ふたりの萌え語り〜DQ5の双子萌えスレ〜

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1名前が無い@ただの名無しのようだ
DQ5の主人公の子供たちである双子の兄妹、王子と王女に萌えるスレです。
双子に関係するSSや萌え絵の創作・投下は大歓迎。

前スレ

ふたりの物語〜DQ5の王子と王女SSスレ7〜
ttp://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1106494439/

     >
/∨∨へヽ
〃(*゚ o゚ノ過去スレ・まとめサイト・避難所・関連スレ・注意書きは>>2-5辺りを参照。

∞ノノハヽ   
|||(*゚ー゚@vsage進行、荒らし・煽りは無視して進むように
2名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/07(火) 09:11:47 ID:FsrTZ7uKO
2ならセレッソ優勝
3名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/07(火) 09:13:58 ID:o22x2tUx0
いつもふたりで〜DQ5の王子と王女SSスレ5〜
ttp://game8.2ch.net/test/read.cgi/ff/1091156075/l50
初代スレ  近親相姦〜DQ5の王子と王女
ttp://game6.2ch.net/test/read.cgi/ff/1081474477/
二代目スレ  ふたりはらぶらぶ〜DQ5の王子と王女SSスレ2〜
ttp://game6.2ch.net/test/read.cgi/ff/1082691544/
三代目スレ  ふたりの世界へ〜DQ5の王子と王女SSスレ3〜
ttp://game6.2ch.net/test/read.cgi/ff/1083424080/
四代目スレ  不思議なふたり〜DQ5の王子と王女SSスレ4〜
ttp://game8.2ch.net/test/read.cgi/ff/1086043624/l50
五代目スレ
いつもふたりで〜DQ5の王子と王女SSスレ5〜
ttp://game8.2ch.net/test/read.cgi/ff/1091156075/l50
ふたりの大冒険〜DQ5の王子と王女SSスレ6〜
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1096071867/

小説まとめサイト
ttp://smcf.xrea.jp/dq5/
ttp://www.geocities.jp/dq5ss/index.html
避難所
ttp://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/game/2960/1091201564/
えちいのはエロパロ板に【ドラゴンクエスト官能小説1〜8】があるのでそちら に。
子供も見ているので大人は自分で探しましょう。
4名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/07(火) 09:27:35 ID:T+KxiYqG0

    私たち 純真無垢のドラクエ兄妹カプテンテット
    背徳禁忌なんて ラブラブの前には問題なーし!            +
    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    love
.            ,.._   love     +  !\!\             _ _    love
  +      ,.'.⌒~゙ヾヽ          、_ゝ∧へヘ ノ__ +   〃〈ミ./,〃ノミヽ.      ,
    ,'^y'⌒⌒ヾC>、-:!( 彡"ヾi゙(MM).、.ヽヽ /、~リ '´  ヽ   巛/、ヘ巛(~,゙川.!〉. ,. -― 、 ´Z,
    ))! .八~゙リ))ー^リLノソ."Y(O=ツノノリ゙)ハ. ヽ(。^ヮノタ~ヾリハ ,ノヾゝ゚Oヾノ-.゚;zソ. !{X}i!ii'ii〈"ゞゞ
   (.(ヾ(!^ヮ^ノ干干ス  0)|.^ヮi、ヮ^.ルし; 〈゙にづ、゚ヮ^*)).) 6〜《~}づとこ{~》  ヾ(!^ーノヮ^ノ゙
     ゙ .と:~¥゙)i=ニ=〈J + ,〔ヾ:,⊂{i~0'"~″ 〉=@=⊂)`゙iノソ   く/_i!_,U个、iゝ + /゙jっ丕゙>
 love  .ツ~゙i~iレ´liヾ、i  ./ il`ん、_;ノ     じlン!i,ノ_i _,ゞ´ . +   〉 )ノ.| | .|  ッぐ,イ_;ゞ;_,ゝ
       く/_l_リ |-||ー|.゙  .'ー-~じ' J''  love |=/|=l ヾし'      .じ'ノ .|ニ||ニ|           +
    +      ̄. ̄            .   ̄  ̄    .         ̄. ̄
5名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/07(火) 16:36:23 ID:Xg1ZJ5Xs0
6名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/07(火) 19:18:28 ID:o22x2tUx0
>>5
dクス!
でもFF12スレ乱立で落ちそうだな・・・
7名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/07(火) 19:31:22 ID:7upSpIWTO
スレたてお疲れ 初めてだけどネタやってみようかな 恋愛ネタじゃない重い内容のやつだけどまだ考え途中
8名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/07(火) 19:43:21 ID:o22x2tUx0
>>7
是非ガンガってください!
9名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/07(火) 21:47:50 ID:XMfcHf3X0
前スレラストでリレー小説書いたんだけど、番号間違えてしまった。
前スレ>>982はリレー小説[45]です。次が46。
しかもタイミング悪く容量オーバーだったのでこっちに報告。スレ汚しごめんな。
10名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/07(火) 22:57:41 ID:y8M5ZBRa0
>>1
11名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/08(水) 13:26:20 ID:GgNgwFiU0
保守
12[46] ◆IReLayPMa2 :2006/03/09(木) 00:57:28 ID:uVQtlX7b0
(で、お兄ちゃんの格好悪いところ……)
 ピエールにお兄ちゃんの格好悪いところを見せて幻滅させちゃうぞ作戦
を実行するべく、考えをめぐらせるタバサ。
(きょ、今日はわたしの方が遅かったけど、お寝坊さんだよね。
 で、でもお兄ちゃんの寝顔ってとっても綺麗……)
 ぽっ。
(食いしん坊だよね。食い意地が張っているっていうか、好きな料理だと
 ものすごい勢いで食べちゃうし……。
 で、でもいっぱい食べるのってとっても健康的……)
 ぽぽっ。
(と、時々いじわるなんだよね! この前わたしのおやつ食べちゃったし。
 でもでも、次の日にごめんなって言って綺麗な髪飾りをくれたんだよね……)
 ぽぽぽっ。
(あああああ、お兄ちゃんの格好悪いところを探さなくちゃいけないのに
 どうしても格好いいところが浮かんできちゃうよ)
 難しい顔をしながら顔を赤らめて表情がくるくると変わるタバサをピエールは
呆れ顔で見ていた。ちなみに、タバサの思考は小声で漏れ出ていた。
 
/

「野郎ども、準備は良いか?」
 男の言葉に、数人の取り巻きが頷いた。
「計画通り、狙うのは王女だ。良いな」
 闇に紛れて男達がグランバニア場内に侵入してゆく。
 グランバニアは世界でも有数の堅牢さを誇っている。
 だが、世界が平和になった事に対する僅かな気の緩み。
 王と王子が不在のタイミングの悪さ。ピピンは風邪を引いていた……。
 小さな小さな要素が積み重なって出来た傷口が、開こうとしていた。
13名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/09(木) 07:44:12 ID:mCYUirrbO
リレー続きキター!
14[47] ◆IReLayPMa2 :2006/03/09(木) 12:02:52 ID:39bYOQTT0
タバサの小言を聞いていたピエールは鼻で笑いタバサの前を素通りしレックスの部屋へ向かおうとしていた。
タ「ちょっとピエール、どこ行くのよ?」
ピ「レックス様の部屋ですが、何か問題がおありですか王女様?」
タ「な・・・何しに行くのよ?」
ピ「愛のためですわ。それでは失礼しますわ。」
その言葉にタバサの中では何かがキレた。
15[48] ◆IReLayPMa2 :2006/03/09(木) 23:08:13 ID:uVQtlX7b0
「なによ、ピエールのバカ!! わたしのお兄ちゃんを取らないでよぉっ!」
 タバサの言葉が突風のように通り過ぎた。
 そしてやってくる凪のような沈黙。
 ピエールは唖然とした表情でタバサを見ている。
 タバサは呆然としてその瞳には何も映してはいない。
 きつく握られたタバサの拳が小さく揺れている。
 じわり、と大きな瞳がにじんだ。
「あの……」
 ピエールがようやく声をかけるのと、タバサが走り出したのは殆ど同時だった。
16名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/10(金) 00:09:43 ID:nxld+eqa0
もう少しで2年か・・・
リレー書いてる人がんばって!
そしてあの頃の活気を・・・!
17[49] ◆IReLayPMa2 :2006/03/10(金) 03:08:17 ID:7bJfsgg10
城の中庭まで走りきってタバサは走るのをやめた。
「ハァハァ、私、なにやってるんだろ・・・」
そう少し自己嫌悪する。

「タバサ王女ですかい?」
タバサは後ろから急に男達に話しかけられる。
疲れと怒りで接近に気がつかなかったようだ。
「そうですけど何か・・・?」
見るからに怪しそうな風体の男達。少なくともグランバニアの者ではない。
タバサは警戒する。
しかし男の一人はタバサの呪文の詠唱よりも早く「まふうじの杖」をふりかざす。
「きゃ!」
そして間髪入れず、男達はタバサを羽交い絞めしキメラの翼を使い、その場から消え去ってしまった。

その一部始終をスラりんは見ていた。
「た、大変だ・・・」
すぐさまスラりんはピエールのもとへ駆けた。

「それは本当ですか!」
スラりんからの報告を受けたピエールは驚愕する。
「私がタバサ様のもとにいればこんなことには・・・」
ピエールは後悔した。自分の行動が結果的にタバサがさらわれてしまう原因をつくったことに。

「ピエール!タバサを知らないか!」
老婆の予言を聞き、慌てて城に戻ってきたレックス。
「レックス様・・・。タバサさまは・・・」
ピエールはタバサが謎の男たちにさらわれてしまったことを告げる。
「くそ!もう少し早く戻っていれば」
「レックス様、なんとかタバサ様を救出いたしましょう」
「もちろんだ!でも犯人たちが何者かさえわかっていないとなると」
18[50] ◆IReLayPMa2 :2006/03/10(金) 09:12:11 ID:GF63dod1O
そのころ双子の父カルスはといえば―――

「ぐごーぐごー」
酒場のテーブルに突っ伏して眠っていた。

「フフ・・・よく眠っているわ。」
「酒に混ぜたコレがよーく効いてるようですなぁゲヘヘ」
男は小瓶を振りながら下卑た笑いをした。
「そのまま丸一日眠っているといいわ・王・サ・マ♪」
「ってなんか王の様子がおかし・・・起きた」
女は男の襟首を掴み「ちょっとアンタ、アタイの指示通りやったんだろうねぇ?」
「ま、間違いないですぜ!
言われた通り通常の1.5倍の量を仕込みました!」
「チッ・・・薬物に耐性がある、か。仕方ないねえ。アンタはここで待ってな」
「ヘ、ヘイ・・・」

「んわぁ〜よく寝た。んんン?レックスはどこいったぁ?」
周りを見渡すもレックスらしい少年の姿は見あたらなかった。
「先に帰っちゃったのか。寂しいなあ・・・じゃあ僕も帰るとしようかな。」
カルスは席を立ち、ルーラを唱えるため外に出ようとしたら
女が声をかけた。
「あ〜らかっこいいお兄さん♪私とイ・イ・コ・ト・し・な・い?」
「わ〜いもっこりちゃんだ〜。するする〜」
「アン。こんな大勢見てる前じゃ恥ずかしいわ。
だ・か・ら二人っきりになれる場所にいきましょう?」
19[51] ◆IReLayPMa2 :2006/03/10(金) 22:05:30 ID:IGVW9dEl0
「くそっ」
 悔しさと苛立ちを露にして壁に拳を打ち付けるレックスにピエールが
気遣わしげに声をかける。
「レックス様……申し訳ありません。私がついていながら、こんな事に……」
 レックスは自分を落ち着かせるようにひとつ深呼吸をして答えた。
「……ううん、ピエールのせいじゃないよ。僕がもっと早くに占ってもらっていれば……」
「占い、ですか?」
「うん。ポートセルミで占って貰ったんだ。そうしたら、僕の大切な人が危ない目に
 遭うって出たから。だから急いで戻って来たんだけど……」
 ピエールの胸の奥がざわり、と動いた。
 レックス様は「大切な人」と聞いて真っ先にタバサ様を思い出したのだろうか。
 タバサ様に為に必死で、一生懸命に、なっているのだろうか。
 もし、さらわれたのが自分だとしても、レックス様は心配してくれるのだろうか。
 そんな考えを振り切るように大きく頭を振って表情を引き締める。
「レックス様、とにかくタバサ様がさらわれた現場に行ってみましょう。
 何か手がかりがあるかもしれません」
「うん、そうだね」
 答えると、一刻でも惜しむかのようにレックスは駆け出した。

/////////

長い事止まってたけど、書き出してみると意外とリレー参加者が多いよね。
良い事だ。カルスのキャラにちょっと笑ってしまったw。
20[52] ◆IReLayPMa2 :2006/03/11(土) 11:36:23 ID:BLQd+s0rO
女はそう言いながらカルスの隣りで胸を当てるように肘と肘とを絡めた。
「うわっだいた〜ん☆」
「二階の個室に行きましょう。あそこなら誰にも邪魔されないわ。ね?」
「はぁ〜い。ウワ〜ィ僕ちゃん楽しみだな〜☆
ねぇねぇ何するの何するの〜」
「ウフフ・・・後の・お・た・の・し・み♪」
女は妖艶な笑みを浮かべた。獲物が釣れた喜びを表すために。


「さ、ここよ。どうぞお入りになって。」
「うわ〜いい部屋だね。調度品のセンスがいい。
テーブルやソファーもきっと名のある職人が作った物なんだろう。
それでも君という輝く女神の前には霞んでしまうけどね」
カルスはそう言いながらベッドに腰掛けた。
「あらお上手」
ガチャリ。女は部屋の鍵を閉めた。
そして冷蔵庫から酒を取りだしテーブルのグラスに注いでカルスに差し出した。
「まずは乾杯といきましょうか。この地方の葡萄酒よ」
「ん〜いい香りだ。」
「二人の出会いに、乾杯」
21名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/11(土) 11:37:29 ID:BLQd+s0rO
双子が出てこなくてすみません
22名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/11(土) 21:10:14 ID:qPTMWYFR0
リレー小説書いてる人GJ!!!!!!
イイ!!

とりあえずVIPのスレから
http://vippic.moo.jp/up/files/up43818.jpg
http://vippic.moo.jp/up/files/up40401.gif
http://www.vipper.org/vip207850.jpg
23名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/11(土) 21:17:46 ID:jFmKZ5wG0
>>22
上1枚:二次画像。PC無害。10歳児を考慮に入れると青少年無害ただし倫理的問題
下2枚:流失
このスレはこういう画像貼るところじゃない気がするが。
24名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/11(土) 23:19:12 ID:8Q+zI0La0
>>23
これくらいはオーケーじゃない?
よっぽどなのは虹だろうけど

前スレ埋まってたので一応リレー小説トリップ発掘
[通算番号]#@j$PJYpV
これを名前欄に
25[53] ◆IReLayPMa2 :2006/03/12(日) 09:17:09 ID:BZI689gO0
「んっ……ふぅ……」
 ちいさく身じろぎをして、タバサが吐息を漏らした。
 手足は縛られ、口には猿ぐつわまではめられている。
 その上薬品を盛られたらしく、頭に霧がかかったように思考がはっきりしない。
 不自然な体勢で身体が痛いのに眠くてたまらないのだ。
「王女の様子はどうだ?」
「ヘイ、クスリが効いて良く寝ていますぜ」
「よし、定期的にクスリを嗅がすのを忘れるな。ガキに見えてもこいつは
 魔法使いだからな。油断するなよ」
「ヘイ」
 男達のそんな会話が聞こえてくるが、まるで夢の中の出来事のように
現実感が無かった。

 …………おにいちゃん、ごめんね。
 わたしが、意地っ張りで、ワガママで、素直じゃなくって、変な事ばっかり考えてたから
こんな事になっちゃって。
 もう、おにいちゃんには会えないのかな……。
 そうしたら、おにいちゃん……わたしの事なんか、忘れちゃうのかな。
 ――――――。
 そんなの、そんなの嫌だよぉ。
 おにいちゃん……わたし、怖いよ。
 おにい……ちゃ……たすけ、て…………。
 
 タバサの意識は闇に飲まれて、深く深く落ちていった。
26名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/12(日) 15:12:00 ID:UqYL7v4c0
保守
27名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/12(日) 21:11:52 ID:BZI689gO0
リレー小説の黒幕どうしようか? 金目当ての誘拐団って考えてたけど
王にも手を出してるっぽいし、何かそれらしいのを考えた方が良いかな?
オイゲンとかハトッコリーとかトーエンとか(全て仮称)オリキャラ出して、実は王座を狙ってるとか。
リレーだし、基本的にはオリキャラ出さない方が良いのかなーとは思うんだけど。
まあ、行き当たりばったりが一番リレー小説の醍醐味が出るかなw
28名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/12(日) 22:34:02 ID:jVCrS6yKO
王サマ編を書いてる物だけど行き当たりバッタリに一票。
やっぱ先の読めない展開が醍醐味だと思うんだけどどうでしょう?
29[54] ◆IReLayPMa2 :2006/03/12(日) 23:24:26 ID:77qGGf+l0
「やっぱりなにもない……か」
タバサがさらわれた現場に行ってみたものの手がかりはなかった。
「でもおかしいですね。普通、一国の王女をさらう場合、身代金要求の置手紙くらい残すはず」
「ああ。でも身代金目的で無いならタバサを狙う理由は?」
「………」
三人(一人と二匹)はそこで行き詰ってしまった。
「とりあえずお父さんにこの事を知らせよう」
「はい!」
「ぴきー!」

――その頃酒場では……。

「ぐごーぐごー」
「ウフフ……。やっと堕ちてくれたわね、オ・ウ・サ・マ♪」
「姐さん、こっちもうまくいきやしたよ」
「あら優秀だこと♪これで計画通りね、二人もモンスター使いがいれば失敗は無いわ」
「しかし大丈夫ですかね……。いくらモンスター使いでもアイツを従わせるのは……」
「びびってないの♪さあ行くわよ」
30[キャラまとめ] ◆IReLayPMa2 :2006/03/13(月) 11:40:19 ID:8u6Lw2sK0
名前          げんざい             せいべつ
カルス     ゆうしゃのちちおや           おとこ   
ビアンカ(未出)  カルスのつま             おんな
レックス    でんせつのゆうしゃ           おとこ
タバサ       とらわれのみ             おんな

スラりん    しゃべるスライム            ???
ピエール   ゆうしゃにほれたスライムナイト     ♀


コリンズ    さくりゃくか                おとこ


敵ボス        ???               おんな(おとこの可能性有り)
敵(数不明)      ???               ???
まものつかい×2  ???               ???


ピエールが甲冑○士ぴえーるさんにしか見えない
31[55] ◆IReLayPMa2 :2006/03/13(月) 14:20:58 ID:8hw8h+/t0

誘拐犯たちはとある場所へ向かった。そこはサラボナの町の北に浮かぶ小さな島。
その島には、島の大きさに似合わない立派なほこらがあった。
門を開け、彼らはその中に入り螺旋階段を降りていく。
ついに最深部まで降り立つと、目の前には大きな壺がポツンと置かれていた。
「もうういわ。2人をおこしなさい」
女の指図で、男達は袋の中からタバサとその父を地面に放り出した。
その衝撃で2人は目を覚ます。
「アイタタ、ここはどこだ〜?」
「いたっ、あれ、なんで私こんなところに?」
意識が朦朧としている2人は今の自分の状況を理解できていない。
だがやがて2人はこの場所に見覚えがあることに気がつく。
「ここはたしかブオーンが封じ込められたほこら…」
タバサがそう呟いた。
「ご名答」
女はパチパチと軽い拍手をしながら2人の傍に近付いてきた。
「こんなところへ私たちを連れ込んでどうしようというのだ」
そう言ったのは父の方。
すっかり酔いも醒めていつものりりしい王の姿に戻っている。
「話は簡単よ。この…壺に封じ込められた魔物。
それをあなたたちの手で私の家来にしてくれればいいの」
「なんだって…!いったいなぜそんな事を望む?」
「あんたは黙って従えばいいのよ。あなた達が魔物と心を通わすことができる能力者だってこと
調べがついてるのよ。なんならお姫様の方にやってもらおうかしら」
32[56-1] ◆IReLayPMa2 :2006/03/13(月) 21:51:18 ID:+TcljB780
 レックスは夜空に向かって叫んだ。
「どうしていないんだ!!」
 あれからすぐにポートセルミに跳んだレックス達だったが、カルスがいるはずの
酒場はすでにもぬけの空だった。
 それでも諦めずに町中を走り回り、姿の見えないカルスを探し回った。
 探しに探して、普段人が立ち入らないような町外れにまで探索範囲を広げても
結果は同じだった。
 タバサがさらわれて、手がかりも無く、頼れる父も行方知れず。
 その現実が重圧となってレックスにのしかかる。
 普段の彼からは想像も付かないような弱音が口を付いて出てきた。
「どうしたら良いんだ……。父さん、助けてよ……」
 涙がにじんで零れ落ちようとしたその時――――。

「しっかりしなさいレックスッ!!」

 凛とした声が響いた。
 それまで黙って走り回るレックスに付いて来ていたピエールが険しい表情で目の前の
王子を睨んでいる。
「そうやって泣き言を言っていればタバサ様は見つかるのですか? カルス様は見つかるのですか?
 事態は好転するのですか?」
 それはレックスですら初めて見る程のピエールの激しい口調だった。
「あなたはお父様から何を学びましたか! 私達との冒険の中で何を学びましたか!
 そうやって挫けてしまう事ですか? 違うでしょう! 思い出しなさい!」
 レックスは零れそうになる涙を止めるために空を見上げる。
 歯を食いしばり、ぎゅっと目をつぶってピエールの言葉を受け止める。
 気が付くと、ピエールのあたたかな両手がレックスの握られた拳を包んでいた。
「……大丈夫です、レックス様。貴方なら、きっと」
 そう、どんな困難の中にあっても決して諦めない事――――。
 それこそが彼ら家族の強さだった。
 父は、祖父を殺害されて奴隷として生活をしながらも、決して諦めたり堕落する事は無かった。
 父と母が行方知れずになった時も、仲間達は彼らの無事を信じて探し続けた。
 ――――僕がここで諦めてどうする!
33[56-2] ◆IReLayPMa2 :2006/03/13(月) 21:53:05 ID:+TcljB780
「……そうだ」
 レックスが表情を輝かせてピエールに語りかける。
「占い師さんだ! タバサが危ない事を教えてくれたあのお婆さんにもう一度占ってもらおう!」
 そうと決まれば、とばかりにすぐに駆け出すレックス。
 その後姿をピエールは柔らかな微笑で見守っている。

 それでこそ、私の好きなレックス様です――――。

 少し遅れて、ピエールも後を追って走り出した。

////////
容量がオーバーしてしまったので分割。
>>30とてもとてもGJです。
34名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/14(火) 02:51:48 ID:kop26K+00
ピエールかこいい!
35[57] ◆IReLayPMa2 :2006/03/14(火) 14:23:25 ID:DUrm4EDBO
「おっと、先に言っておくけど妙な気は起こさない方がいいよ。
カワイイ王女サマがどうなってもいいならね」
「・・・」
カルスは女の話を聞きながら状況を確認していた。
敵は約20人。うち女一人。周りを囲まれている。
自分の後ろに三人。タバサの後ろに二人。
出口は降りて来た螺旋階段のみ。
タバサ、そして自分も両手を後ろで縛られている。
体調は良好。いや、おそらく二人ともマホトーンを受けている。効果時間は後・・・10分程か。
「アタシの言う通りにしてくれれば二人とも無事に帰らしてあげるよ。
まあ選択肢は一つしかないけどねぇ♪」
・・・時間を稼ぐか。
「お前達。あの魔物がどれだけ危険なのか解っているのか」
「ああ、よ〜く知ってるよ。昔世界が危機にさらした魔物だろ?
アタイの目的には十分事足りるヤツさ」
それほどの巨大な力を一体・・・?
「もうすぐ私達が行方不明な事に気付いて誰かが探しに来るだろう。
それでもお前達が逃げ切れると思っているのか?」
「だからアンタ達二人を誘拐したのさ。
まして一国の王とその娘が囚われてるとなると下手に手出しできないだろうねぇ」
・・・あと六分。
36名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/14(火) 18:32:56 ID:eep6Mm+90
保守
37[58] ◆IReLayPMa2 :2006/03/14(火) 21:13:31 ID:Z2e/jkWv0
「だが、あれ程強力な魔物を従えるなんて事が出来ると本当に思っているのか?」
「さあ? 出来なかったらその時は、アンタ達の身代金でも要求してみようかしらね。
 もっとも、その場合アンタ達の身の安全は保障できないけど」
 そう答えてちらりとタバサの方向に視線をやる女。
 口元には勝ち誇ったような笑みが浮かんでいた。
「危険すぎる! もし失敗したらお前達だって無事じゃすまないんだぞ!」
「アンタの娘も死ぬわね。それが嫌なら意地でも成功させなさい」
「ぐ……」
 状況は圧倒的に不利だった。しかし、マホトーンの効果さえ消えれば方法はある。
 ……もう少しのはず……。
 カルスはじっと機会を待っていたのだが。
「姐さん、そろそろまふうじの杖の効果が切れる頃ですぜ」
「そう、じゃあさっさとかけ直して頂戴。いくら縛り上げていても魔法が使えたんじゃ
 イタズラされるかもしれないものねぇ」
 そしてなす術も無く再び魔法を封じられる二人。
 こいつら、油断していない――――。
 カルスは拘束された腕の開放を試みるが、きつく縛り上げられたそれはびくともしない。
「さあて、そろそろやって貰おうかしら。出来ない、なんて言わないわよねぇ」
 そう言った女のつま先がカルスの腹部に突き刺さり、低いうめき声を上げてカルスが崩れ落ちた瞬間。

「わたしが、やります」

 ちいさな、けれども透き通った声がほこらに響いた。
38名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/14(火) 21:16:28 ID:Z2e/jkWv0
保守してくれてる人GJです。
FF12が出るともっとスレが乱立するだろうし、落ちないように気をつけないと。
39名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/14(火) 21:53:01 ID:7iPWQjHF0
みなさんいい仕事してますね
40名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/15(水) 09:14:12 ID:143oeSftO
保守
41名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/15(水) 17:16:17 ID:e0ifs3tR0
保守
42[59] ◆IReLayPMa2 :2006/03/15(水) 22:11:34 ID:t58rGwTD0
 その場にいた全員の視線が一点に集中する。
 声の主、タバサはやや緊張した面持ちだったが、すぐに顔を上げて
女首領と真っ向から視線を合わせて、もう一度言った。
「わたしがやります」
 驚いたのは誘拐団だけではなく、父カルス、そしてタバサ自身も自分の行動に
軽い驚きを覚えていた。
 
 誘拐され、冷静さを失って恐怖に捕らわれていたタバサだったが、意識を取り戻した
その時、視界の中に父の姿を見つけ、落ち着きを取り戻していた。
 そして父の口から放たれた言葉。
『もうすぐ私達が行方不明な事に気付いて誰かが探しに来るだろう』
 その言葉はタバサの心に小さいがあたたかな灯火を点らせた。
 お兄ちゃんなら、絶対にわたし達を見つけ出してくれる。
 お兄ちゃんなら、絶対に、絶対に助けに来てくれる。
 だったら、わたしが怖がっていたって何にもならない。
 だったら、わたしに出来る事は――――。
 
「わたしがやります。だからお父さんに乱暴をしないでください」
 沈黙した周囲に重ねてタバサの声が響く。
 表情と声からは、怯えの色は完全に消え去っていた。
43名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/16(木) 07:15:54 ID:G9m0/Xde0
44名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/16(木) 08:59:17 ID:oPiSBW/5O
リレー小説おもろいなぁ
45名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/16(木) 09:38:43 ID:O/MPHWsxO
保守党
46名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/16(木) 11:32:37 ID:IXHydJguO
よろ
47名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/16(木) 17:45:15 ID:VQBskocj0
.           ,
    ,. -― 、 ,ゞ"  ´Z,
    !{X}i!ii'iii ソW〈"ゞゞ FF12 とうとう発売かぁ……
.   ヾ(!^ヮ゚ノ ゞ(^ヮ^ノ゙  じゃあ次は 僕たちも出演する DQ6のリメイクかな?
    /゙j巫ゝ ."/゙j丕ゞ
.   ん'.;_:_ゝ ん'.;_:_,ゝ
48[60] ◆IReLayPMa2 :2006/03/16(木) 17:56:00 ID:f/DWXXRf0
「へえ、お姫様がやってくれるんだ」
 金縛りのような沈黙から最初に脱したのは誘拐団の女首領だった。
 先程までのような余裕のある態度であったが、
「はい」
 真っ直ぐに即答したタバサに小さな苛立ちのような表情を見せる。
「ちっ」
 舌打ちをしてタバサから視線を外した女首領。
 完全に気圧されての事だったが、その事実に気づく者はいなかった。
 その場にいた誰もがタバサの発する雰囲気に呑まれていたからだ。
「だっ、ダメだ、タバサ! 危険すぎる!」
 カルスのほとんど叫ぶような呼びかけにも落ち着いた声で答える。
「だいじょうぶです、お父さん。お兄ちゃんが絶対に助けに来てくれます」
 自信たっぷりのタバサの答えは、しかし他の者には無根拠に思えた。
「ハッ、お兄ちゃん、ねぇ……。勇者だなんだって言ったって所詮アンタと同じ
 子供じゃない。そんなヤツに何が出来るって言うのよ。どうせ今頃途方に暮れて
 泣いてでもいるんじゃないの」
 明らかにバカにした口調の女首領に、それでもタバサはひるまない。
「いいえ、お兄ちゃんは絶対に諦めません」
「こっちは数も多い、人質もいる、例え勇者と言えどもどうにもなる筈が無いでしょう!」
「いいえ、お兄ちゃんはそんな事に負けたりしません」
「何処からそんな自信が出てくるって言うのよ!」
 もはや苛立ちをまったく隠す事の出来なくなった女首領がタバサを怒鳴りつける。
 武器を持つ男達に囲まれて、自らは縛られ、呪文も封じられ、父も捕らわれの身。
 それでも、この場にまったく似つかない笑顔をタバサは浮かべた。

「――――だって、わたしのお兄ちゃんですから」
49名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/16(木) 20:36:12 ID:VQBskocj0
リレーSS、もはや横入りできなくなってきたが、がんがってくれ。
50名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/16(木) 20:43:21 ID:f/DWXXRf0
一人で続けるのもそれはそれで気が引けるから
横入り歓迎ですぜー。
51名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/16(木) 23:34:12 ID:/tmpNYXs0
ほ し ゅ
52名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/16(木) 23:35:08 ID:PUeuumAd0
>>47
いたな〜そういえばw
53[61-1] ◆IReLayPMa2 :2006/03/17(金) 02:52:51 ID:nLfU5mAd0
 息を殺して、身を低くし、螺旋階段をゆっくりと下っていた。
 幸いほこらの外に配置された見張りは少人数で、彼らの敵ではなかった。
 螺旋階段の途中にいた男は、まどろみの剣の効果で眠っている。
 大丈夫、ここまでは上手くいっている。そう、自分に言い聞かせた。
 極度の緊張。二人は無事なのだろうか……。もしかしたら……。
 そんな嫌な想像を必死の努力で振り払い歩みを進める。やがて、眼下から話し声が聞こえてきた。
『危険すぎる! もし失敗したらお前達だって無事じゃすまないんだぞ!』
 その声を聴いた瞬間、大量の汗が安堵を伴って流れた。聞き間違えるはずもない、
頼もしい父の声だ。身を乗り出したい衝動を抑えそっと様子を伺うが、見つからないように身を伏せた
状態では全体を把握する事は叶わない。
 もう一人、いるはずだ。安全を確認しなければならない大切な人が、そこにはいるはずだ。
 姿は見えない。しかし、彼らから死角になっている場所――――丁度真下からその声は響いて来た。
54[61-2] ◆IReLayPMa2 :2006/03/17(金) 02:53:31 ID:nLfU5mAd0
『わたしが、やります』
 タバサだ! 無事だったんだ!
 思わず立ち上がろうとしたところを横からぐっと押さえつけられる。
 顔を見合わせ、頷く。そうだ、今はまだタイミングを見計らわなくちゃ……。
 会話は続く。
『だいじょうぶです、お父さん。お兄ちゃんが絶対に助けに来てくれます』
『ハッ、お兄ちゃん、ねぇ……。勇者だなんだって言ったって所詮アンタと同じ
 子供じゃない。そんなヤツに何が出来るって言うのよ。どうせ今頃途方に暮れて
 泣いてでもいるんじゃないの』 
 悔しさで唇を噛んだ。悔しくて悔しくてたまらないが、言うとおりだった。
 何をどうすれば良いのか分からなくて、タバサが危ない目に遭っているって言うのに、僕は……。
『いいえ、お兄ちゃんは絶対に諦めません』
 タバサ……。
『こっちは数も多い、人質もいる、例え勇者と言えどもどうにもなる筈が無いでしょう!』
『いいえ、お兄ちゃんはそんな事に負けたりしません』
 違うのに、僕は不安に負けてしまいそうだったのに、そんな僕をタバサは信頼してくれている。
『何処からそんな自信が出てくるって言うのよ!』
 僕は、僕は――――。

『――――だって、わたしのお兄ちゃんですから』

 刹那、冷静な判断は失われていた。
 同時に、不安も、恐れも、全て消え去っていた。
 心にあるものはただひとつ。
 タバサを助けるんだ――――。
 
「タバサーーーーーーーー!!」

//////////
容量オーバーの為分割。
そろそろ終わりが見えてきた?
55名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/17(金) 07:38:00 ID:0DYMyA7pO
まだまだ続きそう。てか続ける。
56名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/17(金) 11:12:41 ID:/DleglwrO
ほしゅ
57[62‐1] ◆IReLayPMa2 :2006/03/17(金) 15:05:20 ID:0DYMyA7pO
「な、なんだオマエラぐぼぉあ!?」
疑問を口にした荒くれの一人は水月に入ったピエールの肘打ちによって昏倒した。
「全く・・・見境も無く飛び込むんですから」
「まあまあいいじゃん。王子らしくてよ―」
そういうスラリンは体当たりによって気絶させた二人の上に乗っかっている。

「タバサ」
「おにいちゃん・・・」「助けに、来たよ」

―――おにいちゃんのその言葉を聞いて私は涙が溢れてしまいました。
世界で一番かっこよくて、凛々しくて、頼りになるおにいちゃんが
私のために―――

―――タバサ、君の言葉を聞いて思い出したよ。
僕は勇者。そして世界でたった一人の君だけの
おにいちゃんなんだって。
もう大丈夫だから―――

「覚悟してもらうよ!」
恐怖も迷いも微塵も無い。あるのは勇気に溢れた勇者の心。
「レックス様。雑魚は私とスラリンが引き受けますレックス様はお二人を」
僕は無言で頷いた。
するとピエールとスラリンは群がる荒くれの中に飛び込んだ。
「父さんとタバサを放せ」
剣を真っ直ぐに構え威嚇する。
「ふ、ふん!お前達!あんな糞ガキやっておしまい!」
58[62‐2] ◆IReLayPMa2 :2006/03/17(金) 15:08:39 ID:0DYMyA7pO
「へい!!」
女の号令と共にカルスとタバサの後ろにいた5人の男がレックスに襲いかかる。

「ぐわぁっ」
「ぐへっ」
「ぶるぉあああああ」
「あべし」
「ナランチャ!」
レックスはものの10秒足らずで男共を一刀にきり伏せた。
「後はお前一人だ。女の人でも容赦しないよ」
「くそっガキが・・・なめんじゃないよ!」
女は懐から短剣を取りだしレックスと対峙した。
「死ねぇ!!やぁぁぁぁ!」
女はレックスに向かって体こどぶつけるように短剣を突き出した。
「甘い!!」
「なにっ!?ぐわぁぁぁっ!?」
レックスは女の短剣が自身に刺さる寸前で短剣を持った右手を掴み
その勢いを利用して右手を極めながら女を地面に叩き付けた。
当然受身の一つ取れなかった女は目を回し気絶した。
「流石レックス様、お見事」「やるねェ王子」
雑魚をあらかた片付けたピエールとスラリンがレックスの技を誉める。
「君との修練のおかげだよピエール。
さ、この人をロープで縛ろうと思うんだけどその辺に
ピエール!!後ろだ!!」
「え!?」
ピエールはすぐさま振り向いくもすでに手遅れだった。
ピエールはすぐさま振り向くもすでに手遅れだった。
パリーン
それは雑魚の一人が棍棒のような物で壺を叩き割った音だった。
悪魔を封じた壺を―――
59名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/17(金) 15:10:58 ID:0DYMyA7pO
最後のピエール〜が二重に・・・失礼。
60[63] ◆IReLayPMa2 :2006/03/17(金) 17:48:18 ID:qC7xg3ek0
壺から瘴気が立ち込める。
――― 手遅れか!
相手はブオーン。
以前一度倒したことがあるものの恐ろしい強敵だ
地下には不思議な結界がかけられておりリレミトは使えない。
レックスは覚悟を決め、剣をしっかりと握る。

「グハハハ、よくもオレサマを封印してくれたな!滅ぼしつくしてやるぞニンゲンドモ」

ついに壺から山のように大きいブオーンがあらわれ・・・なかった。

「あれ・・・?」
「か、かわいい♪」
タバサが思わずそう言ってしまうくらい壺から出たのはミニサイズのブオーンだった。
61名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/17(金) 22:39:06 ID:1B7cMQfY0
保守
62名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/17(金) 22:39:39 ID:PzVbJrQ90
さあがんばれ。
63[64] ◆IReLayPMa2 :2006/03/17(金) 23:14:56 ID:/DleglwrO
「グハハハハーーー・・・・って、あれ?
皆さん・・・デカなりました?」
「いやっ・・ぷっ・・君が小さくなったんだよ・・ぶふふー」
カルスは思わず吹き出した
「ねっ、ねえタバサ、何でブオーンがあんなに小さいの?」
「多分私たちが倒しちゃったからだと思うの。
ぱっと見たところ、今のブオーンはスライムさんと同じ位の強さだと思うの。」
レックスはタバサの縄を解きながらヒソヒソ話をしている
「レックス様ー」ピエールがレックスを呼んだ
「どうしたの?」
「奴らみんな逃げていっちゃいましたー」
「まあ、放っておいてももう何も出来ないだろう。
ところでお美しいお嬢さん、僕の縄を解いてくれるかな?」
「はっ、ハイッ!」
ピエールがカルスの縄を解く。
「ふぅっ・・・さて、レックス、タバサ、城の皆が心配してるだろうしそろそろ帰ろうか?」
64[65] ◆IReLayPMa2 :2006/03/17(金) 23:34:12 ID:nLfU5mAd0
「やっ、やめろー。オレサマは最強の魔物だぞぅ。ニンゲンどもを滅ぼして……」
「えへへー、ブオーンさん、ふかふかだー」
「にゃっ、にゃっ、にゃっ、やめっ、やめっ、やめっ……」
「はははっ、もうすっかり仲良しだね、タバサ」
「うんっ、お兄ちゃんもおいでよー。すっごくふかふかだよ」
 それまでの緊張が嘘のようなあたたかい雰囲気で螺旋階段に向かって歩き始めたレックス達を
ピエールは眩しそうな表情で見つめていた。

 ブオーンが復活した時、タバサとピエールを守るかのように間に立ちはだかった背中。

『はぁはぁ…無茶するなよピエール』
 身を挺して自分を守ってくれた背中。
『占い師さんだ! タバサが危ない事を教えてくれたあのお婆さんにもう一度占ってもらおう!』
 困難の中にあっても決して諦めない背中。
『タバサーーーーーーーー!!』
 そして、大切な人を守るために危険をかえりみず飛び出していった背中。

 本当、本当にに大きくなりましたね……。

 ふと視線を感じて足元を見ると、スラりんが不思議そうな顔でピエールを見上げていた。
「ふふっ、なんでもありません。ちょっと考え事をしていたみたいです。さあ、私達も行きましょうか」
 そう言うと、ピエールはスラりんを肩に乗せてレックス達の後を追って歩き始めた。 
65名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/18(土) 08:05:13 ID:40vIj5e50
ho
66名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/18(土) 08:43:57 ID:Nhh8ZHAA0
そして世界は核の炎に包まれた
67名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/18(土) 14:24:28 ID:u6ddmG8U0
ぶおーん ぶおーん。
68名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/18(土) 19:46:25 ID:Mc2CJv2B0
キャッチャー
69[66-1] ◆IReLayPMa2 :2006/03/18(土) 20:14:30 ID:e/wIkYRh0
「おお、もう夜が明けてるみたいだな」
 先頭を歩くカルスが螺旋階段に差し込む光に目を細めて歩みを速めた。

「ねえ、お兄ちゃん」
「ん?」
 タバサは隣を歩くレックスの服のすそをちょこんと掴んで、頬を薄井ピンク色に染
めて俯いていた。
「あ、あのね、わたし、今日はすっごく怖かったの。
 もしかしたら、もうお兄ちゃんに会えないんじゃないかって思って…」
「そんな事」
「うん。だけどわたし、お兄ちゃんが絶対に助けてくれるって信じてた。
 だからお兄ちゃんが助けに来てくれたとき、すっごく、すっごく嬉しかったん
だぁ」
「タバサ……」
 服を掴んでいた手にきゅっと力が入れられる。
「あ、あのね! お兄ちゃん、わたしねっ」
「レックス様!」
 タバサの言葉を遮ったのは、にんまりとした笑みを浮かべたピエールだった。
 タイミングを外されたタバサはぱくぱく、と金魚のように口を開いたり閉じたりしている。
 が、すぐに気を取り直してピエールを睨みつけた。
「なあに、ピエール? わたしを助けに来てくれたお兄ちゃんは、わたしとお話中なの。
 後にしてくれないかなぁ?」
 わたしを助けに来てくれた、に力を込めたタバサの口調。
 顔は笑っているが目は笑っていない。
「いえいえ、タバサ様。私と行動を共にしていたレックス様は、私の励ましで勇気を
 取り戻されたのです。
 私達二人にしか分からないお話をしますので、タバサ様こそ後にして頂けませんか?」
 などと火に油を注ぐような発言をするピエール。
 隣で聞いているレックスは背中に大量の汗が流れた事を感じていた。
70[66-2] ◆IReLayPMa2 :2006/03/18(土) 20:15:11 ID:e/wIkYRh0
「レックス様」
「お兄ちゃん」
「私のお話を聞いて頂けますよね?」
「わたしとお話してくれるよね?」

「あ、あははははは、ははははは」
 引きつった笑みを浮かべてじわじわと後ずさるレックス。

「レックス様!」
「お兄ちゃん!」

「じゃ、じゃあ僕は一足先にお城に帰ってるね!」
 そう言い残してレックスは駆け出す。

 螺旋階段を抜け出し、草原に響く声。
「れ、レックス様!?」
「お、お兄ちゃん、待ってよー!!」

 …………今日も騒がしい日になりそうだった。
71名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/18(土) 20:18:56 ID:e/wIkYRh0
と、言う訳でリレー小説一区切りさせてみた。
続けるなり、一旦切るなり、どっちでも良いんじゃないかな。
個人的には一回切って最初からはじめた方が新規の人が入りやすいんじゃ
ないかと思ったり。
53を書いてたあたりでは王子の熱いくちづけで目覚める王女、なんて萌えシチュを
妄想してましたw。予想のつかない展開で面白かったよ。
72[67] ◆IReLayPMa2 :2006/03/18(土) 20:50:19 ID:Mc2CJv2B0
翌日、久々に自分の足で歩き走ったピエールはとてつもない脚の筋肉痛に苦しんだ。

73名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/18(土) 20:53:51 ID:0RgSWQiRO
ワラタw
すっかり「スライム」ナイトってこと忘れてた
74名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/19(日) 07:53:02 ID:mS606h/l0
ほしゅ
75名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/19(日) 11:58:15 ID:KRweZVxO0
保守
76名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/19(日) 12:14:24 ID:kFQRJvVkO
リレー小説みんなお疲れ様!!
ネカフェでまとめサイトにあったリレー小説とこのスレのをまとめて読んでみたら
自分の書いた奴が15話もあった。俺書きすぎ。
77名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/19(日) 17:09:34 ID:Lq4ikTCN0
抑止 保守
78名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/19(日) 17:22:59 ID:PwJ+wVk+0
終盤は毎日1レス書いたとは言え、数えてみたら20話も書いてた。
俺書きすぎ。
79名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/19(日) 19:49:37 ID:au5hdUdo0
>>76
>>78
いっそソロで作品プリーズ!
80名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/19(日) 21:12:22 ID:tQEbbJOg0
なんか、保守厨が目立つな
とはいえ、前のスレは保守厨ばかりだったが

主人公が双子に衝撃発言
「お前達は私の本当の子供でない」
本当の父親を探す双子の新たな冒険が始まる
81名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/19(日) 21:21:37 ID:D7tO4QgGO
フローラならアンディ
ビアンカならあの農夫が怪しい
82名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/19(日) 21:26:16 ID:caL4HMUE0
>>80
ΩΩな、なんだってー!!
83名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/19(日) 21:35:28 ID:mS606h/l0
o
8476:2006/03/20(月) 00:10:39 ID:eXuc2BYgO
>>79
俺には一人で書きれるほど文章力はありませぬ・・・
で今思い付いたんだけどもし>>79のリクエストに答えるのなら
俺と>>78でリレー小説を書くというのはどうでしょう>>78


85名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/20(月) 00:44:07 ID:Ccy6kCdc0
>>84
俺は別に構わないよ。二人でやってもいいし、乱入OKでも構わないし。
8676:2006/03/20(月) 09:57:49 ID:eXuc2BYgO
>>85
有難う。じゃあ今夜ぐらいに書いてみますね。
ところでトリップはどうしましょう?
87名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/20(月) 14:59:55 ID:G9jWotkG0
保守
88名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/20(月) 17:39:42 ID:Ccy6kCdc0
>>86
こちらこそよろしく。じゃあ、書き出しは任せるね。
トリップは……あった方が良いとは思う。前回のを使っても良いし、これも任せるw
89名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/20(月) 18:43:24 ID:JfvoMIN7O
また職人が動き出したか
90名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/21(火) 06:53:56 ID:GfXJlc5a0
hoshu
91名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/21(火) 15:03:29 ID:CTn/zLmC0
優勝保守
92名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/21(火) 21:12:50 ID:96+GRj/E0
>>86
昨日今日と書き込みが無いが、なんかあったのかw
それとも、トリップと書き出しは俺が考えた方が良いのか?
93名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/21(火) 22:48:49 ID:uR05wZQ9O
野球ものか
94名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/21(火) 23:11:15 ID:96+GRj/E0
丁度時期だなw

ヘンリー「ウチのコリンズは野球が上手くてなぁ」
アベル 「そうかそうか。しかしまあ、ウチのレックスの運動神経にはかなわんだろう」
ヘンリー「何言ってんだ。野球ってのはな、バカみたいに力だけあれば出来るってもんじゃないんだ」
アベル 「ほう……。それはウチのレックスが力だけだと言いたいのかな、ヘンリー」
ヘンリー「いやいやいや、ビアンカさんに似れば良かったのにな。残念だな、アベル」
アベル 「ほおおおう、そこまで言うんなら、相応の自信があるんだろうなぁ」
ヘンリー「はっはっはっ、負けた時の言い訳を考えておけよ?」
アベル 「それはこっちの台詞だな」
ヘンリー「くふふふふふふ……」
アベル 「ふっふっふっふっ」

――勃発する親バカ戦争!

ビアンカ「お互い苦労しますね……」
マリア 「ふふふ……」
――苦労人の妻達!

コリンズ「こ、ここで格好良い所見せてタバサちゃんに……!」
――燃え上がる闘志!

レックス「ふふふっ、楽しみだな〜」
タバサ 「もう、おにいちゃんったら」
――純粋なる闘争心!

