サクラ大戦3のグリシーヌを監禁陵辱

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1名無しさん@ピンキー
生意気な小娘め。たっぷり可愛がってやる。
2名無しさん@ピンキー:2001/07/27(金) 01:04 ID:.YRvGu8I
よかったでちゅね
3名無しさん@ピンキー:2001/07/27(金) 02:46 ID:IzEy8Xy2
花火はあっまてないか?
グリシーヌを使って花火を罠に陥れないか?
4名無しさん@ピンキー:2001/07/27(金) 06:09 ID:AGnODi7c
>>1
ギャルゲ板の100gスレに逝けば?
グリシーヌが拷問されるSSあるぞ。
5名無しさん@ピンキー:2001/07/27(金) 07:33 ID:YFZ5tCRA
拷問どころか猟奇殺人の対象になっちゃってるよハァハァ(;´Д`)
全裸に剥かれて阿片呑まされて脳に○○○突き立てられて…。
そのうえ脳味噌と眼球を食されるんだぜ。
6名無し淫獣:2001/07/27(金) 08:28 ID:h3aF1XTE
つーか単独キャラでスレ立てるの・・・?、俺は花火とかエリカとかなんだが・・・。
7名無しさん@ピンキー:2001/07/27(金) 18:57 ID:DRbkpRlY
>>6
巴里組総合陵辱・拷問・殺害スレということでいきましょう

ああ…ここなら大っぴらに花火殺せる…ハァハァ(;´Д`)
8ローカルルール:2001/07/27(金) 20:12 ID:6CnmSbHM
4.『キャラ』『カップリング』単独でのスレ立ては禁止
9名無しさん@ピンキー:2001/07/27(金) 20:49 ID:OlbQnGrI
陵辱と拷問・殺害の線引きが難しいかも。
殺人系ではないエロい陵辱求めている人もいそうだし。
10名無しさん@ピンキー:2001/07/27(金) 22:02 ID:IzEy8Xy2
>>4>>6
ここって、あっちのギャルゲ板を追い出されたから出来たスレじゃないの?
続きをやってくれるのかしら?
D.Cと暇人はこっちで書いてくれるのかしら?
花火のポコチンをいたぶってくれ。

エリカ、100g100えんじゃないです!
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=991749181
11名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 02:17 ID:ga8B3FVI
グリたんを拷問するSS、誰か書いて。
12名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 05:54 ID:rsLATvVw
13名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 07:22 ID:rsLATvVw
14名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 07:29 ID:jgW6.vAc
15名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 19:47 ID:FRUpA5dc
16名無しさん@ピンキー:2001/07/29(日) 10:21 ID:jUBgu6DQ
やはり、100円スレのようにはもりあがらないか。
17某内務次官:2001/07/29(日) 12:26 ID:Sf2fIEgg
ほう…このようなスレができたのか、
こちらで美しき巴里華撃団の受難劇を続けるのも一興かもしれませんね。
18名無しさん@ピンキー:2001/07/29(日) 12:36 ID:rqG2D.3s
グ、グラン・マ……グラン・マぁ……。
19名無しさん@ピンキー:2001/07/29(日) 15:43 ID:pQnZ7fCY
いいねぇ…
だがPC版サクラ3出るまで、俺にゃどうしようもない…
20名無しさん@ピンキー :2001/07/29(日) 19:59 ID:NJUk30l6
こちらには高尚な趣味を持つ方はいないのかね・・
寂しいものだ…
21名無しさん@ピンキー:2001/07/29(日) 20:31 ID:uoNK2WKw
鬼畜系希望
22名無しさん@ピンキー:2001/07/29(日) 20:43 ID:6DNANNBk
こちらの方々は、5人の中ではどれがお好みでしょうか?
リクエストに応じてSS職人に依頼する事にしましょう。
23名無しさん@ピンキー:2001/07/29(日) 20:44 ID:twxz/U5Y
24名無しさん@ピンキー:2001/07/29(日) 21:23 ID:jUBgu6DQ
>>22
もちろん、グリたんです。
25名無しさん@ピンキー:2001/07/30(月) 17:46 ID:SVMZ9Xps
ふたなり花火
26名無しさん@ピンキー:2001/07/30(月) 20:27 ID:lt3gir0g
>>25
花火たんはふたなりなどではありません。
2725:2001/07/30(月) 22:48 ID:SVMZ9Xps
>>26
だったら、必要ありません。価値もありません。
でも、喪服キャラは新しいね。年中喪服。シスターよりシスターらしい格好してる。
28名無しさん@ピンキー:2001/07/31(火) 00:00 ID:Ltc3sckA
グリシーヌ!うんこしてるとこ見せてくれぇ。
29名無しさん@ピンキー:2001/07/31(火) 00:26 ID:pntzjd4U
このスレ何なの?削除依頼は?
 ┌─────────┐
 │ .              │
 │ キチガイがいます  │
 │ .              │
 └―――──――――┘
      ヽ(´ー`)ノ
         (  へ)
          く
30名無しさん@ピンキー:2001/07/31(火) 09:37 ID:dnlCtm9Y
>>26
あの・・・ 花火たんは、ふたなりじゃなくて、女装した男の子なんですけど・・・
31名無しさん@ピンキー:2001/07/31(火) 11:12 ID:B6q.6pBo
32名無しさん@ピンキー:2001/07/31(火) 13:16 ID:ceyff0Yw
>>30
サクラ3やった事ないけど。(1,2はやったけど。)そんなキャラがいるんだ。知らなかったぁ。
あのオカッパ頭の子って男なの?でも結婚する直前に、フィアンセが殺されたとかじゃなかったけ?
男同士の結婚だったのかぁ。
サクラ3もやってみるかぁ。
33名無しさん@ピンキー:2001/07/31(火) 20:46 ID:kOP2evpk
>>31
ガイシュツだヴォケ
34基地外:2001/08/02(木) 02:14 ID:76iY8DwA
アデルゼ!
35名無しさん@ピンキー:2001/08/02(木) 23:56 ID:76iY8DwA
グリシーヌに浣腸したい。
36十八@>>23使用五日目:2001/08/03(金) 00:41 ID:g1tnagDs
あぁ……グラン・マぁ……よかった……けどぉ……もっと欲しいぃ……。
できればぁ……ほかの絵でぇ……グラン・マのぉ……欲しいよぉ……。
あぁグラン・マぁ……見たいよぉ……グラン・マのぉ……。
37海帰り:2001/08/03(金) 02:17 ID:weP2zNeg
>>35
ラジャー!
www.h3.dion.ne.jp/~deadend/CG8.htm
38名無しさん@ピンキー:2001/08/03(金) 13:07 ID:Jl9Hs3hc
39名無しさん@ピンキー:2001/08/03(金) 20:51 ID:ye.Wxf1E
100gスレ滅ぼされたようだな、合掌
40名無しさん@ピンキー:2001/08/03(金) 22:28 ID:gRvJ0c4M
まだだ!まだ終わらんよ!
41名無しさん@ピンキー:2001/08/03(金) 22:34 ID:Og5gc5sY
チェインジ!スイッチ、オン!
ワン、ツー、スリー!!
42名無しさん@ピンキー:2001/08/04(土) 05:44 ID:wP0k.EfU
>>39
ギャルゲー板、アニメ板はそう言うのがあるから嫌いなんだよなぁ。
だから、殆ど書き込んだ事無い。ピンクchは、別の意味で大人だ。荒しは絶対無視される。
素直にここでやった方がイイと思うけどなぁ。
43名無しさん@ピンキー:2001/08/05(日) 00:54 ID:NHDpALww
D・CさんのSSの続きをここで書いて欲しいな。
44名無しさん@ピンキー:2001/08/05(日) 01:23 ID:ypnqw2gY
気の強い女の子っていいよなぁ。
45名無しさん@ピンキー:2001/08/05(日) 09:30 ID:ypnqw2gY
age
46名無しさん@ピンキー:2001/08/05(日) 09:53 ID:3/DsAPdc
例のスレから追放された者です。
こちらへの亡命を希望したいのですが、よろしいですか?
47aa:2001/08/05(日) 09:57 ID:NnJi79/o
48名無しさん@ピンキー :2001/08/05(日) 12:59 ID:do7xAdw2
>>46
とりあえず、いいんじゃないですか? これまでの展開から見て、待望論はそこそこありそうだし。
49名無しさん@ピンキー:2001/08/07(火) 00:24 ID:hzJd0zYQ
AGE
50名無しさん@ピンキー:2001/08/08(水) 00:41 ID:NlWwFb5k
早くグリ公を食べようよ。
51(;´Д`) ハァハァハァ:2001/08/08(水) 03:03 ID:y1QsNGtA
グリちゃん100g100円なの?
52名無しさん@ピンキー :2001/08/08(水) 18:49 ID:IZWYfqus
>>46
お願いします、すぐにでもッ! もう待ち切れませんモジャ
5318才の芸能人:2001/08/08(水) 19:13 ID:boS9avE.
▲女優,アイドル、脱がしました▲

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ujdf bn
54ふんどしサブやん:2001/08/08(水) 20:43 ID:S0JcMphc
誰か「金髪白人女と日本男児」でスレッドたててくだされ。そういう漫画(ファンタジー系以外で)読みたいけどスレ立てられねえの。
55名無しさん@ピンキー:2001/08/08(水) 21:00 ID:PHz7erbI
>>54
了解しました。
56ふんどしサブやん:2001/08/08(水) 22:17 ID:S0JcMphc
>55さん、ありがとう!
57名無しさん@ピンキー:2001/08/08(水) 22:29 ID:PHz7erbI
どういたしまして

ところで誰か花火の拷問か陵辱画像持ってる人いませんか?
58名無しさん@ピンキー:2001/08/09(木) 01:05 ID:w/2fnnoQ
グリシーヌのホルモンが食べたいよー。
59名無しキラー:2001/08/09(木) 01:08 ID:PsGy0KZU
テメー!!!
一人二役やってんじゃねえ!!
どうせ同じやつが書き込み巻くってんだろう!!
・・・・・・・・・キラーすんぞ!!
60名無しさん@ピンキー:2001/08/09(木) 21:56 ID:O3EBaC12
皆の者!まもなくこのスレに神が降臨されるので
くれぐれも粗相の無いように!
61名無しさん@ピンキー:2001/08/09(木) 23:28 ID:w/2fnnoQ
うんこちんちん
62名無しさん@ピンキー:2001/08/10(金) 13:19 ID:8mKVwVKc
すいませーん。
ここで、花火のポコチンを虐める小説をやってもいいですか?
ギャルゲー板を荒されて追い出されたので…
ここを追い出された。
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=991868845&ls=100
63名無しさん@ピンキー :2001/08/10(金) 17:13 ID:3dP82HuY
>>62
何でもいいからどんどんやっちゃって下さいよ!
て言うか今まで誰もこのスレ上で「監禁」も「陵辱」もしてねぇじゃんかよ!
妄想でパンパンになっちゃった***をどうにかしてくれぇッ!
64名無しさん@ピンキー:2001/08/10(金) 19:40 ID:sqFJvwG2
100gスレからも避難して来て良いですか?
監禁陵辱じゃなくて、人肉食と拷問なんで
すが?
結構面白いですよ。
65名無しさん@ピンキー:2001/08/10(金) 20:25 ID:kgjOoAzI
>>64
おお!朋友よ!
661:2001/08/11(土) 03:54 ID:kTQJ97c.
サクラ大戦関連なら、なんでも歓迎ですよ。
67名無しさん@ピンキー:2001/08/11(土) 04:23 ID:MQvvEfbs
68名無しさん@ピンキー:2001/08/11(土) 09:52 ID:YY3t02.Y
サクラ大戦3〜IF〜
この物語は第八話でエリカが覚醒せずシャノワールが
破壊されたという仮定です。
あなたは悪人・怪人(オリジナル可)となり、選択されたキャラを
SS中で拉致監禁出来ます。

拉致監禁可能なキャラリスト
エリカ・フォンティーヌ
グリシーヌ・ブルーメール
コクリコ
ロベリア・カルリーニ
北大路花火
メル・レゾン
シー・カプリス
グラン・マ
大神一郎
ジャン

尚、御1人につき1キャラと限定させていただきます。
監禁後の扱いについては、和姦・強姦・調教・拷問・切断・処刑など
一切構いません。
何卒、ご参加の程宜しくお願い致します。
69名無しさん@ピンキー:2001/08/11(土) 13:48 ID:G/4RLPec
タレブー
70名無しさん@ピンキー:2001/08/11(土) 17:20 ID:SzysGvMg
>>69
責任もってSS書くように
71暇人:2001/08/12(日) 01:01 ID:sfBlJlbU
>>68さんの設定とこの板の趣旨に合うようSSを書いて見ました。
この分野だけでは無くSS書くのが100gからなので、あまりこな
れていないかもしれません。
率直な感想をよければよろしくお願い致します。
72暇人:2001/08/12(日) 01:07 ID:N639LcqU
戦いは終った…。巴里華劇団の敗北という形で…。
これはシャノワールが灰燼に帰し、カルマール公による巴里壊滅の宴が
始まる直前の寸劇である。
 華劇団の責任者ライラック伯爵ことグラン・マ及び主用スタッフはシ
ャノワールと、その運命を共にした…。
 しかし希望は完全には失われていなかった。巴里華劇団のメンバーは
グリシーヌ・ブリューメールが自らおとりとなることにより、辛くも逃
避に成功し巴里の各地に潜伏し再起を図っていたその夜…。

 ノートルダム・ド・パリ「ノートルダム寺院」の地下深く。ここはカ
ルマール公を始めとした、怪人達の本拠地であり囚われのグリシーヌの
所在地でもあった。
 そして黴臭く汚水が小さな流れを作る地下牢にて…。黒衣の仮面の怪
人と戦闘服のままに硬い木の椅子に縛り付けられたグリシーヌが対峙し
ていた。
 「嗚呼、悲しきかな青の貴族よ。貴方の御仲間はいまだ姿を現さず!
我の黒衣の花嫁もまた然り!哀れなるは我か貴方か?」
 詠嘆調の芝居掛かった台詞動作で黒衣の怪人はグリシーヌを嘲弄して
いた。グリシーヌにはわかっていた。この下司な怪人の目的は自分では
無く、彼女の親友である事を。それ故にどんな事があろうとも口を割る
つもりは無く、それがかなわざらば自裁すら覚悟していた。
 「人の心や誇りを持たぬ貴様らに何がわかろう! 必ずエリカや隊長
そして私の仲間達は立ち直り、貴様らの野望を阻止する! 私が死のう
とも巴里を必ずや守って見せるっ!」
 青の貴族、名門の中の名門ブリューメール家、なにより自身と仲間の
名においてグリシーヌは最後まで誇りを持ったまま終ろうとしていた。
 「黒衣のマドモァゼルの儚い美しさ、そして炎のように燃え上がる貴
方の強さ。いずれも素晴らしい! 素晴らしき哉巴里華劇団! それを
も超える我の花嫁への愛の深さ! いずれも良し哉。我は待てない。
我の花嫁を!例え刹那の時さえも! 貴方の気高い強さは我と我の花嫁
のための供物になって貰おう。」
73暇人:2001/08/12(日) 01:07 ID:N639LcqU
黒衣の怪人コルボーは装飾の多い硝子のように輝く短剣を懐から取り
だし皮膜を裂くかの如く、グリシーヌの服を襟から下へとすぅーっと切
り裂いて行った。
そしてクローゼットを開くが如く一気に服をむしり取ると、薄暗い松明
の灯りに照らされまるで黄金色に照りかえる純白の肌が露わとなった。
 グリシーヌは始めは体をよじり抵抗を示していたが、服が全て剥ぎ取
られると逆にごう然としていた。
まるで美しい自らを誇示するが如く…。
 「くっ! やはり下司は下司か…っ! 私は決して恥じないっ! こ
の身がいくら汚れ様とも、貴様らには私の心は決して汚せない…!」
 コルボーは悠然と短剣を白い肌に滑らせながら、グリシーヌの体のライン
を確認し、炎に映える白い乳房や臀部、更に足の付け根の黄金の茨を鑑
賞していた。
まるで古代の彫像を鑑定する芸術家のように。
 「さすがは我が花嫁が見こんだ方。炎のようなその気性。そして神が
与えしこの美しさ。天よ御照覧あれ! あなたが作りしこの芸術を!我は知った!
美の神ヴィーナスの寵愛せし者を!」
 「戯言はそれで終りか? さあ殺すならば早く殺すがいい!
…隊長、花火すまん…。」
 「貴方を殺す?ご冗談を? 貴方を損ねてしまったら我はミューズに
より罰を受ける事と相成りましょうぞ。
我は貴方の望みを適える神聖な義務を神より授かった!嗚呼、神よあなたは残酷だ…。
我に黒衣のマドモァゼルを与えながら更に!」
 「なんだと?貴様気でも違ったか?私の望み、それは貴様らを滅し巴里
を守る事!貴様は自害でもするつもりか?」
 「天は二物を与えず…。貴方の願い。それはブリューメール家の存続。
すなわち血統を絶やさぬための花婿也! 我は神に与えられし使命を姦淫の罪を
黒衣のマドモァゼルに犯そうとも果たさねばならぬ!」
 コルボーはグリシーヌの白き裸身を優しく撫で始めた。まるで最愛の
恋人に接するが如くに。
 「や、辞めろ! こ、この下司がっ…! お前なぞ私の花婿として…。」
 その言葉を継ぐようにコルボーはグリシーヌの乳房を揉みしだきながら
耳元で囁いた。
74暇人:2001/08/12(日) 01:10 ID:N639LcqU
「不適格、または役不足ですかな? それとも私が人でないとでも…。」
 「あ、当たり前だ! 貴様は人外の怪人っ! それに誰がお前なぞ…っ!」
 耳元で囁きつつコルボーはグリシーヌへの愛撫の手を休まず、少しづつ
黄金に輝くグリシーヌの秘所へと手を近づいていった。
 「貴方はオペラ座の怪人と言う劇を御覧になりましたか?あれは正に我を表現している劇!
この劇全ての上演は全て我に捧げられているのです! 見よっ!」
 コルボーはそう叫ぶと自ら仮面を剥がした。そこにはかっては美しかった
であろう男の顔が現れた。
顔の半分が火傷により焼け爛れはいるが、もう半分はまったく損傷が無く
典型的な中年の貴族然とした美顔を誇っていた。
 グリシーヌはなおも止まらない愛撫への体の反応と共に、その以外な素顔への
驚愕も隠せなかった。
 「き、貴様は…。もしや…。」
 「語るも涙聞くも涙の三文劇。我の先祖はそう醜き人間であった。
あの壮大な仏蘭西革命により首を民衆に晒した王の子孫。
それが我也!だが我は人の人生という喜劇を演ずる事なく、優しい闇に
この身を捧げ今この栄光をこの掌中にしている。」
 グリシーヌの体は尚も彼女の意思とは正反対の反応を示していた。白い
肌が少しづつ火照り赤みを帯びて行く…。
75暇人:2001/08/12(日) 01:11 ID:N639LcqU
「…だからこの巴里を壊滅すると…? 貴様はそれでも王族の裔か!
民衆を慈しみ保護する事が我らの義務であろうっ! ぅ…はぁはぁ。」
 「我の先祖の首が地に転がった時、全ての義務は塵芥となりし。それよ
りもどうしたのです? 美の彫像が赤みを帯びて来たようですが。
炎の照り返しだけではこのような、生命の赤みは帯びないはず!」
 そしてコルボーの手は黄金の秘所に到達し、柔らかく慈しむように撫で
真珠のような陰核に刺激を与えた。
 「はぁはぁはぁ…。っ、ぅぅ…。ぁあ…。はぁーっ! あぁ! く、
や、辞めろ…。早く殺せっ! これ以上の恥辱にはっ! う、はぁ…。」
 コルボーは何も言わず急に手を陰核と乳房より放し、どこからともなく
猿轡を取りだしグリシーヌにはめた。
 そしてグリシーヌの体への刺激を再開した。
 「うっ! く! はぁ…あぁぁ…。ぐっ! ううっ…っ!」
 「あなたはシェースピア劇の如く舌を噛み切られる。
故に我はこのような暴挙に! これも美の女神より我に与えられし義務は果たさんが也。
我の種を貴方にとのヴィーナスの命は絶対! しばしのご猶予を…。」
 乳房と乳首そして黄金の茨に覆われた陰部と陰核に対する、コルボーの
手の刺激に彼の口舌も加わり、グリシーヌの心と体の乖離は烈しさをま
すばかりであった。
 「っ…ぁ、あーぁぁ…。はぁはぁ、はぁぁ! ぁ、ぁ、あぁぁ!」
 「その貴方の口に嵌りし物は魔道の物。故に舌をおさえども、
麗しいのアルトを響かせ、楽曲をつぐむ事も出来ます! さあ、さえずりなさい。」
 コルボーはグリシーヌの体を舐め廻し、臀部の体へと通じる穴や陰部
を特に舐めまわした。
 グリシーヌの心と体は完全に乖離していた…。
 「あ、あ、あ、いいぃ! ぁ、くっ…! や、止めてくれ…。わ、私
が汚される……っ! せめて心だけは…。あ、嫌ぁっ…。あ、はぁあ。」
 「安心めされい。我はこの仏蘭西でカルマール公に次ぐ高貴な身分。
我の種を宿すは貴方の願いとヴィーナスの使命の成就なり!」
76暇人:2001/08/12(日) 01:11 ID:N639LcqU
グリシーヌの抵抗の言葉も少なくなり体の反応、アルトの楽曲が奏でられ始めた。
 「あ、はぁぁ、…も…だめ…っ! ぁぁあっ! 私の心が…っ!
ぁ…ほ、ほこ…り…がっっ!! あはぁぁ、うっ、はぁぁぁはぁ。」
グリシーヌの秘所からは蜜が流れ、口からはよだれ、目には涙を浮かべ
ていた。
 「では。いざ我行かん! 生命の泉へ! 我の高貴なる種をしかと
拝受せよ!」
 蜜が溢れる秘所へとコルボーは自らの肉体の一部を挿入した。
 「ぐうぁは!? っ…い…たぃ…。あがぁ…っ! あ、あはぁ…っ!
や…やめっ! も、もう…い、いれないで…く…れぇえ!」
 「命へと至る道は遠く険しい。破瓜の痛みは生命の痛み。滴る赤き
血潮は命の色也!」
 グリシーヌの叫びと喘ぎが響く中、コルボーは更に自らの分身を挿し
いれた。
 「ぐっうぅ…っ! あ…あがぁ! あ、い…イタ…ぃ…?! あはぁ…はぁあぁ!
あぁぁ…っ! いぃ、いい…っ! ぁ…もっと……。はぁはぁ…ああ!
いい! あはぁ、き…気持ち良いっ! だ…だぁめ…っ! いい! ううああぁ!」
アルトの旋律と同調しコルボーの腰の動きも速くなっていった。
 「さあ! いざ我とゆきましようぞ! 至福の天上へと……!」
 グリシーヌの体は海老のように仰け反り、足をつつぱった形で下半身が
細かく痙攣し始めた。
 「あぁーっ! あはぁ…っ! いいん…いいっ! も、もっとっ!
はぁん…んんっ! いいっ! はぁん…ん…。 んん! あ、あぁ、
あん…んんっ! あぁ! んっ! く…来るっっ! はぁぁあんっ! 隊長っ!
ぁ…ぁ…ぁ……っ。」
 グリシーヌが至福に至った時とコルボーの種が、グリシーヌの
命の泉に叩きつけるように放出されたのは同時であった…。

  …その夜の巴里は深く闇に沈み、光はようとして見出せなかった…。
77名無しさん@ピンキー :2001/08/12(日) 02:42 ID:Oc8r2pgY
自慰SS発見
78名無しさん@ピンキー:2001/08/12(日) 07:30 ID:tceTXfF.
ムチャハードな拷問SS読みたい!!!!
79名無しさん@ピンキー:2001/08/12(日) 12:43 ID:.Rsi9.W6
>>76
暇人氏のSS読みました。
面白いけど、この板では和姦・強姦SSは日常茶飯事なので
さすが100g帰り!と言わしめるほどの猟奇・拷問SSを期待しています。
相手(エリカたち)に一片の快感を与えず、ただ屈辱、苦痛、絶望を与え続け
それでも必死に抵抗を続ける犠牲者の肉体・心理的描写を中心に書いて下さると
我々読み手としても幸いです。
また歴史上実際に行われた拷問を主題に書いていただければ>>77のような指摘も
受けないと思いますよ。
(例、スペインブーツ・石抱き責め等)

色々注文をつけた形になりましたが、気を悪くなさらないで下さい。
貴方を応援していきたい気持ちに変わりは無いので。
後、志願者が少なければ貴方が他のキャラのSSを書いても差支えないと
私は考えます。

……ただジャンとタレブーはちょっと(藁
80名無しさん@ピンキー :2001/08/12(日) 14:40 ID:VXbh1Zns
板違いでしょう。
ギャルゲー板か、アニメ板が妥当かと・・・・。
81D・C:2001/08/12(日) 23:02 ID:/Pookwdo
暇人さんによろしく
82名無しさん@ピンキー:2001/08/12(日) 23:08 ID:ZfKGTDeA
暇人さん、待ってましたよ。
以前と違い、改行もうまく出来ていてすばらしいです。
次はもっと過激なのをお願いします。
83名無しさん@ピンキー:2001/08/12(日) 23:10 ID:ZfKGTDeA
D・Cさんも書いて
84チュー:2001/08/12(日) 23:23 ID:y3dJZLcQ
◆アイドル画像秘宝館◆
http://www.futomomo.com/netidol/idolhappy/maki/
◆綺麗なおねぇさんは好きですか?◆
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◆セーラー服◆
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◆モーニング娘 ◆
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fvdsfgersgw
85暇人:2001/08/12(日) 23:32 ID:oMgEVTv6
>>79 感想と御助言ありがとうございます。やはり私も拷問系の方が自身
書きやすいという感が致しました。
私は拷問やその器具等に関しては齧った程度の乏しい知識しか、もちあわ
せておりません。
余裕ができましたら、もう少し本などを読みたいのですが…。
出来るだけ皆さんに楽しんで戴けるよう精進したいと、考えているのです
がなかなか。(藁
100gの方で色々なレスを読んで来ましたので、79さんのように建設的に意
見を述べて下さる方は大変ありがたいです。
出来ればこれからも率直なご意見御願い致します。
グリの方で出来るだけご意見を生かすつもりで、拷問SSを書いてみました。
この後にアプしますが、出来れば違うキャラも用いたいと思うのですが良
いのでしょうか?
>>D・Cさん 御久しぶりです!あちらの方は大変な事になってしまって…。
こちらのスレかギャルゲの方のスレで、SSの続きは如何でしょうか?
さしでがましく申し訳ありません。
ただD・CさんのSSを私自身続きを読みたいのと、やはりこちらの系統はD・C
さんがいないと寂しくて。(藁
後、ご存知かもしれませんがギャルゲ板のギャルゲ板の住人のプロフィール教えて
下さいでD・Cさんのリクエストが出ていました。
D・Cさんの偽者まで出る始末でしたよ。
86暇人:2001/08/12(日) 23:40 ID:xAFq6vbc
巴里華劇団が敗北したその日…巴里は死んだ。
 仏蘭西政府は壊滅し瓦礫と化した巴里の放棄を決定、ロンドンに亡命政権を樹立。
 仏蘭西は怪人・妖魔の跳梁する地となり、欧州のみならず亜細亜やアフリカから
罪を犯した者やまたは悪徳に引かれる者達が集まりだした。
 仏蘭西を支配するカルマール大公はこれを是認し、怪人や妖魔のみならず悪魔に魂を
惹かれた人間達が跳梁するこの世のパンデモニウムを築いた。
それが新しい巴里の名となった。
 闇はあまりに深く濃い。希望は儚い夢となったその地でなおも闇と戦う者達が居た。
 旧巴里華劇団の乙女達である……。

 旧巴里大統領府広場址にて…。
 「闇を胸に抱く我らが愛する臣民諸君! 今宵は喜ばれい! 敬愛すべきカルマ
ール大公に刃向かえし、逆賊の者一名が囚われし事を!
その逆賊の名はグリシーヌ・ブリューメール也…!」
 伯爵の爵位を持つ黒衣の仮面の怪人・コルボーは猛獣用の檻に囚われたグリシーヌを、
彼らの闇の臣民の眼前に晒し、講釈を垂れ流していた…。
 闇の臣民、その中でも「人間」が特に歓声を挙げ、口笛や卑猥な叫びが広場に木霊
し、その熱狂は渦を巻くが如く時の推移とともに烈しくまた熱狂の度合いを増していった。
 「嵐の前は凪るもの。諸君よ静まれいっ! この金髪の乙女は野蛮にして優雅、
炎であり水でもある。そして諸君らを搾取していた高貴な身分でもある!
故にカルマール大公は我に言われた。…臣民の意思どおりにしろと…。」
 広場は更に熱狂の度合いが増し、檻の中のグリシーヌに向い唾を吐く者、石を投げる
者或いは腐った残飯を投げ与える者など集団の熱狂は衰える事をしらなかった。
 グリシーヌは臆する事無く民衆に真っ直ぐ視線を向け睨みつけていた。
 「貴様らはそれでも人間と言えるのかっ! 怪人に屈し妖魔に屈しそして
私が囚われると歓声を挙げる…。貴様らは一体人間としての誇りはどうしたのだっ…!」
 思っても見なかった囚われ人の怒声に広場は一瞬氷付いた。しかしすぐにまた罵声
や嬌声が飛びかう…。
 「臣民諸君! 君達はどのような処置を望まれるか? 諸君らが許すと言うのであ
らば、寛大なるカルマール大公は彼女を許されるだろう…。」
87暇人:2001/08/12(日) 23:42 ID:xAFq6vbc
コルボーを始め怪人達は知っていた。民衆がこの美しき囚人をみすみす逃しはしな
い事を…。
 民衆の怒声は許す事への抗議であった。怒声は高まりそれは一つの言葉に収束して
いった。
 …殺せ! 殺せ! 殺せ! 殺せ! 殺せ!……。と。
 コルボーはマスクの中でほくそえんだ。全ては彼らが考えた通り。人間とはこのよ
うな物…。
 グリシーヌはどんな屈辱より、同じ人間に裏切られた事に打ちのめさていた…。
 その顔を蒼ざめ、美しいが故に命なき人形を連想させ、花の唇は微かに震えていた。
 今の彼女の願いは速やかな死…。そして希望は彼女の愛する大神そして仲間の無事
であった…。
 「了解した! 諸君! さすがは幾多の聖女達を灰と帰して来たこの仏蘭西の臣民!
彼の聖女ジャンヌ・ダルクの如き華麗なる死を与えようぞ!」
 「…やはり私はここで果てるのか……。」
 誰に言うでも無くグリシーヌは力無く呟いた。
 その呟きをかき消すが如く民衆は歓声の叫びを挙げた。美しい女の死。
それは性的興奮をも呼び起こし原初の本能を刺激するのであろう。
民衆の顔は興奮の故か、あるいは酒の故か一様に赤らんでいた。
 コルボーは自らグリシーヌを檻から出し、美しい金髪を鷲づかみにし民衆にその顔
を向けさせ、宣言した。
 「今この時を持って逆賊グリシーヌ・ブリューメールの処刑を行う! 我は誓おう!
この顔を必ずや苦悶と恥辱によって彩らん事をっ!」
 そういうな否や鷲づかみにしていた髪を、驚くべき怪力で引き千切りグリシーヌの
体は固い大理石で出来た処刑台の上に落ちた。
 その体の上にコルボーは毟った髪をぱらぱらと落す。まるで舞台のカーテンコール
の紙吹雪のように…。
 グリシーヌは痛みと恥辱の中で、何故か心の中で大神の顔を思い浮かべていた。
次々に思い出す…。初めてこの巴里で大神と会った時を。
仲間達との語らい。そして怪人どもとの戦闘…。
何故か今の自分の境遇は夢で、目を覚ましたらメイドが
コーヒーを運び…。それからシャノワールへ……。
88暇人:2001/08/12(日) 23:42 ID:xAFq6vbc
甘い幻想は鋭い痛みにより霧消した。コルボーが自らの足で彼女の腹といわず胸と
いわず烈しく蹴りつけて来た。
 グリシーヌの視界は白くぼやけ、うめきが叫びに変わった時胃の内容物が逆流した。
 烈しい嘔吐感と腹を中心とした激しい痛み。
彼女は血の混じった胃液を吐いた。
 「ぐっ! が…っ! ぐがっ! ぐ、うぅ…ごぼぉ…! ぅ…がはぁつ! げばぉっ!」
 それでもコルボーは球技の玉を蹴るが如く執拗にグリシーヌの腹を蹴り続けた。
 グリシーヌの視界が白から黒に暗転しかけた時、ようやく執拗な蹴りは止まった。
 「臣民諸君! このような野蛮な方法は詩的では無い。故に我は考えた。考える
故に我あり。正に然り!」
 コルボーは黒い皮袋のような物を取り出した。中には鉄粉と粒子が細かい砂が詰ま
っており、中世の昔に血を流す事なく被害者を殺害できる拷問具として名を馳せたブラ
ックジャックであった。
 グリシーヌはそれを見上げ来るべき苦痛を予感し、唇は震え歯のがたつきを押さえ
る事が出来なかった。
 「…ごほっ、貴様にも情けがあるならばひとおもいに殺せ…! このような醜態を
これ以上さらさねばならぬのならっ!」
 「自ら死を選ぶ…ですかな? 甘い! あなたの苦しみそして悲嘆を彼らは切望し
ている! あなたの御仲間が皆無事に逃がれられたお思いか?
あなたの味わう苦しみをこの巴里で、あなたの御仲間も同時に味わう也!」
 グリシーヌの最後の希望は打ち砕かれた。しかし、希望の残さを集めるが如く大神
そして仲間の状況を聞かずにはいられなかった。
 「馬鹿な…! あの者達が全員捕まったなど! 貴様の戯言は信じぬ…っ!」
 「パンドラの箱には希望だけが残った。然り。全員を捕獲はあたわず。
神は残酷な方。我を一度は殺したあの男と…。
嗚呼、我のマドモァゼルは我の手に有らず…!」
 「そうか…。隊長と花火は無事か…。」
 「否! 我が復讐者となる日も黒衣の花嫁を手にする日も近し!」
 その時ぱぁん…ぱあんと大砲の空撃ちの音が広場に響き渡った。
 「ほぅ。ナーデル…あの女。もはや冥府へと一人いざなったか…。愚かなる者、
彼の名は女也!」
89暇人:2001/08/12(日) 23:43 ID:xAFq6vbc
それを聞いた瞬間、グリシーヌの思考は凍り付いた。
 「なっ!? …そ…そんな! 嫌だ…ぁ! 私は信じぬ。信じぬぞっ!」
 コルボーはそのグリシーヌの今までにない狼狽ぶりを楽しげに観察し、言葉を紡いだ。
 「真実から目を背けるは愚の骨頂。今処刑されたのはエリカ・フォンティーヌ嬢。
あなたの死もまた礼砲により送られるであろう!」
 グリシーヌのブルーアイから涙が滴り落ちた。
 「エリカぁっっ! すまぬ! 私に力が足りぬ為にっ…! ェ、エリカ…。隊長…。」
 コルボーは何も言わずブラックジャックをグリシーヌの頭に打ち落し、服を裂き
背中を露出させると、その白い肌が紫色に鬱血するまで殴打し続けた。
 あまりの烈しい痛みにグリシーヌの思考は痛みだけを感じるのみであった。
 グリシーヌは頭部を守るように両手で頭を抱え、まるで民衆に臣下の礼を取るが如く
膝を折り上体を低くしていた。
 その様子を見てどっと囃し立て嘲る人々。
 それを見てグリシーヌは死を決意し、舌を噛み切ろうとした刹那。
 「自害は英雄のみに許さるる崇高な行為。今のあなたにはその資格はあたわず!
あなたが自害するのならば、変わりにあなたの仲間を民衆の裁きに掛けなくては!」
 怒りのあまり紅潮した顔をコルボーに向ける事だけが彼女に出来る唯一の事であった。
 上半身の服を切り裂かれ、白くまだ少し固い乳房と紫色に鬱血した背中。
 そのグリシーヌの姿に民衆の興奮は歯止めを失って行った…。
 そして誰かが叫んだ。俺にその白いおっぱいをくれと…。
 その言葉を待っていたが如くコルボーはぐったりとしたグリシーヌを軽々と担ぎ、
用意してあった十字架に逆さに張り付けた。
 両手首、両足首、太い杭が白い柔肌に刺さるとグリシーヌはそのつど獣のように
咆哮した。
 白い柔肌に杭が食い込み血糊が飛び散り、骨が見え黄色い脂肪、腱、脈打つ血管
を傷口から覗かせながら、グリシーヌは叫び続けた。
 もはや誇りも失われ、痛みにわなな鳴く一人の女がいた。
 「あぐぁーぁっ! く、がぁっぁ!! ぎゃぁあぁ! うぐぁ…っ! ぐがぁ!」
90暇人:2001/08/12(日) 23:46 ID:xAFq6vbc
大変長くなりましたので、またしばらく後にアプします。
私はどうも前置きが長くなってしまって…。
今後の課題の一つです。
次ぎはもう少し残酷に…。
91名無しさん@ピンキー :2001/08/12(日) 23:59 ID:zNhnyfSs
暇人さん、板違いですよ。
92名無しさん@ピンキー :2001/08/13(月) 00:00 ID:mmyb/AQ2
あ、それから100gスレが復活してるようですよ。
93名無しさん@ピンキー:2001/08/13(月) 01:25 ID:OtI4tqHw
暇人さん、続き期待してます。もっともっとグリたん苛めてね。
94チュー◇アイドル画像秘宝館◇:2001/08/13(月) 01:42 ID:imLWNIDs
◆アイドル画像秘宝館◆
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◆綺麗なおねぇさんは好きですか?◆
http://www.futomomo.com/netidol/sister/megu/
◆セーラー服◆
http://www.futomomo.com/netidol/sailor/miku/
◆モーニング娘 ◆
http://www.futomomo.com/netidol/morning/mai/

iklhu
95名無しさん@ピンキー :2001/08/13(月) 02:57 ID:mmyb/AQ2
暇人さん、もっと簡潔に書かないと読むのが面倒です。
96名無しさん@ピンキー :2001/08/13(月) 04:23 ID:Vs0NAIIU
暇人さん、一人で「あぁーっ!」とか「ぐがぁ!」とか言ってて
虚しさ感じませんか?
97名無しさん@ピンキー :2001/08/13(月) 07:00 ID:d9ilb4UU
>>96
それじゃエロ小説全てダメじゃん

暇人さん、グリ頃した後は是非コクリコたんを…ハアハア
DCさん!どうか花火たん書いて!!!!!!!
98暇人:2001/08/13(月) 11:07 ID:Y6GeyYaw
>>95
反省しています。いかに短く面白くがこれからの私の課題です。
>>96
何時間も暗い部屋で黙々とキーを打つ。(藁
好きでなくては書けませんよ。

続きをアップします。
99暇人:2001/08/13(月) 11:09 ID:Y6GeyYaw
「この逆さ十字架は聖なる証! 彼の聖パウロが死したのも同じく逆さ十字架。
しかし、英雄には英雄の、逆賊には逆賊に相応しき死ありき!」
 そうだーっ! と言う民衆の血に酔った叫びを聞き、痛みと苦しみに支配された
思考の中でグリシーヌは叫んでいた。
 「何故だ!? 何故正義が敗れこのような…! 我らが命を掛け守ってのはこの
ような下司どもだったのかっ! ……ああ、隊長…。たす…けて……。」
 「闇の臣民達よ! 貴行らはこの逆賊のどの部分が欲しい? この白き頂きか?
それともこの小枝の如き足か! 生活の疲れを知らぬこの腕か!」
 まるで市場で競に掛ける競売人のようにコルボーはその演技染みた口調で叫んで
いた。
 俺はおっぱいが欲しいーっ! 私はその生っ白い腕を…っ! いや食いでのある足だよ!
 もはや民衆もコルボーさえも血と肉の正餐を渇望していた。
 その様子は死肉にむらがる鴉にも似ていた。
 グリシーヌの顔を痛みとショックにより歪み、ブルーアイからは止めど無く涙、
口からは吐瀉物とよだれを垂らし、血が頭に溜まり赤黒く顔が腫れていた。
 彼女の思考は痛み苦しみ悲しみ怒り絶望様々な感情が渦巻いていたが、早く楽
になりたいという願いが支配的であった…。
 「…コルボー…。た、頼む…。もう楽にしてくれ……っ!」
 その声を無視しコルボーは民衆に向かって、逆さに張り付けられたグリシーヌ
を指さしながら叫んでいた。
 「闇の臣民達よ。カルマール様を称え我を称えるか!? 一番の忠誠心を示した
者にはこの肉全てを与えようぞ!」
 一斉に広場全体の民衆が処刑台の上のコルボーにひざまずく。まるで神に祈る
敬虔な信徒のように…。
 沈黙が広場を支配した。聞こえるはグリシーヌのうめきと叫びばかり…。
 「汝らの忠誠心はしかと認めたり! 今より血と肉による正餐を始める!」
100暇人:2001/08/13(月) 11:10 ID:Y6GeyYaw
コルボーは錆びた肉切り包丁を手にし、グリシーヌの乳房から切断を始めた。
 頭の中で爆発する痛み。視界はもはやブラックアウトし、包丁が上下するたび
に白い星が爆発する。痛み。それだけであった。
 「ぎゃぁぁ!! ぐ! あ! がぁぁ! あぎゃぁーっ! うぐぁ…っ!」
 肉切り包丁には薄く脂肪が皮膜を作り、更に切れ味を悪くしていた。白い肌から
赤黒い血がほどばしり、皮、脂肪、肉、そしてまた脂肪の断面が露出し、黄色い
脂肪と赤い血が交じり合い、上質のグレービィソースを思わせた。
 「さあ貪るがいい。大公の慈悲に感謝と畏敬の念を抱きながら!」
 民衆は群集となり最後には暴徒と化した。他人を押しのけ、殴り、蹴り、獣
のように争いながら投げ与えられたグリシーヌの乳房を奪いあった。
 乳房を手にした者はすぐに齧り、また奪われ違う人間が齧り、すぐに両乳房
は幸運に巡りついた民衆の胃に収まった。
 グリシーヌは自らの一部が群集に食され消えて行った事を即座には認識でき
なかった。
 そしてそれを認識した瞬間失禁し、その尿が口や鼻そして目に流れ込み咳き
こみながらも、ただ叫んでいた。
 「いやだぁっ! いやぁぁっ! ごほっ、ごほっ…! いあだぁぁっ!」
 もはやグリシーヌの反応には何の関心も寄せず、コルボーは下半身を覆って
いた服全てを剥ぎ取り、足をその付け根から切断し始めた。
 脂肪と肉片、血でますます切れ味が悪くなり切断は何回も何回も包丁を上下に往復
しなくてはままならなく、グリシーヌの苦しみも増した。
 更に足を上に張り付けられているので、血は噴出しないが少しづつ流れをつ
くり、上半身は言うに及ばず顔も髪も赤黒い鮮血で染まった。
 鼻や口にも血が流れ込み、痛みに加えその血のよる窒息、それを吐き出す
苦しみも味わわねばならなかった。
 「あがっぁぁ!! ぎゃあ! はぁぁ、はぁはぁ…。げぼぁ、げほっっ!
 いはぁぃっ! ぃがぁ…っ!」
 もはやグリシーヌはただ苦しみを感じるだけであった。ただ、心の奥底で
愛しき人の顔とこの苦痛からの開放だけを願っていた…。
101暇人:2001/08/13(月) 11:11 ID:Y6GeyYaw
両足を付け根から切断し終わると、足は十字架にぶらさがったままになり
肉屋の軒先の肉塊のよう。
 両足と乳房を無くしたグリシーヌは虚ろな視線を群集に向け、ぽっかり開い
た穴という穴からは尿や涙、斗寫物を垂れ流し手だけで十字架にぶら下った
状態となり、足の束縛がなくなった事から逆さから180度姿勢が変わり、頭
を上にしぶらさがっていた。
 グリシーヌは痛みも苦しみの感覚も失われて、ただ虚空を凝視するだけに
なり、足の出血も烈しくなり死が目前に迫っていたが、
それを認識する力はもう残っていない。
 その時何発か同時に空砲の音が巴里に鳴り響いた…。
 それと同調し、コルボーは足を群集に投げ与える。
 血と脂肪があたり一面に撒き散らされ、肉片と血が広場を彩った。
 黄色と桃色と赤色の原色の花のように……。
「逆賊が死と抱擁する時は迫れり! 最後に彼の逆賊にも自らを最後の正餐
とし、冥府への旅路に付いてもらおう!」
 コルボーは柄が長く皿の部分が小さいスパチュラ(スプーン)をグリシーヌ
の目蓋に挿しこみ、スパチュラを器用に操り眼球の上にある薄い骨を卵の殻
を割るが如く砕き、そこからスパチュラを脳の前頭葉に進入させ軽くその薄い
サーモンピンクの前頭葉をすくいグリシーヌの口へと導いた……。

 グリシーヌは夢を見ていた。いつか大神と巴里の街を共に歩いた日のことを…。
 共に乗馬を楽しんだ後の食事の事を…。
 何故か彼にスプーンで料理を口に導かれた時の事を…。
 懐かしい味がした。

 魂を失ったグリシーヌの肉体は群集に投げ込まれ、群集が去った後の石畳
 には血の跡だけが残っていた……。
   
102暇人:2001/08/13(月) 11:13 ID:Y6GeyYaw
>>68
出来れば違うキャラも用いたいのですが、御許し願えますでしょうか?
103名無しさん@ピンキー:2001/08/13(月) 13:21 ID:8ZA.x/WY
68ではないですが、暇人さん、他のキャラもお願いします。
104名無しさん@ピンキー :2001/08/13(月) 15:47 ID:Vs0NAIIU
暇人が踊らされてる(ワラ
100gで頑張ってる奴がいるのにね。
105名無しさん@ピンキー:2001/08/13(月) 17:57 ID:iMAss4CQ
>>104
あれ、ギャグとしか思えないが…
106名無しさん@ピンキー :2001/08/13(月) 18:53 ID:qEmRiyqw
>>105
あんた、あっちで批評してた人?
俺はアレに新しい鬼畜の方向性を見たよ(ワラ
107105:2001/08/13(月) 19:07 ID:iMAss4CQ
>>106
そうだよ
確かにアレは面白いが精神的な責めが主な鬼畜かな…

個人的なことだが、漏れは肉体・精神共にハードな方がいいので
108名無しさん@ピンキー:2001/08/13(月) 19:38 ID:fKH9LiWE
食ったりするのはちょっとやだな。
もう少しソフトなのは。
109エロパロ板住人:2001/08/13(月) 22:24 ID:Uj2mmWYI
>暇人氏
責め手をコルボーにして詩的なセリフを混ぜていますが、
なかなかモノにしていると感心します。
ただ、>>95のように読みにくいという指摘も否定できません。
いっそDC氏のように個性的なオリキャラを入れられては如何ですか?
彼のSSが好評だった一因に、デニス・ド・カルマール次官の
温和な紳士的口調とおよそ正反対な残忍冷酷さにあったと思います。

サクラ大戦シリーズて魅力ある敵キャラが少ないのがネックですから
こういうSSを書く時何かと苦労されると拝察します。
引き続き応援していきたいので、今後とも末永くこちらに留まられる事を
期待しております。
110名無しさん@ピンキー :2001/08/13(月) 22:24 ID:rvcH8Nb2
でもまぁ、ここはギャルゲー関連は板違いじゃないの?
111名無しさん@ピンキー:2001/08/14(火) 00:37 ID:j/QNM1/6
>>110
しつこいよ君
112名無しさん@ピンキー :2001/08/14(火) 00:59 ID:gVUeMVOo
いや、正論。
113名無しさん@ピンキー:2001/08/14(火) 01:37 ID:j/QNM1/6
暇人さん、粘着の言うことは気にしないでSS書いてくださいね。
114名無しくん、、、好きです。。。 :2001/08/14(火) 13:18 ID:uHc7l7XA
うちの暇人がご迷惑かけて申し訳ありません
115名無しさん@ピンキー:2001/08/14(火) 13:53 ID:7.DEA9kk
エロパロはここってなってんじゃん
116チュー:2001/08/14(火) 14:54 ID:7g0MfT7Y
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117名無しさん@ピンキー:2001/08/14(火) 22:06 ID:FsAUbD2o
D・Cさんは書いてくれないの?
118名無しさん@ピンキー:2001/08/14(火) 23:08 ID:hj.Qjeuw
ところで、サクラ大戦3のHな画像ってないの?
119D・C:2001/08/15(水) 00:08 ID:Ovt4It8E
120 :2001/08/15(水) 00:28 ID:M7uJRYoU
hA
121 :2001/08/15(水) 00:33 ID:M7uJRYoU
>>119
良い仕事をしてますな。
122名無しさん@ピンキー:2001/08/15(水) 01:34 ID:9z.29ypg
ホント、ええ仕事しとるわぁ〜(感謝)
>119
123暇人:2001/08/15(水) 01:37 ID:tBrEt1bM
>>109
109さんご批評ありがとうございます。109さんの言われるとおり
オリキャラの重要性を感じ、フィリップを私のオリキャラとさせ
て頂きました。
フィリップは完全なオリキャラでは無いのですが、オリジナル半
分、創作半分ぐらいと考えあまりつつこまないで下さい。(藁
一応今回のは序章として、次ぎからは華撃団の方々を。
>>117
D・Cさん。
思わず感動し手が震える始末でした。
素晴らしい!の一言です。
D・Cさんが御作りになったのですか?
私は田舎物ですので、同人とかを買った事が無いのですが
皆さんこのようにレベルが高いのでしょうか?
どこかでこの作品を買えないのでしょうか?
疑問ばかりで申し訳ありません。
もう、興奮して本当に手が震えてしまいました。
D・Cさんに百万の感謝を。
124暇人:2001/08/15(水) 01:39 ID:tBrEt1bM
 巴里華劇団の敗北と巴里の壊滅は同義であった…。
 仏蘭西は首都を失い北仏蘭西はカルマール公の手に落ち、仏蘭西臨時政権は
南仏ビシーに遷都を宣言し、仏蘭西は長い内乱の時を迎えていた…。
 辛くも生き残った巴里華劇団のメンバーとシャノワールの職員は、直も人々
の希望そのものであったのだが…。

 人の力は余りに儚く、闇の力はあまりに強い…。

 欧州各国の人々が自発的に仏蘭西に集まり、レジスタンスによる国際義勇軍
を設立。
 …それは人の光の部分。
 光と同時にカルマール公に忠誠を近い権力を得る人間も数多く、人の闇を体
現していた…。
 …そしてカルマール公に永久の忠誠を近い、伯爵の称号を得て、北仏蘭西を
実効支配する者、その名をフォン・フィリープ伯爵…。
 その独逸名に対比する仏蘭西名、その男の名はフィリップと言う…。

 下水の腐臭が漂う地下の牢獄。そこにはレジスタンスとして戦いそして敗れ
た者達が数多く囚われていた。
 男性の比率が多いが女性も決して少なくない。その女性の中に彼女、メル・レ
ゾンはいた。
 人々は皆絶望に捕らわれ、汗と脂で黒ずんだ顔は一様に俯いていた。
 レジスタンスに対する、怪人とそれに忠誠を誓う人間による刑罰は苛烈の一言であり、
苦しみ抜いての死は運命づけられていた…。
 そこへ石畳を響かせ、牢獄に足音が近づいてきた。
 「旧巴里華劇団メル・カプリスっ! フォン・フィリープ伯爵がお呼びだ!
こっちに来い!」
 濁声の野卑た男が牢獄に入るなり叫び、有無を言わせず彼女の手を取った。
 「汚らわしい手で触らないで! 私自分で歩けますっ!」
 精一杯の矜持を込めた行為であった。
 そしてそれは罵声と暴力により報われた。
 「何だと!? この糞尼ぁ? この野郎!」
 メルは容赦無く顔を殴打され鼻血が顔と服を汚し、倒れた所を腹に何回も執拗
に蹴られ、血混じりの泡と吐瀉物が口からこぼれ牢獄の石畳を濡らした。
 「げほっ! ごぼっ! うぅ…。」
 その暴虐を目撃しても人々は自分に災厄が振りかからない事をただ願うばか
りであった…。
 「誰が主人かわかったかっ! この雌豚がぁ! さっさと来やがれ!」
125暇人:2001/08/15(水) 01:41 ID:tBrEt1bM
むりやりにメルは立たたされ、長い間歩かされた末に、紅い絨毯が敷かれた廊下
のオーク材で出来た精緻な飾りのある豪奢な扉の前に立たされていた。
 野卑た男は扉を軽くノックし急に口調を改め口を開いた。
 「失礼致します。申し付けられた女をここに連れて参りました。」
 中から若い男の声がした。
 「わかった。入れ。」
 緊張しこわばった男に引かれて部屋に入ったメルは、自分の目を疑った。
 死んだはずの男。花火に写真でみせてもらったそのままの姿で彼、フォン・フィ
リープこと花火の婚約者フィリップは微笑んでいた。
 怪人に魂を売った人間として人々の憎悪の対象となっている名。
 メルも聞いてはいたが、名からは独逸系という感想しか持たなかったものだ…。
 「ご苦労。ところで君は何か余計な事をしたようだね?」
 突然メルに暴力を振るった男の顔は蒼ざめ微かに震えだした。
 「も、申し訳ありませんっ! ただの賊かと思いましたものでっ!」
フォン・フィリープは微笑みを崩さず、机の電話を手にすると男の即実処刑を
命令し、銃で武装した男達がすぐに現れ狂乱した男を連れていった…。
 微笑の残滓を顔に漂わせながらフィリープは言葉を紡ぎだした。
 「あなたの事は知っていますよ。どうやらぼくの花火が御世話になったようで。
花火は元気にしていますか?」
 「あ…あなたは花火さんの婚約者のフィリップ!? どうして…。確か船の
事故でなくなったはず…。」
 フィリップは穏やかな動作でメルに椅子を進め、語った…。
 事故の後、意識を取り戻すとベットにいた事。
 記憶を完全に失っていた事。
 それから巴里で一人で暮らして来た事を…。
 メルは信じられなかった。
 花火があんなにも慕い焦がれていた相手が、彼女のすぐそばで暮らしていたとは…。
 しかし、それよりも聞かなくては成らない事があった。
126暇人:2001/08/15(水) 01:42 ID:tBrEt1bM
 「…そうですか。しかしあなたは肝心な事を話してはいません。何故です! 何故
あなたはこんな…事をするのです? これを花火さんが知ったらっ!?」
 「喜びますね。当然。なにせこのぼくが仏蘭西をそして欧州ひいては世界を手
にするのですから…。」
 この男は狂っている。メルはそう思いながらも得体のしれない戦慄に取り付かれて
いた。
 「そんな事…! あなたは怪人達に操られているだけです! 必要が無くなったら…。」
 「殺される…でしょうね。勿論あなたがた叛徒に殺される率も高いでしょう。」
 メルには優しそうな、そして一見すると弱々しくもあるこの男がわからなかった。
 「それを知っていながら…。…あなたはどうして…。」
 フィリップはまたにこりと微笑むと、メルに近づきながら言った。
 「あなたにはわからないでしょうね。いや、ぼくと花火にしかわからないでしょう。
ところで花火を迎えに行きたいので、あなたがた叛徒の本拠を知りたいのですが?」
 「あなたに教えるはずが!? もう花火さんが悲しむ事は辞めて下さい…。」
 フィリップは急にメルの顎を掴み自分の顔に向かせながら囁いた。
 「もうあなたとのおしゃべりは沢山です。早く話しなさい。所詮あなたには
何もわからない。そう、何も全てね。」
 メルが言葉を紡ごうとした瞬間、フィリップはメルの顎に添えた手に力を加え
顎を押さえたまま、もう片方の手をメルの口腔内に滑りこませ舌を口から出そうと
するが如く手前に引いた。
 舌が口の外にあるので口を閉める事も出来ず、言葉を紡ぐ事も出来なくなった。
 フィリップはその柔和な顔を少しだけ翳らせメルの目を見つめながら、更に舌
を引く力を増した。
 「ぇぇぐぁぁ…。ぁぁぐぇ…。ぃぁぁぁ…。」
 「苦しいでしょう。話してくれますね?」
 メルは苦しさのあまり涙を流しながら、懸命に頷いた。
 フィリップが舌を放すと途端にメルはその場で烈しく嘔吐を繰り返した。
 先ほどの事もあり吐く物も無く、ただただ胃液を吐き出し、口腔内が胃液で焼けつく
ようだった。
127暇人:2001/08/15(水) 01:43 ID:tBrEt1bM
「まぁ、ごゆっくりどうぞ。話はその後で。」
 メルは胃液すら吐き尽し、からえずきをしうめいていた。
 「ぅぐっ、あっぐっ、うっぐ、はぁ…はぁ…。」
 「もう話せますか? 早く花火を迎えにいってあげないと…。」
 メルは嘔吐感が少しづつ薄らぐと、懸命に何かを話そうとするがなかなか言葉に
ならない。
 フィリップはメルの口に自身の耳をそっと近づけて聞きとろうとし、メルが彼だけ
に聞こえる大きさの声で喘ぎながら囁いた。
 「…じ…ごくにお…ちなさい…。は、花火さ…んのフィリ…ップは死に…ました…。
だ…れがあなたに…」
 フィリップは悲しげに微笑みながらメルの口から顔を離し、メルを優しく抱きかかえ
メルを自分の執務机の椅子へと座らせた。
 「地獄とはこの世界の別名ですよ。ぼくは早く花火が微笑むのをみたいだけなのです。」
 椅子は肘掛がついておりフィリップが執務机の上のスイッチを捻るとメルの両手が、
椅子の肘掛の部分から出た、鉄輪によって固定された。
 フィリップはメルに最後の悔恨を迫る僧のように、メルの耳もとで囁いた。
 「ぼくの公的な名はぼくの名を独逸名に変換したものですよね。ところでドイツ式椅子
という物を知ってますか? それを少し改良したんですよ。」
 メルはフィリップが何を言っているのかわからなかった。わかっている事は一つ。
それは絶対に大神さんやグリシーヌさん、エリカさん、ロベリアさん、コクリコ、
…そして花火さん…達が必ず最後には巴里をそして仏蘭西を開放する。
 そして…自分の仇を討ってくれるであろう事…。
 フィリップは「それでは」とだけ言うと机の別のスイッチを捻った。
 その瞬間、メルの臀部に烈しいを通り越し電撃で打たれたような痛みが走り、
獣のような叫びが自分の口から流れ出る事を禁ずる事は出来なかった。
 「ぎゃぁぅあ?! ぎゃぁっ! 痛いよぉぉぉ…っ!!」
 フィリップがスイッチを捻ると椅子から無数のスパイクが飛び出る。その様な
仕掛けであるドイツ式椅子は設計どうりの働きを示し、メルの臀部を無数のスパイク
が皮を裂き、皮下脂肪を裂き、肉を刺し貫いて血を飛び散らせ失禁の尿と臀部の血
が流れを作り、椅子からぽたぽたと滴っていた。
128暇人:2001/08/15(水) 01:44 ID:tBrEt1bM
またまた長くなってしましました。
皆さん申し訳有りません。
長くなったのでしばらく後にアプします。
129D・C:2001/08/15(水) 01:59 ID:qmFsp4G.
>>暇人さん
お久しぶりです。
向こうの件もあり、しばらく地下に潜ってました。
>>119は半角版で拾っただけで私とは何の関係も無い物です。
SSの続きですが、近い内に再開したいと思っております。

実はあのSSは2ch仲間(面識有り)に100gスレ盛り上げて欲しいと
頼まれて書いたものでして
130名無しさん@ピンキー:2001/08/15(水) 02:00 ID:d0KYkxrc
>>119
ttp://www.interq.or.jp/cool/fety4/m101/
↑微妙に乳(おっぱい)が見えへんかったなぁ。
今度は見えるやつを・・・・。
131D・C:2001/08/15(水) 02:01 ID:qmFsp4G.
>>129
半角版 ×
半角板 ○
間違えた…
132チュー:2001/08/15(水) 02:21 ID:b36AFLfk
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popopo9p9
133暇人:2001/08/15(水) 02:30 ID:uKh07T4k
>>129
そうなんですか。D・CさんのSS続きが気になりまして。
まだ、グリとかロベが生きているのであの閣下に罰を!って、
それでは100gではありませんね。
D・Cさんは100gの方で続けるのですか?
D・Cさんの他のタイプのSSも読んでみたいものです。
134D・C:2001/08/15(水) 02:52 ID:qmFsp4G.
>>133
実は今、どうやって花火を捕らえるかを考えています。
何かいい方法ないでしょうかね?
135暇人:2001/08/15(水) 03:01 ID:wS0BCeRA
>>134
D・Cさんが提示してた外圧と言う形で良いのでは?
後、ロベが策を弄して失敗し2人とも飛んで火に入る
なんとやらになったり…。
ついでに迫水大使も酷い事になってしまったり…。
136D・C:2001/08/15(水) 03:18 ID:qmFsp4G.
>>135
なるほど、御教示感謝します。
なにせ、彼(次官)と花火は因縁浅からぬ設定があるので
エリカやグリの様に簡単にいく訳にいかないので難儀していたんです。
137暇人:2001/08/15(水) 03:26 ID:kGyRiAGM
>>136
浅からぬ関係ですか。
これはまた期待がいや増します。
できればグリにもう一花を…。
私グリが好きなもので。
ちんこ花火スレのスター魔淫さんもこちらに来て
くださるとのことで楽しみです。
138D・C:2001/08/15(水) 03:39 ID:qmFsp4G.
>>137
グリにはまだ利用価値があるので折を見て使おうと思います。

しかし、こうして話すと何やら悪の組織の密談のようですね(藁

とりあえず、スレ独占しては皆さんに悪いのでこれで失礼します。
SSの続き期待していますので。
139暇人:2001/08/15(水) 03:52 ID:1xnN4xbg
>>138
そうですね。知らない人が読んだら2ちゃんの
暗部をみたと(藁
また機会がありましたら、よろしくお願いします。
では失礼します。
140名無しさん@ピンキー :2001/08/15(水) 07:48 ID:Y1o/KDRY
暇人さんは、そのうぷの仕方変えた方がいいですよ。
D・Cさんは、そのまま同人を捜してうぷしてくれると有り難い。
どのみち板違いですから・・・・。
141名無しくん、、、好きです。。。 :2001/08/15(水) 09:55 ID:4.NlDJ/.
つまり暇人は、D.Cの名前がついていれば手放しで感動するわけですね
142カルマール:2001/08/15(水) 10:51 ID:xh4iFrc6

  /⌒\
 (    )
 |   |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |   |< フハハハ!巴里は余が支配するのだ
 ( ・∀・)  \_____________
  )   (
 川川川川
143名無しさん@ピンキー:2001/08/15(水) 12:08 ID:vVtAJpIc
DCさん、期待してますよ!
144カルマール:2001/08/15(水) 12:27 ID:xh4iFrc6
/⌒\
 (    )
 |   |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |   |< 我が有能なる甥よ!巴里華撃団を血祭りにあげぃ!
 ( ・∀・)  \_____________
  )   (
 川川川川
145暇人:2001/08/15(水) 13:39 ID:t8QwbI.M
>>140
やはり一度にアップした方が良いのでしょうか?
続けてアップすると埋め尽くすみたいな感じがしまして。
少しレスが入ってからアップしようと考えていたのですが…。
>>141
あの画像には純粋に感動したのですが…。
なにか良い画像を見つけましたら、宜しく御願い致します。

続きをアップします。
出来るだけ読みやすいようそして、拷問者はステレオタイプに
ならないよう留意したのですが、まだまだ反省の余地はあると
思っております。
皆さんの率直なご感想及び批評そして、アドバイスなどありま
したら宜しくお願い致します。 
146暇人:2001/08/15(水) 13:40 ID:t8QwbI.M
フィリップは悲しそうに首を振りながら言った。
 「本当にこの世は悲しいですね。話してくれますか?」
 痛みでもがけばもがく程痛みが走り、その痛みが更なる痛みを呼んだ。
 その電撃のような痛みの中で、メルはシャノワール陥落の折自分達を逃がすため
犠牲となったシーのことを思っていた。
 いつも明るく昨日よりも今日。今日よりも明日を指向していた優しい親友。
 その事を思うとたとえどんなことがあろうと、屈するわけには行かなかった。
 「ぅ…ぐがぁ…! あ…なたは弱いひ…と…。せ、世界をく…るしみに満ちて…
あがぁっ! …いるとに…げているから…。」
 フィリップは薄っすらと微笑みが浮かべた表情を変えず、
ただ一言「そうですか。」
とだけ呟き、部屋のクローゼットから折りたたみ式の蝶番のような物がついた檻
らしき物を両手に抱え、広く紅い絨毯の展開する部屋の真中においた。
 「…弱いですか。」と呟きつつ折りたたみ式の檻を組み立てて行く。
 そうして組み上がるとメルを椅子の戒めから開放し、臀部から血を流しぐったり
しているメルを抱え檻まで運び、土下座の姿勢にさせ小さい檻にメルを入れた。
 メルは更なる苦痛と苦しみに耐える決意、そして死に至る決意をしていた。
 最後まで仲間を守る事。
 それが自分達を助けるため死んでいった、シーや仲間達への想いでもあった。
 「あがっ…! …ぅぅ…ぁ。お、おがみさんや…花火さんが…あなたがたを…倒す
事を…しんじていま…す…。あうっ! ぁぁ。」
 「大神? ああ、あの巴里華撃団の隊長ですか。彼らのおかげでこちらは大変
ですよ。さぁ、用意は出来ました。話して頂きましょうか。」
 フィリップは蝶番を少しづつ絞め始めた。
 蝶番を絞めるたびに檻が少しづつ狭くなりメルの体を圧迫し、土下座の姿勢の
まま圧縮されて行く。
 少しづづ少しづつ絞められるたびに骨が軋み、筋肉が悲鳴を上げる。
 体中が引き千切られ、血液が沸騰するような耐え難い苦痛であった…。
 「あぐぁぁっ! う…あっ!! ぎゃぁぁ! あぐっ! うがぁぁ!!」
 叫ぶたびに喉から血が弾け飛び、鼻から耳から血が零れ始めた。
147暇人:2001/08/15(水) 13:45 ID:t8QwbI.M
フィリップは悲しそうに首を振りながら言った。
 「本当にこの世は悲しいですね。話してくれますか?」
 痛みでもがけばもがく程痛みが走り、その痛みが更なる痛みを呼んだ。
 その電撃のような痛みの中で、メルはシャノワール陥落の折自分達を逃がすため
犠牲となったシーのことを思っていた。
 いつも明るく昨日よりも今日。今日よりも明日を指向していた優しい親友。
 その事を思うとたとえどんなことがあろうと、屈するわけには行かなかった。
 「ぅ…ぐがぁ…! あ…なたは弱いひ…と…。せ、世界をく…るしみに満ちて…
あがぁっ! …いるとに…げているから…。」
 フィリップは薄っすらと微笑みが浮かべた表情を変えず、
ただ一言「そうですか。」
とだけ呟き、部屋のクローゼットから折りたたみ式の蝶番のような物がついた檻
らしき物を両手に抱え、広く紅い絨毯の展開する部屋の真中においた。
 「…弱いですか。」と呟きつつ折りたたみ式の檻を組み立てて行く。
 そうして組み上がるとメルを椅子の戒めから開放し、臀部から血を流しぐったり
しているメルを抱え檻まで運び、土下座の姿勢にさせ小さい檻にメルを入れた。
 メルは更なる苦痛と苦しみに耐える決意、そして死に至る決意をしていた。
 最後まで仲間を守る事。
 それが自分達を助けるため死んでいった、シーや仲間達への想いでもあった。
 「あがっ…! …ぅぅ…ぁ。お、おがみさんや…花火さんが…あなたがたを…倒す
事を…しんじていま…す…。あうっ! ぁぁ。」
 「大神? ああ、あの巴里華撃団の隊長ですか。彼らのおかげでこちらは大変
ですよ。さぁ、用意は出来ました。話して頂きましょうか。」
148暇人:2001/08/15(水) 13:46 ID:t8QwbI.M
フィリップは蝶番を少しづつ絞め始めた。
 蝶番を絞めるたびに檻が少しづつ狭くなりメルの体を圧迫し、土下座の姿勢の
まま圧縮されて行く。
 少しづづ少しづつ絞められるたびに骨が軋み、筋肉が悲鳴を上げる。
 体中が引き千切られ、血液が沸騰するような耐え難い苦痛であった…。
 「あぐぁぁっ! う…あっ!! ぎゃぁぁ! あぐっ! うがぁぁ!!」
 叫ぶたびに喉から血が弾け飛び、鼻から耳から血が零れ始めた。
 フィリップは微笑みを崩さずもう一度「ありがとう」と呟くと、銅で出来た極細
の針を片目に一本。もう片方の目に一本すぅっと挿しこんだ。
 メルは微笑むフィリップを最後の光景とし、脳にまで達した針により優しい闇に
落ち二度とは目覚めることがなかった…。

 フォン・フィリープ伯爵の率いる正統仏蘭西軍がレジスタンスの本拠地を強襲し
南仏の臨時政権は崩壊。
 仏蘭西全土はカルマール公すなわちフォン・フィリープの手に落ちた。
 欧州諸国はフォン・フィリープ伯爵の政権を承認。
 自国の防衛、特に霊的防衛の強化・充実の時間稼ぎのためには他国にまで干渉
する余裕は皆無であった…。
 しかし単発的なテロやレジスタンスは後を立たず、仏蘭西は荒廃の一途を辿って
行った。

 …そしてフィリップは大神以下巴里華撃団のメンバー達を捕縛した。
 …すなわち「ぼくの花火」を…。
149カルマール:2001/08/15(水) 13:50 ID:xh4iFrc6

  /⌒\
 (    )
 |   |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |   |< ふははは!ついに花火を捕まえたぞ!
 ( ・∀・)  \_____________
  )   (
 川川川川
150暇人:2001/08/15(水) 13:57 ID:zYBXDLDo
ああ! 大変なことをしてしまいました!
本当に申し訳ありません!146,147,148は
アプに失敗し、文がぐしゃぐしゃになってしまったので
無かったことにして下さい。

本当にごめんなさい。
151暇人:2001/08/15(水) 13:57 ID:zYBXDLDo
フィリップは悲しそうに首を振りながら言った。
 「本当にこの世は悲しいですね。話してくれますか?」
 痛みでもがけばもがく程痛みが走り、その痛みが更なる痛みを呼んだ。
 その電撃のような痛みの中で、メルはシャノワール陥落の折自分達を逃がすため
犠牲となったシーのことを思っていた。
 いつも明るく昨日よりも今日。今日よりも明日を指向していた優しい親友。
 その事を思うとたとえどんなことがあろうと、屈するわけには行かなかった。
 「ぅ…ぐがぁ…! あ…なたは弱いひ…と…。せ、世界をく…るしみに満ちて…
あがぁっ! …いるとに…げているから…。」
 フィリップは薄っすらと微笑みが浮かべた表情を変えず、
ただ一言「そうですか。」
とだけ呟き、部屋のクローゼットから折りたたみ式の蝶番のような物がついた檻
らしき物を両手に抱え、広く紅い絨毯の展開する部屋の真中においた。
 「…弱いですか。」と呟きつつ折りたたみ式の檻を組み立てて行く。
 そうして組み上がるとメルを椅子の戒めから開放し、臀部から血を流しぐったり
しているメルを抱え檻まで運び、土下座の姿勢にさせ小さい檻にメルを入れた。
 メルは更なる苦痛と苦しみに耐える決意、そして死に至る決意をしていた。
 最後まで仲間を守る事。
 それが自分達を助けるため死んでいった、シーや仲間達への想いでもあった。
 「あがっ…! …ぅぅ…ぁ。お、おがみさんや…花火さんが…あなたがたを…倒す
事を…しんじていま…す…。あうっ! ぁぁ。」
 「大神? ああ、あの巴里華撃団の隊長ですか。彼らのおかげでこちらは大変
ですよ。さぁ、用意は出来ました。話して頂きましょうか。」
 フィリップは蝶番を少しづつ絞め始めた。
152暇人:2001/08/15(水) 13:58 ID:zYBXDLDo
蝶番を絞めるたびに檻が少しづつ狭くなりメルの体を圧迫し、土下座の姿勢の
まま圧縮されて行く。
 少しづづ少しづつ絞められるたびに骨が軋み、筋肉が悲鳴を上げる。
 体中が引き千切られ、血液が沸騰するような耐え難い苦痛であった…。
 「あぐぁぁっ! う…あっ!! ぎゃぁぁ! あぐっ! うがぁぁ!!」
 叫ぶたびに喉から血が弾け飛び、鼻から耳から血が零れ始めた。
 フィリップは蝶番を絞め続けながら、叫びつづけるメルに向い問いかけた。
 「このまま行ってもなかなか死ぬことは出来ないですよ。花火の居場所を教えて
下さい。」
 メルは先ほどまでの自分の決意が揺らいだ事を自覚した…。
 痛いっ! 痛いっ! 痛いぃい! 痛いっっ! …もう早く楽になりたい……っ!。
 フィリップの言うことが正しかったのかもしれない……。
 この世界は苦しみと理不尽で満々ている。地獄だ…。
 シーも後悔しながら逝ったんじゃないかな?
 ……。
 「ぎゅぁっ! がぁぁっ! いっ! いうっ! ぐがぁ、もう助けてぇぁ!」
 蝶番を緩めずフィリップは跪き、メルの口元に耳を近づけ尋ねた。
 「話してくれますね。どうです? やっぱりこの世界は地獄でしょう?」
 メルは叫びの合間に途切れ途切れに、花火の居所すなわちレジスタンスの本拠地
の場所を吐露した…。
153カルマール:2001/08/15(水) 14:00 ID:xh4iFrc6

  /⌒\
 (    )
 |   |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |   |< 暇人よ!慌てるでない! 花火編も頼むぞ。
 ( ・∀・)  \_____________
  )   (
 川川川川
154暇人:2001/08/15(水) 14:04 ID:zYBXDLDo
それを聞くとフィリップは満面の笑みを浮かべ、「ありがとう」と囁き、銅で出来た
極細の長い針を机から取りだし、メルに最後の贈り物をした…。
 「ありがとう。本当にありがとう。ようやく花火に会えそうだ…。ぼくの事故の
後、ぼくの墓へと黒衣の喪服で持たれかかり泣いていた花火。
優しくぼくの墓を撫で微笑んでいた花火。
シャノワールでレビゥーしていた花火。
巴里を守るため戦っていた花火……。」
 メルの苦痛に彩られ混濁した意識の中でその言葉が意味の形をとった時、末期の
苦しみのなかでさえ口を開かずにいられなかった。
 「…ぁ…あぐぁ…なた。いぎゃぁ! き、記憶が…ぁぐっ…も…どっていたの…なら
うぐぁっ! な…ぜ……。」
 フィリップは微笑みを崩さずもう一度「ありがとう」と呟くと、銅で出来た極細
の針を片目に一本。もう片方の目に一本すぅっと挿しこんだ。
 メルは微笑むフィリップを最後の光景とし、脳にまで達した針により優しい闇に
落ち二度とは目覚めることがなかった…。

 フォン・フィリープ伯爵の率いる正統仏蘭西軍がレジスタンスの本拠地を強襲し
南仏の臨時政権は崩壊。
 仏蘭西全土はカルマール公すなわちフォン・フィリープの手に落ちた。
 欧州諸国はフォン・フィリープ伯爵の政権を承認。
 自国の防衛、特に霊的防衛の強化・充実の時間稼ぎのためには他国にまで干渉
する余裕は皆無であった…。
 しかし単発的なテロやレジスタンスは後を立たず、仏蘭西は荒廃の一途を辿って
行った。

 …そしてフィリップは大神以下巴里華撃団のメンバー達を捕縛した。
 …すなわち「ぼくの花火」を…。
155暇人:2001/08/15(水) 14:09 ID:86i3GOxs
>>153
カルマール閣下!コピーと切り取りを間違えて
しまいました!
御許しを。
156カルマール:2001/08/15(水) 14:10 ID:xh4iFrc6

  /⌒\
 (    )
 |   |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |   |< >>155許してつかわそう。花火はザンコクに頃すのだぞ
 ( ・∀・)  \_____________
  )   (
 川川川川
157名無しさん@ピンキー :2001/08/15(水) 16:17 ID:SGgNHpkY
ヤッホー!暇人さん。
今日もSSご苦労さん。て、読んでみたけど相変らずイイねー!

