1 :
未来の名無しさん:
宇宙塔の実現可能性、このガジェットが出てくるSFなどについて語ろう!
2 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/08(水) 00:59
勇者警察 ジェイデッカー だよね♪ デッカード!
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/08(水) 01:03
砲神エグザクソンにも出てくるな。
4 :
未来の名無しさん:2000/11/08(水) 09:23
ドラゴンボールのカリン塔も軌道エレベータといえばいえるかな。
5 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/08(水) 17:41
惑星フェザーン
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/08(水) 22:56
クラークの「楽園の泉」だっけ?記憶曖昧。
「地球の長い午後」も宇宙塔と言えなくもないかも。
巨大植物で地球と月を結ぶ…。
これも記憶曖昧。
7 :
名無しさん@1周年:2000/11/08(水) 23:15
>>6 クラークが軌道エレベーターを考案したのは『楽園の泉』で正解ですよん。
軌道エレベーターの構築過程の詳細が描写されている。
こんな文献もあるよ(NASDA推薦)
書名:軌道エレベータ−宇宙へかける橋−
著作者:石原藤夫、金子隆一・著
出版社:裳華房
判型:B6
ページ数:153ページ
発行年月日:1997年7月25日
本体価格:1500円(本体価格)
8 :
未来の名無しさん:2000/11/09(木) 11:03
>7
私もこれ読んだよ。巻末の「SFに出てくる軌道エレベータリスト」に
カリン塔が出てきたのには面食らった。
ところで、クラーク『楽園の泉』と同時期にシェフィールドの
『星ぼしに架ける橋』で軌道エレベータを扱っているそうだけど、
どこの図書館にも古本屋にもない………
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/09(木) 13:59
>>6 >AMAZONで検索すると
>「星ぼしに架ける橋」 ハヤカワ文庫 SF 490
>チャールズ・シェフィールド (著), 山高 昭 (翻訳)
とあるが
>この本は現在お取り扱いできません。
だって。絶版みたいだ...
ハヤカワなら古本屋をマメに探せばあるよ。
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/09(木) 23:35
ヤフオクで逆オークションかければ出てくるかもね。
ネット古本屋ではプレミアが付いてS57のが\1000だったよ。
11 :
ええと:2000/11/10(金) 06:13
地表から静止軌道までは3万6000kmだけど、
地球から離れたら重力が小さくなって遠心力が大きくなる。
「重力マイナス遠心力」を積分して地表重力で割ったら、
だいたい7000km分になる。
つまり、地表重力で7000km垂らしても切れないケーブルがあれば、
強度的には軌道エレベーターを作れることになる。
断面1平方ミリの鋼線は0.2tの重量を支えられる。
密度は8弱だから、25kmくらいで切れることになって論外。
東レの炭素繊維は密度が鋼鉄の1/5で、強度十倍だそうだから、
千数百kmまでOKという計算になる。良い線行ってるけどまだ不足。
実験室レベルで作られたカーボンナノチューブは、
密度が鋼鉄の1/6で、強度百倍なので、1万5000kmまで伸ばせる。
つまり、強度的には十分ということになる。
静止軌道まで伸びる無傷の単分子をトン単位で量産できるか、
というのが問題なわけだけど、まあ、できると仮定しよう。
そういう素材のケーブルを静止軌道から地表まで垂らしてみました。
何が問題になるだろうね?
宇宙線による素材の劣化とスペースデブリじゃないかな。
長さが3万6000kmもあるから、細いケーブルでも相当な面積になる。
イメージすると、何かぶつかるだろうという気がするね。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 11:05
エグザクソンの軌道エレベーターって何の為に作られたのだろう?
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 13:34
>>12 最初の方で宇宙人が宇宙船から侵略兵器を運ぶのをカモフラージュして
建設したとジイさんがいってたよ。
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 13:42
>>11 軌道エレベータをタワーだと思って、エグザクソンのようなマンガでは
地上に固定された造形になっているけど、違うんだよね・・・
この前NHKでやってたクラークの番組で、クラークは軌道エレベーター
の素材を言及していたがフラーレンかカーボンナノチューブが有望と
言ってたね。
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 15:12
でも3万6000メートル、登りきるのにどれくらいかかるんだろう?
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 15:52
3万6000メートルというと大層だが、たかだか36kmだよ。
ワイヤー式じゃなくリニアや推進装置を使うだろうから、数十分の
オーダーにはできるでしょ。
ダイレクトに36kmというのは安全面からも問題ありそうだから
乗り換えながら行く事にはなるだろうけど。
17 :
>16:2000/11/10(金) 18:32
3万6000kmだってば
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 19:49
「サイレントメビウス」の軌道エレベータは笑った。
どういう設定か知らないけど、東京湾にぶらさがってやがんの。
地軸がずれたのかなぁ・・・・・
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 19:53
地上と接続してなきゃ浮いてるわけだから、ロケットで動かせるわな。
すんごく撓るだろうけど。
20 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 21:56
age
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 22:08
>18
吊り下げ形ってのもある。 ORSからぶら下げるとか
地表まで持ってこなくてもいいから重量減らせるし
って書いたけど、11とか14とか最初からそう書いてるよなあ。
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 22:21
とりあえず赤道上空じゃないとダメなんでしょ
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/10(金) 22:41
24 :
未来の名無しさん:2000/11/11(土) 20:58
>9,10
情報ありがとう。ネット通販では状態を自分で確認できないのがいやだから、
気長に古本屋を探し回ることにするよ。
ちなみに今日、これまで利用してこなかったとある図書館で検索をかけてみたら、
『星ぼしに架ける橋』が収蔵されているところを発見。ちなみにこの図書館では、
なぜか石原藤夫や堀晃のほぼ全作品も入っていて、長年探してきた『梅田地下
オデッセイ』やクラークの『未来のプロフィル』まである………
畜生、何で今までここを利用しなかったんだー!
>11
軌道上からたらす時、傾斜をつければ三倍ぐらい破断長がのびるそうだけど、
傾斜のついた軌道塔は実用上どうなんだろう。
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/11(土) 21:22
>22、23
ORS使って地表のどの地点にでも降ろせるってのは既出の「軌道エレベータ」
にも出てるぞ。
26 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/11(土) 21:57
軌道エレベーターの類似商品でスカイフックというのもあります。
回転しながら地上のポッドを軌道上に引き上げるやつね。
27 :
22:2000/11/11(土) 22:08
>>24 >傾斜のついた軌道塔は実用上どうなんだろう。
やっぱり「軌道エスカレーター」になるんじゃないですか
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/12(日) 01:36
>>27 オービタル・リング・システムでしょ?
(土星の輪みたいに)周回軌道上で地球を一周するリングです。
中に磁性流体を流し、その遠心力で張力を得る、っていう。
そこから軌道塔をぶら下げるんですな。
二見文庫/金子隆一 著「陸・海・空ビックリ大計画99」ヨリ。
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/12(日) 10:45
age
31 :
未来の名無しさん:2000/11/12(日) 19:43
>28
いや、「傾斜」というのはテーパのことで、上の方と下の方では太さを
違えることなんだけど。
32 :
25:2000/11/12(日) 21:01
オービタル・リング・システム
一番の利点は静止衛星軌道まで伸ばさなくてもいいから軌道塔の強度
がそんなに必要じゃない点ですな。
問題点はORS作るのが大変なこと(^_^;)
一応、「宇宙の騎士テッカマンブレード」で映像化されてる
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/12(日) 22:32
>>32 ORS自体、システム安定のためのテクノロジーってあるの?
ちっょと考えただけでも、月引力などの影響などで柔構造でもかなり
安定性が悪い感じだけど。
軌道エレベーターに較べると、実現性はかなり低そうだし構造物を吊り
下げるようにするのはかなり大変なんじゃないの?
34 :
部分名無しさん:2000/11/13(月) 18:00
部分軌道エレベータとか極超音速スカイフックとかもありますね。
手元に参考文献が無いのでキーワードだけ・・・
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/13(月) 19:53
軌道エレベーターって、シェフィールドの 星ぼしに架ける橋がいいかな。
大胆な構築法といい、押し出しでは一番インパクト有り。
軌道上から長さ4万キロの物体を地球に落とすってのがよかった。
36 :
25:2000/11/13(月) 22:28
>>33 わかりません(^_^;)
でも、低軌道で地球重力の方が遥かに大きいわけだから月の影響は
小さいと思うんだけど....
今の通信衛星とかも月引力の影響受けてるのかなあ?
>軌道エレベーターに較べると、実現性はかなり低そうだし構造物を吊り
>下げるようにするのはかなり大変なんじゃないの?
ていうか、軌道エレベータを低レベル技術で作る為の方法なんだけど(^_^;)
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/13(月) 22:39
>>36 それを言ったら海の潮汐は?
当然巨大なリングは日夜潮汐の影響を受ける訳だから、システムの
構造疲労がありそうだし、あまり現実的じゃないような。
システム自体不安定なのに、軌道エレベーターを吊り下げたら大気
の影響も加わるし、「低レベルの技術で作る」という論理が破綻して
いるよ。
ひょっとしてこれはアニメのトンデモ設定じゃ・・・?
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/14(火) 00:45
システム安定のためのテクノロジー…って
29が既に言ってるじゃん…
39 :
25:2000/11/14(火) 22:21
できれば
>今の通信衛星とかも月引力の影響受けてるのかなあ?
の方の反応が欲しかったなあ。
なんとなく、33、37は地上から塔を立ち上げようとしてる気配がするのは
気のせいだろうか?
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/14(火) 22:39
>>39=25
文脈から見てもORSから吊り下げた場合だろ?
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/14(火) 23:21
軌道エレベーター、ORSの場合は吊り下げだけど、部分ORSの場合はやっぱ立ち上げる
という表現があってるな。
42 :
名無しさん:2000/11/15(水) 05:09
とりあえず、理想的なカーボンナノファイバーが量産できたとして、
断面積1平方ミリのケーブルを軌道から垂らしたら、総質量は50t。
ただし、地球から離れると重力が弱まって遠心力が強まるので、
ケーブルの根元にかかる張力は地表重力10t相当で済む。
断面積1平方ミリのケーブルは地表重力20t相当を支えられるので、
差し引き10t相当の余裕が荷物の分ということになる。
10tの荷物一個を地表から上に持ち上げていくと、
上に行くほど重力が弱まるので負担も軽くなる。
小さなパックを全体に分散させれば、荷物も総質量50tまでOK。
リニアなんかを付けて、乗り物をケーブル沿いに走らせるためには、
電磁的グリップと送電のために常温超導体が必要になるし、
それは構造的にはお荷物なので、貨物積載量を減らしてしまう。
直接ケーブル自体を動かして、山のリフトみたいにする方が、
必要な技術水準も構造物も少なくて済むからエレガントだ。
ケーブルをぐるっと輪にして、一定速度で回し続けるわけね。
これで、ケーブル自体の質量は100t。
一巻のケーブルをロケットで運び上げたら、
後はケーブル自体で新たなケーブルを運び上げて、
システムを拡張して行くことができる。
実用段階では、細いケーブルが吊り橋の上みたいに平行して並び、
ゴンドラそれぞれは複数のケーブルを握って、
ケーブルの破断に備えることになる。
軌道と地表には速度可変なケーブルが別にあって、
そこから定速ケーブルに乗り移るものとしよう。
ゴンドラは、手の付いたケーブルカーという感じ。
――というようなのが最小限システムだと思う。
長さは圧倒的だけど、質量は実は大したことない。
素材の量産さえクリアできたら、遠未来の技術じゃないな。
43 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/15(水) 05:37
>>42 やっぱワイヤーで固定するけど地表面には接触しないって感じ?
44 :
42:2000/11/15(水) 06:19
大気圏内では空気抵抗で速度に限界があるから、
本体の定速ケーブルは大気圏の下層には入れない方がいいね。
地表数十kmといったところに中継駅を吊して、
定速ケーブルの下端にする事になると思う。
そうして、地上から速度可変ケーブルで上がって行き、
上空で、定速ケーブルと同じ速度になったらゴンドラが乗り移るわけ。
でも、中継駅とか乗り換えケーブルとかって、ややこしいから、
初期の最小限システムでは、本体の定速ケーブルも地表に届くはず。
その段階では、時速数十km程度で運行して貨物を運び上げることになる。
それでも、満載状態でケーブルの貨物は50t相当になるし、
時速50kmなら一ヶ月で軌道に着くから、年間600tの貨物を運べる。
こういう素朴なシステムでシステム自体の材料を運び上げ、
中継駅とか乗り換えケーブルとか追加していくわけだよ。
ケーブルの利点は他にもあるな。
切れて下に落ちても、大半は大気圏内で燃え尽きるので無害だ。
45 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/15(水) 07:17
>>44 中継駅っていうよりプ−リーが上下何キロかに離れた
ワイヤーの平行区間って感じ?
46 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/15(水) 07:26
あれ?サイレントメビウスの軌道エレベーターって,地軸が動いたんで
東京が赤道上にあるって設定だと思ったけど
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/15(水) 10:42
トップをねらえ!には軌道ゴンドラが出てきてた。
48 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/15(水) 22:27
軌道ロープウェイじゃなかったっけ?
49 :
SF好き:2000/11/15(水) 23:55
ここすげー正にテッカマンブレードの(オービタルリングだっけ?)だな!
50 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/15(水) 23:58
むぉおおおおーーーーー
おやじだ
51 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/16(木) 20:04
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/16(木) 20:56
とりあえず46-50消せ。
53 :
SF好き:2000/11/16(木) 23:16
いやいや、オービタルリングを馬鹿に出来ないぞ!
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/17(金) 10:54
サイメビのそれは建設途中ですどうゆう分けか下から組んでますが、
劇中ではバベルの塔になぞらえられるというつかわれかたがメインなので
堅いことは言わないで。
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/17(金) 11:04
質問!
起動エレベータはよく分からないのですが、
宇宙まで届くカリン塔の中身を水で満たします。
中に開け閉めできる床がいくつもあります。
これとある程度の浮力と気密を確保できる風船を使えば
宇宙まで行けますか?
56 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/17(金) 12:53
精子起動に逝くまで何日かかるんだ?
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/17(金) 13:54
>>55 潰れない風船が必要。しかし帰ってこれんぞ。
>>14 スノークのおじょうさん。=フラーレン
58 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/17(金) 14:15
しかし、それっていったい塔の下の水圧はどれくらいになるんだ?
あと、重力が弱くなれば、浮力だって弱くなるよ。
>>55は12歳の引き篭もり厨房だからマジになるなよ・・・
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/17(金) 15:39
>>56 3万6000kmを、時速250kmの新幹線並みのスピードで登るとして、
144時間、6日間かぁ。エレベータの中に宿泊施設が必要かも。(ワラ
って、軌道エレベータ作る技術があれば、他に何か用意するよな。
61 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/17(金) 16:03
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/17(金) 16:07
つーか、100kmぐらいの時点で浮力ないと思うんだけど...
63 :
55:2000/11/17(金) 17:17
>>57 行きだけでも価値はあるような気がします。
風船と使ったのはホントの風船ではなくわかりやすいイメージとしてです。
>>58 水圧を気にして段階的に開閉ができるような床(天井)を想定しました。
水で効かなくなれば違う物質(水銀等)を使っても良いのではないでしょうか?
>>59 来週もう13になりますよ。すごい!どうして分かるんですか?
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/17(金) 17:37
地球から離れると重力が弱くなります。
浮力は、回りの水との重さの差で生まれるものですから、
重力が弱ければ、浮力は生まれません。
65 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/17(金) 18:11
12歳にしては上出来ですが、水を入れられるくらいなら中を出来るだけ
真空に近くして、リニアで運んだ方がまだ手間がかかりません。
67 :
未来の名無しさん:2000/11/18(土) 20:30
ただいまシェフィールドの『星ぼしに架ける橋』を図書館から借りてきて
読んでるとこ。宇宙人らしきものが出てくる。
68 :
らっこ:2000/11/18(土) 22:16
物理定数(Gだけか?)の異なる世界で、
普通のひもで軌道エレベーターがつくれちゃう、ってSFがあったと思います。
なんか、暗いストーリーだったような。
どなたのなんつーやつだったか教えてください。
普通のひも?てっぺんに滑車つけといて右の箱に重いヤツが乗って
降りる。軽いヤツが左の箱でついでに上がる。マンガじゃないけど、
勘定が合わなくなるよなぁ。厨房発言、スマソ。
70 :
未来の名無しさん:2000/11/20(月) 22:27
石原藤夫のSFに、中性子星上に垂らした軌道エレベータが出てきたな。
あれって、一体どれぐらいの強度が必要なんだろ?
71 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/23(木) 10:03
中性子星になっちゃうくらいの強度が必要。
72 :
>70:2000/11/23(木) 23:55
リングワールド素材とかゼネラルプロダクツ船殻素材じゃ強度不足。
そういう形の時間停滞場を建設材料にすれば造れるはずだけど、
時間停滞場は設定として反則だろうな。
73 :
>68:2000/11/24(金) 00:01
重力定数の違う宇宙を舞台にした暗い話っていうと、
スティーヴンバクスター『天の筏』だろうと思う。
でも、あの話に軌道エレベータって出てきたかな……。
ああそうか、鉱山から材料を運び出すエレベータが、
軌道エレベータということになるな。
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/24(金) 00:33
実際出来たとしたら、すげー役に立つんだろうけどね。
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/24(金) 01:12
徒歩でも上れる階段つけてほしい 瀬戸大橋のしまなみ街道みたいに
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/24(金) 01:37
>75
勿論、非常階段は設置されるぞ。
全長700kmぐらいかな?
うわぁ、ウエディングドレス着て昇るんだぁ。
ろまんてぃーくぅ。
>>74 どうでしょうか。
実際、少なくとも、軌道上に
大量の荷物をガシガシ上げる需要がないとペイしないでしょう。
今のところ、それが無いので、ロケットで済んでしまっているようですね。
衛星軌道にモノを上げるなら...
キリマンジャロとデラウェアのスロープにリニアモータ・カタパルトを
設置して、地球防衛軍の無人戦闘機もそっから規格内の大きさで
打ち上げる...
なんか、そんなSFあったな。
80 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/24(金) 05:46
>>78 需要…スペースコロニーでも作って移民をガシガシ上げるかな?
81 :
むしろ:2000/11/24(金) 06:11
仮に軌道エレベータが出来てたとして、
物資を1kgあたり10円とかで静止軌道まで運べるようになったら、
その物資の内容はどういうものになるんだろう、
という考え方をした方がいいと思う。
とりあえず、地球からの最大輸出品目は水だろうな。
太陽系各地を探査するロケットの反動質量とか、
月面居住地の生活用水とか、用途はいろいろある。
水以外のバルク物資は月で掘って打ち出した方が安くつく。
「エレベータ」より「井戸」としてイメージした方がいいかな。
82 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/24(金) 14:52
っていうか36000Kmの構造物と地表をつなげたら
惑星の重心が狂いそうだけど
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/24(金) 15:28
そういえばアメリカで何たらゆう
学者がレーザービームで宇宙船を打ち上げる
実験をやっていた。
見たところかなり実現性高し。
84 :
82:2000/11/24(金) 15:58
それがもし静止軌道にまで達するのだとしたら
36000Kmの物体を地球の回りでただ公転させれば良いだけでなく
自転させなければならないという訳であろうか?(苦笑
85 :
軌道名無しさん:2000/11/24(金) 19:51
>>82 軌道エレベータってのは、単純に
『地表まで届くくらいの、むちゃくちゃ細長い静止衛星をつくる』
ってだけのことだから、重心云々は関係無いですよ(軌道
エレベータの重心は静止衛星軌道にあるわけです。地面とは
接してるだけ…つーかむしろ接してなくてもいい)。
>>84 えっと、軌道エレベータが自転??
…それって
『軌道エレベータを、地球の自転周期に合わせて地球のまわりを
公転させなくちゃいけない』
ってことですか?
それなら当然させなくちゃダメですよ。で、その公転周期が
地球の自転周期と一致してるわけです。そのために『静止衛星』
なわけです。
87 :
ロンメル太郎:2000/11/24(金) 21:27
軌道エレベータぐらいの質量では
惑星の重心や軌道は変わらないと思います。
ご心配なく。
ちなみに、軌道エレベータは、
静止軌道上(3万6000km)までただ何かを伸ばすだけでなく、
その静止軌道の点をカウンターとして
さらに3万6000km伸ばさなければならないそうです。
この余分な3万6000kmぶんを地球の自転による遠心力でブン回して
地表に垂れ下がっている3万6000kmぶんのエレベータの重量を
引っ張って支えるわけですな、ああ気が遠くなる…。
88 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/24(金) 22:01
ったく、どいつもこいつも(苦笑
89 :
軌道名無しさん:2000/11/24(金) 22:03
>>87 反対側に等距離伸ばさなくても、静止軌道付近に地球側のエレベータ
部分と拮抗するような質量(例えばちょっとした小惑星)をくっつけ
とけばいいんですよ。要は重心が静止軌道上にあればいいんですから。
まあ、反対側に伸ばしとけば、その部分は自動的に遠心力を利用した
外向きのカタパルトになるわけだから、それはそれで便利ですが。
90 :
軌道名無しさん:2000/11/24(金) 22:07
結構勘違いしてる人多いんですね…。
要は、軌道エレベータは地表から積み上げるものではなく、
静止軌道からぶら下げるものなんですよ…。
91 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/24(金) 23:39
これは想像だけど84は名前欄に”>82”と書きたかったん
じゃなかろうか。
92 :
84:2000/11/24(金) 23:43
ぶら下げるのは分かるが実際の工事はどうやる?
矢張り静止軌道を基点にして、そこから両側に送りだす形だろうか
そうすると地上側へ延ばした端は減速が必要
構造物を延ばす度にバーニヤ等を吹かして
公転軌道に対する自転モーメントのアライメントを
取らなければならない
ただしこの方法だとそんな事以前の問題があるが・・・
次に36000Km(実際は40000km位にはなるのか?)の構造物を
先に造って降ろそうとした場合には、公転運動と自転モーメント
の両方を同時に制御しなければならず、これには相当な数の
姿勢制御バーニヤが必要と思われる。その為の膨大な燃料が必要
(バーニヤは同時に使う必要がある為)
結論、
こんな物作れるようになる前に人類は太陽系の外に進出するであろう
そしてその頃には軌道エレベーターなぞ不要な気がする
93 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/24(金) 23:52
家が軌道エレベーターの影になるから、等
日照権の問題が深刻化しそうです
94 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 00:18
このスレ、終了にしない?
もうイヤ(藁
95 :
軌道名無しさん:2000/11/25(土) 00:28
>>92=84
つくるとしたら、おそらく前者の方法でしょうね。
で、ご心配の点ですが…ちょっと考えてみてください。
例えばまず、静止軌道の建設基地から、するすると両側にエレベータの
ワイアーを伸ばしていくとします。すると、この『建設中の軌道エレ
ベータ全体』は当然静止軌道上において軌道速度を出しているので、
それより低い側に伸びていくワイアーの先端は、だんだん『本来その
高度を回っている物体が出すべき軌道速度』より、遅い速度しか出して
いない状態になっていきます。てことは当然、延ばすにつれてだんだん
ワイアーにかかる力のバランスは崩れ、遠心力よりも地球の引力の方が
強くなっていく(同様に、反対側のワイアーの方はだんだん引力よりも
遠心力の方が強くなっていく)わけで、結果、軌道エレベータは自然に
鉛直方向で安定すると思われます。
と、こんな説明でいいでしょうか?
96 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 00:41
高軌道から低軌道に移る際に角速度が大きくなってゆくので
自然には絶対安定しないと思うよ
97 :
軌道名無しさん:2000/11/25(土) 01:02
>>96 うーんと…、
ワイアーを延ばし始める前に、あらかじめエレベータの建設基地の
自転周期を地球の自転周期と同じ一日にして(月みたく)、ずっと地球の
方を向くようにしさえしておけば(はっ、もしかして84の言いたかっ
たことってこれのこと?!)、あとはのばしてゆくエレベータにかかる力
は引力と遠心力しかないんだから問題ないと思ったんですけど…なんか
間違ってるかな…?
98 :
ロンメル太郎:2000/11/25(土) 01:20
>>89 >まあ、反対側に伸ばしとけば、その部分は自動的に遠心力を利用した
>外向きのカタパルトになるわけだから、それはそれで便利ですが。
そう、それがありますね。
ただこの場合も飛ばす方向が
地球の地軸に対して垂直の方向にしか飛ばせないので
実際の運用で果たして本当に便利かどうか? とは思いますが。
まぁ外惑星への航行には使えそう。
99 :
ロンメル太郎:2000/11/25(土) 01:29
恒久的な建造物としてではない、
もっと簡易な軌道エレベータはどうでしょう?
クラークの「遥かなる地球の歌」に登場した軌道エレベータは
軌道上の宇宙船から、お釈迦様の蜘蛛の糸よろしく
炭素繊維のワイヤーを下ろして荷物を引っ張り上げるというものでした。
この方法なら、気象条件が穏やかなときを狙って操業する形で
軌道上に荷物を引き上げることが出来ると思うのですが。
100 :
84:2000/11/25(土) 01:33
高度36000kmが静止衛星軌道だと言う前提で計算すると
そこでの周回速度はだいたい秒速3kmくらい、
これで重力と遠心力がつり合っている状態、ここまでOK?
この状態から垂直方向に軌道を変えると周回速度の秒速3kmは
同じままなので角速度が変化して公転時間も変わってくる
というわけで静止軌道の基点から単にワイヤーを垂らしただけでは
真直ぐには下りて行かないので、これを相殺するために
バーニヤ等で制御する必要がある
101 :
95にだいぶかぶってるな:2000/11/25(土) 01:33
あのー、衛星軌道にのっていて無重量状態なのはその物体の重心だけなので、
重心から遠い一端は重力の影響を受け、もう一端は遠心力に引っ張られるので
ちゃんと安定します。
(静止衛星軌道だろうと、LEOだろうと月軌道でも同じこと。
たまたま月は同じ面を我々に見せてるわけじゃないよ)
地表に近くなっても速度を増さないから重力によってエレベータはおりて来る
のですよ。
(エレベータ下部はその高度の軌道に乗ってるわけではありません)
僕なんかより
>>101がうまく説明してくれてますね(^_^;)
>たまたま月は同じ面を我々に見せてるわけじゃないよ)
そういやそうでしたよね。月がいい例なんだ。
なんか慌てちゃって失念してました(って別にどうでもいいか)。
103 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 01:47
>>98 一日待てば360°好きな方へいけるじゃん。
近所の惑星にしたって他の恒星にしたってこの方向が多いんだし。
それに、一番燃料喰うのが地表付近の重力からの脱出なんだから・・
月に行くのにトンでも無い量の燃料積んでったけど、帰りはささやかなもんだったでしょ。
アレぐらいの燃料で火星とかいけるかもよ。
>>99 実用的でいいですねー。
宇宙船に比べてあんまり重いものは持ち上げられそうにないにしても。
105 :
ロンメル太郎:2000/11/25(土) 01:55
>>103 >一日待てば360°好きな方へいけるじゃん。
ええ、そうですね。
地軸に垂直な方向ならば360°自由自在です。
けど、たとえば北極の方向に飛ぶにはどうすればいいのか?
ということなのです。
まぁ、たしかにおっしゃる通り、
脱出速度に達するための燃料を節約できるので
地軸に垂直方向から90°曲がる程度の方向転換くらいなら
なんでもないのかもしれませんね。
106 :
84:2000/11/25(土) 01:57
建造時に考えられる諸般の問題を克服して無事軌道エレベーターが
完成したとします。完成したのはワイヤー式などというチンケなも
のではなくちゃんとした構造物の奴だとして(ワイヤー式でも良いが)
実際にコンテナーを打ち上げてみましょう
地表(赤道面)の公転速度は秒速460mくらい
そして、軌道エレベーター基点(静止軌道上)のある32000km上空
では公転速度は秒速3kmくらい
軌道エレベーターがコンテナーに与える力は垂直方向+横方向と
言う事になるので、何かを打ち上げる度に横方向の力を相殺する
仕事が必要になります
コンテナー上げる度に同質量の荷物降ろすか、姿勢制御バーニヤで
アライメント取るかどちらかしないと(恐らく両方必要)だめだね
こんなモノいらない、宇宙船で充分だ(;´д`)
>>106 えーと、角速度自体保存されているんだから、そういう力は
考えなくてもいいと思うけれど…?
108 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 04:03
横速度の相殺はいるの?
いらないような気がする。
物理詳しい人説明きぼーん。
109 :
初等力学:2000/11/25(土) 04:46
モーメントの保存則を考えてるんだね。
スピンするスケーターが腕を伸ばすと回転が遅くなるというあれだ。
同じ理屈で、軌道エレベータの構造は、
輸出する(上げる)質量の方が多ければ西に引っ張られるし、
輸入する(下ろす)質量の方が多ければ東に引っ張られることになる。
この力で、上りと下りのワイヤーは、こう↓離れるはずだな。
()
◎
でも、輸出と輸入のバランスをとれば構造全体は同じ位置に留まる。
輸出入のバランスが取れてれば、
システム自体の運行にエネルギーを必要としないことになるしね。
そういう具合に、運動エネルギーと位置エネルギーを交換し、
バランスをとるための施設というのが、
そもそも軌道エレベータの存在意義なんだよ。
地球が完全な球体ではないせいで、
静止軌道でも地球から見て振れの成分が残るらしい。
その成分が無いのはスリランカ上空とガラパゴス上空で、
本当に完全な静止衛星はこの二点でのみ実現できる。
クラークが舞台をスリランカに設定したのはそういう理由。
でも、上りと下りのバランスを調節して振れを相殺すれば、
他の位置でも軌道エレベータを造れるわけで、これはむしろ恩恵だな。
うまくくねって、軌道エレベータと交差する衛星から逃げるという
なかなかマッドなアイデアも、クラークは書いてるね。
110 :
>初等力学:2000/11/25(土) 05:17
ええと、そうなりますかねえ?
スピンするスケーターの腕と違って、
軌道エレベーターの場合は重心位置は変わらないわけでしょ。
荷物を引き上げる反作用でエレベーター本体が少し下がるから、
全体としては重心位置は不動のはずです。
当然モーメントについても影響ないと思うんですが。
111 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 05:19
じゃ、カウンターとなる質量を持ったモノ(鉄塊でも何でも)を
荷物を上げ下げする際に、片方のエレベータを使って上下させればいいだけだね。
やっぱり宇宙船飛ばすより経済的だ。
112 :
>111:2000/11/25(土) 05:28
その荷物は何処からもってくるんだか(藁
軌道エレベーターの用途としては持ち上げる事の方が多そうだけど
もし俺なら行きはエレベーターでまったりしても我慢するが
帰りはスペースプレーンで帰る、きっとその方が早いだろうから
113 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 07:11
>>112 まぁそれは東京・大阪間を、飛行機を使うか新幹線を使うかと同じで、好みの問題だろうね。
ただ、コスト差は桁違いだが。
スペースプレーンでの帰りに燃料は殆ど使わないとしても、運賃は行きの大量の燃料の半分は受け持たないとならないはず。
114 :
軌道名無しさん:2000/11/25(土) 09:36
ごめんなさい、ボケてました…(やっぱ眠い頭で書くとろくな事
無いな…)。
>>110で指摘されてるのってつまり、エレベーターそのものは安定
してるけれど、質量を上げ下ろしする時にはそれにコリオリ力がか
かるよ、ってことですよね。全くもって、その通りですね…。
で、上げる方と下ろす方の質量を同じにすることで、その力を相殺
すればいいと。
>>112 カウンターウェイトとして降ろす質量は、軌道エレベータの建設時に
出た(もので無くてもいいけど)小惑星の残りかすとかなんかでいいん
じゃないですか?
115 :
妄想:2000/11/25(土) 11:15
やっぱカウンターウェイトの確保として木星からの重水素は
軌道エレベータ経由で荷卸をするしかないな。
116 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 12:12
ええとね、軌道エレベーターなんぞ作れる時代には現代のロケット推進なんて足下に及ばないくらい推進技術が発展してるハズ
逆にエレベーター建設の為に宇宙船技術自体がもっと進むと考えられます
それらがなければ建設が出来ないのが明白な上
そういう時代の宇宙技術と現在及び近未来のロケットが同じ効率の
悪さだと言うのは間違い
117 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 13:34
>>109 クラークは自分が住んでるからスリランカに設定したはず。
しかも島を南に移動させて赤道直下にしたがってたし・・・
118 :
ロンメル太郎:2000/11/25(土) 15:40
>>116 >ええとね、軌道エレベーターなんぞ作れる時代には現代のロケット推進なんて足下に及ばないくらい推進技術が発展してるハズ
しかし、それは希望的観測に過ぎません。
「発展した推進技術」の青写真が無い限り、
軌道エレベータの有効性は否定できません。
119 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 15:59
>ロンメル太郎
単純に衛星軌道までの荷上げに必要な仕事量(エネルギー)は
理論的にはロケットも軌道エレベーターもたいして変わらんよ
違うのは空力抵抗が大きいロケットと
摩擦抵抗が大きい軌道エレベータでの抵抗の差くらいだね
はっ、まさか本気でワイヤーで引っ張るとか考えてる?ヽ(´ー`)ノ
もっと勉強して下さい
>>119 …いや、それ、ぜんぜん論点が違う(そもそも、どの話へのレスになってるの?)。
121 :
84:2000/11/25(土) 18:16
軌道エレベーターを運用する際に横方向の力を
相殺しなければならない話の理解はしていただ
けたようですね。
これを踏まえてエレベーター建造時の話に戻ると
>>100および
>>92の問題にぶち当ります
静止軌道に近い部分では大規模に造られたパーツを
ドッキングさせるのもまあ可能と言ったところですが
工事が地表に近くなってゆくにつれてそれも困難になります
建造された軌道エレベーター部を使って資材を運搬するのも
良いのですが、そうすると矢張り
>>100および
>>92、
>>106の
問題につき当りますね
考えれば考える程、建造する時点で既に無駄の多いシステムな
気がします
>121
姿勢制御のバーニアに使う燃料と
ロケット打ち上げに使う燃料のどっちが多いかってことだな
それはどうなの?
123 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 19:06
軌道エレベータって降下時のエネルギーが回収できるんでしたっけ?
電車のブレーキみたいに。
124 :
84:2000/11/25(土) 19:18
>>121 姿勢制御用バーニヤの燃料供給も問題です
なぜなら外側から宇宙船などで供給するのは重力の影響を
受けてしまうため非効率的なためで、これも軌道エレベーター
内を通すしかないのでしょう。
ということは燃料を消費する度にエレベーターに振れモーメント
が発生する訳で最終的には32000km以上ある構造物全体を安全率に
基づいた振れモーメント内に制御する事が不可欠になってしまう
でしょう。
まあ、これが建造中から完成した後もずっと続く訳です
125 :
>123:2000/11/25(土) 19:54
できるよ。
というか、できない方式で作ることだって可能なわけだけど(^^;
できるように作るのが軌道エレベータの大前提なんだよ。
126 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 20:54
127 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 20:56
>>124 ざっと計算して10万個以上のバーニアが絶えまなく稼動している
シーンを想像してしまった、なんとなく笑える。
128 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/25(土) 22:40
資材運搬とかよりも単純に宇宙発電の送電線としては使えそう
129 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/26(日) 01:03
なんか、推進剤が必須なロケットと、バランサーでどうにかなる軌道エレベータの違いを、根本的に理解できてない奴がいるな。
130 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/26(日) 01:51
イメージとしては人工衛星が地球側と反対側に手足を伸ばしたものを
想像するべきということですね。
131 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/26(日) 02:18
何だろう?
時代が進むと水素と酸素が結合時に生み出す熱量が増えると思ってるのかな?
未来では1リッターのガソリンで1億キロ走れる10万馬力のエンジンが出来ると言いたいのかな?
132 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/26(日) 02:25
>>131 廃棄物をエネルギーにして時空を飛べる改良型デロリアンとか、
何を食べても体内反応炉でエネルギーにするねこ型ロボットとか…。
>>127 どういう計算かとても知りたい。追記を求む。
(バーニャとか言ってる自体アレだが・・)
134 :
軌道名無しさん:2000/11/26(日) 03:57
ええと、だから根本的に、力の相殺問題に関してはカウンターウェイトの上げ
下ろしで解決できるはずなんだから、いちいち”バーニア”ふかす必要はない、
ってことでいいんじゃないんですか?? 違うの??
あと僕の
>>114のレス内の、引用
>>110は、
>>109の間違いです(って今ごろ…)。
135 :
ラフ計算:2000/11/26(日) 04:18
時速3000kmで36000kmを上がるとしたら12時間。
回転速度の差を12時間で割ったら、横方向の力は重力の1/150。
縦方向の力は全体を平均して重力の1/5なので、
剛体の塔だったら、横方向の力は上り下り相殺して影響無い程度。
ワイヤー式ならワイヤーが吊り橋のケーブルのような曲線を描くが、
影響は単にそれだけのことで、別に大したことじゃない。
建設段階では、遙かに長い時間で回転速度差を割るわけだから、
横方向の力はあまりに些末な技術的問題で、考える必要なし。
吊り橋だって、重力や風力は橋の軸とは垂直な方向にかかってるし、
その力は交通量や天候で時間変動してるわけだが、
「だから吊り橋に応力調整ロケットが必要か」と言うと、
そんな必要は当然ながら全く無い(^^;
136 :
結局:2000/11/26(日) 06:14
要するに軌道エレベータの技術的問題というのは、
「完全な構造のカーボンナノチューブをトン単位で量産すること」
という点に尽きるんだな。
「完全な構造のダイヤモンドをトン単位で量産すること」
というのとこれは、ほぼ同程度の技術的難易度と考えてよかろう。
1mm×1mm×36000kmのワイヤーの体積は、
1m×1m×36mの四角柱の体積と等しい。
この四角柱は原子レベルで無疵な巨大ダイヤモンドだと想像しよう。
そういうものを造れるようになるのは何年先か考えてみれば、
軌道エレベータを造れるようになる時期もおおむね同じ頃だろう。
137 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/26(日) 20:53
>そういうものを造れるようになるのは何年先か考えてみれば、
>軌道エレベータを造れるようになる時期もおおむね同じ頃だろう。
そういう素材は100年後には作れてると思うが
どうなんだろう?
