女の子に催眠、洗脳されてしまうスレ

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1名無しさん@ピンキー
このスレは、男『が』女の子に薬や催眠術で操『られ』てしまうシュチュのスレです
勇気を出せない女の子が想い人の男に惚れ薬を使ったりするほんわかから、泥棒猫から男を奪い返すために男を催眠術などを使って洗脳してしまうものまで
皆で女の子にMCされる妄想をしましょう
2名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 17:59:22.03 ID:M8q+0qbY
女の子にぬるぽされてしまうスレ
3名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 19:29:46.07 ID:NUZhoT1H
きたい
4名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 23:20:43.91 ID:KOUyXMNu
早速ネタ出し

ファンタジー世界の剣士が偏執的な執着を向ける他国の姫に捕まって魔術によって操れてしまうとかいいな

助けに来た許嫁の女騎士が黒い鎧を着た剣士と戦うんだが兜を壊すと出てきたのは自分の許婚だったみたいな

んで女騎士の前で黒騎士になった男とキスするのを見せつけ、勝ち誇った顔をする姫さまとか萌える
5名無しさん@ピンキー:2011/02/27(日) 23:56:42.77 ID:ck4IAT0g
逆寝取られいいね
昔そういうファンタジードラマを見たことある
女主人公と王子がいろいろ経て相思相愛になるが、魔女が王子を洗脳して虜にし、あとは>>4みたいな展開
確かフランスかどこかで作った
6名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 00:12:16.71 ID:+Ykd6573
催眠とかMCということは身体のみ操作も有りなのだろうか?

例えば好きな女に対して非道いことを言わせられたりして(俺はこんなこと言いたくないのに身体が言うことを聞かねえ)みたいな
7名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 00:33:47.57 ID:mJgnvIl9
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1280615818/
↑これと少し似てるけど、「女」が「男」に催眠をかけるって限定されてるのがすごく良いね。

スレ立て乙です

でも妄想だけじゃあれだから、該当するアニメ、特撮、ドラマの内容、動画のリンクを
書き込んでいくのはどうですか?
やっぱ無理ですか?
8名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 06:04:34.33 ID:wGcqYfv8
>>7
板違い
9名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 07:17:13.15 ID:+Ykd6573
>>7
ここはあくまでエロパロ板のスレだからねぇ
ネタ出し程度には良いんじゃないか
ただ、あまりにも頻繁過ぎると板チになるから気をつけるように



それはそうと洗脳されて逆寝取りは最高だな
見てみたい
10名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 08:36:18.25 ID:2jeTmfSd
女王様が登場するSMや
女医の強制TSとかで結構使われるね
11名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 15:54:02.03 ID:+Ykd6573
とりあえずネタ出ししてみる

叶わぬ恋をする少女の前に現れ、惚れ薬を渡して去っていく謎の女性
そんな噂がある街で、兄に恋する妹が謎の女性に遭遇し薬を受け取ってしまう

妹は兄とその恋人の円満な付き合いを壊してしまうことに苦悩するが、誘惑に負け、少しだけならと薬を兄に飲ませてしまう
一時的とはいえ兄と結ばれる喜びを知ってしまった妹は、今まで押さえていた想いや兄の恋人に対する嫉妬をこらえられなくなり、兄を惚れ薬漬けにして自分の物にし、兄の恋人へと兄妹で愛し合う様を見せつけて狂ったように笑うのだった

そしてその様を見ながら謎の女性は一人ほくそ笑む
彼女は心の清らかな少女を堕落させる魔女なのでしたというオチ
12名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 18:04:53.56 ID:O4NB6cBQ
>>11
リアルにいそうな魔女さんですね
13名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 21:10:42.61 ID:QZaEHoWN
>>1です
遅ればせながらテンプレ追加です


関連スレ

【職人】MC・催眠系総合スレ その10【求む】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1287070583/l50


>>6
アリです
精神操作から肉体操作まで、とにかく女の子に操られるシュチュならば大歓迎です
14名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 21:12:35.26 ID:cjeLypbr
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm13422689
こんな動画もあるようだね。
15名無しさん@ピンキー:2011/02/28(月) 22:52:57.41 ID:+Ykd6573
悪の女幹部に洗脳される変身ヒーローなんかも当てはまりそうだな


SS師さんがくるのが楽しみ過ぎる
16名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 00:55:44.18 ID:OsC6evnD
色仕掛けなんかも近いかね。
お隣さんって感じかな。
17名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 11:05:53.27 ID:zoBXJTvR
あーくそ
早く可愛いこちゃんに脳をぐちゃぐちゃに弄られて奴隷にされてぇ
18名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 17:03:18.21 ID:MuZ4qW/c
実は両想いなんだけどお互いに気持ちを伝えられず、
耐えきれなくなった女の子が
男の子の想いに気付かないまま男の子に催眠術をかけて自分の物にする

…というのはどうだろう
19名無しさん@ピンキー:2011/03/01(火) 19:53:37.20 ID:zoBXJTvR
ちょっと切ないな
だがそれもいい
20名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 00:20:37.62 ID:7oLQCtM4
21名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 00:23:59.10 ID:7oLQCtM4
書き込めた
彼女がいる主人公に嫉妬したヤンデレ幼馴染みに主人公が監禁されてじわじわ洗脳されていくってのを思い付いた
22名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 00:28:48.44 ID:6TlsNh93
>>18読みたいわー。
23名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 01:23:53.83 ID:T9Kd4KD8
>>21
是非とも見たいな
24名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 17:23:22.69 ID:7oLQCtM4
「・・・ここは・・・?」
(確か下校してたらいきなり・・・ん?)
手足が動かない。周りの状況を確認する。
どうやら自分はベットの上に縛られているようだ。
(誘拐か?)
だがそれにしてはおかしい。
部屋にはぬいぐるみや化粧台が置いてあるのだ。更には壁に我が校の女子の制服がかけられていた。
(女の子の部屋なのか?どこか見覚えが・・)
ガチャッ
突然扉が開く音がし反射的にそちらを向いた。見知った顔の女の子が心配そうな表情で立っていた。
25名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 18:24:02.81 ID:7oLQCtM4
「あっ!ゆうくん目が覚めた?大丈夫?どこか痛くない?」
ゆうくんとは俺、浜田裕太(はまだゆうき)のことである。
そして俺をこう呼ぶのは一人しかいない。
そう俺の幼馴染み、神楽真美(かぐらまみ)である。
子供の頃はから頼りない俺の世話をいつもやいてくれた。最早家族のような存在だった。
現状、誰に聞いても「犯人は幼馴染みだ!」と答えるだろう。
しかし虫も殺せないような性格の真美がこんなことをするとは思えなかったのだ。
26名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 18:26:22.51 ID:7oLQCtM4
文章下手だけどちょっと書いてみた
続きはいつになるかわからんが頑張ってみる
27名無しさん@ピンキー:2011/03/02(水) 18:57:49.82 ID:T9Kd4KD8
おk
続きを待ってるよ
28コイノクスリ 前:2011/03/03(木) 00:27:30.56 ID:3Tg5wEGy
>>11ですが妄想を具現化します
オチも全て>>11で出し尽くしちゃってますがお付き合いくだすい


こんな噂話を知っているだろうか
決して実らぬ恋を叶えてくれる不思議な女性
どこからともなく現れて、恋をしている少女に小さな小瓶に入った薬を渡す
彼女が手渡す薬を意中の男性に飲ませると、忽ち両想いになれるというお伽話


ちりり、と目覚ましの音がして、わたしは目を覚ましました
時刻は朝の5時
通っている学校に行くには早過ぎる時間
パジャマにエプロンを引っ掛け、台所へ行こうとして、思い出す
「あ・・・そうか、もうお弁当作らなくてもいいんだ・・・」
ずっと長いこと習慣だったから、最近はずっとこんな感じだ
もちろん、理由はそれだけじゃない
だけどそのことを考えたくもなくて、わたしは顔に水をぱしゃりと浴びせ、浮かんできた憂鬱な気持ちを封じ込めました
肌を刺すような冷たいお水がわたしの目を覚まし、すっと心を引き締めてくれます
「今日もがんばろう」
誰に言うでもなく、わたしはそう呟いて、朝ごはんの準備を始めるのでした

とんとんと、朝ごはんのためにお野菜を切る
「いたっ・・・」
珍しく、指を切ってしまいました
赤い線が指に一本、じわじわと広がっていきます
じっとそれを見つめていると、急に、とても惨めになってきました
少しでも偉い子に、少しでも兄さんの理想の女の子に、と
もうあるはずのない『もしかしたら』に、未だに縋ろうとしている往生際の悪い自分が

ちゅう

指を口に含んで少し吸うと、錆びた味が咥内に広がります
また少し、惨めになりました
29コイノクスリ 前:2011/03/03(木) 00:28:29.02 ID:3Tg5wEGy
「今日、沙柚(さゆ)が来るんだが・・・」
兄さんの申し訳なさそうな声
わたしは少し声を作って、出来るだけ可愛らしい声になるように気遣いながら、兄さんが一番して欲しい回答をします
「わかりました、お家には少し遅く帰ってくることにします」
聞き分けのいい子に見えただろうか
「本当、悪いな。お前に迷惑ばっかかけて・・・」
「いえ、お友達と新しく出来たお店に行く約束があったので」
本当は嘘、そんな約束なんかない
わたしは笑みを絶やさず、『いい子』を続けます
「今日の晩ごはん、遅くなってしまうからどうしようかと思ってたんです」
今日作ろうと思っていた兄さんの好きなから揚げは、明日の晩ごはんになってしまいました
それからも、兄さんとの当たり障りのない会話が続きました
どれもこれも嘘、嘘だらけの話が
そして、今日もわたしは、最大の大嘘をつくのです
「わたしも、早く沙柚お義姉さんと暮らしたいです」
兄さんの顔がわたし自身のことを話しているときよりもぱぁっと明るくなりました
「そうか、それは嬉しいな・・・沙柚も、鷹音(たかね)みたいな可愛い義妹が欲しいって_____」
心の内にじくじくと沸いてくるどろどろとした『なにか』をぐっとこらえながら、わたしは数ヵ月後に義理の姉になる沙柚さんの話を聞きました
もっともその内容は、殆ど耳になど入っていなかったのだけれど


(すっかり遅くなってしまいました)
時計は7時半を回り、真冬のこの時期はあたりが真っ暗だ
兄さん達は、きっと家で____
そこまで考えて、わたしは思考を止めました
人気のない通りをひとり、歩く
毎日通っている道なのに、いつもよりも不気味で、なんだか怖い
思わず走り出しそうになった時、背後で誰かの声がしました
「恋を、しているのね?」
振り向くと、一人の女性が立っていました
年のころは二十代中ほど、身体や顔はとても綺麗で、まるで人形のようでした
けれど、不思議と不気味な気はしません
30コイノクスリ 前:2011/03/03(木) 00:30:38.31 ID:3Tg5wEGy
「叶えたい?」
女性は、わたしに問います
「あなたの、とても大切な想いを」
「あ・・・・」
そして
「ずっと、ひた隠しにしてきた、永い永い恋を」
そして____わたしは
「叶えたい・・・・」
見ず知らずの女性に、いや、見ず知らずだったからだろうか
「叶えたい・・・・・兄さんを・・・・おにいちゃんを・・・・わたしだけのモノにしたい」
自分の堪えていた気持ちを、吐き出していました

結婚なんてしないで、わたしだけを見てて欲しい

沙柚さんなんてどうでもいいって言って、鷹音だけが大事だって言って

お嫁さんには、わたしがなればいい

そのための努力をしてきた、なんだって頑張ってきた

言い始めたら、止まらなかった
喉が枯れるまで、泣きながら、言い続けました
兄妹だから、たったそれだけのことで全ての頑張りが無駄になる、そんな理不尽さを
わたしがどれだけ、我慢してきたかを
わたしがどれだけ、おにいちゃんを愛しているかを
やがて、泣き疲れ、叫び疲れてわたしが地面にへたり込むと、女性はいつの間にかいなくなっていることに気がつきました
そしてわたしの手には_______


ちいさな小瓶が、握られていたのです



今回はここまでです
もうちょっとだけ続くので、よろしければお付き合いください
31名無しさん@ピンキー:2011/03/03(木) 13:08:46.83 ID:1H35+SsQ
今更だがテンプレのほんわかな洗脳、催眠てなんだよw
3224:2011/03/03(木) 23:12:27.76 ID:raoC7uA/
「ああどこも痛くないぞ、ただ出来ればこの手錠をとって欲しいかな〜?」
出来るだけ優しい口調で話したつもりだったが、その言葉を聞いた途端、真美の表情が変わった。
「そんなの駄目だよ!どうせあの泥棒猫の所にでも行くんでしょ?
ずっとずっとずっとずっとずーーっとゆうくんを見てたのは私なんだよ!!
それなのにゆうくんが彼女出来たって言うから凄くショックだったんだよ?
あの時は何か悪い冗談かと思ったよ。
けどゆうくんには怒ってないよ。悪いのはゆうくんじゃなくてあの泥棒猫だもんね。ゆうくんは優しいからあの雌猫にたぶらかされちゃっただけだよね!!
だから今日はゆうくんの目を覚まさせてあげるね!」
今まで見たことのないような暗く沈んだ表情で何かに取り憑かれたように喋る真美に恐怖を覚えた。
覚束ない足取りで近付いてくる真美。
手には病院でよくみるような注射器が握られていた。
「これはね、ゆうくんを救うことが出来るお注射なんだよ。
ゆうくんは小さい頃から注射は苦手だっけ?
大丈夫、私がついてるから安心してね。
アハ アハハハハハハハハハハ!!」
狂ったように笑いながら近付いてくる真美。余りの出来事に声も出ない。
3324:2011/03/03(木) 23:14:55.88 ID:raoC7uA/
出先での携帯からの書き込みだからちょこちょこなのは申し訳ない
明日の夜には一気に行けると思うっす
34名無しさん@ピンキー:2011/03/04(金) 23:42:45.36 ID:8TkYCjAM
>>30
キモウト期待!
続きはまだか!

>>33
洗脳シーン期待!
wktkしながらまってます!


逆寝取られ好きとしてはどちらも見逃せないぜ
3524:2011/03/06(日) 00:19:18.11 ID:4CH+lUoa
「落ち着いてくれ神楽、落ち着いてくれ。」
「大丈夫だよ〜ゆうくん。私は冷静だよ〜・・・アハハ。
嬉しいなあ、遂にゆうくんが自分のものになるんだ・・・。
想像しただけで・・・んんっ・・・感じちゃうよ・・・ああんっ!!」
右手には注射器を持ち、左手で胸を愛撫しながら近付いてくる。
その光景に絶句するしかなかった。
なんで?どうして?
その言葉が頭を支配していた。
「うっ!!」
その思考も突然右腕に走った痛みに中断された。
パッと右を見ると、怪しい笑みを浮かべた神楽が右腕に注射器を突き立てていた。
「大丈夫だよ〜ゆ〜う〜く〜ん、私が付いてるからね〜。痛くないですよ〜。」
赤ちゃんをあやすような声で話しかけながら、薬品を俺の体に注入していく。
あっという間に注射器内の薬品は俺の体へと消えていった。
「もう少ししたらお薬効いてくるから大人しくしててね。」
満足そうな表情をして俺を置いて部屋を出る神楽。
ショックのあまり、俺はただただその姿を見送ることしか出来なかった
3624:2011/03/06(日) 01:52:01.63 ID:4CH+lUoa
あれからどのくらい時間がたったのだろう・・・。
どうにかしてこの状況を打破しないといけないのに全然頭が働かない・・・。
この気分に身を任せたら、という誘惑がどんどん沸いてくる。
(このままじゃまずい・・・)
そうは思うのだが、その思考さえも頭の中のもやもやが邪魔をする。
ガチャッ
扉の開く音と共に神楽が入ってきた。
「そろそろ聞いてきたかな〜?」
入ってくるなりいつもの明るい声でたずねてくる。
「何・・・を・・・ひたんだ・・・?」
最早呂律も回らないが、理性を振り絞り、何とか言葉を発した。
頭は依然、ボーッとしたままだ。
「鈍感なゆうくんのために用意した素直になるお薬だよ。すごくキモチイイでしょ。」

キモチイイ

頭の中で神楽の言葉が反響する。その言葉に導かれるように首を縦に振ろうとする自分を、何とか理性で押さえつける。
この言葉に流されちゃいけない。俺の心がそう警笛を鳴らしていた。
「も〜、ゆうくんは素直じゃないなあ・・じゃあ手伝ってあげる。」
そうやって視界から外れていく。
「ああっ!!」
股間からのあまりの快感につい声が出てしまった。
頭を少し上げて下腹部のほうを見る。見ると俺のペニスをズボン越しに触っていた。
「フフッ、声出しちゃってゆうくん可愛い。けどまだ服の上から触っただけだよ〜?」
今のでズボン越しに触っただけと言う事実と、これから簡単に予想できる展開に絶望した。
あんなのを続けられたら確実に狂ってしまう。そう思えるほど、先ほどの快感は凄まじいものだったからだ。
3724:2011/03/06(日) 02:14:39.01 ID:4CH+lUoa
「やめてくへ・・・おねが・・・ひ・・・これいひょうは・・・おかひくなる・・・から・・・。」
自分を失ってしまう、という恐怖に恥も忘れて懇願した。
「おかしくなっても大丈夫だよ。気が狂うくらい気持ちよくさせてあげるからね、ゆうくん。」
それは死刑宣告だった。
神楽の指がファスナーへとかかる。焦らすようにゆっくり、ゆっくりとチャックを下ろしていく。
そのファスナーの微かな振動さえ、今の体は快感と受け止める。
「ふわあっ!!」
ペニスがいきよい良く外へと飛び出す。少し冷たい外気に触れ、俺に快感をもたらす。
見ると自分でも今までに無いくらい大きくなっていた。
「うわああ!!ゆうくんのおちんちんこんなになってるよ・・・あっ!!そうだ。」
感嘆の声をあげたと思ったら、何かを思いついたのか、ニヤリと笑みを浮かべる。
あの顔は知っている。よからぬことを考えてる時の顔だ。昔からあいつは・・・
ビュルッ!ビュルビュルビュルッ!
「うわああああああっ!!」
いきなりペニスに衝撃が走ったと思うと、一気に絶頂してしまった。
気が狂うほどの射精の快感が襲い掛かり、頭がぐらぐらする。
「レロッ・・・すご〜〜い、でこピンしただけでイっちゃったね〜。
それにすっごく濃くて、ゆうくんのお汁おいしいよ〜。」
指に付いた精液をいやらしく舐めながら説明をする神楽。
そんな言葉も聞けないくらい、未だに俺は絶頂の余韻に浸っていた。
強烈な快感に目がちかちかする。頭の中は真っ白で何も考えられない。
それは俺の理性を崩すのには十分すぎる快感だった。


今日はここまでっす
つたない文章だけどやった以上頑張って仕上げたいなあ
38名無しさん@ピンキー:2011/03/06(日) 08:07:53.82 ID:CMSf8yl+
GJ!
本番がたのしみだ
39名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 00:27:24.82 ID:EyW8NyKe
か、体が勝手に保守あげをっ…!?
40名無しさん@ピンキー:2011/03/08(火) 17:38:54.88 ID:ptXZB/X4
ふふ、>>39君にも魔法が効いてきたみたいだね…
一生>>39君は、私のために保守し続けるんだよ…
もう>>39君は私の虜…私の奴隷…
ふふふふ…
41名無しさん@ピンキー:2011/03/09(水) 11:19:54.16 ID:9Vk5pATj
逆寝取られモノ早く来ないかなぁ
自分の意志なんか無関係に女の子に操られて恋人させられるとか美味し過ぎる
42名無しさん@ピンキー:2011/03/10(木) 19:03:27.20 ID:fDffC3s5
SSマダー?
4324:2011/03/13(日) 03:14:35.86 ID:e7CDQouv
「惚けた顔のゆうくんも可愛い〜〜!!もっともっと喜ばせてあげるね!!」
俺の反応を見て興奮した様子の神楽。
「ゆうくんのおちんちんまだ大きいね。」
ペニスに顔を近づけていく。
「今度は・・・お口でしてあげるね。」
そう言うと、俺のペニスをくわえ込んだ。
「ねえ・・・あむ・・・ふうくん・・・ジュル・・・ひもひいい?・・・レエロッ・・・。」
出したばかりのはずなのに、また射精感がこみ上げてくる。
「あはっ・・・もう・・んっ!!・・・れそう・・・んあっ!・・なんらね・・・ピチャ・・・ひいよ・・・んぷ!・・・こひいの・・・のまひて・・・んんっ!!」
ビュルビュルッ!!ビュルビュルッ!!
我慢なんて出来るはずもなく、言われるままに口の中で果ててしまう。
二度目の射精にもかかわらず、大量の精液が放出されていく。
神楽はそれを口で受け止め、喉をならしながら精液を飲み込んでいく。
「んくっ!んくっ!んくっ!はああああああん、ゆうくんの精液おいしい〜。頭がくらくらしちょうよ〜〜。」
惚けた表情をうかべる神楽。快楽に翻弄され、思考もままならない俺は、その光景をボーッと見つめる。
「じゃあそろそろ・・・。」
そう言うと、服を脱ぎ始める神楽。あっという間に生まれたままの姿へと変身を遂げる。
「今度は・・・下の口で味わってあげるね。」
言葉が頭で反響している。その言葉と幼馴染のあられもない姿に、興奮がどんどん高まっていく。
「んんしょっと!!」
騎乗位のかっこで俺にまたがってくる。しかし何を思ってか、股間より少し足よりに座り込む形だった。
「ねえ・・・ゆうくん・・・本番したい?」
耳元に顔を近づけて囁いてくる。もう我慢できるはずもなく、うんうんと無様に首を振る。

イレタイイレタイイレタイイレタイイレタイイレタイイレタイキモチイイコトガシタイ

薬と快楽で狂った頭の中は欲望に包まれていた。
「じゃあ、ゆうくん。私のものになるって誓って。そしたら・・・んっ・・・ゆうくんがして欲しいことしてあげるよ。」
見て分かるほどぐしょぐしょになった股間を、俺のペニスに擦り付けてくる。それは俺の僅かに残った理性を崩すには強力すぎる一撃だった。
「なりますっ!!真美のものになりましゅからっ!!もっとキモチイイコトしてっ!!」
遂に言ってしまった。だがそんなことは最早どうでもよかった。キモチイイコトへの期待で、頭はいっぱいだったからだ。
「アハハッ!アハハハハハハハハ!!これでゆうくんは私のものだね!!じゃあ約束どおり入れてあげるね。」
歓喜の表情を浮かべながら、股間をペニスへとあてがい、少しずつ腰を下ろしていく。
ネチャッという音が聞こえそうなくらい、卑猥な光景が繰り広げられる。
これまでよりも強い快感が襲い掛かり、つい情けない声が出る。
「んんんっ!!ゆうくんも・・・あっ!!・・・気持ちいいんだね・・・あんっ・・・私も・・・気持ちいいよ・・・ゆうくん・・・。」
4424:2011/03/13(日) 03:43:25.27 ID:e7CDQouv
ペニスが根元まで入りきる。
「んんっ・・・おちんちんがびくびくしてるっ・・・。じゃあ・・・そろそろ・・・動くね。」
そういうと見せ付けるようにゆっくりと腰を動かしていく。
津波のように押し寄せる快楽に、どんどん自分が壊れていく。
神楽が動くたびに自分の口からは、女の子みたいにあえぎ声が発せられる。
「ゆうくん・・・んんっ!!・・・私も・・・あんっ!!・・・気持ちいいよお・・・ああんっ!!」
だんだんと動かすペースが早くなっていく。どちらも限界が近付いていた。
「あんっ!あっ!ゆっ!うくっ!んっ!!ああんっ!!でそうっ!!んああんっ!!!なんっ!だねっ!!!ああんっ!!いっしょにっ!!イこう!!んああっ!!!」
快楽の表情を浮かべ、激しく腰を動かしていく。今にも射精してしまいそうなのを必死に我慢する。
「ゆうくんっ!!遠慮っ!!あんっ!!しないでっ!!中に出してねっ!!ああんっ!!!」
俺はみっともなく口からよだれを出し、うんうんと首を振る。
今までとは比べ物にならないくらいの快感が、ペニスの付け根に集まっているのが分かった。
「出してっ!!私の中にゆうくんの精液ぶちまけてっ!!あああああああああああああああああんっ!!」
ビュルビュルビュルッ!!ビュルビュルビュルビュル!!
射精の瞬間全てが真っ白になった。
4524:2011/03/13(日) 04:08:45.30 ID:e7CDQouv

「ゆうくんは私のもの。」

真美の声が頭の中で響いている。

「ゆうくんはキモチイイコトが大好き。」

脳の深い部分に刻み付けられていく。

「ゆうくんはもうこの快感から離れられない。」

頭の中で真美の言葉が復唱され、自分の言葉となっていく。

「キモチイイコトをしてくれる私が大好きになる。」

快楽で真っ白になった俺の頭を真美の言葉が上書きしていく。

「私のことが好きになる。」

言葉が脳を書き換えていく。

「私無しではいられなくなる。」

言葉が心を変えていく。

「私のことしか見えなくなる。」

言葉が俺を変えていく。




「ゆうくん・・・大好きだよ。」
この言葉を最後に俺の意識は沈んでいった。
4624:2011/03/13(日) 05:10:20.44 ID:e7CDQouv
ハッと目を覚ます。
見慣れた天井が俺を出迎える。寝起きでぼーっとする頭に活をいれ、枕もとの時計を確認する。
時刻はAM6時を回っていた。
(昨日は確か学校を出て普通に帰って・・・あれ?)
どうも記憶がはっきりしない。何か大変な出来事があったはずなのにどうしても思い出せなかった。
ガチャッ
部屋の扉が開き見慣れた顔が入ってくる。
「ゆうくん、おはよう。」
真美が両親が出張で、一人暮らし同然の俺を起こしに来るのは、毎朝の恒例行事だった。
「おはよう、真美。」
いつものように返事をする。
「朝ごはんもうすぐ出来るから降りて待っててね。」
用件を告げて部屋から出ていく真美。
(言われたとおりにしておきますか。)
まだ少しふらふらする足取りで、俺は台所へと向かった。
テーブルには既にトーストや目玉焼きなど豪華な朝食が並んでいた。
「ちょうど良かった、今出来たばかりだから冷めないうちに食べちゃって。」
あまり食欲は無かったが、言われたとおり箸をすすめる。
「ねえゆうくん、今週の日曜日暇?」
真美から誘って来るのは珍しいことだったが、その日はちょうど彼女とデートの約束がある日だった。
「すまんが、その日は無理だ。彼女とデートがあるんだ。」
出来るだけ申し訳なさそうに返す。
「彼女?ゆうくんって彼女いたっけ?」
予想外の返答に困惑する。真美には彼女が出来たことは話したはずだ。
「彼女ってゆうくんの好きな人なの?」
妙な質問が続く。そりゃあ彼女なんだから好きな人に決まっている。
俺はうんと頷く。
「けどゆうくんの好きな人って私だよね。」
何でこんなことを聞くんだろう。俺は真美のことが大好きだ。今更何を言ってるんだ。
俺はうんと頷く。
「じゃあ日曜日って誰と約束してるの?」
あれ?俺は誰と約束をしてたんだっけ?彼女?あれ?
頭が混乱する。何かがおかしいはずなのだがそれさえも分からない。
「も〜〜う、彼女って私のことでしょ?忘れちゃったの?」
まだ頭が混乱している。真美が彼女?そうだったっけ?
「まだ納得いかないって顔してる。ゆうくんは私のこと大好きなんでしょ?」
そう、俺は世界で一番真美が大好きだ。
「ゆうくんは誰のものだっけ?」
俺は真美のもの。真美は俺の全てだ。
「じゃあもう彼女が誰か分かるよね?ゆうくん。」
何でこんなに悩んでいたんだろう。真美が俺の彼女とか当たり前じゃないか。
「ああ、なんか変な勘違いしてた。日曜日は真美とデートだったね。」
真美の顔がパーッと笑顔になる。その顔を見るだけで幸せな気持ちになる自分がいた。



続く?かな
一応完結ですっと
47名無しさん@ピンキー:2011/03/13(日) 08:25:17.87 ID:sCqGXj8O
GJ
そしてSS師さんも無事で良かった
こんな時だけど投下やレスがあると元気づけられます
48名無しさん@ピンキー:2011/03/16(水) 23:55:06.01 ID:vrlJU9Aw
>>46の続きをちょこちょこ考えています
出来たら保守かねて書き込みしてみるつもり
49名無しさん@ピンキー:2011/03/17(木) 13:22:28.53 ID:Y8EvG+24
期待しつつ保守
50名無しさん@ピンキー:2011/03/19(土) 12:09:32.06 ID:s/pJdAmU
貴兄らはどういう風に操られたい?

認識を変えられて妹は子作りするもの、恋人は絶対子作りしないものと思い込まされるとか
精神を直接支配されるとか
51名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 11:43:38.04 ID:+xPMxSkg
>>50
一途な幼なじみに洗脳されて
一生ペットみたいに可愛がられたい
52名無しさん@ピンキー:2011/03/20(日) 19:37:47.71 ID:kExYukE3
心の底から愛するように
作られた心でもいいから思いっきり人を愛してみたい
53名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 05:01:41.48 ID:4ef+4IrB
じわじわとなぶるようにその子の事しか考えられなくされていきたい
後悔させられながら精神を支配されたい
54名無しさん@ピンキー:2011/03/21(月) 22:07:41.02 ID:Vs4fk6qx
正義ヒーローが悪の女幹部に洗脳されて屈服するのを見てみたい
屈辱的でドMホイホイ的な
55名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 20:56:26.53 ID:A9NWAoGF
急に失速したなこのスレ
この状況を打開するにはどうすべきか…
56名無しさん@ピンキー:2011/03/23(水) 21:54:29.07 ID:25WENpfL
お前らもっと踏ん張れよw
流れ者の俺が期待してるんだから
57名無しさん@ピンキー:2011/03/24(木) 06:19:31.42 ID:H8h1g1dm
早急にSSが必要
58名無しさん@ピンキー:2011/03/27(日) 00:50:39.62 ID:+tiFgn/k
さすがに嗜好がコア過ぎるんだろうか

俺は大好物のシュチュなんだが
59名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 01:45:11.25 ID:AeA7ir/n
一度ageてみたらどうだろうか
60名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 08:07:35.47 ID:l0VecY7m
そいじゃ俺があげ


魔女っ娘に魔術で操られたりもいいと思うの
61名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 21:30:55.09 ID:ivy9NJPH
いつまでも待ちます
62名無しさん@ピンキー:2011/03/30(水) 23:55:54.73 ID:f8QaoEZs
おお、良スレ発見
63名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 00:12:43.39 ID:xF4Ljnfn
勇者が魔王の女の子に惚れられて、装備した者を魔王の忠実な僕にされてしまう鎧をゆっくりと着せられていくとかどうよ
64名無しさん@ピンキー:2011/03/31(木) 23:26:30.58 ID:XEmHFYNk
「ん・・・?」
気が付くと見慣れた天井が目に移る。自分の部屋だ。
(またか・・・)
最早、日常となってしまったので驚きは無い。しかしこうもたびたびあるとうんざりしてくる。
断片的な記憶障害
俺の最近の悩みである。

まあ俺の自己紹介をしておこう。
名前は北島薫(きたじまかおる)。二十歳で今は普通のサラリーマンをやっている。
背は低めで童顔なのでよく女の子に間違われる。
自分のことを俺と言ってるのもそれへの反抗だ。
似合わないとか言われるが大きなお世話だ。俺は正真正銘男だ。

俺の悩みはさっきも言ったが記憶障害だ。
症状はうっすら覚えているとかそんな生易しいものじゃない。
さっきまで机に座って仕事をしていたのに、いつの間にか自分の部屋にいるという感じだ。
職場から家に帰って、朝起床するまでの記憶がごっそり無いのである。
病院に行ったが、原因不明だそうだ。
しかしこの症状には共通点がある。
それはいつも残業後からの記憶がないことだ。
残業終了直前や、帰宅しようとしてる時等、細かい差はあるものの、いずれも残業する時しかこの事象は発生しない。
最近は仕事が忙しく、ほぼ毎日残業続きである。
今日もどうせ残業だろうが、俺みたいな若者が残業を断れるはずも無い。
記憶が飛ぶのを分かっていながら残業をしているのが今の現状なのだ。
6564:2011/03/31(木) 23:45:49.02 ID:XEmHFYNk
「おはようございまーす。」
元気に挨拶をしながらいつものように職場へと入っていく。
そこにはいつもどおりの顔ぶれがそろっていた。
「おはよっ!!」
ショートカットの元気そうな女の子が軽く挨拶をしてくる。
彼女は、如月渚(きさらぎなぎさ)、同じ年入社の同期である。
年も俺とタメで、話しやすく、友達のような存在だ。
「おはよーーー。」
やる気の無い声で挨拶するこの男は武田正志(たけだまさし)。
俺の小学生からの親友だ。
中学、高校とも同じで、さらには職場まで同じという腐れ縁である。
見た目はイケメンなのだが、このだらけた性格のせいで彼女はいない。
まあ根はいい奴なので、早く幸せになってもらいたいものだ。
「おはよ〜、北島くん〜。」
黒くて長い髪、温和そうな表情とそれに似合ったゆったりとした口調。
優しいお姉さんのような見た目のこの女性は、新宮寺優子(しんぐうじゆうこ)さん。
とてもOLには見えないのほほんとした人だが、これでも俺たちの上司である。
うちの部署は俺を合わせてこの4人がいつものメンバーだ。
こんだけ恵まれた職場に居れる俺は本当に幸せ者だと思う。まあ記憶障害さえなければの話だがね。
そうして今日も、いつもどおりの日常が過ぎていく。
6664:2011/04/01(金) 01:22:26.56 ID:wgDm+ajo
昼休み
「記憶障害〜〜?」
「声が大きいよ馬鹿!!」
素っ頓狂な声をあげる正志。悩んだ挙句正志に相談することにしたのだ。
「すまねえすまねえ、で、何か手がかりでもあるのか?」
急に真面目な態度になり少し驚く。こんな正志を見るのは初めてな気がする。
「て・・・手がかりになるかどうかは分からんけど、しいて言うならいつも残業の後ってことかなあ。」
「ん〜〜〜、おっ!!そういえば玄関に監視カメラがあるぞ。」
何だと?初めて知った。正志が言うには最近設置されたらしい。通りで俺が知らないわけだ。
「確かにいい案だが、監視カメラの映像なんて見せてくれるのか?」
素直な疑問をぶつける。俺らみたいな平社員が見るのは常識的に考えて難しいと思ったからだ。
「そこは安心しろ、警備員の中に知り合いがいるから頼んでおくさ。」
そんな人脈があるのか・・・。今日は初めて知ることが多いな。
「じゃあ頼むわ、それはそうと、ありがとな。」
改めて礼を言う。やはり持つべきものは親友だ。
「なあに長い付き合いじゃないか、一食奢りで勘弁してやるよ。」
いつもの口調に戻る。何かほざいているが今日は許してやるか。
「どうせ薫は今日も残業だろうから明日にでも見せてもらえばいい。
俺が話しつけておくから暇なときに玄関横の宿直室に行って見せてもらえ。」
「りょーかい、おっもうこんな時間だ、そろそろ戻らないと。」
ふと時計を見ると昼休みも終わりを迎えようとしていた。
対策も考えたし、少しホッとした。絶対にこの原因を突き止めてやる。
意気込む俺だが、今後予想を上回る事態になるなんて、このときの俺は夢にも思っていなかった。


今日はこのあたりで 駄文だけど頑張る
67名無しさん@ピンキー:2011/04/01(金) 06:18:45.45 ID:ae4s+EyF
GJ!
一体どんな謎が掛けられているのか…気になるぜ
6864:2011/04/02(土) 02:57:52.65 ID:wFgw16Rw
不景気な世の中、今日も今日とて残業だ。
今の時間は午後8時、なんだか今日は早めに終わりそうだ。
しかし俺にとってはここからが本番だ。
なんとかして原因を突き止めなければ、俺に平穏は訪れない。
「かおりん!!暗い顔してど〜したの?」
残業終わりとは思えないテンションで渚が話しかけてくる。
「特になんでもないよ。」
「そんな暗い顔してちゃ可愛い顔が台無しだよ〜。」
ニヤニヤした表情を浮かべる渚。励ましてくれるのはいいが可愛い顔は余計だ。
「何でもねえって、じゃあ俺はそろそろ帰るよ。」
「ふ〜ん、まあいいや、じゃっ!また明日ね〜。」
満面の笑みで手を振りながら俺を見送る渚。あの天真爛漫な笑顔は癒されるなあ。
俺も手を振りながら玄関へと歩を進めていった。
渚と別れ、しばらく廊下を歩く。勤務時間外のため廊下は既に薄暗い。
ふと気付くと前方に何かが見える。人影のようだが、この明るさでは誰かは分からない。
声が聞こえる。前方の誰かが言っているようだ。よく耳を澄ましてみよう・・・・・・・・・
6964:2011/04/02(土) 03:26:29.01 ID:wFgw16Rw
ガバッと上半身を起こしまわりを確認する。そこは何の変哲も無い自分の部屋だ。
時計を見ると午前7時だ。先ほどまで自分は会社の廊下を歩いていたはずだ。
そしてその後、誰かの声を聴いたはずなのだが、それが誰かはどうしても思い出せなかった。
しかしそんなことでは今日の俺は落ち込んだりしない。
なんたって今日は遂に、その原因が分かるかもしれないのだ。
ルンルン気分で俺は支度を済まし、職場へと向かった。

「おはようございまーす!!」
「おはよっ!!」「おはよーーー。」「おはよ〜。」
三者三様に挨拶を返す。渚、正志、新宮寺さん。
「今日は元気だねっ!!いいことでもあった?」
朝っぱらからハイテンションな渚。
「まあな。」
俺もいつにないテンションで答える。流石の渚も少し驚いていた。
「あら〜北島くん〜、今日は楽しそうね〜、いいことでもあったの〜?」
「ハイッ!!」
新宮寺さんの質問にはっきりとした口調で答える。我ながらテンション高いな。
「じゃ〜その元気を〜、頑張って仕事に生かしましょ〜ね〜。」
まるで子供に言い聞かすような口調で語りかけてくる新宮寺さんに、柔らかな笑顔とその口調に、つい照れてしまう。
流石、この会社の奥さんにしたい女性第一位(非公式)だ。
まあどうせ宿直室に行くのはお昼なので、それまで頑張って働きますか。
そして今日も変わらない日常が過ぎていくのである。
7064:2011/04/02(土) 03:41:59.11 ID:wFgw16Rw
今日は思いのほか仕事が忙しく、宿直室に行く暇が取れなかった。
時間はもう夕方、そろそろ勤務終了時間である。
今日も残業か・・・と思っていると急に新宮寺さんが話し始めた。
「一週間お疲れ様〜〜。皆さんお仕事とても頑張ってくれたので〜、今日は残業は無しですよ〜。」
嬉しい誤算だ。まあ善は急げだ。パッパッと支度を済ませ、俺は宿直室へと向かった。


「あーー、君が正志の言ってた子だね。部屋に入れるわけにはいかないからこれを渡しておくよ。」
警備員のおじさんがDVDを差し出してきた。セキリティ上、部外者の立ち入りは禁止なのだろう。
「これが昨日の夜8時からの監視カメラの映像データだ、あとこのことは内密に頼むよ。」
「わざわざどうもありがとうございます。」
深々と頭を下げてお礼を言う。正志にも改めて礼を言っておこう。
「なあに、君みたいな可愛い子の願いならいいってことよ!!」
何か勘違いしているみたいだが、ここは無視しておこう。
せっかくの好意を不意にしたくはない。
軽く一礼をしておじさんの元を去る。俺は久しぶりに自分の意思で自宅へと帰っていった。
7164:2011/04/02(土) 03:42:51.90 ID:wFgw16Rw
眠いので今日はここまでです
72名無しさん@ピンキー:2011/04/02(土) 23:46:55.65 ID:EceIlxRy
焦らすなw
73名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 01:11:27.07 ID:QpAO+nQl
気になるやないかー!
74名無しさん@ピンキー:2011/04/03(日) 01:12:41.52 ID:MK4G0x7q
テクニシャンだな
7564:2011/04/03(日) 03:37:58.79 ID:oH/bcopT
自宅
只今テレビの前、早速DVDを視聴中である。
警備員の配慮か知らないが、画面の右上に時刻が載っているので助かる。
確か残業が終わったのは8時くらいだったはずだ。
俺は画面を食い入るように見つめていた。
しかしいつまで経ってもカメラに自分が映らない。
どういうことだ?廊下から記憶が途切れているとはいえ、8時に終わりすぐに帰ったはずである。
いつの間にか右上の時刻を見ると10時となっていた。
画像の時刻は10時半駄目かと諦めかけたその時、遂に俺の姿が映り込んだのだ。
「えっ?」
あまりの衝撃に、つい声が漏れてしまう。そこには思っても見ない人物が俺と一緒にいたからだ。
そこには俺と一緒に玄関を出て行く新宮寺さんが映っていたのだ。
どういうことだ?何で新宮寺さんと一緒なんだ?余りにも想定外の事態に頭が混乱する。
その時、突然携帯が鳴り出す。
慌てて携帯を取り、画面を見て驚愕する。相手は新宮寺さんからだった。
なんと言うタイミングか。ある種の恐怖さえ生まれてくる。
しかしここで負けてはいられない。俺はどうしても原因を突き止めたいのだ。
俺は意を決し電話に出た。
「もしもし。」
「あ〜北島くん〜?ごめんね〜遅くに〜。」
いつも通りの口調の新宮寺さん。俺は何とか心を落ち着かせる。
「今日北島くんに間違って私の書類まで渡しちゃったみたいなの〜。
それが結構重要な書類なの〜、だから悪いんだけど明日でも〜届けてくれないかしら?」
そう言われカバンを確認すると、貰った書類の中に一枚だけ明らかに重要そうな書類があった。
「それっぽいのありましたよ?で、どこに届ければいいですか?」
「ごめんね〜、メールで自宅の住所送ります〜、明日はお休みなのに面目ないです〜。」
「了解しました、じゃあ明日伺います。」
「じゃあお願いね〜。」
電話が切れる。しばらくすると住所の書かれたメールが届いた。
新宮寺さんの自宅か・・・。
よし!ついでに昨日のことを聞いてみよう。あの人が犯人とは考え付かないしな。
俺と一緒に帰ってるんだから、何か知っているはずだ。
遂に解決が見えてきた。俺は連日の残業の疲れを癒すため、今日は速く寝ることにした。
7664:2011/04/03(日) 04:31:21.53 ID:oH/bcopT
「ここか・・・。」
今日は土曜日。現在新宮寺さんの家の玄関前にいる。意外にも、俺の家の近所だった。
新宮寺さんの家は最近建ったような立派な二階建ての一軒家だった。俺のボロアパートとは全然違うなあ。
・・・つまらないことを言ってる場合じゃない。俺は気合を入れなおしインターホンを鳴らした。
しかし何度押しても返事がない。ひょっとして出かけているのか?
ドアノブを回してみる。何故か鍵が掛かっていなかった。
「新宮寺さーん!!北島でーす!!」
中に向かって大声で呼んでみるが、やはり返事がない。
ここで俺によからぬ考えが浮かんだ。
ひょっとしたらこの家の中に、俺の記憶障害の手がかりがあるかもしれないと思ったのだ。
俺は悪いとは思いながら、新宮寺さんの家へと入っていった。

中を探索していく。お洒落なリビング、清潔感漂うキッチン、ピンクが基調の寝室。
特にこれといった手がかりは見つからなかった。
帰ろうとした時、ふとあることに気付いた。この家は外から見て二階建てだった。
だがどこを探しても階段が無いのだ。もう一度、俺は家の中を探索することにした。
「これは・・・?」
しばらくして俺は奇妙なものを発見した。
寝室にある一見普通の本棚なのだが、よく見ると本が無いスペースの裏側が空洞なのだ。
俺はもしやと思い、横から本棚を押してみる。すると意外と軽い力で動かすことが出来た。
予想通りその裏から、二階と続く階段が姿を現した。
(いったいなんでこんなところに。)
隠し部屋の存在に少し恐怖が生まれたが、俺は心を落ち着かせ、一歩ずつ階段を上がっていった。
薄暗い階段をゆっくりと上がっていく。
これから起こることへの不安と、解決出来るかも知れないという希望で、心臓がどきどきしている。
階段を上がりきると、一枚の扉があった。耳を澄ますと中から微かに音が聞こえる。
本能が入っちゃ駄目だと警告する。しかしどうにかして解決してやるという思いが勝っていた。
(よし・・・。)
俺は覚悟を決めると一気に扉を開いた。
7764:2011/04/03(日) 05:24:09.75 ID:oH/bcopT
「あああっ!!駄目!!おちんちん擦るのキモチイイのお!!」
入った瞬間、媚声が部屋にこだました。俺はその声の発生源を見て固まってしまった。
部屋の奥にあるテレビが発生源なのだが、そこに映っていたのが自分だったからだ。
画面の中の俺は女装していて、必死にペニスを扱きながらオナニーをしていた。
口からは涎を垂らし、喘ぎ声をあげながら本当の女性のように快楽を貪っていた。
(なんだよ・・・これ・・・。)
ショックのあまり立ち尽くす俺。あまりにも予想外のことに思考が停止する。
「あらあら〜、人の家に勝手に上がるなんて悪い子ね〜。」
突然の後ろからの声にバッと振り向く。そこには私服姿の新宮寺さんが立っていた。
いつも通りの笑顔なのだが、今の俺には恐怖しか浮かばなかった。
「これは・・・なんなんですか?」
今の俺の精神状態ではこの質問が限界だった。
「可愛いでしょ〜?この子は私のペットなんだよ〜。」
嬉しそうな表情で答える新宮寺さん。しかしその言葉が狂気を物語っていた。
恐怖の余り声も出ない。逃げろという言葉が頭の中を埋め尽くす。
「いつもは私が連れて行くんだけど〜、今日は自分から来てくれたんだね〜。
ご褒美に〜、今日はいつもと違ったことをさせてあげるからね〜。」
新宮寺さんがゆっくりと近付いてくる。逃げるなら今しかない!!
俺は心に活をいれ、一気に走った。いや正確には走ろうとしたのだ。
「止まりなさい!」
強い口調で新宮寺さんが命令する。その言葉を聞いただけで、俺の体は、逃げることをやめてしまった。
「ふふっ、体が動かないでしょう。ここまで来れたご褒美に教えてあげる。
私はね、昔から催眠術が使えるの。今、自分で身を持って体験してるから信じてくれるでしょ?」
今までの口調が嘘だったかのように男を誘うような口調で喋る新宮寺さん。
どうにかして逃げ出したいのだが、全く動く気配が無い。自分の体が無くなっている様な感覚だ。
「じゃあ今日は〜、意識がある状態でシテあげるね。たっぷり虐めてあげるからね。」
頬を染めながら嬉しそうに話す新宮寺さんの顔を最後に、俺の意識は闇へと消えていった。

今日はここまでっす
78名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 15:34:39.90 ID:SM8nQAug
gj
女装ということは、主人公は女顔なのか
79名無しさん@ピンキー:2011/04/04(月) 21:11:13.33 ID:rbM6/flU
ちゃんと読めよwそう書かかれてるぞ
80名無しさん@ピンキー:2011/04/07(木) 13:19:15.23 ID:x5CcTF33
催眠も素晴らしいが薬漬け洗脳も捨てがたい
81名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 19:22:04.28 ID:4NrRrg1G
そんな…身体が勝手に保守ageを…!?
82名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 21:02:15.72 ID:HmyYI7jz
あなたは保守ageされるとSSを書きたくなる
そうでしょ?
83名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 21:29:03.11 ID:WemZUEm7
やっぱりここにも「そうでしょ?」の波が来たか
84名無しさん@ピンキー:2011/04/08(金) 21:37:23.10 ID:yag4OUx1
そうでしょって催眠音声の?
8564:2011/04/09(土) 01:11:44.18 ID:k3wTMTe9
「薫ちゃ〜ん、起きなさ〜い。」
私を呼ぶ声がする・・・。そろそろ起きなきゃ・・・。
ゆっくりと目を開ける。目の前に優子お姉ちゃんの顔があった。
「目が覚めた?」
優しくお姉ちゃんが話しかけてくる。ていうか顔が近いよ!お姉ちゃんっ!!
「お!・・・おはよう!!お姉ちゃん。」
ドキドキしてつい声が裏返ってしまう。
大好きなお姉ちゃんにこんなことされたらこうなっちゃうよ〜。
「顔真っ赤になっちゃって・・・熱でもあるの。」
お姉ちゃんの手が、私の額に触れる。はわ〜!!嬉しすぎてどうにかなっちゃうよ〜!!
「あ・・・あのっ!・・・えっと・・・。」
恥ずかしさで声が出ないよ〜。これじゃあ私の思いがバレちゃう〜〜!!
「ふふっ、じゃあちょっと元に戻ってもらおうかな〜。
私が手を叩いたら性格だけが元に戻る。記憶はそのまま。けど体は動かない。」
なんかお姉ちゃんが言ってるけど私はそれどころじゃ

パン

手を叩く音が耳から聞こえた瞬間、一気に我に返る。
「え・・・あれ?」
「今の気分はどう?大好きなお姉ちゃんだよ〜?」
からかうように喋る新宮寺さんだが、俺は余りのことに言葉も出なかった。
今までの自分の行動を思い出す。普段の俺なら考えられない行動をしていた。
嗜好、性格、価値観、全てが別のものに書き換えられる恐怖を、身を持って体験したのだ。
「試しに薫くんにはお姉ちゃんのことが大好きな妹になってもらったんだよ〜。楽しかったでしょ?」
相変わらずおどけた感じで言う新宮寺さん。
「ど・・・どうしてこんなことを・・・?」
意を決して質問する。何故俺にこんなことをするのか純粋に気になったからだ。
「理由なんて無いわ。私はね・・・あなたの苦悶の表情や快楽にあらがう姿が見たいだけ。」
その言葉に絶望した。この人は、人を使ってただ遊んでるだけなのだ。
8664:2011/04/09(土) 03:20:00.40 ID:k3wTMTe9
「じゃあね〜、まず跪きなさい。」
「はい、ご主人様。」
口から勝手に言葉が出て、言われたとおりに体が跪く。
「ふざけるな!!俺を解放しろ!!」
突然の体の異常に驚いたが、せめてもの抵抗で声を荒げる。
「ペットなのにそんなこといっちゃ駄目でしょ?ちょっと自覚が足りないみたいね。」
そう言うと俺の目の前に足を差し出してきた。
「足を舐めなさい。」
「はい、ご主人様。」
抵抗しようとする俺の気持ちとは裏腹に、体が勝手に動き出す。
少しずつ、少しずつ、顔が足へと近付いていく。
(嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ)
その気持ちをあざ笑うように、遂に俺の舌は、足を舐め始めた。
催眠のせいとはいえ、悔しさと惨めさで胸がいっぱいになってくる。
「悔しそうな表情しちゃって、可愛い〜。
いい顔をしてくれたご褒美に、嬉しく感じるようにしてあげる。」
俺の意思と関係なく、ピタッと体の動きが止まる。
彼女の手がゆっくりと近付いてきて、俺の耳に触れた。その瞬間、世界から音が無くなった。
何も聞こえない。声だけじゃなく、物音すら聞こえないのだ。
彼女の口が動く。何か言っているようだが聞こえない。
するとその俺には聞こえない言葉に反応するように、また俺の舌が足へと伸びていく。
俺の舌が足に触れる。しかし先ほどとは少し違った。
足に触れた瞬間、舌の先から蜂蜜のような甘さが広がったのだ。
(おいしい・・・もっと欲しい)
強烈な欲望が生まれる。その甘さを確かめるように自然と舌が動く。
どんどん何かが体に吸収されていく。段々と幸せな気分になっていく。
自分の行為がおかしいとわかっているのに、舐めるのがやめられない。
ふと彼女の表情が目に入る。今までに見たことのないような妖艶な笑みを浮かべていた。

中途半端だけどここまで
忙しくてなかなか書けない・・・
87名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 03:28:12.19 ID:vlB4dbvk
作品は悪くないが、書き溜めてから投下してくれ。
88名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 08:54:28.55 ID:bAcjxhXI
投降ペース以前に、エラーで消えるの怖いから
テキストエディタあたりで書いてから上げてくれると嬉しい
89名無しさん@ピンキー:2011/04/09(土) 10:06:28.38 ID:1LNDWpo8
>>86
GJ!

投下については俺もある程度書き上げてもらってからの方が嬉しいかな
時間がかかっても楽しみに待ってるよ
90名無しさん@ピンキー:2011/04/10(日) 18:11:24.19 ID:2jrkqGiV
ヤク漬け洗脳ものが見たいなぁ
そんで廃人になって可愛い女の子に飼われんの
91名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 13:18:34.20 ID:FhgmJB14
薬漬けもいいけど脳を直接弄られて操られるのもよくね?
逆脳姦的なやつ
そんで可愛い女の子に飼われんの
92名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 21:29:42.83 ID:SExsLyLY
投下ですよー
エロないのでご了承の上でご覧になられてくださいまし
93ある日の、ある一室のこと:2011/04/11(月) 21:33:24.32 ID:SExsLyLY
その部屋には少年と少女、ふたりの人間がいた。
整頓の行き届いた中に点在する愛らしい形状のものからするに、そこは少女の部屋だろうか。
少女の部屋に、一組の男女。
そんな言葉から連想されるだろう光景はそこにない。
むしろ、おかしな光景といっても過剰な表現にはならないだろうものがそこにある。
少年はベッドに身を横たえていた。
掛け布団の上に体を置いた姿は、眠るという態勢には見えないが、両の瞼は下りていて、呼吸も妙に規則的だ。
少女は寝台の傍らで、デスクのところから引っ張ってきたであろう椅子に腰掛けていた。
穏やかそうな少女だった。
蝶を引き寄せるような大輪の類ではないが、木漏れ日に似た優しい温もりのある美を具えている。
大方の人間は、一緒に居て落ち着くタイプと判断するかもしれない。
しかし、眼力の研ぎ澄まされた者ならば、日光に含まれた紫外線にも通じる、どこか危険なものも見出すだろう。
「なおくん。あなたは階段を下りていきます。深いところへ、どんどん下へ……」
少女の唇が言葉を紡いだ。
上機嫌そうな、しかし柔らかい笑みを浮かべながら、連綿と言葉を重ねる。
少年の精神の深部へと介入するための鍵たる音声。
呪文。そう評したところで差し支えないかもしれない。
春の黄昏。
夕闇迫るその時間、窓越しに穏やかな風の音の聞こえる部屋に、情念を魔力とする呪文が満ちていった。


「――ふう」
ひとしきり少年の意識を沈ませると、少女は緊張を解くように溜息をついた。
催眠導入のための口上の滑らかさは明らかに慣れがあったが、だからといって気の抜けるものでもないらしい。
しばし、少女は気持ちの安定のための小休止をとった。
そのために採用した手段は、少年の顔を見つめるというものだった。
軽く首を傾げ、少女は安らかな呼吸を繰り返す少年を見つめた。自然と、彼女の笑顔が慈愛を帯びる。
慈愛。
彼の深層に暗示で潜り込まんとしながら、その顔はたしかに慈母のそれだった。
目的を果たすつもりになったか、少女は、こほん、と軽く咳払いした。
そして言う。
「なおくん、あなたは質問には正直に答えるしかありません。そして、わたしは本当のことしか言いませんよ」
「……はい」
魂の抜けたような、とでも言うべき、少年の虚ろな返答。
少女はそれを確認すると頷き、問いを発した。
94ある日の、ある一室のこと:2011/04/11(月) 21:36:11.82 ID:SExsLyLY
「あなたは、女の人の傍に居るとどうなりますか」
「いやな気持ちで、……いっぱいになります」
「体に触られるとどうなりますか」
「……振り払いたくなるくらい、気持ちがわるいです」
「なぜですか」
「……女の人は、みんな、母と同じだからです」
そうです、と少女は確たる調子で断じた。
「女の人は、なおくんのお母さんと同じです。自分の勝手な都合で、なおくんを捨てるでしょう」
少年の眉根が寄る――どこか、苦しそうに。
「ですけれど、なおくん。そんな気持ちは、高遠みなとにだけは抱く必要はありません」
「…………」
「思い出してください。あなたは人生のうち、高遠みなとに嫌な思いをさせられたことはありますか」
少女の言葉にはひとつの感情があった。
それは自信。そしてそれが導く、確信。
催眠などという手段で彼の記憶を改変するまでもない。
彼女は、母に捨てられた記憶に苦しみつつも、少しでもそれに抗おうとする少年が、ちいさいころからずっと大好きだった。
そして彼の心の支えとなろうとして、実際になっていた確信があるのだ。
しかめた顔を緩め、少年は回答した。
「――はい、まったく、ありません」
何度も聞いたその答え。
けれど、回数は歓喜を決して色褪せさせるものではない。
涙すら浮かべて、彼女は「そうですね」と笑みを喜色で染めた。
「なおくん。野島さやかについてはどう思いますか」
しかし、続けての問いの答えが、彼女の顔から何を奪い去る。
「はい、好きです」
部屋の空気が静かに冷えた。
少女の目に、摂氏幾万度の、狂熱の氷塊が宿る。
少年の耳に届かないほどの小声で、彼女は、
「エラー……、だよね」
呟いた。
彼女は野島さやかが嫌いなわけではない。むしろ好きだ。
快活で嫌味なところのない性格も。溌剌とした可愛らしさも。
自分とは多くの面で対照的だが、その差異に悪感情を抱いたことはまったくなかった。
彼女は多くの男子から好意を寄せられている。そんなのは当たり前だと少女は思う。
魅力を更に魅力でコーティングしたような、男を惹きつける要素の塊なのだから。もてるに決まっている。
95名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 21:38:15.77 ID:SExsLyLY
しかし。
だけど。
少年が、野島さやかに懸想したのだけは、なにかの間違いだと思っていた。
誤謬だと。エラーだと。物理法則よりも深いところにある法則の、誤作動だと。
だから正すのだ。
自然なことだ。
「……なお、くん――」
震える声で、少女は何かを唱えようとする。
だが、少年の言葉に続きがあることを動く口から見て悟り、留まった。
「けど、最近は、野島さんも、なんだか気持ち悪い気が、してます」
何かに打たれたように、少女が軽く身を震わせた。
「好きなのかどうか、すこし、分からなくなって――きました」
瞬間、少女は己が体を抱きしめた。膝を曲げ、ぐっと堪えるように身を縮める。
ずっと収穫したかった果実のひとつが、とうとう転がり込んできたのだ。
――野島さやかを好きになってしまった
――告白したいけれど、母のトラウマがもとの女性恐怖で、どうにも儘ならない。
――みなと。何とかならないかな。
あってはならない相談だった。
だから言葉巧みに、気休めにはなるかもと言って催眠術に誘い込み、『修正』を初めて何度経っただろう。
少年の頭の中を全面的に書き換えるのは簡単だった。
だけど、人を好きになるのは間違いじゃない。相手がおかしかっただけだ。それで全て弄るのは度が過ぎている。
そう、だから、柵を何枚も立てて、道標を幾本も差し、正しい方向への誘導を行ってきたのだ。
少年の愛情は、少女の見込み通りに深かった。それでも諦めず邁進してきた。
そして、ついに――目処が。
そこまで思って、おっと、と少女は思いなおす。
野島さやかへの愛を失う。それだけでは精々、半分といったところだ。
千里の道程、本当に残った道のりはどれほどのものだろうか、と彼女は計測を再開する。
「なおくん。高遠みなとのことは、どう思って、いますか」
「家族みたいな、幼なじみ」
いつもの答え。嬉しさもあり、悲しさもある。
しかし、今日は野島さやかについて、今までに無い答えを聞けたのだ。
ならば続きがあるかもしれない。少女は予想し、その予想は過たず的中した。
「みなとと居る時は、安心できて……いままであまり意識してなかった、けど、みなとは、可愛いかもしれないです」
かわいい。
ハンマーで一発やられたみたいに、少女は頭を一回がくんと揺らした。
本当に欲した果実は、稔りつつあった。
96ある日の、ある一室のこと:2011/04/11(月) 21:40:24.41 ID:SExsLyLY
「みなとは、いつも、無防備で……部屋にいるときなんか、よく、パンツ見えて、やらしい気持ちになったりも、します」
「ぱんっ……!?」
変な稔り方もしていた。
少女は頬を赤くして、思わず制服のスカートを押さえたが、すぐ思いなおして手を離す。
彼もお年頃なのだ。性欲くらい当然ある。あってしかるべきだ。
自分は催眠を利用して結構手軽に、おなかより下の疼きも発散しているのだから、少年の劣情をどうこうする筋ではない。
彼女はそのように結論し、むしろ少年を正しく誘導する手段として性欲も大事だな、と脳裡にメモ書きをした。
そして、ちいさく溜息を一つ。
視線をずらすと、窓の外の空は、夕が三分に夜が七分といった色合いになっていた。
あまり長引いては不審の種となると判断して、少女は椅子を立つ。
――女に話しかけられたり触られると嫌悪感が生まれる。
――ただし高遠みなとは例外である。
――この問答の記憶は、目覚めた時にはまったく残らない。
いつも通りの三つの秩序を埋め込み、彼女は本日の修正作業を手仕舞いとした。


瞼が上がり、部屋の明かりが網膜を衝いた。
少年は二、三度ばかり目を瞬かせ、体を起こした。
女性恐怖の治療とされる行為の後は、いつも妙に心地よい。彼は毎回不思議に思う。
顔を横に向けると、そこには彼の幼なじみが立っていた。
彼女は両手を腰の後ろに回し、少年を覗き込むようにしている。
「おはよう、なおくん」
「おはよう、みなと」
挨拶を交わすと、少女は手を差し出してきた。白い手のひらが、何かを待つように天井を向いている。
それはいつもの儀式だった。
女性恐怖が改善しているかどうか、という。
少年はそれに意味をあまり感じていなかったが、わざわざ拒むほどでもない。
自分の手をそこに重ねると、少女は少年を軽く引いた。合わせて、彼はベッドから立ちあがる。
少し低いところにある少女の顔が、笑みを作る。
「合格だね」
「みなとは元々嫌じゃなかったじゃないか」
少年は苦笑で返した。
意味を感じないというのはまさにその点にあった。
女性に対して隔意を持つ彼だが、それが少女相手に発現したことは一度も無いからだ。
決して外向的とは言えず、内にこもる傾向の強い自分のそばに何時も居てくれた彼女は、家族にも等しいものと思っているのである。
97ある日の、ある一室のこと:2011/04/11(月) 21:42:34.69 ID:SExsLyLY
だからこそ、女性恐怖の気を治したいと思ったときも、真っ先に彼女に相談したのだ。
そうして提案された催眠療法。
それを受けているときのことは全く覚えていないのと、女性恐怖が改善どころか悪化もしてないことに、最初は疑いも覚えた。
「……そうだね。ぜんぜん効いてないみたいだし、やっぱり止めた方がいいのかなあ?」
にわかに顔を曇らせる少女に、少年は慌ててフォローを入れた。
「やっ、いいんだって。確かにあんまり効果ない気がするけど、けっこうリフレッシュできるからさ」
「そう、かな?」
もちろんだよ、と彼は請け合い、同時に己に対しても確認する。
そう。彼女はずっと、これまでの人生でずっと、自分の助けになってくれていた。
幼少の頃からの付き合いというだけでは有り得ないほど、献身的に。
どうしてそんな相手が、自分に悪意をもって催眠術を行使するだろうか。疑うなど論外なのだ、と。
確かに効果はないようだ。だけれど――
「でも不思議だねえ。なおくん、どうしてわたしは平気なんだろ?」
むにむにと手を揉みながら言う少女から目を逸らし、少年は応じる。
「さあ……みなとは、家族みたいなものだしね。別枠、なんじゃないかな」
――だけれど、最近は、彼女の部屋で二人きりで居られる口実のようにも思えて、断れない。
家族みたいなものだから別だ、というのも、最初は本当にそれだけだと思っていた。
そうなのだろうか、と近頃は思う。
彼女といるときだけは安らげる。触れられても嫌悪感なんて微塵も湧きはしない。
思えば彼女は実に愛らしいし、いつだって微笑んでくれる。こちらを気に掛けてくれる。
わざわざ催眠などというハードルの高い分野に手をつけてまで、心配してくれる。
そんな風に考え出すと、止まらなくなっていく。
声も、笑顔も、スカートから伸びる太腿も、その奥の白い布も、何もかも混然として彼を刺激する。
刺激がさらに刺激を呼び、連鎖して相乗されていく。
だから、思うのだ。
もしかして、本当に僕が好きなのは、と。
「……なんか、みなと、機嫌いい?」
「えへ。なおくん、やっぱりすぐ気づいちゃうね。わたしのこと見てくれる?」
ふんわりとした笑みが、少年を打つ。
彼は、遠からぬ未来に、彼女に対して何かを告白するだろうという確信を得ていた。
98名無しさん@ピンキー:2011/04/11(月) 21:44:52.91 ID:SExsLyLY
以上で終了。忍法帖うざい
みなとの性欲発散は逆レイプとかでなく、催眠状態の相手への見せつけオナニーみたいなの妄想してます。
それではまた、機会があったら
99名無しさん@ピンキー:2011/04/12(火) 00:04:41.99 ID:FhgmJB14
gj!
認識改造(・∀・)イイ!
100名無しさん@ピンキー:2011/04/12(火) 11:16:25.50 ID:Zn4qqVOd
GJ!情景描写がすごく丁寧だった
こんな娘からの催眠ならなんでも聞くわ
101名無しさん@ピンキー:2011/04/12(火) 16:56:55.52 ID:eSvW7wL4
読みやすすぎワロタ
いろいろ萌えた
102Y I 〜歪愛〜:2011/04/14(木) 23:46:14.97 ID:jb0CtN6S
投下します
本番なしです