次回花火たん?やったーーー!!!
で、提案なんだけど、花火たんはグリみたいに処刑しないで地下牢か塔にでも
監禁して毎日氏なない程度のいろんな種類の拷問を繰り返すのはどう?

一思いに頃すより、生かしたまま長ーーーく苦しめて、少しでも逆らったりしたら
他の連中に食事与えなかったり花火たんの目の前で痛めつけて
花火たんの反応見て笑うのもどうかな?

弔文…じゃなかった長文になってソーリーね!
158名無しさん@ピンキー :2001/08/15(水) 18:24 ID:/beX4JeU
暇人、踊らされてるのに気づいてないんだろうな
159名無しさん@ピンキー :2001/08/15(水) 23:32 ID:IdhYQ032
夢みさせてあげましょうよ・・・・。
せっかく、避難してきたんだから・・・・。
鬼畜小説にありがちな展開かもしれませんけどね。
160暇人:2001/08/16(木) 02:30 ID:RRYdfZHM
踊り、踊りさせ、踊らされて。
そんな物なのでは?
特に2ちゃんでは…。
161名無しさん@ピンキー:2001/08/16(木) 04:12 ID:iDFKXdfA
艶やかなる血と薔薇が咲き誇る……
今宵も乙女達の恐怖と絶望に満ちた壮大なる受難劇が始まる。
162名無しさん@ピンキー:2001/08/16(木) 15:06 ID:q/uHwSyQ
俺も書いてみようかな…
163名無しさん@ピンキー :2001/08/16(木) 15:30 ID:CJ9KAD6.
>>160
板違いなのでアニメ板へどうぞ!!
164名無しさん@ピンキー :2001/08/16(木) 20:54 ID:nixa/z4k
暇人さん!どうか花火殺してやって!!!!!!!!!!!!!

花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね
花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね
花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね花火氏ね
165ナイト:2001/08/16(木) 20:58 ID:b.Yj7bUI
おおっ暇人さん、かなり良くなってるじゃないですか!

私もリアルタイムに貴方の作品を拝見してきた者だけどね。
色んな意見を取り入れて良くなってると思います。
貴方のその素直さは作品をより良くするのでしょうね。

暇人さん、これからも頑張ってくださいね〜
それとD・Cさん、新作待ってますよ〜
166名無しさん@ピンキー :2001/08/16(木) 22:39 ID:bR62XKK2
暇人さんもようやく鬼畜作者らしくなってきましたね。
まだまだD・C閣下の足下にも及びませんが、今後、もっと我々の
為に精進するように。
167エリック:2001/08/16(木) 22:45 ID:JaycqAK2
ここがオペラ座の地下にあるという拷問部屋か……
マザンドランの薔薇の刻と同じ時間が流れているようだ
16818才の◇◇◇(新)芸能人彼氏と芸能人:2001/08/16(木) 22:48 ID:gu3UQYY6
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169D・C:2001/08/16(木) 23:18 ID:Ds8ISxSY
>>167
ぽっ改めエリックさん、お久しぶりです。

そう、ここは哀しき虜囚の舞姫が一生に一度の舞台を披露する
闇のオペラ座……
170名無しさん@ピンキー :2001/08/17(金) 03:55 ID:KEzK4Ndo
ギャルゲー板の方でSS書いたの暇人さんですか?
171名無しさん@ピンキー:2001/08/17(金) 05:18 ID:hGRFMPaY
まんせ
172名無しさん@ピンキー :2001/08/17(金) 07:19 ID:6wJK4p7Q
宮崎勤か・・・・
173名無しさん@ピンキー :2001/08/17(金) 19:00 ID:4QX04.Cw
みんなもここを見てサクラ大戦のファンになろう!
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174暇人:2001/08/18(土) 00:11 ID:kCI9gOZI
>>157さん
確かにすぐに殺すとネタがなくなりますので、
少し花火には苦しんで頂きます。(藁
>>162さん
是非。期待しています。
>>165さん
ありがとうございます。これからも皆様のご意見やご要望そして、ご批判を
きちんと受け止め少しでも良い方向へと持って行きたいと考えております。
>>170さん
今度からあちらで書く場合は名無しにします。
>>173さん
いいサイトですね。ありがとうございます。

続きをアップします。
175暇人:2001/08/18(土) 00:13 ID:kCI9gOZI
旧ノートルダム・ド・パリの地下宮殿にて…。

 地下とは思えぬその壮麗かつ広大な、闇が住まう宮殿の謁見の間。
 そこでは勝者による敗者への裁定が行われていた…。

 大神以下巴里華撃団のメンバーは銃剣を装備する兵士に囲まれその裁定の場に
立たされていた。
 …その兵士を率い、花火に微笑みかけている男。フォン・フィリップと共に…。

 「余は今宵この時を待ち焦がれて来たのだ! 憎き巴里華撃団の諸君を余に跪かせ
この巴里を灰塵と化す事。余の望みは適ったり! ふはははは……。」
 グロテスクなその巨体を震わせカルマール公の笑いが広い地下の闇に響き、また
闇へと消えていった。
 傍らに控える怪人達もおのおの嘲笑や冷笑を浮かべる中、黒衣の怪人マスク・
ド・コルボーだけは捕囚達…花火を見つめていた…。
 屈辱にその可憐な身を震わせる乙女達…。大神が何かを叫ぼうとした刹那…。
 「勝利の美酒は真に美味なり! されど宜しいですかな? 酒は汲めども容易には
尽きぬ。しかし我らに美酒を提供せし乙女達への審判は迫れり。いざ、御裁定を!」
 コルボーはカルマールへと深々と頭を垂れ、捕囚達へと指を突きつけた。
 「ふむ、余に刃向かえし罪は重い。よって華撃団の諸君は処刑が相応しいかろう!
…だがいささか興に欠ける。お主らの中で何か意見があったらば言うてみい!」
 それまで沈黙を守っていたフィリップは、カルマールに臣下の礼をとりつつ提言
を行った。
 「カルマール公。僭越ですが私に一つ良い考えが浮かびました。この叛徒どもへは
屈辱と恥辱を与えてからの死が相応しいでしょう。よって、まず彼らの力がどれほど
非力かを思い知らせるのも一興かと…。」
 「フィリップ…っ! き、貴様! そこまで堕ちたか…! 花火は…。花火は…っ」
 グリシーヌはそれまで身を震わせ耐えていたのだが同じ人間、それも彼女が良く
知る人間から与えられる恥辱には耐える事が出来なかった。
 「花火くんは…。花火くんは…っ! 貴様の事をどれだけっ!」
 大神もそれに触発されたように激し感情を迸らせた。
176暇人:2001/08/18(土) 00:14 ID:kCI9gOZI
……花火はただ、フィリップを見つめていた……。
 その表情は穏やかで微かに微笑んでさえいた…。
 「…それもよかろう。お主の余への忠義の程を示して見よっ!」
 怪人達は皆一様にフィリップへの嘲りの笑みを隠そうともしなかった。
 フィリップはカルマールに一礼し、懐から通信機を取り出しなにやら指示を出した。
 …そこにいる誰もが聞き覚えのある音が、通路の闇の中から多数聞こえてきた…。
 それは霊力甲冑。
 その広間に次々と入りこみ、カルマールと怪人達の前に並び剣を掲げ臣下の礼を取る。
 霊力甲冑は近接型、中距離型、遠距離型とその機能と同じ距離を取り整列し、最後の
霊力甲冑が広間に入るとその数は軽く100を超えていた…。
 明らかに形も意匠も同じ、量産された霊力甲冑であった。
 「如何でしょうか? 巴里華撃団の皆さん。単体のポテンシャルは低くかろうと数は
力です。…これからの戦いは個の質では無く、全体の質が求められるのです。
あなたがたがして来た事はただ我々にデータを与えただけです…。」
 カルマールや怪人達のみならず、大神そして華撃団の乙女達も言葉を失った…。
 フィリップは花火の方へ顔を向け、慈しむが如く微笑みかけていた…。
 「ふはははは! やるでは無いか! この霊力甲冑と余のポーンどもを用いれば
欧州は即座に余の物となろうぞ…!」
 カルマールは狼狽を隠すように高笑いした。
 フィリップは微笑みながらカルマールに一礼し、先ほどの通信機により命令を下した。
 「規定どうり殲滅作戦を発動する。目標はカルマール以下怪人及びその蒸気獣の破壊。
ただしコルボーなる怪人は生かしたままに捕縛せよ。
この戦いにより仏蘭西、いや全欧州の命運がかかっている…。
いざ立ちあがれ乙女達よ! あなたがたが救国のジャンヌ・ダルクとなるのです!
今より作戦名・怒りの日を発動する。頼みましたよ…。」
 「な?! き、貴様余を裏切るつもりか…っ! くぅぅっ!! 人間如きが…!
いでよポーンどもよっ! そしてお前達も戦うのだっ!」
 フィリップは大神達を囲んでいる兵士に命令を下し、危険領域から退避させ自らも
危険領域外で闘いの指揮を下していた。
177暇人:2001/08/18(土) 00:15 ID:kCI9gOZI
…闘いは長くそして激烈の一言に尽きた…。
 そして。
 カルマール以下怪人はコルボーを除きその蒸気獣ごと爆発四散。その不浄なる肉片
と血飛沫によりこの闇の謁見の間を更に不浄なる物とした。
 量産霊力甲冑部隊の損害も5割を超え、多くの乙女がその命を露と散らせ…。
 フォン・フィリップによる仏蘭西の解放は成った…。
 …そして、この新兵器やそれに付随する技術により、彼の仏蘭西による欧州統一戦争
が始まる…。

 「…どうだい? ぼくの花火。君を苦しめた怪人どもはほら、そこらに汚い肉片と
なってちらばっているよ。もう怖くないだろう?」
 フィリップは量産霊力甲冑部隊を下がらせ、護衛の兵士と共に花火に向い微笑みな
がら優しく語りかけた。
 花火は先ほどと同じ何かを諦め諦念に到ったような、穏やかな表情でフィリップを見
つめ返していた…。
 …まるで、みずからの役目。
 そして、運命を悟るが如くに…。
 「そうね…フィリップ…。あなたが生きていて良かった…。これで私もようやく…。」
 「そうだよ。花火。もう少しだから…。よく今までがんばったね…。」
 大神達はようやく現状を認識し、自失の時から解放された。
 「フィリップ…貴様! この為に多くの同朋の血を流して来たとでも弁明するつもり
かっ!」
 フィリップはグリシーヌのやり場の無い怒りを、微笑みながら受け流した。
 「グリシーヌは変わらないね。あいかわらずのじゃじゃ馬ぶりだ。」
 「なっ! 貴様…!」
178暇人:2001/08/18(土) 00:17 ID:kCI9gOZI
大神は姿勢を正し、自身の目をフィリップの茶色い目に焦点を合わせ、自身を抑制
しながら尋ねた。
 「貴様はこの時のために自身の仲間達をそして花火くんを裏切り、多くの血を流し
て来た。この事は間違いないな?」
 フィリップは大神の気迫に動ずる事無く、穏やかに頷いた。
 「ならば聞こう。貴様は本当に仏蘭西のいや欧州のためを考えカルマールに忠誠を誓い
伯爵号を得たのか? そして…貴様はこれから何をするつもりなんだっ!
あの霊力甲冑の力を何の為に用いるつもりなんだ…!」
 殆ど表情を変える事無くフィリップは事も無げに言い放った。
 「勿論、ぼくと花火のための黄昏の王国を築くために…。手始めに欧州をそして亜米利加、
亜細亜、阿弗利加…全てを手にするでしょう。」
 フィリップが「おいで花火。」と言うと、花火は少し申し訳なさそうにだが確実な
足取りでフィリップの元へと向かった…。
 「行っちゃだめです! 花火さん! その人は…その人はっ! こ…こころが歪んで
いますっ! 花火さん…。」
 「ごめんなさい。エリカさん。そして皆さん…。やはり私は…。大神さん…ごめんな
さい……。」
 「行っては駄目だ! 花火っ! 行くなぁーっ!」
 「ふん。勝手にしやがれ…。」
 「僕達を置いて行くの!? はなび…! 行っちゃ駄目だよ!」
 かっての仲間達が花火を引きとめようとする…。しかし花火は足取りを緩めなかった。
 …そして。
 「こうするのは本当にひさしぶりだね。嬉しいよ。ぼくの花火。」
 「えぇ…。フィリップ。私…私っ!」
 泣きじゃくる花火をフィリップは優しく抱きとめる。
 「そう、やはり花火…。花火には涙と憂い、そして死の影がその美しさをいや増す…。
179暇人:2001/08/18(土) 00:19 ID:kCI9gOZI
「…! フィ…リ…ップ…そう…ね…。っ! ぁぅ…。」
 フィリップは花火を抱きしめながら、その淡雪のような白さを持つ、背中の柔肌を鋭い
刃により「すぅ」と刺し込んだ…。
 白き肌が「ぷっ」と言う音を立て、白い肌から血が豊かな泉のように「どくっどくっ」と
心臓の鼓動に会わせて溢れ出る。
 花火の黒き喪服の背中の部分が血により肌にぺたりと張り付き、その喪服の黒さを増して
行く…。その喪服の黒よりさらに漆黒の黒がその領域を増して行く…。
 「ぅぅ…。ぃ、ぃたい…。フィリッ…プ…。あなたは…やは…り…。」
 フィリップは大神達を囲む兵士の一人に命じ、花火の応急治療を行わせた。
 「閣下にご報告します。この方の傷は浅いので命に別状はありません。ただ、出血の
ため意識が少々混濁されておるようです。」
 兵士はフィリップの行為に疑問すら持たず、ただ崇拝の念を持ってそう報告した。
 「貴様ぁっ! 花火くんになんということを…っ! 貴様は! 貴様はぁ!」
 「口を出さないで貰いたい。これはぼくと花火との間での事です。それと口を慎んで
もらったほうが良いようですね。」
 フィリップは兵士達に命を下した。
 「あの子供の足を一発撃ちなさい。ただ絶対殺さぬよう留意する事。」
 撃てっ! という声と共に銃剣から弾丸が発射され、コクリコの左足のふとももの部分を
貫通する。
 動脈を切断したらしく、コクリコの左のふとももからは噴水のように血が噴出し、自らの
血の池の中で体じゅうを血で染め泣き叫びながら転げまわる…。
 「あぐうっ! 痛いよっ! 痛いっ! イ、イチロー痛いよ…っ! あぐっぅ!」
 「早く直してあげたらいかがかな。エリカさんが奇跡を用いる事は報告書で知って
ますよ。」
 その言葉により火がついたようにエリカが治癒の光をコクリコに当てて行く…。
180暇人:2001/08/18(土) 00:20 ID:kCI9gOZI
少し今回は残酷度が足りなかったと思うのですが
御許しを。
また明日にでもアップできると思います。
181名無しさん@ピンキー:2001/08/18(土) 05:47 ID:FTMZ1cwY
花火従順すぎ。
もう少し抵抗して欲しいね。

で、逆らったらコクたんやグリ・大神にとばっちりが来ると(w
(ロベ公は論外)

花火「やめて!やめて下さい!」
名無しA「なら言うとおりにしろやゴルァ(゚Д゚) 」
名無しB「そうだそうだ!とっとと脱げやゴルァ(゚Д゚) 」
名無しC「殿方の言う事には逆らっちゃダメだよ〜ヒヒヒ」
名無しD「花火たん……ハァハァ」
182名無しさん@ピンキー:2001/08/18(土) 06:12 ID:FTMZ1cwY
名無しA「ほらほら〜早く脱がないと隊長さんの
     ティムポ切り落とすぞゴルァ(゚Д゚) 」
名無しB「切ったティムポは花火たんにあげるからね〜(藁」
名無しC「愛しい大神さんの生バイブとして使ったら〜ヒヒヒ」
名無しD「大神たん……ハァハァ」
名無しA・B・C「お前は黙ってろ!」
183名無しさん@ピンキー:2001/08/18(土) 06:24 ID:FTMZ1cwY
名無しAの持つナイフが大神の剥き出しにされたモノに食い込む。
大神「花火くん!俺に構わず逃げろぉ!」
名無しA「女の前だからっていい格好するんじゃねえ!ゴルァ(゚Д゚) 」
名無しB「汚ねえモノぶら下げてよく言うぜ!」

花火「……脱ぎます」
名無しA〜D「何〜聞こえんなぁ〜!
       その程度で隊長様が救えると思ってるのかぁ?」
大神「花火くん!やめろぉぉっ!」

花火「脱ぎます!全て脱ぎますから大神さんを離してあげて下さい!
   お願いです!」
184名無しさん@ピンキー:2001/08/18(土) 06:50 ID:FTMZ1cwY
名無しA「聞いたか!隊長さんよ!あの淑やかな花火たんが
     俺たちの目の前でハダーカになってくれるとよ!」
名無しB「それじゃ早速脱いで貰うかねぇ」
名無しC「男爵令嬢のストリップか(藁」
名無しD「靴下脱がないでね……ハァハァ」

大神(花火くん……俺を……無力な俺を許してくれ)

花火(大神さん……私を軽蔑しないで
   こうするしか……ないんです)
185名無しさん@ピンキー :2001/08/18(土) 13:14 ID:wj5inSak
>>181-184
おれ的には、こういうノリの方が好きだね。
っていうか、100gで書かない?とスカウトしてみる。
186181-184:2001/08/18(土) 13:35 ID:IryEqYfM
>>185
有難いけど、ギャルゲ板は基本的にエロネタ禁止だからスマソ
187186:2001/08/18(土) 13:47 ID:IryEqYfM
DC閣下と暇人さんの作品に感化されて>>162で一念発揮した者です。

設定としては、便所のクソ以下に汚く非道な4人の名無し達による
卑劣極まる奸計に墜ちた清楚可憐で勇敢な花組副隊長、北大路花火を
ヒロインに進めて行く予定です。
188ウイソシュナイト:2001/08/18(土) 14:19 ID:IryEqYfM
なお、SS更新の関係上、コテハンを名乗るので何卒ご容赦の程を

その日の気分によりコテハンを変えることがあるのでその点は
気にしないように
189ウイソシュナイト:2001/08/18(土) 14:57 ID:IryEqYfM
四対の卑猥な視線による呪縛の中、花火は戦闘服を震える手つきで脱ごうとする。

花火「…………」

名無しA「何やってんだ!さっさと脱げよゴルァ(゚Д゚) 」
躊躇する花火に業を煮やした名無しA(以下A)が怒声を放つ。
B「体にわからせた方がいいなぁ〜」
Bが卑猥な笑いを浮かべつつ、立ち竦む花火に近づいていく。

大神「やめろ!花火くんに何をする気だ!」
C「テメエは黙ってな!」
大神を羽交い絞めにしているCとDが殴り掛かる。
大神「ぐわあぁっっ!」
後ろ手に手錠を嵌められている為、僅かな抵抗すら出来ない。

花火「大神さん!」
B「おっと、ストリップ嬢は大人しく舞台に……」
バシイィィィッ!!
花火「ああっ!」
Bの平手が花火の白い頬に勢いよく叩き付けられる。
B「戻るんだよ!……隊長さんが玉無しの生涯インポになって
  欲しく無ければな〜ヒヒヒ」
頬を押さえて蹲る花火の黒髪を掴み、強引に起こすB。
190エリック:2001/08/18(土) 19:57 ID:SOHVxiwM
>D・Cさん
オペラ座地下三階の拷問部屋(勝手に命名)、
楽しんで拝見させていただいております。
D・Cさんの書かれる花火の舞も拝見したいです。

ところで皆さん花火がお好きのようですが
他の華撃団の方々の拷問は好まれないのですか?
191名無しさん@ピンキー:2001/08/18(土) 20:00 ID:QZGxJV96
|    _____________
 |  /
 |  | 臨時ニュースをお伝えします。
 |  \_ ___________  ___________
 |     V                 /
 |    ∧_∧        ∧ ∧    < このスレの人気bPが花火たんである事が判明しました
 |    ( ´∀`)      (゚Д゚ ,)     \____________
   ̄ ̄ ̄( つ□ ) ¶ ̄ ̄ ̄(<V> ) ̄¶  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
|      | モナー.|   .| ギコ.  |   ┌2ch―――――┐      |
|      |____|      |____|   | モナーNEWS |      |
|                           └―――――2ch┘      |
192エリック:2001/08/18(土) 20:08 ID:SOHVxiwM
私は、真宮寺さくらの絶望に満ちた顔が見たいよ……
193名無しさん@ピンキー :2001/08/18(土) 20:18 ID:QZGxJV96
194暇人:2001/08/18(土) 21:14 ID:QdLIPBjs
>>ウィソッシュナイトさん
どうも私はその感じの乗りの物を書くのが苦手なようで…。
ウィソッシュナイトさんのSSの感じでは、これからの展開
としてエロスが楽しめそうで期待しています。(藁
がんばってください。
>>192
エリックさん今晩は。
私は帝都の方々より巴里の乙女を偏愛しているのですが、
どなたか帝都の乙女のSSを書いて下さると良いですね。

昨日の続きをアップします。
少しづつ花火嬢や他の方々には苦しんで頂こうと考えて
いるのですが、皆さんはもう少し激しいのが宜しいので
しょうか?
195名無しさん@ピンキー:2001/08/18(土) 21:14 ID:JPgBZCnE
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196暇人:2001/08/18(土) 21:14 ID:QdLIPBjs
「こんな酷い事を…。どうして!? どうして花火さんの……者が…。」
 最後の一言は言葉にならず涙を浮かべながらエリカは呟いていた…。
 「このように口を慎んでもらおう。勿論、グリシーヌ。君もね。」
 「…くぅっ!!」
 フィリップは大神達を連れて行くよう兵士達に命じ、大神達に向い言葉を紡ぐ…。
 「これからはぼくと花火の為に戦って貰います。ぼくの命があるまでは好きにして
下さい。ああ、それとムッシュ・大神。日本政府はぼくを承認しあなたへの指令も
届いてます。…ぼくに協力するように、との事です。ではまた…。」

 そしてフィリップは花火を抱え、自室へと戻った。
 「ああ、やはりここにいましたか。あなたの事だ。先に来ているとは思ってましたよ。」
 フィリップの居室には黒衣の怪人コルボーが室内灯により黒き影を作りながら
直立していた。
 「我は逃げたにあらず。命を惜しんだにあらず! 我の大義をまっとうせんがため
古代のユダヤの民の如く、捕囚の苦き酒を嚥下せり!
貴公の事は天が地を知るが如くに知っている! 嗚呼、マドモァゼルは罪な方。
我等2人を暗き死の息吹により導きたもう!」
 「…あなたには感謝しているんですよ。花火の魅力を更に開花させ、ぼくとあなた
そして…花火が行き着くであろう物を提示してくれましたから…。」
 「神よ御照覧あれ! ここに地獄のメフィストフェレスの如くに邪悪な人間有り!
彼の者に呪いを!
そして死の神タナトスよ神に呪われしあなたの忠実なる使徒に祝福を!」
 「そろそろ花火を起こすとしよう…。大丈夫かい? ぼくの花火…。」
 「…っ…ぅぅ…。フィリッ…プ…。…やはりコルボーもいるのね…。」
 「おお、マドモァゼルよ! 今のあなたは神々しいばかりに美しい! 死の神
タナトスと冥界の王プルートがあなたのため争うだろう! 生の翳り、死の暗闇。
嗚呼、全ての暗き美徳を持つ黒衣の君よ!」  
197暇人:2001/08/18(土) 21:15 ID:QdLIPBjs
「花火。ムッシュ大神達も君とぼくの為に戦ってくれるよ。もうすぐ世界は
戦乱に覆われ、死と絶望、悲嘆と憎悪がこの世界に満ちる…。
その中でこそ…花火。君の漆黒の髪、漆黒の喪服、そしてその死へと引かれる心が
光輝くよ。そして…一緒に。
弔辞はこのコルボー君が命を込め詠ってくれる…。」
 そう言うとフィリップは部屋を出て行った。
 コルボーと同じ部屋で2人きり…。
 しかし、恐れは無くただ甘く優しい闇と死への希求があった…。
 先ほどの傷が痛む。
 きりきり、或いはしくしくと…。
 痛みもまた命が内包する物…。
 全ては命あるが故。
 花火はベットに横たわり、傷を圧迫する服を脱ぎ捨て肌着だけの姿となった。
 コルボーはなにも言わずそれをただ見つめている。
 おもむろに「爪切り」のような物を取りだした。
 それは先端が鋭い刃となっており、平たくなっている以外は普通の爪切りと
大差がなかった。
 しかし、先端の部分を爪と肉の間に差し込ませると、爪きりとは逆の原理により
先端が口を大きく開き爪と肉を分離させる。
 コルボーは慣れた手つきで花火を、ベットに荒縄により固定した。
 肌着だけで横たわっているので背中からの血が、破瓜の血のようにベットのシーツに
染み込んで行く…。
 そして荒縄で固定された手足も皮膚と縄が擦れるにつれて出血し、血が滲んで行く。
 花火は背中の痛み、縛られた手足の痛みを感じながら考えていた。
 …自分はいつから死に惹かれてきたのかを…。
 わからない。フィリップが死んだと思った時かと、今までは考えていたがそれは違う。
 その出来事は切っ掛けであり、自分にそのような素因があったのだろうと今は考え
ている。
198暇人:2001/08/18(土) 21:16 ID:QdLIPBjs
…いつからだろう…。
 …そう、生まれた時からかな…。
 …でも…。大神さんは…。
 生きる勇気を私に…。
 「では死に見入られしマドモァゼルよ。痛みは生の証なり! 故に忌避すべきもの
唾棄すべき物。もてる力の全てを用いて生すなわち痛みを否定されよ!」
 コルボーは嘆息を漏らしながら花火の生爪を一本一本剥がし始めた。
 「ばきっ!」という音と共に血に塗れた、白い真珠のような爪が宙を舞う。
 それに花火の悲鳴と吐息がバックコーラスとして響き渡る…。
 「ばきっ!」
 「ぁぐっ!」
 「べきっ!」
 「うぐっ!」
 それは指の爪10本と足の爪10本、全てを剥がすまで続いた…。
 「もっと聞かせておくれ! 命を否定する痛みのソプラノを! そして苦しんで
おくれ! 黒衣のマドモァゼルよ! 我を受け入れんが故に! あなたは純粋が故に
邪悪、純潔が故に淫蕩なり!」
 花火は全ての指先から血を流し、先ほどまで自身の一部であり今は、血に塗れ床に
転がっている白い爪を見つめながら思った。
 私が生きている間は皆は無事でいられるかもしれない…。
 でも、私とフィリップのために戦争に駆り出される…。
 私が死んだら…。その時はフィリップも死ぬから皆は大丈夫…。
 …本当に? わからない…。
 コルボーはそっと花火の裸足の足の甲に接吻し、その白く蒼ざめた足に塗れた皮
で作られた靴下を両の足へと履かせた。
 そして、その靴下にランプの炎を近づける…。
199暇人:2001/08/18(土) 21:17 ID:QdLIPBjs
「マドモァゼルの肌はまるで黙示録の蒼ざめた馬のように、蒼くそして美しい。
その静脈は白き雪原を流るる蒼き清浄なる河の流れの如く!
そして我はその雪原を溶かし、紅き大地としようぞ!」
 濡れた皮は乾燥が進むにつれ伸縮して行く。
 そして、足を圧搾しようと絞め付け激しい苦痛と不快感を与える。
 それが与える苦痛と不快感に花火は喘ぎ、苦痛の声をほどばしらせていた。
 「ああぁ! ぐぅぅ…っ! あふぅ! ぁ…はぁはぁ…っ! あぐっ!」
 さきほどの生爪を剥がした傷跡から更に血がほどばしり、足首より下全体が鬱血し
痛みは時と共に増すばかりであった。
 「…ぁはぁはぁ…。うぐぅ! あが…ぁ! うっ…ぐ! がはぁっ! も…う…。」
 コルボーは暫くの間、花火が苦しみ悶える姿を鑑賞するとこう言い残し部屋から出
ていった。
 「悲劇と喜劇は表裏一体なり! 悲劇は喜劇に。喜劇は悲劇に。悲劇を喜劇にせぬ
ためにもまだしばし時を…! では、また次ぎの開演にてお会いしましょうぞ!」
 …コルボーが部屋を出て花火は取り残され、皮の靴下による圧迫により生爪を剥がした
部分はすでに壊死しかけ、足首より下は赤黒く水死体のようになっていた。
 花火は無人の部屋で叫び悶え続けた。
 彼女の最愛の人が戻るまで…。
200ウイソシュナイト :2001/08/19(日) 00:18 ID:5PI68nSw
>>暇人さん
はじめまして、ご高名はかねがね……
私にとって、サクラ大戦=北大路花火であり、それ以外は全てその他大勢です。
したがってこのSSもその趣旨に沿っていきたいと考えています。
ご感想ご指摘を頂ければ幸いなので、何卒よしなに。

尚、私の名はウイソシュナイトです。
ウィソッシュナイトではないので(W
201ウイソシュナイト:2001/08/19(日) 00:53 ID:5PI68nSw
B「脱げないのなら俺たちが脱がせてやろうか?もっともその時は
  約束違反として隊長さんのティムポをちょん切るがな!」
A「上官を見捨てて自分だけ助かろうというのかい?」
花火「す…すいません。今度はちゃんと脱ぎますから、もう大神さんに
   乱暴するのだけはやめて下さい。」
B「さあて……嘘つきお嬢様の言う事なんて信用できないね」
A「そうそう、再度頼むならもっと丁寧に言って貰わないとね。
  こういう風にね」
Aが花火の耳元で囁く。
花火「そ、そんなひどい事を……!」
A「隊長さんのためなら何でもするんじゃなかったのかな〜」
B「愛は女を強くするんでしょ?早く言った方がいいよ〜」
あまりにおぞましい強制に口が開かぬ花火。
C「お〜い!もう斬っちゃっていいかな〜」
Cの声に驚愕した花火は、遂に屈服の言を吐く。
花火「い……言います!」

花火「わ、私巴里華撃団副隊長、北大路花火はこれから皆様の御前で
   オ、オ……ああ!」
C「まだ続きがあるんじゃない〜」
Cが大神の硬直に当ててるナイフを持つ手に力を入れる。
大神「ううっ!」
202スター魔淫:2001/08/19(日) 01:27 ID:rcOxS4ww
ああ、とうとうギャルゲー板のちんこ花火スレが「大きすぎ」って出るように
なちゃった。書き込め無いよ、困ったなぁ。
本当にここで続きをやろうかなぁ。
でもなぁ、グリシーヌが出ないんだよなぁ。ちんこ付き花火だからなぁ。
おまけに思いっきり途中からなんだよなぁ。前スレが倉庫に行くまで待とうかなぁ。
203暇人:2001/08/19(日) 01:59 ID:DLCo6rNU
>>ウイソシュナイトさん
名前の件は申し訳ありません。私はグリが好きなのですが
花火は結構人気があるようなので、結構需要があるのでは
ないでしょうか?
SSはとても読みやすく扇情的ですね。
拷問というか虐めるのが上手そう。(藁
私もあなたのように読みやすくして行きたいとは考えているのですが…。
>>スター魔淫さん
私としては生々しくない、耽美なアンドロギュヌスのSSは読みたと思
います。スター魔淫さんのSSはあちらで楽しく拝見させて頂いており
ました。
後、個人的見解ですがグリシーヌには特に拘らなくともよいのでは?
204名無しさん@ピンキー:2001/08/19(日) 05:56 ID:BHbB/qzE
>>暇人さん
女性キャラへの窒息系水責めを希望します。
苦しむ様子・息が出来ない時間辺りを特にお願いします!
205ウイソシュナイト:2001/08/19(日) 06:10 ID:G0vJUyi.
花火「ああ…待って下さい!」
C「長くはダメだよ〜ヒヒヒ」
D「大神たんの血…ハァハァ」
興奮したDが大神のモノをしごきだす。
大神「ううっ……はぁっ……は、花火くん……」
油汗を流し必死に堪える大神。
花火(大神さんの前でこんな事を……ああ、神様!)

花火「……オッパイもオ、オ……オマンコも全てさらけ出してご覧に入れますので
   どうか存分に見物してください……うっ、ううっ…」
卑猥な宣誓を言い終えると同時に、花火の深緑がかかる双眸から涙が流れる。

A「おい!皆聞いたか!あの花火たんがオマンコとか言ってるぞ!」
B「へ〜花火たんにもオマンコあるんだ〜(藁」
C「当たり前だろ!いくら花火たんでもオマンコもアヌースも両方あるだろうよ、
  とびきり可愛いのがな!」
D「花火たんのオメコにケツの穴……ハァハァ
  うっ、ドピュッ!!」
A・B・C「やめろ!!!」
206名無しさん@ピンキー:2001/08/19(日) 08:59 ID:pD057//Q
グリたんは?
207名無しさん@ピンキー :2001/08/19(日) 10:04 ID:IY5TfBoc
>>186
問題ナッシング!
たまに遊びにおいで!!
208sexton:2001/08/19(日) 13:04 ID:lhDR36u6
続きが読みたいぞ
age
応援応援!
209スター魔淫:2001/08/19(日) 18:56 ID:rcOxS4ww
ギャルゲ板から引っ越ししてきました。
前スレ
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gal&key=991868845&ls=100

一応、あらすじです。
 巴里華撃団は、見事にカイカールら魑魅魍魎を撃退した。大神は、カルマールを倒した後、任務が終了した
ため帰国した。しかし、ある日突然、コルボーが蒸気獣を引き連れて、人々の目の前に現れた。大神のいない
今、副隊長の花火が、巴里華撃団の隊長となって戦う。
 しかし、戦闘中に花火は自分ぼミスにより、敵のコルボーに捕まってしまう。捕虜となった花火には、残酷
な拷問が待っていた。体中を傷つけられて、血まみれになり、満身創痍の花火はコルボーの前についに倒れる。
その時、残りの巴里華撃団が救出に駆け付けて、花火は助け出される。
 シャノワールに戻った花火は、エリカとメルとシーに治療と称して、3人に愛撫され絶頂に達した。
210スター魔淫:2001/08/19(日) 19:00 ID:rcOxS4ww
 エリカは、まだ幼い花火の肉棒の先を両手で摘むと、ゆっくりと左右に皮を引っ張りながら向き始めた。花火
の肉棒は、ゆっくりと皮がめくれて。生まれたばかりの赤く柔らかな亀頭があらわになった。
「はぁぁぁあ、お願いします、剥かないでぇ!…ぽっ」
 花火は、 初々しくプックリと赤く腫れた自分の亀頭を、顔を隠した両手の指の間からこっそりと覗きながら、
悲痛な声をあげた。初めて勃起した自分の肉棒を見た花火は、あまりの恥ずかしさのてめ体を硬直させてブルブ
ルと震えている。しかし、エリカは花火の声など気にも止めず、さらに弛んだ皮を完全に延ばすと、パチンっと
引っ張って弾いた。
「とっても、可愛いです。ちゃんと、全部しぼり取ってさしあげます。」
 エリカは、花火の亀頭を見つめながらそう言うと、フーっと息を掛けた。
「はぁーーッ!く、空気がーー!ヒリヒリするぅぅぅーッ!!」
 生まれて初めて亀頭にヒヤッとする旋律を感じ花火は、恐怖に震えながら、嫌がって首をフルッフルッと左右
に振った。更に、エリカは舌先を動かして、花火の肉棒に突き出たカリを沿うように嘗める。
「ちゃんと洗ってるんですか?とっても臭いですよ、高級なブルーチーズみたいです。ここからオシッコを出し
てるんですよね。女の子の癖に。全然、拭いた事がないんでしょ、汚いですねェ。」
 エリカは、屈辱的な言葉を花火に言い放ち、彼女の男爵家令嬢としての自尊心を傷つける。
「そっそんな…。やめて…。」
 チュッチュッと、やらしい音を立てて、エリカは肉棒の先端にある尿道口に口付けをする。
「ゆ、許して、ひあぁああ、」
211スター魔淫 :2001/08/19(日) 19:02 ID:rcOxS4ww
 エリカは、ゆっくりと右手をふぐりに回すと、手の平で摩りながらコロコロと血管を剥き出した玉を転がした。
花火の肉棒はエリカのテクニックによって、さらに大きくなる。肉棒は脈動にギンギン張り上がり、官能の波が
花火の精神を溶かしていく。そして、エリカは、花火の勃起した肉棒を根元の方からパックリとしゃぶり付くと、
トロケルような舌を肉棒に絡ませる。
「ああぁ、な、何!?すごい熱い、私の…が熱いです…。」
「気持ちいいでしょ?こんな事されたのは、初めてなんでしょう…?さぁ、我慢せずに全部出して。」
 エリカは、左手で整った黒い淫毛に触れると、付け根からしぼるように上下させる。シュパッ、シュパッと音
を立ててエリカの柔らかい舌と粘液が肉と擦れあう。花火の頭の中で、火の付いた導火線が加速し、発火装置の
直前にまで達している。
-はぁ、も、もう我慢出来ない、っぽ…
 花火の腰の奥から、天空の向かって膨れ上がった肉棒の先端に向かって、発火した打ち上げ花火が怒涛を上げて
吹き上がった。
「はぁぁあああ…!!」
 ビクッ、ビクッ、、ビュルッ、ビュルッと、体を痙攣させると、花火は白濁した粘液を勢いよく射精した。
 エリカは、吹き出した花火の精液を、全て飲み込むようにゴクゴクッと音とたてて飲み込む。
「初めてだったんですか?すごく濃厚なエキスでしたよ。」
 目に涙を潤ませ、虚ろに虚空を見つめながら花火は、返事も出来ずに息を荒くして、絶頂の余韻を感じていた。
「ちょっと、一人占めはダメですよ。エリカさん」
「そうですよ、私達が着替えてる間に、花火さんの童貞を奪うなんて」
 服を脱いでランジェリー姿に着替えた、メルとシーが花火の寝ているベットを取り囲んだ。
「申し訳ありません。つい、あまりに可愛かったんです。」
 エリカは、頭を下げて謝ったが、その表情は笑みを浮かべて、とても謝っているようには見えなかった。
212スター魔淫 :2001/08/19(日) 19:03 ID:rcOxS4ww
「次ぎは、私達の番ですね。」
「エリカさんも、さっさと脱いで下さいね。」
 今度はメルとシーが、花火の肉棒を左右から責めはじめた。花火の肉棒は一回の射精では衰えることも無く、
脈打ち精力をみなぎらせている。メルとシーは、何度も何度もエレベーターが上下するように肉棒を下から上ま
で隈無く嘗め廻しだす。虚空を見つめて朦朧としていた花火は、二人の新たな責めを自分の秘所に受けて、再び
官能という混濁に中から意識を呼び戻された。
「あひっ、ひあぁ!まってぇ」
 メルが亀頭を口に含むと、長い舌で亀頭のカリにクチュクチュと絡ませる。すると、シーは、左手でふぐりを
持ち上げると、唇を添えてチューっと吸いはじめた。一度に肉棒と玉を責めたてられて、花火の淫核に熱い官能
の旋律が襲い掛かる。
「ああ、はぁぁあ!」
「こちらも、御相手しませんとね。」
 そう言って悪戯な笑顔を見せるとメルの指を、花火のクレバスをゆっくり流し込む。すでにグッショりと愛液
を流している。メルの指が愛液を剥ぎ取るように上下すると、ピンクの秘唇が少しずつめくり上がる。もちろん
指で花火の秘部を触っている間も、肉棒を責めtたてるメルとシーの口と舌は休まることは無い。
「ヤマトナデシコの花火さんは、触った事も無いんでしょ?」
 メルが、口の中で花火の粘液を転がしながら言った。
「はぁっ、いやぁ、やめて」
「こんなにスケベな液を出して、ゲイシャなのでは?」
 シーが、両手で玉をコリコリと握ったり放したりした。
213スター魔淫:2001/08/19(日) 19:04 ID:rcOxS4ww
「ーがぁあ!あは、ぁああー」
 自分でさえ触った経験の無い秘部を触られた花火は、ビクッビクッと体を震わせて耐える。なんとか足を閉
じようとするが、先程、イッた時の影響で腰がくだけて力が入らず、足を閉じる事が出来なかった。
 体中の毛穴が開き、火照りきった体を冷そうとして、プツプツと油のような汗を吹き出している。今の花火
に出来ることは、両手で必死にシーツを掴んで、衝撃と快感の嵐を、過ぎ去るまで耐えることだけだった。
 メルは、秘部に絡めた指をいったん放して、自分の鼻先に持って来た。花火の愛液で、ドロドロになった人差
し指を見ると、メルはさらに二本の指を秘裂の奥深くにねじ込んだ。
「-はぁあぁ、ぁっぁあ…。」
 花火は、異物を体の中に入れられて、悲痛な叫び声をだす。
 花火の秘裂の中は、とろけるように柔らかく。その肉ヒダは、メルの奥深くに入った2本の指を、排除するか
のようにギュッ、ギュッ、締め付けた。
 更にメルは、指をせめぎ合う秘肉を引き裂くように、秘孔の奥に押し込む。その時、メルは奥にある引っ掛か
るような感触を確認した。
「花火さんは、まだ、乙女のままでしたのね。」
「あら、てっきり大神さまに差し上げたと思っていましたのに…、私達が奪ってもよろしいのでしょうか。」
 それを聞いて花火は、体をそりかえらす。
「ダメ!お願いです。それだけは…。」
-ああ、中尉にささげる筈でしたのに…っぽ。
 花火は、最後の言葉を飲み込んだ。その時、エリカがメルとシーの背後から現われた。
「そんなに、怖がらないで下さい。」
214スター魔淫:2001/08/19(日) 19:05 ID:rcOxS4ww
 そう言うと、生まれたままの姿になったエリカは、花火の恐怖を取り除くように、大きな胸で花火の頭を抱き
しめた。まさに女神のように白く柔らかい豊かな乳房が、上からおおい被さるように花火の頬に当る。
-はああ、エリカさんの胸が…。
 エリカの包容で、再び花火は官能に酔いはじめた。エリカの放慢な胸は柔らかく、そのきめ細かな素肌からは
甘い香りがした。
「お嫌なら、こちらを頂きましょう。」
 そう言いがら、シーは指を花火の菊門をさわりはじめた。
「ああ、そんな所、きっ汚いですよ。」
 しばらく、シーは菊門のヒダをメリメリと中指で押し拡げると、ゆっくりとアナルに押し込んだ
「あ、いっ、痛い、いやっ!」
 花火の悲痛な叫びも叶わず、シーの指は、第一関節、第二関節と順番に肉ヒダを押し分けるように入り込んで、
とうとう、花火のアナルはシーの中指を根元まで飲み込んだ。
「ああ、ひいぃいん、もう、ダメェ」
 花火は、菊門まですっかり愛液と、腸液でドロドロになっていた。一度に二人で肉棒をしゃぶられて、秘部と
菊門の両方に指を差込められて苦痛と官能の波が花火の体の心に何度も襲いかかり、体を身悶えて、意識が遠く
なりそうになっていた。
「ひとりだけ奉仕してもらうのは、ずるいですわ。」
 エリカは包容を止めると、ベットに上がり、花火の頭を股の間に挟み込んだ。エリカのピンク色の綺麗な秘裂
が、花火の目の前に現われた。エリカの秘裂は濡れていて、テカテカと照り輝き、その間でプックリとした肉芽
が赤く腫れていた。
215スター魔淫:2001/08/19(日) 19:07 ID:rcOxS4ww
「さぁ、花火さん、私を嘗めてください。」
-あぁ、とっても綺麗、エリカさんの…。
 官能の海に飲み込まれた花火は、エリカの秘部を見て本当に宝石のように綺麗だと思った。そして、先程から
の官能的な責めにより判断力を削ぎ取られた花火は、赤いルビーのようなエリカの肉芽を恐る恐る嘗めはじめた。
「はああぁぁ…!」
 エリカは、体に溜まった熱を吹き出すように、ゆっくり吐息を吐いた。花火は、拙いながらも献身的に舌の先
でコロコロとエリカの肉芽をこねる。
「そう、とってもいいです。たーまやーです。」
 花火の規則適に動く舌に、エリカの秘裂はさらに濃い愛液をトロトロと流しはじめた。エリカは、右手でさら
に自分の秘唇を左右に開けて、花火の舌が奥に届くようにした。それでも、もの足り無いのか、エリカは開いて
いる左手で、自分の乳房を揉みはじめる。
 その時、シーのもう一本の指が菊門に押し込み、さらに押し広げた。苦痛が官能に変り、花火の女心に衝撃の
旋律が襲いかかる。
「ひぁぁぁあ-!-あはぁ-、ひぃ?」
 花火は叫び声を上げ、ビクッビクッと体を仰け反らせ腰をゆらす。その瞬間、花火は再びオルガニズムに達し
た。しかし、先程のような解放感が無い。花火は一体なにが起きたのか分らなかった。花火が、エリカの股の間
から自分の肉棒を覗くと、なんと、メルの手が花火の肉棒を根元でがっちりと掴んでいるのだ。これでは、どん
なにイキたくてもイク事が出来ない。花火の肉棒は、行く場の無い精液を貯まりギンギンに腫れている。
「エリカさんをいかせられたら、手をはなしてあげます。」
-えぇ!、そ、そんな…。
216スター魔淫 :2001/08/19(日) 19:13 ID:rcOxS4ww
ああ!いかん、大事な設定を忘れていた。この花火は両性具有です。
まだまだ、続きます。あまりに長いので、分けて上げますね。
これでも十分長いけど。300行を超えるもんで。
217名無しさん@ピンキー:2001/08/19(日) 19:17 ID:rcOxS4ww
>>210-215
以上、花火と真夏の夜の夢、2話#2です。
218名無しさん@ピンキー:2001/08/19(日) 19:24 ID:X45GtWU2
219ウイソシュナイト:2001/08/19(日) 19:32 ID:qhFn04Kw
嗚咽する花火の周りに四匹の悪鬼が群がり、一斉に拍手する。

A「え〜本日は皆さん、お忙しい所を集まりいただき有難うございますぅ!
  これより、巴里華撃団副隊長にして我らがアイドル、北大路花火嬢が
  ストリッパーに転向しての初舞台でございますぅ!」
B「ヒューヒュー!花火たん!」
C「応援するよ〜」
D「ストリッパー花火たん……ハァハァ」
囃し立てる悪鬼の群れに離れて、足枷に猿轡まで嵌められた大神が芋虫のように
床に這い蹲り、薄桃色の猛々しい一物を露わにして放置されている。

花火(お願い、大神さん……目を瞑って下さい!)
身に纏う黒い戦闘服を脱ぎながら、花火は心中で自分を凝視している大神に
必死に訴えていた。
昨日まで想像すら出来ぬこのような状況で、愛する男のみならず
人の皮を被るケダモノにまで肌を晒さねばならぬ……

花火(これは夢よ……そう、悪い夢だわ。
   だって、こんな事あるわけないもの……)
220名無しさん@ピンキー :2001/08/20(月) 02:11 ID:MaDp4kxs
>>209-216
ホモチンコ野郎は出て行ってください。

>>219
ブラボー!!続きキボン!!
221名無しさん@ピンキー:2001/08/20(月) 06:28 ID:ykOX12ao
水責め〜!窒息責め〜!
222ウイソシュナイト:2001/08/20(月) 06:41 ID:ZqsRmbHE
純白の下着姿となる花火。
B「う〜ん、白のブラにパンティーとは清純な花火たんらしいね〜」
A「俺は黒だと想像してたけどな〜」
C「さあさあ〜次はいよいよオパーイだよ〜花火たん…ククク」

男たちの歓声に促されるように、ブラジャーの肩紐に手を掛ける。

A−D「おおーーーっ!」
眼前に披露された花火の美麗極まる双乳に幾つもの淫らな視線が絡みつく。
覚悟はしていたものの、あまりの恥辱に耐え切れずに今しがた曝け出した胸を
手で覆い、しゃがみ込む花火……

花火「もう……もう、これで許して下さい!
   これ以上は……無理です!」

B「何〜!」
A「裸の意味がわからないのかい?」
興を削がれた男たちの表情に青筋が立つ。
223ウイソシュナイト:2001/08/20(月) 07:01 ID:ZqsRmbHE
A「花火たん……いや、花火
  俺たちをてこずらせるのなら少し痛い目を見て貰うかね…」
今まで半ばふざけ気味の口調が一変し、冷たい響きになる。

B「聞き分けの無いペットには……お仕置きが必要だな」
冷笑を浮かべたBが床にしゃがむ花火に近づいてくる。
花火「私は……あなたたちのペットなどでは……」
B「ペットだよ!」
言下に否定するBの言葉と同時に、一閃が飛ぶ。

花火「うあぁぁ!!」

花火の脇腹に赤い筋が刻まれた。
Bの手にあるのは、彼女もコクリコのサーカスで見た事のある
猛獣を躾けるための鞭だった。

B「う〜ん、花火たんの悲鳴は最高だね〜」
A「全ストになれないのなら代わりに歌って貰うかね……ククク」
224名無しさん@ピンキー:2001/08/20(月) 13:27 ID:QBya1JmI
興奮!
225224:2001/08/20(月) 13:39 ID:QBya1JmI
あ、興奮って言ったのはスター魔淫氏のSSの事です。
花火たんのちんこSS最高です!
絶対もっと書いて下さいね。楽しみにしてます。
>>224=>>225=スター魔淫
227名無しさん@ピンキー :2001/08/20(月) 20:16 ID:svatYFlI
228何かと交換して。:2001/08/20(月) 21:26 ID:iKMooQ5A
ミニモみ(みにもにに扮したアダルトビデオ)全部とジュンナちゃん、
アーティストのぷろもpvたくさんを
あげるぞ。msnめっせんじゃーで大体いるからともだちんとこ追加して送信してね。

http://ffkamg.hoops.ne.jp/JUNNA.JPG
http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/9473/777.JPG
http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/9473/080603.JPG
http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/9473/1.JPG
http://ffkamg.hoops.ne.jp/MINI1.JPG
http://ffkamg.hoops.ne.jp/MINI2.JPG
http://ffkamg.hoops.ne.jp/MINI3.JPG
http://ffkamg.hoops.ne.jp/MINI4.JPG
229ナイト:2001/08/20(月) 22:07 ID:LF.g0hzg
>>227
うおおお!良いっすねぇ!
230225:2001/08/21(火) 00:15 ID:br2LoDJg
>>226
荒らしですか?勘弁して下さい。
スター魔淫さんの様に人を楽しませる事をしているのを邪魔しないで下さい。
ちなみにちんこ花火たんスレからやってきました。
花火たんは本当にちんこがよく似合います。
231名無しさん@ピンキー:2001/08/21(火) 00:55 ID:YqwAPwhs
グリたんは?
232名無しさん@ピンキー :2001/08/21(火) 01:32 ID:4w5.ZZms
>>230
ちんこ野郎は帰れ
233スター魔淫:2001/08/21(火) 02:11 ID:PuF5UoMI
>>232
よく考えると、「ちんこ野郎」っておもしろい日本語だね。
そうかぁ、ふたなりに興奮してくれないかぁ。アブノーマルで、面白いんだけどなぁ。
その前に読んでくれてるのかなぁ…。
てなわけで続き。
234名無しさん@ピンキー:2001/08/21(火) 02:12 ID:br2LoDJg
麗しきグリシーヌ様にこそ、ちんこがよく似合う。
金色の長く美しい髪をそっとちんこに絡ませ佇むその美しさよ。
陽の光に輝く美麗なちんこよ。
235スター魔淫 :2001/08/21(火) 02:13 ID:PuF5UoMI
「さぁ、もっと、嘗めてあげて、」
 強烈な苦痛で肉棒を押さえ込まれた花火は、あがなう術もなく、まるであやつり人形のように、言われた通り
に再びエリカの肉唇に舌を入れた
 目をトロンとさせてエリカが、息を荒くさせながら、自分の乳首を揉みしだく。花火は、さらに両手を使って
エリカの秘部を広げると、秘裂の奥を嘗めはじめた。エリカがイキそうになる
 しかし、メルとシーはそれを邪魔するように、アナルへ押し込めれた指の責めが強くなり、トロトロになって
いる秘肉の引き裂く。敏感になり、腫上がった肉棒はふたび、ビクビクッと震え絶頂に達する。しかし、メルの
掴んだ手が緩む事は無い。精液が貯まりきった花火の膀胱は風船のようにさらに膨らみ、下腹部を圧迫し、痺れ
るような痛みが響きわたる。
「あっ-かはっ!あああ-っ!」
「花火さん、口が止まってますわ。」
 エリカは、我慢出来なくて、両手で花火の頭を掴んで、自分の股間の押し当てる。
「んぐぅ、ひぐぅ、はぁっ!」
 イキたいと言う一心で、花火は舌の動きを早くする。舌が絡めむ度にグショグショと音を立ててエリカの愛唇
からは愛液がしたたり、エリカは自分で自らの乳首を摘む。エリカの愛液が花火の顔にしたたり落ちる。
「ああぁ…、とってもいいですよ花火さん、もっと激しく弄くって!…吸い込んで…!」
-はぁ、エリカさんが喜んでくれてる…、もっとやらなきゃ…。
 花火は、唇をエリカに秘烈に押し当てると、ジュルッ、ジュルッ、とドロドロの愛液を吸いはじめた。それと
同時に、メルとシーの責めも激しくなる。メルは、花火のプックリと、何倍にも腫れた愛芽に爪を立てて、キリ
キリと押しつぶす。一方、シーの方は、脈動するアナルに押し込んだ指を鉤状にしてこね回し、花火の前立腺を
捕らえると、中指で弾き飛ばす。
236スター魔淫:2001/08/21(火) 02:14 ID:PuF5UoMI
「あがあぁぁあっ-!こ、壊れちゃう、あはっ-ひいぃいい-!」
 花火の子宮がキュウッっと、収縮して痙攣させ、愛液がお腹の奥の底から飛沫を上げて噴水のように愛裂から
吹き出し。ガチガチに固くなった肉棒が、ビクビクとうねり、花火は絶頂へと昇り詰めた。しかし叉も、出す事
は出来ない。メルの手は、残酷にも花火の充血した肉棒を掴んでいる。イケそうでイケ無いまま、押しては寄せ
る波のように、エクスタシーが花火の理性を蹂躙していく。
 それでもしかし、半分トランス状態の花火は、口と手の動きを止めることは無かった。
「はぁぁあ-、もっと!もう少しよ、ああ-ぁ!」
 エリカが、全身を震わせて、花火にさらなる責めを要求した。
 花火は、エリカの肉芽に歯を立ててやさしくかじった。その瞬間、エリカは体を捻り特徴的な美しく長い赤毛
を振り上げて絶頂に達した。
「うぅあ-、ひぁぁ!ああぁ--!、」
 絶頂に達したエリカのクレバスから、愛液が洪水のようにブシュッ、シューと吹き出した。さらに、吹き出し
た愛液に後から黄金水が溢れ出した。
 花火は、顔中がエリカの愛液の混じったドロっと生暖かい黄金水でビショビショになり、思わず顔を背けよう
とした。
「だめ!全部、飲むんです。」
「えっそんな、」
 口からだらしなく涎をたらし、恍惚とした顔のエリカは、両手で花火の頭の髪を容赦無く掴んで、自分の愛部
を花火の口に押し付けた。次ぎから次ぎへと溢れ出る黄金水が、無理矢理に花火の口に注がれ咽を流れて行く。
花火は、無我夢中でエリカの黄金水を飲み込んだ。
「うぶぶ、うぐ、んくんっ、んくんっ-。」
237スター魔淫:2001/08/21(火) 02:16 ID:PuF5UoMI
「こぼしてわ、いけませんわよ。吸い込むようにのむんですわ」
 そう言うと、メルが花火の肉棒を掴んだ手をさらに強く締め上げた。花火は再び絶頂に達した。しかし、当然
射精することはまだ出来ない。
 花火がオルガニズムを感じている間も、エリカ黄金水は、止めど無く花火に顔に注がれ続いた。
「ああ-はぁ-!ひぁあああ-ああ!」
 花火への放尿が終わり、エリカは断末魔を上げると、腰をガクガク震わせて崩れ落ちるように、ベットの上に
座りこんだ。エリカは、強力なオルガニズムにより、意識を朦朧とさせて座っていた。
 花火は、エリカの黄金水を飲み込み、ドロドロの愛液をキレイに秘部から嘗め取った。
「ああ、お願い、エリカさんをイカせました。全部飲みました。手を放して、出させて!」
「そうね、約束だものね。」
 シーはそう言いながら、花火の白くふっくらしたお尻を菊門に指を入れたまま鷲掴みし、そのまま腰を持ち上
げる。今迄経験したことの無い圧力が菊門にかかり、信じられない程の激痛が花火の全身に稲妻のように走った。
全中が熱く敏感になった花火の体は、痛みでさえ花火の精神をつき崩し、快感へと変える。
「ひがぁ!痛い、ああぁ-!」
 花火の真っ赤な肉棒が、メルの手の中でビクッビクッっと痙攣した。
「あら、今し方、イッたばかりなのに、もうイッてしまうなんて。花火さんて、いやらしい人だったのね」
「そ、そんな事…、無いです…、これは皆さんが…。」
 花火が最後まで言う前に、シーが菊門に余っていた薬指と小指を押し込み、4本の指が菊門を押し広げ、両手に
力を入れ菊門の中と、たおやかなお尻に爪を立てた。破瓜を破られたように菊門から鮮血がしぶき、シーの爪は
お尻に食い込んで、爪痕からは血が流れた。同時にメルは、花火の肉棒をまるで雑巾のように搾って捻り、肉芽
を摘み上げた。花火は、シーに依って持ち上げられた腰をガクガクと震わせた。またも花火に絶頂の波が襲った。
238スター魔淫:2001/08/21(火) 02:18 ID:PuF5UoMI
「いっ痛い!千切れちゃうます。いやぁ---!」
「誰が、いやらしく無いって?」
「こんなに、おチンチンをギンギンにさせて、イキたいんでしょ?」
 嗜虐心を煽られたメルとシーが、残忍な顔をして花火の精神を追い詰める。
「いやぁぁ!違う、私は、私は、」
 それでも、花火は最後の抵抗をメルとシーに見せ付ける。それを見た二人はさらに嗜虐心を煽られて、残忍な
顔を見せお互いに目配せをした。すると、メルは肉棒を両手で掴んで、そのまま上に持ち上げた。花火の下半身
の重さが、肉棒の付け根に掛かる。さらに、シーが花火の真っ赤に腫れ上がったクレバスと菊門に、グジュッと
3本づつ指を差し込んで下に引っぱった。花火の脳髄に、肉棒が千切れるような痺れと、愛部と菊門が引き裂か
れるような激痛が、巨大なハンマーで殴られたように響き渡った。
「ひぐぅー!ああぁぁ-!!」
 花火は、言葉にならない悲鳴をあげる。
「これでも、いやらしく無いの?」
「イキたいんじゃ、ありませんの」
 花火の血の混じった愛液が、クレバスと菊門から吹き出し、シーの両腕を汚していく。花火の全身の毛穴から
汗がプツプツと流れ出てきた。
「ひっぎっ!はぁ-、出したいです--ぅ。」
 とうとう何度目か解らない程の絶頂と官能が、清純な花火の心を突き崩した。エリカの黄金水を浴びて、鼻水
を流し、だらしなく口を開け涎を垂らしたその姿には、男爵家の令嬢として、奥ゆかしく物静な大和撫子の面影
は何処にも無く、そこには小汚い淫らな阿婆擦れでしかなかった。
239スター魔淫 :2001/08/21(火) 02:19 ID:PuF5UoMI
「ああぁ-!わ、私は、い、いやらしい淫らな女です。」
「うふふ、ははは、そう、花火さんは、とってもいやらしい女なんですよ。」
「全く、変態です…。うふふ。」
 メルとシーは、残酷に染まった悦びの声を上げた。
「ああ、早く出さして下さい。」
 涙を流して花火が、朦朧とした意識の中で必死に懇願する。既に花火の膀胱は、先程から何度イッたのか解ら
ないほどの絶頂によって吐き出す筈の精液が、貯まりに貯まって限界に達していた。膀胱は腫れて、華奢ながら、
花火の引き締まった下腹部はパンパンになっていた。
「それじゃ、約束どうり出させてあげますね。」
 メルとシーは、そのまま花火の腰を持ち上げると足を肩に回して、花火を折り曲げるように逆立ちさせると、
花火に自分の肉棒を自分の顔に向けて、頭の上に持ってきた。それでも、メルの手が、クレバスと菊門から抜け
ることは無い。花火の体は、シーの両手だけでバランスを取っている。
「用意が出来ましたよ。」
 そう言うとシーは、とどめとばかりに花火のアヌスに一気に手を押し込んだ。お尻の括約筋が限界を迎えメリ
メリと延びきり、骨盤がギリギリときしむ音が花火の体の中で響き渡った。
「あがぁーー!ひぎぁぁ--!」
「さぁ、貯まった精液を御自分で受けて下さい。」
 メルは、肉棒から手を放すと、パンパンに膨れ上がった花火のお腹を殴り付けた。精液の貯まったの腹が爆発
するような衝撃が走ると、花火は悶絶して全身をビクビクと痙攣させる。何度も訪れたオルガニズムの貯まった
花火の肉棒は、断末魔をあげながら爆発した。
ドピュッ、ビュルッ、ビュルルルルッ!
「あひッあはぁーー!ああ-!きっ気持ちいいー!」
 大量の濃厚な精液が、花火の上に降り注ぎ、美しい顔や体を臭く白く汚した。
「あはッ、き、気がおかしくなりそうです。」
 最高のエクスタシーと、オルガニズムの極みの波に襲われた黒衣の天使は、真っ暗な恥辱と官能の深海へと、
深く深く沈んでいった。
 花火は、精液を出し切ると体を痙攣させるとガクッと崩れた。ベットの上で朦朧と空中を見つめている花火の
その漆黒の瞳は、光りを失っていた。
240スター魔淫:2001/08/21(火) 02:29 ID:PuF5UoMI
>>235-239
以上、「真夏の夜の夢」2話#3 です。
2話は次ぎで終わり。3話しはロベリア×花火の予定だったが、
スレの題名に合わせて、グリシーヌ×花火に変えようかなぁ。
まぁ、グリシーヌだけにやる事は決まってるけどね。斧で…。
241名無しさん@ピンキー :2001/08/21(火) 07:11 ID:Hhgu3.Fc
ふたなりに萌える奴って、潜在的にホモの素質十分なんだとさ
242名無しさん@ピンキー:2001/08/21(火) 10:26 ID:br2LoDJg
>>240
面白かったです。興奮しました。
ロベリアが花火たんのちんこを責め倒す様も見てみたいです。
花火たんって総受けですね。
243暇人:2001/08/21(火) 18:42 ID:fcSCkPTI
>>223
残虐路線に行きそうな感じがしますね。期待して居ります。
>>227
とても良いものですね。ありがとうございます。
>>233
スター魔淫さん。いままでの読ませて頂きました。
いやぁ、なかなか(藁
これだけの長い文章を一気に読ませるお力をお持
ちのようですね。
ただ、私も人の事を言えないのですが誤字に気を
つけ人物の基本的な設定を生かすようにすれば、
更に良い物になるのでは。
続きも期待して居ります。

では続きをアップします。
244暇人:2001/08/21(火) 18:43 ID:fcSCkPTI
窓の外には嵐が吹きずさんでいた…。
 暗闇の中で花火はそっと目を覚まし、外の嵐を見つめていた…。
 「…起きたのかい? 花火。」
 眠っていたと思っていたフィリップの突然の呼びかけに、びくっ
と体を震わせ花火は囁く…。
 「…ええ。今…。」
 フィリップは「そう…。」と呟き、花火の白く華奢な体を自らへ
と引き寄せ、唇を重ねる…。
 「…ねぇ、フィリップ。…もう…やめましょう…。」
 フィリップは何も答えずに花火の髪を撫で慈しんでいた…。
 「もう…。いいでしょう…。これ以上戦争で多くの人を傷つけるのは…。」
 「…花火もわかっているだろう? 人は皆死によってしか救いは無いよ…。」
 花火はフィリップの目を直視し、その唇を開いた。
 「私はあなたと出会い色々な事を知りました。…そして…大神さんからも…。
生きる力。喜び。それに……。」
 「彼への愛かい…。」
 花火はその表情を曇らせた…。
 「いいかい。ぼくの花火。ぼくと君は愛よりも深い絆かある…。死によって
結ばれる物こそ絶対…。」
 激しく首を振り、花火は言った。
 「…それは違う。人は生きてこそ…。それに…私は生きたいっ!」
 フィリップは微笑み、花火の耳元に口を寄せ囁いた。
 「では、真実はどちらかはっきりさせないとね…。」

 そこは謁見室。
 ただ、謁見室にしては奇妙な道具が数多く置かれていた。
 その部屋にある大きな姿見の鏡は、隣室からその部屋を気づかれる事のないよう
覗く事が出来る、マジックミラーとなっていた。

 「では、花火そこで座って見てなさい。」
 フィリップはその隣室を覗くマジックミラーの前に花火を座らせた。
 …逃げる事無きよう、顔を背ける事無き、体を固定して。
245暇人:2001/08/21(火) 18:44 ID:fcSCkPTI
「それでは、連れて来なさい。」
 はっ! と言う了承から数分後グリシーヌは自らの汗や汚れ、そして硝煙や敵の
返り血で汚れた戦闘服のまま連れてこられた。
 「ごくろうさま。グリシーヌ。あなたがたのおかげであと一押しで、英国は落ち
ますね。」
 身なりは汚れ、顔も幾分やつれてはいたがその整った倣岸な表情に変わりなかった。
 「…貴様などとは話す口をもたぬ。せいぜい砂上の楼閣の上に築かれた帝国を花
火とともに味わうがよかろう…。」
 少し悲しげな表情をフィリップは浮かべ、グリシーヌに近づいていった。
 「いえ、かっての我等が親友であるグリシーヌに相談したい事があってね。最近
花火が…。」
 「…花火がどうかしたのか!」
 「……生きる希望と言う幻想に憑かれてしまってね…。それが幻想だと言うこと
を花火に教えて上げて欲しくて。」
 「馬鹿なっ!!」
 グリシーヌがそう叫んだ瞬間。フィリップは自らの鼻をハンケチで覆い、グリシ
ーヌに向い薬品を振りかける…。
 …グリシーヌの意識は暗転し、気がつくとその部屋の重厚な椅子へと手と足及び
首を鉄輪により固定されていた。
 そして、その足には白くすんなりとしたグリシーヌの足には不釣合いな金属で出
来ていると思われるブーツが履かされていた。
 「これはね。花火。スペイン式ブーツと呼ばれる物。…これもまた人の心が作り
出したものだよ。」
 そう言うとフィリップは通信機により、命令を下した。
 「グリシーヌがぼくと花火を裏切るような行為を取った場合、大神等を処刑。後
花火。君も目をつぶったりして現実から逃避したら同じく大神等を処刑。以上。」
 フィリップは謁見室の隅から、何か煮えたぎる物を持ちグリシーヌのそばに佇む。
 「き、貴様ぁ! それをどうするつもりなのだっ?! 貴様はそこまでに下司
だったのか…っ!」
246暇人:2001/08/21(火) 18:45 ID:fcSCkPTI
グリシーヌは蒼い双眸に涙を湛え美しい手負いの獣の如く、咆哮した…。
 その煮えたぎる物、溶けた鉄をグリシーヌの金属のブーツに流し込む。
 「ぎゃぁ! ぁ…ぁっ! うあっ…っ!」
 蒼い双眸が白目を向き、叫びさえまばらにグリシーヌの体は痙攣する。

 …花火は声も無く、その光景を眺めそして泣いた…。
 まるで体中の水を涙にかえんがばかりに。
 傷が痛み、なにより心が痛く…。
 心の中は深い悲しみと苦しみに満ち、どうして? フィリップ! ごめんなさいっ!
グリシーヌ! と、断片的な単語だけが心を占めていた…。

 「大丈夫。肉も骨も鉄に溶けそしてまじり、グリシーヌの美しい足は鋼鉄となり永遠に
残るよ。まるでピグマリオンみたいだね。」
 「ぁ…ぅ…。がっ! あがぁ!」
 グリシーヌはショック状態となり意味のある単語が口から出てこない。
 フィリップは「では」というともう片方の足へと溶けた鉄を流し込んだ。
 「あぎゃぁっ! あがぁぁ! っ…ぁ…。」
 口から泡を吹き、更に白目を向きながらグリシーヌの下半身から温かい液体が零れ、
それが湯気を立てていた…。
 「おやおや。失禁か…。まぁ、しょうがないね。わかったかい? 花火。人間なんて
皆貴族だろうが乞食だろうがただの肉の塊なんだよ。」

 止めてぇ! 止めてぇ! 嗚呼。嗚呼。ごめんなさい。ごめんなさい。
 花火はただその言葉を繰り返していた…。

 「まだ死なないでくれよ。グリシーヌ。あんなに高慢だった君がこんな事で…。」
 ショック状態が激しくなり、痙攣が酷くなってきたので、フィリップは悲しげに
首を振りながら、カンフル剤を心臓に直接注射した。
 「……。…ぅ。…ぅぅ。」
 グリシーヌの呼吸が正常に戻った事を確認し、フィリップは子供のように顔をほころ
ばせ、隣の部屋の花火へと笑みを向けた。
247暇人:2001/08/21(火) 18:46 ID:fcSCkPTI
「大丈夫かい? グリシーヌ。…安心して。後からぼく達も逝くから…。」
 金髪と顔から滝のように汗を流し、顔色が紙のように白いグリシーヌの耳元へフィリ
ップは囁き、優しくその髪を撫でた。
 両足を無くしたグリシーヌを戒めから解き、部屋の床へと転がした。
 手を後ろ手に縛り、フィリップはグリシーヌを抱きかかえ部屋の壁際にある大きな水
槽のそばへと運んだ。
 その水槽は謁見室に相応しく、東洋の愛玩魚・赤いふなのような魚を放し、大きさは
有に大人3人分ほどの大きさがあった。
 「花火。水が何故怖いんだい? 息が出来ないから? 違う。
多分水が怖い理由は他にあるよ。
そう、生き物は水で出来ているし、海は全ての生き物の故郷。だから…怖いんだよ。
…君が怖いのは生そのもの。そうだろう。ぼくの花火。」

 花火は壊れた人形のようにただ一つの言葉を繰り返していた…。
 助けて大神さんっ! 助けてっ! 助けてっ! 助けてぇぇ!

