【兵器も】魔王バラモスです・24【平気】

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1ダークマター ◆VbQnJB48ig
24スレ目、機械大戦は激しくなる一方。
エジンベアの戦いの行方は!?

・すでに長期にわたってバラモス様が不在です。5代目バラモス様をハゲしく募集中!
・新規参入者は随時募集中。
・強制はしませんができればsage進行。
・ゲーム内の元ネタに固執する必要はありません。妄想上等。
・新規さんは最初に自己紹介してくれるとうれしいです。

新規さん用テンプレ。
【キャラクター名】
キャラクターの説明

前スレ
【拠点】魔王バラモスです・23.5【襲撃】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1124960985/l50
2ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 20:17:40 ID:hjZH/tJr
【前スレあらすじ】
サマンオサ地方にある統合軍地下基地、ジャブローへの偵察は、敵士官の待ち伏せに遭い、
失敗してしまう。情報不足の状態で、ジャブロー攻略を余儀なくされたバラモス軍は、
従来共同戦線を張っていた世界樹の森南部野良魔物・北部野良魔物に、
スライム王国の亡命軍と、その配下の重兵器群を加えたジャブロー攻略部隊を編成、
陸軍総長マジンを攻略部隊総司令として
多大なる兵力と僅かな策を頼みにジャブローに怒涛の侵攻作戦をかけた。空を埋め尽くす
対空砲火の中を多くの犠牲を払いながら潜り抜け、敵地上軍の殆どを掃討、2体の敵秘密兵器も
勇敢なる総長マジン、先の戦いで復活したゴールドマンらの奮戦により撃破、撃退するという
戦果を上げた。
地上を制圧したバラモス軍は、予定されていた水攻めを水攻め作戦の基盤である海軍陣地の
壊滅、敵基地の排水設備の発見などの理由により中止、正面からの力攻めに切り替える。
屍を乗り越え、敵の士官の足止めを潜り抜けて、ただひたすら前進する大攻勢をかけ続け、ついには
基地中心部まで攻め入るが、既に基地司令メビル将軍以下の統合軍は既に脱出しており、麻酔ガス
の罠にかけられ、救助に手間取ったこともあり敵を追撃、殲滅することは叶わなかった。
一応拠点制覇は達成したしたバラモス軍とその連合軍だが、そこに届いたのは統合軍キラルスからの
通達であった。その内容は、「スフランとこれまでの戦役でとらえられた捕虜を返して欲しくば、
エジンベア闘技場にて統合軍と決闘をする事、断れば捕虜達は死ぬ。」といった物であった。
3ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 20:19:39 ID:hjZH/tJr

統合軍の罠の可能性も考慮しつつ精鋭8人と付き添いがエジンベア近郊の闘技場へ向った。
そこで最初に現れた敵はメタルドラゴン。しかし、これまで撃破してきたメタルドラゴンとは少し様子が違う!?
そのメタルドラゴンは精鋭達の炎攻撃で撃破出来たが、
次に現れたのはなんとオリハルゴンゾンビ、そして4体のドラゴンゾンビだった!

一方そのころ、何とか統合軍に戻りたいあやしい影はキメラの翼を買おうとアッサラームの魔物酒場で
バイトを始めるが、そこでマルコらプチ一行と、バームと分かれたあと統合軍に捕らえられたエルフの
少女を探しているスレイン・アリア・ジョン一行とたまたま居合わせてしまう。

この乱世に、終わりはあるのだろうか…
4ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 20:21:02 ID:hjZH/tJr
【改正戦争ルール・秘書室案】
@戦争は特殊長期イベントとして考える。戦争中もそれだけに終始せず他の話題も入れる。
A開催前には、また開催中も他のスレ住人と意見を交換しあい、暴走しないように。
B開催されても重要キャラ(勇者・ゾーマなど)の殺害・使用は避ける。
C一撃のダメージの最大値は999とする。連続攻撃は可。
Dコテハンは勝手に殺さない。戦闘不能はOK。
E他のコテハンを動かす時は失礼のないように。なるべく事前に許可を得る。
※ルールは全面的に見直し中。あくまで目安という事で。

【ストーリー】
突如としてFF・DQ板に光臨した魔王バラモス。
途中マネマネ(2代目)、ジェリーマン(3代目)と交代しながらも、
配下や来訪者たちとマターリした日々を送る。
皆で力を合わせ、オロチの乱・ガイアの乱・ノヴァ大戦などの苦難を乗り越えてきた。
そして政権は4代目に移り、新体制のもと新たに地上攻略をはじめようという矢先、
軍内部に反乱が勃発、大勢力に成長し世界を巻き込む大戦に!
さらに、魔界から来た魔神とその仲間達が行動を開始!その他色々な魔物が現れてもう大混乱!
バラモス不在の続くなか、戦況の建て直しを図る地上攻略軍の運命は?
5ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 20:23:22 ID:hjZH/tJr
決定済みの設定などを保管。
過去スレや基礎用語、キャラクターの詳しい紹介などもここで。
「バラモス軍駐屯地」
http://www.hamq.jp/i.cfm?i=4drago

長い設定を書く時や、中の人同士の打ち合わせにどうぞ。
「バラモス城大広間」
http://jbbs.livedoor.jp/game/14662/

何となく、ふと絵を描きたくなった時にでもどうぞ。
「バラモス城落書き場」
http://www15.oekakibbs.com/bbs/baramosu/oekakibbs.cgi
6ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 20:23:54 ID:NWgRCvdz
たったらたりらり〜 ら〜り〜ら〜り〜 たらりらりら〜 り〜
たりらり〜 らりらりっらり〜

新型スレッドMBD-24(Mまおう Bバラモス Dです)級の竣工を祝って〜ベギラマドゾー!
7ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 20:24:55 ID:hjZH/tJr
>ビートさん
どーも。


ベギラマかーっ!
8ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 20:43:31 ID:NWgRCvdz
マジン「ぬ、ぬわー!」
マジンは金槌を投げ捨て、両手でなんとかオリハルゴンの足を支えている!
ラキス「マジンさん!」
マジン「い、今の内に!」
ラキス「…分かった、ベギラゴン!」

オリハルゴンの垂れ下がった目にベギラゴンが飛ぶ。
9ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 20:56:42 ID:NWgRCvdz
金さん待ち〜…
ロビンさんが来ると金さんがいなくなるし、
金さんが来るとロビンさんがいなくなる…進まないワケですわorz
10ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 20:58:17 ID:hjZH/tJr
ダークマター「踏まれているのか!ええい、とうとう本気になったな!」

ダークマターは刃に電気を宿し、オリハルゴンゾンビに斬りかかった!
11ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/17(土) 21:17:47 ID:MPWpDhlu
オリハルゴンゾンビは足の骨をたたれ、そのままバラバラになった!

説明しよう!ジャブロー戦の時にでさえ不完全な代物が
この戦いに間に合うはずはないと説明したが、
”骨”というのは生体を維持するのに重要な存在だ。
当然、骨自体も完全であるわけはなく、
見た目のハッタリで強く演出していただけに過ぎないのだ。

ガクガクと故障でも起きたかのように震えるキラルス。

キラルス「………やってしまったねぇ…。
     よく私のバイオウェポンを見事に打ち砕いてくれました…
     オリハルゴンゾンビがピクリとも動きませんね…
     どうやって弱点を探り当てたかは知りませんが、これはちょっと意外でしたよ…
     ちょうど犬の玩具のサイズピッタリに骨がバラバラになってしまうとは…
     科学戦闘隊の皆さんには残念でしたが、私はもっとでしょうか…

     二回目ですよ…
     このわたしをここまでコケにしたおバカさん達は……
     まさかこんな結果になろうとは思いませんでした…
     
     ゆ…
     ゆるさん…

     ぜったいゆるさんぞ野蛮人ども!!!!!
     跡形無く消滅させててくれる!!!!!
     一匹たりとも逃がさんぞ覚悟しろ!!!」
12ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 21:20:09 ID:hjZH/tJr
どこかで聞いた口調のキラルス出たー!
--------------------------
ダークマター「ふん!来るなら来い!頭脳派科学メカめ!」
13ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 21:25:35 ID:NWgRCvdz
マジン「さぁ、最終形態ですな!」
ラキス「ブッ倒してやる!」
14ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 21:26:16 ID:hjZH/tJr
〜観客席〜

ゴロー「みんな強いなー…」
ベータ「ですね…」
15ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/17(土) 21:28:34 ID:MPWpDhlu
キラルス「アーマードメタル・オーキス!」

怒声と共に、闘技場の北の位置で静かにエンジンを起動させる兵器。
戦略級決戦兵器として開発されたそれは、擬装用の木々を払い飛ばして猛烈なスピードで闘技場に降りてきた…。
大体の形は6角形のウェポンコンテナ2個と高速戦闘用超出力スラスターによって構成されていて
中央部の制御コアにはただ黒い球体が埋め込まれているだけだ。

キラルス「これが第三回戦の相手だ!始め!」
16ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 21:32:44 ID:hjZH/tJr
ダークマター「やっぱり最後はメカってわけか…ゴールドマン!」

金「はい!」


ダークマターは稲妻斬りを放ち、ゴールドマンは思いっきり振りかぶってパンチをした!
17ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 21:34:15 ID:NWgRCvdz
マジン「こういう相手は、攻めの手を奪うのが先決ですな!喰らいなさいッ!」
マジンは右のウエポンコンテナにマジンの金槌を投げつけ、左のコンテナに向けて
爆裂拳を放った!
ラキス「ベギラゴン!」
ラキスは、右のウエポンコンテナに向けてベギラゴンを放った!
18ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/17(土) 21:44:58 ID:MPWpDhlu
一斉に仕掛けられる攻撃。
だが、黄色い半透明の球状バリア…ビーム・フィールによって全て
防がれてしまった!

キラルス「ブァカ者がァアアアア!統合軍の科学力は世界一イイイイ!!
     デストロイヤーの装甲を基準にイイイイイイイ…
     このオーキスの装甲は作られておるのだアアアア!!」

いやになるほど長い砲身の砲口に、ピンク色の光が集約する…。
(放たれるのは次のターン)
19ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 21:48:21 ID:hjZH/tJr
ダークマター「なんだと!?あれは化け物かよ!」
金「それより…なんか来ますよ!」


ダークマター「しょうがねえな!全員俺とゴールドマンの後ろに回れ!」

ダークマターは攻撃に備えて身構えている!
ゴールドマンは攻撃に備えて身構えている!
20ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 21:52:20 ID:NWgRCvdz
マジン「仕方ありませんな!」
ラキス「糞硬てェ!」
マジンとラキスはダークマターとゴールドマンの後ろに隠れた!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
氷河魔王「やっとついたぞ…」
氷河魔王、到着。
21ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 21:56:39 ID:hjZH/tJr
〜観客席〜

ゴロー「おいおい!なんだよあれ!なんか撃とうとしてるぞ!」
ベータ「あのゾンビなんかよりずっと強そうですね…」
22ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 22:00:20 ID:NWgRCvdz
マイ兄「送ってますか〜?」
騎士A「はい、リアルタイムでバッチリと。」
水晶玉のはめ込まれた筒を試合会場に向けている騎士達。
23ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/17(土) 22:02:29 ID:MPWpDhlu
一気に放たれるメガビームキャノン。
それは、空気を一瞬で超高温まで熱し、地面を第2のギアガの大穴が
出来そうなほどの穴が出来上がる。

なんとか、マジン達は生きていた。
だがしかし、えぐられた地面から、僅かに狙いが逸れていることが分かった。

ラキスの体はメガビームキャノンの余波によって大やけどを負ったというのに
動けなかった。ラキスは、生きながらヘビにのまれるカエルの気持ちを理解したと思った!

キラルス「ククク…どうだね?私の傑作は!じっくりと殺ってやる…」
24ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 22:08:55 ID:hjZH/tJr
金「皆さん大丈夫ですか…?うわっ、ラキスさん!」


ダークマター「フッ…ハハハハハハハ!
     このダークマター!大防御さえしていればどうということはないのだ!
     ここまで戦う気にさせてくれる相手も久しぶりだ!いくぞ!」

多少のダメージはあったらしいが、ダークマターは笑っていた。
風、稲妻、炎、氷をそれぞれの刃に宿し、
まるで円形ノコギリのように猛烈に回転しながらオーキスに向かっていく。
25ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 22:10:45 ID:NWgRCvdz
マジン「おのれ…」マジンはゴールドマンの後ろで更にラキスをかばっている!
ラキス「くっ…ベホマラー!ベホマラー!」ラキスはベホマラーを唱え続けている!
26ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/17(土) 22:20:33 ID:MPWpDhlu
ダークマターの攻撃は、あともう少しで届く位置に…
いや、届かなかった。ビーム・フィールドに弾かれたのだ!
しかも、弾丸が壁にぶつかったときのように!
ピッチャーの投げた直球が壁にぶつかったときのように!

回転力は落ちていく…。

そこを狙い、下部の大型レーザーセイバーが輝く!
二本もある大型レーザーセイバーが振り下ろされ、ダークマターの刃の内二つを真っ二つにした!

キラルス「この精密動作…完璧だ…」

-------------------------------------------------------

闘技場の南、高21000mの空に
明らかに不自然な灰色の円錐形物体が、闘技場を目指していた…。

????「社長が仰られた、邪神の復活を阻止する…
     五行を持つ魔を殲滅するという者達がいるのは…」
27ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 22:24:56 ID:NWgRCvdz
マジン「あっ!危ない!」
ラキス「ベホマラー!」
〜〜〜〜〜〜〜〜
メルタ「(何か来ますな。 かなりの高さを飛んでいるので 探知しやすいですわ。)」
ビート「…、みんな、キメラの翼用意、騎士さん達、伝えて!」

騎士達が慌しく走り始め、マイティが姿を消した。
28ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 22:33:18 ID:hjZH/tJr
ダークマターは一旦、オーキスから離れる。刃が地面に落ちる音がした。

ダークマター「完全体になった私が、刃を斬り落とされたのは初めてだな…
     だが、たかが機械の力で攻撃の手段を絶たれるようでは魔物の王失格だ!」

ダークマターはジゴスパークを放った。

が、雷はオーキスには飛ばずに、ダークマターの刃があった2カ所に集まっていく。
そして、2つの刃が復活した。もちろん、今までの金属ではない。
雷でできた、白く光る刃である。
29ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/17(土) 22:38:47 ID:MPWpDhlu
ダークマターはんの行動はこれで終わりかいな?
30ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 22:43:01 ID:hjZH/tJr
>ロビン3さん
はい。
--------------
金「ダークマターさん…あれに対抗する手段は?」
ダークマター「心配いらん。大丈夫だ。
31ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/17(土) 22:48:08 ID:MPWpDhlu
オーキスは距離をとり、一旦離れた後
右のウェポンコンテナより、一つの大型ロケット弾を撃ちだした!
だが、その大型ロケット弾は速度も遅く、十分退避出来る…いや、

なんと、その大型ロケット弾より、さらにその側面から
小型のサイドワインダーが多数発射された!
サイドワインダーは魔力誘導有翼ロケットと呼ばれるだけに、
魔力を持つ者目掛けて飛んでいく!

圧倒的な飽和攻撃。ラキスはまともに浴び、その場に伏した。
32ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 22:55:03 ID:8glrcd2Z
ラキス「ぐふぁッ!」
マジン「あっ…!」
マジンはラキスを戦闘場の外に放り出す!
33ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 23:01:05 ID:hjZH/tJr
金「ラキスさん!」

ダークマター「落ち着け!今はあのバリアを破る方法でも考えてろ!」
金「え?ダークマターさんは?」
ダークマター「私も、バリアを突破する手段だけ見つからんのだ!
     バリアさえどうにかなれば、後は…!」


〜観客席〜

ゴロー「なんか押されてるな…やい!キラルス!お前ちょっとセコいよ!」
ベータ「
34ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 23:11:53 ID:hjZH/tJr
ベータのセリフが切れてる…


ベータ「ゴールドマンさん…」
35ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 23:13:06 ID:8glrcd2Z
ロビンさん待ち〜!
36ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/17(土) 23:21:52 ID:MPWpDhlu
灰色の円錐状物体は前進を続ける…。
よく見れば、灰色の円錐状物体と思っていたのは
身を守るバリアかなにかのようである。

兵士「照準確認」
????「エンジェルイレイザー撃てっ!」

兵器なのか--その物体は緑色の一筋の光を放った。

----------------------------------------------

ちょうどその頃、闘技場の方は
オーキスが圧倒していて、十中八九バラモス軍側の負けが見えていた…。

オーキスが上昇し、メガビームキャノンの砲口を向ける。
誰もが、死を覚悟した。あの威力は絶大だ。自分達にはあのバリアが破壊できない。

--もう、おしまいだ…。

ピンク色の光が集約し、
一気にそれが放たれて…

…いなかった。
オーキスのウェポンコンテナの右側が、緑色の光…
エンジェルイレイザーによって消し飛んだのだ!

オーキスは炎上し、バランスを失い、東の方向に流れていった…。
37ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 23:23:33 ID:8glrcd2Z
マジン「な、なんあんですか、あれは!」
〜〜〜〜
ビート「う〜ん、あれは…なんだろ?」
38ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/17(土) 23:26:57 ID:MPWpDhlu
キラルス「私の傑作がアアアア!」

特別観客席を立ち、カール・ルイスも真っ青な速度で走っていく
キラルスであった。

皆が呆気にとられている内に、闘技場の上空には、エンジェルイレイザーを発射した
物体…いや、兵器が…その悠然たる姿を見せていた…。
39ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 23:28:42 ID:8glrcd2Z
ロビンさん待ち〜。リアクションの取り様が無い…
40ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/17(土) 23:32:10 ID:hjZH/tJr
ダークマター「!?一体なんなんだ!」
金「まさか…他に誰かいるんですかね…」


〜観客席〜
観客席から見ていたゴロー達は、緑色の光が飛んでいたのもしっかり見えていた。

ゴロー「今の光はどういうことだ?」
ベータ「どうやら助かったみたい…ですね。」
41ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/17(土) 23:37:32 ID:MPWpDhlu
と、その物体より声が響き渡ってきた。魔物語だ。

????「バラモス軍と関係者の皆さん、すぐにご搭乗下さい」

人間の観客は蜘蛛の子を散らすようにして逃げてしまっている。
檻の中の灰色クマを怖がる人間はいないが、目の前で飼育員が殺されたとあっては別だ。
その声が発せられた物体は…ゆっくりと…
全長3000mを越える船体は、観客席を潰しながら、着陸した。
白い船体に、一つだけ扉のような穴が見えた。

????「早くご搭乗を。この闘技場には高性能爆弾が仕掛けられています。
     奴らは、第三回戦の結果によっては、高性能爆弾で全員始末する予定だったのです」
42ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 23:41:02 ID:8glrcd2Z
ビート「…どうしよ?」
メルタ「(私は… 後から 付いて 行ければ 付いていきますわ。 護衛はマイティ殿が
     居れば どうにか なるでしょうし。)」
ビート「(わかった。)じゃあ…とりあえず…」
ビートとマイティと騎士団と氷河魔王と空軍、南部のメンバーが乗り込みました。

ビート「で、コレ何?」
43ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/17(土) 23:47:58 ID:MPWpDhlu
????「ようこそ」

搭乗した彼等を待っていたのはキラーマジンガと
ウッドランドパターンの迷彩のキラーマシン2体であった。

フライト「私はフライト艦長。この艦はメタル・インダストリー所属の
     フーレアンス級機動艦です。いやぁ、間に合ってよかった」

キラーマジンガは、ホッとした口調だ。
44ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/17(土) 23:51:57 ID:8glrcd2Z
ビート「フライト艦長…ってことは、この艦の左舷の弾幕は、薄そうだなァ…」
マジン「で、あなた方は何故我々を助けてくれたのですか?」
45ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/17(土) 23:59:57 ID:MPWpDhlu
フライト「社長の命令です。っと、これだけでは不親切ですね。
       我々の目的は、五行が一つに集約するのを食い止めることです。
       そして、今、五行を集めようとしている存在がある…それが、邪神ジェノシドー」
マジン「………」
フライト「彼等と闘う選ばれたる抑止力ってのがありまして、
     あなた方の中に、その抑止力がいる。だから、死んでもらっては困る。
     そう、社長は仰いました」
46ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 00:02:00 ID:8glrcd2Z
マジン「ホゥホゥ、で、そのメタル・インダストリーとはどのような組織です?」
ビート「で、ついでにボク達これからど〜なるのさ?」
47ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 00:04:56 ID:hjZH/tJr
ちょっとパソコンがおかしくなってたので再起動。


>ビートさん
南部…
北部じゃないんですか?
48ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 00:06:12 ID:hL246VVI
いや、イリュオンさん!
49ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 00:09:15 ID:akbNd98P
ああ……なるほど。
50ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 00:15:00 ID:akbNd98P
>>41から)
ダークマター「やっぱりな…勝っても負けても生かさないつもりだったわけか。」

>>42、一部のメンバーが乗り込み)
ゴロー「おーい!大丈夫か!?」
金「え?ああ。なんとかね…」
ダークマター「それより、私達はどうするんだ?言って乗り込ませてもらうか?」
ベータ「そうですね…今はその方が安全じゃないですか?」
金「うーん。とりあえず乗っておこうか。

  戦艦の中の人ー!僕らも一応乗せてくださーい!」
51ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 00:20:03 ID:hL246VVI
…ロビンさ〜ん…居ます?
52ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/18(日) 00:28:08 ID:2viKHyHw
フライト「簡単に言えば軍需産業です。武器や防具を作っています。
     バラモス軍には、毎年50万Gほどの武器を納品しているはずです。
     お金は毎回ビルマー様が支払っておりますけどね。
     いまは、戦争景気で儲けさせてもらっています」

と、そこまで話した時点で、ゴールドマンの 
「戦艦の中の人ー!僕らも一応乗せてくださーい!」という大声が聞こえた。

フライト「やれやれ…さっきの放送をもう一回頼む」

キラーマシンの一人が奥へ向かい、先程の搭乗要請の放送が流れた。

フライト「この艦はこのままバラモス城へ行きます。
     そこの透明の方も含め、この艦内は自由行動です。
     あなた方が見たところで、この艦に使われる技術は解明不可能でしょうし」
53ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 00:31:09 ID:akbNd98P
ダークマター「よし、開いたぞ。乗り込むとするか…」


大陸組が乗り込みました。
54ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 00:33:48 ID:hL246VVI
メルタ「(あらあら、 透明になっている理由くらい 考えてくださいよっての…)」
ビート「(あらら、言っちゃった…)」
マイ兄「(まぁ、なんとか誤魔化せない事も無いでしょう…)」
ビート「じゃあ、寝る〜。」
マジン「そんな所が…あった気も、なかった気も…」
ラキス「たしかマジンの旦那は昔、ゾーマ様に向かって
           貴 方 誰 で し た っ け ?
                とか言ったんだろう(ニヤニヤ)?」

メルターは何処へとも無く去っていった!ビートは眠り始めた!
その他のみんなは笑ってる〜 おひさまも笑ってる〜
55ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/18(日) 00:41:07 ID:2viKHyHw
明日は、はやこと用事があるからこれで落ちや〜、
56ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 00:42:26 ID:hL246VVI
お疲れ様〜。
57ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 00:48:34 ID:akbNd98P
お疲れ様でしたー。
58ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 01:05:22 ID:akbNd98P
では僕も落ちます。
59あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/18(日) 11:32:18 ID:CKPBOizL
久しぶりに日曜でもあやしい影。
今晩はお月見ですね!

>ばくだんいわさん
スレ立て乙です!
このスレタイですか!!
ホイミをどうぞ!
ホイミ!!

>ビートさん
郊外にいる天上界軍にも城に戻るよう伝えてもらえますか?

>ロビン3さん
意外な展開ですね!
驚きました!!
60ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 18:05:54 ID:akbNd98P
>影さん
わーい。
スレタイは、なんとなくこれがいい感じだと思ったので。
61ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 19:30:55 ID:pxVYIWgU
マジン「っと、そうだそうだ…天界の皆さんにも引いてもらいませんとね…」
マジンは通信機をいじっている。展開軍がバラモス城へと退却した!
- - - - - - - -
ビート「まだつかないのかなぁ…」
〜〜〜〜〜〜〜〜
ロビンさ〜ん、城に着くまでになんかやることありますか〜?
62ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 20:13:38 ID:pxVYIWgU
誰か居ますか〜?
63ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 20:28:31 ID:akbNd98P
はーい。
64ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 20:37:58 ID:pxVYIWgU
マジン「しっかし、あの最後の敵、あんな奴がまた出てきたらどうしましょうか…
    メカですし、量産なんてされたら…」
マジンは怖いことを呟いている!
〜〜〜〜〜〜〜
とりあえず、二人でできること、雑談。
65ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 20:47:15 ID:akbNd98P
ダークマター「量産…か。そうなったら正直おしまいだろう。」
ベータ「ちょっと!何言ってるんですか!」
ダークマター「それが事実だ。私達の攻撃ですら跳ね返す兵器だぞ。
     1体ならまだしも、量産されればひとたまりもない。
     奇跡でも起きん限りは、楽々勝てる相手ではないと思うがな…」
金「大丈夫ですよ!多分…」
ゴロー「(…………)」
66ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 20:52:19 ID:pxVYIWgU
マジン「そういえば、五行を集めるのは阻止するのに、世界の破滅は阻止しないんでしょうかね?」
67ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 20:56:19 ID:akbNd98P
ベータ「五行が集まると、世界破滅の手助けになってしまう…とか?」
68ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/18(日) 20:57:45 ID:2viKHyHw
フライト「その時になったら止めるでしょうね。
     今は、バラモス軍と統合軍に戦争を続けてもらいますよ。
     戦争景気というものを、大事にしておりますから。
     …そろそろ到着します」
69ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/18(日) 21:01:04 ID:2viKHyHw
ビート「まだつかないのかなぁ…」
めんどくさそうに、ビートは何気なく明るい天井を見つめる…。
その時だった。軽く、ガコン、という感じの音が聞こえた。


フライト「到着しました。皆さん、無事ですね?」
マジン「どうも助かりました。では…」

マジンがそう言って、先程開いた扉へ向かっていく…
が、途中でフライト艦長に呼び止められた。

フライト「あ、待って下さい」
マジン「なんですか?」
フライト「あなた方があの地域で、交戦していたのは捕虜の為だそうですね」
マジン「はい。何故知っているんです?」
フライト「連れの方に聞きました。…言いにくいですが、我々の調べですと
     捕虜は3分の2が洗脳・ゾンビ化されていました…。
     残りも捕虜も、実験などに使われていました。
     もしも、あなた方があの戦いで”勝利”したら、
     その捕虜達を使って足止めし、高性能爆弾で恐らくは…」

……

70ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/18(日) 21:03:28 ID:2viKHyHw
ゴロー「勝ったぞー!」
イリュオン「やったー!」

がっくりと膝をつくキラルス…。

キラルス「馬鹿な…」
マジン「さあ、捕虜を解放しなさい!」
キラルス「……………いいだろう!捕虜共を解放してやるッ!」

開かれる右側の檻…。
中から出てきた、沢山の捕虜達が…歓喜の声を挙げた。

…野獣の歓喜を。

捕虜A「グガアアア!」

捕虜の一人の体が崩れ、骨と僅かな肉の姿に変貌する!
同じような現象が次々と捕虜達の間に発生し、なんと、マジン達を攻撃し始めた!
姿が崩れていない者達も攻撃を開始した!

マジン「なんですと!?くっ、これでは手が出せない…」

変わり果てた仲間達に攻撃できないマジン達。
観客席のバラモス軍一行も何事かと全員降りてきた!

キラルス「ククク…今だ!人間の観客を非難させろ!」
ガラハッド「いったい、何を!?」

71ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 21:03:38 ID:akbNd98P
ダークマター「クラックスめ…所詮そういうヤツらってことだな。」

金「それにしても、危ない所をありがとうございました。」
72ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/18(日) 21:04:32 ID:2viKHyHw
避難命令もなしに、逃げていく人間達。
これも、ショーの内と思いこんでいた人間達も、エジンベアの兵によって
避難誘導を受けている。

その間にも、マジン達は捕虜に襲われており、動けない。
ラキスがキメラの翼を使ったが、効果がなかった…。

けたたましいエンジン音が上空から発せられ、
どこから出したか、ゴースト・ノアの背に飛び乗ったキラルスが勝ち誇っている。

キラルス「ルーラもキメラの翼も無駄だ!魔導師団が封じている!
     オーキスがやられたのは予想外だったが、これで…貴様等を殺れる!」

手に持ったペンのような高性能爆弾のスイッチが掲げられる…。

ダークマター「誰かあいつを止めるんだ!スイッチを押させるなッ!」
キラルス「いいや!『限界』だッ!押すねッ!  『今だッ』!」

火山活動のような炎が上がり、
闘技場を地獄のような業火が包む…。



フライト「と、なっていたかもしれませんね」
73ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 21:05:00 ID:pxVYIWgU
ビート「あらら…完全にハメられたワケね。」
騎士A「まぁ、敵に下るような兵ですし、仕方ありませんな。」
マイ兄「仕方ないといえばありませんけどね。酷いモンです。」
騎士B「その点、我等の戦死者蘇生プロジェクト、SB計画は…」
騎士A「シ〜…」
騎士B「スミマセン…」
74ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 21:06:41 ID:pxVYIWgU
キラルスがハマり役でやだ〜w
75ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 21:07:58 ID:akbNd98P
ゴロー「え、戦死者蘇生?」
ダークマター「ん?どうかしたか?」
76ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 21:14:10 ID:pxVYIWgU
騎士A「なな、なんでもありませんって…」
騎士B「そうそう!流石に木っ端微塵に吹き飛んだのとかは蘇生できませんし…」
騎士団「こら馬鹿お前」
騎士B「くぁw背Drftgyふじこlp;@:「」」
77ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/18(日) 21:15:08 ID:2viKHyHw
キラルスは、普段やクラックスの前では冷静。

けれども、発明品をぶっ壊されてしてキレたりすると、
言葉遣いが悪くなる。そういう設定なんや。
78ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 21:19:58 ID:akbNd98P
ダークマター「そうかい。
     じゃあ行くとするか。わざわざ乗っけてくれて助かったよ、艦長さん」
79ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 21:24:08 ID:pxVYIWgU
ビート「え?もう着いたの?」
マジン「じゃあ、ありがとう御座いました〜。」
バラモス軍の面々が降りていく。
〜〜〜〜〜〜
さぁ、いざ次の戦いを!
80ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/18(日) 21:25:14 ID:2viKHyHw
フライト「いえいえ、単なる業務命令ですから。
     それでは、邪神とその配下を見事倒してくれることを待っていますよ」

81ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 21:28:42 ID:akbNd98P
金「はい。頑張ります。」

ベータ「やっとバラモス城に着きましたね…」
ゴロー「やれやれ。俺は見てるだけで疲れたぞー…」

デスJ「ご苦労様です。お帰りなさい。」
鉄「大丈夫だったようだな!」

マンダー「皆さん!一体どうしたんですか!」
ロン「いやー、無事でよかったが…ずいぶん時間かかったじゃないか。何かあったのか?」
82ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 21:28:49 ID:pxVYIWgU
結構揃ってますし、ここでカル・バグを!ソ連軍なんぞ跳ね返してくれますわ!
…それよりウラジオ攻撃でもします?
83ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 21:33:59 ID:akbNd98P
ウラジオ…
84ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 21:40:37 ID:pxVYIWgU
ビート「ってワケで、これからどうしましょ?」
大広間会議室、譜代も外様も入り混じったこの部屋で、何時に無く深刻な雰囲気の中、
会議が始まった。
85ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 21:42:29 ID:akbNd98P
金「他に、攻め込むとするとどこがあるんですか?」
86ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 21:44:18 ID:pxVYIWgU
ビート「ウラジオストクあたりだね〜。でも、ジパングが近いから注意しないと。」
87ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 21:45:15 ID:akbNd98P
ダークマター「ウラジオストクか…そこはどの辺にあるんだ?」
88ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 21:47:09 ID:pxVYIWgU
ビート「ジハングの北に祠がありますでしょ?あのちょい北東です。大きな河を一つ渡れば、世界樹の
    森から攻め込めますよ。港もありますし、海から攻めても。」
89ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 21:48:15 ID:akbNd98P
金「世界樹の森から!?」
ベータ「北部軍や南部軍の協力があればなんとかなりそうですね…」
90ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 21:50:10 ID:pxVYIWgU
ビート「じゃあ、偵察はどうします?偵察すると間違いなく守り固められますけど。
    あ、でももう十分固められてるとは思いますけどね。攻めるとしたらそこ位しか
    場所ありませんもの。」
91ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 21:52:02 ID:akbNd98P
ダークマター「偵察してもしなくても手強いのは変わらないってことか。
     ならば敢えて偵察なしで行くのはどうだろう?」
デスJ「それは結構危ないですよ。新兵器とか用意してたらどうするんです。」
92ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 21:53:05 ID:pxVYIWgU
ビート「でもジャブロー偵察みたいに失敗する可能性もありますし。」
93ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 21:54:57 ID:akbNd98P
金「失敗した時の損害を考えると、ここは偵察なしで行くべきじゃないでしょうか?」
ゴロー「そうだな…」
鉄「誰がウラジオストクに向かって、誰がここに残るかも重要だよ。
  世界樹の森から攻め込めるんなら、北部や南部の皆にも言っておいたほうがいいだろうし。」
94ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 21:57:52 ID:pxVYIWgU
ビート「じゃあ、空軍の皆さんは城を固めてもらって、南部は森に待機、北部は精鋭だけ
    出撃して他は待機でいいんじゃ無いでしょうか?で、例の如くスライム王国に
    救援を頼んで。」
95ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 21:59:13 ID:akbNd98P
金「北部精鋭+スライム王国……だけですか?」
ダークマター「私達も待機ってことでいいんだよな?」
96ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 22:01:07 ID:pxVYIWgU
ビート「来てもらいますよ〜。…只でさえ戦力少ないんですから…ブツブツ。」
97ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 22:04:04 ID:akbNd98P
ダークマター「そう来なくっちゃな。」
金「ところで…刃はどうするんです?」
ダークマター「ああ、これか。2日もあれば元に戻るから安心しろ。」

すでに光の刃はなくなっている。まだダークマターの刃は欠けたままだ。
98ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 22:06:36 ID:pxVYIWgU
ビート「じゃあ、2日後に総力出撃って事で。」
キング「うむ、私も協力してくれそうな人にありったけあたってみますぞ。」
シース「ドキドキしてきますな、3年前を思い出しますわ!」
ラキス「…(大丈夫かなァ…なんか怪しい計画進めてるっぽいし。)」
99ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 22:07:50 ID:akbNd98P
デスJ「分かりました。我々もちょっとした準備をしておきます。」
100ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 22:10:04 ID:pxVYIWgU
ロビンさ〜ん、いますか〜?
101ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 22:14:42 ID:akbNd98P
デスJ「ゴールドマン殿。ちょっと私は準備のために世界樹の森に戻ります。
    準備が済んだら戻ってくるので宜しく。」
金「分かりました。」

デスJ「では行きましょうか。おばば殿。」

おばばC「了解。ルーラ!」


まほうおばばC・デスストーカーJが世界樹に飛びました。
102ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 22:22:38 ID:akbNd98P
〜世界樹〜

ロットは世界樹の近くで、遠くをじっと眺めていた。

ロット(いったいいつになったら戻ってくるのか…
    戦いは激しくなっているんだろうか。)

そこに、突然デスストーカーJとまほうおばばCが現れた!

ロット「おおっ!?なんだ、お前か。驚かすなよ…」
デスJ「突然現れて申し訳ない。実はかくかくしかじかで…」
ロット「ほう…ウラジオストクというとこの森からでも行ける場所だな。
    で、どうしたんだ?」

デスJ「今回は偵察なしで向かうことになっています。今使っている破壊の鉄球だけでは危険すぎるのです。
    なので、例のアレを使いたいんですよ…」

ロット「『アレ』だと?とうとう使うことになったのか。いいだろう。」

普段は動かないロットだが、意外にも素早く体を回すとその方向に進んでいった。
おばばC、デスJもその後についていく…
103名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/09/18(日) 22:30:26 ID:k9UarOvr
厨臭い展開に乾杯
104ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 22:31:46 ID:akbNd98P
ここは北部軍の秘密の場所。一見ただの森の一部だが、
地中には北部軍専用の倉庫がある。

ロット「ここだな。やはり目印をつけておくと役に立つ。」

その場所だけ、土が盛られている。その土を掘ると、取っ手が一つ姿を現した。

デスJ「では。
    どれどれ、中の様子は…?」

ロットは当然だが入ることができない。(中に何があるのかは知っている)
デスJとおばばCが倉庫に入っていく。

中は薄暗く…というより真っ暗で、カビ臭い。
おばばCがロウソクにメラで火をつけると、倉庫の内部が隅々まで見えた。

倉庫には、色々な箱や袋が積み上げられている。
その中身は、主に緊急用の食糧や武器防具などだ。
多くの箱の中で、唯一目立つ箱がある。ちょっとした飾りもついた、高価そうな箱だ。
105ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 22:44:30 ID:akbNd98P
>>103さん
そんなの気にしてたらやっていけませんよ。キリがないですし。
-----------------------------------------------
デスJ「これだな。」

箱を開けると、中にはホコリをかぶった剣と盾が。

おばばC「それ、使うんですか…」
デスJ「今度の戦いは厳しくなりそうな気がするんですよ。破壊の鉄球よりは安全です。」

箱の中から、ゆっくりとその武器を取り出した。
剣も盾も、かなり重いようだ。

デスJ「破壊の鉄球より威力は落ちるが…まあいいでしょう。
    じゃ、出ますか。」
106ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 22:47:03 ID:akbNd98P
倉庫から2人が出てくる。


ロット「それを使ったのは何年前になるんだろうな…
    ウラジオストクの戦い、そこまで厳しくなるのか?」
デスJ「なにしろ偵察なしですからね。相手はハイテクだらけの軍隊です。
    行った先で何が出てくるか分かりませんよ…

    あ、それとこの破壊の鉄球は預けます。」
ロット「分かった。頑張ってこいよ!」

デスJ「はい。では私はこれで。」

まほうおばばCがルーラを唱え、2人はバラモス城に戻った。
107ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 22:48:48 ID:pxVYIWgU
ビート「あ、デスストーカーJさん。『準備』って、結局なんだったの?」
108ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 22:55:06 ID:akbNd98P
デスJ「これです。」

ちょっとホコリを払ってから、剣と盾を取り出す。

デスJ「バスタードソードと力の盾。古いモノですけど、威力は落ちてませんよ。」
金「そんなものが森に置いてあるんですか…?」
デスJ「秘密の倉庫がありましてね。そこにしまってあったんですよ。」
109ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 22:58:11 ID:pxVYIWgU
ビート「じゃあ、次の戦いはヨロシクね!」
マジン「期待してますぞ。」
110ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 23:00:13 ID:akbNd98P
デスJ「はい。精鋭部隊全員にもとりあえず軽いトレーニングをさせておきます。」
金「大陸組も、ちゃんと戦いに備えておくんだぞ!」
ホーク「おう!」
パラド「もちろんです!」
111ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/18(日) 23:01:52 ID:pxVYIWgU
マジン「よし、出撃する者も残る者も訓練を怠るな!」
マジンの声に、城中から力強い声が答える。
112ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 23:08:08 ID:akbNd98P
〜城近くの草原〜

精鋭部隊に、1VS1で軽く戦闘訓練をやっておくように言った後
そこから少し離れてバスタードソードを取り出す。

デスJ「どれ…剣を使うのも久しぶりだな。」

バスタードソードを掲げて、2回3回振ってみる。

金「その剣はどこで手に入れてきたんですか?」
デスJ「ハハハ…それは秘密ですよ。」
113ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 23:11:57 ID:akbNd98P
ダークマター「結局、光の刃は使わずじまいか…」

ダークマターは光の刃を作って、近くの手頃な岩に斬りかかった。

岩は見事に真っ二つ。

ホーク「強い…」
銀「これが物質系の王ということかい?」

ダークマター「ま、そんなところだ。今はあんまり雷とか使いたくないから、もうこの辺で終わらせておくぞ。」

すると、ダークマターの光の刃が消えた。やっぱり刃は欠けたまま。
114ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/18(日) 23:36:49 ID:akbNd98P
では、僕はここらで落ちます。
115あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/19(月) 11:57:32 ID:TVQkzrWa
影はいかがですか!?
あやしくしておきますよ!
116あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/19(月) 12:08:34 ID:TVQkzrWa
〜アッサラーム・魔物の酒場〜

ジョン「おはようございます。お店はまだですね?」
マスター「おはようございます。軽い朝食くらい作りますよ?」
ジョン「いや、町をぶらぶらしがてらどこかで食べてきますよ。」

ジョンが目配せすると、アリアは先に外へ出て行った。
トロルが顔を洗っている。
ジョン「やあ、トロルさん、気分はどうですか?」
トロル「……??…!!ああ!昨日の…世話ンなったな!」
ジョン「いえいえ、あなたの飲みっぷりには感心しましたよ。」
トロル「さすがに昨日は飲みすぎたぜ!」
ジョン「これから軽く食べにいこうと思っているのですが、一緒にどうです?」
トロル「そうだなぁ…あまり食べたくねえんだがな…」
ジョン「ここで知り合ったのも何かの縁じゃないですか。
    二日酔いでも軽いものなら入るでしょう?少し食べた方がいいですよ!」
トロル「そうだなぁ…昼には隊にもどらねえとならないから、
    少し酔い覚ます為にも行こうかな…」
ジョン「よし、決まった!マスター、連れが起きたら、すぐ戻ると伝えて下さい!」
マスター「承知しました。いってらっしゃい。」

ジョンとトロルは連れ立って出て行った。

影「裏、片付け終わりましたよマスター!
  あれ?声がしたようでしたが?お客様ですか?」
117あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/19(月) 16:28:25 ID:C1RbLY1x
敬老の日です。お年寄りを大切にしましょう。
ここの住人で年寄り…ほうおう様?
118あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/20(火) 17:10:30 ID:8ccoROrq
待機中
119あやしくない人:2005/09/20(火) 17:50:37 ID:swrlg+g5
あやしくないってば!
120あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/20(火) 18:11:30 ID:8ccoROrq
なんてあやしい…
121ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 19:49:06 ID:V4d1zGgb
そして、瞬く間に2日間が経ち、出陣の日…

マジン「あ〜、あ〜、ウラジオ攻略部隊は全員集合せよ〜。」
122ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 20:17:04 ID:iIHYa1RZ
ゴールドマン、ダークマター、大陸組、北部精鋭が集まる。

金「ロンさん、マンダーさん。城の事は任せます。」
ロン「分かった。思いっきり暴れてこいよ!」
マンダー「見張りはしっかり続けさせます。ご安心を。」
123ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 20:29:33 ID:V4d1zGgb
「BGM、帝国のマーチ」ジャーンジャーンジャーン ジャージャジャー ジャージャジャーン

その時、プラチナンからバラモス城に向けて、全身白に塗られ、ビームガン…いや、
ビームライフルを持ったスライムボーグの軍団が歩いてきた。見ると、先頭には
前進黒づくめの(てかそれが原色だけど…)、ビームセイバーを持ったスライムボーグが
いた。

ベーダ「コーホー スライム王国軍再生兵士部隊長 コーホー スライ・ベーダーである コーホー」
124ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 20:33:29 ID:iIHYa1RZ
金「…………」
ゴロー「…………」


大陸組はまごまごしている!
125ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 20:40:08 ID:V4d1zGgb
ベーダ「コーホー 総司令殿は コーホー どちらかな? コーホー」
マジン「わ、私ですが…」
ベーダ「コーホー 我々の出陣の用意は整いました コーホー 再生兵士部隊200名 コーホー
    いつでも出撃できますぞ コーホー」
〜〜〜〜〜〜
ロビンさんいますか〜?
126ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 21:09:06 ID:V4d1zGgb
マジン「よ、よし、全軍整列!」
〜〜〜〜〜
とりあえずウラジオ前まで進軍しちゃいますか?
127ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 21:16:03 ID:iIHYa1RZ
そうですね。
---------------
ダークマター「さて、ジャブローとどっちが手強いか…?」
ダークマターの刃は復活した。光を反射して輝いている。

カイラス「頑張ってきて下さい!」
ノール「ちゃんと生きて帰ってきてくださいよ!」

ホーク「誰が死ぬかっ!」
128ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/20(火) 21:24:32 ID:Pn9FSLLF
--ウラジオストクと呼称される地域は、統合軍の海上戦略における
重要拠点であると同時に人間達の貿易中間拠点でも要塞海港都市キターリングラードがある。

ウラジオストクとは、キターリングラードを中心とした
要塞、トーチカ、塹壕などが点在する地域の事である。
また、キターリン曰く資本主義者に対抗するための拠点でもあるそうだ。

要塞海港都市キターリングラードは、定住する人間が全くと言って良いほどいない。
この都市の人間は殆どが貿易の中間地点として、寄港しただけであるから
主な住人はこの都市の中央政治教区の最高権力者であるキターリンとその配下である。
他には、道具屋、武器屋、防具屋やら宿や売○宿の人間だけであろう。

キターリングラードは、都市の殆どを詰め所や兵舎が占める。
数々の戦場で戦果を挙げた、メタル・バタリオンの本拠地、ウォルフ・シャンツェも
この都市に存在する。先に述べたとおり、詰め所が多数存在するので治安は良い。
129ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 21:27:11 ID:V4d1zGgb
マジン「全軍、世界樹に飛ぶ!キメラの翼使用ッ!」
攻略軍一同一同は、世界樹に飛んで…
マジン「全体〜、進めッ!」

世界樹の森の中を整然とウラジオストクへと向けて行進していく。
130ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 21:32:02 ID:iIHYa1RZ
スノードラゴン「ロットさん!」

ロット「ん?今度はなんだ?」

スノードラゴン「謎の集団が、森を突き進んでいます!数は……結構多いです!」
ロット「集団?バラモス軍の方々じゃないのか?とりあえず確認させろ!」
131ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 21:36:12 ID:iIHYa1RZ
3名のスノードラゴンを向かわせて数分後…

スノードラゴン「すみません!どうやらバラモス軍のようです!」

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 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
ロット「もっとよく確認してから報告してくれ…」
132ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 21:38:45 ID:V4d1zGgb
そして、世界樹の森を抜け、川を渡り、一行はウラジオの北へとたどり着いた…
マジン「じゃあもう一気に攻め込んじゃいますかね?」
133ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 21:43:31 ID:iIHYa1RZ
金「もう攻め込むんですか?そりゃあここに留まっててもしょうがないですけど…」
ダークマター「大まかな作戦は決めてないのか?」
134ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/20(火) 21:45:47 ID:Pn9FSLLF
キターリングラードで政治を司る中央政治局。
最高権力者キターリンとその配下によってキターリングラードの行政が決定するが、
軍の運用決定以外に大した使われ方はしていないのだ。

キターリン「同志ミイラ、どうなったね?彼は?」
ミイラ男「はい、昨日サソリアーマーが”誤射”したことにより命を落としました」
キターリン「そうか、フフフ…実に残念だな。
      中央政治局としては、この件に関して彼を”事故死”とする」
ミイラ男「ダー!了解です!」

と、ミイラ男が出ていったすぐ後に
キターリンの机にホログラムが浮かび上がった。
白衣を着たキラーマシン…キラルスだ。

キラルス「キターリン、ウラジオストク方面にバラモス軍の部隊が進軍中との報告があった。
     十分に注意せよ」
キターリン「バラモス軍ですと…?来るなら、蹴散らしてやりますよ。
      銀世界を奴らの血で染め上げて見せます」
キラルス「頼んだぞ…くれぐれも油断するな」
135ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 21:46:34 ID:V4d1zGgb
ビート「爆撃隊いないし…皆で中心部に向けて特攻!しかないんじゃない?」
136ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 21:49:53 ID:iIHYa1RZ
ダークマター「やっぱりそれしかないわけか…なら細かいことは気にせず突っ込むだけだな。」

デスJ「全員、武器の準備はいいな!」
金「ビクト、それからパラド。回復は頼んだよ。精鋭部隊の方々もお願いします。」
137ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 21:54:14 ID:V4d1zGgb
マジン「それでは、突撃〜!」

最前列に再生スライム盾兵を並べ、北から一直線にウラジオに向けて殴りこむバラモス軍。
138ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/20(火) 22:04:20 ID:Pn9FSLLF
ミイラ男「同志キターリン!北から大多数の部隊が!」
キターリン「慌てるな。全軍に第一種戦闘配置!
      派手に出迎えてやれ」
ミイラ男「ダー!」

ウラジオストクから発射されるサイドワインダーの雨。
139ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 22:05:15 ID:iIHYa1RZ
金「ちょっと反応を試してみよう…どりゃああぁぁ!」

粒を一つ取って、ブン投げた。
イチローのレーザービームのように遠くに飛んでいく。

金「ベギラゴン!」

建物と建物の間から火が出た。
140ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 22:07:41 ID:V4d1zGgb
スラ盾「突撃〜!」
サイドワインダーの爆発の下を、犠牲を出しながらも驀進するバラモス軍
141ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 22:08:57 ID:iIHYa1RZ
ダークマター「ミサイルが来たか…イオナズン!」

花火のように空中で爆発が起き、ある程度のサイドワインダーを吹き飛ばした。

デスJ「魔力を持つ者は、なんとしても身を守るんだ!」
142ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/20(火) 22:14:13 ID:Pn9FSLLF
どぉおおおん!
ゴールドマンのベギラゴンで燃えるウラジオストク。
人間達が宿から飛びだしてきた!

キターリン「ええい!資本主義者共は敵対するとはいえ、
      非戦闘員まで攻撃するか!メタル・バタリオンは!?」
ミイラ男「既に出撃しました」

盾隊の一角を圧倒的スピードで崩す部隊が戦場にあった。
メタル・バタリオン。数々の戦場で勇名を轟かせたる部隊だ。
シンボルマークである骸骨は、バラモス軍の兵士に恐れられている。
143ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 22:15:46 ID:iIHYa1RZ
ダークマター「エース集団か!?」

ダークマターが向いた先には、バラモス軍兵を蹴散らすメタル・バタリオンの兵士たちが。
144ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 22:16:02 ID:V4d1zGgb
マジン「ええぃ!無視無視!足止めは再生兵隊にまかせて進め進め!」
メタル・バタリオンの周囲に展開するスライムボーグ達。
145ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 22:21:10 ID:iIHYa1RZ
ダークマター「……ほんとにただの突撃だから仕方がないか…ピオリム!」

自分にピオリムをかけて、先頭に追い付こうと猛ダッシュ。
近くの敵兵は体当たりで吹っ飛ばしているようだ。


金「ウラジオストクの急所を突けないかな?適当に投げるしかないか…」

これで最後にしようと言わんばかりに粒を投げ、もう一回ベギラゴンを唱えた。

これまた別の場所から火の手が…
146ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/20(火) 22:23:01 ID:Pn9FSLLF
サソリアーマー12体、キラーマシン12体、
そして指揮官であるキラーマシン2一体で構成されるのがメタル・バタリオンだ。
隊長のキラーマシン2・メドルフは切れ者であり、相当な腕利きだ。
メタル・バタリオンは、統合軍の中でもトップクラスの部隊である。

メドルフ「奴らに教育してやれ!」

サソリアーマーから発せられたテールビームガンの眩しい閃光が
雪を溶かし、スライムボーグの部隊を一瞬で”蒸発”させてしまった!
147ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 22:25:53 ID:V4d1zGgb
マジン「突撃〜!」
ビート「突撃〜!」
参謀A「突撃〜!」
通信兵「突撃〜!」
ベーダ「コーホー 突撃! コーホー」
マイ兄「艦隊到着まで後5分(レス)…突撃ゥ!」
- - - - - - - -
しかし、次から次へと湧き出す再生スライム部隊は、ビームライフルの援護の元、
一斉に飛び掛ってきた!
148ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 22:29:56 ID:iIHYa1RZ
ダークマター「しまった!よく考えたら私は飛べるではないか!
     わざわざ地上にいなくても攻撃ができる!」

ダークマターは空中に上がり、適当なものに狙いをつけてジゴスパークを放った!
149ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 22:35:29 ID:iIHYa1RZ
ちょっと一旦落ちます。多分すぐ戻ります。
150ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/20(火) 22:38:52 ID:Pn9FSLLF
炎やら雷やらで逃げまどう人間達。
衛兵が抑えようと必死だが…

キターリン「四神機を出せ!」
ミイラ男「ダー!」

ウラジオストクより、バラモス軍に向けて疾走する4つの影があった。
四神機だ。今までバラモス軍が対決したのは朱雀機だけだが。
他にも、青龍機、白虎機、玄武機と存在する。

メドルフ「うぉぉぉっ!」

レーザーセイバーで飛びかかる再生スライム部隊を突くメドルフ。
サソリアーマーやキラーマシンには、
なんと、一体も被害がない。全て攻撃が届く前のテールビームガンやビームガンの
雨霰で散っていくのだ!
151ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 22:41:35 ID:V4d1zGgb
再生A「肉片、敵部隊の周囲に散りました。」
ベーダ「コーホー よし、 コーホー 戦闘不能の者にメガンテを唱えさせろ コーホー」

瞬間、飛び散った肉片の一つ一つがメガンテを唱え、天を貫く爆煙を上げる…
152ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/20(火) 22:52:02 ID:Pn9FSLLF
メタル・バタリオンの予想だにしなかった攻撃。
キラーマシンが3体倒れ、サソリアーマーが一体爆散した!
途端、メタル・バタリオンは光の粒子となって消え失せた。

朱雀機は、上空から猛る灼熱を吐き、
青龍機は、マヒャドと輝く息と幾多の生きた氷の彫刻を造り上げ
白虎機は、稲妻と恐るべき早さの白兵戦で死体を重ね
玄武機は、津波を引き起こした!

天を貫く爆風を見て、仰天したキターリン。

キターリン「や、奴らは!大量破壊兵器を!」

(兵器使用まで後2レス)
153ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 22:55:04 ID:V4d1zGgb
クック「さて、今回頼まれたのはここか?」
カール「そのようですな。スライム王国よりウラジオ襲撃を50万Gで。」
クック「あいかわらず太っ腹じゃぞい。よし、空母は攻撃隊発艦、戦艦部隊は続け〜!」

ウラジオ沖20kmに海賊艦隊到着。
〜〜〜〜〜〜〜
マジン「突撃突撃〜!逃げながら進軍〜!」
ビート「無茶苦茶だ…」

ダークマターの上空援護を受けながらひたすら進むバラモス軍。後ろはもう凄いことになっている!
154ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 22:57:20 ID:iIHYa1RZ
ダークマター「伝説の魔物っぽいメカが現れたか…だが今は進むしかない!」

金「みんな大丈夫か!?」
ゴロー「大丈夫だ!」
ベータ「精鋭部隊は…?」

デスJ「うおおぉおおおお!」

バスタードソードを構え、近くの兵を手当りしだいに斬っているようだ
155ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 22:59:31 ID:iIHYa1RZ
デスJ「全員!被害状況を報告しろ!」
おばばC「グリズリーが1名、隙を突かれて負傷!軽傷のようで、まだ行動できます!」
デスJ「よし、問題ない。突き進むぞ!」


ダークマター「えーい、退け退けー!!!」

マヒャドやジゴスパークを撃ちまくっている!
156ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/20(火) 23:05:20 ID:Pn9FSLLF
キターリン「こうなれば!反応兵器を…」
メドルフ「人間を巻き添えにする気ですか、同志」

どこからか、メドルフが光の粒子と共に現れた、

キターリン「メドルフ!さっさと敵を倒せ!」
メドルフ「補給中です」
キターリン「くっ…」

ウラジオストクの北東に、魔法障壁のゲートによって現れた
デストロイヤー、ゲベルニッチ、ファラオ。

クラックス「殴り込み艦隊を潰させる訳にはいかぬ!」
キラルス@外部放送『あー、愚かなるバラモス軍の諸君、
          キターリングラードには人間達がいる。
          彼等を傷つけたくないなら、さっさと帰りたまえ」
157ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 23:06:48 ID:iIHYa1RZ
ダークマター「はいはいわろすわろす!」

的確に魔物だけを狙い、ジゴスパークを撃っている
158ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 23:08:13 ID:V4d1zGgb
カール「だ、そうで。」
クック「ウチらバラモス軍じゃないし〜。」
カール「了解〜。」

海賊艦、砲撃と空爆で市街地に無差別攻撃開始。
〜〜〜〜〜〜〜
マジン「突撃突撃〜!
ビート「あの〜、ちょっと…」
マジン「突撃〜!」

マジンには聞こえていない!他の兵も止まる気は無いようだ。
159ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/20(火) 23:13:51 ID:Pn9FSLLF
キターリン「無差別爆撃だとぉ!?資本主義者共は、何を考えているんだ!?」
メドルフ「メタル・バタリオンは人間達の誘導にあたります」


-デストロイヤー・ブリッジ-

ミイラ男「クラックス様!波動大砲の発射準備が完了しました!」
クラックス「御苦労」
キラルス@外部放送『再けーこく!直ちに退け!』


四神機は上と同じような攻撃を続けている!
恐るべき戦闘力。傷一つついていない。
160ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 23:16:09 ID:iIHYa1RZ
金「……大陸組、止まれ!精鋭部隊も!ダークマターさん!」

ダークマター「やっぱりお前もそう思うか…私とゴールドマンの後ろに!」

大陸組、北部精鋭がダークマターとゴールドマンの後ろに。

おばばC「マホカンタ!」
ダークマター「スクルト!」

ダークマターは攻撃に備えて身構えている!
ゴールドマンは攻撃に備えて身構えている!
161ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 23:24:48 ID:8+taQWfM
ビート「マジンさん、ダークマターさん達が…」
マジン「むむ、よし、隠れろ!」

各軍、大防御やアストロンで防壁を全包囲に向け展開。 海賊隊は攻撃継続中。
162ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/20(火) 23:27:17 ID:iIHYa1RZ
うーむ、ここが限界。落ちます。
163ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 23:30:20 ID:8+taQWfM
お疲れ様〜
164ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/20(火) 23:33:14 ID:Pn9FSLLF
クラックス「エネルギー5%であの艦隊に向けて撃て」
キラルス「エネルギー5%!波動大砲撃てぇー!」

デストロイヤーの艦首に隠された大型砲あらわる…
蒼い光の粒子が集約し、放たれた!
巨大な、蒼い閃光(戦闘メカではない)が海賊艦隊を襲う!

-ゲベルニッチ・ブリッジ-

ゲベルニッチ艦長「VLS、一番二番三番解放!」

ゲベルニッチの甲板、左舷、右舷より
VLSが開かれ、無数のサイドワインダーが空爆部隊を襲う!

-ファラオ・ブリッジ-

ファラオ艦長「ホーッホッホッホ。宴の始まりだ」

ファラオの主砲から、
稲妻のようなビームが地上部隊を襲う!
165ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/20(火) 23:40:14 ID:8+taQWfM
クック「ぬわ〜!何だこの光りは〜!」
カール「ああっ!後方のコルベット隊が消滅!爆撃隊も大量に落とされたようです…。」
クック「な、なんだって〜!後退だ!」

海賊艦隊、後退を開始。
〜〜〜〜〜〜
マジン「耐えろ〜!」
地上部隊、防御中!
166105:2005/09/21(水) 01:37:41 ID:1RPc8T8M
一通り読んだ。
ダークマターの持ちキャラは全員強すぎてバランスがとれていないと思います。
勝つために強引すぎる。防御魔法+大防御+仁王立ちとか体投げまくったり…
反面、ロビン3は強いキャラを出してるけど強引に勝とうとしていなくていいと思います。適度にギャグ要素入りもGJ!
ビートは全体のまとめ役として頑張っているね。やられ&ギャグキャラ化しているけど。
あやしい影はほのぼの。
一人だけ特殊な立場だけど一番読みやすくて好きです。
167名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/09/21(水) 01:39:22 ID:n0YTIu3V
ID記念パピコ
168あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/21(水) 18:00:16 ID:MLnbqmqb
おお、ウラジオ攻略始まりましたか!
応援してますよ…両軍とも。(なんだかな…)

>ロビン3さん
毎回地域にあったキャラ設定お疲れ様です!
いい敵役ですよね…

>ビートさん
たまにはパーッと正面から突撃もいいですね。
とりあえず今は旗色悪い…のかな?
酒場は勝手に動かしちゃってすみませんね。

>ばくだんいわさん
北部軍から近いですからね、活躍期待してます。
活躍期待といえば炎兄弟…
あと氷河魔王も役に立ってないですね…

>>166さん
む?105ではなく103だった方では?
お褒めいただき感激です。これからも頑張りますです!
一通りってどの編からでしょう?
初代から全部読んでいただけたとしたら、Bar世界樹でおごりますよ!

>>167さん
おめでとうです…
すみません何の記念でしょうか?
169ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/21(水) 19:30:46 ID:RKGInj7W
うーむ…うまく話が進められてないって事ですね…
最近頭が回ってないのか?いやいや…
------------------
>影さん
北部軍はここぞとばかりに戦ってますからね。
170ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/21(水) 20:03:01 ID:RKGInj7W
やっぱり頭が回っていないと見た。別スレにこの名前で書込んでしまいました。
さて、どういう反応が返ってくるのやら…
171ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/21(水) 21:32:26 ID:pqe9nX5M
マジン「突撃〜!」
稲妻の弱まった隙を突いて、再び進撃を開始するバラモス軍。
172ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/21(水) 21:42:42 ID:RKGInj7W
甘えを言ってしまえば仁王立ち云々なしで勝てるのなら苦労はしない…というぐらい。
頑張ります。
-----------------------
ダークマター「うーむ…私は一旦先にいくぞ!」

空を飛びながら一人で前に進んでいくダークマター。
もちろん地上の大陸組は追いつけない。

金「向こうには戦艦3隻…困ったなぁ。」
鉄「ここまできたら進むしかあるまい!メラ!」

メラを連射して威嚇しつつ、大陸組を進めている。
一方、精鋭部隊もどうにか大陸組と同じペースで進撃中のようだ。
173ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/21(水) 23:56:42 ID:sTaq1iay
-デストロイヤー・ブリッジ-

クラックス「縮退砲の発射用意、だ…」
ミイラ男「は、はい!」
キラルス@外部放送『直ちに戦闘行動を中止しろ!人間がいるんだぞ!
          避難誘導が完了するまで攻撃を中止しろ!』
174あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/22(木) 18:01:06 ID:q/lbRMKp
影「むう、お店の方の仕事は終わってしまいましたね。」
マスター「ああ、じゃあお泊りの方のルームメイクやってもらえますか?」
影「了解です!」

〜〜〜〜〜〜
コンコン!(ドアノック)
影「ルームメイクです!…
  ……
  ………
  返事がないですね。よし!」

影はマスターキーで部屋を空ける。
掃除をし、洗面用具を調え、ベッドカバーを換える…
影「こ、これは!!!!!!」
あやしい影は見てはいけないものを見てしまった!

影「まぁ、いまさらこのくらいで驚くあやしい影じゃないですよ。フッ…」
影は見なかったことにした!!

一部屋を終え、次の部屋へ向う。
『起こさないでください』
影は次の部屋へと向った。

コンコン!
影「ルームメイクです!」
返事がない、どうやら誰もいないようだ!
ワクワクしながr…じゃなくて…極めて業務的にマスターキーで開けると…
部屋はまるでルームメイクを終えたばかりのように綺麗だった!
リストを見る…
影「なんだ…この部屋泊り客いないんだ…」
がっかりし…じゃなくて…さっさと次の部屋へと向う…
175あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/22(木) 18:09:09 ID:q/lbRMKp
次の部屋のドアをノックする。
影「ルームメイクです!」
暫く待つが返事がない。
マスターキーを差込み、ノブを回すと内側のチェーンもかかっていなく、
ドアはスンナリ開いた。

影「誰も…いませんね。では始めましょう!」
掃除機を持って中へ。
部屋は綺麗に使われているようだ。
2つあるベッドはどちらも使った形跡を残している。
ゴミ箱に机の上のゴミをほおり込み、洗面所の使い古しの備品を入れ、
使ったタオルも持って一旦廊下へ戻る。

再び部屋に戻り、ベッドのシーツを換えようとすると…
影「…動いた??」
声「う〜ん…」
影「ししし、失礼しました!」

影は慌てて部屋を出た!

スレイン「う〜ん…あたた…頭が痛い…ジョンさん?」
〜〜〜〜〜〜
ジョン「あ…部屋に起こさないでくださいって札下げておいてあげるんでしたね…」
トロル「どうかしたかい?」
ジョン「いえいえ!あ、あそこの店でどうです?」
トロル「いいな…よし、入ろうぜ!」
176あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/22(木) 18:17:27 ID:q/lbRMKp
トロル「しかしなんだ、あんなところで人間と知り合いになるとは思わなかったぜ!」
ジョン「私はあの店は初めてなんですよ。あなたはよく行くのですか?」
トロル「まあな。この辺は魔物相手の店も多いから…
    ま、さすがに表通りにはいかれねえがな!」
ジョン「私はこういうところ好きですよ!」
トロル「変わった人間だな!がはは!」

軽い朝食を取りながら談笑をする二人。
もっとも軽いといってもトロルの食事の量はジョンの軽く5倍はあるが…

トロル「でもまあ、統合軍に入ったおかげで人間の町にも入りやすくなったぜ!」
ジョン「私は旅をして廻っているのですが、この辺での統合軍の評判はいいようですね。」
トロル「ああ、なんたって悪逆非道の魔王軍と戦ってる…って事になってるからな!
    この街の警備隊を襲った魔物も撃退した…事になってるしな!」
ジョン「ほう…」

トロル「ここだけの話だが、悪逆非道に関しちゃ統合軍だって負けちゃいねがな…へへへ。」
ジョン「そうなのですか?」
トロル「魔王軍ってのはむしろおめえ、マターリなんだぜ。腑抜けなんだ。」
ジョン「成る程。戦士としては統合軍の方が働きがいがありそうですね。」
トロル「そうでもねえよ…機械ばっかり威張りやがってよ。それに新しく入ったシャーマンも
    俺等を馬鹿にしやがるし…」
トロルはブツブツと不平を言いつづける。
ジョンは適当に相槌を打ちながらニコニコと聞いている。
177あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/22(木) 18:28:40 ID:q/lbRMKp
ジョン「なるほどそうですか。あなたみたいな戦士がそんな扱いとはねえ…」
トロル「全く見る目がねえよ!なあ!」
ジョン「そうですよね…一緒に投降した仲間の方達は?」
トロル「戦死したやつもいるよ…それにジパングやエジンベアに送られたヤツ等も。
    たまに連絡があるが、ろくな仕事はさせてもらえねえ。
    捕虜の見張りとかよ…」
ジョン「捕虜ですか…そう言えば昨日、エルフを捕まえて統合軍へ連れて行ったとか行ってましたね?」
トロル「ああ!あれもどうなったかな??
    高級官僚の慰み者…ってことはねえな!なんせ機械じゃやりたくたってなあ!げへへへ!!」
ジョンは沸きあがる嫌悪感を顔に出さないように気をつけながら会話を続ける。
ジョン「よくエルフなんて見つけましたね!」
トロル「まあな!カザーブから少し降りて来た辺りの森でな。1人でうろうろしてたんだ。
    人間が近くにいるから、俺たちと一緒に行動しろっ!ていったらころりと騙されてよ!
    隙を見て気絶させたのさ。ちょろいもんよ。
    こんなことならあの時俺がいただいときゃよかったぜ!」
ジョンはトロルをぶん殴りたくなる衝動を抑える…

ジョン「ほう…では統合軍のどこかにいるのでしょうかね?」
トロル「さあな…あの機械どものことだから解剖とかされてるかも知れねえぜ。」
ジョンが怒りを抑えられずイスを蹴って立ち上がったとたん、突然トロルが前倒しに倒れた!
後ろにアリアが立っていた!
手にはモーニングスターが握られている!

アリア「横で聞いてたら我慢できなくなって…」
ジョン「…ははは!あなたがやらなかったら私が殴り倒してましたよ!」
アリア「どうする?」
ジョン「戻ってスレインさんを起こし、今後の方針を相談しましょう。
    このトロルは…まだ使えるかな?」
アリア「いやだわ、こんなやつ…」
ジョン「まあまあ、統合軍との唯一の接点です。一応介抱してやりましょう。」
178ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/22(木) 19:27:20 ID:UUSfm6Gj
ダークマター「人間……か。もしも不意打ちしてきたら許さんぞ!」
金・デスJ「全員止まれ!」

北部精鋭、大陸組の進行が止まる。デストロイヤーの方をじっと見ている…
179ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/22(木) 20:36:43 ID:hac+g4S8
マジン「ですと!どうします?」
参謀A「笑止千万無視黙殺!
    1に、、人間が居るから敵は大量破壊兵器を使用できない、という事があります。先程の
    ビーム砲(波動砲の事)をこちらに撃たなかったのは、人間の巻き添えを恐れたのでしょう。
    『人間の味方統合軍』の弱みです!これに漬け込まぬ手はありません!

