなかったみたいだが、たまたま後ろを歩いていた茶髪の少年に当たっちまった…。
少年…恨むなら自分の運のなさを恨めよ。

おっ?あの学校では運動会をやっているのか。へえー、ベオクも面白いことをすんな。
今はマスゲームをしているのか。ん?なんか人が字を作ってる…。
「この人でなし」?なんだそりゃ。あんな言葉をわざわざ集団で作るなんて、ベオクの考えはよくわからねえな…。

ファ「わーい!お兄ちゃんとえいがー!」
エフラム「ファ、あまりはしゃぐと転ぶぞ。」
ミルラ「楽しみです…“崖の上のサザ”…。」
チキ「たのしみー!」
エフラム「ははは。楽しみなのはいいが、あまり映画館で騒いだら駄目だぞ。」
三人「はーい。」

うわ…。あれって世間で言うロリコ…。
わっと!な、何しやがるんだあいつ!こっちに向けて槍を投げてきやがった!
やっぱり危ないやつだな。童顔のリアーネ姫が狙われるかもしれないから、王に報告しておくか。
333王の目の休日:2008/09/20(土) 14:27:56 ID:0xbLjIjJ
コーマ「へへっ。今日はいいもんを手に入れたな。あの女ぼーっとしていたが、かなりのお嬢様だったらしいな。これはかなり値打ちのある…。」
マルス「…君かな?シーダの腕輪を盗んだのは。」
コーマ「なっ…!お、お前誰だよ!」
マルス「知る必要もないね。さあ、それを返してもらおうか。」
コーマ「ふんっ!返せって言われて素直に返す泥棒なんていねぇよー!」
マルス「……逃げたか。ふふ…本当の恐怖はここからだよ…。」
コーマ「はっ!やっぱりあいつ追いかけてこねぇな。いかにもボンボンだったからなー。かっこつけたはいいが、何も出来ないってか。はははは…は?」
マリク「見つけた。さあ、その腕輪を返してもらおうか。」
チェイニー「早く返せば見逃してやる。だが抵抗したときは…。わかるよな?」
コーマ「ちっ、やつの仲間か。だが残念だったな。この路地は抜け道がいくらでも…。」
リオン「そうはいきませんよ。」
ノール「…おとなしく投降しなさい。」
コーマ「えっ…?」
リムステラ「逃がさない。」
ジェイガン「ここはもう包囲されておる。諦めるんじゃな。」
ゲイル「なるほど…。お前がこの辺を荒らしていた泥棒か。覚悟するんだな。」
コーマ「なっ…!?なんなんだよお前ら!な、なにをするだアッー!」

うわ…あいつよっぽどヤバイことしたのか?めちゃめちゃ大勢に囲まれてら…。
にしても、あんだけの人間を動かせる奴がいるのか…。そいつもかなり危険だな。さっきの変態と合わせて報告するかな。
ん?あれは…。

ヴァルター「ほう…。なかなか良い娘だ。よくやったな。」
ゲブ「げへへ…。」
女の子「いやあっ!なにするの!」
ゲブ「なっ、おとなしくしてろお!」
ブラムセル「これこれ。せっかく上物の娘を捕らえたというのに、傷をつけられてはかなわん。」
ヴァルター「よし、連れて行くぞ。」

おいおい。これはマジでヤバイよなぁ。女の子一人に大の男三人って…。
まあさっきのロリコンも似たような感じだったが…仕方ねえな。
334王の目の休日:2008/09/20(土) 14:29:22 ID:0xbLjIjJ
女の子「やめてっ!はなしてっ!」
ゲブ「ええい騒ぐなあ!じっとして…。」
ヤナフ「そこのお兄さんたちー?」
ヴァルター「…なんだ貴様は。」
ヤナフ「あんまりじゃねーか?女の子を無理やり連れて行くなんてさ。」
ゲブ「げぶぶ…。ガキは黙ってなあ。それともお前がこの子を嫁にもらうつもりかあ?半獣のくせにい?」
ブラムセル「ククク…。」

「半獣」…。もう容赦しねぇ。化身!

ゲブ「なあっ…!」
ヴァルター「…どけ。このような鳥、私が八つ裂きにしてくれる。」
ブラムセル「おおお。ワイバーンナイトの力、見せつけてやりましょう!」

はっ、そっちも空を飛べるのか。面白い。

ヴァルター「汚らわしい半獣め…。我らの邪魔をしたことを地獄で後悔するんだな。」

その言葉、そっくりお前に返してやるよ。いくぜ!

ヴァルター「ぐっ…。さすがに素早いな。だがこれならどうだ!」

いてっ!こいつ…結構やるな。だが…。とどめだ!奥義・滑翔!

ヴァルター「ぐわああっ!」
ゲブ「げぶぶぶぶ!」
ブラムセル「ヴァ、ヴァルター様がやられたああ!」
ヴァルター「…今回のところはここまでにしておいてやろう。だが、忘れるな。私に楯突いた代償は大きいぞ…。」
ブラムセル「あっ、ヴァルター様!お待ち下さい!」
ゲブ「くそっ、覚えてろよお!」
335王の目の休日:2008/09/20(土) 14:30:45 ID:0xbLjIjJ
ヤナフ「…ふぅ、口の割には手ごたえなかったな。」
女の子「おにいちゃん、たすけてくれてありがとう!」
ヤナフ「いいって。怪我はないか?」
女の子「うん。だいじょうぶ!おにいちゃん、やさしいんだね。」
ヤナフ「ん?いや、そんな…。」
女の子「おかあさんがね、いってたの。どうぶつにへんしんできるひとたちは、みんなやばんであぶないいきものだって。」
ヤナフ「………。」
女の子「でも、おにいちゃんはちがうんだね!だって、わたしをたすけてくれたんだもん!わたし、おかあさんにおしえてあげよう!」
ヤナフ「…そうだな。君の家はどこにあるんだい?送ってやるよ。」

女の子「ついたー。ここだよ!おにいちゃん、おかあさんにあっていって!」
ヤナフ「…ごめんな。お兄ちゃん、ちょっと用事が出来ちゃったんだ。君のお母さんには会えなくなっちゃった。」
女の子「えー!いや!おにいちゃんもいっしょー!」
ヤナフ「また、いつか必ず会いに来るからさ。それまで待っててな。」
女の子「…わかったー。ぜったいだよー?」
ヤナフ「ああ、絶対来るさ。んじゃな。元気に暮らせよ。」
女の子「うん!おにいちゃん、ばいばーい!」
336王の目の休日:2008/09/20(土) 14:32:12 ID:0xbLjIjJ
…会いに行けるわけないよな。ベオクも小さな頃は俺たちに寛容だ。だが大人になれば…。
アイクやエリンシア姫みたいな奴がもっと増えればいいんだが、ラグズにもベオクを嫌ってる奴は山ほどいるし…。
結局、お互い歩み寄らないと何にも解決しねえ。
おっと、しみったれた話になっちまった。もう夕方だ。早く王のところに帰らねーと、俺たち鳥翼族の目は夜になると使い物にならなくなるからな。
ん?前から天馬が飛んできたな…。あ、あれは…。噂をすれば、だな。

エリンシア「あら、ヤナフさん!お久しぶりね!」
ヤナフ「よお、エリンシア姫さん。」
エリンシア「いやだ、姫なんて…私はただの一般庶民。普通に呼んでくださいな。」
ヤナフ「いや…なぜかいつもそう呼びたくなって…。まあいいか。」
エリンシア「あら?今日はティバーン様やウルキさんがいらっしゃらないようだけど、どうされたの?…まさかティバーン様の身に何か!?」
ヤナフ「あー、今日は俺の休日だったんだ。それで一人でぶらぶらしてたってわけで。」
エリンシア「そうなの…。良かったわ。
(ティバーン様にもしものことがあったら、あの素晴らしいKINNIKUが消滅…!それだけはいやあああ!)」
ヤナフ「そういうあんたは買い物かい?」
エリンシア「ええ、そうです。バレンシアに行くときなんかはよくペガサスに乗っていきますのよ。」
ヤナフ「そっか。いや、ペガサスやドラゴンに乗ってるベオクってすごいよな。」
エリンシア「?」
ヤナフ「言葉も通じない、姿も全く違う、そんな生き物と心を通わせてるからさ…。」
エリンシア「…ふふふ、ヤナフさんだって、姿が違う私とこうして普通に会話してるじゃありませんか。」
ヤナフ「あ…。」
エリンシア「ベオクとラグズ…、もっと私たちのように、お互い心を通わせられるようになればいいですね。」
ヤナフ「…そうだな。」
337王の目の休日:2008/09/20(土) 14:33:19 ID:0xbLjIjJ
ヤナフ「王…ただいま戻りました。」
ティバーン「おう、遅かったなヤナフ。てっきり迷子になってるかと思ったぞ!」
ヤナフ「はあ…そんなわけないですよ。これでも一応“王の目”なんですから。」
ウルキ「ヤナフ…。」
ヤナフ「ん?なんだウルキ?」
ウルキ「久々の休みは…どうだったのか?」
ヤナフ「おいおい。お前がそんなこと聞くなんて珍しいな。」
ウルキ「………。」
ヤナフ「あー!わかったからにらむなって!」
ティバーン「んで?どうだったんだ?」
ヤナフ「…なかなか、良い一日でしたよ。」

こうして一日は過ぎていく


終わり
338おまけ 王の耳の憂鬱:2008/09/20(土) 14:35:28 ID:0xbLjIjJ
………………………………。
む…紹介が遅れた。私はウルキ。普段は鷹王ティバーンの片腕として働いている鷹だ。
今日は王に久々の休日をいただいたので、家で読書をしているところだ。
さて、今日中にこの本を読んでしまうか…。

※ここからはウルキの耳(順風耳・とても耳が良い)に聞こえてきた音をお送りします。

マルスー!あんたまたゲッ!リン姉さんゆるして肉だ…肉をもっとおほほほほKINNIKUバンザイ!
アルム…セリカ…KINSHINは許さミカヤは俺が身の程をわきまえおはようリリーナ助けて!エイリー
僕のマミー君はふふふ…蝶サイコー!また赤点だったぜそうだよロシェむ、胸が…ミルラ、映画に行こ
私はお兄様のような人でなければ、好きになれないくくく…わが剣が血を欲してふはは、まるでトンボとりでも
今日も私は絶好調ですわうふふーこの混沌具合…すばらしいわ!もっともっこの人でなしー!…ひどい有様です。

…………私は今日も憂鬱だ。
339ネタラッシュでGJが追いつかない件:2008/09/20(土) 19:43:20 ID:ZGPtmiQK
>>328-329
ダブルバアトルが(一応良い意味で)UZEEEEEE!
GJ!

>>332-337
ちょっと和んだ…
GJ!

>>338
はい、ウルキさんにこれ。つ【耳栓】
GJ!
340助けて!名無しさん!:2008/09/21(日) 17:25:36 ID:BIz/kMXu
ぬるぽ
341助けて!名無しさん!:2008/09/21(日) 22:51:50 ID:xOo0oQul
がっ!?
342くそみそ邪気眼:2008/09/22(月) 10:51:27 ID:a62vx7g2
「くっ……! 力が……漏れる……!」
今”力”を開放できる場を求めて全力疾走している俺は
一般的な中学校に通う”異端”
俺の能力は『武器を持った者を問答無用で斬る』というものだ……
名前はカレル。

そんなわけで学校からの帰り道にある公園の”集会所”にやってきたのだ

ふと見るとベンチに若い青髪の男が座っていた。
ウホッ……、イイ神将……

―――――――ッ!?
俺は今、何を考えていた?
この俺が、魅了された……!?
莫迦なッ! ありえん!
――――ッ!?

俺が思考に耽っていると、突然その男は

”腰”の、

”鞘の剣”を、

”抜き”始め―――――――




  「 戦 ら な い か 」
343くそみそ邪気眼:2008/09/22(月) 10:57:05 ID:a62vx7g2
そういえばここの”集会所”は強力な能力者が集まることで有名なところだった
――――勝てない……ッ

圧倒的な”力”を目の当たりにした俺は、
そう、まるで何かに誘われる様に、その男についていってしまったのだ

その男――
少々育ちの悪そうな
工務店店長で、アイクと名乗った

共食い――――階級の低い能力者達はそう呼ぶ、
能力者同士の魔力のぶつかり合い。

デュエル
決闘


集会所に足を踏み入れるなり、
俺は対魔力コーティングを施した鞘から倭刀を抜かれ、戦闘態勢に入らされてしまった。

アイク「よかったのか、ホイホイついて来て」
カレル「なん……だと……?」
アイク「俺は、たとえ自分より格下だろうが、手加減はせん」
カレル「―――――――ッ」

恐ろしい。
駄目だ。逃げろ。
この男に関わってはいけない。
俺の中の何かが警鐘をガンガンと鳴らしている。
しかし、
しかしそれ以上に俺は、
俺はこの男の――――――



俺はこの男の血が、欲しい……ッ!
344くそみそ邪気眼:2008/09/22(月) 12:01:47 ID:a62vx7g2
もう無理
マチス  「レナ・・・おまえは今どこにいるんだ。死ぬ前に一度でいいからおまえに
会いたかったな・・ 」
レナ   「兄さん、私、すぐ隣にいるんだけど・・・」
マカロフ 「いやぁ、参ったなぁ・・・まさかあそこで大穴がくるとは思わなかったよ。おかげで明日の借金返せねえや、HAHAHAHAHA」
マーシャ 「こっちに来なさい!!アイクさんに根性叩きなおしてもらうわ」
カレル  「金も命も非常に脆いものだ・・・刹那の間に露のごとく消えゆく・・・真の目的も果たせずにな、くくく・・・」
カアラ  「その言葉が『お使いのお金で別のものを買ってしまった』という意味なら斬るぞ」
レナ   「兄さん、やっぱり目か頭が悪いんじゃ・・・」
マーシャ 「兄さんの馬鹿!!私の給料皆スッちゃって」
カアラ  「兄者め・・・スーパーへのお使いもまともにできんのか」
レナ・マーシャ・カアラ「・・・・・・」
苦労妹3人「ガシ!!(涙を流しながら、固い握手)」

剣姫カアラ 〜妻として、母として、妹として〜
第4話 娘の彼氏

―唐突だがわが娘、フィルは本当にいい子に育ってくれた。
性格は素直で優しく、生活も模範的。
世間知らずの母親、豪快すぎる父親、論外の伯父、こんな問題だらけの家族に囲まれ、よくこんな良い子が育ったものだ。
ところが、母親として1つだけ心配事がある。
それは、ずばり「異性関係」
フィルも年頃の娘、好きな男の1人もできていいはずだ。
それに親の贔屓目を差し引いても、フィルは美少女の部類に入れていいと思うのだが、何故か娘にはその手の話は全く無い。

―いや、異性関係以前に、そもそもフィルが、年頃の女の子らしいことをしていることをほとんど見たことが無い。
平日は学校と練習、休日も練習か勉強か家の手伝いが大半を占めている。
遊びといったらせいぜい友人を家に呼んでおしゃべりするだけ、ファッションにも興味なし。
ここまで真面目すぎるのも、少々まずい。

―真面目で堅い女の子に限って悪い男に騙され、ズルズルとのめりこんでいくのは、世事に疎い私でもよく聞く話だ。
逆に、嫁の貰い手がなくなるのも困る。
こっちはわが身にも覚えがあることなので、特に切実である。
断言しよう、20年前に夫と出会っていなければ、今でも私は独身だ(泣)。

―さらに頭の痛いことに、バアトルが過保護、それも異性関係にはとくに敏感なのだ。
この間、フィルが10年ぶりに男友達を呼んだのだが、夫は彼を文字通り叩き潰した。
まぁ、確かに私の目から見てもノア殿(笑)とかいうその男は頼りなかったが、叩き潰すことはないだろう・・・。
生真面目すぎる娘と過保護すぎる夫、娘の将来は大丈夫だろうか?
まぁ、いつまでも悩んでいても仕方が無い、買い物に行こう。
カアラ  「『月刊マッスルエムブレム』、これだな」
―本屋で、夫に頼まれた雑誌を手に取る。
100字以上の文字を読むと頭痛を起こす夫だが、
仕事柄この雑誌だけは読まなければならないらしく、毎月がんばって読んでいる。

カアラ  「会計はあそこだな・・・ん?」
―何気なく移した視線の先に、いわゆる「ファッション誌」とか「ティーン誌」とかいう雑誌が並んでいた。
こういう本、フィルは読むんだろうか?答えはおそらく否。
先日フィルの部屋を掃除した時、本棚には教科書及び参考書と数冊の漫画本があっただけだった。

カアラ  「・・・ためしに一冊買ってやるか」
―フィルもまさか捨てることはあるまい。
これをきっかけに、少しでもフィルの意識が変わればしめたものだ。
何種類もあったが、私に違いはわからないので目に付いた「Em*chu→」というのを選んだ。
これは「えむちゅ」でいいのか?
会計を済ませ本屋を出た、ついでに夕食の買い物も済ませてしまおう。

カアラ  「・・・どんな内容なのかちょっと読んでみよう。」
―スーパーへ向かう途中にある公園のベンチに座り、先ほど買った「Em*chu→」を取り出す。
最初のページをめくると、カラフルな文字で「特集」と大々的に書いてあった。
どうやら、今回の目玉記事のようだ。
私は次のページをめくり、記事を読んでみた。
☆理想の彼氏は『ナバール系』☆
「オグマ系」じゃ暑苦しい、でも「王子様系」じゃ物足りない、
乙女心はいつもワガママ(はあと)。
でもしょうがないよね、だって彼氏に妥協は許されないもん!!
そんな乙女のワガママなニーズに応えるのが「ナバール系」。
ということで、今回はそんな理想のタイプ「ナバール系」を徹底的に解析しちゃうぞ!!

☆「ナバール系」って何?☆
「ナバール系」とはアカネイアのイケメン剣士、ナバールさんからとった言葉で
彼みたいにクールでダークなイケメンのことをナバール系といいます。
オグマ系みたいにムサくないけど、王子様系よりも強くて刺激的、ナバール系はまさに乙女にとって、理想の彼氏なのです!!

☆絶対守って欲しいナバール系5箇条☆
1、スマートなイケメンであること、でも鋭さと力強さが無くちゃ駄目。
繊細さに鋭さと強さが必要、髪型は長髪だと嬉しいかな。
もちろん、ブサメンは問題外、アーダン系なんて(笑)つけちゃうしかないよね。

2、COOLであること。
熱血なんて流行らない、COOLでDARK、これぞナバール系。

3、言葉もCOOLに、だけど刺激的に
COOLで刺激的な言葉で乙女心をビンビンに感じさせてくれなきゃね。
「闇」「血」「斬」「剣」こんな過激な言葉も、ナバール系がいうと舞い上がっちゃいそう。

4、でも最後は優しくなくちゃ駄目
いくらCOOLでも女の子には優しくなくちゃね、女の子を斬る剣なんかもってちゃ絶対ダメ。

5、武器は剣で決まり
やっぱりナバール系ならキルソードを使いこなしてほしいよね!!神器があればいうことなし。
あ、でもデブ剣デュランダル(笑)は例外ね。

☆ナバール系モデルに学ぶ、ナバール語☆
ナバール系に欠かせない言葉、それがナバール語。ここでは、ナバール系の代表的モデル3人から、ナバール語を学んじゃおう!!

No.1 元祖 ナバールさん
「女や子供に用はない!さっさと立ち去れ!!」→女の子が相手でもCOOL。これがナバールの基本。
「・・・オレは女にきりつける剣は持ってはおらぬ」→でも、やっぱり最後は優しいの。男はこうでなくっちゃね。

No.2 神剣バルムンクが光る!! シャナンさん
「ふっ・・・おまえというヤツは・・・」→『ふっ』はCOOLな男の基本中の基本。バルムンクで私の心も切り裂いて。

No.3 異色の個性派ナバール ヨシュアさん
「俺があんたを幸せにする。その事について・・・だ。賭けるのは、俺の命だ」
→これぞ、命がけのギャンブル。軽妙だけどクールな台詞に、乙女のハートは大穴的中!!

☆あなたの街のナバール系!!投稿、ナバール語☆
ここでは、一般の方から投稿してもらったナバール語を紹介しちゃうぞ。
今回は、エレブ区のP.N.剣魔さんからのナバール語をPICK UP!
「ふ・・・よい風だ。これから始まる宴にふさわしい」
「この体全てが一つの刃・・・血を吸わずして生きてはいけぬ」
「今のお前の剣・・・実に美しい。斬らずにはいられぬほどに、な」

→剣魔さんのナバール語はどれもちょぴり危険で過激。
でも乙女のハートはそういうのにビンビンに刺激されちゃうのよね。
もう剣魔さんに身も心も斬られた乙女はいるのかな?