そして…………渦巻く陰謀。
???「これで…………有利な………負ける訳には………試合中………」

国別対抗野球大会グランバニアVSラインハット、開幕! 
9576:2006/03/22(水) 08:14:03 ID:xnXQgiByO
いざ作ろうと思ったら急に忙しくなって作れない始末。すみませぬ。
仕事の合間をぬって(オイ)一発目を作りたいと思います。
それと乱入OKにしますか?皆で書いた方が面白いですしね。
トリップは前回と同じがいいですね。登録してるし。
96名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/22(水) 22:22:08 ID:GEVQbCqB0
保守あげ
97[1‐1] ◆IReLayPMa2 :2006/03/23(木) 00:15:13 ID:vxTJOjy3O
「さ〜ておいしいおやつができたからおにいちゃんに食べてもらおーっと♪」
タバサが持つ皿の中にはできたてのホットケーキが『二人分』あった。
その甘い薫りに引かれ一口戴こうとやってきた
城の兵士やピピン、果ては父全員の食べたいという願いをタバサはことごとく退けていた。
「もう、みんな食いしん坊なんだから。これは私とおにいちゃんの二人でたべるの!!」
と言ってホットケーキを死守し、レックスの部屋の前に無事着いたタバサだった。
「おにいちゃんは勉強がちょうど終わるころ。きっとお腹が空いてるはず!」
そう言いながらノックしようとした矢先、中から声が聞こえてきた。
「・・ええ・・・それ・・・・・はい・・・・・」
「(!?な、なんでおにいちゃんの部屋からあの子の声が?!)」
あの子の声、それは先日女の子という事が発覚したピエールだった。
人間に、いやレックスに好意を持っているスライムナイト。
タバサの恋敵としてグランバニアでは密かな噂である。
(一体何の話をしてるの・・・?)
タバサは中の様子を探るためそっとドアに耳をあてた。
「そう・・・・・レックス様・・・そのまま・・・ここへ・・・入れて・・


98[1‐2] ◆IReLayPMa2 :2006/03/23(木) 00:16:54 ID:vxTJOjy3O
・・違いま・・・こっちに・・・ゆっくり・・・そう・・・あ・・・」
「・・・こう・・・こっち・・・うわ・・・すごい・・・もう一回・・・」
(な・な・な・・・・・)
中から聞こえて来た会話はタバサにいけない想像をさせるのに十分だった。
(二人とも一体ぃぃぃ・・・)
バンッ
「なにやってるの〜〜〜!!!」
勢い良く開けたドアの向こうにいた二人はタバサのいけない想像通り―――
ではなかった。
「あれどうしたのタバサ?今ピエールに数学を見てもらってるんだけど」
「こんにちはタバサ様。どうなされました?」
「え、いや、あの、その、、、、」

99名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/23(木) 00:21:42 ID:vxTJOjy3O
やっと書けました。お待たせして申し訳ない。
一応前回のリレー小説の出来事から数日がたった、という事になっております。
100名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/23(木) 00:25:37 ID:45PAJ5/l0
トップバッター乙! じゃあ、前回のように行き当たりばったりで頑張りましょうー。
101[2] ◆IReLayPMa2 :2006/03/23(木) 00:45:59 ID:45PAJ5/l0
「そのっ、そのねっ、そう! さ、差し入れを持ってきたの!」
 そう言って、会心の出来のホットケーキを差し出す。
「へえー、美味しそうだね」
「レックス様、丁度切りも良い所ですし、休憩にしましょうか。
 タバサ様、差し入れありがとうございます。ありがたく二人で頂きますね」
 笑顔の二人。
(こっ、これはわたしとおにいちゃんが二人で食べる為に作ったのにっ……)
「どうもありがとう、タバサ」
 無邪気な笑顔のレックス。
(お、おにいちゃん、分かってない、分かってないよー)
「本当にありがとうございます、タバサ様」
 タバサにはピエールの笑顔が邪気たっぷりに見える。
(わ、分かってる……ピエールはぜっったいに分かってやってる……)
 しかし。
「う、うん。どういたしましてっ。一生懸命作ったから味わって食べてね」
 と引きつった顔で言うのが精一杯のタバサ。
「そっ、そうだ。ホットケーキには飲み物がいるよね。紅茶でも持ってくるから
 食べながら待っててね」
102名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/23(木) 20:13:32 ID:vxTJOjy3O
ほしゅ
103[3] ◆IReLayPMa2 :2006/03/23(木) 21:15:03 ID:45PAJ5/l0
「うーん、本当に美味しそうだなぁ」
「ええ、タバサ様には感謝しなくてはいけませんね」
 そんな二人の楽しそうな声を背にパタリと扉が閉じられる。
 タバサはどす黒いオーラを撒き散らしながらキッチンに向かって歩いていた。
 その姿を見たピピンは呼吸困難に陥り、遊んでいた子供は泣きながら自宅に
走り戻り、神父は十字架を掲げ神に祈ったと言う。
「ぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつぶつ…………」
 ついには怪しげな呪詛が口からもれ出ていた。
 かと思えば、唐突に立ち止まり、
「そうだ……」
 ダッシュで自分の部屋へと駆ける。
 ベッドの傍のタンスの引き出しから小さな包みを取り出す。
 それは、以前の騒動の際、タバサに使われた眠り薬だった。タバサが押し込められていた
袋の中に入っていたものを回収していたのだ。
「うふふふふふ……」
 タバサはあやしく笑っている。
 部屋を掃除していたメイドが瘴気にあてられて卒倒した。
104[4] ◆IReLayPMa2 :2006/03/24(金) 02:52:07 ID:VF8Wjs87O
タバサはピエールに渡す予定のティーカップに薬を入れ二つのカップ紅茶を注ぐ。
「ふふふふふふふふふ・・・・・」タバサは妖しく笑っている。


「う〜ん僕もう我慢できないや。タバサが紅茶持ってきてくれる前に食べちゃおうよ」
「わかりましたレックス様。では私が食べさせてあげますので、あーんして下さい。」
「なんだか照れくさいな・・・あ〜ん」
ピエールがレックスにホットケーキを食べさせようとした瞬間。部屋の扉がバンッと大きな音を発てて開いた。
タバサは怒りで手が震え、トレイとカップがカチャカチャと音を発している
「おまたせ、お兄ちゃんっ、ピエ〜ルッ!!」ついでに声も震えていた。
「はいっコレはお兄ちゃんの」コトッ 「こっちはピエールの」カチャッ!
「ありがとうタバサ」
「ありがとうございますタバサ様。ではあらためてレックス様、あーんして下さい」
105[5] ◆IReLayPMa2 :2006/03/24(金) 14:02:53 ID:AATWFO3RO
「あ〜ん、パクッ。う〜ん蜂蜜が甘くておいし〜」
「ではもう一口、はいあ〜ん」
「あ〜ん。やっぱりタバサの作る料理はおいしいや」
「あ、レックス様のお口に食べカスが・・・」
ピエールはレックスの口の端に付いた食べカスを指で取って舐めた。
その仕草にレックスは魅入る。
「・・・」
「どうしました?」
「いや、何でもない!何でもないよ!」
部屋の中には蜂蜜入りのホットケーキの甘い薫りと
レックスとピエールの作る和やかな雰囲気が流れ

なかった。
レックスは気がついてないが
タバサからはまるで赤黒いオーラのような物が滲み出ていた。
それは王室で仕事するカルスに
「なんだこのプレッシャーは!?」と感じさせるほど。

(身の程知らずのスライムナイト。光栄に思いなさい・・・
悠久の眠りの中でその罪を償なわせてアゲル・・・)
などと物騒な事を考えるタバサは笑顔を作ったまま
ピエールが紅茶に手を出すのを待っていた。
そして
「あ、タバサ紅茶もらうね」
「私も頂きます」
二人は、紅茶を飲んだ。
106名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/24(金) 20:55:54 ID:zBTEWPx+0
ほしゅ
107[6] ◆IReLayPMa2 :2006/03/25(土) 00:04:03 ID:oKBKFnnnO
ガシャンッ!!
部屋にティーカップの割れる音が響き渡る
「あぁ……頭が…」
ピエールは頭をおさえながらその場にドサッと倒れた。
「ピエールッ!!」「ピエール」
レックスは驚いたように、タバサは待ってましたというようにピエールの名を叫んだ
「はぁ…はぁ……体が…熱…い……」
「ピエール、大丈夫?」
タバサはそう言うとピエールのもとに駆け寄りピエールの顔を覗き込んだ
「ピエール!!しっかりして(ふふふふふ、身の程を弁えなさい)」
言動と心が正反対のタバサ
「ッ!!(タバサ様!!…やはりあの紅茶はワ…ナ…でもま……だ……)……スースー」
ピエールは深い眠りに落ちた。
108[7] ◆IReLayPMa2 :2006/03/25(土) 00:13:37 ID:fe+0RCgU0
「たっ、大変だわー……と思ったら、ピエールったら眠ってるだけね。
 お兄ちゃんとの勉強で疲れちゃってたのかな
109[7] ◆IReLayPMa2 :2006/03/25(土) 00:19:23 ID:fe+0RCgU0
「たっ、大変だわー……と思ったら、ピエールったら眠ってるだけね。
 お兄ちゃんとの勉強で疲れちゃってたのかな?」
 なんて事を言いながら、何故か部屋の傍で待機していた医療班を呼んで
ピエールをレックスの部屋から運び出す。
「え、えっと、そ、そうなの?」
 急展開に戸惑うレックスを腕ににっこりと微笑んだタバサが寄りかかってくる。
「大丈夫、心配ないよ。お兄ちゃんも、あんまりピエールに負担をかけちゃダメだよ。
 お勉強だったらわたしと一緒にしようよ」
「うーん、それもそうだね」
(やったわ! これでおにいちゃんと二人っきり……)
 と、内心でガッツポーズをしたのもつかの間、ドアをノックする音が二人に届いた。

///////////
 
途中送信スマン……。
110名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/25(土) 16:19:36 ID:UAMo4Qf30
アネ゙デパミ゙
111[8] ◆IReLayPMa2 :2006/03/25(土) 21:18:14 ID:fe+0RCgU0
 ドンドンドン! ドンドンドン!
 ノックというよりも殆どドアを殴るような音が響く。
 やっとの事で手に入れた二人っきりの時間を邪魔されてタバサはふくれている。
 あいも変わらなず鈍感なレックスが、
「はーい」
 と返事をするや否や、大柄な男性……、サンチョが転がるようにして部屋に飛び込んできた。
「ゼイゼイゼイ……」
 余程急いできたのだろう、額からは汗が流れ、喋ろうとしても呼吸が邪魔をして言葉にならない。
「レ、ゼイ、様、ゼイゼイ、タバ、ゼイゼイ、た、ゼイ、たいへ、ぜいぜいぜい」
「サ、サンチョ、とにかく落ち着いてよ。ほら、ここにタバサが入れてくれた紅茶があるから」
 言って、差し出したのはなんとピエールが飲み残した眠り薬入りの紅茶だった。
「ゼイゼイゼイ」
 荒い息をしながら紅茶を受け取って、サンチョは一気に飲み干した。
「ぜいぜい、ありがとうございます、レックス様」
「ううん、それよりどうしたの?」
「そうなんです! 大変なんです! ビアンカ様が……む、むう」
 言葉の途中でばったりと卒倒。
「うわわっ、サンチョまでーーーーー!?」
 慌てるレックス、頭を抱えるタバサ、部屋の床のど真ん中でいびきをかいているサンチョ。
 再びやって来た医療班が、一瞬部屋に入るのをためらう程の変な光景がそこにはあった。
112[9] ◆IReLayPMa2 :2006/03/26(日) 00:46:49 ID:Pk+RhGStO
それから45分後

「(はぁ、全くサンチョもお母さんがゴキブリに襲われたくらいで大事にしなくてもいいのに)」
レックスとのふたりの時間を邪魔されご機嫌斜めなタバサ
「(でも、あの薬をサンチョが飲んでしまったから面倒なことにならないようにあの薬を処分したほうがよさそうね…)」
そんなことを考えながらタバサは自分の部屋へ向かっていた

タバサは薬の入った袋をもって少し考えていた
「(少し勿体ない気もするけどしょうがないか……あれっ?)」
タバサは薬が入った袋に何か文字が書いてあるのに気付いた。
【この薬品は人間用です。モンスターへ使用した場合様々な予期せぬ副作用が表れる場合がありますので御注意下さい】
それを見たタバサは急にピエールが心配になってきた。
113CM:2006/03/26(日) 11:32:42 ID:4U6AhmlO0
Aさんは、いつものように2chの角煮板DQスレやFFDQ板の双子萌えスレで『タバサ王女ハァハァ』などと書き込んでいました… 
自分が冒されている、恐ろしい病に気付くことなく・・・ 

病名『V王女萌病』 

あなたは、ロリコンではありませんか? 
そして、最近V王女にばかりに萌えてはいませんか? 
ひょっとして自分が父親になれればなんて思っていませんか? 
そのまま放っておくと 

大変な事になりますよ… 
114名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/26(日) 11:40:28 ID:sTzrJuiE0
>>113
な、なんだってー!!!(AAry
115名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/26(日) 12:27:47 ID:Ord8E6BF0
>>113
俺、余裕でレッドゾーンだ。
116[9] ◆IReLayPMa2 :2006/03/26(日) 18:48:41 ID:fUW5Rkvd0
「だ、大丈夫だよね、ただの眠り薬なんだし……」
 自分に言い聞かせるようにして、小さな炎をあげて燃える包みを見ていた。
 そうだ、ピエールの目が覚めたら、今度はちゃんとピエールの為にホットケーキと
紅茶をつくって持っていこう。そしてふたりで食べよう。
 そしたら、ちょっとしたイタズラ心を謝るんだ。
 大丈夫、大丈夫だよ。きっと、大丈夫……。

 けれども、タバサが感じた胸騒ぎ、悪い予感は的中してしまう。
 ピエールの様子を見に医療室へと歩いていた彼女は、医療室の方角から大慌てで
走ってきた医療班の一人と鉢合わせた。
「た、タバサ様、大変です……!」
「ど、どうしたの?」
「目を覚ましたピエールさんが突然暴れだして、お城から飛び出していってしまったんです!」

////////
>>113
残念ながら……俺、末期です。
117名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/26(日) 19:06:24 ID:o7GMIeBlO
>>113 こっちとしては王子の父親にもなりたい
118名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/26(日) 23:08:52 ID:CrFRIsUU0
双子はセットだから萌えるのだよ
119名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/26(日) 23:48:41 ID:2XI4zlLo0
とりあえず王女がいれば王子なんかいてもいなくてもいい
と思っている奴の立場は・・・
120名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/27(月) 00:06:39 ID:abBr0S11O
当然、逆もいるだろう。
俺は前者だが。

どっちでもいいじゃない
ヽ(´ー`)ノ
それよりSS職人さんGJ。
この調子でガンガレ
121名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/27(月) 11:45:53 ID:Zt6CIZ010
保守
122名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/27(月) 16:37:25 ID:t/Z87dIM0
            _,,‐─-v‐、,,、 
         ,,-‐'": : : : : : : : : : `ヽ 
        /: : : : : : : ,,__ : : : : : : \ 
      r': ,、,,.-─''"゛   ミ : : : : : : : 'i、 
       `/ /        ミ_ : : : : : : :,、} 
      i l    _,,..-‐^‐-、 `゙i: : : /l.l| 
      i、}‐-、 ヽ;;/,rェッ;;'"  ゙ー' 9iリ! 
      |  ',tテi  ヽ='"     ゞ t' 
       |  'i"´| , -、         ヽ-、,,___ 
       |  '}、 !,,tu'"  ヽ、  ,l: ‐-‐" }: : : : : 
       }   lヽ、__,,,.-‐ヽ  /: : : : : : /|: : : : : 
     ,r/  /: : :ヽー‐'  ノ: : : : : : : / .|: : : : : 
     /: \ /: : : : : 丶,, -''_: : : : : : /  |: : : : : 
    /: : : : :ヽ/: : : : : : : ヾ''‐--‐ヽ   |: : : : : 
   /: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ\: : /   |: : : : : 

     フタ=ゴモ=エル[Fta Gomo L] 
         (1855〜 北アイルランド) 
123名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/27(月) 18:55:05 ID:OyzHIiyz0
>>122
まだ生きてるのかよw
124[11] ◆IReLayPMa2 :2006/03/27(月) 20:38:37 ID:52WkjTIAO
タバサは気が動転して我を忘れていると…
「タバサ〜……ハァ…ハァ…。い、今ピピンからピエールの報告を聞いたんだけど」
「うん・・・私も今聞いたの…暴れて外に出てったって……」
「それでね、ピピンが見た時、ピエールははぐりんに乗ってたらしいよ」
「どうしよう………」
ふたりが(´・ω・`)な状態で考えていると後ろから世界に3人ほど居そうな老人が話しかけてきた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その頃ピエールはというと
「キャッホ〜〜〜〜ゥ。」
グランバニア周辺を高速で走りまわっていた
125[12] ◆IReLayPMa2 :2006/03/27(月) 22:32:13 ID:QbkW9/Xe0
「ふぉふぉふぉ、お困りかな?」
「あ、あの……どちらさまでしょうか?」
「うむうむ、あのスライムナイトの姿……あれこそまさに伝説の
 はぐれスライムナイト!」
「い、いやだから……」
「なにか心に鬱屈としたものがたまっておったのじゃろうか……。
 それがふとした弾みで暴走しておるのじゃ!」
「その……」
「はぐれたスライムで行く先も分からぬまま走り出したのじゃ、
 次は夜にお城のガラスを壊してまわるに違いないぞイ」
「な、なんで」
「それを止める方法はただひとつ! はぐれスライムナイトと競争して
 勝つことじゃ!!」
「そ、そうなの?」
「ふぉふぉふぉ、若人よ、戦うのじゃ! ふぉふぉふぉふぉふぉ……」
 老人は去っていった! 
 廊下に風が吹き抜けた気がした。

///////////
10が欠番になってるが、まあ気にしないで良いよね。
11の投下が後3分遅かったらどシリアスになってたw
126[13] ◆IReLayPMa2 :2006/03/28(火) 09:49:02 ID:Vly2tbD+O
「競争って言われてもどうすれば・・・」
「こまったなあ・・・」「スライムナイト、スライムナイト・・・(ピコーン)そうだ!!」
「ど、どうしたのタバサ?」
「おにいちゃんついてきて!私にいいこと思い付いちゃた!」
タバサはそう言うや否や、城の中に向かって走り始めた。

廊下を走り、角を曲がり、階段を駆け上がり、その先にあるドアを開けた場所は―――
「ご機嫌麗しゅうタバサ様」
「よっタバサちゃんどしたの?」
「よォ王女。食べられに来たか?ゲヒャヒャ!」
「あ〜タバサちゃんだ〜」
「ゴゴゴゴゴ・・・・・」
かつて共に冒険したモンスター達の集う、モンスターじいさんの部屋だった。
「みんなオハヨウ!ねえジャンは何処にいるの!?」
「ああ、あいつならあそこで夢の世界に旅立ってるぜ」
アプールのその一つ目が差した先には
ピエールの相棒である緑色のスライムが幸せそうに惰眠を貪っていた。
「アリガト。ねえジャン起き」
「待ちな王女。もしかしてこいつに乗るのか?」
「え?うん。そのつもりだけど」
「一つ忠告しといてやる。
ピエールはあまり気にして無かったが、つまり、まあ、なんだ。こいつスケベでよ。
だから気をつけな。人間に何するか分かんねぇぜ」
「ありがとう。けどね、ピエールの為には彼の力を借りるしかないの。」「訳有りか。おい、起きな!」
ゴスン!!
アプールは体当たり、いや頭突きでジャンを夢の世界から引きずり出した。
「イテテ・・・ひどいなぁ・・・」
127名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/28(火) 09:53:10 ID:Vly2tbD+O
リレーも一回やろうぜ!
と言い出した者ですが最近あまり書けない始末。ごめんね。
けど人がぽつぽつと増えていい感じですね。
128名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/28(火) 15:21:29 ID:0Y1yV5gF0
保守
129[14] ◆IReLayPMa2 :2006/03/28(火) 20:36:32 ID:2mVzA2ph0
「なんだよもー、折角気持ちよく寝てたってのによ」
「ごめんね、どうしてもジャンの力を貸して欲しいの」
 そばにいるのがタバサである事に気づいた途端、声色が変わる。
「って、タバサちゃんか。へへっ、なんだいなんだい、オレっちの
 力が必要だってか! タバサちゃんの為なら! ってやつよ」
「僕もいるんだけど……」
 レックスの台詞をまったく無視してタバサに擦り寄っていくジャン。
「ちょ、ちょっとジャン、そんなに近づかなくたって……」
「良いって、良いって。こうすればタバサちゃんのカワイイ声がしっかり
 聞こえるだろ?」
「そ、そうかもそれないけど……っ、ひゃんっ」
 器用に胴体部分を腕のようにみょーんと伸ばしてタバサのおしりを撫でるジャン。
「おおっ、すまねえ、実はオレ乱視でな。ちょっと距離感を間違えちまった」

『いやそれ絶対嘘だろ』

 その場にいた全員の声がハーモニーを奏で。
 ガスン!!
 レックスの拳がジャンにめり込んだ。

////////////
>>127
書けるようになったらまたガンガン書いてくださいー。復帰をお待ちしとります。
俺は一日一話を目標に頑張りますw
130[15] ◆IReLayPMa2 :2006/03/28(火) 22:16:55 ID:SMTZlKExO
「痛いっ。いたたた。何するんですかレックス様。」
「何って、君がタバサにひわいなこむ……むぐ・・・」
タバサがレックスの口を小さな手でふさいだ。
そしてタバサはジャンに向かって
「ねぇジャン。次にそういうことやったら両手を口に突っ込んでイオナズンするからね。それともマヒャドがいいかしら?」
顔は笑っているがとてつもない殺気を放っている
( ゚д゚)・・・・・(゚д゚)・・・・・ガクガク((((゚д゚))))ぷるぷる
ジャン は おびえている
そして『こ、怖っ!!』と、レックスを含めたその場にいる全員が思った

「さぁジャン、行くわよ」
タバサはジャンのツノをつかみ中庭へ歩いて行った。
131名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/29(水) 10:13:02 ID:rU8CmyvdO
ほしゅ
132名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/29(水) 17:12:39 ID:cxJoQv6r0
タバサの轢き語り〜
133名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/29(水) 19:02:10 ID:djn8NjFH0
            _,,‐─-v‐、,,、  
         ,,-‐'": : : : : : : : : : `ヽ  
        /: : : : : : : ,,__ : : : : : : \  
      r': ,、,,.-─''"゛   ミ : : : : : : : 'i、  
       `/ / 〜〜〜   ミ_ : : : : : : :,、}  
      i l    _,,..-‐^‐-、 `゙i: : : /l.l|  
      i、}‐-、 ヽ;;/,rェッ;;'"  ゙ー' 9iリ!  
      |  ',tテi  ヽ='"     ゞ t'  
       |  'i"´| , -、         ヽ-、,,___  
       |  '}、 !,,tu'"  ヽ、  ,l: ‐-‐" }: : : : :  
       }   lヽ、__,,,.-‐ヽ  /: : : : : : /|: : : : :  
     ,r/  /: : :ヽー‐'  ノ: : : : : : : / .|: : : : :  
     /: \ /: : : : : 丶,, -''_: : : : : : /  |: : : : :  
    /: : : : :ヽ/: : : : : : : ヾ''‐--‐ヽ   |: : : : :  
   /: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ\: : /   |: : : : :  

     オウ=ジョモ=エル[Oh Jomo L]  
         (1856〜 北アイルランド)  L家次男
134[16] ◆IReLayPMa2 :2006/03/29(水) 21:44:48 ID:4H3h6u/Q0
「なるほど、事情は分かったよ。オレが誰かを乗せて
 ピエールと競争すれば良いんだな?」
「そうなの」
 中庭で事態の説明を行ったタバサ達。しかしジャンの反応は冷たいものだった。
「ダメだな」
「ええっ!? どうして?」
 驚きと戸惑いの声を上げるタバサとレックスに鋭い視線でジャンが続ける。
「オレにもな、スライムナイト……騎士の誇りってもんがあるんだ。コレと決めた
 相棒以外を乗せる気はねぇ」
 その姿は先程までの抜けた態度のスライムと同一のものとは思えない程だ。
「悪いが、他を当たってくんな」
 そして二人に背中を向けるジャン。
「待って!」
 声の主はタバサだ。
「ジャン、あなたの気持ちは良く分かるわ。でも、今はそのピエールを助ける為に出来る事は
 なんでもやらなくちゃいけないの。お願い、ピエールを想うのなら私達に力を貸して!」
 ピタリ、と歩みが止まる。タバサ達からは見えないが、ジャンの口元にニヤリとした笑みが浮かぶ。
「そうか……、そうだよな……。ピエールの為に、か。オレは大切な事を忘れていたよ。
 分かった。俺でよければ力を貸そう。『タバサちゃん』を乗せて一緒に戦ってやるぜ!」
135[17] ◆IReLayPMa2 :2006/03/30(木) 01:45:19 ID:vp8fY+TvO
「ただし、俺が本気で走ったとしてもピエール達に勝てるかわかんねぇ。
なにせピエールは俺達スライムナイトの世界の英雄だ。まぁ俺もだが。
そして、その英雄ピエールがスライム族最速とも言われてるはぐれメタルに乗ってるんだから
そう簡単には勝てねぇよ。」
「それはそうだけど、なんとかしてでも勝たないと……。」
タバサは不安そうに言った
「まぁ待ちなされ。タバサちゃんは『アルミラージとガメゴン』って伝説知ってるかぃ?」
「うん。小さいころ絵本で見たわ。でもそれとどう関係するの?」
「俺達スライメナイトに伝わるその話には、アルミラージとの競争に勝てないと考えたガメゴンが
アルミラージのドリンクに一服盛ったって話なんだ
この際卑怯だなんだ言ってらんない状況だしはぐれメタルを眠らすのも一つの手さ。何か強力な眠り薬でもあればいいんだが…」
136[17] ◆IReLayPMa2 :2006/03/30(木) 21:22:18 ID:m6S4Okjq0
「眠り薬……」
 タバサの脳裏にピエールに飲ませた眠り薬が浮かんでくる。
 しかし、モンスターに使うと副作用でどうなるか分からないし、そもそももう
燃やしてしまって手元にはない。
「わ、わたしは心当たりは無いかな……。お兄ちゃんは?」
 それまで半ば蚊帳の外だったレックスに声がかかる。
「僕も心当たりは無いんだけど、思い出したよ。ピエールも前の事件の時に使った
 まどろみの剣を持ってると思う。僕たちもそれなりの準備をした方が良いかもしれない」
「なるほど、ピエールなら勝つために的確な手をうってくるぜ。相棒のオレが言うんだから
 間違い無い。真正面からぶつかったんじゃ勝ち目はないだろうな」
 そして三人考え込んでしまう。
 相手は最速のスライム、はぐりん。そしてそれを駆るはスライムナイトの英雄ピエール。
 手強い相手だ。素人の自分達で勝てるのか。弱気がタバサとレックスの心を支配してゆく。
 ――その時。
「あらあら、あたしの子供はいつからそんなに弱気になっちゃったのかしら」
「――お母さん!?」
 ドレスではなく、冒険服を身にまとったビアンカがそこに立っていた。

///////////
ごめん、ビアンカの一人称が分からんw。俺の嫁はもう一人の方だ。
違ってたら指摘してください。
137名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/30(木) 21:50:35 ID:vjeIuU930
「私」だ。あたしというのは個人的に好きじゃない。
138名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/30(木) 22:04:10 ID:m6S4Okjq0
>>137
サンクス。次から修正しとく。俺は一人称が「自分の名前」のキャラが好かんかったりする。
なんでだろうな、必要以上に幼稚に見えるからじゃないかと自己分析してるんだが。

ついでに>>136は[18]です。次が[19] 。さらに[6]で壊れたはずのティーカップが復活してた。
矛盾起こしてごめん。俺謝ってばかりだ。
139名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/31(金) 01:31:53 ID:a42PwRKhO
>>138
そういうミスが出るのもリレー小説の面白い所だと、俺は思うよ
140[19] ◆IReLayPMa2 :2006/03/31(金) 14:59:10 ID:+3O28yeh0
 ビアンカ手には見た目からして禍々しい空気を放つムチが握られている。
「お、お母さん、それは……?」
 恐る恐るタバサが尋ねると、ニッと笑みを浮かべたビアンカは軽く腕を振るった。
 ムチが生き物のようにうねり、空気を切り裂いてジャンのすぐ傍の地面で土を
弾けさせる。
「うひょおおおえおあうえあうお!?」
 ジャンが奇声をあげてすさまじい勢いで飛び上がり、気が付いた時にはタバサの
後ろで隠れるように震えていた。
「見たわね?」
「えと、見たけど……」
「今のジャンの動きははぐりんにだって負けて無かったわ。つまり! 私が言いたいのは
 やる気になったらなんだって出来るって事なのよ!」
 自信満々にそう言い切る母を見て二人は思い出していた。
 お父さんが言ってたっけ。お母さんは昔から無鉄砲で、お転婆で、勝負事には熱くなるタイプで、
そんなところは今でもちっとも変わっていないんだって。
 ビアンカは高らかに宣言する。
「絶対に勝つわよ、この勝負!!」
141[20‐1] ◆IReLayPMa2 :2006/03/31(金) 20:38:25 ID:jznhHbqVO
「じゃあまずはタバサを乗せて中庭を全力疾走!!」
「わ、わかりましたあああ!!」
ザザザッ!
ジャンはそう言いながらタバサの前にはぐりん並のスピードで回り込んだ。
「さ、さ、さ、どうぞタバサ様!!お乗り下さい!!」
「(口調変わってる・・・)うん乗るね、よいしょ・・・わ」
ジャンに跨がったタバサだったが
ジャンの体が軟らかいためにバランスを崩しよろめいてしまう。
「あ、俺の角を掴んでそれでバランスを取って下さい。」
「こう・・・かな?んしょ」
「そうそうお上手!ではい・き・ま・す・よ〜〜!!」
「え?ちょっとまだ心のじゅんひゃぁぁぁぁぁぁ!!」
タバサの声はジャンのスタートダッシュによってかき消された。

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

走る!走る!走る!走る!走る!
ジャンの爆走はまるで獲物を追うライオンの如き速さを見せ
あっという間に半分を走り抜けた。
「王女!まだまだ加速するぜぇ〜〜!!しっかり掴まんなよ〜〜!!」
「えええええ?!?キャァァァーーーー!!!」
タバサはただ悲鳴を上げながらジャンの角にしがみつくだけだった。
ゴールはまだ?!と願いながら。
142[20‐2] ◆IReLayPMa2 :2006/03/31(金) 21:34:53 ID:jznhHbqVO
わ〜すごいスピード。もう半周しちゃったよ。あ、タバサが悲鳴あげてる。
・・・にしてもお母さん、お父さんよりモンスター使いの才能あるんじゃ・・・

オーホッホッホッ!
レースはジャンと我が娘タバサが勝利する・・・
私達に歯向かう者は!死!だ!グランバニアに敵無し!
あ、忘れるところだったわ。
「レックス」
「は、はい!」
「ちょっと私の寝室に行って・・・」

「も、もう駄目だぜ・・・走れねえ・・・」
「きゅ〜〜〜」
五十周を走り切った一人と一匹は力尽きて地面にバタンと倒れた。
「お疲れ様。けど勝利のためには休んでる暇は無いわよ!!」
『えええ〜』
もう限界を超え、指の一本動かせない二人は同時に不平の声を上げる。
「大丈夫。レックス、アレを」
「はい(なんでこれが寝室にいっぱいあったんだろう?)」
レックスは二人に『グランバニア特製!!』と書かれたファイトいっぱつを手渡した。

143[21] ◆IReLayPMa2 :2006/03/31(金) 22:23:41 ID:a42PwRKhO
「あ、ありがとうお兄ちゃん…」「はぁはぁ……、あ…ありがとうございますレックス様」
タバサとスライムは特製ファイトいっぱつを飲んだ
「ゴクッゴクッ……";・;.(゚ж;゚;)ブッ………ゲホッゲホッ……
なっ、何ですかこの濃さは…ウェッ」ジャンは吹いた
なんとファイト一発は三倍の濃さだった。しかし…
「プハー。おいしかったです。」タバサは平気だった。
「(アレを飲み干すなんて…我が娘ながら恐ろしいわ…)タバサは本当にお父さんそっくりね」
「えへへ…よくわからないけどなんだか嬉しい」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そのころピエール達は
(ヽ゚_゚)「キュルルル、キャルル〜(ピ、ピエールさん、そろそろ体力に限界が…)」
ξ゚听)ξ「お姉さまとお呼びって言ったでしょ
それから疲れたなら『ベホマ』これで十分でしょ」
( ・ー・)「キュルル、キュルルル(ありがとうございますお姉さま)」
ξ////)ξ「べっ別にお礼言われる程のことはしてないんだから。」

なんか色んな意味で大変なことになっていた
144名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 00:50:54 ID:G0yOSD1GO
ここはリレー専門ですか?
145名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 01:17:09 ID:0Vo5KbDr0
んなこたーない。雑談がしたきゃすれば良いし自作を投下したきゃすれば良い
保守しなくちゃ落ちるくらいの過疎スレだ。まったりいこうぜ
146名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 01:19:36 ID:5Le9h9yh0
王女予選通過おめ!
147誕生パーティー前編:2006/03/32(土) 02:22:23 ID:G0yOSD1GO
>>145
では、ちょっとだけ。

王子→テン
王女→ソラ

王→リュカ
王妃→ビアンカ

でやりたいと思います。内容は某小説・漫画と全く関係ありませんorz
テンソラって名前が大好きなだけでオリジナルですm(_ _)m
148誕生パーティー前編(1/4):2006/03/32(土) 02:29:08 ID:G0yOSD1GO
朝、うつろな目をこすりながらベットを降りて、クロゼットから服を取り、適当に着替えを済ました。
一息つき部屋を出ようと扉に手をかけたその時、扉の方がひとりでに開き、中から大きなおなかが飛び出したので驚いた。

「ややテン王子!起きておられましたか!」

その見慣れた大きなおなかの持ち主は、召し使いで、僕のお世話役でもあるサンチョだ。どうやら僕を起こしに来たらしい。

「びっくりしたよぉ。サンチョっ!僕はもう子供じゃないんだからちゃんと起きれるよ。」

「それは申し訳ありません…ですがテン王子。このサンチョ、王子にはこのグランバニアの次期国王として立派に成長して欲しく、そのためにはナンタラカンタラ…」

「わ、わかったよ、起こしに来てくれてありがと!…あの今日のパーティーのことなんだけど…」

話が長くなりそうだったので、さっと話を切り替えると、サンチョは目的を思い出したようにあわてて、

「あぁ!そうでした!テン王子、16歳のご誕生日おめでとうございます!いやはや…申し遅れたことお詫び致します…。」

「ううん、ありがとうサンチョ。お父さん達は?」
149誕生パーティー前編(2/4):2006/03/32(土) 02:33:41 ID:G0yOSD1GO
「はい、おぼっちゃ…いや王様と、王妃様はパーティーの下準備を手伝ってくださっています。そういうことは私達、召し使いの仕事ですから、といつも言っているのですが…。」

「そうなの?なら僕も行ってこよっと!」

「あっ、テン王子!」

僕はパッとサンチョの脇をくぐり抜け、お父さん達の元へ向かっ……そうだ!ソラ!
足に急ブレーキを駆けると、くるりと振り返り、廊下の向こうのサンチョを呼んだ。

「サンチョー!ソラはー!」

「これから起こしに行くところですよーー、ゼェゼェ」

ニヤリと笑うともうスピードで引き返し、サンチョの横を通る際に、

「僕が起こしてくるよー♪」

「ええっ!?テン王子ぃー!私がソラ王女に怒られるんですよーー。」

サンチョの声が聞こえていないふりをしてソラの部屋に向かった。
それにしてもソラのやつこの間から『私、テンと別の部屋がいい!』なんて…わがままだよな。まったく。



ソラの部屋に着くと音を起てないように、そ〜っと入っていった。

「(しめしめ…ぐっすり寝てるよ…それにしても綺麗な部屋だなー、僕の部屋と大違いだ)。」
150誕生パーティー前編(3/4):2006/03/32(土) 02:38:45 ID:G0yOSD1GO
ソラはベットで行儀よく寝ている。僕はゆっくり近づいき、ソラの前に立つと一気に布団を剥ぎ取った!

「ソラーー!朝だよ!起ーきーてっ!」

「…zzz…スゥー」

起きない。

「こら、ソラ!朝だよ!」

反応無し…。

「よ〜し、みてろ〜。」

なかなか起きないので、ソラのほっぺを両手で抓ってみた。

「イ、イタタ、…イタイって!」

ソラは飛び起きてほっぺをさする。

「あはは!…おはよ、ソラ。」

「・・・(ボー…)。」

「誕生日おめでと(ニコッ)。」

ソラは僕の双子、だからもちろん誕生日が一緒なんだ。
151誕生パーティー前編(4/4):2006/03/32(土) 02:46:06 ID:G0yOSD1GO
ソラは眠そうな目を擦りながら、

「……テンも、おめでと。」
「……じゃなくて!何でテンがいるのっ!」

「何でって……何で?」
僕がそう言うと急に飛び上がり机の引き出しを開けて、

「…机……見た?」

ソラはなぜか顔を赤らめて聞いた。

「ううん、特に。」

「……もうっ、テンったら。」

「ん?…そうそうお父さん達が下でパーティーの下準備してるらしいから行こうよ!」

「…うん、今着替えるから先に行ってて。」

「いいよ、待ってるよ。…そうだ、さっき言ってた机のやつ見てるよ。」

「………っ!」

「ソラ、どうしたの?」

「早く出てけぇーーー!」


≡≡≡
こうして僕はソラに部屋を追い出され、一人でしぶしぶとお父さん達の元へ向かった。
ソラ、恐い…。
152名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 02:50:19 ID:G0yOSD1GO
スレのノリがわからなかったので、とりあえず前編(・・;;

何か問題や変なとこあったらどんどん言ってください。

読んでくれた人、ありがとです。
レベル低くてすみませんm(_ _)m
153名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 04:56:18 ID:O0LkDg790
>>152
イイヨイイヨー久しぶりにソラたん分補給できた
鈍感王子もいい
154名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 09:41:47 ID:zDe/Tqkd0
リレー小説の人GJ!!!!!!!

嫌いな人もいるでしょうが一応RPG最萌えの結果報告
第21組
4位 85票 女の子@ドラゴンクエスト5
本戦進出決定!

はい報告おわり

↓再びリレー小説などどうぞ
155名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 09:49:29 ID:5Le9h9yh0
矢印はスレストになるってことをまだ知らぬ初心者か……。
156名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 11:25:36 ID:cTbjKWds0
3/32だってさ
157名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 19:52:13 ID:G0yOSD1GO
保守
158[22] ◆IReLayPMa2 :2006/03/32(土) 21:45:05 ID:Atftsmg60
「さあて、気合も入ったところでピエールに競争の申し込みに行くわよ!」
「ええっ、も、もう!?」
 戸惑いの声を上げるタバサだったが、ビアンカは言う事をきくはずもない。
「ええ、善は急げ、思い立ったが吉日、天の時を逃す者に勝利の女神は微笑まないわ!」
「……急いては事を仕損じる、とも言うような……」
 その突っ込みは当然のように無視された。
「そうと決まれば……カルス!」
「なんだいビアンカ」
「うわあっ」
 ビアンカの一言の直後に突如レックスの背後に現れた父カルス。
 一体今まで何処にいたのか……。兄妹は思ったがなんとなく嫌な予感がして尋ねる事が
出来なかった。
「私はタバサとピエールに話をつけに行って来るわ。準備は任せたわよ」
「ああ、任せておいてくれ。最高の舞台をセッティングするよ」
 何やら通じ合っている二人。
 何もこんな事で絆を発揮しなくても、と二人と一匹は思ったのだった。
159名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/03/32(土) 22:24:58 ID:Atftsmg60
こっそり書いてたSSを投下。大したものじゃないですが。
ttp://www.uploda.org/uporg353335.txt.html
PASS DQ5
160名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/02(日) 12:30:08 ID:5jgiJA+wO
161[23] ◆IReLayPMa2 :2006/04/02(日) 20:57:04 ID:joa7j/0s0
「さて、レックス。これを」
 と言ってカルスに手渡されたのは大量のキメラの翼。
「お、お父さん? これは一体……」
「うむ、お父さんはこれからこの舞台に相応しいコースの準備を行う。
 レックスには世界中から参加者を集めてきて欲しいんだ」
「参加者って……」
「それはもちろん『第一回全世界スライム乗り選手権大会』のだよ」
「えええええっ!?」
 そんなバカな、ピエールを元に戻す為の競争がどうしてそんな事に。
 けれどノリノリのカルスは止まらない。
「世界中のスライム乗りが集まって、世界最速の名を競い戦いあう……。
 こんな素晴らしい大会の企画が出来て光栄だよ! レックスもそう思うだろう?」
「ど、どうかな」
「ああ、そうだ! トロフィーと賞品の準備もしておかなくては!
 じゃあレックス、頼んだよ」
 言うや否やカルスは駆け出しレックスの視界から消えてしまう。
「い、良いのかな」
 レックスは苦笑いしながらも、最初に思いついた他国、ラインハットを思い浮かべながら
キメラの翼を放り投げた。
162名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/03(月) 04:44:44 ID:waOQ+0rbO
落ちていくのが早すぎる…
163名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/03(月) 05:11:59 ID:piQr3Kg20
おまいは>>1も読めないのか。
164[24] ◆IReLayPMa2 :2006/04/03(月) 15:28:34 ID:wVEfsWSfO
「はい。それではその時間にグランバニアに来てください。」
そう言いレックスはキメラの翼を渡す。
「ふぅ、これでラインハットは終了っと、次はどこに行こうか…」
次の目的地を考えながら外に出て歩いていると、草の影から一匹のスライムナイトが現れた
そしてスライムナイトはレックスが身構える前に襲いかかってきた。
「うわぁっ!」レックスは辛うじてそれを避けた
「(ばかな!魔王を倒してから魔物は大人しくなったはず……
でも今はそんなことを考えてる場合じゃないか)」
レックスは鋼の剣を引き抜きスライムナイトに切りかかった
しかしスライムナイトは凄い速さでレックスの背後に回った
「イオナズン!」スライムナイトの予期せぬ大呪文にレックスはモロにくらってしまった。
レックスがベホマを唱えようとした瞬間
「マホトーン」
スライムナイトに魔法を封じられてしまった。
「マヒャド!」
スライムナイトの攻撃は続く
「(クソッ、こんなスライムナイトがいるなんて……強すぎる)」
165[24] ◆IReLayPMa2 :2006/04/03(月) 22:19:10 ID:4/Rcwvij0
「おいお前!」
 距離を取ったレックスにスライムナイトの声が届く。
 話しかけて来るとは思っていなかったレックスは、驚きながらも剣の柄を
握り締め、目の前の魔物をにらみつける。
「……なんだ」
 張り詰める空気。漂う緊張感。それを破って話し始めたのはスライムナイトの方だった。
「お前……俺の名を知っているか!?」
「は?」
 思わず間の抜けた声を出してしまう。
「俺の名を、そして俺を知っているかと聞いているのだ」
 その質問を不審に思いながらもレックスは答える。
「知らないよ。だって今初めて会ったんじゃないか」
 その答えを聞き、ガックリとうなだれるスライムナイト。
「く……聞いたか、ランスロット……。やはり俺達はこの程度なのかっ……」
 ランスロット、と呼ばれた騎士を乗せたスライムがピキーと寂しげに鳴いた。
「えと……」
 目の前のスライムナイトから殺気が感じられないのを確認して、レックスはゆっくりと構えを解く。
「俺の名はアーサー」
 そしてスライムナイトは語り始める。
「俺はスライムナイトの中でもピカイチの実力だった……。いや、今でもそうだ! それなのにっ!」
 アーサーはひらりとスライムから飛び降りて、相棒と抱き合った。スライムには手足が無いから
レックスからはアーサーがスライムにめり込んでいるようにしか見えないのだが。
「スライムナイトと言えばピエール、ドイツもコイツもピエールピエール! 俺だって、俺だって……!」
166名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/04(火) 02:19:01 ID:nD8czm+Y0
>>152
純真そのものであどけない王子と
女の子らしく、王子と同じ年でもちょっとお姉さんさんぽく、
頭の回転が速そうな王女タン。
ほわんと優しい気持ちになれるような作品で、続きをおおいに期待!
しかし16歳!?ちょっと待て!
これでルックスをロレ王子と同じ位の年齢でイメージするのは厳しいぞ。
攻略本にあったようなちびっ子設定だったら、
この話の二人とも可愛すぎて、萌え死に確定なんだが。

レベルが低いなんて、けしてそんな事はない。後編も頼む。
167名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/05(水) 00:37:33 ID:wFL6TlzgO
はいな
168[25] ◆IReLayPMa2 :2006/04/05(水) 00:45:09 ID:6++3NHIXO
「まあいい。ここで俺がこのまま貴方を倒せば俺の名も世界に知れ渡る」
そうスライムナイトは言い再びスライムに乗りレックスに襲いかかってきた
「(やられる!!)」そうレックスは思い目を閉じた
しかしその剣がレックスにあたる事は無かった
何故かスライムナイトからくすくすと笑い声が聞こえる
レックスが唖然としてそのスライムナイトを見ていると
スライムナイトは笑いながら兜をとった
「実は私なのでした〜」その素顔はなんとタバサだった
「えっ?えっ?」レックスは混乱している
「でもお兄ちゃんも全然気付かないのね、私マヒャドまで唱えたのに」
169名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/05(水) 00:50:51 ID:Fr70C9Fo0
それは気が付かなかったw
マホトーンでミスリードされてしまったよ
170名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/05(水) 05:42:31 ID:VeG9zbuVO
竜田揚げ
171名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/05(水) 13:45:37 ID:zwATfiWrO
すっかりリレー小説スレになっちまったな。
これからも双子スレに幸あれ。
172名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/06(木) 01:38:37 ID:0liH648PO
ほす
173名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/06(木) 16:01:08 ID:Bb1T+Gqb0
一応RPG最萌え本戦組み合わせ報告
4/11
Bブロック01組キャラ01RPG5-.7Dhrlrd-XM女の子@ドラゴンクエスト5
Bブロック01組キャラ02RPG5-0k9B5RYR-XZアリーナ@ドラゴンクエスト4
Bブロック01組キャラ03RPG5-2RQzzGJo-QZディアドラ@ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
Bブロック01組キャラ37RPG5-ZbIX/GKk-GFアニス・リュフトヒェン@マリー、エリー&アニスのアトリエ

応援できる人はお願いします!
174名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/06(木) 18:36:49 ID:dRhUSgR4O
双子に好き嫌いはあるんだろうか
175名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/06(木) 21:35:05 ID:3ZvV/TpCO
>>173
アリーナか、厳しいのと一緒になってしまったな
176名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/06(木) 21:47:47 ID:XR1pD5FzO
ほしゅ
177名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/06(木) 22:43:11 ID:z91jDomg0
>>174
王女はめちゃくちゃ好き嫌い激しいぞ。
178名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/07(金) 08:48:13 ID:PMpCZAo60
179名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/07(金) 18:08:46 ID:mb5IVfSsO
ほっほっほっしゅ
180名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/08(土) 00:47:34 ID:qgGAj/7yO
181名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/08(土) 12:12:17 ID:NyrNobwdO
ぬわー!っしゅ
182名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/08(土) 17:08:01 ID:NyrNobwdO
保守揚げ
183[26] ◆IReLayPMa2 :2006/04/08(土) 22:18:04 ID:T1kOHb760
「え、あ、そ、そうなの?」
 まだ混乱が続いているレックス。
「えへへ、うん。ピエールに会いに行くのはお母さんに任せてわたしとジャンは
 お兄ちゃんを追いかけてきたの」
 ああ、そう言えばとレックスは思う。
 タバサはさっき三倍濃度のファイトいっぱつを一気飲みしてたっけ。
 それであんなに強かったのか……。
 気を取り直したレックスは妹に尋ねる。
「それで、追いかけてくるなんて一体どうしたの?」
「うん、お母さんとピエールに勝負を申し込みに行ったんだけど、そこで決まった事があるの」
 頷いて先を促す。
「お兄ちゃんも『第一回全世界スライム乗り選手権大会』に参加してね」
「え?」
「だから、わたしだけじゃなくてお兄ちゃんも参加するの」
「えええええっ!? でもだって、もうスライムが……」
「スラりんがいるから大丈夫だよ」
 スラりんはタバサの服の中に入り込んでしまうくらい小さいのに……と以前の出来事を思い出して
顔を赤くするレックスだった。
「む、無理だよ。スラりんは小さすぎて乗れな……」
 言葉は最後まで言えなかった。
「大丈夫。レベルアップで喋られるようにまでなったスラりんだよ? いまお母さんがたっぷり食べさせてる
 から、わたしたちが帰る頃にはおっきくなってるよ!」
「…………」
 王子は軽い眩暈を感じるのだった。
184名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/09(日) 08:24:36 ID:l4B87JTWO
スラリン、プロレスラーかい。
185[27] ◆IReLayPMa2 :2006/04/09(日) 22:19:49 ID:KObOnaDu0
 レックスは諦めのため息をついた。
「わかった。分かったよ、僕も参加するよ」
「えへへっ、おにいちゃん、一緒に頑張ろうね!」
 輝くような笑顔を見せられると、まあ悪くも無いかな、と思ってしまうレックスだった。

 /

「勝負は三日後、貴女かタバサかレックスの中で優勝した者が勝者よ。
 誰も優勝出来なかった時は勝負無し。優勝出来なかった者が勝者を名乗るなんて
 冗談じゃないわ」
 胸をそらして目の前のピエールに言い切るビアンカ。
 ピエールはと言うと、はぐりんの上で器用にぴょんぴょんと飛び跳ねている。
「いいわよー。どーせ勝つのは私なんだしー」
 と、強気な事を言ったかと思えば唐突に地面に座り込んで、
「ぐすっ、でも勝てなかったらどおしよぉ……」
 人差し指でのの字を書いたりしている。
 ビアンカはそんなピエールをまったく無視して話を続ける。見事なまでのスルーっぷりだ。
「勝負は三日後正午スタート。スタート地点はグランバニア王城正門よ!
 コースは当日までのお楽しみ。もちろん単なるかけっこなんかにはならないから楽しみに
 してる事ね!」
「おかーをこーえーゆこーおよーくちーぶえーふきつーつー」
 ピエールは混乱している。
「燃えてきた燃えてきたわ!」
 ビアンカは大きく息を吸い込んだ。
『絶対負けないわよ!!』
 二人の声はぴったりとシンクロするのだった。 
186名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/10(月) 14:43:01 ID:tnuSJsk+0
保守しとく?
リレー小説って何人ぐらい書いてんのかな
187名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/10(月) 22:12:23 ID:jMcmG7ZH0
初期は少し書いてたけど話のレベルが上がって力量不足なので今は読み手オンリー
188名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/11(火) 03:38:31 ID:No5x3a4h0
一日一話を目標にしてるけど、忙しくてなかなか。
189名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/11(火) 08:59:59 ID:X1dmInG9O
会社辞めるから情報集めで忙しくてかけないや。
190[28] ◆IReLayPMa2 :2006/04/11(火) 18:38:33 ID:No5x3a4h0
 勝負の日が迫っている。

「るんるんるーん」
「ん? タバサちゃん、何をやってるんだ?」
「うん、ちょっとホットケーキを焼く練習をしてるの」
「ホットケーキ? なんでまた」
「んーとね、どうせなら、美味しい方が良いと思って」

 それぞれ胸に、それぞれの想いを抱えて。

「パクパクぱくぱくむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃ」
「す、スラりん、大丈夫……?」
「ばくばくばく、レ、ッくすさみゃ、ごきゅごきゅごきゅごきゅ、だいじょう、むぎゅむぎゅ」
「あ、い、いや良いんだ。邪魔してごめん」
「がつがつがつがつがつがつがつがつ」

 闘志と不安が戦う者の心を去来する。

「べっ、別に私はレースを楽しみになんてしてないんだからねっ!」
「きゅるるる……(ピエールさん、それは木です)」
「そのっ、私が断ったらがっかりするかな、なんてこれっぽっちも思っていないんだからっ。
 たまたま、そう、たまたま私が暇してたからレースに出る事にしただけなんだからっ!」
「きゅるるる……(ピエールさん、それはバッタです)」
「勘違いしないでよねっ」
「きゅるるる……(ピエールさん、ボクにそれを言ってどうするんですか……)」

 そして――――。

「さあて、プックル、準備は良いわね?」
「ぐるるるる」

 太陽は決戦の日とは知らず、いつものように昇る――――。 
191[29] ◆IReLayPMa2 :2006/04/11(火) 21:05:32 ID:Jg8nyBbaO
「只今より、第一回世界スライム乗り選手権大会を始めます」
司会&実況の人が続けて言う
「えーそれでは、カルス国王よりコースならびにルールの説明が行われます」
カルスが台の上に立ち説明を始める
「まず、コースの説明を行う。
『スタート地点はグランバニア城正門。そこをスタートし、グランバニアの洞窟まで走る。これが前半である。
後半は、洞窟入り口よりスタート地点へ戻ってくる。』
次にルールの説明を行う
『レース中は武器の使用、バイキルトを除く魔法の使用、
ファイト一発及び戦いのドラムを除く全てのアイテムを使用してもよい。
そしてここからが最大の山場。中間地点の洞窟入口にある獅子像の口に紙がある、
1人1枚何れかの紙を取り、その紙に書かれた事を実行し、この場に戻ってくること。』以上。」
192名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/12(水) 00:56:32 ID:oijUXPIH0
今日のRPG最萌に我等の最萌女神&双子の母親でもあるビアンカ様がご出場してます!!
同じ組のほかの出場者は我等のビアンカ様程の人気のないキャラなので100%一位を取れるでしょうが
FFDQ板のビアンカファン全員で投票すれば200%勝てますので、皆さん絶対に投票しましょう!!
ここで投票しない人はビアンカやその子供達に対する愛が少ないのでファンとは認められませんよ!!なので絶対に投票しに来て下さい!!!!
支援のできる人は是非支援もして下さい!!

投票所はここです!!
RPG最萌トーナメント投票スレ Round13
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1144589043/l50
Bブロック02組
<<ビアンカ@ドラゴンクエスト5>>
と書いてレスすれば投票できます!よろしくお願いします!!!!
193[30-1] ◆IReLayPMa2 :2006/04/12(水) 18:49:01 ID:V8/OBJ1h0
『さあ、それでは出場選手の紹介をしてまいりましょう!
 一枠一番。エメラルドグリーンの旋風! スライムザスライム!
 スライムナイトの主役はスライムだ! レース前のインタビューでそう
 答えていました。ジャン選手と、それを駆る言わずと知れたグランバニアの
 王女、今日も可愛らしい笑顔が素敵です、タバサ選手!!」
「ど、どうもー」
 ジャンに跨ったタバサが少し照れながら右手を上げると、大きな歓声が響いた。
『二枠二番はこのレースの大本命、下馬評では圧倒的な人気です!
 最速の名は誰にも渡さない、はぐれメタルのはぐりんと!
 そしてスライムナイトの英雄、ピエール選手だぁっ!! 
 本来のパートナーであるジャン選手との対決はこのレース最大の見所と言えるでしょう!!』
「やっほーい」
『続きまして三枠三番、はたして誰がこのペアを想像したでしょうか! 今我々の目の前にいるのは
 紛れも無い奇跡の落とし子、その体積が通常の二十倍近くにまで達したスライム、スラりん選手とっ、
 それを駆るのは、妹には負けられない、グランバニアが世界に誇る勇者! レックス選手!!』
「う、うぷっ」
「だ、大丈夫なのかなぁ……」
194[30-2] ◆IReLayPMa2 :2006/04/12(水) 18:49:52 ID:V8/OBJ1h0
『そして四枠四番に入りましたのは新種のスライム、ブルーのたてがみが勇ましいぞ!!
 プックル選手と謎のスライムナイト、ライダー仮面です!!』
 アナウンスに導かれるように姿を現したのは、全身の毛をブルーに染めた『キラーパンサーっぽい』
 プックルと、真っ赤なマスクと真っ赤なマフラーがを身に付けた『謎の金髪女性』
 当然のようにタバサとレックスから突っ込みの声が……
「お、おかあさ……ッ」
 ビシッ!!
 上がる前にライダー仮面が腕を一振り。
 ムチが跳ね上がり二人の傍の地面で弾ける。
「…………」
 沈黙。
『新種のスライムであるプックル選手が果たしてどのような走りを見せるのか!?
 そして謎のライダー仮面選手の実力は!? 注目致しましょう!!』
 何事も無かったかのように選手紹介は続く。
『残りはスライムナイトA選手、B選手、C選手、D選手、E選手、F選手です』
「なんで俺たちの紹介はそんなにいい加減なんだーーーーーー!!」
 抗議の声は当然のようにスルーされた。
『以上のメンバーで第一回世界スライム乗り選手権大会は争われます!!』
195[31] ◆IReLayPMa2 :2006/04/13(木) 23:16:47 ID:a7LiByhj0
『続きまして賞品と賞金をご説明いたしましょう!
 優勝者にはスライム乗りの中のスライム乗り。すなわち
 スライムライダー・ザ・スライムライダーの称号と賞金10万G、
 そしてこれはまだ秘密ですが、素晴らしい副賞が用意されています』
 勝てば、名誉も、富も手に入るというわけだ。
 会場のボルテージは上がりっぱなし。
 歓声は途切れる事無く、その勢いを増してゆく。
 選手達は互いに視線を絡ませ、不敵な笑みを浮かべる。
 勝者は、勝利の栄光は自分にこそ相応しい。
 高まる緊張感。そして――。
『さあ、準備は宜しいでしょうか』
 潮が引いていくように。
 歓声が消えてゆく。
 空気のピリピリとした鋭さを誰もが感じた。
 その場にいる者たちの目に映っているものは、果たして――――。
『第一回世界スライム乗り選手権大会、スタートです!!』
 爆裂系の呪文の発する轟音が響いた。
196名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/14(金) 01:24:55 ID:P1MaZkGoO
保守
197名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/14(金) 18:31:40 ID:P1MaZkGoO
もいっちょ保守
198[32] ◆IReLayPMa2 :2006/04/14(金) 21:33:11 ID:dsHNypX00
 響いた爆音は二つ。
 ひとつはスタートの合図。そしてもうひとつは何者かが合図と同時に放った呪文だった。
 出場者のど真ん中で炸裂した呪文は砂埃を巻き上げる。
「うわあっ」
「なっ、なんだっ!?」
 土煙の中で上がる怒号。軽い混乱は観客にまで伝播する。
「落ち着きな、タバサちゃん。警戒を怠らないようにして視界が晴れるのを待つんだ」
「うん、だいじょうぶです」
 頷いてツノの部分をぎゅっと握る。
「スラりんっ、大丈夫?」
「大丈夫でごわす」
「……そ、そう」
 やがて風が砂塵を運んでゆく。
 少しずつ晴れてきた視界の端にぽつんと走り去るスライムナイトの姿が見えた。
『おおーっと! ピエール選手スタートダッシュだ!! スタート早々リードを奪ったぁ!
 スライムナイトD選手は落馬……もとい落スラしている! テンカウント以内に騎乗しないと
 失格となります!!』
「やるわね」
 ライダー仮面が嬉しそうに呟きプックルの手綱を引き絞ると、弾き出るように猛然と走り出す。
「ふふふふふっ、ピエール、やっぱりお前は最高だよ!
 タバサちゃん、飛ばすぜ! しっかり捕まってな!!」
「うんっ!」
『さあ、次々とスタート地点から選手達が飛び出して行きます!
 果たしてこれからどのようなレース展開を見せるのでしょうか?』
199[33] ◆IReLayPMa2 :2006/04/15(土) 01:31:57 ID:kfzb7D6MO
「さぁーて、レースの方がスタートしましたので、ここでレースの倍率を発表したいとおもいます。」

第一回世界スライム乗り選手権大会単勝倍率
ピエール-はぐりん:1.05倍
タバサ-ジャン:1.85倍
レックス-スラりん:3.20倍
ライダー仮面-プックル:2.20倍
スライムナイトABCDEF:5.00倍
200名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/15(土) 09:20:51 ID:8wXJHRGxO
よっ、と。
201[34] ◆IReLayPMa2 :2006/04/15(土) 22:25:55 ID:x2E+V2mF0
『解説のカルス王、如何ですかこのオッズは?』
『ピエール-はぐりんの完全な一本かぶりだね。これは予想通りなんだけど
 レックス-スラりんが意外に人気になってるね。私の予想では一番不人気だと
 思ってたんだけど』
『なるほど、タバサ選手、ライダー仮面選手はどうでしょうか?』
『タバサはともかくとして、スライムのジャンは気性に問題があるけど実力はかなりの
 ものだからね。期待できると思うよ。ライダー仮面はまったくの未知数だけども、かもし出す
 雰囲気が良いね。僕はかなり良い線イクと思ってるよ』
『なるほどなるほど! おっと、レースに動きがあったようです!
 スタートダッシュで差をつけたピエール選手に猛然と迫る選手がいます!
 これは……タバサ-ジャン選手ですね! 1番人気と2番人気が早くも一騎打ちか!?』

「あわわっ、ジャジャジャっ、ちょっと、はやっ、ひゃうっ!」
「喋るなよタバサちゃん! 舌を噛むぜ!!」
「そっ、そんな事っ!」
 一直線にピエールを追いかけるジャン。その表情は真剣だ。
「もっと力をいれて捕まって!」
「うっ、うんっ」
 しかし……。
「もっと! もっとだ! ぎゅーっとしてな!」
「う、うんっ」
 ぎゅー。
「たまらん! この感触がたまらん!!」
「……何か言った?」
「イエナンニモ」
 ジャンはやっぱりジャンだった。

『さあ、レースはまだまだ序盤! しかしタバサ-ジャン選手がピエール-はぐりん選手を
 捕らえようかというところです』
202名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/16(日) 18:19:23 ID:s/njeb6L0
保守
203[35] ◆IReLayPMa2 :2006/04/16(日) 23:54:27 ID:+Y70dco90
「タバサちゃん!」
 疾走しながらのジャンの声。
「はい?」
「言うまでも無い事だけど、オレ達の一番の強敵はピエール達だ。
 この際序盤でケリをつけちまうのも手だぜ?」
 タバサはその言葉に同意する。
「……うん。先手必勝って言うもんね」
「ああ、ルールではスライムから叩き落して10カウントで失格だからな」
 頷き、そして前を行くピエール達に視線で捕らえた。
 ピンと立てられた人差し指が天を向く。
「メラミ!」
 タバサの頭くらいの大きさの火球が一直線にピエールに飛ぶ。