俺は軌道エレベーターって500年か1000年後の話だと思ってる
あれだけのモノを造ろうと思ったら周辺環境を先に造らないと無理っしょ
宇宙労働者が当たり前になっていないと工事が出来ないし
それは少なくとも月や火星に有人観測基地等が建造され
なおかつ一般人がそこに旅行に行けるくらいの時代だと思う
しかしその時代、宇宙労働者はロボットの可能性もあるな・・・
138 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/26(日) 21:20
>137
いくらなんでもそんなに掛からないでしょ。 やる気さえあれば。
技術的には50年もあれば大丈夫だと思う(思いたい)
軌道エレベーターか、
成功しても地球の外に出るだけって言う夢のなさがいかにも理系らしくてかっくいー。
140 :
軌道名無しさん:2000/11/26(日) 22:00
>>139 夢がないなんて事ないですよ。
推進剤使わずに地球の重力井戸から抜け出せるなんてのは、本当に
物凄い事です。ロケットはあんなでかい図体しているけど、あれは
ほとんどそれ”だけ”のためにあるようなもんなんですから。
141 :
NASAしさん:2000/11/26(日) 22:06
材料となる小惑星を捕まえなければ軌道エレベーターは作れない
小惑星捕まえるプロジェクトの為にはとてつもない設備と技術が要りそうだ
月を削って造るにしても大量の労働力が要るから、居住設備が要るし
居住設備を維持させるには定期的な輸送に頼らざるをえず
そうなると鉱山を稼動させる前に食料プラントの開発が必要
うんたらかんたら考えると300年後に軌道エレベーターが作れたら良い方だと思う
142 :
84:2000/11/26(日) 23:15
まあ、結局は宇宙船の技術が今よりもうんと
向上した時代じゃないと無理って事だな。
理屈ではすばらしそうだが、現実的じゃないね
SFというよりもろにファンタジーだね
143 :
軌道名無しさん:2000/11/27(月) 00:07
>>142 別に科学的には嘘はついてない訳だから、やっぱり『SF』でいいんじゃ
ないですか?(もちろん実際につくるのはむちゃくちゃ大変そうなのは
確かだけど)
それに、宇宙船の技術の向上っていうのは、それはそれでまた全然別の
問題ですしね。
144 :
84:2000/11/27(月) 00:26
まあ、もろファンタジーってのは言い過ぎた
取り消します。
145 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/27(月) 00:30
>>140 そうそう、ロケットなんて、推進剤を打ち上げる為の推進剤を打ち上げる為の……
てな循環に入ってるような非効率なもんなんだから。
146 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/27(月) 00:41
なんか皆さん、目的と手段を取り違えていらっしゃるような...
軌道エレベーターって、格安で宇宙に行くための手段でしかないわけで、そのために月面開発等がまず必要というのは本末転倒。最初にステーションで基礎実験やって、目途がついたら現行シャトルの1/10ぐらいの費用で運べる(と試算されている)次世代機(単段式ロケット?)でプラントあげて、そこからするすると軌道エレベーターを「降ろして」やる。月面開発やるにしても、自活できるようになるのはそれこそずっと先の話だろうから、はじめのうちはやっぱり地球からの持込でしょ? で、軌道上にモノを上げる費用が軌道エレベーターでさらに1/100になったら機材やら資材をどかどか送りこんでやればいい。別に同時進行で有人観測基地作るのはいいんだけどさ。
147 :
146:2000/11/27(月) 00:44
ん、リロードしないで書きこんだら、すでに書きこまれてる(藁
>>143の後のつもりで読んでね。
148 :
84:2000/11/27(月) 00:45
だから大量輸送や小惑星を減速させる程の推進技術
の革新がないと建造にすら漕ぎ着けないわけだろ?
そういうことが可能になってる時代に大量のエネルギー
消費して人類史上最大の建造物造る必要あるのか?
149 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/27(月) 00:57
やっぱり家が軌道エレベーターの影になるから反対!、等
日照権の問題が深刻化しそうです
150 :
146:2000/11/27(月) 01:02
>>84 >そういうことが可能になってる時代に大量のエネルギー
消費して人類史上最大の建造物造る必要あるのか?
建造には「大量輸送」の力を借り「大量のエネルギー消費」しますが、「大量輸送」よりはるかに安く上がるので、完成すれば「大量輸送」は時代遅れのモノになるはず、なんですけど。
151 :
84:2000/11/27(月) 01:12
でもあまり沢山のコンテナを付ける訳にはいかないだろうから
単位時間あたりの輸送力に限界があるんじゃないか?
軌道エレベーターって奴は
赤道に作られるんなら日照権はあんまり問題にならなそうだけど、
どうだろう?
飛行機で行ったほうが速い場所でも、新幹線で行きたがる人もいる。
軌道エレベータの方が、一回あたりの事故率は低いんではない
だろうか?
スペースプレーンは損耗率が激しいような気がするが、どうだろう?
153 :
146:2000/11/27(月) 01:31
>>84 >でもあまり沢山のコンテナを付ける訳にはいかないだろうから
単位時間あたりの輸送力に限界があるんじゃないか?
軌道エレベーターって奴は
そりゃま、無限って訳ではないでしょうけど(藁
シャトルがいちいち綿密な準備して、打ち上げて、回収して、整備して、またってことを考えれば、ずいぶんコストダウンはかれるはずですよ。
「GUN夢」てマンガに出てきた「天空都市ザレム」って、もろに
宇宙からぶら下がってる街だよね。
揺らぎを剛体で吸収するのは難しそうだから、あんな感じの柔軟な
パイプで地上と結ばれてるのがありそうなカタチじゃないかな?
155 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/27(月) 01:41
銃夢の軌道エレベータ(ザレム)は、
もともとは地上とバッチリ繋がってたみたいだよ。
156 :
146:2000/11/27(月) 01:48
P.S.
長期的な(例えば月面都市建設)計画で、少しぐらい遅くてもいいから、とにかくコストを下げたいなら軌道エレベーター。どうしても急ぎで送りたければ、多少高くてもロケット使うとか。
どちらかにしろ!というものでもないだろうし。そういう使い分けがされるんじゃ?(船便と航空便ぐらいの違いか?)
157 :
84:2000/11/27(月) 02:00
>>153 コストダウンは宇宙時代の航空会社が何とかするんでしょう
その頃の彼等は宇宙船飛ばすのが商売でしょうから^ ^;
>>156 そうだと安上がりなはずの輸送機関使う権利が
逆に物凄くプレミアがつきそうだね
どっかの国の官僚みたいなのが利権をむさぼらなきゃ
良いがねぇ
158 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/27(月) 02:00
100年や300年先までかかるから夢物語だなんて言ってると
サクラダファミリアを作ってる人とか、五重の塔を修復した人たちに
笑われるよ。
いいじゃない、先の話だって・・・
159 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/27(月) 02:07
どんなに堅い物質でもあんだけ長くすればグニャグニャでしょ。
東京タワーのてっぺんも2m程の振幅をしてると聞くし、
少々の揺れは気にしない気にしない。
160 :
146:2000/11/27(月) 02:07
>>157=84
>どっかの国の官僚みたいなのが利権をむさぼらなきゃ
良いがねぇ
それはぜんぜん別の話(藁
161 :
張力構造:2000/11/27(月) 03:01
一般に、素材の引っ張り強度は圧縮強度よりも圧倒的に大きい。
吊り橋の構造力学を考えてみると、路面や下部トラスが重量の大半を占めるが、
その全体は上端のケーブルで支えられているわけで、
ケーブル以外のそういう部分って、構造的には実は〈荷重〉なんだよな。
そういう荷重無しの「ケーブルだけ」だと空中を何kmも延ばせるけど、
圧縮強度で支えるアーチの場合、限界はせいぜい1kmといったところ。
吊り橋から構造的荷重を取り除いた状態を想像すると、
それは要するにロープウェイになるわけだ。
東レが宣伝している炭素繊維は、鋼鉄の1/5の密度・10倍の強度なので、
理論的には自分自身を千数百kmくらい支えられることになる。
つまり、構造荷重無しのロープウェイなら、
スパン数十kmくらいの橋を余裕で造れる計算になる。
地上には風が吹くから、揺れが大きすぎて使えない日もあるだろうけど、
建設費は極小で済むはずだから、
超長スパンのロープウェイにはそれなりの使い道があるはずだ。
「ジブラルタル海峡横断ロープウェイ」なんてどうだろう?
次世代通信プラットフォームとして、
成層圏に浮かべた飛行船が研究されてる(スカイネット構想)けど、
成層圏の強風に抗して位置を保つ必要があるので、
モーター・太陽電池・蓄電池etcが必要になり、安くできそうにない。
これも、地上から炭素繊維ワイヤーで支えて、
成層圏飛行船じゃなく成層圏気球にすれば安くつくんじゃなかろうか?
ただ、成層圏の風はおおむね一定方向に安定して吹くけど、
下層の対流圏では台風があったりするから、
ワイヤーは八方に張って全体を円錐形にする必要があるだろうな。
見えないワイヤーに飛行機が引っかからないように、
この空間(高さ20km、直径50kmくらいの円錐形)を空路から外す必要があるね。
いきなり軌道エレベータなんて考えようとしても想像しにくいだろうから、
テクノロジーを地上的スケールに引き落とした例を挙げてみたよ。
162 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/27(月) 10:10
ケーブルの生産能力が鍵かな?
1日で1kmw生産出来したとして約100年
1日10km作れれば約10年で36000kmのケーブルが作れる
10km/日というと1秒1cm造る計算。
できるかな〜♪♪
163 :
ロンメル太郎:2000/11/27(月) 13:18
>>162 複数の生産設備を並行運営して
あとで繋ぎ合わせたらもっと短くて済むかも
164 :
ageマルドン:2000/11/27(月) 17:47
age
165 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/27(月) 21:39
カーボンナノチューブって別々に造ったのを繋げられるのですか?
>153
例えば水道は直径数センチしかないけど、何tの水でも運べる。
そういうこと。
今はバケツに水を入れて運んでるけど水道工事をすればもっと簡単に
運べる。
167 :
ロンメル太郎:2000/11/27(月) 22:41
168 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/27(月) 23:39
カーボンナノチューブって摩擦あるのかな?
169 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/27(月) 23:50
>>167 もっと断面積太い単結晶を想像してたんだけど
太くする必要はないの?
170 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/28(火) 11:10
>167
そんな軌道エレベータは嫌だ(藁
171 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/28(火) 22:32
>169
太い断面積の繊維より、細いのを撚り合わせた方が強度が強くなる。
172 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/01(金) 08:47
何処の大学だったか忘れたが、数年前に現行技術で軌道エレベーターを作ると
幾らかかるか、というムチャクチャな試算をしたSF研があった。
結果は、全世界のGNP10年分。しかも静止軌道型じゃなく、低軌道型ORS
で。
確か資材は全部H2とアリアン、労働者はシャトル、宇宙基地は数珠繋ぎにした
ミールというどんぶり勘定ここに極まれりという代物で、さらに量産効果を一切
考えない計算だったそうだが・・・
173 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/01(金) 14:19
H2ってあたりで価格と信頼性に疑問が...(藁
174 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/02(土) 17:50
価格はともかく信頼性は高いけどね…>H2
ちゃんとお金かけて打ち上げていれば失敗してなかったんだけどねえ(笑
175 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/03(日) 00:58
金かけなきゃ失敗するってのは、技術力低い証拠だ…(汗
176 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/04(月) 01:44
それでも海外のロケットより比較的安いと聞いた気がするが。
国内の不景気でさらにディスカウントしたのが、
海外並の信頼性になった原因だとか。
177 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/04(月) 23:51
>179
打ち上げ成功記録更新中のアリアンと成功例ゼロ次回打ち上げ未定のH2Bを
比べて「海外並」とか言ってるのか?
178 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/05(火) 03:07
なんで、全部地上から打ち上げ無くっちゃいけないんだ。
マスドライバー>超音速スカイフック>ローターベーター(非同期軌道型)>>>
>>静止軌道からの軌道エレベーター
てな具合に進むだろ。
高層ビル建築の際最初に屋上に載るのは建築用クレーンを上げる為のクレーン
みたいな感じでさ・・・
179 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/05(火) 03:17
でもって、>>>>>の間には静止衛星軌道にアンカー質量と建築
資材を兼ねる小惑星の捕獲が含まれる。
確かNASAがナトリウム箔を使用した鏡を数万枚宇宙空間に浮かべ
太陽光を反射集中させることで適宜の小惑星を月軌道より内側に
捕獲する案を提示してた。
ソースは失念したが、こんな感じ。(知ってる人補完求む)
180 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/05(火) 16:07
ただなぁ、アリアンは技術的に枯れまくった技術を寄せ集めて信頼性
上げてるロケットだからなぁ。ヒドラジン系の燃料で毒ガス吐きまく
ってるエンジンだし、技術的にはアメリカから30年、日本からは20
年遅れてる。日本で言ったら、信頼性が高いからってN1ロケットを
拡大して大量生産してるようなものなんだよな。
もちろん、大量生産による品質の向上とか、会社組織による柔軟な運用
とか見るべき点は多々あるんだけど、ロケットとしてはどうもね。
181 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/06(水) 01:08
そうですね。ヒドラジンなんて皮膚に触れただけで大やけどをおこす劇薬。
打ち上げ地点の風下20キロは草も生えない危険地帯化・・・
でも、日本のロケットもバリバリに使ってるよ。
(4酸化2窒素+ヒドラジン)
182 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/06(水) 07:09
>>181 それは昔の話なのでは? H2は全段液酸=液水系のエンジンだし、
ISASのロケットは全部固体だから。
航空観測用の小型ロケットってヒドラジンだっけ?
あ、衛星の姿勢制御用があったか。
183 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/06(水) 08:41
>>176 こんな小話を聞いた事がある。実話かもしれんけど。
NASDAの人間と海外の某宇宙機関の人間が、ロケットの開発予算
についての話をしていた。
「うちのロケットの開発予算はこんなもんなんですよ」
「やっぱり、何処もそれくらいかかりますよねぇ」
似たような金額という事もあり、話がはずむ2人。しかしどうも話が
噛み合わない。
で、さらに細かく話をして見ると、海外の人間は「ロケットエンジン
単体のみ」の金額で話していたのに対し、NASDAの人間は「ロケット
全体」の金額で話していたそうだ。
海外の人間は「クレイジー!」と叫び狂乱。
で、この人は後にISASの開発予算の話を聞き、
「おまえら日本人は狂ってる! きちがいだ!」と叫び卒倒。
救急車が呼ばれたそうである。
184 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/06(水) 16:15
日本のロケット開発予算が激貧なのは有名な話だが、「クレイジ−と叫んだ」以降は作りだろう。
185 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/06(水) 21:19
オーガスは未出?
俺はあれで知ったけど・・・
特異点とかも。
186 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/07(木) 02:55
187 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/07(木) 09:45
>>186 ドキュソでしょ。
日本のロケットって、製造数が少ないから1発あたりの単価はちょい
高めといったレベルだけど、開発予算は激安もいいところだから。
物価水準とか考えたら、下手すると長征より実質的な開発予算は少な
いかもね。長征はICBMの改造だし、向こうのデータはよく知らな
いから何ともいえないけど、可能性は結構高い。
何せ、トランスポンダーの予備回線用の器材に予算がつかなくて、
熟練職人がモールス信号をノートに書き取ってるような宇宙基地だし
(笑・・・ えない)
188 :
181:2000/12/07(木) 12:56
>>182 そのとうりでした。スマソ
H2より小型のJ2では1段目はケロシン+LOX(液体酸素)
2段目はLNG+LOXでヒドラジンは衛星のアポジエンジンにしか使って無いですね。
固体燃料でも 有毒ガスは発生するけどね・・・
189 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/07(木) 22:19
>187
開発予算じゃなくて販売価格(っていうか運賃)の話でしょ?
190 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/08(金) 01:47
>189
「トータルコスト」って知ってる?
トータルコストで語ったら軌道エレベーターなんぞクソデスneー
192 :
189:2000/12/08(金) 22:38
>190
知ってる。
開発コストが安くてもトータルコストが高いからしょうがないって事?
193 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/10(日) 02:17
木造2階建てがせいぜいの昭和一桁に超高層の利点を説いても然るべき
194 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/14(木) 03:01
軌道エレベータに必要なカーボンナノチューブ の量産についての話です。
カーボンナノチューブ は現在1グラム1万―3万円だそうです。
20年内に1キログラム数千円に引き下げれるかもしれないとのことです。
詳しくは
http://www.nikkei.co.jp/topic3/sansan/eimi041414.htmlに書いてあります。
カーボンナノチューブ が50tあれば軌道エレベータができるそうなので、
1グラム1万円で計算するとたった合計5000億円です。
ただみたいに安いですね。これだけなら整備新幹線の1/10ぐらいの値段ですね。
後はカーボンナノチューブ を編んで縄にすればケーブルができますね。
普通の繊維みたいに紡いで編めないんでしょうかね?
195 :
>194:2000/12/14(木) 06:19
上に書かれたカーボンナノチューブの理論強度は、
端から端までが同一分子の場合のsp2結合の引っ張り強度だよ。
分子と分子の間は結合が弱いので、量産できても繊維が短かったら、
既存の炭素繊維並の強度しか期待できない。
とはいえ、カーボンナノチューブは、
超強度以外の点でも期待される属性があって、
そういう用途ならば繊維が短くても実用化が可能だろう。
炭素は他の分子を吸着する性質があって、
におい取りの活性炭とか水の浄化とかに利用されてるけど、
カーボンナノチューブは全原子が〈表面〉にあるので、
大量の分子を吸着する究極の活性炭になる。
例えば1gのカーボンナノチューブは約1gの水素を吸着する。
燃料電池のネックになってるのは、大量の水素を
コンパクト&安全に貯蔵するのが難しいという点で、
水素吸蔵合金を試したりしてたけど、
カーボンナノチューブが安く量産できたら、
水素を貯蔵する活性炭式タンクが実用化して、
燃料電池の普及につながるかもしれない。
他、帯電させると体積が変わる性質を利用して
人工筋肉も作れるんじゃないかという話になってる。
カーボンナノチューブが21世紀のキーテクノロジーなのは確かだね。
196 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/14(木) 12:44
カーボンナノチューブの強度って、よくわからないんだけど、
断面積一平方ミリに換算したらどれぐらい?
197 :
>196:2000/12/14(木) 18:18
地表重力で20tの重量を支えられる。
ちなみに炭素繊維は2t、鋼鉄は200kg。
198 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/14(木) 23:52
需要が増えれば研究が進んで高性能、低価格化が進むことが期待される。
未来は明るいなあ(藁
カーボンナノチューブって、生物に作らせることできないかなぁ?
200 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/16(土) 02:17
カーボンに詳しい人に質問!!
当方趣味で自転車なんぞ乗るのですが、カーボンチューブのフレームは
紫外線に弱いから保管に気を使う用に注意されるのですが、その点はどうなのですか?
まあ、むき出しで使う事もないでしょうが。
201 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/16(土) 03:04
自転車に使ってるのはカーボンナノチューブではないと思うが。
202 :
まあ:2000/12/16(土) 05:01
>>201 200は「カーボンナノチューブ」と書いてないよ。
「カーボンチューブ」って言い方は変だけど、
たぶん炭素繊維のことを訊ねてるんだろうと思う。
>>200 炭素繊維自体は安定した物質だから
日光程度の紫外線で変質したりないはずだけど、
実際には別のポリマー(ポリエステルか何か)に
補強材として埋め込んで使ってるはず。
コンクリートの中の鉄筋みたいな感じ。
で、母材の方が紫外線に弱いということだと思う。
203 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2000/12/16(土) 20:14
>分子と分子の間は結合が弱いので、量産できても繊維が短かったら、
>既存の炭素繊維並の強度しか期待できない。
どのような分子配列のとき炭素繊維並なのかわからないけど、
現在のカーボンナノチューブの分子集合の強度は炭素繊維並ということですか?
分子の表面積に分子間の結合力が比例すると考えれば、
今量産されているカーボンナノチューブの10倍の長さがあれば、
10倍の分子間の結合力になるでしょう。炭素繊維の10倍の強度になりそうです。
それなら比較的簡単に、軌道ロープウエー用のケーブルができそうですけど。
専門外なのでおかしなことを言ってるのかもしれないけど、
そのときはすいません。
204 :
200:2000/12/17(日) 00:51
>>202 なるほど、確かに手近の資料で見てみますとフレームに使われているのは
“カーボンファイバー・リンフォースド・プラスチック(CFRP)”なるもので
エキポシ樹脂とかナイロン系樹脂とかでカーボンを固めたモノだとか。
この樹脂が紫外線に弱いのかな?
言われて見れば、炭素が紫外線に弱いならダイヤの指輪とか屋外で出来ませんね。
センキュ〜でした。
>203
そんなんで強度が10倍になったら誰も苦労しないよ…。
206 :
>203:2000/12/18(月) 07:02
炭素原子が六角網構造につながって平面型の分子になり、
その平面型分子が層状に重なったのがグラファイト。
層は簡単に剥がれるので、紙にこすりつけると、
微細な薄片が剥がれて紙に付着し、黒い筋が残ることになる。
そういう原理を利用したのが鉛筆。
物体が破砕するというのは、突き詰めて言うと、
分子間が離れていくか、分子自体がちぎれるかだけど、
分子間の結合力っていうのは、鉛筆になる程度のものなわけです。
なお、六角網をロール状に撒いたのが炭素繊維で、
繊維の軸方向は丈夫だけど、繊維同士は簡単に離れる。
炭素繊維の芯の部分だけを取り出した一番純粋な形を考えたら、
それがカーボンナノファイバーということになる。
207 :
ん?:2000/12/18(月) 10:17
>203
カーボンナノチューブの長さだよね?
それで作った繊維の長さじゃないよね?
208 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/18(木) 01:27
209 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2001/01/27(土) 22:25
age
210 :
オーバーテクナナシー:2001/03/19(月) 11:02
軌道エレベータの問題点
もし転倒したら大変だ都市壊滅
海に転倒したら大津波直撃!!
倒れる、という表現があっているかはともかく、やはり大惨事か?
しかし、それは例えて言うなら、瀬戸大橋のメインケーブルが切れたら大変だ、と言ってるのに近い気もする...
213 :
オーバーテクナナシー:2001/03/19(月) 15:51
上部構造は、落ちても大気圏で燃え尽きるから関係ないよ。
基部は確かに倒れたら問題だけど、それなら東京タワーも同じこと。
214 :
オーバーテクナナシー:2001/03/19(月) 16:41
そもそも倒れるのか、あれ?
クラークの描写したような構造だと、
遠心力で外へふっ飛ぶような気がするんだが。
215 :
オーバーテクナナシー:2001/03/19(月) 21:27
地上に固定せずに、軌道上の巨大ステーションから、
強度を持ったタワーを下ろすというのはどうか?
高度3万メートルくらい間で、飛行機で移動してエレ
ベーターに乗り換える。
とにかく著しくがいしゅつ
217 :
オーバーテクナナシー:2001/03/20(火) 03:22
高度3メートルまで下げれば、
梯子かけて登れるね。
塔っぽくない軌道エレベ−ターって魅力無いなあ。
それなら、ザックトレーガーの方がイイ。
ぐるん、ぐるん〜〜。
あれ、元ネタあるんすかね。
219 :
オーバーテクナナシー:2001/03/27(火) 19:08
静止軌道上からタワーを下ろすとなると、軌道上に資材を運ぶために、ロケットを
打ち上げ続けなければならない。
軌道エレベータの完成後のコスト低減と見合わせても、とても償却しきれないと
思う。
地上から建設するとしたら、少なく見積もっても3万6000kmの高層ビルを建設
するのと同じ労力と費用が必要となるのでは?
実際には、建設重機の設置や資材の運搬、電力や酸素の供給などでその数百倍は掛
かりそう。
> 軌道エレベータの完成後のコスト低減と見合わせても、とても償却しきれないと
これ、どのくらいで見積もってる?
上から下へ質量を送ることでエネルギーコストはかなり0に近づいて行くんだが。
もちろん、非常に大量の輸送需要がないとペイしないのは確かだけど。
221 :
オーバーテクナナシー:2001/03/27(火) 20:16
建設のためには地上から軌道上に建築資材を打ち上げなきゃ駄目でしょ。
高層ビルの数10万倍の高さをもつ建築物の材料を宇宙に運ばねば・・・
ロケットなんて燃料の重さすら悩みの種なんだし、後の労力低減のため
にそれだけの質量を軌道上に送らねばならないのなら、その労力を全部
直接的に宇宙開発に回した方が、様々なミッションを有意義に計画でき
るはず。
あと、剛性を追求した材料は外力が加えられた時応力が集中し、脆く壊
れてしまう。
ビルなんかはそれを考慮し、ショックアブゾーバーにいる免震設計がな
されている。(例えが変かも・・・)
空気抵抗の無い世界で、高速飛来する宇宙塵が激突したらタワーが折れ
るんでは?
222 :
オーバーテクナナシー:2001/03/27(火) 23:18
資材は月からマスドライバーで投げるんでしょ。
マスドライバー=大型レールキャノン
とゆう認識は正しい?
構造にせよコストにせよ、なんでビルと比較しなきゃならんのだ。
225 :
Rmj:2001/03/28(水) 17:17
はじめまして。
なんか懐かしい話題ですねぇ。
こんな感じの話を小学生の頃、アーサー・C・クラークの小説で
読みました。
僕は、軌道エレベータの構築は可能だと思いますよ。
何の技術的な問題も無いというつもりはありませんが、
ほとんどは研究すれば解決が予想される類の問題だと思っています。
もちろん(建設するだけの)メリットもあると思います。
但し、それは超々高層ビルみたいなものではなく、何人もの人が書いている
ように静止衛星のようなものからケーブルで地上と繋がっているイメージの
軌道エレベータです。
コストに関しても産業として自立出来れば十分ペイ出来ると考えている
のですが、ひょっとしてこう思っているのは少数派(?)、なのでしょうか。
226 :
オーバーテクナナシー:2001/03/28(水) 23:54
太陽光発電所にして地上に電力をガンガン供給すればコストもペイ
できますよ。
227 :
オーバーテクナナシー:2001/03/29(木) 11:09
>>221 > 建設のためには地上から軌道上に建築資材を打ち上げなきゃ駄目でしょ。
178を読んだ?
>空気抵抗の無い世界で、高速飛来する宇宙塵が激突したらタワーが折れ
>るんでは?
スペースシャトルで耐えられてるし、
地上に降りたり気密を考慮する必要が無い分、更に楽になる訳だし
どうってこと無いんじゃないの?
228 :
オーバーテクナナシー:2001/03/29(木) 17:46
‥‥
>>221の人は
軌道エレベータをビルディングのようなイメージで捉えていると思われ。
かつ、いいところ今後二・三十年のタイムスケールで語っているような。
軌道エレベータというのは、概念的には垂直なロープウエイみたいな‥‥
で、実現性が出てくる頃には、材料は小惑星帯あたりで簡単に拾ってこられる
という‥‥
つーか、GEOでメガトン単位の質量振り回せるようなテクノロジーがないと、
実現不能だし、なんでわざわざ重力井戸の中から建材引っ張り上げる?
(含マスドライバー)
>>228 そんなことは分かってるだろ
ってゆーか公転運動している小惑星を機動エレベーター軌道にFIXさせる
のにもそもそも莫大なエネルギーが必要と思えるがな
そんなもん造る前に恒星間宇宙船とかが実現しそうだ
材料?小惑星?膨大なエネルギー?
軌道エレベータって静止衛星の発想の延長にあるんだと思いますが?
231 :
オーバーテクナナシー:2001/03/30(金) 12:48
>>228 中継地点は必要だと思うし、それは静止軌道から支えなければならないから
それなりの強度をもった構造物になるでしょう。
多分、東京タワーの物凄く長いようなのになるんじゃないかと思われ。
>229
そうそう、そのとおり。
「鉄は水より重いから、鉄の船なんかあり得ない」
「エンジンの推力が自重より少ないから、飛行機は飛ばない」
とかね。
ついでにスペースコロニーのスレの77とかね。ああ、はいはい。
234 :
オーバーテクナナシー:2001/03/31(土) 18:04
えーと…231の言ってるのは
アンカー質量 = 旅の中継点 = 東京タワーの長いの
ということですか?
230も言ってるけど、アンカーは静止衛星そのものであって、
エレベーターの途中にぶら下がっているわけじゃないぞ。
…いや、「地球から宇宙に向かってぶら下がっている」と
表現することは可能か。
軌道エレベータ(井戸釣瓶式、エレベーター式問わず)を作ったとして
地上からエレベーターに荷物を積んだ瞬間から荷物の重両分だけ
エレベーターは地球の重力の影響を受け始めます。
つまり、地球の方に引き寄せられるわけです。ほんの些細な単位であったとしても・・・
ではどうするか?
とりあえず静止衛星軌道のステーションから先のカウンターウエイト部を
伸縮可能にすることだろう・・・・
……ネタか?
237 :
オーバーテクナナシー:2001/04/02(月) 09:38
>>234 例えが悪かったようで失礼。
地球|====▲=====●====■
で、■が静止軌道上に浮かぶアンカーです。
でもって、中継地点として▲や●があって、
これらは独立していたら静止してくれないから
■で支えなくてはなりませんよね?
238 :
んんんと:2001/04/02(月) 13:46
後の方の人は初期の議論に目を通したらいいのだな。
『楽園の泉』で鐘を鳴らした蜘蛛の糸みたいのが最小限システム。
最小限システムはシャトルで運ぶしかないけど、
最小限システムさえできたら、
後の質量はエレベータ自身が運び上げるんだよ。
エレベータは、最初はエレベータ自体の材料を運び、
次に貨物専用として運用しながらエレベータの安全性を高め、
無事故運用が続いたら人間を運ぶようになる。
時が経つにつれて、エレベータはロープウェーに似た段階から、
塔に似た段階に成長していくことになるだろう。
>>238 その最小限システムとやらを成立させるだけでも
相当な建設労力がいると思うんだけどね・・・・
大雑把な理屈だけで実現可能と思ってる奴にゃ何言って無駄か・・・
>>239 現時点で細かい計算が必要だと思うんなら、それを示したほうが良いんじゃない?
する気が無いんなら良いけど。
>239
その「相当な建設労力」をどう解釈するかで建設可能不可能が分かれるんだから、その部分を詳しく書かないと説得力ないよ。
お・ま・え・ら!
死んでからでは脳は使えない
頭は生きている間に使うものだ
243 :
とおりすがり:2001/04/23(月) 01:02
「軌道エレベータ−宇宙へかける橋−」で軌道エレベータを知りました。
で、「楽園の泉」読み終わったとこです。
静止軌道から炭素繊維で一気にって言うのは???ですが、
部分軌道型ORSでとりあえず濃密大気圏外まで、荷物を上げる
って言うのは魅力的だと思います。
部分軌道型ORSの場合、支持質量はプラズマじゃないとダメかな?
リニアモーターカー走らせるだけじゃダメ?
真空チューブ中だったら、軌道速度ぐらい出ないのかな?
244 :
オーバーテクナナシー:2001/04/23(月) 10:17
245 :
オーバーテクナナシー:2001/04/23(月) 10:53
ファミ通文庫ってゲーム雑誌のとこ?
246 :
泉たん・・・ハァハァ:2001/04/23(月) 10:59
日本のこの手の小説でこれだけ萌え話のないのも珍しい。
あと、軌道エレベータじゃなくてカタパルトだけどね。
>>238 いつも思うんだがそんな高層ビルと同じような手法で上手くいくの?
248 :
オーバーテクナナシー:2001/04/24(火) 17:29
>>239 取り敢えず、
・炭素繊維36000km(断面積1mm^2として36m^3)
・巻き取り装置
・荷物を積降ろしする場所(骨組みでも良いけど)
・作業員何人か(と彼らの生命維持関連品)
・エネルギー源(多分太陽電池&原子力電池)
は必要と思われ。
小惑星にマスドライバーとどっちが現実的だろう。
249 :
オーバーテクナナシー:2001/04/24(火) 19:43
>>248 荷物の重量+自重の数十%、を遠心力で引っ張らなきゃならないわけだから
炭素繊維はもっと長さがいるんじゃないの?
250 :
オーバーテクナナシー:2001/04/24(火) 20:00
>>249 太さだよね。
当然要ると思ってる。断面積1mm^2でも36m^3もの
体積の炭素繊維が要るよって言いたかったのです。
一段で組むとしたら、もっと細い炭素繊維を
沢山吊り下げて何台もの巻上げ機で上げるのでしょう。
>>11によれば、
自重の分だけで、7000km分支えられなければならないらしい。
大気圏内はヘリウム風船の援護でも借りるとして
何処まで細くできるだろうか。
251 :
オーバーテクナナシー:2001/04/24(火) 22:54
252 :
け:2001/04/25(水) 01:18
253 :
オーバーテクナナシー:2001/04/25(水) 05:23
>>252 重心ってわかるよね?
36000Kmあるとして、その物体の重心を何処に置いたら
良いかかんがえて。
254 :
オーバーテクナナシー:2001/04/25(水) 09:03
軌道ロープウェイも搭載してくれ
255 :
248=250:2001/04/25(水) 09:26
>>251 ケーブルは当然静止軌道以下の位置にあるから、
重心を静止軌道上に置くためには、静止軌道よりちょっと
上に巻上げ機その他を置く必要があって
だからケーブルは36000km+α必要だということなのかな。
軌道施設の質量を大きくすればαはそれ程大きくせずに済むかと。
と思ったけど249を読み直したら
物を遠心力で引っ張りたいから静止軌道より遠くに重心が要る
ということなのかなと思った。
256 :
オーバーテクナナシー:2001/04/25(水) 18:57
すんばらしい議論
257 :
け:2001/04/25(水) 22:31
>>255 地球の半径分短くていいはずと思ったんだが…
んで、カウンターウエイト置くことで帳尻。
…静止衛星軌道の36000kmって軌道半径じゃないんだったっけ?
258 :
け:2001/04/25(水) 22:34
げ・・・地球半径より小さい・・・(自嘲
259 :
オーバーテクナナシー:2001/04/26(木) 00:49
どういう計算してんの? 地球半径は約6000km、
静止軌道は地球中心から約42000km、地表から約36000kmだよ。
260 :
け:2001/04/26(木) 01:05
>>259 地表からだったか…軌道半径だと勘違い。
>どういう計算
あせって探した地球の大きさが赤道円周(笑
ともかく、それならばケーブルは短すぎますね。
少なくとも静止衛星高度+αに終端が無いと、カウンターウエイトも意味ありませんから。
(静止衛星軌道に重石置いても、遠心力による効果はないから)
261 :
オーバーテクナナシー:2001/04/26(木) 02:45
静止衛星軌道に重石。それから先にまたケーブル
262 :
オーバーテクナナシー:2001/04/26(木) 11:36
極にエレベータおいたらどうなるんでしゅか?
263 :
オーバーテクナナシー:2001/04/26(木) 13:21
地上から支えないといけない。
遠心力も期待できない
264 :
Rmj:2001/04/26(木) 15:45
静止衛星の宇宙へ飛び出して行こうとする力に対してケーブルで
地球に繋ぎ止めるようなイメージは間違っているんでしょうか?
要するに、宇宙版の”凧”なんですけど。
中継地点も重石もいらないような軌道エレベータを想像してるんですが。
265 :
オーバーテクナナシー:2001/04/26(木) 19:01
>>264 静止軌道に重心がないと静止してくれないのです。
アイデアとしては面白いんだけどね。
某SF作家の掲示板で鼻息荒くして
大恥かいた奴は、ここの出身なのか?
267 :
け:2001/05/09(水) 02:18
遅きに逸したんだけど、ふわふわケーキ欲しいね。(今日読んだのよ)
地球でマジに軌道カタパルトやろうと思ったら、アレしかないかも。
さすがに中華なべじゃあ作れないだろうけどさぁ。(笑
気相生成法と自由電子レーザーによるレーザー冷却組み合わせて
やってる所とか知らない?Googleではヒットしなかったんだ。
軌道エレベータネタじゃなくてスマン。
ファミ通文庫でまでコメディの皮かぶったハードSFをやらかした
野尻抱介を尊敬しつつ。上げ。(下がりすぎてるから)
268 :
:2001/05/10(木) 20:25
>>267 チミ、SF板でクソスレ立てた人だね…。
269 :
け:2001/05/11(金) 00:21
>>268 残念、はずれ。
SF版にスレ立てたこと、まだないもの。
って、どんなスレ?俺に合うかもしれん。
270 :
オーバーテクナナシー:2001/05/14(月) 03:45
太さ1mm平方・長さ36000kmの
カーボンナノチューブ製のワイヤーを編むとして、
最低限必要なカーボンナノチューブ単体の長さってどれくらい?
仮に1cmの長さの分子繊維を編んで作ったとして、
引っ張り強度はどれくらい下がっちゃうもんなの?
普通の炭素繊維並?
実際のトコどうなのか国際宇宙ステーションから
テグスで上下に錘を垂らしてみて欲しいもんだね。
テグスで思いついたけど樹脂系繊維ってどうなんだろう?
蜘蛛の糸とか納豆のネバネバとかも結構強力な素材だったはず。
271 :
オーバーテクナナシー:2001/05/28(月) 00:50
>>270 >実際のトコどうなのか国際宇宙ステーションから
>テグスで上下に錘を垂らしてみて欲しいもんだね。
引力に任せてただ垂らすだけじゃダメだよ
過去ログもちゃんと読んで。
272 :
オーバーテクナナシー:2001/06/16(土) 22:00
どのくらい維持できるものなんでしょうねぇ。
時速500Kmで36000Kmを72時間。
フックが降りるまでの待ち時間も72時間だとして、
1回で50tのペイロードで、年間約3000tですかね?
