オリジナル・二次創作を問わず、男一人対女複数をテーマにした物語を書くスレです。
基本的には複数プレイや、そこに持っていくまでの過程を中心にしたいですが、
二股三股等、とにかく「男一人が複数の女性と関係を持つ話」もOKとします。
百合の話題はほどほどに、反応するのもほどほどに
ネット小説等に関する情報交換も行っています。
(・∀・)スキ(・∀・)スキ(・∀・)タイスキ
(・∀・)スキ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(・∀・)スキ(´∀` )<ハーレムはいいぞ。語れ!
(・∀・)スキ( ) \_____
(・∀・)スキ| | | (・∀・)スキ
(・∀・)スキ(_(_) (・∀・)スキ
(・∀・)スキ(・∀・)スキ(・∀・)スキ
いちおつ。
乙ー
百合派ゲリラには
>>4 とだけレスすればいいね。
構うと荒れるし。
>>1乙
九月か
月ハーレムとかどうよ
幸いにも月には旧名(睦月、如月、…)が存在するので名前に困らないな!
12姉妹だな
ってどこのシスプ(ry
12姉妹なんてケチなことは言うんじゃない!倍プッシュだ!
24姉妹で時間ハーレムだー
更に2.5倍で十干十二支…
収拾が着かないか
前スレ産めろよ
今週末あたりをめどに埋めSSを投下するから、そんなに焦って埋めないでほしいなとかは個人の希望。
大儀であった
みんなで急に埋めすぎワロタ
みんなでっていうか、実質一人じゃね?w
ええと、埋め乙・・・・・・。
用意してた埋めSSは、また機会があれば。
前スレの『Race for the Galaxy』ハーレム、今度実際に卓を囲んで遊ぶ予定なので、それで考えてみる。
予定を変更して『Power Grid』や『ぷちばろん』ハーレムになっても泣かないように……
……泣く……泣くとか涙に関する言葉でハーレムはどうなんだろう。
ここでそんなにマイナーなゲームの話しても、食いつく人は少ないと思うよ。
むかし、ツクダホビーから発売された『うる星やつら』のカードゲームが、女の子を口説いてハーレムを作るみたいな内容だった。
俺おっさんだから最近の事情には疎いんだけど、どっかの同人ゲームで、その手の内容のカードゲームはないんかね。
アクエリアンエイジは、設定的にはハーレムなんだが、ハーレムの完成を目的とするゲームじゃないし。
「エミーラ」というボードゲームがそのものずばりハーレムを作るゲームだ。
ttp://www.amazon.co.jp/dp/B000OGRE2M ……もっとも、そのままプレイすると2時間かかるヘビーさなんだが。
俺はルールを自己流に書き換えて45分で終わらせるようにしたがね。
(あとNTR男1枚、ビッチ女1枚が存在しているが、これは抜いてしまえばよろしいかと。
……妙な食いつき方をしたやつがいた件について。
ハーレムスレでカードやボードゲームの話題が出たんだから、それほどおかしくない食いつき方だと思うけど。
もっとコミック風な和モノでなんかないかい?
こんな妄想ができましたの巻
・どちらかのデッキが0枚になったときによりよいハーレムになっていた方が勝ち
・よりよいハーレムの基準は基本的には炊事(どれだけおいしい食事が作れるか)と
家事(どれだけ綺麗に掃除洗濯等ができるか)と財力(お金持ちかどうか)で判定する
・この3つが主人公とハーレムメンバー全員の食糧消費(どれだけよく食べるか)と乱雑(どれだけものを適当に扱うか)と
浪費(どれだけ金を使うか)の合計を上回っていればその分のハーレムポイントを入手できる
・またハーレムのメンバーが多いほどボーナスを入手。属性や種族を統一するとさらにボーナス入手。
・ハーレムカードには種族、属性1〜3、相性、炊事、家事、財力、食糧消費、乱雑、浪費、難易度と特殊能力がある。
・種族は人間、獣人、悪魔、天使、神、竜人、機械、海洋生物、昆虫、爬虫類、鳥人、人造人間 などいろいろ
・属性1はツンデレ、素直クール、無口、天然、淫乱、献身的など性格由来のもの。キャラによっては複数持っている
・属性2は巨乳、貧乳、幼児体系、童顔、ネコミミ、悪魔羽など体系体質由来。複数持つキャラは少ない
・属性3は幼馴染、実妹、従姉、メイドなど立ち位置由来。複数持つキャラも多い
・相性には他のキャラクター名と◎、○、△、×が入る。2人そろった場合はその2人の炊事、家事、財力が
上昇または下降の補正を受ける。高い例は姉妹や親友、低い例は犬と猿など
・特殊能力はハーレム形成の鍵。よく読んでコンボを見つけましょう
・主人公にはHP(ハーレムパワー)が決められており、それを超えた数のハーレムは作れず、
またハーレムカードの難易度がHPより高いと口説くのに失敗する。
HPはハーレム暮らしを続けることで徐々に増加していくぞ。
・特殊カードはハーレムにはできないが、さまざまな効果を使える。大きく分けて装備、イベント、妨害がある
・装備は主人公またはハーレムメンバーに装備して効果を得る。装備し続ける必要があるものと使い捨てがある
装備し続けるものはいつでも手札に戻すことで効果使用をやめることが可能
ネコミミ そのキャラの財力を-1し、属性2にネコミミを付加する。
首輪 種族:獣人の場合乱雑を-3する。それ以外の場合は属性1にMを追加
使い捨ては1度しか使えないが、効果は高い
料理本 炊事がマイナスではないキャラのみ使用可能。炊事を+2する。
・イベントはその名の通りイベントを起こす。イベントカードは1ターンに1枚のみ。
遅刻と曲がり角 デッキから属性3に転校生を含むカードを手札に加える
小学校の文集 属性3に幼馴染を含むカードの難易度は半分になる
・妨害カードは相手のハーレム形成を妨害する障害となるカード。効果は永続。乗り越えてこそ真のハーレム王。
頑固親父 属性3にお嬢様を含むカードの難易度は2倍になる
>>25 卓上ゲームスレでやれ。
IDポーカーはまだしもカードが無いとわからんようなゲームの妄想
を垂れ流しにしたら収拾が付かなくなる。
どうしてもそれやりたきゃ自分でゲームプログラムでも組んでから
にしてくれ。
ただの妄想のつもりだったから別にこれをプレイしてくれとか作ってくれとかじゃないんだ
不愉快になったら謝る、すまん
カードからおにゃのこ召喚してハーレムになるわけか。
>>26 ぶっちゃけ卓ゲスレに来られても困るぞこれ
っつーかあそこは既存のゲームで語るのが大半のはず
とんだ卓ゲ者ホイホイだな。
……所有するゲームを女体化してハーレムとかすると、かなりの割合でドイツ語が飛び交いそうな人が知り合いに。
その気になればハーレムかつ実戦的デッキを組めるゲームは多い
>31
『ばるばろっさ』ですか、プレイ経験はありませんが何となく分かります。
ゲーム……擬人化……
自分の作った料理を擬人化させて最強の料理人になるss誰か投下しねえかなー
とりあえず敵役とかは納豆カレーがでてくる。
それなんてビストロレシピ?
ふぅ…
「さぶらい」の続きが来てた
ふぅ…
DL販売サイトでガーディアンの同人ソフトが発売されてるから、信者は買え
ダウンロードでのソフト購入は好きじゃないからパッケージ版買おうかな。
あれってなんであんなに信者ついてるんだろうな
css切っても縦書きにしても途中でギブアップしちまうわ
一応買ったけどDLと解凍だけして放置中。
金を出すほどのものではない。
41 :
娼館もの:2010/09/09(木) 23:04:35 ID:NgKTCBWi
一話前半投下。NGワードは娼館もの
==========================
なんだか辛い夢を見ていたような気がする。俺はひどく悲しくて、やわらかな誰かの影に何か叫んでいた。
その言葉は覚えていない。相手の顔すらわからない。
目を開けたとき、涙で天井が歪んで見えた。
「起きたか、くーちゃん」
金属製の簡易ベッドの横には着流し姿の侍がいた。腰に刀を差している。背が高い。
切れ長の目は細められているが、端正な顔立ちだ。
「……………」
頭が痛む。それでも無理に起き上がる。見慣れない部屋だ。ひどく殺風景で、
ベッドの他にはチェストが一つと机と椅子があるだけだ。
「ここは、どこですか」
「私の部屋だ」
なぜ、俺はここにいるのだろう。この人は知り合いなのだろうか。
疑問が浮かんで首を傾げると頭痛が激しくなった。
「いててててて」
「無理をするな。生き返ったばかりなんだから」
「はあ?!」
驚いて侍を見つめると相手は気の毒そうに見返した。
「なんだ、覚えていないのか」
「あの……あなたは誰なんです?」
侍はがっくりと肩を落とした。
「飼い主の顔を忘れるとは。いくら死んだからってひどいじゃないかくーちゃん」
「飼い主?」
「そうだ。おまえの飼い主の織嶋一之丞だ」
ず、頭痛が痛い。いや、知らない。そんなわけあるかい。
「……人違いだと思います」
「じゃあ、あんたは誰だ」
「俺は、」
名乗ろうとした。が、自分の名が思い出せない。頭を抱えて唸っていると一之丞が断言した。
「おまえは私のペットのくーちゃんだ」
否定したい。死ぬほど否定したい。だが否定すべき根拠を持たない。
42 :
娼館もの:2010/09/09(木) 23:05:22 ID:NgKTCBWi
一之丞は言った。一月前に俺は死んだのだと。散々嘆いて神社にお参りに行ったところ生き返らせてもらったのだと。
「くーちゃんの墓の上に泥だらけになって倒れていた。生き返って這い出してきたのだな」
「絶対、違うと思います」
「いや、おまえはくーちゃんだ。確かに見た目は変わったが、手の上にあるそのあざが目印だ」
自分の左手を眺めると、桜の花びらのような薄い茶色の小さなあざがある。
「昔は左の前脚にあったがな」
前脚……?
「あの、俺は生前なんだったのですか?」
「やれやれ。記憶をなくしているのか」
一之丞は肩を落とした。
「とても可愛いミニ豚だった」
ちょっと立ち直れる気がしない。
「ミニ……豚だと…………」
「そうだ。おまえはミニ豚のくーちゃんだ。嘆き悲しむこの私のために生まれ変わったのだ」
ぐったりと枕に顔を伏せると、一之丞は優しく髪を撫でてくれた。
「急に人間などに変わって生きにくいだろうが……ん?」
急に扉が開いてメイド服の女の子が駆け込んできた。髪は三つ編み。年の頃は十五ぐらいか。
「一さん、お仕事!………誰、この人?」
「ああ、くーちゃんだ。生き返った」
「ずいぶん変わっちゃったねー」
「まあな。で、サロンか」
「そうっ。すぐ来て!」
「わかった」
言うなり侍は飛び出ていった。
残った女の子は俺のことを眺め回した。
「ほんとにくーちゃんなの?」
「違うと思いたいです」
「ふうん」
彼女は近寄るといきなり俺にかけてあった掛布をめくり悲鳴を上げた。
「きゃああああっ!」
俺も驚いた。全裸で。
「どうしたの、マイ」
もう一人同じくらいの年の女の子が飛び込んできた。やはりメイド服だが栗色の髪は結んでいない。
彼女は俺をちらりと見ると冷たい声で命じた。
「さっさとそれしまって。マイもいい加減慣れれば。晒してる酔客なんてたまにいるでしょう」
三つ編みは赤くなって下を向いた。
「だって一さんがくーちゃんだって言うから」
「そんなわけないでしょ。カレシじゃないの、一さんの」
俺は焦った。
「お、男と付き合う趣味はありません」
二人は顔を見合わせてそれから思いっきり噴き出した。
織嶋一之丞は俺より背が高く、男前ではあるが女性なのだそうだ。
43 :
娼館もの:2010/09/09(木) 23:07:53 ID:NgKTCBWi
栗色の髪のメイドさんの名はユイちゃんだ。その彼女の説明によると、ここはあたりで一番大きな娼館らしい。
一之丞はここの用心棒を務めている。
「凄いのよー。拳銃持った客だってかなわないの」
「拳銃?」
「くーちゃんはミニ豚だったから知らないのね。このクニじゃ合法なの。隣のクニでは違法だったと思うけど」
生まれ変わったからか、記憶を喪失しているせいかわからないが状況のわからぬ俺に二人は説明してくれた。
元は大きな島国だったこの地は今は48のクニに分かれていて、それぞれ制度が違う。このクニは王政で、
なおかつ銃規制はゆるい。よそのクニでは共和制もある。銃規制の厳しいところもある。
「もう片付いたと思うけど、見に行ってみる?」
「はあ」
マイちゃんの方が客用の浴衣を持ってきてくれた。それを着て部屋を出てスタッフ用の通路から厨房に入り、
その横の配膳室からサロンを覗く。
真紅の絨毯の敷き詰めてあるそこは貴族の館の一部のように飾られていた。家具は猫脚で、
鈍い金色の額縁で着飾った美女の絵が囲われている。シャンデリアは輝き、灰皿さえ美術品のようだ。
その優雅な部屋の中、高価そうな椅子がいくつか倒れ、一つは壊されている。
一之丞は青いドレスの女性を背にかばって立っている。その前には男が三人ほど銃を構えていて、
その後ろに葉巻をくわえた小太りの男が立っている。
「ですから、今日のところはこのままお引取りください」
一之丞の横の品のいいじい様が穏やかに男に話しかける。男は葉巻を床に捨てると、高級そうな靴で踏み潰した。
「帰るさ………忍と一緒にな」
「しつこい!」
ドレスの女性は叫んだ。綺麗な顔立ちだけれど、ひどく気が強そうだ。
「あなたとは行かないって言ったでしょっ!」
機嫌を悪くした猫のようにいらだっている。淡い色合いの髪は結い上げられているが、彼女の動きで解けそうだ。
だけどその激しい様子の奥に、なんだか根本的な優雅さがあって見苦しくはならない。
小太りの男は悠然と笑った。
「おまえは自分の本当の心が見えないだけさ。逃げたいのだろう、ここから」
「下がって」
一之丞が女性に向かって言った途端、三つの銃が火を噴いた。
俺は驚愕した。一瞬のうちに飼い主だと主張する人を失ってしまったかと思った。
が、侍は伊達に侍ではなかった。
銃弾は誰にもあたる事はなかった。全て斬り捨てられたらしい。速すぎて俺には見えなかったが。
一之丞はそのまま一瞬で飛んで、三人のガンマンを倒した……刀背打ちだ。
じい様は再び男に声をかける。
「このような次第ですので、ぜひ今日はお帰りください。忍も、お店でしたらお相手いたしますので、
またいらしてください」
「誰が!」
女性は叫んだ。が、じい様がちらり、と見ると口を押さえうつむいた。
「それもそうだな。また、来る。連続で買い占めてやろう」
下卑た笑いを浮かべると、三人の男を蹴り飛ばして起こし部屋を出て行った。
じい様が静かな声で忍さんに言った。
「立場はわかってますね」
彼女は肩を震わせた。が、すぐにまっすぐに顔を上げた。
「はい、支配人。申し訳ありませんでした」
「おわかりならよろしいです。しばらく部屋に上がって休みなさい。2時間は指名が来ても断っておきます」
「……ありがとうございます」
顔色は蒼白だ。だが気丈に頭を上げたまま、部屋の奥の装飾された階段を優美な動きで登っていった。
支配人は顔をめぐらし、俺に気づいた。
「お客様は全て控え室を通るはずですがあなたは通っていませんね」
真っ青になってどぎまぎしていると一之丞が明るい声を上げた。
「心配して来てくれたのか!ありがとうくーちゃん」
そして真面目な表情に戻り、じい様に語る。
「彼は私のペットだ」
「織嶋さんのペットですか。なら仕方ありませんね。ですがお客様の目につくところに通すのはやめてください」
「すまない。よく言い聞かせておく」
一之丞がにっこりと笑いかけた。
「行こうか、くーちゃん」
44 :
娼館もの:2010/09/09(木) 23:09:07 ID:NgKTCBWi
建物はくにがまえの形になっている。囲まれた中の空間は中庭だ。大きく茂った木立や睡蓮の花が揺れる池がある。
花壇には季節の花が咲き乱れ、木陰には白く塗られた小卓や椅子が用意されている。
擬似的な自然。店の女性たちは特別な許可を取らない限り外に出て本物の自然に触れることは出来ない。
ただ一之丞たち用心棒やカジノのディーラーなどはその商売に従事していないので女性でも勤務時間外は自由に出られる。
一之丞が神社にお礼参りに行ってしまったので、中庭を一人で歩いてみた。
まだ午前中で日差しが強いから女性の姿はない。と、思ったら小さな人影が花の奥から出てきた。
驚いて見つめる。五歳くらいの女の子だ。娼館には似つかわしくない。
女の子は目をまん丸にすると、不意にはにかむように笑った。つられて微笑む。
「お兄ちゃん、お客さん?」
首を横に振る。すると嬉しそうな顔になった。
「よかった。みぃやとお話して」
まるで妖精みたいな可愛い女の子だった。ふわふわとした淡い色の柔らかな髪にピンク色のリボンを結んでいた。
どんな話しをすればいいのかわからなかったので、どうにか覚えていた物語について語った。
それから二人で池に行き、かえるを探した……。
いきなり突き飛ばされ水の中に転げ込む。池はそれほど深くはないから溺れはしなかったが、多少水を飲んだ。
咳き込んで吐き出していると後ろから罵倒の言葉が響いた。
「妹に近づかないでっ、この変態っ!!」
昨日の青いドレスの美女が憎々しげに睨み付けている。
「え………」
「この中庭は客の来るとこではないわ。あつかましく入り込んで!」
女の子がしきりに彼女の服を引っ張る。
「おねえちゃま、この人……」
「お姉ちゃんと呼びなさいって言ったでしょう!もう私たちにそんな言葉はふさわしくないのよ!」
「……だからといってきつい言葉で叫べば庶民風ってわけじゃない」
思わず口を挟んだ。美女は更に眦を吊り上げる。俺は言い募った。
「元がなんだが知らないが一般人がそんなみっともなく絶叫ばかりしてると思ってるのならたいした偏見だ。
それに見てごらん、その子泣きそうだよ」
彼女は慌てて妹を見た。女の子――みぃやは涙を抑えて姉を見上げた。
「この人、お客さんじゃないの」
「じゃあなんだというの?顔も見たことないけれど従業員?こんな時間にふらついていて」
「あのー、その人一さんのペットですよ」
騒ぎを聞きつけて来たらしいメイドのユイちゃんが助け舟を出してくれた。
「ペット?」
「ほら、先月死んだミニ豚のくーちゃんの生まれ代わりだって一さん言ってるんですよね」
女性は途惑った顔で俺を見た。
「そうなの?」
「いや、よくわからないんで…」
言葉を濁した。
45 :
娼館もの:2010/09/09(木) 23:10:54 ID:NgKTCBWi
「もともと貴族の令嬢だからな、忍さんは」
ベッドの上の一之丞が言う。
「そら、どの人も事情はあるがあれぐらいの流転人生はそうはないだろう」
「なぜ、この職に?」
「父親がな、謀反で追放されたんだよ。食うに困った身内に売られた。妹ごと」
「きつー」
「通常ならあれだけの人だから援助もあるんだろうが、父親のせいで一切関わることが禁じられた。
家庭教師とかまともな職に就くことも禁止だ。故意に堕とされたんだよ」
「あの気の強そうな人がよく承知しましたねー」
「妹がいるからね。おまえが死ぬなら妹に客を取る、って言われれば死ねないな」
俺はベッドの横にエアマットを敷いて横たわっている。ミニ豚のくーちゃんはベッドの下の敷き藁に寝ていたそうだが、
さすがにそれは勘弁してもらった。
「それに飴と鞭だ。稼ぎに稼いで多大な利益を生み出すのなら妹はこの職に付かなくていい、と言われているらしい」
手法としては上手いのだろうが、やな感じだ。
俺は綺麗で気の強そうな忍さんの顔を思い出した。そしてうっかり今部屋で彼女がされているらしいことを
想像してしまった。
「………くーちゃん?」
「わああああぁ、これは単なる生理現象でっ、なんでもないんですっ」
「抜いてやろうか?」
「うわああああぁっ、け、けっこうですっ、気にしないでくださいっ!」
マットごとベッドの下に隠れた。一之丞はあまり女性を感じさせないがやっぱり困る。
微かな苦笑が上から伝わってきた。俺は必死に般若心経を思い出して身を静めた。
大抵毎日、朝のうちに中庭に散歩に行く。みぃやは待ち構えていて二人で話しながら歩く。
忍さんは離れたところに佇んでいるが、以前ほど警戒する様子は見せない。
「みんなこの時間寝てるかお仕事なの。お客さんとお話してはだめだし、くーちゃんが来てくれてうれしいの」
素直に喜ばれてこっちも嬉しい。だけどこの環境が少女にふさわしいとは思えない。
忍さんの仕事中などどうしているのだろう。
「いつもはオーナーのお部屋にいるの」
尋ねてみるとそう答えた。
「おねえちゃま……お姉ちゃんとは朝しか会えないの」
俺は慌てた。
「そんな大事な時間に俺となんかいて大丈夫?」
少女はこっくりと頷く。そして小さな声で囁いた。
「みぃやはお姉ちゃんのこと大好きだけど、お姉ちゃんはみぃやとお話していると辛くなるみたいなの」
悲しくなった。こんなに小さいのにひどく気を遣っている。それはたぶん忍さんもだろう。
「みぃやはいい子だね」
「くーちゃんもいいペット」
「それはあまり誉めてない」
日差しの中で弾けるように少女は笑った。ふわふわな髪に結ばれたリボンは今日もピンクだった。
NTR期待
47 :
娼館もの:2010/09/09(木) 23:13:35 ID:NgKTCBWi
娼館自体にもだいぶ慣れた。一階の通りに面した側は中央のエントランスと控え室を挟んで右がカジノ、
左がサロンになっている。二階は娼婦たちの部屋で、忍さんは右端の続き間付きの部屋に住んでいる。
ちなみに俺の暮らしている部屋は一階の奥の左端だ。このあたりは倉庫や使用人部屋が固まっているが、
一階の右端はオーナーの部屋だ。女性だそうだがまだ会ったことはない。
システムも多少は覚えた。マイちゃんやユイちゃんはまだ15なのでメイドとして働いているが、
17になったら部屋を与えられて客を取ることになる。また、店側に決められた金額を支払えば自由の身になれるが
そのためにはパトロンか、相当多数の客が必要だ。自由の身になっても店に一定の額を納めれば引き続き
ここで働くことができる。
「そんな人いるの?」
「シャバはきついよー。この手の商売を単独でやったらたちまち何かの餌食だわ。その点ここは優良店だし」
「他の職につくことは考えないの?」
「いったん堕ちた女には世間は厳しいの。よっぽど運がいいか何かの才能がなきゃ難しいわ」
ユイちゃんとマイちゃんが交互に答えてくれる。
「だから、彼女みたいなのはここじゃ理想ね」
指差したほうに褐色の肌の娘がいる。胸と腰のみを覆ったエキゾチックな民族衣装で、髪には羽飾りをつけている。
海を渡った遠い国から来た人だ。リュリュと呼ばれている。
「呼んだあるか」
独特のしゃべりだが実は流暢に話すこともできる。客受けがいいので片言を話しているうちに癖になったらしい。
「呼んだわけじゃないけどリュリュは凄いって話してたの」
「このクニのオトコ、悲しい話と涙に弱いある」
「リュリュさんは資本を払い終えたそうだけど、まだここで続けるんですか」
「もちろんあるね。稼げるだけ稼ぐ」
「郷里に豪邸とか建てるため?」
「その程度、もう稼いだ。企業起こすある」
目が大きくて体つきが華奢で、幼く見える彼女の言葉に驚いた。
「身一つで資金も稼ぐけど、有能な人材も探すある。オトコ、寝るとよくわかる」
彼女はにっ、と笑った。
「寝てみるあるか。少し安くする」
「くーちゃん顔真っ赤」
「くーちゃん童貞?」
マイちゃんとユイちゃんにからかわれて顔を上げられなかった。
===============================
前半終了。後半は後日投下予定
>>48 いや、まだ前半だからここから娼館乗っ取りに展開するのかも
どっちかというと>46に勧めればいいんでないかい
後半に期待を寄せる。
焼肉屋にいたら、隣のテーブルに、男一人と女の子4人がきた。
会話の端々から、肉体関係を匂わせる言葉が。
焼肉喰って、今晩もハメまくってやるぜ、みたいな雰囲気だった。
焼肉擬人化ハーレムというのはどうだろうか?
とにかく主人公が娼館をくいまくるんだろうか?