『おおーっとぉ!? 早くもタバサ選手がピエール選手に攻撃を開始しました!』
『タイミングは悪くない。……けど』

「はああああああっ!」
 火球が直撃するかと思われたその瞬間、はぐりんの上でピエールの身体が宙を舞った。
 煌めく剣閃、真っ二つにその軌道を変えた火球が彼女達の背後で地面を焦がす。
 そして――――。
「お前、確かに速いけど誰かを乗せるって事に関してはまだまだだな!」
 爆発的な加速で一気に差を詰めたジャンの体当たりがはぐりんを弾き飛ばした。
 タバサはメラミを放った直後にジャンから飛び降りていた。
「マヒャド!!」
 弾き飛ばされたはぐりんの周りを囲むように氷の壁が出来上がってゆく。
 はぐりんには呪文は効果が無くてもこれならば――――!
204[36] ◆IReLayPMa2 :2006/04/17(月) 01:44:46 ID:zxpCPsIbO
「きゅるるるん(ベギラゴン)」はぐりんはベギラゴンを唱えた
マヒャドによる氷は全て溶かされてしまった
一瞬タバサの気が弛んだ隙にピエールははぐりんに乗り直していた
そしてピエールが口を開く
「そうだわタバサ王女。もっと早く走りたいなら
ジャンのツノの付け根をぎゅつと握ってみなさい」
「えっ?こおぅ?」
「タバサちゃんそこはいけねぇ!」しかしジャンの言葉は一瞬遅く……ぎゅっ!!!
「うひゃあっ…あうぅ…」
ジャンはのぼせたようにでろーんとなってしまった
「きゃはははは、じゃあまたあとでね〜」
ピエール達は高速で駆けて行った
「じ、ジャン?ご、ごめんね?」
返事がない…

「カルス王、さきほどのピエール選手とタバサ選手のやりとりをどのように見ますか?」
実況の人がカルスに尋ねる
「私もビアンカに同じ事をやってもら……じゃなくて、相手の性格と弱点を突くイイ攻撃だとおもいますね」
205名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/17(月) 16:29:45 ID:hQm6rlnYO
次スレはふたりのリレ語りで。
206名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/17(月) 19:08:06 ID:66FM+jXI0
俺、前SSスレで「SSがスレタイに入ってた方が投稿しやすい」って
書き込みしたけど、結局気にしない方向でってなったんじゃなかったっけ。
ひょっとしてリレー鬱陶しいとか思ってる人がいたりする?
207名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/17(月) 19:14:37 ID:Gj4Og/fE0
あんまリレーの長いのばっかやってると、単発が入りにくいしなぁ
208名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/18(火) 01:16:29 ID:zwWG92peO
保守っと。
リレー、乙です!
209名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/18(火) 20:35:53 ID:zwWG92peO
サンチョのオヤツ
210名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/20(木) 01:10:18 ID:G3/buLPPO
保守
211名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/20(木) 21:38:17 ID:LzaHZ8hD0
マザー3みたいな感じでいいから2人が主役の新作きぼん
212名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/22(土) 00:19:26 ID:54btsDJh0
213名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/22(土) 00:36:55 ID:rllE6cDhO
214名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/22(土) 02:49:58 ID:hxQpc0AT0
忘れられない内に>>159の続き。まだ未完だけども、次回投下の際には
完結してると……いいな。
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader4/index.php?dlpas_id=0000001656
PASS DQ5
215名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/22(土) 19:17:05 ID:rllE6cDhO
216名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/23(日) 20:40:56 ID:MAy+FKbCO
重いネタ投下しようかな
217名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/23(日) 20:54:00 ID:nlEHhi8aO
>>216
いつでもウェルカム♪
218名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/24(月) 21:11:24 ID:YoojGQcB0
         / ̄ ̄ ̄ ̄`丶、
      ,.-''⌒´              \ 
   /         ⌒`          ヽ
  /       i"'"! !`、         |
  '/     イ| |   | i i、      \  |
  |ィ′ / /ノ j lノ  ヽ\ヾト、、    丶 ヽ    当スレは重いネタからリレーまで
  l'|.イ ,イ' ``丶、  ×´\\\     i     誰でもウェルカムっ……!!
   |へ.| ===。=、  = 。==== ヽ \、  | 
      |.` ー‐ '/   ー― '" |ト、   |
       |   /            ||,) |ヽ. | 
       |.く__ - 丶      |!'ノ i||
       ハ ー――‐一    /! i |_  | 
       ゙イ,`、 ===     / ,||||  ~"'''‐-
    ,. -‐'''"~ヽ.     /  ノノノ/|
          \__/    /  |
           | \    /    |
219名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/24(月) 21:45:51 ID:6go2PiFKO
>>218
プサン乙。
220名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/25(火) 23:15:15 ID:JHzoJZRy0
ほしゅ
221名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/26(水) 22:37:02 ID:W4GmVgzf0
>>214のDL数から察するとスレ住人は20人未満ってところか
多いと見るべきか、少ないと見るべきか
222名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/26(水) 23:44:59 ID:dP1wkcWV0
俺は面倒くさくてDLしてなかったりする
どんな感じの内容なの?スレに貼れないくらい人を選ぶ作品なのだろうか
223名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/27(木) 00:26:47 ID:v32HRMbs0
>>222
どうだろう、多分張っても良いとは思う。貼り付けるとなると長くなりそうだけどね。
自分では良くあるお約束シチュを集めたお話のつもりなんだけど
まるっきり反応が無い辺り、自分で言うもの悲しいが単純につまらんのじゃなかろうか。
『タバサ記憶喪失→ドタバタ』みたいなお話。
224名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/28(金) 05:34:11 ID:vOYJzxVBO
どなたか書いてくれないかなぁ。
225名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/28(金) 08:41:22 ID:mrorodTyO
あれ?リレーの勢いがとまっちょる。
226名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/29(土) 13:48:57 ID:VYrlXoeqO
男の子かわいい(*⌒▽⌒*)
227名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/30(日) 01:21:59 ID:+DomKPfJ0
女の子かわいい(*⌒▽⌒*)
228名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/30(日) 22:00:18 ID:8eCxR4IW0
DQ5ってキャラの名前かえれたっけ?
229名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/30(日) 22:24:53 ID:Vamz68mjO
命名神はいないから無理だと思う
230名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/30(日) 22:25:59 ID:mnZJrlxi0
ふたりともかわいい(*⌒▽⌒*)
231名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/30(日) 23:26:57 ID:B/AQ9dd20
ヤンガスじゃなくて双子が主役のやつ作れや
232名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/04/30(日) 23:33:49 ID:+DomKPfJ0
いたストでも外伝でも見事にハブられてる双子・・・
設定はおいしすぎるのにな
233名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/01(月) 01:19:48 ID:OGQoXHCpO
いろいろと難しいからな
234名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/01(月) 01:53:06 ID:RG7lDf5jO
双子の不思議なダンジョン
235名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/01(月) 20:51:05 ID:k7pPbeHxO
双子と秘湯巡り
236名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/02(火) 12:53:31 ID:Y5s1EdkQ0
保守
237名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/03(水) 06:20:53 ID:AifBuKT5O
ベギラマ
238名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/03(水) 11:50:05 ID:Kf041YvtO
やっぱ
ライデイン
っしょ。
239名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/03(水) 13:47:57 ID:9HbDh0OhO
いや
イ オ ナ ズ ン
だ。
240名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/04(木) 01:29:54 ID:VbhBLJ4jO
きゃー
241名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/04(木) 02:15:07 ID:HfAp4hvJO
保守は携帯で十分ってことか……俺も保守、っと。
242名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/04(木) 11:05:07 ID:FoFNyUpVO
「おじいちゃんが イイ男だったから
 お父さんも ちょっとかっこいいんだね ぽっ
243名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/04(木) 13:29:13 ID:NwbboLte0
 ,イ ,/ ./〃/ / | / .リ/ //イ|.リ
// //ノノ  //゙ ノ'////|.リ/
´彡'゙,∠-‐一彡〃 ト.、,,,,,,,,,,,レ゙ 「おじいちゃんが イイ男だったから
二ニ-‐'''"´      /`二、゙゙7        お父さんも ちょっとかっこいいんだね ぽっ 」
,,ァ''7;伝 `        {.7ぎ゙`7゙
  ゞ‐゙''  ,. ,. ,.  l`'''゙" ,'
  〃〃"      !   |
              !  l   ←王子
 !       (....、 ,ノ  !
 j        `'゙´  ,'
     ー--===ァ   /
      _ _   ./
\     ` ̄   ,/
  ` .、       /
   :ミ:ー.、._  /``'''ー-、
    `゙三厂´
244名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/04(木) 17:05:44 ID:b7WB0qqF0
いやー
245名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/04(木) 23:52:20 ID:HfAp4hvJO
男の子


女の子
246名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/05(金) 00:14:48 ID:rmsUIB+IO
ルーラん♪
247名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/05(金) 17:50:10 ID:qYml9z/JO
リレ小続き浮かばねえや。
どうでもいいがルーラよりリレミトの方が萌える。
248名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/06(土) 22:26:03 ID:VsaJjbk50
王女もモシャスとか使えたら面白かったのに
249名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/07(日) 11:39:54 ID:vpb3OWzj0
ビアンカに変身したら、5主に本人と勘違いされた王女たん
さぁ、大変
250名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/08(月) 09:50:04 ID:NPqofS1iO
「お父……あなた、どうしたの?」
251名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/08(月) 18:41:32 ID:NPqofS1iO
上げ……るよ。
…いいよね。
まさか、もう落ちる流れ?
252名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/08(月) 23:17:55 ID:d+B5LrLY0
モシャスで別人に変身して王子を落とす王女。
253名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/09(火) 00:29:48 ID:0C/6+3McO
別人を、モシャス状態の王女たんだと思い込んで部屋に連れ込む王子たん
254名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/10(水) 09:44:28 ID:HpL+mcNO0
イラストリクしてもいい?
255名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/10(水) 18:38:56 ID:2bSotXgZ0
言うだけならタダだけど、職人いねーんじゃないかな
256名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/11(木) 20:47:51 ID:IDIHtL9xO
ホシュナズン
257異世界:2006/05/12(金) 03:38:42 ID:J/o06Ux/O

それは、いつものように天空の武具にの祈りを捧げていた時のことだった。
祈祷が終わり、さて戻ろうと腰を上げた瞬間、突然天空の武具が光りだし、その強烈な光りに僕は思わず目を潰った。


どれくらい経ったのだろう……人の気配を感じてゆっくりとまぶたを開くと、

「…あっ、気がついた!ふふっ、良かった。」

ぼんやりと見えてくる。長髪の女の子だ。
僕は体を起こした。少しフラつく。

「駄目よ…じっとしていなきゃ…!」

「………ここは?」

「えっ、ここ?……ぅん困ったなぁ。」

「…………?」

「ちょっと!そんな目で見ないの!……だって私にもわかんないんだも〜ん♪」

その女の子は、頬に可愛いえくぼを浮かばせて笑った。わからないって?……一体どうなってるんだよ…。
258異世界:2006/05/12(金) 04:22:01 ID:J/o06Ux/O

とりあえず辺りを見渡す、どうやら森の中みたいだ。深い森なので昼か夜かわからかったが、木々の隙間から星が覗いていたので夜だとわかった。
すぐそこに女の子が張ったと思われるテントがある。そして肝心の女の子は火を焚き自炊の準備をしているようで、その長い髪を結び、あどけない顔を真っ赤にしながら火を調整している。

「…ふぅ、もうすぐ出来るからね。…アチッ!」

僕に向かってそう言った。

「それは何を作っているの?」

「ん、ただのオカユだけど……嫌だったかしら?」

「いや、嫌じゃないよ。ありがとう。そう言えば君の名前聞いてなかったね。…名前は?」

「あたし?……あっ、そろそろできたかな。」

女の子はオカユの入ったそれを平らな石の上に置いた。
259異世界:2006/05/12(金) 04:54:42 ID:J/o06Ux/O
「はい、あなたの分。」
器には溢れそうなくらいの量が入れてある。

「ありがと。」

文句は言わない。黙って食べる。彼女の器をチラリと覗くと、僕の半分も無かった。

「ダイエットしてるの。」

盗み見たのがバレたようだ。

「そんなに太ってるようには見えないけどね…。」

「女の子には、色々あるのよ。」

その言葉はある事を思い出させた。

僕にはタバサという双子の兄妹がいる。
その昔、タバサが御飯を少ししか食べなくなった時があって心配してお母さんに聞いたら、お母さんはこの女の子と同じこと言った。…僕とお父さんに理解できる日は来るのだろうか。

「ねぇ、あなたの名前は何て言うの?」

僕の質問は、闇の彼方へ消え失せていた。

「…レックス。レックス・グランバニア。」

「…レックスね、よろしく!
あたしは…」

彼女が先を言おうとしたその時、僕らの目の前に黒い影が表れる…モンスターだ!
クチバシの付いた闘牛…あばれうしどり。こいつはまた厄介なモンスターが出てくれたよ。
260異世界:2006/05/12(金) 04:57:28 ID:J/o06Ux/O
眠れないから保守変わりに適当に書いてたら……あらやだ!もう5時じゃない!
それじゃ、ごめんあそばせ。



ちなみに、もう少し続きます(^^;;
261名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/12(金) 20:11:13 ID:FVB3wGYh0
続き待ち保守
262名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/13(土) 16:37:19 ID:7K62gjlLO
(Θ Θ)
263名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/13(土) 20:20:21 ID:EpdDW9ar0
よもや2006年になってまで「(^^;; 」という化石文字を目撃することになろうとは。
264名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/13(土) 20:42:27 ID:143sjcdXO
>>263
(^^;;アセアセ
265名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/13(土) 21:55:58 ID:iQWbK9M8O
一般の個人サイトではしょっちゅう使われてるがな。
2chの空気では何故か使いづらい。
もともと自分が使うのは好きじゃないけど(^^;;
266異世界:2006/05/13(土) 23:15:52 ID:143sjcdXO
しかし、どうも様子がおかしい。僕らに大して怖れるそぶりがなく、平気でこちらに向かってくる。
大抵、人間がモンスターを怖がるようにモンスターも人間を警戒し、お互いに軽々しい行動はしない、いやできないはずだ。…少なくとも今まで僕が戦ってきた相手はそうだった。
だが、この怪物はフラフラと軽い足どりで彼女の方に向かっていく。
不思議と危機感は感じられない。

「もぉ〜!遅かったじゃないの。どこまで行ってたのよ!」

えっ?

「…ぁ、はい、それが、そのえ〜と……。」

怪物は僕の方をチラチラと見ながらビクついている。

「…だ・か・ら、ハッキリと喋りなさいって、いつも言ってるでしょ!
…あの子はレックス、友達だから、心配することないの。
まったく……あっ。」

あっけにとられている僕の顔に気づき、彼女は言った。

「ごめんね、レックス。心配しないで、この子があたしの仲間でアバっていうの。少し臆病者で……驚かしちゃみたいね。」
267異世界:2006/05/13(土) 23:20:46 ID:143sjcdXO

「……一体どういうこと?」

「…ああ!そう言えば自己紹介がまだだったっけ、私の名前は、イル。
モンスターマスター・イルよ!
こう見えてもプロなんだから。」

そう、さっきの話しには、一つだけ例外がある。それは、世界にはモンスターの邪心を祓い、心を通わすことの出来る人間がいること。僕のお父さんもそうだった。このイルという女の子もまた、その力を持っているようだ。

しかし、モンスターマスター?プロ?聞いたことがない。
が、僕の知らない世界で彼女は話しを続けた。

「…ふふ、びっくりしたでしょ?
プロよ、プロ。
可愛くて強い、マルタの国のアイドルなの。でも、少しは有名になってきたと思ってたんだけどなぁ。」

マルタ、……アイドル。
未知の単語追加…、っと。

「イル、さっきから言ってることがよくわからないんだ…。
とりあえずこれだけは教えてくれないか。…ここはどこだなんだい?」

イルは自慢話を中断され、少し不満げになった。

「…だ〜から、言ったでしょ?あたしにもわからないって!来たばかりだもん。ここは異世界なの。
…で!君を見つけて、助けてあげたんでしょ!」

異世界?……クソッ、そのまんまかよぉ。
268名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/13(土) 23:27:00 ID:143sjcdXO
スマソ訂正
>>266

>「もぉ〜!遅かったじゃないの。どこまで行ってたのよ!」

>えっ?


の[えっ?]は脳内で消しといてください…。


えっ?そんなことより、イルとかやめろって?
……まぁ、そうかたいこと言わないで。

つ旦
269名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/14(日) 00:27:54 ID:r4zOB1IcO
この女の子は一体誰なんだ、と思って頑張って候補を考えてた。
…まさかモンスターズから出してくるとは(/∀`;)

続き期待
270異世界とかいうの書いてる奴:2006/05/15(月) 19:19:10 ID:WVomGtKwO
マリベルスレにも書いてる(昔話とかいうのヽ(´ー`)ノ)ので続きは少し遅れます…。
271名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/17(水) 05:06:51 ID:TvmgNt1q0
ホシュ
272名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/17(水) 10:50:52 ID:GQkqBIps0
前スレのログだれか持ってませんか?
273名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/18(木) 10:14:18 ID:UY+cAddUO
知らないなあ…
274名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/20(土) 05:09:17 ID:MdZtYkGN0
おちる〜〜ほしゅ!
275名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/20(土) 18:54:38 ID:CwEM1PMjO
男の子「あぁ〜!落ちちゃう!」

女の子「…まだ落ちたくないわ。」
276名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/21(日) 19:06:41 ID:LZNgnDqFO
277名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/21(日) 23:49:52 ID:7COBW4B50
あげ捕手
278名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/22(月) 22:17:56 ID:qBuHshXf0
保安
279DQ外伝ペコ ◆DQsS5wEGEI :2006/05/22(月) 23:54:19 ID:whBBfEhk0
『ある愛の物語』


噴水の側にある古ぼけたベンチに一人の女性が座ったまま遠くを見つめている。
大きなつばの白い帽子をすっぽり被り、虚ろな目をしままただ真っ直ぐと噴水の向こうに続く道を見つめていた。

「あの・・・何をしているんですか?」
ふっと意識を取り戻した女性は声主を探すように辺りをキョロキョロと見回す。
「あ、あの・・・。」
後ろから声が聞こえるのに気づいた女性は上半身を捻り、右手を背もたれにかけ視線を落とすと、
服装と顔立ちが不釣合いな幼い少女と目が合う。

女性は小さくため息を漏らし、少女の顔を見て目を細め頭を下げた。
少女もそれにつられ、両手を下で重ね、お辞儀をする。

「あ、あの・・・何をしているんですか?」

もう一度問う。
女性はただ一言、こう答えた。
「待っているの。」
と・・・。



つづけ
280名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/23(火) 00:19:37 ID:P8qIQX56O
>>279
>つづけ

NEWリレー?
281名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/23(火) 00:23:21 ID:gaqQoDcS0
>>279
ペコ氏久しぶり!乙!
>>280
いつもこれで書き続けてますから多分違うと思いますよ。
282名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/23(火) 01:57:10 ID:P8qIQX56O
>>281
そうでしたか。


>ペコ氏

失礼しました。
283DQ外伝ペコ ◆DQsS5wEGEI :2006/05/23(火) 20:37:10 ID:JhMTH3UH0
どうも、お久しぶりです。
>280さん
そうですね、いつも「つづけ」とかあやふやな書き方してます。変な捕らえ方させてしまってこちらこそすいません。
それよりも、>281さん
がそんな細かいところまで見られていたとは・・・
リレー小説の間を切ってしまうかもしれませんが、少しばかり妄想文にお付き合いください。




「母さん、またここにいたんですか?」
突然、女性の事を母と呼びながらかけ一人の青年が二人の側に駆け寄ってくる。
「お・・・母さん・・・?」
そう呟きながら少女は一瞬、青年の方を見るとすぐさま青年の母の方を見る。

「母さん、父さんは待ってても帰ってこないんだから早く家に戻ろう?」
青年が母の右腕を優しく持ち上げ立たせると、そのままゆっくりとその場を立ち去ろうとした。
「お父さんは・・・今日も戻って来なかったね・・・。」
母が青年に声を掛ける。
「・・・そうだね・・・『今日も』・・・戻らなかったね・・・。」
そのやり取りを聞くと、少女は何とも言えない違和感に襲われた。
そして、いてもたってもいられずに二人の後を追い、
「あ、あの・・・すいません!」
小さな身体から大きな声を出してそう叫ぶと、青年は振り返り足元に立つ少女と視線がぶつかる。
「・・・?」
「少し・・・いいですか・・・?」

────────────
284DQ外伝ペコ ◆DQsS5wEGEI :2006/05/23(火) 20:41:06 ID:JhMTH3UH0
「わたし、タバサっていいます。さっきは突然呼び止めてすいません。」
タバサは礼儀正しく青年に頭を下げる。
「ああ、いいんだよ。僕の名前はジェラード。向こうに座っているのは僕の母でマルコといいます。」
「はい、あの・・ジェラードさん。マルコさんは・・・さっき『お父さんを待っている』って言ってましたけど・・・?」
「うん、父は元々旅の作家だったんだ。この街で母さんと結婚してずっと住んでたんだ。」
「じゃあ、お父さんがまた旅に出て、マルコさんはその帰りをずっと待っているって事なんですね?」
「・・・そうだね。でも、どうしてこんな事を聞くんだい?」
ジェラードは不思議そうな顔でタバサに尋ねた。
「それは・・・わたし、お父さんとお母さんを探しているんです。
あ、一人じゃないです・・・双子のお兄ちゃんと、召使い・・じゃなくて、お父さんのお父さんとお友達の人と旅をしてて・・・。
それで、わたし、ずっと同じ方向を見てるマルコさんが気になって・・・だから・・・その・・・。
こんな事、いきなり言ってしまって気分を悪くされたらすいません。」
両手を胸の前で重ね、早口に話すタバサに少し驚きつつ、ジェラードは「うん。」とただ頷く。

「さっき・・・マルコさんが『今日も帰ってこなかった』って言っていたのに・・・なぜか・・・
ジェラードさんの『今日も』には全然そう思っている感じがしなくって・・・。」



つづく
285名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/23(火) 20:46:08 ID:gaqQoDcS0
>>283-284
乙です!GJ!!!
いつもペコさんのSS楽しみにしてたんですよw
286名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 00:33:18 ID:Z++qceywO
ホシュデイン
287名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/25(木) 20:48:46 ID:elgYnvT60
ホシュナズン
288DQ外伝ペコ ◆DQsS5wEGEI :2006/05/26(金) 01:08:23 ID:KdTPms8d0
一瞬、ジェラードの顔が曇る。
「そう・・・?ううん、そうかもしれないね・・・。
父は旅の作家で、昔はいろんな所を見て歩いたんだ。
小さい頃にたくさんの各国の話を聞かせてもらった思い出がある。」

「思い出・・・ですか・・・。」
タバサは下を向き、ポツリと呟く。
「タバサちゃん?」
ジェラードが心配そうに覗き込む。
「わたし達、両親の思い出ってないんです。物覚えがついた頃には・・・もういなかったので・・・。」
「ああ、ごめん・・・。悪い事言っちゃったね・・・。」
必死に謝るジェラード。タバサは顔をあげ笑顔を見せ両手をブンブンと振りながら
「いえ、いいんです。気にしないで下さい!それで・・・お父さんがいなくなったのは・・・?」
タバサの言葉を聞き、ジェラードは再び口を開く。
「・・・我慢してたんだろうね。僕が生まれてからずっと・・・。数ヶ月前に旅立ったんだ。
昔の旅道具を持って・・・。」
「それで・・・マルコさんは待ってる・・・んですね・・・。」
289DQ外伝ペコ ◆DQsS5wEGEI :2006/05/26(金) 01:11:28 ID:KdTPms8d0
「そう。旅立つ時、『必ず戻ってくる』って言ったらしい。
母さんは元々身体の弱い人で、父に依存していたからすっかりあんな風になっちゃってさ・・・。」
ジェラードは呆れた顔をして両手で天を仰いだ。
「『帰ってくる』って言ったんでしたら・・・きっと戻ってきますよ・・・。」
タバサは少し悲しい顔をしてジェラードにそう伝える。
「そうだといいけど・・・このご時世だし、魔物に襲われてたなら・・・さ。
もうすぐ冬が来るし、ずっと外で待ってる母さんを思うとね・・・。」
「そうですけど・・・でも・・・わたしも・・・帰ってくると思います。・・・絶対。」
ギュっと握りこぶしを膝の上で作り、タバサは唇をかみ締めた。
「・・・ありがとう。母さんもずっとそう思ってる。」
ジェラードはそれ以上何も言わず、マルコの所に歩み寄る。
「それじゃあ、タバサちゃん。そろそろ日も落ちる。宿屋に泊まっているんなら送るよ。帰ろうか?」
マルコの手を引きながらジェラードがタバサに声をかける。
「あ、はい。すいません・・・。」

──────────
290DQ外伝ペコ ◆DQsS5wEGEI :2006/05/26(金) 01:13:33 ID:KdTPms8d0
途中、静寂の中タバサが口を開く。
「ジェラードさん。」
前を歩いていたジェラードが立ち止まり、振り返る。
「なんだい?」
「あの・・・わたし達、明日にはこの村を出るんです。」
「そうなんだ。両親を探しているって言ってたもんね。」
「はい・・・。それで、もし・・・もし旅先でジェラードさんのお父さんを見つけたら、
マルコさんが待っている事・・・必ず伝えます!」
タバサはジェラードの手を握り、彼の瞳を見ながらそう言った。
「あ、ありがとう・・・。お願いするよ・・・。」
ジェラードが答えると、さっきまで黙っていたマルコが突然こう言い出した。
「あの・・・人は・・・銀色のロケットを・・・いつも肌身離さず持っています。」
「か、母さん・・・。」
「銀色のロケット・・・ですね。わかりました。」
タバサはコクリと頷き、ジェラードの手を放すともうそこまで見えていた宿屋に向かって走り出す。
「わたし、絶対見つけますから・・・!ジェラードさんも・・・お父さんを信じて・・・待ってていてあげてください!!」
小さくなったタバサが遠くから叫ぶと、ジェラードはしばらく上を向き、何かを堪えるようにして
「わかった!僕も・・・父さんは生きてるって信じることにするよ!
それから・・・君のご両親も・・・いや、君達がご両親に再会できることも・・・信じている!」
と、叫んだ。
遠くでタバサがペコリとお辞儀したかのように見えると、その姿が見えなくなるまでジェラードはその姿を探し続けた。



とぅびぃこんてにぅ
291異世界とか書い(ry:2006/05/26(金) 01:42:36 ID:gdlsluixO
>ペコ氏

おっつ!
まとめ方、テンポ、上手いですね。
更新も早いし。

僕も見習わなきゃ(^-^;

続き待ってます!
さぁ、どんな展開になるのかな?
292名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 02:01:25 ID:zz94Z5qd0
タバサいい子だよタバサ
293名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 11:07:06 ID:IsaMxNsZO
十歳になっても兄妹で風呂に入る双子。
294名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/26(金) 19:46:43 ID:NvMEIZ+x0
ビアンカファンの皆様、ビアンカを助けてください!!

最萌三回戦です。ビアンカとレナに投票をお願いします!!
ビアンカの支援できる人はぜひお願いします!相手はかなりの強敵です!!
RPG最萌トーナメント本部
http://www.geocities.jp/rpgsaimoe/index.html

RPG最萌コード発行所
http://saimoecode.sakura.ne.jp/RPG/
上へアクセスしてコード発行予約をする (携帯なら即時発行)
ネットに接続した状態で一時間待って再アクセスすると発行されます。
           ↓
コードと下記のキャラリストを<<>>ごとコピペして投票スレに書き込む
RPG最萌トーナメント投票スレ Round35
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1148466832/l50

●5月26日 金曜日 00:30:00〜23:00:59
<<ビアンカ@ドラゴンクエスト5>>
<<レナ@ファイナルファンタジー5>> VSKOS−MOS(ゼノサーガ)
295名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/28(日) 00:11:06 ID:yRoOfOTq0
>>293
それはそれで萌えだが恥じらい分が欲しいので別々に入って欲しい派
296名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/30(火) 01:19:48 ID:OdB68K4vO
ホシュルコ
297名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 01:46:36 ID:bLiaW43TO
上の方へ上げ
298名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/05/31(水) 09:54:22 ID:CsWjyaUiO

「ねぇ おにいちゃん…」
「ぅん?」
「あ…あのね、わたし達もう十歳でしょ?今日からお風呂べつべつがいい…な…。」
「えっ!?なんで?今までぼくたちずうっと一緒だったじゃん!」
「もちろんわたし達はいつも、これからもずうっと一緒よ。
で、でもね、お風呂はなんか…その、、恥ずかしいの」
「……そっか〜よくわかんないけどタバサがそういうならそうしよっ!
でももうお風呂で一緒に遊べないと思うとぼくさびしいや。」
「わたしもきっとさびしい…。
でもお風呂の時間なんてちょっとだけよ。きっと…慣れるわ。」
「ぼくはちょっとだけでも慣れないな!
だってタバサといるときがいちばん楽しくて、いちばん好きなんだもの。
でもタバサが嫌なら、しょうがないよね…ってどうしたの?」
(ぎゅっ)「わたし…わたしも…おにいちゃんと一緒がだいすき。
あのね…お風呂、やっぱり一緒に入ろう。」
(いつかは無理になるだろうけど…もう少しだけ、いっしょだよ)
299名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/02(金) 14:32:52 ID:8k/LilQFO
ホシュクロス
300DQ外伝ペコ ◆DQsS5wEGEI :2006/06/02(金) 18:10:41 ID:kl8fi/jQ0
そして翌日早朝。タバサ達3人はひっそりとその村をあとにした。
先頭を歩くタバサを後ろから兄レックスが話し掛ける。
「モグモグ。どうしたのタバサ?妙に気合入ってるみたいけど。」
「そ、そう?そうかな〜・・・。」
タバサが振り返り自分の身体をキョロキョロ見回しながら答える。
「そうだよ。昨日の夜からなーんかいそいそして旅支度してたし。今朝だっておかわり2回もしてたし。モグモグ。」
「そ、そういうお兄ちゃんは食べすぎだと思うけど・・・?それにいっぱいこぼしてる。」
「ほら、レックスさま。歩きながら食べるのは行儀が悪いですよ!」
少し声を荒くして小太りの男が子供ながらに剣を背負ったレックスに注意をした。
「はーい。ねぇサンチョ。なんで馬車連れてこなかったのさ、馬車。あれだと楽なのに〜。」
「お兄ちゃん・・・贅沢言わないで。わたし達は一応『グランバニア王家の者』ってのは秘密にしないとだめなんだから。」
「そうです。馬車など今のご時世では上流階級の人間ですら持てない代物になっているのですから。」
「そうでしたそうでしたー。でも、父さんだってあの馬車はカジノの肩代わりに友達から譲り受けたってサンチョ言ってなかったっけ?」
「坊ちゃm・・・お二人のお父上がそう言ってました。確か・・・その方もラインハット城の御貴族ですね。
確かお二人と同い年の男の子を授かったと前にどこかでお聞きしたかと思います。」
「ふーん。僕らと同い年かー。ねえ、今からラインハット行ってみない?ぼく、その子に会ってみたいし!」
レックスは二人に目的地を投げかると
「却 下 !」
一瞬にしてタバサがそう言い放った。
「えー、なんで?なんで?タバサも会ってみたくないの?」
レックスはひるむことなく、タバサに同意を求める。
「お兄ちゃん!わたし達がどんな目的でオジロンに旅の許可を貰ったのか忘れたの?」
タバサがプクーッと頬を膨らましてレックスに言い寄ると、
「う・・・お、覚えてるに決まってるだろ・・・。父さんと、母さんを探す・・・。」
「そうです!じゃあ、ラインハットへは?」
「・・・行かない・・・。」
「はい、よく出来ました。それじゃあ、行くわよ!ホラ、サンチョも!」
「はーい・・・。」
301DQ外伝ペコ ◆DQsS5wEGEI :2006/06/02(金) 18:13:31 ID:kl8fi/jQ0
(坊ちゃま・・・王妃・・・お二人のご子息はとても立派に成長されました・・・。
特に王女・・・旅立つ前は王子の背中ばかり追っておりましたが、今では王子を引っ張って行くほどです・・・。

それにしても、気になるのは昨晩宿屋に戻ってからの王女の顔つき・・・時たま見せる表情はとても7歳とは思えない程大人びておりました・・・。)

──────────

「サンチョ・・・。」
「・・・は、はい・・・。」
「ほんとーーーーに、この洞窟なの?」
タバサが隣にいるレックスの服をギュっと掴んだまま離さずサンチョに問いかける。
「・・・のようです。目撃情報から、この洞窟へ数人の盗賊がなにやら石像を運んだそうです。」
「そ、それで・・・その石像がお父さんかお母さんなのね・・・。」
「・・・恐らくは・・・あの日、王様と王妃が石像になったと・・・そこまでは確実な情報です。」
ゴクリとタバサが生唾を飲み込む。
「じゃ、じゃあ・・・お兄ちゃん、サンチョ行きましょ。」
「わー真っ暗だね。サンチョ、松明あったっけ?」
「はい、只今用意します。」
サンチョが背中に背負った道具袋から一本の松明を取り出し、火を起こす道具を取り出す。
「あ、待って。サンチョ。」
「どうされました?」
サンチョが松明を手にタバサの顔を見る。
すると、タバサが人差し指を前に出し、目を瞑る。
「・・・・メラ!」
言葉と共に指先から小さな火の玉が発せられる。
その火の玉は松明の先端に留まり、やがては炎となって松明に宿った。
「おお、お見事です。タバサさま。」
誉められてまんざらでもない顔のタバサは照れくさそうに頭を右手で隠した。
「えへへ、ありがと。さ、行きましょ!」
302DQ外伝ペコ ◆DQsS5wEGEI :2006/06/02(金) 18:15:53 ID:kl8fi/jQ0
つづく
303名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 12:31:25 ID:LMPcRdzMO
まだ続く
304名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 14:17:41 ID:rIrV3MYuO
続くったら続く
305名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/03(土) 17:56:03 ID:LMPcRdzMO
どこまで続く?
306名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/05(月) 07:14:07 ID:2K4MMy5C0
終らせはせん!
307名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 10:47:04 ID:7W1nXCl90
308あぼーん:あぼーん
あぼーん
309名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/06(火) 23:45:04 ID:iaYWEw+Q0
Xのリメイク第二弾が出るなら俺はPS3でも買う!
310名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 11:01:29 ID:UCdHPgV5O
ところで>>308は荒らしか?
311名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/07(水) 11:03:53 ID:OewEqWou0
>>310
マルチ荒らしだから気にすんな
312名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 01:25:24 ID:U+3pNWXU0
いつかモンスターズで2みたいに双子でプレイ出来る日が
来ると待ち望んでるのは俺だけですか?
313名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/08(木) 06:23:56 ID:A6E5krzF0
>>312
ここに一人ノシ
314名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/09(金) 03:31:04 ID:FPPY+7QNO
>>312
ここにもおるぞ
ノシ
てか、ジョーカーで期待してたのにorz

>>313
どうでもいいけどIDが銃の名前っぽい。
315名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/10(土) 17:59:07 ID:8wgcoT6V0
ドラクエキャラ初の格ゲーorシューティングように温存してるんだ、そうに違いない!
316あぼーん:あぼーん
あぼーん
317名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/12(月) 16:18:19 ID:yo2LnPITO
上に参ります
318名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 00:48:01 ID:HGMMqIma0
保守
319名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 00:50:12 ID:+XaUVQlGO
スレ一度はあげたが
依然として書き込み少ないな…

人気ないなぁX双子

双子という
おいしい設定なのに
いたストにも出てなかったし

(堀井氏の愛着がイマイチ無いのかもな、
アニー(娘のSFC版データ上のデフォルト名、因みに息子はクーパー)なんて
妻の抜けた穴要員らしいしな……にしては強いが
Xは好きだが悲しい裏話だ)

だからXの外伝ソフトはないのだろう
W(トルネコ)やY(テリワン)は、あるのに…

双子を起用するのも
個人的にはアリだと思うが…
320名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 15:02:58 ID:bbyiUO5lO
ただ単に髪の色の問題じゃないのか?
カードやバトエンでは男の子が金、女の子が青になってたけど、ゲームじゃやりづらい設定。
あ、でもPS2版のバトエンでは両方とも金だったか。
321名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 21:39:13 ID:+XaUVQlGO
ならば
髪の色を両方選べるようにすればいいだけだと
俺は思うんだがなぁ
(その位わけはないと思うんだが……)

できないほど技術が低いとは思えないし……

322名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 22:09:11 ID:bbyiUO5lO
俺はそんなことないけど、
選べちゃうと萎える、て人も多いと思うぞ。
結局、人格の確立されている二人組を、DQ3のキャラメイクみたいに選択する形になる訳だし。
323名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 22:19:36 ID:bbyiUO5lO
連投スマソ

もっと言うと、双子の母親が必然的に二人存在し得る、どちらでもかまわないという意識が生まれて、
父親(本編の主人公)のイメージが悪くなるとか。
本編においては、結婚→出産という順序が成立してたから、双子の髪の色の違いはそこまで重要視されなかった。

…考えすぎかね
324名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/14(水) 23:34:44 ID:+XaUVQlGO
そうか……
ならばどうしたものかな……

人間の感情が
まさか、これほどまでに複雑で面倒なものだったとは思いもしなかったよ。
(俺、結構単純だから)

下手な作品は作れない訳だしなぁ
制作者側も出せない訳だ

個人的には
超サイヤ人っぽい金髪が好きなのだが
当然、青髪好きもいる訳で……(まぁ二人共どちらの色も似合うが…)

話が白紙に戻ってしまったような気がしないでもない……

325名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 00:06:16 ID:v1QYCqZ7O
おっと失礼

二人ではなく
四人だったな
(姿形は似ているが
金髪双子と青髪双子は
厳密には全く別の二人同士だからな)

ゲームのキャラクターにも人権みたいなものがあるとはな!!
(考え過ぎかな?)
326名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 00:09:34 ID:v1QYCqZ7O
あれっ?

確認の為見たら
ID変わってる!!

定期的に変わるんだな
知らなかった……

327名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 00:43:03 ID:F6bIEbpCO
まぁ、かく言う俺も双子主役の外伝なんかが出たら、どんな出来でも飛び付くがな。

>>326
初心者か?
IDは一日たつと変わるよ。
あと、できるだけメール欄には「sage」と入力するようにしてくれ。
328名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 12:57:49 ID:v1QYCqZ7O
なるほど

しかし「sage」入力に何の意味があるんだ?

確かに初心者だけどさ……

双子の外伝が出るとしたらどんなソフトになるんだろう?

(文面滅茶苦茶だなぁ俺)
329名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 13:19:08 ID:F6bIEbpCO
まぁ、このスレはほぼ大丈夫だけどさ、
書き込んでもスレが上がらなくなるから、覗きにきただけの変な奴に荒らされたりしなくなる、という効果。
人数が少ないぶん、ディープな住人ばっかだからね。
330名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 17:17:11 ID:v1QYCqZ7O
なるほどなるほど、そんな効果が!!

でも下がり過ぎたら
このスレなくなるのでは?(そんなことはない?)
イマイチ機械操作はわかんない
(とか言いつつ書き込みはできるんだけども)

331名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 18:49:59 ID:fc3/y4kW0
大丈夫。
いくら下がっても書き込みが途絶えなければ落ちることはない。
ただ、もともと人が少ないからちょっと心配。
332名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 20:57:40 ID:v1QYCqZ7O
まぁまた誰かが作るかもしれないけど
双子は意外にマイナーなのかも……

俺は双子と言われると
まずDQX双子を思い浮かべるね

てか他に双子って誰かいたかな

マリオ、ルイージとか
パロム、ポロムとか

あとは思い浮かばない

333名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 21:02:05 ID:v1QYCqZ7O
勿論
現実世界だと

おすぎ、ピーコ
まな、かな
しょうた、けいた
などは思い浮かぶけどね
(漢字は忘れたが)

334名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 21:02:28 ID:BNTVlo420
>>332
ナカーマwでもマリオとルイージって双子?
おっと板違いだなw
335名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 21:12:03 ID:M6fVJmxH0
双子ゲーをマジ作ろうと思っていたけど、PS2版の双子の性格が
自分の肌に合わない過ぎた事とと、
リメイク以後、「王女のエロ絵描いて下さい」とか、
マジで氏ねよ的なメールが何通も来てるんで
(まぁ、一人のヤツが捨てアドでやってうんだろうけど)
最近双子は絵すら描いてねぇや。
336名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 21:34:43 ID:v1QYCqZ7O
そういう意味では
SFC版の方が良かったよ

確かに性格はイメージと違ったな

名産品?

プチターク、プオーン
どこで使えと……?

新規参入モンスター弱いなど
多々不満はある

因みにマリオとルイージは双子だよ(マリオが兄)
337名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 21:41:40 ID:BNTVlo420
>>336
そうだったかw

漏れはSFC版もPS2版もどっちも好きだけどなあw
338名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 22:14:01 ID:v1QYCqZ7O
別にリメイク版は嫌いではない

確かに映像は綺麗さ
カジノ船はアリだと思うし、動きまわる敵は愉快だ

でも音楽は実はオリジナル版のゲーム音源の方が好きなんだ
(至極個人的な話だが、ゲームで音楽は重要だと思う、オケはなんというか豪華過ぎる……)

実は双子は
兄妹ではなく姉弟だと思ってた

たしかオリジナル版では先に産まれた方は判明してなかったと思うし
何よりグラフィックでは姉弟に見えた。

339名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 22:20:16 ID:F6bIEbpCO
たしかにグラフィックは王女たんの方が大きかったな。
でも公式ガイドに「兄妹」って書いてあった希ガス。

俺も性格は考えていたのとは違ったけど、
むしろどんなキャラ付けされるのかを楽しみにしてたクチだから、すんなり受け入れられたな。
会話ができるだけで満足だったし、リメイク版の性格も悪くないと思った(;´∀`)
340名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 22:27:31 ID:M6fVJmxH0
SFCの公式には兄妹とは書いてないよ。

『男の子と女の子、二人は双子の兄弟だ。
子供っぽいところのある男の子に比べると
大人びたところのあるおませな女の子。
頭の回転の良い少女なので呪文を一生懸命覚えていく。
厳しい戦いの中でも泣いたりしない強さを持ち
男の子を助けながら成長していく愛らしい少女だ。』

・・・とあるだけ。
PS2の性格とはちょいと違うんだよなぁ。
341名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 22:38:57 ID:v1QYCqZ7O
てかオリジナル版の公式の攻略本欲しいんだけどさ
どこにも売ってねぇ

因みにリメイクはうちにもあるんだがな
若干の相違点が気になって仕方ない
342名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 22:44:58 ID:F6bIEbpCO
>>340
そうか。無責任なこと言ってスマソ

SFC版のガイドブックはイラスト付きなのが嬉しいね。
ラナルータの絵はかなり萌える。
343名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 23:01:34 ID:v1QYCqZ7O
少し、人が増えてきたな

攻略本気になる…

デザインが違うキャラもいるみたいだからな
サンチョとか
ヘンリーとか
344名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 23:11:28 ID:BDU8Tnsf0
双子というとバイトでウィザードとかEver17が浮かんでしまう。

王子はSFC版の攻略本だとまんま超悟飯だったな。
性格的にはむしろ悟空だけど。強い奴を見たらワクワクしそうだしw
345名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/15(木) 23:43:59 ID:urIxNDRv0
リメイクだとピピンなんか完全に別人だなw
ベラはあのままゼルダに出しても違和感がない。

SFC板の公式ガイドほしい人はamazonで新品も中古も
買えるぞ。送料は痛いかもしれんが。
346名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 00:27:59 ID:Zer0F98rO
サンクス
今度頼んでみる

そういえばDQのキャラ及びモンスターデザインは鳥山氏が"全部"描いていると思っていたのだが、どうも違うらしい……


その辺、気になるなぁ…

347名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 18:48:29 ID:yn8UM6KhO
半角板DQスレで王女が悲惨な事に。
348名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/16(金) 22:06:41 ID:Zer0F98rO
そうか、わかったぞ!

RPGは元来、役を演じる事を楽しむゲーム(最近はそういうロープレはほとんどないが……)
主人公の人物像を想像するのと同じように、双子の誕生順や性格などはプレイヤーの想像に任せたのかもしれないな

しかし
双子という設定はおいし過ぎるよな…
(両親が肉体的に若いのも個人的にはアリだと思ったり……
まさに強い意志は若い、新しい世代に受け継がれていった感があってな)

349名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/17(土) 19:01:59 ID:k1SL5SowO
とりあえず保守
350名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/17(土) 22:04:03 ID:k1SL5SowO
誰も来ないなぁ

暇だ

暇なので
双子の新旧デフォルト名でも載せておくわ
(多分これであってる筈だ)

SFC版(データ上)
男の子:クーパー
女の子:アニー

PS2版
男の子:レックス
女の子:タバサ


因みに
小説版とCDシアターと漫画は

小説版(CDシアターも同じらしい…)
男の子:ティムアル(ティミー)
女の子:ポピレア(ポピー)

漫画(天空物語)
男の子:テン(天)
女の子:ソラ(空)

らしい、
……この中で選ぶなら、どの名前が合ってるかな?
(とりあえずテン、ソラは安直過ぎるので個人的にはボツである)
351名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/17(土) 22:29:32 ID:x0+/MyNdO
>>350
その程度の情報、このスレでは常識中の常識でつよ。マニアなら
・ペペル/ポポカ
・ガイア/レイア
・ドラお/クエこ
あたりも知ってるだろう。
まだまだあるよな?デフォルトかどうかは別として。


俺はレックス・タバサがシンプルで好きだな。
最初は抵抗あったが、今では完全に脳内デフォ。
ティミー/ポピーも好きな方。
352名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/17(土) 22:39:17 ID:k1SL5SowO
そうか…
そいつは失礼した…

いやぁしかしなんだ
本当にここは深い人が多いようだ
(幸い、荒らしは少ないみたいだし)

個人的には
クーパー、アニーで全然OKだが
レックス、タバサは変わった名前だったが結構すんなり受け入れた派ではあるな俺も

(たしかレックスは勇敢みたいな意味で
タバサは魔女に関係ある言葉であったような…?)
353名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/17(土) 23:44:47 ID:nyy4pW+j0
DQM2の兄妹がルカとイルで「イルカ」だから
天空物語のテンとソラで「天空」というのはある意味一番ドラクエらしいな
354名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/17(土) 23:49:54 ID:k1SL5SowO
まぁそうだが
安直過ぎるんだよなぁ

まぁ読んだことないからなんとも言えんが…

あともうひとひねり…
355名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 01:07:56 ID:l2nxcwHOO
こんなのもあるぞ。
ゲームブック版より
男の子:クリス
女の子:フィラ
356名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 14:20:08 ID:sU1VWTAN0
ガイア・レイアはどこで見たんだろう・・・思い出せん
Vジャンの攻略本だっけかなぁ。語呂の良さが双子っぽくて好きなんだが
357名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 18:30:03 ID:josh4FViO
語呂はよいな

サントラCDの裏には
男の子:エド
女の子:クララ
って書いてある

これもまぁアリだ

358名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 21:39:43 ID:l2nxcwHOO
>>356
多分SFC版の攻略本じゃなかったかと。たしか下巻。

>>357
それは初めて聞いたな…
359名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 23:02:32 ID:josh4FViO
まぁエドとクララは
サントラCDの裏のゲーム画面の小さい写真に書いてあるだけだから
サントラCD持ってない人は多分知らないだろう。
こうやってみると
いろんな名前が使われてるな双子って(歴代主人公はだいたいエニクスだよなたしか)
360名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/18(日) 23:20:26 ID:rNueFsVL0
では逆に聞くが、おまいらはどんな名前つけた?
訊いておいてなんだが、俺は恥ずかし過ぎて言えん。

いや、「これ」を考えた当初は、そんなに恥ずかしいものだとは思わなかったんだが。
361名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 19:58:11 ID:3Pag5r9sO
確か『ジャギ』『ハート』だったと思う。
362名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/19(月) 23:22:48 ID:9Jcw/jquO
家族の名前を付けた記憶が……
363名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 20:44:45 ID:8EbY47y0O
主人公「○□△×(俺の名前)」


男の子「○□お」

女の子「○□こ」
364名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/20(火) 23:03:56 ID:wIBdqs8zO
男の子 ペペル

女の子 ポポカ
365名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 21:23:40 ID:i+CRdArTO
男の子:ブレイブ
女の子:ジェーン

だったかな?
366名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/21(水) 21:31:48 ID:LV6t1fQnO
女の子にルナって付けた。
なのに同名の妖精のこと「変な名前w」って言った。
367名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 11:33:29 ID:rTi8tXW9O
主人公:オーラン
 嫁 :ビアンカ
王 子:オリアス
王 女:オリビア

FFTとかDQ3からもらった。
368名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/22(木) 23:02:32 ID:F28XsKQQ0
FFTなら

王子:ラムザ
王女:アルマ

と付けたことある
369名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/23(金) 01:32:07 ID:wVVCYTFY0
王子はレックスのままだったけど王女は聖剣3の某キャラの名前ですた
370名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/24(土) 07:44:47 ID:pDKgbSsZO

男の子:レオン
女の子:セレナ

371名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/24(土) 19:08:22 ID:g325dRriO
ビアンカ編
主 ワイズ
息子 フォース
娘 アヴリル

フローラ編
息子 むすこ
娘 むすめ
キメラ、やきとり
ドロヌーバ、カウパー
オークキング、シシナベ
ふくろ、アナル
沢山変な名前つけたが忘れた
372名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 06:20:42 ID:4SlZ1lIR0
男の子はレックスなので、女の子はアッカーできまり。

男の子「このぉー エロ外人!」
女の子「恐縮でーす」
373名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 10:33:12 ID:rzK76QOUO
とりあえず上昇

374名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 23:06:02 ID:JQHSaWft0
某プリキュアより
王子:ポルン
王女:ルルン

わがまま王子に泣きべそ王女www
375名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/25(日) 23:59:52 ID:M6hGSP+u0
初回からPS2版までずっとガイア・レイアだったりする
SFC時代は子供達のキャラが今ほど固まっていなかったので、
ガイア(息子):元気系、男ビアンカ レイア(娘):知的系、見た目以外はマーサの生き写し
な感じでプレイしてた
ふたご姫のファイン、レインにちょっと近いかも試練

もちろん、今のPS2版の性格も好きだけどね〜
台詞のひとつひとつがよく練りこんであってよかった。双子の会話データ作った人の愛を感じましたわ


>>358
ありがd
攻略本もうずっと前に無くしちゃったし、今度古本屋で探してみるかな
376名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/26(月) 22:44:07 ID:vo+cdl3lO
>>375
なるほどねぇ
ファインとレイン
ゴロがいいと思うぞ

にしても丸一日位書き込みないな
双子はマイナーなのかもなぁ

377名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/28(水) 02:58:12 ID:86seSLU+0
「はなす」でいろいろしゃべるようになったのはポイント高かったよね。
「こうすれば先にすすめるんじゃね?」的なことばっかりでもなかったし。
378名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 19:48:33 ID:MVrK3VihO
保守
379名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 19:52:06 ID:vqkdnGvLO
双子の名前をレウスとレイアにした俺は負け組ですかそうですか



スレ違いスマソ
380名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/06/29(木) 23:56:55 ID:MVrK3VihO
話は変わるけど

DQの勇者(YZは例外)って
皆、青系の服着てるな

Xの男の子も例外に漏れず。

381名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/01(土) 02:02:47 ID:4TX3lVff0
     , -' ̄ ̄ ̄` 、
    /       ::::::ヽ
.   /        ::::::::|        
   l         :::::::::::|
  {三三三三三三三三}  
.   ||/ハr=_ニニヽ|| |fハ|| |||.  
.   |/|!   ┴’ リリ}|ト|| |||  
     |! ,,_       リノリ.
    「´r__ァ   ./ 彡ハ、
     ヽ ‐'  /   "'ヽ
      ヽ__,.. ' /     ヽ
      /⌒`  ̄ `    ヽ\_
382天空の剣士:2006/07/01(土) 12:36:55 ID:2Gg2gAv10
おれはこのXのまんが天空物語を読んで
王子 テン  王女  ソラ にしました 
このまんが見て双子(ってゆうか王女)好きになったんで
個人的に天空物語はお勧めの漫画です皆さんもどうですか?
いい話ですよ。特にファン双子にお勧めです 個人てきにですけどね
ストーリーは主人公の石化をとくと言うはなしです
って話ずらしちゃったですねすいません
383名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/02(日) 01:45:14 ID:ydh+7rLq0
>>382
天空物語は双子好きだから逆に嫌いという事もあるのだよ。
それぞれ脳内キャラつーもんがあるワケで。
384名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 19:46:18 ID:eigd/pcLO
王子の一人称について皆どう思う?
(因みに彼の一人称は"僕"である)

あのくらいの年ならば
一人称が"俺"でも違和感はない気はするが……

現にヘンリー(少年時代)やコリンズは、たしか一人称は"俺"だし

何か制作者側に意図があるのだろうか?

385名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/03(月) 21:08:55 ID:SlnGaf5n0
意図なんて大袈裟なもんでもなかろう。
なんとなく、ヘンリーやコリンズなら僕より俺が似合いそうだ、とか。親分なんだから。
386名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/04(火) 00:07:22 ID:x32y5ZhJ0
どっちにしろ、自分の名前で呼ぶよりマシ。
しかも、愛称読み。

「あどでー レッたんでー てんくっのつーぎ そっびできドゥんだどょー」
387名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/04(火) 09:34:05 ID:+3raUXQF0
一人称は僕よりボクであるべきと譲らない俺ガイル
388名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/04(火) 10:27:57 ID:JeW1hZqj0
>>387に同意
389名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/04(火) 15:18:38 ID:ZDngIwAYO
>>387
すまん
たいしてそこは気にとめなかった

>>386
たしかに、代名詞でよかった

390名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/04(火) 21:54:24 ID:nfhZzfLa0
王子「魔界の大魔王か…こんなやべえ時だってのにオラわくわくしてきたぞ!」
391名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/05(水) 00:33:55 ID:1b1H1JmY0
王子が「オラ」なんていい始めたら、多分パーティにから外しただろうなーw
392名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/05(水) 01:07:50 ID:YOTbzLaEO
>>391
同感だ……
やはり僕
もといボクでよかったのかも……
393名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/06(木) 01:53:39 ID:NFF3IU3BO
話題が……なくなってきたか……

そういえば前の方にあった小説の続きはどうなったんだろ?

394名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/07(金) 08:19:57 ID:q77So6fHO
男の子
・髪を襟足で結んでいるのいいね
・服装は青系
・勇者なので電撃呪文を使える
・フバーハ、スクルトは大助かり

女の子
・おかっぱ+リボンとシンプルだね
・服装は赤系
・イオナズンは強力
・ルカナンは便利

デザインもどちらかというと好きだし
ゲーム的にも
使い勝手が良いキャラだな二人とも

ただ女の子がドラゴラムで
ドラゴンに変身して炎を吐くイメージがどうにもつかないな
(ドラゴンの杖使用後の主人公も然りだが)

395名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/07(金) 08:21:02 ID:q77So6fHO
あっsage忘れた
396名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/08(土) 01:57:20 ID:52Dp6xDJO
>>393あの小説の続きはどうなったのか確かに気になる
ややいきずまった感じもしてたが
397名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/08(土) 06:45:31 ID:sC2x0BQe0
あの小説ってどの小説のこと?
398名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/08(土) 23:10:38 ID:CxlpHwDy0
今日テレにレックス出てるぞ
399名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/09(日) 00:21:00 ID:3QW/3wzc0
>>398
何度見ても「きょうてれにレックス…」って見えてしまうw
で、見れなかったんだけど、なんだったのか教えてくだい
400名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/10(月) 00:48:33 ID:3gDILwwcO
今日テレにレックス?

意味がわからねえ

そしてさりげに400だな

401名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/10(月) 08:30:26 ID:q5WBrM7K0
たぶん、「いまニッテレにレックス」だと思われ
402名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/10(月) 08:43:58 ID:3gDILwwcO
今、日テレにレックス?

なに、日テレにレックスいるの?