以上、ナバール系の徹底解析でした。
読者のみんなも、ナバール系彼氏を見つけて、この夏、素敵な恋をしよう!!
カアラ  「・・・・・・・・・・・・はぁぁぁぁぁ!!」
―5ページにも及ぶ特集を読んだ後、私は雑誌を上空に投げ、倭刀を抜いて切り裂いた。
それはもう、原型がなくなるくらい、何度も、何度も切り裂いた。

カアラ  「馬鹿馬鹿しい、何が、何がナバール系だ!!ただの中2病じゃないか」
―全く、最近の若い婦女子の考えることは理解できん。
クールでダーク、笑うときは「ふっ」とかいう剣士が理想の男だと!!
冗談じゃない、そんな男は女を不幸にするだけだ。
若いうちは格好いいかもしれない、しかし歳をとれば痛々しいだけの中年が残る。
20年間かけ、身を持って実感した私が言っているのだから間違い無い(涙)。

カアラ  「ああ、腹立たしい・・・ん、あれは・・・」
―怒りが収まらぬまま、スーパーに入ると、赤い髪をした2人の少年に出会った。

ロイ   「あ、フィルのお母さん、こんにちは」
カアラ  「フィルのクラスメートでロイ君・・・だったな」
エリウッド「ロイの兄、エリウッドと申します。いつも弟がお世話になっております」
カアラ  「こちらこそ、いつも娘が世話になっている。ところで2人は夕食の買いだしか?」
ロイ   「はい、うちは大家族ですので、纏め買いしないと持たないんですよ」
カアラ  「両親の手伝いとは感心だな」
エリウッド「あ・・・」
ロイ   「いや、あの、実は、僕たち両親いないんです」
カアラ  「む、す、すまない、軽率なことを聞いてしまった」
ロイ   「いや、そんなに気にしないで下さい」
―迂闊だった。いくら平和な紋章町とはいえ、両親が必ずいるとは限らないのだ。
なにやら「設定が無い」「ネタスレだし」「そもそも本編じゃ僕たち親子」などと聞こえたが、おそらく複雑な事情なのだろう。

ロイ   「それでは失礼します」
カアラ  「うむ、良かったら今度うちに遊びに来てくれ」
―お辞儀をし、少年2人は去っていった。
少々大人しそうだが、礼儀正しく、素直、2人とも非常に好感の持てる少年だ。
やはり人間素直が一番だな。
思ったこと、感じたことをストレートに表に現す、私の夫はやりすぎだとしても、そんな素直さをもっているのが理想の男なのだ。
闇だの血だの宴だの、そんなことをほざく男に碌なのはいない。
その点、いまの兄弟は言うことなしだな。
同い年でもあるし、ロイ君はフィルにどうだろうか?
まぁ、本人の気持ちがあるのでなんとも言えんが、ロイ君が彼氏だったら私としては非常に安心できる。
今度、フィルに聞いてみよう。
好感の持てる少年に出会ったことで先ほどの怒りは収まり、私は自然と笑顔になった。

カアラ  「だから私が笑顔のうちに、買い物籠のビールと菓子を戻してくるんだ」
カレル  「くくく・・・今宵は宴が始まる・・・」
カアラ  「買い物籠に欲しいものを勝手に入れる、やっていることがまんま小学生ではないか」
―全国の若い婦女子諸君に告ぐ、これがナバール系の成れの果てだ。
悪いことは言わないから彼氏にするなら素直な男にしろ。
あんな雑誌に騙されてはいけない。
フィル  「あ、あの、母上・・・」
―次の日の朝、朝食の場でフィルが口を開いた

カアラ  「どうした?」
フィル  「あの、今日は練習が無いので早く帰ります。それで、今日友人を連れて来たいのですが・・・」
カアラ  「ああ、それは構わないぞ。家の片付けと菓子の準備をしておけばいいのか」
フィル  「そうしてもらえると嬉しいです」
カアラ  「友人とは誰が来るのだ?リリーナか?スーか?ラクチェか?」
フィル  「あ、あの、母上、今日来るのはその・・・男の子・・・なんです」
カアラ  「な」 
バアトル 「な」
カアラ・バアトル「なんだとーーー!?」
カレル  「くくく・・・」
バアトル 「お、お、お、男だとーーー!!娘よ、男を連れ込む気かーー」
フィル  「つ、つ、連れ込むだなんて・・・ただ、ちょっと家に来てもらうだけです」
カレル  「私は構わないのだが、その・・・フィルの、か、彼氏ということでいいのか?」
フィル  「ち、ち、違います。剣道部の先輩というだけです。ただ、この間の合宿でお世話になったので、そのお礼がしたいだけです」
バアトル 「く、合宿か・・・やはりあの時娘に悪いムシがついていたのかーーー、うおおおお」
フィル  「いい加減にしてください、悪いムシだのと!!大体合宿の夜は父上と母上だって・・・あ・・・////」
バアトル 「////」
カアラ  「////」
カレル  「くくく・・・」
―せっかく忘れかけたのに、再び思い出してしまった親子3人、き、気まずい・・・

フィル  「と、とにかく、今日その人に来ていただきますから」
バアトル 「わかった、今日は仕事を早く切り上げる。そして、その男がフィルに相応しいものか判断する。
いいか、最低限わしより強い者でないと認めんからな」
カアラ  「おいおい、バアトル・・・」
―また、ノア殿(笑)の惨劇は勘弁して欲しい。
・・・どうでもいいがなぜ、いちいち『殿(笑)』をつけてしまうのだろう?

フィル  「の、望むところです。今度の人は剣道部のエースでとっても強いんです。私なんか足元にも及ばないし、それに・・・」
―フィルはバアトルに背を向け、さらに言った。

フィル  「・・・父上よりも、強いんですから//」
―フィルの頬は心なしか、赤かった。

バアトル 「・・・う、う、うおおおおお!!絶対に叩き潰してくれるわぁぁぁぁぁ!!」
カアラ  「わかったから、そろそろ時間だぞ」
―夫と娘はそれぞれ家を出た。
まったく、バアトルの過保護もあそこまでくると病気だな・・・。
夫には悪いが、正直今回は邪魔だ、友人には私と娘の2人だけで会いたい。
しかし、夫のあの様子では無理だろうな・・・。
それについては後で考えるとして、とりあえずもう1人の邪魔者を何とかしてしまおう。

カレル  「何のまねだ?」
カアラ  「1000G、兄者の月の小遣いと同額だ。それを今日一日で使い切って構わないから、即刻この家を出、夜11時までこの家の半径500m以内に近づかないで欲しい」
カレル  「前回のことといい、剣ではなく金で私を従わせようとは・・・。剣姫も堕ちたものだな。くくく・・・」
カアラ  「なんだ、剣の方がいいのか?丁度ここに倭刀もあることだし、動脈を数本斬って夜まで眠ってもらう方法でも、私は一向に構わないぞ。もっとも目覚める保証はないがな」
カレル  「ふ・・・剣魔と呼ばれた私も甘くなったものだ・・・」
―兄者は金をひったくって、全速力で家を出た。
邪魔者の一人が消えたので、私は家の掃除を始めた。
居間と玄関、廊下、トイレ、あと・・・バアトルが許すとは思えんが、一応フィルの部屋も掃除しておこう。
一段落すると、私は一休みし、茶を飲むことにした。
現在午前11時、友人が来訪するのは午後4時前後、あと5時間でやるべきことは菓子の準

バアトル 「今帰ったぞーーーー」
カアラ  「ぶーーーーーーーー」
―天高く茶を噴出してしまった。
ゲーム本編で少なからず私に萌えてくれたプレーヤーの方々、イメージを崩すようなことをしてすまない。
カアラ  「お、おぬし、今何時だと思っている?まだ午前中だぞ。出勤してから3時間も経っていないのだぞ!!」
バアトル 「心配しすぎて今日は仕事にならなかったので帰宅することにした」
―・・・頭痛がしてきた。
夫は庭に出て、斧を振りはじめた、どうやら本気で叩き潰すつもりらしい。

カアラ  「おい、いい加減に・・・お、おい、そ、その斧は・・・」
―庭に近づき夫の持つ斧を目の当たりにした瞬間、私の体を寒気が襲った。
剣士にとっては神将器よりも恐ろしい、最凶最悪の兵器。
剣を捨てた私でさえ、いまだに寒気を覚える。
「ソードキラー」、鋼の斧と同等の威力で、三すくみ反転、さらに剣士特効と
「剣士に恨みでもあるのか」と開発に問い詰めたくなるような、まさに剣士にとってのリーサルウェポンである。

バアトル 「うむ、剣道部なら当然これも有効じゃ。少々卑怯だが、フィルを守るためには仕方が無い」
カアラ  「こ、この大馬鹿者がぁぁぁぁぁぁぁ!!」
―跳躍して渾身の蹴りを夫に入れる。

バアトル 「ぐはあああ」
カアラ  「お、おぬしという男は・・・フィルの友人を殺す気か!?」
―ヘクトル編32章でおぬしがその斧で私を殺し、やり直したプレーヤーが一体何人いると思っている?

バアトル 「し、しかしだの・・・」
カアラ  「ええい、そんなことをしていないで準備を手伝え!!」
―夫と2人で残りの掃除をし、菓子や茶などを用意する。
全ての準備が終わった後昼食を済ませると、午後の1時になっていた。
あと3時間、何もすることはないが、待つしかないだろう。

フィル  「只今帰りました」
バアトル 「む、きききききき来おったか、かかかか返り討ちにしてくれるわ」
カアラ  「落ち着け。おぬしはここにいろ、私が出る」
―午後4時丁度、娘が帰ってきた。
玄関に向かうと、娘と、娘より幾らか年上であろう少年が立っていた。

フィル  「母上、只今帰りました」
カアラ  「ああ、お帰り。それで、そちらが?」
フィル  「はい、剣道部の先輩で、ルトガーさんです」
―娘がルトガーと言ったこの少年・・・
スラっとした長身、たなびく長髪、端正な顔立ちに年齢不相応な鋭い眼光、
・・・美形だ、このままモデルや俳優にしても容姿だけなら通用するだろう。
しかし、何故か私はこの少年に対し、言いようの無い不安を覚えた。

カアラ  「フィルの母、カアラだ。娘がいつも世話になっている」
ルトガー 「・・・・・・ルトガーだ」
フィル  「それでは、どうぞあがってください」
―ルトガーは最低限の挨拶をすると、フィルに案内され居間へ向かった。
その光景を見て、私の不安は何故か強まった。

バアトル 「む、むう・・・この男が・・・」
フィル  「ルトガーさん、父のバアトルです」
ルトガー 「・・・・・・」
バアトル 「ルトガーとかいったな。おぬし、剣をやるといっていたが・・・どうせ大したことはないのだろう」
ルトガー 「・・・・・・さあな」
―居間で茶と菓子を囲みながらの談笑・・・とは到底言えない雰囲気だ。
とにかく夫の敵意がすごい。
フィル  「ルトガーさんは剣道部のエースで、とっても強いんですよ。
この間の団体戦の決勝なんか、ルトガーさんが1人で5人全員倒しちゃったんです」
バアトル 「ふん、それでもわしからすれば、まだまだヒヨっこだ!!」
ルトガー 「・・・・・・」
フィル  「あの時の大将戦は名勝負でした。敵の激しい攻撃を流れるような動きでかわし、閃光のような面を繰り出して一本。
私も観ていましたが、一瞬たりとも目が離せませんでした。」
ルトガー 「あの程度、騒ぐことではない」
フィル  「それからあの時の・・・(以下略)」
バアトル 「ぐぬぬぬぬぬ・・・うおおおおおおお」
―フィルがやけに多弁だ、それも語り方に熱が入っている。
頬も赤みを帯びているし、先ほどから隣にいるルトガーにしきりに視線を送っている。
・・・これは、フィルの方は本気で惚れているのか?
私と同じ感想を持ったのか、夫の頭に血管が浮き出してきた。
そんな娘の想いと夫の敵意に挟まれながらも、ルトガーはなんの反応も示さない。
ほとんどしゃべらず、ただ時折茶をすすっているだけだ。
どう見ても愛想がいいとはいえない。
そんなルトガーを見て、私の不安はさらに強まった。
この感覚・・私にごく近しい者に対する感情と非常によく似ているのだが、具体的に何かがわからない。

フィル  「ルトガーさん、練習が終わっても、いつも1人で夜遅くまで練習しているんです。
入部して一月くらい経った後に私気づいたんですけど、そのときのルトガーさんの姿、とっても素敵でした・・・////」
―なにやら妙な雰囲気になってきた、ま、まさか・・・。
おいおい娘よ、両親が目の前にいるというのに・・・ま、まあ、生真面目な娘らしいといえばそうだが・・・・。

フィル  「気づいてました?わ、私、そのときからずっと・・・ルトガーさんのこと見ていたんですよ・・・///」
―告白キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
はっ!!ゲーム本編で少なからず私に萌えてくれたプレーヤーの方々、再びイメージを崩すようなことをしてすまない。
顔を真っ赤にしてうつむき、恥じらいながら懸命に告白しようとする娘の姿は、親の贔屓目を差し引いても、かなり可愛い。
さぁ、ルトガーの応えはどうなる?

ルトガー 「・・・ズズ(茶をすする)」
―フィルのいっしょうけんめいなこくはく。
ミス、ルトガーにはきかなかった!

バアトル 「うおおおおおおおおおお、ゆ、ゆ、ゆ、許さんぞーーーー!!」
―しかしバアトルがおそろしいほうこうをあげた!

バアトル 「決闘だ、わしは貴様に決闘を申し込むぞーーー!!」
ルトガー 「・・・断る、俺の剣は人を斬るためだけにある。遊びには興味がない」
―剣道で人を斬ったらまずい気がするのだが・・・。
だが、この言葉のおかげで、私が先ほどから彼に抱いている不安の正体がわかりかけてきた。

バアトル 「逃げるな、わしと戦えーーーー」
フィル  「私からもお願いします、この頑固な父のことを叩きのめしちゃってください」
ルトガー 「だから断ると・・・」
カアラ  「ルトガー君、私からも頼む。この娘離れできない親バカの目をさませてくれないか」
ルトガー 「・・・仕方が無い」
バアトル 「よーし、表へ出ろー!!」
カアラ  「本物の武器は使用禁止だぞ。倉庫に模造刀と模造斧があるからそれを使うんだ」
―そういって私たちは、庭へ出た。
私が急遽、夫との決闘に賛成したのは、不安の正体を確認するためだ。
フィル  「はじめ!!」
バアトル 「うおおおおおお」
ルトガー 「・・・」
―バアトルは斧、ルトガーは剣を持って、相対した後、フィルの開始の合図でバアトルが突進した。
かつて凄腕のウォーリアであり、今もインストラクターとして鍛錬を欠かさない夫の渾身の一撃。
10代の少年がどうこうできる物ではない・・・はずだった。
しかし、ルトガーは紙一重で攻撃をかわし、そのまま跳躍。
落下のスピードを乗せて、夫の腕に剣を叩きつける。
衝撃で斧を落とした夫の首筋に、ルトガーは間伐入れず切っ先を突きつけた。

ルトガー 「・・・勝負あったな」
バアトル 「そ、そんな・・・」
―夫はその場にへたり込んでしまった。どうやら、負けを認めたらしい。
・・・確かに強い。相当な才能と努力が無い限り、10代でここまでたどり着くことは不可能だ。
だが、それよりも私は大きな発見をした。
ごく小さな声だが、夫の腕に一撃を入れたとき、この少年は「奥義、天翔蒼破斬」と言ったのだ。
無論、剣道にも真剣にもそんな技はない。

フィル  「流石です、ルトガーさん」
ルトガー 「・・・」
フィル  「あの、よろしければ次は私と手合わせ願います。その剣に少しでも近づきたいんです」
ルトガー 「断る」
フィル  「何故ですか、私が女だからですか?」
ルトガー 「俺の剣は血にまみれている。そんなものに近づける必要はない。なにより、お前の純粋さは汚れた俺には眩しすぎるのだ」
フィル  「ルトガーさん・・・(ポッ///)」
―血にまみれた剣道ってどんなんやねん?そう突っ込みたかったが、かろうじてこらえた。
この少年に感じた不安の正体は、完全に判明した。

・友人の両親を前にしてもほとんどしゃべらない無愛想な態度
・人を斬るだの、血だのといった日常でまず使わない単語を普通に使う言葉遣い
・自分で勝手につけた剣技名(しかも難しい漢字が多い)

これらの指し示すものは1つ。
この少年は「中2病」だ、それも重度の。今風に言うなら「ナバール系」でいいのか?早い話が兄者と同類なのだ。
この少年に感じた不安だが、なんてことはない、いつも兄者に感じている怒りや呆れが漠然となっていただけなのだ。

カレル  「くくく・・・久しぶりの血の宴だ」
カアラ  「兄者!?約束が違うぞ!!」
カレル  「疾走する駿馬の風が、私の富を虚空の彼方に連れて行った。そして宴の予兆を感じた剣魔の血が、ここに私を導いた」
―競馬で全額スッて夕食が食べられなくなったから帰ってきた、と。

ルトガー 「・・・あんた、俺の同類だな」
カレル  「奇遇だな。私も貴様から同じ匂いを感じていたところだ。血の匂いをな・・・」
ルトガー 「そうだ、俺の剣は復讐の剣、ただ人を斬るための剣だ」
カレル  「私はただ剣に生き、剣に死す。人を斬ること以外に、一片の意味をもその生に見出すことはできない」
―なにやら中2病同士が不可解な言葉を交わしはじめた。
明らかに日本語なのだが、決して日本語と認めたくないような、そういう言葉だ。

カレル  「くくく・・・血が騒ぐ、久々に斬るに値する強者を見つけることができた」
―兄者、見つけたのは強者ではなく仲間、同類、同じ穴の狢だ。

ルトガー 「いいだろう、あんたを最初に斬るのは、俺だ」
―悪いがルトガー君、兄者なら君の前に私が散々斬っている。

カレル  「ふっ・・・」
ルトガー 「ふっ・・・」
―ついに同類同士が共鳴し始めた。このままビームでも出したりしてな。
怒り、呆れ、悩み、諦め、さまざまな負の感情を抱え込み、私は家に戻った。
―まもなく、ルトガーは帰っていった。その日の夕食でのこと
フィル  「あの、どうでしたか、ルトガーさんは?その、私はと、とても素敵な方だとおもうのですが・・・」
バアトル 「む、むぅ・・・たしかにいい男だし、剣の腕も申し分ない。く、くやしいが・・・わしよりも強い男だ・・・」
フィル  「そ、それでは、父上・・・」
カアラ  「私は認めんぞ」
フィル  「え?」
バアトル 「何?」
―娘だけでなく、夫も意外そうな顔だ。まさか私に反対されるとは思っていなかったのだろう。
しかし、ルトガー君とフィルの仲を認めるわけにはいかない。
彼は中2病、それもあの様子だと大人まで引っ張りそうな重症、早い話が兄者と同類、
すなわちフィルが私の二の舞になる可能性が極めて高いのだ!!

フィル  「は、母上・・・一体どういうことですか?」
カアラ  「フィル、こっちに来い」
―そういって、私とフィルは別室に移動した。

カアラ  「フィル・・・よく聞け。ルトガー君とお前は非常に相性が悪い」
フィル  「母上が決め付けないで下さい!!」
カアラ  「ルトガー君ではなく、ロイ君とかどうだ?クラスメートだろう?」
フィル  「ロイ君は嫌いじゃないですけど・・・ちょっと物足りません。やっぱり男の方は鋭さがありませんと・・・」
―流行の「ナバール系」に惚れるあたり、なんだかんだでフィルも今時の女の子というわけか・・・。

カアラ  「しかしだな・・・ルトガー君みたいなタイプとフィルではあまり幸せになれそうにないというか・・・」
フィル  「男女にとっては愛情こそが唯一の幸福です。
私もルトガーさんも、お互い好き合っているのですから、たとえどんな悲劇が襲おうとも、私たちの愛情で跳ね返して見せます!!」
―ちょっと待て、お前はともかく、ルトガーがいつお前のことを好きだといった?
やはり生真面目なだけあって、一度惚れるとのめりこむタイプのようだ。
それに娘は結構思い込みも激しいらしい。
そうなるとますます「ナバール系」なんかとくっついてもらうわけにはいかない。
いいか娘よ、この世には愛じゃどうにもならないこともあるんだ。
現に私だって20年前までは兄者のことを本気で愛していたんだぞ(涙)。
カアラ  「フィル、いいから私の話を聞け」
フィル  「もういいです、母上なんて知りません!!」
―娘は泣きながら部屋を出て行った、娘を泣かしたのは何年ぶりだろうか・・・。
明日になったら、私の方から謝ろう、全く私は母親失格だ。
私の胸にこもるさまざまな負の感情に、さらに後悔と自嘲が加わった。

カレル  「くくく・・・娘を泣かすとは・・・。剣の腕と乳の張りだけでなく、母としての覚悟も衰えたようだな」
カアラ  「兄者」
カレル  「何だ?」
カアラ  「斬られろ」
カレル  「はい?」
―あまりの唐突な申し出に、兄者は既に素である。
1つ言っておくが、私の乳房の張りは少しも衰えていない(本当だぞ!!)。

カアラ  「何も言わずに私に斬られてくれ、あ、悲鳴はあげてくれてかまわんぞ、その方がより気も晴れる」
カレル  「ちょ、おま、本気?」
―本気も本気だ、この複雑な負の感情を八つ当たりする相手になれるのは、世界ひろしといえど兄者しかいない。

カアラ  「何なら手足を縛ってもいいのだが」
カレル  「ちょ・・・それじゃSM・・・おま、そんな趣味あったの?」
カアラ  「つべこべ言わずに斬られろと言ってんだよ、この(ピー)で(ピピー)の<ダキュンダキュン>野郎がぁぁぁぁ!!」
―あまりにも汚い言葉に、フィルターがかかってしまった。
ゲーム本編で少なからず私に萌えてくれた(以下略)

カレル  「死ぬ、死ぬ、マジで死ぬーーーー」
カアラ  「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
―その夜だけで、新品のキルソード2本、倭刀3本を消費した。
随分高くついた八つ当たりだが、大分気は晴れた。


フィル  「母上、今日はお世話になっている方をお連れしました」
―しばらく経った後、娘が再び男友達を連れてきた。
真面目な子だと思っていたが、意外と気が多いのは、親として喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか。
で、肝心な男友達なのだが・・・

フィル  「紹介します。乗馬部のシンさん、とても無口だけど、素敵な人なんです」
シン   「・・・・・・・・・・・・・・・(沈黙)」
―娘よ、頼むからもう少し明るい男をつかまえてきてくれないか(涙)。

最終話に続く 長くなりましたが次回で最後です。

>>342
カアラ  「アイクどの、遠慮は要らない。兄者の根性を叩きなおしてやってくれ」
355助けて!名無しさん!:2008/09/22(月) 15:45:13 ID:a62vx7g2
エリンシア「おかえりなさい、アイク。御飯温めなおすから少し待ってね」
アイク「ありがとう、姉さん。ところでメニューは何だ?」
エリンシア「えーっとね、アルムちゃんが作ったピーマンとタケノコに原タレかけたヘルシー青椒牛肉絲とカニタマよ」
アイク「ほう、それは美味そうだ」
エリンシア「はい、どうぞ。出来たわよ」
アイク「ああ、いただきまs……姉さん、肉がない……。青椒牛肉絲に肉なしってのは許されるのか……?(´;ω;`)」
エリンシア「ごめんなさい、アルムちゃんの野菜が大量に余ってたし、マルスちゃんがお肉を買い忘れてたから……」
アイク「肉……にく……肉……肉…………(´;ω;`)」
アイク「にく……肉……獣の肉……リィレ……レテ……竜の肉……チキ……ミルラ……かゆ、うま……」
アイク「姉さん、ちょっと向いの家に肉を取りに行ってくる」
エリンシア「待ちなさい! わかった! わかったから行くのは止めて! それだけは絵面的にもネタ的にもシャレにならないわ!」
アイク「肉! 俺には肉がないとダメなんだ! ああもういっそ人肉でもいいんじゃね!? 待ってろよワユ! ミストォォォォォォォォ!」
エリンシア「それはらめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! 絶対にらめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! 明日の夕食は一切野菜なしの肉祭りにするからやめてぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
アイク「俺は今すぐ肉が欲しいんだ! いっそ姉さんの天馬をォォォォォォォォォォォォォォ!」
エリンシア「らめぇぇぇぇぇぇぇ! 奥義出ちゃいますぅぅぅぅぅぅぅぅ!」つ【アミーテ叫喚】
アイク「何をするだァッー! 許さんッ!」


セリス「アイク兄さんの肉欲は凄いね……」
マルス「いくら天然だからってその発言が許されると思うなよ」
356助けて!名無しさん!:2008/09/22(月) 17:37:42 ID:rHjCpz8t
>>355
正直これはちょっと笑えない
357助けて!名無しさん!:2008/09/22(月) 18:34:20 ID:4DjUVHwh
>>345
相変わらずGJ
次も期待している。
358助けて!名無しさん!:2008/09/22(月) 21:40:12 ID:Pu7SqMgO
>>345-354
ワロタwwww流れが面白すぎるwww
バアトルがフィルの嫁と称してツァイスを連れてくる展開はダー?とか戯言を抜かしておこうw
GJ!
359助けて!名無しさん!:2008/09/22(月) 21:43:27 ID:JbJtiVn9
苦労人のカアラ母さんが哀れでならねえw
…人妻になっても年を食っても、烈火女性陣トップクラスの胸が健在とは剣姫恐るべし
360助けて!名無しさん!:2008/09/22(月) 22:51:00 ID:zNYvYWBC
>>358
ツァイスは苦労人で世話焼きなところがあるからカアラとは相性がいいかもしれん
フィルとは全く無関係だけど
361助けて!名無しさん!:2008/09/23(火) 11:46:29 ID:IoRPC9kz
エイリークがカアラに弟子入りしたら、
エフラムが中2病をこじらすことを逆に心配されるかもしれんな。