とにかく続いて下せエ。まずはそっからす。
キャラ立ちしてるから一人一人丁寧にヤってほしいなというのはわがままかな。
勇者ポーカー・魔王の娘ゲット記念、お祝いSS出来ました。
もう勇者ポーカーの話題は見るだけでも虫唾が走る、といった方や、449は肌に合わない、といった方は、
いつもの『勇者ポーカー』でNG登録をお願いします。
元のシステムからしてネタまみれなので、その辺りはそのまま引き継いでいます。
そういうのがダメな人も同様にNG登録を。
あと、アホの子が嫌いな方も要注意。
だいた100kbくらいです。
NG登録が行き渡るであろう日曜日に投下します。
ほかに投下される方はお気になさらずに投下してください。こちらは一日程度の適度な間隔を開けて後日投下しますので。
雑談もじゃんじゃんやっててください。タイミングは見計らいます。
100kb…だと…
この人の100KBなら大丈夫。
前の勇者ものも余裕でした。
今から待機せざるをえない。
全裸で。
紳士だからちんこだってハットは欠かさないんだよ
エロか非エロか、そこが期待度の分水嶺。
最低限、ラブさえあれば・・・
百合がなきゃ駄目だ
愛のない無理やりハーレム・・・むぅ・・・
ハーレムの運営に必要な才覚とはいったい……
ところでスレでちょっと話題に出てたガーディアンの同人ソフト閲覧した。
話自体は4話まで、選択肢の類はなし。
エロCG集と割り切れば、巨乳好きにはいいかな、といったところ。
66 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/12(日) 22:36:05 ID:Tw08TquL
>>63 愛のないハーレム?
魔王の子を孕まされる女勇者パーティーや
悪徳金融に売られた母娘とかですか?
それでは、『勇者ポーカー・魔王の娘ゲットお祝いSS』を投下します。
途中、連投規制や寝落ちで投下が中断する可能性もありますが、その時はご容赦を。
とりあえず、今回の元になった組み合わせを転載します。
できるだけそれぞれの属性や役、妄想シチュなんかは反映させようとがんばった。無理矢理なところは目立つかもしれませんが。
イメージが崩れたら、すまん。
それと、くどい描写は仕様です。コテコテでいこうと計画しました。
858 名前:勇者ポーカー 投稿日:2010/08/14(土) 02:30:59 6gCBvph9
取り敢えずチェックしたらえらいことになったので貼る。
6g
(数字の1〜6) 戦士ウルスラ【巨乳】【関西弁】【ぱんつ】【姉妹】
+【ツンデレ】(英小文字のg〜i)
CB
(英大文字のA〜P) 神官エルフィン【太陽の魔力】【姉妹】【騎士】【ぱんつ】【母性】
+【巨乳】(英大文字のA〜C)
vp
(英小文字のt〜y) 闇魔術師エリカ【ぱんつ】【さみしんぼ】【無口】【月の魔力】【姉妹】
+【シャープ】(英小文字のp〜r)
h9
(英小文字のa〜j) 獣人キャナリタ【はいてない】【姫】【巨乳】【ロリ】【ツンデレ】
+【ぱんつ】(数字の9、0)
1・スリーカード【巨乳】
1・主従丼一丁!
1・まるで親子!
1・おっぱいがいっぱい!
2・特盛り姉妹丼一丁!
役満・パンツじゃないから恥ずかしくないもん!!
役満+数え役満でダブル役満達成…だよなこれ。
…えっと、取り敢えずぱんつでエリアスタ連れていきますね。
多分キャタリナは普段ぱんつをエルフィンあたりに履かされてるんだけど、
嫌がってすぐ脱ぐとかそんな感じなんだろうなあとか。
ていうかよく見たら、全部の役にエルフィンが絡んでるなw
説明を見る限りエリアスタに【ぽんこつ】ついてそうだから、
ウルスラにツッコミを受ける日々を過ごすのかなあ。
魔王は倒されました。
世界に平和が訪れたのです。
地上には、まるで冬を耐え抜いた種が一斉に芽生えたかのように花咲き乱れ、魔王がいた頃の荒んだ空気が嘘のようです。
人々は強大な恐怖から解放され、ようやく訪れた平和によって笑顔が戻ってきました。
世界に訪れた平和、その最大の功労者こそ、私たちの勇者、ナナーシさんです。
「あのー、何でいきなり、あんたがモノローグ風のナレーションしちゃってるんですか?」
「え? いけませんか?」
「『魔王は倒されました』って、それ、あんたのオヤジさんじゃないの、『魔王の娘』エリアスタさん?」
「まぁまぁ、細かいことは言いっこナシですよ、『勇者』ナナーシさん。」
少し、時間を遡る。
なんでここに魔王の娘がいるのか、というあたりを説明したい。
世界の命運をかけた『勇者VS魔王』の戦いにケリが着いたその日、勝利者であるところの勇者ナナーシは、戦いの後始末、いわゆる『ご褒美確保』の作業を行っていた。
倒した敵から金目のものや有用なアイテムを頂戴するわけだ。なんだか追い剥ぎとやってることが変わらないような気もする。
だがそれを浅ましいと詰る事なかれ。たとえ勇者一行とはいえ、資本主義の世の中では、生きていくのには金が要る。
腹が減れば飯を食わねばならないし、身体を休めるための宿も必要だ。そして、戦えば武器が傷むから修理費がかかるし、傷を負えば薬などの治療費が必要になる。
それらの出費を、個人の負担でまかなえるほど彼らは金持ちではないし、ましてや宮仕えの身ではないのでサラリーを頼るわけにもいかない。
せめてパトロンでもいれば話は変わるのだろうが、そこはそれ、そうそううまく行かないのが世の常である。
で、魔王を倒すのが目的のこの冒険、その目的を達成したからといってハイそれでおしまい、とはいかない。
魔王を倒した後、少しばかりの平和に身体を休めるためには、先立つ物が必要なのである。
少し前までは不気味な魔王の居城だった場所、しかし今はその主も倒れ、城は崩壊して瓦礫の山となった。この中からめぼしいものを物色するのは骨が折れるぞ、などとぼやきながらも、彼らは作業開始したのである。
「お、宝箱ハッケン!」
あたりを物色していた、パーティの攻撃頭、戦士ウルスラが言った。
褐色の肌も艶めかしく、肉付きのいいムチムチした身体に大きなおっぱいを装備した、美女戦士である。
彼女が瓦礫を物色するために身を屈めると、ジャラジャラとチェーンメイルが音を立て、その下のスカートの裾からチラチラとパンツが顔をのぞかせる。
ちなみに、ウルスラのお気に入りは淡いミントグリーンのローレグパンツ。
ミドレンジャーの緑、ゼーガペインアルティールの緑であり、X−BOX360のイメージカラーでもある。
パンツの色としては、ちょっと地味であろうか。
「いや、緑は癒しの色、安らぎの緑の大地。悪くないよ。なかなかのナイスパンツだと思います。」
とは、勇者ナナーシの弁。
「こちらもみつけました。」
ウルスラに続いて、神官エルフィンが宝箱を発見したようだ。
エルフィンは、パーティの治療回復を主な仕事とする神官である。
戦いに傷ついた仲間たちの傷を癒し毒や呪いを退けるといった、太陽の魔力を源とする回復系の魔法を使って、懸命に彼らを守っているのである。
全体的に細身の外見ではあるが、年頃の女性らしくまろやかなラインを持ち、特に胸の大きさが目立つ魅力的なプロポーションをしている。
神官、と名が付くだけあって、エルフィンは白い法衣のような衣服を身につけている。
しかしその法衣、なぜだか丈が極端に短く、太股のほとんどを露出してしまうほどの不謹慎さを持ち合わせていた。
広野に荒ぶ空っ風がちょいと吹けば、それだけでハラリと法衣はまくれ、可憐なパンツが見えてしまうのだった。
法衣という厳かな衣装のくせにこのサービス精神の旺盛さは、もしや彼女の信仰する神様の、その教義によるものなのかもしれない。ナイス神様。
ちなみにその、神様のご加護で時折ちらちらと見せてもらえるエルフィンのパンツは、白地に青のストライプ。
いや、青地に白の横縞模様と言うべきなのか。シマウマの肌の色は白か黒か、といった疑問にも似た議題であるが、とりあえず今はどっちでもいい。
とにかく、これはいわゆる『縞ぱん』である。
現代日本は言うに及ばず、ドラクエ風ファンタジーRPG、トラベラー風スペオペ未来宇宙世界、ク・リトル・リトル神話風ホラー世界、ギアアンティーク風スチームパンクの世界であっても、
おおよそ女性の下着としてパンツというカテゴリーのある世界であれば、いかなる次元であろうとも存在するのが『縞ぱん』である。
そのような永遠不変のアイテムを装着している、それが本日のエルフィンであった。
「うん、『縞ぱん』は男のロマンだよね。」
とは、パンツについて語らせたら息継ぎ無しで小一時間は喋っていそうな、勇者ナナーシさんのお言葉。
「・・・・・・・・・・・こっちもみっけ。」
びゅうと吹いた風に掻き消えてしまいそうなほどの小声で呟いたのは、闇魔法使いのエリカ。
その差し込んだ風がついでとばかりに、エリカのまとう短い黒のローブをめくりあげる。
闇魔法の使い手というだけあって衣服は黒尽くめなのだが、そのパンツの色もやはりまた、黒だった。
しかも、布地はやたらとハイレグで、股布からほとんど直角に前布が立ち上がり、ふんどしの紐のようなつくりでお尻の布と繋がっている。
さらにそのお尻もまた、布面積が縦に細く長く、見事にTフロント&Tバックであった。
そして、その衣服とパンツの色に正対するように、彼女の肌は透けるほどに白い。
月の力を魔法力の源とする彼女、日の光に当たることを嫌う夜行性の生活習慣がその肌をこのように真っ白にしたのだろう。
闇魔法使いエリカ、彼女はその魔法の力でパーティの魔法攻撃の要となる女性だった。
この世に夜の暗闇をもたらすことを目的としているが、別に世界を滅ぼすつもりもなく、夜になったらみんな安らぎましょう、といった提案をしているくらいの認識である。
言葉数も少なく、少々考えていることがつかみにくいが、質素だが可憐な美貌を持つ女性だった。
普段はぼんやりとしたところもあるが、いざ戦闘になると、シャープで的確な魔法攻撃によりパーティの勝利に貢献する。
ご本人よりもパンツの解説のほうが先とはいかがなものか。
「おとなしい外見の女の子がつける冒険エロ下着って、すごくそそられるよね。」
とは、パンツに関しては一家言どころか二つ三つもこだわりのある青年、勇者ナナーシのセリフ。
「がるるるー、うーわんわん!!」
犬がいる。
もとい、犬のような声を発するのは、獣人キャナリタという少女。犬のようなうなり声をあげたものの、一応これでもれっきとした人間である。
彼女は幼少の頃から野生の中で狼によって育てられた。すべての狼を統べる狼王ロボの娘、猛き狼姫として、幼いながらも強靱な能力を得たのだ。
そうして彼女は、ナナーシ達と出会うまで、久しく文明に触れることなく生きてきたのである。
そんな彼女が、獣ばりの嗅覚を発揮して宝物を探す。魔王との戦いによって出来た瓦礫の中から、ここ掘れわんわん、とばかりに主人を呼び立てた。
そんなキャナリタは、狼の毛皮を模した皮鎧を着ているのだが、例によってスカート丈が短い上に、狼のように四つん這いで歩き回るものだから、
真っ白なパンツが惜しげもなく丸見えである。
その純白のパンツ、未だ文明の毒に染まっていない、純粋無垢な彼女を表す下着としてはこれ以上ないくらい似合っている。
実はキャナリタ、ナナーシと出会って野生の草原を旅立ってからしばらく経つが、なかなかパンツを穿きたがらない。
野生育ちの彼女、身体に布をまとう習慣がなかったのだから仕方がないが、それでもさすがに、なにも『はいてない』状態というのはまずい。
そのあたりナナーシ曰く「これはこれで」良し、な状態なのだが、見かねた神官エルフィンが何とかパンツを穿かせることにした。
それでも時折、窮屈を嫌ってパンツを脱ぎ捨ててしまい、そのたびにエルフィンに世話を焼かれるといったことを繰り返している。
しかし、そのパンツ一枚が野生世界から文明世界への壁であるならば、穿くも良し、穿かぬも良しでいいのだろうとナナーシは思う。
パンツを穿いたり脱いだり、それが完全にどちらの世界にも属しきらない獣人キャナリタの、今現在ありのままの姿のような気がしないでもないからだ。
「だから、まずはじめは純白のパンツからスタートアップだね。」
とは、戦いのない平和な世に生まれていたならばパンツ研究の第一人者として名を馳せたであろう、勇者ナナーシの言質。
さて、このように勇者パーティー一行の女達が、厳しい戦いの後に戦利品の物色をしている中、主役であるナナーシはただ彼女らのパンツを眺めていただけではない。
いや、確かにパンツを眺めてそれを評してはいたのは事実だが、そのためだけに彼女らをずっと注視していたわけではないのだ。
彼だって、何か有用な品物がないかの物色をしていたし、それにはそれなりの集中力がないと叶わない行為なので相応の真面目さで当たっていたわけではある。
しかし、そこはそれ、彼も『勇者』と呼ばれた男。
天が、地が、世界を構成する森羅万象が、ナナーシに味方するのである。
風がなびけば、ハラハラとはためくスカートがある。
地が揺れれば、姿勢を崩した少女のパンツが見える。
人が動けば、チラリと布の隙間の素肌がのぞく。
天から愛された勇者である彼は、必ずそれら現象その場に居合わせる。
まるで鋭い鷹の目のように、それらサービスシーンはすべからく逃さない男、それが勇者ナナーシである。
だから、真面目に作業していても、一見必中パンチラシーンは見逃さないのであった。
「お、これはなんだろう?」
そんなナナーシが、真面目に探索をしていた証として、小さな木箱を見つけた。
大きさは人の手のひら二つ分よりはみ出す程度、材質は木であるが魔法によって強化されていて鉄以上の強度がある。
そして当然、魔法によって施錠されていた。
勇者お得意の開錠魔法を使って、何とかその箱を開けてみる。
「・・・・・・これは、『鍵』だな。」
鍵のかかった箱の中、そこには鍵が入っていた。
入っていたのは、『鍵』と『錠前』のセットのうち、棒状の鍵、KEYのほうだけである。
ややこしい表現で申し訳ない。
ナナーシの元に、ウルスラ、エリカ、エルフィンが集まってきた。
そして、それなりの装飾もあり、意味ありげな仕舞われ方をしていた鍵棒を眺めて、エルフィンが言った。
「なんでしょうか、何の鍵なんでしょう?」
続いて、
「ふつうに考えたら、ドえらい宝物庫の鍵やろな。」
どこか地方訛のある言葉でウルスラが言う。その訛は、ことさら田舎っぽい訛というわけでなく、どこかしたたかな住民性を感じさせる言葉であった。
「・・・・・・何かよからぬものの封印の鍵の可能性が強いというかむしろそういった方向のもののような気がしないでもない。」
小さな声でぼそぼそとではあるが、長ゼリフを一息で言い切ったのはエリカ。
引き続き、ひゅおー、と息を吸い込んでから、
「魔王の居城にある封印を解くことで魔王以上の災厄の存在が復活しこの世を終焉に導くというパターンは王道の展開であっておそらくここでも
そういった展開が待ち受けていると思われ『ハッハッハッお前達が倒した魔王は我らの中では一番の小物!』などと宣う『真・魔王軍』なんて集団が出てくるに違いありません。」
と、言った。
エリカは普段、極端に無口なのだが、時折思い出したかのように病的な長ゼリフを喋りだす時がある。いまがまさにそれ。
「いや、そんなワケの分からん展開はナシやで。ここは一つお宝っちゅうことで。」
「いやいややはり邪悪の封印。」
「もう、錠前の方がどこにあるかわからないんだから、ここで言い合っててもしょうがないでしょう!?」
ウルスラとエリカが根拠なく張り合う中、エルフィンが仲裁に入った。
「たしかになぁ。でもこの鍵、そこそこ太いから、そのあたりの宝箱ってワケじゃなさそうだし。」
ナナーシがそういって鍵をかざし見ている。確かに、そのあたりの宝箱の錠前には入らない太さだ。
そういってナナーシと彼女らが、ああでもないこうでもない、とうだうだやっていたとき。
「ジュウオウツウコンゲキ!!」
「ギャーーーー!!」
ガブリといった。
唐突に、キャナリタがナナーシの太股に噛みついた。それも必殺技で。
『獣王痛恨撃』とは、キャナリタの必殺技で、強力な噛み付き技である。
悪のモンスターじゃあるまいし、いちおう正義の勇者一行なんだから、『痛恨の一撃』はやめて『会心の一撃』にしなさいとさんざん口すっぱく言ったナナーシであるが、
結局最後までキャナリタは技の名前を『獣王痛恨撃』から改めなかった。
どうやらキャナリタ、先からわんわんとナナーシを呼んでいたのに、彼らが鍵に気を取られて半ばスルーされてしまっていたことに腹を立てていたのだろう。
「うわー! ごめんごめんあだだだだいてててぎゃああああああああ!!!」
謝ったことでようやくキャナリタの許しを得られたナナーシは、彼女の後を着いてとある瓦礫の場所に案内された。
「ここに、なにを見つけたんだい?」
ナナーシがキャナリタに問いかけるものの、彼女はつれなくつんと顔を背けた。
まだ完全に機嫌が直っていないキャナリタにナナーシは苦笑しながら、彼女の指すあたりを注視した。
「あれ、これは?」
そこにナナーシが見つけたもの、それを掘り起こすために一同総掛かりで作業した。
とにかく大きな岩、だがそれはただの岩というわけでもなく、いくつもの岩が寄り集まって固まった塊のようなものだった。
「錠前がある。ってことは・・・・・・。」
その、人の背を軽く越すほどの大きな岩石の塊、おおよそ人工物には見えないその物体ではあったが、
ただ一つこれ見よがしに穿たれた鍵穴は、どう見ても先ほど手にした鍵棒に対応したものだった。
「お宝や。」
「邪悪の封印。」
ウルスラとエリカがまたぞろ張り合いを再開させそうになったのをエリカが制し、ナナーシに問いかけた。
「どうしますか、ナナーシさん。」
問われてナナーシは、ほんの少しだけ悩んでから言った。
「開けてみよう。」
ナナーシが鍵を差し込み、とりあえず捻ってみると、その岩の塊は振動を起こし、がらがらと音を立てて自壊した。
唖然と見守る一行の視線、それは、次第に晴れてくる自壊の土煙の中から現れた人影をとらえた。
「あーー。この娑婆の空気、何千年ぶりでしょうか!?」
声は少女のものだった。
「これで私も自由の身、やったーーー!」
声の質としては、細い感じのする繊細なものだが、その言葉には開放感というか、たまりにたまった鬱屈を発散させるパワーが満ちあふれていた。
よくわからないものを見る目つきでその少女を見つめるナナーシさんご一行。そしてその視線を集める少女の姿がようやくはっきりと現れた。
年の頃は、おおよそ二十歳前後と言ったところか。あくまでも人間換算の話だが。
全身に、鱗のような金属片で構成されたスケイルアーマーを装着。立派につきだした胸の形に添うようにデザインされた、巨乳専用の鎧である。
鎧の裏側もまた、厚い生地で覆われ、全身隙なく防御完璧と言った念の入れよう。そのぶん露出が極端に少なく、わずかに顔だけが表に見える程度だった。
しかしその顔は、そういったガチガチの鎧とはアンマッチな、柔和な美人顔であった。
牡羊を思わせる、くるりと丸まった二つのツノ飾りが付いた兜をかぶっていてその髪型の全容はしれないが、背中まで届く長さで色は紫などと少々奇抜な髪ではある。
「あの、君はいったい、何者?」
一行を代表してナナーシがそのように誰何すると、彼女はくるりとファッションモデルのようなターンを決めてから、答えた。
「私の名前はエリアスタ、魔王の娘です。」
かくして、冒頭のモノローグもどきに戻る。
以上、接触編終了、以下発動編。
「さて、これからこの『姫』をどうするか、ですけれど。」
その、比較的真面目な性格から半自動的にパーティー会議の議長を務めることが多い神官エルフィンさんが言った。
「これはまちがいなく新しい災厄ですのできっぱりと討ち滅ぼした方がいいと思いますね。」
と、自分の読みを信じて疑わない闇魔法使いエリカ。
「いや、ここはきっぱり売り飛ばすべきやと思うわ。国に引き渡してボーナスもらうも良し、人買いに売っても結構ええ値が付くで。」
と、ウルスラが勇者パーティーらしからぬ発言をした。
「いやいや、そこは人道和平の精神でいきましょう。魔王の娘といっても、悪いのは父親の魔王だけであって、その娘に罪はないんですから。
というわけで、勇者様ご一行にわたしを加えてみるというのはどうでしょうか?」
と、いつの間にか会議の輪に混ざっていたエリアスタが言った。
「自分で言うな!!」
思わずツッコむウルスラさん。
ナナーシも思わずツッコみそうになったが、さすがにそのあたりの反応はウルスラに劣る。まぁ、そういった専門技能は、素直に任せておいても良さそうな気がする。
「そもそも、何であんなところに閉じこめられていたんですか?」
必然、進行をすることになっているエルフィンが、エリアスタに問いかける。
「やはり、何か悪いことをしたとか、そういう理由なんですか?」
するとエリアスタ、脳天気そうな表情をやや、悲しそうに曇らせた。
やば、これは地雷踏んだか、と内心焦るエルフィンだったが、いやいやこれは避けて通れない質問だから仕方がないよ、とナナーシに宥められた。
このあたり二人のアイコンタクトで。
「じつは・・・・・・。」
そうして、ようやく語り出した。
「数千年前、私は常々、魔物と人間の和平を父に申し入れていたのですが、どうにもそれが気に入らなかったらしくて。」
なるほど、父である魔王に反発して、怒りを買って封印されたのか。
とか、話の流れを読んだナナーシは半ば自己完結で納得し掛けていたが、
「父と喧嘩をした私が、ちょっとしたプチ家出を決行しようと思い立ち、城を出ようとしたのですが。」
と、そこまで言ってから、恥ずかしそうに頬を染めて。
「城内のトラップに引っかかっちゃいまして。」
てへ、と自らの失態を誤魔化す愛想笑いを浮かべたお姫様は。
「落とし穴に落ちたと思ったら転がってくる大きな鉄球に追いつめられて、逃げた先が槍衾の部屋だったんですよ。
何とか逃げ出したら今度は天井からアルマイトのタライが頭の上にくわぁん、と落ちてきて。」
どこからか「しむらうしろうしろ〜」とかいった声が聞こえてきそうだ。
「気がついたら封印拘束トラップのなかに閉じこめられちゃいまして。」
そして最後、ばつが悪そうに。
「あきれた父に、そのまま放置されちゃってたんです。」
「アホか、あんたは。」
こればっかりはウルスラに任せておれないとばかりに、今度はナナーシがツッコんだ。
「どこの世界に自分のテリトリーのトラップに引っかかって封印され続けるアホがいるんだよ、つかここにいるのか!!」
なんか、1ターン目の石化呪文であっさり石化するラスボスくらいに間抜けな魔族だった。
「じゃ、僕たちはこれで。」
すちゃ、とシャープにアバヨのポーズ。
ナナーシ一行はエリアスタと別れ、この場を立ち去ることにした。
アホには関わらないのが一番である。
「ちょ、まってください! あれ? 『魔王の娘をどうするか』会議はどうなったんですか?!」
またもや放置されようとするエリアスタがあわてて彼らに追いすがった。
「会議は終了しました。めんどくさそうなことにはかかわり合いにならないことにする、が満場一致で採決されましたので。」
エルフィンの言葉に、ナナーシ以下パーティの面々が挙手をして応じる。キャナリタまでもが後ろ足をあげて賛成した。
「ええっ! そんなぁっ!!」
エリアスタ涙目。
「わ、わたしもつれていってくださいよう!!」
その言葉に真っ先に反応したのは、専属ツッコミ人であるウルスラであった。
「アホか!!」
アホにアホかとは分かり切ったことを。
ではなくて、この場合の彼女の「アホか!!」とは、エリアスタがアホであることを指すのではなく、彼女の申し出が論外であることへのツッコミであり、
彼女の意見そのものがアホであるという意味である。平たく言えば、「アホがアホなことを言った。」てなものか。
「お前みたいなポンコツ、連れて行ったら絶対こっちに迷惑がかかるんや!