レックスで連想できる物って
結構あるような……

結局なんだったんだ
ティラノサウルスか??
403名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/10(月) 23:34:43 ID:j8FoZ1NLO
タバサなら可能性大だがレックスじゃあTレックスなんて落ちが常
404名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/10(月) 23:41:29 ID:XLGQyn2y0
核搭載二足歩行戦車とか。
405名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/11(火) 00:01:54 ID:UHbrA9onO
世間一般ではレックスでDQXの双子の兄は普通は連想しないと思う
オリジナル版が結構古いしな
(オリジナル版…1992年…14年前か…)

第一レックスはリメイク版のデフォルト名か……
(リメイク版…2004年…2年前か…)

406名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/12(水) 23:17:56 ID:COSfMwSjO
とりあえず保守
407名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/13(木) 20:27:20 ID:J9RCoT4X0
ボクはSFC版で
妹:マリン
兄:ブルーにしたよ。

PS2ではデフォルトを使ったけど。
408名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/13(木) 21:09:46 ID:tFkllMK70
主人公がなぜか「エニクス」だったんで

王子:俺の名前
王女:妹の名前

にしてた。
PS版のラブラブ会話聞いた後だとマジ恥ずかしいorz
409名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/13(木) 22:06:58 ID:VzMrq6q40
PS版のラブラブ会話とはなにかね
410名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/14(金) 23:26:55 ID:QQPIbG2eO
>>409
エンディングで王女が王子と結婚したいって言った部分の事じゃん
(因みにサラボナの酒場)

しかしラブラブか、あれは?

子供ならあんなこと
しょっちゅう言うと思うが
10歳では余りないか

せいぜい幼稚園までかな

411名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/15(土) 21:38:50 ID:+KJIjnOd0
>>408
おk、今度はリアル妹攻略だ、がんがれw
412名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/16(日) 21:37:42 ID:ExfNRaAtO
DQXCDシアターの双子の声は

男の子、ティミー…吉田小奈美(魔法陣グルグルのククリの人)

女の子、ポピー…荒木香恵(セーラームーンのちびうさの人)
の件について皆どう思う?

個人的には
ポピーは合ってるような気がする。
ティミーは想像つかないが……

因みに
主人公、リュカ…堀川りょう(言わずもがなドラゴンボールのベジータの人)
413名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/16(日) 22:30:41 ID:BEbckD5BO
>412
CDシアターのゲマって天津飯だったよね
414名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/17(月) 08:47:06 ID:lp5scfY90
あー、新ジュジュってちびうさだったのか。
415名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/19(水) 19:43:40 ID:+8S7CwaN0
       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  / o゚((●)) ((●))゚o \ じつは お前の母さんは まだ 生きているはず……。
  |     (__人__)    |
  \     ` ⌒´     /



       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \  わしに かわって母さんを
  |     (__人__)    |  
  \     ` ⌒´     /




    _/⌒  ⌒\_   
  /:●))(__人__)((● \
  |     |r┬-|     | ぬわーーっっ!!
  \      `ー'┃     /
416名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/19(水) 23:17:29 ID:x3Zg+BASO
パパス=神谷明=カンダタ

双子の祖父は勇ましい人でした……
しかしキン肉マンと同じ人か……
417名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/19(水) 23:25:26 ID:0MEZwkaP0
久々に某C-WINGADの双子のページを見てみたが、
相変わらずショタ系ばかりだった・・・_| ̄|○

ところで、そこのページにあった双子の画像集を買った人いる? 
418名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/20(木) 09:23:59 ID:gFSaqW2kO
SSマダー?
419名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/21(金) 09:15:53 ID:atr8+qx+0
>>417
ここにいる
420名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/21(金) 23:31:41 ID:wLAhYsBp0
>>419
で、どうだった?
いいものなかった?
421名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/21(金) 23:38:24 ID:atr8+qx+0
私はあの御仁の絵は好きなので、双子交わり絵は良かったです。
交わり中のGIFアニメ2種類(サンプルであったやつの大きいサイズ)は個人的に大好き。
422名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/22(土) 10:01:28 ID:p714lZzo0
5の主人公やビアンカはもちろんこの二人の子供も大好きだ
毎回プレイするたび(青年期にはいった直後は)
「今度こそ魔物を使おう、ピエールとかホイミンとか育ててモンスターパーティにするんだ」
と意気込むんだけど後期で石化をといた子供がでてきたとたんこの二人が
主戦力に起用してしまう
たとえ低レベルでも無理やりブオーン討伐とかに向ったり
普通にダンジョン入ったり
普通に考えたら初期レベル低いしすでに育ててあったモンスター使ったほうが効率は良いんだけど
それでも双子の魅力には勝てない
家族パーティーってイイよね

そのせいかあいかわらず5の醍醐味の仲間モンスターシステムをあまり味わってない気がする
423天空の剣士:2006/07/24(月) 15:38:46 ID:up3mHdXM0
>>113にあてはまる〜〜〜(ぜんぶ)
424名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/24(月) 23:07:45 ID:9zYYn1H1O
>>113
これで直接見れるな
どれどれ
425名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/25(火) 01:00:56 ID:eoxZ9k2nO
自分は5をやってから子供が欲しくなりました
実は5は少子化防止に貢献しているのかも
426名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/26(水) 00:15:14 ID:fPO/NTxeO
>>425
それが本当なら堀井さんは偉大だな

まぁ双子は可愛らしいが
なかなかどうして双子は生まれん
たしか1/10の確率だったかな
異性同士はさらに珍しいらしい(当たり前)

X主はそれまでが過酷な人生だったためか、意外にラッキーマンなのかも


話は変わるがXの双子は
一卵性か二卵生か?

それとも

俺はただの阿呆か?(そのとおり)
(一卵性でも異性同士で生まれる事がごくたまにあるとか……本当か?)

二人の顔が結構似てるような気がする
まぁ描いている人が同じなのだが
ちょっと気になった

まぁこの話は忘れてくれ
427名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/26(水) 01:25:44 ID:b7JvU1AM0
二卵性だと思われ。
詳しくはわかんないけど、一卵性だと遺伝的にまったく同じでしょ。
でも性別が違うってことは…遺伝的にまったく同じではない。
…って、教科書だったかどこかのサイトだったかで見た。
まあ普通の兄弟姉妹でも似てるとか似てないとかあるから
二卵性の双子でも似てる似てないがあるんじゃないかなー。
428名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/26(水) 02:02:44 ID:fPO/NTxeO
>>427
俺の素朴な疑問に答えてくれたあなたは、とっても親切だな

まぁ一卵性だったら
女の子も天空シリーズを装備できるか
(理論的には同じ遺伝子なので不思議はない)
それとも
何か別に理由があるのだろうか?

Wでは性別は関係ないし

どこだかのサイトで
X双子はW勇者と魔族の血を引いてるって文章があったな
まぁあれはほほとんど妄想だろうけど
んで、
男の子は勇者の血
女の子は魔族の血がそれぞれ覚醒したともそこには書いてあったな

すごいなあそこまでかけるのは
429名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/26(水) 07:20:10 ID:MFKtwfg+0
>>427
正解。
一卵性で男女の双子は有り得ない。
仮に一卵性だったとしたら、王女側の胎児に成長過程で
何らかのダメージがあって、男で生まれるはずが
女になってしまった事ならあるかもしれないけど、
もし、そうだったら性同一障害になってるかもしれん。

ちなみに二卵性でも顔が瓜二つである事は普通にあるよ。
例えばマナカナなんかも実は二卵性。
当然、全然似てない事もある。
430名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/26(水) 08:00:35 ID:suoDyp1f0
ホモのレックスに、フタナリのタバサ萌え
431名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/26(水) 08:11:46 ID:cp7G5rHA0
>まぁ一卵性だったら
>女の子も天空シリーズを装備できるか
>(理論的には同じ遺伝子なので不思議はない)
>それとも
>何か別に理由があるのだろうか?

「天(世界だったかな)が必要としたとき勇者が現れる」とか喋るNPCが居たはず。
つまりは「たとえ勇者の血を引いていようが天に選ばれないと勇者として覚醒しない」というわけだ。
おそらくこれがビアンカ・フローラ・娘が天空装備を使えない最大の理由。
でもジャミのバリアを解除する時など、勇者でなくても少しは力を発揮できる事もある。
432名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/26(水) 19:05:40 ID:P3Q+4Nid0
異性の双子は全く無い訳ではないみたい。たしか一卵二精子性双生児とか言ったかな?
ただ発生確率はほぼ皆無で、それ自体まだ仮説でしかないそうな。
双子=そっくりという概念が一卵性二卵性問わずよく使われてるが、
5双子は作中に片や父親似、片や母親似と表記されてるので、二卵性双子をちゃんと理解してるんだなとオモタ。
4コマ等のアンソロはその限りではないようだが…

>>429
マナカナは二卵性というのは些か疑わしいところ。一卵性と二卵性の識別方法が古い誤った方法だったみたい。
以下、wikiから抜粋

双子であり、二人とも同じ顔や性格、動作のため、「一卵性双生児」と思われがちだが、「二卵性双生児」である。
しかし、妊娠中に胎盤が二つあれば二卵性、一つなら一卵性というような誤解(実際は関係ない)が
しばしば一般的に広まっているので(数年前までは医師の間でも常識とされていた)、
それを根拠に当時の担当医に二卵性だと判断されていたとしたら、実際は一卵性双生児である可能性もある。
同性で血液型も同じで、外見も全くといっていいほどそっくりなので、その可能性は低くは無い。
ちなみに現在、同性の双子が一卵性か二卵性かを識別する方法は、遺伝子検査しかない。
433名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/27(木) 00:08:38 ID:gU3Gkdtq0
勉強になるお
434名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/27(木) 01:21:18 ID:aYWkY0tOO
))433
確かに



本編の話だが
両親が石化されたのが双子の誕生後でよかったな
誕生前だったらいったいどうなってたんだろ?
(シナリオの関係上あり得ないが)

主人公を探したにくるのがサンチョ一人ではなんか寂しいな

二人とも
母親のお腹の中で石化してたのかも

妻を救出後に出産だから
魔界には連れていけないね

逆に双子が石化当時の主人公達より年上で救出しに来るのも違和感なくはないしな

助けに来たのが8年目で本当によかったな

435名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/27(木) 01:50:48 ID:r7igmtR5O
8年ってのがなんともうまいと思うよ
8才って言ったら子供のうちで一番かわいい時期だし
436名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/27(木) 10:36:30 ID:aYWkY0tOO
>>435
八歳っていったら小学校二、三年だな


まぁそれはさておき
二人の服装は
男の子…蒼いマント、空色の服、銀縁の剣
女の子…紅いマント、桜色の服、金縁の剣

なんかわかりやすいし似合ってる
そんな気がする

イラストはオリジナル版の方が、かわいらしかった気がするな
リメイク版は絵が少ないし……

437名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/28(金) 11:36:16 ID:jlGuj8Jw0
双生児をつくった男たち
〜双子よ、もっと可愛く!〜

 昭和30年、ビアンカとえにくすの夫婦は長引く冒険と、それが原因による相次ぐ喧嘩により夫婦が離婚に追い込まれそうになる事態を繰り返していた。
そんな中、第4代グランバニア王の白羽の矢が立ったのがナイスガイの元奴隷マン・16歳のえにくす。
えにくすが夫婦の未来のために必要だと考えたもの、それが世界一可愛い夢の双子の兄妹・レックス&タバサだった。
えにくすはビアンカとの間に性欲と愛情を取り戻すような仕事がしたいと考えていた−
438名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/29(土) 00:53:14 ID:QD+rcNOVO
昭和30年!?





鳥山氏0歳だな
439名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/30(日) 00:03:11 ID:h4U5GAv0O
誰か〜〜〜


いないか?
440名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/30(日) 23:35:10 ID:7fk7uizy0
いるお(・∀・)ノシ
441名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/30(日) 23:50:36 ID:gGbT1NyF0
残念ながら、双子は主人公の本当の子供ではありません。
今の妻が主人公に出会う前にすでに妊娠していたのは、
公然の秘密ですから。
442名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/31(月) 01:26:58 ID:/AvB6G5p0
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
443名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/31(月) 01:45:03 ID:rCU3FDQqO
マジか!!
444名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/31(月) 18:39:03 ID:9wqZMGJ4O
犯人は主人公以外のグランバニアの民か。
445名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/31(月) 20:53:42 ID:3vtfhr7n0
ピピン
446名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/31(月) 21:46:04 ID:rCU3FDQqO
>>445
なんかそれは嫌だなぁ
447名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/31(月) 22:18:55 ID:r9F0wU0S0
グランバニアの民なわきゃないだろw
妊娠して最初にぶっ倒れたのはグランバニアへ行く途中のチゾットだろ?

つまり犯人はスミス
448名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/07/31(月) 22:56:50 ID:3nrL9KhU0
ここだけの話ですが、
あの双子の本当の父親はダンカンです。(母親がビアンカの場合)
あの双子の本当の父親はルドマンです。(母親がフローラの場合)
つまり、主人公と双子は名目上は「親子」だが実は「兄弟」のような関係なのです。
妊娠発覚と出産のタイミングがあまりにも不自然だったのは、こういうわけなのです。
予断ですが、実は王女が主人公の子を孕んでいますが、
これはれっきとした主人公の「子供」なので、近親相姦には当たりません。
449名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/01(火) 07:28:25 ID:qKbshwJA0
>妊娠発覚と出産のタイミングがあまりにも不自然だったのは、
こういったらあれだけど、ゲームだから、ね。
それじゃあ宿屋に300回くらい泊まると生まれる、なんてのがよかったのか?
なんてマジレスしちゃったりしてwまぁいいや、サァ行くか。
450名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/01(火) 07:38:19 ID:27qaRbaa0
>>448
あいにくだがそれには重大な問題がある。
十月十日どころか1年365回以上宿屋に泊まろうと3年1000回泊まろうと、子供は産まれない。
そこのところの説明をしてもらおうか。
451名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/01(火) 09:38:19 ID:KecigNXc0
>>447
あの洞窟で仲間にしたスミスのことかー!!!
452名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/01(火) 13:09:29 ID:xwSEftzlO
スミスは小説ではかっこよかったな
453名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/01(火) 17:14:18 ID:7vY1R1UI0
スラリンも漢だった
454名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/02(水) 02:28:18 ID:FBNd8E4tO
スラリンにスミス、ドラきちにガンドフ
ロッキーにパペック
メッキーはいつやられたんだ……?

お前らかっこよかったなぁ

ヤバい涙が……(涙)
455名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/02(水) 12:59:08 ID:wbvYdSwN0
そうして双子はひかりとこだまと名付けられましたとさ。
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \_________
||__|        | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/        = 完 =
456名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/02(水) 18:51:39 ID:SL9dwzoh0
双子の名前はロトとルビスとかピサロとロザリーにしてたなスーファミの頃は

何気にピエールがおいしい役だったな小説版
457名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/03(木) 00:42:26 ID:VfwGSWjdO
>>456
そだね
ピエールは生き残ったからなぁ

デモンズタワーで何故途中から参戦してないか疑問だ

重傷だったのかな
458名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/03(木) 13:57:37 ID:mIBpFzA0O
小説ではロッキーに感動した。ばくだんいわも身を粉にして仲間を助けるんだと感心した
459名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/03(木) 23:50:41 ID:VfwGSWjdO
ところで双子の話からいささか話題がズレてきたな



鳥山氏の双子の原画が描かられたのは
オリジナル版のX開発後

故にオリジナル版のアイコンは
ゲームオリジナルなため
公式イラストと違いがある
(と言うか主人公、ビアンカ、パパス以外の登場キャラの原画はX開発当時なかったらしい)

又、鳥山氏はビアンカが正式な妻と公言してるため、双子の公式イラストは、ほぼ全て金髪
バト鉛には青髪の女の子もあったらしいが……(オリジナル版)
今ではかなりレアな代物

460天空の剣士:2006/08/04(金) 16:33:24 ID:bPXKvVR30
小説はもう終わったんですね…
続けるなら
主人公      アベル
妻        ビアンカ
勇者       テン
娘        ソラ
周りのモンスター ご自由に
でお願いします
なお双子の名前は天空物語からです

461名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 15:41:42 ID:7uOqLGFqO
俺は文才ないから無理です
462名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 17:51:49 ID:7uOqLGFqO
>>461とか言ったが書いてみた

ある日の夜
もう真夜中だというのにティミーは寝つけなかった。
『馬車の中で昼寝しちゃったからなぁ……』おもむろに起き上がるティミー、と

「どうしたのティミー?」
隣で眠っていた双子のポピーを起こしてしまったようだ。
「眠れないから少し夜風にあたろうかなと思って。」
「そう、じゃ私もつれてってよ、なんだか一人じゃ寂しいし……」今、起きてしまったためかポピーの目はパッチリしている。仕方ないとティミーは思いポピーと共に外に出てみた。

夜風は気持ちよかった。
しかしティミーはそれどころではない。
『はぁ……まったく眠くならないなぁ』
と考えていた。

「ティミー、空を見てみなさいよ。」
「ふぇっ」
ティミーは突然だったためか、少しマネケな声を出してしまった。

言われる通り空を見上げてみると、とても綺麗な満天の星空だった。

続く?
463名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 18:01:56 ID:ZpwvBN4e0
>>462
GJ!!!
イイヨイイヨー
464名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 18:30:26 ID:7uOqLGFqO
>>462の続き

「綺麗でしょ」
「うん」

二人はしばし夜空を見上げていた

「サンチョが…」
「えっ?」

「サンチョが、私達のお母さんがすごく綺麗な人だって前に言ってたの覚えてる?」
「うん、覚えてるよ。」

「今さ、お母さんがどんな人なのかなぁって考えてたんだ、ティミーは?」


「えっ!!……ポピーと同じことだよ」
「?なんでそんなに驚くのよ、まいっか」
この時、ティミーが夜空に双子の妹をみたことはもちろん誰も知らない

『ポピーもその綺麗なお母さんみたいになるのかなぁ』


続く!
465名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 18:40:29 ID:7uOqLGFqO
>>464の続き

と、
「あっ流れ星!!」
「本当だ」

その日は偶然、流星群が通過する日だった、もちろん二人は知らなかったが

『どうかお母さんに会えますように』
『お母さんに会えますように、それからそれから……』
二人は心の中で願った

しばらくして流れ星が全て見えなくなった

「そろそろ戻ろっか」
「そうだね、戻ろ」

しばらくして、二人は床についた

その日二人はリュカが起こしに行くまでぐっすり眠ったという

数ヶ月後
二人の願いは叶った

二人の母親に会うという願い
そしてティミーの
双子の妹が心の底から笑ってくれるという願いが

fin.
466名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 18:49:55 ID:7uOqLGFqO
やはり文才がないな俺
小学生の作文みたいじゃないか?

まぁなんか自己満になってしまったが
>>463
とりあえず応援ありがとう

>>462>>464>>465
てな感じになりましたよ

母親は個人の想像で考えてみて
どちらとも
とれるようにしといたから

じゃ
また来る
467名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 21:11:54 ID:JRd6nLMO0
>>466
どこが小学生の作文なんだ!?
GJじゃないか!!
また書いてぇ〜
468名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 21:27:55 ID:7uOqLGFqO
>>467
ありがとう
しかしネタがないよ

ところでGJって?

469名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 21:29:19 ID:7uOqLGFqO
>>468
sage忘れたぁ!!
470名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 21:39:04 ID:ZpwvBN4e0
>>464>>465
上手いじゃないか!GJ!!
>>466
あなたのが小学生の作文のわけないww
また来いよ!
>>468
実はと言うと漏れもわからないww
471名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 21:46:52 ID:7uOqLGFqO
もしかしてGJって
グッジョブ(良い仕事)の略かも
472名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 21:48:20 ID:ZpwvBN4e0
>>471
それだw
473名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/05(土) 23:13:21 ID:7uOqLGFqO
双子スレは
過疎スレだからなぁ
また話題考えないとな

さて何がいいか
474名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 00:05:01 ID:JRd6nLMO0
467だけど、グッジョブで合ってるよ
にしても、このスレには3人しかいないのかな…

>>473
初代スレとかにあったほのぼの系が結構好きだったなー。
おれにも473みたいな才能があったら…
475名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 01:33:28 ID:WwcjszCuO
ここは平和の国
グランバニア

しかし
その事件は
前ぶれもなく突然起こった

事件の発端はリュカ王の次の一言だった
「たっ大変だぁ〜〜王冠がないよ〜〜」

かくして
【王冠喪失事件本部】が設置された

「して王よ、最後に王冠を見た、いや身につけたのは、いつなんじゃ」
と、オジロン

「はい、昨日寝る前までかぶっていて……机の上に置いておいたはずなんですが」
「起きた時は無かったと」
「はい……」
「呆れた王じゃ王冠を無くしたとな、はぁ〜、おい誰か王冠の行方はわからぬか?」

一同は首を横にふった
「なんという、ずさんな警備体制じゃ、呆れて物も言えんわい」
と、
「オジロンさん」
「なんじゃ、ティミー王子」

会議に参加していたティミーが一言
「僕とポピーでお父さんの王冠探しちゃダメかな?」

続く
476名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 02:05:53 ID:WwcjszCuO
>>475の続き

「ティミー!!」
父親はすごく嬉しそうな顔をしている
鼻水が若干出ていたがティミーは気付かないフリをした

「王子、王冠を探してくれるのか?今、国は人手不足なので助かるぞよ」

「オジロン様、私も及ばずながら二人のお手伝いをしてよいでしょうか?」
と、ピピン

「あいわかった、ピピンよ二人の力になってやってくれ」

こうして
ティミー、ポピー、ピピンの三人は王冠を探すことになった

…一階大広間…
「三人で力を合わせ王冠を見つけましょう」
「うんっ、ピピン頑張ろうね」
「それで、どこから当たるの?」

「とりあえずサンチョに聞いてみよう」
「それは何故です?」

「なんとなく、サンチョなら知ってるかなって思ったから」
「亀の甲より年の功というわけですか」
「うんっ、そんな感じ」
「さすがティミー様、それじゃあ参りましょうか」
『本当に大丈夫かしら……?』

続く
477名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 02:32:33 ID:WwcjszCuO
>>476の続き

…サンチョ宅…
「おやっどうしたんですかティミー様、ポピー様、それにピピン、三人で来るなんてしかもこんなに朝早、く珍しいですね」

サンチョは腰痛で会議に参加してなかったため、密かにティミーは期待していた

「実はサンチョ様……」
ピピンはことのあらましをサンチョに話した

「いや、あたしは王冠は見てませんよ」
「そうですか……」

結果は白だった
三人、特にティミーはがっかりした様子だ
それを見たサンチョは
「せっかく来たんですから、何かご馳走しましょうか」
「ほんとっ」
ティミーの顔に笑顔が戻った

「そう言えば朝食がまだでしたね、せっかくですからお願いします」
と、ピピン

こうして三人はサンチョに朝食をご馳走になることになった

『そう言えば朝は食べてなかったから
ちょうどお腹空いてたんだ……
ありがとねサンチョ』

続く
478名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 03:17:50 ID:WwcjszCuO
>>477の続き

山盛りのクロワッサンとレーズンパン
ベーコンエッグにキャベツ添え
かぼちゃと栗ときのこのスープ
シーザーサラダ
ミルクティー
フルーツポンチ

サンチョの料理を三人はご馳走になっていた

「いつ食べてもサンチョの料理はおいしいね」
「ありがとうございますティミー様、皆さんに喜んでもらうことが私の何よりの励みなりますから」
「ねぇ二人とも、これ食べたら誰に王冠の事聞こう?」
「そうですねポピー様、とりあえずドリス様に聞いてみましょう」
「あら、どうして?」
「それはなんと言いましょうか……女性の感にかけようかなぁ、なんて」
「そう」
「ご馳走様、サンチョ
さぁ二人ともドリスお姉ちゃんの所に行こう」
「わっ!!ちょっと待ってよティミー!!」
「サンチョ様、ありがとうございました
私もおいとまさせてもらいます、では」


『パパス様あなたのお孫様がたは、すくすくと元気に育っていますよ』

続く
479名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 03:55:19 ID:WwcjszCuO
>>478の続き

…ドリスの部屋…
「はぁはぁ疲れた、ティミー、あなたよく平気ねぇ」
「勇者の修業をしてるからね」
「そうだったわね、ふぅ」

「それで私に何の用なの、お二人さん?」
ドリスが着替えていたためピピンは部屋から閉め出されていた

「ドリスお姉ちゃん、お父さんの王か、」
「ごめん、知らないわ」
「えっ?」
「さっき親父から聞いたのよ、城の警備はずさんだーって嘆いてたわよ」
「そう」
今度はポピーが残念そうな顔をした

「まぁ小さな探偵さん達、モンスター爺さんなら知ってるかもよ、亀の甲より年の功って言うしさ」
だがそのセリフはさっきピピンが言ったためか、二人はあまり説得力を感じなかった

「元気だしなよ、あっそうだ頑張ってるあなた達にご褒美」

ティミーは星降る腕輪を
ポピーは黄金のティアラをもらった
「ついでにアイツにこれを渡しておいて」
モンスターチェスのなくなっていた駒だった

ピピンは喜んだとかなんとか

続く
480名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 10:50:02 ID:WwcjszCuO
>>479の続き

「あら、いらっしゃい」
「あっ、ルイーダさん、こんにちは」
「こんにちはポピーちゃん」
「あれっ、サンチョ」

「あぁ皆さん、また会いましたね、あたしも皆さんの役にたちたくて城内の者達に聞いて回ったんですが、やはり皆知りませんでした、それでここで休憩していたんですよ」
と、緑茶片手に語った

「サンチョ〜〜ありがとう」
「それで皆さんは?」
「それは亀の甲より年の功って事でモンスター爺さんに聞きに」
「そういえば私もまだ聞いてませんでしたね」


「なに、王冠とな?まぁ待っておれ、そういえば王冠を付けた魔物が何体かおったな……、案内しようか?」

「はいっ、案内して下さい」

「あいっわかった、では案内しようかのぅ」

「王冠見つかるかな?」
「きっと見つかるわよ」


つづく
481名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 11:14:15 ID:WwcjszCuO
>>480の続き

…モンスター酒場…
「城にこんな所があるなんて!!」

「おや皆さんここに来るのは初めてでは?」
スライムナイトのピエールである

「うん、王冠を探してここにきたんだぁ」「そうでしたか、皆さん大変ですね」

「お〜〜〜い、連れて来たぞ」

踊る宝石のジュエル
キングスライムのキングス
スライムベホマズンのベホズン

「この中に犯人が!?」
と、ピピン

キングス、ベホズンの王冠は明らかにサイズが大きいため、どうやらこの二匹は違うようだ、ということは……

ピピンがジュエルを捕まえた

「○×△……」

もちろんジュエルは暴れたが逃げ出せなかった
観念したかのように静かになった

「ごめんよ」
ティミーがそういっていつもより心なしか膨らんでいた袋を開けてみた

つづく
482名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 11:30:55 ID:WwcjszCuO
>>481の続き

そこには二つの王冠が入っていた
片っぽはジュエルの元々の持ち物
もう片っぽは



太陽の王冠だった

「「「えっ…」」」
「〇×△▽□!!」
スラリンが翻訳した
「えぇっと、この王冠は前にリュカから貰ったんだ、平和になったからこれは必要ないって言って、だって」

「えぇっ、じゃぁ城の王冠は?」
「×△▽□○□…」
「それは知らないだって……」

他の魔物達も心当たりがないようで
「見てないにゃ〜」
「すまぬ見てないぜよ」
夜の見回りを手伝っている
ドラきちにリンガーも怪しい輩は見てないようだ

「そんな、それじゃあ王冠は…?」
涙目の双子

と、そこに一人の美女がやってきた
「ティミー、ポピー、ピピン、王冠があったわよ」

続く
483名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 11:52:23 ID:WwcjszCuO
>>482の続き

「「お母さん!!」」
その美女は双子の母だった
「王妃様、それはまことですか!」
「嘘ついてどうするのよ、さぁ三人とも戻って来て」


「やぁすまない、みんな、実はあったんだここに…」
王冠はダーバンの中に入っていたようだ
「もうっ、この人ったら皆さんに迷惑かけたんだから、後始末が大変だわ」
「ごめん……」

「…………」
「どうしたの二人とも?」
「だって結局僕達、王冠見つけられなかったから……」
「そんなことないわ、二人が一生懸命探してくれただけで私は嬉しいわよ」
「「お母さんっ」」
二人は母親に抱きついた

「それじゃあ、お昼ご飯作ろっかな、あなた!ちゃんと皆さんの家を回って謝るのよ」
「はい……」

「お母さん、僕も手伝うよ」
「私も」
「ありがとう二人とも」

こうして、"王冠喪失事件"は解決し、本部は解散になった
その日の内にリュカ王は全ての後始末を一人でしたそうな

fin
484名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 12:06:55 ID:WwcjszCuO
>>475-483
第二弾書きました長い!!

昨日書いた双子の話が思いのほか
好評だったのでまた書いてしまった
(第一弾のイメージは一応ルラフェン)

寝る前
双子の探偵ものなんてどうだろう
妄想を膨らませ書いてみました
探偵ティミーと助手ポピーのイメージで書いていたらなぜだかピピンも(笑)

最後のオチは始めから考えており
グランバニアの人、総出演をめざしましたがプサンを出し忘れてしまいました
(酒場でバーテンとして登場させ忘れました)

書き直すのはしんどいので
このままにしときます(妥協!)

それでは
485名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 14:12:21 ID:CBIj+Jd10
>>484
おお、早速続編が…!GJ!
ところどころ笑いどころがあってイイ!
こういうふんいきイイっす!
486名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 14:56:07 ID:hiS/LMTs0
>>475-484
超GJ!!!
双子可愛い!
あと、うっかりやの王様にちょっと吹いたwww
487名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 14:57:36 ID:WwcjszCuO
>>485
あざあっす
488名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 15:11:12 ID:WwcjszCuO
>>486
ありがとう

書いてて楽しかったよ
489名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 15:15:09 ID:hiS/LMTs0
>>488
そうですかw
また書いてくださいね!
490名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 15:25:06 ID:WwcjszCuO
気が向いたら書きます
491名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 17:02:09 ID:WwcjszCuO
「ドリスお姉ちゃん」

「どうしたのポピーちゃん」
それはある平和な日の出来事

「ピアノ教えてくれない?」
ことの発端は数分前にさかのぼる


「どうしたのポピー、ピアノの前になんか座って、ピアノなんて弾けたっけ」
「えっ、弾けるわよ」
「じゃあ、"猫踏んじゃった"弾いてみせてよ」
「!、ダメよだって猫が、かわいそうじゃない」
「とか言って本当は弾けないんじゃ?」
「ひ、弾けるわよ!!」
「じゃあ弾いてよ」
「だから猫がかわいそうだって言ってるでしょっ!!」
「なっなんでそんなにムキになってるんだよ」

「ティミーの馬鹿、もう知らない!!」
「あっポピー……
やっぱり弾けないじゃん……もう素直じゃないなぁ……」

こうして部屋を飛び出したポピーは
かつて
神の申し子と呼ばれるほどのピアノの天才だったドリスを訪ねたのだった

続く
492名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 17:29:52 ID:WwcjszCuO
>>491の続き

「それでティミー君と喧嘩したの……」
「私は悪くないもん」

ポピーの顔には涙の跡があった

『魔法の腕前は超一流なのにこういうところはやっぱりまだ10歳の子供ね……』
「そうねティミー君はデリケートな女の子の気持ちがわかってないわよね」

ポピーはうなずいた

『やれやれ仲直りさせるのが大変だ』
「それで、ポピーちゃんはティミー君を見返したくてここにきたのね」

ポピーは深くうなずいた

『やっぱりね』
「それで、どの曲を弾けるようになりたいの」

ポピーは楽譜を持ってきた
「"猫踏んじゃった"より難しいこの曲」

続く
493名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 18:38:43 ID:WwcjszCuO
>>492の続き

『……"ジプシーダンス"か……』
「ポピーちゃんこれは難しすぎるわ」
「じゃあ、どれがいいかな……」

『随分聞き分けがいいわね、よほどピアノが上手になりたいのね、よろしい』
「それじゃあこれなんて、どうかしら?」
ドリスは"街角のメロディ"の楽譜を
ポピーに渡した

「お手本をみせて、ドリスお姉ちゃん
いえ、お手本をみせてください、ドリス先生!!」

『先生なんて、照れるな、フフッ』
「じゃあ弾くわよ」

「はいっ」

ドリスは"街角のメロディ"を弾いてみた

単純ながら
奥深いメロディーが部屋を包んだ

続く
494名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 19:59:49 ID:WwcjszCuO
>>493の続き

「綺麗…」
「そうでしょう」

演奏が終わって

「じゃあ練習しよっか」
「はいっ先生」

この日からポピーの特訓が始まったのだった




「お父さん!!」
「どうしたんだいティミー」
「最近ポピーがしょっちゅうドリスお姉ちゃんのところに行ってて、なんか変なんだ。不思議な鼻歌を口ずさんでるし」

「そうか……分かった」

事の真相を確かめる為
リュカとティミーはドリスの部屋を訪ねる事にした

続く
495名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 20:26:27 ID:WwcjszCuO
>>494の続き

リュカはドリスの部屋のドアをノックしようとした、すると

ガタッ

「あら、王様にティミー君、どうかしたの?」
「えぇっとぉ……」
ティミーは父のマントを引っ張った

「やぁドリスさん、ポピーがここにいるって聞いて様子を見に来たんだ
、ポピーが最近ちょっと変だってティミーが言うんだ
それで、もし差し支えがなければ、ポピーが今何をしてるか教えてくれないかな?」

ドリスは少し困った顔をして
「それは……ちょっと待ってて」

ガタッっとドアがしまった

少しして
「いいわよ、さぁ入って二人とも」

二人はドリスの部屋に入った

続く
496名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 20:43:22 ID:WwcjszCuO
>>495の続き

部屋の中では綺麗なメロディが流れていた

ドリスの部屋の壁は防音壁に改造されていたため外では聞こえなかったのだ

「ドリスお姉ちゃん、誰が弾いてるのこのピアノ、とても上手だね」

「私の優秀な生徒よ、ふふっ」
『なるほどね』
リュカには分かったようだった


「ポピー!!」
「ようこそ、ティミー、お父さん」
「やぁポピー、しょっちゅうここに来てたのは、このためか」

ポピーは頬を赤らめた

「さぁ、ポピーちゃん二人に特訓の成果を聴かせてあげて」

「はいっ、先生」

ポピーは鍵盤に手を置いた

続く
497名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 21:09:01 ID:WwcjszCuO
>>496の続き

ポピーは最初に習った"街角のメロディ"を弾き始めた
「なんだろ、なんだか懐かしいな、なぜかベラを思い出すよ」

なんででしょうね(笑)

「あらっもしかして王様の昔の恋人?」
「違うよ、古い友達」
「な〜〜んだ」

ティミーはなぜだかわからないが
自分の瞳から涙が溢れているのに気づいた
「ポピー凄いよ一生懸命練習したんだね、何だろ涙が止まらないよ」
「ティミー君、感動したのかしら」
「そうだね、いろんな意味で」

演奏が終わって
「ポピーごめん、この前はあんなこと言って」
「私こそごめんね、でもそのお陰でピアノがちゃんと弾けるようになったのよ
ありがとうティミー、ドリス先生」

『良かった二人が仲直りしてくれて』
「どういたしまして」

fin
498名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 21:21:42 ID:WwcjszCuO
>>491-497
三作目完成

ふぅいー疲れたぁ(笑)

思いのほか話が長くなりました
5話位で終わると思ってたら
いつの間にか7話

もう少し曲を出したかったけれど
話がこんがらがりそうになったため
やめました

DQの楽曲を使うネタは
あるDQ小説サイトの案を参考にしました
そのサイトの話ではUの三人がダンスを踊るという内容でしたが
ピアノにアレンジってことで

それと
"ジプシーダンス"…DQW、四章の戦闘曲
"街角のメロディ"…DQX、妖精の国の曲
です
499名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 21:29:07 ID:W76CbjfR0
乙だが全部書いてからまとめて張ったほうが良いぞ。

書きながら張るとその間スレを占領することになるからな。
500名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 21:29:10 ID:hiS/LMTs0
>>491-498
またSS書いてくれてdクス!!!!
GJ!!!!
ポピーかわいいよポピー
そしてお疲れ様です!
501名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 21:48:23 ID:WwcjszCuO
>>499
いっぺんに書くと
入らない

改行が多すぎるって(携帯だから?)

あと話ごとに
内容は分けて考えるので
無理ですよ

502名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 21:54:01 ID:hiS/LMTs0
>>501
一旦違う場所(メモとか)に保存しておいて で、SS完成したら
そっからまた分けて貼り付けろってことだと思うのですが…
503名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/06(日) 21:59:35 ID:WwcjszCuO
>>502
ああ、なるほど
今度からそうします
504名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 00:40:43 ID:I+gv8alzO
『あの戦いからもう4年半、月日が経つのは早いな…』

ティミーは城のバルコニーから夕日を眺めていた

『今日で14歳の自分ともグッバイか……よし、決めたっ!!』


「何、旅に出たい?」
「うん、俺、一人で世界を回ってみたいと思ってたんだ」
「そうか、かわいい子には旅をさせよと言うしな、分かった」
「あなた!!」
「君は心配かもしれない、でもこれはティミーが決めたこと、僕がなんと言おうと、彼は旅に出るさ」
「俺、三年経ったら一人前になって必ず戻るよ」
「三年か、少し長いな、分かった体に気をつけてな、出発はいつなんだ?」
「明日、早い方がいいから…」
「ご馳走様」
ポピーが足早に部屋を出て行ってしまった
505名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 00:42:02 ID:I+gv8alzO
>>504の続き


「ポピー……、ご馳走様」
ティミーはポピーの後を追って部屋を飛び出した


「待ってよポピー」
「来ないでよ、明日旅に出ちゃうんでしょ」
「そうだけど」
「なんで私に相談しないで、そんな大切な事決めたのよ。私達双子の兄妹なんだよ、相談してよ!!」
「だって、俺達もう子供じゃないし」

パンッ
「ティミーの馬鹿っ」
「ポピー!!」
勇者は平手打ちを喰らってしまった

「ポピー……」
506名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 00:43:53 ID:I+gv8alzO
>>505の続き

明くる日
「ティミー、達者でな」
「体に気をつけるのよ」
「お気をつけてティミー様」
「……」
「うん……」
「どうした元気がないな二人とも」
「「そんなことない(わ)よ」」

二人は顔を見合わせた

「はっはっはっ、やはり双子だな」

「父さん、ポピーと二人だけの話があるんだ、だから」
「ああ、わかってるよ。みんな中に戻ろうか」
ティミーとポピー以外は持ち場に戻っていった
507名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 00:45:50 ID:I+gv8alzO
>>506の続き

「ポピー、ごめん」
「やっぱり、一人で行っちゃうのね…、
私寂しいよ、今まで一緒に暮らしてきたティミーがいなくなっちゃうなんて、とてもつらい」
「俺だって寂しいよ、でも一人で旅に出るのは夢だったから」

「私、湿っぽいの苦手なの、いまだって泣くのこらえてるんだよ」
ポピーの瞳から一筋の涙が流れた

「ごめん」
「そうじゃなくて…"行ってきます"でしょ」
「行ってきます…」

「声が小さいっ!!」

「行ってきますっ!!」

「行ってらっしゃいティミー、今までありがとう、帰ってくるの待ってるから、ちゃんとお土産買ってくるのよ」
「ちぇっ、ちゃっかりしてるな」

二人に笑顔が戻った

「それじゃ本当にいくね」
「ええ、気をつけてね」

ポピーはいつまでも手を振り続けた

いつまでも、いつまでも

fin.
508名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 00:53:32 ID:I+gv8alzO
第四弾
>>504-507
大魔王ミルドラースとの対決から四年半後のお話しです

この三年後、18歳のティミーは約束通りちゃんと帰ってきましたとさ(昔話!!)

まぁ勇者様ですからね
ちなみに土産を片手に(笑)


メモ帳からコピると楽ですね
今度からこうしよう

それでは、また
509名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 09:23:19 ID:vF/Yf9QC0
>>504-508
今日もGJ!!!
510名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 09:53:27 ID:I+gv8alzO
書くのは楽しいけど
たまには他の人の作品読みたいなぁ
511名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 10:03:11 ID:vF/Yf9QC0
漏れは_w
512名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 15:24:34 ID:RXi+HjOc0
>>510
俺はやるぜ俺はやるぜ
そのうち
513名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 15:25:42 ID:vF/Yf9QC0
>>512
がんがれ!期待してるよ!
514名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 15:30:33 ID:I+gv8alzO
>>512
俺も期待してるよ
515名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 16:33:46 ID:I+gv8alzO
「きもだめし?」
「そう、暑い夏はこれに限るよ」

「お父さん、それってどういうものなの?」

「ふふっ、怖い思いをして体を冷やすことだよ」

「「ごくっ」」
二人は息を飲んだ

「あらあらあなた、二人をあんまり脅かしちゃ駄目よ」
「でも最近暑いだろ、だからさ」
「私は構わないけど、でも…」

「だ、大丈夫よ。ね、ねぇティミー」
「う、うん。だだだ、だってぼぼ、僕は勇者だもん、で、でもポピーが怖いなら、僕はええ遠慮しとくよ、よ、よ」
「こ、こ、声がふ、震えてるわよティ、ティミー、本当は怖いんじゃなな、ないの?」「ポ、ポピーこそ、ここ、怖いくせに」
「そ、そんなことな、ないわよ」

「二人が怖いんならやめるけど」
「「大丈夫(だ)よ、お父さん!!」」
二人は大声を叫んだ

516名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 16:35:30 ID:I+gv8alzO
>>515の続き

双子の両親は少し驚いた

「じゃあ3日後の夜にするけどいいかな?」

「「う、うん」」


「どうしようティミー私怖いの苦手なのに……あんなこと言わなければよかった……」
「僕もだよ、怖い物って何だろう?」
「きっとピーマンのお化けよ」
「怖いよ〜〜ポピー、きっとピーマンの山盛りを無理やり食べさせようとするんだよ」
「どうしよう、もしお父さんがピーマンお化けと友達だったら」


「ピーマンのお化けか……かわいいなそれ」
双子の父はちゃっかり二人の話を立ち聞きしていた

517名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 16:37:07 ID:I+gv8alzO
>>516の続き

3日後

レヌール城に一行は到着していた

「クジでペアをきめるよ」

順番は
1、スラリン、ドラきちコンビ
2、サンチョ、ピエールコンビ
3、リュカ、王妃コンビ
4、ドリス、ピピンコンビ
5、ティミー、ポピーコンビ


「それじゃ始めよっか
「メラミッ」
王妃は明かりを灯した

「まずはおいら達か、行くぞドラきち」
「まさか魔物のおいら達が肝を試すとは思わなかったにゃ〜」

「いいかい、城のどこかに置いてある五色の珠のうち一つを取ってくるんだよ」

「わかったよ、リュカ」
スラリンとドラきち、が出発した

518名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 16:38:48 ID:I+gv8alzO
>>517の続き

「前の組が帰ってきたら、次の組が出発ね」

二十八分後
「怖かったにゃ〜」
「はいっ、リュカ蒼い珠だよ」

「それでは参りますか、サンチョ殿」
「そうですね」

三十五分後
「リュカ、紫苑の珠です」

「次は僕達の番だね」
「ええ」

二十五分後
「山吹の珠だね」

「私達の番ねピピン、エスコートお願いね」
「はいっドリス様」


「どどうしよう次、私達の番よ」
「こうなりゃヤケだ」

三十分後
「ただいま、紅い珠よ」
「ふぅ肝が冷えましたよ」

519名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 16:42:00 ID:I+gv8alzO
>>518の続き

「い、行ってきます」
「二人とも気をつけてね」

「真っ暗だねポピー」
「イオッ」
バーン
「わっ!!……、びっくりした〜心臓に悪いよ」
「ごめん明るくしよいと思ったけどダメだった」
「じゃあ、ベギラマッ」
「燃えてる燃えてる、ヒャダルコッ」
「あっ涼しい」
「本当だ」

ガサッ、ビクッ
「ティミー……」
「3、2、1で行くよ、3」
「「2、1、うわぁーー」」
二人は走った

「はぁはぁ怖かったぁ」
「うんそうだね、あっアレ」

「深緑の珠だ!!」
「これで戻れるね」
ガサガサ
「「うわーーー!!」」

520名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 16:43:57 ID:I+gv8alzO
>>519の続き

「おっ戻ってきた」

「はぁはぁ怖かったぁ」
「はいっ深緑の珠」
「早かったわね15分なんて……優勝は二人ね」

「おめでとう」
辺りに拍手が響いた

二人ともまんざらでもない様子だった

「さぁ戻ろうか、ルーラ」
ビュンッ


「あぁ怖かった」
「もう怖いのはたくさんだよ」
「ティミー、ポピー」
「「何、お父さん?」」
「じゃ〜〜ん」
「「ギャーピーマンお化けだ〜〜!!」」
「はっはっは、あれ」
「なんてね」
「お父さんもまだまだ子供ね」

『二人とも一回り成長したな、でもそりゃないよ』

こうして二人は一回り成長したんだとか

fin.
521名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 16:53:14 ID:I+gv8alzO
>>515-520
第五弾

朝、答えて頂戴で心霊特集をしてて
これだっ、いただきっと思いました(笑)

先程、弟の横でクロノトリガーを見てたのですが、面白いですね
クロノ、ルッカ、マール、カエル、ロボ
みんながみんな魅力的です
ゴンザレスにスペッキオもいいですね

何より時空間物という題材
うまく話ができていて
10年以上前のソフトなのに凄すぎ!!

時空間物か……
W、Xキャラのコラボなんてのも面白いかも

それではそれでは
522名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 17:00:25 ID:I+gv8alzO
>>521
ちなみに
蒼い珠…ブルーオーブ
紫苑の珠…パープルオーブ
山吹の珠…イエローオーブ
紅い珠…レッドオーブ
深緑の珠…グリーンオーブ

がモチーフです

これが書きたかったんだなこれが

523名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 17:18:52 ID:nIR18C540
>>512
動物のお医者さんネタか、懐かしいw
524名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 19:28:45 ID:I+gv8alzO
>>515-520の後日談

「あつ〜あつ〜今日も暑い〜〜
あれっ涼しいな」

「この部屋は涼しいね、ティミー」
「あっお父さん、ポピーがヒャダルコを唱えてくれたから部屋全体が涼しいんだ」
「この前の肝試しの時.ヒャダルコだとちょうどいい感じに部屋が冷えるのが分かったんだよ」

「なるほどね」
『今度から暑い日はポピーに頼むか』


fin.
525名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 21:52:42 ID:I+gv8alzO
「ティミー、ポピー」

「どうしたのお父さん」

「ジャーーン」
「テーブルトーク・ロールプレイングゲーム、ドラゴンクエスト?」

「城の倉庫の奥にあったんだ
どう、やってみない?」
「へぇ、面白そうだね」
「やってみよう」


「説明書によると、ゲームマスター役が必要みたいだね、難しそうだからこれは父さんがやるね」
「じゃあ、僕は剣士、名前はニケにしよう」
「私は魔法使い〜〜、名前はククリ」

こうしてゲームが始まった

526名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 21:54:32 ID:I+gv8alzO
>>525の続き

「武器屋さんアイアンソードとルーンステッキを一つづつ下さいな」
「はいはい、しめて2,500,000Gね」
「ぼったくりだぁ」
「詐欺よ、詐欺!!」
「冗談だよ、冗談、えっとしめて700G」
「はいっ700G」
「確かに頂戴しましたよ」

〜略〜

「でたなぁ"サタナチア"覚悟!!」
「お前達に魔軍師である私を倒せるかな、はは」

〜略〜

「ついに着いたね魔王ギリの城に」
「"サタナチア"が強かったわね」
「"カセギゴールド"も結構強かったよ、ちょっとマヌケで憎めなかったし」
『僕のお気に入りは"レイド"と"カヤ"なんだけど、二人には彼らの良さはまだ分からないか……』

527名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 21:55:33 ID:I+gv8alzO
>>526の続き

「光魔法、キラキラ!!」

魔王ギリに487ポイントのダメージ!!
魔王ギリを倒した!!

「やったー」

「ニケ、ククリ、よくぞわしを倒した
だがわしには見えるのだ
再び世界に光を嫌う闇の者が現れよう
その時はお前達は年老いて生きていまい
わははははは……、ぐふっ」


「面白かったね」
「そうだね」

「三人とも、ご飯よ」
「「は〜い、お母さん」」


「あなた、さっきは随分楽しそうだったわね」
「恥ずかしながらハマってしまったよ」
「今度は私も混ぜてね」
「もちろんだよ」

『今度は家族団欒でね』

fin.
528名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 21:57:30 ID:I+gv8alzO
第六弾
>>525ー527
かなりはしょってしまいましたが
どうだったでしょうか

ちなみに
ドラゴンクエストという
TRPGはアメリカに実在するらしいです

遊戯王の七巻辺りにかつてハマったのでこんな話を書いてみました

ゲーム内に登場する人物は全て
某有名ファンタジー漫画から使っています(バレバレ)

ちなみに僕のお気に入りは
ギップルでしょうか(笑)

それでは皆さん、ギップリャ(笑)
529名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/07(月) 23:55:11 ID:I+gv8alzO
一人ぼっち……
誰か来ないかなぁ
ふぅ……

(もちろん荒らし以外で)
530名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 00:06:35 ID:ZrhWxInd0
そんなに寂しいのならわしの踊りを見て癒されるが良い。
キタキタキタキタ!

ごめんね。感想書きたくてもゾークってゾーマから名前取ってんの? とか
双子スレだからってネクロツインズってどうよ? とか
そういうことしか思いつかないけど
遊戯王ネタはスレ違いで他の人がついてこれないから書けないの。
ごめんね。
531名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 00:52:03 ID:vH2UTpH9O
「暑いね」

「夏だからね」

「そうだね」

「ねぇティミー流しそうめん食べたくない?」

「流しそうめんかぁ、いいね」


「何、流しそうめんが食べたい?」
「「うんっ」」
「いいわね趣があって」
「でも、竹がないからな裏山の竹林に行って取ってこないと」
「僕行く」
「私も」
「しょうがないな……」


「明日楽しみだね」
「うん、今日は僕興奮して眠れそうにないや」
「私もよ」

数分後

「くーー、くーー」

「すーー、すーー」

532名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 00:53:01 ID:vH2UTpH9O
>>531の続き

「さぁ皆さん丈夫な竹を探しますよ!!」


「サンチョえらく気合い入ってるね」
「本当ね」
「僕の思うに最近出番が少なかったからだと思うよ」
「ティミーそれはサンチョがかわいそうよ」

図星だった(オイオイ)


一行は竹林に入って行った

「なかなかないね、丈夫そうな竹」
「本当にね」

と、
「わーー!!野生の猪だーー」
「なんの私に任せなさい、とぅっ!!」

サンチョは一撃で猪を仕留めた

「サンチョすごーい」
「サンチョカッコいいよっ、ヒュー、ヒュー」

サンチョの評価がこの時上がったのは言うまでもなかった

533名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 00:54:34 ID:vH2UTpH9O
>>532の続き

「おいおい、なんでここに猪がいるんだ?」

城にいたリュカ王はサンチョに尋ねた

「せっかくなので料理しようかと」
「サンチョ、まだ生きてるみたいだし、さすがに猪がかわいそうだ、野に帰しておやり」
「わかりました……」


「サンチョかわいそうにねせっかく猪捕まえたのに」
「でもあの猪にも子供がいるかもしれないってお父さん考えたんじゃないかしら?」
「そうかもしれないけどさ」
「もしお父さんとお母さんがいなくなったらティミーだって悲しむでしょ」
「うん」
「大丈夫、お父さんは優しい人ですもの
サンチョの頑張りだってちゃんと分かったるわよ」
「そうだね」

534名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 00:55:29 ID:vH2UTpH9O
>>533の続き

双子の待望だった
流しそうめんが開始された

「やっぱり夏はそうめんね」
「うん、このつるっとした食感たまらなく好きだなぁ」

「二人ともよかったな」
「「お父さん」」

「サンチョもあんなに高齢なのに二人のわがままをよく聞いてくれたよ、お陰で溜まっていた国事もだいぶ片づいた」

「サンチョさん今日随分無理したみたいだからね今度労ってあげたら、あなた?」

「今度、僕がサンチョに何かしらご馳走してあげるかな、それにしても、今日のサンチョのそうめんは格別においしいね」


後日リュカはサンチョに手料理を
振る舞ったんだとか

fin.
535名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 00:57:39 ID:vH2UTpH9O
第七弾
>>531-534
流しそうめんを一度でいいから
食べたいのですが
どうでしょう(?)

今回はサンチョが頑張っていますね
あの人本当に年いくつよ?

それから
>>530さん
キタキタ踊りをありがとうございます
お陰で元気が出ました

僕も三年位前まで遊戯王カードをやっていた記憶があります
何故だか弟の影響で

それでは、また
536名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 02:01:40 ID:vH2UTpH9O
「えぅっうぅぅうっうぅぅ……
ぐすっおばあちゃん、ぐすっうぅ……」

「おばあちゃん、なんで、どうして、
うぅぅうわあぁぁーーん、いやだよぉ
おばあちゃーーんうぅぅ……」

今さっき非業の死を遂げてしまった祖母の死を、幼い双子はいまだに受け入れることができなかった……
無理もない、それはあまりにも理不尽な別れだった、幼い双子に受け入れられるはずがなかった

「うぅぅぐすっ、ぐすっ、」
「お父さん、えっぐ、えっぐ、」

しかし
この場にいる中で最も悲しかったのは
他ならぬ双子の父だった
いや悲しみというよりも、悔恨の念に近いだろうか……

『僕は何もできないのか、最も大切な人を二人も失っのに僕はその時何もできなかった……』
「僕は…………弱い…………」
思っていたことが、口から出ていた

537名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 02:03:07 ID:vH2UTpH9O
>>536の続き

「リュカ……」
妻が心配そうに夫を眺めた

と、
「ぐすっ、お父さんは、弱くなんかないよ」
「そうよ…ぐすっ、お父さんはこの世の中で一番強い人よ」

「ティムアル、ポピレア……」
リュカは二人の我が子を力強く抱きしめた

『そうだ、僕は弱音を吐きに、ここにきたんじゃない!!人類の為、家族の為、そして自分の運命と決着をつける為に、ここに来たんじゃないか!!』

「ありがとう二人とも、格好悪いとこみせたね」
「そんなことないわ、みんな誰にだって弱い部分があるもの、私は素直でまっすぐなあなたに惚れたんだから」

リュカの顔が赤くなった
「ありがとう、君を人生の伴侶にもらって本当によかった、君に会えなかったらこの二人の可愛いらしい我が子にも会えなかったし」

妻は顔を赤らめた
「どういたしまして、こちらこそありがとう、リュカ」

『父さん、母さん、僕やるよ』

リュカ達は最後の決戦に赴いた

fin.
538名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 02:06:28 ID:vH2UTpH9O
第八弾
>>536-537
最終決戦間近の一行
二話完結ですが
かなり暗い内容です

家族四人しか出てないところをみると
まだまだ
力量不足は否めませんなぁ(何様!)