地表から積み上げて作るったって、せいぜい3000m=3Km
くらいでしょうから、メインは静止軌道上の基地から
垂らして来るのでしょうかね?
ISSのコストが100兆円くらいですから、簡単に考えて、
建設コスト3000兆円としたら、1tあたり、1兆円。
100年運用して、運用コストなしと考えても、1tあたり
10億円ですか。
273 :
オーバーテクナナシー:2001/06/17(日) 01:06
>>272 単線とは限らないよん。
それに、エレベータと言いつつケーブルカー案も無かったっけ?
でも、経済性の検証は避けては通れないね。
カタパルトの方が安いかな。
274 :
オーバーテクナナシー:2001/06/17(日) 01:52
>>273 エレベーターっていうか、見た目クレーンでしょ?
あがったら、降りてこないとだめなんだよね?
複線だと、クレーン二台ってことで、コストも2倍弱なので、
同じことのような・・・
275 :
オーバーテクナナシー:2001/06/17(日) 01:53
>>263 地球の時点面と交差するだけで24時間で一周する事には変わらないのでは。
使いにくいことこのうえ無いですが。
276 :
オーバーテクナナシー:2001/06/17(日) 02:02
>>274 それが、カウンターウエイトの役をすることも考えろよ。
トラブルを考えれば複数の路線を用意するだろ。
あと、このスレの人は打ち上げの事ばかり考えてるが、宇宙からもモノを下ろしたいのだよ。
277 :
オーバーテクナナシー:2001/06/17(日) 02:24
一度に一台のケイジしか運転できないような話のレスがいくつかあるけど、
書いてる人はシャフトの中心を上下に移動する物を思い浮かべてるのだろうか。
ビルの外壁にあるエレベータのような物をシャフトの外側に設置すれば、
複数を並行して運転できるよね。
ヒモを3万6000Km上空から垂らすヤツって、
普通に垂らしたら自重で落下を始めちゃうよね。
落下しないように、ヒモの各点が重力と遠心力をつり合わせようとすると、
今度は高度によって周回速度が変わるから、結局ヒモは地球に巻きつくん
じゃないの?
結局剛体しかないんじゃないか?
>>278 勘違いしている。
周回速度より遅いから釣り下がるのだよ。
んで、静止軌道より遠くに錘を置くと、逆に遠心力で引き上がることになる。
この2つを組み合わせて垂直に糸を垂らそうというアイデアだ。
せめて基本アイデアぐらいは、理解してくれ。
糸の強度とか、貨物移動に伴うコリオリの力による問題とか色々と解決しなくちゃ
ならん問題が控えてるんだから。
280 :
オーバーテクナナシー:2001/06/18(月) 03:59
複線つくるのはかまわないんだけどさ、
2本作ったらコストもそれだけかかるわけで、
結局重量あたりのコストはそんなに変わらんと思うんだけど。
思うに、最初は1本作ってさ、その1本で2本目以降の材料を
運ぶんだろうね。
281 :
オーバーテクナナシー:2001/06/18(月) 04:40
「複線」の意味を誤解してない?
1本の外側に複数のケージを上下させればいいじゃん。
282 :
オーバーテクナナシー:2001/06/18(月) 13:09
283 :
オーバーテクナナシー:2001/06/18(月) 13:12
>>281 軌道エレベーターって長〜いワイヤーでしょう?
その中や外を物体が移動するんじゃなくって、
エレベーター本体ごと、上下するんじゃないの?
>>279 すまん、そういうアイデアだったか。
こりゃ面白そうだな
285 :
オーバーテクナナシー:2001/06/19(火) 01:46
>>283 ワイヤーとエレベータ本体が一体化してるって考え?
本体ごとは、長過ぎて大変。
運用時に、巻き上げ機の速度限界に縛られるのでは困る。
初期の細いワイヤーの時点ででも、ワイヤーを(磁気的に)掴んでエレベータボックスだけが動くはず。
垂直なリニアモーターモノレールだな。
大体、宇宙デブリの問題を考えると、人を運ぶ時にはm単位の太さのワイヤーが複数組み合わさったワイヤーの規模でしょう。
一本切れたら一から作り直しでは、怖すぎる。
286 :
オーバーテクナナシー:2001/06/19(火) 03:54
>>282 あるけど、それの範囲内で複線、複々線にしてはいけませんか?
>>285 >
>>283 > 初期の細いワイヤーの時点ででも、ワイヤーを(磁気的に)掴んでエレベータボックスだけが動くはず。
> 垂直なリニアモーターモノレールだな。
え? 良く判んないんだけど。ワイヤーに超伝導コイルを貼り付けるの?
288 :
オーバーテクナナシー:2001/06/19(火) 11:12
>>286 ワイヤ1本でどうやって複線化するの?
>>285 巻き上げるっていうか、遠心力でワイヤが移動するって
イメージでしょう・・・
それとも遠心力じゃたりないので、加速させるって意味ですか?
なんかエレベータって名前が原因なのかなぁ?
ビルみたいな構造物の内部や外壁を箱だけが移動するとか、
長い棒にリニアくっつけて、荷物だけ移動させるとか、
そういうのって軌道エレベータの構想とは違うのではないんでしょうか?
エレベーター本体が移動して、それに荷物がくっついている、
ってのが軌道エレベーターじゃないのかな?
遠くからみたら、巨大ホッピング状態(藁
そして、ホッピングのゴムの部分が荷物。
その定義でいくと普通のエレベータは建物そのものが
某第三新東京市の如く上下しないといけなくなると思われ
290 :
286:2001/06/19(火) 12:35
>>288 ワイヤーで構成された巨大な建造物だと思ってください。
吊り橋の荷重を支えているのもワイヤーです。
291 :
オーバーテクナナシー:2001/06/19(火) 13:16
>>290 構造を持たせると、どんどんコストが上がっていくねぇ。
最低限の重量じゃないと、切れちゃうよ、ってのが最初の
考えだった気がしたんですが・・・
「構造」の定義が噛み合ってないぞ
293 :
オーバーテクナナシー:2001/06/19(火) 18:31
>126
NASAでは作るつもりでいるって〜〜〜???
それは日本でも作りはじめないとな〜〜〜
これからの文化の発展に軌道エレベータはいい見通しだと思んだよねーー
日本が最初に作ってNASAをこえようぜ〜〜〜
294 :
オーバーテクナナシー:2001/06/19(火) 19:16
NASDは『候性間移動推進委員会』とか言う馬鹿な秘密組織ごっこをしているばやいではないのである。
295 :
オーバーテクナナシー:2001/06/20(水) 00:50
>エレベーター本体が移動して、それに荷物がくっついている、
>ってのが軌道エレベーターじゃないのかな?
移動するって、いったいどうやってよ?
最遠端のカウンターウェイトに滑車がついてて、そこで巻き上げるのか?
296 :
オーバーテクナナシー:2001/06/20(水) 01:49
超伝導を使わないとリニアモータじゃないと思ってる人は、大江戸線に乗ってみましょう。
アルミの板があれば充分だよ。
297 :
オーバーテクナナシー:2001/06/20(水) 01:52
今時スカイフックの話題なんて・・・
アイデア自体はとてつもなく古いんだが。
>>297 「スカイフック」と「軌道エレベータ」は違うヨ。
299 :
オーバーテクナナシー:2001/06/20(水) 11:54
>>296 大江戸線みたいに、軌道エレベータも、ものすごい騒音なのか?
迷惑だなぁ。
赤道にしか作れなくて良かったよ。
300 :
名無しさん:2001/06/20(水) 12:47
重力制御の理論と技術を確立すれば、大掛かりな施設は不要。
「軌道エレベータ」作る金と時間があったら重力制御を研究せよ!
その前に、きちんとした重力理論作らんと…。
先は長いよ。
弦もあてになるかどうか…。
302 :
オーバーテクナナシー:2001/06/20(水) 14:52
重力制御できたら大掛かりにならない、
という論理の飛躍はどうにかならんか?
重力制御自体はSFとして容認してもいいけど。
303 :
オーバーテクナナシー:2001/06/20(水) 19:06
そもそも、重力制御の理論はSFでも出ているのか?
反重力と簡単に言うけど、理屈すらもできないようなら実現すら
ありえないぞ。
まっとうな理屈さえあれば何とかしてしまうのが未来技術。
304 :
オーバーテクナナシー:2001/06/20(水) 19:32
一番シンプルな力が一番理解しにくいんだよね。
これがまた。
305 :
290:2001/06/20(水) 20:07
>>291 大きさと重さの問題は関係無いです。
とある物質が直径1mmの時5000Kmの長さの自重に耐えられたとして、
それが直径1Mになると支えられる長さは?ってことです。
306 :
オーバーテクナナシー:2001/06/20(水) 20:24
>>299 ちょっと工夫すれば日本ぐらいの緯度でもつくれるよ。
307 :
オーバーテクナナシー:2001/06/20(水) 20:31
ワイヤーの規模を小さく見てませんか?
実際につくられるとしたら軌道上で数百メートル。
地上部で数十メートルになる“筒状”のワイヤーに編み上げる筈。
308 :
オーバーテクナナシー:2001/06/20(水) 22:37
309 :
オーバーテクナナシー:2001/06/20(水) 22:38
>>304 重力はそもそも全然シンプルじゃないと思うが
310 :
オーバーテクナナシー:2001/06/21(木) 11:43
>>309 見た目シンプルなものって意味だよ・・・
一番最初に発見された基本的な力って意味だよ・・・
最初に発見できたのに、未だに解明されていないって意味だよ・・・
わからんかなぁ(藁
311 :
オーバーテクナナシー:2001/06/21(木) 12:29
「カーボンナノワイヤー」の軽量さでも無理!
大気流の抵抗も大変。
312 :
オーバーテクナナシー:2001/06/21(木) 13:00
>>311 藁の家と木の家を造った子豚なみな奴だな
313 :
オーバーテクナナシー:2001/06/21(木) 18:46
やればできる!!!!!!!!!
314 :
陸:2001/06/21(木) 20:14
重力とは物体が結合を保つために持つ重さ(密度)と結合電流によって発生する説有り調べられたし
316 :
>陸たん・・・ハア、ハア:2001/06/21(木) 21:39
陸たん
スレまちがってるよ
317 :
オーバーテクナナシー:2001/06/22(金) 19:56
軌道エレベータ建築のレールを誰がひくかだな
318 :
オーバーテクナナシー:2001/06/23(土) 00:48
当然ガンダム世代のNASDAの人達が・・・
そして3000年のプロジェクトXで完成までの苦闘が
感動的に描がれるのだよ。
所で普通のコピー機のトナーって入手したんだけど
この中にウィスカー入ってるかな?
319 :
オーバーテクナナシー:2001/06/23(土) 13:03
ザックトレーガー
320 :
オーバーテクナナシー:2001/06/23(土) 21:56
難問が多すぎて、カタパルト作る方が先かな?などと考えるようになってきました。
これも全て、ふわふわの泉のせいです。
でも、地表にカタパルト作るのも、ちょっと空気抵抗ありすぎ・・・
んならと考えたんですが、軌道エレベータは荷物の上げ下げに使うんじゃなくて
高層プラットフォームの懸垂に使用するっー手はどうでしょうかね。
宇宙から垂らした数多くのワイヤーにぶら下がったカタパルトから射出される、
軌道連絡船。イケてませんかね。
321 :
オーバーテクナナシー:2001/06/23(土) 22:36
>320
その「高層」ってどのくらい?
地表5000mあたりだったら、地上までもってっても大して変わらん。
>>320 エレベータで上に引き上げれば自然に自転の方向に加速されるぞ。
323 :
オーバーテクナナシー:2001/06/24(日) 03:31
>>320は軌道エレベータについて「全く」理解していないと断定。
324 :
オーバーテクナナシー:2001/06/24(日) 06:26
325 :
オーバーテクナナシー:2001/06/24(日) 11:18
軌道エレベータ用の資材は、レールガン系で打ち上げるのは
当たり前でしょう。
326 :
320:2001/06/24(日) 19:43
>>323 うーん、理解してないってどのへん?
エレベータースレのレスとしてはスレ違いな話という反応(「テザー衛星スレ
でも作れ」とか言われるかとは思った)は覚悟してたけど、理解してないと
いわれるとは・・・
「エレベータ」として荷物引き上げるのに使うんじゃなく、成層圏にカタパルト
建築する足場として使ってみたらというアイデアなだけなんすけど。
荷物を垂直方向に持ち上げると、コリオリの力で変にベクトルかかって、制御
が難しそう。そんなもの一朝一夕に作ったとして、税金泥棒の役立たずとか
言われるのが関の山。荷物を上げ下げしないで利用法は無いか?という至極
まっとうな思考過程だと思うんだけどね。
>325の言うように、これ自身の建設用のカタパルトを地表に建築するしかない
ことは同意。
んでも、地表近くの大気が膨大にあるところで脱出速度まで加速するカタパルト
作って使いつづけても無駄が多いでしょ。
かといって、成層圏まで柱立てて建築するわけにもいかないし。
ふわふわみたいなヘンなもの想像しなけりゃ気球で吊るすこともできないし。
そこで、宇宙から成層圏まで吊るしてみたら?という思考。
以上の方向性でワイヤーの開発目標を設定してみれば、いきなり軌道エレベータ
作るよりは実現性も高くなるんじゃないの?と思っただけなんだよね。
ま、それでも、荷物発射の反動をどうやって吸収するか?とか色々あるけどね。
(反対側に荷物降着?)
327 :
オーバーテクナナシー:2001/06/24(日) 20:08
はいはい、そうだね。
328 :
オーバーテクナナシー:2001/06/24(日) 20:11
329 :
オーバーテクナナシー:2001/06/24(日) 20:25
330 :
オーバーテクナナシー:2001/06/24(日) 20:27
いつのまにこんなレスが・・・
>>279は勘違いしている。
高度36000kmを24時間で周回する速度と
高度5000kmを同じく 24時間で周回するスピードの差を
考ええないとだめだろう
地球に巻き付くまではいかないが
>>278が正しい!
完全剛体で作ったとしても36000kmもある構造物を
24時間サイクルで自転させる必要がある
331 :
オーバーテクナナシー:2001/06/24(日) 20:42
高度36000km以上を24時間で周回:遠心力>引力
高度36000km調度を24時間で周回:遠心力=引力
高度36000km以下を24時間で周回:遠心力<引力
重心を36000kmにおくと、上下に離れる力が働く。剛体なんかはいらないよ。
充分な引っ張り強度をもつ素材があればいいわけ。
カタパルト?(藁
332 :
オーバーテクナナシー:2001/06/24(日) 20:52
>>331 ああ、本当に分かってないんだね。ゴメンョ(;´д`)
高度36000km調度を24時間で周回する速度>高度36000km以下を24時間で周回する速度
高度だけ下げても軌道周回方向の運動成分は保管されます。
あとはじぶんじしんでかんがえてみよう。
かんばれー
334 :
出張あさはかマン:2001/06/24(日) 21:44
2197年 某新聞・特集記事中から抜粋
・・・・
南米エクアドルに建造された地上から宇宙空間を端渡す長さ4万キロメートルの構造体。
新素材の極超長繊維カーボンナノチューブがふんだんに使用されている。
中にはリニアエレベータが22基(うち予備4基)搭載され、
最大で1時間当たり250tの重量を宇宙と地上の間で受け渡しできる。
地上からから3万3千キロメートルの地点にISS-4(国際宇宙駅)があり、ここがエレベータの製造拠点となっている。
エレベータ竣工後は、地上から4万キロ離れたエレベータの端点が新しいISSとなり、
このISS-4はエレベータの稼動電力を供給する宇宙太陽発電所として機能する。
・・・
地上のエクアドルでは、結合ベースの建設が急ピッチで行われている。
地上8Kmのすり鉢状の建物で、
ベース結合部の中心は2kmの範囲で動く事が出来るように
ベースの建物自体が何層にも分かれ、互いが可發性を持って結合しているという
ハイテクノロジーで建設されている。・・
---------------------------
こんなんであってますか?
ごめん、330,332がなに言いたいのかわからない。
わかりやすく説明キボン
って、書いてるうち気が付いたけど、質量を上げ下ろしする場合の
運動量保存のこと?
軌道エレベーター中で過減速するんだよ。
336 :
320(実は279):2001/06/24(日) 23:07
「周回するスピードの差」が問題になるのは、糸を伝って荷物を上げ下げ
する場合。
いや、周回するスピードの差ではなくって、地球の自転に伴って回転して
いる軌道エレベータの回転中心に重量を運ぶ際のコリオリの力の打ち消
し方法の問題だな、正確には。
上げ下げした荷物の持つ運動方向は保存される。
保存された運動ベクトルにより、荷物には見かけ上の力がかかる。
これがコリオリの力だ。
330,332 は、論点を勘違いしているに1万点。
>高度36000km調度を24時間で周回する速度>高度36000km以下を24時間で周回する速度
>高度だけ下げても軌道周回方向の運動成分は保管されます。
その通り。分かってるじゃない。
運動成分が保管されるからコリオリの力が発生するわけだ。
(続く)
337 :
やれやれ:2001/06/24(日) 23:17
コリオリの力についても、かなり前に話が出てるんだが……。
そんなに長いスレッドでもないんだから、まず全部読んだら?
338 :
320(実は279):2001/06/24(日) 23:20
(336の続き)
しかし、うまいぐあいにコリオリの力を打ち消しながら垂らしてやることで、
どうなるか。(糸の各点に即して周回速度減速・・・無茶かもしんない)
糸の各点において、その高度に即した周回速度に満たない周回速度で
周回している物質は地球中心方向という「単一方向」に引っ張られる。
この単一方向というのがミソ。
これによって糸は地表に「垂直に」垂らされることになる。
コリオリの力は鬼門だけど、理解されている問題であり、無茶かもしれな
いがとりあえず無理ではないという理由で(俺的には)解決可能な問題
と分類している。
278 はこのような既出の問題点を上げて「剛体しかないのでは」と発言
している。
よって、俺は 278 を物知らずとののしった訳だ。
考えてみろ、コリオリの力の問題は剛体でも発生するのだぞ。
(まだ続く)
339 :
320(実は279):2001/06/24(日) 23:24
(338の続き)
コリオリの力は、軌道エレベータの建設・運営に常に付きまとういわば
宿命の問題なのだ。
建設時と運営時では全体の重量バランスは変わってくる事から必然的
に対策も別の手段を考えざるを得ない。
建設時は必要経費と考えれば軌道速度を制御することで建設は可能
であるだろうが、運営時にどうするかは大問題だ。
そういったヤヤコシイ問題をとりあえず棚上げして静的構造としての
軌道エレベータの利用法として、成層圏に浮かぶカタパルトの保持
に利用してみるという趣旨で320は書いたのだ。
>337
俺に言ってる?
そか・・・既出の事だから「過去レス読め」だけで良かったのか。
はー・・・長い・・・読み飛ばしてくれ。
340 :
オーバーテクナナシー:2001/06/24(日) 23:42
>しかし、うまいぐあいにコリオリの力を打ち消しながら垂らしてやることで、
>どうなるか。(糸の各点に即して周回速度減速・・・無茶かもしんない)
そこの処は同意。
問題は 周回速度減速をせずにケーブル(剛体も)を降ろしていった場合には
静止衛星軌道上の基点を支点にした巨大な振り子が出来上がってしまう
のでは?
341 :
320(実は279):2001/06/25(月) 00:11
>>340 自分もコミ(というより俺メイン)の批判だが・・・
減速させないで降ろせるわけないじゃん。
なに書いてんだ俺。はげしく赤面。また当分逝ってきます。
342 :
オーバーテクナナシー:2001/06/25(月) 00:35
まぁまぁ、
>>341 グニャグニャのケーブル降ろしていった場合は振り子状態にはならないよ、
30000kmぶんとか36000kmぶんを瞬時に降ろさなければ振り子にはならなず
たぶん振り子状態に陥るのもタイムラグが生じるので波打つように
振幅するんだろうね。
あとはワイヤー素材の固有振動数に応じた減衰に頼って波打ち現象が
止まるのを待つ事になるでしょう。
と言うわけでケーブル降ろす際には 周回速度減速は必須だと思います。
343 :
名無しさん@もね:2001/06/25(月) 02:19
過去ログ読んでみた。吊り下げ式スカイフックってのもあったのね。
昔、「軌道エレベータでなく、軌道ケーブルにすればいけるんじゃないかな。」とか
のたもうた事を思い出してしまった(w
344 :
オーバーテクナナシー:2001/06/25(月) 02:22
ところで、空気抵抗ってどうなっているんでしょうか?
断面積は大きそうなので、かなり抵抗あるような気が・・・
ISSも毎日かなり落下しているので・・・
345 :
オーバーテクナナシー:2001/06/25(月) 02:51
IISは高度400Kmで一周約90分。
軌道エレベータは一周一日ということは対地速度0なので、問題となるのは大気の動き。
赤道上のジェット気流はどうなってましたっけ?
むろん低高度の気象(台風とか)も問題でしょうが、それは今ある建築物でもどうにかなってるでしょ。
346 :
オーバーテクナナシー:2001/06/25(月) 02:56
>>324 「楽園の泉」を一読されたし。
軌道エレベータや巨大な橋などの振動に関しても考察されてるよ。
347 :
オーバーテクナナシー:2001/06/26(火) 02:44
初歩的な意見ですが、地球のどこかに3万6千キロ以上にもなるワイヤーで吊る
す軌道エレベータを建築した場合、その地球の反対側にも作る。そうすればバラ
ンスがとれる。ってことになるのかな。
348 :
オーバーテクナナシー:2001/06/26(火) 02:46
>347
なんか地球串みたいだな。
349 :
オーバーテクナナシー:2001/06/26(火) 13:47
350 :
オーバーテクナナシー:2001/06/26(火) 16:50
4万qの列車なんて乗りたくないよう。
351 :
オーバーテクナナシー:2001/06/26(火) 19:17
H2なら 350秒の噴射で静止軌道に乗るのに、直径わずか十数mのトンネルの中を4万qも移動するなんてどういう移動手段?
4万q走覇するのにどのくらい時間がかかるのか?
352 :
オーバーテクナナシー:2001/06/26(火) 20:54
>349 おっと〜 日本語が下手でごめんよ〜
地球からではなく静止衛生から地球まで吊るすんです。なっが〜〜〜〜〜〜い
ワイヤーを。
せめてログ読め
354 :
349=101:2001/06/27(水) 01:30
>>353 そのレスは俺にかな?
悪いけど、このスレの最初から居るよ。
>>351 プロジェクトXでも見たのかい?
H-IIの噴射350秒は一段目の燃焼時間だよ。二段三段と使って静止軌道に安定するには4日はかかるよ。
そして、静止軌道まで必要とされる“燃料:質量”は理想的(まず無理)で“16:1”とされる。
じゃ、H-IIのペイロード2tには32tの燃料が最低必要とされるのか?
とんでもない、ロケット自体の重さ、積み込まれる燃料自体の重さも持ち上げなくてはならない。
大きく重くなるにつれて非効率になっていくのですよ。
その極地がスペースシャトル、衛星一個打ち上げるのに人間とその生命維持装置、
さらには再突入機まで持ち上げてる。はかりしれないムダですね。
(人間を打ち上げるのが目的の場合はこれに当てはまりません。)
355 :
オーバーテクナナシー:2001/06/27(水) 05:34
356 :
オーバーテクナナシー:2001/06/27(水) 06:30
クラークの「楽園の泉」って面白いのか? 古くさくないか? まだ読めるか?
俺つい最近SF文庫入った奴だけど楽園の泉面白かったよ。
軌道エレベータじゃなくて、軌道エスカレータだったらすごいな。
重力方向にまっすぐ立てないと厳しそうだから、そんな構造には
まずならないだろうが。
動力が切れると、軌道階段に早変わり。
軌道エレベータも、軌道のぼり棒になるな。
そういえば、メンテナンス用に階段とか付いているんだろうか?
軌道エレベータ駅伝とかしたら面白そうだな。
360 :
自動車に例えると:2001/06/28(木) 23:09
>>354 36000kmを時速200Kmで逝こうとすると180時間(7.5日)はかかる
ちょっと前の1600ccのシビックで200km/h巡行すると、燃費は大体
8km/L くらいだから、ガソリン4500L分のエネルギーが必要ってコトだな
(軌道エレベーターをシビックで昇って逝こうとした場合)
361 :
大雑把な計算やな〜・・・:2001/06/28(木) 23:35
>>360 『少なくとも』とつけ加えるべきだろう
斜度90度(=重力)の負荷がかかる状態では
シビックのパワーは200km/hは出せないと思う
362 :
オーバーテクナナシー:2001/06/29(金) 01:14
重力は距離の二乗に反比例して弱くなって行くことを忘れずに。
363 :
オーバーテクナナシー:2001/06/29(金) 02:15
リニアモーターカーって時速500kmを目指してるみたいだけどそれは地上の話。
じゃ宇宙なら何kmまで出せるんだ?
ついでに時速200kmなら高度200kmの「宇宙」なら1時間で逝けると思うんだが...
何も「終点」まで逝かなくても、って思っちゃうのよね。
364 :
オーバーテクナナシー:2001/06/29(金) 02:26
>>363 人間の歩く速さは時速4キロ程度だが、おまえは
標高3776メートルの富士山に1時間で登れるのか?
365 :
オーバーテクナナシー:2001/06/29(金) 02:44
366 :
オーバーテクナナシー:2001/06/29(金) 02:49
>>364 山の高さは4km弱でも実走距離は倍ぐらいにはなると思われ。。。
あと人間がコンスタントに平均時速4kmで歩けるとも思えず。。。
もひとつおまけに
>重力は距離の二乗に反比例して弱くなって行くことを忘れずに。
367 :
363:2001/06/29(金) 02:58
>>366 それを踏まえた上で363をよく読んでみて
369 :
オーバーテクナナシー:2001/06/29(金) 03:22
やっぱり分からない。
ヲレは厨房か...
370 :
オーバーテクナナシー:2001/06/29(金) 03:44
>>363 宇宙に出ることと軌道に乗ることの違いが判らん奴は
このスレには要らんです。
ついでに、ケプラーの法則さえも理解してない奴も要らんです。
371 :
362:2001/06/29(金) 03:45
そして高度が上がる程“遠心力”が手助けしてくれる。
高度36000Kmで無重量に、さらに高度を上げるとジャイアント・スイングよろしく彼方へ放り投げてくれる。
便利便利。
>>363 それでもいいんだけど(観光とかね)、その高度を維持するには何らかの支えがいる。
リニアカーがブレーキを解放したときからフリーフォールが楽しめます。
200Kmなんて低高度だと一周一時間(適当)ぐらいの速度が無いと軌道を維持できません。
372 :
362:2001/06/29(金) 03:49
>>370 理解してもらうのが楽しいと思わないかい?
>>363 キミは中学生かな?
「位置エネルギー」って言葉を聞いたことないかい?
なんだかな。
375 :
363:2001/06/30(土) 21:57
なるほど。200kmの軌道では1日1周では速度が足りないということか。。。
ケーブルにしがみついてるゴンドラ部分はいいとして
放出したペイロードは真逆さまに落ちていく、と。
つーことはこの場合ゴンドラ内は無重力にはなってないってこと?
あとORSはどうなるの?(煽りじゃないよ)
376 :
オーバーテクナナシー:2001/07/01(日) 01:20
ゴンドラが自由落下してない限り重力は感じられます。
ORS内に居たとしても、その人物の移動速度から生じる遠心力が重力と釣り合わなければ同じ事。
釣り合う=無重量(軌道に乗ってる)
遅い=地球が下に感じる
速い=地球が頭上に感じる
377 :
320(実は279(さらに実は「け」)):2001/07/09(月) 02:19
試算してないんで妄想だけどさ、こーいう案って(過去の先達含めて)既出?
既出だったら、なんで脚光を浴びてないのか説明きぼー。
エレベータの底から、吊り下げられる重量一杯までは1本。
限界点で二股のケーブルに接続(滑車の原理で荷重は半分)。
第二段の限界点で更に荷重分割。
この調子で静止衛星軌道までどんどん延ばす。(実際は上から作るんだが)
衛星軌道とかで絡まらないようにエレベータの軸を中心に微速で角速度一定で
回転させておく。
俺としては吊り下げられればOKなんで上り下りは現在は基本的に考慮外。
さて、これでナノチューブとか使わない現在入手可能な材料での軌道エレベータ
(つうか俺の妄想の高層プラットフォーム実現がメインだが)実現は可能か否か?
テーパー加工とか考えるより実現性とか保守性は高いと思うんだけど、どかな。
378 :
オーバーテクナナシー:2001/07/09(月) 14:42
>>377 結果としてテーパー状の構造物にならないか?
379 :
オーバーテクナナシー:2001/07/09(月) 18:42
あのう、成層圏の空気流について誰も書いてないみたいだけど
貿易風とか、準二年周期とかって考慮しなくてもいいのかな?
大気圏に下端を入れるんであれば、地面に係留する必要あり。
係留すると「衛星」として機能するのか?
ケーブルのテンションの分だけ、反対側にカウンターウェイトをつければOKなのか?
あるいは大気圏内への下端の設置を諦めるとして、
大気の影響を無視できるのは高度何キロなのか?
380 :
379:2001/07/09(月) 18:52
そもそも、大気流を考慮しなくともケーブル自体の自重によるコリオリ力で、
| こうはならずに
○
ノ こうなるんでは。
○ (ケーブルが柔構造ならば)
381 :
379:2001/07/09(月) 18:59
この状態でほっとくと、重心は
重力とコリオリ力の合力で引っ張られる。→落ちる?
カウンターウェイトをつければOKか?
382 :
380,381:2001/07/09(月) 19:08
あう、ケーブルは運動してないからコリオリ力発生しないや。すんません
383 :
382:2001/07/09(月) 19:13
んでも、ちょっとでもケーブルが水平振動したら、
ケーブルの垂直方向の長さが変わってしまう=運動するので
コリオリ力は発生してしまう。
絶対に振動させないようにすることは可能か?
あるいは、たとえ振動しても収束し、再び静止状態に復帰できるのか?
(すんません、ひとりでちょぼちょぼと書いて...)
384 :
独り言野郎:2001/07/09(月) 19:26
もし振動が発生してしまったら...
開放端 or 固定端 とか、振動モードとか考慮しなければならない。
重心は固定端として機能しうるのか?
もしも開放端ならば、軌道周回速度が振動することになる。
すると遠心力と重力のバランスが狂って、吹っ飛んでったり落下したりしないか?
385 :
オーバーテクナナシー:2001/07/09(月) 20:24
>>377 その作り方だと、
・重心
▽ケーブル
○地球
という形でいいのかな。
>>378 テーパー状というか、円すい形になるでしょうね。
エレベータのカゴは、その構造物の壁のレールを登ってゆくのかな。
386 :
オーバーテクナナシー:2001/07/09(月) 20:51
静止軌道点と地上の二つの滑車でするべ式にした、2つの等質量のカゴ。
静止軌道点は無重力なので、上のカゴと下のカゴでは重さが違ってしまう。
上のカゴが静止軌道点にあるとき、上のカゴは重さ「0」。
下のカゴは地球上の質量と同じ。
従って、下のカゴを上に上げるとき、下のカゴは上から引っ張られず
自力で上がる必要がある。
徐々に上のカゴの「重さ」が増してゆき、
下のカゴにとっては上から引っぱり上げてもらう力が強くなり、省エネ効果。
上のカゴを下に下げるとき、上のカゴは下から引っ張られるが
もともと無重力状態なので力はいらない。あんまり省エネ効果なし。
中間のすれちがう地点で重さはようやくバランス。
二つのカゴは徐々に速度を増してゆき、終点が最速地点。ほかっとくと終点に衝突。
だから終点に着く前にブレーキをかけなければならない。
このブレーキによって得られたエネルギーを貯蔵して、次回の昇降に利用。
ロケットと異なるのは、静止軌道に乗せるための速度をつける必要がないという事の他に
この「回生制動」が可能か否か、という点もあると思う。
上に挙げたするべ式でなくとも回生制動は可能ですよね。
387 :
オーバーテクナナシー:2001/07/10(火) 00:00
>>379-384
自転赤道直上に作るとすれば、低気圧にスピン与えてる様な
コリオリ力は極小( 無いとは言わず。地球も綺麗な球じゃないし )ですが、
鉛直方向に運動するモノに与えるチカラは最大ですよね?
工事の過程で、作業用の簡易プラットフォームで上下する方がタイヘンか?
388 :
オーバーテクナナシー:2001/07/10(火) 00:08
軌道エレベータは地上部で固定されるでしょう。
張力をあたえるため、微妙に衛星の重心部(=アンカー質量)は軌道より高く設定されるかも。
というか、重心部はちょくちょく高度を変えてやらねば軌道を安定させられないのでは?
太陽・月・地球の位置、地球そのものの重力変動、そして積み荷の加重による影響...
とはいえこれらの乱れを修正するのに“噴射”などの有限の要素に頼らないですむのが強みです。
(大規模なリアクションブームが使える)
389 :
オーバーテクナナシー:2001/07/10(火) 00:26
確かにコリオリの力は発生します。
ですが、その力が軌道エレベータを安定させている力“潮汐力”を上まわらなければ大丈夫でしょう。
振動が振動を呼ぶ“共振”を起こさぬような構造は、現在でも橋などつくる場合の常識ですし
エレベータを行き来する荷物は完全にスケジュール立てて行う事が出来ます。
振動が起きる場合、この巨大な“釣り竿”は現実の釣り竿と同じく一番細い先端が振れやすいでしょう。
しかし、そこは一番重力が大きくうえに縛りつけておける地面があります。
390 :
オーバーテクナナシー:2001/07/10(火) 00:28
>>387 内部から外壁を作りながら降りてきたらどうだろう?
391 :
地球が静止する日:2001/07/10(火) 00:40
仮にコリオリの力の問題が解決されたとして
力が地球に吸収された(地上の固定部からね)とすると
その力は登りでは地球の自転を減速させ、下りでは自転を加速させるように働くはず。
登りばっかり使ってるとやがて地球は静止してしまうのかな?
>>391 潮汐の摩擦の方がよっぽど大きいと思われ
393 :
!:2001/07/10(火) 14:35
話がくるぐるとループしてますね
過去ログは読むだけでなく
ちゃんと理解してから意見してネヽ(´ー`)ノ
394 :
オーバーテクナナシー:2001/07/11(水) 00:18
>>389 先端を地上に係留すると、空気抵抗でワイヤーは自転と逆方向に押されますよね。
すると、まずワイヤーがしなる。
>>338 さんが
---
糸の各点において、その高度に即した周回速度に満たない周回速度で
周回している物質は地球中心方向という「単一方向」に引っ張られる。
この単一方向というのがミソ。
これによって糸は地表に「垂直に」垂らされることになる
---
と書いているけれど、しなると、ただ単に「垂直にならない」だけで
「静止衛星としての軌道エレベータ」が成立する事への妨げにはならないのかな?
また、静止軌道にある重心部はテコの原理で「軌道周回方向に」押されて、徐々に速度が落ちる。
この力を打ち消さなければならないけれど、
>>388 さんの言われるようなリアクションブームで抑制できるのかな?
リアクションブーム(カウンターウェイトの位置移動)だと、
垂直方向の力の相殺しか出来ないような気がするんだけど...
リアクションブームを軌道周回方向に突き出せばバランスがとれるんだろうか?
>>394 なるほど!それでは我々も自転に伴って移動してますから、
これからは気を付けて外出します。危うく吹き飛ばされるところだったとは!
感謝!
軌道エレベーターが3個あれば通信衛星が要らなくなるので
すごく経済的だなと思った(W
397 :
オーバーテクナナシー:2001/07/11(水) 02:08
>>395 貿易風って知ってる?
成層圏の空気運動はどんなんかわかる?
398 :
オーバーテクナナシー:2001/07/11(水) 02:25
>>397 じゃあ説明しなよ。
とりあえず、貿易風に負けずに立っている山はスゲーな。
399 :
オーバーテクナナシー:2001/07/11(水) 02:28
>>394 全長が3万6千キロから11万キロにもなると構想される建造物にとって
厚さが最大で150キロの空気の層があたえる影響はどれほどでしょうか?
さらにいえば10キロ程の高度で地上の十分の一にまで密度は落ちるのです。
もっとも影響があると推される台風などの天候にも、現代の建築物でさえ耐えています。
400 :
オーバーテクナナシー:2001/07/11(水) 02:28
減速の伴わない高度の低下は角運動量の増加により結果として高度を上げる事になります。
しかし、速度の増加がない上昇は角運動量の低下し結果として高度が落ちます。
軌道に安定してるのも楽じゃないって事で“リアクションムーブ”の出番です。
カウンターウェイトの移動、各軸(x,y,z)に備えられたフライホイールの加減速で
姿勢をコントロールするのです。
じゃあ、面倒じゃねえか!って突っ込みが入るかもしれませんが、
推進剤が切れたら終わりになる方法に比べ動力の供給がある限り続けられるのが有利です。
スマン...
リアクションブームだ...
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
回線きって寝ます....
402 :
オーバーテクナナシー:2001/07/11(水) 02:48
>>400 寝たか?(_さむい)
最近は学校で作用/反作用も教えないらしい・・・
403 :
オーバーテクナナシー:2001/07/12(木) 08:11
どうも軌道エレベーターと聞くと、ものすごく大きなものをイメージしますが、
長さは長いにしろ、太さは釣り糸くらいといった物も考えられますよね?
ところでケーブル以外の構造物ってどうやって作るんですか?
構造物をケーブルに取り付ける際
ケーブルがカーボンナノチューブの単分子であるのなら、
FRPのように何かで固めるにしても、接着剤で貼り付けるにしても、下手すると
ケーブルを変質させそうだし、ケーブルは分子レベルで整列しているんで、強度
もあまり出なさそうだし。(横糸がいる?分子を束ねてワイヤー状になっていると
いいのかな?)