敵に不意打ち仕掛けようとしたら木の枝を踏んで音を立てるとか、
敵に向かって弓矢を撃ったら味方に当たるとか、
剣で切りかかったらバナナの皮で滑って転んですっぽ抜けた剣が味方に刺さるとか、
魔法の呪文を詠唱しようとしたら舌を噛んで味方を巻き込んで暴発させるとか、
テレポートしたと思ったら壁の中にいるとか!!」
まくし立てるウルスラ。まるで、TRPGゲームのファンブル表(致命的大失敗判定表)を上から順に総浚えで読み上げているような。
「そこまでひどくないですよっ! たぶんだけど!!」
「経験上、そういうことを言う人に限って、実際の戦闘中のファンブル率が60%越えるんですよねぇ。」
エルフィンが呆れて言った。往々にしてファンブル率なんてものは3%〜5%ぐらいのものである。
六面体のサイコロを二つ振ってピンゾロ(1のゾロ目、確率1/36)がでるくらいに、滅多に起こらないアクシデントである。
そのファンブル率が5割を越えるというのは、よほど呪われたサイコロを持っているのか、あるいはほかの仲間に悪意を持っているとしか思えない。
「もはや、魔王の娘と言うよりは疫病神。あなたを仲間に入れることは、獅子身中の虫を飼うことに等しい。」
「がう。」
エリカの言い分に、キャナリタも同意した。
「つうわけで、あんたを仲間に入れることは出来ませんあしからず。」
そういってナナーシが締めくくった。
「そんなぁ〜!!」
そして、戦いで荒れ果てた廃墟に、魔王の娘エリアスタはただ一人取り残されてしまった。
「ううっ、ひどい、ひどすぎです。これが勇者様のすることですか?」
誰もいない廃墟で、ただ一人エリアスタは、悲しそうにしゃがんで独り言を呟いていた。
「こんなか弱い女の子を、一人ほったらかしにしていってしまうなんて、あんまりです。」
足下の石ころを指先でつんつん小突きながら、勇者の青年に恨み言。
「このまま私は、ここで寂しく死んでしまうのでしょうか。
死因はきっと、寂しさで死んでしまうウサギのように、孤独死なのです。」
そんな僻みを口にして、さっきまでいじっていた小石をアリの巣穴の上に置いて小さな八つ当たり。右往左往するアリ達いい迷惑である。
「どうせ死ぬなら、封印される前に隠しておいたサバ缶を食べてから死ぬことにします。」
数千年前のサバ缶、たとえ魔王の娘とはいえ、食べたら死にそうな気がする。
「・・・・・・哀れすぎる。」
さすがに本気で放り出すわけにもいかず、少し離れたところで彼女の様子を見ていたナナーシが、言った。
「・・・・・・ナナーシは、女に甘い。」
ウルスラが呆れて言った。
「まぁ、そういうところも、ナナーシさんの良いところですし。」
フォローするつもりのエルフィンだったが、心からの言葉というわけでもないらしく、少しの諦念と嫉妬が混じっている。
なんとも微妙なところだ。
「ナナーシの場合は、ただ下心に連動しているだけかも。」
エリカが、核心を突いた指摘。
「ナナーシ、スケベ。」
キャナリタが言った。
彼女の少ない語彙の中にも、どうやらきっちり『スケベ』の文字は入っているらしい。
逆説的に言えば、彼女が必要に迫られて覚えた言葉なのであって、その使用頻度の高さが伺える。
「おまえらなぁ・・・・・・。」
さんざんな評価にナナーシはご立腹であった。
しかし、不意にナナーシは、表情を真面目に切り替えた。
「でもなぁ、僕たち、あいつの父親を殺してしまったんだよな?」
その言葉に、女達も神妙になる。
「たとえ喧嘩していても、たとえ僕たちからすれば諸悪の根元であっても、あの魔王はあいつの実の父親なんだ。」
そういったナナーシは、それに、と言葉をつなげて、
「魔王は、呆れて彼女の封印を放置したんじゃなくて、厳しい戦いに巻き込まないために、あえて彼女を守る為に岩で固めた封印に閉じこめておいたんじゃないかな。」
さすがにそれは、人がよすぎる考えだ。相手は曲がりなりにも魔族の王である。そのような甘い考えを持つものであろうか。
しかしナナーシは、たとえ魔王であっても、子を思う親の気持ちには人に通ずるものがある、と考えていた。
いや、そう信じたい、と考えていた。
「ちぇ、しゃあないなぁ。」
「ナナーシさんのお人好しには呆れを通り越して尊敬すらしてしまいます。」
ため息一つ、ウルスラが言うと、エリカも呆れて応じた。
「まぁ、最終的に私たちは、ナナーシさんの決めたことには従うんですけれどね。」
苦笑とともにエルフィンが言い、併せてキャナリタが、くぅーん、と従属の鳴き声をあげた。
散々世を乱した魔王に対して義理立てするつもりなどないが、それでも親娘の情に対してだけは報いてやりたい、などと考える勇者ナナーシであった。
「る〜るる〜、るらら〜・・・・・・。」
寂しさが高じて、ついに『寂しさ小唄』のようなものを作曲し始めたエリアスタ、先ほどからの独り言、絶賛続行中である。
「あなたは〜もう〜、忘れたかしら〜」
しかもパクリ。
「まったく、しょうがないなぁ。」
エリアスタの背後から、投げかけられた声。
もうここにいないはずの男の声に、あわてて彼女は振り返った。
「ナナーシさん!?」
「パーティに入れることは出来ないけど、近くの町まで連れて行くくらいだったら、してあげるよ。」
声の主、ナナーシの姿を見たエリアスタは、ぶわっ、と涙腺を決壊させ、彼の胸に飛び込んだ。
「あっ、ありがとうございますーーーーっ!!」
数千年の孤独から開放されたエリアスタは、久しぶりに感じた他人の温もりに、しばらくのあいだ安らかに浸っていたのだった。
「というわけで、セックスしましょう!!」
ぶふぉ! と噴いたのは、ナナーシとその女達。つまり、発言者であるエリアスタ以外の人間達である。
えらく唐突だな。
「なんでやねん!!」
早い。
ウルスラが素早くツッコんだ。
「何でいきなりセックスになるんや!?」
出来ればハリセンでもってパシーンとやって、どつき漫才の形態に移りたかったのだが、残念ながらいま手にしているのは彼女の所持するヘビーアックスだ。
いや、むしろ、これでどついてやってもぜんぜんかまわない気がするウルスラだった。
そんな、なかば殺意のこもったツッコミに、当のエリアスタはそれほどビビった風もなく。
「ええと、私たち魔族は、恩を受けたら処女を差し出して相手に尽くさなければいけないという掟がある、という設定ではどうですか?」
「設定て、それいま考えたやろ!! いままで命を見逃してやった魔族なんて、一匹たりとも恩返しなんてしにこんかったっての!
それに処女を差し出すとか、一回こっきりで数に限りがあるやろ、それ以降はどうするつもりやねん!?
それに、男の魔族やったらどうするつもりや!?
もしさっき、魔王にとどめを刺さずに見逃してやったら、奴が尻の処女でも差し出すんかいな!?」
ウルスラ、ツッコミ無双。
「これは、ナナーシさんととりあえず肉体関係を結んでおいて、なし崩しにパーティ入りしてしまおうという魂胆なのでは?」
熱くツッコむウルスラとは別に、冷静にその魂胆をはかるのがエルフィンだ。
彼女の指摘に対して、当のエリアスタは、黙ったままついと顔を背け、皆から表情を隠した。
「・・・・・・意外と黒い。」
エリカが言った。
たしかに、少々腹黒いかもしれない。
しかし、黒いが、浅い。
心の中にそれなりの企てがあるのはわかるが、それを表に出すインターフェースが間抜けすぎる。浅慮すぎるのである。
もう少ししおらしく、そして徐々に女の色香を覗かせていけば、男の自制心をじわじわと破り、魂胆を飲ませることも出来たであろうに。
さすがに、このような見え見えの誘いにナナーシが乗るはずもなく、
「そうだねぇ、掟だったら仕方がないよねぇ。」
って墜ちるの早っ!
ウルスラ、エルフィン、エリカにキャナリタ、一斉にずっこけた。
さながら、よしもと新喜劇を見ているかのようなシンクロ具合である。あるいは『なぜか笑介』か。ズッ!!
ナナーシに抱きついたエリアスタの、その鎧越しにもわかる巨乳っぷりに、男としてのトリガが引かれてしまったのだろうか。
ナナーシは先程の、少しのぞかせた心優しい部分で男の評価を(↑)ほどあげていたのだが、どうやらこの反応で(↓↓)くらい下げてしまったようだ。
難しいよなぁ、男の評価って。
「で、結局こうなってしまうんですよね・・・・・・。」
使い捨てのマジックアイテムである『どこでもホテル(英名HOTEL IN BOTTLE)』は、ガラス瓶の中に入った小さなログハウスである。
これを地面にたたきつけ、ガラスを割ることで、中に入っているログハウスが本来の大きさに戻る、という効果があり、長旅でのキャンプには持ってて嬉しいアイテムである。
ウィザードリィに出てくる『ボトルシップ』に近い原理だろうか。
マジックアイテムというだけあって高価なもので、そうそう数は集められないのだが、幸いここまでの道中で倒した敵からちょうだいしたものが一つ残っていた。
先のつぶやきは、エルフィンのもの。
苦笑混じりのその言葉は、その『どこでもホテル』で造られたログハウスの、部屋の真ん中にある大きめのベッドの上に、一糸まとわぬ素っ裸でへたれ座りする彼女の口から発せられた。
先程はナナーシの、女に弱いところを(↓↓)評価した彼女であるが、なんだかんだ言って彼から誘われれば応じてしまう自分自身の評価もまた(↓↓)である。つまりは自己嫌悪。
そしてそのベッドには、ナナーシ以下、エルフィン、ウルスラエリカ、キャナリタが素っ裸で待機していた。
ナナーシ以外のみんながみんな、エルフィン同様に自己嫌悪。
そして当のエリアスタは、このキャンプに備え付けられたシャワールームで数千年分の汚れを洗い落としていた。
『数千年分の汚れ』とか、なんだか字面だけ見ると恐ろしいほどの垢が発生してそうな不潔な印象がある。
某妖怪漫画に出てくる、怪奇大学不潔学科卒の御仁が思い浮かぶ。
昔話でたとえるならば、垢を固めて作る垢太郎がざっと一個大隊ぐらい作れてしまうくらいだろうか。
まぁ実際そのあたりは腐っても魔族、身体の新陳代謝は調節できるらしい。当面、身体の表面に付いた土埃などの汚れを落とす程度で十分なようである。
かように、せいぜい二〜三日風呂に入らず寝ていた程度の汚れといったところだろうか。必要以上に不潔な印象を持たないように、ご注意願いたい。
「おまたせしました〜!」
シャワーから戻ってきたエリアスタは、当然みんなと同じく全裸。石鹸の香りも清々しく、綺麗さっぱりこざっぱり。
先程まで身につけていたスケイルアーマーのごてごてした印象から一転、すっきりとした細身の、美しい肢体だった。
そしてその身体の、細い四肢や腰のくびれに対して、なかなかのボリュームがある胸が印象的。
「おおーっ、これはなかなかのナイスバディ!」
喝采を送るのは、当然ながら唯一の男であるナナーシ。
「えへへ、ありがとうございます〜!」
自分の裸を評されて上機嫌なエリアスタ。実際、魔族とは言っても、頭に付いた二本のツノ以外は、普通の人間と変わらぬ作りをしている。
肌の色は病的に白くはあるが、それとて不思議な魅力となっている。
って、兜のデザインかと思ったら、自前だったのか、あの牡羊ツノ。
「・・・・・・巨乳は敵。」
ひっそりと呟くのはエリカ。
室内の全裸女性たちにおいて、巨乳比率が上昇した瞬間の言葉であった。
「まさか、ほんまにバージンやったとは、驚いたわ。」
ガチでびっくり、ウルスラさん。
「ほんとにほんとです、嘘なんかつくはずないじゃないですかぁっ!」
たしかに。
いま、ウルスラ達の見守る中、ナナーシのごっついペニスによって貫かれたエリアスタの秘部からは、破瓜の証である赤い糸がつつつと流れていた。
「いや、魔族ってこういうの、早熟だって聞いてたから。」
びっくり半分、申し訳なさ半分でエルフィンが言った。
確かに、世間一般ではそういうイメージである。ナナーシだってそうだった。
「魔族差別反対っ! 偏見です! 魔族にだって清純派もいるんですっ! まさにわたしがそれなんですっっ!!」
自分で清純言わないように。
とにかく、そういった主張のエリアスタだが、そばで見つめていたエリカが呟いた。
「・・・・・・いや実は売れ残ってただけなんじゃ?」
「そ、そんなことありません! わたしは魔族の男の人たちのあいだでは人気があるんですっ!
ブロマイドだって6千枚売り上げたって聞きました、作る予定だったファースト写真集だって、予約だけでもう1万冊完売予定だって、父に聞きました!!」
情報ソースが自分の肉親というだけで、信憑性がガタリと落ち込むわけだが。
そんなエリアスタの訴えを聞いている、中途半端にペニスを挿入したままストップが掛けられたナナーシは、
(実は、あの魔王は娘にはすごく甘かったんじゃないだろうか。)
などと考えていた。
とにかくこのまま中途半端にチンコ差し込んだままではいられないので、セックスを継続することに。
「う、ぐ、お願いしますから、ちょー優しく、スーパー優しくお願いしますね?
それはもう、ガラスの彫刻を扱うがごとく、っていだだだ、あだだだだっだっだっ!!
いってるそばからぞんざいな扱い!? 割れ物注意、せめて天地無用くらいには手加減してほしいんですけれどぎいやあああああ!!
ひいいいいいいい、いだい、いだい、あだだだ、さける、さけます、さけちゃいます!!
うわああああああああん!! しょじょ! バージンの女の子相手にこの手加減のなさ!? あなたは悪魔ですか!?
ちまたに聞く『ベッドやくざ』とはあなたのことですか!? ひぐうううううううっ!! やくざ、やくざあっ!!
やくざはやくざでもあなたはひどすぎますっ! さしずめ上級やくざ族の『若頭』、いえもっとすごい『組長』ですよっ! このベッド組長〜っ!!
ぎいいいいいいっ!! やだ、だだだだだだだだだっ!! ごめんなさいすいません! 組長言い過ぎましたっ、親分、ベッド親分ではどうですかっ!!?
組長よりも親しみがあって下町っぽい雰囲気がしていててていていててててててぎゃああああああああああ!!!
ぐ、ぐああああああああああああっ、いだいいだいいだだだだだだだだっっ!!!
しぬ、しぬううううっ!! あ、あくまをころしてへいきなのぉぉぉぉぉぉっ!!!」
ここでナナーシの擁護をしておく。
エリアスタからはさんざんな言われようだが、彼は出来るだけ相手に負担がかからないように、と配慮し、努力した。
しかし、処女に巨根は相性が悪い。
いくらナナーシが、丁寧に愛撫を重ね、充分以上に濡らし、慎重に扱ったとしても、それは挿入するための準備にしかならい。
実際、そのころまではエリアスタも、極上の愛撫に天にも昇る気分でいた。
セックスってこんなに気持ちいいものだったんだ、とか考えながら、経験浅い性感ながらも軽いアクメを何度も迎えたりしていたのだ。
しかし、いざ挿入すると状況は一転する。女の子が痛がるのはまさにそれからの話。
いままで指ほどの細さのものすら通ったことのない肉の穴を、大人の男の手首ほどの太さのものが押し広げ、道をつけようとしているのだ。
そばで控えていた神官エルフィンが治癒と沈痛の呪文を唱えるも焼け石に水、とにかく痛いものは痛いのである。
というわけで、残念ながら結果的に色気のないロストバージンとなってしまったので、音声だけでお送りしました。
「おつかれさまでした。」
とは、エルフィンのねぎらいの声。向ける相手はもちろんナナーシ。
「あんたもおつかれさん。」
とは、ウルスラの声。ぜえはあぜえはあと荒い息を吐き、脱力しているエリアスタに向けられた。
とりあえず、エリアスタのロストバージンはつつがなく終了。
え? あれだけ痛がらせといて、どこが『つつがなく』なのかって?
だって、死者が出なかったでしょ。
初めてエルフィンを抱いたときは、彼女自身が回復魔法をかける余裕がなく、危うく死ぬんじゃないかと危ぶまれた。
初めてウルスラを抱いたときは、カニばさみとベアハッグが決まり、ナナーシのアバラが何本もいってしまった。
初めてエリカを抱いたときは、誤って『死の呪文』を唱えられナナーシがあやうく腹上死するところだった。
初めてキャナリタを抱いたときは、ガブリと噛まれた。『絶・天狼抜刀牙』、つまりは超・必殺技で。
「まぁ、初めての時はこんなもんだよ。」
ナナーシが、呆然としているエリアスタの頬をなでながら言った。
むしろ、ましな部類であることは、あえて口には出さなかった。
ナナーシが、ゆっくりとペニスを引き抜いた。エリアスタ自身の肉体が流す愛液以外に、たっぷりのローションを何度も補充してのセックスだったので、
ペニスが引き抜かれたあとのヴァギナからはそのたっぷりローションがあふれ出し、
そしてそれを押し流すようにして今度は膣奥で放たれたこれまた大量の精液が逆流してきた。
どろり、どろりごぷごぽと、こってりたっぷりの精液が収縮する膣に押し出されるようにあふれ出してきた。
「・・・・・・これが、セックスですか・・・・・・。」
放心しながらも、エリアスタが呟いた。
「たしかに、初めてはメチャクチャ痛いけどな。
せやけど、その痛いのも初めのうちだけや。」
ナナーシに続いて、ウルスラもエリアスタの頭をなでて、彼女を宥めてやった。
すぐにエルフィンが、エリアスタの性器に強力な回復呪文をかけた。傷口がふさがり、痛みもなくなっていく。
ちなみに、このエルフィンの回復呪文、肉体の欠損部位も補ってしまうほどの強力レベルなのだが、それでは処女膜までも再生してしまうのでは? といった
疑問も浮かぶ。
結論から言うと、失ってしまった処女膜は再生しない。
エリアスタの魔法は神への信仰から力を得るものだが、その教義は巫女の処女性を尊ぶ性質があるため、女性を処女、非処女で区別する。
何度でも再生できる処女性には価値がない。故に、術式にはあらかじめ、処女膜の再生を禁じるシステムが組み込まれ、チートのような行為が出来ないようになっているのだ。
「がう、わう。」
キャナリタが、破瓜の名残の残るエリアスタの女性器に顔を近づけ、ぺろぺろと舐め始めた。
彼女なりに、エリアスタの傷を癒そうとしての行為だ。
流れていた破瓜の血も、膣口からあふれるローションも、男に征服された証である精液も、キャナリタは舌で綺麗に舐め、エリアスタをいたわった。
ちなみにローションにはうっすらとフルーツの甘みがついていて、舐めても不味いわけではない。
そして当たり前の話だが精液は精液の味である。フルーツ味でもコンソメ味でもなく、舐めても美味しくないのだが、それでもキャナリタは喜んでこれを舐めとっていくのであった。
「・・・・・・こっちも、おつかれさま。」
エリカが、結合を解いたペニスにもねぎらいの言葉を。
そして、射精を終えたばかりのペニスに口づけをしてから、その汚れを舌と唇で清め始めた。
ぺろ、ぺろ、ぴちゃ、ちゅぷ、
エリカは、ローションのよけいな味などは邪魔っ気で、それほど好きではない。だから早々にぬるぬるした液体を舐めとった後、
ペニスを頬張るようにして含み、そのエキスを吸い出すようにちゅばちゅばとしゃぶりだした。
もうすでに、彼女は後戯ではなく次の性交のための準備に移っていたのだ。
じゅぷ、ずじゅ、ちゅう、ちゅばっ、
「ふ、ん、ん、じゅる、んは、おいひい、ななーひのおひんぽ・・・・・・。」
ちょうど、ぐったりと仰向けの姿勢であったエリアスタと、それに覆い被さるようにしていたナナーシであったが、その二人の股間にキャナリタとエリカが顔を寄せ、
潜り込むように身体を割り込ませていった結果、次第にその距離は開いていった。
そして、ナナーシの肩に褐色の裸身を寄せるようにウルスラが。
「さて、次はこっちの番やな。」
さらに、エリアスタの治療を終えたエルフィンが、ウルスラの対面から、ナナーシに囁きかける。
「なんだか予定が狂っちゃいましたけど、これから祝勝会にしましょうか。」
甘えるようにしなだれかかるエルフィンに、ナナーシも手を添えて応じてやった。
見ようによっては、女四人掛かりで男を取り戻したようにもとれる。
まぁ、それほどの他意もないだろうけれど、彼女たちだって気分が盛り上がっているのだということがわかる。
ウルスラがナナーシの隣から彼の唇を求めると、彼はそれに応じて甘いキスを交わす。
「ん、は、ぁ、ナナーシ、ナナーシ・・・・・・。」
瞳も潤んで、すっかり気分の高まったキスを続けるウルスラに、ナナーシは片手で髪を抱き、彼女のキスに合わせたり逸らせたり。
転じてナナーシが攻めてやればとたんに身体をへにゃへにゃに崩して、されるがままに愛されるウルスラ。
「きょうもいきのこれた、またこうやって、ナナーシに抱いてもらえるんや、うれしい。」
キスの合間、ほんのわずかに離れた彼の唇をくすぐるように、ウルスラは呟く。
その、わずかに離れた唇に、割り込むようにしてエルフィンの唇が重なる。女二人と男一人、三つの唇が重なり合い、舌が絡まった。
「わたしも、ナナーシさんに抱いてもらいたくて、今日もがんばったんですよ?」
息継ぎのためにしばし離れた唇、今度はエルフィンが言った。
互いの鼻先が触れ合う距離、目が近すぎてまともに見つめ合うことも難しいが、それでもぼんやりと潤んだ視界の中、好きな男の瞳があるだけで幸せな気分になれる。
「ん、じゃあ、ウチは、エリカを手伝ってくる。がんばるから、濃ゆいの、飲ませてな。」
そういってウルスラは、ナナーシの唇をエルフィンに譲って、頭の位置を下げていった。彼に身体を寄せたまま、エリカが占拠するナナーシの股間に自分も突入。
「なぁ、ウチにもしゃぶらせてェな。」
「だめれす、ようやくいいかんじにダシがでてきたところなんれすから。」
男の股ぐらに、女が二人も顔を突っ込んで、ペニスをそばに囁きあう。
エリカがペニス先端、亀頭を口いっぱいに含んでしゃぶりあげ、ウルスラが太い竿に唇を押し当て、ちゅばちゅばと音を立てて吸い付いていく。
「んぐ、んんぐ、んんんんん・・・・・・。」
口の中で、頬の内側に亀頭をこすりつけるようにしゃぶっていたエリカは、懸命に喉奥に飲み込もうとするが、それもなかなかうまくいかない。ペニスがでかすぎるのと、
エリカの喉が細すぎるのが原因なのだが、それでも懲りず、喉のえづきにも耐え、ディープスロートに挑戦する。
そのバキュームの刺激が強すぎて、ガチガチに勃起していたナナーシのペニスにも射精の兆しが見え始めた。
ところで、ナナーシはどちらかというと、少々早漏気味である。
女性から与えられる性的な刺激を敏感に受け止めることが出来、それを長い間堪え続けることが出来ない。
しかし、だからといってこの早漏は、彼にとって欠点というわけではない。
通常、早漏が嫌がられる理由はといえば、女性の満足に達する前に男が先に果ててしまうためで、連続で性交の出来ない男性の特長とあわせると、
女性からすれば歯痒く焦れったい。
ところがこのナナーシは、その早漏という特徴を、欠点としない。
持ち前の巨根とテクニックで女性を早々にいかせてしまうため、彼が射精するまでに充分な満足を与えることが出来る。
さらに、並外れた絶倫であるため、一度の射精で萎えてしまうことはなく、連続してのセックスが可能。
エルフィン、ウルスラ、エリカにキャナリタと、一度に複数の女性を相手にする性宴においては、一人の女性に長々と時間をかけず、次々と女達を満足させることが
出来るため、かえって彼の『早漏』という特徴は有利に働くのだ。
「さぁ、はよ射精(だ)して、思いっきりブチまけてぇな。」
ウルスラも、ナナーシのペニスが射精寸前であることを察し、指でシコシコと扱きながらスパートをかけた。
「じゃあナナーシさん、わたしとキスしながら射精してくださいね。」
ナナーシとのキスを継続中のエルフィンは、彼の射精のタイミングに合わせて唇をふさぎ、舌を絡めながらその瞬間を待った。
そして、ナナーシが喉の奥で唸って、射精した。
びゅっ、びゅうう、と激しく吹き出した精液は、タイミングを合わせて喉を鳴らすエリカによって飲み込まれていく。
びゅく、びゅうう、びゅううううう、
ごくり、ごく、ごくり、
「ううぐ、ううぐ、んばぁっ!」
しかし喉に流し込む量よりも次々射精される量が多すぎて、エリカの唇から逆流した精液がこぼれだした。
「おおっと、もったいないもったいない。」
ウルスラが、エリカの顎下を伝う精液がドロリと落ちる寸前、手のひらを皿にして受け止めた。精液mottainai精神である。
はじめ、片手で皿を作りもう片方の手のひらはペニスをしごいていたのだが、ペニスの脈打ちが次第に収まる頃には片手の皿は精液であふれそうで、あわてて両手で受け止めた。
「気持ちよかったですか?」
ナナーシの唇を解放したエルフィンが、射精の後の大きな息を吐いたナナーシにお伺い。
「ああ、すごく気持ちよかった。」
そう答えたナナーシの表情がエルフィンにはとても愛おしくて、さっき下がったばっかりのナナーシ評価がぴょこんぴょこんと(↑↑)した。
「くぅーん、くぅーん!」
犬がいる。
もとい、キャナリタが、寂しそうな声でナナーシを呼んでいる。
先程までエリアスタの傷を舐めていたキャナリタだったが、そのせいで彼の射精に絡めなかったことが寂しかったのだろう。
ナナーシが声の方を見ると、キャナリタが仰向けで横たわっていた。しかも、両手を胸元に引き、足をM字にぱっくりと開いた姿勢。
これは、犬さんで言うところの服従の姿勢。無防備のおなかを相手にさらすことで、自分のすべてを相手に許す、そういったような意味を持つポーズだ。
キャナリタはまだ年齢も幼く、年の頃も十代前半といった少女なのだが、それでもいまは、ナナーシのペニスを受け入れることが出来る女として立派に開発されている。
だからこうして、おなかをナナーシに見せるように仰向けで寝ころぶ姿勢は、彼に可愛がってもらいたいというおねだりの姿勢なのである。
「かまってあげられなくてごめん、」
ナナーシがそういうと、唇を寄せていたエルフィンは察してくれたようで、ほんの少しだけ離れて、彼の腕に寄り添った。
ウルスラも、ナナーシの妨げにならないように股間から離れた。まだ残っていたエリカも、彼が優しくひと撫で、髪を撫でてやるとようやくペニスを手放した。
女三人、ウルスラとエルフィン、そしてエリカを肌に寄せたまま、膝立ちでキャナリタの前に歩み寄ったナナーシは、M字に開いた彼女の股間に腰を近づけていった。
そうすると当然、少しも萎えることのなく天を向くナナーシ自慢の巨根が、少女の割れ目に近づいていく。
「じゃあ、今度はキャナリタを可愛がってあげる。」
仰向けで男を待ちわびる忠犬少女の上に、ナナーシが覆い被さる。そして、少女の細く幼い身体にしては発達著しい、二つのおっぱいに顔を近づけた。
「くうん!」
キャナリタは、自分の胸に関心を寄せる男の、その行動を期待して喜びの声を上げた。
「キャナリタは、からだはまだ小さいのに、おっぱいは大きいよね。」
このキャナリタ、背も低く年端もいかぬ少女でありながら、その胸は巨乳であった。
もちろん、同じ巨乳というカテゴリではあっても、女としての身体が整ったウルスラの巨乳や、線が細いながらも年頃の女性に見合う以上のものを持ち合わせているエルフィン、
そして魔族なんていう少々チート気味の肉体比率で強調されたエリアスタのものとは趣が違う。
あくまでも、この少女らしいアンダーバストと、ずいぶんとふくよかに膨らんだトップから割り出される数値はこの年代の少女にしては規格外であり、
ブラを見繕う際も特注となったくらいだ。
女としてそこそこ成長を遂げた上での巨乳ではなく、いまだ発展途上にありながらのオーバースペック。
小さなゴム鞠のような、手のひらで丸く掴めてしまう大きさのおっぱいであっても、胴の細い少女の身体に付いている時点で立派な巨乳なのだ。
これぞまさしく、ロリ巨乳。
幼い頃を過ごした野生に原因があるのか、はたまた彼女のもって生まれた肉体的資質に理由があるのか、未だ不明である。
後者はともかく、もしもその理由が前者の野生生活にあるというならば、ふくよかな胸にあこがれる世の貧乳女子達はこぞって野に繰り出すだろう。
「・・・・・・・・・・・おっぱいの話題は禁止。」
ナナーシの背後から、薄ら寒い怨嗟の声が聞こえてきた。小さく呟くような声、それが誰のものかは深く考えないようにして、ナナーシはキャナリタの愛撫に移った。
すでに小さく、つんと立ち上がった豆粒のような乳首を、指先で摘みあるいは舌先で転がす。
「あん! ああん!! わうん!!」
充分に、思うがまま乳首を弄んではキャナリタに甲高い歓喜の声を上げさせる。
乳首を味わった後は、真っ白な果実を思わせる二つの乳房。
大人の男であるナナーシがあんぐりと大きく口を広げれば、そのまますっぽりと口に含めてしまうキャナリタのロリ巨乳。
「きゃん!」
キャナリタが、片方の乳房をすべて口に含まれるという、お気に入りの愛撫を受けて嬉しそうに鳴く。
大人の、大きすぎる巨乳では成し得ないこの愛撫。
ナナーシはそのまま、口の中でバキューム気味に乳房を吸い、少女の肌を味わった。
「じゃあ、入れるよ?」
さんざん乳房を吸い尽くしたナナーシは、いよいよ次のステップに移る。
ナナーシの言葉に、はっ、はっ、と発情の短い息を繰り返すキャナリタが、こくこくと首を振って男を欲しがっている。
男はその少女の唇に唇を重ね、ちいさく、いくよ、と囁いた。
同時に、ナナーシの身体に肌を寄せていたエルフィンがキャナリタの肉の割れ目をくぱあと開き、同じくウルスラが広げられた粘膜の中のくぼみに指を差し込んで、
その穴を掻き広げた。どろりと濃い愛液がこぼれる少女の秘芯に、男の背中から回されたエリカの手のひらがその極太のペニスを握り、あてがった。
女達の手によって作られた、セックスの一歩手前。
あとは男が、腰を突き出すだけである。
少女の、小さな膣口に、男の巨大なペニス。
どう見ても歪な、スケール違いの組み合わせ。
このまま進めば、少女を壊してしまうような危うさがある。
暴力的な巨根、そして儚げな少女の性器。
まともな男なら、これから先を躊躇うのかもしれない。
しかしもちろん、ナナーシはそんなことに躊躇はしない。
ずぐにゅううううううううううう!!!!!