これからも頑張ります(多分)
では.また
539名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 08:57:02 ID:vH2UTpH9O
「ふーーー」

ティミーは船の甲板で
頬杖をついて寄っ掛かっていた

「ティミー様そんなに体を乗り出したら海に落ちてしまいますよ」
「あーー御免、サンチョ」

「ふーーー」
「ティミーどうしたの?」
「あっポピー……お父さんとお母さんってどんな人なのかなぁって考えていたんだ」
「そう」
「僕達、もうすぐ八歳なのに、二人の顔を知らない、いや正確には思い出せないだけなんだけどね」
「私はちょっとなら覚えてるよ」
「本当?」
「お父さんは黒髪でとても優しそうな人、お母さんは私達と同じ髪色ですごく美しい人だったわ」
「ポピーすごいね」
「そんなことないわよ、ただ……」
「ただ……?」
「なんでだろう、生まれた時すごく苦しかったような記憶があるの、首に何かが巻き付いてて私、生まれたばかりなのに死ぬのかなって思った」
「ポピー様は難産でしたからね」
「サンチョッ!!」
「へそのおが首に巻き付いてて、ほどくのに少々手間どったとか、幼い時そういう目にあうと赤ちゃんだった頃の事も覚えてるらしいですよ」
「だから、僕は覚えてないのか……」

540名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 08:58:39 ID:vH2UTpH9O
>>539の続き

「まぁ何はともあれ、お二人がこうしてここにいるのはご両親の愛の賜物ですからね、たまにはお二人の事を思うことも良いかもしれません
しかしティミー様、もう少しシャキッとしてくださいね」

「は〜〜〜い」
「愛の賜物……?、サンチョそれどういう意味?」

「さて、私は仕事がありますのでこれで」「まってよサンチョ、話をはぐらかさないでよ」
「ポピー……


キスに決まってるだろ」
「あっ、そっかキスすると子供が生まれるのか」
「サンチョもそういう事を子供の僕達には少し恥ずかしくて言えないんだよ」




二人とも残念、大はずれです


まぁ何はともあれ船は行く
まっすぐ、まっすぐと

fin.
541名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 09:00:46 ID:vH2UTpH9O
第九談
>>539-540
まだ主人公を見つける前の話です。
少し話がギリギリですが(ゴニョゴニョ)

ポピーが難産というのはなんとなくその場で設定しました、だから覚えてるのかと納得してくださいね(笑)

船の必要性が0なのは気にしないでください(汗)

それでは、また
542名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 10:21:49 ID:5StEgTHg0
>>541
面白い!がんばってください。

自分も書くかもしれんが、文才がない・・・
543名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 10:26:03 ID:9UvLDxyv0
正直言っていい?
いち住人の感想

このスレを盛り上げようっていうその姿勢は賞賛に値するし
頑張ってる事は誰もが認める

だからこそお願いする。
駄作を10本投下するよりも、良作を1本投下して欲しい
ほとんど会話文だけの文章じゃ、読者にはこれっぽっちも情景が見えてこない
シリアスなSSでも登場人物の心理の移り変わりがあっさりしすぎになってて、
全然感情移入できない
自分の頭の中の映像を、より詳しく相手に伝える努力をしてみて欲しい

ネタそのものは、お約束のパターンから独創的なものまで幅広く持ててるから、
精進すればきっといい職人になれると思う
要するに、貴方の場合、作品の量の増大よりも、
各作品の質の向上に心を砕いた方が良い。

余談だけど、2chでは職人のあとがき、前置きはウザがられる傾向にあるので
特に必要じゃない限り書かない方が良いよ

…と、あんまり偉そうな事ばっかり言うのも宜しくないから、
俺も近々頑張って書く事にするよ。
544名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 10:49:38 ID:vH2UTpH9O
>>543
厳しいお言葉
しかし参考になります

描写はかなーり苦手なので
はしょっているのですが
やはりそれでは駄目ですね

わかりました
頑張ってみます
545名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 20:50:11 ID:vH2UTpH9O

「古の勇者?」

ここは山奥の村
幼い双子とその父は三人だけで広い温泉に浸かっていた

温泉には少し濃いもやがかかっており
私達の世界で言うとだいたい5メートル先が見えるか見えないかの濃さだった
お陰で温泉の縁にいても森の深緑が見えなかった

「そう、昔そういう人がいたんだよ」
と、リュカは温泉の縁に両肘と背中をかけて語った

「このもやの向こうに生い茂る木の葉のような緑色の髪の美剣士だったそうだよ」
「僕とは髪の色は違ったんだぁ」
ティミーは自分の癖毛を引っ張ってみせた

「ねぇお父さん、その人はやっぱり世界を救ったのよね」

「フフフッ、その人の話、聞きたい?」
「うん、聞きたい」
「そこまで聞かされたら誰だって気になるよ」

それはそうだ

「じゃあ、少し語るかな……」

546名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 20:52:08 ID:vH2UTpH9O
>>545の続き

リュカは昔話を始めた
古の勇者の事、その勇者の仲間達の事
進化の秘法の事、地獄の帝王の事についても語った

「地獄の帝王……
そんな恐ろしい魔物がいたなんて……」
ポピーは身震いをした

が、
「…………」
ティミーは押し黙っていた


「どうしたのティミー、やっぱり怖かった?」

「ヤバい、のぼせそう……」
「えっ」
ザッパァーーン
ティミーは勢い良く立ち上がった

「僕っ、先に上がってるね」
ティミーは脱衣所の方に走って行った
長い髪がひらひらと揺れている
もやですぐに見えなくなったが、

「な〜んだ紛らわしいなぁ、もうっ」
「ポピーは上がらないのかい?」
「今の話を聞いたら、なんだか怖くなって一人で、もやの向こうに行けなくなっちゃった」

547名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 20:54:10 ID:vH2UTpH9O
>>546の続き

「そうかぁ、それは悪い事をしたね」
リュカは申し訳なさそうに言った

「ポピー、少し下がってて」
「うん、わかった」
ポピーは言われるまま
体育座りの体勢で数歩分下がった

リュカは座ったまま
空に向かって右手を挙げ
「バギッ!!」
と、唱えた

リュカの長髪がフワッと揺れたかとおもうと、彼の右手から竜巻状の風が起こり、たちまちもやが晴れていった

「さっ、これで上がれるね」
「ありがとうお父さん、でもちょっと恥ずかしいよ」
「他にお客さんはいないから二人だけの秘密でひとつよろしくね」
「はいはい分かりました」
そう言うとポピーは桜色のタオルを体に巻いてゆっくりと脱衣所に向かって歩いて行った

548sage:2006/08/08(火) 20:56:32 ID:vH2UTpH9O
>>547の続き

「ふぅ〜〜〜極楽、極楽〜」
もやが再びかかり始めた温泉で
リュカは足を伸ばしながら呟いた

と、
ザッバーン、ザバザバ
何かがこちらに近づいてくる


「湯冷めしたから戻ってきちゃった」
「なんだティミーか、それでポピーは?」
「部屋に戻ってお母さんと涼んでるよ」
「そうか……」

「お父さん、さっきの話の勇者は地獄の帝王を倒してそれで世界は平和になったの?
何か釈然としないんだ……
話からすると、魔王は生き残ってるし……」

『なんとも鋭いな……この子は』
リュカは自分の息子の観察力に感心した

「実はまだこの話には続きがあるんだ、かなり昔の事だから確実に正しいとは言えないけれどね」

549名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 20:58:16 ID:vH2UTpH9O
>>548の続き

「やっぱりね」
ティミーは勝ち誇ったように笑った

「それで、どうなったの?」

リュカは再び幼い息子に語り始めた

その魔王に起きた悲劇、人間の醜い部分
そして真の悪の存在を

「ミルドラースと同じ魔王なのに、すごくかわいそうだね……何か心に引っかかるよ
悪の根元か……許せないな」
ティミーは唇をかみしめた

「実はその魔王の恋人が生き返ったっていう逸話もあるんだよ」

「そうなの!!」
ティミーは驚きの余りか勢いよく立ち上がった

「まぁ仮説のひとつにすぎないけどね」
「そっかぁ……」
ティミーは何やら残念そうにしゃがみこんだ

「まぁ、すごく昔の話だからね……」
「そうだね……」

550名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 21:01:01 ID:vH2UTpH9O
>>549の続き

「話が少々暗くなったね……
話はこれでおしまいっ」

「うん」

「ありがとう、お父さん色々と勉強になったよ」
ティミーは、はにかんでみせた

「人生日々勉強、これからも精進するんだよティミー」
「はいっ」
リュカはティミーの頭をなでててあげた

風が吹いてきた
深かったもやも次第に晴れきた

「それじゃ上がろうか」
「うんっ、あっお父さん上がったら、コーヒー牛乳飲んでその後卓球しようよ」
「ああっ、のぞむところだ」
二人は立ち上がって脱衣所に向かって歩みだした

「お父さん」
「なんだい?」
「僕これからも、毎日頑張って生きていくよ」


fin.
551名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 21:27:20 ID:vH2UTpH9O
>>445-550
10作目

駄目だ、描写ってなんだ?
本なんて、あんまり
いや、殆ど読まないからわからん
誰か書いて……

あとがきはウザがられるらしいですが
これ書かないと
イマイチ書いた感じにならないので、

一種の病気だ……

XはWの数百年後の話
でも作中では殆ど語られませんね
誰か記録とか残してなかったのか?

あっ天空城……(笑)

まぁあの神様は
イマイチ、アテになりませんからね(酷)

今回はこんなところかな……

552名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 22:11:41 ID:Ug3GNXIZO
流れをぶったぎって、DB関係と関わらす話は需要ある?
553名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/08(火) 23:30:37 ID:5StEgTHg0
>>551

お疲れさまです。気づいた点があるのですが、情景に関する比喩がありませんよね?
やはり、情景に関する比喩は読み手のイメージをより具体的にするので使うのを心がけた方がよいかもしれませんね。
まぁ、これができれば苦労しないのですが・・・。
場面設定などはよいと思います。
応援しています。がんばってください。
554名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/09(水) 14:14:48 ID:h0ifxMa5O
>>553
はい、頑張っています

555名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/09(水) 17:51:29 ID:R+BqhcHn0
>>SS書いてる人
GJ!!!!!
少なくとも漏れは好きだよw
あっさりしてて読みやすいしw
556名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/09(水) 21:47:22 ID:h0ifxMa5O
>>555
ありがとうございます


>>551に書いてある範囲が異様に長いことに今更ですが気づきました

>>445-550って……長っ!!
>>545-550ですね、はい(汗)

557名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/09(水) 23:49:25 ID:h0ifxMa5O

城の書物庫でティミーは本を探していた

「え〜〜と、これじゃない、あ〜〜これでもない」

図書倉庫は地下にあるためか薄暗く
定期的に掃除はされていたがあまり使われてないためか、部屋全体にはうっすらと埃が積もっていた

彼は余り気にしなかったが、

「あっ、あったあった」
本の埃を払い
キャタツの中段から飛び降り
出口に向かって歩いていった

「ポピー」
扉を開けると映し鏡のごとく顔立ちの似た双子の妹がそこに立っていた

「あらティミー珍しいわね、あなたがここにいるなんて……、探し物?」
「うん、実はこの本を探してたんだ」
さっき見つけた本をポピーに見せた

「歴史書"勇者と七人の導かれし者たち"」
「あっ、お父さんがこの前温泉で話してくれたあの」
「そうそう、もっとこの人達のことを知りたくなってねこの本を探してたんだ、ポピーは何しにここへ来たの?」

「"竜退治物語"の第三弾"そして伝説へ…"って小説を探しにね、面白いのよ、このシリーズ」

558名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/09(水) 23:56:04 ID:h0ifxMa5O
>>557の続き

ティミーは小説というものを生まれてこの方一度も読んだことがないため、小説の良さは分からなかった

「そっかぁ…、僕も探すの手伝うよ」
「ありがとう」


「"竜退治物語"、"悪霊の神々"……あれ、ないわ?」
「誰かが借りちゃったんじゃないかな」
「そうかもしれない」
ポピーはがっかりした顔をみせた

「あらっ二人共こんなところで奇遇ね」
二人の後ろから凛とした声が聞こえた
「ドリスお姉ちゃん」
「先生はどうしてここに?」
ポピーはピアノを習って以来、ドリスへの敬意を常に心がけていた

「これを返しに来たのよ」
ドリスの右手にはポピーのお目当ての本が
「あっそれは私が探してた…」
ポピーは思わず本を指さした

「あっごめんね、ここあんまり人が使わないから、しばらく借りていたのよ……はいっポピーちゃん」
「ありがとうございます、先生」
ポピーは愛らしい笑顔をみせた

「どういたしまして」
思わずドリスも微笑んだ

559名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/09(水) 23:57:48 ID:h0ifxMa5O
>>558の続き

「それじゃ私は戻るね」
ドリスは颯爽と部屋を出ていった


「ドリスお姉ちゃんいい匂いだったなぁ、石鹸みたいな香りがしたよ」
「香水は大人の女性のたしなみだからね」
「そうなんだ……」


「さてと、お目当ての本は見つかったし部屋に戻ろっか」
「そうだね戻ろ」
双子は仲良く、出口へ歩み出した

同じ歩幅、
同じ瞳の色と髪の色、
似通った声
やっぱり僕らは似てる

「ねえポピー、小説って面白いの?」
「ええ、読んでみると話の中に入り込んだ感じになって」
「そうなんだ……でも文字ばっかりなら遠慮しとくよ、頭痛くなりそうだから…」


それでも、まったく同じって訳じゃないから、双子って不思議だなぁ



fin.
560名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/10(木) 00:00:38 ID:DDgKl9U7O
11作目
>>557-559

双子って不思議だなぁ
ふと思いました


ドリスはさりげなく
僕のお気に入りかもしれません
作中ではかなり存在感が薄いようにも見えますが……

そう言えば彼女の年も気になりますね
彼女は最後24歳位なのかなぁ?

561名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/10(木) 00:00:39 ID:8nNR46/D0
ポロム&パロム
「ブレイク!!!!!」

ティミーとポピーは仲良く石化しました

リュカもビアンカも石化しているので

一家そろってお金持ちの家に売られていきました

めでたしめでたし

ちゃんちゃん
562名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/10(木) 00:02:38 ID:9F/Lb8r90
PS2の男の子のデフォルトの名前「レックス」の由来は何だろ?
レックススタッドから取ったのか?
563名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/11(金) 11:59:55 ID:8VJ8OyQQ0
T-REXから
564名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/11(金) 12:52:00 ID:brfpojm2O
>>563
恐竜かよ!

勇敢て意味の英語にレックス(lex)って言葉があった気がする
かなり前に辞書引いたから違ったかもしれないけど
今度確かめてみるか……

なぜか、いま手元に英和辞典がないんだよ

565名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/11(金) 13:19:06 ID:OoFRe+x30
RexもTabasaも海外じゃありきたりな名前じゃね?
ちなみに、rexは元々ラテン語で「王」を意味する
tabasaは知らん
566名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/11(金) 14:18:50 ID:brfpojm2O
結論
レックスは、いろんなものにかけてる
王とか勇敢とか
(王子で勇者だから?)

ちなみにタバサは魔女に関係ある言葉だったような気がする……


オリジナル版のデフォルト名
クーパーとアニーにも由来がありそう
作中ではまぁボツになってるみたいだけど
データ上にはあるらしいよ
どっかから調べた人がいるらしい
すごいねぇ

567名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/11(金) 14:41:45 ID:tLxhDQuD0
タバサってウォーザードの魔女くらいしか思い浮かばんorz
568名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/11(金) 16:36:26 ID:MSc3sII60
>>565
『奥様は魔女』のタバサが元ネタと思われ

ちなみにアメリカ空母レキシントンもマイティ・レックスの愛称があった
どうでもいいけど

569名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/11(金) 23:31:20 ID:vuaoSVdw0
タバサといえばゼロの使い魔が思い浮かぶ
570名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/12(土) 15:41:18 ID:RZdAtlGYO

「ヒャダインッ!!」
グランバニアの森の開けた場所で
ポピーは新しい呪文を覚えるため
修行に余念がなかった

「おかしいな……やり方は間違ってないのに、呪文が発動しない……」
そう言うと切り株の上に置いておいた古ぼけた魔法全書を手に持ち眺めた

「マヒャドは使えるのにヒャダインはそんなに難易度が高い魔法なのかしら?」

ポピーは試しにマヒャドを唱えた
当たりに霧がたち、瞬く間に周囲の草や大地が氷結した
まるで水晶細工のよう……

「マヒャドは成功するのに……」
ポピーは不満そうな顔をした。

「ベギラマ!!」
修行のお供をしていたティミーが炎で氷を溶かした

「ティミー、どうしてだろ、ヒャダインが唱えられないの……
マヒャドは成功するのに……」

ティミーは困ったような顔をした
「僕にもわからないよ、でも何か原因があるんじゃないかな?
そんなに焦っる事ないって」

571名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/12(土) 15:43:00 ID:RZdAtlGYO
>>570の続き

「でも……」
『あの時私は皆の足を引っ張ってしまったから……』

ポピーは再び古ぼけた本に目を下ろした
「あっ……」
ポピーは何かに気がついたように呟いた

「どうしたのポピー?」
ティミーはポピーの顔を覗きこんだ

「これ……」
最後ののページに古ぼけた紙が挟んである……
「何か書いてあるわ」
紙には随分昔に書かれたのか消えかかった文字でこう記されていた

"これを読んでいる者へ
わしの名はサントハイム王家に仕える老魔法使いブライじゃ
実はこの本に書かれている呪文には、使用が非常に危険な魔法があっての、
その魔法の欄の詠唱文は一部改ざんしたので使えんようにしておいたんじゃ
これを読むものよ
願わくば元のページに、この紙をはさんでおいてくれ。そして危険な魔法を二度と復活させぬように願う
世界歴1268年6月3日"

ポピーはその紙を元のページにはさんだ

572名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/12(土) 15:44:49 ID:RZdAtlGYO
>>571の続き

「これを書いた人がヒャダインを使えないようにしたのね……」
「ブライって、あの古の勇者と共に魔王と戦った賢者ブライ?」

「年号から察するとかなり昔の人ね」
「そんなに昔の人が僕らの身を案じて、魔法を封印してくれたんだ……」
「周囲から非難されたかもしれないわ、当時も魔法は貴重だった筈だから」

ポピーはただひたすらに強さだけを求める事が、いかに愚かで身を滅ぼす事に気がついた


「私、焦ってたのかもしれない
もしまた第二、第三のミルドラースが現れて、世界に再び混乱が訪れるのを恐れていたんだわ……」

「気がつけたからいいんじゃないかな
確かにまた、現れるかもしれない
でも、その時はまたみんなで必ずそいつを倒す、だからポピー一人で無理するなよ」
ティミーをいつもよりも頼もしく感じた瞬間だった


『ありがとう、ティミー』




fin.
573名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/12(土) 15:46:26 ID:RZdAtlGYO
12作目
>>570-572

ブライを登場させたくて書いた話です
Xの時代ではWの登場人物は殆どこの世には、いないので、手紙での出演になりました

X以降はヒャダインありませんね
危険な魔法にしてヒャダインファンの皆さん、すいません
他にない理由が思いつかなかった……

ちなみに
ルーラ…頭をぶつけるから?
(オリジナルだと屋内でも使えたような……(えっ))
パルプンテ…何が起こるかわからないから
みたいな理由でしょうか?

ではまた
574名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/13(日) 10:53:23 ID:AS7/Rt3Z0
この板に「アジアの声を聞け」というキモいショタ野郎が混ざっていると聞いたのですが…
575名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/14(月) 18:43:44 ID:lf1F99bTO
誰も来ませんね…………

おーい、おーーい

576名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/15(火) 09:30:15 ID:SJPDgUMbO
このスレも、遂に潮時か…………
577名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/15(火) 09:32:03 ID:xPoFLaQp0
漏れもいるぞ〜
って遅かったかorz
578名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/15(火) 16:40:06 ID:F51fiZrp0
| 冫、)ジー 
579名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/15(火) 21:51:28 ID:EJrozn8W0
ROMは結構いるけど職人が極端に少ないのがこのスレの特徴なんだよな
SSラッシュだった昔が懐かしい…
580名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/15(火) 21:54:48 ID:SJPDgUMbO
前のスレとか見てみたいんだけど
誰か分かる?
581名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/16(水) 09:15:45 ID:lIf3vBsj0
>>580
これだけど●持ちにしか見れないっぽい…
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1106494439/
582名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/16(水) 10:52:21 ID:wPMH5WSZO
>>581
見れない……
583名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/16(水) 10:58:18 ID:lIf3vBsj0
>>582
そうですよね…

一応前スレのログはもっているんですが…
584名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/16(水) 14:58:50 ID:wPMH5WSZO
>>582であんなこと書いたけど
>>1から保管庫に行けたよ

結構いろんな作品があるね

小説っぽいね
俺もがんばんなきゃな……


話は変わるけど今日塾だ……
終わったら一つずつ見てみよっと
585名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/16(水) 15:01:02 ID:lIf3vBsj0
>>584
元々SSメインのスレですからねw

塾ガンガレノシ
586名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/16(水) 18:27:57 ID:wPMH5WSZO
>>585
応援ありがとう
塾は終わったよ

今さっきサラッと読んだけど
いろいろあるね

587名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/16(水) 19:29:55 ID:lIf3vBsj0
>>586
そうですねw

今は過疎なスレだけど楽しんでいってくださいw
588名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/16(水) 21:25:47 ID:wPMH5WSZO
>>587
確かに過疎だね
俺も小説(と呼べるかは?)前に
いくつか書いたけど
やっぱり、お客さん増えない

力量不足かな

それともDQX双子は不人気なのか?

パロム、ポロムはFFW未プレイだからイマイチ知らないけど、あっちのが人気なのかな?

双子はDQXの魅力の一つだと思う
二人ともなんだかんだで結構強いし

まぁのんびり時間が流れるスレは好きだけど

589名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/16(水) 21:33:10 ID:lIf3vBsj0
>>588
職人様だったんですかw

不人気ってよりもネタが無くなってきたのかな…
それに時間がかなりたってみんな他のスレに流れてしまったんじゃないかな?…
漏れもDQ5双子は大好きだw

パロムポロムはそんなに人気ではないと思う。
単独スレも立ってないし。
590名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/16(水) 22:18:21 ID:wPMH5WSZO
>>589
そっか

まぁ、俺もネタが尽きてきたんだけどね……

この前、ブレイク(FFの石化魔法)してきたのは、荒らしか……
このスレでは珍しいね



あの荒らし>>561に一言物申す

「お前は往生際の悪い馬頭かっ!?」

以上です
(リメイク版だと若干設定変わってたけど……)

591名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 00:48:49 ID:LuDKsWlA0
漏れの知ってるリアル双子(♂♀)は
「仇の生まれ変わり」といわれるほど壮絶に仲が悪かったな。
592名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 10:51:00 ID:bNKuYM9KO
>>591
それは親御さん大変だね……

593名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 16:41:29 ID:bNKuYM9KO

ここはサラボナ、ルドマン邸
今、この街
いや、世界全体に危機が迫っていた……

「なっ、なんということだ……」
ルドマンは古ぼけた本を片手に呟いた

「どうなされたんですか」
「うぉっ!!」
ルドマンは隣にメイドが近づいていたことに気がつかないぐらい、気が動転していたようで、本を落っことしてしまった

「……すまぬが、一人にさせてくれ……」と、落っことした本を拾い上げた

「は、はぁ…」

ガチャ
『いったいどうなされたんだろう』
悪いと思いつつルドマンの独り言を立ち聞きしてみる

「150年前に厄災、封印されし混沌を巻き起こす大悪魔、ブオーンが復活する……」
数日後
「リュカよ、すまぬな、わざわざ呼び出してしまって」
「いえ」
リュカはグラスの水を口に含んだ

「それで、本題は?」

594名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 16:43:43 ID:bNKuYM9KO
>>593の続き

双子の父とルドマンは何やら深刻そうな話をしていた為二人は退室していた

「どうしたんだろう、二人とも凄く深刻な顔して、何を話しているのかな」
「わからないわ」

ティミーはうんうん唸って
腕を組ながらその場をいったりきたりしだした
と、ティミーは何か思いついたよう呟いた
「もしかしたら、メイドさんなら、なにか知ってるんじゃないかな?」
「よしなさいったら、ティミー」
「じゃあポピーは知りたくないのかよ?」
ティミーは少し意地悪く言った
「そ、それは……」
ポピーの空色の瞳はティミーの少し濃い蒼い瞳からそれた
「やっぱり知りたいんでしょ、ねっ聞いてみようよ」
「う、うんっ」

そういってティミーはポピーの華奢な腕をつかんで、メイドのもとに走った

595名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 16:45:34 ID:bNKuYM9KO
>>594

「リュカよ……、おそらくこの件はお前達にしか果たせん事柄だ」
「それでこれから何が起こるんです?」

……………………

「ブオーン?」
ティミーとポピーは珍しい物を見るような目でメイドを見た

「そうです」

「今からおよそ150年前、世界は一度滅びかけた事がありました」
「「えっ」」
「その時、世界を滅ぼそうとしたのが、ブオーンなんです」

ティミーは今まで聞いた話を頭の中で整理した
「でも、ルドマンさんのご先祖様が倒したんだよね」

「いえ、封印をするのが手一杯だったと伺っております、そしてもうじき、封印が解けるとこの間、聞いてしまったのです」

596名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 16:47:45 ID:bNKuYM9KO
>>595の続き

「そんなに恐ろしい魔物を退治しろと?」
「いや、弱らせてくれさえすれば良い、そうすれば、わたしがなんとしても封印する、頼むリュカ」

……………………

メイドの話を聞いた二人の顔は一気に曇っていた
「だからルドマンさん、お父さんを呼んだのね……」
「自信ないよ僕、いくつもの国を滅ぼした魔物なんて、勝てるかどうか……」

二人はうなだれながら、もといた場所に戻ってきた

と、ギィッ
「分かりました、できる限りのことをしてみます」
ガチャン

「んっ、二人共どうしたんだ生気を失ったような顔をして……」
二人は葬儀の参列者のような顔だった

「お父さん……大丈夫かな……」
「私達、死んじゃわないかな……」
「二人共、聞いていたのか……」

リュカは二人の我が子を持ち上げた
「大丈夫、僕がついてるよ、たとえどんなに恐ろしい相手でも負ける訳にはいかない」
「お父さん、怖くないの?」
「そりゃあ僕だって怖いさ、でも君達がいてくれる、大丈夫、大丈夫」
リュカは言い聞かせた、自分とそして二人の我が子に

597名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 16:49:55 ID:bNKuYM9KO
>>596の続き
決戦当日

「ぶいいいぃぃぃぃーーん、よく眠ったわい、さてにっくき仇ルドルフを出してもらおうか」
リュカは言った
「できる限り争いは避けたい、願わくばこのまま戻ってもらえないか」

「ぶぃっひっひっひっ、わしが素直に戻ると思ったか?、フンッ退屈しのぎにお前達を血祭りに上げてやろう、そこの童二人はうまそうだ……」

ゴオオォォォーーー
激しい炎が双子とその父を襲う
「ぶぃひっひっ、全く骨がないな、ほれっ」
ポピーはブオーンに捕まってしまった
「いっただきま〜す」
ブオーンの大きな口が開いた

「キャーー助けてーー」
「ポピーーーー」
ティミーは天空の剣をブオーンの左手に振り下ろした
「ぶいいぃぃーん、なかなかやるな小僧、先にお前からいただこう」
ブオーンはポピーを離した

ポピーは塔の頂上で背中を強打してしまった
「うぅっ、痛っ……」

「ベホマッ」
リュカの手の平から放たれた淡いエメラルド色の光がポピーを包んだ
「大丈夫かいポピー」
「ありがとう、お父さん」

598名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 16:51:58 ID:bNKuYM9KO
>>597の続き

「クソッライデインが効かないなんて反則だよ」
「ぶぃひっひー、この程度か小僧、拍子抜けだな、そろそろいただこう」

今度はティミーが捕まってしまった
「は、な、せ、クソッ、これでも、くらえっ」ブンッ

「ぶぎゃあぁぁぁぁぁあ」

ティミーの投げた天空の剣が偶然にも
ブオーンの第三の目に刺さったのだった

「ぶぎぃやぁぁぁぁぁあ」

「ハアハア……」
「大丈夫ティミー?」
「ハア、大丈夫……」

「弱点がわかった、二人共、いくよ」
「「はいっ」」

リュカのバギクロス
ティミーの会心の一撃
ポピーのマヒャド
などが効いたのかブオーンはかなり弱ってきた

「ぶふっ、せっかく復活したのに負けてたまるかぁ、これでもくらえっ!!」

「「「うわぁ!!」」」

599名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 16:54:28 ID:bNKuYM9KO
>>598の続き

「皆伏せろ!!」
そこにはルドマンが立ったていた

「ルドマンさん……」

ブオーンの目は血走った
「ルドルフ、よくものこのこと、覚悟!!」
「貴様こそ覚悟しろ年貢の納め時だ!!」
ルドマンは滑稽な形の大きな壷を取り出し口の部分をブオーンに向けた

「何!!ぶいいいぃぃぃぃぃぃ……」
ブオーンはシュルシュルと渦巻く風とともに壷に吸い込まれていった……

「これでよし」

「勝ったのお父さん…」
「あ、あぁ」

一行はひとまずサラボナに戻った
「リュカ、ティミー、ポピー、おかげで大惨事は免れた、心から礼を言う、ありがとう」
「いえ」
「良かった、本当に死ぬかと思ったよ」
「私もよ、ありがとうお父さん…」
「どういたしまして、さっ行こうか」
「うん」
「達者でな」

こうしてサラボナの脅威は去ったのだった……

fin.
600名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 18:29:05 ID:bNKuYM9KO

「滑稽だ……ふ、ふふははは……」
「笑うな、ライオウ!!」
「いやすまぬ、プオーンよ、しかし、ぷくくくく……」
「……(怒)……」

サラボナの街の外、馬車のなか待機していたライオウとプオーンはたわいもない話をしていた

と、
「二人共喧嘩しちゃダメよ」
「ポピー」
「なんだ小娘か」

ポピーは二人(匹)に近寄った
「二人とも、何の話をしてたの?」
「実はなポピー」
「ちょ、やめてくれライオウ」
プオーンはライオウの口を慌てて抑えた
が、今のプオーンはレベルが低い為、ライオウに巴投げをくらってしまった
「あらあら……それで、どうしたの?」
「うむ、プオーンの奴、体が小さくなってからというもの、おぬしょがたえないらしいのだ」
「えーーやっだー」

プオーンはあまりの恥ずかしさに穴があったらその穴をもっと掘って、自分が見えなくなるまで逃げだしたい気持ちになった、が
「かわいーーーじゃない」
「「えっ!!」」
二人(二匹)は耳を疑った
「ちょっとまてポピー、こいつはいわば寝小便悪魔なのだぞ!!、それを可愛い!?」
「お前、変だぞ」
さすがにプオーンも突っ込んだ

601名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 18:30:52 ID:bNKuYM9KO

「あぁ、私この子が大きかった時、一度戦って、この子がすごく恐ろしい魔物だって知ってたから、なんだか微笑ましくって」

「そうだったのか……」
「ライオウ、てめぇ、覚えておけよ」
プオーンは再び巴投げをくらった

「それにしても……可愛いは少し変だぞポピー」
「そうかな?やっぱり可愛いよ」
「まぁ、そうかもしれんが……」
「あのまま小さかったら可愛いのにな」

「……俺は、別に気にしてねえからよ」
「プオーン」
「最初は小さくされて、すげぇ悔しかった、もう大暴れできねえって嘆いたもんさ
でも、おめぇら人間って温かくて、面白いって最近思うようになってな」
「それは私もだな、一匹狼だった私をご主人は受け入れてくれて、人間もいいものだと思った」
『なんだかんだで似た者同士じゃない』
「ふふっ、でもライオウそれは神様のセリフよ」
「そうだったな」

「それじゃ、二人共仲直り」
「からかって、悪かった」
「おれも悪かった」
二人は握手した


fin
602名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 19:06:48 ID:gokUV74D0
>>593-601
こないだまで書いてた人かな?
乙です!&GJ!!!!
603名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 19:26:01 ID:bNKuYM9KO
>>601
ありがとう

しかし、保管庫の作品(>>1参照)面白い
なぜか双子が結婚する相思相愛型の話が多いけど俺個人としてはこれもありだな

多分書かないんだろーけど

ピサロ生きてたりしたのはアリだったよ

604名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 19:32:02 ID:gokUV74D0
>>603
そうですかw

漏れは双子がケコーンする話好きだなw
普通のも好きだけどw
605名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 21:39:45 ID:bNKuYM9KO

『ここは……』
レックスは不思議な場所に立っていた
上も下も、重力もない奇妙な場所だ

と、
「んっ」

向こうから人が歩いてきた

「!!」

レックスは驚いた
向こうから歩いてきたのは男の子だった
レックスと全く同じ容姿の……

向こうも同様に驚いていた
とりあえず自己紹介しなければと、レックスは思った

「はじめまして、僕はレックス、君は?」
「僕!?、僕はクーパー、はじめましてレックス君」
「君と僕は見れば見るほどよく似てるね」
「本当だね、違うところと言ったら、髪の色ぐらいだ……」

レックスの髪色は金色で
クーパーの髪色は蒼かった

二人はとりあえずその場に腰掛けた
「それにしても不思議な場所だねレックス君」
「本当にね」

606名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 21:41:49 ID:bNKuYM9KO
>>605の続き

「クーパー君、僕にはね双子の妹がいて名前はタバサっていうんだ」
「僕にも双子の女の子にアニーがいるんだ、ただ生まれた順番がわからないから姉とも妹とも言えないけどね」
「そうなんだ」

二人は他愛ない話をしていたが、
しばらくしてクーパーが立ち上がった
「レックス君、僕達元の世界に戻れるのかな」
「わからない、けど大丈夫、僕は天空の勇者なんだ」
「えっ!」
クーパーはとても驚いた様子だった
「レックス君、嘘は駄目だよ、だって」
と言って鞘から抜いたのは天空の剣だった

「えぇっ!!」
レックスも天空の剣を鞘から抜いた

「僕は勇者、君も勇者」
「君は勇者、僕も勇者」
二人は困惑した

「クーパー君が嘘をついてるなんて思えないし」
「レックス君、これってもしかして」
「もしかして、なんだい?」
「一種のパラレルワールドなんじゃ」
「?」
勉強が苦手なレックスには言葉の意味がわからなかった……

607名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 21:43:47 ID:bNKuYM9KO
>>606の続き

「混乱させてすまないな」
と、漆黒の中から人
いや人の姿をしたなにかが歩いてきた

「あなたは?」
クーパーが訊ねた

「私か?私の名はダークドレアム、ドレアムと呼んでくれ」

「ドレアムさんここは?」
クーパーは再び訊ねた

「ここか?、ここは全ての夢、時が交わる不可思議な場所だ、そして私はこの場所の唯一の住人」

「あの、僕達は元の世界に帰ることが出来るんでしょうか?」
クーパーは三度訊ねた

「大丈夫、私は暇だったからここに君たちを呼んだまでだ、あとでちゃんと元の世界に戻してあげよう」

「そうですか……」
クーパーは胸をなで下ろした

608名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 21:45:37 ID:bNKuYM9KO
>>607の続き

「よかない」
混乱して黙っていた、レックスが異を唱えた
「あなたは身勝手だ、こうしてクーパー君と出会えたことは嬉しいけど……」

ドレアムは手を顎にあてた
「確かに私は身勝手かもしれない、だが、ここに訪れることができるのは、真に勇者と呼べる、もしくはそれと同等の強く清らかな魂を持つ者だけだ……」

「……」
レックスは思いもよらない返事にとまどったが「わかりました」と納得した

「しかし、パラレルワールドとはよく言ったものだな、当たらずとも遠からず…
いや、当たりか」
ドレアムは怪しく笑んだ

「しかし時の歯車とはなかなか興味深い、レックス、君の父はアベル、母はビアンカ、双子の名はタバサだね」

「はい」「えっ!!」
クーパーは驚いた

「そしてクーパー、君の父はアベル、母はフローラ、双子の名はアニーだ」

「そうですね」「えっ!!」
今度はレックスは驚いた

609名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 21:47:18 ID:bNKuYM9KO
>>607の続き

「「お父さんの名前が同じだ!!」」

「フフフッ、つまりそういうことだ、君達の父親は紛れもなく同一人物
しかし、ビアンカとフローラどちらの女性を選んだかだけでここまでいろいろなことが変わるとは、私の大好きなカオス(不確定)理論に近いな」
(↑ジュラシックパークの若い方の博士、大塚芳忠のボイスでお読み下さい)
「?」
二人にはあまりにも難しくてわからなかった
「さてと、そろそろ二人共、帰りたかろう、今回はなかなか楽しめた、ではな」

ふたつの旅の扉が出現した
「さよならレックス君、あっそうだ」
クーパーは髪を結んでいた紐をレックスに渡した
「これで、よし、君の事忘れないよ」
「僕もだよ、さようならクーパー君、いやクーパー」
「さよなら、レックス」

二人はそれぞれ蒼と金に光る旅の扉に飛び込んだ

610名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 21:49:21 ID:bNKuYM9KO
>>609の続き

「レックス、レックスー」

「うん〜タバサ……」

「寝過ぎよ、ピピンと剣の稽古をするんでしょ?」

「ふぁっ、そうだった」

「ほら早く」

『あれは夢だったのかな……』


レックスは気がつかなかった

自分の髪を結わえてある紐がクーパーの物だということに



「さて、次は誰を呼ぶかな……」
異次元の住人は今日も、どこかの勇者を招いているという……




fin.
611名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/17(木) 22:48:54 ID:bNKuYM9KO
題名を考えて、まとめてみました
よかったらどうぞ

【ライブラリー】
1、星に願いを、>>462、464-465(三話)
2、王冠喪失事件簿、>>475-483(九話)
3、ポピーとピアノ、>>491-497(七話)
4、十五の旅立ち、>>504-507(四話)
5、THE・肝試し、>>515-520、524(七話)
6、テーブルトークRPG・DQ、525-527(三話)
7、そうめん、531-534(四話)
8、最終決戦間近、536-537(二話)
9、父母を想う、>>539-540(二話)
10、古の勇者、545-550(六話)
11、本と双子、>>557-559(三話)
12、失われし呪文、>>570-572(三話)
13、決戦サラボナ、>>593-599(六話)
14、似た者同士、600-601(二話)
15、二人の勇者、605-610(六話)

スレ名に恥じぬよう、良い作品を書かねば……メモ帳の関係上、九話以上を一辺には書けないけど(限界は八話)
それにしても、保管庫の作品は至極の作品ばかりですね
612名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 10:12:58 ID:v5ILzVEtO

「絶景の眺めだね」
「本当にね」

ここは最果ての小島に位置するボブルの塔の頂上。辺りは熱帯雨林に囲まれており時たま、鮮やかな色合いの鳥が飛び立つのがみえた。そして、その向こうには切り立った岩山がみえていた。

「あの山、雲がかかってるわね。」
「本当だ、なんだか帽子を被ってるみたいだね。」
ティミーは足をぶらぶらしながらポピーに相づちをうった

「世界が平和になってもう二年ちょいか……もうすぐ私達、13歳になるね」
「そうだね……」
ティミーはポピーを見つめていた。

『ポピー髪伸びたな……ちょっと大人っぽくなったし……』
「綺麗だな……」
「えっ?」
「あっ……いや、この景色が綺麗だなぁって」
思わず、考えていたことが口をついて出て焦ったのか、ティミーの行動は端からみても少々挙動不審に見えた。

「変なの、ねえ別のこと考えてたでしょ」

ギクッ
まるで心の中を見透かされてるようだ……
ティミーは思った。

613名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 10:15:52 ID:v5ILzVEtO
>>612の続き

「隠し事はなしだよ、ティミー♪」
ポピーは意識して可愛らしい声をだした。

『うっ……』
見た目の美しさ、声色の可愛らしさ
ティミーは見た目と声のギャップに弱かった。もちろん、ポピーは知っていた。
ティミーは、ばれてないと思っていたのだろうが。

「実は、今ポピーが綺麗になったなって思って……」
「えっ!!」
ポピーの頬はみるみるうちに、すもものように赤くなった。予想外の答えにポピーは驚いた様子だ。

二人は気まずくなったのか少しの間、黙り込んでしまい、ティミーは下を、ポピーはそっぽを向いてしまった。


「そんなこと言わないでよ、私達、兄妹なんだから困るよ」
「ごめん……でも、変な意味じゃないんだ、こんなに綺麗な奥さん貰える人は世界一の果報者だなって思ってさ」
「そ、そう……」
ポピーは安心したが、なんだか少し残念にも思った。

『やっぱり、ただの兄妹よね』

614名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 10:19:24 ID:v5ILzVEtO
>>613の続き

別に変な意味ではないが
ポピーはティミーのことが好きだった

自分でも自覚していた

異性としてではなく、兄妹として
ポピーはティミーのことが好きだった、というより今も好きなのだが

「私は昔からティミーのこと好きよ」
「えっ」
「もちろん兄妹としてだけど……ね」
危ない綱渡りをしているような場の空気が、徐々に元に戻ってきた。

「僕も好きだよ、もちろん兄妹として」
「やれやれ、ティミーには私の女性的な魅力は分からないのかしら?」
「わかりませんっ」

二人は笑った、久しぶりにお腹の底から笑ったような気がした。

「あっ見て夕日」
そう言ってポピーは夕日を指差した
「本当だ綺麗だね」

太陽は西に沈んでゆく、なぜか二人には、いつもより素晴らしい夕日に見えた


【兄妹】fin.
615名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 10:58:28 ID:v5ILzVEtO
16作目
>>611-613
リメイク5のボブルの塔からの景色が綺麗だと感じ書いてみました
オリジナルはそうでもないんですけどね

最近オリジナル版の上巻の攻略本を購入
オリジナル版の方が双子がかわいく見えるのは、なぜなんだろう?
ちなみに女の子の剣はオリジナルはリメイクに比べかなり短め
見比べてみるのも面白いですね

アイシスの髪の色は翡翠色→黒
アンディ、ピピンは別人!!
オジロンはマリオ(えっ)
トロッコ洞窟→地下遺跡の洞窟
レヌール城はまるまる別物
などなど

下巻もみてみたいです

616名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 11:07:56 ID:TzSkoC5k0
>>612-615
今日もGJ!!!
>>611
まとめ乙です!
617名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 20:15:47 ID:v5ILzVEtO
>>616
ありがとうございます

ここで一句

双子ちゃん
どうしてそんなに
かわいいの

オイヨイヨ……(川柳ですな)

618名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/18(金) 23:42:19 ID:YbvY+Bj10
このスレに来るもの3ヶ月ぶりくらいだw。小説の投下もあって良い感じだが、リレーは止まったままか……。
以前>>214を投下した者なんだけど、続き書いたら読んでくれる人おるかな?
619名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 01:18:17 ID:2BeJEOkU0
ノシ
620名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 07:04:42 ID:oxEHBnNj0
>>618
ノシ
だけど>>214の文も一緒に頼みますw
621名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 10:13:43 ID:XhT9oi+KO
>>620
見れません……
622名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 10:17:48 ID:XhT9oi+KO

「「さぁ始まりました、クイズDQのお時間、司会は僕ティムアルと、私ポピレアが務めさせてもらいます。宜しくお願いします」」
パチパチ、会場に拍手が巻き起こった
「小さいのに偉いなーー」
「二人共がんばれよーー」
観客達は思い思いに二人に声援を送った

「では、回答者の紹介です、まずは"トライキングダム"!!」
「やれやれ待ちくたびれたぞ、二人共」
「そんなこと言うなってアレン♪」
「二人共頑張りましょうね」
「あぁ、やるからにはぜってー勝つ」
アレンはやる気満々だ
「はいはい」
セリアは少し呆れながら相づちを返した

「続いて"サンtoハイム"!!」
「やったろーじゃないの、私達の実力見せてやりましょ、クリフト!、じいや!」
「やれやれ、仕方あるますまい」
「お、及ばずながら、わ、私も、ち、力になれるよう、が、頑張ります」
クリフトはかなりのアガリ症のようだ……

「最後に"RYUOO"…」
「……ちょっとまて、なぜわしは一人なのだ!!何だこの差別は!!」

司会の二人はにっこり笑いながこう言った
「「番組の方針ですから♪」」
「納得できるか!!」

623名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 10:20:39 ID:XhT9oi+KO
>>622の続き

「当番組の最高責任者のドレアム氏があなたは狡猾だからそうしろと申されたので」
ティミーはおよそ10歳の子供が言わないような台詞をはいた

「それならば仕方ない……」
竜王はしぶしぶ承諾した

『そのドレアムって奴かなりできるな』
アレンは冷静に分析していた、そんな彼もかなりできる

ポピーは問題を開いた
「では第一問」

……………………

「可愛いわねポピレアちゃん」
セリアは自分の子供を見るような目でうっとりとポピーを眺めていた
「僕の妹とどっちが可愛い、セリア♪」
「そうねぇ……難しいな」
「コナン、セリア、問題に集中しろ」
アレンは二人に言い放った

「どちらかと言えば、あのティムアルってのに剣の修行をつけたいな、俺の編み出した剣技を伝授したい」
『お前が一番、問題に集中しろ』
二人は同時にそう思った

624名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 10:23:21 ID:XhT9oi+KO
>>623の続き

「歴代の勇者の中でもっとも若かったのは…」

ピンポーン
「はい、竜王さん」
「決まっておる、ティムアルお主だろ」
竜王は自信満々にティミーを指差した

が、ブッブー
「見当違いですね、ポピー問題の続きを」
「ティミーですが、では歴代初めて凍てつく波動を使用したのは誰でしょうか?」
「……(怒)……」
竜王は渾身の怒りをなんとか抑えているようだ

……………………

「司会の二人も合わせてここに集まってる人たち、皆かなりできるわね」
アリーナは台から乗り出さん勢いでまわりを観察していた
「姫様、儂らはいまクイズに参加しておるんじゃ、人間観察などしておらんで少しは問題に集中して下され」
ブライは鷹の様な目つきでアリーナを見た
「ごめんなさい、じい、いつもの癖でついね、えっと、凍てつく波動か……クリフト分かった?」
「すいません、ちょっとわかりかねますね、でも初めてということは私達の時代より古いかもしませんね」

625名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 10:27:06 ID:XhT9oi+KO
>>624の続き

「古いか……あっ」
ピンポーン
「はいアリーナさん」他チームは息を呑んだ
「エスタークかしら?」

ブッブー
「えー違うの〜〜〜」
アリーナはがっかりしている

「アリーナさん惜しい」
ティミーは残念そうに言った

『わ、わしの時と随分反応が違う……ぐ、ぐ、ぐれてやる〜〜!!』
しかしこれ以上竜王は悪に染まりそうにはない……

ピンポーン
「はいコナンさん」
「わかりました、やはり僕の頭脳が必要みたいですね」
『誰も聞いてねーぞ、そんなことは……』
アレンは心の中で呟いた

「答えは大魔王ゾーマです」

ピンポコリーン
「正解!!」
「な、なんだこのふざけた音は……」
アレンと竜王は同時にそう言った

626名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 10:30:03 ID:XhT9oi+KO
>>625の続き

「優勝は"トライキングダム"です」
ポピーがたからかにいった

「ちょっと待て」
竜王は異を唱えた

「な、な、なんじゃそりゃ、どうして問題が一問しかないのじゃ!!」
ごもっともなご意見だ

「番組の時間の都合上、五分で切り上げろとのことで、力量不足の私達では一問が限界だからです」

「そんなことがまかり通ってたまるか」
「それがまかり通ってしまうんだなぁ、これが」
そこにはダークドレアムが佇んでいた

「竜王、そなたも魔王の端くれならば私の恐ろしさはわかるな」
ドレアムの瞳が怪しく光る、竜王は昏倒した

「さてと皆、お疲れ、私のわがままでここに集めて済まなかった、皆すぐに元の世界へ戻してやろう」
言ったのと同時に観客とセットが消えた

627名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 10:32:58 ID:XhT9oi+KO
>>626の続き

「待ってドレアムさん、もう少し皆さんと話をさせて下さい」
ポピーは言った

「仕方ない、だが私や一部の魔王でないとここに長く留まることはできないぞ」
「はい」

二人はブライに歩み寄った
「あなたが賢者ブライ様ですか?」
ポピーは訊ねた
「賢者?、いやわしはまだ賢者と呼ばれるにはあまりに未熟じゃが……」
「ヒャダインを見せて下さい」
ティミーは頭を下げた
「まぁまてまて、そなた達二人共、育ちの良さを感じる、おそらくはどこかの王族、違うかな?」
ご名答、その通り
「そして勇者殿のように何か輝くようなものを感じるのう」
ブライは二人の魂の輝きを感じとった
「ティムアル殿、頭を上げなされ」
ティミーは下げていた頭を上げた

「わかった、やってみよう」

628名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 10:36:50 ID:XhT9oi+KO
>>627の続き

ブライはヒャダインを唱えた
氷の塊が現れ、全方位に氷のつぶてを発射した
二人(五人)は初めてこの呪文を目にした

「この呪文はマヒャドと違って危険な呪文での、使用は極力控えておったんじゃ」「無理を言ってすいません」
ティミーは再び頭を下げた

「あの爺さん大したもんだ、氷の魔法なんて初めて見た」
「そうだね♪」
「私達も、もっともっと精進しないとね」
この様子を見ていたアレン、コナン、セリアも関心していた


「それじゃ皆さんお元気で」
「少年よ大志を抱けだ、今度もし会えたら俺の剣技、お前に伝授しよう」
「ありがとうございます、アレンさん」
「ティミー君、今度家に遊びにおいで、多分君たち二人と妹は気が合うと思うからさ」

「セリアさんもアリーナさんも二人共美人ですね」
「そうかしら、私おてんばってよく言われるのよね」
アリーナは照れていた
「ポピーちゃんも大きくなったらきっと美人になるわよ」
ポピーは、はにかんだ

629名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 10:39:09 ID:XhT9oi+KO
>>628の続き

「そろそろ時間だ」
ドレアムが静かに言った

四つの旅の扉が現れた
「またみんなと会えるかしら」
「詰まるところあの方の気分次第だと思いますよ」
「さて、行きますかな」
アリーナ、クリフト、ブライは旅の扉に飛び込んだ

「じゃ、俺達も行くか」
「二人共また会えるといいね♪」
「さようなら」
アレン、コナン、セリアも旅立った

「ティミー、ポピー、番組は成功だ、さぁ二人共、早く帰りなさい」
「さようならドレアムさん」
「さようなら〜〜」
司会の双子も飛び込んだ

「さ、竜王、そなたもな」
ドレアムは竜王を旅の扉に送った

『さてと、また退屈だな……』
世にも不思議なクイズ大会はこうして幕を閉じた



【パラレラーズ】fin.
630名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 11:16:01 ID:XhT9oi+KO
>>622-629
17作目

トライキングダムの
トライの由来は僕の好きだったアニメ、勇者特急マイトガイン(12、3年前のロボット物)のトライボンバー(ライオボンバー+ダイノボンバー+バードボンバー)からきています(トライはおそらく3つの意)

メンバー自体は少ないのに八話
最初はもっとだそうかなとか思いましたが莫大な量になり主役であるはずの双子の出番がなくなる(今回でも出番少ないような)……よって妥協(てか無理)

X双子、Uトリオ、Wサントハイムトリオ、竜王、ダードレ
今考えると凄い組み合わせだ……

ライアン・ホイミン、サマルの妹、ローラとかも出したかった……本末転倒な気もしますが……

631名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 18:11:10 ID:XhT9oi+KO

やはり
ちょっと調子に乗りすぎました
すいません……

双子の出番、皆無ですもんね……

632名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 21:11:05 ID:XhT9oi+KO

ガラガラガラガラ……
「ひゃっほーー速い速い」
「気持ちいいねティミーーー」

ここはとある洞窟
かつて神の住んだという水没した天空城に行くための唯一無二の通り道だ
古の偉人達が作ったのか、路線は蜘蛛の巣のように張り巡らされていた

「誰が作ったのだろう、本当に不思議な所だな、これの動力はいったい……?」
リュカは奇妙奇天烈なその車輪のついた箱型の物体を眺めていた

「お父さん、すごく楽しいね、ここ」
「みんなも連れてきたかったなぁ」
ポピーは皆を連れて来たかったようだが入口が狭かった為馬車は外に待機させてあった

「二人共気を抜くなよここの魔物達は一筋縄でいかないからな」
リュカの言うとおり、ここはサウルスロードや竜戦士、イズライールなど猛者の溜まり場なのだ

「大丈夫、僕達油断なんかしてないよ」
「いつでも準備万端なんだから」
「それならいいが……」

633名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 21:13:41 ID:XhT9oi+KO
>>632の続き

ではなぜ、リュカは楽しい(?)ながらも人数の制限があるこの危険な洞窟に二人の幼い我が子を連れてきたのか……

理由は簡単、幼い二人に連れていってくれと頼まれたからだ
リュカは始めピエールやサーラなどの精鋭陣を連れていこうと思っていたが、二人がどうしても天空城を見たいと駄々をこねたのだ
いくら伝説の勇者だからと言ったってティミーはまだあどけない子供
ポピーの魔法の腕は素晴らしいが体は普通の女の子、とても二人が激しい戦いには耐えられない、と考えたが結局はリュカが折れこうして二人を連れて来たのだった。

『できるだけ魔物達に刺激を与えないように』
リュカは考えていた

と、
ガラガラガラガラ……ガッシャーン!!
「うわぁぁーーー」
「キャァァーーー」
ドサッ
「いてっ」
「いったぁ」

『……やったか……ι』
リュカは手を額に当てた
漫画で言うと、頭の上にξのマークが出てる感じだ……

634名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 21:16:23 ID:XhT9oi+KO
>>633の続き

ティミーとポピーは急停止した箱型の大車から放り出されていた
「あいたた、大丈夫ティミー、私腰を打っちゃったよ……」
「僕は背中だよ、いてて……ベホイミ」
「ありがとう」
「どういたしまして」
二人はとりあえず持ち直した

「おーーい二人共ー、今からそっちに行くから、そこでじっとしていてくれーーー」
父の声だ

「わかったーーここでじっとしてるよーー」
ティミーは返した

しかし父が来るまでいささか暇であることに彼は気づいた

「ポピー暇だね……」
ティミーは元気が有り余っているのか右腕をぐるぐる回しだした
「ティミーったらまだまだ子供ね」
「そりゃそうさ、だってまだ9歳になったばかりだもん」
「天空の剣は使えるのにね」
ポピーは少しだけいじわるく言った
「関係ありませんよーだ」
「ふふふっ」

635名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 21:18:30 ID:XhT9oi+KO
>>634の続き

と、
「うおおわあああぁぁぁーー」
誰かの叫ぶ声がする

「なんだろう?」
「誰かいるのかな?」
「ねぇ行ってみようよ」
ティミーの目は光っている、彼は生粋の野次馬気質の様だ
「でも、お父さんが待っててって…」
「あっ……」
「忘れてたでしょ」
ティミーは頭を振った、しかし説得力は無かった……

「待たせたな、二人共、フゥ…」
ようやく父が二人に追いついた
「お父さん、遅いよ!!」
ティミーはほっぺを風船のように膨らせていた
「ごめん、ごめんこれでも急いで来たんだよ」
二人が心配で仕方なかったリュカは全速力で走って来たのだ、おかげでわき腹がいたかった
「それより、お父さん、この奥に誰かいるみたいなの、叫び声がさっきから聞こえてて」
「おかしいな、ここは閉ざされいたから、人間はいないと思うんだが、とりあえずそこに行ってみよう」

636名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 21:21:02 ID:XhT9oi+KO
>>635の続き

リュカは驚いた
ぐるぐる回る箱型の大車に乗って悲鳴をあげていたのは紛れもなく人間だった、バーテンの格好をした……

ガラガラガラガラ……
「そこにどなたかいるのですか?お願いです、助けて下さいー、うわぁぁぁー」

「お父さん、助けてあげようよ」
「そうよ、助けてあげましょうよ」
「でもどうやって、止めるんだ?」
三人は騒音のなか大声で話していた
「そこの切り替えレバーを反対側に傾けて下さい」
バーテン姿の男が叫んだ

「お父さん、これだ!!」
ティミーは力いっぱいレバーを引いた
「か、固っ、ええぃ!!」
ボキッ
「あっ……」
勢いのあまりレバーは折れてしまった

ガラガラガラガラ、ドッガシャーン
「おわぁぁぁぁあ」
ドテッ

「あいたたた……」

637名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 21:24:03 ID:XhT9oi+KO
>>646の続き