ケーブルを構造物にうまく絡めるとしても、長さもテンションも半端じゃあないし、
建造途中で編みこむのも難しそう。
上の例でもそうだけど、ケーブル全体を絞めつけるなり、内側に骨格を作ってケー
ブルで締め付けるなりした場合でも、かなり狭い範囲に力がかかりそう。
すでにかかれているように、コリオリの力で全体にたわんだり全体に波打ったり重
心を微調整したり荷物の加重や通過の時の振動やその他もろもろの際の時にもケー
ブルと構造物の継ぎ目に無理な力がかからないようにしないとまずいでしょう。
カーボンナノチューブって引っ張り強度は充分かも知れないけど、その他のイレギ
ュラーな力にはどれくらい耐えるのでしょう?
他にも、分子を一部でも切るなりつなぐなり編むなりした場合、強度によっては余
計なお荷物になったり、構造物の形を制限したりしそうだし、実際の作業は軌道上
(外側)からアプローチするのは難しそうだからケーブルを伝うのならその足場は
大丈夫か、とか、構造物のついたケーブルをぶら下げるなり引き上げるなりしない
といけないのか、とか、ケーブルの劣化やメンテナンス、安全性を考えるとケーブ
ルはどういった形態になるのか、とか。
それとも誰かがちょっと触れてますけど、カーボンナノチューブの性質を活かして
ぺたっと貼り付く事が出来るのかな?リニアモーターとか。
カーボンナノチューブの性質が詳しく分からないと分からないか。
自分がカーボンナノチューブ製ケーブルの強度を直感的に理解できていないだけか
な?最小単位一本一本は分子サイズなわけだから、結構簡単に切れそうなイメージ
なんだけど。手でごしごし擦る位で。
”公転”の遠心力で作る「恒星間エレベーター」!どどーん!!、、、<バカ?
カーボンナノチューブで出来たワイヤーを
編みヒモにすると強度は若干落ちますが、9割方強度を保つので
なんとか成るのでは?
ちなみにカーボンナノチューブは化学的には安定です。
おまけに摩擦も相当低いはず。
実用のケーブルは、分子空洞中に
太陽風由来の水素・ヘリウムを吸着するのを防ぐために
何らかのコーティングをした状態で利用すると思われ。
軌道エレベーター作ってるとび職もレイプだ強盗だで捕まるんだろうな
>404
という事は、編みこんだケーブルに接着剤で貼ることは可能かな。
カーボンナノチューブを編んだケーブルを何かで被覆してそれをさらに束に、
といった形なら普通のワイヤーと同じに考えることが出来そう。
あ、ちなみに「ケーブルの劣化」は化学的にではなくて、束になっているカー
ボンナノチューブのうちいくらかは何かの弾みに切れていくだろう、といった
意図でした。
水素・ヘリウムを吸着しちゃったらどうなるのですか?>404
408 :
オーバーテクナナシー:2001/07/13(金) 00:00
自重が増します
409 :
ORGUSS:2001/07/13(金) 19:19
“超時空世紀オーガス”というアニメに赤道全周の2倍、80000kmもの軌道エレベーターがある
カウンターウェイトらしきものは高度40000Kmにあるスペースアイランドなのだが、
これは可能なのかね?
80000Kmを2時間で上がるとすれば第2宇宙速度11.11km/s、24時間で上がるとすれば0.93m/sほどの速度が必要・・・
0.93m/s⇒0.93km/s
411 :
オーバーテクナナシー:2001/07/14(土) 01:32
>>409 36000Kmをこえると遠心力でさらに加速してくれます。
全長に関してはタダ単に均一な太さのワイヤーで作るとすると、
地球側36000Kmに釣り合わすには外宇宙側に60000〜70000Km必要だったはず(?うろ覚え)
実際は、静止衛星軌道付近に重しを置いて短く作るだろうといわれています。
(長く作れるならそれが一番いいのですが)
412 :
け:2001/07/14(土) 02:49
>>403 > 恒星間エレベーター
激しくウケた。
>411
thanks、良い勉強になったぞ
414 :
403:2001/07/14(土) 14:25
>408
となると最悪切れちゃうのかな?切れちゃうとすると安全を見越して被覆ケーブルは
本数が多い方がいい、被覆の劣化を考えると被覆は厚い方がいい。だけど被覆そのも
のの重さを考えると無闇に本数増やしたり被覆厚くしたり出来ない。バランスの取れ
るところはどこだ。
被覆の素材、ケーブルの(期待)耐用年数、全体の耐荷重、荷の運搬量とコストあた
りから細かなスペックを導き出そうと思ったけど、自分には無理。誰か助けて。
>412
わーい、ウケた。ちょっと嬉しい。
(てゆうかバカにされたの?ねえ?)
実は結構マジだった。
恒星間を移動するのに実用的な速度で太陽周辺を移動するには、チリや小惑星、オー
ルトの雲やハローが障害になる。シールドを持ち歩くのも不経済。そこで公転軌道に
乗せた特大軌道エレベーターでもってハロー周辺(恒星間宇宙船の加減速を考えると
外まで出る必要なし)のターミナルまで移動した後、宇宙船に乗り換えて出発、とい
ったいわゆる軌道エレベーターの状況を拡大した状況でもって「恒星間エレベーター
」がありえないか?と。
同様に”銀河の公転”を利用した・・・・・
ちなみに恒星間宇宙船ターミナルの名前は「金輪」
>>414 じゃターミナル建立記念は「金輪祭」か?
>415
仏教だったかの宇宙観で世界の中心がでっかい木で、宇宙の果てが金輪、と言うのが
有って、それで「もうこれっきり」と言った意味で「金輪」のきわ、「金輪際」の語
源になった。
別にターミナルが宇宙の果てと言うわけではないけれど、イメージが似ているし、
ウラシマ効果で”これっきり”になりそうだし、みたいな悲しいお話。
第XX回金輪建立記念祭、「金祭」かな、「金輪祭」でもいいけど。
417 :
け:2001/07/15(日) 01:13
>>414 良い意味でウケてますって。
惑星軌道間カタパルトなんてのも考えられますね。
地球軌道を均衡点として外側と内側にエレベータを延ばして、
上端、下端で宇宙船を切り離し。
例えば上端で切り離した場合、火星軌道あたりが遠日点になる
ように設計しておけば、火星までの初期加速が燃料要らず。
いかん・・・話は仏教までからんでナイスな具合に醸成されてるし・・・
俺のネタって小ぶりすぎ。
418 :
オーバーテクナナシー:2001/07/15(日) 02:28
エレベータ(地球用)の全長が10万キロを超えるモノのばあい
先端の速度は十分に地球の重力圏を振り切れるよ。
火星までなら減速用の燃料だけでOK
帰りは知らん
419 :
お兄さん疲れました。:2001/07/15(日) 05:52
もうなにもいうことはないよ・・・。
420 :
419の妹です。:2001/07/15(日) 15:32
お兄ちゃん頑張って!!!
>>407 >水素・ヘリウムを吸着しちゃったらどうなるのですか?
おそらくそこに局所的なπ電荷が集まるおかげで
ケーブルが相当に切れやすくなるかと。
接着剤の使用も慎重を期さないと
カーボンナノチューブそのものの特性劣化に繋がる恐れがあります。
特にナトリウム・塩化物イオンなどは天敵に値するかと。
(勿論、予想ね)
あと、編みヒモなので
ヒモに爪楊枝を挿す要領で物を固定できるかと思われます。
あうー。
π電子。
423 :
オーバーテクナナシー:2001/07/15(日) 19:10
パイ電子ってなんすか?
>417
>良い意味でウケてますって。
良かった、嬉しいよぅ。スンマセンどうにも小心者でして、しかも人間不信。
逝けませんねえ。
>421
何か適当な被覆材を見つけないとどうにもならなさそう。
>編みヒモに爪楊枝
始めに戻るけど、完成したケーブルに爪楊枝を突き刺すことが出来るとは思えない
んで、ケーブルの製造段階で組み付け無ければいけないかな。どうかな。
ところで惑星や衛星を串刺し状にする形の軌道エレベータも思いついたけれど、引
力・遠心力のかかり方や作り方、用途などで何か面白いこと無いかな?自転が問題
になるけど。例えば月を静止軌道まで持ってきてそこから軌道エレベータを作ると
…とか。
さらに、前記の太陽周辺はチリ等が邪魔だからエレベータで、同様に銀河周辺も…
といったアイデアは、以前読んだ「バザードラムジェットが壊れてとまらなくなっ
ちゃったけれど、修理のために外へ出るには星間物質が邪魔になるので、高真空な
環境を探してどこまでもぶっ飛んでいく」みたいな話が頭に有ったんだと思うけど、
何て話だっけ?
すでにネタ切れ、だから質問ばっか。
>>423 以下のページからπ電子を検索してみてください。
www.tg.rim.or.jp/~kanai/benesse/chemqa02.htm
よーするにベンゼン環を筒に張ったタイルの様にずらりと並べたものが
カーボンナノチューブ(CNT)で、
CNTの導電性や強度は、このπ電子が司る特殊な結合のおかげなのです。
この電子が、例えばヘリウム原子核などの陽イオンで偏ると、
予想では電子が薄くなった部分の強度が落ちてちぎれやすくなります。
>>424 爪楊枝は電機陰性度の大体同じぐらいのシリコン(Si)の針を編目に刺して、
それで何とかなりそうでは?
丁度剣山で綱引きの綱をつかむ要領。
うまく頑張れば爪楊枝でなくて、外から編みヒモの編目のでこぼこを
握る事も出来るとは思われます。
>>425 電気陰性度?化学的な変化を起こさせ難いということでしょうか?すいません自分
にはよく分かりません。
自分の言いたかったことは、爪楊枝(針でもいいですけれど)を突き刺すと言うこ
とはその体積分だけケーブルを押し広げなければならないわけで、摩擦は少ない
そうですが、ケーブル数万km分の張力がかかった状態でそれが可能か?と言うこと
でした。だから張力のかかっていない(製造直後の)段階で組み付けないといけな
いかと。それにもし可能であってもその突き刺す力をどうやって得るかと言った問
題があるかと思います。ケーブルに外から接近することを考えると、静止軌道付近
はいいとしてもその他の点では引力か遠心力がかかるのでその場にとどまるだけで
大変そう(極端な話、VTOL機で作業しなければならない)ケーブルを伝って作業で
きるのなら、そのケーブルを掴むのと同じ方法で固定した方が良か無いか?と。
>うまく頑張れば爪楊枝でなくて、外から編みヒモの編目のでこぼこを
>握る事も出来るとは思われます。
それを機械的にではなく行うのが(ある種の)接着剤では?また局所的な力がかか
らないようにケーブル全体を掴むというのは?
どうでしょう?
427 :
け:2001/07/17(火) 02:08
>>418 あ、しまった。おれの説明不足だ〜。
見苦しいだろーけど、417でのネタの説明不足な点の補足〜
惑星間カタパルトは地球に垂らすんじゃなくて、太陽に垂らすの。
だって、軌道エレベータの場合は赤道に垂直だから、公転面からみて
傾いてるでしょ。と、すると切り離しのタイミングを慎重に取らないと
あさっての方向にすっ飛んでっちゃうだろーな。と思ったの。(間違ってる?)
一日一回しか使えないと不便だしね。
なら、地球の公転軌道上の地球のお隣に太陽に対する軌道エレベータ
を置けば、公転面に沿った方向へのカタパルトとして使えるだろーと
「地球軌道を均衡点として外側と内側にエレベータを延ばして」という
一ひねりしたネタを出したつもりだったの。
もひとつ、公転軌道にずらーっと軌道エレベータを並べて、その天辺
同士を結んで、じゃじゃーんリングワールド(ドラえもん風)というネタ
も思いついたけど。このリングワールド建築法って既出かな?
いみないべ
>>427 カーボンナノチューブ(CNT)は、カーボンの筒にそって電子の雲(π電子雲)が存在して、
カーボン全体にそって電子が相互作用を起こす事によって強大なテンションを発生します。
しかし、電子が偏ると、電子の薄い部分はすぐにはじけ飛んでしまう訳です。
つまり「静電気にとても弱い」と言う事。
接着剤を使うにしても、接着剤が電子を引き寄せて、
クーロン力で力を発生するタイプだと著しい強度劣化を起こすので、
それで電気的に似通っていて、CNTの強度に影響を及ぼさない
シリコンや、ダイヤモンドで剣山をつくって、それを刺すしかないかなと。
剣山は作っている最中にあらかじめ刺しておくのが一番かと思われます。
だから、建築後の増築は、あらかじめ作っておいたステーション以外では不可能。
そして、静止軌道付近は一番ケーブルにテンションが掛かるため、
構造物自身が、静止軌道を保つようなフローティング構造とするんでしょう。多分。
で、ここから先は妄想。
結局、
軌道エレベータを作る場合、
・強度を保つ
・振動を防ぐ
・実用性を確保する
という三つが要点になるかと。
なんと言っても月と地球の距離と比較しても遜色のない4万Kmに及ぶ非常にハイテンションな弦なので、
それ自体の固有振動そのものだけで膨大なエネルギーに及ぶはず。
うまく振動エネルギーを回生できればエネルギー危機なんて無意味といわんばかりの
有効エネルギーが取出せる可能性すらあります。
まず、静止軌道上のステーションにCNT工場を二台用意して、
地球方向と外宇宙方向に向けて2台の工場が出発し、
工場はCNTの袋編みの筒をせっせと作っていくと言うわけです。
ここの軌道ステーションは、CNTの長手に対して、平行方向にはなんの力も及ぼしませんが、
鉛直方向には振動を吸収するために何らかの工夫(例えばカウンターウェイト)があるものかと思われます。
CNTは最初とても厚い筒ですが、外側ほど短いCNTで作られていて
テーパー状に細くなっていきます。
で、CNTの分子両端には、例の「剣山」による足場が作られているわけです。
で、筒の外に有る足場に内側から器材、
例えば超伝導電磁シールド(CNTに天体磁場や、エレベータのモータの洩れ磁束による誘導電流が流れるのを防ぐ)や
レール、駆動板、そしてケーブル自身の固有振動を抑えるためのアクチュエータなどの部品
そして、途中の送電ロスや、故障時の停電を防ぐため(停電すると振動を抑えきれずとてつもない事故になる)
発電所・変電所を取付けていくような構造になるかと。
最終的に地上100kmほどの、空気抵抗を受けないエリアに出来あがったエレベータは、
外側に上りと下りの一対以上のエレベータレールを有している物に成るはず。
(CNT筒の外側にレールが無いと静止軌道上にエレベータの出口が作れない)
で、地上に向けての残り100kmはCNT製筒の内側にレールを作ります。
空気抵抗を抑えられる上に、構造が楽だから内側です。
ちなみに中継駅には大したテンションが掛からないので普通の材質で出来ているはず。
残り100kmを作ったら、後は地上部。
地上部はケーブルの振動を吸収するために、割りと特殊な構造をとってると思われます。
おそらく、ケーブルの基本振動を吸収するための巨大なダッシュポット(油圧ダンパみたいなもの)が
大量に設置されているのがメイン。
ダッシュポットのおまけ的に、エレベータに乗りやすくするためのプラットホームがあるはず。
あとは、これさえあれば低軌道だろうが静止軌道だろうが、その先までお好みの位置へ物体をもちあげられます。
誤解の内容に言っておく
月までの距離は約380000kmだよ
地球に対して36000kmのケーブルを図解するとこんな感じ
地球
↓
○−−−
↑
ケーブル
1km=1cmの縮尺に直すと360M
軌道エレベーターを直系100Mで考えると
360Mの距離を糸電話で会話するような頼り無さだろうか?(苦笑
>>431 あははは。スマンです。
ご指摘ありがとうございます。
Wow!お馬鹿な自分には問題点があるのかどうかも分かりません。
でも、ちょっとしたアイデアがあるので提案させて下さい。
既出な感じバリバリですが。
>>492 >>430 これだとケーブルはCNTを分子レベルで編みこんだ特大のケーブル一本ですよね?
磁気などでシールドするにしてもいくらかは漏れて、水素等にさらされるでしょうし、
製造時にもいくらかは不完全な分子が出来そう、振動で局所的に過剰な負荷がかかる
かもしれません。「太さ」でもって充分な時間を稼げるかも知れませんが、安全を期
するならシリコンかダイヤモンドで被覆した方が良くは無いですか?(前記の接着剤
もこういった感じの物を意図していました(遅))どうやって?と聞かれるとCNTの
製法も分からない現状では勘弁してとしか言えませんが。
被覆したとしても被覆の破れや誘導電流は防げないでしょうから、強度は落ちていき
ます。太いケーブル一本だとCNT工場も大規模になって作り直すのも大変そうなので、
細いケーブル(勝手なイメージですが太さ数MM〜数M)を複数本使います。
ケーブルは地上に固定して遠心力で外へ向かって軽く引っ張ります。(この方が安定
すると聞いた気がしますが本当?)ケーブルは平行に複数並んでいます。強度の落ち
たケーブルを見つけると遠心力で縦に引っこ抜きます。空いたスペースに新しくケー
ブルを作ってメンテナンス終了〜。
またこの作りだとケーブルの間で”手足を突っ張る”事で構造物を固定できそう。
これでケーブルメンテナンスも出来て増改築自在。どうでしょう?
光ケーブルみたく、ケーブルに電気を流すなりπ電子雲をいじるなりして強度の落ち
たケーブルを見つける事は出来ませんかね?
>>432 1mmで360M、むしろ自分は頼りなく感じない。
カーボンナノチューブは分子一本で36000kmもつんでしょ?
違うの?
>>434 多分、CNT筒は消耗品扱いで、
何年かに一度、架け替える感じになるかと。
たとえば、静止ステーション一基につき、
・稼動中の筒が6本
・建築中が12本
・筒の寿命は10年。建築には5年。
といった感じ。
おそらく、振動を防ぐ目的も考えると、
>>434さんのおっしゃる通り、
正多角形の頂点の位置にCNT筒を置いて、
それを互いにトラス構造のデッキで支える感じになると
思われるわけです。
で、そのトラスデッキのお隣に建築中のCNT筒が通りかかると、
そこへデッキを新たに構築します。
最後に使い古しのナノチューブを
建築のときとは逆向きに、CNT工場が回収して行くというわけです。
ちなみにCNT工場っていうのは、
中にナノマシンが仰山詰まっている部分と、
あとは材料の黒鉛と、重りが入っている茶筒のような装置と考えられます。
絵的にはトンネル工事用のシールドマシンのようなイメージでしょうかね?
(ナノマシンでも使わない限り、構造欠陥なしの超高分子を作れるとは思えない)
それと、CNTは表面にコートするとやはり強度が落ちます。
1mmの断面積で、20tもの重さを支えることを前提にした設計は
厳しいものになるかも知れません。
CNTのイメージはこんなとこを参照するとよいかと。
図面が割とわかりやすい。
www.elec.mie-u.ac.jp/is/Saito/whatNanotube.html
なお、
アーマチュア:長手方向に垂直な辺がある構造
ジグザグ:長手方向に平行な辺がある構造
カイラル:炭素の6角形がネジのように傾いて並んでいる場合。
市販品のCNT(グンゼ・カルベール)
写真に注目。
www.gsi.co.jp/carbere/
現時点での作り方
flex.ee.uec.ac.jp/home/staff/rsaito/doc/http/Kaisetu/fuller99/node3.html
エレベータの構成材の更新についての妄想
耐用年数があることを考慮してエレベーターの表皮を重ねるように新規の構成材を施す。
もっとも年数がたった部分である内径部の構成材を除去する(リサイクルにまわすか?)
内部にウロがあるが成長を止めない大木のように
ところで、なんでこのところsage進行?
夏だから?
一応おれもsageとくか
sageだけどage
失敗しちゃった。エヘッ♥
>>435 CNT一本一本覆うわけでは有りません。CNTを編んで出来たケーブルを
全体として覆います。それにCNTを欠陥なしで作れるのならシリコン・
ダイヤを原子が幾つといったレベルで並べて被覆出来るでしょう。
どれほどの厚みが必要か、被覆材そのものの強度はどれくらいか等が
分かりませんが、それほどの障害にはならないと思いますが、、、。
一昔前は軌道エレベーターの建材はダイヤモンドしかないとか言って
ませんでしたっけ?
>1mmの断面積で、20tもの重さを支えることを前提にした設計は
>厳しいものになるかも知れません。
それはそもそも無理なのでは?数万Kmのケーブルの自重を差し引い
て、いくら余力があるかで考えないと。そういうことではない?
今のCNTはスポンジ状?。軌道エレベーターに使う物は数万kmの一本分
子だと思ってたけれど間違ってる?
CNTの図を見ていて、ミクロなレベルからマクロなレベルまでバックミ
ンスター・フラーな構造にしたら面白いか?とか思ったけど意味内科。
>>436 >ところで、なんでこのところsage進行?
自分の場合、自信の無い小心者だから。「?」多いし。
まず無理、将来的に鉄鋼が支えられる限界はすでに試算されている
すると塔は「塔自身」を支えて立っている事もできない。
よって完成は不可能 以上証明はここに完了とみなす。
みなさん残念だがおわりですよ、わかってねん
>>440 (゚Д゚)ハァ? なんで皆がCNTの話をしてると思ってるんだ?
誰が「鉄鋼」で作るなんて言ってるんだよ??
>>439 うーん。そろそろ実際のギ装品の重量から
一体どれほどの強度が要るのか調べないと話が進まなくなりそうですね。
・・・そもそもCNT構造体そのものって比重はいくつになるんだろ?
[ギ装:[船や車などに]物を取り付けること]
443 :
オーバーテクナナシー:2001/07/29(日) 03:20
age
444 :
オーバーテクナナシー:2001/07/31(火) 04:23
あげ
446 :
オーバーテクナナシー:2001/07/31(火) 18:06
金属炭素鋼材(鉄でもハガネでも無いが)の
実現性ってどうなんでしょうか。
分子工学的に宇宙に生ざらし出来るほど安定性の在る物質なら
CNTよりイイと思うんですが。
ナノマシンで炭素積んで作るんならより高密度に積み上げて
金属炭素にしちゃえば。。。?
447 :
オーバーテクナナシー:2001/08/01(水) 00:11
材料物質と言うと原子・分子から構成されるものしか
知られていないけれど、原子意外から構成される物質って
ありえないんでしょうか?
・・・無ければ創造の可能性は?
原子以外てニュートロニウム?
あれも原子に含めるのかもしれんが。よく知らん。
449 :
オーバーテクナナシー:2001/08/01(水) 01:27
36000Kmの長さの原子?
某アニメの宇宙戦艦の船殻みたいね。
別にそんな夢みたいな素材でなくてもテーパー状につくれば今ある素材で出来るんだよ
たとえば鉄であろうとね(
>>440は圧縮強さと引っ張り強さの区別がついてない)
ただ重くてもろい材質だとテーパー比が極端になって今度は必要とされる量が現実的で無くなるだけでね。
10年前の資料だと「単結晶ホイスカー」をより合わせたケーブルが有力視されて
ますね。
452 :
オーバーテクナナシー:2001/08/03(金) 00:11
age
453 :
オーバーテクナナシー:2001/08/03(金) 09:17
454 :
>451:2001/08/03(金) 23:24
単結晶ホイスカー
↓
単結晶ウィスカー
炭素原子がそうゆう状態に並んで結合して出来たのが
みんながさんざん話愛してる、
CNT、カーボンナノチューブです。
455 :
オーバーテクナナシー:2001/08/04(土) 00:59
>みんながさんざん話愛してる
確かに皆に愛されてるネタではあるような。
age
456 :
444:2001/08/06(月) 02:21
高高度まで飛べる飛行機が到達可能な高度までなら、可能では?
これでもコストは長期的には下がるかも
>>456 低軌道タイプの軌道エレベータってのも有りなのですが
地面とエレベータ間の相対速度を殺せないので
如何せん使いにくいのです・・・
やはり遥か上空から巨大なフックが凶悪なスピードで
荷物を引き上げにふっ飛んでくる吊り上げ式がカッコイイ。
459 :
権左衛門:2001/08/09(木) 00:21
なにも、わざわざ“軌道塔”にしなくても、高さよりも直径の長い建築物にしてしまえば大気圏くらいなら抜けられるし、その上に静止軌道上から”軌道エレベーター“の最下層を覗けるようにすれば、軌道エレベーター自体の強度は低く押さえられるんじゃないかな?
460 :
オーバーテクナナシー:2001/08/09(木) 12:52
気圏を抜けるくらいの高さの
富士山みたいな形の
建築物って意味ですか?
地盤(地殻?)が持たないと思います。
後、用地買収に建設費の大半が持って逝かれてしまう。
てゆーか軌道エレベータのほうが安くつきそうだが。
462 :
オーバーテクナナシー:2001/08/09(木) 14:31
土地問題はサハラ砂漠なんかに作ればいんじゃ無い?
出来ない理由を資金問題に押し付けるのはドウカナ?
金銭の問題は見積りまでにした方が良いと思う。
未来技術は夢を語るとこだと思うから
463 :
オーバーテクナナシー:2001/08/09(木) 15:19
正に砂上の楼閣だな。。。
ソレとも富士山の下部接地面積の
10000倍の広さの(標高3600mと高度36000Km)
安定した地盤が在るのかな?
重さってどれくらいになるんだろう?
この超巨大建造物は。。。
464 :
オーバーテクナナシー:2001/08/09(木) 16:13
地殻が割れる気がするんですが
自転軸が狂うだろ
466 :
オーバーテクナナシー:2001/08/09(木) 23:21
宇宙塔の材料を宇宙から調達する為の宇宙塔が必要だ。
これじゃ笑話だに。
軌道エレベータ=バベルの塔
468 :
名無しさん:2001/08/11(土) 09:13
あげじゃい
469 :
オーバーテクナナシー:2001/08/15(水) 17:00
火星だったら赤道付近に2万メートル級の山があって軌道エレベータが有望らしい。
470 :
オーバーテクナナシー:2001/08/15(水) 18:54
軌道エレベーターは立っているのじゃなくて、ぶら下がっているのです。
たとえしたがが無くなっちゃっても空中に浮いてます。
471 :
オーバーテクナナシー:2001/08/15(水) 23:02
時空振動弾を炸裂させます
472 :
オーバーテクナナシー:2001/08/15(水) 23:33
473 :
オーバーテクナナシー:2001/08/16(木) 00:16
>>472 それこそちゃんと過去ログ読んでくれ。今までに出てる案は、
1静止軌道に重心を置いた地球に垂直な衛星型
・CNT(カーボンナノチューブ)によるワイヤー懸架型
(&ケーブルカー等の各種発展型)
・金属炭素等、未来素材による硬質建造物型
2気圏懸架なんか屁でもねぇ、の大質量衛星
・1の複合発展型
・ORS(オービタルリングシステム)とか
3静止軌道を回転軸にする風車(メリーゴーランド)型
・スカイフック
・ザックトレーガー
これ等が
>>470のヤツ&その発展型。
このスレでの主候補。
そして
4地上から垂直に立てる塔型
・サイレントメビウスのスパイラスとか
(未来素材、建材で支えられさえすれば出来る)
で、
既存の素材でもソレを支えられるような巨大支持構造なら
CNTや金属炭素とかで無くても出来るだろって事での
レスだった訳だよ。
463からでは無くて
>>459-465を一まとめに読んでくれ。
474 :
オーバーテクナナシー:2001/08/16(木) 00:23
一部訂正
3静止軌道「に回転軸を置く」風車(メリーゴーランド)型
な。
後、関連。考えは逆向きだが
>>450も読んでくれたまい。
>>473 3は違います。
非同期型軌道エレベータの回転軸は周回軌道にのっていればOKで
静止軌道までの高度を必要としません。
また、このスレでよく見受けられますがスカイフックと言う表現は
空中からの懸架であれば浮いている手段は問いません。
ガスの浮力でも遠心力でも仏の垂らすクモの糸でもミノフスキーでもかまいません。
476 :
オーバーテクナナシー:2001/08/16(木) 02:54
つまり、アームの遠日点が静止軌道以上に上がって
宇宙に出られればスカイフック自体は気圏に居ても
全然問題無しって事出スね。
なるほど。
ローターベーター(非同期型軌道エレベータ)は二つの歯車を思い浮かべると理解しやすいです
一方を地球として固定、エレベータの方の歯車を公転させてみるとどうですか?
二つの歯車の接点つまり地表とエレベータの相対速度は0ですね
一方の側はといえば周回軌道より歯車の半径分高く、回転軸の周回速度よりも速く移動する事になります
このとき得られる速度は地球圏を脱するの十分な速度なのです
またこのときエレベータ側の歯車を小さくするとギヤと同じくより速い速度を得られるので
あまり大きな歯車にする(静止衛星軌道に設置する)必要が無いのです。
極端な低高度だと荷物にかかるGがでかくなりますが。
478 :
名無しさん@もね:2001/08/16(木) 05:34
>>477 地球を歯車ですか・・・。周回軌道上の衛星をもう一方の小さい歯車として、
周回衛星と地球をワイヤーでぐるっと一巡りさせる形なのですかね。
歯車衛星が地表の裏側に居る間にワイヤーへ荷を固定、周回する衛星の接近で
軌道上まで吊上げられたらロック解除で地球圏外まで慣性放出とか。
ケーブルは地上にある間は動かないので、一部張替え等のメンテナンスが楽でしょうし、
素材的にも要求される特性は他のワイヤー懸架型構想より低そうですね。300km位の低軌道でもいけるかな。
だから理論はいいって、
問題はそんなモンをどうやって作るかでしょ?
つうか
>>476以降意はほとんど味不明なんですけど・・・・^ ^;
>>479 どんな 味 がお好み?
それは置いといて、目指すべき完成型の絵図面なくして作り方うんぬんはないよ
481 :
名無しさん@もね:2001/08/16(木) 19:40
>>479 正直、おいらの知識不足で477はよく判らんかった。なので、それをネタにした思いついた冗談が478(笑
意味不明なら、手元のコップに輪ゴム巻いてみてちょ。コップが地球、輪ゴムが軌道ケーブル。
そこに人差し指を差し込みちょっと引っ張り、ぐるぐるコップの周りを回す・・・。
人差し指が歯車衛星というか、テザー衛星?という訳だす。
低軌道までだと軌道ケーブルに掛かる負荷は比較的小さくなるだろうけど、
遠心力が不足して衛星が落ちそう(笑)なので、衛星から中高軌道までもう一本別の
オモリ付ケーブルを伸ばして3点懸架?しないと駄目かもしれない。。。
482 :
444:2001/08/16(木) 20:21
10年ぐらい前N*SAが実験してましたねスカイフック。
結果は失敗だったっけ?
483 :
名無しさん@もね:2001/08/16(木) 20:33
ああ、イカン。素人考えはすぐボロが出る(涙
481末尾の"オモリ"は歯車衛星の周回速度を殺してしまう。
オモリ自体に、衛星以上の周回速度を達成する推進力が必要なのかな。
衛星自体の推進機で吊り上げ補完するより効率いいかもしれんが。
>>482 1〜2年前にシャトルからワイヤー垂らす実験やってた。構想の有無は知らんかったけど、
軌道ケーブル実験だろうなと。成否以前に、まだ基礎データ集めの段階じゃないのかな。
>>478で気にかかってましたけど、やっぱり勘違いしてましたね
衛星ケーブルなるものは必要としません。
地球の重力そのモノがその役目を果たすからです。
歯車が噛み合ってるがようにローターベーターを自転させると使いやすいって事です。
軌道上の衛星の重心は地球の重力と円運動による遠心力の釣り合いがとれてい無重量状態にあります。
しかし、その少しでも内側では重力が、外側においては遠心力がそれぞれ勝っているのです
ということで地表付近で釣られた荷物は衛星の自転を減速させつつ軌道まで上昇しますが
そこから先は遠心力によって衛星の自転を加速しながら遠日点まで上昇するのです。
重力>遠心力の為、打ち上げばかりに使用していてはそのうち止まってしまいますが
降下のさいも使用する事で帳尻が合うでしょう。
このことを指摘すると降下時は今まで通りの方が手間がかからないと反論をうけます
が、よく考えてみてください。
このシステムは地表付近では対地速度は0なのです。
大気との摩擦も着陸時の減速も考慮しなくて良いのです。
487 :
444:2001/08/17(金) 03:44
>>483 やはりそうですか>実験
<オモリ自体に、衛星以上の周回速度を達成する
推進力が必要>とゆうか、最初から衛星に軌道速度
プラスアルファを与えておき、そのプラスアルファを荷揚げの
原動力にすれば?
荷を連続的に揚げてる間は低軌道をとる。
荷が途切れると楕円軌道をとる。
あと、まだ軌道エレベータが 地面で支えられると
思ってる人が多いのは仕方が無いでしょうね。
前例が無いとイメージが湧かないでしょうから。
それに481のゴムとコップの説明では、
指=衛星の回転方向が逆ではないか?
正しくは、コップにマツヤニ塗って、指くっつけて
指の方を公転させる、では?(そんなことしたら、
指が千切れるので真似しないように。)
>>475 だからどうやって作るんだよ〜!
そんなの建造出来る技術があるなら
鉛直釣り下げ式の軌道エレベーターが何機作れる事やら・・・・
489 :
444:2001/08/17(金) 04:00
で、実際、航空機圏まで糸を下ろすには何キロm必要なの?
490 :
444:2001/08/17(金) 04:12
488>>
地面から静止軌道そして、その先のアンカーウェイト。
そんな長大な糸が必要な、鉛直釣り下げ式の軌道エレベーター
OR
大気を歯車として、自転しながら低軌道を周回する
ローターベーター
どっちが省資源?
491 :
オーバーテクナナシー:2001/08/17(金) 05:46
>475
こゆ事でイイの?
・最低高度(で十分)の(便宜上赤道)周回軌道上に自転軸を置く
ローターベーターを設置。
・地球の赤道上に衛星のアームに合わせて一定間隔で駅を設置。
・ローターベーターのアームがバスや電車のような
定期便のイメージで(衛星の自転に合わせ)各駅に接触。
・アームの停車?時間内で荷物の載り下ろし。
・アームの遠日点で宇宙に向けて荷物射出。
(アームの高度が静止軌道に満たなくても脱出速度は十分得られる。)
本体軌道より上空の(高速運動中の)アームに何時
宇宙から降下乗込みor荷物搭載をすればイイのか?
と
前の駅で積んだ荷物(or上空で積んだ荷物)によって
衛星の自転速が変化するから
各地上駅のダイヤ(時刻)の管理が大変かも。
という2点以外は結構イイですね。
492 :
オーバーテクナナシー:2001/08/17(金) 06:52
>444
>>487のコレ
>最初から衛星に軌道速度プラスアルファを与えておき、
>そのプラスアルファを荷揚げの原動力にすれば?
>荷を連続的に揚げてる間は低軌道をとる。
>荷が途切れると楕円軌道をとる。
荷が途切れたら螺旋軌道を描きつつどっかへ飛んで逝っちゃうと思うです。
あと、
>まだ軌道エレベータが地面で支えられる
>と思ってる人が多いのは仕方が無いでしょうね。
>前例が無いとイメージが湧かないでしょうから。
コレも。地球の自転の遠心力や自重その他を支えられるだけの
強度を持った未来素材・建材が実現できれば可能だと思うのですが。
>>490 >大気を歯車として、自転しながら低軌道を周回するローターベーター
これについては良く分からないんで解説して欲しいです。
493 :
オーバーテクナナシー:2001/08/17(金) 12:09
低軌道ローターベーターってのはこういう解釈でいいのかな?
1)長さaのワイヤーを用意する
2)a/2点を中心にしてプロペラのように自転させる
3)高度a/2の軌道に回転中心を置いて公転させる
4)地表とワイヤー先端の相対速度が0になるように自転速度を決定する
どうも自転方向と公転方向のイメージがつかめにゃい(鬱
494 :
アルツターノフ:2001/08/17(金) 12:14
>>493 一本線で考えるんじゃなく、
中心から放射状に線が延びた形を考えた方が判りやすいよ。
要するに、惑星の赤道上を巨大な車輪が転がるイメージ。
495 :
オーバーテクナナシー:2001/08/17(金) 12:26
>>495 そうすっと、自転方向は惑星の自転方向と逆になるわけね(噛み合わせるんだから)
公転方向は…どっちでもいいのかな?
496 :
まあ:2001/08/17(金) 13:59
もちろん「地球の自転と逆方向に回転する衛星」
というのも論理的には可能だが、
軌道速度(秒速7.8km)に対して、
自転速度(秒速0.47km)がプラスになるかマイナスになるか、
という違いはけっこう大きいと思うよ。
497 :
444:2001/08/17(金) 15:03
<軌道速度プラスアルファ>は、地球圏を脱出しない程度の、
最初から荷揚げしなくても楕円軌道をとる速度にすれば、
良いであろう。
498 :
444:2001/08/17(金) 15:16
あとローターベーターの自転方向は、地球の極から見て、
それ自身の公転方向とおんなじ。
例えば、公転方向が時計回りなら自転方向も時計回り。
でしょ?
ちなみに、地球の自転と逆方向に回った場合、
大気とローターベーターとの、相対速度が大きく、
その分だけ速くローターベーターを自転させる必要が
有りますよね?
499 :
オーバーテクナナシー:2001/08/17(金) 15:34
あ〜、混乱してきた。極方向から見て、
地球の自転方向を時計回りとする(a)
ローターベーターの自転方向を反時計回りとする(b)
この場合、ローターベータの公転方向(c)はどうなるの?
>>498によれば
>それ自身の公転方向とおんなじ。
>例えば、公転方向が時計回りなら自転方向も時計回り。
なら、c=bで反時計回り。これは地球の自転方向と逆だよね?
その後の
>ちなみに、地球の自転と逆方向に回った場合、
は、前段から読み通すといいことなのか悪いことなのかがわからん
俺がバカなだけ?