カアラ「いいか、胸があるのと人生がうまくいくのかは別物なんだぞ。
     きけば大陸一の槍使いになるというけど、大望と中2病は紙一重だ」
エイリーク「で、でも…」
362助けて!名無しさん!:2008/09/23(火) 14:01:05 ID:4OmTd35F
>>359
というか4(ダキューン)歳でも烈火当時とあらゆる意味で全く衰えてなさそうに思える所が恐ろしいw
363助けて!名無しさん!:2008/09/23(火) 22:33:01 ID:jemB4sLf
保管庫のキャラ別のネタ単品リストが更新されてたけど、
あると結構便利なもんだなあ。
乙です!
364助けて!名無しさん!:2008/09/23(火) 22:46:03 ID:jzGiwAW5
保管庫の人本当に乙です!
ネタ数もかなり増えてきたし、大変だろうな・・・
365助けて!名無しさん!:2008/09/23(火) 23:57:51 ID:WqG67dL6
更新時に扱いに困ったもの
 ・[[4-174]] 超天才リオンの大発明! の暴走野菜 現在未追加
  再出は無さそうだしその他にいれるべきかどうか
 ・[[4-184]] 緑風プロポーズ のマリオ(聖戦) 同上
  (聖戦)なしで追加すると後のスマブラネタとかに影響が出そう
  しかしわざわざ()つきで項目追加する必要性があるのかも微妙
 ・[[4-199]] 闇のゲーム セリスユリウスヒーニアスアイクラナユリア それぞれのキャラのところに追加
  モニターの向こうの人たち扱いした方が正しいかもしれない
366保管庫の人:2008/09/24(水) 07:34:33 ID:/88bCE13
いやいや、今回保管庫更新したの私じゃないッスよ!
更新してくださった方ありがとうございます&申し訳ありません。
こういう風に、協力してくださる方がいるのは本当にありがたい。
こっちもこっちでなんとか頑張ろうと思いますですはい……

>>365
微妙なキャラは「その他」項目作ってそこに全部放り込む、とかでもいいかもですね。
367助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 09:28:58 ID:DQLxevZh
なんか保管庫の人が更新したと思い込んでた・・・
Wikiだから誰でもできるんだっけ
俺もWikiの使い方ちょっと勉強してみようかなー

>>365
マリオについては、マリオ(聖戦)で追加してもいいんじゃないかと思うけど、
他のふたつは、その他でいいような気がします
368助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 10:44:10 ID:r+TTMGWP
サザ「団長、頼みがある」
アイク「何だ? 言ってみろ」
サザ「俺に天空の出し方を教えてくれ! しっこくに勝つには、もうそれしかない!」

マルス「テラ不可能wwwwwwwwwwwwwww」
リーフ「どっちにせよ無理だね」

アイク「お前には瞬殺という立派な奥技があるだろう。わざわざ新しい奥技を覚える必要はないと思うが……」
サザ「瞬殺(笑)のどこが立派だ! それに、発動したところで追撃はカキーン! なんだから意味がない!」

ロイ「そもそも、見切りが付いてるから瞬殺だろうと天空だろうと発動しえないよね」
セリス「ナドゥス城の決戦、って考えは?」
エフラム「その発想はなかったわ」
ヘクトル「お前天才だな」

アイク「しかし、なぜわざわざ天空を習いたがる? 他にも奥技はあるだろう、流星とか撃破とか太陽とか狙撃とか」
サザ「どの奥技にせよ俺の力じゃカキーン! にしかなりえないじゃないか!」

リン「流星は通常の五倍、撃破は通常の四倍、太陽は通常の三倍+予ダメージ吸収、狙撃は通常の三倍+眠り……成程」
シグルド「たしかにカキーン! だな」
エリウッド「そう考えると、奥技って実は大して強くない……?」

アイク「なら……咆哮とか逆鱗とか滑翔とか砕破とか威風とか」
サザ「俺はベオクだ!」

セリカ「でもアイク兄さんならできそうよね」
アルム「納得しそうになる自分が嫌になるから言わないでよ、セリカ」

アイク「と言われてもな。俺は月光は使えんし、魔術系奥技は余計に無理だ……」

エリンシア「まあ、アイクは古代語読めませんしね」
ミカヤ「それ絵より、アイクが『月光と魔術系奥技以外なら使えます』って言ってるような気がして怖いんだけど」

サザ「だから天空を教えてくれと」
アイク「ペシュカドでどうやって天空するつもりだ? あれは大剣と大斧だからこそできる奥技だぞ」
サザ「それじゃあ……俺はいったいどうしたら!」
ミカヤ「諦めたらそこで試合終了よサザ! ユンヌなら……ユンヌならきっと何とかしてくれる……!」
ユンヌ「だから女神も完全じゃないんだってば。サザのめざめるパワー(草タイプ)を限界まで引き上げた結果がそれなのよ?」

サザ「本気でどうしたらいいんよ……」
アイク「力を鍛えろ」
サザ「もうカンスト!」
369助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 10:58:42 ID:r+TTMGWP
リーフ「もういいんじゃないのそのままで」
リン「ほ、ほら、強くなったら涙目グリーンの店でおいしいスルメが食べられなくなるわよ?」
ロイ「少し無能なくらいがミカヤ姉さんの母性本能をくすぐるんじゃないかなぁ?」
エフラム「その発想h(ry」
ヘクトル「お前天s(ry」
アルム「姉さん前に言ってたしね『無能な人を見ると……なんていうか……その、下品なんですが……フフ、勃起s』」
セリカ「止めて姉さん! アルムのHPはもうとっくに0よ!」
ミカヤ「HA☆NA☆SE!」
マルス「あの……ファルシオンあげますから……」
シグルド「ほら、ティルフィングあげるから……」

サザ「もういいんよ! もうほっといてほしいんよ!」
エイリーク「諦めたらそこで試合終了ですよサザさん! まだ道はあります!」
サザ「お先真っ暗なんよ! どこにも道なんてないんよ!」
エイリーク「いいえ! 諦めなければ……きっと、どこかで道が開けますから!」
エリンシア「エイリークが言うとすごい説得力があるわね」
エイリーク「マルス、例の物を」
マルス「……? ああ、わかった! そういうことだね?」
サザ「どういうことなんよ……?」
エイリーク「新・暗黒龍と光の剣、というリメイク作をご存知ですか?」
サザ「知ってるんよ。それがどうかしたんよ?」
マルス「はい、姉さん。これでしょ? 兵種変更薬」
サザ「その手があったか!」
エフラム「そのh(ry」
ヘクトル「おm(ry」
エイリーク「そう、この薬を飲んで兵種を変えれば、槍重装兵→槍武将→将帥になれば!」
リーフ「月光も……可能!」
セリス「すごいや姉さん!」
エフラム「s(ry」
ヘクトル「o(ry」
370助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 11:09:41 ID:r+TTMGWP
サザ「しかし、大丈夫なのかこれ?」
マルス「男は度胸! 何でも試してみるものさ」
ミカヤ・エリンシア・エリウッド「「「あー……」」」
セリカ「あれ? どうしたの三人とも」
アルム「苦虫を噛み潰したような顔だね」
ミカヤ「あの……すごく言いにくいんだけど……」
エリウッド「なんて言えばいいかな……」
アイク「どうした? 腹でも減ったか?」
エイリーク「兄さんは黙って。どうしました?」
エリンシア「その……盗賊の方は 兵 種 変 更 不 可 ですわ……」
エイリーク「なんとぉー!」
サザ「( ;ω;) 」


ペレアス「このコロッケ、おいしいですね、義父上」
アシュナード「そうだな……」
アムリタ「どうしたのセネリオ。箸が進んでないわよ」
セネリオ「(キュピーン)……酷い有様です」
ペレアス「またかい? 今日はもうこれで52回目だよ」
アムリタ「ずいぶん悲惨な日のようね」
セネリオ「アイクに何か起こらなければよいのですが……」
アシュナード「こやつめHAHAHA!」
ペレアス「HAHAHA!」
アムリタ「HOHOHO!」
371助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 13:01:52 ID:3/HCwTtE
内容もいいがメ欄が気になって…w
372助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 13:02:49 ID:+jpZcx2v
                         ___
                      ,.....:':´:::::::::::::::::::`::....、
                   ,...:'::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、:::`:...、
                   ,.'::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::ヽ、
                    /:::::::::::::::/::::::::::::/::::::/::::::/:rvvヘ::::::::ヽ
                /:::::::::://::::::::::::/::::::/:::::,7:/``´1!:::::::::`、   この感じ・・・
                /:::::::/::/:::::::::::::/::::::/::::/ l:,'    !!l:::::::::::.、
               /:::,.:'::::::://:::::::::::,::::::::ハ::/ l:! ゆ l:!.!::::::::!:::!    ・・・酷い有様です
___________/::,:'::::::r‐!:!i:::::::::::::::::_i!ニ!」‐ 、   ,..!r !:::i:::!N!_∧,、_____
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /:,.':::::::::lくl:ハ::::::::::::::!ヽ7!;;::ハ `  r;;:j7!:::l|::! !l ̄'`'` ̄ ̄ ̄ ̄
               //:::::::::::::ヽ!.」::::::::::::::!l:| ` ̄     l.`´.,':::::!l/ l !
                 //::::::::::::::::::/::|:::::::::i:::i;!l:!.         ! /::::::l
            /',ィ::::::::::::::::/:::::!:::::::::l:::!i !     ____ ´ /:::il::,'
              /:':::::::::::::::/::::::::!:::::::::li::ト、    ´ ̄` /:::::::!!l
          ,イ/7::::::::::::::,イ::::::::::::ヽ::::::::!l::! ` 、   ,.' !:!、:::!i!
           ,.', ' ノ``ヽr.'__!:_......> ̄ヽ:::::!ヘT'' ‐-`く ´  ヽ ヽ!
        /.'  r' ×/::________::`く、::::::ヽ:ヽi| ̄ ̄`:::7!`ヽ‐ヘ、
373助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 13:56:24 ID:9IYnUh0Z
>>368-370
俺の腹筋が瞬殺(笑)された
374助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 14:14:02 ID:4HJI0azy
>>368-370
馬鹿な・・・
アシュナード家が一家団らんしているだって!?
(ある意味)酷い有様です    
375助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 15:38:49 ID:P+fOTmAJ
ってかサザの喋り方がかかって来いよフォルカ!のサザwwww
376助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 18:07:26 ID:XG5iELWj
 ∧_∧
 ( ・ω・)=つ≡つ 呼ばれた気がしたんよ
 (っ ≡つ=つ
 /   ) ババババ
 ( / ̄∪
377助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 18:32:50 ID:zdAesE4E
迷惑をかけてすいません、責任を持って連れて帰りますね。
            ハ,,ハ
           ( ゚ω゚ ) 
           /   ヽ
          ||   | |
          ||   ||
          し|  i |J=iニニニニフ
            .|  ||      ;
            | | .|      ;
           .しiヽJ     ●
378助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 18:37:23 ID:c/8KXo0g
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   
 | スイマセンサザが.|   
 | お騒がせして.| 
 |..すぐ落としに|  
 |..逝きますンで.|
 |________ノノノノ.|
     .|| (゚∈゚ )ヘ  ___──
     .||⌒ヽ/ 彡) ---   __  ̄--
     (ミヘ   ∧||∧
      ||  \ ( / ⌒ヽ ヘ   __--_ ̄ ̄
      ゚゚   /ヽ| |サザ|ソ彡
        ./ .ノ∪ ノノ _ ──___--_ ̄ ̄
        ./ ノ  | | |
       ミ ン     し.し   ̄ ̄ ____ ---
379助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 20:14:01 ID:DWW8uY2t
サザ 密偵 LV20
持ち物
E:バゼラード   女神の加護付
 ひかりのオーブ (出:紋章第二部)
 いのちのオーブ (同上)
 パワーリング  (出:聖戦)
 スキルリング  (同上)
 シールドリング (同上)
 スピードリング (同上)
で全パラカンストぐらいならしっこくに勝てるかも知れん。
がんばれサザ。勝利の決め手はマルスとの交渉とGだwww
380助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 21:39:54 ID:9IYnUh0Z
ガーネフ「闇のオーブでいいじゃん」
381助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 22:45:27 ID:L8XiUP4c
俺は緑風をやめるぞおおおおおおしっこくうううううう!
382助けて!名無しさん!:2008/09/24(水) 23:40:51 ID:BWLAY0D/
フォルカ「この短剣はッ!お前が砂漠で発掘してきたバゼラートだァァーーーーッ!」
383助けて!名無しさん!:2008/09/25(木) 00:57:40 ID:P2CwB/GE
月光Mを読ませてやるという発想はないのかリ−フ
ところで>>369のセリカのセリフってアルムじゃなくてサザだよな?
384助けて!名無しさん!:2008/09/25(木) 01:25:55 ID:dCsfkwjh
アルムでいいと思うが?
385助けて!名無しさん!:2008/09/25(木) 15:47:41 ID:r7FzXl0F
ロイ「ただいまー」
ミカヤ「おかえりー。冷蔵庫にSドリンク入ってるからお八つに飲んで」
ロイ「だが断る。あれ? 姉さんがゲームやってるのって珍しいね?」
ミカヤ「ルーテさんが置いてったのよ」
ロイ「へー、あ、画面見せて?」
ミカヤ「いいわよ。はい」

                      , '´j
                  ト,  , '  ム,.イ__                   _......_
            ,. '´ ̄``ー!::V    j/::::i  `` ,              , '´   `ヽ,
           /      !/   /:::::::,'     ` 、          , '´        ヽ,
          / ,       i'   i_;:イ::/r-、     `、   r‐-、  , '´     〉      ヽ,
         / /        (i   i(●)' /\ `'、    ', /:::::::::_>'´      /        ヽ,
       / /   厶    ',(、_, )ヽ、,,ノ   \_j     V-‐' ´        /   i        ',
     /   /    /     r-`=ニ=- '、      j     /        _,.. -/    !         ',
      /   /    /      !  `ニニ´ ` 、  r     '      ,. '´  /    i    i     i
    /   `>、_,ノ ,'  !  !        `、,'          rく. -‐-, '、     !    ,'     !
   /    /!     ,'  i  i         ∧   /`ヽ、  /  `、:::ノ  \  ,イ    ,'   ,'  !
  {    / i    ,'   i  i        i: : '、_/: : : : : :`、     ',ー、   `' ,'    ,'   ,'   i
   ` 、  / i    i   i  i          !: : : : : : : : : : : : : ',     ',::::j    ,'    ,'   ,'  i  !
     `'  !   ハ   L_..ノ          !: : : : : : : : : : : : : jr-‐    ト、    i    /    /   i  !
        `ー-' `ー--'             ',: : : : : : : : : : : /      j、:j    `、  /   /  ,'   i
                         /`、: : : : : : : : : i       ',      `'` 、  /   ,'   i
                         {  `、: : : : : : : :'、      i         `'` 、_ノ`ー-'´
                         '、   ` 、:_r‐-r‐-、     ノ
                    ,イ´{ ̄`ー-'、   ,! '、_ '、_ ヽ、  /|
                    ! 'ー`ー-   `  {`ー- 、     / ,'
                    `ー―--- .._  `)  i`ヽ   ,' ,'
                            `ー'  ,'  '、_ノ ,'
                                 ,'     ,'
                               /      /
                   、   ,       /     /
                   i::'、 /:i     /     /
                 __ ',::::V:::::i  _,.. '´     /
                 ` 、 ̄L_:::j ̄     _,. '´
                   ``ー-- ....__..... ' ´

ロイ「ちょwwwwwwwww何コレwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ミカヤ「やるモンだって。主人公の池がやる夫の顔したポケモンを使って強い奴に会いに行く話」
ロイ「ポケモンっすかwwwwwwwwww」
ミカヤ「旅をする途中で繰り広げられる人情絵巻が見所だそうよ」
ロイ「絶対違うって。あ、エンカウント」
386助けて!名無しさん!:2008/09/25(木) 15:49:35 ID:r7FzXl0F
       ___         ___
.       l ト、ヽ-,─‐ - '´,ォ !
       }レ' (   ノ   ヽリ
       / ,, == ヽ_ク,,==、 ヽ
      l (●),   、(●)   !
.      {  ゙ .,,ノ(、_, )ヽ、,,   }
.      ヘ    `-=ニ=- '   ノ
      ヽ、_j   `ニニ´し' /
       _> 、    _, <_
       '--‐ '´ ̄ ̄`ー--'
ロイ「死wwwwwwwwwwwwwぬwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ミカヤ「あははははははははは! これは酷いわwwwwwwwwwwwwwwwwww」
リーフ「ただいまー。うわ、姉さん酷い顔。何やってるの?」
ミカヤ「ポケモンのパチモン。ルーテさんが置いてったの」
リーフ「へぇ。画面見せて?」
               _. -──- ._
              , ::´           `ヽ
         / ::           `
        / ;;-==ェ;、   ,,,,,,,,,,,,,,,_ ヽ
        l "-ー:ェェヮ;::)  f';;_-ェェ-ニ ゙レ'.
          | ''   ̄´.::;i,  i `'' ̄     l    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          |、::.  ....:;イ;:'  l 、     /|   | 久々にだいばくはつ
        l`ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ.    j     | こういう展開が沢山あった
          ' ゙l  ::´~===' '===''` ,il" /   < のが昔のポケモンなんだよな 今の新参はすぐに
           ヽ 、 :: `::=====::" , il   /     | 大爆発するから困る
          ヽ、゙l;:        ,i'  /     \________
            ` ー . ___. - ´
リーフ「ラングさん何やってるのwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ロイ「パーティ見せてよ」
ミカヤ「はい」
387助けて!名無しさん!:2008/09/25(木) 15:50:21 ID:r7FzXl0F
               _,,,..-‐‐‐-....,,,_
            i~`'''''~        .`‐、
.           l             ヽ.____           ___
           / _;;-==ェ;、   ,,,,,,,,,,,,,,,_  ./    __,,-''""~~    `ヽ
.          l  -ー:ェェヮ;  f';;_-ェェ-ニ   /   _,,-''  __,,--‐‐--,,,_   ヽ
.          ゝ. .:'  ̄´:;i,  i `'' ̄      .l. _/  /~~      ヽ,   ヽ
.           \ ~...イ;:'  l 、.ノ__,      .y'  /~          ヽ   .l
.             `i/ ゙'''=-='''´`ヽ   /  l/~             l   .l 久々にミュウ
              ゝ.     ,,ノ-‐'~    l               l   .l  イベントでしか手に入らないんだよな
.               `‐‐‐‐‐'"ノ:::::      l               .l  .l  みんな裏技を使いまくるから困る
                ('''''''''''''''     /   .l               /  ./
               `‐-,ソ    __ノ  ,  l              /  ./
 . __,,,,,,___          /     i`  ノ ノ             ./ /
 .ゝ.   `‐-.,,      /       .`‐‐'~ ./            / /
     `‐..,,    ヽ.  .l      /    l            ./ /
       `‐、   `-'ゝ:.   ./     .l           / /
         `‐、.  ノ~ゝ:::......l      l      __,,...-'"~ /
            ~~~   ゝ..J     ./`‐---‐''"~__,,,...-'"~~
              ____,,...ノ  ___,,,,,./`‐----‐''"~
ロイ「ミュウ一人旅wwwwwwwwwwwwwwww」
リーフ「こwwwwwwwwwwwwwれwwwwwwwwwwwwwwはwwwwwwwwwwwwwwwww」
388助けて!名無しさん!:2008/09/25(木) 15:50:34 ID:vHtAsTdw
サザにメダリオンを持たせたら勝てるかも
 後でどうするかは考えていない
389助けて!名無しさん!:2008/09/25(木) 21:11:40 ID:DD/3/dPH
久々にルギアを見た気がしたけど間違いだった、吹いた
390憧れの人 その1:2008/09/25(木) 23:07:14 ID:fpEr3/7B
リーフ「ただいまー」
マルス「ミカヤ姉さん、またアルバム見てるんだね」
ミカヤ「お帰りみんな。ふふ、だって家族の写真って、何度見ても飽きないんだもの」
ロイ 「ずいぶん昔の写真だね。この小さい子たちは僕たち?」
ミカヤ「そうよ、えーとこれは……マルスが小学校に入りたての頃だったかしら」
リーフ「そんな昔なんだ! 僕やロイはあんまり覚えてないだろうね……
    ん? この、真ん中の女の子は誰?」
 
 リーフが写真の中央を指差す。
 そこには兄弟家のまだ小さい子供たちに囲まれた、青い髪の少女が微笑んでいた。
 
ロイ 「えーと、誰だろう? 見たことあるような気もするけど……」
リーフ「見たとこ中学生くらいだから、今頃は美人な大人のおねいさんだろうね」
マルス「エイリーク姉さん……は、髪が緑がかってないから違うか。シーダは歳が違い過ぎるし……」
ミカヤ?「その疑問についてはこのあたしがお答えしましょー!」
マルス「出たねフリーダムとクレイジーの神」
ユンヌ「ふふん、紋章町を創始の頃より見守ってきたこのあたし! 町の歴史で知らないことなどなぁい!
    この青い髪の子はねぇ」
エイリーク「これはエリス先生ですね。懐かしいですわ」
エフラム 「ああ、まだ近所に住んでらした頃だな」
ユンヌ  「orz ちょっと二人とも、あたしのセリフ取らないでよー!」
ロイ   「え、エリス先生って、この近くに住んでたの!?」
エフラム 「カダイン大学の付属高に飛び入学して、女子寮に入るまでは近所住まいだったな確か」
マルス  「そう言えばカダイン大卒って言ってたっけ先生。グラド大と双璧と言われる名門だね、うちとは縁は無さそうだけど」
ミカヤ  「ごめんね、うち貧乏でごめんね! お姉ちゃん稼ぎが少ないから、エイリークをルネス女学院に入れるのがやっとだったの……」
エイリーク「いいえ、私がいけないのです! ターナたちと同じ所へ行きたいなどと、軽はずみな事をつい言ってしまったから……」
マルス  「ちょ、姉さんたち!? いや、そういう意味で言ったんじゃ……」
ミカヤ? 「何言い訳してんのよ今更、二人とも泣いちゃったじゃないの謝んなさいよ!」
マルス  「都合よくミカヤ姉さんから出たり入ったりしないでくれますか」
リーフ  「……ねぇ、エリス先生の話は今頃どの辺流れてるのかな」
ユンヌ  「そうそう、よくぞ話を戻してくれたっ!
      エフラムちゃんたち以外は覚えてないと思うけど、みんなエリスさんとよく遊んでもらってたりしたのよ。特にマルスちゃんはねー」
マルス  「へぇそうなんだ、確かに全然覚えてないけど」
ユンヌ  「んじゃせっかくだし、色々話してあげるわね。昔々ある所に、アイクとミカヤとシ(略)が住んでいましたー」
エイリーク(ある所と言っても、紋章町のこの家以外にないと思うのですが……)
ロイ   (クレイジーの神ってとこは結局否定しなかったね……)
 
