1 :
名無しさん@LV2001:
2 :
真の厨房:01/12/11 23:31 ID:nxrRR80Y
4 :
真の厨房:01/12/11 23:31 ID:nxrRR80Y
うそ。ジョーダン
ありがと>>1
5 :
1:01/12/11 23:31 ID:???
依頼があったので立てさせて頂きました
6 :
1:01/12/11 23:32 ID:???
7 :
真の厨房:01/12/11 23:32 ID:nxrRR80Y
\ | /
⊂⌒⊃ ⊂⌒⊃ ―‐ ● ―‐ ⊂⌒⊃
⊂⊃ / | \ ⊂⊃
⊂⊃
/~\へ/~\へへ/~\/~\へ/~\へ/~\へ/~\へヘ/~\/~\
,、,,,,,、,,,,、,,,、,,,,,,,,,,、,,,/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_________
,, ,,,,,, ,,,, ,, ,,,, ,,,,,| 立った立った!クララが立った! | \
,,,, ,,, ,,,,, ,,,,,,, ,,,, , \ _____________/ 駄スレも立った! |
||=||=||=||=||=||∨=||=||=||=||=||=||=||=||\__ ______/
,,,,,,, ,,,,, ,,, ,, ,,,, ,,, ∧_∧ ,, , ∧_∧,, ,,,,, ,, __ ,,,, ,,,,, ∨ ,,,,, ,,,, ,, ,, ,,,,
,, e@@e ,,,,,, ,,, ( o´∀`) ,,,,, (∀・ ; ) ,,, , , | || ,,, ,,,, e@@e , ,,,, ,,, ,, , ,,
,,, (,´D`) ,,, ,,⊂ ⊃,,, ,,⊂⊂⌒ヽ、, ,,, |!____i|| , ,,,♪ (‘д‘,)_ノ ,,,,, ,,,, ,, ,
,〜(( ,,), ,,,, ,,,○( ノ ,,,, プル )) )○/_/) ,,,, ,, とと,,__つ , ,, ,, ,,
,,,, ,UUU ,,, ,,, ,,,,,, )__)_) ,, ,,, ,(( (_(_ノ ))プル,,,,◎ ,, ,,, ,, ,,,,, ,,,,, ,,, ミ ピョ〜ン
| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |,,, ,,,,| |
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| |,,,, ,,,,,| |,,,, ,,,,,| |,,,, ,,,,,| |,,,, ,,,,,| |,,,, ,,,,,| |,,,, ,,,,,| |,,,, ,,,,,| |,,,, ,,,,,| |,,,, ,,,,,| |,,,, ,,,,,| |,,,, ,,,,,| |
1は悪くない
10 :
真の厨房:01/12/11 23:34 ID:nxrRR80Y
オレが責任を持ってこのスレを生かす
悪いのマーシー
12 :
鬼畜兄貴 ◆G93XdSOM :01/12/11 23:36 ID:nxrRR80Y
変身!!!!!!!
14 :
鬼畜兄貴 ◆G93XdSOM :01/12/11 23:38 ID:nxrRR80Y
タイトルの端にスペースを入れといてもらうの忘れてましたね
15 :
鬼畜兄貴 ◆G93XdSOM :01/12/11 23:39 ID:nxrRR80Y
もしや住人は僕だけでしょうか?
呼んだか?
17 :
鬼畜兄貴 ◆G93XdSOM :01/12/11 23:41 ID:nxrRR80Y
予備ました
18 :
1:01/12/11 23:42 ID:bEjJBEJ7
19 :
:01/12/11 23:42 ID:FBGipUEY
>>3 て言うか、このスレは想像ででもいいから、6と4の間のストーリーを
補完するのが目的では?
20 :
鬼畜兄貴 ◆G93XdSOM :01/12/11 23:43 ID:nxrRR80Y
地獄の帝王エスタークと天空の神マスタードラゴンの戦い
21 :
真の厨房 ◆G93XdSOM :01/12/11 23:45 ID:nxrRR80Y
>>18 せっかく立ててくれたのに。
いいじゃん。こういうスレ欲しかったんだよ。
面白い小説書くからさ
22 :
真の厨房 ◆G93XdSOM :01/12/11 23:48 ID:nxrRR80Y
age
23 :
真の厨房 ◆G93XdSOM :01/12/11 23:48 ID:nxrRR80Y
ネタ&情報募集
24 :
1:01/12/11 23:53 ID:???
>>21 好きに使ってくれて構わないが・・・
ネタが被っているスレがあるのに
また立てるっつーのはなぁ・・・
とにかく俺は暫くの間自粛する・・・。
テリーがエスタークになる話キボンヌ
27 :
真の厨房 ◆G93XdSOM :01/12/11 23:59 ID:nxrRR80Y
>>25 やはりそれが有力か
>>26 読ませていただくよ。あと他に天空に関するキモイサイトなかったっけ?
あれキモイけど言ってることはわりと興味深いんだよな
好きに語るのはいいが、スレを乱立するのだけはやめろ!
29 :
真の厨房 ◆G93XdSOM :01/12/12 00:03 ID:kGAI7U50
情報ばかりにたよってもしょうがないかな
30 :
真の厨房 ◆G93XdSOM :01/12/12 00:06 ID:kGAI7U50
エスタークスレってどこだろう
32 :
:01/12/12 00:09 ID:wrAuOPjJ
>>30 ATML化されるまで、しばらく見れそうもないっす・・・。
33 :
真の厨房 ◆G93XdSOM :01/12/12 00:09 ID:kGAI7U50
さんks。。。。
ではマターリと構想を練りますか。。。
おお!兄貴ーー
39 :
新中:01/12/12 00:40 ID:???
パンおいしい
40 :
新中:01/12/12 00:47 ID:kGAI7U50
nodoga kawaita
41 :
真の厨房:01/12/12 23:30 ID:???
hozen
42 :
真の厨房:01/12/13 03:21 ID:???
hozen
43 :
:01/12/13 17:30 ID:AyOjqF57
小説に期待age
44 :
真の厨房 :01/12/13 22:43 ID:???
taitoruga kimaranai
45 :
真の厨房:01/12/14 01:06 ID:???