「大丈夫ですかι」
ティミーは申し訳なさそうにバーテン姿の男に近づいた

「いやぁ助かりましたよ、ふうやれやれ、まさかこんなところに人が来てくれるとは、ありがとうございました〜〜」
その男は、なんともひょうひょうとした物腰だった

「申し遅れました、私はプサン、こう見えても実は!!、天空人なんですよ〜〜」
随分もったいぶった物言いで彼は自己紹介した

三人も自己紹介をした
ティミーとポピーがこれまでの旅の経緯をある程度端折って説明した

「そうでしたかあなた達は天空城に行くためにここへ……、よろしい私もお供いたしましょう」

「よろしくお願いします」
「こちらこそ」
双子はおおいに喜んだ様子だ

『プサンか……一体何者だ?、本で読んだ天空人と姿形が違うし、言葉に感情を込めているように感じない……』
リュカはぼんやりとだが、プサンにただの天空人ではない雰囲気(ふんいき)を感じとっていた

638名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 21:26:40 ID:XhT9oi+KO
>>637の続き

「しかしリュカ、二人共賢そうで可愛らしいですね」
「そんな照れます……」
「さぞや、奥さまは聡明で美しいお方なんでしょうね」
「…………」
リュカは少しの間黙りこんだ

「すいません、タブーでしたかな?」
「いえ、あなたのせいではありませんから」

先行をとっていた双子が戻ってきた
「お父さーーーん、ちょっと大きめの動く箱があるよーー」
「先が真っ暗なんで一度戻って来たのーー」

「おぉよく見つけ出してくれました、それこそ、天空城に続く唯一のトロッコ」
「それは本当ですか?」
リュカは訊ねた
「私が作ったんですよ〜〜間違える筈ありませんよ〜〜」
『ならなぜあそこでグルグルグルグル回っていたんだ……ι』

四人はその大きな箱もとい大型のトロッコに乗り込んだ

639名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 21:29:51 ID:XhT9oi+KO
>>638の続き

「さぁしゅっぱ〜〜つ」
プサンが力の抜けた声で叫んだ

「だめだよプサンさん、ふいんきがでないよ、しゅっぱーつ」
ティミーは元気よく言った

「この先に天空城があるんだ、なんだかワクワクするねポピー♪」
「うんドキドキするね♪」

「まさかこんな小さな子にダメだしされるとは思いませんでしたよ、まぁこの二人の魂が光り輝いているのには驚きましたけど、おっと」
プサンはバツが悪そうに口を塞いだ

「とにかく出発しましょうか♪」
プサンがそう言うとトロッコはゆっくりと動きだした
薄暗くも暖かなオーラを残した湖底の天空城へ……



fin.
640名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 21:40:50 ID:XhT9oi+KO
18作目
>>632-639【天空城へ】

Xの天空城の曲"天空城"いいですよね
名曲だ……

さて、トロッコ洞窟
オリジナルとリメイクでは随分作りが違います

僕のイメージとしては
オリジナル→奇妙奇天烈、右奥に進む
リメイク→神秘的、左奥に進む
感じなんですよ

まぁそれだけです(オイヨイヨ)

641 ◆pioDgkR/KE :2006/08/19(土) 22:00:24 ID:Pq7Ss7ul0
>>620 >>619
ありがと。諸事情でかなり間が空いたし、投下当時ですらまったく感想が無い程だったから
確認してしまったよ。頑張って書くんで気長に待ってもらえると。
で、>>214の再うpしようかと思ったけど、今の雰囲気なら直接貼り付けても良さそうな感じが
するんで、何回かに分けて貼り付けます。トリップつけたんで以前読んでてもういいよって人は
手数だけどNG登録頼む。
では以下
 ふたりの萌え語り〜DQ5の双子萌えスレ〜 投下用SS
 ジャンル / ほのぼの・後半若干シリアス(予定)
 傾向   / お約束・ありきたり。
642 ◆pioDgkR/KE :2006/08/19(土) 22:01:22 ID:Pq7Ss7ul0
「……………サ! ………バサ! ………………タバサ! タバサ!」
 肩を揺さぶる呼びかけに応える様に、少女はゆっくりと目を開いた。
 息がかかるようなすぐ目の前に少年の顔があった。
 濃いブルーの髪、澄んだ宝石のような瞳。少し安堵したような表情が浮かんでいる。
「ああ、良かった。タバサ、大丈夫? どこか痛いところは無い?」
 大きく息をついて、少年が胸をなでおろす。
 少女はゆっくりと身体を起こし、きょとん、とした表情で辺りを見回した。
「……タバサ?」
 少女の反応を不審に思った少年が再び呼びかけると、ようやく視線を少年に向けた。
「…………?」
 かるく小首をかしげて、無言で見つめてくる少女。
 少年も無言でしばらく二人は見詰め合っていたが、あまりにも真っ直ぐな視線に戸惑うように少年が顔をそらす。
「とっ、とにかくタバサが無事で良かったよ」
「…………あのぅ」
 少し顔の赤い少年を真っ直ぐに見つめたまま少女が問いかける。
「ここは、どちらでしょうか?」
「……………………は?」
 呆然、あるいは唖然。少年の反応は正にそれであった。
「えと、ここは何処でしょうか? どうして、わたしはここに?」
「ええっ!? タ、タバサ? どうしたの?」
「…………タバサ?」
643 ◆pioDgkR/KE :2006/08/19(土) 22:02:50 ID:Pq7Ss7ul0
 少女は再びふわりと周りに視線を走らせる。
 辺りに誰もいない事を確認して、自分を指差して、一言。
「タバサ?」
「う、うん。本当にどうしたのタバサ?」
 ぽけーっとした表情を上に向け、しばらくの思案。
 少年がごくりと喉を鳴らした。
 そのまま、まるで空中に話しかけるように少女は言った。
「あの、分かりません。ここは何処で、その、わたしは、誰なんでしょうか」
「……………………え?」

「えええええええええーーーーーーーーーーー!?」

 少年の叫びがグランバニアの城中に響き渡った。


 /


 前日の夜に雨が降ったらしい。らしい、と言うのは、降り始めたのがレックスが眠った後からで、目が覚める前には止んでいたからだ。
 窓から差し込む光と、小鳥のさえずりの声で目を覚ましたレックスは着替えを済ませると、カーテンを開けてテラスに足を運んだ。
 レックスの部屋からは中庭が一望できる。一歩外に出たレックスは、少し雨の香りを残した空気を胸いっぱいに送り込んで深呼吸をする。
 花壇の花や木々の葉の上では水滴が太陽の光を反射して輝いていた。
 とても清々しく、気持ちの良い朝。
「わあ……」
 思わず感嘆のため息をもらしたのは、空にうっすらと虹がかかっていたからだ。
644 ◆pioDgkR/KE :2006/08/19(土) 22:04:23 ID:Pq7Ss7ul0
 幻想的ですらあるその光景にしばらく心を奪われていたレックスだったが、ふとひとつの事に思い当たる。
 ――――タバサはこの景色を見てるだろうか。
 普段は見慣れた中庭がこんなに綺麗な顔を見せているのを、タバサは知っているだろうか。
 もし見ていないとしたら、すっごく勿体無いよね。
 そう思ったレックスは部屋を飛び出し、階段を駆け下り、タバサの部屋に向かって足を動かす。
 以前は二人一緒の部屋だった兄妹だが、現在は階も違う別々の部屋を使っていた。部屋を別にする事を強行に主張したのは妹のタバサで、レックスは、
「別に良いんじゃない」
 などと思っていたのだが、タバサは譲らなかった。ちなみに、その理由を尋ねても「恥ずかしいから」と教えてもらえなかった。
 一体何が恥ずかしいのか、レックスはさっぱり理解できなかったが、母のフローラに「女の娘には色々あるのよ」と諭されて――――結局その意味も良く理解できなかった――――少し寂しい思いをしながらも、部屋を別々にする事を受け入れたのだった。
 そのレックスの部屋よりも下の階にある息を弾ませてやって来たレックスはノックもそこそこに扉を開け放った。  
「タバサー!」
 着替えたばかりだったのだろうか、パジャマを手に持った状態で入り口からの乱入者に目を丸くする王女。
「もう、お兄ちゃん! 部屋に入る時にはノックをしてっていつも言って……って、きゃあっ」
 気を取り直して小言を言いかけたタバサの腕をつかんで、殆ど引きずるようにレックスはベランダに出る。
「ほらっ! 見てごらんよ、タバサ!」
「お、お兄ちゃん、ちょっと痛いってば」
 さらに文句を繋げようとしたタバサだったが、レックスの視線の先を辿り、そこで言葉を失う。
「わぁ……」
 タバサは高いところが得意ではない。かなり重度の高所恐怖症と言えるだろう。
 だから低い階とは言え、普段自分から進んでテラスに出る事は無かった。
 そのタバサでも、そこから見える景色には心を奪われてしまっていた。
「ね、綺麗だろ!」
 自慢げに言うレックスだったが、タバサはレックスの方をまったく見ることなく、心ここにあらずといった様子で応じる。
645 ◆pioDgkR/KE :2006/08/19(土) 22:05:36 ID:Pq7Ss7ul0
「うん…………」
 大きな瞳をキラキラと輝かせて、うっとりとしているタバサの横顔をじっと見つめている自分に気づいたレックスは
くすぐったそうにひとつ咳払いをすると、手に持っていた布のようなもので額の汗を拭った。
「ふう、ここまで走って来たから汗をかいちゃったよ」
 その台詞にようやくタバサがレックスに向き直り……ぴしっ、と音が出るように固まった。
「ん? タバサ、どうかした?」
 ふるふるふるふる、タバサの身体が細かく震えている。
「お、おにいちゃん……? いったい何で汗を拭いているの……?」
 言われて、手に持っていた布のようなものの正体を確かめる。
 先程までタバサの手にあり、彼女の手を引いてここまで来る途中に彼の手に渡った、昨夜タバサが身にまとっていたであろう、パジャマ。
「あ、あれっ? あはは、ごめんごめん!」
 レックスに決して悪気があった訳ではない。そんな事はタバサだって理解している。
 けれども、レックスらしいと言ってしまえばその通りなのだが、この時の彼の反応は、火に油を注ぐような、
ほんのちょっぴりデリカシーに欠けたものだった。
「だ、大丈夫だよ! ちっとも臭くなかったから!」
 瞬間、膨れ上がる魔力。
「おにいちゃんの……」
「たっ、タバサっ、こんなところでそんな呪文使ったらっ!」
「バカーーーーーーーーーーー!!!!」
 響く爆発音。宙を舞う二人の身体。そして――――。
646 ◆pioDgkR/KE :2006/08/19(土) 22:08:19 ID:Pq7Ss7ul0

「――――と、言う訳なんだけど……」
 レックスの説明が終わると、グランバニアの王、アベルは大きなため息をついた。横に座っている妻のフローラは、
少なくともレックスの目からはいつも通りの母に見えた。
「なるほどなぁ。タバサ、私達の事も覚えていないのかい?」
 アベルが居心地が悪そうに視線をさ迷わせていたタバサに語りかける。
「えと、その…………。ごめんなさい、覚えてないです……」
 しゅん、と俯いて呟くタバサの反応に大慌てでフォローを入れるアベル。
「いやいや! 怒ってる訳じゃないんだ。医者も一時的なものだからすぐに思い出すだろうって言っていたし、安心していいよ。
 私達はタバサの家族だから、困った事があったら何でも言って欲しい。力になりたいと思う」
「あの、その、ありがとう、ございます……」
 そう言って頭を下げたタバサだったが、すぐにアベルから目を逸らして、けれど逸らした先でフローラの視線とぶつかってしまう。
「あう……」
 再び俯いたタバサにフローラはやわらかな微笑を浮かべる。
「タバサ」
「は、はい」
「いらっしゃい」
「えと、はい」
 おずおずといった感じでフローラの前に歩み出たタバサは、ふわりとした、まるで羽のようなぬくもりに包まれた。
「あ……」
 フローラに抱きしめられたタバサの身体に一瞬緊張が走るが、すぐにそれも解けて力が抜ける。
 瞳を閉じ、フローラの腰に手を回した。
「大丈夫よ、だからそんなに不安そうな顔をしないで。あなたにそんな表情は似合わないわ」
 タバサの手にぎゅっと力が込められる。
 フローラの身体にぴったりと顔をつけて、けれどもしっかりと頷いた。
「……うん」
 温かな、優しい感情が心の奥から湧き上がってくるような感覚をタバサは感じていた。
 自分が誰かもわからず、周りには誰も知らない人ばかりで、強烈な不安と孤独を感じていたタバサだったが、
フローラの抱擁はそんな彼女を落ち着かせ、安心させた。
 フローラに抱かれたタバサの表情からそれを察したアベルも優しげにその光景を見つめている。
647 ◆pioDgkR/KE :2006/08/19(土) 22:11:12 ID:Pq7Ss7ul0
 ある意味で当然の事ではあるのだが、娘の記憶が無くなっていると聞かされて、様々な困難を乗り越えてきたグランバニアの王ですら
大きな不安に捕らわれていたのだ。努めて平静を保ってはいたものの、一番不安なのは誰なのか、一番にやらなくてはいけない事はなんなのか。それを忘れてしまっていたのかもしれない。
 アベルはフローラの行動から自らの至らなさを感じ、恥じ入っていた。もちろん、それを表に出すような事はしなかったが。
 若干の名残を残してタバサの身体がフローラから離れる。 
 頬をうすい桜色にそめたタバサの髪を細く、美しい指が優しくすいた。
「ここはあなたの家で、私たちはあなたの家族だから、何か困ったり分からない事があったら遠慮なく言いなさい。
 私も、お父さんも、お兄ちゃんだって力になるわ」
 先程のアベルの言葉を繰り返す。今度はしっかりと笑顔を浮かべてタバサが答える。
「はい!」
 嬉しそうに、晴れやかに答えるタバサの手をレックスがつかむ。突然の事だったのでタバサは少し驚いてレックスと顔を見合わせる。
「タバサ! お城の中の事も忘れちゃってるんだよね? 僕が案内をするよ!」
 少し考えて、フローラの顔を見て、フローラは頷いて。
「うん」
 タバサは答えて、レックスに手を引かれて部屋を出て行く。
 その後姿を見ながらアベルがポツリと言葉を紡いだ。
「ありがとう、フローラ」
 フローラはアベルがどのように考えてその言葉を口にしたか正確に読み取っていた。
 だから、彼女は少し困ったように微笑んで答える。
「あの娘と会ったばかりの頃も、同じ顔をしてました」
 ちらりと横目で見ると、フローラの視線は真っ直ぐ子供たちが出て行った場所を向いている。
 アベルは沈黙をもって先を促す。
「誰かに甘えたいのに、甘えられなくて。けれど、私に甘えていいのかどうか分からずに戸惑っていた頃のあの娘の顔でした」
「そうか……」
 幾ら肉親とは言え、彼女達は生まれてからずっとお互いに会う事は叶わなかった。家族の絆は決して弱い物ではなかったが、
それでも彼らの家族には本来当たり前に存在するはずの積み重ねてきた時間が無かった。
 だからこそ、ようやく積み上げてきた思い出が無くなってしまった、と聞かされた時の衝撃は小さなものではなかったのだ。
648 ◆pioDgkR/KE :2006/08/19(土) 22:12:20 ID:Pq7Ss7ul0
「辛いな」
「ええ、とても」
 苦味を含んだつぶやきは、けれどもすぐに否定の言葉が続く。
「でも、例え記憶が無くなってしまったとしても、あの娘は私達の大切な子供です」
「ああ、もちろんだ」
「思い出を無くしてしまったのなら、また最初から作り直しますわ」
「……うん」
「大丈夫、きっと思い出してくれます」
 実際にはフローラもそこまで割り切っている訳ではない。戸惑いは大きく、不安はそれ以上に大きい。
 それでも気丈に、真っ直ぐに言って立つ妻の姿をアベルは眩しく見つめた。
「強いな、フローラは」
「あなたの妻ですから」
 振り返りいたずらっぽく笑う姿は、まるで少女のよう。予想外の反応に一瞬の精神的空白を得たアベルだったが、
彼もまたいたずらを思いついた少年のように笑った。
「惚れ直したよ」
 その言葉はフローラの顔を真っ赤に染め上げた。
649 ◆pioDgkR/KE :2006/08/19(土) 22:14:49 ID:Pq7Ss7ul0
連投規制にひっかかったりしたのでとりあえずここまでで。
650 ◆pioDgkR/KE :2006/08/19(土) 22:25:52 ID:Pq7Ss7ul0
間違って校正前を投下してしまうドジを('A`)。
>>644
×強行 
○強硬

×そのレックスの部屋よりも下の階にある息を弾ませてやって来た
○下の階にあるタバサの部屋に息を弾ませてやって来た
651名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/19(土) 22:33:32 ID:XhT9oi+KO
>>642-648
すごい完成度ですね(まだ完結してませんが)
僕には真似できない……

久しぶりに他の人が投稿してくれてなんだか嬉しいです。

652名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/20(日) 10:41:12 ID:vqUzD+Kz0
>>642-648
激しくGJ!!!!!
そして乙です!!
>>651
あなたもGJ!&乙です!
653 ◆pioDgkR/KE :2006/08/20(日) 15:45:47 ID:A6kowxUW0
>>642-648 の続き
//////////////////////////////


 城内の案内を引き受けたレックスが最初にタバサを連れて行った場所は食堂だった。
 事件のおかげで朝から何も食べていなかった事を思い出したからだ。
 当然タバサも食べていない筈で、この選択は普段「気が利かない」と妹に言われている彼にしては気の利いたものだった。
 この食堂は兵士や城に勤めている者達専用の食堂で、朝食には遅く昼食には早すぎる今の時間だと人の姿はまばらだ。
 他の国であれば王族が使用するような事はまずありえない場所なのだが、彼ら兄妹は幼い頃からこの食堂を使い慣れていた。
 幼い頃から両親を探して旅をする事が多く、サンチョを含めても三人という少人数での食事が多かった兄妹だが、グランバニアに戻って来た時は食堂で食事をとる事が多かった。
 大勢でとる賑やかな食事は普段以上に美味しく感じられたもので、物心付いた頃には両親が傍にいなかった兄妹に対するサンチョなりの配慮だったのかもしれない。
 両親が戻ってきた後もしばしばこの食堂を利用していたレックスは、慣れた様子でタバサを席に案内して座って待たせ、注文を入れて、
出来上がった料理を持って戻ってくる。
 普段からそうしている訳ではもちろんない。いつもはそれぞれ注文して二人とも自分の食べる物は自分で運ぶ。
 今回レックスが普段どおりにしなかったのは……なんとなく、そうしなければいけないような気がしたからだ。
「はい、お待たせ」
「ありがとうござます、レックスさん」
 普段とは違う呼び方をされただけで、なんとなくくすぐったいような、恥ずかしいような、そんな気持ちになってしまうレックス。
 かと言って、不快な気分ではなかった。
654 ◆pioDgkR/KE :2006/08/20(日) 15:47:47 ID:A6kowxUW0
「う、うん。さあ、食べてみてよ!」
 レックスが選んだのはフレンチーストだった。こんがりときつね色に焼けていて、とろりとかけられたハチミツが見た目からも匂いが食欲をそそる。
 ここのフレンチトーストは、牛乳と卵と生クリーム、そしてグランバニアのコック長特製のメープルシロップを混ぜた物をパンに染み込ませ、
焦げないようにフランパンで焼き上げる。
 それほど手間隙のかかる料理ではないのだが、それぞれの材料のバランスと絶妙とも言える焼き加減は誰にでも出来る物ではなく、その素晴らしい味と栄養の高さから人気の朝食メニューであった。
 ちなみに、注文した人の好みに合わせて味が調節してあり、タバサとレックスが頼むと少し甘さが強くなっていて、タバサの大のお気に入りの一品だ。
 タバサはゆっくりとパンにナイフを通し、一口大のトーストをフォークで口に入れた。
 トーストに染み込んでいたミルクが少し熱かったらしく、はふはふ、と口内でトーストを冷ます。ごくん、と喉を鳴らすと、タバサの表情が輝いた。
「美味しい!」
「あはは、でしょう?」
 少し得意げなレックスもタバサよりずっと大きな一口大のトーストを口に放り込む。
「あちっ、あちっ、はふはふ……。うん、美味しい!」
 美味しい食事は心も解きほぐしたらしい。タバサもすっかりリラックスした様子で笑顔を見せている。
「本当に美味しいです」
「これはタバサの大好物だからね! やっぱり、それも覚えてない?」
「うーん、そうですね、やっぱり覚えてないみたいです」
 答える声にはもう寂しげな響きは無い。
 真っ直ぐにレックスを見つめて続ける。
「レックスさんは、わたしの事を良く知ってるんですね」
「あ、う……。ま、まあ、僕はタバサのお兄ちゃんだから……」
 思わず少し顔をそらしてしまったのは、慣れない呼び方のせいだったのか、普段意識しないタバサの視線を感じてしまったからなのか。あるいはその両方だったのかもしれない。
655 ◆pioDgkR/KE :2006/08/20(日) 15:49:04 ID:A6kowxUW0
「あの……」
 タバサが控えめに切り出す。
「あの、もし良かったらわたしの事を教えてもらえませんか?」
「え?」
「わたし、今は何も思い出せませんけど、でもレックスさんやフローラさんとお話をしてるとここがあったかくなるんです」
 そう言って両の手のひらを胸に当てて瞳を伏せる。
「すごくあたたかくて、優しい気持ちになれて。分かるんです。ああ、この人達はわたしにとって大切な人達なんだって。だから思い出したいんです」
 ひとつひとつの言葉を確かめるように紡いでゆくタバサの姿。
 それは呼び方が変わっていても、ちょっと口調が変わっていても、レックスにとって大切な『妹』の姿だった。
 だから、守らなくちゃ。僕がタバサを守らなくちゃ。タバサが困っている今、妹には僕の力が必要なんだ。
 そう思った。
「もちろんだよ! お城を案内しながらいっぱい話をするよ。大丈夫、タバサの事ならなんだって知ってるんだ」
 胸を張るレックスにタバサは輝くような笑顔で応えた。
 それが、何よりも嬉しかった。


 /


「ここが書庫。机は自由に使っても良いんだけど、ここでは静かにしてなくっちゃいけないんだ。居眠りしていびきをかいたりしたら怒られるから、気をつけてね」
「へえ……、本がいっぱいですね」
「うん。タバサは良くここに来て本を読んでたから、好きな本もたくさんあるんじゃないかな」
「そうなんですか」
「そうだよ。ちょっと探してみる?」
656 ◆pioDgkR/KE :2006/08/20(日) 15:50:35 ID:A6kowxUW0
 レックスが問うが、タバサは少し考えて首を振る。
「それよりも、もし良かったらレックスさんの好きな本を教えてもらえませんか?」
「えっ、僕の?」
「はい。レックスさんが好きな本を、読んでみたいんです」
 そう言われてレックスは少し困ってしまう。彼は本を読むことがあまり好きではなかった。好きな本と言われても思いつくものはこれといって無い。
 しかし、タバサの期待に満ちた表情を見せられると、正直に言う事もはばかられ、結局レックスは幼い頃に乳母が良く読んでくれた絵本を探し出してきてタバサに手渡した。
「これなんだけど……」
「これは……絵本、ですか」
 本を受け取り、パラパラとページを捲りながら尋ねる。
「う、うん。僕とタバサが昔よく読んで貰っていた本なんだけど……。ご、ごめんね! 絵本なんかじゃなくて、もっとちゃんとした本が良いよね!」
 絵本を選んだ気恥ずかしさから、そう言いながらタバサの手から絵本を取り戻そうとしたレックスだったが、タバサは反対に絵本を胸にぎゅっと抱きしめた。
「いいえ、わたし、この本を読みます」
 そんな風に言い切られるとレックスとしても不思議と悪い気はしない。こほん、と何かを誤魔化すように咳払いをして、
「そ、そう? じゃあ司書の人にお願いして貸してもらおうよ。そうすれば部屋でゆっくり読めるしね」
 歩き始めたレックスをタバサの声が呼び止める。
「あ、あの!!」
 振り返るとタバサが真っ赤な顔をして俯いていた。
「どうかした?」 
「えっと、あのですね。その……」
 もじもじしながら、さらに顔を赤くして小さくなる。
「あ、もしかしてトイレ?」
 などと例によってデリカシーに欠けるレックスの発言に、すさまじい勢いで首を振って答えるタバサ。
 さらにしばらくもじもじして、きょろきょろ視線をさ迷わせ、深呼吸をして気持ちを落ち着かせて、んっと気合をひとつ。
 その気迫にも似た意気込みにレックスは思わず一歩後ろに押されてしまう。
「あの!」
 下がった分一歩前に出て詰め寄る。
「う、うん」
「わたしはこういったところで居眠りしたりいびきをかいたりしてたんでしょうかっ」
「………………はあ?」
 無論、それをやって怒られるのはいつもレックスの役割だった。
657 ◆pioDgkR/KE :2006/08/20(日) 15:53:04 ID:A6kowxUW0
 続いてやってたのは城壁の外側にある鍛錬場だった。
「大体毎日、ここで僕が剣の修行をしてて、タバサはそっちで呪文の練習をしてるんだ」
 鍛錬場とは言っても見た目はただの『原っぱ』で、二人のくるぶしの辺りまで草が伸びている。
 タバサはキョロキョロと辺りを見回して小首を傾げる。
「ここで、ですか?」
「うん。ピエール達に習う時は別の場所でやるんだけど、僕たちだけで修行する時はここでやってたんだよ。最近は殆どここだったかな」
「ここで、ふたりっきりで……」
 それはどちらかというと独り言に近いつぶやきだったが、レックスは返事をする。
「そうだけど?」
「そっ、そうなんですか。あの、今日はやらないんですか? 剣の修行は」
「あ、うん。特に何もなければやるつもりだったけど、今はほら、タバサが……」
 言いよどむレックスだったが、タバサは笑って首を振る。
「良かったらレックスさんの修行しているところを見せて貰えませんか? いつも一緒にやっていたのなら、何か思い出すかもしれませんし」
 そう言われるとレックスとしても無理に断るような理由が無い。
 少し考え、背負うように固定されていた鞘のベルトを外して上着を脱いでタバサに手渡す。
「じゃあ、少し身体を動かしてくるよ。これ持っててくれるかな?」
「あ、はい」
 受け取った上着を地面に落とさないようにしながら器用にたたんでいく。 
 ああ、そういえば、とレックスは思う。いつも僕が脱ぎ捨てた上着をタバサはぶつぶつ言いながらたたんでいたっけ。
 それを何回も繰り返すうちに上着を脱いで妹に手渡すクセがついていたらしい。このシーンだけを抜き出して見れば、
タバサが記憶を失っているようには見えないだろう。それほど王女の行動は自然だった。
 外した鞘を再び背負いながら、彼の歩幅で三十歩程ゆっくりと歩いていく。移動の途中でタバサにも彼が目指している場所が分かった。
 そこだけ雑草がまったく無いのだ。むき出しの地面の茶色が目立っている。
 立ち止まり、鞘から剣を引き抜く。彼にしか扱えない天空の剣……ではなく、ごく普通の鋼の剣だ。
658 ◆pioDgkR/KE :2006/08/20(日) 15:54:52 ID:A6kowxUW0
 ひとつ深呼吸をしてチラリと背後を窺う。タバサがじっと見つめていた。
 普段はタバサも瞑想や呪文の鍛錬をしている為、これまで気にした事の無かった視線を感じて身体が硬くなるのを感じる。
 柄を握る手に力を込めて上段に構えて振り下ろす。剣が風を切る音が耳に届く。
 もう一度振り上げ、振り下ろす。三度振り上げ、振り下ろす。そこから横になぎ払うように剣が飛んだ。
 ダンッ、と地面を蹴る音。レックスの身体が後ろに数歩分飛ぶ。タバサがまばたきをする一瞬の間に、今度は跳ね返るように前に。
「ふッ」
 レックスのイメージする敵は大型のモンスターだった。懐に入って一閃、攻撃を受けてしまう前に離脱。側面に回りこんで切りつける。
「はあああああっ!」
 意識の中には既にタバサの姿は無い。
 少し多めに距離をとり息を入れると、すぐに切り込んでゆく。汗がにじんで剣が振られる度に飛び散る。
 大振りをしてバランスを崩す事無く、けれども鋭く。鋼の剣が駆ける。
 その姿をタバサは少しでも見逃すまいと真剣に見守っていた。

 地を蹴る音。
 飛び散る汗。
 剣が切り裂く風の音。
 仮想の敵を射抜く鋭い視線。
 わたしはこの光景を知っている、とタバサは感じる。
 音を耳が、空気を肌が、光景を瞳が知っている、と思う。
 わたしはいつも、この光景を見つめていた――――。

「お疲れ様でした」
 鍛錬を終えタバサの元に歩み戻って来たレックスに労いの言葉をかける。肌が上気していて体温が上がっている事が見ただけでうかがえる。
 タオルを持っていない事がとても残念に思えた。
659 ◆pioDgkR/KE :2006/08/20(日) 15:56:15 ID:A6kowxUW0
「ごめん、退屈じゃなかった?」
「いいえ、そんな事ありません。すごく素敵でした」
「そ、そっかそれなら良かった」
 言いながらタバサに預けていた上着を受け取ろうとするが、タバサはやんわりとそれを拒絶した。
「レックスさん、そんなに汗をかいたんだからしっかり拭き取らないとダメです。風邪を引いちゃいますよ」
「いいよ、そんなの。冒険中はこんなのいつもの事だし」
「ダメです。冒険中は冒険中、今は今です」
 これだけタバサが自己主張をしたのは記憶をなくしてから初めての事だったかもしれない。
 もちろん彼女自身は気付いていなかったが、同じような会話がよくこの場では行なわれていた。
 記憶がなくなっても、やっぱりタバサはタバサなんだな、と感じながらレックスが思わず手のひらをタバサの頭にのせて撫でた。
「分かった。じゃあ部屋で着替えるよ。次は僕の部屋とタバサの部屋を案内するって事で良い?」
 言葉の途中でレックスはしまった、と自分の行動を恨めしく思った。
 彼がこうやって妹の頭を撫でる事を、妹はことのほか嫌がる事を思い出したのだ。ついやってしまったりした時にはタバサは混乱と狼狽を行ったり来たりした挙句に顔を真っ赤にして怒る。
 レックスはいつ妹の怒った声が飛んで来ても良いように身構えるが、彼の予想は外れ、いつまで経っても彼の想像通りにはならない。
 なでなで。
 だから、頭に乗った手のひらをどけるタイミングを外してしまう。
 なでなで、なでなで。
 タバサの顔は赤い。
 なでなで、なでなで。
 撫でているレックスの顔も心なしか染まっている。
 なでなで、なでなで。
 そよぐ風が汗を乾かし少し冷たく感じる。頬を撫でる風が火照った身体に心地良い。
 二人はしばらく鍛錬場から離れる事が出来なかった。 
660 ◆pioDgkR/KE :2006/08/20(日) 15:59:06 ID:A6kowxUW0
本日はここまで。
>>651
や、作品をちゃんと完結させて投下するってのは大事な事だと思う。その点俺はダメダメだ('A`)。
661名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/20(日) 20:34:32 ID:79uk4COHO
>>660
そんなことはありませんよ
凄いじゃないですか

ボキャブラリーの少ない僕には羨ましい……

662名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/20(日) 20:43:08 ID:vqUzD+Kz0
>>653-659
今日もGJです!!!
663名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/20(日) 23:18:39 ID:79uk4COHO

僕の書いた小説の男の子三人の
イメージを書いてみました





ティミー(小説、CDシアター版)
正式名:ティムアル
髪色は不明
僕の小説本編の主役、三人のなかで一番臆病で、一番優しく、一番純粋、双子の妹にポピーがいる
最も得意な呪文:ライデイン

レックス(リメイク版デフォ)
正式名:レクサージュ(なんとなく命名)
髪は金色
僕の番外編小説の主役、三人のなかで一番力が強く少々反抗的、双子の妹にタバサがいる
最も得意な呪文:呪文は苦手

クーパー(オリジナル版のボツデフォ)
正式名:クーパルト(なんとなく命名)
髪は蒼
僕の番外編小説の準主役、三人のなかで賢く、冷静、双子の女の子にアニーがいる
最も得意な呪文:ベホマラー

664名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/21(月) 23:47:19 ID:fPVpoW3bO

「あっ、雨」

ここはおしゃれな港町ポートセルミ。
ポピーはこの街にある美味しいパン屋、"オソノ"に母と買い物に行く途中だった。
ついさっきまで雲一つなく晴れ渡っていた空模様がいつの間にか青空の見えない曇り空に悪化していた。

「あら、どうしましょ、傘を持ってきてないわ」
「雨宿りしましょ、お母さん」
「そうね」
二人は大急ぎで"オソノ"に向かった。

……………………

ティミーは宿のバルコニーから美しいポートセルミの街並みを眺めていたのだが急に雨が強く降り出したため戸を閉め部屋に戻っていた。

「お父さん、雨が降ってきたよ」
「雨か、そういえば二人とも傘持ってったのかな」
「さっきまであんなに晴れていたのに傘を持って行ってる訳ないよ!!」
ティミーは少し怒った風に言った。

「そんなに怒るなって、これから二人を迎えに行くよ、傘を二本持って」
「うんっ」
「その前に、濡れた髪を乾かしなさい」
「は〜い」
そう言って、ティミーはあらかじめ宿に置いてあったタオルで湿った髪を乾かした。

665名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/21(月) 23:48:48 ID:fPVpoW3bO

チャリーン
「いらしゃいませー」

「ふうっ、とりあえず店には着いたわね」
「お母さん、なんだか暗くなってきたね、まるで夜みたい」

"オソノ"は裏通りに位置するパン屋だからか店の前の通りは普段から人通りはあまり多くないが、"オソノ"は知る人ぞ知る穴場の為かこんな雨の中でもある程度人がおり中は昼間のように明るかった。
しかし、外は夜の様に暗かった。

「お母さん、なんだか別の世界みたいね」
「ほんとにね」

……………………

丁度その頃、リュカとティミーはエントランスにいた。
「すいません、妻と娘を迎えに行くので、鍵を預かって置いて下さい」
「妻と娘!!」
受付の男は驚いていた
「お父さん、早く」
ティミーはリュカの裾をせわしなく引っ張る。
「分かった、ではこれを」
「はい、確かに承りました」
二人は急いでその場を後にした。

『あの人……本当に歳いくつだ?』
彼がその事実を知る事はない

666名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/21(月) 23:50:10 ID:fPVpoW3bO

「雨止まないね、お母さん」
「そんなにすぐには止まないわよ」

二人は"オソノ"の店内でガラス越しに外を眺めた、さっきまであれほど明るかったのが嘘のように外は夜のように暗く、そのピカピカに磨いたガラスに二人の顔が映らないほど雨は激しく降り注ぐ。

「早く止まないかな」

……………………

「雨止まないね、お父さん」
大きな水溜まりを避けながらティミーは言った。
「ほんとにな、どこかに雨男、あるいは雨女がいるのかもな」
「雨男かぁ」
ティミーは雨男を想像してみた。

「あっ、イエッタ……」
ティミーの想像力では蒼い傘をさした水色のイエティが限界のようだ……

「どうしたんだいティミー、イエッタがどうかしたのかい?」
「な、何でもないよ」
「あっティミー、危ないよ」
直後、ティミーは大きな水たまりにハマる羽目になる。

667名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/21(月) 23:51:48 ID:fPVpoW3bO

ピシャッ……ゴロゴロ
「キャーー!!」

雷鳴が轟いた、どこかに雷が落ちたのだろうか……

「ポピー大丈夫よ、少し遠くだし、ね」
「お母さん……早く雨と雷、止んで欲しいよ、ぐすっ」
ポピーはティミーがいないと途端に弱気になるきらいがあるのか、普段考えられないほど、震えていた。

……………………

「今どこかに雷が落ちたな、二人共大丈夫かな?」
「心配だね……」
ティミーの表情が途端に曇る

「大丈夫、なんだかんだで二人共逞しいし、な」
「うん、分かってるよ、分かっているけど」
心配なのが人の性

「とにかく、この道の4つ先の角左に、次の角を右に曲がり三つ目の角を左に曲がった通りに"オソノ"があるみたいだよ」
リュカは街の地図を家々の灯りで現在地を確認しながら言った。

「二人がそこに居ることを祈って急ぐか」
「うん」

二人は駆けた

668名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/21(月) 23:55:08 ID:fPVpoW3bO

先ほどまで雷が鳴っていたが、段々晴れてきた。
「少しだけ、雨が止んできたわね」
「あっほんと」
ポピーは窓の向こうを見つめた。
ついさっきまで夜のような街並みがいつの間にか夕暮れがかったオレンジ色に変わっていた。
それを見たポピーの顔がみるみるうちに晴れ渡ってきた。

と、
チャリーン
「いらしゃいませー」
店の入り口に付けてあるベルが鳴った。
「ポピー」
「ティミー!!、よかった」
ティミーの視線にポピーのスカイブルーの瞳が飛び込んできた。

「あらあなた、来てくれたのね」
「いやぁ傘を持って来たんだが晴れてしまったよ、はっはっはっ」
ダーバンをとっていた頭をリュカは掻いた
「ありがとう嬉しいわ」

「うわっ!どうしたのポピー、いきなり飛びついて」
「そ、そっちこそ、どうしたの泥が跳ねてるわよ」
泣いてた事は秘密にしたい乙女心が働いたのかうまぁくポピーは話題を変えた。
「あっ、これは、へ、へへへヘヘ……」
ティミーはごまかし笑いをした。
雨男の事を想像しながら水たまりにはまったなど恥ずかしくて言えなかった。

669名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/21(月) 23:56:17 ID:fPVpoW3bO

「あっそうだ、まだパン買ってなかったのよ」
「冷めちゃうかなって思って」
「ナイスだ二人共」
リュカは親指を立てた
「じゃ、買おっか」

ようやくパンを買って貰って店員は安心したように「ありがとうございました」と言った


「じゃ力持ちの二人に持ってもらおっかポピー」
「賛成よ、お母さん」
「ちぇー二人共、ずるいや」
ティミーは口を雀の嘴のように尖らせた

「いいじゃないか、修行だと思えば、はいっ、持つよ」
リュカは妻の持っていた茶色い紙袋を受け取った
「ありがとう、はい」

観念したかの様にティミーはポピーに手を差し出した
「仕方ないか、持つよ」
「ありがとう、ティミー」

「あ、虹だ」
ティミーは空を指差した。まるで天にかかる橋の様だ。
ふと四人には夕暮れの中、空高く浮かぶ天空城が見えた気がした。



【雨日和】fin.
670名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/22(火) 00:01:04 ID:fPVpoW3bO
19作目
>>664-669

最初四話作品でしたが、加筆修正し六話になりました。
>>665>>667はあとから付け足しました。

港町ポートセルミ、雨、虹、幻の天空城
このシチュエーションは好きです

ちなみに"オソノ"は魔女の宅急便のパン屋の女将さんの名前ですね。

僕もおしゃれな港町に暮らしたい。

671 ◆pioDgkR/KE :2006/08/23(水) 14:49:00 ID:MUgOdizW0
>>641の続き。これまで投下したものの最終は>>659
////////////////////

「ここが僕の部屋。さあ、入ってよ」
 レックスの部屋に入ったタバサの目に最初に入ったのは掛け布団が乱雑に捲れあがっているベッドと、その上に脱ぎ散らかしてあるパジャマだった。
 通常であれば王族の部屋は、侍女なり召使いなりが掃除をするのだが、彼らグランバニアの王族達にはそれは当てはまらない。
 自分たちで出来る事は自分たちでする、というのが両親の教育方針であり、彼ら……と言うよりは彼女らの希望でもあった。当然その事を今のタバサは知る由も無い。
 しかしレックスは実に男の子らしく、少しくらい散らかっていた所で気にしないから、母親や妹にそれをたしなめられるというどこの家庭でもあるような風景がここでも見られる。
 せめて脱ぎ散らかしてあるパジャマをきちんとたたんで、ベッドのシーツを取り替えたりしたい。タバサの中に湧き上がる衝動。
 そうだよね、今日は良いお天気だったし、お布団を干したらきっとぽかぽかで気持ちが良いよね。
 レックスにそれを提案しよう。そう思って彼の方に振り返り……タバサは完全に固まった。
 彼女の視線の先には着替えている途中で上半身裸のレックスがいたから。
「あ、あう、あ………あぅ」
 言葉にならない叫びが小さく彼女の口からもれる。
 タバサの小さな声には気付いたレックスだったが、
「ごめんごめん、もうちょっと待って。着替えたすぐにタバサの部屋を案内するからさ」
 なんて事を言いながら肌着を放り投げるものだから、タバサはかっくんかっくんと人形の様に無言で頷く事しか出来ない。
 そのままぎぎぎっと音が出そうな動きで回れ右。レックスの着替えを視界の外に追い出して、安堵の息をつく。
672 ◆pioDgkR/KE :2006/08/23(水) 14:50:36 ID:MUgOdizW0
両の手のひらで頬をぽんぽん、ぽんぽん。やっぱり熱い。
 どうしてだろう、レックスさんと一緒にいるとわたし、顔を赤くしてばっかりだよ……。
 今度は困惑のため息。
 そんな事を考えていたから、
「お待たせ。じゃあ行こうか」
 別に突然話しかけられた訳でも無いのに、慌てて焦って歩き出して、右手と右足が同時に出て、バランスを崩して、こけた。
「たっ、タバサ? 大丈夫……?」
 駆け寄って見下ろすレックス。タバサは少し涙目でレックスを見上げてえへへと照れ笑いを浮かべるのだった。


 /


 夜。レックスは布団に包まりながら今日一日の出来事を考えて中々寝付けないでいた。
 今日は本当に色んな事があった。記憶を無くしてしまったタバサの事はもちろん心配に思っている。思っているのだが……、
軽い高揚にも似た気持ちを感じている事も確かだった。
 生まれた時からの付き合いになる兄妹だが、レックスにとって妹のタバサはしっかりもののイメージが強い。
 今日のように無防備に彼を頼る事など、少なくとも王子の記憶にある限りでは皆無だ。
 それだけに、妹に頼られる事を素直に嬉しいと感じてしまうのは仕方が無いのかもしれない。
 でも、タバサの部屋を案内した時、何処に何があるのかを説明しようとしてタンスを開けたのは失敗だったかな……。レックスはその時のタバサの大慌ての様子を思い出してこらえ切れずに笑い出してしまう。
 引き出しから下着が出てきた時が一番すごかった。
 タンスに激突するような勢いで引き出しを押し込んで、レックスが手に持っていた下着を引ったくってベッドの中に入れて、
そこでやっと引き出しを閉めた時に額をタンスにぶつけている事に気づいて、ぷっくりと膨らんだこぶに手をやって涙目になったのだった。  
 ついにレックスは声を上げて笑い出す。掛け布団を蹴り上げ、足をばたつかせて笑う。
 照明の落ちた夜の部屋。王子の笑い声が響いている――。
673 ◆pioDgkR/KE :2006/08/23(水) 14:51:47 ID:MUgOdizW0
 ――その声が聞こえた訳では無かったが、王女が布団の中で思うのはレックスの笑顔だった。
 自分のいる場所が何処なのかも分からない不安。自分が誰なのかも分からない恐怖。けれど、彼女の中にある負の感情はかなり薄れていた。
 優しい言葉をかけてくれた父。あたたかく抱きしめてくれた母。そして――――。
 タバサはひとつひとつレックスと訪れた場所を思い返す。
 一緒に食べた朝食、美味しかったな……。
 レックスさんの好きな絵本を紹介してくれた書庫。ちょっと勘違いしちゃったんだよね……。
 ひたむきに、一生懸命に剣の練習をしてたレックスさん、素敵だったな……。
 レックスさんの部屋とわたしの部屋を案内してくれた時には…………。
「ーーーーーーーー!!」
 タバサはふかふかのまくらをぎゅっと胸に抱きしめてベッドの上を転がった。
 端まで行って、逆回転。また端まで行って、逆回転。
 ベッドの中心でうつ伏せになって足をばたばたばたばた。
「……………………」
 レックスさん……。
「ーーーーーーーー!!」
 そして、再びごろごろごろごろ。
「って、わわっ」
 勢いが良すぎて、ベッドの端で止まれずに、落ちる。
 どすん。
「ったー」
 右手でお尻をさすって、左手では手探りで一緒に傍に落ちたまくらを探り当てる。
「…………レックス、さん」
 タバサは呟く。両手に抱かれてまくらの形が変わってゆく――――。  
674 ◆pioDgkR/KE :2006/08/23(水) 14:52:47 ID:MUgOdizW0
 グランバニア国王夫妻の寝室には、大き目のベッドがひとつしかない。
 当初はベッドが二つあったのだが、現在の状態になったのは妻であるフローラの提案だ。
 フローラを知る者の大半は彼女の事を控えめで、大人しく夫を立てるタイプだと評価する。
 それは確かに正しい評価ではあったのだが、ベッドをひとつにする提案にアベルが消極的な態度を取った時に押し切ってしまうような頑固さを持っている事は、彼女に近しい者しか知らない彼女の一面だった。
 なんだかんだ言いながらもフローラの可愛らしいワガママを許してしまうアベルと、普段は上品でおっとりとした雰囲気なのに夫にだけは甘えた部分を出してしまうフローラ。
 確かなのは、グランバニア国王夫妻は国中の誰もが知る仲の良い夫婦だ、と言う事だった。
 二人はその大き目のベッドの淵に並んで座っている。 
「浮かない顔だね、フローラ」
「ええ、やっぱり少し心配で……」
「そっか。でも夕食の時にはだいぶ元気になっていたみたいだったけど」
 夫の言葉に頷いて首肯するが、やはり表情は晴れない。
「そうですね……」
 さらに複雑な表情を見せるフローラの肩に手をやり、アベルは妻の頭を胸に抱きしめた。
 フローラの極上の絹糸のような澄んだブルーの髪をゆっくりとすいていく。
 フローラは夫の胸に抱かれ、安心したように瞼を伏せる。その姿がフローラに抱かれたタバサのそれと重なる。
「何か、心配事があるなら言ってごらんよ」
「…………私が心配なのは、レックスの方なんです」



 グランバニアの夜が更けてゆく――――。
675 ◆pioDgkR/KE :2006/08/23(水) 14:54:03 ID:MUgOdizW0
本日はここまで。やっぱり王女は萌えるなぁ(*´ェ`*)
676名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/23(水) 16:48:34 ID:tKSYvcesO
>>671-674
すごく良いですね
GJ

GJって初めて使いました

677名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/23(水) 20:06:10 ID:AEmCixgH0
職人の方々乙&GJです!!!!
678名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/23(水) 20:24:36 ID:1V1CTe8oO
>>671-674
ビアンカ妻も書いて下さい。
679 ◆pioDgkR/KE :2006/08/24(木) 18:34:08 ID:NNOpJWC+0
>>641の続き。最終投下分は>>674

/////////////////////


 朝食をとるためにテーブルについたレックスは正面に座ったタバサと目が合った。
 にっこりと笑うタバサ。心の中をよぎる期待。
「おはようございます、レックスさん」
 笑顔で挨拶をしてきたタバサに少しぎこちなく返す。
「う、うん。おはよう、タバサ」
 小さくため息をついて椅子に座るレックス。
「遅いじゃないかレックス。タバサはもう食べ終わってるぞ」
「ちょっと、その、寝坊しちゃって……」
 その言葉は真実ではなかった。レックスはむしろ普段よりも早く目を覚ましている。ただ、ベッドから起き上がって着替えるのに普段よりもずっと時間をかけてしまったのだ。
「具合でも悪いんですか……?」
 心配そうに尋ねるタバサの声。
 レックスは慌てて首を振る。
「いやっ、そんな事無いよ」  
「そうですか……? 本当に具合が悪かったら言ってくださいね、わたし、看病しますから」
 タバサは屈託の無い笑顔で言う。今度は言葉すら出ずにただ首を縦に振る事でレックスは答えた。それをごまかすようにパンを一つ頬張る。
「タバサ、今日はピエール達とピクニックなんだって?」
「はい、晴れて良かったです」
680 ◆pioDgkR/KE :2006/08/24(木) 18:34:57 ID:NNOpJWC+0
「そうか、まあピエール達が一緒なら大丈夫だとは思うけど、くれぐれも気をつけて行ってくるんだよ」
「はい!」
 アベルとタバサの会話にフローラの声が入ってくる。
「レックスは行かないの?」
 視線がレックスに集まる。無邪気な期待を含んだ視線が痛い。
「今日はちょっとやる事があって……」
 言葉を濁すとフローラは、そう、と一言だけを発して残念そうな表情を形作った。
「あのっ、良いんです、レックスさんにも色々やりたい事があるでしょうし、わたしにばかり構っていられないと思います」
 そんな健気な言葉ですらレックスの心をざわざわと不快感を伴って通り過ぎてゆく。
 ふと目をやると、タバサはスプーンを使って何かをカップに入れていた。
「……何をやってるの?」
 レックスがぽつりと尋ねた。タバサはレックスに声をかけられたのが嬉しくてたまらないという風に表情を輝かせる。
「は、はい、ジャムですっ。今日は木苺のジャムがあったんで、紅茶に入れてみたんです」
「えっ……」
 小さく声をあげるレックスにタバサは気がつかない。
「とっても美味しいです。ハチミツを入れたりするのも美味しい……」
「ち、違うよ!!」
 タバサの言葉は中断される。
 レックスは椅子から立ち上がっていた。声の大きさにタバサは戸惑いを見せる。
「え、えと……」
「タバサは紅茶には何も入れないのが好きなんだ! 僕が紅茶にハチミツを入れたりジャムを入れたりした時だって、紅茶には何も入れない方が香りが良いんだよって言ってたじゃないか!!」
 ほとんど叱り付けるような剣幕。その場の空気が冷たくなったような感覚。それでもタバサは懸命に笑顔を作った。
681 ◆pioDgkR/KE :2006/08/24(木) 18:36:24 ID:NNOpJWC+0
「ごめんなさい、わたし、覚えて無くって。次はきっと何も入れない紅茶を試してみますね……」
 言葉を発してしまったその瞬間にはもう後悔をしていたレックスだったが、たどたどしく言葉を紡ぐタバサの様子に後悔の色をさらに濃くしてゆく。
「レックス」
 彼の名を呼ぶ声は母のフローラのものだった。
 少しの悲しみと、咎めるような色を含んだ視線は自分を責めているようにレックスには感じられた。
 分かっている。自分が悪いんだって事くらいレックスも理解している。
 でも、どうしてか、それを認めてはいけないような、認めたら何か大切な物が無くなってしまうような、そんな気がした。
 唇を噛んで俯いて、やっとの思いで一言だけ搾り出した。
「…………ごめん」
 レックスは駆け足で部屋から出て行く。
 あたたかな朝食の空気はもう何処にも無かった。
 
 タバサの記憶が無くなってから十日が経っていた。記憶は、まだ戻らない。


 /


「おはよう、おにいちゃん」
 タバサの挨拶に気の抜けた返事をしつつあくびをひとつ。
「もう、お兄ちゃんったら」
 タバサは腰に手を当てて頬を膨らませている。
 王子が席に座ると目の前に紅茶の入ったカップが差し出された。カップに添えられた手の先を辿って見ると輝く豊かなブルーの髪。
 フローラはふんわり微笑むと、レックスの頭の上にその手を移す。
「おはよう、レックス」
「んー、おはよぉ……」
 まだまだ寝ぼけ眼のままテーブルの上に置かれていたジャムの瓶からスプーンでひとすくい。琥珀色の紅茶に入れてかき混ぜる。
「お兄ちゃん、紅茶は何も入れない方が本来の香りを楽しめるんだよ?」
 人差し指を立てたタバサの高説を伸びをしながら聞き流す。
682 ◆pioDgkR/KE :2006/08/24(木) 18:38:13 ID:NNOpJWC+0
「んー? でもちょっと苦いし、入れた方が甘くて美味しいよ」
「それはそうかもしれないけど。でもジャムを入れるのは子供っぽいって言うか……」
 後半は口の中でごにょごにょと呟くようなものだったので言葉としてはレックスには届かなかった。
 そんな二人のやりとりを両親は目を細めて見つめている。
 それは、レックスにとって珍しい物ではない、いつもの朝の風景で……。

 けれど、たった数日の間にとても遠くなってしまった懐かしい光景で……。

 それが、たまらなく嫌だった。
 


 レックスは城の最上部にある見張り台まで走って上がって来ていた。
 その名前の通り、見張りの為に辺り一面を見渡せる正方形の場所で、大体平均的な宿屋の部屋程度の広さがある。屋根はついているが四方をレックスの胸くらいまでの壁が覆っているのみで窓はついていない。
 手すりに手のひらを乗せて荒い息を吐いた。
 
 なんで、あんな事を言ってしまったんだろう。
 朝、タバサと最初に顔を合わせた時に期待したのは何だったのか。
 僕はいったいどうしたら良いんだろう。

 色んな考えが次々と浮かんでは消えて、レックスはますます混乱してしまう。
 自分がとても嫌な事をしてしまったのだという事は、彼にも分かっていた。
 だがそれもある意味では仕方が無いと言えるのかもしれない。
 レックスはまぎれもない正真正銘の勇者だ。苦しい戦いを乗り越えてきた彼の実力を否定する者はいない。しかし、それでも、レックスはまだ『子供』なのだという事も否定できない真実だった。
 だから彼の未熟は確かに誉められた物ではないにしろ、ひどく責められる程のものではないに違いないのだが、レックス自身は自分の『子供』の部分を認められる程大人でもなければ、自分を誤魔化せる程ずる賢くもなかった。
683 ◆pioDgkR/KE :2006/08/24(木) 18:40:00 ID:NNOpJWC+0
 ――――なんでタバサの記憶は戻らないんだ。

 その思考は疑問ではなく、少女に対する苛立ちそのものだった。
 それが分かっているから、少女と顔を合わせたくなかった。
 それが分かっているから、そんな事を考えてしまう自分が嫌だった。   
 
 それなのにどうして――――。

「あ、あの……」
「どうして……」

 どうして、タバサがここにいるんだろう。

「えと、レックスさん、急に飛び出していってしまったから、その、ちょっと心配で」
 レックスは答えない。俯いていてタバサからはその表情は窺えない。
「ほとんど食べてなかったみたいだから、わたしパンを持ってきたんです。良かったら……」
 はにかむようなタバサの笑顔。差し出される手のひらの上に乗っているきつね色の美味しそうなパン。
 見張り台に響く小さな音。
 歯を食いしばったレックス。
 何が起こったのか理解出来ていない表情のタバサ。
 そして、地面に落ちた形の崩れたパン。
「あ、あれ……」
 タバサの視線がようやく、ゆっくりと、地面に落ちたパンに向けられる。
 次いで、何も乗っていない自分の手のひら。そして、パンを叩き落としたレックスの手。そしてもう一度地面に落ちたパン。
「え、あれ……」
 タバサの持って来たパンが地面で無残な姿を晒している。その事実がとっさには理解出来ない。
「なんでここにいるんだよ!!」
 レックスの怒声。タバサが初めて見る、少なくとも今の彼女にとっては初めての、怒りの感情だった。     
「あ、あのっ、レックスさんが心配で……」
 それでも懸命に言葉を紡ごうとする。
「そうじゃないよ! どうしてここにいるんだよ!」
 レックスの言っている事が理解出来ない。彼がどんな答えを欲しているのかも分からない。
684 ◆pioDgkR/KE :2006/08/24(木) 18:42:36 ID:NNOpJWC+0
「ここにはタバサは来ないんだ!」
 今の彼女には意味不明の言葉で、けれどレックスにとってそれは大切な事で。
「タバサは高い所が苦手だからここには絶対に来ないんだ!」
 それが分かっていたから彼はここを選んだのに。
 それなのにどうしてここに彼女は来てしまったのか。
 それなのにどうしてここに彼女はいるのか。
「ごっ、ごめんな……」
 少女は最後まで言えず――――。