 
 今から十年くらい前、隣の隣に青い髪の女の子が住んでいました。
 女の子はとってもきれいでやさしい子で、近所の人たちはみんなその子のことが大好きでした。
 
 
エリス 「すみませーん! このクマーさんポシェット、リンちゃんのですよね?」
シグルド「本当だ、公園に置き忘れたんだな。ほらリン、ありがとうって」
リン  「ありがとう、お姉ちゃん!」
マルス 「あ、エリスお姉ちゃんだ! あそぼー!」
エリス 「ごめんなさい、今日は図書館でお勉強しないといけないの」
マルス 「なんだー、つまんない……」
エリス 「あ、でも、明日なら空いてるから。私の方からマルス君のおうちに行くから、それならいい?」
マルス 「うん! 待ってる!」
 
 
 もちろん、兄弟家のみんなも同じです。
 特にマルスちゃんは、エリスお姉ちゃんが大のお気に入り。姿を見かけるといつも笑顔で駆け寄ってました。
 
 エリスさんも子供が大好き。
 自分も勉強で忙しいのに、時間がちょっと空いたら公園で一緒に遊んであげたり。
 子供たちがけんかをしていたら、間に入って仲直りさせたりもしていました。
391憧れの人 その2:2008/09/25(木) 23:15:56 ID:fpEr3/7B
ベック 「やーい、おねしょおねしょー!」
ダロス 「小学校に入ってまだ寝小便かよ、ダロスwwwww」
ロジャー「うわーん! やめろ、やめろよー!」
エリス 「こらっ! どうしたの、仲良くしなきゃダメでしょ?」
ダロス 「だってロジャーのやつ、おねしょしたっていうんだぜー」
マルス 「学級新聞におっきく書いてあったよね、『○月▲日午前2時、ロジャーおしっこを漏らす』って」
ロジャー「違うよ、おねしょなんてもうずっとしてないよ!」
エリス 「え……してないの?」
ロジャー「うん、それにおれ見たんだ。職員室でジューコフ先生と、マルスが何かコソコソ話してたんだから!」
エリス 「……マルス君、どういうこと?」
マルス 「……えっと、その……あの」
 
 しどろもどろのマルスちゃん。
 大好きなエリスお姉ちゃんの前で、ウソや隠し事なんて出来ません。
 
マルス 「……ジューコフ先生に、こっそり学級新聞書き換えさせた。マリアの隠し撮り写真渡して」
ロジャー「やっぱりマルスだったんだ! なんだよ、なんでこんなひどいことするんだよ!」
マルス 「だって……だってロジャー、この前シーダに声かけられてたじゃないか。『あなたは愛を信じますか。あなたには愛する人がいますか』って。
     そしたらロジャー、何て言ったと思う? 『あんた、大丈夫かい』って! ひどいのはロジャーの方だよ!」
ロジャー「マルス……」
マルス 「シーダは笑って許してたけど、ぼく……ぼくは……」
 
 顔を真っ赤にして訴えるマルスちゃん。
 マルスちゃんはこの頃からシーダちゃんが好きだったのです。
 
エリス 「そう……それでマルス君は、ロジャー君のことが許せなかったのね。
     でもマルス君? いくらシーダちゃんのためだからって、こういうことをしちゃいけないわ」
マルス 「…………」
エリス 「人を陥れたり、策謀を巡らしたらダメって前に言ったわよね?
     あなたはそういうのが得意で、ついやってしまうのかもしれないけど。その癖は直さなきゃダメなのよ」
マルス 「で、でも……悪いのはロジャーだし、それに……」
エリス 「……ふぅ。しょうがないわね、ちょっと痛いけどお仕置きよ。
     トロン」
 
 
 ジジジ…バリバリバリバリバリバリ
マルス 「あ、あびびびびびびびびびびbb」

ベック 「だ、大丈夫マルス!?」
ダロス 「おいマルス……うわあっ! さわったらボロって崩れた!」
ロジャー「マルスが炭になっちゃったよー!! うわあぁぁーーん!」
三人  「うえぇーーーーんん……」
 
 
 幼い子供たちはこの日、初めて『死』を理解しました。
 けれどエリスお姉ちゃんだけは、いつもと同じニコニコ顔をしていました。
 
 
エリス 「大丈夫よ。オーム」
マルス 「ぷはぁっ! あ、あれぼく、どうなったんだろ……?」
ベック 「マルスが生き返ったー! よかったぁうわーん……」
三人  「うわぁーーん」
392憧れの人 その3:2008/09/25(木) 23:19:31 ID:fpEr3/7B
エリス 「マルス君、これで分かったでしょ。人は傷付けられると、とっても痛い思いをするのよ。
     今傷付けられたのは体だけど、心も同じように傷が付くの。あなたはロジャー君の心を傷付けちゃったのね」
マルス 「…………」
エリス 「マルス君にも分かるはずよ。あなたはシーダちゃんの心が傷付けられたと思って、こんなことをしたんでしょうから。
     だから……もう、こんなことはしちゃいけないのよ。ロジャー君に、ごめんなさいしましょうね」
マルス 「…………」
エリス 「…モッペン 死ンデミル?」
マルス 「ロ、ロジャーごめん!! ぼくひどいことしたよね、ごめんなさいしないといけないね!」
ロジャー「いいよ。おれもシーダにひどいこと言っちゃったし、明日謝りに行くよ!」
エリス 「じゃ、これで仲直りね。もうけんかしちゃダメよ。
     それと……はい、みんなにお小遣い。これはね、『口止め料』って言うのよ^^」
ベック 「…………」
ダロス 「お、おれ、何も見なかった」
エリス 「はい、よくできました^^」
ロジャー「えーと……み、みんなでサッカーしようぜ!」
ベック 「お、おー! ロジャーは固くて遅いからキーパーな」
ダロス 「固くて遅いのはベックだろ、ロングパス得意だし」
マルス 「ベックはディフェンダー抜かれたら終わりじゃないか、やっぱりロジャーだよ」
エリス 「うふふ……」
 
 
エリスお姉ちゃんのおかげで、けんかは丸く収まりました。
けれどマルスちゃんのいたずら癖は、その後もなかなか治りませんでした。
 
 
エリス「……マルス君。オグマさん家の表札を『ロリコン』にすり替えたそうね」
マルス「だ、だってあいつ、シーダのこと変な目で見てたから……」
エリス「お仕置きよ。エルファイアー」
マルス「ひ、ぎゃああああつあつあつあつあつあつ!!」
エリス「オーム。ウォーム」
マルス「うわああ、ブンブン来たブンブンブンブブブぶぶがハッ」
エリス「オーム。もう一度ウォーム」
マルス「うわあああ、またブンブン来たブンブンブンブぶぶぶぶぐホッ」
エリス「オーム」
マルス「はぁ、はぁ……お姉ちゃん、なんでオーム3回も使えるの?」
エリス「竜の祭壇から取り寄せた特注品だからよ。……後2回使えるんだけど」
マルス「も、ももももうしません!! ごめんなさい……」
 
 
エリス「しょうがないわね、お仕置き……いけない、今日は魔道書を持ってなかったわ」
マルス(ホッ)
エリス「(ピポパ)あの、闘技場の親父さん? レベル15のを五人ほどお願いしたいんですけど、宅配で」
剣闘士「オッスオッスオッスオッスオッスオッスオッスオッスオッスオッスオッスオッスオッスオッスオッスオッス」
マルス「ぎゃあああ、ガチムチ来たアアアアアアッーーーーー!!」
393憧れの人 その4:2008/09/25(木) 23:24:21 ID:fpEr3/7B
 
ユンヌ  「こうしてマルスちゃんは、いけない事をする度に焼死したり凍死したり感電死したり、隕石に潰されたり風刃で輪切りにされたり毒虫の群れに蹂躙されましたとさ、めでたしめでたし♪」
マルス  「いやあ……言われて思い出してきたけど、なかなかハードな過去だったね僕」
エフラム 「エリス先生はそんな事をしていたのか……それが今やあの人格者だからな、変われば変わるもんだ」
ロイ   「いやそれも、表面通り信じていいのか分かんなくなってきた」
エイリーク「マルスもよく耐えてきましたね……それだけの事をされて、精神崩壊など起こさなかったのが不思議なくらいです」
ユンヌ  「起こしたわよ実際。いつだったかエリスさんが、瞳孔開きっ放しでよだれ垂らしたマルスちゃんおぶって来たの。
       エリス『マルス君はお仕置きの苦しみにたえられず魂はくだけた もはや私とてどうにもならぬ』
       マルス『エリスサマニサカラウモノ……コロス……』
      みたいなこと言ってたから、うちの教団の黒鷺呼んで記憶を消去したの。だから覚えてないわけ」
ロイ   「魔王エリスkoeeeeeeeeeeeeeeee!! ていうか記憶消したら、肝心のお説教の部分まで忘れちゃってるんじゃない?」
ユンヌ  「うん、お仕置きの意味ゼロね。
      ちなみにエリスさんがカダイン大付属高へ行ったのが、ちょうどこのすぐ後だったかな? 他に志望校あったらしいけど急遽変えたみたい」
マルス  「女子寮のある高校に高飛び……飛び入学したわけか。鮮やかな引き際だね、兄さんたちへの情報統制も完璧だし」
エフラム 「うーむ、しかし……記憶を消去というのはどうも気に入らないな。
      場合が場合なのは重々承知だが、どうも俺の価値観だと……辛い記憶にも自ら立ち向かえと言いたくなってしまう」
エイリーク「確かに、消去という手段は乱暴かも知れませんが……私は、立ち向かうべきものとそうでないものとがあると思います。
      人の心の強さは様々ですし、どんな人にも耐え難い記憶はあるのではないのでしょうか。忘れてしまいたい、心の奥底に閉じ込めてしまいたいほどの」
エフラム 「そうか……? 例えば?」
サラ   「わたしと一緒に遊んだこととか?」
 
 
エフラム 「…………で
      出たあああああああ黒いようじょ悪いようじょようじょようじょようじょようじょおおおおおおおお!!」
エイリーク「あ、兄上!? 居間へ、ソファに横になりましょう! ロイは水枕の用意を!」
ロイ   「う、うん!」
エフラム 「ようじょこわいようじょこわいようじょ……」
 
 
マルス「あーあ、耐え難い記憶が甦っちゃったね(スレ11-25参照)。いきなり耳元で囁いたりするから。
    で、なんでサラちゃんがここに?」
サラ 「ウォッチの杖でリーフの様子見てたら、面白そうな展開になってたからリワープしたの。お茶はお構いなく」
マルス「そう言えばリーフ、さっきからずっと黙ったままだね。リーフ?」
リーフ「…………」
サラ 「アルテナさんが黒ボンテージに着替えてるわよ……無反応ね、重症よ」
394憧れの人 その5:2008/09/25(木) 23:27:52 ID:fpEr3/7B
リーフ「……僕、僕……
    僕、全然知らなかった。マルス兄さんがそんな事になってたなんて……」
マルス「……リーフ……
    や、やだなリーフ。過ぎてしまえばいい思い出だし、そんな深刻になるほどのことじゃないよ。
    時々はドゥラームでHP1残してくれたこともあったんだよ? たまに必殺が出て結局即死したりしたけど」
リーフ「そういう問題じゃないじゃないか!! 僕はすぐ近くにいたのに、マルス兄さんは……そんな……」
サラ 「リーフ……自分を責めちゃだめ。人にはどうしようもない事だってあるの。
    そんな顔、あなたには似合わないわ……リーフはもっと明るくて、みんなを楽しませる力があって……!」
リーフ「マルス兄さんがそんな子供の頃から、目上のおねいさんに繰り返し折檻されてたなんて!!
    ああ僕のバカ、もう八年だけ早くおねいさん道に目覚めていれば! 一緒に溶岩の海であっぷあっぷしながらこの人でなしーとか叫べたのに!」
マルス「…………」
サラ 「デレて損した」
リーフ「時の流れは何て無情なんだ! その価値に気付いた時には過去はもうはるか彼方!
    ユンヌ神様、一生のお願いです! 僕を幸せなその時間に戻してください!」
ユンヌ「そ、そんなの無理よ! 神でも出来ることと出来ないことがあるんだから!」
リーフ「かみさまなんでしょ ピュンっと とばして ください」
ユンヌ「やめてぇぇっ!! わたしは完全な神なんかじゃないの、過ちも犯すしアイクハァハァだっていくらでもしてしまうの! 助けてアイクー!!」
アイク「なんか電波を受信したので飛んできました」
リーフ「っ肉  お願いです神様仏様ユンヌ様、一度でいいからトロンで心臓(ハァト)をブチ抜かれたいんです!」
ユンヌ「無理なもんは無理って言ってるでしょ! サラちゃんも助けて、リーフちゃんがこんなこと言ってるのに黙ってるの!?」
サラ 「もちろん手は打つわよ。>>15-16 をコピペしてナンナたちの家に送るわ」
ユンヌ「コピペじゃなくて今助けてよー! アイクもあぐらかいてマンガ肉食いちぎってないでー!」
アイク「さすがバレンシア産竜肉だ、この熟成具合が違うなモグモグ……」
 
 
 押し問答するリーフとユンヌ、我関せずのアイクとサラ。
 そんな騒ぎをよそにマルスは一人、床に広げられたままのアルバムを見つめていた。
 
 フィルムの貼られた写真の中で、並んで笑う青い髪の少女と少年。
 封じられていた記憶が、感情が――少しずつ自分の中に甦っていくのを感じる。
 
 
マルス(……そうだったな。僕はエリス先生……エリスお姉ちゃんが大好きだった)
マルス(僕はあの頃からシーダ一筋だし、今もそれは揺るぎないものだけど……
    それとはまた質の違う想いをあの時、僕は確かにあの人に抱いていたんだ。憧れの人……っていうのが正しいのかな)
 
マルス(記憶を失い、再びエリス『先生』と会った時……何か、特別なものを感じていた気がする。
    顔や思い出すら忘れていても、無意識のうちにあの人の背中を、幻を……ずっと昔、初めて会った頃から追い続けていたのかも知れない)
 
マルス「僕はエリスお姉ちゃんのような鬼畜な策士に、少しでも近付くことが出来たのかな……」
 
 
リン 「えーえー、今や立派な鬼畜ですわよぉぉ!!
    マルス!! あんたまた学校に怪文書バラまいたわね! 何よこれ!!」
マルス「ぎく」
395憧れの人 その6:2008/09/25(木) 23:33:59 ID:fpEr3/7B
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 〜ハッピーウェディング ヘザー×リンディス・ついに婚約発表!!!〜
 
 リン 『フロリーナは好きでした。でもそれは愛じゃない
     私が愛したのはヘザーさんだけです!』
 ヘザー『神よ! 同性愛が罪だというなら、その罰はビラク一人に与えよ!
     私は誓う! 例え子供が出来なかろうと決して後悔などしない
     我が愛しきリンディスを、神よ……永遠に守りたまえ!!』
 
 披露宴は×月□日・百合の塔3階にて(女性は入場料無料)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
リン 「鴉王こき使って、どうにか夜明け前に回収し切れたからよかったものの……
    今日という今日は死ぬギリギリまでシメ抜いてあげますからねェェェェェ!!」
マルス「ぐ、ぐぐぐぁぁぁぁぁぁ……姉さん死ぬ、ほんと死ぬ……」
リーフ「いつものパターンに落ち着いたね」
ユンヌ「案外マルスちゃん、今も幸せなのかも知れないね。ああやってお姉ちゃんにフルボッコされて」
サラ 「違うのは、お姉さんはもう二度と生き返らせてくれないってことね」
 
 
アルム「なになに、誰か死んだの?
    僕バレンシアに用事あるから、復活の泉の水汲んできてあげようか?」
サラ 「……最近はヨツムンガンドでの毒責めに凝ってるんだけど」
リーフ「おさえておさえて;」



〜翌日〜

ミランダ「食らえ、怒りトローン!!」
ティニー「上に同じっっ!!」
リーフ 「ドッギャアアアアア!! オガーザーン!」
ナンナ 「リカバー! まだですわ、まだ終わりませんわよ!」
ティニー「見損ないましたリーフ様! 小さな男の子ならともかく、小さな女の子に粉かけるなんて最低です!」
リーフ 「い、いやそれは……ぼ、僕じゃないんだ。健全な一般男子の言動を僕はその、体現しただけで……」
ミランダ「どの口が健全言うんじゃああ!! ……い、今なら、ダイムサンダだって撃てそうな気がするわ……
     よぉぉし受けなさい! (魔力20+武器攻撃力12+Mアップ7+魔力床10)×怒り必殺でダメ2倍×攻撃回数2回×追撃でさらに2倍、全部でいくらだアアアアアア!!」
リーフ 「この人でなしぃぃぃぃぃぃぃ!!」
 
 
ヘクトル「二つの雷で苦痛も二倍だな」
セリス 「ああいう攻撃→回復のループを見るとやっぱり、懐かしさに駆られたりすることってあるの?」
マルス 「全 然」
396助けて!名無しさん!:2008/09/25(木) 23:38:15 ID:fpEr3/7B
エリスファンの方、ほんとすんませんでしたorz
鬼畜王子の姉ってテーマで書いたらこんな事になってしまった。
397助けて!名無しさん!:2008/09/26(金) 07:40:06 ID:rrgYphO8
そんなエリスもマリクの前だとデレが入るに違いないw
398助けて!名無しさん!:2008/09/26(金) 16:15:25 ID:hE3b/fbE
むしろマリクがエリスのお仕置きをも喜んで受け入れるドMで
シャナン 「カレル、貴様、また姉上の店に金も払わず入り浸っていたようだな」
カレル  「くくく、お前の姉と姪は喜んでいるようだが」
シャナン 「その歳にもなって無職で脛かじりとは、自分が情けないとは思わんのか」
カレル  「ふ、貴様が人の事を言えた柄か?」
シャナン 「な、何を言う?私は現役の剣士だ、無職ではない」
カレル  「バルムンクが無ければ何もできん未熟者が随分と強気だな」
シャナン 「う、うるせー、それでもテメーよりはマシだ。ヴァーカ、ヴァーカ、無職、童貞(図星を突かれたため、素が出た)」
カレル  「どどどど童貞ちゃうわ(同様に素が出た)。き、昨日、お姉さんとしたばっかで・・・」
シャナン 「風俗はカウントに入らねーからな」
カレル  「ギク!!」
シャナン 「金を払はなきゃ女とヤレねーなんてマジ喪男だな」
カレル  「い、いや、心は通じ合っていたと信じている」
シャナン 「ぶっちゃけさぁ、40半ばで童貞とかぶっちゃけありえなくね?魔法使い通り越して賢者じゃね?
え、何、もうエルファイアーとリライブ位は使えるようになったんすか?あひゃひゃひゃひゃ」
カレル  「うるせぇよ、近親ロリコンのくせに威張るんじゃねーー!!」
シャナン 「なんだとーーー」
カレル  「姪のラクチェとか子供のデイジーにしか欲情できねーんだから事実じゃねーか?」
シャナン 「そ、そんなことはない」
カレル  「え〜ラクチェの流星剣パンチラでハァハァしてたの誰だっけ〜、
デイジーに『だーれだ』ってやられた時の感触でハァハァしてたの誰だっけ〜」
シャナン 「きききききき貴様、何故それを?」
カレル  「シャナンです。手にもってるバルムンクは誰でも斬れるのに、股間にもってるほそみの剣は近親と幼女しか斬れんとです・・・
シャナンです・・・シャナンです・・・シャナンです・・・
(^Д^)プギャー wwwww」
シャナン 「も、も、も・・・もういっぺん言ってみろ、この(ピー)野郎!!」
カレル  「ああ、やんのかこの<ダキュン>野郎!!」
カレル・シャナン (取っ組み合いの喧嘩)
カアラ・アイラ 「いい加減にしろーーーーーーー」

剣姫カアラ 〜妻として、母として、妹として〜
最終話 剣聖誕生

カレル  「染みる」
カアラ  「消毒だ、我慢しろ」
―私はシャナンとの喧嘩で傷を負った兄者の顔に消毒薬をぶっかける。
我が家には杖を使える人間がいないため、地道に薬で治すしかない。
アイラやラクチェとは仲のいい兄者だが、アイラの弟シャナンとは仲が悪い、同属嫌悪というやつだ。
無職の兄者と比べるのは失礼だが、シャナンも間違いなく兄者側の人間である。
そういえばこの間の雑誌にも、ナバール系のモデルとして出ていたな。
まったく、ルトガーとは共鳴してたくせに、中2病の考えることはわからん。

カレル  「シャナンめ・・・次は必ず斬ってくれるわ」
カアラ  「無理だ、現役のシャナンに勝てるはずが無かろう、ほら、絆創膏をはるからじっとしていろ」
―絆創膏を貼る為、兄者の顔に近づいたが、相変わらず肌はツルツルだ。
今まで、私は散々中年とののしってきたがそれは実年齢の話、見た目は非常に若く20年前と全く変わりはない。
まぁ、働きもせず好き勝手なことをやって好き勝手なことを言う・・・そんな苦労のかけらも無い人生を歩んでいれば老けようも無いか。
カアラ  「治療は終わった。兄者、庭に出ろ」
カレル  「・・・何のまねだ?」
カアラ  「シャナンに勝ちたいのなら、少しでも剣の腕を取り戻すのだ。私が稽古をつけてやる」
カレル  「やめておけ、妹よ。我々が相対すればいずれかが倒れるまで・・・すみません、やりますから首筋にある剣を納めてください」
―シャナンに勝つなど私にとってはどうでもいい。
私以上に何もできない兄者が職に就くには、少しでも剣技を思い出してもらうしかないのだ。
我々2人は庭に出て、練習用の模造刀を構える。

カアラ  「とりあえず、好きなように打ち込んできてくれ」
カレル  「この風・・・これから始まる宴に相応しい」
カアラ  「いいから早く来い」
カレル  「くくく・・・妹よその言葉後悔するがいい・・・必殺・緋凰絶炎衝」
―パコーーーーン
気持ちのいい音をたて、兄者の剣は宙に舞い、地に落ちた。
私は手加減どころか、まともな構えすらとっていなかった・・・。

カレル  「今のは小手調べだ。いくぞ、皇王天翔翼」
―パコーーーーン

カレル  「なかなかやるな、妹よ。それでこそ私の相手に相応しい。次だ、殺劇舞荒剣」
―パコーーーーン

カレル  「くくく・・・ついに奥義を使うときが来たか・・・はぁぁぁ、奥義、業魔灰じ・・・」
―パコーーーーン

カアラ  「・・・」
カレル  「・・・」
カアラ  「・・・」
カレル  「くくく、未知なる秘儀を」
カアラ  「いや、兄者、もういい・・・」
―泣きたくなってきた、それも声を上げて大泣きしたくなってきた。
これが、これが・・・かつて最強いわれた剣魔カレルだというのだ・・・
誰よりも強くて、私を守ってくれた兄者だというのだ・・・
私の悲しみは尋常でなかった・・・今私に慰めの言葉をかけた者は、無条件で私と支援Aになるだろう。
そして、悲しみは程なくして怒りに変わる。