もう、どれくらいの時間が経ったのかも解らない
けれど、ひとつ解ることがある
俺はもう、どうにもならないほどに、堕ちてしまっているということだ

暗い
この部屋は、暗い
連れてこられた時からここが一体何処なのか、そもそも、日本なのかすら解らない
そんな場所に、俺は居た
がちゃり、とドアが開いて、部屋に誰かが入ってきた
「おはようございます」
入ってきたのは可憐な少女
優しそうな瞳に、短く切り揃えられた髪
その髪の右サイドだけを小さく纏めている桃色のリボンは、五歳___いや、六歳だったかのころに、なけなしのお小遣いで買ってあげたものだった
ちょこちょこと後ろをついてくる、引っ込み思案で人見知りな、ひとつ年下の妹みたいな幼馴染
「灯莉(ともり)・・・」
朦朧とする意識の中で辛うじて搾り出した声は、自分のものとは思えないほど擦れているように思えた
「どうして・・・こんなことを・・・」
俺の問いに、灯莉はふふっと小さく笑って答える
「兄さんがいけないんですよ」
「俺が・・・?」
103Y I 〜歪愛〜:2011/04/14(木) 23:46:59.78 ID:jb0CtN6S
「明里(あかり)姉さんを選んだから」
「明里・・・」
その名を聞いて、ふっと、自然に口が綻ぶ
明里は灯莉の姉で、俺の恋人だ
昔から俺たち三人は、本当の兄姉妹のように暮らしてきた
大人しく、内気で恥ずかしがりやの灯莉とは逆に活発で手が速い明里は喧嘩友達のような仲だった
下らない事で喧嘩したり、仲直りしたり
(明里・・・・)
まだ、こんなことになる前の、幸せだった日々___
「駄目ですよ」
ガシッ
「うぐっ!!」
明里との思い出に耽っていると、突然思い切り首を掴まれた
灯莉が、ぎりぎりと俺の首を締め上げたのだ
「私____兄さんのその表情、だいっ嫌いなんです」
表情を変えず、淡々と手に力を込める灯莉
「姉さんのこと考えてる顔ですよね?すぐわかりますよ?兄さんのことなら___」
「ぁ____かぁっ!!おぇぇっ!!」
俺は息ができず、乾いた音を喉から搾り出すことしかできない
「私の方が先に兄さんに出逢ったのに、私の方が兄さんを想っているのに」
ぱっと、灯莉の手が俺の首を放す
「げほっげほっ」
必死に息をする俺の頬を撫でながら、灯莉は続ける
「姉さんのことを考えるのは駄目ですよ?」
幼子に言い聞かせるような優しい声
「さあ、今日も『矯正』を始めましょうね?」
「ヒッ・・・!?」
『矯正』という言葉を聴いて、俺は身体中に鳥肌が立つのを感じた
「た、たのむ・・・アレは・・・アレだけはやめてくれ!!」
俺は必死に懇願した
みっともなく跪き、頭を垂れ、少女に許しを請うた
ここに監禁されて一ヶ月間、最早微塵もプライドなど残ってない
それに、アレをされないで済むなら、土下座なんて幾らだってしてやる
「ふふっ・・・そんなに嫌なんですか?」
そんな俺に灯莉は___
「でも、だめですよ。にーいさん♪」
容赦なく、たっぷりと忌々しい『液体』を俺の口に流し込んだ
「あははっ♪ほぅら、だーいすきなお薬が兄さんの頭の中、ぐちゃぐちゃにしちゃいますよ♪」
「おごぉっ!!おぶぇえええええっ!!」
とめどなく咥内に侵入してくる液体に咽ながら段々と身体の力が抜けてくる
そしてそれと同時に訪れる、途方もない心地よさ
何もかもがどうでもよく、ただ、この快楽に流されるだけ
(ああ、俺・・・また堕ちるんだ____)
それが、最後に頭の冷静な部分で考えたことだった
104Y I 〜歪愛〜:2011/04/14(木) 23:54:22.90 ID:jb0CtN6S
ぺろぺろと犬のように、床に散らばった液体を舐める
私の大好きな兄さんが、犬のように
「かわいい・・・」
兄さんが必死に舐め取っているのは、特殊な薬だ
身体にはまったく害は無いがただただ依存性が強く、理性のみを完璧に破壊してしまう
どんな強靭な精神力であろうとも完璧に陥落させ、抵抗などまったくの無駄
心が壊れ、ただの人形になってしまう薬
ただし、この効能は男性のみにしか効果を表さない
「ほら、にーいさん」
私は薬をたっぷり口に含むところを兄さんに見せ付ける
兄さんは夢中で私を押し倒し、私の唇にむしゃぶりついた
「じゅううっじゅちゅうぅっちゅぶっ」
荒い鼻息が顔に掛り、舌が咥内を掻き分け、薬を貪欲に貪る
今の兄さんは液体を舐めることしか考えていない
姉さんのことなんて、少しも頭に無い
「ちゅうっ・・・んっいいんですかぁっにいさん・・・恋人の妹とキスしちゃってぇ・・・」
お構いなしに、ちゅうちゅうと私の唇をしゃぶる
「ぷはっあははっ♪そうですよねぇ・・・いいですよねぇ〜♪
 どうせ姉さんへの愛なんて、こんなお薬に負けちゃうくらいの愛ですものね♪あははははっ♪」
口でどんなに姉さんを好きだと言っても、結局お薬ひとつでこの有様
面白くて面白くて仕方が無い
「あぁ・・・莫迦らしい♪兄さんも姉さんも、私も♪
 こんなに簡単に手に入るのに♪」
愛があればどうにかなるとか、がんばって振り向かせようとか
「莫迦みたい莫迦みたいっ♪あはははははははっ♪」
薬をたらり、と肌蹴た上半身に垂らす
「ねぇ・・・?兄さん?」
それに気づいて、兄さんが私の身体を伝う液体を掬うように嘗め回す
「ふぁ・・・んっ」
敏感な部分を舐められ、身体が震える
「やぁ・・・吸っちゃ・・・」
ちゅうっと、乳房の先端、赤く実った部分に兄さんが吸い付く

荒々しく、兄さんに抱かれながら、今日も私は狂ったように笑う
ああ____莫迦らしい
涙が一筋、頬を伝った

以上です
薬を使っても結局は自分も本当の意味で兄さんを手に入れることができない
女の子の完全勝利というわけではない終わり方もどうかな?と思ってやってみました
タイトルYIは漢字表記の他にヤンデレ愛という私のシュチュエーション愛を込めてみました
105名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 09:45:11.29 ID:2RUYRYij
アリだな
106名無しさん@ピンキー:2011/04/15(金) 18:03:56.88 ID:jgNMJ8Uw
GJ!!!
107名無しさん@ピンキー:2011/04/21(木) 23:06:37.18 ID:i6oyjyPr
良いスレ発見
M男にはたまらんシチュ
108 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/22(金) 12:13:31.12 ID:7wmkbWxY
催眠かけられたいけど決してMじゃない

と思い込む催眠
109名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 15:17:58.43 ID:0q21kLfH
脳をぐちゃぐちゃにいじられて洗脳されるのがみてみたい
脳自体を変えられちゃったらもう抗いようもなくね?女の子大勝利!みたいな
110名無しさん@ピンキー:2011/04/22(金) 22:03:04.46 ID:Mdidf17t
あっあっ
111名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 23:44:56.35 ID:raoZlweW
低設定だろうけどドラマチックで中断チェ・3連チェ・アツいぞー赤七2連
全部ワンダフル40%でチャンリプナビでなかった

ボーナス後の潜伏ってチャンリプ引くまでかな
ナビ無しチャンリプ引いたらボーナスでの抽選なかったってことになるのか
112名無しさん@ピンキー:2011/04/24(日) 23:45:51.67 ID:raoZlweW
誤爆です。脳みそぐちゃぐちゃですみません
113名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 18:43:06.87 ID:51YlvhMg
これって合わせ技やってもいいの?
例えば惚れ薬を口にくわえさせて合図で飲み込むように暗示をかけて、薬飲むか恋人と別れるか決めさせてどっち選んでも結局飲ませるとか
114名無しさん@ピンキー:2011/04/28(木) 23:41:38.86 ID:cCsmw3us
FDは当然として、受けては男限定?
115名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 00:36:22.45 ID:fFEMsBSX
>>1ですがいくつか質問が上がっているのでお答えします

>>113
アリですっていうか書いてくださいマジで


マジで

>>114
受け手についてですが、このスレは男が女に操られてしまうスレなので原則操られるのは男ですが百合、グロ等あらかじめ苦手な人に注意を喚起して投下して頂けるのであれば私としては歓迎致します

また、感想を落とす方も、百合やグロだから等の理由で迫害したり、逆に他の趣向のSSを貶めて絶賛したりはしないようにしましょう
ノーマルの人も百合好きやリョナ好きの方も、互いの性癖を理解した上で一緒にスレを盛り上げていきましょう
長くなりましたが以上です
116名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 01:12:15.54 ID:DQvbAwYL
基本的なことでスイマセン
改行制限って何行ですか?
117名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 09:17:09.08 ID:Ra9kcDyx
エロパロ板は一レス最大60行だったはず
こういう情報はたぶん書き手スレで聞いたほうが速い
118名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 10:49:48.26 ID:DQvbAwYL
>>117
ありがとう、それ目安にコピペしてみます

とりあえず分岐までかき終わったんで、投下します・・・連投制限とか大丈夫かな?
作品投下とか始めてで勝手が解らないんで、フォローとかしていただけたら幸いです
119タイトル未定 1/6:2011/04/29(金) 10:56:40.21 ID:DQvbAwYL
「ほら、こうやって頭をグルグル回されると何も解らなくなっちゃうでしょ?」
 なんだれ?誰かが俺に話し掛けてるのかな?・・・ああ、頭の中がグチャグチャになって何も考えられない。
 目を抑えられてる手の感触が冷たくて、ただひたすら気持いい・・・。
「ふふ、和ちゃんってこんなに催眠に掛かり易かったんだね・・・もっと早くこうすれば良かったな」
 誰かの声がすぐ傍で聞こえるけど、誰の声だろう・・・すごい耳に気持いい・・・これは、由佳の声?
「はぁ〜い、あたしが手を離すとね、和ちゃんはもっと、も〜っと、深い催眠状態に入っていけるよ〜。
 もっと、も〜っと、気持ち良くなりたいよね?深い深い催眠状態に入っていきたいよね?
 じゃあ行くよ〜、い〜ち、に〜の、さんっ!」
 支えを失った俺の上半身はそのまま机の上に崩れ落ちた。
 ちょうど机に突っ伏して居眠りしてるみたいに・・・だけど、不思議と痛くない。
「んふふ、ちょうどいいや・・・和ちゃん良く聞いて、あなたはね、今授業中居眠りしてるの。
 午後の古文の高畑先生の授業の時みたいに、あったかい日差しを浴びて気持よ〜くウトウトとあたしの声を聞いている。
 気持いいでしょう?あたしの声が子守唄みたいに気持ち良く、スッと和ちゃんの心に、頭に染み込んでいく・・・」
 ああ、気持いい・・・古文の授業は昼休みの直後だから、腹もいっぱいで眠くなるんだよな・・・気持いいんだよな・・・。
 なんかもうどうでも良くなってきた・・・眠い。
「ほぅら、和ちゃんの意識や理性はね・・・ううん、それだけじゃなく、判断力も認識力も思考力も全部全部気持ち良く眠っちゃって、無意識だけがあたしの声を聞いてるの。
 素直で従順な無意識の和ちゃんはね、あたしの言う事全部素直に受け止めて、なんでも従順に従っちゃうんだよ。
 そうするとね、和ちゃんはすっごく幸せになって、なんでもあたしの言うことを聞いちゃうの、あたしの言う事を信じちゃうの」
 あ〜、何か言われてるのか、由佳の声がすごく気持いい・・・なんだろうな?何言われてるか良く解らないけど、言う事聞かないといけないよな、由佳の声だもんな。
「すごい幸せだよ〜、すごい気持いいよ。 
 もう亜里沙の事なんて〜忘れちゃうぐらい・・・・あっ」
 亜里沙?・・・何か忘れてるような・・・亜里沙の事が・・・あっ・・・たっけ?
 そう考え始めた瞬間に頭が持ち上がられ、耳元で強めに囁かれる。
「ほらもっと深くなる、気持ち良くなる。
 何も解らなくなって全て忘れる・・・あたしの声しか考えられなくなる」
 全てが頭の中から滑り落ちる感じ・・・気持いいけど、気持いいけど、何かおかしい?
「考えちゃダメ、考えないで、考えちゃいけないよ、考えるのを止めなさい」
 ・・・そうだな、考えちゃダメだよな。
 由佳がそう言うんだもんそうだよな。
「ふう、危ない危ない・・・ついNGワード言っちゃったよ・・・。
 やっぱ1回で全部変えちゃうのは無理あったかなぁ?
 和ちゃんのためとは言え、急ぐのは危険かもね・・・じゃあ今はコレぐらいにしようかな」
120タイトル未定 2/6:2011/04/29(金) 10:57:47.64 ID:DQvbAwYL
 パンッ!
 誰かが手を叩いた音で俺は目を醒ました。
「あ〜、やっぱり寝ていたぁ」
 目の前には、無い胸の前で腕組みをしている幼馴染の声。
「今胸が無いとか思ったでしょう?!」
 げ、なんて感の鋭いヤツなんだ。
「いや、そんなこと無いよ・・・で、何か約束あったけ?由佳」
「今日うちの両親が旅行で居ないの、だから買い物で荷物持ちしてくれるって言ったでしょ?」
「そ、そんな約束したかな・・・う、うーん、したようなしないような」
「男に二言は無いって、和ちゃんの座右の銘じゃなかったけ?」
 だめだ、口では勝てない・・・何か頭もハッキリしないし、たいした事じゃないしココは折れとくか・・・。
「わかった、付き合います・・・買い物の荷物をお前の家に運べばいいんだよな?」
「素直でたいへんよろしい・・・でも、家に入ったからって襲わないでよ」
「襲わねーよ、俺にも相手を選ぶ権利ぐらいあるわい」
 ドゴッ!

「はーい、ご苦労様・・・あ、ソレ台所までお願いね」
「ちょ、お前これ買いすぎだろう・・・何日分だ?」
 買い物袋4つ分もあろうかという大きな包みが、台所のテーブルに積み上げられている。
 コレを一人で運ばされたとは・・・安請け合いするんじゃなかった。
 ・・・本当に俺は請合ったのか?
「はーい、お疲れー」
「ひゃっ・・・なんだよ、冷てぇだろ」
「何よ、せっかく麦茶出してあげたのにぃ」
「お、おうありがとう・・・だがな、いきなり首筋には無いだろ?あとどっちかと言うとコーヒーのほうが・・・」
「ダメよコーヒーは・・・カフェイン入ってるもの」
「え?なんで・・・」
 聞き返した瞬間、何故か猛烈な後悔に襲われた・・・それはゆっくりとコッチを振り返る○○の目を見て確信に変わったが、体がすくんで・・・すくんで?いや違う、そういうのじゃない。
 俺は・・・逃げるとか、後ずさりとか、由佳の行動を避けるような事を・・・したくないんだ。
「和ちゃん・・・」
 由佳の、中指と親指が、俺の目の前に差し出される。
 パチンッ!
 指を鳴らす音を聞いた瞬間、俺の意識はまたストンッと落ちていった。
121タイトル未定 3/6:2011/04/29(金) 10:58:29.97 ID:DQvbAwYL
「さあ、和ちゃん、さっきの続きだよ・・・」
 耳元で由佳が俺に囁きかける。
 それだけで、何かゾクゾクした感覚が走り抜け、目を閉じたまま体を震わせてしまう。
「また、深ーいとこまで落ちていって、あたしの言う事に素直に、従順にしたがういい子になってね。
 じゃあ、簡単な事からやっていこうね・・・右手を上げて」
 俺の右手が、何かに引っ張られるよう様に、スーッと上がって行く・・・いや、これは俺が上げてるのか?
 勝手に上がるような、由佳に言われたから反射的に上げてるような。
「んふふ・・・、和ちゃんはいい子だね〜」
 頭を撫でられるのがとてつもなく心地いい・・・なんだろうな、これ。
 幸せってこういう気持なのかな?
「それじゃあ次はね・・・」
 なんだろうな・・・?、何か色々言われてるみたいだけど、もう何にも解らない。
 体がバンザイしたり、服を脱いだり、四つんばいにされたりしたのは何となく解るんだけど、どうしてそんな事やってるのか?とか、由佳の前でこんな格好恥ずかしくないのか?とか考えられない・・・。
 由佳に命令されるのが嬉しくて、言う通りにするのが嬉しくて・・・あれ?俺は命令されてるのか?
 ああ・・・もうどうでもいい、頭撫でられると幸せでどうでも良くなる。
 もうずっとこのままでいたい・・・。
「んふふ・・・もう和ちゃんは、あたしの言う事なんでも聞けるいい子になっちゃったかな?
 今度は行動とか、体の事じゃなくて、心の中のことだよ・・・。
 ちゃあんとあたしの命令聞けたら、またたっぷりご褒美を上げるからね〜」

 パンッ!
「はい、和ちゃん起きる」
「ん?・・・ああ」
 なんだろう?頭がハッキリしない・・・まま、目の前に突き出された携帯・・・これは俺のか・・・を受け取った。
「今日はウチに泊まるって家に電話して、あたし1人は心配だからって・・・ね」
「ああ、そうだな・・・一人きりは心配だよな」
 家に電話・・・何となく短縮ダイヤルを使わずに、番号を一つ一つ押していく・・・なんでこんな面倒な事してんだ俺?・・・まあいいか、稀には手打もいいかもな。
「お袋?ああ、俺・・・あのさぁ、今日は由佳の家に泊まるから・・・うん、アイツ今日は家に1人なんだってさ。
 あぁ!?襲わねぇよ!心配すんなって・・・じゃ、そういうことで」
「はぁい、よくできましたー」
「バカにすんなよ・・・ところでなんで、そこら中のカーテン閉めてんだ?まだ明るいだろ?」
「色々都合があるのよっ・・・じゃあ和ちゃん晩御飯の支度手伝って・・・ね」
 ばっか、俺が飯の支度なんかできるかよ・・・と思ったのに、俺の口を付いた言葉は違った。
「あ、ああ、手伝おうかな・・・」
「んふっふ〜・・・和ちゃんはいい子だね〜」
 そんな普段だったら腹の立つような事も、級にドキドキし出した胸の気持ちよさが押し流していった。
 なんでこんなに嬉しいんだろう?
「はい、和ちゃんこれ切って・・・ね」
「ああ・・・」
 台所で由佳と並んで料理をしてる・・・なんだろう、コレ?混乱する。
「んふふ・・・新婚さんみたいかなぁ」
 なんだろう、由佳に強く出られないというか、由佳の言う事がそのままスッて入って来る・・・これ気持いいな・・・。

「じゃああたしがご飯とお味噌汁よそるから、お皿並べて・・・ね」
「ああ・・・」
122タイトル未定 4/6:2011/04/29(金) 10:59:33.28 ID:DQvbAwYL
 夕食は俺が手伝ったにしては美味かった。
 由佳の奴、意外と料理上手かったんだな。
「どう?美味しかった?」
「ああ、美味かったよ」
「良かった・・・じゃあね、お風呂の前に・・・さっきの続きしよっ」
「さっきの・・・続き?」
「うんっ」
 由佳は楽しそうに俺の腕を取ると、ソファーの方へ引っ張っていった。
「なんだよ続きって?」
「和ちゃん・・・あたしの目を見て」
「えっ?」
 振り返った俺の顔のまん前に由佳の顔が・・・俺は蛇に睨まれた蛙みたいに、ゴクリと唾を飲み込んだ。
「和ちゃんは、もうソファーから立ち上がらないの・・・ね。
 それから・・・大きな声を出しちゃダメ・・・ね」
「何を言って・・・」
 俺の口から出た言葉はもう、擦れたような小さな声だった。
「和ちゃんはぁ、あたしに命令された後に『・・・ね』って付け加えられると、逆らえなくなっちゃってるんだよ」
「お前、何を言って・・・」
「和ちゃん、嫌がらないで・・・ね」
 言いかけた言葉と嫌悪感がたちまち消えていく・・・なんなんだ?いったい・・・俺に残ったのは混乱する頭だけだ。
「じゃあ・・・和ちゃん、今の格好を思い出して・・・ね」
「格好・・・!! なんだコレ!素っ裸じゃねぇか?!」
「んふふ・・・和ちゃんはその格好で晩御飯の支度手伝って、ご飯も食べたんだよ。
 2時間ちょっとだね・・・これからもっと長い時間言う事を聞けるようになれるよ」
「いったい、俺に何をしたんだよ?!」
「大丈夫、和ちゃんは本当は解ってるから・・・・だから・・・」
 聞いちゃいけないという警鐘と、聞いて気持ち良くなりたいという感情が俺の中で鬩ぎあったが、由佳の口はそんなのお構いなしに言葉を続けた。
「あたしのお人形さんになって・・・ね」
 部活でクタクタに疲れた時の夜みたいに、俺の意識はベットに落ちるように崩れ落ちていった。
123タイトル未定 5/6:2011/04/29(金) 11:00:13.06 ID:DQvbAwYL
「ほら、あたしを見て・・・あたしを見るだけで興奮するでしょ?気持ち良くなるでしょ?おちんちん大きくなるでしょ?」
 由佳が目の前に立っている・・・ああ、何かすごい体が火照ってる・・・由佳にむしゃぶりつきたい気持が沸き起こる。
 なんだこれ、凄い気持いい・・・でももやもやする。
 キンギンに勃起してるのが解るけど、手も足も体も頭にも力が全然入らなくて、隠す事すらできない・・・まあいいや。
 由佳には隠す必要なんてないしな。
「これからあたしが、服を1枚1枚脱いでいくから、あたしが着ている物が少なくなってくるにつれ、和ちゃんはもっともーっと、どんどんどんどん興奮していくの。
 それでね、あたしの着ている物が無くなった時にはね、もう我慢できないぐらい気持ちよくて、射したくて、射したくてたまらなくなるよ」
 もう出したくてたまらないよ由佳・・・ああ、頼む手を動かさせてくれ!
「それじゃあ・・・まずは靴下からかなぁ・・・右足〜・・・そして左足〜」
 由佳が靴下脱ぎだすと同時に、俺の股間にズンッとしか形容できない衝撃が走った。
 右足の靴下を脱ぐ時に・・・ズンッ、左足の靴下を脱ぐ時に・・・ズンッ。
「それじゃあ上着・・・そしてスカート・・・」
 また衝撃が走る。
 スカートの時に到っては、体が勝手にビクンッと跳ねたぐらいだ。
「シャツだよ・・・ぽいっ」
「ヒグッ・・・」
 ブラジャーとパンティーだけになった由佳の姿をみた時、恥ずかしながら変な声が漏れてしまったぐらいだ。
 口から泡を吹いてるような気さえする。
「お待ちかねのブラだよ〜」
 剥き出しのおっぱいにもう目が釘付けだ!
 股間はもう痛いぐらいにパンパンになって、付け根のあたりに熱いモノがグルグル渦を巻いてる感じ。
「じゃあ、最後の1枚・・・パンツ脱いじゃうよっ・・・はいっ」
「ッッウッッァッ・・・!!」
 由佳の裸の股間を見た瞬間、俺は手も触れてないのに盛大に精液を噴出していた。
「わわっ・・・ふーん、予定と違っちゃったけど、そんなに興奮してくれたんだぁ・・・そんなに感じてくれたんだ・・・。
 しかもまだ、おちんちん大きいままじゃない」
 派手に10秒ほどもかけて、欲望を吐き出し床にぶちまけたにも関わらず。
 俺の股間のものは大きいままだった。
 それどころか、俺には更にその硬さを増したようにすら感じる。
 由佳の全裸が目の前にある・・・それだけで俺は信じられないぐらい興奮していた。
「じゃあね、和ちゃん、右手でおちんちん握って・・・ね」
 あくまでも自然に、右手が精液まみれのチンポを握っていく。
 ぬるっとした手触りが、ゾクゾクとした快感を伝え、一回出した直後じゃなければ握っただけで射精しそうな気持ちよさだ。
「そのままね、普段やってるみたいにオナニーを始めて・・・ね。
 あたしの裸をおかずにして・・・ただし、今度はあたしが射していいって言うまで射精はしちゃダメだの・・・ね」
 俺の右手が、俺の意思とか無関係に動き出す。
 最初はゆっくり・・・焦らすように、だんだん早くなるいつものやり方。
「くっ・・・」
「逝ったばかり敏感になってるのかな?苦しそうだけど・・・気持いいんだよね?
 んふふ・・・じゃあね、あたしが指を鳴らすと、快感が2倍になるの。
 指を鳴らすたびに倍倍とどんどん気持ち良くなっていくの・・・ね」
 パチンッ!
124タイトル未定 6/6:2011/04/29(金) 11:04:59.57 ID:DQvbAwYL
「ヒッ!」
「気持いいかな?気持いいんだよね?」
 パチンッ!
 いつもは股間回りだけが気持いのに、指を鳴らされるたびにその快感が溢れるように前身に広がっていく。
 まるでチンポが大きくなるかのような・・・俺がチンポに侵食されていくような・・・そんな錯覚とともに、快感の強さだけでは無くその範囲する音にあわせて広がるようだ。
「もう一回」
 パチンッ!・・・パチンッパチンッパチンッパチンッ!!!
「ヒッ!・・・ハッフッアッオッオッオオッン!!!」
 声にならない声を漏らしながら、右手は狂ったようにチンポをしごく・・・普段だったらこんなの何時逝ってもおかしくないのに・・・逝けない!逝っちゃいけない!
「ううぅ・・・ああ・・・うふぅ・・・」
 もう視界がチカチカして何も見えない、口から泡を吹きながら言葉になら声を漏らすだけ、気持いいけど辛い、幸せだけど苦しい、快感だけで訳がわからない。
 もう、誰でもいいから救って欲しい!俺を救って欲しい!誰かっ!!
「こんな背中そらせて、白目向いて、口から泡吹いて・・・エクソシストの映画みたいだね。
 これ以上はかわいそうかな?・・・じゃあね和ちゃん良く聞いて。
 和ちゃんは射精した瞬間、あまりの気持ちよさに頭と心のヒューズが飛んじゃって、今まで以上にすっごい深くまで落ちて行っちゃうの。
 そうすると自分では何も考えられなくなってね、あたしの言う事何でも聞いちゃうようになるんだよ。
 今、自分がこんなにされても受け入れられなかった暗示までね・・・必ずそうなるよ。
 わかったら返事して、頷くだけでいいから・・・ちゃんとあたしの言ったとうりにんれるよね?」
 俺は壊れた首振り人形みたいにガクガクと頷くしかなかった。
 今はもう、解放して欲しい、助けて欲しい以外の考えが全く浮かばないほど追い詰められていたから。
「んふふ・・・じゃあね、和ちゃん『射していい』よ」
 その瞬間、何かが爆発したみたいに、頭が真っ白く塗りつぶされた。
 意識が薄れるような感覚の中、派手に精液をぶちまけているちんぽと、それを狂ったようにしごき続ける右手の感覚だけが自覚できていた。

「んふふ・・・右手がまだかすかに動いてる・・・そんなに気持いいのかな?
 和ちゃんね、あなたは今深い深い物凄い深い催眠状態に入って、物凄く気持ちよくて、物凄い幸せを感じてるの。
 あたしの言う事ならどんな事でも受け入れちゃうぐらい幸せ。
 だからね・・・

 >@これから和ちゃんはあたしの事だけ考えるの。
 >Aもう、あんな辛い事は忘れていいの。
 >B本当のあたしを思い出していいよ。
125名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 11:07:37.48 ID:DQvbAwYL
生意気にもマルチエンデイングにしてみました
文体といい、ほんとエロゲ臭くなってしまいましたがご容赦を
分岐後はこれからみんなの反応見て書きます
どうかいてもエロゲっぽくなると思いますが・・・
126名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 13:03:04.55 ID:12HcN1hd
GJ!

@も魅力的だけどBで
127名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 13:06:10.31 ID:c3hyA1Ne
断固1
128名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 15:34:36.38 ID:fFEMsBSX
GJ!本番楽しみ過ぎる
これは凄まじく@
129名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 16:18:05.09 ID:DQvbAwYL
>>128
ちょ、ちょっとまってください
この後本番あるとかじゃなく、結末3種類ってだけです。
それぞれ1レス分のつもりだったんですが・・・
130名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 21:17:47.71 ID:Hx4wwYX3
GJ!
A!
131名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 22:11:14.31 ID:Hr8N2CgT
GJ!!
全部w
132名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 23:06:06.36 ID:DQvbAwYL
それじゃ@で行きます・・・結局B書き終わらなかったから丁度いいや
133タイトル未定 結末@:2011/04/29(金) 23:07:28.62 ID:DQvbAwYL
・MC寝取りルート
「これから和ちゃんはあたしの事だけ考えるの。
 あたしの事だけ好きになるの・・・もちろん家族の事はそれとは別に愛してもいいけど・・・それよりあたしに対する愛が遥かに大きい・・・。
 だって和ちゃんをこんなに幸せにして上げられるのは、あたしだけなんだよ?
 あたし以外の女には欲情しないし、好きにならない、なっちゃいけない、なりたくない・・・ね。
 ほら、あたしにこういわれると亜里沙の事なんてもうどうでも良くなる・・・ううん、むしろ嫌いになるわ。
 だってあの女ウザイでしょう?・・・ほら、どんどんウザクなる。
 髪をかきあげる仕草にイラッとくる。
 すぐ手を握ってくるなんて馴れ馴れしい。
 下校時に校門で待ってるなんてストーカーみたいで気持悪い。
 あたしが近くにいるだけで、和ちゃんは気持も気分も良くなって、幸せを感じるけど。
 亜里沙が近くにくると気持悪くなって吐き気も感じる。
 ほら、思い出してみて・・・あの女と一緒に居る時、気持悪かったでしょ?吐き気がしたでしょ?
 あたしの言う事はどんなことでも受け入れる。
 受け入れればそうなっていく・・・ほら、気持悪かった。
 ・・・ほら、吐き気がした。
 もう会いたくない。
 会う必要も無い。
 ほぅら、あたしの言う事に納得して、自分の考えにできたら・・・和ちゃんはゆっくり眠りに落ちるの。
 後片付けはあたしがやっといてあげるから、安心して眠っていいよ。
 目が醒めたら、全部あたしが言った通りになるの・・・嬉しいでしょ。
 あとね、和ちゃんはこれからずっと、目が覚めてるときも、催眠状態のときも、あたしの言う事には逆らわない。
 逆らおうとは思わない。
 逆らうとか考えないで、率先して従っちゃう。
 だってその方が気持いいからね・・・和ちゃんだってそうしたいでしょ?
 大丈夫、絶対そうなる。
 特にね、あたしが『和ちゃんお願い』と言った後にする命令は絶対。
 人前で裸になるような事だって従っちゃうんだよ・・・何時でも、何処でも。
 でも大丈夫・・・あたしが和ちゃんの迷惑になるようなお願いや、和ちゃんが嫌事なんかお願いするわけ無いでしょ?
 だから安心して、和ちゃんはあたしのお願いを聞けるの。
 んふふ・・・もう眠りに落ちちゃったかな?
 明日が楽しみだね、和ちゃん」

「どうしたの和ちゃん?ずいぶん機嫌悪そうだけど・・・」
「ああ、由佳か」
 由佳の声を聞き、顔を見ると、いままでの嫌な気分がスッと晴れているのが解る。
「ほら、あのストーカー女だよ・・・もう関わらないでくれっていったのに、涙目で袖引っ張ってきやがってさ」
「ふーん・・・もてる男は辛いねぇ」
「他人事だと思いやがって・・・由佳だってきもいストーカー男に言い寄られたららいい気しないだろう?」
「そうかもしんないけどさ、その時は和ちゃんまもってくれるでしょ?」
 くっそ、いい笑顔で話し掛けやがる・・・惚れた弱みで、逆らえないのをいい事に・・・くっそ、可愛くて仕方ねぇ。
「じゃあさ、ほら、彼女まだコッチ見てるから・・・諦められるようにしてあげようよ。
 たとえばさ、『和ちゃんお願い』いまここであたしにキスして」
「こんな人目のあるとこでかよ・・・」
 口ではそう言いながらも、おれの腕は由佳を抱き寄せ、そっと唇を重ねていた。
 我ながら節操無いとは思ったけど、恥ずかしいとか考える前に体が動いたんだから仕方ない。
「んふふ・・・今朝は軽くなんだね、濃厚なのは放課後に取っておくのかなぁ?」
 俺には顔を真っ赤にして早足で歩き去るしかできなかった。
 もちろん、すぐ後ろに由佳がついてきてくれるのを確認してだけど。
                                     終わり
134名無しさん@ピンキー:2011/04/29(金) 23:59:14.15 ID:DQvbAwYL
以上でした
つたない文章でしたが、読んでいただきありがとうございました
135名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 00:18:01.83 ID:weW3IdYI
言っちゃ何だけど、作品投下あってもこれだけ盛り上がらないとこのスレも長くないな…
投稿者は勿論、今現状の住民のせいとかじゃなく
圧倒的に住民の頭数が少ないんだろうなぁ
136名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 00:47:07.71 ID:IAfv7fL+
>>134
gj!
本番なしでも充分エロかった

>>135
まあ板内でもかなり特殊性癖なスレだからな、人は殆どいないだろう
俺は大好きだけどね逆催眠寝取られ
137名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 02:44:27.69 ID:/O+MFVu6
スゲーよかった…GJ
138名無しさん@ピンキー:2011/04/30(土) 20:26:14.23 ID:m6MIFD+g
よかった!
GJ!他ルートも見たい!
139名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 04:27:23.83 ID:fs10szis
催眠と逆寝取られのコンボって凄い興奮するよね
背徳感があるというか…
140名無しさん@ピンキー:2011/05/01(日) 07:48:53.35 ID:BNoKws76
わかる
自分の意思とか全く関係なしに操られるのはなんかエロいよな
141最後っ屁・・・或いは蛇足 1/2:2011/05/02(月) 03:08:09.36 ID:u96f2nA6
 ふと目が醒めると、全裸でベッドに横たわっていた。
「ふぇ・・・?」
 我ながら間抜けな声が出たもんだ・・・両手は何かに縛られてる感じで、頭の上で固定されている。
 両足は開いて、ベッドの端でこれまた固定されてる感じがする。
 全身で『人』って字を表現してる形だ。
「あ、和ちゃん気が付いた?」
 傍らにはやっぱり全裸の由佳がいた。
「こ、今度は一体どんなプレイだ?」
「だって和ちゃん、いつもあたしの中に出すの断固拒否するから・・・」
「あのなぁ由佳、俺達はまだ学生だからな、赤ちゃんできたら困るだろ?せめてしっかり避妊しな・・・」
「あたしは和ちゃんの赤ちゃんほしいよ」
 コイツ・・・相変わらず話聞きやがらない・・・。
「だからね、今日は和ちゃんが、あたしの中に射したくてたまらないようにしてあげる」
 薄ら寒い笑顔をこっちに向けたまま、由佳は俺の脚を跨ぎ、股間の前に両膝を付いた。
 ピチャピチャという水音と共に、俺の・・・恐怖に萎えていたチンポ・・・に腰が浮くような快感が被さる。
「ちょっ、由佳っ、何をしっ」
「何って、フェラチオだよ・・・あ、和ちゃんコレ好きなの?そういやあんまりしてあげた事なかったかな?
 それともいつもその時の記憶、飛ばしちゃってたかな・・・?」
「お前が何を言ってるのか、本当に解らない!」
「んふふ・・・大きくなってきたよ」
 くっそ、男の生理現象とは言え、節操の無い分身が情け無い。
「じゃあね、『和ちゃんお願い』勃ったまま聞いてね」
「ぐぅっ」
 何か、ずきゅうんと股間に快感が走る・・・すると俺のチンポはさらに硬さを増してそそり立った。
 やばい・・・腰が浮きそうだ・・・ムチャクチャ気持いい。
 頭がぼうっとしてきて、由佳の声が遠くから響いてくるように聞こえる・・・。
「これからあたしが、和ちゃんのおちんちんを擦るけど、和ちゃんは一回擦られるたびに、だんだん・・・だんだん・・・あたしの中に入れたくて仕方がなくなるよ。
 あたしにおちんちん擦られるたびに、どんどん気持ち良くなって、射すこと以外考えられなくなるの。
 でもね、あたしの手では、和ちゃんは絶対射精できないの。
 あたしの中におちんちん入れるまでは、絶対射精できない・・・射しちゃいけないの。
 『和ちゃんお願い』この事絶対に守ってね」
 そう言うと由佳は俺のチンポを握り、優しく上下に擦り始めた。
 う・・・コレは気持いい・・・でも、我慢できないほどでは・・・とか考えている間に、加速度的に快感が高まっていく。
「ちょっ、待て、止めろ由佳・・・止めてくれ!」
「だーめ、和ちゃんが本当に我慢できなくなるまで止めてあげないよ」
 必死で快感を堪えながらも、満面の笑顔の由佳から目を逸らそうとすると、何故か由佳の股間に視線が吸い寄せられる。
 由佳のまんこ気持ちよさそ・・・何を考えてるんだ俺は!
「んふふー、どう?あたしのおまんこに入れたくなった?」
「ば、バカを言うなよ!」
「まだ足りないみたいねぇ・・・じゃあどんどん行くよ」
 由佳の手の動きが速くなる・・・ひと擦りごとに爆発的に快感が高まり、堪えるだけで精一杯になってくる・・・なんで俺は我慢しているんだろう?
 ここで出してしまえばいいんじゃないか?・・・いや、そんな事は無い。
 出したら由佳の思う壺だ!
「和ちゃん頑張るね〜、でも時間の問題だよ・・・うりっうりっ」
 どんどん高まる快感に頭は爆発寸前で、視線は張り付いたように由佳のまんこを凝視している。
 入れたい、ダメだ、入れたい、ダメだ、気持ちよさそう、ダメだ、由佳の中はきっと気持いいだろうな、ダメ、由佳のまんこ気持いい、ダ・・・
 俺の苦悩と混乱に気が付いたか、由佳は左手を自分の股間に持っていくと、俺に見せつけるようにくぱぁとまんこを広げた。
 ぬめるピンク色のヒダが目の中に飛び込んだ瞬間、俺の頭は沸騰した。
「由佳っ!由佳ぁあっ!頼む入れさせて、入れさせてくれぇえええ」
「あはっ、和ちゃんやっと素直になったね・・・じゃあね、今から三つ数えると、和ちゃんの手足は自由になるの。
 そうしたら和ちゃんは今一番したいことをやっていいんだよ・・・行くよ。
 ひと〜つ、ふた〜つ、みぃ〜っつ!」
 俺は跳ね起きると、そのまま由佳を押し倒していた。
142最後っ屁・・・或いは蛇足 2/2:2011/05/02(月) 03:15:30.39 ID:u96f2nA6
 華奢な由佳の体を上から押さえつけると、強引に脚を押し広げ、無防備に開いたまんこにちんぽを突き込んだ。
「ぐっ・・・」
 情け無いことに、突っ込んだだけで俺のチンポは限界を迎え、そのままドクドクと由佳の中に欲望をぶち込んでいた。
「うう・・・俺は・・・なんて事を・・・」
 射精した事で僅かに正気に返り、呆然と固まっていた俺の首にしなやかな手が巻きついて、耳元に寄せられた唇が魔法の言葉を囁いた。
「何も考えちゃダメ、気持いいことだけ受け止めて・・・ほら、腰が動くよ、おちんちんは硬いまま、何度だってあたしの中に注ぎこめる・・・注ぎ込みたい・・・注ぎ込んでしまう。
 だって和ちゃんは男の子だから、女の子のあたしの中に射精するのは当然。
 今まであたしが和ちゃんを気持ち良くしたように、今度は和ちゃんがあたしを気持ち良くさせてくれる番だよ・・・。
 『和ちゃんお願い』あたしを気持ち良くしてぇ」
 由佳の懇願を聞いた瞬間、申し訳無い気持と、由佳を気持ち良くさせてやりたい気持。
 自分が気持ち良くなりたい気持が混ぜこぜになり、狂ったように俺の体を突き動かした。
「あっ、くぅんっ、はっ、ああぁんっ」
 腰の動きに合わせ発せられる由佳の嬌声が、否応なく俺の欲望に火を注ぐ。
 今はもう、気持ちよくて、由佳がいとおしくて・・・理性の介入しないオスの欲望が、腕の中の華奢な体を蹂躙するに任せる。
 可愛い、気持いい、愛しい、感じる、離したくない、俺のモノにしたい、欲望を中に注ぎ込みたい!
 この小さくも可愛い子悪魔に、いいように玩ばれてるのは何となく感じている・・・が、今はそんな事よりも由佳を貪り尽くしたい。
 愛したい欲望を満たす事に、全ての神経と肉体を注ぎ込みたかった。
「ああぁんっ・・・嬉しい・・・くぅんっ、あっ・・・幸せだよぉ」
 俺の動きに合わせて声を上げ、喜びに打ち震えるこの小悪魔がひたすらに愛おしい。
 口を犯し、胸を乱暴に揉みしだし、狂ったように腰を打ち付ける。
「あんっ・・・あんっ・・・か、和ちゃんっ・・・んふっ」
 由佳の方から唇を求めてくる。
 お互い舌を絡め、唾液を交換し、何度も唇を合わせる。
「あたしっ・・・もう少しで逝きそうっ・・・だから、・・・『和ちゃんお願い』あたしと一緒に逝って!」
 由佳の喘ぎ声がいよいよ切羽詰った感じになってくる。
 俺の手の中で由佳が逝ってしまう事を想像すると、征服欲を満たすような錯覚を感じさせ、俺の中のオスが雄たけびを上げながら獲物にとどめをさすかのように飛び掛った。
「もうダメっ・・・和ちゃんっ・・・一緒にっ・・・・ああんっあんっ・・・逝くーっ!!」
 由佳の断末魔と共に、俺の中の何かが弾け跳び、欲望のありったけを彼女の中にぶちまけた。
143入らなかった・・・ 3/2:2011/05/02(月) 03:16:21.55 ID:u96f2nA6
「んふふ・・・すっごい良かったよ和ちゃん・・・。
 お礼にね、和ちゃんをもっと幸せにしてあげる・・・だからその気だるい気持に身を任せて、もっともっと深いところに下りていって・・・。
 こうやって私に耳元で囁かれると、和ちゃんはもっと気持ち良く深〜く入って行くよ。
 気持よ〜く、あたしの言うがままになっていくよ。
 和ちゃんはね、コレからずっと、あたしの中に射精するとね、物凄い快感と幸せを感じることができるの。
 でもね、あたし以外の女の中に射しても気持ち良くもなければ、幸せも感じない・・・むしろ気持悪かったり虚しくなっちゃったりしちゃうの。
 だからね、和ちゃんは他の女に魅力を感じない・・・欲情する必要もなくなるんだよ。
 あたしだけを見つづければ、それだけどんどん気持ち良くなれるし、どんどん幸せが深くなる。
 あたしだけの和ちゃんになれる・・・」
 ぼーとする頭で由佳の声を聞いている・・・なに言ってるか良く解らないけど、すごく気持いい・・・由佳の声だからかな?きっとそうだな。
「それとね、催眠の効果って時間と共に薄くなって行っちゃうそうなの・・・和ちゃんはこの気持ちよさと幸せが弱くなるのは嫌でしょ?」
 そうだな・・・この幸せがくなるのは嫌だな・・・もっと由佳を愛していたい・・・。
「だからね、週に最低1回はあたしに催眠をかけなおして貰いたい、もらいたくなる・・・催眠かけなおしてもらえないと落ち着かない」
「ああ、週に1回は由佳に催眠かけてもらわないとだな・・・」
「そうだね、でも部活や旅行で1週間会えない事もあるでしょ?そんな時ははね、和ちゃんが自分で催眠状態に入って、自分で催眠を強く補強すればいいの。
 そうすれば安心だよね?和ちゃんがあたしに無性に会いたくなったら・・・目を閉じてあたしの目と声を思い出して・・・。
 『和ちゃんは由佳が好き、由佳だけを愛する、由佳さえいれば幸せ、由佳の言う事は絶対、永遠に由佳のモノ』
 これはね、和ちゃんが由佳に会いたくなった時だけじゃなく、オナニーするときも、寝る前も、目を閉じてこの言葉を繰り返して思い出すの。
 そうすれば和ちゃんは永遠に由佳のモノでいられるの、嬉しいでしょ?
 じゃあ和ちゃんが眠っている間に、今のことがズ〜ンと深く心と頭に刻まれるよ。
 だから安心してお休みなさい・・・あたしの和ちゃん」
144名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 03:19:55.84 ID:u96f2nA6
すみません、2分割のつもりが入りきれませんでした
寝取っといて、こんな展開もアレですが、まあスレの趣旨に沿った内容と言う事でひとつ
俺も他の方の作品もっと読ませて欲しいんで、盛り上げようと頑張ってみました
もっと作品増えるといいな
145名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 07:22:30.31 ID:0dLNm4VT
GJ!
エロエロですなぁ
146名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 09:20:08.38 ID:roYpLd6a
>>143
グッジョブすぎるぜ兄弟!!
147名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 10:53:23.42 ID:UezczHDt
>>143
どっかで作品書いてる?
もし書いてるなら教えてくれ観に行く
148名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 17:36:48.17 ID:1ZmDOgO7
読みやすいしツボ押さえてるし文句なしの作品
149名無しさん@ピンキー:2011/05/02(月) 18:30:21.84 ID:u96f2nA6
>>147
SS発表とかは特にやってません、過去数回2chのSSスレに投下した事がある程度で・・・
このスレの趣旨に合うようなのは今回書いたものだけです
150名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 00:58:30.19 ID:d+Lg1LKy
久々に良スレに会えた。
gj
151名無しさん@ピンキー:2011/05/03(火) 23:39:23.65 ID:XG3m5Xuz
>>149
なるほど…本当に初めてなのかってくらいの出来だったGJ
できれば抹茶とかにでも投稿してくれれば…
152名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 19:27:44.57 ID:rNBrM41G
素晴らしすぎる!
女性支配スキーには福音のようなスレだ!
153名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 20:41:09.33 ID:LqGTw07W
こんな良いシチュのスレがあったとは
154名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 21:05:20.36 ID:9xkoXLD0
エロパロ板には俺の琴線に触れるM男スレが11コもあったよ
中でもここがどストライクだけどね
155名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 21:29:16.66 ID:QrwsNXJ6
>>154
M男向けってそんなあったのかよw
ほかの10個はどこなの?ヤンデレとか?
検索キーワードで探してみても全然分からない
156名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 21:38:07.89 ID:c7HNzMhx
スレタイではM男向けとはちと違うな、ってなスレに
M男向けの小説を投下してる人は結構おりますな。

まあ色仕掛けとか金的攻撃とか犯されるとかMシチュとか
そのまんまなのもあるけどw
157名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 21:49:10.10 ID:9xkoXLD0
158名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 22:32:20.34 ID:nCGBcLhS
>>157以外でM男向けのスレ

 エロパロ板 SM総合スレ
 女にお尻を犯される男の子8
 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 2【電気按摩】
 男「潮を吹いてみたい」
 【去勢】男性器切除小説スレ【チン切り】
 ◆女性に捕食されるスレ◆ 三口目
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 男の娘でエロパロ!
159名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 22:39:20.42 ID:xBCfuICF
あー可愛い女の子に頭ん中グチャグチャにされて操られてぇ
160名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 23:48:53.15 ID:QrwsNXJ6
>>157
おじさんありがと( *゚∀゚)!
こんなにあったのか、全然気づかなかったw
なるほどスレタイ検索でヒットできないわけだ
161名無しさん@ピンキー:2011/05/04(水) 23:50:50.85 ID:QrwsNXJ6
>>158
本当にいっぱいあるんだね!
M男総合スレがないのが不思議なくらい
162名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 00:14:16.92 ID:r881+tEz
M男の絶対数が多過ぎて、シチュ別に細分化されたんだろうか
163名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 03:08:04.95 ID:AEVa6BJ9
細分化されすぎて人が拡散してる感はあるね
164名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 12:20:04.33 ID:rPKR88Q/
洗脳逆寝取られものがもっと読みたいな(チラッ
165名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 12:47:27.86 ID:N+JYXlZS
洗脳の定義ってけっこう広いよ
あと過程が好きなのと、結果(の状態)が好きな人でも別れるし
166名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 12:47:58.73 ID:AEVa6BJ9
俺はどっちも好き
167名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 13:50:25.60 ID:rPKR88Q/
俺もどっちも好きかなあ
無駄なのに抵抗する場面と、堕ちのラブラブ具合を楽しむのが好き
168名無しさん@ピンキー:2011/05/05(木) 18:48:53.63 ID:D5sf5OT0
男→女の催眠物だと、強姦とか陵辱とかハードが多いけど、
女→男だと、アマアマになりがちだよな。
でも、それが良い!
169名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 01:32:01.94 ID:5soXdbPF
女装や近親とかはやっぱり遠慮したほうがいいんでしょうか?
女>男 の基本形は守ってるとして
170名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 01:42:10.85 ID:Lx6rQUQy
>>169
いえいえ、是非とも投下を願います。
女装は分かれるかもだけど近親相姦はそこまで気にする人は居ないんじゃないかな。私の勘違いかもしれませんが。
171名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 07:10:39.78 ID:cO/kwDEq
むしろ近親スキーの俺みたいなのもいるよ
172名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 21:51:57.13 ID:v/n47UcE
キモウト、キモ姉にMCされるSS?
大歓迎だ
173名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 22:44:35.37 ID:5soXdbPF
嫌だって方居ないみたいなので、もうちょっとした行きます。
今まとめてるとこなんで・・・
174名無しさん@ピンキー:2011/05/06(金) 22:53:02.78 ID:+U5+RSct
うひょーwktk
175URAMESIYA! 1/7:2011/05/06(金) 23:54:01.81 ID:5soXdbPF
 姉さんの四十九日が終わったのは、八月も末のころだったかな?
 忌日法要の中陰壇が片付けられ、お墓に納骨が行われたのは始業式の二日前だったのは覚えている。
 親父もお袋も、まだ目を真っ赤にして涙をこらえてたけど・・・俺はそれどころじゃ無かった。
 なにせ、自分の肩の上に全裸で半透明の姉さんが座っていたのだから・・・。
「あー、あたし本当に死んじゃったのねー。
 こうなるといよいよ実感しちゃうな・・・」
 あの時は慣れていないでさ、姉さんの呟きについつい答えそうだった言葉を必死で飲み込んでばかりいいた。
 何せ告別式の当日、俺以外には見えない姉さんに向かって、俺以外には聞こえない姉さんの声と会話し。
 しまいには大声を張り上げて口喧嘩を始めた末に、錯乱したと思われて、取り押さえられたんだから。
 あんなアホな事は繰り返したくないと、心に決めてたな。
 お口チャックってやつだ・・・。

 別段自分で意識はした事無かったけど、俺と姉さんは特に仲のいい姉弟ってヤツだったらしく、取り乱した事にむしろ同情されたぐらいだった。
 未だにあの姉さんが幽霊なのか、俺の妄想だったのか判断つかないが、こうして俺が・・・少なくとも姉さんと2人きりの時以外に姉さんをシカトし続ける限り、周りは俺が立ち直ったと判断してくれていた。
 まあ、あの時は俺も目が真っ赤だったから、さらに不信なとこや薄情とか思われる事は無かったから。
 親父やお袋とは別の意味で充血していた訳ではあったが・・・。

「あのさぁ姉さん」
 アレを最初にやられたのは葬式から1週間ちょっとだったかな?
「化けて出るのはいいんだけど、なんでずっと俺にぴったりくっ付いてるんだ?
 あとさ・・・なんで素っ裸なんだよ・・・」
「なーにー、篤史照れてるのー?お姉ちゃんと一緒で嬉しくないのー?」
 空中で器用にくるくる回りながら、俺の肩口や背中から離れようともしなかった・・・今思えば離れられなかったのかもしれない。
「・・・俺だってプライベートぐらいあるんだよ・・・あと・・・なんで素っ裸・・・」
「目の前にワンバンした車が突っ込んできた瞬間にね、篤史の事が思い浮かんだの・・・そんでね」
 頭上から俺の顔を逆さまに覗き込んで・・・あ、幽霊でも髪の毛は重力に引っ張られるんだ・・・そんな事をのんきに考えてた俺の頭を姉さんはしっかり抱え込んでた。
「遣り残した事、やりたかった事、この世の未練ってやつだと思う・・・それをやるまでは死にたく無いって、強く思ったの」
 ちょっと意外だったな、そりゃあ誰でも死にたくないし、やりたい事はいっぱいあるだろうけど、傍若無人に遣りたい事なんでもやる姉さんが、死にたくないってほど強く願った遣り残した事ってなんだろう?
 それを思って、しんみりしちゃったのがそもそも間違いだった。
「姉さん・・・何を遣り残したか知らないけど、俺に出来る事なら協力するよ・・・別に姉さんに成仏して欲しいって訳じゃないけど、やっぱりさ、弟としてそんな姉さん見てるの辛いから・・・」
「ホント!ほんとね!!言ったわね?!聞いたわよっ!」
 さっきまでの潤んだ瞳は演技だったと思わんばかりに、目を欲望で爛々と輝かせた姉さんには、俺もちょっと引いたよ。
「じゃあさっそく・・・協力してもらうわっ」
「あの、姉さん・・・俺に出来る事だよ?」
「解ってるわよー、アンタにしか出来ない事だから大丈夫」
 この時点でかなり嫌な予感はしていたが、姉さんの勢いに引くに引けなくなっていた。
「お、俺にしか?」
「そうそう・・・じゃあ早速わたしの部屋にいってちょうだい。
 あ、わたしの部屋ってわたしが生きてたころのまんまだよね?」
「そのはずだよ・・・お袋が当分いじらない・・・いじれないって言ってた」
 こうして姉さんと普通に会話してる俺と違って、親父とお袋にとっては、本当に姉さんと永遠に逢えなくなったわけで・・・そう考えるとまた切なかった。
「とりあえずわたしの部屋へ・・・続きはそっからね」
 本人?は依然あっけらかんとしていたが。
176URAMESIYA! 2/7:2011/05/06(金) 23:57:23.91 ID:5soXdbPF
「部屋に来たけど、何すればいい?俺にしかできない事って・・・何?」
「うんうん、自分の容姿にコンプレックス持って、似合わないのに自分の事俺って言ったり、お父さんやお母さんの事親父お袋呼ばわりするのに、わたしのこと姉さんって呼ぶアンタにしか出来ない事よ!」
「ね、姉さん?!」
 黒い影のように伸びあがった姉さんが、俺に覆い被さってきたとこまでは覚えているんだけどな。

 なんかフワフワして気持いい・・・自分の体が自分のじゃないみたいな感覚に、揺すられるように目をさましたんだ。
「う・・・ん・・・」
「あ、篤史気が付いたのね」
「ね、姉さんいった・・・い?!」
 目の前には姿見、そこには姉さんのセーラー服を着て、軽く化粧をし、スカートをたくし上げて股間をいじってる俺の姿が映っていたんだ。
「ななななn、何をやってるんだ?何をするんだよ姉さっ!」
「ほら、大声出さないのっ」
 俺の口を乗っ取るかのように・・・実際乗っ取ったわけだが・・・俺の口から発せられる姉さんの声が、俺の口を塞ぐように被せられた。
(こっ声が出ない?!)
「大丈夫、大丈夫・・・声に出さなくてもちゃ〜んと聞こえてるわよ」
(いったい何やってるんだよ姉さん!)
「篤史さぁ、協力してくれるって言ったでしょ?だから協力してもらってるんだよねー
 遣り残した事その1、あつしの女装を観察する事」
(えぇ?!えええええっ・・・な、なんでそんな事・・・)
「前からさー、篤史って女装が絶対似合うと思ってたのよねー・・・でもさ、流石にこんな事頼めないじゃん。
 いつか絶対女装させてやろうと思ってたんだけど、篤史の方から言い出してくれて助かったわー」
(こんな事と知ってたら、絶対協力するなんて言わなかったよ!)
 心ではこんなに叫んで慌ててるのに、鏡の中の俺は姉さんによく似た涼しげな笑顔を浮かべてる。
 自分だと思わなければ確かに悪くないけど・・・。
「あー、今けっこういいかなって思ったでしょー」
(なっ・・・心が読めるの?!)
「あ、やっぱり思ってたんだ。
 篤史なら絶対そう感じてくれると思ったんだよねー」
(ひ、卑怯だ!カマかけたんだなっ・・・っていうか、ホントに姉さん俺に何したんだ?!)
「あー、うん、そっちね。
 体を借りたの・・・憑依って言うの?篤史の中に入り込んでー、篤史の体動かしてるんだよ」
(な、なんて事を・・・)
「大丈夫、大丈夫・・・さっき言ったみたいに遣り残した事叶える以外には勝手に使ったりしないよー。
 篤史だってそれぐらいはあたしを信頼してくれてるんでしょ?落ち込んでるけど焦ってないしー」
(ホントにそれだけなんだね?・・・じゃあもういいだろっ?!早く体返してくれよ)
「まだだよー、さっき『その1』って言ったでしょ?」
(まだあるのかよ・・・、次は何だよ?これ以上酷いのはないんだろうね?)
「遣り残した事その2はね、女装した篤史のオナニーを干渉する事」
 頭の中が真っ白になったな・・・ちょっと、マジで理解不能だったわ。
 想像して欲しい、実の姉に「女装してオナニーしてる事見せて」とか言われたら、どう反応したらいいんだ?
「じゃあ始めるよー・・・本格的に始める前に篤史が気が付いてくれてよかったー」
 だから、どう反応したらいいんだ・・・?!
177URAMESIYA!3/7:2011/05/06(金) 23:59:40.34 ID:5soXdbPF
「えっとー、ビデオではたしかこうやって・・・うーんダメだ、勃たせ方よく解んないなー」
(・・・・・・・・・)
「ねーねー、コレを勃起させるにはどうしたらいいの?」
(・・・・・・・・・)
「ねーってばー、篤史?・・・篤史っ!」
(はっ・・・いや、だからさ、弟のオナニー見たいとか意味わかんないよ!何考えてるんだよ!)
「別に弟のオナニー見たいわけじゃないよー、篤史の女装オナニーが見たいの」
(おんなじだろっ!)
「同じじゃないよ、別に弟なら誰でもいいって訳じゃないし・・・篤史はお姉ちゃんなら誰でもいいの」
 まったく、我が姉ながら理解できない存在だよ。
(誰でもとか、俺の姉さんは1人しか居ないし、普通は姉弟に性的欲求なんて抱かないもんだよ)
 俺が言ったのは当たり前の事だよな?にもかかわらず、姉さんの感に酷く触ったみたいだが・・・。
 気が付くと鏡の中の俺は、えらく冷めた顔をしていた。
 この顔どっかで・・・そうだ、俺が姉さんのプリン勝手に食ったときに、俺を縛り上げて半殺しにしたときの。
 冷静にキレた時の姉さんの顔がまさにこんな感じだった。
「ふーん、そういう事言うの、じゃあいいわ。
 篤史が素直になれるようにしてあげる・・・わたしに可愛がって欲しいと気付かせて、嫐って欲しいと懇願するようにしてあげる」
 あの時以上の冷たい声で、姉さんは俺に宣告してきた・・・俺の顔で。
(な、なにする気だよ・・・うひゃっ?!)
 冷たい表情はほんの一瞬だったか、もう姉さんはいつものあっけらかんと、にこやかな顔になっていた。
「あははー、気持いいでしょ?」
 全身を撫でまわされる感覚・・・初めて剥けた時のあそこのような敏感さで、しなやかな手のようなものが全身を撫ぜていく。
 体が自由だったらきっと腰が動いてしまっていただろうな。
(ね、姉さん何やってるんだよ!)
「篤史のね、心を直接愛撫してるんだよ・・・体を触られるより効くでしょ?・・・あ、勃ってきた。
 なるほどね、こういいう感覚なんだー」
(な、なんで・・・あぅっ・・・こんな・・・あんっ)
「気持いいのは自分で実戦済みだよー。
 可愛い声出しちゃって・・・ヤバイな、そんな声出されたら、自分抑えられなくなっちゃう」
(は、初めから・・・あぁん・・・抑える気なんて・・・ひゃんっ・・・無さそうだけど)
「ばれたか」
 言葉と同時にガシッと掴まれる俺のあそこ。
「うっ・・・んっ、こんな感覚なんだねー・・・確かに女のとは違うわ。
 あ、ちょっとぬるぬるしてきた・・・へー、男も濡れるんだね」
(ねえちゃん!マジ止めて・・・もうっ)
 触られて5秒もたっていなかったけど、しかたないよな、だって自分以外の手で触られたの始めただったんだよ。
 こんなの我慢できるわけないよ、びゅっびゅっ!と、情けなくも即行で放ってしまった。
 鏡に派手にぶっ掛けられた精液の向うに映る女装した自分の顔は、心なしか潤んで見えた。
 ソレが姉さんの顔か、俺の顔かは解らないが、一瞬心奪われたのは確かだった。
(姉さんもういいだろ・・・これでその2も叶ったんだから・・・)
 射精後ろの気だるさもあって、正直、もうどうにでもって感じにはされていためど、さっさと解放されて欲しかった。
 これ以上自分の体を玩具にされるのは御免だったし、このまま姉さんに憑り付かれていたら・・・姉さんに欲情してしまったのがばれてしまうと思ったからだ。
 たとえそれが、何かの気の迷いであってもだ。
「じゃあねー、あと一つ、その3・・・あたしがもういいってぐらい・・・篤史とSEXする事ー」
(じょ、冗談だろ・・・俺達姉弟なんだぜ・・・?)
「うん、だからー・・・生きてる時は何とか我慢してたんだよ」
 この姉さんの告白はショックだった。
 コレだけ嫐られても、姉さん特有の過剰スキンシップか、あるいは俺をからかって遊んでいるんだと思っていた。
 いや、信じたがっていたからだな。
178URAMESIYA!4/7:2011/05/07(土) 00:02:03.82 ID:5soXdbPF
「でもね、もう我慢できなくなっちゃった・・・。
 初めはね、篤史の寝顔見ながらオナニーしてるだけだったんだ・・・でもね、幽霊のオナニーって凄く気持がいいんだけど、満たされる事は無く、どんどん悶々としてくるだけなの。
 篤史の顔見ながら自分を慰める度に、どんどん思いが、思いだけがどんどん募っていって・・・」
 止めてくれ!なんで俺の顔でそんな表情をするんだ!
 なんで俺の口からそんな声を出すんだ!
 なんで俺の体使ってるのに・・・そんなに違和感が無いんだ・・・。
「もう死んでいるんだから、近親とか、そんなの気にする必要なんてないよねっ・・・て」
 再び右手があそこを握りしめ、左手が胸を弄っている。
 何時の間にまたガチガチに勃起してるたし、これは姉さんがやってるのか?俺がやってるのか?
「あはっ、篤史すごいね・・・見かけはまるで女の子なのに、こんなにオスの臭いさせてる」
(うわっ・・・)
 左手の指先が乳首を擦る。
 ゾクッとした・・・やばいな、これで乳首気持いいって知っちゃったかも。
「嬉しい・・・篤史も感じてるんだね」
 男のオナニーの勝手なんか知らない姉さんが、俺の手でぎこちなく俺のものを弄ってる。
 上下にしごくやり方も知らないのか、亀頭を握って粘土をこねるようにぐにぐにと、腰をガクガク感じるままに動かしながらだ。
 鏡の中の見た目美少女も、潤んだ瞳と上気させた顔、半開きの口で俺のことを誘惑してる。
 倒錯した雰囲気と、異常な状況が、俺から現実感を遠のけ、映画化AV見てるような気にさせて・・・うん、そんなのは逃避か言い訳だってわかってるけどさ。
「うんっ・・・はぁ・・・くぅうんっ」
 甘い声をあげながら、自分の世界に没頭していく姉さん。
 腰をガクガク動かしながら鏡に近づいていって・・・うん、姉さんが何をするつもりか気づくのが遅すぎた。
 まあもっとも、気付いてたとこでとめる方法なんて無かったけどね。
(止めろ!姉さんお願いだから止めて!)
 俺の声は姉さんには届いていなかったか、あえて無視された・・・たぶん無視されたんだと思う。
 鏡面に半ば顔を押し付けて、ウットリした表情でゆっくり・・・白濁した青臭い臭いのそれに舌を伸ばした。
「へー、精液ってこんな味なんだ・・・なんか苦しょっぱいねー」
 止めてくれ、分析するな・・・自分のを舐めるなんて最悪だ・・・味あわないでくれ!
 俺も同じ感覚繋がってるんだから・・・。
「でも篤史のだと思うと、不思議と嫌な感じしないかな?」
(俺は嫌だよ・・・)
 精液の味に吐き気と嫌悪感を目いっぱい引き出され、さっきまでの興奮はすっかりふっとんでいたね。
「なによ・・・さっきまでけっこう興奮してたくせに」
(俺が冷めるような事したのは姉さんじゃないか・・・。
 その3なんて実行不可能なんだから、もう解放してよぉ・・)
「大丈夫よ!篤史がまたテンション上がるようにしてあげる」
(もう嫌だよ、やめてよぉ・・・)
 今思えば幼児退行入ってたんだと思う、体は自由にならないものの、心はマジ泣きしてた。
「感覚だけじゃなくて、わたしの感情や思いも篤史に分けてあげるわ。
 魂が、心が接触してるんだから、こんな事も出来るのよっ」
 姉さんの言葉と同時に、打ちのめされて冷え切った俺の心に、何かじわっとあったかいモノが染み込んできた。
 色が青からサッとピンクに塗り替えられるようね、不思議な感覚。
 胸がドキドキして、明らかに男とは違う感じ方。
 たしかに乳首もあそこも気持いいんだけど、今までとは違う、そっから全身にじわっと広がる・・・幸福感とでも言うのかな?
 体が、自分の、男の臭いに包まれてるのも何か心地いい。
 口の中に残る精液の味すら、嫌な気持から遠ざかっていった。
(ね、姉さんいったい何を・・・?)
179URAMESIYA!5/7:2011/05/07(土) 00:06:17.37 ID:WBJ/ZB/7
「これが女の子の気持ってヤツよ」
 姉さんの無意味に得意げな台詞は、幸せに胸を鷲掴みされたような気持ちの俺の耳には入ってこなっかった。
 もしあの時俺が体の主導権持っていたら、目を潤ませながら、胸を抑えてしゃがみ込んで居たんじゃないかな?
「じゃあね、わたしが攻めてあげるから、篤史はたっぷり感じていいわよ。
 初めてだもんね、優しくしてあげる」
 再び動き出す姉さん・・・いや俺の身体。
(あっあっ・・・くふぅんっ!ふあぁっあんっああんっ」
 もう声を抑えることは全く出来なかった。
 全身が痺れるように気持ちよくて、声を上げる度に、ゾクゾクビリビリと背筋に快感が走って・・・姉さんの愛撫にされるままに身を任せてる。
 そんな受身の気持すら幸せで・・・。
「どーお?気持いいでしょ・・・あはっ、その表情ゾクゾクくるわぁ」
 突然方から突き出された姉さんの頭が、耳元にゾクゾクするような囁き声で話し掛けてきた。
「もう頭は自由にしてあげたから、好きなだけ声出していいのよー。
 声だしたほうが気持いいでしょ?ゾクゾクするわよね?」
 そんな姉さんの囁きすら、耳から頭の中にまでゾワゾワと快感を送り込んでくる。
 姉さんの良く解らない能力で、やれれてるのは解っていた。
 解ってはいたけど、抗い難い強烈な快感が、どんどん俺の理性を溶かしていく。
「あっあっあっあっ!ふあぁっあんっああんっ」
 どんどん高くなる嬌声と共に、快感も加速度的に高まっていく。
「腕の動き早くなってきたねっ、もう逝きそうなのかな?逝っちゃうのかな?」
「ふあぁっ・・・あああああぁぁっ」
 ひときわ大きい嬌声が湧き上がり、体が浮かび上がるような感覚に痺れながら、また派手に射精していた。
 自分の姿を映した鏡が、精液で汚されていく・・・そんな光景をウットリと見つめながら、断続的に帰ってくる快感と、その余韻に包まれていた。
「どーお?気持ちよかったでしょー。
 それともまだ気持いいのかなー?」
 耳元で囁きながら、姉さんの両腕が俺の首に回された。
 じゃあ俺の手は自分で動かしていたのか?
「ほら、そのまま・・・その手で胸を、乳首を撫でてごらん?」
「あふぅ・・・はぁ」
「ね、ぬるぬるが気持いいでしょう?
 いいわぁ・・・もっともっと気持ち良くなっていいのよ?
 だからね・・・わたしも一緒に・・・」
 ドンッ!
 あ、あれ・・・腰が抜けたのか?それとも・・・今俺の上に跨ってる姉さんの重みで・・・そんな馬鹿な?!
「コレだけこなれていれば大丈夫よね?それじゃあ・・・んっ・・・」
 確かな挿入感に俺は慌てた。
 だって相手は幽霊だぜ・・・いやそれよりも姉さんだ。
 とうとう俺は姉さんに挿れてしまったのか・・・今思えば姉さんに何かされたんだと思うけど、そのときは諦めの気持とか、まあいいやって気持が強かった。
 何より全てが気持ちよすぎたし・・・。
「これはね、篤史の魂が活発になってね、体に沿って広がっちゃってるのよ・・・だからわたしは押し出されちゃった。
 だからね、おちんちんまでパンパンになった篤史の魂を・・・こうやって・・・んっ・・・あはぁ・・・。
 わたしの中に受け入れる事が出来たの」
180URAMESIYA!6/7:2011/05/07(土) 00:07:30.92 ID:WBJ/ZB/7
「わたしすっごい幸せだよー。
 ずっとずっと篤史とこうしたかった・・・出きれば生きてるうちにね。
 でもきっと、生きてるうちは決してこの願いは叶わなかったと思うの」
 姉さんは腰を動かすリズムに乗せるように、俺に語り掛け・・・独白を話し始めた。
 もっとも俺はそれを頭に入れる余裕は無くて、ただ姉さんの送り込んでくる快楽に耐えることしか出来なかった。
 はっきりと思い出せないけど、たぶんはしたなく嬌声上げていたと思う。
「だからね、わたしにとって、死んだのはいやな事ばかりじゃないから・・・うーん、なんて言うかな?
 お父さんもお母さんも篤史も・・・あんまり悲しまないで欲しいな」
 もしかしたら、姉さんの未練ってそういった事じゃなかったのか?
 すっごい蕩けた表情してる姉さんの顔をみて、すごく綺麗だとか思っていた俺には、その時の姉さんから読み取る事は出来なかった。
「とりあえず今はね・・・2人で思いっきり楽しみましょ・・・くふぅんっ!ふあぁっああんっ」
 姉さんの腰の動きが速くなると共に、股間を中心に全身に波紋のように快感が広がる。
 きっと普通に生きていたらこんな快感味わう事なんか無かったんだろうな、男半分女半分のSEXってこんな感じなのかも。
「篤史ぃ、篤史ぃい・・・」
 姉さん、こんなに顔を上気させて、こんなに目を潤ませて・・・涙?
 泣いてるのか?
 腰を揺すりながらも、俺にしがみ付いて、唇を求めて・・・。
「「あっあんっ!くぅんっふううんっ!あんっ好きっ好きぃ・・・くふぃいんっ」」
 気付けば、シンクロするように二人の声が重なり、腰を振り合っていた。
 2人とも涙と鼻水と精液でぐちゃぐちゃになりながらも、お互いを求めて激しく貪りあった。
「篤史ぃ、もっと気持ち良くなって、もっと気持ち良くしてぇ」
「姉さんっ、姉さん、姉さん姉さん姉ちゃんっ!」
 とうとう感極まった俺のあそこは、姉さんの中に射精してしまっていた。
「ああ・・・あったかい・・・これが、中に出される感覚なのね・・・篤史の中だし・・・うふふ」
「姉さん・・・?」
 俺はただ、満足そうな微笑と共に薄らいでく姉さんの姿を呆然と見ていることしか出来なかった。
 カーテンの隙間から朝日が差し込んで来るような時間だった。