「ひぃん!!」
キャナリタは短く鳴いた。
「ななーし! きた、きたぁっ、きひぃぃぃぃっ!!!!」
自分の中に男の存在を感じると、嬉しそうに彼の名を呼ぶ。
そしてあっさりと膣の中すべてを埋め尽くされて、裏返った嬌声を上げてしまった。
「あは、キャナリタったら、もういっちゃったのね。」
その絶頂に手を貸した一人であるエルフィンが、少女の嬌態を見て小さく笑った。
「まぁ、エルフィンかて、いまやったら入れられただけでイっちまうんやないか?」
ウルスラの言葉に、たぶんね、と苦笑で返すエルフィン。
ナナーシは、最初の突入で可愛らしく乱れてしまったキャナリタが愛しくて、何度も何度も、小さな膣穴を極太のペニスで突きまくった。
膣の深さに対してあまりありすぎるナナーシの巨根は、彼女の際奥を突き上げるとその勢いに任せて身体ごと持ち上げる。
そしてキャナリタは、男に突き上げられ、膣穴の隅々までほじられて、獣のような声を上げて善がった。
もっとも、獣は獣でも、いまのキャナリタは狼というより可愛らしい子犬のような鳴き声であったのだが。
「きゃうん! きゃあん! ななーし、ななーしぃ、すき、しゅきい!!」
語彙の少ないキャナリタながら、実際もっとも使用頻度の高い言葉がこの、男の名前と『好き』の2語。
特に後者は、普段はまったく使わない言葉であるが、いざセックスになると普段の反動からか連発する。
それが彼の名前と組み合わさると、ナナーシのハートを鷲掴みにする破壊力。普段の素っ気ない態度とは打って変わった甘え具合だった。
「キャナリタ、いくよ、だすよっ!!」
ナナーシのペニスも、少女とのセックスにもう陥落寸前だ。
「くっ、うううっっ!!!」
「ぁあーーーーーーーーーーーーーっっ!!!」
びゅうっ! びゅうううううっっっ!!!
キャナリタの絶頂の悲鳴、それに遅れることなくナナーシは彼女の膣奥に射精した。
ペニスの根本から、すごい勢いで先端に駆け上がる精液。同時にアクメを迎えたキャナリタの膣の締め付けにも逆らって、
びゅーーーーーっ、びゅくっ、びゅーーーーーーーっ、と何度も何度も射精を繰り返す。痙攣にも似た収縮を見せる膣のその奥に、容赦なく大量の精液を送り込む。
極太ペニスを奥まで咥え込んだ少女の腹は、ペニスの体積に加えて射精された精液の量まで、ぽこりと膨らんでいた。
「さて、次は特盛り姉妹丼一丁といこうか。」
アクメに一時気を失ったキャナリタに、ちゅっちゅっ、とキスを繰り返しながら、彼女の膣に繋がった陰茎から、まだまだ精を出し続けていた。
ナナーシがようやく、深い息を吐いて射精を終えると、先の言葉を残り三人の女に向かって言った。
もちろんその三人とは、ウルスラ、エルフィン、エリカのことだ。
ちなみに、言い忘れていたがこのウルスラとエルフィンは姉妹である。昔々、幼い頃に生き別れた姉妹であり、血を分けた本当の血縁なのだ。
そしてその二人の出生の秘密をたどると、さらにエリカも実は彼女らの妹であることが判明。
奇しくも、勇者一行の三人が実姉妹であり、竿姉妹でもあるという状態になったのである。
「好きですねぇ、姉妹丼。」
次女のエルフィンが、ナナーシの提案になかば呆れて言った。
「まぁ、血の繋がった姉妹をいっぺんに喰うっての、男は燃えるらしいからなぁ。」
長女のウルスラが応じると、
「・・・・・・・・・姉妹がいたら全部喰いたい、完食コンプリート精神。」
と三女のエリカが宣った。
女どうし姉と妹、姉を抱いたならば妹も抱いてやりたい。
姉の膣を味わったのならば、抜いたペニスも乾かぬ内に妹の膣も貫いて、その肉の違いを比べたい。
姉妹が二人だけでなく、三人ならばなおさら、もう一人をのけ者にするわけにもいかない。
そんな男の贅沢を叶えるのは、三人同時の特盛り姉妹丼しかありえないわけだ。
「それじゃあ、私たち姉妹を引き合わせたオチンポさんに、三人そろってご奉仕しましょうか。」
エルフィンが言うと、エリカが黙ってオッケーサイン。
いまだキャナリタの膣にはまりこんでいるペニスに手をかけた。
ずる、ずるる、とぐちゃぐちゃの音を立てて引き抜かれるペニスは、射精のあとであっても萎えた気配がない。
ぐぽ、とペニスがキャナリタの膣から抜きはなされると、どぷ、ごぷ!と逆流する精液の塊。エリカがキャナリタのおなかに手をやり、軽く押しただけでも、
ポンプのようにどろどろと白濁の粘液を吐き出した。
立ち上がるナナーシ、その足下にひざまづく三人の女。
「このオチンポが、私たち姉妹の処女を奪ったんですよねぇ。」
エルフィンが、天を向く巨根に手のひらを添えて、感慨深く思いを巡らせる。
「もとはバラバラに育ったウチらを、三人そろえて女にしたんや、スゲェ運命感じる。」
エルフィンの手に重ねるようにウルスラも手を添え、二人してペニスを撫でさする。
「・・・・・・姉さん達と一緒に、このペニスに抱かれることが出来て、わたし、幸せだよ。」
離ればなれの姉妹、このまま二度と会うこともないと絶望した頃もあった。幼いあやふやな記憶を、姉妹の血のつながりを取り戻してくれたこのペニスに、
エリスは深く感謝していた。
「って、おまえらチンコにばっかり話しかけないで、いろいろと努力した僕にも感謝してよ!?」
ナナーシが言った。
確かに、姉妹の過去を明らかにし、姉妹の証を捜し出したのは、ナナーシである。
幼い頃に引き離された姉妹は、長い間別れてしまったために、すぐそばにいる姉妹を認識できないでいた。
彼がそれを突き止めてこそ、三人は自分たちが姉妹であることを思い出せたのだ。
「あたりまえやろ、ナナーシにはほんま、感謝してる。」
「ちょっとした冗談ですよ、気を悪くしないでくださいね。」
「いじけるの、みっともない。」
「くそう、これからおもいっきり犯してやるからな〜っ!」
ナナーシは叫んだ。むろん、女達も望むところ、きゅん、と子宮を疼かせた。
女三人が重なって、縦に一列の性器を並べた。
仰向けになって股を広げたエルフィンの上に、エリカが覆い被さった。肌と肌を密着させ、腰が並ぶと、ちょうどエルフィンの秘唇の上にエリカの割れ目が並んだ。
そして、二人の上に、長身の姉、ウルスラが跨がった。手足を伸ばしたまま四つん這いの姿勢で、妹二人の上に重なった。
そうすると、エリカの尻の上にウルスラの褐色性器が乗り上げる形になる。
「うむ、壮観だなぁ!」
それらを一度に眺めることが出来るナナーシは、そのように絶賛した。
姉妹の膣が縦に三連、どの穴からでもお好きにどうぞ、と差し出されたのだ。どの穴もすでにぐっしょりと濡れていて、すぐにでも挿入OKな、男のためのセックス穴だ。
「じゃあまずは、いちばん下の妹さんからいこうか。」
この場合の一番下は、いまの姿勢で一番下に敷かれているエルフィンのことではなく、末妹のエリカのことらしい。
「・・・・・・・・・・きてきて、はやく。」
二人の姉に挟まれて身動き自由ではない彼女ながら、わずかに腰は動くらしく、くい、くいと尻を蠢かせて男を誘う。
愛液にぬめり緩く開いた陰唇がふるふると揺れているさまは、ナナーシでなくとも男であれば目を惹きつけられる光景だろう。
川魚を誘うルアーフィッシングの疑似餌のようなものだろうか?
ナナーシは、その小さな動きに誘われるように、エリカの肉襞の隙間にご自慢のペニスをあてがうと、少しだけ腰を突きだし、ずぶりと亀頭を埋め込んだ。
「はわっ!」
挿入したといっても、亀頭の傘の部分まで。彼の巨根からすれば先端のたった数センチ程度である。
しかし、たった数センチ、されど数センチ。大きく傘を張った亀頭は、武器にたとえるならばヘビーメイス。棒の先に鉄塊が付いた、巨大な棍棒といったところだろうか。
エリカの膣、その入り口に進入したメイスの鉄塊は、それ以上深く潜り込まないまま、その位置でぐりぐりとこねくり回される。
「わっひゃああああっ、ひっ、ああっ、そこ、そこだめぇっ!!」
ちょうど、膣道入り口付近にある彼女のGスポットが、巨大なエラの亀頭でひっかき回されると、普段寡黙なエリカもついつい大きな声を出してしまう。
「エリカもいきなり飛ばすなぁ。」
「まぁ、魔王を倒すまでってここしばらくお預けでしたからねぇ。」
妹を挟む格好で、二人の姉が会話する。
飛ばすといっても決して、エリカが主導しているわけではなく、あくまでもナナーシに弄ばれる形になっているのだが、そのこと自体はいつものこと。
ここで言う『飛ばす』とは、感じ方がハンパないってことだ。
「ああ〜〜っ、ああっ、ひぃいん! ななーし、ななーしぃっ!!」
スポット攻めでガツンガツンと性的耐久度を減らされて、どんどんアクメに向かって突き進むエリカだが、このまま逝きたくない、というのもまた彼女の気持ち。
「ねぇっ、おねがい、おくまでぇ、おくまできてぇえっ!!」
やはり、自分のなかをすべて男で満たされたい、そう思うのは愛する男に抱かれているセックスならではだろう。
「了解、りょーかい、」
ナナーシにしても、彼女を焦らすつもりでいて結果的に自分も焦らされていたわけで、彼女の望みにもすぐ対応。
ずぶぶーーーーーーーっ!!!
「ひにゃああああああああああああああああああああっっ!!!!」
ペニスが膣の奥まで挿入されると、それに併せてエリカの悲鳴が上がった。
きゅうきゅうと締まるエリカの小さめな膣は、一気に進入してきた巨根を、ざわざわと膣襞をざわつかせて歓迎した。
「エリカのまんこ、すごい気持ちいい!」
この膣壁、肉襞のざわつきは、滅多にない極上の名器であった。ミミズ千匹、いや、ミミズ万匹というべきか。
いや、膣入り口の強烈な締め付けを加味すると、イソギンチャク、あるいは触手モンスターのローパーだろうか!?
ナナーシにしてみれば味わい慣れたエリカの性器であるが、そのたびに感嘆する上質の持ち物。
しかしいくら、にゅるにゅるぐちゃぐちゃきゅうきゅうざわざわだからといって、ローパーに例えるのは失礼だろうか。
「ひ!あ!あん!すご、おまんこ、おまんこいっぱい!!
ナナーシのおちんぽで、わたしのおまんこいっぱいかき回されてるよぉ!!」
もう、普段の寡黙な様子もなく、だからといって流暢な長ゼリフでもなく、身も世もなくあられもなく、善がりまくって淫らな言葉を口にするエリカも、もう限界が近い。
「エリカっ! だすぞっ!!」
「きてきて、きてえーーーーーっ!!」
ナナーシもまた限界、彼女に乞われるままラストスパート。
びゅっ、びゅるるるるるーーーーーーーーーっっ!!
「ひぁああああああああああああああ!!!!!!」
ナナーシの大量射精を膣奥で受けて、エリカも絶頂した。
「ああああああああああっっっっっ!!!!!」
どく、どくどくっ、どくーーーっ!! と勢いつけて吹き出す精液はエリカの小さめな性器をあっという間に隅々満たし、勢い収まらずびゅっびゅうっ、と外に吹きこぼれた。
「あいかわらず、すごいなぁ、ナナーシのセックス・・・・。」
「はい、本当に・・・・・・。」
末妹の絶頂の痙攣を、触れ合った肌から直接感じ取った二人の姉は、それが伝播したかのようにゾクリと肌を震わせた。
同時にトロリとこぼれる愛液。ウルスラとエルフィンも、もうすっかり準備万端である。
ナナーシが尿道に残る精液のすべてをエリカの膣に流し込んでひと息つくと、続いて姉二人からのアプローチを受けた。
「ナナーシさぁん、はやく、早く私のオマンコにも、ナナーシさんの太いオチンポ入れてくださぁい・・・・・・、ナナーシさんのザーメン、たくさん欲しいんです・・・・・・。」
エルフィンが、普段の上品さからかけ離れた、淫らな言葉遣いで男をねだる。
ナナーシにすっかり心と体を許したエルフィンのこの姿に、清らかだった頃の彼女の姿を重ね合わせて、ナナーシはますます興奮した。
神聖なものを汚す嗜虐の心が満たされて、ゾクゾクと身体が震えて、ペニスに力が漲った。
「はよ、はよぉハメてぇ、ウチのオメコ、思いっきりずっぷしハメてやぁ〜!」
男に媚びた声を出し、尻を揺らせて挿入をせがむウルスラ。彼女のそんな姿を見る度にナナーシは、彼女とパーティを組み始めた頃のツンツンぶりを思い出す。
男を頼りにすることもなく、戦いだけに専念した彼女。ナナーシのこともパーティ戦力としてしか認識せず、棘のある態度で接してきた。
しかし、魔王の手下達と戦い、幾多の死線をくぐり抜けることで、その関係も変わってきた。
ナナーシに命を助けられ、時には逆に助けてやり、長い旅のいろいろな出来事が重なって、彼を愛するようになったのだ。
それからは、いままでの邪険な態度が嘘のように、彼に甘え、靡くようになった。
『ツンデレ』という言葉の定義にはいくつかあるが、さしずめ彼女の場合は、長らくのツンな態度が転じてデレるようになった、後期発展型のツンデレといえるだろう。
ナナーシは、彼女を抱くときはいつも、昔のつれない態度を思い出し、
(あんなにツンツンしていたウルスラがいまではこんなにデレデレに・・・。)
と感慨深く、女を征服した喜びにゾクゾクと性欲を高まらせるのだった。
「ああっ、もう! どっちからハメていいか、迷っちゃうよっ!!」
なんとも贅沢な悩み。
複数の女を抱く権利を持つ、ハーレム主ならではの悩みだが、これまたハーレム主にふさわしい解決策が用意されている。
自由にしていいのだ。
鍛えられた褐色肌の極上ボディ、ウルスラの尻を抱えて犯すも良し。
神聖な白い肌、母性愛すら感じるエルフィンの腰を抱え込んで犯すも良し。
一人を集中して犯すも良し、気まぐれに、交互に抜き差しを繰り返して犯すも良し。
とにかく、なにをやっても良し。
すべてはナナーシの望むまま、思うがままにセックスを楽しんでいいのだ。
「ようし! 二人いっぺんにやってやるっ!!」
ナナーシの宣言に、二人の姉妹は歓喜の悲鳴を上げた。
まずはウルスラから。
「はぁーーーーーーーーーっ!! ナナーシがきたァ!!」
ずぶぅーーーーっ! と一気に挿入すると、ぞくっぞくぞくっぞくぞくぞくっっ!! と快楽衝撃がウルスラの膣から子宮、背骨を伝って脳にまで届く。
そのゾクゾクする衝撃はそのまま脳を焼き、彼女を最初の絶頂に導いた。
ウルスラの、鍛えられた腹筋も手伝って極限まで引き締まる膣、その堅い入り口を突破し、狭道を押し広げながら突入するナナーシのペニスは、
武器に例えるならば巨大な鎚、城壁を粉砕突破する、攻城兵器の破城槌(はじょうつい)であろうか。
極太の丸太に金属の槌、振り子の原理で打ち付けられる巨大なハンマーは、堅固な城壁にも穴を穿ち、突破する。
ナナーシのペニスがきつく締まるウルスラの膣に突入すると、まるで彼女の腹の奥、子宮口を攻城するかのように、強烈な突きをゴツンゴツンと喰らわせる。
「あっ! ああっ、あああっ、でかい、でかすぎ、ナナーシのチンポ、でかすぎてもう、ガマンできへんっっ!!」
三人の一番上に重なったウルスラは、背筋を逸らせてのたうちまわった。
先程最初の一撃でクリティカルヒットを喰らい、あっさり絶頂してしまった衝撃が尾を引いて、ふつうならそれなりに収まるアクメが少しも引かない。
そのあとも繰り返される破城槌の猛攻に、彼女は連続絶頂状態となって善がりまくった。
尻を男に捕まれたまま、自由になる上半身の巨乳をユサユサと振り乱してアヘ顔をさらす彼女は、普段の男勝りの戦士ではなく、男に弄ばれる淫乱メスへと変貌を遂げていた。
「さて、次はエルフィンの番だ!!」
ウルスラの締め付ける膣道からズルリと巨根を抜き出したナナーシは、勢いもそのまま、一番下にいるエルフィンの性器へ突っ込んだ。
「ああ〜〜〜〜ん!! うれしいぃ〜〜〜〜!!!」
ずぶーーりと、ナナーシの巨根がエルフィンの膣を貫いた。
女達のなかで一番深い膣を持っている彼女は、奥深くまで男を受け止め、包み込むように膣壁をざわつかせた。
同時に彼女もまた、最初の一撃だけでアクメに達してしまった。それだけ彼女もまた、彼を恋い焦がれていたのだ。
「あひっ! ひぁーーーーーーーーっ!」
子宮口をごりっ、と押すように小突かれて、エルフィンがさらに大きく絶頂した。
エルフィンの神聖な性器を突き上げるナナーシのペニス、それを武器に例えるならば、馬上の騎士が使う巨大な槍、ランスであろうか。
疾走する騎兵がすれ違いざまに喰らわす一撃は、武器の重さ、鋭さに速度が加わり、恐ろしい威力になる。
ナナーシは、エルフィンの深い膣道の奥まで届く一撃を、何度も何度も、スピードを上げて突きまくる。
「狂っちゃう、狂っちゃいますっ!! ナナーシさん、すきぃ〜〜っ!!」
膣の入り口から子宮口まで、ズルリと引き抜いてはズブリと突き刺し、ぐちょりと愛液を掻き出してはズドンと押し込む。
長大なペニスと深い膣、そのたっぷりのストロークを素早くピストンし、あるいは腰を回しながら粘膜同士の接触面積いっぱいを使って擦り上げることで、
二人が感じる粘膜快楽は壮絶なものになる。
「ごりごりぃ、オチンポがゴリゴリってわたしのオマンコ擦ってるぅ!!」
きゅうきゅうと収縮する膣穴を押し広げる太竿は、襞の一本一本すべてを押しつぶすように圧迫する。
亀頭先端から進入したペニスはそのカリの膨らみで膣壁をごぼりと押し広げ、エラの内側で一度は膣の締め付けに従うものの、
ずぶずぶと竿が深く進入することでその胴太が再び膣穴を拡大する。
ペニスのその隆起が、長いストロークを使って複雑に出し入れされることで、エルフィンの膣口膣内膣奥すべてを激しく責め立てる。
「わたしのオマンコも、ナナーシさんのオチンポ、ぎゅうぎゅう擦ってるのっ!! オマンコ喜んで、ご奉仕してるのっ!!」
それに加え、エルフィン自身の持ち物が、深い道の途中何カ所かに分かれて強く締め付けるポイントがあり、その強弱がペニスの隆起に絡まるとき、
お互いが極上の快楽を感じることが出来るのだ。
この、彼女の善がりよう、これをたとえば通りすがりの村人が見ていたのならば、いったい誰が彼女の職業を神聖な神官だと看破できようか。
いまの彼女は、愛する男とそのペニス、そしてそれを受け入れている自分の性器にしか頭が回らない、浅ましい淫女でしかないのだ。
「ああっ、もう気持ちよすぎて、ガマンできないってば!!」
堪え性のない早漏野郎、ナナーシが限界を告げた。
しかし無理もない、愛する女達の極上マンコを連続で責め立てれば、彼女らを逝かせると同時に自分も限界向けて突き進む。
ウルスラとエルフィン、二人の美女を絶頂させての暴発であれば、充分釣り合いのとれる射精であろう。
「ななーしさん、きてぇ、わたしのオマンコ、ザーメン漬けにしてぇ!!」
エルフィンは男の暴発を許す、というよりもむしろその射精を望んでいる。なれば、これ以上ガマンする道理もない。
「うおおおっ!!」
どびゅうっ!! ぶびゅうっ! びゅぐぅうううううううっ!!!