    2に、敵はあの卑怯者のキラルスですぞ?こちらが動きを止めている間に、敵が
    罠を仕掛けたり守りを固めたりしないと言い切れますか?言い切れないでしょう?
    最も、その反対なら私は言い切りますけどねッ!

    3に、戦はナマモノです!今、我が軍は勢いに乗っていますが、総兵力では敵に劣って
    います。我々が止まれば、再度突撃を開始できたとしても、今の当たるべからざる勢いは
    失われ、敵陣のド真ん中で包囲殲滅の憂き目に会うまでです!

    4に、人間といえど非戦闘員といえど、こんな所に居れば戦闘に巻き込まれるのは当たり前
    です。それを承知して彼らも来たのでしょうし。狙って殺さぬにしても、物の弾みでの死人の
    数十数百くらいは仕方ありません、こんな危険な所に来た彼らの自己責任ですよ!」
マジン「ディンゴ!」
ディン「(殺さないほうがいいけど、やっぱりここで止まらないほうがいいとは思う…)」
マジン「ビート!」
ビート「参謀の意見に同意!このまま敵の本陣まで突き破らないと、生きては帰れないよ!」

マジン「よし、全軍動きを止めるな、前進あるのみ〜!」
バラモス軍主力部隊、そのまま止まらずに驀進。北部精鋭部隊との間が開いていく…。
180ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/22(木) 21:26:15 ID:UUSfm6Gj
ダークマター「ふーむ…仕方があるまい!進むぞ!」

金「(ホントに大丈夫かな…)全員進め!」
デスJ「警戒を怠るなよ!」

大陸組、北部精鋭も進軍再開。
181ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/22(木) 21:40:13 ID:Lj/CVtj6
キターリン「来るのか!?資本主義者共は、人民の命を何だと思っているんだ!」
メドルフ「(…お前が言える台詞か?)」
キターリン「同志ミイラ、殴り込み艦隊の輸送艦に人間を乗せてやれ!」
ミイラ男「しかし、同志キターリン閣下!どうしても8分は必要です!」
キターリン「急がせろ!」

-デストロイヤー・ブリッジ-

クラックス「やむを得んか。キラルス、後は頼んだ」
キラルス「はっ」

クラックスがデストロイヤーの甲板に現れ、
呪文を吐くと、地面や甲板に次々と魔法陣が出現し、
それらはボーンプリズナーやナイトリッチ、ミイラおとこや
マミー、ドラゴンゾンビなどに実体化してバラモス軍を襲う!

-ファラオ・ブリッジ-

兵士「エネルギー…充填完了」
キラルス『こちらデストロイヤー。攻撃を許可する』
ファラオ艦長「皆の者、攻撃再開じゃ。ホホホ…」

ファラオは再び稲妻のようなビームを
地上に浴びせてきた!
182ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/22(木) 21:50:23 ID:UUSfm6Gj
金「うおーっ!もう正攻法で突き進んでやる!!!!!ゾンビでも何でもかかってこい!」
ホーク「お、俺たちもやってやる!あんなのに負けるもんかーっ!」
大陸組「うおおおおおおおー!!!!!」

ボーンプリズナーやミイラ男を鷲掴みにし、ホイホイと投げ飛ばしている。
大陸組も、ゾンビをひたすら倒し続けた。

ダークマター「ホント、嫌になるな…クラックスめ!」

おばばC「メラゾーマ!」
精鋭部隊は、たまたまドラゴンゾンビやナイトリッチと戦うハメになってしまった。
ドラゴンゾンビにメラゾーマを浴びせ、ナイトリッチの相手をしている隙に
デスストーカーJがドラゴンゾンビに斬りかかる。
183ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/22(木) 21:58:12 ID:Gs8w7yTh
     う わ ぁ ぁ っ お ぼ お そ お え お お ! ! !

「魔物の濁流が流れていった」。後に、この戦いで生き残った者はそう語っている。

200に満たない数ではあるが、ぎっしりと寄り合って、水も漏らさぬ布陣で突き進むバラモス軍の、
前に立った魔物は数万の軍勢に襲われたかのように次々と倒れ、流れに飲まれていった。

無論、バラモス軍の死者も少なくは無い。稲妻も、頭上からひっきりなしに降ってくる。

しかし、彼らは歩みを止めない。歩みを止めた時、それは即ち死する時と知っているからだ。
堰は切って落とされた。バラモス軍の前に立つものは、その戦乱と狂気の濁流に魔物であろうと
人であろうと不死者や機械、建造物ですらアマゾン川に浮かぶ笹舟の様に、軽々と流されて、
永遠に浮かばぬ定めを背負わされ、飲み込まれていった。
184ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/22(木) 22:19:05 ID:Lj/CVtj6
建築物っちゅうことは、既に都内に突入?
185ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/22(木) 22:22:35 ID:PZ0j8j3d
市街を中心部に向けて驀進中〜。
186ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/22(木) 22:28:24 ID:Lj/CVtj6
都内に侵入されますかそうですか

-----------------------------------

メドルフ「メタル・バタリオン、出撃します!」
キターリン「ええい!衛兵は!?」
ミイラ男「ダメです!勢いが!」
キターリン「………」


187ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/22(木) 22:31:58 ID:PZ0j8j3d
バラモス軍の勢いは未だ衰えない。
188ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/22(木) 22:46:00 ID:Lj/CVtj6
キターリン「仕方ないな。同志ミイラ、N-Aから戦術反応兵器を持って特攻しろ」
ミイラ男「な…そ、それは…」
キターリン「人民の為だ。行ってきたまえ」
ミイラ男「ですが!同志キターリン閣…」
キターリン「早くしろ!」

ミイラ男の眉間にボウガンが向けられる」

ミイラ男「は、はい〜!」

ミイラ男はすっ飛んでいった!

キターリン「さて、全部隊に後退命令…私はシェルターへ…」


勢いに押されたか、なんと、統合軍の部隊がどんどん退いていく!
だが、一体のミイラ男がカプセルのような物を抱えてバラモス軍の部隊に
猛然と突っ込んできた!
189ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/22(木) 22:53:38 ID:PZ0j8j3d
マジン「な、なんだ?やけにあっさりと…」
参謀A「あ、あれは…罠だ!止まれ!」

しかし、バラモス軍は止まらない。てか、止められない!
190ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/22(木) 23:02:25 ID:Lj/CVtj6
ミイラ男「ぐぁ!」

バラモス軍の兵士に突き刺され
哀れ、後ろへ放られるミイラ男。

と、その時!ミイラ男の大部隊が
バラモス軍の前衛に押し寄せてきた!
それも、凄まじい勢いで、だ。

それもそのはず、ミイラ男達の後ろでは
中央政治局の局員が重機を向けているからだ。
しかも、後方にはゴースト・ノアが待機している。

多数の帆船が港を出る…
幾つもの白い航跡の筋が港を離れていく…。
191ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/22(木) 23:08:59 ID:PZ0j8j3d
マジン「もうやけだ〜!罠後と踏み潰せ〜!」
結局止まらぬままミイラ達を引き潰していく軍。
192ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/22(木) 23:16:20 ID:Lj/CVtj6
政治局員がゴースト・ノアに乗り込み
次々と空へ上がっていく…
艦隊も、既に7Kmは進んでいる。

その時だった…

突っ込んでいったミイラ男の
カプセルに、穴があいた…

鎖を解き放たれた0,5g程の陽電子は
空気中の電子と衝突。対消滅を起こす…

計1gの対消滅…その威力は、広島に落とされた原爆・リトルボーイの1,2倍!
海港都市を、光が包み込んだ…

193ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/22(木) 23:23:01 ID:UUSfm6Gj
ダークマター「!?光…!」
金「うわっ…!」
194ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/22(木) 23:27:15 ID:PZ0j8j3d
マジン「ひ、光が広がって…!」
ビート「わあああああ!」メルタ「(むうううう!)」マイ兄「皆!ボクの後ろに!」


爆風が治まった後には、士官と幸運な一部の兵士しか、残ってはいなかった…。
195ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/22(木) 23:34:14 ID:UUSfm6Gj
………………………

………………………………


ゴロー「……助かったのか?」
ホーク「らしいな……」
鉄「そこにいるのはダークマターか…」

デスJ「……ゴールドマン殿?」
極楽D「隊長!人数の確認を…!」


大陸組はダークマター、精鋭部隊はゴールドマンがとっさに盾になり
幸いにも無事だった。が、ダークマターもゴールドマンも一歩も動かない。
196ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/22(木) 23:37:04 ID:UUSfm6Gj
ダークマター「………許さん…統合軍め…!」

ダークマターは、刃が4本とも全部なくなっている。

金「………………」

ゴールドマンは、片腕が半分消えている。爆風で飛ばされたらしい。
197ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/22(木) 23:37:31 ID:Lj/CVtj6
反応兵器は、その爆発の威力もさることだが
対消滅によって放出されたγ線も恐ろしい。

放射線の一種であるγ線は、放射線だけに
まともに浴びれば放射線障害、放射線病(白血病など)を引き起こす
さらに、γ線は大気に吸収されることで多量の熱エネルギーを放つ!
阿鼻叫喚の地獄だ…

中央政治局跡から発進する一機のゴースト・ノア…

キターリン「フハハハハ!哀れだな、資本主義者共!
      やはり、勝つのは我々統合赤軍なのだよ!」

そのままゴースト・ノアは上昇を続けた…
198ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/22(木) 23:43:36 ID:UUSfm6Gj
ダークマター「おばばC。ルーラで皆を連れて城に戻れ。」
おばばC「なんですと!?」
ダークマター「どうせもう敵は逃げた。ここに留まる必要は無い。早く!」
199ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/22(木) 23:44:58 ID:UUSfm6Gj
おばばC「分かりました…ルーラ!」


マジンやビート、大陸組と精鋭部隊とゴールドマンなどの生き残った部隊を連れて城に飛んでいった。

ダークマターがその場に残っていた…
200ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/22(木) 23:50:31 ID:UUSfm6Gj
ダークマター「この命に替えても…統合軍は生かしておけぬ!」
飛び立つゴースト・ノアを見るダークマター。

ダークマターはジゴスパークで刃を4つ造り、なくなった刃の部分に装備した。

ダークマター「もう心残りは無い…魔物の神!聞こえているか!私は最後にこの世界を助ける!」

自分が覚えている補助呪文を一通り自分にかけ、イオナズンで加速をつけてゴースト・ノアを追う。
201ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/22(木) 23:55:38 ID:Lj/CVtj6
-ゴースト・ノア-

パイロット「敵反応確認!」
キターリン「生きてる奴が!?」
パイロット「脱出用意をお願いします!」
202ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/22(木) 23:56:29 ID:UUSfm6Gj
ダークマター「戦艦め!」

ゴースト・ノアに向けて、手始めにジゴスパークを撃った!
203ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 00:02:14 ID:Lj/CVtj6
キターリン「ちぃっ!」

ゴースト・ノアが煙を上げながら
墜落していく…パイロットはキターリンを逃がすため
着陸しやすい位置まで高度を下げ、海に突っ込んだ!

キターリンは雪原に転がりながらも、
流石機械というべきか、起きあがった!
204ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 00:04:13 ID:PZ0j8j3d
ビート「…あれ?生きてるの?」
マジン「とうやら、そうみたいだな…」
ベイダ「彼ですよ。彼があなたたちを咄嗟に体の中に入れたんです。」
マジン「彼…?」
ビート「あはははは〜…だるだつけかな?」
マジン「…怪しい。」
ビート「あははは…あっ!ダークマターさんがいない!」

〜〜〜〜〜

マイ兄「いや〜、ジャスティス兄ってのもやな種族で…」
マイティは、取り残されていた!
205ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 00:04:50 ID:UUSfm6Gj
ダークマター「なにーーっ!?
     こうも簡単に戦艦が墜ちるとは!予想外だ…

     いやいや、今は敵将を討たねば!」

雪原に落ちた何か(キターリン)を見つけると急降下!
206ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 00:08:29 ID:DEQXkWWL
キターリン「電気回路が電撃にやられたか…」

体を回転させ、雪を払うキターリン。

キターリン「な、あれがさっきの敵反応か!」

腰からレーザーセイバーを抜き
ダークマターに先を向けた!
207ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 00:09:49 ID:9oLQWEb2
ダークマター「お前が敵将かっ!丁度いい、一騎討ちとしよう!」

光の刃を構える(と言っても、元々構えてるようなものだが)。
208ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 00:12:40 ID:nY3AlaXh
マイ兄「これは…邪魔しない方がいいですかね?」
マイティは様子を見ている。
209ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 00:19:42 ID:DEQXkWWL
キターリン「一騎打ち〜?世迷いごとを!
      この戦いは、我々統合赤軍…いや、共産主義の勝利に終わったのだよ!
      そこをどけィ、おまえ達は最初から負け犬ムードだったのだ!」
210ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 00:20:34 ID:9oLQWEb2
ダークマター「負け犬だったらなんだと言うんだ?」
211ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 00:22:14 ID:nY3AlaXh
マイ兄「流石コミー…凄まじい斜め上だ…」
マイティは呆れている。
212ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 00:26:25 ID:DEQXkWWL
キターリン「フハハハハ!負け犬は負け犬らしく、
      三回まわって『ワン』と吠えろ!そして死ぬがよい!ワハハハハ!」
213ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 00:28:11 ID:9oLQWEb2
ダークマター「…くだらん。」

光の刃を1つ、キターリンに投げつけた!

この光の刃、ジゴスパークで造った本当にただの雷の刃なので
外すのは簡単。飛ばすこともできるのである。
214ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 00:34:37 ID:DEQXkWWL
キターリン「むう…」

キターリンはレーザーセイバーで受けようとするが…
受けきれない!当然である、光で受けれるはずがない。

キターリン「ぬううううううう!」

雷の刃は、キターリンの右肩に突き刺さった!

キターリン「お、おのれよくも…こ、こちらキターリン!
      敵襲を受けています!」
215ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 00:36:05 ID:9oLQWEb2
ダークマター「仲間は呼ばせんぞ!」

残り3つをキターリンに向けて撃ち出す。
216ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 00:40:50 ID:DEQXkWWL
それぞれが、胴、左腕、に突き刺さり
残る一つがボウガンの”尻尾”を切断した!

キターリン「くっぅぅ…許せん!おまえには懲罰大隊に行く価値もない!
      ただ、死あるのみだ!」

少々バランスを崩しながら、キターリンは後ろへ跳躍する。
217ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 00:43:44 ID:9oLQWEb2
ダークマター「私はな…統合軍を許すわけにはいかんのだ!
     恨むんならクラックス共を恨むんだな!」

刃はもう無いが、魔力を使いまくってイオナズンを何回も唱えた!
218ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 00:52:04 ID:DEQXkWWL
何度も轟く爆発…キターリンは、完全に消滅…

キラルス「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」

していなかった!なんと、キラルスがマントのような物を
腕から垂らし、イオナズンを防いだのだ!

キラルス「キラルスゥゥゥゥシールドォォォォ!」
キターリン「…私も、バラモス軍を許すわけにはいかないなァ!
      多くの同志と人民を大量に虐殺したおまえ達をな!」
キラエン「………」
キラ・リー「………」

なんと、他にもキラエンとキラ・リーが
どこからか姿を表した!

キターリン「跪け!命乞いをしろ!フハハハハ!」
219ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 00:54:53 ID:9oLQWEb2
ダークマター「それで終わらないとは思っていたぞ…!」

ダークマターは光の刃をまた造った!
220ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 00:55:55 ID:pi2RLG1U
マイ兄「あ〜らら…ってことは…」
ネロ「勿論ですよ〜…」
ブース「グブブブブ〜!」

マイ兄「…厄介だな。」
マイティは舌打ちをした!同時に、懐から何かを取り出す。
221ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 00:58:09 ID:9oLQWEb2
〜世界樹〜

ロット「………バラモス軍はどこに向かっていたんだ?」
スノードラゴン「あの方向からすると…ウラジオストクのようです。」
ロット「ウラジオストクか…私がそこに行ってこよう。」
スカイドラゴン「ロットさん!」
ロット「心配はいらない。私はいつでもキメラの翼があるからな…」
222ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 00:59:03 ID:DEQXkWWL
キラルス「無駄だ!もはや貴様に勝ち目はない!
     超改造した私に、キラエン、キラ・リー…勝てるものか!」
キラエン「今なら名誉の自害を認めてやる…」
キラ・リー「俺様にとっちゃどうでもいいけど、仕事だし」
223ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 01:02:16 ID:9oLQWEb2
ダークマター「(フン…これが最後の戦いになろうとは!心置きなく力を出せるから良しとするか?)
     私も黙って死にたくはないんでね。本気を出させてもらうぞ。」

魔力を集中させるダークマター。すると、刃がそれぞれの刃の間から出てきて
8つの刃を持つダークマターになった!
224ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 01:03:28 ID:pi2RLG1U
その時、天空の彼方から三つの光が飛来した!

ガーラ「どうせなら、貴方方が自害をしては…」
リチャ「ネロ…私は病床にて、貴方が倒されないか心配でしたよ。
                 …貴方はッ!私がッ!絶対ッ!倒すッ!」
メルタ「まぁ、 なんとか なるでしょうな。」

マイ兄「流石お早い…スイッチ押して1分足らずとは…時に依頼主は?」
ガーラ「アイツならスコピオ、メルドン、タッキー、ドラタルの四本立てだ、心配ない!」

マイ兄「さぁ…地獄にいらっしゃい。」
225ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 01:05:41 ID:9oLQWEb2
ロット「もうすぐウラジオストクか…しかし私も体が随分動くようになったものだ。
    バラモス軍に感謝せねばな。」

ゆっくり(それでも、運動不足時代のロットに比べれば速い)転がりながらウラジオストクに向かっている。
226ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 01:07:21 ID:pi2RLG1U
時々天が光る。遥かな上空でリチャードとネロが激しく打ち合っている。
時々地が裂ける。逃げながら魔法を唱え続けるブースカに、我武者羅に撃ちかかるメルター。
…ついでに、ガーランドとマイティ。

ブース「ぶっぶぶ〜〜〜!なんでワシだけこんなに狙われるぶ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
マイ兄「戦いの鉄則その一!」
ガーラ「弱い奴から叩いて数的優位を得よ!」
メルタ「って事ですよ!」

ブースカ、重囲に落ち逃げ惑う。
227ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 01:11:33 ID:DEQXkWWL
キラルス「ハッタリに過ぎん!」

キラルスの腕が、ガバッと4つに割れた!
そして、中からは多数の銀色に輝く針が出てきた!
針は、バチバチと火花を散らす…

キラルス「キラルスゥゥゥゥコレダァァァァ!」

その腕で、ダークマターに殴りかかってきた!


キラエン「うぬらの腕では、拙者に敵わぬ…」
キラ・リー「まあ、そういう事らしい」
キターリン「ほう、おまえ達は…例のテロリストか。
      本来ならA級戦犯として、即刻死刑だが、懲罰大隊に入るというのなら
      命だけは助けてやる…フハハハハ!」
228ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 01:14:21 ID:pi2RLG1U
ブース「ぶ〜〜〜〜〜!」
マイ兄「右だ右!あっ!左!」
ガーラ「誰から見てだよッ!」
メルタ「目標、AZ-280から10時の方向へ移動中!」
ガーラ「わかンねェよ!」
- - - - - - - - -
リチャ「くぅぅぅらぁぁぁぁえぇぇぇぇ!」
ネロ「おぉぉぉっぉぉぉぉぉぉ〜!」


誰もキターリンの言葉など聞いていない。
229ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 01:14:38 ID:9oLQWEb2
ダークマター「ふん!」

突進するキラルスに怯まず、刃を一つキラルスに撃って空中に飛び上がった!
230ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 01:21:36 ID:DEQXkWWL
キラルス「無駄無駄無駄無駄!」

キラルスシールドに弾かれ、あらぬ方向へ飛んでいく刃。

キラルス「必殺!キラルスゥゥゥゥビームゥゥゥゥ!!」

キラルスのモノアイから、ピンク色の低温ビームが放たれる!
その温度、-100℃!


キターリン「こらー!革命の祖父である私の声を無視するか…!
      損傷も激しいな…帰艦する!」

キターリンは、キメラの翼を使ってどこかへ飛んだ!
キラエンはキラルスとダークマターの戦いを見据え、
キラ・リーはぼけ〜っとしながら戦いを眺めている!
231ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 01:23:20 ID:pi2RLG1U
マイ兄「何処に行った?」
メルタ「魔力探信儀に反応無し…ステルス性のあるものに身を隠して…あ…」
ガーラ「あれって…」
マイ兄「…二本足で立って歩くダンボールがこの世にあるかァァァァ〜!」
ブース「ぶ〜!大佐〜!このNASA謹製マジックステルスダンボール効果がないぶ〜!」
大佐?「よし、ブックをつかうのだ!」
ブース「えぃ!」
ガーランドは動きを止めた!
マイティは動きを止めた!
メルターは動きを…止めなかった!

ガーラ「あっコラメルター!踏むなボケ〜!」
メルタ「そんな本に気をとられてる暇があるんだったら、追いなさいって!」
マイ兄「そんな本?…あれは、いいものだァァァアァァァァ〜!この機械野郎〜〜〜〜〜ッ!」

もう大根乱。
232ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 01:25:46 ID:9oLQWEb2
ダークマター「低温ビームなど…こうしてやる!」

ダークマターは激しい炎を吐いた!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ロット「ウラジオストクか……ん?あの辺に誰かがいるな…数も多い。
    何をしているんだ?」
233ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 01:28:11 ID:pi2RLG1U
マイ兄「追い詰めたぞゴルァ!」
メルタ「観念しろ!」
ガーラ「さぁ…行くぜ!」
マ&ガ「魔法力の力を借りて、今、必殺の!メドローア、アタァァァァァックゥゥゥゥゥ!」
ブース「ぶ〜!し、しかし、魔法は効かないぶ…」

メルタ「メルタァァァァン!クラァァァッッシュゥゥゥゥゥッ!」

ブース「ぶ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
ぶーすかは おそらのかなたに とんでいった!

ガーラ「よし!」
マイ兄「次!そこの敵士官二人!」
メルタ「覚悟!」
- - - - - - - - - - - -
リチャ「オラオラオラオラオラオラオラァ!」
ネロ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」
234ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 01:31:43 ID:DEQXkWWL
キラルス「残念だが…」

キラルスビームは激しい炎を貫いた!

キラルス「一つの方向に向かって放たれる集束ビームが
     そんなもので止められるか!この… ド低能がァーーッ!」


キラエンは(ry
235ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 01:33:44 ID:9oLQWEb2
ダークマター「……では」

ダークマターは、自分の刃をビームに当てた!
雷でできている刃が、さらに冷気を帯びた!

ダークマター「これでもくらえ!」

雷+冷気の刃でキラルスを斬り付ける!
236ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 01:34:23 ID:pi2RLG1U
マイ兄「ドラァ!」
ガーラ「オラァ!」
メルタ「アリィ!」
マイ兄「ドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラァ!」
ガーラ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」
メルタ「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーデヴェルチ!」

別の戦いを見ているうちに集中奇襲攻撃を受けるキラエン。
237ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 01:35:18 ID:9oLQWEb2
ゆっくりとキラルス達に近づくロット。

ロット「あれは…………

    ……ダークマター?あれがゴールドマンに乗り移っていたというのか…
    それからその近くにキラーマシンが数名と…

    統合軍!そういうことか!」
238ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 01:37:14 ID:DEQXkWWL
キラルス「キラルスゥゥゥゥシールドォォォォ!」

またもや、マントのようなキラルスシールドに弾かれた!

キラルス「やるではないか…」


キラ・リー「え?俺様と?」
キラエン「うぬらでは、拙者に勝てぬ…」
239ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 01:40:05 ID:DEQXkWWL
キラエン「遅い…」

いつの間にか、キラエンはマイ兄達の
後ろにいた!

キラ・リー「まあまあ、短気は損気だぞ〜」

キラ・リーが、回鍋肉を盛ったどんぶりを差し出す!
240ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 01:41:06 ID:9oLQWEb2
ダークマター「弾くのか…ではこれならどうだ!」

オーキスに使ったように、刃に雷、風、炎、氷を宿して高速回転しながらキラルスに突っ込んだ!

〜〜〜〜
ロット「統合軍とダークマターが戦っている…あれではどう見てもダークマターが不利ではないか!?
    いや、他にも誰かいるな…バラモス軍か?でもあれはバラモス軍の者ではない…
    でもバラモス軍に協力しているらしいな。確かダークマターもバラモス軍に協力しているそうだが
    そもそも何故こんなところに(ry」

ロットは考え事をしている!
241ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 01:43:44 ID:pi2RLG1U
ガーラ「美味そ〜、貰っとくね。」
ガーランドは食べ始めた!
マイ兄「…ガーランド殿…。」
メルタ「うらぁ!」
メルターは力任せにキラエンに切りかかった!
242ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 01:48:44 ID:DEQXkWWL
キラルス「無駄だ!このキラルスシールドは、あらゆるものを弾く!」

キラルスシールドがダークマターを受けた!
キラルスは、キラルスコレダーを出して拳を振り下ろした!


キラエン「…」

難なく両手に持つ刀で受け、一気につばぜり合いに持ちこむキラエン。

キラエン「無駄が多いぞ…」
243ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 01:53:12 ID:9oLQWEb2
ダークマター「直接攻撃も弾くとはな。ちょっと意外だったぞ…」

キラルスコレダーを間一髪でかわし、距離をとるダークマター。


ロット「……………」

なんとロットが、キラルスとダークマターの戦いをすぐそこで見ていた!

ダークマター「……お前が『あの』巨大爆弾岩、ロットか…」
ロット「その通り。これは一体何が起こっているんです?」
244ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 01:53:27 ID:pi2RLG1U
メルタ「えぇぇぇぇぇ〜っい!」
メルターは構わず力を込めていく。なんと、あまりの力にキラエンの足元の永久凍土がひび割れ始めた!
マイ兄「サッ!」
マイティは手にした武器を投げつけた!キラエンに50ポイントの強制ダメージ!
マイティは手にした武器を投げつけた!キラエンに50ポイントの強制ダメージ!
マイ兄「どうです?ま、最も貴方みたいな人には100ポイント程度蚊に刺された程度でしょうが…回避は
    絶対に不能!さぁ!何時まで耐えられますか?」
245ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 02:02:34 ID:DEQXkWWL
キラルス「仲間か?怖じ気づいて仲間を呼んだか!」


キラ・リー「俺様の料理は展開一品だぜ。食って見ろよ」

マイ兄達にも回鍋肉を差し出すキラ・リー。



キラエン「…よかろう、本気を出そう」

キラエンは大きく跳躍して逃れ、キラエンは刀を天に掲げる。
刀は、竜巻のような空気の渦に飲まれていく…竜巻は、天まで昇った。
次の瞬間、いや、竜巻がはれたとき刀は…巨大化していた!

キラエン「斬邪刀ぉぉぉぉ…一文字斬り!」

とにかく巨大な刀を水平に向け、マイ兄達に向かっていく!


246ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 02:06:33 ID:9oLQWEb2
ロット「仲間?なんのことです。ま、仲間と言えば仲間ですがね…」

ロットはゆっくりとキラルスに向かって転がっていく…


ダークマター「何故わざわざここに来たんだ?」
ロット「バラモス軍の皆さんがウラジオストクに向かったと聞いてね。
    ちょっと見に来てみたらこんな状況とは、一体何があったんです?」

ダークマターに話しながらも、キラルスに向かって勢いを強めも弱めもせずに転がっている。
247名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/09/23(金) 02:06:47 ID:pi2RLG1U
メルタ「えい。」
メルターは斬邪刀の切っ先を掴み、力任せに振り回した!
メルタ「私を切りたいなら、せめてオリハルコンを豆腐の如く切れるようになることですな!」

マイ兄「うぃ〜、ちきしょ〜、ピザデブがなんだってんだピザデブがァ〜!」
ガーラ「は〜はは、あの親父、何度力尽きでも懲りね〜もんな〜。」
居酒屋キラ・リーinウラジオ、誕生。
248ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 02:08:51 ID:pi2RLG1U
上、ボクね。
249ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 02:10:38 ID:DEQXkWWL
キラエン「…はっ!」

斬邪刀を引っ込め、距離を取るキラエン。


キラ・リー「おーい、お前も食えー!」

メルターにも回鍋肉を差し出すキラ・リー。
250ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 02:11:53 ID:pi2RLG1U
メルタ「いや、私、食物消化機能は付いていないので…申し訳ない。」
- - - - - - - - -
ネロ「はぁ〜、はぁ〜…」
リチャ「ふぅ〜、ふぅ〜…」
251ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 02:15:42 ID:DEQXkWWL
キラ・リー「そんな機能くだらねぇぜ!俺様の料理を食えぇっ!」

無茶苦茶理不尽な事を、言うキラ・リー。


キラルス「…来るか?」

キラルスシールドを用意、キラルスコレダーがバチバチッと火花を散らす。
252ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 02:18:46 ID:pi2RLG1U
メルタ「ですから無理ですって!口も何もありませんもの!」
ガーラ「お〜い、親父〜!ちーずふぉんでゅいっちょ〜!」
マイ兄「こっちはえびちりな〜!あとしょうこうしゅ〜!」
253ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 02:19:33 ID:9oLQWEb2
キラルスの目前まで転がったところで、止まった。

ロット「私は戦う気などありませんよ。こんなんじゃまともな攻撃もできませんからね。
    とにかく、何があったのか聞きたいだけです。」

ダークマター「……話せば長いんだぞ…」
254ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 02:24:28 ID:DEQXkWWL
キラ・リー「何で解りやがらねぇんだ!」

客の言うことも聞かず、憤慨するキラ・リー。
さっきから熱気バ○ラだぞ!キラ・リー!


キラルス「簡単に要約すれば、悪逆非道なるバラモス軍が、
     人間のいる港町を襲い、我々が迎え撃って勝利した、ってとこだな」

255ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 02:26:36 ID:pi2RLG1U
メルタ「そっちこそ!」
- - - - - - -
突然、キラルスの頭に石がぶつかった。
ガーラ「おいゴルァ!あること無いこと言いやがって!」
マイ兄「いや、無いことは言って無いと思いますがね…」
ガーラ「ど〜でもいいからそこになおれぃ!ヒック…」
256ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 02:27:02 ID:9oLQWEb2
ロット「ほーう…バラモス軍が世界破滅を目論む極悪非道の統合軍基地に攻め込んで
    そっちがなんか新兵器使ってあらゆるものを吹き飛ばした…ということですか。
    これだから統合軍は!」
257ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 02:36:04 ID:DEQXkWWL
キラ・リー「ゴチャゴチャ言ってねえで、俺様の料理を食えぇっ!」

まるで聴かない。
ほのかに、特定アジアの香りを漂わせているぞ!キラ・リー!


キラルス「誰だ!今石をぶつけたのは!
     いいか〜ここは人間の港町だったんだぞ。
     我々は人間の避難誘導をするため、戦闘行動中止を訴えたが>>173
     無視され、結果的に人間に被害が出た。どう釈明する?」
258ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 02:39:08 ID:9oLQWEb2
ロット「新兵器を使ったのはそっちだろう?
    人間に被害を出したのもそっちと考えていいわけだ。
    進む進まないはバラモス軍側の勝手だからな。
    第一、バラモス軍は統合軍を狙っているんであって人間は狙ってないはずだが。」
259ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 02:41:32 ID:pi2RLG1U
メルタ「無理だっての!どうやって喰えってんだ!」
- - - - - - - - - -
ガーラ「俺の話を聞けェ〜!」
ガーランドは、不思議な袋の中から火薬壷を取り出し、キラルスに投げつけた!
260ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 02:47:49 ID:DEQXkWWL
キラ・リー「てめぇっ!やるか!」

ピキーン!火炎壷は、魔法障壁に弾かれた!


キラルス「我々が新兵器を使用したのは、人間の安全が確認されてからだ!
     バラモス軍は、新兵器使用前に人間に被害を出している!>>139
     おまけに、無差別爆撃!>>158 なんと酷いやつらか…。
     さらに、進む進まないは勝手だと?つまり、最初から人間の命はどうでもよいと?
     おっそろしいな〜」
261ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 02:50:28 ID:9oLQWEb2
ロット「貴様……ゴールドマンが言っていたことと同じだな。
    統合軍は 鉄 屑 の集まりだと…
    世界を再創造するなどと、自然の摂理に逆らったくだらん野望を立てたかと思えば
    バラモス軍を悪者扱い!いくらなんでも許せん。」

ロットはキラルスに向けて転がり始めた!
262ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 02:53:13 ID:pi2RLG1U
メルタ「てめ〜も糞もあったモンかってんだコンチキショウ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ガーラ「…。」
ガーランドは、無言で袋の中から二股の槍を出した。そう、いかなるバリアも貫いてしまうと
いわれている、かの「メンマギヌスの槍」である!
ガーラ「てンめェェェェェ!コレ喰らってもまだ無視してられるか〜ッ!」
263ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 02:55:54 ID:DEQXkWWL
キラ・リー「ああん?やる気か!?来るなら来い!」

キラ・リー!そんなんだから店が成功しないんだよ!

キラルスは跳躍し、丘の上におり立った。

キラルス「そうやって、すぐに争いに持ちこむ!
     何故争いを、何故戦争を求めるのだね!?」
264ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 02:59:38 ID:pi2RLG1U
メルタ「一人でやってなさい!」
メルターはキラエンを探し始めた。
- - - - - - - - - -
ガーラ「そこに戦争があるからだァ〜ッ!」
ガーランドはメンマギヌスの槍を拾い上げ、連続で突きかかった!
265ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 03:01:31 ID:9oLQWEb2
キラルス「そうやって、すぐに争いに持ち込む!
     何故争いを、何故戦争を求めるのだね!?」


ダークマターの中で、ナニカが切れた。


ダークマター「正直…貴様らには言葉も出ん。
     バラモス軍に反乱を起こしておいて、『何故争いを求める』だと!?
     俺はそういう中身から腐ってる鉄屑共は生かしておけないんだよ!!!!!!!!この世界のためにもな!
     強制召還!戻ってこいゴールドマン!」

ダークマターの眼が青く光り、次の瞬間…

大陸組と北部精鋭が現れた!
266ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 03:02:26 ID:9oLQWEb2
金「!?これは…」
ダークマター「キラルスを叩き潰す。逃がすなよ…」

------------------
よく見るともう3時。落ちます。
267ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 03:05:07 ID:pi2RLG1U
ガーラ「謝れ!納豆と鉄屑に謝れ!」
メルタ「幾ら何でも統合軍の奴等に言われたら…せめてゴキブリですかん?」
マイ兄「謝れ!ゴキブリに(ry」

ダークマター(とメルター)に集まる非難の声。
268ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 03:08:26 ID:DEQXkWWL
キラルス「ほざくな!バラモス軍という存在は戦争を巻き起こす!
     オロチの乱、ガイアの乱…そして、ノヴァ大戦!
     争いの種となるバラモス軍は、平和のために消滅しなければならない!
     だから、反旗を翻したのだよ!貴様等の、戦争を求める血は、殲滅させねばならん!」


キラ・リー「ええい!雑魚は引っ込め!」

キラ・リーは槍を掴み、そのまま白色彗星帝国までぶん投げた!

キラ・リー「おーい!待て〜」

キラ・リーはメルターを追い始めた!
269ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 03:15:17 ID:pi2RLG1U
ガーラ「あ、ズウォーダのくそじじィ!さっさともといた世界に帰れッ!」
ガーランドは彗星帝国を宇宙の果てまで蹴っ飛ばした後、宇宙を泳いで帰還した!
ガーラ「やろ〜!宇宙怪獣の餌にしてやるッ!」
- - - - - - - - -
メルタ「待て〜!」
メルターはメルターでマイティと共にキラエンを追いかけている!
270ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 19:39:31 ID:YT+BmDZ8
誰か居ますか〜?
271ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 19:55:45 ID:KZacT1OI
います。

ただ、事情により8時半までしかいられません。
272ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 19:57:46 ID:KZacT1OI
ダークマター「殲滅!?できるもんならやってみるがいい!」

デスJ「ダークマター殿、これは一体なんなんです?」
ダークマター「あの後、敵将を討とうと戦艦を落として1対1に持ち込もうとしたら
     仲間がゾロゾロと出てきてな…」
273ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 20:12:11 ID:DEQXkWWL
キラルス「戯れ言を!『こちらキラルス、援軍を求む』
     ククク…貴様等を血祭りに上げてやる…」

キラルスは、さらに一段高い丘に跳躍し
ダークマター達を見下ろしながら言った。


キラエンは海岸にいた…。
一人、静かに海面を見つめていた…。

キラ・リー「待て〜!俺の料理を食えー!」

チャーシューチャクラムや、メンマブーメランを
投げまくりながらメルターを追うキラ・リー。
274ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 20:15:04 ID:YT+BmDZ8
ガーラ「うらー!コレでも喰らえ〜!」
ガーランドは不思議な袋から宇宙で偶然拾った極小サイズのブラックホールを取り出し、
キラルスに向けて横からいきなり投げつけた!
- - - - - - - - -
メルタ「追いついたぞ刀野郎ってうわぁぁぁぁ〜〜〜〜!」
マイ兄「無茶すんな〜!」
メルタとマイティは武器を永久凍土に深々と突き刺して、ブラックホールの吸い込みに耐えて
いる!チャーシューチャクラムなどは何故かブラックホールでなく不思議な袋に吸い込まれているが。
275ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 20:17:21 ID:KZacT1OI
ダークマター「おーい!!!!!いきなり何を…」

刃を永久凍土に突き刺して盾になり、ゴールドマンも必死に吸い込みに耐えている。
276ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/23(金) 20:34:48 ID:KZacT1OI
うーむ。もう8時半…落ちます。
277ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 20:36:08 ID:DEQXkWWL
キラルス「なに?」

極小のブラックホールがキラルスに向かう!
雪や海水、地面までも削っていく!

が…

キラルスは、なんと、プラズマビアンキをブラックホールに突き刺した!
それなのに…本人は微動だにしない!

説明しよう!キラルスは某マシーン兵器のような兵装を持つ。
キラルスコレダーも、ちゃんと腕だけではなく、脚にもある!
それを地面に突き刺しているのである!
さらに、キラルスは脚のキラルスコレダーは、
出力を調整すれば、電気が流れており、磁石ともなる。
そして、キラルスの磁石と”地球”を作用させて安定を保っているのだ!

キラルス「人間も、面白いものを出すな…」


キラ・リー「なんじゃこりゃあああ」

キラ・リーは必死に地面に指を突き刺し、
馬鹿力で耐えている。

キラエンに動きはない…ただ、海面を見つめているだけだ。
278ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 20:41:18 ID:YT+BmDZ8
やがて、極小ブラックホールの特異点が崩壊し、ブラックホールが消滅する。
ガーラ「やるな〜。しかし、最早無視はできまい!」
そういって、おもむろにメンマブーメランを取り出した。
- - - - - - - -
メルタ「収まったか…」
マイ兄「収まったようで…」
メルタ「じゃあ、」
マイ兄「行きますか!」
メルターとマイティがキラエンに襲い掛かった!
279ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 20:48:15 ID:DEQXkWWL
闇の中をメルターとマイティが疾走する。
狙いはキラエン。マイティが速度を上げ、キラエンに襲いかかるが…

突然、何かに弾かれたように後ろへぶっ飛ぶマイティ。
肩口から胴までに傷があった。

驚くメルター、防御の構えを取るが、
なすすべなくぶっ飛び、こちらは胴一直線に傷が付いていた…。

キラエンに動きはない。ただ、マイティがぶっ飛ぶ直前、キラエンの姿が陽炎のように一瞬歪んだだけ。
これは、ジャブロー偵察の際に見せた、通信機が破壊されたあの状況にそっくりであった。
280ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 20:56:19 ID:YT+BmDZ8
マイ兄「ナンだったんでしょあれは?」
その場で足踏みを始めるマイティ。見る見る傷が塞がっていく。
メルタ「抜刀術のような物だろうな。兎も角、近づくのは考え物ですな。」
メルターはそう言って矢を一本キラエンに向けて撃ち出した!
マイ兄「そうですな〜、えい!」
マイティは手にした武器を投げつけた!キラエンに50ポイントの強制ダメージ!
マイティは手にした武器を投げつけた!キラエンに50ポイントの強制ダメージ!
マイ兄「遠くから叩くことにしましょう。」
281ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 21:01:30 ID:DEQXkWWL
キラエンには、やはり動きはない…。
だが次の瞬間、またもキラエンの体が陽炎のように霞み、
辺りを見回せばメルター達の東の方向約100mの位置にいた。

足跡は無い…どうかんがえても、摩訶不思議である。

キラエンは、海を見ている。
282ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 21:03:40 ID:YT+BmDZ8
メルタ「なんでしょうね?瞬間移動?」
マイ兄「まぁ、とりあえず追いましょう。」
とりあえず追うメルターとマイティ。
283ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 21:06:55 ID:DEQXkWWL
キラエンを追うメルターとマイティ、
投てき武器が射程範囲に入った時、またもやキラエンの体が歪み、
今度は西200mの位置で海を見ていた。

無論、痕跡は見えない…。
284ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 21:09:27 ID:YT+BmDZ8
メルタ「またか、面倒くさい。」
マイ兄「まあ、とりあえず追い続けてみましょう。」
またキラエンを追うメルターとマイティ。
285ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 21:20:40 ID:DEQXkWWL
キラエンはやっと動いた。
メルターとマイティにモノアイの紅い光が向けられ、
キラエンは刀を構える。気づかなかったが、キラエンの持つ刀は、夜空に浮かぶ月のように
刀身に光が宿っていた…。

斜めから刀をスッと振り下ろす。
飛んできたのは、光の刃。ソードビームのようだが
ソードビームは攻撃力がない。何故なら闘気を飛ばしているだけなのだから。
だが、このソードビームは明らかに殺傷能力を持つ。その証拠に、雪散らし、消して行っている。

キラエンは、またもや姿が歪み、消えた。
286ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 21:23:16 ID:YT+BmDZ8
メルタ「あっ消えた!」
マイ兄「何処に行きましたかね?」
メルターとマイティは辺りを見回している。ソードビームはメルターの石頭に当たり、
弾けて消えた。
287ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 21:27:58 ID:DEQXkWWL
次に、キラエンが出現したのは
メルターとマイティの真後ろにあった丘の上。
距離的には150m程だろうか。

キラエンはメルター達に向かって水平に
一閃し、ソードビームを放った!キラエンは今度は後ろに軽く跳躍するだけだった。
288ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 21:32:13 ID:YT+BmDZ8
マイ兄「あっ!あそこに!」
メルタ「行きましょう!」
マイティとメルター、キラエンを追跡。ソードビームは例の如くメルターが弾いた。
289ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 21:35:16 ID:DEQXkWWL
キラエンはまたも歪んで消える。
なんと、今度は後方からソードビームがきた。

海岸で、メルター達を見据えるキラエン。
290ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 21:38:26 ID:YT+BmDZ8
メルタ「か〜っ!こうなりゃ根競べだ!地獄の底まで追いかけてやる!」
マイ兄「面倒だな〜。」
振り返り際に顔面(モノアイ面?)でソードビームを弾き飛ばして、前進を続ける
メルターとダルそうに歩き始めているマイティ。
291ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 21:45:55 ID:DEQXkWWL
今度はキラエンに動きがない…。姿が歪むこともない。
メルター達は、キラエンを追い、10m程の巨利まで近づいた。

キラエン「………」

刹那、キラエンが一気にマイティに接近し、
アブソリュートゼロで斬りつけ、巨大な氷像に変えた!
続けざまにメルターに斬りかかる、メルターは剣で受けた。

一合、二合、三合…と打ち合い、つばぜり合いに持ちこんで
お互い、ほぼ同時に離れる。キラエンは、ソードビームを放つ。今度は闘気を乗せたソードビームだ。
292ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 21:54:35 ID:YT+BmDZ8
マイ兄「面妖な技ですな〜。まぁ、私がジャスティス兄族でさえなければ有効でしたのに。」
2ダメージを受けただけで即座に氷が解ける。同時に、武器を投げつけ、100ポイントの
強制ダメージをキラエンに与えた。

メルタ「えいや!」
メルターは剣で地面を切り、キラエンの足元に全長500m深さ50mの地割れを作り出した!
ソードビームはメルターの頭に当たったが、傷らしい傷は見当たらない。
メルタ「剣士の癖に離れて戦うだなんてね…らしくないですな〜。」
293ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/23(金) 22:01:51 ID:DEQXkWWL
地割れにキラエンが落ちていくが、
姿が歪み、消えた…。

次に現れたのはメルター達の西に50m程の距離。

キラエン「勝負は一瞬だ…。多くの修羅場を潜ったうぬらなら
     理解できると思うが…?生き残る事が出来ねば、意味はない。形式にこだわるやり方は、負ける…」

キラエンは闘気を乗せたソードビームを放ち、
さらに離れた丘に現れた。
294ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/23(金) 22:05:07 ID:YT+BmDZ8
メルタ「…厄介ですな〜。」
マイ兄「厄介だね〜。」
ドタドタ走るメルターとマイティ。もはやソードビームなぞ眼中に無しといった風情である。
295ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/24(土) 20:48:53 ID:LjVXgKON
…誰も居ない…
296ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/24(土) 23:22:55 ID:mD3EW8zr
丘の上から、またもや姿を消し、
なんと、今度はメルター達の真正面20m程の
近距離に出現した!まさかの事態に驚くメルター達。
キラエンの姿が歪み、姿が見えないというのにマイティの胴から肩口までが切り上げられ、
勢いそのままに海に落下した。メルターも、重く鋭い一撃を受けたが
転倒することは無かった。

キラエンの姿は、一向に見えない…。
297ほうおう@携帯 ◆bVRzVePzyM :2005/09/25(日) 10:18:09 ID:WJ1aF6lX
test.
298ほうおう@携帯 ◆bVRzVePzyM :2005/09/25(日) 10:21:47 ID:WJ1aF6lX
OKOK。
これでちまちまと復帰出来そうです。
299ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/25(日) 12:06:51 ID:iLxSI6ed
メルタ「やれやれ、ご主君やリチャード殿だったら、只じゃ済みませんでしたね。」
メルターが辺りの魔力を探りながら言う。
マイ兄「まぁ、確かにね、ガーランドさんとかリチャード君とかは素早いけれど、
    物理防御も回復力も大したこと無いからね〜。不死身を身上とする我々
    だからこそ今生きてるようなモンですし。」
海から上がってくるマイティ。既に傷口は半分ほど塞がっている。マイティが一歩歩く
毎に、ドンドン治っていくようだ。
メルタ「便利ですな〜、不思議体質のいうのは。私はとっくに無くしてしまいましたけどね、
    失ってからその便利さに気付く事って、多いんですな〜。」
マイ兄「そりゃあ10年もの間一度もダンジョンに帰らなけりゃア…。まぁ、その分数段階
    魔改造されてますし、いいんじゃ無いですかね?」
メルタ「それもそうですな。じゃあ、とりあえずまた追いますよ。」
マイ兄「面倒臭いなぁ〜、何時まで追うんですか。」
メルタ「とりあえず戦いが終わるまで。」
マイ兄「…。」

メルター&マイティ、またまたまたまた策敵開始。
300名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/09/25(日) 15:40:00 ID:9LMYrv1Q
突如地震が起きた!
逃げ惑う民衆、戸惑う軍人、崩れる建物!
301ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/25(日) 17:40:03 ID:o+ACBcTn
(>>277から)
ダークマター「む…まだキラルスは生きてるのか。
     まったく。」
鉄「一体なんで急に呼び出したりなんか…」
ダークマター「状況を見れば分かるだろう!!!!!」
金「まぁだいたい想像つきますけど…メラゾーマ!」

とりあえず、キラルスに向けてメラゾーマを撃ってみる
302ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/25(日) 20:10:58 ID:2yUOuGYl
キラルス「キラルスシールド!」

腕から垂らされたマントが、メラゾーマを弾く!
紅い瞳がゴールドマンを見下ろす。

キラルス「ほう、貴様がデータにあった
     超残虐冷酷非道、有害図書指定。味方殺しの18禁男か。
     大本営では非戦闘員を大量爆殺してくれたそうだな?ジュネーブ条約に関わるよー?」

明らかに挑発である。
どう思ったか、精鋭部隊の隊員一人がキラルスに一撃を繰り出そうとしている時に変化は起きた。
なんと、精鋭部隊の一部が円形の濃い影の中に引きずり込まれているのだ!
近くの隊員が引き上げようとするが、ミイラ取りがミイラとなって逆にどんどん引き込まれていく!
その影の中心から、ゆっくりと、レリエルが浮き上がってきた…。

キラ・リー「やっと追いついたぞコンチクショ〜!
      てめーらが出した黒いもんのおかげで、掴んでいた地面が割れて、飲まれちまったじゃねーか!
      容赦せんからなー!」

キラ・リーはチャーシューチャクラムをメルター達目掛けて二枚投げ、
メンマソード片手に加速してきた。
303ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/25(日) 20:15:41 ID:o+ACBcTn
ダークマター「精鋭部隊を引き込んでどうする…」

ダークマターの眼が青くなり、たった今引き込まれた人員がダークマターの隣に現れた。
当人も、何が起きたのかさっぱり分かっていない!

金「言うならどうとでも言ってください。それだけですから。」

ダークマター「やっぱりお前たちは一旦バラモス城に戻っててくれ。
     わざわざ呼び出してすまなかったな。」

ゴールドマン以外が、全員消えた。
304ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/25(日) 20:16:36 ID:o+ACBcTn
なんか文章が分かりにくくなってました。

「当人」……精鋭部隊。
「ゴールドマン以外」…ゴールドマンとダークマター以外、ということ。
305ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/25(日) 20:24:57 ID:o+ACBcTn
ロット「おい、ゴールドマン。私が見えんかっ!」

金「え?あっ、ロットさん!どうしてここに?」
ロット「いや…ウラジオストクでなんかあったって聞いたからな。」
306ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/25(日) 20:25:59 ID:2yUOuGYl
レリエル「フゥ…」

影から黒い稲妻が起こり、空間を裂く!
ほっと一息ついた所で、またもやさっきの悪夢が繰り返された。
もがく精鋭部隊。

レリエル「私のディラックの海を侮ってもらっては困る」

キラルス「ククク…さすがだな」

ブラック・ピオン「左様…」

闇の中から声がする。
なんと、現れたのはブラック・ピオン!

ブラック・ピオン「久方ぶりだな…フフフ…」
307ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/25(日) 21:15:39 ID:o+ACBcTn
ダークマター「無・駄・だ!」

もがく精鋭部隊がパッと消える。

金「まーたあなたですか…」
308ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/25(日) 21:22:15 ID:2yUOuGYl
レリエル「君、私の虚数空間から逃れられると思うかい?」

ディラックの海から黒い稲妻が伸び
またまた精鋭部隊が引きずり込まれる。
既に、一人飲まれたようだ。

レリエル「安心しろ、ディラックの海では永遠の魂の安らぎを得る事が出来る…」

ブラック・ピオンのテールビームガンがゴールドマン目掛けて撃たれる!
虹色の光が闇を裂いていく…。
309ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/25(日) 21:26:05 ID:o+ACBcTn
ダークマター「これでも一応ある種族の王なんでね…」

またまた、パッと消える。
今度はバラモス城に送ったらしい。


金「こんなもの!」
手を重ねて防ぐ。

金「…………痛い」
310ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/25(日) 21:36:44 ID:2yUOuGYl
ブラック・ピオンのテールビームガンの光から
黒いマントで身を覆うレリエル。

レリエル「クッ…少し距離を開けてくれ」
ブラック・ピオン「…そうだったな」

ブラック・ピオンが丘の上に上がり
そこから光の槍を撃ちだした!

レリエルは影に溶け込んでいく…。

レリエル「魔物の王、か。
     だが、我々使徒とその主に立ち向かうのは無謀だよ。
     もう少し話を聞いてみたいが、さっきディラックの海に引きずり込んだ
     彼を魂の座へ案内してやらないとね…」
311ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/25(日) 21:40:29 ID:o+ACBcTn
金「だーっ!遠距離からチクチクと…」

その場で回転し、光の槍を弾き飛ばす

ダークマター「お前が噂のブラックピオンか…どれどれ…」

手始めに一発、ジゴスパークを撃った!
312ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/25(日) 21:45:54 ID:VOvAohiZ
メルタ「出ましたね〜。私、こ〜ゆ〜物理法則無視する人、嫌いです。」
マイ兄「君が言うかね、君が。」
メルタ「まぁ、人の事は言えませんが…」
メルターは、チャーシューチャクラムを剣で弾く。

マイ兄「あの剣士はどうしましょ?」
メルタ「取り敢えず、こっちに集中しますか。二人一緒に相手をするのは面倒ですし。」

メルター、マイティ、迎撃体勢。
〜〜〜〜〜〜〜
ガーラ「HAHAHAHAHAHA、私をここまでこコケにしたのは、あなたが初めてです…。

   許さんぞ〜(以下略」
ガーランド、一人で勝手に怒っている。
313ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/25(日) 21:51:15 ID:2yUOuGYl
ブラック・ピオン「ふんっ」

ブラック・ピオンの尻尾が発光し始めた!
大戦中盤、さまようよろいの雷撃を受けたピオンが
対抗策として尻尾を避雷針としても機能させるように
改造していたのをお覚えだろうか?
そして、吸収された電撃は…

ブラック・ピオン「サンダーテールビームガン!」

として増幅。電撃を纏ったテールビームガンが放たれるのである。
しかも、電撃…空中放電は空気中にほんの少し存在するプラズマを通して流れるため威力が拡散するが、
テールビームガンによって誘導されるので、サンダーテールビームガンは
一点集中の強力な電撃と共に放たれる!

サンダーテールビームガンが、ダークマター目掛けて進む…。
314ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/25(日) 21:58:26 ID:2yUOuGYl
キラ・リー「おんどりゃあああ!」

メンマソードがメルターに振るわれる!
壮烈な打ち合いが行われる!マイティはついていけない!
30合と打ち合った所で両者、離れる。

キラ・リー「や、やるな…」
315ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/25(日) 22:04:32 ID:o+ACBcTn
ダークマター「むむ、ジゴスパークを吸収するとは…やるな!」

刃に電気をまとわせ、サンダーテールビームガンにかざす。
刃に当たった瞬間、5mほど後ろに滑るが刃は無事だ。

雷でできた刃でもないのに、金属の刃が白く光っている!

ダークマター「ここまで強い電撃を扱うのも初めてだが…どんなもんか?」
ダークマターは刃を地面に突き刺した!

電気が地面を、蛇のように這いながらブラック・ピオンに近づく…
316ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/25(日) 22:08:46 ID:VOvAohiZ
メルタ「三回攻撃を舐めてもらっては困ります。」
マイ兄「二回攻撃では着いていけませんか…」
メルタ「素早さの種でも飲んだらどうです?不思議の。」
マイ兄「いや、アイテムの効果も2ダメージに…薬草や、キメラの翼までね。」
メルタ「面倒ですな〜!」〜〜〜〜〜〜
ガーラ「死ねィ!」
ガーランドは、キラルスにアサシンダガーを投げ付ける!
317シルバーデビル:2005/09/25(日) 22:09:14 ID:9LMYrv1Q
キキッ
318ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/25(日) 22:11:25 ID:2yUOuGYl
ブラック・ピオン「発想としては面白い。だが…」

ブラック・ピオンがダークマターに背を向け
尻尾を地面に突き刺した!雪に埋もれる尻尾は
地上から見ても、発光しているのが解った。
地面を蛇行する電撃は、尻尾に向かい、吸収された。
ブラック・ピオンは振り向き様にサンダーテールビームガンを放ち、
一段高い丘の上に跳んだ。
319ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/25(日) 22:15:53 ID:o+ACBcTn
ダークマター「…また戻ってきたか…こいつは参った…」

とりあえずさっきと同じように電気を刃に溜めたが、使い道に困っている!
320シルバーデビル:2005/09/25(日) 22:19:10 ID:9LMYrv1Q
「おいっ!オイラも仲間にいれてくれ!」
シルバーデビルは手当たり次第にバラモス軍に声を掛けはじめた。
321ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/25(日) 22:55:04 ID:VOvAohiZ
現在戦場にいるバラモス軍は金曜さんだけですので、いわさん宜しく〜、あと、ロビンさん待ち〜。
322あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/26(月) 10:44:57 ID:sSO/M04S
突然留守にして済みませんでした…
>ほうおう様
復帰おめでとうございます!
とはいえ大変そうですね…
とりあえず状況は把握されてますか?

>シルバーデビルさん
私は戦場にはいませんし、バラモス軍でもないですが、
歓迎しますよ!
シルバーデビルというと、ハーゴン様のところからいらっしゃったのでしょうか?
どうぞよろしくです。
あと、sageてくださるとなおいいですね。

>ばくだんいわさん
誰でも召喚できるわけですか?

>ロビン3さん
むう、統合軍オールスター集合という感じですね…

>ビートさん
人員は足りてますか?
必要な物や援軍等あれば、秘書室動かしますよ。
323あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/26(月) 11:12:42 ID:sSO/M04S
ふと気がつくと、
マジンさんの入隊2周年も、ほのおのせんしさんの入隊一周年も過ぎていた…
私としたことが…

次は来月13日のバラモス4世様か…
一体いずこに…
324名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/09/26(月) 14:45:33 ID:IbdPckEg
キモスwwwwwwwwwwwww
325あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/26(月) 15:34:22 ID:BGH0Zlb7
>>324
気持ち悪い?その割に笑ってらっしゃいますね…
なにか変わったキノコの類いでも食べたのでしょうか?
保健室へ行ってホイミンさんに薬もらうといいですよ。
胃に優しいものなら厨房へ行けばミラージュさんが何か作ってくれるでしょう。
326ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/26(月) 19:10:47 ID:yLHO4+ng
>影さん
誰でもってわけでもないですけどね。
クラックスみたいにゾロゾロ出すこともできませんし。
それから、現界にいる人しか召喚できません。(まぁ当たり前ですけど…)
------------------------------
金「おおっ!?君は誰です…?」
ダークマター「シルバーデビルか!ほんとにこの世界は異世界の者が多いんだな…」
327ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/26(月) 21:17:33 ID:rHGZGHxG
>>影はん
なんちゅうか、ここで出さんと
出番が少なすぎてお前なにやってんの?みたいなキャラが出てしもう可能性がなぁ…。

>>324
サードインパクトを止めれんかったか…ゼーレめ…。

---------------------------------------------------

キラルス「キラルスシールド!無駄だ!」

アサシンダガーは弾かれ、明後日の方向に飛んでいった。
一見布のようであるが、キラルスシールドは
刃物等の武器で裂く事が出来ない。
弱点は果たして…?

キラルス「キラルスビームゥゥゥ!」

キラルスのモノアイから、−100℃の
低温ビームがガーランドに向けて放たれる!



ブラック・ピオン「戦闘中に気を取られるなど…フン…」

右のハサミの間から光の槍を打ちだし、
ロットに浅く突き立て、さらにゴールドマンを後ろから圧倒的速度で
数発殴りかかる。ブラック・ピオンはそこで近距離から離脱して闇に紛れた。
328ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/26(月) 21:19:02 ID:XeRN1Kec
ガーラ「キィィィラァァァァルゥゥゥゥスゥゥゥゥゥ!覚悟ッ!」
ガータンドが手に持つ、メンマギヌスの槍とメンマブーメランが、元のメンマソードの
姿に戻る。見ると、メンマソードの欠片二つは、光り輝いている!
ガーラ「この、メンマギヌスとメンマブーメランは、元は一つ。それが分かれて、秘伝の調味料の
    力でそれぞれ進化を遂げた物…」
光は、二つの欠片が近づくに連れて輝きを増し…
ガーラ「今それが一つに戻る、秘伝の調味料の力を持ったままなァァァァァ〜ッ!」
       そ し て 、 光 は 一 つ に な っ た !
ガーラ「メェェェェンマァァァァ、カァァァリバァァァァァ〜ッ!」
なんと、メンマギヌスの槍とメンマブーメランは融合し、中華聖剣メンマカリバーへと
その姿を変えた!
329ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/26(月) 21:22:01 ID:XeRN1Kec
ガーラ「うぉぉぉぉ〜っ!メンマァァァァァァァミィィラァクゥゥゥウルゥゥゥゥ!」
なんと、中華聖剣メンマカリバーの力で、ビームは掻き消された!
ガーラ「必殺、大地乾物ダシ汁ウェェェェェッブゥゥゥゥゥ!」
キラルスに極上のダシの津波が襲い掛かる!
330ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/26(月) 21:22:22 ID:rHGZGHxG

唐突だが、時を少し戻そう。
フーレアンス級機動艦がバラモス城に着陸した時である。

ロビン3「フリーズ!手を挙げろ!」

フーレアンス級機動艦を囲む陸軍と防衛隊。
これで、三度目である。

だが、機動艦の扉が開き、マジン達が降りてきて
事情を説明してから状況は一変。フーレアンス級機動艦の着陸を歓迎した。

仲間の命を救ってもらった事と
3000mという巨大な船体を形成する技術などに興味を抱き、
ロビン3はフライト艦長と面会する約束を取り付けた。ちょうどウラジオストク攻撃の日と重なった。
フライトも、”この世界のことを知りたい”と許可した。
本音を言えば、メタル・インダストリーが知らない機動兵器が
もしも敵対組織に利用された時の事を考えて、性能を調べたいだけであるが。

いざ、面会の時。

ロビン3「え〜、ワイが防衛隊の隊長、ロビン3や…です」

スライム王国の時のように
なれない標準言語で挨拶するロビン3。
ロビン3の挨拶が終わるか終わらないその時…フライトは驚愕した。

フライト「輸出用機動兵器だと?まさか?」
ロビン3「…?」
331ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/26(月) 21:23:30 ID:rHGZGHxG
話によると、キラーマシン3は
メタル・インダストリーが輸出用として設計した機動兵器であるらしい。
何体かの実験機を経て、メタル・インダストリー所属の科学者が開発した
キラーマシン3の試作機ロビン3がアレフガルドマシンショーで金賞を獲得した。

だが、メタル・インダストリーは試作機と先行試作量産機を少数生産しただけで
”輸出用としては性能が少し高いのでは?”内部で声があがり
生産ラインの始動まで行き着くことはなかった…らしい。

ロビン3「なるほど…そうだったんかい…ですか」
フライト「普段の喋り方で構わない。私も驚いたよ。あの機体がこのような辺境の世界にいるとはね」

「どうやら嘘ではなさそうだ」とロビン3のAIは理解した。
自分がどのように生産されたのか、確かにこれで説明できる。

フライト「…ところでロビン3君、『五行』というものを知っているかね?」
ロビン3「『五行』ですかいな?確か、ノヴァ大戦時に敵が持っておったと聞きます。
     また、最近ではバラモス城を襲撃した反乱分子が持っていたとも」
フライト「資料はあるかい?」
ロビン3「ああ、向こうの資料室に…」

ロビン3が席を立ち、資料室を指さそうとしたその瞬間!
>>300突如地震が起きた!
332ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/26(月) 21:27:09 ID:XeRN1Kec
メラー「きゃっ!な、何?」
ラキッ「地震だなこりゃ!」
ガーラ「だなこりゃ。ビートとメルターの野郎は大丈夫か?」
スコピ「ま、地震ぐらいで死ぬ彼らじゃないでしょ。」

空軍宿舎の一行、驚くがそれだけ。
333ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/26(月) 21:28:11 ID:rHGZGHxG
ロビン3「ぐっ、こりゃあ…地震かいな?大きいな…」
フライト「地震だと?もう時間か…」
ロビン3「じ、時間?」
フライト「我々にはキングクリムゾン・システムという大きな制限付きで未来予知が可能な
     機械がある。この地震は統合軍が反応兵器を使用する直前に発生するものだ」
ロビン3「反応兵器?」
フライト「強力な大量破壊兵器だ。これによってバラモス軍の部隊はほぼ壊滅する」
ロビン3「な、なん…なんでそんな重要なことを教えてくれへんのや!?」
フライト「邪神への抑止力は生き残る…我々にはそれが重要なのだ。
     問題は、このあとバラモス軍の残存兵と統合軍幹部の戦いだ。キングクリムゾン・システムで
     得た断片的な情報によれば、この戦いで抑止力が一人失われるらしい。
     私は、歴史を変えねばならん。邪神との戦いに『確実に』勝利するために」
334ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/26(月) 21:32:44 ID:yLHO4+ng
ゴーンゴーンゴーン…

ゴールドマンは後ろから殴られた!

金「いたたた…シルバーデビルだっけ?君はもうちょっと待ってて…」

ロット「…………」

ロットは少し考え込んでから、キメラの翼を使ってウラジオストクを脱出した!
335ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/26(月) 21:45:31 ID:XeRN1Kec
メルター、マイティ戦線及びガーランド戦線、共にロビンさん待ち〜。
336ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/26(月) 21:49:25 ID:rHGZGHxG
キラルス「台風の目を知っているか?中心は安全なのだよ」

キラルスは、プラズマビアンキを高速回転させ、
津波に”渦潮”を造り上げた!
渦潮の中心を亜音速で突き抜けキラルスコレダーを
腕から出し、ガーランドに向けた!


ブラック・ピオン「遅い遅い!」

テールビームガンで目をくらまされたかと思うと
後ろから光の槍を突き立てられ、
次は地中から飛びだして頭を殴られ、
巨大な手のプレスも、余裕の表情の分身でかわされた。
337ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/26(月) 21:54:51 ID:XeRN1Kec
瞬間、ガーランドが消え、近くの丘の上に現れた。キラルスの周りには、多数の火薬壷に、
今にも火薬壷に当たりそうなイオナズン。
ガーラ「随分早い攻撃だったが、オレが反撃するために必要な時間は『一瞬』、本当に僅かな
    『一瞬』だけだ!燃え尽きろッ!」

キラルスの周りで大爆発が起こる。
338ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/26(月) 22:10:45 ID:rHGZGHxG
キラルス「ぐぅぅぅっ!」

煙がはれた頃、そこには
地面に片膝つくキラルスがいた。
ところどころ焦げた跡が見える。


キラ・リー「はああああっ!」

腰から取りだした鋼のヌンチャクで再度連続攻撃するキラ・リー。
やっぱりマイティはついてこれない。
339ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/26(月) 22:10:53 ID:yLHO4+ng
金「むー。相変わらず強いですね…」

首(?)を振って体制を立て直す。
340ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/26(月) 22:26:32 ID:Kc6anMcN
メルタ「だああああああ!」
キラ・リーと激しく打ち合うメルター…と、懐から、一本の杖を取り出すマイティ。
マイ兄「えい。」
杖の先から、キラ・リーに向けて魔法弾が飛んでいく。

魔法弾の速度は、あまり速くない。
341ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/26(月) 22:39:27 ID:rHGZGHxG
キラ・リー「俺様の料理を食べろっていってるだろー!」

明らかに百合は打ち合っている両者。
キラ・リーのヌンチャクの使い方は一見素人であるが
普通は考えられない速度と、一撃がひたすら重いので
ひけをとらないといったところだろうか。

魔法弾とはどんどん距離が離れていく。


ブラック・ピオン「機動戦では私が有利のようですね」

分身して攻撃を回避し、
小さく跳んで閉じた左のハサミで頭をガツン!
テールビームガンを撃ったあと、振り向いたゴールドマンに後ろから
尻尾を突き刺し、また分身して接近技を回避した。

ブラック・ピオン「何時まで耐えられますかな…?」
342ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/26(月) 22:39:43 ID:Kc6anMcN
ガーラ「だああああ〜ッ!」
キラルスに向けて飛ぶイオナズン。
343ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/26(月) 22:44:18 ID:yLHO4+ng
金「………こいつは参ったな…」
-------
落ちます。
344ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/26(月) 22:51:39 ID:Kc6anMcN
マイ兄「…。」
マイティは魔法弾を乱射し始めた。いくつもの魔法弾が闘う二人の周囲に降り注ぐ。
メルターにも数発当たっているようだ。
345ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/26(月) 22:53:55 ID:rHGZGHxG
一応腕でガードの構えををとるが
イオナズンをほぼまともに受けて吹っ飛ぶキラルス。
吹っ飛んだ地点からぎこちない動きでまた片膝をついてガーランドを見据える。
腕からキラルスシールドが見えた。

キラルス「ぬうううっ」
346ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/26(月) 23:05:13 ID:rHGZGHxG
両者の振るう剣の剣圧と
斬ると言うより叩く武器のメンマソードが
無茶苦茶な速度で振るわれることによって、魔法弾は軌道を逸れている。

だがしかし、キラ・リーの後方にピッタリとつく
魔法弾が数発あった。
今にも接触しようとしたときだった!

キラエン「ソードビーム!」

闘気を乗せた三日月状のソードビームが闇を裂き
空気を振るわせ、魔法弾を海の方向へ持っていってしまった!
同時に、マイティの腹部に鋭い痛みが走る。

腹部の傷口は斜めの紅い直線であった。
こんなことができるのは僅かだ。キラエンの声が
後ろから聞こえたような気がした。


落ち。
347あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/27(火) 12:08:38 ID:H5wIlQsq
ちょっと本格復帰はもう少し先になります…
皆さん気にせず話を続けて下さい。

>ばくだんいわさん
ふむ…ちと強引ではないでしょうかね?