 ショックから立ち直れないままに、慌てて部屋の後かたずけをして、なんとか両親が起きてくる前に収集はつけた。
 片づけが終わって、シャワー浴びてベッドに横になると、認めたくない現実が帰ってきた。
 そうだよな、ずっと一緒だったもんな・・・親父やお袋にとって姉さんが死んだのは1週間前だったけど、俺にとって姉さんが死んだのはついさっきだ。
 それまでは、俺にしか見えないとは言え、姉さんはそこにいて俺と会話してくれていた。
 多分寝ながら泣いたと思う・・・昨日の事を思い出して・・・。
「姉さん・・・」
 本当にお別れなんだと、ぽっかり開いた胸の空虚な感情を感じて思った。
181URAMESIYA!7/7:2011/05/07(土) 00:10:54.43 ID:WBJ/ZB/7
「ねーねー篤史起きてよ」
 最初は姉さんに起される夢を見たと思った。
 まだ寝て居たかったし、姉さんが居ない現実に戻るのは嫌だったから、起きるのは拒否したかった。
 逃避だってのは解っていたさ。
「もう・・・う〜ら〜め〜し〜や〜」
「ひっ」
 顔や背筋を撫で回す冷たい物の感触が、俺の意識を無理矢理現実に引っ張り上げた。
「?!っ・・・ね、姉さん」
「やーね、今更何驚いてるのよ」
「だって、昨日ので成仏したんじゃ?」
「何言ってるのよ、言ったでしょ、わたしがもういいってぐらい篤史とSEXするって。
 昨日のじゃ全然足りないよー」
 もう嬉しいやら末恐ろしいやらで胸がいっぱいだったね。
 同時に、もう姉さんに迫られたら断れないって何となく自覚してた。

 その日から毎日夜な夜な姉さんが化けて出ては、俺とSEXやオナニーの見せあいっこをやった。
 色んなプレイを試したりもした。
 人間と幽霊で後腐れもないもんだから、かなり無茶な事もやっていたな。
 姉さんは決まって太陽の沈んでいる間しか現れなくなったが、これは未練が半分消化されたのかな?程度に考えていた。
 もちろん、納骨の日の前日までそんな調子で、俺も目が真っ赤の状態で参加するはめになった訳だ。
 当日は何故か昼まっから姉さん現れてついてきてたが、どうせ気まぐれだろうと深いこと考えないでいた。
「ねーねー、篤史」
 こんなタイミングで話し掛けられても受け答えは出来ないっての、向うも今は返事なんか期待してないだろうけどね。
「わたし成仏するねー」
「っ!!」
「何か死んだって自覚しちゃったら、未練消えちゃったみたい・・・ありがとね、ずっと付き合ってくれて。
 父さん母さんの事よろしくね・・・もうアンタしか居ないんだからさ」
「姉さんっ!待って!」
 タイミングがいいのか悪いのか、丁度遺骨を墓に仕舞うとこだった。
 呆然とする俺を、母さんが後ろから抱きしめ、改めて嗚咽を漏らしてた。
 ああ、姉さんはやっぱり、最後まで自由奔放だったな・・・死んだ後まで。
 これで姉さんが化けて出たときの話は終わり。
 未練だと解ってはいるんだけど、今でも思うよ、またいきなり姉さんが帰ってくるかもって。

「篤史ーっ」
182名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 00:14:28.67 ID:WBJ/ZB/7
以上です
前回と変えてみようと足掻いた結果、なんか劣化してしまって情けないですな
説明部分が助長すぎるのも構成ミスったからです
GWももう終わりなんで、投稿できるのもコレが最後になると思いますが
他の作者さんたちの投稿を楽しみにROM専に戻ろうかと思います
183名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 00:18:34.80 ID:w1VGSg/O
リアルタイムで遭遇するとは思わなかった
乙 
184名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 03:31:47.80 ID:96HMXAzC
あれ、目から水が…GJ
185名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 04:49:49.00 ID:GQ337uie
乙でした。夏を期待して感じまくってます!
186 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/07(土) 23:36:58.27 ID:IWi0f1Jg
勇者が触手で脳姦されて洗脳されるのとか思い付いた
だが今仕事が忙しすぎて書く暇もないや・・
187名無しさん@ピンキー:2011/05/07(土) 23:53:40.38 ID:VzYs9av0
大好物なのに…っ!
188おさななじみのいもうと:2011/05/08(日) 01:46:45.06 ID:LJWhRzns
投下行きます


朝起きると、幼馴染で恋人の真乃香(まのか)が目の前に居た
にこにこと俺の顔を楽しげに眺めている
「えへへ、おはよういっくん!」
いっくんとは郁武(いくむ)つまり俺のことだ
「また寝顔ウォッチングとやらか?」
「うん!いっくん今日も可愛かったよ?」
悪びれもせず、嬉しそうに笑う真乃香
ああそうかい、そう思うのはお前だけだってんだ
実際、俺の学校での女子からの評価は「非モテ」「地味メン」「眼中に無い」が大半だ。当たり前だが
そして、クソ忌々しい『アイツ』から言わせてもらえば「存在価値すらない」だそうだ
『アイツ』とは、まあ、ひとつ年下の俺の妹のことで、俺との仲は最悪だ
お互い目を合わす事すら不快で仕方ないほど、嫌い合っている
真乃香は、昔からそんな険悪な兄妹仲を心配してくれていた
が、今も妹と俺の仲は最悪のままだ
けれど、そんな俺を昔から慕ってくれるこいつが居るだけ、俺は恵まれてると思ってる
思ってるんだが____
「おいこら、何やってやがる」
「ふへへ〜お着替え手伝おうと思って」
何から何まで世話焼きというのもどうかと思うんだ
189おさななじみのいもうと:2011/05/08(日) 01:47:21.20 ID:LJWhRzns
「それじゃあね、いっくん!居眠りはダメだよ〜!」
「うるせ」
校門まで来て、真乃香と別れる
言い忘れたが真乃香は俺のひとつ年下で、俺とは教室が別の棟にあるのだ
下駄箱で靴を履き替えていると、隣で愉快そうな声がした
「よう郁武、相変わらず仲がいいねぇ」
そんな風に俺を冷やかすのは級友の神楽だ
なんだかんだでこいつとの付き合いも長い
折角なので俺は開き直って恋人自慢をすることにした
「まあ、そりゃあ付き合ってるしな」
その言葉を聴いて神楽はやれやれと首を振り
「いや、まったくお前は堂々としてるよ、でもそれ周りに言うなよ。ドン引きされるから」
と心底可哀想な物を見る眼で俺を見つめてきた
「お前な・・・」
ドン引きは無いだろ、ドン引きは

夕刻
帰宅すると、アイツがいた
目が合うと、そいつは本当に害虫でも見るような顔をした後、無言で自室へと消えていった
「俺だっててめぇの顔なんか見たくねえってんだよ」
小さく悪態をついて、俺も自室へと戻る
早く眠ろう
早く眠れば、それだけ早く明日が来る
真乃香に会いたい
そう思いながら、目を閉じた
190おさななじみのいもうと:2011/05/08(日) 01:47:50.35 ID:LJWhRzns
「_____くん」
誰かの声がする
「____いっくん」
目を開けると、真乃香がいた
部屋が暗いということは、今は夜なのか
「真乃香・・・どうしてこんな時間に家にいるんだ?」
「会いたかったからだよ」
俺に馬乗りになって、朝の無邪気な顔とは違う妖艶な笑みを浮かべて、真乃香が耳元でささやく
「ねぇ____しよう?」
答えなんて、言われるまでも無い
もちろんイエスだ
できるだけ優しく、真乃香を抱き寄せて、キスをする
俺よりも一回り小さい身体がすっぽりと俺の腕の中に収まるのが、なんだか嬉しい
真乃香の着ているパジャマのボタンを少しづつ外すと、彼女の大好きなオレンジ色の縞模様が描かれたブラが顔を覗かせる
こどもっぽいと言ったら頬を膨らませそうだけれど、そこがまた可愛い
控えめな胸に顔をうずめると、仄かに甘い香りがした
「いい匂いだな、シャワー浴びてきたのか?」
「うん、新しい石鹸使ったんだよ」
「すごく美味しそうな匂いだ」
「ひゃっ!舐めちゃやぁ・・・」
たっぷりと可愛い幼馴染の胸を堪能した後は、よく湿った花弁に息子を押し当てる
「そろそろ・・・いいか?」
「うん・・・」
何度もやっている行為だけど、やっぱり照れくさいもんだ
俺はゆっくりと息子を沈めていった
191おさななじみのいもうと:2011/05/08(日) 01:49:42.66 ID:LJWhRzns
翌日、目が覚めると身体中が痛かった
(昨日たっぷり絞られたからな・・・・)
見た目こそロリロリしてるが、あれで結構激しかったりするのだ
まあ、その分真乃香の可愛い表情もたくさん見れたし、よしとするか
等と考えていると、居間で『アイツ』と鉢合わせてしまった
上がっていた気分が一気に冷めていく
「何見てんの?うざいんだけど」
口を開けば、コレだ
本当に癪に障る
どうしてこんな女が俺の妹なんだろうか
「誰もてめぇのことなんか見てねえよ」
俺は妹に背を向け、自室に戻るため階段を上っていく
真乃香が起こしに来るまで、もう一度寝なおすためだ
真乃香が来たら、その唇にキスをして、ぎゅうっと抱きしめよう
嫌な事を忘れるにはそれが一番だ
俺は自室の向かい側、妹の部屋の『MANOKA』と書かれているドアを一度、思いっきり蹴り付けるとベッドに寝転び、自分に言い聞かせた


ああ、早く眠らないと_____


以上です
初投下してみて思ったことはひとつ
エロむず過ぎだろ・・・・ほんとSS師さん達はすげえよ
192名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 02:40:44.25 ID:Or3w3rYw
初投下?とてもそうは思えないが……
193名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 02:51:17.92 ID:YPz/vk2U
この手のスレにはってことだろ
イかせんな気持ち良い
194名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 09:55:55.85 ID:sBe7NHia
GJ!!

妹・・・
195名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 17:18:46.47 ID:/otJKiST
すまん、百パーセント俺の読解力不足なんだがつまりどういう事なんだってばよ?
196名無しさん@ピンキー:2011/05/08(日) 19:54:23.96 ID:F5CDuTkj
今の段階では妹が何をしたいのかがよくわからんが
妹=真乃香で主人公に催眠をかけてるっぽいな
197名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 00:06:07.37 ID:VVKTpZYf
ヤンデレ風味のツンデレか
198名無しさん@ピンキー:2011/05/09(月) 13:25:39.52 ID:t5JLAVmI
兄妹でMCされてるって感じだな
199名無しさん@ピンキー:2011/05/11(水) 19:31:51.09 ID:heTTpKJ1
そろそろ次のSSが来る、そんな気がするんだ…
200名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 00:27:27.67 ID:R2O22Apy
ち、違うんだからね!
これはageじゃなくてアージュなんだから勘違いしないでよね!
201名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 01:11:10.33 ID:1eacDdlB
>>200
最近同じネタを他板で見た。こんな所にもリッジレーサープレイヤーが
202名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 01:20:58.70 ID:MVLAw95B
良きにしろ悪きにせよ反応薄いと作家逃げちゃうよね…
203名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 08:33:48.97 ID:Y6FDG5RB
リッジやる前からなぜかアージュと読んでた俺参上
作品以上に住民の絶対数がまだまだ少ないのはどうにもなぁ…

寄生スレや悪堕ちスレ向けで書くの断念した作品、書き直してみようかな
異形or妖女→女堕ち&能力取得→連鎖堕ちっぽいの
204名無しさん@ピンキー:2011/05/12(木) 22:17:14.91 ID:itswID4L
>>203
wktk
205名無しさん@ピンキー:2011/05/13(金) 02:41:14.93 ID:oV+tkO5Y
>>203
乙女チャージ期待
206名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 21:18:40.90 ID:u58r9kKh
過疎あげ?
207名無しさん@ピンキー:2011/05/15(日) 21:19:12.90 ID:u58r9kKh
過疎あげ
208名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 20:29:42.32 ID:j7Az+o3H
お兄ちゃんのことなんて全然操ってないんだからね!
209名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 20:44:42.06 ID:61ZXUP5B
暗黒催眠空間とかにいっぱいあるじゃん
210名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 23:17:18.16 ID:D5mPjngy
セクロスなしでもいい?

胸触るとか
211名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 23:23:48.61 ID:zIMrF37F
>>210
ばっちこい

212名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 23:27:26.58 ID:D5mPjngy
書いてくるわ

かなりお待ちを
213名無しさん@ピンキー:2011/05/16(月) 23:35:02.80 ID:j7Az+o3H
期待待機
214名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 01:14:11.24 ID:u/mT3QKF
途中だけどいい?
215妹系?:2011/05/17(火) 01:49:48.92 ID:u/mT3QKF
「あっ・・・お兄ちゃん、もうちょっと優しく・・・んんっ!!」
俺の部屋に甘く響く妹の声。
「お兄ちゃん・・・キスしよ・・・?」
妹のいいなりになる俺の体。
目を潤ませて俺を見る妹から俺はどうする事も出来ない。
「お兄ちゃん・・・ずっと一緒に居て・・・・・・・」
俺はその言葉に逆らえない、どうしてこうなったのだろうか?

216名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 01:51:09.05 ID:u/mT3QKF
うちの妹は催眠術やオカルトチックなものにはまり込んでいる。

最初はこっくりさんや五円玉に紐をくくりつけて
「だんだん眠くなーる、あなたはだんだん眠くなーる」
と言う感じのうさん臭い奴だったんだが、いつの間にか訳のわからない液体を作ってたり、催眠療法を科学解明して独自で催眠術を会得し始めた。

流石にもう高校に入学した女の子がそんな事をしてるのはまずいと感じた俺は妹に言う。
「お前、そんなくだらない事に時間費やしてんなよ。高校入ったんだし彼氏の一人二人作れば?」
その言葉を聞いた妹は
「うるさい!!」
と、言って回りにあった物を俺に投げはじめた。
軽い気持ちで言った言葉だった。
だから、妹が怒るとは思ってなかった。
これはまずいと思い、俺は自分の部屋に逃げて、妹が怒る事に戸惑いを感じながらベッドに倒れ込む。

基本俺の妹は怒らない。
怒る時はよっぽどの事だけで、催眠術やオカルトがよっぽど大事なものだとは思わなかった。
そんなに大事な事なのかと思案し続けていたら、部屋の扉からノック音。
「お兄ちゃん。今、大丈夫?」
妹の声だ。
「ん?大丈夫だ。問題ない。」
「じゃあ扉開けて?」
言われるがままに扉を開けると飲み物を注いだコップを二つ両手で持ちながら妹が立っていた。
217妹系?3:2011/05/17(火) 01:52:02.60 ID:u/mT3QKF
「ん、ありがと」
そう言うと妹は部屋の中に入ってきた。
妹はちょこんと床に座ると手に持っていたコップを床に置き、ぽんぽん床に叩きながら言った。
「座って」
俺はとりあえず渋々座った。
妹は座る俺の前に飲み物を置き直した。
その様子がいつもと違うような感じがした気がしたが妹が話し始めたため、その考えは霧散した。
「お、お兄ちゃん、最近私見て変わったところがあるの解る?」
急に言われて戸惑う。
変わったところがある?
「・・・背か?」
「あっ、うん!156から158に伸びてたよ。でもね、そこじゃないんだ・・・。」
妹は多少そわそわしながら話す。
他に変わったところか・・・
「あぁ、髪型か。」
妹は中学はロングのツインテールだった。しかし、今はサイドテールに変わっている。
「それも、あるけどね・・・他にもあるよ・・・ね?」
俺は逡巡しながら床に置いてあるコップを手に取り口に含む。
その際、妹が何か言った。
「あのね、正解は・・・」
俺はその答えに耳を傾ける。が、
「わたし・・・兄・・・が・・き・・・」
聞き取れない。
それどころか、床が俺に迫って来ている。
自分が倒れたと認識する前に俺の意識は途切れた。
218妹系?4:2011/05/17(火) 01:55:18.93 ID:u/mT3QKF
目が覚めると自分のベッドの上だった。
「あ・・・あれ?俺どうして?」
戸惑いを隠せないでいると
「あ、お兄ちゃん起きた?」
妹の声が耳元で聞こえた。そちらのほうを見ると妹は俺の腕を枕にして、一緒に寝転んでた。
「んふふー、お兄ちゃん。」
「なんだよ、気持ち悪いな。」
不敵で上機嫌な妹に率直な感想を言う。
「別にー?ねぇ、お兄ちゃん、こうしてるとなんか来ない?」
妹は顔を赤らめながら話かける。
「ん、あー」
やばい。下がかなりの暴れん坊将軍になっている。しかし、妹の前で言えまい。
「ちょっとお前部屋から出ろ」
「うん、いいよー」
妹はやけに素直に出ていく。部屋から出たのを確認してオナニーしようとするが、暴れん坊将軍に触れない。
219妹系?5:2011/05/17(火) 01:57:58.24 ID:u/mT3QKF
「えっ?どうしてだ?」
いろいろとオナニー方法を試すがイクまでいかない。
「無理だよ。お兄ちゃん」
妹の声が扉ごしに聞こえた。
「お兄ちゃんは今私の催眠術でイケないようにしたんだよ。」
俺はア然とした。催眠術で俺をイケない体に?
「馬鹿げてる・・・」
「馬鹿げてないもん。なんなら気が済むまでやったら?」
そう妹は言うと足音を立ててどこか行ってしまった。とりあえずやれるだけやってみよう。
2時間後・・・
「イ、イケない・・・」
あらゆる手段を使ったが無理だった。しかも、どんどん疼きが強くなる一方。
「や、やばい。マジでイケないと・・・」
焦っているとまた扉ごしから
「お兄ちゃんまだ頑張ってる?」
妹の声だ。
「おい、俺にかけた催眠術を早く解け!!」
「嫌」
即答だった。
「イケないと辛いんだって!マジで!!」
「んーなら解かないけどイケる方法教えるね。」
妹は俺の部屋に入ってくる。
「ちょ!おまっ!!」
俺は両手で剥き出しになった暴れん坊将軍を隠すが
「はい、バンザーイ」
妹がそう言った瞬間、俺は両手を挙げていた。
「おおお、お兄ちゃん!そ、そんなに大きくなるものなの?寝てる時はそんなに・・・」
妹は顔を赤らめて言う。
「え。お前、寝てる時って?」
「えっ?あ!ま、まぁ先にイケる方法言うね!!」
ごまかすように言う妹(ごまかせてないが)に対し、俺は静かにその方法を聞いた。
「私の胸を触ればいいんだよ!!」
時間が止まった気がした。
「はぁ?」
「だから私の胸を触るの!!」
妹は顔を赤らめながら言う。
「いやだって・・・」
「じゃあ、見てて!!」
妹は上の服を脱ぎ捨て上半身裸になり、手を胸にあて撫で始める。その瞬間、俺の暴れん坊将軍に電撃に似たような快感が走る。
「くっ!?」
かなり気持ちいい。
「わかったでしょ?」
顔を赤らめた妹は顔をそっぽ向きながら胸を反らし俺に突き付ける。
「ほら、胸を触ればイケるよ?」
胸を触ればイケる。しかし、妹に手をつけるのは・・・
俺が数分間、葛藤していると
「はい!!お兄ちゃんは胸を触って私を気持ちよくする!!」
妹がそう叫んだ時俺の体は妹の胸に向かっていた。

「あっ・・・お兄ちゃん・・・」
俺は俺の意思とは別に妹の胸を撫で回していた。撫で回すたびに発生する快感はここちよい。
「お兄ちゃん・・・はい・・・・舐めてもいいよ」
妹は俺の頭を掴み乳首に誘導する。
「ちょっと待て!!」
俺はそう言ったものの妹の乳首を舐め始めていた。舐めた瞬間妹はピクンと体を跳ねさせた。
「ひゃ!!・・・・ちょっとびっくりした。」
以外と感じたようだ。
220妹系?6:2011/05/17(火) 01:59:27.11 ID:u/mT3QKF
ゆっくりと舐め続けて妹も慣れてくると
「ん・・・気持ちいい・・・」
妹はそういうとゆっくりと俺の頭を撫でてきた。
「はい、お兄ちゃん・・・吸ってもいいよ」
そう言われた瞬間には俺は妹の乳首に吸い付いていた。
その際に強烈な快感が俺を走り抜け俺はイった。
かなり我慢を強いられていたためいつもより尋常な量が出て妹の足を汚す。
「あ、イったんだね。私でイったんだね?」
妹は歓喜に似たような声をだすと俺の頭を抱えるように抱きしめた。
「お兄ちゃんの精液・・・熱い。こんなにでるなんてとっても我慢してたんだね。」
しかし、俺は妹の乳首を吸い続けていた。
快感が引っ切りなしに俺に与えられ、俺はそのあともイキながらイク事になった。
限界に達し意識が薄れる中見たのは、
「お兄ちゃん、赤ちゃんみたい。しかも、私をこんなに汚して・・・」
そんな事を言う妹の顔は幸せそうだった。
「お兄ちゃん、大好きだよ。ずっと一緒にいてね。」

end
221名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 02:05:02.27 ID:u/mT3QKF
元ID:D5mPjngyです。
とりあえず妹系?を書かせていただきました。
駄文ですが夜のお供にできたら幸いです。

本来なら少しずつ洗脳されてく感じを書く予定だったけどネタがなかった(泣)

駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
222名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 03:50:08.80 ID:EaYRMrZz
>>221
乙。
悔しい、でもエルシャダイ
223名無しさん@ピンキー:2011/05/17(火) 07:12:11.02 ID:H7R+1lvG
GJ!
お兄ちゃんェ…
224名無しさん@ピンキー:2011/05/20(金) 00:32:41.28 ID:xQIlNp3G
>>221
GoodJob!!
そんな兄貴で大丈夫か?
225名無しさん@ピンキー:2011/05/21(土) 09:27:35.19 ID:hnLO4gbI
(俺達のオカズ的に)大丈夫だ問題無い
226名無しさん@ピンキー:2011/05/22(日) 08:15:16.55 ID:48y5qHIR
変身ヒーローや勇者ものとかファンタジー系も良さそう
魔法のアイテムとかで操るみたいな
227名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 14:20:38.73 ID:/EzyVPtJ
脳姦洗脳こそ嗜好
頭をいじられて正にブレインコントロールされるSSマダー
228名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 18:07:04.02 ID:esU7TT62
誰か魔女討伐に行かないか?
「この戦いが終わったら結婚だ!」は寝取られフラグだな
229名無しさん@ピンキー:2011/05/23(月) 18:22:32.52 ID:/EzyVPtJ
>>228
恋人だった女剣士の目の前で魔女さんとちゅっちゅしながらお前なんかより魔女と結婚するから早くどっか消えてくれ発言する剣士を想像した
230 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/24(火) 00:29:20.83 ID:m3V56LyJ
>>227
それ挑戦してみたいけど忙しいから無理なんだよな
誰かss書いてくれんかなあ
231おっちゃん牛乳 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 12:51:38.80 ID:kuzMx5t2
初めまして。
ファンタジー物でロリ×おっさんです。
全部で20レスくらいです。
設定がどこかで見たことあると思ってもスルーして
いただけるとありがたいです。
232小さな魔女1 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 12:57:29.35 ID:kuzMx5t2
「糞が」
 益体もないそんな言葉を呟いても、事態は好転しない。
そんなことはわかっている。意味がない。
 しかし、疲労困憊し、所々に怪我を負い、草っぱらに倒れた
彼にできることは、そうして誰にともなく悪態を
つくことだけだった。
 実際、その言葉を誰に向けて発したのか、
彼自身にもわからなかった。
 たかがこそ泥二人を全力で討伐しようとしてきた
聖騎士どもだろうか。あっさり討伐された馬鹿な相棒だろうか。
確かな情報を渡さなかった情報屋だろうか。
迂闊な自分だろうか――それとも不平等な神か。
 誰にせよ、意味がない。
「糞……」
 だけれども、言葉が口をついて出る。
こんなところで野垂れ死ぬなど、あってはならないからだ。
「あー……でも、マジでやばいな、こりゃ」
233小さな魔女2 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:07:15.18 ID:kuzMx5t2
#すいません。忍法帳を忘れてました。
#20をかなりオーバーしそうです。
234小さな魔女2 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:10:23.55 ID:kuzMx5t2
 指一つ動かせない。立ち上がるなど、正気ではできない。
窮地だ。
 もしまだ聖騎士が自分を探しているなら、今見つかったら
終わりだ。魔義盗賊の彼を、彼らは容赦なく断罪する権限を
持っている。
(まあ、俺みたいな小物、奴等は歯牙にもかけてねえ。
たまたま奴等が討伐しようと狙っていた魔法使いと、
俺らの狙いがかち合っただけだ。もうそっちに向かってんだろ)
 相棒はどうしただろうか。最後に見たときは、
背中を切りつけられていたが。
(ありゃ死んだな。間違いない)
235小さな魔女3 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:13:25.72 ID:kuzMx5t2
 馬鹿な相棒は、今までも馬鹿ゆえに窮地に何度も自ら
突っ込んでいた――もしくは彼が突っ込ませた――が、
馬鹿なりの馬鹿さ加減で生き延びてきた。だがそれでも、
死んだだろう。生きているかもしれないが、馬鹿の助けを
期待して死ぬよりは、あれは死んだものと扱ったほうがいい。
(地元の奴らが俺を見つける可能性はあるか?)
 彼が今いるのは、結構な森の奥。しかも、魔法使いの
住み処があると噂され、噂通りだから聖騎士が呼ばれるような森だ。
人は来るまい。
 となれば。
(このまま野性動物の餌が妥当か)
 火を起こす気力もなく、今は夕方だ。この森にどんな獣が
いるかは知らないが、肉食のものもいるだろう。
 窮地だ。
236小さな魔女4 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:16:27.67 ID:kuzMx5t2
(だがもしかしたらこいつなら……)
 と、右手で握りしめたものを、緩慢な動きで伏した顔の前に持ってくる。
「なんとかできるか?」
 持っているのは銃だった。玩具のような銃だ。実際のものに
似せて作ってはあるが、よく見ればおかしなところが
いくつもあることに気づく。実はこの銃は、とある魔法使いから
数年前に盗んだものだった。それからずっと愛用している。
 魔法使いにとっては、実際玩具を作った程度の感覚だったのだろう。
帝国が魔法使いに対抗できる武器として、銃を採用している。
それを知って自らも作ってみたと言っていた。
 だが、そんなものでも、魔法が関われば人の手では及ばないものとなる。
237小さな魔女5 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:19:47.68 ID:kuzMx5t2
 人の思念によって、大気中の魔力を使いその場で弾を
精製するこの魔銃は、弾薬を装填する必要がない。
込めた思念によって効果は千差万別。彼が見ただけでも、
撃たれたものが大爆発したり、凍りついたり、怪我が治ったりしていた。
しかし――それはこの銃を魔法使いが使えばの話だ。
 彼がこの魔銃を使った場合は、魔法使いならば自動で装填されていた
魔弾を込めるのに、いちいち瞑想をしなければならない。
今では一度に六発まで装填できるようになったが。
そして、弾の効果は圧縮空気を撃つだけだ。つまり弾薬の代金が浮くだけで、
普通の銃とあまり変わらない。もちろん、今まで何度も魔弾を試したが、
失敗した。それをこの土壇場で――
(できるか?治癒の弾を込めることが?)
238小さな魔女6 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:21:51.61 ID:kuzMx5t2
 とにかく、瞑想をする。今やすっかり慣れて、
一分ほどで終わるいつもの瞑想ではなく、時間をかけて自らの願望を込める。
かちり、と彼は撃鉄を上げた。
 頭――は怖いのでとりあえず腹部に銃身を当てる。
あとは引き金を引くだけだ……
 が。
 そのまま数分が過ぎた。夜風が汗で濡れた身体を冷やす。
「くっ」
 できない。あんな腐れ魔法使いが作ったような玩具を、信じきれるわけがない。
愛着は出てきても、盲信すべきではない。
魔法は必ず人を破滅させる。でなければ、この世界はとっくに
魔法使いのものになっているはずだ。
 とにかく今は、身体を休めなくては、そう思った矢先――音がした。
草を掻き分ける音だ。後方。何者かは姿が見えない。
考えられるのは。思い出す、先程の自分の言葉。獣。
239小さな魔女7 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:24:03.65 ID:kuzMx5t2
「くっ、うぅ、らあああああああ」
 立ち上がらなくては。全身に力を込める。後ろに振り向き、銃を構える。
効果がどうなっているかはわからないが、迷いなく引き金を引く
――引こうとする直前。
「ま、待ってよ!」
 何故その言葉に従ったのか、彼には分からなかった。制止されたくらいで、
止まる勢いではなかったはずだ。しかし今や彼の身体は、指先一つ動かせなかった。
その凍った彼の前にいたのは、少女だった。
 十二、三くらいだろうか。小柄で、こんな森の奥でありえない軽装をしている。
黒を基調とした服に、黒髪を三つ編みにした、素朴な少女だ。
「あっぶなー。なにそれ」
 動けない自分の元に、それが当然だというように少女は気軽に歩み寄ってきた。
そして、ごく自然に自分から魔銃を取り上げた。その間、自分は声も出せない。
「へー、面白いねこれ」
240小さな魔女8 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:26:07.59 ID:kuzMx5t2
 しげしげと少女は銃を観察した後、こともなげに照準を彼に向けた。
(ばっ――)
 ぱん。軽い発砲音と共に、撃たれた彼――ジェイクの意識は闇へと閉ざされた。

◆◇◆◇◆

「はあああああ!?」
 ドンッと机の上に足を乗せた彼女――イザベラは、
そのままの勢いで目の前にいた男、情報屋ベンの胸ぐらを掴み上げた。
「あんたそれマジ!?死にたいわけ?」
「ま、待て待て待て!」
 情報屋は殊勝にも、両手をあげて降参のポーズをしているが、
それで収まるような怒りではない。
「死にたくないから、お前さんに言っとるんじゃ――いたっ」
241小さな魔女9 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:28:17.75 ID:kuzMx5t2
 ベンの言葉が遮られたのは、掴んでいた手を放ったからだ。
その手を腰にやり、イザベラは愛用する斧を取り出すと、
刃のカバーを外しおもむろに持ち上げた。
業物のこの戦闘用斧は、女のイザベラでも軽々と振り回せるように、
しっかりとバランスが取れるようできている。
 老いぼれ一人の頭をかち割ることなどわけがない。
「だから待て!ジェイクたちが出掛けたのが四日前!
まだ急げば間に合うはずじゃ!」
 無言でその言葉を聞き、更に振り上げようと上体を反らそうとする。と。
「わかっとる!わかっとるから!装備はいくらでも持ってけ!」
 すーっと息を吸う。
「もちろん!次の情報もただで渡す!これでどうじゃ!?」
「……買い取り四割増し」
「に、二割じゃ」
242小さな魔女10 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:30:59.46 ID:kuzMx5t2
 無言のまま、ぴたっと身体の動き全てを止める。
「さ!三割!」
 そのまましばらく静止して――斧を、持ち上げたのと同じ気軽さで下げた。
「オッケー。じゃあいつもの装備ね」
「はあ、わかっとる……」
 薄汚れた地下にあるこの店の、さらに奥。光も届かないようなところから、
ネズミのようなこの老いた情報屋は、要領よくイザベラのいつもの装備を準備していった。
 イザベラや、先程名前の上がったジェイク等は、魔義盗賊だ。
人々から恐れられる魔法使いから、わざわざその秘術秘法を盗み出すのを生業としている。
だが、弱いものの味方というわけではない。
 盗んだ魔法は帝国軍や、聖王国の貴族たちに売る(といっても、
イザベラたちが直接売るわけではない。ベンや、ベンがさらに売り付ける仲介業者がいる)。
243小さな魔女11 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:33:57.67 ID:kuzMx5t2
魔法は、当然だが魔法使いだけにしか使えない。しかし、彼らは決して
他人のためにそれを使うつもりはない。そのため、イザベラたちのような盗賊が
重宝されるわけだ。
 しかし、帝国も聖王国も、表向きはかつて、大陸全土を戦火に包んだ
魔法使いたち全ての討伐を名目としているため、魔義盗賊もまた、追われる身となっていた。
 特に、聖王国は魔法を駆逐し、神の教えの元正しき人間社会がどうたらと、
厳しく取り締まっている。貴族でさえ、魔法との繋がりが露見すれば、
御家取り潰しにもなりかねない。それでも魔法を求めるのが、人の業なのだろうが……
閑話休題。とにかく、その聖王国が擁する魔法使い討伐を主とする精鋭部隊。
それが聖騎士隊である。
244小さな魔女12 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:36:04.49 ID:kuzMx5t2
 その聖騎士たちが、ジェイクが次に狙っている魔法使い討伐に遠征したらしい。
もしジェイクが彼らとかち合った場合、戦闘は避けられない。
一刻も早く、助けに向かわねば。なぜなら――
「待っててね!マイダーリン!」
 突然叫んだイザベラに驚くこともなく、むしろ呆れたようにため息をついたベンに――
「あ、馬も準備してね」
 とだけ告げ。イザベラは更に闘志を燃え上がらせたのだった。

◆◇◆◇◆

 顔に光が当たるのを感じて、ジェイクは目を覚ました。
うっすらと目を開けると、窓から朝日と思われる陽光が差し込んできていた。
245小さな魔女13 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:39:03.50 ID:kuzMx5t2
 目だけを動かし視線を下に向ければ、彼の身体は、毛布に包まれていた。
更に感触から、ベッドの上で寝かされていると分かる。
昨日自分はベッドの上で寝たか?
(ノー、だ。ここはどこだ?)
 記憶に無くても、酒を飲んだ翌日等は、見に覚えのないベッドの上で
寝ていたこともあったが、今は仕事の最中だと記憶している。
酔うほど飲むなどありえない。
(ミックはどこだ?いや)
 死んだ。そうだ、聖騎士に――ならここは聖騎士たちの?
(それはねえ。聖騎士に見つかってたら、今ごろ俺は神のお膝元だろうよ)
 もしかしたら、ここがそうなのかもしれない、と愚にもつかないことが浮かぶ。
だからこんなに安らかな気持ちなのかと。
(ありえねえ。神は俺を許すまいよ)
246小さな魔女14 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:41:07.07 ID:kuzMx5t2
 起き上がるべきだろうか?まだ昨夜の全てを思い出せていないが。
一刻を争う可能性もある。
(まあ、今までグースカ寝こけててなんともねえんだし、大丈夫か。
えっと、昨日は……)
 聖騎士から逃げた。その後は?
(そうだ、ブッ倒れて……ガキが……)
 あの小娘に撃たれた。
 はっとする。あの娘、普通ではなかった。
あれが使ってたのは……
(魔法、だ。間違いねえ。じゃあここは魔女の住み処か?
いや、それよりも傷は?)
 目をつむり、意識を己の身体に集中させる。今、彼は上半身裸で
寝かされているようだ。昨日の傷、その中でも浅いながらも
聖騎士に切られた足の傷が一番酷いか。いや、その後自分は撃たれたのだから、
247小さな魔女15 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:43:50.83 ID:kuzMx5t2
それが一番のはずだ。撃たれた瞬間に気を失ったため、
どこに被弾したかはわからないが――しかし。
(傷が……ない?)
 痛むところはどこにもない。それだけじゃない。疲労すらない。
昨日あれだけ走り回ったというのに。筋肉痛もない。
(治した?考えられるのは魔法か?いや)
 魔法使いが?わざわざ他人の傷を?ありえない。何か利用するつもりならば別だが。
(あのガキ、なんのためだ?いや、ガキかどうかもわかんねえか)
 魔法で年を誤魔化している可能性は十分ありえる。下手したら自分よりも
年上かもしれない。性別や、種族すら信じられない。信じてはいけない――
「ねえ、いつまで寝たふりしてるの?それともそういう遊び?」
 物思いの最中、突然そう呼び掛けられて内心度肝を抜かれたが、
ジェイクはなんとかそれを表に出さぬよう、そっと目を開けた。
248小さな魔女16 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:46:01.74 ID:kuzMx5t2
いつの間に近づいたのか、まったく気配を感じられなかった傍らにいる少女に、
気軽に挨拶をする。
「よう」
「あれ、今起きたの?」
「ああ」
「ええー。うっそだー」
「なんでそう思う?」
 警戒心は緩めず、しかし相手には警戒させぬよう、気安く話続け、身を起こす。
相手の本心は分からないが、とりあえず今のところは見た目通りの少女然として、
こちらに害はないように思える。
 それをその通りに受け取ってはただの馬鹿だが、
それに賭けるしか生き残る道はない。相手は魔女。
言葉だけでこちらを縛ることができる。それに比べて自分は丸腰だ。
「ううん、分からないけど……絶対起きてたと思う」
「そうか」
249小さな魔女17 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:48:09.27 ID:kuzMx5t2
 魔法使いを出し抜くコツは……相手をいい気分にさせて油断させることだ。
それが今まで盗賊として生き延びてきた彼が見いだした答えだ。
「当たりだよ。少し前から起きてた。ところで、おじさんの服知らねえか?
嬢ちゃん」
 すると、少女は急にむっと顔をしかめた。
(まずったか?)
 何がいけなかったのかはわからないが、機嫌を損ねた。次の瞬間には
自分は殺されるかもしれない。逃げ道は――と、決して少女からは
目を離さないようにして、先程のうちにさらっと見回して得た情報から、
部屋の見取り図を浮かべる。
「エルザ」
「ん?」
「エルザって呼んで。お嬢ちゃんなんて……わたし子供じゃない」
(ならなんでそんなナリしてんだよ)
 等とは口が避けても言えない。ジェイクは大袈裟に苦笑すると、
250小さな魔女18 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 13:50:15.23 ID:kuzMx5t2
片手をあげた。
「オーケー、エルザ。それで、俺の服は?」
「うん!待ってて!」
 一瞬で顔を上機嫌のものに(少なくともそう見えるものに)変えた魔女は、
どたどたと大きな音を立てて駆けていった。その後ろ姿を見ながら、
表には決して出ないように口の中だけでため息を吐き、ジェイクは独りごちた。
(面倒なことになったな……)

◆◇◆◇◆

 三日経った。特に何も起きないまま。いや、ジェイクが問題の起きないように
していたというのが正しいか。
 三日間、ジェイクはできるだけ少女の機嫌を損ねないよう行動した
――行動しながら観察した。結果出た結論は、少女から害や敵意というものは
一切感じられないということだ。
251おっちゃん牛乳:2011/05/25(水) 14:15:28.92 ID:ndiI7i/X
すいません、投稿量多すぎになったので
中断しますorz
せめて切りのいいところまでいければよかったのですが
252小さな魔女19 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 14:32:55.74 ID:pdOcMZOJ
 そもそも、この幼い魔女はまったくのイレギュラーだ。
ジェイクが情報屋ベンから聞いたのは、とある森に、近くの村の子供を
拐っていく魔法使いがいるということだ。目撃された姿は、蝙蝠の羽と
ヤギの頭を持っていて、まるで悪魔のようだったと聞いている。
聖騎士が狙っているのも、恐らくその魔法使いだろう。
 もちろん、その悪魔野郎が少女に化けていたり、拐った子供の身体を
支配しているという可能性もあるが。
(にしたって、今のこいつの態度はねえよな)
「ジェイクー」
 こちらの視線に気づいたのか、ぶんぶんと手を振ってくる少女に応えるように、
こちらも手を軽くあげる。ここは、エルザに連れてこられた森の中にある泉の畔だ。
エルザは水辺やら近くにある花畑やらをちょこちょこ歩き回っている。
(何やってんだ、俺ァ)
 こうしているのが何らかの策だという可能性も、なくはない。
253小さな魔女20 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 14:35:41.38 ID:pdOcMZOJ
だが、それは限りなく薄いだろうとジェイクは思っていた。
そもそも魔法使いは性質的に策略などしない。他者を圧倒できる力があるのだから、
そんな小細工は必要ないと考えるのが一般的な魔法使いだ。
しかも、相手は丸腰の取るに足らない男一人。今さら言うまでもなく、
簡単に殺せる相手だ。
 そろそろこちらから何らかの行動をするべきかもしれない。
そのためにまずは。
(武器がいるよな)
 飽きもせず、再びジェイクに手を振るエルザに、彼はまた手をあげた。

「銃……?」
「ああ、俺が持ってた奴だ。知らねえか?」
 こっそり探すという手もあるが、どうせ相手にその行動は
筒抜けになることは目に見えていた。この家には、人の目には見えない
小間使いの妖精たちが絶え間なく、家事のために駆けずり回っているらしいからだ。
254小さな魔女21 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 14:38:12.63 ID:pdOcMZOJ
 だいたい、下手すればこちらの考えていることすら把握されている可能性もあるが、
ただの人間であるジェイクにはどうしようもないので、
その可能性は無視している。
 だからジェイクは、素直にエルザに聞くことにした。
「えっとぉ……し、知らない……かな?」
(かな?、ねえ)
「知ってんだろ」
 ジェイクが断言すると、エルザは大袈裟にびくっと首をすくめた。
汗を目に見えるほどかいている。
「銃なんて、どうすんの?必要ないじゃん」
 直前の言葉を否定はせずに、話を誤魔化そうとする。丸っきりただの子供だ。
演技とは思えない。
「あるさ。ありゃ俺の商売道具だからな。持って帰らにゃならん」
「か、帰るの……!?」
255小さな魔女22 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 14:41:03.03 ID:pdOcMZOJ
「ああ、いつまでもここにいるわけにゃいかねえし。おかげさんで怪我もねえ。
ありがとな」
「だ!ダメだよ!」
「何で?」
「だって……」
(帰らせたく、ない?)
 そうとしか取れない態度だ。しかし理由がわからない。
彼を生け贄にでもする気なのだろうか。笑えない。
「えっと……あ、危ない人たちが近くにいるんでしょ?ジェイクもその人たちに
やられたんでしょ?」
「まあな」
 なんとなく、合点がいった。それが狙いか?聖騎士がもしエルザを狙ってきた場合、
捨て駒にでもするためか?
「怖い……守ってよ」
 だがそうだとして、魔法使いがこんな素直にそれを打ち明けるものだろうか?
256小さな魔女23 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 14:43:05.83 ID:pdOcMZOJ
 だいたい、魔法使いは人を頼ったりしないはずだ。本当に、この魔女のことは
よく分からない。
 しかし、言い訳には使えそうだった。
「いいけどよ。だがそのためには」
 彼は無言で掌を上に向けて、右手を差し出した。

◆◇◆◇◆

「あ、姉御ー」
 こっちっすー。等と気軽に手を振る馬鹿に、イザベラは馬上から飛び蹴りをかました。
 これには無駄に幅広い馬鹿でも耐えきれず、背中を地面に叩きつけたが、
余りダメージはなさそうにあっさりと起き上がった。
「いたたた、ひどいっすよ。姐さん」
「ジェイクとはぐれたんだって?」
 相手の抗議も聞き入れず、イザベラは間髪入れずに問いただした。
257小さな魔女24 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 14:45:31.40 ID:pdOcMZOJ
ちなみにこの馬鹿ことミックは、イザベラよりも年上である。
「ういっす。森ん中で聖騎士どもと鉢合わせしちまって、
兄貴とバラバラになって逃げたっす」
 というか、ジェイクが逃げるための囮にされたのだろう。
ミックは気にせず普段通り立っているように見えるが、真新しい包帯が
所々彼の身体を覆っていた。
「ふぅん。で、まだジェイクは戻ってこないのね?」
「へい。待ち合わせの宿でずっと待ってたんすけど」
「何かあったんでしょうね。ジェイクに限って万が一はないでしょうけど、
急ぐ必要があるわ」
「へい」
 無駄な質問をせず、従順なことだけは、この馬鹿の美徳と言える。
258小さな魔女25 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 14:47:41.05 ID:pdOcMZOJ
◆◇◆◇◆

「あん?」
 気がついたらベッドの中だった。
「なんだ……」
 何故寝ているのか。寝る直前のことが一切思い出せない。
「あ、起きたー」
「エルザ……?」
「昼寝したいなんて、昨日夜更かしでもしたの?」
「昼寝?俺がそうしたいって言ったのか?」
「そうだけど……どうしたの?」
 まったく記憶にない。何故だ?理由がわからない。
「ねえ、それよりもさ」
「ん?」
「守って、くれるんだよ……ね?」
259小さな魔女26 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 14:50:03.69 ID:pdOcMZOJ
 上目遣いのエルザと、自分の目がしばし交わる。記憶が少し蘇ってきた。
寝る寸前の会話だ。
「ああ。聖騎士どもがいなくなるまでは、いてやるよ」
 そっと、エルザの頭を撫でる。そうして気づいた、少女が少し震えていたことに。
しかし撫で続けてやると、それは次第に収まっていった。
(こいつは確かに魔女だが、他の魔法使いとはなんか違う。
なんとかしてやってもいいか)
 せめて、この三日間のように、彼女が独りでも笑って暮らせるようになるまでは。

◆◇◆◇◆

 また三日経った。幸い未だ何も起きないままだ。そこでジェイクはエルザに
こう提案した。
「なあ、ちょっと森ん中見回ってこようと思うんだけどよ」
「へ?」
260小さな魔女27 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 14:55:07.54 ID:pdOcMZOJ
 そう持ちかけたのは、四日目の朝食時だった。エルザは、
小間使い妖精が作った料理の中に見つけた嫌いなニンジンを、
どう始末しようかと思案しているようだった。
「見回って、聖騎士と、奴等が狙っている魔法使いがどうなったか、
確認してえんだ。一週間経ったし、流石に決着もついただろうからな」
 ぱちくりと、大きな目をしばたたかせてエルザはまだキョトンとしていた。
その様子が少し愛らしい。
「だからよ、万一のために銃を返してくれねえか?」
 そこまで言い切って、少し経ってもエルザは無言だった。
じっとこちらを見つめたまま。
 やっと彼女が口を開いた時、ジェイクは妙なプレッシャーを感じた。
そうして思い出す。目の前にいるのが、彼には想像もつかないような力を秘めた、
化け物であったことを。
261小さな魔女28 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 14:58:40.65 ID:pdOcMZOJ
「見回って、その人たちがいなくなっていたら、どうするの?
そのまま帰っちゃうの?」
「い、いや。そりゃ帰るけどよ……まずはお前に言いに来るさ。
それから――」
「帰っちゃうの?」
「……あ、ああ」
 エルザの表情に変化は――ない。先程の面食らったような顔のままだ。
無表情のように見えなくもない。だが、それはまるで仮面のようだと、
ジェイクは感じた。その仮面の裏に何かが隠れている。
 失敗した。失言をしたのだ。思えば、魔法使いとこんな無防備に対峙したことはなかった。
いつも魔法に対する怖れは忘れていないつもりだったが、いつの間にか
抜け落ちていた。
 射竦められ、いつの間にか指先一つ彼は動かせない。その彼を見つめたまま、
262小さな魔女29 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:01:35.60 ID:pdOcMZOJ
エルザが右手をあげた。その手の中に、小さく白い彼女の手には不似合いな
黒光りする塊を見つけた。しかし、ジェイクは身体を捩ることもできず、
その銃身の先にある眼窩のような穴へ吸い込まれるような感覚の一瞬後に起きた、
パンッという乾いた音によって、意識を暗転させた。

 起きた時には翌日になっていた。前日の記憶がまるでないことに
ジェイクは困惑したが、ベッドの横にいたエルザの姿を見ると、不思議と心は落ち着いた。
 彼女は力ある魔女だ。彼女がいれば、怖れることなどない。
だが、エルザはまだ幼い。万能と変わらない力を持っていても、
その心は脆く儚いものだ。それを彼が支えると誓ったのだ、
そういえば昨日。確かに。
「よう」
「おはよう、ねえ」
263小さな魔女30 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:04:25.07 ID:pdOcMZOJ
 挨拶を交わしたが、まだまるで何かあるというように、彼女はこちらを見上げ、
ベッドの傍らから動かなかった。その顔は、仄かに紅い。
 思わず舌打ちをする。嫌なわけではない。決して嫌なわけではないが
――頭をかきむしる。だが、すぐに彼は観念したように呟いた。
「ああああ、糞。仕方ねえな」
 起き上がった彼は、その勢いのまま彼女の唇に触れた。自身の唇で。
しかし、すぐに彼は顔をあげた。接触したのはほんの一瞬だっただろう。
 なんとなく、尻のどこかに痒みを覚えた。座り心地が悪い。
一週間以上使い続けて、すっかり慣れた寝台の上だというのに。
 何故かひきつろうとする顔を押さえてエルザのほうを見ると、
彼女は呆けたようにこちらを見ていた。顔は紅いままだ。
しかし、彼と目があった途端――にへらっと破顔した。
264小さな魔女31 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:07:03.84 ID:pdOcMZOJ
(……)
 なんだこの感覚は。
 初めて味わった気がするような感覚だ。
(いや、ガキかよ俺は)
 三十も半ばを過ぎたおっさんが。こんな小娘を相手に。
なんというか情けない。
(ていうか……俺ってそういう趣味だったか?)
 そっち系の女を――というか少女を、求めたことはなかった筈だが。
(ん?女……)
 女。もうここに来て一週間以上。ジェイクが根城にしている帝国の辺境街から
出立してからは、二週間近くになる。もしかすると……
「あ、やっべ」
「どうしたの?」
 訳が分からないという風に首を傾げるエルザに(その仕草に胸がときめいたのは秘密だ)、
事情を話す。下手すると、聖騎士などよりも厄介な存在が
近くに来ているかもしれないことを。
265小さな魔女32 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:09:25.66 ID:pdOcMZOJ
◆◇◆◇◆

「兄貴はちゃんと逃げ切れたみたいっすね。当然すけど」
「あったり前でしょー、わたしのジェイクよ」
 へへへ、と笑いながらミックが同意する。それは先程、
ミックが村の酒場で仕入れた情報だ。それによれば――
「魔法使いは討伐されたようっすね。聖騎士もかなり被害出たみたいっすけど」
「じゃあ、住み処は全部焼き討ちかしらねー」
 魔法の一切を現世に残してはならない、それが聖王国が奉じる教えだ。
魔術魔法は灰塵に帰すべし、とのことだ。
「はあ、お宝も全部燃えちゃったかなぁ」
 森の中だというのによくやる。まあそれで山火事になっても、
魔法使いに汚染された土地を浄化したとか言うのだろうが。
「ま、いいや。で、ジェイクと別れてもう一週間。魔法使いも討伐されて、
聖騎士もぼちぼち引き上げようかって感じなのに、まだあいつは森から出てこない」
266小さな魔女33 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:12:11.50 ID:pdOcMZOJ
「へい。兄貴を見たって奴はいねえっす」
 つまり、出てこれない理由があるわけだ。彼が野垂れ死にしていては元も子もないが、
生きているのならば――大怪我、もしくはそれと同じくらい厄介な状態にあるはずだ。
「なら、こちらから探しに行くしかないわよね!」
「ういっす」
 意気揚々とイザベラは森へと入っていった。

「まーだーなーのー?」
「まだっすね。ていうか姐さん、兄貴の居場所に検討ついてやすか?」
 森に入って数時間。既にイザベラは精も根も尽きかけていた。
 それに比べてこいつは、と傍らのミックを見上げる。
(馬鹿は疲れなんて感じないのかしら。こいつの場合、
本気で無神経でもおかしくないし)
 そう思いながらイザベラは答えた。投げやりに。
「知らないわよ。まあ、怪我してんだったら水辺とか?洞窟とかじゃないの」
267小さな魔女34 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:14:43.50 ID:pdOcMZOJ
 とは言ったものの、この森に対する土地勘などまるでないため、
結局は宛てもなく歩き回るしかない。正直危険な兆候だった。
こんな広い森では、二次遭難を引き起こしかねない。
 募る苛立ちから、彼女は投げやりに言い放った。
「あんたが犬だったら良かったのに。ねえ、あんたたちいつも一緒にいるんだから、
臭いで捜すとかあんたにはできないわけ?」
 それはまあ、本気でできると思って言ったことでは、
当然無かったわけだが――いつものように馬鹿は返してきた。
「へい、やってみやす」
 途端に四つん這いになり、地面に鼻をつけたり、時折顔をあげて空気の臭いを
嗅いでみたりする馬鹿。
 イザベラは流石に呆れて物も言えず、とりあえず休憩でもするかと腰を下ろし、
馬鹿を目の端に写すのも嫌だったのでそっぽを向いた。
 しかし、少しして。
「んんー?」
268小さな魔女35 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:16:51.03 ID:pdOcMZOJ
「はあ?」
 馬鹿が奇声を上げたので、イザベラは仕方なくそちらを見やった。すると。
「姉御。見つけやした」
「はああああ?あんたね、馬鹿も休み休み――」
「こっちっすよ」
 しかし、こちらの言葉が言い終わる前に、ミックは動き出していた。
その歩みには迷いがない。
(ま、まあ。どうせまた捜すにしても宛てもないし……)
 駄目で元々とついていってみることにした。
 そうして――一時間ほど歩いた頃だろうか。
(はあ、こいついつまで続ける気かしら?)
 見つかるまでだろうか。有り得る。
 しかし、その時は以外と早く来た。
「あ」
「ん?」
 突然ミックが立ち止まった。彼の巨体に遮られた先を、イザベラが横から覗き見ると、
そこに彼はいた。
269小さな魔女36 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:19:48.64 ID:pdOcMZOJ
「兄貴ー」
「ジェイクっ!!」
 馬鹿とまったく同じタイミングで彼に駆け寄ったのは、人生の汚点とも
言うべき行動だったが、歓喜に震える今は構う余裕はなかった。
しかし、それに構う余裕があれば、違和感に気づけたかもしれない。
 特に不都合はないというように彼が立っているおかしさに。
 そして――
「え」
 またしても馬鹿と同じタイミングで呟いてしまった。視界が急に持ち上げられていく。
ミックも一緒に上がっているのが、目の端に写っていた。
「な、なによこれ!?」
 網にかかって吊り上げられたのだ、ということは見れば分かった。
馬鹿みたいな罠に引っ掛かったのだ、馬鹿と一緒に。
「じぇ、ジェイクー」
「すまねえなー、イザベラ」
270小さな魔女37 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:21:48.97 ID:pdOcMZOJ
 見下ろすと、ジェイクがにやにやと笑いながら見上げていた。
「兄貴、なんすかこれ」
 彼女と違い、ミックはやたらと落ち着いていた。馬鹿だからだろう。
状況が分かっていないのかもしれない。
「ああ、生きてたのかお前」
「へい。兄貴も無事で何よりっす」
「おう、ありがとよ。で、悪いが、一つ頼みがあんだけどよー」
「なんすか?」
「な、なんなのよぅ、もう。降ろしてよぅ」
「このまま帰って、俺は死んだことにしてくれや」
「ういっす」
「はああああああああああああ!?」
 一瞬で困惑は吹き飛んだ。新しく浮かんだのは、疑念と怒り。
意味が分からないことに対する憤怒だ。
「ちょっと、ジェイク!?何考えてんのよ!意味わかんない!説明しなさいよ馬鹿!」
 ついでにじたばたと暴れだす。密着しているミックに、拳や肘が
当たりまくっているが、気にする余裕も必要もない。
271小さな魔女38 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:24:40.43 ID:pdOcMZOJ
「いや、だからな。俺はここで暮らすことにしたから」
「へえ、そうなんすか」
「はああああああああああああいいいいいいいいいい!?」
 ついにぶちギレて、イザベラは斧を取り出した。カバーを外し、
目の前を一閃する。馬鹿に当たろうが気にするものか。
 戒めから解き放たれ、イザベラは颯爽と地面に着地した。奇跡的に
網と一緒に真っ二つになるのを避けたミックは、ぼてっと地面に落っこちた。
 斧を水平に持ち上げ、先端をジェイクに向け、問いただす。
「どういうつもり!?何があったのよ!全部説明して!」
 例え彼が奇跡的に納得のいく説明ができても、ふん縛ってでも連れて
帰るつもりだったが。
「ミック」
「へい、兄貴」
272小さな魔女39 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:27:09.05 ID:pdOcMZOJ
 いつの間に起き上がっていたのか、突如ミックに羽交い締めにされた。
「な!馬鹿!なにすんのよ!離せぇ!!」
「いいぜぇ、ミック。そのまま抑えてな」
「ういっす」
 そう言われて、さらに恐ろしい力でミックは押さえつけてきた。
逃げられそうもない。
「わりぃなあ、イザベラ。お前との約束、守れそうもねえ」
「言った……じゃん」
「ん?」
 涙が溢れてくる。無力な自分に。無情な彼に。
「言ったじゃん!金貯めて一緒に行こうって!こんな魔法に支配された
アホな大陸捨てて!一緒に海の向こうでのんびり暮らそうって!信じてたのに!!」
「あー……まあ俺も。ちょっと前まではそのつもりだったんだがな」
「ジェイクはわたしと一緒に暮らすんです。あなたじゃない」
273小さな魔女40 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:29:33.86 ID:pdOcMZOJ
 突然響いた初めて聞く声に、思わずそちらに目をやると、そこにいたのは子供だった。
取るに足らない小娘だ。
 だがその少女は、イザベラがよく見知った銃をこちらに向けて構えていた。
「一応言っとくが、殺すのはやめろよ」
 ジェイクの言葉に、彼女は肯定も否定もせず――引き金を引いて答えた。
そして、イザベラは昏倒した。

◆◇◆◇◆

「なあ、殺してねえよな?」
 しかし少女は尚も答えなかった。見たこともない冷酷な表情を浮かべる彼女に、
少々不安が過る。
「おいって」
「え?あ、うん!もちろん!」
274小さな魔女41 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:32:26.43 ID:pdOcMZOJ
「大丈夫っす兄貴。姉御は寝てるだけっす」
 イザベラを横たえたミックの言葉で、少し安堵する。もはや未練もない女だが、
エルザが殺したのでは夢見が悪すぎる。
「おう、そうか。じゃあ、お前。さっきのこと頼むな」
「へい、わかりやした」
「えっと、弟?」
 突如ミックとの会話に、見当違いのことでエルザが割り込んできた。
「いや、弟分ってだけだ」
「ういっす。この人、兄貴の新しいこれっすか?」
 と、ミックは小指を掲げて見せた。エルザはそれの意味が分からなかったようで、
首を傾げた。
「まあ、な」
「じゃあ、よろしく頼んます、姐さん」
「ね、ねえさん?」
「へい。兄貴の女だから姐さんっす」
275小さな魔女42 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:34:35.33 ID:pdOcMZOJ
「へ?えーっと……あ、あー、そ、そんな」
 数分時間を置いて、やっと分かったのかエルザが恥じらって見せた。
そんなエルザの手を掴む。
「さて、じゃあな。もう会うことは多分ねえだろうけど、達者でな。
イザベラのこと頼むぞ」
「へい。兄貴も」
 後は後ろも振り向かず、森の中を歩いた。もう戻れない。
(にしても、ミックはいいがイザベラはなぁ……また来たらどうするか)
「大丈夫」
 まるで心を読んだかのような台詞に、思わず声を発したエルザを見た。
実際、心を読んだのだろう。今だけではあるまい。
ずっと筒抜けだったとしても驚きはしない。
「そうか」
 ジェイクもそれだけ呟くと、彼らの家路を目指した。
276小さな魔女43 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:37:38.38 ID:pdOcMZOJ
◆◇◆◇◆

「ところで、ジェイクはあのお姉さんとあんなことやこんなことしたんだね」
「ああ?」
 それは寝る寸前のことだった。夕食も終わり、二人でベッドに入って
談笑していたら、エルザが急に話題を変えた。
「エッチなこと……いっぱい」
「ああ……」
 心を読んだのか。いや、記憶か。どっちにしろ、止めてほしいが。
「いや、あのな。大人の男女がそういう関係になればだな」
「なら、わたしにもして」
「はあ?」
 この娘は、たまに素っ頓狂なこと言うことがある。ジェイクはまだ
それに慣れていない。
「わたしだって、子供じゃないもん」
(もしかしたら、中身はそうなのかもしんねえけどよ……)
277小さな魔女44 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:40:01.37 ID:pdOcMZOJ
「待てって。そんないきなりだな」
「あの人にはできて、わたしにはできないの?」
(うっ)
 見事なボディブローだ。ぐさっときたぜ。しかし。
(正直この見た目とヤんのは罪悪感っつーかなんつーか)
「なら……」
「え、おい?エルザ?」
「そういう気分にしてあげる」
 そうして彼女が毛布から出した手には、いつの間にか
見慣れた銃が握られていた。
 案の定、気軽に弾を撃ち込まれたが、痛みはない。というか、
もはやそんなことはどうでも良かった。
「エルザ……」
「なあに?」
 にやっと笑う彼女の顔は、今まで見たことがないくらい妖しく歪んでいる。
容姿よりも何歳も年上に見えた。
278小さな魔女45 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:42:17.95 ID:pdOcMZOJ
 ジェイクの頭には、靄がかかったようだった。判断力が次第に
奪われていくのが分かる。
 だがそれでも、いっこうに手を出そうとしないジェイクにエルザは
我慢できなくなったらしい。のし掛かってきた。いつの間に脱いだのか
(恐らく魔法だろう)全裸になって。
 唇を奪われる。何度か吸い付かれて、どこで知識を仕入れたのか、
舌を入れてきた。
(いかん……)
 年長者の威厳もなく、こんな小娘に攻められている。まったくもって、
彼らしくない。
 だが何故だろうか。彼女に従いたくなる。すべてを任せたくなっている。
(マゾかよ、俺は)
 そうなのかもしれない。割りと本気でそう思った。
「ん、ねえ、おっぱい……舐めて」
279小さな魔女46 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:44:56.94 ID:pdOcMZOJ
 しばらく口付けを味わった後、顔をあげた彼女がそう言ってきた。
ちょうど彼の目の前に、胸が来るように移動しながら。
「ああ」
 とは言ったものの。
(ねぇよなぁ)
 ほぼ平らだ。僅かに膨らんできてはいるが。
 またエルザは心を読んだのだろう。むっとした様子で言ってきた。
「早く!」
 言われて行動で示す。右胸の乳首に舌を添え、ついでに両手で
左右それぞれの胸を覆う。舐めて揉む。
「あっ……んん」
 揉んでみて気づいた。彼女の胸は決してまっ平らではない。肉が付き始めている。
柔らかな感触がある。それを、こねるように揉む。
280小さな魔女47 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:47:40.41 ID:pdOcMZOJ
 乳首は何故か甘い味がした。実際にはそんな味は付いていないのだろうが、
甘く感じる。その脳髄を痺れさせるような甘味にジェイクは夢中になって、
いつまでも貪った。
「くすくす、赤ちゃんみたい」
 おっさん相手に、失礼な物言いだが、抗議をする間も惜しかった。
「美味しい?美味しいよね。ジェイクはもう、それが無きゃ生きていけないんだよ」
 不意に、額を撫でられた。悪くない感触だ。吸いついたままそう思う。
 なんて素晴らしい時間だろう。今まで生きてきた中で、ここまで
心が安らいだことはなかった。孤児として生き、盗賊になり、今まで
ただがむしゃらに生きてきた。その彼の人生の終着点はここなのだ。
 エルザの言う通り、もう彼女と離れることなどできない。
 ……
「ジェイク」
281小さな魔女48 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:50:40.00 ID:pdOcMZOJ
 どのくらい時が過ぎただろう。時間を忘れるほど夢中になっていたらしい。
顔を離した彼女の胸は、彼の涎まみれになっていた。
「そろそろ、入れるよ?」
「入れ……?いや、まて」
「大丈夫だよ」
 エルザが完全に身を起こし。彼の腹筋の上に座る。
見せつけるように彼女が自身で開いた陰唇は、湿り気を帯びててらてらと光っていた。
「ジェイクがずっとおっぱい舐めるから、ね」
 彼女の口調に攻めるつもりは感じられなかったが、それでも攻められているような気がして、
顔が勝手にそっぽを向いた。それを見て、エルザがまた笑った。
「ジェイクはほんとかわいいね」
「やめろよ。俺なんて、ほんとおっさんだぞ」
「関係ないよ……んっ」
282小さな魔女49 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:52:54.54 ID:pdOcMZOJ
 その声と、感触で気づき、顔を再び正面に戻す。いつの間にか彼の下半身も
裸にさせられていた。彼女が座ったことで毛布もはだけ、交わろうとする
二人の性器がよく見える。
「んあ……いっ……たっ……」
「お、おい。大丈夫か?」
 こんな年の娘とやったことは、ジェイクにはなかった。
しかもエルザは恐らく初めての筈だ。
「無理なら――」
「大丈夫。大丈夫……だから……見て」
 完全に彼女の奥まで入りきったのか、彼女の腰が止まる。
彼女は自分の下腹を撫で始めた。
「大丈夫……痛くない……むしろ」
 撫で終えて、彼女が腰をゆっくりと持ち上げて、またゆっくりと下ろす。
最初は時間がかかっていたが、次第に早くなっていった。
「やっ、き、きもち……よく……」
283小さな魔女50 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:55:20.63 ID:pdOcMZOJ
 淫靡だった。幼さの残る顔をしながら、いつもの三つ編みが解かれた黒髪を振り乱し、
彼の上で踊る彼女の様は。どうしようもなく、彼女は性を楽しんでいる。
「てぇ、つないでぇ……あなたも、こしぃ……ふゃ」
 言われた通り手を繋ぎ、言われる前に腰を突き上げる。
そうして彼女はますます乱れた。
(確かに、こりゃ大人だわな)
 性欲に燃える身体の中で、唯一冷静なところが、今に似つかわしくないことを考えた。
そう、彼女は十分大人だ。遠慮することはない。
 ますます激しくまぐわって、終わりはすぐにやってきた。
「お、おい!もう出る!出るから……」
「ゃあ!中でぇ」
「いや、お前……」
「だい……じょぶ……」
 どかそうにも、彼女に否定されると力が出ない。
「今は、できないから……」
284小さな魔女51 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 15:57:59.02 ID:pdOcMZOJ
 そう言われて、そう信じるしかなく、彼の一物はそのまま彼女の中に精を解き放った。
言葉とは裏腹に、それをしっかり受け止めようと彼女の膣が蠢いているのが分かる。
 力尽きたのか、彼女が倒れてきた。
「お、おい」
「キス、して」
 億劫そうに動く彼女に、言われるまま唇を交わす。交わったまま。
 その後しばらくはくっついたままでいた。疲れたためか、いつもと
別人のように静かな彼女が、こう言った。
「赤ちゃん、欲しいけど。今はまだ二人きりいいから」
「そうか」
 子供を作るかどうかも、自由自在なのだろう。彼女の魔法は。
「ずっと一緒にいてね」
「ああ」
 魔法は永遠ではない。魔法はいずれ破滅する。そう分かってはいたが、
彼は頷いた。
285おっちゃん牛乳 ◆2nkMiLkTeA :2011/05/25(水) 16:00:22.68 ID:pdOcMZOJ
終わりです。
長々とほんとすいませんでした。
まさか50レスも行くと思いませんでした……
あと、エロがおまけみたいな感じになったのも
申し訳ないっす。
では。
286名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 16:05:15.57 ID:hMkNV5NX
リアルタイムGJ!
支配されてるのに幸せな気持ちになるSSだった!
287名無しさん@ピンキー:2011/05/25(水) 23:24:15.58 ID:kVcbVCOT
>>285
おおGJ
操られてるのにラブラブな感じが良いね!
しかしイザベラさんはどうなったんだ((((;゚Д゚))))
288名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 07:18:50.00 ID:4ARAJEQG
GJ
289名無しさん@ピンキー:2011/05/26(木) 13:08:08.10 ID:uFot/Xqg
ロリっ娘が至近距離で拳銃ぶっぱとかなにそれ怖い…けどこれは可愛いなw
290名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 17:41:01.05 ID:YY8okP1O
洗脳しあうのはこのスレ的にはアウト?