>>43 arigatou bochibochi dashitemoiikana
46 :
K:01/12/14 19:00 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE1
明確なことは自分の名前ぐらいしか思い出せない。
しかしそれ以前にも違う名前があったような気がする。
まともな耳で聞いた最後の言葉すら忘れた。
自分には何か「大事な目的」があったような気がする。
思い出そうとすると夢の中で「羽の生えた四本足」が邪魔をする。
今は眠ることしかすることがない。
最近は羊を数えなくてもよく寝付ける。
こないだ何百年ぶりかに訪問者が家族連れでやってきた。
久しぶりに熱くなれた。
今自分は滅びるわけにはいかない。
死ぬのは怖くないが眠れなくなるのが怖い。
今夏なのか冬なのかも興味がなくなった。
しかしこんな自分にも最近凝っていることがある。
例えば右の石柱と左の石柱はどちらが先に石灰柱と化すか。
自分は右を賭けた。そして一眠りして起きてみた。
右の石柱は見事な美しい石灰柱に完成されていた。
自分はうれしかった。
しかしうれしいときの表情を忘れてしまった。
考えるのをやめ、再び眠りにつく。
そのうち何か思い出すだろう。
47 :
K:01/12/14 19:00 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE2
私を倒すことができたらお前の望みを叶えてやろう。
ただし私が勝ったら私の望みを叶えさせてもらう。
私は神でさえ不可能なことすら叶えさせることができる。
しかし私に叶わぬことは人間が叶えることができる。
そして神は人間を裁くことができる。
人間は神に近づく為には自分を進化させれば良いと勘違いしている。
見込みがなければ神は自ら生んだ子を平気で殺すことができる。
しかし神は自ら生んだ悪魔を滅ぼすことはできない。
そのかわり悪魔は神を滅ぼすことができる
ただし悪魔は人間を滅ぼすことはできない。
そして人間は悪魔を夫として迎え、神を妻として迎える。
お前の望みが叶ったら私の言っていることも理解できるだろう。
48 :
K:01/12/14 19:01 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE3
わたしはこの世の全てのものを統べる存在である。
わたしはここに居ながら全てのことが判る。
お前達人間のいう神というものが存在するのならばわたしが最も近い。
だがわたしは人間達がいうほど絶対的存在でもない。
わたしにできることはこの世の未来を導くこと。
そして忌まわしき過去をも抹消することができる。
この世には決して見てはならぬものが存在する。
この世には決して知ってはならぬことが存在する。
この世には決して他人に漏らしてはならぬ秘密が存在する。
そしてこの世には決して開いてはならぬ扉が存在する。
わたしはこれら全てを司るという意味では絶対的存在である。
49 :
K:01/12/14 19:05 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE4
○月×日 晴れ
今日も雨は降らなかった。畑は乾ききった砂漠のようだ、花や草木もしなびて
作物もろくに育たない。おまけに村中が奇妙な病気にかかってしまい、
水もろくにない始末。この村ももう長くはないと感じ始めた。
○月○日 晴れ
耳がするどく尖った旅人がこの村へやってきた、だが今のこの村のありさまでは
充分なもてなしはできない。もっと大きな町を紹介したが旅人は
一晩だけでもと言い、この村に泊まることになった。
50 :
K:01/12/14 19:06 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE5
○月▲日 晴れ
旅人は砂漠化した畑に痛々しそうに咲くしなびた花をじっと見つめていた。
「かわいそうに、今助けてやるぞ」
彼(彼女)がそう言うと何やら呪文のようなものを唱えはじめ、次の瞬間
しなびた花はみるみる生気を取り戻し見事な美しい花に咲いた。
そして彼(彼女)は大粒の涙をこぼすとやがて雨が降り出した。
○月■日 雨
やがてその花はみるみる大きく育ち、大木と化した。
そして旅人はこう言った。
「この木から生える葉を煎じて病気の人たちに与えなさい、きっと元気になるでしょう」
私は旅人の言うとうりこの不思議な葉を煎じて病気の人たちに与えた。
するとみるみる顔色が良くなり、村中の命が救われた。
あの旅人は神のお使いに違いないと、村中が声をそろえて言った。
51 :
K:01/12/14 19:08 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE6
×月○日 くもり
この村のはずれに住む占い師の老婆がせきをきったようにこう言った。
「この得体の知れぬ旅人は悪魔の使いじゃ。早々にこの村から出てゆけ。」
村人たちは反論する。
「得体の知れぬ者はあんただろ、この方は村を救ってくださったのだぞ。」
占い師の老婆はさらに言った。
「こやつは[進化の秘術]といわれる禁断の秘法を用いて花を大木に進化させたのじゃ」
村人は老婆の言っている意味がよく理解できず、誰も耳を貸そうとはしなかった。
×月×日 雨
言われのない非難を受けた旅人は誰にも別れを告げずにこの村を去っていった。
まだ充分なお礼もできてなかったままの村人たちは何ともやりきれない気持ちだった。
この日から占い師の老婆は執拗なまでの村人たちの非難、暴行を受ける。
52 :
K:01/12/14 19:09 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE7
×月▲日 晴れ
やがてこの不思議な大木をひとめ見ようと、観光客が訪れるようになった。
この不思議な大木を高額で買い取りたいと言う輩も増えてきた。
だが私達はこの大木を売る気はない、この木は村を救ってくれたのだから。
そしてあの不思議な旅人も・・・。
×月■日 くもり
占い師の老婆の死体が発見されたのは明け方だった、天井からナワをつるして
首を吊っていた。だが遺書らしきものはなかった。
老婆の家の中には何やら妖しげな薬を調合していたような形跡があった。
もしや村に奇病がはびこったのは老婆の仕業だったのでは?
今となってはわからないが、私も他の村人と同様に村人たちの非難に耐えきれず
自殺を図ったのだろうと思いたかった。
のちに私が老婆の家から見つけたある本を読むまでは・・・・
その本の見出しには書き殴るようにこう記されていた。
[この世のすべての生物における進化の秘法について]
53 :
K:01/12/14 19:11 ID:???
とりあえずここまでにします。
読んでくれる人がいるかどうか分かりませんが、つまらなければ
ここで終わりにしますので。
54 :
真の厨房:01/12/14 22:47 ID:???
誰もいない。寂しい
続きキボンヌ
56 :
真の厨房:01/12/14 23:11 ID:???
な なぜここがわかったのデショー
いや、6スレ見て
58 :
鬼畜兄貴:01/12/14 23:23 ID:???
そうですか・・・一人でも読んでくれる人がいたので続きを書きます。
期待sage
nanto
学校のPCでミツケタヨ
DQ知らない友達も面白いって言ってた
携帯から見せることにしたよ。
執筆頑張ってくだちい。(・∀・´∀`・3・)つ _且~~
早くDQ4クリアしたい
俺も早く続きが読みたい。
63 :
:01/12/15 23:25 ID:Y5zKan2N
保全age
64 :
K:01/12/16 06:22 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE8
オーリン「先生、まだお休みにならないのですか?」
エドガー「ああ、まだ起きてたのかいオーリン。・・・あの子は?」
オーリン「バルザックならもうとっくに寝てますよ。」
エドガー「そうか・・・、疲れたのだろう。無理もない、ここへ来てまだ
数日だからな。彼も徐々に慣れていくだろう。」
オーリン「先生、ところで何です?それは?」
エドガー「いやなに・・・娘の誕生日が近いものでな、たまには父親らしいことも
せねばと思ってちょっとしたアクセサリーをな。」
オーリン「さすがですね先生、錬金術を使って黄金のアクセサリーですか。」
エドガー「おっと・・・、これは村の人達には内緒だよ。もちろん娘たちにもな。」
オーリン「ハハハ・・・・」
バルザック「ふぁぁぁあああ。さーて、今日も一日がんばるぞー!