500 :
名無しさん@もね:2001/08/17(金) 19:16
ううむ、ローターベータ凄いですね。高度300kmを周回させれば1周1時間ちょっとか。
経度沿いの滑走路に、吊られたゴンドラ(笑)が航空機みたいに発着する感じかな。
ゴンドラに若干の航空・航宙能力もあると良さげ。気流や標高、搭載重量の差の補正に。
ケーブル1本で2椀ローターとして、椀数の多少で問題はあるのかな。
多ければ椀と椀は端の方を繋ぐケーブルが要るとか。
下記を参考にして、直径600Km、1ゴンドラ総2tで炭素繊維で出来るかとか、
ケーブル重量とかを計算しようとしたけど、素人には無茶だったみたい(涙)
>444
ありがと。でもやっぱり、地球と衛星の2軸ベルトコンベア案は野暮ったくて効率悪そ。。
501 :
名無しさん@もね:2001/08/17(金) 19:18
502 :
名無しさん@もね:2001/08/17(金) 19:57
地球より月で先に導入実験したほうがいいかも。
低重力で気圏もないから、ケーブルは軽短で済むし、データ取りに適。
インフラ整備も軽めで万一の被害もない。
太陽電池用のパネル材か原料の月砂でも吊り上げて、
月基地機材でも降ろせばいいし。
ローターベーター設置のこつ
ローターベーターの全長は地球の直径の整数倍にすると良い。
もっとも単純な形であるケーブル一本型の場合で考えると
1倍の場合2点、1/2倍の場合4点、1/3倍の場合6点の
毎回決まった地点で地表に接する事になり、とても扱いやすくなります。
あ、公転の向きですが地球の自転と逆の方が望ましいです。
発着回数が稼げるし打ち上げのさいの速度は少しでも欲しいし
(今でもなんでなるべく赤道近くで打ち上げてるかわかるでしょ)
ベルトコンベア式だと地上にベルトが接地するハズなので
地球一周分の用地買収が必要になる。
当然ベルトの強度等も静止軌道から垂直に釣り下げる
方式よりも不利になってくる。
地球を1時間で周回出来る軌道上に歯車衛星
(カウンターウエイトも兼ねるので、小惑星並の質量が必要だろうか・・・苦笑)
を投入出来さえすればスカイフックならば実現可能だろう
図:衛星が自転しなければ地球を公転するのにこんなカンジになるはず
---φ---
↓ ↑ ○
---φ---○---φ--- ↑
↓ ↑ 地球
---φ---
スカイフック衛星
↓
---φ---
↑ ↑
スカイフック部分
昔、天才てれびくんとかいう番組でやっていたアニメの中で、
噴水の要領で塔の中で重い物質を循環させて建物を支えるという
考えの軌道タワーがあったような気がしたんだけど、どんなもんかね
>>505 オービタルリングシステム(ORS)を支える力や
静止衛星軌道エレベータを赤道以外の緯度へ導く為の力がまさにそれです。
>>490 この子、地球の赤道外周距離が何Kmか知らないらしい・・・苦笑
軌道エレベータの種類について
1)静止衛星からの同期型エレベーター
2)ローターベーター(非同期型)
3)超音速スカイフック(自転同期型)
じつは これらは同じもので、やたらと細長い構造物がグルグル自転しながらが
地球の回りを赤道と平行な軌道を公転しているモノです。
このうち
1)静止衛星からの同期型エレベーター
3)超音速スカイフック(自転同期型)
は自身の公転と自転が同じ周期を持つと言う特徴があります。
このため地球から見ると常に同じ面をみせているという事になり(月といっしょ)
さらに公転周期と地球の自転周期が同じになると
1)静止衛星からの同期型エレベーター
と、なります。
荷物が衛星をよじ登らなければいけないところもいっしょです
2)ローターベーター(非同期型)
実はほっとくと潮汐力で自転が公転周期と同じになり
超音速スカイフックになり果てます。
フライホイールを加速する等の方法で回転を維持しなければならないでしょう。
もっとも恒久的な施設ではなく前記(
>>178)のごとく静止衛星軌道エレベーターへの中継ぎですから
あと、打ち上げに使われる力は衛星の自転の力です。公転の力と間違ってる人がいるようです。
ちなみに打ち上げ能力は 衛星の質量:荷物 で表されますが
地球の直径と同じもので120:1
地球の直径の2/3のもので75:1
地球の直径の1/6のもので50:1 の能力があるとされています。
(小さいモノの方が優秀というわけじゃ無いです。小型のモノは自重も小さいから)
3)超音速スカイフック
空飛ぶ塔です。
たとえば高度500Kmをめぐる高さ1000Km弱の棒
とりあえず地上付近で乗り移って塔をよじ登ってください。
乗り移る場合この施設は超音速で移動しているので気をつけて
この大気との摩擦のためこの衛星は高度を失いやすいので
高度維持のための措置が必要です。
(あるいは単寿命と見切っての使い捨て)
というわけで
静止衛星からの同期型エレベーター>ローターベーター(非同期型)>超音速スカイフック(自転同期型)
の順で使いやすく、この順で高価で建設が困難になります。
>>509-510
ますます数千kmまでの低軌道で使えそうなのってスカイフックだけじゃン
でも大質量の衛星を低軌道に安定させるのは、同期型エレベーターを
作るのと同じかそれ以上に難しそう。省資源ではあるが・・・・
ローターベータの軌道衛星ををあまり高軌道にしすぎると
ワイヤー自体にコリオリ力が発生してかえって面倒な事になりそう・・・
>実はほっとくと潮汐力で自転が公転周期と同じになり
>超音速スカイフックになり果てます。
そういう軌道周期をもつ場合って最終的にそうなってしまうのではなく、
はじめから超音速で地表をかすめ飛ぶと思うんですけど^ ^;
軌道エレベータなんて細かく検証するとアラだらけだよねぇ・・・
513 :
オーバーテクナナシー:2001/08/18(土) 02:27
なんで、全長数千キロの構造物と十万キロ近い構造物の差がわかんないのかな?
なんで、高度数百キロと高度三万六千キロの差がわかんないのかな?
なんで?なんで?
>>512 コリオリ好きですねぇ
ローターベーターのばあい軌道から降下あるいは上昇するとき
軌道面から離れれば離れるほど高度の変化速度が遅くなる事に気づきませんか?
近日点、遠日点での 降下上昇の速度は0なのですよ。
>近日点、遠日点での 降下上昇の速度は0なのですよ。
そういう問題ではないと思います。
15点・もうすこし勉強しましょう。
516 :
444:2001/08/18(土) 06:02
じゃ、近日点、遠日点の差を可能な限り小さくすれば?
私は、ゴンドラが最低高度で静止するとき、航空機で
ゴンドラにランデブーできないかと考える。
それに、ローターベーターの場合、ゴンドラの高度を表すのに、
近日点、遠日点というのは正しくない。
>>505 スペース・ファウンテンだね。
ブルーバックスの801「SFはどこまで実現するか」に詳しく書いてある。
この本、フォワードのモーソー全開で、鵜呑みにすると痛い目に逢いそうでこわひ。
でも、こいつは既知の力学だから大丈夫だろう。
518 :
オーバーテクナナシー:2001/08/18(土) 08:35
ローターの最高高度:地球の半径
↑
この比率が大きくなればなる程ゴンドラが最高高度から
地表に達した時の地球に対する公転方向の速度成分の差が
大きくなる。(降下速度はあまり関係ない)
そのエネルギー差はワイヤー(ローター)が相殺するのだが
それはローターを回転させる為の衛星の自転エネルギーと
衛星が地球の周りを公転する時の遠心力に対する負荷と
なるので(潮汐力といってもいいかな・・・)ローターベーター
があまり高高度まで達するようだと問題あり
逆にローターの最高高度が1000km以下のような場合では
ローター全体が地表に対して極超音速で移動する事になるので
やはり問題あり。
地表とゴンドラの相対速度は確かに0だが、接地点自体が
極超音速で移り変わってゆくので大変だねぇ。
519 :
名無しさん@もね:2001/08/18(土) 09:55
いつの間にか衛星の周回速度のことを忘れてた。。。
>>518 速度の成分差が大きくなるって、そのための装置なんですけど。
そういった力は自転を加減速する力に変わります。
降下速度については静止衛星軌道エレベータで言えば荷物の減速にあたる事を
自然とおこなっていますよという意味だったんだけど...
>>516=444
>近日点、遠日点というのは正しくない。
まさしくもって了解。
521 :
444:2001/08/19(日) 10:23
>>518 ローターベーターに最適の軌道の高度と、
ローターベーターの中心からゴンドラまでの最適の寸法
は、数字としてはどの位だと思いますか?
523 :
オーバーテクナナシー:2001/08/20(月) 05:51
524 :
444:2001/08/20(月) 10:32
空気抵抗が考慮されてないですね
>>522 でも、自分であさり入れたところ、
ミールの末期の周回軌道高度が
220kmとゆうことなので、
周回軌道はそれ以上でないと危険ですね。
ローターベーターの周回軌道の高度=300km
ローターベーターの中心からゴンドラまでの寸法
145km
てとこでいかがですか?
航空機でランデブー案
>>524=444
300-145で高度155Kmまで航空機で上がるの?
高度22Kmが現在の最高巡航高度じゃなかったけ?
瞬間的にはもっと上がれたっけ?
???だらけでスマソ
526 :
444:2001/08/21(火) 00:29
>>525 誤300-145
正(300/2)-145=5
あくまでアバウトな寸法ですが。
適当に、5km位なら、飛行船とかで
ゴンドラが下りてくるのを待つのに
適した高度かなと。
527 :
おおざっぱな計算:2001/08/21(火) 01:45
速度をv、遠心力をg、回転半径をr とすると、
v^2=gr というのが遠心力の公式。
低軌道での衛星の回転速度は7.0〜7.8km/sくらいで、
地球の自転速度0.46km/sを差し引いた相対速度は7+km/s程度。
だから上記公式の v^2 は、50000000 m^2m/s^2程度としていい。
これを「許容できる遠心力の限度」で割れば、半径が出る。
資材を運ぶなら、100G(1000m/s^2)程度はOKだろうから、
回転半径は50kmということになる。
システムにかかる平均遠心力は50Gで、半径が50kmなので、
システムが耐えるべき負荷は1Gに換算して2500km分くらい。
人を運ぶなら、許容遠心力の限界は10G(100m/s^2)くらいだろう。
この場合の回転半径は500kmで、
システム負荷は1G換算でやっぱり2500km相当になる。
半径が大きくなると、その分遠心力が小さくなるので、
システムの大きさが違っても負荷の大きさは実は同程度。
(これは「軌道高度が上がるほど公転速度が遅くてすむ」
という条件を無視した概算なのを忘れないように)
製品化されている炭素繊維は、強度が宣伝文句通りならば、
1G下で自分自身を千数百km支えることができる計算になる。
これは上の必要強度の半分くらいに達しているので、
適切なテーパーをつける条件ならば、
既存技術でもロータベータは計算上は作れることになるだろう。
実際には色んなマイナス要因を考えないといけないから、
安全係数をとって考えると不可能になるんだが。
結局、これもカーボンナノチューブの量産待ちということだね。
528 :
オーバーテクナナシー:2001/08/21(火) 03:01
ローターベーターの場合打ち上げる力は自転の慣性を放出する事になるので
大げさなテーパー構造は質量を稼げるのでむしろ好ましいのでは?
半径300Kmの規模のもので(
>>524を読んで考えた)地上付近でつり上げた荷物が
2分ちょいで高度600Km速度16Km/sに加速。噴射なしで火星軌道まで一月半ってとこですかね?
(円周率はおよそ3で細かい数字は見なかった事にしました。)
529 :
名無しさん@もね:2001/08/21(火) 08:33
527の試算だとローターベータもまだ困難か。。。
近地点300km程度の回帰軌道のスカイフックはどうだろう。
円軌道より軌道補正等の運用が楽そうだし、地球外軌道への投入にも有利。
>半径300Kmの規模のもので(
>>524を読んで考えた)地上付近でつり上げた荷物が
>2分ちょいで高度600Km速度16Km/sに加速。噴射なしで火星軌道まで一月半ってとこですかね?
ハァ?
なんで16km/sまで加速出来るの?
どうして?どうして??説明キボーン!
531 :
あああ:2001/08/21(火) 12:53
ロータベータの中心は低軌道を軌道速度で回っている。
秒速7.8kmくらい。
ロータベータの先端は中心に対して7.3km/sくらいで回るから、
内側では動きが相殺され、
地球の自転速度の0.5km/sくらいと並行した動きになる。
逆にロータベータの頂点では両方の動きが足し合わされ、
15.1km/sくらいで回っているから、
そこで放り出せば宇宙空間に飛んでいくことになる。
>>530 まず衛星の周回速度
で、公転半径300Kmは地球の回りを一周22回転、の速度
そして地球の自転に逆らってる分の速度。
オマケに軌道+300Km分の高度による速度
全部たして見ました。
打ち上げ時間は周回時間90分弱の間に22×2の打ち上げ機会があるので
どうかな?
533 :
444:2001/08/22(水) 10:40
>>524と
>>526はとんだ恥さらしでした
>>525、
>>530 計算させといて申し訳ない。
>>527 15.1km/s・・
はー
火星まで射程に入るとは。
そこまでは考えてなかったなー。
しかし、減速するのが大変ですね。
それは置いといて、
軌道エレベータの当面の目的は、廉価に周回軌道へ
物資や旅客を引揚げる事だと思うんですね。
そう考えると、ロータベータも軌道エレベータと同じように、
ゴンドラとロータベータの中心とを行き交うエレベータが
必要になるでしょう
つまり、地表近くでゴンドラに荷を乗せ、ロータベータの
糸を伝ってロータベータの中心に荷を揚げてそこから
小型ロケットにて、他の軌道に荷を乗せると。
これなら、荷は周回軌道に乗るだけですので
荷の加速は7.8km/sで済みますね。
最終的にロータベータが喪失する周回速度は、
やはりゴンドラなどに装備したロケットなり、
イオンジェットなりで、
加速してあげる必要があるでしょう。
引揚げ時、10G超えますかね。
かなりつらいけどその間、人間は風呂に入れるといいですね。(w
>>527 疑問。質問。
ローターベーターって紐を振り回して地面近くの荷物を引っ掛けるけど、
紐の運動量だけで荷物を加速することが出来るのだろうか?
末端に重りが必要なのではないのか?
重りが必要だとしたらシステムが耐えるべき負荷は更に増加するのでは
ないのか?
いや、それとも紐の運動量で充分なのかな・・・・
荷物をキャッチした瞬間に末端の角速度は減少、しかし紐の各点の角速度は
変化しないから紐は慣性で回転しようとする(以下ちょっと省略)
運動量変化は波の形でロータベーターを伝播して吸収してくれるので全体の
運動量の収支の問題になる。
しかし、波として伝播する運動量変動は反対側末端で解放(?)され、結果と
して反対側末端は強烈に振り回される。それを防止するためには反対側末端
からも波を相殺する運動量変化を加える必要がある。それも波の位相をどん
ぴしゃで合わせるタイミングで。
・・・そんな制御できるわけ無い。(そんなタイミングで下り貨物キャッチの意)
カウンターウェイトとして固定の錘を設置して、紐を手繰ることで運動量を相殺
するというアイデアが浮かんだが、力学的にそれで相殺できるもんかな?
最悪、制御困難な振動に陥る・・・駄目じゃん。
んなわけで俺的にはどうも、ローターベーター/スカイフックは企画倒れな気
がするんだが。
反証(振動は問題ないよという計算とか)求む。スカイフックなんかはたしか
衛星の軌道変更で実験してたよな・・・なら大丈夫なはずなんだが・・・
535 :
っていうか:2001/08/26(日) 22:20
そもそも軌道エレベータ自体が理屈倒れの気がするけど・・・
>んなわけで俺的にはどうも、ローターベーター/スカイフックは企画倒れな気
>がするんだが。
536 :
444:2001/08/26(日) 23:01
>>535 もちろん、現代技術では、不可能に近いものかもしれないが、
議論を重ねることで、必要な労力が減少しないともかぎらない。
我々が、国から予算を頂いて、浪費しているわけでもないし。
>>534 制御困難な振動の可能性はある。
これは、軌道エレベータの発案と同時に生まれた懸念である。
しかし、ソレを説明するには言葉では足りないのでは?
しかるべきシュミレーションによってのみ、説得力をもつ
説明が可能になる。
しかし、
プログラムでヒモの運動を演算をするには、私は能力不足です。
>>536 >しかるべきシュミレーションによってのみ、説得力をもつ
>説明が可能になる。
そりゃそうだが、まずは力学モデルとしてどういう挙動をするのか
想像してみるのは重要ではないのか?
でないとシミュレーションのパラメータを見落としかねないし。
だいたいの推測だけだが、軌道エレベータでは長時間かけて発生する
振動がローターベーターではごく短時間に発生するという点において
軌道エレベータ以上の難物だと判断し、そう主張した。
> ・・・そんな制御できるわけ無い。(そんなタイミングで下り貨物キャッチの意) の部分
厳密なシミュレーションをしないと判断できないという問題でも無いと
思うな。
538 :
444:2001/08/27(月) 00:21
楽観だが、空気抵抗で糸の水平振動は減衰するかも。
ゴンドラの降下地点を厳密に制御するより、
ゴンドラの降下地点を観測などで予測して、
航空機で予測地点に荷を運べばいいのでは?
539 :
名無しさん@もね:2001/08/27(月) 01:30
糸の末端まで300kmを越える上に気圏の対流の影響が激しいし、
素人目にも芯棒側での制御ではゴンドラは安定しないかと。
動力付の凧を地上に向かって飛ばす方がマシでは。糸を手繰るのも凧側とか。
540 :
444:01/08/27 16:28 ID:PrtjQ3so
じゃあゴンドラを飛行機タイプにして大気圏突入時に
ゴンドラの降下経路をいじって糸の軌道を制御したら?
541 :
名無しさん@もね:01/08/27 19:30 ID:eHN92Otk
>>540 そやね。ゴンドラ自体に滑空・推進力があれば良さげ。糸が地表までの長さとしても、
気圏突入後に生じる揚力を利用して成層圏を飛行し続けてれば糸は「余る」。
その間、糸に掛かる負荷は軽減されるし、糸の軌道の乱れがゴンドラに与える影響も顕現される。
気圏内でゴンドラが糸を手繰り、遠心力と揚力も利用すれば加わった荷の分の気圏突破運動量も
稼げるかもしれない・・・かな(汗)なんか初歩的な勘違いをしていそうな気が・・・。
スペースシャトルからのワイヤー吊り下げ実験は数回トライされたが、その中で
延ばしていくとシャトルの姿勢が不安定になり中止・・という事があった
理論的には問題ない長さだったにもかかわらず、である
この原因は公式発表されておらず、実験もそれ以来「お蔵入り」したままだ
今後に期待したい
543 :
名無しさん@もね:01/08/27 22:19 ID:eHN92Otk
シャトルのワイヤー吊り下げ実験は気圏まで到達しない長さだったような・・・。
NASAが公開しないなら、ISS使って実験データ収集できんのかな。
544 :
け:01/08/28 00:11 ID:Tt8g/HXo
脈絡無いんだけど、おバカなネタが浮かんだので書かせて。
地軸の極点にケーブル結んで(結ばなくて渡してもいいか)自転以上
の速度で回転させれば軌道エレベータって作れない?
(大気の抵抗はちとアレだが)
↓こんな感じで。
∪ ←こいつが地軸を軸に一日に何周も回転することで遠心力発生。
○
題して極点型軌道エレベータ。
無理かな?深くは考察してないんだ。
既出だったらメチャ恥だが・・・あ、なんか既出な気が猛烈に・・・鬱
いいや、書いちゃえ。
545 :
444:01/08/28 00:33 ID:kb42VEUo
>>544 ヒント:地球の周回軌道をまわる月を含む全ての衛星の
軌道面は、地球の中心点を含む。
546 :
け:01/08/28 00:41 ID:P/pMxZj.
547 :
444:01/08/29 05:03 ID:dBUk4bMo
夢を壊してごめん。
でもなんか惜しいような。
またひらめいたら書いちゃえ。
548 :
オーバーテクナナシー:01/08/29 07:17 ID:4xz53PzU
地球に何重にも巻きつかせるってのはダメ?
アホな事を言っていたらゴメン…
549 :
444:01/08/30 02:15 ID:calcWkaA
混乱してるので整理すると・・
>>541さんはローターベーターの公転方向と
自転方向が逆周りのローターベーターを
考えてるようですね
この場合のゴンドラの運動経路は、
<電動カンナの刃>に、似ています。
(電動カンナ見たこと有るかなー)
この場合、ゴンドラと大気の相対速度が大きく、
空気抵抗でローターベーターの回転慣性が
すぐに減衰してしまうでしょう。
糸にかかる空気抵抗も無視できません。
これに対して、
私が考えてるのは、
>>475>>477で説明されている
ローターベーターの公転方向と自転方向が
同一のローターベーターです。
この場合のゴンドラの運動経路は、<走行中の
自転車のタイヤに付いたガム>と似たような
経路をとります。
確かサイクロイド曲線でしたっけ?
地上のゴンドラ降下地点から見ると、
ゴンドラは真上から降りてきて一瞬静止し、
その後、真上に上って行きます。
>>542スペースシャトルからのワイヤー吊り下げ
実験は数回トライされたが、その中で
延ばしていくとシャトルの姿勢が
不安定になり中止・・・
ありえる話ですね。
糸と直角にシャトルを保つ工夫が足りなかった
のではなかろうか。
あるいはそのための装備は重すぎて
不許可になったか。
まあ納詐は<ラムジェット機で宇宙に直行>案が、
有力になってるみたいだから、
実験はラムジェット機優先ですね。
>>548は原理とそのメリットを・・
あと、糸の短い案が欲しいな。
550 :
オーバーテクナナシー:01/08/30 08:57 ID:swBE4BeI
>>549 ゴメン。
台風の形みたいにできないのかなぁという、思いつきだけでした…
なにも考えていませんでした。
551 :
整理:01/08/30 13:52 ID:nVijn88s
走路(動く歩道)が並行に何本も並んでいる広い道を想像しよう。
それぞれのラインは速度が違っているが、
隣り合っているラインはほとんど速度が変わらない。
一番手前のラインが一番速くて、遥か彼方では速度がゼロになる。
手前の走路に乗ることさえできれば、
並行するラインを乗り換えて向こうに渡るのは難しくないが、
最大の難関は一番手前のラインが速すぎてなかなか乗れないこと。
じゃあ遠くの停止ラインとこっち側との間に歩道橋を作ろう、
というのが軌道エレベータの発想だね。
しかし橋を渡すべき距離がまた滅茶苦茶遠いのだった……。
552 :
名無しさん@もね:01/08/30 20:38 ID:sTUeMHn.
>>549 ロータベータの自公転は共に地球の自転方向と逆を想定してます。
低軌道前提ですし、サイクロイド曲線といっても水平方向に引き伸ばされて、
ゴンドラは大気の水面を極超音速で飛ぶ水切り石のように・・・
553 :
名無しさん@もね:01/08/30 20:57 ID:sTUeMHn.
ロータベータでも課題は地表と垂直方向にケーブルが並ぶ時の負荷が大きい点だと
認識した為、ゴンドラの推力でそれを減じられるのではないかという思いつきを。
片側ゴンドラが気圏突入したら、両端ゴンドラ軌道をショートカットする感じです。
集荷(笑)ゴンドラとの気圏内ランデブーも水平飛行(軌道)時の方が難度は下がる筈。
554 :
444:01/08/31 05:03 ID:WSidk2qc
質問1
私は、<ローターベーターの公転方向と自転方向が
同一のローターベーター>での、ゴンドラの運動経路は、、
<走行中の自転車のタイヤに付いたガム>と似たような
経路をとると書いたが、そうではないのか?
地上のゴンドラ降下地点から見ると、
ゴンドラは真上から降りてきて一瞬静止し、
その後、真上に上って行くとも書いたが?
555 :
け:01/08/31 21:33 ID:iNIUc6Tw
ふと気づいた。
ロータベーターの挙動はブランコになるよな。
というと、最低高度が角速度最高。
ならばひょっとして斜めに降りてきて斜めに登るのではないかな。
・・・違う気もする。
さらに考察。
角速度が高度によって違うはずだからケーブル末端は回転中心を
挟んで対称位置にはいないと思われる。
とするとケーブルの張力を介して墜落を防止するというコンセプト
の危機ではないのか?
この件に関しての意見希望。(「また」なんか見落としてる可能性高いし)
556 :
447とか:01/08/31 21:35 ID:EljSEF.6
ローターベーターの軌道ですが低軌道の“低”は静止衛星軌道に比べて低いという
意味に取ってください。
実際は地球の直径の1/1・1/2・2/3規模のものになるでしょう。
荷物にかかるGもこれぐらいなら現実的でしょう。
300Kmや500Kmは計算上のお遊びです。
(建設に必要な強度がほぼ同じという指摘も受けてますね)
また、振動に関しても物体の固有周波数よりも遅い周波数の入力は
その物体の運動を乱しやすいですが、より速い入力はその物体の固有周波数へと
収束していきます。この点からもある程度の大きさが必要なのです。
あと、これは未来技術としてはスレ違いですがある地点で積み込んだブツが
10分後に2〜3000Km地点に届いてしまうのはまずいと思う。
557 :
オーバーテクナナシー:01/08/31 22:47 ID:EljSEF.6
>>555 そりゃ等速で円運動してるわけじゃ無いけどどの地点でも遠心力が勝ってるとおもうが。
あと、ハンマー投げの選手は一個の重りでバランス取って回ってるよね?
重心地点にはなにも無いって事もアリなんですが。
558 :
???:01/08/31 23:24 ID:xRoWCN3k
559 :
オーバーテクナナシー:01/09/01 00:05 ID:MMpbEykE
>>557 >あと、ハンマー投げの選手は一個の重りでバランス取って回ってるよね?
>重心地点にはなにも無いって事もアリなんですが。
あれは体重とつりあいとってるのでは。
560 :
オーバーテクナナシー:01/09/01 00:07 ID:Pq.1iFZo
>>558 そのものズバリ
全長地球の直径1/3のローターベーターだね。
561 :
オーバーテクナナシー:01/09/01 00:44 ID:Pq.1iFZo
>>557 そうです。
ようは、見た目に対称型でなくてもバランスはとれるって事が言いたかったのです。
棒っきれ型でも金槌型でもトライアングル型でもベンツのエンブレム型でも...
地球がフラフープしてる用に見えるタイプもアリだな。(いま思いついた)
562 :
オーバーテクナナシー:01/09/01 11:04 ID:mO/q.VrA
>>554 ロータベータの自公転速度が同じとして、地表に対して垂直方向の対地速度が0になる時点でも、
地球の自転速度でゴンドラは時速1600km余りですっ飛んでくのでは。552はロータベータの自公転方向を
地球の自転と逆にしちゃっているから、地表から見た場合、ゴンドラは水平方向に地球自転速度分
引き伸ばされて見えそうだと言っただけ。間違ってたらゴメンなさい。
>>556 "低"軌道了解です。ちなみに、ロータベータの自公転と地球自転方向が一緒なら、
ゴンドラは地表から見て大きく下へ宙返りする訳ですね。この間、ゴンドラ推力を使えば、
水平・垂直方向に対地速度0の瞬間も作れそうですが・・・。
563 :
オーバーテクナナシー:01/09/01 11:11 ID:mO/q.VrA
553でゴンドラを両端に置いたのは、ゴンドラに推力を使わせると公転軌道に
ズレが生じそうだったので、それを相殺する為の便宜上の措置です。
軸側衛星の推力で補正でも良かったのですが、複雑そうだし燃料補給とか大変そうだったので。
>>562 訂正:ゴンドラは>ゴンドラのサイクロン曲線軌道は
564 :
け:01/09/01 11:29 ID:qSSJlqtc
うわー2個の話題がコンカレント実行。
ブランコ問題、天辺側ゴンドラでケーブル巻き取ってコンパクトに振り抜いて
内野安打という案は駄目かな。(やはり無検証だが)
565 :
オーバーテクナナシー:01/09/01 11:56 ID:Pq.1iFZo
>>554 ああ!スマン!
ロータベータの自公転速度が同じというのは地球が静止しているとの仮定です。
実際の運用には地球の自転にあわせ対地速度を0になるように衛星の自転速度を
コントロールする。と書き加え無ければならなかったですね。
ですから、ローターベーターの地球から見た目の公転周期と自転周期が同じとさせてもらいます。
(実際の公転周期が100分でも地表の観測者からは地球の自転分±されて見えますよね。)
566 :
444:01/09/02 03:57 ID:XzmCIkfo
>>562は、<速度>と<方向>を読み違えてる。
けサンの
>>555は惜しい!!
ブランコは逆です。
ゴンドラAが最低高度で対地速度が縦横0になるとき
反対側のゴンドラBが最高高度でブランコのように振れて、
その遠心力で降下したゴンドラAを引っ張り上げます。
<逆さブランコ引揚方式>と名づけましょう。
567 :
け:01/09/02 09:32 ID:neDTGVpQ
564に書いたような方針で天辺でブランコを逆向きで漕ぐという解釈で良し?
568 :
け:01/09/02 21:45 ID:dplm0182
いや、まてよ・・・全体的なポテンシャルは衛星として自由落下状態
だから、基本的に墜落はするはずはない。(大気での減速がなければ)
とすれば単純な話ではないが、ゴンドラの軌道と速度だけの問題に
範囲は限定されるはずだな。
569 :
444:01/09/02 23:01 ID:/6MfCq2Q
>>567ケーブル巻き取りが必要かは別として了承。
570 :
565:01/09/02 23:41 ID:wGpgs386
夏休みも終わったようだな(W
572 :
444:01/09/04 04:41 ID:umwdpY8Q
あとは、ゴンドラと糸をどうやって軌道に送り込むか
ってことか?
はー
573 :
け:01/09/04 22:43 ID:uSmlihkI
574 :
オーバーテクナナシー:01/09/04 23:16 ID:w/.HSIv6
>>572.573
どのみち、人工衛星は自転しているので
糸はほっとけば衛星から離れていこうとするはず。
地球から自転してないようにみえる状態でも十分その程度の
遠心力は発生してるでしょ。
(月のようにそれを凌駕する引力を作れる質量が無い限り)
最初に送り込むのは“糸”で十分。
現在でも静止衛星軌道まで2〜3tは打ち上げられるんだから
カーボンナノチューブでいかほどの長さの糸が積めるのだろうか?
たいして自転を速くもせず糸も長く延ばさなければ今ある材質でもいけるでしょ。
そう言えば、軌道エレベーターの材質はカーボンナノチューブでは無く
カーボンメガチューブだろってネットJで突っこまれましたね。
>>574 糸を伸ばすと自転速度は落ちることも考慮するなら正しい。(フィギュアスケートのスピンが実例)
いくらなんでも地球から自転してないように見える状態(1回転/日)はないだろ。
>カーボンメガチューブ
その突っ込みはただの煽りだとおもわれ。
google検索して出てくるのもデムパなページ1件だし。
576 :
574:01/09/06 00:23 ID:33T6G/fI
糸を伸ばしながら回転を加速してもいいよね。
ZOEというアニメにも出てくるよ
579 :
オーバーテクナナシー:01/09/17 19:03
ボキュの股間にも軌道エレベータが生えてますがなにか?
>578
アンカーステーション壊して地球に落そうとしてるネ(^^;
582 :
オーバーテクナナシー:01/09/18 00:09
>>581 ちゃんと「自転の方向に巻き付いて・・・」と説明してたね。
あの部分間違ってたら馬鹿にしてやろうと思ってたのにぃ・・・チェッ
583 :
オーバーテクナナシー:01/09/18 00:32
気球を上げたら、空気のあるところまでは、上がって行くんじゃないの?
その先は軽い構造物を積み上げたら?
人間くらいは大気圏外まで出せるでしょう。
地球環境に影響あるほどなのだろうか?
総体では重くても部分部分は軽いし楽勝で燃え尽きそう。
鉄の玉1Kg落ちてくるのと紙ふぶき1Kg分落ちてくるのとも似てる。
その意味で巨大ドラム缶落っことしたぐらいで自転速度変わっちゃう
別の作品も変な気がする。
まあ、ストーリー優先は正しいと思うし、気にしてもしゃーないか。
うう、どう考えても軌道エレベーター他は
どうしようもなくテロに弱い。
下は落っこちてきて上は吹っ飛んでいく。
技術より先に平和な世界を進めないといかんかなぁ?
586 :
オーバーテクナナシー:01/09/19 11:36
>583
大気圏外に出るのと軌道速度を得るのとは別。つか、それは「ふわふわの泉」でやってた奴だな。
587 :
オーバーテクナナシー:01/09/19 23:07
>584
いや、ZOEの軌道エレベーターはここで語ってるような華奢な奴じゃなくて
外壁の上を列車が走れるサイズだからな。
質量は桁違いだぞ。
>>587 そりゃまた豪快な設定だな。ちょっと萌える。うっとり
今週はビデオ忘れないようにしとこ。
589 :
オーバーテクナナシー:01/09/20 03:31
それじゃ、
1、 赤道上に、地球を一周する構造をくみたてる。
2、それを伸張させる構造で大きくして行く。(支える力が小さくてすむ)
3、どんどん大きくして、すこしいびつにして、応力のかかるところを、
4、地上と、環状構造との連絡路とする。
てのはどうかな?
590 :
オーバーテクナナシー:01/09/20 07:36
>>589 テッカマン・ブレード?オービタルリング?
591 :
オーバーテクナナシー:01/09/21 01:29
リングワールドのイメージだよ
あれは確か、ニーブン?? なんたらが書いたSF
ただしずっと小規模。重力に逆らって、もちあがるだろか?
ところで、テッカマン・ブレードとは?
ネタかと思ったらマジで言っているのか。
>>589 は、要するに「支点の無いアーチ橋」だね。
第一の難点は、それだと圧縮強度で支えないといけないこと。
物質は一般に圧縮強度よりも引っ張り強度の方が大きいから、
圧縮強度で支える構造は限界がある。
アーチ橋よりも吊橋の方が長く出来るでしょ?
それから、その構造では力のバランスが僅かでも崩れたら、
そのアンバランスを拡大する方向にフィードバックが働く。
直径数十q程度の球形小惑星の赤道上にリングを設置したら、
重力は全方向に働いているので、リングが受ける重力は
バランスさえ取れれば全体ではキャンセルされることになる。
でも、重力は半径の -2乗で利いてくるので、
リングの一部が少しでも小惑星に近づいたら、
その部分が受ける重力が強くなり、
リングの位置は偏りを拡大する方向にずれて行き、
最終的には小惑星にぶつかることになる。
『リングワールド』でもその点が指摘されて、
辻褄合わせのために、おおがかりな設定変更が行われたね。
小惑星ではなく地球上のシステムでは、それ以前に
各部分の剛性の限界で折れてしまうことになる。
軌道エレベータの場合でも超素材が必要になるけど、
それは必要強度が計算できて、実験室でのミクロな単位ならば、
それだけの強度を持つ物質も合成できる程度の問題。
しかし「支点の無いアーチ」に必要な強度は計算もできない。
593 :
オーバーテクナナシー:01/09/21 15:14
軌道エレベータが上がります。お気をつけください。
594 :
オーバーテクナナシー:01/09/21 15:44
「ご利用階をお知らせください」
最上階アンカーステーションは決戦の場でございまあす。
597 :
オーバーテクナナシー:01/09/21 22:32
>>592 衛星の軌道が地球の直径よりも小さいものを想定すれば?
その軌道が偏心していて一部が地上に顔を見せていると言う形式のORSならば
見た目には巨大なアーチが出来るでしょ。
(アーチが移動しないようにするのでもの凄いムダな力を使いそう)
598 :
オーバーテクナナシー:01/09/22 01:08
では、人工衛星をワイヤロープでつなげたイメージはどうか?
12角形とか、36角形とかで、地球の円周軌道を回らせて、それから
アーチ橋みたいに、真円の磁性体をつるすそこをスライドする。ぶら下がり
構造物(モノレールの車体みたいなイメージ)から、地上に向かってエレベータを吊り下げる。
人工衛星数珠つなぎ構造体は衛星の速度で回転している。
真円リングは、軌道エレベータ駅の逆方向への線路だね。
もちろん吊り下がる構造体はバランスを取って6個とか8個とか同時に
建設して行く
軌道まで上がって行くエネルギーはリニアモータでいいでしょう。
要するに反動質量をリサイクルして、
低空に衛星を静止させるわけでしょ。
反動質量として使う方の衛星は連結しなくてもいい。
それがつまり、ORSなんだよ。
600 :
オーバーテクナナシー:01/09/23 00:11
反動物質はそうだけど、それからぶら下がる方法にアイデアだと、
おもうんだが……。
ぶら下がるだけで、連結していないわけ
ところで、
ORS は何の短縮語?
601 :
オーバーテクナナシー:01/09/23 00:35
リニアモーターってエネルギーだったのか・・・・
知らなかったヨヽ(´ー`)ノ
602 :
オーバーテクナナシー:01/09/23 07:09
>>600 Orbital Ring System だよ。
R L フォワード『SFはどこまで実現するか』は、
議論の叩き台として読んでおいてほしい。
603 :
オーバーテクナナシー:01/09/23 14:29
ORSを支える衛星群は今あるふつうの人工衛星の大きさで考える事は無いよね。
>>598がイメージする輪っか型のモノレールを隙間無くつなぎ
出来たチューブの内部を砂でも塵でもみっちりと軌道速度でながす。
液体だって気体だってかまわないでしょ。
604 :
オーバーテクナナシー:01/09/23 16:26
ずっと上で出た角運動量について考えてたんだけど、上昇荷物と下降荷物とで
相殺ってできないんじゃないかな?軌道エレベータが剛体でもなければ、両者
ともにエレベータへの歪みとなって現れると思った。地上側はまあ固定されて
いるだろうから地球に運動量を押し付けてしまう事になり、いっぽう衛星側
では衛星そのものを減速する働きが生じる一方的なものになるのでは。
そこん所にローターベータは解決の糸口を与えてくれそう。ラフな考えだけど
荷物放出時点で対地球の角速度がゼロになるのが、この意味で最適なんだと思う。
他の条件と合わなければ軌道には何箇所もロケットをくっつけて角速度の補正を
してやらねばならないのではなかろうか。地上からロケットで持ち上げるのに
比べれば遥かに経済的だと思うけどね。
ローターベータがうまくいくアイデアならば、月にも作ってやって地球のと
連携してエレベータで月まで行くってのも可能かも。おおっ地球の長い午後だ!