カアラ  「そもそも技名を言うな!死と隣り合わせの実戦中にあんな小難しい漢字を叫ぶ剣士がどこにいる!」
カレル  「『レイディアント・ハウル』みたいな横文字の方がよかったか?」
カアラ  「そういう問題じゃねぇぇぇぇ、この中2病がぁぁぁぁ!!!」
―私は兄者を蹴飛ばし、家の外に追い出して、鍵をかける。当分兄者の顔は見たくない。

(ここからは、カレルさんの視点でお読み下さい)
カレル  「く・・・本気で蹴りおった、妹め・・・兄に対する畏敬の念が足りん」
―幼少時は「兄上・・・雷が怖いので、一緒に寝てください」とか言ってくれた萌え妹だったのに・・・。

カレル  「扉が開かん・・・妹め、内側から魔力封印を施しおったか」
―仕方が無く、街へ向かった、目的はエターナルガールハンティング、つまりはナンパだ。
ふ・・・昨今の婦女子など、私の闇の気(ダーク・オーラ)でイチコロだろう。
カレル  「娘よ。まもなく血の宴が始まる。お前は私の同伴にふさわしい」
リン   「ちょっと、急いでるんだから離してよ」
―小娘に私の魅力は理解できないようだ。

カレル  「天馬は純粋で穢れなき姿だが、乗っているお前はどうなのだ?私が確かめてやろう」
ユーノ  「夫が待っていますので、失礼します」
―ふ、つまらぬ男に縛られた哀れな女だ・・・。

カレル  「忠義のため手を血に染めてきたか・・・もはやお前は私としか交わることが許されん」
ブルーニャ「ベルン署のブルーニャ警部よ。よろしかったら留置所一泊二日の旅にご招待しましょうか?」
―権力の犬が・・・どうせあの女も夜は署長あたりの雌犬になっているのだろう。

カアラ  「碌な女がいないな・・・いずれも斬るに値しない」
―そもそも、どの女も醜く乳をふくらませているではないか。
巨乳などすぐに垂れるに決まっている、カアラもそろそろ危ない。
やはり貧乳こそが至高、私が斬るに相応しい。
疲れたので公園のベンチに座る・・・遊んでいる幼女が目当てではない。私はシャナンとは違う。

子供1  「あ、おっちゃんだー」
子供2  「おーい、おっちゃん」
―私の元に2人の子供が駆け寄ってくる。以前私は、つかの間の休息としてこの2人と戯れたことがあるのだ。
注 カアラ「ちなみに兄者はその後警察に通報され、任意同行された。警察署に謝りにいったあの日のことは、今でも忘れない(泣)」

カレル  「私はおっちゃんではないと何度言ったら・・・」
子供1  「そんなことよりも、またヒーローごっこしようよ」
子供2  「またおっちゃんがまおうになってよ。『じゃきがんがはつどうする』とかやってよ」
カレル  「くくく・・・貴様らは運がいい、数年後であれば私は貴様らを斬らずにはいられなかった」
子供1  「わーい、でたな、まおうめ、やっつけてやる」
カレル  「ふ、やってみるが・・・ぐはああ」
子供2  「必殺キックだ、まいったか、まおうめ」
カレル  「貴様・・・よりにもよって股間を・・・使い物にならなくなったらどうする気だ・・・・」
???? 「なにをしているのですか!!」
子供1  「あ、せんせー」
子供2  「いまね、いまね、まおうをやっつけたんだよ」
カレル  「!!!!!!」
―子供達の元に駆け寄った先生と呼ばれた女・・・
クセひとつ無いブロンド、透き通るような白い肌、今にも折れそうな華奢な肢体、儚げな青い瞳・・・
YABEEEEEEEE マ ジ 好 み !!!!!
あまりの衝撃に素がでてしまったが、そんなことはどうでもいい。この女、絶対に落とす。

先生   「本当に申し訳ありません、私共の子供がご迷惑をおかけしました。あなた達も謝るのです」
子供1  「おっちゃん、ごめんねー」
子供2  「ごめんねー」
カレル  「くくく・・・子供は斬る価値も無い。そのような者に怒りなどもたぬ」
先生   「本当ですか、寛大なお心に感謝いたします」
―先生は笑顔も超カワユス。
いますぐチュッチュッしたいが、この闇の気(ダーク・オーラ)を消すわけにはいかん。
女はこの気を感じると、じわじわと私にほれてくるのだ。

カレル  「お前は運がいい、後数年遅ければ私はこの者らを斬っていた。時の流れと運命に感謝するがいい」
先生   「はい、神よこの方の寛大な心に祝福を・・・」
―この女、どうやら宗教関係者のようだ、つまりシスターか。うは、シスターとラブラブなんてテラ背徳!!!
子供1  「あれー、せんせーおっきなかばんもって、どっかにいくの?」
先生   「ええ、大事な用事があるのでしばらく帰ってこられません」
子供2  「ええーじゃあぼくたちどうなるのー?」
先生   「代わりの方を頼んでいるので大丈夫ですよ、さぁ、先に孤児院にかえるのです」
子供12 「はーい」
―そういって、子供達は公園を去っていった。邪魔はいなくなった、これで先生と2人きり、大チャーンス!!

カレル  「孤児院と言ったが・・・」
先生   「ええ、すぐそこにある赤い屋根の建物、あれは私が経営している孤児院なのです」
―ちょ・・・シスターで孤児院とか、先生超真面目!!
でも、そういう人に限って夜のベットでは・・・うひょ〜盛り上がってきたぞぉ!!

先生   「本当に申し訳ありませんでした、それでお体は大丈夫ですか?」
カレル  「ふ・・・あの程度今まで私が負った傷に比べれば」
先生   「傷・・・失礼ですが、ご職業は戦いに関するものなのですか?」
―こっちの話題に食いついてきた、これはチャンス!!

カレル  「数え切れぬぐらい人を斬ってきた」
先生   「ひ、人を・・・斬ってきた・・・」
―お、さらに興味持ってくれた!よし、ここはジョークでちょっとなごませよう。

カレル  「貴様の手も赤く濡れているようだ」
先生   「な、なぜそれを?」
―ちょ、適当にいったジョークなのに、本当なの?いや、だがチャンス!!

カレル  「・・・馬鹿ではないようだな。己の汚れを自覚している分・・・お前は、こちら側に近い。斬らずに済みそうだ・・・」
先生   「あの、ご指摘なさったことは・・・確かにそうだと、自分でも思っていたことで・・・」
カレル  「それで、どうする。嫌になって投げ出すか?」
先生   「いいえ!わたしはわたしの信じるものを貫きます!ただ・・・見透かされたのはなぜだったのかと思って・・・」
カレル  「・・・同じく私は剣として生きる。この体全てが一つの刃・・・血を吸わずして生きてはいけぬ。」
先生   「その思いには一点の曇りもないのですか?あるからこそわたしの憂いを・・・」
―なんか適当なこと言ってるのに、マジレスしてくれるんですけど・・・。
こ、これは、やはり私の魅力にやられているということか。

カレル  「・・・お前は馬鹿ではない。そして弱い。だから斬るに値しないそのせいか・・・お前の側にいるときはやすらげる・・・」
先生   「・・・疲れていらっしゃるのですね」
カレル  「そう・・・そうだな。疲れている・・・だろう。人を斬り渡ってゆく間この体全てが衝動に沸き上がり己でも制する事はできん。
・・・疲れていると気付くいとまもなかった・・・」
先生   「なぜ人を斬らずにおれぬ運命にあるのかはわかりませんが・・・いつか本当に心安らぐときが来る事をお祈り申し上げます・・・」
―そういって、先生は胸の前で腕を組み、祈りを捧げた。その姿もテラカワユス・・・。
しかし、これは、これは・・・これはもう私の虜になっているとしか思えん。
そうだ、フラグが立ったのだ。
立った、フラグが立ったー(アルプスの少女風に)。
このままホテルに直行してもいいのだが、そのまえにやってみたいことがある。

カレル  「・・・少し、眠りたい。しばらく・・・側に・・・お前のひざを借りるぞ」
先生   「はい・・・私でよろしいのなら・・・」
―美女の膝枕キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
うはwwwww先生の膝、やわらけぇぇぇ、超いい匂い
ローアングルから見ても先生はやっぱり貧乳、だ が そ れ が い い!!
テンションがおかしいが、それほどの楽園を私は感じていた。

先生   「ゆっくりお休み下さ・・・あ・・・降り出して、きましたね」
―ちょ・・・雨雲、空気嫁。
そう思っている間に雨は勢いを増し、相当の豪雨になっていた。
しかし、私は見逃さなかった。公園の先に小屋があったのを。
カレル  「とりあえず、あの小屋に避難だ」
―私と先生は小屋に大急ぎで入った、中には水道と黒板があっただけだった。
どうやら、子供の遊びや集会用の小屋らしいが、そんなことはどうでもいい。
雨に濡れた2人、誰もいない小屋・・・これはまちがいなくフラグだ!!セ○○スフラグだ!!
立った、フラグが立ったー(アルプスの少女風に)。勃った、(検閲削除)も勃ったー。

カレル  「随分濡れたな、体も冷えただろう」
―だから私が暖めてやろう、人肌で。
そう言う言葉が喉からでかかったが、かろうじてこらえた。
せっかくのこのチャンス、最後にしくじってはいけない、ギリギリまで紳士的でいなくては。

先生   「大丈夫です、私は着替えを持っていますので」
―そういえば、どこかに出かけるとかなんとかで大きな鞄を持っていたな。
そういって、先生は鞄の中から着ているのと同じ服を取り出した。

先生   「本当は明日用でしたが、今着替えるしかないですね」
―ちょ、先生ここで着替える気!!美女の生着替え!!これは夢か・・・。
し、しかし、流石に見ているわけには行かないだろう・・・。
そうすると、どうすればいい?私は考えた、40数年の中で一番頭を使ったかもしれない。
先生着替える→私は目をつぶる→紳士的な態度に先生メロメロ→新しい服を着た姿を褒める
→先生超メロメロ→公園での適当な話の続き→先生ハイパーメロメロ、再び濡れる
→おもむろに抱きしめる→あなたと、合体します
完璧だ、なんて完璧なプランだ、これで勝つる!!私は早速実行に移した。

カレル  「それでは、私は目をつぶって後ろを向いてみよう」
―ふ、紳士的な態度に先生はメロメ

先生   「いえ、そこまでお気遣いしていただく必要はありません。そのままで結構です」
―何ーーーーーーー!!い、今なんていった、そのままでいいって言った?え、見てていいの、見てていいの?
美女の生着替え、びじょのなまきがえ、ビジョノナマキガエ、BIJONONAMAKIGAE!!
これは、間違いない、そう、先生は「誘っている」。
もう私の魅力に完全にやられているのだ、しかし、自分から恥ずかしいから私から来るのを待っていると、はは、可愛い奴だ。
そうとなれば期待に応えなければならん。私は期待に応える男(注)、幼いころはリクエストのカレちゃんと呼ばれたくらいだ。

注:カアラ  「その割には私の『働け』という期待には一向に応えてくれないみたいだが」

なにやらうるさい声が聞こえたが、これから貧乳美女とニャンニャンするのである。
でかいだけで垂れはじめている乳しか持たない女は黙っていて欲しい
先生が着替えのために裸になったら、一気に抱きしめ、合体開始だ!!

先生   「それでは、し、失礼します」
―そういって先生は肩紐をはずす。うおおおおおおおお!!先生の肌マジ綺麗!!

先生   「エリミーヌ教の法衣は下着をつけないんですよ」
―シスター全員、はいてない、つけてないだと!!
エリミーヌ教、は じ ま っ た な!!

先生   「すっかり濡れてしまいましたね」
   _  ∩
―( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
   ⊂彡
先生やっぱり、テラ貧乳、つるつるのぺったんこ。だがそれがいい!!
成熟した女の貧乳、これぞ至高の美。ロリコンシャナンざまぁwwwww垂れ乳カアラざまぁwwwwww
先生   「・・・流石に、下は恥ずかしいので」
―先生は後ろを向いてしまった。ちょ・・・でもお尻もエロい・・・。

先生   「少し拭かなければ・・・」
―ふ、どうせまた濡れるのだからわざわざそんなことしなくても・・・。
しかし、もう我慢の限界だ、私のテンションは最高潮!!
あなたと合体したい、1万年と2千年前から愛してる。
とにかくチュッチュしたいお、おっおっおっ!!先生、いまいくお ⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン

カレル  「!!」
―先生に飛びつこうとした瞬間、私の体は固まった。
先生が後ろにある着替えを取ろうと一瞬体を前に向けた瞬間、私の体に悪寒が走った。
そう、今、先生の体に激しい違和感を感じたのだ。
前を向いたのが一瞬だったため、正体が何かはわからないが、そこにあってはならないモノを見た気がしたのだ・・・。

先生   「ふう、着替え終わりました」
―しまったぁぁぁぁ、違和感に戸惑っている間にチャンスを逃してしまったぁぁぁぁぁ!!く、これは、今からでも脱がすしか・・・

???? 「ルセア、ここにいたか!!」
先生   「レイモンド様!!」
―そのとき、赤毛の男が小屋に入ってきた。レイモンドでいいのか?
あと、先生はどうやらルセアというらしい・・・ルセアたん、名前もカワユス。
それにしてもこの男、私のルセアたんに「様」付けで呼ばれやがって、ルセアたんの彼氏か?
丁度いい、ここで斬ってやろう、そして今日から私が「カレル様」と呼ばれる・・・ふ、悪くない。

ルセア  「申し訳ありません、突然雨が降り出してしまったので」
レイモンド「構わん。だがもう時間がない、急ぐぞ」
ルセア  「プリシラ様はよろしいのですか?」
レイモンド「今回の仕事は『ビラク園』という場所への潜入だ。女子禁制らしいから男の俺とお前しか入れない」
―ちょちょちょちょちょちょ、ちょっと待て、いいいいいいいま、なななななな、なんて言った!!!??

カレル  「ルルルルルルルセア、とか申したな、貴様・・・まさか・・・」
ルセア  「あ、そういえばまだ名を申しておりませんでした。これは失礼しました。私、エリミーヌ教の神父でルセアと申します」
―し、神父・・・ということは、ということは、とういうことはぁぁぁぁぁぁ!!!
ル、ルルルル、ルセアたんは、ルセアたんは・・・・
      
          お       と       こ

つ、つまり、さっき前を向いた時に私が見たものは、私が感じた違和感は・・・ルセアたんの・・・・お・・・おち・・・・おち・・・・・

レイモンド「行くぞ、お前の傘だ、使え」
ルセア  「ありがとうございます、しかし、傘はこの方に・・・」
レイモンド「わかった。そこの男、この傘を使ってくれ、返す必要はない。あと、連れが世話になった、礼を言う」
ルセア  「今日は本当にありがとうございました、また、お話を聞かせてください。それでは失礼します」
―そういって、ルセアたんは去った。笑顔とお辞儀もテラカワユス・・・
でも、でも、でも、ルセアたんは男・・・。

カレル  「ルセアたんが男・・・ルセアたんが男・・・見た目は女、でも男・・・男子?女子?男子?女子?男女男男女男女・・・・」
―私は男をくどき、膝枕をされ、男の裸に興奮して、おっぱいおっぱいとはしゃぎ・・・あ、あ、あ・・・・

カレル  「何だ・・・頭が真っ白に・・・ああ・・・」
―私はふらふらと、小屋を出た。
先ほどの大雨が嘘であるかのように、空は見事に晴れ渡っていた。

カレル  「これは・・・なんだ・・・長い夢から・・・醒めていくようだ・・・」
―その時一陣の風が吹いた。
この肌触り、この匂い、間違いない。
父なる天と母なる大地がもたらし、草原を駆け抜け、全てを包み込む、サカの西風・・・。

私は、目を、開いた。
(ここから、再びカアラ視点でお読み下さい)
カアラ  「うん、なかなかだったな」
フィル  「とてもおいしかったです」
バアトル 「がはははは、家族で外食はいいもんだの」
フィル  「伯父上もくればよかったのに・・・」
カアラ  「仕方がないだろ、帰ってこないのだから」
―夕食は家族で外食に行ってきた、「ロウエンの袋」とかいう変わった店名だが、アジは確かだった。

バアトル 「む!!」
―家の前までたどり着いたその時、我々3人は足を止める・・・家の前に誰かいるのだ。
泥棒の類ではないと思うが、用心に越したことはない。
フィルをバアトルの後ろに下げ、慎重に近づく、すると、その者は口を開いた。

???? 「おかえり。30分前くらいに帰ってきたんだけど、鍵を忘れてしまってね・・・」
―その者は男、年齢にして50位か?
顔には皺があり、声に力もなく、髪にはわずかだが白髪も混じっている。
・・・一見するとひどく弱々しい、人生に疲れたオジサンである。
しかし、それはあくまでも外見でのこと・・・この男、相当の達人だ、とにかく隙というものが見当たらない。
そのくせ、殺気がまったくない。
隙を見せない人間というのは同時に膨大な殺気やプレッシャーを発している。
20年前、剣魔と呼ばれていた兄者がまさにそうだった。
しかし、この男にはそういったものが一切ないのだ。
隙もないのに殺気もない・・・一言で言うなら「悟り」・・・私はこの男にそういう印象を持った。
我々のことを知っているようだが、一体何者だ?

カアラ  「失礼だが、どちらの方で?」
???? 「ははは・・・兄を忘れるなんてひどいじゃないか。私だよ、カレルだよ」
カアラ  「え」 バアトル 「え」 フィル  「え」
カアラ・バアトル・フィル「えーーーーーーーー!!!!!?」
カレル  「こらこら、近所の方に迷惑だよ」
フィル  「おおおおおおお伯父上!?」
バアトル 「カカカカカカカカレルどの!?」
―あああああああ兄者、兄者だと!?
た、たしかに、顔と背丈は兄者だ、しかし・・・そのほかの部分が違いすぎだろ?
腹立たしいほど若い容貌はむしろ老けている程になり、気どった長髪も短くなっている
第一、中2病はどうした?「闇」だの「血」だの「宴」だのはどうした?
きれいなジャイアンなんてレベルじゃない、もう、別人だ。
昼まではいつも通りだったのに、一体何があったのだ?
まさか、これはテレビでよくやる「ドッキリ」というヤツなのか?

カアラ  「兄者、一体何が・・・?」
カレル  「とりあえず、家に入れてくれないかな、夕食まだなんだ」
カアラ  「あ、ああ、すまない」
―我々4人は家に入る、先ほどから夫と娘は開いた口がふさがっていない・・・。

カアラ  「おい、本当にそれだけでいいのか?」
カレル  「ああ、もう遅いしね。いただきます」
―兄者が私に用意させたのは、少なめに持ったご飯、余りの味噌汁と菜っ葉の煮物それだけだ。
兄者は静かに食べ始める。

カレル  「ごちそうさま、美味しかったよ」
―信じられん、あの大飯喰らいの兄者がご飯1膳、味噌汁、菜っ葉の煮物でごちそうさまだと!!
しかも、味噌汁は大根だ!!好き嫌いが激しく、豆腐(それも絹)の味噌汁以外は絶対に飲まなかった兄者が、大根だと!?
おかずも菜っ葉だけ・・・。
毎回おかずがまずい、足りない、しょぼいなどとケチをつけ、駄々をこねていたというのに・・・。

カレル  「これは、洗剤で洗って乾かしておけばいいのかな?」
カアラ  「あ、ああ・・・」
―さらに自分で片づけまで・・・ほ、本当にこの男は兄者なのか?
カレル  「そうだ、1つ報告があるんだけど、明日から仕事に出るよ」
カアラ  「え」 バアトル 「え」 フィル  「え」
カアラ・バアトル・フィル「えーーーーーーーー!!!!!?」
カレル  「こらこら、近所の方に迷惑だよ」
カアラ  「あああ兄者、私の聞き間違いでなければ、ししし仕事に出ると聞こえたのだが・・・」
カレル  「うん、小さな警備会社なんだけどね、雇ってくれることになったよ」
カアラ  「あ、ああ・・・」
カレル  「まぁ、バアトルどのの稼ぎに比べれば微々たるものだけどね」
バアトル 「そ、そんなことはありませんぞ、カレルどの」
―兄者が就職、本当なら泣いて喜ぶべきなのだろうが、あまりに信じられないことばかり起こっているので、正直実感がない。

カレル  「それで悪いんだけど、少し剣の稽古に付き合ってもらいたいんだ」
カアラ  「あ、ああ、わかった」
フィル  「あの、見学してもよろしいでしょうか」
バアトル 「わ、わしも見たい」
―そういえば、今の兄者は素人以下だったのを忘れていた、早急に腕を取り戻さなければならないのだ。

カレル  「とりあえず、打ち込んできてくれないかい」
―庭に出て、模造刀を構える私と兄者、以前と兄者の構え方が全く違う。
私は程ほどの速さと強さで兄者に斬りかかった、が、それはあっさりと止められてしまった。

カレル  「遠慮は必要ない、全力できてくれ」
カアラ  「い、いいのか?」
カレル  「ああ、その方が訓練になる」
カアラ  「では・・・」
―私は一旦剣を鞘に納め、深呼吸をする。
そして一気に詰め寄り、抜刀をし、左右になぎ払う。
全盛期の半分ほどの威力とはいえ、並みの者にこの抜刀をかわせはしないはずだ・・・。
しかし、兄者は一歩も動かずに、剣で防いでしまった。

カレル  「一歩目の踏み込みが甘いから、剣に十分な力が伝わらない。子供の頃からの悪い癖だ」
カアラ  「・・・兄者、すまないがもう一本、勝負してくれ」
―その後、二十本ほど勝負をしたが、全て兄者に止められた。

カアラ  「ハァ、ハァ・・・参った、私の完敗だ、兄者」
カレル  「カアラ相手にこれだけやれれば、少なくとも明日は大丈夫だろう。つきあわせて、すまなかったね」
―私は、汗にまみれ、息も荒く、今にも倒れそうなくらい消耗したというのに、兄者は汗一滴もかいていない。
強い・・・今の兄者は20年前の剣魔以上だ、剣姫時代の私でもかなうまい。
しかし、剣魔の時とは決定的に質が違う、斬るためだけの剣ではなく、どこかに優しさがある。
現に、今の勝負でも私の攻撃を防ぐだけで、私を傷つけることは一切していない。
それはまるで・・・幼少の頃の、弱い私を守ってくれたときの、あの兄者の剣に似ていた。
フィル  「お、伯父上、お願いです。今すぐこの私に剣を教えてください!!」
カレル  「フィル」
―兄者はフィルの額に手を当てる。

カレル  「・・・心が乱れているね。心の乱れは剣にとって最大の敵だ、剣道部でそう教わらなかったかい?」
フィル  「あ・・・も、もうしわけありません」
カレル  「わかったら、明日に備えてゆっくり休むこと。そして、明日になったらいつものように学校で練習をすること。
心を平常に保ち、流れに逆らわず、変わらぬ鍛錬をする。それが上達への最短の道だよ」
フィル  「は、はい、わかりました」
バアトル 「カレルどの・・・」
カレル  「今まで、散々迷惑をかけたね。お詫びにもならないけど、最初の給料が出たら、一杯奢らせてもらえないかな」
バアトル 「そ、それは是非お願いする」
カアラ  「あ、あの、兄者・・・」
カレル  「何だい?」
カアラ  「い、一体、今日、あなたに何があったのですか?」
カレル  「・・・まぁ、つまりは・・・」
―兄者は私に背を向け、夜空を見上げて、こう言った。