先生!おはようございます!・・・・ってあれ?いないな・・・」
バルザック「オーリンさーん!どこですかー?・・・・・・二人ともいない・・・
まあいいか、さてと・・・・研究室の掃除を始めるかな!
・・・あれ?なんだこれ?」
少年は研究室の机の下に置いてあった一冊のノートに気づいた。
人間とはちょっとしたきっかけによって天使にも悪魔にもなることが可能である。
たとえそれが偶然の出来事であろうと定められた[運命]ともいうべきであろう。
この純粋無垢な少年とて例外ではない。
バルザック「先生の研究ノートかな?・・・ちょっとだけ見てみようかな・・・
だれもいないし・・・わくわく・・・」
65 :
K:01/12/16 06:23 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE9
風の噂で耳にした「黄金の腕輪」なる秘宝。考古学界でも夢の代物だ。
何とかして手に入れたい、フレノールの町に行けば何かが分かるかも。
私の見立てでは「黄金の腕輪」は人間が作ったものではない。
ただの金で作られているのならこの私にだって作れる。
これは神に近い存在の者が作ったのだと思う。
一体どうやって?何のために?
私の知り合いの考古学者が調べたかぎりでは・・・・・
「黄金の腕輪」は王の中の王だけが身につける資格を持つ。
「黄金の腕輪」は生物における進化を促進させる重要な役割を持つ。
・・・たったこれだけでは何の手がかりにはならない。
実際にこの目で確かめたい、そしてその先に神のメッセージがあるはずだ。
幸い私は錬金術師、まったく同じ外見のものは作れる。
ここに書くのも恐ろしいが本物の「黄金の腕輪」と偽物の「黄金の腕輪」を
すり替えるしかない。
私は聖職者ではない、どうせ同じ金でできているのだから誰も気づきは
しないだろう。娘たちには悪いが一度フレノールへ行くことにしよう。
「黄金の腕輪」を手に入れるために・・・。
しかしもし万が一弟子たちに気づかれたら?
オーリンは信用のある男だが最近入門してきたあの子には気を付けねば。
どちらにしろ最悪の場合、私は悪魔の判断に身をまかせるかもしれない。
66 :
K:01/12/16 06:25 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE10
バルザック「せ・・・先・・生・・・・・」
天使「この世には知らないほうが良かったなんてことはゴマンとあるよ、
見なかったことにしようよ。」
悪魔「オイ、こりゃあ一大事だぞ。オメェの師匠は盗みだけじゃなく、
その気になりゃあ自分の愛弟子まで殺す気だ。」
天使「キミには将来がある、つまらない問題に関わることはない。」
悪魔「オイ天使、テメェは黙ってろ。・・・なぁ今の内にこのノートを
村の人達に見せてやれ。モチロン娘達にモナー。ゥケケケ。」
天使「ダメだよ、娘さんたちを悲しませては。ボクの言うとうりにするんだ。」
悪魔「オレの言うとうりにしたほうが利口だぜ。」
天使「ボクが正しい道を教えてあげるよ、早まってはダメだ。」
悪魔「さあ、どうする?ケケケ・・・」
バルザック「僕は・・・・・・・・天使さんに・・・・」
悪魔「このバカが・・・・・・」
天使「ありがとう、キミの選択は正しかった。」
バルザック「で・・・どうすればいいの・・・?」
天使「キミが師匠の意志を継ぐんだ。そのノートに書いてあることをね。」
バルザック「え・・・?ど、どういうこと??」
天使「黄金の腕輪を手に入れるんだ、そうすれば師匠は悪人にはならないよ。
代わりにキミが悪人になればいいのさ、そうだろ?ん?」
バルザック「な・・なんで僕が・・・・」
天使「それがイヤなら師匠を殺すしかないよ、いいのかい?」
バルザック「ちょ・・ちょっと何を言って・・・」
悪魔「見かけの正義に騙されやがって・・・・善と悪の区別もつかねェのか。」
天使「ふふふ・・・もう遅いよ、ほんっと人間って単純だなぁ。あははー」
バルザック「ぅぅ・・・うあああああああああ!!!」
67 :
K:01/12/16 17:41 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE11
私はしがない牢兵士、ここアークボルトの牢屋の番をする兵士である。
新しい囚人を牢屋に入れては、改心した囚人を外へ送り出す。
中には死刑囚人も扱ったこともあるが、この仕事上それほど苦でもない。
だが今から話すある囚人は例外中の例外である。
私も長年様々な囚人を見てきたが、この様な身の毛もよだつ
悪夢ような出来事は決して忘れることができない。
このアークボルト城から南東にモンストルという町がある。
かつてここには町を救った英雄が住んでいたこともあったらしい。
そういえば私が小さい頃その英雄は勇者とその仲間と共に魔王と
戦い、この世界を救ったという昔話を聞かされたことがある。
ともかくその町モンストルで事件は起こった。
モンストルの町で何者かによって町の人々が全員惨殺された。
その町にはかつてモンスターに襲われかけたこともあり、
このような出来事は気の毒だとは思うが、そう珍しいことでもない。
だがそれは大きな偽りであったことに知らされたのはほんの二日前。
モンスターなどの仕業ではなかった、真犯人はなんとその町に
住んでいた「神父」だった。
68 :
K:01/12/16 17:42 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE12
あまりにも残酷、かつ悲惨な事件のためモンスターに襲われたという
偽の事実にすり替えられた。
事の真相を知っているのは現アークボルト王とこの城の兵士長、
そしてこの私だけである。
牢兵士として囚人の罪の詳細を聞かされるのは規則である。
この囚人(神父)によって殺された37人のモンストルの町人の
ことを兵士長から聞かされたときは気が狂いそうになった。
町人はいかにして神父に殺されたか?
聞きたくもない37人の殺され方を一人一人聞かされた。
私はそのとき計12回ゲロを吐いたが、17人目以降からは
吐くものがなく出るものは血の混ざった胃液のみ。
判決はもちろん「斬首の刑」。三日後に執行される。
私はこれから三日間もこの囚人(神父)に食事を
運んだりせねばならないのか?