605 :
オーバーテクナナシー:01/09/23 23:28
リニアはエネルギーじゃないよ。 上昇エネルギーは補給するってこと、
それにしても、ロケット反動力を使うよりは、桁ちがいに効率がいいだろ
普通のエレベータいっかい上下すると300円だそうだが、
軌道まで行って3万、電気代。だったら安いよ
606 :
アルツハイマー:01/09/23 23:43
リニアモーターを使うには常温超伝導体の発明が前提になるね。
電線やコイルといった余分な質量が増えて構造が大げさになるし、
技術的・資金的なハードルが高くなってしまう点が、美しくない。
ロータベータの魅力は、構造自体が運搬力を持っていること。
言わば線路がそのまま列車でもあるみたいなもんだ。
このエレガントな技術がライバルだということを念頭に置いて、
軌道エレベータその他のシステムを考えよう。
607 :
オーバーテクナナシー:01/09/24 21:21
>>606 リニアモーター「電車」の場合は、地面から浮かせるのと推進力とを両立
させるための超伝導だったハズ。実際にリニアモーターで駆動するだけなら駆動力
のない車輪で車体の重量をささえてもいいし、実現性をさて置けば転子を敷いても
オイルで潤滑してもいいモノじゃないかな。
まあ、空想に妙なワクははめないようにしようや。
静止軌道と地上との距離は36000kmだから、
電源との距離は最大で18000kmになる。
浮かして摩擦を減らすためだけじゃなく、
長距離を送電するために超伝道が必要なんだよ。
609 :
オーバーテクナナシー:01/09/25 00:22
受信アンテナの大きさを知らないで書くのだが、
マイクロ波送電は駄目なのか?
610 :
オーバーテクナナシー:01/09/25 03:01
発電はエレベータ本体で行うとして、2次電池で荷室自体が電気を持って行くのは?
下りでの回生による電気も貯めとけるし。エレベータの構造も単純になるよ。
って、カーボンナノチューブを数万キロつくれる頃には超伝導(常温か高温)の解決しててくれないかな?
611 :
オーバーテクナナシー:01/09/26 00:02
宇宙空間では、太陽をさえぎれば、超伝導を使えるでソ
612 :
オーバーテクナナシー:01/09/27 07:55
空中リングから月に向かって、レールガン式 シャトルを飛ばせそうだ。
スイングバイを使えば火星行きもできるよ
613 :
オーバーテクナナシー:01/09/28 02:35
上昇・下降の電力は、レール式でいいのでは? レールの強度が保てないようでは
エレベータじたい無理な構想になりそう
615 :
オーバーテクナナシー:01/09/29 03:13
赤道に巻いたハチマキみたいな、衛星リングに < ひわい
リニア モノレールみたいなエレベータ端末をマウントして、それから、
垂直レールをぶら下げる。どれくらいの重さになるのだろうか?
そんな重たいものを衛星軌道の高さで、支えられるのかなぁ……。
新幹線の車両一台、何トンくらいのおもさなんだろう? 知ってる?
>>615 > リニア モノレールみたいなエレベータ端末をマウントして、それから、
> 垂直レールをぶら下げる。どれくらいの重さになるのだろうか?
味のある発言だね(藁
617 :
オーバーテクナナシー:01/09/29 23:55
> 味のある発言だね
含みのある発言ですね。千切れてしまうと、お考えですか?
端末とかマウントとか、表現の稚拙さを揶揄してんだよ・・・(疲
それに地上での重さと衛星軌道での重さの違いを理解しているのか
心配になる表現だ。軌道エレベータで箱が最も重くなるのは地表にて。
静止衛星軌道においては慣性質量のみ。
あと、軌道エレベータにおいての一番の重量物はケーブル自体だと
思っている。箱なんて誤差程度の影響じゃないかな。計算できるし。
むしろ大気圏に垂らしている部分にかかる大気の影響が非常に心配。
619 :
オーバーテクナナシー:01/10/04 02:31
静止起動までは行く必要ないのでは?
何のためのエレベーターか? ということになるだろうが、静止起動に
なにか意味があるのですか?
真空になる高さに、ハチマキ衛星を回す。……で、その衛星の回転速度でシャトルを打ち出す。
場合によっては、ハチマキ衛星は、逆回転する二本構造でもいい。
そのほうが安定するでしょう。とにかく空気抵抗がなければよし、
それとひ接触で、ぶら下がるリニア新幹線見たいなターミナルが終端。
その先にはゆっくり回ハチマキからだんだん早く回るやつを回しておくのは
運用のためのお約束です。
そうとう大きなハチマキ衛星になりそう。
接地点つきリングを
地球みたいに大質量衛星があるところに置く場合は
潮汐力のあおりを受けて
接地点を地球から引き剥がす方向に大きな力が発生して危険です。
そういう意味ではあんまりおすすめできない気が・・・
>619
とりあえず、。32-40辺りを読んだ上での発言か?
622 :
オーバーテクナナシー:01/10/04 23:07
>>620 地球をとりまくリングの場合、潮汐力っていうなら月のほうが影響あると思うんだが。
623 :
オーバーテクナナシー:01/10/04 23:15
>622
地球って、大質量衛星だったのか?(ワラ
624 :
オーバーテクナナシー:01/10/05 06:18
>621 読んで見ました。
>>32-40 まず、リング型衛星を軌道上に回す。というアイデアですね。
それから、エレベータを吊り下げるとき
どういう仕組みで吊り下げるのか? というアイデアは、
32−40の議論には含まれていないのでは?
低い高度の軌道でエレベータを吊り下げるためには、
高速で回転させないといけませんよね。
静止軌道から吊り下げるのなら、吊り下げ方法に工夫する必要は無いですが、……
なにも、静止軌道まで行く必要もないでしょう。
相当早く回る、リング衛星でも、それから吊り下げる方法を工夫すれば
逆に、高速回転の衛星から、カタパルトみたいにシャトルを打ち出すことができそう。
逆に、シャトルをフックで止めることもできる……かな?
その高速回転、リングから、地球から見て移動しない、エレベータを
吊り下げるわけ、……。
だから、アイデアの発展としては、リングと、エレベータの吊り下げ方。
……かなぁ……。
地球からみてエレベーターを制止させないとダメなの?
フックたらして資材や箱引っ掛けて吊り上げればOKじゃない?
吊り下げるフックのロープの長さ変更でスピード調節すんの。
材質はもちろんカーボンナノチューブとやら。
626 :
出張あさはかマン:01/10/05 11:20
>>624 軌道リングは、自重を支えきる圧縮強度があれば
自分自身を軌道速度で回転させる必要はありません。
ガラス製の三角錐型のロートを用意してお話すると
ビーだまを漏斗へ入れた場合
漏斗の穴を中心とした軌道を取る円運動(=軌道)を取らなければ
漏斗の内側に引かれて中央へ落ちてしまいますが
リング状の物体を漏斗に入れると、
リングがひしゃげない限り、自身の強度で自分自身を支えられるので
回転させずとも漏斗の内側には落ちないというわけです。
そんなわけで軌道リングは地面に対して静止しても
問題にはなりません。
自重による圧縮加重に耐え、さらに余剰強度があるなら
任意の場所へ吊り下げ型のシャフトを取り付けられます。
問題は静止軌道とは違って建設用の足場が取り難いこと。
627 :
オーバーテクナナシー:01/10/05 13:48
>>626 無重力状態でリング建設。完成後公転速度を下げれば、
低い軌道でもリングの建設は可能。
628 :
オーバーテクナナシー:01/10/05 14:05
地球の赤道1周は40000kmだよ?
同じ規模の構造物作るならリング型衛星より
軌道エレベーターの方が簡単そうだね。
(゚ー゚)(。_。)(゚-゚)(。_。)
629 :
オーバーテクナナシー:01/10/05 14:37
>>625 だめでしょう
地表から見てなにを『エレベーター』と
とらえるかに因るが
良い軌道エレベータの条件とは?
1.地表から直接乗り込める
(つまり対地速度ゼロ)
2.つまり搭乗地点が変化しない
3.エレベーター発射ダイヤを管理者が自由に
設定可能なこと
4.乗客に訓練(耐G訓練、航空宇宙理論等)や装備(宇宙服等)を
必要とさせないこと
5.将来型のロケットやスペースプレーンに比べてコストが安いこと
6.テロに強いこと、または万全の対策(W
631 :
オーバーテクナナシー:01/10/06 03:19
静止型の軌道リングは、かえって危険だ。
高速回転型なら、大幅に構造物のサイズが小さくなる。もちろん破壊されたら、
ミュールが100万個落ちてくるような被害があるだろう。しかし、
万里の長城のような、固定型リングエレベータとは、ケタが10000分の一くらいではないか?
固定型リングが落下すると、地球も破裂するくらいの被害になるのでは?
それに、軌道リングは回転しているほうが、シャトル発射など、利用価値が高い。
固定型リングの上から、レールガンでシャトル発射というのは、月を鎖でつなぐような
……無理メの……感じ〜
>>631 >固定型リングが落下すると、地球も破裂するくらいの被害になるのでは?
せいぜい皮一枚では。北斗神拳じゃないんだから。
633 :
オーバーテクナナシー:01/10/06 09:04
>>623 地球を取り巻くリングへの月の潮汐力の影響ってことだろ。どうしたって半径は
地球より大きいんだから潮汐の影響も地球よりは大きいと思うが。
634 :
オーバーテクナナシー:01/10/06 09:17
>633
元々の
>>620 が、そういう意味だと思うが……
ヘリウムの超流動を利用したらどうだろう?
上と下がつながった2本の管を立てておきます。
その中に超流動のヘリウムを入れて高速で回します。
上と下に遠心力が発生しますが、下は地面なのでだいじょうぶ。
上に働く力は塔を支えます。
とりあえず高度200キロぐらいの塔を作ったらどうだろう?
636 :
オーバーテクナナシー:01/10/06 13:20
おもしろい。原理的には摩擦力をゼロにできるね。
技術的問題を考えたら、超低温を維持するのが大変そうだけど。
637 :
オーバーテクナナシー:01/10/06 14:11
>>635 国語力が1だったんで文章からは
どういう物かよくわからんけど・・・^ ^;;
それってジャイロモーメントが発生したりしない?
超流動させた瞬間に塔の接地地点から振動が発生
数時間後疲労欠損して根元からポキっと・・・・(W
>>636 高速回転型は、軌道を選んでも
地球の歳差運動による軌道位置のずれの影響を受けます。
したがって、リングの加減速や適当な推進などの姿勢制御をしない限り
軌道塔の位置が定まらない欠点があります。
そのため
軌道上の物体が加減速する力と潮汐力によるアンバランスには
構造体が打ち勝つ必要があるので、そこそこの引張り強度は必要です。
>>635 超流動体は流動に関して一切の仕事を要しない、ということは
超流動の液体を動かす方法が無い、ということです。
ようするに、超流動体をどうやって「流動」させるのかが問題になります。
#ちなみに、超伝導体中の電子は電磁相互作用によって移動させる事が出来て、
#超伝導体のリングに電流を流すと、
#おそらく同様な効果&レンツ力による支えが得られるはず。
641 :
オーバーテクナナシー:01/10/07 01:08
超流動体を高速対流させると振動が発生。 < すごい! 反重力の原理じゃない?
流動抵抗ゼロの物質だと、高速を超えて対流しない? それが磁場じゃなかった、
重力場と、反発する。その影響で振動が発生とか……。
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|(‘д‘,i`ー-、.,_______,..-ーフj|. |
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|∠三三:三三 三三:三三\|
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643 :
オーバーテクナナシー:01/10/09 01:47
超流動体の対流で、反重力を発生させる、軌道エレベータ希望〜
反重力で、上がって行くと、地球の自転の影響で烈しく打ち出されるように、
宇宙空間に飛び出して行くのかな?
644 :
オーバーテクナナシー:01/10/09 14:18
ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ
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// | | | | | | ( ○ )) |
// | | ∪∪ 『ヽ / .|
U U (( ̄ ̄(○ ヽ__/ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
人差し指一本で出来る「ボランティア」もあります。
645 :
異次元を覗く家:01/10/09 16:03
軌道エレべーターが何のためにあるかというと地上から宇宙へ物とか人を
安価に手軽に早く安全に運び上げるためだと思います。
それなら同じ原理で太陽の静止軌道からワイヤーを吊り下げて…だめだ、
いつになったら着くかわからん。すいません。
646 :
オーバーテクナナシー:01/10/09 22:32
>>645 太陽の静止軌道って・・・・
自転周期が約11日だから
太陽に対してそんな低軌道まで近寄ったら
焼け死ぬと思うけど)(W
間違えた
太陽の自転周期は
約25日の間違いだ
648 :
オーバーテクナナシー:01/10/10 00:14
どっちにしても、いかロスの翼と思われ〜
650 :
オーバーテクナナシー:01/10/12 18:55
ガンダムがうざいので上げておきます。
651 :
オーバーテクナナシー:01/10/14 02:00
軌道エレベータの目的はシャトルでしょう。ナサでやってるスペースシャトル
を、安全確実、低価格で、実現する。 >それが軌道エレベーター だと、
652 :
オーバーテクナナシー:01/10/14 15:39
エレベータガールはいるのか、フェラはしてくれるのか?
653 :
オーバーテクナナシー:01/10/14 16:46
654 :
オーバーテクナナシー:01/10/15 00:38
軌道エレベーターをなにに使うか、意見なかったわけか……
無重力で、新しい合金を作るとか……化学薬品を作るとか。
無重力を利用した生産工場が、まず最初に利用するだろうな
「エレベータ」の使い道が移動手段以外にあるんだろうか?
656 :
オーバーテクナナシー:01/10/15 01:17
通信塔と権力かなんかの象徴用に
>移動手段以外
>>320,326 でカタパルトを大気圏上層に建築する足場(というか柱)として
利用するというアイデアを出してる。
下から積み上げるのは難しいから吊り下げようという提案だ。
問題は「そのエレベータをどうやって作るか」と「もはや軌道エレベータでは
ないのでスレ違い」の2点。
658 :
オーバーテクナナシー:01/10/15 02:55
移動手段以外だと、宇宙太陽光発電の送電線だろ。そっから動力にも使う。
659 :
名無しさん@もね:01/10/15 04:29
>移動手段以外
通信ケーブルもあるな。光ファイバなら衛星の電波より早いし。
あとは水道管(笑)とか。まあ、移動手段=輸送手段でもあるが。
660 :
オーバーテクナナシー:01/10/16 00:11
どうして、衛星リングかたの 軌道エレベーターの衛星部分が、地球と同じ速度で自転しなけれりゃならないの?
衛星はびゅんびゅん回しておいたほうが利用価値があるよ
661 :
オーバーテクナナシー:01/10/16 00:16
>660
質問の意味が読み取りにくい。
軌道エレベータの重心部が何故地球と同じ速度で動くかというと、
地上側先端を(あまり)動かさないようにする為だ。
>移動手段以外
建材に使われる「(ポルトランド)セメント」いわゆるコンクリートは
炭酸ガスと金属カルシウムが結合してできたものです。
実はこれら石灰質と、反応に必要な水は
宇宙空間で非常に貴重な資源となります。
月(遊離した炭酸ガスが無い)や金星(酸化性雰囲気)を掘っても出てきません。
#火星にはひょっとしたら両方ともあるかも知れませんが・・・?
よーするに
宇宙でコンクリートを使いたくば、軌道エレベータが一番。
663 :
ふと思った:01/10/16 12:53
起動エレベータの衛星部分が軌道から外れたら
垂れ下がっている方はどうなるんだろう
>>663 当然まっさかさま。
燃え尽きるという意見(俺とか)もあれば、甚大な被害が出るという意見もある。
想定するエレベータの規模で意見は分かれる傾向があると思われる。
外出だったら罵倒してくれ。(600以上も読めんわ)
軌道エレベーター建設で最大の問題は材料の強度だが、これさえ解決す
れば他には資金以外に大した問題はないわけだろ。フラーレンとかカーボ
ンナノチューブが量産できて、軌道上で結合できるようになれば、もう建
設開始してもいいんだよな。上手く行けば20-30年以内には、静止軌道か
ら糸の一本くらい垂らせると思うぞ。NASAが2060年頃とか言ってるのは
ダテじゃないな。
とにかく一本垂らしてしまえば、建設は加速度的に進む。重心は静止軌
道よりちょっと上に置いて、わずかに遠心力で引っ張ってやれば、どんどん
建設資材を運び揚げることが出来る。前に本で読んだのだが、1kgの質量を
静止軌道まで上げるの必要な電気代はたった2$だそうだ。ただし、これは
地上から軌道上まで送電線を引いた場合だから、最初は使えないな。糸が
細いうちは、マイクロウェーブ送電で糸登りマシーンに送電すればよい。
地上からワイヤーを引っ張り上げられる段階になったら、人を運ぶ日も近い。
他には、静止軌道以下を回ってる衛星をどうするかは大問題だよな。
建設開始前に邪魔な衛星を全て処分するか、絶対ぶつからないように制御
するか。低い極軌道を飛ぶスパイ衛星なんかどうするんだろ?
1kgの質量が$2で上がるというのは、大ウソでした。
正しくは、1LB(約450g)/$2です。
667 :
オーバーテクナナシー:01/10/17 02:20
>>660-661 だから、衛星を新幹線のレールみたいに、ぐるっと赤道上を
回すでしょ、それは低軌道で回る、衛星みたいにがんがん回せば、
そのスピードで、自重を支える。……レールが廻って自重を支える。
……てな感じに。
それに、モノレール型固定駅を、レールにぶら下がるみたいに
地上に向けてたらす。
これで、強度で支えるときよりも、ずっと、小型、軽量、に、
軌道エレベータが真空の宇宙空間までとどく。
そして、回転するレールは、それよりゆっくり廻る、カバーとなる
衛星などと組み合わせるのは、お約束……の構造。
で、とにかく相当な高速回転のレールが、逆に固定駅を支える。
訳で、そのレールの高速ゆえに、そのスピードを磁石で吸収すれば、
レールガンの逆型になる。
>>663 重たいものを両腕に持って、
くるくるスピンする自分をイメージすること。
で、遠心力で腕が持ち上がっている状態から、
重たいものをいきなり手放したら、腕はどうなる?
本質的にはそれと同じことだよ。
自分の両腕は体から発する重力に引かれたりしないけどね。
>>667 高速回転する低軌道リングは、
ジャイロモーメント効果で、地球の自転に追従できない・・・・
というより、地球が自転してしまって勝手に位置がずれてしまうため、
エレベータを赤道上(赤道軌道リング)、
もしくは極点2箇所(極軌道リング)、にしか置けません。
固定された低軌道リングは、
地球の大圏コースであって地球の裏側にエレベータを置ける場所であれば、
何所にでもエレベータを設置できます。
#リング無しの静止軌道エレベータも、実は赤道にしか置けなかったりする。
・・・ってなんか方式論争になりそうな予感?
671 :
オーバーテクナナシー:01/10/18 10:48
36000kmの長さのCNT、作るのはいいとして品質検査はどうするんだ・・・
炭素原子が1個でも欠けてたらそこからちぎれちゃいそうだが・・・
>>671 欠損の頻度が統計処理されてそれが品質データとなるわけだから
通常の抜き取り検査で充分と思われる。
抜き取ったら切れるので非破壊+現場で検査できないと困るが。
一部繊維の欠損くらいで崩壊する強度ではエレベーターボックスを動かせん。
宇宙塵の衝突も避けられないんだから、1本2本切れても全体は持つように
作らなきゃ駄目だろ。
>671
品質検査は、軌道から地上まで届いたら引っ張ってみればいい。規定重量に耐えら
れなければ切れるだけ。
>674
そんなの心配ない。一本の軌道エレベーターは、数百万本のワイヤーでできた筒状
の建造物になる。輸送装置はその中を通す。建設は一本のワイヤーからスタートす
るが、本数が増えて強度が上がれば、一気にワイヤーの束を引き上げることが出来
るようになる。そして、一本一本引っ張って品質検査する。
軌道エレベーターが8基くらい出来たら、誰ともなく地球のことを車輪惑星と呼び
始めるのかな。
>>671 作られるCNTの品質(欠陥の量や不純物量など)をあらかじめ検証して、
期待される強度を求めて、それより多い本数で組みたてればOKです。
ちなみに、強度が一番強いCNTは直径がC60フラーレンと同じになるので
CNTは大量のナノサイズ素繊維を強固に結合して、
一本のケーブル状にする技術を必要とするはず。
そもそも宇宙空間自体が過酷環境であり、
CNTにも耐用年数というのがあると考えられるので、
何年に一度か掛け直す必要があると思われ・・・
結局、安全率による管理です。
そして、ケーブル状のCNTだけでは何も出来ないので
エレベータ構成部品を取りつけていくわけです。
例えばデブリシールド、カゴが走るリニアレール、超伝導電力線、
デブリシールド温度制御用の冷却水供給パイプライン、
潮汐力による振動を打ち消すためのアクチュエータ、
エレベータとの通信用に使うアンテナとかを
接着材(もしくはボルト締結)で
複数のメガストラクチャCNTケーブルに据付ける事になる・・・?
#ちなみにCNTは曲げに対しても非常に硬いので、おそらく滑車は使えません。
677 :
オーバーテクナナシー:01/10/21 03:50
質問ーん
なんで、リング衛星と、直立エレベータが、非接触じゃあダメなの?
リニア新幹線だって、非接触軌道と、移動体でしょ。
これを逆にする、つまり、レールがぐるぐる廻っている。赤道の上をね。
それから、支持部分を吊り下げる。もちろん非接触。で、バランスを取るため
偶数倍のエレベータ本体を、吊り下げていく。工事は吊り上げ……では
ダメですかーー?
>>677 高速回転型=自転型のタイプでは、それ以外の実現方法はないはず。
そのアイデアはスペースファウンテン(宇宙噴水)という。
しかーし、俺はネタだとしか思っていない。
制御が微妙すぎるよ。一歩間違えたら大惨事だもの。
月に煽られたりなどの外乱で振動はじめたりしたらもう大変。
それに、非接触でケーブル支えるほどの強磁界なんて保持できるのだろうか?
既にある宇宙噴水構想だと少なくとも数千キロ先の標的(持ち上げる構造物)
にピンポイントで反動質量を受け流す必要がある。
そんな神業、ネタとしか思えないじゃないかぁ。
ちなみに参考資料は、ブルーブックスのネタ本「SFはどこまで実現するか」
作者はR.L.フォワード・・・あれ・・・絶版してる???
解説すると軌道巡回型の宇宙噴水とは、高速で飛んでくる磁性体を磁界で
更に加速させつつ次の駅の方向に受け流すことで上向きの加速度を得よう
というブッとんだアイデアだ。まさに死のキャッチボール。
680 :
オーバーテクナナシー:01/10/22 00:57
制御が微妙だ < ある程度の質量を 逆回転させる 二本リング型は?
廻っているリングにも、脱出速度の法則は働くのかな?
…とすると、回転しているリングはある程度重量があったほうがいいのかな?
もっと微妙になると思われ < 2本リング
自転型オービタルリングは、
圧縮応力で自重を支える静止型リングと比較すると
軌道エレベータの質量を自らの張力で支えるようになっている所が
大きく違います。
構造的に言えば、釣橋と斜張橋の違いのようなもの。
圧縮応力で支える静止型リングと較べてずっと軽く作れるのが
最も有利な点で、
それ以外は動きつづけなければならない分だけ不利です。
それに加えて
自転リングにとっては地球の歳差運動と、大陽と月による潮汐力が
高速回転しているリングに非常に大きく、動的な引張り力を発生する
(楕円型になる方向へ非常に強く引っぱられる)ので、
これを如何に処理するかが問題。
一番手っ取り早いのは、
軌道が低くなると角運動量が増えるので、
潮汐力で多少歪んでも
軌道リングの真円度を回復させる方向へ動くような力が
自然に働くまで回転数(と引張り力)を上げてやるしか・・・
>676
>#ちなみにCNTは曲げに対しても非常に硬いので、おそらく滑車は使えません。
地球上で36000kmの長さのCNTを作ったら、端っこが宇宙にはみ出したりするの?
>>683 惑星等の重力場の影響下では時空が歪んでいるので
真直ぐにはなりません。
ミクロ(地表)で直線に見える物でもマクロ(軌道上)から見ると
曲率が発生してしまうのですね。
685 :
オーバーテクナナシー:01/10/23 02:01
> 潮汐力で多少歪んでも
> 軌道リングの真円度を回復させる方向へ動くような力が
> 自然に働くまで回転数(と引張り力)を上げてやるしか・・・
引っ張り力に対抗する重りは、起動エレベータでいいのでは?
起動エレベータの重量と、回転する質量のバランス。
さらに 定期的に、カタパルトととして、打ち出す質量も、リングの
運動をコントロールする、手段になるのでは?
もちろん、非接触の重しとはいえ、そこで、起動力、あるはずで
逆に使えばブレーキ、アクセル、どっちにも使えるはず。
(そのためににも、逆回転二重リング、あるいは4重リングがいいかも……)
地上と違って、一度回転させたらほとんど減衰しないわけででしょ?
真空だから、接近して逆回転しても問題ないし……。
>684
どこの中性子星にお住まいですか?
>>685 そうじゃなくて、
リングの真下が満潮に当たる場所では
太陽と月に引っ張られる都合で引っ張られるので、
角度にして90度先の「横」は、地球に近づくわけです。
下図参照。
太陽
↑
0 ゴムヒモの如く引っ張られて横が細くなる
↓
月
で、この軌道が下がる事によって角速度不足で向心力が強まってしまい
さらに軌道が下がると言う循環になり地面に落下する可能性があるので、
地球との平均距離による軌道で期待される角速度より少し速く回す必要があり、
ある程度の引張り力が常に発生していないとダメと言う意味。
せっかく低軌道リングは現在の構造体でも構築可能なのに、
あんまりテンションを大きくすると、
またリング構造体がCNTのような特殊素材を使わないとダメになると言うわけで。
ちなみに
・リングは極めて大きい慣性を持つため、慣性を有効に使う方が良く、
また、減速で発生した膨大なエネルギーを
消費したり、蓄える方法が無いため
軌道塔で回転数を制御する事は出来る限り避けたいところです。
(逆に、発電システムの電力蓄積には使えるかも)
・表面が秒速8Kmで走っているリングに
物体を縛り付けて加速しようとすると、加速の衝撃でまずい事になります。
軌道塔と同一速度=地表面から見かけ上動かないところに
電磁加速器を置いた方が良いかと。
なおリングの表面は地表より曲率が低く、ずっと平らです。
>>684 CNTのヤング率は長手方向に対して950[GPa]を超える上に
90[GPa]の圧縮加重が掛かるまで座曲しないため、
これを密に詰めたケーブルを作れば
おそらく同じ太さの針金より硬くなります。
ちなみにヤング率の数字に付いては
ダイヤモンドより僅かに劣るぐらいです。
しかし、いくら硬いとはいえ、流石に地球の曲率なら大丈夫かと。
688 :
オーバーテクナナシー:01/10/24 03:18
> 0 ゴムヒモの如く引っ張られて横が細くなる
なーるほど、そうすると、リングじゃなくて、じゅずみたいなウエイト(重し)を
回転させて、ウエイトから列車の架線か、つり橋みたいな、構造物を間にはさんで
リング衛星の垂れ下がりを、調整するしかないかな。
あるいは、起動エレベータの地上がわを桟橋のようにフロート構造にするとか……
月と太陽の引力では……、逆らっては、損失が大きくなりそう……
やはり、地上の始点をフロート構造にして対処する……のかなぁ……。
ところで、軌道エレベータが出来たら、どんな効果、期待できますか?
なんか、純粋な鉄で、さびることもない……なんて鉄を作るとか……。
ところで、純鉄はさびないだけでなくて、どんな効用があるの?
純銅というのは金なみに伸展性があって、抵抗も少ないとか……。
689 :
名 無 し さ ん @ ど う で も い い こ と だ が:01/10/24 07:02
な ん で わ ざ わ ざ 複 雑 な 構 造 に し た が る の か ?
き っ と 小 学 生 ?
た ん な る バ カ ?
>>689 好きで複雑にしてると思ったのなら単純案を提示。
代案が無いなら口を挟むな。
それが技術者としてのマナーだよ。
691 :
どーでもいいことだが。:01/10/25 14:24
>687
>リングの真下が満潮に当たる場所では
実際の満潮=月や太陽の真下の位置、ではないよ。
原動力は潮汐力だけど、場所によって1日1回潮だの1日2回潮だのの違いがあったりとか、
潮の満ち引きは複雑だよ。
ガンダムスレを下げるためにage
692 :
オーバーテクナナシー:01/10/25 23:18
age
693 :
オーバーテクナナシー:01/10/27 05:32
べつに満潮と、リングの収縮が重なったら、どうなるというのは……重要な
疑問だが、……。
基本設計で、その収縮膨張を吸収すると……いう方向で、いいんじゃない?
いまだって、固定桟橋と、浮き桟橋……と、いろいろで、海面上昇・下降を
吸収してるんだから……。
>>693 リングが回転していないなら問題ないけど、高速回転しているからなぁ。歪んだ円周を。
繰り返し繰り返し折り曲げてるという状況じゃ材質疲労は心配して当然じゃないの?
695 :
オーバーテクナナシー:01/10/28 05:02
>>694 現在のレールでも、かなり(10センチ〜15センチくらい)電車が、のっている
ぶぶんが下がっているとおもうよ。先頭車両が通過するとき、見てるとすごく沈む。
まあ、鎖のような構造でもいい。どういう力が働くかよくわからないが、
まず、地球の引力と、自己回転の遠心力……がバランスするのだから、
引っ張り強度はプラスマイナス ゼロと、考えてもいいでしょ?
その上で、エレベータをぶら下げるだけの 遠心力を加えて……やる。
それだけ加速して回す。
なんか、現在の技術でも可能じゃない?
真空で、絶対0度だと考えると、水みたいなものでも、金属みたいに使えるかも
水のほうがかえって貴重か?
月から岩石を切り出してドラム缶に詰めて地球軌道に投下したらどうだろう
それをじゅず繋ぎにして、回転体に利用する。
そのこころは、地球から打ち上げるより安上がり!
>>691 その表現と取られたら困るので、
文章上の表現に気を付けたはずなんですがね・・・
もう一度読んで見てください。
>>695 静止軌道型エレベータでは、月からマスドライバーでラグランジェ点に
月の石を大量に送りこみ、それを建材とするという話がありました。
が。
静止軌道エレベータでは、月の石程度の強度では没。
低軌道リングでは掛かる張力さえ解決すれば大丈夫ですが
シリカ材(酸化ケイ素主体の物体)はコンクリートほど容易には使えません。
697 :
オーバーテクナナシー:01/10/28 22:34
リングをチューブ状にして、その中を磁性流体でも回せば良いんじゃないの?。
はじめに低軌道でリングチューブを作る。チューブの内部はリニアモーターの
ような仕掛けを作っておいて、その中に磁性流体を詰め込む。完成したらリングの
運動量を中身に移して、リング自体は地面に静止させる。そこを足場にして、地上
にエレベータを下ろす。リングのテンションは、中身の速度を制御すればいい。
リングの内部の穴を2本にしてそれぞれ逆方向に中身をまわせば、リングが
引きずられて地表に静止しないなんて事もないんじゃないかな。
698 :
オーバーテクナナシー:01/10/29 00:27
>>696 月の石はバランスウエイトというか、カウンターウエイトというのか……
低軌道で、スピードかける質量 が、エレベータの重さを支えるために必要かと
おもわれるので、ひとつのアイデアとして……。
ですので、ドラム缶につめて、間に水かなにか充填して、ウエイトとして利用……。
>>697 アイデアはおもしろいけど……磁性流体は無抵抗で流れるのでしょうか?
反発磁石とかで制御するのかな?
地表から直立するエレベータ本体の重量をどういう形で支えるの?
磁性体の回転スピードからおこる、脱出方向への力(こんな表現になるのでしょうか?)
を、どうやって支える力にするのでしょうか?
699 :
オーバーテクナナシー:01/10/29 14:56
1.巨大なシーソーを用意する。
2.シーソーの片方に打ち上げたい荷物。もう片方は空。
3.月からマスドライバーで岩石塊をシーソーの空き側に打ち込む。
これでどうですか?
>>698 なぜ磁性流体かというと、磁場で簡単に速度を制御できるほかに
リングと非接触にできるからです。チューブ内部にコイルを設置
すれば、磁性流体の運動で発生する電磁誘導でチューブ内部と
非接触に保持できます。JRのリニアモーターカーが浮くのと同じ
原理ですね。磁性流体を軌道速度を超えるスピードにすれば、
リングは軌道速度を出さなくても保持できます。ただ、磁性流体
同士の摩擦で消費される分のエネルギーだけは、常に補給しなければ
ならないと思います。もっとも軌道上の事だから、太陽電池なんかで
調達できるでしょうけどね。
701 :
オーバーテクナナシー:01/10/30 00:11
>>700 なるほど、スマートなアイデアですね。磁性流体は固体のような、崩壊する
故障は起こさないし、いいアイデアかも。
どれくらいの量が必要なんでしょうか?
702 :
オーバーテクナナシー:01/10/31 22:54
通常、磁性流体ってなにか液中に磁性体の粉末を分散させているものですよね。
高真空、高熱、超冷温でも変化しない、液体と分散剤てあるのですか。あったら
仕事で使いたいよ。
703 :
オーバーテクナナシー:01/11/01 01:56
そうか、石油(ケロシン)灯油か……な、溶剤はそんなものだもおもったけど……。
灯油なんかは、あっという間に蒸発しちゃうのかな?
おもいきって、溶剤なし。磁性体の粉末というのはどうかな?
・・電磁流体を非接触に保つための釣り合い用コイルが重過ぎ。
705 :
オーバーテクナナシー:01/11/03 03:07
>704 あぅ、そうだよ トランスみたいな重たいものを宇宙まで運ぶこと考えたら
流動体を使うのは無理かもしれないね。技術的には魅力があるが、コストから
拒否されるか?
707 :
オーバーテクナナシー:01/11/04 01:15
新幹線レールを赤道上空に敷設して回転させる。といってもこれは
重すぎるから、やっぱり月から石を切り出して地球軌道に落とす。
それをじゅずつなぎにして回転させて軌道エレベータ本体を支える
構造物にする、それとコイル式反発軌道をくみ合わせて直立する
軌道エレベータ本体を支える。ってぇのが一番可能性あるか?
708 :
オーバーテクナナシー:01/11/04 07:53
age
ない!
710 :
オーバーテクナナシー:01/11/05 01:13
>709 ないって、理由を挙げてほしいほ
あのなぁ。
軌道エレベータはそれ自身の各部(静止軌道外のアンカー、ケーブル)の
引っ張り合いで静的に釣り合いを取るシステムなんよ。
基本的に動力も必要のないただの吊り橋。糸垂らしてるだけ。
それすらも作るにはえら〜〜〜く問題山積みなのに、なにが悲しゅうて
軌道上にぐるんぐるん回る機械なんざ作らないとならんの?
それでどうやって遠心力-引力の均衡モデル以上の効率を得るの?
そんな稼動部の多いモン作って整備どーすんの?
えらく「無意味に」複雑にしているとどーして自分で気づけない?
力学/工学的なメリットを提示しなけりゃただのデムパとしか見られないと
なんで分からないんだ〜っっっ。
分かるまでこのスレのはじめから終わりまでを読み返して来い。
と、マジ切れ。
低軌道ORSを使う理由
1.材料に静止軌道型エレベータほどの引っ張り強度が必要ない。
2.リング部分を含めても、全長を静止軌道型軌道エレベータより短くできる。
3.リングを二重にして回転の位相差を制御することで、斜めの軌道角度でも
地表に対して静止できる。つまり、赤道以外でもエレベータを下ろすことができる。
713 :
オーバーテクナナシー:01/11/07 23:13
>>712 >2.リング部分を含めても、全長を静止軌道型軌道エレベータより短くできる。
地球(地表)1周するだけで40000kmあるんだけど?
つまりリングを二重にしたら80000km以上、おそらく100000km分
くらいの材料が必要ね。
714 :
オーバーテクナナシー:01/11/08 00:00
おなか吹田
715 :
オーバーテクナナシー:01/11/08 02:16
まず、500キログラムの荷物を運べるエレベータとする。
自重を含めて750キログラムのカゴを上下させる。
さて空気は10000メートルくらいまであるから
一万二千メートル上空に逆回転型、リング衛星を設置すると、して、
何トンくらいのおもさになるんでしょうか?
概算でも出せない?
716 :
オーバーテクナナシー:01/11/08 08:33
>さて空気は10000メートルくらいまであるから
誰に教わったか知らないけど
間違ってるよ、それ
銀河の形は渦巻きだ!
だから渦巻き型の軌道エレベーターにするのだ
まぁ↑はお遊びだけど、重力に落ち込む時は渦巻状が自然の形だから
それが一番安定していそうな感じがする。根拠なし。
719 :
(・∀・):01/11/08 21:21
では、これから決を取ります
結局、軌道エレベーターは不可能。に1票
夢の無い奴だ
いずれ可能だがもっといい技術発明されて見向きもされなくなる
に1票
721 :
オーバーテクナナシー:01/11/08 21:46
果たして軌道エレベーターは引っ張り強度に耐えられないと・・・。恐らくダイヤに匹敵する強度でも駄目なのではないかと。無理に1ピャウ
どうして今の技術でしか考えられないの?