 フィリップは突然、うめき悶えているグリシーヌを水槽に突き落とした。
 足が無く、手も縛られ満身創痍のグリシーヌは泳げなかった。
 赤い魚と共に水底へと沈んで行く…。
 まるで鉄の足を持つ人魚のように、金の髪を水になびかせながら。
 「ごぼごぼっ…。ごくっ! ごぼぉっ! げばぁ! ぐぷっ…。」
 グリシーヌは窒息の苦しみと水の飲み嘔吐する苦しみにより、意識は混濁と苦しみから
ある程度清明な意識を取り戻しつつあった…。
 グリシーヌは水の中でもがきながら、水槽ごしにこちらを眺めている男を見た。
 微笑んでいる…。
248暇人:2001/08/21(火) 18:47 ID:fcSCkPTI
何故? 我等が弱かった故に? 巴里なんて正義なんて…。どうで…も…。
 水を飲んでは吐き、飲んでは吐きしている内に四肢は強張り、末端は細かく痙攣し始めた。
 皮膚の色はチアノーゼを起こし真っ白となり、意識が遠のく…。
 …フィリップはグリシーヌを水槽から出し、水を吐かせ床に転がしていた。
 「苦しいかい。グリシーヌ。これが世界そのものだろう? これでもまだ世界にそして
命に希望を持てるかい?
…終りにしたいのなら悪いけど、隣の花火に聞こえるようそれを言ってくれないかな?
そうしたらすぐに苦しみから解放するけど。」
 グリシーヌのいままでの人生においては敗北の文字は無かった…。
 美貌、家柄、教養、そして勇気…。
 勝ち続けた人生において最初の敗北は最後の敗北となった…。
 「…わ、わかっ…た。げぼっ! もう助けて…。ぐぶっ! こ、殺してくれ…。」

 花火は叫んでいた。
 「そ…そんな…。グ、グリシーヌが…。 嫌ぁぁ! フィリップ止めてっ!」

 「花火に聞こえるようにもっと大きく!」
 「…もう…苦しむの…は沢山…だ…っ! もう嫌だ! 殺してくれぇぇっ!」

 花火は自分の心が凍り付き、闇の帳が覆い始めるのを感じていた…。
 「…そう。グリシーヌも生きているのが嫌になったの…。そうなのね…。」
 誰に言うでも無く口からは言葉が漏れていた…。
249暇人:2001/08/21(火) 18:48 ID:fcSCkPTI
「…ありがとう。グリシーヌ。今楽になろうね。」
 フィリップが壁ぎわのボタンを操作すると、部屋の本棚が回転しそこに女性の型をした
鉄の棺おけのような物が現れた。
 更にボタンを操作すると、その女性型の棺おけの蓋が観音開きに開き、その中には鋭く
とがった無数の針があった。
 …アイアン・メイデン、鉄の処女と呼ばれる処刑器具。
 その中にグリシーヌを入れ、フィリップは更にボタンを操作しながら最後の別れを自ら
のかっての友人に言った。
 「本当にありがとう。グリシーヌ。…それでは…。また、会えるといいね…。
さようなら。」
 そうしてフィリップは最後の操作を終えた…。

 閉まり行く針だらけの扉の間から最後の光景、フィリップの悲しげな表情を望みながら
グリシーヌの心にあったものは一つ…。
 …隊長…。私はあなたの事を慕っていた…。貴公は知っていたのか…?
 そうして扉は閉じた。その刹那。
 「ぐぎゃぁぁぁぁ…っぁっ!」

 「いやぁぁぁぁぁ…っぁっ!」
 その叫びは同調するかの如くに同時に起こり、同時に途絶えて行った。
グリシーヌの意識は永遠にこの世界から消え、
花火の意識は仮の安息の闇へと埋没した……。

フィリップは鉄の処女から流れ出るまだ温かいグリシーヌの血で足元を濡らし、ただそこに
立ち尽くしていた…。
250暇人:2001/08/21(火) 18:51 ID:5djyIEDY
>>スター魔淫さん
グリシーヌ期待して居ります。
251ウイソシュナイト :2001/08/21(火) 20:42 ID:VsKOf8cg
B「それじゃリクエストに応えてもらおうか……!」
Bの鞭が再び花火を襲う。

花火「あっ!ああっ……きゃあああっ!!」
花火の悲鳴に興奮したBの手の早さが一層増す。
B「ヒャーハッハハハ!そうだ、歌え!もっと歌ってみろ!」

乙女の象徴の一つである乳房を両手で庇う花火の背中に容赦なく
鞭が叩きつけられ、無惨な痕を描いてゆく。
A「俺にもやらせろよ……ククク、気が変わるなら今のうちだよ、花火たん」
C「おいおい、それじゃ俺の番が来ないじゃないか(藁」
B「病み付きになりそうだよ……ヒヒ、もう一回やりたいねぇ!」

雪白の後肌が紅に染まり、僅かに残った体力を振り絞って花火が
彼らの望む言葉を吐いたのは10分程後の事だった。

花火「もう……やめて……下も、脱ぎますから……許して」
252ウイソシュナイト:2001/08/21(火) 21:03 ID:VsKOf8cg
B「おや、もう降参かい?」
拍子抜けしたような表情でBが言う。
A「いや、ここまで我慢できるのも珍しいぞ。さすがは正義の
  味方といったところか」
C「おいおい、それじゃまるで俺たちが悪人のような言い方じゃないか?」
Cの冗談に皆が口を大きく開けて笑う。

A「さて……それじゃ今度こそ脱いで貰おうか?それともその可愛い
  オパーイを鞭でなめして欲しいかね?」
花火「………はい」

背中の激痛に耐えながら立ち上がると、花火は最後の身に纏う白布を
楚々とした手付きで惜しむように下ろしてゆく。

A「フン……やっと全部脱いだか」
鼻で笑うとAが、畳まれた花火の衣服全てを取り、
A「もう必要は無いな……」
と、花火の眼前で引き裂き、或は破り捨てる。
253名無しさん@ピンキー :2001/08/21(火) 23:05 ID:0AbvS9kU
チンコネタはマジ、勘弁してくれ・・・・ほんとに
ウイソシュナイト氏を見習えよ
254ウイソシュナイト:2001/08/22(水) 06:40 ID:nbnvLXZU
花火「何を……するんです!」
A「もう、こんな物着る事無いと言ってるんだよ!」
Aの言葉が終わると同時に、BとCが胸と下腹部を押えてしゃがみ込む
花火の両手を掴み、強引に後ろに回させる。

花火「ああっ!やめてぇっ!」

抗うも、男の力に花火の細腕が敵う筈も無い。
後ろに回された両手にガチャリと手錠が掛かり、花火は羞恥の部分を隠す事すら
できなくなる。

B「花火たんのオパーイ想像してたより大きいな」
A「うんうん、お椀型で張りがあってチクービも上向いてるしね」
C「どれどれ〜オメコの具合はどうかな〜」
Cの無骨な手が、花火の誰にも見せた事の無い秘所に伸びる。

花火「い、嫌ぁ!やめて下さい!!」
255ウイソシュナイト:2001/08/22(水) 07:08 ID:nbnvLXZU
花火の哀願を聞き流して、Cの手が目的の箇所を撫で回す。

花火「そんな所……触らないで!」

C「へ〜、花火たんパイパンなんだね〜」
A「剃ってるんじゃないのか?17歳で生えていないなんて変だぞ」
B「そうだな、いつ隊長さんに抱かれても良い様に剃ってると思うぞ」
C「なるほど〜さすがお上品な男爵令嬢だね〜」

三匹の淫獣の視線を受けながら、花火は身も蓋も無い羞恥と屈辱に美麗な
裸身を震わせる。

花火(ああ……こんな辱めを受けるならいっそ……)
一瞬、芽生えた考えを頭を振り否定する花火。

花火(駄目!駄目よ花火!
   そんなことしたら大神さんにどんな酷い事をされるか……
   今は堪えるしかないわ。そう、堪えるしか……)
悲愴な覚悟を決めた花火が、忘れられたように放置されている大神を
顧みる。

花火(大神さん……貴方は私に生きる事の大切さを教えてくれました。
   だから私は……これしきの事で死ぬなんて考えては
   いけないのですよね?)
花火の瞳から一滴、また一滴と大粒の涙が零れ落ちる。
彼女の強い意志に反し……

花火(大神さん……このような形でしか貴方のお役に立てない
   私を……許して下さい)
256名無しさん@ピンキー :2001/08/22(水) 18:45 ID:U/Ib5VHM
>>255
花火たん可哀相……(ToT)
これ読んでハァハァする俺は悪人なのか〜!

大神何とかしろやゴルァ(゚Д゚)
25718才の◇◇◇(新)芸能人彼氏と芸能人:2001/08/22(水) 19:16 ID:sXYNzkF2
みんなこんなエエ女見たことある?
http://www.futomomo.com/netidol/idolhappy/maki/
顔は知性的な感じで超キレイし、色白で上品な雰囲気
スタイルも細いだけじゃなく出るところはしっかりと出てる
特に胸は大きいし形もサイコー!!
街で見かけるおねぇチャン達とは
レベルが違います! 次元が違います!!
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いるんですよ、本当に。いる所には。
絶対に見て損はないです。ハマりますよ。
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後悔しますよぉ〜。
見てから判断しても遅くないでしょう。
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258エリック:2001/08/22(水) 22:39 ID:qbSLGr36
>>暇人さん
どうもはじめまして。すごい遅レスで申し訳ないです。
とある事情でインターネットが満足にできないもので……
今SSを書いていて、それの中で帝国華撃団のレビューを
行うつもりです。

ちんこ花火スレが使えなくなったからこのスレに移ってこられた
方がおられるようですね。私もあのスレが見られなくなって
残念ですよ。
259名無しさん@ピンキー :2001/08/22(水) 23:26 ID:bfErqb5o
ホモネタと暇人SSはいらないだろ。
ハァハァできる官能的なSSきぼん!!
260ウイソシュナイト :2001/08/23(木) 00:11 ID:g02VCorM
A「ん〜?何よそ見してるんだよ!」
無視されてると思い込んだAが花火の黒髪を掴み、自分達の方に涙で濡れた
美貌を向けさせる。
花火「ああっ!」
髪が抜けそうな痛みに声を洩らす花火の顎を掴み上げ、品定めするかのように
花火を観賞するB。
B「う〜ん、花火たんの泣き顔可愛いね〜」
鳥肌が立つような猫撫で声に、花火はその緑掛かった目で
キッと睨み返して言った。
花火「貴方達の言うとおりに……裸になりました。
   ですから約束どおり、大神さんを解放して下さい」
彼女の我が身に変えた願いに、背後で双臀を撫で回していたCが冷笑で返す。
C「はあ?そんな事約束したおぼえはないねぇ〜」

花火「な……何ですって……!」
Cの予想も出来ぬ返答に驚愕の声を上げる花火に、他の二人が嘲笑を浴びせる。
A「勝手な事を思い込んでもらっては困るな〜ええ、花火たん」
B「そうだぜ、俺たちは隊長さんのティムポを斬られたくなかったら脱げと
  言ったが、脱げば逃がしてやるとは一言も言ってないぜ〜」

花火「そんな……それじゃ大神さんと私は……?」
蚊の鳴くような声で男たちに問う花火。
A「わからないか?俺たち……いや、正確に言うと俺たちの主の目的は……」
Aが不安に身を震わせる花火に指差しながら、卑猥な笑みを浮かべつつ答える。

A「……北大路花火、あんたの全てだよ!」
261名無しさん@ピンキー:2001/08/23(木) 01:33 ID:NwRQ8IIs
いいかげんうざいなぁ。
ねぇ、>>253=>>256=>>259=ウイソシュナイト ってこと無いよねぇ。
そんなイカレタ事して無いよねぇ、大丈夫だよねぇ。
262名無しさん@ピンキー :2001/08/23(木) 06:46 ID:sgFPBU7Y
>>261
楽しんでるのに邪魔するなよ!
263ハア・・・:2001/08/23(木) 07:11 ID:dM7ip9vI
>>262
さっさと顔洗って、朝飯でも食えや。
264名無しさん@ピンキー:2001/08/23(木) 18:23 ID:cMtdIhQ6
俺はちんこ野郎以外歓迎するよ
265名無しさん@ピンキー:2001/08/24(金) 18:53 ID:s6KEqQdQ
SS新作祈願age
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267名無しくん、、、好きです:2001/08/25(土) 00:13 ID:0AnJCD2c
ノーマル花火たんの陵辱モノがいいね。
痴漢電車系のさ!!
268名無しさん@ピンキー:2001/08/25(土) 06:37 ID:MQQnjwLw
269名無しさん@ピンキー:2001/08/25(土) 08:14 ID:MQQnjwLw
270名無しさん@ピンキー:2001/08/26(日) 04:53 ID:2l4r/Nlg
最近、作家さんたち来ないな
271暇人:2001/08/26(日) 17:18 ID:tHYX6g2w
エリックさん
大変レス遅れてしまい申し訳ありません。
100gの方でSSをお書きになるとか。
楽しみにしています。
今日知ったのですが2ちゃん事体が大変な
事になりそうですね…。
272エリック:01/08/27 19:16 ID:k4IIVhT6
2ちゃんが本当に閉鎖の危機に陥ってるそうでbbspinkは
どうなっているのか分りませんが、ギャルゲ板は消滅するやも知れません。
書き途中で消滅するならばそれも怪人の運命か、と思って書く事にしました。
暇人さんのSSはいつも楽しみにさせていただいております。
頑張ってください。
273スター魔淫:01/08/28 01:44 ID:/qNMKtOM
2chがこの調子だとなぁ、続きはどうしようかなぁ。
最近接続も悪いし、、、サーバも不安定かしら。
274暇人:01/08/28 19:18 ID:yPaTFKM.
エリックさんのSSを100gの方で拝見しました。
私はドイツが結構好きなものでこれからが楽しみです。
確かに純愛ですね。
2ちゃんもどうなる事か…。
皆さんはもしもの場合はどちらへと行かれるのでしょうか?
275エリック:01/08/28 23:02 ID:7dHaffVs
こんなSS書いてる人でも、行ける場所ってあるの?……
276スター魔淫 :01/08/29 20:45 ID:9oXyS2xA
ありゃ?今、ギャルゲー板にアクセス出来無い。
このまま、消えちゃうのかしら?どうしましょ。
どこかにHPを作るのが手ッ取り早いのだが、こういうトコロでやるから面白いんだよねぇ。

しかし、なんだこのスレ?今週、書き手しか書き込んでないぞ。
277ナイト:01/08/29 22:05 ID:vbBzoJYQ
うーんギャルゲ板が閉鎖されましたね
これからどうなるんでしょうか

せっかく作家さんがSSを書いてくれてるのになぁ

最近DCさんを見かけませんが居られますか?
貴方のSSの続きを期待してますよ
夕食を終えた私は徒歩で大統領官邸に向かう事にした。
私程の地位にある者がと奇異に思われるだろうが、美しい巴里の街を直に見たい時もある。
それに自分で言うのも何だが、痩身で貧相な容姿をしている私を見て大物などと思う
物好きな市民などいないだろう。

喧騒な街中にある空地にふと、足を止める。
一見、何の変哲も無い空地のように見えるが、
『テアトル・シャノワール跡地』
『殉職警察官慰霊碑建設予定地』
二本の立て札がこの空地の由来を説明するかのように立てられている。

しばし感慨に浸り時間を過ごしていると、若い女性が花束を持って空地に手向けていた。

「失礼ですが……あの事件の際に亡くなられた警官の御家族の方ですか?」
女性が哀しげな表情を向けて答える。
「はい……主人はあの時、突入の際に華撃団の一人に銃で撃たれて……」
「そうですか、何て酷い事を……」
「でも、先程その女が処刑されましたので、主人も安らかに眠れると思います」
「エリカとかいう女でしたな。あれで多くの方の無念が晴らされたのですね」
手向けられた花に黙祷を行い、若い寡婦に同情の念を示す。
279フランス大統領官邸 エリゼ宮 :01/08/30 00:38 ID:Q7.MvOP2
「失礼します。大統領閣下」
物々しい重厚な扉を開け、デニス・モーリス・ド・フランソワ・カルマール次官が中に入ると
頭部が多少上に突き出ている恰幅のいい老人がソファーに座っていた。
「おお、モーリスか!」
機嫌が良いのか、喜色満面の顔を来訪者に向ける。
「大統領閣下には、ご機嫌麗しいようで……」
「水臭い事を言うな、叔父と呼べ!」
大仰しく大笑しつつ親しげに次官の肩を叩く。
「では、改めて……叔父上、本日は突然な拝謁の御時間をいただき誠に……」
能面のように表情を変えず一礼を返す次官。
「相変らず固い奴じゃな、お前は」
「この仕事も長いので……染み付いたとしか言い様が無いのですよ。叔父上」
280フランス大統領官邸 エリゼ宮 :01/08/30 00:42 ID:Q7.MvOP2
「この姿も窮屈じゃのう、早く元の姿に戻りたいぞ!」
次官が着席すると同時に、呵々大笑して言う。
「何卒、御辛抱の程を……まだ国民に全てを明かすのは時期尚早ですので」
「わかっておるわ!申してみただけよ!」
豪壮な執務机に当たりそうな腹を揺すって答え、皺の浮かんだ笑顔を保ちながら
言葉を続ける大統領。
「それにしても、昼間の見世物は見ていてスッキリしたわい!
お前もなかなかの名司会ぶりだったぞ!」
「お気に召していただき何よりでございます。先の戦いで叔父上の下で殉職された
 5人の供養も兼ねて、少々凝った物に致しました」
「フン……あの役立たず共等どうでもよい!思い出すのも不快じゃ!」
不愉快な内心を隠す様に、鼻で笑って見せる。
「御機嫌を損じてしまった様で・・」
「よいよい、過ぎ去った事よ!」
頭を下げる次官に手を振ってみせる。
281名無しさん@ピンキー:01/08/30 01:07 ID:Y5W5Q9Ig
DC復活記念age!
DCさん、待ってましたよ
282名無しさん@ピンキー :01/08/30 19:46 ID:wOLWpCRo
>>278
エリカもう氏んでるの?
283ナイト:01/08/30 20:07 ID:BO4G//vg
おおおおおおっ!DCさんの新作が!

待ちに待っておりました。
バラバラになったエリカの肉片の行方。
グリシーヌ、コクリコの命運…
ずっと気になっておりました。

花火嬢の運命ここに尽きたりっ!

ここもどうなるか分かりませんが続きを楽しみにしておりますっ!
284282:01/08/30 20:10 ID:wOLWpCRo
>>283
これってどんな話なの?
教えて下さい。
285名無しさん@ピンキー:01/08/31 00:28 ID:3ZTq5mTQ
続きは?
286エリック:01/08/31 01:21 ID:Eejv0ZLY
ギャルゲ板が……三角木馬が……
オペラ座の土手までお願いします……
287エリック:01/08/31 01:25 ID:Eejv0ZLY
↑は間違えて途中で書き込んじゃいました。スマソ……

ついに完全たる無に帰する時が来たようです。
最後に、三角木馬と続きのシーンだけは一応原稿用紙に
書いていたのでここで書かせて下さい。
288エリック:01/08/31 01:40 ID:Eejv0ZLY
三角木馬に重り10キロを今かけられた、という設定です

「ひぃぃぃ!!」
突然の激痛に花火が絶叫した。ナーデルは花火の歌声を堪能してか
ら彼女に話し掛けた。
「痛いでしょう。素直に言っちゃいなさいよ。」
「い、嫌です!!」
ナーデルはやれやれというように首を横に振ると、先程と同じよう
に指を鳴らした。花火の両足にかけられた重りが倍の20キロに増
えた。もっともナーデルは最初から10キロの重りでは花火は吐か
ないと思っていたのだが。
「ぎゃあああ!!!」
花火は激痛から逃れようと体を捩る。だがそれは痛みを更に増すだ
けだった。花火の歌声が大きくなってナーデルの顔がニヤける。
「さあ、素直に吐いちゃいなさい。」と言うとナーデルは滑車にか
けられた縄を引っ張っては、放した。花火の体が少し持ち上がって
は三角木馬の上に落ちる。
「ぎゃあああああ!!!お願いっ……しますぅ!!!やめてぇ……やめ
て下さいぃぃ!!!」
「だから、素直に吐いちゃいなさいよ。」
「いやぁぁ……助けて……助けて……大神さぁぁん!!!」
花火は涙を流して大神に助けを乞うた。だが彼女を助けるものはい
ない。ナーデルは花火の体を50センチほども持ち上げると一気に
落とした。花火の視界が真っ暗になる。
289ナイト:01/08/31 01:48 ID:ZbD9jeS6
>>282

そうか…ギャルゲー板が消えた今
どんなSSだったか分からない人も出てくるんですね。
はしゃぎ過ぎたかな。すいませんです。

私はDC氏がギャルゲー板の100gスレの連載を開始してから
ずっと楽しませて貰っている者ではありますが、
私ごときがDC氏のSSの説明をするのはマズイと思います。
DC氏の作品を汚す事にも成りかねませんし。

>>エリックさん
SSの続きは勿論期待してますが「完全たる無に帰する時」って・・・
まさかここも閉鎖されちゃうって事でしょうか?
違ってたらごめん。
290エリック:01/08/31 01:53 ID:Eejv0ZLY
誰も助けてくれないのね……はぁ……フィリップぅ……

気を失った花火にナーデルは水をかけた。
「ふぅっ!」
花火の意識が無理矢理戻された。ナーデルは縄を引っ張ったり、揺
らしたりして花火に不規則な痛みを与え続けた。花火にできること
は涙を流して歌うことだけ。木馬に伝う血を花火にかけられた水が
何度も洗い落とす。股間からの激痛と出血、度重なる失神のせいで
花火の顔色は尋常のものではなかった。ナーデルは後一押しで花火
が堕ちると思ったが、あえて急がなかった。コルボーをちらりと見
やる。仮面の下で彼が何を考えているのか彼女にはわからなかった。

「助けてぇ……フィリップ……お願い……」
「フィリップ?あまりの痛みで狂っちゃったのかしら?まあいいわ、
せっかくお友達が来ていることだし。」
ナーデルが縄を切った。花火の体が木馬から滑り落ちる。そしてそ
のあまり大きくない部屋の扉が開かれた。花火が扉の方を見る。赤
い服を着た女性がレオンに突き倒されるようにして入ってきた。
「エリカさん!」
「花火さん!ひ、ひどい……」
「アンタもこうなりたくなかったら、さっさとアンタたちの居場所
を素直に言った方が言いよ。まあアンタは拷問されるわけじゃない
けどね。」
ナーデルはそう言うと笑った。エリカは無言でナーデルを睨み付け
る。ふいにレオンがエリカの肩をつかむと無理矢理振り向かせて接
吻した。
291エリック:01/08/31 02:01 ID:Eejv0ZLY
>>ナイトさん
ここは閉鎖されないと思いますよ。確信はないですけど……

無に帰するのは私の書いているSSだけです。これは純愛SS(のつ
もり)なのであんまりそっちの話が進むと板違いかなぁ、と
292ナイト:01/08/31 02:17 ID:ZbD9jeS6
そうでしたか。
早とちりでしたね。すいませんです。

なんだか腕の良いSS職人さんが集まって来たみたいで
良い感じになってますね。皆さんこれからも期待してます。
293名無しさん@ピンキー:01/08/31 20:31 ID:ZaTdp96.
「ふぐぅ……」
レオンの舌に己の口を蹂躪されてエリカの瞳が大きく見開かれる。
エリカは必死になって逃れようとしたが、エリカの肩をつかんでい
るレオンの手から逃れる術はなかった。
「ぷはぁっ……うぅぅ……」
レオンの舌から開放されるとエリカは思わず鳴咽した。エリカとレ
オンの口の間をよだれがつぅ、と糸をひいた。嫌悪感からか、エリ
カの瞳に涙が溜まっているようだ。そしてレオンの手が荒々しくエ
リカの胸をまさぐる。驚いてエリカが金切り声をあげた。
「いやぁぁぁ!!神聖なシスターに一体何をするつもりなんですか!?」
「ぐふふ……貴様に私の遺伝子を注ぎ込んでやるのだ。絶対の貴族
である私とこのようなことをできるだけでもありがたく思え。」
「はぁ……?」
レオンが何を言っているのかわからずにエリカはきょとんとしてい
る。花火はレオンの意図する事が分かって思わず目を伏せた。レオ
ンの手がエリカの下半身も蹂躪する。そしてレオンが叫んだ
「貴様、処女ではないな。何が神聖なシスターだ。片腹痛いわ!」
「私と大神さんは本当に愛し合っているのです!やましい事なんて
ありません!」
「あはははは。やっぱりアンタは捨て駒だったんだよ。お前も馬鹿
な女だね。はははは……」とナーデルはエリカの言葉を聞いて笑い
ながら花火に言い放ったが、花火は下を俯いたまま口をきゅっ、と
かみ締めていた。
294名無しさん@ピンキー:01/08/31 21:03 ID:ZaTdp96.
「そうか、大神か……正直者だな、君は。代わりと言ってはなんだ
が、極上の快楽を与えてやろう。」
カルマールはそう言うと己の手を、いや触手といった方が正しいか
もしれないが、それをエリカの口に差し込んだ。
「むぐぅぅぅ……」
エリカが悲鳴にならない悲鳴を上げた。エリカの喉がこくん、こく
ん、と鳴っている。触手の先から何らかの液体が排出されているよ
うだ。いくら吐き出そうとしても、口の奥まで差し込まれてはそれ
もかなわない。エリカの顔色が真っ白になって、瞳から涙が流れ落
ちる。ようやく触手が引き抜かれて、エリカの口の端から白い液体
が滴り落ちた。

「けほっ……けほっ……」とエリカが咳き込んだ。レオンがエリカ
の体を抱え上げて、台の上に運び、エリカの両手を大の字にして枷
をはめた。精神的なダメージを受けたからであろうか、エリカは抵
抗しなかった、いや出来なかった。そんなエリカと花火を見てコル
ボーの心は揺れ動いていた。

正義、という大義名分の為に私は多くの戦友、親友、そして愛する
妻をも失い、多くの人命を奪ってきた。だがこんな私でも初めて人
の命を奪ったのは20歳を越えてからだというのに。こんな齢17
、8の乙女には、そう、まだ子供じゃないか。そんな彼女たちには
酷すぎる……夢と希望と明日と正義を称える、か。グラン・マと大
神君は、彼女達の夢と明日を犠牲にして、一体どんな希望と正義を
手に入れようと言うのだ……グラン・マの瞳は曇ってしまったのか?
この私のように……

感傷的になっている自分に気がついて、コルボーは、いやエリック
は仮面の下で思わず笑った。
295名無しさん@ピンキー:01/08/31 23:57 ID:I3mm5KEc
私が仮面をかぶるようになってから、私は世界を避けていたのかも
しれない。いや……しかし正義なんて物は偽善にすぎない、と欧州
大戦の時にそのことを知った……はずだ……だが、彼女たちの瞳の
輝き。これは、私が長い間忘れていたものかもしれない……
エリックは、その仮面の下で葛藤しながら彼女たちをずっと見つめ
ていた。

レオンがエリカの服を丁寧に脱がした。服がはだけて胸があらわに
なる。カルマールに飲まされた液体のせいで、エリカの体がほんの
りと赤く染まっている。レオンは先程までとは打って変わって優し
くエリカの胸を揉みしだいた。充血してぷくり、と膨らんだエリカ
の乳首をやさしく吸う。
「ひゃあっ!」
エリカの体がぴくん、と跳ねて甘い吐息が喉から洩れる。
「ぐふふ……感じておるのか?」
「ち、違います!!いきなりだったからびっくりしただけです!」
「その強がりがいつまで続くかな?」

エリカは声が出ないように必死になって耐えている。レオンはその
外見とは裏腹にやさしくエリカの胸を愛撫し続けた。レオンの舌が
エリカの乳首を撫で回すたびに、腰が悩ましげに揺れる。
「そろそろいいかな?」と言うとレオンはエリカの足を担いで己の
肉棒をエリカの秘所にあてがった。
「そ……んな。ま、待ってください!!」
「ん、素直に吐く気になったのかしら?」とナーデルがエリカの瞳
を覗き込んで話し掛けた。エリカは思わず視線を逸らして黙り込ん
だ。レオンがエリカの秘所に肉棒を挿入した。
「う、ううぅ……」
エリカは黙ってその屈辱に耐えた。瞳から零れた涙が頬を伝って落
ちる。レオンの巨大な肉棒を、17歳の少女の生殖器間がすべて飲み
込んだ。
296名無しさん@ピンキー:01/09/01 00:45 ID:Z2HIoZ2I
「うぅ、お腹が苦しいよぉ……」とエリカがうめいた。レオンはか
まわずに動き出した。肉棒がゆっくりと引き抜く。巨大な肉棒の巨
大なカリ首に肉が引きずり出される感触にエリカの口から思わず甘
い吐息が洩れた。
「はあぁっ……」
そしていっきに17歳の少女の生殖器間の奥まで貫く。
「うぅっ……」
レオンはその単調な動作を繰り返した。エリカの口から甘い喘ぎ声
と甘い苦痛の声が洩れる。レオンは充血して痛いほどに突起したエ
リカの乳首を口に含んだ。
「ひゃうんっ!!」とエリカが叫んだ。レオンも時同じくして叫ぶ。
「ぐおおっ!貴様はなかなか良いものを持っているな。貴様の乳首
をなめたら、急に締まりが良くなったぞ。」
レオンに屈辱的な言葉を投げかけられて、再び涙が頬を伝って落ち
た。レオンの手と口に全身を愛撫されてエリカの喘ぎ声が高くなっ
てゆく。感極まってエリカの口から屈辱的な言葉が洩れる。
「だめぇ……もう……」
「イッちゃうのかい?たいしたシスターだねぇ。」とナーデルがエリ
カを遮って茶化す。
「あぁああっ……イ、イッちゃうよぉ!!……イ、イくぅぅっ!!!」
エリカの体が激しく痙攣する。レオンは17歳の少女の締め付けを楽
しんでいた。エリカは、泣いた。怪人に犯される屈辱。そして怪人
にイカされる屈辱を味わって。

この娘も心の中で大神一郎君に助けを求めているのだろうなあ……
あの時と同じだ。そしてあの時と同じように無力な私も……
エリックはエリカを見て思い出していた。自分の妻がドイツの諜報
部員に陵辱された上で殺された時のことを。エリカの痙攣が収まる
とレオンはエリカの手枷を外した。じっとエリカを見ていた花火は
エリカがやっとこの地獄から解放されるのかと思って心の底からほ
っとした。だが花火はその考えが甘かったということをすぐに知ら
されることになる。
297名無しさん@ピンキー:01/09/01 01:09 ID:Z2HIoZ2I
純愛の色を薄めて陵辱系を書くことにしました。
もう消えちゃったけどギャルゲ板に書いた導入部と
矛盾する点が出てくると思われますが平にご容赦を。
つまらないからああしろ・こうしろ・もう書くなというのは
もちろん大歓迎です。それで最近そういう捨てハンの
方のレスが減ってるのでコテハンはやめて捨てハンで
書くことにします。
298名無しさん@ピンキー:01/09/01 04:00 ID:6LyIyCew
>297
凌辱系期待してます。
それにしてもDC閣下は何処に逝ったの?
299名無しさん@ピンキー:01/09/01 18:38 ID:yUpqSlaM
>>298
花火のSSは難しいので時間がかかっているのでは?
「助けて……大神さん……」とか「もう……許して……」のような
ありきたりなセリフでも花火なら絵になるので、逆に安易に使えない。
私は288で安易に使って失敗しちゃいました。DCさん、期待してます

そのうち具欄魔の陵辱と迫水の拷問を書きたいと思ってるのですが……
300名無しさん@ピンキー:01/09/01 20:36 ID:Z2HIoZ2I
SCENE3 〜 The Masquerade

レオンはエリカを抱え上げると、己の肉棒を挿入した。エリカは抵
抗しようとしてもがいていたが、レオンの肉棒が軸となっていて逃
れようがなかった。レオンがエリカを下から突き上げた。エリカの
体がレオンの肉棒とぶつかり合って、17歳の生殖器間にすさまじい
衝撃を与えた。
「うぐぅぅっ!!……こ、壊れちゃうよおぉ……」とエリカがうめい
た。レオンはエリカの哀願などお構いなしに突き上げ続ける。エリ
カの体が突かれる度にがくっ、がくっ、と激しく揺れる。女の奥を
突かれてエリカの瞳から涙が零れ続けていた。その光景を見て仮面
の下でいつのまにか涙を流していた自分に気がつき、私は驚いた。

「や、やめてぇ……死んじゃうよおぉ……」
休む間もなく突かれ続けてエリカは悲鳴とも嬌声ともわからない声
をあげた。じゅぶっ、じゅぶっ、といやらしい音が室内に響く。
「ぐふふ。貴様も愛液を分泌しているではないか。」
「そ、そんな……もう許して……」
レオンに卑猥な言葉をかけられてエリカの顔がますます赤く染まっ
た。レオンがエリカの乳首をそっと口に含んだ。
「ひゃうんっ!!」とエリカは喘ぎ声、と表現した方が妥当だろう、
をあげた。あわててエリカは手を口に当てて喘ぎ声をこらえる。私
にはその行為がいっそう彼女をしおらしく感じさせて心が痛んだ。
無力な私、いや強い心を失って何もできない私が憎らしかった。

レオンはエリカの菊門に指を当てると私に言った。
「この女は後ろも開発されているようだ。全く大神もとんだ好き者
よ。コルボー、後ろの穴を使うか?」
「いや、結構だ。」
私はもちろん断った。が、代わりにカルマールが口を開いた。
「では私が使うとしよう。レオンよ、その女を下ろすのだ。」
「ははっ!」と言うとレオンはエリカをわざと花火の前に下ろした。
301名無しさん@ピンキー:01/09/01 20:48 ID:Z2HIoZ2I
ギャルゲ板が消えちゃったので初期設定を書いておきます。コルボ
ーの本名はエリックということになっています。プロローグは1956
年のシャノワールでラウルという元巴里華撃団月組隊長だった男が
そこで行われたオークションで『The PHANTOM of the OPERA』と
いう本を競り落として昔のことを思い出しながら読んでいる、とい
うものです。原作のオペラ座の怪人にはない言い回しを使うことも
ありますので
ttp://uk.search.yahoo.com/search/ukie?p=phantom+of+the+opera&y=y
英語ですがこのページに載っているサイト等を見ていただけるとわ
かりやすいと思います。Andrew Lloyd Webberの脚本の方の表現で
す。長い能書き失礼しました。
302名無しさん@ピンキー:01/09/02 05:36 ID:tTRfNtfA
ギャルゲ板避難所にこんなスレがありました。
ttp://gorua2ch.virtualave.net/test/read.cgi?bbs=galhinan&key=999375669
303名無しさん@ピンキー:01/09/02 10:47 ID:GmkxFhXU
age
304名無しさん@ピンキー:01/09/02 14:38 ID:ah.Xjz6Q
あげ
305名無しさん@ピンキー:01/09/02 15:07 ID:6xQsuRqk
さげ
306名無しさん@ピンキー:01/09/02 22:50 ID:ZSzl7qbo
age
307名無しさん@ピンキー:01/09/03 00:59 ID:U6nXTxQc
>302
とりあえず挨拶しときましたよ
308名無しさん@ピンキー:01/09/03 22:10 ID:UCMk5ZIc
最近作家さん少ないね……
309名無しさん@ピンキー:01/09/04 00:50 ID:mEH845aY
メニューから消えた?
310炉利とスカトロアニメが見放題だった。:01/09/04 00:56 ID:LxBb7Bew
炉利とスカトロアニメが見放題だった。
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ログイン ID u1001171
パスワード nfwt3o7i
311名無しさん@ピンキー:01/09/04 01:40 ID:Y4skOJks
カルマールの触手がエリカの肛門に押し当てられる。エリカは気が
狂ったかのように叫んだ。
「だめぇぇっ!!おしりはぁ……やめてぇ!!」
私は突然の悲鳴に驚いたが、カルマールはかまわずに触手を押し込
んだ。レオンがエリカの両足を肩に乗せると再び挿入する。触手が
4、50センチほども挿入され、そして一気に引きぬかれた。エリ
カの腰が浮き上がる。
「ひゃうんっ!!……な、内臓が、出ちゃうよおぉ……」
エリカは一段とひきつった嬌声をあげた。再び触手がエリカの肛門
を犯す。前と後ろの穴の奥までかき回されて、エリカはすすり泣い
ていた。肉棒が引きぬかれる度に喘ぎ声をあげ、触手が引きぬかれ
る度にもまた喘ぎ声をあげる。あっという間にエリカは女の高みに
押し上げられた。
「ら、らめぇ……イッちゃうよぉ……エ、エリカ……イッちゃいま
すぅ……あはあぁぁっ!!」
エリカの体が弓なりになってぴくん、ぴくん、と痙攣する。エリカ
の口から快楽の涎が、瞳から屈辱の涙が流してエリカはエクスタシ
ーに身を委ねていた。

「あ……あああっ……きっ……きっ……」
「気持ちいいんでしょう?」とナーデルがエリカに言う。エリカは
顔を真っ赤にして否定の言葉を口にした。
「あひゃあ……そ、そんなあぁぁっ……ちっ、違いますぅぅ!!」
必死になってエリカは言った。が、彼女は否定の言葉もうまく言え
ないほど感じていた。ナーデルが肩に引っ掛かっていたエリカの服
を脱がせた。汗ばんでエリカの胸がきらきらと光っている。ナーデ
ルはエリカの胸をなでまわして乳首を吸った。エリカの乳首をやさ
しく舌で転がす。エリカの体がぴくん、ぴくん、と跳ねた。
「ひゃあぁ……ああんっ……またイッちゃうよぉ……」
「素直に気持ち言いって言いなさい。」
「そんなああぁっ……らめぇっ、イッっちゃうぅぅ……」
312名無しさん@ピンキー:01/09/04 01:42 ID:Y4skOJks
ちいさい‘っ’はいりませんね。スマソ……
313エリック:01/09/04 02:01 ID:Y4skOJks
>>DCさん
最近見かけませんがいかがなさっているのでしょうか?
私が突然割り込む形で書き始めたので書きづらくなって
しまったなら本当に申し訳ないです。
お気になさらずに書いて下さい。失礼しました
314名無しさん@ピンキー:01/09/04 07:27 ID:V.jTBClI
DC氏は読者を焦らすのが得意だな
315名無しさん@ピンキー:01/09/04 12:44 ID:EfpAdCIs
DCのパソコンから書き込めなくなったのかな?
316エリック:01/09/04 23:52 ID:Y4skOJks
ナーデルがレオンとカルマールに目配せした。二人の動きがはたと
止まる。
「え……ど、どうして……」と言ってエリカはとろんとした瞳をナ
ーデルに向けた。
「どうしてイカせてくれないの、って聞きたいの?」
「そ、それは……」
エリカが視線をナーデルから逸らす。ナーデルにとってこんな小娘
を誑かして堕とすのは楽しくてたまらない遊びなのだろう。過去に
同じようなことをしたことがある私はぼんやりとそう思っていた。
そう、あれはドイツのバックストゥーム計画の被験者を捕虜にした
時のことだ。結局その子は舌をかんで自殺してしまったがね……

「私は怪人に犯されて感じてしまう淫乱なシスターです、って言っ
たらアンタをイカせてあげる。」
「そんな恥ずかしいこと……言えまぁぁあっ」
エリカが否定の言葉を言いかけたところでカルマールが触手をゆっ
くりと引き抜きはじめた。
「あぁんっ……ああぁぁっ」
「ほら、やっぱり感じてるんじゃないの」
「だっ、だめぇっ……こ、声がぁあぁ……とまらないよぉ……おし
りの穴がとけちゃうぅぅ……」
エリカは触手が抜けないように無意識のうちに肛門括約筋を使って
触手を締め付ける。そのせいで触手が抜ける時にぬぽっ、といやら
しい音を立てた。
「ひゃうんっ!!」とエリカが喘ぎ声をあげる。
「素直に言いなさい。私は怪人に犯されて感じてしまう淫乱なシス
ターです、と!!」
ナーデルはエリカの首筋をそっと舐めた。
「ひゃあっ……もう許して……神様ぁ……助けて……」
「もっとして欲しいんでしょう?」
317フランス大統領官邸 エリゼ宮  :01/09/05 00:02 ID:6Vayha0k
「ところで……わざわざ余の機嫌伺に来た訳ではあるまい?」
好々爺然としていた大統領の表情が一転して真剣な物に変わる。
「御察しの通りです……実は叔父上の御力をお借りしたく来ました」
「何?余の力を借りたいだと」
「その通りです、叔父上」
「かまわぬが……一体何に手を貸せというのじゃ?」
「これは失礼、実は先程私の部下から報告がありまして……」
「報告?何の報告だ」
「はい……先のシャノワール壊滅より行方不明だった巴里華撃団隊長の
居場所が判明致しました」
次官の言葉が終わると同時に、大統領が椅子から立ち上がる。
「何!遂に見つかったか!」
興奮のあまり広い部屋に響く大声を出す。
「はい……」
その感情を露わにした姿に内心苦笑しながら続ける。
「現在刑務所に収監中の隊員の手により脱出し、日本大使館に
潜伏していた模様です」
「うむ、そうか!そうか!」
一言一句に大きな頭を上下に動かし頷きながら真剣な顔色を喜色で染めてゆく。
318エリック:01/09/05 00:16 ID:KhYEG8fQ
再びカルマールの触手が挿入された。中で先端をゴルフボール大に
膨らませてから引き抜き始める。先程よりも強い刺激を受けてエリ
カは泣いて喘ぎ声を上げた。
「ひゃああぁぁ……はうぅぅぅっ……」
ナーデルがエリカの耳元でささやいた。
「早く言っちゃいなさいよ。そしたらアンタをめちゃくちゃに感じ
させてあげる。」
それはエリカにとって悪魔のささやきだった。エリカの瞳から大粒
の涙が零れ落ちた。
「私はぁ……怪人に犯されて感じてしまう……い、淫乱なシ、シ…
…シ……シ……」と言いかけてエリカは口をつぐんだ。我を取り戻
したのか瞳に少し生気が戻ったようだ。おそらく彼女はほんとうに
敬虔なシスターなのだろう。レオンが焦らすように肉棒をこつん、
こつん、と奥底の子宮にあてる。先程までとは違って甘美な衝撃が
エリカの体中を駆け抜けた。エリカは必死になって声が出ないよう
にこらえている。
「さあ、言っちゃいなさいよ!」と言うとナーデルがレオンを急か
した。レオンがゆっくりと肉棒を引き抜き始める。エリカは無意識
のうちに追い腰を使っていた。そしてレオンが一気に貫く。
「ああぁぁぁっ!!!……」
エリカの体の奥底から体全体にすさまじい、そして甘美な衝撃が走
ってエリカの頭の中が真っ白になる。エリカは涙をぽろぽろと零し
ながらその言葉を口にした。
「私は怪人に犯されて感じてしまう、淫乱なシスターですぅぅっ!!
ああっ……」
「よく言ったわね。約束通りアンタをめちゃくちゃにしてあげる。」

意外と呆気なく彼女は堕ちた。だが何の訓練も受けていない、まし
てやそれが17歳の少女とあっては無理もないかもしれない。私はこ
の17歳の少女のことを思うと涙が出てくるのを禁じ得なかった。人
間にとってもっとも恐ろしいこと、それは慣れること。人間はどん
なに酷いことでも、たとえそれが人を殺すことであっても感覚が麻
痺して最後には慣れてしまう、残酷だが合理的な生き物だ。彼女の
感覚が麻痺しないと誰が言い切れるだろうか……
319エリック:01/09/05 00:21 ID:KhYEG8fQ
これはこれは、お久しぶりです、DCさん。
書き途中のところに割り込んでしまって申し訳ないです
320D・C:01/09/05 00:43 ID:eL7JusvQ
>319
こちらこそご無沙汰しております、エリックさん。
最近また仕事が忙しくなった上にカプエス2にはまってしまい
寝る時間以外家にいない生活が続いていた物で……
321エリック:01/09/05 00:47 ID:KhYEG8fQ
その言葉を合図に怪人たちの陵辱が再び始められた。エリカの口
が開きっぱなしになって甲高い声が出続ける。汗と涙と涎でエリ
カの顔がぐちゃぐちゃになる。エリカは何度も女の高みに押し上
げられ、体を弓なりに硬直させて痙攣させる。
「アンタ、ずっとイキっぱなしじゃないの。すごい淫乱だね。ホ
ントはこういうのが好きなんだろ?」とナーデルはエリカの胸を
愛撫し続けながら話し掛けた。が、エリカには返事をする余裕は
無かった。ナーデルはエリカの髪を掴んで顔を持ち上げ、レオン
の肉棒を咥えこんでいるエリカの秘所を指差して叫んだ。
「よく見なさい!!」
エリカがとろんとした瞳を向ける。エリカの秘所は肉と肉が擦れ
て愛液が少し白い泡を泡立てていた。秘肉もてかてかといやらし
くさくら色の光を放っている。思わず目を伏せたエリカに向かっ
てナーデルが言い放った。
「認めるのよ!エリカは淫乱なシスターだって!」
「エ、エリカはぁ……淫乱な……はぁ……シスターですぅ……」
「もっと、もっと高らかに歌うのよ!!」
「エリカは淫乱なシスターですぅっ!……ああぁっ……イッちゃ
うよぉ!!」
エリカの体が再び痙攣し出す。レオンが叫んだ。
「こいつ、イク度に締め付けが強くなるな。今貴様の中に出して
やる!!」
レオンとカルマールに責め立てられてエリカはもう何も考えられ
なくなっていた。レオンは己の肉棒をエリカの子宮に押し当てて
欲望の引き金を引いた。
「あぅぅっ……熱いよぉ……」
レオンの肉棒がリズミカルに収縮して、エリカは再び高みにのぼ
りつめた。
「ああっ、もうらめぇっ……らめぇっ!!死んじゃうぅぅっ!!」
がつん、がつん、とエリカの体が痙攣した。カルマールも触手を
引き抜くとエリカの顔面に己の欲望を放出した。体の痙攣が収ま
るとエリカは白目をむいて気を失った。
322フランス大統領官邸 エリゼ宮  :01/09/05 00:47 ID:eL7JusvQ
「喜んで頂けた様で……私も部下も働き甲斐があるという物です」
「当たり前じゃ!あの黒い光武に乗っていた小娘……何と言ったかのう?」
「……北大路花火と言いますが」
大統領の意外な言葉に、真一文字の口を僅かに歪めながら答える。
「おお、そうじゃそうじゃ!」
何かを隠す様に大袈裟な素振りで肯定してみせる。
「そやつとあの大神とかいった小僧には二度も敗北の味を舐めさせられたわ……!
 あの恨み、今でも忘れられぬ!」
何度も机を叩きながら忌々しそうに言う大統領の顔は怒りのあまり
血が昇ったのか、真っ赤に染まっていた。
「その御恨みを晴らし、叔父上のフランス大統領としての地位をより
 強固にするために是非とも御力を拝借したく……」
「無論じゃ!して……どのように致せばよいのだ?」
「有難うございます……それでは迫水大使をこのエリゼ宮に呼んで頂きたいのです」
「サコミズ……?誰だったかのう」
「日本国大使です」
「う、うむ……そうだったな。そうか、ここに呼んで始末するのだな!」
「……いえ、大統領である叔父上の口から身柄引渡しを要求して欲しいのです」
「まどろっこしいやり方じゃな……まあ、良いわ」
「お聞き入れ下さって有難うございます……こちらが詳しい資料ですので
大使を呼ばれる前に目を通して下さい」
書類を机の上に置く次官に大統領が訊ねる。
「そういえば、その花火とか申す小娘、捕らえたらどうするつもりじゃ?」
今まで仮面の様な顔の次官に微かな微笑が浮かんだ。
「さて……どうすればよいのか、迷っているというのが正直なところですね」
半ば惚けた答えに鼻で笑う。
「フン、相変らず喰えぬ奴よの……」
「恐れ入ります……それでは私はこれで失礼致します」
大統領は立ち上がり、手を挙げて引き止めようとする。
「何もそう急ぐ事もあるまい」
「有難い御言葉ですが、何かとやる事がありますので……」
「忙しいのは構わぬが、余にも分けて欲しい物じゃな……暇でたまらんぞ」
「大統領閣下が暇なのは我が国が安泰である証拠ですよ」
深く一礼し、退出しようとする次官に
「……ここまで来てしくじるでないぞ」
振り返りもせず言葉を返す。
「……御安心下さい、大統領閣下」
323エリック:01/09/05 00:53 ID:KhYEG8fQ
ついに花火を書かれるようですね。
私は花火を処刑したり陵辱するのはどうも書く気にならない、
と言っても話の流れからいつかは書かないといけないのですが、
まあそういう事情があるので期待しております。
324エリック:01/09/05 01:16 ID:KhYEG8fQ
意外、と言っては失礼かもしれないが、怪人たちの陵辱は今日の
ところは終わったようだ。レオンとナーデルが部屋を出ていく。
カルマールが立ち去る際に私にたずねた。
「コルボーよ、今宵歌の天使は泣いたであろうか?」
「……おそらく天使も泣いたでしょうな……」

カルマールは満足そうに笑みを浮かべると立ち去った。花火のす
すり泣く声が聞こえる。今私は気がついた。彼女のことを花火と
呼んでいることに。亡き妻、クリスチーヌを思うあまり私の瞳は
曇っていたのかもしれないが今その呪縛から解き放たれたのかも
しれない。私には何のためらいも無かった。私は仮面を外した。

花火がはっと息を呑む。私はだまってエリカにかけられた怪人の
精液を拭き取った。拭けども拭けどもエリカの秘所からレオンの
精液がごぶっ、と出てくる。私はエリカのことを思い自責の念に
かられて、思わず嘔吐した。私は取り返しのつかない罪をまた犯
してしまったのかもしれない……花火が私にハンカチを差し出し
た。
「ありがとう……」
「エリック……どうして……どうして私たちはこんな酷い目に合
わなければならないの……」
私は答えに詰まった。花火も答えがあると思って聞いたのかはわ
からないが、少なくとも私を動揺させるには十分だった。その時
天井の蓋が開いて見覚えのある男が降りてきた。
「少なくとも、なぜあなたがシャンゼリデ通りの戦いにおいて殿
にされたかはわかりますよ……」
「ダロガか……相変わらずだな、君も……」
325パリ 日本大使館:01/09/05 01:20 ID:eL7JusvQ
「全く、勝手に抜け出すとは……軽率すぎる行動だと思わないのかね?」
背広に身を包んだ中年の男性が苦々しげな口調で言う。
「……迫水大使」
黒服を纏った少女が座っていたソファーから立ち上がる。
「確かに……無断で大使館を出た事は申し訳ないと思っています」
俯いていた顔を上げて言葉を続ける。
「でも……でもエリカさんがあのような酷い事になっているのに、どうする事も
 できないなんて……私は……」
少女の雪白色な頬に涙が伝わり落ちた。
「花火君……」
すすり泣く花火の姿を見て、迫水大使の表情から先程の厳格さが消えていく。
確かに花火の言う通り、捕われ処刑されるエリカを見捨てろという命令は
彼女には耐え難い物だろう。
しかし、もしあの時花火が何らかの行動を取ったら興奮しきっていた群衆に襲われて
エリカ同様、いやそれ以上に悲惨な死に方を晒す事になるのは十中十まで明らかだ。
また、これは彼女には知らせていないが、既に花火には50万フランという
破格の賞金がかけられ、そのせいか、ここ数日自分は勿論、大使館員にも
不審な人物が尾行してきたり、ひどい時には拉致寸前までなった者もいる。
そのためか、最初は一致団結して花火を匿おうとしていた大使館員達の中にも
動揺がおき、今では恐慌をきたすあまり、配置転換を願い出る者が出る程である。
326ナイト:01/09/06 00:09 ID:HUJPNTfY
>エリックさん
エリカの堕ちてゆく様、いい感じですね。
これからどうなるのか…楽しみにしてます。

>DCさん
ついに花火編が…待ってましたよ。
捕らえられての陵辱も楽しみですが、捕まるまでの過程を期待してます。


最近暇人さんを見かけませんが最近は忙しいのでしょうか?
327エリック:01/09/06 02:43 ID:lQA6.kyE
>ナイトさん
ありがとうございます。ところでエリカって
17歳でいいんですか?第何話か忘れてしまったのですが
誕生日を迎えていたはずなので、17歳にしたのですが……
違ってたらすいません。ただ話としては16歳のほうが
より惨いので面白いのですが……

>DCさん
ナイトさんの言われるように捕まるまでの過程も楽しみに
しております。
328エリック:01/09/06 03:19 ID:lQA6.kyE
「エリック……仮面を外したのか……」
「Masqurade....
hide you face
so the world never find you....
ふふふ……それよりなぜ花火……が殿になったのか話してくれ。」
私は花火を呼び捨てにするのをためらったが、かまわずに続けた
。ダロガが花火を見て言った。
「あなたにとってはつらい話になるかもしれませんが……かまい
ませんか?」
花火が無言で頷く。
「大神君とグラン・マの会話を聞いたんだがね、北大路花火は他
の隊員と比較した場合、霊力が劣っており、精神的にも不安定な
面が見られるので遺憾ながら犠牲になってもらったそうだ。」
「私は……どうして殿を任された、いや、させられた……のかし
ら……どうして任されたのかもうわかっています。」
私はダロガの言葉を半ば予想していたとはいえ、驚いた。だがそ
れより花火の言葉に私は驚かされた。私とダロガは驚きの目を花
火に向けた。花火が続ける。
「私……さっきのエリカさんの話を聞いてわかったんです……私
、一度も大神さんと愛し合ったことがないから……」
私とダロガは目を合わせた。一体どういうことなのだろうか?その
疑問が解けたのはしばらく先のことになる。
「エリック……どうして仮面を外したの?」
「私はわかったんだよ。もう過ちを繰り返すわけにはいかないん
だ。それより、今日は疲れたでしょう。私の部屋に行ってもう休
みなさい、」
かわいそうな花火、といいかけて私は口をつぐんだ。

End of SCENE 3
329エリック:01/09/06 03:20 ID:lQA6.kyE
sage忘れちゃいました。スマソ……
330スター魔淫:01/09/06 14:14 ID:JN7ujHic
なんかだか、エリックさんもDCさんも、ターゲットが花火になってますねぇ。
それはそれで、理想的ですが。やっぱり花火は、嗜虐心を煽るキャラですなぁ。
上げようと思ったけど、ちょっと、思考を変えて
続きを少し書き直そうっと、でもグリシーヌで、ネタが重い付かない。
うううん、斧で何をしよう……?
331名無しさん@ピンキー:01/09/06 18:56 ID:BYq2aF1s
作家の先生方、グリシーヌも出して下さい。
332名無しさん@ピンキー:01/09/06 23:03 ID:lQA6.kyE
>302のところに書き込もうとしたら串規制で書き込めなかった……

グリシーヌの監禁陵辱はおもしろそうだけど、むずかしい
スター魔淫さんに期待したいです
333名無しさん@ピンキー :01/09/06 23:53 ID:4uYd33co
>331
DC氏のグリシーヌ、顔や体中に火傷負わされて悲惨な状況だから
しばらくは無理だろうな
俺もスター魔淫氏に期待しよう

ところで誰もロベ書いてとリクエストしないが人気無いのか?
出し難いのかね?
334名無しさん@ピンキー:01/09/07 02:08 ID:z4eFgQ5E
DCさんのグリシーヌの再登場期待してます。
まだ利用価値があるんですよね。
335暇人:01/09/07 22:31 ID:az7FYs2Q
しばらく忙しく書きこみが出来ませんでした。
申し訳ありません。
どうやら私は夏厨のようでした(w
しかし、久方ぶりに色々な作家さん達の競演を堪能させて頂きました。

>エリックさん
どうしてエリック=コルボーなのでしょうか?
無知で申し訳ありません。

>331
私個人としてはグリシーヌの作品がもっと増えて欲しいです。
皆さんお願い致します。
336暇人:01/09/07 22:32 ID:az7FYs2Q
紅い血のような夕日が部屋に差し込む…。彼女のその碧の眸は日の残照に
焼かれ、その涙に潤んだ双眸は細められていた…。
 最愛の男…。 そして彼女から光を奪いこの紅き光の如き血を齎した男を
彼女は待ちわびていた…。
 その人形のようなすんなりとした手には小振りのナイフ…。 金属が紅い
光を散乱させ、白き肌を始めての舞踏会でブランディを召した乙女のように
赤く上気させていた。
 広く虚ろな石畳の廊下に足音が響く。
 そしてドアが開く。
 黒衣の喪服に紅い夕日を映えらせ、その華奢な身体をそのドアを開けた人
物へと躍らせる。
 「ずぶぅ」
 ……。
 そして彼女は涙に濡れた顔を上げとそこには。
 「…は、花火君…。何故?」
 「お…! 大神さんっ!? ぁ、あぁ、私…。私はぁ…!」
 花火は黒衣を血に染めながら、必死に大神の傷口を自らの手で塞いでいた。
 「ごめんなさい…。許して下さい…。」と涙ながらに囁きながら。
 「久しぶりだね。花火君。…そうか。君はフィリップを…。そこへ俺が来
てしまったんだね…。」
 平静な口振りであったが大神の身体からは、命そのものである赤き血が流
れ続けていた。
 紅い夕日に赤い血。
 花火の視界はアカで染まっていた。
 「大神さん…! 大神さん…っ! 嗚呼、許して下さい。早く傷を…!」
 「…いや、花火君。俺は大丈夫だから。それよりフィリップに聞かされた
んだ…。グリシーヌが殺された…ようだね。」
 「…はい。私の目の前で…。私の所為なんです。私がいなければこんな事
には。私もフィリップも死んだ方がいいんです! だから…っ!」
 「…花火君。俺との約束をわ、忘れたのかい? 君は強い。だから…。」
 大神の口からは血が滴り、床には大神の血で出来た池が2人を映し出して
いた。
337暇人:01/09/07 22:33 ID:az7FYs2Q
「だから…。私は。あの人を。止めようと…。」
 その時大神は血を滴らせた自らの両手で花火の頬の当たりを抱えるように
抱き、泣き叫んでいた。
 「俺は! 俺はぁ! 何故死なずに奴に従って来たと思う? 花火君!
仲間のため、祖国のため、正義のため、それもある…。本当はぁ! 本当はっ!
俺はグリシーヌただ一人を守りたかった…っ!」
 死の抱擁に愛撫されながら、大神は混濁した意識で花火の頭を抱き血泡を
吹きながら叫んでいた。
 「そ…う、だったの。…グリシーヌ、大神さん本当に…。…私を殺して
下さい。私…を。」
 「俺の希望はもう何も無い…。後悔はグリシーヌに俺の気持ちを伝える事
が出来なかった事だけだ…。…一緒に逝こうか…。花火君。」
 血の床に解き伏され身体中に血の化粧を施されながら、花火は見ていた。
かって彼女がフィリップを失い死の神が彼女に微笑かけていた時。
 大神は彼女に生きる事を教えた。そして今。
 その男により死が与えられようとしている…。
 何故だかは判らないが笑みが浮かんだ
 意識が赤から暗闇の底へと落ち込む刹那。
 彼女を組抱いてそのか細い首を絞めていた、大神の首がごろりと転げ落ち
噴水のように血液を噴出させていた…。
 夕と夜の境にあるトワイライトな薄赤い残照を浴び黒き装束の怪人がサー
ベルを血飛沫で染めていた…。
338エリック:01/09/08 00:28 ID:WZY4.AQs
>暇人さん
エリックとはオペラ座の怪人の本名で、それをもじって
コルボーの名前をエリックにしました。本名が日本語で言う
ところの烏じゃああまりにもかわいそうだと思いまして。
ダロガやラウルという男も出典はオペラ座の怪人です。
パクリキャラが多くてすいません。ストーリーもパクリ気味で
すいませんです。
339名無しさん@ピンキー:01/09/08 16:44 ID:KhWfLDao
>先生方へ
コクリコが主役のSS書いてください
340284:01/09/09 09:46 ID:rfOB3n3o
>ナイトさん
遅レスでスイマセン
知人が100gスレでコピーしていたので読みました。
このSSの悪役の>278氏て口調や態度からある程度、
穏やかな紳士かと思っていたけど

全くの正反対ですね……悪魔そのものです。
グリを拷問するシーンには寒気を感じました。
花火に異常なほど執着しているようなセリフが多かったようで
これからの花火編が楽しみな反面チョット怖い……

花火をジュスティーヌに例えてるあたりも不気味……
341ナイト:01/09/09 12:30 ID:KhV7GkNE
>>340
DC氏の魅力に魅せられた人がまた一人(w

私もDC氏はあの丁寧な口調と実際の行動のギャップの魅力。
そして物語の現場の状況を伝える手段に長けたSS作家さんだと思ってます。
彼の新作に期待しましょう。
342パリ 日本大使館 :01/09/09 22:37 ID:me3P3uVk
それだけならまだしも、数日前、迫水を唖然とさせる電報が本国から届いた。
日本政府が現仏蘭西政府、すなわちカルマール政権を正式に承認したという事である。
カルマール大統領の正体を知る大神や、その上司である米田司令の猛烈な反対も
大多数の事情を知らぬ政財界の日仏間の政治・経済関係の現状維持を望む声に
押された形となり、迫水の最も恐れていた結果となってしまった。
最近の大使館周辺の動きから、ほぼ確実に花火がここに潜伏している事を探知した
フランス政府が公式、或は非公式にでも花火の身柄引渡しを要請してきたら、
自分にはそれを撥ね付ける理由も力も皆無となる。
如何に花火が北大路男爵家の令嬢という地位にあっても、世界屈指の大国である
フランス政府の要求の前では何の効果も無い。
せいぜい外国人と云う事を考慮して大っぴらに処刑されずに
密殺か終身刑で処置される位だろう。
それでは何の気休めにもならない。
343パリ 日本大使館:01/09/09 22:42 ID:me3P3uVk
「すまない……少し言い過ぎた様だ」
一瞬の沈黙を迫水の詫び言が断ち切った。
「だが、これだけは判って欲しい。今、君に万が一の事が起きたら巴里華撃団は……」
壊滅だ。
そう云おうとした時、大使室のドアをノックする音が聞こえた。
「……誰だね」
話の腰を折られた形になった迫水が訊ねる。
「失礼します。大使」
眼鏡をかけた上背の女性が入ってきた。迫水大使の秘書である。
「君か……今、大事な話の途中だから後にしてくれ給え」
手を振って下がらせようとする大使に、秘書が軽く一礼を返し、ついで半ば呆然と
立ち竦む花火に冷たい一瞥を与える。
邪魔だ、と言わんばかりの視線を受けた花火は、
「いえ……お話は済みました」
と頭を下げて、譲るようにソファーから離れ、ドアへと歩く。
「それでは、私は部屋に戻りますので……失礼します」
「花火君……待ち給え!」
慌てて追いかけようとする迫水を遮るように秘書がドアの前に立つ。
344D・C:01/09/09 22:53 ID:me3P3uVk
>340
応援有難うございます。
このキャラは歴史上の人物や、実在のシリアルキラーの性格を混ぜて
作ったのですが、悪魔とはある意味彼にとって褒め言葉と言えるのでは?
(意図的に悪人にしたので)
>これからの花火編が楽しみな反面チョット怖い……
もう少し早ければ良い夕涼みになったのですが……自分の遅筆と時間の無さに
腹が立ちます。

>ナイトさん
>物語の現場の状況を伝える手段に長けたSS作家
光栄ですが、私などより上手い作家は沢山います。
書いていて不明瞭な描写もあるし、まだ未熟者です。
345暇人:01/09/09 23:24 ID:K6vV8hPw
>エリックさん
そうだったのですか。
私はオペラ座の怪人プロットをあまり知らなかったものでして…。
そういえば少し前のレスで参考資料のURLを公開しておりましたね。
エリックさんの描写するグリ(出るかな?)を楽しみにしております。
>340
確かに悪徳の栄えのジュスティーヌの名前は意味深ですね。
私個人としてもD・Cさんの閣下は怖いけど魅力があります。
…あのように端的にかつ美しく文章を私も書けると良いのですが…。
猛省しきりです。
346名無しさん@ピンキー:01/09/10 02:03 ID:OKojpEmo
はじめまして、暇人さん。
突然ですが、100gスレの続きを書かれる事はないのでしょうか。
何だかんだ書かれていましたが、グリシーヌとコクリコが断末魔の中で
垣間見せる大神への信頼、想いが私はせつなくて好きでした。
そして、ゲームと同じまじめな隊長だったらしい大神が、なぜあのような
行動に出たのか、変質したのか隠していたのか、その辺りはいつえがかれる
だろうと、楽しみにしていたのです。

別作品の執筆中に申し訳ありません。どうしても気になって。
347340:01/09/10 06:35 ID:S9VZedfo
>DCさん
おお!早速のレスどうもです!
これからも応援しますので、頑張って下さい!
>歴史上の人物や、実在のシリアルキラーの性格を混ぜて
よろしければ、そのモデルとなった人物名を教えていただけないでしょうか?
すっかりカルマール次官閣下の魔の魅力にとりつかれちゃったので(w
348暇人:01/09/10 07:02 ID:WbH.xbOM
>346
私も正直中途半端で終り、未完の完結状態なのは気にはなっていたの
です…。
出来れば今のお話が終った後、皆様のお許しを頂けたら是非続きに挑
戦したいと考えております。
エリカの話の続きも少し書いていたので。
349名無しさん@ピンキー:01/09/10 18:57 ID:AIbk2asc
>348
僕も期待しています。
是非続き書いてください
350エリック:01/09/10 20:24 ID:ME68Gva2
>暇人さん
グリシーヌはそのうち登場すると思います。
SCENE15か20くらいまでには出てくるかな……

アイリスとコクリコの処刑は私の心が痛むので
ぜひ書いてみたいなあ(w それで、帝撃の陵辱や拷問は
書いてもよろしいのでしょうか?帝撃のトップスタァ、
神崎すみれ君も処刑してみたいキャラの一人なもので……
351名無しさん@ピンキー:01/09/10 21:17 ID:EissqCCU
>350
すみれ様の処刑……ハァハァ(;´Д`)
352名無しさん@ピンキー:01/09/10 23:04 ID:bg35ty52
ギャルゲ板復活しましたね。
353名無しさん@ピンキー:01/09/10 23:18 ID:Fv/2xIXE
354名無し:01/09/11 01:26 ID:4uIt9nbs
うぎゃあーーーーー
355エリック:01/09/11 01:46 ID:A9WKp9gc
予定ですが、
拷問陵辱‘される’キャラ
花火、グリシーヌ、コクリコ、ロベリア、すみれ、アイリス、
シー、具欄魔、ジョルジュ?(バーにいない方の人)
(一人称で書かれる人物が)陵辱拷問‘する’キャラ
すみれ、アイリス、メル、(迫水)

こんな感じで……こいつははずした方がいい、入れた方がいい
キャラがいたら言って下さると助かります。

>354
は>353へのメッセージですか?ブラクラチェッカーでは
クロでしたが……違っていたらごめんなさい
356ナイト:01/09/11 18:17 ID:dtFvtQ5E
>>エリックさん
おおっ、帝撃編ですか?
それは大いに興味があります。
巴里のキャラも良いけど、帝都のキャラも魅力的ですからね。

さくらは入らないのですか?色々問題もあると思いますが、
さくらとすみれは個人的に燃えます。
357エリック:01/09/11 20:37 ID:A9WKp9gc
>ナイトさん
さくらとすみれは萌えますね。アイリスは個人差が激しいかも
さくらの拷問は書かないのですが、大神の思い出の中で
さくらを陵辱した時のことを書いてみることにします
でも今月は忙しくて書く時間が取れないのが口惜しいです
358346:01/09/12 00:47 ID:w4tDJhNk
>暇人さん
楽しみにお待ちしております。
勿論、現在執筆中の作品も楽しく、というか痛く拝読しています。

(あー。思いきって書いてよかった・・・)
359暇人:01/09/12 07:21 ID:yelVf4/A
>エリックさん
そうですか…。
グリの登場心待ちにしております。
帝劇編ではマリアは登場願えないものでしょうか?
…私は金髪碧眼コンプレックスのようで(w

>346さん
100gで書いていたSSは叩かれる事も多くかつ板自体も
最近まで飛んでいたもので、半ば諦めていたのですが楽し
んで下さった方もおられたようで大変嬉しいです。
ありがとうございます。