まだ書いてないけど
始めは男が催眠されていて、催眠から目覚めて、催眠をかけた女の子を洗脳(自分専用?)しようとする。
だけど、それは女の子の思惑通りで男は洗脳済みだったよ。
みたいな

結果的には女の子は洗脳されちゃうんだけど、男の方も洗脳がより強くなるみたいな感じです
291名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 19:15:01.03 ID:m/1MZbOx
迷うようなら総合のほうに書けばいいんじゃない
292名無しさん@ピンキー:2011/05/28(土) 20:54:28.67 ID:+l+lJpH6
遅ればせながらGJ!
おまけどころかエロが付くと思わなかったから嬉しいサプライズw
293名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 15:01:01.23 ID:Xi44zw7+
頭ん中グチャグチャにかき回されて絶望を味あわせてからゆっくりと洗脳してくれる可愛い女の子カモーン
294名無しさん@ピンキー:2011/05/30(月) 19:03:24.55 ID:TIdRrR2c
沙耶ちゃんお願いします
295名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 23:24:29.01 ID:kO4KKXas
特撮物ここまで考えたけど積んだ、誰か続き書いてください


さて、俺が今日持ってきたのは他でもない。DVDBOXだ
昔好きだった特撮のヤツ、え?覚えてない?まあそんなもんだよな
『奏甲鬼トライザー』って言ったらわかるか?そう、昔流行ったアレ
思い出せない?仕方ないな、ざっとストーリーを説明してやるよ
ストーリーは単純明快、悪の帝王ダークゼラバイアが生み出した魔人トライザーが、悪の軍団を裏切って正義のために戦うんだ
最初は孤独な戦いだったんだけど、段々人々が助けてくれるようになって、悪の結社を追い詰めていく王道ストーリー
当時俺も大好きだったんだよなぁ・・・玩具も全部持ってたんだぜ?
普段は人間、新條トーマとして喫茶店でバイトしてるんだが、怪人が現れると颯爽と飛び出していって悪者をやっつける
最初に救った人間の少女、マミとの恋愛も見所のひとつだな
そして、ダークゼラバイアの分身たる三人の幹部のゼナ、ゼオ、ゼラは要チェック
特にゼナは後半トーマと戦う内に彼に惹かれていって、彼の考えに賛同して味方になるんだ
んで、最後はダークゼラバイアを倒してハッピーエンド______表向きは
だけどこの話、実は続きがあるって知ってたか?
なんとこの話、最後の最後で悪が勝つんだぜ?一般放映はされなかったんだが、こっちのDVDには得点として入ってるんだ
まだ、俺も見てなくってさ、これから一緒に見てみないか?



奏甲鬼トライザー第四十三話
◇◇◇

決戦が終わり、みんなのヒーローが敵のアジトから帰ってくる
それは、ひとりの戦士の戦いの終わりと、ひとつの野望の終わりであった
「トーマ!」
「マミ!」
駆け寄ってきた愛しい恋人を抱擁し、喜びを分かち合う青年
彼は邪王ダークゼラバイアによって作られた人造魔人だったが、人々の心の美しさに惹かれ、組織を裏切り平和を守ることを選んだ
その永く孤独な戦いの終わりは、同時に彼の『新條トーマ』としての新しい人生の始まりを意味していた
「みんな、最後まで俺に力を貸してくれてありがとう」
トーマは、彼を今日まで支え続けてくれた人々に笑顔を見せ、頭を下げた
その瞳には、涙が浮かんでいた
町の人々も皆涙を流し、彼を囲んでねぎらいの言葉をかけている
だが、その輪に加わらず、ひとりでその光景を眺めている少女が居た
ダークゼラバイアの写し身の一人にして悪の幹部_____だった少女
しかしトライザーとの戦いと、彼との交流の中で、次第に彼に惹かれ、組織を裏切り彼のために戦う味方となった
少女、ゼナは恋人と友人たちに囲まれて温かい笑顔を見せるトーマを遠目に見ながらそっとつぶやいた
「よかったね・・・とーま」
その表情は言葉とは裏腹に、どこか寂しげにも見える
それもそのはずだろう
トーマのために、ただそれだけのために戦ってきた彼女には、敵が滅んだ今、居場所は無い
けれど、それを後悔してなど居なかった
彼には既に愛する人が居て、それを解っていながら彼の許に居ようと誓ったのだ
彼の居場所を守り、彼の大切な人を守る
自分が彼の一番になろうなど、おこがましいのだ
そして、もうこの町に彼女が居る必要はない、平和な世界に彼女の存在は邪魔になるだけだろう
必要以上に強力な力など枷にしかならない____悪は確かに滅んだのだから
「さようなら____とーま」
淡い紫色の長髪を靡かせながら、少女は一人、町を出た

296名無しさん@ピンキー:2011/06/01(水) 23:25:59.73 ID:kO4KKXas
「寒い・・・」
どこかの暗い洞窟
光の全く無い場所、そこにゼナは居た
もともと闇の眷属だった彼女が暗闇など恐れるはずも無いが、此処はただ彼女にとって寒かった
「寂しい・・・?これが、寂しいって気持ちなのかな・・・」
どうしてだろう
昔は、寂しいなんて気持ち、知らなかったのに
少女は抱えた膝小僧に額をつけながら、ひたすらどこかで幸せに暮らしているだろう青年の姿を思い浮かべていた
そうすれば、少しは気が紛れたから___
ただただ、あるはずの無い願望を思い描いた
目蓋の裏に思い描く彼がこちらに向けて笑いかけている
「何やってるんだ、こんな暗いところで。ほら、そんなところに居ないで、こっちに来いよ」
そしてこちらに手を伸ばして、一人ぼっちの自分を、暗い洞窟から連れ出してくれるのだ
「とーま・・・」
うっとりと、熱に浮かされたような表情で居るはずの無い青年の名を呼ぶ
『ああ、可哀想に、我が子よ』
ふと、何処かから声がした
「!!?」
立ち上がって見渡しても、何処にも姿は見えない
まるで、暗闇自体が話しかけてきているかのようだ
「この声・・・ダークゼラバイア!」
ゼナは自らの武器である槍を取り出し構えた
しかし、敵は一向に攻撃してくる気配が無く、ただ声だけが頭の中に響いている
『父である我を裏切り、愛する男に忠を捧げた結果が暗闇に逆戻りとは・・・なんと嘆かわしい』
「黙れ!」
『本当はあの男を自分の物にしたいのだろう?』
「違う!・・・違う!」
手当たり次第に得物を振り回しても、煩わしい声は止まず、むしろどんどん頭の中に囁き掛けてくる
『自分だけのものにして、自分だけが独り占めしたいと、いつも心の奥で思っていたのだろう?』
「やめろぉっ!!!!」
ゼナは遂に耳を塞ぎその場にしゃがみ込んでしまった
しかし、声は変わらず止まない
『ならば、自分の物にしてしまえばいい』
「え・・・・?」
不意に聞こえた甘言に、少女はつい問い返してしまっていた
『何故一番近くで頑張ってきたお前が報われない?お前は報われるべきだろう?』
「報われる・・・・べき?」
考えないようにしていたこと、自分自身についていた嘘、まるで、それを見透かしていたかのように声は甘く囁く
『すべてあの女がいけない、トライザーの近くに居る、あの女が』
「あの女・・・マミ・・・」
『あいつさえ居なかったら、彼はお前のものだっただろうに』
心の中に、ふつふつとどす黒い何かが沸いてくる
そう、あの女さえ居なければ___
彼は自分を見ていた
彼は自分を選んでくれた
『あの男を手に入れたくは無いか?』
「欲しい・・・とーま」
『ならば、いいものをやろう』
いつの間にか、手に黒い塊が握られていた
『それは闇の心臓だ。これを植えつけられたものはどんな者でも邪王の忠実な下僕となる』
「下僕・・・とーまが、ゼナの・・・」
それは、とてもとても甘い響きに聞こえた

以上っす
ここから先を誰か頼みます
297名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 01:11:37.85 ID:rbWBW4y1
いやそこまで書いたなら書けよw
298名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 10:14:57.62 ID:VzS5LA3v
>>296
続き待ってますよ!
299名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 19:05:52.89 ID:AdiAwMhY
>>296文上手!
300名無しさん@ピンキー:2011/06/02(木) 22:25:27.80 ID:jF5GCccy
>>296
(・∀・)イイ!続きが気になる
301名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 00:51:52.83 ID:D6k7qRlZ
可愛い女の子に愛故に操られて好き勝手されると幸せを感じる
302 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/06/04(土) 18:38:54.70 ID:qli16BhX
俺も〜
303名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 20:18:28.38 ID:otloCgY3
しかし、今の俺では操られる価値もない
もっと操ってもらうにふさわしい立派な男にならないと
304名無しさん@ピンキー:2011/06/04(土) 23:33:25.82 ID:rm++JH0e
そして>>303は立派な男へと成長していくのであった
それが彼女の暗示とは知らずに・・・
305名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 12:49:39.53 ID:8tSdVofu
そして自己鍛錬を積む>>303
「ふふ、頑張って立派な私のお人形になってね?」
暗闇で一人ほくそ笑む少女

果たして>>303はどうなるのか
刮目せよ!次回「人形繰りの輪舞」
306名無しさん@ピンキー:2011/06/05(日) 15:50:48.69 ID:Rr0+OG1o
自己鍛錬を重ねた>>303
もはや彼は操られる価値もない男ではなかった。
すっきり整った鼻筋や顎、セクシーにちらつく鎖骨や項、適度な胸に長い足。
誰の目にもイケメンな彼からは後光が差すようである。
今や>>303はどこへ行っても人気者であった。
それまで彼を虐げていた者は一転して媚び諂った。
のみならず、それまで彼と普通に接していた者も卑屈にも彼に対して下手に出るようになった。
うんざりである。
しかし、唯一幼馴染の少女は態度を変えず、いつしか彼の心の支えとなっていった。
307名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 07:42:48.57 ID:iH6pbp68
お前らという奴らはw

脳天気系幼なじみが実は腹黒くて男を洗脳しちゃうSSとか読んでみたいな
308名無しさん@ピンキー:2011/06/06(月) 07:51:04.40 ID:M1DzZVUG
学力も運動力も中の下(わざと抑えてる)
明るい笑顔でみんなに好かれるムードメーカー(獲物を値踏みしている)
趣味は人形作りで部屋にはいっぱい飾っている(催眠的な意味で)
309 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/06/07(火) 18:03:37.08 ID:D4dvhnQz
人形に髪の毛入れて操るとか?
310 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/06/07(火) 23:53:27.19 ID:mGzWob/F
>>309
催眠でお人形状態にした男達じゃね?
311名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 00:02:12.93 ID:tiiQhCvw
女の子の洗脳の対象を独占したい身としては他の男はちょっとなぁ
312名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 02:10:59.83 ID:/Rf2FlJl
催眠で逆ハーレム作るのもおおいにアリだろ
男子校の女教師がクラス全員を催眠にかけて支配するとかさ
313名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 03:09:37.01 ID:Be+e0hFd
戻ってごめん、>>303>>307なの?
ちょっと気になった

>>312
女子校の男性職員全員が肉便器も俺的にはアリかな
314名無しさん@ピンキー:2011/06/08(水) 23:08:30.21 ID:WQCbcZNW
おいみんな、愛がないぞ愛が。
315名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 05:02:58.58 ID:pV+N6Lua
つまりー

小さい頃に王子様(おっさん)に助けられ、その際に王子様から力を受け取り
美しく成長した少女は、僕は王子様になるんだ等と言い出して
同じくおっさんにたぶらかされた学園の人と催眠言魂決闘をしたり
おっさんに純潔をあげたりしつつ、百合相手に掛かっていた暗示を上書き。

みたいな?
316名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 07:30:50.11 ID:Ol7vdVdD
ウテナ乙
317名無しさん@ピンキー:2011/06/09(木) 08:27:39.80 ID:hZJtyLGS
やはりスタンダードに行くとすれば催眠で手足を動かせなくなった主人公の目の前でお人形にした男達に恋人を輪姦させ(恋人は喜んで受け入れるよう催眠してある)幼なじみが主人公を逆レイプ
誰とも知らない男達に輪姦されてアヘりながらピースする恋人を見て絶望した主人公は幼なじみの膣内に思い切り射精、幼なじみのお婿さん人形になるのでしたというところだろうか
318 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/06/09(木) 16:16:03.48 ID:u509j0f4
良いなあ
319名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 01:19:19.00 ID:+70yOl3z
このスレには夢があるねえ
320名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 18:12:01.71 ID:1/bZyu7R
>>315
川上とも子さんが亡くなったからってウテナの話題は不謹慎だろ!
ttp://baobab.dreamlog.jp/archives/4981754.html
321名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 18:15:27.91 ID:XAmnr2W2
俺がもし美少女だったらお前らにSSを書きたくなる催眠をかけているのに
322名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 18:44:42.68 ID:WB4+zPzo
美少女じゃなくてもいいからかけてくれー
妄想を賢者化やお蔵入りせずに書き上げたくなる催眠を
323名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/10(金) 20:19:11.35 ID:XAmnr2W2
>>322
書けばいいと思うよ!

みんなも書けばいいと思うよ!
まずは書いて投下することが大切だと思う
俺の快適なオナニーライフ的に考えて
324名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 18:35:22.67 ID:ofML+PJq
>>320
ちょっと待ってくれ。
>>315の書き込みと、訃報の知らせの時間軸がおかしくないか?
325名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 22:25:49.86 ID:hpZdTf2s
何かのテレパシーを受けてたと考えるんだ
そしてついでに何らかの催眠も……
326名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/11(土) 23:26:43.23 ID:S4Iej2wb
脳姦洗脳ssマダー?
327名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/13(月) 00:35:05.48 ID:fr+27Z9z
SS待ち待機
この時期は全裸待機がしやすくてよい
328名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 14:55:56.07 ID:HEl1Kmpt
それにしても需要と供給のバランスが取れてないなこのスレw
329名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 16:35:29.60 ID:7ohXKkRu
隠れた需要はあったのにエロゲも含めて時代が追いついてないってことか
330名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/14(火) 18:24:15.17 ID:HEl1Kmpt
読みたい人は沢山いるけど、書きたい人ないし書ききれる人があんまり居ないんだろうね
あと投下あっても反応薄過ぎたりすると書き手のモチベも上がらないだろうしそういうスレは敬遠されかねない

難しいところだね
331歪んだ食卓:2011/06/15(水) 23:00:51.60 ID:xIdIy0wW
投下行きます
おさななじみのいもうとで味を占め人生二回目の投下
生暖かく見守ってください

少女は『獲物』をいとおしげに見つめる
『獲物』は、諦めていない
まだ、自分は助かると、きっと捕食者から逃げ切れると、そう『錯覚』している
そこがまた可愛らしい
(早く見たい・・・)
捕食者は心の中で舌なめずりをひとつして『哀れ』な『獲物』の末路を思い浮かべた
その大好きな顔が絶望と恐怖で歪み、愛しいその心を引き裂いて、壊し尽くした姿
そしてその後に訪れる、幸福_____
たらり、と少女の太腿に愛液が伝った
彼女はあと少しで訪れる、自分の最大の夢が叶うであろう瞬間を想像しながら、口を開いた
「『ゲーム』をしようよ。昔、よくやったでしょ?」
332歪んだ食卓:2011/06/15(水) 23:01:16.60 ID:xIdIy0wW
家を出ると、丁度、朱乃(あけの)が出てきたところだった
「・・・よ、よぉ」
躊躇いがちに呼びかけるが、朱乃は俺を軽く一瞥しただけで、歩いていってしまった
「嫌われてる・・・よなぁ」
昔は仲のいい兄妹だったが、今ではすっかりこんな関係だ
俺は戸惑いつつも、やっぱり少し寂しさを覚えてしまう
兄妹の関係が壊れたあの日_____
朱乃が小学生だったころ、俺に言った言葉を思い出す
『お兄ちゃんは朱乃のものでしょ・・・?』
俺が当時プレゼントしたお気に入りのリボンで、小さく左サイドで結わえた髪が、俺を責めるように揺れていた
『朱乃は、お兄ちゃんのものだよ?』
縋る様に、本当に必死に、俺を見つめる瞳
昔からお兄ちゃん子だった朱乃は、兄に憧れのようなものを持っていて、それを恋だと勘違いしているのは知っていた
口先三寸で「うん」と言ってやれば、あいつは喜んだんだろう
そして、いつか自分が如何に莫迦げたことを言っていたのかも、自分のその気持ちが何なのかも理解するはずだった
けれど、その時の俺は、ただ『近親恋愛はいけない』なんて、真剣になって考えて
『俺は、お前のものなんかじゃない。キモいんだよ』
兎に角、突き放した
それが、いけなかったんだ
朱乃は唖然としていた
『信じられない』と、その表情が語っていた
だけど、俺はそれが朱乃のためだと思って、さらに追い討ちをかけてしまった
『それにな、俺にはもう彼女が居るんだよ』
本当のことではあった、けれど、わざわざそれを言って追い詰めることなんか無かったんだ
『うそ・・・・』
『嘘じゃない、写真、見るか?』
『・・・・・・・・・・・・・・・・・いい』
朱乃は光を失った瞳で、ふらふらと自室へ戻っていった
その日から、妹は、一言も話さなくなった
333歪んだ食卓:2011/06/15(水) 23:01:50.46 ID:xIdIy0wW
家に帰り、軽く挨拶をする
「ただいま」
と言ったところで、返事など帰ってくるわけも無いが
「帰ってきては、居るんだよな・・・」
玄関には俺のものより一回り小さな学校指定の女子用のローファーが、きれいに並べて置いてあった
妹は、部屋にこもって一日中何かをしているようで、滅多に外に出てこない
(危ないことなんかしてないといいけどな)
そう思いながらリビングに入ると、朱乃がいた
それ自体物凄く珍しいことなのに、更に珍しいことが起こったのだ
「・・・おかえり」
なんと、朱乃が俺におかえりと言ったのだ
「あ・・・ああ、ただいま」
何年かぶりの兄妹の会話
俺はあまりにも驚いて、返事を返すのが少し遅れてしまった
「・・・ご飯、食べれば」
よく見ると、食卓に料理が並んでいた
「あ、ああ・・・作ってくれたんだな、ありがとう」
「・・・・・」
もそもそと、ラップをはがして妹の手料理を食べる
中々に美味しい
俺の知らないところで彼氏でも作って、振舞っていたのだろうか
「・・・・・・おいしい?」
「おう!美味しいぞ」
「・・・・良かった」
ふっと、小さく朱乃が笑った
小さな花が咲くような、可愛らしい笑顔
妹の笑顔を、とても久しぶりに見た気がした
最初は慣れなかったが、なんだか嬉しくなってきて、声も弾んでくる
「朱乃は料理上手いんだな。兄ちゃん、何杯だって食えるぞ〜!」
あの日、俺は妹を深く傷つけたと思っていた
けれど、それを重々しく感じていたのは俺だけで、実は朱乃はそれほど傷ついてなかったんじゃないか
彼女はあの日からとっくに兄離れしていて、俺だけが未だにそれを引きずっていたんだと
「・・・・・ほんとうに、よかった」
朱乃は可愛らしい笑顔のまま、何度も「よかった」と呟いている
「やっと・・・・出来たの・・・」
「なんだよ?聞こえないぞ?」
「やっと・・・・・・・やっと取り返せる」
その言葉を境に、急激に身体が重くなった
まるで、身体中に重石を付けられているかのように、手も、足も、動かせなくなる
「なん・・・だ・・・・?」
その異様さに気がつくのがもっと早ければ_____
あるいは、もっと警戒していれば______


「おかえり・・・・おにいちゃん」

こんなことには、ならなかったのかもしれない
334歪んだ食卓:2011/06/15(水) 23:02:16.68 ID:xIdIy0wW
「ずっと、ずっと・・・待ってた」
朱乃は食卓から転げ落ち、床にひざまづいた俺の耳元で滔々と囁く
「あの女から・・・お兄ちゃんを取り返すの・・・」
瞳は澱み、囁くような声は今や恐怖しか与えてこない
「今お兄ちゃんが食べた物には、惚薬を入れておいたの・・・とても、強力な」
「惚れ・・・薬?」
まさか、自室に籠もっていたのはそんなものを作るためだったのか?
「もうすぐ・・・あと少しで、お兄ちゃんのお嫁さんになれる・・・」
朱乃はお嫁さんと言う言葉を、うっとりとしながら何度も呟いた
気持ち悪い、狂っている
俺は、搾り出すように朱乃に言った
「そんなのは・・・間違ってる・・・・兄妹は」
結婚できない_____
だがその必死の抗議はくすり、という朱乃の笑いに遮られた
「でも、お兄ちゃんは嫌なんだよね・・・?」
まるで、蟲の脚を捥ぎ取る子供のような無邪気さと残虐さを秘めた瞳が俺を覗き込む
「『ゲーム』をしようよ。昔、よくやったでしょ?」
目の前で小さな小瓶を取り出して俺に見せ付ける
「これ、惚薬の解毒剤」
それを掴もうと伸ばした手をゆっくりと払い落として、朱乃は更に続ける
「今から、このお家でおにごっこをするの・・・・おには、おにいちゃんだよ?」
幼いころ一緒に遊んでいたときのような、舌足らずな声でそう告げると、ゆっくりと俺から離れていく
「朱乃をつかまえられたら、これをあげる」
ゆっくりと、地べたを這いながら近づく俺を見ながら、朱乃は楽しそうにぷらぷらと俺の目の前に小瓶を見せ付けては、また距離を取っていく
(身体が熱い・・・これが惚薬の効果なのか・・・)
身体の熱さはもちろんだが、俺はもうひとつ恐ろしいことに気づいていた
頭の中が『書き換えられている』のだ
朱乃以外への記憶や感情が薬によって段々と『食い荒らされて』いる
そして朱乃への愛情や恋しさを『植えつけられて』いっている
それが、なんとなく解るのだ
(タイムリミット間近ってことなのかよ)
けれど、こんな間違ったことが許されていいはずが無い
「うあああああああああああっ!!」
俺は最後の力を振り絞って、手を伸ばした_______
335歪んだ食卓:2011/06/15(水) 23:03:36.99 ID:xIdIy0wW
「あーあ、つかまっちゃった」
少女は芝居めかした声でそう言って兄の手に小瓶を渡した
「はぁ・・・・はぁ・・・・んぐんぐっ」
兄は震える手で必死に小瓶を空け、中身を口の中に流し込む
その光景を見ながら、少女はくすりと笑って、兄の耳元で囁く
「本当に・・・おにいちゃんは莫迦だね・・・?」
少女は本当に面白そうに、滑稽な道化師に『死刑宣告』を下した
待ちに待った、待望の瞬間
憎くて憎くて憎くて憎くて憎い、それよりも愛しい人に、絶望と幸福を与える至福の時
「解毒剤なんて・・・元からあるわけ無いじゃいない」
そう告げられた兄の顔を見た少女は、人生で一番の笑顔を見せた

「はぁ・・・ちゅうっんくっ」
二人分の吐息が混ざる、暗い部屋
「おにいちゃん」
幸せそうに口付けを交わす少女に答えるように、兄も妹に舌を絡める
撫でるように触れられた控えめな胸に、すりすりと心地よい感覚が走る度に少女の吐息も早くなる
繋がった下半身は、最早初めてのときの痛みは薄れ、お互いに貪欲に快感を共有する
閉鎖された暗闇で、二人は愛を貪り合った
誰にも邪魔されない、閉じた空間で二人
いつまでも______いつまでも_____

終わりです
毎回緊張しますが、これからも精進したいと思いつつ本日はこれにて
失礼しました
336名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 23:35:43.89 ID:0yh6ZNKL
乙です! 久しぶりのSS投下ありがとう!
兄妹が仲直りできて本当に良かった!(洗脳された顔で)
>>331さんの文章が好みなので次作も期待してます
337名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/15(水) 23:51:07.95 ID:Eh8HO0wm
乙、偽の解毒薬を飲ませるシチュはたまらんですね
338名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 02:02:27.83 ID:xWNQbPZq
乙です!

食い入るように見てしまいました。
追い詰められていく様がとてもよかったです
339名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/16(木) 11:43:28.84 ID:7tHL1RRT
GJ
この長さでこんなに読み応えがあるのを書けるなんてすごい!
340名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 02:11:16.59 ID:5NOvtdrH
乙!騙す描写がたまらなかった。救いはないね
341名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 14:42:01.60 ID:q6P5+YRD
どうでもいいことだけどこのスレタイ女の子に操られるスレで良かったんじゃね?
342名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 22:18:27.01 ID:+wPOqxxI
さいみんさいみんさいみんさいみんさいみん不足♪
343名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/17(金) 23:01:05.95 ID:wqXtOIZ4
あなたの心に空いた 脆弱性のホールも
埋めてあげるわ 私のEXEファイルで
344名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 00:23:17.90 ID:07JdWqaf
SS不足で元気がでない
345名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 00:41:56.31 ID:p+l1sFqz
>>344
STEP1の洗脳確認しました。
○○先生ありがとう。

教えて頂いた通り、
あともうちょっとっ我っっ慢っっっしってっっ次のステップに導きます…

あっあっっったのしみ…………
346名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 18:57:05.28 ID:HgvRsspr
>>341
検索ワードとして考えれば今のスレタイの方がよくないか
347名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/18(土) 19:23:48.03 ID:07JdWqaf
俺もこのままでいいと思う
大して不都合もないし

あーSS読みてぇ
348名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/19(日) 01:29:42.04 ID:NEtDgjnM
なるほど。
確かに「操られる」で検索する人は少なそうだ
349名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 14:26:16.15 ID:7W3IBKa3
俺たち、みんなで女の子に操られる妄想をするように操られているんじゃね?
なんだかそんな気がする
350名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 17:03:22.87 ID:Li3hHla4
>>349
妄想の域を脱したなw
351名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 19:59:51.39 ID:aJEC2zoU
気づいてしまったのか
それが>>349の最後の言葉であった
352名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/20(月) 22:47:00.68 ID:b4iKBfdA
後日、小柄な少女に手を引かれ、虚ろな瞳でとある山荘へと歩いていく>>349の姿があった
しかし、その後彼を見たものはいなかったと言う
353名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 01:21:57.99 ID:4uaMWXGQ
裏山
354名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 03:12:16.73 ID:b2Q+vqLZ
>>352
その山荘に連れてってほしい
355おっちゃん牛乳 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:29:20.59 ID:BFXBhCTI
こんにちは、お久しぶりです。
まだ途中までですが、お付き合い頂けたら幸いです。
あと一応、
>>287
彼女はジェイクの記憶を全て抹消されました。
そういう魔弾を打ち込まれただけなので
命に別状はありません。
356強制臭いフェチ化計画――始まりの1 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:32:45.21 ID:BFXBhCTI
 白い布。帰宅した祐介が自室の扉を開けて、
まず目に入ったのがそれだった。
 堂々と部屋の中央に鎮座するそれは丸まっており、
布だという以外はぱっと見てもわからないい。
 しかし、祐介にはそれが何かすぐに分かった。
悲しいかな、経験によるものだ。
 彼は部屋には一歩も踏み入れずに扉を閉めると、
向かって左手に顔を向けた。そちらにも扉がある。
 祐介の自宅は二階建てだ。階段を上ってすぐに見える扉が
祐介に割り当てられた部屋。その更に奥が彼の妹、絵里の部屋で、
その向かいは物置だ。ちなみに両親の部屋は一階にある。
 祐介が見たのはその妹の部屋の扉であった。
 彼は溜め息を一つ吐くと、見ていた方向に億劫そうに
身体を運び、絵里の部屋の前で立ち止まった。
357強制臭いフェチ化計画――始まりの2 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:34:57.74 ID:BFXBhCTI
そして、扉にかかっている札――ノックをすること!――に従い、軽く叩く。
 彼の内心とは似つかない小気味いい音がなったが、
返事はない。しかし、祐介は部屋が無人だとは思わなかった。
これも、悲しいかな、経験によるものだ。
「開けるぞ」
 無駄だと分かっているが、一応断ってノブを掴み、引く。
と、一緒に自身の身体も引いた。瞬間、悲鳴があがった。
「きゃあああああ!」
 祐介はもう一度、溜め息を吐いた。相手が息を全て吐き出し、
悲鳴を続けられなくなるのを待って、言う。
「見てねえから、とっとと服着ろ」
 部屋の中の絵里は、下着姿のはずだ。流石に全裸ではないと思いたい。
「そして早くお前のパンツを俺の部屋から持ってけ」
「えー」
 簡単に言えば、全て妹の悪戯である。
358強制臭いフェチ化計画――始まりの3 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:37:52.27 ID:BFXBhCTI
 いつ頃からこの悪戯が始まったのか、祐介にも定かではないが、
いつからか絵里は、祐介の部屋に自分の下着を罠のように
仕掛けるようになった。
 彼女はそれを祐介が手に取る瞬間を見計らってやってきては、
祐介が盗んだだの、臭いを嗅いだだの難癖をつけてくる。
 しかし、別にそれを親に言うわけでもないし、
ゆすってくるわけでもない(買い物には付き合わされるが)ので、
軽いジョークくらいに祐介は思っていた。
 だがかといって、いつもいつも妹にからかわれるのでは兄の威厳が廃るので、
見つけたらすぐに妹に報告するようにした。すると今度は、彼女は
着替えの途中であるかのように服を脱いでスタンバイし始めたのである。
 困ったやつだ。
 絵里ももう中○二年生。いい加減にして欲しいと思うのだが、
言ってもきかないし、彼女が飽きるのを待つしかなかった。
359強制臭いフェチ化計画――始まりの4 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:39:58.47 ID:BFXBhCTI
 正直、兄の威厳が既に粉砕しているのを感じる今日この頃だが。
「ねえ、なんで興味ないの?」
「はあ?」
 ぼーっと廊下で絵里を待っていたら、彼女はそんなことを言ってきた。
「女の子のパンツを気にするものじゃないの?男子って」
「妹のじゃな。つうか、他の男は知らんが俺は布キレに興味ねー」
「ふーん」
 絵里は、自分から話題を振ってきた癖に、こちらの答えに
一切興味がないらしく、それだけ言うと祐介の部屋から
自分のパンツを回収し、それ以上何も言ってこなかった。

◆◇◆◇◆

「やっぱ、これ使うしかないかなあ」
 絵里の手の中には、やたらゴツゴツしたフルフェイスのヘルメットがあった。
360強制臭いフェチ化計画――始まりの5 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:42:06.45 ID:BFXBhCTI
 内側にも外側にも色々な機械やコードが張り巡らされている。
「でもなあ……」
 不安だった。本当にこれ、上手くいくのだろうか?
 これを作った知人は、人体実験も済ませているので
大丈夫だと言っていたけれど。
 しかしふと、先程の兄の言葉が脳裏を掠めた。
『妹のじゃな』
 たった一言が、堰を切るように他の記憶を呼び起こす。
浮かんでくるのは……
「あの、女」
 ぎりっと、歯をくいしばる。
「お兄ちゃんは、私の……」
 絵里がすっと顔をあげると、その瞳はどこまでも
暗い色に染まっていた。心は、決まった。
361強制臭いフェチ化計画――初日の1 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:44:13.75 ID:BFXBhCTI
◆◇◆◇◆

 甘い匂いがする。
 なんだろうか。嗅いだことがあるものだ。
 思い出せないけれど、ずっと昔のことだと思う。
 確かこれは。
 誰かの――
(かあ……さん?)
 祐介はうっすらと、目を開けた。ぼやける視界に誰かが写り込んでいる。
それは母のような気がした。が。
「お兄ちゃーん、起きてよー」
 絵里だった。
(じゃあこれ、絵里の匂いか?)
 こんないい匂いが?
 こんな、今まで気にすることもなかったのに。どうしたのだろう。
362強制臭いフェチ化計画――初日の2 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:46:15.94 ID:BFXBhCTI
(なんか)
 頭もぼんやりしているのか、まともに思考ができない。そのせいだろう。
絵里の顔を見ていると、ありえない感情が浮かぶ。
(こいつ……かわいい?)
「もうすぐ八時だよー」
 だがその絵里の一言で、全てが吹き飛んだ。微睡んでなどいられない。
飛び起きる。起きようとして。
「いっ」
「ったーい!!」
 祐介の顔を覗き込んでいた絵里と、額と額を強かにぶつけ合った。
完全に目が覚めた。
「いきなり起きないでよー」
「っつぅ……」
 呟きながらも、また不意に、絵里の匂いが鼻をくすぐった。
そっと顔をあげる。
363強制臭いフェチ化計画――初日の3 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:48:17.06 ID:BFXBhCTI
 絵里は、既に身支度を済ませ制服姿だった。ぶつけた額を撫でて、
見えるはずもない患部を見ようとしているのか、目線を上に向けている。
 気になるのは匂いだ。姿形は昨日までの妹となんら変わりはないし、
制服姿も見飽きている。色気もなにもない。
 でも、匂いだけは違った。それが祐介の鼻を通って肺を充満し、
脳を痺れさせるのを感じる。
 自然と鼓動が早くなり、むくむくと――
「ん、どしたの?」
「なんでもねー」
 さっと否定をした祐介は、自然な風を装って、着替えるからと
絵里を追い出した。
(なんだこれ)
 だが、彼女自身を追い出しても、部屋には絵里の匂いの残留している。
すぐに窓を空けて換気をし、その間にさっさと着替えを済ませた。
その間もずっと、多少は薄くはなったものの、匂いの残滓は彼を刺激し続けた。
364強制臭いフェチ化計画――初日の4 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:50:45.06 ID:BFXBhCTI
「なんだこれ……」
 実の妹を相手にこんな気持ちになるなど、昨日までの自分にはありえなかったのに。
 最初の朝、彼はただただ混乱していた。

 急いで身支度を終えて、一刻の猶予もなかったが、
どうしてもトイレだけは済ませておきたかった。
 部屋を出て二階のトイレに向かおうとすると、ちょうど絵里が出てきた。
 先程のことがあるため、妙に気まずい。思わず顔を背けてしまった。
そんな態度を、絵里は目ざとく気づいたようだ。
「どうしたの?」
「い、いや。なんでも……」
 気持ち、妹から身体を遠ざける。しかし、匂いは簡単に祐介の鼻に届いた。
「俺も入るからどけよ」
「なに?さっきのこと?わたしが悪いわけじゃないじゃん」
「わかってるよ」
365強制臭いフェチ化計画――初日の5 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:52:51.95 ID:BFXBhCTI
「むしろ感謝してほしいくらいだわ」
 いいからさっさとどけよ。
 と、言いたかったが、そうすれば口論が更に長続きするのは
目に見えていたので、とりあえず謝罪と感謝を言葉にした。
絵里はそれで満足したというわけではなかったようだが。今は忙しい朝。
とりあえずの納得という形で手を打ったようだ。
 やっと祐介はトイレに入ることができた。安心して、一息――つけなかった。
 先程まで妹がいたトイレは、彼女の残り香が漂ったままだ。
芳香剤の匂いもするが、彼の鼻が彼の意思と無関係に匂いを受信し続けた。
(妹のトイレの臭いにって、変態かよ……)
 自分はその気は一切無いと思っていたのに。既に雄々しく立ち上がった
分身にはまるで説得力がない。
 あまつさえ、彼の脳が勝手に、妹のお花摘み姿を生成しようとする。悪夢だ。
「は、早く済ませちまお」
366強制臭いフェチ化計画――初日の6 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:55:12.07 ID:BFXBhCTI
 ただでさえ、時間を無駄に食っているというのに。
 しかし、屹立した息子から放出した水流が跳ねに跳ね、
その後片付けによって彼の遅刻は決定した。

◆◇◆◇◆

 朝御飯もそこそこに、急いでいるからと、兄が階下に
降りてくる前に外へ出る。
 ばたんっと扉は大きな音を立てて閉まり、絵里は顔を赤くして
そのドアに寄りかかった。
(効いてたのかな?)
 言われた通りにした。これで効果が無ければ、あの機械が
インチキだと言うことだ。あの『臭い刷り込みマシーン』が。
 一見するとフルフェイスのヘルメットのようなあの機械を、
作って絵里に寄越したのは、日比野秋穂という女性だ。
367強制臭いフェチ化計画――初日の7 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:57:17.89 ID:BFXBhCTI
 割と近所に住んでいるお金持ちだ。絵里の悩みを聞いて、
ぽんとこんな機械を作ってくれるのだから。
(言われた通り、お兄ちゃんにはヘルメットかぶせたけど)
 秋穂の説明によると、これで兄は絵里の匂いを嗅ぐと
興奮するようになったらしい。正直そう聞かされた時は、
たかが匂いなんてとも思ったけれど、そのたかが匂いで
人間は大きく変わると、秋穂は言っていた。
(とにかく、“刷り込み”は終わったはずだから、次はスキンシップ!)
 秋穂が言っていた第一段階の始まりだ。兄は絵里の匂いで
興奮するようにはなったが、まだ違和感を感じている。
それを受け入れさせるために、これでもかと匂いをかがせろという。
 そのために、わざわざ朝っぱらからトイレで一人頑張ったりもしたのだから、
成功してくれないと困る。
 よし、やるぞ!と、絵里は右拳を握って掲げた。
368強制臭いフェチ化計画――初日の8 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 11:59:24.14 ID:BFXBhCTI
◆◇◆◇◆

「遅刻なんて珍しいね」
 授業中にも関わらず、そう隣からこっそり話しかけてきたのは、
祐介と同じく2年C組に属する、鹿野由紀子だった。
 彼女とはこの学校に入ってから知り合ったのだが、
最近になってようやく、ただのクラスメートから一緒に出掛ける
仲になった。正直、狙っている。
「寝坊してさ」
 先生に気づかれないようにこっそり言葉を囁いて、
失敗したとポーズでアピールする。
「高二にもなって、しょうがないなあ」
 口ではそう言っているけど、くすくすと彼女は笑っていた。
 と、急にそれまで教科書を読み上げていた教師が、
手元から視線をあげたので、さっとお互い顔を下に向ける
369強制臭いフェチ化計画――初日の9 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:01:27.94 ID:BFXBhCTI
――気づかれなかったようだ。
 それからは少し真面目に授業を受けた。でも、途中由紀子が
渡した手紙によって、内容は頭から吹き飛んでしまった。
 手紙にはこう書かれてあった。
「次の日曜、また一緒に映画見ない?」
 一緒に見たい映画のタイトルが書いてあった。
この間由紀子との雑談で話題に登ったやつだ。
 勿論、返事はOKに決まっている。

 朝のことはすっかり忘れて、鼻唄などを口ずさんで帰宅した。
玄関の靴を見た限り、絵里は既に帰ってきているようだ。
 なので一応、ただいまと声を出してみたが、返事はなかった。
こういう場合、妹はよくいつもの悪戯を仕掛けていることが多い。
(二日連続かよ)
370強制臭いフェチ化計画――初日の10 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:03:28.56 ID:BFXBhCTI
 しかし、まあいっかと、祐介は気楽に思っていた。
いつも通りの対応をすればいいのだ。そう考えている間に自室の前についた。
 どうせまた部屋にはパンツが置かれているのだろうが、
一応確認の為と扉を開ける――その瞬間、祐介の視界は白で覆われた。
「なっ!?」
 なんだこりゃ、と声も出せない。それはパンツだった。当然、絵里の。
彼の愛する妹は、扉を開けるとパンツが顔面に降ってくる仕掛けを開発したらしい。
 とにかく布を顔から剥ぎ取る。
「なんつーバカなもんを……」
 パンツと、繋がった紐と、さらにその紐が繋がっている部屋の
内部を確認する。見事な出来映えだ。
(この労力を他に生かせんもんかね……)
 はあ、と嘆息し、つい握りしめていたパンツに目をやる。
(あいつ、今こんなパンツはいてるんだ……)
 白くて、なにやらふりふりの。
371強制臭いフェチ化計画――初日の11 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:05:33.30 ID:BFXBhCTI
(つうかこれ、まさか使用済み……?)
 流石にそんなわけないだろうと、祐介はぶんぶんと頭を振ったが、
どうにも違和感があった。さっき、これが顔に飛び込んできた時のことだ。
(匂い、してたよな)
 洗い立ての洗濯物独特の匂いではない。生き物の匂いだ。
いや、臭いといったほうが正しそうな……
(も、もう一度嗅いだら、わかるんじゃないか?)
 もしくは、布を広げてみるとか。
(いやいやいや!ちょっとまて、俺何を……)
 まずい。今の状況、全てがまずい。というか、妹のパンツを握りしめたまま、
時間を食い過ぎた。絵里は間違いなく部屋にいるのだから、下手したら――
「あ」
「……なにしてんの?」
 ちらっと絵里の部屋のほうを見た祐介の目に、不審そうに
こちらを見ている妹の姿が写る。いつから居たのだろうか。
372強制臭いフェチ化計画――初日の12 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:08:17.34 ID:BFXBhCTI
分からない。つまりそれは、扉を開ける音に気づかないくらい、
祐介は妹のパンツに熱中していたことになる。
「い、いや、これはな……」
「変態」
「なっ!?」
 謂れのない罵倒に、かっと頭に血が上る。それまでも妙に
興奮はしていたが、そこに更に加わったため、すぐに怒りは沸騰した。
「いや待てよ!そもそもお前が悪いんだろ?」
 断じて自分に非はないはずだ、と祐介は思う。
 当然だ。そもそもこのパンツは絵里自身がわざわざ祐介の手に
触れるようにしたのだから。それをちょっと握りしめながら
考え事に耽っていただけで変態とは、甚だ遺憾である。
臭いを嗅いだのだって、顔にパンツのほうからダイビングしてきたからだ。
「昨日は妹には興味ない、とかかっこいいこと言ってた癖に」
「ねえよ!今だってねえよ!」
373強制臭いフェチ化計画――初日の13 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:10:56.69 ID:BFXBhCTI
 なんとしても誤解を解こうと祐介は必死だったが、
逆にここまで必死だと疑われても仕方ないかもしれない。
そして、祐介自身は気づいていないが、実は本当に後ろめたい感情が
少しだけあるからこその態度だった。
「ふーん。ま、とにかく」
 絵里は未だ疑わしげな視線(その仕草は妙に大袈裟で、
演技っぽくもあった)を送っていたが、この話題を締め括る言葉を
いつものように言ってきた。
「次の日曜付き合ってくれたら、許したげる」
 それはいつものことだった。祐介が絵里のパンツを触ったことを、
両親に言わない対価。
 むしろ妹が悪戯してくるのは、一緒に出掛けたいからなのだろうかと、
思ったこともある。もっとも、聞いてもこの妹は否定するだろうけど。
 しかし。
「ごめん、日曜は用事あるわ」
「え!?」
374強制臭いフェチ化計画――初日の14 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:13:01.85 ID:BFXBhCTI
 腕を組んで斜めから半眼で見てきていた妹の余裕ある態度(のつもり)が、
ぱっと霧散した。完全に予想外、という困惑顔で詰めよってくる。
「どんな!?」
「いや、友達と出掛ける予定がな」
「友達……?」
「あ、ああ」
 絵里が何故そこに食いついたのか、祐介には分からなかった。
友達という言葉の何を疑っているのだろうか。
 その後、絵里は祐介からぱっと身を離すと――
「そう」
 と、だけ言って自分の部屋へ行ってしまった。
「なんなんだありゃ」
 嵐のような女だ。我が妹ながら。と祐介は思った。
 しばらくぼーっと妹の部屋を見つめた。さっき詰め寄られた時に
移ったのであろう、絵里の香りを無意識に吸い込みながら。
375強制臭いフェチ化計画――初日の15 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:15:05.17 ID:BFXBhCTI
◆◇◆◇◆

 間違いない。
「あの、女だ」
 そう、間違いない。この間もそうだった。
 罠が上手くいかなったので、恥ずかしながらお願いしたあの時も、
同じことを言われて断られた。
 それが、男友達だって言うなら、彼女だって理解しないことはなかった。
友達が大切なのは、彼女にだって分かるから。
 でも、兄が一緒に出掛けるような友達は、大抵彼女は会ったことがある。
だから兄は、どの友達と遊ぶのか名前を言ってくれる。
 その兄がただ友達とだけ言うのは……
「あの、女」
 絶対奪い返してみせる。
376強制臭いフェチ化計画――初日の16 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:17:21.08 ID:BFXBhCTI
◆◇◆◇◆

 夕食時、自室から降りていくと妹は既に食卓に座っていた。
いつものように隣に座るが、妹は何も言ってこなかった。
 不機嫌なのだろう。先程のことが理由で間違いない。
 触らぬ神に祟りなしと、祐介も声をかけないようにしようと
思ったのだが、気づけば話しかけていた。
 なんだろう。妙に絵里が気になる。やっぱり、匂いだろうか。
ドキドキする。
 絵里は、こちらが話しかければ二言三言返してはくれたが、
積極的に話題を広げようとはしてくれなかった。
 そうしている間に夕食は終わり、自分の食器を片した絵里は
さっさと部屋に上がっていった。

「はあ、なんなんだろう」
377強制臭いフェチ化計画――初日の17 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:19:26.11 ID:BFXBhCTI
 ベッドに寝転がって、我知らず独り呟く。妹のことだ。
 今朝から始まった妹の匂いへの感情は、収まること知らなかった。
むしろ、次第に強くなっているとも感じる。
 それが自覚したためかどうかは分からない。が、とにかく今では、
もっと妹の匂いを嗅ぎたいという欲求すらわいてきた。
妹のそばで。妹に顔を埋めて……
 ぶんぶんと首を振って妄想を蹴散らす。あってはならないことだ。
 なんでこんなことになったのだろう。いつも通り接しているだけなのに。
これまでなら妹の匂いなんて、気にしたことも無かったのに。
それが今や……思い浮かべただけで、感情が高ぶってきた。
 ふざけるように、抱き締めてみようか。妹との仲は悪くない、
と祐介は思う。うん、むしろ、仲は良すぎるくらいだ。
(パンツで悪戯してくるくらいだし)
 向こうだって、嫌ってはいまい。
378強制臭いフェチ化計画――初日の18 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:21:27.35 ID:BFXBhCTI
 パンツ――夕方の一件が浮かぶ。あの時嗅いだ臭いが、
鼻から取れない。あの布を思いっきり嗅いだら、
どんな臭いがするのだろうか。
 あの布が包んでいた妹の身体は、どんな臭いが――
 がちゃり、と扉が開いた。慌てて祐介は股間から手を離し、
寝たふりをした。誰だ。
 侵入者は祐介が寝ているベッドまでゆっくりと近づいてきた。
その軽い足音から、目を開いて確認はできないものの、妹だと気づいた。
 心臓が途端に動きを活発にする。先程まで妄想の中にあった肢体が、
今すぐに触れられる距離にあるのだ。
 自分を抑えるのには、最大限の自制を必要とした。しかしそれを
成し遂げられたのは、自らは兄であるという幼い頃から培われてきた
自覚の賜物であろう。
「お兄ちゃん」
 そんなこちらの内心など関係なく、妹は囁いてくる。
379強制臭いフェチ化計画――初日の19 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:23:31.71 ID:BFXBhCTI
いくら呼び掛けても返事がないと見るや、絵里は祐介を揺り起こそうとした。
絵里との距離が更に縮まり、匂いが濃くなった。
「ねえ、お兄ちゃん」
 固いままだった局部が、さらに硬度を増した。危険だ。
いい加減にさせないと、いずれ自制は切れることが明白だ。
「んー?」
 ばれませんようにと、身体を妹とは反対のほうに寝返りを
うったかのように向けて、首を捻って絵里を見る。
さも、今起きたかのように。
「入るね」
 はあ?
 こちらが寝ぼけの演技をしている隙をついて、絵里はあろうことか
祐介の布団に入ってきた。
「昔は一緒に寝てくれたよね」
 もはや顔を向けることもできない。きっと真っ赤だ。
380強制臭いフェチ化計画――初日の20 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:25:35.96 ID:BFXBhCTI
「どうしたんだよ」
 ちゃんといつも通りの声を出せただろうか?どもっていなかったか?
気づかれなかったか?頭は疑問でいっぱいだ。
そもそも、絵里は何しにきた?
 いつも通りなら、なんてことないシチュエーションだ。
絵里の言った通り、一緒に寝たことなど何度もある――子供の時だが。
しかし今は。
(まずいまずいまずいまずいまずい)
 鼓動は更に早くなる。
 絵里の匂いはさらに強くなる。
 外見だけでも冷静さを取り繕うことが、あとどれくらいできるだろうか。
「お兄ちゃん」
「な、なん――うへ?」
 絵里が抱きついてきた。
(殺す気かこいつ)
381強制臭いフェチ化計画――初日の21 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:27:40.07 ID:BFXBhCTI
 精神的、社会的に。
 当たっている。まだ小振りなものの、妹が女の子だという証が。
 昔はまるで無かったのに、と一緒に風呂に入っていた時代が
走馬灯のように頭を駆け巡った。
「どうしても、ダメ?」
 ダメなことなどあるものか。今ならなんだって絵里のためにしてやれる気がした。
そう、どんなことでも。
 しかしそんなかっこいい言葉を言えるほど冷静でもなく、
口から出たのはどもっていた。
「な、何が?」
「日曜日……」
 なるほど。ようやく祐介は全てを理解した。つまりこれは、色仕掛けだ。
 ああ、妹も女への道を確実に歩んでいるのだと訳もない寂しさを
感じながら、由紀子と絵里を天秤にかけた。
382強制臭いフェチ化計画――初日の22 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:29:43.97 ID:BFXBhCTI
 普段なら断然由紀子であるが、今は匂いの補正効果でぐらついている。
正直迷う。
「いや、でも約束がなあ」
 だがそれでも、先約であるということが由紀子を絵里よりも
少しだけ重くしていた。だが。
「ダメ?」
 耳元囁かれる、不安げな絵里の声。絵里の吐息は耳を通りすぎ、鼻孔まで届いた。
 伝わってくる体温。やわらかさ――特に一部分の。
 そして何より、長年刷り込まれてきた、妹への庇護欲。
普段は意識したことがなかったそれが、この状況で開化した。
「……ダメ……じゃない」
「ほんと?」
 その後は早かった。ぎゅっと一度抱きついて妹はまた嵐のように
さっさと去っていった。
 残されたのは、えもいわれぬ敗北感と、今だそそり立つ分身だけだった。
383おっちゃん牛乳 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:31:50.66 ID:BFXBhCTI
初日終了。
とりあえず一旦切ります。
ではまた。
384名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 12:34:52.04 ID:kQzySKq1
1レスが短いのはなんか理由があるんですか?
385おっちゃん牛乳 ◆2nkMiLkTeA :2011/06/21(火) 12:38:17.34 ID:BFXBhCTI
スマホから投稿しているのですが、いつも日付が変わると
忍法帳を作りますってなるんですよね。
毎日レベル1になってるんですけどなんか改善方法が
ありますでしょうか?
386名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 13:04:58.50 ID:tUZnnkEY
GJ!
これで今日1日頑張れる!
387名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 15:43:44.89 ID:okNjqQ9P
GJ
388 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/06/21(火) 15:55:36.04 ID:GR+Y5yPA
GJ
続き楽しみ
389名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 22:33:43.38 ID:dCiahxEg
乙です
期待に胸が膨らむとはこの事ですか
390名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/21(火) 23:29:07.37 ID:b2Q+vqLZ
>>383
GJ!
391名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/22(水) 02:14:15.07 ID:i/mhnCF9
乙、妹は当然ガラケーなんだろうなぁ
392名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 00:02:35.38 ID:Gv04qQwF
言いなり
操り人形
強制
洗脳
操作
支配



上の言葉でひとつでも胸のトキメキを感じたら、それはあなたが誰かに操られている証拠
393名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 01:18:17.23 ID:NnSGz/Df
>>392の言葉って大抵男→女だよな
でもその中から女→男の作品を見つけ出した時の嬉しさと言ったら
394名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 03:06:19.45 ID:FGxLAZUB
>>392
俺操られてるかも・・・どうしよう
395名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/24(金) 11:12:26.69 ID:UCn/zRqg
>>394
運命を受け入れるか、いっそ抗ってみましょう
結末は決まっているのですから
396名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 10:38:16.36 ID:/pVp7zVI
マインドコントロールから逃れられると希望を持たせておいて一気に絶望に叩き落とす
そんな作品ありませんかね?
397名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 19:52:42.52 ID:8vlCRW9H
398名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 22:40:15.63 ID:DpZA03UZ
なんか妹物ばっかりだな
399名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/25(土) 22:47:39.34 ID:rf1rz/+z
大人のお姉さんに洗脳されるのも好きですぜ
400名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/26(日) 09:03:00.56 ID:hl+5eHEz
やっぱ、洗脳じゃなくて催眠が好きだな。
401名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/26(日) 13:03:42.51 ID:yCtE1EYl
恋人を抱いてるつもりで他の女を抱いてるとかか
402名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/26(日) 17:22:19.60 ID:ubxGGgPl
洗脳と催眠の違いを教えてくれ
403名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 01:31:12.59 ID:MaQde2kM
>>402
洗脳は受ける側
催眠はかける側
404名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 01:44:26.40 ID:h2SrPXTz
>>401
いいね
それを恋人が見てるとさらに最高
405名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/27(月) 08:22:39.49 ID:hDq+FzrY
逆寝取られ+見せつけの破壊力は異常
凄く興奮する
406400:2011/06/27(月) 22:48:32.95 ID:eAbmAjeU
>>402
洗脳は結果。
催眠は過程。

少なくとも自分的には。
407名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/28(火) 00:09:43.85 ID:coxaLMxR
恋人という名の人形にされたいなぁ
愛が深過ぎて自分以外を見ないように操ってくれて、ペットみたいに飼われたい
408名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 01:35:29.98 ID:cn3YXAa6
逆寝取られは良いよね
仲がいい女の子がいるのに年上のお姉さんに
洗脳されてその子の前でセックスするとか
そういうシチュが最高に興奮する
もちろん寝取られ関係なしに恋人から
愛のある(?)洗脳を受けるのも好きだw
409名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 07:04:46.94 ID:/gnZPDlO
最終的に彼女とライバル女の催眠合戦に巻き込まれて脳が壊れます
410名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 08:41:47.45 ID:a6Ja7viG
そして廃人化した男をお持ち帰りする幼なじみであった
411名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/29(水) 23:33:21.09 ID:/gnZPDlO
あー、脳をボロボロにされて部屋の隅に転がされたい
412名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 00:14:07.59 ID:WU/AfGye
そして実物抱き枕
413名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 00:22:39.70 ID:hfKLgdAf
ようじょの姿をした魔物に惚れられた旅人が拉致されて魔物の巣に監禁され、ずっとこの巣で一緒に居てくれれば何もしないと言われてつがいとして飼われることになる
だが、魔物の夫など俺は御免だと旅人は巣から逃げてしまう
そして魔物の逆鱗に触れた旅人は再び魔物に見つかって捕まり脳を直接弄られ、改変され魔物の夫としてずぅっとようじょと子作りに明け暮れるのでした


今日のオカズはこんなかんじ
414名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 01:10:32.62 ID:pwXZqy18
ぜひSSで読みたいですひぎぃ!
415名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/06/30(木) 01:57:41.27 ID:KipWKGo5
>>413
魔獣エルカレナ乙
416 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/06/30(木) 15:29:44.19 ID:lP7noYwY
>>413
SS期待
417名無しさん@自治スレで設定変更議論中:2011/07/01(金) 15:13:57.81 ID:HSjVEwLI
とにかくSSがよみたい
脳の髄まで操ってくれる娘のSSを
418名無しさん@ピンキー:2011/07/02(土) 23:55:57.10 ID:0ox/03LV
ひといないねー
過疎スレだねー
419 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/07/03(日) 00:07:31.71 ID:JdfvjPL/
SS期待あげ
420名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 03:01:35.92 ID:QYK3Ihhw
俺がいるよー
421名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 08:35:36.76 ID:mOCRbpr1
身体だけを操られて心は操られないのと精神自体を改変させられるのはどっちがいいかな
まあ俺は後者だが
422名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 08:56:15.17 ID:SaJF4Xz2
やっぱ女性支配って人気無いんだな…orz
423 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/07/03(日) 11:59:48.01 ID:o6YRqKHK
>>421
俺も後者だ
脳姦洗脳大好物です
424名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 12:12:10.14 ID:nESM6XZM
ヤンデレ、キモウト、嫉妬等々と既存スレと被ってる属性だから書き手が分散して投下がないんだろうな、エロゲも寝取らればかり出してないでこの手の逆寝取りでも出せばいいのに
425名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 13:09:40.23 ID:mOCRbpr1
>>423
(・∀・)ナカーマ