だが神に仕える身であるはずの聖職者が一体なぜ一夜にして
悪魔に変貌したのかには恐怖の反面、とても興味がある。
私は兵士長から「三つの鉄の掟」を言い渡された。
69 :
K:01/12/16 17:43 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE13
一、 この囚人と決して「会話」をしてはならない。
一、 この囚人を決して「神父」と思ってはならない。
一、 この囚人に与えてよいものは「食事」「水」「紙」 のみ。
それ以外のものを要求してきても決して与えてはならない。
言われるまでもなく承知している。だが私がこの囚人(神父)に
食事を運ぶ際にヤツの身の上話でも聞かされたら?
「この囚人はしゃべってはならぬ」という規則を付け足してほしい。
人間誰しも聞きたくないことや知りたくないことがある。
やがて私がこの囚人(神父)と初対面する時間が訪れた・・・。
sage進行すか?
72 :
新中:01/12/16 22:28 ID:???
un
kokodeha
hissori
hosobosoto
73 :
新中:01/12/16 22:43 ID:???
sagesag4sgategsayegsategsyagdetsgaydgetdgaydge6sgay63gsjda
ganbareyooooo
75 :
K:01/12/17 00:58 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE14
神父「おはようございます、兵士殿。夕べはよく眠れました。」
私はコイツがどんな発言をしようと「鉄の掟」を守るのみ。
食事を牢の中へ入れて早々にこの場から立ち去ることだけを考える。
神父「おお、肉や魚を一切使わない朝食ですな。私が聖職者だということで
気遣ってくださったのですね。感謝いたします。」
私は彼がまともな発言をすればするほど手の震えが止まらなくなった。
神父「・・・では食事の前のいつもの行事を・・・。
父なる主よ、今日の糧に感謝します・・・・アーメン・・。」
本当に大量殺人鬼なのか?どこにでもいるごく普通の神父に見えるが・・・
神父「ときに兵士殿・・・・、信仰のご経験は?」
囚人(神父)は早速質問発言をしてきた、絶対に受け答えしてはならない。
私は彼の目を決して合わせないようにして立ち去ろうとした。
だがなぜか足が動かない、怖くて動けないのではない。私の好奇心が
足を動かさない、私の潜在意識がコイツと話をしたがっている。
そして囚人(神父)が食事をしながら次の質問を呟いた瞬間、
私は背筋が凍った。このときは口から心臓が飛び出すような思いだった。
神父「兵士殿・・・私は完全な狂人者ですと申せば安心してくれますかな?」
76 :
K:01/12/17 00:59 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE15
私はこの発言でこの囚人(神父)の精神状態が正常であることが判った。
認めたくないが彼は狂って殺人を犯したのではなかった、自分が何者で
自分のやったことを完全に自覚している。
何が彼をそうさせたのだ?彼は何かを見たのか?何かを知ってしまったのか?
私の好奇心は大量殺人を犯すほどのその「何か」を知りたがっていた。
神父「・・・そんなに知りたいのですか?兵士殿・・・・」
牢兵士「!!!」
私は危うく声を出しそうになった・・・。なぜわかったのだ・・・。
神父「兵士殿、貴方はこの世において最も重い罪は何だとお考えですかな?
殺人?窃盗?・・・または反逆?」
もはや「鉄の掟」などどうでもよくなるぐらいの気持ちだ。
この神父(囚人)の発言は言葉に魔力があるかのように興味をそそられる。
私は今この大量殺人鬼に面と向かって厳重に禁じられていた「会話」を
してみたいと思った。たとえ次の殺人鬼が私になろうと・・・。
だが次の瞬間、私は正気に戻った。
兵士長「おい!何をしている!用が済んだらさっさと出ていくんだ!」
牢兵士「ハッ・・・!わ、私は何を・・・。申し訳ありません、兵士長・・・」
神父「・・・・・・・・・」
77 :
K:01/12/17 01:02 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE16
三日後、予定どうり囚人(神父)の斬首が決行された。
囚人(神父)は死刑決行の直前にお決まりの最後に言い残す言葉を
求められた。彼はこう言った。
「次に生まれ変わったときにも私は再び聖職者となるだろう、それが
人間としてか魔族としてかは分からぬが・・・」
だがこれは彼のほんの独り言に過ぎなかった、彼の真の最後の言葉は
牢屋のカベに血文字で書かれていた。
`神はこの世の未来に進化を求め
この世の忌まわしき過去を二つに分ける。
神から授かりし子は闇から守る為に
神は自らの子を食す。
我らを導かれし者は王の中の王という存在なり。’
その血文字はどんなにこすっても拭っても決して消えなかった・・・・
78 :
K:01/12/17 01:03 ID:???
休憩です。
79 :
新中:01/12/17 01:56 ID:???
うんこっこ
誰かいますか
見てるよ。がんばってね。
おお!らごんが見てタ!
感動したじゃねーか
1000ワッカいるのかい?
名無しで書き込んでいるんじゃなかろうな
実は俺も小説書こうとしてたから、先人の作品として「幻の勇者」を見たいと思ってた。
読んでみたけど、おもしろかったです。(でも主人公の名前が「兄」なのが…(w)
そうか、ドラクエ小説はセリフだけですすめると、楽なのか……参考になったっす。
>>84 ありがとうッス。ラゴンさん。
あれは小説というよりもマンガですね・・・。
小説書き始めたら読ませてください。
おい、何でいちいち口調変えなきゃなんねーんだ?
siruka
89 :
真の厨房:01/12/17 21:57 ID:???
ホゼ
90 :
K:01/12/17 22:32 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE17
*「フム、人間にしてはなかなかやるな。私が真のチカラを出していないとはいえ
ここまで追いつめるとはな・・・。約束どうりお前の望みを叶えてやろう、
何が望みだ?」
@「本気を出せ・・・・。それがオレの望みだ・・・・。」
*「・・・つまらん願いだな、そんなことか。何かと思えばお前の望みとやらは
`殺してほしい’だったとはな・・・・。」
@「フフ・・・そうかもしれないな・・・。」
*「そんなに私の真のチカラが見たいのならお望みどうり見せてやろう・・・。
そのかわりお前の願いはこれで二度と叶わんぞ、いいのだな・・・。」
@「ああ・・・・オレにはもう失うものもなくなったしな・・・。
どうせ死ねばあの世で姉さんに逢えるかもしれないし・・・。」
*「では行くぞ・・・・・・」
91 :
K:01/12/17 23:09 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE18
わたしは今困っています。
何が困っているってこのトロッコですよトロッコ。
目が回ります。誰か助けてください。
あ、でも最初のうちは楽しかったですよ。
でもちょっと気持ちが悪くなってきましたね。
仕方ない、誰か来てくれるまで待ちましょう。
ところでわたしの母は今どうしているのでしょうか。
まだ生きているのならたまには親孝行もしなくては。
え?わたしの父は誰なのかですって?