アメリカでの大変なニュースを聞きつつもこのスレに書き
こみ。
なんと言うか…。自身に業を感じます(w
360名無しさん@ピンキー:01/09/12 15:14 ID:.c9/ifUM
アイリスって、4才も歳を取った割には、小さくない?
サクラ3で何歳になったのか知らないけど。
まぁ、大きくなったら不必要なキャラだけどね、モー娘のカゴツジを考えたら
あんなもんかなぁ。
361エリック:01/09/12 21:04 ID:qrO/tFhQ
>暇人さん
マリアは書きたいのですが、私の中では
陵辱やら拷問にかけたら舌をかんで自殺するキャラ、
というイメージがあるのでちょっと難しいです……
猿轡かませてやるという手もあるのですが
私も100gスレの続きが読みたいです。大神くんが
狂気に取り付かれるようになった過程をぜひ読んでみたいです

>>360
確かにアイリスは大きくなったら不必要なキャラですね
でもお人形みたいに小さくて、かわいいから逆に
この手で殺してあげたい……(w
362スター魔淫:01/09/13 01:35 ID:WlTyRbtY
>>361
エリック殿!そういう時は、催眠術、筋弛緩剤、人質を取るなんて方法があるますぜ!
(って、それはオノレの希望だろうが!)
好みによるけど、鼻フックなんてのもあるよ。
そういえば、この時代は、ガムテープとか化学製品が無いんだよなぁ。

グリシーヌを「ラ・セーヌの星」、花火を「黒いチューリップ」にしてロベリア
を捕まえる話を書いて遊んでたら、エロにならなかった。また書き直しだよ!
363エリック:01/09/13 20:33 ID:tjqXpkII
>>スター魔淫さん
この後の展開では、大神率いる帝撃とエリック等の
オリキャラが所属する巴里華撃団月組が戦い、
その中で花組隊員が犠牲になる、というストーリなので、
楽しんで拷問陵辱するという話ではないので、
大量虐殺陵辱等はちょっと書けないのです。
ところでラ・セーヌの星って、冨野が監督でフランス革命が舞台の
話でしたっけ?違ってたらスマソ。ロベの陵辱は面白そうですね

今月は忙しくてネットする暇も無いので、次にこのスレを
見たときに色々な作家さんのSSが読めることを期待しつつ
失礼します。暇人さん・DCさん頑張って下さい
364暇人:01/09/14 23:40 ID:rDAiCmpQ
>エリックさん
マリアはグリよりも書きにくいのかもしれませんね。
エリックさんのSSの続きは、またーりと楽しみにしつつ
待っています。
100gの続きは私自身も書くのは楽しみです。
…ストーリーの整合性が大変ですけれど(w

>スター魔淫さん
ラ・セーヌの星とか黒いチューリップとは何かの作品なので
しょうか?
またまた、無知で申し訳ありません。
後、グリ楽しみにしております。
365暇人:01/09/14 23:41 ID:rDAiCmpQ
黒衣の怪人は悠然とサーベルを一振りし、中空に紅い血の球を振りまいた。
 黒碧の眸をただ見開き、わななく唇からは「…ぁ…ぁ」という言葉になら
ない言葉を紡ぐばかりは血に染まった黒衣に身を包む乙女。
「我は偉大な敵手を失わん…。貴女は残酷な人也…。そこに転がる彼の者
も我もそしてフォン・フィリップ卿も貴女と言う蜘蛛に捕らわれし、哀れ
なるムシケラ…。」
 花火は身体を大神の血で染め、ただただぽろぽろと黒碧の眸を見開き涙を
流すばかり。
 言葉も無い花火へと黒衣の怪人の台本に書かれたような長広舌は続く…。
「涙と悲哀こそが貴方をより高みへと導かん。貴方へと笑顔を賜らん大神
はそれが故に罰さるる。貴方のお仲間もまた然り…!」
「はっ!」 と涙と血で染まった顔を上げ、花火は問う。
「そんな! あなた達はまだ酷い事を続けるのですか…!? もう…もうや
めてぇ…!」
 花火の身体の奥から眩い光が放出される。
 それにより、首を失い四肢を痙攣させている大神とともに、コルボーをその
光により弾き飛ばす。
「もういやぁぁっ! こんなぁ、こんな事もう…嫌ぁぁ!」
 部屋の豪奢な家具が宙を舞い、空中でそれぞれがぶつかり会う。
 コルボーは家具や大神の遺骸と共に壁に、床に、天井にその身を翻弄され
る。
「ぐぶっ、嗚呼…命の輝き…。我は、我は…。この光を求めて…。」
 コルボーは光の奔流の中、傷つき血を撒き散らしながら陶然としていた。
「がんっ!」という音と共に家具や遺骸一緒に床に叩きつけられた時す
ら、「いのち短し恋せよ乙女…。」というゴンドラ船歌の一節を口ずさん
でいた。
 花火はその歌を聴きながら、感情のあまりの昂ぶりと、霊力の放出により
意識を一時の安息へと委ねていった…。
366暇人:01/09/14 23:42 ID:rDAiCmpQ
※幼子の嘆き(コクリコの場合)

 花火が意識を暗闇から少しづつ回復し、周囲を見渡すとそこはグリシーヌ
が処刑された拷問のための部屋でありその身を、石畳の冷たい床に転がさ
れていた。
「大丈夫かい? 花火。どうやら災難にあったようだね。しかし、命の恩
人を傷つけてはいけないなぁ。」
 苦笑を顔に滲ませながら彼、フィリップは花火を見下ろしながら場違いな
明朗な声で語る。
 そのそばには傷ついたカラス。黒衣を血の染めたコルボーが控えていた。
「フィリップ。私は貴方を愛していました。でも、もう…。あなたも私
も多くの罪を犯しました。生きている資格はもう無いでしょう…。」
 フィリップは微笑みを湛えたまま言葉を紡ぐ。
「人間の罪はこの世に生を受けた事のみ。そしてそれは同時に罰でもある
よ。君の罪は生まれた事。それだけ。」
 そう呟き、何かのスイッチを押す。
 天井から何かが吊るされてゆっくりと降りてくる。
 微かに乳臭い獣じみた臭いが漂う。
 花火がそこへと目を向けると。
「…っ! コ、コクリコ…さ…ん…。これ以上。これ以上…もう…!」
 鎖によって両手を固定され、万歳の姿勢で吊るされているコクリコ。
 もう、吊るされて幾日も経ているのかその身体は垢にまみれ、脂汗が固ま
り皮膚に何層かの被膜が身体全体を覆う。
 無残にも衣装は完全に剥かれ、幼き裸体を晒していた。
「この子は足を撃たれて以来使い物にならなくて。それに幼き者は生まれ
たという罪もとりわけ重い。だからね。」
 花火はフィリップの薄茶の瞳を直視つつ、立ちあがりコクリコを庇うよう
にフィリップとコクリコの間を塞ぐ。
「一つ僕の花火に良い事を教えてあげるよ。英国占拠に失敗してね。米国
も介入して来て、昨夜ノルマンディーに上陸されたよ。向こうも霊子甲冑
を量産してしまって…。」
「なら…もう。もういいでしょう? 仏蘭西の人々もそして…多くの人が
あなたと私のせいで…。せめて、この子はっ!」
 フィリップはコルボーに合図を与える。
 瞬時に花火は後ろ手に組押さえられる。
 先ほどの疲労故か霊力の暴走も無くただ、怪人の力に押さえこまれた。
 フィリップは花火に向かい微笑むと、コクリコの方へと歩み寄る。
367暇人:01/09/14 23:43 ID:rDAiCmpQ
そして、なんの躊躇いも無くその幼い乳首をナイフでこそげ落すように体
から切り離した。
「ぷっ」という音と共に血と悲鳴が石の部屋に轟き反響する。
 コクリコは長期間の飢餓で気を失っていたが、右乳首の切断の傷みで快い
虚無から呼びさまされた。
「いぎぃ! あっ! あ! やめてっぇ!」
 なにも出来ない自分を呪い、花火は激しく身を動かす。
 コルボーは花火の耳元へと囁く。
「生まれいずる罪。その身に受けん幼子の嘆き。マドモァゼルが幼子の死に
より更に彩られん事を…。」
「許して下さい…。コクリコさんっ! 嗚呼、許して……ェ…。」
 フィリップは更にもう片方の乳房をチーズを削ぐように切断する。
 血、悲鳴、花火の泣き叫ぶ声。
 それだけが暗い拷問室の唯一の音源であった。
「痛いぃ…ぃっ! 痛いよぉぉぉ。誰か助けてぇ! ィ、イチローぉぉ、
は、花火ぃっ!」
 フィリップは切断された乳首を拾い上げると、そのコクリコの一部をコク
リコの口に押し込む。
「げふっ。がぁ、がはぁっ!」
「おやおや勿体無い。お腹が空いてないみたいだね。あんなに食事を抜いて
おいたのにね。」
 そう言いは放つとフィリップは未成熟な秘腔を「つぅー」と裂き開く。
 コクリコは首を壊れた人形のように振り乱しながら、叫びと懇願の悲鳴が反響
させる…。
「いぎゃぁぃ! ぁ、あ。イチローぉ! イチローぉお! ぼくを早く
助けて…ぇ! 痛いよぉ。怖いよォォ。」
 花火は泣き腫らし兎の様に赤くなった眸から更なる涙を生産させ、叫ぶ。
368暇人:01/09/14 23:44 ID:rDAiCmpQ
「フィリップぅ! 止めてェェ! コクリコさんを許してぇえ!」
 花火を押さえる血塗れのカラスが再び囁く。
「幼き者。老いた者。男。女。この世界という舞台において唯一平等に許さ
れる自由なる演技。それは悲嘆也。」
 フィリップはその切り開いた秘腔にもぐりの堕胎医が用いる中絶器具を挿入し、
その小さな体の更に小さな穴へと挿入を続け、何かを掻き出す。
 穴から引き出した中絶器具の先に赤黒い肉片のような物が付着していた。
 その肉片が掻き出されている間、コクリコはその目を見開き中空を凝視しなが
ら、「あ! あ! あ!」と間欠的に息を吐きつつ、新たな脂汗が再び被膜を作り
自らの乳房と局部から流れる血で体を汚し痙攣を繰り返していた。
「フォン・フィリップ卿。それは原罪の象徴。罪の元かね。」
 コルボーは花火を押さえる力を緩めることなく、フィリップに言葉を投げかける。
「よくご存知で。そう、花火これはね…。子宮。全ての人間とそして罪が
生まれる場所。」
 その言葉を理解したのか否か、コクリコは幼く甲高い叫びを、声を限りにし叫び
続けた…。
獣のように。傷みに耐えかねる子供のままに。そして…女を失った悲しみを。
369名無しさん@ピンキー:01/09/15 05:57 ID:yQHl4nD6
……嗚呼、コクたんが(泣

でもつい読んでしまう自分が悲しいYO!
暇人さん、頑張って下さい。
370ひひひ:01/09/15 05:58 ID:Z4J126uA
371スター魔淫:01/09/16 02:23 ID:Coq7jaaE
>>暇人
あら?暇人殿はラ・セーヌの星を知りませんか。富野監督が、ザンボット3より前
に監督したTVアニメなんだけど。
こんなかんじ
ttp://www.din.or.jp/~galzar/poster.htm
ttp://www4.plala.or.jp/tomoki/contents/koneta_b/koneta_02b.htm

ずっと見直してたら、俺は1話の#3をアゲ忘れてる。
なんでだろう?ということで、続きです。

1話#3
 花火の絶叫の後、ベトベトになった手を嘗めながらメルとシーも、花火を白濁液で汚して満足したのか、一度
手を休めた。一時の静寂が流れた。だが、その静寂をやぶるようにエリカが声をあげた。いや、声をあげた、
と言うより、歌い出した。
シャカ、シャカ-! シャカ、シャカ-!
「おっはよう、おっはよう、ボンジュール!!
 おっはよう、おっはよう、ボンジュール!!
 早く、勃ってよ、ボンジュール!
 すぐに、勃ってよ、ボンジュール!
 ポコチンさん、ポコチンさん、花火のポコチンさんッ!!ヘイッ!!」
 ついさっきまで、オルガニズムに達してベットの横で放心していたと思ったエリカが、いきなり踊り出しメル
とシーは呆気にとられている。
372スター魔淫:01/09/16 02:24 ID:Coq7jaaE
「ちょっと、エリカさん、いきなりこんな狭い部屋で踊らないで下さい!」
 メルが、クルクル回っているダンス中のエリカを止める。
 困惑しながら慌てふためきながらメルが、エリカを止めるのに対して、シーは楽しそうにそれを見ながら質問
した。
「ウフフッ、まぁまぁ、お二人とも落ち着いて……、で、今度はどうしますぅ?」
「それは、もちろんコレです。」
「もちろんって……。」
「これぇ?」
 エリカはシーの質問に答えると、メルとシーの前に両手に持った棒状の物を突き出す。よく見るとそれは、い
つも使っているマラカスでは無く、テカテカと黒光りする図太いディルドーだった。そのディルドーは、中身は
木製だが表面をゴムで被われており、所々にイボが付いている。太さは、女性の手首程も有り、その特徴的な形
として、男性の肉棒を根元で合体させたような、双頭になっていた。
「……。それじゃ、早速。続きを始めますか。」
 しばしの間、二人は呆然としていたが、残忍な笑顔を浮かべるとメルは、ゆっくり花火の肉棒をあやすように
指先でさすった。
-うあぁ、ああ、何…
 花火は、再び下半身に刺激を受けて目を覚した。
「ふあぁぁ、またァ?、もう止めてェ」
「何度も言わせないで下さい。ご自分だけ気持ち良くなるなんて、そんなのずるいですわ。」
 花火に語りかけながらメルは、巧妙なテクニックで花火の肉棒を責め立てる。数回におよぶエクスタシーの極
みによって、脳下垂体中から吹き出したエンドルフィンは脳髄に隈無く染み渡たっており、花火の体は麻痺状態
になっていた。花火の体は、意識とは関係なく再び直ぐに火照りだし、心は快楽の高みへと昇っていく。
「こ-んな直ぐに、反応しちゃうなんて、やっぱり花火さんはエッチですね。」
「ああ、ふぁあ、らめぇ!」
 花火は、必死に訴えるが、官能の熱でうまく舌が回らない。再開したメル指使いにより、痙攣を起こした花火
の身体が壊れたように弛緩して、声にならぬうめきを上げがブルブルと唇を震わせるばかりだった。
373スター魔淫:01/09/16 02:27 ID:Coq7jaaE
「ううふぅん、本当は、うれしいのではありませんか?花火さん?」
「ふえ?」
「ハァハァ、そうですよ、さっきはあんなに気持ち良さそうに、たくさん精液を出してたのに。」
「はあぁ!?」
 花火が、声のする方に頭を向けた。花火は信じられない光景に、思わず息を飲んだ。視線の先には、エリカと
シーが苦悶の表情をしながら、自分の股間に自ら黒いディルドーをねじ込んでいる姿だった。二人は全身に玉の
ような汗をかき、プルプルと震わせながらゆっくりと黒い塊をジュブジュブ音を立て、やらしく愛液を太股に垂
らしながら、秘裂の奥へ奥へと入れて行く。
「へぇ!?ふ、二人とも!な、なひをしてるんれす?」
「はあぁー、うふふ、今からこれで犯して差し上げますね。」
 エリカは、自分の股間に伸びた黒いゴムの棒を両手でスリスリと摩りながら、花火を恍惚とした顔で見つめる
と、胸を張って股間に突き刺さったディルドーを天上に向かって突き立てるようにポーズを取った。
 シーは、これから花火を犯せる事を思うと最早我慢が出来ないのか、股間にディルドーを差し込み、愛唇から
木が根を延ばすように愛液をドロドロと太股に垂らして、花火の寝ているベットに近付いて来た。
「はぁあ、花火さん……。これからもっと楽しみましょうねぇ。」
 花火は、自分が結婚前に乙女を奪われるという恐怖を感じて、歯をカタカタ鳴らして震えながら逃れようとす
るが、先程、何度も襲ったエクスタシーにより腰が抜けて、体の自由がきかない。そんな花火の姿を見て、メル
が花火の捕まえるように抱き着いた。
「逃がしませんよ。……ふふ。」
「はあっ、」
 花火が、悲鳴とも快感とも取れる小さな声を出す。飛びついたメルは、花火の腰を両腕で掴むと、そのままベッ
トに押さえ付けて、うつ伏せにした。そして、花火のお尻を持ち上げ、股を180度にならんばかりに開いた。
「ああぁ、な、なにを……、」
「花火さん、まずはこっちから、犯しますよ。」
 そう言いながらメルが、両手で花火のアナルを広げるように尻の割目を押し開け、舌で菊門をペロペロと舐め
まわし、甘酸っぱい唾液でベトベトに汚していった。
374スター魔淫:01/09/16 02:28 ID:Coq7jaaE
「はぁ、メル…、早くぅ。」
 直ぐにでも犯したいシーが、早く犯したくて駄々をこねる。
「もう、しょうが無いなぁ。ゆっくり挿入するんですよ。」
 それを聞いたシーは、うれしそうに笑顔を見せると、自分のアナルに突き刺さったディルドーを花火のお尻に
あてがい、ゆっくりとズブズブと挿入しはじめた。太く長いディルドーが、花火の菊門をギチギチと限界にまで
拡張し、腹の奥深く内臓を犯し、花火の脊髄を内部から責め立てる。
「ああぁー、あぐぁ-!」
−ああ、もう許して……お尻が、こ、壊れちゃうッ……。
 直腸の入り口まで蹂躙される苦痛のあまり、花火は白目を剥いて身悶えた。メルの指先によって犯される愛唇
の端から、分泌される淫液がだらだらと溢れる。
「ふふ……、気持ち良さそうに、悶えちゃって……。」
 メルはそう言うと、シーに目配せをした。するとシーは、花火と繋がったまま、手を花火の肩に回して、体を
密着させると、自分の尻を支点にしてグイッと反動をつけて無理矢理に花火を持ち上げると、そのままひっくり
返った。
「あう、うぁああぁ-!」
 アナルに自分の体重がかかり、ディルドーがさらに腹の奥深くに食い込み花火は絶叫をあげた。裂けんばかり
に咥えこんだアナルからは鮮血がうっすらとにじみ出していた。
 そのままシーがベットに寝転び、シーと花火の体制が逆になった。シーが下になり花火を腹の上に乗せ抱きか
かえる形になった。
「次ぎは、エリカさんの番ですよ、やさしくお願いしますね。」
「はい、お願いされました-。」
 そう言いながらエリカは、股間にズ太いディルドーを押し込み、震える手で自分の胸と肉唇を弄りながら、目
は潤んで恍惚とした表情をしている。よたよたとしながら、エリカは花火の足下に近付き、ディルドー先を花火
のヴァギナに向ける。そして、メルが挿入し易いように花火の太股を後ろから掴んで両足を広げ、シーが花火の
淫液がトロトロと流れ出る肉唇を左右に引き延ばす。
375スター魔淫:01/09/16 02:29 ID:Coq7jaaE
「ああ、いやぁ-!やめてぇ」
 花火は、いやいやと左右に首を振りながら、顎をカタカタと震わせながら恐怖の声をあげる。とうとう、自分
の乙女を奪われる時が来たと思った時、花火の体に今までに経験した事も無いような震えるような恐怖と、溶け
るような官能と、甘い期待の入り交じった感覚が彼女の精神に襲い掛かる。花火は、体がみるみるうち熱くなり
発情状態を起こしていた。
「花火さん、とーっても気持ちいいですからね。」
 エリカは、黒いディルドーをピンク色の淫液の溢れるクレバスに摺り合わせると、グチュグチュと音を立てて
さらに、クリトリスは膨れあがる。メルが、両方の人差し指でさらに肉唇を突くとプシュっと潮が吹き上がった。
「ひぃッ、ひぃあああーッ!」
 花火は体を反り返って必死にもがくが、もがけばもがくほどアナルに入ったディルドーがさらに押し込められ
アナルを刺激する。まさに花火は、袋小路に追い詰められてしまった。
 エリカはゆっくりとディルドーを、誰も入った事の無い花火の胎内へと押し込んだ。
「やめてぇ……ひッ、熱いッ! 熱い-!あぁぁ……」
 花火は、まだ細く硬い膣口を無理やり押しひろげられる激痛にしなやかな背中が反りかえらせ、悲鳴が噴きこ
ぼした。花火は、白目を剥いて身悶えた。初めてで、いきなり二本責めをされたのだからたまらない。
 エリカは、さらに黒いディルドーを握り、無理やりお腹の奥までねじこんだ。ミチミチと花火の肉唇がきしみ
少ないディルドーとの隙間から鮮血がしたたり落ちる、血は太股を流れ下花火の下にいるシーの股間も血で赤く
染めていく。
「あぁ……、い、痛い、ぁああ……、こ、壊れる!」
-ああ、もうお腹がおかしくなりそう……、私、壊れちゃう、た、助けて。…
 しかしメルが、花火の望みを破壊するような台詞をいい放つ。
「さぁ、最後に私の番ですね。」
「え、もうこれ以上は止めて、」
「何を言ってるんですか、花火さんのおチンチンをおっ勃ってるのに。」
376スター魔淫:01/09/16 02:31 ID:Coq7jaaE
 花火の肉棒は、血管が浮き出るほど充血し、花火とエリカとシーの接続した箇所からそり上がっている。肉棒
の先に、少し液がぷっくりと滲み出ている。それをメルは舌でゆっくり嘗め取ると、人差し指と中指でカリの辺
を挟む。そして、花火の身体を跨ぐとエリカと向かい合わせになり、そのままエリカの肩に腕を掛けて抱き合い
ながら、ズブズブと熱い肉棒を秘口の奥まで飲み込んだ。
「うぁ……、あはぁ、あああ……。」
 花火は呻き声を上げる。身体の性器の三ケ所を一度に責められ、息が苦しいのか池の鯉のようにパクパクと口
を開けたり閉じたりしている。これで、花火を中心にして4人の少女が一体化する形になった。
「うあぁ……はぁ、ああぁ……、凄いお腹の奥まで……入ってるぅ……。」
 一番下にいるシーが、波だを流しながら声をだす。上に3人が乗る形になったのだから、ディルドーに架かる
体重は測りしれない。
「はぁああ……、み、皆さん、動かしますよ、いいですか?」
 メルが4人に合図を送ると、メルとエリカが腰を上下に動かし始めた。さらにシーが下から突き上げるように
こしを揺らす。3人はまるで機械のように呼吸を合わせて上下に動き、ピストン運動あわせてグッチュグッチュ
と4人の女性のヴァギナが溢れる淫液を飛び散らせながら激しい音を立てる。
「ああ……、うあああ、はぁ……!」
 4人の身体からは油のような汗を垂らしさらに激しく動かす、エリカは自慢の長く茶色い髪の毛を振り乱して
揺れ動き、メルは捻りを加えたりしながら支えていた手を花火の乳房の上に乗せ、胸を押しつぶすように乱暴に
揉みしだく、シーは花火の背中を掴み肩甲骨の上に爪を立てる。
377スター魔淫:01/09/16 02:32 ID:Coq7jaaE
 花火の頭の中はとっくにドロドロになっていて何か考えることすらできない。涙とよだれを滴らせた呆然とし
た顔をさらし、ガクガクと頭を揺らしながら凌辱されつづけた。
「も、もうダメ……身体が……裂けちゃう、お腹が、破裂しちゃう……ああぁッ……」
 全身を襲う官能の波が、4人の動きシンクロして動き脳も神経の溶かしていく。真っ白な光が、頭の中を被い
つくし広がって行った。
「ああ、もうやめて……、助けて!助けて……!ああ---!」
「---火、花火!花火!ハナビ--!」
 花火は、身体を激しく揺らされ目を覚した。目を開るとそこには、グリシーヌが心配そうに見つめていた。
「大丈夫か、花火、随分とうなされていたが……」
「グ、グリシーヌ……、大丈夫……、」
-何?…、今のは夢だったの?…、
 花火は、大きなベットの上に寝ていた、見覚えのあるグリシーヌの寝室に置かれた巨大なベットだ。周りを
確認するとグリシーヌに支えられながら、ゆっくりと体を起こした。
「起きて平気なのか?」
「大丈夫……、とても悪い夢を見ていただけ……、ぽ」
「夢?……、悪夢を見ていたのか?」
「そう、悪夢を見ていた……みたいです……、ぽ」

1話-了
378スター魔淫 :01/09/16 02:39 ID:Coq7jaaE
そういえば、あの「2chサーバー止まった騒動」の頃にアゲようとしたけど
ヤバそうだから、アゲなかったんだ。ずっ-と忘れてた。
読んでた方には、悪いことしたなぁ。
まぁどうせ、俺のチンポ付き花火を読んでるやつなんか居ないだろうけどね。

という事で、次ぎがグリと花火です。
379ナイト:01/09/16 10:32 ID:iOQiULwQ
>>スター魔淫さん

一話完結ご苦労様でした。
私はずっと見てますよ。相変わらずの独特の雰囲気ですな。
グリシーヌ編期待してます。


ウイソシュナイト氏は最近来られませんね。
忙しいのでしょうか・・・
380名無しさん@ピンキー:01/09/16 10:36 ID:ofHefyLc
>379
放牧中じゃないの(藁
381暇人:01/09/16 21:49 ID:B2lrXpnw
>スター魔淫さん
これは私が生まれる前の作品でした…。
ガンダムとかはファンなのですが、これは見た覚えも聞いた
覚えもありませんでした。
…ベルバラみたいで面白そう(w
あなたのSSは拝読させて頂いていますよ。
今回はまた、4Pとは激しい…。
下手な拷問より実際拷問ですね。
グリは激しく楽しみにしております。
382ウイソシュナイト改めパントルセレブル:01/09/18 19:24 ID:mEbSrjd2
>379
PCが故障して書き込むことが出来ませんでした。すいません。
>暇人さん。スター魔淫さん 。エリックさん。DCさん
どもども、ご無沙汰しております。
皆さん、相変らずの更新ぶりですね。最近花火が多いようですが、やはり彼女は
我々のような人種を惹きつけるのでしょうか(w
PC故障中、毎日のように花火を拷問に掛け嬲り尽くす妄想をしていたら、
憎しみに似た感情が芽生えた……
慢性的嗜虐症かな……

折りを見て続き書こうと思ってますので、私のような者の妄想で宜しければ
読み捨てて下さいな。

ageときます。
383名無しさん@ピンキー:01/09/20 20:33 ID:ubBqhgSY
誰もいないのか?
384ナイト:01/09/20 22:08 ID:hqPc/xCY
皆さん御忙しいのでしょうかねぇ

おお!ウイソシュナイトさん御久しぶりです
花火の苦しむ様を早く読みたいものですな・・・
楽しみにしておりますよ
385スター魔淫:01/09/21 19:58 ID:9oCCDoo.
>>381
ラ・セーヌの星は、私が生まれた年に放映されてたようです。
数年前に、CSで放送されてたのよ。アニメでは、ベルバラより前の作品なんだよね。
悲しい結末が、いかにも富野らしい。

やっとグリシーヌを虜辱できたよ。高いプライドを尽き壊すのがイイね。
というわけで、第2話です。
386スター魔淫:01/09/21 20:00 ID:9oCCDoo.
花火と真夏の夜の夢
2.愛欲の海賊娘  #1

「---火、花火!花火!ハナビ--!!」
 花火は、自分の名を呼ぶ声で目を覚した。花火の寝ているベットの傍で、グリシーヌが心配そうに友人の肩を
やさしく抱いている。高い天上と異常に広い部屋に、センスの良い豪華な調度品が所々に置いてあり、壁に様々
な武具が飾られている。まぎれも無くグリシーヌの部屋だ。グリシーヌの家にしては珍しく、夜にもかかわらず
部屋の灯りは、机とベットの横に置かれたランプのみだ。
「グ、グリシーヌ……」
 かすれた小さな声で、花火は返事をした。
 花火の体は、上半身全体が包帯で巻かれていた。包帯の他には下着も何も着けていない。下半身もグリシーヌ
の物だろう、高価そうな金刺繍が縫い込められたシルクの青いショーツしか掃いていない。包帯の下には、一体
どんな虐待を受けたのか、無数の痛々しい傷痕があった。皮が捲れ、肉が引き裂かれ、痣とミミズ張れが背中を
被っていた。本来は白く美しい胸元にも乳房を引き裂くような大きな傷が、右脇の下から左下腹部まで走ってい
る。その傷を保護する包帯は、薄く血が滲んで所々がピンクの斑点が出来ている。
「しっかりしろ、花火……。大丈夫か。」
 グリシーヌは、青い戦闘服を着ていた。所々が汚れたその姿が、今だに緊急事態であることを伝えている。
「グリシーヌ……、もう、大丈夫。心配をかけてごめんなさい。」
 花火は、話しながらゆっくりと上半身を起こした。それを支えるようにグリシーヌが、花火の体に腕を添えた。
「随分とうなされていたが、本当に大丈夫か?」
「ええ、本当に大丈夫……。ちょっと……酷い夢を見ただけですから。」
「酷い夢?……、ナイトメア……というヤツか、いったい……どんな夢を見たんだ?」
「えっ……、それは……、ぽっ。」
 花火は、視線を下にしたまま黙り込んだ。恥ずかしそうに顔を赤くして、まともにグリシーヌの顔を見ること
が出来なかった。体の芯はまだ熱く火照り、胸に置いてあった手をグリシーヌに見つからないようにシーツの中
の下半身に持って行くと、ショーツが薄らと湿っていた。
387スター魔淫:01/09/21 20:03 ID:9oCCDoo.
-えっ、やだ、濡れてる、なんで……あんな夢を見たから?……それとも、あれは……本当に夢だったの……。
 グリシーヌに問われて夢の事を思い出すと、淫らな風景が鮮明に頭の中を一杯にした。あまりの恥ずかしさで
花火の頭にあっと言う間に血が昇っていくのが自分でも分かった。顔も耳も真っ赤ななっている。
「すまない、話したく無いなら……、話さなくいいのだ……、」
 ジッと押し黙って、顔を下を向けたままの花火を見て、いつも誇りを持って弱きなど見せないグリシーヌが、
珍しく気弱そうに言うと軽く唇をかんだ。
「あ……、気にしないでグリシーヌ、また今度……、落ち着いた時にでもお話します。」
「うむ……、そうか……、」
「それより、他の隊員の方は……、見当たりませんが……。」
 花火が質問した瞬間、グリシーヌの顔がけわしくなった。
「すまん、それが……、花火を助け出しここに連れて来るのが精一杯で……。他の皆がどうなったのか……、」
「そ、そんな……、まさかみんな……、敵に捕まってしまったのでしょうか……、私が不甲斐無いばっかりに皆
さんを危険な目に合わせてしまうなんて……、情けないです。」
 花火の目が潤んだ。自分の受けた、地獄のような残虐な経験が頭に中に過った。もしも、自分と同じような事
を他の隊員が受けていたらと考えると、心が締め付けられるような思いだった。体中に寒気が走っり震えた。
「大丈夫だ、あいつらがそう簡単に死ぬものか。隊長のお主がそんな事でどうする。元気をだせ。」
 グリシーヌは、そう励ますと花火の良方を掴んで、顔をジッと見つめた。
「そう……、そうですよね……、ありがとうグリシーヌ、……ぽっ、」
 花火はやっと落ち着きと取り戻し、おおきく息を吐いた。
 その時突然、ガタンっと部屋の窓が開く音がしたかと思うとバサバサと高価なカーテンが風になびいた。そし
て黒い羽根が紙吹雪きのようにが舞い散ると、思い出したくも無い高慢かつ醜悪な声が部屋に響き渡った。
「おお……、このような所に隠れて居りましたか……、我が君……」
「きゃぁっ、いやぁああああ-----!」
 花火は絶叫を上げると、思わずシルクのシーツで体を隠した。
「き、貴様は、コルボー……、まだ、生き残っていたのか!……しぶとい奴め。」
388スター魔淫:01/09/21 20:04 ID:9oCCDoo.
 一体、何処に隠しもって居たのかグリシーヌは、愛用の斧を取り上げると斧の先を目の前に立つ全身黒ずくめ
の怪人マスク・ド・コルボーに向けた。コルボーは、自分が飛び込んだ窓から入る月の光りを横から浴び、深夜
の薄暗い部屋に、漆黒の体はコントラストの強い白と黒のみ浮かび上がる。
「そこを退け!おろかなる者。我の崇高なる舞台を途中で主人公を奪い中段させた上に、そのような侮蔑な言葉
を受けるとはなんたる屈辱。絶対に許さんぞ。」
 コルボーは、全身を震わせ、拳を握った両手を振り回して怒りを表現する。
「何を言うか!……、貴様こそ花火を惑わし、このような怪我を負わせるとは万死に値する。今直ぐ、この斧で
叩き切ってやる」
「グ、グリシーヌ!……、わ、私も戦います。私の弓は何処にあるりますか?」
 花火は、殆ど裸のような格好なのも気にせず、まだ傷が痛むのか右手で胸元を押えながら、ベットの柱にもた
れながら立ち上がった。
「花火、そんな体で何を言っている。お前だけでも逃げろ、中庭に私とお前の光武が置いてある。ここは、私が
引き受ける。」
 グリシーヌは、斧を構えながら首だけ振り向くと花火に叫んび、再びコルボーを睨み付けた。
「何を言ってるの、これは元々は私の戦いです。それに、グリシーヌを一人になんか出来ません。」
「花火……、」
「おお……、我が君、まだ我の愛を受け入れてはくれぬのか……、これ程にも、そなたの事を愛おしく思ってい
るというのに……、ああ……、それなのにそなたは、そのような淫欲の虜になっている淫らな女の為に戦うと言
うのか」
 コルボーは、フラフラとゆっくりとけれども確実に花火の方に歩き始めた。
「くうっ、貴様!誰が淫欲の虜だ--!このような屈辱的な言葉を受けたことなど初めてだ。許さん!」
 グリシーヌは、叫びながら斧をコルボーに向かって斬り付けた。
「笑止、そのような攻撃が我に通じると思ったか……、」
 コルボーはそう言うと、マントの下から黒い羽根をグリシーヌに向かってまき散らした。
「うわぁー-、この卑怯者!正々堂々と戦え!」
389スター魔淫:01/09/21 20:06 ID:9oCCDoo.
 グリシーヌは、羽根に翻弄されて、やみくもに斧を振り回した。そして何とか羽根の攻撃を押えて周囲に目を
向けると、その目には絶望的な風景が映り、グリシーヌはその場に立ち尽くした。
 なんとそこには、もう一人の自分が映っていた。美しく長い金髪に普段から鍛えら引き締まった体に、高貴な
雰囲気をかもし出す凛々しい顔だち。紛れも無く、巴里きっての高級貴族ブルーメール家の息女グリシーヌだ。
 しかし、幻覚でもう一人のグリシーヌが見えている程度で、グリシーヌが動揺したりはしない。グリシーヌが
動揺しているのはその自分の姿だ。幻覚のグリシーヌは、高価な青いショーツ以外は何も着けていなかった。
 そして、白く美しくしなやかな体をさらけ出し、純粋なノルマン民族という血とまだ10代という若さならで
はの、重力に負けずに上に向っている形の良い大きなDカップの乳房を上下に揺らし、壁に立て掛けた斧の柄を
木馬のように跨いで、両手で柄をしっかり押さえ付けながら、ショーツを着けたまま自分の股間を擦り付けて
激しく腰を上下させていた。俗にいう、スマタというやつだ。
 なんと、あの誇り高いグリシーヌが、愛用の斧を使って一心不乱にオナニーをふけっているのだ。
「ああぁ--、ううぁああ--、はぁあああああああ---。」
 腰を動かす度に白い斧の柄が、グリシーヌの高級シルクのショーツに包まれた愛唇とクリトリスをキリキリと
痛めつける。クレバスから流れ出た愛液がショーツを溶かすように濡らし、滴り、斧の柄を伝ってドロドロと床
に向かって垂れ落ちていった。斧の先の辺の床には、愛液で出来た水たまりが出来ていた。全身に玉のような汗
をかきながら、さらにグリシーヌの動きは激しくなった。汗に濡れた金髪は何度も振り上げる度に乱れて、何本
かの髪の毛が汗に濡れた首筋や横顔にベットリとまとわり付き。柄を掴んでいた右手で、まるでそれ自体が生き
物であるかのように激しくに揺れている乳房を掴んで揉みしだくと、ピンク色の大きな乳房に対して小さい乳首
を搾るように指で掴んだ。
390スター魔淫 :01/09/21 20:17 ID:9oCCDoo.
「ひぃああ--!、あはっぁあ---!はぁあああああああ---。」
 幻覚のグリシーヌは絶頂に達したのか、部屋中にグリシーヌの悲鳴が響き渡った。しかし、普段から鍛えてい
るタフなグリシーヌの動きは止まらない。
「……はっ!」
 我に帰ったグリシーヌは、自分の斧を使ってオナニーをしている姿を見て、まるで汚いものを捨てるかのよう
に思わず手に持っていた斧をを投げ捨てると叫んだ。
「や、やめろー-!コルボー!」
 必死にグリシーヌが周囲に目をやり花火を見つけるが、その光景を見てとっさに目を背けてしまった。
「ああ……、は、花火……。」
 花火は、ショックが強すぎたのか、抵抗もせずに背中からコルボーに抱きしめられたいた。その光景が、さら
にグリシーヌの心を苦しめた。まだ花火は、この光景はコルボーの作り出した偽者の光景だと思っているのだろ
う。心配そうに親友の屈辱的な姿を見つめていた。

あんまりエロくないけど、まぁこれからエロくします。
時々思うけど、投稿SSにこういう前振りって必要なのかなぁ。
一応、最後まで構想とラフなのは出来てるんだよねぇ。
グリ-ロべ-コク-光武?-大神-サリュまであるけど。今年中に完成するかしら?
391ナイト:01/09/23 01:30 ID:BAs9BXIA
しかし最近は人がいないですね
これから連休なのでもっといるのかと思いましたが…

>>スター魔淫さん
こ、光武!?これは思わぬ伏兵だ!?
392D・C:01/09/23 15:26 ID:EAcD1DKY
>347
名前&容姿=デニス・ニルセン
名前&政治能力=シャルル・モーリス・ド・タレイラン・ペリゴール
役職&実務=ジョゼフ・フーシェ
嗜好=ジェラルド・シェイファー  ゲイリー・ハイドニク
口調=ベルゼバブ(ゴットサイダーの)
陰険さ=徳川秀忠(隆慶一郎の)

こんなところでしょうか

久しぶりの連休で少し書けそうだな……

>パントルセレブルさん
はじめまして、私と同じく花火を憎んでるようで……
「驚嘆の画家」の名に恥じぬ鮮やかな花火の血と涙の惨劇を期待してます。
>スター魔淫さん
光武をどう表現されるのか楽しみにしていますよ。
>ナイトさん
相変らずの遅筆で申し訳ありません。

そろそろコテハン変えようかな
393ナイト:01/09/23 18:01 ID:BAs9BXIA
DCさん忙しい中御苦労様です。
久しぶりの連休という事で新作を期待しておりますよ
394名無しさん@ピンキー:01/09/23 18:19 ID:FlGtf6Ek
DCさん、花火が憎いのか・・・
395347:01/09/24 13:53 ID:uHcIWkmo
>DCさん
なるほど、フランス革命の政治家から有名殺人鬼、果ては文学物まで
(ほとんど知らなかったので検索してきました……)
幅広い知識があるのですね。
花火編、すごーーーく期待してますので!
憎らしく思っておられる花火を、充分に蹂躙しちゃってください!
396エリック:01/09/25 19:21 ID:zwvS6Hcs
愛と憎しみは表裏一体、ですな……
397名無しさん@ピンキー:01/09/25 19:49 ID:VGj/Bjxc
>396
エリックさんはどう?
398エリック:01/09/25 21:17 ID:zwvS6Hcs
>>397
花火ヒロインの場合彼女は大和撫子でもなんでもなく、独占欲の強い愛にとら
われた醜い女でしかないと思っています。フィリップとの思い出が完全に風化
しているからこそ、大神に『未来が一つになるといいですね』と言う言葉が出
てくるのだとも思っています。ですからヒロインでない花火のほうが私は好き
です。カルマール戦後に大神と副隊長がデートしていると知った時の花火の気
持ちを考えると心が痛みます。
私は・フィリップとの思い出が風化しておらず自分が他の異性を愛することに
対して強い背徳感を感じ、そして・大神への思いが結局は叶わず、大神に裏切
られる花火を書いてみたいと思ってます。前にノーマル花火スレで前者(=大
和撫子?)のSSを書いたので今回は前者と後者(=まさに黒衣の花嫁)をうまく
兼ね合わせて書けたらなあ、と思っています。私(=今回のSSの一応の主人公
であるエリック)はヒロイン花火の醜さを嫌いながらも、ヒロインでない時に
ゲームで描かれた花火を愛する、と言うようなところでしょうか。
ですが大神が花火に寄せる信頼を花火が愛と誤解し、盲目の愛の虜になる花火
と大神との感情のすれ違いというシチュは好きなんですけどね……相反する感
情が私の中に存在するということが、愛憎が表裏一体である由縁なのかなあ、
と思ったりもします。大神が帝都に将来を約束した人がいなくて花火を愛して
いるというシチュは知りません(w

長文かつマジレススマソ。脳内あぼーんしちゃってください
399アニメ板にありました:01/09/26 18:55 ID:3Q0Wwb22
逝けいざ自爆テロ コーラン信じ
貿易ビルまで突き進む
我がアラブ守り 我が道を逝く
ビンラディン様のもとに集う 信者達

アーアイスラムの 教え口ずさみ
米の中枢に散る勇姿
アーア素晴らしき イスラム原理主義
テロとジハドとアッラーとラディンを称える
400パントルセレブル:01/09/26 22:27 ID:o97t0n.M
>392
DCさん、どうも初めまして。
なかなかこちらに来られないようですが、続き期待してます。
私のコテハン、わかりましたか(藁
DCさんも競馬やられるのですかね?
>398
愛という名のエゴは嫌いですか?
私は花火が理想の女性像なのですが、その理想の女性が泣き苦しむ姿が見たいという
単純な動機で書いてる内に、ベクトルが変な方向に逝っちゃったのですが……
401エリック:01/09/26 23:53 ID:1u07kogo
>>パントルセレブルさん
嫌いではないです。ただ盲目的な愛に陥っている
女としか見えなくて……私がゲームをやるときは
彼女自身がフィリップの思い出と大神への愛の間で
苦しんでいるものと勝手に解釈してプレイしています。
402パントルセレブル:01/09/27 00:01 ID:7LAVMfzA
>401
私の言葉が足りなくて誤解を招いたようですね。すいません。
確かにヒロインの花火はフィリップを忘れたような感じがあって不自然ですよね。
心優しい彼女としては過去と未来の男の間で悩み、苦しむ方が似合ってますね。

ちなみに私は花火でしかクリアしてません。
30回以上、全て花火だけ(藁
403エリック:01/09/27 00:41 ID:e4sMzn56
花火大戦30回ですか。すごいですね。
私なんかせいぜい4、5回ってとこです。
もしかしたら花火はフィリップのことを
忘れているのではないだろうか、と思うようになってから
プレイよりもSS書いてばっかりで……
10話の公園で過ごす一夜の花火を見ると
吐き気がするのでその手前まで
大和撫子花火たんを楽しんでます。
404スター魔淫:01/09/27 04:21 ID:qJ9r5DUw
>ナイト
>DCさん
以外と光武に反応があったようで…
ゲームではあまり表現されませんが、アニメだと光武には意志があって自立する
設定だったので、それも使わせてもらいます。(FSSのモーターヘッドみたいな感じかしら)
まぁ、光武も花火の淫猥な姿を見たら欲情してしまうといった感じでしょうか。
しかし、DCさんは参考にしてる本が違うなぁ、
俺なんかどうやってエロくしょうかと、出海まこと氏とかだもんなぁ。読むのは、最近はすっかり京極。

>>パントルセレブル
>30回以上、全て花火だけ
ひさしぶりに笑った。
俺も花火のクリアは好きじゃ無い。最後に「喪服を脱いで」なんて言い出すんだもん。
頼むから、あのダサイ黄色いワンピースは着ないでくれ。水着はOKだが。
サクラ大戦4では、喪服を維持してるだろうか。今から心配だ。
405エリック:01/09/27 16:52 ID:e4sMzn56
Act1, SCENE4 〜Notre-Dame de Paris

エリカが陵辱されてから一夜が明けた。ノートルダム寺院の地下にあるこの部
屋には日の光が差し込む事は無い。そして仮面を外した私にも日の光が当たる
ことは無いだろう。だが私の手が血で汚れようとも彼女たちの光を輝かせる影
の役目を私は果たさなければならない。それが私の運命。10年前の欧州大戦の
折に知ったこと。過去の私はそれに耐え切れずに仮面をかぶった訳だが、今の
私の心が人の命を奪うことに耐えられるかどうか自信が無いのも事実だ。まあ
とりあえず現時点では敵は怪人であるのだから、そのことについては目をつぶ
ることにしよう。

南の塔の鐘が8時を告げた。昨夜ダロガが言った通り8時ちょうどに寺院のタイ
ルを開く、と言うよりかは破壊して一人の男が部屋に入ってきた。
「やあ、ジャヴェール。君はこの伝統ある寺院を破壊するつもりかね?」
「フン……これでこの部屋にもわずかながら日の光が入っていいんじゃないか?
もっともこの寺院はただでさえ薄暗いがね。」
「日の光か……私には必要ないよ、ジャヴェール。」
彼は欧州大戦の時からの戦友で正義感の強い男だ。ジャヴェールは黙って私に
銃を差し出した。私が銃を受け取るとジャヴェールが花火とエリカに話し掛け
た。
「今夜鐘が19時を告げる頃に大神君たちが救出に来ることになっている。それ
まで何とか耐えてくれ。」
このことはダロガから聞いていたのだが、私は驚いてしまった。
「おい、彼女たちは拷問されるんだぞ。そんな情報を漏らしていいのか?」
「希望の光が彼女たちには必要だろ?この若さで何も知らずに犠牲になるのは酷
過ぎると思わないか?」
私は花火とエリカを見やった。二人の瞳に光が宿っている。これは昨日からそ
うなのだが特にエリカは霊力が高ぶっているようだ。私は自分自身を恥じた。
「今夜君たちを救出しにまた来るよ。」とジャヴェールは彼女たちに継げた後
部屋を後にした。
406エリック:01/09/27 16:53 ID:e4sMzn56
その後レオンがエリカを、ナーデルが花火を私の部屋から連れ出していった。
私は花火に付いていく事にした。ナーデルは仮面をとった私に少なからず驚い
ていたようだが、何も話さずに花火を連れて行った。その部屋の中には、鋭い
木材が5本並べておいてあった。それを見て私は溜息をついた。ナーデルが満面
の笑みを浮かべて花火に言った。
「今日はどんな歌声を聞かせてくれるのかしら?楽しみだわ。」

歌声、この言葉を聞いて私は昔のことを思い出した。巴里華撃団の礎となった組
織、本拠地の名前からそのまま『赤い風車』と言われていたが、にいた頃私の
レビュー名は『Angel of Music』だった。もちろん人の目に触れられるような
代物ではなく、バックストゥーム計画の関係者を拷問することが私の主な仕事
だった。子供が昆虫を無惨に殺してしまうのと同じように私は人間を切り刻ん
だ。そしてナーデルと同じセリフを何度も口にしていたものだった。そして一
生忘れることのできない歌声を聞いた……歌声?……花火の?……この花火の?…
…私の頭の中でその言葉がぐるぐると回った。

ナーデルが花火の上半身を縛り上げると、ポーン・ルージュが花火を木の上に
押さえつけた。脛を走った苦痛から花火がうめき声をあげた。肌が裂けてうっ
すらと血が滲み出した。花火は必死でうめき声をこらえようとしている。花火
の瞳は依然として輝きを保ったままだ。
「これでこそ楽しみがいがあるのよね。アッハッハッ!」
ナーデルが高らかに笑い、ポーンが石を花火の上に降ろした。
「ひやぁぁああっ!!」
木の先端が肌を破って肉に食い込んだ。花火は自らの体に電気が走ったかのよ
うに一瞬背を弓なりに伸ばして、白い喉を震わせた。
「くううぅぅ……」
「痛いの?……痛いんでしょ?」とナーデルが言って、花火の顔を覗き込んだ。
花火は視線をそらして顔を横に振って強がった。
407エリック:01/09/27 16:56 ID:e4sMzn56
「素直に言えば苦痛から逃れられるってのに。それに言ったところでアンタは
殺さないよ。アンタは公爵様に奉仕する身なんだからね。」
ナーデルが石の上に腰掛けた。
「ぐぅっ!!」
「でも大神とロベリアだけは私が芸術にしてあげるけどね。」
「げい……じゅつ?」
花火が顔を苦痛に歪めてながらも、ナーデルに瞳を向けた。
「そう、真っ赤な血の色で染め上げてあげる。アンタは生きていられるし、公
爵様にも奉仕できてうれしいでしょ?」
「だ、誰がそんな……そんな未来を受け入れるものですか!!」
「でもねえ……この苦痛は受け入れたくないでしょ。まあいいわ。アンタの芸
術的な歌声を聞いてみたいから、ね。」
ナーデルがポールに合図して2枚目の石を積ませた。木の先端が骨に食い込んで
花火が絶叫した。顔が真っ赤に染まり、全身から汗がふきでる。ナーデルが石
の上に飛び乗った。足の骨が嫌な音をたて、花火の甲高い歌声が白い喉を通し
て部屋に響き渡った。花火の顔が汗と涙でぐちゃぐちゃになっている。
「そろそろ言う気になったかしら?」
「はっ……はっ……た、助けてぇ……」
「大神はアンタを捨て駒に使ったって言うのに。ほんとに馬鹿な女ね。」
ナーデルが石の上で飛び跳ねた。その度に花火の体が大きく痙攣して悲鳴を上
げる。赤かった花火の顔が出血からか白くなっている。
「助けてぇ……助けて、大神さぁぁん……」
「素直に言えば助けてあげるのに、そんなこともわからないのかしら?」
「嫌ぁ……そんなの嫌ぁぁ……」
「大神が死んで、アンタが生きる。それでいいじゃない?」
「そんな未来なんて嫌ですっ……」

そんな未来、か。私は、そう愛しい人の悲鳴を聞いて身を切られるような思いを
募らせていたのだが……いったいこの娘はなんなのだろう……フィリップと将
来を約束した仲ではなかったのか。大神と共に未来を築きたいとでも言うのか?
408名無しさん@ピンキー:01/09/28 18:27 ID:l6ijfj8.
作家さんたちに質問だけど、お気に入りの拷問てあります?
和洋含めて。

いつも楽しく読ませて貰ってますので皆さん、時間の許される範囲で
頑張って。
409暇人:01/09/29 01:46 ID:bSfdSiVU
>パントルセレブルさん
30回花火は卒倒しそうなほど驚きました! 凄いのただ一言です。
御馬の名前が御名前の由来だったのですか。

>スター魔淫さん
楽しませて頂きました! 個人的には凄く良いです。更に続きを
期待しております。
光武よりもグリを(w

>エリックさん
花火はそろそろコルボー=エリックに酷い事をされそうな予感。
エリックさんのSSは私には少し難解ですが、楽しく拝読させて
いただいております。
段段エリックさんの花火への思いが発露されそうですね。

今回はアップ出来なかったです。
御許しを。
410エリック:01/09/29 23:19 ID:kTHp.O7g
>>408
私は水責めかな。初めて書いたのがそれだったから……

>暇人さん
お言葉ありがとうございます。ですが私はSSの
続きを書くのをやめようと思っています。
糞SSの代名詞ともいえる、主人公=私の色が強すぎ、
またオリキャラを出しすぎてしまって
このままでは完全なる自慰SSになってしまうもので。
中途半端なところで終わらせるのはなんですが……

これからは一名無しとして拝読させていただきますので
がんばってください。
411スター魔淫:01/10/01 02:58 ID:mZen6C7I
>>408
最近は、ボテ腹、かえる腹。なんて言うのが正しいのか知らないが。
とにかく、マンコかアナルから何かを押し込んで、妊婦のような腹にしてしまう。
最近は、これだな。水でも、薬でも、ゼリーでも、バイブでも、触手でも、虫でもなんでも突っ込んでしまえ。
ちなみに、ロべ編でやる予定。
興味があるのは、歯。拷問で一番痛いのが、歯を責める事なんだけど。
なかなか、エロくならない。難しい。

>>エリックさん、止めちゃうの?
テキストをダウンロードしていたオレはどうなるんだ。まぁ、いいかぁ。

>>暇人
あんなので喜んでくれるとは、今度はもっとエロイよ。

てなわけで続き。
412スター魔淫:01/10/01 03:00 ID:mZen6C7I
2.愛欲の海賊娘 #2

 花火は、背中越しにコルボーが腕を回しているのにも気付かずに、放心したまま幻のグリシーヌのオナニーし
ている姿を凝視していた。さらにコルボーの生臭く黒いマスクが、花火の横顔にせまってくると、花火が搾るよ
うな小さく声で呟いた。
「グ……、グリシーヌ……。こんな……。酷い……。」
 それを聞いて、コルボーが胸を張り、頭を上げて笑い出した。
「ふはっ、ふははは……、酷い?酷いとは……どういう意味ですかな?我君。まるで、我が夢幻の世界を作り出
し、この愚かなる女を惑わしてしているかのような言葉だが、これは間違いなく現実の姿、この淫乱女の本性、
いや人間の本能その物。」
 コルボーがそう言うと、花火の胸元を掴んで、胸に巻いてあった包帯を腹の方ずり降ろした。グリシーヌの胸
には負けるが、日本人にしては大きく形の良いCカップの胸が、ランプの黄色い明りに照らされて露になる。白
く美しい素肌と華奢な体には傷が幾つもあり、とても痛々しい。
「いやぁ---放して!……。うぁああ,うああ」
 コルボーは、必死に突き放そうとする花火をさらに強く抱きしめると、右手で胸を蹂躙しはじめた。
「ヤ、ヤメロォ---!花火を放せ---!」
 グリシーヌが、怒りを表すように拳を上げて、コルボーに向かって近付く。
「ふん!何をほざくか、淫乱女が。貴様が、毎日やっている事ではないのか?」
 そう言って、コルボーはオナニーにふける幻のグリシーヌに目を向ける。
 目線の先にある、幻のグリシーヌは、喘ぎ声を上げながらさらに動きを激しくうねるっている。
「クッ……!」
 グリシーヌは、悔しそうにその場に立ち止まると、手を下ろして俯いた。
「うぅ……、コ、コルボー!無駄です。もう、こんな事をしても、私達は惑わされません。」
 花火は、胸から襲って来る淫らな感覚を我慢して、奥歯を噛み締めながら言い放つ。
「おお、なんと悲しきことか、我が君はまだ友人の事を信じておられる。」
 そう言ってコルボーは、花火の胸を掴んでいる右手の中指を、塞がりかかった胸の大きな傷口にグリグリと食
い込ませる。再び、傷口から赤い血が垂れ、コルボーの指をつたって流れる。
413スター魔淫:01/10/01 03:02 ID:mZen6C7I
「いやぁ、い、痛い、あぐぅ。……グ、グリシーヌ、しっかりしてぇ……。ああぁ!」
 コルボーの指がさらに傷口に食い込む。花火は、激しい痛みを感じて腰をくねらせて悶える。
「少し黙って頂こうか、我が君。これは全て事実。この女の心に潜む闇。誰にも知られぬよう隠し続けた影。」
「……私は、……私は……こんな事は、しない。」
 グリシーヌは両手を強く握りしめ、誰に言う訳でも無く、自問するよう俯いたまま言った。
「ほう、まだ、言うか……。ならば、さらなる舞台を用意しよう。」
 コルボーは、花火を蹂躙していた手を放すと、バサッっとマントを振り上げた。
 すると、部屋の中央にある真っ赤な高級ソファーが白く光ると、そこに二人の人影が現われた。一人は、この
部屋の主人であるグリシーヌ。もう一人は、赤い髪の毛が印象的な、ブルーメール家に仕えるグリシーヌ付きの
メイドのローラ。一緒の家に住む花火も、何度かお世話になっている。しかし、よく見ないと、そこに居る二人
が、グリシーヌとローラだとは気付かない。なぜなら、普段とは全く違う格好をして居たからだ。
 グリシーヌは、先のオナニーしている幻のグリシーヌと同じく、青いシルクのショーツのみ着けている。もう
一人のローラも、メイドとは思えない黒いショーツとブラジャーをしている。こちらも、高級そうな金の刺繍が
ほどこされている。
 そして二人からも、いやらしい淫らなグリシーヌの声が聞こえてきた。グリシーヌはソファーに腰掛け、大胆
に両足を広げて、体を背もたれにあずけている。ローラは、床に両膝を付き、開かれたグリシーヌ股の間から上
に体を重ねていた。
「ひぃぁあ……、ああああ……。」
 ローラは、グリシーヌの左の乳房をしゃぶり付くように嘗め回す。すでに乳房は涎でベトベトになって照り輝
いている。左手で、開いたグリシーヌの右乳房を掴みグニグニと揉みしだく、指の間から溢れた乳房の肉がはみ
出る。さらに、ローラの右手が、グリシーヌのクレバスをショーツの上からなぞっている。人差し指をショーツ
の上から食い込ませて、グシュグシュと音を立てながら爪が中にめり込んでいく。グルシーヌの愛唇から溢れた
淫液が、空色のショーツを深海色にして、太股をつたってながれ落ちている。
「ふぐぅう、あはぁあ---。」
414スター魔淫:01/10/01 03:03 ID:mZen6C7I
 グリシーヌが、鼻をから息を吐きながら声を上げる。おびただしい汗をかきながら、体をカタカタと震わせて
背中を仰け反らせた。
「ああ、ローラ……、もっと激しくぅ」
 それを聞いてローラの動きは強くなる。右手をショーツの中に潜り込ませて、サワサワと金色の淫毛に触れる
と、直接グリシーヌの股間を撫で回し始めた。すでに、愛唇は腫上がりクリトリスも皮がめくれて真っ赤に膨ら
んでいる。指でコリコリとクリトリスを弄ると、さらにプックリと膨れ上がる。
「ああぁ、ローラァ……、はぁうああああ……、イイぞぅ」
 グリシーヌが赤い口から涎を垂らして悶える。
 ローラは、淫液の流れが止まらない愛唇を開くと、アヌスの中に中指と薬指を2本ねじ込んだ。中で指を動か
すと、溢れる愛液でヌルヌルと滑りながらアヌスの側面を刺激する。そして、それを返すように真っ赤な皮肉が
キュッキュッと収縮してローラの指を食い締める。その度、快感は激しさを増しグリシーヌの身体を貫く。頭の
芯まで熱くなり、脳髄はうだったように溶けていった。
「ひぃいん……、あぁああああーんッ!」
 さらにローラは、口に加えていた乳房を赤ちゃんのようにチュッチュッと吸いはじめた。ローラーに吸われる
ことで、柔らかいグリシーヌの乳房が大きく変型し、乳首をさらに硬くさせる。さらに開いた左手でもう片方の
乳房を無造作に掴んで捻り上げると、まるで”ひょうたん”のような形になった。
「ああ、胸がぁ、はぁあああ……。」
 グリシーヌが、胸から襲う刺激に涙を流しながら悶えて体をくねらせる。
 ローラが一旦、吸っていた乳房から口を外すと、まるで性器のようにガチガチになったピンクの乳首に歯を立
てるとカッリッと噛んだ。先程の愛撫により、敏感になった乳首にうっすら血がにじむ。
「あがぁあ!……、ああぁああああああああ!」
 グリシーヌは、全身がバラバラになってしまうような強烈な官能に襲われ、一気にエクスタシーの絶頂へと達
してしまう。愛唇からはプシューっと愛液が吹き出す。
「ヤ、ヤメロ--------」
 グリシーヌは、声を張り上げると、頭を抱えるように両手で耳を塞ぐとグッタリと膝を付いた。
415名無しさん@ピンキー:01/10/01 03:04 ID:mZen6C7I
「はっはっはっはっ、よーく御覧になれ、我が君。これがこの女の本当の姿だ。」
 コルボーは、花火の黒髪に仮面を埋めた。
「うそ……、嘘です……、こんなの……、あなたが見せた幻です……。グリシーヌ!なんとか言って!」
 すがるような思いで花火はグリシーヌを見たが、その光景は彼女の思いを打ち砕くものだった。
 あの誇り高いグリシーヌが、頭を抱えたまま、涙を流して座り込んでいた。
「ひぐっ……、うっ……、うう、ヤメテくれ……、もう、やめてぇ。」
「見よ!おろかな売女の汚く惨じめな姿を、闇に取り付かれた狂った姿を。」
「そ、そんなぁ……。立って、グリシーヌ。」
 花火は、呆然とその光景を見る。
「我が君よ、そなたが心配すれば心配する程、この女を苦しめる事になるぞ。」
「それは、どういう意味ですか!?」
「フッフッフッ、ならば見せてやろう。さらなるこの女の秘密を。」
 それを聞いてグリシーヌが、泣き止むと目を真っ赤に充血させてコルボーを見た。
「まさか……!お前は知っているのか……。止めてくれ、それだけは止めてくれ。」
「五月蝿いゾ!おろかなる女。さぁ、第二幕の始まりだ。」
 グリシーヌの叫びを無視して、コルボーが手を上げる。
 先程から壁際で斧をスマタにしてオナニーをしているグリシーヌが、ジュプジュプと音を立てながら腰を激し
く揺らす。何度もエクスタシーに達していたグリシーヌの顔は、汗と涙でドロドロにさせ、だらしなく口を開け
て涎を垂らしている。呆然と天井を見つめているその瞳に光りは無い。
「ああ……、はあぁあ……ああ。」
 斧の柄に擦りあわせ続けたため、ショーツはいつの間にか捲り上がり、白い柄が直接グリシーヌの秘裂を責め
立てる。激しい動きは、腫上がったクリトリスが千切れんばかりにズリズリと摩擦させ、痛みを超えた快楽が大
きな波となってグリシーヌを襲う。
「ああ、イイ、はぁぁああ。イクッ!イッちゃう!」
「うっ、イヤァー!ヤメロー」
416スター魔淫:01/10/01 03:05 ID:mZen6C7I
 グリシーヌは、鼻水を垂らしながら、ボロボロと溢れる涙を目から零し、両手を床に付いて今にも倒れそうに
呆然としている。
 花火は何が起きるのか分からずに、その光景を見て居た。
 もう一つの幻でも、ローラは、頭をグリシーヌの股間に押し付けて、舌をアヌスに流し込んで奥深くを抉る。
 エクスタシーに達した、二つの悶えるグリシーヌが、同じ台詞を語り出す。
「うああぁぁあ……、た、隊長……」
 幻のグリシーヌが言った台詞を聞いて、花火の顔が険しくなる。
-えっ、まさか……、グリシーヌも……大神さんの事を…
「さぁ、今こそ開けてはならぬ、パンドラの箱を開けよ」
「やめて-------!」
 コルボーとグリシーヌの叫び声が、部屋に響き渡る。
 二つの幻のグリシーヌが、自らクリトリスを弄りながら最後の言葉を紡ぐ。
「ああ……、うぁああ……、隊長の所に行くのか!私を捨てて行ってしまうのか……花火。
 ああ……抱いてぇ、私を抱いてくれぇ、花火ぃ。」
 幻のグリシーヌは、裏声を出しながら悲鳴のように叫ぶと、ぐったりと失神した。
 すると、スーと幻が霧のように消えていった。
「そんな……、まさか……。」
 花火はワナワナと体を震わせながら、両手を胸元に持って組む。
「そう、この女も我と同じ。そなたという美しき宝石に心を囚われた愚かな人間。
 ずっと一緒に居て気付かぬとは、これを悲劇と言わずなんと言おうか。」
コルボーは、知らず知らずの内に流れた花火の涙を見て、指で頬を拭った。
「そんな、うそ、まさか……。」
「嘘などと言っては、その女が可哀想ではありませんか?
 まだ、信じて頂けないのでしたら、最後の幕を開けましょう。」
「えああ?もう、イイだろうぅ?、ひぐぅっ、うぐっ、うぐっうう。」
417スター魔淫 :01/10/01 03:07 ID:mZen6C7I
 絶対に誰にも知れれらくない秘密を、最も知られたく無い人に、しかもこんな屈辱的に怪人によって知られる
というショックは、グリシーヌの誇りと精神を粉々に打ち砕いた。衝撃のあまりグリシーヌ、まるで子供のよう
に乱れた金髪をほったらかしにして座ったまま、涎を垂らし口を半開きにしてコルボーを見つめたまま再び泣き
はじめた。
 静けさの中でグリシーヌの泣き声だけが響いている。哀れむようにグリシーヌを見つめると、再びコルボーが
右手を上げる。
 今度は、すぐ側にあるベットが白く光ると、今し方まで寝て居た花火と横に付き添うグリーヌが現われた。
「これは、つい1時間ほど前の光景。とくと御覧あれ。」
 幻の花火は、まだ眠ったままだ。しかし体は裸だった、まだ、体に包帯を巻く前の、治療の途中なのだ。けれ
ど様子がおかしい。グリシーヌの手には、消毒液も脱脂綿も無い。素手で花火の体を摩りながら、舌でゆっくり
と傷口を嘗めていた。花火の華奢な体を包み込むように、体を上から被せて、鎖骨の当りの傷と汚れを綺麗に嘗
め取っている。グリシーヌは、確かに手当てをしているが、半分は心の欲望を満たそうとしているのだ。
 傷口から舌が外れると、ネットリとした糸がピーっとはしった。さらにグリシーヌは、細い鎖骨に歯を立てる
とコリコリと口の中で弄んだ。
「うああ、」
 寝ている花火が声を上げた。一瞬、ビクッとグリシーヌは驚いて体を硬直させる。暫くして、花火が再び静か
になったのを確認すると、治療という愛撫を再開した。
418スター魔淫:01/10/01 03:10 ID:mZen6C7I
 グリシーヌは、愛撫をする内に心の中の衝動がさらに大きくなるのを感じて、開いている左手を自分の股間に
もっていくと、オナニーを始めた。グリシーヌの舌は、花火の体を隈無く嘗め回していった。肩、乳房、脇、腹
ヘソ、順番に嘗め回す。なめられた後の花火の体はとても綺麗で、汚れも血の後もなく傷も塞がっていた。その
間も、グリシーヌの左手が休まる事は無く、クチュクチュと股間からいやらしい音を立てる。
「うんぐぅ、んん……ん、」
 時折、グリシーヌはイキそうになるのを我慢して喘ぎ声を上げる。そして、舌はとうとう花火の下腹部にまで
達した。弓道で鍛えられて、申し訳程度に割れた腹筋の上をグリシーヌの舌が滑る。もう少しで、股間の所にま
で迫っていた。
「いやぁあああ-------!止めてぇええええ--------!」
 突然、その光景を見ていた花火が叫ぶと。全てを吹き飛ばさんと霊力を爆発させた。
-ドガ---------ン!
 部屋中を青白い光りが充満した。花火の背後にいたコルボーが、壁に吹き飛され、高級ベットが、弾け飛び。
グリシーヌも、衝撃に弾かれるように床に臥せる。霊力の放出が終ると、花火はその場に倒れこんだ。

第二話は、もうちょっと続きます。
419名無しさん@ピンキー:01/10/01 21:10 ID:Nr1cpEW.
良い感じになってます
エリック氏はもう書かれないのですか?
残念ですね。
でもまた気が向いたら続きを期待しております。
420名無しさん@ピンキー:01/10/01 21:36 ID:DVjYZQ3g
>419
エリック氏ならギャルゲー板で書いてるよ。
精神に主体を置く陵辱SS書くんで、エロパロでは
差障りがあるんだって。
421名無しさん@ピンキー:01/10/02 02:14 ID:3Euxgeok
>>スター魔淫さん
改行したらもっと読みやすくなると思われ
メモ帳で書いてるの?だったら
編集→右端で折り返す、で改行すると
うまくいくと思ふ
422スター魔淫:01/10/02 23:42 ID:jFdYSUZI
>>421
??改行したら?
もしかして、改行して無い?オレは、ネットやる時にはMacなのよ。
この文章も改行してない?
改行コードの問題かしら?DOS-VだとCR+LFだよねぇ。

以下の文章は、改行コードを入れてみました。ちゃんと改行してる?