>>424
エロゲで逆寝取られは斬新だな
是非やってみたい
426 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/07/03(日) 20:37:33.69 ID:o6YRqKHK
>>425
洗脳系ヒロイン 催眠系ヒロイン 薬品系ヒロイン
主人公を愛して病まない三人がおりなす危ない恋物語
もちろん主人公は既に彼女持ちと

こんなんでたら絶対買うわ
427名無しさん@ピンキー:2011/07/03(日) 21:08:56.04 ID:kuARbXQg
洗脳・催眠・薬品等でHに愛されるエロゲー
428名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 08:24:08.92 ID:BoFMyVLy
幼なじみ、生徒会長、後輩の三人から一人プレイヤーキャラを選んで主人公を自分の手で追い詰めるゲームも面白そうだな
いかに上手く泥棒猫を排除し、主人公に取り入るか
また、謀略がバレて避けられるようになったら洗脳、催眠、薬物を巧みに用いて対処する新感覚タクティクスADV
429名無しさん@ピンキー:2011/07/04(月) 17:46:45.19 ID:n3eWwBDA
作ってくれー
430名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 08:32:48.74 ID:N6ME15Mw
>>427
角煮の某スレタイ意識して書いただろそうなんだろ
431名無しさん@ピンキー:2011/07/05(火) 18:54:18.16 ID:vx75uJla
432ENGAGE RING:2011/07/05(火) 23:30:46.78 ID:Cp+xsHHB
投下行きます
表題はENGAGE RINGです

誰にでもある、幼いころの夢
いつかは掠れて消えてしまうような、淡くて脆い夢

昔から無愛想で、友達の居なかった私なんかに懐いて、後ろをついてくる小さな弟
「おねーちゃん、どこいくの?」
「どこもいかない・・・歩いてるだけ」
素っ気無い、会話とも言えないやり取りをしながら、ただ時間をつぶす
「おねーちゃん、あのねーぼくねー_____」
弟が、後ろでいろんなことを話している
幼稚園であったことや、この間遊んだこと____何が面白いのか、一つ一つ楽しそうに
(こんな姉と居ても面白くなんか無いだろうに・・・)
私はそんな風に思いながら、冷めた心で弟の話を聞き流していた
やがて、一応の目的地である高台の丘に到着し、沈み行く夕陽を木陰に座り込んで眺めた
弟は、相変わらず後ろに着いてきている
「おねーちゃん」
「・・・・・・・なに?」
煩わしさで少し不機嫌になりながら、弟の方を見ずに答える
「おたんじょうび、おめでとう」
視界に入ってきた弟が、ちいさなおもちゃのブローチを差し出して、そう言った
「え・・・?」
この時私は、今日が自分の誕生日なんて覚えていなかったし、今までそんなものを貰ったことの無かった私は『誕生日プレゼント』を貰ったことに困惑していた
「おこづかい、いままでためてたんだ」
こんなおもちゃのブローチでも、小さな子供が買うには高額だっただろう
以前から、大事にお金を貯めていたことは知っていた
けれど、それが無愛想で素っ気無くて冷たくて優しくも無い、たった一人の姉の為だったなんて____
不覚にも、涙が流れた
それと同時に、頬が熱くなるのを感じた
433ENGAGE RING:2011/07/05(火) 23:41:23.33 ID:Cp+xsHHB
「おねえちゃん、いつもあそんでくれてありがとう_____だいすき」
私はそんなことしてあげてない
適当にあしらって、遠ざけてただけだ
それなのに弟は、私なんかを大好きと言ってくれた
私は何を言えばいいの?何を返せばいいの?
その時の私にはわからなかった
ただ弟が発した『だいすき』と言う言葉が、ずっと耳に残っていた

それから少し経って、私は弟と話すようになった
会話だ
以前のような、適当なものじゃない、ちゃんとした会話
弟は甘えん坊で、よく私に膝枕をせがんできた
話を聞きながら、頭を撫でてあげると、気持ちよさそうに目を細める
私の一番の宝物
私を大好きと言ってくれる、私の大好きな宝物
あれ以来、私は弟がいとおしくて堪らなかった
プレゼントを貰ったからだけじゃない、優しくされたからだけじゃない
『大好き』でいてくれたからだ
誰からも言われたことの無い『大好き』を言ってくれた
言葉だけじゃない、それをずっと示してくれていた
それに気がついたから
「かーくん・・・きもちいい?」
「うん、おねーちゃんになでられるのすき!」
好きと言われるたびに頬が熱くなって、優しい気持ちになる
弟以外の人間に好きと言われるのは不快極まりなかったが、弟に言われるとこうも違う
「そう・・・よかった」
自然と口元を綻ばせながら、私はいつまでも弟の頭を撫で続けた
434ENGAGE RING:2011/07/05(火) 23:42:59.26 ID:Cp+xsHHB
次第に、弟が他の人間の話をするのが嫌になっていった
楽しそうに話すのも嫌、辛そうに話すのも嫌
他の人を見るのも嫌、他の人に見られるのも嫌
男の話も嫌、女はもっと嫌
お姉ちゃんじゃダメなの?
話をするのも、見るのも、聞くのも、嗅ぐのも、触れるのも全部お姉ちゃんでいいじゃない
他の人間と接触する必要があるの?
だから、私は強攻策に出た
お姉ちゃんの部屋でずっと居ればいい、外なんか行かなくていいって
「やめて!おねえちゃん!!」
弟は嫌がった
すごく___嫌がった
どうして?
大好きなお姉ちゃんが居るのに、どうして?
やがて、大人が沢山家に入ってきて、私と弟を引き離した
「他人が私たちの間に入るなぁ!!かーくんに触るなぁ!!」
私は頑張って抵抗したけど、大人には勝てなかった
弟は何処かに連れて行かれ私はよくわからない施設に入れられて、精神鑑定やら矯正教育やらを受けさせられた
弟の居ない豚箱同然の場所だったが、適当に『矯正』したふりをすればいいから、さほど苦にならなかった
最低なのは、その後だった
弟が、私を避けるようになったのだ
私とは別の場所で受けた『矯正』のせいだった
弟を連れ去った大人たちを恨んでも、時を戻そうとしても、もうどうにもならなかった
それから弟は別人のようになってしまった
こうして、私の見ていた夢は終わった
大好きな人が大好きな人とずっと一緒に居る____そんな、ありふれているはずの夢が、終わった
なのに、悪夢は続いている
今も、ずっと__________
435ENGAGE RING:2011/07/05(火) 23:46:05.86 ID:Cp+xsHHB
「おはようございます、生徒会長」
「ええ・・・おはよう」
「会長、この間の案件ですが___」
「そうね、その方針で」
「会長!この間のスピーチ最高でした」
「ありがとう」
才色兼備の高嶺の花
氷峰の才女
寡黙の天才美少女高校生
黒髪の麗華
どれも、一人の少女に付けられた徒名だ
最も本人にはそんなことはどうでもいいらしく、彼女を遠巻きに眺め、羨望と尊敬の眼差しを送る生徒たちには全く無関心で仕事をこなす
今まで何人もの男が(果てはその中に教師も居たらしいというが、真相は定かでない)彼女に愛の告白をし、見事に玉砕しているらしい
まったくもって、反吐が出る
「くだらねぇ」
俺は生徒たちに囲まれて大人気の生徒会長『様』の取り巻きに聞こえるように言い捨てると、屋上へ向かうことにした
屋上に出ると、瀬野がいた
「よっす」
「おはよー」
こいつといるとなんというか和む
さっきまで苛立っていた気持ちがすっと引いていくのがわかった
「今昼だぞ、時差ぼけ女」
「そうだっけ、えへへ」
なんとなしに隣に行くと、瀬野が話題を振ってきた
「すごいねー生徒会長さん」
「・・・・そうだな」
素っ気無く答えて、買ってきたパックのジュースを飲む
436ENGAGE RING:2011/07/05(火) 23:47:36.51 ID:Cp+xsHHB
「たしかー、かーくんのお姉さんなんだよねー?」
「・・・・」
「綺麗だし何でも出来るし、同じ女の子としてひとつも敵わないよぉ」
「そんなことねぇよ」
お前のほうがあんな女より何倍も可愛いよ
口の中でそう言って瀬野の頭をくしゃりと撫ぜる
「な、なんだよぉ〜」
「かかか、なんでもねぇよ」
ちょっと涙目になりながら、頬を赤くして頭を抑える瀬野
あーすげえ可愛い
「かーくんのばか」
「今頃気づいたのかよ」
「もー!」
ぽかぽかと胸をたたく瀬野
叩かれているのに心地よいのは、やっぱりこいつが好きだからなんだろう
けれど、そんな無邪気なじゃれあいは、唐突に終わった
「随分と、楽しそうね・・・」
冷たく響く声____

あの女が、居た

「あ、あの・・・」
「和仁(かずひと)、校内で不順な行動を取らないで」
瀬野が何かを言おうとする前に、あの女が言葉を発した
まるで、瀬野のことなど見えていないかのようだ
437ENGAGE RING:2011/07/05(火) 23:49:38.56 ID:Cp+xsHHB
「警告は・・・したわ。次はないから」
「ま、待ってください!かーくんは・・・!!」
それだけ言い捨てて去ろうとする女に、瀬野が声をかける
『かーくん』と言う単語を聞いて、アイツの足が止まった
それまで見向きもしなかった瀬野に、アイツがゆっくりと無言で振り返る
その表情は、見たことも無いほど冷たく、恐ろしい
「あぅ・・・」
瀬野は、腰が引けたのか、それ以上言葉を続けることが出来なかった
アイツは瀬野を一瞥すると、また何事も無かったかのように歩き去っていく
屋上に取り残された俺たちはただ呆然とそれを見送るしかなかった
「ごめんねかーくん。私のせいで、お姉さんに・・・」
「そんなこと、ねぇよ」
「そんなことあるよ・・・あはは、やっぱ私だめだなぁ」
瀬野は、申し訳無さそうにそう言って俯いている
こいつは俺のために、必死に弁明しようとしてくれていたんだ
胸に温かいものがこみ上げる
「そんなこと・・・ねぇ」
今なら、言える気がした
お前に、沢山勇気を貰ったから
受け取ってくれなくてもいい、迷惑がってくれて構わない
それと、自分勝手でごめん_______
「俺は、お前の方が、アイツより何倍もすげぇと思う」
「そ、そんなこと・・・・」
「俺はお前のことが好きだ、勇気があって、健気で、頑張りやで____だから」
俺と付き合ってくれ
ダメもとで言った、自分勝手な告白
落ち込んでるヤツに言う言葉じゃない、自分でもそう思う
でも______
「えへへ」
「な、なんだよ!笑うなよ!」
「今日は、勇気出して良かったなって思って_____」
そう言って微笑んだ瀬野の顔を見たら、そんなのはどうでも良くなったんだ
今日がダメな日でも、明日はきっといい日になる
そんな風に、思えたんだ
438ENGAGE RING:2011/07/05(火) 23:54:05.43 ID:Cp+xsHHB
随分と機嫌が悪そうですね、生徒会長様」
「・・・・別に、そんなことは無いわ」
突然目の前に現れた女(確か、開発部とか言う怪しげな部活の部長をしている女だった)を無視して、歩き去る
「さては、弟さんのこと_____ですかね?」
私は足を止め、女を振り返る
「まぁこわい、折角の美貌も台無しですよ?生徒会長様?」
女はそう言って、おどけて見せた
「・・・安い挑発ね」
「挑発だなんてとんでもない、ただ『商談』をしようと思いまして」
「商談?」
「はい、開発部も中々苦しいので、会長様のお力で部費を増やしていただきたい」
女はかけている眼鏡をくいと持ち上げ、にやりと笑った
胡散臭いし、興味も湧かない
「他を当たって」
私はこのどうでもいい話を早く終わらせたかった
面倒そうに言って、背を向ける
だが、私はその場を去ることが出来なかった
「弟さんを思い通りに出来るとしても?」
女の発したその言葉の、なんと甘美なことか
私は、久々に気が動転するという現象を味わっていた
かーくんを、思い通り?
私を、大好きなお姉ちゃんを避けていた、いけないかーくんを思い通り?
「かーくんを・・・思い通り・・・・?」
私が誰にでもなくつぶやいた言葉に、女がにやりと笑って答えた
「ええ、思い通り____例え、本人がどんなに拒否したとしても・・・ね」

今回は以上です
すいません続いちゃいます、題名に前編を付けるのを忘れてしまいました
兄妹姉弟対立→仲直りの構図が好きなんで似たような話ばっかですがよろしければお付き合いください
ではこれにて
439名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 00:28:46.42 ID:LFxMktmY
440名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 00:41:43.73 ID:1r4MnSrc

人間怖い顔するよりは笑ってた方がいいな
441 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/06(水) 00:56:22.72 ID:NWlqii0O

楽しみに待ってるよ
442名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 14:16:48.78 ID:jmpWaE5g

夏、か
キモ姉の季節だな・・・

しかしどっちかというとキモ姉妹スレ向きかなぁ
これから変わるんだろうけども
443名無しさん@ピンキー:2011/07/06(水) 22:26:25.43 ID:pco7QA44
裏をかいて、先に瀬野さんに洗脳されてるなんてことは…

続き待ってますよ!
444名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 13:20:27.72 ID:31npWAW5
>>443
それは面白そうだな
唆したメガネが瀬野さんと繋がってたとしたら・・・珍しくキモ姉が敗北する展開も見れるのかな
445名無しさん@ピンキー:2011/07/07(木) 22:32:24.12 ID:a+XV1CAZ
>>444
スレがスレだけに期待したい。
446名無しさん@ピンキー:2011/07/08(金) 20:38:38.59 ID:7ZgCRREo
後編がないってことだけは避けて欲しい
続き期待
447名無しさん@ピンキー:2011/07/09(土) 23:58:55.93 ID:bsmU9uP5
脳姦SS読んでみたいなぁ
多少グロ入ってもいいからおもっきりエッチに洗脳されたい
448名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 03:01:46.53 ID:/3Wnl6TD
ああ、いいなそれ
時折ビクンビクンって痙攣するだけの状態になるまでボロボロにされて
物置の隅にでも放置されたい
449名無しさん@ピンキー:2011/07/10(日) 13:33:15.00 ID:toQm+aFJ
愛がある方がいいです(´・ω・`)
450 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/10(日) 22:09:40.84 ID:N4AVXEbt
>>449
愛し過ぎた結果なら問題ない
451名無しさん@ピンキー:2011/07/11(月) 00:06:26.27 ID:7ucBuQrr
愛がないと背徳感で滅茶苦茶興奮できるけど
抜いた後の気分というか後味はあまり良くない
愛があると抜いてる時の興奮はそれなりだが後味は悪くない
別にこのシチュに限らないけど個人的には一長一短って感じ
452名無しさん@ピンキー:2011/07/11(月) 00:47:53.87 ID:kF8pvmwl
強力な惚れ薬を含んだガスを少しずつ密閉された室内に充満させられて恐怖と絶望に晒されながら操られたい
453名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 01:17:52.34 ID:iH0knarQ
オーダーの上がった男を攫い、買主の命令を聞くように改造して提供する人身売買組織
世界中の令嬢や貴婦人が今宵もペットや愛人、肉奴隷や恋人として男達を買っていく
幼馴染に、妹に、姉に、学友に、後輩に、先輩に
さまざまな人間からのオーダーによってひとり、また一人と『洗脳室』送りになっていく男達
そんな中、財閥令嬢の幼馴染の謀略によって恋人と引き離され、新しく『仕入れ』られて来た青年は、この地獄から逃げ出すため同じく囚われていた未洗脳の『商品』達と脱出作戦を企てる
果たして彼らは無事脱出できるのか!





出来るわけが無い!
今日のおかずはこんな感じ
454名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 14:25:05.97 ID:/jaEJwmK
よ、読みたい!読みたいぞ!
455名無しさん@ピンキー:2011/07/12(火) 17:33:25.01 ID:5y1ggVAx
早く投稿する作業に戻るんだ!
456 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/13(水) 00:27:59.95 ID:Mcmi9LFU
>>453
SS期待して待ってまっせ
457名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 03:41:12.97 ID:Hs5KoDCO
僕もそのおかずほしいですぅ
458名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 20:49:38.04 ID:+sj2I/6A
ようじょに洗脳されるのはまだか!
ようじょに洗脳されたいんだ!
459名無しさん@ピンキー:2011/07/13(水) 22:34:51.35 ID:C3zW9UWa
ほんとこのスレは書き手が少ないよなぁ
やっぱ受けないのかねぇ・・・
460わたしはあなたのものになります:2011/07/14(木) 18:52:11.22 ID:n0csj7gR
──耳元で誰かが囁いている。

「……いいですか、先輩はわたしのご主人様になりました。これからはいつでもどこでもわたしのことを好きにして構いません」

──聞きなれている声のように思える。

「先輩に見てもらうためにいやらしく膨らんだおっぱいも、その視線を想像しただけで濡れてしまうはしたないところも、ぜんぶ先輩のものになります」

──聞こえているのに何を言われているのか分からない。

「その代わり、先輩はわたしのことをとても大切にしないといけません。先輩が告白しようとしているあの人への気持ちはわたしのご主人様になれた喜びに。
今は自分で処理するしかないむらむらとした欲望は、わたしの身体を使って発散させたい、わたしのことを汚してしまいたい、そんな衝動に変わっていきます」

──でも、その内容は残らず無意識の部分に刻まれていく。

「先輩がいちばん大切にするのはわたしです。ほかの人は今までより少しだけ優先度が下がります。でも、わたしのご主人様になれたから、先輩に触ってもらうために育ったわたしのえっちな身体を好きなように弄べるから、それは当たり前のことになります」

──何も考えられないのが、囁かれる声が、囁かれるとおりになろうとすることが、とてもキモチイイ。

「わたしはご主人様に嘘をつきません。先輩はわたしのご主人様ですから、わたしの言うことは疑うことなく信じますし、ご主人様に関することならどんなことでもその通りになります」

──背中に感じる柔らかい感触。胸を撫でまわす冷たく細い指。それが次第に遠くなっていく。

「さあ、『目を醒ましてくださいご主人様』」
461わたしはあなたのものになります:2011/07/14(木) 18:53:26.67 ID:n0csj7gR
転寝から目を醒ましたとき、部室に居たのは俺と後輩である女の子だけだった。もともと幽霊部員が多い部活なのでそう珍しいことではないが、なんとなく少しいつもと空気が違う気がする。
読んでいた本から目を上げた彼女は少し微笑みながら俺に話しかけてきた。

「ぐっすりと眠っていらしたようですが疲れはなくなりましたか?」
「ああ、気分が一新したというか、気になっていた心配事が解決したときみたいな感じがする。簡単に疲れがなくなる方法なんてもの本当にあるんだな」
「そうですか。……もっとも今晩は逆に眠れなくなるかもしれませんけれど」
「あー、確かにそうかもしれないな」

あまり異性に気を許しそうにないクールな雰囲気でありながら男からの視線を集めてしまう身体の持ち主であるこの後輩は、そう頻繁にではないが告白されているようだ。
というのも、尋ねられて俺と同学年のやつの評判を教えたり、なるべく傷つかない断り方を相談されたりしているからだ。逆に俺からも気になるひとの情報入手を頼んだり、ちょっとしたプレゼントの相談に応じてもらったりと互いに恋愛相談をしている。
そんな彼女とは部活以外で接点が多くないんだけど、信頼できる相談相手ということで──今のところ俺が誰かを好きだという噂は聞こえてこない──気の置けない仲と言うことができる。

「今日はそろそろ帰ります」
「え、もうそんな時間か?……本当だ」

いつのまにか窓の外は暗くなろうとしている。鞄に本を入れるだけで帰宅の準備を終えたらしい彼女は、部室のドアを開けたところで振り返り帰宅の挨拶をした。

「お先に失礼します──ご主人様」
462わたしはあなたのものになります:2011/07/14(木) 18:55:39.87 ID:n0csj7gR
「おはようございます」

乗車待ちの列の最後尾に居る俺に近づいてきて彼女はそう挨拶をした。
どうやらいつもはもう少し早い時間の電車で登校しているが、今日はいつもより準備に時間がかかってしまったらしい。
今は乗車率が最高になる時間帯で、ラッシュに紛れて痴漢された以前の経験からもう少しホームで人が少なくなるのを待とうかと考えていたところで俺に気がついたみたいだ。
そんな事情を話していた彼女は電車が近づいてきたのに気がつくと周りに聞こえないように小さな声で囁いてきた。

「好きなだけわたしに触っていいですからわたしのこと守ってください、ご主人様」
「え?……ああ、わかった」

なんとか乗車できた俺はすぐにドアに向かって立っている彼女を腕の中へ保護した。揺れが落ち着いたところでお腹に当てていた両手を上下に動かし胸や太腿を撫でたり揉んだりする。
そうしながらドアのガラスに映る彼女を観察しているとだんだん潤んだ目になってきた。
そんな彼女の柔らかさやコロンとは違う女の子特有の匂いで固くなってきた場所をお尻に当てると、一瞬体を震わせたかと思うともたれかかってきてお尻をうまく使いながら周りにバレないように刺激を加えてきた。
公共の場でイケナイことをしている興奮からか、電車が学校の最寄り駅に着くまでは大体10分ちょっとなのにあと少しで射精してしまいそうだった。
463わたしはあなたのものになります:2011/07/14(木) 18:57:29.57 ID:n0csj7gR
放課後、友人と雑談した後で部室に顔を出すとやはり彼女以外は来ていなかった。
定位置に座り今日はどうしようか考えていると、読んでいた本を閉じ顔を上げた彼女は俺のそばに来て話しかけた。

「ご主人様、今朝は興奮していただけましたか? ……それは宜しかったです。ですが、中途半端になってしまわれたのではないですか?
今日はご主人様はわたしの身体のことで頭がいっぱいで授業に身が入らなかったことと思います。ですから、どうかわたしを使ってその興奮をお鎮めくださいご主人様」

彼女に自ら服を脱がせ、視線を浴びせただけで熱らせた身体を守る下着を鑑賞し、すっかり発情しきったところでその下着をも自ら外させ、
初めての性行為を前に卑猥な言葉を駆使したはしたない台詞で避妊なしでの破瓜をねだらせ、破瓜の痛みが薄れるとともに感じ始めてしまいついには受精したいと願わせる。そんな光景が頭を過った。

「あぁ、ご主人様の視線だけで感じてしまいます」

「ご主人様のオ×ンポが欲しくて、はしたなく濡らしてしまったいやらしい処女オ×ンコに、ご主人様のオ×ンポをください。ご主人様にわたしの処女を奪ってほしいです。ご主人様のオ×ンポで処女膜を破ってください」

「イきます! ご主人様のオ×ンポでオ×ンコを突かれてイきます! 射精して、射精してください! わたしの危険日子宮にご主人様の精液をどぴゅどぴゅ注いで受精させてください!
ぁん、イきます! ご主人様の精液で受精しながらイっちゃいます!!」


                ◇


「そういえば部活の後輩の子と最近仲がいいらしけど付きあってるの?」
「んー、そういうわけじゃないけど。色々相談に乗ってもらってるし、なんか大切にしてる感じかな」
「ふーん、そうなんだ」
464名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 18:59:29.05 ID:n0csj7gR
なんか上手く催眠をかけられている感が出なかった気がするけどこういうのが好きです。
誘い受けというか、私があなたのものになる代わりにあなたは私のものみたいなそういうの。
私のことなんて全く眼中にないあなたに支配されたいから、わたしはあなたを支配します……みたいな。

余談ですが女の子に責められる描写は

「もう射精してしまわれるんですか? ……早漏ですね」
彼女はそう言ってクスッと笑った。

より

「もう射精してしまわれるんですか? ……そんなにわたしの手が気持ちいいんですね」
彼女はそう言ってクスッと笑った。

なんてのが好きです。
私じゃなくても責められたらこうなるであろう貴方が悪いと詰られるのでなく、私が責めているから貴方がこうなるのは当たり前みたいな。
とりあえず敬語責めスレにでも帰ろうかと思います。
465名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 20:38:22.31 ID:h2C4JPmj
sage
466名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 20:39:24.54 ID:h2C4JPmj
gj過ぎて涎がでた!(・∀・)
467名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 20:40:17.60 ID:bOSJgAxS
誘導の書き方が理想的すぎるぜGJ
468名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 20:41:16.47 ID:h2C4JPmj
てかsageて何だよ俺orz
469名無しさん@ピンキー:2011/07/14(木) 22:47:33.96 ID:ZvXzPRG7
書いてくれてありがとう!
470名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 03:43:00.79 ID:ibh0SSLg
ヒャッハァー久々のSSだぜぇ!
471嘘催眠:2011/07/15(金) 21:21:31.10 ID:bFJGb2sW
初投稿な初SSでございます
色々と未熟ですがどうぞ

『貴方は思っていることと反対の事を口にしてしまいます。』
気持ちいい声が耳元に響く
『貴方の言ったことはすべて本当の気持ちになります。』
けれども何を言っているのかさっぱり理解できない。
『本当は嫌いでも「好き」と言ってしまうことでそのものが好きになってしまいます。』
頭がボーっとする。何を言っているのかわからない。でも気持ちいいからもっとその声を聴いていたい。
『そして、最後に好きな人とキスをすると貴方は好きな人に襲い掛かるほど性欲をおさえられなくなってしまいます。』
なにも考えてないはずだけどこの気持ちいい声だけは分かる。気持ちいい。ずっとこの感覚に浸っていたい。
もう何を言っているのかさえわからないくらい気持ちいい。
『この催眠から覚めると貴方は暗示を受け入れてその暗示は普段は頭の奥深くにしまわれています。
 けれども私が"恋人みたい"と言うと貴方は催眠状態に逆戻り。
 そして貴方は"恋人になれたね"と聞くと……………になってしまいます。
 この催眠から解けると貴方の体は朝起きた時のようなスッキリとした状態になります。
 それでは、催眠を解きます。3…2…1…』
472嘘催眠:2011/07/15(金) 21:35:22.41 ID:bFJGb2sW
「おはよう。スッキリした?」
俺の耳元に心地よいハスキーボイスが響く。
「ああ、おかげで体が軽くなった気がするよ。」
「そう、それはよかった。」
こいつは俺の幼馴染の千里姉
年は1つ上だが同じ学年。
中学の時にいじめられて不登校になっていた。
田舎ということもあり高校はどこへ行っても同級生がいるということで受験しなかったという
そして今年、幼馴染の俺が行くというので地元からの進学者が少ない都心部の高校に行くことにしたらしい。
俺は千里姉に病院に通ってた時に先生に教えてもらった催眠療法を試してもらっていたところだった。
数日前から慣れない電車での通学で疲れていたせいか催眠のおかげかはわからないが気分は爽快だった。
千里姉の機嫌を損ねないためにもここは催眠のおかげということにしておいたが実際少し寝たからだろう。
「それじゃあ帰ろうか。すっかり遅くなっちゃったし。」
そういうわけで学校を後にする。
473嘘催眠:2011/07/15(金) 21:45:33.07 ID:bFJGb2sW
その帰りの電車の中でのことだった。
いきなり千里姉が「ねえ、電車の中こんなに少ないと"恋人みたい"だね。」
と、口にした。
その時不意に「ああ、そうだな」と思ってもないことを言ってしまった。
実際に電車に乗ってる人はそこまで多くはなかったが、別に隣に座ってるだけで
傍から見ても恋人のようには見えないというのが大多数の意見だろう。
そんなことを思っているのになぜか肯定してしまった。
まあ、よく『先生を不意にお母さんって呼んでしまう現象』みたいなものだろうと思い
その後はなにもなく帰宅した。そして夕方寝たのにもかかわらずその日はぐっすり眠れた。
次の日、昼休みに千里姉に呼び出されて屋上に来た。
「タケちゃん、ゴメンね。」
「いいよ、千里姉。で、用事って何?」
474嘘催眠:2011/07/15(金) 21:55:25.83 ID:bFJGb2sW
「あのさ…今週末、映画見に行かない?」
「今週末か…ちょうど友達と遊びに行く約束してたな。別の日にできないかな?」
それを聞くと千里姉は少し唇を噛みしめて言った。
「たまには"恋人みたい"なことしたいなぁ…タケちゃんと。ダメかな?」
「…仕方ないな、一緒に行けばいいんだろ。こっちは用事が出来たって断っとくよ。」
また、思ってもないことを言ってしまった。ちゃんと断るつもりだったのに。
しかし言ってしまっては仕方ない。その日は先約を断って謝るのに一日費やしてしまった。
475嘘催眠:2011/07/15(金) 22:05:17.95 ID:bFJGb2sW
そして週末。
映画館の前で呆然と立ち尽くす二人がいた。
「千里姉、せめて見る映画くらい決めてから来ようぜ…」
「ゴメンね…タケちゃん…だって映画見に行くことばっかり考えてて忘れてたの…
 だって"恋人みたい"なことできるって張り切ってて…」
「まったく仕方ないな、千里姉これ見ようぜ。」
「え…これ恋愛映画だよ。タケちゃんそういうの見るタイプだったの?」
千里姉のきょとんとした顔が俺の顔を見つめる。
ホントは話題のアクション映画を指差したつもりだった。自分でも正直なぜかわからない。
ここ最近千里姉といると自分の気持ちと反対の事を言ってるような気がして…
「タケちゃん、映画の上映時間もうすぐだよ。早くいこ。」
「ああ、そうだな。」
今度は思ったままを言えてる。やっぱり気のせいか。そう思いながら足を進めた。
476嘘催眠:2011/07/15(金) 22:14:40.00 ID:bFJGb2sW
映画の後不意に千里姉がこっちを見て
「タケちゃん。あたしたちもあんな恋できたらいいね。」
「千里姉にもきっといい人できるよ。」
「私は…タケちゃんと"恋人みたい"なことしたいな…」
「それも、いいかもな。」
「ホントに?」
「ああ、嘘じゃないよ。」
また、思ったことと逆を言った。今度は気のせいでもなんでもなく…
「タケちゃん…じゃあ…」
「ほ、ほらお昼食べに行こうぜ。いい時間だし。」
「あ、そうだね。いこいこ。」
千里姉が何か言いたそうだったがこの際無視しておく。
477嘘催眠:2011/07/15(金) 22:18:48.44 ID:bFJGb2sW
お昼の後は何事もなく帰路についた。
さすがに付き合ってもない男女二人で出来ることは限られている。
「タケちゃん、ウチ来ない?…」
「え?勉強なら教えれないぞ。千里姉の方が頭いいんだし。」
「違うよ、だってまだ夕方だよ。遊び足りないじゃん。」
「千里姉の家行って何するんだよ。ゲーム?」
「もっといいこと。ウチ着いてからのお楽しみ。今日はウチ誰もいないし。」
そんなやり取りをしてるうちに千里姉の家に着いた。
「さあさあ、上がって。私の部屋先行ってて。飲み物入れてくるから。」
「悪いな。千里姉。」
478嘘催眠:2011/07/15(金) 22:21:48.07 ID:bFJGb2sW
しばらく後、千里姉がカップ2つ持って千里姉の部屋に来た。
「ゴメンね、ちょっと遅くなっちゃった。」
「悪いな。お茶くらいなら俺が入れるのに。」
そうカップに手を取って中に入った紅茶を飲む。
「タケちゃん、こうして部屋に二人っきりだと"恋人みたい"だね。」
「ああ、そうだな。」
「タケちゃんは私の事好き?」
「好きだよ。」
「私はタケちゃんの彼女だよね。」
「彼女…だろ…千里姉。」
また逆を言って…いやそんなことないよな。
俺は千里姉の事が好きで…千里姉は俺の彼女で…
「じゃあ、もう催眠なんていらないね。」
479嘘催眠:2011/07/15(金) 22:24:18.71 ID:bFJGb2sW
「まさか…千里姉…」
「もう、気持ち抑えられないんじゃないかな?タケちゃん?」
そう千里姉が言うとおり俺は何とか理性で行動している状態だった。
「そんなにして、タケちゃんどうされたい?」
「千里姉と…エッチ…したい…」
「私はまだ早いと思うけど…彼女にまずすることがあるんじゃないかな?
 例えば…キスとか?」
そう聞いた瞬間俺は千里姉をベッドに押し倒していた。
それからの事はよく覚えてない。ただ二人でずっと性欲を貪っていた。
細かいことは覚えてないがただ、千里姉は最後に
「"やっと恋人になれたね"」と言っていた。
480名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 22:27:11.36 ID:KR2YZDyy
>>464>>479
お二方gj!
投下ラッシュ(・∀・)キター!
481嘘催眠:2011/07/15(金) 22:28:02.78 ID:bFJGb2sW
一応これで本編は終了ですが後日談的な物を


あの日から思ってることの逆を言ったりすることはなかった。
あの日が特別疲れていただけなのかは分からないが
千里姉との初エッチの日だけあって中々忘れられない日でもある。
あれから8年後大学を出た。俺と千里姉は婚約した。
高校生の時から付き合って結婚するカップルなんて珍しい絶滅危惧種だろう。
普通は恋人以外の女性を嫌になったりするものだが俺はその逆で
千里姉とエッチをしたあの日から他の女性を嫌になっていた。
他の女の顔を見るだけでイライラするくらいに嫌だった。
流石に仕事にも支障が出るので精神科医にかかり催眠療法を受けることにした。
その精神科医いわく
「貴方の女性嫌悪は誰かから催眠を通して植えつけられたもののようです。」
との事だった。催眠術なんてかけられた覚えは5円玉吊り下げて眠くなるとか言うレベルでしかない。
しかしその精神科医が言った次の一言で俺は絶望させられることになる。
「しかしその女性嫌悪と同時に好きな人をずっと好きでいられる催眠もかけられています。
 おそらく術者は今のあなたの恋人でしょう。」
それは今まで忘れていたことを思い出させるには十分なショックだった。
482名無しさん@ピンキー:2011/07/15(金) 22:34:37.81 ID:bFJGb2sW
後日談含めこれで終了です。
読んでくださった方本当にありがとうございました。

本当はもっと皮肉めいた星真一みたいなものを書く予定だったんですけど
どこかで間違った結果こんな作品になってしまいました。
おそらくどこぞのおっぱいアニメのせいだと思いまs
483 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/16(土) 01:15:17.69 ID:8420wEOa
お二方ともマジGJ
この調子で盛り上がって欲しいね
484幼馴染のわたしが恥ずかしいでしょ:2011/07/16(土) 20:42:35.30 ID:JonJceBz
「希望どおりのフレーズをキーワードを設定しておいたわ。キーワードの前後に言った貴女の言葉を彼が何の疑いもなく信じてしまうように」
「ありがとうございますっ!」
「ただし、矛盾する内容を言ったりしないように。何が起こってもフォローやアフターケアはしてあげないわ」
「わかりました。気をつけて使うようにします」

──これでやっとあいつを手に入れられる。




                ◇




「さっさと起きなさいっ」

今日も幼馴染に起こされた。毎朝のことだから慣れたものだが家の親はいちおうは年頃の女の子が息子を起こしにくることをどう思っているのだろうか。
もしも将来の嫁にとか考えられていたらと思うとゾッとする。俺はもっとお淑やかで柔らかい雰囲気の女の子がいい。
つい先日から交際を始めた彼女はそんな俺の理想どおりの女の子。そんなわけでそろそろこの習慣も止めてもらわなくてはいけない。

「ほら、ぼーっとしてないで早くその硬くなっているモノ出しなさい。わたしのく、口で抜いてあげるから。そのまま登校するなんて『幼馴染のわたしが恥ずかしいでしょ』」

その通りだと思ったので俺はベッドに座ったままトランクスを下ろし、膝立ちのこいつの顔の前に朝勃ち状態のペ○スを晒した。

「そういえば前にあんたの部屋に隠してあった本のタイトル、『キスもしたことの無い女の子の口でフェラされたい』だっけ? 内容までは知らないってばっ!
と、とにかくわたしもそうだからあまり上手じゃないかも。だから気持ちよかったらちゃんとそう言うのよ?」

そんなことを言いながらこいつは俺のモノを口に咥える。いちおうの知識はあるのか歯が当たったり、深くしすぎて咽せたりというお約束はしなかった。
亀頭を舐める舌や竿をシゴく唇が気持ちいい。ときおり上目遣いでこちらの様子を窺うその視線が新鮮で、いつも上に立って世話を焼こうとする幼馴染を屈服させた気分になる。
彼女ができてからはなんとなく一人で処理するのを控えていたのもあり、俺はあっけなく最近は生意気なことしか言わないその口へ精液を出してしまった。
485幼馴染のわたしが恥ずかしいでしょ:2011/07/16(土) 20:43:59.74 ID:JonJceBz
「んっ!んんんっ!……ん、ん、ん。……うわぁ、精液ってこんな味なんだ。あ、待ってわたしがキレイにしてあげる」

てっきりティッシュにでも吐き出すかと思ったそれを意外にも飲み込んだこいつは、どこで仕入れた知識なのかいわゆるお掃除フェラまでしてから立ち上がり、俺に玄関で待っているから手早く身支度をして出てくるように言うと部屋を出て行った。
時計を見るといつもより余裕がある。いつもなら早く起こしやがってと文句を言うところだがさすがに朝からあんなことをしてもらったのにそんなことは言えない。
そうして素早く着替えた俺が玄関から出ると、口直しなのかペットボトルに入ったお茶を飲みながら待っていた。

「まあまあな時間ね。それじゃ行くわよ。あ、はぐれたりしたりしたら『幼馴染のわたしが恥ずかしいでしょ』。途中まで手を繋いでいくから」

それは、まあ、別にかまわないのだが、背後から感じるいつもこっそりと俺を見送っている母親の視線が何だか生温かいのは気のせいだろうか。




                ◇




お昼休み。彼女が作ってきてくれた弁当を感謝しながら味わう。料理上手なこの子が作る昼食は今までの購買通いを虚しくさせるシロモノだ。
食べ終わったらすかさずお茶を手渡してくれるなんてところも最高である。やっぱり女の子はこうじゃなくては。口煩いのなんかもってのほかだ。

「あ、ほっぺにご飯粒ついてます」

なんて言って指で取ってくれた上にそのままぺろっと口に含むとか誰もが夢見る瞬間だと言える。残念ながらお約束の「あ〜ん」はまだ未体験だが、まあそれも近いうちに実行するつもりである。
お約束と言えば、さて、食後のデザートは甘いモノだと相場が決まっているのだが……。彼女を手招きして横抱きにするように胡座の上に座らせる。

「今日も……なんですか? い、いえ、嫌ではないんです。ただ、誰かに見られたらと思うと恥ずかしくて。誰も見てませんよね?
……ええと、食後のデザートはわたしの唇です。どうぞ召し上がってくださいませっ」
486幼馴染のわたしが恥ずかしいでしょ:2011/07/16(土) 20:45:12.43 ID:JonJceBz
もちろんいただきますとも。ちなみにこの台詞は俺が考えて彼女に言ってもらっている。恥ずかしいのを我慢して俺のために言ってくれるその表情がとってもそそるのである。

「ぅん……んっ、ぁ、ぁんっ。……ゃ、や、あぁ……っん」

ねっとりと唇を深く貪りながら彼女の胸に手を伸ばす。最初の数回はガードが堅かったが、深くキスされるとそちらに集中してしまうらしくちょっと触ったくらいでは気がつかないことが分かった。
今回もブラウスのボタンを4つばから外して、ブラの肩紐を肩から落とし、直接その柔らかさを味わうことにする。
さすがに彼女もここまですれば気がつき身じろぎするが、これから与えられるであろう快感を今までの経験から想像してしまい、本気で抵抗することはない。
もはや彼女は俺から与えられる性的な刺激に溺れつつあるのだ。今週末にでも彼女の部屋へとお邪魔することができれば──俺の部屋に来てもらってもいいだろう──その場でロストバージンということになるだろう。

「ゃぁん、おっぱいダメです。乳首摘まれたらえっちな声が出てしまいますっ。……えっ、あさって私の家へですか? それって……。
や、あぁ……分かりました。分かりましたからもう止めてくださいっ。ガマンできなくなってしまいますっ」

何が我慢できなくなるのか問いただしたいのをそれこそ何とか我慢して腕の中のかわいい恋人を開放する。
彼女は迫力のない潤んだ目でこちらを睨んでから、あわてて背を向けて着崩れていたブラウスを直した。




                ◇




帰宅後、そろそろ風呂にでも入って寝ようかと思ったところにあいつから電話がかかってきた。

「明日提出する課題のノート学校に忘れてきちゃったんだ。悪いんだけど持ってきて見せてくれない?
え? 面倒? すぐ隣だしいいじゃない。あんたがそんな面倒くさがりだと『幼馴染のわたしが恥ずかしいでしょ』」

そう言われては仕方がない。まあ、これといってすることもないし持っていってやることにしよう。
玄関から出て歩くこと10数歩、インターホンを鳴らすと鍵は開いてるから入ってこいと言われる。勝手知ったる幼馴染の家であるからには迷うこともなくドアを開け、とりあえずあいつがいそうなリビングへ向かった。

「もう少し時間かかると思ったら速かったね。実は暇してたんでしょ? いつも通りわたし以外は誰もいないから寛いでいていいよ。わたしはもうちょっと時間かかるから」
487幼馴染のわたしが恥ずかしいでしょ:2011/07/16(土) 20:45:58.61 ID:JonJceBz
リビングから続いているキッチンの冷蔵庫前でお茶のグラスを傾けていた幼馴染は、そんなことを言いながら俺の前を通りすぎようとした。
だがちょっと待ってほしい。なにゆえこいつはバスタオル1枚でいるのだろうか。せめて俺を入れる前に着替えておくべきではないのか。

「ん? 何よ変な顔して。まさかいまさらコレが気になるの? そりゃわたしも女の子だし、相手があんただからって男の前に出ていい姿じゃないけど、あんたが女の子の身体に慣れていないなんて『幼馴染のわたしが恥ずかしいでしょ』。
協力してあげてるんだから感謝しなさいよ? じゃ、着替えるからもう暫くしたらわたしの部屋に来て」

そういうとあいつはリビングから出て行った。いや、確かに異性の身体に興味津々ではあるが、そんなこと頼んだ憶えは……ある気がする。何だか違和感があるがあいつがいうからにはそうなんだろう。
そんなことを考えているとすぐにあいつは戻ってきて俺に尋ねてきた。

「そういえばあんた、女の子の下着の扱い方ちゃんと知ってるんでしょうね? 知らないなら教えてあげるから付いてきなさい。
そんなんじゃ『幼馴染のわたしが恥ずかしいでしょ』」

その声に従った俺は先に階段を登るあいつの脚をチラ見しながら、上を向けばむき出しのオ×ンコが見えるんだよななんて考えていた。目の前の脚の持ち主はそんなことにはまったく気がつかないようでそのまま部屋まで招かれた。

「じゃ始めるわよ。そもそもブラジャーは……」

部屋の中で一糸纏わぬ姿になった女の子は──もはやこいつは口煩い幼馴染ではなく、魅力的な(・・・・)幼馴染の女の子(・・・)だ──俺が全身をガン見している視線に気がつかないはずがないのにひたすら下着の付け方や外し方を説明している。
そうして実演を交えて何度か脱いだり着けたりした後、そういえばといった感じで聞いてきた。

「そういえば、あんた彼女ができたんだって? あんたの情報を知らないなんて『幼馴染のわたしが恥ずかしいでしょ』、今からいろいろ聞くから素直に答えなさい」

途中何度も答え辛いことを聞かれ──キスはしたのかはまだしも、童貞かどうかだとか、好きな性癖は何かだとか本当に知らなきゃいけないんだろうか?──、ようやく質問が終わったかと思うと最後にこう言ってきた。

「ふーん、初体験はまだなんだ? んー、あんたが童貞だと『幼馴染のわたしが恥ずかしいでしょ』? だからわたしが卒業させてあげる。その代わり……優しくしてくれないと後でひどいからね?」
488幼馴染のわたしが恥ずかしいでしょ:2011/07/16(土) 20:47:01.70 ID:JonJceBz
それからの展開はとにかく速かった。

「やぁ、ちょっと! いきなりそんなところから!?」

「ぁん、やだっ! あんた、胸を責めるのなんか手慣れてない!? え、おっぱいって言え? さっきのえっちな言葉を言わせて恥ずかしがらせるってマジだったの!?」

「あぁん、ちくび! ちくびが気持ちいいのぉ!」

「ぃやぁ、そんなこと言わないでっ! そんなこと言えないっ! そんなはしたない言葉わたし言えないぃ」

「ゃん、ぁあ、言ぅ。言うからぁわたしのぐちょぐちょに濡れたオ×ンコにあんたのオ×ンポ早く挿れてぇ!」

「ちょうだいっ! あんたのせいえきぃ。ほんとうはだめなのにいれちゃったぁ、なま×ンポからでるせいえきぃ、わたしのオ×ンコにどぴゅどぴゅだしてぇ!!」

「ちょっと! これ以上はむりぃ! もうダメだからっ! 明日も学校なんだから身体が持たないってば!」




                ◇




週が明けて月曜日のこと。俺が知らない間にあいつと彼女の間でこんな会話があったようだ。

「これ以上彼に近づかないでいただけませんか?」
「わたしはあいつの幼馴染だもの。これ以上近づいたりなんてしないよ」
「それならいいんですけど……」
「それにしてもあいつと付きあうとなるといろいろ大変でしょ?」
「そんなことありませんよ?」
「まあ、あいつからでもあなたからでも相談されたら交際のアドバイスくらいはするから。だって女の子の扱い方をロクに知らないなんて幼馴染のわたしが恥ずかしいでしょ?」
489名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 20:51:44.32 ID:JonJceBz
調子にのってもう少し書いてみました。
こういう結末は嫌いだというスレ住人の方が多いような気がしますが、他人にかけてもらった催眠術ですべてが手に入るのもどうかと思ってこうしました。
まあ、彼女に彼の二股がバレないように幼馴染同士でうまくやることでしょう。

それではまた、筆がのったときにどこかのスレでお会いしましょう。
いえ、それはもちろんこのスレかもしれませんが。
490名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 21:02:37.38 ID:Qd/yFAOb
乙ー
幼馴染みカコイイ
491名無しさん@ピンキー:2011/07/16(土) 22:24:28.70 ID:hvriWGrh
これは良い幼馴染
GJ!!
492 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/17(日) 00:46:14.94 ID:3B8HVF6l
GJ
催眠イイネ
この調子で誰か脳姦ものを書いてくれる神はおらんかな
493名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 07:02:14.94 ID:k529tYmg
GJ
コレが無意識の恐ろしさか!
数年後孕まないのは幼なじみとして恥ずかしいでしょ?といわれてそう!
494名無しさん@ピンキー:2011/07/17(日) 19:43:09.56 ID:TF8v0dg5
GJ
495名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 02:12:17.25 ID:LN91sZCJ
ヒャッハァーSSのラッシュだぜー
496名無しさん@ピンキー:2011/07/18(月) 22:01:38.98 ID:jJo3xPGA
この流れならいえる!
脳姦キボンヌ
497名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 22:03:59.94 ID:vObGoG2K
いやここは薬漬け洗脳の出番だろ
498名無しさん@ピンキー:2011/07/19(火) 23:16:48.01 ID:Ia7S7svw
騙まし討ちで女王に敗れた勇者が脳姦で洗脳されるSSが見たい!!
499名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 12:38:36.31 ID:W+yyc7OU
いいなぁそれ
旅の仲間に恋人や婚約者が居れば尚良い
言葉遣いとか丁寧だけど勇者とのセックルを勇者の恋人に見せつけて勝ち誇った顔するようなねっとりとした歪みまくった愛が欲しい
500名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 20:06:02.35 ID:aO4Hu5/P
女の子に脳姦されるってどんなシチュを想定してるの?
女性型モンスターが触手をにょろりと出すとかそういう系?
なんかどうもよくわからん
501名無しさん@ピンキー:2011/07/20(水) 20:30:11.35 ID:W+yyc7OU
>>500
寄生虫みたいなのを脳に埋め込まれるとかペットの怪物にやらせるとかもアリかと
てか以外と脳姦希望多くて安心した
502 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/20(水) 23:14:53.40 ID:u1x8XlOZ
>>501
なかなかそういう系のSSとかないからなあ
マイナーだが俺は大好きだ
耳に細い触手突っ込まれていじられるとか考えただけで興奮するわ
503名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 01:34:56.43 ID:SqUayWxI
ハンタのピトーがやったみたいに針みたいなやつで脳を直接いじくるのもいいね
504名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 01:54:29.78 ID:TuMZr9qk
>>503
想像しただけで痛いな。やはり鼻or耳で
505 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/21(木) 21:37:28.02 ID:3GMxfEZp
>>504
痛みすら快楽に変えられるのなら問題ないぜ
506名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 22:02:06.15 ID:v7POhIqW
可愛い女の子に洗脳されて心から好きな女の子がいるのに抗いようもなく寝取られたい
そんで恋人に自分と女の子の濃厚なセックル見せつけられたい
507名無しさん@ピンキー:2011/07/21(木) 23:06:26.13 ID:xuvvNpW7
逆寝取られと恋人(好きな女の子)への見せつけを書くにあたって悩んでるんだけど
寝取られた時点で主人公は洗脳されてるんだよね
そうすると、主人公目線では恋人の前で他の女の子とやってる罪悪感はなくなると思うんだ
罪悪感や後ろめたさがないと寝取られの魅力は半減してしまうのだが、どうすれば良いのかな
罪悪感を感じつつ洗脳されてるとかできるのだろうか

大真面目にHENTAIな質問して申し訳ないw
何かいいアイデアあったら教えてください
508名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 00:27:56.40 ID:GZ+TjVWb
んー、俺は完全に主人公が堕ちてても
全然問題ないけどどうなんだろうね
509名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 00:30:04.11 ID:OQYLKZTH
ところで脳姦ってなんじゃ?
文字通りの物理的な?
510名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 00:37:53.26 ID:XgpWrfJK
のーみそくすぐっちゃうよ♪
511名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 00:45:46.69 ID:ObYx5MuF
>>507
セックル時は身体のみ操られていて、射精と同時に心まで完全に洗脳される暗示をかけられている

恋人のため何とか耐えようとするも実は合図ひとつでいつでも射精させられる暗示にも掛かっていて、結局希望を持たせておいて指パッチン一回で陥落

見せつけセックル
512名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 10:46:16.03 ID:CUx2mUJE
>507
>511を踏まえて。

恋人/片思いの相手(以下彼女)のことを忘れないと射精できないようになっている(実は単に射精できないでも可)。
男はがんばって耐えていたが少しずつ気持ちよくなってしまい、最終的に肉欲に屈して射精を懇願する。
彼女と男の間で起こった出来事(好きになったきっかけとか初エッチとか)を言うたびにそれを忘れてしまうことを教え、射精したければ一つずつ言いなさいと男に告げる。
一度持ち直し「やはり彼女を裏切れないっ!」と男は言うが、最終的に射精することしか考えられなくなってしまい、彼女に謝りながら全ての思い出を男は忘れていく。
全てを忘れた男はなんの背徳感もなく(原因不明の罪悪感があってもいいかも)射精してしまうが、直後に彼女との思い出を全て思い出すようにされていた。
罪悪感にかられる男は「一度出したなら二度目も出してしまいますよね?」みたいなことを言われながら責められ、
必死に我慢するもまた射精することしか考えられなくなり、「え、また射精したい? 彼女に申し訳ないと思わないですか?」とか「結局彼女のことを思う気持ちなんてこんなものなんですか?」とか言われ、
最後には「射精したらあなたのカラダもココロもわたしのものになってしまいますよ?」と言われるも射精してしまう。

という展開なら男視点の罪悪感がたっぷりと描写できる気がします。
……ここまでプロット出せるんなら自分で書いた方がいいんじゃと一瞬考えたのは秘密(注:書きません)。

後日、男に対する催眠調教記録(DVDとかビデオカメラをPCに繋いで動画再生とか?)を見せられた彼女の慟哭シーンで締めると読者のやりきれなさがアップすると思います。
もしくは別れを告げられた彼女が思い出の品を眺めながら涙を流すシーンでもいいかもしれません。
513名無しさん@ピンキー:2011/07/22(金) 13:48:44.39 ID:YO8/TXDO
男キャラは少しくらいやんちゃでもいい、逞しく操られて欲しい
いつもそう思っているよ
514名無しさん@ピンキー:2011/07/23(土) 01:16:18.78 ID:I/PPiX4M
>>511
>>512
アイデアありがとう。考えれば結構どうにかなるもんだね
参考にさせていただきます
見た感じ、おそらくこのスレと住民層がかぶってそうな某色仕掛けスレでいくつかSS書いてて
こちらでも逆寝取られもの書きたいなと思い聞いてみました
あまり期待せずに待っとってください
515名無しさん@ピンキー:2011/07/24(日) 00:06:27.76 ID:8KDzcHGB
>>514
期待して待ってるよ
516名無しさん@ピンキー:2011/07/24(日) 00:49:57.84 ID:xmy/xCbh
>>514
わーい楽しみ


逆寝取られの素晴らしさは異常だよな
すごい興奮する
517名無しさん@ピンキー:2011/07/24(日) 18:33:41.38 ID:b+Tfjguf
無理にリクエストに応えようとしないで、気楽にね
518名無しさん@ピンキー:2011/07/26(火) 12:29:52.82 ID:RRJRvRed
さて過疎った訳だが

まさかみんな今頃操られて・・・
519名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 01:30:16.08 ID:xN0tFzsE
いや、毎日レスがないから過疎ってのもどうかと
520名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 07:17:34.55 ID:34hJ8r9x
にしても人居ないのは寂しいねぇ
投下がくるのが一番いいけど洗脳談義で盛り上がるのも楽しみな俺
521名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 10:01:09.40 ID:I3t3rnDQ
そういや昔ゲーム雑誌で流し読みしただけだからうろ覚えだけど
ヒロインの幼馴染が男たち洗脳→主人公拉致→惚れ薬を盛られそうになる
って展開が「赤ちゃんはどこからくるの?」にあった気がする
522名無しさん@ピンキー:2011/07/27(水) 13:32:09.16 ID:34hJ8r9x
>>521
すごく…俺得です
しかし出来れば操られるのは主人公だけが良かったかなぁ
一途な愛に縛られたい
523名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 03:50:43.06 ID:nNsJ+cOY
ヤンデレの女の子に強制的に操られたい
524名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 11:30:37.60 ID:YFCZtPIw
強制的に操られる
なんて素敵なフレーズだろう
525 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/28(木) 12:00:01.23 ID:xkqtv4Li
>>523
ヤンデレはいいよな
監禁されて洗脳されるもよし
薬漬けにされるもよし
催眠かけられるもよし

個人的にマッドサイエンティストに怪しいヘッドギア付けられて機械的に洗脳されるのも好き
526名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 15:25:21.18 ID:QzonK+S8
MCスレに男性被催眠のSS来たな
あのスレに来るのは珍しい

まぁ頻繁に来るならここの意味なくなるけど
527名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 17:43:15.00 ID:YFCZtPIw
ほんとだねぇ
コレが口火になって沢山投下が増えるといいが

本スレが男被洗脳でも潤えばこのスレも役目を終えるのかな
528名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 17:49:23.94 ID:diCCnH/o
>>382の続きをずっと待っている俺がいる
529名無しさん@ピンキー:2011/07/28(木) 21:24:26.47 ID:y7rdn4oG
>>528
俺もだよ
続きがマジで気になる
530名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 07:21:28.65 ID:jBbkgrDU
このスレ無くなったら泣ける自信がある
やっと見つけ出した安息の地なんだから無くならないでくれ
531名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 13:00:10.58 ID:C+euHHg9
>>530
同意
やっと自分の性癖にあうスレを見つけた
532名無しさん@ピンキー:2011/07/29(金) 23:11:21.11 ID:NxHnmyLr
実はこのスレは存在して無くて
女の子が催眠をかけて見せている幻なんだ
533名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 00:00:49.49 ID:MpvJ1JAH
>>532
それってめっちゃ素敵やん(迫真)
534名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 01:12:07.93 ID:AjZO6m5S
>>532
なん…だと…?
535 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/30(土) 18:06:09.37 ID:g4wGkzE+
>>532
素晴らしいではないか
536名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 18:20:37.89 ID:eJRZFML9
しかし、ここ何人くらいいるのかな?
一時期の魔法の瞳の盛況さを考えると、女性支配好きは結構いると思うのだが…
537名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 23:29:29.56 ID:1tMG6W1T
点呼でもしてみるか?10になるとイッちゃうけど
538 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/30(土) 23:54:16.98 ID:kAX2+PMi
イッた瞬間、私のことしか考えられなくなっちゃうよ
あの泥棒猫のことは綺麗さっぱり忘れちゃうからね
539名無しさん@ピンキー:2011/07/30(土) 23:59:30.80 ID:ntY3ZASg
540名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 00:49:44.97 ID:3fYrr7F5
ククク…幼なじみよ、貴様に洗脳されてやる
完璧に他の連中のことを考えられないように洗脳して俺を人形のように扱うがいい
抵抗は無駄だ、既に俺は操られているぞフハハ
541名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 09:11:19.64 ID:1oJdYKBT
ノシ
2
542 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/31(日) 11:57:00.80 ID:LbemIEWY



脳姦SS見たいお
543名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 12:53:58.99 ID:mxpd3Jd1

544sage:2011/07/31(日) 13:20:09.60 ID:m1u9ZrUZ
5
545名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 14:05:20.15 ID:HpYB0DoB
6
546名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 14:11:21.06 ID:B3ZmxEDK
547名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 14:13:23.72 ID:jYWbOdCW
8
548名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 14:57:42.23 ID:3fYrr7F5
そういえばおれつれの日向バッドエンドやってて思った
なんで女吸血鬼に吸血されて操られるというネタを思いつかなかったのかと
てか日向ちゃんいいね!思わぬ収穫
549名無しさん@ピンキー:2011/07/31(日) 22:00:42.63 ID:yJkh5TQ/
9ノ
550名無しさん@ピンキー:2011/08/01(月) 16:43:44.19 ID:PoURqf3j
10イクッ
551名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 03:32:20.58 ID:+0ZhlGli
ビクンビクン
552名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 10:09:52.73 ID:Uojenddn
「今日はお前たちに新しい仲間が出来る」
朝のホームルームで先生がそんなことを言い出した。
転校生? 今の時期に?
などと言うざわめきが、あちらこちらで起こるのも無理はない。
2学期が始まってから既に一ヶ月が過ぎていたし
そもそも転校生なんて初めてだ。
そいつがどんな奴なのか興味もあった。
「じゃあ入りなさい」
その先生の合図とともに転校生が入って来た。
ざわめきは止まった。
なぜならその転校生が絶世の美少女だったからだ。
だが疑問はあった。
うちの高校は男子校だ。
なぜそんなところに女子が転校してくるんだ?
「では自己紹介をしなさい」
「はい先生、わたくしの名前は菊池メアリー。
ここには皆さんをザーメンタンクにするために来ました」
その瞬間周囲から再びざわめきが聞こえてきた。
当然だ、こんな美少女の口からザーメンなんて言葉が聞こえてきたのだから。
「というわけで、みなさん下僕になって頂戴ね」
そうメアリーが言うと同時に、何か衝撃波のようなものが
教室中を駆け巡った。


ボビュウ ドビュ ブビュル
38人の男たちがコップに向かって射精している。
僕も既に3回射精した。
これもすべてメアリー様のためだ。
メアリー様は美しい。
メアリー様は正義。
メアリー様は最高。
不意にメアリー様がコップを手に取られた。
「うふふ、満杯ね」
そうおっしゃるとメアリー様はコップに口をつけて一気にお飲みになった。
わっと歓声が沸き起こる。
俺たちのザーメンをお飲みになったぞ。
おお、あんなに美味しそうに。
メアリー様は一気にコップを傾けると、最後の一滴まで飲み干された。
「あん……しょっぱくて苦くて……
臭くて喉に引っかかって美味しいぃん」
それを聞いた瞬間僕らはみんな勃起した。
「ダメよみんな、明日のこの時間まで溜めておくの。
そうしないと罰だからね」
そうおっしゃるとメアリー様はニッコリと微笑まれた。
553名無しさん@ピンキー:2011/08/02(火) 20:42:57.77 ID:iQ14YS3n
メアリー様最高!!
554 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/08/03(水) 00:48:24.97 ID:snsGf9Pp
>>552
マジGJ!!
この日たまたま休んでた男子がいたという設定で続きを頼みたい
555名無しさん@ピンキー:2011/08/03(水) 11:56:10.43 ID:CGt76MXB
イイネ
556名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 15:11:18.25 ID:pBmCguDy
魔物っ娘に脳姦洗脳されて番にされてぇ・・・
557名無しさん@ピンキー:2011/08/04(木) 19:56:58.41 ID:37kXJgOR
>>556
それいいな、お前天才か
558 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/08/04(木) 22:04:56.43 ID:zpooXQxM
>>556
アラクネでもなんでも大歓迎だぜ!
559名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 00:30:05.21 ID:FSEfB2s4
人外っ娘の巣に監禁されて脳姦洗脳されて番にされて交尾しまくって孕まさせられちゃって人外っ娘に授乳されちゃうSSはまだかのう
560名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 02:44:37.42 ID:MHTmQN2O
番って何?
561名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 02:50:54.91 ID:7A5OtHF4
「つがい」だろ
562名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 14:35:27.93 ID:3+vSnCl9
ああ、つがいか
ありがと!
563優しさは計画的にね!:2011/08/06(土) 20:09:06.40 ID:p27Cjbfa
ヒャッハー脳姦SS投下だー!!