「タバサを返してよ!!」

 少年の刃は確実に少女を捕らえた。
 少女は泣き笑いのような表情を見せる。レックスは再び俯いて拳を握り締める。
「ごめんなさい……」
 スローモーションのようにタバサの上半身が折れる。
「あれ……?」
 少女の瞳から涙が溢れ出していた。ぽろぽろと地面にしみを作ってゆく。
「あ、あれっ、ご、ごめんなさい、わたしっ」
 手の甲で拭っても涙は止まらない。袖で拭っても涙は止まらない。
 そんな状態のまま地面に落ちたパンを拾おうとして足をもつれさせて、こけた。
「いたっ」
 レックスの身体がぴくんと一瞬動いたがそれ以外の反応は無い。少女は手を伸ばしてパンを拾うと、のろのろと立ち上がる。
「あの……」
 何かを言おうとして顔を上げて、口をぱくぱくとさせたけれど何も出てこなくて。
「ごめんなさい……」
 何度目かも分からない言葉を残して、見張り台から出て行った。

 タバサの姿が見えなくなるとレックスは背中を壁に押し付けて両腕を抱きしめた。
 歯がカタカタと音を鳴らす。身体の震えが止まらない。ずるずると背中が壁を伝って落ちてゆく。
 地面にへたり込んだレックスは。
 いつの間にか流れ出ていた涙にようやく気付き。
 声を押し殺して、泣いた。
685 ◆pioDgkR/KE :2006/08/24(木) 18:45:03 ID:NNOpJWC+0
ここまでが以前に投下した分。次に投下分からが続きになります。
気長に待って頂けると。まあこれからそんなに長くは続かないと思うけど。
これはあれかな、好きな子をいじめたくなる衝動('A`)

>>678
多分ビアンカを書くには愛が足りないw
俺以外の誰もがビアンカ妻だからこれはこれで良いんじゃないかw
686名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/24(木) 23:21:00 ID:jyal+cJSO
>>679-684
GJ
少し切なくなってきました
レックスの気持ち分からなくもない

あぁ小説ってこうゆうのなんだなぁ

687名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/24(木) 23:41:24 ID:euMYLsuI0
>>679-684
GJ。すばらしいです
688名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/25(金) 11:34:19 ID:Ey+7m9xlO
>>685
だったらもっとビアンカを愛してください。
689名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/25(金) 14:36:44 ID:Qt9PnSIy0
>>688
だったら貴方がビアンカ妻を書けばいいと思います
690名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/25(金) 15:27:05 ID:Abqxkn9b0
自分で書け
というか、ここは双子萌えスレ
691名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/25(金) 18:04:22 ID:6p7/M3BrO

「綺麗ね」
「本当にね」

ここは妖精の城と呼ばれる場所
天空城を空高く浮上させるため迷いの森経由でゴールドオーブを作ったと言われる妖精達の住む村に行き着いたリュカ達は、村の長ポワンの紹介でこの城を訪れていた。
天空への塔の北に位置する小さな泉に霧で隠された神秘の城、まるで宝石を散りばめたように美しい

「私は妖精の女王シェリスと申します。話はポワンから伺っております。なんでもゴールドオーブが必要なのだとか」
「そうなんです、女王様」
ティミーは階の上に腰掛けるシェリスに言った。
「それがないと天空城が浮かばないんだってプサンさんが言ってて…」
ティミーは早口でことの次第を要約して言った。どうやらあらたまった場所だった為か緊張していたようだ。
シェリスはティミーの肩にかけてある天空の剣に目をやった。
「あなたが天空の勇者様でしたか、かつて我が一族の危機を救った者のご子息が勇者とは、これも一種の巡り合わせかもしれませんね」
シェリスは手を口元にあて考えた後、真紅の絨毯が敷かれた階段を下ってきた。

「もしかしたら可能かもしれません」

「と、言いますと?」
リュカは目の前にいるシェリスに訊ねた。

692名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/25(金) 18:06:58 ID:6p7/M3BrO
>>691の続き

「勇者は心が清く強い者の子供にしか誕生しません」

「「「???」」」
三人は困った、女王が何を言いたいのかがまるで分からなかったからである。
「女王様つまりどういう事ですか?」
ポピーは自分と父のちょうど真ん中位の背のシェリスに訊ねた。

「すみません、突拍子もないことを言ってしまって、つまりですね私が言いたいのは……」

女王はこの城の二階に飾られている絵についての逸話を語った。その絵は心を写す鏡で、心の強い者は望んだ時間と場所に少しの間だが移動する事が可能であること。
そして、ゴールドオーブと接点のあるリュカならばあるいは、ということを女王は言いたかったのだと説明した。

「それは本当ですか!!」
リュカは思わず目の前のクリスタルのテーブルを叩いた。
話が長くなると思ったのか、シェリスはリュカ達を自室に案内していた。
些か緊張していた勇者ティミーの為でもあったのだろうが。

「自信はありません」
シェリスは呟いた。
「未だかつて、それを実現出来たものが殆どいないからです」
リュカの顔が曇る。

と、
「お父さんなら大丈夫よ」
「僕達ならここで待ってるからさ行ってきなよ」

693名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/25(金) 18:09:08 ID:6p7/M3BrO
>>692の続き

「ありがとう二人共」
リュカはそう言って部屋を出ていった。


「望む時間と場所か…」
ベットの縁に座っていたティミーは腕を組み考えた。
「女王様、僕でも行けますか?」
「ティミー、どこか行きたい時があるの?」
隣にちょこんと座っていたポピーがティミーに訊ねる。
「僕達の生まれる前だよ、お父さんとお母さんがどこでどう知り合ったのか気になって」
ティミーは母の事を覚えていなかった、その為この様な考えが浮かんだのだろうか。

「確かに可能かもしれません」
カップに紅茶を注ぎながらシェリスは言った。
「じゃあ」
シェリスは首を横に振った。
「たしかに、光り輝く魂を持つあなた達にも可能でしょう、しかしあなた達はまだ心が幼い……その"時"に行って、もしも住み良く帰りたくないと望めば、あなたはその時代の住人になり、時間の流れを変えてしまえば奇病で死に至ります」
二人は生唾を呑んだ。

「大丈夫、あなた達の父君は心が強いですし、ちゃんと帰ってこれましょう」

694名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/25(金) 18:12:34 ID:6p7/M3BrO
>>693の続き

「それはそうと、お二人共紅茶は如何です?」
シェリスは自らついだ紅茶を白銀のトレイに乗せ、双子に歩み寄った。

「心配しても仕方ありませんし、ゆるりと待ちましょう」
ティミーはすぐにでも父を追いたかった、今の話を聞いたのだから尚更だ。しかし、今回ばかりは勇者である自分もあまり役に立たちそうにない。幼心にそう感じ大人しく待つことにした。

「それじゃ僕はミルクティーを」
「私はアップルティーを」
「お二人共なかなかグルメですね」

三人は一服した。

「あっ、美味しい、この控えめな甘さが」
「さっぱりしていて飲みやすいわ」
二人はシェリスのついだ紅茶に対し思い思いの感想を述べた。

「ふふ、それは良かった、この紅茶は妖精の村原産なんですよ」
「そうなんですか」
「この紅茶が今飲めるのはあなた方のお父様のお陰なんです、冬ばかりではお茶の葉は育ちませんからね」
三人はリュカに感謝しつつ紅茶を味わった。

695名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/25(金) 18:15:25 ID:6p7/M3BrO
>>694の続き

一時間程経ったろうか、双子の父は無事戻って来た。

「お待たせ二人共、ほら」
息を弾ませたリュカの左手には金色の宝玉が光り輝いていた。
「まさか幼い自分に会って、これを譲り受けるとはな」

二人は安堵の顔をした。
「良かった、お父さんが戻って来てくれて」
「もう、どこにも行かないでよね、お父さん」

行けと言われたり、行くなと言われたり、双子の父もなかなか忙しい。
「分かっているさ」
「リュカ、戻って来ましたか、私は信じていましたよ」
シェリスはにっこりと微笑んだ。

「さぁ、三人共これからが大変です、今日は一日ゆっくりとしていきなさい」
「ありがとうございます、ではお言葉に甘えますか二人共」
リュカは後ろにいた二人の我が子に振り返った。
「それじゃ、この城探検しよっポピー、色々見て回りたいし」
「ティミーったら無邪気ね」

こうしてゲマに破壊されたゴールドオーブは無事に、再びこの世界に戻った。

『これからが大変だな
とりあえず二人共もう少し休んでくれないかな』



fin.
696名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/25(金) 18:19:30 ID:6p7/M3BrO
【蘇る奇跡の珠】
>>691-695

なんやかんやで一応20作目になるのか……
このあとがきが恒例化してきたことが否めません……。

ゴールドオーブが天空城から落っこちるところのメロディ。なんであんな素敵なメロディを創れるんだ、椙山さん!!
あなたは天才だ!!
最近ふと思いました。

DQに登場する双子は、Xの双子、外伝のルカとイルくらいしか思いつきません。
他にいたかな双子……?
個人的にはルカ、イルよりこちらが好きという

天空編で唯一外伝ソフトがないX……
X双子の外伝が出たら買いそう
現実的には母親が2パターンいるので無理かもしれませぬが……

金髪の方がしっくりくるけど青髪も嫌じゃない

697名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/25(金) 22:31:55 ID:6p7/M3BrO
ここ絵の投稿(勿論X双子)も可なのか……
今までちゃんと>>1を読んでるようで読んでなかった……
698名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/25(金) 23:45:15 ID:n4JqVL9k0
双子が主役の外伝ソフトも欲しいな
両親やコリンズ、サンチョやピピンも冒険の仲間にしたり
娘が魔物を仲間にする事ができたら面白いな

金髪か青髪かは、ゲームの冒頭で5主の半生の紹介みたいなのをやって
その中でプロポーズシーンの再現をしてみるとか
699名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/26(土) 06:37:58 ID:VFLGGrP+O
>>698
そうするとシナリオが気になりますね。

ラスボスは新たな魔王?
男の子と女の子どちらが主役、準主役を選べるのか?
男の子は最初から天空装備フルなのか?
服装は一新されるのか、まんまか?
曲は全く新しいのか、Xのアレンジか?
X主人公は喋ることになるのか?
リメ5エンジンか8エンジンか?
仲間モンスターは最初から何体かいるのか?
山彦の帽子、時の砂は復活するのか?
また別人キャラが増えるのか……

様々な疑問と憶測が飛び交いそうです。

700 ◆pioDgkR/KE :2006/08/27(日) 10:56:41 ID:Z3b84KHk0
>>641の続き。最終投下分は>>684
///////////////////////////

 城内に戻ったタバサの亀の様だった歩みは徐々に速くなり、ウサギが跳ぶ様な速さになるまでにはそれ程の時間を必要としなかった。
 何処を目指すでもなく俯き加減で走るタバサ。
 前もろくに見ていないような状態だったから、幾つ目かの角を曲がったところで向こうから来た誰かとぶつかってしまった。
「きゃっ」
 城内ではタバサよりも小柄な人間は皆無でないにしても極めて少数派で、この時もぶつかったタバサの方が弾き飛ばされてしまう。
「いたた……」
「タバサ? 大丈夫?」
 呼びかける声に顔を上げてみるとそこには母フローラの姿。
 タバサは慌てて立ち上がる。
「ごっ、ごめんなさい! ちょっと前を良く見ていなくて……。ごめんなさい、気をつけます」
 顔を合わせないように伏せて、早口で言ってその場から逃げ出そうとした彼女だったが、数歩も歩かないうちに手に持っていたパンを落としてしまった事に気づき慌てて振り返る。
 振り返ったタバサの目の前にすっ、と手のひらに乗ったパンが差し出される。
「あ……」
 小さく声を上げて見上げるタバサ。フローラの視線が真っ直ぐにタバサに向けられていた。
 どうしよう、もしかしたら涙がまだ止まってないかもしれない。涙が止まっていてもまぶたは腫れているかもしれない、どうしようどうしよう……。
 フローラはタバサがパンを持ってレックスを追って行ったのを知っている。だから今の状況を何とか説明しなくちゃいけないようにタバサには思われた。
「あの、えっと」
 口ごもるタバサにフローラはふわりと微笑みかける。
701 ◆pioDgkR/KE :2006/08/27(日) 10:57:52 ID:Z3b84KHk0
 澄んだ瞳に射抜かれるとなんだか見通されているような、見透かされているような、そんな気持ちになってしまう。
 そんな風に思うのは歳不相応でもタバサらしい反応だったに違いない。
「タバサ」
「は、はい」
「私の部屋で一緒にお茶でもどうかしら」
 そんな予想外の言葉をかけられて、タバサの思考はものの見事に混乱してしまう。
 どうしようどうしよう。きょろきょろと視線をさ迷わせても誰もいない。自分で決めなくちゃ、どうしよう。
 そんな風に混乱していたのに身体はいつの間にか勝手に答えを出していた。
 思考があっちをうろうろそっちへうろうろしている間に、タバサは何度も頷いていたのだ。
 そんなタバサを見てくすりと笑うと、フローラは娘の手をとって歩き始めた。
「さあ、行きましょうか」
 タバサが持っていたパンはフローラの右手の中にある。フローラの左手はタバサの手を包んでいる。
 ただそれだけで。
 重かった身体が軽くなった気がした。





「はいどうぞ。熱いから気をつけてね」
「ありがとうございます」
 小さな丸いテーブルを挟んで向かい合わせになるように二人は腰をかけた。
 タバサはふうふうと息を吹きかけてからカップを傾けて揺れる紅茶を一口飲む。
「……美味しい!」
 フローラが言う程には熱くなく、かと言ってぬるくもない絶妙の加減。紅茶の香りも良く、何気なく入れているように見えた紅茶だけど、
その過程には様々なこだわりがあってはじめてこの味が出るんだろうな、そんな風に思いながらもう一口。
 そんなタバサを微笑みで見つめながらフローラも自分のカップを取り上げて傾ける。
 二口目を飲んだ所でタバサの目がパッチリと開いた。
「あれ、これって……」
 カップの中の紅茶を見て、フローラを見て、少し小首をかしげる。
 なんだかじんわりと温かくなるような、ハチミツでもジャムでもないような不思議な甘さがその紅茶にはあったのだ。
 記憶の無いタバサだったけれど懐かしさを感じるような香り。
702 ◆pioDgkR/KE :2006/08/27(日) 10:59:51 ID:Z3b84KHk0
 フローラはカップのふちからゆっくりと唇を離す。
「気づいたみたいね? この紅茶は私の特別製でタバサのお気に入りなのよ」
「そうなんですか」
 頷いてもう一口。フローラの言うとおり、その紅茶はタバサの口に良く合っていた。
「すっごく美味しいです。これって、何が入っているんですか?」
 訊ねるタバサにフローラは少し身を乗り出す。
「それはね……」
 つられる様にタバサも椅子から身を乗り出した。
「それは……?」
 王妃はにっこりと極上の笑みを浮かべて。
「秘密なの」
「えええっ!?」
 思わず大きな声を出してしまうタバサ。
 フローラはそんな娘の様子に可笑しそうに目を細める。
「ふふ、でもね、これはタバサとの約束なのよ?」
 これもまたタバサの予想しない言葉だった。
「え、わたしとのですか?」
「そう、前にこの紅茶を煎れて一緒に飲んだ時にタバサがとても気に入ってくれてね、私は煎れ方を教えようとしたのよ? でも、絶対自分でこの紅茶の味にたどりつくんだーって言って、教わってくれなかったの」
 だから秘密。フローラはそう続けた。
「そうだったんですかぁ」
 感心した面持ちで頷くタバサ。彼女は自分の知らない『自分』の話を聞くことを嫌がらない。それは彼女なりに無くしてしまった物を取り戻したいと思っているからだった。
 忘れてしまっているとしても、それはきっと大切なものの筈だから。
 だからきっと、レックスさんはあんなに……。
 表情を引き締めたタバサが真っ直ぐにフローラを見つめた。
 フローラは何度かまばたきをして王女を見つめ返す。
「さっき、レックスさんに怒られちゃいました……」
「そう」
「わたしって、皆さんの知っている『タバサさん』とは全然違う人みたいで、でもわたし、その事にちっとも気が付かなくて……」
 フローラは黙って頷き、先を促す。
「だからその事で皆さんに嫌な思いをさせているって、わたし分かっています」
 今度は瞳を伏せて、頷かない。タバサはそんな母から目をそらさずに続ける。
703 ◆pioDgkR/KE :2006/08/27(日) 11:01:52 ID:Z3b84KHk0
「自分じゃちっとも思い出せないから、だからもっともっと教えて欲しいんです。『タバサさん』がどんな人だったのか。
 そうしたらわたし、頑張りますから。覚えていなくても皆さんが知っている『タバサさん』になれるように頑張りますから」
 言葉が全て終わらないうちから、フローラは首を横に振っていた。
「いいえ、貴女は間違いなく私の知っているタバサよ」
「でも、でも! わたし、ジャムやハチミツを入れた紅茶がすごく好きでしたし、レックスさんが心配で『タバサさん』が行かないような所に行ってしまいました」
 そんな娘の言葉にほんの少しだけ苦笑して考える。
 どう言葉を尽くせば今の自分の気持ちを伝える事が出来るのか。
 どうやったら一人で傷ついている大切な娘を癒してあげられるのか。
 フローラの知るタバサは甘い紅茶だって大好きだったし、恐らくレックスの為ならば苦手な高い場所にだって行けるに違いない。
 変わっていないのだ。フローラにとって目の前で小さくなっている少女は紛れも無く彼女の知るタバサだった。
「いらっしゃい」
 言って、手招きをする。
 タバサは立ち上がり、小さなテーブルを迂回してフローラの目の前に立った。
 フローラの視線とタバサの視線が同じ高さで向かい合う。
「タバサはね、とっても賢くて、とってもとっても優しい娘よ」
「賢くて、優しい……ですか?」
 タバサの右手がフローラの両手に包まれる。
「ええ、色んな事を考えて転ばないように上手に歩ける娘。そして自分の事よりも他の誰かの事を考えられるとっても優しい娘」
 真っ直ぐな視線にさらされて、けれどタバサは目を逸らす事が出来ないでいた。母の瞳の中にいる自分が見える。
「それはタバサの良いところだし、とても大切な事だわ。でもね……」
 フローラは思う。だからこそタバサは今、進む事も戻る事も出来ずに迷ってしまっているのではないか。  
 進んでも戻っても自分を含めた誰かを傷つけてしまうとしたら。
 タバサはどの道を選ぶのだろうか。自らを傷つけても茨の道を歩くのだろうか。それとも……。
「たまには、甘えても良いのよ?」
「えっ?」
 予想をしていなかった言葉に思わず声を上げてしまうタバサ。
704 ◆pioDgkR/KE :2006/08/27(日) 11:04:15 ID:Z3b84KHk0
「すぐ傍に支えてくれる人がいるのなら、転びそうな道だって上手に歩いて行けるわ。そんな時には甘えて、頼っても良いのよ? 
 これは、私も経験した事なんだけどね」
 そう言って軽くウインクをする母を半ば呆然として見ている。口がぽっかりと半開きになり、細かく震え始める。
「で、でも……」
 タバサは視線を外そうとしたが、まるでフローラの瞳に捕らえられたかのように動かすことが出来ない。
「私は、タバサのお母さんだから」
 タバサの瞳が揺れる。右手が強く握り締められる。
「甘えられたり頼られたりすると、とっても嬉しいのよ?」
「ふぇ……」
 瞳の中に溜め込んでいたものが限界を越えた。
 ぽろぽろと大粒の涙が頬を伝って落ちた。
 心の中に溜め込んでいたものもゆっくりと決壊してゆく。
「わっ、わたしっ、忘れてる事重いだろうって、頑張りましたっ」
「ええ、本当に頑張ってたわね」
 声を詰まらせながら紡ぐ娘をフローラは優しく肯定する。
「でもっ、思い出せなくて、それは、わたしが悪いのかもしれないけどっ」
 泣き顔を隠すようにタバサの顔がフローラのスカートに押し付けられた。フローラは右手を握っていた両手を解き、背中と頭に優しく添える。
 座っているフローラのふとももに顔を埋める様にしてタバサは続けた。
「でもぉ、だからってあんな言い方はないよぉ。ひっく、うぐっ」
「そうね」
 フローラはレックスがタバサに放った言葉を聞いてはいない。それでも彼女は、分かっているよ、と娘の背中に添えた手をぽん、ぽんと動かす。
「レックスさんは、すっごく優しくて、かっこよくて、それも分かってるけどっ」
 スカートを握っている両手がぎゅっと握られる。しゃくりあげながらも息を整える。
「レックスさんの、レックスさんのばか、ばかぁ! ばかああああああ!!」
 ぽん、ぽん、と。
 それは、分かっているよ、傍にいるよ、という母からの合図だった。 
 タバサは声を上げて泣いている。
 スカートを涙で濡らす娘。太ももには涙の冷たさが伝わってくる。
 その冷たさが。
 フローラには、ほんの少しだけれど。
 嬉しくも感じられた。
705 ◆pioDgkR/KE :2006/08/27(日) 11:06:25 ID:Z3b84KHk0
ようやく数ヶ月の間をあけて、続き投下……。見ての通りもう少し続きます。
記憶の無いタバサに萌えたいだけだった。こんなに長くなるとは思わなかった。
今は反省している。
706名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/27(日) 11:28:03 ID:Gswaqmot0
>>705
(・∀・)イイヨイイヨー
707 ◆pioDgkR/KE :2006/08/27(日) 11:48:19 ID:Z3b84KHk0
うわ最悪の誤字だ……orz チェックもれが恥ずかしい。
>>704
×「わっ、わたしっ、忘れてる事重いだろうって、頑張りましたっ」
○「わっ、わたしっ、忘れてる事思い出そうって、頑張りましたっ」
708名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/27(日) 12:34:37 ID:7X1vALVXO
>>707
たいして気になりませんよ

この作品いいなぁ〜〜

709名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/29(火) 08:18:30 ID:iij5ivaYO
一応保守
710名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/08/30(水) 20:32:51 ID:AtWJEYNf0
711名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/01(金) 12:46:13 ID:E+Z6OiU1O
またパタリと人が来ませんな……
712名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/01(金) 21:29:53 ID:PnfK4bJ40
| 冫、)ジー 
いますよ…
713名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/01(金) 23:15:18 ID:a06tZsEw0
| ω・)ノシ
714名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/01(金) 23:19:14 ID:ueYeb+rE0
| ∀・)イルヨー
715名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/01(金) 23:29:37 ID:5EiQRmnS0
これほど人口が計れないスレも珍しいw
716名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/02(土) 00:22:07 ID:w1fDu/4d0
| д`*)ノシ 双子たんハァハァ
717名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/02(土) 12:56:11 ID:tIaa9/SO0
718名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/09/02(土) 20:25:58 ID:tyBiDY3J0
久しぶりにコレやっていて2人に名を付けるトコまで来たんだけど
なんとなく「ネギ」と「なのは」って付けてしまった・・・
今ウチの主力
719名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/02(土) 20:28:19 ID:ZjS3Nx5E0
>>718
アニメ好き?w
720名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/02(土) 20:36:15 ID:2kiCz+pvO
>>718
久しぶりに上がったな
721名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/04(月) 01:36:42 ID:TJrFKQWF0
双子モノなら萌えを主眼に置いたSSじゃなくてもいいの?
722名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/04(月) 10:31:25 ID:jOHIqzC90
難しいな
「双子萌え」スレだからな

萌えが主眼じゃなくても、萌える要素が少しでも含まれてればいいんじゃない?
723名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/05(火) 11:37:21 ID:5XriFadm0
……書きかけのSSの続きが消失した件orz
724名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/05(火) 13:40:21 ID:KqWNT9OwO
>>723
ドンマイ……
725名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/07(木) 21:46:06 ID:xFWlp6eIO
保守

しかしまた人が来なくなってしまった。
う〜む

726名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/07(木) 22:39:37 ID:gAOKJgEJ0
 |д・) ソォーッ…
いることはいるんだけどね。文才さえあれば…!
727名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/09(土) 18:20:13 ID:P4SoLfYbO
ホッシュ
728名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/10(日) 11:33:11 ID:rAfM+UThO

「眠れない…」

自室のベットから起き上がるポピー。
最近、季節はずれの熱帯夜が続いておりポピーは寝付けなかった。

目を擦りながら桜色のパジャマに身を包み、少しでも涼しい場所を探すために廊下に出る。
部屋から出て右折し10m位歩いたろうか、ふと裸足のままだったことに気づき自室に戻ろうと回れ右をする。

ゴッ
「いたっ」
「いてっ」
廊下は窓から月明かりに照らされていたのだが洞窟の中のように薄暗く、ポピーは何か、いや誰かとぶつかったようだ。

「いててて、あっポピー」
おでこをさすりながら話しかけてきたのは、双子のティミーだった。

「あらティミー、髪が長かったから女の子かと思ったわ」

ティミーは寝る前に頭に付けているワックスを落とし、結わえている髪を解いてしまうので女の子のように見えるのだった。
ポピーはその事を知っていたが、寝不足で頭がボーとしていた為、忘れていた。

「いいじゃんか、この髪型気に入ってるんだし」

ティミーは少しだけふてくされた様子だ
端から見れば女の子だが、再び聞いたその声は自分より少し低く同年代の男の子のそれだった。

729名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/10(日) 11:35:01 ID:rAfM+UThO

「それにしても暑いね」
ティミーは手をパタパタして顔を扇いでいる、どうやら彼も暑さで寝苦しく眠れない様であった。

「少しでも涼しい場所を探してたんだけど、もしかしてポピーも」
「ええ、最近寝苦しくてホントに参るわ、なんで秋だっていうのにこんなに暑いのかしらね、ヒャダルコやマヒャドを使って部屋を冷やせるけど、夜使って寝ちゃうと風邪ひいちゃうし」
ポピーは足下を見て溜息をついた。

「とりあえず暑いし喉乾いたわね……ティミーは?」
「僕もだよ暑くて汗かいちゃったからね
……厨房に行ってみよっか、何かあるかも」
「そうねハーブ水があった筈だから行こっか」

二人はとりあえず涼しい場所を探すのを一度中断して厨房に向かう事にした。

730名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/10(日) 11:36:13 ID:rAfM+UThO

「そういえばさ」
「なあに」
「ヒャドで部屋を冷やした後さ、後片づけ大変じゃない?、水が垂れてさ」
「ヒャド系の呪文は水分じゃなくて
大気そのものを氷結させるのよ、だから水滴は垂れないの」
「そうなんだ……」
こうしてティミーの疑問が一つ解決した。
「そんなことより厨房に着いたわよ」

二人はイソイソと飲み物を探し始めた、まるでこそ泥の様だ(オイオイ)
「あったよ」

ティミーの見つけた液体は、暗がりで分かりずらいので、隣接する食堂の窓から月明かりに照らしてみる、どうやらハーブ水のようだ。
2人は食堂にある木製の椅子に腰掛けガラスのグラスにハーブ水を注いだ。

「それにしてもここは涼しいわね、寝心地良さそう、毛布と枕を持ってくれば良かったわ」
仮にも王女なんだからそういう発言はどうなんだろう、ティミーは思った。

731名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/10(日) 11:38:27 ID:rAfM+UThO

ポピーはグラスの水を少しばかり飲んだ
「ねぇティミーここれ寝ちゃわらい」

ん、ティミーはポピーの呂律が回って無い事に気づいた。
「らんらか私、愉快になってきたの、どうしてらろう……ふふふ」
ティミーはいやな予感を感じた。
ポピーがいつもは見せない様な不気味な笑みを見せるからだ。

「さぁティミーも飲みらさい」
ティミーの予感は的中した。
「で、でも」
「いいから飲みらさいよ、私が注いだの飲めらいの?」
まるで猫に睨まれた鼠の様な状態のティミー、仕方なくティミーは少し飲んだ。

程なくして胃の辺りが熱くなり……
「う〜ん、世界が回る〜〜」
バタ、く〜〜
ティミーはそのまま眠りについてしまった。

「だらしないわれティミー、ふぁ〜あ……」
パタ、す〜〜

そして夜が明ける……

732名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/10(日) 11:40:04 ID:rAfM+UThO

「あいてててて」
頭をさすりながらティミーは食堂で目を覚ました。

「おはようティミー」
目の前には双子の妹がいる。
「昨日は久しぶりにぐっすり眠れたわ、それもこれも、これのお陰ね、」
ポピーが取り出したのは昨日の水だった。
「さっき確認したらこれはハーブ酒なんだってさ」
「じゃあ僕の頭の痛みは二日酔いによるものか……」
ポピーはティミーと同じくらい、いやティミーより多量飲んでいたはずだが、ティミーと違いケロッとしている事に驚いた。

「ポピーは頭痛くないの?」
「起きた時は痛かったわ、でもコックさんの作ってくれた酔い止めを飲んだら直ったのよ
ただすごく苦いし、こっぴどく注意を受けたわ……」
「そりゃそうだね」

その後で勿論ティミーも注意を受け、酔い止めをもらい頭痛は回復した。
コック曰くその時のティミーは女の子に見えたそうな。


……少し経って
ティミーは重大な事を思い出していた。

「ポピー……
ラリホー使えるじゃん……( ̄口 ̄)」


fin.
733名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/10(日) 11:55:44 ID:rAfM+UThO
【熱帯夜】
>>728-732
もう21作目か……
久方ぶりに書いた〜

いつの間にか視点が変わっているよ……
オチがお粗末……

二人がお酒飲んだらやっぱり酔っぱらかっちゃうんじゃないかとか考えたんですがどうにも……
二人に恋愛感情があったらいけない方向に行きそうだ……

男の子のワックスは個人的な想像です。
自然であの髪型は無理があるので。
髪下ろしたら女の子に見えないことも無いはず。(多分)

734名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/12(火) 22:47:55 ID:rE77ZlMVO
誰かカモン
735名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/14(木) 15:58:00 ID:bkY4xsL3O
妖精のホルン使う場所がわかりません。お知りのかた教えて頂きたいです
736名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/14(木) 16:08:28 ID:0T5sUYqC0
>>735
・攻略に関する質問は専用スレッドにて。
【iアプリ禁止】DQ攻略質問スレ 第59章
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1156635841/
(落ちている場合には http://find.2ch.net/?TYPE=TITLE&STR=%B9%B6%CE%AC%BC%C1%CC%E4+board%3AFF%A1%A6%A5%C9%A5%E9%A5%AF%A5%A8 で検索可能)

俺独自の攻略サイトはこうだぜ・・・↓

⇒妖精の村へ着き、ポワンから「ようせいのホルン」をもらう。

⇒(PS2では、西のドワーフの洞窟へ行くと、ザイルが仲間になる)
⇒(PS2では、氷の館がすごろく場になっている)

⇒天空の塔の北の湖に行き、船で中心まで行き、そこで「ようせいのホルン」を使うと、妖精の城が現れる。
妖精の女王から「ひかるオーブ」をもらい、主人公に持たせて、2階の左の部屋の絵から過去のサンタローズへ行く。

⇒パパスと話した後、教会へ行き、外に出ると子供の主人公がいるので、「ひかるオーブ」と「ゴールドオーブ」をすりかえる。

⇒ルーラで天空城へ戻り、プサンに「ゴールドオーブ」を渡す。
天空城が浮上する。

⇒サラボナへ行き、ルドマンに会う。
737名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/14(木) 16:20:23 ID:bkY4xsL3O
いやはや本当に助かります!有難うございます!!
早速向かってみます☆
738名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/14(木) 22:20:17 ID:6OKI+tCZO
CDシアターの双子は可愛いんだろうか……

聴いたことないから気になるなぁ、誰か聴いた事ある人いますか?
739名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/15(金) 19:41:23 ID:hF2HimU90
age
740名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/15(金) 20:57:47 ID:3POa1RIX0
どうだったっけ・・・聞いた筈なんだがすっかり忘れてる
PS2版のタバサたんで脳内双子を上書きされた感が強いw
741名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/15(金) 23:01:44 ID:wiyKCK/cO
ティミー:吉田小南美
ポピー:荒木香恵

俺のイメージだと
ティミー:キン肉マン二世のミート
ポピー:デジモンの八神ひかり
みたいな感じだと思ってたりする
聴いたことがないのでなんとも言えないけどね
742名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/15(金) 23:17:56 ID:9l/6keUK0
吉田小南美と言えば、ククリ。
ドラクエCDシアターではアリーナとバーバラの声も担当。
アニメやラジオやエロゲなど幅広く活躍。今は独立していろいろやってるらしい。
荒木香恵と言えば、ちびうさ。
上の吉田さんと仲が良く、やっぱり幅広いジャンルに出演。
743名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/16(土) 03:30:55 ID:6nUWtBxC0
何回スレタイみても「ふたなり萌え」って読んじゃうんだが
744名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/16(土) 07:29:58 ID:UOrHMgmmO
>>742
俺の中では
ククリ=ミートも十分衝撃だったな(中の人が両方同じって意味ね)

荒木香恵は小さい女の子のイメージしかないがポケモンのナツメはたしか彼女だったな

あとクラウド=テントモンも衝撃だな(脱線)

>>743
オイオイww
745名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/18(月) 18:31:05 ID:6BwawuU7O
保守
746名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/19(火) 22:50:41 ID:LOI2wC/pO

男の子が風邪ひいて女の子が看病するというシチュエーションを思い浮かんだ。
誰か文才ある人〜〜
747名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/21(木) 10:42:51 ID:lHLJ3HMPO
>>746
と頼んだものの
やはり自分で書くべきか……
今、忙しいから無理だけど
少しは文才が欲しい今日この頃
748シルファ ◆KuIFIqmNnI :2006/09/21(木) 13:20:58 ID:2LElcH3z0
>>746
そのうち書きたいとは思ってます
749名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/21(木) 13:59:40 ID:Z1ZY7dIG0
なぜここにメイドロボが。
750名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/21(木) 22:08:07 ID:lHLJ3HMPO
ジョジョに執筆中
751名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/22(金) 22:06:29 ID:Qqbo5MFMO

「けほっ、こほっ」
頭がボーっとする、喉が痛む、まぶたが熱い、それに加えて激しい悪寒がする。
(これが風邪って奴か……)

ティミーは厚着に毛布を掛けられ宿の天井を仰いでいた。額には絞られたぬれタオルがのっかっている。先程まで冷えていたタオルもティミーの高熱をもらい今ではぬるま湯のように生温かい。

(すごくだるいよ……)
風邪独特の気だるさにティミーは参っていた。何せ生まれてこのかた風邪というものをひいたことが無いからだ。

ギイィ……
ふと扉の開く音がした、そちらに視線をやると両手で籠を持った少女が立っている。
「ティミー、大丈夫?」
「大丈夫だよ…………ごほっ、ごほっ、ごほっ……」
少女は籠をその場に落とし、心配そうにティミーに駆け寄った。

「大丈夫?、おにいちゃん!」
「う、うん、けほっ、こほっ」
ポピーにお兄ちゃんと呼ばれるのはいつ以来だろう、ティミーはふと思った。

(ポピーって小さい頃はお兄ちゃん子だったっけ)
久しぶりにお兄ちゃんと呼ばれ、なんだかこそばゆい感じがした。

752名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/22(金) 22:07:50 ID:Qqbo5MFMO

「本当に大丈夫?」
「う、うん」

(ポピー、おにいちゃんって無意識で言ったのかな?)
そんなことをティミーは考えていた。

「そういえばさ、ポピー何しに来たの?風邪がうつっちゃ悪いから僕には近づかない方がいいよ」
「あら、せっかくタオルを変えに来てあげたのそんな言い方はないんじゃなくって」
ポピーはそう言って冷えたタオルと生温かいタオルを交換してくれた。
「あっ、ありがとう」
「どういたしまして」
そう言って紅潮したティミーの顔にポピーは手を触れた。
「本当に風邪なのね、すごく熱い……」
「そ、そんな事無いよ、これが僕の平熱さ」
「強がらないの、本当は辛いくせに」
「そんなことな……げほっ、ごほっ…」
ティミーは苦い物を噛んだような顔をした。
「大丈夫!」
「平気だょ……げほっ、げほっ……」


(変われるものなら変わってあげたいよ……)
ポピーは苦しんでる兄を見てすごく胸が痛くなった。

753名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/22(金) 22:09:15 ID:Qqbo5MFMO

私はティミーがこんなに苦しんでいるのにこんなことしかできないの……

いつだってそう
ティミーは勇者、それは分かってる
勇者としての使命で凄いプレッシャーを感じてるはず

それなのに
私はこんなに近くにいるのに、勇者にはなれない……
どうして?、神様どうしてなの?
私はティミーを助けたいけど、助けられるか不安なの……
私は勇者じゃないから
どうして私は勇者じゃないのよ
もし私も勇者なら、苦しみを分かちあえたかもしれない
そしたらティミーは風邪をひかなかったかもしれない

神様、ひどいよ
ティミーはまだあどけない子供なんだよ……

考えたらキリが無いくらい様々な事がそれこそ走馬燈のようにポピーの頭をよぎった。

「ポビィ?」
「はいっ!!」
大きな声で呼ばれた訳ではない、むしろティミーは風邪で元気がなく普段よりも声は小さかったが、考え事の最中いきなり呼びかけられポピーはびっくりした。

754名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/22(金) 22:10:24 ID:Qqbo5MFMO

「どうしだのさ、ボーとしちゃっで、らしくないね」
「う、うん」
「考えごと?」

ビクッ
ポピーの体が震えた。

「ポッ、ポピーなんで泣いてるの?」
「えっ!?」
ポピーは自分の頬を触ってみた、確かに涙が流れている。

「僕、何か酷いこと言った?」
「ううん、違うの」
そう言ってポピーは首を横に振った。

「ティミー、ごめんね……」
「えっ?」
ティミーは首を傾げた。
それはそうだ、なにせ見に覚えがないのに謝られたからだ。

「私はあなたのこんなに近くにいるのに、ティミーの力になれないのがはがゆくて、ティミーが不憫で、それで、それで……」
ポピーはそのままそこに崩れた。

755名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/22(金) 22:12:20 ID:Qqbo5MFMO

「そんな事、ないよ」
ティミーは鼻声で言った。
「えっ?」
ポピーはティミーを見上げた。

「たしかに、苦しい時や泣きたくなることもある、でもポピーがいてくれる、辛いとき、悲しいとき、泣きたくなるとき、もしも君がいなかったら僕はそういう場から立ち直れなかったと思うんだ」

「ティミー……」

「だからそんなこと言わないでよ、勇者じゃなくても、君は僕にとって大切な妹なんだから」
暖かな眼差しでティミーはポピーを見つめた。

「おにいちゃん……、ぐすっ」
ポピーはゆっくりと立ち上がりティミーに抱きついた。

「ありがとう、私、不安だったの……もしかしたら……おにいちゃんの力になれてないんじゃないかって思って……」
何かの糸がプツリと切れたのかポピーは再び泣き出した。

「こらこら、せっかくの可愛い顔が台無しだぞ」
「いいよ、他に誰も見てないもん……」

(ポピー、そんな事考えてたんだ、不安にさせてごめんね、駄目な兄貴だね僕は、可愛い妹をこんなに泣かせて……、でも、もう大丈夫だよ、もう君を泣かせない、それから……)

「ポピー」
「なぁに」
「ありがとう」

fin.
756名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/22(金) 23:11:45 ID:pjbk+D5L0
新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
こういうふいんき(なぜかry)大好きっす!
757名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/23(土) 07:06:59 ID:Hc2JDtJlO
>>756
感想ありがとう。
俺もこんな感じの雰囲気(ふんいき)が好きだよ。
キターーと言われたかったので少し嬉しい。
758名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/25(月) 07:58:18 ID:HNepuyNvO
保守
759名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/09/29(金) 15:12:45 ID:PaQEnM1RO
保守
760名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/02(月) 00:17:14 ID:OXgLA14/0
三つ子の魂百まで
761名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/03(火) 17:28:54 ID:JVA5v1bl0
一寸の虫にも五分の魂
762名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/03(火) 22:00:54 ID:4YxlyvkcO
改心した親分ゴーストと双子(金髪)のコラボ話でも今度、書くかな

なんか書きたくなった
ただ最近時間不足
763名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/06(金) 17:33:37 ID:lJuUZZgu0

    , -―.'、
.    i ノ从リ〉
   ヾリ`-´ノ!  来年から○○ックスを仕切ることになった
    /フ坐i>   まあよろしく
.   く/ト_T」ゝ
764名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/09(月) 00:04:35 ID:iO25LFoBO
保守しとくか
765名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/12(木) 14:21:01 ID:DWzohu5+0
本気で兄妹喧嘩させてみたい。
766名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/13(金) 17:47:22 ID:QCTr8H0bO
喧嘩には原因が必要だ
まず理由から考えてみて、と
767名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/15(日) 22:18:48 ID:fX5b8MOXO
双子ちゃん大好き☆
768名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/16(月) 01:43:19 ID:mfVfKBvRO
>>705さん
続き楽しみだなぁ。
769フローラ好き:2006/10/16(月) 08:54:03 ID:hjMxVTdF0
ここ過疎ってるね。
すごく好きなスレなのになぁ。
たまにはあげてもいい?age
770名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/17(火) 01:06:41 ID:alyNuvIu0
懐かしいなあ。レックスクエスト好きだったなあ。
あの作者さん、今頃どうしているんだろ
771名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/17(火) 10:41:11 ID:cinvvRVW0
双子の妹ちゃんが特に好き。
金髪も青髪も両方好きだなぁ。
772名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/19(木) 08:48:19 ID:nIx7MnjwO
ここらで保守
773名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/20(金) 14:04:33 ID:d06x6s6e0
タバサ萌えホシュ☆
774名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/21(土) 18:33:06 ID:9UAUZTK+O
>>768
続きは消失したとか書いてあったような

俺も続きが気になるので
非常に残念だ

orz

775沢北マスター ◆2TFvsWWWis :2006/10/21(土) 21:16:43 ID:ifSPQGIW0
ふたごちゃん好き
あいつらは可愛いんよ(*´д`*)
776768:2006/10/21(土) 23:53:11 ID:k1eD15rrO
>>774 そんなぁぁ〜残念だね(´・ω・`)
777名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/23(月) 13:38:00 ID:6mqQREe2O

スレタイは萌え語りだけど、最近あんまり語ってないなぁ。

そもそも"萌え"ってなんだろう?


一説によると
昔、天才テレビ君でやっていた恐竜惑星(バーチャル三部作の一本目)ってアニメの主人公の名前(萌)がルーツらしい。

他にも俗説はあるっぽいが

ちなみに最近の若い人はバーチャル三部作を知らないらしい……(俺一応10代なのだが……)

やや話が脱線したけども、俺もなんやかんやで双子は好きだな。

だから保守。

778名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/24(火) 00:21:39 ID:IYILOfPj0
>>777
そのルーツだけは百パーセント違うと言える。
大体バーチャル三部作って何だよw初めて聞いたw
そんなマイナーなところから生まれる言葉じゃねぇってw
萌えってパソ通時代からある言葉だしなぁ
779名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/24(火) 08:20:10 ID:jkZcKnZV0
萌えは、
普通に変換でできたことばじゃないの?
あの子の言動に「燃えるぜ!」って言葉を
なんとなく萌えで変換して使ってたとか
780名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/24(火) 20:38:44 ID:db3KK7Ai0
「萌え」の語源は諸説あるみたいだけど、10年以上前からある言葉らしいし

セラムンの「土萌(ともえ)ほたる」からという説を聞いたことがある
781名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/24(火) 20:50:03 ID:4ms6J2F80
詳しく知りたい人はどうぞ。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%8C%E3%81%88
782名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/24(火) 23:18:45 ID:wnfOg2+tO
話を戻してと、

双子かわいいなぁ
うん

そういえばCDシアターの声優は
男の子→吉田小南美
女の子→荒木香恵
なんだっけ

女の子は結構容易に想像つくのだが
男の子は想像しにくいな、声が

だってククリのイメージが強すぎるんだもん
783名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/25(水) 01:19:29 ID:xHpc9zo20
Vol.1だけ持ってるけど、幼リュカも吉田嬢。聴いてみると、ククリからは想像できない少年声だったよ。
イメージ的には某レイアースのメインキャラの海(だっけか?)に近いかも?
個人的に吉田嬢の少年声は好きだゼ。Vol.3欲しいお
784名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/25(水) 13:34:50 ID:j5ynRMBiO
>>783
気になってとある掲示板で探してみた

魔法騎士レイアースの主演三人(光:椎名へきる、海:吉田小南美、風:笠原弘子)の三人のデュオ(ほとんどセリフなのだが)みたいの見つけて聴いてみた

あれ(海)に近い感じなのかぁ

海、かなりテンションが高かったしノリノリだったな

まぁリュカ(幼)とティミーの声質が全く同じかは分からないけれども

DQファンとしてもやはり聴いておきたいなCDシアターは

というか吉田小南美って割と声の幅が広いんだな、ククリとキン肉マン二世のミートが同一人物って未だに信じられないもの

と、話がズレてきたな俺の悪い癖だ
785名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/25(水) 20:06:27 ID:xHpc9zo20
>>784
海ってテンション高めだったか。
う〜む、リュカは全体的に大人しめかも。テンション高い!ということはなかった。
まあティミーがどうなのかは不明。
吉田嬢より、俺の中でPS2での王女のイメージが9割9分9厘定着してしまったために荒木嬢のポピーのイメージが涌き難いというのはこれ如何に…
昔の作品ということもあるけど、声優陣豪華…。神谷氏のパパスははまってると思う。強く優しいパパといった具合。
786名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/25(水) 21:12:37 ID:j5ynRMBiO
確かにCDシアターのキャストは豪華だな

いま実現できないよなぁ、亡くなってしまった方もいるし(宮内氏、塩沢氏、戸谷氏、鈴置氏)

それに予算が当時より大変な事になる予感


話は変わるが
リメイクの王女には脱帽したな

ちょっとねらいすぎな気がしてならない

確かに荒木香恵の声とイメージは合わないな
787名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/27(金) 00:52:32 ID:AjpD+SK40
まあそこはあえてその狙いに掛かってみる。今はもう狙い通りになってしまった己ですぜ。
しかし『妹キャラ』だけど、実際プレイヤー視点だと『娘キャラ』なんだよなあ。
娘と息子として見て萌えて、そして妹な王女とお兄ちゃんな王子に萌えて…色んな要素があるなあ。
小さい妹と大きいお兄ちゃんというパターンは今や語り尽くされた感があるが、同い年の幼い兄と妹というのは俺の中ではサプライズ。
まあ同い年とか年が近いとかが本来の形のはずだが…これも時代かね。
この上で仲良しでブラコン(王子も満更ではない感じ…というかよくわかってないだけかも)だからなあ。
ギャップの影響もあるかも。かつての王女のイメージがなければ、ひょっとしたら今ほど好きにならなかったかも。
788名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/27(金) 23:27:47 ID:An40hSKF0
グランバニアの双子の王子と王女だが、父には疎んぜられた。
これは双子がグランバニア王の実子でなく、王の仲人ルドマンと、
ルドマンが王に与えた王妃との間にできた子であったためとある。
この懸案を、ラインハットのデズモン大学者は実証しようとして、
王妃の生理期間を割り出すという恐るべき作業を通し、
双子はグランバニア王の子に非ずと断じた。
789名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/28(土) 04:46:06 ID:tY5WmupOO
そのきっしょい話どっかで聞いたな〜
790名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/29(日) 00:16:32 ID:C70T7jJr0
ルドマンが双子の実の父親である可能性はかなり高い。
双子の母親がフローラの場合は、結婚の重大発表を行う前に
すでに孕まされたと考えられる。
母親がビアンカの場合は、主人公と再会する前にルドマンが訪問していて
温泉に入浴していたときに孕まされていたと考えられる。
それに、ルドマンの先祖のルドルフは怪獣ブオーンを封印した実績があり、
血筋を見ても伝説の勇者にふさわしい。
他に考えられるのは、ビアンカの場合はダンカンで、
フローラの場合はアンディといったところだが、
可能性は低いだろう。(後者は特に)
後、名目上は○○の子だが実は××の子だったという話は、
参考までに崇徳天皇の生い立ちを調べてみるといい。
791名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/29(日) 10:44:01 ID:BuihAfY1O
タバサかわいいよな〜
保管庫SS良かった。
792名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/29(日) 11:47:14 ID:GCIGG25k0
エルヘブンの血筋と天空人の血筋じゃないと
勇者は生まれないんじゃなかったっけ
793名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/29(日) 12:16:13 ID:BuihAfY1O
>>790が ルドマン好きなのは分かった。
794名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/29(日) 14:57:57 ID:lvjBtDLk0
>>768 >>774
PC買い替えの費用を貯めてました。俺はこのスレの事を忘れてなんかいないぜ!
795名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/30(月) 12:42:18 ID:HJ7QhZDf0
保管庫なつかしくなって今見てきたけど、ひどいことになってるな
796名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/31(火) 10:33:37 ID:MsE2bFDv0
>>790 って荒らしなの?
797名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/10/31(火) 22:41:18 ID:l7H+RDKm0
>>796って自分の父親が本当の父親でないという疑惑に動揺している
王子(又は王女)なの?
798名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/01(水) 00:42:31 ID:c5berNSR0
荒らしだと思ったら構わなければいいのに
799名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/01(水) 09:10:37 ID:tNYy+Byd0
ガチなのかな〜とも思ったの!
800名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/01(水) 14:12:03 ID:cvqwkg+FO
>>794
もしかして書いてた人かい?
801名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/03(金) 17:39:45 ID:HYHbKjWw0
>>800
うん、書いてた人。書いてる人。gdgd感漂う状態になってしまったが
書く気はまだあったりするんだよね、これが。
まあいつ続きが来るか分からんSSなんぞの事よりも萌えを語ろうぜ!
802名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/04(土) 03:12:54 ID:/mle6Zec0
風の帽子もらうときはレックスだけを連れていく
あんな汚れた帽子タバサには装備させないからブリードに渡す
が俺のデフォ
803名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/04(土) 11:08:48 ID:XQ4V9CTEO
そうなんだ
そんなデフォがww
804名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/05(日) 01:27:44 ID:ioPkjF7/O
双子の声の人(CDシアター)、最近テレビに出てないな

なんか寂しい
(特に荒木氏はここ2、3年声を聞いた記憶がない!
吉田氏も目立った役がない……最後に聞いたのはガッシュの代役だしなぁ)
805名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/05(日) 10:52:37 ID:04RrEOVS0
吉田さんなら「少女チャングムの夢」に出ていますよ。
806名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/05(日) 22:54:02 ID:ioPkjF7/O
>>805
そうなの?
聞いたことない番組だなぁ。

そうそう
5のCDシアターが発売されたのは94年頃だからもう12年位前なんだよね。
時間がたつのは早い、そして聴いてみたいがなかなか入手困難……

発売当時6歳だったし、DQそのものをプレイしたことなかったからなぁ

そんな俺は11年DQXのファンだけど、未だに色あせない。
807名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/06(月) 06:04:50 ID:qNwPDaPP0
リメイク記念に再販してくれないかなと密かに期待していた
それと合わせてリメイク版のCDシアターも出して欲しかった
808名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/06(月) 17:25:52 ID:+8BUed4MO
リメイクだとゲマがパワーアップしてるから
若干内容が異なるな

それで>>807はオリジナルのままのキャストがいいの?
それともキャストを一新してアナザーDQ5を聴きたかったのかが気になる。
809名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/06(月) 22:26:29 ID:EoO/PHxV0
今なら、王子は池澤春菜で王女は谷井あすかがふさわしい
※ヒント「ポポ」「ルル」
810名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/07(火) 00:50:23 ID:dSzIB1XLO
池澤春菜の少年声はレッツ&ゴーの豪
あるいはナノセイバーのジンを彷彿させるな
(しかしどんな声か思い出せないorz)

谷井あすか……は聞いたことないな。


危ないので一度アゲ
811名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/07(火) 04:36:22 ID:lsru21JL0
>>808
キャストはオリジナルでいいと思う(聞いたことはないのだが)
荒木さんはリメイク王女のほうが向いてそうだ。
吉田王子は実際にCD聞かないと想像できないからなんとも言えんが
評判は悪くなかったみたいだし変えなくても十分だと思う。
812名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/07(火) 10:03:51 ID:bYYNX9uE0
ももっちですか・・・ろこちゃんですか(;´Д`)ハァハァ
813名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/07(火) 14:09:33 ID:dSzIB1XLO
>>811
なるほどね


>>812
ももっちて言われると、なんだかたまごっちみたいだな。

しかし男の子にハム太郎のロコちゃんは、かわいすぎる気もするが……

少年声はもう少し歳が高め(12、3歳)に聞こえた気がするし

まぁ声忘れてしまってる俺は少し致命的だな。

もう10年位前だもんな少年声聞いたのは。
(レッツ&ゴーの豪とか、救命戦士ナノセイバーの迅とか)
814名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/08(水) 22:20:47 ID:jZd1BJLPO
個人的には
男の子…椎名へきる
女の子…牧野由依
が合ってると思う。
皆のイメージも少し聞きたいな。
815名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/09(木) 01:31:52 ID:5Va4Czwg0
男の子…神木隆之介
女の子…森迫永依
816名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/09(木) 07:40:00 ID:TyxK7xm/O
>>815
マルクルと実写まる子か
817名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/09(木) 12:42:33 ID:emUeoOjl0
実写まる子のぶーたろうの妹の裸で抜いた奴挙手
818名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/09(木) 15:31:54 ID:TyxK7xm/O
>>817
主旨が変わってないか?
双子に話がかすりもしないのはどうかと思う。

ちびまる子スレならいざ知らずだが。

因みに俺は見てないからわかんない
ブータロ妹は
819名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/09(木) 20:03:38 ID:bf3zZqtS0
CDシアターオリジナルキャストのままでもいいけど、まあそれ以外でならば…
王子:日高奈留美
王女:柚木涼香
ってところか。あんまし双子にはイメージしにくいが、強いて言えば日高嬢は名犬ラッシーのジョン、柚木嬢はデスティニー2のリアラかな。

大穴狙いならば…
王子:若本規夫(野太く)
王女:松井菜桜子(ドスの利いた声で)
…すまん、俺が悪かった(;゚盆゚)
820名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/09(木) 21:53:30 ID:TyxK7xm/O
>>819
大穴はさすがにww

>>814
今更気づいたが
へきる…レイアースの光
牧野…ツバサのサクラ

どちらもクランプ作品の声のイメージだったみたいだ俺。
821名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/10(金) 20:46:16 ID:u5N8R4KnO
いまいち盛り上がらないね。

やはり小説がないのがいけないのか。
雑談だけでは盛り上がりに欠ける。
というかあんまり人来ない……
822名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/10(金) 23:57:30 ID:ini4LaGr0
このスレで声優について語られても、ついて行けるヤツ少数だろ
上に挙がってる人達、俺にはぶるぁぁぁ!の人しかわからねーし
っていう訳で今度は俺が話題を振ってみようか
今更だが、皆は双子のどういうところに萌える?
俺はやっぱ、PS2版の二人の仲の良さに撃沈した。
あんまり深い事考えてなさそうに見えて実はいつも妹を思い遣ってる兄と、
甘えっ子でブラコンなとこが目立ちがちだけど実は誰よりも兄を心配してる妹。
SFC版の頃から好きだったけど、PS2版プレイして印象がガラッと変わったよ
それぞれ単体としても好きだし、コンビとしても好きだけど、カップリングとしてが一番萌えるw
近親とか趣味じゃないが、何故かこの二人にだけは萌えてしまうんだよ(´Д`;)
823名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/11(土) 02:10:10 ID:joNHhPPG0
会話というか、話しかけられるのはイイよね。
たいていRPGだと、冒険のヒントくらいしかいわないけど、なかなかそうでもなかった。
話す内容もけっこう変化したしね。
たしか魔界に行った直後だと思うけど、
王女が「怖い」って言って
王子が「ボクが守ってあげるから心配ないよ」
そんで最後に王女が「おにいちゃん…」(←ここだけはっきり覚えてるw)
みたいな会話があって、かなり萌えたw
824名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/11(土) 07:52:58 ID:qOh41P+UO
オリジナルは双子が生まれるとこまで行けなかった……

だから、リメイクで石化した主人公を二人の我が子とサンチョが助けに来た時は、感動物だったな。

二人の性格にはあまり違和感を感じなかった。
セリフもあって話しかけてばっかり、いちいち双子の反応が楽しみでパーティからは外さなかったな。それでだんだん二人が好きになっていったんだったな。
(最初は男の子のツンツン頭を気にいったような、そんな理由)

けど、後に小説版を読んで性格が別物だったのにはかなり驚いた、特に女の子。(ティミーの事をお兄ちゃんとは呼ばないのはオリジナル版の名残だろうが)

男の子もただ元気いっぱいってわけでなく、いろいろな葛藤があって良かったな。

そういえば、二人の魂は輝いているらしいが(小説版のビアンカの祖父談)。
二人は清らかで澄んだ心の持ち主なのだと勝手に自己設定してた。

あと両親が石化したままだったので若いってのは案外ポイントが高かったりする。

若い両親っていいな、それまでに二人は絶対寂しい思いをしてたので、神様からのご褒美みたいに考えてる。
しかし神様って……プサンなんだよな。
825名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/12(日) 00:28:47 ID:XP5USou60
>>818
じゃあ
男の子…まな
女の子…かな
826名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/12(日) 00:42:59 ID:fJD6sKCOO
>>825
大差ない

区別がつかないww
827名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/12(日) 08:15:02 ID:1vNAQDTO0
>>825
まなとは違うのだよ、まなとは…!!
828名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/12(日) 11:35:44 ID:2DyEwUEY0
>>827
かな乙

男の子…いかやき
女の子…たこやき

うちの親父がつけてた
829名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/12(日) 13:26:43 ID:5eAOFLBCO
双子は特に王女かわいすぎだよ。
あんな若い両親だったら長生きだし、友達親子みたいなものだよね。
830名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/12(日) 18:26:37 ID:fJD6sKCOO
CDシアターの王女の声は荒木香恵だったかな。

かわいらしい声だし、イメージとしてもなかなか合うな。
831名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/12(日) 23:00:25 ID:nkny+4mF0
>両親が石化したままだった
主人公が奴隷だったことと共になかったことにしておきたい
あと、王女はサクラ大戦のアイリスとイメージが同じにしたほうがツボ。
もちろん、第一人称は自分の名前で。
832名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/13(月) 13:16:20 ID:XD1obl2N0
;;;;;::::::: :.:...   レ.>'-'└=-'´"mラ、,.)
;;;:;;::. =、 j '´          __`)  ど ロ こ
;;;;`ー-、ヲ          ー二、    も リ の
;:.   /     r ´ ̄ `ヽ ー=、'   め コ
::.`'`ヲ     /' . -‐- 、 ヽ  ノ    !! ン
;::::`ヽ     {./ rュ 、 ヽ.} /_
>へ_i     ヽ;:`'ー-‐'.ナ/   っ
"''  {      `ー==-'´     //ヽ、,へ/´
つ=-^、                 {'"ー=、 :;;;
    }               ,、ノ爪ゝ、 .,,::;;;
ラ>' '~´`5、          ., r'^ j^ヽ__,  `ー
833名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/13(月) 19:55:34 ID:0qTfdslf0
>>832
ショタコンもおるわ
834名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/14(火) 00:43:25 ID:V6X7fuCcO
>>833
ショコタンと読んでしまったのは、俺だけではない筈だ。
835名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/14(火) 10:20:13 ID:WIm7zaAh0
>>834
逆にいつもそれをショタコンと読んでしまうのは俺だけだ
836名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/14(火) 10:22:41 ID:kf0gpz310
>>835
ここにもいるぞ
837名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/14(火) 16:11:47 ID:V6X7fuCcO
男の子の髪型が結構気に入ってたりする。
838名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/14(火) 19:39:41 ID:dWnUdK670
超サイヤ人孫悟飯と同じだーと思った当時、でも好き
839名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/14(火) 23:38:31 ID:V6X7fuCcO
そして女の子
おかっぱにリボンって、べらぼうにシンプルだよな。
840名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/15(水) 00:04:36 ID:7swyb9580
しかしドラクエキャラはそのシンプルさが良い。ストレートに可愛さ、綺麗さが出てる。
どこぞの究極の幻想は近頃飾り過ぎ。
ヤンガスやサンチョのような、あえて美形には程遠いメインキャラはおらず、美形揃いだし。主人公は宛らじゃに〜ず。
ヴォイス入った時点でもう終わり。DQをボイスが無いということでダメ出ししてる奴がいるが、ボイス入って駄作に堕ちる場合もあることを知らないようだ。
とにかくFF6までは良かった…
スレ違いな事言うてスマソ。
DQに戻して、王子は某サイヤ人と同じデザインだけど、気持ち異なるように見える。
ツンツンだけど超サイヤみたく鋭い感じの髪じゃなくて、やや丸っこい感じ。この変が妙に子供っぽくて○。ちなみに
>>833
>>835
某も同意!
841名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/15(水) 00:30:36 ID:yotlyx98O
>>840 ハゲどぅ!
ドラクエにも美形はいるけど、私はやっぱアモスやハッサンが一番好き。
ブライやメルビンといった爺キャラもGJ。サンチョなんてお母さんみたいだし。料理めちゃうまそう。
二頭身も好きだ。てゆーか声なんて入れたらウザイかも。ドラクエはいろんな意味で想像できるとこがまた楽しいんだから。
FFも6までは良かったよね。とにかく二頭身かわいい。
DQ5の双子かわいすぎ!あんな子達が自分の子供だったら溺愛しちゃいそぅ。w
842名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/15(水) 12:23:51 ID:DFPjYOyr0
最終幻想7以降は外人受け狙いだから日本人に受けないのも無理はないな
843名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/15(水) 18:13:03 ID:0DxSBfbOO
双子の外伝作

母が二人存在してしまう、という矛盾が生じてくるために存在しないけど

もしもあったら
主役を選べる方式がいいな
(もう片っぽは準主役になる訳だが)

そんで
男の子には天空シリーズがあるけど
女の子にも何か欲しいな。
844名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/16(木) 21:51:59 ID:POKjtSuSO
保守します
845名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/16(木) 23:13:25 ID:WJ2Qdsnd0
>>843
天空の杖
天空のティアラ
天空のローブ
天空のトレイ
846名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/17(金) 00:14:32 ID:+qOqiylZO
>>845
それで女の子の称号は天空の賢者とか?
847名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/17(金) 18:31:37 ID:UV2xPHPMO
>>845 なんか天女みたいでいいねぇ。
>>846 天空の賢者イイ!