>ロビン3さん
全員集合、楽しくていいです。
ウルトラマンとか仮面ライダーとかも歴代ヒーローが集合すると盛り上がりますよね。
348シルバーデビル:2005/09/27(火) 17:20:36 ID:cctpo9Dn
「オイラ、悪魔神官様の命令で友達のアークデーモンと一緒にこの世界に転送させられたんだ。
オイラ達の強さがこの世界でどれくらい通用するかを試したいらしい。
バズズ様とアトラス様とベリアル様、とても強かった。
でもオイラとアークデーモン、すごく強くなった。だからきっと役に立てる!
得意な魔法はヒャド系、イオ系。好物は人間(老<若、男<女)だ!」
アーク「おでは あーくでーもん だ。
ちからだけなら べりあるさまにも まけないぞ。」
349あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/27(火) 17:45:27 ID:H5wIlQsq
お!リアタイでしょうか?
よろしく、シルバーデビルさん!
と、ご友人のアークデーモンさんですね。
350あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/27(火) 17:48:45 ID:H5wIlQsq
(´-`).。oOマテヨ…デビルニデーモン…

よ、よろしくお願いしますシルバーデビル様!
351シルバーデビル:2005/09/27(火) 17:52:17 ID:cctpo9Dn
キキッ!一応、魔族だからな!
オイラ達、食えないやつは理由なく襲ったりはしないから安心しろ。
352あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/27(火) 17:58:04 ID:H5wIlQsq
そちらの世界はいかがですか?
留守の間に勇者…の子孫でしたか、が襲ってきたりしませんか?
353シルバーデビル:2005/09/27(火) 18:10:35 ID:cctpo9Dn
ああ、よくオイラ達が追い払ってる!倒しても聖気が強すぎて食えない。
トドメ、刺せないから悔しい!
354あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/27(火) 18:11:51 ID:H5wIlQsq
落ちたのかな?
我々の世界のミニデーモンと2の世界のアークデーモンの関係について
熱く語り合いたかったのですが…

落ちます。
明日は、タブン来れません。
355あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/27(火) 18:13:52 ID:H5wIlQsq
リロ忘れ…スミマセン

ロンダルキアはDQ世界屈指の防御機構と守備隊であると、
以前バラモス様が仰っていたのを思い出します。
主人公をボコボコにしているそうですね…

ではまた。ノシ
356ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/27(火) 19:02:22 ID:7iU+Geqf
ガーラ「フゥ〜ハハハハハ!どうやら貴様、呪文に弱いらしいな!」
キラルスにダメージを与えたガーランド、何か勘違いしているようである。
ガーラ「この、三つの指にそれぞれメラゾーマ、ベギラゴン、イオナズンを宿し、敵に
    向けて一気に打ち出すトリプルフィンガー・フレア・ダイナマイツ!喰らえぇぇ〜ッ!」
しかし、炎魔法しか使えないガーランドにとっては、似たような物なのかもしれない…
〜〜〜〜〜〜〜〜
マイ兄「やっぱいますか…厄介な。」
そういいながら、道具袋から刃の盾を取り出し、装備するマイティ。その行動のうちにも、傷は
治って行く。
マイ兄「不思議のアイテム、舐めないで下さいね…。」

メルタ「シャッ シャッ ホウ シンショウヒツバツ!」
三連続攻撃の後、ビームを乱射するメルター。手に羽扇が見えるのは、気のせいか。
- - - - - - - - - - -
ロンダルキア守備隊…地獄のロンダルキア越えの後にザラキとメガンテの嵐が待ち受ける
あの鬼のロンダルキア守備隊!

…いや、ね、初めて洞窟突破した後、祠で記録する前にデビルロードに…
バズズさんといいベリアルさんといい、あそこの防御力はバラモス城の比じゃないですね…。

ってか、バラモス城がザル過ぎるだけ?
357ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/27(火) 19:33:41 ID:T/wlfP6A
>シルバーデビルさん
ロンダルキア守備隊か…中の人の父がドラクエ2やっててよく被害にあってました。
最初のアトラスさんでやられてましたよ…そこから見ても強さが伺えます。
358ほうおう@携帯 ◆bVRzVePzyM :2005/09/27(火) 19:36:23 ID:R0IAa1dn
>影さん
>>322
まったく把握出来てません(汗
取りあえず、何をすればいいのでしょうか?(汗
>ビートさん
>>356
ザル言うなザル(苦笑
359ほうおう@携帯 ◆bVRzVePzyM :2005/09/27(火) 19:42:01 ID:R0IAa1dn
>シルバーデビル&アークデーモンさん
ようこそ。
ロンダルキアはいつ行っても殺伐としてますねぇ…。
360ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/27(火) 19:58:17 ID:W3Wl58zd
キラルス「キラルス…シールド!」

間一髪でキラルスシールドを前面に
展開して攻撃を防ぐが、キラルスの声がだんだんとかすれてきている。


キラ・リー「いっけぇー!」

一旦打ち合いをやめて剣の射程距離から離れたあと
背から小さなラーメンドンブリが射出され、
ラーメンドンブリからバケツをひっくり返したようにスープが流れ出てきた!
それは正三角形のスープバリアとなり、ビームを受けた!

キラ・リー「中華料理は伊達じゃない!」


ブラック・ピオン「これで終わらせて頂く!
         私のこの手が光って唸る!貴様を倒せと輝き叫ぶ!
         溶断破砕ッ!シャイニングシザース!」

流星のようにブラック・ピオンが一直線にゴールドマンに向かう。
開かれたハサミが、赤く、輝いて!

------------------------------------------------------------
ロンダルキアに比べればバラモス城はイタリア人が管理する要塞みたいなもんや。
特にキラーマシーンは超強い。硬いし二回行動。本編のスレでは狩られまくりやけど。
せやけど、真に恐ろしいのはふっかつのじゅもん。長いしよく間違える。
「もょもと」?なんやそれ食べれるん?
361ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/27(火) 20:03:24 ID:T/wlfP6A
金「ぐわーっ!とうとう大技か…!」

ゴールドマンはまっすぐ突き進むブラックピオンを見ると、とっさに真っ二つになった!
362ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/27(火) 20:13:44 ID:7iU+Geqf
ガーラ「は〜っはっは!イオナズンメラゾーマバシルーラベギラゴンレミラーマ!」
魔法のオンパレードである。
- - - - - - - - - - - - - -
メルタ「バリアですか〜、しかもスープの。」
メルターは様子を見ている!
マイ兄「では、改めて!」
マイティは魔法弾をキラ・リーに向けて乱射する!
363ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/27(火) 20:34:42 ID:W3Wl58zd0
キラルス「この…キラルスシールドはやられん!」
キラルスシールドの耐久能力恐るべし。


キラ・リー「だああ!!」

再びキラ・リーは打ち合いを始めた!(魔法弾接触の事実の有無は任せるで)


ブラック・ピオン「ほう…その方法で多くの仲間をやってくれたようですね…」

かつて、旧海軍の機動部隊は太陽を背にした奇襲的な戦闘方法をとっていたことがあった。
しかし、米軍のレーダーの発達によってその戦闘方法による犠牲が増加し、
封じられていったのである。

ブラック・ピオン「半身を封じれば!」

左のハサミから光の槍を撃ちだした!
それはゴールドマンの掌を貫き、近くの丘に縫い付けた!

ブラック・ピオン「かわせまい!」
364ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/27(火) 20:43:21 ID:MWHiR0NsO
大量に飛んでいく魔法弾。そのうちの一発がキラ・リーの踵の辺りに当たる。しかし、今の所、変化は無いようだ。
マイ兄「当たったぞ〜、戻れ〜。」
メルタ「了解〜。」

メルターは、マイティの隣に戻る。
〜〜〜〜〜〜〜
ガーラ「無駄無駄無駄無駄!てぇい!」
キラルスに向かって魔法の雨が飛び続ける。
365ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/27(火) 20:44:17 ID:T/wlfP6A0
金「うわっ!でも分かれている時は…ベギラゴン!」
縫い付けられた手が強烈な炎を発した!

金「でもって半身を封じられてもいちおう動けるから…!」

ブラック・ピオンにパンチをかました!
366ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/27(火) 20:58:57 ID:W3Wl58zd0
キラルス「コーチの…想いが…!負けられんのだ!」

注:こばれた水云々言ってくれるコーチや
  お姉さまはいません。


キラ・リー「捉えた!」

キラ・リーは背から穴が列んだ春巻きを取りだし、
下手くそな音色で縦笛のように吹いた!

海から胴が1mを超す大蛇のような生麺が海面をおしのけて現れ、
二人をぐるぐる巻きにした!


ブラック・ピオン「ちぃっ!(かわせん!)」

こちらがかわせないなら
相手もかわせない。当然のことだ。(一部除く)

だが、恐るべき機動速度を展開するブラック・ピオンは
そくざにビームフィールドを最大展開してベギラゴンを防いだ!
だが、パンチはよけれない!

なすすべなく飛んでいくブラック・ピオン。
シャイニングシザースは逸れ、肩口の辺りを持っていっただけだった。
367ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/27(火) 21:02:53 ID:T/wlfP6A0
金「……あー……危なかった…」

ほとんど分解されたような見た目のゴールドマン。
岩に張りついている半身に、片手で「こっちに来い」サインをすると
半身がズルズルと戻ってきた。
368ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/27(火) 21:24:49 ID:MWHiR0NsO
同時にキラ・リーを襲う圧迫感。
マイ兄「失礼、説明がまだでしたね。あなたに当たったのは「痛み分けの杖」。魔法弾を受けた者が杖を
   振った者にダメージを与えると、同じだけのダメージが跳ね返る杖です…。フフフ。」
〜〜〜〜〜
ガーラ「ま〜だ〜か〜…」
魔法の嵐が弱まる。
369ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/27(火) 21:34:37 ID:W3Wl58zd0
キラルス「はぁ…はぁ…」


キラ・リー「そのような小手先!キラ流中華料理は4000光年の歴史を持っている!」

キラ・リーは激辛唐辛子ラーメンをとりだし、食べ始めた!
説明せねばなるまい。唐辛子を食べると、
体を燃やして脂肪燃焼作用や解毒作用が存在することはよく知られる。
それにキラ流中華料理の力が加われば!!

キラ・リーが真っ赤に燃える!
キラ・リーは痛み分けを解き放った!

キラ・リー「うおおおっ!燃えてきた!…って熱すぎだぁああああ!」

キラ・リーはあたふたと暴れ、海に飛び込んだ。


ブラック・ピオンはそのまま全身が粒のように
粉々に崩れていく…。
370ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/27(火) 21:44:08 ID:MWHiR0NsO
マイ兄「光年は、距離ですがね…。」
麺を切り刻んで脱出したマイティとメルター。
メルタ「操作する人が居なければ所詮は麺。しっかし、これ、どんな仕掛けなんでしょうね〜?」
〜〜〜〜〜〜
ガーラ「ええ〜ぃ、メラギライオ〜…」
371ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/27(火) 21:55:16 ID:T/wlfP6A0
金「おおおおっ!?これは一体どういうことだ…

  ……どこからでもかかって来い!」

ダークマター「……………」
372ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/27(火) 22:12:15 ID:W3Wl58zd0
キラルス「負けるわけには…」
キラルスシールドには傷一つない。
どういう物質で出来ているんだ?と
斬鉄剣と同じぐらい不思議である。

キラ・リー「あつー!」

焼け石に水。いや、焼け鉄に水。
漫画とかにありそうな豪快な炎は消えたが、真っ赤に染まったまんま。


373ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/27(火) 22:13:00 ID:W3Wl58zd0
ブラック・ピオン「いいでしょう」

ひゅん、と僅かな風を切る音と共に
ブラック・ピオンはゴールドマンの後ろに現れ、
首にハサミをかけた。ハサミは熱く、輝いてきた。

ブラック・ピオン「チェックメイト!」

終わった…そう思った。
だが、現実は…。

ブラック・ピオン「な?」
フライト「………」

バキィッ!
フライトの腕が、ブラック・ピオンの右のハサミをもぎ取った。

ブラック・ピオン「な、こいつ…!…うぉっ」

フライトの拳の一撃がブラック・ピオンを殴り飛ばした!
分身する暇もない。ブラック・ピオンは顔面に大きな傷を抱え、闇に消えていった。
同時に、フライトの姿も消えた。
…後に残った二人には何が何だか解らなかった。
374ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/27(火) 22:26:10 ID:MWHiR0NsO
ガーラ「し、しぶて〜!メラギライオメラギライオメラギラ…あ!」
どうやら、ガーランドのMPが切れたようだ。
〜〜〜〜〜〜
メルタ「一体どんなラジエーター付けてるんでしょう…?」
マイ兄「さぁ?」
375ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/27(火) 22:26:22 ID:T/wlfP6A0
(>>373と同時進行でお送りします)
ひゅん、と僅かな風を切る音と共に
ブラック・ピオンはゴールドマンの後ろに現れ、
首にハサミをかけた。ハサミは熱く、輝いてきた。

金「後ろか!」
ブラック・ピオン「チェックメイト!」

終わった…そう思った。
だが、現実は…。

ブラック・ピオン「な?」
フライト「………」

バキィッ!
フライトの腕が、ブラック・ピオンの右のハサミをもぎ取った。

金「!?」
ダークマター「お前は…あの時の…」

ブラック・ピオン「な、こいつ…!…うぉっ」

フライトの拳の一撃がブラック・ピオンを殴り飛ばした!
分身する暇もない。ブラック・ピオンは顔面に大きな傷を抱え、闇に消えていった。
同時に、フライトの姿も消えた。

ダークマター「あの時の艦長が…今お前の後ろにいたんだが。」
金「え?」
376ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/27(火) 22:27:49 ID:T/wlfP6A0
ゴールドマンは辺りを見回すが、ブラックピオンもフライトもいない。

金「後ろで何があったんですか…?」
ダークマター「艦長がピオンを殴り飛ばして…そのまま消えた。
     今のは一体なんなんだ…」
377ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/27(火) 22:44:58 ID:W3Wl58zd
キラルス「チャア〜ンス!」

キラルスシールドを解き、亜音速で
ガーランドに迫る!

キラルス「スーパーキラルスビームゥゥゥ!」

チャージはゲームなどでお馴染みである。
ドラゴンクエスト8ではテンションというシステムも存在する。
普通チャージというのは「ある一定の時間を犠牲にした後に強力な技を使用する」ものがほとんどだ。
この場合、キラルスはシールドで防御している最中に”チャージ”しており
−200℃のスーパーキラルスビームが使用可能なのだ!
…みるみる内に凍っていくガーランド。

キラルス「終わりだ!キラルスコレダァァァァ!」

4つに割れた腕の中から飛びだして来る無数の針。
今まさに、無防備なガーランドの頭を木っ端微塵にする…はずだった。

378ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/27(火) 22:47:42 ID:W3Wl58zd
キラルス「なにー!?」

どこからか現れたフライトが、ガーランドに向けられたキラルスの腕を
寸前で掴んで止めていた!

キラルス「防衛隊?いや、うわあああ!」

腕は引きちぎられ、間断なくキラルスの胴に
鉄の剣が突き立てられていた。

キラルス「う、うう…」

キラルスは最後の力を振り絞り、キメラの翼を使って逃れた。
フライトの姿もすでにない…。


キラエン「覚悟!」
キラ・リー「おりゃりゃりゃりゃ!」

一方海岸方面ではやっと姿を表したキラエンと海から戻ったキラ・リー両者による
刀とヌンチャクの熾烈な連続攻撃が始まっていた。
379ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/27(火) 22:50:24 ID:T/wlfP6A
金「…………。」
ダークマター「……………。」

近くに誰もいなくなり、呆然とする2人。
-------------------------
落ちます。
380ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/27(火) 23:02:53 ID:MWHiR0Ns
暫くして、氷をカチ割り、脱出したガーランド。
ガーラ「さっきの奴…騎士団のとって来たVTRに…まあいいか、今は残りを片付けるか。」
そう言って、メルター達の所へ現れ、大量のエルフの飲み薬を取り出すした。
ガーラ「お前ら、命が惜しいならさっさと帰れ!こっちもこれ以上金はかけたくないからな。」
メルタ「ちょ、それやりすぎ!」
ガーラ「うるせー、こちとら-200度喰らって気が立ってるんだ!ちきしょ〜、宇宙でなら大した事無いのに、水分の多い地上じゃ、
   ただじゃ済まないか…。」
マイ兄「だからってそれは!」
381ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/27(火) 23:20:57 ID:W3Wl58zd
キラエン「仲間!?」
キラ・リー「だが、これで勝ったと思うなよ!」

両者、手持ちの武器を持ち直して
再び攻勢に…いけなかった。

なんと、キラ・リーが途中で倒れてしまったのだ!

キラ・リー「な…からだが…」

後ろには、フライトの姿がぼんやりとあった。

キラエン「貴様ぁっ!」

キラエンの姿が歪み、フライトに大きな切り傷が…なかった。
刀は、フライトのサーベルに受けられていた。

フライト「妙な刀だな…集光能力を持つのか」

キラエンが姿を消すことが出来たのは、刀がキラエンに向かう
光を吸収していたためである。
我々は、光によって”見る”。光源から発せられた光を
物体が反射し、その光を見ている。

ならば、光が反射されずに吸収されればどうか?
当然、見えなくなる。最も、刀では全て吸収出来ない為、一瞬陽炎のように姿が歪んで見えるのだ。
フライトは、光ではなく機体の反応でキラエンを捉えたのだ!

キラ・リーは暗い海に放られ、波に消えていく…。
キラエンはサーベルで弾かれ、姿が歪んで消えた。フライトの姿はなくなっていた…。
382ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/27(火) 23:38:21 ID:MWHiR0Ns
ガーラ「があああああ〜!あの野郎、いい所で邪魔しやがって〜!こうなったら、エジンベアを世界地図から消してや−−」
メルタ「そんな下らないことの為に数万の軍資金と人の命を犠牲にするので?」
ガーラ「そうだ!」
マイ兄「…帰りますよ、リチャード殿は随分前に帰ってましたし、ネロもね。」
ガーラ「おのれ〜…次に会ったらいきなり一発かまして…」
メルタ「この世界の理変えないでくださいよ!ったく、釘刺しておかないと本当にやりかねないんですから…」
ガーラ「…しかたねぇ、帰るぞ。」

渋々引き揚げる一行。
383ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/27(火) 23:56:39 ID:W3Wl58zd
-???-
あれから、数時間後。

どこかの薄闇にU字に列ぶ7つの黒い四角柱があった。
見方によっては四角い棺桶だろうか。

そんなのが漂う部屋をフライトが行く。
黒い四角柱…5つのモノリスの中心へフライトが行ったとき
モノリスから眩しい紅い光が発せられた。

???「成功したか。見事だ」

一番右のモノリスが点滅し、
フライトに讃辞の言葉を投げた。

???「これで、『抑止力』は生き残った」
次は右から数えて3番目のモノリスが点滅し、無機質な言葉を発した。

???「イレギュラーズは厄介な存在だ。
    予定よりも人数が多い。それぞれが覚醒し、邪神に協力するようならば…」
???「『抑止力』が消滅する可能性をはらむ。ならば、歴史を改変することで『抑止力』を
    生存させる他に方法はないのだ」
???「左様…。介入はするべきではないが、邪神の真なる覚醒を認めるわけにもいかない」
???「全知全能の力を手に入れたとき、邪神は世界を崩壊させるだろう。
    それだけは、何としても食い止めねばならん」

最後に、モノリスが一斉に点滅し、こう締めくくった。

???「全ては、メタル・インダストリー社のために!」

384ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/28(水) 19:30:55 ID:TAJW9dOs
金「周りに人は…?」
ダークマター「いないな。そういえば黒軍団の一部とかいたはずだが…」
金「いや、やっぱりいないですよ。」
ダークマター「そうだな…本当にみんないなくなったらしい。私達も戻るとしよう。」
金「あ、じゃあ世界樹の森に寄りませんか?ロットさんに事情を伝えないといけませんし…」
385ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/28(水) 20:14:06 ID:E4khnDg5
マジン「さて、今次侵攻戦の結果だが…」
ディンゴがマジンの前に、書類を積んでいく。バラモス城大広間で各地の有力者を交えた作戦
会議が始まろうとしていた。

マジン「バラモス陸軍主力部隊は壊滅だ。生き残りはジャブロー戦時の負傷兵が数十名
     のみ。まぁ、まだ各地の兵を集めれば数千人にはなるけれども…」
マジンがそこで言葉に詰まる。
ディン「(そしたら、人間国家の侵攻を抑えられなくなって…)」
マジン「…各地で戦線が破れ、魔物達に不満と不信が広がって…最悪、空中分解を起こし
     かねん。まぁ、ギリギリ抜けて百〜二百名ってところですかね。」
ディン「(少ないねぇ…)」
難しい顔をして、マジンとディンゴが暫く考え込む。やがて、マジンが口を開いた。
マジン「まぁ、仕方が無い。こちらはもう呼び寄せる使者を出したので、数日後には城に
     着くだろう。…もっとも、あの兵器の威力が早くも噂になっているからな、あんまり
     誰も来たがらないだろう。下手したら石潰しを大量に送り込まれる可能性も…」
ビート「うっわ〜…」
ディン「(これ以後、陸軍はあまり当てにはなりそうに無い、って事ですか。)」
マジン「そうだな。しかし、幸いな事に空軍と海軍は健在だ。空軍は多少被害が出ているものの
     陸軍に比べたらずっと軽微だ。海軍に至っては開戦以来打撃らしい打撃は受けたことが
     無い。勿論、通商破壊戦等で若干名戦死者はいるがな。」
386ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/28(水) 20:15:11 ID:E4khnDg5
マジンとディンゴが壇上から降り、代わりにシースとジャンヌが壇上に上がる。
シース「我等は未だ陸軍二百、空軍百、海軍数十に戦車、新型SA隊等が存在しますが…」
ジャン「生き残りの陸軍、空軍は全てプラチナン防衛要員ですから、実際に出せる人数は
     あまり多くはありません。また、再生兵士隊も再生中の数十名が居ますが…」
シース「この状況では、積極的に出しては行けませんな…」
シースとジャンヌの顔も険しい。
ジャン「と、いう訳で今後、侵攻戦への積極的な兵員の派遣は難しい状況です。」
シース「(ワイトとオークが動いてくれればいいのだが…)」
ジャン「(無理ですよ…彼ら、著名な祈祷師を呼んで統合軍が攻めて来ないように祈祷をさせてる
     始末ですから…)」
シース、ジャンヌも壇上から降り、順番は北部軍へと回る。

マジン「では、北部軍の皆様、お願いいたします。」
387ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/28(水) 20:31:37 ID:E4khnDg5
夜の砂漠に爆音が響く。偶々近くを通りかかった哀れな犠牲者が、問答無用で爆破された
音だ。砂煙の収まった爆心地には、一人の黒づくめの男と、二人の従者が立っていた。

ガーラ「よし、これで二十四人と。」
リチャ「統合軍を叩きに行くぞって言いますから何をするかと思えば…」
メルタ「見回りのミイラ男らにイオナズンテロですか…」
ガーラ「まぁ、敵の拠点らしい拠点ももう無いし、かといって敵戦艦に乗り移っていくのは
     無謀だからな。」
そう喋る黒づくめの男の頭には、「一日十殺」と書かれた鉢巻が巻かれている。
リチャ「こんな攻撃、そう何日も続きませんよ?もう向こうもおかしいと思い始めてるかも
     しれませんし…」
メルタ「というか、思ってる筈ですな。」
ガーラ「大丈夫大丈夫、見つかったら逃げるだけだ。…おっ!また獲物!」

月の砂漠を、数人のミイラ男が歩いていく。槍を片手に、談笑しながらの見回りだ。しかし、
彼らの命運は最早尽きていた。彼らが砂丘を越えようとした、その時、数発のイオナズンが
ミイラ男の部隊に当たり、大音響と共に炸裂し、火柱が上がる。

ガーラ「これで…二十九人か。」
リチャ「もう帰りませんか?イシス周辺でこんなに派手に爆破なんかしてると、警備隊が
     来ますよ?ってか、もうこちらへ向かってるかもしれません。」
ガーラ「それもそうだな、よし、エジンベアに移動だ!」
メルタ「え〜…。」

まだまだ夜は終わらない。
388ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/28(水) 20:33:17 ID:TAJW9dOs
デスストーカーJ、マンダーが壇上へ。

デスJ「北部精鋭は、もともと30名いたのですが現在18名まで数を減らしてしまいました。」
マンダー「ただ、今までバラモス城の見張りとして温存してきたドラゴン部隊はまだ80名ほどいます。
     他の協力者の方々にくらべれば兵力は少ないですが、
     できるかぎりの協力はしたいと思っています。」
デスJ「いざとなれば、北部軍の一般兵も送り込めます。
    我々は、どんなに数が少なくなろうと戦い抜くつもりです!」
マンダー「まだゴールドマン殿とダークマター殿が戻っていませんが、我々からは以上です。」
389ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/28(水) 20:38:23 ID:TAJW9dOs
〜世界樹〜

スカイドラゴン「ロットさん。ウラジオストク方面から魔物が来ていますよ。
      どうやらゴールドマンさんのようです。それと連れの方が。」
ロット「ダークマターか。分かった。ここまで案内してやってくれ。」


十分後。ゴールドマンとダークマターがロットの所にたどり着く。

ロット「ウラジオストクの戦い…結果は?」
金「被害は大きいようです。ただ、向こうの猛者が次々と何者かに連れ去られてまして…」
ダークマター「先のエジンベアの戦いで、私達を救ってくれた者らしい。
     ある戦艦の艦長だ。確か名前は…フライト。」
ロット「フライトか…聞いたことはないな。それよりダークマター。」
ダークマター「何だ?」
ロット「お前のような物質系魔物の王が何故ここに?」
ダークマター「話せば長いんだが…かくかくしかじかというわけだ。」
390ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/28(水) 20:42:12 ID:TAJW9dOs
ロット「ふむ…やはり異世界の魔物というわけか。この世界は一体どうなっているんだ…?」
ダークマター「同じことを私も考えた。この世界は何かが違う。そもそもお前もただの爆弾岩じゃないしな。」
ロット「まあな。それより、お前たちはバラモス城に戻らなくていいのか?他の皆は戻っているだろう。」
金「はい。これから向かう所です。」

ロット「そうか…よし。これでバラモス城に飛んでいけ。」

ロットはゴールドマンに、キメラの翼を渡す。

ロット「何かあったらまた来てくれ。私達はバラモス軍の味方だ、と伝えておいてくれよ。」
金「分かりました。では!」

〜ゴールドマンとダークマター、バラモス城に到着〜
391ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/28(水) 20:44:05 ID:E4khnDg5
デウスJとマンダーが降壇した後、南部軍のイリュオンが壇上に上がり、南部軍の状況を放した
上で降壇した。

マジン「さて、現在我々に残された兵力はあまりに少ない。兵の集結までは軍事行動らしい
    ことは何一つ出来ませんな…とりあえず、各員待機という事で。」
そして、会議は終わった。
392ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/28(水) 21:04:02 ID:E4khnDg5
ロビンさ^ん、カルネアバグラチ何時です〜?
393ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/28(水) 21:19:46 ID:/cF9AndR
-デストロイヤー・ブリッジ-

クラックス「たった一体の相手に…?」
キラルス「油断していたとはいえ、なすすべなく…」
キラ・リー「わかんねーけど体が…」
キラエン「一発で拙者の秘技を見破るとは…」
クラックス「…あとでキターリンに調べさせよう。
      問題は、ウラジオストク壊滅によって化学兵器の保管場所が潰えたことだ」

統合軍の使用する化学兵器は化学変化が発生すると
完全に毒性を失ってしまう。その為、熱、空気、光、水といった
化学変化に起因する物質から守らなければ兵器として使えないのだ。
となると、保管場所は必然的に冷暗な場所となり、統合軍はウラジオストクに90%を保管していたのである。
(統合軍の化学兵器は植物毒素の効果が大きいので、生物兵器と呼ぶべきかもしれない)

クラックス「幸いにも、殴り込み艦隊に損傷はない。C兵器が現存中であり
      バラモス軍が疲弊している今こそ、カルネアデス・バグラチオン作戦を決行せねばな…」
394ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/28(水) 21:32:21 ID:TAJW9dOs
〜大広間〜
ゴールドマンとダークマターが入ってくる

デスJ「無事でしたか!」
ゴロー「一体、あれからどうなったんだ?」

ダークマター「しばらく戦っていたんだが、フライト艦長が一瞬現れて
     猛者を次々と消していった。」
鉄「消した?倒したのか?」
金「いや…ただ逃げさせたという感じです。」
デスJ「ふむ…その艦長は何者なんでしょうかね。」
395ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/28(水) 22:22:13 ID:/cF9AndR
統合軍は、カルネアデス・バグラチオン作戦という一大決戦を予定していた。
各空中艦艇や新型艦を旗艦とし、人間の木造帆船多数によって構成される「殴り込み艦隊」を
アレフガルド、バラモス城、世界樹に突入させるのである。

目的は同時多発的にゾーマ軍とその下位組織、協力組織に攻撃を仕掛け
圧倒的戦力をもって制圧もしくは殲滅するのだ。
この戦いによって戦争は終結する。統合軍の上層部の判断であった。
しかしながら、「殴り込み艦隊」を揃える事は容易ではなく
さらに、参加予定の部隊がバラモス軍の襲撃によって度々壊滅したことや
空中艦艇の建造が期限延長したために作戦決行は遅延されていた。

-デストロイヤー・ブリッジ-

クラガル・アナハイム重工業代表取締役クロスペクターと
統合軍総大将クラックスとの間に通信が開かれている。

クラックス「クロナデシコの竣工は明日で間違いないのだな?」
クロスペクター「はい。あとは乗組員のスカウトだけですがお任せを。超一流を揃えてみせましょう」
クラックス「…いや、待て。私が決める。何故だかよく分からないが、お前が査定すると
      能力は一流だが人格に問題がありそうな人間を連れてきそうだ…。
      天然ピチピチギャルを艦長に選んだり、すーぱーろぼっとマニアをパイロットに任命したり
      オペレーターが人造人間だったとかコックが復讐の鬼と化したり、な」
クロスペクター「…………分かりました」

クラックスがスイッチに手を掛け、通信は終わった。

クラックス「これであとはエジンベアの艦が竣工すればついに決戦か…」
396ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/28(水) 22:28:16 ID:TAJW9dOs
〜世界樹〜
ゴールドマンとダークマターを見送った後、一人で考え込んでいた。

ロット(バラモス軍がここまで苦戦を強いられるとは…
    私達も兵力を整えねばならないか。精鋭部隊でなくても、戦力は十分にある。)
    「そこのドラゴン達。すまんが、北部軍の者を全員集結させてくれないか?」
スカイドラゴンA「ん?分かりました。北部軍、全員世界樹に集合せよ!」
397ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/28(水) 22:42:54 ID:TAJW9dOs
精鋭部隊だけではなく、北部軍に入っている魔物は多い。
もともと世界樹の森が広いだけあり、かなりの兵力があるのだ。
世界樹を守るために作られた北部軍。ロットがまだ若い時にできたため、歴史は長い。

そして今、世界樹の周りに北部軍の魔物が集まった。

ロット「えー…久々に声を大にして話す。
    今、バラモス軍は半ば窮地に追い込まれた状態だ!
    これまでのクラックス率いる統合軍との激しい戦闘で、バラモス軍の兵力は大幅に減っている。
    天上界や南部軍などの援軍もあるが、やはり苦戦しているらしい。
    今、ドラゴン部隊と精鋭部隊がバラモス軍と共に行動している。

    私達のやるべきこと、
    それは第一に世界樹を何が何でも死守すること!
    第二にバラモス軍の援護をすること!
    
    おそらく敵はもうすぐ、バラモス軍や世界樹に一斉攻撃を仕掛けるだろう。
    私達はそれに立ち向かわなくてはならない!
    今回の集合目的は、世界樹防衛・バラモス軍援護のための説明だ。
    これから言うので、よく聞くように!」
398ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/28(水) 23:04:48 ID:TAJW9dOs
ロット「北部軍の総数は300名。この森に住む魔物しかいないが、
    主力となるグリズリー・デスストーカー部隊が合わせて半数。
    補助のまほうおばば・爆弾岩部隊が合わせて70名、回復の極楽鳥が80名。
    そしてそこから3分の1、合わせて約100名をバラモス軍援護に回す。
    残る200名は、世界樹の防衛。全員、並の魔物よりは強いから安心しろ。
    極楽鳥は回復呪文の訓練を受け、ひととおりの回復呪文を使える。

    それと、爆弾岩部隊は決してメガンテを使わないように。無駄に命を散らしてはならないぞ。
    私は常に世界樹の所にいる。私が指示をするまでは、各自今まで通りに行動することになる。
    
    説明は以上だ。解散!」

北部軍が散り散りになり、またどこかに消えていった。一体彼らは普段どこにいるのだろう?
399ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/28(水) 23:19:15 ID:/cF9AndR
一気に作戦決行まで進めるべきかいな?
400ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/28(水) 23:53:46 ID:NAyrqpiM
進めといて下さい〜。
401ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/29(木) 00:58:20 ID:C5iEwxvf
…ウラジオストク攻撃から一週間後。

エジンベアで造られていた装甲空母
「プリンス・オブ・エジンベア」が竣工し、全部隊が各殴り込み艦隊に乗艦した。
ロマリア南の海域には「バラモス城中心殴り込み艦隊」が
ムオル近辺の海域には「世界樹中心殴り込み艦隊」が
地球のへそ西の海域には「アレフガルド中心殴り込み艦隊」が
待機中でありカルネアデス・バグラチオン作戦の発動は秒読み段階にあったのだ。

殴り込み艦隊には人間の搭乗員が存在し、
参加している各国の正規軍や先月結成された監察特務軍などが占める。
「バラモス城中心殴り込み艦隊」にはイシスとエジンベア正規軍一個師団規模と特務軍50人の部隊が
「世界樹中心殴り込み艦隊」にはジパングの正規軍二個連隊規模と特務軍150人の部隊が
「アレフガルド中心殴り込み艦隊」にはサマンオサ正規軍が計一個師団規模と特務軍350人の部隊が
配属されており、先鋒の役割を勤める。

海上戦力としては「世界樹中心殴り込み艦隊」には超弩級洋上艦ジパングを旗艦に
計46隻のジパング連合艦隊が
「アレフガルド中心殴り込み艦隊」にはゲベルニッチを旗艦に
ゴースト・ノア多数の統合艦隊が
そして、「バラモス城中心殴り込み艦隊」にはクロナデシコを旗艦にエジンベアの
グランド・フリート所属の艦98隻にイシスの艦隊34隻によって構成されている。
402あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/29(木) 18:13:19 ID:Ct+ojtjK
ウラジオストク攻防戦、お疲れ様でした!

>ロビン3さん
これからどういう展開になるか楽しみですね。

>ビートさん
バラモス城…
一応人間に対しては鉄壁といえなくもないんですけどね…
「岩山を超えて来る敵はいない」という前提が狂うとアレですけど。

>ほうおう様
さて、何をすればいいのでしょう(汗
とりあえず兵力消耗が激しいようですので、そっちの方か…
他の人がやっていない対人間とか…
時間があうようでしたら、新しい作戦が始まったようなので(敵方の作戦ですが…)
それに参加が手っ取り早いでしょうか?
むう、なんと言っても私自身、参加できてないので…

>ばくだんいわさん
素晴らしいお父上をお持ちですね。
って、自分は未プレイですか!?
FC版をお勧めします。ニヤリ
403ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/29(木) 19:48:12 ID:2kMluowQ
>影さん
少ーしだけ、やったことがあります。実は未だにファミコンが現役(絶好調)なので、
ヒマがあればやってみましょうかな…
404ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/29(木) 19:49:28 ID:2M/ROzyW
>>403
そこでファミコン?よく動いてますね…
405ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/29(木) 20:13:23 ID:2kMluowQ
>ビートさん
さんざんな扱い方だったのに、全然大丈夫なんです。
マリオの強引な裏技とかよく試したんですが、それでも健全。不思議です。
406ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/29(木) 20:26:41 ID:2M/ROzyW
マジン「右向け〜、右!左向け〜、左!回れ〜、右!全軍、魚鱗陣展開!突撃〜!」
バラモス城の広間で、数日前到着した陸軍兵士180名の訓練が行なわれている。
マジン「そんなへっぴり腰で城が守れるか〜!」

ラック「ここはもうちょっとしっかり。あ、門はもう固定しちゃってください。そこは柵を組んで、
    あっと、爆発物は遠ざけてくださいよ!」
空軍と守備隊は、共同で城壁や中枢施設の修復に当たっている。
ラキス「でも、本当に攻めて来るのかよ?」
ディン「(多分ね。とあるスジの人から、ウラジオストクにかなりの大艦隊がいたって情報が
     入ってるし、守るべき拠点も無いしね。そのうえこっちは戦力がかなり落ちてるから。
     バラモス城か世界樹、ひょっとするとピラミッド、大穴でアレフガルドに天界って感じ
     かな。)」
ラキス「まぁ、とりあえず来たら追い返せばいいさ。」

砲手A「近弾、近弾、夾叉!夾叉しました!あ、命中!」
シース「よし、目標変更!目標、仮想敵その二!」
砲撃長「仰角3、右4.5、目標、仮想的その二!」
シース「発射!」
スライム王国は、プラチナンの砲撃訓練を行なっているようだ。

スコピ「まだですかね〜、ご主君。」
メルド「さぁのぅ〜。」
黒軍団、ガーランド、リチャード、メルターテロ破壊工作に出動中、不在!
- - - - - - - - -
結構丈夫なのかもね、ゲームって。ボクはゲームボーイにお茶をかけたことが
あるけど、乾かしたらちゃんと動いたし。
407ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/29(木) 20:38:04 ID:2M/ROzyW
ロビンさ〜ん、いますか〜?
408ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/29(木) 20:54:22 ID:2kMluowQ
〜バラモス城近くの草原〜
毎回、大陸組や精鋭部隊の訓練が行われてきた草原。
今回もまた、ゴールドマン達がいた。

ダークマター「どれ、さっそく訓練といくか。合図と同時にすぐ始めるぞ。」
金「ちょっと待った!ターゲットがどこにもないですよ!」

草原にあった岩は、今までの訓練で全て砕かれている。

ダークマター「ターゲットは…私だ!」

ダークマターが光を放つ。光が消えた時、そこにいたのは「おばけキャンドル」。

ダークマター「魔力体は封印したんだが、訓練ならばこれでいいだろう。さぁ来い!」

金「ププププ……」
ダークマター「笑うなっ!」
409ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/29(木) 20:59:01 ID:2kMluowQ
〜バラモス城上空〜

マンダー「敵はもうすぐ攻めてくる。ただ、敵が来るまでは見張りを続けることになるぞ。
     怪しい者を発見したら、何よりも先に私の所へ。
     その後は、私がマジン殿に報告する。
     戦闘は回復役がいないが、我々の持ち前の素早さで…」
カイラス「マンダーさん、誰か来てますよ。」
マンダー「ん?」
ノール「あれ…ロットさんでは?」
マンダー「なんと…!」

バラモス城の近くに現れたのは、確かにロットだった。

ロット「マンダー。久しぶりだな。もうすぐ戦いが始まるとダークマター達から聞いた。
    そのことで、ちょっと話があるんだが」
410ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/29(木) 21:04:13 ID:2kMluowQ
ダークマター「笑っているヒマがあったら攻撃してみろ!
    当たったところで魔力体だ、どうということはない!さぁ!」

ホーク「よし…手加減しないぞ!」

ホークがおばけキャンドルに向かって走り、ヒートホークを振った。
だが、ヒートホークは空を切っていた!

ホーク「ん?どこだ!」
ダークマター「甘いぞ!」

おばけキャンドルは、とっさに飛び上がっていた。ダークマターの状態ではできない身軽さである。
そして、落下の勢いを使ってホークに蹴りを入れた!

ホーク「いてっ!」

ふらついたホークが体制を立て直すが、おばけキャンドルは余裕の表情で立っている。
411ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/29(木) 21:07:55 ID:2kMluowQ
マンダー「話?北部軍に何かあったんですか?」
ロット「いや、そうではない。襲撃が近いということで、北部軍も準備をしているのだ。
    そこで、300名いる北部軍の内100名をバラモス城防衛に回そうと思っているのだ。」
マンダー「おお!数で勝負する北部軍の軍勢をこちらに持ってきてくれるんですね!」
ロット「もちろんそれにはマジン殿の許可が必要だろう。今すぐ相談しに行ってほしい。」
マンダー「分かりました!
     
     えー…ドラゴン部隊は引き続き見張りをする。報告はカイラスかノールに頼む。では!」
412ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/29(木) 21:14:51 ID:2kMluowQ
バラモス城の中を歩く(?)マンダー。

マンダー「マジン殿はいませんかー?

     ……この声は…訓練をしているらしいな。」

陸軍が訓練している場所に向かう。
--------------------------
金「じゃあ次は僕が。僕だったらダメージを与えられないでしょう!」
ダークマター「まぁそうだな。だが、お前も私にダメージを与えられるかな!?」

ゴールドマンが前に出る。しばらく両者とも向き合っているだけだったが、
先にゴールドマンが仕掛けた。
413ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/29(木) 21:19:15 ID:2M/ROzyW
マジン「おぉ、マンダー殿ですか。」
414ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/29(木) 21:34:15 ID:2M/ROzyW
…ロビンさん&いわさん待ち〜。
415ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/29(木) 22:01:25 ID:2kMluowQ
ちょっと席を空けてました。失礼。
----------------------
マンダー「えーとですね、北部軍から援軍が出せるとのことなんです。
     実は>>411というわけでして…いかがでしょうか。」
416ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/29(木) 22:04:49 ID:2kMluowQ
ゴールドマンは腕を振り回すが、全て空振り。
辺りを見回しても、おばけキャンドルの姿はない。

ゴロー「志村ー!頭!頭!」
金「え?」

ゴールドマンの頭に、おばけキャンドルが乗っていた。

ダークマター「ハハハ…どうだ?当たらんだろう。」
金「いや!まだですよ!」

ゴールドマンは、手を頭に向けた。蚊を潰すような手の使い方である。
が、やはり当たらずに自分の頭を叩くだけ。

今度はゴローの頭の上に乗っているではないか!
417ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/29(木) 22:06:12 ID:2M/ROzyW
マジン「もちろんOKですよ。今は一人でも多くの戦力が欲しい状況ですし。しかし、世界樹の
     防御は大丈夫ですか?敵が世界樹に総攻撃を掛けてこぬとも限りませんが。」
418ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/29(木) 22:21:27 ID:2kMluowQ
マンダー「世界樹はロット殿と残り200名の北部軍が守ります。
     それと、今までここにいたロンにも世界樹に帰らせますから大丈夫ですよ。
     彼らの力があれば、世界樹は守れます。
     今は、バラモス軍の方が色々と大変ですからね。」
419ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/29(木) 22:27:31 ID:2M/ROzyW
マジン「まぁ確かに、この連中も、何とか使い物になるだけにはなりましたが、こいつらまで
    あの凄い兵器で吹き飛ばされたら…我が軍はおしまいですな。」
420ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/29(木) 22:31:16 ID:2kMluowQ
マンダー「確かに敵の兵器はとんでもないものですが……
     我々は勝ちます!絶対に。いや、負けられないのです。
     この世界のためにも。
     ……では。ロット殿に伝えてきます。ありがとうございました!」
421ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/29(木) 22:46:33 ID:2kMluowQ
いつのまにかもうすぐ11時。落ちます。
422あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/30(金) 15:55:47 ID:NB83wOwo
ロットってあれですね。
人間の勇者に与えられる称号にそんなのがあったような気がしますね。
神に近いとか何とか…
423あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/09/30(金) 17:58:59 ID:NB83wOwo
>>177続き
ジョン「お…も…い…」
マスター「どうしたのですか?」
物音にマスターが驚いてバーの入り口にいくと、
ジョンがトロルを背負って、今にも倒れそうに立っていた!
横ではアリアが気遣わしげに見ている。

ジョン「か、れ、を…な…か…に…」
マスター「はいはい!」
マスターとアリアも手を貸して、トロルを中に運び入れる…

ジョン「ふう、やれやれ…」
アリア「…ぷっ!」
ジョン「?何がおかしいんですか?」
アリア「トロルが被さってジョンさん殆ど埋もれちゃってたじゃない。
    横から見ると、ぐったりしたトロルが少し浮きながら移動してるみたいだったわよ!」
マスター「ははは。私も始め何が来たのかと思いましたよ。」
ジョン「…仕方ないじゃないですか…目立ってました?」
アリア「うんとね。マスター、手伝わないでいいってジョンさんが言い張ったのよ。」
マスター「お疲れ様でした。」

ジョン「じゃあトロルは暫く放っておいて、スレインさんの様子を見に行きますか。」
アリア「私はここで待ってるわ。」
424ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/30(金) 20:23:01 ID:sQTZmVIg
誰も居ない…
425ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/30(金) 21:38:11 ID:5mzrzXC5
クラックス「準備はどうだ?」
キターリン「我がスペツナズは手が長い。必ずや成功します」

空中を移動できる「アレフガルド中心殴り込み艦隊」や
直接接岸可能な「世界樹中心殴り込み艦隊」と違い、
「バラモス城中心殴り込み艦隊」には一つの問題があった。
単純に、艦ではネクロゴンドの断崖絶壁を乗り越えられないことである。
そこで艦の仕事は兵員の輸送と砲による支援のみとなった。

では、兵員の上陸はどうするか?
バラモス城に潜入しているスパイ達…統合軍の呼称で
スペツナズと呼ばれる部隊とゴースト・ノアで工兵と護衛を輸送させ
崖に縄梯子を仕掛けて兵員を上陸させるのだ。
その後、魔導師団の魔法使いがピオリムを使用し、山越え。
一斉攻撃してバラモス城を占拠、バラモス軍を殲滅するのだ。

「バラモス城中心殴り込み艦隊」は既にイシス南西にいた。
「世界樹中心殴り込み艦隊」は浅瀬の祠近辺に…。
426ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/30(金) 21:52:16 ID:sQTZmVIg
索敵範囲外ロビンさん待ち〜。
427シルバーデビル:2005/09/30(金) 22:01:43 ID:FNsBxiti
「腹減ったんだけど、人肉とかない?」
428ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/30(金) 22:05:42 ID:sQTZmVIg
ディン「(無いと思うよ。てか、ちょっと前まで廃墟だったしこの城。度重なる出兵で普通の
     食料すら不足気味なのに…。食堂のアルミラージ隊が頭を抱えてましたよ…。)」
429ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/30(金) 22:14:09 ID:5mzrzXC5
バラモス城の庭や窓からグリズリーや
ミイラ男、キラーマシンなど多種多様な魔物がこっそりと出てきた。
彼等は巡回兵を殴り、気絶させたりなどして
バラモス城を抜け出した。

それから3時間後、スペツナズはバラモス城北、
旅人の祠東の崖付近に到着し、工作活動を始めた。


スペツナズが工作活動してから1時間後
「世界樹中心殴り込み艦隊」はついに小型の木製揚陸艇で
世界樹付近に観測兵と特務軍を派兵していた。

旗艦ジパングの恐ろしさは射程にある。
装甲、攻撃力、機動性などの性能も木造帆船を上回るが
ジパングの最大射程距離は40kmを越えるのだ。

旗艦ジパングの3連装砲塔前方の一基が一斉に火を噴いた。
単なる砲弾だが、それらは世界樹の木々を薙ぎ倒した。
430ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/30(金) 22:20:23 ID:GF2R649K
マンダー「………というわけです。援軍追加の許可を得ました。」
ロット「よし。ちょっと手荒いが、100名にキメラの翼を持たせて
    まとめて送るとしよう。私は戻って伝えてくるぞ。」
マンダー「お願いします!ご武運を祈ってますよ!」
ロット「お前達もだ!」

ロットはキメラの翼で、世界樹に戻った。


世界樹に戻ったロットは仰天。早くも攻撃を受けていたのだ。

ロット「ぬうう…統合軍め!全員出撃だ!」

北部軍300名が一気に、世界樹に集合した。ロットは素早く状況を説明すると、
100名をバラモス城に送った。
431ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/30(金) 22:22:53 ID:sQTZmVIg
マジン「よし、終わったか!」
ラキス「な、何事だ?」
マジン「うむ、先程プラチナンから城を多数の魔物がこっそり出て行ったとの報告を受けた。
    で、城の内部の見回りを強化したところ、一部の巡回兵が襲われて倒れていたそうだ。
    どうやら敵の工作員が進入していたらしい。」
ラキス「で、現在の状況は?」
マジン「スライム空軍は20名程を周囲の哨戒に当て、残りはSA隊と共に爆装で待機中、
    プラチナンは魔力探信儀の出力を最大にして周囲を警戒しているらしい。我々も
    既に配備を終えている。…あれから一時間経つが、北で敵がなにやらやっているらしい。」
ラキス「…空軍が爆撃に行きますか?」
マジン「…既に君の父上などは出撃準備を終えているが…」
ラキス「…やべッ!」

バラモス城及びプラチナン、作戦を既に察知。工作上の上空に
ドラゴスライム偵察兵数名張り付き、その他の空域も警戒が厳重に。
432ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/30(金) 22:23:51 ID:GF2R649K
バラモス城。
空いているスペースに、100名の北部軍が降り立った。

マンダー「到着したようだな。敵の攻撃があるまで全員待機だ!」
まほうおばば「あのー…実は、世界樹がもう攻撃を受けているのです…」
マンダー「なんだと!?」


訓練を終えたゴールドマン達が戻ってくる。

金「マンダーさん!それから…北部軍の皆さんですか!一体どうしたんです?」
ダークマター「いよいよ戦闘開始か。」
マンダー「すでに世界樹が、敵から攻撃を受けているそうなのです。」
ダークマター「ふむ…早めに手を打ったということか。」
433ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/30(金) 22:24:20 ID:sQTZmVIg
×既に配備を終えている。…あれから一時間経つが、北で敵がなにやらやっているらしい。」
○既に配備を終えている。…あれから三時間経つが、北で敵がなにやらやっているらしい。」
434ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/30(金) 22:31:02 ID:GF2R649K
ロット「はたしてどこまで食い止められるか…余裕があるうちに、大砲を準備しろ!
    敵は間違いなく飛行戦艦を用意しているはずだ!」

力持ちのデスストーカーやグリズリーが、地面についていた扉を開けた。
森の地下室は、木の根が壁に張り巡らされている。木の下に作った地下室のようだ。
そしてそこから、大砲が3門引き上げられた。

ロット「3方向に向けて設置!弾は大事に使うように!」

世界樹の近くに大砲が設置される。
方向調整が終わり、砲弾の準備もできた。
この大砲、火薬はないのだが
メラゾーマの爆発力で弾を飛ばすことができるようになっている。

ロット「よーし、調整はできたな。見張りのドラゴン達は、戦艦が来たら合図をせよ!」
435ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/30(金) 22:33:25 ID:GF2R649K
    |

  ○

/    \

○=世界樹
| / \=大砲

ズレてると思いますが、世界樹を中心に大砲を外側に向けているということで。
436ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/30(金) 22:41:02 ID:5mzrzXC5
スペツナズは縄梯子を崖から垂らしている。
と、ゴースト・ノアが9隻最大船速で西の方向から
雲に紛れて現れた。雲に紛れたのはバラモス軍防空域にて
バラモス軍の部隊に捕捉されないようにするためだろう。

5隻のゴースト・ノアから人間や
ミイラ男の混合工兵部隊が降り、スペツナズと同じ作業を始めた。

もう4隻の艦からは…偵察兵は驚愕した。
バラモス軍空軍部隊が降りてきたのだ!
いや、バラモス軍空軍部隊だったというべきだろう。
何故なら彼等は頭に丸い兜のような金具をつけていたり、
ゾンビ化していたからだ。

旗艦ジパングの先の砲撃は敵位置の確認のためである。
着弾位置から観測員が射撃諸元を報告して誤差を修正するためだ。
観測員「もう少し手前に発砲してください」

旗艦ジパングの前方から二番目の砲が再度轟音を鳴らした。
今度の砲弾は発火能力を持ち、森に火をつけた!
437ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/30(金) 22:42:19 ID:GF2R649K
森に着弾。

ロット「今度は炎か…スノードラゴン部隊!消火にあたれ!」
438ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/30(金) 22:46:55 ID:GF2R649K
〜バラモス城〜

金「どうするんです!?世界樹はロットさんと一部の北部軍だけで守っているんですよ!」
ダークマター「こっちにもいずれ敵が来るだろうな…まずい。
     私ならば、全速力で森に向かうこともできなくはないが…」
デスJ「お願いします。バラモス城は我々が守り抜きます!」
マンダー「今来た北部軍もいますからね。早くロット殿の所へ!」
ダークマター「うむ……ところで、キメラの翼は?」
金「ないです。ここから世界樹まで、どれぐらいかかりますか?」

ダークマター「………全速力で30分ぐらいか…そもそもそんなに長い間全速力で進めるかどうかわからん。」
ゴロー「んじゃあ、話しているヒマがあったら行けよ!」
ダークマター「言われなくても分かっている!」

ダークマターはバラモス城を飛び出した。
ピオリムで加速をつけ、一直線に世界樹へ
439ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/30(金) 22:47:16 ID:JVaVnc5H
ディン「(だって…)」
マジン「うむう…、仕方がない、スライム軍に爆撃を要請しろ。」
ディン「(了解…。)」

スライム空軍、接近。
440ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/30(金) 23:00:48 ID:5mzrzXC5
スペツナズ構成員「…敵部隊確認」
ゴースト・ノア・パイロット「了解。クロナデシコに打電する。護衛も行け」
スペツナズ構成員「ダスビダーニャ、タワリシチ…」

元バラモス軍空軍部隊は上昇し、
スライム空軍部隊に向かった。
頭に丸い器具をつけた洗脳兵はてつのやりを持ち
ところどころ腐ったゾンビ兵はてつのつめを装備している。

次は旗艦ジパングの前方から3番目の砲塔…3番砲塔から
砲弾が撃ち込まれた。砲身はそれぞれやや異なる方向を向いている。

今度は世界樹の北部方面から三カ所が出火した。
441ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/30(金) 23:08:36 ID:JVaVnc5H
空将校「敵迎撃隊か!よし、空戦隊は敵を迎撃、爆撃隊は敵工作地点を爆撃せよ!」
スライム爆撃隊、更に接近、護衛戦闘隊は空戦を開始。
442ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/30(金) 23:10:37 ID:GF2R649K
ロット「落ち着いて消火せよ!消火が完了したドラゴンは、必ず一回私の所に戻れ!」


一方、ダークマターは大急ぎ。


ダークマター「間に合ってくれよ…イオナズン!」

いわゆる「イオナズンジェット」。スピードを上げて進む。
443ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/30(金) 23:15:29 ID:5mzrzXC5
護衛部隊、スライム空軍と交戦を開始した。
既にかけられている縄梯子は100を越えている。

また旗艦ジパングより砲弾が放たれた。
次々と木々を薙ぎ倒し、火をつけていく。
444ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/30(金) 23:17:40 ID:5mzrzXC5
と、ロットの元へ一人のガルーダが降り立った。
世界樹南部軍の将校らしい。

南部軍将校「ついに始まったようです。我が南部軍は攻撃に向かいます」
445ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/30(金) 23:18:45 ID:GF2R649K
ロット「そろそろ攻撃も激しくなってきたな…連係して消火作業をせよ!決して慌てるな!」

スノードラゴンは凍り付く息を吐き、木を凍らせて消火している。


ダークマター「くそっ…世界樹はまだか!」
446ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/30(金) 23:20:18 ID:JVaVnc5H
次々と突入する爆撃隊。爆弾を落とし終えたものは火の息で縄ばしごを燃やして行く。
空将校「随分と多いが…八十名でかかれば!」
447ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/09/30(金) 23:21:14 ID:GF2R649K
ロット「そうか…気をつけてな。互いに頑張ろう。」
448ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/30(金) 23:38:26 ID:5mzrzXC5
戦況は数の多いスライム空軍が押しているようだったか…
突然、サイドワインダーを受けて木っ端微塵になるスライム空軍の兵士。
さらに次々とサイドワインダーが突入して撃墜していく。
見れば、空に空中戦艦が…。

-クロナデシコ・ブリッジ-

オペレーター「敵、33体撃墜!」
キラルス「よーし、撃ちまくれ!」
オペレーター「…なんで天然艦長じゃないんだよ…」

クラックスも十分人選を誤っているようである。

449ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/09/30(金) 23:40:06 ID:5mzrzXC5

「世界樹中心殴り込み艦隊」は既に接岸寸前まで迫っていた。
いや、もう既に小型の木製ボートで百名近くが上陸していた。

南部軍将校「敵艦発見!直ちに攻撃を!」

火炎壷を抱えた鳥系魔物が艦隊の中心へ突っ込んでいき
爆撃を…しなかった!

何故か、艦隊へ向かった途端に攻撃をやめたのだ!

南部軍将校「なに…?これは…」

 オボえていますか〜メとメがあったときを〜

南部軍将校「!…デカルチャー!」

旗艦ジパングから一人の歌声が聞こえてきたのだ!
これこそが、「世界樹中心殴り込み艦隊」の第一の切り札であった。
歌っているのは洗脳されたスフランである…。
艦隊は空からの攻撃に弱いはずであるのに、南部軍を狙わなかったのには
この策があったからなのだ。
450ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/09/30(金) 23:54:20 ID:JVaVnc5H
空将校「こちら爆撃隊、敵の攻撃により、部隊に甚大なる損害が!」
通信兵「だそうです!」
シース「ち、退却させろ、同時にプラチナン発進、敵工作地点を攻撃に向かう、後、マジックジャミング最大、爆撃隊への追撃のミサイルを邪魔しろ!チャフ、フレアも用意だ!」
プラチナン発進、爆撃隊撤退。
451ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/01(土) 00:17:27 ID:ORM7L1JQ
ロット「そろそろ地上にも迫ってくるだろう…陸上兵、前進!
    ある程度進んだら待機せよ!砲撃兵はここに残れ!」

ダークマター「ロット!大丈夫か!?」

ロット「ダークマター…まさかバラモス城から飛んできたのか?」
ダークマター「もちろんだ。間に合ってよかったぞ…状況は?」
ロット「時々森から火の手が上がっているが、スノードラゴンのおかげで消火している。
    おそらく、そろそろ陸戦兵が近づいてくるだろうから準備を整えている所だ。」
ダークマター「よし…まずは私もここで待機としよう。」

----------------
落ちます。
452あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/01(土) 11:04:27 ID:R1VRUt1T
暫く待機してますよ。
>シルバーデビルさん
最近は人間も戦争に巻き込まれているので、
戦場に行けば手ごろに焼けた死たうわあなにをするやめ
453名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/10/01(土) 12:41:25 ID:0i2FsEdJ
前々から思ってたんだが
なりきり板に移動した方がいいんじゃね?
http://etc3.2ch.net/charaneta2/
454あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/01(土) 13:12:52 ID:R1VRUt1T
>453さん
我々住人としても移動の件は何度も話し合ったのですが、いまでもこの板に居座ってます。
このスレってなりきりスレと言い切れるほど徹底してなりきりでもないし、
ジャンル分けが難しいんですよね。やってる本人が言うのもなんですが…
素出しは多いし。
それになりきり板ってたいてい、名無しさんの質問に、誰かになりきって答える形式ですよね?
この板のなりきりスレもそうですが。
(違ってたら指摘してくださいな。)
へんになりきり板に移動してこんなのなりきりじゃねえーって言われるくらいなら、
このままFF・DQ板でひっそりと生息してる方が楽だと思います。
参加人数も、無闇に増えても困りますしね。

というのがあやしい影の意見です。
なまぬるです。
455あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/01(土) 13:17:52 ID:R1VRUt1T
落ちますよ
456ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/01(土) 19:03:50 ID:UNp55wSW
なりきり板に突撃突撃!


…それはそうと、ロビンさんやダクマタさん、居ます〜?
457ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/01(土) 19:59:36 ID:ORM7L1JQ
>>453さん
一回、似たようなことを考えたんですけど
やっぱり影さんの言う通り「名無しの質問に、あるキャラクターになりきって答えるスレ」ではなく
「コテハンが会話しながらストーリー(?)を作っていくスレ」になってる感じです。
458ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/01(土) 21:49:38 ID:llPC3O/4
なりきり系統の板は2種類あり、>>453はんが提示しとる板はなりきり板や。
ここで一つの問題が生じる。世界観は基本的にドラクエ3でありながら
明らかにオリジナル設定が登場する。版権作品のなりきりは普通、キャラネタ板にあるべきやけど
だがしかし、キャラネタは原作作品にこだわるのですぐにスレが廃れるのは目に見えとる。
では、なりきり板でいいんじゃと思われるかもしれへんけど、
世界観はドラクエ3でキャラはオリキャラ。なりきり板でもやっていけへんやろなあ。
そこで、参考になる板がある。「シャア板」や。
一年戦争の一兵士になったりするスレや結婚していないシャアは駄目男といったネタスレ等は
ガンダムの世界にオリジナル設定が加えられたりしながらもシャア板にある。
ならばこのスレもFFDQ板でもええやろ、っちゅうのがワイの意見や。
459ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/01(土) 21:52:21 ID:l1DfXHwp
ロビンさん待ち〜。
460ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/01(土) 22:32:07 ID:llPC3O/4
キラルス「ククク…この他の奴らならいざ知らず、この艦と当たったのは不運だな」
オペレーター「艦隊はあと10分で到着します!」
キラルス「頼んだよお嬢さん…ククク…」
ラナ「………」


観測員「やや左に…やや奥に…そこが北部の中心です!」
旗艦ジパングより第1砲塔と第2砲塔から火を噴き煙が上がる。
第1砲塔は通常弾だが第2砲塔は違った。本来は対空榴弾である
三式弾をぶっ放したのだ!

統合軍が使う三式弾と旧軍の三式弾は勿論別物であるが
一発で広範囲に弾をばらまくという点では一緒である(統合軍式三式弾はメラミ)
過去に、旧軍はガダルカナルのヘンダーソン飛行場に戦艦金剛と榛名が
艦砲射撃を行い、同飛行場を一時的に機能不能にまで追い込んだ。
撃ち込んだ砲弾の種類は様々だが、特に三式弾による砲撃は効果が高かったらしい。

今までの試射によって射撃諸元は計算済みである。
世界樹の北部方面中央…世界樹の木のすぐそばで500mを超す範囲に
メラミの炎がまき散らされ、木々を焼いていった。
同時に、偽装した特務軍の兵が北部方面へ森を回り込もうとしている。もはや…南部軍は無力化したと思われているのか。
461ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/01(土) 22:55:21 ID:cniB1swp
シース「な、なんだあれは!」
ジャン「敵の新型艦?」

プラチナン、到着。
462ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/02(日) 00:17:14 ID:/mTKgNtH
ロット「遠くにいるスノードラゴンは今すぐ世界樹まで戻れ!
    世界樹にいるスノードラゴンは、世界樹を取り囲むように木を凍らせろ!

    ダークマター。君の協力も必要だ。頼む!」
ダークマター「もちろんだ!世界樹だけは守らないとな。」

スノードラゴンと一緒に消火作業をするダークマター。
463ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/02(日) 16:20:11 ID:T3eMs3DL
キラルス「来たか…ククク…ボソン・ルーラだ!
     月光龍計画の機体を送り込め!」
オペレーター「フィールドエネルギー拡大!目標、敵艦内!」
キラルス「やれーぇっ!」

…プラチナンの艦内では驚くべき事態が発生した。
なんと、どこからともなく艦内の農園から敵機体が3体現れたのだ。
アルフォンス、イングラム、グリフォン…月光龍計画で開発された
夜間白兵戦闘機。基本的にはドラゴンマシンであるが機体色はいずれも茶色。
闇夜に溶け込むためだろう。そして、驚くべき白兵戦闘能力を持っており
またたくまに外の見張りを血潮に沈めていった。


一方「世界樹中心殴り込み艦隊」では多くの戦列艦やフリゲートが
旗艦ジパングの盾になるように横陣列を形成しつつ
北部方面の森に発火性能を持った砲弾による艦砲射撃を開始した。
大砲は全てある程度の角度をもって甲板に乗せられ砲弾は虹のような放物線を描いて
撃ちだされている。通常手段では砲弾が届かないためだ。
だがこれでは命中率は悪くなるはずだが現地観測員が随時射撃諸元を報告しているので
旗艦ジパングほどではないが命中率は高めである。

さらに、偽装特務兵が世界樹の森北部方面外周に次々と火を放っていた。
中にはスノードラゴンと交戦に突入した特務兵もいるが彼等も鍛えられているので決着が遅い。
今回「世界樹中心殴り込み艦隊」に送られている特務兵はメラ系かギラ系いずれかの魔法を拾得済みである。
その目的は単純に森を焼くためだ。人数の差や三式弾によって
世界樹の森の炎は消火作業が追いつかないほどに広まっていく。
464age:2005/10/02(日) 17:35:20 ID:3mYM4tFg
age
465ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/02(日) 18:26:56 ID:PFokPwqU
オペレ「!!、第三無人農園に何かが現れました!ああっ、て、敵です!敵が艦内に!」
シース「何ィ?」
オペレ「敵は農園より第八兵員室へと侵入、…いや、今度は兵員室から第十二サブレーダー
     システムへ侵入、…第十二サブレーダー、全壊!」
参謀A「巡回隊、防衛隊は?」
オペレ「そ、それが…兵員室、レーダー室共に一瞬で全滅した模様です!」
参謀A「な、なんと…閣下、どうします?艦内の敵の撃退か、敵艦隊の殲滅か、敵工作隊の
     工作阻止か…」
シース「全部だ。」
参謀A「えっ?」
シース「全部やるぞ!敵機動兵器をアストロンブロックシステムで隔離、艦内防衛システムで
     攻撃だ。敵艦隊には36cm副砲とメガビームキャノン砲を全部向けろ、敵工作地点は
     このプラチナンの防空システムと船体で押し潰す!やれ!」
参謀A「ハ、ハッ!」

プラチナン、月光龍三機を隔離、艦内ビームガトリングで攻撃すると共にマヒャドの魔法力を
隔離区画に注入、区画内の気温が見る見る氷点下となる。クロナデシコには36cm副砲と
メガビームキャノン砲を撃ち、工作隊の頭上におよそ秒速10m程の速度で機銃と高角砲を
撃ちながら落下していく。
466ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/02(日) 20:12:45 ID:PFokPwqU
ロビンさん待ち〜。
467ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/02(日) 20:13:03 ID:T3eMs3DL
区画が凍結し、ビームガトリングが降り注ぐ中、
ここで月光龍計画の機体は驚くべき行動をとった!
なんと、ビームガトリングを破壊し始めたのだ。

アストロンは火、氷、雷…ありとあらゆるものを防ぐのはご存じである。
ならばビームガトリングのエネルギー源は!?どこから来るのか!
この区画内にエネルギー源があれば敵に簡単に封じられるため
エネルギー源は区画の外にある!そして…そこをたどれば!

月光龍計画の機体恐るべし。

-クロナデシコ・ブリッジ-

オペレーター「敵のエネルギービーム砲、実体弾はビームフィールドが遮断しました!」
キラルス「第2派、続け!」
オペレーター「フィールドエネルギー拡大確認!」
キラルス「第3派準備!」

続けて送り込んで来たのはサソリアーマーであった。
爆弾石を所持しており無差別に攻撃を開始した。

一方地上は撃たれながらも工作隊が奮闘中であった。
失敗すれば懲罰大隊か永久凍土行きだからである。
468ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/02(日) 20:33:09 ID:PFokPwqU
オペレ「敵勢力、更に増大!艦内ビームガトリング、攻撃を受けています!」
シース「フン、全体をアストロンで覆われたビームガトリングを破壊しようとは…無駄な事を。」
技師長「しかし、部品自体は絶対に破壊されないとはいえ、部品同士が外れて動かなくなる
     ことは避けられませんな。既に数基が動かなくなっております。また、万一全長5mm
     以下の敵が銃口に侵入した場合、魔力ケーブルを伝って別区画に侵入する恐れも…」
シース「大丈夫だ、5mm以下でミナデインクラスの電撃に耐えられる敵など存在するはずが
     無い。」
技師長「ですが…」
シース「今は目の前の敵を優先して攻撃させろ、民間人は戦闘時待機区画からさらに特別防御
     区画に避難だ、急げ!後、攻撃が聞かない敵に撃つ弾があったら、地上の敵に向けろ!」
オペレ「了解!」

プラチナン、36cm副砲、メガビームキャノンを加え、地上の敵を猛撃。
469ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/02(日) 20:58:04 ID:T3eMs3DL
キラルス「フィールド最大展開!地上部隊を守れ!」
オペレーター「フィールド最大展開!同時に下降!
キラルス「第3派送れ!」
オペレーター「第3派行きます!フィールドエネルギー拡大!」

次に送られたのは…なんと、ゴースト・ノアごと艦内に突っ込んできた!
壁をぶち破り、中からはゾンビ化及び洗脳された元バラモス軍の兵士が降り立ち、
交戦を開始した!しかも、送られたのは1隻だけではない。4隻も直接送り込まれたのだ!