カレル  「大人になったんだよ、私も・・・色々とね」
―兄者の表情はわからなかったが、月明かりに照らされた兄者の背中は、寂しいようにも、安らいでいるようにも見えた。
・・・ここでも「悟り」という言葉が相応しいようだ。


―次の日から兄者は警備会社に勤め始めることになった。
なぜかたまたま警備していた会社に強盗団やテロ集団が襲い掛かってくるが、兄者は全て1人で倒した。
これらの活躍で兄者の名は知られるようになり、さらにかつての剣魔だとわかると、人々は今の兄者を「剣聖」とよぶようになった。
そうなると、弟子入り志願する者や、自社への引抜を試みる者などが後を絶たない。
毎日我が家に押し寄せてくるので、一々接待するのも大変だ。まぁ、その数倍の贈り物やお礼がくるのだが。
しかし、兄者は全ての誘いを丁重に断り、今でも警備員を続けている。
まぁ、このように以前とは別の意味で騒がしい生活ではあるが、決して嫌なものではない。
裏表がない夫、素直で優しい娘、そんな素晴らしい家族の中に、さらに強くて優しい兄者が加わり、いや戻ってきてくれたのだ。
私のような女が享受するには大きすぎる幸せが、さらに大きくなった、そんな生活がいやなものであるわけがない。

バアトル 「うむ、行ってくるぞ」
フィル  「母上、行って参ります」
カレル  「行ってくるよ」
カアラ  「3人とも、気をつけてな」
―それぞれの仕事に向かう3人、それをいつもの言葉で3人を送り出す私。
さて、今日は全員の部屋の掃除でもするか。
3人を送り出した後、気合をいれ、私も自分の仕事に取り掛かった。


―あ、最後にひとつだけ、兄者に不可解な言動があるので、それについて述べる。
悟りを開いて以来、兄者は胸の小さな女に出会うと決まって「君は本当に女の子かい?」と確認するのだ。
多くの場合冗談として流されるのだが、先日エイリークという少女に同じ事を聞いたら、彼女は泣き出してしまった。
中2病ほど致命的ではないものの、できれば控えて欲しいのだが・・・一体なぜこんなことをするのだろうか?
悟りのきっかけと同じく、兄者に関する大きな謎である。

「剣姫カアラ 〜妻として、母として、妹として〜」  完
今回も長々とお付き合いくださりありがとうございました。
408助けて!名無しさん!:2008/09/26(金) 17:04:24 ID:Yjgqd0n4
カカッとグッジョブ!
ついに更生したかカレル・・・
409助けて!名無しさん!:2008/09/26(金) 17:41:59 ID:phol85XP
剣聖にクラスチェンジしたんだねカレル。
 良かった良かった。
410助けて!名無しさん!:2008/09/26(金) 18:31:04 ID:YHXYKKrX
GJ!
そうか、カレル変貌の理由はそういうことだったのかww
411助けて!名無しさん!:2008/09/26(金) 19:00:29 ID:k+P2zQ2c
おもしろかった…GJ!!
カレル悟っちゃったんだなw
餞別にこの言葉を送ろう「こんな可愛い娘が女の子なわけないじゃないか」
412助けて!名無しさん!:2008/09/26(金) 21:51:03 ID:UBIdEH0N
>>399-407
オチは分かってたのだがやはり吹いたwwww
というか最後のエイリークが可哀相過ぎるんだがwww
GJ!


…関係無いが、ココの兄弟家がお酒を飲んだらどうなるか考えてみた

・ミカヤ…清純な見た目とは裏腹に凄く絡んでくるようになる
・エリンシア…家族に筋肉の素晴らしさをじっくりこってり(ry)
・アイク…人間台風にCCして大暴れする
・セリス…突然脱ぎだす
・ロイ…リストラの件に不満を爆発させる

…誰か続けて下さい(汗)
413助けて!名無しさん!:2008/09/26(金) 22:09:13 ID:GIUcwXDl
>>412
シグルド・・・愚痴りまくりの泣き上戸。主にディアドラ関連で
エイリーク・・・上に同じく愚痴る。主に胸で

こんな感じだな
414助けて!名無しさん!:2008/09/26(金) 22:41:18 ID:nwA/p7KN
>>412
リン…うほうほ言いながら踊り出す
ヘクトル…あまり変わらず
エリウッド…超サイコー
415助けて!名無しさん!:2008/09/26(金) 22:50:07 ID:xcW1wtMJ
アイクやエフラムは酔ってても全く表情に出そうにないな
その分真顔でトンデモ行動に出るから怖いんだが

んでエフラムは酔うと赤ちゃん言葉になりそう
416助けて!名無しさん!:2008/09/26(金) 23:06:40 ID:k+P2zQ2c
スレの雰囲気を壊すことになるが、どうしても気になるので忠告させていただく。
>>412
>・アイク…人間台風にCCして大暴れする
この部分が、先日被害を出したハリケーンを連想されます。
もし、そのつもりのネタであれば不謹慎極まりないので今後は絶対にやめていただきたい。
そのつもりがなかったなら、今回は仕方ないが、次は気をつけてほしい。
たとえネタスレといっても、全てが許されるわけではない。
最低限の節度と常識が必要ですので。
失礼しました。
417助けて!名無しさん!:2008/09/26(金) 23:44:23 ID:UMODPqQK
不謹慎(笑)
418助けて!名無しさん!:2008/09/26(金) 23:46:30 ID:xvuCLHm8
カレルが悟りを開いたって……これ、カアラに死亡フラグが立ったのか!?
とか思った俺はこのスレにいてはいけない
乙w面白かったよw

マルスとリンは酒を飲んだらKINSHINモード入るんじゃねw
419助けて!名無しさん!:2008/09/27(土) 00:07:48 ID:rKNBCazq
>>399-407
いやー、涙が出る程笑ったのは久々だわwww超GJ!!
420助けて!名無しさん!:2008/09/27(土) 00:12:40 ID:/L8CaIDs
今保管庫を開いたら「たった40秒で豊胸する方法」って広告が出て吹いた

頑張れエイリークwww
421助けて!名無しさん!:2008/09/27(土) 00:54:26 ID:T2LXyRBu
>>399-407
悟りを開いた理由がひwwどwwすwwぎwwるwwwwww
カアラよかったねカアラ。
腹筋に流星剣いただきましたGJ!

それにしても中二カレルの技名wwwテイルズ自重wwwwww
422助けて!名無しさん!:2008/09/27(土) 01:43:56 ID:nFbnfnCS
>412
リーフ:意外とまともな本音が出てくるが、相手にしてもらえない。
アルム:小一時間酒の話をしまくり、自作の酒をむりやり飲ませようとする。
セリカ:「ミラ教徒は増えよ満たせよ地に満てよだから!」といってユンヌよりセクハラモードに
423助けて!名無しさん!:2008/09/27(土) 03:00:06 ID:vl0pPCLz
>>416
とりあえず過去ログ嫁
424助けて!名無しさん!:2008/09/27(土) 13:17:41 ID:Qm1Actqx
>>416
アイクが台風になるネタはずっと前からあったぞ
最近本当にハリケーン・アイクが発生したけど
それも知らずに不謹慎はないわ
425助けて!名無しさん!:2008/09/27(土) 13:35:56 ID:m7lr3I6q
笑いなんて本来不謹慎なものじゃないか
426助けて!名無しさん!:2008/09/27(土) 14:23:30 ID:knf6RW9A
突然だがこんなネタ考えたのだが
『FE兄弟一家がSEGAシティへ旅行する』というネタ
だれか書いてくれないかな?
427助けて!名無しさん!:2008/09/27(土) 21:24:22 ID:7nujgZZT
見える…青いハリネズミを見て地区対抗格闘技大会を思い出して発狂するマルスが…
428しっこくのおかん:2008/09/27(土) 21:52:53 ID:z5D609Q9

    |┃三           /! _ ト、
    |┃ ≡       ,r‐ '/l[[!ト、!:::\
    |┃      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _       
    |┃≡  /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、  
    |┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::   
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::  
    |┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::!  !::::::::::::::::::::
    |┃:.:.:.:.:.:::::!|::〈/:.ヽミト、r‐'┴―‐く:∧ l::::::::::::::::::::  ガラッ
    |┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ:::::::::::: 」


マルス「行ったねしっこくさん」
リーフ「うん、どっか行ったね。んで?」
マルス「突然なんだけどしっこくハウスに突入してみようと思う」
リーフ「ちょwww正気ですかwww」
マルス「いや、突入ったって港町トハの民家に特攻するのとは違うよ。
    ただ純粋に知的好奇心に駆られてあの家の中がどうなってるか知りたいだけ」
リーフ「って言っても普通にあそこってしっこくさんの自宅でしょ?それ以上でも以下でもないんじゃあ」
マルス「分かってないなぁリーフは。自宅だからこそ意味があるんじゃないか」
リーフ「………また正体の掴んで弱みを握ってやろうとか黒いこと考えてるね」
マルス「うん」
リーフ「それはいいんだけどさ、やっぱあの家怖いよ。異次元に繋がってそうだし」
マルス「君さっきただの自宅って言ったじゃん。ほら、しっこくさんが帰ってこないうちに行くよ」
リーフ「エェェェェェェェェ」


〜しっこくハウス内部〜


リーフ「おじゃましまーす………って誰もいないよね」
マルス「なんだ、本当に普通の民家じゃん。ちゃぶ台に押し入れに電化製品………ツマンネ」
リーフ「あっ、でもちゃぶ台の上に本があるけど。えっと、これ日記?」
マルス「マジでマジでマジで?!なになに………『ぜーたんと私』」
リーフ「ぜーたん?」
マルス「まさかょぅじょを拉致監禁して育ててるとか………?あり得る!ミカヤ姉さん
    実年齢はババアもいいとこだけど見た目はロリだし!あの変態仮面め!」
リーフ「まぁとりあえず中身読んでみようか」


「○月×日
 仕事帰りに通った公園に小さな子供が捨てられていた。
 その黒髪の男の子は悲しげな目で私を見た。酷いことをする親がいるものだ。
 私はその子を自宅に連れ帰り我が子として育てることに決めた。
 名も無きこの子の名前を私はゼ…………と名付けた」


マルス「ま さ か の シ ョ タ コ ン 」
リーフ「じゃないでしょ、普通に実はいい人じゃん。でもその子供の名前かすれて読めないね」
マルス「ゼなんとか、か。だからぜーたんなのかな?」
リーフ「んじゃ続き読んでみよう」


「○月×日
 ヤバッ、ぜーたんが大切に残してたプリン食べてもうたがな
 どうしよう超泣きわめいてるんですけど
 仕方がないので魔道で記憶を封印することとする
 一件落着^^」
429しっこくのおかん:2008/09/27(土) 21:53:27 ID:z5D609Q9
リーフ「ひでぇwww」
マルス「あれ、っていうか魔道?ひょっとしてこの『私』ってしっこくさんじゃないのかな」
リーフ「じゃあこの『ぜーたん』がしっこくさん?」
マルス「ということはしっこくさんの親が………?!」
リーフ「続き!続き行こう!」


「○月×日
 ぜーたんが泣きながら学校から帰ってきた
 また背中のアザのことでからかわれたらしい
 あのれクソガキどもめ
 とりあえず学校に乗り込んでクライディレド放ってきた
 一件落着^^

 ○月×日
 またぜーたんが泣きながら学校から帰ってきた
 なんでも『あいつのとーちゃんだかかーちゃんだか超怖ぇから』って
 みんなから避けられまくってるらしい
 まだクソガキどもが懲りてないらしいのでもう一回クライディレドぶっ放してきた
 一件落着^^
 
 ○月×日
 あれ以来ぜーたんが引きこもってしまった、何でだろう
 しかたがないので今度はバルベリト持って学校に乗り込んでみる」


マルス「テラモンスターペアレントwwwwww」
リーフ「これこの人のせいだよね?!ぜーたん引きこもったのこの人のせいだよね?!」
マルス「いやしかしクライディレドにバルベリトに記憶の封印………?」
リーフ「ん、何か心当たりあるの兄さん」
マルス「もしかしてこの日記の人って………」

その時話し声に気づいた誰かが階段から降りてきた


セフェラン「………誰かいるのですか?」

二人   「(YABEEEEEEEEEEEEEEE!)」
マルス  「(最終マップ限定の最強チートユニットktkr やばい、これは死ぬる!)
リーフ  「(だから嫌だったんだしっこくハウスなんてああもうマルス兄さんのせいだこの世の悪事は全て兄s」
マルス  「(あなたあなたあなたもうこうなったら平謝りしかないあなた)」

リーフ  「すいませんすいません不法侵入ごめんなさいまだ何も盗ってませんので」
マルス  「あなたあなたあなたクライディレドしないで下さいおながいします」
セフェラン「…………もしかしてお客さん?ぜーたんのお友達?」
リーフ  「え?あ………」
マルス  「はい、まぁ………(って答えとこう………)」
セフェラン「あらやだやっぱりそう!もー、ぜーたんったら最近外でのこととか全然話してくれなくてぇ
      あの子もお年頃っていうか反抗期?なんですよねぇ。でもこんなお友達が二人も来て下さるなんて!
      まぁまぁ何にもないとこなんですけどどうぞ楽にして下さいな。あっ、しっこくカレー食べますぅ?」
リーフ  「い、いえ。お気遣いなk」
セフェラン「あ、そうそう今回はカレーに赤ピーマン入れてみたんですよぉ。なんかリコピンが豊富って
      みのモルダがテレビで言ってたんでぇ。やっぱり若い子はカレーにお肉を求めるんですけど
      栄養バランス的に野菜もやっぱりね、必要なんでね。あ、しっこくカレー食べてきません?」
リーフ  「えっと、あの………だからうちでの晩ご飯もありますし………」
セフェラン「そうですかぁ?残念ですねぇ」
マルス  「(な、なんだこの感じ………何かを思い出すような………)」
430しっこくのおかん:2008/09/27(土) 21:53:57 ID:z5D609Q9
ピンポーン(チャイムの鳴る音)

???  「こんにちはー。セッちゃんいるー?」
セフェラン「あらあら。すいませんけどちょっと待っててもらえますぅ?」
リーフ  「えぇ?!しっこくハウスに僕ら以外にお客さん?!」
マルス  「一体どんな勇者が………」
ミカヤ  「回覧板届けに来たわよー」
セフェラン「はいはーいありがとうミカやん」
二人   「 ミ カ ヤ 姉 さ ん ?!」
セフェラン「あらあら、ミカやんの弟さん達だったんですか?」
ミカヤ  「うん、まぁ。てかマルスにリーフこんなところでどうしたの?」
リーフ  「い、いや、いやいやいや。ミカヤ姉さんこそ何でこんなとこに?!」
ミカヤ  「何って、回覧板よ」
マルス  「そうじゃなくてなんでこのしっこくハウスに?!」
ミカヤ  「あぁ、言ってなかったっけ?騎士様ってセッちゃんの養子なのよ
      だからこの家は騎士様の家であると同時にセッちゃんの家でもあるの」
セフェラン「ふふふ、実はそうなんですぅ☆」
リーフ  「待って、ていうかセッちゃんミカやんって二人は知り合い?!」
ミカヤ  「うん、かれこれ(ダキュン!ダキュン!)年くらいの付き合いになるのかな?
      数少ない歳の近い友達なのよー。もう今年でいくつになるんだっけ?」
セフェラン「(ダキュン!ダキュン!ターン!)くらいですかねぇ。あ、(カキーン!カキーン!NODAMAGE!)だったかも」
ミカヤ  「やだー、セッちゃんたら痴呆始まってるんじゃないー?」
セフェラン「ミカやんだって十の位単位で年齢間違えるでしょ?」
ミカヤ  「そうだっけ?いやー、お互い歳は取りたくないわねー」
セフェラン「ふふふ………^^」
ミカヤ  「うふふ………^^」
リーフ  「(ついてけねぇ………)」
マルス  「(分かった………この人の感じ『おかん』なんだ………だからさっきミカヤ姉さんを連想しそうになったんだ)
ミカヤ  「あ、そうそう。セッちゃんは凄いのよー。若い頃は歌手や俳優でブイブイ言わせてたんだから」
セフェラン「えー、その頃のことは恥ずかしいなー」
マルス  「(歌手………俳優………)」
リーフ  「(ああ、なんかオチが読めた………)」
ミカヤ  「エルランって芸名で自分が主演のドラマの主題歌歌っててねー、確か曲名は」
二人   「(抱いてオルティーナ………)」
ミカヤ  「えっとね、それからそのドラマのタイトルは」
二人   「(クロ○ギ………)」
ミカヤ  「まぁとにかく凄かったのよね!」
セフェラン「ふふふ、そんなことないですよぉ☆」
二人   「……………(^ω^;)」
ミカヤ  「今はベグニオングループの副社長やってるんだっけ」
セフェラン「ええ、まぁ町内会の仕事や家事の片手間に」
リーフ  「大企業優先させなよ!」
マルス  「どうりでサナキ社長関連ネタに全然出てこないと思った!」
セフェラン「ふふふ………^^」

ミカヤ  「んー、じゃあ回覧板も渡したし私は夕食の準備するから帰るわねー」
セフェラン「はーい、んじゃまたー」
ミカヤ  「またねー。マルス達も夕飯までには帰ってきなさいよー」
二人   「はーい」
リーフ  「(って言うかもう帰りたいんだけど)」
マルス  「(いや、せっかくだから何か情報得てからでも)」
セフェラン「あ、そうだ!そう言えばぜーたん訪ねて来て下さったんですよねぇ
      せっかくだから見てきますぅ?ぜーたんの  ア ル バ ム  」
二人   「(おかん奥義『アルバム攻撃』キタ━━━━(゚∀゚ )( ゚∀゚ )( ゚∀゚)━━━━!!!!!!」
セフェラン「我が子ながらカワユスと思うんですよねぇ。とりあえず<ぷりぷり幼少期編>から」
431しっこくのおかん:2008/09/27(土) 21:55:16 ID:z5D609Q9

 ガ ラ ッ !!

漆黒の騎士「ちょっと待ったァァァァァァァァァ!!!!!」
二人   「(やばっ!こんなタイミングで………!)」
セフェラン「あら、ぜーたんお帰りー」
漆黒の騎士「こここ、これを不用意に人に見せるなと何度も言ったではないか!身の程をわきまえよ!」
セフェラン「めっ!何ですか親に向かって『身の程をわきまえよ』だなんて!誰が教えたんだか。すいませんこの子シャイで」
漆黒の騎士「アホか!幼稚園の頃おかんに教えられたんじゃあ!
      ぜーたん、人に感謝の気持ちを伝える時は『身の程をわきまえよ』と言うのですよ、って!
      知らずにいろんな人に使いまくって大ひんしゅく買ったわ!鷺の民は嘘付いちゃだめだろーが!」
セフェラン「私のラグズとしての力は………女神の定めた禁忌を犯した時に全て失ってしまったのです………」
マルス  「ちょ、嘘とかはそういう問題じゃないっすよwwww」
リーフ  「詐欺の民だ!この人は間違いなく詐欺の民だ!」
漆黒の騎士「というかそこの腹黒と追い剥ぎ!人の家に勝手に忍び込んで何をする気だったのだ!
      わわわ、私の部屋(乙女のポスターや抱き枕多数)とか正体とか見ていないだろうな?!」
マルス  「いやいやこれから見ようとしてたとこで」
リーフ  「はいはいすいやせんすいやせん(棒)」
漆黒の騎士「身の程をわきまえよ!くらえ!月k」
セフェラン「めっ!お友達にそんなことしちゃ駄目でしょうが!」
漆黒の騎士「邪魔をするならおかんと言えども斬る!うおぉぉぉぉぉぉぉ!」
セフェラン「……………そう、仕方ないですね」

と言ってセフェランは一冊の本を取り出す

リーフ「魔道書?!史上最大の親子喧嘩?!」
マルス「いや、あれは………!」

セフェラン「○月×日 晴天
      今日は絶好の天気だ。大きな世界地図が描かれたぜーたんの布団を干すのにぴったり^^
      それにしてもぜーたんはいつになったらこの癖が治るんでしょう………もう年齢はj
漆黒の騎士「だぁぁぁぁぁぁ!!やめれやめれ!」

セフェラン「○月×日
      引っ越しが終わった。今日からミカやんのお向かいさんだ。
      挨拶にぜーたんも連れて行ったら………なんとぜーたんミカやんに一目惚れしたみたい。
      そしてその夜はぜーたんの部屋から荒い息遣いが聞こえてきた。
      ぜーたんもお年頃なんですねぇ^^
      私は気遣ってこっそりティッシュを部屋の中に入れてあg
漆黒の騎士「∞○◇%fあふぁs#§cdÅ∋↑⊆↓!!(言葉にならない叫び)」

セフェラン「○月×日
      ミカやんの弟のアイクくんとお友達になりたいのに
      また偉そうなこと言って怒らせてしまったと泣いて帰ってきた。
      ツンツンの態度を取ってしまうくせに本当はデレデレ。
      略してツンデレ。おっ、いいじゃんこれ流行らせよっと」

セフェラン「○月×日

漆黒の騎士「もう………やめて下さい………お願いします………私が悪かったです………」
セフェラン「それでいいんですよ。ぜーたんは本当は素直ないい子なんですからね^^」
リーフ  「兄さん………僕ら弱みを握りにきたわけだけど………」
マルス  「うん、もう帰ろうか………ごめんねしっこくさん」
漆黒の騎士「お前らそんな優しい目で見るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(´;ω;`)」
セフェラン「また来て下さいね^^」


その後マルスとリーフは帰って真っ先にミカヤの夕飯の手伝いをした後肩を揉んであげた
当のミカヤは慣れない二人の行動に当惑気味だったらしい
432助けて!名無しさん!:2008/09/28(日) 19:05:48 ID:IZPd6Jz3
>>428-431
ちょwwセフェランが変態過ぎて泣けたwwwww
みのモルダって何者だよwww
後日記が生々しすぎwww
GJ!