2.愛欲の海賊娘 #2



 花火は、背中越しにコルボーが腕を回しているのにも気付かずに、放心したまま幻のグリシーヌのオナニーし

ている姿を凝視していた。さらにコルボーの生臭く黒いマスクが、花火の横顔にせまってくると、花火が搾るよ

うな小さく声で呟いた。

「グ……、グリシーヌ……。こんな……。酷い……。」

 それを聞いて、コルボーが胸を張り、頭を上げて笑い出した。

「ふはっ、ふははは……、酷い?酷いとは……どういう意味ですかな?我君。まるで、我が夢幻の世界を作り出

し、この愚かなる女を惑わしてしているかのような言葉だが、これは間違いなく現実の姿、この淫乱女の本性、

いや人間の本能その物。」

 コルボーがそう言うと、花火の胸元を掴んで、胸に巻いてあった包帯を腹の方ずり降ろした。グリシーヌの胸

には負けるが、日本人にしては大きく形の良いCカップの胸が、ランプの黄色い明りに照らされて露になる。白

く美しい素肌と華奢な体には傷が幾つもあり、とても痛々しい。
423名無しさん@ピンキー:01/10/02 23:52 ID:KM50T8Xg
改行というか行間が空いてますな
424名無しさん@ピンキー:01/10/03 01:34 ID:1NN3.SoA
Macはよく知らないけど、一行を30字くらいに
抑えればいいと思われ

>花火は、背中越しにコルボーが腕を回しているのにも気付かずに、放心したまま幻のグ
>リシーヌのオナニーし

>ている姿を凝視していた。さらにコルボーの生臭く黒いマスクが、花火の横顔にせまってく
>ると、花火が搾るよ
IEだからかどうか知らないけどこういう風になっちゃってる
内容はいいので、読みやすくなればなおいいかと
425名無し淫獣:01/10/03 17:48 ID:JMzdbn8A
椿たん・・・(ボソッ・・・)。
426スター魔淫:01/10/04 00:25 ID:uQ8rpECY
>>424
なるほど、40字で改行すればイイのね。
40字で改行とは、まさに原稿用紙ですな。
ガキの頃に、読書感想文を書いたのを思い出すなぁ。

しかし、よく今まで誰も突っ込まれなかったもんだ。
早く言ってくれれば良かったのに。以後、気をつけます。
427名無しさん@ピンキー:01/10/06 07:30 ID:q0Oid1bM
暇人さん最近来ませんね。
428名無しさん@ピンキー:01/10/07 18:31 ID:9O1gA0tU
ageage
429名無しさん@ピンキー:01/10/08 21:13 ID:JQRR4Gyc
作家の皆さん、参考にして下さいな♪
ttp://homepage1.nifty.com/~Kaduki/SAKURA/hanabi.html
430名無しさん@ピンキー:01/10/08 21:25 ID:2j5XSgoU
>429
中々良い作品が揃ってますな
431429:01/10/08 21:30 ID:JQRR4Gyc
レス早いな(w

>430
でしょ?拷問モノは読んでて萌えるね。
432名無しさん@ピンキー:01/10/08 21:33 ID:2j5XSgoU
しかし作家さん達は最近来ませんね
433名無しさん@ピンキー:01/10/08 21:37 ID:JQRR4Gyc
>432
エリックさんは、ギャルゲ板で書かれてますよ。
あと、なりきり板でDCさんらしい人がいたそうですよ。
434名無しさん@ピンキー:01/10/08 21:45 ID:2j5XSgoU
エリック氏はどこのスレに?
でもなりきりのDC氏は本物でしょうか?確かに雰囲気はそれっぽいけど
435名無しさん@ピンキー:01/10/08 21:50 ID:JQRR4Gyc
100gスレです。

本物かどうかはちょっと……。
でも、あの独特で難解な口調はそれらしいです。
もし、向こうにいらしたら質問してきますね。
436名無しさん@ピンキー:01/10/10 00:36 ID:4FF.PV0M
どうやら100gスレに戻られた様ですな。
変わらぬ様子で安心しましたよ
437名無しさん@ピンキー:01/10/11 22:51 ID:GVv01iPo
いつの間にかこのスレ寂れちゃったね…
438名無しさん@ピンキー:01/10/13 10:18 ID:bpq9Iqy.
作家さん達がいないとどうにもなりませんなー
439名無しさん@ピンキー:01/10/14 01:36 ID:HwSX14L2
あげ
440スター魔淫:01/10/17 01:04 ID:jAZ3/ECu
>>437-438
ほんとですな、何処に行っちゃたのかしら。
一人で書いていても少々空しいなぁ。
なんだかんだで続編です。

2.愛欲の海賊娘 #3

 グリシーヌの部屋は、砂と誇りをだらけになった。ベットの上にあった枕や蒲団は、衝
撃により弾けて羽毛の羽が部屋中に飛び散っている。ランプも吹き飛ばされた為に明りは
月の光のみで、青白い明りが、宙に舞う水鳥の羽根を照らして一種の幻想的な空間を作り
出していた。
 しかしすぐに、その耽美的な空間は、少女の悲鳴によって壊された。
「ああ、あぐぅ、ううう……」
 倒れた花火は、呻き声を上げながら悶え苦しんだ。体中に大怪我を負っているのにも拘
わらず、無理に霊力を放出しようとしたのだ、体にかかる負担は測りしれない。おまけに
体から放出しきらなかった霊力が、逆流してそのまま花火の体を襲い全身に稲妻のように
痛みが走った。傷口から再び血が流れ出し、花火の胸や腹を赤く染めた。その上、無理が
たたったのか、花火は傷口を押えようとするが、うまく腕が動かせなかった。腕とどころ
か、ピリピリと全身が痺れて体の自由が効かなかった。
 最初に立ち上がったのは、コルボーだった。花火の霊気をまともに食ったので漆黒の服
やマントは所々が千切れている。コルボーは首を痛そうに手で押さえているが、花火の放
出した霊力が不完全であったのであろう足取りは確りしていた。
441スター魔淫:01/10/17 01:06 ID:jAZ3/ECu
「ぐっは、はっ、はっ、はっ、すばらしいぞ。ノートルダム大聖堂のパイプオルガンより
も、国営のフィルハーモニーオーケストラよりも美しく盛大で、そして残酷だ。」
 コルボーは、絶叫しながら床に伏せている花火の横まで来ると、苦しんでいる花火の横
腹をドカっと蹴り上げた。
「ああぐぁあ、ゲホゲホ」
 花火は、脇の下あたりを蹴り上げられ、呼吸が詰り息苦しそうに咳きこんだ。
 さらにコルボーは、傷のある花火の胸元をブーツでグリグリと踏み付ける。
「ぐはっ、ああ、くっ、苦しい、や、やめてぇ」
「おお、なんと美しい、全身が傷付き、血にまみれ、悶え苦しむその姿。そして、仲間を
無くし、親友だと思って居た人間に裏切られて、暗黒に染まったその心。
 今のそなたの美しさの前では、美の女神ヴィーナスでさえもひれ伏すだろう。」
 コルボーは、さらに強く砂と埃にまみれた汚いブーツのつま先を、ジャリジャリと傷口
にねじ込む。花火は必死に両手でブーツを退かそうと掴むが、痺れのせいで手に力の入ら
ないためにピクリとも動かない。痛みに加え胸を圧迫されて呼吸も苦しくなった。
「ゲホッ、ぐふ、ふあああぁぁ!」
「やめてぇ、花火を放して-!」
 気が付いたグリシーヌが、フラフラと力なく立ち上がった。その姿は、以前の力も威厳
も無く、まるで紐の切れた操り人形のようであった。
「ほう、まだ逆らう元気があったか……。
 これで終幕としようか、お前の友を放して欲しくば……、その場で自慰をしてみせよ。
 ほれ……、何時ものようにそこにある短剣で……、やって見せよ。」
「…………、わかった。」
 グリシーヌは、ゆっくりと一枚一枚と戦闘服を脱ぎ出した。
442スター魔淫:01/10/17 01:07 ID:jAZ3/ECu
「……グ、グリシーヌ……、だめよ……、そんなこっ、くぅふっ!あああ!」
 花火は、グリシーヌを止めようと叫ぶが、コルボーにさらに強く踏み込まれて声は途中
で途切れて、さらに痛みにより悲鳴を上げた。
「我が君よ、まだそのような事を言うのか……、この女に情けを掛ける価値など在ります
まい。いや、その女の犯した罪を知れば、むしろ憎むべき存在となるはず……、」
「……罪?」
「そう、それは彼女の原罪とも言える。あの忌わしき事件の……」
「だめぇ--!言わないで、それだけは……。
 ほら、言われた通りにしてるヨ、オナニーするヨ、
 グリシーヌは、こんなにやらしいヨ。」
 コルボーが言いかけた時に、グリシーヌが叫んだ。裸になったその姿は、肉体こそ均整
の取れた肉付と金髪の美しさは残っているが、かもし出す雰囲気は、ドラックとセックス
に溺れた売女の様であり、また、大切なおもちゃを取られて怒った、我が侭な少女の様で
もあった。
 グリシーヌは、手にとった戦闘服を投げ捨てると、聞き取れない言葉をぶつぶつ言いな
がら、ヨタヨタと短剣の掛けてある暖炉に向かって歩き出した。そして、言われた通りに、
金と宝石で装飾された高価な短剣と取り上げると、刀身を鞘に収めたまま先を股間に当て
がった。
「はっ、はっ、はっ、いいぞぉ、そうだ、お前の本性をさらけ出せ。」
  コルボーが、両手を広げて喜びを表現する。
 グリシーヌは、背中を赤レンガ作りの暖炉につけて床に座ると、両手で短刀の柄を持つ
と鞘を自分の愛唇の擦りつけた。その短刀の豪華な装飾は、丁度良い突起となって動かす
度にグリシーヌの愛唇に心地良い刺激を与える。
 次第に動きが速くなると、クレバスの間から愛液が流れ始めた。擦れ合う愛唇は、赤く
腫上がり、割目から充血したクリトリスがプックリと膨れ上がって、さらに奥のアヌスを
覗かせる。短刀が上下すると、大きなダイヤやルビーの宝石が、コリコリとクリトリスを
痛めつけ、グリシーヌの脳内のエンドルフィン量を増大させる。
443スター魔淫:01/10/17 01:08 ID:jAZ3/ECu
「うくぅ、ああ、はぁぁああ!」
 グリシーヌが、苦悶の声をあげると、さらにクレバスから愛液が大量に流れだした。愛
液は、股間から流れ出し、床に大きな水たまりを作り始めていた。
 股間の間からは、クチュクチュと短剣と肉のこすれる音をならしている。
「大分と頃合になって来たな。さぁ、そいつを入れろ。」
 グリシーヌは黙ったまま、短剣と縦にして先を割目にくっ付けた。
「待て、こちらを向け。そして、股をもっと開けろ。お前の節操の無い性器が良く見える
ようにだ。」
「……、うくっ」
「返事をしろっ。」
「……、はいっ……、」
 グリシーヌは、お尻を支点にして体をコルボーの方に向け、股を開きはじめた。左右に
足をMの字に開いて、股間にある短刀を秘裂にゆっくりと挿入し始めた。ズブズブと音を
立てながら、図太い短刀がピンクのまだ幼い性器をギチギチに拡張する。グリシーヌの股
間はぬるぬるになっていたが、まだ小さな秘坑は短刀を受けることは出来なかった。
「ひッ!いっ……痛いッ!くぅーーッ……」
 グリシーヌが涙を流しながら切ない声を上げると、途中で挿入を止めた。短剣は、秘腔
の手前で止まった。
「どうした、奥まで入れろ!……おや、もしや、お前は、まだ経験の無い乙女か?」
「……、はい、」
「こうれはイイぞ。さぁ、自分で乙女を奪って見せよ……。」
 しかし、グリシーヌは両手で短刀を掴んだまま、止まっていた。
 いつの日か現れるであろう、完全無欠の花婿のために、いや今、目の前にいる花火の為
にずっと取って置いた処女を、自らこんな短剣で奪うなど、幾らまともな思考が出来なく
なっていても、それは出来なかった。
「……いやぁ、……こんなので、処女を無くすなんてーー!えぐうっ……」
 グリシーヌは泣き崩れた。
444スター魔淫:01/10/17 01:09 ID:jAZ3/ECu
「お前は、自分の立場が分かって無いようだな。」
「ああぁぁ!」
 グリシーヌの態度を見て、コルボーは花火の頭を足でゴリゴリと踏み付けた。
「ああぁ……、
 ううぅ、……ぐっ!くふっ!、」
 グリシーヌは意を決したのか、再び短剣を秘腔の中にねじ込みはじめた。
「だ、だめ、グリシーヌ!」
 花火が叫ぶが、もはや花火の声もグリシーヌには聞こえて居ない。
 短剣が、ズブズブと仕込まれると、狭い膣内をギチギチに埋め尽くした。グリシーヌの
全身に激しい痛みが走る、しかし、それでもグリシーヌは短剣を押し込むのを止めなずに
さらに、奥へと押し込んだ。
「あああ、ぐあぁ」
 グリシーヌが悲痛な声を上げて、ビクッと仰け反ると、短刀によって開ききった愛唇と
短剣の間から血が流れ出した。破瓜したのだ。グリシーヌは、ゆっくりと短剣を引き抜い
た、愛裂から愛液と血の混ざった液体が流れ出て、グリシーヌの股間を汚した。
「ふあぁ……、あんッ、はあん……」
 するとグリシーヌは、抜いた短剣を再び押し込むと、今度はズリズリと膣内で短刀を動
かし始めた。動きが次第にリズミカルになったいった。
 グリシーヌは、身体がまっぷたつになってしまうような苦痛で、ボロボロと泣き出した。
しかし、少女の心身は、苦痛の向こうにある被虐の悦びを知りはじめていた。処女破瓜に
よる苦痛に最大の快感を感じてしまったのだ。次第に、苦悶とも喜悦ともつかぬ泣き声を
噴き上げる。
「ふわぁ……!、うくぁあああーー……。」
 さらに、グリシーヌは取り付かれたように、激しく短剣を動かした。動かす度に、秘裂
から愛液と破瓜による血が、ドロドロと吹き出した。ゴツゴツした装飾は、膣内を乱暴に
かき乱し、肉とヒダを痛いほど刺激する。
445スター魔淫:01/10/17 01:10 ID:jAZ3/ECu
 そして、ねじ込まれた短刀が子宮口まで貫いくとブルブルと激しく胴震いしたかと思う
と、秘裂から一気に愛液を吹き出してエクスタシーに達した。
「くっ……、」
 グリシーヌの屈辱的な姿を見て、花火は、涙を流しながら目をつむった。
「おっと、目を放さずに見て下さい。」
 それを見たコルボーが、再び花火の頭を踏み付けようと足を上げた。その時、花火の体
に起きた変化に気が付いた。
 なんと花火の股間の青いショーツが、膨らんでいるのだ。女性用の小さなショーツの下
から、半分だけ皮がかぶった花火の赤い亀頭が顔を出していた。
「おやぁ、ご友人の自慰を見て、感じておられるのか?」
「いやぁ、見ないで下さい……、」
「全く、こんな状態で興奮するとは、最低の変態ですな……。痛め付けられるのが快感な
のですかな。」
 コルボーは、花火の頭から足を放すと、股間の肉棒を踏み付けた。コルボーに踏まれる
度に、肉棒の海綿体がミシミシと悲鳴を上げる。
「痛い、いやぁーー、ああぁ、踏まないで。」
「ふはは、どうですか?気持ち良いですかな?」
「い、イタっい、ああ、ぁああ」
 花火は、充血した肉棒が破裂しそうなくらい踏まれ、激痛が背筋に響き、華奢な身体を
くねらせて悶え苦しんだ。花火は、もはや抵抗も何もできず、コルボーの足一本で翻弄さ
れるだけだった。
 花火が苦しんでいる横で、グリシーヌのオナニーは続いていた。一度はエクスタシーを
向かえたが、直ぐに短刀をグチャグチャと上下させていた。
「ああぁーー!、……イクッ、ああぁぁ、イッちゃう。」
 グリシーヌは、恍惚とした顔をして、そのスカイブルーの瞳には既に光りは無く、虚空
を眺めていた。右手は、いつのまにか短剣から離れて、自分の乳房を揉みしだき。左手で
さらに、短刀を奥の子宮口まで押し込んだ。
446スター魔淫:01/10/17 01:12 ID:jAZ3/ECu
 コルボーは、それを見ていて、グリシーヌが気持ち良さそうにしているのが気に入らな
いのか、チッと舌を鳴らすと花火を放すと、グリシーヌに向かって歩き出した。
 グリシーヌの動きはさらに激しくなり、全身から汗を飛び散らかす。膣内に押し込んだ
短刀が子宮口を拡張し、痛みと快感がグリシーヌの頭を真っ白にした。
 まさにグリシーヌがエクスタシーを向かえた瞬間、何かの衝撃によりグルシーヌの体が
後ろに向かって吹き飛んだ。コルボーが、グリシーヌの顔面を蹴り飛ばしたのだ。
「あぐーーっ!」
 グリシーヌは、一瞬何が起きたのか分からなかった。しかし、顔の痛みを感じ、目線に
コルボーの姿を見つけて理解した。折角いい感じで絶頂を向かえそうになったのに、それ
を邪魔されたのだ。不機嫌そうな子供のようにムスッと頬を膨らませ、体を起こした。
「全く……、この愚かな売女め。まったく、不愉快だ。」
 コルボーは不愉快そうに、グリシーヌを睨み付けると、足下にあるグリシーヌ愛用の斧
を取り上げた。
「そんなにイイなら、もっと気持ち良くしてやる。」
 コルボーは、グリシーヌの尻をドカっと蹴り倒して、四つん這いにさせると、斧を刃の
付け根あたりを掴むと、柄の先をグリシーヌの尻に向けた。
「いやぁああああ!」
 グリシーヌは、今から自分に起きる事を予想して、全身を震わせながら悲鳴を上げた。
 コルボーは、巧みに斧を操って、グリシーヌの菊門の回りをつっ突いた。
「ひぃーーっ!」
「おい、だれが、自慰を止めて良いと言った。もっと、続けろ!」
 コルボーは、グリシーヌの菊門にゴリゴリと斧の柄を押し込んだ。拡張された菊門から
薄らと鮮血が流れた。
「イッ痛い、ああぁーー!はっ、はい……、オ、オナニーします。」
 グリシーヌは、短刀を拾い上げると、四つん這いになりながら、震える手で秘裂に押し
込みはじめた。グリシーヌの秘部は既にドロドロになっており、短刀を押し込むと太股を
血の混じった愛液が、木の根のように流れた。
「はっ、はっ、はっ!この変態め。」
447スター魔淫:01/10/17 01:13 ID:jAZ3/ECu
 コルボーは、さらに斧の柄を菊門の奥へと押し込んだ、図太い斧の柄は、菊門のシワを
イッパイに開ききり、直腸の肉ヒダを刺激する。グリシーヌは今まで感じた事もない新鮮
な感覚に、カタカタと歯を震わせて切ない声をあげた。
「ふあぁ……、ああ……、スゴイィ……。」
 その時、花火が叫んだ。
「グ、グリシーヌ……、ひどい、止めて!」
 コルボーは声の聞こえた方を見た。
「我が君よ、何度も言うように、この女に情けを掛ける価値など無い。それこそ、この女
の罪は、万死に値する。……、」
「……、いったい……、どんな事なの……。」
「ふっ、ふっ、ふっ、それ程、知りたければ、教えてやろう、」
「やめてぇー!いわないでぇーー」
 グリシーヌが口を挟んだ。
「だまれ!この売女。」
 コルボーは、さらに肛門の奥へと斧の柄を押し込む、柄の先は直腸を蹂躙して、大腸の
入り口にまで達した。刺激により肛門の奥から腸液が流れはじめ、血潮と共に菊門から流
れはじめた。
「この女は、そなたの最愛の者だった男……、あの男が死んだのはこの女のせいだ。」
「そんな、まさか、フィリップを……。」
 花火の眉間に、深いシワが刻まれる。
448スター魔淫:01/10/17 01:15 ID:jAZ3/ECu
いやぁ、終らなかった。
次ぎは絶対に終る。
自分でもいやになるくらい長いよ。
449名無しさん@ピンキー:01/10/17 19:33 ID:/ZYOHKX1
スター魔淫さん、お疲れ様です。
最初の頃と比べると、かなり読みやすくなりましたね。

グリたん、惨め過ぎる処女喪失……ハァハァ(;´Д`)
450名無しさん@ピンキー:01/10/17 23:02 ID:+lL7iGIH
スター魔淫さん、死にスレに復活する望みを与えてくれてアリガトさん。
451名無しさん@ピンキー:01/10/19 01:08 ID:jxc69P2u
死にスレアゲ
452名無しさん@ピンキー:01/10/19 06:08 ID:md5PSu5d
スター魔淫さん、このスレを見捨てるときがきても、次の活躍スレだけは告知してくれ。
453名無しさん@ピンキー:01/10/21 23:11 ID:dgiwdHBs
age
454スター魔淫:01/10/26 22:06 ID:dCjx/OrL
もう、このスレだめだな。
だれも書き込まない。
サクラ大戦ってもうだめか?
ギャルゲー板でもなんか調子悪いし。
まぁ、途中だったので続き。

2.愛欲の海賊娘 #4

 「ち、違う、あれは事故だったの。」
 グリシーヌの涙が頬をに筋を作った。
「ふん、事故だと?あの時、お前は親友に『人を呼んで来る』と言って、その場に二人を
置き去りにして見捨てたのだ。あの男に花火を奪われると思ったグリシーネ嬢は、事故の
時に、これでフィリップが死ねば花火は再び帰って来ると思ったのだ。その後、人を呼ぶ
振りをして、その場を離れ、人を呼ぶどころか近寄って来る者達を遠避ける指示を出した
のだ、そして、頃合を測ってフィリップが波に飲まれた後に、花火の所に戻ったのだ。」
 コルボーが言いながら、斧を持つ手に力を込める。斧の柄が、さらに菊門の肉を痛めつ
ける。
「嘘、そんな……、」
 花火はグリシーヌを見つめが、グリシーヌはじっと黙っていた。
「どうなんだ!その通りだろうが……、どうだ。」
 黙っているグリシーヌに対して、コルボーが乱暴に彼女の肛門をえぐった。グリグリと
斧の柄を回すと、直腸内でかき回され、膣内にある短剣と擦れる。内臓をかき回す衝撃は
グリシーヌの精神をさらに追い詰め、とうとう彼女は耐えきれなくなり告白した。
「ひっ……、ひぐぅ……、は、花火、ご免なさい。」
 グリシーヌは、泣きながら許しを乞いた。
 花火の全身に、稲妻のようなショックが走った。目の前で信じて居たものがガタガタと
音を立てて崩れていった。大神との戦いで、光り取り戻したを心の中を再び真っ黒な闇が
広がりはじめていた。
455スター魔淫:01/10/26 22:07 ID:dCjx/OrL
「さぁ、悲しみに暮れる御友人に奉仕しろ。」
 コルボーが、グリシーヌを前に押し出すように斧の柄を突き出す。
「ほらほら、歩け!」
「あがぁ、ああぁーー。」
 グリシーヌは、コルボーに押される形で、四つん這いになって歩きだした。秘部に短剣
を入れたまま、まるで押し車のように、コルボーに操られた。歩く度に、二つの穴が響い
て疼き、衝撃がグリシーヌの精神を壊していく。
「ああ、ぐぁ、お願い、もう抜いてぇ、ああーーー!」
「愚かな、殺人犯を許すと思うか?」
 コルボーは、秘唇がくわえている短剣を、足で蹴って奥に押し込んだ。
「……がぁああ。」
 グリシーヌは、声にならない悲鳴をあげて身悶える。
「さぁ、奉仕しろ。」
 グリシーヌが、花火の目の前に到着した。グリシーヌは言われるまま、花火の股間に手
をやると、コルボーに踏まれて赤く腫れた肉棒を優しく持ち上げた。そして、軽く亀頭の
先をキスすると、ぎこちなく口の中に入れた。
「だめ、こんな事……、しっかりして、グリシーヌ。」
 花火が拒むようにグリシーヌの頭を掴むが、全くブレーキの聞かなくなったグリシーヌ
は、構わず舌を花火の肉棒に絡める。グリシーヌの口から、クチュクチュと音を立てなが
ら唾液が垂れ流れはじめた。すると、花火の脊髄にゾクゾクとした恐怖と悦びが混ざった
感覚が響き、一段と肉棒を大きくさせる。白魚のような美しい手が、汗で輝くグリシーヌ
の金髪をかきむしった。
 グリシーヌは花火が反応しているのを確認すると、花火のイチモツから口を放して、そ
の放慢な乳房で、肉棒を挟みこんでパイズリをはじめた。
「はぁあ、ああ!」
「き、気持ちイイ?……ねぇ花火、気持ちイイの?」
456スター魔淫:01/10/26 22:08 ID:dCjx/OrL
 切ない声を上げる花火に、グリシーヌはうれしそうに声を掛けた。完全に理性など吹き
飛んでいる今のグリシーヌにとって、長い間ずっと願っていた思いをとげる事が、花火と
性行為を出来ることが、たまらなくうれしいのだ。
 グリシーヌは、両手で自分のヌルヌルになった乳房を上下させて、花火の肉棒を責め立
てる。舌先で亀頭の先を嘗め回す、先の穴からだんだんトロットした液が出はじめた。舌
と肉棒の間に、液体が蜘蛛の糸のように伸びた。
 花火はもう限界に達していた。責め立てられた肉棒を、血管の筋が浮き出る程に充血さ
せて、美しいサーモンピンクの秘裂も愛液でトロトロになったいた。必死に歯を食いしば
り我慢しているが、絶え間ない堪能が花火の本能を刺激して発情状態へと追いこむ。
「そろそろだな、おい女、挿入しろ!」
 コルボーが、斧を動かしてグリシーヌに指示する。グリシーヌは言われるままパイズリ
を止めて腰を上げた。
 グリシーヌは、秘部から愛液にまみれた短剣をズルズルと引きずり出そうとした時。
「誰が抜いて良いと言った。」
「え!?」
「短剣を入れたまま、挿入するのだ。」
「そ、そんな事……。入るわけが……。」
「出来ないと言うのか?」
 コルボーが冷血に言うと、斧の柄の先をを持ち上げた。柄が持ち上がると、肛門に柄が
直角に食い込んで直腸の肉を削って、更に強烈な痛みがグリシーヌの全身を襲った。菊門
から血と腸液が噴出すると同時に、秘裂から蜜を吹き出した。
 血と液が、舌に横たわる花火と床を汚した。
「はひーーぃ!あ、やっ、やります。そのまま挿入します。」
「そうだ、お前は言う事を聞けばいいのだ。
 ……早くしろ!我が君は、我慢でき無いようだ。」
457スター魔淫:01/10/26 22:09 ID:dCjx/OrL
 グリシーヌは、虚ろな表情の花火を見つめた。すっかり花火の脳内はエンドルフィンで
満たされているようだ、だらしない顔は、なにも無い虚空を見つめていた。
 2本の指で短剣の刺さった秘裂を広げながらグリシーヌは、雄々しく天井を向いて勃起
した花火の肉棒をおずおずと指を絡みつつ、仰向けの花火に向かって、ゆっくりと腰を落
として迎え入れた。
「あう!、ぐぅ!痛いッ……くぅーー」
 短剣と花火の肉棒が、メキメキとグリシーヌのアヌスを拡張した。身体が裂けてしまい
そうな激痛を、グリシーヌは必死に花火の為に我慢する。
「ああ、ふうぁあ……。だ、だいじょぶ?……グリシーヌ?」
「うぅん……。心配してくれるのね。花火……。」
 グリシーヌは腰を下ろして、花火の肉棒を全て飲み込んだ。短剣と肉棒が、ギチギチに
秘腔を埋めつくして、子宮口を突いて押し開ける。処女喪失したばかりで、2本も入れる
事が出来るわけもなく、肉棒は秘肉を裂き、短剣は肉ヒダを削り、グリシーヌの股間を血
に染め、胎内を血と愛液でいっぱいに満たした。
 しかし、その痛みも今のグリシーヌには官能でしかなく、痛みを堪えて腰を動かす。
 グリシーヌに挿入した花火は、今まで経験した事も無いほど肉棒を締め付けられて、全
身をぶるぶる震わせながら、うわずった声をあげて、グリシーヌに応えるように、射精へ
向けて腰を動かしはじめた。グリシーヌの膣内で反り返る花火の肉棒は、柔らかい秘肉と
ゴツゴツした短剣が擦れ、そこにコルボーが巧みに動かす斧の柄が絡み付く。
 まさに、内臓をかき回されたグリシーヌは、痛みが疼きへ変わり狂ったように腰をうね
らせ、喘ぎ声をもらす。
「あ、あぁ……は、花火、花火ッ、花火ーッ!」
 グリシーヌは、熱い息を吐きかけながら、花火にしがみ付いた。
 花火も同じように、グリシーヌにすがりついた。
 熱い刺激に腰から脳髄を貫かれた花火は、ついに射精した。
458スター魔淫:01/10/26 22:10 ID:dCjx/OrL
−あぁッ……熱いッ!お腹が、ああ、灼けちゃうぅッ……。
 胎内深くへ花火の射精をたっぷりと浴びせかけられ、グリシーヌも一緒にエクスタシー
に昇りつめた。
 グリシーヌの秘部から花火の肉棒が抜かれると、大量の愛液と精液と血がゴボゴボと流
れ落ち、ボトリッと短剣が床に落ちた。
 全身を痙攣させ、震える手で愛する花火の胸に顔を埋める。
「……は、花火……」
「……グリシーヌ!……」
 グリシーヌは、絶頂の余韻を噛み締めるように口づけを花火に交わした。それに応える       
ように花火も舌をからめる。
 しかし、熱い二人の包容と口づけは、コルボーによって強引にき裂かれた。
「はっ、はっ、はっ、最高の舞台だ。見事な出来だぞ。
 ……陰萎だが、もうお前に用は無い。」
「ああ、ぐぁ、」
 金髪の髪ごとグリシーヌの頭を鷲掴みにしたコルボーは、花火から引き剥がすように頭
を持ち上げた。グリシーヌは必死に抵抗したが、コルボーの強力な力によって、引き剥が
され海老反り状態になった。そして、菊門に斧の柄を入れたまま、後方にグリシーヌの体
を放り投げた。グリシーヌの髪に激痛が走った。投げられたグリシーヌは、まるで糸の切
れた人形のように、受け身も取らずに背中から落ちた。全身に衝撃を受けたグリシーヌは
そのまま動かなくなった。
「ふっ、ふっ、ふっ、とうとうこの時が来た。……見ろ!」
 コルボーは、自分の股間にいきり立つ巨大な男根を花火に見せた。
「ひぃ、!」
「ああ、いったい何年待っただろうか……。そなたのおかげだ。そなたのヴィーナスより
も美しい容姿と、漆黒の闇に包まれた心が、ずっと眠り続けていた私のペニスをエレクト
させたのだ!」
 コルボーが両手を広げて喜びを表現する。そして、両手で花火の肩を掴むと上からのし
かかると、既にとろけそうになっている花火の秘裂に一気に押し込んだ。
「痛いッ……や、やめて……裂けてしまいっ……痛ッ、痛いッ……」
459スター魔淫:01/10/26 22:11 ID:dCjx/OrL
 巨大な肉棒が花火の秘部を貫いた。男根は膣内を埋め付くし、子宮口を突き抜け、子宮
の底にまで達した。コルボーは、花火の悲鳴など気にせず、腰を激しく揺すりはじめた。
 花火は、腹腔の底まで蹂躙される苦痛のあまり、口から涎と垂らしながら白目を剥いて
身悶えた。愛唇から分泌される淫液がだらだらと溢れる。
「はぁ……、もう、だめぇ……、やめて……」
 花火は、コルボーの熱い胸を押して抵抗する。
「そうか?……こっちは感じているようだぞ。」
 言われたように、花火の肉棒が再び勃起し、亀頭を真っ赤に腫らせていた。
 腰を激しく動かすコルボーは、両手で花火の胸を荒々しく揉みはじめた。全身で花火を
犯すコルボーは、絶頂に達しようとしているのか唸り声をあげた。
「うおぉおおおお……!」
「いやぁあああーーーー!」
 花火が絶叫した、その瞬間コルボーの熱いものが子宮を隈無く満たした。それと同時に
花火の目の前が一面全て真っ赤に染まった。
 花火は何が起きたのか分からなかった。よく見ると、コルボーの首から上が無くなって
おり、マスクをかぶった首が床の上に転がっていた。花火の股間には、首が無くなり屍体
となった体の男根が突き刺さったままで、出し切れなかった精液がジュブジュブと流れ込
んでいた。
「ひぃあぁああ!」
 花火は、気持ち悪くなって胸にあるコルボーの腕を払い除けて、体を押し倒した。
 コルボーの倒れた先に、斧を持ったグリシーヌが立っていた。斧の歯には、血が滴り落
ちていた。コルボーを倒したのは、間違い無くグリシーヌだ。しかし、花火の心から心配
が拭えていなかった。グリシーヌの様子がおかしいのだ。
460スター魔淫:01/10/26 22:12 ID:dCjx/OrL
「誰にも渡さない。」
 グリシーヌは呟くと、斧を何度も振り下ろしコルボーの体を八つ裂きにする。肉の塊と
なったコルボーの体が、床に上にばらまかれ、血の池を作った。
 血まみれになったグリシーヌが、ふらふらと花火に近付いてきた。グルシーヌに表情は
真っ青で、瞳から光りを失い、まるで幽霊のようだった。
「グ、グリシーヌ」
 花火が優しい声を掛けるが、グリシーヌの耳には届いていない。グリシーヌは自問する
ように言葉を繰り返す。
「……誰にも渡さない。……誰にも渡さない。……誰にも渡さない。」
 言いながら、グリシーヌは再び斧を振り上げた。
「……うそ、……やめて、……グリシーヌ!」
「……誰にも渡さない。……。」
「イヤァーーーーーー!」
-ドスッン!
 斧が、花火の股間に振り下ろされた。花火は振り下ろされた先を見ると、股間から肉棒
が根元から切り落とされていた。
「あ……、……ああ……、……」
 花火が声にならない悲鳴をあげる。股間から大量の血が流れていたが、不思議と痛みは
無く、ただ恐怖だけが花火の心を支配していた。
 見上げると、グリシーヌが切断された花火の肉棒を両手で持って、愛おしそうに頬ずり
していた。
「……誰にも渡さない。……ふっふっふっ……。」

「きゃぁーーーー!」
「---長、隊長!花火隊長!ハナビ隊長--!」
 花火は、身体を激しく揺らされ目を覚した。目を開るとそこには、ロベリアが心配そう
に見つめていた。
「大丈夫か、隊長さん、随分と、うなされていたけどよ……」
461スター魔淫:01/10/26 22:16 ID:dCjx/OrL
「グ、グリシーヌ……、大丈夫……、」
-何?…、今のは夢だったの?……また夢…。
 花火は、辺りを見回した。どこかの地下道のようだ。周りを確認するとロベリアに支え
られながら、ゆっくりと体を起こした。
「大丈夫か、立てるか?」
「大丈夫……、とても悪い夢を見ていただけ……、ぽ」
「夢?……、悪夢を見ていたのか?」
「そう、悪夢を見ていた……みたいです……、ぽ」

はぁ、なんとか2話が終りました。
これからどうしよう…。
だれも来ないなら、止めだな。
一人で書いていても意味ないし。
皆さん、普通にサクラ大戦のネタを書き込んでくれないかしら。
あんなに同人誌が出てるのに。
462名無しさん@ピンキー:01/10/26 22:51 ID:KwHQOPug
このスレまだあったんですね。
スター魔淫さん孤軍奮戦ご苦労様です。
463名無しさん@ピンキー:01/10/26 22:57 ID:Snk6MDwj
次回から長編ドラえもん〜のび太のジャイ子監禁陵辱日記〜をお送りします。
464D・C:01/10/26 23:34 ID:C5lz3RA4
スター魔淫さんと行き違いになったようで……。

はあ……入院していて、ここにこれなくて心配してましたよ。
もし、このスレが落ちていたら、どうしようかと思ってたけど。

ところで、私をおぼえている人、いますか?
465スター魔淫:01/10/27 01:06 ID:CnphrpKZ
>>462
しつこく、まだあります。
最近ライフワークになりかけてます。

>>D・Cさん
うお!帰ってきたの!寂しかったヨー
ひとりで不安だったヨー
続き買いてヨー
466名無しさん@ピンキー:01/10/27 13:23 ID:8EnQkp/F
おおお、2大作家が復活!

>>スター魔淫さん
毎度御苦労様です。楽しく読ませて貰ってます。
両性具有ってのは例のちんこスレからですか?
悶える花火、狂気のグリ・・・良かったですよ
やはり花火は我々を狂わせる魅惑にあふれていますな(笑)

>>D・Cさん
本当に久しぶりです。
入院されてたんですか!?てっきりここも忘れ去られたのかと・・・
100gスレよりの作品拝見しました。
病み上がりの方に無理を言う様ですが続きが読みたいです。
期待してます・・・・
467D・C:01/10/27 19:34 ID:uVMqmgwp
どうやら、まだ憶えてくれていた人がいたようで嬉しいです。
続きは私自信、書きたいと考えていますので。

この前の書き込みの後、入院してしまい、2chから離れて一月になりますか……。
その間、私の作品って、エロになるのかどうかと悩んでいましたが、
その点を聞かせてもらえませんか?
板違いと言われるのが嫌なので。
468466:01/10/27 22:01 ID:8EnQkp/F
>>D・Cさん
以前にスレ違いで100gを追い出されましたからね(笑)
確かに現在の所D・CさんのSSは「エロ系」では無いと思います。
どちらかと言えば「猟奇系」って言うんでしょうか・・・?

この後どの様に花火を扱われるかが分かりませんので何とも言えませんが、
猟奇系にいくと仮定して、私個人はこのままで良いと判断します。
今更100g系ではかえって荒れる様な気が・・・

このスレには多くのSS作家が書いてますけど、
その大半はその系統だと思いますし。
何より結構多くの人ここでの続きを期待しているのでは?
469スター魔淫:01/10/28 15:11 ID:UfClOKGH
>>466
そう、あのスレを追い出されました。
もう、ギャルゲー板に戻る気は無いね。厨房ばっかりだし。
しかし、復活って月1ペースで書いてるんだけどなぁ。もっと早く書けってか?
どとらかと言うと、何人が読んでるのか……。

やっぱ、花火はイイね。サクラ3やったら、帝劇のキャラなんか要らない。
本当に要らない。俺にとってサクラ大戦は、花火大戦だ。

所で、どこかに、このスレのSSを集めたHPでも作ろうかなぁ。
勝手に集めて大丈夫かしら。
470名無しさん@ピンキー:01/10/28 21:45 ID:RK+H2Au/
Age
471名無しさん@ピンキー:01/10/28 22:55 ID:lnjN5bYA
>>D・Cさん
大火傷を負ったグリシーヌのその後を書いてください。
472名無しさん@ピンキー:01/10/29 18:24 ID:ArtV9KGQ
・・・D・C氏また音沙汰が無くなったな。
もしかして再入院!??
473巴里市民A:01/10/30 15:20 ID:Q9N0D3mP
かつてギャルゲーの死神と呼ばれた男よ!復活せよ!
474鳥取人:01/10/30 21:27 ID:boFTfCOm
最初このスレを盛り上げた暇人氏は最近はどうされているのでしょう?
475D・C:01/10/31 02:44 ID:jZ7aW8Uz
>471
彼女は現在、治療中なので、しばらく休止になりますね。
でも、追々出すつもりですので。
>472
すいません、快気祝いで飲み会が重なり、
こちらに書き込むのが遅れました。
>473
懐かしい名ですが…実は私、女です。
>474
そういえば、最近来られませんね。
どうされたのか心配です。
476名無しさん@ピンキー:01/10/31 07:47 ID:jiamWe+z
えええ!?
D・Cさんは女性だったんですか・・・!!!

でも言われてみれば、
文章の書き回しには女性らしさらしきものも感じたような・・・

いずれにしても大事無くて安心しましたよ
477巴里市民A:01/10/31 13:49 ID:H54pDsiV
じ、女性でしたか。これは失礼を・・・では改めて、死神復活に乾杯!!
478死刑執行屋:01/10/31 22:10 ID:xNEENAbc
DCたん・・・ハアハア。
は、早く花火の肉が・・・
479名無しさん@ピンキー:01/10/31 22:37 ID:CqIBN0jC
D・C女史、お・ね・が・い!
480スター魔淫:01/11/01 00:21 ID:aDiNe/IN
ええ!D.Cさん女性だったの!!!
びっくりしたなぁ。
そういえば、文体が女性っぽいなぁ。
全然、気付きませんでした。

しかし、快気祝いで呑んでいいのかしら。
481D・C:01/11/01 00:37 ID:1a0WcOtC
>スター魔淫さん
すいません。隠すつもりはなかったのですが…。
書き忘れていましたけど、事故で骨折して入院していたのです。
ですから、酒は飲んでも問題ありませんよ(笑)
現在、続きを書いているので、皆さんにはもう少しお待ち願えるでしょうか?
482パリ 日本大使館 :01/11/01 02:43 ID:Ae3tfy/m
大使館の廊下を、重い足取りで与えられた個室に向かって歩く花火。
先程、迫水の秘書に浴びせられた冷たい目線が彼女の脳裏に残っていた。
あの、明らかに邪魔者を見る様な目。
早くここを出ろと言わんばかりの、ある意味敵意とも受け取れる感情を込めた目。
それらが、ただでさえ繊細な彼女の心をさらに傷つける。

大使館の奥にある部屋のドアの前に立つ花火。
迫水大使に匿われて以来、花火は日本大使館の一室を与えられて、そこで
不自由な潜伏生活を余儀無くされていた。
既にブルーメール邸は官憲の手により接収され戻る事は出来ない。

「やはり、私がここにいては、迫水大使や皆さんにご迷惑が掛かる……」
部屋に入り、椅子に座る花火。その前にある机の上には、彼女が愛用している弓矢と、
在りし日のシャノワールの前で大神一郎を囲んで撮影した巴里華撃団の写真が置かれていた。
483パリ 日本大使館:01/11/01 02:46 ID:Ae3tfy/m
照れ気味の表情を隠しきれない大神の左隣で、それ以上に照れて赤くなった自分。
そして、その前で明るい笑顔で手を振っているエリカの姿が花火の視界に入る。

「エリカさん……」
ほんの少し前の残酷極まる姿とは対照的のエリカを見る花火の深緑が濃い瞳から
涙が一滴、彼女の白く細やかな手に零れ落ちる。

「何故?…なぜエリカさんの様な優しい方が、あのような惨い事に……!」
思い出すのも恐ろしい光景を再び脳裏に浮かべざるを得ない花火の嗚咽と
誰にでもなく発する問いが部屋に響くも、答えは何一つ返ってこない……。

泣き疲れたあまり、ほんの僅かの間、眠りに落ちた花火を覚ましたのは、
携帯キネマトロンの無機質な音だった。
「誰……かしら」
目を擦りながら見てみると、
『窓開けろ』
と、ひどく無愛想な通信文があった。
「窓……?」
怪訝に思いながら花火が立ち上がり、窓を開けて恐る恐る外を覗いて見る。

「誰も居ない……?故障?」
そう思って、戻ろうとした瞬間、不意に上から声が聞こえた。
484D・C:01/11/01 02:56 ID:Ae3tfy/m
う〜ん、久しぶりに書きましたが、難しい物ですね。
H(?)な部分が無くて申し訳無いです。(反省)
その内、皆さんのご期待に添える内容にする予定なので、
見捨てずに見守って下さい。
485スター魔淫:01/11/01 13:07 ID:aDiNe/IN
>>D・C女史
お、再開ですね。いえーい!!(古
悲愴感ただよってますね。
とうとう、花火が捕まるのか!それとも……。
486巴里市民A:01/11/01 14:05 ID:aI3laeYL
DCたんの新作・・・!!
ハアハア

DCたん頑張って!ハアハア
487名無しさん@ピンキー:01/11/01 18:22 ID:8MBUdsC0
488鳥取人:01/11/01 19:54 ID:WHw8L0HO
>>D・C女史
昨夜は遅くまで御苦労様でした〜!
ついに花火編ですか!?
この時を待ってましたよ!!

焦らずじっくり且つジワジワ花火が落ちて行く様を描いて下さい
その過程が楽しみだ・・・・
489名無しさん@ピンキー:01/11/02 13:06 ID:W2zl9s8W
エリック氏に捧げます。
戻ってきてくださいよ〜!
ttp://homepage1.nifty.com/~Kaduki/CG/pre3/mizuseme.html
490名無しさん@ピンキー:01/11/02 13:16 ID:W2zl9s8W
491名無しさん@ピンキー:01/11/02 13:42 ID:W2zl9s8W
シーたん
ttp://www.satsuki.sakura.ne.jp/~hukurou/see.html
心臓の弱い人は見ない方がブナン
492名無しさん@ピンキー:01/11/02 13:51 ID:7Q12fmbC
>490-491
鬼畜です。
493鳥取人:01/11/02 18:27 ID:L19Lju6X
>>489-491
ハアハア…

D・Cさんが戻ってきて活気が戻ってきたぞぉ
494のりり:01/11/02 18:57 ID:NwUj5trY
こんばんわ♪
23歳の、のりりです☆
ココ↓の「のぞき♪ちゃっと」に行くので遊びに来てねー!
http://www.tanteifile.com/
495読者A:01/11/03 11:29 ID:TmdS9oxY
いつも楽しく見させてもらっています。
執筆者の皆様方、ありがとうございます。
これからも頑張ってくださいね。

つづきを楽しみにしている読者Aより
496磔信者:01/11/04 01:37 ID:D2qLjUm+
誰か、花火が十字架に磔にされるSS書いてくれませんかねぇ?
497パリ 日本大使館 :01/11/04 21:45 ID:zirUwKhi
「よっ!今帰ったよ。花火」
「……ロベリアさん!?」
哀しげだった花火の顔に、喜びの色が表れた。
共にこの日本大使館に避難したものの、すぐに別行動を取ると言って出て行った
ロベリア・カルリーニが微笑を浮かべて逆さに顔を出していたのだ。
「ご無事だったのですね……ロベリアさん」
「当たり前さ。おまわりを撒くのは朝飯前だからな……」
「それにしても……、今まで、どちらに行かれていたのですか?」
「ああ、ちょっと知り合いの所に用があってな」
「お知り合い……ですか?」
「ここの連中より、よっぽど信用できる奴らさ。もっとも、それ相応のリスクはあるがね」
苦笑して答えるロベリアの酒臭い息と迫水を悪く言われた事に、花火は形の良い眉を顰め
強いて柔らかい口調で反論する。
「その様な言い方をされては……。迫水大使は私達のために必死に動いて下さったのに」
花火の言葉を最後まで聞かず、彼女特有の細く鋭い目で一瞥しながら一段低い声で、
「花火……」
「は、はい」
「お前……今すぐここを出ろ」
498鳥取人:01/11/04 22:10 ID:w/EYbEGM
ロ、ロベリアだったのか・・・。
てっきりカルマール公の手のものかと思ってましたよ。

それにしてもロベリア初登場ですか。
彼女の様なキャラはこの手のSSでは扱いが難しそうですね。
何となくいじめ甲斐が無いような気がして・・・

今後の展開期待してます。
499パリ 日本大使館:01/11/04 23:37 ID:zirUwKhi
全く予想外の言葉に、驚愕する花火。
「……いきなり、何を……!」
「アタシは本気で言ってるんだよ。花火」
こちらは対照的とも言える冷静な口調だ。
「今、迫水のオヤジと話している途中で秘書の女が来ただろう」
「えっ、……なぜ、ロベリアさんがそれを?」
その問いには直接答えず、懐から小型の器械を取り出して見せる。
「耳に当てて聞いてみな……」
訳が分らぬまま、言われるままに耳に当てると、迫水と秘書の会話が聞こえてきた。
どうやらこの器械は盗聴器らしい。

「なに?大統領が至急、会いたいだと」
「はい。急いで官邸まで来て欲しいと連絡がありました」
「まさか……、花火君の事が」
迫水に続き、秘書の哀願する様な低い声が辛うじて聞こえる。
「大使、本国から命令が来るのも時間の問題です。ご決断を……」
「無茶な事を言うんじゃない……」
500名無しさん@ピンキー:01/11/05 00:21 ID:4EN/jpLb
どこに鬼太郎の入り込むスキがあるってんだ?
501パリ 日本大使館:01/11/05 00:30 ID:M72zV5xQ
会話の内容に、思わず盗聴器を床に落とす花火。その顔には、驚愕の色がはっきりと見える。
「これで分っただろう?」
落ちた器械を拾いながら云う。
「しかし、盗聴器を仕掛けた事も気付かないのか……頼りない味方だねえ」

「ロベリアさん……。私……」
ようやく衝撃から覚めたのか、救いを求めるように訊ねる花火に
「ほらよ」
何かを投げ渡す。受け取った花火が見てみると……拳銃だ。
「護身用だ。持っておきな」
「で、でも……私、銃なんて使った事ありません!」
「じゃあ、そこのでかい弓持っていく気か?」
「ええ……」
「バカか!こんな物持って町中歩いてみろ。捕まえてくれと云ってる様なもんだ!
 その代わりにそいつを使えという意味なんだよ!」
「そんな……!」
煮えきらぬ花火の態度に、ロベリアが堪えられなくなって喚く。
「いいからアタシの言う通りにしな!」
「は、はい!」
凄まじい剣幕に押されて花火が頓狂な返事を返すと、ロベリアが手を引っ張り、
自分が入ってきた窓から出る様に促す。
「ロベリアさん。せめて迫水大使に一筆……」
「寝ぼけた事言ってないで早く出な!」
一喝され、窓から飛び出しロベリアに手を引かれるまま走り出す花火。
振り返りながら、心中で迫水に何回も詫びる。

(迫水大使……、このような形でお別れする事となり、申し訳ありません。
 どうか……大使や皆さんもご無事で)
502名無しさん@ピンキー:01/11/05 08:45 ID:Xcb0Be5r
DCさん、花火の苦しむ所期待してます!!
503名無しさん@ピンキー:01/11/06 08:31 ID:LsqYqofW
保管age
504DCマニア:01/11/06 15:25 ID:yX93sIw7
いいねぇー
盛り上がってきたね。
色々言う奴はいるけどあんたの作品大好きだよ。
今後の展開楽しみにしてるよ。
それにしても女性だったとは、気が付かなかったよ。
505名無しさん@ピンキー:01/11/07 19:49 ID:Ke0m7yEv
age
506鳥取人:01/11/10 03:16 ID:91EiuKAa
あげ
507D・C:01/11/10 17:46 ID:61MJXHLL
皆さん、私は私事等で忙しく、SSを書く事が困難になったため、
こちらでの掲載を断念する事になりました。

尚、SSは知人に譲りましたので、他のHPで掲載を検討中ですので、
御了承ください。
508DCマニア:01/11/10 19:13 ID:zXF5HFrI
それは残念・・・
忙しいのでは仕方ないのか。
でもSSの続きは期待している事に変わりはないので気が向いたらまた書いて欲しいし、また顔を見せてくれよー!
509鳥取人:01/11/10 22:04 ID:91EiuKAa
>>D・Cさん
そうですか…これから花火が捕らえられる所だっただけに…残念ですね。

SSの続き(?)は他のHPで掲載を検討中との事ですが、
本決まりになりましたら是非御一報を……
510名無しさん@ピンキー:01/11/15 22:53 ID:COG9LuAZ
age
511暇人:01/11/17 02:09 ID:cOzsvORy
所用もあってこちらにあまりこられませんでした。
皆様申し訳ありません。(私も胃潰瘍で2週間くらい入院して
おりました…。)
久しぶりに覗いたらば、スター魔淫さんはグリシーヌ編を完
結なさり、DCさんが帰ってきているだなんて…。
特に482と483は私自身では、凄く良く書けていると思い正直
羨望に絶えません。
過去を凝縮した写真と現在の対比の鮮やかさ! 凄いです。

私もスレが残っていたらば、連載していたのを中断し、過去に
100gでやらせて頂いていた、監察医のお話の続きに挑戦した
いと思ったのですがよろしいでしょうか?

長いスパン見ながらでマターリ行きましょう。
512鳥取人:01/11/17 12:29 ID:TKvVqxCP
暇人氏も入院だったんですか〜!?
呪われているんでしょうか(笑)

>連載していたのを中断し、過去に
>100gでやらせて頂いていた、監察医のお話の続きに挑戦した
>いと思ったのですがよろしいでしょうか?

もちろんですよ。
期待してます。
513スター魔淫:01/11/17 14:05 ID:2L29PWK4
うお、DCさんは終了かいな。良い感じだったのにねぇ。

>>暇人さん
入院って、胃潰瘍って……。気をつけてくださいね。まだお若いのに。
去年、俺の友人も仕事のし過ぎで胃潰瘍になって血を吐いたし。
いやぁ!!続きが読めるですか、それはいいことだ。ワクワク。
うーん、作家さんが帰ってきたから、書こうかしら。
でも、年末は忙しいから無理かも。年超えて残ってたら書けるかも。
514名無しさん@ピンキー:01/11/19 22:57 ID:8BYExP6J
age
515gggggr:01/11/19 23:04 ID:4KJG/3kN
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516>暇人さん:01/11/20 01:21 ID:gu+chU/S
以前、100g の続きは書かれないですか、と質問した者です。
いつの日になるか、と思っていた話が急に・・。嬉しいです。
楽しみにしております。無理のない程度に頑張ってください。

皆さん、入院されたり大変な御様子で。私はいつここが落ちるか、
100g のように荒らされてしまうかとヒヤヒヤしています。
DCさんはHPに移られ、スター魔淫さんも上の方でこちらのSSを
集めて・・という提案をされていらっしゃいましたが、ちゃんとサ
イトになってくれれば、間があいても私も安心してお待ちできて嬉
しいです。それだとここが空洞化して心配になってしまうかな。
お忙しいなら私が・・!程度の思い入れは、私はあるんですけど・・
517名無しさん@ピンキー:01/11/22 22:51 ID:xZojtvN+
あげ
518名無しさん@ピンキー:01/11/25 11:33 ID:LSNRW2at
D・Cが帰って来るまであげ
519名無しさん@ピンキー:01/11/28 23:02
age
520名無しさん@ピンキー:01/12/03 23:30
521名無しさん@ピンキー:01/12/07 00:05
あげあげ
522名無しさん@ピンキー:01/12/08 22:50
あげあげあげ
523名無しさん@ピンキー:01/12/09 00:57
DC、暇人返事をクレー
524名無しさん@ピンキー:01/12/12 00:26 ID:svHm38W6
エリカたん ハァハァ
ttp://www1.rightnet.ne.jp/~kotarou/minami4.htm
525名無しさん@ピンキー:01/12/12 19:21 ID:XqTzhKt9
>>524
拝見しましたよー
面白い趣向のHPですな。
526暇人:01/12/14 02:15 ID:kvXtvHGi
皆さん!書くと言って、全然アップしない現状では
レスをする資格が無いと思いレスはあえてしませんでした。
…ただ新しい方が来られない事と、折角の猟奇のスレを
このまま見殺しには出来ないと思いレスをさせて頂きました。
昔の習作であり、もしかしたら以前アップしたかもしれない物
なのですが、後ほどアップして置きます。
100gスレの続きなので、分かり難いと思うのですがお許しを。

>516
僭越なのですが貴方も書いて見ませんか?
私の100gスレでの続きでも良いし、リレーSSでもオリジナルでも
何でも良いと思います。
頑張って下さい。
527暇人:01/12/14 02:19 ID:kvXtvHGi
おやおや巴里の悪魔の最後にしては愁傷な。
私は心臓を半分ほど貪った後に、腹腔内から顔を上げまだ祈り続ける栗茶髪の
聖女に語るとは無しに語りました。
どうやら私の姿は御世辞にも良いものとは言えなかったようです。
なにせ頭の先から肉片やら血液を滴らせ、まだ温かいそれらからは湯気が出て
それに生臭い内臓の臭い、血液の臭いを発散していましたから。
私には我が国が誇る仏蘭西料理の中にさえ、これほどの芳香を放つ食物を寡聞
にして知りませんがねぇ。
 「御見苦しい姿で失敬。どうなさいましたか? おや御顔をしかめておられ
るようですが。あなたの御仲間はなかなか野趣に溢れる美味でしたよ。」
 「ぁ…あなた…に必要なも、物は神の……、ぁ、愛です……っ。私はあなた
を許す事はできません…っ!……しかし、か、神は……。」
 「先ほども申したように自身に嘘を付くのは御止めなさい。あなたは私が憎
いのでしょう?そして、あなた達の信頼を勝ち取り、そしてそれを無残にも裏切
った大神も?」
彼女は糜爛した美しい顔をしかめ、ロベリアとなんと!私のために祈りを捧げ
ておりましたよ。
彼女が顔をしかめていたのは苦痛のためだけではないのでしょう。
心ならずも聖職者として哀れなる私のためにも祈らなくてはならないのですか
ら。
528暇人:01/12/14 02:20 ID:kvXtvHGi
私は彼女の手の甲よりシリンジにて血液を1リットルほど採取しました。
流石に急激に血液を失うとショック死の可能性もありますので、段階的にかつ
失われた血液の代わりに生理食塩水を注入して行きました。
糜爛した青ざめた御顔は、また一段と彼女が神に近づいた証でもありました。
私はワイングラスで幾杯か神聖なるその血液を戴きました。
まだほのかに温かく、甘く苦い命そのモノ、そして喉越しは絹のようになめら
か且つ芳醇でしたねぇ。
 「…ぅぅ。…はぁはぁっ……。も…もう嫌です…。たす…けて…。神様…。
お、大神さん……。」
 「あなたは欺瞞が御好きなようで。コクリコ君でさえそんなには大神に拘泥
なさらなかったですよ。グリシーヌ嬢もね…。先ほどのロベリアもそうでしょう?
どうやらあなたが一番諦めが悪いようだ。」
 「…あ、あなたのような悪魔……。私、だけでも大神さんを…。し、信じますっ…!」
本当に嘘が御好きな諦めの悪い聖女でした。
結局最後まで大神の事を信じていた…と、自身と私を欺いていましたよ。
古来からの格言、雄弁は銀、沈黙は金は正しいようでした。
かれ、大神もそれがわかっていたのでしょう。
私はやはりまだこの時点ではかれを超えることは出来ませんでした。
 私はまた子供じみた嫉妬の衝動に駆られ、彼女の半ば欠けた鼻を塞ぎ彼女自身
の血液を口に全て注ぎました。
更に死せる悪魔の頭部を切断し、そこから得られた血液も全て嚥下させ、嘔吐
を防ぐため彼女の口をピアノ線で仮縫いを致しました。
これにより嘔吐してもまた飲みこまなくてはならず、飲みこまなくては窒息して
しまいますから。
529暇人:01/12/14 02:21 ID:kvXtvHGi
「…うぐっ…っ! ごぼぉ。うぅ…ぐっうう…ごっごくっ。ぐぼぁっ!げはっ。
ぐ、ぐごは…。ぐ、ごくっ、ごくっ……っ。」
思ったとうり嘔吐と再嚥下を幾度か繰り返した結果、呼吸という生命の基本を肉体
は選択したようです。
彼女はしばらくすると嘔吐しなくなりました。
 「どうですか。命の味は。ご存知でしたか? 血液と海水のミネラルの濃度は近似
しているのですよ。故に血液はもっとも自然なる食物とも言えましょう。」
勿論彼女は話す事が出来ません。
ただ涙を流し首をいやいやしながら私を見つめるだけです。
涙もまた血液に似ている…。と、彼女に語ろうと思いましたが言いませんでした。
このような陳腐な衒学趣味は、あの大神は持ち合わせてはおりませんでしたから。
これも私がかれに及ばない理由の一つだったのでしょうね。
私は兼ねてより肉はその動物が生きている内に叩き付けると、柔らかくなり欝血
した血液が肉全体に行き渡り美味になるのでは、という素朴な疑問を持っておりました。
そのために豚などの頭部を殴打し処理するための、木鎚を用意していました。
それにより、栗茶髪の聖女の手の指全てとその甲、足の指全てとその甲を骨を砕きながら
殴打し処理しました。
 「ぎ…っ! ぐがぁっ! きっ…っ! ぎゃっ! がぁっ! ぐぎゃぁぁ…っ!!」
くぐもった声ながらも確かに美しいアルトで悲鳴を奏でておりました。
530暇人:01/12/14 02:21 ID:kvXtvHGi
美しいアルトの旋律を聞きながらの作業は快調に進み、両手両足の指と甲は中の
骨が完全に粉砕され、その骨の切片が幾つか皮膚を破り飛び出していた他は、まるで
赤黒い扁平なボールのようになりました。
早速クランプなどを用いて止血を行いながらまず両手をその手首から切断致しました。
赤黒く腫れたそれはメスを付きたてただけで、面白いように血をほどばしらせ、骨
が無いので簡単に切断出来ました。
そろそろ彼女の麗しい声も聞きたかったので口の抜糸も行いましたよ。
 「痛いぃっ…痛いっっ! ぃ…い、いやーーっ! いやっ! ぐっ、がぁぁ…っ!」
折角抜糸したのにあいも変わらず悲鳴ばかり。
しかたがないのでこれも止血を行いながら両足首の切断を行いました。
 「あ…っ?! ぎゃぁぁ! なんでぇっ!? ぐぎゃーっ! ぁ、ぃたあいっ!!」
両手の手首と両足の足首全て無くなり、まるで先の大戦の戦傷者のようでしたねぇ。
このようになったらもはや自身だけでは、生きて行くのは不可能なのです。
このまま開放しようか?とも考えましたがそこまでは私も非常には徹し切れません
でしたよ。
 「…もう…い…いでしょ…ぅ…。…私を神の…、み…なさんの…元へ…お…くっ
……てぇ。」
 「いいのですか。自殺は罪でしょう。その教唆も罪なのではありませんか。まぁ
その前にあなたには至福の料理をご馳走しましょう。」 
531名無しさん@ピンキー:01/12/14 12:37 ID:ybmrYsb4
暇人さん帰ってきてくれて嬉しいね!
またグロいサクラ大戦書いて下さいね。応援してますよ!

最近出た設定集見ましたか?穴だらけの馬鹿丸出しで買って後悔しましたよ…
暇人さんたちの独特の設定の方が100倍楽しめるね!!
532名無しさん@ピンキー:01/12/14 21:48 ID:rDg/14w3
>>暇人さん
おお、これは、100gでやってたやつの続きですか?
帰ってきてうれしいぞぉ
今後を期待してます。
他の人も帰ってこないかなぁ。
533名無しさん@ピンキー:01/12/14 23:54 ID:SWULDGpv
>>暇人さん
最初にこのスレを盛り上げてくれたのもあなたでしたね。
また、盛り上げて下さいね。
期待してるよ。
534339:01/12/15 13:26 ID:eimcM6Bc
暇人さん、皆さん始めまして。
この度、サクラ本スレにてDC女史の志を継ぎ、
続きを書かせていただくことになった者です。
特に暇人さんには、鬼畜SSの先輩として、何かとご指導ご指摘を頂ければ
幸いと思っておりますので何卒よろしく!

本スレで100gの話題になり、予想以上に花火編の続きが見たいという声があり、
私が名乗りをあげた次第です。
535名無しさん@ピンキー:01/12/15 15:56 ID:bDbmOuiR
>>534
339さん、大変期待しております。
暇人氏も復帰されて喜ばしい限り。
良いクリスマスになりそうですね・・・ククク。

メリークルシミマス!
536339:01/12/16 12:01 ID:6iRGMCQF
只今、図書館で西洋史の拷問関係の本を読み漁っています…(笑)
元々サドの方だから、結構楽しい勉強(?)になります。

先日気付いたんですが、DC女史の登場人物って殺人鬼の名前が多いんですね…(汗)
537名無しさん@ピンキー:01/12/16 14:05 ID:BDTwqVPa
>>536
そうだったんですか・・・。
さすがD・C、適当につけた名だと思ってた。

しかし研究熱心ですね。
頭が下がる思いですよ。
作品、期待してます。
538サクラロワイヤル:01/12/16 15:10 ID:39mynsPX
ここの皆さんは、サクラロワイヤルの続きに興味があるでしょうか?
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/3486/
539暇人:01/12/16 18:18 ID:NCLhHeMJ
>531
設定集はあまり出来が良くないのでしょうか…?
まだ買っていないので欲しかったのですが。

>532&533
微力ながら時間の許す限り頑張りたいと思います。
他の方々が戻られ、新しい方々が来れれる事を願っ
ております。

>534
作品楽しみにしております。
DCさんの続きという事で色々な意味で大変と思いま
すがあまり無理せず頑張って下さい。
私は知識に乏しいもので、史実の拷問が登場するの
を楽しみにしております
540暇人:01/12/16 18:18 ID:NCLhHeMJ
と、その時でした。
日の最後の残照が、たった一つの窓から注がれ…。
彼女「エリカ・フォンティーヌ」の腐食し、蒼い顔を夕日が照らしたのです。
紅い夕刻の光が彼女に生気を与え、まるで…。

私はふと、窓外を見下ろしました。
町は家路に急ぐ人々、装い出掛ける若い恋人達、リストランテやパン屋からは客を
惹く、暖かい光が溢れておりました。
まるで芳ばしいパンの香り、夕飯の香りがこの部屋にも溢れている錯覚を覚え…。
私は何故だか知れねども、止め処と無く涙しておりました。
「エリカさん…個人に与えられる苦しみ、嘆きは何故に存在するのでしょうかね?」
部屋を満たすは彼女の押し殺したうめきと沈黙、ただそれだけでした。
「私が思うに、それこそが神の不在証明では無いのでしょうか?」
沈黙。
「そろそろ夕飯の時刻です。何か食べたい物はありませんか?」
ただただ、彼女はうめきそして啜り鳴いておりました。
「では私にお任せ下さい。残念ながら貴女の好むものは分からないと思うのですが…。」
私は彼女の口を再びピアノ線で縫合し、夕飯の買出しのため部屋を出ました。

え? 夕飯は何だったかと? ああ、誤解しておられるようだ。
近くの店で夕飯用のパンとワイン。労働者階級が食するような簡易な夕飯用
の食事を買い求めただけです。
541暇人:01/12/16 18:19 ID:NCLhHeMJ
私は部屋に戻ると、彼女の口を再び抜糸し、彼女を椅子に戒めたままにテーブルに着
いて頂きました。
テーブルには唯一の光源である蝋燭、そしてパンとワイン。
私はパンをワインに浸し、彼女の口へと運びましたが…。
「…ぅう…。ぁ、貴方からの物…くっ…ぅ…などっ!」
彼女は顔をいやいやさせ、拒みました。
「この食事の意味。貴女ならばお分かりのはずですが。これは私の血であり肉で…。」
私の言葉を遮るかのように彼女は叫びました。
「もぅ…止めてぇぇ! 許してぇえ! 何で…何で…何でぇぇぇ!」
「では何故貴女は信じ続けるのですか? 大神を。神を。」
「ぁ、なたの様な…悪魔には決して、決して理解…ぃ、出来ません…ぐっぅ。苦しみにも
…いぐぅ…意味が有り…っ。…わ…私が信じ続ける事を…。」
私は頭の中が白く虚ろに成り、その次の瞬間。
パンとワインを口と言わず、目と言わず、鼻と言わず、耳と言わず、顔の穴という穴へと
それを無理矢理に詰め込みました。
「げぼっ…。あ…はぁあ…! あふぅぅ…はぁあ…ぐぼぁ…っ! ぃ…息がぁ、息がぁ。
はあはぁ、…苦しい…ぃ。助けてぇ。おおが…み…はぁはぁ。」
腐食した傷、手首足首の切断による痛みよりも、呼吸不全の苦しみの方が彼女には大きい
ようでした。
「一つ約束しましょう。私と共に食事をきちんと取って下さるならば、その後に安らかな
る眠りを与えましょう。あくまでも拒むのならば…。」
彼女の顔は青白さを超えて、土気色になりつつありました。
喉に嘔吐物などが詰まり呼吸不全に至りつつあります。
しかし、命は生に執着します。
首をがくがくと上下させ、私の提案を受け入れてくれましたね。
542暇人:01/12/16 18:19 ID:NCLhHeMJ
如何ですか。この私が作ったディナーのお味は?」
彼女の顔には最早表情も無く、所有者に捨てられ、汚されたビスクドールのよう。
ただ、私が口へと運ぶ物を機械的に咀嚼し、嚥下するだけ。
「気を付けて下さい。些か小骨が入っているかもしれませんので。」
私も彼女の口へと「料理」を運びつつ、自身もその美食に舌鼓を打ちました。
蝋燭の淡い光の元、素材の提供者とその素材を元にした「料理」を共にする。
…得難い、真に得難い体験でした。

「では、最後に自らの魂のため祈りを捧げると良いでしょう。」
「…わ、たしは…。…ぁ、貴方の呪われた魂のため…祈ります。」
最後の最後まで自身を欺き続ける彼女。
私自身がピペットを熱で引延ばして作製した、細いガラスの管。
それを彼女の頚部の動脈に差込ました。
こうすると毛細管現象によって、血が凝固せずに少しづつ吹き出続けるのです。
ゆっくりと少しづつ…少しづつ。

私は部屋を出る前に、死をゆっくりと待つ彼女の耳元へこう囁き部屋を出ました…。
「本当はね…。地獄はあるのですよ。そして貴女は地獄へ行かれるでしょう。
何故ならば、先ほど私と共に自身の手足を食するという大罪を犯しましたから…。」
部屋を出る寸前私が目にした光景は、体を癲癇のように震わせ、目を見開き、半狂乱
で首を左右に振りつつ失禁する彼女の姿でした…。
543スター魔淫:01/12/16 21:56 ID:p/G6DQ+s
>>暇人さん
おお、暇人さんが帰ってきた。覚えてます?
これって、100gの続きですよね。
腐肉をたべささられ、腐ったエリカ、いいですなぁ。
おぞましさは抜群ですね。
続きを期待してます。
544名無しさん@ピンキー:01/12/17 00:31 ID:nkuoNJau
また賑やかになってきたね!
545花火:01/12/17 17:16 ID:6kazKQnx
rUUUUヽ
Ц*゚。゚)」 アマリイジメナイデクダサイ・・・ポッ・・・
546サクラロワイヤル:01/12/18 01:03 ID:Lk8Uo8E8
なりきり板にサクラロワイヤルを復活させました。
http://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1008602273/
なりきり板ですが、リレー小説という形はそのままです
宜しければ見て、そして参加してください
547名無しさん@ピンキー:01/12/18 17:49 ID:vM8pwM1P
ちんこ復活したな…向こうで
548名無しさん@ピンキー:01/12/19 18:23 ID:qDi59la7
         _.... ........ .._
        . '´       ヽ.
       /           ヽ
       l // .' l l l '. :  l
      | | | | | | | | |  |
      | '┼,ニ.‐┴.'ニ: ┤  |
       |  | ⊥d  ´⊥d`|    |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       |  |////、 /// |   |  /
     | |ト、  ー‐   .イ  | |<    皆様、どうぞ私を・・ぽっ。
      |  ||::i::`r、  イ:i:| | | \
      ヽ、|-‐ッ'}ニ只ニ{=ノ__..|.l..ノ    \________________
       _..イ | ´{{ `' | ト .,
     ‐'´::::::ゝヽ ||  ノノ::::::::゛'.ー
549暇人:01/12/20 18:09 ID:seQHlPZ+
100gの方は分かり難いと思いますので、別のSSも
アップします。

>543
勿論覚えております。
お久しぶりです!
スター魔淫さんの作品の続き。
期待してますよ。
550暇人:01/12/20 18:11 ID:seQHlPZ+
「この溝鼠が…っ! 何だ…? その目はっ!」
その後の事は何も覚えておりませんでした。
意識が戻ると、苦い血の味が口に広がり、私は冷たい石畳の上に
横たわってうめくのみ。
ふと、物音のする方へと顔を向けると、溝鼠が腐乱した肉片ら
しき物を齧っておりました。
それを見ていると、何だか私が本当に溝鼠のような気がしてき
て、思わず「くすくす」と笑ってしまいました。
(…もう、どうでもいいのかな…? 私。)
結局この世には善も悪も無いのかもしれません。
私達は破れました。
そして…。

─ルモンド紙・社説─
 昨日の未知物体(以下、巨樹)によるパリ市の損害は甚大なもの
であった。
 しかし、すでに巨樹は撤去されこのパリ市の日常も普段どうり
の物となりつつある。
 この危機はコミュニスト及び大日本帝国の手の者により起こさ
れし、人災である事は捜査当局の手により明らかとなり、その報
復措置も本日未明の緊急閣僚会議により決定された。
 既に反抗グループの拠点であった、テアトルは閉鎖され関係者
も拘禁済みであるが、著名人に定評のあったこのテアトルが犯行
グループの拠点であった事に、パリ市民としても驚きを隠し得な
い。
 この巨樹による騒乱はまだ完全解決には程遠いく、まだ不明瞭
な点も多い。
 だが、これだけは言えよう。
 カルマール公爵無くしてこの事態を乗り越える事は不可能であ
ったと。
 政府は公爵に対し、レジオン・ド・ヌール賞の授与も既に決定
している。
………。
551暇人:01/12/20 18:12 ID:seQHlPZ+
私は戸をノックする。「トントン」
ぎーっ、という音と共に戸が開く。
すかさず…。
「申し訳ありません…。水と何か食べ物がございましたら…。」
五月蝿い! という声と共に、私は身体を押され、目の前で戸が
閉じられる。
バランスを崩し、倒れた際に頭を打つ。
「っぅ…。」
痛さや苦痛には直ぐに慣れた。
…しかし辱めや屈辱にはまだ慣れる事が出来ない。
 (…男爵家…? 日本での立場はもう、意味なんて無い。)
「でも…。」
私は昔から、辛い事、嫌な事があると独り言が口から溢れ出る。
「でも、慣れなくては。大神さんと…皆と約束したじゃない。
ね? 花火…。」
そして、私は次の家の戸を叩くべく、のろのろと立ち上がる。

そして、何時もどうり空腹と痛みを抱え、寝るための場所へと
帰る。
教会が運営する、簡易宿泊所へと。

以前は純白であったろう、薄汚れた鼠色となった修道服を着た
シスターが晩餐を配給して回る。
でも…、私には回り来ない。
異教徒だからと言うより、私が東洋人であり、パリに災厄を齎
した者の仲間と思われているからかな。
「…あの、シスター。申し訳ありません。毎日毎日、私、お世
話になりまして…。」
でも、私は彼女らへの気遣いを止めない。
…それが私の弱さ。
 (それにもしかしたら、今日は食べ物を頂けるかもしれない。)
…醜い私の心。
結局返事も食べ物も頂けないまま、眠る私。

夜。
何時ものように、近くのベッドを定位置とする男が私に触れる。
嫌。
嫌、嫌!
眠ったふりをしていれば、それ以上は何もして来ない。
しかし、それも何時まで続くかはわからないが…。
 (…汚い。嫌ぁっ。大神さん! 大神さん…んっ。)
そして、何時ものように夜が明ける。

永遠に朝なんて来なくてもいい。
また、痛みと屈辱に満ちた一日が始まる。
552名無しさん@ピンキー:01/12/20 23:28 ID:1cdxe5e1
( ゜д゜).。oO(みんなロベはどうしたんだい?)
553貧民街 ロベリアの隠れ家:01/12/21 02:05 ID:RFVGAXz3
「ふう……」
蛇口から流れる湯に浸りながら、気だるい溜息を漏らす花火。
ロベリアと大使館を脱出した後、街裏にある彼女の隠れ家へと
逃れるために地下の下水道を通って来た。
既に手配されている身と分ってはいるが、下水と汚物の悪臭の中を走った事は、
不潔とは無縁の生活を送ってきた花火には幾分堪えたのだろう。
洗っては自らの匂いを嗅ぐ動作を何回も繰り返す。

薄暗く狭い浴室を出、再び黒服に身を包み直してロベリアの待つ居間に入る。
尤も浴室と居間しかないので、ドア一枚隔てた部屋だが。
裸電球一本の明かりが灯る部屋に入ってみると、ロベリアは安定の悪そうな
木製の椅子に座って、同じような机に置かれた地図に見入っていた。

「終わったかい?」
視線を変えず声を掛ける。
「ロベリアさん、その地図は……?」
花火の問いに、ロベリアが無言で地図のタイトルを指差す。パリの市街図だった。
「皮肉なものだね……。アタシ達が守ってきた巴里の連中が、今度は掌を返すように
 石を投げて来る……」
呟きに似たロベリアの言葉に、花火の表情が強張った。
「………」
554貧民街 ロベリアの隠れ家:01/12/21 02:10 ID:RFVGAXz3
その変化を一瞥したロベリアが続ける
「花火、今のアタシ達には光武も無ければシャノワールも無い。
 一度でもしくじれば、何の情け容赦も無く殺される……。エリカのようにな」

「ロベリアさん、何を言われたいのです?
 その様な事……、当に分り切っているではないですか……!」
大切な仲間の死を淡々と語るロベリアに抗議するかのように、声を荒げる花火。
その目には、薄らと涙が浮かんでいる。
「……そうかい。ならいいさ」

小声で呟くと、地図上の一点を指差して言う。
「花火、アタシは今夜、ここに殴り込む」
「そこは……!」
ロベリアが指し示した場所……そこは大統領官邸、エリゼ宮だ。

「あのイカ野郎、今頃浮かれてるだろうからな……。
 そこを突いて、一気に決める」
拳を握り締めながら言い放つロベリア。一瞬、呆然とする花火。
確かにロベリアの言う通り、この圧倒的に不利な状況から抜け出るには、
死中に活を求める、その方法しかないだろう。
555暇人:01/12/21 02:29 ID:HYnzt/sG
>553
…とても、上手い文章ですね。
まるで、DCさんの再来…。
皆さん喜ばれると思います。
私自身も自身の拙さを恥じつつも、貴方の
作品を楽しみにしています。
なにか、良いコテハンが御座いましたか?
556339:01/12/21 02:44 ID:RFVGAXz3
>555
それがなかなかいいコテハンが考え付かなくて…。
しばらく339で通す事にします(汗
文体の癖を真似るのに、何回も書き直ししましたよ。

暇人さんの作品も、浮浪者同然に成り果てた花火の姿が
良心と嗜虐心にチクチクときますね。
557暇人:01/12/21 02:52 ID:8sSahzlc
>556
339(散々苦しむ)がコテハンになるかもしれないですね。
私個人の感想としては、はらはらする展開になって来て
嬉しいのやら、痛痛しいのやら…。
彼のカルマールの甥、彼の邪悪さの発露。
本当に期待しています!
558339:01/12/21 03:07 ID:RFVGAXz3
考えてみると、悪人の設定もなかなか楽しいものと気付きました。
ゲーム本編では絶対不可能な卑劣で残忍にしていこうと思ってます。

今夜はいろいろと有難うございました!
559貧民街 ロベリアの隠れ家:01/12/21 03:32 ID:RFVGAXz3
「それで花火。お前だが……」
花火に顔を向け、凝視するロベリア。
「はっきり言って、自棄に近い方法だからな……。生き残る確率なんて、
 これっぽっちも無いんだ。だから強制はしないよ」
「ロベリアさん……」
「今なら、お前だけでも外国……日本にでも逃がす事は出来る。
アタシのちょっとした裏の知り合いに頼めば何とかなりそうだ。
隊長のお前が生き残れば、最悪、全滅だけは避けられる……」

ロベリアの言葉を聞いた花火は、しばしの沈黙を挟んで、毅然として答える。
「御心遣い、感謝します。でも……それは出来ません」
「花火……」
「たとえ、その様にしていただいて、私だけが生き残ったとしたら……
 私は大切な仲間である皆さんを見捨てた罪の重さを一生背負って
生きなければなりません。それに……」
顔を上げて言う花火の頬に、僅かに紅がさすのを見たロベリアが苦笑した。
「アイツにあわせる顔が無い……か?」
「え?ええ……」
照れた顔を僅かに伏せるが、すぐに揚げ直して続ける。
「それに、私は巴里華撃団に入った時から、巴里の人たちのために命を捨てる覚悟は
 とうに出来ていますから……」
「構う事は無い、と言いたいのかい。わかった……」
決まったかのように、立ち上がったロベリアは、棚を開け、中の物を無造作に机に置く。
パンや缶詰の山を指して言う。

「出発は夜中だ。それまで、これで腹ごしらえして一眠りしておきな」
560名無しさん@ピンキー:01/12/21 18:37 ID:3RZvLlaJ
>>339氏
いい感じですね!!
D・Cさんの文体模写もバッチリだと思います!