弱点や欠点は改良される…それが一般的である。
統合軍の兵器は雷撃に弱かった。機械故の宿命だ。
だがしかし、ドラゴンマシンはビームガトリングの結晶構造を曲げながら…
雷撃を受けながら行動している!その謎を解く鍵は背中の特殊な鉄製の翼だ。
人間が雷に打たれれば殆どは死ぬが、鉄製の装飾品を持っていて助かった事例がある。
鉄製の装飾品が雷を誘導したのだ。そして月光龍計画の機体は
背の翼がドラゴンマシンに向かう電気を誘導し、ため込んでいるのでダメージが少ないのだ!

工作隊、やられながらも必死。
キターリンが上司では必死になるのも当然であろう。
470ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/02(日) 21:20:46 ID:PFokPwqU
オペレ「敵勢力、またまた増大!敵揚陸艦が突っ込んできたようで…システム非発動区画の
     壁が一部外れたようです!後、ビームガトリングの魔力配線がショートを起こした様で、
     12億ボルト相当のデイン力が流出しています!」
シース「ショート部へのデイン力をカット、デイン気は大切にね、スライムデイン力。ってか。
     後、敵が侵入した区画の温度を6000度まで上げろ、あいつら氷りゃあしねえ。あと、
     アストロンブロックの適応範囲をプラチナン全域へ!必要なディン力は戦闘に使わない
     システムを停止してひねり出せ!」
オペレ「しかし、そんな事をしたら食糧供給に重大な問題が…」
シース「構う物か!このままじゃあ艦内で敵大量破壊兵器を使われかねない。食糧生産を
     止めてプラチナンを守るか、食料を作り続けてプラチナン毎消し飛ばされるかだ!」
オペレ「ラ、ラジャ!」

プラチナン全域にアストロン展開、地上への攻撃はまだ続いている。破壊されたビーム
ガトリングからのデイン力流出は停止した模様。
471ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/02(日) 21:21:15 ID:/mTKgNtH
スノードラゴン「ロットさん!僕達の消火だけでは追い付きません!」

言っている間にも、遠方で火の手が上がる。


ロット「……フフフフ…ハッハハハハハ!
    火のつきやすい世界樹の森に、消火部隊がいないわけないだろう!
    久々の出番だ!消火部隊、出てこい!」

………あの時。マンダー達を呼び出した時のように、
フロストギズモやスノードラゴンといった氷の魔物が次々とあらわれる。

ダークマター「ロット…一体どうなっているんだ?」
ロット「元々この森は広い。そして火がつきやすいものもそれだけ沢山ある。
    今まで火事は森のあちこちで起こっていた。放火だったり自然発火だったり…
    だが、彼らのおかげで森は平和に過ごしてきたのだ。
    彼らがなければこの森など……」


ロット「存在しない。

    消火部隊、行動開始!いつもの方法で消火にあたれ!」
472ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/02(日) 21:30:17 ID:/mTKgNtH
すると、フロストギズモは現れたと同時に一点に集まっていく。
次々と集まっていくうちに大きな蒼い雲ができ、
最後にその雲に顔がついた。

ロット「北部軍・全兵士!世界樹に集結せよ!」

周りから、北部軍の兵が集まっている。
到着した兵士は地面の扉を開け、
世界樹の地下室に入っていった。

ロット「巨大フロストギズモ!スノードラゴンと共に火を消せ!」

巨大フロストギズモは、まずスノードラゴンを森の各所に散らせ、
ある程度炎が弱まったところで、なんと局地的に激しい吹雪を起こした!
473ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/02(日) 21:34:04 ID:/mTKgNtH


ロット「いいぞ!一旦止めろ!」

木は半分凍りついている。吹雪が止むと、炎はほとんどなくなっていた。

ロット「さて…敵はどう来るか…」
ダークマター「私はどうすればいい?」
ロット「君か…君は持久力も素早さもありそうだな。世界樹の見回りをしてみてくれ。
    こんなに大量の火をつけてくるのは魔物ではない。戦艦のはずだ。」
ダークマター「よし。分かった!」
474シルバーデビル:2005/10/02(日) 21:40:33 ID:m6gxe+Az
あのー…針葉樹でもない世界樹が氷の息なんてくらったら一気にオダブツなんですが…
475ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/02(日) 21:41:33 ID:PFokPwqU
そこはそれ、「世界樹脅威の生命力ゥゥゥゥ〜!」でOK。
476シルバーデビル:2005/10/02(日) 21:46:01 ID:m6gxe+Az
周りの木もあるのに…そんな理不尽な…
477ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/02(日) 21:47:15 ID:T3eMs3DL
オペレーター「BB-034エリア制圧!同じく35,36,37制圧!
       艦隊が到着しました!」
キラルス「すぐに行かせろ。すぐにだ!」
オペレーター「はい!」

イシス艦隊が到着。
上陸中。


観測員「消化速度増加中です!」

-旗艦ジパング-

参謀「艦長、消化速度増加中とあります!」
ジパング艦長「慌てるな。全砲門三式弾で焼却範囲を増やせ!」

三式弾は一発で500mを燃やす。
旗艦ジパングの砲塔は5つある。全部の砲が別方向を向いたらどうなるか?
計7500mもの範囲を燃やせるのだ!無論、完全に焼き尽くす事は出来ないが。
しかも、統合軍は上陸させた人間の軍を使って消化妨害に出ており、さらには…。

朱雀機「ギャシャアア!!」
キラ・リー「オラオラ!フロストギズモの綿菓子!スノードラゴンの活け作り!
      爆弾岩の煮っ転がし!グリズリーの丸焼きだ!」

何故か消えない炎を発しながら進む二人。しかもどんどん殺りまくりだ。

キラ・リー「俺の燃えてるハートは消せねえぜ!」

無茶苦茶非科学的だ。
478ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/02(日) 21:52:48 ID:PFokPwqU
オペレ「プラチナンの一部区画、占領されたようです!」
シース「構わん、一生そこに缶詰にしてやれ!…あいつらはまだか?」
オペレ「まだみたいですね…ん?こ、工作地点に上陸する敵艦隊が!」
シース「何ィ?生意気な!メガビームキャノンで焼き払え!」
技師長「無理です、デイン力が足りません。」

シース「…えぇ〜い、体当たりだァ〜!」
プラチナン、イシス艦隊に対して体当たり。
479シルバーデビル:2005/10/02(日) 21:55:30 ID:m6gxe+Az
「ところでロットの手勢って何人いるんだ?
兵力を出し尽くしたと思ったら呼べば援軍待っているし、森の外にやたら顔が広い。
かわいい小悪魔とか紹介してくれ。」
480ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/02(日) 21:56:13 ID:/mTKgNtH
ヒント:世界樹が死んだら周りの木はみんな死ぬ
----------------------------------------

ダークマター「あれは…キラ・リーか。おい!そこの中華料理製造機!」


巨大フロストギズモは、近くにいたフロストギズモを呼び寄せた。
綿菓子にされないうちに安全な状態にするということだ。

ロット「よし!吹雪をもう一回!
    スノードラゴンはフロストギズモと協力して『アイスウォール』を造れ!」

巨大フロストギズモが再び吹雪を起こす。が、今度は出す場所が違う。
世界樹を囲むように吹雪が起き、吹雪の壁を造った。そしてそこに、スノードラゴンが凍り付く息を吐く。
しばらくすると、分厚い氷の壁ができ始めた。

ロット「上出来だ!

    砲手!聞こえているな!?ヒャダイン弾を撃て!」
481ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/02(日) 21:57:31 ID:/mTKgNtH
ロット「うおおおっ!?なんだ、シルバーデビルか……


    待てっ!シルバーデビルなんてのが何故ここにいる!
    それはいいとして、小悪魔?ムオルの方にならベビーサタンが沢山いるぞ。」
482シルバーデビル:2005/10/02(日) 22:01:59 ID:m6gxe+Az
…何のヒント?
「ミニデーモンくらいがいいな。
なぜここにいるかって?そりゃあ食料確保のためだ。」
483ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/02(日) 22:08:31 ID:/mTKgNtH
世界樹の根は、深く広く伸びている
世界樹を発電所とすると、周りの木は家。根は…送電線のようなもの
そこで世界樹が死んだら、周りの木はみんなダメになる
世界樹だけでなく、他の木もそう簡単には枯れないただ一つの理由は…
------------------------------------------
砲手だけは、地下に入らずに大砲を見ていた。
ロットから指示が出され、ヒャダイン弾を撃ち出す。

高く高く上がった弾は上空で爆発し、大きな氷の塊を降らせる。
うまく木と木の間の地面に突き刺さる氷。

ロット「ミニデーモンか…あれはネクロゴンドの方に行かないといないぞ。
    ちょうどバラモス城がある辺りか。」
484ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/02(日) 22:14:26 ID:T3eMs3DL
キラルス「ぶつけてしまぇー!」
オペレーター「ビームフィールド最大!総員対ショック防御!」

-旗艦ジパング-

参謀「敵冷却速度さらに増加中です!」
ジパング艦長「ふむ、時間がかかりすぎるな。
       まだ特務軍の兵士は外周方面のはずだな…。
       化学徹甲弾を使用しろ」

徹甲弾…装甲を突き破るほどの貫通能力をもっているのはご存じだと思われるが
化学徹甲弾はそれに化学兵器を搭載したものである。
通常、細菌や毒物などは熱に弱い。そして、保存するのに一番有効なのは冷暗な空間であるとも前述した。
アイスウォール…氷の壁の中は当然冷えており細菌や毒物を保存させるのに十分なのだ!
次々と倒れていく消化隊。一方…

レリエル「………」

北部軍の倉庫に直接出現したレリエルは
ディラックの海にまんげつそう等を引きずり込んでいる。

キラ・リー「うるせえな!料理ならそこに転がってるだろ!
      邪魔するな!」
朱雀機「………」

安全範囲に逃げ込んだかと思われた消化隊を再び襲う両者。
律儀にフロストギズモは綿菓子に変えていってる。
滅茶苦茶非科学的だ。
485ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/02(日) 22:18:54 ID:/mTKgNtH
ダークマター「待て!これ以上好きにはさせんぞ!」

キラ・リーにジゴスパークを撃つ。
486シルバーデビル:2005/10/02(日) 22:20:31 ID:m6gxe+Az
アーク「これおみろ」
アークデーモンは人間やグリズリーやデスストーカーの死体を数多く担いでいる!
シルバー「でかしたっ!じゃあ頑張れ、ロット。」
シルバーデビルとアークデーモンはそう言った瞬間いなくなっていた…
487ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/02(日) 22:20:49 ID:j5LP2uld
オペレ「敵艦、来ます!」
シース「ええぃ、押し返せ!」

空中で押し合う巨大戦艦ニ隻。一帯は正しく有り得ない空間と化していた。
488ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/02(日) 22:24:30 ID:/mTKgNtH
ロット「………。仕方ないか…」
489ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/02(日) 22:33:50 ID:T3eMs3DL
キラルス「クロナデシコでプラチナンを押すんだよ!」
オペレーター「無茶です!第4派行ってください!」
キラルス「フィールドを敵艦に集中だ!」


キラ・リー「邪魔するなっていってるだろ!このフライパンの出来損ないが!」
小型のラーメンが3つ背から射出され、それぞれが
三角形の頂点のようにして列ぶと、ラーメンスープのバリアーを展開した!
しかも、バリアーに使われているスープは塩ラーメンのものであり
電導率が高めである!よってジゴスパークは吸収されるのだ!

キラ・リー「俺の料理を見ろ!」
朱雀機「ギャシャアアアア!!」

熱い…熱すぎるぞ!
キラ・リーによって料理に変えられたり、朱雀機の灼熱に燃やされたり
阿鼻叫喚の地獄絵図。
490ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/02(日) 22:37:54 ID:/mTKgNtH
ダークマター「そこの変な奴が邪魔だな…」

刃に稲妻を宿し、朱雀機に斬りかかる。
491ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/02(日) 22:45:09 ID:j5LP2uld
オベレ「敵、またまた艦内に!キリがありません…」
シース「耐えろ、耐え抜け!そして押せ!」
492ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/02(日) 22:49:19 ID:T3eMs3DL
朱雀機はそれを受けたが、同時に刃が瞬時にして焼け落ちた!
元々、四神機は『五行』を恐れたクラックスが開発した兵器であり
同じような特性を持つ。朱雀機の体は惑星のコアの温度にも耐え
さらに体表にそれを越える温度を発生させることが出来たのだ。

空中でよろめきながらも
振り向き様に翼からメラミを6発放ち
さらに翼から燃えさかる羽をを飛ばしてきた!

キラ・リーはさくさくとホロコースト中。
493ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/02(日) 22:51:52 ID:/mTKgNtH
ダークマター「む…やるな。だが!」

凍える吹雪を吐き、燃え盛る羽を吹き飛ばす。

ダークマター「いい加減にしろ!料理研究家め!」

なくなった刃の所に光の刃を造り、キラ・リーに向かって突進する
494ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/02(日) 22:52:58 ID:T3eMs3DL
オペレーター「フィールド最大ー!釣り合っています!」
キラルス「押し返してやれ!」
オペレーター「機関、フルパワーで!第5派どうぞ!」

その間にイシス軍と先程到着した
エジンベアのグランド・フリートが着々と上陸中であり
先鋒の大隊は既にバラモス城へ向かっている。
495ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/02(日) 22:53:56 ID:/mTKgNtH
落ちます。
496ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/02(日) 23:06:08 ID:j5LP2uld
オベレ「戦況は我らに不利…あ!また敵が!」
シース「なに、機関室かここにでも直撃しないかぎりは沈みはせんよ!」

プラチナン、押し合い続行。



マジン「敵が見えたか!全軍、攻撃用意!爆撃隊、突入せよ!」
バラモス空軍爆撃隊、進行してくる部隊に爆撃開始。
497あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 12:03:45 ID:nG1Jm5jC
キャラネタ板は少なくともバラモス様が復活して、
スレ主として機能してなくては無理でしょうね…
まあ、ここのバラモス様は原作とは大分性格違うからそれでも厳しいですかね…
全部したらばって言う意見もありましたが、そうすると新規参加者が全く望めませんしね。
どうしても移動した言って人がいなければ、この板でいいと思いますね。
存在する事すらおかしいスレ(うんことか)がたくさんあるんだから、
この誰にも迷惑換えないスレがあったっていいですよね!

>ロビン3さん
おお、ラナがでてきましたね!
私の方もノンビリできなくなってきましたね…ツヅキカカナイト…

>シルバーデビルさん
>世界樹
気にしないことです。もう私は慣れましたよ。
目をつむって心を空にして5つ数えるといいです。
いや、からかってるんじゃなくて、例えば真大魔王バーンに
天地魔闘の構えに入る前にまずマホカンタかけておけば?
と思っても口に出さないのは言っても仕方がないからでしょう?
そういうことです。
>小悪魔
ミニデーモンは可愛いですが、かわいいの方向性が違うかと。
この世界にはモエな魔物はいないのですよね。
天上界にいる羽が生えた人とか、エルフとか、精霊とか…

>ビートさん他
ちょっとバラモス城のほうと世界樹の方がごちゃごちゃして分かりづらいですね…

>ばくだんいわさん
あなたのキャラはみんな世界樹の方ですよね?
498あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 13:16:21 ID:nG1Jm5jC
どこまで書いたっけ…
>>423続き

ジョン「スレインさん!あ!起きてましたか!気分はいかがですか?」
スレイン「ああ、ジョンさん…最悪ですよ…」
ジョン「出られますか?ラナさんに付いての手がかりがどうやらつかめたようです。」
スレイン「!本当ですか!すぐに準備します!」

バタバタと顔を洗い、歯を磨く。
エルフはヒゲが生えないので、その分楽だな、とジョン。
スレイン「あれ!タオルがない!」
ジョン「タオル?…本当ですね…どうしたのかな?
    だれか入ってきたのかな?スレインさん、貴重品は無くなってませんか?」
スレイン「…いえ、大丈夫です…そう言えば…
    ジョンさん…先ほど一度私を起こしに来ませんでしたか?」
ジョン「いいえ!来ませんよ!」
スレイン「なにか声がして、それで目が覚めたような…」

ジョン「表に起こさないでと札を下げなかったので、
    ルームメイクが来たのかもしれませんね!」
スレイン「ああ…私もふとんに潜り込んでいましたから、気付かなかったのかも…」

ジョン「ちょっと待っていてください…」
ジョンが扉を開けて廊下を見回すと、少し離れた部屋の前に荷物を載せたカーとが停まって、
そこの部屋の扉が開かれている。
ジョン「ああ、そこでいまルームメイクやってますよ!
    タオルもらってきて上げましょう。」
スレイン「すみません。お願いします!」
499あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 13:37:34 ID:nG1Jm5jC
その部屋を開けたときから、嫌な予感はしていた。
漂う…と呼ぶにはあまりに強烈な臭気…
自分が全てのステータス異常を無効化するあやしい影出なければ、
これは大変な事になっていたはずだ…

部屋の中に踏み込む。
これは…狂気だ。
どうやったらこんなにも部屋を汚せるのか想像がつかない…
位置も上下も間違っているイス。
なぜか天上に張り付いたシーツ。
引き裂かれたカーテン。
そして部屋の何もかもを覆っている粘液。

浴室を除くと、そこはさらに名状し難い光景が広がっていた。
粘液で満たされたバスタブ。
そこに浮かぶ奇怪な肉塊や謎の浮遊物。

影「ホテル業って、大変なんですね。」
とりあえず換気をしようと、窓へ向う。

ジョン「すみません!タオルをうっぷ!!!!!!」
影「あ!お客様!こちらには近づかれない方が…」
遅かった。扉の外で何かが床に倒れる音がした。
500あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 13:47:11 ID:nG1Jm5jC
影「あらら…」
影が慌て廊下に向うと、そこにはジョンが倒れていた!

影「ジョンさん!?なぜ…」
ジョンを揺すぶってみるが、ぐったりして返事がない。
影が部屋の客リストを見ると、
「7号室 モルボルグレート様 注:他世界からのお客様なので丁重に。」
と書かれていた!

影「…部屋に踏み込んでたら蛙とかになってたかもしれませんね…」
どうしたものか…

影「ジョンさん、ここに泊まっていたのかな?」
客リストを見る。
影「あ!ジョンさんがこっちでアリアさんも泊まってるんだ!」

正直言って、顔を合わせたくない。
自分がバラモス軍を裏切った事は知られていると見たほうがいい。
例え知らなくても、バラモス軍側の彼等に自分がここにいることを知られるのは上手くない。

影「…とは言え、ほっとくわけにも行きませんし…」

とりあえずマスターに知らせに行こう。
影は階段へ向った。
窓を開けるのを忘れている。
部屋に篭ったモルボルグレートの臭い息二日酔いバージョンが廊下を漂いだす…
501あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 13:55:34 ID:nG1Jm5jC
500おめでとう私。

〜世界樹の森〜
ゴンタマ「スフランちゃん…」
ガスラ「スフランちゃん…」
ガラ「スフランチャン…」
ラーガス「スフランチャンハァハァ…」

世界樹の森駐屯地から駆けつけてきた、スフラン命の4匹はしかし、
戦場に踏み込むのは自殺行為だとすぐに悟った。

ガラ「どうするぜ、こいつは俺たちの手には負えねえやな…」
ガスラ「ばかやろう!弱音を吐くんじゃねえ!」
ラーガス「そうだ!エジンベアの時は、俺たちが付いたらもう誰もいなかったじゃねえか!
     こんどこそスフランちゃんを助けるんだ!」
ガラ「俺だってそう思うぜ、もちろんスフランチャンをあんな連中の手にいつまでも渡して置けねえ。
   でも、どうすんだこれ?」

4匹が戦場を見る。
この世の戦いとは思われない。
船艦同士が体当たりをし、中華料理が飛び交い、
森が燃えては凍り、また燃える。

ラーガス「せめてリカント様や秘書室の方に相談すべきだったかな…」
ガスラ「あースフランチャーン!!!」

ゴンタマ「みんなはここで待ってて…」
ゆらりと立ち上がるゴンタマ。
その目の色は怒りに燃え、体からは炎のようなオーラが漂っていた…
そしてその手には…スフラン愛用の黒胡椒の入った瓶が握られていた!
502あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 14:06:08 ID:nG1Jm5jC
ラーガス「どうするつもりなんだ?ゴンの字!」
ゴンタマ「スフランちゃんはあそこだ…」

ゴンタマの睨みつける先には旗艦ジパングが
四方八方に砲撃・放火をしていた。
圧倒的な火力に近づけるものすら殆どいない…
鳥魔物達が手をこまねて見ている中、
旗艦ジパングは森をどんどん焼いていく!

あちこちでスフランチャーンという断末魔が聞こえてくる。
動きの取れない鳥魔物達が次々と落ちていく…
すでに指揮は全くとれていない状態になっている。

ガラ「空軍の士官達はどうしたんだろう…」
ラーガス「見ろ!」
ゾンビ化した魔物達の中に、自分達と同じおおがらす系の魔者が見える!!

ガラ「くそう…!!!」
ガスラ「ゴンの字!」
ゴンタマ「僕1人で行く。スフランチャンが待ってるんだ。」
ガラ「!!!無茶言うねぇ!1人でなんてここから出たとたんに焼けキノコだぜ!」
ラーガス「無理だぜゴンの字…」

ゴンタマ「いや、僕は行くよ。僕は死なない…絶対に!」

ガラ「ゴンの字!」
ガスラ「ゴン!」
カラス達が止める間もなく、ゴンタマは旗艦ジパングへ向けて走り出した!
503あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 14:14:08 ID:nG1Jm5jC
ジミー「なんだと!?ゴンが?」
ビルマー「あの馬鹿め!早まり追って!」

3羽カラスは大急ぎで駐屯地へ戻り、ジミーと秘書室にゴンタマの単身突撃を告げた。
駐屯地には怪我人が溢れ、世界樹各所からの報告が怒鳴り声が飛び交っている。
ホイミンは怪我人の治療に駆け回っている。

ジミー「…どうにも出来ねえな。可哀想だが、ゴン一人救出のために人員は割けねえぜ…」
ガラ「兄貴!そんな!」
ラーガス「あんな漢を死なせるってんですか!」
ガスラ「ああ!俺はゴンの字を見直したぜ!俺たちは度胸がなかった…
    でもあいつはスフランチャンのために…」

ジミー「…俺が行こう。」
カラス3羽「「「兄貴!!!」」」
ビルマー「いかん!みすみす死にに行くようなものじゃ!」
ジミー「ビルマーの旦那、悪いが、リカントの旦那やマジンの旦那によろしく行っておいてくれ。」
ビルマー「ダメじゃダメじゃ!」

ジミー「頼むよ旦那!こんな際限のない殺し合いの中で、
    好きなやつのために命かけるなんてドラマじゃねえか!
    俺にはゴンを放って置けないぜ!」
ビルマー「ダメじゃ!」

ジミー「こんなこと言いたくないが、俺が行く行かないは俺の自由だぜ。」
ビルマー「行くなら…ワシも行く!」
ホイミン「私はいけないわ…ゴンちゃんをよろしくね。」

ジミー「…よし!行こう!」
504あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 14:21:48 ID:nG1Jm5jC
(だれかBGMよろしく)

ゴンタマは走っていた。
周りでは阿鼻叫喚が渦巻いている。
倒れ行く敵・味方の兵達。
煙を上げて燃える大木達。
叫び声、助けをもめる声、血しぶき、肉片…

ゴンタマは走りつづけた。
時折敵兵がゴンタマを見とがめ、攻撃を受ける。
が、止まらずに走りつづける。
切り口は、次の瞬間に治癒している。
レーザーが体を貫く!
激しい痛み…だが走りつづけた!
傷はたちまち塞がる!

ジパングの砲がこちらを向いていた!
次の瞬間、激しい衝撃がゴンタマを襲う!
直撃を受け辺りは猛火に包まれる!

ゴンタマは…体が吹き飛んでいた!
両足の膝から下だけが残っている…
足は倒れていく…と思いきや、
次の瞬間、体全体が元のとおり復元された!

ゾーマをも上回る毎ターン全回という脅威の自動回復能力…
だがいまゴンタマの再生能力は本来のそれをさらに上回っている!

ゴンタマ「すふらんちゃーん!」

前方ではスフランが歌いつづける声が、艦から流れつづけている…
505あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 14:37:22 ID:nG1Jm5jC
うん?ゾンビ化捕虜軍団はバラモス城の方でしたか…
世界樹にいるのは特務隊ですか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ジミー「畜生!ひでえありさまだぜ!」
ビルマー「回復呪文は無限MPのワシが。おぬしは敵を蹴散らしてくれ!」
ジミー「そんな簡単な敵ばかりじゃねえぜ!」
ビルマー「おぬしが来るといったのじゃぞ!」
ジミー「わぁかってるよ!!」

ジミーが前方から現れる統合軍兵だが、ジミーはこの程度の一般兵ならあしらえる。
ジミー「おい!いたか!」
少し上空から周囲を探っていたカラスたちに向って声をかける。
ガスラ「いやせん!」
ジミー「あまり高く上がり過ぎるな!!」

ガラ「いた!あそこだ!」
ジミー「よし!行くぞ!」

ゴンタマは走りつづけていた。

ゴンタマ「すふらんちゃん…スフランチャン…スフランちゃん!!!」

ゴンタマ「なぜ!」

ゴンタマ「なぜ『ラブソング探して』を歌ってくれないんだー!!!」
506くま:2005/10/03(月) 14:49:42 ID:xjVXxZ6K
>>505
ちょっwwwいいシーン台無しwww
507ほうおう@携帯 ◆bVRzVePzyM :2005/10/03(月) 15:01:13 ID:WepdIfck
>影さん
>>505
何だそのオチは(笑
508あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 15:04:58 ID:nG1Jm5jC
>リカント様
やっぱラヴソング探してですよ!
おーい!そうですよね、シルバーデビルさん!
509あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 15:06:54 ID:nG1Jm5jC
リロ忘れ。
むむむ、ほうおう様からも…

名無しさんがリクエストした曲はなんだったかな…
510あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 15:09:32 ID:nG1Jm5jC
20スレ目>67さんのリクエストは『恋の二段回右折』でした。
本当にある歌なんでしょうか…
511あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 15:10:58 ID:nG1Jm5jC
恋の二段回右折でググッたところ、一件ヒット。
【Machine】魔王バラモスです・20【War】 というところです。

orz
512あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/03(月) 15:21:30 ID:nG1Jm5jC
とりあえず一旦落ち。
513ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/03(月) 18:30:43 ID:KJH7QCDS
>影さん
そうです。
514ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/03(月) 19:08:09 ID:m4SzI90L
キラルス「右翼隊、左翼隊バラモス城へ突撃ー!
     突入部隊は敵艦の機関室及びブリッジの特定急げ!」
オペレーター「第7派、どうぞー!」

爆撃というのは固定目標に対しては高い効果がある。
だがしかし、移動目標に対しては命中率が著しく低下する。
動く物は狙いにくい。さらに風などの要素も加わって難易度は上昇する。
その為、急降下爆撃のような命中率を上げる方法が編み出された。

先鋒の大隊、損耗率4%
右翼隊と左翼隊進軍。規模は計1000人程度。


-旗艦ジパング-

ジパング艦長「迎撃機発進せよ!続けて第1砲塔第2砲塔続けて撃てー!」

第1砲塔と第2砲塔が続けざまに火を噴き
化学徹甲弾を放った!神経ガスはアイスウォールのお陰で
効力を長時間維持しながら広範囲にまでまき散らされている。

キラ・リー「迷惑お客撃退武術其ノ一!フライパンスマッシュゥゥッ!」
その場で片足を軸に駒のようにまわってダークマターを…
打った!大きい!伸びる、まだ伸びる!入るか?入るか!?
ホームランだぁぁぁぁ!
515ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/03(月) 19:30:42 ID:KJH7QCDS
遠くまで飛ばされたダークマター。

ダークマター「とうとうやってくれたな…鉄屑料理人め!
     悪ふざけもその辺にしてもらおう!」

先ほど焼け落ちた刃が復活。さらに、オーキス戦の時と同じように刃を8枚に増やす。

ダークマター「戦艦さえ潰せば…!」
516ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/03(月) 19:33:07 ID:KJH7QCDS
ロット「神経ガスか…よし!スノードラゴン隊は撤退せよ!
    フロストギズモは分解!各個、消火を始めろ!」

巨大フロストギズモは分解した。普段の大きさのフロストギズモが大量に戻ってきて、
森に降り立つ。彼らも物質系。神経ガスは効かない。


ダークマター「あれが戦艦だな!覚悟しろ…」
517ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/03(月) 19:40:56 ID:m4SzI90L
モンスターズによればギズモ系はマヒ耐性0なんやけど…。
また特別なモンスターですかそうでっか。
518ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/03(月) 19:42:50 ID:KJH7QCDS
ん?ホントだ…orz
519ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/03(月) 19:43:56 ID:KJH7QCDS
仕方がないので>>516を取消し。
---------------------------
ロット「消火部隊は撤退!神経ガスが森中に回っている!」

次々とどこかに去っていく消火部隊。
520ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/03(月) 19:47:55 ID:LcdcY/43
リチャ「開〜け〜ろ〜!」
メルタ「開〜け〜て〜く〜れ〜!」

オペレ「味方増援、来ました!」
シース「よし、扉を開けろ!」
オペレ「了解!」

一部のPASを解除し、艦内にリチャードとメルターを導きいれる。
- - - - - -
ネロ「来てますね〜、良質の破滅の力が…」
ブース「あと少し、あと少しじゃて…」
521ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/03(月) 20:18:18 ID:m4SzI90L
旗艦ジパングの近く
全長約50m程の大型帆船の鉄製甲板より飛び立つ青い風があった。
サファイアフォース。青く塗られた姿が特徴的なメタルドラゴン3機によって構成される
エース集団である。今まで数多くの戦果を挙げてきた。


-クロナデシコ・ブリッジ-

キラルス「右翼隊前進!左翼隊も続けー!」
オペレーター「第8派出撃してくださーい!」
キラルス「…敵の防御システムは問題だな。こうなれば電気の機械妖精であるこの私が…」
オペレーター「(なんでこの人が電子の妖精の役割を…)」

艦隊は大砲を甲板に乗せて放物線状の湾曲した弾道で支援砲撃中。
先鋒損耗率6%
右翼隊損耗率1%
左翼隊損耗率2%
本隊上陸中。
522ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/03(月) 20:30:02 ID:LcdcY/43
マジン「むむむ、敵の本隊と思しき敵が上陸を…」
ディン「(大丈夫!こんなこともあろうかと城を改修していたんじゃない!)」
マジン「そうだな、よし、第一段階だ、陸軍先発隊百名、進軍を開始せよ!」
陸将校「行くぞ!」

バラモス陸軍、敵上陸部隊を迎え撃つべく城門より進撃開始。爆撃隊は一時退却。
- - - - - - - - -
リチャ「え〜っと、こっちですか…あ!サソリ!」
メルタ「めんどくさいですな〜!」
リチャ「でもほっとく訳にも行きませんしねェ〜。…壊しちゃいましょ!」

サソリアーマーを片っ端から叩いていくリチャード&メルター。
523ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/03(月) 21:08:57 ID:LcdcY/43
ロビンさん待ち〜。
524ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/04(火) 07:31:05 ID:4Ffv/f4j
キラルス「えーい、敵艦の機関室のエネルギー反応は!?」
オペレーター「敵の防御システムに妨害され特定不能!」
キラルス「ええい第9派突入せよー!徹底的に破壊してやれ!
     地上部隊、先鋒は敵部隊と交戦だ!右翼隊、左翼隊進めー!」

上陸先鋒隊、損耗率は変わらず。先発隊と交戦に突入!
右翼隊、左翼隊の損耗率は同上。進軍中。
本隊、上陸中。
525あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 12:45:35 ID:6T6qaFbY
むう、何が何でもラヴソング絡みでいい話にしちゃいましょう…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ゴンタマ「スフランちゃーん!!なぜ…なぜマク○スの歌なんか歌うんだ…」
(マク○スですよね?ググッてきました…)

ゴンタマは焦土と化していく森を走る。
北部軍と思われるスノードラゴンの制止を振り切り、
統合軍と思われる機械兵のフリーズ!の声にも耳を貸さず、
ひたすら前方に見える旗艦ジパングへ…
スフランの声の聞こえてくる方へと走っていく。

既に限界を超えている。
無防備に、真直ぐに走りつづけるゴンタマは、普段であればたとえ死なないまでも、
何日も再生にかかるほどのダメージを受けている。
だが、どんな大怪我からもいまのゴンタマは瞬時に復元をしていた。

ゴンタマ自身、自分の自動回復能力が本来の能力以上を発揮している事に気付いていた。
ゴンタマ「死なない…死んでたまるか!あの歌を…スフランちゃん!」

ジパングの砲撃が再び直ぐ近くに着弾した!
体の大部分を失いながら吹き飛ばされるゴンタマ!!

小さな塊のみが焼け残って、遠くの木に叩きつけられ、落ちた。

今度こそダメか…?
ゴンタマの意識が遠のいていく…
526あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 12:57:06 ID:6T6qaFbY
〜機械大戦勃発前〜バラモス城の庭〜

ビルマー「♪わたしゃおんが〜くか♪ ♪や ま の ビルマ〜♪
         ♪じょおずにソロ〜バン♪ ♪はじいてみましょ〜♪」
ゴンタマ「あっはっはっは!」
スフラン「なによそれ〜!」
ホイミン「ニヤニヤニヤニヤ」
影「ビルマーさん…護衛の方が困った顔してますよ…」

ある晩、秘書室は庭で焚き火を囲んで談笑していた。

ビルマー「わっはっは!たまにはこういうのもいいじゃろ!」
影「バラモス様がいらっしゃるとなおいいのですが…」
ホイミン「影さん、そればっかりヨ!」
スフラン「焚き火にもう少し薪がいるかしら?」
ゴンタマ「あ、じゃあ僕取ってくるよ!」

スフラン「私も行くわ!」
ホイミン「お願いね!」
ビルマー「早く戻って来るんじゃぞ!!」

ゴンタマ「あれ?どっちへ行くの?厨房から貰って来るんじゃないの?」
スフラン「せっかく、キャンプ気分で焚き火してるんだから、森で拾ってきましょうよ!」
ゴンタマ「森から?…うん!行こう!」

動く石像「お!秘書室のお二人!こんな夜更けにどこへ行くんだ?」
ゴンタマ「いま焚き火やってるんで、薪になるものをとりに行くんだ。」
スフラン「守衛さんご苦労様!」
動く石像「気をつけてな!俺も宿直が終わったら覗かせてもらうぜ!」
527あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 13:07:53 ID:6T6qaFbY
スフラン「こんなのでいいかしら?」
ゴンタマ「あまり湿ってるのや、生木は良くないよ!」
スフラン「あら!ゴンちゃん詳しいのね!」
ゴンタマ「えへへ…(普通の知識だと思うけど…)」

スフラン「あ〜なんかノンビリした気分だわ。」
ゴンタマ「あれじゃない?鳥さん達がいないから…」
スフラン「あ、そうかもね!今日はみんなどうしたのかしら?」
ゴンタマ「なんか、スフランチャンの追っかけばかりで職務を怠るものがいる、って 
      ラキスさんがカンカンになってね。みんなお説教喰らったらしいよ…」
スフラン「あ、それで…じゃあ3日くらいは静かね!」
ゴンタマ「あはは。直ぐまた元通りだろうけどね。」

スフラン「うふふ…ここだけの話だけど、ファンのみんなに付きまとわれるのって、
      結構…疲れるのよ!」
ゴンタマ「いやなの?」
スフラン「ううんっと、嫌って言うわけじゃないけど…何ていうか、みんな怖い顔で…」
ゴンタマ「しょうがないよ、スフランちゃんは鳥魔物の大スターだもの!」
スフラン「あら、私は単なる隠密部隊よ!」

ゴンタマ「バラモス様、なんでスフランちゃんを隠密部隊にしたんだろう?
      アイドルとして興行すればみんな喜ぶし、軍の赤字解消にも役立つのに!」
スフラン「そんなことないわよ私なんて。極楽鳥さんみたいな素敵な羽もないし。」
ゴンタマ「!!スフランちゃんの羽根は綺麗だよ!」
スフラン「!?」
ゴンタマ「えっと…アノソノボノ…」
スフラン「うふふ。ファンのみんながいないだけじゃなくて、
      私ゴンちゃんと話してると落ち着くのよ!」
ゴンタマ「ああえとdrtfgyふじこlp」
スフラン「ゴンちゃん優しいもんね。いつもファンのみんなから守ってくれるけど、大丈夫なの?」
ゴンタマ「もちろんへっちゃらさ!(大抵いつも形も残らないくらいボコられるけど…)」
528あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 13:17:33 ID:6T6qaFbY
ゴンタマ「そうだ!秘書室でスフランちゃんのサイン会とかコンサートとかやればいいんだ!
      影さんならそういうの直ぐ準備しちゃうよ!」
スフラン「ダメ!無理よそんなの!」

ゴンタマ「なんで?それでスフランちゃんアイドルとしてさ、
      こんな秘書室なんかにいないでさ、天上界とか、アレフガルドとか…
      他の世界からもきっと興行の話が来るよ!」
スフラン「私…興味ないわ。それに秘書室や隠密部隊のみんなもバラモス様も大好きだし。
      ゴンちゃん、私がいないほうがいいの??」

ゴンタマ「そそそそんなこと!ぼくぼくぼぼ」
スフラン「それに私歌下手よ。」
ゴンタマ「へ?そう言えばスフランちゃんの歌って聞いた事ないよね。」
スフラン「私がって言うか、大がらす族って歌が下手な種族なのよ。」
ゴンタマ「へぇ〜…あ!分かった!」
スフラン「なによ!ニヤニヤして!」

ゴンタマ「さっき、焚き火でみんなで順番に歌を歌おうってなって、
      ビルマーさんが歌ったから、次が影さんで、その次が…」
スフラン「きゃーきゃー!そんなことないわよ!」
ゴンタマ「いやいや!そうなんだ!影さんの次がスフランちゃんの番だから、
      焚き木を拾ってくるとかいって、それもわざわざ森まできたんだ!」
スフラン「う〜…」
ゴンタマ「これは罰として2〜3曲歌ってもらわないと!」
スフラン「いや!ゴンちゃん!」
ゴンタマ「ビルマーさんに言ったら、絶対罰ゲームだよ!」
スフラン「勘弁してー!!」
529あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 13:27:17 ID:6T6qaFbY
ゴンタマ「そうだなぁ…黙っていてあげてもいいけど…」
スフラン「ゴンちゃん!きょーはくする気ね!」
ゴンタマ「ここで歌ってみてよ!」

スフラン「え…いやよ!下手だって言ったでしょ!」
ゴンタマ「だからだよ!誰も聞いた事ないんじゃ、下手かどうか分からないでしょ?」
スフラン「確かに誰にも聞かれた事ないけど…」
ゴンタマ「僕が上手か下手か判断してあげましょう!」
スフラン「まあ、ゴンちゃんたら!」

ゴンタマ「えへへ。でも、僕スフランちゃんの歌聞きたいな。」
スフラン「………絶対笑わない?」
ゴンタマ「笑うもんか!誓うよ!」
スフラン「…本当に下手よ?」
ゴンタマ「絶対大丈夫!」

スフラン「…もう!笑ったら許さないわよ!
      ……私の好きな歌でいい?FC版やった人しか分からないけど…」
ゴンタマ「ガンバレー(パチパチパチ)」

スフラン「♪〜」
530あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 13:40:47 ID:6T6qaFbY
ゴンタマ「ただい…ま…」
ビルマー「ゴン!スフラン!誰かに焚き火の事話したか!」
スフラン「守衛さんに…」

ビート「もっと肉焼きましょう!肉肉!野菜は後!」
ブリザードマン「でも健康の為にはモロヘイヤ!これ最強!」
ミルドラース「飲め〜もっと飲まんか!!」
リカント「大臣!わしの酒んが飲めんのかー!」
ほうおう「ちょ、ちょっとおちつうbp」
ばくだんいわ「ニヤニヤ…僕も飲もうかな。」
影「酔っぱらってメガンテとかってないですよね?あ!こっちに運んでください!」
マジン「焚き木と炭を持ってきたよ〜!5dほど。」
地獄の騎士「こらー!警備隊長として直ちに中止をうぐ!むぐむぐ…」
ヘルコンドル「一気に火をつけますよ!フィンガーフレアボム!!」
ほのおのせんし「おお!さすが!俺も使いたいなーそれ!」
さまよう鎧「むしゃむしゃむしゃ…黙って食え。ほほう。。。俺の肉を取るか!?」
魔女「名に言ってんだい!これはあたしんだよ!」
ディンゴ「(戦闘始まったぞー!)」
マッツン「ほっといていいんですかね?」
キラーマ「海軍の内部抗争は管轄外だ…」
ロビン3「ワイは知りまへん。おーい、燃やすならこのガソリン使うとええで!」
のっぴー「アヒャヒャ…」

ゴンタマ「あはは…いつものノリだね…」
スフラン「なんだ!これなら歌う必要なかったじゃない!」
ゴンタマ「でも、本当に上手だったよ!」
スフラン「本当?ありがとう…うふふ。私が本当にアイドルになっちゃたら、あの歌を歌ってあげるわ!
      あ!私も食べるー!!」
ゴンタマ「スフランちゃんはずっと秘書室で…行っちゃたか…」
531あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 13:48:19 ID:6T6qaFbY
〜現在〜
ゴンタマ「スフランちゃん!」
ゴンタマの体は元通り回復していた!

ジミー「おい!ゴン待て!」
ゴンタマ「あ!…ジミーさん…」
ジミー「気持ちはわかるが、無理だ!ここは一旦引き返せ!」
ゴンタマ「引き返して…いつスフランちゃんを取り戻すんだ!」
ビルマー「ゴン…」
ゴンタマ「いままでだって軍首脳部は捕虜奪還に殆ど何の手も打ってこなかったじゃないか!」
ビルマー「そ、そんなことはないぞ!軍はちゃんと考えておる!」
ゴンタマ「あの敵の戦艦、普段はどこにいるかも把握できないじゃないか!
      いましか接近するチャンスはないんだ!」

ジミー「ゴンよ…」
ゴンタマ「分かってる。スフランちゃんのために戦力を割いて、
      結果大勢がやられることは出来ない。
      だから僕が行くんだ!」
ビルマー「…」
ゴンタマ「じゃあ!みんなは逃げて!」
ジミー「軍に入隊してなくてよかったぜ!」
ゴンタマ「ジミーさん?」
ジミー「ついてったるよ!」
ビルマー「まあ、こんな年寄り1人死んでも戦局に大差なかろう…」
ガスラ「及ばずながら、アリアハンの3羽カラス。」
ガラ「義を見てせざるは…何たらかんたら!」
ラーガス「兄貴の為、スフランちゃんのためなら火の中水の中!」
ガスラ「ゴンの字に負けちゃいられねぇ!」

ゴンタマ「…ありがとう。」
532あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 13:51:00 ID:6T6qaFbY
>>527でカンカンになってお説教したのは
ラキスじゃなくてラックです。
ラキスは説教喰らうほうですね…
533あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 14:06:56 ID:6T6qaFbY
よし、このテンションで大広間だ!
534あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 17:42:15 ID:j99jnFQ8
復帰。そして待機。
535ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/04(火) 19:22:29 ID:HekOue2E
ダークマター「今度こそ沈めてやるぞ!覚悟!」

ダークマターは、戦艦ジパングに向かって進んでいる。



ロット「仕方がない…できる範囲で消火をせねば。」
536ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/04(火) 19:26:27 ID:EpoV3QjQ
メルタ「えいえいやあ。」
リチャ「でやぁぁぁぁ!」
メルター&リチャード、艦内暴れまくり。
〜〜〜〜〜〜
マジン「戦況は…あまり芳しくないな。しかし、今引かせる訳には…」

先鋒隊、戦闘継続。
537ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/04(火) 19:27:19 ID:HekOue2E
〜バラモス城〜

金「とうとう城にも攻め込んできたのか!」
鉄「世界樹が心配だが…今はこっちが先だね。」

マンダー「ゴールドマン殿!」

金「ドラゴン部隊はどうなってますか?」
マンダー「遠方に敵戦艦の出現を確認しました。一旦、バラモス城の上空に集めてあります。
     やはり広範囲に見張りを出していただけあって、そこそこ早く対処ができました。」
金「分かりました。どうやら敵本隊が進んできているようです、マンダーさん達も気をつけて!」
538あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 19:40:12 ID:j99jnFQ8
リアルでは久しぶりですね、お二人とも…
あ、気にせず続けてください。
(なんか場違いなレスだ…)
539ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/04(火) 19:45:15 ID:4Ffv/f4j
オペレーター「突入隊の被害拡大中!」
キラルス「こうなれば『赤い機械三騎士』を転送しろ!
     いまから私は敵システム掌握作業に移る!」
オペレーター「フィールドエネルギー拡大、『赤い機械三騎士』は出撃を!」

先鋒隊がバラモス軍先発隊と交戦が始まってから
両者、一歩も退かずという時点で突然、ギアガの大穴から
鼓膜に悪い轟音が発生し、大きな光がドームのようにギアガの大穴を覆い
バラモス軍が気づいたときにはキノコ雲がもくもくと上がっていた…。

この行動を起こしたのは「アレフガルド中心殴り込み艦隊」だ。
ギアガの大穴に駐留するふしぎの国の軍隊を一気に戦術反応兵器で壊滅にまで追い込み
その後、艦隊がギアガの大穴通ってアレフガルドに突入するのである。

「アレフガルド中心殴り込み艦隊」旗艦ゲベルニッチを先頭に
多くのゴースト・ノアが降下していった。
540あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 19:51:01 ID:j99jnFQ8
昼間のIDが6T6で、夜のIDがj99j…
なんかいい。(変な意味はないですと、強く協調しておきます。)
541ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/04(火) 19:54:25 ID:RAxUbm3v
マジン「ええぃ、一進一退か…!敵本隊の予想外にトロいことよ!」
ディン「(各軍、敵本隊が現れるまで戦線を維持してください…但し、勝ってはいけません。)」
先鋒隊、防戦メイン。

メルタ「次は〜」
リチャ「こっちだ〜!」
メルター&リチャード、艦内の敵を駆逐中。
542ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/04(火) 19:54:52 ID:4Ffv/f4j
ダークマターが旗艦ジパングへ向かっている時であった。
突然、青い閃光が走り、続けざまに鋼の武器のようなもので
二度三度、叩き付けられている!

青い閃光の正体は、サファイアフォース!
実に息のあったコンビネーションで三方から同時に凍える吹雪を浴びせかけ
鋼の翼で上方向から一撃を振り下ろした!


キラ・リー「フライパンスマァァッシュ!」

キラ・リーは木やら北部の魔物やらを
フライパンで大気圏外へ打ち上げていた。
いったいこいつはどうなっているのか?
543あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 19:56:31 ID:j99jnFQ8
あと30分程います。
なにか一言いってやりたいとか、
聞きたいことがあるとか、
謝罪しろとか、
金返せとか、
なんでもどうぞ。
参加しろ?疲かれちゃった…

ぼちぼち混ざります…
544ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/04(火) 20:10:46 ID:RAxUbm3v
ロビンさん待ち〜。後影さん、くさや&ドリアン&シュールストレミングドゾー!
545あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 20:15:34 ID:j99jnFQ8
あ、そうか、酒場も進めなきゃ…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
階段をあやしい影が慌てた様子で駆け上がってくる。
酒場を見回し、マスターを見つけて駆け寄る…

影「マスター!事件です!現場は7号室!
  被害者はジョン。人間♂。年齢不明。旅の商人。
  テロの可能性もあります!現場は毒ガスが漂って危険な状態です!」

あやしい影は大慌てで混乱気味にマスターに詳細を告げた。つもりだ。
546ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/04(火) 20:19:40 ID:6WdmJvFQ
ダークマター「いてて。
     蒼いメタルドラゴンか…今は構っているヒマなんてないから後回しだ!」

多少攻撃を受けながらもスルーし、ジパングにジゴスパークを撃つ!
547ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/04(火) 20:20:16 ID:6WdmJvFQ
英検の勉強があるので落ちます。
英検終わればもう少し余裕ができるかな…?
548あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/04(火) 20:23:24 ID:j99jnFQ8
落ちますーノシ
>ばくだんいわさん
頑張って下さい!
549ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/04(火) 20:24:50 ID:RAxUbm3v
マスタ「7号室…頼みましたよ。」
7号室と聞き、マスターの顔は明らかに引きつった。
550ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/05(水) 05:00:17 ID:h5wTuR3E
『赤い機械三騎士』…独自の必殺技を持ち
統合軍の代表的な猛者達によって構成されるエース集団である。
エース集団といえばメタル・バタリオンやサファイアフォースなども有名であるが
敵にも味方にも一番よく知れ渡っているのが『赤い機械三騎士』であった。
息のあった合体攻撃とでもいうべき必殺技は
彼等が行動を起こした戦場において統合軍を戦術的勝利に導いていたと評価されるほどである。

光の粒子のようなものがプラチナン艦内で綺麗に煌めくと
突如、同艦内で『赤い機械三騎士』が姿を表した!
これがボソンルーラ…
通常のルーラは行ったことがない地域に飛ぶことや壁などの障害物を越えられないが
ボソンルーラには可能であった。
しかも時空を移動する…つまり、時を越える事も出来る可能性があるという。

『赤い機械三騎士』はオペレーターの指示を元に
行動を開始した。一方、月光龍計画の機体はビームガトリングの
エネルギーをたどって機関室に向けて行動中であった。
551ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/05(水) 05:33:44 ID:h5wTuR3E
ジゴスパーク…多くの資料で「地獄の雷」と表記される特技であるため
地獄で発生する雷を現界へ誘導して敵にぶつける技なのであろう。
いかずちよりも威力が高く、色も黒いが基本的には強力な空中放電であると考える。
よく、雷から身を守るためには車の中に非難しろなどと言われるが
これは車が導体で囲まれて雷電流をシャットアウト出来るからである。

ダークマターの放ったジゴスパークは確かに旗艦ジパングへ命中したが
すぐに海へ流れていってしまった。
旗艦ジパングの装甲よりも海水の方が電導率が高いのである。
そして、確かに命中したはずなのに旗艦ジパングには
ジゴスパークによるダメージはほぼ皆無であった。

その間にもサファイアフォースによる攻撃は続く。
二機がほぼ同時に翼で殴りつけ、ダークマターがぶっ飛んだ先に
周囲の護衛戦列艦から砲撃やメラミ等の魔法が
ダークマターを襲う!
552ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/05(水) 17:09:36 ID:82twyF5e
オベレ「また敵です!」
シース「何体来るんだ、全く!リチャードの奴とメルター殿を向かわせろ!」
オベレ「後、敵反応の一つが、エネルギーコード内を移動しています、何でしょう?」
シース「エネルギーコード?あのメタルキング合金の中に埋め込まれた直径5mmのミスリルのコードの中をか?」
オベレ「はい、そのようで。」
シース「敵は一体…技師長!」
技師長「敵は…不定形魔力体の可能性があります。さもなくば、アストロンコーティング中の
メタルキング合金を掘れる…伝説の魔王達以上の化け物か、超怪力の凍てつく波動使いか…」
553ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/05(水) 17:17:02 ID:82twyF5e
シース「…どちらにしても、並の化け物では無いと?」
技師長「はい、配線系統は再重要区画内です。私もこの艦の建造と改装の時しか触れられませんから。」
シース「ええぃ…特定急がせろ!」
オベレ「はっ!」

リチャードメルター、赤に向かう。月光、解析開始。
554ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/05(水) 18:57:30 ID:72HaLX4z
ダークマター「まったく…しつこい奴らめ!その上ジゴスパークも効かないときた。
     ならばこれはどうだ?バギクロス!」

サファイアフォースにバギクロスをかけてみる。
555ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/05(水) 20:18:38 ID:h5wTuR3E
キラルス「え〜い、なかなかセキリュティが硬い!
     だが、この電気の機械妖精!超天才科学者Dr.キラルス様にかかれば!」
オペレーター「BB-071の防御システム停止!BB-072もです!」
キラルス「『赤い機械三騎士』に伝えろ!私が防御システムを解除したルートを行けとな」

先鋒隊、交戦中。
本隊、上陸完了。進軍中。


凄まじい竜巻が、サファイアフォースを襲う!
抵抗するも飲み込まれ、ダメージを負った…が
なんとサファイアフォースは自らバギクロスに飲まれている!
そう、彼等の狙いは竜巻の回転運動エネルギー!
ボールを手に掴み、車輪のように腕を振り回してボールから手を離すと
ボールは飛んでいく。
これと同じように、サファイアフォースはバギクロスに巻き込まれることによって
その運動エネルギーを利用し…

バギクロスから突然飛びだした
サファイアフォースは先程までの飛行速度を凌駕し、
続けざまに鋭く、重い一撃をダークマターに3連続でくらわした!
追撃のように凍える吹雪が吐きかけられ、他の艦からも魔法や大砲の攻撃が相次ぐ。

強力な一撃を放ったのである!
556ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/05(水) 20:53:43 ID:82twyF5e
オペレ「!!敵、さらに進行中!」
シース「これ以上被害を受ける訳には…ええぃ!よりによって誰もいない時に来おって!退却用意!」
オペレ「リチャード殿達は?」
シース「退艦させよ!」
プラチナンに魔力集中、リチャード、メルター退艦。〜〜〜〜〜〜
マジン「もう我慢ができん!引かせろ!」
ディン「(しかし、敵の本隊はまだ…)」
マジン「構わん!」
バラモス先発隊、退却開始。
557ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/05(水) 20:56:29 ID:72HaLX4z
ダークマター「バギクロスも効かんか…それにしても食らい過ぎているな。
     私としたことが…だが、まさか何も効かないということはないだろう。
     ベギラゴン!」

スクルトをかけてから、実験とばかりにベギラゴンを放つ。
558ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/05(水) 21:01:57 ID:72HaLX4z
マンダー「バラモス軍先発隊、退却を始めたようです!
     ゴールドマンさん達はそろそろ戦闘準備を!」

金「そうですね。大陸組も精鋭部隊も、準備は!?」
デスJ「武装を整えました。準備完了です。」
ゴロー「大陸組も大丈夫だ!」
559ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/05(水) 21:45:57 ID:h5wTuR3E
キラルス「敵システム…火器管制…これで攻撃中止を…」
オペレーター「敵艦に魔力集中!」
キラルス「逃げる気か!?しまった!敵の推進システムの掌握が…
     ん?…これは…?」
オペレーター「キラルス様、先鋒部隊に追撃命令を!」
キラルス「追撃を許可。 …ククク…プラチナン火器管制…
     100cmハイパーメドローア主砲へシステム強制切り替え、と
     照準は…バラモス城は無理か。ギアガの大穴にセット。ククク…チャージ開始」

本隊、ちょうど艦隊とバラモス城の中間地点に。
右翼隊、左翼隊、進軍中。
先鋒隊、バラモス軍先発隊を追撃開始


サファイアフォースは加速し、一気に距離をつめてくる!
ベギラゴンを受けながらも、勢いは止まらない。
他の艦からの攻撃はよりいっそう激しくなっている!

-旗艦ジパング-

ジパング艦長「第3砲塔には通常砲弾を、第4砲塔には化学徹甲弾を」

旗艦ジパングの第3砲塔が砲撃し
続けて第4砲塔が火を噴く!二つの砲弾は易々とアイスウォールを
貫通して森に神経ガスをまき散らし、また一方では
発火して木々を炎に包む。
560ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/05(水) 22:01:13 ID:8PL4V9c+
ディン「(敵がかかったよ。)」
マジン「よし、旗を持て!」

マジンの元に運ばれてくる、巨大な赤い旗。それを、マジンは城壁の上から大きく振った!
同時に、彼方此方からドラの音が響き渡る!

                ジャーン  ジャーン  ジャーン

なんと、地面から板戸が跳ね上がり、先鋒隊の右翼にスライム海軍陣地と重砲、海兵隊200
名が、左翼にSA隊とスライム陸軍150名が、そして本隊後方に不思議の軍勢600名とマイティ、
そしてガーランドとさっき降ろされたリチャード、メルターが現れた!

黄隊頭「右翼奇襲隊、攻撃を開始せよ!」
ベイダ「左翼奇襲隊 コーホー 奇襲せよ! コーホー」


マジン「…よし、先発隊、反転せよ!同時に、本隊も出撃する!」
上陸隊、重囲に!
561ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/05(水) 22:01:52 ID:8PL4V9c+
                _ _ _ _ _ _
               l;;ll;;ll;;ll;;ll;;l
                 l;;\帥/;;l
               l;;l ∨l;;l
              __/| |ヽ__   m ∧∧  m
             l;;ll;;ll;;ll;;ll;;ll;;ll;;l,,´´ ヽ( ゚Д゚)ノノ ヽ
             l;;| 魔  留 |;;l{{, ー-、  )_,,,-ー、}
             l;;| 人  守 |;;l `   し J     `
             l;;| 之  番 |;;l     ((
             l;;| 金  大 |;;l     `''
          __       l;;| 槌  都 |;;l          __
  ,ィ_,.-┬/∽ヘ┬-、. l;;|     督 |;;l    ,ィ_,.-┬/∽ヘ┬-、
 ,/⌒ヽ(。`ーr/⌒ヽ l;;ll;;ll;;ll;;ll;;ll;;ll;;l   ,/⌒ヽ(。`ーr‐'゙/⌒ヽ
(,,_________,,)l_(,,_________,,) (,,_________,,) (,,_________,,)ニ匸l(,,_________,,)
 } <六> {   } <六> {   } <六> {   } <六> {     } <六> {
({. 'ひ  })__({. 'ひ  }) ({. 'ひ  }) ({. 'ひ  }) __({. 'ひ  })
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((__] 、(。`ーr‐'゙。)__ノヽ  / v \   _,,。-'i ((__] 、(。`ーr‐'゙。)__ノヽ
 `{_ヨYヽニ匸lニ/ し-^ (,,_( ・ ・ ),,)。-i  .i `{_ヨYヽニ匸lニ/ し-^
 〈ん,に>-<^ヾ^V   ⊂ヽ--''"",m i_,,。-'  〈ん,に>-<^ヾ^V
  └‐┘  i二コ    と`w--''"つ       └‐┘  i二コ
     ノ^ 、       ",、r'ヽ"      {ー'^y~ソノ
    ,;'   ヽ       r'二ヽ     γ~"''~~ヽ〜゚
   {,   ・∀・}      r'_^_^_ヽ     { ゚∀゚   j
    `ー---ー’     (・∀・;ヾ     `ー--ー''´

マジン「私に続け!」
562ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/05(水) 22:08:13 ID:82twyF5e
オペレ「た、大変です、メドローア主砲、展開!プラチナン、旋回を開始しました!」
シース「ええぃ、何事だ!」
オペレ「敵のハッキングです!」
シース「ち、エネルギー供給システムと火器管制装置を物理切断!」
オペレ「は?」
シース「デイン力を止めて斧で管制装置の根本を切れ!」
オペレ「はっ!」

プラチナン、PAS停止、主砲は停止し、再度魔力集中。
563ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/05(水) 22:23:05 ID:72HaLX4z
ロット「生物兵器と炎で攻撃……もはや手のつけようがない。
    とうとうこの時が来るとは!
    ああ、自分が情けない…………ゴホン。

    北部軍全兵に告ぐ!手持ちのキメラの翼で世界樹の森から 退 避 せよ!
    行き先はバラモス城近辺!向こうでの戦いに加勢するのだ!」

スノードラゴン「ロットさん!?いきなり何を…!」
ロット「我々の手ではどうしようもない。お前たちは早くバラモス城に行くのだ!」
デスストーカー「ロットさんはどうするんですか!」
ロット「私はここに残る。世界樹だけは最後まで守ってみせるぞ…」


ピオリムを唱え、サファイアフォースと距離を取りながら戦うダークマター。
ロットの声は、ダークマターにも届いていた。

ダークマター「なんだと!?ロット…!世界樹を手放す気か!」
564ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/05(水) 22:29:12 ID:72HaLX4z
次々と北部軍の兵が離脱する中、遠方で燃え盛る木を見つめるロット。

ロット「生物兵器は爆弾岩族には効かないが…果たして炎をどこまで防げるやら。
    私もここまで力を失うとは…」


〜バラモス城〜

金「よーし!戦闘開始だ!みんな気合いを入れて!」

ドラゴンクロウをつけた腕をグルグル振り回すゴロー。

ゴロー「久々に暴れられるぜ!ウオオォォオ!!!!」
パラド「ちょっ…危ないですよ!」

デスJ「バラモス軍のために!世界のために!全力でかかれ!行くぞ!!!!!!」
565ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/05(水) 22:32:22 ID:72HaLX4z
ふと、ダークマターは下を見た。
空中で戦っていたため、地上を見る暇がなかったようだ。


ダークマター「森が焼かれていく…ここまで手強いものだとはな。
     私の仲間たちに救助を要請することもできなくはないが…
     こんなことで呼び出していては笑われる。なんとかせねばな。」
566ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/05(水) 22:51:33 ID:72HaLX4z
ダークマター「だが、まずはこのメタルドラゴン共を何とかしなくては!
     イオナズン!」
---------------------------
落ちます。
567ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/05(水) 22:58:40 ID:h5wTuR3E
キラルス「…急に火器管制が?」
オペレーター「キラルス様、敵の奇襲を受けています!」
キラルス「現場の判断に任せろ! …推進システムは一番セキリュティが硬いな。
     ならば、全魔力エネルギーをピンポイントアストロンシステムへ強制誘導。
     全魔力エネルギーはPASへ。艦体を覆うように発動、と」


-バラモス城-

通信『奇襲隊、行動を開始しました』
ロビン3「分かった」
キラーマ「彼我戦力差は大きい…だが勝算はある」
マッツン「その通り!」
のっぴー「(゜∀゜)アヒャヒャヒャヒャ」


-デストロイヤー-

クラックス「『アレフガルド中心殴り込み艦隊』は岩山の洞窟を占拠。
      同エリアの防衛部隊はほぼ壊滅…。ラダトーム北西の洞窟では
      不思議なことに魔法が使えないらしいが主力にとって不利という訳ではない、か…」
568ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/05(水) 23:39:42 ID:82twyF5e
シース「ええぃ、今度は何だ?」
オペレ「また敵のハッキングです!」
シース「おのれおのれ!構わん、緊急補助エンジン始動、退避せよ!」

プラチナン、緊急用エンジンを始動、西方に撤退開始。

機関長「次、梶動かせ〜、おい、もっと魔力出せ!」
機関士「む、無理です…。」
しかし、機関室の魔力だけで動く緊急エンジンは、出力が弱く、プラチナンは蛇行している。
569ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/06(木) 01:17:26 ID:enHAANbl
     艦隊  艦隊  艦隊  艦隊  艦隊  艦隊  艦隊  艦隊  艦隊
山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山
山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山
←プラチナン ←クロナデシコ

                     不思議
                     ↓↓↓
                       統合      
          統合          本隊          統合
          右翼          ↓↓          左翼
          ↓↓            ↑          .↓ ↓
        ┌┴┴┐  左→     先       ←右 ↑ ↑
        ┤ 秘 ├  翼→     発       ←翼 SA隊
        ┤ 匿 ├  奇→     隊       ←奇
           砲 ├   襲→ ↑↑↑↑↑↑ ←襲
           座 ├      バラモス陸軍
                  ┌┴┴┴┴┴┴┐
                  ┤.バ.ラ.モ.ス. 城.├
                  ┤ .直轄防衛隊. ├
マジン「全軍、押し込めェッ!」
ベイダ「容赦無く攻め立てよ! コーホー」
黄隊頭「全機、交戦を許可する!敵左翼を撃滅せよ!」
砲兵長「目標、敵右翼隊を砲撃開始!」
マイ兄「列を揃え、前線部隊、前へ〜…突撃!」
ガーラ「前回の恨み、晴らさで置くべきか…!イオナズンイオナズンイオナズン!」
リチャ「イオナズンイオナズンイオナズンイオナズン…ギラスラッシュ!」
メルタ「せいが出ますな〜、えぃえぃやぁ!そいやぁ!」
ラック「爆撃隊、全弾敵先発隊の上へ!」

先発隊、大混乱。本隊、混乱もあり包囲網の中目掛けて不思議の軍隊に押され中。
570ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/06(木) 02:55:41 ID:PKYZikNg
キラルス「よーし、推進システム掌握!補助緊急エンジン強制停止。
     同時にメインに切り替え、PASシステム持続!ワープシステム強制ロック」
オペレーター「押されていますキラルス様!ジゴスパークブラストの使用許可を!」
キラルス「許可する。敵の右翼隊前方の敵部隊を掃討しろ。
     味方を巻き込んでもいい!  …高度上昇5000m…目標地点は本隊後方!」
オペレーター「み、味方を!?」
キラルス「そうしている間にも味方は死んでいる!ここで掃討せねば被害は増える!」

プラチナンのメインエンジンがうなりを上げ
太陽を目指して大空を飛ぶイカロスのように、どんどん上昇していく。
が、高層雲を抜けたところで急にエンジンが停止してしまった。
いや、キラルスが停止させたのだ。星には重力があり
物は落ちていく…。エンジンを停止させられたプラチナンは当然ながら落ちていく…。
狙ったように不思議軍勢へ重力加速させられたプラチナンが突っ込んでいった!
幸い、PASによってプラチナンに被害はないが…。

キラルス「再度上昇だ。…ククク」
オペレーター「ジゴスパークブラスト広域放射!目標右翼隊前方!」
キラルス「…撃てーっ!」

ジゴスパークの魔力は増大し、レーザー誘導で左翼奇襲隊と秘匿砲座に放たれる!
U字状の艦体の前面中央から放たれたジゴスパークブラストは
左翼奇襲隊をほぼ全滅させ、また味方にも大いなる損害を与えた。
571ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/06(木) 02:59:51 ID:PKYZikNg
サファイアフォースはイオナズンの目標座標から
一瞬早く離脱し、これまた航空祭か何かのようなコンビネーションで
翼を叩き付けて、上昇し、凍える吹雪と共に強烈な一撃を見舞った。

バランスを崩し、ダークマターは小さな水柱を立てて
海へ突っ込んでいった。
572ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/06(木) 17:47:30 ID:ccrxyDFv
シース「わぁぁぁぁ〜ッ、…こうなったら手段は選ばん、メインコンピューターぶっ壊して
     フルマニュアルモードに切り替え!」
オペレ「そんな事をしたら、復旧に何ヶ月かかるか…」
シース「このままやられる訳にはいかん!爆破だ!爆破!」
オペレ「…了解、メインコンピューター強制自爆、同時に各部通信、接続システムも全て
     強制自爆、信号弾、青青青を上げて後退します!」

突如、プラチナン内部で大爆発が連続して起こり、壮大に煙を吐きながら、プラチナンは
緩降下を開始、ややあって光と共に消えた。その下、プラチナン落下後では、力尽きた
不思議の魔物達をももんじゃがいずこかへと連れ去っていた…

黄隊三「隊長!プラチナンが…」
黄隊頭「…止むを得ん、全軍撤退!バラモス軍にもその旨通達しておけ!」

ベイダ「ここまでか…引け!」

陸将校「引け〜、キメラの翼で退却せよ!」
海将校「全軍退却開始!砲?そんなもの捨てておけ!退却だ!」
空将校「退避〜、退避〜!」

マイ兄「ち…何人ももんじゃに拉致られました?」
エビル「ざっと100〜120じゃな。…む?…プラチナンが制御システムを自爆させて退避する
     ようじゃ…」
マイ兄「スライム王国が引きますか…さしあたってネロもブースカも見つからないし、このまま
     戦っていても利はありませんな、全軍引きなさい!」
573ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/06(木) 17:48:10 ID:ccrxyDFv
リチャ「ごご、ご主君!」
ガーラ「なんてこったパンナコッタ!俺はビートの所へ、メルターはプラチナンを追え、リチャードは
     国王と姫の護衛に着け!」
リチャ「イエッサー!」
メルタ「しゃ〜ないな〜!」
- - - - - - - - -
祈祷師「敵国降伏神風希凡濡敵国降伏神風希凡濡敵国降伏神風希凡濡…」
オクキ「南無南無南無南無…」

ここは平和なオーク王国。先の戦闘以来、すっかり統合軍に恐れをなしたオーク王国は戦いから
手を引き、第五世界グランバニア近辺オークランド諸島で平和に暮らしていたが…

祈祷師「敵国降伏…む?な、なにかくるじょぉぉぉ〜!」
オクキ「ぬわーーーーーーー!」

なんと、彼方此方煙を吹いたプラチナンが現れ、近くの高台へ墜落したかと思うと、メルターやSA隊等
スライム軍が続々と付近に現れ、プラチナンに駆け込んでいった!