ここは何処だろうか
気がつけば、知らない場所に居た
薄暗く、かすかに聞こえる波の音と海鳥の鳴き声が、辛うじてここが常世の何処かであることを伝えている
乗っていた船はどうなったのだろう
まだ痛む頭と戦いながら、俺は記憶を遡って行った


俺達の探検隊は、未開の海を越えて新大陸を見つけるべく派遣された船団のひとつだった
渡り慣れた海を出て、外海へ出て数日
その日、海の何処かから恐ろしく綺麗な声が響いてきた
歌声のような、それでいて人の声ではない何かが
船員達は皆海軍上がりの屈強な男達だったが、その声に不安を感じていた
外海は未開の海、そこにはまだ神々の存在や魑魅魍魎が跋扈していると言われていたからだ
そしてその二日後、船は嵐にあって_____
「そうだ・・・思い出した」
俺は船の外に放り出されたんだ
容赦なく気管に入り込む濁流と息苦しさにもがくうちに意識が薄れて、気がついたらここに居た
「助かったのか・・・」
悪運が強かったためか、身体中何処も怪我はしていない
ほっと安堵するのも束の間、ひたひたと近づいてくる足音があった
腰に挿していたナイフの柄に手をかけ警戒する
虚勢を張ってはいるが足腰がまだふらついているため、もし足音の主が敵意を持っていた場合どうにもならないだろう
薄闇に暫し、緊張が走る
が、出てきたのは十一、二歳ほどの幼い少女だった
長く白い髪と赤い瞳、薄布を纏い、先ほどまで泳いでいたのか、濡れて張り付いた布が華奢な身体のラインを強調していた
ここまでなら普通の人間との差異はほぼ無いと言っていいだろう
しかし、ひとつ圧倒的に違う部分があった
それは頭の両サイドにひとつずつ、(最初はお下げ髪なのかと思ったが違った)触手のようなものがあることだった
「あー・・・君が、助けてくれたのか?」
言葉が通じるのかそもそも謎だったが、沈黙に耐えかねて俺はそう問うた
少女は何も語らずしばらく俺を見つめていたが、やがて触手をゆっくりと俺に近づけ、探るように身体中に触れた後、危険が無いと判断したのか何も言わずに何処かへ歩き去っていった
「あ、おい!何処に・・・」
呼び止めるまもなく少女は行ってしまい、また一人取り残される
海の精霊か、はたまた怪物か、兎に角今のところは危害を加えるつもりは無いらしい
大体その気なら俺が気絶しているうちに襲っているだろう
「よくわからんが、疲れた」
ほっとすると同時にものすごい眠気に襲われて、俺は目を閉じた
564優しさは計画的にね!:2011/08/06(土) 20:09:51.98 ID:p27Cjbfa
次に起きると、夜になっていた
背中が魚くさい
後ろを見ると、大量の魚と、野菜や果物が置いてあった
あの少女が取ってきたものだろう
食べろということだろうか
「神の恵みに感謝を」
簡単にお祈りを済ませ、果物を頬張る
流石に生の魚は無理だ
しかし、餌まで分け与えて生かしているということは、少女は俺に対する敵意は全く無いと言ってもいいのだろう
そう考えれば、助けが来る間、ここに留まる方が安全ではないだろうか
果物を食いつつ、いつの間にか近くで寝ている少女を見ながら、思った
全く、おかしな生活が始まったものだと

少女との生活が始まって、気づいたことがあった
彼女は、ひょっとしたら『最後の一人』なのかもしれない
彼女と同じような生き物の集落があるのではないか
そう思い、洞窟を隅々まで探検してみたが、少女以外の生き物には全く出会わなかった
そして、時折寂しげに海を見つめていることがある
俺はその顔を見るたびに思うのだ
彼女は寂しかったのではないだろうか?
だから、俺のような姿の似ているものを偶然見つけて、ここに運んだ
仲間の居なくなった海で、一人ぼっちにならないように
夜、彼女が歌を歌っていた
嵐の起きる前に聞こえた、あの声だった
悲しげに、寂しげに、まるで、届かないものに伝えようとするかのように
本能的に、解った気がした
あれは、仲間を呼んでいるのだと
俺は心に決めた
せめてここに居る間だけは、彼女の家族で居よう、と
565優しさは計画的にね!:2011/08/06(土) 20:10:12.67 ID:p27Cjbfa
「よう、魚の美味しい食い方を教えてやるよ」
あれから、俺は彼女に出来るだけ触れ合おうと決めた
餌を獲ってくるのが彼女の役割なら、俺の役割はそれを美味しくすること
食が旨いと人生が明るくなる、とよく親父が昔言っていたものだ
「こうやって日干ししておけば、乾燥魚の出来上がりだ」
これなら俺も食えるし、生で食うよりは美味しく食えるだろう
「・・・・?」
「大丈夫だよ、食えるから」
少女は触手で干からびた魚をつつきまわした後、ゆっくりと触手にある口を開き、魚を丸呑みして行った
彼女はあまり手を使わない、専らその触手が手の役割を担っている
口が触手にもついており、顔にあるほうを使って食事しているところを俺は未だに見たことがない
「・・・・!・・・・っ!」
「なっ!こっちもいいだろ?」
「・・・・〜っ!!」
「こらこら、俺の分も残しておいてくれよ」
独自の食感が気に入ったのか彼女は大絶賛だった
それから、夜も一緒に眠るようになった
前のような距離は取らず、俺の腕の中に納まるようにして少女はすぅすぅと寝息を立てている
時折ほお擦りをして微笑む様は、本当に年相応の少女のようだ
父親になったらこんな気分になるのかもしれないと思った
ふと、故郷の恋人の顔が浮かぶ
(アイツ、心配しているだろうか・・・)
その日は、よく眠れなかった

少女との生活がそうやって何ヶ月か続いたころ
「そんなに引っ付いて、どうしたんだ?」
「・・・・」
すっかり懐いているのは知っていたが今日のくっ付き様はいつも以上だった
やたらと触手を俺の指に絡めてくる
「動きづらいって、どうしたんだ?」
頭を撫でてやると嬉しそうに目を細める
しかし、一向に絡めた触手を解こうとしない
仕方がないので好きにさせることにした
「!!・・・・・〜♪」
俺の抵抗がなくなったのを見て、少女は本当に嬉しそうな表情になった
「まったく、甘えん坊だなお前は」
頭を撫でながら苦笑する
だが、俺は軽率だったのだ
後にして思えば、何故あの時思い至らなかったのだろうか
それが『求愛行動』だったということに

566優しさは計画的にね!:2011/08/06(土) 20:11:21.46 ID:p27Cjbfa
少女との別れは、本当に唐突に訪れた
それは、少女が餌を獲りに行っている間の出来事だった
「おい、大丈夫か?」
「だれか水を用意してやれ」
「何処の所属かわかるか?」
「数ヶ月前に行方不明になった船員だろう、間違いない」
「運が良かったな兄弟、これで帰れるぞ」
目の前には数人の男達
彼らは俺の所属していた船団とは別の探検隊だった
偶然、俺を見つけたらしい
俺は一度、もう住み慣れてしまった洞窟を振り返る
少女にちゃんとした礼も、別れも言えそうになかった
最近はべったりと俺にくっついて、離れないほど懐いていた彼女
もう、会うことはないだろう
解っていたことだ
それに、いくら彼女と親しくなろうとも、決して心の中に揺らがないものがあった
故郷に残してきた家族、恋人、愛すべき人たち、本国
それを捨てることはできない、いつか、必ず帰ると____
「ありがとう。それと、ごめんな・・・」
俺は男たちに連れられて、船に乗り込んだ
船で一夜を明かす中、外では一晩中寂しげな歌が聞こえ続けていた
間もなく俺は国に帰り、恋人と結婚し、小さな家庭を築いた
何処にでもある幸せ
いつしか、海の何処かの、一人ぼっちの少女のことなど、忘れ去っていた
567優しさは計画的にね!:2011/08/06(土) 20:12:04.46 ID:p27Cjbfa
そんなある日のこと
俺は、久しぶりに海に出ていた
貿易のために新しく見つかった大陸へと向かうことになっていた
夜の海を眺めながら、仲間と酒を煽っていると、仲間の一人が言い出した
「おい、なんか聞こえねえか」
「幻聴じゃないのか」
「よせよ、俺は耳がいいんだぜ?」
「どうだか」
俺は軽く笑い、耳をすませてみた
何処からか聞こえる、悲しげな歌
そう、あれは何年前だったか
不思議な共同生活をした少女の顔が思い浮かんだ
「この歌・・・・」
聞いたことがある
そう言おうと仲間を見たが、もうそこに仲間は居なかった
あるのは、海へと続く、何かにひきづられたような赤い痕
気づけば、船には俺以外の人間が既に居なくなっていた
船のいたるところに血痕が残っている
どうしてこんな状況になっていることに気がつかなかったのだろうか
頭の冷静な部分がそんなことを考えていた
呼吸が速くなるのを感じる
「あっ・・・・ひっ・・・・」
目の前には、十七、八歳ほどの少女
長く白い髪と赤い瞳、薄布を纏い、先ほどまで泳いでいたのか、濡れて張り付いた布が華奢な身体のラインを強調していた
ここまでなら普通の人間との差異はほぼ無いと言っていい
しかし、ひとつ圧倒的に違う部分、頭の両サイドにひとつずつ触手のようなものがあった
「俺が・・・俺が裏切った・・・からか?」
復讐しに来た
感情を移さない無表情な顔がそう語っているように思えた
ゆっくりと、少女が歩み寄ってくる
「来るな・・・来るな!!」
恐怖し、慌てて銃を引き抜き発砲した
放った二発の弾は、ひとつも命中しなかった
「くそ・・・くそ・・・!!!」
腰を抜かし、這うように下がりながら、弾を込めなおす
が、あまりに慌てていたため、上手くこめることが出来ない
そして、背中に固い壁の感触を感じて、もう後がないことを悟った
少女が目の前に来て、屈んだ
その表情は、何故か優しげですらある
568優しさは計画的にね!:2011/08/06(土) 20:12:26.10 ID:p27Cjbfa
二本の触手が俺の耳元を撫ぜた
「何をする気だ・・・?」
少女は答えず、ただ俺に笑いかけるだけ
にちゅにちゅと蠢く触手が、耳腔をくすぐる
そして、冷たく湿った触手は、ゆっくりと耳奥へと侵入していった
「やめっ・・・やめろおおおおおっ!!おぐっ・・・」
必死にもがく俺を動けないように押さえつけ、彼女は更に俺の耳を侵していく
その力は強く、全く彼女を引き剥がすことが出来ない
やがて、彼女の触手が耳を抜け、更に奥に進み始めた
同時に床を転げ回りたくなるほどの激しい痛みが襲い、俺を苦しめた
「助けてくれ!お願いだ!許してくれ!!殺さないでくれぇっ!!!」
気がつけば必死に命乞いをしていた
だが、触手は止まらない
それどころか、にちにちと俺の頭の中を弄り始めた
「があああああああああああああっ!!!?」
想像できないほどの苦痛に身体中が悲鳴を上げる
しかし抑えられた身体はその痛みにのた打ち回る事さえ許されず、ただ絶叫を上げるのみ
暫く続いた苦痛の後、変化は急に訪れた
(なんだ・・・?気持ちいい?)
痛みが段々薄れ、むしろ心地よくなっていく
侵される頭が、身体が、手足が、全てが、気持ちいい
「なん、なんら・・・こえぇ・・・・」
最早呂律すら上手く回らない
けれど、そんなことはどうでもいい
もっと気持ちよくなりたい
そんな思いを汲み取ったのか、脳を弄り回す触手が更に蠢き、身体中を侵していく
「ふぎいいいいいいいいいっ!!」
俺はもう言葉を忘れて豚のように喘ぎ狂うだけだった
射精のし過ぎで既に下半身はべとべとに汚れ、濁液が床を伝う
くちゃくちゃと脳を這い回る触手に身を任せ、俺は抵抗することも忘れて快感に身を任せた
少女の唇が俺の口を塞ぐ
お互いの唾液を分け合い舌を絡め合う
妻とすらこんなに激しいキスをしたことはなかった
少女の恥部がてらてらといやらしく花蜜で潤い光っている
夢中でその蜜を啜り、口腔に流し込む
少女の処女膣をこじ開け、自身を挿入すると、時間を忘れて、俺は夢中で腰を振った
血まみれの船内で交尾する二人は傍から見れば異様極まりない光景だろう
しかし、そんなことはもうどうでも良かった
故郷に残してきた家族、妻、愛すべき人たち、本国
『そんなもの』に最早未練などなかった
俺に必ヨウなのは、カノジョだ
カノジョさえ居ればイイ、他のモノはいラない
カノジョとコをつくり、ハグクムことがオレノしあワせ
カノジョガオレノ___________
569優しさは計画的にね!:2011/08/06(土) 20:12:44.72 ID:p27Cjbfa
薄暗い、何処かの岩場
滅多に水の入らない、小さな洞窟に、『ソレ』は居た
横たわり、虚ろな瞳の男に寄り添いながら、甘えるように頬を摺り寄せる
『ソレ』のお腹は大きかった
男と『ソレ』の子供は、もうそろそろ産まれる頃だ
もう一人になることはない、寂しくなくなった
でも、多いなら多いだけ、嬉しい
この二人だけの巣も、家族が増えて賑やかになることだろう
けれど、『ソレ』はまだ満足していない
作って作って作って、いずれ沢山の家族に囲まれて、大好きな男と一緒に笑いあう
その夢のために、もっと男と二人で赤ちゃんを作るのだ
男も、賛成してくれる
賛成しないなら『させれば』いい
最も、脳を弄って、自分への依存度と愛情を限界まで引き上げ、自分と子供以外のことに対する興味を全て奪ってあるから、そんなことは絶対にないだろうが
『ソレ』は一度、大きくなった大事なお腹をいとおしげに撫でたあと、また男に抱きつき甘えた
もうすぐ、忙しくなる
今のうちに、沢山夫を独り占めするのだ
570名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 20:15:26.05 ID:60qwCI50
GJすぎる
571優しさは計画的にね!:2011/08/06(土) 20:15:41.02 ID:p27Cjbfa
おすまい
ファンタジー難しいね
ていうかSSって難しいね
ていうか全部難しいね

なんというか、ごめんなさいでした
572名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 20:33:59.62 ID:agUuVCXD
すばらしい
573名無しさん@ピンキー:2011/08/06(土) 22:09:28.47 ID:FSEfB2s4
>>571
腰低っ!?
もっと胸張れよGJ
次も待ってるよ
574 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/08/07(日) 00:14:22.05 ID:SwcnLwCI
>>571
全然自信持って大丈夫だよ
これからもよろしく頼むぞ!
575名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 02:23:31.56 ID:2tpdFj/w
>>571
触手少女大好きなんだ。投下ありがとう!
576名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 02:27:55.96 ID:FTn6Aynv
触手のついた女の子とか大好物なんだが
ぐっじょ
577名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 05:47:15.43 ID:GNUXxDCD
>>571
マインドブラスターの俺がほめてつかわす
578名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 07:13:40.36 ID:byUmANOY
いい触手少女だった。
579名無しさん@ピンキー:2011/08/07(日) 22:33:18.46 ID:3wMFfD5E
GJでゲソ
580名無しさん@ピンキー:2011/08/08(月) 07:23:59.95 ID:pboTZeI7
恋人を攫われた捜査官vs女怪盗とか
ありがちなの考えたけど、いる?
581名無しさん@ピンキー:2011/08/08(月) 08:33:07.49 ID:lt0NBZmr
みたい!
582名無しさん@ピンキー:2011/08/08(月) 13:59:53.03 ID:e/vaVPZf
カモン!
583名無しさん@ピンキー:2011/08/09(火) 09:39:20.10 ID:XlYQMYIk
読みたいな


どっかに操られて恋人ペットとして飼われるのと薬と拷問で心を壊したあと逆らえないようにして恋人ペットになるのどっちがいいか選ばせてくれる優しい女の子とかいないかなぁ
どっち選んでも同じ結果なのに選ばせるみたいなどうしようもない感じが好き
584名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 10:45:26.69 ID:AVAdUiF9
最近のブリーチで話題の月島さんの能力って使えそう
585名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 15:40:00.88 ID:CYoBYTK+
メデューサの眼チャーム版
見つめられたら惚れてしまう的な
586 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/08/10(水) 15:45:13.08 ID:MILpismZ
>>584
ブリーチ知らない俺にどんな能力か教えてくれまいか
587名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 19:19:43.98 ID:ewIoiYQG
>>586
記憶植え付け
588名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 21:26:13.51 ID:tfmwZ7sP
>>587
植え付けじゃなくて分岐じゃなかったっけ
589名無しさん@ピンキー:2011/08/10(水) 22:51:08.30 ID:h66JjNa2
>>588
ほんとうに分岐しているのか、記憶操作のはったりかは知らんが、
相手が疑うことや違和感を感じないレベルで、
しかもかなり重要な位置でも、剣で切った相手の
過去に自由自在に自分を挟み込んで再構成できる

例えば、ほんとは初対面の相手なのに、
過去結婚の約束をしたという事実を作ることができる
590名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 00:24:00.04 ID:WqfGhRdn
SS読みたいなぁ
SS欠乏症にかかりそう
591 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/08/11(木) 00:30:55.40 ID:QLF4aFP4
わざわざありがとう
てか素晴らしい能力だな
592名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 03:15:43.44 ID:L9J/fIe7
久々に・・・短めだけど投下させていただきます
耳から脳には穴繋がってねーよとかのツッコミはご容赦ください
593名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 03:16:33.05 ID:L9J/fIe7
「あ、まただ」
 独り言半分、一緒に歩いてる友達に対して半分。
 そんななんとはない気持で、ボクの口から言葉が滑り出た。
「あの娘よっぽど内緒話すきなんだな」
 手元のメモを読みながら、視線も上げずに友達が言葉を返す。
「ゴシップ好きとか別に珍しくないだろ?」
「そうなんだけどね、いつもあそこで誰かに耳うちしてるのを見かけるんだ」
 ボクの視線の先をちらりと一瞥した彼は、メモに視線を戻した興味無さそうにだ。
「たまたまじゃ無いのかなぁ?この前1人で本読んでたぜ・・・やっぱりあそこでだけど」
 しっかり見てはいるんだね。
「それとも・・・」
 横目でボクを見ながら、ニヤリと笑いこう付け加える。
「彼女に惚れたのかい?」
「そういうわけじゃ無いんだけどね・・・」
 弁明めいた事を言いながら、改めて彼に向き直ったボクの目には、また熱心にメモを読んでる友達の姿があった。
 ずいぶん熱心に読んでるけど、何が書いてあるんだろう?
「課題の暗記だよ。ちょっと考えれば解るだろ?」
 口にすら出さないボクの疑問が良く解る物だ。
「解るさ・・・君は隠し事とかニガテ過ぎる。
 そんな興味深そうにじっと手元見られたら、コレが何かと気になってるとしか思えないさ」
「そういうものなのかな」
「そうさ、好奇心が旺盛なのは解るが、あまり真っ直ぐで無防備だとその好奇心を満たすのは難しいよ」
 彼の言葉はいつも難しい。
 そういう割には君はいつも親切にボクの疑問を教えてくれる。
 そんな会話をしながら歩いてるうちに、ボクの頭から彼女の事はすっかり消えていた。

 数日後、生憎の雨。
 今日は1人で歩いていたとき、また彼女を見かけた。
 いつもの場所で、1人で読書・・・なるほど、今日は1人なんだね。
 あの場所は庇になってるか、雨が当らないんだね。
 しばらく立ち止まって、傘に当る雨音を聞いていたんだけど、今日は意を決して彼女に話し掛けてみる事にしよう。
「こんにちは」
 突然目の前に立ってかけたボクの言葉に、彼女は驚いた様子もなく顔を上げた。
「なにかしら?」
 ああ、彼女はこんな声をしてたんだ。
 今更ながらボクは彼女の声まで想像が到っていなかった事に気付いた。
 それに凄く美人だ・・・遠目からだったし、まともに顔を見たこと無かったから気付かなくて当然だけど、今更に彼女のの美しさに見とれてしまった。
 ちょっとぼーっとしちゃったかもしれない。
「あ、あの・・・いつもココで内緒話をしていますよね?
 何を話しているのか気になって・・・」
 彼女の声を聴いて顔を観たとたん、急に恥ずかしさが込み上げてどもってしまった。
 もしかしたら、さっきまでボクは彼女の事を現実の女性とは見ていなかったのかも。
 でもやっぱり好奇心には勝てなくて、気になってる質問を直接ぶつけてみた。
 ぶしつけで失礼かもしれないけど、こう言って彼女が怒ったならコレは聞いちゃいけない事で、その時は頑張ってこの好奇心は封印しようとも思ってたんだ。
「わたしが何をしていたのか知りたいの?」
 ボクの覚悟に反し、彼女は淡々と続けた。
「いいけど、それこそ内緒話になるわね・・・耳を貸してごらんなさい」
 彼女はそう言うけど立ち上がる様子は無い。
 それはつまり、何回も彼女の耳うちを目撃した時と同じように、彼女の横に座って耳を預けるカタチになるしかないんだね。
 今までの人たちもこうやって、彼女に内緒話を尋ねたのかもね。
 ボクは彼女の隣に腰を下ろすと、彼女に右耳を預けた。
 彼女は口元を隠すように右手を添えると、左手をボクの頭に回して・・・もうほんとドキドキしちゃうね・・・反対側から抑えると、綺麗な声でこう囁いた。
594名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 03:17:57.33 ID:L9J/fIe7
やっば、タイトル忘れてた
「耳打ち」です
>>593は 耳打ち1/3でした
595耳打ち2/3:2011/08/11(木) 03:18:37.57 ID:L9J/fIe7
「狩りをしていたのよ」
 借り?仮?刈り?
 彼女の言った内容が瞬時には理解できなくて、頭上に?を飛ばしてた僕の右耳に、さらに何か飛び込んできた。
”ピチャッ”
 生暖かくてぬるっとしたような、泳いでいて耳に水が入ったときのような、それが出て行ったときのような。
 そんな感覚。
 びっくりして身を起こそうとしたけど、彼女の手が物凄くガッチリ頭を押さえつけて動けない。
 そうしている内にも、ソレはスルスルとボクの耳の穴を進み、鼓膜あたりにあたり、ソレも押し広げ・・・不思議と痛みは感じなかった・・・さらにその奥へ。
 痛みは無いものの、動転と恐怖?で上手く動く事が出来ない。
 声を上げるべきだと考えたときには、ソレは頭蓋骨を抜けてボクの頭の中に到達していた。
 何故だかそう感じた。
「がっ・・・あ・・・うぅ・・・」
 とたんに顎が麻痺したように動かなくなってしまった。
 ジーンと痺れるように顎が重くなって、だらしなく口が開けっ放しになる。
 あ、涎がたれちゃった・・・。
 耳から入った何かは、盛んに動きまくってボクの頭の中をかき回している。
 最初の方はその衝撃が殴られてるみたいで辛かったのに、いつの間にかそれは心地よい振動となってボクの心をリラックスさせていく。
 あ、一瞬記憶が飛んだかも・・・ウトウトしてるみたいで気持いい。
 ずっと・・・こうして・・・いた・・・
”チュルンッ”という粘膜を擦り上げる感覚と共に、耳から何かが引き抜かれた。
 今の凄いゾクッとした、気持いい。
「どお?気持ちよかったでしょう?」
 なんだろ?すごい気持いい声に聞こえる。
 彼女の言葉に導かれるように、ボクはまだ焦点の定まらない視線を彼女に向けた。
「ふふっ、いい感じできたようね」
 うわっ、心臓がどきどきする。
 彼女の顔が、声が凄く愛しくて気持いい・・・なんだろうか、コレが恋なのかな?
 彼女を見てるだけで、胸の中あったかいモノが湧き上がって、頭がボーっとしてくる。
 いつまでも彼女を、彼女だけを見て居たい。
「じゃあ場所を変えて仕上げしてあげる。
 さあ、いらっしゃい」
 そう言うと彼女はボクの手を取り・・・うわあ嬉しい、夢みたいだ・・・軽く引っ張ると、どこかへボクを導いていった。
 もちろんボクは彼女に遅れまいと、必死についていった。
 でも、何故か体に力が入らなくて足元がふわふわ頼りない、そうそんな気持いい感覚の中、ふらふらしながら必死で彼女についていく。
「ちょっと効き過ぎちゃったみたいね。
 きっと彼方は素直で感受性が豊かなのね・・・もうちょっとだけ頑張ってね」
 はい、頑張ります。
 あぁ、ボクを振り返って微笑んでくれた。
 嬉しい、気持いい、彼女のためならなんだってしたい。
 口が開いたままで涎を垂れ流しているのも、ちょうど雨が洗い流してくれる。
 雨に濡れた彼女もまた素敵で、後姿を見るだけでウットリしてしまう。
 そう思うと、ふらふら体を引きずるように彼女について行く事もなんだか楽しく感じてくる。
 どれだけ歩いたか良く解らない、歩きながらすっと彼女の事だけを考えていたと思う。
 それだけが嬉しくて、幸せで、体が冷え切って自然と震えが来るのすら気にならなかった。
「着いたわ、ココに入って」
 洞窟?近所にこんな所あったかな?
 まあいいや、彼女が入れというんなら喜んで入るよ。
 真っ暗な中、闇に浮かび上がる彼女の姿だけを必死で追いかける。
 よたよたと壁や地面に手を突きながら歩いてると、変な事に気が付いた。
 洞窟・・・というより洞穴の中は、最初土だったけど、しばらく入ると岩壁に、さらに奥に入ると、なんだかスベスベしてかすかに柔らかい材質に覆われていた。
 これはなんだろう?ちょっとゴツゴツして植物っぽいかな?
 彼女の事を思う合間にそんなことを考えながら歩いていたら、どうやら着いたみたい。
 彼女が奥で待っていてくれた。
「お疲れさま、ここで彼方にも植えてあげるわ」
 そういって彼女は優しくボクを抱きとめてくれた。
596耳打ち3/3:2011/08/11(木) 03:19:18.75 ID:L9J/fIe7
『植える』って事がどういう事なのか全然解らないけど、何か凄い待ち焦がれてた気がする。
 彼女に従ってここまできたのは当然なんだけど、ソレをして貰うためにここまで来たってなんとなく解った。
 そのためにここまで来たんだって。
 ぐっしょり濡れた彼女の体に密着しながら、ボクは歓喜に震えていた。
 ボクの頭を抱えた彼女が、耳うちをするように右耳に唇を近づける。
”ピチャッ・・・チュルムチュ”
 生暖かい何かが右耳を押し広げ入ってくる。
 トンネルくぐる時なんかの、気圧変化で耳がキーンとする感じ、あれが右耳だけでおこり、ズゾゾゾッて粘膜をこする感じが奥のほうへ・・・ああぁ。
 気持いいよ、もう何も考えられなくなる。
 最初に入れられた時のような衝撃も苦しさも無く、ただひたすら気持いい。
 ズゾゾって感じで頭の中動かれると、力が抜けて腰がふわふわ浮きそうになる。
 彼女に頭を抱え込まれ、頭の中をいじられてると気持ちよくて幸せで真っ白になっていく。 
 やがてソレはドクドクと脈打ち、頭の中へ何かを注ぎ込み始めた。
 うれしい、何をされてもうれしい。
 かのじょが、ぼくに、なにをするのもうれしい、しあわせ、かのじょのいしでぼくがむちゃくちゃにされるなんて、かんがえただけでもしあわせでまっしろに、きもちよく・・・きもちいぃいい。

”チュルンッ”
 軽い水音と共に、ソレはボクの頭から引き出された。
 同時に、幸せの絶頂から引き戻されたボクは彼女の方へ視線を向けた。
 ちょっと非難めいた目をしていたのかもしれない。
 彼女には何をされてもいいってのにね。
「そんな目をしないの、まだ苗床を作っただけだから・・・これから彼方に種を植えてあげるわ」
 種を植える・・・その言葉が、彼女の声が、頭の中でチカチカと瞬いて、ボクの期待と幸福感を煽る。
「まずは種を通るように彼方の穴を広げないとね。
 痛くは無いけど、ちょっと我慢してじっとしててね」
 彼女は再び、脱力しきったボクの頭を抱えると、右耳に耳打ちをした。
 ググッ、グググッと頭の中を押される感じがする。
 彼女の言う通り痛くは無い、むしろ心地いい痺れが頭全体を覆っていた。
 全身、特に頭に全く力が入らなくて、口は開きっぱなし、目はどっちを向いているかまるで解らない。
 口や鼻からは、ダラダラと体液を垂れ流している状態。
 失禁もしたと思う。
 あー、もうどうでもいいや、このまま死んでも、廃人みたいになっても、彼女にされるなら本望だし。
 そう考えて気持ちよさに浸っていると、今までと違い、硬い塊のようなのが、ソレの中をつたわり。
 ゴリゴリと頭の中に押し込まれていくのを感じた。
 意識が朦朧として、自分がどうなってるのかまるで解らないのに、自分に何をされてるのかは不思議によく知覚できた。
 これは種だ。
 種が僕の中に植え込まれているんだ。
 そう自覚した瞬間、新たな快感・・・今までのような蕩ける快感ではなく、意識が覚醒に向かうようなさわやかでスッキリした快感。
 種を押し込まれるほどに、覚醒していくよう新しい感覚。
 やがて種は完全に僕の頭の中に押し込まれ、彼女の舌に誘導されて脳の中央に収まった。
「お疲れ様・・・と言いたいけど、もうちょっと。
 耳の穴を直さないとね」
「うん」
 自分でも意外なほど意識がはっきりしている。
 彼女がその舌で、丁寧に僕の耳を直している間、ゆっくりと力が戻ってきた手で彼女の腰を抱き寄せる。
「あん、もうちょっと持って」
 今までとは打って変って、僕に甘えるような甘い声で彼女は答える。
「もうコノわたしは彼方のモノよ・・・けど、もうちょっと待って、彼方の体を早く直さないと今後の営みにも支障が出ちゃうわ」
 そうだ、もう彼女は僕のものだ。
 僕の中の種が発芽し、育ち観を結ぶまで充分時間がある。
 その間、彼女は僕と番となって営みに明け暮れる。
 そうだ、まずは次の彼女を仕込まないとな・・・出きるだけ早く。
 そんな事を考えながら、僕は力が戻った手で彼女の体をまさぐり始めていた。
 あそこはもうビンビンに勃起して、いつでも彼女の中に突き立てる準備は出来ている。
 ああ、もう先走りがでてるよ・・・早く次の彼女を仕込まないと。
 時間はまだたっぷりある。
597名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 03:22:31.86 ID:L9J/fIe7
以上です
主人公の性格が呑気なのは、悲壮感を消すためと変質を書き易くする為
世界観は現代ホラーからファンタジーまで好きに取れるようにぼかして書いてます
10kに満たない短い文でしたが、楽しんでいただけたら幸いです
598名無しさん@ピンキー:2011/08/11(木) 04:07:03.69 ID:WqfGhRdn
おお、GJ!
短くても読み応えのあるSSでした!
599 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/08/11(木) 11:35:30.25 ID:HdMc6hY5
>>597
マジGJ!!
脳姦ものが増えて嬉しいかぎり
600名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 00:55:12.62 ID:jBq03dg4
あげ洗脳
601名無しさん@ピンキー:2011/08/13(土) 19:45:15.37 ID:xedirlOd
ヤンデレのネクロマンサーにぶち殺されたあと術で蘇らされて逆らえなくされると言うのを思いついた
んで逆寝取りされて恋人の目の前でセクロスさせられる
602 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/08/14(日) 00:35:33.28 ID:weFxoy7W
>>601
頼んだぞ!

てか何レスか前の未完の作品にもある匂いでだんだん虜にされるっていいよな
603 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/08/14(日) 02:11:45.55 ID:6g0pSFqa
>>602
俺は新品のPCの香りで虜にされたわ。
604名無しさん@ピンキー:2011/08/14(日) 03:25:02.85 ID:kKLtZczK
>>597
GJ、とてつもなく素晴らしい作品だった
ただできれば設定や背景を詳しく知りたかった
、、、まぁそういう趣旨で書かれた作品なら仕方がないんだけど、どうしてもヒロインの正体とか主人公の今後とかが気になってしまう
605名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 16:27:23.01 ID:cOQv031W
だれもいない…
操られるなら今のうち!
606名無しさん@ピンキー:2011/08/16(火) 17:11:00.23 ID:XB8n+28i
残念ながらあなたはもう操られてるの
操られてること自体に気づかないように……ね

ふふっ、どうしたの?戸惑ってるの?
私の言いなりになるのが、そんなに気持ち良かったのかしら……変態さん?
607名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 15:37:11.30 ID:adCZWyCn
読み手はいても書き手がいない
コレが超過需要ってやつですねわかります
608名無しさん@ピンキー:2011/08/18(木) 22:36:13.56 ID:E8hpeTHX
>>607
需要と供給が釣りあったらそこで経済は停滞するからな。つまり書き手は俺たちを焦らして・・・
609名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 00:53:13.29 ID:+ymn1i9G
無理やり作った逆寝取られのガイドライン

LV0先輩への告白の前にお前で予行演習をしないかって?
どうせ幼なじみのお前とやってもうまくいかないだろ

LV1ふーん?どっちかって言うと俺はお前が好きなのか
って言うか俺は今何やってんだ?告白の予行演習?だよな?

LV2大分告白の練習するのにも馴れてきたな、キスするのも上手になったかも
そういえばキスって予行演習でやるのか?

LV3幼なじみがいちいち可愛いな、私服とかも可愛い
あれ、なんか忘れてなかったっけ?

LV4幼なじみの献身的な所はいいな
家庭的で可愛いのもいいさすが俺が告白しようと思ってる子だ

LV5先輩が最近メール沢山送ってきて邪魔だ
早く幼なじみに会いたい

LV6先輩なんか好きじゃないのにベタベタして来てウザい、先輩邪魔
幼なじみは今どうしてるんだろうか

LV7幼なじみ可愛いよ幼なじみ
さすが俺の恋人

LV8幼なじみ最高!幼なじみと水さえあれば生きていける!

LV9俺は幼なじみと結婚の約束をした!
十年前と同じ場所で結婚の約束をしたぞ!

LVMAXあのウザいストーカー女に見せつけながら幼なじみとちゅっちゅしたいよぉ
610名無しさん@ピンキー:2011/08/19(金) 17:37:32.96 ID:MDygFR3i
最高だな
誰か早くSSを
611めんたい ◆YMwSWNMzA6 :2011/08/20(土) 09:21:30.01 ID:N+SojxMM
炎熱吹き荒れる謁見の間の中で、私は倒れ臥していた。
魔王ヒスネア、美しい女の姿をしたその魔物は
人界最強を誇る私を容易く討ち倒し、その美貌には
戦いがあったことすら感じさせない
午後の有閑な一時を思わせる佇まいがあった。
「くそったれ……」
人界に侵攻を繰り返し、数多の村や街を焼き滅ぼした魔王ヒスネア。
そいつに一太刀も浴びせることができないほど弱いのがつらい。
この女は、文字通り一瞥だけで私の手足の腱を引き裂いたのだ。
「おまえ、強いな」
その言葉を理解するまでに一瞬の時間が必要だった。
「億を超える防御結界を一千二百七十五万三千九百十二層まで切り裂き、
我が消滅の魔眼にさらされながら、その程度ですんでいる」
何を言っているのか分からない。
私が強いだと?
これほどまでに力の差を見せつけながら?
「そう言えばおまえはここに来るまでにヴァンスを倒していたな。
あれは私の次に強い魔族、私の婚約者だった」
「それが……どうした?」
「代わりをつとめろ、我が婿となるがいい。
そして子をなし一緒に人界を地獄に変えよう」
馬鹿な、頭がおかしいんじゃないのか?
そう言おうとして言えなかった。
612めんたい ◆YMwSWNMzA6 :2011/08/20(土) 09:21:53.98 ID:N+SojxMM
魔王ヒスネアの目が子どものようにキラキラしていたから。
「安心しろ、無駄な倫理観や記憶は作り替えてやる。
お前に贈る結納品だと思え」
そう言うと奴は無邪気に笑いながら指を差し込んだ。
俺の耳に。
「お……お……おが……が……おお……ぎゃ!!」
頭がおかしくなる。
視界が明滅する。
頭の中を何かが這いずり回ってザワザワと音を立てる。
グチグチグチグチ言う音が反対の耳に響いて、
手足がバタバタと意志に反して動き回る。
失禁……していたと思う。
生暖かい何かが下半身に広がっていたから。
「ぎぃぃ……アリ……ジアぁぁぁぁぁぁ!!」
「アリジア? アリシアか、結婚前に浮気とはなかなかやるな。
念入りに記憶を消しといてやるから安心しろ。
お前は私だけを愛せばいい」
消える、あの優しかった笑顔が。
求婚した時の嬉し涙が……。
代わりに広がっていくヒスネアの楽しそうな笑顔。
ヒスネアヒスネアヒスネアヒスネアヒスネアヒスネアヒスネアヒスネアヒスネア
ヒスネアヒスネアヒスネアヒスネアヒスネアヒスネアヒスネアヒスネアヒスネアヒスネア。
613めんたい ◆YMwSWNMzA6 :2011/08/20(土) 09:22:28.18 ID:N+SojxMM
ヒスネアだけが私の心を支配していく。
僕の心を支配していく。
俺の心を支配していく。
我の心を支配していく。
「アリシアちゃんのことは忘れたか」
アリシア? 不意に脳のどこかに鈍痛が走る。
だけど分からない、それが誰なのか。
「よろしい、じゃあ婿殿の名前を聞こうか」
「ト……ル…ネ……ス」
「トルネスか、良い名だ」
僕の意識はそこで消えてしまった。
色々なものを失ったような気がするが、きっと気のせいだ。
だって僕にはヒスネアがいるのだから。


「今日、結婚式をしようか?」
ベッドの中で、ヒスネアがシーツにくるまってそんなことを言った。
そう言えば僕らは出会って半年愛し合ったけれど、
いまだに結婚式を挙げてなかった。
「急だね、準備はできてるのかい?」
「実は半年前から式場の準備をな」
そうヒスネアが言うのを聞いて、僕は思わず笑ってしまった。
ヒスネアはいつも準備がいい。
この半年で人界の半分を征服したのは全てヒスネアの手腕によるものだ。
僕も少し手伝って片手に余るくらいは国を滅ぼしたけど、
ヒスネアはその何倍も焼き払ったり、
下級魔族の繁殖地に変えていた。
614めんたい ◆YMwSWNMzA6 :2011/08/20(土) 09:23:09.40 ID:N+SojxMM
「で、式場はどこなの?」
「セントフォーリア、トルネスの生まれ故郷だ」
あそこか、風光明媚で人々の心も穏やか。
まったく反吐が出る。
あそこをグシャグシャにできるなら
こんなに嬉しいことはない。
「焼き滅ぼす? それとも繁殖地?」
「んふふ、まあ色々趣向は凝らしているさ」
ヒスネアは楽しそうに笑う。
とりあえずヒスネアに任せていれば安心だ。
ヒスネアが立ち上がり、指を鳴らすと衣服が現れた。
魔王であるヒスネアには造作もないことだ。
「じゃあ行こう、見せたいものがあるんだ」
そう言うとヒスネアの前にゲートが現れる。
それはセントフォーリアにつながる次元回廊だった。
僕は彼女に続いてその中へと入っていった。
615めんたい ◆YMwSWNMzA6 :2011/08/20(土) 09:23:37.15 ID:N+SojxMM
そこは地獄絵図だった。
父の前で魔獣に犯される娘。
恋人が拷問に遭うのをただ眺めるしかない女。
そこかしこから悲鳴と狂った笑い声が聞こえ、
なんとも心地がよかった。
「あそこを見てご覧、小さい女の子が売られていくよ」
尻に奴隷番号が焼き印された少女たちが一本のロープで引っ張り回される。
逃げれば生きたまま食われ、逃げなければ
一生魔物の子を孕んで暮らすことになる。
向こうの小屋では子袋が売られている。
手足をもいで繁殖だけしかできないようにした
ちょっと反抗的な女の子たちのなれの果てだ。
みな虚ろな眼差しをしていて、何かをブツブツ呟いたり
道行く人に近い外見の魔族に助けを求めて嘲笑を浴びている。
「見せたいのはこんなのじゃないんだ、城の地下にいるんだよ」
いる? 思わず首を傾げてみるけれど
そんなことはきっとどうでもいいのだろう。
ヒスネアが見せたいというからには見るだけだ。
616めんたい ◆YMwSWNMzA6 :2011/08/20(土) 09:23:58.48 ID:N+SojxMM
そこは古い古い牢獄だった。
壁はくすんで、いたるところが欠け落ち、
どこからか異臭が漂っている。
「見せたいのは一番奥だ」
言われるがまま、僕は奥へと向かった。
異臭がだんだんと強くなる。
そうしてたどり着いたのはオークの群れで満ちた部屋だった。
オークたちは何かに群がり、入れ替わり立ち替わり
何かをしているようだった。
「よく見てみろ、オークたちの中に何かが見えないか?」
「何か? ……あ」
それは白い足だった。ゆさゆさと揺れているそれは女の足。
オークたちは女を犯していたのだった。
考えてみればオークは性欲の強い生き物で
その精液は猛烈な媚薬の原料でもある。
そんな彼らが熱心にやることなんて、
セックスくらいしかないのだ。
「下がれオークども、下がるのだ」
ヒスネアの冷たい声を聞き、
さしものオークたちも慌てて飛び退いた。
後に残されたのは目隠しをされ後ろ手に縛られた謎の女。

全身に古い精液の乾いた跡と新しい精液がへばりついた黄色いシミがついている。
「ちんぽぉ……なんで犯してくれないのぉ……?」
617めんたい ◆YMwSWNMzA6 :2011/08/20(土) 09:24:20.29 ID:N+SojxMM
女の頭の中にはちんぽのことしかないようだった。
無理からぬことではあるが、少し気持ちが悪かった。
「トルネス、あの女を見てどう思う?
惹かれたりするか?」
「冗談だろ、あんな薄汚い女。
僕はヒスネア一筋だよ」
そう言った瞬間、女が不意に正気を取り戻したようだった。
「トルネス? トルネスなの? いやぁ……見ないで……見ないで!!」
僕は思わず首を傾げた。
僕には豚に犯されて喜ぶ知り合いはいない。
「アリシア・ド・メルフォルン・セントフォーリア、この国の姫君だよ」
「へえ、知らなかった。王様には会ったことがあるんだけどね」
「嘘よ! あたしたち結婚の約束をしたじゃない!」
「冗談だろ、肉便器に懸想するほど愚かではないよ」
「そうだアリシアよ、ドス黒い性器をしたお前が
トルネスほどの男に近寄れるわけもなかろう」
アリシアとかいう女は急に押し黙ってしまった。
すすり泣きの声が聞こえる。
これだからヒスネア以外の女は嫌だ。
「さあトルネス、式場に行こうか、こんな女のことは忘れて」
「そうだね、ここは臭いし」
僕らは牢獄を後にした。
地上へ上がる階段を登る頃には、
女の名前も忘れていた。
618めんたい ◆YMwSWNMzA6 :2011/08/20(土) 09:28:51.74 ID:N+SojxMM
これにて終了
619名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 09:50:30.46 ID:PQE/VAsB
話の展開が最高だった
GJ
620名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 10:30:43.53 ID:7sXbgJJi
いいね乙
621名無しさん@ピンキー:2011/08/20(土) 14:11:05.86 ID:As8KoYDW
心が痛い、でもgj
622名無しさん@ピンキー:2011/08/21(日) 00:43:59.34 ID:qcdOHPbJ
見事な作品だ
GJ
623名無しさん@ピンキー:2011/08/23(火) 02:21:59.69 ID:ostlLV7J
GJ
mc能力を持った王女の台頭を待ちたい
624名無しさん@ピンキー:2011/08/24(水) 00:29:45.88 ID:b4FCSGRq
かわいい女の子(内気ストーカー系)に頭ん中グチャグチャにかき回されて洗脳されて壊されておもちゃにされて旦那様にされてぇ…
625名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 14:31:51.77 ID:ffBFEd7C
>>86のつづきが気になってしょうがないのだが
スレ全部読んだけどつづき無いのなorz
626名無しさん@ピンキー:2011/08/25(木) 22:33:42.36 ID:UL7mPDO4
>>625
仕事がひと段落着いたらがんばってみるよ
期待しないで待っててくださいな
627名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 10:41:02.12 ID:JK1poE0V
>>626
俺も期待して待ってますよ!


さて、まだちと気が早いが次スレどうする?
住民が特別多い訳でも少ない訳でもないから判断が難しいところだが
いっそのこと被Mシチュ総合でもたてるか?
628名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 21:12:29.97 ID:ObmrZpKJ
>>826
おおおっよろしくお願いします
気になってしょうがなかったんだ
629名無しさん@ピンキー:2011/08/26(金) 21:13:02.37 ID:ObmrZpKJ
>>626
興奮してあんか間違えた
630名無しさん@ピンキー:2011/08/28(日) 00:55:33.15 ID:mXA9dJXk
かわいい女の子に監禁洗脳されたいなぁ
631名無しさん@ピンキー:2011/08/28(日) 08:38:49.42 ID:+VDIzNI1
>>630
洗脳というと、
カラダに媚薬を塗られ、ラバーの全頭マスクと全身拘束着をつけられてアナルにバイブ
そして腕輪という催眠音声の最後の部分
「私はご主人様の奴隷です、心も体もすべて、ご主人様のものです〜云々」を永遠に聞かされて
芋虫のように身もだえしながら放置されるとかか
632名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 23:04:15.14 ID:8wdX1JOb
この中で一番嫉妬に狂って操ってくれそうな子はどれ?

@昔から好意を持ってくれている幼なじみ

Aお兄ちゃんがちょっとキモいレベルで好きな妹
B弟がちょっとキモいレベルで好きな姉

Cいつも男勝りで余り女の子を感じさせない親友のような女の子

D引っ込み思案で恥ずかしがり屋でいつも後ろをちょこちょこストーキングしてる後半

Eクールでみんなから慕われているけれど自分にだけは弱い部分も見せてくれる先輩
633名無しさん@ピンキー:2011/08/29(月) 23:06:01.15 ID:at2hZuNJ
明らかに5
ヤンデレ臭しかしない
634名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 00:41:06.47 ID:85Yt9q3h
5が危険すぎる
635 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/08/30(火) 00:43:25.14 ID:r6JGpUby
>>632
2の妹かな
幼いぶん手段を選ばなそう
636名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 01:23:10.52 ID:pxKVfycP
一途に慕ってた幼なじみも振られた時の反動が強そうな気がする
でもストーカー内気っ娘も見たいな
637名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 01:37:32.94 ID:9PjdLh9U
メイド魔性の快楽地獄
ttp://shyanbrow.kir.jp/oshinagakimeido.htm

スレタイに該当する趣旨のサイトで一番興奮したサイト
638名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 02:22:38.23 ID:RfvF2yX8
悪いこたあ言わねえ5だけはやめとけ(チラッ
639名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 03:19:06.18 ID:4Xr8uHlR
4はそれまでとのギャップが凄そうだな

>>637
ネット初めて最初に読んだエロ小説がそれだった
そのせいでこんな性癖に…w
640名無しさん@ピンキー:2011/08/30(火) 15:09:47.70 ID:29gAWqdu
5もいいけど6の先輩も捨てがたい
641名無しさん@ピンキー:2011/08/31(水) 00:53:57.40 ID:Zo4qiuZh
内気でストーカーなところがたまらんな5は
絶対に操って壊しつくした後に夫として大事に飼ってくれそう
642名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 01:13:24.77 ID:tb4bGXLL
主人公(男)には、姉と妹がいる。
姉妹は、主人公をちょっとキモいレベルで好きだが、二人ともそのことを誰にも悟られないようにしている。
幸か不幸か、姉妹は家の方針で女子校へ通わされている。
主人公は、共学に通っていて、いつも通学途中で合流してくるのが、昔から好意を持ってくれている幼馴染み。
二人は同学年だがクラスは別。
教室に入って自席へ着くと、いつも男勝りで余り女の子を感じさせない親友のような女の子が声を掛けてくる。
これも、いつもの光景だ。
部活(文化部のため男女合同)では、クールでみんなから慕われているけれど自分にだけは弱い部分も見せてくれる先輩がいる。
また、入学当初、何度か助けたことで、引っ込み思案で恥ずかしがり屋でいつも後ろをちょこちょこストーキングしてる後輩もいる。

そんな、主人公の明日はどっちだ(笑)
643 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/09/01(木) 01:26:08.58 ID:ErfPpfLh
>>642
修羅場しか想像できねえw
644名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 01:35:02.53 ID:xBFx9Jsh
主人公逃げてぇ!
645名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 04:13:37.17 ID:AdF8oowO
>>642
CV
姉 誠樹ふぁん
妹 胡桃れみ
幼馴染 分倍河原しほ(彩瀬 ゆり)
親友 紅月ことね
先輩 伊東もえ
後輩 紗藤ましろ
646名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 17:46:20.31 ID:3wKpKg8R
おいおいれみさんは後輩だろう

って何のスレだよここ
647名無しさん@ピンキー:2011/09/01(木) 22:27:13.66 ID:3HVCc1sk
>>642
そのエロゲーはいつ発売しますか?
648名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 00:10:58.47 ID:UuP8USlI
女洗脳するスレある?
649名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 00:11:45.78 ID:uJCmFgPT
タイトルは絶対★洗脳!ロワイヤル♪〜六人の女の子にHに操られて壊されちゃおう〜
で是非

通常のエロゲとは全く違う斬新なシステムA.M.T(active mindcontrol tactics)システム搭載!

このゲームのヒロインたちは、主人公との些細な会話や生活の中で暗示をかける、薬を仕込むなど、あらゆる手段で主人公を自分のものにしようとしてきます
その暗示や洗脳のせいで選べない選択肢や結末が出てきてしまいます
中には物理的に監禁されて洗脳されてしまうことも!?
そういった事態を回避するために、選択肢や会話中で主人公の行う行動を選択!
目をそらす、その場を去る、逃走する、問い詰める、会話を切り上げる等様々な行動をリアルタイムに主人公に行わせることができます

果たしてあなたは、ヒロインたちから逃げ切り、無事に恋人と添い遂げられるのでしょうか?

初回限定版は特典ドラマCDとオリジナルサウンドトラック、ビジュアルファンブック付属
予約特典はヒロインごとのラブラブ洗脳CD(予約店舗によってヒロインが異なりますのでご注意下さい)
価格9580円(税込み)
20012年1月24日発売!
650名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 00:17:21.29 ID:uJCmFgPT
連レス失礼
>>648
>>13
総合の方は基本女性被洗脳
651名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 00:18:37.59 ID:DEVOoQoP
一瞬タイトルでググりそうになってしまった
652 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/09/02(金) 00:53:53.33 ID:c/79taPb
>>649
やべえマジ欲しいw
653名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 00:58:12.79 ID:qv+5B1dn
> その暗示や洗脳のせいで選べない選択肢や結末が出てきてしまいます
選択肢が勝手に決定されたり、暗くなってて選べない選択肢があったり、決定した途端に選択肢の文章が変わったり、
デフォ選択肢を選び続けようと連打してたらデフォ位置が変えられてたりするんですねわかります
654名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 02:19:56.13 ID:65BzhiEp
655名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 02:52:49.71 ID:l+bU1vJc
>>649
Intel「呼ばれた気がした」
656名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 12:35:00.53 ID:9cKRt8QA
>>649
0一個減らさないと死んでしまいます
どこか作れよこれで…
657名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 15:56:49.50 ID:3A6r5maH
5000円なら・・・なんとか・・・
658名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 19:38:05.85 ID:r2IaWg2D
>>649
さらに全編通して最新の催眠技術を応用して製作されており
洗脳されてリアル廃人になるプレイヤーが続出するんですね、わかります
659名無しさん@ピンキー:2011/09/02(金) 19:41:07.31 ID:4iGvPzA3
お前らバカだな。エロゲとは仮の姿で、
本当の正体は、開発者の美少女洗脳師が、
ご奉仕少年を集めるためのMCソフトなんだよっ!
660名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 09:51:02.33 ID:oAT7D4Yv
>>654 ストーリー分岐に詰まって第3弾がお蔵入りなのはナイショ
661名無しさん@ピンキー:2011/09/03(土) 19:30:53.31 ID:Nvu405eD
>>660
もったいない!
662名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 00:01:59.72 ID:hkot2KiH
幼女に催眠で動けなくされて逆レイプされたい
663名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 06:58:08.15 ID:UpCjFbeL
俺は幼馴染に催眠術で人形にされたい
664名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 07:14:39.61 ID:z3vf4MZE
俺は内気で好きな人を遠くから見てるだけで幸せだった子がふとしたきっかけから病んでってストーカー行為にまで走るようになっていって、その内好きな人の事を何でも知ってる自分だけが彼を幸せに出来るとか錯覚した子に恋人と引き離されて薬漬けにされて操られて子作りしたい
665名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 11:08:08.85 ID:1wSIa1pX
>>645
姉 誠樹ふぁん(腕輪、わんわん催眠)
妹 紗藤ましろ(レイプ・サウンド・ガール)
幼馴染 分倍河原しほ(彩瀬 ゆり)(スキスキ催眠)
親友 紅月ことね(マゾ犬ペット化催眠、ヒプノスレーブ)
先輩 伊東もえ(めいどーる)
後輩 胡桃れみ(FEELS)

紗藤ましろと胡桃れみは逆の方がいいかね
666名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 11:16:06.20 ID:YLfocrtF
実際それ系でじつようてきなゲームあんの?

女の子の年齢問わず。子供じゃなくていい
667名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 13:33:11.06 ID:z3vf4MZE
まず女の子に操られてそのままendなゲームなんかあったっけ?
668名無しさん@ピンキー:2011/09/04(日) 21:54:54.96 ID:w4RhjBN2
>>654 いいねぇ 声があったらなおさら
669名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 00:34:00.53 ID:MJg3wOP4
>>668 声があって、心理テストとか予備催眠があって、聞く人ごとに
導入方法(画像重視・音声重視)とヌキシーン(セルフあり・なし)を
自動選択してくれたら面白かったのにね。
そのためのシナリオも作ったけど気力がないから3作目(未完)を
1週間ほどうpしてお茶をにごすw(寄生脳姦&音量注意)

ttp://hp.vector.co.jp/authors/VA017998/data/yuuma300.html

こういうところの作法を知らないので、何か無作法があったら
大目に見てもらえると助かります。
670名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 00:52:46.85 ID:7hFfvRw7
マジカルヒロインが堕落ちするのはあるが
マジカルショタが堕落ちするのがないのはなぜだろう
671 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/09/05(月) 01:30:56.22 ID:pv9dbIxL
>>670
まずマジカルショタものが少ないからじゃね?
ショタの戦隊が悪の女ボスに一人ずつ堕とされるのがみたいな
672名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 05:04:12.52 ID:QdKJT6J/
>>669
おおいい感じだな
673名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 05:58:31.01 ID:BmmA73FX
洗脳逆寝取られSSはしばらくご無沙汰だなぁ
読みたいなぁ(チラッ
674名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 18:12:54.70 ID:Zfm25QIy
>>669
いただいた!サンクス
誓いの言葉のシーンで1分くらい待ってみたけど、そっちはタイムアウトによる分岐はないのね・・・
675名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 23:02:45.08 ID:gU0zhnXu
>>674
選ばないと、返事もできない虫けら扱いされて足でイカされるルートに・・・
進むはずだったんだよ。
最初から妥協してれば2年以上前に公開できたんだがw
676名無しさん@ピンキー:2011/09/05(月) 23:52:43.44 ID:sEGR1MzD
洗脳者ABによる刷り込み合戦
677名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 00:21:24.46 ID:9KJzS6tC
ttp://www.prezis.jp/juri/0606.jpg
ttp://www.prezis.jp/juri/0607.jpg
ttp://www.prezis.jp/juri/0604.jpg
ttp://www.prezis.jp/juri/0603.jpg

こんな感じで吊るされながら催眠で洗脳されたい
甘脳毒みたいなw
678名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 00:28:39.39 ID:HX/FlVEJ
惨事注意
679名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 00:32:45.55 ID:9KJzS6tC
>>678
二次でこういう絵ないんだよな
680名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 02:22:00.19 ID:NycP4fwb
>>679
ショタが似合うシチュなんだよなぁ
681名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 02:33:28.49 ID:0F27FRtW
>>669
マジ良かったよ
これで音声あればリアルに操られそうだw
682名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 08:00:40.11 ID:BwwTG2nG
あー可愛いくて内気でストーカー気味でちょっとイカれた女の子に惚れられてストーキングされまくった挙げ句嫌気がさして恋人の家に同棲する事にした直後後ろからスタンガンで気絶させられてストーカー娘のお家に監禁されて洗脳されたい
683名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 13:00:16.63 ID:9KJzS6tC
>>682
超特殊なシチュエーションだなw現実じゃ絶対ありえない
叶うのはエロゲや小説、音声作品ぐらいか。あとはSMクラブでイメージプレイとか
684名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 20:14:04.46 ID:GjtLhlJL
>>669
ルリルリさん何してはるんですか
685名無しさん@ピンキー:2011/09/06(火) 21:52:34.49 ID:U1XnDis9
>>669がしばらくして真っ暗になった後音だけで進まないの俺だけなの?
686名無しさん@ピンキー:2011/09/07(水) 06:03:14.54 ID:UOr8n6rm
>>685
我慢してはいけません
されるがままに身を任せましょう
687名無しさん@ピンキー:2011/09/09(金) 00:26:36.49 ID:kfTFrL0s
可愛い男の子がきれいなお姉さんに催眠術とかかけられて、暗示を使って恥ずかしい悪戯とかされるのが好きだ
688名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 10:36:30.00 ID:joKEcdJG
>>687
超同意
689名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 10:39:13.01 ID:UMBVXcYC
>>687
催眠物は暗示での恥ずかしい悪戯こそ至高だと思うが、あんまり理解されてなくて寂しい。
690名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 11:54:04.02 ID:Ii16miuR
催眠は暗示による支配と服従が至高
691名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 11:58:27.57 ID:3fzTxsl5
逆寝取られスキーの俺はまさに略奪の為の催眠が至高
692名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 12:21:43.53 ID:80EsGLgL
催眠とまで言わないからせめて男主人公を堕落させるようなエロゲって出てないかなぁ
693名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 13:35:31.12 ID:3fzTxsl5
脳内彼女のゲームを買ってbadendに進む作業をおすすめする

でも俺は操られるゲームしたいなぁ
女の子に操られて恋人から寝取られたい
694名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 13:36:26.31 ID:gtuswK3C
>>692
脳内彼女とかオヌヌメ。
695名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 22:13:43.39 ID:aqmU7N9v
>>693
あそこの作品はBADエンドこそTRUEエンドだ
696名無しさん@ピンキー:2011/09/11(日) 23:59:11.31 ID:3fzTxsl5
sage
697名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 00:00:23.51 ID:3fzTxsl5
誤爆した
ち違うんだ!操られてたんだ!


SS読みたいなぁ
698名無しさん@ピンキー:2011/09/12(月) 00:33:45.91 ID:UOwA4sm7
そういえば漫画の超電磁砲にいい感じの精神操作能力もった子が出てたよね
ああゆう思いっきり弄んでくれそうな洗脳キャラは大好きだ
699名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 21:41:32.66 ID:tzgmmJio
みんなはどんな感じに操られたい?
恋人から寝取られたい?
無意識的にいたずらされたい?
廃人になるまで脳をボロボロにされたい?
700名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 22:30:58.71 ID:dvfUAD7s
両思いの彼女に支配されたい
701名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 22:46:46.01 ID:2I9R/HMS
お姉さんに催眠術をかけられて、後催眠暗示とかのせいで他の女の子のスカートをめくっちゃったりとか
702名無しさん@ピンキー:2011/09/13(火) 23:28:30.79 ID:wN9kSJjW
>>701
なんというチンカラホイ
703名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 00:08:49.18 ID:QCMmWQnl
逆寝取られSSが読みたいの
逆寝取られされたいの
704名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 16:39:35.30 ID:QGFXrDbe
>>699
好きな娘に変態的に常識改変されて
「あっれー、何してるのー?」(パチン)
「……っ!///」
みたいに辱められて、その後なじられながら思いっ切り甘えたい
705名無しさん@ピンキー:2011/09/14(水) 21:19:11.00 ID:dG+CD/6c
催眠なら何でも良いですw
706 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/09/15(木) 02:15:47.54 ID:mfRdqaYx
モンスター娘に人外の快楽で責められそのまま脳姦されて虜にされたい
707名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 02:22:56.30 ID:s1AYv3TJ
「女の子に催眠、洗脳されてしまうスレ」
708名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 16:15:02.84 ID:DfYZIerj
限界だった
身体も心も
目の前にいる女性は、楽しそうに笑っている
俺を痛めつけて、苦しめて、辱めて、愉しんでいるのだ
ほにゃほにゃしてて、ちょっと抜けた所もあるけれど優しくて頼りになる姉だと思っていた
けれど、彼女は狂っていた
俺を恋人から引き離し、この座敷牢に監禁してもう1ヶ月
気が狂いそうな拷問と投薬、そして陵辱を受けても俺は耐え続けた
必ず恋人の元へ帰ると強く心に決めて

「さーくんの好きな人はお姉ちゃんだよ。あの女じゃない」
姉が耳元で囁く
打たれた薬によって、頭が朦朧とし、頭が痛い
「違う…俺が、愛してるのは…」
恋人の名前を口に出す
確認するように、忘れないように、間違った認識を植え付けられないように
「うーん、驚いたなぁ。まだ抵抗するんだ」
姉は可愛らしくちょこんと首を傾げる
「もっとお薬お注射しようか?」
姉が注射器を取り出す
俺は必死に首を振り、拒絶した
薬だけはいやだった
これ以上注射されたら、もう姉の洗脳に抗えない
「どうして嫌がるの?それとも、いたいいたいの方がいいのかな?くすくす」
『いたいいたい』と聞いて背筋が凍り付きそうなほどの怖気が走った
つまり、拷問の事だ
俺はぼろぼろと涙をこぼしながら、みっともなく許しを請うた
「許して欲しいの?じゃあいつものおまじないを言ったら許してあげる」
俺は涙を流しながら懺悔の言葉を呟いた
「ほしゅ…」
709名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 19:26:56.68 ID:4AuDVEtd
>>708
久々のSSだぜヒャッハーって思ってたら保守オチかよw。
710 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/09/15(木) 19:31:25.73 ID:tZBZKFNG
>>708
GJw
711名無しさん@ピンキー:2011/09/15(木) 19:47:52.10 ID:N8orJESu
くやしい、だがほしゅしちゃう
712名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 09:40:52.05 ID:1Hg7yM/W
SSほしいねー
読みたいなぁ
713 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/09/16(金) 22:16:25.33 ID:TwIsZuDi
SSキテクレー
需要は多いジャンルだとは思うがいかんせん供給が少ないんだよなあ
操られるとか洗脳とかガキのころから大好きなジャンルだからもっと活性化してほしいわ
714名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 22:47:23.00 ID:m47GjBS7
強制臭いフェチ化計画の続きを待ち続けている俺がいる
これは何回呼んでも勃起する。
715名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 23:00:09.96 ID:XTplFB8U
読み手はいるが書き手はいないこの状況・・・下手すればこのまま雑談でスレが終了する可能性も・・・
716名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 23:03:43.31 ID:lDrFcr+X
同人ゲーでもいいから誰かが書けば大儲けできる希ガス
717名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 23:03:56.58 ID:mwNd9Gqj
まあそう悲観することはないさ
今年立ったばかりのスレなんだし、書く人が少ないのは当然
それよりも書き手がいつでも投下しやすいような良好な空気を維持することが大事だな
718名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 23:05:00.38 ID:mwNd9Gqj
>>716
そんなにw?
同人ゲーってよく知らないけど、そんなに市場あるのかw
719名無しさん@ピンキー:2011/09/16(金) 23:15:10.07 ID:Oe6wNWUO
ニッチなジャンルほど俺が書けば余裕で売れる
と思うけど個々人で細分化されてて意外と売れない
よっぽど絵が上手いか文才がないとな
720名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 03:31:38.02 ID:JfQcZnlc
>>719
需要がマジでニッチ。ほぼオーダーメイド
721名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 10:40:04.65 ID:48C7ITEn
人それぞれに違った洗脳のされ方がある
だからやめられねぇんだ、人生ってやつは
722名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 11:24:12.47 ID:hrTtMvpR
ここ2,3年だと催眠オナニーから入った奴も多そうだな
723名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 13:53:17.31 ID:x7fSD/d0
FEELS→腕輪→ラビットラビリンス→マゾ犬ペット化催眠→レイプ・サウンド・ガール→わんわん催眠
724名無しさん@ピンキー:2011/09/17(土) 15:36:54.09 ID:JsrsKDm2
わんわんエロ短すぎて無理ぽ
725 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/09/17(土) 20:46:31.83 ID:VSl37F2n
>>722
何故バレタww
メイドさんの奴隷です
726名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 01:09:54.39 ID:H9KGPzrJ
催眠物のエロゲは結構あるけど逆は全くと言って良いほどないよなぁ
727名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 01:39:23.53 ID:aPDz6vce
逆ってどういうことだよ
728名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 01:55:36.44 ID:Wvb0a8Gj
女の子に催眠されるってことじゃ
729名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 03:34:47.04 ID:EHH0AVG3
    , - 、  オバケダゾー     
  ヽ/ 'A`)ノ  . - 、
   {  /   、('A` }ノ ヒャー
   ヽj     )_ノ
730名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 04:32:23.82 ID:zFg+ctzk
あるにはあるよ・・・期待外れだったけど
ttp://www.eclat-soft.jp/product_saiminn_op.html
731名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 06:50:12.36 ID:2u+9/lXZ
これほとんど催眠関係無かったね
NTRは良かったけど
732名無しさん@ピンキー:2011/09/18(日) 17:55:13.98 ID:UquytNVf
京都弁の女の子に催眠洗脳されたい
京ことばではんなりと責められたい
733名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 02:01:03.77 ID:vtwJ0Qeo
失礼します。投下します。
ちょっと長いかもしれないです。
734運命の指輪:2011/09/19(月) 02:02:43.69 ID:vtwJ0Qeo
「今日の結婚式、と〜っても素敵だったね!」

「ああ、あのアンディ様が嬉しそうにしてるの始めてみたよ」

俺の名前はアース、以前までアンディ様率いる解放軍で騎士をしていた。
暗黒魔法に魅入られて虐殺を行ってきたハワード軍との大戦も
我ら解放軍の勝利を収めてから、半年ほどたっただろうか。
この国も戦争で殺伐としていたものだが復興も進み賑わっていた。
今日は、復興を祝って解放軍のリーダーであるアンディ様の結婚式の
パレードが行われて俺ともう一人が招待されていた。

「シャルロッテ様、ドレスすっごく綺麗だったね!」

俺の横にぴったりとくっ付いてくる天真爛漫でこちらまで
元気になってくるくらい明るく小柄な女性、彼女はスバル。
小さな島国で武器職人の家の娘で俺と将来を誓い合った仲だ。

「えへへっブーケ貰っちゃった、私で良かったのかな?」

「うん、俺たちもこれから・・・なっ?」

スバルは、アンディ様のお相手であるお姫様シャルロッテ様のブーケトスを受け取れたのだ。
これからの俺たちを祝福してくれているようで気恥ずかしさもあったが俺も胸が高鳴った。
頭を撫でながら答えるとスバルは、顔を真っ赤にしてはにかんだ。本当に可愛いやつだ。

「えへへっアーくんっ・・・へへっ」

「スバル・・・一度宿に戻るか・・・んっ?」

「おぉ・・・アース、久しぶりだ・・・な・・・」

お互い顔を赤くしながら見詰め合っていたが恥ずかしくなってきたので
ちょっと濁すように話し始めると一人の女性が近づいてきた。

「アース・・・そちらの方は・・・」

「ルファリア様っお久しぶりです!!」

俺たちに話しかけてきた凛々しく長身で髪の長い美女
彼女はルファリア様、解放軍を率先してくれていた女性騎士だ。
知的で力強くありながらも容姿端麗で多くの国民から慕われ
絶大な人気を誇りワルキューレと呼ばれるほどの完璧な女性だ。
その人柄・強さに俺も尊敬している解放軍のトップの一人だ。

「彼女はスバルといって・・・俺の大切な人です」

「はっ始めまして、私スバルっていいます!
 ルファリア様にお会いできて光栄ですっ!!」

「そっそう・・・か・・・そうなのか・・・」

あの自分に厳しく気強いルファリア様の表情が暗く感じた。
俺たちの返答も耳に入っていないのか俯いてしまった。
体調が良くないのだろうか、大戦後の復興に力を注いで居ると聞く。
俺は、心配するがルファリア様はどこか力がない面持ちで答えた。

「すまない・・・気分が優れないようだ・・・失礼する」

「あっルファリア様・・・」
735運命の指輪:2011/09/19(月) 02:03:35.29 ID:vtwJ0Qeo
俺とスバルを交互に見つめると唇をかみ締め、俺たちの前から
逃げるように去ってしまった。一体どうしたのだろうか?