ナナーシは思いっきり、腰奥に溜まったマグマを解放した。ものすごい勢いで噴火した白いマグマはエルフィンの子宮を焼き、次々とそそぎ込まれていった。
「はぁーーー〜〜、気持ちいい、すごく気持ちよかったよ、ウルスラのマンコ、エルフィンのマンコ。」
射精の終了とともに詰めていた息を解放し、女達の性器を絶賛するナナーシ。
しかし、というか当然、エルフィンの膣奥に射精したからといってここで中断ご休憩、というわけではない。
ナナーシが絶倫たる所以、すさまじい回復力で、ペニスにはすでに力が漲り、早くも次に射精する精液が大量に蓄えられているのである。
エルフィンの胎(はら)の奥にたっぷりどっぷり射精を果たし、竿の脈動が収まるまで彼女の膣の中に居座ったナナーシは、そのあとすぐに抜き去って、
ネクストラウンドを開始。
ナナーシは次々と、ウルスラとエルフィンの膣を渡り歩き、彼女たちを盛大に善がらせてやった。
もちろん、自分自身も無理なガマンをせずに、射精したいと思ったら遠慮なく射精し、またすぐに女を攻め始めた。
最初に中出しされたエリカもすぐに復帰し、ナナーシは三人の穴すべてを使って犯し続けた。
逝きまくりながらも男の精を欲しがるウルスラの締まる膣、きゅんきゅんとひく付くように蠢くエリカの肉襞、
そしてザーメンまみれになりながらも奥深くまで男を求めるエルフィンの深膣、すべてを代わる代わる犯しまくり、好きなときに好きな膣で射精した。
女達も何度も逝きまくり、休むことも出来ずにまた逝きまくり、気が狂ってしまうかのように絶頂を繰り返した。
いったい誰のマンコに何発出したかなど、ナナーシだけでなく女達の誰もが忘れるくらい、連続連発連射精を繰り返したのだった。
そして、いったいどれだけの時間つながり続けていたのだろうか。
「きひぃぃ〜〜〜〜〜っ! ななーひひゃん、いく、いく、またいっちゃうぅ〜〜〜〜!!」
すでに舌もバカになり、呂律の回らないあえぎ声を上げてエルフィンが絶頂した。
ナナーシもまた彼女に合わせ、そのままエルフィンの膣を使ってラストスパートをかけると、すでに大量の精液だまりと化した彼女の子宮に、
最初の頃と変わらぬ大量のザーメンを放出した。
「あのう・・・・・・。」
と、そんな細い声が聞こえたのは、ナナーシが何度目か数えることを放棄して久しい射精を終えて、さぁまた射精するぞ、と次の膣にねらいを定めたタイミングであった。
逆を言えば、このタイミングでしか外部からの声が聞こえぬほど、ナナーシと三人の女達は一つに溶け合っていた。
声の主は、エリアスタ。すっかり忘れていた。
「えっと、どうしたの?」
ナナーシが、彼女の存在を完全に失念していたことに罪悪感を感じ、少々下手(したで)の問いかけをした。
「あの、お取り込みのところ申し訳ないのですが。」
エリアスタはそこまで言ってから、もじもじと裸体をくねらせて、
「わたしも仲間に入れてほしいんですけれど〜!」
と、切ない声を上げた。
先程から、ロストバージンの痛みも落ち着いて、荒らげていた息も収まった。
しかし今度は、甘く悩ましい性宴を見せつけられて、身体の疼きが高まってきたのだ。
「くぅん、くぅ〜ん。」
と、今度はキャナリタの声。すっかり回復した彼女もまた、エリアスタ同様の放置に、身体を疼かせて寂しい思いをしていた。
「そうだなぁ、せっかくなんだしみんなで気持ちよくならないとだね。」
女にねだられてナナーシがそれをシカトするはずもなく。彼は、求められれば求められるだけ応じることが出来る男である。
そしてナナーシは、エリアスタ、キャナリタも含めた5人の女達とのセックスを再開した。
女達は揃って四つん這いとなり、ナナーシを支点として扇状に並んだ。それを彼は、端から順に挿入したり、あるいは変則的に犯したりと、
充分にその女達の肉体を堪能した。
エリアスタも、先程のロストバージンの痛がりようが嘘のように、ナナーシの巨根に善がり狂った。
「ああ〜〜〜っ! すごい、すごいですっ、このおちんちん、すごすぎですぅ〜〜っ!!」
白い肌をピンクに染め、膣の奥深くまでナナーシに責め立てられてエリアスタは、細い声を裏返しながら何度も果てた。
魔王の娘は勇者に犯され、幸せそうにアクメの声を上げ続けたのだ。
「メロメロにされちゃいますっ! わたし、このオチンポに支配されちゃいますぅっ!!
またいくっ、いっちゃいますっ!! いく、いくっ、いくいくいくっ! いくぅ〜〜〜〜っ!!」
ナナーシの巨根に一度道を付けられた膣は、もうすっかりその逞しさの虜になってしまったようだ。
「きゃひぃ、ひぃん!!」
見慣れたキャナリタの四つん這いも、普段とは違い発情している状態はとてもエロい。
ナナーシは、彼女の獣の姿勢に覆い被さるように自分も獣となって、激しい動物の交尾を行った。
体の小さいキャナリタを後ろから犯すと、四つん這いの上半身を背中から押し込めて、メスを屈服させてからの交尾の姿勢となる。
「あう、あん、あぉーーーーーーん!」
事実、ことセックスにおいてはキャナリタはナナーシに徹底的に屈服し、メスとして逆らえない状態になっていた。
そして、オスの望むままに射精され、それを嬉々として受け入れ、か弱いメス犬の鳴き声を上げるのだった。
そのあとも性宴は続く。
ナナーシは、エリアスタ、ウルスラ、キャナリタ、エルフィンといった、パーティの巨乳構成員を集めて、その大きな乳を弄んだ。
あまり巨乳ばかりにかまけると寂しがりのエリカがいじけてしまうので、育乳にかこつけて彼女の小さなおっぱいを揉みまくり、乳アクメに至らせたりもした。
キャナリタに対して何かと世話を焼くエルフィン、二人を抱き合わせて同時に犯したりもした。姫にかしずく家臣、あるいは我が子を慈しむ母親のように、
エルフィンがキャナリタを抱きしめるところ、ナナーシはそこに混ざって二人の肉体を楽しんだ。
主従丼のような、親子丼のような二人とのセックスは何とも格別で、背徳的なスパイスによってナナーシも大ハッスル。
エルフィンの母性あふれるおっぱいにキャナリタがすがる姿は母子の神聖さすら感じてしまったが、それもセックスで汚す興奮に変えて、
ナナーシは猛然と犯し、彼女らを二人同時に絶頂させたりもした。
まだまだいくよー!
それからも彼らは、何度も何度も交わりあった。
ナナーシは、気の向くまま好きな膣を、それでいてほとんど公平に女達を抱き、射精した。
いったい何回射精したのかなんて、もう数え切れないくらいだし、また、数える意味もない。
お前はいままで食べたパンの枚数を数えているのか?とまではいかないだろうが、それでも女達を愛し、彼女たちから求められるのに応じて
射精をしたナナーシからすれば、何回射精したかなどは問題とならないのだ。
女達もまた、最初の方こそ自分とほかの女達と愛された回数を数え比べてはいたものの、途中からどうでもよくなった。
そんな細かいことを考えられるほどの思考力がなくなってしまうくらいナナーシに愛されて、幸せいっぱいだった。
ただ肉体的な性感だけではなく、彼のひと突きひと突きには、女達に向ける愛情、愛着が感じられる。
女達はナナーシに突き回され、逝かされる度に彼との結びつきを深く感じ、彼への愛情がどんどん増していくのを実感していた。
愛情ゲージで例えるならば、ひと突きで(↑)、逝かされる度に(↑↑↑↑↑)とか、いやもっとすごい跳ね上がりようだろうか。もうとっくにゲージ上限は振り切れてしまっている。
ナナーシとの面識も浅く、出会ったばかりのエリアスタでさえ、彼のことを数千年来最愛の恋人と誤認してしまうくらいの勢いだ。
まぁ、彼女の場合は単純な性格であることも原因の一つではあるが、その思いこみがきっかけになれば、今後はそれが事実として、大きく化けるかもしれない。
かくして彼らは、おおよそ三日間連続でやりまくった。
飯も食わず用も足さず、ただただセックスのみにだけ集中できるのは、彼らが長時間連続戦闘のために肉体と精神を特化させた『冒険者』という特殊な資質を持っているからなのだろう。
しかし、魔王と戦い満身創痍の彼ら、その直後の性宴だったというのにこの体力はどういうことか。
体力持久力をHP(ヒットポイント)に換算してみれば、ほとんど0に近いヒトケタ台だったはずなのに。
これは、女の子がよく言う『デザートは別腹』と同じような理屈で、『セックスは別HP』といったものが存在するのかもしれない。
そうとでも理屈づけないと、とても納得できる現象ではないだろう。
とにかく。
やって、やって、またやって、休まずやって、またやって、またまたやって、やってやってやりまくった彼らはそのあと、一人、また一人とHP(セックス用)切れで眠りにつき、
そのあと丸一日以上、起きてはこなかった。
「というわけで、処女を捧げた相手に着いていくのが魔族の掟、という設定で。」
エリアスタが言った。
『どこでもホテル』が効力を失い消滅すると、眠っていた彼らは元いた魔王城の廃墟に放り出された。
身繕いを始めた一同のなか、まだ衣服を身につけずにいたエリアスタの言葉だった。
本来ならここでウルスラが、設定てなんやねん、とかのツッコミをするかと思われたのだが、彼女は大きなため息をついただけにとどまった。
「しょうがないか・・・・・・。」
ナナーシは、深く、長いため息をついてから、彼女のパーティ入りを認めた。
ウルスラは、だいたいその答えを予測していたからのツッコミ放棄であり、それはほかの女にしても同じことであった。
ナナーシという男が、あれほど激しく抱いた女を簡単に手放すことが出来ない男であるとは承知している。
一度情がわいた女に対する執着力が半端なものではないことは、自分たちの経験上十分理解しているからだ。
故に、この答えは簡単に想像できた。
「ありがとうございますっ!!!」
エリアスタは歓喜して、ナナーシに抱きついた。
「ところで、さぁ。」
仲間に迎えると決まったら、とりあえず聞いておきたいことがある。
「魔王とはいえ、実の父親が倒されたってのに、何であんたはそう、平和そうな顔してるんですか?」
その問いに、平然と答えるエリアスタ。
「そりゃあ、平和な顔にもなりますよ。
あのガンコ親父のせいで、魔族と人類とで対立が続いたんですから。
諸悪の根源がいなくなって、平和の風も吹き荒れるってもんですよ。」
「荒れちゃいかんだろう。」
いちおう、肉親を殺した申し訳なさに、気を使った問い方をしていたナナーシではあるが、あんまりあっさり返答されて拍子抜け。
「とにかく、これで世界に平和が訪れました!
魔族と人間が手を結び、共存の道を歩むのです!
そしてわたしは、あこがれの『こたみか』生活を目指すのです!!」
寒い冬には、こたつに入ってみかんを食べる。暑い夏には縁側でスイカをしゃくしゃくと食べる。
そのような、のんきでのんびりな毎日をだらだらと過ごすのが、彼女の夢だった。
「なんだかなぁ。」
呆れるナナーシ一同を後目に、ずいぶんとウキウキ状態のエリアスタ。
しかし彼女、ふと思い出したように彼らに言葉をかけた。
「あ、あと、父は別に死んだわけではありませんよ?」
なにぃ?!
「ちょっと疲れて、休んでるだけです。あと何年かしたら蘇ると思いますから。」
勇者と魔王の戦いは、まだまだ続く。
エリアスタは気楽に魔王復活を予言しているが、それが現実となったときには彼女が望むようなのんきな生活など訪れないであろうことを、まったく自覚していなかった。
アホの子である。
本格的に撤退の準備を始めた一同のなか、ナナーシがエリアスタに言った。
「さて、僕たちの仲間になったのなら、一つ守ってもらわなくちゃいけないことがある。」
「はぁ、なんでしょうか。」
「僕らのパーティ、女の子はみんなパンチラ要員なんだ。」
ずっ、と女子一同、ドリフ大爆笑ばりのシンクロ具合でずっこけた。
みんなは口々に、教義で定められた法衣なんだから仕方がないんですっ! とか、鎧の裾が長すぎると動きの邪魔になるから仕方がないんや、とか、
術式に関わる黄金律でこの長さが最適なんです、とかいった風に、自分たちのスカートが短いいいわけを始めたが、ナナーシは特にそれを聞くわけでもなく。
「だから、エリアスタの、あのスケイルアーマーは禁止。」
「ええっ、じゃあ、わたしはしばらく全裸ですか!?」
さすがにそれは不味いなぁ、とナナーシは唸った。
ちょうどそのとき。
「こっちの宝箱、お誂え向きのもんがはいっとったで。」
宝箱の開錠をしていたウルスラが、その中身を持ってきた。
それは、ずいぶんと豪華な作りのドレスだった。白を基調とし、着るものを美しく見栄えさせるであろう、極上のドレス一式だ。
「これは、すごく綺麗なドレスなのです、気に入りました!」
「ええ〜っ、これ、スカートの丈がすごく長いじゃん。」
あんたは黙っとき、とウルスラがナナーシの言葉を封じて、その着付けを手伝った。
ドレスだけではなく、ブラやパンツ、ガーターベルトやストッキングなどもセットになって入っていたらしい。
「これはすごい、なんだか防御力まであがった気分なのです!」
ドレスを着終わって、上機嫌のエリアスタ。
かかとほどの丈があるスカートではパンチラは望めないものの、彼女の可憐さは申し分なく、ナナーシもまんざらではなかった。
エリアスタという新しい仲間を得て、これからの旅には新しい風が吹くだろう。
ナナーシは、これから始まる新しい冒険に思いを馳せ、わくわくと胸が躍るのを押さえることが出来なかった。
さぁ、冒険の始まりだ!
「きゃああああっ!!」
突然、風もないのに、エリアスタの長いスカートが大きく捲れあがり、レースがあしらわれた上品な下着が丸見えとなった。
パンチラどころの騒ぎではない、パンモロである。
しかもその現象はそのあとも、警戒する彼女の隙を突いてたびたび起こり、そのたびにナナーシに白いレースの下着を披露することとなった。
でろれろれろ〜ん。
そのドレスは呪われていた!!
END OF TEXT
以上です。
勇者ポーカー、楽しんでくれた人もいたようで嬉しいです。
ご迷惑をこうむってしまわれた方、すいませんでした。
ちなみにSSの開始は
>>68からです。
長らくスレをリロードしていなくて、たまたま見たらなんかでかいのが投下されてるな、といった方は、
>>53を御覧いただき、
読んでみるかNGするか放置するか、ご判断願います。
ポーカー作る前に劇場版仮面ライダーWを見に行ってたら、おそらくネタに組み込んだであろうOOO。
キャナリタ、キョロハコンボ。
【巨乳】! 【ロリ】! 【はいてない】!
キョ・ロ・ハ! キョロハ! キョ・ロ・ハ!
(串田アキラボイスで。)
RTGJ!
兄さんお疲れッス。
ダブル役満引いた当人です。
お疲れ様でしたっつーか有難うございましたっつーか。
面白かったwww
ちょっ、なにこれGJ!
そんなにパンツが好きか?!
読んでみたらサクサク読めた100kbスゲェ。
TRPGとかゲームネタ多めで俺の趣味にマッチした。
面白かったよお疲れ様!
エリアスタのロストバージンが不憫だった。
>>101、GJGJ!!
サバ缶と抜刀牙が笑えたw
>101
GJ!!
俺の方はまだまだまだまだ書き上がりそうにないぜ!
その上全然ハーレム(複数H)にならねぇorz
俺、ハーレム書く才能が無いみたいだ・・・
Samen NY
2011年、○月×日 アメリカ、ニューヨークのある田舎町で日本のAVビデオのクルーが行方不明。消息不明。
まるで地獄だ。いつの間に田舎町から奈落の底に紛れ込んだのか。
アメリカに来ていたAVクルーの汁男優「汁川 剛毅」はそんなことを考えながら夜道を走り抜ける。
ニューヨークのある田舎町にある、新興宗教の儀式。・・・それをクルー達は乱交パーティだと聞いていたのだが
どうも様子がおかしい。
クルーたちも外人の乱交を撮影していたのだが、女性は男性が勃たなくなるにつれ、男性の首を絞め始め、やがて男性は動かなくなった。
物音を立てたクルーに気づいて、襲い掛かり、皆とはぐれてしまった。
逃げる途中で町中のありとあらゆる年齢の女性が男性に襲い掛かり、枯れるか腹上死させるまで犯しているのを目撃した。
はやく皆と合流し、脱出しなくては・・・あせる汁川の前に「Police」の文字が映った。あの建物は交番のようだ。
ここは安全かもしれない。汁川はその建物に飛び込んだ。
「た、たすけて!あ、ええっと、『Help me! I get raped!』」
叫んでも返事は無い。もぬけの殻のようだ。よく見ると窓ガラスがわれ、扉も壊れかけで立て篭もることも出来そうにない。
汁川ががっかりしながら、交番からでる。
そのとき、急ブレーキをかけ、パトカーが汁川の前に止まる。
降りてきたのは金髪で巨乳の婦警。街中で出会ったらなら、軽く口笛を吹くくらいの美人だった。
だが・・・目が、目が欲情しきっている。
婦警は無線に向かって何かを呟く。『了解、射精させます。』、英語だが、そう聞こえた。
無線を置くと婦警は汁川に飛び掛ってきた。
辛くも汁の多さを武器に婦警を気絶させた汁川。
だが、その後も飛び掛ってくる、金髪美女達。
ナース、スチュワーデス、メイド、水着美女・・・etc
やがてその狂気は旅行代わりに日本からつれてきていた幼女にも感染し・・・
って感じなもの思いついたけど・・・
既にエロゲで似たようなの出てたんだな。内容は知らんけどタイトル的に。
日本のエロゲ業界ぱねぇ。
>>107 君には、一人一人を丁寧に書く素質があるんじゃないか?
そしてその素質に根気が加われば、極上のハーレムSSだって夢じゃない。
その手のは容易にハーレム主以外の男が参加しそうなのがネックだからなぁ
途中で抱かれようがなんだろうが
最終的にハーレムならハーレムです
※個人により差異があります
勇者ポーカーの話ねってねってねるねるねるねしてて今更な質問だけど
役にならなかった属性は使っちゃダメ、て事はないよね?
>>113 問題ないんじゃない?
製作者自身のSS読むと、役に立たなかったシャープとかツンデレまで拾おうとしてるみたいだし。
>>113 役はあくまで魔王倒せるかどうかのチェックだし。
属性は余す所なく使わないとMOTTAINAI
>>113 どちらかと言うと役にならなかった属性の方が使いやすいと思った。
ばらけている属性はそのキャラの特徴になるし。スリーカードの余りとか。
いやこのすれでいいやん
>>101 亀だがGJ
クロコダインと流れ星・銀の技を使うキャナリタはかなり戦力になるな
アホの子エアリスタもいいが、もう一人の娘も気になる
どっかから電波が飛んできた。
元キリシタンの隠れ里。
今や過疎で教会も無人。
そんな村人たちの切なる願いに信仰に燃えた若き神父が立ち上がった。
しかし村人は信仰よりも村の存続(子作り)に熱心で。てか男神父ぐらい。
「だから!!神父てのは別名『童貞』っていうの!NO SEX!!」
「黙ってれば大丈夫ですょぅ」
「主はおっしゃいました。『産めよ増やせよ世に満てよ』と」
「『汝姦淫するなかれ』!!ふしだらなことはダメ!」
「誰とでもじゃないです。ふしだらじゃないです」
「そうそう、それにロトなんか実の父娘、それも姉妹2人と」
「あと、アブラハムは妹だけでなく、そのメイドも孕ませ」
「聖書ーっ!」
「……『嫉妬』は大罪……みんな仲良し……修羅場は無縁」
「聖職者ですもの、私たちの『初夜権』がおあり、ということでは?」
「責任を、とか妻に、なんて望みません。『女友達』で満足します」
「そこ、さりげなくフランス語でネタふらない」
「あ、じゃあじゃあ、二千年ぶりに処女懐胎てのは?」
ゴン
「あーん、神父さまがぶったぁ」
「ぼく……望まれるなら、鞭も聖水も平気、だよ?神父さまが秘蹟をお授けくださるなら、ぼく、我慢する」
「あーもう、そっちも勝手に変な覚悟かためない」
「煮え切らねぇ奴だな!あんたは懺悔にきたオレたちに愛を教えりゃいいんだよ!!隣人を愛せって神様がいったろ!?」
「……上になるのはリリスのやり方で悪魔的。男性が押し倒すべき」
「懺悔もいいわね。暗くて狭い密室で二人きり、エロ妄想言い放題♪」
「主よ…交流なき山村ゆえ教えも歪んでしまったのです。罪深き子羊をお許しください」
「あ、羊って具合いいんですって♪私たちも今日から神父さまのひ・つ・じ」
「羊……剃 る の か ?」
「ええっ!!わたしまだ……あの、あと二年待っててくださいっ」
だとか。
先生怒ってないから、電波発信者は名乗り出なさい。
電波発信者のハーレムか。
……どっちが!?
>>120 素晴らしい!早く小説にまとめる作業に戻るんだ!
123 :
名無しさん@ピンキー:2010/09/16(木) 22:31:08 ID:rg5F9WOX
田代のフラッシュ、あほみたいに見てたな。
7・8年前か?
おっと。
ととモノ3。で妄想爆発させる予定だったのに延期してた・・・
ととモノ開発スタッフ入れ替えになったらしいけど今度こそまともなバランスになるのかしら
出来次第によっては誰得仕様なps3版も買ってやらんこともない
男の娘宣伝してたあのゲームか
百合とホモのハーレムになるな
百合は関係ない気が……
双子姉妹が主人公を取り合って誘惑合戦、最後は二人まとめていただかれちゃう展開は王道だよね。
ととモノ買うつもりだけど欠点はあれだね
好きなキャラと嫌いなキャラ一人ずつ設定するみたいだから
全員好きーって設定できないのが寂しい
嫌いなキャラ作りたくないし主は相性設定しないしかないかー
>130
そんなん、「好きなキャラ・女」「嫌いなキャラ・男」にでもしておけば。
え?
アイツの事、キライだったはずなのに…っめ妄想の王道だろ?
ところでみんな、“卓上ゲームエロパロ総合スレ36”を見てくれ。だいたい544-545あたり。
……見ましたか?
つまり、『城ハーレム』というのはどうだろう。
ヘポイのネタとか?
>>133 さすがにそこまで斜め右上の発想は出来ないのでもっとノーマル
なネタでお願いしたい。
>>133 大坂ちゃん:大切に育てられたおっとり巨乳ちゃん。でもハーレム主の策にはまって丸裸に
小田原ちゃん:大柄なのんびり屋だが主のジラシプレイに陥落
千早ちゃん:小柄な運動神経抜群娘。過去言い寄る男を幾たびもはねのけてきたが…
違うと思うが俺は気にしない
忍ちゃん:水攻めにも我攻めでも落ちなかった。
ハーレム主はどうやって落とすのか見物である。
城ハーレムの問題は、熊本ちゃんがキン肉マンマリポーサの心遣いにくらくらしている事なんだ。
まあ、姫路ちゃんと名古屋ちゃんはまとめて頂くんだけどね。
夫婦城は百合っ娘か
どうにも城は、どっしりと構えて土地から動かない印象があるから、
各地のお城擬人化娘をハーレムに入れたとしても、全員集合させるイメージがしにくいなぁ。
城を擬人化した城姫がヒロインのラノベがあったな
せがたさん城
ハウルの動く姫路城
ハーレムというよりは現地妻って感じか?