723 :
オーバーテクナナシー:01/11/08 21:51
>>722 妄想技術まで認めると収拾がつかないから
724 :
オーバーテクナナシー:01/11/08 23:28
どんな崖もひとっ飛びな航空機という高度な技術が開発普及されても橋は無くならない。
重力制御やフィールド推進が開発されても軌道エレベータは残るだろう。
CNTの引張り強度は静止軌道からの釣り下げ強度にジャストフィットな数字が
以前日経サイエンスに載っていた。ここでも既に出ていましたか。
テーパー比を10以上に大きく取ればそのまま安全計数に出来る様です。
725 :
オーバーテクナナシー:01/11/09 02:32
どれくらいの重さになるのですか? >724 さん。
CNTの密度は1.33〜1.44g/p^3。
地上径1p、テーパー比を10として静止軌道で10p径の単位ストランドを想定する。
全長はカウンターウエイトを使わずケーブルを反対側にも対称に伸ばすとして72000q。
大体27万トン。あとはこれを何本使うか。
CNTの引張り強度は日経サイエンスによれば45ギガパスカル。
1平方センチ当たり460トンの荷重に耐える。
「え?それじゃ10p径のストランドで27万トンは無理じゃん!?」と思われるかも知れないが、
質量では無い「重量」は、地球の重力場自体も地表から離れれば離れる程弱くなることで
キャンセルされる。
軌道エレベータに必要な引張り強度は均一重力場で自重を4600q分だけ
ぶら下げられればいいことが知られている。(テーパー無しで)
CNTの引張り強度は3150q長の自重を支えられる。
それにテーパーをかければ、既に構造強度上の問題は簡単にクリア出来ている。
あとはその72000qのCNTの量産だ。
>726の間違い。
軌道エレベーターに必要な引張り強度は4960qの自重を支えるものでした。
728 :
オーバーテクナナシー:01/11/10 05:35
>716
>>さて空気は10000メートルくらいまであるから
> 誰に教わったか知らないけど
> 間違ってるよ、それ
えっ? 薄い空気はどれくらいの高さまであるんですか?
人工衛星が、空気の抵抗ですぐに落ちない高度はどれくらい?
729 :
オーバーテクナナシー:01/11/10 07:09
人に聞かずに調べてみなよ。
つーか、わかってないなら書き込むな。
730 :
オーバーテクナナシー:01/11/10 22:54
>>726 細かいツッコミになるけど
>全長はカウンターウエイトを使わずケーブルを反対側にも対称に伸ばすとして72000q。
これだと地球の重力側が勝ってしまいますよ。
静止衛星軌道より外側をさらに倍とってください。11万Kmを超える全長なっちゃいますね。
(この場合地表からの高度でなく、軌道の中心からの距離で考えた方がいいのかな?)
>>730 > 細かいツッコミになるけど
> >全長はカウンターウエイトを使わずケーブルを反対側にも対称に伸ばすとして72000q。
>これだと地球の重力側が勝ってしまいますよ。
はい、その通りです。単純化の為に無視しました。あとの話の前に出すのもなんだかなーと思いまして...。
732 :
オーバーテクナナシー:01/11/11 09:26
>>722 >どうして今の技術でしか考えられないの?
ここの板の住人が可能性を追求するタイプじゃなくて、
可能性を検証するタイプの人間ばかりだから。
733 :
オーバーテクナナシー:01/11/11 12:31
>>733 うまい事言うね(・∀・)
けど、実現出来ていない技術について研究または
開発に携わっている人間以外は可能性を追求している
とは言えないんじゃないかな
実際問題ここにいる否定派も肯定派も
可能性を検証するタイプの人間ばかりだと思うぞ。
734 :
オーバーテクナナシー:01/11/12 00:01
可能性を追求する為にはまず、現状の検証をしなきゃならん。
その結果「○○だから不可能」と言うか、「○○だから、××を何とかすれば可能」
と言うかは、作りたいかどうかだよな。
735 :
オーバーテクナナシー:01/11/12 01:16
どんな起動エレベータを作るのか、なんに使うのか? という目的は
決まっているのか?
過去ログ読めや
738 :
LGOGO:01/11/12 04:15
ひさびさだなー
リング型って以前言ってたローターベータのこと?
まあ百人が百人納得する説明は難しいでしょう。
理論では完成してるが、現実に検証が可能なのかが問題。
ここで質問。
>>724 要求強度を持つ、テーパーの付いたCNTケーブルが製造された実績は
在るのでしょうか?(長さはともかく)
ちなみに、大気は高度200-300km程度でないか
>>728 おおざっぱですまん
>>738 顕微鏡レベルではあるがテーパーを持ったナノホーンが造られています。
開いた端面から長手方向に成長させる研究を発見者である飯島澄男さんとかがやっておられます。
ケーブル、と呼べる長さのものはまだ無いはずです。
740 :
オーバーテクナナシー:01/11/13 04:01
>>738 > リング型って以前言ってたローターベータのこと?
おそらくちがうと思う、ロータベータの外観がわかる過去スレ どの辺かわかる?
過去ログ読んでも、あたまいたくなるのょ〜
>>738 今のところ、CNTの長繊維はまだ有りません。
均質なものを得る事が難しいぐらい。
テーパーワイヤはきっと神社のしめ縄のような感じになるのでしょう。
ちなみにナノホーンは電極材料には最適ですが、
先端角が大きすぎてこの用途にはちょっと無理。
742 :
724(726):01/11/13 21:48
>>738 ここで言う「リング型」てのはオービタル・リング・システムから降ろす低高度軌道エレベータのこと。
圧縮強度で支える固体型リングと軌道速度以上で回転する二重反転リングと二通りが出ている。
エレベータの長さは短くなるが、リングシステムの周長が4万q以上になる。
>>740 ロータベータの外観は数千qのケーブルでしか無い。両端にドッキングシステムが備わっている。
ケーブルの中を動く必要は無い。
>>741 テーパーったって38万qで10倍径だ。微視的には平行にしか見えない。
引張り強度を最大限に働かせるために「縒り」はかけない(吊り橋のメインケーブルと同じ)
が、途中で本数を増やしてテーパーを作る事は可能。
>>742 >引張り強度を最大限に働かせるために「縒り」はかけない
その通りなのですが、どうやって儀装品を固定するかが問題。
CNTの表面に接着するのはπ電子の局在化によって意外と危険な気が。
CNTの端面なら大丈夫では?という予想があって・・・
#過去ログ400-500付近を参照の事。
>>743 素線を束ねたストランドを更に束ねて断面を円形に整形する。
それにバンドを巻いて締め付けて固定。つまり摩擦で固定する。
摩擦係数の低さは面積と締め付けの力でカバー出来る。
ゼロじゃ無いんだから。
偽装品はそのバンドにボルト止めでおっけー。
ケミカルな力よりも安定だと思われる。
プリミティブが一番。
何にカモフラージュさせるつもりだ。
偽装じゃないよな。儀装だ儀装。
こんだけデカいモノが四六時中視界にあるとウザイのでカモフラージュも良いかも
747 :
オーバーテクナナシー:01/11/13 23:59
大丈夫。
モルジブに建てればきっちり日本からも見える。
偽装と言えば。
静止軌道高度のステーションを蓮華座のお釈迦様にする。
そうすると一人目が「他のやつは昇るな!」っつったとたんに?
749 :
オーバーテクナナシー:01/11/14 00:14
> 742 過去ログ整理ありがとうございます。
> ロータベータの外観は数千qのケーブルでしか無い。
それでエレベーターになるのでしょうか??
エレベータはシャフトの中を進む必要は無い。
回転するアーム(この場合はケーブル)の先端にゴンドラが地上でドッキングして
アーム(けーぶる)が半回転すれば最高点。切り離せば宇宙。
もう半回転くっついていれば地上にも戻れる。
ケーブルの重心が軌道運動しているので同じ場所ではないけれど。
ゴンドラはケーブルの先端でサイクロイド曲線を描いて運ばれる。
ロータベータは地球を転がる車輪の直径線だと思えばいい。
>>742で724?
わはははは、742、38万qってなんだ?3万6千qだろーが!月まで届くぞ。
>724
艤装だろ?
753 :
オーバーテクナナシー:01/11/15 01:54
壮大な構造なのね < ローターベーター
鎖鎌がぶんぶん廻って、その中心点が地球の周りを廻っている。
空気の抵抗が、流れ星みたいに先端を燃やすのではないかな?
船じゃないからあの文字を使ったのだが、それがそもそもの間違いだったと思う。
架設構造とか言えばよかった。
>月まで届く
地球と月の間にあるラグランジュポイント、L1から月面に軌道エレベータを下ろす事が出来る。
月面?L1間の距離は56000q。地球の軌道エレベータよりも大きくなるが、重力が小さいのでケプラー繊維でも
造れてしまう。その時のテーパー比は30ほど。CNTなら1〜2。
カウンターウエイトの代わりに反対側にもケーブルを伸ばすと全長約290000q。
これで地球側と月面のエレベータを一日1回、38万qをつなげてしまおうと言うアイディアがある。
それぞれ少しずつ切り詰めなくてはならない分で接続レールを作る。ただし、その時の相対速度は秒速50q。
>>754 月に降ろすケーブルと地球に降ろすケーブルでバランスを取る
というアイデアは面白い。
月の公転(?)に追従して回転・・・大丈夫なのか?
大丈夫だという感触はあるんだが。(月軌道は安定してるし)
地球側の自転が早すぎるからフライバイと同じ効果で自転方向に
ケーブルが流されるような気もする。
流されても平衡はするから大丈夫なのだろうか?
・・・地球自転に伴う地球磁場による誘導電流は、磁束密度は
あまり変動しないと思うから考慮しなくて良いのかな。
なんか疑問ばっかり。(^^;
756 :
オーバーテクナナシー:01/11/19 01:14
月と地球をつなぐ、そりゃ無理でしょう。
地上と繋ぐのは無理。自転速度と合わないから。
でも、繋がなければ・・・可能性は無いわけでもない。
かもしれない。
ざっと考察したが、俺には致命的な問題を見つけられなかった。
根拠も陳べずに無理と言い切るレスは資源の無駄だよ。
758 :
オーバーテクナナシー:01/11/19 12:30
>757
何十億年後かには地球の自転速度は月の公転速度と一致する(1日が超長くなる)ので、
そのときには可能。まさに未来技術。
うーん、伝わらん物だなあ。
月面エレベータと地球の静止軌道エレベータ。
それぞれが月の公転周期と地球の自転周期に同期しているから一日一回先端がすれ違う。
エレベータどうしの先端をそれぞれ(軽くrを付けた)T型のレールに整形して
瞬間的なすれ違い時間を引き延ばして物資等の移送を行う、というもの。
決して「月と地球を直接接続」しようと言う物では『無い』。断じて無い!!!
地球静止軌道エレベータのL1接点側の重さに制約が出そう・・・
761 :
オーバーテクナナシー:01/11/20 00:04
> うーん、伝わらん物だなあ。
同感。絵をかけないからかな? 同じと思えば違っているし、違っているのは
まったく違う、まあそれもおもしろいが。
概略図を描けるといいね
地球の低高度の衛星軌道から月への直通エレベータではないのか?
>>760 当り。接続レールを大きくし過ぎると地球側にカウンターウエイトが必用になります。
>>762 ぜんぜん違う。
38万qから29万qを引いた9万qは、地球の静止衛星軌道高度3万6千qよりも遥かに高い。
カウンターウエイト無しで想定してる地球静止軌道エレベータの全長11万qにほぼ匹敵している。
地表と月面が直接つながるのは、1日1回、二つのエレベータがすれ違う一瞬だけ。
その時の終端相対速度、秒速50qに誰か突っ込まないのか。第3宇宙速度を越える数字だと。
>>763 やはり。
あとL1点は近日点のずれの影響を食らうので
ちとばかし不安定なのが難点かも。
>>763 >相対速度、秒速50q
減速だから突っ込まない。
766 :
オーバーテクナナシー:01/11/21 01:38
う〜ん
高度10万キロを一日で一周するモノと27日あまりで一周するモノの相対速度が50Km/sになるのか?
詳しい計算を求む。
767 :
オーバーテクナナシー:01/11/21 02:54
ラグランジェポイントってのは月の静止軌道と公転軌道が
重なる地点の事だな。
つまり月の静止軌道上であっても公転軌道から外れると地球の
重力によって軌道が安定しない。
よって月の軌道エレベーターはラグランジェポイントの延長上に
しか伸ばせないワケだな。
激しくおおまかな計算だが
地球軌道エレベーター 高度380000km 27km/s
月軌道エレベーター 高度380000km 1.02km/s
(地球から) (地球の自転とは逆向き)
相対速度は27〜8km/sってとこか?
>>767 >ラグランジェポイントってのは月の静止軌道と公転軌道が重なる地点の事だな。
七つあるラグランジュポイントのうち二つはそうだけど、後の五つは月の公転軌道上にないよ。
724が言ってるラグランジュポイント1(L1)は月と地球を結んだ線の地球側にあって
月を独立系とみた場合の静止軌道よりもやや低い(月に近い)場所
本来なら速度が足らず月へ引かれてしまうのを地球の重力が相殺事で安定するポイントです。
また、724は両エレベータのランデブーを高度11万Km程度としているので、地球側エレベータの
先端速度は8Km/s位そして同じ高度を27日かけて巡っている月側のエレベータの先端の速度は0.3Km/s位か?
なんで50Km/sってなるのか知りたいんだよ。
>>768 >なんで50Km/sってなるのか知りたいんだよ。
そりゃもう、計算を間違えれば簡単に。
数字的には766さんが正しい。済まんコってス。
だけど、ラグランジュポイントが、7つ?
正三角形解2点と直線上3点の他に二つ?
スマン。
L1〜L5の五つが正解
月、地球を一辺とする正三角形上の2点が実際は螺旋軌道を描くモデルを見ていて混乱して・・・・
なんて言うと聞こえがいいかな?
ホントはコロニー群がサイド1〜サイド7まである某作品の影響。ホントにスマン。
俺、検算してなかったんで気づかなかった。
って今回も検算してないんだが(w
ところで、ラグランジュポイントとは無関係にでも、下図のようにならないか?
多少の摂動はどうにでもなりそうな気がする。(気がするだけかも)
月
┬↑(小)
│月側重力
│
│
│
│
・・・
│
│地球側重力
○↓↓↓(大)
─────
地球
772 :
オーバーテクナナシー:01/11/22 02:02
>>771 だから地球側エレベーターは静止衛星軌道に
月側エレベーターはL1に
大質量のアンカーを置くんだよ。
この橋渡しの発想は大容量大質量の輸送を目的としてないんじゃないかな?(マスドライバーで事足りる)
人とかのより安全確実な月への移動手段としての提案では?
773 :
オーバーテクナナシー:01/11/22 05:10
大気の無い月面なら、マスドライバーで事足りるのは確かだよな。
どうも、利点の見えないシステムだ。
月をテラフォーラミングして大気を付ける事を考えてなのか?
774 :
オーバーテクナナシー@もね:01/11/22 06:04
>どうも、利点の見えないシステムだ。
月への荷おろしが安定するべさ、質・量の両面で。
月面側に長大な乗換え・減速用レールでも要るかもしれんが。
775 :
オーバーテクナナシー:01/11/22 06:43
大気の無い月面なら、地表すれすれまで近付いての周回軌道もできるよ。
地表に近付いた時にリニアモータなどで減速して着陸すれば、エネルギー回収もできる。
設備の大げささとして、標高数十km全長数十kmの加減速用レールと、
月エレベーターと、どちらが良いかって比較になるかと。
そういえば。
月の第1宇宙速度(大気の無い月で宇宙速度って一体?)って
どのぐらいなんでしょか?
>>773 >利点
『推進剤不要』で低加速の昇降ができるという利点はある。
個人的には地球外大質量天体居住否定論者だから、人が行く必要はない
と思うんだが、技術的に可能なら検討しとこうかな〜とか、月から地球まで
延びるワイヤーって絵柄は結構萌える(笑える?)かな〜とかも思わない
でも無かったり。
んでね、地球側のウエイトは一日数回転で軌道速度に合わせて振り子運動
させといて、シャトルとランデブーさせるというネタも思いついたんだけど、どう?
(蛍光灯のスイッチ紐の揺れを見てて思いついただけなんだが)
>>776 計算した。
重力定数 G = 6.67×10^-11[Nm^2/kg^2]
月の質量 M = 7.35×10^22 [kg]
月の半径 R = 3476×10^3/2 [m]
第一宇宙速度 = (2×G×M/R)^0.5 = 2375.18 [m/s]
[参考文献]
www2.hamajima.co.jp/~tenjin/labo/satellit.htm
www2.crl.go.jp/ka/TNPJP/nineplanets/luna.html
>>778 どもです。
これだったら月面の日向に空気の入った風船を置いて、
それを割るだけでも軌道に載せる事が可能っぽい速度ですね・・・
月軌道エレベータは相当楽?
さすがにそれでは無理ではないのか?
音速(常温空気中)はるかに超えて(マッハ7)るし。
781 :
オーバーテクナナシー:01/11/29 12:17
あげ
>>779>>780 いかに圧力を高めようが気体の噴出速度は音速を超えない(ただ穴を開けただけなら)
いや、音速以下の噴射によっても音速以上へと加速は出来る。
なんて論争を昔ニフでやったなぁ、と年寄りは懐かしむ。
(スレ違いゆえsage)
783 :
オーバーテクナナシー:01/11/30 16:38
>>782 >音速以下の噴射によっても音速以上へと加速は出来る。
おまえ大丈夫か?
音速以下で高空まで舞い上がり、そこから降下して
引力によって加速でもすればかのうだろうけど。
もしかして早とちり?
カコワルイ(;´д`)
>783
をいをい
ロケットの噴射は超音速だが第一宇宙速度よりはるかに遅いよ
噴射速度が遅いと効率は悪くなるが噴射速度より早くはならないなんて
誰に聞いたの?
786 :
オーバーテクナナシー:01/12/01 01:22
>>785 おいおい・・・・
現実問題、噴射速度以上には加速出来ないyo!
加速して燃料使い切ったところで燃料補給でもすれば別だが
その場合、燃料補給した時の速度=X1とした場合
そこから燃料使い切るまで加速して速度=X2となった場合
X2-X1=?は噴射速度以上にはやっぱりならないよね。
そうそう、だから地上から衛星軌道へ打ち上げるのに
多段型ロケットが必要になる。
大気を吸い込んでそれを推進剤に使うジェットエンジンと
搭載燃料だけを推進剤に使うロケットをごっちゃにして
その違いがわかりませんって自分で言っているようなモンだよ
理屈好きな文系君とSFファンに多く見受けられるね(苦笑
ふと・・・
マスドライバーって天体自身を推進剤として飛ばすから、噴射速度
以上に加速しているなぁ。
などと無差別にツッこんでみたり。
790 :
ざ・統括。:01/12/01 11:22
>>787 PL
結局スクラムジェットエンジン+ロケットエンジンの
スペースプレーンが完成すれば現在より遥かに安価で
衛星軌道に出てゆける訳ですよ。
OL
どうりで皆一生懸命に研究するわけだね(;´д`)
PL
全長40000Kmを超える構造物で飛行機が嫌いな人に
「絶対墜落しません」て媚びてもしょうがないだろう。
しょせん安易なSFにすぎない。
プ
静止軌道(*地上高度36000km)まで行かないと宇宙船
には乗り換えられないんでしょ?アクセスに問題あるね。
OL
ええっ!36000kmまで行かないとダメなんですか?
T2
宇宙船が静止軌道以外で軌道エレベーターに周回速度を
合わせようとすると周回速度との差が問題になりますね。
周回速度をかえると引力の影響を受けて高度まで変わって
しまいます。だから静止軌道にターミナルを置く必要が
あるんです。
編
このあいだ発売されたiPod(*AppleコンピュターのMP3
プレイヤー)に取り込んだ1000曲の音楽を全部聞き終える
までにターミナルまでたどり着けるか微妙ですね
試乗会にはiPodをもう1台用意して行かないと(苦笑
一同
爆藁
T1
まあ、実際静止軌道まで行かなくても宇宙船をしっかりと
固定出来るドッキングシステムがあれば良い訳だが・・・
運転が荒い宇宙飛行士にはお勧めできない。
エレベーターの軌道が狂う可能性が出てくる
E2
それだと更に重量が増すし、カウンターウエイトを可動式に
して常にバランスをとる必要が出てきますね
E1
やっぱり、ジェットエンジンを進化させる方が人類に
有益かも。その次くらいにマスドライバーってことに
なるんだろうけど1次加速がロケットではダメだね、
せめてリニアモーターとかレールガン式じゃ無いと
低軌道だと。
794 :
オーバーテクナナシー:01/12/01 15:58
>792
落ちないように、加減速用カタパルトを付ければ良いよ。
まあ、そもそも軌道エレベータの移動時間を気にする人には、
ロケットの方が時間がかかるって事を教えてあげた方が良いけど。
>>780 http://village.infoweb.ne.jp/~kubota01/newpage2.htmをソース。
噴射速度は常温の空気の音速、大体340[m/s]として
2735.18=340・ln(W1/W2)
W1/W2=exp(8.04)=3117
さすがにだめか・・・
それでも火薬ロケットで質量比1は行けそうですね・・・
ところで、ここのソース見て気が付いたんですが
よく考えたら第2宇宙速度、って
地表面でしか意味がなかったことに初めて気が付いた・・・
>>792 ある区間を等加速度直線運動で加速・減速してたどりつくなら、
加速度をa、区間をLとして、
2*sqrt((L/2)*2/a)/3600[時間]かかるわけです。
a=1Gの場合は1時間強、a=0.3Gなら2時間、a=0.1Gなら3時間20分の旅です。
この加速はリニアモータなら不可能というわけではありません。
3時間20分といえば、新幹線のぞみの大阪−東京間。
エレベータに乗客が乗るとして、
満席の新幹線のぞみ号・16両編成(40t*16=640t)のような物を
・0.1g加速でそのまま垂直に引っ張り上げる
速い&早いが、車両の長手方向に加速度がかかり、
乗客や荷物が車内を落下する危険がある。
車内サービスに至っては300mの昇り降りである。
−>エレベータの中にエレベータを作れば解決する?(w
・らせん状の軌道を取って、できるだけ「下」を作る
軌道長が相当必要。設備が極端に大きくなる。
どっちで行きます?
796 :
オーバーテクナナシー:01/12/02 01:37
>795
新幹線を縦にしたような規模のリニアモータエレベーターが良いな。
円筒形の車内が螺旋階段で一繋がりに区切られてて、
中心に荷物&車内サービス用エレベーター、次に通路用螺旋階段、壁際に3列座席とか。
MAXを一回り太くしたくらいか?
797 :
オーバーテクナナシー:01/12/04 00:50
軌道エレベーターってなにか? > わかってない。オレ。
で、軌道エレベーターでほしいもの。
地上から真空中にまで昇っていく。
無重力空間まで昇っていく。
この二つではないか? と、思うので、つきまでのエレベータはまずは必要ない。
軌道エレベーターが発展していけばその先はわからないが、
798 :
オーバーテクナナシー:01/12/05 00:27
軌道エレベーターは遊園地の観覧車でいいんじゃないか? 誰だって地球を見たいだろう >外から
>>798 う、確かに見たい。
ついでにどっかのホテルの展望ラウンジみたいにゆっくり回転とか、
高度200Kmで見る初日の出とか。
800 :
全部嘘さ!:01/12/06 23:38
800!
801 :
オーバーテクナナシー:01/12/07 12:14
観覧車にするなら軌道リングにすればどう?
地球のまわりを一巡り。
>801
そこまでどうやって登るの?ろけっと?
軌道エレベータはランニングコストが安い。
上りと下りでエネルギーをやりとり出来るから理想的にはゼロにも出来る。
それと建設段階での膨大すぎる初期投資が合わさって、
上層大気をかき回し続けるロケットと比べられることになる。
どれだけ先の未来を考えるかで採用不採用が決まるだろう。
100年後を考えるならロケットで済ますだろうし、
1000年後なら軌道エレベータになるだろう。
個人的には200年位でロケットと軌道エレベータが競合する様になりそうな気がしている。
>>802 >上りと下りでエネルギーをやりとり出来るから理想的にはゼロにも出来る。
?
どう理想的に考えてもゼロにはなりません
>>803 登りと下りの質量収支が同じなら、
軌道エレベータで使用するエネルギーは
ほとんど保存できるはず。
質量赤字とか、質量黒字とかそういう用語が出てくるかも・・・
>>802 >そこまでどうやって登るの?ろけっと?
801 の話は軌道リングの観光資源としてのメリット。
文脈を無視してはイカンぞよ。
それと、先の未来を考える・・・は、ちと的外れな主張だと思う。
考える基準はあくまで収支。
今すぐに作らないのも、現在の技術や資材で無理やり作れても
クソ高くておまけにまともに稼動できないから、ロケット使用に
収支で勝てないと分かってるから。
全ての技術は、一定期間あたりの総コストで現行技術と収支を
比較して導入が決定される。
期間が重要なのではなく、その期間あたりの収支を抑える
技術革新がカギとなる。
ただ、そこは近視眼的な人間のやることで、そうそううまくも
いかない。
100年のスパンで採算を考えられる組織はあまり想像できない。
採算とれるようになっても、ロケット作ってる業界からの妨害工作
で遅々として建設決定されないという状況は容易に想像される。
>>804 どう理想的に考えてもゼロにはなりません
いいですかぁ!
静止軌道上から物体を地球側へ動かし始めるのに
最低限エネルギーが必要なんですよ。
理想的に考えれば永久機関も可能だと言うの?
>>806 初速を与える必要はありますが、
エレベータの地球側で初速分の運動エネルギーを
電力へ回生できるんでは?
それと、損失0でも永久機関ではありません。
外にエネルギーが取り出せて初めて永久機関と呼ばれます。
cf.
原子に措ける電子(損失0で軌道を常に周回している)[語弊あり]
超伝導状態の永久電流(損失0なので永久に流れつづける)
熱の伝達(損失0)
エレベータの場合、つるべ式ならエネルギーの「収支」はほぼ0、
摩擦や電力損失を徹底的に減らせば
恐ろしく少ないエネルギーで地上から物を持ち上げて、
かつ宇宙から荷上げ(?)できる、と言いたいわけで。
808 :
オーバーテクナナシー:01/12/08 23:00
熱なり速度なりを理想的に電力に変えても25%の損失
電力を理想的に動力に変えても25%の損失がでるのはなかったけ?
実際は熱や光となって去っていくエネルギーもあるし。
とはいえ、エネルギーの回生がまるでない他の手段とは比べものにならないほど経済的
>現状の電動機でも
どんなのですか?
現状の発電施設は利用しきれなかった熱を捨ててると思うけど。
またリンクのさきでは入力と出力の効率の計算をする際
維持にかかるエネルギーを無視してるし(液体ヘリウムの冷却システムが喰うヤツとか)
熱や磁気の遮断が完璧であることを前提にしてるのがなんだかな〜
てなわけです。
811 :
オーバーテクナナシー:01/12/09 01:22
>810
熱を電気に変える発電施設では40%台とか、小規模高効率でも60%最大くらいだけど、
水力発電などで分かるように、位置エネルギーを電気に変えるのは高効率にできる。
お湯を沸かして水蒸気で発電しているような低レベルな発電方法と比較しちゃ駄目。
812 :
オーバーテクナナシー:01/12/09 05:56
エネルギーの回収効率だけを考えるなら、
軌道エレベータ自体が回転し続ける方式がベスト。
超高張力素材が入手できるならケーブルカー方式、
強度が足りなければロータベータ方式。
でっかい観覧車・・・。やっぱ観光資源が有力だな。
>>810 今までの、水素冷却の発電機で
軸入力に対して大体98.5%の効率が可能ということです。
100MWの発電機なら、2.5MWしか熱が出ない、という事です。
というか、その位の効率が達成できないと発電機が融けます。
超伝導で作ると回転子・電気子のコイルから熱が出なくなり、
筐体から逃げる熱の分だけ冷凍機をまわせば良いので
水素冷却より「補機の効率」がアップします。
それで効率が1%アップする、という言い方になっているのです。
超伝導で作るから容量がアップする、とか
回路の効率がアップする、とか言う事はありません。
発電機に使われる鉄心の磁束飽和の問題があるからです。
ちなみに変電所のトランスは、
冷却補機を含めて効率99%で電力を変換できます。
電気エネルギーは、むしろ送電路のロス(40%近い)が多いのが問題。
ちなみにその他のエネルギーソースの大体の効率:
太陽電池:20%強
火力発電所:44%(MAX)
揚水発電所の揚水による蓄電:70%程度
水力発電所:80%〜90%
ハイブリッド車の回生ブレーキ:走行時のエネルギーの60%強を回収
注意:水力発電所はダム式の数字です。
水路式は配管の摩擦損失がかなりあるので、
実際はそこまでよくならない(〜60%)です。
>軸入力に対して大体98.5%の効率が可能ということです。
>100MWの発電機なら、2.5MWしか熱が出ない、という事です。
計算が合わんが…。
>>816 訂正:軸入力100MWの発電機なら、1.5MWしか熱が出ない
うっかりしてました。ゴメソ。
818 :
オーバーテクナナシー:01/12/10 00:28
地球観光に適している高度はどれくらいなの?
おそらく向井さんたちがテレビ撮影した距離は、とうからず、近からずのいい距離だったんだろう。
忘れた頃にローターベータの話題出すやつ・・・・
ヴァカのひとつ覚えのようでみっともないからヤメレ(・∀・)
820 :
オーバーテクナナシー:01/12/10 23:41
「ブラム」+「ノイズ」って言うマンガに地球の構造物が軌道衛星をのみこむ
って設定があったな。
821 :
オーバーテクナナシー:01/12/11 01:38
で、地球観光にはどれくらいまであがらないといかんのか?
それで、さいょの計画の高さが決定??
822 :
オーバーテクナナシー:01/12/11 14:33
ねえ。斜めにケーブル張ったらどうなるのかな?
地上の数カ所からアンカーに向けてケーブル張るの。最低四箇所から張れるよね。
月からの「地球見」が観光に出来るんだから
静止衛星高度からの地球の景観も充分観光。
地球が一目で円く見えるってのは売りだぜ。
視直径で15度位。
824 :
オーバーテクナナシー:01/12/12 00:26
静止軌道では高すぎ、地球表面の様子も見える高さ。大きい湖の形とか、川の流れ
島、なども見える高さがいい。
すでに話にながれは違う方に逝ってるところにわるいが
>軸入力に対して大体98.5%の効率が可能ということです。
ならば、100メートルの降下のエネルギーを回生して97メートル強の上昇を可能になると言うわけですか?
826 :
オーバーテクナナシー:01/12/12 01:13
>>824 軍事偵察衛星がウロチョロしてる200〜400Km位の高度はいかが?
デッカイ望遠鏡に100円いれれば地上を這いずる人々が見えるかも。
>>825 そういうことです。
エレベータ内で電力回生と力行を繰り返す「カゴ」は、
エネルギーの観点からは単振動振り子と似た挙動を示すはずです。
単振動振り子:ばねにオモリをぶら下げたビヨビヨするやつ。
たとえば、ばねが十分に長いとして、ばねの損失が3%見込めるなら・・・
下向きに10cmのところまで引っ張ると上向きに9.7cm行ったところを頂点として
また下向きに折り返してきて・・・となるわけです。
回生システムをうまく作れば、多分そんな挙動をするでしょう。
のぼりやくだりの際に必要なエネルギーに対して、
一回につき3%のエネルギーを足せば動きつづけてくれます。
ただし、乗り物からの動力回生はかなり難しいので何処まで出来るやら・・・
>ただし、乗り物からの動力回生はかなり難しいので何処まで出来るやら・・・
えーと、この点について話していたつもりだったんだけど...
要するに100万?ォの水が落ちる力を使って97万?ォの水をダムに戻せるのか?って事なんだけど
発電機の軸に入って来た力なら98.5%なんて話では無く、エレベーターの荷室が持っていた位置エネルギー
全てに比べて、回生>蓄電>力行した時の効率はどの程度望めるのか。
ところで、リニアモーターを使った場合の回生のデーターってどっかにあります?
>>828 リニアの回生効率はまだよく判りませんが、鉄道電車での回生効率は30〜50%だそうです。
リニア推進の電車も有りますからそんな違う訳では無いでしょう。
今の所はね。
電車の回生効率が悪いのは、
ひとえに電車が走っていることに原因があるのです。
・・・って抽象的過ぎ。
一つは、乗り物なので衝撃が加わりやすく、
モータとかの精度をある点までしか高められないところです。
発電機の場合、モーターを大きく作れば大きく作るほど、
回転子(マブチモーターで言うならロータ)と電気子(同じく磁石)の距離を
狭めれば狭めるほど効率が上がるのです。
発電所用の発電機は、回転子と電気子のクリアランスが
1mmを切っていたはず。
流石にこれを可動機器につむのは難しいわけです。
次に、電車は、モータのほかにパンタグラフや台車を通じて
架線・レール−>変電所とつながってます。
ところが、この架線やレールは意外に抵抗が高く
ここで回生電流を消費してしまうのも有ります。
駆動機器がリニアだとクリアランスが取りやすいので
意外と高効率化するかも知れませんが、なんにせよそこは難しいです。
実用リニアが無い今は80%はいけるんじゃ?と言う
楽観的予想を立てるほかは無い・・・
それでもロケットやジェットエンジンの直接効率(〜20%)よりは
はるかにましです。
エレベーターでの発電ってどんなのが思いつきます?
核(融合?分裂?核融合はこの頃でも実用化されてなかったりして・・)
太陽電池
温度差
地上との電位差って使えないかな?
あと地上へ何かを持ち込む量が黒字なら
物質の落差で発電も可能でしょう。多分。
たとえば・・・・
木星から燃料用水素を採掘して、コンテナに詰めて地球の軌道エレベータへ投げる
エレベータ上では水素を液化して、パイプラインで地上へおろす。
そのときのパイプラインで動力回収するとか。
木星の豊富な水素を利用すれば
月の珪砂(石英)から酸素・水素・シリコンを
無尽蔵に取り出せるという話も無くはないきが。
なるほど。
それって極端に簡単に考えると、隕石を地上に打ち込んで
その勢いでシーソーに乗ったブツを打ち上げるってことだよね。
あと、地球がだんだん重くなっていくのが面白い。
>>出張あさはかマン
・・俺みたいに内容がスカな書き込みならともかくsage進行しなくてもいいのでは?
>>833 スマソ。
実を言うとあんまりカキコをさらしたくないというのがありまして(w
機械・工学板以外では全てsage書きになってます。
835 :
オーバーテクナナシー:01/12/24 12:56
内容はこのスレで散々語られたものだけど
過去ログ読むのがかったるいヤツにはちょうど良いかもね。
837 :
オーバーテクナナシー:01/12/28 14:20
年末上げ
838 :
オーバーテクナナシー:01/12/28 18:26
840 :
オーバーテクナナシー:02/01/02 07:32
英語がよめん
841 :
Y(@^。^@)Y:02/01/04 11:41
842 :
オーバーテクナナシー:02/01/31 12:15
カーボンナノチューブを発見した飯島澄男氏がベンジャミン・フランクリン・メダルを受賞。
軌道エレベータをナノチューブで造るとすればこの人が軌道エレベータの生みの親と
いうことになるか?
843 :
オーバーテクナナシー:02/01/31 23:46
3万6000kmかあ〜。
地球一周が4万kmだから〜・・・。
━━━○
↑こんなかんじかな〜。
意外と短いもんだなぁ。
845 :
オーバーテクナナシー:02/02/01 01:45
甘いな。カウンターウエイトが要るから10万km位だろ。
━━━━━━━━━○
↑これくらいにはなるハズ。
・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○
じゃあ、月のエレベーターとランデブーするときはこんな感じだ。
847 :
◆2ch.PUMM :02/02/01 06:38
大気圏ぎりぎりの低い軌道上で、オービタルリングを作る。
リングに十分な強度があれば、その後減速して地球の自転速度に合わせることが可能と思うがどうか。
必要な物資の量はふつうの(?)軌道エレベータと同じくらいと思う。
利点としては、
・重力があるので人間が常駐して生活しやすい。
・赤道上でなくても良い。
・リングに沿って何カ所もエレベーターが作れる。
・気象衛星も通信・放送用の衛生も不要になる。
欠点は、宇宙船の発着に必要なエネルギーが大きいことか。
>>847 高度100kmほどにオービタルリング建造という手はありでしょう。
ここから下は空気が濃い目なので
長期にわたる建築にはちょっと無理っぽいです。
あとはどうやって資材を調達するか・・・・
849 :
オーバーテクナナシー:02/02/02 02:37
ぜったい、航空機が翼でワイヤーを切る事故が起きると思うのですが。
あとハリケーンに巻き込まれたらとうなるの?
850 :
オーバーテクナナシー:02/02/03 19:50
>>849 軌道エレベータを現実に作るとすれば場所はインド洋のモルジブあたりになるだろうから
空路からは外れてるんじゃない?
ハリケーンは、軌道エレベータにかかる遠心力の方がやや大きくなるようにして、
末端を重石で固定すれば張力がかかって少々の風ではビクともしなくなるだろう。
両手でつまんだ糸を張って、息を吹きかけても微動だにしないのと同じ。
851 :
オーバーテクナナシー:02/02/03 20:06
>>847 建設中の段階でもいろいろ使い道がありそう。
資材の調達法が確立すればマジで良いんじゃない。
852 :
オーバーテクナナシー:02/02/04 13:06
十万キロの軌道エレベータより四万キロの軌道リングの方が実現可能性が高いだろうな。
軌道リングには前者ほどの強度も必要でないらしいし。
>852
長さ4万キロの軌道リングかと一瞬思った。それじゃ地表べったりだ。
855 :
オーバーテクナナシー:02/02/05 09:25
軌道リングは大気圏のすぐ外でいいんじゃない。
軌道リングの利点は、軌道エレベータみたいに建設場所を選ばないことと、
資材の量と強度の条件がそれほど厳しくないこと。
金子隆一『スペース・ツアー』(講談社現代新書)からの受け売りだけどね。
金子さんって、この板に時々来てんじゃないかと思うんだが。
どうなんだろう。
857 :
オーバーテクナナシー:02/02/07 12:03
がいしゅつかもしれんが、
軌道エレベータって
デブリとしょっちゅう衝突することにならない?
858 :
オーバーテクナナシー:02/02/07 16:43
何かのSFで火星に軌道エレベータを作ったあと、フォボスがエレベータに衝突しそうに
なるたびに揺らして回避していた。
地球では、ネットみたいな防護幕を張る必要あるかな?