詳しいことは教えることはできませんが、わたしがまだ生まれる
ずっと以前に死んだんですよ。
いえ、寿命ではなく人間に殺されたんです・・・。
悲しくはありませんよ、なぜならだいぶ前にそれ相応の「復讐」をしましたから。
え?神が「復讐」なんかしていいのかですって?
いやだなぁ、あなた達人間と同じことをしただけですよぅ。
人間って不思議な生き物なんですね、わたしもこのまま人間でいたいなあ。
あ、誰か来たようですね。若い男性一人と子供が二人・・・、ようやく
わたしもこれでこのトロッコから開放されます、ではまた会いましょう。お元気で。
92 :
名無しさん@LV2001:01/12/17 23:52 ID:x8V/sWwF
age
93 :
真の厨房:01/12/17 23:53 ID:???
げぼ
94 :
K:01/12/17 23:57 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE19
自分は一つだけ過去を思い出した。
あの夢の中に出てくる「羽の生えた四本足」のこと。
自分はヤツと以前戦ったような気がする。
確かヤツのほうから闘いを挑んできた。
そのときのヤツの目は真っ赤に燃える紅蓮の炎のようだった。
人間でいう「復讐」というやつだ。
だが自分には全く身に覚えがない。
自分はヤツに言われのない疑惑をかけられたのか?
それともただの八つ当たりなのか?
どちらにしろ「羽の生えた四本足」は生かしてはおけない。
今すぐヤツを殺しに行きたいが、もう少し何かを思い出してからにしよう。
例えば自分の「大事な目的」について。
なぜ自分はここにいるのか。
なぜ自分は記憶がないのか。
なぜ自分は他の生物と違うのか。
もはや自分の今の目的は少しでも何かを思い出すこと以外にない。
95 :
真の厨房:01/12/18 00:18 ID:???
>ラゴン
早くよまして
>95
無理。
構想段階で、ドラクエとほぼ同じ長さ(キャラやイベントの数から)あるんだけど、
軽く1000レスは超える(w
そして、俺のスピードは、一レス平均一時間(ww
卒業後どれだけひまになるかが鍵です。
97 :
真の厨房:01/12/18 00:52 ID:???
一レス一時間?
そんなに時間かけてたのかい
98 :
K:01/12/18 00:54 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE20
@「う・・・ガハッ・・・ゲホッ・・!」
*「これで終わりだな・・・・気が済んだか?」
@「な、何を言っている・・・ま、まだオレは生きているじゃないか・・・」
*「望みどうり私の真のチカラを見せたのだ、もういいだろう?」
@「こ、殺さないつもりか・・・?このオレを・・・・。」
*「どうやらまだ分かってないようだな、次は私の望みを叶えてもらう番だ。」
@「な・・・なに・・・??」
*「言ったはずだ、私が勝ったら私の望みを叶えさせてもらうと・・・。」
@「こ、このオレに一体何をしろってんだ・・・さっさと殺せ!!」
*「安心しろ、私の望みを叶えさせてもらった後に殺してやる。死んでしまったら
元も子もないだろう?約束は約束だ。」
@「き、貴様のような化け物に何の望みがあるってんだ・・・・。」
*「この私とて不可能なこともあるのだ、だがこれで願いも叶う・・・・」
@「・・・・・・??」
99 :
真の厨房:01/12/18 01:13 ID:???
アヒャ
100
101
ようやく見つけたがな。
--------------ここまでよんだ---------------
--------------ここまで書いた--------------
--------------ここから荒らす---------------
--------------majide--------------
--------------鬼畜兄貴氏の小説が読めるのはFFDQ板だけ--------------
109 :
新中:01/12/19 00:57 ID:???
--------------糸終--------------
1いる?もしいたら時々でもいいから顔出してよ。コsーリと
|・) ←こんな感じで
(;・∀・) 旦~
∧_∧
( メ∀・)つ[ガム]
113 :
K:01/12/19 12:31 ID:???
とりあえず書いたぶんだけ載せましょう。
>>112 どうも
114 :
K:01/12/19 12:32 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE21
この世にはどうしようもないことがある。
オレのたった一人の肉親の不幸もまたしかり。
原因不明の病にかかり、オレを置いて行方不明になった。
あんな奇病は見たことがない。
いや、あんな苦しみもがく姉さんを見たことがない。
今でも悪夢のようにあの姉さんの顔が目に焼き付いている。
今もどこかで姉さんは奇病に苦しんでいるのだろうか?
いや、もうすでに死んでいるだろう・・・。
こんなに恐怖を感じたのは初めてだ。
これは夢に違いない。
もし願いが叶うならこの悪夢から覚めてほしい。
先日「神」に近い存在とやらの小便臭い竜のガキに相談した。
竜のガキは当たり前のことしか言わなかった。
「命あるもの、いずれは消えていく。それが早いか遅いかの違い。」
こんなヤツに相談したオレがバカだった。
頼みの綱はもう悪魔しかいない。
今のオレだったらあいつに勝てるかもしれない。
どうせあいつはいつものように手加減してくるだろうが、
やってみる価値はある。
どうせ死ねばあの世で姉さんに逢えるかもしれないし・・・。
115 :
K:01/12/19 12:33 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE22
私の村には世界樹と呼ばれる不思議な大木がある。
この木から生える葉はどんな病をも治す不思議な力がある。
かつてこの村に恐ろしい奇病がはびこったときにもこの葉で村が救われた。
だがその村に住んでいた奇妙な占い師の老婆の狂言が今でも気にかかる。
と言ってもその老婆はだいぶ前に自殺した。
もともとはこの村の者ではなく、よその大陸から来たらしい。
占い師の老婆の日記によれば一人だけ身よりの者がいたらしい。
なんでも弟を残してこの村にやってきたとか。
だがそんなことよりも私が今気にかかっていることはこの「本」のこと。
それに例の奇病の原因はあの老婆だったのかもしれない。
私は真実を確かめるべく、この「本」を読むことにした・・・。
--------------先が気になる--------------
------------------この主無きスレをどう保全するか-----------------
118 :
K:01/12/20 16:03 ID:???
少し時間ができたので続き逝きます
119 :
K:01/12/20 16:08 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE23
*「お、おい!何をした?!一体何が起こったんだ?!・・・ハッ!!」
@「私の願いはこれで叶った、礼を言う・・・確かテリーだったか?」
*「ま、まさか・・・・貴様の望みというのは・・・!」
@「そういうことだ、・・・・意外だったか?」
*「あ、悪魔の望みというのは・・・・」
@「そう、察しのとうり悪魔の望みとは[人間]になること。お前の肉体と
私の肉体を入れ替えた。今日から私は人間だ。」
*「バ、バカな!このオレはどうなる?!オレは悪魔なんかになりたくない!