たしかに現地妻とハーレムは違うかもな
でも全部このスレでいいじゃない!
もう暗黒太極拳が出てくるアニメでいいじゃない
妹姫もゲームでは各自別居だった
>146
太極拳ハーレムか。陳氏とか忽雷架とか玄人向けだな。
なんかセングラっぽいの想像した
と思ったら更新しない間に同じ意見がw
>>148 >陳氏とか忽雷架とか
で「拳児」を思い出したんだが、あれと「うしおととら」は
脳内で裏話捏造してハーレムマンガだと思ってる
152 :
夜に来る悪魔:2010/09/21(火) 22:57:10 ID:lHdfW+iF
決まって土曜日の夜10時、彼女たちはやって来る。
僕の部屋に置いた姿見の鏡がその出入り口である。
鏡の表面に波紋が浮かび、ゆっくりと滑るように現れたのは
双子の悪魔、リルとミリルである。
「よく来たね」
そう言うと眼鏡をかけた大人しい姉のリルがペコリと会釈する。
「これがお仕事ですから、魔王様」
快活な妹のミリルは不敵な笑顔を浮かべる。
そうなのだ、僕は魔王。正確にはまだ目覚めを待つ身の魔王の生まれ変わりだ。
彼女たちはその身体で僕が魔王として覚醒するためにここに来ている。
だから初めから彼女たちは、その思春期の少女のような裸体に何も身につけてはいない。
まあリルは眼鏡をかけてるわけだが。
「魔王様、しよ?」
リルが僕の手をとり自分の秘部に押し当てる。
そこは既に熱いぬかるみと化して、なんら抵抗なく指先が秘穴に飲まれていく。
「姉さん最近ずっとこうなんです。もう魔王様に抱かれることしか考えてないの」
そう言ってミリルも反対の手をとって自分の秘部に押し当てる。
無毛のそこは姉同様に蜜を溢れさせていた。
軽く穴の縁をこすりあげるだけで二人の身体がビクンと跳ねる。
まるで離せば倒れてしまうと言わんばかりに握られた手に力がこもる。
「もうイったのか? 無様だな」
「あはぁ……はぁ……んく!」
「魔王っ様っあぁ!!」
ガクガクと腰が震えて目は焦点が合わない。
こんな二人も出会ってすぐは一方的に責める側だったのだが。
そんなことを考えていると、二人の肉壺がキュウキュウと指を締めあげて
そしてゆっくりと弛緩していった。
「お前たち大分イきやすくなったみたいだな。
まだ前戯ですないぞ?」
「…………いじわる」
「……魔力が強すぎて……感じすぎちゃうんです…ん…」
腰の抜けた二人がしなだれかかるのを抱えてベッドに寝かせる。
「もうかなり覚醒が進んでるってことかな」
「まだ序の口」
「本来なら私たちくらいの中級悪魔など、見つめられただけでイっちゃいますよ」
だから、と言いながらミリルは俺のイチモツへと頬を寄せる。
「もうすぐもっと上位の方に来てもらうことになります」
そう言ってその赤い舌がイチモツを舐めあげる。
それにつられてリルもまた妹とは逆のほうから舌を這わせ、亀頭が包み込まれる。
二人は寝そべったまま、枕元に座った俺の股間に少女の顔がうずめられている光景。
153 :
夜に来る悪魔:2010/09/21(火) 22:57:41 ID:lHdfW+iF
犯罪的ですらあるそれは、この世のものとも思えない悪魔の饗宴だ。
舐め、咥え、吸い、しゃぶり、すすり上げる。
双子の息の合った奉仕にあっという間に限界まで達してしまう。
だがそれは魔力を敏感に感じとる二人にとっても同じで、フェラチオだけで
彼女たちは腿をせわしなくこすりあわせて、イくのを耐えている。
「……出すぞ」
その合図と同時に二人は顔を寄せ合って、鈴口から吹き上がる精液を受け止める。
幼げな顔立ちの全てが白く濁り、開けた口にはビチャビチャと白濁が溜まっていく。
「んくんっ、魔王様のがいっぱいぃ」
「んきゅっ、ぷはぁ……はぁ」
眼鏡をかけていて目を開けていられるリルが妹の顔についたザーメンを舐めとると
お返しにミリルも同じようにリルの顔からザーメンを舐めとってやる
そうして清め終わった姉妹の眼差しは、なにやら熱に浮かされたようになっていた。淫靡という言葉では足りない痴態に、唾液と精液にまみれたペニスが
再び鎌首をもたげ始めると、心得た様子の姉妹はそっと重い身体を起こして
抱き合うような姿勢で上下に重なり、そのヌラリと輝く密やかな穴を向ける。
「魔王様」
「今度はこちらをお楽しみください」
空気に触れてヒクヒクと動く貝から蜜がこぼれ、熟した果実を連想させる。
非常に敏感なそこを蹂躙すればどんな反応をするか、確かめるため手を伸ばす。
「ひゃん!?」
「姉さん?」
案の定、尻の肉をグイと押し開いただけでリルは発情の度合いを強めてしまう。
その膣の入り口にペニスの先端をあてがうという間すらなく、潜りこんでいく。
「ひぃぃ!!」
柔らかい秘肉が根元までイチモツを飲み込んでいくと同時に、急に締まり始めて
快楽を生み出していく。蠢きとすら感じるその襞の反応に射精欲求を呼び起こされつつも
最奥に鎮座する子宮の入り口が亀頭の先端にあたる。
「ひゃあぁぁ……」
無数に絶頂が連鎖することを知っているリルは、この状況でも絶頂を耐えて身体を震わせている。
その膣穴から勢いよく引き抜いてやると、それもまた体内を流れる快感の奔流となって、
声なき悲鳴となって口から漏れる。
「姉さん、しっかり」
「心配してる場合か?」
言うやいなや舌になっている妹のミリルの膣穴へと一気に根元まで叩き込む。
「んきゃああぁあ!?」
ゴツンと子宮口を打たれる衝撃に遅ればせながら肉襞がペニスに絡みつくも、
やはりすぐさま引き抜いていく。
154 :
夜に来る悪魔:2010/09/21(火) 22:58:05 ID:lHdfW+iF
姉、妹、姉、妹、姉、妹、姉、妹、姉、妹、姉、妹、姉、妹。
叩きこまれる度に絶頂へと押し上げられ、引き抜かれるたびに深みへと落ちていく。
暴力的な快楽が打ち込まれる度に可愛い悲鳴がリズミカルに耳を楽しませ、
姉妹は互いの身体をしっかりと抱き寄せて朦朧とする意識を保とうとする。
だがそれもいい加減限界だ。
「おほぉぉぉ……」
「へぁぁぁぁ……」
悲鳴から知性の気配が消えていく。もはや精神がすり減ってまともに機能していない。
(もういいか……)
頃合いと見た俺はついにミリルの子宮口へとギッチリ亀頭を押し当て、
濃縮に濃縮を重ねた魔力入りのザーメンを流し込んだ。
「……! ……!?」
ミリルの手がリルの背中に食い込まんばかりに力が入る。
そして子宮からザーメンが溢れ始めると途端に両手がズルリと落ちていった。
限界まで膨れ上がった子宮の衝撃が意識を奪ったのである。
だがまだ射精は終わらない。すぐさまミリルの弛緩した膣穴からペニスを引き抜き、
リルの膣穴へと吹き上がるザーメンごと叩きこんだ。
「お……!?……こ……!」
吐き出されたザーメンが襞の一枚一枚にまで染みついていき、
妹同様に子宮をザーメン袋に変えられる驚異。
リルは背中を海老反らせながら絶叫する。
「まおさ…! らいすき……!! らいしゅああああ!!」
そして糸が切れるように意識を失っていった。
毎週土曜日夜10時、それはもう一年も続く魔王に覚醒するための儀式。
犯して貪って、今日もまた人の道を外れて行くのだった。
おつです
短いけど面白かったぜ
>151
どっちも捏造は不要だと思うんだが。
拳児のほうは捏造しないと無理じゃねw
>>152 乙〜
>姉、妹、姉、妹、姉、妹、姉、妹、姉、妹、姉、妹、姉、妹。
でなぜか太郎の男女が脳内再生されちゃった。
夜な夜な起こる、ズシンズシンという音源をたどっていくとそこには・・・
舞台は中世が終わるくらいのファンタジー世界。ドラゴンがおり、人間より賢く凶暴と言い伝えられている
人里を荒らすドラゴンを倒せばドラゴンスレイヤーと、ドラゴンを手なずければドラゴンライダーと称えられる
そんな世界で語り継がれる英雄がいた。彼は王都に生まれ近衛兵長をしていたが王暗殺の犯人にされ
ドラゴンのうようよいるとうわさの山へ捨てられてしまう。数年後彼はなんと5匹もの竜を従えて王都へ戻ると
王を暗殺後次代に就任し民衆を重税で苦しめていた大臣と腹心たちを数秒で全滅、英雄になった
しかし彼がどのようにして5匹もの竜を従えたのかは未だに不明……
みたいなのを考えながら寝ることにした
近いような近くないようなのは考えたことがある。
ドラゴンに守護されると伝えられる王国が、敵対する帝国の侵略で滅ぼされる。
生き残った若き騎士は、王国を守護するとされていた3頭の伝説のドラゴンの力を得、
諸悪の根源に立ち向かう…
うん、やっぱり違うな。
ドラゴン?もちろん人型に変身しますよ?
え?それってじょうしk
このあいだ人間に変化出来るドラゴンを変化させずにドラゴンのままコマすエロゲをやったとこだ
全部ドラゴンだと変化に乏しい、と、四性獣にしたいところだが……
カードゲーム『スリードラゴン・アンティ』には何種類ものドラゴン(やドラゴンもどきや冒険者や魔物)が出るから……
……問題は、自分の場に三枚しかカードをおけない事か。
>>162 王2か?
スレ的にはあんまりおすすめ成分無かったけどな
白黒青赤緑とか5種類(みんな吐くブレスが違う)にして性格や体格がみんな違えば無問題
むしろ11種くらいあっても足りん
遊戯王あたりで、サイバーなんとかドラゴンとか新種(珍種)のドラゴンが量産されてるしなぁ。
バジリスク娘の視線には毒があり、彼女に見つめられたおちんちんは萎え萎えになってしまうという。
そこは石のように硬くなるだろ
ドラゴンといえばDODのカイムもある意味ハーレムだったな
・人間を見下していたが徐々にカイムにデレていくドラゴン
・兄(カイム)を愛しているが世界を救う女神として女の幸せを禁じられ、心の中はドス黒くなっていった妹
・少女の怨念がとりついており、手にすると腕を切り落とされるという呪われた剣。
呪いを防ぐには「剣にとり付いた少女を魅了すること」だがカイムは難なく使っている。ということは…
まあカイムはドラゴンにしか眼中にないんだけどね!
なんだこれは!?どうしろと言うのだ!!
コーン コーン コーン
↓ハーレムフィルターON
なんだこれは!?どうしろと言うのだ!!
○○クーン ○○クーン ○○クーン
………あれ?よりホラーチックになってね?
>>171 ヒロイン全員が猟奇殺人鬼捜査官の主人公を中心とした追いつ追われつハーレム
ヒロイン全員が重犯罪者
精神科医の主人公を中心とした刑務所ハーレム
ヒロインがハーレム乱交現場に乱入して「ここか……祭りの場所は」とか言いだしちゃうのか
>>170 とあるEDは妹だらけのハーレムエンドだったな
受けた魔力を無効化し全て精力に変換してしまう特異体質の主人公
バジリスク娘に睨まれてはギンギンになり
セイレーンの歌を聞いてはギンギンになり
ドラゴン娘のブレスを喰らってはギンギンになり
魔女の作った毒薬を飲まされてはギンギンになり
弱点はミノタウロス娘などの怪力系
因みに、ミノタウロスの女性は体つきも胸もデカくて牛の角が生えた美女なんだぞ。
よくファンタジーに出てくるような粗暴な怪物は、ミノタウロスの男が人間の女に産ませたハーフだとか。
中国の四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)の娘化はよく見かけるが、四凶(こんとん・とうてつ・とうこつ・きゅうき)に関してはそれほどメジャーじゃないな。
四悪神をハーレムに持つ主ってのも大概だけど。
ちなみに『娘化』の読みって、『にゃんか』でいいんだよね?
元ネタがあれだからミノタウロスの女ってなかなか想像しづらいな
そこはそれ、牛は牛でもホルスタインのような巨乳さんで、首からカウベル下げてるお姉さんでいいんじゃなかろうか。
>180
なかろうか、じゃなくて、それ一択なのだ。すまない。
ホルスタインのお姉さんは、丑年の年賀状でよく見かけるな。
ある日、神様が、いろんな動物娘さんに声をかけて、
「元旦に俺んちに来たやつは、俺のハーレムに入れてやんよ」
と言いました。
神様がそういうので、女の子たちは「きゃっ☆ 神様のハーレムに入れてもらうチャンスだわ!」と喜んで、元旦に向けて準備を始めました。
動物たちの中で、最も腹黒いといわれているネズミ娘さんは、ここで一計を案じました。
友達の一人、猫娘さんがたまたま席をはずしていたので、神様のお誘いを聞いていなかったのです。
「ムフフ、この際、あの邪魔ッケな猫娘にはディスられてもらっちゃおう!」
狡賢く小回りのきくネズミ娘さんは、神様の話をただ一人聞いていなかった猫娘さんに声をかけます。
「実は、アタシが持っている千葉の遊園地で、正月特別イベントがあるんだけど、猫娘ちゃんを特別に無料招待しちゃう!」
千葉にありながら東京と言い張る遊園地の正月イベントは、なかなか豪華なものなので、それに招待された猫娘さんは大喜び。
「ネズミ娘ちゃん! ありがとう!!」
騙されているとも知らない可哀想な猫娘さんは、意気揚々と千葉に向かって出かけてしまいました。
そしてさらに、腹黒いことで定評のあるネズミ娘さんは、いかにして楽をして神様のところに向かうかを考えていました。
すると、ホルスタインの乳を持ち、首からでっかいカウベルをぶら下げた牛娘さんを見つけました。
彼女はなにやら、大八車を用意しています。
「牛娘ちゃん、それはなに?」
ネズミ娘さんの表向き善良な笑顔にすっかり騙されている牛娘さんは、問いかけに素直に答えます。
「これは、神様に飲んでもらう私の牛乳を持っていくんだ〜♪」
そして、牛娘さんは、
「これだけの荷物を引っ張っていくから、早めに出発しようと思ってるの。」
そういって、まだ元旦まで時間があるというのに、早々と出発してしまいました。
これだ! と狡いアイデアが閃いたネズミ娘さん、牛娘さんが引っ張る大八車の中からミルクタンクを一つコッソリと下ろし、開いたスペースに自分が入り込みました。
このまま牛娘さんに運んでもらい、ゴール直前に飛び出してあたかも自力でたどり着いた風に装う腹でした。
とか。
なんだろう、ネズミ娘に殺意しか沸かない
神様はお前は魔王マーラかと総突っ込みを食らいそうなご立派様の持ち主で
ひぎぃでらめぇな目にあわせたくなるな
むしろ魔王マーラが神様か
そして一番にハーレムに入れてもらったネズミ娘は、神様のちょー悪魔級に鬼畜なモノで
初体験を味わうのでした。
「ひぎいぃぃぃぃぃ! そんなの入らないぃぃ!!!」
「しかし、こっちも止まらんッ!!」
そして痛みだけで気を失うと言う、最悪な初体験のネズミ娘を見ていたウシ娘は、
「神様、最初は胸でさせて下さい」
とお願いしました。勿論神様も大喜びです。こうしてウシ娘はちょっとだけ萎えた神様のモノで
そこそこ気持ち良くいく事が出来たのでした。
その後の娘達は、二人のお陰でそれ程大きなモノを無理やり入れられる事もなく、気持ち良く
なってハーレムに入れてもらいました。
そして12人目のイノシシ娘が終わったところで流石の神様も萎えきってしまい、ハーレムの
募集は打ち切られたのでした。
が、
ネズミ娘の罠に嵌まったネコ娘は、それでも神様の事が諦めきれずに夜遅くなってしまいましたけど
神様の家へやって来ました。勿論扉は閉まっていて、家の中からは神様とハーレムに入れた12人の
娘達の楽しそうな声が聞こえてきます。
悲しくなったネコ娘が一人寂しく帰ろうとした時、道の端っこに何か光る物が落ちているのに気付きました。
「これは、きっと神様の落し物だわ」
ネコ娘はその指輪を拾って神様の家の郵便ポストに入れました。
指輪がポストに入った音が、家の中にいたウサギ娘の耳に届きました。
「神様、郵便が届いたみたいです」
「こんな時間に? 何だろう?」
神様はドアを開けてポストを見ました。
「これは、この前失くした婚約指輪じゃないか。誰がこれを?」
「指輪についている匂いはネコ娘さんですね」
そばにいたイヌ娘が答えます。
「ネコ娘ちゃん、こんなところにいたよ」
サル娘が門の影に隠れていたネコ娘を連れてきました。
神様はネコ娘の円らな瞳を見ながら言いました。
「この指輪は私が結婚したいと思った娘にあげようと買ったものだ。お前は私のハーレムに入る
のを諦めてでも、この指輪を探してくれたんだね」
「いいえ、違います。今日は遊びに行っていて来れなかったのです。この指輪は、偶然拾っただけです」
ネコ娘の返事を聞いて、神様はこう言いました。
「お前は優しくて正直者なんだね。今日、どうしてお前が来れなかったのかは知っている。もし、お前が
良ければ、これからは私の膝の上で、この指輪を嵌めていてくれないだろうか」
こうしてネコ娘は特等席で神様に甘えるようになりました。
#なんとなく思いついたので書いてみた。誤字脱字その他については、謝罪はしても反省はしない。
さっきテレビ見ていたらオオサンショウウオの生態観察をしている
学者先生の話が出てきたけどサンショウウオは一夫多妻制で
メスが産んだ卵(両生類なのでカエルのような卵)を一匹のオスが
孵化するまで面倒をみるそーな。
人間のハーレムでも作った子供の面倒まで書いた小説ってあんま無いな。
>>182 牛娘さんがほんわかお姉さんで再生される。牛娘さんかわいいよ、かわいいよ牛娘さん。
>>185 ナイス補完。善良なネコ娘さんをよくぞ拾いあげた。
たまたまFable2というゲームで子供がたくさんいる動画を見つけたが凄まじかった
結婚回数 20回
子供の数 57人
配偶者とベッドイン 267回
このゲームについては全く知らないのだが配偶者同士がいがみ合ってる台詞があったのでおそらく重婚だと思われる
数十人もの子供が追いかけてくるのはちょっと怖かったw
>>188 まとめwikiを見ると、産み分けがほぼ可能なので
女の子ばかり産んでもらうこともできそうだ。
まじめで人の喜びや痛みを共有できる主人公がDQNな友人に心霊スポットに連れまわされて
行く先々で女の子幽霊に会い、未練を無くしてあげようと奔走、そして主人公に惚れて未練再発生を繰り返し
家が幽霊だらけになる主人公の話を考えたが俺の力量ではストーリーが思いつかなかった
がんばれ
なんかああ探偵事務所の人が今やってる連載みたいだな
主人公が女性だけどな
ラノベのastralがそんな話だが、未練をかなえた先から成仏してしまうので結局誰も残らなかった……
修羅場ったら大変そうだな幽霊ハーレム
生身の女は確実に呪い殺されるだろうな。
>>195 そして幽霊ハーレムの一員に…なんというホラー
「幽霊ハーレムは、一人見かけたら30人と言います。
そこで開発したのがこれ、名付けて“ハーレムホイホイ”」
>>197 だまれロボット
そういえばそれもハーレムといえなくもない?
とりあえず複数の人間に好かれていたような。
一応バレンタインには皆から貰ってて羨ましがられてたが殆ど愛玩動物的だった気がするが
まぁそもそも本人にその気がないから
深夜アニメってメインに女の子しかいないような作品多いけど
一人、たった一人でいいからメインに男キャラを配置してくれって思う
まぁ百合全開なノリだったら厳しいが、オタの中じゃこう思う方が少数なのかね?
例えばけいおんに男子が一人いたらここまで人気でなかったんかな
あいつら百合でハァハァしてるんだから恋愛要素みたいの自体は嫌ってないわけだし
処女厨が増えているって話を聞くがそういうやつらは処女厨よりさらに潔癖ってことなんかな
女しかいない作品世界に『自分』を投下する
それも一つの楽しみ方
マリみての柏木みたいなことになるんじゃね
京太郎……
女しかいない作品世界で腐女子は妄想できるんだから
女しかいない中に男を一人いれるくらいの妄想なんて余裕じゃね?
どういう状況になるかなんて妄想一つだろー
何故ネガティブ方向でしか考えられないんだ!
ダメダメ!
そんな草食根性じゃMスレ送りだよ!
けいおんだってマリみてだって咲だって、
男が主人公のハーレム作品が無いわけではないから多少の需要と供給はあるだろうけれど。
けいおんの需要が多少とか流石に
師走の翁がけいおん同人で良いハーレムもの描いてたなぁ
あの作者は良いハーレム物描くよね
地雷も多いんだけどね orz
地雷も多いがそれでも期待してしまうのよな
>>201、
>>204-205 言ってることは分かるけど、俺はどっちかっていうとカプ厨的な思考というか
ハーレムの主人公を見ても感情移入はしても自己投影は出来ないんだよね
RPGなんかでもプレイヤー=主人公な作品よりキャラのある主人公の方が世界に入り込める
だから女の子しかいない作品だと世界に入っていけず自分を投下もくそもない、ってなる
何より異性への反応が分からないから妄想のしようがない、いやまぁ
そういうのを含め妄想は可能ではあるが自分の妄想だとあまり妄想度が高いと
紛い物な気がして萎えちゃう
三行にまとめろ
最後突然ボブ・サップになった時は死んだ
精装追男姐かww
1話の父親の遺影がオチの伏線とか
ネタとエロシチュ的には好きだがハーレムとしては地雷だからなぁ
そもそもシャイ娘でがっかりしたのでアウト >師走
確かにシャイ娘はガッカリだった
でもたまに「HHH極」みたいなの描くからつい期待してしまう
HHHは最高だったな
後は宴とかもなかなかよかった
あの小さい男の子のスピンオフの方は特にね
9月の終わりに一つだけ言わせてくだされ。
勇者ガストン君の続きはマダですか?
前回から一年、そろそろ来ると思ってたのにな…
>>213 ハーレム
には
男が必要
>>215 公衆便所でのやつとかなんかなぁ(´・ω・`)
あと最後の主人公が沢山になるやつとか微妙だった
>>217 ハーレム物だけどあくまで(主人公×ヒロイン)×3って感じだったしね
カラオケ屋でヤッてる二人の横でさっきまでシてましたって感じでビクンビクン
してる絵とかスゴい好きだった
初期短編集に入ってる、生徒会の3人にいきなり惚れられる少年のシリーズが分かりやすいハーレムだったな
基本的に多人数だし
問題はシリーズが単行本ごとにばらけて入ってることだが
>>219 > 前回から一年、そろそろ来ると思ってたのにな…
ふつう一年放置されたら諦めるところだろうに、ずいぶんと熱心だな。
223 :
219:2010/10/02(土) 19:27:18 ID:XpF0C4fU
前回から前々回の間が約一年だったからな…。
この板ならよくある話だと思うけど。
>>212まあわからんでもないな
俺はけいおんでハーレム妄想とかも嗜む人間だけど、そういうのって妄想だけで満足しちゃうからわざわざアニメ本編見ようって気にはならないな
やっぱ自己投影できる男がいた方がストーリーを追う気になれる
あ
か
さ
五十音ハーレムか…
くそっ俺に文才があったならっ
さあ、やってきました新天地
幸せだよね、お兄ちゃん
ずーっと2人きりの部屋
セ〇クスだって自由にできる
染めてあげるね、私色
誤曝スマソ
これほどまでの誤爆も珍しい。
二人っきりになるために来た場所がハーレムだったとはw
キューブみたいな場所で部屋を移動する度に妹の人格が入れ替わって押し倒される
お兄ちゃんは腎虚で倒れる前に脱出できるのか
一瞬elonaスレかと思った、そんなはず無いよな
平和なハーレムスレだよな
あなたは朦朧とした
ハーレムSSが読みたーい!
ハーレムAAじゃだめかい?
>>235 最近できたエスdatてとこがほぼハーレムSS
エヴァ板で知っただけにエヴァのみだから、好きなら
ただしちゃんと地の文あるタイプは少ないわ
ハーレムOO
「俺がハーレムだっ!」
ハーレムOOO
「タカ子! トラ子! バッタ子!」
はぁあととものは結局残念なことになってしまったね
紫雨ゲーでもやってるか
勇者に敗れた女魔王と四人の腹心
強い者に従う魔族の掟通り「好きにしろ」と言ってみたら
なんと勇者は邪悪な顔で5人を次々に犯し始めた
そんな勇者は好きですか?