859 :
オーバーテクナナシー:02/02/10 05:22
巨大建造物の(基礎にかかる)重量軽減に軌道エレベータによる牽引を利用する
とかいうネタなら関連するとも言えるが。
>861
でも、吊り橋ってワイヤー1本(1対)で支えられてないか?
あれも切れたら大惨事なわけだが、レインボーブリッジは運用されている。
863 :
オーバーテクナナシー:02/02/11 11:49
>862
吊橋のワイヤーは細いワイヤーを何百本も撚り合わせているんじゃなかった?
864 :
オーバーテクナナシー:02/02/11 11:59
軌道エレベーターのメンテ、というか
ワイヤー交換ってどうやるんですか?
教えてプリーズ!
865 :
Sandy:02/02/11 12:19
866 :
オーバーテクナナシー:02/02/12 09:12
あげ
867 :
オーバーテクナナシー:02/02/12 10:23
>>864 軌道エレベータ自体を複複複・・・線化しておいて、1本ずつ交換。
868 :
オーバーテクナナシー:02/02/12 23:21
通行料は一往復1億円くらいで足りるでしょうか?
>>868 煽りとして知識不足。
たとえ一億でも順番待ちが出来るほどの破格の安さだよ。
H2Aの場合、静止トランスファ軌道投入(片道)で88Kg/億ぐらい。(85億で7.5tから計算)
再突入も考えると倍以上のディスカウント。
いや全然煽りのつもりはありません。
ビジネスとして成立する値段はどのくらいだろうって話。
エレベータの建設コストをペイすることは可能だろうか?
その需要を喚起する産業とは?
技術的には可能であることが見えてきたから、もう一歩話を進めてもいいでしょ。
871 :
オーバーテクナナシー:02/02/13 13:22
人工衛星を打ち上げるには膨大な金がかかるが、軌道エレベータを使えば柱を
上るだけで衛星軌道にいけるので打ち上げ料金が大幅に浮く。
また、軌道エレベータの末端にかかる遠心力を利用すれば、観測機を太陽系外に
飛ばすことも簡単になるのでは。
873 :
オーバーテクナナシー:02/02/13 22:52
キム・スタンリー・ロビンソンのレッドマーズにも出てきますね、
軌道エレベータ。
カーボンナノチューブで作っていて、直径10メートルだったか。
小惑星を持ってきてそこからカーボンナノチューブを垂らしていって、
最後は小惑星の残りがカウンターバランスになる、という感じでした。
エレベータは5階建てで、時速300キロで約5日間かかるということでしたよ。
あ、火星での話ですけど。
5階建てってのがいまいちピンと来ない
レールが垂直に伸びているわけだから、列車は縦長になる
言ってみれば塔のような形になるわけ。
柱を上るだけ、つっても一度に上げられる荷物の量には上限があるわけで。
カーゴの速度と、エレベータ本体の最大搭載重量で単位時間あたりの荷物の量が決まるわけで。
で、こんなでかい構造物を作るとなると、その資金は世界中からかき集めることになるし、
建設資金を返却したり、金利を支払ったり(←多分これがキツイ)、メンテコストまで考えると
いったい1t幾らくらいになることやら。
エレベーターって名前だけで用途を限定しないほうがいいんじゃない
様々な高度の人工衛星が不要になるし
(高度3万6000Kmから地上までの好きな高度で定点観測が可能になるとか)
超長波など利用しなくても遠距離の通信が可能になるし
(小型の無線機で遠洋での船舶通信が可能になるとか)
よくある宇宙発電をマイクロ波で送信なんてよりエレベーター経由のほうが気持ち安心だし
衛星打ち上げの試験してるのにミサイルの試験だ
軍国主義の復活だ、反省シル!なんて言われずにすむし
878 :
オーバーテクナナシー:02/02/16 11:08
>>877 「軍国主義」ってテポドン打ち上げた国に言われたかねえな。
でも軌道エレベータができればコロニー落しが簡単にできてしまうのでは?
その意味ではこの上ない軍事兵器になるかも。
>>878 意外と質量が小さい上に表面積は大きいし、
そもそも地面に対して静止しているから
落下してもせいぜい真下の都市(というより港?)一つをつぶすぐらいで
実はたいした事無いかと。
>>878.880
以前コロニー落としについてよそで盛り上がったことがあり
そのときから「あれって効くのか?」と疑問に思ってます。
直径6Kmで長さ32Kmの円柱の重さが3000万トンですよ
大体同じ体積の空気(1気圧)が10億トンあるというのに・・・
被害が無いって事は無いだろうけど、
地球の自転を1日につき30秒も狂わすほどの破壊力があるのか?
また静止衛星軌道エレベーターの場合、先に出てくる“楽園の泉”のなかで
高度2万5000Kmより高い部分は事故で破断しても地上に落ちる事は無いとされています。
(クラークはこういった数値は何らかの裏付けをとらずに書かないそうなので)
つーわけで、
>>878に同意
882 :
オーバーテクナナシー:02/02/17 11:26
コロニーでなく、巨大な岩か金属の塊を落とせばミサイル代わりにはなるんでない?
>>882 もともと、そっちが元ネタ。
ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」とか読んでみそ。
885 :
オーバーテクナナシー:02/02/19 13:45
軌道エレベータを建てて地球の軌道やら自転やらに影響はないのか?
>>885 多少あるとは思いますが・・・・
中身がほぼCNTで埋め尽くされた、直径100mの円柱と考えて
比重3[t/m^3]として、長さ4万[Km],太さ100[m]なら9.42×10の11乗[t]、
地球の重さは5.9736×10の21乗[t]なので、
重さの比は6.3×10の9乗倍もあります。
実際のエレベータはもっと細くて(≦20mぐらい?)、
CNTの塊というわけではなく、エレベータの走るスペースがあったり、
構造体があったりして隙間だらけなので
重さは遥かに小さくなります。
#というかこんな942[Gt]の炭素を集める時点で人間には到底無理。
887 :
オーバーテクナナシー:02/02/19 20:48
百年後には一日が数秒短くなってるとかそれぐらいの影響はありそう。
888 :
オーバーテクナナシー:02/02/19 20:48
あ、間違えた。フィギュアスケート選手が手を伸ばしたら自転が遅くなる
アナロジーでいえば、一日は長くなる。
>>885 軌道エレベーターだろうがマスドライバーだろうがロケットに再突入機だろうが
地球から打ち上げたり降ろしたりすれば自転に何らかの影響はありますよ。
(厳密に言えばね)
ORS話でごめん
>>855 が言う大気圏ってのは100kmくらいの高度の事?
詳しくは解らないんだけど、リングから地球外へのアクセスを考えると
この高度だと足りなくない?
>>890 打ち出すブツを加速するさいに邪魔な大気と、地球の重力に逆らう必要が無くなる。
地上からのロケット打ち上げがとりあえず垂直っぽい方向へいくのは
なるべく速く空気の薄い所へいきたいから。
そっから先は軌道面沿って加速するか、
むしろ地球に向かって高度を下げる方向(重力を利用するため)に加速したりする。
>大気圏ってのは100kmくらいの高度の事?
気温が高い時期で赤道付近なら150Km位あるそうだ
でもそれより高度がある400Kmでも大気の影響は0ではないらしい。
892 :
オーバーテクナナシー:02/03/05 20:58
安価なカーボンナノチューブ製造法ができたらしい。
http://www.toray.co.jp/release/news/composite/nr020304.html 世界初の2層カーボンナノチューブの選択的合成法の発見について
(高品質カーボンナノチューブの量産化を可能にする世界初の新規合成法)
東レ(株)は、このたび、名古屋大学・篠原久典教授のグループと共同で、世界で初めて、
2層カーボンナノチューブ(2層CNT)を、工業的に安価に製造できる画期的な新規合成法を
見出しました。
CVD法の一種であるCCVD法(触媒化学気相成長法:Catalyst-supported Chemical
Vapor Deposition)で多層カーボンナノチューブ(多層CNT)と単層カーボンナノ
チューブ(単層CNT)を合成できることは、既に公表されていますが、このたび篠原教授
グループのCCVD法と東レのゼオライト技術を融合することにより、2層CNTを選択的に
合成することを実現しました。本方法は量産化が容易でさらに収率の向上を図れば、
コスト数千円/Kgも可能な優れた手法であります。
2層CNTは、次に示すようにナノ材料として多くの利点がありますが、これまで
量産化に適した技術はありませんでした。
(1) 細い(直径1〜3nm程度)ことでCNT本来の機能が発揮される。
(2) 単層CNTに比べ耐久性、強度が高い。
(3) 最表面のグラファイトシートを表面装飾しても内層のグラファイト層は修飾
されずCNT本来の性質を保たせることが出来る。
例えば、フィールドエミッションディスプレー用途では、2層CNTは直径が細いため電界
放出能が高く、2層であることから単層CNTに比べ耐久性が高いことが知られています。
樹脂との複合化により、ナノコンポジット材料としての展開も考えられますが、直径が
細く、表面が装飾しやすい点で2層CNTはナノ分散に有利です。
(後略)
893 :
オーバーテクナナシー:02/03/11 01:36
上のほうにも言いたい人がいたみたいだけど・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・下手に小細工使おうとするから、
アンカーのために小惑星を捕まえる必要とかが出てきたりする訳で。
14万2000kmのカーボンナノチューブの均質なヒモさえ作ることができれば、
ペイロード4tとかに収まる極細のケーブル乗せたロケットを何発か打ち上げて、
ケーブルカーが登れる強度が確保できる本数のクモの糸を垂らす。
↓
初めはリールを載せたケーブルカーが、ゴムタイヤでクモの糸を挟み込んで
よじ登っていく。動力はモーター駆動で、下からマイクロ波で電力送る。
↓
これをひたすら繰り返し、線が太くなってきたら、あとはお好きなように。
異なる長さのヒモを寄せ合わせれば、テーパーも付けれるし。
建設コストはヒモ代と、初めの何発かのロケット代、くらいのもんだろ。
未来技術はカーボンナノチューブだけで、あとは既存技術。
で、問題は14万2000kmのナノチューブなんて作れるのかよウワァァン!って
ことだろうが、これに関しても、ある程度以上の長さ作るなら、
どうせ「トコロテンみたいに連続生成していく」方式しか不可能だろうから、
10km作るのも14万2000km作るのもそんなに技術的違いはなく、
純粋に品質管理の勝負になるだろ、という(希望的)読み。
それこそ、下手に太さを変えてテーパー作ろう、とか思い立つほうが
よっぽど難しいと思われ。
・・・・・ということで、技術的障壁は、実はスカイフックとかよりも、
軌道エレベータが一番少ないに一票。
894 :
オーバーテクナナシー:02/03/16 17:27
>893
> ペイロード4tとかに収まる極細のケーブル乗せたロケットを何発か打ち上げて、
> ケーブルカーが登れる強度が確保できる本数のクモの糸を垂らす。
その紐は何処から垂らされるの?
ってか14万2000kmって何処から出てきたの?
> 初めはリールを載せたケーブルカーが、ゴムタイヤでクモの糸を挟み込んで
以降は良いと思うんだけど。
静止衛星軌道の高度約36000Kmと
カウンターウエイトとして軌道外側に倍の長さを足した時の全長約110000Kmを
さらに足してしまったものと思われ
896 :
オーバーテクナナシー:02/03/16 23:27
14万2000kmの出所・・・・・・
>>23 紐は静止軌道から垂らされると思うんだけど、なにか問題あるかなあ?
>>896 >>23の計算は小難しくてよくわかんないが
地球の大きさを点として考えその重心から静止衛星軌道を見た場合の
高度42000Kmで計算すると140000Kmになるのね。なるほど
>なにか問題あるかなあ?
それでいいと思うけど。
でもさ小惑星を捕まえるのもあまり変わらない労力だと思う
レーザーなり太陽の光を集約させるなりで小惑星の進行方向側を蒸発させて減速
地球軌道まで降下させるだけだし。
(マイクロ波送電が実現してるならなら似たようなもん)
898 :
オーバーテクナナシー:02/03/17 03:54
>>897 とゆーか、そもそも、クモの糸1本あたりの重量は
現在のアリアンVとかで打ち上げ可能なサイズである
せいぜい4トン(しかも制御機材込み)に収まるくらいという前提だから、
小惑星を持ち出すような重さじゃないんだよね。
どーしてもカウンターウエイトを持ち込みたければ、
それこそ、制御機器や静止軌道投入用のアポジモーターの燃えかすとかを
カウンターウエイトとして使っても、クモの糸の長さは相当減らせると思われ。
>896
> 14万2000kmの出所・・・・・・
>>23 23のリンク先見て分かった。成程。なんかこのスレの存在意義がない気がしてきた。
> 紐は静止軌道から垂らされると思うんだけど、なにか問題あるかなあ?
わざわざ値段の高いCNT紐をカウンターウェイトに使うのは
もったいないなぁと思うんだけど。
>898のように、スペースデブリをリサイクルするのが良い気がする。
>>899 >存在意義
このスレでは製造だけではなく、コリオリの力とか材質劣化とか運用保守に関わる
問題点に関しての議論も活発に交わされてるので問題なし。
950踏んだ人が次スレ立てることを提案(w
902 :
オーバーテクナナシー:02/03/18 00:09
ちょっと見方を変えて、
>>893の場合、ロケット1発で
どれくらいの軌道エレベータが作れるかをてきとーに試算してみる。
といっても、
>>42の計算を流用させてもらってます。
まず、髪の毛くらいの太さのクモの糸を作ってみる。
髪の毛の太さは0.1mm前後なので、断面積はまあ0.01平方mmくらい。
>>42の数値を使うと、重量は500kgか。意外と軽いなー。
ただ、カウンターウエイトの関係で、10万kmのクモの糸を乗せたとすると、
(アポジモーターの燃えかす等をカウンターウエイトに使ったとして、
14万2000kmより短くしてみる)静止軌道の3倍の長さとして、約1.5トン。
制御機器が1トンとすると、アリアンV1発で、
髪の毛2本分の軌道エレベータが打ち上げられるっちゅーことですね。
で、髪の毛軌道エレベータは断面積が1/100平方mmなので、
>>42の数値を
使うと、髪の毛1本で、100kg(0.1トン)の荷物が吊れるっちゅーことだ。
で、新たな髪の毛1本が1.5トン、ケーブルカーの重量0.5トンとすると、
合計2トン。2トンの荷物を吊るためには、髪の毛最低20本必要。
つまり宇宙に打ち上げる必要がある髪の毛は、たったアリアンV10発ぶんだ。
(あとは地上から上げていればOK。)
903 :
オーバーテクナナシー:02/03/18 00:09
ちなみに、この新たな髪の毛を上げるケーブルカー、
時速100kmで動くなら(もちろん、大気圏内ではマターリと動くとして。)
10万km動くのに1000時間、40日か・・・・・。
とゆーことは、年に髪の毛9本新築可能と。
(ただし、テーパーの逆みたいな感じで、ある程度の高さまで行ったら、
上りきるのを待たずに次のケーブルカーが出発できそうだけど。)
で、2年ちょい経ったら20本新築できて、ちょうどペイロードが
2倍になるから、2年後には髪の毛2本同時に作り出せるようになる。
10年も経つと、経年劣化を考えなければ、640本の髪の毛が宇宙に伸び、
ペイロードは64トンになると。
ここまで行くと、結構使えるようになりそうだ。
ただし、ペイロード64トンったって、太さはせいぜい8mmとかだから、
リニアモーターとかを軌道エレベータに仕込むのはとても無理だろうな。
相変わらず、ゴムタイヤで挟み込んで登ることになりそう。
> ただし、ペイロード64トンったって、太さはせいぜい8mmとかだから
太くしないで平べったくしたほうがタイヤで掴み易いかな?
いやーでも数世紀先の話がひょっとしたら生きてる内に髪の毛ぐらいは見れそうな気がしてきた。
しかし、最初の一本の分子数個分しか無いエレベーターの付近はかなり危険そうだな
鳥とか飛行機が突っこんだらマンガみたいに真っ二つか?
アンカー質量に小惑星とかこだわるのは古典SFファンだったせいかな
CNTの製造には無重量状態の方が良いって先入観があるから
(チョットした工場を軌道上に置きたくなるからね、小惑星は場所&材料)
末端質量は集約してる方が総延長が短くなるので材質劣化の保守コストが安くなると思われ。
906 :
オーバーテクナナシー:02/03/18 09:57
地上から何百か何千メートルかまでは、バカ長いパイプを建築して、
鳥や地表近くの大気の乱れなどの影響を排除するってのはどうよ?
(もちろん、航空機は許可なく侵入できないように管制。)
とゆーか、よく考えたら、パイプの先まではパイプを登ればいいので、
パイプじゃなくて単なる高いタワーでいいのか。
それなら「一番ヤバそうな」区間はクモの糸にぶら下がらなくても済むし。
なんか地上から見る限りは、「イメージの」軌道エレベータみたいな
雰囲気になってくるな(w
あと、宇宙工場とか小惑星とかに関しては、
比推力から考えると、今後数十年でのロケットの荷上げ能力の
劇的な進歩なんて、まったく期待できないので、
軌道エレベータのための工場をロケットで宇宙に建設するってのは、
いたずらに軌道エレベータの実現時期を遅らせるだけだと思う訳よ。
それに引き換え、上記の、タイヤで登るような超粗末な
(たぶん、数ある軌道エレベータの案のなかで最も粗末だと思う(w )
軌道エレベータでも、とにかく作って、タイヤ式のケーブルカー(wで
荷上げしたとしても、400kmくらいの低周回軌道への資材投入でよければ、
ペイロード64トンの奴で1日に384トン荷上げ出来るわけで。
つまり、あんな粗末なもんでも月間1万トン以上宇宙に荷上げ出来る訳よ。
だから、宇宙工場とかは、むしろ粗末な軌道エレベータを完成させてから
ドバドバ資材を上げて建設するべきだろ、と思う今日この頃。
↑は、ビジュアル的なことはまったく考えずに書いたんだが、
たぶんこれ、ビジュアル的にも結構イケてるぞ(w
目も眩むような高さにそびえる巨大なタワーの中を、
ゴンドラがゆっくりと登っていく。
目を細めて、遥か上空のタワーの先端を見つめていると、
やがて、タワーの先端から離れたゴンドラが中空に浮き、
まっすぐ高空へ向けて浮き上がっていく・・・・みたいな。
908 :
オーバーテクナナシー:02/03/18 10:50
>>905 言われてみれば、まったくそのとおりだな。
じゃあ、エレベータの仮運用を開始したあと、
地上からカウンターウエイトを引き上げるってのはどうよ?
ようするに、初めに上げるのは1.5トンの糸ではなく、1.5トンのおもり。
とゆーか、
>>908のカウンターウエイトだけ上げる案を使うと、
むしろ都合よくクモの糸の部分の建築速度が上がらないか?
糸の重さは一気に減るのと、カウンターウエイト上げるぶん
時間が食われるのと、どっちがお得なのかちょっと考え中。
あと、少なくとも、一度に地上から上げる必要があるクモの糸(1.5トン)が
一気に軽くなるので、初めにアリアンVで上げる必要がある本数が
めちゃくちゃ減りそう。
地上から上げるぶんのクモの糸の長さが半分で済むなら、
初めにアリアンVで打ち上げる必要がある数も半分で済むようになるので。
おお、名案名案!
>901
このスレは長文が多くてかなり重くなってるから、早めに引っ越した方が
無難と思うのだが。
384kBがリミットだっけ・・・。ぎりぎりだな。
911 :
オーバーテクナナシー:02/03/18 19:02
バブル期に発表されてた、すでに量産されてる安い炭素繊維を使った四千メートルのビルで、鳥避け飛行機避けには充分だな。
912 :
オーバーテクナナシー:02/03/18 21:13
クモの糸式建設方法だと、カウンターウエイトを一本のCNTにしないと、繋ぎ目ができて、それの対策問題が出て来て面倒そう。
じょじょに本数を増やすから、カウンターウエイトもじょじょに増やさないとならないし。
それにしても、この、クモの糸って表現は、芥川?
913 :
オーバーテクナナシー:02/03/18 21:58
>>912 カウンターウエイトに、髪の毛を巻き取るリールを取り付けるってのはどうよ?
髪の毛を地上から上げたら、糸の残りをカウンターウエイトのリールに
取り付ける。軌道エレベータの地表〜静止軌道間の質量が増えていくに
つれて、リールの糸を伸ばしていくことにより、釣り合いを調整する。
リールの糸の長さが限界まで達したら、カウンターウエイトを増量して
同時に糸を巻き取って、元の状態に戻せば、また同じように釣り合いが
調整出来る。
クモの糸の表現は、芥川だね。
これだけ細いし、糸にしがみ付いて上っていくので、
どの軌道エレベータよりもクモの糸という表現が似合いそう。
訂正。
3行目
×地表〜静止軌道間の質量
○地表〜カウンターウエイト間の質量
あと、
>>903の5行目のテーパーうんぬんは間違い。(恥ずかしい思い違い)
ただ、静止軌道を越えると力の掛かり方が逆になるので、
初めのゴンドラが静止軌道を越えれば、次のゴンドラが出発できるはず。
やっと見つけた。
単層CNTの物性
http://flex.ee.uec.ac.jp/kaken98/News-3/iwasa.htm 比重:1.3g/cm3、ヤング率(引張)≧950GPa
引張強度はデータが確実じゃありませんが、200GPaまでは耐えそう。
L4/L5点に長さ400MM(メガメートル)
カウンターウェイトつき静止型軌道エレベータをおくとして、
最大テンションは
>>23より62.9[GPa]
十分に余裕があるので、地表から1tのカーゴを安全率10で引っ張れるとしたら
10*(1e3[kg]*9.8[m/s^2])/(200e9[Pa]-62.9e9[Pa])=7.15e-7[m^2]=0.7[mm^2]
・・・・すげゑ。恐ろしい強度だ・・・
長さが4.58e7[m]として、
CNT重量は
4.58e7*1.3e3*7.15e-7=4.26e4[Kg]=42.6[t]
カウンターウェイト重量は
(3.58e7*7.15e-7*1.3e3)-(1e7*7.15e-7*1.3e3)=2.40e4[Kg]=24[t]
43tのカーボン原料を積んだ、24tの工場を軌道上に上げて
CNTを生産すれば少なくとも1t分は完成しそう。
ちなみに0.7[mm^2]というと、
7A定格の電源コードの銅線(0.5[mm^2]×2芯)よりちょっと太いぐらい。
916 :
オーバーテクナナシー:02/03/23 23:29
>>915 ちなみに、43トン+24トンっていったら、低軌道でOKなら、
たかだかスペースシャトル3往復ぶんですね。楽勝楽勝♪
917 :
オーバーテクナナシー:02/03/24 07:36
直線のまま打ち上げれないので、リールに巻いてロケットに乗せるのですよね。
とりあえず最初は、リールその物がカウンターウエイトになるのかな。
静止衛星軌道に打ち上げて、地球にクモの糸を降ろしながら、リールその物は外側に登って行き、重心は動かさない。
地表まで届き、地表側から追加の糸を登らせるのに合わせて、リールをさらに外側に揚げて行く。
追加の糸が静止衛星軌道を超えたら、リールは重心に近付けて行き、バランスを保ちつつ糸をリールに連結する。
で、良いんですよね?
気になるのは、最初に打ち上げた糸は、バランスを調整するゆとり分をリールに巻き付けて在るのに、追加分のは地表に在るって事ですね。
これで問題が出ないんだろうか?
でも同じ長さ分を後から巻くのって大変そうだし……
低軌道じゃダメ…
低軌道まで上げるのでH2Aで4.1t/90億円から換算して1471億円。
軌道間の輸送には別に大推力は必要じゃないから軌道間シャトルモジュールの
重量はほぼ本体のみで10tとして、打ち上げ費用200億、開発費2000億を想定。
合わせて3671億。
最後にどんぶり勘定で2.5倍がけして9200億。10年計画で年間1000億。
なんかとてつもなく安すぎるなぁ。あからさまに安く見積もりすぎてる。
919 :
オーバーテクナナシー:02/03/24 10:04
あ、
>>917 は、
>>913 へのレスです。
糸を増やして行く過程の状況は、こんな方法で良いのだろうか?って話。
荷物の登り降りに対するバランス取りを、カウンターウエイトで取り続けるしかなかろうとね。
大規模な軌道エレベータなら、複数のエレベータボックスを使えるけど、クモの糸式では無理だもんね。
それは多分、構造体ではなくて紐として考えているからでしょう。
長さ40Mmの物体を数メートルの誤差で「地球に括りつける」事を考えると
多分実際の建造費はかなり高いかと。
>>919 そういうことっす。
ちなみに、がんばって大質量のカウンターウエイトを引き上げておけば、
そんなに派手にカウンターウエイト側を動かさなくても、
すこしリールを調整するだけでバランスが取れるようになるので吉。
ちなみに
>>917の後半に関しては、調整分の長さの糸に関しては、
ケーブルカーが自分で背負って登っていけばOKなのではないかと。
(ようするに、糸の両端共にリールで巻かれているということ。)
とゆーか、実は初めの話では、「すべての糸を背負った」ケーブルカー
という想定で考えていたんだが、よく考えれば、別に地上にリールを
置いてあっても、繰り出し制御をちゃんとしてたら一向に構わないんだよな。
で、地上にリールを置いたら、重力が強い(つまり一番糸の負担が大きい)、
ケーブルカーが地表近くを登っているときの糸への負荷が小さくなるので、
(登れば登るほど、新たな糸=ケーブルカーの重さが増えるが、
同時に登れば登るほど、既に引かれている糸の耐過重能力も高くなる)
ますます、初めに打ち上げる糸の本数が少なくて済むような気がする。
922 :
オーバーテクナナシー:02/03/26 20:56
別レスとからめてだが、やはり高高度プラットホームのほうが、経済的、
実現性等から見ても、よいのでは?
もうそろそろ1000か
923 :
オーバーテクナナシー:02/03/26 21:47
それほどに長くて、結晶転移や構造欠陥の無いCNT長繊維を得る方法が
今のところ無いのでまだ物語の段階なのです。
・・・しかし数年後はどうだか。
起動エレベータ公団ができて、通産省と国土交通省と文部省が
天下っていきます。
で、2150年には無料になる計画でエレベータ通行料を取って、
地方エレベータ整備計画とか言ってORS作り始めて・・・
927 :
オーバーテクナナシー:02/03/28 10:49
>>924 そう、よーするに、糸さえ出来れば、
あとは、糸以外の未知の新技術を開発しなくても
(何十兆円レベルの)メチャクチャな建設費を掛けなくても、
実は建設できそうだよ、ってことだな。
言ってみたら、20年後くらいには長い糸の生産方法が確立されて、
30年後くらいには建設に取り掛かっていてもおかしくないレベルだと思われ。
来世紀まで待たなきゃいけない技術ではないと思う。>軌道エレベータ
(もちろん、「クモの糸」の話ね。リニアモーター版とかだと話はまた別。)
30年後なら、俺、まだ定年退職前だ。楽しみだなあ。
928 :
オーバーテクナナシー:02/03/28 10:49
未来のムネヲが必要のないところに軌道エレベータを作って顰蹙を買う……と。
929 :
オーバーテクナナシー:02/03/28 12:39
宇宙上で作って地球に槍の様に突き刺せば即完成する。
でも強度の問題と地球側の被害が大きすぎる。
まだテラフォーミングされてない火星なら実現出来るか?
930 :
オーバーテクナナシー:02/03/28 13:30
そんな荒っぽい作り方に耐えられるほど強靭な素材は、まだ見つかって無いよ。
ようやくCNTで、どうにかテーパー無しの同じ太さで、作れるかどうかってレベルなんだから。
931 :
オーバーテクナナシー:02/03/28 14:04
932 :
オーバーテクナナシー:02/03/28 14:34
>>929 とゆーか、その工場を(ロケットで資材を打ち上げて)宇宙に作ろうとすると、
来世紀まで掛かりそう、ってことでそー?
>>927 ・デブリとの衝突をどうするか?(複線化、複々線化か?)
・切れたCNTを繋ぎ直す方法は?(デブリの衝突で切れたら全交換なんて金がかかりすぎる)
というあたりも結構難問と思われ。
934 :
オーバーテクナナシー:02/03/29 12:46
>>932 楽園の泉では、ダイヤモンド結晶繊維を無重力で作る必要があるので宇宙で作るってネタを使ってたが、CNTだと今の所、無重力が必要という話も聞かないからな。
さらに、完全な真空じゃ無い方が作り易いらしい。製造は地上で全てするって方法が良いな。
935 :
オーバーテクナナシー:02/03/29 13:03
だだっ広い荒野に横倒しに作って、遙か地平線の彼方から持ち上げる。
立ててから緩やかにカーブしちゃってる事に気づく工法。
936 :
オーバーテクナナシー:02/03/29 13:42
地球を一周するだだっ広い荒野…ガミラス星に攻撃されて海が干上がった地球にしか無いな。
>>935 大気の力を利用出来る範囲では凧揚げを利用してみるとか
>>936 ついでに赤道にそって橋も建設するとか
938 :
オーバーテクナナシー:02/03/31 22:54
>>933 ひとつの軌道エレベータのクモの糸は、あえて撚ったりせず、
ゆるく束ねたくらいにしておく。
→チリくらいのサイズの大部分のスペースデブリに関しては、
切れてもクモの糸1本2本の被害で済む。
切れた分は捨てて新たに引き直すと。
(一度切れたCNTを繋ぐのは難しいだろうし。)
さらに、大型のスペースデブリに関しては、上記の軌道エレベータを
複々線化して対処、みたいな。
まあ、周りにゴミ除け板みたいなやつを浮かべられればなお良いけど、
配置に必要な長さ(=板の重量)的に、難しいような気がする。
将来的には、大きいデブリに関してはレーダーで監視・レーザー等で
処理したり出来たらいいなあ。
939 :
オーバーテクナナシー:02/03/31 22:58
衛星軌道だったら「盾」を浮かべておけるけど、軌道エレベーターじゃちょっと無理。
盾を置いた方が、デブリに当たる確率が増えるという罠
糸全体に盾を置くのは、糸をもう一つ作る以上にコストがかかる罠
941 :
オーバーテクナナシー:02/04/01 09:52
うん、やっぱり予想通り、盾は無理っぽいな。とゆーことで、
有効な対策は
撚らずにゆるく束ねる+複々線化+レーダーで監視
くらい?
ちなみに、もっと大型の立派な軌道エレベータの計画って、
なにかこの辺の対策立ててるんだろうか?
エレベーターが細いうちは確率にすがる(運にたよる)しかないよね
十分に育って太くなったら、回りを盾(装甲)で守るより
途轍もなく柔らかい物質でくるむという案があった筈
泡というか綿のような物質でデブリの衝突の衝撃を緩和し
同時にデブリの回収をはかる。
なんかネバネバした綿に包まれた=綿飴に包まれたエレベーターのイメージが。
下手にデブリを破壊するとより小さなデブリを多数生み出す事になるからね
(カスケード・シンドロームってこのことだっけ?)
この案は船とかコロニーとか小惑星が突っこんで来たときには無力だな・・・
943 :
オーバーテクナナシー:02/04/01 14:31
ちょくちょく切れる前提で運用するのが、一番安全かな。
静止衛星軌道の基地から、レーザーでデブリの表面を蒸発させて弾き跳ばすなども必要でしょうが、エレベータ自体に何か付けるのはイマイチ。
無駄な重さを増やすなら、糸を増やした方が良いでしょう。
5cm間隔で並べた糸を80本掴んで、1、2本切れても気にせずに運行させるとかね。
質より量で問題を解決して行く方が、量産効果でコストダウンができる事が多いからね。
>>944 800年後じゃあ、ハレー彗星とかトータチス捕獲計画の方が良いな。
//www.astroarts.co.jp/news/2000/10/12NAO385/index-j.shtml
1000取り合戦開始挙げ!!
あやとりの「東京タワー」をCNTで作って・・・
だと1本切れたら崩壊しちゃうな。
948 :
オーバーテクナナシー:02/04/22 22:32
それより、一本のCNTであやとりして、切ろうと力を入れたら、指が落ちる……
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なんか、940超えたら急速に書き込みペースが失速したなぁ(w
わかった。俺が悪かった。
休みに立てるからテンプレート作って。
ちっ
広告が取ったらどうなるのか楽しみにしてたのに
>>950 軌道エレベータ 2
宇宙への移民を大規模に進めるにはこの方法しかない。
文句あるなら書いて。
-----------------------------------------------------------
まあ、任せるよ。
954 :
オーバーテクナナシー:02/04/30 22:27
>>953 エレベータのようなマクロサイズでの太い細いとは関係無い、ナノサイズでの話です。
それに、元々この話の単層CNTは、CNTの中では弱い方ですので、軌道エレベータには使わないはずです。
シンプルなので、強度計算などの参考値として出た事はありますが、まだ今現在の技術水準が未熟だから出てるだけですので、誤解無き
ようにお願いします。
>>892 の、安価なカーボンナノチューブ製造法
>
http://www.toray.co.jp/release/news/composite/nr020304.html >世界初の2層カーボンナノチューブの選択的合成法の発見について
>(高品質カーボンナノチューブの量産化を可能にする世界初の新規合成法)
中略
> (1) 細い(直径1〜3nm程度)ことでCNT本来の機能が発揮される。
> (2) 単層CNTに比べ耐久性、強度が高い。
> (3) 最表面のグラファイトシートを表面装飾しても内層のグラファイト層は修飾されずCNT本来の性質を保たせることが出来る。
に出てるように、強度を追求してる軌道エレベータには、あまり太くなってCNTじゃなく炭素繊維になってしまわない範囲で、多層化したCNTを使うはずです。
955 :
オーバーテクナナシー:02/04/30 22:43
>>953 フラッシュ炊いたカメラマンは、かなーりオロオロしたに違いないw
956 :
オーバーテクナナシー:02/05/01 00:48
強度など、まだ考えなければならない問題がたくさんあるんでしょうね。
で、ゆくゆくはオービタルリングまで出来るんでしょうか?軌道エレベーター
を吊るすか建てるかでリングの作り方も変わってきそうな感じ。
958 :
オーバーテクナナシー:02/05/01 19:34
オービタルリングが先に出来るという説を唱えてみる。
ああ、オービタルリングから軌道エレベーターをするすると垂らしてい
くとうまく出来そうですね。バランスをとるために地球の反対側からも
同時に作っていくっていう工法でどうです?(イエール、ザレムみたいな感じ?)
960 :
オーバーテクナナシー:02/05/01 20:17
>>958 その話はこのスレの中で何度も出てる。
最近は
>>847あたり。
実行するための一番の壁はやはり「資金」。
ああ、またよく読まないで掻いちゃった。
962 :
オーバーテクナナシー:02/05/01 20:41
資金を宇宙開発に向けるために必要なのは、
「冷戦」だったりする。
だれか※国と軍拡競争してください。
963 :
オーバーテクナナシー:02/05/01 20:42
韓国宇宙軍に期待しましょう
>963
北のほうでしょ?
資金の出所が※国か日本だから出来ないだろうけどさ。
竹で足場組んでたりして。
軌道エレベーターの名前考えました。
『ジェイコブス・ラダー』なんてどうですか?
967 :
オーバーテクナナシー:02/05/03 00:24
・・・・・・・・・・・・・・・・・ちなみに、北が作ったら「不神舟」、とか言ってみる。
>>969 グッジョブ。
ところでこのスレどうしようか。
>>969 お疲れです。andグッジョブ。
私は、このスレに参加しそこね組ですが、参加できなかったのは、過去レス
読むのが大変だったからです。(ウソです。本当は知識不足です)
新スレにぎわってないみたいだけど、
「参加したいのは山々だけど、過去レス読むのが苦痛」
な人が多いのではないですか?
ということで、基本用語とスレの概要のまとめをしたいと思うのですが……
とりあえず、基本用語の収集から。
軌道エレベータ、ORS、テザー、テーパ、
スカイフック、ザックトレーガー(?)、ローターベーター
……他に必要な用語募集中……
スレのまとめとFAQがあるともっといいですね。
このスレにマジレスしてない私が書くのもアレなんですが思いつくまま挙げると、
・ 静止軌道は3万6千キロm上空。
・ 自転周期の長い星では、静止軌道は高い(=大変)。
・ 軌道エレベータを作れる材料について、もっと研究が必要。
というところでしょうか。
以上、スレ盛り上げたい厨房でした。
| \
|Д`) ・・・ダレモイナイ スバヤクオドレバ ミツカラナイ
|⊂
|
♪、 ♪
\ Å ,/
/ \ ラタタラタタラタタタッ
(( ヽ(´Д≡Д`)ノ )) ラタタラタタラタタタッ
_ ノ(へ へ)ヽ
♪─ (( く ゝ ))
/'
♪ `\
♪
|
| サッ
| 三
|
974 :
.:02/09/20 07:55 ID:a7u6pG0m
?
975 :
オーバーテクナナシー:02/09/20 23:23 ID:9nJjQ52l
イェール・ザレムだろ?
スパイラル
977 :
オーバーテクナナシー:02/09/21 10:38 ID:yfewLbfS
「天国の泉」は良かったなあ・・・!
978 :
オーバーテクナナシー:02/09/21 10:39 ID:yfewLbfS
天国の泉以外「軌道エレベーターものSF」あるの?
小松左京『果てしなき流れの果に』1966年(現在はハルキ文庫にて入手化)
A・C・クラーク『楽園の泉』1978年(ハヤカワSF文庫)
チャールズ・シェフィールド『星ぼしに架ける橋』1978年(ハヤカワSF文庫)
以上、金子隆一『新世紀未来技術』巻末リストより引用しますた。
これらの作品以降にガジェットとして登場させてる作品なら、それこそ山のようにあるはず。
最近ではキム・スタンリー・ロビンスンの火星テラフォーミングSF『レッド・マーズ』で、
軌道エレベータが物語上重要な役割をはたしてたりしたなー。
980 :
オーバーテクナナシー:02/09/21 16:41 ID:yfewLbfS
ありがとう! 早速読んでみます。
でも、ほとんど70年代なのね。
>980
それ以降の時代は背景として使われる場合が多いです。
あって当然みたいな。