オクキ「うぎゃ〜〜〜〜〜〜!統合軍が攻めてきおった〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
祈祷師「神様仏様統合軍様!なにとぞ怒りをお鎮めになら…あわわ、駄目じゃ…逃げるぞィ!」
オーク王国、大混乱。
574ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/06(木) 17:50:58 ID:ccrxyDFv
  艦隊  艦隊  艦隊  艦隊  艦隊  艦隊  艦隊  
山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山山
            クロナデシコ
              ;;.;;.;:;;;
             ;;;',.;.,.,'':;;;
        ┌,..,;:.;;;',.;;.;',',.,.,'':;;;
          ;;;'',.;;.;'l',.;;.;',',.,.,'':;;; 統合本隊先発隊
          ;;;'',.;;.;',',.;;.;',',.,.,'':;;; ↓↓↓↓↓↓↓    
          "';:;;;;'l,.; ;' 統→  バラモス 陸軍  ←統合
             ;;;',.;;.;','右→   ↓↓↓↓↓↓   ←左翼
             ;;;',.;;.;',',.,.,'':;;; ┌┴┴┴┴┴┴┐
        天界 ;;;',.;;.;',',.,.,'':;;; ┤.バ.ラ.モ.ス. 城.├
        ↓↓ ;;;',.;;.;',',.,.,'':;;; ┤ .直轄防衛隊. ├

兵 士 「うわぁぁぁぁ!な、なんだ、アレは?」
マジン「ぐぅぅぅぅ、怯むな、前進しろ!今敵を押し込めねば、負ける!攻撃を続け…」
伝 令 「伝令!スライム王国連合軍(スライム各軍、不思議、黒軍団)、被害甚大により退却するとの事です!」
マジン「何ィ?何て事だ、この大事な時に!第二段階用秘匿火計陣は?」
伝 令 「敵の高火力兵器の直撃を受け、火計用の地雷火に引火し吹き飛んだ模様です!」
マジン「天界軍は?」
伝 令 「火計陣後方にて伏兵中に敵の高火力兵器の直撃を受け、半数が消滅!後方へ退却中です!」
マジン「士官の戦死は?」
伝 令 「幸いにして、バラモス士官の戦死は無いようですが…」
マジン「今度はこちらが包囲される側となったか…全軍、城内に退却!キメラの翼を配布し、屋内、室内の人員は
     全て空の見えるところへ移動させよ!」
ディン「(キメラの翼を配布して総員屋外へ?また城を棄てる気?)」
マジン「この状況では屋外での迎撃は無理だ!第一、あの兵器を城に受けたら我等は全滅だ…ピラミッド、炎の
     戦士が守るピラミッドへ一時撤退の用意をせよ!」

バラモス軍、後退開始。
575ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/06(木) 19:58:36 ID:vXuBGZiJ
〜水中〜

水中をうろつくダークマター。

ダークマター(どれ。水中に落ちたが、メタルドラゴン共はどう来るかな…)

〜バラモス城〜

世界樹から脱出した北部軍兵士が続々とバラモス城に現れる。

爆弾岩「みんな!もう一個キメラの翼を持っているな!?」
デスストーカー「とりあえず持っているが…これからどうするんだ?」


カイラス「マンダーさん!北部軍の兵士が次々とバラモス城に現れました!」
マンダー「なんだと!?私が行く!」
576ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/06(木) 20:04:29 ID:vXuBGZiJ
金「また撤退かーっ!」
ゴロー「ピラミッドがあるったってなぁ…」
ホーク「一体どうなってやがる!今度戦う時は許さねえぞ統合軍め!」


マンダー「お前たち!どうしたんだ!?」
おばば「実は…世界樹の森がほぼ制圧されまして…」
マンダー「制圧されただと!ロット殿とダークマター殿はどうした?」
熊「ロットさんはまだ世界樹に残って防衛を続け、ダークマターさんは変なメタルドラゴンと戦ってます。
  ロットさんに言われて、みんなでバラモス城に飛んできたんです。」

ノール「マンダーさん!バラモス軍が撤退を始めています!
    おそらく、ピラミッドに向かうんでしょう!」
マンダー「そうか…よし。お前たちはキメラの翼を持っているんだな?」
爆弾岩「持ってます。全員大丈夫ですよ。」
マンダー「では、全員キメラの翼でピラミッドに飛ぶ準備をせよ!バラモス軍からの指示に従って退避する!」
577ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/06(木) 20:11:28 ID:vXuBGZiJ
マンダー「カイラス!ドラゴン部隊全員に撤退準備をさせろ!」
カイラス「了解!

     スカイドラゴン・スノードラゴン全員に告ぐ!
     バラモス軍が後退を始め、ピラミッドに逃げ込むらしい!
     それに合わせて我が部隊も一緒ピラミッドまで飛ぶ!
     撤退準備!撤退準備!」

〜世界樹〜

ロット「さて…消火部隊もそろそろ退却させるか。
    消火部隊!」

先ほどのフロストギズモ、スノードラゴンが現れる。

ロット「えー、お前たちは空を飛んでピラミッドに向かえ!
    あそこは確かバラモス軍が制圧したと聞いた。今一番安全なのは多分ピラミッドだ!」

統合軍とは反対の方向から、大急ぎでピラミッドに向かう消火部隊。

ロット「マヒャド!」
世界樹の周りに、改めてアイスウォールを何重にも設置。

ロット「世界樹だけは守ってみせる!」
578ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/06(木) 21:04:49 ID:psVdBgjA
城壁の上から爆弾石を投げ、火薬壷を落として抵抗するバラモス軍。

マジン「敵を寄せ付けるな、城壁前で撃退せよ!」
城壁の上で魔人の金槌を振り回し、上ってくる敵兵を次々にホームランしていくマジン。
ディンゴやガルゥ、ロッキーやルディ、防衛隊も一騎当千の働きで敵を次々と突き落として
いくが、しかし、敵は際限なく押し寄せる!
マジン「えぇ〜い!やぁ〜!どるぅぅぅあぁぁぁぁぁ〜〜!」
             ブーン  ゴス  ブーン  ガッ  ブーン  ドズッ
マジン「敵の後方と、敵戦艦の砲口には重々注意せよ!怪しげな動きを見たら撤退するぞ!」

マジン、大金槌を振り回し奮戦。敵があまりに多いため振れば当たる大活躍。
579ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/06(木) 21:22:36 ID:vXuBGZiJ
マンダー「ドラゴン部隊!手の空いている者はバラモス軍の援護をせよ!」

上空から燃え盛る火炎や凍り付く息で攻撃するドラゴン達。

金「敵が多すぎる!まとめて片付けないと…」
デスJ「なに、これだけ多ければ武器を振るだけで当たるものです!」

適当にバスタードソードを振り回すだけでも、何体もの敵をなぎ倒している。

デスJ「マジン殿もそうしてるんです!皆さんも一緒に!」

金「よーし…」

両腕を広げて高速回転する。多数の敵兵を掴み、遠くに向かって投げ飛ばした。
580ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/06(木) 22:13:36 ID:psVdBgjA
マジン「づぇぇぇ〜〜〜〜〜ィ、マジン大車輪〜〜〜〜〜ッ!」
マジン、50人撃破!バラモス軍全軍士気上昇!
581兵長A:2005/10/06(木) 23:18:25 ID:kkbmrY47
「聞きしに勝る猛将よ!」
582あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/07(金) 11:32:03 ID:iqnjCrbQ
>兵長Aさん
統合軍の方ですか?
583あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/07(金) 11:35:43 ID:iqnjCrbQ
お!書けた書けた!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ジミー「ハァハァ…」
ゴンタマ「ゼイゼイ…」
ビルマー「こ、腰…が…」
猛烈な砲火と敵兵の波をくぐり抜けて、一行は旗艦ジパングの見える海岸までたどり着いていた!

ジミー「みんな無事か!」
カラス3羽「へい!!」
ビルマー「どうするんじゃ?海上にいる戦艦にどうやって飛び乗るんじゃ?」
ガスラ「俺たちがぶら下げていくしかないんじゃないか?」
ジミー「馬鹿言え!お前たちで俺やビルマーの旦那を運び上げるのに何分かかると思ってるんだ!」
ラーガス「3羽で1人を運んだらどうでやしょう?」
ビルマー「3往復もさせてくれんじゃろ…あっという間に打ち落とされるわい!ゴン、何か考えあるのか?」
ゴンタマ「………ゴメン…」

ビルマー「だから考えもなしに突っ込んでも無理じゃといったのじゃ!」
ジミー「あーコホン!乗り移るなら簡単だ。」
ガラ「さすが兄貴だ!」
ビルマー「感心するのは方法を聞いてからじゃ…言っとくがワシはこんな距離泳げんぞ。」

ジミー「みんなダイの大冒険読んでるか?必読だぞ!
    あれを見れば分かるように、ルーラは遠隔地への移動以外に、
    近距離での高速移動にも使えるんだ!そして俺はルーラを使える!」
ビルマー「おおそうか!こんな目に見える距離なら一度言った事もあるもへったくれもないわけじゃな!」
カラス3羽「さすが俺たちの兄貴!兄貴!兄貴!(目キラキラ)」
ジミー「よ、よせよお前等…」

ゴンタマ「ゴメン……みんな…」
ジミー「ゴン!そういう事は言いっこなしだぜ!無事に帰ったらなんか奢れよ!
    みんな捕まったか?敵艦上陸後いきなり戦闘かも知れねえが、覚悟しろ!
    ル−−−−ラ !!!」
584あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/07(金) 11:50:55 ID:iqnjCrbQ
ジミー「やばい!!!!!」
飛び上がったジミー達の目の前にジパングの砲台の1つがあった!
とっさに再度のルーラで艦の別の位置へ移動…
それと同時に主砲が轟音を発し、一瞬ののち、後方の森から爆発音が上がった!

ジミー「ぐあああああ!」
ビルマー「みみがぁぁああぁぁぁああああ!!!」

一瞬早くルーラできたものの、発射時の衝撃に吹き飛ばされる一行。
轟音に耳が遠くなり、頭がふらふらする。
だがおかげで甲板前方から中央付近まで一気に移動が出来た。

ゴンタマ「誰もいないみたいだよ!」
ジミー「ゴン…こう言う回復も早いな…」

ガスラ「入り口を探しやしょう!」
ガラ「そうだな。中に入らなきゃ何も出来ねえ。」
ラーガス「ついでに中で暴れてやりましょう!」
ジミー「お前等飛ぶのはやめておけ!俺たちの肩にでもそれぞれとまってろ!
    スフランを助けたら直ぐに逃げるんだ…中で暴れたりしたって袋のネズミになるだけだ。」
ビルマー「さてさて…凄いものを作ったもんじゃな…」

ざっと見回すが入り口らしきものは見えない。
ジミー「壊せそうな壁でも…は無理だな…窓でも何でもいい。探すんだ!」
585あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/07(金) 12:03:26 ID:iqnjCrbQ
艦橋へとたどり着く。
幾つかの窓があり、中を統合軍の兵士が忙しげに動き回っているのが見える。

ゴンタマ「どうしようか…」
ジミー「ノックして入れてもらおうぜ。」
ビルマー「無茶いうでない…」

ジミー「どうせすぐ見つかるぜ。だったらこっちからいきなり乗り込もう。
    ドアだの窓だのやぶろうともたついてる間に、
    中で敵がぞくぞく集まってくるぜ。」
ビルマー「ふむう…」
ラーガス「こっそり入る方法がないなら、むしろその方がいいかもしれやせんね。」
ビルマー「せめて誰か士官が一緒だったらのう…」

ゴンタマ「そうだ!ジミーさんが統合軍のシャーマンの振りをするってのはどう?」
ビルマー「おお!そうか!幸いシャーマンは見な同じ面を被っておるからのう!」
ジミー「だから同じじゃないんだってば!!
     …ま、シャーマン以外には見分けつかないのかもな…
     元々人数の少ないシャーマンだから、ここに誰も配置されてない場合もあるけどな…」
ビルマー「まだ誰も出てこないところを見ると、敵はワシ等には気付いておらんのじゃろう。
      とりあえず中に入るというなら、やってみる価値はあるの。」
ガスラ「このままじゃ埒があきやせんしね。」

ジミー「よし!みんなは隠れていてくれ。俺が上手く開けさせるから、
    そしたら一斉にとびこむぞ!」
586あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/07(金) 12:12:26 ID:iqnjCrbQ
鉄製の扉に丸い窓がある。
ジミーはそっとのぞくが、ちょうどそこには誰もいない。
取っ手を回してみるが、びくともしない。

暫く待機していると、窓の向こうに2名の統合軍兵が現れた。
お馴染みのキラーマシンとミイラ男だ。

ジミーは扉を激しく叩いた!
中の二人が驚いてこちらを向き、小さな窓に入りきれない
シャーマンの面をみて驚いたようにミイラは目を見開き、
機械兵のモノアイが明るくなる…

ジミー「おーい開けてくれ!」
ジミーは叫ぶが、中に聞こえているかは不明だ…

統合軍の2名は何か言葉を交わしている。
ややあって二人が後方の通路を向く。
新に1体のキラーマシンが現れた。
どうやら上官らしく、先の2体は姿勢を正すと、
ジミーの方を指差し、早口で報告を始めたようだ。

後から来たキラーマシンは訝しげにこちらを見ていたが、
やがて扉に近づき、内側からそれを開けた。
先にいたほうのキラーマシンがボウガンを、ミイラが銃のようなものを構えている。
587あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/07(金) 12:22:41 ID:iqnjCrbQ
キラーマシン「どこの所属のものだ!この艦にシャーマン部隊は配置されていないはずだ!」
ジミー「配置されてない?そんなはずないぜ!現にこうしているじゃねえか!」

ジミーは一歩中へ踏み込んだが、
後ろの2体がボウガンと銃の狙いをこちらに定め、
また上官の方のキラーマシンも一歩下がって同じくボウガンをこちらに向けたため、
その場で動きを止めた。

キラーマシン「所属と名前を答えろ!」
ジミー「あーっと、クラックス様から伝言をここの司令官に届けるように言われて来たんだけど。」
キラーマシン「なんだと!?用件なら無線で伝えるはずだろう!!」
ジミー「なんだか極秘文章らしくて。」

ジミーは話しながら背中の槍に手を伸ばす。

キラーマシン「その様な報告は受けていない。
      所属と名前をいえ!さもなくば射殺する!」
ジミー「そうつんけんすんなよ!」
突然!ジミーの背後から大がらすが飛び出す!

両肩口と右の足元から艦内に飛び込み、全速力で敵3体を飛び越す!
ジミーの動きに神経を集中させていた3体が、とっさにカラス達に照準をあわせた瞬間!

ジミー「ブラッディスクライド!!!」
ジミーの槍がキラーマシン2体の胴を貫いていた!

ミイラ「ひいい!」
カラス達がミイラ男に飛び掛り、嘴と持っている髑髏で盛んに攻撃する。
ミイラ男がカラスを振り払おうと武器を振るったその腕は、
ジミーに捕まれていた。
588あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/07(金) 12:40:54 ID:iqnjCrbQ
ジミー「よーし、大人しくしろ!」
ジミーが腕に力を加えると、ミイラ男は苦痛のうめきをあげ、
手にしていた銃を取り落とした。
ガラがそれをさっと拾う。

ジミー「スフランはどこだ!」
先ほどから大音量でスフランの歌声が流れつづけている。

ミイラ男「バ、バラモス軍か!?」
ジミー「そうだよ!スフランの居場所をいえ!」
ミイラ男「フン!だれが言うか!統合軍にそんな腰抜けはおらん!」
ミイラ男は不敵に笑った。

ビルマー「ほうほう。なかなか肝の据わったミイラじゃの。」
ジミー「そうだな…」
ミイラ男「俺はミルドレッド隊だ!そこいらのミイラといっしょにされては困る。」
ビルマー「おお、知っておるぞ。武人じゃの。」
ジミー「へぇ…でもいつまでもつかな…ニヤニヤ…」

ニヤニヤ笑いとともにジミーとビルマーが道をあける。
魔王もかくやと思わせるほどの殺気をまとったゴンタマがじわりとミイラ男に歩み寄った…

ミイラ男「ひっ!」

ゴ「うるぁぁああ!!」ミ「な!なにを」ゴ「ゴルアァァァ!!!」ミ「やめぶげし」ゴ「オラオラオラオラオラ」ミ「ああs
dtygふじこkぉp」ゴ「死に行くものこそ美しい…」ミ「だれ…たす…」ゴ「にゃ〜ん?」ミ「はい」ゴ「やら
ないか」ミ「ウホッ!」ゴ「あたたたた!!!」ミ「あべし!」ゴ「そもさん!」ミ「せっぱ!」ゴ「パワーをメテオに
!」ミ「いいですとも!」ゴ「ウボァ」ミ「orz」勇者「ん?」王様「死んでしまうとは何事じゃ!」ゴ「??」
ミ「!!」ゴ「あ、電車なくなっちゃう!」ミ「じゃあまた明日!」ゴ「※☆○Adk+‘@…」?「ワレヲヨビダシ
タノハキサマカ?」ミ「あ!だめそこは!」ゴ「よいではないか…」ミ「あ〜れ〜」………
〜ピンポンパンポン〜番組の途中ですが、放送に不適切な表現があったので一時放送を中断しています。〜
(暫くそのままでお待ちください)
589ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/07(金) 16:42:02 ID:w2oHFglS
〜イレギュラーズ暫定アジト〜

『こちら世界樹!ロット殿・ダークマター殿を残し、撤退しました!』
『こちらバラモス城!ピラミッドへの撤退を検討中です!』
ミカワが無線機の周波数を合わせると、そんな通信が聞こえてきた。途端にざわつくイレギュラーズの面々。
イビル「待機だ。今は動くな」
イビルは命令を発したが、ヘリスとアクロスが互いに頷き合う。
「命令に逆らうことだけど、…行こう」と、目で語り合っていた。

数分後、洞窟の外。
ヘリス「森もそうだけど、城も僕には大事なんだ」
アクロス「僕は森しか見てないからね、二人に分かれようか」
ミカワ「ちょうど偶数ですしね」
ラス「キシシ。だが、どうやって行くんだ?」
ヘリス「んー…キメラの翼で南部にはいけるよね、アクロス。
    僕にはルーラがあるし」
ヘリスはキメラの翼を二枚、アクロスに渡す。
ミカワ「セッテさん、すみませんが後をお願いします」
セッテ「はいはい」

…セッテを残し、四人は分かれて飛び立った。
590ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/07(金) 16:47:08 ID:w2oHFglS
――バラモス城の城壁の破れているところから入ってくる統合軍の兵士を
手で叩き潰し、あるいは凍らせながら、氷河魔王は伝令に怒鳴っている。

氷河「世界樹の部隊が撤退しただとっ!?」
伝令「は、はい、それで城の本隊もピラミッドに撤退の用意を、と…」
氷河「愚か者…!世界樹は文字通り、世界を支える樹だ!
   世界樹が倒れたら、この地上はおろか、魔界や天上界までも崩壊する危険があるぞ!」
伝令「し、しかし」
氷河「ええい、問答は無用だ!私は世界樹に行く!
   敵がこの事を知ろうと知るまいと、世界樹は倒れてはならん樹なのだ…!
   ……ルーラ!!」
伝令「氷河様…ッ! ……た、大変だ…マジン様ーッ!」

氷河魔王が世界樹に飛ぶ。伝令が駆け出す…。


…同時に、見張り台にミカワとヘリスが現れた。

ヘリス「…戦局は…マズイ感じだな…」
ミカワ「どうします?」
ヘリス「各個撃破だ。行こう!」

ヘリスとミカワが統合軍の左翼に向かう。
591ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/07(金) 16:53:53 ID:w2oHFglS
人っ子一人いない世界中南部の集落に降り立ったアクロスとラス。

アクロス「ここはあまり被害がないな…」
ラス「世界樹周辺がすごいことになってるみたいだぜ、キシシ」
アクロス「…急ごう。走ってくれ、ラス」
うなずき、アクロスを乗せて四本の脚で走り出すラス。


同時刻、世界樹から少し離れたところに氷河魔王が現れる。

氷河「ロット殿!いるか!
   私はグリンラッドの野良魔物が長、氷河魔王―いや、ヒョウガンだ!」

アイスウォールに向けて呼びかける氷河魔王、ヒョウガン。
592あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/07(金) 16:59:37 ID:iqnjCrbQ
見てますよー。
593ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/07(金) 17:06:03 ID:w2oHFglS
あ、影さん。考えてたのは大体出しちゃったんですけど…いや、早めに前期封印書いちゃおうかな?

アクロスとラス、個人的にゴンタマさん達に絡ませたいような気がします。
昨日までは、彼らどうやって戻るんだろう、キメラの翼あげるとか出来るかな、なんて考えてたんですけど、
ジミーさんルーラ使えたんですね…ハハハ…
594あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/07(金) 17:19:26 ID:iqnjCrbQ
ジミー「いいか!敵の本拠地に乗り込む場合は、先頭と最後尾に最強のヤツがなるんだ!」
ビルマー「影響されとるのう…」
ガラ「さすが兄貴だ!」
ラーガス「敵の本拠地とは違う気がしやすが…」
ガスラ「馬鹿野郎!兄貴がそう仰ったらここが本拠地に決まってんだよ!」
ガラ「ってことは兄貴が先頭と最後方に立つんでやすね!…うん?」
カラス達は首をかしげている。

ビルマー(こんなメンバーで大丈夫かのう…)
ジミー「ばか言ってんな!1人で両方できるか!」
ラーガス「ここは兄貴が先頭でビルマーの旦那が後ろでやすね!」
ビルマー「な!?嫌じゃぞワシは!」

ジミー「ちっちっち!分かってねえなお前等!
    スフランを助けるのはゴンタマに決まってんだよ!となれば最後尾が俺だ!
    『全ての戦いをキノコに!』これが合言葉だ!」
カラス3羽「へい!!」
ビルマー(…めまいがするわい…)

ゴンタマ「分かったよ!スフランちゃんの居場所!」
ビルマー「おお…ご苦労…」
ミイラ男「へへへ。ご案内させていただきます!」
ミイラ男がもみ手で現れた!

一同「……」
ゴンタマ「頼んだよ!」
ミイラ男「畏まりました!」

ビルマー「あーそこのこのスレを読んでいるよいこの諸君、
     何があったか  深  く  考  え  る  な  。」
595ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/07(金) 18:17:50 ID:sgJ5hyGL
世界樹沖およそ240kmの地点に、全長300mを超す大型戦艦が浮かんでいた。主砲、40cm
50口径三連装五基、排水量64500t。戦艦「サラボナ」である。

参謀B「敵水上艦隊は世界樹で砲撃を続行中、射程までおよそ160kmの距離です。しかし、
      スライム王国は撤退したらしく、またバラモス軍も敗退寸前とか…いかがいたします?」
クック「突入じゃ。」
参謀B「しかし…」
クック「突入ったら突入じゃ!」

先の戦いでは出撃するも、殆ど何の戦果も上げずに退却したこともあり、乗組員は皆、殺気
立っていた。

クック「航空隊は?」
参謀B「先の戦いで甚大な被害を受け、補充も訓練も間に合わなかったので、今回は空母一隻、
     「レッドキャッスル」のみの参戦となります。」
クック「うむむ、まぁ、止むを得んじゃろ。攻撃隊及び魔力戦隊、発艦、油壺で奴等を燃やしてやれ!」
参謀B「ハッ!」

海賊艦隊、世界樹沖、到着。
596ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/07(金) 18:30:33 ID:sgJ5hyGL
メルタ「なんでしょこいつら。」
マイ兄「敵でしょうね、多分。」
メルタ「なら撃つべし!撃つべし!」

メルター、マイティ、赤い三連星(?)を発見、メルタービーム発射。
597ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/07(金) 19:09:59 ID:nf0rplR/
ロット「この声は…氷河魔王……?あ、あの氷河魔王か…
    ヒョウガンと言ったな!私はここにいる!」
598ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/07(金) 19:12:46 ID:nf0rplR/
やっと水中から上がってきたダークマター。

ダークマター「上にはメタルドラゴン…今は放っておいて
     ロットの所に行かなくては!」

低空から森の中に入り、木々の間を爆走しながら世界樹に向かう。
599ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/07(金) 19:20:03 ID:nf0rplR/
世界樹に到着。

ダークマター「ロット!何をやってるんだ!
     兵士を全員バラモス城に送り込むなんて…!」

ロット「ダークマター…戻ってきたか。
    世界樹は私が守ると決めた。他の者を犠牲にはしたくないのだ。」

ダークマター「北部軍の理念と言ってることが違うぞ!命をかけてもこの森を守るはずではなかったのか!」
ロット「勿論それはそうだ。
    だが、今の状況を見ろ。一般の兵士では抑えられないほどの敵の量、
    森に広がる炎、消火部隊に手を出させないようにする神経ガス。
    生半可な戦力では無駄死にになるだけだ。」
ダークマター「うーむ…ならば敵の牽制とばかりに、私の仲間もどきを召喚するか。」
ロット「なに!?お前の仲間ってことは…まさか各魔物の王たちか!」

ダークマター「その通りだ。だが、本物を召喚できるわけがない。
     異世界にいる魔物は召喚できないからな。
     だが、その『もどき』を作るぐらいはできる。」
600名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/10/07(金) 19:32:23 ID:B6GkeNBE
>ダークマター
そういう展開をやめて欲しいから宣伝したんです。
いるなら最初から出してください。
両軍とも後出しで更に強いやつを出したがるからお互い収集がつかなくなるんです。
大体あなたはこれ以上、系統の王を関与させないと大広間かどこかで言っていたでしょう。
なぜ自分が言ったことさえ守れないんですか?
601ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/07(金) 19:32:35 ID:nf0rplR/
ロット「もどき?」
ダークマター「まぁ見ていろ。すぐに分かる…」

ダークマターの眼が青く光る。
すると、ロットの近くの地面に3つの輪ができる。
その中から魔物が姿を現した。

大きな翼を持つ4本足の鳥、キングアズライル。
頭が骸骨の蜘蛛、スカルスパイダー。
ゾンビの王、ラザマナス。

ロット「…………」
ダークマター「驚いただろうな。これからこの『もどき』で敵を撹乱する。行け!」

ものも言わず、3匹の魔物が素早く飛び出した。
飛べないはずのスカルスパイダーやラザマナスも浮き上がっている。

が、なんとアイスウォールをすり抜けて進んでいる!

ダークマター「本物に見えるが、あれはただの幻影だ。
     攻撃もできない。そもそも攻撃自体が幻影だから当たらない。
     そしてダメージも受けない。幻影だから。」
ロット「本当に大丈夫なのか…?」
ダークマター「それは保証するぞ。」
602ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/07(金) 19:57:05 ID:sgJ5hyGL
戦艦ジパングの上に現れたガーゴイル部隊、5名。しかし、上空で旋回するだけで、
一行に近づいては来ない。一方、ホークマン25名は、低空をジパング目指して一直線に
突っ込んでいる。手には、なんと突撃魚が抱えられていた!

ホーク「各員、雷撃体勢を取れ!」
603ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/07(金) 23:41:20 ID:ti4R6pvm
>>ダークマターはん
なんちゅうかその…幻影は霧やマヌーサみたいなもんかいな?


色違いと言っても油断していたのだろうかそれとも小手調べか
メルタービームでは『赤い機械三騎士』を捉えることは出来なかった。
なんと、そのキラーマシーンは自動ドアのように横にスライドして
メルタービームをかわしたのだ!通常では考えられない動きである。
小さく跳躍するだけなら分かるが、高低差は殆どゼロであった。
これこそが『赤い機械三騎士』をエースに昇格させた秘密である。
普通のキラーマシーンには考えられない機動性…そして
この機動によって成し遂げられた必殺技…

赤い機械三騎士A「2番機、3番機!メタルハンターにジェットキラートリプラーをかけるぞ!」

現時点で最新作のドラゴンクエスト8において
キラーマシン三機でチームを編成するとトリプル・ブルーメタルという名称になり
単体に大ダメージを与える事が出来るジェットキラーアタックという
某公国の突撃機動軍第7師団第一MS大隊司令部付特務小隊の連係攻撃とよく似た名前の
必殺技が使用できるのはご存じであろうか?
『赤い機械三騎士』が産み出した必殺技はそれとよく似たものであるが
威力はさらに凄まじく、動きを見切ることも難しい。なお、トリプラーという名前でありながら
どちらかと言えば上記の特務小隊の必殺技寄りである。

なんと、『赤い機械三騎士』は一列に並び、
プラチナンの床に音を立てることもなく
ごぉぉぉ、と風の唸る音と共にメルターの向かってきた!
604ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/07(金) 23:43:25 ID:w2oHFglS
ヒョウガン「この壁は、世界樹にとってよくない」
世界樹を仰ぎ見るヒョウガン。
ヒョウガン「イヤな煙を逆に封じ込めてしまう。開けた方がいい…
      ふむ、この氷を使ってしまってもいいか?」
言いながらアイスウォールに触れ、精神を集中させる。

世界樹の広場の外から、世界樹を伺う二人。
アクロス「世界樹の前に誰かいるよね」
ラス「ありゃ、味方…いや、バラモス軍だろ。統合軍はどこだ?」
-----------------------------------------------------
一方、バラモス城。
ヘリス「バギクロスッ!」
ミカワ「さみだれ斬りー!」
ヘリスのバギクロスでひるんだ敵を、ミカワが鎌で叩き斬る。
地道ながらも少しずつ、少しずつ、統合軍の左翼にいる兵士は数を減らしていく…。
605ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/07(金) 23:50:45 ID:xKQnUhGL
メルタ「こいこい!」
メルターは剣をバットの様に構えて打つ気満々である。
マイ兄「先頭の敵を踏んでみては?」
メルタ「それは流石に…」
606ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/07(金) 23:59:54 ID:ti4R6pvm
旗艦ジパングの第3砲塔より
雷撃隊に向けて砲弾が放たれた!
三式弾。対空中魔物用の散弾だ。

現実ではVT信管弾の方が有効かもしれないが
空中魔物に対抗するための砲弾ということでは
正に一発一編隊必墜の三式弾の名に相応しく、高い性能があった。
また、統合軍の拠点がバラモス軍の襲撃を受けるとき、
まず最初にバラモス空軍の爆撃を受けていることから
早急に対空兵器のより高い性能が求められたこともあるのだろう。

ホークマン25名は、
たちまち直径500mを超す攻撃範囲を誇る
三式弾のメラミを何発も身に受けた!しかも網戸か虫取り網のように
その密度は異常に高いものであった…。
607ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/08(土) 00:09:46 ID:AC7xxpV+
>ロビン3さん
そうです。マヌーサでできる幻みたいな感じです。
----------------------------
ロット「アイスウォールを使うのか…?もちろん構わないが、それをどうするんだ?」
608ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/08(土) 00:11:08 ID:J5u5wWTP
ホーク「た、退却〜!」
退却する雷撃隊。

ガーゴ「ありゃあすげえな…取り敢えず、距離をとるぞ。」
ガーゴイル隊、二十キロ離れた場所の高度五千に退避。
609ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/08(土) 00:21:48 ID:EQrcwLHI
ヒョウガン「私は、故郷たる氷河の大地の他では、あまり強くない」
何と、アイスウォールが溶けているように小さくなっていく!
ヒョウガン「力の源たる、氷がないからだ。だが、ここにこれだけの量の氷があるとなれば、話は別だ」
それに呼応してヒョウガンの体がどんどん大きくなり、アイスウォールが元の三分の一になった時、ヒョウガンの体は二倍ほどになっていた。
ヒョウガン「氷さえあれば、私は負けないのだ…出でよ、我が同胞よ!」
なんと、アイスウォールを少し削って三体の氷河魔人が姿を現した!

ヒョウガン「…敵は、あれか」
呟き、旗艦ジパングを睨みつける。
610あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 11:13:50 ID:AbJ4HGVp
>>600さん
まず600ゲトおめでとうございます。
それと宣伝ご苦労さまです。
ばくだんいわさんは戦闘になると人が変わるのではないかと思ってます。
ほら、車運転すると人が変わるとか、刃物持つと人が変わるとか。
雑談では控えめで常識的なんですけどね。

>ばくだんいわさん
ほぼどう時刻、ということは初めから幻影のつもりだったのでしょうね。
まあ、色々なアイデアを出すことは悪くはないので、
出す前に伏線張るとか大広間で他の人(特に対戦相手)の
意見聞くようにしたらいいんじゃないでしょうか。
そうすると展開が遅くなることは避けられませんが…
611あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 11:37:31 ID:AbJ4HGVp
ゴンタマ「スフランちゃん…洗脳されてるんだ…」
ミイラ男「ええ!全く統合軍ってのは血も涙もありません!」
ラーガス「おめえさん…」

通路を進む一行。
ガラ「あれ?兄貴がいねえ!」
ガスラ「ま、まさか後ろで数え切れねえ魔物と…」

ジミー「急げおめえら!」
ガラ「あ!兄貴来た…」
ラーガス「何をされてたんで?」
ジミー「あ!?ぶった押したキラーマシンを海に投げ捨てたんだよ。」
ビルマー「海洋投棄はいかんのう…」
ジミー「難しいこと言うなよ。」

ミイラ男「こっちです。あ、人の少ない通路を選んで通りますので、
     距離的には遠回りになりますが、よろしいですね?」
ビルマー「変なことは考えるなよ。」
ミイラ男「もちろんです!私はゴンタマさんに一生ついて行く決めました!」
ゴンタマ「ええっと…」

ジミー「ま、どんどん進もうぜ…」
612あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 11:40:02 ID:AbJ4HGVp
キラーマシン「とまれ!後ろにいるのは何者だ!」
ミイラ男「応援のシャーマン部隊と、それが捕らえた捕虜です!」
キラーマシン「応援だと?聞いてないぞ!」
ミイラ男「クラックス様の直々の指図で極秘裏に遊撃隊をシャーマンで編成し、
     遊撃隊は独自の判断で各戦場を動き回っているとのことです!」
キラーマシン「……ふむう。」

ミイラ男が話すすぐ後ろにジミーが、そしてその後ろには両手を縛られた
ビルマーとゴンタマ、さらに首を一本のロープで数珠繋ぎにつながれたカラス3羽が
神妙そうに控えていた。

キラーマシン「バラモス軍の捕虜か…連行するほどの重要人物なのか?」
ミイラ男「はっ!エビルマージはバラモス軍の会計係の主任で、
      敵軍財政の全てを知っております!
      マージマタンゴは大魔王ゾーマの」
ジミー「おらあああああ!!!」

ジミーの正拳突き!
キラーマシンは崩れ落ちた!

ミイラ男「ポカーン…」
ジミー「まだるっこしい!どんどん進むぞ!」
ビルマー「おいおい…」

ジミー「1人や2人なら倒して進むぞ!
    ミイラ!警備のシステムはどうなってるんだ!」
ミイラ男「え〜〜〜〜と、そこにカメラがあるんですが…」

一行がギョッとして見上げると、いかにもな監視カメラが、一行を真直ぐ見ていた…
613ダークマター:2005/10/08(土) 11:47:51 ID:AC7xxpV+
いつもの事情でトリッ(ry

>影さん
確かにそうですね。最近「人の意見を聞いてみる」ということが欠けてた気がします。
多少展開が遅くなっても、少しぐらいならば気にせずやっていけると思いますよ。

>戦闘になると
人が……変わるorz
いや、全くその通りです。よく考えたら結構危ないですね…
---------------------------------------
ロット「おお……!」

ヒョウガンの力に驚いている様子。
ロットと言えど、北や南の極地のことまではほとんど知らないからである。
「氷河魔王」も、知っているのは名前ぐらいだった。
614あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 11:48:46 ID:AbJ4HGVp
ジミー「おらあ!」
ジミーが槍を振るいカメラを叩き壊す。

ビルマー「走れ!!!!!!!!!!!!!」
一行が一斉に駆け出す!
と、壁の非常等が点滅を始め、同時にサイレンが鳴り出した!

ジミー「やべえなぁ…」
ビルマー「だからわしは初めからry」
ゴンタマ「まだ遠いの?」
ミイラ男「まだですよ!この先の通路を曲がって下の階に下りて…」
ラーガス「誰か来るぞ!」

後ろから大勢の走る音や機械のすれる音が聞こえてきた。
ジミー「後ろは任せとけ…」
ビルマー「前から誰か来たらどうするんじゃ!わしはミイラくらいならともかく、
      キラーマシンには勝てんぞ!」
ジミー「…走りつづけろ!!!」

通路を曲がると、前方の扉が開き、5名のミイラが飛び出してきた!
ジミー「メラミ!」
ジミーは走りながら炎を飛ばし、敵の一体を火達磨にすると、
そのままの速度で飛び込む。
火達磨のミイラを蹴り飛ばし、他の2体がそれを受け止めかねて倒れる。
残りの2体がジミーに攻撃するより早く、ゴンタマが一体を体当たりで押し倒し、
もう一体はカラス達が一斉に掴みかかった!

ジミー「行け!」
留めはささずにそのまま走り抜ける!
ミイラ男「その階段を降りてください!」
615あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 11:56:53 ID:AbJ4HGVp
階段を降りると、居住区域らしい。
ミイラ男「現在は戦闘中ですから、ここに残っている人数は少ないはずです!
      遠回りでもこのルートを選んだのはそういうわけです!」
何事かと出てくる統合軍兵を、種族も確認せずあたる側から叩き伏せるジミー。
倒したあとは、相手の死亡すら確認せずそのまま走り抜ける…

ビルマー「し、しんどくなってきたわい…ハアハア」
ミイラ男「右に曲がってすぐの階段を上がってください!」

曲がったとたん、先頭を走っていたゴンタマが吹き飛ばされた!
慌てて通路の角でとまる一行。
ゴンタマは壁にもたれて倒れている。
体には無数のボウガンが刺さっていた!

ジミーが少し顔を出して見ると、3体のキラーマシンが通路を塞ぐ格好で
ボウガンを構えていた!
ジミーが顔を引っ込めたとたん、今顔のあった場所をボウガンの矢が何本も
風を切って通り過ぎ、後ろの壁に激しい音を立てて当たった!!

ジミー「ちっ!狭い通路でああ構えられちゃ厄介だぜ!」
後ろからは新たな追っ手や、一旦倒したが負傷の軽かった敵の
追ってくる音がどんどん近づいてくる!

ジミー「強行突破する!旦那!後で回復頼むぜ!」
ビルマーが答えるより早くゴンタマがゆらりと立ち上がった。
体に刺さっている矢を引き抜く。(普通貫通しますかね?)
傷が瞬時に塞がる。
ゴンタマは走り出した!
616あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 12:03:44 ID:AbJ4HGVp
ジミー「おいゴン!」
ゴンタマにボウガンが浴びせられる!
あっという間に体中を針ねずみのようにされながら、ゴンタマの歩みは全く乱れない!

キラーマシン達がうろたえる。
再び乱射されるボウガン。
一体の矢が打ち尽くされ、慌てて再装填される。

ゴンタマとキラーマシンの距離はどんどん縮まる!
キラーマシン「おのれえええぇ!」
キラーマシンの一体が悲鳴のような声とともにゴンタマに切りかかる!
キラーマシンの斬撃はゴンタマの肩口から腰まで見事に切り裂いた!

ゴンタマは崩れ落ち…
床にぶつかる寸前に両手を着いて再び立ち上がった!
キラーマシン「ばかな!」

じりじりと後退するキラーマシン。
ジミー「おりゃああ!」
ゴンタマの背後からジミーが飛び出した!
ゴンタマが一体のキラーマシンにがむしゃらに掴みかかる!
切られたところは既に傷跡すら残っておらず、
矢も段々と抜け落ちていく!

ビルマー「おまえ達!そこいらにあるもので通路を塞げ!」
カラス達「ヘイ!」
617あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 12:12:49 ID:AbJ4HGVp
ジミーが何とか2対のキラーマシンを倒すと、
ゴンタマはまだ最後のキラーマシンと取っ組み合っていた。

ジミーは落ち着いてキラーマシンの目を目掛けて槍を繰り出した。
動かなくなったキラーマシンと、荒い息でへたり込むゴンタマ。
傷は再び治っていく…が、回復速度は落ちているようだ…

ミイラ「居住区のベッドやらイスやらで通路を塞ぎました!」
ビルマー「ついでに火も放っておいたわい。すこしは時間稼ぎになるじゃろう…」
ビルマーが言い終わると同時に、天上から消化の為のシャワー放水が始まった。

ビルマー「……」
ジミー「はは!まあ、足止めにはなるさ!この上だな?」
ミイラ男が頷く。ゴンタマも立ち上がる。

ジミー「よし、行くぞ!」
上の階に登る、やはり狭い通路が続いている。
相変わらずなりつづける警報。
階段の下からも物音が近づいてくる!
ビルマー「マヒャド!!」
ビルマーが下の階へ向け、呪文を放つ!
下から叫び声が聞こえる!
さらに何か叫び交わす声が…
ビルマー「わっはっは!放水の水がたまっている床を、凍らせてやったわい!」
ジミー「いいぞ!」

前方からは新たな足音が…
ジミー「畜生馬鹿でかい船だな!まだどのくらいあるんだよ…」
618あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 12:15:49 ID:AbJ4HGVp
>ばくだんいわさん
おっと、失礼!
一気に書いてたのでばくだんいわさんに気付きませんでした。
頑張って下さいな!あまり気にしすぎないようにしてください。
619あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 12:26:08 ID:AbJ4HGVp
実際の所、時間的には数十分だったのだろう。
だが、一行…特にジミーには何時間も戦いつづけているような気がしていた。
しかしようやく、一行はスフランがいる区画までたどり着いた!

無限MPのビルマーの使うベホマのおかげで怪我こそしてないものの、
一行は疲労困憊している…

ミイラ男「問題はここからです。今までは避けてとおってきましたが、
     ここの警備は万全です。さらに天上にも壁にもレーザーガンが備え付けてあります。」
ラーガス「…どうやって通るんだ?」
ミイラ男「…どうやってって、方法はないんじゃないですか?」
ビルマー「なんじゃと?貴様!」

ミイラ男「落ち着いてください!私は一番安全なルートでここまでお連れしました!
     ここの警備…例えばレーザーを黙らせるとなったら、
     船の動力部を破壊するとか、司令部に乗り込むとかしなければなりませんよ!?」
ジミー「…そうだな。ミイラはよくやってくれたよ。もともと無理は承知できたんだ。」
ガスラ「どうしやす?兄貴!」

後方から追っ手が迫って来る音がする!
ジミー「時間がねえ…俺が後ろは引き受ける!お前等…何とかしろ!」
ガラ「何とかったって…」
ジミー「うおおおお!」
ジミーは後方へ駆け出していった!程なく激しい戦いの音が響いてきた!

ビルマー「幸い狭い通路じゃ。大勢に囲まれるか、敵の士官クラスでもなければ
      ジミーなら簡単にはやられんじゃろう…さて…どうするか…」
620サイコピサロ:2005/10/08(土) 12:40:26 ID:y5/80vrK
最近大変だね
621あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 12:41:04 ID:AbJ4HGVp
ビルマー「この先はどうなっておる!」
ミイラ男「行き止まりを右に曲がり、そこの突き当たりがスフランさんのいる部屋です。」
ビルマー「真直ぐか…レーザーの餌食じゃな…」

ゴンタマ「仕方ないね…」

ゴンタマが無造作に通路に踏み出す。
たちまち数本のレーザーがゴンタマを貫く!
キノコが焼ける臭いがする…

ビルマー「ゴン!」
ゴンタマの傷が塞がる速度は目に見えて遅くなっている…
ゴンタマ「ここで待ってて…」

続けざまに発射されるレーザーがゴンタマの体に穴をあけていく。
ゴンタマ「スフ…ラン…ちゃん…」

ラーガス「ゴンの字…」
ガラ「畜生…」
ガスラ「俺たちにできることは…」
ビルマー「残念ながらなさそうじゃのう…」

ラーガス「ミイラさんよ、レーザーは動くものには何でも反応するのか?
      それとも誰かが操縦してるのかい?」
622あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 12:42:52 ID:AbJ4HGVp
>サイコピサロさん
色々な意味で大変ですよ…って大魔王クラスの方ですよね?
ガクブル…
623あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 12:49:38 ID:AbJ4HGVp
とりあえず一旦ここで止めます。
私が書くの待ってる人いたら
624あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 12:50:13 ID:AbJ4HGVp
いたらどうぞ!
すみません…途中で送っちゃいました。
625あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/08(土) 13:10:08 ID:AbJ4HGVp
落ちますよー。
626ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/08(土) 16:19:34 ID:wNyhctu5
-プラチナン-

風を裂き、一気に加速して距離を詰める!
これほどの速度でありながら高低差はやはり殆どゼロ!
どう考えても、走っているわけではない…。

列の一番最初の機が、右手でレーザーセイバーを引き抜き
メルターから見ると、切っ先というか、先端は右上にある。
1mほどに近づいたとき、列の最初の機は右上から左下に
レーザーセイバーを振り下ろした!

月光龍計画の機体は、機関室の場所をエネルギーの流れから突き止め
後一歩で目前まで迫るという状況だった。
吸収したエネルギーは全て翼に蓄えられている。
PASの力を失ったプラチナン艦内の壁は
発泡スチロールのように脆く、彼等の侵攻を止められない…。


-旗艦ジパング-

ジパング艦長「ネズミか…」
参謀「はい、既にもう何人か向かわせました」
ジパング艦長「…追加でさらに送れ」
627名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/10/08(土) 17:14:26 ID:A5brr/Yj
オペレ「敵、通路を通って機関室に接近!」
シース「ええぃ、なんて奴等だ!…技師!」
技師長「はい。」
シース「機関部最終装甲はどの位敵の攻撃に耐える?」
技師長「最終装甲は重要区画の最上装甲と同じですので、例え相手が魔王級だろうとも、数時間は持ち
    堪えられるはずです。メタルキング合金200cmとオリハルコン540cmの複合は、そうそうは破られ
    ないはずです!…ですが…」
シース「ですが、なんだ?」
技師長「そもそも、この艦の装甲はPAS非発動箇所に当たった敵の攻撃を食い止めるためのもので、侵入
    してきた敵を迎え撃つためのものじゃありません!敵が通路から侵入してきたんじゃ…」
シース「…意味ないじゃん!何とかならんのか?」
技師長「種秘伝の奇跡の防壁『せーふてぃしゃったー』も殆ど動力が落ちている今の状態じゃあ作動しません
    し…まぁ、どうせ破壊されても修理が数ヶ月遅れるだけです。開き直ってしまいましょう!」
シース「おぃおぃ…で、この艦内管制装置はいつまで持つ?」
技師長「もう艦橋のみなさんのMPも少なくなってますし…増幅装置が自爆してしまった現在の状況じゃあ
    あと2〜30分ですな。」
シース「ええぃ、民間人は即時退艦させろ、火気、生産、整備、航行、魔力要員も退艦だ!」
技師長「やむを得ませんな。」

プラチナン、艦内警備員以外の退艦を開始。
628名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/10/08(土) 17:15:46 ID:A5brr/Yj
メルタ「でりぇあっ!」
レーザーセイバーが振り下ろされるのと同時に、剣をフルスイングするメルター。

オペレ「火器、生産、整備、航行、魔力要員と民間人は退艦して下さい!繰り返します!火器…」
マイ兄「あらら、長居は無用ですな。」
マイティ、撤退。

キング「おぉ…民は、国民は?」
トロピ「あんなに大っきい艦が…」
リチャ「これは困ったことになりましたなぁ…」
リチャード、バラモス城から王族をこっそり連れ出し、オーク王国へ。
- - - - - - - -
マジン「ぬっへふぉっぶぉぁぁあああ!マジン滅茶苦茶〜〜〜〜〜〜ッ!」
マジンは、城壁の上で魔人の金槌を振り回しながら暴れまわっている!
629ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/08(土) 17:43:09 ID:t0DZt5QL
ヒョウガン「ぬおおぉぉぉ!!」
ヒョウガン、旗艦ジパングに向けて突進。氷河魔人三名もアイスウォールを削り取って後を追う。

アクロス「…ラス」
ラス「キシュシュ、おうよ」
アクロスとラスもこっそり後を追う。
----------------------
ミカワ「これじゃラチがあきませんよ!」
ヘリス「強力な魔法…か」
依然、統合軍兵士を倒し続ける二人。
ヘリスはミカワの頭の上に乗り、両手を合わせる。
ヘリス「…敵の真ん中あたりに行って」
ミカワ「はい」
ミカワはミイラやゾンビを踏み付け、左翼部隊の中心に降り立つ。
630ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/08(土) 19:04:40 ID:AC7xxpV+
ロット「……ヒョウガン、か。だが、私はここを離れることはできない。」
ダークマター「私も行きたいんだが、お前だけにしておくのは心配だからな…
     ここに残るとしよう。あとは幻影がうまくやってくれればいいんだがな…」

少し残っているアイスウォールに囲まれた世界樹。燃え移る木がだんだんなくなってきたため、
外の火の勢いはそれほどでもない。
631ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/08(土) 21:04:28 ID:wNyhctu5
>>ヘルコンドルはん
えーと、氷河魔人は地面から”生えて”いる木のようになっとるのに
海を渡ったり、空を飛んだり出来るんかいな?
旗艦ジパングは世界樹から20〜40km近く離れた距離の海上やで。
632名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/10/08(土) 21:22:27 ID:A5brr/Yj
プラチナンロビンさん待ち〜。
633ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/08(土) 21:29:43 ID:t0DZt5QL
>ロビン3さん
いえ、ただ旗艦ジパングの見えるほうに突進してるだけなのです。
バラモス城、統合軍左翼部隊及び向かってくるヒョウガンへの対応をお願いします。
634ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/08(土) 22:18:04 ID:wNyhctu5
赤い機械三騎士A「うっ」
フルスイングと合わさり、メルターの剣も流しながら
赤い機械三騎士Aはメルターから見て左に抜けていった。
だがしかし、攻撃がガードされるのはこの必殺技の想定範囲内であった。
すぐさま、剣の防御が赤い機械三騎士Aと流れていったところに
列から二番目の機がレーザーセイバーを両手に持ち、
メルターから見た場合、左上から右下にかけて
レーザーセイバーの力強い重い一撃が振り下ろされた!


キラ・リー「そんなこんなで世界樹の木に到着〜」
朱雀機「………」
キラ・リー「氷の壁かよ、流行らねえな〜」

キラ・リーの背の辺りから突然現れた
ラーメンの食器が規則的な動きで飛び、ラーメンスープを
世界樹の木を守るアイスウォールに、光線のような勢いで吹き出した!
アイスウォールは、まるで直射日光に当てたバターのように溶けていく!

キラ・リー「ここらへんで誰か来るのがお約束ってもんだから、
      早めに溶かしちまおっと」
635名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/10/08(土) 22:34:23 ID:A5brr/Yj
メルタ「フンっ!」
メルターはなんと、目をピンク色に光らせながら、左手のボウガンを二機目の機の
モノアイ目掛けて、思いっきり叩き付けた。
636ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/08(土) 22:53:56 ID:AC7xxpV+
ダークマター「おい。どうやら氷が溶けているようだぞ…」
ロット「なに?それはまずい。何としても世界樹を守らなくてはいけないんだ。
    マヒャド!」
マヒャドを唱え、溶けてきた氷を補強。
ダークマターも凍える吹雪を吐いて手伝う。
637ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/08(土) 22:57:24 ID:AC7xxpV+
一方、3体の幻影は森の中を飛んでいた。
目標は戦艦ジパングである。

そんな中、近くにミイラ男が歩いていた。

ミイラA「ん?なんだあれは!おーい!誰か来てくれ!」
遠くから接近してくる幻影を見つけると、持っていた槍を投げ付けた。
が、当たったはずの槍はすり抜けて遠くに落ちていた。
戸惑うミイラ男。そして、仲間のミイラが数名駆け寄ってくる。

ミイラB「どうした?何か怪しいやつでも……うわっ!」

気づくと、キングアズライルの幻影がキラーマシンの前に立っていた。
ミイラ達を見据えると、強烈な炎を吐き出した!
辺りに広がる炎。だが、何かがおかしい。

そう、周りの木々に火がついていないのである。
さらに、食らって丸コゲになっているはずのミイラも傷一つついていないのだ。

ミイラC「……あれ?さっき確かに炎が来たはずじゃないのか?」

ミイラ達は辺りを見回すが、キングアズライルの姿はなかった。
すでに遠くに行ってしまったのである。
638ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/08(土) 23:13:26 ID:wNyhctu5
赤い機械三騎士B「うおっ」

二番目の攻撃は機動をずれ、2番機はメルターから見て
右に抜けていった!

赤い機械三騎士C「やるなあ…だが!」

3番目の完全にがら空きとなったメルターの胴に
レーザーセイバーの切っ先を向けて突っ込んできた!
そう、多くの将校を倒しつづけてきたジェットキラートリプラーは
1番、2番が防がれても、必ずやその身に大いなる一撃を与える!

月光龍計画の機体は、遂に機関を守護する最終装甲にたどり着いた。
魔力ケーブルのミナデインクラスの電撃は翼に吸収しつづけられており
全機、一斉にそれを放った!
たちまち最終装甲は電撃によって赤く染まっていく…。
魔王級の攻撃は無理でも、長時間蓄えたミナデインクラスの電圧は
効果があるようであった。

639ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/08(土) 23:15:02 ID:wNyhctu5


キラ・リー「やっぱ来やがった」
朱雀機「………」
キラ・リー「別に手伝ってくらなくてもいいぜ。これぐらい」

キラ・リーが手を天に掲げる!
なんと、空からは巨大な両手鍋降ってきた!
どっこいしょっ、とキラ・リーが鍋を押し倒すと…
中からはぐつぐつに煮えたラーメンスープの波が流れ出し
一瞬にして世界樹の木を守るアイスウォールを溶かしてしまった!

キラ・リー「さあて、これで世界樹の軍勢の象徴は潰えるわけだ」

キラ・リーが世界樹の木に後5m程の距離に近づく。
右手には背から出したメンマソードを持っている。
640ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/08(土) 23:29:42 ID:J5u5wWTP
メルタ「ぶぁかめ!」
メルターのモノアイの光りが、三機目に向かって伸びる!
メルタ「拡散ビィィィム!」
〜〜〜〜〜〜
オペレ「敵、侵入は時間の問題ですね。」
シース「もはや動かぬ機関なんぞに用は無いわ。」
技師長「私は未練がありますが…」
シース「既に自爆済みのガラクタとなっていても惜しいか。」
技師長「技術者ですからな。」
シース「そうか…しかし、もはや我らの魔法力も無い。管制装置ももう止まる。脱出だ!」

ブリッジ要員、脱出。艦内警備隊も脱出を始めてる模様。
641ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/08(土) 23:45:50 ID:AC7xxpV+
ダークマター「世界樹に手を出すのは止めてもらおうか。」

キラ・リーの近くに、ロットとダークマターが移動する。
642ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/08(土) 23:53:37 ID:t0DZt5QL
ぴくっ、とアクロスが体を震わせる。
「…どうした?」
相方の異常に、ラスが足を止める。ヒョウガン達はもうすぐ艦の前に出るが…
「…世界樹がまずい。統合軍の中華な奴が居る」
「…あれか」
オーバーラン作戦時にキラ・リーを見たことのあるラスが呟き、反転する。
「戻るか」
「頼む」
頷き、ラス元来た道を一目散に走りだした。
643ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/09(日) 19:55:35 ID:w5j3Qvyc
…誰もいない?
644ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/09(日) 21:08:17 ID:JearT4r1
キラ・リー「あ〜怖い。
      じゃあ、どうしたら許してくれるんだ?」


赤い機械三騎士C「うわあぁっ」

ビームが方の辺りを貫き、3番目は
その場で呼び動作無く飛び上がってメルターを抜けていき
再度フォーメーションを組み直している。

赤い機械三騎士A「な、ジェットキラートリプラーを受けきるとは!」

月光龍計画の機体から放たれる電撃が
少しづつだが、最終装甲にダメージを与えている!
645ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/09(日) 21:14:35 ID:w5j3Qvyc
メルタ「三回行動は伊達じゃない!さぁ、覚悟!」
メルターは右手を天に、左手を地に向けている。
646ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/09(日) 21:49:26 ID:lsQttDc+
アクロスとラスは世界樹から200mばかり離れている地点で止まった。
「聞こえるな、アクロス?」
「うん。見えるね、ラス?」
「ああ」
二人は様子を見ている。
----------------------
「ファイアフェザーズ!!」
ヘリスが叫ぶと、炎で形成された羽根があたりに舞い散り、ゾンビやミイラを焼いていく!
「大切断ッ!」
焼き切れなかったキラーマシンをミカワが両断する!
647ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/09(日) 23:27:52 ID:9cYu1/Wu
ダークマター「そうだな………」
ロット「世界樹には手を出さないでもらおう。このまま帰ってくれればいいかな。」
648ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/09(日) 23:46:56 ID:JearT4r1
赤い機械三騎士A「もう一度だ!あの態勢ならジェットキラートリプラーは受けきれん!」

再び、正面から見ただけでは一体に思えるような
実に綺麗な列にならび、メルターに突撃してきた!


キラ・リー「だが断る!このキラ・リー様が最も好きな事のひとつは、
      自分で強いと思ってるやつに『NO』と断ってやる事だ」

いつの間にか、左手にもメンマソードが握られている。
朱雀機も体の温度が上昇しているようだ…
周りの景色が陽炎のように浮かび、歪んでいる。

キラ・リー「まあ、そこでずっとヘーコラしているなら命まではとらんさ。
      俺様は慈悲深いからな!がっはっはっは!」
649ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/10(月) 00:09:15 ID:UlygHFBr
メルタ「天地パクリの構え!」
メルターは、一番機を剣で薙ぎ払い、二番機をボウガンの背で弾き返し、三番機を
拡散ビームで攻撃した!
650あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/10(月) 11:22:25 ID:Bf3cVBk5
>ロビン3さん
ジパングって大分遠くの海にいるんですね…ちょっと飛び乗るの無理があったかな?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミイラ男「レーザーの…さすがに私にはそこまで分かりません…。」
ガスラ「あそこにあるのカメラじゃないか?」
ガスラが通路の向こうを除いている。

ラーガス「顔出すな!」
ガスラが慌てて顔を引っ込めたが、レーザーが頭の先を掠めた!
ガスラ「あちちち!」
ミイラ男「カメラは設置されてますが、こっちから見えるように設置はされてませんよ…」
ガスラ「なんか天上から下がってたぜ。」
ミイラ男「………それがレーザーガンだと…」
ガスラ「あ、そうか。」

ガラ「まあとにかく正確に狙ってくるな見たいだな。」
ビルマー「銭投げ!!」

ビルマーがゴールドを通路の向こうに投げつける!
レーザーが一本飛んできたが、すぐに反応が止まった。
断続的に飛んでくるものはゴンタマを貫通したもので、
ゴールドに反応しているとは思えない。

ビルマー「ふむ、何でも反応するのではないようじゃな…」
ミイラ男「小さいからでは?」
ビルマー「カメラがあることはあるんじゃな?
      であればどこぞでそれを見ながら手動で撃ってるのではないか?」
ミイラ男「その可能性は高いですが…どうするんです?」
651あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/10(月) 11:28:33 ID:Bf3cVBk5
ビルマー「手動なら一斉に飛び込めば…」
ミイラ男「蜂の巣にされますね。」
ラーガス「俺たちならどうだ?この通路でも俺たちの体なら、自在に飛べるぜ!」
ガラ「真直ぐじゃなく、ジグザグに飛べば、狙いつけられねえかもな!」
ミイラ男「無茶な…」

ビルマー「待てよ…手動だとして…いや、手動にかけるぞ!
      どうせこうして待っているわけにはいかんのじゃ…」
ラーガス「いいですぜ!」
ビルマー「こうしてこうして…」
ミイラ男「…分かりました。ゴゴゴ、ゴンタマさんのために頑張ります!」
ビルマー「泣きながら言うな…」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
警備室(見たいな所)のモニターに、前進するゴンタマがアップで映される。
「なぜ倒れないのだ!」
「強力な再生能力を持っていると思われます!」
「応援の警備兵に火炎放射器を持たせろ!チリも残らず焼き尽くしてやれ!」
「はっ!」
1人が通信機に向う。
「見てください!」
「なんだあいつは?」

モニターを見ると、ゴンタマの後ろの通路にミイラ男が現れた。
両手を上げ、手に何か持っている。
「身分証をかかげていますね。」
「アップしてみろ」
「…乗組員ですね。」
652あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/10(月) 11:44:53 ID:Bf3cVBk5
ミイラ男が通路に出ると、どこからともなく声が響いてきた!
「そこのミイラ男!すぐにその場を立ち去れ!
 さもなくば非常事態につき、敵兵とともに射殺されるぞ!」

ミイラ男は何か叫び返す。
が、実際には口をパクパクさせているだけだ。

〜警備室〜
「聞こえないな…こっちの声は届いているのか?」
「いまのこちらの放送がこっちのマイクで拾えてますよ。」
「馬鹿者!でかい声で喋れ!」
ミイラが何か手振りをしている。
「何だというのだ?アップしろ!おい!キノコへの砲撃は続けろ!」
「カメラの場所を聞いているのでしょうか?手のひらを向けていますね…」
「手のひらをアップしろ!」
「…何か書いてあるようですが、包帯が汚くて…」
「おいミイラ!お前の右手情報にカメラがあるから近寄って手を見せろ!」

ミイラが歩み寄る…
手のひらをカメラに向けたと…
突然体から包帯がはがれおちた!

ミイラ男のヌードがナナメ上方からカメラに大写しにされる!!!
しかもなぜか悩ましげだ!

警備室の兵たちは驚き慄いた!!!

と、剥がれ落ちた包帯から…カラス達が飛び出した!
おまえ達は手品で使う鳩か!
653あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/10(月) 11:56:59 ID:Bf3cVBk5
カラス達はそれぞれ包帯を加えて通路を飛び回る!
通路に大量の包帯が飛び交い、視界が著しくふさがれた…

レーザーが思い出したように乱射される!

ビルマー「ベホマ!ゼイゼイ!」
駆け寄ってきたビルマーが息を切らせながらゴンタマにベホマを唱える!
ゴンタマはうつろな目をしている…

ビルマー「しっかりせんか!」
ビルマーは炎を吐きだした!
飛び交う包帯に火がつく!

レーザーが目標を捕らえようとあちこちに首を振っている!
ビルマー「走れ!」
一行は死に物狂いで走る…

ミイラ男「そこの扉です!」
ビルマー「…こっちに来るな。」
ミイラ男「そんな…ひどい!」

ビルマーがせめて混乱させようと、燃え盛る火炎をはき、マヒャドを乱発する。
カラス達も火のついた包帯を加えて飛び回る…
ゴンタマが取っ手に手をかけると、ちょうど中から扉が開けられ、
キラーマシンが現れた!
さらに通路の先から3対のキラーマシンが、背中にボンベのようなものを背負って現れた!
新たなキラーマシンが手にした銃のようなものを構えると、猛烈な炎が発射された!

ビルマー「マヒャド!マヒャド!うおお!」
ちょうど発射されたマヒャドと火炎放射器の炎がぶつかり合う!
654あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/10(月) 12:03:38 ID:Bf3cVBk5
ゴンタマが体当たりでキラーマシンを押し返す!
続けてビルマー、ミイラ男、カラス達が部屋になだれ込む!
間一髪で猛烈な炎が通り過ぎる…

ビルマーとミイラ男が扉を閉める!
ミイラ男「鍵が…」
ビルマー「マヒャド!」
扉が凍りついて、開かなくなる…

ガラ「スフランちゃん!」

部屋の中ではマイクに向ってスフランが歌いつづけていた…
その目はうつろで、周りの騒ぎが全く目に入っていないようだ…

扉の氷が突然溶ける!
外から炎で溶かしているようだ!
ビルマー「マヒャド!早くしろ!」

ビルマーのマヒャドは威力は低いが、そこは無限のMP。
声もかれよとマヒャドを連発する。
ゴンタマはキラーマシンにしがみついている…
部屋には他に敵はいないようだ。

ミイラ男「ビルマーさん!」
見ると、ビルマーのわき腹から血が滴っている…
ビルマー「急げ…MPは尽きなくとも、体力が持たんわい…」
ミイラ男「ベホマを…」
ビルマー「その時間はない…開けられたらお仕舞いじゃ…」
話しながらもマヒャドを唱えつづけるビルマー…
655あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/10(月) 12:09:46 ID:Bf3cVBk5
ガラ「スフランチャン!」
ラーガス「スフランちゃん!しっかりしてくれ!」
ガスラ「スフランちゃ〜〜〜ん!!!」

カラス達の必死の呼びかけにもスフランは反応しない…

ビルマー「こりゃー!スフラン!正気に戻らんかー!」
ビルマーが叫ぶ…
スフランの体がわずかに…ピクリと震えるが、相変わらず目はうつろで、
同じ歌を繰り返し歌いつづけている…

ゴンタマ「スフ…ラン…ちゃーん!」
ゴンタマがキラーマシンを必死に抑えつけながら叫ぶ…
スフランは先ほどより大きく体をビクリと振るわせた。
が、やはり多少声が乱れたものの、やはり歌いつづけるだけで、
うつろな目はゴンタマたちを見てもいない…

キラーマシン「こしゃくなキノコがー!!!」
キラーマシンがゴンタマを振り払う!
ゴンタマ「うわー!」

弾きとんだゴンタマにキラーマシンはあっという間に距離を詰め、
その手の刀を一閃させる!!!

ゴンタマは胴を横に真っ二つにされた!!
上半身が宙に舞う…
ゴンタマ「スフ…ラン…ちゃ…」

スフランのうつろな目に宙をまうゴンタマの上半身が映る…
その目から涙が溢れ出した!
656あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/10(月) 12:16:37 ID:Bf3cVBk5
キラーマシンが続けてカラス達に切りかかる!
カラス達は天上ギリギリまで飛び上がり逃げ回る!

ビルマー「くそう、ここまでか!」
ビルマーが崩れ落ちる…

ミイラ男@包帯なしはなす術もなく立ちすくんでいる!

宙を舞ったゴンタマの上半身が、音を立ててスフランの足元へ落ちる…
スフランの歌がとまる…
嘴がわななき、体が震える…

ゴンタマ「……ラン..。」
ゴンタマの目から光が消え、同時にスフランの目に光が戻る!

スフラン「イヤ―――――!!!!」

ゴンタマの握り締めていた黒胡椒の瓶が落ちる!
蓋がころりと外れ、胡椒の粉が舞い上がった!

スフラン「!!!」
スフランは初めて、自分からその胡椒を吸い込んだ!

スフラン「ハ――――っキュション!!!」

スフランの乗っている髑髏がスフランの頭に被さった!
スフランの目が、赤く光る…
だが、いつもの暴走とは違う…
スフランの怒りと、ドクロの呪い、両方の目的が一致した!
657あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/10(月) 12:23:41 ID:Bf3cVBk5
スフランが翼を広げる…
と、次の瞬間、弾丸のように飛び出した!
ガラ「あ!」
ラーガス「見ろ!」

キラーマシンの首にスフランの嘴が突き刺さっていた!
キラーマシンは動きを止め、続いてヨロヨロと前に踏み出す…
スフランがキラーマシンの首から配線を引きずりだし、食いちぎった!
キラーマシンは動かなくなった…

スフラン「ゴンちゃん!」
スフランが髑髏を被ったまま言葉を発する。
以前は髑髏を被ると、暴走して正気のカケラも残らなかった。

ビルマー「ぬう!」
扉が荒々しく開けられた!