>>422
>>セリカ:ユンヌよりセクハラモードに
…ちょっとお酒飲ませてくるよノシ
433助けて!名無しさん!:2008/09/28(日) 21:25:18 ID:80wWSWYP
>>428-431
セフェランwww
確かにこれは「お母さん」っていうより「おかん」って感じだなw
しっこく、イ`

>>432
アルム乙
434アルム:2008/09/28(日) 21:34:49 ID:4b+nAiAP
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435アルム 『ズレたのでもう一度斬るよ』:2008/09/28(日) 21:38:49 ID:4b+nAiAP
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436助けて!名無しさん!:2008/09/28(日) 23:51:52 ID:Jj1wbCNZ
アルム・・・いくら出番が欲しいからって・・・w
437アイクが酒を飲んだら:2008/09/29(月) 19:43:27 ID:4KIXiGCR
グレイル「まあ呑め」
アイク「酒、か。あまり好きじゃないんだがな」
グレイル「とはいえ、仕事の付き合いで呑むこともあるだろう。慣れておくことも重要だと思うぞ」
アイク「そうだな。……旨いな」
グレイル「だろう? セフェラン殿からいただいた、780年物の古酒だ」
アイク「クースーか。珍しいな」
グレイル「セフェラン殿だからな。何を持ってきても驚く必要はあるまいよ」
アイク「まあな」
ボーレ「店長、夜食できましたよー」
グレイル「ほお、冷奴か。うむ、旨いな」
ボーレ「喜んでいただけて幸いっす」
シノン「帰ったぜ店長。……アイクに酒を呑ませるな!」
グレイル「何でだ? 別に悪酔いしてる様子もないし、そんなに顔色も悪くないが」
シノン「だからだ! アイクが酔うと真顔でヤバい事をするから呑ませられないんだ!」
アイク「ちょっとアメリカに行ってきますね」
グレイル「え」
シノン「ちょwwwwwwwwwwwテラ予想外wwwwwwwwwwwwwwwwww」
ボーレ「アイクー!」

終われ
438助けて!名無しさん!:2008/09/29(月) 20:38:56 ID:/fnlPx4S
むしろその場で

,   ,:‘.          。             +   ,..
 ’‘     +   ,..       . ..; ',   ,:‘
      . .; : ’                           ' ,:‘.
           あ あ             ,:‘.      +
.. ' ,:‘.                             . ...:: ’‘
’‘     .;    こ ん な に 天 空 し た い
                                       。
.     。   気 持 ち に な っ た の は   ,:‘. 。
 '+。
                初 め て で す          .. ' ,:‘.
:: . ..                            .. ' ,:‘.
439助けて!名無しさん!:2008/09/30(火) 06:07:34 ID:LLWkH8Lo
>>437
アメリカ横断ウルトラアイクという言葉が頭をよぎったw
どこまで人外なんだこの男はw
440助けて!名無しさん!:2008/09/30(火) 12:51:23 ID:QPqxjW0b
>>428-431
世界地図は汗染みですね、わかります

>>437
アwwイwwwクwwww
441ほっとステーション・トラキア店:2008/09/30(火) 14:18:11 ID:PBtybi0B
リーフ「肉まんください!」
ローソン「やあ、リーフ君じゃないか」
カリン「肉まんですね。はい、どうぞ」
リーフ「あれ?カリンにフェルグスじゃないか。
    最近バイトを雇ったって話聞いたけど君たちだったのか」
フェルグス「この間コンビニ強盗を捕まえた成り行きでな。
      まったく、強盗捕まえただけなのに俺達までベルン署に捕まるなんて酷い話だぜ」
カリン「あれで捕まえただけ?あの人半分死にかけてたわよ・・・」
フェルグス「おいおい、最初に捕まえようとしたのお前なんだぜ?
      それに相手はコンビニ強盗だしあれくらいやらないとこっちがやられちまうぞ」
カリン「おかげで私まで仲間だと思われて捕まったじゃない!」
フェルグス「大体今更そんな話蒸し返してもしょうがねえだろ」
カリン「もし店長が来てくれなかったら今頃牢屋送りだったのよ!
    なんて人なの、まったく・・・」
ローソン「ははは、それで会って話をしたんだがバイト先を探してたらしくてね。
     それで雇ったというわけですよ。」
リーフ「ああ、そういうことでしたか」
フェルグス「本当は俺だけのはずだったんだがカリンまで付いて来てしまってな。」
カリン「店長の理念に共感したのが理由で別にあんたが心配なわけじゃないわよ!」
フェルグス「よし、これで全部か。今日は結構売れ残ってるな。
      ・・・おっと、この弁当は俺が貰うぜ。」
カリン「じゃあ私はこれ貰おうっと!」
イレース「あの・・・、お弁当・・・、捨てるなら全部下さい」
リーフ「紫カービィ自重」

ガラガラガラ(荷物を運ぶ音)

ミーシャ「お疲れ様です」
カリン「あ、ミーシャさん!配送お疲れ様です」
ミーシャ「期限切れの食品を回収しておきますね」
ローソン「今日はこれだけだね。しかしミーシャさんは若いのにしっかりしてるね」
ミーシャ「飢えた子供たちに少しでも食べさせえてあげたい、ただそれだけの事です。
     それにローソン店長やルドルフ会長の協力があってこそ実現できたことですし」
カリン「ほんっと男はだらしないんだからっ。
    こいつもだけどセティ様もひどすぎるわよ。
    私に古文書を渡しておいて後はスルーって何考えてるのよ全く!」
フェルグス「あー、だらしなくて悪かったな・・・
      だけど俺だってやるときはちゃんとやるぜ?」
カリン「あんたの場合はやりすぎなのよ!もうっ、知らないっ!」
ミーシャ「相変わらずカリンとフェルグスは仲がいいな」
カリン「な、何言ってるんですか!こ、こんな奴どうでもいいわよ!」
ミーシャ「素直じゃない所も相変わらずだ。そうだカリン、明日は休みだから遊びに行かないか?」
カリン「行く行く!新作の映画見に行こうよ!」
フェルグス「俺も一緒に行っていいか?こんな物騒な御時世、女二人だけだと心配だからな」
ミーシャ「ああ、勿論だ。この間みたいにヘザーに付け狙われると困るからな」

ルーメイ「邪魔して悪いが交代の時間だぜ」
カリン「あれ?もうそんな時間?」
フェルグス「それじゃあ俺は上がるぜ」
カリン「私も上がります、お疲れ様です」
ミーシャ「では私も次の配送先へ行くか」
ローソン「お疲れさん」

イレース「あの・・・、お弁当・・・」
リーフ「だから店の中なんだから自重してくださいってば、つか普通に買おうよ」
442助けて!名無しさん!:2008/09/30(火) 18:22:44 ID:JqK+nr5V
お前では
私のお腹は
満たせない

イレース
443助けて!名無しさん!:2008/09/30(火) 20:47:09 ID:0LM3if9g
食欲の波動ですね、わかります
444助けて!名無しさん!:2008/10/01(水) 12:46:40 ID:J8MshP/j
エイリーク「ただいま帰りました」
ミカヤ「おかえりなさい。……エイリーク、その雑誌は何?」
エイリーク「コンビニで見かけたので買ってみました。最新の豊胸法、だそうです」
ミカヤ「……まあいいわ。で? 内容は?」
エイリーク「剣聖豊胸法、と書いていますね」
ミカヤ「『貴女も今日からルキノ級! 剣聖豊胸法!』……いや、これどう見ても」
エイリーク「流星の発動が大胸筋を鍛え、それによって豊胸を促せるという話ですわ。実験データも載っていますし」
ミカヤ「普通に間違ってると思うんだけど」
エイリーク「でも、ワユさんやルキノさんやソンケルバーンさんだって剣聖になってからいきなり大きくなったでしょう? やはり因果関係はそのあたりにあるのでは」
ミカヤ「よく考えなさい。剣豆腐やハレーは貧乳よ? だからこの情報には誤りがあるわ」
エイリーク「そんな……」

エディ「豆腐って言うな!」
レオナルド「いや、君は普通に豆腐じゃないか。暁一の守備の低(ry」
エディ「力も技も上がらないヘタレ弓兵が何を言うかと思えば……」
レオナルド「お? やるかこの豆腐野郎!」
エディ「五月蠅え! レヲナルドが何をいってやがる! 貴様なんぞ近接攻撃で瞬殺してやる!」
レオナルド「つ【タクシュ必殺】」
エディ「アッ――!」

レヲが神成長し、エディが紙成長したことにむしゃむしゃしてやった。後悔はしていない。
445グリーン・プライド:2008/10/01(水) 16:10:38 ID:rUR7fnyy
>>444
豊かな胸を手に入れるために、どんどんおかしな方向にはまっていくエイリーク…
つーかソンケル先生が大きいってwwwww

↓ここからネタ
紋章町・某所
???「だーかーらー!あたしが一番優秀だって!」
????「オスティアの密偵なめんなよ!」
??「いや、俺が一番だ!たとえ漆黒にいつまでも勝てなくても、この技術さえあれば俺はミカヤを…。」
???「あーら、すぐに密偵になれる私を差し置いて?」
??「すんませんでした(´;ω;`)」
????「チッ…しょうがねえな。こうなったら誰が一番か決めようじゃあないか。」
???「どうやって?」
????「この紋章町中のお宝を…盗みまくる!」

ある日の夜・兄弟家
マルス「なんかさー。最近いろんなものが盗まれてるらしいよ。漆黒さんも何か盗まれたみたいだし。」
エリンシア「まあ、そうなの?物騒ね…みんな気をつけなさいね。」
エリウッド「とは言っても、うちに盗まれるようなものなんて…。」
リーフ「そんなものあったら、こんなに貧乏じゃないし…。」
二人「はぁ〜…。」
リン「もうっ!食事中に二人ともなに落ち込んでるの!いまさら始まったことじゃないでしょ!?」
ロイ「姉さん妙にむきになってるなあ…。」
シグルド「盗まれるようなものか…。もしかしたらあったかもしれん。」
リーフ「えっ!なになに?」
セリカ「どーせ“私の心だ。ディアドラに盗まれてしまったんだ!”とか寒いギャグ言うつもりでしょ?」
アルム「まさか。それはさすがに…。」
シグルド「………。」
アルム「…兄さん?」
リーフ「…図星?」
シグルド「うわぁーん!どうせ私は寒い男だ!笑いたきゃ笑ええええ!」
セリス「ああ、泣かないで兄さん。ほら、ハンカチだよ。」
マルス「…とにかく、今ジュリアンが詳しく調べているんだけど、いまいち調査が進んでないみたいなんだよね。」
リン「そういえば、ミカヤ姉さんとアイク兄さんは今日は遅いんだっけ?
   アイク兄さんはいいとして…ミカヤ姉さんが心配ね。」
エイリーク「姉上は占い用の特殊な道具を持ってますからね。
      決して高価なものではありませんが、珍しさから狙ってくるかもしれません。」
エリンシア「そうね。早く帰ってくるといいのだけれど…。」

その日の夜中・グレイル工務店近く
アイク「ふぅ…。すっかり遅くなってしまった。」
???「ちょっとー。そこのお兄さん?」
アイク「ん?」
バキッ!
アイク「ぐっ…あ…。」
バタリ
???「ふふふ。成功!さーて、お宝いただきますよー。」
446グリーン・プライド:2008/10/01(水) 16:12:27 ID:rUR7fnyy
次の日の朝・兄弟家
ミカヤ「ええ!?ラグネルを…盗まれた!?」
アイク「…ああ。」
リーフ「そんな…まさか…。」
セリス「どうやってアイク兄さんから!?」
ヘクトル「普通ぜってー手を出したくない相手だもんなあ…。」
ロイ「うん…。どう考えても返り討ちに逢うよね…。」
アイク「…昨日家に帰っている途中、後ろから女の子の声で呼び止められたんだ。
    そして振り返った瞬間に気絶した。その間に盗まれたらしい。俺もまだまだ修行が足りんな…。」
シグルド「なっ…女性がアイクを一撃で打ちのめしただと!?」
エリンシア「ますますおかしな話ね…。」
ヘクトル「なあ、それって絶対ラナオ(ry
エフラム「いや、さすがのあいつでもアイク兄上を一発で気絶させるのは無理だろう…。」
アイク「…早く犯人を捕まえなければ。」
リン「そうね。ラグネルが盗まれたんですもの…。」
アイク「俺を打ち負かした女…。一度じっくり勝負がしたい。」
リン「……そっち?」
エリウッド「それにしても、その盗賊はどうしてラグネルを盗んだんだろう?兄さんしか使えないから売ることもできないのに。」
ミカヤ?「ひょっとして相当のアイクマニアだったりして…。そう、私のように!」
マルス「ユンヌさーん?まさかあんたが…。」
ユンヌ「ち、違うわよ!それは例えの話で…。私はアイクと私の愛の証のラグネルが盗られたから、頭にきてるだけなの!アイクは私のものなのにぃ!」
マルス「はいはい。…にしても本当におかしいな。一体なんのために…。今まで多発していた盗難事件と関係があるんだろうか?」

シュタッ
サザ「…ミカヤ。全て聞かせてもらった。」
ミカヤ「サザ!?どうしてここに…。」
マルス「なんですか突然。」
サザ「今度は団長のラグネルが盗まれたのか…。」
アイク「…お前、何か知っているのか?」
サザ「ああ。団長は盗賊たちの争いに巻き込まれたんだ。」
リーフ「盗賊たちの争い!?」
サザ「あれは、一週間前のことだった…。」
447グリーン・プライド:2008/10/01(水) 16:14:08 ID:rUR7fnyy
一週間前の夜・涙目グリーンの居酒屋
サザ「…聞いてくれよマスター。また漆黒に負けちまった…。これで170敗目だ…。」
マスター「…そうか。」
サザ「だが、俺は前向きに考えることにしたんだ。漆黒に勝てない?そう、そんなの当たり前じゃないか!
   だって俺は密偵なんだ。戦闘が仕事じゃない!」
マスター(それはただの現実逃避では…?)
サザ「俺には盗賊として最高の技能がある。この技術で大切な人の役に立つ事だってできる!」
ザワ…
マシュー「へえ、盗賊として“最高の”技能ねえ…。」
サザ「へ?」
ラガルト「その言葉…聞き捨てならねえな…。」
サザ「ちょ、あんたらどこから…。ここはグリーン限定だぞ!」
キャス「あら、私たちもナメられたものね。」
ジュリアン「いろんなところに耳を張り巡らせ、情報をつかむ…。闇に生きるものの基本だぜ?」
サザ「ぐっ…。」
ヘザー「あらあら、“最高の”盗賊が聞いてあきれるわねえ。」
リカード「ふふーん。やっぱりたいしたことねえな。ま、本当に最高の盗賊はおいらだからしょうがないけどな。」
キャス「何言ってんのよアンタ。私が一番に決まってるでしょ?」
リフィス「ガキは引っ込んでな。オレこそ…。」
マシュー「てめえ抜け抜けと…俺が一番の…。」

……………………………………………………。

キャス「だーかーらー!あたしが一番優秀だって!」
マシュー「オスティアの密偵なめんなよ!」
サザ「いや、俺が一番だ!たとえ漆黒にいつまでも勝てなくても、この技術さえあれば俺はミカヤを…。」
ヘザー「あーら、すぐに密偵になれる私を差し置いて?」
サザ「すんませんでした(´;ω;`)」
ラガルト「チッ…しょうがねえな。こうなったら誰が一番か決めようじゃあないか。」
キャス「どうやって?」
ラガルト「この紋章町中のお宝を…盗みまくる!」
サザ「どういうことだ?」
ラガルト「紋章町にはお宝がゴロゴロしてるが…。
     その中から一番価値があり、盗ることが難しいものを持ってきたやつが最高の盗賊ってわけだ。」
キャス「なるほどね…怪盗の血が騒ぐわ〜。」
ラガルト「審査員は…。フォルカのだんな。頼めるかい?」
フォルカ「…3000Gいただこう。」
サザ「高っ!たかが審査員で…。」
フォルカ「ほう…お前はよっぽど滅殺されたいと見える。」
サザ「すんませんでした(´;ω;`)」
ラガルト「よし、だんなには全員で公平に金を払う。期限は一週間だ。それまでにだんなに宝を見せに行け。さあ、始めるぞ!」
448グリーン・プライド:2008/10/01(水) 16:15:37 ID:rUR7fnyy
サザ「…こういうわけだ。」
エリンシア「つまり…あなたの軽はずみな言動が盗賊の皆さんを刺激して、
      町中を巻き込んだ争いに発展させたというわけですわね?」
サザ「…あ。」
リーフ「今気づいたって顔してるよ!」
エリンシア「ラグネルが盗まれたんですのよ!どう責任とってくれるんですかー!」
サザ「…悪いな。だが俺も…プライドが掛かっているんだ!」
ミカヤ「サザ!?」
サザ「ミカヤ、すまない。あとで必ず返す。」
ミカヤ「あっ…それは…!」
サザ「神剣ファルシオン…いただいていく。」
マルス「なっ…!」
アルム「なんだってー!」
ダッ
セリス「あっ、まてー!」
アルム「ああ、部屋に置いてたファルシオンが…!どうしよう兄さん!あれはどっちの…。」
マルス「…いや、あれはどっちのファルシオンでもないよ。」
アルム「え?」
シグルド「………あーーーーっ!」
セリカ「あ、そういうことね。」
ミカヤ「サザ…。盗賊ならもう少し、宝物を見る目を持ちましょうよ…。」
マルス「よし、あいつの後を追おう。あの話が本当なら、フォルカのところに見せに行くはずだ。」
エイリーク「でも、どうやって?」
マルス「ミカヤ姉さん。あいつから貰ったものとか、あいつの持ち物を何か持ってないかな?」
ミカヤ「ええ。あるけど…。誕生日に貰ったナイフが…。」
マルス「ああ、それでいいよ。さあ、リン姉さん、オルグ、このニオイをたどってあいつを追うんだ!」
オルグ「わん!」
リン「私を動物扱いしないの!」
マルス「イテテテテ!でも、二人で行けば確実でしょ?」
リン「もう、しょうがないわね…。みんな、私たちについてきて!」
449グリーン・プライド:2008/10/01(水) 16:18:20 ID:rUR7fnyy
紋章町・路地裏
サザ「はあ…はあ…。よし、“火消し”、いるか?」
シュタッ
フォルカ「…呼んだか。」
サザ「宝を持ってきたぞ!神剣ファルシオンだ!」
フォルカ「見せろ。……………。」
サザ「どうだ。他の奴らが持ってきたものより価値があるだろう?なんたって最初の…。」
フォルカ「…緑風、これはファルシオンではない。」
サザ「は?いやそんなはずは…。この形、この色、まさしく…。」
フォルカ「これは聖剣ティルフィング。ファルシオンではない。」
サザ「……え。」
フォルカ「この二つは確かによく似ている。しかし獲物を間違えるとは…お前は論外だな。」
サザ「………しまったああああああああ!」
ザッ
ミカヤ「ここにいたのね、サザ…。」
サザ「ミ、ミカヤ…?どうしてここが…。」
ミカヤ「そんなことはいいの。それより、どうしてあんなことをしたの?
    私、信じていたのに…。サザのこと…。」
サザ「ミカヤ、泣くな…。すまなかった。」
ミカヤ「うっ…うっ…。本当に、悪いと思ってる?」
サザ「ああ。俺は自分の誇りのためと言って、結局ミカヤまで傷つけてしまった…。本当にすまなく思っている。」
ミカヤ?「そう…。なら………とっとと私とアイクの愛の結晶を返せやああああああああ!」
サザ「うぎゃああああああああああ!」