暇人氏も戻ってこられましたし
このスレも復活しましたね。
とことん鬼畜を極めた作品に期待してます。
561名無しさん@ピンキー:01/12/22 04:02 ID:7c3/YHc5
今日、映画公開だけど、みんな見に行く?
562名無しさん@ピンキー:01/12/23 15:00 ID:JfBu5HjY
>>339さん
やりますね〜!
SS、高い完成度で最高です!
続きが気になりますのでなるべく早く・・・(笑)

>>561
私は逝ってみたいけど、近くに上映してる所が無いのです。
よってDVD待ちだね。
563:01/12/24 01:23 ID:UAdgCy1L
「こ、ここは……」
一面、闇の中を花火は歩いていた。
どこを見回しても人一人、草一本無い完全な闇だ。

「私…なぜこんな所に……?
……ロベリアさん、ロベリアさんは何処に!?」
先程まで共に食事をし、休息を取った筈のロベリアの名を声の続く限り呼ぶも
返事は無く、ただ自分のそれが空しく響き返る。
何もわからぬ不安に、ただ闇雲に歩くしかない花火。

どれ位の長さを、時間を歩いたのかもわからなくなった時、目の前に
ぼんやりと人らしき輪郭をした物が見えてきた。
「あれは……何?」
闇の中から現れたそれに向かって駆け足で近付く。

「コ、コクリコさん……!」
それは闇に全裸の身を縛り付けられているかのように宙に浮いている
コクリコだった。
「そ、そんな……!コクリコさんまで!」
コクリコの隣りに、もう一人……現れた。
「グリシーヌ!あなたが……そんな!」
彼女の親友にして、彼女をその身に変えてまで逃がしてくれた
グリシーヌ・ブルーメールがコクリコと同じく、闇に捕われていたのだ。

「御二人とも……今、お助けします!お待ちを……」
二人に向かって駆け寄る花火。だが、幾ら走っても彼女らとの距離は
詰るどころか、益々広がっていく。

「待って!待って下さいっ!」
564????:01/12/24 01:36 ID:UAdgCy1L
「はっ………!?」
花火は目を開いた。
どうやら、今見たのは夢だった様だ。

「夢……?でも、御二人からは、あれから何も……」
不吉な夢だと思いながも、あくまで夢だと自分に言い聞かせようとする。
「そうだわ。これからロベリアさんと……」
眠る前の事を思い出し、身を起こそうとする……が

「……腕が……何故?」
何時の間にか、後ろ手に手錠のような物をつけられている事に気付く。
何かの間違いだろうと両腕に力を入れるが、ビクともしない。

「………!?ここは!」
辺りを見回すと、そこはさっきまで自分とロベリアの居た
裏街の隠れ家ではない。
少し前まで自分が住んでいたブルーメール邸の寝室に似た
豪勢な造りのそれに似た部屋だった。
自分はその部屋の大きなベッドの上で眠っていたらしい。

「私……一体、何が起きたの?
 ……!ロベリアさん!ロベリアさんはご無事ですか?」
仲間の名を、声を上げて呼ぶ。
睡眠をとった後、二人で決戦に赴くはずだったのに、
何故、このような所に自分一人、しかも手錠姿という異常な状態にあるのか。
叫びながら何度も自問自答する花火。

(私……ロベリアさんに御馳走になって……
それから一緒に眠って……それから……)
565339:01/12/24 01:53 ID:UAdgCy1L
年末、忙しいのでこれぐらいしか書けず申し訳ないです(汗

映画?ここは地方だから関係無し……シクシク
俺もDVD待ちだな。

>暇人さん
こじ○花火タンの続き待ってマ〜ス!
566名無しさん@ピンキー:01/12/24 12:36 ID:jCpshkO1
>>339
いやー御苦労様でした。
やっと待ちに待った花火編なんですね・・・感無量です。

続きは来年ですか?
年始が楽しみですよ。
最高に悶え苦しむ花火を期待しております。
567スター魔淫:01/12/24 16:56 ID:xh9QTye9
>>339さん
ええ感じですね。
とうとう、花火も捕まってしまったのか?
それとも……、
続きが気になる展開ですね。

>>暇人さん
いやぁ、覚えてもらって、うれしいですねぇ。
落ちる所まで落ちた花火は、どうなってしまうのでしょう。
それでも、健気に一人で戦うのでしょうか。

なんか盛り返してきたなぁ。
また、書こうかしら。
568名無しさん@ピンキー:01/12/24 17:04 ID:jCpshkO1
>>スター魔淫氏
是非どうぞ!
せっかく盛り上がってきたんですから。
569名無しさん@ピンキー:01/12/24 23:33 ID:oIrffPPE
なぜ花火タンがこうも集中して虐められるのか・・・
570名無しさん@ピンキー:01/12/24 23:35 ID:t1/xK++W
虐めてオーラが出てるからさ…。
いじめられっこ属性なんだろうな。
571名無しさん@ピンキー:01/12/25 00:14 ID:6mOEN+Ig
そうなんですよ・・・。
逆にロベリアなんかは虐め甲斐が無い。
572名無しさん@ピンキー:01/12/25 17:16 ID:CJH0/VVU
>571
ロベの虐められる姿なんて想像つかん。
573名無しさん@ピンキー:01/12/25 18:31 ID:6mOEN+Ig
>>572
そうそう。
339氏がその辺りをどのように処するか楽しみです。
574名無しさん@ピンキー:01/12/25 23:59 ID:zybGm1L8
大火傷のグリシーヌのその後が気になる
575名無しさん@ピンキー:01/12/26 00:03 ID:VED27C5w
>574
醜くされ、死を決意するも、共に捕われてるコクリコの身や、
家名の事で悩まれてると思われ
576カルマール邸:01/12/27 01:14 ID:2uwkerZw
混乱気味の花火の耳に、この部屋に近付いてくる足音が聞こえた。
「誰です!?」
扉に向かって叫ぶと、それに答えるかのようにギーと音を立てて開き、
足音の主が入ってきた。

「ほう……目を覚まされましたか。よく眠っておいででしたな」
「あ、あなたは……!」
男の顔を見た花火に、心臓が破けそうな衝撃が走った。
何と、その男は、昼間エリカを群衆の前で残忍極まる方法で処刑していた
司会役の男ではないか。
何故、この男が自分の前に現れたのか。
花火の思考は糸の様に絡まっていく。

表情から、花火の思考を読んだ男が、愉快そうに彼女を見下ろす。
「そのご様子ですと、私を憶えておいでのようですな……。
花組隊長、北大路花火さん」

「………!」
再び花火に衝撃が走る。
この男は自分の名を、素性を知っている!

「あ、あなたは一体……誰なのですか。それに、ここは……?」
「これは失礼、私の名は、デニス。
 デニス・モーリス・ド・フランソワ・カルマール。
 そしてここは、私の屋敷です」
577カルマール邸:01/12/27 01:17 ID:2uwkerZw
「……カルマール!もしや、あの……」
「その通り、貴方達、巴里華撃団に二度、敗れたカルマール公爵の近親
 ……甥です。以後、お見知り置きを」
嘗て、自分たちが倒したカルマール公爵の甥。そう名乗った以上、
目の前にいるこの人物は自分の敵という事になる。

(………もしや、ロベリアさんが)
不吉な予感を感じた花火が、叫ぶように言った。
「ロ、ロベリアさんは……無事なのですか!」

「……アタシがどうしたって?」
花火の心配をよそに、当のロベリアが片手にウイスキー瓶を提げて部屋に入ってきた。
酔っているらしく、足元が覚束無い様だ。
「ロベリアさん、何故、このような時にお酒を……?」
不審そうに聞く花火に、ロベリアが億劫そうに答える。
「ああ?祝い酒を飲んで悪いのか」
「い、祝い……?」
自分がこのような目に遭っているのに、何を祝うというのか。
花火にはロベリアの言葉が理解できなかった。
578339:01/12/27 01:56 ID:2uwkerZw
文中でカルマールの甥、ファーストネームで呼ぶ事にします。
しかし、愛称にするとデス……

>573
悩んだ挙句、こうしました。
ロベは花火を嫌ってるイメージがあるので

>574
花火との涙の再会まで待ってくださいな。
579名無しさん@ピンキー:01/12/27 21:58 ID:UaOdqPOX
なるほど、なるほど。
ロベリアは裏切ると・・・これは意外でしたね。

しかしついに花火が魔の手に落ちましたね。
最高の気分ですよ・・・ククク。
580カルマール邸:01/12/27 23:53 ID:D0f/27AC
「訳がわからぬという顔をしていますね……。まあ、無理もないでしょうが」
二人の会話にデニスが割り込むように入ってきて、片頬を歪めながら言った。
「先程まで、私とロベリアさんで祝いの酒盛りをしていたのですよ。
 貴女を手に入れた祝いをね……」
「私を……」
「そうです。北大路花火、貴女は売られたのですよ!他ならぬ仲間の彼女にね!」
ロベリアの方に顎を向けながら、止めを刺すかのように言い放った。

「嘘です!そんな事、みんな出鱈目です!」
首を激しく左右に振って否定する花火を愉快そうに見ながら、デニスが答える。
「聞き分けのない方だ……。そう思われるなら、本人に聞いてみては如何かな」
「ふざけないでっ!ロベリアさんがそんな事をするはずがありませんっ!
 それに……」
相変らず、ウイスキーをラッパ飲みしているロベリアの方に振り向き、
「誰かは知りませんが、ロベリアさんを騙るのはやめて下さい!
 本当のロベリアさんは何処にいるのですか、答えて!」
全てを否定し続ける花火。彼女の純真無垢な心に仲間の裏切りなどと云うものは、
遥か遠くの外にあるのだ。
581カルマール邸:01/12/28 00:01 ID:iboR5WDJ
そんな花火の心中を容易に量り取ったロベリアが、花火の形のよい顎に手を掛け、
愛撫するかのように弄りながら言った。
「馬鹿言ってんじゃないよ、花火。アタシみたいな女、他にいる訳が無いだろう。
 仲間の顔を忘れたのかい?」
白い頬を愛撫しながら、耳元で一転した言葉を吐く。
「……アタシたちは仲間だろう?なら、片方が得になるようにするのも
 仲間として当然じゃないか……ククク」
「そんなことが……」
無いと言い張ろうとする花火を遮って、言葉を続ける。
「あるのさ!これが何よりの証拠さ。お前を売り飛ばした事へのね」
花火の目前に、小切手をこれ見よがしに見せる。その額面には、
500万フランという文字が大きく書かれていた。
「物好きな奴もいるもんだね。お前みたいな暗い女をこんな大金出してまで
 欲しいって言うんだからさ!」
幾分の嫌味を込めると、ソファーに座って煙草を吸っていたデニスが
「フフ……パリの黒き真珠と謳われたタタミゼ・ジュンヌ。それに、
 あろうことか大統領暗殺を図った、憎んでも余りある大罪人ですからね。
 500万フランなど安いものですよ」
「で、アンタはその買った品物をどう扱うつもりだい?」
「さあ……一員に過ぎぬエリカ嬢ですら、極刑はまぬがれなかったのでね。
 しかも貴女は巴里華撃団隊長だ。それ相応の厳罰が待っているでしょうな……」
自分の目前で、その自分の処遇を愉快そうに語る二人に嫌悪感を感じながらも、
何とか、この状況を打破しようと必死に考えをめぐらす花火。
部屋中を隈なく見渡している内に、壁に立て掛けられた剣に気付いた。
(手錠さえ外せれば、あれで……)
582名無しさん@ピンキー:01/12/28 00:16 ID:kX61m9jK
次々と新作が・・!
喜ばしい事です。

嗚呼!絶望の淵に落ちる花火が早く観たいものです。
583カルマール邸:01/12/28 01:16 ID:iboR5WDJ
「ところで、私は彼女と二人っきりになりたいのですが申し訳無いが……」
「はいはい、邪魔物は退散しますか。酒もたっぷりあることだし、
 アタシは向こうで勝手にやらせて頂くよ」
飲み干して空になった瓶を持って別室に戻るロベリアが、言い捨てていく。
「それじゃな花火。せいぜい可愛がってもらいな!」

「さて……これで二人きりになれましたな。タタミゼ・ジュンヌ、いや、北大路花火
無遠慮に花火の顔、胸、足を嘗め回すように眺めながら、嘆賞の言葉を漏らす。
「こうして側で見ると……本当にお美しい。我が国の女性より遥かに透き通った白き肌。
 宝石を思わせる淡い緑の瞳。どれを取っても、まさに生ける至宝だ」
厚かましくも、黒ストッキングに包まれている花火の太腿を撫で回し、もう片方を
彼女の肩に掛ける。
愛撫とは名ばかりの嫌悪感に、美しい眉を歪め、堪えている花火の口から軽い喘ぎと共に、
「あ、あの……この手錠を外しては頂けないでしょうか?」
「ふむ、どちらにしろ、この屋敷からは逃れられないのですから……」
花火の背後に回り、手錠を解こうとする。
「妙な真似などなさらぬ方がいいですよ。こちらとしても面倒な事は…」
手錠が解け、両手が自由になった瞬間、花火は肘鉄をデニスの脇腹に一撃して
その手の中から脱出した。
先程、目をつけていた壁掛けの剣を素早く掴み取り、見よう見まねの構えを取る。
「形勢逆転ですね。私をここから出しなさい!さもないと……」
肘鉄に咽び返っていたデニスが、余裕の表情を取り戻す。
「さもないと……如何されるおつもりで?」
「……あなたを、斬ります」
花火は本気だった。大切な仲間であるエリカを惨殺した、この男を斬る事に
些かの迷いも躊躇いも無い。
584339:01/12/28 01:23 ID:iboR5WDJ
年末忙しいといいながら、書いてる本人が続きが気になるのですから
書かざるを得ないんです(笑
もはや生活の一部……

なかなかエロにいけず申し訳無いことこの上ないです。
今は、花火が必死に抵抗しているところなので

>582
応援有難うございます〜!
ご期待に添えるシーンまであと少しですので!
585名無しさん@ピンキー:01/12/28 02:26 ID:fL/lNYeF
お、なんか、良い感じになってきた。
戦いを挑んで負けるのはいいですね。
敗北感がいいんですな。
読んでて、なんとなくロベリアが気になる。
なんだかんだ言ってロベリアはいい奴だからなぁ。
このまま、飲んだくれで終るとは思えん。
586名無しさん@ピンキー:01/12/28 13:15 ID:kX61m9jK
>>585
ロベリアは不明な点が多い。
結局何の為に巴里撃で闘ったのかいまいちハッキリしなかったし。
悪って訳でも無いし善でもない、中途半端なキャラ・・・。

花火は仲間が敵に捕われ目の前で無残に惨殺。
更には信頼していた仲間に裏切られる・・・。
とことん絶望して落ちていく・・・

こんな展開もありだと思う。
587暇人:01/12/28 23:08 ID:1YM2GuDh
─競売受付中─
 …グリシーヌ。
─新装・こけら落とし開演中!─
 …シャノワール。
─政府管財物件につき立ち入り禁止─
 …大使館。

いつも、気が付くと自然と足が向かう思い出の場所。
私も建物も往時の姿はもう無い。
(でも、生きていれば必ず。いつかは…また。)

「あの…。お花は如何ですか?」
こちらを一瞥し、早足に家路を急ぐ人達。
「お土産に如何でしょうか?」
救貧院のシスターから仕事を貰い、花を売る。
ようやく見つけた仕事だけれど、私は知っている。
路上で花を売る仕事。
その、もう一つの意味を。

「ほう、東洋人…? いや、混血かな。」
背広を着た、痩せぎすで背が高い男が花を買い、私をじっと値踏みする。
「2フラン…です。ありがとう御座いました。」
銀貨<種をまく人>…このありふれた銀貨の持つ重みを、噛み締める。
「いや、花などいらんよ。君は…100フランで良いだろう?」
かぁっと顔が上気する。
「いえ…。あ、あのう。そんな…ごめんなさい!」
「この売女如きが! 待て! この野郎が!」
…男の怒号と罵りを背に受け、走る。
悲しくて、辛くて、そして自分が惨めで涙が頬を伝うのを感じながら。

こうして折角の職も失い、今日も街を彷徨い歩く私。
「トントン」
……。
588暇人:01/12/28 23:09 ID:1YM2GuDh
何時ものように幾ばくかの食べ物と、それ以上の傷を心身に受けながらの教会の救貧院
への帰り道。
ふと、懐かしい声が聞こえた気がして、人の輪をそっと覗きみると…。
「さあさあ、お立ち寄りの皆さん! この可愛い少女が何と! 火の輪潜りを行いますっ!」
赤い付け鼻の道化師が、囃し立て、動物をあしらうが如く鞭で脅しつけているのはコクリコでした。
群集が煽る。罵る。嘲る。
「早くやって見ろよ。」「焼け死んでしまえ! この黄色いサルがっ!」「まぁ、お可哀想に!」
コクリコは表情も無く、獣のように両手と両足を冷たい石畳に這わせ、機械的に火の輪潜りを行いま
した。
思わず止めようと道化師に近づくと、コクリコと目が合いました。
そして…。
コクリコは目に涙を溜めながら、微笑みつつ首を横に振りました。
そう、私は…私は生きなくてはなりません。
大神さんの為に。みんなの為に。
ただ、死なずに生きる事。
それが、私達に課したカルマールの唯一の罰。
それを破らば、大神さんやグランマ、迫水大使の死に繋がる罰。

「道化も恥じ入る獣ぶり。いやはや! ならば、獣には獣らしい処遇を与えましょう!」
私は悲しみによる涙と、怒りによる身体の震えを抑えなくてはなりません。
道化師は、動物用の皿に動物の餌をよそい、群集に口上を述べます。
「皆さん! この哀れな少女に餌代のご寄付を。私に甲斐性が無いばかりにこんな物を!」
わざとらしく、泣きまねをし、汚い物をコクリコによつばいの姿勢で強いる。
コクリコは私をもう一度見つめ、首を振りこう言いました。
「…動物はこんな事しない。こんな酷い事をする方が人間じゃないよ…!」 
589暇人:01/12/28 23:10 ID:1YM2GuDh
…それからは、それからは。

「この見世物は、我らが欧州に伝わる伝統芸!」
拍手喝采。群集のざわめき。
「これは、料理人の秘儀であり、我らが娯楽!」
コクリコの悲鳴。喘ぎ。…肉の焦げる音。
「夕食を飾る、炙り肉。よぅく焼けた美味しいお肉を食卓へ!」

私は、書物では存じておりました。
犬や猫を、熱した回り車に乗せ、その熱さで悶え走る動力を利用して、炙り肉を回転させ
まんべん無く焼く調理法を。
…そして、それはたいがい酔客を喜ばせる残酷な娯楽でもありました。

「熱い熱い…熱いーっ! もう、ヤメテユルシテゴメンナサイぃぃ! ママぁ、イチローぉ!」
ただただ、熱された回り車から一瞬でも足を離すために、走り続けるコクリコ。
(コクリコさん…! 許して下さいっ! 何も出来ない私を許してぇぇ!!)
「ハナビぃぃ…っ! 熱いぃ! 助けてぇ!」
その言葉を聞いて、私はもう…コクリコを見殺しには出来ませんでした。
コクリコを助けるため、彼女の元へと走り寄ろうとすると…。
背後から急に、二の腕を痛いほど強く掴まれ、とっさに振り向くとあのコクリコを酷い目
に遭わせた道化師でした。
…彼の、腕には彼の立場を示す腕章があり…。
─諜報宣伝省─
次の瞬間薬物か何かで、私は意識を失いました。

…意識が戻ると、猛烈な頭痛がしました。
そしてそこは、いつもの黴臭い匂いの救貧院のいつものベッド。
涙が止め処と無くこぼれ、一睡もせず泣き腫らした私の瞼を朝日が鋭く突き刺し、また長
い一日が始まりました。
 
590名無しさん@ピンキー:01/12/28 23:15 ID:HMFyT+BD
おおっ!暇人氏の新作が!!

落ちた花火・・・良いですねぇ。
何というか・・・妙な虚無感が襲ってくる感じです。
591暇人:01/12/28 23:15 ID:1YM2GuDh
>339
いやはや…! 予想外の展開でした。
でも、ロベリアが二重スパイで、デニス・ド・カルマール
を打ち倒す展開を心中では期待しつつも、やはり彼女の悲
劇を望んでしまいます。
アンビバレンツですね。

>585
同意。ロベリアがこのまま終わるとは、どうにも思えませんね。
592暇人:01/12/28 23:18 ID:1YM2GuDh
>590
お早いレスありがとうございます。
339さんのSSを刺身とすると、私のはツマですね。(w
593名無しさん@ピンキー:01/12/28 23:45 ID:hexALHEY
暇人さん
あんた凄いよ!!
読んでるとなんか続きが気になってくるよ!!
ガンバッテネ。
594aoo:01/12/28 23:46 ID:8RT4H59B
こんなのどうでしょう??
http://muvc.net/taron/index.html
595名無しさん@ピンキー:01/12/29 00:24 ID:k2oTDKl1
>暇人
最初の頃から楽しませて貰ってますが、レベルアップしましたね!
物凄くいい感じではないですか!?

D・C去りし後も希望は我が手中にあり・・・
596age:01/12/30 00:38 ID:387/o0ot
age
597名無しさん@ピンキー:01/12/30 22:56 ID:SM7CZ0ze
age
598名無しさん@ピンキー:01/12/30 23:08 ID:Vi/Ucq4S
>597
IDがSMとはやるね。
599名無しさん@ピンキー:02/01/01 00:06 ID:PrWIrGYA
おめでとう御座います!
猟奇SS作家の皆様今年もどうぞ楽しませて下さいませ!
600暇人:02/01/01 17:18 ID:8lNc8tvT
皆様明けましておめでとう御座います。
今年もお世話になります。
今年の抱負はサクラ4のネタも出来るだけ、反映させて行きたいです。

>593
そう言って頂けると嬉しい限りです。

>595
私の駄文にずっと付き合って下さり、本当に感謝の念で一杯です。(w
自分には長文傾向があるので、出来るだけ読みやすいように心がけて
いるのですが、なにか至らない所がありましたら、ご指摘お願い致します。
601暇人:02/01/01 17:19 ID:8lNc8tvT
─今日・正午─

昼も尚暗く、冷たい雨が「パラパラ」と降っておりました。
共同墓地で私とエリカさん…。
ただ、言葉も無く立ち尽しておりました。
(コクリコさん…。結局…何も出来なかった私を許して下さい…。)

「ぐすっ。それでは花火さん。私は…これで…。」
「ぽろぽろ」と大粒の涙を流し、エリカさんは身を細かく震わせておりました。
私も…多分同じだったのでしょう。
「…はい。エリカさんも…あの。お元気で。」
エリカさんの先ほどの微笑みは、今も尚私の記憶から薄れる事はありません。
多分、永遠に…。

─6日前・朝─

もう、嫌。
何もかも。
しばらくは、朝日に目を眇めながら、ただベットの中で横たわり…。
「起床の時間です…! 外の皆さんはもう働いていますよ!」
「カン…カン」と言う、鐘の音と共にシスターの怒声も響き渡り。
(…コクリコさん。早く探し出して…。)
「でも、探し出してどうするの…? 花火。」
また、独り言。

「…あの。昨日この辺りで、10歳くらいの女の子と興行師の出し物を見たのですが…。」
私が更なる言葉を紡ぐ前に、殆どの人は私を押しのけて、急がしそうに去って行き…。
街は何事もなかったような、平穏と活気に溢れておりました。
(街は生きている…のね。私達が居なくても、変わりなく…。)
「奥様お忙しい所、申し訳ありませんが…。」
「チャリン…っ」
薄汚れた2フラン銀貨を、私の足元に投げ与え、無言で去ってゆく貴婦人。
…それを拾う…私。
「すいませんが…。」「お聞きしたい事が…。」「これぐらいの背の…。」
結局、コクリコの行方も知れず、時間は流れ日は傾いて行き…。
人々が家路に急ぐ、黄昏時。
あの男がコクリコを連れ、また現れました…。
602暇人:02/01/01 17:20 ID:8lNc8tvT
「泣く子も笑う、ついでに道化も大笑いの少女の喜劇! 皆様にも笑いを一席!」
可哀想に、コクリコは焼け爛れた足に靴を履く事も許されず、よつんばいで火の輪くぐりを
延々と繰り返しておりました。
その表情に、泣く事も既に諦めた、絶望の片鱗を私は見出し…。
私は昨日と同じように、歩を進めようとすると。
「コクリコさん…! 今、助けますから!」
黒い修道服を着た女の人が声を上げました。
エリカさんでした。
「どうして…同じ人の苦しみを見て笑えるのですか! 神様の罰が当りますよっ!」
その言葉を聞いて、人々の笑いは更に高まるばかり。
「あの尼さん頭がおかしいんだよ。」「勿体ねえなぁ。結構行けてるのによぉ。」
「もう…もう…! お願いですから、その子を解放してあげて下さい…!」
私が叫んでも、群集の笑声にかき消されました。
しかし、エリカさんは私に気付きました。
「…!? 花火さん…。…今はまず、コクリコをっ!」
そして、私とエリカさんは道化師もとい諜報宣伝省の男へと向かって行きました…。

コクリコを私が背負い、夜のパリを行くあてもなく彷徨いました。
コクリコには話す気力も無く、それは隣を歩くエリカさんも同じでした…。
(…また。また…私は人を犠牲にして生きている。)
603暇人:02/01/01 17:21 ID:8lNc8tvT
─6日前・深夜─

「もう、私の職務は果たし終えました。結構ですよ。」
驚く程あっさりと諜報宣伝省の男は、コクリコの解放を承諾しました。
「新しい、職務が出来ましたからねぇ。」
私とエリカさんを、男は舐めるような視線で上から下まで値踏みしました。
「ふぅむ。諜報の観点からは、外国の女が。宣伝の観点では尼さんだな。」
エリカさんは、気が付いておりませんでした。
この男の言葉の意味を。
(私の犠牲でお二人が助かるのなら…。)
「…わ…私で宜しいのでしたら…。どうか…エリカさん…は。」
(…大神さん。どうか許して下さい…!)
私の身体は恐怖で震え、身体は鳥肌が立っているのですが、頬は「カァ」と熱くなり
ました。
男は、方頬だけを歪め「にやり」と厭らしい笑みを浮かべ、私の顎を掴み自身の顔に
近づけて…。
「ほぉ…。緑の瞳ねぇ。綺麗なものだ。…でも。」
私は顔を背けながら「…でも、何でしょうか…?」
「でも、駄目ぇ。どうせ仲間の犠牲とか考えてるんだろう? だから…。」
男はエリカさんの腕を掴み「この尼さんにする…。」
エリカさんにも漸く、何が起こっているか理解出来ました。
「やめて下さいっ! 私は神様にこの身を捧げているんですよ…!」
「なら、この汚い餓鬼は諦めるんですな。簡単な二者択一なんですよ。」

皮肉な事に、衆人環視の元での恥辱は旧シャノワールで行われました。
エリカさんが、そして私達がレヴューした舞台。
…その舞台でエリカさんの純潔は奪われました。
私は舞台の裏で、エリカさんの叫び、嗚咽、嘆きを耳にしながら、何も出来ない自分を。
そしてなにより…。
「自分デハ無クテ良カッタト思ウ自分ガ許セナイ…っ!」
レヴューを観賞する群集の卑猥などよめきにより、私の叫びは誰にも届きませんでした…。
604暇人:02/01/01 17:22 ID:8lNc8tvT
─昨日─

可哀想なコクリコ。
結局私達は彼女を助ける事が出来ませんでした。
欧州中世紀の遺物。
この時ほど、私は自身の読書癖を呪った事はありません。
…コクリコの下半身を覆う、金属体の正体を知りながら何も出来ません。
エリカさんには、最後までこの残酷な遺物の皮肉な使用意図は教えませんでした。
…年端もいかない少女への、貞操帯。
その使用意図は、排泄物を体内に留まらせての緩慢成る死。

それでも私とエリカさんは、街を彷徨いながらも必死で看護を続けました。
…膨れつつある、腹部を撫で、痛み止めを飲ませる事位しか出来ないのですが。
「うぅ…。ボクお腹が苦しい…よ。ぉ、お腹が痛い…痛いよぉ…!」
私はコクリコの妊婦のように膨れたお腹を擦り「大丈夫よ。コクリコさん。直ぐに良くなるから…。」
エリカさんも「…元気出して! コクリコ。きっと神様が直ぐに良くしてくれますよ…。」
私もエリカさんも気休めしか、言う言葉を持ちませんでした。
そして…そして、最後の日が訪れました。
「…汝は全ての罪を認め……。」
「うぅ…。ボ、ボクは…ナニモ…悪イ事は…してない…ぃっ!!」
エリカさんは言葉を失いました。
確かに、この幼い命に何の罪があるというのでしょうか…。
「コ、コクリコさん…! あまり大きな声を出すと身体に…。」
と、私の言葉を遮り「あ…?! ママ…? マァ…マだ…。」
私の手を必死に握る、コクリコ。
私は…コクリコの母になりました。
そして…。
私の胸の中で、小さな命が消えて行きました…。
605暇人:02/01/01 17:23 ID:8lNc8tvT
─今日・朝─

どんよりと、雨を含んだ雲が覆い、朝から暗く肌寒い日でした。
たった二人の葬儀は、多くの名も無き方々が眠る共同墓地で行われ。
コクリコの棺桶が土に埋もれると、正午を告げるノートルダムの鐘が
「ゴーン…ゴーン」とパリに響き渡り、「パラパラ」と雨が降り始めました。

「…花火さん。実は私、もうシスターでは無くなっていたんですよ…。」
「…レノ神父様が…教会を出る様に言われたのですか…?」
エリカさんは、不思議なほど穏やかに微笑みました。
「いいえ。教皇様から破門されちゃいました…。それに、あの夜で完全に…。」
私達は冷たい雨の中、言葉も無くただ、立ち尽しておりました。
606暇人:02/01/01 17:25 ID:8lNc8tvT
新年早々あまり綺麗な話ではなく、すいません。
ただ、貞操帯が拷問器具であり、処刑道具だと言うのは事実
らしいです。
607名無しさん@ピンキー:02/01/01 17:58 ID:PrWIrGYA
>暇人
今年初の新作ですね。
貞操帯の拷問は初めて聞きましたが・・・、
なるほど〜こういうのも在るんですね。

いやー元日より楽しませて頂きましたよ。

3ヵ月後にはサクラ4が登場しますね。
また盛り上がる事を期待しております。
608名無しさん@ピンキー:02/01/01 20:40 ID:evcRKgp7
age
609名無しさん@ピンキー:02/01/01 20:46 ID:sE8VD1OK
age
610名無しさん@ピンキー:02/01/03 13:59 ID:udihrkN3
誰もいないね…。
611カルマール邸 :02/01/03 14:31 ID:v/GP6GHR
「私を斬る?虫も殺せなさそうな顔をした貴女が?」
侮蔑の念を隠さない敵の態度に、花火の怒りが煽られる。
「ハッ!これは傑作だ。ならば、この私を斬りなさい。
エリカさんのように五体バラバラにでもね!」
挑発するように笑いながら言い放つ。

「……エリカさん、あなたのご無念、今、ここで晴らします」
自分に言い聞かせるような低い声で囁き、そしてきっぱりと云った。
「……御覚悟!」

口を閉じると同時に飛び掛り、デニスの胸元に斬撃を放つ。
デニスが舌打ちしながら二、三歩後方に引き下がる。
「ほう……」
胸元をまさぐって見ると真一文字に斬られている。
指を服の破れ目に入れてみると、ちくりとした感触があった。

「やりますね。大神君に教わったのですか?」
言葉を無視して、剣を振り一歩一歩間合いを詰めてゆく。
612カルマール邸:02/01/03 14:36 ID:v/GP6GHR
「……本気のようですね」
「当然です。あなたを斬ると言った筈ですから」
決意を言い切る花火。

「……では、私もその意気に答える事にしましょうか……」
今まで、微笑を絶やさなかったデニスの顔から笑みが消え、
能面のように無表情に変わった。双眸が鈍い赤色を放つ。

「………!?」
蛇の目にも似た不気味な眼光に一瞬、ひるんだ花火の攻撃が鈍り、
前に進んでいた足が止まる。
その隙を見逃さなかったデニスが人差指と中指を立て宙に小さく円を描く。

「?……何の真似を……!」
言い終える間も無く、得体の知れない衝撃が花火を襲った。
まるで高い所から落ちたような感覚に、一瞬、視界が真っ暗になり、
咄嗟にかざした剣を持つ手が痺れる。
軽く悲鳴を上げた花火が構えを戻そうと、手に力を入れる。

「…くっ……これしきの事でっ!」
それを見て僅かに眉を上げたデニスがもう一度、さらに一回り大きい円を描き、
それを飛ばすように掌を押し出した。
613339:02/01/03 14:40 ID:v/GP6GHR
皆さん新年おめでとう…ってもう三日ですが。

>暇人さん
エリカとの涙の対面ですか。
ことごとく無駄に終わる花火の献身的態度が悲劇的でいいですね。
とりあえず、コクリコに合掌…
614名無しさん@ピンキー:02/01/03 17:07 ID:Dw7STw7X
おお、339氏おめでとう御座います。
今年も良い作品を期待しておりますです。
615スター魔淫:02/01/04 00:35 ID:ocRKJYmt
>>暇人さん
おお、そんな糞詰りで死ぬなんて。コクリコかわいそうだなぁ。
さて、今度はエリカさんですかねえぇ。

>>339
ええ感じに、いたぶられてますね。
この戦いを挑んで、敗北していくのがいいですね。

続きが楽しみです。
616暇人:02/01/04 01:00 ID:OIxaN7uf
今日はSSが無いのですが、ちょっとレスさせて頂きます。
出来れば、明日あたりには…。

>339さん
いよいよ…ですね。
個人的には、ロベリアの件が大変気になっています。
後、グリシーヌ好きとしてはその後の彼女の扱いも。
今年も339さんらしく頑張って下さい。

>スター魔淫さん
お久しぶりです。
…今までの反省から、あまり直ぐには殺したくなかったのですが、
コクリコは苦手なものでして。
スター魔淫さんのSSも期待しておりますよ。
617暇人:02/01/04 22:40 ID:1/Vb0W6F
ある寝苦しい夏の夜。
─コクリコの短かった人生。
─これからの事。
……そして、仲間の無事…大神さんの安否を考え。
その夜、幾度目かの寝返りを打ちながら、ベッドの中で煩悶とし…。

煩悶としながらも、浅い眠りに就きかけた折。
衣擦れの音と、いつものように身体を触れられる感覚で目覚めてしまい…。
(…もう嫌! 嫌! 嫌ぁ! 私に触れないで…!)
早くこの、いつもの責め苦が終わる事だけを、ただただ、待ちわびる。
「…はぁ…はぁ…。ぅ…う…!」
身体が強張り、冷たい汗が背中を伝う。
…ただ、その夜は。
何時もと違い、私を弄る男の手が服の上のみならず、服の下へと伸びて。
そして…首筋から産毛が逆立っている背中、更にその下へと。

「…もう…止め…てっ!」
何時もとは違い、エスカレートするばかりの行為に耐えかね、助けを求め声
を上げた瞬間。
男は私の口をそのごつごつとして手で塞ぎ、その充血した瞳が私の瞳を凝視
しておりました。
男からは酒精の匂い。
それが救貧院全体を覆う汗の匂いと混合し、胸がむかつく悪臭となり、更に
私の嫌悪感と恐怖を煽りました。
「…はぁはぁ、頼むから静かにしてくれ…。お前が悪ぃんだ…! お前が…ぁ!」
そして…。
618暇人:02/01/04 22:41 ID:1/Vb0W6F
「はぁはぁはぁ…! …はぁはぁ…。」
夜のパリを私は走り、彷徨いました。
気がつくと、パリの夜の顔が咲き誇る、裏町へと至り。
煌びやかな照明や人々を避け、暗い小路から小路へと、全てを覆い隠す闇を求め
彷徨いました。
混濁する意識の中。
(…本当に溝鼠みたい。私…。それに…人も傷つけて…!)
そして、塵が散乱する袋小路に倒れこみ、意識を失いました…。

「……丈夫か? …ナビ…。」
朦朧とした中、何故か…懐かしい声がして。
「花火…! 大丈夫か!? 花火っ!」
(…グリシーヌ。でも…幻ね…。)
「バチン…!」
私は、頬を叩かれた痛みで意識を取り戻し…。
心配そうに、私を見つめるグリシーヌがそこに。
「…グリシーヌなの…? でも…どうしてこんな所に? それに、その…服装は?」
グリシーヌは安堵したように、顰めていた眉をゆるめ、微笑みました。
「…それはお互いさまというものだ…。それに…心配していたのだぞ…。」
ああ、グリシーヌは変わっていない…と、思うと、私の目は熱くなり涙が頬を伝いました。
グリシーヌは私を立たせながら「…泣くな花火。泣かれると私まで…。」と言いながらも、
そのブルーアイの瞳は潤み、街灯の明かりを反射し、輝いておりました。
私はグリシーヌに泣き縋りながら、今までの事を、全てを語りました…。
今夜、私に乱暴しようとした男を刺し、救貧院を逃げ出した事も含めて。

「…腕を刺したのなら、その下衆の命に別状は無い。…むしろ、良い薬だ。」
私が話し終えると、グリシーヌは俯き、そう言うと小路の壁を向き、感情をそこに叩きつけ
る様に…。
ドン…ドン…! 「…くっ…! 済まない…コクリコ…! エリカ…ぁ!」
ドンドンドン…っ! 「許さぬぞ…! 絶対に許さん…っ!」
拳から、血が滴るのも構わず、壁を殴り続けるグリシーヌ。
私はグリシーヌの腕にしがみ付くようにして、それを止めながら。
(…二人を救えなかった私。殴られなくてはならないのも…私です…!) 
そう思い、しかし、それを言葉にする事はありませんでした。
619暇人:02/01/04 22:41 ID:1/Vb0W6F
私は、自身の服の袖を破り、グリシーヌの手の甲を止血しながら「…グリシーヌはあれ
から…どうしていたの?」と、尋ねると。
苦々しい表情を浮かべ「…話すより…見たほうが早いだろうな…。」と、私の腕を掴み、
裏町の酒場や如何わしい宿場が並ぶ地域へと、歩き出しました。
「…花火。私は、まだ、希望は捨てておらぬ。きっと…いつかは…な。」
そう、私もまだ諦めてはおりません。
しかし、以前の仲間と連絡を持つ事も、禁じられ…。
(…このような所を、政府の人間に見られたら…。グリシーヌに危害が…。)

私は、何故グリシーヌが青く、スリットが入りそして足や手、胸が露な…そう、まるで娼婦
のような服装をしているのかが、理解出来ませんでした。
…その酔客。
貴族の子弟とおぼしき、高価な絹の服と指に幾つもの派手な指輪を着けた、品の無い男とそ
の取り巻きが、グリシーヌと私に話しかけるまでは。

「このような場末で、麗しき花が…! はて…? どこかでお会いしたかな?」
このような場合、グリシーヌが示す反応は大体、熟知しておりました。
しかし…。
「いえ。良くブリューメール家の人と、間違えられるのですが。」
そこで、思わせぶりに露な胸をちらつかせながら「でも、お陰で商売がやり易くて!」と
満面の笑みで…。
私は、何が何だかわからず、ただ唖然とするばかりでした。
「ははっ…! 確かに、あの高慢な女と瓜二つだ。良し…っ! 言い値で良いぞ!」
そして、取り巻きと何やら卑猥な冗談を交わし、にやにやして私を値踏みし…。
「もう一人は…。んーっ、まぁ、断るのも可哀想だしなぁ…。400フラン…っ!」
グリシーヌも微笑みながら、話を聞いおります。
(…まさか…グリシーヌが…っ。嫌、そんな…。)
…私は、微笑みながら佇むグリシーヌの手が、拳を作り、身体を細かく震わせているのを見て
全てを悟りました。
620暇人:02/01/04 22:42 ID:1/Vb0W6F
「…っ! この下衆どもが…! 貴様らはそれでも男か!? 人間か…っ!!」
薄汚れた木賃宿にて。
貴族の子弟の取り巻きは、既に、自身が作った血の池に倒れています。
それでも尚、グリシーヌは暖炉の薪を攪拌する、鉄の棒で殴打を続けます。
私は、男達とグリシーヌの間に立ちはだかり「グリシーヌ…! もう、止めないと、この
人たちが死んでしまいます!」と。
我に帰ったのでしょう。
「…らしくなかったな。済まない。花火…。」
隅で震えている男に、向かっては。
「と…いうわけだ。貴様も無事に帰りたくば、その指輪と金子全て頂こうか…。」
そう指示する、グリシーヌはとても悲しそうな顔をしておりました。
「あ…あぁ、は、はいっ!」
男は、必死に自身の指輪をはずしていました。
とても、嫌な、そしてなにより侘しい光景でした。

その後、グリシーヌが定宿としている、パブ<シャルル4世・美男王のコキュ>と言うふざけ
た名前の酒場の上階にある、宿所へと向かいました。
彼女も、頬や唇に切り傷が出来、腕の関節も痛めたようでした。
どうやら、風邪でもひいたのか、その白雪のように白い肌を上気させ、身体も少しだるい
ようすが伺えて…。
「…こんなに血が出ているわ。」
と、私が血を袖で拭い。
「…ごめんなさい。グリシーヌ。私…。私。」
また、涙。
「あいかわらだな…。花火は。だが、私はこれしきの事、苦難の内には入らぬ。」
そして、私の涙を白い指で拭い。
「花火にも…エリカにも。あの女に合わせないとな…。」
「あの…女?」
グリシーヌは忌々しそうに、顔を顰め…。
「ロベリア。悔しいが、今の状況下ではもっとも頼りになる。」
621暇人:02/01/04 22:44 ID:1/Vb0W6F
少々刺激が少なくて、申し訳ありません。
はぁ、それにしても、自分でも読みにくいと思います。
…読みやすくなるコツ等がありましたら、ご教授お願い
致します。
622名無しさん@ピンキー:02/01/04 22:53 ID:kQY8N9r6
いやー新作拝見致しました。
いよいよグリ死ーぬの登場ですねぇ。

最初の作品からずっと見てますけど最初に比べてもかなり
見やすくなったのではないでしょうか?
私は文才も無いし偉そうな事は言えませんが
改行がポイントだと思いますよ。
623カルマール邸:02/01/04 22:54 ID:projPFEv
「あぐぅぅっ!」
二度目の、先程とは比較にならぬ衝撃を直撃された花火が、
全身を宙に浮かされ壁に叩きつけられた。

「ううっ……」
床に倒れ、起き上がろうとする花火の視界に、デニスの靴が入る。
「……大丈夫ですか?」
楽しそうに花火の顔を覗き込む様に見ながら、筋違いの言葉を掛ける。
「しかし、このようなはしたない真似をされるとは……少し幻滅しましたよ
 貴女は華撃団の中でも一番淑やかと聞いていたのですが」
「くっ……まだ……」
痛みを堪えながら、手を伸ばす花火

「ああっ!」

その繊細な手を、視界に入ってきたそれとは違う靴が踏みつけた。
624名無しさん@ピンキー:02/01/04 22:55 ID:kQY8N9r6
今度は339氏の新作が!
今日はラッシュですね。
625カルマール邸:02/01/04 22:57 ID:projPFEv
「無駄なことはやめなよ……花火」
「……ロベリアさん」
頃合を見計らったかのように入ってきたロベリアが見下すように言う。
「そろそろ終わったかと思ってみれば、お前、何やってんだい?」
まるで、抵抗した花火が悪いかのように言うロベリアの言葉に、
花火は耳を疑った。
照れ臭そうな顔をしてデニスが来客に声を掛ける。
「いえね、女性にいつまでも手錠を掛けとくのも失礼かと思ったのですが
 ちと詰が甘かった様で……」
「フン、柄にも無い事言うなよ。どうせ花火をからかって楽しんでたんだろ?」
「……貴女にはかないませんな」
砕けた口調で話していたロベリアが、床で蹲る花火の黒髪を無造作に掴み起こして、
懐から一枚の写真を出す。
「花火、お前みたいな奴でも手向かいの1つはするんだねぇ。
 ところで、こちらでドタバタしている間に、
 暇つぶしがてら見てた写真があるんだが……
 お前も見てみるかい?」

「………?」
怪訝そうに、目の前に置かれた写真に視線を向ける花火だが、
間も無く、その表情が凍りついたように固まった。
626名無しさん@ピンキー:02/01/04 23:07 ID:kQY8N9r6
どんな写真かな?
興味は尽きませんな。

花火の苦しむ姿は何とも言えないですよ・・・ククク。
627339:02/01/04 23:12 ID:projPFEv
>暇人さん
ついにグリシーヌも登場ですね。

>感想
どんなに辛き目にあっても、仲間の犠牲などで免れる花火の純潔。
それを恨みつつも内心喜ぼうとする自分への怒り。
これらが花火の悲劇を引き立ててますね〜!
628339:02/01/04 23:18 ID:projPFEv
>626
それは今はまだ秘密です(w
花火にとって悪いものが写っているのは確かですが。

>花火の苦しむ姿
全く同感です。
彼女ほど苦痛の涙の似合うヒロインは稀だと私は思いますよ。
629暇人:02/01/05 00:31 ID:GNxKuQEW
>622
ありがとうございます。
改行、改行…メモメモ。

>339
感想ありがとうございます。
ロベリアと閣下の2連コンボ!
本当、ロベリアを責め役にした
事は、339さんの慧眼でしたね。
…やはり、写真が気になりますねぇ。
630カルマール邸:02/01/06 01:26 ID:wQ/nQN8g
「……コ、コクリコさん…!」

それは屈強な体躯をした白人、黒人の男が体毛を露わにした姿で、
これも全裸で後手の形で枷を掛けられているコクリコに群がっている写真だった。
黒人の男が、自分の二の腕ほどはある太さの男性そのものをコクリコの小さな口に
無理矢理咥えさせ、さらにコクリコの後ろに回った白人の男は、彼女の小さな尻の
中心に黒人のより一回り細く短い物を深々と挿入していた。
口を塞がれたコクリコの目から涙がこぼれ、強引に開かれた箇所から
出血している所まで、はっきりと写されていた。
あまりの惨状に慌てて顔を背けた花火だが、その光景は意に関係なく
花火の網膜に強く焼付いてしまった。

「…そ、その写真は何ですか!コクリコさんに一体、何をしたのですか!?」
声を荒げて問い詰める花火に、持ち前の微笑を浮かべ直したデニスが平然として答える。
「何って、貴女の大切な仲間のコクリコ君じゃないですか。
 暫く会われていないので忘れたのですか?」
「そんな事を言っているのではありません!
 コクリコさんに、何故このような酷い事をしたのですか!?」
「当然の酬いですよ…貴女の逃げ場所を喋らず、
 あげくにこの私を怪人呼ばわりしたのですから
 何…ちょっとしたお仕置きですよ」
淡々と話すデニスに花火は心から殺意を抱いた。
年端も行かぬ少女をこのような残忍な手段で陵辱させておいて、
それを、虫がついたような些細な事の様に話す…

「…許せない…こんな…絶対に許せません」
631名無しさん@ピンキー:02/01/06 01:35 ID:vAEfYLo8
>>339
夜分に御苦労様です。

写真はコクリコでしたか。
うまくD・CさんのSSに噛み合せてますね。

こうやって花火嬢を心身共に痛めつけていって下さい。
続きを楽しみにしております。
632カルマール邸:02/01/06 02:00 ID:wQ/nQN8g
呟くように言い終わると、目前でせせら笑うデニスに飛び掛ろうとした。
しかし…

「……おっと、暴れるんじゃないよっ!」
ロベリアが掴んでいた花火の髪を思い切り引っ張ったため、
空しく床に膝を付くだけだった。

「ああっ…」
「許さないも何も無いだろ、花火。
 少しは自分の立場を弁えたらどうなんだい?」
髪の痛さを感じる間も無く、両手を背中に回され手錠を掛けられ、
再び抵抗の出来ぬ身にされた花火。
「御安心下さい。この写真を撮った時点では、まだ生きていましたよ。
 苦労されてきただけあって、なかなか丈夫なようで……」
「しかし、あのチビもやるもんだねぇ。この年で男を咥え込むなんてさ!」

二人の聞くに堪えない会話が、手を封じられた花火の耳に
嫌というほど入ってくる。
自分を逃がしたばかりに、写真のような惨たらしい目に遭っている
コクリコの事を思うと身を引き裂かれる程の自責の念に駆られるが、
それにもまして辛いのが仲間である筈のロベリアまでが
調子を合わせて嘲笑している事だった。
633カルマール邸:02/01/06 02:03 ID:wQ/nQN8g
身と同じく、震えるような口を開いてロベリアに問う。
「…ロベリアさん、一つお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「何だよ」
「何故、そうまで私たちに辛くあたるのですか?
 私に何か至らぬところがあって……」
「フン、心当たりが無いと言いたいのかい?まあ、いいさ。
 後でゆっくりと話してやるよ」
写真を大事そうに懐に収めながらデニスが割り込む。
「そうですね……ここでは何ですから、予定の場所に移動しますか」
「さすがに、これ以上荒らされたら困るからか?まあ、遅かれ早かれ
 あそこに行く手筈だからね」
ここを離れて何処に自分を連れて行こうというのか。
不安になった花火が、極力それを隠す様に訊ねる。

「あ、あの…私を何処に連れて行くつもりですか?」
間を挟まず、冷たい言葉が返ってきた。
「コクリコ君の居る所ですよ……今度はお気に召して頂ければ良いのですが」
くぐもった薄笑い声が花火に不吉な予感を感じさせた……
634339:02/01/06 02:09 ID:wQ/nQN8g
>631
早速読んでいただき有難うございます。
夜型なので平気ですよ(笑)

>写真
グリシーヌとコクリコのどちらにしようか迷いましたが
親友は後回しにした方が良いと思ったのでコクリコにしました。

実は屠殺場で捌かれるエリカなんてのも考えていたのですが、
ショック(花火の)が大きいと思い、ボツにしました。
635名無しさん@ピンキー:02/01/06 11:24 ID:vAEfYLo8
>>634
屠殺場で捌かれるエリカ…!
弄られるグリシーヌとコクリコ、
ロベリアの裏切り…。

これらを目の当たりにした花火嬢の悲痛な叫びが聞こえてくるようですね。
ドンドンやっちゃって下さい。
636名無しさん@ピンキー:02/01/08 00:53 ID:2sSFReNB
age
637カルマール邸 門前:02/01/09 02:20 ID:5nn0myfu
手錠で後ろに回された両手をロベリアに引かれて門前に到ると、
高級そうな車と、それとはちぐはぐな感じを与える黒い護送車が止まっていた。
周囲には、拳銃を持った4人の警察官らしき人物が輪を作り、
護衛のように立っている。

俯きながら立ち尽くす花火。
「では、乗って頂きましょうか?」
「あの…どちらの方へ…」
デニスが護送車に顎を向ける。
一瞬眉をしかめた花火だが、結局その指示に従う。
周りの状況から、抵抗は無駄だと気付いているからだろう。
警官に両脇を取られて花火が護送車に乗せられようとした時、手が上がった。
「そうそう、忘れていましたよ」
花火が振り返ると、デニスが手に何かを持ちながら近付いてくる。
「貴女を引き回しやすいようにと用意していたのですが…
 どうも気分が舞い上がってしまって」

…夜の闇に目立たないが、それは黒い鉄の首輪だった。
638カルマール邸 門前:02/01/09 02:22 ID:5nn0myfu
「そんな物…何にすると云うのですか」
「言ったばかりでしょう。貴女を引き回すためだと…」
デニスの意図を察した花火がキッと見詰め返す。
「私を動物の様に扱いたいのですね…」
「とんでもない。貴女は動物などではない……罪囚ですよ」
「罪囚……」

私達、巴里華撃団に何の罪が……

そう言おうとする口を噛み抑えて、小さく頷く。
「お好きな…ようになされば良いでしょう」
花火の白く細い首に、ごつい鉄輪が無遠慮に嵌められた。
手錠に加え、首輪という姿にされた花火が屈辱に震えながら
護送車に乗り込むのを満足げに見ると、
デニスとロベリアが高級車に乗る。

「よし、出発だ」
639名無しさん@ピンキー:02/01/11 00:37 ID:QsTjs8Tm
339さんのSSの続きを期待age
640名無しさん@ピンキー:02/01/11 12:13 ID:2g1SI10E
作家さんたちが来ないとsageりまくるのが
このスレの難点だな。
雑談でも出来ないかね?
641100グラマー:02/01/11 18:29 ID:ezh3o4nX
>>640
ははは。
おっしゃる通りで・・・。
私は構いませんが、ここには実際どの程度の人数がいるのかな?
642名無しさん@ピンキー:02/01/11 18:36 ID:z0PVJv8J
>641
とりあえず俺が居る(w
君、100gファン?
643100グラマー:02/01/11 20:19 ID:ezh3o4nX
>>642
ファンというか、ずっと張り付いてる。
ギャルゲー板の方のみだけどね。
644100グラマー:02/01/11 23:51 ID:ezh3o4nX
今夜は新作がうぷされるかなぁ?

>339氏
場所を移して、いよいよ花火を料理しますか。
花火はどのように喘いでくれるかな…楽しみです。
645名無しさん@ピンキー:02/01/11 23:54 ID:LmWoYxbm
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646暇な男:02/01/12 00:02 ID:l1xuU+Vz
ドウモ暇人さん小説を尊敬する者です。
小説っぽいのをたまに書きこんでます。
暇人さんへ
これからもガンバッテネ
647100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/12 00:12 ID:mQCWSx8u
>>646
暇人氏の固定ファンですか。
最初から彼の作品見てますがドンドン良くなってますよね。
私も真似事で一度書いてみましたが・・・難しいものです。

うまい方にはドンドン書いて欲しいものです。
648名無しさん@ピンキー:02/01/12 14:05 ID:25ms91Ee
囚われの花火に激しく萌え!
649100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/12 23:25 ID:mQCWSx8u
うーむ…今宵も静かですな。
650ゆか:02/01/12 23:28 ID:Qn+0v+jJ
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651100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/14 00:08 ID:0BRmT5cn
今夜は・・・どうでしょうねぇ?
652暇人:02/01/14 00:41 ID:iGmUoyHm
ごめんなさい。
最近、ちょっと忙しくて全然書けませんでした。
明日頑張りたいです。
653暇人:02/01/14 02:25 ID:L4l1EBne
100gスレに、短いSSを載せときました。
即興で書いたので、出来は余りよくないと思うのですが、
よかったら、読んでみて下さい。
654暇人:02/01/14 21:53 ID:ICc8GSB5
でも、次の日。
結局、私だけでロベリアさんを尋ね、昼も尚暗い、裏町から裏町
へと縫うように歩き…。

 「ここね。」
ようやく、目的の看板が掛かる、朽ちかけたアパートメントを見つ
けると、もう夕刻。
看板には ─192455631─ と。

私は「ぎしぃぎしぃ」と音を立てる、木製の階段を恨めしく思いな
がら、上へ上へとひたすら向かいながら。
頬が上気し、鼓動が早くなるのを感じました。
…階段での運動、くもの巣がかかる、ひび割れた窓から差し込む西日。
それらの理由だけではなく、ある階の部屋から人の声が漏れ…。
女の声。「はぁぁ…! はぁはぁぁ! イイ…イイわぁ…!」
男の声。「はぁはぁ。好きだぜ…俺の可愛いコレットぉ! もう…っ!」
私は頬を染めながら、上へ上へと昇りながら…。
(動物みたい…。汚わらしい。)
と…。
嫉妬だったのかもしれません。
そして…最上階、ロベリアさんの部屋へと、辿り着きました。
655暇人:02/01/14 21:54 ID:ICc8GSB5
「コンコン」
沈黙。
 「コンコンコン」
 「…あ、あのう。私です。北大路花火です。」
沈黙。
また、ノックしようとした時。
 「入んな」
間違い無く、ロベリアさんの声でした。
私はドアを開けながら「失礼致します。あの、お久しぶりです…。」と。
ロベリアさんは、窓際にあるベットに、立膝をして座っておりました。
西日の逆光で、表情が伺えません。
 「…どうせ、あのお嬢さんから聞いて来たんだろう…?
まぁ、あんたもお嬢さんだったねぇ。」
と、急に立ち上がり、入り口近くで立ちすくむ私に近づき、私をじっと
眺めた後。
 「ははは。どうやらあんたも苦労してるようだねぇ。
ところで、あの女はどうしたんだい?」

あの晩。
始めてグリシーヌの部屋を訪れた夜。
(これがグリシーヌの部屋…。)
乱雑に散ばる、塵。
その塵の中には、黴の生えたパン屑。
綿埃。
そして…汚れた服や下着。
 「…そんなに、じろじろと見るものでは無いぞ…。花火。
恥ずかしいではないか…。」
そんなグリシーヌの赤くなった横顔を見ていると、グリシーヌの顔が何故か、
少し優しい感じになっていた事を、その時は不思議に思っておりました。
その夜は、久しぶりに安心して眠りに就く事が出来ました。
眠りに落ちる意識の中で、こんな事を考えながら。
(…このまま目が覚めなければいい。)
と。
656暇人:02/01/14 21:54 ID:ICc8GSB5
しかし、眠りは刺すような朝日と、グリシーヌの荒い息遣いで覚まされ。
 「はぁ。はぁはぁーはぁ…! うぅ…っ。」
グリシーヌの元より白い顔は、白さを超えて蒼白になり、脂汗がその髪を
肌に張り付かせておりました。
 「どうしたの…!? グリシーヌ…!」
 「はぁはぁ。は、花火…。熱が出たようでな…。はぁはぁ…大丈夫…だ…。」
額に触れると、まるで火のように熱く…。
 「お医者様を呼ばないと…! グリシーヌ…直ぐに戻るから!」
グリシーヌが「ま、待て…。花火…!」と、制止する声を背中に受けながら、
私は、部屋を走りでました。

医者を呼ぶには、勿論、お金が掛かります。
 「…さあ。花火。しっかりしないと。」
…そして、グリシーヌと出合った、通りへと向かいました。

太陽が昇ろうとも、お構い無しに、歓楽街は機能しており。
私は、路上に立ち、朝一番の相手を探している人々に声を掛けて行きました。
 「ぁ…ぁ、あのう。ぇ、ぇえと…お、お相手をお探しでしょうか…?」
(…もう、人ばかりを犠牲には出来ない。私も…グリシーヌの為に。)
しかし、体中が熱く、声もかすれて、どもってしまいます。
…こんな事では、皆、足を止めようとはしません。
と、風采の上がらない、頭の頭頂が禿た、赤ら顔の中年の男が私に近づき…。
 「ぉ…ォ嬢さん。あ、いや。ぇ…あ、幾らかね…?」
正直、昔、本で読んだ、私の故国のモンスター。
そう、「カッパ」にそっくりでした。
何だか、この緊張している男を見ていると、幾らか安心し。
…驚いた事に、この風采の上がらない男が、いじらしく感じたのです。
657暇人:02/01/14 21:55 ID:ICc8GSB5
「…こちらへどうぞ。」
やはり、堅い表情をしていたのでしょう。
男は緊張した面持ちで、私に付いて参りました。
そして、人通りが少ない路地に有る、建物と建物のレンガ壁の狭間。
丁度、人が入れる隙間がありました。
そこで…。

 「はぁぁ、ぉ嬢さん…もっと…そう。上を…。あ、もっと強く…ぅ。」
殿方のその部分は直視出来ませんでした。
ただ、私は、何とも言えない悪臭に耐えながら、男の指示どうりにその部分を
手で握り、動かし続け…て。
(…もう、私は汚れてしまった。大神さんとも、もう…。)
そんな事をぼんやりと考え、ただ、その苦行が終わるのを待ち望んでおりました。
 「はぁはぁはぁ…。ぁ…出る…ぅ。」
急に、顔に何か熱い物が掛かり、男は脱力して…。

その後の事は、何故かあまり覚えておりません。
どのようにか、顔を拭い、手にはフランス革命の理念を表する<種をまく人>の銀貨
を、幾枚も握り締め、医者の扉を叩いておりました。

 「これは…。極度の疲労と栄養不足から来る風邪ですな。」
 「…それでは、グリシーヌは直ぐに良くなるのでしょうか…?」
私は、思わず詰問の口調で医師に、そう問いかけました。
 「熱は、自然と良くなるんですがね…。言い難いのだが…。」
 「…はぁはぁ…何か…。良くない病か…? か、覚悟は出来ている…。
言ってくれ。」
 「…妊娠3ヶ月ですな。あ、否。もう少ししないと、はっきりとは…。」
658暇人:02/01/14 21:55 ID:ICc8GSB5
私にも、そしてグリシーヌにも矜持が有ります。
ロベリアさんには、当り障りの無い事しか、話しませんでした。
 「ふぅん。寝込んだかい。やっぱり、お嬢様暮らしには、この生活は苦しいのかねぇ。」
 「ロベリアさん…! 皆さんの苦境を救い、そして大神さん達の救出の為、
協力して下さい…!」
 「はぁ…? 何でこの私が。結構、カルマールのイカ野郎も悪くは無いさ。」
愕然としました。
いつも、軽口を叩きながらも、パリ華撃団の仲間として…皆の事を、
想ってくれているとばかり…。
 「そんな! ロベリアさん…? まさか、本気でそんな事を?」
私は畳み掛けるように「コクリコは、コクリコは殺されたのですよ!?」
ロベリアさんは、吐き捨てるようにこう言いました。
 「…あんな餓鬼…どうなろうと知った事じゃないね…! その様子だと、
エリカも相当な目に合ったんじゃないかい?」
 「……!」
彼女は全て知っていたのでしょう。
情報は命。
いつか、彼女が言っていた言葉でした。
 「それにしても、だらしの無い奴らばかりだ事。あの、生意気な女にも折角、
住む場所と、仕事を与えてやったのにねぇ。」
怒りで顔が身体が、火照り、そして震えました。
ロベリアが与えた仕事。
それをあの、誇り高いグリシーヌはどのような思いで…!
 「やれやれだね。順番待ちの男どもが何人も詰まっているんだがねぇ。まったく、
商売上がったりだよ。」
 「そうだ。どうだい…あんた、グリシーヌの替わりに…。」
その言葉の続きを聞くことは、永遠にありませんでした。

地平に沈む太陽の、最後の光が私の目を射て。
部屋は赤い光、そして色に満ち満ちておりました。
彼女、ロベリアは血の泥濘に倒れ。
私は、返り血を浴び、血塗れのナイフを手にして。
659暇人:02/01/14 21:57 ID:ICc8GSB5
あまり、今回も残酷さは出せませんでした…。
申し訳ありません。
今度は、もう少し、残虐に行きたいと考えて
おります。(いつもそう言っていますが。)
660100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/14 23:07 ID:0BRmT5cn
>>659
いやいや残虐さも必要だとは思いますが、
こう・・・何というか、淡々と進む中に花組の面々が
落ちている様は良いと思います。
私はこの雰囲気は好きですよ。

しかし皆さんロベリアの扱いには苦労してますね。
何といってもあのキャラは虐めにくい。
本人もそれを楽しんでしまいそうで。
661暇人:02/01/14 23:21 ID:nAwFYXmp
>660
いやまあ、いくらでも苦しめる拷問はあると思うのですが、いまいちロベリア
にはそそられないと、言うのが正直な所ですね。
やはり…花火やグリシーヌ位の、儚さや何より、華が無いと、嫌ですからね。
(ロベリア好きな人ごめん。)
662名無しさん@ピンキー:02/01/14 23:24 ID:IJZrZRzG
663100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/14 23:32 ID:0BRmT5cn
>>661
実際ロベリアを弄るとして・・・どんな展開にします?
664暇人:02/01/14 23:37 ID:1kh+O/9G
彼女の強靭な精神を、破壊して見たいですね。
肉体的なものは、少々直裁過ぎるので。
直立する事も、座る事も出来ない中途半端な状
態で、コンクリートの冷たい暗黒の中へと放置。
多分、気が狂うでしょうね。
665100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/14 23:41 ID:0BRmT5cn
>>664
なるほど・・・精神破壊ですか。
やはりその路線でしょうね。

花火はその点楽ですね(笑)
虐めて下さい電波が出てるし。
666サンテ刑務所:02/01/14 23:43 ID:jGfm4K0q
「降りろ」

監視の警官たちの好奇と好色の混じった視線から少しでも逃れる様に
目を深く閉じ、石のような表情を保つ花火の耳に無骨な声が響き、
護送車の後部扉が開く。
鉄の首輪から伸びる鎖を取られて花火が車から降りると、
夜の闇の中から石煉瓦の重厚な、そして陰気な建物が視界に入ってきた。
「どうだい?花火」
先に降りて待っていたらしいロベリアが声を掛けてきた。
「ここは…?」
「そういえばお前は来るのは初めてだったな。
 ここがアタシの入っていた事もあるサンテ刑務所さ」
「では…コクリコさんはこちらで……」
「そうさ。あの写真のように囚人どもと腰、振ってるぜ」
花火は震え上がった。今度はもしや、写真ではなく実物を見せるつもりではないだろうか。
そんな疑念を思い浮かべるうちに、出迎えの連中と談笑していたデニスが
猫背を動かして花火に近付いてくる。

「乗り心地は如何でしたか?」
「………」
顔を背け、沈黙で答える花火。
嫌悪を催す質問に唾でも吐き掛けたい気持をぐっと堪える。
「フン…随分な態度ですね。まあ、当然ですかね」
花火の内心を察したように言うと、首輪の鎖を引く。
「さあ、入って頂きましょうか…コクリコ君が待っていますよ」
667サンテ刑務所:02/01/14 23:50 ID:jGfm4K0q
「たく…夜のムショってのは不気味だね」
鎖を引かれる花火の横でロベリアが舌打ちするように言う。
通路に置かれた鉄格子が、通る度に音を立てて閉まり、
何処から発せられているのか判らぬ気味の悪い呻き声や物音が否応無く耳に入り、
ここで夜を過ごした経験のあるロベリアでさえ鳥肌が立つ。
ましてや刑務所など無縁ともいえる花火にとっては、今まで感じた事の無い程の
圧迫感と恐怖に足が震えるのを抑えられない。
しかし、それを表に出してわざわざ嘲笑される口実を作る訳にいかないと
自らを叱咤し、足を進ませる。