大好きです
>>241 それなんて超外道勇者?
ものにした女を大切にする勇者なら大好きです
女性型モンスターを次々とものにしてゾロゾロと引き連れるのも大好きです
>>243 勇者「ペットのことをイジメるほど幼稚ではないよ」
246 :
ハーレム潮流:2010/10/10(日) 20:18:11 ID:26VDxayC
流れを切って投下しますが問題要素列挙します。
★エロくない
★微グロかも
★二次創作だけど全員オリキャラ
★ネーミングの拝借元のファンの人ごめんなさい
★何はさておきエロくない
駄目な方NGよろしく
247 :
ハーレム潮流:2010/10/10(日) 20:19:54 ID:26VDxayC
俺はスキャーレム。
ハーレムが好きだからスキャーレム。
ガキの頃から、ハーレムのご主人様になった妄想の中で自分にそう名乗らせていた。
それで、そこからが問題なんだが。
俺はその妄想の「スキャーレム様」に本当になってしまった。
「んはあ、ひあああああんッ」
恋人の一人、エルセブンが俺の愛撫で絶頂に達した。
9人の恋人の中でも、実質幼なじみのエルセブンは特別な存在だ。
彼女の実家は明確な意図があって俺の家系に近づいたらしい。
聞いた話だと、彼女のご先祖様が死刑囚になってしまった時に助けてくれたという恩人さんが
何でも俺の先祖と「同系等の人」だったので、その恩返しの機会を待っていたとか。
……いやいやいや死刑囚脱獄させちゃダメでしょ恩人さん。
それはともかく、俺自身どころか俺の先祖だって別に関係ない話。
だけどその恩人さんには遺族がいなくて、それでも恩を返さないと気がすまない彼女の実家は
その対象をうちの家系に選んだらしい。
もっとも、その恩返しの対象にふさわしいのは、あくまでその恩人さんと「同系等の人」。
つまり俺の家系でなおかつ「先祖返り」した人物と決めていたとか。
彼女の実家はその事情をずっと黙っていたので、俺の家族の方は誰も知らなかった。
そして俺は「先祖返り」を成し遂げ、エルセブンの恩返しに応えてやれるようになった。
果ててしまったエルセブンにそっとキスをしてやった俺に飲み物が差し出される。
「喉、渇いたでしょう? スキャーレム」
恋人の一人、トリニティだ。
「おう、サンキュ」
俺は笑って飲み物が入ったコップに「指を突っ込み」、そのまま中身を「飲んだ」。
ガキの頃からこれが出来るのが自慢だった。
周りの大人が手品だ手品だと騒いだので、俺もこれは「手品」だと思い込んでいた。
だけどこれは手品じゃなくて「体質」だったんだ。
指先で、いや正確には体のどこででも水を「飲める」体質。
そう言えばトリニティはこれを見て俺が「先祖返り」できる体質だと見抜いたんだった。
トリニティは、エルセブンの家に遊びに行った時に紹介されて知り合った仲だ。
彼女の先祖もエルセブンの家と同じく、同じ恩人さんに囚人だった所を助けられたという。
で、エルセブンの家とは家族ぐるみで連絡を取り合っていたとかで、俺の事を聞いたトリニティは
俺に会うためにエルセブンの家に来ていたんだと。
トリニティの実家はエルセブンの家よりも恩人さんの特徴をより詳しく伝えていたらしくて、
俺が「手品」を見せてやったらそれが例の恩人さんの特徴の兆候だってすぐ気付いたらしい。
248 :
ハーレム潮流:2010/10/10(日) 20:20:58 ID:26VDxayC
俺はトリニティを抱き寄せると、その下腹部に指を這わせる。
「んっ…」
さらに指をトリニティの体内に「沈めて」いく。
「んっ、はあっ…」
トリニティの息遣いが荒くなる。
肉を突き破っているわけではない。すり抜けているわけでもない。
肉と肉が同化していくかのように体内に入り込んでいくのだ。
「あっ、ひあぁっ、んっ、はああぅっ」
そしてトリニティの女性器の内側まで指を突っ込み、かき回す。
俺の「手品」は今やとんでもないものに進化していた。
全身どこでも水を飲める、から、全身どこでも物を食べられる、になった。
手のひらに乗せた菓子を握りつぶし、そのまま手の中で食べてしまう事も出来る。
もちろん、大切な恋人をとって食うわけがない。
今トリニティにしているのはあくまで「甘噛み」だから、手を抜けば跡形も残らない。
だけど相手の神経に何らかの作用を及ぼすのか、痛みは無いかわりに凄くキモチいいらしい。
だから「甘噛み」しながらの愛撫は、ほかでは味わえない快感を及ぼすようだ。
ちなみに、進化と言ったが、これは恋人たちに言わせれば「先祖返り」なんだと。
エルセブンたちのご先祖の恩人さんも同じ事ができたという話だ。
その「先祖返り」をもたらしたのは一個の「仮面」だった。
それをかつて俺の元に持って来たスパジーズは……
「あんっ、ぅふぅんっ、いいよっ、きもちいいよスキャーレム!」
俺の足を「甘噛み」気味に秘部に突っ込まれ、膣内を直接踏みにじられる快感に酔いしれている。
身悶えする彼女のそのおなかには、かつて彼女が持ってきた仮面をのせてある。
石のような材質で出来ている凶悪そうな顔の仮面だ。
「え、スキャーレム……?」
俺が足を引き抜いたので、スパジーズが切なそうな声をあげる。
だが俺は構わずに指先を食い破って血を飛ばし、仮面に付着させた。
それは「引き金」だ。
何かを引っかくような嫌な音がした。
「あっ、ひあっ、だ、ダメぇっ!!」
仮面のあちこちから曲がった太い針のような物が飛び出して、スパジーズの体を拘束するように
絡みついた。
スパジーズのおっぱいを抑え込むように圧迫する事でさらにムチムチ感が強調される。
さらに針の一本は秘部に突き刺さり、別の一本は腰を迂回してアナルに到達しているはずだ。
どういう仕掛けかわからないが不思議な仮面だ。
腹部につけて引き金を発動させる(つまり血をつける)と性感という性感を襲撃するように
針が飛び出すが、普通に顔につけて同じ事をするととんでもない事になる。
針はよりえぐる様に曲がって後頭部から突き刺さり、脳に特殊な刺激を与えて肉体に急激な
変化を起こさせ、怪物に……吸血鬼に変えてしまう。
もっとも、それは普通の人間がかぶっていた場合だ。
249 :
ハーレム潮流:2010/10/10(日) 20:21:49 ID:26VDxayC
スパジーズが持ってきたその仮面は、彼女の先祖が恩人さんから預けられた物だとか。
そう、スパジーズのご先祖も、エルセブンやトリニティと全く同じ事情で、やはり家族ぐるみの
連絡の取り合いがあったらしい。
で、トリニティから俺が「先祖返り」できる見込みがあるという事を聞かされたスパジーズは
ある日俺の前に仮面を持って現れた。
そして何も知らなかった俺に仮面をかぶせ、引き金を発動させて……
俺は単なる吸血鬼ではなく、もっと違う生物になった。
早い話が「先祖返り」した。
エルセブンたちのご先祖の恩人さんと同じ、「特殊な人類」になったわけだ。
その時、エルセブンは泣いて泣いて泣き止まなかった。
彼女は先祖からの悲願である恩返しの相手が、ほかでもないこの俺に決まったのが嬉しくて
嬉しくてたまらないと言ってくれた。
彼女は永遠に俺に仕えてくれると言って、仮面をかぶり吸血鬼になった。
吸血鬼になれば人間でなくなる変わりに永遠の若さが手に入るからだ。
トリニティもスパジーズもそれに続いた。
実は彼女たちのご先祖も、恩人さんに助けられた後に同じく吸血鬼になったと言う。
(でも恩人さんもろとも亡くなったらしい……吸血鬼といっても死ぬ時は死ぬみたいだ)
人間を捨て去る代償は、太陽光を浴びると肉体が灰になってしまうという大きなものだった。
あ、トリニティにそう警告されただけで、誰かが灰になったわけじゃないけどね。
ちなみに俺自身も似た様なもので、太陽光を浴びている間は意識が途切れてしまう。
恋人たちが言うには、その間俺の全身は石になっているらしい。
今にして思えば、ガキの頃から日の光を受けるとよく貧血を起こしたのは、虚弱体質じゃなくて
先祖返りのささやかな一端だったんだ。
それはともかく三人とも不死身になったらめちゃくちゃ美人になりエロい体になった。
キモピザだった俺も以前よりはるかにイケメンで精悍な体になった。
仮面が意識に何らかの作用をもたらしたかも知れないが、とにかく俺は一気に三人恋人が出来た。
ガキの頃からの念願だったハーレムが手に入った。
そして俺は「スキャーレム」と名乗る事になってしまった。
……実は幼なじみのエルセブンに、ハーレム妄想もろともこの恥ずかしい名前がバレてしまった
事があってさ。
うん、念願のハーレムを手に入れたんだから名乗れと彼女になかば強要され、しかも他の二人も
ノリノリで賛成したのでそうとしか呼ばれなくなってしまったんだけどね……
250 :
ハーレム潮流:2010/10/10(日) 20:22:48 ID:26VDxayC
ともかくそうして、俺はよく分からないけど何だか凄い生物になった。
その凄さの一端が、今俺の腰にまたがって狂ったようによがり声を上げるエバーライフの
秘部の中で暴れている俺のペニスだ。
ねじくり曲がりゴツゴツと突き出た突起物ひとつひとつが生き物の様にグネグネとうごめき
さらに先端から粘膜状の突起(まあ舌みたいなもんだ)が出てきてさらにそれがミミズか蛇の
ようにウネウネと「甘噛み」もこなしつつ動く。
俺の特殊体質、ペニス・テンタクル(陰険な陰茎)だ。
そんなものをブチ込まれているのだから、エバーライフの声も言葉になどならない。
ひたすら快感をむさぼっている、いや快感にむさぼられている。
人体が感受しうる快感のうち、単なる生物としてのセックスで得られるものはほんの一部に
過ぎないが、なんだか凄い生物になった俺とのセックスはそれをはるかに越えて最大限に近い
快感を与えられる。
普通の人間のままなら精神がショートして、ほどなく廃人になるかもしれない。
だが俺の恋人たちは一部例外を除いて仮面をかぶせて吸血鬼にしている。
もちろんエバーライフもだ。
普通ならぶっ壊れるほど激しい快感に飲み込まれても、これで精神は生還できるわけだ。
もうイキ過ぎて端正な顔を見るに堪えないアヘ顔に崩したエバーライフからペニスを引き抜く。
「ガービッジ、いくぜぇ〜〜っ」
俺の乳首をナメナメしていたガービッジに声をかける。
ガービッジは腰をおろし、俺(のナニ)をうるんだ目で見上げた。
射精しそうな感覚が高まっていく。
そして俺の全身から筋繊維を変形させた管が何本も突き出て、先端をガービッジに向ける。
「うっ、出る!!」
俺のペニスから猛烈な量の精液がほとばしる。
それだけじゃなく、全身から突き出た管からも俺の細胞を高濃度で含んだドロドロの体液が
凄まじい量で噴出してガービッジと放心していたエバーライフに降り注いだ。
「水」の流法(モード)。
トリニティはそう呼んだ。
何でも彼女たちのご先祖の恩人さんも、その特殊な体質を洗練させて独特の「技」に昇華
させ、それを流法と呼んでいたという。
彼女らはそれにならって、俺のこのトンデモ射精を「蠢悦泉(しゅんえつせん)の流法」と
呼ぶ事に決めたと言っていた。
……何ていうかさ、人の射精にそんな中二病くさい名前をつけないで欲しい。
251 :
ハーレム潮流:2010/10/10(日) 20:23:51 ID:26VDxayC
まあそれはともかく、ガービッジとエバーライフのむしゃぶりつきたくなるような肉体に
たっぷりと俺のドロドロの体液をデコレートしてやった。
だが、これで終わらないのが俺の何だか凄い生物たるゆえんだ。
「んんっ、ふあ、ああんっ」
「ああん、来た、来たわぁっ」
二人がのけぞって身悶えし始める。
俺の体液が、彼女らの細胞を犯し始める。
ドロドロの体液はスライムみたいにうごめいて、彼女たちの体を愛撫する。
さらには皮膚から染み込んでいき、細胞組織一つ一つに快感を注入していくのだ。
精液の中の精子や体液に含んだ細胞はまだ俺の身体の一部分として機能しており、そうやって
彼女らを犯していく有様をなんとなくだが俺の感覚に伝えてくる。
おそらく二人とも全身が性感帯になったかのような感覚に満たされているはずだ。
これこそが俺の……えーと、「蠢悦泉の流法」の真価なんだと思う。多分。
ちなみにエバーライフは今でこそ愛しい恋人だけど、かつては散々俺をバカにしてくれた女だ。
まあキモピザで日に当たったくらいでしばしば貧血を起こしていた俺だから、バカにされたのは
仕方ないと言えば仕方なかった。
かつて妄想の中で、俺は彼女に徹底的な調教を仕込んでやる図をいつも思い浮かべていた。
凄い生物になってハーレムも手に入れた俺は、さっそく彼女を家に招待した。
まあ招待といっても強制的なんだけど、普通に招待したんじゃ気持ち悪がられて来てくれない
のだから仕方がないよな。
で、俺の凄い生物としての肉体を存分に見せてやり、この肉体をもってたっぷりとセックス
してあげる事を一方的かつ事細かに具体的に宣告した上で、とりわけ反対もされなかったので
仮面で不死身にした後でじっくりしっぽりと恋人にした経緯がある。
もちろん全部同意の上だ。
後で聞いても彼女は同意だって言ってるんだから間違いない。
ガービッジはプチ家出少女だった。
繁華街を歩いていた俺に一晩泊めてほしいと声をかけてきたのが彼女だ。
キモピザだった俺も何か超凄い生物になったおかげでそれなりにイケメンになっていたからな。
まあ紳士な俺としては快く泊めてやる事にした。
もちろん家にはすでに何人も恋人たちが待っていたわけだ。
呆然とするガービッジの表情は傑作だった。
だけどそんな彼女に「女もいた方が変な心配もいらないでしょ?」とぬけぬけと言ってのけた
エバーライフも悪い女だ。
居心地悪そうに晩飯を食わせてやった彼女にソファで寝るように言って、俺は恋人たちと寝室で
聞こえよがしに大乱交を始めてやった。
翌朝、彼女はいなかった。
ま、参加してくるのを期待しないでもなかったけど、その時は別にいいやと思った。
もし参加してたらプチ家出どころか生物的に人間から逸脱するはめになったんだから賢明だ。
と思ったら、二日後に彼女はまた俺の家にやってきた。
前の夜は怖気づいて逃げ出してしまったものの、後になって好奇心が抑えられなくなったんだと。
お馬鹿さんだまったく。
一旦逃げおおせたのに、自分からノコノコ餌食になりに戻って来たんだから。
俺は「おぞましいバケモノ」になりきって、泣きわめくガービッジを存分に犯しつくした。
もちろん仮面もかぶせた。
説明無しで「実演」だけしてみせたので、エグい拷問処刑道具にしか見えなかっただろうから
そりゃもう可愛そうなくらい泣いてたけどね。
そんな彼女も吸血鬼になってからは子犬のように俺に甘えてくるようになった。
252 :
ハーレム潮流:2010/10/10(日) 20:25:40 ID:26VDxayC
さて、いかに俺が何だか凄すぎる生物とはいえ、射精しまくった後は脱力感が襲ってくる。
ほらあれだ、賢者何たら。
あーもう今日はセックスはもういいや、おなかいっぱい。
まだイカせてない恋人もいるけど正直めんどくせぇ。
……よし、泣くか。
何を言ってるか理解できないと思うが、こういう時は号泣する事にしている。
するとなんだか気分が興奮してきて、また「ヤる気」がでてくる。
俺自身も理解できないが、そうなんだから仕方がない。
何だか超凄い生物になった俺は、精神も人間とは変容しているみたいだ。
とにかく俺は泣く。ありったけ泣く。人目もはばからず泣きわめいた。
たぶん傍目には凄く気持ち悪いだろう。
思う存分泣ききってスッとした俺に、ベルファイアがハンカチを差し出した。
「待たせたな、大の男が泣きわめいて格好悪かったか? なあ?」
ベルファイアはニコニコしながら言う。
「ん……、格好悪くないよ? スキャーレムは私達のために泣いてくれてるんだもの」
何か凄く格好良いことしてるみたいな言い方されちゃったよ!
そりゃまあ間違っちゃいないけど、その中身は「彼女たちともっともっとセックスするために
気分を高揚させている」わけで……
「疲れた? 食事でも用意しようか?」
俺の涙を拭きながらベルファイアが提案する。
ちなみに俺の食事は仮面の原理を応用して作られた吸血牛だ。
どうもめちゃくちゃ凄い生物になった後の俺は、必要な食事量が半端なかった。
はっきり言ってスーパー中の食べ物を買い占めても足りないくらい。
破産→飢え死にコースの危機が現実味を帯びてきたところに現れたのがベルファイアだった。
彼女はエバーライフやガービッジの失踪事件を調べていた何たら財団の関係者さんだった。
何たら財団はなぜか俺と恋人たちのための生活施設を提供してくれた。
そして必要な吸血牛も用意してくれるようになり、俺は飢え死にを免れた。
普通の動物だといくら食べても食べたりないんだけど、吸血牛だと一日一頭で足りる。
あ、ちなみに恋人たちも本来なら人間の血を吸わずにいられないはずなんだけど、どうやら
俺の精液が、言わせんな恥ずかしい。
253 :
ハーレム潮流:2010/10/10(日) 20:26:47 ID:26VDxayC
「食事は後でいいや。まだヤレそうだ」
俺はベルファイアを抱き寄せようとした、が。
「ベルファイア、危ない!」
リリックスが俺を突き飛ばす。……痛ってぇ。
「ベルファイア、あなたは普通の人間なんだからそのままじゃ食べられちゃうわよ!」
全裸で正座してベルファイアに説教するリリックス。
こいつはベルファイアのボディーガードで、特殊な呼吸法で人体エネルギーを制御するという
奇天烈な能力を使う。俺が言うのもなんだが。
「じゃあさ、私もいい加減吸血鬼になりたいんだけど……」
「駄目よ駄目! 断じて駄目!! あなた財団の幹部候補生なのよ?」
そう、ベルファイアは何たら財団でも将来を見込まれていた秀才だった。
生活施設を提供され、ニート生活を満喫できるようになった俺は恋人たちと昼夜問わず乱交に
明け暮れていた。
ベルファイアは毎日様子を見に来ていたのだが、その時もお構い無しにヤリまくっていた。
そんなある日、彼女は乱交の仲間に参加したいと言い出したのだが、そこに激怒して飛び込んで
きたのがリリックスだった。
リリックスのビンタは結構痛かった。
って言うか、断然凄い生物になった俺にとって痛みという感覚は久しぶりだった。
どうやらそれも呼吸法による人体エネルギーの力らしい。
まあそれでも組み伏せて犯してやったけどね。
だけど人間のままで、俺の特殊ペニスで徹底的に犯されても精神は正気を保ち、さらには
ぶっかけた精液も彼女に触れると次々蒸発するなど、その力は大したものだった。
結局、ベルファイアのハーレム入りをリリックスは不承不承認めた。
条件は、ベルファイアを吸血鬼にしない事と必ず自分が立ち会う事だと彼女は言った。
だが吸血鬼でもなく呼吸法も使えない普通の人間のベルファイアが俺に抱かれるのは危険だ。
俺の肉体にしてみれば人間の肉体はもろすぎて、「甘噛み」自体無理だし。
そこで……
「さあ、いくわよベルファイア」
「うん……」
リリックスがベルファイアの腰を抱きしめ、ぐっと力をこめる。
別にこの二人デキてるわけじゃないぞ。
ベルファイアが俺に抱かれる時は、リリックスがベルファイアの横隔膜を刺激して一時的に
軽い人体エネルギーを作らせる事になった。
ベルファイアはいっそ吸血鬼になりたいと言うのだが、リリックスもそこは譲らない。
まあ俺の見たところ、何たら財団も若い女が幹部になる事を快く思わない空気があるようだ。
だからベルファイアは財団での地位など興味もないらしい。
254 :
ハーレム潮流:2010/10/10(日) 20:29:13 ID:26VDxayC
「さ、スキャーレム。いっぱい愛して……」
ベルファイアはそう言うと俺の背に両手を回して抱きついた。
そのままベルファイアの体は俺の胸板に沈んでいく。
俺は内臓や骨を動員して身体を沈めてきたベルファイアの身体を愛撫し始めた。
「ん、あっ……や、あ、あん……」
ベルファイアが切ない声をあげる。
本来なら彼女を消化してしまうくらい危険な行為で、さすがに「甘噛み」どころじゃない。
だけど今の彼女は人体エネルギーで保護されている。
俺の全身での捕食行為にもかなりの耐性があるのだ。
なればこそ思い切って体内に入り込ませて、内臓を触手みたいに使って愛してやるという
特殊なプレイにも及べるわけだ。
「んほぉう!?」
俺は突然の快感に素っ頓狂な声を上げてしまった。
リリックスが俺にフェラを始めたのだ。
正直言うと、爆裂に凄い生物になって色々とタフになった反面なのか、俺はなかなかキモチ良く
してもらう事ができなくなっていた。
恋人たちの奉仕でもなかなか絶頂に至らない。
だがリリックスのフェラや手コキはマジ気持ちいい。
やはり呼吸法なんだろう。リリックスの人体エネルギーが俺のペニスに流れ込んで快感神経を
直接刺激させているのがわかる。
ちなみに恋人たちはこれを「コンデンスミルクホワイトオーバードライブ」とか呼んでいる。
マジ勘弁して欲しい。
とかいう間に、早々と俺の快感は限界に達しようとしていた。
「ちょちょ、マジストップ、リリックス!」
だがリリックスは容赦なく舌と手を動かし、俺は大量に射精してしまった。
降り注ぐ精液を浴びてエルセブンたちが歓喜の声をあげる。
リリックスは、フフンと笑って俺を見上げた。
うう、やっぱり最初にレイプしちゃった事を根に持ってるんだろうか?