「なにか失礼なことしちゃったのかな?」

「それはないと思うが・・・お疲れだったのかもな」

怒らせたのかもしれないと怯えるスバルの頭を撫で落ち着かせる。
他人には弱みを見せないルファリア様の珍しい表情に俺も驚いていた。
いつまでもここで呆然しているわけにも行かないので宿に戻ることにした。

そのまま、俺たちは食事を終え招待されていた宿の自室で休んでいた。
招待して頂いただけあって結構いい部屋だ。大きなダブルベットに
スバルが腰をかけ先ほどのブーケを嬉しそうに眺めている。

「ルファリア様ってホント美人だね、腰の位置が高くて脚が長いし」

「んっそうだな、国民にも騎士連中にも人気が高いもんな」

「うん、今日は駄目だったけどちゃんとお話してみたいな
 アーくんのお世話になった人だもんね」

「今度、頃合を見計らって俺たちのことを挨拶しようか」

スバルはどうやら昼間のことも言うほど気にしていないようだ、よかった。
俺は、解放軍に所属していたときルファリア様の直属で働いていた。
お世話になったルファリア様には俺たちの結婚をちゃんと挨拶したいと思っていた。

「アーくんは、あんな綺麗な人とずっといっしょにいたんだよね」

「んっどうしたんだよ」

「私みたいなちっちゃくて胸のないのってがっかりしちゃうよね?」

「そんなこと・・・あぁなんだ」

スバルは、もじもじしながら口を尖らせてふてくされ始めた。
ルファリア様に嫉妬でもしているのかな、可愛いやつめ
俺は、スバルの横に腰をかけ肩に手を回した。

「俺は、スバルみたいな女の子のほうがいいと思うな」

「んぅ・・・ホント?」

「ああ、小柄なほうが女の子らしくて守ってあげたくなるよ」

「アーくん・・・ちゅぅ」

ちゅっちゅっ

ちょっと強引にスバルを俺の膝に乗せると肩を撫でながら口を重ねた。
小鳥がさえずるような優しいキスで互いの身体を寄せ合わせる。

「んっん・・・大好きだよ、これからはスバルとずっといっしょだ」

「ちゅちゅっ・・・アーくぅん、えへへっ・・・私も」

ちゅぅちゅっちゅぅ
736運命の指輪:2011/09/19(月) 02:04:26.31 ID:vtwJ0Qeo
キスで瞳が潤み紅潮させたスバルが可愛らしく愛おしくて仕方が無い。
出来るだけ優しくスバルの身体を撫で服を脱がしていった。
スバルもそれに応じるように俺へのキスを求めるように抱きついてきた。

「・・・綺麗だよ、小さくて可愛くて・・・スバルっ」

「ふぁぁんっ・・・アーくぅん、アーくぅんっ」

ちゅぅちゅぅちゅっちゅっ

スバルをベットに寝かせるとキスを首筋まで下げていく。
鎖骨の辺りにキスをしながらスバルの腰から胸を撫で回す。

「肌すべすべだな・・・んっんっ」

「あっあぁ・・・あっひゃぁんっ」

「胸も可愛い・・・」

「やぁあぁん・・・あぅぅっ」

ちゅぷっちゅくぅちゅぅ

服と下着をはだけてスバルの小さい乳房まで唇を這わせていく。
小ささにコンプレックスを感じているようなのでそれを懐柔させるように
優しく丁寧に乳房と控えめな乳首を咥え舐めていった。
スバルは感度が良いタイプのようで俺の愛撫に反応して喘ぎながら震えている。
可愛い大好きな女の子の艶姿に俺もどんどん興奮が高まってくる。

「んっんっ・・・スバルっスバルっ」

「はぁぁんっあっあっ・・・そっそこぉんはぁぁぁあんっ」

ちゅっちゅちゅぅちゅ  くちゅっくにゅ

乳首を重点に舐めながら手をスバルの大事な部分まで撫で進めていく。
そこは、キスと愛撫ですっかり音が聞こえるほど濡れていた。
小柄な為かどこか幼く感じる大事な部分は特に丁寧に指を絡めていく。
表面をクニクニと力を入れないで撫でていくとスバルは腰を浮かせて
高い喘ぎ声を上げた。もう準備もできたか、俺も我慢できそうにない。

「スバルっもう・・・いくなっ?」

「ふぁぁっんっんふぅ・・・あっあっ」

ちゅっ くちゅくちゅぅくちゅっ

ヌルヌルのスバルのあそこを撫でながらもう一度口にキスをする。
俺は、ズボンを脱いですっかり勃起したイチモツを取り出した。
そして、スバルのあそこにイチモツを擦り付けていく。
スバルはまだ本番に慣れておらずあそこも小さいので気をつけないといけない。

「スバルっ・・・んっんっ大好きだよっ」

「アーくぅんんふぅんっんぁあんっ」

「もっもう・・・大丈夫か・・・あっ」

「あっあっあっあはあぁふにゃぁぁあぁんっ!!」
737運命の指輪:2011/09/19(月) 02:05:06.38 ID:vtwJ0Qeo
くちゅくちゅぅくちゅっ  びくっびくぅぅぅ

イチモツを擦りつけいざ挿入しようとした矢先、スバルの全身がビクビクと
震え体温が一気に上がる。潮を噴いたようであそこがびしょびしょになった。
どうやら、スバルは前戯でイってしまったようだ。

「スバルっ・・・気持ちよかったか?」

「ふぁぁぁ・・・はぁはぁ・・・アーくぅん、私だけごめんね」

「いいよ、今日はここまま寝ような」

「あっアーくぅん・・・んふぅ」

絶頂で体中が痙攣しているようなスバルにこれ以上無理は強いれない。
申し訳なさそうな顔をするスバルを強めに抱きしめここまま眠ることにした。

「ゆっくりでいいから・・・いっしょになっ?」

「うん・・・私、アーくんの赤ちゃん欲しい」

蕩けた表情で胸に身を寄せるスバルが愛おしくてたまらない。
そのまま頭を撫で回し、余韻に浸り微笑みながら眠りに付いた。
俺は、以前から続いている射精までいけない性行為で性欲が
溜まり可愛らしいスバルをめちゃくちゃにしたい衝動に駆られるが
グッと堪えてスバルの体温・匂いを感じながら目を閉じた。



翌朝、スバルと一緒に朝食をとっていると伝書が届いた。

「アーくん、お手紙がきてるよ」

「なんだ、えーと・・・ルファリア様からだ」

「なんて書いてあるの?」

「俺に話があるんだって、昨日のこともあるし行ってくるよ」

伝書は、ルファリア様からでなにやら俺に話があるらしい。
スバルのことも話しておきたいし昨日の様子も心配だ。
早速、ルファリア様が滞在しているお城へ向かうことにした。

「私もついていったほうがいいのかな?」

「いいよ、俺一人で大丈夫。ちゃんとスバルのことも紹介しておくよ」

少し心配そうなスバルを宥めて俺は、ルファリア様のいるお城へ出かけた。
ルファリア様は、アンディ様のお城に招待されて滞在している。
実は、俺もお城に招待されたのだが堅苦しいのが苦手で宿屋にしてもらったんだ。
それにしてもルファリア様がこのような手紙をよこすなんて珍しい。
クールな見た目と違って結構熱く用があるなら自分からかって出る人なのに。
そう考えているうちにお城に到着した。本当に立派なお城だな。

「すみません、アースと申します。ルファリア様に用があって参りました」

「あっアース様ですね、ルファリア様からお聞きしています。どうぞこちらへ」

門番をしていた用兵に連れられてお城の中へ入っていった。
広く豪華な内装を眺めながら廊下を進んでいくと一つの扉の前で立ち止まった。
738運命の指輪:2011/09/19(月) 02:05:59.58 ID:vtwJ0Qeo
「こちらになります。それでは、失礼いたします。」

「ありがとう・・・ルファリア様、アースです。」

用兵を見送ってから俺は、扉をノックしてみると中からどうぞと声がした。
扉を開け軽く会釈しながら部屋に入るとルファリア様がベットに腰掛けていた。

「アース・・・わざわざ来てもらってすまないな」

「いえ、ルファリア様の命とあればなんだっていたします。」

俺に向かって微笑むルファリア様の様子を見てみるが昨日のように
目に見えて調子が悪いということはなさそうで安心した。

「アース、元気そうで何よりだ」

「ルファリア様、大丈夫でしょうか?」

一応、昨日のことを聞いてい見るが一つ気になることがあった。
それはルファリア様の服装だ。大きく胸元があいて身体のラインを
強調するような丈の短い水色のワンピースを着ていたからだ。
もともと抜群のスタイルをしている為、胸元から溢れんばかりの乳房の谷間
鍛えられキュっとしまったウエストからヒップのラインが丸見えで
短いスカートから、白く引き締まった太ももがまぶしく見える。
身だしなみに厳しいルファリア様がこのような格好をするなんて本当に珍しい。

「ふふっ・・・アース、こっちに座ったらどうだ?」

「あっルファリア様・・・胸元が見えてますよ、これを」

「っ!?・・・すまないな・・・くぅ」

ルファリア様が少し前屈みに胸元を強調するような体制になったので
思わず自分が着ていた上着を肩にかけてあげた。
軽くうつむき裾を握って震えると上着を羽織ってくれた。
寒かったのだろうか、ルファリア様に風邪を引かせるわけにはいかないからな。

「早速、本題に入ろう。アース、昨日の・・・なんといったか」

「スバルのことでしょうか?」

「そうだ、そいつだ。それと良い仲なのだろう?」

「はい、スバルと俺は・・・お付き合いをしています」

スバルのことをそいつというのがちょっと気がかりだが俺たちの恋仲の話だろうか?
付き合っているというとまた、ルファリア様が軽く俯いて震えたがすぐに顔を上げた。

「それでだ。アースにプレゼントがあるんだ。」

「おっ俺にですか?」

「この指輪なんだが・・・これは妖精に祝福されると言われている。
 これからのことを考えるとアースに付けてもらうのがいいと思ってな」

「ルファリア様・・・ありがとうございます!」

俺は、ルファリア様の心遣いに喜びながら指輪を受け取った。
その指輪を見てみるとアンティークなのだろうか少し濁って見えた。
どこか暗黒魔法でよく使われるダークメタルのような気がする。
739運命の指輪:2011/09/19(月) 02:06:47.39 ID:vtwJ0Qeo
「これを左手の小指につけるんだ。アースには本当に世話になったからな。」

「はっはい・・・ルファリア様、本当に嬉しいです」

あの暗黒魔法を憎み、解放軍の中でも暗黒魔法撲滅に力を注いでいた
ルファリア様が暗黒魔法のダークメタルなんか使うはずもないか
疑ってしまった自分が情けなく感じる。申し訳ございません、ルファリア様。

「早速、つけてみてくれないか?」

「それでは、左手の小指ですね?・・・んっんぅ?」

どっくん どっくん どっくん

指輪をつけた瞬間、なんだか鼓動が強くなり体温が上がってきた。
どんどん身体が高揚・興奮して息が切れてくる。どうなってるんだ?

「こっこれは・・・ルファリアさ・・・まっ」

どっくん どっくん どっくん

すると指輪をつけた小指が赤く光始めた。高鳴る鼓動で胸を押さえながら
左手を上げるとその赤い光がルファリア様の手のほうへ一瞬にして走った。
ルファリア様は、自分の手に走った赤い光を嬉しそうに眺めている。
その手、小指には俺と同じ指輪がつけてあり俺とルファリア様が赤い光が繋がっていた。

「なっなんっ・・・はぁはぁ・・・うぅ」

どっくん どっくん

少し経つと赤い光も消え激しい鼓動も収まってきた。
俺は、ルファリア様に指輪のことを問いただそうとするが・・・

「・・・アース」

「・・・あっルファリア・・・さま」

ルファリア様の声を聴いた瞬間、なぜか嬉しさがこみ上げてきた。
そして、ルファリア様の顔を見ると思わず目を逸らしてしまった。
あまりの美貌に自分の顔が赤くなり、顔を見続けることが出来なくなったからだ。

「どうした・・・アース」

「こっこれは・・・そのっ」

今までルファリア様は、綺麗だとは思っていたがこんな気持ちになったのは初めてだ。
長い睫に切れ長の瞳、形のよい鼻に瑞々しい色っぽい唇が俺の心をときめかせる。
なぜだろうか、スバル以外の女性にこんな気持ちになるなんて、しかもルファリア様相手だ。
俺なんかがつりあうはずも無い。ってそうじゃないだろっ俺にはスバルがいるんだ!

「アース、こっちを向いてくれ」

「っ!?ルファリア様っ!!」

ルファリア様は、俺の手を握ってもう片方の手をあごに添えてこちらを向かせた。
その目の前にいるほんのり赤く染まって微笑むルファリア様に息を呑んでしまう。
逃げるように下を向こうとするがそこにも俺を揺さぶるものが待ち受けていた。
なんと、ルファリア様は俺の視線を待ちわびたように上着をはだけ胸を付き出したのだ。
740運命の指輪:2011/09/19(月) 02:07:28.15 ID:vtwJ0Qeo
「おっ大きい・・・ごくっ」

部屋に入ったときは、ルファリア様にしてははしたない格好と思っていた
水色のワンピースが今となっては俺の情欲を刺激する魅惑の服装へと変化していた。
柔らかそうな乳房の谷間、抱き心地がよさそうなウエストにもじもじと動く太ももの
奥を想像してしまって思わず俺の股間が大きくなってしまった。

「アースに・・・お願いがあるのだ・・・」

「はっはいぃ!?」

まじまじと体中を見つめる俺の視線をニッコリと受け止めたルファリア様は
手をギュッと握りながら、覗き込むように話しかけてきた。裏返った声で返事をする。

「恥ずかしいことに・・・私の身体はまだ・・・男を知らない」

「はっはい・・・ごくっ」

「アース・・・そなたさえ良ければ・・・私を女にしてはくれないか?」

「女に・・・ってそれってまさか・・・!?」

ルファリア様が処女って聞いただけで胸が高鳴ったのに抱いて欲しいだって!?
俺は、見境も無く切なげな表情、極上なスタイルを交互に見つめて葛藤に悩んだ。
スバルとの中途半端な性行為のせいでたまった性欲をルファリア様にぶつけたい。
そんな激しい欲望がうごめくが心の片隅で僅かにスバルとの思い出も感じていた。

「駄目か?・・・私では、女に感じぬか?」

「そんなっルファリア様は素敵ですっでも・・・俺っおれっ」

ルファリア様を抱きたい、欲しいっていってるんだから押し倒してしまえ。
どんどん強くなる欲望に蝕まれて理性がなくなってしまいそうだ。
俺は、手を振り払ってルファリア様を見ないようにして逃げるように走り出した。

「すみません、本当にすみませんっおれっ俺はっスバルがっ」

「あっアース・・・私はここで待っているからな」

ルファリア様の声も無視して俺は全速力でスバルの居る宿へ走った。
この燃え上がった興奮を別の女性にぶつけるわけには行かない。
俺にはスバルが居るんだと心に言い聞かせ、先を急いだ。


そして、宿に着くと真っ先に部屋に飛び込んだ。
椅子に座って裁縫しいたスバルの前に立った。

「はぁはぁ・・・スバル」

「アーくん、おかえり・・・どっどうしたの?」

「スバルっスバルぅぅぅ・・・んっ?」

「アーくん?・・・本当に大丈夫?」

俺は、スバルを思いっきり抱きしめてスバルもいきなりだったが受け入れてくれた。
しかし、俺は異変に戸惑ってしまった。昨日までは、スバルとくっ付くだけで興奮というか
常にドキドキしてしまったのに今、スバルを抱きしめてもなにも感じない。
それどころか頭に貧相な身体だなっと無意識に浮かんでしまって驚きをかくせない。
741運命の指輪:2011/09/19(月) 02:08:06.74 ID:vtwJ0Qeo
「なにかあったの?」

「いいや、ごめんな・・・スバル」

俺は、出来るだけおかしい感情を出さないように気を使ってスバルの頭を撫でた。
あんなに大好きだったスバルを目の前にしても何も感じなくなってしまった。
溜まった性欲をぶつけるどころかスバル相手にイチモツが反応しそうにも無かった。
そして、俺とスバルはどこか気まずいまま1日を過ごしていった。

夜も更け、城下町の観光に疲れたのかスバルは静かに寝息をたてていた。
俺は、ルファリア様のことが頭から離れず眠れないでいた。
あの美しい顔、豊満な乳房に極上のスタイル、それを思い出すだけで
痛いくらい勃起が強くなり女を抱きたい衝動にかれれる。
でも、俺の恋仲であるスバルでは興奮できない身体になっていた。
悶々としているとあるルファリア様の一言を思い出した。

“・・・私はここで待っているからな”

その言葉を思い出すとこの深夜でも待ってくれているのではないかと思えてきた。
全然、確証がないのだがいてもたっても居られず俺は、スバルに気がつかれないように
しながらふらふらと出て行った。この興奮を抑えてくれるのはルファリア様しかいない。
やがて、こんな深夜にも関わらずにお城の前に行くと朝に出会った門番が立っていた。

「アース様ですね、ルファリア様から聞いています。こちらへ」

「あっああ・・・」

俺が来ることがわかっていたのだろうか、だが興奮で揺れ動く俺はまともな思考が出来ず
言われたまま門番の用兵の後についていってルファリア様の部屋の扉まで来た。
用兵は、会釈すると持ち場へ戻っていった。俺は、そのまま扉に手を掛けてゆっくりと入った。

「アース・・・待ちわびたぞ」

「るっルファリア様っ失礼しますっ」

なんとルファリア様は、俺が来るのがわかっていたようでいきなり進入した俺を向かいいれてくれた。

「アース・・・私と・・・一つになろうぞ」

「っ!?・・・ルファリアさまっ」

俺は、ルファリア様の格好に目を見開いた。朝のワンピースよりも露出がすごい
白の下着姿だったからだ。シルクで出来た上質なブラにショーツ、長い脚を包む
ストッキングにガーダーベルトがルファリア様のスタイルを引き立てている。
その美しいながらも色気を十二分に含ませた姿は、まるで美の女神のようだ。

「ベットへ・・・アース、うふっ」

「はいっ・・・ルファリア様・・・」

誘われるがまま、ルファリア様の手を取ってベッドに上がった。
これから行われるであろう行為に興奮で胸が張り裂けそうだ。
小柄なスバルとは違う、極上のスタイルに鼻息が荒くなる。

「それでは・・・私と・・・良いのだな?」

「はい・・・俺っ俺っルファリア様と・・・」

「ふふっ様つけはよしてくれ・・・ルゥでいい」
742運命の指輪:2011/09/19(月) 02:08:59.63 ID:vtwJ0Qeo
「ルゥ・・・ルゥを抱きたい・・・俺、ルゥと一つになりたい!」

「そっそうか!ふふっうふふっアース・・・大好きだ、あぁん」

「おっ俺もルゥが・・・ルゥがぁ好きだぁぁ」

ベットの上で下着姿のルファリア様、ルゥが微笑んで手を広げている。
スバルとの性行為で溜まった性欲、半日思い悩んだルゥへの情愛が
俺の理性をふっ飛ばしていた。ただ、本能のままにルゥを抱きしめ押し倒す。
時折、小指の指輪が赤く光っているのだが気にも留めずにルゥと口を重ねた。

「むぅ・・・ちゅくぅちゅぅ」

「んふぁん、ちゅるぅちゅっちゅぅ」

ちゅぐちゅっちゅぐぅちゅぐぅ

互いの口内を吸いあって舌を絡めて行く。スバルとは違う細くもしっかりとした
身体に押しつぶすように当たる乳房に興奮の上限がないほどに高まっていく。

「ちゅぅ・・・ちゅるるぅちゅちゅぅ」

「んふぅちゅちゅぅちゅくちゅくぅ」

ちゅぐちゅぐぅちゅぐぅちゅっ

ルゥは、興奮しているのか鼻息を荒くすると舌を俺の口内に突き入れ歯を一つ一つ
なぞるそうに舐めつつも溜まってくる唾液を啜りとっていた。
まるで待ち望んだ渇きを癒すように激しくディープなキスを繰り広げていく。

「ちゅぅちゅぅ・・・んぅ!」

「ちゅちゅぅ・・・ぁぁちゅぅんちゅぅ」

ちゅるちゅるぅぅちゅぐちゅくぅ

キスをしながらルゥの身体を撫で回していくがその抜群のスタイルに驚きを隠せない。
予想を遥かに上回るサイズの乳房が心地よい弾力で感触を楽しませてくる。
可愛い乳首が硬くなって重たいくらいの乳肉の手触りに感激さえおぼえた。

「ちゅちゅぅばっ・・・はぁはぁすっすごい」

「ちゅるぅちゅっちゅぱっ・・・あーしゅぅれろっれろっ」

ちゅちゅちゅぅぺろぺろっ

乳房の感触に思わず口を離すとルゥは名残惜しそうに俺の顎から唇を舐めてきた。
乳を揉みながら、ルゥのそんな可愛い行為を見ているとぐんぐんっと股間に力が溜まっていく。

「ルゥ・・・綺麗だ・・・」

「私はそなたのものだ・・・好きにしてくれ」

「ああっ・・・おっぱい、大きくて綺麗だ・・・柔らかい」

「アース・・・んっんふぁぁぁ指がっあはぁぁん」

むにゅぅむにゅむにゅぅもにゅぅ

スバルとは雲泥の差の圧倒的な大きさを誇るルゥの乳房を絞るように揉み込んだ。
743運命の指輪:2011/09/19(月) 02:09:32.91 ID:vtwJ0Qeo
すべすべで形がよく弾力がありながらも柔らかいおっぱい、しかも俺の愛撫に
反応して乳首が尖っており無我夢中でむにゅむにゅと揉みこんでいく。
ルゥも俺に手を添えて切なげに喘ぎながら乳房への愛撫を受け止め感じていく。

「すっすごい・・・ぷるんぷるんだ」

「んふぅん・・・あっあはぁぁんんぅんっんふぅ」

むにゅぅむにゅぅむにゅもみもみゅっ

しばらく乳房を揉んでいたが次は、中心で恥ずかしげに尖った乳首に狙いを定める。
手のひらで乳房をたぷたぷ揺さぶりながら人差し指と親指できゅっと乳首を締め付けた。
その途端、ルゥは背筋を伸ばし身体をひねると大きな喘ぎ声を上げた。

「ルゥ・・・ルゥ・・・」

「んぅんあぅ・・・はひぃぃぃあぁっあっあっあはぁ」

むにゅむにゅぅぎゅぅ びくっびくびくぅ

涎をたらしながら仰け反るルゥ、俺はあのルゥをここまで感じさせたのかと思うと
胸が熱くなり興奮も高まっていった。もう、そろそろ俺も我慢の限界がきそうだ。

「俺・・・もう我慢できない・・・ルゥ」

「はひぃはひぃ・・・うんっアース・・・私を・・・そなたのものに・・・」

ルゥは、乳房への愛撫で息が整っていないまま恥ずかしげに脚を広げた。
そこには、もうグショグショになったショーツからあそこが浮かび上がっていた。
丁寧に丁寧に濡れてやりにくいがショーツを脱がせていく。そして、全てをさらけ出した
股間には、僅かな茂みの下にピンク色の淫らな女の部分が丸見えだった。
スバルの幼いあそことは全然違う、これが大人の極上の女のあそこなのか。

「・・・へっへんではないか?」

「変じゃない、すごく・・・綺麗で色っぽいよ」

「うっ嬉しいぞ・・・あっそれがそなたの・・・」

「ああ・・・これでルゥと・・・いくよっ」

俺は、もう痛いくらい勃起したイチモツの性欲を解放したくて仕方が無かった。
そのイチモツをルゥは、感慨深く見つめると意を決したように頷き身体を開いた。
イチモツをルゥのあそこにあてがい腰を進めて挿入していく。

じゅぷぷぷぷぅ

「あっ熱い・・・くぅぅ」

「ふぁぁぁああぁおっおおきぃ・・・うぅあっあっあっふぅ」

「ふぅふぅ・・・はいったよ・・・ルゥ」

「あぅぅおっあふうぅぅ・・・はひぃはひぃおなかがっうふぅ」

ルゥの中は、溜まった愛液が噴き出ながらも俺のイチモツを歓迎するように
うねる様に締め付け強烈な刺激・快感を与えてくれていた。
ルゥは、初めてのイチモツに激しく息を吐きながら俺にしがみ付いた。
744運命の指輪:2011/09/19(月) 02:10:11.97 ID:vtwJ0Qeo
「はぁはぁ・・・ルゥ・・・ルゥ・・・るぅぅぅ!!」

「んっんんっ・・・私のことはよい・・・そなたの好きに・・・動いてぇはぁぁあん」

じゅっぷじゅっぷじゅっぷ

ルゥの表情・内部の感触に俺はもう気遣いう余裕もなくなっていた。
イチモツを引き抜こうとするときの締め付けと差し込むときの締め付けの違いを
ひと突きひと突き味わっていく。キツクも柔らかいあそこの感触は天国だった。

「おっおっ・・・ルゥいいっすごいよっ」

「あっあっあっ・・あはぁふぁぁあっあっ」

じゅぷじゅっぶじゅじゅじゅぶぅ

腰をぶつけ肌が衝突しあうパンパンと音を鳴らし、ルゥは快感と衝撃に耐えるように
舌を突き出して涎も流したまま喘ぎ必死に俺にしがみ付いている。

「んぅんっんっんおっ・・・おぅおっお」

「あっあぅふぅ・・・んふぅあひぃあひぃ」

じゅぶじゅぶじゅぶっじゅぷぅ

ぷるんぷるん揺れる乳房、汗ばんで絡みついてくるルゥの女の体温に匂い
侵入者になれてきたのかイチモツの先っぽの締め付けが強くなってくる。

「ルゥっルゥ・・・うくぅおっおっ」

「あひぃっあっあっあっ・・・んふふぁぁぁぁん」

じゅぷじゅぷじゅっぶじゅぶっ

俺は、射精感がこみ上げてきて本能のままにラストスパートをかけた。
ルゥは、いきなり激しくなったピストンに目を見開きながらしがみ付いてくる。
そうするのが当たり前のように俺はイチモツをルゥのお腹の奥の奥を突き込んだ。

「んあぁルゥルゥっ出るでるぅ!!」

「あひぃあっあっきへぇきてぇなかにぃんふぅんっ私の・・・中にだしへぇ!」

どびゅるるるぅどびゅどびゅぅどぷぅどぷぅ

「おっおおぉぉおぉ!」

「ひぃひはぁぁぁぁぁあついぃんふぅぅぅ!!」

どびゅどびゅぅどぷどぴゅぅ

イチモツが熱く脈動すると溜まりに溜まった精液がルゥの中へ注ぎ込まれていく。
俺とルゥは激しく抱きしめあいながら、共に絶頂で身体を震わせていった。

「はぁはぁ・・・ルゥ・・・ちゅっ」

「あっあふぅ・・・アース・・・ちゅっ」

絶頂の余韻に浸りながら2人は、心まで繋げるような熱い誓いのキスをした。
そんな2人がこのままで終わるはずもなく、熱い夜は続いていった。
745運命の指輪:2011/09/19(月) 02:10:43.40 ID:vtwJ0Qeo
それから、何時間くらいたったのだろうか、アースは疲れて私の胸に
寄り添って心地よさそうに眠っていた。私は、アースの髪を愛おしそうに撫でる。

「ふふっやっとだ・・・そなたを私のものに・・・ふふっ」

私は、アースを誰にも渡さない自分のものだと宣言するように抱きしめて
自分のお腹に感じるアースの思いに顔が緩むを止めることが出来ない。

「そなたと私の子供が・・・ふふっうふふっ」

自分のお腹とアースの髪を撫でながら幸せの絶頂にいるように微笑んだ。
そこに一つの小さな影がひょこひょこと私に近づいた。

『ルファリア、恋愛は成就できたみたいだね』

「あっグゥマァ、ああ・・・これのお陰だ」

私に近づいた熊のぬいぐるみの様な可愛らしい風貌の物体。
それの名はグゥマァ、恋愛に悩む女の子の手助けをする妖精らしい。
アースにスバルという相手が居ることで悩んでいた私の
相談を聞き助言してくれたのがこのグゥマァである。

「この指輪・・・これでアースは本来の私を思っている気持ちが甦ったのだ」

『うんうん、ルファリアとアースお似合いだよ』

アースに手渡した指輪に秘密があるのだ。これは、運命の指輪といって
小指につけた者同士が相思相愛になるというアイテムをグゥマァから貰い受けた。
本来であれば私とアースは既に相思相愛、しかし大戦で疲れていたアースを
スバルという村娘がたぶらかしていたのだからもう、アイテムに頼るしかなかった。

「ふふっそうかそうかっ・・・アースは私と共に大戦を戦い抜いてきた仲だ
 もう、人生も共にする運命のはずがあんな村娘風情がアースを・・・」

『ボクもそう思うな〜ルファリアとアースがベストカップルだよ』

「ありがとう・・・それで対価なのだが・・・」

『あっそれはもう食べちゃったよ、恋が実った瞬間の女の子の魂って最高だよ』

グゥマァに便利なアイテムを貰ったとはいえタダではない。対価が必要だった。
それは私の魂、寿命が欲しいということだった。始めは、悩んだがこれから
アースが隣にいない日々を考えると生きている心地がしなかった。
それなら、寿命が縮んでも大好きな人と共に生きることを選んだのだ。

「そうかよくわからないが・・・私はこれからアースと・・・ふふっ」

『うんうん、女の子って好きな人と一緒いる時間を大切にしたいんだよね
 それって素敵なことだよ、ボクはもっと恋を成就させたいからもういくね』

「あっあぁ・・・グゥマァ、世話になったな」

『末永く幸せにね、それじゃボクはこれでじゃあね〜』

グゥマァは、ピコピコと手を振ると闇に消えてしまった。
不思議な体験だったが念願のアースと恋仲になることが出来たんだ。
これからのアースとの人生、存分に謳歌しようじゃないか。
746運命の指輪:2011/09/19(月) 02:11:07.75 ID:vtwJ0Qeo
アースとルファリアが結ばれてから、1ヶ月が経った。
街中では、アースとルファリアの結婚式のパレードで盛り上がっていた。

「あのクールなルファリア様があんなに嬉しそうにしてるの始めてみたぁ」
「うん、本当に素敵だな〜羨ましい〜、アース様もカッコいいなぁ」

パレードの中心で仲睦まじい夫婦が手を繋いで微笑みながら馬車に乗っている。
その妻であるルファリアのお腹に愛の結晶が身ごもっている。
愛おしそうにそのお腹を撫で幸せ・平和を宣言するように国民に手を振っていた。

私は、そのパレードの賑やかな声を宿の隅っこで蹲りながら聞いていた。

「うぅ・・・アーくぅん・・・うぅぅ」

本来なら私がアーくんの隣にいたはずなのにどうしてこんなことになったのだろう
どこかまだ信じられなくてこのパレードを見に来てしまったが目の前の絶望に
涙が溢れ止まらなかった。

「うぅこんなのって・・・ひどいよぉ」

アンディ様の結婚式をアーくんと見に来てそして、アーくんがルファリア様に
呼び出されてから様子がおかしかった。だが、いまだにその原因がわからない。
アーくんは、なんの断りもなしに女を振るような人じゃないと信じていたのだが
目の前の非常な現実に押しつぶされてもう何も考えられなくなっていた。
そのに小さな影がひょこひょこと近づいていた。

「アーくん・・・アーくん・・・ふぇ!?」

『・・・恋に悩んでいるようだね』

「ふぇぇええぇぬっぬいぐるみが・・・しゃべったっ!?」

『ぬいぐるみじゃないよ、恋する女の子の味方ボクの名前はグゥマァ
 ボクと契約してその恋愛を成就させてみないかい?』
747名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 02:15:57.69 ID:vtwJ0Qeo
以上です。エロねじ込んだんで中途半端で申し訳ないです。
748名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 02:35:00.73 ID:m4ywyTni
>>747
gj。熊さんはQB ポジか
749名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 07:24:20.54 ID:m8+kfKku
乙!
逆NTRループとは新しいな
750名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 08:00:59.36 ID:N5b3xSbV
gj!
751名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 09:04:19.49 ID:a4n628Nt
ストーリーが面白い。エロもテンポがいい!
ルファリアがアースを好きになっちゃったエピソードがあったら、
可愛さが増したかも。
752 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/09/19(月) 10:47:10.29 ID:nTVMJCnH
gjです!
オチが面白かったw。
753名無しさん@ピンキー:2011/09/19(月) 10:58:52.93 ID:vlNsNePQ
コレは…洗脳合戦の予感!?
gjでした!
754 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/09/19(月) 12:10:05.68 ID:9AnUfqUo
GJ
QBもっとやれw
755名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 00:05:44.72 ID:dNr18xOH
僕と契約して寝取少女になってよ!とかすげえなw
756名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 02:32:51.78 ID:9q/HEK2H
敵味方関係なく動く銭ゲバQBか・・・新しいなw
757名無しさん@ピンキー:2011/09/21(水) 02:34:38.01 ID:6f0rDQLO
gj!
758 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/09/24(土) 22:12:52.44 ID:MBYgehH+
保守保守
ホントこういう系のエロゲ出ないかなあ
759名無しさん@ピンキー:2011/09/24(土) 23:18:30.29 ID:loIdDDx+
女×女はあかんのか
760名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 01:10:08.62 ID:7D25KAu9
テンプレに「男が」と明記されてる以上アウトじゃね?
761名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 03:49:04.59 ID:QZ5fUyff
くすくす……何を言ってるの?
ほら……スレタイにはそんなこと何も書いてないでしょ……ね?

マジレスすると俺は好物だな
762名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 06:08:40.75 ID:2YLZWGOt
>>759
MC・催眠総合に書けばいいとおもうよ
763名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 09:34:16.64 ID:KN7SsFmf
自分が女と暗示がかかっている男が百合プレイをさせられたりとか
自分が男と暗示がかかってる女がセックスするとか

そういうのはこのスレ的にどうなのかな?
764名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 09:40:11.44 ID:L7Nm+45G
男が女の子に操られてるなら何でも構わないんじゃないか
女の子に催眠をかけるのは俺も好きだけどスレ違いっぽい
765名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 13:05:46.52 ID:XekraHDp
男が催眠をかけられているのにこそ意味があると思う
766名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 15:06:50.79 ID:HM4KjEaC
女性催眠術師が好きなので、女×女でも自分的にはオッケーです。
どちらにしても、商業作品では皆無なのが寂しい。
二階堂みつきの『お気に召すまま』みたいな作品、また出ないかな…
767名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 15:39:01.06 ID:7D25KAu9
ラブラブ洗脳を受けて強制的に女の子と恋人の目の前でラブラブさせられたい
768名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 23:01:52.85 ID:P9O3Zi+1
まず自分の好きな男と付き合ってる娘を洗脳

その娘を自分にメロメロにして散々弄ぶ

男の方も洗脳

「あなたとは遊びだったのよ」的な流れでその娘の見てる前で男とイチャイチャする


というのはどうだろうか
769名無しさん@ピンキー:2011/09/25(日) 23:11:52.67 ID:l/PSZYVs
男の視線はいらない
770名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 00:44:54.56 ID:27xWVzEq
あくまで男が洗脳されるスレだしあったとしても

男の恋人に催眠かけてキモオヤジたちの便器にする
なかなか堕ちず抵抗する男に止めとして恋人がキモオヤジたちに抱かれながらボテ腹アヘ顔ピースしてる映像を見せる
男発狂→堕ち
ヤンデレ×男でらぶらぶ
こんな感じでいい
771名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 03:18:41.80 ID:VYuOew4H
最近百合勢力拡大してる?

俺は男女が良いなあ
772名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 20:26:15.46 ID:5+pIEcgt
あくまで男が洗脳されるスレだし

男に催眠かけてキモオヤジたちの便器にする
なかなか堕ちず抵抗する男に止めとして恋人(♂)がキモオヤジたちに抱かれながらアヘ顔ピースしてる映像を見せる
男発狂→堕ち
こんな感じでいい
773名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 20:45:13.88 ID:27xWVzEq
誰得過ぎてワロタw
774名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 23:01:14.11 ID:8bbiVuFT
じゃあドSな男の娘の肉便器になるように催眠をかけられる男
男の娘に催眠の仕方を教えて貰いながら男に催眠をかける女
775名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 23:10:44.60 ID:6dxHv64r
ホモは帰れ
面白くもなんともねえよお前ら
776名無しさん@ピンキー:2011/09/26(月) 23:50:58.41 ID:5+pIEcgt
ホモじゃねーよ、女の子が自らの欲望を満たすために洗脳するシチュをはなしてるだけだよ
777名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 11:32:29.28 ID:QBUg5R5b
腐も帰れよ
778名無しさん@ピンキー:2011/09/27(火) 11:54:20.83 ID:hiEygFYk
まあここ明らかに男向けスレだしね
779名無しさん@ピンキー:2011/09/28(水) 15:35:49.46 ID:mkZd7JGS
男×男とか女×女とかあまり得しなさそうなのよりいつもの路線でいこうよ
投下マダー?
780名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 00:40:14.72 ID:157DhXSK
弟に彼女が出来て驚愕度重なる説得も失敗
最終手段で催眠をかけ姉が恋人だと刷り込む
姉2が現れ催眠を見抜き自分が本当の恋人だと刷り込む
姉3が現れ(ry
781名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 12:25:42.08 ID:DUA3syCP
後のエンドレスキモ姉催眠である
782名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 14:14:53.20 ID:+xcOQxQK
>>770
彼氏が大好きな彼女の手で催眠にかけられ、自分が淫乱なマゾ女だと洗脳される。
愛している恋人のためと洗脳される男
その後、彼女は男の調教師を複数呼んで輪姦、笑顔で輪姦彼氏を眺めて喜んでいる彼女
事後に彼氏に向かって愛してるわ…
783名無しさん@ピンキー:2011/09/29(木) 16:51:08.01 ID:DUA3syCP
あーあヤンデレかわいい人外女の子に頭ん中グチャグチャにかき回されて洗脳されてお婿さんにされてぇ
784名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 00:01:52.84 ID:MrgdGumZ
お婿さんとか畏れ多い
脳内かき回されたあとは部屋の隅か押入れにでも放置しておいてくれれば
あとは適当に痙攣しておきますんで
785名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 00:35:02.26 ID:0vIoWG07
催眠(略)気持ちいいカウント69
http://kilauea.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1316875754/
786名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 00:40:14.01 ID:0vIoWG07
787 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/09/30(金) 00:54:32.30 ID:m76En6tf
>>786
確かに入りたい
ヘッドギアだけでもいいけど
ということはマッドサイエンティスト先輩ルートかな
788名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 11:38:10.55 ID:lj0qypyj
俺はせっかくだからこの内気ストーカーっ子の後輩を選ぶぜ!
789名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 22:40:58.25 ID:0vIoWG07
>>788
内気ストーカーっ子の母親がマッドサイエンティストで可愛い可愛い娘のために>>786で男を洗脳とかか
790名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 22:50:27.27 ID:VZmbYEPC
こんなことするマッドサイエンティストっていったら
ときメモの紐緒閣下しか思いうかばないよ
791名無しさん@ピンキー:2011/09/30(金) 23:08:54.18 ID:3Ge8UBZC
>>784
お前とは良い家畜仲間になれそうだ。
792名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 02:40:16.47 ID:Mjy4Yg79
俺はお婿さんがいいなあ
意思に反して無理やりかわいい女の子とラブラブさせられたい
793名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 13:45:19.29 ID:vLb6+UEh
中学の時好きだった子に催眠術掛けられた





夢を見た
794名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 13:47:46.67 ID:oV10KXkm
>>793
詳しく
795名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 13:48:09.07 ID:oV10KXkm
って夢かよw
796名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 14:03:56.64 ID:H+emknr8
とある大富豪の家の令嬢(20代)が自分を姉のように
慕ってくれる男子中学生を気に入り婚約者にするべく洗脳
実は血の繋がった本当の兄弟

なんて妄想
797名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 17:51:38.02 ID:vLb6+UEh
>>794
奴隷みたいにさせられた
詳しくは覚えてない
798名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 19:16:11.91 ID:Vick7ing
>>797
思い出してここに書き綴ってもいいのよ?
799名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 19:25:02.52 ID:vLb6+UEh
>>798
いや無理です
800名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 23:13:48.20 ID:T9foRum7
小ネタ落とします
未熟なところは大目に見てくれれば嬉しいです
801兄の『義務』:2011/10/01(土) 23:14:36.66 ID:T9foRum7
「それで、明日は遂に振られに行くんですね?」
家に帰るなり、妹の澄音(すみね)が温かい言葉で出迎えてくれた
「うるせ」
明日は気になる女の子への告白を控えていた
恥ずかしながらこの歳で初めての恋、どうしても実らせたい
「無駄だと思いますよ、少なくとも兄さんじゃ」
澄音はいつもの不機嫌そうな瞳を俺に向けながら、これまた不機嫌そうに言った
「やってみなきゃわからないだろ」
「やってみなくてもわかりますよ。兄さん鏡見たことありますか?」
校内一の美少女の言葉が突き刺さる
「か、顔だけじゃ勝負は決まらん!」
「まあ、精々無駄な足掻きをしてみてくださいよ。どうせ無駄ですけど」
興味を失くしたように言って、澄音は読みかけだったらしい本の続きを読み始めた
まあよくある兄妹の風景ってやつだ
別に澄音と仲が悪いわけではない、かといって仲が特別良いってわけでもない
いわゆる、普通の兄妹
802兄の『義務』:2011/10/01(土) 23:15:16.16 ID:T9foRum7
「そろそろ、あの番組の時間ですね」
この時間は、澄音のいつも楽しみにしてる番組が始まる
「早く、こっちに来てください」
ぱすぱすとテレビの正面にあるソファをたたく
可愛げのない態度と口調
ひょっとして俺、嫌われてる?
昔は何処に行くにもちょこちょこついてきて、俺の袖を掴んで放さなかったのに
妹を大事に思ってる身としてはちょっと悲しい、もう馴れてしまったが
「はいはいわかりましたよーっと」
どっしりとソファに腰掛ける
「まったく・・・兄さんは気が利きませんね」
俺の膝の上にちょこんと座りながら、澄音が嘆息した
「お膝抱っこの時は手はお腹にまわしてくださいって、いつも言っているじゃないですか」
ぶすくれながら俺の手を掴み、自分の華奢な腰に回す
『兄は妹をいつでも甘えさせる』
当たり前の兄妹の行為、まあ一種の『義務』のようなものだろうか
「ちゃんと頭も撫でてください。やる気あるんですか?」
「あのなあ、お腹に手があるのに頭もなでなで出来るわけないだろ?」
と思いきやちょっとした口論したり、この光景を見ている同じ兄なら解ってくれるとは思うが、この通り、ごく一般的な兄妹といっても、かなり壁があるものだ
しばらく二人でテレビに見入る
803兄の『義務』:2011/10/01(土) 23:15:47.75 ID:T9foRum7
「お腹空きました」
つまり、食べさせてくれということだ
「ほら、あーんしろ」
手近にあったお菓子をとって、澄音の口に運ぶ
ちゅっと小さな水音がして、妹がお菓子を口に含んだことがわかる
「なでなで、止まってます」
もぐもぐとお菓子を食べながら、澄音が機嫌悪そうに言った
年頃の妹を持つと皆こういう経験をすると思うが、妹ってのは難しいものだ
兄として当たり前の『義務』を果たしてるのに、妹は何故か不機嫌だった
「何怒ってるんだよ?」
「明日、告白するつもりだと言いましたね。わたしがあんなに止めたのに・・・」
それはそうだ、俺だって青春真っ盛りの男子
普通に恋愛したいし、彼女だって欲しい
「やめてください、そんなの」
澄音が、珍しく声を震わせながら言った
その言葉にどんな感情が含まれているのか
解らなかったが、それはとても深く、とても純粋で、とても恐ろしく感じた
「これだけは、いずれ本心から兄さんに思っていただきたかったのですが」
澄音の声色が変わる
俺は、何故かここから先を聞いてはいけないような気がしていた
だが、身体を動かそうにも、何処も動かない
まるで、金縛りにあったように
「仕方ないですね・・・・また『義務』を増やしましょう」
その言葉を最後に、意識が遠くなる
804兄の『義務』:2011/10/01(土) 23:16:26.17 ID:T9foRum7
『兄は妹と結ばれなければいけない』
何処かから声がする
頭の奥に響く、歪んだ声
『兄は妹と添い遂げるもの、それが普通、一般的、当たり前のこと』
その言葉の一つ一つが、頭の中を侵食していく
でも、何か違う気がする
それは何かが間違っていて、何かが狂っている
『おかしくない、間違っていない、疑問に思ってはいけない』
俺の心を読んでか、声が上乗せしてくる
『兄さんがいつだって一番大事なのは澄音、恋しているのも、愛しているのも、全て』
違う、俺が好きなのは――――
『澄音、それがあなたの愛すべき人。妹で、家族で、恋人で、妻・・・それがわたし』
俺が、好きなのは――――?


「兄さん、ちゃんと待っていてくださいね」
「ちゃんと待ってるから、急げよ」
いつもの朝、当たり前の日常
澄音を外で待っている
兄妹だし恋人だし、夫婦なんだから当たり前なんだが、これが結構照れくさいものだ
「あっ、おはよう!」
何処かから、俺を見つけて女の子が走ってくる
805兄の『義務』:2011/10/01(土) 23:16:51.77 ID:T9foRum7
「どうしたの、玄関先で?今日は珍しく妹さんと学校行くんだ?」
えらく親しげだが、彼女は一体誰なんだろうか?
答えあぐねていると彼女は少しだけ上目遣いで俺を見て、小声で呟いた
「あの・・・えっと、昨日、聞くつもりはなかったんだけど・・・友達が教えてくれたんだ」
「えっと、そっか・・・よかったな?」
一体彼女が何を言っているのか皆目見当もつかなかったが、一応話を合わせる
もし俺が忘れているだけで彼女と知り合いだったら気まずいし
「えへへ・・・あの、今日の・・・放課後・・・楽しみにしてるから!」
それだけ慌て気味に言って、女の子は走っていってしまった
放課後に一体何があるんだろうか?
ちょっと考えてみる
放課後、赤面、楽しみといえばやはり青春の一大イベント、――――――だろう
ん?―――――ってなんだっけ?
――――――、――――――、――――――・・・・わからないから、いいや
そんなことよりも
「すいません、遅くなりました」
きゅうっと俺の袖を掴む小さい手
「ん?別に待ってねえよ」
その手を自分の手と繋ぎ合わせる
「まだなにか・・・挟まっている気がします」
頬を染めながら、澄音が内股気味に歩く
けれどその表情は、何処か夢見心地だった
まるで、ずっと前から抱いていた夢が叶ったかのような、そんな幸せそうな表情
澄音のそんな表情を見ていると俺もなんだか嬉しくなってくる
「マジで女の子ってそうなるのか?エロ漫画の世界だけの話かと思ってた!」
「声が大きいですよこの痴漢」
軽く澄音をからかいながら、改めて俺は思った
この繋ぎ合わせた大切な女の子の手を放さないようにすることだけに集中しよう
それが俺の『義務』なのだから
806兄の『義務』:2011/10/01(土) 23:17:45.32 ID:T9foRum7
終わりです
小ネタとかいっときながらこんなに使わせてもらってすいませんでした
807名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 23:18:48.54 ID:vLb6+UEh
GJ!
808名無しさん@ピンキー:2011/10/01(土) 23:35:14.64 ID:Mjy4Yg79

書き手の少ない今の状況下ではどんなものでもありがたいよ
809 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/10/02(日) 01:35:10.07 ID:UIMnmLHa
乙でした!
810名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 02:01:34.48 ID:gSFAOyGj
>>806
乙!
今までは主導権をもってスキンシップしてきたが
兄が告白すると知って追い詰められて最後の一線を強行したところがいじらしい
なかなかきもかわいい妹だった
811名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 03:45:11.08 ID:HUlKXrzI
今さらだけど>>382の続きを強く希望してみる
812名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 12:49:04.82 ID:7BvFnvK1
>>806
GJ!!良かった
いいキモウトだった
>>811
同意
813名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 14:36:18.76 ID:G5EX+5CS
一見無邪気な子が病んだらきっとかわいいよね
わんこみたいなじゃれつきが次第にストーカー行為に発展して、思考とかも幼いからきっと洗脳とかも容赦なくて心とか壊れてもお構いなしに弄りまわして操ってくれそう
814名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 14:52:49.75 ID:/rAHIBmC
ヤンデレやツンデレよりクーデレの方が好きだな
冷静な女の子に洗脳してもらいたい
815名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 17:01:26.76 ID:ynFzOidf
兄の義務、超いいSSでした。もっとSSよみたいなー(チラチラ
816名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 17:14:35.69 ID:G5EX+5CS
住民自体はそれなりにいるだろうけど肝心の書き手が何人いるのか…
817名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 18:00:21.73 ID:gSFAOyGj
まあこれでも並みのスレより全然活発してると思うがな
初スレとしても将来が期待できそう
818おっちゃん牛乳 ◆2nkMiLkTeA :2011/10/02(日) 21:19:38.01 ID:E8kojjsD
>>811
最近忙しくてしばらく続きは無理そうです。
申し訳ない。

819名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 22:07:16.98 ID:r8uMYOjf
>>818
そうなんだ・・・。
催眠で性癖開発されて、臭いに欲情する変態になるとか
本当に好みだったから残念だ。
820名無しさん@ピンキー:2011/10/02(日) 22:39:13.50 ID:7BvFnvK1
>>818
811じゃないけどいつまでも待っているので
無理せず頑張って下さい
821名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 13:52:25.08 ID:7rrl6NwW
洗脳逆寝取られものがよみたい
かわいい女の子に操られて恋人から寝取られたい
822名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 17:24:49.80 ID:UFErGATk
女の子が彼氏に自分だけ愛してくれる催眠術をかける
女の子が弟と遊んでるのを浮気と勘違いして、彼氏が女の子に自分だけ愛してくれる催眠術をかける
そして女の子が彼氏に催眠術をかけ、
彼氏が女の子に催眠術をかける無限ループな話がみたい
823名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 18:20:12.42 ID:yRMK+m6B
なぜループするのかわからなかった
824おっちゃん牛乳 ◆2nkMiLkTeA :2011/10/03(月) 21:07:26.11 ID:/o8eptXR
ネタのストックばかりが溜まって行きます。
「教育とは洗脳である」
催眠なし。小さい頃から従姉に
べったり付きまとわれる話を体験談風に。
「青春リセット」
ギャルゲのような青春を送った男が
攻略しなかった天才科学者の後輩が作った
電脳世界に叩き込まれ自分を選ぶルートを選ぶまで
何度もリセットされる。
「そして全ては白煙の中に」
子供ができるから禁煙したいんだと幼馴染みに相談したら、
煙草を一本吸う毎に奥さんへの愛情減、
幼馴染みへの愛情増の催眠をかけられた。
825名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 21:51:56.00 ID:CyseYQsT
>>824
念のため確認するけど「天才科学者の後輩」って女だよね?
826名無しさん@ピンキー:2011/10/03(月) 22:48:06.69 ID:a30Dt9JZ
それ以外に何があるってんだアッー!
827名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 00:26:47.01 ID:1JStsyfl
どれも楽しみな内容だ
早くよみたいっす
828名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 19:39:36.15 ID:Y1kmnBgb
>>825
>>>824
男が"攻略しなかった"って書いてあんじゃン
829名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 20:30:19.55 ID:ph8sgiiO
ショートケーキの苺は最後まで取っておく的なアレ
830名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 21:30:39.44 ID:wD8+W8KF
ちょっと気になったんだが
男が女の洗脳に手を貸すくらいは当然okだよな
831名無しさん@ピンキー:2011/10/04(火) 22:37:19.18 ID:ui/LpMWm
個人的にはだけどその男がでしゃばらなきゃ無問題
というか、女の子が洗脳してくれれば何でもいいかな
気に入らなきゃスルーすればいいだけだし
832名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 07:09:25.15 ID:Z2fwhq1S
主人公の恋人に惚れてる男が主人公に惚れてる女と共謀するような感じならいいんじゃないかな
833名無しさん@ピンキー:2011/10/05(水) 09:33:14.97 ID:fsASaNob
「お疲れ様、あなたにはこれまでの事を全部忘れてもらうわ」なら二度おいしいな
834名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 02:44:15.18 ID:YkCBsag5
正義のヒーローが敵の女の子に操られてらぶらぶな関係にさせられていちゃいちゃしつつ世界崩壊させるSS読みたい
835名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 06:30:52.08 ID:yxZOfNIt
お兄ちゃんのことが異常に好きな妹がお兄ちゃんを洗脳して中出しセックスする傍ら
お兄ちゃんが心底愛していた恋人はそいつのお兄ちゃん(洗脳済み)に監禁調教されていた
妹「血の繋がりのある相手が最高の伴侶だということを教えてあげるわ」
836名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 07:42:33.21 ID:C7yYlDCT
優しいな
837名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 13:03:59.38 ID:YkCBsag5
キモかわいい姉妹の催眠、洗脳SSは見たいねぇ
838名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 15:15:05.43 ID:nTzVvx+T
声優で弟大好き!一緒に添い寝したい!…けど弟がツレナイ態度…

って話を聞いて「催眠で大好きな弟に振り向いて貰っちゃいなよ?」
とか、弟大好き先輩声優に催眠を教えてもらい
振り向いて貰う程度のハズが催眠暴走して…
とか妄想してるキモさったら、もうね
あの声優の声でハアハア…
839さっすが天才!世紀の大発明♪:2011/10/06(木) 16:13:27.57 ID:5oWMG7LD
放課後、同好会の活動のため部室を訪れる
まあ活動といっても先輩の行っている研究を見ているだけなんだが、結構楽しい
同好会と言っても、俺と先輩の二人きり
そんな小さな同好会が何故部室を宛がわれているかというと、この先輩がすこぶる優秀だからだ
「今日はなに作ってるんですか?」
先輩は長い黒髪をふわりと揺らしてこちらを振り向いた
最近よく見せる思いつめたような顔ではなく、その表情はどこか柔らかい
「とても素晴らしいものだ、この上なく」
先輩は上機嫌に言って、机に置いてあるブラックのコーヒーを啜った
俺は正直驚いていた
先輩がこんなに豊かな表情で、しかも自分の作ったものを褒めるなんて初めてのことだったからだ
いつも、俺がどんなにすごいと思うものを作っても何処か醒めた目で自分の発明を見ていた先輩が称賛するような発明とは一体何なのか、興味が湧いてくる
「それはどんなものなんですか?」
訊ねると、先輩は少し俯いて話し始めた
「ところで、大海(おおみ)。恋人とは、上手くやっているか?」
「え?ああ、はい。おかげさまで」
何故ここで俺の彼女の話が出てきたのかは良くわからないが、とりあえず答える
同時に、思い出す
初めて先輩と知り合ったときのことを
「そう言えば懐かしい感じがしますね、まだ一年しか経ってないのに」
「もうすぐ二年目になるがな」
先輩は苦笑した後少し寂しげに言う
「お前がこの部室に来ていきなり土下座してきたときは驚いた」
「いやほんと、なりふり構ってられなかったんですよ」
840さっすが天才!世紀の大発明♪:2011/10/06(木) 16:13:50.52 ID:5oWMG7LD
俺と先輩の出会いは、一年前の春
百年にひとりの天才がいるといううわさを聞きつけて、この部室に俺が来たことから始まる
その先輩は小さなころから神童と言われるほどの頭脳を持ち、容姿端麗で非の打ち所がないと評判だった
彼女なら――――――そう思った俺は部室の扉を叩き、部屋に入るなり土下座して頼んだ
『お願いします!!恋愛相談に乗ってください!!』
当然先輩は『却下だ』と興味無さげにつぶやいて、研究を再開していた
しかし俺は懲りずに先輩に近づく
『わかりました、じゃあその仕事手伝います!手伝いますから!』
『いらない』
『どうか!どうか!』
『・・・わかったから静かにしてくれ』
あのやり取りを思い出したのか、先輩は手で小さく口を覆い、肩を揺らす
「本当に、お前は不思議なやつだった。研究の内容など、大海の頭では理解できないだろうに」
「必死だったんですって!もういいじゃないですか・・・」
俺が拗ね気味に言うと先輩はまた寂しそうな顔になった
「そして、色々なことがあった・・・お前を助けるだけじゃなく、お前にたくさん助けられた」
そう言えばそんなこともあっただろうか、先輩は、まるで宝ものを取り出すかのように、俺と先輩の一年間を語る
慈しむように、失敗したこと、悲しかったこと、楽しかったこと、嬉しかったこと――――――その全てを言葉にしていく
だが、最後の思い出だけ、彼女は苦しげに語った
「そして、お前は一目惚れした彼女との恋を成就させた」
俺は何も言えなかった
先輩があまりにも悲しそうで、そして、その意味を図りかねていたから
しかしそれも一瞬のことで、先輩はまた先ほどまでの優しげな表情をして続けた
「私は、お前と出逢ったこと、今まで成したこと、すべてに満足している」
俺はその言葉にほっとして口を開こうとする
「けれどひとつだけ、後悔していることがあるんだ」
直後、何かを吹きかけられ視界が暗転した

なぜ、お前の恋を実らせてしまったんだろう――――――

841さっすが天才!世紀の大発明♪:2011/10/06(木) 16:14:13.63 ID:5oWMG7LD
「起きたか」
先輩の声で目を開ける
が、何も見えない
「ここは?」
「場所は変わらない、部室だ」
何故目隠しされているんだろうか?
目隠しを取ろうとして、手が動かないことに気がつく
「え・・・?なんだこれ?」
「逃げられてしまったら困るから、着けさせてもらった」
先輩の声が近くから聞こえた
「逃げませんよ!早く外してください!」
しかし、俺の抗議は聞き入れられなかった
「そうはいかない、お前はきっと拒否するし、私を嫌うだろうから」
先輩は出会ったころのような無感情な声色で続ける
「私は、嫌な女なんだ。お前の恋が実ったことが不満で不満でしかたがない―――あそこまで協力しておきながら」
俺はその言葉に衝撃を受けていた
一番の味方だったはずの先輩にそんなことを言われるとは思っていなかったからだ
842さっすが天才!世紀の大発明♪:2011/10/06(木) 16:14:49.97 ID:5oWMG7LD
私は椅子に縛り付けた大海を見ながら、今までの想いを告白していた
「私はお前が好きだ、一緒に過ごしているうちに、助けるうちに、助けられるうちに、そうなっていた」
最初は、どうでもいい見知らぬ他人
次は、手の掛かる後輩
その次は、こどもっぽい変わった男
その次は、頼りになる男
その次は、初めて恋した男
「私は、お前の恋が失敗すればいいと思っていた。自信を無くして、縋るものを、依存できるものを求めるようになればいいと思っていた」
そうなれば―――――
「そこに私が入り込めばいい、私が独り占めできる。そんな汚いことを考えていた」
大海の恋を壊そうと思えばいつでも壊せた
けれど、最後に良心が邪魔をしていた
頼ってくれる大海を裏切ることが苦しくて、それが出来なかった
でも、もうそんな気持ちは無い
「お前の恋人が妬ましくて仕方が無かったよ。それに気がついたら、後は早かった」
お前の隣に、お前の一番近くに居たい
他の誰にも『そこ』に居て欲しくない、立ち入って欲しくない
「ああ、これが独占欲というのか・・・とね」
大海を愛する心と比例するように、大海を憎む気持ちも大きくなっていった
自分よりあの女を選んだ大海、自分を見ない大海、あの女と仲睦まじく歩く大海
憎くて憎くて仕方が無い
そうなるように手伝ったのは自分だと言うのに
「自分勝手だろう?私が嫌いになったか・・・?」
大海は何も言わない
それでもいい
『今』から好きになってもらえばいいのだから
私は、大海の頭にヘッドギアを被せる
「まだ説明してなかったな。今日の発明を」
名前などどうでもいい、『洗脳装置』と私は呼んでいる
相手の意思、抵抗にかかわらず相手の思考、感情を自由に操作、改変できるもの
843さっすが天才!世紀の大発明♪:2011/10/06(木) 16:15:14.20 ID:5oWMG7LD
「先輩は・・・・・・・・・それでいいんですか?」
一通りの説明を終えると、大海が悲しそうに言った
私という人間に、さぞ失望したのだろう
「先輩は俺に言ってくれたじゃないですか!相手を幸せにしたいって気持ちを持てって!!こんなことしたって俺は幸せに――――――!!」
懐かしい、大海があの女に告白する前に勇気付けに言った『出鱈目』
そんなことまで覚えていてくれたんだな―――――――
嬉しくて、視界が涙で霞む
私は出来得る限りの飛び切りの笑顔で大海に告げる
「あんなのは、適当に言っただけの気休めだよ」
悲痛に叫んでいた大海の表情が消える
あまりの驚愕で絶句しているようだ
「私は酷いやつだからね。大海の幸せなんか、どうでもいいんだ」
言いようも無い嗜虐心を感じながら、私は洗脳装置の電源を入れた
「さようなら、『あの女』を好きな大海・・・」
別れは一言、惜別も、後悔も無かった

新しい季節が巡り、また春がやってくる
百年に一度の天才と称されるほどの少女は学校を卒業し、世界の技術発展に貢献するため外国の研究室へ招待され、そこに勤務することが決まっていた
「どうして学校辞めちゃうの?一緒に頑張ろうよ!!」
そんな彼女の母校の校舎裏で、一組の男女が言い争っている
「先輩と一緒に行くから、もうここに用はない」
女は必死に男を引きとめようとしているが、男は興味なさげに同じ答えを返すだけ
そこに、長い黒髪を靡かせて、もう一人少女が現れる
初めて彼女を見たものは誰でも引き寄せられるだろう端正な顔立ちに微笑を浮かべて、男女のもとに歩み寄っていく
「探したぞ、大海。そろそろ行こう」
「はい、先輩」
男は引き止める女生徒に対する態度とは打って変わって、表情豊かに答えると、先輩と呼ばれた少女の手を握って歩き出す
「あなた、大海くんに何をしたんですか!!」
女生徒の問いに、『先輩』は相変わらずの微笑を浮かべながら振り返って答えた
「おまえは大海に相応しくないから、もうこれ以上邪魔をするな」
女生徒は何も答えられず、ただ仲睦まじく歩いていく二人を見送ることしか出来なかった
844名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 16:15:39.76 ID:5oWMG7LD
おちまい
845名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 16:34:06.46 ID:mWbEvZaD
846名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 18:15:04.04 ID:zPCOBaYW
GJ、強引な手段と狂った性格はやっぱり相性いいんだな

>>837
見たいじゃなくて見せるなら許すッ……!
847名無しさん@ピンキー:2011/10/06(木) 18:47:15.29 ID:YkCBsag5
題名の明るい感じから誤爆かと思ったが内容はちゃんと黒くてわろた
おつ
848名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 06:42:48.00 ID:9kV5HfS/
これはいい先輩
849 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/10/07(金) 10:19:15.68 ID:Fgppuzks
>>843
マジ乙
俺もこんな先輩欲しい
850名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 15:26:47.92 ID:j6QpEbp6
やっぱり邪悪な女の子はいいものだね
ここはいいスレだ