外には…ジミーが立っていた!
ジミー「お!みんな無事…か!?」
ジミーの視線はミイラ男に釘付けになる…

ジミー「え〜と…」
ミイラ男「そんなことより!」
ジミー「お!旦那!怪我したのか!?俺MPもう帰りのルーラしか残してねえぜ!」
ビルマー「いいから…あっちを…」

ミイラ男が余った包帯を巻こうとするのを、ビルマーは強硬に退ける。
ジミー「ゴン…」
658あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/10(月) 12:30:19 ID:Bf3cVBk5
ジミーが駆け寄る…
スフランが髑髏を脱ぎ、ジミーにすがるような目を向けた。

ジミーは何も言わず、ゴンタマの上半身と下半身を両脇に抱える。
ジミー「脱出だ!」

ミイラ男がビルマーに手を貸して立ち上がらせる。
ジミー「一番近い、外に出れる場所だ!」
ミイラ男「…結構距離ありますよ…」
ジミー「…」
659ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/10(月) 13:56:22 ID:hoRQQHAZ
「マ ヒ ャ ダ イ ン ! !」
ヒョウガンが叫ぶと吹雪が吹き荒れ、旗艦ジパングの浮いている海が半径200mに渡って凍り付いた!
「行け!」
ヒョウガンが叫ぶと氷河魔人三体が旗艦ジパングによじ登り、ヒョウガン自身も凍った海を渡って体当たりをしかけた!!
660ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/10(月) 19:29:31 ID:sh4QtC2s
ロット「私は 世 界 樹 に 手を出すなと言っているんだ。」
ダークマター「世界樹を潰す気なんだったら許さんぞ。」
661ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/10(月) 20:14:04 ID:eVdONuOR
突如ジパングを包み込むように巨大な水柱が立った。戦艦サラボナの、挟差弾である。

観測員「挟差!初弾で挟差です!」
クック「流石は最新鋭のレーダー照準システム、役立たずの航空隊とは大違いだな。」
砲術長「ははは、だから言ったではないですか。戦艦こそ海の王者だと…」
クック「うむ、頼もしい。諜報部によるとあちらも長砲身40cmだそうだが…」
砲術長「ははは、こちらはSHS弾ですぞ、シャーマニズム民族の艦なぞには負けません!」

戦艦サラボナ、射撃開始。
662あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/11(火) 12:43:05 ID:M0KKzX90
ビルマー「ベホマ…」
ビルマーが息を整え、ベホマを唱える。
ビルマーのわき腹の出血が止まり、顔に血の気が戻る…
が、極度の疲労がありありと見て取れる。

続けてベホマを唱え、ジミーを回復する。
ぐったりと座り込むビルマー。
目の端に動かないゴンタマが写る。
腰の部分で二つに切り離されたゴンタマは、回復するきざしすら見えない。

ビルマー(死んだのじゃろうか…一本の菌糸からも再生するあのゴンが…)
確かめるヒマはない。
警報は相変わらず鳴り響いている。

ジミー「急ごう…ミイラ!案内頼む。」
ミイラ男「先ほどの居住区まで戻るのが一番近いですが…」
ジミー「ああ…あっちは敵だらけだぜ。
    それに俺が、倒したキラーマシンの残骸で通路を塞いじまった。」
ミイラ男「分かりました。」

ジミーがゴンタマの上半身を、ミイラ男が下半身を抱えて、一行は廊下に出る。
レーザー銃はジミーによって叩き壊されている…

ジミー「お前これ使えるか?」
ジミーがキラーマシンの使っていた火炎放射器を指し示してミイラ男に聞く。
ミイラ男「重くて無理です…」
ジミー「そうか…」

通路を角まで戻り、来た道と逆の方へと進む。
その時、旗艦ジパングがぐらりと揺れた。
遠く爆発音も聞こえる…
ミイラ男「??砲撃でも受けているのかな?」
663あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/11(火) 12:54:03 ID:M0KKzX90
〜アリアハンの酒場〜
(こっちの話は2日間だからとっくに終わってないとおかしいのか…)

アリア「影…さん?あやしい影さんじゃない?」
トロルの影から突然かけられた声に、あやしい影は飛び上がる。

影「あ!アアアアアーリアさん!これはこれはなんというか、奇遇ですね…」
アリア「影さんのこと探してたのよ!」

マスター「おや、お知りあいだったのですか?」
影「ええ。まあなんと言うか。」
アリア「私達は彼を探していたのよ。」

マスター(昨夜両方ともここにいたのになぁ…)「ではジョンさんやスレインさんも?」
アリア「あ!ジョンさんがどうかしたの?」
影「倒れちゃいました…」
アリア「どこで?」
影「下の廊下で あ!行っちゃダメですよ…」

アリアは階下に降りていった!
影とマスターは顔を見合わせる。

マスター「あなたは大丈夫なのですか?」
影「はい。…下に行ってきます。だれも近寄らせないで下さい。」
664あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/11(火) 13:01:41 ID:M0KKzX90
影が階下に降りると、アリアが倒れていた…
影「あらら…」

スレインのいる部屋は扉が開け放たれたままだ。
除いてみると、スレインも床に倒れていた…

とりあえず窓を全開にする。
モルボルの部屋も全開にする。
モルボルの部屋の前に倒れているジョンの体が小さくなっている気がする…

影は一旦酒場に戻る。
影「…うちでの小槌とか、乙女のキッスとかありますか?」
マスター「ありますよ。ハイ。」
影「あるんですか…」

影が戻ると、ジョンは蛙になっていた。
ついでに毒と混乱と暗闇にもなっている可能性がある…
影は別世界のアイテムをどう使うか分からない!

影「幸い蛙なので私にも持てますね…」
ジョン蛙を酒場に運び、モルボル部屋の掃除に取り掛かる。

途中で様子を見に行くと、アリアとスレインも蛙になっていた。
上に運ぶ…ジョンは既に人間に戻って眠っていた。

影「どうやって元に戻すんです?」
マスター「これをこうやってここに…」
トロル「ヒィ!!かかかえるだぁ!」
振り向くとトロルが恐れおののいて立っていた。
665あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/11(火) 13:07:23 ID:M0KKzX90
マスター「やあ、お目覚めですか?」
トロル「ななな、なんだその蛙は!」
マスター「え〜と…お客様です。」

トロル「かかか、蛙だけはダメなんだ!!」
マスター「はぁ。でもうちのメニューに蛙料理もありますよ。」
トロル「うへ!本当かよ!!」
マスター「大人気ですよ。」

トロル「気持ちわりぃ!」
トロルは蛙から逃げようと、あとずさった。
後ろには階段がある…
影「あ!危ない!」

影が叫んだ声に驚いたトロルは階下に転げ落ちていった。
マスター「…あなたが声をかけるから…」
影「…掃除つづけます。」
トロルは階段の下でひっくり返っていた。
状態変化に耐性の薄いトロルは早くも体が変化し始めている…

影「どうせ蛙にならなきゃ運び出せませんからね…」
影はほっといて掃除を続けた。
666あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/11(火) 13:15:59 ID:M0KKzX90
〜3時間後〜
影「ふう、やっと掃除終わりました!
  お客さんのいる部屋が一部屋ありましたが、扉開けないように厳重に言って置いたので、
  大丈夫だと思います。」
影が蛙を持ってあがってきた。

ジョンとアリアが難しい顔で座っていた。
スレインは蛙のままだ…

影「あれ?どうしたんです?」
マスター「アイテム切らしてしまいました…」
影「え!じゃあスレインさんは!?」
アリア「私の魔法ではどうにもならないわ…」

スレイン蛙はゲロゲロ鳴いていいる。
トロル蛙も目を覚まし、ゲロゲロ鳴き出した。

ジョン「困りましたねぇ…」
マスター「次の納品まで一週間はかかりますよ。」
アリア「何か方法はないかしら?」

影「軍のギルガメッシュさんならなんとかなるかなーでも最近来ないし…
  あとは…あ!ラーの鏡か、いてつく波動でどうでしょう?」
ジョン「ラーの鏡なら、勇者さんが持ってましたね。」
アリア「頼みに行く?」
ジョン「う〜む…パーティーを抜けた我々が行くのは気が引けますが…」
667あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/11(火) 17:29:17 ID:M0KKzX90
マスター「まあ落ち着いてください皆さん…」

マスターの差し出すお茶を飲むジョン・アリア・影。
影「お!このお茶はいいですね!香りと言い、温度加減と言い…」
マスター「水が違うでしょう?」
アリア「本当、美味しい。」
ジョン「影さん詳しいですね。」
影「それはもう、鎧様にいつもご馳走になってましたから…
  ああ鎧様…・゜・(ノД`)・゜・」
アリア「鎧様って?」
影「ああ…元海軍部隊長でバラモス様ご不在の間は総司令官だった方です。」
ジョン「聞いたことがありますね。」
アリア「『だった』って事は今はどうしてらっしゃるの?」
影「…亡くなられました。いい人はみんな死んでしまいます…」
ジョン「戦争ってそうなんですよね。いい人から死んでいく。」
影「う〜む、それについては死んだ人はみんないい人に思えるって事もあるかと。」
アリア「鎧様って方は?」
影「とんでもない!あの方は本当に素晴らしい方です!」
マスター「…影さんってどういう…いや、言いたくなければいいですが…」
アリア「そうよ、影さんここで何やっているの?」
影「ええええっと、ここで……働いています。」
ジョン「働いて…なんでですか?」
影「勤労意欲に目覚めて…」

トロル蛙「ゲコゲコゲコゲコ!!」
ジョン「ああ、そうでした。」
アリア「お茶のむとつい話が脱線するわね…」
影「モルボルグレートさんが戻ってきたら何とかなりませんかね?」
668あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/11(火) 17:41:48 ID:M0KKzX90
だれもいないのかな?
669ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/11(火) 17:44:22 ID:F+oy+MxL
います〜
670あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/11(火) 17:54:29 ID:M0KKzX90
影「あ、そろそろ換気も終わったと思うので、お客様に知らせてきますね。」
マスター「ああ、さっき言っていた、部屋に残ったままだった方ですね?」
影「そうです。扉を決して開けるなと言っておいたので…」
マスター「ジョンさんたちと昨日一緒にいた4人組ですよ。」
ジョン「ああ、あの異国の変わった方達ですね。お泊りでしたか。」
マスター「ええ。なんでもあちこち旅して廻っているそうですね。」
影「昨日…皆さんいたんですか?」
ジョン「影さんこそ、どこにいたんです?」

お互いに肩を竦めたあと、影が階段を降りていく。
ジョンとアリアがどうしようかと話し合う声と、
蛙が2匹ゲコゲコ鳴く声が聞こえてくる。

扉の前に立ち、ノックする。
影「お客様〜!もう大丈夫ですよー。」

(ビートさんよろしく…)
671ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/11(火) 18:01:01 ID:F+oy+MxL
ヒロロ「うぇ〜い。あ、カエル。」
ストリ「あらら…これは…ただのカエルじゃありませんね。」
ファル「ってことはよ〜、あれか?悪い魔法使いの魔法でカエルに変えられた―――」
マルコ「ドアホ、これだから戦士は…こいつはアレだね、状態異常の一種だね。」
ヒロロ「へぇ〜。」

カエルを囲んで話し込むプチット。
672あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/11(火) 18:07:44 ID:M0KKzX90
ジョン「何かえ〜と、モルボルでしたか?」
影「モルボルグレエエエトです。」
ジョン「モルボルグレートとか言う異世界のお客の発する…発するなんですか?」
影「ハッスルダンス?」
アリア「余計なボケね。」
マスター「臭い息でしょう?」
影「酒臭さも。」
ジョン「…で、こうなっちゃったそうなんです。」
影「っていうか、ジョンさんとアリアさんもさっきまでなってましたよね。ぷっ。」
ジョン・アリア「(怒)」
影「よ、よく状態異常って分かりますね!」
ジョン「そうだ、みなさんあちこち旅してると仰ってましたね…
    なにかこれを回復できる方法とか知りませんか?」
673あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/11(火) 18:12:37 ID:M0KKzX90
残念!今日はここまでです。
ノシ
674ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/11(火) 18:16:45 ID:F+oy+MxL
マルコ「まぁ、状態異常の基本的な知識なんかは魔法使いや僧侶なら知ってて当然だよね」
ストリ「そうですね〜。あ、ヒロロさん、あれを。」
ヒロロ「あれ?」
マルコ「ほらほら、前ムーンペタの町で拾ったじゃないか。」
ヒロロ「あ〜、あれね。」

ヒロロは、ラーの鏡…の破片を取り出した!

ファル「これはあれか、正体を映し出すとか言う…」
マルコ「そ、変身の呪いやモシャスなんかに効果抜群のとっこーやくね。」
ヒロロ「でも、こんな破片で効果あるの?」
ストリ「大丈夫だと思いますけれど…えい!」

ストリコはラーの鏡…の破片を天に掲げた!
675ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/11(火) 18:20:27 ID:eyHQGLt3
赤い機械三騎士A「なにぃ!?二度も!?」
赤い機械三騎士B「馬鹿な…」

すぐさまフォーメーションを組み直す2機。
だが、3番機がいつまでたっても抜けてこない。
…それもそのはず、
3番機は、拡散ビーム砲に全身を撃ち抜かれていたのである…。

赤い機械三騎士C「まさかジェットキラートリプラーを……………ぐふっ」


キラ・リー「許さん?がっはっはっは!こいつはおもしれぇジョークだな!
      このキラ流中華料理を極めたキラ・リー様にそんな台詞が吐けるとはな!」

一瞬、キラ・リーの左腕が
瞬間移動したかの如く、消えて
また、次の瞬間には地面に「ばさっ」という音と共に世界樹の枝が落ちてきた。

キラ・リーの左腕が一瞬消えたように見えたのは、
素早くメンマソードを振っていたからである…。
676ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/11(火) 18:36:19 ID:F+oy+MxL
メルタ「さぁどうします?作戦でも考え直しますかね?」
677ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/11(火) 18:43:05 ID:eyHQGLt3
赤い機械三騎士A「ジェットキラートリプラーがなくとも…」
赤い機械三騎士B「十分に闘える!」

二機が一斉に枝分かれし、レーザーセイバーを抜いて左右から
メルターに斬りかかった!
678ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/11(火) 18:54:25 ID:F+oy+MxL
メルタ「数量の差が、戦力の絶対的差ではない事を、教えてやる!」
メルターは、右から来る機を剣で押さえ、跳ね返し、左から来る機をボウガンで撥ね退け、
さらに右の機体に拡散ビームを打ち込む。

技師A「外れました〜。」
プラチナン外部、スライム王国の技師達がメドローア主砲を魔力増幅装置ごと取り外している。
技師長「一体これをどうしようというので…」
シース「いやな、プラチナンを一時放棄すると伝えた伝令が『彼』から頼まれたらしいのだよ。」
技師長「何をする気なのでしょうかねェ〜…」
シース「さぁ?」
679ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/11(火) 19:02:33 ID:eyHQGLt3
赤い機械三騎士A「ぬわーっ!」
赤い機械三騎士B「馬鹿な…ぐふっ!」

それぞれ、爆発四散し、
後には焦げ付いた機械の部品が散らばっていた。


ドガァン!
ミナデインクラスの電撃を長時間浴び
最終装甲が赤く熱せられたところにイングラムの拳が炸裂した!
拳は最終装甲を貫通し、さらにもう一撃加えられ
ボロボロになりながら引き裂かれていった…。
680ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/11(火) 19:11:29 ID:F+oy+MxL
メルタ「何時の間に総員退艦が発令されてたんですか…」
プラチナンの外でリチャードやシースと落ち合うメルター。

マイ兄「そっちが聞いて無かったんでしょ…」
シース「しかし、このプラチナンがここまでやられるとは…」
リチャ「食料はどうするので?」
シース「それは大丈夫じゃ、オークの奴等に出させるようにしたわい、ハ〜ッハッハ!」

プラチナン外部で話が弾む。月光竜の事は忘れ去られているようだ。
681ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/11(火) 19:44:27 ID:eyHQGLt3
オペレーター「たった今月光龍計画の機体が敵艦の機能停止を確認しました」
キラルス「あっけないな。記念にプラチナンを持ち帰ってやりたいが…
     幾ら月光龍計画の機体でも無理か。ならば…」


-プラチナン-

月光龍計画の機体は
発動機に繋がる魔力ケーブルやパイプをことごとく
手刀で切っている…いや、叩き切っている。
やがて、発動機がプラチナンから断絶出来たことを確認すると
一体が付近の装甲をこじ開け、もう残り二体が運び出そうとしている。
682ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/11(火) 20:00:24 ID:kvtIFF22
プチッ


ダークマター「ん?今の音はなんだ…?」

と、ダークマターは後ろに強烈な殺気を感じた。
慌てて振り向くと、ロットが鬼のような形相でキラ・リーを睨んでいた。
世界樹に攻撃を加えられたのでブチ切れたらしい。

ロット「料理の話をしてるんじゃないんだぞ… 
    まさか世界樹に本当に手を出すとは思ってもいなかったが
    出したからにはただでは済まさんぞ!!!!!!!!」

マヒャドを唱え、出て来た氷の塊を全てキラ・リーに向けて飛ばし始めた!

ダークマターは呆然としている!
683ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/11(火) 20:09:20 ID:F+oy+MxL
シース「HAHAHAHAHA…ん?なんだありゃ?」

月光竜に集まる視線。

技師長「あれは…機関を持ち出そうとしていますぞ!」
シース「おのれ、なんて奴等だ!あんなのを放置していては士気に響く!だれぞ、奴を
    討ち取ってまいれ!」
ユショ「ここは、私が!」
シース「おぃ、ユショーか、行けィ!」
ユショ「ハッ!」

一騎のスライムナイトが、月光竜に向けて駆け出した。
684ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/11(火) 21:26:49 ID:F+oy+MxL
ロビンさ〜ん、いますか〜?
685ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/11(火) 22:18:01 ID:eyHQGLt3
キラルス「月光龍の機体を回収せよ」
オペレーター「フィールドエネルギー拡大中…」
キラルス「ボソンルーラ!」



キラ・リー「中華料理をなめるんじゃねぇ!」

キラ・リーの背から飛びだしたラーメンのドンブリから
光線のようにスープが放出され、
的確にマヒャドの氷を溶かしきった!

キラ・リー「貧弱、貧弱〜!」

またもや、左腕が
風か何かにように一瞬消え、
程なくして世界樹の枝が複数落ちた。
686ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/11(火) 22:36:23 ID:F+oy+MxL
シース「あっ!消えおった!」
ユショ「おのれ、私に恐れをなして逃げたか!」
ハンホ「流石ユショーだな!」
ジャン「(ユショーの奴、命拾いしたな…ハンホーも…)」
参謀A「恐らくは、あのクロナデシコなる艦に戻ったものかと…」
シース「ええぃ、幾ら出してもいい、取り返えさせろ!壊されるならまだしも、
    盗まれて堪るか!幾ら払ってもかまわんぞ!」
通信兵「了解、あ〜、こちらプラチナン…もとい、元プラチナン乗組員一同…」
〜〜〜〜〜〜〜〜
ガーラ「だ、そ〜だ。」
ビート「え〜、ボクの護衛は…」
スコピ「我々が居ますよ。」
メッキ「そうだっキャ〜!」
ビート「(不安だなァ…)」

ガーランド、バラモス城から出撃。一直線にクロナデシコへ。
687ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/11(火) 22:48:20 ID:kvtIFF22
ダークマター「…………。

     ハッ!私は何をボーっとしているんだ!
     ロットだけに戦わせてたら世界樹が持たない…」

刃を「こっちに来い」と言わんばかりに動かす。
すると、先ほど森を駆けていた3体の幻影が戻ってきた!

ダークマター「よし。攻撃だ!」

幻影たちはキラ・リーに向き直ると、一斉にベギラゴンを唱えた!(が、もちろん幻影である。)

ロット「マヒャド!マヒャド!」
ロットはマヒャドを唱えまくった。出てきた氷の塊は、全てキラ・リーに向けられている。

ダークマター「よし…」

ダークマターは刃に炎を宿し、キラ・リーを斬り付けた!
688ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/12(水) 20:27:49 ID:nei49pCC
マジン「ぬぅぅぅぅぅぅおぉぉりぃあぁぁぁぁぁぁ〜!」
マジンは、城壁から飛び降り、金槌を風車の如く振り回しながら無人の野を行くが如く
上陸隊主力軍の中を縦横無尽に駆け回っている!当たりさえすれば絶大な威力を誇る
魔人の金槌は、四方全て敵の振れば当たる状況下において、まさに大量破壊兵器並みの
凶悪さを遺憾なく発揮していた!

マジン、1000人撃破!バラモス軍全軍士気上昇!

ディン「(すごい…)」
ラック「敵の左翼にも動揺が見られる様で…あの戦艦にちょっかいを出されさえしなければ、
    なんとかなるかもしれませんぞ…!」

バラモス軍、統合軍上陸隊を猛撃!
689ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/12(水) 20:38:08 ID:LQXNZEya
キラルス『右翼隊はそのまま前進!本隊は直接攻撃に移れ!』
オペレーター「き、キラルス様!大変です!例のテロリスト共が!」
キラルス「何?ククク…ちょうどいいではないか。
     エルフの魔力を遮断しろ!奴らをランダムジャンプで送れ」
オペレーター「了解!接近中のテロリストにランダムジャンプを行う!」

ボソンルーラは障害物を乗り越えたり
さらには時空すら超越すると言われるが、大きな欠陥があった。
それは、通常の生物や魔物には使えないという点である。
ボソンルーラの原理を簡単に説明すれば
物質を粒子にまで分解、目標位置で再構成するわけであるが
この時、通常の生物は完全に再構成出来ないのだ。
その為、統合軍はミイラ男などを安全に送るために強い魔力を持ったエルフに
調整を施してジャンパーに仕立て上げた…という訳である。
更に、キラルス達の言うランダムジャンプは、その名の通り
ランダムに物体をボソンルーラさせるわけであり、
再構成出来なかったり、出来たとしても過去や未来に飛ばされ、
気づいてみたら壁の中…という事になる可能性が極めて高いとされるのだ。

690ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/12(水) 20:39:10 ID:LQXNZEya
キラ・リー「スローすぎて欠伸が出るぜフライパン!」

突如としてバケツをひっくり返したような雨…じゃなくて
空中では巨大な両手鍋がひっくり返されてラーメンスープが降り注いだ!
マヒャドの氷は一瞬にして消え、幻影は
あつあつのラーメンスープから発せられる”湯気”がかき消した。

キラ・リー「貧弱!貧弱ゥ!」

ついでとばかりに斬りかかってきたダークマターの刃を掴み
フリスビーのように投げ返した!
あれだけの怪力を誇るキラ・リーに投げ返されたダークマターは
幾つかの木々を切り倒してやっと停止した。
691ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/12(水) 20:50:42 ID:nei49pCC
ガーラ「どりぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ガーランドは、クロナデシコに向けてジャンプした!
692ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/12(水) 22:26:54 ID:TqA4pdLZ
ダークマター「蒸気で消すか…なるほどな。」

体制を立て直し、今度は高速回転してキラ・リーに突っ込む。


〜バラモス城〜

金「マジンさん!」
ホーク「スゲェ!」
ベータ「僕達も負けてはいられませんよ!」
ゴロー「よーし…久々に一発いくか!フゥーハハハーハァー!」

両手のドラゴンクロウを構え、前にやった時と同じように敵を手当りしだい切り裂いている。

金「ゴローは本気を出せば強いんだよなぁ。じゃあ僕も…」

粒を一つ取る…が、投げずにちょっと考え込む。

金「…………いや、粒は使わないでいいや。」
自分の体に戻した。
そして、統合軍の兵を2、3人まとめて掴んでは遠くに投げ飛ばしていく!
693ほのおのせんし ◆Lr4o6hPyEw :2005/10/12(水) 22:53:11 ID:cCwdLSRc
ここらへんで復活の布石を打っておかないと・・・
----------------------------------------
前回の戦いの後、過労と手傷によって気絶してしまった3人。
今日、よ〜〜〜〜〜〜〜やく目を覚ましたのだ。
ほのお「・・・・ここは?なんだかしらねぇが、臭ぇな。」
ブリザ「一体どこなんだろうね?」

一面草だらけの小屋はなにやら動物臭い。
3人が寝ぼけ面であたりを見回していると、奥から小柄な魔物が駆け寄ってきた。

???「よ〜〜〜〜〜〜〜〜やく目を覚ましたようだな。ここがどこだかわからんようじゃな。
   ここのぉ、わしの厩舎じゃよ。」

厩舎 という言葉にほのおのせんしが過剰反応を示す
ほのお「きゅ きゅ きゅ 厩舎??まじかよdrftgyふじこlp@♪〜」
先ほどまで気絶してたとは思えない食いつきのよさだ。興奮するほのののせんしを
2人は力ずくで取り押さえる。
ブリザ「で・・・あなたのお名前は?」

ミキーオ「おっと。そういえばまだ名乗っていなかったのぉ。
      わしはミキーオじゃ。この厩舎の主にして元ジョッキーじゃ。
      もっともいまじゃあ隠居じゃがのぉ ホッホッホッWWW
      お主が気絶してると仲間のミユーキから聞いたのでな、
      あわてて担ぎこんだのじゃよ。」
ミキーオは屈託のない笑顔で語る。

ほのお「ももも元ジョッキー!!!??もうだめ死にそう・・・
     ところでミキーオ殿、競走馬見させてもらっていいかい?」
ミキーオ「もちろんじゃとも。ほれこれが自慢の1頭
      コンゴウリキシゾーじゃ。ロマリア記念(GU)の勝ち馬じゃ。
      早いぞ!早いぞ!」
ほのお「(感涙)」
694ほのおのせんし ◆Lr4o6hPyEw :2005/10/12(水) 22:57:40 ID:cCwdLSRc
これでいいのかほのおのせんし!!!

まあ様子見ながらゆっくり入っていく事にします。
もし何か私が流れ読まずおかしな事したら修正してやってください!

>鎧様、ほうおう様
元ネタわかりますよねwwww
個人的にあの人好きですねぇ。いい方ですもの
695あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/13(木) 11:07:51 ID:SYbi9BSJ
おお、ほのおのせんしさん、お帰りなさいです。
一応統合軍が撤退したピラミッドをあなた達が守っている事になってますよ。
馬がいるところは…スーですか?
696あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/13(木) 11:42:59 ID:SYbi9BSJ
〜674続き〜
影「おお!これがラーの鏡…」
ジョン「何でまた破片を…」
アリア「指とか切ったりして危ないわよね。」
ジョン「いや、そういう事より前に…」

ラーの鏡…真実を映すという魔法の鏡…
影「捜し求めていました…長い間…」
ジョン「は?」
アリア「長い間?」

影「これで…私の正体が分かるかも知れない!」
ジョン「え〜と…」
アリア「蛙さんは…」
蛙×2「ゲコゲコゲコ!!!」

あやしい影はラーの鏡を覗き込んだ!!

なんとそこにはあやしい影が映っている!

影「……(怒)」
ジョン「あー投げるな!」
あやしい影はラーの鏡の破片をジョンに渡すと、
酒場の隅の暗がりで座り込んだ。

マスター「…どうしたのですか彼?」
ジョン「大丈夫ですよ。」
ジョンは鏡の大きめの破片を二つ選び、
スレインとトロルに差し出した。
697あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/13(木) 11:49:18 ID:SYbi9BSJ
スレインとトロルが鏡を覗き込む…
なんとそこには、スレインとトロルが写っていた!

スレインとトロルの蛙と豚が回復した!

スレイン「良かった!」
トロル「元に戻った!」
ジョン「…」
アリア「…」
プチ一行「…」
マスター「…」

スレイン「ジョンさあwせdrftgyふじこlp@」
トロル「な、なんで…」
ジョン「やっぱり破片では効果が足りなかったのかな?」
アリア「スレインさん、毒とかは残ってる?」
スレイン「いえ…毒も混乱も…暗闇も治ったようですが…」
トロル「こんなちっこくっちゃ何も出来ねえぜ!」

鏡には手のひらに乗るくらいのスレインとトロルが写っていた…
698あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/13(木) 13:07:40 ID:epVPRpdd
本日10月13日はバラモス4世様が降臨なされた日です。
おめでとうございます…
とは言え最後にお見えになったのが4月のことですからね…
どこにいらっしゃるのでしょう…
もうあのイオナズンは見れないのでしょうか…
来月18日のバラモススレ3周年を、バラモス様ご不在で迎えたくはないですね…
699ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/13(木) 19:34:09 ID:VCu5GooX
ああ…そういえば一回だけバラモス様と話したことがありました。
入隊直後です。

>影さん
>来月18日のバラモススレ3周年を(略)
そうですねー。いや…まさか!

3周年当日にドドーンと現れ、挨拶と共に住人を次々とバシルーラ!

……って、本当にしてくれたらいいなぁ…
700ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/13(木) 23:09:43 ID:/mkkkZ/r
3周年、か…。
>>689のランダムジャンプはランダムボソンルーラに脳内変換しといてや。
--------------------------------------------------------------

キラルス「今だ!奴らを飛ばしてやれ!」
オペレーター「フィールドエネルギー拡大…。ランダムボソンルーラ!」


キラ・リー「そんなもんで俺様が倒せるかっつうの!がっはっはっは!」

バシッと胴に当たる寸前でダークマターを受け取るキラ・リー。


701ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/13(木) 23:10:14 ID:/mkkkZ/r
キラ・リーの、超簡単ダークマターパイの作り方

材料:おおにわとりの卵、バブルスライム(適量)、砂糖、その他

1:まずダークマターをガツンと殴って気絶させます。

2:ほぐしたおおにわとりの卵、バブルスライム、砂糖をよく混ぜます。

3:あらかじめ作っておいた生地を敷いたダークマターの型に流し込みます。

4:生地を被せ、おおにわとりの卵の黄身を薄く塗って
愛と情熱の炎で5秒焼けば出来上がり。

※絶対に食べないでください。高確率で食あたりに陥ります。


キラ・リー「そして、投げる!」

コントのようにロットの顔に張り付くダークマターパイ。
お約束のようにドロッとダークマターパイが、
ロットにピエロのような化粧を施して地べたに落ちた。
702ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/14(金) 16:57:43 ID:nmwiD/fZ
ガーラ「な、なんだぁぁぁぁ〜!」

粒子にまで分解されたガーランドは、古代の火星に送られ、そこから適当な時代の
適当な場所に送られ…なかった。彼は、粒子の体のまま火星を彷徨い始めたのである。
…そして…

火星人「s4g9*/が(うう、頭が…)」
火星人「ogapぽじょoiひひおひp@?oj*/*-d/*!あdyはえ/*あ!(おい、どうした?誰か、
     医者だ!医者を!)」
火星人「くぁw背Drftgyふじこlp;@:「」(くぁw背Drftgyふじこlp;@:「」)」
火星人「うさふぉあ*/-*あf-!(ああ、玉三郎〜〜〜〜〜!)」
火星人「+++(…)」
火星人「+++*/s786あfs?(…どうした?)」
火星人「ぬ〜はっはっは〜!これか、これだな奴等のヘンな秘密兵器は!」
火星人「あ*/、あ*/-*あf?(た、玉三郎?)」
火星人「ええぃ、これをこうしてアレをこうして…よっしゃ、ポチッとな!」
火星人「D沿いあーーーー546だ6s8d+++-!(うわぁぁ〜〜〜〜〜〜そのボタンは…!)」

やがて、一筋の光が火星から打ちあがり、、バラモス城周辺へと帰っていった…。

ガーラ「帰〜ってきたぞ、帰〜ってきたぞ、ゼ〜ニト〜ラ〜マン!ジュワッチ!」
ガーランドが現れた!…クロナデシコの艦内に。
ガーラ「このガーランド様が宇宙人如きに敗れるとでも思っていたのか〜!…で、ここ何処だ?」
辺りを見回すガーランド。
703ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/14(金) 20:38:11 ID:GezzQGXC
ダークマター「殴った程度で気絶すると思うのかっ!馬鹿者め!」

ブチブチブチブチッ


ロット「………………
    ……お前はダークマターと私と、それから誰かを完璧に怒らせたな…」

ダークマター「さすがにここまでやられると許せん!覚悟しろ!」

ダークマターは4つの刃に炎、氷、雷、風をそれぞれ宿してソードビームのようにまとめて飛ばし、
さらに自分も高速回転しながらキラ・リーに突っ込んだ!

ソードビームはまっすぐ飛んだように見えたが
そのうち2つはキラ・リーの横をすり抜け、一気にUターンして戻ってきている!
704ぶちスライム:2005/10/14(金) 21:37:44 ID:ZZlQl5SR
>ダークマターさん
でましたね。王道展開。
キレて力は普段の数倍!頭のキレも数倍!
キレたら何を受けても必ず我慢できて普段はできないことも余裕!
これで倒せなかったらもちろん新キャラか強力助っ人の登場ですよね!?
705ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/14(金) 22:59:13 ID:GezzQGXC
…………なんか凄いプレッシャーを感じましたorz
706ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/15(土) 02:39:39 ID:FR5ZgZrP
あと1ヶ月で3周年…来れるといいけど…

あ、>>659はなかった事に…orz
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〜世界樹〜

その時、キラ・リーに向けて鋼の矢が飛ぶ…が、あっさり弾き返す。
「何者だ?」
「も――元南部軍、ヘルコンドル=アクロス! 世界樹は倒させない!」
問いかけるキラ・リーに一瞬ひるんだものの、叫ぶアクロス。
「…ったく、仕方ねぇな…」
ラスはアクロスを乗せ、森の中から世界中の広場に出てくる。
二人とも、油断無く武器を構えたままだ。
707ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/15(土) 02:41:24 ID:FR5ZgZrP
〜バラモス城〜

「うわぁっ!」
キラーマシンが横から薙いでくる剣を何とか避けるが、腕に弾き飛ばされ、
体が軽いゆえにそのまま城壁の上を飛び越えて城内に入り込んでしまうヘリス。
ミカワは息切れし始めている。
「……あ。た」
「わわっ、それは禁句ですッ!!」
城内―といってもまだ城壁の上だが―でビートと鉢合わせする。
『隊長』と言いかけたビートの口を、慌てて塞ぐヘリス。
しかし、バラモス軍の兵に猜疑の目で見られている。もちろん、黒軍団にも…
「え、あ、その、えーと」
「ヘリスさん!大丈夫ですかー!?」
その声に慌てて周りを見るが、今はもうみんな戦闘に集中している。
城内外の喧騒のおかげで、運良く『ヘリス』の名は聞き取られなかったらしい。
そう思ってホッとしながら、「大丈夫です!」と叫び返す。
「キリが無いですよ、どうします!?」
「直接、あの艦を叩くとかは出来ないですか!?」
クロナデシコを指さして叫ぶヘリス。
「無理だよ!」
「じ…じゃあ、この状態を抜け出す何かいい方法はあるんですか!?」
自分の考えを即座に否定したビートに向き直り、半ば八つ当たり気味に聞くヘリス。
708ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/15(土) 03:21:55 ID:FR5ZgZrP
カザーブ近辺にある岩山。そこに不釣合いな植物が、岩肌を登っている。
「見つけたぞ…ジェノ」
ローズバトラー…名を、バーム。
見張りに立っていたイルルとパースが気付き、洞窟内へと駆け込む。
「ジェ、ジェノ様、バームが来ました!」
「ついに来やがったか…」
ジェノの尻尾の蛇、イビルは体をジェノに明け渡し、そっと眼を閉じる。
「(マスター…見ていますか?)」

肩から腰にかけて、藍色の皮ベルトらしきものをつけ、それと藍色のズボンを繋ぐ。
体は青い毛に覆われ、背からは黒い翼を生やし、尻のあたりからは青色の尻尾がズボンを突き破って出ている。
頭には耳が生え、顔つきは狼のそれ――そう、堕天使ウルフェル…通称はエルである。
「少しばかり…まずくなってきたな。
 奴は確か、神側から魔側にジェノ達が堕ちた時、その強い魔力を感じ取って動いた五行『木』の一族だろう?」
『そのはずです、マスター』
ジェノたちの上空。イビルとエルは、念話で交信している。
「これは…逃げたほうがいいかもな。お前も感じるだろう、奴の強い覚悟を」
『はい、マスター。勧めてみます』

「(逃げたほうがいいんじゃないか?)」
「(一人なら、な。だが、ここにいるのは俺だけじゃない)」
ジェノに語りかけるイビルだが、ジェノは聞く耳を持たない。
「木よ…わが力に応えよ!」
イビルがバームに視線を戻した瞬間、洞窟から出て集まる七人の周りに、木が六本生える。
その形は…皮肉にも、六芒星。
「離れろ!」
嫌な予感を感じたジェノが命じるまでも無く、七人は散開する。
しかし、即座に木からツルが伸び始め、行く手を阻む。
「…これは私たちの問題…あなただけでも!」
ウィズが風を起こし、塞がりきっていなかった天井からセッテを逃がす。
咄嗟に自分の魔法で軟着陸するセッテ。
709ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/15(土) 03:22:57 ID:FR5ZgZrP
「あ…危ないなぁ……」
「ムン……!」
ほとんど同時に響いたバームの声にセッテがそちらを見やると、バームがツルをしならせて木の一つを叩いている。
それに呼応するように木が、ツルが光り始める。
「フレア!!」
「サンダー!」
ドーム上に六人を囲む木の一角が炭化し、穴が開く。
同時に別のところに雷が落ち、その部分は弾け飛ぶ。
「甘いぜ、バーム… ……破壊の波動ッ!!」
ジェノは両手をバームに向け、叫ぶ。
正確に本体の赤い部分を狙い、破壊をもたらす波動弾が飛んで――木の修復に集中していたバームに、直撃した。
「ぐぉっ……!」
本体に当たった以上、崩壊を止める術は無い。
だからバームは自分の能力『木』を一つの種に詰め込み、自らの故郷へとワープさせる。
最期の力で破損した箇所を修復し、強い輝きを放った封印の結界は――バームが崩れ落ちる直前、跡形も無く消えた。
「……封印…」
後に残されたのは、崩れた植物の残骸と一人残されたセッテ、上空で事の成り行きを見守っていたエル、それに―
―封印される直前の空間の揺らぎを利用し、なんとかエルの元に逃げたイビルだけだった。

「マスター…」
「計画が狂ったな…早く封印を解く方法を探さなければ…」
小さな角と黒い翼を持った蛇―イビル本来の姿に戻った彼を連れて、エルはどこかへと去る。
セッテもその場で沈黙していたが、数分たってルーラを使い、姿を消した。
710ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/15(土) 10:20:39 ID:M28cvArc
スコピ「まぁ、無理でしょうね。うちのご主君も向かって行ったっきり、消えて
     しまいましたし…」
ビート「あの人のことだから、死んではいないとは思うけど…敵の地上軍くらいなら、
     城内のdでもトラップの雨霰で追い返せないことはなさそうだけど…あの敵の
     戦艦に介入されたらそれまでだから…なんとかあの戦艦の注意を逸らすとか、
     そんなのがあれば…」
711あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/15(土) 11:14:37 ID:p9qILA8y
>ぶちスライムさん
IDがだぶるぜーたですね!

さて、溶岩魔王のジパング強襲は無しになった…と言うことは、
ビートさんのサラボナしか援護は求められそうに無いですね。
それもジミー達がいることをサラボナに伝えるのはほぼ無理…
となると…適当に脱出させましょう…
その前に酒場を。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ジョン「破片だったから小さくなっちゃったんでしょうか?」
マルコ「いやいや、鏡が小さいから復元も小さいと言うのは
     おかしい。この小さいのはやはり状態異常ですね。」
マスター「臭い息には小人化もあるんですよ。」
ストリ「たしか、ミニマムとか言いましたね。」

スレイン「どうやったら治るのでしょう?」
アリア「シャナクで治るかしら?」
ジョン「呪いじゃないですからね…」
マルコ「鏡が破片だったから、たくさんの状態変化を直せなかったのでしょう?」
ヒロロ「鏡の破片ならまだいっぱいあるよね。」

ジョン「ああ!そうか!」
トロルとスレインは言われるよりはやく、手ごろな破片を選んで覗き込んだ!

トロルとスレインは元に戻った!
トロル「た、助かったぜ!」
スレイン「ジョンさん、アリアさん…私が蛙になったことは、里のみんなには内緒にして下さい。」
ジョン「はっはっは!分かりましたよ!エルフにとっては名誉にかかわるでしょうね!」
スレイン「…ウツダ…」

ジョン「ヒロロさんたち、何かお礼をしなければいけませんね!」
712ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/15(土) 11:18:48 ID:M28cvArc
>>711
氷河!氷河!…よういや溶岩魔王、まだ復活して無いのかな…?
713あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/15(土) 11:22:50 ID:p9qILA8y
大広間にいますので、どなたか来たらお声がけ願います。
ヒマですので名無しさんでも大歓迎です。
いえ、いつでも大歓迎ですが、本日は特に大大歓迎です。
714あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/15(土) 11:24:14 ID:p9qILA8y
と思ったらビートさん…
ああ、氷河でしたね!シツレイ…
715ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/15(土) 11:26:22 ID:M28cvArc
ヒロロ「お礼だなんて…そんな…」
ストリ「お気遣いは嬉しいのですが…」
ファル「俺は貰ってもいいと思うぞ〜。」
マルコ「でも、何を貰うかも問題だけどね。」
716あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/15(土) 11:32:57 ID:p9qILA8y
ジョン「アリアさん、どうしましょう?」
アリア「そうねえ。皆さん、悪を倒す旅をしているのでしょう?」
ジョン「あ、いいたいこと分かりましたよ!
    トロルさん、気分はどうです?」
トロル「ああ、だいじょうぶだ。助かったぜ!」
ジョン「ちょっとお話があるのですが向こうでいいですか?」
トロル「構わんぜ。あんた等にゃ助けられたし、何でも言ってくれよ!」

ジョンとトロルが離れたテーブルに移る。
アリアは二人に…トロルに聞こえないよう小声で話しだした。

アリア「統合軍がいまの所悪なわけでしょ?
    私達と協力しない?
    私達も統合軍の悪を暴く為に行動しているの。
    それに、バラモス軍にもあなた達を紹介できるわよ!」
717あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/15(土) 11:33:33 ID:p9qILA8y
(そちらの都合が悪ければ遠慮なく断ってください。)
718あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/15(土) 11:43:10 ID:p9qILA8y
ジョン「実は、私達ある依頼を受けているんですよ。」
トロル「ほう。なんだい?」
ジョン「人探しです。行方不明になってしまいまして。」
トロル「へえ。そいつは大変だな。で?おいらになにかできるのかい?」
ジョン「人探しと言いましたが、人間ではないのです。」
トロル「へ?」
ジョン「エルフでして…」
トロル「なにー!?じゃ、じゃあおめぇ」
ジョン「恐らくあなたがさらったエルフだと…」
トロル「そうか!それで昨日から俺に付きまとってたんだな!」
ジョン「あなたがさらった当人だとわかったのは昨日、全く偶然でです。」
トロル「え〜〜と…あ!そういやおいら、口を滑らせちまったな…」
ジョン「どうでしょう?お話を聞いていると、いまの待遇に不満がおありなのでしょう?」
トロル「ん、まあ…な。」
ジョン「私達に協力してくれませんか?」
トロル「やめてくれよ。いまさら統合軍抜けられるわけねえだろ!」
ジョン「私達は、バラモス軍の上層部に友人がいます。復帰の口添えをしてあげましょう。」
トロル「上層部に?!本当かよ!」
ジョン「ヘルコンドル=ヘリスはご存知でしょう?」
トロル「ご存知も何も!空軍隊長じゃねえか!」
ジョン「ついでに、そこにいるあやしい影さん。彼はああ見えて魔王バラモスの秘書ですよ。」
トロル「はぁ?ばかな事…いやまて、そういや聞いたことあるな…」
ジョン「本当ですよ。いまはほうおう様の特命でこんな所にいますがね。」
トロル「ほほほ、ほうおう様!?ガクガクブルブル」
ジョン「統合軍にこのままいて、あなたの才能を埋もれたままにしますか?
    それよりも、1つ手柄を立てて古巣に復帰しませんか?」
トロル「………わかった。」
719ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/15(土) 11:56:08 ID:M28cvArc
ヒロロ「それは助かります!」
ストリ「それなら…ね。」
ファル「よぉ〜っし、斧が唸るぜ!」
マルコ「頼むよ〜。」
720あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/15(土) 12:06:58 ID:p9qILA8y
ジョン「どうなりました?アリアさん。」
アリア「ええ!一緒に行く事になりました!」
ジョン「それは良かった!こちらのトロルさんも我々の仲間になりました!」

トロル「みんなで統合軍をぶったおそうぜ!」
アリアが横を向いて顔をしかめた。
こういう手合いは大嫌いだが、仕方がない。

スレイン「え〜と、このトロルさんが一緒に?」
ジョン「ああ、昨日の話をスレインさんは聞いていなかったですね。
    ちょうどいい、ヒロロさんたちも聞いてください。
    もう数ヶ月前になります。この戦争が始まった頃ですね。
    一人のエルフの少女が行方不明になりました。
    名前はラナ。私達は彼女を探すたびをしていたのです。
    同時に世界で悪者扱いされているバラモス軍ですが、
    私達にはどうも統合軍にみんな騙されているとしか思えないのです。
    そこで人間の王国に目を覚まさせる為、統合軍の欺瞞を暴くことも
    私達の旅の目的の1つです。
    その二つの目的がこのトロルさんによって達成されそうです!」
スレイン「?」
ジョン「このトロルさんは統合軍の兵なのですが、統合軍に捕らえられたエルフの
    少女を見たことがあるそうなのです。
    彼は統合軍の悪に気付き、正義のために我々に協力してくれるとのことです。」
トロル「見たって言うか俺が…」
スレイン「……まさかラナをさらった…」
トロルのわき腹をジョンがつつき、
スレインの袖をアリアがそっと引いた。

ジョン「ここまでで、プチットの皆さん、なにか質問とうありますか?
    無ければ続けますが…」
721ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/15(土) 12:22:54 ID:M28cvArc
ヒロロ「ありません〜。」
722あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/15(土) 12:36:48 ID:p9qILA8y
ジョン「ふむ、では続けましょう。
    そのエルフの少女ラナはどうも統合軍のなにかの実験に
    使われた可能性が高いようなのです。そうですね?」
トロル「ああ…いや、詳しくはシラネえが。」
スレイン「なんですって!」

アリア「スレインさん!落ち着いて!」
ジョン「機械の軍団ですから、エルフとは言え…その…
    変な目的に使う事は無いでしょう?
    それなのにエルフの捕虜を大歓迎したそうです。」
アリア「人質としてエルフ族に何か要求する気なのかも…」
ジョン「私達がエルフの里にいるときにキラルスとか言う統合軍幹部が来ましたよね。
    エルフに統合軍への参加を求めましたが、ラナさんのことは言ってませんでしたね。」
スレイン「そうでしたね…」

ジョン「いぜん魔法使いに聞きましたが、エルフ族の先天的な魔力の高さは、
    やはり他の種族と一線を画するそうです。その為魔法実験なのどに
    使われたことがあったと。」
スレイン「事実です。私が産まれる前には、そういう実験用と、あとは…慰み者として、
    人間によるエルフ狩りが行なわれたのです。
    その為我々は隠れ里に篭るようになったのです。」

ジョン「統合軍も、エルフの魔力が目当てで誘拐したと考えられませんか?
    そしてもっと多くのエルフの魔力を求めて、隠れ里にもやってきたとは?」
723あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/15(土) 12:57:32 ID:p9qILA8y
落ちます!
プチ一行にもラナ救出方法考えていただけるとありがたい。
幾つか考えましたが、なかなかこれと言う手がなくって…
724ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/15(土) 13:06:54 ID:M28cvArc
無理〜!第一どこにいるのかも知らないじゃん…
725ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/16(日) 03:22:50 ID:zmvKAmop
粒子に変換されたガーランドは、
なんと、時の流れに飲み込まれることも、変な肉塊となることもなく
SFチックなクロナデシコの艦内へ…それも、ブリッジで再構成されたのであった。

キラルス「…ククク…散々私の邪魔をしてきたあのテロリストと言えども!
     このクロナデシコの力には敵わなかったな!」
オペレーター「あの…キラルス様…」
キラルス「どうした?何かあったの…か…?」

オペレーターが指さす方向には
艦内を物色するガーランドの姿が!

キラルス「なにぃー!?何故ここに!?」
オペレーター「ど、どうするんですか?」
キラルス「ええい、こうなれば私と奴をボソンルーラで外に転送しろ!
     新装備を持ってすれば勝てる。間違いない」
オペレーター「はい!フィールドエネルギー拡大開始…」
キラルス「そういうわけで、新装備を着用するまで待っていろ」
オペレーター「…………え?」

オペレーターが振り向いたときには、
既にキラルスはブリッジの扉を開いていずこかへ消えていた。
残ったのは、ガーランドと少数のオペレーター。

オペレーター「…………あ、あの、そそそ、粗茶ですがどうぞ(´・ω・)つ旦~ 」
726ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/16(日) 03:47:17 ID:zmvKAmop
キラ・リー「ちっ、今はおまえらの相手をしてやれねぇ!」

キラ・リーはヘルコンドル達に手をかざすと
ダークマターに向き直り、身構えた!
なんと、ヘルコンドル達のいる所に向けて、空から人間の身長を超える大きさの
両手鍋、片手鍋、おたま、フライパン、ざる…といった鋼鉄製調理器具が降り注ぎ
小さな小山を築き上げた。

キラ・リーは、最初前方から向かってくるビームソードくそメンマソードでさばいたものの
後方からのビームソードはさばききれず、背に刺さって地面に片膝ついたが

キラ・リー「なめるなぁ!」

どこから出したのか、ほっかほっかの生麺のロープを手に取り、投げた!
投げた生麺ロープは獲物を狙うヘビのように
向かってくるダークマターを雁字搦めとした。
727ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/16(日) 13:14:22 ID:FkdB+fhD
ガーラ「あ、こりゃ親切にどうも。…しっかし、ナンだろココ、帰還の時座標がズレ
     たのかなぁ…あ、君、ここ何処だか教えてもらえない?あんまり金目の
     物はなさそうだったけどさ。…あと、食べ物もあればなおいいな。」
寛いでいるガーランド。
728ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/16(日) 19:14:17 ID:fDDMsqP2
ダークマター「まだまだまだまだまだまだまだまだ!」

情熱なのか本当の炎なのか分からないが、ダークマターの周りを炎が取り巻いて
麺を焦がしてボロボロにしている!

そして、同じように刃を連続で出す。だいたい8つぐらいだろうか?
それぞれがバラバラに飛び、キラ・リーに向かって上から右から左から後ろから前から飛んで来た!
729ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/16(日) 21:34:48 ID:VcIRbnJK
ラス「――ぬおりゃあぁぁ!!」
轟音を立てながら、調理器具の山からラスが飛び出す。
その後をちょっとふらつきながらアクロスがついていく。

…瞬間、アクロスの懐の無線機が鳴り響く。
セッテ「…二人とも!ちょっとまずいことになった!
    世界樹も大事だけど、こっちも大変だ!」
アクロス「セ、セッテさん?」
セッテ「そうだな…南部の集落があるね?いったん戻ってくれ。僕もすぐ向かう!」
ラス「おい、ちょっと」
通信が切れる。二人は顔を見合わせる。
アクロス「…仕方ない。ラス」
ラス「ん…あのセッテが慌ててたからな。どんなヤバイ事なんだか…。
   ここもまだ平気そうだし、行くぞ。しっかり掴まってろ」

…アクロスとラスはその場から走り去った。
730ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/16(日) 21:42:11 ID:VcIRbnJK
ヘリス「戦艦の注意を逸らす、か…」
手の中の槍を肩にかけ、クロナデシコを見やる。
ヘリス「地震とか起こして、地盤を緩ませる…
    そういうことが出来るには出来るんだけど、いけるかな?」
ヘリスは、下で奮闘しているミカワを見る。鎌一本で敵を切り裂き、叩いて怯ませている。
時々、鎌自身がミカワを導いているように見えるのは気のせいだろうか…
731ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/16(日) 23:33:58 ID:EDPYG33W
ビート「う〜ん…多分無理!アイツ飛んでるし。もっと、アイツが危機感感じて追い
    回してくるような…何か!」
732ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/17(月) 03:19:24 ID:DOWmEPUJ
オペレーター「こ、ここですか!?ここは機動戦艦クロナデシコの艦内ですはい」
正直に答えちゃったオペレーター。


キラ・リー「けっ!必殺!ローリングフライパン!」

両手にどこからかフライパンを手に持ち、右足を軸に
竜巻の如く、回転を始めた!
そう、エゾで数人をイスカンダルまで送った、
あの回転である!

刃は竜巻に負けていないが、速度は落ち、フライパンに当たれば、
第三宇宙速度である秒速16.7kmを越えて大気圏外へ!
恐るべき怪力である。

だがしかし!キラ・リーの起こした竜巻には唯一無防備な所があった。
それは、台風の目…竜巻の中心点である!
ここは、無風状態であり、しかも、フライパンの死角だ。

キラ・リー「ぐっ」

一本の刃が左肩に突き立ち、キラ・リーは肩を押さえた。

キラ・リー「はぁ…くっ」

キラ・リーは背から一つのフカヒレスープをとりだし、地面においた。
一見何の変哲もないフカヒレスープであるが…突如大きな水しぶきがあがり
半透明の”サメ”が飛びだしてダークマターを襲う!
733ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/17(月) 03:45:30 ID:DOWmEPUJ
サラボナの挟差が起こした水しぶきが甲板を叩き
艦が少しだけ揺らいだ。

ジパング艦長「なに?一体なんだ?」
オペレーター「わ、分かりません!
       …?いえ、判明しました!敵艦からの砲撃です!
       5時の方向に艦影を発見したとサファイアフォースから報告が」
ジパング「な、航空隊は追い払ったはず、どうやって射撃諸元を割り出したのだ?
     ええい、緊急右九十度回頭!全砲門、三式弾から徹甲弾に変更!」

更に慌ただしくなる艦内。
734あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/17(月) 11:26:51 ID:XPvttr5v
最下層ですよ皆さん!
735あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/17(月) 11:59:18 ID:XPvttr5v
>ビートさん
>ラナ捜索
無茶は承知の上で、そこを何とかするのがバラモス魂です!
巨大な勇者に知恵と勇気で立ち向かうのがDQでしょう!
…と言うのは冗談ですが、
大広間に書いたように、スレイン達に与えた目的は、
探し出す事よりも、探しに行くことが重要なので、
じゃあどこから探そうとか、そういう事で充分助かります。
736ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/17(月) 17:38:26 ID:90bAYicP
ガーラ「あ、クロナデシコね、統合軍の戦艦の…
              … な 、 な ん だ っ て ー !」
ビックリして飛び上がるガーランド。
- - - - - - -
クック「フフフ、この戦い、負けるはずが無い。そうだな、ティレーよ。」
ティレ「はい、戦艦の主砲は、その機構上、一度装填してしまった弾は、撃つしかあり
    ません。しかるに、敵戦艦は榴弾を用いて対地砲撃を行なっておりました。数斉射
    の間は徹甲弾を撃てない筈です。我々より主砲の威力、門数、排水量、そして射撃
    指揮装置に劣る戦艦が暫くまともな火力を発揮できないのでは…ふふ、細工は粒々、
    仕上げをご覧じろ…」
クック「ふふふふふ…撃てィ!」

再び、サラボナの主砲が火を噴く。またもジパングを包み込むように、その周囲に落下した。
命中は、時間の問題である。

しかし、彼らは知らない、ジパングが排水量65000tを超える、46cm砲戦艦であるという事を…。
- - - - - - -
ヒロロ「う〜ん、じゃあ、統合軍の居そうな所に行ってみるとか?」
マルコ「統合軍って〜と…エジンベアとか、ウラジオストクとか?」
ファル「行ってみるか?」
ストリ「そうですね〜…」
(確か未だ出会ってから一日しか経ってませんから…こちらでは陥落して無いはず。)
737ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/17(月) 19:40:24 ID:NXRxzK0P
ダークマター「サメ!?おいおい、でも液体の…ぐわっ!」

ダークマターに噛み付いている!しかも、液体なのに本物のサメのように固い!

ダークマター「えーい、離れろ!ちくしょう!」
ロット「マヒャド!」

噛み付いているサメが凍った。

ダークマター「おお…助かったぜ。じゃあこれも返すぞ!」

高速回転し、サメをキラ・リーの方に吹っ飛ばす。
738名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/10/18(火) 03:55:30 ID:APaxBkHu
もうこのスレも落ちますね。
739あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/18(火) 10:21:00 ID:iw20i9Zb
>738さん
ふっふっふ。
この程度で落ちるなら、以前とっくに落ちています。
甘く見ないで下さい。
740あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/18(火) 11:27:22 ID:iw20i9Zb
とは言え、最下層どころか最後尾にあるのは少しばかり不安ですね…
ageて見ようかな…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ジョン「ウラジオストク?…ああ、ムオルのもっと北の方ですね…」
アリア「あっちなら人間の間地や村はないけど、魔王軍ならいるわね。」
ジョン「イシスの人間達に当たってみるのは?」
スレイン「う…私は人間はいやですね。それにラナの行方を人間が知ってますかね?」
ジョン「それはそうですね…トロルさん、何か意見ありますか?」

トロル「そうだなぁ…ピラミッドにはもう何も残ってないだろうしな、
    他の統合軍の拠点のどこかにいるんだと思うが、
    居場所がわかってどうするんだ?救出なんて考えねえほうが身のためだぜ…」
ジョン「救出方法はまた考えるとして、まずは居場所をどうやって探すかですね…」
アリア「バラモス軍に合流したら?なにか情報があるかも。」
ジョン「そうですね…影さん!どう思います?」

影「ブツブツブツ…は!?なにか?」
ジョン「バラモス軍に合流するのはどうでしょう?」
影「ババババラモスグンに、なんで?」
ジョン「なにかラナさんのことが分からないかと…」
影「ラナさん?ってだれです?」
ジョン「話聞いてないんですか(怒)?」
741あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/18(火) 11:35:32 ID:iw20i9Zb
アリア「カクカクシカジカ…」
影「ははあ、では皆さん、そのエルフの少女を探しているわけですか…」
スレイン「軍でなにか分かりませんか?」

影「(はて…なにか聞いたことがあるような…)
  さて…ラナさんについては聞いてませんね。
  でもピラミッドが陥落してから、クラックス以下統合軍主力はエジンベア近郊に
  移りましたよ。ラナさんが囚われているなら、一緒にそっちに移ったのでは?」
ジョン「エジンベア?確かな情報ですか?」
影「最後に私が…私がえ〜と…私が聞いたときには…
  軍で確認しています。確かです。
  馬鹿でかい空飛ぶ戦艦でピラミッドを脱出して、エジンベアに行ったんです。」
アリア「空飛ぶ!?まあ…」
ジョン「ふむ…ではマルコさんが行ったように、エジンベアに行って見ますか?」
スレイン「危険な気もしますが…」
影「イイ!それだ!それしかない!危険はまあその…虎穴にいらずんは虎子を得ずですよ!」

ジョン「みなさんどうです?」
アリア「私はそれでいいわ。」
トロル「おいらも行くぜ。」
742あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/18(火) 11:37:26 ID:iw20i9Zb
間地じゃなくて街です。どういう変換の仕方をすると、こういう間違いをするのやら…
743あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/18(火) 11:50:51 ID:iw20i9Zb
〜旗艦ジパング艦内〜
立て続けに船が激しく揺れる!
ビルマー「うおお!」
ビルマーが揺れた拍子にバランスを崩し、倒れる。

ジミー「大丈夫かい?旦那!」
ビルマー「いかん…頭がくらくらするわい…」

艦内は警報が鳴り響き、放送がひっきりなしにがなりたてている。
ミイラ「…どうやら敵艦に砲撃を受けているようですね。
    乗組員があっちへ呼ばれたりこっちへ呼ばれたり…
    反撃態勢を整えているようです。」
艦内放送を聞いていたミイラが一行に伝える。

ジミー「ありがてえ。それでこっちが手薄になってくれりゃいいんだが…」
ジミーが言う側から、前方の通路に10名ほどのマミーやキラーマシンが現れた。

マミーA「おい!侵入者がいたぞ!」
ミイラ男A「司令塔!侵入者を発見しました!」
キラーマシンA「先に派遣されたキラーマシンはやれらたのか?」
キラーマシンB「クソ!この大変な時に侵入者などにいつまでも構ってられん!
     おまえ達!すぐに武器を捨てて投降しろ!」

ジミー「…やなこった。」
ジミーが敵勢に飛び込んだ!
統合軍側は、狭い通路での同士討ちを恐れ、強力な火器や飛び道具を使いづらい!

ジミーの猛攻に、10名の敵は後退する、が、怪我のみで倒れているものはいない…
ジミー「いけ!」
通路の分かれ道まで押し返したところで、ジミーが後ろに声をかける。
一行は大急ぎで別の通路に走りこんだ!
744あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/18(火) 11:57:22 ID:iw20i9Zb
ジミー「くそ!せめてMPが残ってりゃ…」
足払いで先頭のキラーマシンを転ばすと、ジミーも後を追って走り出した…

ややあって後ろからかすかな音を聞き、ジミーは振り返りざま槍を横に払う。
あたる寸前で、ボウガンの矢を叩き落した!
続けざまに放たれるボウガン…
ジミーは叩き落しながら後退する。

ガスラ「兄貴!急いでくだせえ!」
角までたどり着いた一行がジミーを呼ぶ。

ボウガンの矢の一本が、ジミーの足に刺さった!
ジミー「うわ!」
倒れるジミー、息を飲む一行。

ビルマー「マヒャド!!!」
ビルマーの放ったマヒャドが敵に襲い掛かり、
その隙にミイラとカラス達がジミーを通路の角まで引きずる。

敵のミイラ男やマミーはマヒャドで凍りついたものの、
キラーマシンは一瞬怯んだものの、またボウガンを乱射しながら前進してきた!
745あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/18(火) 12:04:55 ID:iw20i9Zb
ジミー「…っ!くっつ!」
ジミーが足から矢を引き抜く。
血があふれ出る…
ビルマー「ベホ…」
ベホマを唱えようとしたビルマーだが、唱える前に崩れ落ちてしまった!
ラーガス「ビルマーの旦那!」
揺すぶってみるが、ぐったりしたままで、かすかにまぶたや指先が震えているのみだ…

ジミー「畜生…」
ガラ「来やすぜ!キラーマシンが5体!」
通路を覗き込んでガラが言う。

スフラン「見て!窓よ!」
前方の通路には丸い窓が並んでいた!
外が見える…

ミイラ「もう少しなんですが…」
ジミー「お前等!おまえらなら窓から出られるだろう?」
ジミーがカラス達に言う。

ガラ「何をいいやす!」
ラーガス「兄貴を置いて行けやしませんぜ!」
ガスラ「俺たちは死ぬまでついていきやす!」
ジミー「馬鹿野郎!スフランを守って逃げるんだよ!」

カラス達がハッとしたようにスフランを見る。
スフラン「いや!私だけ逃げたり出来ない!」
ジミー「あんたが脱出すれば、空軍は蘇る!
    ここで全滅することに何の意味も無い。
    生きれる可能性がある限り、生き残るんだ!」

カラス達は押し黙る…
746あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/18(火) 12:09:16 ID:iw20i9Zb
ミイラ「…正直言って、カラスさんたちだけでは逃げられません…残念ながら。」
ジミー「どういうことだ?」
ミイラ「あなた達の速度では、打ち落とされるだけです。
    もっとも、大がらす3羽とデスフラッター1羽に
    彼等が注意を払わない可能性はありますが…」

再び艦が揺れ、窓の向こうに水の柱が立ち上がるのが見えた。

ミイラ「せめてあの攻撃がもっと激しくなれば…」

キラーマシン達の足音が迫ってきた…
747名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/10/18(火) 21:31:08 ID:cUflxC3h
魔王って、まぁおうきい、やっちまおう。
748ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/19(水) 05:37:12 ID:Emmgnsxn
キラルス「そう、そして貴様は
     このボンバー・キラルスの力によって、人生の幕を下ろす事になるのだ」

ガーランドの背から声が投げかけられ、
ドアの開いた先には、所々に紫色のアーマーなどが装着された
キラルスの姿があった。

キラルス「オペレーター、ボソンルーラだ。
     ジャンパーの魔力遮断解除。目標位置は艦の後方」
オペレーター「フィールドエネルギー拡大、ボソンルーラ!」

ガーランドが動く間もなく
両者は綺麗な輝く粒子となって散った。
749ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/19(水) 06:01:02 ID:Emmgnsxn
キラ・リー「うぉお!冷凍食品は許可しないィィィィィーーーッ」

愛と怒りと拉麺を込めたあったか〜い本場の一撃が!
氷の彫刻と化したサメを、細かな砂のように破砕する!

キラ・リー「へっ…やるじゃあねぇか。俺様と渡り合うなんてよ」


-旗艦ジパング-

参謀「こ、このままでは的になるだけです」
ジパング艦長「緊急回頭!同時に、艦影に対してサファイアフォースに攻撃命令を下せ」
750ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/19(水) 07:22:46 ID:swssFAWJ
ガーラ「お前まで飛んでくるとは…」
戦闘態勢を整えるガーランド。

ガーラ「一騎打ちって事だな…?」
751ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/19(水) 07:31:56 ID:swssFAWJ
オベレ「敵、回頭します!同時に敵機接近!」
クック「敵艦尾後方の位置を維持せよ!敵機迎撃用意、マジックヒューズの力、見せてやれ!」

上空に上がり始めるガーゴイル隊。護衛の艦は、新設した高角砲を空に向け始める。
752あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/19(水) 11:03:26 ID:bM+qOCqh
>747さん
一発ギャグですか?
はっ!カミサマ?
753あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/19(水) 14:06:11 ID:bM+qOCqh
>ビートさん
酒場の方はエジンベア行きでいいですか?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜旗艦ジパング内〜

ミイラ「見てください!」
ジミーが窓から覗く。
ジパングの周りの洋上に隊列を作っていた帆船団が慌たように陣形を乱していく。
さらにジパングもその向きをかえつつある。
巨大な船体がゆっくりと方向を変えていく…

その間も付近に着弾した時の水の柱が何本も断続的に起こり、その度に艦が揺れる。
ジミー「うう…」
ジミーが足の傷を縛り、止血をする。
ガスラ「脱出口は?」
ミイラ男「まだです!まだ先です!」

ミイラ男がビルマーを背負う。
ガスラがゴンタマの上半身を、ガラが下半身を掴む。
スフラン「……さっきの部屋に戻れないかしら?」
ジミー「?何いってんだ?」

スフラン「このままでは逃げ切れないわ。
     でもさっきの…私がいた部屋まで戻るのはできないかしら?」
ジミー「何言ってんだ!?戻ってどうするんだ?」
スフラン「あそこには外に放送できるマイクがあるでしょう?」
ラーガス「そうか!あれは世界樹の森にまで聞こえる!」
754あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/19(水) 14:15:19 ID:bM+qOCqh
ジミー「援軍を呼ぶのか…どうかな…」
ジミーは言いづらそうに少し口篭もる。

ミイラ「敵の意表はつけますね。後ろにいる3体を何とかできれば…」
ジミー「う〜ん。っていうかな…スフラン、落ち着いて聞いてくれよ、
    俺たちは軍には黙って出てきたんだ。」
スフラン「え?」

カラス3羽も顔を曇らせる。
ジミー「もっとはっきり言えば、軍ではあんたの救出には反対だったんだ。
     で、俺たちは…っていうか、ゴンのヤツがかな…勝手に救出に来たんだ。」
スフラン「……」

ジミー「ショックだろうが…」
スフラン「ううん…私一人助けるために軍が動くわけに行かないものね。
      郡の幹部とか、戦力として大きいならともかく…」
ガラ「そんなことないよ!スフランちゃんが敵に捕まってたら、
   空軍の戦意はガタ落ちだもの!」
ラーガス「そうだ!!なのに軍は!」

ジミー「やめろお前等!
     まあそんなわけで、俺たちのために援軍来るかわからねえな。
     軍として合理的に考えたら、援軍出すべきじゃないってのは、俺にもわかる。」
ミイラ「でもどうでしょう?いまこの船は砲撃を受けて慌てているようです。
    元々海上から射撃する為の船のはずですから、乗り込まれると弱いところがあります。
    我々ができるだけ内部から混乱させて、同時に外から攻めてもらえば…
    つまり人質救出作戦ではなく、旗艦ジパング攻撃作戦に切り替えるのです!」
755あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/19(水) 14:20:35 ID:bM+qOCqh
私はこういう作戦面の妥当性はよく分からないので、
さらに加えてジパング性能とその攻略にかかる兵力等も分からないので、
ロビンさんとビートさんのコメントもしくは話の続き待ち。

どう考えても自力脱出はムリポなので、
発想を変えてみました。
ジパング攻撃まで、スフラン監禁されてた部屋にたち篭って、
その間に回復もできるかなーと。

いや、もうすぐそこに扉があることにして、
後ろのキラーマシンを牽制しながら脱出でもいいんですが、
そんな簡単に逃げれるのは不自然な気がするので。

ミイラの案が不可能なら、上記のように脱出します。
756ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/19(水) 17:11:35 ID:swssFAWJ
ジパングと一緒に沈まないよう気をつけて…。

…てか、強行脱出の方が楽だと思います。まさかダメコンより逃げる侵入者を優先するとは
思えませんし、中に残った場合、脱出がまた面倒に…。爆撃隊に襲われて、火災や傾斜を起こしてから
逃げるのは難しいかと。
757ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/19(水) 19:46:11 ID:eZXETRoH
ダークマター「ハハハ…これでも物質系の王だ。キラーマシンと渡り合えないようではどうにもならんよ!」

地面に2つ、空中に2つ、雷のカッタービーム(?)を飛ばす。
2つはなんと、地面に潜った!もちろん潜った後には穴が空いている。
そして残り2つは天高く飛び上がった!
758ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/19(水) 20:36:48 ID:FYdgFiQd
ヘリス「うーん…この間、仲間がここを襲撃しました。
    あのような災害を全て一点に集めて降り注がせるか…」
ちら、と戦っているミカワを見る。だんだん動きが鈍り、傷も増えている。
ヘリス「…もしくは、彼を暴れさせてみるか……ベホマ!」
ミカワを回復する。
ヘリス「暴れたら彼は強い。まあ、他の暴走と同じように自分を気にしなくなるけど。
    まあその辺りは僕がフォローするとして、どうやってあの禁断の言葉を敵方に言わせるか…」
ヘリスはクロナデシコを見てブツブツと呟いている…
759ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/19(水) 21:00:42 ID:Emmgnsxn
一進一退を繰り返すバラモス軍と統合軍。
数の差では圧倒的にに統合軍が有利であるが、
鍛錬における日数の違い、制空権、統率などの要素によってこの状況となっていた。
そして、「バラモス城中心殴り込み艦隊」の旗艦、クロナデシコの後方
すぐ近くでは絶えない怒声とトキの声の喧噪のが入り交じっているというのに、
そこにあったのは、ただ石ころや岩がごろごろしているだけの荒れた大地だけであった。
そこで、煌めく粒子が再構成され、両者は現れた。

キラルス「その通りだ。特に、散々我々を悩ませた貴様を
     この私が直接葬ってやろうと思ってね」

ガーランドの問いかけに肯定の答えを返すキラルス。

キラルス「我々に楯突いたことを、後悔するがいいー!」

キラルスの怒声とともに
左手から”それ”は放たれた。
”それ”の姿はキラーマシンの首と胴にキャタピラをくっつけただけの
簡単なものであったが。”それ”はキャタピラとは思えないスピードで
ガーランドに迫ってきた!ほぼ同時に、キラルスはそこらに転がっていたこぶし大程度の
石を手に取った。
760ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/19(水) 21:04:22 ID:Emmgnsxn
キラ・リー「へぇ〜、王様ね。その王様が、キラーマシンに手こずるようじゃあ
      大したことはないらしいな。がっはっはっは!」

キラ・リーが手を翳すと、
空から大量の調理道具が、ダークマター、ロットに降り注いだ!

761ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/19(水) 21:22:36 ID:Emmgnsxn
>>747はん

ロビン3「しもうたー!前から考えとったギャグがー!」
マッツン「嘘ですね」
キラーマ「明らかに虚偽の妄言だな」
ロビン3「ひ、ひどい…」

>>影はん
通常、ジパングの乗組員は約2800人ほど。菊水の時を基準すれば約3300人。
ちょいと難しいかな。ゲリラ的に戦うにしても艦内では限界が…。
それに、船が沈むと渦潮が発生するので
ペぇガサスファンタジ〜♪で早々に逃げた方がええかと…。
まあ、そのファンタジーを駆使すりゃ出来そうやけど。
762ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/19(水) 21:35:34 ID:swssFAWJ
ガーラ「怪しッ!見るからに怪しッ!ええいイオナズン!」
ガーランドは後ろに飛びのきながら、イオナズンを怪しいキラタンクに向けて放った。
763ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/19(水) 21:53:50 ID:Emmgnsxn
イオナズンの爆煙より、傷一つない姿で
這い出てきたキラタンク。

キラルス「このキラタンクに、そのような攻撃が通用するか」

どうやら、キラタンクの名前が公式になっちゃったらしい。
いいのか、キラルス?!

…それはともかく、キラルスが手に取った石は何の変哲もない石だ。
そう、どこにでも転がっているような石であったが、何故キラルスはこれを手に取ったか?
謎を残したまま、キラルスは投てき態勢に移り、その石ころをガーランドに向けて投げた!
投げたとほぼ同時に、”ターミネーター2”のラスト・シーンの如く
右手がサムズアップの形を成す!

キラルス「(この指先にかかれば…ククク…)」
764ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/19(水) 22:08:52 ID:eZXETRoH
ガガガガガガガガ…

ロットの頭に大量に当たる調理道具。少し跡がつくぐらいだったので、
爆弾岩であるロットは特に気にしていなかった。

反面、ダークマターは降ってくる調理道具をしっかり見て、正確にかわしている。

ダークマター「ロット…あんまり散らかしても困るぞ。」
ロット「分かっている。バギクロス!」

ロットはバギクロスを唱え、自分を中心に強烈な風を巻き起こした。
調理道具は軽々と宙を舞う。
そしてロットは、調理道具を全部キラ・リーに向かって飛ばし始めた!
765ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/19(水) 22:09:33 ID:eZXETRoH
ダークマター「手荒い真似をするな…危ないぞ。」

ダークマターは地面に刃を突き刺し、じっとしている。
766ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/19(水) 22:32:23 ID:swssFAWJ
その時、時が止まった…
ガーラ「なんだかしらんが…ブッ壊す!」
ガーランドは石を遠くへ跳ね飛ばし、キラタンクにオラオラのラッシュ(弱ボタン)を叩き込む!
しかし、傷ついてるのは、ガーランドのクロウアンドレアの方だ!
ガーラ「な、なにぃ?…これ以上時を止めては…ルーラ!」

時が動き出した時、ガーランドは、キラルスの後方100mに立っていた。
ガーラ「なんて固てェんだ、キラタンク…」
767ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/20(木) 19:32:44 ID:BNqwaxAz
そして時は動きだす…。
スイッチか何かを押すように、キラルスが親指を下ろすと
ガーランドに飛ばされた石がキラルスから20m程東の方向で
突如として爆発を起こした!

キラルス「ククク…勝った!これであの目障りな…ん?」

勝利宣言を終える前に、キラルスはある事を発見した。
それは、まだキラタンクが動いているという事だ。つまり…

キラルス「ば、馬鹿な!まだ生きている?」

慌てて辺りを見回すキラルス。


キラ・リーに向かう調理器具は、全てキラ・リーの直前で止まった。
ロットが起こした涼風がキラ・リーをなでる。

キラ・リー「キラ流中華料理の本質を分かっていないようじゃあな」

山積みの調理器具を前に、がっはっはっは!と笑い声をあげるキラ・リー。
と、その時、キラ・リーの近くに丸い影が浮き出て
這い出す2体の影があった。
一人は、四神と呼ばれるものを参考にした朱雀機。
もう一人は、この影を産み出した張本人、レリエル。

レリエル「この区域の警備は始末した。残る反応はあの2体のみだ」
朱雀機「ギャシャアア!」
キラ・リー「そうかい、御苦労さん」
768ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/20(木) 19:41:02 ID:gdQO5CRx
ダークマター「ああ…お前があのなんとかいう奴だな。
     それから赤い機械か。」

ダークマターはビリビリしている!
いや、ただ電気を溜めているだけだが。


バギクロスが止む。ロットは何も言わずにその場に立っている。
769ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/20(木) 21:58:47 ID:qhEBuYPI
ガーラ「だがしかし、分かったぞ!貴様、手にした石を爆発させる装置を持っているな!
     …いや、石だけじゃないかも知れんな。更に、そのキラタンクとやらは俺を自動で
     追尾してくるな…!剣もボウガンも無く、砲塔らしき物も付いてないところを見ると、
     どうせコイツも爆発するんだろう!そして、起爆はその指だな!ハハハ、種さえ
     割れれば、恐れることは無い!人生の幕を下ろす事になるとか言ってたな…しかし、
     それはどうやらそっちの方らしいなァ…オレがお前をクズ鉄にしてやるッ!今日、
     此処でな!お前はもう負けている!先日の戦いで、とさかが煮えくり返ってるこの
     エルウィン・フォン・ガーランドとッ!スライム王国に10万Gの賞金を懸けられている
     お前がッ!横槍の入らない荒野でッ!一騎討ちしようなどと思い立ったその瞬間に…
     お前の『廃棄処分』は『確定』されてぃるゥゥゥゥゥッ!死ねッ!」

ガーランドは、イオナズンを三発放ち、高く飛び上がった。…一瞬、イオナズンを放った直後に、
ガーランドの手が動いたところを見ると、イオナズンの後ろに何かを仕込んだらしい。
770シルバーデビル:2005/10/20(木) 22:13:35 ID:qtdOuzWL
元の世界に帰ります。
だって何すればいいかわからないし、何したいかわからないから。
771あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/21(金) 11:34:55 ID:KCdoF5Su
>シルバーデビルさん
そうですか…まあ、いつでも気軽に来てください。
ハーゴン様のところの友好関係は大事ですしね。

>ビートさん
え〜と、プチの皆さんと一緒にエジンベア行っちゃっていいですかね?
772あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/21(金) 12:05:50 ID:KCdoF5Su
突然ですが、昨日DQ6の公式ガイドブックをパラパラ見てたんですが、
いや、ネタ探しにこういうのよく見るのですが、
ハッサンって、髪の毛トサカしかないですが、
あれが頭全体に普通に生えてたら主人公と全く同じ髪型ですね。
いや、だからどうだこうだってことはないのですが。
773あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/21(金) 14:15:03 ID:KCdoF5Su
PCがおかしい…書き込みテスト
774あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/21(金) 17:30:45 ID:In24Fwzo
暫くいますよ。誰か来るかな?
775あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/21(金) 17:49:25 ID:In24Fwzo
〜旗艦ジパング内部〜

キラーマシン「武器を捨て、投降しろ!」
3対のキラーマシンが通路に姿を現し、
それぞれボウガンを構えると同時にそう通告してきた。
ボウガンのひとつはジミーに、もうひとつはミイラに向けられている。
もう一体のキラーマシンは、ビルマーが昏倒しているのを見ると、
ボウガンを大がらす3羽とスフランに向けた。

ジミー「冗談じゃねえ!降伏なんてするかよ!」
ジミーが槍を構える。
足の傷に巻いた布から血が滴り落ちている。

キラーマシン「無駄な抵抗は止めろ。」
ジミーにボウガンを向けているキラーマシンは落ち着いて言った。
初めから武器を持っていないミイラにキラーマシンの一体がちかずくと、
刀の背で殴りつけた。
ミイラは床に倒れる。
意識は失っていないが、立ち上がれないようだ。

ジミー「畜生…」
ジミーは槍を捨てる…
キラーマシンがボウガンを構えながら近づく。
ミイラを殴ったキラーマシンもジミーにボウガンを向けている。
どうやらこの一行で危険なのはジミー一人と見定めたようだ。
もう一体は少し下がった位置から、だれが動いても反応できるようにボウガンを構えている。

ジミーはだらりと両手を下げて、首は俯いたままだ。
キラーマシン「後ろを向き、壁に手をつくんだ。
       いやなら全員射殺する。」
ジミーが後ろを向く。その時、ちらりと後ろのカラス達に目配せを送った…
776あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/21(金) 17:59:46 ID:In24Fwzo
キラーマシンがジミーの後ろに立ち、刀を振り上げる!
みね打ちで気絶させるつもりだ!

一瞬早く振り向いたジミーが、拳を繰り出す!
なんとジミーは気合ためをしていたのだ!
通常でも一撃でキラーマシンの機能を止めるジミーの正拳突きは、
気合ための効果で、足の怪我にもかかわらずキラーマシンの胴体にめり込んだ!

別の2体のキラーマシンがとっさに撃つボウガンを、
今倒したキラーマシンの体で受ける。

同時にカラス達が一斉に飛び掛った!
4対のカラスに狙いを定められないキラーマシン。
だが、所詮カラスの攻撃力ではダメージにならない。
素早く剣を振るう戦法に切り替えるが、
それより早く、倒したキラーマシンを抱えてたて代わりにしながら、ジミーが体当たりしてきた!

キラーマシンがもんどりうって倒れる。
ジミーはその刀を奪い、最後の後方にいたキラーマシンに投げつけた!
777あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/21(金) 18:07:01 ID:In24Fwzo
777はいただいた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
刀を投げたジミーは、バランスを崩して倒れる。
足の怪我からは血が流れつづけている…

投げた刀があっけなく弾き落され、床に落ちるのを、目の端で見た。
攻めて怪我していなければ、刀を投げると同時に飛びかかれたものを…
ジミーは歯をかみ締める。

体当たりしたキラーマシンも立ち上がる。
ジミーの頭上で音がしたかと思うと、
後方でカラス達の叫び声が上がった。
首を回すと、ガラとラーガスがボウガンを受けて床でもがいていた。
駆け寄ったガスラとスフランにボウガンが向けられる。

ジミー「ちっくしょう…」
立ち上がろうとするジミーの頭をキラーマシンが踏みつけた。
スフランの泣き声が聞こえる。

その間も艦は外からの砲撃で揺れつづけ、
艦内は放送が飛び交っている。

キラーマシン「おい!こっちだ!」
見ると、通路の前からも後ろからも新たな敵が現れていた。
ジミーは死を覚悟した。
778あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/21(金) 18:11:06 ID:In24Fwzo
落ちますです。
779ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/21(金) 20:08:46 ID:cuHxBFaa
瞬間、今までで最も大きい爆音が響き、ジパングが大きく左右に揺れた。
観測員「遠、遠、近、遠、近、あっ!命中!少なくとも一!続いてまた少なくとも一!」
クック「命中箇所は?」
観測員「初弾は敵艦艦首喫水線付近!次弾は敵主砲前楯に当たり、弾かれました!」
クック「長砲身40cmSHSを弾くか…なら、決戦距離16500まで近づけ!」
ジパング向けて近付くサラボナ。ジパングは、艦首の破口から、1000トンの浸水を起こしていた…。
ー ー ー ー ー
コロブチOKです。
780名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/10/21(金) 23:39:39 ID:mIMzAOsg
生の感情剥き出しで戦うなど・・・これでは魔物に品性を求めるなど絶望的だ。
やはり、魔物はよりよく導かれねばならん。指導する絶対者が必要だ。
781あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/22(土) 11:21:26 ID:KubWg9af
>ビートさん
では適当に進めてみます。

>780さん
むう、最後はハゲドウですが、
一行目はどのあたりを言ってらっしゃるのでしょう…
魔物に品性とかってどうなんでしょうね?
品のある腐った死体とか。
782あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/22(土) 11:35:09 ID:KubWg9af
ジョン「よし、ではエジンベアに行って見ましょう!
    皆さん準備をしてください。1時間後に出発しましょう!」
一行はそれぞれの部屋に戻っていく。
トロルも準備をしてくると言って酒場を出て行った。

影「マスター…すみません。突然押しかけてきて、
  今また突然止めさせてくれなんて、勝手な事を…」

(ビートさん来るかな?来たらマスターお願いします。)
783あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/22(土) 11:45:02 ID:KubWg9af
ジパング困ったな…どうしよう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ジパングがこれまでになく激しく揺れた!
警報が鳴り響き、艦内放送ががなりたてる!

キラーマシン「直撃食らったか!くそ!
      おい!おまえ達は主砲の方にいけ!
      おまえ達は…」
上官と思われるキラーマシンが集まってきた乗組員たちに指示を出す。

また放送が響く。

キラーマシン「司令室から呼び出しだ!
      おい!ここは任せるぞ!」
ミイラ男「こいつ等はどうしますか?」
キラーマシン「縛ってどこかの使ってない部屋に閉じ込めておけ!」

集まっていた乗組員達が散っていく。
ミイラ男「歩け!」

両手を後ろに縛られたジミーだが、もはや歩くのも困難だ。
ボウガンを受けたガラとラーガスはぐったりしている。
寝返ったミイラも、まだふらふらしているようだ。

ミイラ男「さっさと歩け!」
ミイラ男が槍でジミーの背中をつつく。

敵は…ジミーはぐるりと見回す。
ミイラ男が2体、マミーが1体、キラーマシンが一体。
ジミー(…縛られてちゃ、どうにもならねえや…)
784ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/22(土) 13:27:33 ID:rpHvTWAi
マスタ「仕方ありませんねェ…まぁ、深く事情は聞きません。はい、これ今までのアルバイト代。」
785ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/22(土) 15:55:18 ID:LFYvg/yX
キラ・リー「さあて、そろそろいいカッコさせてもらいますか!」

キラ・リーは低い態勢をとって右の拳を下げると
風の如く…正に疾風迅雷の早さで駆け抜ける!
木の葉を吹き飛ばし、木々の枝を刃物か何かで切断したかのごとく
折っていき、ダークマターに強烈なアッパーカットを向ける!

…その時、竜がダークマターをキラ・リーの拳に合わせて
天に昇っていった…。

中華昇竜拳…
何年も前、ダーマの近くにキラ・リーがキラ流中華料理を会得したとされる
ゴロウホウという緑が美しい地域に、一件の小さな中華料理飯店があった。
店主の料理は絶品で、また、ウエイトレスの看板娘も美しく
それを目当てにこの中華料理飯店を訪れる者がいるほどだった。
だが、この看板娘は不器用…いわゆるドジッ娘で
料理を運んでいる時に転んでしまうことが度々起こり、
飯店は一時期赤字にまで追い込まれた。
事態を重く見た店主は、何とか料理を落とす前に
受け止められないかと考え、武芸の稽古を始めたそうだ。
だが、なかなか料理をおっとこす瞬間を見極める事が出来ず、赤字は増えるばかり…。
それでも、店主は諦めず、武芸の稽古を続けていったそうだ。
ある日、看板娘は中華丼を運んでいる最中に、つまづいて
落としてしまいそうになった。店主は慌てて受け止めようとするが、
調理中だったために左手が塞がっており、右手だけで受けようとしたそうだ。
結果、自然に拳はアッパー・カットのような形を成しらしい。
その時、こぼれた中華丼が、アッパーの空気圧力を受けて天井まで飛ばされ
その様子を店内にいた武道家が「中華丼が天に昇る竜のようだ」と言った事から
中華昇竜拳と呼ばれるようになったのだ!!!


…と、オオサカのおばちゃんが言っていた。
786ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/22(土) 16:06:33 ID:LFYvg/yX
キラルス「ほう…この私の能力の一部を解明しただけでも評価に値する。
     だが、何故この私が”ボンバー”・キラルスと呼ばれるか…思い知らせよう」

イオナズンの爆発を
いつの間にか足で、サッカー・ボールのようにキープしていた
黒い球体に導火線…というポピュラーな爆弾を蹴り飛ばし、
互いの威力が相殺された所で、キラルスは、手から”なにか”を出し始めた。
787ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/22(土) 16:26:41 ID:LFYvg/yX
>>シルバーデビルはん
…それは残念やな。
まあ、また気軽に来てや。
上とのつき合いもある、しな。

>770はん

ロビン3「ま、まさかシ○ッコ!?」
マッツン「女たらしだったり、究極ロボに乗っていたりするあのシロ○コですか?」
キラーマ「問題ない。行動封じ系統の特技がよく効くはずだ」
マッツン「動け〜何故動かん〜ってアレですね」
ロビン3「ちょっと待て。何故戦う方向に話が…」
788ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/22(土) 16:36:14 ID:rpHvTWAi
イオナズンの爆風の後ろから現れたのは、不思議の泥。魔物やアイテムを一瞬にして
腐ったパンに変え、人間が浴びれば、所持した食料が一瞬にして腐り果てると言う、
恐るべき泥である!それが、キラルスに向かって飛んでいく!
…但し、腐りきったパンも腐ったパンになるので、場合によっては役に立つこともある。

ガーラ「うぉぉぉぉぉ!」
ガーランドも、手に緑色の導火線の付いた球体を作り出した。レンガの様にも見える。
789ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/22(土) 18:14:21 ID:sp14zakm
吹っ飛ばされ、そして落ちてくるダークマター。
だが、地面には激突せずに空中に留まっている!


ダークマター「少々危なかったな。
     だが、まだまだ大丈夫だぞ!」

どうやら、とっさに大防御をしていたらしい。
もちろんダメージは受けている。が、致命傷ではない。
790ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/22(土) 19:00:21 ID:LFYvg/yX
手の”それ”は腐っていく…。

キラルス「やるっ!だが、この私が新装備という事を忘れるなぁ!」

いつの間にか足下に出した
レトロな爆弾をガーランドに蹴り上げていく!


キラ・リー「ほらほら、どうした!?メンマソードスラッシュ!」

キラ・リーは二本のメンマソードを持ち
竜巻の如く回転を始めている!

レリエル「やれやれ、暑苦しい人たちだ…」

完全に気配を隠して世界樹の根本、ロットの死角のまで
影に潜り込んで身を隠し、密かに世界樹と数本の大樹をディラックの海に引きずり込んでいた。
既に、世界樹の根は、ほんの少しであるがディラックの海を通って別の宇宙空間へ…。
朱雀機は、真っ赤に燃える体を
木々にぶつけて、炎を広めている。
791ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/22(土) 22:03:09 ID:42WNa1R2
ガーラ「無駄だっ!土も焼き締めれば炎を通さない!レンガボム!ボンバァ〜…
     シュートッ!」
ガーランドは、下へ向けて手にした「物」を投げる。その「物」は、突如爆発を起こし、
レンガの壁を空中に作った!レンガの壁はキラルスの爆弾を受け止め、そのまま
キラルスに向かって自由落下していく!

ガーラ「ブッ潰れろォャァァァァァァ〜ッ!」
792ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/23(日) 14:49:55 ID:4VxhBBCs
キラルス「…ここでやられると!?…いや、間に合った!」

再度産み出し、キラルスの両手に膨らみつつあった”それ”は閃光を発し
”完成”した事を告げた。

キラルス「爆弾男奥義!ボムバリア!」

キラルスの両手にあった”それ”は、
爆弾!上記の爆弾をそのまま大きくしたような爆弾であった!

しかも、爆弾はキラルスに向かうレンガを弾いた。
どう見ても爆発しそうなのにッ!

キラルス「今だ!決定技タメボムゥッ!」

勢いをつけ、自分の身長よりも一回り大きい
タメボムを、キラルスは投げた!
793ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/23(日) 17:08:57 ID:J2N5hVQr
ビート「あの災害を…それなら何とかなるかもしれないけど…」

乱れたった左翼を蹴散らし、本隊に対して挟撃の構えを取りつつあるバラモス軍。
本隊は、両翼と空中から集中攻撃を受けている。
- - - - - - - -
ガーラ「異次元吸引の術ゥ〜!」
咄嗟に不思議な袋を開くガーランド。タメボムは、その中に吸い込まれて行く。
ガーランドは、そのままキラルスの前方50m前後に着地した。
ガーラ「…なるほど、爆弾の製造と、溜め化…危険なヤツだな。爆弾男は大人しく
     電波お花畑板に帰れェェェェ〜ッ!」

袋の中から、謎の白い花と、白い巨人を引きずり出すガーランド。その巨人は、白い花が
不自然に浮かぶ薄暗い夕方の空を背景に、キラルスを袋の中にある狂人どもの終着駅へ
引きずり込まんと、手招きをしながらゆっくり近づいてくる。
794ほうおう@テスト:2005/10/23(日) 19:32:49 ID:mwEZFhz2
test
795ほうおう ◆bVRzVePzyM :2005/10/23(日) 19:34:07 ID:mwEZFhz2
いつの間にmoperaアク禁解除になったんだろう…?

このままアク禁再開されなければ本スレ完全復帰です。
796ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/23(日) 19:56:46 ID:huQgobCw
お帰りなさい〜♪
797あやしい影@書き込み代行 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/24(月) 12:58:14 ID:VEikmM57
290 名前: ほうおう ◆bVRzVePzyM 投稿日: 2005/10/23(日) 14:30:14

ほうおう「いやに馬鹿でかい船ですな…」
地上で行われている砲撃戦を避けるように、
ほうおうとビルマーの護衛団を乗せた魔鳥族の精鋭は旗艦ジパングの遥か上空に構えている。
護衛団A「恐らくあの中にビルマー様やジミーが…」
護衛団B「スフランさんもあの中に捕らえられているようです。彼女の歌声が聴こえていましたから…。」
ほうおう「…。無数の砲台、中に居るのは殆ど機械とアンデッド…。」
にじくじゃく「我々の誰かが潜行しましょうか?」
ほうおう「いや、ここは私が単独で向かいます。」
ホークブリザード「そんな、ほうおう様!?」
ほうおう「機械とアンデッド相手じゃ、無駄に数が居ても仕方ありません。それに…、」
ほうおうは仲間の背に乗っている護衛団に目をやる。
ほうおう「彼らを乗せたまま突入すれば却って被害が増える惧れもあります。」

全員「お気をつけて、ほうおう様!!」
ほうおう「彼らを救出したら指笛を鳴らします。
      あなた達は彼らを世界樹かバラモス城に連れて帰ってください。」

ほうおうは旗艦ジパングに向かって急降下した!!
798あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/24(月) 13:58:46 ID:VEikmM57
影「ありがとうございますマスター!このご恩は決して忘れません…
  お世話になりました…あ、お部屋の掃除は終わってますので…
  それと…私がここにいた事は、誰かに聞かれても内緒にしてください…」

マスターは黙って頷いた。

ジョン「準備は出来ましたか?」
ジョン、スレインが荷物を持って戻ってきた。
マルコ「アリアさんがまだ。」
アリア「遅くなってごめんなさい!」
ジョン「トロルさんは?」
影「荷物とりに出て行ったようです。」

どたどたと走る音が近づいてきた。
トロル「よし!準備Okだぜ!」
スレイン「影さん荷物は?」
影「身一つです…
  では、マスター、本当にお世話になりました!」

ジョンの周りに一行が集まると、ジョンはキメラの翼を放り投げた!
799あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/24(月) 14:20:52 ID:VEikmM57
〜エジンベア〜

ジョン「され、いきなり城に行くわけにもいきませんね…」
アリア「行ってもいいれてくれないしねw」
スレイン「統合軍ではないからですか?」
影「ああ、スレインさん知らないんですね?この国の人間は排他的で、
  例え人間の勇者でも通さないんだそうですよ。」

スレイン「そんな理不尽な…」
ジョン「ついでに門番が知る人ぞ知る名うての剣豪で…」
アリア「でも門さえくぐっちゃえば中では誰にもとがめられないし、王様にも会えるのよ。」
影「まあその話題はこの位にしと来ましょうか…」

ジョン「で?」
影「は?」
ジョン「その…空飛ぶ戦艦ですか?統合軍がいるのはどこですか…」
影「え〜と、確か北東の方だったはずです。」

アリア「そこにのこのこ出向いても意味がないわね…
     やっぱり基本は情報収集よね。」
ジョン「そうするとやはりエジンベア城に入らないと…」

(プチ一行ターンです。)
800あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/24(月) 14:24:11 ID:VEikmM57
なんか悪いですね、800ももらっちゃって。
801ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/24(月) 17:39:38 ID:Jn7+hTSv
極楽鳥「さて、ここに消え去り草があるわけですが…」
ファル「うわぁお!また唐突な…」
マルコ「こんな事もあろうかと用意してたのさ。備えよ常に、ね!」
ヒロロ「んじゃあ、あれ、うまのふんも何かの備え?」
マルコ「対蝿モンスター最終兵器じゃないか。」
ストリ「そうでしたか、私てっきりマルコさんの趣味かと…」
マルコ「なんでじゃ〜!」

コロブチ大騒ぎ
802あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/24(月) 17:44:55 ID:8owYTiQo
待機してましたあやしい影です。
なぜ極楽鳥ですか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ジョン「おお、よくこんなの持ってましたね!
    ランシールまで買いに行かねばならないのかと思っていたところです!」
影「……変な目的で持ってたんじゃ…ないですよね…」
アリア「なんか臭うけど…馬の糞と一緒に入ってたの??」
スレイン「なんですか消え去り草って?」
803あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/24(月) 17:53:53 ID:8owYTiQo
落ちます。残念…
804ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/24(月) 19:02:58 ID:uM1MinGz

キラルス「何ィィィィイイイイイイイイイ!」

一歩、また一歩と近づいてくる巨人と
たくさんの白い手…。

キラルス「何だ…こいつらは…」

引きずりこまんとする無数の手。
キラルスの体を掴み、袋の中の世界へ連れていこうと…。

キラルス「爆破だッ!こいつら如き私の指先でーッ!」

伸びる一本の腕に手を掛けようとするキラルス。
だが、手を掛けるその前に…

805ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/24(月) 19:04:08 ID:uM1MinGz

…キラルスは、ガラスのように、
体が幾つにも割れてしまった。お持ち帰りサイズになった所で
袋の中の世界へどんどん引きずり込まれるキラルス…。

キラルス「私は、どこへ連れて行かれる、だ…」
ガーランド「言ったろう?電波とお花畑の世界さ」

キラルス「く、クソッ!だ、だが、貴様等では
     私のγアジールは倒せん!ククク…クックック…うわあああああ!!」

完全に姿が飲まれ、
袋の中へ、キラルスは消えていった。

--これが、キラルスの最期であった。



          ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
          ┃ キラルス MIA(戦闘中行方不明者)認定 ┃
          ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

806ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/24(月) 20:47:13 ID:U+DDIxsZ
ダークマター「ちょっとお前の相手はナシだ……いちいち面倒なことをしやがって!」

刃をまた8本に増やす。そして、全部の刃に電気を溜めている!

ダークマター「ぬおおおおおおおおおお!」

電気はどんどん溜まっていく。やがて、ダークマター自体が光を発するようになる。
見る見るうちに光は強さを増し、ダークマターが見えないほど強い光になった!

一方、ロットは世界樹の周りを見渡す。
ロット「森が焼けていく…だが!これ以上好きにはさせんぞ!」

ロットも魔力を溜めているようだ。
807ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/24(月) 23:01:33 ID:U+DDIxsZ
一方、ゴールドマン達。
バラモス軍と共に戦い続ける大陸組。

金「みんな!大丈夫か!?」
ゴロー「おう!」
ホーク「ちゃんと生きてるぞ!」
鉄「そんなことより!北部精鋭は!?」

デスJ「む、そういえば確認をとっていない。
    全員集合!報告せよ!」

ベータ「ゴールドマンさん…敵が全然減ってないような気がするんですけど…」
金「えー?いや、確実に倒しているんだから!」

ビクトやパラド、そして銀はそこら中を動き回り、
負傷したバラモス軍兵にベホイミやらベホマラーやらをかけている。

デスJ「ゴールドマン殿。確認が取れました。
    全員生存しています!このまま戦いましょう!」
金「分かりました。」


〜バラモス城〜

バラモス城では、マンダーが北部軍を集結させていた。
避難してきた北部軍、そしてドラゴン部隊…

マンダー「世界樹の森から避難した北部軍全兵に告ぐ!キメラの翼は持っているな!?
     もしも持っていない者がいるなら、持っている者に掴まれ!
     避難の必要がある場合には合図をする。合図と同時に、ピラミッドに向かって飛ぶのだ!」
808あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/25(火) 13:13:27 ID:GaJP01dG
キラルス様が…
とうとう統合軍幹部の一角が崩れましたね!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
マルコ「消え去り草知らないの?レムオルの効果があるんだよ。」
ヒロロ「姿が見えなくなる効果、で分かる?」
スレイン「はぁ…レムオルは分かります。
    っていうか、私レムオル使えますよ。」
一同「なんだってー!?」
スレイン「ほら、13スレ目の477に。」
影「そんな前の話私だって忘れてましたよ。」

ジョン「あー。ゴホン!!
    まあその、良かったじゃないですか。これで潜入自体は問題ないですね!」
アリア「じゃあ早速乗り込みましょうか!」
マルコ「いいよー。」
影「…そうですね。行きましょう。」
トロル「おいらもOKだ。」
809あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/25(火) 13:14:05 ID:GaJP01dG
ジョン「スレインさんはまあ耳を隠せば人間に見えるとして…
    プチコロの皆さんもその体なら見つからないかな?
    影さん…」
影「私もそうたやすくは見つかりませんよ。ただ、将校クラスとかの達人なら
  あっさり気配とかで見つかるかも…」
ジョン「ふむ、まあそれは気をつければ何とか…ただトロルさんは…」
トロル「まだ統合軍の一員なんだぜ。」

影「どうですか、人数も多いですし二手に分かれては?
  トロルさんと私は統合軍だと名乗って堂々と入り、
  ジョンさん達はレムオルで侵入、中でもそれぞれ情報集めを手分けしたらどうでしょう?」
ジョン「よさそうですね。影さんは統合軍ではないとバレると危険ですが…」
影「任せてください。」
ジョン「(マルコ達に)どうです?」

(プチコロターンです。賛成の場合はどちらと一緒に行くかもお願いします。
 2人づつでもよさそうですね。)
810ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/25(火) 16:57:24 ID:tqBVOENH
ヒロロ「んじゃあ、私達はエルフさん達と。」
マルコ「統合軍にプチット族がいるとも思えないしね。」
ストリ「賛成です。」
ファル「オレはど〜でもいいぜ〜。」
811ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/25(火) 17:10:59 ID:tqBVOENH
ゆっくりと袋を閉じるガーランド。不気味な夕焼けは消え、耳障りなざわめきや救急車の音も、消えうせた。
ガーラ「よし、次は…」
袋の中からあらゆるバリアを打ち破るメンマギヌスの槍を取り出し、クロナデシコの看板に降り立つガーランド。

ガーラ「聞け!お前らの指揮官キラルスはブラックホールよりも脱出困難な世界へ消え去った!大人しくプラチナンの機関を返して帰るなら良し、さもなくば…!」
812あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/25(火) 17:20:56 ID:WlfXiCXn
ジョン「では…

レムオル班:ジョン・アリア・スレイン・マルコ・ヒロロ・ファルコ・ストリー
正面突入班:トロル・あやしい影

でいいですか?」

影「なんか人数偏りますね…」
トロル「…(こんなあやしい影と二人なんて頼りねえな…)」
ジョン「仕方ないかと。」
スレイン「じゃあ、私が影さん達と一緒に行きましょうか。
    レムオルを皆さんにかけてから分かれればいいわけですよね。」
アリア「まあ、そうね。」
影「中の人間が以前のようによそ者に寛容とは限りませんよ。」
ジョン「危険だったらその時こそ、マルコさん達の消え去り草を使わせてもらいましょう。」
813あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/25(火) 17:32:47 ID:WlfXiCXn
エジンベア側をロビン3さんにやっていただけるといいですね…
私としては洗脳されている国の重要人物に会いたいと思ってます。
他に何か役立つ事あるかなー
814あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/25(火) 17:58:26 ID:WlfXiCXn
落ちるですよ。
815ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/25(火) 19:13:06 ID:r5m6GEaM
オペレーター『え〜、残念ながら指揮権は私にないので
       軍の上層部に直接伝えてください』

…とか何とか言いつつも、
しっかりとボソンルーラの準備を進めているクロナデシコ。


レリエル「くっ…」

レリエルは、巨木の影に
潜り込んだ。

キラ・リー「ナイター戦って訳か。おもしれぇ」

816ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/25(火) 19:47:54 ID:ysPIR3lJ
光は強さを増し、近くにいるロットの姿も少し霞んでいる…

そして、ダークマターが溜めに溜めた電気(と光)を解き放った。
キラ・リーにはジゴスパークの倍ぐらい大きい雷、
世界樹の周りには強烈な光を発するバリアを張った。
ロットとダークマター、それからキラ・リーもまとめて包み込む。

ロット「おお…いやいや、私が怯んでいる場合ではないな。」

予想以上に眩しいので、ロットも少し目をつぶる。が、すぐに気を取り直して
溜めた魔力をマヒャドに使う。
強力な光をバックに、うっすら見えているキラ・リーに向けて氷が次々に飛ぶ…
817ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/25(火) 21:53:47 ID:5DEv6eH+
フーミ「…」
ストリ「私、ストリコ…」
マルコ「煉獄鳥フーミアも無視されてるね〜、まぁいいけど。」
フーミ「(しくしくしく…)」
- - - - - - - - -
ガーラ「イオナズンイオナズンイオナズ〜ン!お前が上層部に伝えろゴルァ!」
ガーランドは、イオナズンを乱射し、ブリッジの上に駆け上がった!
ガーラ「じゃないと、酷いぞッ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ビート「あっ!爆発!」
スコピ「あれは…ご主君!」
ドラタ「つくづく人間じゃないや…」
818あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/26(水) 11:20:56 ID:VsTBaQjB
>ビートさん
ストリコさんか!すみませんすみません!勘違いです。
でも極楽鳥はあーなんかそんなのいたようなという位しか思い出せない…
どこで出てきましたっけ?
819ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/26(水) 17:30:50 ID:7HvYrXIF
まず、初登場の時も居ましたし、ダーマ編でもでましたし、酒場でも首に葱巻いて
竃の中でゲホゲホ言ってましたよ…。
820あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/26(水) 17:50:21 ID:iE5dJ0PI
>ビートさん
見てきました。そーかそーか、煉獄長に乗って現れたのでしたか。
失礼しました…
酒場にいるのもそうだったんですか…
酒場で薪を燃やす代わりに煉獄鳥使ってるのかと思ってました…

では改めまして…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ジョン「そちらの鳥さんは…煉獄鳥?と仰いましたか?」
アリア「この世界の鳥魔物じゃないのね?」
ジョン「ふむ…影さんたちと行かれますかね?」

影「この世界の魔物でないなら難しいんじゃないでしょうか…」
ジョン「そうするとレムオル班ですか…あまり人数多すぎても困りますね。」
アリア「じゃあ私は外に残って、なにかの事態に備えましょうか?」

(チーム編成について何かありますか?)
821ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/26(水) 19:06:57 ID:WNPajL8B
オペレーター「ひぃっ、わ、分かりました!」

慌ててデストロイヤーに繋ぐ
オペレーター。

オペレーター『あ、クラックス様、大変です!キラルス様が…』

クラックス『MIA!?馬鹿な…」
オペレーター『事実、反応が…』
クラックス『…すぐさまボソンルーラでそこの人間を振り払え。
      早急に対策を練る』
オペレーター『は、はい!』

オペレーターは、強制的にラナにイメージを送り込み、
相転移魔法エンジンの出力を上昇させる。

オペレーター「ボソンルーラ!戦闘区域より離脱!」

822ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/26(水) 19:07:33 ID:WNPajL8B
キラ・リー「熱い闘志はそんなもんでどうにかなるわけじゃねぇ!」

愛と怒りとフカヒレの真っ赤に燃える炎が
マヒャドの氷を一瞬にして水に変えた。

キラ・リー「これで!迷惑なお客さん撃退武術その4!
      必殺の〜万恨超中華超波!」

そう言いながらさっ、とキラ・リーが背から取り出すのは
フライパンとおたま。

キラ・リー「くらえ〜!」

が〜ん!が〜ん!が〜ん!
が〜ん!が〜ん!が〜ん!
が〜ん!が〜ん!が〜ん!

その二つを用いて、キラ・リーは耳に響く音を打ち鳴らし始めた…。

万恨超中華音波。
訓練した者はフライパンをおたまで叩くことにより
パワーを音波に載せて、全方位に発することが出来るのだ。
その威力は恐ろしく、世界樹の木々をへし折り、大地をえぐり、
半径1km以内で昼寝中の者はおメメぱっちり。

元々は何時までも寝ている駄目亭主を起こす際に
使われたのが始まりと言われる。万恨は今まで安眠を妨害された者達の恨みだとか。

823ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/26(水) 19:20:48 ID:G188085N
世界樹の周りから強い光を放つわ、中華音波が鳴り響くわ
ものすごい状況の世界樹の森。

ダークマター「とことんしぶとい奴だな!全く…」


まだ光り輝いているダークマターは、上空に向かって1つだけ
光の刃を撃ち出した。電気を帯びながらどんどん上昇していく…


中華音波で折れている森の木の枝。木の本体にも傷がつきまくっている。
その中で、ロットが音波にも負けないぐらいの声で叫ぶ!

ロット「ぬおおおおおおお!やらせはせんぞ!
    たかが統合軍の機械などに世界樹をやらせはせん!

     こ の 私 が い る 限 り やらせはせんぞォォォオオオオ!」


ロットは自分の身長(?)と同じぐらい高く飛び上がった。そしてそのまま着地し、大地震を起こす。
普通の魔物ならば、転ぶどころか吹っ飛ばされるほどの衝撃だ。
森の木々がグラグラ揺れる。

もちろんダークマターは浮いているのでなんともない。
824ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/26(水) 21:53:26 ID:afbfbZ9D
チーム編成…コロプチ一行の中でまともな戦闘力があるのは煉獄鳥のみですので…
戦闘しない前提なら留守番でもいいと思います。

あと、酒場の薪代わりは玉子酒代のアルバイト。冒険者はなるだけ旅費をケチらないと。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
光に包まれ、消えるクロナデシコ
ガーラ「…もしかしたらとは思ってたが、ここまで腰抜けだったとは…ええぃ!ならば丸裸の
    上陸隊を攻撃するまでよ!帰ってこなければ30分で全滅だ!」
ガーランドは、城に向けて素早く幾つかのポーズをとった後、本隊の後方から切り込んだ。
- - - - - - - - - - - - - - -
スコピ「え〜、『リチャードは引き続きプラチナン警護、メルターはメドローア主砲の回収に回し、
     残りの軍団員は全員突撃、敵を殲滅せよ…』だそうで。」
ビート「一体何処で何をしてきたんだろう…上陸部隊を置いて逃げるなんて、向こうの指揮官は
    気でも狂ったのかな?」
スコピ「まぁ、我々には好都合です。久しぶりに荒稼ぎさせてもらいますよ!」
- - - - - - - - - - - - - - -
マジン「見ろ!敵戦艦は逃げ出した!今だ、全軍討って出よ!敵を殲滅するのだ!」
ディン「(敵の左翼は潰走中のようですね、ここは主軍が敵中を突破、その後反転して城内の
     部隊と敵を挟撃するのが宜しいかと。)」
マジン「うむ、バラモス陸軍100名に北部精鋭、その他士官は主軍として私に続け!ディンゴと
     空軍隊、陸軍の残りの34名は城内で反抗の用意を!これより我等は速やかに敵中を
     突破する!」

クロナデシコの撤退によって、陸上戦の形勢はほぼ決したと言っていいだろう。最大の味方を
失い、意気上がるバラモス主力軍に強襲された主軍は、大混乱となっていた。
825ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/10/26(水) 22:07:55 ID:yyPIdtgb
ヘリス「…あ、戦艦が消えた…
    (…まあ、暴走しなくてよかったといえばよかったかな…)」

ミカワ「もうひと踏ん張り…!」
----------------------------------------------------------------
…もう時間がない…ビート君、お願いします。
二人がイレ組だってばらす以外はどう動かしてくださっても構いません。
826ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/26(水) 22:09:52 ID:G188085N
金「よし、北部精鋭と士官か…大陸組!みんなはバラモス城に戻ってくれ!」
ゴロー「分かった!うまくやってくれよ!」
デスJ「ゴールドマン殿、急ぎましょう。」
金「はい。」

城に戻っていく大陸組(ゴールドマン除く)。
それを確認し、北部精鋭とゴールドマンが突き進む。

〜バラモス城〜

カイラス「マンダーさん。全員のキメラの翼所持を確認しました。
     いつでも退避できますよ。」
マンダー「よし!そのまま待機だ!」

ロン「マンダー!俺はキメラの翼持ってないぞーっ!」
マンダー「なに?では私が持っているのをあげよう。」

マンダーの所から、キメラの翼が落ちてきた。

ロン「サンキュー!
   それより、今バラモス軍はどうなっているんだ?」
ノール「敵戦艦が逃げ出し、バラモス軍が優勢です!
    それから、軍の一部は城を守るようですよ!」

ロン「よっしゃ!それなら大丈夫だな。」

マンダー「北部軍!あんまり邪魔にならないようにするんだぞ!
     もちろん、いざとなったら戦ってもいい!」
827ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/27(木) 04:21:57 ID:PiVpYJTW
ミイラ男「げぇっ戦艦が!」
キラーマシン「な、なんという…」

統合軍の士気は明らかに低下。
このままバラモス軍が押すように思われたが…

?????「フフフ…フハハハハ!」

戦場に笑い声が響く…。
バラモス城の上空で、十隻余りのゴースト・ノアと共に
のこのことクロナデシコは帰ってきた。
あまりに唐突に、光る粒子が再構成され、
その姿を覗かせたのだ。

キターリン「すぐさま右翼隊に向けてジゴスパークブラスト発射だ!」
オペレーター「そ、そのような事をすれば…」
キターリン「味方は大損害?だがな、偉大なる革命のためには仕方のないことなのだよ」

先程の笑い声は…キターリン!
自称革命の祖父キターリンであった!

何故、このような状況になったのか?説明しよう。
元々、クロナデシコはキラルス不在の状況が想定されなかった。
堅牢な装甲にビームフィールド。それよりもさらにブリッジのガードは堅い。
キラルスがいないとき…それはクロナデシコが沈むとき以外に考えられなかったのだ。
ダメダメじゃないか、統合軍。
828あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/27(木) 11:43:41 ID:CPCaO6tV
>ビートさん
ではDQの伝統にのっとって、4人パーティーで行きましょう。
レムオル組み:ジョン・スレイン・マルコ・ヒロロ(アイテムの袋持ってきてください。)
正面突入組み:トロル・あやしい影
城外待機組み:ストリコ・ファルコ・アリア・フーミア

・レムオル組みは城内の人間を相手に情報収集。できれば国王や重臣にも。
 機械大戦前は田舎者と馬鹿にしながらも相手にしてくれましたが、
 いまは戦時下・統合軍の洗脳等でいきなり捕まるかもしれませんね…
・正面突入組みは私が動かします。牢屋とか兵士宿舎とかを廻るつもりです。
・城外待機組みは基本的にお任せしていいでしょうか?
 見つかろうが、門番と戦おうがご自由に…動かなくてもいいです。
829ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/27(木) 19:52:11 ID:s4DM+1ec
金「戦艦!?」
デスJ「戻ってきたんですな…」


〜バラモス城〜

鉄「マンダーさん!向こうはどうなってる?」

マンダー「…敵戦艦が戻ってきたようです!」

ゴロー「あぁ〜!?なんで消えたり現れたりするんだよ!」
ホーク「俺に聞くな!」
830ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/27(木) 20:20:49 ID:1vCDjHKf
ガーラ「帰ってキター(・∀・)-!! 只じゃおかねェ!」
メンマギヌスの槍を片手に、凄まじい速度でクロナデシコの甲板に飛び移ったガーランド。
袋からおもむろに、エルフの飲み薬を20個ほど取り出し、薄笑いを浮かべている。
ガーラ「只じゃおかねェって言ったよな…」
- - - - - - -
スコピ「あっ!あれは敵戦艦!それにまたご主君?」
ヘリス「わわっ!また?」
ビート「どどど、どうなってんの?」
スコピ「知りませんよ!しかし、味方の士気低下は避けられません…ッ!」
ビート「もっと何か、敵の注意を逸らせて、味方が勢いづく何か…!あっ!そうだ…!確か
     ガーランドはモシャスの使い手…これだッ!」

なにやら、ドラタルとはぐれんに紙切れを持たせて、別々の方向に放つビート。
- - - - - - -
ミカワ「敵?しかも、こちらに艦首を…くっ!」
- - - - - - -
マジン「ぬわ〜〜〜〜〜!敵が〜〜〜〜〜〜!ええぃ、しかし引くことも出来まい!突撃〜!」
ディン「(忙しい敵だ!)」
〜〜〜〜〜
ヒロロ「じゃあ、いざ悪の城へッ!」
マルコ「情報収集だってば…」
ストリ「じゃあ、私達はここでお茶でも飲んでますね。」
ファル「『ヘソで茶を沸かす』ならぬ『デコで茶を沸かす』、だな…」
フーミ「沸きましたよ〜。」

おデコに薬缶を載せて湯を沸かすフーミア。
831ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/27(木) 20:53:56 ID:PiVpYJTW
キラ・リー「甘い!杏仁豆腐よりも甘いぜ!32ビート!どうだぁ!」

地震のゆれは「波」である。
そして、万恨超中華音波は音の「波」を出す!
テンポアップする音の波は、ロットの地震さえも相殺。
それどころか、中華的なパワーは
木々をへし折るどころか、破砕を始めた!

ガンガンガン!
ガンガンガン!

大地はめくれあがり、石は砕け散り
木は無様に根を晒す。


キターリン「革命の祖父に挑むなど愚の骨頂!必殺!赤色革命波ーッ!」

キターリンの掌から、赤い波紋のような波動が放たれる!
クロナデシコのブリッジの壁を抜けて
波動はガーランドを吹っ飛ばし、射程内にいたバラモス軍の兵士を
赤く染め上げた!赤く染め上げられた兵士は、何故かブルジョアが憎くなり
バラモス城へ奇声を発しながら突っ込んでいく。
832ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/27(木) 21:16:13 ID:1vCDjHKf
ガーラ「もう許さねェ!必殺だ!ゲージ3消費攻撃だッ!パ・ルプンテ!時よ止まれッ!」
ガーランドが吹き飛ぶ途中で時が止まる。ガーランドは即座にクロナデシコの元まで飛ん
で行き…

なんと!全ての魔力を解き放ち、エルフの飲み薬を飲み込んで、また解き放つ!凄まじい
スピードで、クロナデシコは20発のマダンテ包囲網に囲まれ、ガーランドは遠くへと飛び去
った。

ガーラ「そして時は…動き出すッ!」
クロナデシコの周囲で、一発およそ200P、すべて合わせて4000Pの魔法力が、クロナデ
シコの至近距離で暴走を起こす!

…その業火は、僅か3分間の内に地上9000mまで駆け上がった…。
- - - - - - -
マジン「ぬっは〜〜〜〜〜!」
ディン「(わぁ〜〜、眩しい…)」
ビート「飛んじゃう!吹き飛んじゃうよ〜!」
ラキッ「こっちは飛んでるゥ〜…」
メラー「ラキッズさん!掴まって…きゃ〜!」
スコピ「団員全員、対爆風姿勢ッ!」
ヘリス「凄い爆風だな…ッ!一体なんだ?」
ミカワ「ぬわ〜、と、飛ぶ〜!」

爆心地に近い兵士は、枯葉の様に上空に舞い上がり、遠い兵は武器や盾を飛ばされ、飛ん
できたそれらの飛来物に当たり、倒れていく…。
833ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/27(木) 21:44:33 ID:PiVpYJTW
?????「フハハハハ!所詮、資本主義者はその程度か」

爆炎の中から、のっそりと赤い半透明の球体…
いや、クロナデシコが姿を現した。
左舷前部が落ちているところから、ダメージはあったようだが。

キターリン「血と恨みと哀れみのクレムリン・ガードは
      攻撃するものが共産主義で無い限り、大幅に威力を削ぐ事が出来るのだよ!」
オペレーター「(キラルス様よりも強くないか…?)」
キターリン「さて、同志オペレーター…ジゴスパークブラストを発射しろ」
オペレーター「しかし、味方ごと撃つなど…」
キターリン「構わぬ。この大地を燃やしつくせ!」
オペレーター「そんな事をすれば敵味方共に完全に壊滅…」
キターリン「よいか?一人の死は悲劇だが、百万人の死は統計的なものだ!
      ……まだ撃たんのか?なら、私がやる!」

キターリンがぱっと両手の掌を閉じると、
赤い半透明の球体は消え失せた。
同時に、キターリンがオペレーターを突き倒す。

キターリン「粛正だァァァァーッ!」

クロナデシコの前部中心にエネルギーが集束し、
強大な威力を持つジゴスパークブラストが放たれた。
834ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/27(木) 21:59:29 ID:1vCDjHKf
ジゴスパークブラストが、戦場の真ん中へと伸びていく。その真ん中には、バラモス軍の
首脳部もいた…。
ガーラ「ちっ!ビートに当たッちまう!くっそ〜、やらせはせん!軍団の依頼人を、たった
     一隻の戦艦如きにやらせはせんぞォ〜!エキサイトスすりリングすぅぱあ〜☆
     でらっくすッ!」

ガーランドが咄嗟に袋を開き、ジゴスパークブラストをその中に吸い込んだ。袋の周りは、
物体が奇妙にゆがんでいる。どうやら、時空の歪みが生じているようだ…。
〜〜〜〜〜〜〜〜
ネ ロ「ふふふ、もうすぐ…」
ブース「時空の歪みか…ベストタイミングで作り出してくれた物よ…フハハハハ!」
835ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/27(木) 22:00:18 ID:s4DM+1ec
デスJ「むっ!?」

金「ジゴスパークか!」


とっさに、北部精鋭の前に出るゴールドマン。
その瞬間、ダークマターが生み出したものよりも強い光が辺りを包む…
----------------------------------
ロット「まだまだまだまだまだまだ!」

とっさに勢いをつけ、キラ・リーに突進するロット。
ここまで速く動いたのも何十年ぶりだろうか。

ダークマター「もう少し…もう少しだ…」

上空をじっと見ているダークマター。
836ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/27(木) 22:06:53 ID:s4DM+1ec
ゴールドマンが前に現れ、北部精鋭は全員伏せた。
光は十秒ぐらい消えなかった。


光が消えると、ゴールドマンが立っていた。どうやら生きているらしい。

デスJ「………ゴールドマン殿?」

返事をしないゴールドマン。

よく見ると、電気を帯びている。
一応体が金なので、電気を溜めることができたらしい。
だが、デスストーカーJの言葉は耳に入っていないようだ。
そのまま何も言わずに前進を始める。目にはクロナデシコしか映っていない。
837ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/27(木) 22:18:33 ID:PiVpYJTW
キターリン「邪魔だ邪魔だ!赤色革命波!」

キターリンの掌からまたも放たれる赤い波動。
それを、ガーランドに向けて放つ!
周りの者達はどんどん赤く染まっていき、
ブルジョアが憎くなってバラモス城へ攻め入っていく。


キラ・リー「究極!64ビート!」

ガンガンガンガンガンガン!
ガンガンガンガンガンガン!

波動に載せられる中華的パワーは最高潮。
ついには地割れや断層起こし、ロットを阻む。
838ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/27(木) 22:31:41 ID:Amg0wUbw
ガーラ「今時コミュニズムなんか信じてるのかい?この国営企業製の不良機械!」
ガーランドは、クロナデシコに向かい、袋からキルクスの本を取り出し、それを踏みにじった。
〜〜〜〜〜〜
マジン「うわ〜〜〜…」
味方を叩くに叩けないバラモス軍は大根乱!
839ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/28(金) 22:52:18 ID:YkgLHznN
キターリン「おのれ〜!よくも…
      この腐りきった世界を救えるのは共産主義だと何故分からんのだ!」

キターリンが掌を向ける。
赤い波動が放たれる。

キターリン「生かしてはおかんぞ!赤色革命波ーッ!」
840ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/29(土) 10:22:25 ID:mv30ilSs
ガーラ「世の腐敗を取り除けるのは、公正にして激烈なる競争だけなのだよッ!
     $と正義と西進のォ、青色ブルジョワ波〜ッ!」
ガーランドの手から、青地に白い星のちりばめられたブルジョワの波動が放たれ、
赤色革命波とぶつかり合う!

ガーラ「見よ、この質と物量の両立をォ、正に究極ゥ!」
841あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/29(土) 11:16:25 ID:B0ziSkd0
スレイン「レムオル!」
ジョン「よし、行きましょう!」
影「お気をつけて…」

レムオル組みは城門へ向う。
門番が相変わらず人間とは思えないオーラを放って立っている。
仁王立ちだ。
余所者は死んでも通さないという気迫が漲っている…

ジョン(相変わらずですね、この方…)


トロル「よし、おいら達も行くか…」
影「素直に通してくれるといいですが。」

トロル・影も城門へ向った。
門番が目ざとく接近してくるトロルと影を見つける。

トロル「よう!お疲れさん!」
トロルは近づきながら手を上げて、平静をよそおりながら近づいた。

ジョンたちは門の中へと入っていく…



アリア「大丈夫かしら…」
842あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/29(土) 11:18:43 ID:B0ziSkd0
最下層だ…
843あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/29(土) 11:39:45 ID:B0ziSkd0
門番「ここは死んでも通さん!」
トロル「いや、いきなり言われても…」
門番「帰れ帰れ!田舎者め!」
トロル「そりゃまあ田舎出ではあるけど…」
門番「よるな!ケガワラシイ!ここは断じて通さん!」
トロル「おいら、統合軍のものなんだけど。」
門番「統合軍もへちまもない。ここは通さん。」
トロル「これ、身分証だけど。」
門番「黙れ黙れ黙れ!通さんと言ったら通さん!」
トロル「そんな理不尽な…」
門番「俺の目の黒い内は田舎者は一人たりとも通さん!」
トロル「……」
844あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/29(土) 11:51:14 ID:B0ziSkd0
影「あー、と、私、田舎者じゃないですよ。」
門番「何!?」
影「だから通してくださいな。」
門番「馬鹿者!エジンベア人以外はみんな田舎者だ!」
影「むう…私エジンベア出身ですよ。」
トロル「へぇ、そうなのかい?」
門番「魔物など田舎者に決まっている!」
影「魔物でもないですよ…」
門番「なんだと!?わけのわからないことを言うな!」
トロル(分けのわからないのはお互い様だが…)
影「実はバラモス軍と、それに味方する田舎者たちにこんな姿に変えられたのです。
  正体はれっきとしたエジンベア人です。」
門番「馬鹿な!この私がエジンベア人と田舎者の区別がつかないはずがない!
    貴様からは田舎者のにおいがぷんぷんするわ!」
影「ですから、田舎者になってしまうという、史上最強最悪の呪いなのです。」
門番「…」
影「お願いします!私をもう一度誉れあるエジンベア人に戻らせてください!
  そのためには城のみんなの協力が必要なんです!」
門番「…ここは通さん!」
影「え?」
門番「恥を知れ恥を!それでも誉れ高いエジンベア人か!
   田舎者などに成り下がりおって!その様な呪いに負ける
   軟弱ものに、エジンベア人を名乗る資格はない!
   恥だと思ったら、その場で自害しろ!
   ええい!見て居れん!我が誉れ高いエジンベアのために、
   貴様のそっ首、私が刎ねてくれる!!!」
845あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/10/29(土) 11:53:01 ID:B0ziSkd0
あやしい影とトロルは逃げだした!
門番は門からは離れないようだ…

影「ダメですね…」
トロル「これじゃあ話にならねえな…」

二人は一旦、アリア達の所に戻る。
アリア「どうしたの?」
影「いれてくれませんよ、あの門番さん…」
846ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/29(土) 15:52:20 ID:NRKpLSou
キターリン「その競争によって貧富差が生まれ、ブルジョアどもは
      エゴのみに生きるようになる!結局はプロレタリアが虐げられるのだ!」

キターリンは右手だけでなく
左手も加えて赤色革命波を放つ。

キターリン「革命だ!世直しするのは革命だ!
      腐った資本主義を打倒出来るのは革命だけだ!
      プロレタリアに光をもたらさせるのも革命だけなのだァー!」

より一層、強くなる革命波。
847ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/29(土) 17:47:24 ID:/VdWwL8N
ガーラ「目的の為には自国民の殺戮すら厭わぬ貴様等から『世直し』とはな…
     笑止千万!喰らえ、青色ブルジョワ西側陣営シャワー!」
なんと、世界の西側から、青色ブルジョワ波が降り注ぎ、赤く染まった兵士を
青く染め直した。青く染まった兵士達は金と名誉に釣られてクロナデシコへ
向けて返進する!

兵士A「おぉ…資本主義バンザ〜イ!バラモチックドリームバンザ〜イ!」
兵士B「うぉぉぉ〜!バラモス軍を救って英雄になって末は大富豪だァ〜!」
- - - - - - -
ビート「…なんだかなァ…」
スコピ「どっちもどっち、ですかね…」
848ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/29(土) 18:36:21 ID:NRKpLSou
キターリン「資本主義が言える台詞かァァ!」

力は五分五分、赤色革命波ではらちがあかないと思ったか
左手から放たれる赤色革命波をガーランドの天に向けた。

赤色革命波は上に上に空気を押しのけ
一時的な真空空間を産み出し、解き放つ!

真空空間に流れ込む空気は
刃の如き切れ味を持ち、キターリンに飛びかかってきた
ごうけつぐまの首…というか、体を縦に裂いた!
これは、かまいたちだ!

キターリン「粛正の断頭台!血潮に沈めぇっ!」

真空波がガーランドを頭上から狙い、牙を向けた。
849ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/29(土) 19:09:07 ID:/VdWwL8N
次の瞬間、真空波の下に立っていたキターリン。
ガーラ「これが……「秘密報告」だ……キターリン。おまえは自分が批判されたことに
     さえ気づいていない。何が起こったのかも、わかるはずがない……。」

いつの間にかキラーリンの目の前に立っているキラシチョフ。その背後では、魔物の
心を惑わせる秘爪クロウアンドレアが、妖しい紫色の光を放っていた…。
850ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/29(土) 20:27:41 ID:cs4Of187
ロット「ぬおおおおお!」


回転を止め……ない!そのまま横回転に切り替え、その場で高速回転を始めた!

ロット「地割れで私を止めようなどとは!」
ロットの目が光る。何やら呪文でも唱えたらしい。

そして横回転しながら、また高速でキラ・リーに向かい始めた!
地割れにも何故か落ちない!
よく見ると、ほんの少しだけ地面から浮いているのだ。
地割れも気にせず突進している。


ダークマターは上空を見ている。そういえば、上空に撃った光の刃はどうしたのだろう?
851名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/10/30(日) 12:59:12 ID:JWRBjIaL
852ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/31(月) 18:04:21 ID:NO/bLJd0
自らが起こした真空波に
体を真っ二つに開かれ、地に伏せるキターリン。
モノアイの光が弱まっていく…。

キターリン「馬鹿、な…。この世にあるべきは共産主義…。
      それが、それが…うう…プロレタリアに光、あれ…」

切り裂かれてもなお、断末魔の台詞を発し…
落ちかけた太陽に片腕を伸ばしたところで、完全にモノアイから光が失われた…。
キターリン、ここに死す。

┏━━━━━┓
┃ガーランド┃
┃━━━━━┃
┃H360 ┃
┃M210 ┃
┗━━━━━┛






┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃キターリンを               ┃
┃やっつけた!               ┃
┃                     ┃
┃                     ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
853ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/10/31(月) 21:49:28 ID:spRaGF2C
ガーラ「ふっふっふ…」
ゆっくりとクロナデシコに向き直るガーランド。
ガーラ「また指揮官を失ったなァ…で、次はどうする?また陸兵を置いて逃げるのか?
     …いくらなんでも、二度もは逃げねェよなぁ…士気が崩壊するぞ?」

薄笑いを浮かべつつ、ゆっくりとクロナデシコへと近づくガーランド。
854代理書き込み ◆fX3AozH/EM :2005/10/31(月) 21:52:06 ID:NO/bLJd0
302 名前: ほうおう ◆bVRzVePzyM 投稿日: 2005/10/29(土) 23:36:53
影さんの>>297に乗っからせて頂きます。
ほうおうは急降下しながら色々考えを巡らせていた。
(…なぜこの短期間に何度も戦闘があるんだ…!
 …何が機械の秩序だ!?…我々や人間までも巻き込んでおいて…!)
ほうおうは何故か無性に腹立たしくなってきた!!
「ぅおりゃぁぁぁぁぁ!!!!!」
エターナル・ロッドの切っ先にメラゾーマが宿る!
猛スピードで降りてくるほうおうに気付いたジパング側はほうおうに砲弾を放った!
しかし完全にキレた表情のほうおうには通用しない!!
「喰らえぇぇぇぇぇっ!!」
ほうおうはそのままジパングの左舷側に突っ込んだ!!そのまま船の中へ転がり込んでゆく!!
「あああああああああああああ!!!!!!!!!」
ジパングの中にほうおうの叫び声が響き渡った…。

855ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/31(月) 22:16:22 ID:NO/bLJd0
………

-旗艦ジパング-
参謀「南部軍再活動確認…」
ジパング艦長「主砲、4番5番、三式弾装填!
       各護衛空母に伝達。全メタルドラゴン発進準備」

一方その頃、サラボナは大騒ぎであった。
なぜならばブリッジで3機の青いメタルドラゴンが大暴れしているからだ。

本来、メタルドラゴンの目的は、
敵の陸上・海上施設及び拠点に突っ込み、
指揮官の抹殺、重要物の奪取及び破壊、現地軍の混乱を誘発させる事にある。
バラモス空軍に対処する為に空戦能力が付属しているだけで、元々は特殊攻撃機なのだ。

サファイアフォースの面々は、エースとしての高い技術力をもって
ガラスを破ってブリッジに強行突入。甚大な被害をもたらしているのだ。


-世界樹海岸-
ビルマー「危ないとこじゃったのう…」
ジミー「全くだぜ。ほうおうの旦那がいなかったら、やられていた…」
スフラン「あとはこれで、戦況が変わることを祈るばかり…」
護衛団A「ビルマー様、この近辺には人間の兵士がいます。早々に退いてください」
ビルマー「うむ」
ほうおう「私は、空に上がって様子を見ます」
ジミー「旦那、気をつけてくれ。艦隊にはメタルドラゴンも積まれているらしい」
ほうおう「メタルドラゴン如きにはやられませんよ。では!」
856ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/31(月) 22:42:54 ID:NO/bLJd0
キラ・リー「へっ、やらせるか!」

フライパンとおたまを後ろに投げ出すキラ・リー。
あれだけ叩かれて傷一つないとは実に恐ろしい。

キラ・リー「ヌードル・フリー!!」

キラ・リーが手を突き出すと、
指先から一筋の生麺が伸び、ロットに向かう。

ロットの圧倒的な回転により、
次々と巻き取られていく生麺。あれだけの回転に耐えられるとは実に恐ろしい生麺だ。
…やがて、ロットの姿が生麺に殆ど埋もれた時点で、キラ・リーは怪力で
ぐいっと引き上げ、頭上でロットごと振り回す。

キラ・リー「キラ流中華料理製法指導要項第十三番!『一撃一丁出来上がり』!
      受けろフライパン〜!大・粉・砕!」

そのまま更に回転を加え、一気にダークマターに向けて振り下ろすキラ・リー。
これだけ回ってもほどけないのも不思議だが、生麺の強度はさらに驚愕すべきものだ。
857ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/10/31(月) 22:52:45 ID:NO/bLJd0
-デストロイヤー-

クラックス「なに!?「アレフガルド中心殴り込み艦隊」消滅!?真か!」
オペレーター「はい、ゲベルニッチ、プリンス・オブ・エジンベア共に轟沈。
       青龍機、白虎機は撃墜を確認。これらの報告を後に、残存部隊からの報告が途絶えました」
クラックス「何があったのだ…?」
オペレーター「残存部隊が最後に、『空を埋める何かが破壊の光を振りまいた』、と」
クラックス「空を埋める何か…?一体、なんなのだ…?」
オペレーター「幸いにも、ブラック・ピオンは機能が停止していましたが
       何とか撤収出来たようなので、修復完了次第、話を聞いてみては?」
クラックス「うむ…」
858ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/10/31(月) 23:05:38 ID:t4DPWKSP
ダークマターの目が今度は赤く光る。
振り下ろされたロット(と麺)が、いきなり消えた。

やがて、しばらくすると世界樹の後ろから麺だらけのロットが現れた。

ロット「……………」



ダークマター「どれ、そろそろ私も攻撃させてもらうぞ!」

先ほど天に打ち上げた刃が落ちてきた。強烈な光と共に、空中で静止すると
キラ・リーに向かって無数の雷を落とす!
そしてそのうちの1発を自分で受け、電気をまとってキラ・リーに突進した!
859ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/01(火) 00:05:41 ID:PERAinCE
その時だった。
影すら映らぬ高速でダークマターと同じくキラ・リーに向かう存在が!
その”存在”は、ダークマターを払い、道を作ると
何かを振り下ろしてキラ・リーの片腕を落とした。

キラ・リー「なんだと!おまえは!?」

見れば、その存在を恐れるように
無数の雷が逸れている…。

フライト「………」
無言で光る剣を片手に佇むフライト。

キラ・リー「お前はあの時の!よくも!恨みを受けろ雪崩回鍋肉!」

キラ・リーがフライトに向けて手を翳すと
雪崩のような回鍋肉の具が落ち、フライトの”いた”所を埋めた。

キラ・リー「どうだ!?…何…?」
フライト「EMP砲発射…」

どさっ、と崩れ落ちるキラ・リー。
いつの間にか、フライトが腕に装着していた筒のような物を
後頭部に密着させていた。


EMP…電磁パルス。
簡単に説明すれば電磁波である。
EMPは電子機器に影響を与える事で知られており、
実際に高々度核実験によって、何百キロも離れたハワイが
EMPによって大停電に見まわれた事がある。
860ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/01(火) 00:25:56 ID:PERAinCE
レリエル「何者だ?」
朱雀機「グアアアア!」

影からレリエルが浮かび、朱雀機が空から降りて吠える。

フライト「貴様が…この戦争の技術的な”歪み”を
     もたらした存在か」
レリエル「!」
フライト「五行継承者やイレギュラー以外にも
     シナリオを曲げられる存在がいようとはな」
レリエル「クッ…」

いつの間にか、レリエルの片手には
漆黒のフランベルジュレイピアが握られ、
朱雀機と共に飛び出す。

フライト「遅い…」

光の剣を振るい、たった一撃で
朱雀機を正面から両断し、レリエルの肩口から先を奪った。

レリエル「うお…!」

敵わぬと見たか、レリエルは
地面に横たわっているキラ・リーを持ち上げ
影の中に潜った。

フライト「逃げたか。まあいい…」
その場に残された両者が気づく間もなく
消えていった…。

…空には、巨大な渦に包まれた艦がその姿を覗かせていた…。
861あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 13:50:06 ID:pxLmUxbL
護衛団A「皆さん、早く…」
護衛団は一行を振り返り、急ぐようそうとして言葉を飲み込んだ。

ビルマー、スフラン、ゴンタマ、それにアリアハンの3羽カラスは
洋上のジパングを見つめている。

スフラン「ゴンちゃん…」

ジミー「ゴン…生きてろよ…」

〜数十分前・旗艦ジパング内〜

これまでに無い激しい衝突音と揺れが旗艦ジパングを襲った!
キラーマシン「なんだ?」
マミー「また直撃喰らったのか?」

ジミー達を押さえつけていた旗艦ジパングの乗組員達に動揺が起こる。

キラーマシン「近いようだな…おまえ達!司令部!」
キラーマシンが廊下のどこかにあるマイクに向って叫ぶ。

キラーマシン「いまの衝撃波なんだ!」
声「着弾でありません!何者かが突っ込んできたようです!」
キラーマシン「!?なんだと!?」
声「…はっ(司令部内で会話)…船長がそちらの隊で様子を見にいくようにとのことです。」
キラーマシン「分かった。おい、お前とお前、ちょっと見て来い!」

キラーマシンとマミーを残して、ミイラ男2体は様子を見に通路を駆けて行った。
862あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 16:20:12 ID:pxLmUxbL
ほうおう「それにしても巨大な船ですね…まだ無事ならいいが…」
通路を進みながらほうおうが呟く。

ミイラ男「待て!止まれ!」
後ろから声がかけられ、ほうおうが振り向くと、
ミイラ男が2体、銃のようなものを構え、
銃口をこちらに向けていた…

そのうちの内の一体が、ほうおうが振り向いたとたん銃をポロリと取り落とした…
ミイラ男A「どうした?」
ミイラ男B「…」
ミイラ男Bは見るも哀れなほどに震えている!