他のとは違う頑丈そうな鉄扉の前に来ると、鎖を引いていた手が止まり、
目的の独房に着いた事を告げる声がした。
「着きました……ここがコクリコ君の部屋ですよ」
それと同時に刑務所前で自分らを出迎えた中年の太った男が扉についている
小さな覗き窓を開いて花火に覗き見るように仕向ける。
「待って下さい。その前に首輪と手錠を外して下さい。このような惨めな姿では
コクリコさんに会えません!」
「惨めな姿ですか……覗いてみれば、本当の惨めなのがどれほどの物か判りますよ」
思わせぶりに言うと、花火の頭を両手で抑え、強引に中の様子を見せた。
狭い独房内には、汚れた毛布を肩から覆い被さったコクリコが
簡易ベッドに横になっていた。
既に眠っているらしく、側には夕食に使われた食器が乱雑に置かれている。
668100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/14 23:57 ID:0BRmT5cn
噂をすれば何とやら・・・339氏今晩は。
669サンテ刑務所:02/01/15 00:16 ID:nyAJCh+W
(コクリコさん……こんな酷い暮らしをされていたのですね)

目頭が熱くなるのを堪えて窓を閉めようとすると、所長が鍵を開けていた。
「何故開けるのですか……コクリコさんは休まれているのですよ」
抗議するように花火が言った。
「隊長さんが来られたのに寝てるというのも失礼でしょう。
 それに、ここまで来て何もしないのも変じゃないですか?」
嘲るようにデニスが言うと、扉が開き中へと追いやられるように引かれる。
見てみると、毛布の端から、白い包帯が所々からのぞける。
今日もおそらく、あの写真のようなおぞましい行為を強制されたに違いない
コクリコを起こすまいと足を忍ばせて歩く花火だが、その努力も空しく
一足先に入った所長が、持っていた一本鞭で眠る少女を勢いよく叩いたのだ。

「むぐぅっ!」
くぐもった声が洩れた。コクリコは目を覚ましていないようだ。

「何をなさるのですっ!」
押し殺した声で叫んだ花火が、再度の鞭を予測してベッドで蹲るコクリコに
覆い被さる様にして庇う。
「あなた達は……コクリコさんにいつもこんな事を……」
努めて強気を保ちながら、四人の嗜虐者を睨み返す花火。
そんな彼女の抵抗を、さも楽しい余興のように薄笑いを浮かべながら
見ていた内の一人が近寄ってきた。デニスだ。
「今更庇いだてしても仕様が無いでしょう。さ、そこをどいて貰いますよ」
鎖を再び引き、花火をコクリコから引き離すと、所長が鞭を打ち直す。

「ああっっ!!」
再度の痛みに、疲れのあまり深い眠りに落ちていたコクリコも目を覚まさざるを得ない。
670339:02/01/15 00:20 ID:nyAJCh+W
いや〜遅くなってスイマセン。
ちょっと法事がありまして……

おっ!暇人さんのSSも進んでますね
そちらでは花火がロベリアを……
つらい物語ですね。
生きるために身を汚さなければならないのに
それを拒否し続ける花火…
671名無しさん@ピンキー:02/01/17 02:33 ID:6MC+sw/E
今日このスレ初めて読みましたが。
良い。もう最高。

最近、ちょっとだけ残虐度が下がり気味なのが残念だけど。
SS職人の皆様、今後の展開も期待してます。
672名無しさん@ピンキー:02/01/17 22:29 ID:YCOzFzHf
続きが早くみたい
673サンテ刑務所:02/01/18 00:43 ID:aK3es3Ma
「うう……え?は、花火?」
コクリコが目と共に重そうに口を開いた。
「な、何で花火がここにいるの!?花火はイチローの所に行った筈じゃ……」
驚きながら首を左右に動かし辺りを見回すコクリコに所長が言った。
「残念だな。お前同様捕まったという訳さ!」
「そ、そんな……嘘でしょ!花火!」

問い掛けるコクリコから申し訳無さそうに視線をそらす花火。
「コクリコさん……」
何と言っていいのか判らぬのか、そう言って口をつぐんでしまう。
「花火……」
花火の姿を見たコクリコの表情に絶望が映る。
自分と違い衣服を着てはいるものの、首輪と手錠という異常な姿が所長の言を
肯定していた。

あまりの衝撃に、花火の胸に飛び込み、号泣するコクリコ。
「花火のバカ!なんで逃げてくれなかったんだよ!これじゃ、ボクたちの我慢してきたのが
 無駄に……無駄になっちゃうじゃないか!!」
コクリコの言葉に、今まで堪えてきた物が頬を伝うのを抑えられなくなった花火。
本当なら抱き締めてあげたいのだが、両手を拘束されているため、それすらもかなわない。
「許して……許して下さい。コクリコさん。私が全て悪いのです。私が到らぬせいでコクリコさんを
 このような事に……」
674サンテ刑務所:02/01/18 01:02 ID:aK3es3Ma
すすり泣きながら何度も詫びる花火を愉快そうに見ていたロベリアが二人の中に入ってきた。
「おいおい、こんな所でクサいお涙頂戴を演じる事も無いだろう?」
「ロ、ロベリア!」
今まで花火だけしか無かった視界に入ってきた乱入者にコクリコが怒りのこもった目を向ける
「ボ、ボクたちを裏切ったんだね!ロベリア!」
「チビは黙ってな!アタシは花火に用があるんだよ」
ロベリアの言葉を無視して、尚も非難を続ける。
「どうしてだよ!ボクたちは仲間じゃなかったの?こんな事してイチローが知ったら……」
「黙りなっ!!」
堪りかねたロベリアが顔色を変えてコクリコの顔を蹴飛ばした。

「コクリコさんっ!」
花火が叫んだと同時にコクリコの小さな体が宙に飛び、床に叩き落された。
675339:02/01/18 01:14 ID:aK3es3Ma
ロベリアファンが読んだら削除以来出されそうだな……(w

どうも、皆さん。339です。
相変らずの遅筆で申し訳無いです……はい。

676100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/18 20:33 ID:LI9BmU6N
>>675
フフフ良い感じですね。
花火、コクリコを奈落の底に突き落としてやって下さい。

燃える展開だ・・・
677名無しさん@ピンキー:02/01/19 20:03 ID:umSzlwTg
続きをキボン。
678名無しさん@ピンキー:02/01/20 18:34 ID:+PH7DjfU
さて今夜はうぷあるかな
679名無しさん@ピンキー:02/01/20 18:41 ID:7D1jD+iE
はやくみたいyo
680名無しさん@ピンキー:02/01/20 18:47 ID:4lhBZtav
681名無しさん@ピンキー:02/01/20 19:01 ID:+PH7DjfU
>>680
こんなもんじゃ駄目だっ!!
これにはストーリーが無いじゃないか!!
682名無しさん@ピンキー:02/01/20 21:47 ID:HD75+nsV
>>680
いいかげんにしろ
683サンテ刑務所:02/01/20 23:46 ID:0ohIO7Nd
「アタシの前で……アイツの名なんぞ呼ぶんじゃないよ!」
忌々しそうに唾を吐きかけ、蹲るコクリコの腹を蹴るロベリアに、
それまで愉快な見世物を見るかのようにしていたデニスが声を掛けてきた。
「まあまあ……そう怒らなくてもいいじゃないですか。
 まだ幼いのですから、言っていい事の区別もつかないのでしょう?」
「フン……」
渋々足を止めるロベリアに苦笑して、コクリコの側に寄り添う花火に向き直るデニス。
「如何です?私達がこの子をどう扱ってるか、よく判ったでしょう。
 全く元気な子でして……ククク」
「………」
白い歯を見せて、花火が激しい怒りを込めた瞳を向ける。
「フフ……貴女に睨まれると不思議に心地良い感じですよ」
冷笑で返したデニスが言葉を続ける。
「さて、北大路花火。貴女も捕囚の身らしく、コクリコ君と同じ姿になって貰いましょうか……」
「な、何ですって……!?」
684サンテ刑務所:02/01/20 23:48 ID:0ohIO7Nd
何を言われたのか判らぬ花火にロベリアが付け加えるように言った。
「判らないのかい、花火。このチビと同じく裸になれといってるんだよ」
「そ、そんな……嫌です!」
ようやく意味を解した花火は、蒼褪めた表情を浮かべながらもきっぱりと拒絶した。
愛する男にも見せた事の無い素肌を他人に、ましてや憎むべき敵になど晒せる筈も無い。
「でしょうね。なら……」
花火の抵抗を予想していたようにデニスが口を開き、所長に目配せを向けた。
それに頭を下げて、コクリコの顎を掴み上げ、出したナイフを頬に這わせる。
ひんやりとした感触と恐怖に思わずひきつった声を出すコクリコ。
「……や、やだ」
「やめてっ!コクリコさんにこれ以上乱暴はやめて!」
花火の激しい抗議に、デニスが平然と答える。
「貴女が嫌だと言うのなら、コクリコ君に脱いで貰いましょう。とは言っても彼女は御覧の通りの姿ですから……皮でも剥いで代えさせて貰うまでですよ……ククク」
低く笑いながら、驚愕する花火を楽しそうに眺めながら言葉を続ける。
「そうそう……彼はこのサンテ刑務所の所長ですが、少し変わった性癖でしてね。
 コクリコ君のような可愛い子供を傷つけるのが好きなのですよ。
 貴女が拒んでくれて、むしろ感謝しているんじゃないですか?」
その言葉を肯定するかのように、所長が笑って頷きながらナイフの先端をコクリコの頬に軽く突く。
「……うっ」
685100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/20 23:55 ID:+PH7DjfU
いよいよ花火が・・・・!!
待っていた、この時を!
686サンテ刑務所:02/01/20 23:58 ID:0ohIO7Nd
コクリコの頬から赤い血の糸が垂れるのを見た花火が思わず叫ぶ。
「やめて!やめて下さい!」
「このまま皮膚を肉から剥がして……この可愛らしい顔がどう変わるか、
 見てみるのも一興じゃないですか?ロベリアさん?」
花火に直接答えず、ロベリアに話を振ると、調子を合わせて彼女もそれに応じる。
「趣味の悪い男だねぇ……アンタも。まあ、二目と見れた物じゃなくなるのは確かだけどね」
「それでは、彼女の大好きなイチロー君とやらにも見せられませんなぁ。
 もし会っても、誰とも判らなかったりしてね……ククク」
「こいつは一番アイツになついていたからね……傑作だよ!
コクリコ、恨むなら花火を恨みな!」
「そういう事ですね……所長、構わず脱がしてやりたまえ」
「ま、待って下さいっ!」
デニスが言い終る間も無く、色を失った花火が口ごもるように屈服の言を吐く。

「……わ、わかりました。言う通りにします。ですから、コクリコさんには……もう……酷い事は」
687339:02/01/21 00:01 ID:aBpn+Zsk
今夜はここまでです。
続きは近い内に必ず……

>>680
これは……恐ろしい添え物ですね(汗
688名無しさん@ピンキー:02/01/21 00:20 ID:ep+KBDVp
わーん、もっと続きが見たいよ。楽しみに待ってますね!
689暇人:02/01/21 21:13 ID:qR7w8jdg
日も完全に没して。
昼も尚暗い裏町はやはり、夜もまた暗く深く…。
蒼みを帯びた月の明かりが部屋に注ぎ。
その明かりの元、私は、私は。
「パシャっ。ガシャッ。」

「…ねぇ…? ロベリア…さん? ロベリアさん!?」
心中では気づいておりました。
もう、息が絶えている事を。
ただ、それを認めたくなくて。
私は必死に、彼女の傷を手で塞ぎ、彼女の身体を抱えて揺すっておりました。
手が身体が、震え、心臓は早鐘のよう。
「…否。否。否ぁぁ! はぁはぁ…こ、こんな…こんな!」
(花火。貴女は認めたくないだけ。卑怯なかまとと…ね。)
やはり、心中は平静で、ただただ息が苦しくて。
そして時の経過と共に…認めました。
比喩ではなく、本当に自身の手が血に塗れた物である事を。

「……はい。それでは、御待ちしております…。」
その時の官警との応対、そして電話を置いたときの「ちぃん」という音は、
生涯忘れる事は出来ませんでした。
690暇人:02/01/21 21:13 ID:qR7w8jdg
「これはこれは。虫をも殺さぬ顔をして、結果が「これ」ですか?」
そう、官警は顎で彼女の屍を指し示します。
私俯き、尋ねられた事を、答えるよりほかありません。
「隊長さんも悲しまれますなぁ。マドモァゼル。」
(…やはり…そう。諜報宣伝省の人。)
「…私は…もう、どうなっても構いません。ただ…。」
「勿論、公には致しませんよ。…しかし、貴女のお好きな隊長さんにお知らせ
しないと…ね。」
「……お願いします。大神さんにだけは…!」
「ふふん、まだまだあなた方には苦しんで貰わないと。だからこそ貴…」
私はこの若い役人の言葉を途中で遮り「私は…私は罪人です…! 好きにして
下さい…! でも…でも。」
必死の想いで、言葉を紡ぎます。
(エゴイストな…女ね。私。)
「……大神さんだけは…これ以上、これ以上苦しめ悲しませたくないのです!!」
と。

私は、月明かりの元での作業を行いながら、あの役人の言葉を反芻します。
「ガシャっ。パシャッ。」

「では、簡潔に言ってそれは無理です。貴女は苦しまなくてはならない。」
若い役人は、神経質そうに眼鏡の位置を調整し、言葉を続けます。
私も、気がつくと手が、自身の髪へと誘われ、一本一本髪を抜き続けます…。
その痛みが、自分に与える罰の如く。
「如何しても…残りのお仲間に、なにより隊長さんに知らせて欲しくないのなら。」
「……。貴方に全て従います。」
(大神さんにだけは…知レタクナイ。…まだ、足掻いてる。馬鹿みたい。)
691暇人:02/01/21 21:14 ID:qR7w8jdg
「ガシャッ。ガシャッ。」
もう、堅くなり始めた彼女の身体…屍。
せめてもと思い、何回も目を閉じさせようとするのですが、掌を戻すと直ぐに
また見開いて…。
(もっと…私を。恨んで下さい。)
仕方が無いので、そのままにして、「作業」を進めます。

彼女の白い肌が月明かりを浴び、更に白く…そして蒼く。
細やかな産毛や、皮膚のきめまでも確りと。
その、皮膚に私はメスを入れて行きます。
「プっぅ。…シャーぁ」とまるで、絹を裂くかのような音とこの手に伝わる質感。
「はぁはぁ。ガシャっ。バシャッ。」
首の付け根から始まり、お臍の位置まで完全に一文字に開腹を行い。
自身の罪深さに、頭の中がただただ白くなり…更に罪を重ねて行きました。
メスを入れた時に少々血が皮膚に滲みましたが、その後は呆気ないほど。
そして、開腹部に自身の手を入れて。
まずは…腸。
ぬらぬらと、血と粘液に塗れ、まるで脱皮したての蛇。
それを、開腹部から「ずるずる」と引き出し、近くの床に投げ捨てます。
「ベチャ」
「カシャ。カシャ。」
692暇人:02/01/21 21:14 ID:qR7w8jdg
これは心臓。
それは、ただの汚い肉塊であり、御伽噺のように「心の座」でも無く、ハートの形も
当然しておりませんでした。
そんな、自身の想念が厭らしくて…可笑しくて。
何故だか、涙と共に、うっすらと私の口唇は微笑みの形を取り…。
その時に、私の中の大切な「何か」が、壊れたのでしょう。
その、心臓を写真の撮影に没入している役人のキャメラへと投げつけました。
役人は、笑みを顔に刻み「ガシャっ。カシャッ。」と…手を休めません。
その後は、機械的に彼女の腹腔が空になるまで、内臓を千切り、取り出し続けま
した。
これは、腎臓…?
嗚呼、この大きいのは肝臓…ね。
その間、微笑みが私の顔に張り付き、その笑みを振り払う事は遂に出来ませんでした。
「…ロベリアさんごめんなさいね…。ごめんなさい…お許し下さい。お許しを…。」
口はただ、言葉の断片─心の断片─を吐き出すのみ。
本当の私の心中は。
(…大神さんにだけは。大神さんにだけは…大神さんにだけは……絶対に知ラレタクナイ。)
「カシャ。カシャ。」


693暇人:02/01/21 21:22 ID:qR7w8jdg
ちょっと、今回のはご批判も覚悟しております。
花火とロベが好きな方ごめんなさい。
新しい、SS書きの方、現れませんね…。
このスレを盛り上げるために、SS書く人大募集です。

>646さん
レスが遅れて申し訳ありません。
こんな雑文ですが、読んでくださる方が居られると
やはり嬉しいものです。
失礼ですが、100gの方で、最近連続的にSSを書いているのは
あなたでしょうか?
何だか、文体が似ていたものでして。

>680
トラウマになりそう。(鬱)

>339さん
性的な方向の嗜虐か、或いは純粋に肉体と精神への嗜虐か…。
どちらにしても、展開が楽しみです。
グリシーヌも大変期待しております。
(もう…肉片かな?)
694名無しさん@ピンキー:02/01/22 01:21 ID:0rOPQCJe
>>693
あのSSは暇な男さんではないです。
何故ならあれを載せてるのは私ですから・・・(w
695名無しさん@ピンキー:02/01/22 01:42 ID:fBiOnGF7
ここの作者さんたちは2ちゃんで
相当数出回ってるグロ画像って免疫ないんだ?
けっこう意外。
696暇人:02/01/22 02:06 ID:qkgUAQzB
>694
いやはや、申し訳ありません。
あちらでも、七誌でレスしましたが、あのあっさりと
した所に味があり。
寧ろ、清清しいですね。(w

>695
太陽が直視出来ないように、死もまた直視し得ない。
だから、文章で一回自身の脳で処理しないと…。
直裁的な画像は苦手です。
697帝劇食堂人肉饅頭 :02/01/23 00:27 ID:MhhuGI2o
さて・・・こちらは今宵はどうですかな。
698暇人:02/01/23 22:07 ID:I4gRzeGU
板違いなのですが、少々お許しを。
皆さんの清き一票をお願い致します。
詳細は↓
http://tsutsui37.hoops.ne.jp/

私は花火とグリシーヌには投票させて頂きます。
699100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/23 22:20 ID:MhhuGI2o
>>698
せっかくですから私も協力しますかな。
これはどこから投票すればよろしいので?
700100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/23 22:41 ID:MhhuGI2o
花火嬢に投票して参りました。
701暇な男:02/01/24 23:42 ID:wKBEClE2
暇人さんへ

新しいスレ作る時は
花火を〜〜〜〜〜〜
てかんじでつくるんですか?
702暇人:02/01/25 01:04 ID:3HCSeA+J
>699
いやはや、あちらは荒れにあれてしまいましたね。
ご投票感謝いたします。

>701
うーん。
まだ、余裕があると思うのですが、このスレを立てた方か、
皆様の意見でよいものを採用と言う形がベストかと。

今日は、SSあぷ出来ませんが、お許し下さい。
703サンテ刑務所:02/01/25 20:47 ID:KaUtkfoA
四対の悪意と憎悪、それに欲情に視線の前に立たされた可憐な美少女は、
首輪と手錠をはずされ、屈辱の脱衣作業を始めた。
「フフ……抵抗したいのでしたら構いませんよ。彼女が償いをするのですから……」
嘲笑を浴びせられた花火が黒い上着を震える手で脱ぎ、白のスリップと黒いストッキングという
扇情的な姿となる。

「ああ……」

覚悟はしたものの、あまりの屈辱と羞恥にストッキングに掛けた手が止まり、立ち竦んでしまう。
「どうしたんだい?まだ途中だろ」
ロベリアの揶揄にせかされるように、手を動かしてスラリと伸びた雪白の太腿を露わにする。
「は、花火!ダメだよ!」
堪らなくなったコクリコが叫ぶが、同時に所長が花火への催促も兼ねて平手を飛ばした。
バシッッ!ビシッッ!
両頬が真っ赤に染まったコクリコがヒイッ!と断続的な悲鳴を出すのを見せられ、
怯えきった花火の手が早くなり、遂にパンティ一枚という姿となった。
704サンテ刑務所:02/01/25 20:52 ID:KaUtkfoA
脱ぎ捨てられたブラジャーに無骨な手が伸び、さも大切そうに香りを嗅ぐ所長を
嫌悪の視線で見ながら、最後の一枚に取り掛かる。
片手で露わになった双乳を必死で隠しながら脱ぐので、
動きが遅拙になるのも仕様が無い。
そんな花火の動作に痺れを切らしたロベリアが所長から奪った鞭を勢い良く
彼女の白い背中に叩きつけた。

「あぁっ!!」
「もっと早く脱ぎな!じれったいんだよ!」
再度鞭を振るおうとするのを、デニスが抑える。
「まあまあ……花火嬢も事情は判っているのですから脱いで下さるでしょう」
背中の痛みに身を震わせ、堪える花火の肩に手をかけ、さも優しげに声を掛ける。
「貴女も……ロベリアさんの短気はよく御存知でしょう?
 お恥ずかしいでしょうが早くしていただかないと……」
ちらり、とコクリコの方を指差した所作に
「わ、わかりました……すぐ、脱ぎますから」
と、涙をのんで屈辱の行為を続ける。

間も無く、一糸纏わぬ全裸となった花火の背後に所長が立ち、再び手錠を掛けようとする。
「その様な事をしなくても……抵抗は致しません。ですから手錠は許して……」
哀願する花火を無視するように、両手を一つにまとめて頑丈な手錠を掛け直す。

(ああ……こんな事が……)

羞恥の箇所を隠す事も出来ぬ花火は、せめて身を深く屈める事で迫り来る
未知の恐怖と視線から逃れようとしていた。
705100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/25 21:06 ID:fSZgs+iC
全裸になっても花火嬢は美しい・・・
706サンテ刑務所:02/01/26 00:44 ID:E7SN+fcc
そんな祭壇に置かれた生贄同様に蹲っている花火にデニスが満足げな笑みを浮かべて言う。
「フフ……これで巴里華撃団は皆、この私の手に落ちたのですね」
「………」
目を固く閉じて沈黙する花火の手を所長が取って、無理矢理立たせた。
首一つ以上高いデニスの眼前に突き出された花火は尚も身を歪めて逃れようとする。
「……無駄なあがきを」
黒髪を掴まれ、顔を見据えられる形となった花火にデニスが薄い唇を近付ける。
「………!」
相手の意図を察した花火が顔を背けようとしたが、掴み取られた髪から手が離れない。
「ううっ……んっ」
唇が触れ合った時、大きく見開かれた花火の瞳から大粒の涙が一滴、また一滴と頬を伝う。
肉の愛に無知な彼女にとって、憎むべき男との接吻など嫌悪以外に純潔を引き裂かれたような
衝撃があるのだ。
無遠慮に舌まで侵入させるデニスからようやく口を離すと、
「こ、これがあなた達のやり方なのですか?女を辱めるのが戦いのやり方だというのですか!」
精一杯の虚勢を張って叫ぶ花火に冷笑で答える。
「……舌、噛まなかったんですね」
707100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/26 00:54 ID:2vTDnLNg
ハアハア・・・(;´Д`)
708100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/29 21:31 ID:66iEAX9J
うーん、寂れてますな。
やはり作家さん達が来てくれないと駄目なのかね。
709暇人:02/01/30 02:10 ID:Om1PYOvX
あれから一月…。
人間とは、どんな事態や環境にも、慣れて行けるものなのかもしれません。
…それに、耐えて生きて行けるなら。
グリシーヌのお腹の子は順調でした。
ただ…。
エリカさんも又、不帰の客となって久しく…。

<審判の日の断片>
「そう。結局…本当の敵は己自身の心。」
「この全て。そう、全て…副隊長である私の責任です…。」
花火が語りかける男の服には、血が滲み出ており、その版図を少しづつ
広げていた。
ほの暗い室内が照らすは、花火とその男─大神一郎─。
そして、冷たい大理石の床に横たわり、もはや動かぬ躯はグリシーヌ。

あの役人はその、穢らわしい人体損壊のエピローグとして、私に彼女・ロベリア…さん
の頭蓋を外す様に命じ。
罪を重ね、穢れた私にはもう、出来ない事は何一つありませんでした。
そう…何一つ。

「ジャキ…ジャキ」とまずは、その豊かな髪の毛をカットし、十分に短くしてから、
殿方の用いる剃刀で完全に髪の毛を剃りました…。
そして、「ジャリジャリ」と髪を剃りながら、ふと。
(ロベリアさん。貴女でもやはり、女の命である髪を失うのは辛いのでしょうか…?)
このような事を何とはなしに考えながら、完全に髪を除去し終えました。
710暇人:02/01/30 02:10 ID:Om1PYOvX
「ガシャ! では、これでどうぞ。」
口元に卑しい笑みを浮かべながら、役人は外科用の「大鉈」─これは外科手術の際に
骨を切断するための物─を私に差し出しました。
「これで…頭部の頭蓋を外せと仰るのですね…?」
役人は「そうだ」と言う変わりに、眼鏡を手で押さえながら、首を縦に振りました。
「…何故、何故私に…そして、ロベリアさんにこのような酷い事を…。」
何か可笑しな事を聞いたかのように、役人は神経質そうに頬を歪め嘲笑しました。
「ふふ…ははは!! 当然私個人の趣味。この一言ですねぇ。」
そして、また大笑。
私は。
(…では、貴方にも……。)
と。

<審判の日の断片>
「そして私は、その呪われた作業を続け、彼女の脳髄を露出させました。」
悔しそうに、口惜しいそうに、大神は顔を顰める。
「私は、その脳髄をその役人に、食して頂きました。」
「青酸カリウムと共に。」

「きぃーッツ。キィーっ。」と大鉈で、頭頂を削るたびに、頭蓋が軋み削れる音
が部屋一杯に響きわたり。
「ガッ…ぐしゃ」という、音と共に、頭蓋と脳髄が潰れ飛散致しました。
「ガシャ! ガシャ! ガチャ!」と役人は狂ったように撮影を続けました。
ストロボが弾け、視界には球体や紐のような光の残照が、焼きついて離れませんでした。
結局、上手く行かず、頭蓋と脳髄は潰れ、ピンクと赤黒の脳髄と黄ばんだ骨片そして
「どろり」とした、血液に塗れた混合物となり果てて。
その、混合物に、自身の自決用に肌身離さず持ち歩いている「青酸カリウム」を
一振り。
711暇人:02/01/30 02:11 ID:Om1PYOvX
月が中天に達する頃には、眼窩より上が「ぐっちゃり」と潰れた、彼女の亡骸ともう
一体。
倒れた際に、割れた眼鏡のレンズが眼球に刺さり、口や鼻から血を垂らし、喉を掻き毟り
両手の爪が剥がれ、その爪が喉に刺さったままの、無残な亡骸が増えておりました。

<審判の日の断片>
「…そうして、今日この日まで、誰にも…。そして…大神さん。にも。」
花火は「にっこり」と、穏やかな微笑みを浮かべ続ける。
「誰も私を罰するもの、咎めるものは居りませんでした。」
「私を罰していたのは、微かに残る良心だけ…。」
大神は、石壁に身体全体を預け、慟哭する。
「…私に…罪の報いを。」
「今では、大神さんに罰して頂く事、それだけが生きる意味でした。」
「そして…今、漸く。」


「大神さん。私を…罰して…下さい。」
712100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/30 22:02 ID:rpzj+NSA
>>暇人氏
いよいよクライマックスですかね。
文体も読みやすくなって(・∀・)イイ!

339氏は最近来られませんが一体どうされたんでしょうか?
皆さん「花火編」に入る頃に音信不通になるんですよね(;´Д`)

呪われているのか!?
713100グラマー ◆gKddwfIM :02/01/31 00:42 ID:8+CfqIfY
でもよく考えてみれば5日程度なのか。
何か催促しているみたいでした・・・ゴメンネ339氏。
714暇人:02/02/01 02:39 ID:y0NQ31Rn
一片の曇りも無い、静かな夜でした。
青みを帯びた月明かり。
その青白い光が、街をそして…私を静かに照らして。
その中を私は、静かに家路へと向いました。

「ただいま…グリシーヌ。熱はどうかしら…?」
上体をベットから起こしておりましたが、まだ身体が気だるそう。
(私は穢れてしまいました…。でも、グリシーヌ…貴女は。)
「…もう心配は無かろう。それに……。」
瞬時、何かを躊躇しておりましたが、それも直ぐに振り切り、いつも
の彼女らしく、気高くそして弱さを仮面の裏へと隠して…。
「いつまでも臥せって居ては、胎児に申し訳が立たなかろう。」
やはり…彼女は自身の運命を受け止め、決断を下しておりました。
「…そう。お腹の赤ちゃんを産むのね。グリシーヌ。貴女がそう決めたのなら
私は…何も言わないわ。」
その強さ。直向さ。…自身への誇りと自信。
全て、全てが私には欠けておりました…。

<審判への階梯>
「そうです。私に欠けていたもの。」
「その全てを他の方々は、しっかりと握り締めておりました。」
「…私の、私の掌からは、砂のように零れ落ちたものを。」
大神は、石壁を殴り続け、その慟哭は終りを知らない。
「でも、最後に掌に残ったもの。それが…大神さん。貴方です。」
715暇人:02/02/01 02:39 ID:y0NQ31Rn
それからの私は、グリシーヌと共に生計を立てて行くことに追われておりました。
思えば、何も考えず、その日その日を生きるのも、そう悪いものではありません。
でも、結局。
…エリカさんを。

その日は、何時もの厭な仕事から早く解放されました。
一人、気前の良い殿方が金子を弾んでくれたからです。
久しぶりに、エリカさんの住まう、修道院跡へと向いました。
グリシーヌには無理をさせたくない…と言うのはこじ付けで、私一人でエリカさ
んとお会いしたかったのです。

「花火さん…。コクリコさんの葬儀以来ですね…。」
往時のエリカさんでも無く、また、あの時のエリカさんでもありませんでした。
エリカさんの傷ついた内面は、最早外面では取り繕う事が出来なくなったのか
もしれません。
「はい。お久しぶりです。今日はエリカさん…貴女とお話をしたく、伺いました…。」
この時の私の心情は、正直今となっては自分でも良く理解出来ません。
エリカさんは、「にっこり」と満面の笑みを浮かべ、招じ入れて下さいました。
(ありがとうございます。私の為に、無理に微笑んでくれて。)
716暇人:02/02/01 02:40 ID:y0NQ31Rn
<審判への階梯>
「何故、エリカさんに私の醜い行い全てを…語ったか。…ですね。」
「何故かは、わかりません。ただ……。」
「彼女なら、全てを許し、罰を与えてくれると思ったのかもしれません。」
大神さんの、私への憎しみ、失望、そして…悲しみがひしひしと伝わって参ります。
彼の、嗚咽と慟哭がそれを物語っております。

私は、許され…そして罰を与えて頂けるものとばかり思っておりました。
それが。
「……ひっ! ろろ…ロベリア……さん…!? こ、この写真は……ぁっ?!」
そう、許しも無く、断罪も無く。
あるのはただ…拒絶でした。
「先ほどの懺悔と、その写真。それ以外にも、私は穢れ罪を重ねて参りました。」
私は、故国の礼に従い、深々と頭を下げました。
頭を上げて「エリカさん。私を…私を許し、そして罰して下さい。」
「ぁ…ぁ…。嫌ぁぁ…っ! 貴女は人間ではありません!!」
彼女は泣き叫びながら続けます。
「こんな…。こんな人と仲間だったなんて…ぇ…。ぁぁ…あ…。」

「はい。この修道院の跡地で、私は…。」
20世紀の文明の曙光は、万民には行き渡ってはおりません。
当然、仏蘭西の片田舎にも。
人々はそれぞれの得物を手に、口々に囁き交わしております。
「こんな所に居るのは、昔から、ジプシーやユダヤ人って相場が決まってるんだよ!」
「確かに、暫く前から、若い尼さんを見かけるがねぇ。特に…。」
流石に、若い方は慎重でした。
「でも、私は見たのです。この…この廃墟に住む人が、何か怪しげな事を…。」
「怪しいってもなぁ。姉ちゃん。具体的に何を見たんだい?」
「……サバト。淫行。近隣の方々への呪詛の儀式。」
近隣の住民の方々への動揺が波のように高まります。
(私を…私を、否定するなら。エリカさん。私も貴女を否定します。)
717暇人:02/02/01 02:40 ID:y0NQ31Rn
「ガン…ガンっ…バンっ!」
純朴そうな逞しい青年が、エリカさんの拵えた、扉を蹴破ります。
私は、近くの大きな落葉樹の影で全て、そう全てを網膜に焼きつけました。
季節は秋。
…束の間の生を満喫した木々の葉が、その短い生を終え、「はらはら」と落葉して
おりました。

「…ひっ! あ、貴方達は何方でしょうか…!? 私はただのシスターです…。」
次々と修道院の跡地に、村人達は入り込み。
エリカさんは、顔色を蒼白にしつつも「神に仕える身に…こんな乱暴は…。」
村人達の長老格の老人が、彼女を糾弾します。
まるで、いつか書物で読んだ、中世暗黒期の情景そのままに。
「あんたが、本当に尼さんの証拠は…? あんたが怪しげな事を行っているのを
目撃した人間がいるんでな。」
勿論、エリカさんには覚えが全くありません。
ただ、シスターである証拠が無いだけ。
彼女は、破門されたのですから。
(…本当の魔女は貴女よ…花火。地獄に落ちなさい。)
「ほぅら!? 教会の証明書も持っていないじゃないか! この悪魔に通じる淫売めがっ!」
彼らは知っていたのでしょう。
魔女も悪魔も又、存在せず、存在するのはただ「人」のみ。
エリカさんの清楚な美しさに触れたからには、破壊しないでは済ませられない…。
自分達の内面の悪魔に敗れたのでしょう。
私のように。

<審判への階梯>
「そう。私が煽った火がエリカさんを…。」
「焼き尽くしました。」
大神が、清楚な喪服を纏い、微笑みを浮かべている花火の頬に…。
「バンっ! パン! パンッ!」
白き肌が火照り、新雪の如き肌が青黒く変色し、儚げな唇が切れ、血が床に「ぽたぽた」
と流れ落ち。
718暇人:02/02/01 02:41 ID:y0NQ31Rn
エリカさんの赤いシスター服は無残にも、幾人もの男の手により切り裂かれました。
ぼろぼろになった服をより集めて、必死に胸部や下半身をかばい,座り込みます。
彼女の大きな瞳からは、「ぽろぽろ」と大粒の涙が零れ落ち。
「抵抗するな…ぁ! この女ぁ! どうせいつも悪魔と盛っていたんだろう!?」
エリカさんは真っ赤になり「そ、そ…そんな事! 私は神に仕える……。」
「うるせえんだよ…!」
「ばん…!!」
なんの躊躇も無く、力の限りエリカさんの顔を張り飛ばしました。
「…がんっ!」
壁に叩きつけられ、「ごふ…っ」と血泡を吐き出しておりました。
男達は最早、獣です。
意識が朦朧とするエリカさんの身体を、蹂躙し陵辱の限りを尽くしました。
エリカさんの残った服は、破り又は剥ぎ取られ、ブラジャーや下着も例外では有り得なく。
彼女は微かに残った意識で、必死に無益な抵抗を続けておりました。
身体をよじり、手で局部を覆い隠し、男達から必死で身を背けます。
(私は。もう、なにも悔やまない。欲しいものは………さんだけ。)
「…た…たすけて。お、大神さん…。皆ぁ…っ!」
始めにエリカさんを陵辱した男が放った言葉。
「やっぱりな! この尼さん…処女じゃないぜ!」
忘れられません。
この時の、エリカさんの浮かべた表情。
(そう。私の代わりに…受けた陵辱。それを…私は!)

<審判への階梯>
花火はよろめきながらも立ち上がり、また微笑みを浮かべる。
口元が血に染まった笑みは、深紅色の紅。
「負けたのです。私達は、否…私は。」
「敵にも、世界にも、自分にも。」
大神は拳を握り締め、怒りのあまりに身体を細かく震わせている。
719暇人:02/02/01 02:41 ID:y0NQ31Rn
陵辱も半ばが過ぎた時。
それは突然起こりました。
そう、エリカさんの「覚醒」です。
彼女に群がっていた男達は言うに及ばず、その修道院跡に入り込んでいた人間全てが
空高く跳ね飛ばされ。
そして…落下。
皆、即死だったのでしょう。
まるで、トマトを幾つも放り投げたようでした。
「ぐちゃ」「べちゃ」「ばちゃ」「べたん」
当りは、血腥い血の匂いと、内臓の胆汁や消化液の匂いが立ち込め。
内臓や脳髄や肉と骨を露出させた屍だらけ。


エリカさんに対し、巴里の共和国高等法院の判決は、魔女としての認定及び処刑決定。
あの日から、3日後の事でした。
720暇人:02/02/01 02:45 ID:Cn7sRUDF
馬鹿みたく長くて申し訳無いです。
一応、もう少しで最後なのですが…。
多分、この展開にはご批判があるとは思っておりますので、
皆様ご遠慮なさらず、ご批評と意見をお願い致します。

>712
また、読みにくくなってしまったかもしれませんね。
申し訳ありません。
貴方のSSは楽しく、拝見させて頂いております。
339さんもお忙しいのでしょうね。
721100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/01 18:19 ID:+7MKXRr7
>>720
拝見しました。
何と言うか・・・独特の雰囲気の漂う作品だと思います。
今回は肉体的な苦痛ではなく精神的に嬲っているのが良い感じ。
エリカの侮辱は良かった・・・・

私などは大した事はないですよ、本当に。
その時その時の妄想をそのまま書いてるだけですからね。

722100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/01 18:22 ID:+7MKXRr7
しかしここ最近、私と暇人氏以外のカキコが無いですね。
ROMの人は結構いると思うので、ちょっとした事でもあれば良いのですが。

また盛り上がりに期待してあげ。
723暇人:02/02/01 19:27 ID:n0SDhsgu
>721
上手く肉体の損壊と精神的陵辱を組み合わせる事が
出来れば良いと思ってはいるのですが…。
どうも、文章力の欠如から変な技巧に走ってしまい
ます。
しかし、向こうの100gもこちらも閑散として参りま
したね。
まだ、余裕はあると思うのですが、次のスレと言う
か、猟奇系は一つに絞った方が、活気が出るかもし
れませんね。
向こうだと、荒らしがネックですが。

ところで、100グラマーさんも宜しければ、何か書
いて見ませんか?
ご迷惑でしたら、申し訳ありません。
724100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/01 20:46 ID:+7MKXRr7
>>723
100gの最近のは私が主流になってしまってて、
私が活動停止するとあんな感じになってしまいました。

帝劇人肉厨房も再開したいのですが
完全に作品に集中する時間が足りないんですよ。
また時間が出来れば再開しますがね。

100gは荒らしがネックは確かですが
人の数は今はあちらの方が多いのかも知れません。
活動する分には反応があった方が私は面白いのです(良悪は問いません)
725339:02/02/01 20:50 ID:jDbOmwzA
申し訳ありません……私にはもう、花火タンを苛める事など出来ません。
726100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/01 20:51 ID:+7MKXRr7
>>725
あらら・・・

本物?
727339:02/02/01 20:56 ID:jDbOmwzA
>>726
そうです……
夜ごと花火タンが夢で私に改心を願ってくるのです。

体重も落ち、鬱状態になり、もう疲れました……。
728100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/01 21:03 ID:+7MKXRr7
>>727
339氏はそんなヤワではないな・・・。
偽者にやられたよ。

鬱だ・・・
729名無しさん@ピンキー:02/02/01 21:09 ID:+1C3PmYb
730暇人:02/02/01 21:23 ID:QoAyc0iA
>724
やはり時間が一番のネックですね。
確かに私も、良否は問わず、様々な意見があったほうが
楽しいですね。(へこむ事も多々有りですが。)
それに、文の構成法などは、色々な方からのご指摘を受けて
大変勉強になりますしね。

>727
あの…。
失礼ですが、本物の339さんですか?
731100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/01 21:26 ID:+7MKXRr7
>>730
偽者でしょう。
先ほどサクラの本スレで荒らしてた奴では。
何時の間にか私が荒らしになってしまいましたが・・・ハハハ。
732名無しさん@ピンキー:02/02/01 21:44 ID:jDbOmwzA
すいません、偽者です。
続きが読みたいのですが、来られないのでつい……

僕も雑談に入れてください。
733100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/01 21:49 ID:+7MKXRr7
>>732
人間正直が大事ですな(ワラ
734名無しさん@ピンキー:02/02/01 22:02 ID:SFwAb+yK
ROMってる人はたくさんいると思いますよ。
俺なんかここが楽しみで2chにきてるよ〜なもんですから(w
735100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/01 22:05 ID:+7MKXRr7
>>734
私もですよ。
皆さんレベル高いし良いですよね。
736暇な男:02/02/02 23:30 ID:trzoRWtV
暇人さん
今 書いてる話以外で
書いてる話アリますか
737暇人:02/02/03 00:38 ID:0532HMcd
>736
いえ、特に無いんですよ…。
普通のSSを時々、ギャルゲ板に貼る事はあるのですが。
何か、お望みのシチュエーションでも御座いましたら
お聞かせ下さい。
何時になるとも、お気にいっていだだけると確約は出来
ませんが、頑張りたいと思います。

某スレのエリ皇が途中…。
(…もう、忘れられたかも。)
738サンテ刑務所:02/02/03 11:09 ID:FkrH3GAr
小声でそう呟いたデニスの口元から血が流れ出す。突然の口辱に驚いた花火が無意識の内に
歯を立てたからだ。
「閣下!……この小娘が!」
予想もしない抵抗に青筋を立てた所長がコクリコを突き飛ばして花火に殴りかかってきた。
後ろ手の姿の花火はそれをかわす事も出来ず、交互に降りかかる拳骨を浴びるがままだ。
「可愛い顔をして何て事をしやがるんだ!」
声を荒げながら尚も殴ろうとする所長の腕をデニスが掴み取り、押し止めるように言う。
「よしなさい。もう充分でしょう」
「し、しかし閣下に御無礼を……」
「私の命令が聞けないとでも?」
「は、はい……」
所長がようやく拳を止めると、頬を腫らして床に倒れ伏す花火を見下ろしながら言った。
「もしかして初めてだったのですか?こうするのが」
「ち、違います」
赤くなった頬を更に朱に染めて花火が横を向く。それを愉快そうに見ながら言葉を続ける。
「図星……ですか。大神君とやらも随分と奥手なのですね。
 もしかして女性に興味が無かったのかもしれませんね……ククク」
「大神さんを………ぐふっっ!!」
739サンテ刑務所:02/02/03 11:17 ID:FkrH3GAr
抗弁しようとした花火の言葉が途切れた。なだらかな腹部をデニスの足が襲ったのだ。
「大神がどうしたって……言ってみろよ。ほら」
口調をガラッと変えて靴のつま先で嬲る。つい先程まで微笑が浮かんでいた顔からは
それが跡形も無く消え、眼鏡の奥の目はつり上がり悪鬼の如き形相に豹変していた。
「貴様も他の女と同じか……優しく扱えばつけ上がって、この私を馬鹿にする……」
「わ、私は……そんなつもりじゃ……」
「フン、まあいい。今まで私や叔父上に逆らい続けた罪の酬いをたっぷりと受けるがいい……」
止めとばかりに脇腹を思い切り蹴り飛ばして言い捨てると、側に控えていた所長に命じた。
「所長、この女を専用の独房に案内してやれ。どんな手荒い真似をしても構わんが……
 決して死なせるな」
ハッと一礼し、囚人を連行しようとすると、全裸のまま廊下に引き出される事に
気付いた花火が叫ぶように懇願する。
「ま、待って!こんな姿で外に出さないで! せめて……服を返して下さい」
「寝ぼけた事言ってんじゃねえよ。ここに来たが最後、一生服なんざ着られないんだよ。
 ほら、さっさと立って歩け!」
必死の懇願を無視した所長が花火の両手を取り、房外へ引き立てようとすると、
あまりの扱いに堪えられなくなったコクリコが所長の足に噛みつくように縋り付いた。
「やめてよ!僕たちだけで充分でしょう。花火までいじめるなんてひどいよ!」
「邪魔するんじゃねぇ!このクソガキ!」
子供の力で引き止める事など出来る訳も無い。片足で蹴られ、
床に倒れるコクリコに花火が声を振り絞って言う。
「コクリコさん、諦めてはいけませんっ!きっと……
 きっと大神さんが助けに来て下さいます。どうか、それまで……」
「ガタガタ言ってねえで早く歩きな!」
次第に遠くなっていく姿を声で追うようにコクリコが叫び続ける……
「花火! 花火!!」
740花火専用独房:02/02/03 11:54 ID:FkrH3GAr
「さあ、ここが今日からお前の部屋になるんだ。汚すんじゃねえぞ」
所長に引き立てられた先……そこは粗末な木製のベッドに薄く汚れた毛布一枚という、
汚しようも無いほど閑散とした独房だった。
こうして捕えられる今日まで、華族令嬢として何不自由なく扱われてきた彼女にとって、
このような部屋に人間が住めるのかとは、とても信じられなかった。
「いつまでボサッとしてるんだ。入れ」
いくら促されても、このような所に、しかも下着一枚纏わぬ全裸でなど
入ることなど出来る筈も無い。
哀願するように花火が言う。
「お、お願いです。さっきの……コクリコさんの部屋に戻してください。
 とても、このような所、一人でなんて……」
「一緒にして欲しいのか?生憎だが、それはダメだ。
 お前たちは別々に監禁しておけという命令だからな」
背中を押され、無理矢理、房内に入れさせられた花火。
入るなり何ともいえぬ臭いが立ち込め、彼女の鼻をつく。
不快そうな表情を見た所長がそれを察し、笑いながら言う。
「臭いか?まあ、牝豚を飼う豚小屋と思えばいいさ。これからはお前は豚並み……
 いや、もしかしたら、それ以下に扱われるかもしれんがな」
「ぶ、豚……!?」
あまりの言葉に絶句する花火。人間ではなく動物……それも豚などと呼ばれて、
ショックでともすれば倒れそうになる自分をかろうじて抑える。
いや、抑えなくてはならない。
741339:02/02/03 11:58 ID:FkrH3GAr
こんな明るい時間に何だとお思いでしょうが(笑)
大目に見てくださいな。

暇人さん、100グラマーさん、そして愛読してくださる皆さん。
ものすごい遅筆で本当に申し訳無いです……ハイ。
742100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/03 12:33 ID:bBcivgRD
>>741
いえいえとんでもありませんよ・・・再開をお待ちしておりました。
急かしている様でこちらこそ申し訳ないです。

ところでこの作品では大神はどうなっているんですか?

743100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/03 12:40 ID:bBcivgRD
・・・ところで皆さんにお聞きしたいのですが、、、

私のレスは間が悪いでしょうか?
パソコンの前に張り付いている時間とそうでない時間がはっきりしているので
レスが早かったり遅くなったりするのは理解出来るのですが。
問題があるならはっきり指摘されたほうがお互いの為になります。

是非ご教授願いたい。
744339:02/02/03 12:42 ID:FkrH3GAr
>742
一応、この話は花火クリア後の1〜2ヵ月後という事にしてます。
大神は帝都に戻って、しきりに巴里に戻る事を嘆願しても、
米田がそれを許さないのです。
(フランス政府との関係悪化を嫌う日本政府・軍部の圧力)

花火らを大神に助けて欲しいのですか?(笑)
745339:02/02/03 12:44 ID:FkrH3GAr
>743
……?
別に問題は無いと思いますが。
気になさる事は無いと思いますよ。
746100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/03 12:51 ID:bBcivgRD
>>744
いえ、余計な邪魔が入るのは嫌だなぁ・・・と(笑)
花火譲には更に苦しんで貰いたいので。

>>745
有難う御座います。一度指摘を受けましたので・・・。
誰かが不快な思いをしているとすれば、それは私にしても不本意ですから。
至らぬ点がありましたら指摘して下されば幸いです。

339氏、SSのこれからの展開期待しております。
747暇な男:02/02/04 00:09 ID:Yk635ysV
>>737
要望とかは特にないのですが、もしも
何か書いたら教えてください。
748名無しさん@ピンキー:02/02/04 00:30 ID:hmTZzJs1
749名無しさん@ピンキー:02/02/04 04:50 ID:IhdrO0Vq
>>743
>>707とか、あーいうくだらないレス入れられると興醒めして
SSの作者に感想レスする気が失せる。
話がクライマックスの時に、間に入られるのも妄想のジャマ。
750100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/04 07:43 ID:n7NgdE7c
>>749
これからは気を付けます。
751名無しさん@ピンキー:02/02/04 15:04 ID:VelJH2TS
みんなで読みましょう!
ttp://homepage1.nifty.com/~Kaduki/SAKURA/erika.html
752名無しさん@ピンキー:02/02/04 22:50 ID:9rs/b25c
ROM代表として。
ずーっと楽しみにして読んでます。

一時期の勢いはなくなっていますが、いまや貴重?とも言えるネタなんで
がんばってくださいませ。
753名無しさん@ピンキー:02/02/06 07:25 ID:wkkg36ub
>>751
シゾー様が大活躍!エリカ正義と愛に殉じる!
754名無しさん@ピンキー:02/02/06 13:46 ID:J7N0RXcG
755名無しさん@ピンキー:02/02/07 00:09 ID:Y9Myswkn
756名無しさん@ピンキー:02/02/08 01:19 ID:VqexyODE
おすすめサイト
ttp://muvc.net/girumoa/akagumi2.html
757名無しさん@ピンキー:02/02/08 01:34 ID:KNHcF7nO
sage
758名無しさん@ピンキー:02/02/09 16:27 ID:C+uzB6nF
age
759100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/09 23:49 ID:C+uzB6nF
こちらも静かですね。
皆さんお元気ですか?
760100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/10 01:01 ID:jQYfJbeD
>>751
拝見しました。
更新されたんですね。ここには私も随分お世話になっております。
シゾーの活躍は良かった。
彼こそサクラ3の最強のキャラでしょうね。

>>755
随分高レベルの作品が沢山ありますね。
「怒れるジャンポール」には笑ってしまいました。
761暇人:02/02/10 02:45 ID:W7V1/rSo
─フランス大統領府エリゼ宮─
大統領執務室は、華美に傾きつつも、微妙な調和と卓越したセンスによって
俗悪化は免れており、一国の首脳の部屋と言うよりも、「君主」の私室と言
うに相応しかった。
(他国の元首では、この待遇は味わえなかろう。)
大統領の椅子に座り、ゆったりと部屋を見渡す男。
第三共和国大統領その人である。

「ご就任おめでとう御座います。閣下。」
如何にも、能吏然とした諜報宣伝省大臣は軽く一礼する。
「いやいや、君の働きのお陰ですよ。」
大統領はモノクル(片眼鏡)を手で、弄びながら、執務机の前にたたずむ男に問う。
「それで…あの、名誉勲章を持つ化け物どもはどのような処分を?」
黒い背広に青白い顔色の、諜報宣伝省大臣は淡々と報告を行う。
「対外的には事故死…ですね。それにしても、彼らを亡き者とするために、犠牲
が多少…出てしまいましたね。」
被害及び経過報告を提出しながら続ける「しかし、1000名ほどの損失で事無きを
得まして、僥倖と言えるでしょうね。」
大統領は鼻で笑いつつ「1000人死亡で僥倖かね…? まぁ、確かに安い出費で
済んだというべきかな…。」
提出書類を捲りつつ「それでどうするかね…? 今まで超自然的災害を日本政府
へ押し付けてしまったが。」
「その点はご心配無く。公式見解は変わらず…に。全て日本政府の謀略という
事で通しましょう…。」
大臣は微笑みながら続ける「対外向けの口実はこれで良し。後は、国内世論です
が…これもご心配無く。」
書類を捲る手を止め、訝るように大統領が尋ねる。
「どう、この事件のフィナーレを飾るかね…?」
「…巴里華撃団の乙女の血と涙をもって…ですかね。」
「と…言う事は、彼女らはやはり日本と通ずる…間諜。良し。それで行こう。」
762暇人:02/02/10 02:45 ID:W7V1/rSo
<公開処刑>
群集がざわめく声。
物売りが声を限りに売り歩き、集まる群集に金や物をせびる、ジプシーや乞食の群
れが跋扈する。
中世よりの伝統である、定期市とカーニヴァルが合わさるよりも尚、活気に溢れて
いる。
──現代の魔女そしてスパイ!! その正体はうら若き乙女!!──
ゴジップ紙の売り子が飛び回り、紳士淑女諸兄に売りさばく。
処刑場の近くの家は、部屋を法外な料金で貸し、やんごとなき身分の人間も差し障
り無く、処刑を観賞する事が出来る。
久しく絶えていた、処刑の復活。
それも、麗しの乙女を!!
期待は、高まり衰えを知らない…。

<審判への階梯>
「軽蔑して下さい…。私は、エリカさんの最後も全て見届けました。」
「何故? …ですか。」
花火は自嘲的な笑みを浮かべ、寂しそうに俯く。
「この自分自身を罰する為。被害者よりも加害者になる方が、心が痛むから…です。」
「ばち…ッ!」
押さえ切れない怒りに身を任せ、大神は花火の頬を平手打ちする。
「…っ!」
頬を押さえる花火の口の端から、血が「つぅー」と流れる…。

エリカさんは、群集よりも一段高い壇上に据えられました。
一昔前の宗教裁判を彷彿とさせる、十字架に括り付けられて…。
私の周りの群集の熱狂の中、私一人冷たく…冷めており。
人ごみの只中、一人ぼっちでした。
763暇人:02/02/10 02:46 ID:W7V1/rSo
<エリカの場合>
あれから…幾日が過ぎたのでしょうか。
なにか、こう、ぼんやりと頭に霧が掛かったような現実感のなさ。
主への祈りすらも忘れるぐらいの。
気がつくと、人が周りに沢山死んでいて…捕まって…。
そう、裁判を受けました。
急に、胸が苦しくなり、心臓と鼓動が早くなって来ました。
(…え? 死んじゃうの…私。)
「汝を神の御名により、汝の不浄なる肉体を浄化し……云々。」
裁判の判決が頭に蘇ると更に「どきどき」と。
(…でも、私は人を殺めてしまった…のかもしれないから。嗚呼、神様! 私には何も
わかりません…! 何をしたのか覚えていないんです…っ!!)

そして、法王の勅使である枢機卿がエリカさんに最後の懺悔を迫ります。
彼女はただ、「こくこく」と頷き、全ての罪を認めておりました。
何か、場違いな場に来てしまったかのように、ぼんやりと。

<エリカの場合>
誰かが来て、「では、汝罪人。最後の赦しを主に請いなさい」と言ったので。
私は、いつもの懺悔と同じように、罪を認めて頷きました。
いつもと違うのは、これが最後である事。
(嗚呼、神様。お許しください。どうか…私を御許へとお導きください。)
そう祈りながらも、「がちがち」と震えが止まりません。
呼吸が浅くなり、意識が遠のく中、恐怖が私を支配します。
私の周りには、大勢の人たちがいて…。
私を罵り、罵倒し、嘲ります。
腐った林檎や、汚物が投げられ、それが一つ当るたびに、悲しみが込み上げます。
涙が止まりません。
怖くて。
悲しくて。
そして…大神さんや皆に会いたくて、会いたくて。
764暇人:02/02/10 02:47 ID:W7V1/rSo
エリカさんと共に私も泣いておりました。
わかっております。
それが、偽善でありかつどんなに罪深いことかも。
でも、彼女が群集に罵られ、汚物を投げられるたびに、彼女と同じように痛みを
感じたのは事実です。
そして…黒い覆面で顔を覆った処刑執行人が現れ、官史が彼を群集に紹介します。
「彼の仏蘭西大革命時よりも遥か昔より、罪人を断罪せし、名家の者・シャルル=
アンリ=サンソンです!」
群集は、お座なりに拍手し、喝采を叫びます。
そんな事よりも、早く血が見たくて堪らないのでしょう。
しかし、私と彼らどちらがより、罪深いかは明白でした。

<審判への階梯>
大神は花火の髪をわし掴みにし、壁に叩きつけるように押し付ける。
「ばんッ!」
その叩きつけられた衝撃で、瞬間花火の息が詰まる。
「ぅ…くっ。ごめんなさい…大神さん。貴方を辛い目に合わせてしまいまして。」
大神は花火の上着を引き裂く。
だが、生地が丈夫だったのか、中途半端に裂けて、花火の右半身だけが露出する。
質素な白いブラジャーをも剥ぎ取ると、反射的に花火は露出した方の右乳房を手で
覆う。
だが、大神が手を無理矢理引き剥がそうとすると、それ以上の抵抗はなかった。
松明のほの明るい照明の下、染み一つ無い、純白の小振りだが形の良い乳房があら
わとなる。
大神は、その右乳房にしゃぶりつく。
花火は上を向き、寧ろ苦しいかのように目を閉じ、眉を顰めている。
「…私を……殺して…下さい。」
と、呟きながら。
765暇人:02/02/10 02:47 ID:W7V1/rSo
<エリカの場合>
黒い覆面をした人が近づきます。
「あ…あぁ。ぁ…あああ…。」
歯の根が合わず、震えも止まらず、うめきも止められません。
(神様! 神様! 神様ぁっ! まだぁ…まだ! 死ぬのは嫌です……ッ!)
恐怖で頭が一杯で、覆面の男に何をされたのかも一瞬気が付きませんでした。
私の上半身を裸にして、十字架の焼き鏝を当てた事すら。
「じゃ…じゅぅ」
肉の焦げる嫌な臭いと黒い煙。
それが、私の胸から漂うのを感じて…頭を殴られたような、激しい痛みがきました。
「……あぐっ!? あが…ァァ!!」
周りの人たちが騒ぎ立てる声を聞きながら、意識は途切れました。

肉の焦げる臭いが私の所にも漂って参りました。
そして…エリカさんの苦しみの叫びもまた。
「がくん」と首をうな垂れて、エリカさんは気を失ったようでした。
涙と涎と脂汗で顔が「ぬらぬら」と濡れておりました。
所詮他人の心と身体の痛みは、快楽であり、女性が痛めつけられている事もあり
群集は興奮の極みに到ろうとしておりました。
殿方のみならず、同性である女性までも。
(…そう。女の敵は…女。嫉妬。私も…ね。)
そして、処刑人も群集も彼女に休息を与えることは赦しませんでした。
766暇人:02/02/10 02:48 ID:W7V1/rSo
<エリカの場合>
「ばしゃー」
はっと意識を取り戻すと、悪夢は続いていました。
胸の火傷も、「じくじく」と痛くて…痛くて。
また、恐怖で身体が強張り、涙と涎が止まりません。
「はぁはぁはぁ…っ。あ…あ…ァァ…。もう止めて…。許して下さいィ!!」
私の叫びが、広場に木霊すると、一瞬「しぃん」と静まりかえり。
その反動のように、嘲笑が轟きます。
処刑人は、私の手首と足首を一箇所づつ、木製の釘で杭に打ち付けます。
その一打ち一打ちが地獄でした。
主はこの痛みと苦しみ…そして嘲りに耐えたのでしょう。
でも、私には耐えられません。
「がんッ!」
「あぎィ…!」
「がんッ!」
「ぎゃぁぁ…ッ! 止めてぇぇッ!」
「がんッ!」
「いぎぃ…ぁ!! 嫌ぁーァッ!!」

神ならぬ人の身で、この苦痛に耐える事の出来る者はおりません。
処刑人は水をかけて彼女の意識を取り戻させて、苦痛の洗礼を続けます。
群集がそれを求めるが故に。
一打ちごとに、彼女の叫びと懇願そして鮮血が飛び散り、叫びと懇願は私の心を
そして、鮮血は彼女を一色に染め上げて行きます。

<審判への階梯>
そして、大神は花火の右乳房を貪りながら、彼女のか細い首を「ぎゅっ」と絞め付ける。
花火の乳房を血が滲むほど、強く噛む。
「ぅ…ぁ。う…ぐッ。」
花火の肺腑は酸素を求め喘ぎ、両の手が大神の手を払おうとするのを、意識的に押さえる。
そして、両の手は虚しく宙を掻く。
紙のように白い花火の肌が更に、白くなりかけた時、突然大神は花火の首から手を放す。
「ズル…どさッ。」
壁を伝いながら、花火の身体は石畳に叩きつけられる。
「げほ。げほ。ぅ…はぁはぁはぁ。」
右乳房の乳首からは、血が垂れて、上半身と石畳を濡らしていた…。
彼女の紅い血が、花火の半身を露にした上半身を、艶やかに染めて。

767暇人:02/02/10 03:00 ID:W7V1/rSo
またまた、長くて済みません。
ところで、このスレの先もそろそろ考える時期になっていると
思うので、こちらの板で存続させるのか、ギャルゲ板でスレを
立てるのか、或いは、さくら4で新しいねたが出来るまで、一旦
休止するのか、どうしたら良いのでしょうね?
スレ主さんと、皆様の同意で決めて下さるのが一番良いのでしょうね。

>741 339さん
まぁ、無理をせずに頑張って下さいね。
豚…ですか。
どちらかと言うと、性的なニュアンス
の拷問が多いですね。
大いに結構です。(w
グリシーヌ期待しております。

>747
了解致しました。

>751
そちらのページは拝見させて頂いております。
いつかはそちらのページに投稿させて頂きたいですね。

>752
ロムの方って何人くらいいらっしゃるのでしょうね?
その中から、どなたかこちらに書いて下さる方が現れれば
もっと盛り上がると思うのですが…。

>759
元気ですが、遅筆です。
100グラマーさんがアゲてくれるので、このスレは持っているような
物ですね。

768暇人:02/02/10 03:03 ID:W7V1/rSo
すいません…。
755のリンクをこぴぺして、hを入れても行けないのですが
どうしたら良いのでしょうか?
769100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/10 09:16 ID:jQYfJbeD
>>768
おはよう御座います。
755のリンク行けませんか?今は問題無く行けますよ。
・・・もしや大文字の「h」入れてませんよね?