元に戻せ!貴様の肉体なんぞいらん!」
@「そうそう、言い忘れていたがお前の姉は死んではいないぞ。
以前ここへ私に会いに来たことがある。」
*「な・・・なんだと・・・??姉さんが・・・?どういうことだ?!」
@「お前と同じようにある願いを叶えに来たのだ。」
*「おい・・・貴様最初から色々知っていたくせに隠していやがったな・・・・。
姉さんに何をした・・・。全部話せ、さもないと今この場で貴様を殺す。
この肉体でな・・・。今のオレと貴様では立場が逆転しているぞ。」
@「強がりはやめろ、お前ごときにその元私の肉体はとうてい操れまい。
嘘だと思うのなら試してみるがいい。」
*「くっ!・・・・(読まれていたか・・・!)」
@「私には分かっている、おそらく今のお前は歩くどころか立っているだけでも
よろけそうな状態であろう。だが案ずるな、少しづつ訓練していけば
また再び戦闘をもできるようになる。」
*「ぐ・・・!くそ・・・!こ、こんな結果になってしまうとは・・・!」
@「すまんな、先ほどお前を殺すという約束はどうやら果たせられそうもない、
この肉体ではな・・・フフフ・・・。」
120 :
K:01/12/20 16:10 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE24
*「お、おい待て!!どこへ行く?!オレはこのままでいろと言うのか?!」
@「私にはもう[破壊]や[殺戮]といった低俗なことには興味がなくなったのでな。
むしろ肉体や精神は弱々しくも[自由な意志]を持つ人間という生物に
あこがれていた。おそらく神でさえも人間という不思議な生物、
不思議な存在に魅せられているだろう。」
*「ま・・・待て・・・頼むから・・・。姉さんは一体どこに・・・・」
@「死にたければいつでも死ぬがいい。私ももうその肉体には用がない。
私はこれからこのわずかであろう人間の寿命の中、[人間]という生物の
意志を知りたい。人間はどこから来て、どこへ行くのかをな・・・・。
・・・・・さらばだ・・・お前との闘い、忘れはしないだろう・・・。」
*「うぅぅ・・・・ね・・・姉さん・・・・!」
121 :
K:01/12/20 16:12 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE25
マスタードラゴン「またお前か、今度は何の相談・・・・む?貴様は・・」
テリー「・・・・私だ、お前なら判るだろう?私の正体が・・・。」
マスタードラゴン「・・・無論だ、魂が以前の人間と違う。・・・そうか、
うまくいったのだな。どうだ?人間になった感想は?」
テリー「悪くない。だが呼吸の仕方や生殖器のつくりが違うせいか、まだ完全に
肉体を操りきれてはいないがな。」
マスタードラゴン「では先の契約どうりあの[計画]を実行するぞ。」
テリー「いいだろう・・・、私を人間として生まれ変わったきっかけを作って
もらったしな。フフ・・神ともあろう者が・・・」
マスタードラゴン「わたしは神ではない、神に近し存在だ。わたしだって
できれば貴様のような悪魔の化身にチカラなんぞ求めたくはなかった。
だがあの[計画]を実行するには神と悪魔が一時的に手を組み、
禁断の契約を交わす他あるまい。」
テリー「言い草は色々あるものだな・・・。」
マスタードラゴン「無駄話はできるだけやめよう、今は休戦中とはいえ早速
要点に入るぞ。さあ、例の物を渡してもらおうか。`闇の玉’を。」
テリー「ああ、もう私には必要ないからな。・・・受け取れ。」
マスタードラゴン「よし・・・、あとはわたしの`光の玉’を用いて[計画]を
実行させる。それから分かっているとは思うが・・・。」
テリー「このことは他言無用・・・・無論承知している。」
マスタードラゴン「そういうことだ、・・・これは神のご意志でもあるのだ・・。」
122 :
名無しさん@LV2001:01/12/20 17:29 ID:kQWpr0ir
age
123 :
K:01/12/20 18:13 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE26
私はおそるおそるこの本をめくってみた。
だが古代文字や暗号文だらけで私にはさっぱりだった。
賢者や司祭でもなければとうてい訳せない。
そこで私はこの本の翻訳依頼を頼むことにした。
幸い私には遠い大陸のモンストルという町に住んでいる古代文字などに
詳しい友人がいる。
彼はその町の教会で[神父]を務めているらしい。
早速私は彼にこの本と手紙を添えてモンストルに送った。
彼は町人にも信頼されている聖職者だ。
きっと協力に応じ、この本を訳してくれるだろう。
一刻も早く真相が知りたい。
124 :
K:01/12/20 18:59 ID:???
「この世のすべての生物における進化の秘法について」
其の一 神と悪魔の契約・・・・・・・・・・・・page 2
其の二 光の玉(光の宝玉)・・・・・・・・・・page 34
其の三 闇の玉(闇の宝玉)・・・・・・・・・・page 67
其の四 黄金の腕輪・・・・・・・・・・・・・・page 98
其の五 新人類・・・・・・・・・・・・・・・・page 125
其の六 過去の歴史・・・・・・・・・・・・・・page 240
其の七 未来への遺産・・・・・・・・・・・・・page 261
------------------正直オモシロイ-----------------
------------------majide面白い-----------------
127 :
まんせー。:01/12/21 06:20 ID:Fp+5QWqx
いい感じ…。
これからも頑張ってくださいage
(´ー`)ノ~~~保守〜〜
------------------ここまで保存完了-----------------
主はいつ帰って来るのかのぅ・・・
131 :
真の厨房 ◆G93XdSOM :01/12/23 15:51 ID:zUAfC3J+
omatase age
sage
------------------期待sage-----------------
∧_∧
(・∀・∩)そのままマターリでお待ちください
(つ 丿
( ヽノ
し(_)
一時間以内に続きを載せるヨ
-----------------やった〜----------------
137 :
K:01/12/23 17:03 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE27
私は占い師ミレーユ。私はある恐ろしい奇病にかかってしまい、
空気感染のおそれがあるので最愛の弟のもとを離れ、人の住んでいないある森の
奥深い場所の山小屋で暮らしています。
けれど皮肉なことに今は私の病気は完治しています。
なぜ私は治ったのか、そしてなぜ治ったのに未だこの小屋で一人暮らしを
し続けているのかを今からお話します。
138 :
K:01/12/23 17:13 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE28
先日、ダーマの神殿地下から通じる謎の領域に存在する伝説の悪魔、
ダークドレアムなる魔神のもとへ願いを叶えに重い足を運びました。
私の望みは私の治療ではなく、この奇病の原因とその正体。
私が思うにこの奇病はただの病気ではなく、この世界の未来に
何かが起こる前兆だと判断しました。
なぜなら私は占い師。この世界の近い将来を占った結果、
確実に恐ろしい未来を予知しました。いくら私の病気が治ったところで
解決したことにはなりません。このままほうっておけばこの奇病は
おそらく世界各地で発病するでしょう。だから一刻も早くこの奇病の謎を
解くことに私の生涯を捧げることを自分の心に決めました。
しかし手加減をしている魔神ダークドレアムにでさえ、私のチカラは
遠く及びませんでした。
そして負けた私はその代償として魔神の望みに従う。
しかしなぜか魔神は・・・・・・
こんな良スレがなんで地下にあるんだ
140 :
K:01/12/23 17:16 ID:???