ほうおう「ほう、そちらのミイラさんは私を知っているようですね…
     元我が軍の兵ですか?」
ミイラ男B「ほほほ、ほうおう…様。」
ミイラ男A「!!!!!!!」
それを聞いたミイラ男Aが、唖然としたように立ちすくんだ!

ほうおう「ちょうどいいですね。ここにシャーマンとエビルマージが
     スフランさんを救出に来たでしょう?案内してもらいましょうか…」
ほうおうは2体に近づく。
その歩みは貫禄に満ち、いささかの緊張も見られない。

と、ほうおうが飛び込んできた穴からミイラ男Aは海に飛び込んでしまった!
ミイラ男B「あ!」

ミイラ男Bも慌てて逃げようとしたが、間に合わなかった。
ほうおうがミイラ男の目の前に立ち、見下ろす。
ほうおう「急いでお願いしますよ。」
863あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 16:21:03 ID:pxLmUxbL
キラーマシン「おい!どうした!」
一体で戻ってきたミイラ男に、ジミーを抑えていたキラーマシンが問い掛ける。

ミイラ男「いい、あがが…うぐ…」
ミイラ男は数歩よろめくように歩くと、床に倒れてしまった。

その後ろから人間型になったほうおうが姿を現す。

キラーマシン「何者…」
キラーマシンの問いかけが終わるより早く、マミーがマイクに向って叫んだ!
マミー「緊急事態!バラモス軍のほうおうが艦内に潜入!至急応援を…」

マミーはそこまで行ってくず折れた…
ほうおうが目にもとまらぬ速さでマミーに駆け寄り、手刀を叩き込んだのだ…

キラーマシン「ほうおうだと!?馬鹿な!」
キラーマシンがジミーを突き飛ばし、飛びすさりながらボウガンを放つ!

ボウガンはほうおうを貫いた!
キラーマシン「…。」

ボウガンが貫いたのは、ほうおうの残像だと悟っと同時に、
キラーマシンは自分が床に向って倒れていくのを感じ…やがて何も感じなくなった。
864あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 16:21:48 ID:pxLmUxbL
ほうおう「皆さん…」
ジミー「旦那…ありがてえ…」
ほうおう「ベホマラー!」
ジミーの傷がいえ、ミイラが頭を振って起き上がり、
ビルマーの顔に幾らか生気が戻った…
カラス3羽の傷は完全に癒えたようだ。

だが、ゴンタマは真っぷたつになったままピクリともしない。
ほうおう「彼は…どんな傷でも自動回復するのでは?」
ミイラがガックリと頭をたれる。
ジミー「実は…いや、いまはそれより脱出だ!」

通路の前後が騒がしくなる。
ほうおうと聞いて、慌てて大勢の兵が送られてきたようだ…

ほうおう「ジミーさん、まだ戦えますか?」
ジミー「…MPはもう残ってねえがな。」
ほうおう「むう…カラスさんたちもいるとなると…」

ミイラがゴンタマの体を両脇に抱える。

「いたぞ!」
後方から声がする。
通路に武装した統合軍の兵が詰め掛けてきている。
キラーマシンやミイラ男に混ざって、サソリアーマーや…
その後ろにはメタルドラゴンのようなものも来ているようだ。

ほうおう「面倒ですね…」
ジミー「お前等、隠れていろ!」

ミイラ「うん!?」
ゴンタマの指が動いたような気がした…
865あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 16:22:40 ID:pxLmUxbL
ほうおう「前からも来ていますか…私とジミーさんだけならともかく…」
ほうおうがにがい顔をする。
ほうおう「あいてを甘く見ていたようですね…」

ジミー「!?…なんか…へんだぞ…」
ジミーが膝を床につく。

ほうおう「どうしたのです?」
ジミー「MPが…ゼロになった…帰りのルーラ分を残していたのに…」
ほうおう「え?なぜ・・・」

ほうおうも途中で言葉を止め、驚いたように自分の腕や体を見る。
ほうおう「私のMPも減っています!どんどん減っていく…」

ほうおうが驚愕の叫びを上げる!
見ると、ビルマーからも湯気のようなオーラのようなものが立ち上っている!
ジミー「まさか、この船の兵器!?」
ミイラ「いえ…これを見てください!」

ミイラ男がゴンタマを床に置く…
ほうおうやビルマーから立ち上るオーラのようなものが、ゴンタマに吸い込まれていく!
ほうおう「一体…」

次の瞬間、ゴンタマの体が跳ね上がった!
ゴンタマ「……」

ゴンタマの体が回復…いや!膨張していく!
ゴンタマの目はうつろで何も見ていない…
体がどんどん大きくなり…壁に床に、菌糸が広がっていく!

うつろな目がゆっくりとスフランに焦点を合わせ…
ゴンタマ「スフ…らん…ちゃん…」
866あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 16:23:38 ID:pxLmUxbL
ゴンタマの体は完全に通路をふさいでしまった!
上半身が前方の通路を!下半身が後方の通路を!

そして紫色の菌糸は壁や床を伝って通路に広がっていった!

キラーマシン「な、なんだこりゃ!」
ミイラ男「ひえええ!!」

菌糸に巻き込まれた敵兵は、瞬く間に精気と言わずエネルギーと言わず吸い取られ、
動きを止めていく!
ジパング自体からも電気や熱を吸い取って、菌糸は猛スピードで増殖していく!

ほうおう「暴走している?」

ジミー「見ろ!」
ジミーの指差す先…通路を塞ぐ菌糸の壁に…何かが浮き上がった…
やがてそれはゴンタマの顔になった!
ゴンタマ「みんな…逃げて…」

ゴンタマの顔が、たどたどしい口調で言った。

ほうおう「……」
スフラン「ゴンちゃん!」
ジミー「どうなってんだ!ゴン!」

ゴンタマ「僕が…食い止めるから…」
ほうおうがカンカンと壁を叩く。

ほうおう「この狭い場所で、この壁を破る力を出したら、みんな巻き添えを喰います…」
867あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 16:31:09 ID:pxLmUxbL
ゴンタマが目を閉じる…
なんと、菌糸の壁が割れて通路が現れた!
ジミー「……急げ!」

ジミーがビルマーを担ぎ通路に飛び込んだ!
続いて3羽カラス、ミイラ、ほうおう…
スフラン「ゴンちゃん…」
ゴンタマの顔がスフランに頷く。
その顔には微笑が浮かんでいた…

ほうおう「さ、早く…」
ほうおうに促され、スフランも通路に入った。

ミイラ「痛!」
ミイラが何かに躓いた…それはキラーマシンの一部だった!
ミイラ「ひい!?」
だがキラーマシンはピクリとも動かない。
緑の菌糸がその全身を覆い尽くしていた…

ジミー「出口だ!」
通路はほうおうが飛び込んできた穴まで続いていた!
ラーガス「外だ…」

ほうおう「乗りなさい!」
ほうおうが巨大な黄金の取りの姿に戻っていた!
一行がその背に飛び乗る…

ほうおうは飛び上がった!
風を切ってグングンと高度を上げる…
868あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 16:36:09 ID:pxLmUxbL
護衛団A「ビルマー様!」
ジミー「気絶しているだけだ!」
ラーガス「下を!」
ガスラ「戦艦が…」

一行が見下ろすと、巨大な旗艦ジパングの右舷の一部が
異様な紫の塊に覆われていた…

所々で火の手が上がっている…
ほうおう「あれは…火災ではないですね…焼却している…」
猛禽類の鋭い視力をもつほうおうが告げた。

スフラン「イヤー!!ゴンちゃん!!」
飛び出そうとするスフランをジミーが抑える。

ほうおう「みんなと合流しましょう。お城とも連絡をとらねば…」
869あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 16:38:06 ID:pxLmUxbL
さて、これでひとまずスフラン関係はよし…
エジンベアはむしろ戦後対策なので多少進行が遅くても…
(ビートさんは急ぎたいかな?)
870あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 16:41:07 ID:pxLmUxbL
>>861で洋上のジパングを見つめているのは、
>ビルマー、スフラン、ゴンタマ、それにアリアハンの3羽カラスは
となってますが、ゴンタマではなくジミーです…
すみませんいつもながら…

あと、残り容量少ないのに長文もスミマセンでした!
871あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 16:48:23 ID:pxLmUxbL
さて、
今日は11月1日ですね〜!
早いですね〜今年も残す所あと2ヶ月ですよ!

さてさてさてさて!
誰かいますかね…
いなかったらageちゃおうかな〜


11月1日は何の日でしたっけ?

そう!あやしい影の入隊記念日で〜〜す!

おめでと〜>私
ありがと〜>私
872あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 16:51:01 ID:pxLmUxbL
11月1日と言えば…









(故)いかりや長介大先生の誕生日と一緒です!
凄いぞ私!!(゜∀゜)
873ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/01(火) 16:58:00 ID:+pq025Hm
クック「のわ〜!な、なんじゃ〜」
オベレ「敵ですね!」
クック「見ればわかる、攻撃〜!」
オベレ「本艦には陸戦隊は乗っておりません!」
クック「逃げろ〜!」
オベレ「電話も舵輪もブリッジ内です!」
クック「のわ〜!」

あらぬ方向へ全速前進するサラボナ。やがて、水平線の彼方に消えてしまった。
クック「のわ〜〜〜〜〜〜……」
874あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 17:13:10 ID:pxLmUxbL
影「いやー、もう2年ですか。長いような短いような。」
マミー「短くもあり、短くも無しじゃな。」
ジミー「ナニソレ?禅問答?」
ガダ「フッ…相変わらず間抜けな事言ってるな、ジミー!」
鬼面導師「集まれと言うから何かと思えば…」
土偶戦士「おいらのことなんかみんな覚えちゃいないぜ…」
ホイミン「そんなこと無いわヨ!2スレくらい前にちょこっと出たはずヨ!」
ビルマー「ほんとにおぬし悪気無く言っとるのか?」
スフラン「ともあれ目出度いわね!」
ゴンタマ「じゃあパーティーだ!」
骸骨剣士「警備隊長として、即刻中止をsdrftgyふじこpl;@」
スレイン「っていうか、この容量じゃ無理ですよ…」
ふぎゃ子「パーティーと聞いて来ました。」
ふぎゃ男「土偶戦士さんよりもっと出てないけど来ました。」
オリハルオーガU「性格もまだ固まってないけど来ました。」
001号「うが――――――――――!!!」
ゴートドン「歴史編纂質に帰るわ…」
875名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/11/01(火) 17:17:01 ID:r6CfnnqZ
エフレイエ=オルタナ
876あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 17:22:15 ID:pxLmUxbL
>>875さん
??
あ!お祝いですね!
ありがとうございます!!
これからも頑張ります!
877あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 17:27:46 ID:pxLmUxbL
ググッてきましたよ。
FF10−2のボスですか、そうですか。

誤爆のフリをしてageながら私にエールを送るとは、
なかなか手の込んだやり方ですね!

私もそうなりたいと思います。
878あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/01(火) 17:57:58 ID:pxLmUxbL
落ちますー。ノシ
879ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/01(火) 18:57:44 ID:PERAinCE
-旗艦ジパング-
参謀「干潮、制御不能です!」
ジパング艦長「………」
参謀「かんちょ…!?」
ジパング艦長「なんだあれは…?空が…」

どんどん浸食されていくジパング。
菌糸はスクリューにも絡みつき、幾つかの塊を海に流した後
完全に停止した。機関も動かない…。

-フーレアンス-
フライト「エンジェルバスターで洋上艦隊を殲滅、
     同時に艦底誘導レーザー砲で地上の連中を掃討せよ」

渦の正体…フーレアンス級機動艦は徐々に降下していく…。
世界樹の森に嵐が吹き荒れ、巨木が傾くような強風が流れる。
と、突然、フーレアンスの起こす横向きの円錐型の渦の両脇より
一瞬でも見れば失明してしまいそうな光が走ったかと思うと
渦の下部から雷のようにジグザグに曲がる幾筋もの光が地上に轟き
次々と統合軍を付近の森もろとも消滅させていく…。

瞬きほどの一瞬だが、その一瞬の後には海が割れ
「世界樹殴り込み艦隊」は消滅、地上の世界樹の森は
深く小さなクレーターのような跡が大量に残っていた…。

フライト「続けて核誘導魚雷、あの艦に向けて発射。欠片も残すな」

フーレアンスのモニターに映る艦影はサラボナ…。
艦長の下令が伝えられると、渦から十数もの魚雷…
それも、核を搭載した代物だ。それらが、解放された。
880ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/01(火) 18:59:19 ID:PERAinCE
干潮→艦長やな。

>>影はん
容量少ないので一言だけ。
入隊記念日オメ!
881ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/01(火) 19:28:41 ID:+G69M7e1
そのころ、遥か北方の海域…

クック「へぇっくしょい!総員退艦完了したか〜。」
オペレ「へぇ〜い…」

海に浮かぶサラボナ乗組員一同。機関を焦がしながら90ノットもの速度で驀進した
サラボナは、レムアイランド沖で氷山に正面衝突、タイタニック号も真っ青の沈没
シーンを作り出していた。

クック「あ〜、謎の推進装置を付けたのが悪かったか…」
オペレ「お守り装置か戦果捏造装置にでもしておけば…」
クック「いやいや、護衛艦にアヒル戦艦を付けて置けば氷山位波動砲で…」
技師B「だからイカスミ波動砲か艦首超巨大二重反転衝角を付けましょうと…」
クック「へっ、そんなもの乗せる位なら発狂艦に重力砲を搭載して自動で乱射させるわ!」
オペレ「なにその艦隊全滅まっしぐら…」

そんな話をしている乗組員の前で、派手に海底数万メートルへと没し去るサラボナ。
…と、それを追って海底数万メートルまで潜ろうとして圧壊し、仲良く海の藻屑となり去った
核誘導魚雷。
- - - - - - - -
クロナデシコの前に立つガーランドの元にやっとのことで辿り着いたドラタル。
ガーラ「今更そんな回りくどい策を使わなくても…てか、それ策か?」
ドラタ「さぁ?でも、スライム王国の皆さんに根回しは済んでるみたい。」
ガーラ「…まぁ、スコピオの言う事だし、やってみるだけやってみるか…」

そういって消えるガーランド。
〜〜〜〜
スレの容量も圧壊しそうです。
882ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/11/01(火) 20:05:04 ID:UfjxzWxI
次〜ス〜レ〜を〜た〜て〜よ〜う〜か〜な〜
と思ってます。テンプレの整理をせねば…
---------------------------------
>>859
フライトに払われるダークマター。

ダークマター「!?お前は例の艦長か!」

その時、ロットは何とか麺を振りほどいた所だった。
ロット「ふー………むっ!これは一体…」

キラ・リーが倒れた後、レリエルが姿を現す。

ダークマター「ちょうどいい、今度こそ攻撃を…」
と言って刃を構えた時には、フライトもレリエルもキラ・リーも朱雀機も消えていた。

またしても、森に取り残されるダークマターとロット。

ダークマター「これはあの時と同じ…一体何が起こったというのだ!」
ロット「その艦長、ただものではないようだな。
    この世界の伝説にも出てこない、未知の何かがここにいるというわけか…」
883ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/01(火) 20:48:08 ID:PERAinCE
オペレーター「よし、月光龍の機体は射程内からボソンルーラで離脱せよ
       ジゴスパークブラストを発射する!」

ガーランド達が消えたのをチャンスとし、
回頭、バラモス城を照準に捉える。
前部正面からジゴスパークブラストを放たんと、エネルギーを充填する。

オペレーター「発射ー!」

ばく大な威力の、地獄の雷が、
バラモス城を消し飛ばす…はずだった。

オペレーター「なにぃ!?」

ジゴスパークブラストは突然現れた渦のようなものに取り込まれ
エネルギーが四散して消えていく…。

オペレーター「うわああああ!」

一時的に推力を失ったクロナデシコは
凄まじい渦に引き寄せられ、巻き込まれ、消えていった…。

-フーレアンス-
フライト「続けて艦底誘導レーザー砲、掃討開始」

先程世界樹の森に放たれた
幾筋もの光が、ビームガンを持つ兵士、サソリアーマー
スライム王国のSA隊、再生兵士を跡形無く”消して”いる。
破壊するというレベルではない。消しているのだ…!
884ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/01(火) 21:04:37 ID:+G69M7e1
シース「これは!い、一体なんだ!」
オペレ「異世界…それも、第三世界からの攻撃です!」
シース「統合軍の新兵器か?なんてこった…第五世界に置き去りにされてすぐかッ!」
ガーラ「俺がこっち来た途端にか…ええぃ、これでッ!」
ガーランドが不思議な袋を一度開き、また閉じる。時空の歪みが更に酷くなり、異世界からの
攻撃が止んだ…。

シース「い、一体何を?」
ガーラ「時空間と平行世界に干渉して攻撃を逸らしたのさ…どこに出るかは分からないけど…」

時空の歪みは、さらに酷くなってきている…。
885ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/01(火) 21:23:35 ID:PERAinCE
メタル・インダストリーは大きくも小さくも神のシナリオを改変してきた。
当然、至高神の怒りに値する行為だ。だが、至高神は自らの軍勢を動かそうとはしない。
それには理由があった。メタル・インダストリーの艦隊に搭載されている…
エンジェルイレイザー等の兵器だ。天使というのは霊体であり(堕天使は別)
様々な超高次元的な行動が可能である。
だが、恐るべき事に上記のような兵器は
世界、次元、空間を超越する天使に合わせるが如く
それらに対処でき、霊体にも直接ダメージを与えれるのだ。
無論、神軍全てが動けばメタル・インダストリーを倒すことも叶うはずだが、
動けないのだ。”魔神”がいるかぎり…戦力を保存するしか方法がないのだ。

一瞬の大きな光のあと、
サソリアーマー、ビームガンやレーザーセイバーのような先進科学兵器を持った兵士、
再生兵士、SAは消えた。
あとにはクレーターのような大きな穴が残るだけ…。
886ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/01(火) 21:33:17 ID:+G69M7e1
ガーラ「ぬおわぁぁぁぁッ!」
メタルインダストリーの次元攻撃によって時空間に大きな穴が開き、様々な物がバラモス城
周辺の世界とオークランド近辺に溢れ出す。4次元帝国の軍隊、アインスト、かびルンルン…
そして…


黒雲の彼方から、雷鳴と共に『それ』は現れた。『グレイダーキン』、世界の憎しみや怒りなどの
負の感情とともに存在する悪魔…
グレイ「ふ〜っふっふっふ…無間地獄の生活にもやっと慣れてきたところだが…せっかく
    娑婆に出たからには暴れさせてもらおうかのぅ…」
ネロ「丁度良い獲物も多数居ます。」
ブース「どうかごゆっくりお楽しみを…」
- - - - - -
4次将「エッグモンスター、メカなると召還!」
シース「ぬ、ぬわ〜〜〜〜!」
ガーラ「ええぃ!エッグモンスター、児童戦士召還ッ!」

オークランド紛争、勃発。
- - - - - - -
ビート「アレって…スコピ…オさん…?」
スコピ「命あっての物だねってね。」
ビート「逃〜げ〜な〜い〜で〜〜〜〜!」
887ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/01(火) 21:59:01 ID:PERAinCE
数瞬の後、何事もなかったかのように
渦は消えていった…。

ロビン3「な、なにが…?」
マッツン「…分かりません。ですが、我々の想像を超えた何かが…動いていたようです」

-デストロイヤー-
メインモニターに次々と映し出される
燃えさかる炎、炎、炎…。

クラックス「………」
オペレーター「御覧の通り、技術員は全て焼死。
       これでは…兵器の再開発は不能です」
クラックス「いったい何があったのだ…?」
オペレーター「分かりません。報告を持つしか……これは!?
       大変ですクラックス様!たったいま、
       「世界樹殴り込み艦隊」とバラモス城中心殴り込み艦隊が全滅したと…」
クラックス「馬鹿な…」
オペレーター「我らの理想が…終わった?」
クラックス「いや、一つだけ方法はある。だが、それを成し遂げるには…」
オペレーター「……!あ、クラックス様、月光龍の機体が帰艦しました!」
クラックス「着艦を許可せよ……(大型空中艦艇ですら動かすことが可能な、強力な機関が必要なのだ)」
888ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/01(火) 22:03:25 ID:+G69M7e1
グレイ「さぁて…」
グレイダーキンはビックバンを引き起こした!
        ビックバンを引き起こした!
        精神を集中させた!

ビート「わぁ〜ッ!」
ビックバンの連撃を受けて、バラモス軍の右翼の一角が崩れる。
グレイ「ふぉっふぉっふぉ…統合軍どもは敗れかけか…助けてやらねばな…」
ネロ「そうで御座います。…我等が為にも!」
ブース「ぐ〜っぶっぶっぶ!」
889ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/11/01(火) 22:52:05 ID:UfjxzWxI
〜世界樹〜

ダークマター「さて…これからどうする?」
ロット「言っただろう?私はここを離れられん。火はすぐに消えるだろう。もう燃え移るものがないからな…」

ダークマターとロットは森を見渡す。ほとんどの木は焼け、壊滅状態だ。
だが、辛うじて生き残った世界樹の力で、森はきっと回復するだろう。

〜バラモス城の近く〜

金「……ネロ!」
デスJ「これは困りましたな…さっきから色々とごちゃごちゃしているのに。」

〜バラモス城〜
マンダー「む、何やら様子がおかしいな。全員!避難体制だ!
     キメラの翼を忘れるなよ!」

ゴロー「おいおい、大丈夫かよ…」
ホーク「俺たちはここにいるしかないって。」
鉄「どうにかなればそれでいいがね、一体これからどうなるか…」
890あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/02(水) 18:12:47 ID:q1ddRPLz
>ロビン3さん
お祝いありがとうございます。
あなただけがトモダチです…

今日はこれだけで。
明日は来れない予定です〜。
891ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/02(水) 20:53:45 ID:0XHh1f93
-デストロイヤー-
次にデストロイヤーのメインモニターに映し出されるのは
もぬけの殻とかした、だだっ広い部屋。

オペレーター「クラガル・アナハイム社もこのような有様です。
       最も、これらは”消された”よりも”逃げた”と見るべきですが…」
クラックス「”保護”した重鎮は?」
オペレーター「消息不明。幽閉した区域には戦闘跡が確認されています」
クラックス「クロスペクターめ…」
オペレーター「一方、ネロ達は戦闘を開始。未確認物体は我が方の味方と見られます」
クラックス「…だが、この状況ではいずれ潰される。撤退命令を通達せよ」
オペレーター「はい」
クラックス「(戦力も、技術も失われた…。残るはファラオと本艦のみ。
       反応兵器はあるが、これではな…早急に対策を立てねば)」
オペレーター「…?はい、こちらブリッジ。どうぞ。
       え?月光龍の機体が何か持ってきた?ちょっと見て欲しい?」
クラックス「(A-6計画…いや、月を落とすなど馬鹿げているか。動かす為の機関もない)」
オペレーター「クラックス様、見て欲しい物があると、格納庫から」
クラックス「分かった。すぐに行こう」
892ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/02(水) 20:57:48 ID:cQ0t1Rk+
ふらふらと浮かびながら、古風な帆を掲げて帆走…というより漂流するプラチナン。その
会議室内では、各軍の代表を集めて会議が開かれていた。

シース「さて、ようやくオークランドの動乱が片付いき、祖国への岐路に付くことが出来た。
     諸君等には感謝する。」
会議室の、一番上の椅子に座っているシース。
シース「さて、会議を始めよう。君、頼んだよ。」

シースの言葉に答え、参謀の一人が立ち上がる。

参謀A「はっ、オークランドに出現した未確認巨大生物7匹、巨大機動兵器19機、量産型
     究極ロボ4機を撃退、張角なる人物には『馬鹿でも分かる、みんなのホイミ』『やさしい
     ラナリオン』他2冊の魔道書を与えて帰ってもらい、ゼントラーディの戦艦とは和解して
     帰ってもらって、ばいきんマンなる者はあんぱんの化け物にお持ち帰りしていただきま
     した。軍は半壊と言うか壊滅状態、まともな戦力は砲兵と戦車隊、プラチナンの開戦前
     に完成していた部分、そして古風な魔道部隊ですね。」
シース「うむ。…我等を攻撃してきたメタルインダストリー…何の意図があるかは知らぬが、
     我等の兵器の内、統合軍の技術orそれを模した理論が使われている兵器は全て
     破壊しおった。」
技師A「プラチナンの武装も主砲と36cm砲、高角砲以外は全滅…もっとも、主砲は既に切り
     放されておりますから、こっちも使用不能ですね。また、本艦も魔力増幅装置と推進
     装置が奪われ、艦各部の浮遊区画しか残っておりません。」
よく見ると、会議室の壁も所々剥がされ、剥き出しになった配線に衛生兵達が直接魔力を
送り込んでいる。
シース「うむ、…攻撃を受けてからもう3ヶ月…時空の歪みのせいか、現在第三世界と、第五
     世界とでは時間の流れ方が違うらしいが、向こうの状況は…」
893ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/02(水) 21:01:13 ID:cQ0t1Rk+
参謀A「グレイダーキンが出現し、メタルインダストリーは撤退したようです。バラモス城陥落も
     時間の問題でしょう。向こうでの経過時間はおよそ1時間です。」
シース「むむむ…」
険しい表情で黙り込むシース。それを見て、突如立ち上がる一人の議員。

議員A「何が『むむむ』だ!我々の仇、メタルインダストリーを討伐はせんのか!」
ガーラ「恐れながら世間知らずの議員閣下…」
議員A「何ィ?」
立ち上がるガーランドと、怒りの芳情でガーランドを見据える議員。
ガーラ「先の攻防だけでも、8つの宇宙と5つの裏宇宙に穴が開き、内3つが崩壊、次元には
     0次元から2983次元まで大穴が開いて、大宇宙と各次元全体の死者は八千那由他
     を超えると言います。崩壊、消滅した星系だけでも垓を軽く上回りますぞ。更に、故意
     ではないとはこの度の事態で、タイムパトロールや宇宙連邦軍なる組織から厳重注意
     を受けている身、今の我々とて、次元操作能力での抵抗が出来なければ、今ここには
     居らなかったでしょう。それでも再び戦いを引き起こそうとは…大宇宙を、消滅させるお
     つもりで?我々は既に宇宙連邦及び時空監視隊、タイムパトロールの特級監視対象に
     なっておるのですぞッ!ま、どんな組織かは知りませぬが…ヤバい組織でしょうな。」
凄まじい表情で議員を見据えるガーランド、黙って座る議員。
シース「…兎も角もだ、次元と宇宙空間、平行世界の穴はそれこそ異次元や未来、別の宇宙から
     来た者達と、第五世界の祈祷師達が修復を行なっている。あちらは任せておこう。我々は
     祖国へ帰り、以後空間や次元への干渉は、敵からの同様な干渉を受けない限りは行なわ
     ない。軍は5ヶ年計画で再建を急ぐ。プラチナンもな。しかし、メタルインダストリーや、統合
     軍とは事を構えない。そんな事をしたら全宇宙、全時空、全時代から討伐軍が来るわ。」
参謀A「つまりは…鎖国ですな。いや、鎖世界と言うべきか…」
シース「その通り、我々はバラモス軍及びメタルインダストリーが統合、破滅魔王軍に敗北し、第三
     世界が滅亡した上で彼らが第五世界に侵入しない限りは動かぬ。」
894ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/02(水) 21:02:32 ID:cQ0t1Rk+
会場の全員が黙り込む。同時に、見張りからの連絡が入った。
見張り「見えました〜!我等が祖国です!」
会議室から出て、艦橋に上がる一同。その前には、少しばかりの復興が始まっている王国が見えて
来た…。

プラチナン、スライム王国跡地へ帰還。
〜〜〜〜〜〜〜〜
グレイダーキンはビックバンを引き起こした!
              ビックバンを引き起こした!
              ビックバンを引き起こした!
グレイダーキンはビックバンを引き起こした!
              ビックバンを引き起こした!
              精神を統一した!
グレイ「ふぅははは!エンドレスじゃ!」
- - - - - - - - - -
マジン「ぬ、ぬわ〜〜〜〜〜〜〜!」
ディン「撤退、全軍、撤退を!」

空に飛び、消えていく陸軍の生き残り18名と士官達。
895ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/11/02(水) 22:43:58 ID:O4VQhwr1
ビッグバンの嵐の中で、電気をまとったままネロの方をじっと見るゴールドマン。

金「うおおおおおおおぉおおおお!」

溜まっていたジゴスパークを放出する。電気の弾となって、グレイダーキン・ネロ・ブースカに降り注いでいく。

デスJ「ゴールドマン殿!危険です!早くバラモス城に戻りましょう!」

金「!?え、ええ…」

〜バラモス城〜

マンダー「バラモス軍は撤退か…やむを得んな。
     北部軍・ドラゴン部隊は直ちにピラミッド前に退避せよ!
     ピラミッドでは落ち着いて行動すること!以上!」

スタンバイしていた北部軍やドラゴン部隊が、次々に消えていく。
マンダー、カイラス、ノールは他が全員移動するまで残るようだ。

ロン「マンダー!状況はどうなってる!?」
マンダー「少々まずいようだ。お前もピラミッドに移動した方がいいだろう。

     それから…大陸組の方々も、急いでピラミッドに逃げて下さい。」
ベータ「もう少し待たせてくれませんか!?ゴールドマンさんは…」
マンダー「………仕方ありませんね…分かりました。」
896ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/11/02(水) 22:45:55 ID:O4VQhwr1
〜世界樹〜
ダークマター「どれ、一段落ついたところで私はバラモス城に向かわねばならん。状況が心配だ…」
ロット「世界樹の事は心配いらないぞ。早く行ってこい!キメラの翼がここに1個だけ残っている。」

ダークマター「分かった…毎回助かる。」

ダークマターもバラモス城へ。
897ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/11/02(水) 22:59:45 ID:O4VQhwr1
次スレです。

【月が…】魔王バラモスです・25【落ちる…!】
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1130939657/l50
898ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/03(木) 14:02:13 ID:8UEh3+57
慌ててルーラで避けるネロ、直撃するも、平気な顔のブースカ、そして、攻撃が
素通りするだけのグレイダーキン。
グレイ「貴様の攻撃など無駄!無駄よォ〜ッ!」
899ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/11/03(木) 19:39:12 ID:1PRWGdW7
〜バラモス城〜
金「みんな!なんでさっさと逃げないんだ!」
ゴロー「いや、お前が来るまで待ってたんだよ…さっさとピラミッドに移動した方がいいぞ。」

ダークマター「ゴローの言う通りだ!ここでもたもたしていると全滅するぞ。」

マンダー「ダークマター殿…世界樹は?」
ダークマター「壊滅状態だ。ただ、世界樹だけは生き残ったから大丈夫だろう。
     ロットはずっとあの場所に残るようだ。」
金「とりあえず、みんなは急いでピラミッドに移動して。
  そのうちダークマターさんと僕も行く!」
ロン「俺もか?」
金「当たり前です!」

銀「よし、分かった。くれぐれも気をつけてな!」
ホーク「ピラミッドか…」

大陸組とロンもキメラの翼を使い、ピラミッドに移動。
マンダー、カイラス、ノール、ダークマター、ゴールドマンが残っている。
900ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/03(木) 20:02:13 ID:qaVWJZMi
ネロ「さてさて…バラモス城を…ん?」
グレイ「何じゃ?」
ネロ「これは〜…撤退命令ですね。我々がズタボロの奴等に、負けるとでも思ってるんで
   しょうかね?」
ブース「ぐぶぶぶ、所詮は動く半導体よ…所詮計算でしか動かぬわぃ。」
グレイ「全く…これだから負け続けるのだよ統合軍は。手本を見せてやらねばな。」

グレイダーキンはバイキルトを唱えた!
              力を溜めている!
              爆裂拳を放った!!
グレイダーキンは輝く息を吐いた!
              ボミオスを唱えた!
              精神を統一した!
901ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/03(木) 22:23:58 ID:veLDoLeW
-デストロイヤー・装甲格納庫-

クラックス「推進機関?」
技術士官「はっ、我が軍の推進機関と類似する点が多々見られました。
     そう考えてよろしいかと」
クラックス「(まさか、キラルスがA-6計画の為にか…?
       いや、出来すぎているな…)」
技術士官「どうなされますか?」
クラックス「慎重に保管せよ。以上だ」
技術士官「はい!」
クラックス「(…だが、報告を見る限りでは既に戦力は8割以上を損失。
       決行できうる作戦はゲリラ戦にA-6計画か…。
       世界を浄化せんが為には、夢のまた夢と嘲笑されたA-6計画も再度検討せねばならんか…)」
902ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/03(木) 23:40:47 ID:5Pf6IVLi
オぺレ「報告します、次元の穴の修復が終わったそうです。」
架設の首相官邸で報告を受けるシース。
オぺレ「プラチナンの方は大型改装とそれに伴う機関の再開発、再製造に年単位でかかる見込みです。」
シース「止むをえんな。防御上の欠陥が見つかった以上は。」
オぺレ「後、時間の流れが矯正されました。メタルインダストリーは行動を起こしていません。
   ま、向こうでは2時間も経ってはいませんが。」
シース「メタルインダストリー…ガーランドが過去に潜りこんで探り当てなければ、解らんままだったな…」
903ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/03(木) 23:47:21 ID:5Pf6IVLi
オペレ「はい、恐るべき技術を持っているようで。」
シース「…まぁ、統合軍は奴らに任せればいいさ。我々は祖国復興に専念するとしよう。」
オペレ「軍も、志願者と新兵にはことかきませんが、敬礼と行進しか出来ないようなものが殆どですし。」
シース「…バラモス軍には、彼らを通じて伝えておいてくれ。」
オペレ「はっ、あちらの世界での戦闘が終わり次第。」
904ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/04(金) 21:00:51 ID:lGAcLZxr
-デストロイヤー・作戦会議室-
戦力の8割をも失ってしまった統合軍は
カルネアデス・バグラチオン作戦の中止を全軍に伝えると共に
新たな作戦案を練っていたが…殆どはゲリラ的な作戦か、地上での大量破壊兵器の使用を
前提とした物であった。
ゲリラ的作戦では何時終わるかも分からない。
だがしかし大量破壊兵器をバラモス軍のみに使うのは得策ではない、と。
代案もないまま、既に30分が経過した。

その時であった。一人の参謀の一人が発言した。

若い参謀「A-6計画はどうでしょう?」

会議に出席した何人かが、失笑をこらえきれずに漏らした。

参謀「馬鹿馬鹿しい。何がA-6計画だ」
高級士官「A-6計画には巨大な推進機関が必要となる。
     それも、空中艦艇を動かす程の物だ。
     技術員が多数失われた今、製造は不可能に近い。
     デストロイヤーやファラオを解体するのか?」

905ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/04(金) 21:03:13 ID:lGAcLZxr
ヤジにも似た批判が投げかけられる。
まさかの作戦失敗ということもあって、皆冷静ではない。

高級参謀が再度大量破壊兵器による作戦を提唱しようとしたが…。

若い参謀「待ってもらいたい。推進機関ならキラルス様が月光龍に託された物がある。
     実行は可能だ」
参謀「ふんっ。君はまだ若いからわからんだろうがね…」

そこまで高級参謀が話したとき、クラックスが手で制した。

クラックス「A-6計画は決行可能であると?」
若い参謀「はい。最新の報告によれば、月光龍が持ち帰った機関は
     大型空中艦艇を動かす程の代物でした」
参謀「ま、まさかクラックス様…」
高級士官「A-6計画を…」
クラックス「伝えろ。全軍はジパングに終結せよ。A-6計画を実行すると、な」
906ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/11/04(金) 21:25:21 ID:u29XezO+
輝く息でできた氷の粒が乱れ飛ぶ。

ダークマター「おのれ…こう人数が少ない時に…!」
金「あのギャグみたいな攻撃をしている奴をなんとかしないと!」

ダークマターはキラ・リーに向けて使ったものと同じ光の刃を無数に発射。
ゴールドマンはとりあえず様子を見ている。
907ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/04(金) 21:34:43 ID:5osUI+kY
グレイダーキンに向かった光の刃は、グレイダーキンの口の中に吸い込まれ、消えていった。
グレイ「ふむふむ…あまり憎しみという感じはしないのぅ…怒りはあるようじゃが…絶望も薄い。
     これでは地獄の三丁目にあるコンビニの絶望弁当の方がまだ美味いわ。まあいい…」
グレイダーキンはビックバンを引き起こした!
              灼熱を吐き出した!
              冷たく、輝く息を吐いた!
グレイダーキンはメラゾーマを唱えた!
              まごまごしている!
              精神を統一した!
ネロは大魔神切りを放った!
    ザラキーマを唱えた!
ブースカはイオナズンを唱えた!
       ベギラゴンを唱えた!
       マヒャドを唱えた!

グレイ「これから絶望一色に染めてやるわぁ〜っはっは!」
908ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/04(金) 22:37:59 ID:lGAcLZxr
ミイラ男「ネ、ネロ様〜!」

軽装のミイラ男が、ひぃひぃ言いながら走っている。
ネロを見つけると、一息ついて

ミイラ男「A-6計画の実行が決定されました〜!
     早急にジパングに撤退せよとの命令が全軍に発せられています〜!」

と、大声をあげた。
909ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/11/04(金) 23:41:16 ID:u29XezO+
ダークマター「掟破りの連続攻撃ばかりしてるな…だが!」

向かってくる攻撃を前に、電気を体に溜めて放出。


ダークマターの ひかりのかべ!


地上に降りてきたマンダー、カイラス、ノールを含めて5人全員を覆える光の壁を造り出した。
マヒャドで飛んできた氷の塊はガンガン音を立てて壁にぶつかり、地面に落ちる。
メラゾーマの火球は光の壁にぶち当たり、炎のカケラになった。
910ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/05(土) 09:21:59 ID:1TVQDBpA
グレイ「A-6?なんじゃそれは?」
ミイラを振り返るグレイダーキン。
ネロ「Aー6…確か…フフフ、面白い事になってきましたぞ。まさか本当に実行するとは…」
ブース「ダーキン様、A-6と言うのは…ゴニョゴニョ」
グレイ「ほ〜っほっほ!それは素晴らしい!ここで奴等を殲滅するよりもずっと素晴らしい
    絶望が手に入りそうじゃ!ここは…引くぞ!」

グレイダーキンから黒い霧が噴出し、その霧が晴れた後には、グレイダーキンもネロも
ブースカもミイラ男も居なかった。
911ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/05(土) 09:33:03 ID:1TVQDBpA
前スレが冗談抜きで陥落しそうです〜。
912ダークマター ◆VbQnJB48ig :2005/11/05(土) 19:28:49 ID:WDlMWJPg
ぬおー。2人で保守するのは大変だー。

とはいえ、忙しくないのってどっちみち2人か3人ぐらいしかいませんね。
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ダークマター「ふむ…退いたか。」

マンダー「ダークマター殿。我々はどうしましょうか?」
金「今いるのは5人だけ。でも、城を離れるべきかどうか分かりませんよ…」
ダークマター「うーむ…ピラミッドに行った者たちは大丈夫かどうか気になるが…
     とりあえず様子見ぐらいしかできんだろう。」


5人は様子を見ている!
913ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/11/05(土) 20:06:50 ID:QhN+WQCI
臨時復活。今日は十時までー。

こっちが多少残ってるとはいえ、次スレが危ないんならいっそ移動しませんか?
みんなして裏ネタとか没ネタとかで埋めるのも面白いと思います。
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ミカワ「退き、ましたか、ぜぇぜぇ…」
どさ、と疲れて地面に倒れるミカワ。そのまま軽く目を閉じる。
ミカワ「すみません師匠、手伝っていただいて…」
『一時は乗っ取ろうかとも思ったがな。危なかった』
ミカワの頭の中に声が響く…。
----------------------------------
ヘリス「あー、危なかった…
    …リュエンはどこだろ?まさか前線に出てたってことはないよね…」
こちらも力が抜けて座り込む。
914ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/05(土) 22:40:53 ID:gExcXkhp
-ジパング・大本営
915ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/05(土) 22:51:28 ID:gExcXkhp
-ジパング・大本営跡-

ゴールドマンのメガンテにより、ボロボロの廃墟と荒れた大地が
残された地…統合軍ジパング方面大本営。
統合軍は、起死回生の作戦…A-6計画の実行のため
デストロイヤーを筆頭に、ファラオとかき集められた兵員が集結中であった。
いや、戦闘員だけではない。貧しい身なりの人間から名門貴族まで
様々な階層の人間もいた。

-デストロイヤー・ブリッジ-
オペレーター「クラックス様、残存部隊は既に7割方終結しておりますが
       推進機関の改修には2日ほど時間がかかります」
クラックス「ああ、慎重に行え。決してバラモス軍に悟られぬようにな」
916ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/11/05(土) 23:02:06 ID:QhN+WQCI
世界樹組を動かしてみる。
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〜南部集落〜

ラス「…何だと?」
セッテ「ジェノ様以下残っていた六人が、突然襲ってきたバームに封じられた…みたい。
    …悪いけど、僕はしばらく別行動する」
アクロス「………」
ラス「…ミカワとヘリスに連絡しなけりゃいかんな」
アクロス「…城まで行くの?こっちはまだ終わってない…」
セッテ「いや」

言葉をさえぎって、セッテが持ち物を探り始める。

セッテ「さっき、通信を拾ったんだ。
    世界樹も城も、おそらくもう大丈夫だ、と」
アクロス「じゃあ、ヘリスのほうも無事なんだ…!」
ラス「ひとまずは終わり、ってか。アジトは大変だが…
   まぁ、なんとかなるだろ」
セッテ「うん、それ。僕のほうでも何か探してみるからさ、
    そっちにはこれを渡しておくよ」
セッテは懐からバラモス軍の通信機を取り出す。
917ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/11/05(土) 23:02:37 ID:QhN+WQCI
ラス「…キシュ?バラモス軍の通信機…
   ……セッテのだろ、それ?」
セッテ「いや、少し旧型だけど、僕の分もあるから」
大丈夫だよ、と盗んだことを感じさせずに言う。
アクロス「…じゃ、ありがたくもらっておくよ」
しっかりとした足取りで一歩進み出て、通信機を受け取る。

「どこを押せば繋がるんだ」「通話って書いてあるじゃん、ご丁寧に」
だとかいう会話を聞きながら、セッテは「じゃね」と短く呟き、ルーラを唱えた。

アクロス「こちらアクロス。聞こえるかい、ヘリス?」
ヘリス『良好だよ、アクロス。状況は?』
アクロス「セッテさんからの情報だけど、世界樹、城ともに無事らしい」
ヘリス『うん、聞いた。城もなんか一時大変だったけど平気』
アクロス「了解。僕たちはどうしよう?今、南部の集落だけど」
ヘリス『…うん、どうしようか?
    とりあえずこっちではリュエン見つけたけど』
リュエン『たいちょー、お腹すいたー。何か作ってー』
ヘリス『リュエン、頼むから隊長はやめて…』
通信機の向こうで聞こえるリュエンの声とヘリスのため息に、苦笑するアクロス。
アクロス「…わかった、こっちで考えてみる。それじゃ」
ヘリス『うん、わかった。それじゃ』

通信を切り、「悪いけど、少し待っててくれる?」とラスに声をかけ、
手近な木に背を預けて目を閉じる―いや元々見えないが―アクロス。
魔鳥族にしてはあまり羽のない腕を動かし、額を押さえる。
意識が遠くなっていくのを、頭のどこかで感じる…。
918ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/11/05(土) 23:21:35 ID:QhN+WQCI
額のハチマキをずらすと、視覚ではない感覚で前が見えた。

木は立ち枯れ、水はよどみ、赤い月のみが辺りを照らしている。
僕が背を預けていた木が、重さに耐えかねて折れていく。

「僕ではない」僕が、歩き出す。
しばらく歩くと、話し声が聞こえる。とっさに、身を隠す。

「何が起こっておるのじゃ!?」
「わ、わかりません、ですが何者かが世界樹に…」

声が遠ざかってから再び世界樹に向かい、少し経つと開けた広場に出た。
赤い月が、変わらず世界樹を照らしている。

「この樹を枯らせば、世界は徐々に死にゆくだろう。
 緩慢なる滅びを。全ての生き物に苦しみを…それこそが俺の望み」

聞き覚えのある声。発せられる、強大な邪気。

「うぬ…!なんと禍々しき影よ!」
「これでは、近づくことも…」
「しかし、このままでは…!」

――その時、世界樹が倒れ…轟音が響いた。さらに膨れ上がる邪気。
自然に倒れていく木々。強さを増す赤い月の光。

「世界は、ゆっくりと滅びへと向かっていく…
 ……当初の予定とは違うんだけどなぁ…」

知らない声が、聞こえた気がした。
919ヘルコンドル ◆fSdJuNI9ww :2005/11/05(土) 23:36:33 ID:QhN+WQCI
目を開ける。額から手を離す。ふぅ、とため息を一つ。
…もう、三年になるかな。額に第三の目が開いてしまったあの日から。

「(……あんなことが、起こりうるっていうのか?)」

この眼の能力に、再びため息をつく。
――『心眼』。戦闘中に相手の行動がわかる。今思うと、これもイレギュラーの能力なのか。
そして、今のような予知夢。しかし、今の夢は…恐ろしすぎて、まともに受け止める気にならない。

…難儀な能力だ。
もう一つため息をついて、感覚の告げるままラスの居る(と、思われる)方向へ向く。

「お待たせ。…バラモス城に行ってみようか。
 散らばってたら、何かあったときに困る」
「おう。そんじゃ、こっちから連絡入れるぞ」

『…うん、わかった。あの時の岩場にでも居てくれる?』
「了解、だ。キシュシュッ」

―アクロス達はバラモス城の近くに飛んでいった!
----------------------------------------------------
落ちます。
920ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/06(日) 21:50:28 ID:TPVgMdF6
…オーバーラン作戦成功後の事だ。
元会議室を利用し、統合軍のお偉い達が
今後の対策を検討中であった…。

キラルス「月を落とす?」
技術士官「はい。部下からの提案なのですが、
     人間の遊戯に『ビリヤード』なる物が存在しまして
     このビリヤードは、玉を突き、他の玉をを動かして六つの穴に入れるのですが
     これを参考に、小惑星を動かしてより大きな小惑星にぶつけ、さらにより大きな…と
     観測上ではこれを三回繰り返せば、月はこの惑星に落下。
     まず、月が大気圏との摩擦によって生じた熱エネルギーが解放され、
     地上の温度は5000〜2万℃に上昇。次に想像を超える氷河期が到来し、
     作物は枯れ、全ての人間、生物、魔物は消滅します。我々はこれをA-6計画と名付けました」
キラルス「待て、まずどうやって小惑星をそこまで加速させるのだ?
     誘導方法は?」
技術士官「想定では約14kmの小惑星を加速させるのですが、これには建造中の大型空中艦艇を2隻ほど解体し、
     改修すればよいかと。誘導方法は、縮退砲…別名ブラックホール砲を使えば何とか…」
921ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/06(日) 21:51:01 ID:TPVgMdF6
高級士官「馬鹿馬鹿しい!絵に描いた餅のような話だ!夢のまた夢だ!
     そんなことをすれば、再生計画が大きく遅れる!」
参謀「空中艦艇解体に見合うだけのメリットがありませんなぁ。
   現状を見たまえ。そこまで急を要する必要があるのか?」

ざわざわと喧噪にも近くなった時、
キラルスがバンっと机を叩いた。驚き、話を止める皆。

キラルス「まあ、面白い案ではあるが、現実的ではないな。
     そこまでする必要性もない」

技術士官が落胆し、着席する。

キラルス「だが、個人的には興味深い。
     君、後でA-6計画に関するデータを提出しろ。修正個所が多々あるぞ」

…これがA-6計画のそもそもの始まりは
このようなものであった…。
922ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/08(火) 03:25:19 ID:J4JRGkbr
-ジパング・大本営跡-

オペレーター「クラックス様、推進機関の改修、完了いたしました」
クラックス「人員は?」
オペレーター「はぁ、それが、予定よりも遅れている者が…」
クラックス「……急がせろよ…」
923ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/08(火) 20:55:53 ID:J4JRGkbr
一機のゴースト・ノアがジパング大本営跡のデストロイヤーに近づき
装甲格納庫上部の装甲甲板に着陸。
そのまま収容された。

オペレーター「クラックス様、これで最後です。惑星再生計画の人員は全て揃いました」
クラックス「…ついにこのときが来たか。
      デストロイヤー、並びにファラオ発進せよ!」
オペレーター「全艦に通達。直ちに上昇、秒速11.2kmまで加速せよ。大気圏を離脱する」

瓦礫や砂を吹き飛ばし、上昇を始めるデストロイヤーとファラオ。
宇宙(そら)へ向けて、今飛び立った。
924ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/08(火) 21:02:02 ID:J4JRGkbr
一方その頃、カルネアデス・バグラチオン作戦が中止された後のバラモス城…
一人のキラーマジンガが、バラモス城を尋ねてやってきた。
未だに周辺地域に統合軍の残党がいる可能性もあるため、
警戒が厳しく門番に呼び止められた。

門番「止まれ、何者だ!?」
フライト「私はメタル・インダストリーの者だ。
     この城の最高責任者に会わせて欲しい。大事な話があるのでな」
門番「なに?…ちょっと待っていろ。マジン様の判断を仰ぐ」

門番は城の中へ駆けていった。
925ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/08(火) 21:18:46 ID:+QtV+ghE
マジン「ふむ、あの方達が大切な話というからには、なにかあるのでしょう。お通ししなさい。」
陸軍本部で、椅子に座って金槌を磨きながら、マジンが門番に答えた。
926ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/08(火) 21:53:30 ID:J4JRGkbr
門番「許可が下りた。通ってよい!」

これまた駆けて城の入り口に戻る門番。

フライト「ご苦労様。では…」

一瞬のうちにフライトの姿が消え
門番が目をパチクリさせた。
そして、フライトは唐突に陸軍本部へ現れた。

フライト「お久しぶりです。メタル・インダストリーより参りました。
     実は大切なお話がありまして…。この度の作戦で戦力の大多数を失った統合軍は
     A-6計画…月を地上に落とそうとしているそうで、上からの命で警告に来ました」
927ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/08(火) 22:00:43 ID:+QtV+ghE
唐突に現れたフライトのトンデモな話に、驚いて椅子ごと後ろに倒れる陸軍総長マジン。
金槌の下敷きになり、もがきながら6分をかけて脱出した。
マジン「な、なんだってー!月をォ?…そんなものを落としたら核の冬が来る!地球に誰も
     住めなくなるぞ!」
にわかには信じられないといった感じのマジン。
928ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/08(火) 22:21:20 ID:J4JRGkbr
フライト「はい、その通り。地球上の全生物は死滅します。そこで…」

懐からバサッと地図のような物を出すフライト。
だが、大陸のようなものは書かれていない。
いろいろな色や形の球体が黒い背景の上に書かれている。

フライト「これが貴方達の星…」

青い球体を指さすフライト。

フライト「A-6計画は星をどんどんぶつけて
     最終的に月を落とすらしいです。ビリヤードのようなものだと。
     我々の予想では…この辺りの小惑星をまず動かすでしょうな」

月と言って指さした位置から
やや右上をさす。フライトが示さねば分からないほど
ゴマのように小さい円が描かれている。

フライト「直径14.8km…統合軍の話から推測するに、十中八九この小惑星です。
     これで私の役目は終わりました。あなた方バラモス軍はどうしますか?このまま滅亡を待ちますか…?」

そこまで言い終わった時、フライトは先程と同じように消えた。
後に残ったのは、フライトが広げた不思議な地図のみ。
929あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/09(水) 11:17:15 ID:XmlRn0C6
そろそろ次スレに移ったほうが良いかとおもいますが?

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>>923の少し前

〜デストロイヤー内〜
キラーマシン「ガダ殿…聞きましたか?」
ガダ「ん?作戦失敗の事かい?」
キラーマシン「カルネアデス・バグラチオン作戦は失敗ではなく中止だとの発表ですが、
    まあ失敗でしょうね…いえ、その事ではなく、次の作戦の事です。」
ガダ「もう次の作戦?戦力の建て直しが先だろう?」
キラーマシン「…もう戦力の建て直しなど無理なのです…」
ガダ「…そうか…やっぱりな…」

キラーマシン「私も詳しい事は聞いてませんが…友人が最高幹部の話を偶然立ち聞きしたものですが…
    我々は宇宙へ向い、月を落す計画だそうです…」
ガダ「???ごめん、言ってることさっぱり分からないんだが…」
キラーマシン「私も詳しくは分からないのです…理論的に可能とは私の回路では考えられないですし…」
930あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/09(水) 11:21:15 ID:XmlRn0C6
ガダ「……でも、クラックス様には成算があるんじゃないか?」
キラーマシン「実効に移すとなれば当然そうでしょう。」
ガダ「その計画が成功したら…どうなるんだ?」
キラーマシン「月が落ちた場合どうなるかの計算は出来ます。
    全ての生物は死にたえ、この星は死の星になります…」
ガダ「俺たちの家族…いや、それ所か…」
キラーマシン「ガダさん…001号開発メンバーとして、あなたを友人と思っています。
    だから言うのですが、あなたたちは本当に世界の浄化の理想についてきたのではないでしょう?」
ガダ「……ああ…そうだ。」
キラーマシン「もし逃げるなら…手伝ってあげますよ。今なら間に合う。」
ガダ「見つかったら、あんたも処刑されるぞ?」
キラーマシン「覚悟の上ですよ…」

ガダ「…分かった、ありがとう。シャーマン達を頼む。
   だが、俺は残る。」
キラーマシン「ガダさん?」
ガダ「けじめだよ。俺は残らなくちゃな…」
キラーマシン「シャーマン達が逃げた事が分かれば、あなたは処刑されますよ。」
ガダ「いいさ。仕方ないよ。統合軍には世話になってきたしな。」
キラーマシン「……」
ガダ「001号は…どうするんだろう?」
キラーマシン「クラックス様にお考えがあるのでは?」
ガダ「そうだな…でもこいつは俺たちと統合軍の共同開発だろ?
   俺たちにも権利があるな…」
キラーマシン「?どういう意味でしょう?」
ガダ「001号本人に決めさせよう…」
931あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/09(水) 11:39:38 ID:XmlRn0C6
>>874の11行目、
骸骨剣士じゃなくて地獄の騎士です…
どうでもいいとか言うな。
932あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/09(水) 11:53:34 ID:XmlRn0C6
〜エジンベア〜
影「困りましたね…」
トロル「お前さんが余計な嘘つかないほうが良かったんじゃねえか?」
影「そうかもしれませんが…」
アリア「どうするの?ジョンさんたちをこのまま待つ?」
影「そうですね…」
ストリ「あれ?誰か来るよ!」

ストリコが道の先を指差す。一行が見ると、確かに砂煙が上がっている。
影「エジンベア兵かな?」
トロル「多分そうだろうな。城に戻るんだろう。」
アリア「じゃあ、統合軍ですと話して一緒に入れてもらったらどうかしら?」
トロル「さっきの門番の様子じゃ、この連中もどうだか…」
アリア「あの門番さんは特別よ!他のエジンベア人は気位は高いけど、
    話もろくに出来ない何てこと無いわよ!」
影「ふむ…まあやってみましょう。」

砂煙が段々と近づき、近づいてくる一団の姿がはっきりと見えてきた。
影「あの旗はエジンベア軍に間違いないですね。」
アリア「そうね。影さん詳しいの?」
影「ま、人間の王国の研究は軍でもしてますからね…戦争目的かどうかはともかく。」
アリア「…」
ファルコ「人数から見ると、小隊ってとこかな?」

エジンベア軍の一隊…騎馬隊だ…整然とした行軍は、ぐんぐん近づいて来る。
影「ふむ、装備から見ると、上級兵…近衛兵と言いましたか?もいますね…あれ?あの旗…」
アリア「陸兵団団長旗!?」
影「やっぱりそうですか!」
933ビート ◆ACh9cjxZ1s :2005/11/09(水) 20:14:15 ID:u6B03Nso
マジン「と、いうことだ。」
バラモス城の大広間、各軍のお偉いさんがぎっしり詰め込まれ、異様な熱気が辺りに
みなぎっている。

マジン「…なお、スライム王国からは先程使者が来た。『謎の』、敵に襲われ、戦力の9割を
     失ったがその敵は撃破した。しかし、援軍の派遣は不可能だそうだ。」
マジンがため息をついて座る。マジンも、スライム王国からその謎の敵が誰だったのかは
聞いているが、その襲撃の張本人から促され、開始された月落し阻止作戦なので、それを
隠しているのである。

ディン「(さらに、陸軍の中で動かせて、かつ戦える兵はもう14名しか居ません。勿論、ピラ
     ミッド守備部隊を引き上げれば100人ほどは都合出来ますが…。)」
マジン「それはなるべくなら避けたい。統合軍は去ってもまだイシス軍が少々いるからな。
     幸い、空軍と海軍はさして損害を受けていない。此度の作戦は彼らを中心に組み立て
     ていく事になるだろう。」
水を一口飲むマジン。そのコップを、机の上にドシンと置いた。
マジン「敵の作戦は、何としてでも阻止しなければならないッ!月落しの阻止を目標とする今次
     作戦は、何としてでも成功させねばならぬのだッ!」

ディン「(さて、宇宙に上がる方法と宇宙での行動についてですが…)」
一呼吸おいて、ディンゴが話し出す。
ディン「(エビルマージ殿のオメガルーラを使って上がり、宇宙空間での生命維持にはトラマナを
     使います。)」
- - - - - - - - - - -
ビート「あ〜、会議長いね…」
ラキッ「そ〜だな〜…」
メラー「そうだね〜…」
バラモス城の中庭で昼寝をしている三人。赤、黄、青と並んだその姿はまるで信号機のようだ。
ガーラ「今度ばかりはヤバそうだなぁ。」
姿を消して、中庭から大広間の話を立ち聞きしているガーランド。手には地獄耳の巻物が握
られている。
934名前が無い@ただの名無しのようだ:2005/11/09(水) 23:15:35 ID:+FBNT5yp
age
935ロビン3 ◆fX3AozH/EM :2005/11/10(木) 22:24:15 ID:YG1uFST9
宇宙空間に魔法障壁の「扉」が開かれ、デストロイヤーとファラオ
統合軍に所属する二隻は、比較的近年にアステロイド・ベルトからはぐれた
とされている直径14.8kmの小惑星A-6に着陸した。

-デストロイヤー・ブリッジ-
オペレーター「5次元より離脱!」
クラックス「直ちに降下。A-6に推進機関を取り付けろ」
オペレーター「はっ、降下を開始します」
936あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/11(金) 10:53:28 ID:OaVtwSQ5
ガダ「すげえな…星だぜ…」
デストロイヤーの窓からガダが外を見て、感嘆したようにため息をつく。
001「ううう…」
隣には001号が彼にしては珍しく不安そうな顔をして立っている。
ガダ(こいつもなんとなくこれから起こることを察しているのかな?)

001号はどうしてもガダから離れなかった。
ガダがシャーマン達と行くようにしかりつけても、頑として船を降りようとしなかった。

ガダ「001号…」
001「うが?」
ガダ「いや…何でもない。」
001号はガダを見てニコニコしている。

ガダ(思えば可哀想な奴だよな…せめて、ちゃんとした名前くらい付けてやりたかったな…)

キラーマシン「ガダさん…」
ガダ「おう!いろいろすまなかったな。ありがとう。」
シャーマン部隊脱出を手伝ってくれた、001号開発部のキラーマシンだ。

キラーマシン「それが…」
キラーマシンが言いにくそうに言葉を切った。
 「ガダさん!水臭いですよ!」
そのキラーマシンの背後の通路から…シャーマン達が現れた!
ガダ「お前等!なぜここに!」

シャーマンA「俺たちは最後まで一緒です!」
ゾンビマスター「ガダさん、一人の責任、違う。」
シャーマンB「ガダさん!ここで俺たちだけ逃げたらシャーマンの名折れです!」

ガダ「お前等…」
937あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/11(金) 11:01:10 ID:OaVtwSQ5
ガダ「むざむざ死にきたんだぜ?お前等…」
シャーマンA「ガダさんだけ残して逃げられません!」
シャーマンB「聞いてください!俺たち、話し合ったんです!」

ガダ「?何のことだ?」
ゾンビマスターA「この計画、無茶。この世界、おしまい。」
シャーマンA「もうシャーマンも何もないですよ。この計画だけは成功させてはならない!」
シャーマンB「そうでしょう!?ガダさん!」

ガダ「……みんな…実は、俺は、この計画を何とか阻止できないかと思っていた。」
シャーマンA「やっぱり!」
ガダ「でも、犠牲になるのは俺一人でいいと思った。」
ゾンビマスターA「わしらも、戦う。」
シャーマンB「何で一人でやろうとするんですか!」

ガダ「お前等…死ぬんだぞ!?シャーマン族はどうなる?
    女子供と老人しか地上には残ってないんだぞ?」
ゾンビマスターA「子供、大きくなる。」
シャーマンA「っていうか、ガダさん一人で出来ますか?」
ガダ「…」
シャーマンB「俺たちはシャーマンの未来のために死ぬんです!
      このせいでシャーマンの人口は減るでしょうが、シャーマン魂は必ず受け継がれます!」

ガダ「……よし!そうと決まれば、計画を立てるぞ!」
シャーマン達「おおー!!」
938あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/11(金) 11:09:51 ID:OaVtwSQ5
キラーマシン「ガダさん…」
キラーマシンが進み出る。
シャーマンの数人が緊張した。キラーマシンの存在を忘れて、造反を叫んでいたのだ。

ガダ「あんたはどうする?」
キラーマシン「ガダさん…私を壊してくれませんか?」
ガダ「!?何を言うんだ!」
キラーマシン「私もこの計画には反対です。
      でも、私はクラックス様に逆らう事は出来ません。
      生きていれば、あなたたちの造反を報告しなければなりません。
      それはしたくない…」
ガダ「だからって…」

キラーマシン「もう統合軍は終わりです。統合軍がなければ、私の生きる道はない。
      もし計画が成功したら?私はそんな死の世界に住みたくない。
      お願いです。私は今死ななければ、この計画がどうなっても、
      今よりずっと悪い死に方をしなければならないのです。
      いまなら、クラックス様の兵として、あなたたちの友人として、死ねる…
      自殺は出来ないのですよ…」
ガダ「俺には出来ねえよ!!」
ガダが…いや、シャーマン全員が顔をそむけた。
あるものは横を、あるものは床を見ている。
キラーマシンが悲しげに首を振る…

001号「があああ!!」
突然、001号が唸り声をあげ、その拳をキラーマシンに叩きつけた!
ガダ達が驚いて顔を上げると、頭部から上半身までひしゃげてつぶれたキラーマシンが、
煙を上げていた…
939あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/11(金) 11:19:20 ID:OaVtwSQ5
ガダ「001号!何を!!」

キラーマシンからバチバチと火花が上がる。
つぶれた頭部から覗くモノアイが、弱弱しく点滅する。

001号「うが!うがが!うがあ!」
001号はキラーマシンを指差し、それから自分の胸をどんどんと拳で叩いた。
001号の顔には、涙が流れている…

ガダ「お前…」
キラーマシンが床に倒れる。

キラーマシン「ア…リガ…ト…ウ………001…g」
キラーマシンのモノアイから光が消えた。

ガダ「…」
001号「うううう…」
うな垂れるガダの肩を001号がつつく。

ガダ「そうだな…これでよかったのかもしれないな…」
シャーマンA「ガダさん!計画、絶対阻止しましょう!!」
シャーマンB「ガダさん!指示を出してください!」
シャーマン達全員の顔に、決死の覚悟が浮かんでいた。
ガダ「よし!みんな集まれ!」
シャーマン達は数人の見張りを残して、ガダの元に集まってきた。

ガダは倒れて動かなくなったキラーマシンを振り返り、統合軍式の敬礼を送ると、
皆に向き直り、事前に用意してきたデストロイヤーの見取り図を床に広げた。
ガダ「まずは計画の詳細を知りたいな…」
940あやしい影 ◆I5HO/6aoaI :2005/11/11(金) 11:21:44 ID:OaVtwSQ5
ぴったり500KBか…まだ書けるかな?

3周年まであと1週間…
それまでに機械大戦終わるでしょうか?

次スレではいよいよ、最終決戦!

乞うご期待!!
941あやしい影 ◆I5HO/6aoaI
あやしい影「止まってください!」
エジンベア兵「む!?何者だ!」

街道を行軍してきたエジンベア兵の一体が、馬のいななきとともに行軍を止める。
突然現れた影とトロルに、素早く3人の騎兵が行く手を阻むように立ちふさがり、
隊の中央では指揮官と思しき男を守るように騎兵達がさっと陣形を組んだ。

アリア「行軍中の軍にしては、小隊にしても少ないわね…」
ストリ「あれが陸軍の大将なら、その人の移動と、その警護ってところじゃない?」
アリア「そうね…」
草むらに身を潜めたまま、アリアたちが小声で囁き交わす。

トロル「俺たちは統合軍の兵です!任務を帯びてきたのですが、
    あの門番さんが入れてくれなくって…」
影「その旗印は、陸兵団団長ガラハッド様ご一行とお見受けしました。
  なにとぞお取次ぎ願います。」

騎兵A「む、そうか…」
騎兵B「門番殿らしいな。」
騎兵C「暫し待たれよ。」
影たちの前にいる騎兵が馬上から答え、そのうちの一人が隊列の中央へ向っていった。
指揮官のところまで戻り、何事か話している。
やがてその騎兵は馬の首をめぐらすと、再び影たちの待つ隊の先頭へと戻ってきた。

騎兵C「ガラハッド様が、我等と一緒に入場するよう仰せだ。
     そなた等の身分を証明するものはあるか?」
トロル「この肩当は統合軍の至急品ですが…」
騎兵A「ふむ、それは確かにそうだが…」
騎兵C「まあ、よかろう。ただ、武器は預からせてもらうぞ。
     私についてきたまえ。ガラハッド様が話をされたいそうだ。」