次スレの件ですが、どうしましょうね?
私としてはここで新スレを立てるべきと考えてます。

ギャルゲー板で新スレを立てるのも一つの考えか・・・とも思いますが
・・・以前の様に追い出される羽目になるかも知れませんし。
それはそれで面白いですが。以前にも書きましたが反応が大きい方が好みなので。
批判・中傷・荒らし・・・色々ありますが参考になる意見も多いかと。
でも100グラムでは余り大っぴらには出来ませんね。
今回の帝劇食堂人肉饅頭もあえて残虐シーンは省いてますし。
何より板違いの疑惑が・・・。

皆さんもご意見をお聞かせ下さい。
770暇人:02/02/10 09:56 ID:eCixEihm
>769
早速ありがとう御座いました。
大文字のhを入れてました…。
とても、(・∀・)イイ! ページで早速お気に入りに登録。
貼ってくれた方もありがとう御座います。

私も続きはこちらが良いのではと考えております。
…帝劇食堂人肉饅頭は押さえて居りますか…。
いやはや、こちらで書かれる時はどうなる事か恐ろしいものです。(w
771花火専用独房:02/02/10 13:40 ID:pf05tBLV
「ほう……」
半ば呆然と立ち竦む花火のたおやかな白い裸身を所長がネチネチした視線で嘗め回す。
決して大きくは無いが張りがあり、つんと上を向いた乳房……
無駄な贅肉が見受けられない艶やかな太腿……
まだ生え揃わぬ、薄らとした漆黒の絹草……
まさに生ける美術品ともいえる裸体の放つ清純な香りにも似た色気が、
幼女趣味一辺倒だった所長の欲情を心地良くくすぐる。
夢遊病者のような表情を浮かべた所長は、無意識に花火の乳房に手を伸ばした。
「……いやあああっ!!」
突然の魔手に狼狽して大声をあげる花火。思わず後ずさりし、
石壁に縋るようにして立ちながら抗議の意思を込めた瞳を向け、敢然と言い放つ。
「触らないでっ! あなたにまで……こんな事をされるいわれはありません!!」
「ケチケチするなよ。閣下にはキスまでさせて俺には何も無しか?ひどい話じゃねえか」
せせら笑いながら近付いて来る所長をキッと睨みながら言う。
「あ、あなた達は恥ずかしく無いのですか?女をこんな姿にして
 嬲りものにして何が楽しいというのですか!?」
772花火専用独房:02/02/10 13:43 ID:pf05tBLV
「さすがは隊長さんだな。こんな時でもお上品さを失わないでお説教かね?大したものだ」
ヒキガエルのような顔を歪めてにじり寄る所長。その下半身には、目の前に立つ美少女に対する
率直な感想が表れていた。
「………!」
その硬直したものに本能的な恐怖を抱いた花火の美しい顔に恐怖の色が映えるのを愉快そうに見ながら
所長がズボンを下ろして言葉を続ける。
「それじゃ、隊長さんのテクニックを披露してもらおうか……」
目の前に所長の下腹部を押し付けられた花火は慌てて顔を背けようとするが、
髪の毛を掴まれたため、それもかなわない。
「じれったいな。早くしゃぶれよ!」
「い、嫌です!何でこんな事を……」
「何言ってやがるんだ!恋人のをしゃぶったことあるんだろ。二人もよ」
「そんな事……したことありません」
思いがけない花火の言葉に気を良くしたように言う。
「ほう!それじゃ、俺が初めてか……そいつは儲けものだな」
尚も自分のものを押し付けて口淫を強制するが、
花火は口を閉ざして決して受け付けようとはしない。
堪忍袋の緒が切れた所長がついに奥の手を出す。
「お前がしないのなら仕様が無い。さっきのガキにしてもらうとしようか?」
その一言で花火は服従せざるを得ない。諦めた花火は口を開き、おぞましいものに手を添え、
桃色の舌を這わせようとするが、腐ったチーズのような臭いが鼻につき、逡巡してしまう。
「どうした?早くしないとガキにとばっちりが飛ぶぜ」
覚悟を決めて舌を触れさせる花火。しかし、なにぶん初めての事ゆえ、稚拙なのは仕様が無い。 
苛立った所長が花火の頭を押さえつけ強引に根元まで咥え込ませる。

(こんな……こんなことをさせられるなんて)
773339:02/02/10 13:52 ID:pf05tBLV
しばらく性的な描写が続くと思いますが勘弁してください。

>暇人さん
次スレの件ですが、この板で良いと思いますよ。
御作品拝見しましたが、エリカと花火の同時進行すごいですね……(脱帽
774名無しさん@ピンキー:02/02/11 05:23 ID:7YiEOYTe
花火たんにフェラ・・・しかも強制なんて
俺のティムポもくわえて欲しい・・・!
775暇人:02/02/11 10:34 ID:fl75Jc2y
>339さん
やはり、こちらで立てるのが妥当なのでしょうね。
4が出たら、新しい書き手の方々が来て頂けるのではと、期待して
いるんですが…。
776暇人:02/02/11 23:41 ID:xi0zYG4M
またまた関係無いのですが、そして多分皆様ご存知と思うのですが
ギャルゲ板のさくら関係の避難板? の紹介をさせて頂きます。
住人が少ないようですので、宜しくお願い致します。

http://www.i-love-you.gr.jp/sakurataisen/index2.html#1
777名無しさん@ピンキー:02/02/12 00:05 ID:4ow/0YtV
糞スレ認定
778100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/12 19:11 ID:diNbOEsY
>>773
339氏素晴らしい展開です。
花火嬢の屈辱と悲哀は私の心を満たしてくれます。

性的虐待も良いですよね。

…いや〜しかし何故にここまで花火嬢の苦しむ姿は
我々をここまで狂わせるのでしょうか…
779名無しさん@ピンキー:02/02/13 04:24 ID:nabZUgvJ
>>778
狂ってるのはオマエ

500 :100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/01 07:47 ID:uOMxu2RQ
フハハハ!500!
780名無しさん@ピンキー:02/02/13 14:35 ID:0WUBdqk3
ここの連中は花火たんに恨みでもあるのか?
781名無しさん@ピンキー:02/02/13 17:26 ID:AfhxpSUH
>780
恨みではなく、歪んだ愛なのです・・
782100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/13 20:43 ID:bu/B3vdK
>>779
そういう事もありましたね。
今ではいい思い出・・・か。

>>780
花火嬢は大変魅力的なキャラです。
「虐めて下さい」電波が強力に発射されていますが。
783名無しさん@ピンキー:02/02/14 14:47 ID:faNmMB2V
珍しいラチェットです。
ttp://homepage2.nifty.com/Nishiroku/r-ratchet.htm
784暇人:02/02/15 00:57 ID:5ae4OWTi
>736 暇な男さん
こちらのとは趣向が違いますので、合われるかはわからないのですが
一応こちらに↓書かせて頂きました。
ttp://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/1012213007
785名無しさん@ピンキー:02/02/15 02:01 ID:c+LxaU/p
786名無しさん@ピンキー:02/02/15 13:17 ID:+I6if3hZ
787名無しさん@ピンキー:02/02/15 13:46 ID:+I6if3hZ
こちらでは珍しい織姫です。
ttp://www5.famille.ne.jp/~girumoa/orihime1.JPG
788ROM選:02/02/15 22:15 ID:bNUmNglr
>>暇人さん
私もこちらの板で新しく立てるのが良いと思います。
・・・というより、明らかにここにしかいれない気が(苦笑)。
ギャルゲ板だと、即座にデリられても不思議ではないかと。

最近、ラチェットの生真面目さとプライドの高さについて
グリより苛めガイがある気がしてきました。
しかも、グリより女性らしい気もしますし。
劇場版ですらロク活躍なかったのに、4に出番がないなんて不憫過ぎる。
789暇な男:02/02/15 23:34 ID:HhYi/Ndm
>>784
見に行きます
790暇人:02/02/17 18:28 ID:01/ANdCz
<エリカの場合・ゴルゴダへ>

「ぅぅ…。もう…許して…ぇ。」
私の両手首と両足首に、釘が打ち込まれてしまいました。
その傷口からは、血が「ぽたり…ぽたり」と際限が無いかのように、流れ続
けて…。
私を縛る杭をそして木製処刑台の上を、そして私自身を血の色に染あげて行
きます。
不思議な事に、釘が刺さってしまうと痛みもそれ程ではありません。

ふと、温かい光が心を満たして行くのを感じました。
生まれたときから、私を見守るように感じていた温かい光。
(…主よ。貴方で在られるのでしょうか…? 嗚呼、主よ…。)
恐怖も痛みも既に感じておらず、それもじきに全て肉を纏っていた時の過去
のものとなるのでしょう。

私が、あまり苦しまなかったからなのでしょうか。
黒い覆面の男が、私の四肢を杭に打ち付けていた釘を、鉋を用いて外して行
きます。
釘が一つ外れるごとに、血が「ぴゅっ」と可愛い噴水のように噴出し、その
後は、心臓の鼓動に会わせて、「どくっ」「ぴゅっ」と一定のリズムでした。
私には、それすらもまるで天上の秩序を現すかの如くに感じ、痛みも恐怖も
全て、過去のものです。
私には、主が付いて下さっているのですから。

杭に磔にされた後のエリカさんは、まるでもうこの世から去った人間のよう
に、何も感じてはいない様子でした。
目は虚ろに見開き、口元は微かに微笑みを湛えておりました。
血が滲み、全てを血の色に変えて行きます。
それでも、何も感じいっていないエリカさんの様子は、群集に軽い苛立ちと
恐怖を誘導したようです。
その時は思いました。
(神を信じてもいないのに、やはり…皆怖いのね。)
791暇人:02/02/17 18:28 ID:01/ANdCz
<審判への階梯>
花火は、半ば破れ乱れた着衣を申し訳程度に整えながら、おぼつか無い足取
りで立ち上がった。
切れた口元からの血は、流れ落ちるがままにして。
「エリカさんは自らの内に、神を見出したのですね…。」
「そして…。それがどのような神であろうと、彼女は救済され亡くなったのでしょう。」
大神は怒りを内に秘め、自制しながら、久方ぶりに口を開いた。
「……花火くん。君を救う事も、許す事も、俺には出来なかったし、出来ない…。」
大神は花火に詰め寄り、彼女の瞳の奥にある絶望を覗き込むかのように、その
瞳を凝視し、続けた。
「…少なくとも、エリカくんは…納得しながら、後悔無く逝けたんだね…?」

花火は、死者に嫉妬を覚えた。
現にいる彼女を罰する事よりも、死者への気遣いを優先する大神。
(ごめんなさい。エリカさん。)

「偽りの神。そして…救いを得ながら…。安らかに逝かれました……。」
大神は再び激昂し、片方の腕だけで、花火のか細い首をわしづかみにして、
彼女を宙に吊り上げる。
花火の足先が宙を掻く。
「…ぁ。ぁ…ぐっ! ぁ…ぐ…。」
「何だとぉ!? 言え! はっきりと〔普通の人間〕に通じる言葉で話せ!」
「昔から、お前の言葉は俺には通じていないんだよ…っ!」
そうして、大神は容赦無く花火を床に叩きつける。
「う…ぁ…! っ…あ! っう…。」
この時の衝撃で、花火の左腕の骨が、儚い硝子細工のように砕けて折れた。
792暇人:02/02/17 18:28 ID:01/ANdCz
<ギロチン>

私は、エリカさんが虚ろに満たされている理由を知ってしまいました。
処刑台の下で控えていた、諜報宣伝省の役人と思われる男が、磔直後のエリカ
さんの首元へと何かのアンプルを抽入するのを、見てしまったのです。
まるで、首から脈拍を測るかのように振る舞い、その瞬間、注射を終了してお
りました。
エリカさんが、最後に群集や政府を指弾し、又は彼女からの情報漏洩を恐れた
のでしょう。

彼女は最後の最後まで、その信仰そして、魂と肉体を他者に弄ばれました。
恐らく麻薬に該当する薬品の効果で、神を感じながら、全ての終局を迎えたの
でしょう。

生来の特異な能力、華劇団への選出、そして…この結果。
彼女は遂に、自らの人生の主人となることが出来なかった…。
可哀想なエリカさん。
(…でも。私も…。)

そして、杭の束縛から開放され、最後の束縛である肉体を断ち切るためにギロ
チン台にその頭が据え置かれました。
彼女の至福に満ちた穏やかで、しかし虚ろな視線は確かにただ一点。
すなわち、この私を見つめておりました。

膝が砕け落ちそうになるのに耐え、視線を逸らさずに立ち尽くす事が私に出来
る、彼女への唯一の餞…。
793暇人:02/02/17 18:29 ID:01/ANdCz
<審判への階梯>

大神は再び号泣する。
花火から、エリカはその最後まで、他者に弄ばれた事を知ったから。
そして。
自らが愛した者の、非業の最期を再認識したが故に。

「エリカくん…エリカくんッ!! 済まないィッ! 俺が…俺がぁぁ!!」
「大神さん。ご自分をお責めにならないで…下さい。」
「ぶらん」とした左手をだらりと下げ、花火はよろよろと大神に近づき、その畳
に突っ伏す大神の、広い背中をいとおしげに愛撫する。

「触るなッ! お前の所為で! お前の所為でェ!」
大神は力の限り、自らの背中を蛇のように這う花火の手を払いのける。
「…大神さん。やはり、エリカさんの事を……。」
そう呟く花火の表情には、暗い喜びが湛えられていた。

「何だぁ!? その顔は…!」
大神は花火を押し倒し、辛うじて纏っていた上着を、憤怒にまかせて、ぼろぼろ
に引き裂く。
花火の上半身は、隠すものとてなく、あらわと成る。
そして、花火のスカートの中へと手をまさぐり入れて、下着を剥ぎ取り、花火の
口へとその下着を押し込み、その耳元で囁く。
「お前の辛気臭い…自分が一番不幸みたいな馬鹿話は沢山なんだよ…。」
しかし、花火の視線は大神だけを貫き、その浮かべる表情は愛しい想い人に抱か
れる清純な乙女そのままであった。
794aso:02/02/17 18:29 ID:O3+PYf6y
くり生剥けの女がいたYO.
http://www.pink2ch.gasuki.com/
795暇人:02/02/17 18:30 ID:01/ANdCz
<エリカの場合・終曲>

私の肉の身体は、杭から外されるとまた、固定されました。
首を特に念入りに。
しかし、不浄なる肉の身体、そしてこの世界から逃れられる事に喜びこそ感じれ
ど、恐怖や後悔はまったく無くて。
…でも、心の片隅では、何かが違うような気もするのです。

ふと、顔を上げると色々な人が沢山いました。
男の人。
女の人。
若い人。
年を取った人。
その中で。
もう、誰だかはわからないのですが、とてもとても懐かしく感じる人がいました。
黒い喪服を着た、若い女の人。
悲しそうで、そして同時に、嬉しそうな顔をした女の人。
彼女も私を見ていて、私も彼女を見つめます。

「それでは、親愛なる巴里市民の諸君。これより、共和国政府と神の名において、この女囚
エリカ・フォンティーヌの処刑を行います。」
あれ…? 私の名前が呼ばれています。
(はいはいはーいッ! エリカは私です!)
口に出したのか、思っただけなのかも、もう分かりません。
ただ、あの女の人だけを見つめます。
何かを、想い出しそうな…。

「がたっ! ……シャーァ」
重い鋼鉄の刃が、発する摩擦音。

その時あの女の人が、綺麗な綺麗な笑みを浮かべました。
(……! 花火さん!)
そうして、今起こっている事、この次の瞬間起こる事全てを…理解してしまい。
(大神さんッ! 私は大神さんを……っ! 嫌ァァ!!)
そうして、何かを言おうとして口を開いたのですが…。
「ガタンッ!!」
「ゴロ…ゴロ……。」
視界がぐるぐると回り、反転します。
嗚呼、私は…首だけ……。
そうして、私は無に還りました。
796暇人:02/02/17 18:30 ID:01/ANdCz
<審判への階梯>

大神は、花火の下半身に残った服をそのままに、乱暴に花火へと進入した。
その行為には、愛情は微塵も存在せず、ただ相手を機械的に傷つけ、破壊する
ための機械的反復であった。
「糞っ! 糞ォ! 糞ッッ! エリカぁッ!」
花火はぼんやりとした焦点の定まらぬ瞳で、己の純潔を汚す大神を見上げていた。

「私。そう私が悪いのです。力が無く…女で在り過ぎたが故に。」
荒々しい行為を続ける大神の強い髪を、無事な右手で優しく、梳っていた。

松明の淡い光の中、男女の営みは続けられ、その息遣い、粘着的な音が響く…。
ただ、そこには愛は無く、憎悪と絶望が彼らを結びつける唯一の物。
797名無しさん@ピンキー:02/02/17 21:07 ID:lHmlxgiI
>暇人氏
独特の雰囲気が漂う作品ですね。
淡々と語られるなかに感情が篭ってない感じで妙な感じ(悪い意味ではない)。
でも花火とエリカの双方から見た展開があるのはいいんだけど何か分かりづらいです。
まぁ私が単に読解力が無いせいかも知れませんがね。
最初に書きましたが雰囲気作りは大したものだと思いますんで…勿体無いです。

798暇人:02/02/17 21:43 ID:Ij6rAkCt
どうも、他の方々が読みやすい文章が書けなくて悩んでおります。
それと、所用が御座いましたて、少し頻度が落ちるかもしれないの
ですが、4も出るので、出来れば続けさせて頂きたいと思っており
ます。

>788
皆さんのご意見から、こちらのスレで宜しいようですね。
ラチェですが、残念ながら、映画を見ていないのでキャラが掴めま
せん…。
小説を読めば、少しは補完出来るかもしれませんね。

>797
適切なご批評に感謝致します。
確かに自分で読んですら、読み難いです…。
このシリーズでは、もう修正は不能ですが、次の機会が御座いまし
たら是非読みやすくかつ、面白いものを書く努力を致します。
799797:02/02/17 22:56 ID:lHmlxgiI
>>798
いえ…出すぎた真似みたいで申し訳ないっす。
私ら読者は読むだけで批評(文句)くらいしか出来ませんからね。
その辺は勘弁してください。

339氏は今日は来られませんでしたね。
毎週日曜は更新があったんで期待してましたが…。
今は暇人、339氏両名しかこのスレで書いてくれてないんでお二人には期待してます。

…勝手ばかりだな・・・鬱だ・・・
800暇な男:02/02/18 00:21 ID:iAvjfM1l
>>795
マジでいい
801名無しさん@ピンキー:02/02/18 01:02 ID:I9LY+J4P
802暇人:02/02/20 19:17 ID:+M47b855
「では、そこの君。どうぞ。」
「私は、NYトリュビューン巴里特派員の××です。」
まだ学生の雰囲気が抜け切れていない、背のひょろ長い亜米利加人が問う。
「えー、仏蘭西と致しましては、日本との緊張が高まっている昨今、更に隣国であり
欧州の隣人でもある、独逸との関係悪化をどのように……。」
質疑は踊る。
されど、進まず。

先の大戦が残した、仏独間の紛争の火種…アルザス・ロレーヌ及びルール工業地帯
の帰属を巡る諍い。
仏蘭西の対日政策の強行策のより、列強のパワーバランスも崩壊しつつあり。
再び、戦火が世界を…。

「ようやく、馬鹿な記者どもから開放されましたよ…。遅くなり申し訳ありません。
大統領閣下。」
大統領は大仰に手を振り、諜報宣伝大臣の礼を払う。
「いやいや。そんな事よりも…例の華撃団の残党の処刑のほうはどうだったかね。」

「ほう。盛況な賑わいだったかね。それはなにより。」
諜報宣伝大臣の報告を聞き終え、大統領は愉快そうにその大柄な身体を震わせる。
執務室には、霧の如く紫煙が立ち込めていた…。
「それはそうと…。懸案である、忌々しい賢人機関への対処は如何に…?」
大臣の問いに、大統領は満足げにモノクルを弄ぶ。
「各国の首脳との確約も取り付けておる。皆、あのような目障りな機関は嫌っておる
からね。」
「では、都市防衛を気取り、戦争抑止を自認するあの…老人どもも御終いですね。」

「それは…そうと。ブルーメール家のご息女はどうした…?」
にやりと、厭な微笑みを浮かべ、諜報宣伝大臣は微笑む。
「餌の用意は完了。後は、閣下のご随意に…。」

803暇人:02/02/20 19:18 ID:+M47b855
<鎮魂歌 グリシーヌ・ブルーメール>

グリシーヌは知っていた…。
自分達が負けた事の意味。
そして、それが齎す結果。

貴族として、民衆を導く支配階級の人間として、色々な物の存在を知っていた…。
賢人機関。
現職の仏蘭西大統領や世界各国の指導者の思惑。
そして…大神や仲間の居場所。
エリカの死を知ったグリシーヌは、花火には何も知らせずに一人向うは…リヨン大聖堂。
仏蘭西第二の都市にある、寺院地下へ。

しかし…。
身重の身体が往年の勘を鈍らせたのか、大統領府直属部隊に捕縛される。

自身の両脇を、武装した兵が囲み地下へ地下へと連行する。
エリカやコクリコの末路を知るが故に、自身に待ち受ける運命を知り、舌を噛み切り
自害して果てようとしたが…出来なかった。
…死ヌ前ニ一目隊長ニ会タイ…。
804暇人:02/02/20 19:18 ID:+M47b855
グリシーヌは、地下最深部にあるドアの前に立たされた。
地下には不釣合いな豪奢な扉である。
「入れ。」
自身は、扉の外に控え、兵は促す。
部屋に入ると、眩い光に思わず目を細める。
外との、光の明暗が激しい。
「お久しぶりです。ブルーメール嬢。」
聞き知った声が彼女を迎える。

「お前は…! やはりな…。この、死の商人が…!」
豪奢な部屋に似つかわしくない…忌々しい「拷問具」が並ぶ部屋の、執務机に座る男
は、薄くほくそ笑む。
「失敬な。今の私はこの国の支配者。口を謹んで戴こう。」
「…隊長やグラン・マ達は何処だ?」
大統領は、シガーに火を付ける。
「かっての婚約者…。貴方が捨てた男を前にして、それですか。」
グリシーヌは眉を顰める。
「馬鹿な。お前がかってに、父上に話しを持っていっただけだろうが…。」
「ふん。私が商人風情だった故、貴女の眼中にすらなかったようだ!」
感情を激し、大統領は続ける。
「まずは、これを見て貰おう。」
手元のパネルを操作すると、部屋の本棚がスライドし、隠された棚が現れる。
805暇人:02/02/20 19:18 ID:+M47b855
「なっ……! あ、嗚呼…。そんな…っ!」
「う…うぐっ!」
グリシーヌの慟哭と、嗚咽そして嘔吐を愉快そうに眺めやりながら、口を開く。
「安心なさい。貴女が愛する…隊長はこの中には在りません。まったく、あんな東洋人
のどこが良いのか…。」
隠された棚には、硝子瓶の中、フォルムアルデヒドで浸された…。
髪が揺らめく首首首。
切断された断面の、血管や筋肉、脂肪そして脊髄が淡く光を受け、ゆらゆらと揺れてい
る。
グラン・マの金髪。
メルの青黒の髪。
シーの赤茶の髪。
etc....
目を見開き、血が抜けきったその皮膚や顔相はもはや、生者のそれではなかった…。
806暇人:02/02/20 19:19 ID:+M47b855
「殺してやる…! この下衆がっ…!」
グリシーヌは嘔吐の後の口元と、涙を拭いながら、獣のような鋭い眼光で大統領を
射すくめる。
瞬間。
近くの棚に陳列される「拷問具」の中から、適当な得物を奪い、疾風の如く走りよる。
「ぱぁーん!」
部屋に立ち込める硝煙の匂いと煙。
「あ…ぐぅ…っ! くぅっ…っ! き、貴様…!」
グリシーヌは撃たれた肩を無事な方の手で押え、膝を落とす。
押えた手の隙間からは、押えても押えようも無く、血が流れ続けていた…。

「ふふ。手負いの獣は美しいですねぇ…。油断は禁物です。」
と、「ぱぁーん!」ともう一発。
グリシーヌの無事な方の肩を弾丸が貫通する。
「あが…ぁぁ! ぅぁ…こ…の下衆がぁぁ…!」
自らの血溜まりの中に倒れこみながらも、鋭い眼光は緩まず、悠然と自らを見据える
男へと向けながら意識を失う。

大統領は室内電話を取り、部下を呼ぶ。
「ああ。衛生兵を早急に遣せ。それと…あの部屋を用意しておけ。」
 
807暇人:02/02/20 19:21 ID:+M47b855
分かり難いと思うので補足します。
一応、グリシーヌが何故死んでいたか…の話で、<審判への階梯>
の少し前の話です。
グリシーヌは普通のスタイルで苛めさせて頂こうと思っております。

ちょっと、文体も変えたのですが、ご容赦を。
808100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/20 20:07 ID:ikM7Wald
>>807
文体の雰囲気が以前と変化しましたね。
以前に比べても凄く読みやすくなったと思いますよ。

グリシーヌの魅力は何と言ってもあのプライドですね。
それを崩していくのが、この場合一番の醍醐味になるのでしょうが…。
やはり彼女は最期まで変わらないのでしょうね。

ところでグリシーヌの父親の話が出てきましたが
ゲーム本編には出てきてないですよね?
あの若さで両親がいないのもある意味妙な話ですが…。
グリシーヌの死によってブルーメール家も断絶する事になる訳ですね。
これは彼女にとっても大きな苦しみでしょうか…。

苦しめる要因は幾らでもありますね。
暇人氏期待してます。



809名無しさん@ピンキー:02/02/20 21:36 ID:kBq+i4m7
>暇人さん
いよいよグリシーヌですか、凄く期待してます。
私なんかが言うのも失礼ですが、改行もままならなかった初期の頃より
かなり上達されましたね。
とても読みやすくて良いです。
810名無しさん@ピンキー:02/02/24 03:02 ID:bczByE4O
暇人がいなくなると…寂れたものだ。

今日は日曜…339は現れるのであろうか…
811暇人:02/02/24 15:13 ID:cUm2vMSy
「……ぅ。」
意識を取り戻したグリシーヌの目に広がる光景は、漆黒の闇の中に所々灯る
火が、赤々と爆ぜる饐えた臭いのする空間であった。
頭を左右に振り、混濁した意識を振り払う。

「ようやくお目覚めですね。高貴なるグリシーヌ・ブルーメール嬢…。」
仏蘭西大統領へと地位を上り詰めた、元多国間兵器販売商が、おどけた仕草
で恭しく一礼する。
だが、そのグリシーヌを凝視する視線には、先ほどまでには見られなかった
険が込められている。

ようやく意識の混濁から抜け出してグリシーヌは自らの身体が、天上から釣
り下がる鎖にきつく戒められている事に気づいた。
双肩の傷も痛みはするが、丁寧に治療された跡がある事にも。

「これは…どういうつもりなのだ……? 殺すならば一思いにやるが良い…!」
大統領は嘲るように、自身の肥満した腹をさする仕草をする。
……妊婦が体内の赤子を慈しむが如くに。

「………くっ!」
グリシーヌが強いて、自身の意識から追い出していた事。
自らの妊娠の事実。
その事実を再認識させられた以上、もはや自らの死は避けなくてはならない至上
命題となった。
……例えそれが、種が誰の物か知らぬ子であっても。
812暇人:02/02/24 15:14 ID:cUm2vMSy
「いやはや…驚きました! 治療の際に部下からその事を知らされた時の私の驚
きの大きさといったら…!」
大統領は戒められ吊るされるグリシーヌに近寄り、いとおしげにその頬を愛撫する。
グリシーヌは、顔を顰めそれを避けようとする。
と。
「パンっ!」
地下のその部屋に、グリシーヌの頬を殴打する音が響きわたる。

「貴女には正直失望しました…。私が愛した女性が……売女だったとはね!」
グリシーヌは屈辱と恥辱に耐えかね、自らの下唇を血が出るほどに噛み締めて、身を
怒りに震わせる。
「……貴様には関係の無い事だっ! この程度で付け上がるな……!」
大統領は苦笑する。
「ふふ。まだ、現状を理解していないようだ。貴女の父上及び母上、そして…お腹の
子と…大神の運命は全て私の手の内なのですがね。」

「この卑怯者が…っ!!」 
グリシーヌは憤怒に身を焼きながらも、目の前の男を睨み付ける事しか出来なかった。
その様子を見て、大統領は暗い喜びに満たされる。
かって自分を無碍にした女の全てを、今、自分が全て支配しているという幻想によって。
813暇人:02/02/24 15:14 ID:cUm2vMSy
「静かにすると約束するなら、戒めは解きます。どうです…?」
「……勝手にしろ。」
そしてグリシーヌの戒めは解かれる。
「では。服を脱ぎなさい。」
グリシーヌはその美しい眉を顰める。
「何だとこの下衆が…っ。 ……否。そうであったな……。」
彼女は悲しそうに自嘲し、自らの服を一枚一枚脱ぎ捨てて行く。
「ほう。流石にまだ、お腹は目立たないようで。結構結構。」

「おっと。まずは、上半身だけ…脱いで下さい。」
グリシーヌは大統領を睨み付けながら、臆する事無く、服を脱ぎ上半身だけ裸となる。
乳房が大きい仏蘭西人としても、更に平均より豊満なグリシーヌの乳房。
それを、手で覆い隠す事もせずに、堂々と大統領に向かい会う。
大統領の息が浅く、そして速くなって行く。
「少しはレディとして、殿方の前での恥じらいを持ったらどうです…?」
余裕を持った物言いであったが、その興奮は隠しようが無い。
その様子を感じ取り、グリシーヌは挑むかのように呟く。
「……貴様など男の内には入らぬ。」

「糞っ! 何時も何時もそうだった…! お前は私が求婚した時もその態度でっ…!」
大統領は軽く激昂する。
そして、グリシーヌを硬く冷たい石の床に跪かせて、彼女の乳房を舐る。
ぺちゃぺちゃと…唾液が粘る音、彼女の白い肌を舐る際に生じる粘液的な音が響き男は
興奮を高めて行く。
だが…グリシーヌは下唇を噛み、顔を顰めてその不快感と屈辱に耐えるばかり。
814暇人:02/02/24 15:15 ID:cUm2vMSy
大統領はグリシーヌの乳房から口を離し、スーツの排尿口から自らの天を向き屹立する
物を露出し、グリシーヌの両乳房でそれを挟むように命ずる。
だが。

「…覚えておけ。身体は支配出来ても、決して心は貴様の物にはならぬ事を……。」
グリシーヌはそのおぞましき物を、自らの両の乳房で挟み込み、その屹立する物を
揺すり、擦り、刺激する。
大統領はグリシーヌの金髪を鷲づかみにしながら、自らも腰を動かす。
その表情は、涎すら垂らし兼ねないほどに、弛緩していた。
程なく。
ぴゅっ! ぴゅっ! と白濁液がその屹立した物から噴出し、グリシーヌの乳房のみ
ならず、その白皙の顔面及び金髪をも汚す。

「はぁはぁはぁ…舐めろ。舐めて綺麗にしてくれ。」
グリシーヌは顔に垂れ邪魔な自らの金の長髪を片手で押さえながら、もう片方の手で
その未だに屹立する物を手に取り口に含む。
一切の表情を無くしたかの様に、感情を抑えそのおぞましき物を白濁液と共に舐める。
くちゃくちゅ……。

(隊長……。私は…如何すれば良いのだ……? 如何すれ…ば。)
表情を無くしたグリシーヌの頬を、涙が伝い落ちる。
815暇人:02/02/24 15:22 ID:8kAEilhq
>100グラマーさん
確かグリシーヌの両親は存命でしたよ。
詳しくはわからないのですが…確か。

100グラムスレの方の貴方のSSも拝見しておりますが、
面白いですね。
頑張って下さい。

>809
ありがとう御座います。
やはり、読みやすくするのが一番難しいですね。
816100グラマー ◆gKddwfIM :02/02/24 20:48 ID:bczByE4O
>>815
あれ?そうでしたか??
ふう…私もまだまだ研究が足りてませんな。

100グラムの方もぼちぼちですね。
最近マンネリ化してきてるので何とかせねばならないのですが…。
難しいものです。
817名無しさん@ピンキー:02/02/27 00:14 ID:O9kalwbu
339さんは最近来ないね…
818名無しさん@ピンキー:02/02/27 21:20 ID:mh/GR2NY
まさか入院??
819名無しさん@ピンキー:02/02/27 22:19 ID:O9kalwbu
>>818
ありうる話だな…。
ここで花火を弄るものは何故か原因不明の理由で音沙汰が無くなるからな。
ギャルゲー板の死神D・C、暇人、、何かがあるぜ!ここには!
820暇人:02/02/27 22:44 ID:Plr7mnlo
いやぁ、お忙しいだけでしょう。
多分……。

恐れていては、先へと進む事は出来ません。
ただ、最近胃が痛くて…(w
821暇な男:02/02/27 23:35 ID:jSFxNvls
>>820

ストレスっすか?
身体に気を付けてください
822名無しさん@ピンキー:02/02/28 18:22 ID:ejNnEn5U
>>820
花火の呪いは暇人の胃を蝕んでいたのか・・・。
次は100グラマー辺りが呪われるのだろうな。
823100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/02 22:23 ID:ooGJ7a19
暇人氏もお忙しい様で大変ですね。
ここは暇人氏がいないと静かになってしまいますな。
御苦労をお掛けしますが期待しております。

339氏もSSを書く書かないは別としてお姿を確認出来れば、嬉しいのですが。

>>822
取りあえず今の所は問題無いです。
824暇人:02/03/03 21:42 ID:9dzNE0nS
最近少々忙しいので、書く時間が無いです…。
でも出来るだけ、近いうちにアプしたいと思って
おります。

>821
有難う御座います。
何時もの事なので、もう慣れています…。

>823
339さん最近来られませんね…。
やはり、ご多忙なのでしょうか。
私も、出来るだけ頑張って行きたいですね。
1
825暇人:02/03/04 21:22 ID:TYaGqgXU
「…ふん。売女が。」
自ら強制させた行為であったが、従順に跪いて口淫を行っているグリシーヌに
対し一抹の不快感を持つ。
否、失望だったのかもしれない。

「そんなに命が惜しいものかね。そこまでして……。」
グリシーヌは、眼光鋭く機制を制する。
「言うな……! 今の己がどれほど浅ましいかは自分が一番…知っている……。」
一瞬、彼女の表情に生気が戻る。
「だがな…。真に守るべき物も、誇りも持たぬ貴様には…言われたくないものだな…。」
「……糞っ! 何処までも不快な女だ…!」
彼女から身体を離し、そそくさと自らの服装を整える大統領にグリシーヌは蔑むような
視線を注ぐ。

「見るな…! そんな…そんな目で私を見るな…っ!」
「哀れだな…貴様は。辱める事でしか、優位に立てぬとは…な。」
「…いつもそうだった。何故お前は私を…私を…ぉぉ!!」

グリシーヌの身体に馬乗りになり、彼は彼女を殴り続けた。
主にその美しい白皙の顔を。
人を見下したような表情を湛えるその顔を。

「はぁはぁはぁ。あああ…糞糞糞…っ!」
彼の下で、グリシーヌは血と折れた歯の欠片を撒き散らし、つぅーと血を流し続ける。
鼻から…口から。
顔は殴られていない部分を探すのが難しく、内出血で赤黒く又は紫色に腫上がり、心なし
かその体積も増したようですらあった。
826暇人:02/03/04 21:23 ID:TYaGqgXU
大統領はぐったりとし、顔を腫上がらせたグリシーヌの頬に手を持って行き、まるで恋人
を慈しむかのように、撫で擦る。
「…貴女が…貴女が悪いのだよ……。私を…受け入れさえしたら……!。」
グリシーヌは、自身の頬を撫でる手を跳ね除け拒絶する。
「ゃ…めろ。誰が……貴様など。何ら…貴様は変わって…おらぬ。」
そして、一瞬哀れむような視線で彼を一瞥して。

「……昔と変わらぬ最低の…下衆だ…な。」

大統領の顔がひくひくと痙攣し、引き攣る。
「この女がぁっ!! 殺してやる…殺してやるぞ……。」


「ほぅら。10秒だけやるから…精々逃げ惑えぇぇ…!」
「ぱぁーん。」
拳銃を取り出し、宙に向け発砲する。
しかし、グリシーヌは屹然と彼に視線を向けたまま、動こうとはしない。
「…撃ちたくば、撃て。」
グリシーヌの額に焦点を合わせ、銃口を向けるが、その手は細かく震えてかたかたと音を
響かせる。
「お、お前はぁぁぁ!!」
そして。
827=完全無料ダウンロード特集=:02/03/04 21:23 ID:lk41xxt1
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828暇人:02/03/04 21:23 ID:TYaGqgXU
ぱぁーん。パンっ! パン! パァーン!」
銃声が4回。
がちゃ。
彼の手から、拳銃が滑り落ち床に落ちる。
「わ、わ、わぁ…たしがぁぁ!! 撃てないとでもおぉ思ったかぁ……ぁぁ!」
「あ…ぁ……ぐ…ぁ……!!」
グリシーヌは、両肩の傷口を再度そして、両足の太ももを一発づつ打ち抜かれて、自らの
血の池へと倒れ込む。
再度の銃撃と出血で目が霞み、末端の四肢から冷たくなり、死の先触れを感じながら想う。
大神の事。
花火の事。
…自らの両親、そして腹に宿る生まれる事の無いであろう、子の事を。
そして意識が途切れる。

「お目覚めですか?」
(……何故だ? 何故あの男の声が? 私は…また生かされたのか……。)
しかし、身体が動かない。
と言うよりも、四肢の感覚がまったく存在しない。
目も何故か開く事が出来ない。
「…いい加減にしてくれないか。殺すならば……殺してくれ。」
疲れと絶望に彩られた声でグリシーヌは呟く。
そして、気づく。
声は出るようだ…と。
829暇人:02/03/04 21:24 ID:TYaGqgXU
「勿論…貴女には死んで頂きますよ。」
「少しお時間を下さい。」
瞼は糸で縫いつけられていた。
それを、抜糸される。
「では…御覧下さい。」
グリシーヌが横たわるベッドの前に、大きな姿見があり、彼女を映している。
そこに映るグリシーヌには…手も足も存在していなかった。
具体的には、手は関節の部分から下が無く、足は綺麗にその付け根から失われて
いた。
鋭利な刃物で切断されてはいるが、医師の手によるものか、血管は縫い合わされ
出血は押えられている。
だが、その切断面には血が滴り、桃色の筋肉や黄色みを帯びた脂肪、そして腱や
肉が剥き出しに露出していた。

「ぁ…あああ嫌ぁーーっっぁぁ!! ぁぁぁ…! ぁぁ………!」
「ほう。貴女でも女らしい声で鳴く事はあるのですな。」
「それと…こちらもどうぞ。」
大統領はその姿見を移動させる。
そこには。

グリシーヌの両親が立っていた。
首が無く、既に白蝋化が進んだ状態で。
そのミイラは自らの首を、自身の手で捧げ持つように固定され、天上からぶら下げられて
いる。
「言って置きますが、これは私がしたのではありませんよ。」
慌てたような芝居じみた口調で言う。
「あの怪人どもの仕業です。」
そして、グリシーヌの耳元で囁く。
「貴女達が…否、貴女が…負けた結果がこれ…ですな。」
830暇人:02/03/04 21:24 ID:TYaGqgXU
グリシーヌはうわ言のように、か細く呟き続ける。
「…隊長……隊長……助けて……助けてくれ……。」
「……ようやく、グリシーヌ嬢。貴女も女らしくなったようで。」
「もう、手遅れですがね。」

「では、最後にもう一つ…。」
彼は硝子瓶に入った物体を彼女の枕元に置く。
「貴女の……子供です。 未熟児でしたがね。」
自らの冗談に大笑しながら、それを指差す。
瓶の液体の中には、まだ人間というよりも蛙のような両生類に似た、目の大きな胎児の
残骸が漂っている。
乱暴に掻き出したのだろう。
既に、原型を留めてはいなかった。

「うふふ…。ふふふ…。ははは…。あーはっはははぁ……!」
グリシーヌの瞳は焦点を失い、顔は弛緩し、その緩んだ口からは涎と何時までも続く笑
いが漏れ出るのみ。

拳銃を彼女の眉間に押し付け、グリシーヌを見下ろしながら……。
「…貴女のレヴュー、いつもいつも見ていました。」
がちゃ…弾を込める。
「貴女は…私のことなど気づきもしませんでしたがね…。」
撃鉄に掛けた指に力を少しづつ込める。
「…しかしね。私は貴女を愛しています。」
「これが…私の愛……。」

「ばぁーん…。」

そして…全てが終わった後、大統領は自身のコメカミに銃身を押し当てて。
「バァーン。」
グリシーヌの屍に自らのそれを重ねる。
831名無しさん@ピンキー:02/03/04 23:51 ID:cyrwLJUa
>暇人さん
鬼畜度が更に増して素晴らしい出来です。
欲を言えば、ダルマ状態のグリタンをもうちょっと生きたままいたぶって欲しかったです。
832名無しさん@ピンキー:02/03/05 00:02 ID:lmfCj9xa
ふつうにはまっているオレがいる…







そんな自分を愛してやまないが。
833名無しさん@ピンキー:02/03/05 23:50 ID:QGE5dFDM
暇人氏以外の作家の先生方は何処行ったんでしょうね。
エリック、スター魔淫とか…
834名無しさん@ピンキー:02/03/07 00:33 ID:LgngHaxK
DCが去ってからここの作家さん達は一気にやる気を失ってしまった。
考えてみると暇人だってSSを書き始めたのはDCに影響されたものはかなり大きいだろう。
339もDCの話題がサクラの本スレで挙がったときに書く気になった。
DCはそういう意味でも大きい影響力を持っていた。
彼女が再降臨する事はもはやありえないだろうが…敢えて言おう!
DC!戻ってきてくれ!
835名無しさん@ピンキー:02/03/07 01:41 ID:X2QkXWEo
下記のHPにDCさんの彼氏らしい人がいますよ。
一度、聞いてみたら如何?
ttp://muvc.net/girumoa/akagumi2.html
836名無しさん@ピンキー:02/03/07 07:59 ID:LgngHaxK
>>835
ここは知ってるけど…彼氏?
管理人がそうなの?
837暇人:02/03/07 08:43 ID:5JCmBGPa
>835
本当にDCさんのお知り合いのページなのですか…?
無理は言えませんが、4の発売と同時にDCさんが再臨されたら
僥倖に極みですね。
838名無しさん@ピンキー:02/03/07 21:12 ID:LgngHaxK
>>837
おお暇人。
貴方のレベルもそうとう上がったね。
今ならDC一人にも余計な負担をかけることはあるまい。

ギャルゲー板の死神よ!復活せよ!

>>835
詳しく教えてくれ。
DCの彼氏とはここの何者なんだ?
839100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/08 00:10 ID:Y0muj3/O
>暇人氏
相変わらず…と言うより更にハイレベルなSSになってますね。
私のとは雲泥の差。やはり取り組み方が違うのでしょうな。

DC女史が話題に挙がってますがどこで何をしていらっしゃるやら。
かの死神には是非お会いしたいものだ。
840名無しさん@ピンキー:02/03/09 23:17 ID:8kFyi6+3
841100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/10 00:40 ID:OJotX8s+
>>840
………。

嗚呼、桜が咲く頃に近づいたね。
楽しみです。
842スター魔淫:02/03/10 03:03 ID:ySX+arGA
>>833
いや、どうも、見には来てるんですよ。せっせとテキストに落としてます。
その、私の場合は、花火にチンポが付いてるんで(男で無くふたなりですが)
本スレであんだけ無茶苦茶になっちゃてるから、なんかイヤーな感じがして。
光武にチューブをつないで、ポコチンから霊気を吸われるとか考えていたんですが…。
サクラ4が出るし、しばらくしたら新ネタで挑戦するかな。
843100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/10 12:27 ID:OJotX8s+
>>842
おお、お久しぶりです…いや初めましてというべきなのかな。
4発売も近づき沢山の人が戻って来られると嬉しいですね。

>光武にチューブをつないで、ポコチンから霊気を吸われるとか…

凄まじい展開ですな(;´Д`)
期待しております。
844名無しさん@ピンキー:02/03/10 23:20 ID:b+FCcah8
>>842
新ネタ期待してます。
845100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/13 23:33 ID:Gvynjag3
>>835
結局彼の言う事は本当だったのかな?

いずれにしても、もう来週にはサクラ4をプレイしているはず。
ここにも沢山の人が戻って来ることを願うばかりです。
846100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/15 19:19 ID:Ocd5b39y
暇人氏が来られないと寂れる一方…。

私に出来るのは上げとくだけ。
847暇人:02/03/15 21:23 ID:nWR/PO02
お久しぶりです。100グラマーさん。
どうも花火は書き難いです…。
詰まってしまって違う話を書いていたり。

ところで339さんが来られないようでしたら、どなたか続きを引き継がれては
如何でしょう…?
まだ、尚早だとは思いますが。

848100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/15 21:43 ID:Ocd5b39y
>>847
おお、こちらこそ。
確かに花火は書き難い様ですな。
DC、339…皆さん途中で音信不通に…。
まぁ339氏の場合はDC女史のSSの続きが見たいと言う声に応えてくれたものですから、
ここ最近の静かさにやる気を失われてしまったのかも知れませんが…。

それとSSの引き継ぎですがどんなものでしょうねぇ…。
私ではあの文体は模写出来ませんし、何方かいらっしゃいますかね?
849名無しさん@ピンキー:02/03/15 22:16 ID:BMH25wlC
>848
文体にこだわらなくてもいいと思うよ。
850☆期間限定完全無料☆:02/03/15 22:16 ID:6/kMlz7p
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ログイン ID u1001171
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851暇人:02/03/15 22:28 ID:K8PCIds9
DCさんの新作は待てば多分835のページで拝見する事が
出来るのでは。
だから、文体や内容は無理に真似ずとも良いのでは。

今続き書いているのですが、むちゃくちゃです。
書き直そうとも考え中です…。
852暇人:02/03/15 23:31 ID:0FC2f6DI
「それはどういう事ですかな…。」
青白い痩せぎすの諜報宣伝大臣は、演壇に立ちながらも片足をかたかた
と神経質そうに蠢かせ続ける。

「大統領は…暗殺された。と、理解致しました。」
「ただ…。」与党の重鎮議員が続ける。
「あなたの大統領への自動昇格は超法規的措置により無効です。そして
…大臣…貴方には後ほど特別査問委員会が査問に訪れるでしょうな。」

──仏蘭西に自由を! 議会超党派による新政権発足──
  LE MONDE(ルモンド)紙社説
巴里市の先の災害への対処を目的として結成された、諜報宣伝省の解体
が議会超党派により可決された。
兼ねてより、平和裏における存在が疑問視されていた同省であるが、よ
うやく新政権発足と共のその短い役割を終える。
同時に、元諜報宣伝大臣●●氏への追求を行われる模様。
事後立法も辞さない態度で臨むとの見解を先ほど、警視総監が言明。
853暇人:02/03/15 23:32 ID:0FC2f6DI
<葬送へ>

突然、その暗闇に光が差し込む。
年代物の葡萄酒をラッパ飲みしつつ、痩せた貧相な男が階段をよろめき
ながら降りてくる。
「くくく……。 まだ…生きていやがったかこの黄色い猿どもが……。」
慣れない酒に飲まれたのか、元大臣の目は充血し、鼻の頭が赤くなって
いる。
奇声を発し、もはや正気は失われていた。

花火と愛の無い結合を果たしていた大神であったが、急いで花火の中か
ら自身を引き抜く。
つーぅと粘液が糸を引くのも構わず、大神はそのまま引き抜き、地下へ
と降りてきた男へと襲いかかる。
「……貴様が……貴様がぁ! 皆の仇…!!」

「あぁ…?! あははは! 猿が丸出しで走って居やがる!」
下半身を露わにして自身に走り寄る大神を見て、元大臣は笑い転げる。
「がっ…っ!」
大神に渾身の力で殴られ1メートル程宙を泳ぎ、壁に激突する。
「ガシャーン!」
その手にしていた…葡萄酒が地を濡した。

元大臣は虚ろな焦点の合わない視線を、大神から花火へと忙しなく移動
させ、覚束無い手つきで懐を探る。

「ぱん。」

湿気たクラッカーのような音。

大神は眉間から血を噴出し仰向けに倒れ込む。
目を見開き、四肢が痙攣を続ける。
まるで…標本にされる虫のように無様に手足をてんでばらばらの方向へ
と投げ出しでいた。

花火の時は止まった。
854暇人:02/03/15 23:32 ID:0FC2f6DI
          『審判』

「あーっ…はっはっは! 見て下さい! まるで蛙のようにまだぴくぴ
くとのたうっていますよ!」
花火は全てを失った。
断罪…そして、そこからの贖罪をも。
彼女からは死と言う最後の安らぎすらも……奪われて。

彼女は縋る。
大神を殺し、皆を死へと追いやり、あげく失脚し自暴自棄の末、自らを
も滅しようとしている男に。

「……何故。何故、私の贖罪を…大神さんを殺したのですか……?」
正気を失った男ではあったが、花火の言葉はその彼からしてもキチガイ
染みていた。
そして彼女の言葉には答えず、ただ繰言を繰り返す。
「何でだ…? 何故だ…? あの馬鹿大統領閣下が自殺して……女の死
体を此処へと移送して……薄汚い日本乞食女をここへと移送し……。」

「……では、貴方が私を裁いてくれるのですね……?」
期待を込めた視線を、独り言を呟き続ける元大臣へと向ける花火。
「そうだ! オオガミに罪を全て被せて……。全てが終わったら処刑し
て口を封じて……。そして…私が大統領の座に……!」

花火は床に膝と両手を付き、ただ繰言を繰り返す男の背を優しく撫で諭
すように語りかける。
「さあ。私を裁いて下さい。最後の審判をこの不浄に身に……。」
元大臣はうな垂れながら、首を振る。
「そうか…。賢人機関……か。あの老人どもに踊らされていたのは私達。
そして……。」

突然元大臣は花火を指差し「お前達も……私と同じ道化…か。」力なく
呟く。
855暇人:02/03/15 23:33 ID:0FC2f6DI
「ああ。そうだ……。死ななくては。」
つき物が落ちたかのように、がっくりとした男はのろのろと床に落ちた
拳銃を探して、手を彷徨わせる。

手が拳銃を探し当て、それを掴もうとした時。
彼の手が何者かに踏まれ、押さえ込まれる。
のろのろと顔を上げると。
花火が申し訳なさそうな表情で、彼の手を踏みつけていた。

「駄目です。私を……私を置いて、貴方も死なれるなど。」
そして、儚げに微笑む。
「私を殺してから……お願い致します。」

見てはいけない禁忌のモノを見てしまった者、或いは神の怒りを買い塩
の柱と化した者のように、彼の顔面は蒼白になる。
あ…ぁ、と声にならぬ声を上げながら彼は花火の足の束縛から逃れ、腰
を抜かしたままあとじさる。
震える指を彼女に向け「お、お前は…く、狂っている。狂人だぁぁ!」
自らの狂気をも露呈しつつ花火を指弾する。

花火はふるふると首を横に振り、首をちょこんと傾げ寂しげに微笑みなが
ら「……そうかもしれませんね。だから。」と言葉を切り彼に詰め寄る。
そして。
彼の両手を自身の首へと導いて。
「殺して下さい。」
856暇人:02/03/15 23:34 ID:0FC2f6DI
花火の網膜は暗い地下の石漆喰の天井、視界の隅でちらちらと燃える松明。
そして、迫る指先を見つめている。
段々とその指先が大きく……大きくなって。

彼の親指は眼窩の下部に食い込み、人差し指と中指は上部に食い込み花火
の眼球を内部より引き出す。
つぅーと視神経の腱と毛細血管の入り混じった、黄色い感じの糸が彼女と
その眼球を繋いでいる。
眼窩の奥に黒々とした虚無を湛え、それは彼女のココロのよう。

花火はその可憐な唇の奥で歯を食いしばり、四肢が苦痛で強張る。
歯の隙間から、ため息ともつかない悲鳴が漏れ出る。
「……ぁぅぅ……ぁぐぅぅ……。くぅっ……あが!」
完全に精神の平衡を失った元大臣は、視神経が繋がっている眼球を自身の
口腔に収めて舐めしゃぶる。

「は…は。目だ。目だぁぁっぁ! まだ見えるのかねぇ…? このキチガ
イ。」
花火の残った片方の目は大きく見開かれ戦慄く。
元大臣…否、一人の¨狂人¨は花火の眼球を前歯で挟み、序々に序々に圧
力を加える。
「ぁ、視界が歪み…あがぁ……あぁ!!」ばちゃっ…! 狂人の口腔を苦い
どろどろの液体がほどばしり、溢れ出た水晶体やガラス体は彼の唇の端から
滴り落ちる。
舌で口の周りを舐めながら「キチガイの眼球。キチガイの眼球。不味いし…
苦いですなぁ。」
と歌うような節を付けて、一人ごちる。
857暇人:02/03/15 23:34 ID:0FC2f6DI
花火の耳朶は身体の他の部位にもいや増して、白く滑らであり、しっとりと
した血液の存在を予感させた。
ぽっちゃりと柔らかな耳朶を甘噛みし、耳元でこう囁く狂人。
「柔らかい。耳たぶ。耳たぶぅぅぅ。噛みたく…噛みたくなります!」
黒々とした眼窩からは、血と膿が滲み無事な方の青緑の瞳からは涙が滲む。
視界の端には四肢を失ったグリシーヌの亡骸。
そして、無残かつ滑稽な大神の遺骸が転がっている。
「……そう。花火。まだ。まだ……足りません。」そう、自身に諭す花火の耳
朶を狂人は噛み千切る。

「………あぐっぅ! ぎ…ぁぁぁ……!」
くちゃくちゃと噛みそして、嚥下する。
「キリスト曰く。これは我が肉。そして我が血である。…ふーん。不味いな。」
そして片方の耳を完全に食いちぎると、もう片方へと魔手を伸ばす。
室内に花火の歌とも祝詞ともつかない言葉が木霊する。
「Pie Jesu......。(慈悲深き主イエスよ)」

狂人は拳銃で花火の足の指を一本一本至近から銃撃し、粉砕してゆく。
パァン! 「あぐぅ…ぅぁ!」 
ぐちゃぁ。
パン!  「あ…あが!」
ぱちゃ。
パン……パン……パァン!
僅かな血糊と肉片及び骨片が飛び散るのみで、粉砕された指は原型を留めず失わ
れて行く。
狂人はその作業の最中、狂った音階で歌の先を囀る。
「Pie Jesu, Domine, dona eis requiem!!(慈悲深き主イエスよ、彼らに安息
を与え給え。)」
858暇人:02/03/15 23:36 ID:0FC2f6DI
ちょっと自信が無いです…。
間奏もとい感想、批評お願い致します。
859100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/16 10:24 ID:HAbBAr6f
うーむ素晴らしい壊れっぷりだ…。

今回は今までとは作品の波長が違いますね。
猟奇的ではありますが、台詞の節々に思わず笑ってしまいました。
こういうのも(・∀・)イイ!

339氏のSSの続きの件ですが、まだ時期尚早と思います。
もう少しで4も発売ですし何か変化があるかも知れません。
それに100グラムの人肉饅頭も終わってないですし。
860名無しさん@ピンキー:02/03/16 23:32 ID:DX3RL2uD
>>858
いい感じです。
ところで、暇人氏。
あなたの作品を835のサイトに投稿されては如何でしょう。
ぎるもあ氏の挿絵付きで、是非あなたの作品が読みたいですね。
グリシーヌネタだと、さらにうれしいです。
861名無しさん@ピンキー:02/03/20 00:28 ID:4zR5irTe
すんません、お願いがあります

サクラ大戦の真宮寺さくらのエロそうな和服のイラストを探してるんだけど
どっかにないでしょか

Q&Aはここ!エロパロ板総合質問スレッド2
にも書いたけど、たぶんここで質問した方が良さそうだから
こっちでも質問させてください

(あと、保守揚げ)
862名無しさん@ピンキー:02/03/20 00:45 ID:YQjtTvZb
>861
こちらの板へどうぞ。
http://vip.bbspink.com/ascii2d/
863861:02/03/20 04:45 ID:oCfVHFJo
>>862

スマ、気が付かなかった
ありがとうございます
逝ってきます(ノ_<.)
864暇人:02/03/20 19:44 ID:enn6WjBU
>100グラマーさん

何だか、同一作品で文体が二転三転。
主観視点もあっちいったりこっちいったり。
難しいものです。

4が出たら少しは賑わうかもしれないので
時期尚早に物事を決めないほうがいいですね。


>860
この前、あちらのチャットを経験させて頂きましたが、
とても良かった!
ギルモア氏の挿絵も(・∀・)イイ!!

実は少しづつ書いているのがあるのですが、私で良いの
なら投稿させて頂きたいものです。
(今、メール機能が使えないのでどうしたら良いか考えて
います…。)
865100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/20 20:04 ID:lsGjyLqr
>>864
文体が変化しているのも色々試していらっしゃるのでしょう?
最終的に暇人氏の目指されるものに近づくのにも良い事だと思いますよ。

いよいよ明日ですね。
私もしばらくの間さくら漬になります。
ムフフフ。
866名無しさん@ピンキー:02/03/21 22:17 ID:W/lXaZyq
サクラ4はクソゲーらしいっす、欝だ!
867暇人:02/03/21 23:02 ID:0ux8SD9/
>100グラマーさん

フォロテンクスです!
確かに色々と楽しんで頂こうと、文体や雰囲気を
変えたりしたのですが…。

いずれは自分自身の文体とやらを持ちたいものです。
868名無しさん@ピンキー:02/03/22 02:02 ID:TaLBezNW
>>866
糞じゃないって。
確かに1プレイ当たりの時間は短いけど中身はしっかりサクラしてるよ。
869名無しさん@ピンキー:02/03/22 21:32 ID:xMCMwNNT
>>868
でも、1〜3をやってないとスカスカに感じるよ。
4が結婚騒動なので、いいネタがないかなと思ったけど、
せいぜい二人乗りの双武くらいか。
870暇人:02/03/22 22:45 ID:gwuF9Fcx
完結した物語でこれから書くべきか否か。
迷い所です。

ネタで言えば、巴里の方々が帝都に来たの
で、カルチャーギャップネタ及びエンドの
その後も可かな。
871名無しさん@ピンキー:02/03/23 00:32 ID:rXBcCyA+
>>870
いいですねぇ。
サクラ4ネタでヨロシク!
872100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/23 18:49 ID:nlHsyGIs
>>870
サクラ4ネタか…大神指令の周辺で勃発する悲劇。
面白そうですね。
873名無しさん@ピンキー:02/03/23 22:58 ID:ifuZ37At
>>868
サクラ4・・・5時間ぐらいで、終わった・・・
たった3回しか戦闘無い。しかもヘボぃ・・・ツマラン!以上。
874名無しさん@ピンキー:02/03/24 01:39 ID:NOh86JYz
ここで4の話は控えた方がいいな。
良質なSSの汚れというのもだ。

と言う訳で暇人さん、100グラマーさん方のSSに期待
875暇人:02/03/26 20:38 ID:8bEg1zEn
指を全て破砕された両の手からは、血がどくどくと彼女の鼓動に合わせ
流れ続ける。
花火は意識せず、その醜い血肉の塊と化した両手を庇う様に身を身を縮
ませ、石畳にくの字になり喘ぐ。
狂人は横たわり悶える彼女の下腹部を蹴り付け、指の無い両手を露出さ
せそれを踏みにじる。
その瞬間肺腑の奥底からの喘ぎが漏れた。「ぁぐっ! くぅ…がふっ!」
「おやおや。汚い。汚い。靴が血で汚れたよ。」
花火は苦痛を押し殺し、額に汗を浮かべながら男を見上げる。
そして、引きつつた微笑みを浮かべながら。「も…申し訳御座いません。
殿方のお靴を……汚すなど。」
男は逆に危害を加えられたの如くに、顔を歪ませ、悲鳴を上げる。

「ああぁ! キチガイ。キチガイぃぃ! この尼がぁぁ!」
狂人は拳銃を花火の額に押し付け、撃鉄にかけた指に力を込める。
「かち。」
「あれ…?」「かち。かち。かちかちかち…。」
花火は悲しそうにため息を付く。「また、駄目でしたか。」
逆上した男は拳銃を思い切り、花火の額に投げつける。
「ぐ…。ぅぅ。」
冷たい鋼鉄の鈍物は花火の白い額を割り、ざくろのような傷から流れで
る血が彼女の顔を赤く彩る。
876暇人:02/03/26 20:39 ID:8bEg1zEn
狂人はがたがたと震える手を何とか押さえ、煙草を懐から取りマッチを
擦るが上手く火が付かない。
そして苛立たしげに煙草ごと床に投げ捨てる。
「糞ぉぉ! どいつもこいつも舐めやがって!」
花火は石畳に震えながら横たわり、静かにその唇を上下させる。  
「Dona eis requiem, sempiternam requiem.」(彼らに安息を、永遠の安
息を与え給え。)

「ふん。フォーレのレクイエム。我がフランスの至宝の一つ。」
狂人は花火の顎を蹴り上げ、彼女の囀りを止める。
「カ、カミも知らないこのキチガイがぁぁ! 歌うな! 歌うなぁぁ!」
顎を蹴り上げられた時に、花火は唇を強く噛み、口腔は真紅に染まる。

その真紅の口腔から言葉が紡がれる。
「私は所詮、神を知らぬ異邦人。そして…日本人でも無く、又フランス人
にも成れない……。」
「だから、せめて…皆さんが……フィリップが待つ冥土が我が家。」
狂人にすがるように手を差し伸べる。
「お願いします。断罪を! そして、贖罪を!」

男は腰を抜かして、床に座り込み、失禁しその両足の付け根を濡らす。
「ぅぁ…あああ!! うああー!」
男の口の端からは涎が伝い、意味の無い叫びだけが零れ出る。
そして、突然花火に飛び掛り、彼女の鼻を噛み千切った。
鼻からの出血は喉に流れ込み、喉の奥がごぼごぼとした音を立てる。
「ぎ…ぎやぁ! ごぼぁ…ごほごほ……。げほぉ。」
喉へと流れる血が呼吸を妨げ、彼女の意思に関わりなく体は空気をそして
生きる事を求め、胃や気管支に流れ込む血を吐きだす。
血と胃液、粘膜を吐き続ける。
「ぐぼぉ。ぁ……ぐ! げぼぉ。ごほごほ…はぁはぁ。」
虚ろな目をした狂人は花火の苦悶を黙って見やり、口に含んだ鼻の断片を
長閑にもぐもぐと噛み続ける。
「ああ。ここは結構ウマイ。これはどうかなぁ?」
四つんばいになり、彼女が吐き続けるものを獣のように舐める。
「んん。旨い。旨い。」
877暇人:02/03/26 20:39 ID:8bEg1zEn
ばたん、と扉を蹴破る音と共に、巴里市警の刑事が数人地下へと雪崩込み
拳銃を構える。
そして…。
「バンっ。バン…バァン!」
続けざまに拳銃から弾が放たれた。
「うぎぁあ! ごぼぁ。……。」

「しかし…。警部。あれで良かったのでしょうか……?」
射殺体となった狂人。元フランス諜報宣伝大臣の遺体を見遣りながら、不
安げな表情を浮かべる部下に答える。
「…当然だ。仮にもあの男はこの国の頂点に居た人間だ。それが…こんな。
諸外国に知られでもしたら国辱では済まないからな。」
「警部。あの…被害者の女性。えぇと…北大路花火嬢は生きています!」
「な…! そうか。直に病院の手配を。」
(しかし…。死ねた方が彼女に取って良かったのやもな。あの状態では…。)
悲しそうに、警部は花火の方へと顔を向ける。

彼女の目は緑がかった黒。
その目はもはや何も映してはいない。
彼女の唯一の望み。
贖罪の道は絶たれた。
それが彼女、花火への審判。
これからの長い余生が彼女の贖罪となるであろう。
即ち、行き続ける事が。
それは、彼女にとっては長く険しい道となる。
878暇人:02/03/26 20:40 ID:8bEg1zEn
──売ります・元シャノワール舞姫タタミゼ・ジュンヌの凶行写真!──

「ぇと。匿名を希望しておられるという事で…。」
「はい。私は先程解体された諜報宣伝省に勤めていた元公務員でして。」
「それ以上は勘弁してくれと…。」
「はい。まぁ、職務上色々とありまして。察して下さい。」
「いいでしょう。おたくが裏ルートで売りさばいている写真の事ですが…。」
「ああ。勿論、あれは本物ですよ。被害者も皆さん知っておられるのでは?」
「はぁ。確か、シャノワールのサフィール嬢ですな。」
「そうです。その事からも……。」
──以上、タブロイド紙からの抜粋記事──


「お願い致します……。誰か……私を……助けて下さい………。」

                       ¨そして、人生は続く。¨
879暇人:02/03/26 20:48 ID:Rc3AYHZC
何とか一連の花火の物語を終幕へと導く事が出来ました。
このような拙い作品を読んで下さった方々へと、心から
の謝辞を送らせて頂きます。

これから、また新しいものを書くか書かないかはまだ考
え中なのですが、また機会が御座いましたら宜しくお願
い致します。

何か、サクラ4状態になっていなければ良いのですが(w
880100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/26 21:42 ID:28gDT/0x
>>879
ついに完結ですね。
楽しく(?)拝読させていただきました。
ラストの「狂人」良かった…。

これだけの長編になると書く気持ちを持続するのにも苦労しますね。
100グラムの方も精神的に盛り上がった時に一気に書いてます。

そんな訳で完結ご苦労様でした。
次回作にも期待しております。
881名無しさん@ピンキー:02/03/26 23:56 ID:IEa7xC8T
誰か、かえでさんネタお願いします
882暇人:02/03/28 18:42 ID:5knWcfcP
>100グラマーさん
長い間、読んでくださりありがとう御座いました。
向こうのスレもこちらもそろそろ終りそうですが、
4がこけた所為か、あまり盛り上がりませんね。

このようなスレは、どちらにしても需要がこれから
も存在するとは思うのですが…如何致しましょうね?
883koko:02/03/28 19:07 ID:EzgFJ06P
↓禁断の裏アニメムービー
http://pink2ch.gasuki.com/20020320/index10.htm
↓流出アイドルのお宝画像
http://pink2ch.gasuki.com/20020320/index11.htm
↓女体研究所
http://pink2ch.gasuki.com/20020320/index12.htm
↓SM・近親相姦・排泄・放尿・スカトロ
http://pink2ch.gasuki.com/20020320/index13.htm
↓アイドルスタジアム
http://pink2ch.gasuki.com/20020320/index15.htm
↓母親と息子
http://pink2ch.gasuki.com/20020320/index16.htm
↓ハメ撮り
http://pink2ch.gasuki.com/20020320/index17.htm
↓巨乳娘大集合
http://pink2ch.gasuki.com/20020320/index18.htm
884名無しさん@ピンキー:02/03/28 19:58 ID:zfXzV5ud
>>882
盛り上がらないのは100グラマーの筆力が弱い為。
同時にこの手のネタはともかくサクラ大戦自体のパワーが無くなっている。
SSを続けていくのは構わないけど貴方方の時間と労力の無駄にならないか?
次回作?の5にかつての力が感じられれば分からなくなるけどさ。
885暇な男:02/03/28 23:43 ID:vq8IhZW5
>>877
変換ミスありませんか?
886100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/29 19:54 ID:aPBlk/5a
887100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/29 20:03 ID:aPBlk/5a
失礼。ミスしました。

>>882
さぁて…どうしましょうね。
仮に次スレが立ってもどの程度の人が見て下さっているのか…。
我々だけではなく他の方の反応が知りたいですね。

>>884
私のSSが駄文であるのは分かっておりますよ。
何より私以外の方が書いて下さるのを心待ちにしているのです。
でもサクラ大戦が力を失っているというのはある意味真理か…。
PS2の新作がどの程度か…によりますね。
888暇人:02/03/29 21:45 ID:OKeMn4zP
>884
始めの一行には異論がありますが、確かにサクラ自体
そろそろ終幕かもしれませんね。

個人的には、最近の100グラマーさんは大変頑張ってお
られると思いますよ。

>886
わからない…。 何処か教えて頂けますか?

>887
確かに他の人にご意見も聞きたいですが、もしかして
我々だけしかいないのかも。(w
それはさておき、そろそろ潮時かもしれませんね。
889100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/29 22:25 ID:aPBlk/5a
>>888
886は単なる間違いです。
文章を書く前に「書き込み」をクリックしてしまいました。

少なくともここには3人は我々以外もいると思いますよ。

最近100gのスレも結構加速してます。
何とか近いうちに終わらせたい…つもりです。

実は「100グラマー」と言うコテハンですが、
SSを最終話まで書く気を忘れない為に名乗っていたんです。
私は飽きっぽいのでね。
このコテハンの為に気分を害した方も多かったのでその点はまずかったですが。

次スレは要望次第でしょう。
かつてここがDC女史と貴方を召喚するのが目的だったように。


890名無しさん@ピンキー:02/03/29 23:09 ID:6n2W88pO
俺もいるよ
891暇人:02/03/30 00:01 ID:fXzXz/4b
>100グラマーさん
ごめんなさい。
>886ではなく、正しくは885さんに変換ミスが
何処か聞こうとしたのです…。

確かに向こうも加速して参りましたね。
こちらも向こうもグランドフィナーレ…っぽい
ですね(w
892100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/30 00:08 ID:9XKKNeIY
>>891
こちらこそ早とちりを。

>彼女に取って良かったのやもな

これの事ではないか…な?
893暇人:02/03/30 00:19 ID:7Xgm2HAN
>892
あぁ! それは確かに間違いです…。
それはそうと、今回の100グラマーさんのSS凄い
文章量でしたね。

個人的には、山岡in PARIS(巴里のメンバーを調理!)
も読みたい感じです。
894100グラマー ◆gKddwfIM :02/03/30 00:28 ID:9XKKNeIY
>>893
集中力が長く持続出来ましたね。

巴里ですか…食材は結構ありますね(w
まぁやるにしても少し先の話になりそうですが。
895ROM選(788):02/04/02 00:04 ID:BRl1QB1P
おくればせながら。
お疲れ様でした。堪能させていただきました。
このスレも終わりそうなので、個人的にdat落ちする前に作者ごとに作品をまとめている最中です。
ひたすら作者ごとに分けながらコピペしてるだけなんですが。
一気読みすると、いろんな意味で体力使いそうです(w

スレPart2は立ててよいと思います。
細々ながら需要は確実にありますし…dat落ちしない程度にsage進行で少しずつ書き進めていけばよろしいかと。
…というより、個人的にこのスレがなくなるのは寂しいです…。
となると、スレタイトルとテンプレ、どうしましょうか?

ちなみに、サクラ4・1周目終了済み(紅蘭)。
やはりラチェ公は影も形もありませんでした。不憫だ。
896名無しさん@ピンキー:02/04/02 00:39 ID:4vUx7E7P
339さんはどう思われてるんですか?
SS云々ではなくてお返事を期待したい。
897 :02/04/02 01:06 ID:iScYi3CC
◆ロリ情報最新掲示板◆

http://nishimura.kids-page.com

898暇人:02/04/02 22:05 ID:lB/NEKEZ
次スレを立ててもサクラネタだけでは、失速してダット
落ちは免れ得ないのではないでしょうか?

私自身も少々サクラ系ではネタが枯渇しております。
抵抗のある方もいらっしゃると存じますが、一層の事
ゲーム&アニメキャラ全般の猟奇系スレにしては如何
でしょうか?

色々と異論はあると思いますが、一応提案まで。
899ROM選:02/04/02 23:30 ID:JAGr1VNj
>>898
そうですね…。確かにおっしゃる通りかと。
ゲーム、アニメ全般に広げれば、もう少し人も来る可能性があるでしょうし。
今のように、まったりと落ち着いた雰囲気が継続することを期待します。

んで、スレタイとテンプレ草案。
↓のような感じでどうでしょか?


「ゲーム・アニメ猟奇創作スレ」
こちらは、ゲーム・アニメキャラを使った監禁陵辱・猟奇創作のスレです。
極めて容赦のない描写がメインになりますので、
耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

創作職人さん、大歓迎です。
普段想像しているものを、思う存分表現してください。

読者の方も、大歓迎です。
ただし創作職人さんに敬意を表す意味も含めて、できるだけ感想を書きましょう。
アドバイスや批判になる時は慎重に。後につながり、職人さんにとってもプラスになるように。
やる気がでたら、創作してここにカキコするのも良いでしょう。

最後に。
世間一般に言われている愛はここにはまったくありません。
しかし、別の形の愛はここにあるかもしれません。
マルキ・ド・サドに祝福を。

前スレ
〜〜〜〜〜

…ちと、かっこつけすぎですが。
950くらいまでに揉んでいただければ嬉しいです。
900暇人:02/04/03 08:23 ID:lNxfNw6/
>899さん
早速テンプレありがとう御座います。
後は、細かい部分の修正で良いのでは。

>監禁陵辱及び拷問殺傷等の猟奇創作スレです。
では如何でしょうか?
広義の意味では、猟奇に収まりますが…。

後、スレタイですが提案。
「二次元存在(ゲーム・アニメ)猟奇創作スレ」
でも、始めの案の方がシンプルですね。

901名無しさん@ピンキー:02/04/03 21:49 ID:qYx+uo5/
>>899-900
あの、ゲーム・アニメに広げるのは構いませんが、
ジャンルが、猟奇ものに限られるのはどうかと。
純愛ものは不可ですか?
902ROM選:02/04/03 23:29 ID:R8WGJgEq
>>900
さっそくのチェックありがとうございました。
前者は、確かにその方が具体的で分かり易いですね。そのまま使わせてください。
スレタイは…とりあえず併記しておきますので、皆さんのご意見をお願いします。

<テンプレ草案 Ver0.2>

「ゲーム・アニメ猟奇創作スレ」or 「二次元存在(ゲーム・アニメ)猟奇創作スレ」
こちらは、ゲーム・アニメキャラを使った監禁陵辱及び拷問殺傷等の猟奇創作スレです。
極めて容赦のない描写がメインになりますので、
耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

創作職人さん、大歓迎です。
普段想像しているものを、思う存分表現してください。

読者の方も、大歓迎です。
ただし創作職人さんに敬意を表す意味も含めて、できるだけ感想を書きましょう。
アドバイスや批判になる時は慎重に。後につながり、職人さんにとってもプラスになるように。
やる気がでたら、創作してここにカキコするのも良いでしょう。

最後に。
世間一般に言われている愛はここにはまったくありません。
しかし、別の形の愛はここにあるかもしれません。
マルキ・ド・サドに祝福を。

前スレ
〜〜〜〜〜

前スレはこのスレになりますが、
関連スレとして100gスレを加えた方が良いでしょうか。
…てえか、私100gスレの場所すらよくわからんのですが(苦笑)。
903ROM選:02/04/03 23:30 ID:R8WGJgEq
>>901
えー、お気持ちは良く分かります。
しかし、純愛と猟奇殺傷物は明らかに相対する関係ですし、これらを1スレにまとめて扱うようになると、
作者・読者・あらしを巻き込んで不毛な論議や罵り合いに発展すること請け合いです。
残念ながら、それは過去2chに存在しているさまざまなスレで証明されています。
それに拷問殺傷等の猟奇創作は、(当たり前ですが)極めて理解されにくいジャンルでも有りますので
同好の士が集まってのんびり話せるところが少ないのです。
ですので、こちらはあくまで上記ジャンルに限らせてもらいたいと思っています。

純愛物であれば、改めて別にスレを立てていただいて、
そちらで展開されるのが吉かと思います。
おそらくその方が901さんにとっても、同じ純愛物を読みたい・創作したい方にとっても良いことだと信じます。
904 :02/04/03 23:32 ID:7YQa5It/
905暇人 ◆R5GSeiYY :02/04/04 00:06 ID:R56oF4bj
トリップを今更ながらつけてみました。
次スレが実現するなら、こけら落しも兼ねて何か書かないと…。
皆様も是非、この機会に宜しくお願い致します。

>901
正直、純愛物はほかのスレに沢山あると思うのです。
逆に、間口を広げる以上はテーマを絞らないと尻すぼみに…。
まぁ、猟奇が好きって言うのもありますね。
906暇人 ◆R5GSeiYY :02/04/04 00:13 ID:2esX6VY3
>902と903さん
こちらこそ、早速ありがとう御座います。
純愛云々のお話は全面的に同意ですね。

猟奇だからこそ意味があると。
他の方々の意見や添削も受けたい所ですね。

後、ご参考までに。
100gスレ
ttp://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/997128028/l50\\
907901:02/04/04 04:44 ID:5MuW09cr
>>902-906
いやその、自分は18禁のどのジャンルもOKなタイプなんで、
ただ、もう少し幅を広げて欲しかっただけであのようなレス
しました。

それなら別スレを立ててよろしいのでしょうか?
ご意見お願いします。
ただ、陵辱ものと被るのが気がかりで…。
うまう住み分けないでしょうか?
908ROM選:02/04/04 22:54 ID:HeYrsDD1
>>907
これはあくまで私個人の見解とお断りした上で。
個人のHPならともかく、2chのように不特定多数の方が見るところでは、面倒でもジャンルを絞るのが吉かと。
おそらく、2chでは幅を広げるメリットよりもデメリットの方が大きいと思います。
テンプレ草案に明確に「監禁陵辱・猟奇殺傷スレ」であることを書いている理由はそこにあります。

901=907さんのようにオールラウンダーの方もいると思いますが(私もそうです)、
「純愛」というジャンルを考えるに、「猟奇殺傷」と重なる方はかなりの少数派かと…。
純愛スレとして存在しているところに猟奇殺傷が入ると…前述した様に経験的には確実に荒れます。
それもむごいまでの人格中傷合戦に行きつき、「純愛」の言葉とは似ても似つかぬすさんだスレになるかと。

901=907さんのおっしゃられる「純愛」が、どこに重きを置いたものかで、
新しくスレを立てるか、既存のスレに仲間入りさせてもらうかの判断ができるかと思います。
「恥ずかしくなるくらいのピュアな愛」の創作であれば完全にスレ違い、
「メインはあくまで猟奇だけどその中に純愛要素が(狂気の純愛ですが)入る」のであれば、
こちらでも大丈夫ではないかと。
例えば、本スレ180前後の暇人さんの作品は、花火に対するフィリップの純な狂愛とも言えます。
909ROM選:02/04/04 22:54 ID:HeYrsDD1
>>906
100gスレの紹介ありがとうございました。堪能しています。
しかし、まさかギャルゲ板にあるとは…そりゃ叩かれますな(苦笑)。

…へー、もう次スレに移行するんですね。
流行ってるなあ、凄いや…って、え、誘導先ここっすか!(w
910ROM選:02/04/04 22:54 ID:HeYrsDD1
<テンプレ草案 Ver0.21>

「ゲーム・アニメ猟奇創作スレ」or 「二次元存在(ゲーム・アニメ)猟奇創作スレ」
こちらは、ゲーム・アニメキャラを使った監禁陵辱及び拷問殺傷等の猟奇創作スレです。
極めて容赦のない描写がメインになりますので、
耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。
なお投稿の間口を広げる為に、前スレのような「サクラ大戦」縛りなどはありませんので、お好みの作品でどうぞ。

創作職人さん、大歓迎です。
普段想像しているものを、思う存分表現してください。

読者の方も、大歓迎です。
ただし創作職人さんに敬意を表す意味も含めて、できるだけ感想を書きましょう。
アドバイスや批判になる時は慎重に。後につながり、職人さんにとってもプラスになるように。
やる気がでたら、創作してここにカキコするのも良いでしょう。

最後に。
世間一般に言われている愛はここにはまったくありません。
しかし、別の形の愛はここにあるかもしれません。
マルキ・ド・サドに祝福を。

前スレ【サクラ大戦のグリシーヌを監禁陵辱】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/996161802/
関連スレ【エリカ、100g200えんじゃないです!】
http://game.2ch.net/test/read.cgi/gal/997128028/


…どないでしょ。
100gスレもサクラ縛りだったので、一文追加してみました。
911暇人 ◆R5GSeiYY :02/04/04 23:11 ID:vZbuQRjF
>ROM選さん
全面的に同意ですね。
ある程度は絞らないと、荒れる原因となりますから。
この新スレへの試みもカケですが…。

早速、次スレへの供物を用意致しました。
ROM選さんもなかなか出来る方とお見受けするので、
次スレを勢いづける為にも、何か書いては見ませんか?
(当然、ご本人のご意志ですが。)
912名無しさん@ピンキー:02/04/04 23:13 ID:cD0bsMS7
913名無しさん@ピンキー:02/04/05 00:21 ID:nJk93f++
ところで100グラマーさんの人肉饅頭SSってまだ完結してないですよね?
914くり生剥けの女がいたYO.:02/04/05 00:22 ID:WKMYvsf5
くり生剥けの女がいたYO.
http://www.pink2ch.gasuki.com
915100グラマー ◆gKddwfIM :02/04/05 17:33 ID:Meoi/YV2
>>913
まだもう少し続きます。
HDDの調子が悪くて書いてたのが消えちゃったんですよ。
OSの再インストールやら何やらがありますんでもうしばらくお待ちを。

>>暇人氏
次スレの相談が盛り上がってますな。
何故か最近100グラムの方も今までの住人さんと新規の(?)方が増えたのか、
見えてなかった人が出てきてレスが結構付きます。
嬉しい事ですがあの感じでは誰かがギャルゲー板に新スレを立てちゃうかも知れませんね。

総合的にここは猟奇スレって事でよろしいのではないかと。
今は人肉饅頭で手一杯ですが暇が出来たらまたお邪魔させてもらいます。
とりあえず今回はこんなところで…ではまた。
916名無しさん@ピンキー:02/04/06 05:54 ID:VTBpaEyT
チンコ
917100グラマー ◆gKddwfIM
あああ…100グラムが消えてしまいました。
あと僅かの命のスレだったので荒らしに耐えられなかったかな?

次スレの相談中申し訳ないのですが、
取りあえずここに人肉饅頭の続きを書いてもよろしいでしょうか?