上げたいひとが上げるスレです。
とりあえず僕はさげです
なるほど。
地下の方がマターリしていいかもね。
142 :
K:01/12/23 17:30 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE29
*「私の勝ちのようだな、では約束どうり私の望みを叶えさせてもらう。
・・・・・・・・(ギィィィン・・・・・カッ!)」
驚くべきことに、魔人は私の病気をその魔力で消滅させたのです。
なぜ負けた私に治療を?
*「病原体は身体から消した。これが私の望みだ。」
ミレーユ「ど、どうしてなの?・・・・なぜ私の病気を・・・??」
*「お前の望みなど叶えていないぞ、私はただその病気を治しただけ。
原因や正体を知りたくば自分で調べることだな。」
ミレーユ「そうだけど・・・一体あなたの望みは何だったの?私はもし
あなたに負けたら命を失われる覚悟でいたのに・・・・。」
*「お前の望みが[私の病気を治してください]だったら私が勝ったときには
永遠の苦しみを与えていたかもしれん。だがお前は最初から自分の病気など
二の次にしていた。人間とは不思議な生き物だな、自分の身体よりも
この世界の未来を案ずるとは・・・。だからなぜか私も気が変わったのだ。」
ミレーユ「・・・・・・・・・・」
*「私は完治したお前がこれから先、この世界の未来をどう切り開いて
いくかを見てみたくなったのだ。神ではなく人間が創りし未来をな・・・。」
ミレーユ「神・・・?神様が定めた未来が存在するの・・・?」
*「・・・・もうここへは用がないはず、立ち去るがいい。だが
お前のおかげで私の次の望みが決まった。・・・・礼を言う・・・。」
143 :
K:01/12/23 17:38 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE30
こうして私は魔神に命を救ってもらい、今はあの奇病の正体を
突きとめるべく、日夜自分自身と戦っています。
けれど私が今気がかりなのは何も言わずにおいていった私の最愛の弟のこと。
彼のことだからもしかしたら私の消息を追ってあの魔神のもとへ行くかも
しれません。
私はもう一度あの魔神のもとへ行くべきだと思い始めました・・・・。
弟の身に何か良からぬことが起きていそうな不安な予感を感じずには
いられなくなりました・・・・。
144 :
K:01/12/23 17:52 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE31
*「姉さん・・・・本当に姉さんなのか・・・?」
ミレーユ「え・・・?あ、あなたは・・・」
*「姉さん・・・、よかった・・・。治ったんだな、病気が・・・・
オレだよ・・・テリーだ・・・。と言っても信じられないだろうが・・・」
ミレーユ「な・・・!い、一体何がどうして??あなた本当にテリーなの?!」
*「ああ・・・、事情を説明するよ・・・。それに姉さんだってどうやって
病気を治したんだ・・・?」
ミレーユ「・・・・私は・・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミレーユ「・・・そうだったの・・・・。私が行った後にそんなことが
あったなんて・・・・。」
*「見てくれよ姉さん、このナリを・・・。おまけにこんなセンスのない
兜までかぶっていやがるから頭にきて脱いだんだよ。そしたら・・・」
ミレーユ「な・・・テリー・・・・その耳・・・!」
*「びっくりしたろ?あいつ耳がこんなに鋭く尖っていたなんてオレも驚いたよ。
あいつ一体何者だったんだ・・・・?」
ミレーユ「テリー・・・・・」
*「でも安心したよ、姉さんの病気が治って・・・。オレはいいんだ・・・
このままでも・・・。姉さんさえいてくれれば・・・。こんな姿じゃ
姉さんはイヤかもしれないがな・・・・。」
ミレーユ「そんなこと・・・・関係ないわ・・・。私だって・・・・。」
*「姉さん・・・・・・・・・」
145 :
K:01/12/23 18:01 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE32
マスタードラゴン「なんという事態だ・・・[計画]は失敗だ・・・。おまけに
黄金の腕輪までもが・・・・。」
テリー「残念だったな、まあ私には関係のないことだが。」
マスタードラゴン「このままでは済まさせん、ヤツは必ず見つけ出す。お前も
協力を・・・。」
テリー「自分で取り返すことだな、神に近し存在なのだろう?」
マスタードラゴン「今のお前の立場でこの私に逆らおうというのか?私の
父の命を奪った者は生かしてはおけん。」
テリー「人間になったところでこの私に脅迫は通用しないぞ、
私とお前はこれにて契約解除だ。」
マスタードラゴン「・・・頼む・・・。黄金の腕輪を取り返してくれ・・・。」
テリー「さらばだ、神に近し存在よ。私はこれから人間として生きていく、
真の[自由]というものを探しに・・・・・。」
146 :
新中:01/12/23 18:02 ID:???
ちょっと休憩
147 :
新中:01/12/23 18:06 ID:???
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
YABAIOMOSIREEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
149 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:01/12/24 16:23 ID:RythOOTk
age
150
151 :
K:01/12/25 10:32 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE33
*「来たか・・・・。よう、待っていたぜ。神のフリしたこの小悪魔が・・。」
マスタードラゴン「このわたしから逃げ切れないと判断したようだな・・・。
さあ、おとなしく黄金の腕輪を返してもらおうか。」
*「まさかお前が黒幕だったとはな、オレがこんな姿になったのも全てお前と
魔神ダークドレアムが結託した計画だったんだろ?
オレが殺したあの[化け物]の正体は何だ?進化の秘法とは何のことだ?