エリウッド「あーあ。やっぱり暴走したか…。」
エイリーク「泣き落としでラグネルの場所を聞く作戦は失敗ですね…。」
アイク「フォルカもいなくなってるな…。しかし、ユンヌの言ってる何とかの結晶というのは何のことだ?
    まさかあいつら、ユンヌ達からも何か盗んだのか?」
ロイ「もしそうだったら凄いんだけどね…。」
サザ「…………ガクッ」
ユンヌ「こら!寝てないで早く教えんかああ!」
マルス「…さ、ユンヌさーん?少しおとなしく、ね?」
ユンヌ「なんで!サザまで関わってたのよ!怒りが収まらないわ!」
マルス「えーと、どこにメダリオンがあったかな〜。」
ユンヌ「わ、わかったわよ!わかったから押入れはやめてぇぇぇぇぇ…。」
サザ「………。」
エリンシア「サザさん、気を失ってるみたいだわ。」
ミカヤ「はっ…きゃあっ!サザ、ごめんなさい!えいっ、ライブ!」
ロイ「姉さん、せめてリライブくらい使ってあげようよ。」
ガバッ
サザ「はっ…。俺は、一体…。」
ミカヤ「サザ、気づいて…。」
サザ「うわあああ!来るなあああ!」
ミカヤ「………。」
マルス「あーあ。軽いトラウマを植えつけちゃったみたいだねえ。」
リーフ「兄さんすんごい楽しそうなんだけど。」
ロイ「…姉さんすんごい悲しそうなんだけど。」
ミカヤ「…レスト。」
サザ「うわああ…あ?ミカヤか。どうしたんだ?そんな悲しそうな顔をして。
   まさか、誰かがお前を傷つけたのか?誰なんだ?言ってみるんだ。」
ミカヤ「…バルオーラ。」
サザ「ふぎゃっ!?ぎゃああああああああ!毒が、毒があああああ!」
マルス「あ、また倒れたよ。」
リーフ「頼むから姉さん自重。」
450グリーン・プライド:2008/10/01(水) 16:20:25 ID:rUR7fnyy
その日の夜中0時・紋章町某所
フォルカ「……時間だ。これより、各自集めた宝を返す。」
マシュー「よっ、待ってましたっ!」
リカード「ヒューヒュー!」
アストール「うおお。おれたちが盗って来たお宝が積み上げられてる…。」
リフィス「すげー量…。」
パティ「へへん、私すっごいの盗ってきたんだから!」
キャス「あら、そうなのパティ?でも、私も負けないよ!」
フォルカ「……!」
シュッ
ラガルト「だんな!?どこに行ったんだ!?契約はまだ…。」
シュパァァァァァァ
漆黒の騎士「…着いたぞ。」
マルス「よし、敵地ど真ん中だ!」
ラガルト「なっ、あんたらは…!全員撤収―!」
盗賊一同「逃げろー!」
エリンシア「そうは行きませんわ。アスタルテ様、お願いします!」
アスタルテ「うむ。それっ、石になれー!」
ピタッ
マシュー「なっ…体が…。」
ヘザー「動かないじゃないのー!」
デイジー「どうなってるの!?」
エリンシア「アスタルテ様、ありがとうございました。おかげでなんとか逃げられずに済みました。」
アスタルテ「うむ。ではまた。」
マルス「アスタルテ様に頼んで、石化魔法を半分の力でかけてもらったのさ。
    完全に石にはなってはいないけど、動けないだろう?」
ジュリアン「マ、マルス様…。」
マルス「…ジュリアン、君には後でたっぷり反省してもらうよ。
    こんな馬鹿な祭りに付き合ってたなんて、あまり信じたくはなかったけど。」
ジュリアン「ああ、マルスさまぁ…。」
ミカヤ「騎士様、ここまで転移の粉で送ってくださってありがとうございました。」
漆黒の騎士「礼などよい。私は当然のことをしたまでだ。」
ミカヤ「騎士様…。」
マルス「敵に塩を送っちゃったみたいだね。緑風(笑)」
チャド「ちっくしょー!サザの奴がここを教えやがったのか!」
キャス「これはフルボッコしかないでしょ!」
ロイ「そして新しい敵も作っちゃったんだね…。サザさん…。」
エリウッド「とにかく、この宝の山を調べよう。」
451グリーン・プライド:2008/10/01(水) 16:23:06 ID:rUR7fnyy
リン「見て!竜石が全種類揃ってる。」
セリス「うわあ、こっちにはたくさん宝玉があるよ!」
エフラム「なっ!?流星、太陽、月光が…!?お前らいつの間に俺の槍コレを盗んだんだ!?」
デュー「そいつはおいらが盗って来たんだぞ!すげーだろ!?
    あんなしょぼいカギでおいらをごまかそうたって、そうはいかないもんねー。超余裕で開けちゃったよー。」
エフラム「(#^ω^)…コロス!ゼッテーコロス!オレノコレクションニ、ムダンデサワリヤガッテ-!」
エイリーク「兄上落ち着いてください。」
リーフ「そうそう。ここでやっつけちゃだめだよ兄さん。
    こいつらはあとでベルン警察に連れて行って、僕らはお礼をたっぷりもらっちゃう予定なんだから。
    …だからこんな宝の山を前にしても落ち着くんだ頼むから何も盗るなリーフゥゥゥゥ!」
ロイ「兄さん…完全に壊れてるし。」
セリカ「まあ、これ全部売ったら相当な金額になるだろうし、リーフが錯乱するのもおかしくないわよ。」
アイク「むっ、見つけた。ラグネルだ!」
パティ「あーっ!あたしの獲物!ってあんたあのときの…?」
アイク「……お前か。あのときの盗賊は。」
パティ「いやーっ!助けて!こ・ろ・さ・れ・るーっ!」
アイク「…お前、何者だ?」
パティ「へっ!?」
アイク「俺はこれでも修行を重ね、強くなったと自覚していた。
    だが、お前は俺を一撃で気絶させた…。かよわい女の子を装っているが、実は相当な猛者なのだろう?」
パティ「えっとー…スリープの剣で殴っただけなんだけどー。」
アイク「?」
セリス「なあんだ。そういうことかあ。
    兄さん、スリープの剣は当たった相手を眠らせるんだ。兄さんは気絶っていうよりも、寝ていたんだよ!」
アイク「………ねてた…だけ………ガックリorz」
リン「…まあ、そういうことだろうとは思ってたけど…。」
ヘクトル「あーあ。兄貴マジで落ち込んでるぜ。」
シグルド「私もティルフィングを見つけたぞ!ああ〜よかった〜。」
ロイ「兄さん、武器に頬ずりしてると変態に見られるよ。」
漆黒の騎士(…どこだ!?あれはどこだ!?…おおっ、あった!)
マシュー「ああ、あんたのアルバムか。それは俺が盗って来たんだぜ?
     あんた小さい頃はかわいかったんだな〜。まさか漆黒の騎士ともあろう方が布団に世界地図を…。」
漆黒の騎士「貴殿は今すぐ死にたいようだな。安心しろ。私が楽に逝かせてやる。」
マシュー「あわわわわ待て待て!ストップ!ストップってば!」
ミカヤ「騎士様、だめです。この方々は法の裁きを受けてもらわないといけないのですから。」
漆黒の騎士「…わかった。だが覚えておくがいい。後で必ず地獄を見せて…。」
452グリーン・プライド:2008/10/01(水) 16:24:35 ID:rUR7fnyy
シュタッ
フォルカ「………。」
アイク「!フォルカ…。」
ヘクトル「ゲッ、あの攻撃をかわしたのか!」
フォルカ「…悪いが、まだ俺の契約は続いている。このまま黙って宝を奪い返されるわけにはいかぬ。」
ミカヤ「そんな…。」
ザッ
サザ「フォルカ、やめろ!」
ミカヤ「サザ!?いつの間に…。」
フォルカ「………緑風。」
サザ「俺もやっと目が覚めたんだ。俺が守りたいのは俺のプライドなんかじゃない。
   …フォルカ、お前がどうしてもやるというなら、俺が…。」
ミカヤ「やめて!あなたじゃあの人には…。」
サザ「俺が、お前を雇う!5000Gでな!」
ミカヤ「はい?」
マルス「ちょw買収ですかww」
フォルカ「断る。二重契約は信条に反し…て……?」
サァァァァァァァ…
セリス「あ、朝日!」
エリウッド「な…!もうそんな時間か…。ああ、僕の貴重な睡眠時間がorz」
ヘクトル「どーも盗まれたものを見つけるのに手間取りすぎたらしいな…。」
フォルカ「………。」
サザ「あんたの契約は今日の夜明けまでだった。たった今タイムリミットが来たぜ?」
フォルカ「…わかった。で、何をすればいい?」
サザ「この宝を元の場所へ全部返してくれ。」
フォルカ「…引き受けよう。」
453グリーン・プライド:2008/10/01(水) 16:26:31 ID:rUR7fnyy
次の日・兄弟家
エイリーク「ふう…。昨日は大変でしたね。」
ミカヤ「ええ。結局サザも捕まっちゃったし…。シグルドは許していたんだけどね…。」
シグルド「まあ、最後は改心していたみたいだしな。」
アイク「にしても、最後のサザの行動には驚いたな。」
マルス「なんだかんだで、姉さんに言われたことがぐさっときたんだろうね。」
ミカヤ「サザ…。ごめんなさい。今度から、リライブくらいは使ってあげるからね。」
エリンシア「おかげで宝物も持ち主のところに返されたみたいだし、よかったわ。」
リーフ「ちくしょー!なんなんだよ!あんだけ泥棒をまとめて捕まえたのに、お礼はゼロで感謝の言葉だけってー!
    ああ、こんなことなら一つくらい懐に入れておけばよかった!」
マルス「…こっちには特に驚かない発言をしている奴もいるみたいだけどね。」
ミカヤ「さあ、サザのお見舞いにでも行ってくるわ。」
アイク「ん、そうか。俺がサザに礼を言っていたと伝えてくれ。」
ミカヤ「わかったわ。行ってきます。」

留置場
サザ「ミカヤ…?」
ミカヤ「サザ。」
サザ「…すまないミカヤ。俺はお前に顔向けできない。
   いくら返したとはいえ、ミカヤの家族から大切なものを盗んだんだからな…。」
ミカヤ「いいの。だってサザ、最後に私たちを助けてくれた。
    あの時、とってもうれしかったわ。アイクもお礼を言ってたわよ。だから気にしないで。」
サザ「ミカヤ…。」
ミカヤ?「でもね…あんたがラグネル盗難に加担したことは、まだ許してないからね?」
サザ「へ?」
ユンヌ「ほら、とっとと謝れやあああああああああああ!」
サザ「ごめんなさああああああああい!」


(サザが)おわり
454助けて!名無しさん!:2008/10/01(水) 16:44:58 ID:J8MshP/j
そろそろ次スレか……テンプレ決める時期になったんじゃないか?
455助けて!名無しさん!:2008/10/01(水) 17:28:29 ID:ZXVFG/MQ
>>445-453
盗賊衆と寒いシグルド自重しろwww
というかスリープの剣便利だなぁw
GJ!

まだ500も行ってないのにもう次スレか…
皆で一緒にマリオカートならぬFE兄弟カートネタを考えようかと思っていたのに…
456ノールの同人:2008/10/02(木) 12:55:46 ID:pCVvrAX0
ルーテ「お久しぶりです」
リーフ「ルーテさんだひゃっほい! 今日は何の同人ですか?」
ルーテ「くそみそ、シグルイ、クリムゾンの三点セットです」
リーフ「いやっほう!」
ルーテ「ノール作ですが」
リーフ「アリーヴェ・デルチ(さよならだ)!」
セリス「させないよ兄さん」
エフラム「俺も見させられるんだからな」
ヘクトル「お前だけ逃亡するなどということはあり得ないな」
ルーテ「ではまず【糞味噌技巧絵巻】から」

バーツ『うー、トイレトイレ』
今トイレを目指して全力疾走s

マルス「 ち ょ っ と 待 て 」
アルム「なんでよりによってバーツさん」
ルーテ「扱いやすいから、だそうです。続けますね」

マルス『 や ら な い か 』

マルス「兄さん、ファルシオンじゃあ物足りないからラグネルかして」
アイク「これも持って行け。奥義の書だ」
ルーテ「次はシグルイです」
リーフ「予想がつきすぎるからマジで勘弁して……」

???『ぬふぅ』
その日、舟木美楽弗粕は同時に達した。
相手を務めたエフラムヘクトルの体n

エフラム「ジークムントじゃ物足りないな……。右手にジークムント、左手にゼーンズフトで200万パワー!」
ヘクトル「兄さん、ウルヴァンかりるぜ」
ミカヤ「はい、このスキル付けて」つ【天敵/ホモの書】

ルーテ「では次、クリムゾンです」
アイク「いやな予感がする件について」

アイク『アシュナードの戦術は、俺に崩される為に築いてきたんだからな』
アシュナード『女神の加護があれば…こんな奴なんかに…!』
ボーレ『よかったじゃないですか、女神の加護のせいにできて』
アシュナード『んんんんんんんっ!』
ナーシル『へへへ、おい、肉壁を用意しろ。みんなで囲んでフルボッコにしてやる』
アシュナード(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
ネサラ『アシュナードの生首ゲ〜ット』
アシュナード(いけない…!左の弾幕が薄くなってるのを悟られたら…!)
ソーンバルケ『生アシュナード様の生必殺を拝見してもよろしいでしょうか?』
アシュナード『こんな奴らに…くやしい…! でも…ダメージ受けちゃう!』(ビクッビクッ
アイク『おっと、天空が出てしまったか。痺れがいつまでもとれないだろう?』
457助けて!名無しさん!:2008/10/02(木) 15:33:09 ID:isMhKLCR
マルスの奥義ってなんだよと言いたい
458助けて!名無しさん!:2008/10/02(木) 16:32:41 ID:pCVvrAX0
つ【スマブラXの最後の切り札】
459次スレのテンプラ:2008/10/02(木) 16:50:46 ID:k2utwd4l
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という
前提で彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1219924730/l50

関連スレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1217691182/l50
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/x3/1221651623/l50

保管庫
http://wikiwiki.jp/fe_family/?FrontPage

雑談・議論掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9373/

絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/
460次スレのテンプラ:2008/10/02(木) 16:52:56 ID:k2utwd4l
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。

【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしで他人には寛容だが・・・。

【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。

【アイク】
グレイル工務店で働く男。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。

【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコー」と叫ぶ。

【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切し、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。エフラムとよく喧嘩する。

【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱く、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。

【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。だが貧乳。

【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコにする。

【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラ大嫌い。

【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にKINSHINを許せないシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味。 影が薄い。

【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。

【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好きな乙女な少年。通称マミー君を一番気に入っている。

【リーフ】
ネガティブなムッツリ。幼馴染、ツンデレ、電波、ツインポニテな四人娘に引っ張り回されている。この人でなしー。

【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレム状態になっている。
461次スレのテンプラ:2008/10/02(木) 16:53:37 ID:k2utwd4l
既存の設定はこんな感じですが、必ずしも従う必要はありません。
歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだよ!

【注意!】
AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えます。

462助けて!名無しさん!:2008/10/02(木) 16:55:35 ID:pCVvrAX0
ルーテさんも入れてほしい件
新参さんにはなんで豆腐が豆腐屋なのか分からない人がいるだろうからその辺も入れてほしい件
463助けて!名無しさん!:2008/10/02(木) 17:08:46 ID:FMPHpw42
その説明は保管庫にあるけど…?
「その他、過去作品の設定を知りたければ保管庫へどうぞ」とでも言うべきなのか…
464リーフ:2008/10/02(木) 17:15:59 ID:Cx5M2eze
よし、僕が立ててくるよ
465リーフ:2008/10/02(木) 17:24:51 ID:Cx5M2eze
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すよ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『僕はスレを立てると今さっき宣言した…
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        と思ったらいつのまにか誰か他の人が次スレを立てていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        僕も何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    スレ立て宣言が遅いだとか身の程をわきまえよだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてないね
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったザマス…


はい、次スレのURLノシ
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1222934468/l50
466助けて!名無しさん!:2008/10/02(木) 18:11:44 ID:k2utwd4l
>>465
ワロタwww
リーフドンマイ!
467助けて!名無しさん!:2008/10/02(木) 18:16:12 ID:pCVvrAX0
エリンシア「 こ れ は 素 晴 ら し い ! 筋肉祭りひゃっほい!」
セリカ「姉さん本気で自重」
アイク「俺もお仕置きに行ってくるかな」

お仕置き組

エフラム「俺たちは、確かにお前にお仕置きしにやってきた」
ヘクトル「だけどな、気付いたんだよ」
マルス「君は、男に攻撃されたって喜ぶだけだ、ってね」
エフラム「だから」ヘクトル「俺たちは」マルス「君が最も嫌がるノーマル同人誌を見せることにする」
マルス「まずはこれ」

ルセア『うー、トイレトイレ』
レイヴァン『 や ら な い か 』

ノール「目がッ! 目がァァァァァァァァ!」
エフラム「次はこれだ」

???『ぬふぅ』
その日、舟木セリスユリウスは同時に達した。
相手を務めたラナユリアの体には無数の痣があり、骨を折った者もいた。

ノール「アッ―――――!」
ヘクトル「へへ、おい! 次持って来い!」

アイク『アスタルテのオーラは、俺達に崩される為に築いてきたんだからな』
アスタルテ『裁きがもっと軽ければ……こんな奴らなんかに……!』
ボーレ『よかったじゃないですか、武器の重さのせいにできて』
アスタルテ『んんんんんんんっ!』
ハール『へへへ、おい、最上級武器持ちを用意しろ。みんなで囲んでフルボッコにしてやる』
アスタルテ(耐えなきゃ……!!今は耐えるしかない……!!)
エルラン『アスタルテの血液ゲ〜ット』
アスタルテ(いけない……!左のオーラが薄くなってるのを悟られたら……!)
ネフェニー『生アスタルテ様の生反撃を拝見してもよろしいでしょうか?』
アシュナード『こんな奴らに……くやしい……! でも……ダメージ受けちゃう!』(ビクッビクッ
アイク『おっと、支援効果が出てしまったか。痺れがいつまでもとれないだろう?』

ノール「らめぇぇぇぇぇぇ……」
アイク「さて、次は(ry」

その後、日が暮れてまた日が昇るまでそのお仕置きは続いたという。
468すばらしきこのなまえ:2008/10/02(木) 18:17:41 ID:k2utwd4l
ついでに埋めネタ投下しとく

セリス「アレス、おはよう!」
アレス「セリスか。おはよう。」
ワレス「むっ、貴様もワレスというのか!奇遇だな、ワシも同じ名だ!がっはっは!」
セリス「あっ、ワレスさん、おはようございます。」
ワレス「おおセリス。おはよう!」
アレス「…セリス、このむさ苦しいおっさんは誰だ?」
セリス「家の近所をいつもジョギングしているワレスさんだよ。
    僕が登校する時間によく走ってるから、顔見知りになっちゃったんだ。」
ワレス「セリス、お前は相変わらずひょろっとした体つきをしておるな!
    そんなことではいかんぞ!今度ワシが鍛えてやる!」
セリス「は、はい。」
アレス「…それはそうと、俺はワレスではなくて…。」
ウィル「へー、あんたもワレスっていうのかー。すごい偶然ですね、ワレスさん。」
ワレス「うむ。」
ウィル「うーん、じゃああんたのあだ名は…“ワレス2号”なんてどうかな?」
ワレス「おお、なかなか良いではないか!良かったな、ワレス2号!」
セリス「あっ、ウィルさん、おはようございます。」
ウィル「ああ、セリスくんか。おはよう!」
アレス「…セリス、この天然オーラ全開の男は誰だ?」
セリス「リンお姉ちゃんのお友達のウィルさんだよ。
    前、よくお姉ちゃんに弓を教えてくれてたんだ。」
ウィル「今はリンさんと一緒に広場で弓の指導をしてるけどね。」
セリス「そういえばそうだったね。」
アレス「…何度も言うが、俺の名前はワレスではない。俺は“黒騎士”…。」
ウィル「なんだ、もう“ふろしき”ってあだ名がついてたのか。ごめんごめん。」
セリス「えっ、アレスにそんなあだ名があったんだ。僕知らなかったよ。」
アレス「だーーーーっ!だーかーらー!」
469すばらしきこのなまえ:2008/10/02(木) 18:19:04 ID:k2utwd4l
ワレス「それはそうとワレス2号よ。せっかく同じ名を持つ者同士が出会ったのだ、これも何かの縁に違いない!
    というわけで、貴様にこの“兵士強化マニュアル・改訂版”をやろう。これを実行し、ますます己を磨くのだ!」
アレス「な、なんだこれは…。」
ウィル「つ、ついに改訂版が出たんですか!?」
ワレス「うむ。さあ、中を開いてみよ。」
アレス「なになに…毎日のメニュー…紋章町10周、ドラゴン担いで氷竜の山往復、うさぎ跳び1万回!?
    ふ、ふざけてるのか!こんなこと、人間が出来るわけが…。」
ワレス「この…バカ弟子がああああああ!」
アレス「ぎゃあああああ!あんた、いきなり何を…!」
ワレス「やる前から出来るわけがないなどと決め付けるな!貴様、それでも漢か!?」
アレス「そういうあんたは毎日やってるのか!?」
ワレス「もちろんだ!ワシが自分がこなせないようなメニューを人に押し付ける人間に見えるか!?」
アレス「マジですか…。」
ワレス「ワシと同じ名を持つものがこんなに不甲斐無いとは…。
    仕方がない!貴様の性根をワシが直々に叩き直してくれるわ!いくぞ!」
アレス「や、やめろー!引っ張るな!助けて、リーン!」
セリス「アレス、先生には僕から言っておくからね。いってらっしゃい!」
アレス「いや、止めろよ!」
ウィル「またなー!!“ワレス2号”、もとい“ふろしき”ー!」
アレス「だから、俺はふろしきじゃねええええ!」
470助けて!名無しさん!:2008/10/02(木) 19:26:08 ID:pCVvrAX0
               _,,,..-‐‐‐-....,,,_
            i~`'''''~        .`‐、
.           l             ヽ.____           ___
           / _;;-==ェ;、   ,,,,,,,,,,,,,,,_  ./    __,,-''""~~    `ヽ
.          l  -ー:ェェヮ;  f';;_-ェェ-ニ   /   _,,-''  __,,--‐‐--,,,_   ヽ
.          ゝ. .:'  ̄´:;i,  i `'' ̄      .l. _/  /~~      ヽ,   ヽ
.           \ ~...イ;:'  l 、.ノ__,      .y'  /~          ヽ   .l
.             `i/ ゙'''=-='''´`ヽ   /  l/~             l   .l 久々にミュウ
              ゝ.     ,,ノ-‐'~    l               l   .l  イベントでしか手に入らないんだよな
.               `‐‐‐‐‐'"ノ:::::      l               .l  .l  みんな裏技を使いまくるから困る
                ('''''''''''''''     /   .l               /  ./
               `‐-,ソ    __ノ  ,  l              /  ./
 . __,,,,,,___          /     i`  ノ ノ             ./ /
 .ゝ.   `‐-.,,      /       .`‐‐'~ ./            / /
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              ____,,...ノ  ___,,,,,./`‐----‐''"~
471助けて!名無しさん!:2008/10/02(木) 19:28:22 ID:pCVvrAX0
    |┃三           /! _ ト、
    |┃ ≡       ,r‐ '/l[[!ト、!:::\
    |┃      ___ !l::::::!:.!:l,!:::!::::::::l _       
    |┃≡  /____ l !!:::::l:.l:::!::::!::::::::!| ,二二、  
    |┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::   
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::  
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    |┃:.:.:.:.:.:.:.:l|::/:ヽ:.:.:.:.:フ::::::::::ll___/:.:.:ヽ ヽ:::::::::::: 」
472助けて!名無しさん!:2008/10/02(木) 21:50:45 ID:oT3MdZCj
       _||_
     〃 .| | ヽ
    =liニニニニニニ>
     ゝ | | ノ
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  ゝ~"~<
  ,ロ=lノ==l∩     天!
 レヽゝ,、,,ノ /   
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  |     l
 ノ,、,、,、,、,、l
   i_/ -'

      ∧
   .   | |
  ゝ~"~<_| |_ 
 ,ζノ=lノ=∩   ガシッ
 レ、d ゚ ロ゚ノ/
  /ミミ彡ヾ)
  |∪ l=l_|~ヽ
 ノ___r~~_二lゝ
   /_/~~~~~


    ゝ~"~<     空!!
   ,ζノ=lノ=l〉 ││││
   レ、d ゚ ロ゚ノ  ││││
 \ ̄ ̄i/コつ=liニニニニニニ>    
   ヽ./,、>     
    θiノ 
473助けて!名無しさん!:2008/10/02(木) 22:05:38 ID:A1+vEf5w
スレ違いだと思うんですが
覇者でシャニーの天馬だけ手綱が無いのはなぜですか
本当は封印スレで聞くべきかもしれないんですが、どうも聞きづらくて・・・
474助けて!名無しさん!:2008/10/02(木) 22:14:40 ID:oT3MdZCj
描き忘れたんじゃないの?
いま8巻確認したけど、よく見えなかった・・・>>473の言ってるのは何巻?
475助けて!名無しさん!:2008/10/02(木) 22:27:03 ID:u7tZ2uQi
       _||_
     〃 .| | ヽ
    =liニニニニニニ>
     ゝ | | ノ
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  ゝ~"~<
  ,ロ=lノ==l∩
 レヽゝ,、,,ノ /   天!!
  /    ヾ
  |     l
 ノ,、,、,、,、,、l
   i_/、」


   _||_  
   .| |  
  ゝ~"~<
 ,ζノ=lノ=∩ うおわぁ!
 レ、d ゚ ロ゚ノ/
  /ミミ彡ヾ)
  |∪ l=l_|~ヽ
 ノ___r~~~⊃ゝ
   /_/~~~~~     

476助けて!名無しさん!:2008/10/03(金) 02:06:52 ID:2+x4aEe3
>>475
麦茶返せwwwwwwww
477助けて!名無しさん!:2008/10/03(金) 17:33:28 ID:flwnIYLu
478助けて!名無しさん!:2008/10/03(金) 18:14:04 ID:tgis/wRP
479助けて!名無しさん!:2008/10/03(金) 18:42:32 ID:YWWrcU7b
480助けて!名無しさん!:2008/10/03(金) 19:55:59 ID:ZACiZ9zU
481助けて!名無しさん!:2008/10/03(金) 20:14:58 ID:KjYr9ZDB
は永谷園
482助けて!名無しさん!:2008/10/03(金) 21:27:57 ID:flwnIYLu
イレースが欲しがっているようです
483助けて!名無しさん!:2008/10/04(土) 01:58:55 ID:pGOtGDjL
うめ
484助けて!名無しさん!:2008/10/04(土) 15:00:11 ID:rkkfbsVB
産め
485助けて!名無しさん!:2008/10/04(土) 15:15:25 ID:Q/AHCdR9
ひーひー、ふー!ワンモアセッ!
486助けて!名無しさん!
    |┃三           /! _ ト、
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    |┃ヽ___//::::::!| 'l|ト、ヽ:::::/:::::::;' !  !:::::::::::::    産まれましたよ!
____.|ミニニヽ:::::::::::l ,'   )ヽニVニイ!r'´!  !::::::::::::::::::  
    |┃:::::::::::ヽヽ:::::::! !ィr(:::ヽ::::::! !:::ノ:ヾ!:::!  !::::::::::::::::::::
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