って妹のいすずが言ってた
目が据わってた
怖かったから逃げてきた


扉をたたく音がする
怖い
怖い





いもうと
すき
ずっといっしょにいる
おれおむこさん
いもうとの
しあわせ
851名無しさん@ピンキー:2011/10/07(金) 17:43:30.87 ID:9kV5HfS/
また一人堕ちたか。
たてよみおつ。
852名無しさん@ピンキー:2011/10/08(土) 16:43:21.33 ID:BS548KVX
SSはまだかなぁ
気持ち悪いくらい愛してくれる逆寝取られものがいいな
853名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 01:35:40.86 ID:uuLFbiO/
あげ
854オン/オフ:2011/10/09(日) 04:13:12.31 ID:bN2mooHA
 ブルブルブル……着信だ。俺はなにげなく通話ボタンを押した。
『お兄ちゃん?』
 妹の声だった。しまった、うっかりしてた。
「お、おう」
『今どこにいるの? もうすぐ、お夕飯の時間だけど』
 今日は早めに帰って妹と夕飯を食べる約束をしていたんだ。俺としたことが……これはマズいことになるぞ。
「あぁ……悪いけど、もうちょっと待っててくれ。すぐ帰るから」
 電話を引っかけたまま、あわてて荷物をまとめ仕事場から退散しようとする。
『お兄ちゃん……約束忘れてたんだ。そうでしょ』
「と、ともかく、なるべく早く帰るから。それじゃ切るぞ」
 そう言って電源キーに指にかけた瞬間だった。
『お兄ちゃんは、電話を切れないよ』
 澄んだ声はそのままにトーンが落ちて、妹の声が耳の穴からするりと忍び込んでくる。
 ドキ、と心臓が跳ね上がる。
 通話を切らなくては……そう思うのだが、命令に逆らえない。
 電源キーを押そうとした途端、まるで魔法にかけられたみたいに指が動かなくなってしまう。
『お兄ちゃんの体は私の言う通りになる。
 妹の声は魔法の声。妹の言葉には逆らえない。妹の命令は絶対……。
 そうだよね。わかったら返事して?』
「ハ、ハイ……」
 媚びを含んだ弱々しい返事をしてしまう。まるで自分の声じゃないみたいだ。
『イケナイお兄ちゃんだね。あんなに言っておいたのに、約束忘れちゃうなんて。
 これはオシオキが必要だね。そうだなぁ……このあいだ埋め込んでおいた暗示を試してみよっか?』
 やめてくれ! 心の中で悲鳴をあげながら、俺は慌てて職場のトイレに駆け込む。もちろん電話は手にしたままだ。
855名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 04:15:27.72 ID:7agRwg+L
>>850
いつまでも、どこまでも
走れはしれ850のキモウト
856オン/オフ:2011/10/09(日) 04:15:40.99 ID:bN2mooHA
『個室に入ったのかな? かしこいね、お兄ちゃん。
 ついでに言っておいてあげるけど、ズボンとパンツも下ろしておいた方がいいと思うな?』
「……っ!」
 からかうような物言いに屈辱感をおぼえながらも、俺は妹の忠告に従った。
 電話を肩に挟んだ不自然な姿勢のままベルトを外しズボンを下ろす。
 そして、下着を下ろした瞬間……
『オン』
 妹の澄んだ声が耳に届いた。
「ウッ……」
 思わず声が漏れてしまう。
 妹にかけられた催眠暗示のキーワードに反応し、俺のペニスは一瞬にして最大限まで勃起させられてしまったのだ。
「…………っ!!」
 膨張したオスの象徴が鎮まる気配もなく暴走して、抑えがたい快感の波を送り込んでくる。
 暗示によって与えられる強烈な刺激に、俺は必死で声をかみ殺すしかなかった。
 や、やばい。出てしまう……!
 ……だが、
『オフ』
 と妹の声が聞こえた瞬間……勃起は急激に治まってしまった。
 しぼんだ風船のようになった俺の息子を眺めながら、ハアハアと荒い息が漏れる。
『どう、お兄ちゃん。気持ちいい?』
「や、やめてくれ……」
 哀願するような情けない声が出てしまう。
857オン/オフ:2011/10/09(日) 04:17:57.27 ID:bN2mooHA
『くすっ、いい声だよ、お兄ちゃん。もっと鳴かせてあげる』
「や、やめ……」
『オン』
『オフ』
『オン』
『オフ』
 ペニスが膨張と伸縮を繰り返し、まるで見えない指で弾きまわされているかのように跳ね回る。
 端から見れば滑稽な光景だろうが、やられている方はたまったものではなかった。
『オン……オフ……オン……オフ』
「うっ……はあ……ううっ!」
『オン、オフ、オン、オフ、オン、オフ』
 しかも、段々と間隔が短くなってくる。
「ああっ、ああっ……」
『ふふふ……お兄ちゃん、覚悟してね。行くよー?』
「やめ……」
『オン、オン、オン、オン、オン』
「ああぁぁーっ」
 矢継ぎ早に繰り出された言葉が耳をなでるたび、ペニスがバネ仕掛けのように跳ねて、腰が浮き上がる。
 悲鳴に近い声を必死でかみ殺しながら、強烈な快感に耐えた。こ、これは本格的にマズイ……!
『オフ』
「……っっ!」
 地獄とも天国ともつかない快感の呪縛から、妹の言葉ひとつで一瞬にして解放される。
『うふふ、どう? 分かってくれたかな?
 私との約束を破ったらどうなるのか……』
「わ、わかった。わかったよ。だからもう勘弁してくれ」
『私だって、分かってるんだよ。お兄ちゃんが私を裏切るワケないって。
 いつも私を気遣ってくれる、優しいお兄ちゃんだもん。
 約束破ったのだって、うっかりしてただけで、悪気はないんだよね』
 甘える子猫のような妹の声に、俺はホッと息をついた。どうやら解放してもらえそうだ。
858オン/オフ:2011/10/09(日) 04:20:41.21 ID:bN2mooHA
『でも、カンケーないよ。罪は罪。オシオキだよ』
 突き放すような冷たい声音に、俺は絶句した。
『お兄ちゃんの快感が高まっていく。アソコがとーっても気持ちいい。
 どんどん、どんどん、気持ちよさが増えていく。
 私の言うがまま、際限なく気持ちよくなっちゃう。
 このまま放置しちゃったら、永遠に勃起が治まらないかも……。
 でもね、お兄ちゃん。お兄ちゃんは次に私が「オン」と言うまでは絶対にイケないの。
 どんなに射精したくなっても、絶対に出せない。
 気持ちよさだけが無限に溜まっていくよ……』
「!!!!」
『ほーら……お兄ちゃんはもう、私の声を聞くだけで気持ちよくなっちゃう。
 耳から入った私の声が、お兄ちゃんのアソコまで届いて刺激を与えてるみたい。
 私の声からは絶対に逃げられない。感じて、感じて、仕方ない。
 お兄ちゃんは身体の隅々まで私の声に犯されちゃってるんだよ』
 妹が囁くたび、快感の波が襲ってきて腰が跳ねる。
 しかし……信じられないくらい気持ちいいのに、とっくに限界を超えているはずなのに、射精だけはどうしてもできない。
 妹の命令は絶対だからだ。妹の声には逆らえない。妹の言葉はこの世でなによりも優先される……。
 どのくらいそうやって弄ばれただろうか、もはや時間の感覚など失せているが、ついにその瞬間がやってきた。
『お兄ちゃん、そろそろ、お待ちかねのあの言葉……いくよ?』
 胸が大きく鳴る。否応なしに期待が高まり、息を殺して待ち構える。
 長いような短いような間があり、そして……。
『オン』
 死刑宣告にも等しい言葉が頭の中で反響して、その意味を理解すると同時に、快感がスパークした。
「っっっっっ!!!!!!!!!」
 はじけるような激しい射精が訪れて、至福としか言いようのない快楽を味わいながら、俺はほとんど痙攣するようにして精液を吐き出していた。
『いっぱい出せたかな、お兄ちゃん? 自分の精液掃除したら、急いで帰って来てね。
 そしたら、もっとイイコトしてあげるからね。……バイバイ、お兄ちゃん』
 クスクスという笑い声をあとに残して、通話は終了した。
859名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 04:24:18.15 ID:bN2mooHA
おしまい
860名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 05:36:17.11 ID:lMd4sZ6K
 うまいなあ。描写はなくてもしっかり面白い。落語みたいに、2人の顔までこっちに
伝わるようだ。
861名無しさん@ピンキー:2011/10/09(日) 06:21:44.21 ID:uuLFbiO/
GJ!
862 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/10/09(日) 13:24:09.93 ID:5pChxg5U
GJでした!
863名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 00:11:05.99 ID:7yipSd12
エターナルキモウトマインドコントロール


兄はパパになる
864名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 02:20:34.45 ID:/FSN+7aV
右も左もわからないけど初投稿です

上機嫌で俺が家に帰ると、姉は居間でテレビを見ていた。
「なんだ、大の男が鼻歌交じりで。気色の悪い」
相も変わらず無愛想な姉だ。
こう傲岸不遜では、今まで彼氏がいなかったのも納得というものだ。
歳と性別に似つかわしくないぶっきらぼうな口調で、姉はふんと鼻を鳴らす。
普段ならむっとするところだが、今日は寛容な精神で見逃してやろうではないか。
「私はすっかり腹が減ってしまった。早く夕飯を作れ。今日は、随分と遅かったな」
「ふふん、帰りが遅くなる、のっぴきならない理由ができたのでね」
ぴくっ、と姉の眉が動いた。
「……女か?」
「悪いな姉貴、俺はイチ抜けだ」
これでもう、姉弟そろって負け組なんてレッテル貼られるずに済むのだと思うと、小躍りしたくもなろうものだ。
「気に食わんな。たかが彼女一人ができたくらいで、いい気になりおって」
「食おうが食わなかろうが、できちゃったもんは仕方ないから。そういうわけでこれからも、遅くなることが多いと思うけどヨロシク」
しん、と姉が押し黙った。
ぷつり、とテレビの電源が切れる。
姉の表情はここからだと窺い知れない。
ちょっと言い過ぎたかな、と俺はフォローの言葉を探す。
と、凛とした声が静寂を打ち破った。

『オナニーしろ』
865名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 02:23:55.72 ID:/FSN+7aV
「……は?」
一瞬姉が何を言ったのか、本気で理解できなかった。
ぎろり、とソファから振り返って、姉がもう一度繰り返す。
『オナニーしろ』
「姉貴、何言って……――――っ!?」
瞬間、びくんと身体が跳ねたような錯覚が襲った。
「あ、あ……?」
魅入られたように姉を見つめる俺はいつの間にか、チャックを下ろしイチモツを握りしめていた。
こちらに向き直った、姉の目の前で。
「え、ええ!?」
俺は困惑するが、右手は別の生き物のように、敏感な箇所を責め立てていく。
まるで他人に弄られているようだ。
見れば正面には、眉一つ動かさない姉の鉄面皮。
「おやおや、せっかく恋人ができたというのに、弟殿は随分と溜まっているようだな」
「姉貴! てめえ一体何を――――」
「何をもクソもあるまい。単純な催眠術だ」
「催眠……ッ?」
びくり、と無意識に身体が跳ねる。
「私にかかれば、催眠術の習得くらいいとも容易いことなのだよ、弟くん」
その口調に自慢のニュアンスはない。
姉はただ、優雅に足を組みながら俺の痴態を観察している。
「う、う……」
「どうした? 気持ちよさそうだな。見られてするのがそんなに好きだったのか」
「そんなことな……いっ」
866名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 02:26:07.38 ID:/FSN+7aV
だが言葉とは裏腹に、全身を駆け巡る快感は激しくなっている。
腰に力が入らず、遂にはぺたりとへたりこんでしまった。
ソファから冷ややかに見下ろす姉。
これではまるで、女王様にかしずく奴隷だ。
「うぅ、ああぁ……っ」
そして右腕は止まらない。
羞恥と快感のごった煮が身体を奔る。
――ダメだ、ダメだ、ダメだ……!
ぞくり、と身震いするような、射精感が背筋に走る。
俺は背中を反り返らせて、
「イッ……――――!」
白濁液を解放――――

『待て』

――――することは、できなかった。
「なっ、ぁっ」
お預けをくらった身体は、しかし絶頂寸前であることには変わりはないのだ。
身を焦がすようなもどかしさが、脳みそを灼く。
「ぁっぁっあっ、あね――――」
「駄目だ、『待て』」
867名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 02:28:38.83 ID:/FSN+7aV
全身が痙攣している。
にやにやと笑っている姉の表情が白黒明滅し始めた。
「ぉ、おねがっ、俺もう、げんか……」
「そんなにイきたいのか? 実の姉の目の前で? ふふっ、我が弟は、本当にどうしようもない変態だな」
俺を挑発する言葉も、麻痺した脳ではその半分も意味をなさない。
「そんなにイきたいなら、私を満足させるおねだりでもしてみたらどうだ?」
悪魔のような女とは、きっとこいつのことを言うのだ。
「どっどんな……?」
「それは自分で考えろ。私が教えてはつまらんだろう」
衰弱した脳裏に、オカズ本の女の子たちのようなセリフがよぎる。
けど、あんな恥ずかしいセリフ、口にできるわけが――――
『言え!』
「――――お願いします! もう我慢できないダメちんぽから、ザーメンびゅびゅっと出させてください! このだらしのない生意気な弟を、いっぱい気持ちよくさせてください!」
反射的に口をついたその自分の言葉で、しゅぼっと顔に火がついた気がした。
「ぷ、く、ははははははっ。何だそれ! どこで覚えてきたんだそんな言葉! あははははははっ」
「う、ぅぁ……」
普段クールな姉の嘲笑は、どんな罵詈雑言よりも俺の自尊心を踏みにじる。
しかし、快楽の虜の今の状態では、そんな屈辱すらも愛おしい。
868名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 02:56:12.49 ID:/FSN+7aV
「ふん、いいだろう。ご褒美をやろう。『存分にイっていいぞ』弟よ」
「うっ! うっうああああああぁぁぁぁぁぁっ」
姉の許しが出た途端、今まで頑なだった身体は冗談のように素直になった。
さんざんお預けをくらった心と体に、暴力的なまでの気持ち良さが襲いかかってくる。
――こ、こんな、こんなの、オナニーの快感じゃない!
閉じたまぶたの下で、白目をむく。
天地がひっくり返る。
床に座っているのに、天井に張りついている気がした。
長い長い絶頂が終わり、酸素を求めてだらしなく口を開く。
「はあっ! はあっ!」
「とっても気持ち良さそうだったなあ。こんな変態な弟を持って、姉さんは悲しいぞ」
どこが悲しんでいるものか。
表情は、いたずらっ子の微笑みそのものだ。
「て、てめえ、覚えてろよ……」
「おや、まだ口答えする反骨心があるのか? これは驚いた」
言ってから、しまったと思った。

「『四つん這いになれ』、弟よ」

「ひっ」
抗うことは、できない。
869名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 02:58:17.85 ID:/FSN+7aV
「あ、姉貴ごめん! 俺が悪かった。だから許し――――」
「許さない。『四つん這いになって、ケツをこっちに向けるんだ』」
「ぅ……」
犬のような態勢で、尻を突き出す。
ソファから立ち上がった姉が、背後から俺のズボンを剥ぎ取る。
「ひっ」
――ふ、振り返れない。後ろが見れない!
姉が何をやっているのか、どんな表情で外気に晒された俺の尻を眺めているのか、確認できないのが、不安と恐怖を最大限に煽る。
唐突に、姉のすべすべした手が俺の尻を撫でた。
「ふぁあああああっ!」
「あはははは。婦女子のような声を出すなよ。そうだ、ここで一つお前を安心させてやろう」
「あ、あんしん……?」
姉がどっかりと、四つん這いの俺にしなだれかかってくる。
「私の催眠術はな、相手の心をどうこうすることはできないのだ。記憶の操作なども不可能だ。簡単な行動しか強制できない。つまり催眠術でお前の心をシスコンに書き換えたり、私の性奴隷にすることは無理ということだな」
なるほど、それは確かに良いニュースだ。
心までは、屈服させられない。
「もっとも――――」
「あっ」
甘い吐息が、耳を撫ぜる。
確かな膨らみが、背中の触覚を刺激する。
「心なんぞ操らなくても、男を虜にする方法なぞ山ほどある」
870名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 03:00:40.45 ID:/FSN+7aV
それはほとんど、死刑判決に聞こえた。
すでに限界まで膨らんだ勃起を、ぴんと指で弾かれる。
「ぅぁあああっ」
「どうした? まだ尻を一撫でしただけなのに、もうこんなになっているのか。本当に、どうしようもないマゾヒストだな」
「ち、ちがっ……。俺は……っ」
「違うのか? そうなのか? それならば、もっとも正直そうな場所に訊かせてもらうとしよう」
ぞくっ、と恐怖が全身を駆け巡った。
まるで後背位で犯されているような態勢から、姉が上体を離す。
こんな姿勢から、やられることといえば。
「や、やめっ! そ、そこだけはゆる――――」
「お前のアナルを、たっぷりいじめてやろう!」
ずぶり、と菊門に、美しい指が突きこまれた。
「あっああああああああああっ!!」
実の姉にペニスどころか一段飛ばしで、肛門をいじられる体験。
屈辱と異物感に、視界がぐるぐると回る。
いや本当に、回っているのはその二つのせいだろうか?
「あっ、あっ、あっあっあっあっあっあっ」
ぶるぶると、隆起したペニスが前後に揺すられる。
「どうした? 腰が動いているぞ。そんなにここがいいのか」
「違う! ちが、ぁぁぁぁぁぁっ」
871名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 03:02:44.47 ID:/FSN+7aV
――気持ち悪い! 気持ち悪い! 気持ち悪い!
腹痛の時「痛くない」と脳内で反芻してそう思いこもうとするように、
吹けば飛ぶような理性で綱渡りのような正気を繋ぎ止める。
――気持ち悪い! 気持ち悪い! 気持ち悪い……
『言ってみろ! 今の正直な感想は!』
「気持ちいいッ! 奥までずぷってされるのも! 中の肉が引っぱられるのも! すっごく気持ちがいい! ――――あああっ!」
だがそんな小細工も、目聡い姉の前では何の成果も果たしはしない。
一度認めさせられれば、あとは転がり落ちていくだけだ。
「ぅっうぁあ、あぁぁっっ」
「わかったか? お前は催眠術なぞ使わなくても、どうしようもないマゾなんだよ。お前の彼女が、こんなプレイをしてくれるか?」
それはないだろう。
彼女は清楚で通ってきた人物だ。
つまりそれは、俺を本当の意味で満足させてはくれないということ――――?
「ならば訊こう。お前を充足させてくれる、真のご主人様は誰だろうな!?」
「そ、それは……っ。……ぅ、ううっ」
舌を噛まんばかりの勢いで、全力で口をつぐむ。
こぼれ出そうな隷属の言葉を、薄皮のような自尊心が阻止する。
「強情だな。まあいい。……これで」
規則的だった指の動きが、途端に軌道を変える。
「ぅっぅぁあっ!?」
「イけっ」
872名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 03:05:12.51 ID:/FSN+7aV
ごり、という感触が走ると同時、限界だった防波堤は土くれのように決壊した。
「ひっああああああぁぁぁぁぁぁっ!? ああああああっ!?」
背徳感が後押しするその射精は、今までのどんな絶頂よりも甘美で、同時にどこまでも危険なものであった。
「ふぅぅううううっ! くぉぉおおおおおおおおっ!?」
長い。射精が長い。
止まらない。イってもイっても、溢れ出る精液が止まる気がしない。
イきっぱなしの無防備な脳髄に、どこからか姉の言葉が注ぎこまれる。
それは紛れもなく、甘美な毒液だ。
「いいか? お前は私のおもちゃだ。彼女ができたことでお前は勝ったつもりになったかもしれんが、そこのところは決して変わらん」
それは、『催眠』ではない。
だがしかし、快楽漬けで正気を失った理性に刻みこむには、そんな技術など必要ですらなかった。
「これから毎日、物覚えの悪いお前のために教育してやろう。お前と私、どっちが上で、どっちが下なのか。……ほら、返事はどうした」
「は……ぃ……」
息も絶え絶えに、俺は床に突っ伏すると、甘ったるい倦怠感と疲労に飲まれ気を失った。
夢の中でも犯されたのは、言うまでもない。

―完―
873名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 03:07:15.78 ID:/FSN+7aV
以上です
なんかあんま催眠関係ないような?
874名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 03:25:36.93 ID:Hl4pTv2S
おっきしたお(*^^*)
875名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 06:18:29.00 ID:7yipSd12
GJ
お姉ちゃん弟に彼女できて複雑な気持ちだったろうな
876名無しさん@ピンキー:2011/10/10(月) 06:35:45.62 ID:L83Rym/e
 姉の残酷なまでのSっぷりと、翻弄される弟の痴態がとてもいい。
十分エロいし、完全に催眠モノだと思う。
 惜しいのは、もうちょっと姉の表情と、射精の具体的な描写があれば。
877 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/10/10(月) 12:04:39.19 ID:WaiaUSFR
お二方とも乙!
SS連チャン嬉しい限りだ
878 忍法帖【Lv=9,xxxP】 :2011/10/10(月) 12:16:11.05 ID:K2KBkkC+
GJ!
…………ふぅ。
879名無しさん@ピンキー:2011/10/11(火) 01:17:19.51 ID:Do3LvBJB
おつ
そういえば結構キモ姉妹スレから出張してきてる人多いのだろうか?
880名無しさん@ピンキー:2011/10/12(水) 13:35:47.40 ID:DBjy3py4
あげmc
881名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 02:05:15.95 ID:at7PsYkv
こりゃすげえ!
と思って覗いたら既に廃墟だった件
882名無しさん@ピンキー:2011/10/13(木) 02:06:53.84 ID:at7PsYkv
すんません誤爆なんで気にしないでください
883名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 00:05:09.99 ID:yPxO9ylD
そろそろ次スレどうするか決めとくか
てか次スレ必要?
884名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 06:55:13.43 ID:5/zbMy4Q
必要!
885 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/10/14(金) 12:30:43.91 ID:+oiJYDsl
>>883
もちろんいる
886名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 12:58:22.93 ID:yPxO9ylD
では要るとしてテンプレになんか変更いる?
あと他スレとおんなじでスレ建ては>>950か容量500くらいを踏んだ人でおk?
887名無しさん@ピンキー:2011/10/14(金) 14:58:49.17 ID:OKqH+RoF
スレ立てのタイミングはそんな感じで良いんじゃないでしょうか
テンプレには>>13の内容が入ってれば。
「催眠、洗脳」に限らないのであれば、スレタイも一考の余地ありかも
888名無しさん@ピンキー:2011/10/15(土) 10:11:23.54 ID:4FPqA8U8
おお、なんか新スレが建つ流れになったようでなにより

いつもROMってる俺も何か頑張ってSSでも書いてみようかしら
889名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 00:57:31.95 ID:+C8duRvx
>>888
期待してまっとるべ
890名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 02:30:24.61 ID:NjVAYZvu
891名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 02:35:33.96 ID:D2nif1Uf
頑張ってSS書こうと思ってもネタが思いつかない
892名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 02:59:31.37 ID:fF4ko0VR
>>890
見たらスマホが固まった
個人的にはあり。性描写希望
893名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 03:49:12.26 ID:+C8duRvx
>>890
ありだな
エロあれば最高だ
894名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 04:51:39.68 ID:ocAQf59a
催眠音声のヤンデレ後輩催眠が結構良かった
895名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 07:08:25.29 ID:1U5jBFwL
注射器をぶすぶす突き刺して薬を注入して思考力をぐちゃぐちゃに壊して操ってくれる薬物使いな女の子キボン
896名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 13:22:11.61 ID:1U5jBFwL
嘘です何でも歓迎です
とにかくSS読みてぇえええええ!
897名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 13:27:18.64 ID:04Z9YQjQ
お前らって破滅願望あるの?
898名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 14:17:00.32 ID:WUVJKRth
あまあまな催眠物が読みたいっす…
899名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 15:28:10.13 ID:1U5jBFwL
壊れるまで脳みそ弄くられてその子のことしか考えられなくされて砂糖をぶちまけたような甘さのいちゃいちゃがしたいなぁ
900名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 16:54:42.33 ID:sd0swC6K
藤林丈司
901名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 19:12:22.28 ID:1U5jBFwL
お前ほんとそいつのこと好きなんだなw
902名無しさん@ピンキー:2011/10/16(日) 23:14:19.56 ID:sSQRN1Xh
次スレ立つようならSS頑張ってみる
903名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 04:10:31.12 ID:VR1Q7Dvc
正座しながら待ってます
904名無しさん@ピンキー:2011/10/17(月) 07:06:05.33 ID:2VL3qqM8
スレが進めばいつか保管庫とかもできるのかな
わくわく
905 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/10/17(月) 12:47:41.30 ID:hKqz30Rn
>>902
俺も待っとるよ
906名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 07:09:21.10 ID:Io0OobwE
次スレまでにもう1SSくらいくれば嬉しいなぁ
907名無しさん@ピンキー:2011/10/18(火) 23:22:31.95 ID:+hnFUIju
甘えっこの要求なら催眠無しに聞いてやるのに(洗脳済み
908名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 00:47:25.71 ID:OAZDC1GJ
ttp://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ085072.html

これ良かったわ。前作だめだが
909名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 10:55:43.62 ID:XV1zQq1G
注:SSではないです
埋めネタだと思ってください

「ば、ばか・・・」
「おう俺はバカなんだ、お前のこと世界で一番好きなヤツなんて俺くらいなもんだろ」
「ほんと・・・ぐすっ・・・・ばか」
夕暮れの教室、一組の男女が今、幼馴染という関係をやっと抜け出し、お互いの気持ちに向き合った
素直になれない少女に、直情的な男
昔から喧嘩友達だった二人は、長い永い時間をかけて、遂に結ばれようとしていた
二人の永い片思いは終わりを告げ、これから恋人同士という幸せな日々が始まる
けれど、始まるものもあれば、終わるものがある
二人が抱き合う暖かな橙色の差し込む教室の外、暗く寒々しい藍色が拡がる廊下で______



俯き、強く拳を握り締める少女が、一人居た



ぎり、と唇をかみ締めると、少し血の味がした
私の方が好きだった、ずっと前から
私の方が幸せにできる、あの女より
いっくんのためならなんだって、どんなことだってできる
小さいころからいつもその背中を見ていた
地味で人見知りで、友達のできない私なんかを構ってくれて、いじめられたら飛んできて助けてくれる、私だけのヒーロー
ずっとずっと好きだった
雨の日も、風の日も、雷の日も、小学校が別々になっても
あの日から、いっくんの後ろを、その背中を追いながら
いつか、自分があの隣に並ぶのだと信じていた
けれど、中学校に上がった時、いつの間にかいっくんの隣にはあの女が居た
暴力的で、頭の悪そうなあの女が
聞くと、小学校で知り合ったらしいその女は、どんどんと、私の居るべき場所を奪っていった
朝、いっくんを起こすのも、いっくんのご飯を作るのも、一緒に学校に行くのも
そして高校に上がるころには、私の居場所は完全になくなっていた
唯一続いていたお手紙のお返事も、遂に来なくなった
いっくんの隣は完全にあの女のものになったのだ
「ああ、面白いものを見ちゃったなぁ」
声がして、ふと隣を見ると、男がいた
丸々と太った男は、眼鏡をかけ、脂ぎった顔でニヤニヤと笑っているが、その瞳は笑っていなかった
どす黒い、嫉妬の炎を宿した眼
私もきっと今、同じ眼をしているのだろう
「ねえ、皐月(さつき)さん」
名前を呼ばれる
「僕と、手を組まない?」
男は分厚い唇を下品に捻じ曲げて笑うと、続けた
「『いいもの』を持ってるんだ、あの二人を引き離して、あるべき姿に戻せるものが」
910名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 10:56:33.53 ID:XV1zQq1G
「あの・・・いっくん、ちょっといい?」
「ん〜?」
呼ばれて振り向くと、目の前には庵(いおり)がいた
「今日・・・放課後、時間あるかな?」
「ん、三十分くらいならあるぞ?」
俺の小さいころからの幼馴染で、影が薄くて根が少し暗いところがあるが、本当は面倒見のいい優しいヤツである
昔は朝が弱い俺のために毎朝お越しに来たりしてくれたが、最近はめっきり起こしに来なくなって、疎遠に近い状態だった
「っていうかなんだよ、お前と会話すんのなんか久しぶりだなぁ〜」
ちょっと嬉しくなって庵のボサボサの頭をくしゃくしゃと撫でると、長く、縮れた前髪に隠れている愛らしい顔が頬を染めて、照れくさそうに俯く
うむ、初々しいやつめ
というか、こいつは素顔はこんなに可愛いんだから、ちゃんと自分を磨けばすぐに人気者になれると思うんだが(主に男子に)
「郁武(いくむ)!!皐月さんにセクハラしてんじゃないわよ!!」
と思っているとスパーン、と後ろから来た女に頭をひっぱたかれた
俺の頭をぶん殴ってくれたのは咲野(さくの)という、小学校からの幼馴染だ
そんで、つい最近恋仲になった
「いてぇなぁサク、焼きもちはいかんぞ」
「なっ・・・なっ!!?ばかっ!ばかばかっ!!そんなんじゃないわよ!!」
「うはは、すまんすまん」
うむ、こやつも初々しいなあ
というか、よく考えたら恋人居るのに庵の頭撫でるとか有り得ないな俺、そんな軟派なヤツだったろうか?
どうも、庵は放って置けないんだよな
ちょっと暗めの世話焼きな妹ってかんじで、なんか甘やかしたくなる
「・・・・それじゃあ、放課後に」
「あ、おい庵!」
サクの姿を見るや否や、庵は早足で歩き去ってしまった
人見知りの酷い庵は、俺以外の人間には中々心を開かないのだ
それが何処と無く誇らしい反面、心配なんだよな
そんなことを考えていると、サクが袖を引っ張ってきた
「もぉ・・・郁武・・・」
これはちょっと拗ねている声だ
「ん?どうした?」
「皐月さんが妹みたいで可愛いのは解るけど・・・撫で撫ではだめだもん」
こんなところでデレるとは不意打ち!くぅっ辛抱たまらん!
俺はサクをぎゅうっと抱きしめて、可愛い恋人の温もりを感じた
911名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 10:58:00.69 ID:XV1zQq1G
放課後、庵と待ち合わせた廃校舎
「よう、待ったか?」
「ううん、今来たところだよ」
えへへ、と控えめに笑う庵
今日はなんだか少し声が明るい
いいことでもあったんだろうか?
「なんだかこのやりとりって、デートみたいだね?」
「そうか?」
「えへへ、うん!」
思えば、庵とこんなに長く話したのは久しぶりだ
「それで、何の用事で呼んだんだ?」
しかし、サクを待たせてるのであまりもたもたしても居られない
こんな人気の無いところに呼んだくらいだし、きっと悩み事の類だろう
「それはね・・・・」
庵はゆっくりと俺の前まで歩いてくると、俺の胸にしな垂れかかった
「え・・・・・?」
バチッという音とともに暗転する視界
「いっくんを―――助けてあげるためだよ?」
意識を手放す前に聞こえた庵の声は、今まで聞いたことが無いほどに、愉しげだった

この後恋人目の前でデブ男に寝取られて主人公は根暗馴染みに操られて強制お婿さん化
ラブラブセックル
となる予定だった没案を発掘したから上げ保守でした
お騒がせしました
912名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 14:19:54.83 ID:hWzUsKUU


没ネタにしとくのは勿体ないなあ
913名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 14:57:37.18 ID:pDvhlvXG
なんという生殺し
914名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 17:30:43.73 ID:+ajKiU4d
だがNTRはいらない
915名無しさん@ピンキー:2011/10/19(水) 18:50:02.02 ID:GOGl4ga/
うむ
このジャンルはむしろこちら側が狩られなければな
916名無しさん@洗脳済:2011/10/19(水) 20:17:30.81 ID:D509J6gz
え?
主人公の恋人は最初から根暗幼馴染なんだから、NTRじゃなくね
ツンデレなんて知らん
917名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 02:57:36.91 ID:pfnMNybP
庵だけに「イクムウウウウウ!」といいながら暴走する場面も期待
918監獄特急でいこう! 幼なじみ編:2011/10/20(木) 15:23:21.63 ID:vkYaj33k
投下行きます
題名は『監獄特急でいこう! 幼なじみ編』です
編とか書いてありますが姉編も妹編も幼女編も人妻編も無いのでご容赦ください

そこは暗い場所だった
行った事がなくとも言える
まるで地獄のような場所だ、と
「や、やめろ、離せ!!助けてくれ!!たすけ・・・・ッ」
どこかの牢の中から男の声が聞こえてくる
「おい、見ろよ・・・」
「今度はあいつか・・・」
ひとりの男が暗闇から連れ出され、重い鉄の扉の向こうへと消えていった
あの奥で行われている恐ろしくおぞましい行為
考えるだけでも怖気が走る
ここは地図には載って居ない場所
助けを呼んでも来はしない
腐り続ける心の中で、オレは思った
どうしてこんなことになった―――――――?

「その、な?」
「うん・・・」
「まだ、気が早いかもしれないんだが」
オレは彼女に指輪を渡した
婚約指輪、エンゲージリング
名前は何でも良かった、オレの、心からの気持ち
バイトにバイトを重ねて、何とか買った指輪
「大学を卒業したら、オレと結婚しよう」
「ふふっ・・・まだ大学にも入ってないじゃん」
「い、いいだろ。心持ちというか、なんというか・・・」
「もちろん、いいよ」
その言葉を聴いた時、オレは生まれた中で一番の幸福を感じていた
そして、絶対に忘れないと誓った
「喜んで、お受けします―――――」
花が咲くように微笑んだ彼女の笑顔を
今日という日を
919監獄特急でいこう! 幼なじみ編:2011/10/20(木) 15:24:01.68 ID:vkYaj33k
家に帰ると、夜子(やこ)が待っていた
「お帰りーっ!さーくん、高校卒業おめでとーっ!」
ぴょんと飛びついて、オレの腰に抱きついてくる
「いいから、やめろって」
オレはうんざりしながら夜子を押しのけて、家に上がった
「お父様がね、ささやかだけどお祝いにってお家買ってくれたんだよ!えへへ」
こいつは大財閥のご令嬢というやつで、こういったことが毎回ある
「ありがたいけど受け取れない、オレはオレでやってくっていつも言ってるだろ」
「ええーっ!そしたら夜子ひとり暮らしになっちゃうよー」
「なんでお前と一緒に住むことが前提になってんだよ」
こいつはいつもそうだ
勝手に決めて、勝手に行動する
人の気持ちも、都合もお構いなし
昔はこんなヤツじゃなかった
思いやりがあって、おっちょこちょいの癖になんにでも一生懸命で、家柄も一切鼻にかけないで努力だけで何とかしようとするヤツだった
そんなあいつを心の底から尊敬していたし、好感も持っていた
オレのことを勝手に旦那にすると決め付けて、妙な独占欲を出すまでは
『夜子以外の子をさーくんが見てるの、やなの』
『夜子以外のものを見ちゃだめ、すきになっちゃだめ』
『さーくんは夜子のおむこさんなの』
それからどんどんあいつはおかしくなっていった
そして今もおかしくなり続けている
こうして、呼んでも居ないのに勝手に人の家に上がりこんでくるのもそうだ
「今日もねー夜子ねーさーくんのためにご飯作ったんだよー」
見ると、机の上に綺麗に調理された夕飯が並んでいた
「・・・悪いな、でもこれからはほんとこういうの、いいから」
もう何度言ってるかもわからない科白
許可無くとはいえ、作ってくれた手前無碍にすることも出来ず、箸を取って租借する
「えへへ、美味しい?」
「・・・ああ、悪くないよ」
「やったあ、ぎゅー」
首筋に抱きついてきた手を解きほぐして、テレビの電源をつけ、頭の中からうっとおしいものを消し去る
でももう、こんな生活ともおさらばだ
920監獄特急でいこう! 幼なじみ編:2011/10/20(木) 15:24:29.04 ID:vkYaj33k
「なあ、夜子」
「うん、なあに?」
「オレ、結婚することにしたから」
「えっ、本当!?やったあ!お父様に連絡しよう♪」
都合よくオレの言葉を解釈してひとりではしゃぎだす夜子
「違うよ、お前とじゃない」
「えっ・・・・・・・・・・・・・?」
「高校入ってから、ずっと付き合ってた彼女が居るんだ。その子と一緒になる」
もちろん、大学を卒業してからだけど―――――
空気が凍っているのがわかる
夜子は信じられないという表情で、オレを見ていた
するり、と手に持っていた携帯電話が落ちる
「なにを・・・・言って・・・・・るの?」
ようやく夜子が口にした言葉は、震えて、掠れ気味だった
端整な顔に引きつった笑みを浮かべながら、無理やり笑おうとしている
「あはっ・・・あははは・・・おかしいな、さーくん・・・おもしろい冗談・・・言うね」
瞳に宿っている光が消え、口元を震わせながら
「おもしろかった・・・おもしろかったよ・・・・・・・・・だから早く嘘って言ってっ!!!」
叫んだ彼女の顔は今まで見たことが無いほど辛そうで、苦しそうだった
「言わない、本当のことだから」
「どうして!!?なんで!!?何でもしてきた!!さーくんが喜ぶと思って、夜子はなんでもッ!!」
「それが迷惑だったんだよ」
オレは彼女の問いに嘘をつかずに答えた
今日こそ、決別しようと思ったから
それがこいつの想いに対する真摯さになると思ったから
「お願い・・・そんなのやだよ!なんでもするから・・・だから」
夜子はオレの胸にすがり付いて絶対に離さないとばかりに、強く服を握った
「さーくんのして欲しいこと、なんでもするから・・・・さーくんの欲しいもの、なんでもあげるから・・・夜子を選んで・・・夜子を・・・」
懇願する夜子の手を取り、そっと服を離させる
「夜子・・・今までありがとう。なんだかんだで感謝してるし、家族みたいに大事に想ってる」
夜子の瞳に光が宿る
まだ希望があると、自分の願いが通じたと、彼女は思ったのだろう
それだけに、心苦しかった
「でもな、それ以上に、その子が好きなんだよ・・・」
もう夜子の表情を見れなかった
見て、いられなかった
「・・・ご飯、美味しかった。後片付けはオレがやっとくから、夜子は落ち着いたら、お屋敷に戻るんだぞ」
夜子は暫くその場にうずくまっていたが、やがて立ち上がると、ふらふらと家を出て行った
(いつかは、こうしなきゃいけなかったんだ・・・)
心の中でそう言い聞かせて、オレは洗い物をして気を紛らわせた
今日は早く寝よう
洗い物を終えると、オレは真っ直ぐ自分の部屋に行き、ベッドに入った
921監獄特急でいこう! 幼なじみ編:2011/10/20(木) 15:25:11.03 ID:vkYaj33k
「今度はこいつか」
「憐れなもんだな」
男達の声がする
一人や二人じゃない、もっと多い
目を開けると、見知らぬ場所だった
牢屋のような場所に寝かされることに気がつき、飛び起きる
「オレ・・・自分の部屋で寝てたはずじゃ・・・?」
「まだ寝ぼけてるみたいだね」
混乱するオレに最初に話しかけたのは二十代前半ほどの、優しげな表情の青年だった
「あの、ここは?」
オレの問いに、青年は少し困った顔をしたあと、苦笑しながら言った
「地獄・・・・かな?あながち間違いじゃないしね」
ぼろぼろの服、手錠に首輪の格好の青年はオレを立たせると外に目をやった
「見てごらん」
巨大で重厚な扉といくつもの牢屋
教科書でみた強制収容所のようだと思った
「まるで牢獄だろう?」
青年は言うと、首輪を触った
癖なのか、首の辺りをよく弄っている
「助けて!!」
牢屋の外、黒服の男に連行された幼い少年が分厚い扉の前で助けを求めていた
「またひとり減ったな」
隣の牢屋に入っている三十代くらいの男性が呟く
少年はあどけない瞳に涙を浮かべながら、恐ろしい機械音のする扉の奥へと連れて行かれた
「面白いものが見られるよ」
隣で外を覗いていた青年がそう言って、またあの重たい扉の向こうに視線を移す
しばらくして、外から女性が入ってきた
歳は二十代前半だろうか、少年が連れられた扉の前で止まると、時計を気にしている
「そろそろかな」
青年が楽しげに言うと、重厚な扉が開き、連れて行かれた少年が戻ってきた
ただし、変わり果てた姿になって
「きゃうんきゃうん♪」
裸同然の格好に、尻尾をつけて女性のもとへ四つんばいで走っていくと、少年は女性の脚にほお擦りをしていた
女性はその少年を蕩けた表情で見ながら撫で繰り回している
「ふぅん、犬化洗脳か」
青年はなんともなさげに呟いて、備え付けのベッドに戻ると身体を投げ出した
「ここがどういう所かわかったかい?」
表情を変えず青年が言う
「よく、わからないです」
「だろうね」
オレの答えに青年はひとつ頷くと、説明をしてくれた
「ここは、男性専門の認識・意思改造人身売買を行う組織の改造所といったところかな」
「えっと・・・?」
「つまり金持ちの女性、運が悪いと男性だったりするけど―――――が、男の人を自分好みに改造して買ってくところ」
青年はそう言った後、オレと自分を指差し「で、僕らはお品物ってこと」と付け足した
「そんな!オレには付き合ってる子だって・・・!!」
「うん、僕も三ヶ月前に夫になってるはずだった」
「ここでは自由恋愛なんてルールは通用しねえよ」
オレと青年の会話に、もう一人同じ牢屋に入れられていた青年が割り込んだ
「ああ、いきなりで悪いな。俺は岳人(たけひと)」
岳人と名乗った青年は手に持った写真を眺めながら言った
「そして、俺たちは処刑されるのを待つだけ。脱出なんて考えないほうがいい」
「そうだね、特に僕らは」
優しい表情の青年もそれに続く
「あの・・・どういうことですか?」
922監獄特急でいこう! 幼なじみ編:2011/10/20(木) 15:25:39.70 ID:vkYaj33k
オレの問いに、青年が答えてくれた
「僕達が放り込まれてるのは『重洗脳執行予定者房』っていって、厳重に洗脳されて二度と正気に戻れなくする予定の人たちが集められてるんだよ」
自分のことでもあるのにかかわらず、彼はまるで人ごとのように言う
「警備も監視も厳重、洗脳の仕方も厳重、掛かってる金の値段が違うからな」
岳人さんが写真を見ながら呟く
彼は遠い瞳でその写真を眺め続けていた
「その写真・・・大切なものなんですか?」
いたたまれなくなって、岳人さんに話しかける
「さあな」
「え・・・?」
「僕達はもうほとんどおかしくなってるからね」
優しげな青年は絶句する俺に教えてくれた
「僕達は既に一度洗脳されてるんだ」
「けれど、何かの拍子に洗脳が解けた」
二人の話を聞いて、オレは衝撃をうけた
「それで脱出しようとしたんだけど再度捕まって地獄行き、それが僕と岳人ってわけ」
青年は表情を変えない、いや、変えられないのだ
「僕は何度も解けちゃうもんだからその度洗脳されなおしてね、心が壊れちゃってさ」
「俺はこの写真に写っている人間を思い出せない。思い出さなけりゃいけないのに、思い出せないんだ」
「いつ洗脳されるのかわからないから、自然に狂っちゃう人も居るみたいだけどね」
場違いな青年の明るい声が響く
そうしていると、黒服が牢に入ってきた
背筋が凍る
青年が腕をつかまれ、ベッドから引きずり出された
「あーあ、言ったそばから僕かあ」
青年は最期まで笑っていた
けれど、―――――なんとなくだが、心は泣いているように思えた
彼が見えなくなるまで、オレはずっと扉を見ていた
「やめとけ、変な情は持つな」
岳人さんが写真から目を離さずに言う
「悲しく・・・ないんですか?」
「さあな」
短い返答
「それすらも、わからなくなっちまった」
923監獄特急でいこう! 幼なじみ編:2011/10/20(木) 15:26:12.98 ID:vkYaj33k
この牢獄の生活が暫く続いた後、来訪者がやってきた
可愛らしい顔立ちだが、あまり表情の変化の無い女の子だ
「・・・・ん」
少女が短く呟くと、部屋の中に入ってきた黒服が岳人さんの手から写真を奪いとって立たせ、女の子の前に引きずって行く
「ああ、お前か」
岳人さんは何でも無さそうに言って女の子の頭を撫でる
「・・・・・っ♪」
女の子は幸せそうに目を細めると黒服が手に持っていた写真を受け取り、引き裂いた
岳人さんはその光景を見ながら、何も抵抗しようとしなかった
女の子はその後も暫く岳人さんに甘えた後、満足したのか帰っていった
岳人さんは、何重にも破かれ、燃やされた写真を見つめている
「あの娘は?」
「妹」
短く、彼が答える
「あんなことされて・・・いいんですか?」
「別に」
「憎くは、ないんですか?」
「ああ、不思議だろ」
彼は燃え滓を掌に乗せながら、呟く
「こんなことされても、『なんとも思わない』んだぜ」
岳人さんはその日、いつまでも燃え滓を眺めていた
彼が『洗脳部屋』に連れて行かれる、前日の出来事だった

「さーくん、迎えに来たよ!」
薄々、気づいてはいた
財力があって、他人のことなんてどうでもよくて、平気で人を『買おう』とするやつなんて、ひとりしか知らない
「えへへ、楽しみだなぁ」
夜子がオレの居る牢の前で、楽しげにはしゃいでいる
「えへへー最初に何処でデートしようかなぁ、遊園地でしょー映画館でしょー?」
「お前は・・・こんなことをして、幸せになれると思ってるのか・・・?」
「どうしてそんなことを聞くの?」
聞かずに入られなかった
ここに居た人たち、連れて行かれた人たち
みんな、上辺だけは幸せそうでも、幸せには見えなかった
「心を操って、たとえ好きになってもらったって、それは本当の愛じゃないだろっ!!?」
夜子はオレの言葉を聴いて、少し思案した後
「ふーん、あっそ」
と、短く言った
「本物とか偽物とか、どうでもいいよ。さーくんに好きになってもらえれば、それで幸せだし」
興味なさ気に言うと、夜子は黒服を呼んだ
オレの言葉は、全く彼女の心には響かなかったのだ
「あ、そう言えば、『婚約者』さん?だけどね」
夜子が楽しいことを思い出したとばかりに話し始める
「お金あげたら、あっさりさーくんのこと譲ってくれたよ?こんなとこ閉じ込める必要なかったね。てへへ」
オレは唖然としていた
何を言ってるのか、わからない
頭が上手く働かない
「えへへ、だいじょーぶっ。これからは夜子がずっといっしょだよっ!だから―――――」

――――――あの女のことなんか、全部忘れようね?
924監獄特急でいこう! 幼なじみ編:2011/10/20(木) 15:26:37.29 ID:vkYaj33k
部屋に黒服たちが入ってくる
何も、抵抗できなかった
ああ、これが―――――――これが、心が折れるってことなのか
引きずられるままに、電気椅子のようなものに座らされる
頭にヘッドギアをかぶせられ、思考が奪われていく
オレは、最期までなにも抵抗できないでいた

「あのねー、あのねーさーくん、夜子がちょっと髪形変えたの、わかった?」
「ん、すごく似合ってるぞ」
「きゃうっ!ボサボサになっちゃうよぉー」
さらさらの髪の毛を撫でられて、夜子は嬉しそうに、オレに抱きつく
仲睦まじく公園を歩いていると、既に先客がいたようだ
優しげな表情の青年が、手をつないで女性と歩いていた
「姉さん、疲れてないかい?」
「ええ、大丈夫です。勇実(いさみ)さんは大丈夫ですか?」
「ああ、僕は姉さんと居れば疲れなんか感じない」
「ふふふ、嬉しいです」
その光景を見て、夜子は頬を膨らませた
「う〜、これじゃさーくんとふたりっきりになれないよぉ」
「別の場所に行くか?」
「うんっ」
公園を出て、次の目的地へ向かう途中、腕を組んで歩くカップルとすれ違う
「お前が遊園地に行きたいなんて珍しいな」
「ん・・・・」
「騒がしいとこ、嫌じゃないのか?」
「・・・・・嫌じゃない・・・いっしょなら」
男は寡黙な恋人の健気な言葉に頬を緩ませると、その頭を撫でてやる
「・・・・っ♪」
隣を見ると、やっぱり夜子が風船を作っていた
「むー、夜子たちよりらぶらぶなの、許せないよ」
カップルに対抗してか、ぎゅうっとオレの腕を抱え込む
やわらかい感触がして、理性が揺らぐ
「なんなら、もっとらぶらぶするか?」
耳元で夜子に呟くと、夜子は真っ赤になって俯いた
「・・・・うん」
かすれ気味の小さな声でそう答えると、きゅうっと抱えた腕に力を入れる
その仕草が可愛くて、早く抱きたくなった
「よし早く家に帰ろう、なうゴーホーム二人のスイートハウスに!」
「えへへ、ムードないなあもうっ♪」
最愛の婚約者と歩きながら、オレはこの無上の幸せをかみ締めていた
925監獄特急でいこう! 幼なじみ編:2011/10/20(木) 15:31:29.13 ID:vkYaj33k
おしまい
次スレタイミングはレスが>>950として容量の場合はどうするべき?
451超えちゃったが立てた方がいい?
926名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 16:41:07.06 ID:sfRpMnq6
まだいいと思うよ、立てるなら480くらいかね
927名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 20:39:52.55 ID:+Vg1sb50
いいハッピーエンドだった
928名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 21:02:51.84 ID:3NCcAH0f
ハートフルなssでした
929名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 21:56:11.43 ID:V1hQinIX
GJ、心温まるいい作品だった
さあ姉編や妹編はまだか
930名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 22:51:57.20 ID:HSyORZom
乙おつ
いいエンドだった。


流石にこれ以上SS投稿したら容量落ちするよね?
931名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 22:56:04.66 ID:U7fDIgvA
スレが容量で投稿できなくなるのは500KBです。
あと50KBありますよ。SS一本くらい余裕で入るw
932名無しさん@ピンキー:2011/10/20(木) 22:57:04.97 ID:0PABY/ZI
だが480kbからdat落ちの対象になるのではないだろうか
933名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 00:08:30.40 ID:uw5ebRas
別にギリギリまで粘らんでも立てていいんじゃないかな
あくまでもこっち埋めてから使うという条件付きで
934名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 00:38:16.97 ID:ycMuLyqd
980に届くのと容量完走とどちらが速いか。
まあ980まで待ってもいいでしょ。
935名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 13:45:16.51 ID:vVujrnkO
>>925読んだけど明らかにbadエンドじゃね(´・ω・`)?
なんでハッピーエンドって言われてるん?
読解力ない俺にはようわからん(´・ω・`)
936 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/10/21(金) 14:05:30.35 ID:BzY3h/l+
>>935
あらあらこれを見てグッドと思わないなんてあなたも処置が必要なようね
937名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 20:06:17.83 ID:oZsBy+zs
>>935
みんなシアワセになってるよ、どこにbadなところがあるんだい?
938名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 20:25:56.36 ID:vVujrnkO
>>936>>937
なんか怖いよ(´;ω;`)
939名無しさん@ピンキー:2011/10/21(金) 22:24:38.30 ID:xOyq0SUu
みんな幸せ・・・でしょ?
え?幸せじゃない?じゃあ私が幸せにしてあげるね
940名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 06:43:09.50 ID:DLezojGm
このスレはヤンデレ、キモ姉妹達に監視されています
941名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 10:06:54.67 ID:eIvJOVgI
みんなこええwwwww



こええ…
942名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 21:08:47.42 ID:vrOHL40J
こんなスレがあったなんて…
どれほどまでシアワセなssがいっぱいのスレなんだ…
943名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 21:34:50.91 ID:aBllhR31
悪堕ちスレ併用な俺にとって段々と囲い込みが起こる流れは実に素晴らしい

俺の妹?たまに軽く奉仕してやるけど全然好きじゃねーよ
944名無しさん@ピンキー:2011/10/22(土) 22:57:11.09 ID:8wJSnFqs
>>943
奉仕の内容で洗脳度/被操作度が判るわけか。
945名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 17:21:49.31 ID:z7up4f3b
>>942
ようこそスレへ!
あなたはどんな子に洗脳されたい?
さあキミも女の子に操られる妄想をしよう!
946名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 19:19:55.19 ID:e4AzMuDw
洗脳じゃなきゃダメなんですか!?
悪戯っぽいお姉さんに催眠術をかけられていじわるされたり恥ずかしい目に遭わされて涙目になっちゃうようなシチュじゃだめなんですか!?
947名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 20:50:36.75 ID:flivOtxQ
まったく問題ない
948名無しさん@ピンキー:2011/10/23(日) 22:52:58.19 ID:z7up4f3b
問題ない
大事なのは女の子にいいようにされることなのだから!
949名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 02:07:30.90 ID:07Z7pIpR
しかしその女の子が腐だったら……
950名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 04:59:57.12 ID:2ITciiCf
>>949
モンダイナイデスヨ
951名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 05:30:28.54 ID:8XmwrZV+
催眠などで正気でない状態の女の子に誘惑されて
お互いに狂っちゃうのも意外といいとエロラノベ読んでて思った
952名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 09:07:34.79 ID:Enowi9JD
そのエロラノベとやらkwsk
953名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 10:52:30.28 ID:l79aJsjc
女の子に洗脳されて、自己認識が女の子になるパターンはないですか
954名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 12:11:21.29 ID:Hy5+5hi/
いつも喧嘩ばかりしてるどぎつい姉が実は内心弟にデレッデレで素直になれなくて恋人とラブラブな弟を操って泥棒猫から引き離して甘やかし回すのとかないかなー
955 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/10/24(月) 17:05:14.30 ID:VTieLZIV
調教される過程で洗脳されるのはおkなの?
956名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 20:02:17.74 ID:Hy5+5hi/
とにかく操られればおk!
957名無しさん@ピンキー:2011/10/24(月) 22:06:28.68 ID:tUhvepYU
>>946
大好物です!
958名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 16:38:25.06 ID:2FN4Fz+x
Yスレから避難してきた人もいるんだろうか
959ココロドール P1:2011/10/25(火) 21:32:47.16 ID:y6ddftX2
スレ埋めついでに投稿してみる。
雰囲気としてはギャグ調なんで苦手な人はスルー推奨です。


僕の妹は少し変わっている。
変わっているのは外見でも内面でもなく趣味で
僕は別にその趣味を悪いことだとは思ってない。
いつまでも少女らしい趣味だと思っている。
そう、僕の妹の趣味は『人形集め』
集める人形は普通のドールからアニメのフィギュア、食玩の指人形と多岐に及んでおり
部屋にある人形だけで博覧会でも出来るんじゃないかと言うぐらいの力を入れている。
ただ苦労してるのは毎月の小遣いと発売スケジュールが合わないなんていうそれらしい悩み
僕も妹の趣味にケチをつける気はないし、時々僕にも借金をしに来る。
これと言ってお金に困ってないときは貸してるし、僕も厳しいときは断っている。
ただただ普通の兄弟である。
まあ、最近はちょっと借金しにくる回数が増えたかな?僕も困ってないしいいんだけど。
960ココロドール P2:2011/10/25(火) 21:33:59.09 ID:y6ddftX2
「お兄ちゃん、ちょっといいかな?」
妹が僕に借金をしに来るときはいつもこれだ。
「また借金しに来たか。いい加減にしておけよ。」
「いや、今日は借金じゃないんだな。私を見くびらないで欲しいな。」
「可愛い顔がドヤ顔になってるぞ。とりあえず落ち着け。で、用事ってなんだ。」
「いやはや、ちょっとね。お兄ちゃん、ここにちょっと名前書いてくれないかな?」
「変な勧誘ならお断りだぞ。」
「いや、別に変な物じゃないし。ほら。」
「うん、普通のコピー用紙だ。これでいいのか?」
「いえっさ。」
「はい。って何に使うんだコレ?」
「それは後のお楽しみ。まあ楽しみにしててよ。」
「どうせロクでもないことだろ。期待しないでおく。」
「やーん、お兄ちゃんのいけず。」
「はいはい、用事がすんだら出ていく。」
妹は頬を膨らませながら部屋から出て行った。
なんだかんだ言ってちょっと過保護かもしれないな、と最近思っているが
ちょっとは厳しくした方がいいだろうか。

次の日また僕の部屋に妹が来た。
「ふふん、お兄ちゃん。少し相談があるでゲス」
「下衆はお前だろ、いい加減借金返せ。」
「いや、今日はその借金の交渉に・・・」
「返済期限を延ばすのか。無理だな。」
「いや、徳政令カードを使う。」
「桃鉄かよ。ねーよ、んなもん。貧乏神にカード砕かせるぞ。」
「それはやめて!でも今の私にはとっておきのウルトラQもといウルトラCがあるのさ」
「その中途半端なネタやめろ。話が混乱する。」
「まあまあ、落ち着いてお兄ちゃん。」
「ともかく徳政令カードはない。おとなしく借金返すメド立てろ。」
「そんなこと言えるのも今のうちだよ?
 ね、私の大好きなお兄ちゃん。」
961ココロドール P3:2011/10/25(火) 21:35:15.50 ID:y6ddftX2
そう妹が言った瞬間、僕の体に静電気のような電流が走った。
「どうかな?効いてる?」
そう妹が僕の顔を覗き込むように挑発してくる。
もう頭にきた。何したか知らないけどとりあえず一撃浴びせなければ反省しないだろコイツ
そう思って立ち上がろうとした瞬間だった。
「動けないよね。お兄ちゃん。」
その言葉を耳にした瞬間、僕の体がまるで岩の様に動かなくなった。
「何してくれた。」
妹に問いただす。ロクなことしないなコイツは。
「うーん、私は何もしてないよ?
 でも、今お兄ちゃんのココロは私が握ってるよ。」
「うん、訳わからんからとりあえずこれ何とかしろ。」
「それは無理だなぁ。だって解いたら殴ってくるでしょ?」
「ぐぬぬ・・・」
「まあ、可愛そうだし種明かししてあげましょう。」
「うん、それで早くこれ何とかしろ。」
「慌てない慌てない。
 ジャーン!これなんだかわかるかな?」
そう言って妹はドールを差し出した。
「普通のドールじゃん。ただ何も装飾してないけど。」
「ご名答。でもこれは普通のドールじゃないんだなー」
「そうか、やっぱりお前が犯人か。」
「疑ってなかったんだ。お兄ちゃんやさしー。」
「そうだろ、お兄ちゃん優しいだろ。」
「まあ、このドールは人のココロを操るドールなんだよ。」
「ふーん、そうか。」
「反応薄、味気ないな。じゃあ、お兄ちゃん一つ質問。」
962ココロドール P4:2011/10/25(火) 21:46:53.63 ID:y6ddftX2
「何さ、」
「えっちなほんのかくしばしょはどこですか?」
「恐ろしく棒読みだな。ベッドの引き出しの漫画の奥だ。」
「ほほうそうか、一度も口を割ったことのない質問にこれとは中々・・・
 じゃあ、いっかい正気に戻ってもらおうか。」
「・・・おい、このダメ妹。僕に何言わせてるんだ。」
「でもまんざらでもなかったでしょ?別に嫌なことさせてるんじゃないからいいじゃない?」
「そりゃココロ操られてたら嫌な顔できないだろ。
 ほらあれだ、人参嫌いでカレーが好きなヤツはカレーに入ってる人参でも食っちまう感じだ。」
「そのたとえ分かりづらいよ。それに私はカレーに入ってる人参は避ける派だから。」
「お前台無しだな。」
963ココロドール P4:2011/10/25(火) 21:53:16.95 ID:y6ddftX2
「滅相もない。私は好きなモノは精一杯愛すけど嫌いなモノは爆散させたいタイプだから。」
「支離滅裂すぎるだろ。なんだよそれ。」
「それほどでも。まあ、漫才はこれくらいにしておいてさ。」
「ちょっとお兄ちゃん大切な用事を思い出しちゃったんだな〜また今度にしてくれないかな?」
「嘘ついてるのバレバレだよ。
 なんせこのドールはお兄ちゃんのココロなんだから。」
「そのアイテムは禁止カードだろ。普通に反則だろ。お兄ちゃんで遊ぶより人形と遊んで来い。」
「お兄ちゃん、私が人形好きだなんていつ言った?」
「だってお前・・・まさか・・・」
「何勘違いしてるの?私が好きなのはお兄ちゃんだけだよ。」
「なん・・・だと・・・
 僕のちょっと変わった趣味を持った可愛い妹がまさかブラコンだったとは。」
「何時から私の趣味が人形集めだと錯覚していた?
 まあ、ネタバラシをすると今まで人形集めてたのはこのドール貰う為だったんだよね。」
「そうか、お前漫才止めるとか言っておきながら長々と話しすぎだろ。早く本編に入れよ。
 ズボン脱いでるヤツが寒そうにしてるだろ。」
「なんかメタ発言を聞いた気がするが気にしないでおこう。
 じゃあ本番やろっか。」
964ココロドール P6 ↑は5でした。:2011/10/25(火) 21:58:35.07 ID:y6ddftX2
「何をする気なんです?」
「お兄ちゃんのココロをいじって私を好きすぎて離れられないくらいにしてあげる。」
「そのサービスいらないんだけど、ノーサンクス」
「拒否権なんてないに決まってんじゃん。
 でも普通にサクっとやっちゃ映えないからちょっと面白い方法を試してみようか」
そう言うと妹は人形の背にあるフタを開けてその中に手を突っ込んだ。
「ちょ・・・なにコレ・・・」
「もう・・・ちょっとで・・・届いた。」
「気持ち悪・・・なんか頭の中ガンガンするんですけど」
「まあ待っててよ、頭の中いじって掻き回して私の事大好きにしてあげるから
 でも大きい声とか出されると迷惑だから、ちょっとの間寝ててね。オヤスミ」
その瞬間僕は気を失った。いや、気を失わされた。と言った方が正しいだろう。
記憶も曖昧で覚えているのは妹の笑顔と温かさ、そして強烈な快感だった。
965ココロドール P7:2011/10/25(火) 22:02:45.77 ID:y6ddftX2
「気持ち良かったかな?」
「すごく良かった。まったくとんでもないことしてくれるな。」
「それほどでも、ちなみにあの弄りかたしたらもう戻せないから。」
「それは結構。この気持ちが消えなくてすごくうれしいよ。」
「むぅ・・・」
「何が不満?キスでもする?」
「いや、こういうのって展開的にもっと性格変わってないと面白くないよね。」
「漫画の読みすぎだろ。それ」
「いや、私としてはお兄ちゃんが私の事大好きになってくれてまんざらでもないんだけど。
 なんかイマヒトツなんだよね。」
「そんなこと言われても実際大好き大好き言ってても現実こんなもんだろ。」
「ですよねー。なんか期待して損した感がすごくある・・・」
「それは悪うございました。」
「それでさ、お願いがあるんだけど。」
「何?言ってみ。」
「借金はチャラにしてくれますよね。」
「流石に妹大好きな僕でもそれは譲れないな。お金にはがめつい。」
「むぅ・・・ならさ。ちょっと手伝ってくれない?」
「何でも言ってみ?何をするのさ。」
966ココロドール P8:2011/10/25(火) 22:06:43.89 ID:y6ddftX2
次の日
「ふぅ・・・こんなもんか。」
「お兄ちゃんお疲れ。麦茶飲む?」
「お疲れのキスをお願いします。」
「このシスコンめ!」
「誰がそうしたんだよ。」
「そうだね。まあ、労をねぎらってキスくらいしてあげよう。」
「「んっ・・・ん・・・ぷはぁ」」
「キスが長い。サービスしすぎた!」
「にしても本当にいいのかこれ?
 こんな大量の人形を換金しちゃうなんて。」
「いいのいいの。私は人形に元々興味なんてなかったし。
 目的達成したんだから未練なんてないし。」
「お前がそういうならいいけど。」
「まあ、そのお金で今までの借金をチャラに・・・」
「それで手を打ったから仕方ない。」
「っていうかこのココロドールくれたお婆さん酷いよね。
 人に人形集めさせておいて、たった一体だけ適当に持って行って終わりなんだから。
 これまでの私の苦労がホント水の泡だよ。」
「それはドンマイ。」
「まあ、今ちゃんとこうしてお兄ちゃんが私の事大好きになってくれたし文句はないかな。」
「こっちはそのおかげで借金されたからな。いい迷惑だ。」
「それに、私にはいい人形がいるし。」
「何のことだ?」
「おにいちゃんのこと。帰ってきたらお礼に私の処女をプレゼントしよう。」
967名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 22:10:15.20 ID:y6ddftX2
以上で終わりです。
読んでくださった方、ありがとうございました。

それはそうと操られて性格変わるのもいいけど
操られた後何事もなかったかのように淡々と進行するのも結構味があると思うんですが
共感してくれる方は何人いるのやら・・・
968名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 22:11:17.07 ID:/L7shvDE

まぁたまにはいいんじゃないか?
969名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 22:12:25.01 ID:Bx3Wvqmf
うむ、なんかほのぼのした。
乙。
970名無しさん@ピンキー:2011/10/25(火) 23:28:56.58 ID:2FN4Fz+x
なんか新しい感じで新鮮!
これもアリだね!GJ
971名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 04:04:12.16 ID:h4E0IFny
ズボン脱いでないがGJでした
972 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 :2011/10/26(水) 07:14:40.26 ID:LA8n51g9
GJ。
なるほど性格が変わってないってのもアリだね。
973名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 13:22:24.90 ID:CKR5q6bl
キモい(いい意味で)妹は多いけどキモい姉は少なめ
つまりキモウトもいいけどそろそろキモ姉もくれー!
974名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 19:51:03.39 ID:Qj2T2dFr
gj
なんというココロオドル
975名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 20:36:25.27 ID:3fXTlpVM
次スレそろそろかな? こんなんで大丈夫かね
――――――――――――――――――――
女の子に催眠、洗脳されてしまうスレ2
――――――――――――――――――――
薬や催眠術、魔法等々で 「男が女の子に操られてしまう」 シュチュのスレです
精神操作から肉体操作まで、とにかく女の子に操られるシュチュならば大歓迎です

前スレ
女の子に催眠、洗脳されてしまうスレ
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1298795741/

関連スレ
【職人】MC・催眠系総合スレ その11【求む】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1302566056/
――――――――――――――――――――
976名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 22:11:16.80 ID:2su878g2
>>975
Perfect!
977名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 22:13:09.11 ID:HZuYaSBU
シュチュってのは2ちゃん特有のネタ?
978名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 22:32:23.93 ID:+efaOKxS
しゅしゅしゅ
979名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 22:56:56.02 ID:3fXTlpVM
立てました。

女の子に催眠、洗脳されてしまうスレ2
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319637234/


>>977
いちおー直してしまったけど、>>1さんの主義とかだったらごめんなさい
980名無しさん@ピンキー:2011/10/26(水) 23:39:56.14 ID:CKR5q6bl

これでまた女の子たちのお人形が増えるわけか
981名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 00:38:48.21 ID:SUh2Gz4i
乙!!
982名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 18:00:36.22 ID:ECh+N9/C
埋めに協力してもらえないかしら?
983名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 18:03:49.20 ID:4NCaxo7f
埋め
984名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 18:04:58.41 ID:1I/poZ85
985名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 18:05:24.66 ID:4NCaxo7f
さらに埋め
986名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 18:07:16.99 ID:ALI+XmaT
スレを埋めるように催眠された男たち
987名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 18:10:14.74 ID:WZ7zmyMJ
はい・・・埋めます
988名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 18:12:48.52 ID:RXv3WVaj
なぜか埋めたくなってきた
989名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 18:36:08.75 ID:+BJ1ocBT
くすくす、さあ兄さん…あの泥棒猫を埋めてください
私だけのお人形さん…くすくす
990名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 19:45:22.58 ID:OZ+zhRPF
あれ…わたし…どうしてこんなに埋めたいんだろ…
991名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 20:03:13.69 ID:FyuNZh8v
「う、埋め、埋める……埋めなきゃ……」

「うふふ、いい子ねぇ。後でたくさん可愛がってあげる
992名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 21:20:19.95 ID:8MmYby/+
愛に埋もれるなら本望
993名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 21:59:27.77 ID:SUh2Gz4i
はい・・・埋めます・・・ご主人・・・さま・・・
994名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 22:19:07.83 ID:dr3zeYpS
7
995名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 22:24:20.25 ID:ALI+XmaT
ふふ
996名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 22:30:09.84 ID:+BJ1ocBT
くすくす
997名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 22:30:19.98 ID:ECh+N9/C
綺麗に埋められたわね…ご褒美をあげる
今から私が3つ数えたら、貴方はイッてしまう
急激に快感がこみ上げてきて射精してしまうの。我慢はできない…

さあ、行くわよ…

3…
998名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 22:32:26.80 ID:ECh+N9/C
2…
999名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 22:34:28.34 ID:ECh+N9/C
1…
1000名無しさん@ピンキー:2011/10/27(木) 22:35:25.27 ID:Q35QMAlu
ウッ
10011001
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