それを使ってお前は何をしようとしてた?」
マスタードラゴン「お前などに話す必要はない、どの道お前は生かしてはおけぬ。」
*「話す気はないか・・・。だが一つ分かったことがある。お前はもともと
魔神ダークドレアムを倒したかった、だがいくらお前でも闘ったところで
勝ち目はない。そこでお前は別な手を考えた。どうやら[悪魔]は[人間]に
なりたがっている。お前は魔神と人間が入れ替われば勝ち目があると判断
した・・・。そうだろ?」
マスタードラゴン「もう一度言う・・・、黄金の腕輪を出すのだ・・・・。
さすれば楽に殺してやる。」
*「フン・・・、神に近し存在が聞いてあきれるぜ・・・。欲しけりゃオレを
殺して奪うことだな。」
152 :
K:01/12/25 10:33 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE34
*「う、うぉぉぉおおお・・・・ガハッ!・・・ゲホッ・・・!!」
マスタードラゴン「これまでだな、ひ弱な悪魔よ。これで神と悪魔の長き戦いも
終結する・・・。お前は色々と知りすぎてしまった、この世には知っては
ならぬことが存在するのだ。さあ黄金の腕輪はどこにある?」
*「ゴホッガハッ・・・!!ざ、残念だったな・・・黄金の腕輪はここには
ない・・・。姉さんが・・・オレの息子とともに・・・・」
マスタードラゴン「なんだと・・・・?」
*「フフフ・・・地獄へ堕ちろ・・・・竜のガキめ!!!」
マスタードラゴン「お前がな。」
シュヴァァァアアアアーーーーーー!!!!
*「うああああああああーーーーーー!!!」
マスタードラゴン「必ず見つけだす・・・、進化の秘法はのちの世に伝えては
ならぬ・・・・・。」
153 :
K:01/12/25 10:35 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE35
シスター「神父様・・・、夕べからずっと起きていらしたのですか?」
神父「おはよう、シスター。いやなに・・・ちょっと友人にこの本の翻訳を
頼まれたのでな。それにしてもこの本は非常に興味深い・・・。」
シスター「あまりご無理をなさらないでください。」
神父「あ、シスター。ちょっといいかね、ここを見てほしいのだが・・・。」
シスター「もう神父様ったら・・・、私が見ても分かるわけないですよ・・・。」
神父「いいかね、ここの古代文字はこう記されている。
神に近し存在は光の宝玉を抱え
闇に属する悪魔は闇の宝玉を放つ
やがてそれが一つとなるとき、生命の進化を促進させる禁断の
呪文が復活する。黄金の腕輪はその進化を促進させるための
重要な役割を持つ神の道具なり。」
シスター「はいはい、私にはさっぱりわかりませんわ。」
神父「ふーむ、宝玉とはいったい・・・・む?これは・・・」
シスター「神父様、私は教会のお掃除をしてまいりますよ。」
神父「なになに・・・光の宝玉は二つのオーブを意味する。神に近し存在の居る
天空の城を浮遊させる光のチカラを持つ物なり。・・・それは天空界では
ゴールドオーブとシルバーオーブと呼ばれる宝玉のことを指す・・・。」
シスター「ふぅ・・・、相変わらず神父様は古代文書には目がないんだから・・。」
神父「・・・そして闇の宝玉はダークオーブと呼ばれ、その闇のチカラゆえに
伝説の悪魔と呼ばれる魔神が所有するものなり・・・ぶつぶつ・・・・」
順調にきてるけど誤字脱字が木になる。
照りー頃しちゃった。。。
156 :
K:01/12/25 11:58 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE36
その不思議な魅力を持つ旅人は男のようでもあるし、女のようでもあった。
名前をアダムという。
彼(彼女)の年齢、出身、性別等、詳しい詳細はほとんどが不明である。
長い髪にするどく尖った耳、瞳の色は右がダークグレー、左はエメラルドグリーン。
そして左腕に黄金で形成された美しい腕輪を装備した世界各地を放浪
している謎の旅人である。
彼(彼女)の旅には「大事な目的」があった。
それは生き別れになった自分の実の母親を捜すこと。
過去にどういういきさつがあったかは不明だが、どうやら彼(彼女)には
追っ手がいる。何者かに追われている身らしい。
だが性格は非常に極端であり、凶暴な人格と穏和な人格を併せ持つ
俗に言う二重人格障害である。
つまり外見においても中身においても、二つの正反対な顔を持つ
[人間?] である。
157 :
K:01/12/25 12:00 ID:???
ドラゴンクエスト外伝 PAGE37
宿屋主人「おはようございます、旅の人。もう出発されるのですか?」
アダム「ええ、ぼちぼち。・・・それにしても今日はいい天気ですね・・・。」
宿屋主人「そうですな・・・、今度はどこへ旅をなさるのですか?」
アダム「西のほうへ行こうかと思ってます。」
宿屋主人「そうですか、・・・お母さん、見つかるといいですね・・・・
お気を付けて、旅の人。」
アダム「ありがとう。・・・さようなら、ご主人。」
〜とある西の荒くれ者の町にて・・・・〜
荒くれ者A「オイちょっと待てや兄ちゃん、死にたくなければ有り金出せや。」
アダム「・・・・・・・・」
荒くれ者B「アニキー!こいつ金の腕輪なんかしてますぜー!」
荒くれ者A「ホゥ・・・、こりゃあどこぞの金持ち坊ちゃんかな?へへ・・・。」
荒くれ者B「アニキー!こいつ男じゃなくて女でっせ!アヒャヒャヒャ・・・。」
荒くれ者A「バカヤロウ!どう見ても男だろうが!」
荒くれ者B「えぇ?女じゃないのォ?変だなあ・・・」
アダム「お前たち、一つ聞くがこの町に占い師はいるか?」
荒くれ者A「占い師だあ?こんな無法の町にそんなヤツはいねえよ。んなことより
有り金出せっつってんだろうが!死にてえのかテメエ!」
荒くれ者B「アニキー!身ぐるみ剥いだらその後は?アヒャヒャヒャヒャ・・・・」
アダム「そうか、ならばお前たちに用はない。消えろ。(キィィィン・・・)」
荒くれ者AB「え・・・・・?」
・・・ズグァァァンンンンッッ!!!!!
tadaima
誰もいないのか
160 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:01/12/25 18:28 ID:57W8IG/z
age
hoge
b( `ー゚)
おお らごん
前に言ってた、俺のやつはやめにするよ。
だって、この先の展開、たぶん俺のと同じだもん……
(俺のはWとXの間だけど)
naniou!
>159
okaeri.
yondeta.
テスト
>>164 aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
>>170 ちょっと考えさして。書いたオレもアタマ混乱してるから
>>172 ういっス
indexの更新は暫くしてからにします。
174 :
:01/12/26 21:38 ID:???
保全sage
結構下がったねぇ
176 :
名前が無い@ただの名無しのようだ:01/12/27 06:43 ID:x2O4JvxL
ageるか。
引き続き頑張ってくれい。
おもしろいね、コレ。マジで続きが気になる。
K氏、続きもガムバッテくだされ。
ganbare sage