自分が浮かんだのはDQモンスターズ系。ありきたりだけど‥w
ぶっちゃけ外伝さえ出してくれるなら、ビアンカ母固定でもいい。
ビアンカもフローラも好きだけどね。
848名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/17(金) 19:23:46 ID:aHl7b3Im0
外伝とか関係無いけど、
E プリンセスローブ
E シルクのヴェール(強引)
E 命のリング
で、称号は『王子のお嫁さん』はダメでつかっ!?(*゚▽゚*)
あ、いっそ外伝のエンディングということで
849名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/17(金) 20:39:03 ID:iiunJfBF0
>>848
超インモラルwwww
850名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/17(金) 20:43:02 ID:+qOqiylZO
850!

あと150レスでこのスレも終了だ。

次スレたつかな?

個人的にはたってほしいな。
851名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/17(金) 20:56:27 ID:dtk0efop0
ふたばに王女スレあった。
http://nov.2chan.net/b/res/7934936.htm
852名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/18(土) 12:53:05 ID:CKPalIIrO
誰か画才のある人来ないかな

絵もOKみたいだしさ。
853名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/18(土) 22:43:09 ID:x0bZV4s70
最萌の時は何人もいたんだよなー
確か絵描きの一人はPS2版の双子に幻滅してから来なくなった
854名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/18(土) 23:42:49 ID:5VqVxpGD0
その絵師は心当たりがあるが…幻滅したならしょうがない。
俺は元々は王子の方が好きで、王女は実際オマケ程度だったよ小学時代。
しかし時が流れてリメイク発売。確かにイメージで定着していたキャラクターとは変わったけど、
会話システムのおかげで王子はもちろん、王女も俺の中で大きくなったさ。あとキャラグラフィックもちょこちょこついて来てるようでカワイス
リメイクで離れていった奴もいれば、リメイクで入ってきた奴もいるということ。
断然SFC時代の双子派!という人の中には、PS2版のキャラはこれはこれでと割り切ってる人もいますね。
俺はPS2の方が好きだが、旧来のイメージも好きだお
リメイクで双子が個々でもセットでも好きで堪らなくなったけどな!
あとPS2版で王女はコリンズを相当に嫌ってるけど、小説でのコリンズうっとりな王女より自然だと思う。
コリンズの性格を見れば、大抵嫌うと思う。小説では父救出以前に接点があったんだろうか? でなければ不自然だわさ

というわけでだれか絵師さん来ないかね…
855名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/19(日) 01:08:25 ID:/pC4BnT90
856名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/19(日) 07:34:37 ID:mpidDSsFO
>>854
俺も最初は女の子はオマケ程度にしか考えてなかった。

というか、オリジナル版では二人の性格そのものを考えたことなかったな。
最初、男の子のデザインを気に入ってただけだった。
どうやら小一当時の俺にとってツンツンヘアに襟足で髪を結ぶってのは個人的にはストライクだったようだ。
なんていうかな、可愛さとかっこよさの同居みたいな。
成長したら父、祖父の様に男前になるのだろう。

女の子は最初あまり好きでなかった。
だって、おかっぱにリボンて、ちびまる子ちゃんみたいだ。
個人的にはまる子に近いイメージだったのかもしれない(ちとおばさん臭いな)。

当時はアンバランスな兄弟だなぁ、女の子の髪型、もっと可愛らしいのあるだろ!、とか思った。

双子を好きになってきたのは、リメイク版かな。
なんだかんだで10歳位の子供なら妥当なのかな、あの性格は。
やってから小説版の存在を知り、読んだら面白かった。
その後で、CDシアター版を知った、聴いてみたくていろいろと調べてたらここに辿りついた。

いつの間にかおかっぱにリボンも許容範囲に収まってたよ。
857名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/20(月) 01:45:38 ID:iAX9B1Ui0
スレタイを「ふたなりのDQ5の双子萌えスレ」って読んだのは俺だけか?
858名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/20(月) 02:06:35 ID:NlCRrw4/0
あひゃ
859名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/20(月) 11:42:56 ID:i9dTWgV3O
>>857
またそのパターンかww

前にもいたなそんな人。
860名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/20(月) 23:53:45 ID:jwi3FF0Y0
>>854
むかーし、このスレとかで双子絵を描いていて、PS2版で幻滅した一人す。
断じて双子その物全てが嫌いになったワケではなく、
SFCや小説などで作られた個人的なイメージと違いすぎるPS2版だけが好きになず…
しかし、個人的なイメージの双子には今も昔も同じように萌えております。
それだけにPS2版を否定してしまうわけで。
そんなリメイク否定ばかり言っていたら、
リメイクの方で双子を好きになった人達から見たら
ウザイ事この上ないので、遠くから見ているだけになりましたw

854さんのおっしゃる心当たりのある絵師とオレは別人かもしれんけどw
861名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/21(火) 01:04:16 ID:IMy8nSv+0
>>860
>>854す。まあ俺の場合、先にも書いたけど元々の王女はあまり好きではなかった。
というか、当時は女キャラを好きになること自体が出来なかった小学時代。だから王子は我がヒーローだった。
今ならPS2版がかつての双子のイメージだったとしても、恐らくは好きになれていたかも知れぬ。
確かにリメイクでは特に王女のキャラ変換は良くも悪くも大きいと思う。
特に小説等で愛着が湧いた人なら貴殿と同じ回答だろう。
自分は小説より天空物語での愛着があったのもあって、リメイク王女に抵抗はなかった。
リメイクの方が好かないならそれで良いと思う。旧来のイメージで愛し続けるのならば、それで良いと思う。
だんだん自分で何が言いたいのかわからなくなってくる罠(・ω・)

俺が思ってる絵師の方かはわからぬが、もし貴殿が俺が思ってる絵師さんなら、
好むキャラは違えど貴殿の双子は好きだぜ…
862名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/21(火) 16:50:55 ID:C+/s0WqwO
男の子って勇者なんだよね。

なんかいいなこのポジション。

女の子は魔法使い、修行を怠らなければ賢者になれる器かも。
863名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/22(水) 18:51:19 ID:ad4sqfqPO
DQ6のバーバラのほうが可愛いし。
864名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/22(水) 21:24:41 ID:15YaC45F0
マイ脳内では、王女はマーサの力を受け継いだ巫女的なイメージがあったので、
無邪気さと子供らしからぬ聡さを併せ持つPS2版王女は結構ツボだったりする
過去サンタローズから帰還した時や、ボブルの塔で司祭が死んだ時の反応が好き
865名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/22(水) 21:39:51 ID:15YaC45F0
途中送信しちまったorz

王子が割と普通の男の子してるせいか、同じ場面での台詞のギャップが面白くて好きです
その反面、お父さんとお風呂に入るの恥ずかしい発言とか、普通に女の子してる辺りもモエス

どうも「歳の割に成熟していて、でも年頃の女の子らしさもちゃんと持ってる」タイプの子に弱いらしい・・・ギャップ萌え?みたいな
最近だとなのはのはやて母さんとか、ひぐらしの黒梨花とか
866名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/23(木) 13:53:18 ID:7bSlFommO
でも、DQ6のバーバラのほうが可愛いし。
867名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/23(木) 14:58:31 ID:cU2au/SQO
>>866
スレ違いだよ。
868名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/23(木) 17:02:12 ID:z+2SiIdC0
>>865
王女「遊んでやるよ、鉈魔物」

こうですか!?わかりまくぁwせdrftgyふじこlp;
869名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/23(木) 18:14:35 ID:cU2au/SQO

王女は二重(多重)人格だったのか!!




ってオチか?

まぁそれはそれで面白いと思うが。
何か間違ってる気もする。
870名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/24(金) 14:11:24 ID:01S7RC4HO
バーバラのほうが人気だし。
871名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/24(金) 18:58:43 ID:aEAAniUb0
ここは双子スレなのでアンタがとれる行動は次の3つのうちのどれかだ。

1.スレタイどおり双子の話をする。
2.おとなしくバーバラスレに帰る。
3.バーバラを双子だと仮定して話をする。
872名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/24(金) 23:55:18 ID:NAdVJs4/0
バーバラ人気有るか否かはどーでもいい。ここはDQ5双子を愛でるスレだ。
873名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/25(土) 01:21:40 ID:hhluwv3k0
ttp://hissi.dyndns.ws/read.php/ff/20061124/MDFTN1JDNEhP.html
ただのコピペ
いちいち反応無用
874名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/25(土) 06:40:52 ID:ynSUVioI0
>>868
王女「ピピン、王宮へ帰れ」

こうd(フォングシャ
875名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/25(土) 13:34:25 ID:aXGubFi6O
でも、








バーバラのほうが可愛いし。
876名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/25(土) 14:02:14 ID:SjzsB0yOO
なんだ珍しく荒れてるな。

このスレの話の種でも考えようか。
877名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/25(土) 19:19:38 ID:JwxQF/Lg0
>>873
そうであったな。素人な事してスマソ。放っておこう。

では話のネタでも。
誰か言うたかも知れんが、リメイクで王子と王女に追加技・追加呪文があると思った奴いる?
俺は普通に王子にギガソード(PS4からの継承ということでスラッシュじゃない)、王女はマダンテを覚えると期待してたよ。
というかスラッシュはプチ獄の帝王に盗られちゃったな…。あいつは好きだが。
878名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/25(土) 20:24:40 ID:SjzsB0yOO
>>877
双子の追加技か、
実際は王女のヒャドだけだったな。
あれはアリだと思うけど。

正直Xにまで、変な特技とかは入れてほしくなかったから、双子(その他のキャラクターもだが)が変に凝った技を覚えなくてホッとしたかな俺は。

プチコロは本当蛇足だよなぁ。
まぁかわいいんだけど、それとこれとは話が別だし。

そして追加仲間モンスターはハズレが異様に多い
おおねずみて、どこで使えと……

話を戻して
俺は追加技は全く考えてなかったよ。
879名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/25(土) 21:14:21 ID:A080tgUV0
プチコロ入れるくらいなら、ブラックドラゴンやゴールデンゴーレム仲間になるようにして欲しかった・・・
あとメタルドラゴンとか。機械の竜を従えた王女とか絵になりそう
880名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/25(土) 21:49:07 ID:JwxQF/Lg0
>>878
ああ、言われてみればそうだった。昔のままのバランスだから熱かったんだったわ。
追加技・呪文は趣味として、実際あったらあったで幻滅してたかも。
ロトシリーズもそうだがX程に会心の一撃が貴重な作品もそうそう無かったな。
PSのWはピサロが魔神斬り持ってるし…
あとT・U・Xって、Xは魔神の金槌があったりするけど、武闘家系いないから基本的に会心の一撃が稀少な一発で好きだ。
気のせいか、PS2Xやってて、王子の会心率が他キャラより若干高い気がする。たまたまだろうが、会心率高い勇者くんハァハァ
どうでもいいが会心の演出はX(PS2・SFC両方)が一番好きだわ。
少し話が逸れたが、王女のヒャド追加はちょっと嬉いな。SFCは失伝呪文のルーラまで使えるのに攻撃呪文がひとつもないのがちょっと悲しかったわ。
正直加入時点でヒャドなんかもう使い物にならないが、やはりキャラ的にこういう初歩の呪文はあって欲しい所。
なんかそれだけで妙に可愛い。「今はヒャドしか使えないけど、頑張って強い呪文覚えるから…」みたいな。
イオよりヒャド。むしろビバ!ヒャド!
881名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/26(日) 00:42:07 ID:bqhhwaBaO
>>880
後半落ち着け。

まぁ確かにスーファミでは、こう言っては失礼だが女の子らしい、かわいい(?)呪文ってのはなかったな。
そういえば、オリジナル版で開発段階のミスだかで女の子が自分のことをボクという場面がある。(迷いの森)

それはさておき
男の子のデイン系は強くてかっこいいと思う。
ライデインもXから使い勝手が上がって存在意義が出てきたし。

勇者でないライオウが何故、デイン系を使えるのかは謎だ。
てかデイン系を使えるキャラクターが多いのは、なんかやだな。
882名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/26(日) 19:28:08 ID:bqhhwaBaO
以前、職人さんが書いてた小説をまとめてみたぞ。

>642ー648
>653ー659
>671ー674
>679ー684
>700ー704

続きが消失してしまったと>723に書いてあったが、はてさて。
>794で復活!?
(多分同じ人だと予想)

続きが気になるな。
883名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/26(日) 19:31:03 ID:bqhhwaBaO
>882
ちょっと失敗した

小説のまとめ
>>642ー648
>>653ー659
>>671ー674
>>679ー684
>>700ー704
884名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/26(日) 20:04:16 ID:wqf8B/SrO
でも、








バーバラのほうが可愛いし。
885名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/26(日) 20:51:43 ID:bqhhwaBaO
>>883
また失敗かよ……
まぁいいや。
直すの面倒だし。

ところで>>884
お前は一体全体何しにきたんだ?
886名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/26(日) 20:53:25 ID:TolL2mzP0
>>885
だから>873見れ
ただのコピペなんだから一々反応すんなつーの
887名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/26(日) 21:32:27 ID:bqhhwaBaO
>886
すまん

ところで、あのコピペ坊はあちこちにいたぞ。

趣味かな?
888名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/26(日) 21:36:15 ID:cWEitt9z0
>>887
ちなみにハイフンにするとうまく行くと思うよ
>>642-648 って。
889名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/26(日) 21:55:01 ID:bqhhwaBaO
>888
ーと-を間違えてたみたいだな俺

文字サイズを変えて確認してみた。
ありがとう。

>642-648
>653-659
>671-674
>679-684
>700-704

これで良し。
て、今更だが。
890名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/26(日) 23:52:47 ID:cWEitt9z0
>>889
乙です
このSS作者さんはまだこのスレ見てるんだろうか。
ぜひとも続きをお願いしたい
891名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/27(月) 20:33:02 ID:WRZoYaQmO
あのSSすごぃ好き。
できれば復活してほしいょ(´・ω・`)
892名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/29(水) 00:30:03 ID:RjDNerpc0
おまいら優しいな……。中途半端に投下すんなよボケと言われても仕方が無いと
思ってたんだが。作者はまだこのスレ見てる。亀の歩みだが続きも書いてる。そんな状態。
双子好きだから頑張るぜ。
893名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/29(水) 00:53:43 ID:Wz91DSIBO
>892
おぉっ職人さん!
がんばって下さい。
894名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/29(水) 22:41:05 ID:GDo4WvWi0
>>892
待ってます…
続きが投下されるまでこのスレを守り抜くぞ!
今このスレには何人くらいいるんだろう…。
895名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/29(水) 23:09:18 ID:Wz91DSIBO
八人位(超適当)
896名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/30(木) 17:10:51 ID:ngh7wT9n0
この絵はどお?こういうネタは禁止ですか?
既出かな・・・。
http://012.gamushara.net/imgview.php?board=game&file=ichi62629.jpg
897名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/30(木) 17:21:29 ID:SA/75+2gO
>896
見れん!
携帯だからかな?
898名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/30(木) 17:51:41 ID:ngh7wT9n0
がむのゲーム板に行ったら見れるかも。まだ落ちてはいないみたいだったよ。
899名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/11/30(木) 21:34:17 ID:KIzM3v4N0
>>896
角煮でも見たが二次双子画像。PC無害。青少年有害。
900名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/02(土) 07:22:02 ID:yqF+qYKcO
誰も来ないので
900は俺が頂いた。
901名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/02(土) 13:05:37 ID:gFQFqQ7EO
>>892
楽しみにしてます!!
902名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/02(土) 22:37:50 ID:5sa8hSFS0
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆保守☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
903名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/04(月) 08:28:52 ID:OzY+KOY50
>>896
GJ!!
904名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/04(月) 08:29:41 ID:OzY+KOY50
ageちまったスマソ...
905名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/05(火) 20:48:36 ID:MwgaPaOJO
今、思ったのだが。双子はどっちが歌がうまいんだろ?

ちなみに
主人公とパパスは歌が下手らしい。
(確かサンチョ談)
906名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/06(水) 01:22:19 ID:yrPQ+aFE0
流れからして男性陣は全滅っぽいな。王女の方がきっと上手いよ(゚Д゚)b
逆に王子が歌上手いって些か想像がつかぬな。ゲーム中の様子から元気と勢いだけで歌ってそう
サンチョのその台詞、知らなかった…
907名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/06(水) 11:54:42 ID:DPD+oDud0
サンチョは子育てで子守唄歌いまくっただろうから上手いんじゃないかと
908名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/06(水) 13:13:07 ID:kfw/Yo2tO
そのサンチョの台詞は妖精の城の池で聞ける。

妖精のホルンを吹く際に歌が下手な人でも吹けるのか?的な内容。
だったと思う。


余談だが、双子の声を演じてる人は王子役の方が歌がうまい(と思う)。
909名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/06(水) 16:53:58 ID:yjn5ALeN0
ヒント:
王女は詩人が大好きで、どんな歌詞だろうとその美声にうっとり
だけどお嫁さんになりたい相手は、詩人ではなくお兄ちゃん
910名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/06(水) 17:39:18 ID:kfw/Yo2tO
つまり?
911名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/06(水) 19:15:31 ID:yrPQ+aFE0
憧れと好きは別だということか(*´д`)
しかしまああれだ。子供は何かしら欠点を持ってた方が可愛い。
912名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/09(土) 08:50:39 ID:6QrVkZ0uO
>911
まぁ完ぺきすぎる子供は確かに可愛げないな。
913名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/11(月) 12:08:12 ID:CRq9cQ51O
保守
914名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/12(火) 20:47:59 ID:CC4LN3B2O
保守上げ
915名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/13(水) 14:57:16 ID:6WCTcuQsO
テスト終ったぁ。

久方ぶりに何か書こうかな。
全く盛り上がってないし。
916名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/13(水) 22:48:27 ID:uad24rfUO
DQ5はDQのなかで一番おもしろい
それは否定のしようがない事実だ

     By.G-Master
917名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/14(木) 12:55:28 ID:a5SzvGFs0
ほしゅ
918名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/14(木) 22:10:13 ID:HaFGYNFBO

『ラインハットのコリンズ皇太子、グランバニアのタバサ王女とめでたく結婚、か……』

石造りの低い塀に腰掛け、彼は先ほど街中で貰った一枚の紙に目を通していた。
いわゆる新聞の号外というやつだ。

『あいつもやっといい人と一緒になれたか……』

ほっとするような安堵感、それと同時に胸にぽっかりと穴の開いたような虚空感。
混ざりきらないコーヒーとミルクのようなふたつの気持ちが彼の心を占め、ぐるぐると渦を巻いていた。

思えば彼の初恋の相手は他ならぬタバサその人だった。
物心ついた時、いや物心つく前から共に暮らしていたことも理由の一つだが、子供ながら清らかな心を持つ彼女に彼は惹かれていたのかもしれない。

だが彼は知らなかった、彼女の初恋の人も彼……レックスだったことを。

今となってはその事実になんの意味もないのかもしれないが……
919名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/14(木) 22:11:10 ID:HaFGYNFBO

そうこう考えていたが、彼が一人で旅に出たのは彼女に対する淡い気持ちを忘れる……いや、ふっきる為だった。

『このままでは俺はおかしくなる』

レックスは16歳の誕生日に城を出る決意をしたのだがタバサにはなかなか言い出せなかった。
別れの挨拶を交わしたら旅立つのがつらくなるような気がしたからだ。
しかし父に「それはつまりタバサから逃げているのと同じことだよ。別れの挨拶ぐらいしたらどうかな」と促され彼はしぶしぶタバサに別れの挨拶を交わしに行った。

『重い……』
タバサの部屋に近づくにつれ気持ちがだんだん沈んでいき重くなってきた。
まるで体に鉛の重りを乗せられているような、そんな錯覚を思わせる重さだった。

……いや
「楽チン楽チン♪」
「!!、父さん!なんで俺の上におぶさっているんですか!!」
「別にいいじゃん」
「別にいいじゃん?!」
「そんなことよりレックス、父さんを背負えるまで強くなったのか!父さんは感動…」
「とりあえず、降りてくれません?お も い の で」
刺すような視線でレックスは父に言い放った。
920名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/14(木) 22:12:22 ID:HaFGYNFBO

……気を取り直して。

レックスはタバサの部屋の前に立っていた。
両手をギュッと握りしめたが、掌が緊張からくる汗で濡れていたため服でしきりに拭いていた。

「まだためらっていたのか、子羊よ」
「父さん……(まだいたのか)」
「実はお前に話しておきたいことがあってな」

先程のふざけた態度から一転し真剣な眼差しで自分を見つめる父の表情にレックスはドキッとした。

「レックス、僕は昔大切な人と"永久"の別れをしたことがあるんだ。
あの時僕は殆ど気を失っていて別れの言葉も言えなかった、あの時ほど自分の弱さを呪ったことはないよ」

父は一息ついてこう続けた。
「もしこれが永久の別れになったらレックス、君はきっと、いや絶対に後悔する、だからさ……強制はしないけどね」
そう言い彼は立ち去った。

レックスにはその時の父の背中がいつもより大きくそして少し寂しいように見えた気がした。
921名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/14(木) 22:14:00 ID:HaFGYNFBO

『俺だって男だ』

レックスは一度深呼吸をしドアを三回ノックした。
『ここまできたら後戻りはきかない』
胸がなんだかモヤモヤする……そんな緊張感の中タバサの返事を待った。

10秒……、20秒……、30秒……
いくらたっても中から返ってくるはずの返事が返ってこない……

ふとレックスの頭の中で先程の父の話が思い起こされた。
『"永久"の別れ…………まさか!!』
「タバサーーー!!」
レックスは怒鳴り声に似た叫びをあげ思い切りドアを蹴破った。

中は洞窟の中のように暗くひんやりとしている。
無論もぬけのからだ。

「タバサ……」
レックスは脱力しその場に膝をついた。

と、「レックス、私の部屋で何をしてるの?」
後方から聞き覚えのある可愛らしい声がする。
振り返ると美しい少女が佇んでいた。

それはレックスが今一番会いたかった人だった。
922名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/14(木) 22:15:22 ID:HaFGYNFBO

「タバサよかった、タバサ」
「どうしたの?」
涙目で自分に抱きついてくる兄に彼女は頬を赤らめ戸惑ったが、長年付き合った大切な人だ。
何も言わず彼をギュッと抱きしめた。

どうやら、彼女は先程まで湯船に使っていたのかホカホカと温かい。
また髪も若干湿っており、花の香りがした。
その香りは全ての負の感情……戸惑いや不安、悲しみを包み込むような優しい香りだった。


少ししてレックスは落ち着きを取り戻した。
「ご、ごめん、俺タバサが死んじゃうって思ってそれで……」

少し間を置いて彼女は口を開いた
「死んじゃうってどうして?何かあったの?」

レックスはそれまでのあらましを事細かに打ち明けた。
正直レックスが旅に出ると聞いた時、タバサも衝撃を隠せないようだった。
923名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/14(木) 22:17:27 ID:HaFGYNFBO

「そう、お父さんがそんなことを……」
「俺、その時の父さんと自分が重なって……大切な人を失っちゃうような気がして……それで……」
「それで、人の部屋のドアを蹴破ってたわけ?まったく、何めそもそしてるのよ情けない」
「えっ!?」
レックスは耳を疑った、まさかタバサにそんな風に返されるとは予想だにしてなかったからだ。

「だいたい、あなたは仮にも勇者なのよ。もう少ししゃんとしなさい」
「そっそんな言い方ないだろ、俺はただ……」
レックスは狼狽しつつ返した。
「ただ、何よ?」
「タバサが心配で……」
「心配……勝手に人の部屋に入って、本当はいやらしいことでも、考えてたんじゃないの?」

プチッ……
レックスの中で何かが切れた。
「そんなわけないだろっ!!、何言ってるんだよお前!」
「何怒ってるのよ、ばっかみたい」
「俺は本当に心配したんだぞ、それなのに……タバサなんか嫌いだ!」
「そう、じゃあさっさと旅に出ればいいじゃない」
「言われなくても行ってやるさ、ああ行ってやるよ」
そう言ってレックスはドタドタと部屋を出ていってしまった。

その時のタバサの真意も知らず。
924名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/14(木) 22:18:37 ID:HaFGYNFBO

『これでいいのよね』
一人取り残されたタバサはぼやりと考えていた。

『私が引き止めたらレックスが旅立ちづらくなる……喧嘩別れならなんの未練もなく旅立てる筈だし……』

タバサは自分のふたつの瞳から涙が流れているのに気づいた。
それと同時彼女の体は崩れるようにひざまずいた。
「ごめんね……レックス、ごめん……」
両手で顔を覆いできるだけ声を出さないよう彼女は涙を流した。



「タバサがあんな嫌な奴だとは思わなかったよ……まったく」
レックスはぶつくさと廊下を歩いていた。
「やぁレックス、タバサに挨拶はしたのかい?」
不意に現れた父に驚きつつ彼は「はい、しましたよ」といたって冷静を装って返した。
「そうか……まったく前日まで隠してたなんてな、タバサが泣くぞ」

「そんなことありませんよ」

『おやっ、これは何かあったな……』
レックスの様子と、普段の優しいタバサの性格からして、二人の間に複雑な何かがあったに違いない。
アベルは全てを悟ったようだった。
925名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/14(木) 22:20:55 ID:HaFGYNFBO

「レックスちょっといいかな」
彼は少しためらった、父の話を聞いたのが原因でタバサと喧嘩になったと彼は思っているからだ。

しかし、そんなことを言えるわけもなく仕方なく話を聞いた。

「本当の優しさってのはね、人に気づかれないものなんだよ」
「?」
頭に血が昇っているレックスは、アベルの話を理解するに至らなかった。
父のその言葉がついさっきのタバサの行動を暗に指してるとは、その時の彼には想像さえつかなかった。

「ごめんごめん、ちょっと難しかったかな」
「そんなことありませんよ、勉強になりました」
「呼び止めてすまなかったな、おやすみ」
「はい、おやすみなさい」



『やれやれいつの間にか他人行儀な態度を取るようになって僕は少し寂しいよ、成長してくれたのはうれしいんだがな。
さて、タバサの元に行ってやらないとな……』

それぞれの思いがかみ合わない歯車の動かす狂った時計のようにいつもとは違う夜は更けていった。
長い長い夜が…………


メモ帳の関係でこれ以上書けないため
続きます。
926名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/15(金) 07:41:37 ID:cLPCBX5R0
コリンズとタバサが結婚ってありえないだろ。
政略結婚ならわかるが
927名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/15(金) 10:24:23 ID:c4Uwavf20
レックスの一人称を僕に脳内変換して読んでる。
928名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/15(金) 21:49:21 ID:nlWDxYmaO
>926-927

各々の感想ありがとう。

レックスの一人称はボクのままの方が良かったのかな……

さて、どう続けるか……
929名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/15(金) 22:11:35 ID:gbIB8BAu0
この先どう続けるか考えて無かったんかい
思いつくままを垂れ流しただけ?
930名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/16(土) 13:04:54 ID:vhrCkRAUO
>929
垂れ流し、て……

結末は概ね決まってはいるんだが、そこに行き着くか若干不安といったところか、な。
931名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/16(土) 17:25:37 ID:QoObxdub0
続きに期待
932名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/16(土) 19:38:48 ID:vhrCkRAUO
>918-925の続き

コンッコンッ
「タバサ、いるかい」
アベルはタバサの部屋を訪ねていた。先程のレックスの様子から察するに二人の間に何かあったことは間違いない。
そしてなんとなくだがアベルには真実が分かってしまったようなそんな気がした。

『返事がないな、寝てしまったかな?』
予感が的中していたならば彼女はおそらく涙してるに違いない。
自分に何かできることがあるならばと足を運んだのだが寝ているなら仕方がないと、その場を離れようとした時だった。
ギィィと目の前の扉が開いた
「どうしたのお父さん……?」
目をウサギのように真っ赤にしたタバサがそこにはいた。
と同時に、アベルは自分の予感が的中したのを確信した。

「単刀直入に聞く、レックスと喧嘩したね……。」
その質問をした瞬間タバサはうつむいてしまった。
場を包む沈黙、アベルは思わず息を飲んだ。

「……うん」
タバサはか細い声をしぼりだすように答えた。
933名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/16(土) 19:41:02 ID:vhrCkRAUO

『やはりな』

アベルはできるだけタバサの心をえぐらないよう、痛みを和らげる意味で話を続けた。


ちょうどその頃
レックスは自室のベッドでごろんと仰向けになり考え事をしていた。

『流石にさっきは言い過ぎたかな……』
頭に昇っていた血もようやく落ち着いたのか、先程の自分の行動を冷静に分析できるまでになっていた。

「タバサ……何であんなこと言ったんだろう……」
いつもと明らかに様子の違うタバサ、薄々だがレックスは違和感を覚えていた。

今思い返してみると、確かに変なのだ。
何か無理に自分を怒らせるように仕向けたふしがなかったわけではないし。

『…………』
しかしそれにいったいなんのメリットがあるというのだろうか。
レックスはそこらへんの人の思いを感じとる部分が未熟だったためタバサの真意には行き着かなかった。
934名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/16(土) 19:42:18 ID:vhrCkRAUO

「一度は自分の中で決心したのに、いざ実行に移した後、これは本当に正しかったのかなって思って……
私、なんて馬鹿なんだろう……」
タバサは父に思いのたけをぶつけた。

どうやら彼女は先程の行動を後悔していたようだ。

アベルは娘の話に真剣に耳を傾け真剣に応じた。

「いいかいタバサ、人間は誰しもが必ず失敗をおかすものだ。時には後悔することもあるだろう。
だけど、そこで立ち止まっていては人間は駄目になってしまう。僕が何を言いたいか分かるかな?」

タバサはコクリと頷いた。
「立ち止まっていては駄目、行動あるのみってこと?」
「正解」

タバサはようやく自分が何をするべきか分かった気がした。

かみ合わなかった歯車が少しだけ元に戻った、そんな気がする。
935名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/16(土) 19:43:24 ID:vhrCkRAUO

『駄目だ……眠れない』

しばらく考えごとをし
毛布をはがし起き上がるレックス。
タバサの真意がどうしても気になって眠れないようだ。
明日は旅立ちだというのに困ったものだ。

『直接聞きに行けばいいのに何を意地張ってるんだ俺は……』
喧嘩の後はなかなかに謝りずらいものだ。レックスの今の状態はそれにかなり似通っていた。

『俺、勇者なのにな……』
自分の未熟さを痛感するレックス、旅に出る理由がまたひとつ増えた瞬間だった。


コンッコンッ
ドアがノックされる音が聞こえる。
『誰だろ?』
「今開けるよ、少しまってて」

扉を開けてみると
そこにはタバサがちょこんと立っていた。
936名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/16(土) 19:48:04 ID:vhrCkRAUO

「タバサっ!」
二人の目線は一度ぴたりと合った。
しかし、先程のことを思い出すと彼は妹の顔を直視できずそっぽを向いてしまった。

「な、何のようだよ」
彼は別に怒ってはいなかったが、なんとなく攻撃的な口調になってしまう。
『何やってるんだ俺は〜〜』
レックスは密かに葛藤していた。

「あの……」
タバサの不意の言葉にレックスはギクッとした感じに動いた。

端から誰かがこの様子を見ていたらレックスの今の反応は非常に面白いのだろう。
それはさて
タバサは言葉を続けた。
「さっきはごめんなさい……」
タバサは申し訳なさそうに頭を下げた。

「レックスを怒らせれば、私を嫌いになって旅立ちやすいんじゃないかなって思って……」

『なるほど、そんな意図があったのか』ようやくタバサの真意が分かり、胸、いや頭のつかえがとれたようだ。
937名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/16(土) 19:49:27 ID:vhrCkRAUO

「逆だよ」
「え……」
「こんなモヤモヤした気持ちじゃ、未練がましくて旅立てないよ」
レックスはタバサのふたつの肩に自分のふたつの手を乗せた。
「俺の方こそ、ごめん……」
『君の気持ちに気づいてあげられなくて……』

タバサの大きく見開いた青い瞳にレックスの顔がうつる。
それを確認できるまで二人の顔は近づいていた。
しかし、ある一線を越えてしまったら元の普通の兄妹の関係に戻れなくなってしまう。

『それじゃ、駄目なんだ』
レックスは自分の感情を押し殺し、顔を離した。

「ごめん明日は早いんだ、もう寝るよ」「う、うん」
「お休み」
「うん……お休み」

『最後に仲直りできて良かった』

レックスはゆっくりと扉をしめた。
938名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/16(土) 19:52:30 ID:vhrCkRAUO

明くる朝
タバサはレックスの部屋を訪れていた。

既に部屋はもぬけのからだったが。

『やっぱりもう行っちゃったか……』
明け方の涼しい空気が部屋を横切る。
引っ越しを済ました後のように部屋は広く寂しく、寒さが増すような錯覚に陥る。

『レックスがいないだけなのにやけに部屋を広く感じる』
それだけレックスの存在が彼女の中では大きかったのだろう。

ふと、窓際の机の上に手紙が置いてあるのに彼女は気付いた。
どうやら自分に宛てた手紙のようだ。


『タバサへ

この手紙を君が読んでるってことは、俺は無事に旅に出た後なのかな……
実は俺、君のことが好きだった。
そしてそれがいけないってことは分かっていた。
このままではどんな間違いが起こってもなんの不思議もない。
そこで俺は旅に出ようと考えた。
そしてこの想いをふっきろうと。
今まで共に生活をした君には、もしかしたら悲しい思いをさせるかもしれない。
だけど、こんな身勝手で愚かな兄のことを許して欲しい。
いつになるかは分からないけど、もしふっきることができたならグランバニアに戻り王位を継ごうと思う。

君が良い人とめぐり会い、幸せになることを心から祈る。レックス』

続く。
939名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/18(月) 10:48:36 ID:Lm57XP0M0
そしてコリンズ王子がレックスに暗殺されるわけか
940名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/18(月) 12:20:54 ID:vDo8DFiWO
>939
そのオチは考えてもみなかったな。
941名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/19(火) 14:28:02 ID:oyXZfPL2O
保守
942名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/22(金) 21:43:52 ID:YMO+i0rP0
保守
943名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/23(土) 00:30:53 ID:prQDUXUSO
>>938
GJ!続き待ってる!
944名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/23(土) 03:30:10 ID:TgYs72mg0
保守
945名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/23(土) 17:59:44 ID:nVhxn3TkO
>943
えっとサンクス

続きは考えたが
最初思い描いてたものとすこーしズレてきたな

だがこちらの方が自然かな(今頭の中にある展開)

しかし筆が思うように進まないという……

あと、圧縮が恐いので一度あげます。
946名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/23(土) 18:04:06 ID:X5OVpas90
きっついスレだな
947名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/24(日) 21:47:06 ID:FELMkcTvO
>>918-925
>>932-938の続き

『あれからもう二年も経つのか』

グランバニアを旅立ち、チゾットの山を越え、ネッドの宿でどう海を越えるか思案していた最中、旅の一団と彼は出会った。
彼らは内海を回っておりテルパドールに物資を運んだ後、ポートセルミに戻るという。

レックスは自分がポートセルミに行くまでの用心棒になることを条件に一団に加わった。
自分の身分を隠して。

海にはまだ獰猛な魔物が少なからず残っていたが、魔王を討伐するまでに比べると魔物達は弱体化しており、鍛錬を続けていた彼の敵ではなかった。
それよりも大海の大しけや砂漠の猛暑。
平和な世界では自然の力が何よりも恐ろしいという事を彼は学んだ。

ポートセルミで一団と別れ、しばし一人で旅を続け、カボチに到着。村をあげての発展を手伝い、必要な物資の買い出しに再びポートセルミに訪れた時、路上で配られていたこの新聞を受け取った。

レックスは今までの旅路を思い出していた。
948名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/24(日) 21:48:36 ID:FELMkcTvO

『思えば、結構いろんな事があったな』

しかし、肝心のタバサへの想いはふっきれたのかと訊かれれば、彼は「はい」とは答えられないだろう。

『もう少し……時間が必要なのかな。』

時間といえば……
ふと、レックスは空を見上げた。

『いけね、もう夕暮れ時じゃないか』
先程まで真っ青だった空の色が紅色に包まれていた。
思いのほか考えごとを長くしていたようだ。

新聞をたたみ急いで懐にしまう。
だが、今から出発したならどんなに急いでもカボチに到着するのは深夜になってしまう。

『今日はこの街に泊まっていくかな』
レックスは荷物を持ち上げ、宿屋に向かった。
949名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/24(日) 21:49:53 ID:FELMkcTvO

レックスは以前にもこの街を訪れタバサと共に街中を探検したことがある。
その為、先程まで居た場所から宿屋までの最短距離は把握していた。

『この先の路地を抜けて……ん!?』

なんと3人組の男がローブを羽織った……背丈から見ておそらく……女性を取り囲んでいる。

『あれは山賊ウルフ、なんでこんな街中に!』
とにかくあの子を助けなきゃ、とレックスは山賊ウルフ達に向かって行った。

「なにをしている、お前達!!」
レックスは山賊ウルフ達のそばにより叫んだ。
山賊ウルフ達は鳩が豆鉄砲をくらった様な顔をしている。
「なっ、なんだ兄ちゃん。俺達の仕事の邪魔をしないでくれ」
950名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/24(日) 21:51:01 ID:FELMkcTvO

『仕事?さては恐喝のことだな……』
「問答無用!」

レックスは一匹の山賊ウルフの胸ぐらにつかみかかった。
「うりゃぁ!!」
山賊ウルフの体が蹴鞠のごとく宙を舞う。

「うげっ」
「なにしやがるんでぃ、兄ちゃん!」
眼帯をしていない方の目に傷をもつひときわ大きな山賊ウルフが立ちはだかる。
『こいつがリーダー格か……』

と、
「やめてガイル」
ガイル、と呼ばれた片目に傷をもつ山賊ウルフはピタリと止まった。
「しかし、お嬢。この兄ちゃんはあっしの弟分のピーターを投げ飛ばしたんですぜ!」
『お嬢?』

お嬢と呼ばれた女性はスルリとガイルの横を抜けてレックスの前に歩み出てきた。

「う〜ん、なんて言ったらいいのかしら。
つまりあなたは私が彼らに恐喝まがいのことをされてると思ってかけつけて来たのね」
951名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/24(日) 21:51:51 ID:FELMkcTvO

「そうだけど……もしかして違ってた……」

「違います」
ローブの彼女はきっぱりと答えた。

「……ごめんなさい」
人が目の前で苦しんでることを見て見ぬ振りができない彼らしい行動だったが、勘違いで相手を傷つけてしまった。
まだまだ自分は未熟だな、彼は思った。

「まぁ、私を助けてくれようとした気持ちはありがたく受け取っておくわ、ありがとう」
彼女はローブについていたフードをめくって素顔を見せお礼を言った。



「タバサ!!」
レックスは驚いた。今、ラインハットで結婚式の最中のはずのタバサが自分の目の前にいるからだ。

「えっ、レックス!」
タバサも同じくらい驚いていた。

どうやらお互い声色では相手を認識できなかったようだ。

しかしなぜタバサはここにいるのだろう?
レックスは疑問に思った。
952名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/24(日) 21:53:02 ID:FELMkcTvO

「タバサ、なぜここに?」
「実は……」

タバサはことのあらましをレックスに話した。

結婚式の数日前
なんとコリンズが何者かにつれさらわれたのだという。
この事実を知っているのは両王家の者と家臣達だけ。
ことがことだけに騒ぎを大きくしないため内密に調査をしておりタバサは自ら志願し調査に参加しているのだという。

「それで世界の裏情報に詳しい彼らに協力してもらってたの」
「そうだったのか……」
レックスは先程投げ飛ばしたピーター、残りのガイルとジャックに再び謝罪したあと顎に手をあてがい考えた。

「俺も、それに参加しちゃまずいかな?」
「えっ」
別に特段まずいことはない、しかし彼女は彼の気持ちを知っていた。
タバサは少しだけ悩んだが、心の中ではすでに答えは出ていた。

「ありがとう。レックスがいてくれたら心強いわ」
二人はがっちりと握手をした。

辺りはすっかり暗くなっていた。

続く。
953名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/25(月) 07:43:51 ID:IMDpKbnW0
コリンズが死んでて二人で心中というオチ
954名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/25(月) 08:26:44 ID:/s32UumkO
>>953
また君かww
955名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/26(火) 22:25:23 ID:MCYNL6QUO
書いてきたのはいいけど、残りレスで足りるかな?
思いのほか話が長くなりそう。
956名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/29(金) 14:07:05 ID:4VYVffh6O
ここらで保守しとくか
957名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/29(金) 21:59:56 ID:WifDj7pI0
タバサ。変な名前
958名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/30(土) 07:49:57 ID:QXije2qN0
最初タバサって名前聞いたとき、悪態つきながら回復してくれる頑固ばあちゃんを思い出した
959名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/30(土) 22:45:38 ID:EvV/5nes0
レ「タバサー!」
タ「レックスー!」

嫉妬に燃えるコリンズは鎖がまを握った保守。
960名前が無い@ただの名無しのようだ:2006/12/30(土) 23:11:40 ID:bNTR7NSC0
>>959
なにその嵐馬破天荒
961名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/01(月) 09:12:28 ID:d7r8HROW0
新年保守
962名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/02(火) 01:40:11 ID:EqMgQ8ds0
タバサはきっと本国ではシャルロットと呼ばれてるんだ
963名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/02(火) 09:39:55 ID:vmr+wJHg0
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆保守☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
964名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/02(火) 23:36:02 ID:DAvhq90B0
2chでも有数のヘタクソSSスレをさらしあげ
965名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/02(火) 23:37:27 ID:Eh3mlXFF0
>>964
保守乙
966名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/02(火) 23:46:30 ID:DAvhq90B0
不思議なことがある
書いてて本人は恥ずかしくないのか??

ほんとうに不思議
967名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/03(水) 11:03:55 ID:gdbWOsTS0
名無しだから恥ずかしくもなんともない
968名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/03(水) 17:54:43 ID:1SnwZUBq0
つづきはやくしろよ
969名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/04(木) 00:41:13 ID:kdIZicXy0
はやくつづきを賭け
970名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/04(木) 02:23:16 ID:yALmxmcLO
空気を読まずに何か話題でも投下するかね。
荒らしばかりだし一向にかまわないよな。

そうだな。
双子を何か別の物に例えてみるとか面白そうだ。

男の子…太陽
女の子…月
みたいに

まったりなレスに期待。
971名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/04(木) 07:43:04 ID:FVEHU3ZO0
マーニャとミネアのパクリじゃん
972名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/04(木) 08:15:40 ID:yALmxmcLO
973名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/04(木) 10:46:34 ID:kdIZicXy0
バカが パクリしね
974名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/04(木) 12:01:40 ID:6CnlJuDo0
>>970
じゃあまったりとレス。
これでも結構まじめに考えた。

男の子……トマト
女の子……じゃがいも

その昔、ポマトってちょっと話題になったっけなぁ。
975名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/04(木) 16:36:26 ID:kdIZicXy0
バカが
くだらん氏ね
976名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/05(金) 00:31:51 ID:GyN3uyMZ0
甘辛物語◆8fpmfOs/7w氏>>『お化け退治』 『冒険のはじまり』 『失われたもの』 

『親子の絆』 『伝説の勇者』


いま全部よませてもらいましたが、かなり素晴らしい作品のようです。
なんだか情景や声が耳にきこえてきそうだ。ゲームにも実際にシナリオであっても
ぜんぜん不思議じゃない。
続きは、ないのですか?
977名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/05(金) 17:12:43 ID:GyN3uyMZ0
◆sUGODsLils氏>>『すごろく』

これもすごい作品だ
続きがありそうなのだけど?
978名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/06(土) 01:17:27 ID:4bKH10YDO
もうすぐこのスレも終わりだね……
残りレスが20くらいしかないや
979名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/06(土) 11:06:57 ID:J2Ygopli0
で、次スレはいる?
980名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/06(土) 11:42:14 ID:4bKH10YDO
需要はあまりないけど、なくなったらなくなったでなんだか寂しくなる
981名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/06(土) 12:39:24 ID:J2Ygopli0
立てようとしたけど無理だった。ごめんね。
982名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/06(土) 18:57:06 ID:4bKH10YDO
>>981
ドンマイ
983名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/07(日) 18:41:26 ID:Owjf+nnt0
もうちっとエロいスレなら残してもいいけど
984名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/07(日) 18:47:45 ID:LlNGsryc0
エロがダメな人もいるかもしれないからな…
俺は好きだけど。
985名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/08(月) 17:31:03 ID:4Tk7T/0b0
あげ
986名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/08(月) 20:54:18 ID:mImHY1MS0
◆sUGODsLils氏>>『すごろく』

これもすごい作品だ
続きがありそうなのだけど?


987名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/09(火) 21:04:37 ID:6ppGR15N0
/   //   /   //    ______     /   //   /
 / //   /|   r'7\ ,.ヘ‐'"´iヾ、/\ニ''ー- 、.,   /    /
  /   / |  |::|ァ'⌒',ヽ:::ヽrヘ_,,.!-‐-'、二7-ァ'´|、__
`'ー-‐''"   ヽ、_'´  `| |:::::|'"       二.,_> ,.へ_
         /  //__// / / /      `ヽ7::/
 か っ も  |  / // メ,/_,,. /./ /|   i   Y   //
 ァ  て う.  |'´/ ∠. -‐'ァ'"´'`iヽ.// メ、,_ハ  ,  |〉
  |  約 ク  ヽ! O .|/。〈ハ、 rリ '´   ,ァ=;、`| ,ハ |、  /
  |  束 ソ   >  o  ゜,,´ ̄   .  ト i 〉.レ'i iヽ|ヽ、.,____
  |  し  ス  /   ハ | u   ,.--- 、  `' ゜o O/、.,___,,..-‐'"´
  |  た  レ  |  /  ハ,   /    〉 "从  ヽ!  /
  |  じ  は  |,.イ,.!-‐'-'、,ヘ. !、_   _,/ ,.イヘ. `  ヽ.
 ッ .ゃ .立   |/     ヽ!7>rァ''7´| / ',  〉`ヽ〉
 ! ! な  て   .',      `Y_,/、レ'ヘ/レ'  レ'
   い  .な    ヽ、_     !:::::ハiヽ.   //   /
   で   い   ./‐r'、.,_,.イ\/_」ヽ ',       /  /
   す      /    `/:::::::/ /,」:::iン、 /    /
          〈  ,,..-‐''"´ ̄ ̄77ー--、_\.,__  /
      ,.:'⌒ヽ ´         | |  , i |ノ   `ヾr-、
988名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/09(火) 21:14:47 ID:PNjcJIWC0
◆sUGODsLils氏>>『すごろく』

これもすごい作品だ
続きがありそうなのだけど?





989名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/09(火) 22:00:42 ID:n5JPg0uP0
今は過疎ってるが良スレなんだよな
是非残してほしい…
990名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/10(水) 00:17:22 ID:jfiR2Ohe0
まだこのスレ続いてたか・・・懐かしいな
991名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/10(水) 07:37:44 ID:dGGHKHOs0
次スレ欲しいな……
992名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/10(水) 12:26:16 ID:fN0m1n5P0
次こそエロいスレになりますように
993名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/10(水) 12:42:12 ID:5h1kVm+B0
エロと萌えの同居するカオスなスレになりますように
994名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/10(水) 18:49:16 ID:uLFYQY9c0
双子サイトが移転と同時にエロ画像を撤去してしまい見る気がなくなった・・・
995名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/11(木) 12:29:15 ID:RWe6Ol7Q0
164: ぬわーーーーーーーーーーっ!! (86)  165: ぬわーーっっ!! (104)  166: クルルにフェラ ファリスにパフパフ レナに自慰 (51)  167: ぬわーーーっっ!! (35) 
996名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/12(金) 08:10:14 ID:Z4BlaH5H0
997名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/12(金) 12:37:24 ID:XYV/mIpp0
998名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/12(金) 16:45:07 ID:iCEkPvCF0
>>1000000000000000000000000000000000000000000
1000000000000000000000000000000000000000000GETおめ
999名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/12(金) 20:04:54 ID:xDVxVggE0
1000ならばラインハットの悪政で世は混沌となりグランバニアが戦争を仕掛ける。
レックスが討ち取られる。タバサ、天空城に逃げ墜ちる。
マスタードラゴン死亡。タバサ、力を引き継ぐ。
年老いたタバサは時の砂を使い若返りを繰り返しラインハットと再び戦争。
果てしない戦争が続き大陸は形を変えてしまう。
ラインハット陥落。しかし生き残った人物はタバサのみ。
タバサ、天空への塔に住み着く。妖精達と協力しタバサを四つの力に分ける。
火、水、風、土の精霊となり世を再び元に戻す。
タバサ、最後の力を使い天空への塔一体を聖地に変え、死亡。
天空の勇者の血筋絶える。ドラクエ7に続く。みたいな展開になる。
1000名前が無い@ただの名無しのようだ:2007/01/12(金) 20:06:36 ID:xDVxVggE0
1000なら2ch閉鎖は無し。1000年安泰する。
10011001

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  ,,ノィ クエックエッ
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