そもそもリリックスが俺に抱いている感情は複雑みたいだ。
俺からすれば彼女も恋人の一人だ。
だが彼女はベルファイアに仕える立場もあり、またその特殊な呼吸法は俺と同系統の一族と
戦うために伝えられてきたという事情もあるらしい。
つまりその呼吸法の使い手は俺と戦う使命が本来あるはずなんだとさ。
(余談だがエルセブンたちのご先祖の恩人さんもその呼吸法の使い手と戦ったらしい)
だがそれでも彼女は俺のハーレムに入った、入ってくれた。
いきなり自分をレイプしたこの俺の、だ。
いくらベルファイアに付き添う為とはいえ、それだけならそこまではしない。
しかも仮面は使っていないから全て彼女自身の意思だ。
だから彼女が俺に対する物言いがきつくても、いずれ俺を殺す隙をうかがっているとか言っても
俺にはそれで十分だった。
255 :
ハーレム潮流:2010/10/10(日) 20:29:50 ID:26VDxayC
「だらしないわねぇ、あいかわらず人間にイカされてヒイヒイ言ってさ」
恋人の一人コアーズが俺にすり寄ってきた。
その髪がゆらゆらうごめくと、スルスルと長さが伸びてしかも勝手に三つ編みになっていく。
コアーズの髪はさながらいくつもの触手のようになった。
「ちょっとコアーズ! 私はまだしてもらってないのよ!」
「あ……わ、私もまだ……」
リリックスとベルファイアが抗議の声をあげるが、コアーズの髪はお構い無しに二人のの秘部と
お尻に突撃するように侵入した。
「いぎっ、あひいいいいいっ」
「ん、はっ、ひああああああああっ」
二人が悲鳴のような嬌声を上げる。
コアーズの特殊体質、プラット・アサルト(挑発的な長髪)だ。
「いくらあなた達が呼吸法で耐性を高めても、人体という物体は電気信号で感覚を伝えるもの。
神経に快楽信号を送ってあげれば、呼吸法などお構い無しにイッちゃうわよぉ?」
コアーズの三つ編みにスパークが走る。
「おい……よせよコアーズ」
俺がたしなめてもコアーズはやめない。
「あらどうして? 私は二人を気持ち良くしてるのよ? 私の「雷」の流法(モード)、
感衝伝脈の流法で、ね♪」
「あっ、やっ、やだぁ〜〜〜〜っ!」
「イ、イッちゃう〜〜〜〜っ!!」
ベルファイアとリリックスが激しく潮を噴いた。
コアーズは何たら財団が以前から世話をしていた俺の同族だ。(言うまでもないか)
俺のように仮面で先祖返りをしたのか最初からそうだったのかは分からない。
彼女自身が物心ついたときから、すでに財団に育てられていたらしい。
自分には本当の仲間がいないとずっと自覚していた彼女にとって、俺との出会いは途方もなく
衝撃的だったようだ。
彼女は俺を「運命の人」とか呼ぶ。
まあそう呼びたくなる気持ちは分からんでもないけどな。
そんなわけで独占欲の強い彼女だが、その独占欲は一応満たされているようだ。
俺にこれだけ恋人がいるにもかかわらず、どういうわけかと言うと……
「さ、スキャーレム。「本当の」エッチじゃないと物足りないでしょ?」
コアーズが俺を抱きしめてきた。
肉が肉に沈む。
どっちがどっちに沈んでるんだか俺にもわからない。
ただ言えるのはめちゃくちゃ気持ちいい。
俺に「甘噛み」されている恋人たちはこんな気分なんだろう。
で、それはコアーズも同じようだ。
俺がコアーズに取り込まれている。
コアーズが俺に取り込まれている。
ま、一体化でいいんだろう。
コアーズの「雷」の流法で強烈な快感が走る。
俺の「水」の流法で猛烈に射精する。
一体化しているから射精「されている」感覚も分かる。
一体化しているから俺の流法による精液の快感が俺自身にも伝わる。
で、止まらない。
ぐちゃぐちゃになった俺たちの体内組織は精液を作る為にフル稼働している。
途切れずに射精し続ける。
コアーズも途切れずにイキまくる。
手が、足が、脳が、内臓が、ペニスが、おマンコが、ぐちゃぐちゃドロドロに混ざる、溶ける、
感じまくる。
何これ。セックスかよこれ。よく分からん。
けど俺の先祖にとってのセックスはこうなんだろう。
体内に取り込む過程で相手に快感を及ぼすのはきっとそのためだ。
こればっかりは俺とコアーズにしか出来ない。
だからコアーズの独占欲は満たされる。
彼女にとって、普通のセックスはお遊びに過ぎないんだろう。
256 :
ハーレム潮流:2010/10/10(日) 20:31:11 ID:26VDxayC
コアーズはイッてイッてイキまくってグロッキー状態になっていた。
あれだけぐちゃぐちゃに混ざり合った俺とコアーズだが、事がすめば完全に元に戻っている。
「スキャーレム、お疲れ様」
9人の恋人の最後の一人、ドナスがそっと俺にキスをした。
何とか財団の紹介で俺のハーレムに参加したドナスは、実家が例の呼吸法を昔から伝えている
とかで財団も一応敬意を払っているようだ。
だが彼女は呼吸法の才能がてんで無いらしく、俺に抱かれるために吸血鬼になっていた。
だが彼女はとにかく癒される。
エルセブンたちに先祖の恩返しとして忠誠を誓われるのも何か疲れるし、ベルファイアも
エリート特有の肩がこる一面がある。
リリックスのツンデレっぷりやコアーズの独占欲も気分はいいがやっぱり疲れる。
だがドナスはいつも朗らかでこちらに一切の負担をかけない。
正直言うと、この共同生活の掃除や整理整頓もかなり彼女に依存している。
しかも始終朗らかな彼女からはその負担を微塵も感じさせない。
むしろ癒される。
それは恋人たちにとっても同じのようで、どんな喧嘩も彼女が仲裁すればとりあえず収まる。
彼女のおかげで女同士の喧嘩が始末に終えなくなる前にすんで非常に助かる。
俺は恋人たちを平等に愛している。
だけど生まれてからつきあいのあるエルセブンや、唯一の同族であるコアーズは特別な存在だ。
でもそれとはまた別に、ドナスは俺にとって無くてはならない大切な人なのだ。
「ドナス、行くぞ」
「どうぞ、いらして下さい」
ドナスとのセックスはノーマルだ。
いやまあ変態的な意味ではアブノーマルなのも色々試してはいるが、人間の行為の範疇だ。
他の恋人たちをさんざんイカせまくる時は征服感に満たされるのだけど、ドナスが相手だと
イキまくっている彼女にむしろ甘えたくなる感覚に襲われる。
そのせいか、ドナスとヤッてる時はひたすらおっぱいを吸いたくなる。
敏感な彼女はそれだけでイッてしまうのだが、その表情になぜか凄い包容力がある。
俺は特殊ペニスの先端から触手を伸ばし、ドナスの子宮の中を探る。
あった。
それはドナスが先祖から受け継いだ指輪だった。
その指輪には小さな赤い宝石がはめ込まれている。
彼女の実家に呼吸法といっしょに伝えてきたものらしい。
ドナスは元々その宝石を渡す為に俺を訪れたと言う。
彼女の実家に伝わる話だと、俺みたいな極限的に凄い生物にその赤い宝石の力を与える事で
限りなく究極に近い生物が誕生するらしい。
「あっ、ひん、ふああっ、い、イキますっ」
いつも朗らかなドナスだが、実は途方も無い夢を持っていた。
それは「文字通り永遠に幸せになる」事。
限りなく究極に近い生物になったら、空気や岩石や太陽光すらエネルギー源にしてしまうらしい。
そうすればもう何とか財団に養ってもらう必要も無い。
砂漠でも海底でも永遠に行き続けられるはずだという。
そしてその無限の生命力を分け与える事で、その仲間の吸血鬼も共にいる限り永遠に生き続ける
事ができるという。
ドナスはその赤い宝石の力で、俺に限りなく究極に近い生物になってほしいと言った。
そして俺のハーレムを社会的生物的に完全に超越したものに進化させ、その一員となる事で
永遠に幸せになるという夢を叶えるつもりだったのだ。
……なんで俺の恋人たちって中二病っぽいノリが好きな子ばかりなんだろう。
257 :
ハーレム潮流:2010/10/10(日) 20:31:49 ID:26VDxayC
ちなみに限りなく究極に近い生物になるのはコアーズでもいいはずだが、彼女は拒否した。
また仲間がいない存在に逆戻りするのが嫌だったんだろう。
俺はとりあえずその答えは保留にした。
さすがに人間社会に未練があるからだ。
ゲームだってネットだって漫画だってまだまだ楽しみたい。
それに俺がなっても、コアーズが孤独感に悩まされるのは同じ事だからだ。
赤い宝石は指輪にはめ込み、ドナスの子宮深くに埋め込む事にした。
彼女には来たるべき時まで預けておくと言っておいた。
ドナスは朗らかな笑顔で、いつまでもお待ちしておりますと言ってくれた。
なお、指輪を埋め込んだ行為がどういうわけかトリニティに「結婚指輪」だと解釈され、
他の恋人たち全員に詰め寄られて皆の子宮にも指輪を埋め込むはめになった。
もちろんあの赤い宝石は無しだけどね。
て言うか、こんなロマンのかけらも無い結婚指輪があってたまるかっつーの!
さて、この俺のハーレムが将来どうなるのか想像もつかない。
いつか限りなく究極に近い生物になって、考えるのをやめて永遠にハーレムを楽しむのか。
それともリリックスよりもはるかに凄腕で、日本とアメリカを行ったり来たりしているという
呼吸法使いの爺さんにハーレムごと滅ぼされちゃうのか。
……普通にみんな仲良く歳を取っていくという選択肢が無いのは案外辛いかもしれない。
俺はスキャーレム。
ハーレムが好きだからスキャーレム。
異論は認める。
俺自身今となっては恥ずかしい。
258 :
ハーレム潮流:2010/10/10(日) 20:32:24 ID:26VDxayC
流れを切ってまことに申し訳ない。
J○J○の独特のノリを期待した方ごめんなさい。
あれは天才だから作れるのです。
それとエロくなくてごめんなさい。
本当の職人さんよろしく。
JOMOはワカランが、ハーレムが好きなのはわかった。
>>258 GJ
かなり先鋭的なプレイの多いハーレムだな
JOJO分かれば面白い
陰険な陰茎www
露骨な肋骨の流れかw
自分で書いておいて何だが、厨二病な女の子のハーレムとかどうだろうと思った。
とにかくよく高笑いする。態度が尊大。
あと何かにつけていかに自分たちのハーレムが理想郷か演説したがる。
たとえ話の引き出しがやたら豊富なので話は無限ループする。
慇懃無礼で芝居がかった物腰。
さも当然のごとくハーレム主は神か救世主であるという前提で話をする。
しかも本人は至って本気。(都合の悪い事実は完全遮断)
キ○ガイポエマー。
口にする言葉がいちいち異次元で抽象的で飛躍しすぎ。
情緒不安定でテンションがどう動くか予測不能。
でもどうやらハーレム主にはラブラブらしい。たぶん。
武士道騎士道な子。
ハーレム主への好意を絶対的な忠誠心という形で表現する。
何かにつけ戦士の誇りだの何だの言い出す。
あと必殺技系ネーミングが大好き。
無表情でなんちゃって寡黙。(大声を出さないだけで結構おしゃべり)
神やら宇宙やら人類やらを持ち出して自分たちのハーレムを正当化する。
ヒャッハーでDQN。言動もファッションも全てガラが悪く下品。
とにかく人類とか社会とか正義とかをボロカスに誹謗しまくり
そのかわり自分たちのハーレムを持ち上げまくる。
お行儀が悪いので直球でエロい子。
ちびっ子でぶりっ子なのだが言葉づかいがやたらえげつなく容赦ない。
そのくせハーレム主への媚び方はある意味ゴマすりのように浅ましい。
ただし下手に出る相手はハーレム主ただ一人でその一点は揺るがない。
そして自分たちにやたら恥ずかしいチーム名を付ける。(厨二病的な意味で)
しかもそれをよそで臆面もなく言いふらす、と。
――邪気眼使いが、いない……ッ!
ていうか電波ハーレムなんじゃねw
>>262 幻想郷なら全タイプいそうなのは気のせいかw
多分気のせいじゃないが、東方ネタは荒れそうで心配だなあ
っていうかまあスレ有るしなあ
スレであるならそっちでやるべき
向こうはちょっと興味がわいた時覗いたらレズばっかりでなんだかなぁだった
東方でレズばっかって言われてもなあ
(´・ω・`) 知らんがな
>>262 これは面白そうだw
他人が苦手な少年の日々、更新確認。
すげえ久しぶりだ。
まじかw見てくる
というのがいつものワンセット。
なろうのランキング上位作ってのはホントろくでもないのばかりだよな
作風変わったなぁw好きだけど
最近はお薦め紹介あんま無いのかな?
肉体関係はまだだけど、主人公に好意を寄せる女の子達によるハーレムってのもいい。
277 :
2レスネタ:2010/10/17(日) 12:54:46 ID:mABGFSVP
はい、この家でございます。
酷いボロ家でしょう? 誰も住まなくなってから何十年もたちますからねえ。
え、なぜかって?
それはまあ「出る」家ですからねえ、はい。
この家の主は一人の若者であったとお聞きいたします。
しかも大層女性にもてる方であったそうです。
またその、その若者やガールフレンドの女性たちはみな大層「お盛ん」な方々だったとか。
皆で集まって男女の営みをくり広げるなど日常茶飯事だったとお聞きいたします。
ところが、若者は病を患って若くしてお亡くなりになったのです。
ガールフレンドたちの事を心配した若者は、自分が死んだらみな自分の事は忘れてそれぞれの
人生を歩んで幸せになって欲しいと遺言したそうでございます。
ところが、女性たちは一人として遺言を守る事ができなかったのでございます。
ある女性は心労が祟り、病をこじらせて亡くなりました。
ある女性はお酒に走り、アルコール中毒で亡くなられました。
ある女性は一心不乱に仕事に励んだのですが過労状態での交通事故であえなく……
ある女性は睡眠薬の分量を間違えて……
ある女性は海に出かけたきり行方不明に……
女性たち幸せになるどころか一年以内に全員お亡くなりになってしまったのです。
若者の未練はその死後も現世に留まっておりました。
そしてガールフレンドたちがただ一人として自分との遺言を守れなかった事も知ったのです。
若者の未練は怨霊へと変貌を遂げました。
その怨念の矛先はなくなったガールフレンドたちに向けられたのです。
え、その若者がこの私ではないかって?
ははは、お嬢さん。拙僧はご覧の通り今年米寿を迎える身でございますよ。
その私がこんな所にいるのはひとえにその若者たちを成仏させる為です。
ほら、出てまいりましたぞ……
ひとり、ふたり……全員出てきましたな。
この家の主だった若者の怨霊、そしてその怨念によってこの家に囚われてしまった若者の
ガールフレンドたちの霊でございます。
拙僧も長年修行を続けてまいりましたが、こんなに一糸まとわぬ姿で明確に姿をあらわす
霊はここ以外でお目にかかったことはございません。
いやはや破廉恥な。
心無い方々に心霊スポットにして覗きスポットなどと揶揄される所以ですな。
本来ならあなたのような興味本位で来られた若い女性を近づけるべきではないのですが。
278 :
2レスネタ:2010/10/17(日) 12:55:09 ID:mABGFSVP
もうガールフレンドの一人の霊をつかまえて事を始めたようですな。
ほら、周りをただよっていた女性の霊たちがそれに集まってゆきます。
ええ、いつもこんな調子ですよ。
遺言を反故にされた怨念を、こうやって生前の宴を続ける事で晴らしておるのです。
しかしどうやらその怨念が消える気配はございません。
女性たちの霊はこの場に囚われておるだけで半ば犯されておるようなもの。
このままでは、彼女たちは未来永劫犯され続ける事になりましょう。
ほら、聞こえてきたでしょう。
地の底から響いてくるような喘ぎ声が……
拙僧がこの家にやって参ったのは六年前でございました。
歳ばかり食った未熟者とはいえ、死してなお道を迷える者に御仏の救いをもたらす力になればと
思ったのでございます。
ところが拙僧はあまりにも浅はかでございました。
あの若者の怨霊の調伏にあえなく失敗し、あの怨霊のまあ淫気とでも申すべきものに憑かれて
しまったのでございます。
それ以降、拙僧は恥ずかしながら齢八十を越えて性欲を抑える事が出来ず、浅ましくも今まで
十人を越える愛人を囲うておるのでございます。
さて、お嬢さん。先ほどのお茶が効いて参りましたかな。
ここはご覧の通り人の寄り付かぬ廃屋。
あそこでお盛んにやっておる亡者に負けてはおれませぬ。
今から拙僧がお嬢さんを極楽浄土に導いて進ぜよう……
ハーレムものよりは監禁ものっすね。
淫気に囚われた女性達が、好意のある男性に全員で襲い掛かる話ならGJと言えた。
>>275 arcadiaに
「リトルバスターズ! セックスルート Refrain」
っていうのがついさっき投稿されてたんだけど
こんなのでもハーレムだと思ってしまう自分がいた…
あ、見に行く人は期待しないでね内容はギャグだから
arcadiaの時点で期待しないから安心しろ
モテ子さん分岐追加
もういいよあれはつまんない
・お嬢様(おしとやか) 鶴見由梨香 一人称:私
「私、XXくんのこと……好きです……だから……あげます」
・お嬢様(ツンデレ、でも主人公にはデレだけ) 白石紫音 一人称:わたくし
「XX様にこの純潔……捧げます!」
・幼なじみ 浅野綾奈 一人称:わたし
「XXちゃんのこと、ずっと好きだったから……あげたい!」
・幼なじみ(妹) 浅野鈴奈 一人称:@@(名前が一人称)
「XXおにいちゃんに、@@の初めて、あげる!」
・おしゃべり 大川千恵 一人称:あたし
「あたし、XXのこと好きだもん!だから平気だもん!」
・委員長 安田潤子 一人称:私
「私、XXくんに初めて、あげたい。一度くらいわがまましたい」
・ハーフ 芝浦=ジュリエット・ソムズ 一人称:アタシ
「アタシね、ずっとXXにバージン、あげたかったんだヨ!」
・後輩(内気) 小野琴美 一人称:私
「XXさん……私……あげます……」
・後輩(元気) 国見夏希 一人称:わたし
「XX先輩……わたしの初めて……もらって下さい!」
Stage 1:MAD TEACHER
放課後の学校、教室で主人公の誕生バーティーが開かれていた。
ヒロインたちが作ったケーキを食べているその時突然、女の銀行強盗が乱入する。
その顔を見て驚く主人公とヒロインたち。「せ、先生!?どうして!?」
なんと、強盗は教育実習で学校に来た女子大生だったのだ。
主人公に一目惚れして、告白している所を見つかって大学を除籍になってしまった。
生活は荒れ果て、強盗に身を落としてしまう。警察に追い詰められ、死に場所にかつて教育実習で学んだ学校を選んだ。
主人公とヒロインたちは、人質に取られてしまう。 そして……
「助かりたかったら、5人選んで、Hしなさい。それとも、私とする?」
2:PLAYERS SELECT
服を脱ぎ始める強盗。『ふたなり』なのを見てみんな驚く。
「みんなは処女をどっちにあげたいわけ?」
ヒロインたちの答えは決まっていた。
「そんなの、(主人公の名前)に決まってるじゃない!」
主人公はみんなを見渡す。
みんなのすがるような視線、
(お願い、私を選んで……)(私はいいから、OOさんを選んで……)の中、5人を選んだ。
Stage 3:GAME START
命じられるままに、交わっていく主人公とヒロインたち。
命じられて……いや、本当は、ずっと望んでいたこと……。
ヒロインたちは、皆、主人公を密かに想っていた。
でも、みんなで仲良くしていたい、誰が悲しむ顔も見たくない心が邪魔をして、
彼の取り合いはできなかった。
野獣がくれた楽園で、性の宴が始まった……。
285 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 19:48:12 ID:C7m6M8/y
他人が苦手な少年の日々、更新確認。
南の国の大王はその名も偉大なハメハメハ
とても絶倫な王様で
美女の全ては彼の妻 少女の全ては彼の嫁
ハメハメハ ハメハメハ ハメハメハメハメハ
他人が苦手な少年の日々、更新確認。
南の国の大王はその名も偉大なハメハメハ
とても絶倫な王様で
美女の全ては彼の妻 少女の全ては彼の嫁
ハメハメハ ハメハメハ ハメハメハメハメハ
なんだ5日遅れの更新報告か ちょっと前くらい読み直せよ
とか思ったが、まさかなーとか思いつつのぞきに行ったら本当に更新されててワロタ
290 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 21:01:12 ID:HKtP4q7/
作風が変わりすぎだよな。
ていうか、今までいろいろ積み込んだ設定を半分以上放棄している気が。
292 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/20(水) 21:59:28 ID:7MMnF7k1
他人が苦手な少年の日々、更新確認。
(MMO)お姫様プレイをしている女キャラと、その取り巻きの男キャラたち
↑
↓
(現実)実はネカマの女キャラ使いの主人公と、同じく実はネナベの男キャラ使いの女の子たち
こんなハーレムを考えたがなかなか形のあるプロットにならず挫折したでござる
ネカマだろうと非女プレイは勘弁してほしいでござる
MMOで一緒に遊んでる仲間とオフ会やったら見事に男が自分ひとりだった
↓
え、全員に惚れられてたってなんですかそれ
↓
ネトゲでも現実でもハーレム化、リアルでHしてゲーム内でチャットHして
っていう話なら考えかけたことはあった
それなんて「おふらいんげーむ」
確かに「おふらいんげーむ」だなw
あれ作画もいいし、良ハーレムだと思うな
…あ、案の定既にあったのねw
ZUKI樹の全員男だと思ってオフ会やったら主人公以外女でしたってのもあったが、
あっちはピンヒロインだったという……もったいない
まあこの人はハーレム描くと地雷になりやすいからアレだが
題名がハーレムなのに突然他の男が加わったときは流石に破り捨てそうになったわ
ああ、題名に騙されることってたまにあるよね。
「ハーレム ビート」とか「4P田中くん」とか……
エロ漫画ならともかく少年誌の題名に反応するとなるとちょっと重症だぞ
迷宮はハーレム王国
更新されてる
>>297 あれは主人公が地雷踏みまくるマンガのような気が。
最近のノクターンノベルスにいいハーレムものはあるのだろうか
ネット上のハーレムSS見てると、主人公視点の作風が多い印象なんだけど、やっぱりそのほうが書きやすいんだろうか。
読むほうもそのほうが読みやすいのかな?
ちなみに俺は主人公視点が好きだけど、ネットSSだとイタイ性格のハーレム主人公視点が多いから辛い。
ハーレムものの醍醐味は「多くの女性に愛される幸福感」
もしくは「多くの女性を好きに従えている全能感」であって
感情移入を断って冷静な視点で見ると別に面白い物じゃないもの
イケメンに女が群がってるのを外から見ても楽しくないしな…
ノクターンノベルズ、他人が苦手な少年の日々更新確認。
最近更新速すぎwワロタwwwww
他人が苦手な少年の日々もそうだが、やはりハーレムものは主人公視点に限る。
このスレの過去作もネタはいいのに主人公視点じゃないだけで駄作になった作品はたくさんある。
非常に残念だと思う。
ある作品を持ち上げるのに、他者を貶めるのは二流のやること
ハーレムヒロインたちも然り
313 :
307:2010/10/24(日) 21:12:21 ID:yEWKUZMI
俺は、主人公視点が好きだと言ったけど、ナレーション視点がダメだとか言ったつもりはないよ。
三人称視点であり主人公に好感の持てるのが好きだな
主人公がいないときの女の子の描写が好物だからってのもある
一人称の方がずいぶん気軽
完全な三人称で心情描写しようとすると必然、登場人物の多くなるハーレムもので混乱が発生するのは目に見えてるし
>>314 あれ、オレいつ書き込んだんだ?
そういえばArcadiaのタイクーン畜生道ってリンク集に無いよな
近親モノだけど個人的には実用的だと思う
主人公視点の方が書きやすいからじゃ?
ハーレムものへの相性以前に
一人称のが書きやすいというか初心者向け。
必然、ネット小説に多い。
あと、昨今の風潮を見るに読者も一人称のがとっつきやすい。
実際はそれ以前のものも多いが・・・人称・視点くらい統一しろよ。
あああ
ベッドをベットと書いてる人は大半が残念な出来
ただそういう人に限ってシチュエーションはすばらしいことが多い
なぜだ……
エロくていい絵を描く人ほど自分の好きじゃないジャンルばかり描くのと一緒?
>>321 そういう要素に近いのかも。
俺も陵辱系というかレイプ物やネトラレが嫌いなんだがそういうジャンルに限って何故か
エロくて画風が俺好みな漫画家さんが多いのよね。
ムチムチ系な要素があって陵辱要素が少なくていい作家さんにはフクダータ氏とかが
大好きだな。
他には陵辱物が多いからアレだけれど板場広し氏とかか。
不景気だとお姉さま系のエロ小説が売れて好景気だと陵辱や強引系のエロ小説
が売れるらしいんだがお姉さま系、ショタ系ばかりだと正直疲れてくるのもあるなぁ。
ショタだと特に感情移入しにくいし。
MooLich更新したと思ったら(略
新体操部のマネージャーにさせられた男子が
マッサージをさせられたり
下着の洗濯をさせられたり
挙げ句には裸で迫って来られて………
イジメを苦に自殺する。
新体操部ならレオタードで迫ってこんかい
ノクターンノベルズを「ハーレム」で検索したら新作が2本。
「俺が王様」
:初めて小説を書く類か、投稿ミスもしている。読みにくいけど、これからに期待?
「分刻みのハーレム」
:1ページ目からエロ。ハーレムらしくなりそうなのはこれからか。
新体操部「うちとこの婿です」
バレー部「いーえ、わたしのです」
テニス部「彼はあたしのお尻が好きなのよ?」
水泳部「なんの、彼はあたしの太ももが好きなの」
文芸部「パイズリでいつも喜んでくれてるけど……」
美術部「こないだボディペイントさせてあげたらギンギンだったわよ?」
ラクロス部「……根本的にミニスカが好きみたいよ」
文芸部は恥じらい朗読プレイだろ、ゴラァ
男「ここで俺に提案がある」
男に想いを寄せる女の子は、それぞれの部活でもっとも優秀なナンバーワンだ。
そこで、その部活を辞めて、男と一緒にみんなで同じ部活を作るのだ。
その部活とは、万能スポーツ集団「シルバーキャッスル」!
男は大リーグ級の豪腕ピッチャー、あだ名はマグナムエース!
>>327 > 「分刻みのハーレム」
> :1ページ目からエロ。ハーレムらしくなりそうなのはこれからか。
迷宮はハーレム王国の作者か。エロに集中した感じなのかな。
読みやすくてなかなかいい
>>330 元ネタ知ってるとエロさが全く感じられない…w
寒くなってきたし冬向けのあったかーなハーレムを希望しますよっと
>>333 俺の名前は涼目八郎(すずめ はちろう)、自他共に認める肉食系イケメンだ。
自慢の甘いマスクで女はメロメロ。捕まえた女の子はがっちりキャッチ、太くて長い自慢のアレを突き刺して、俺のものにしちまうのさ。
お、今日も可愛い女の子を発見。
手っ取り早くゲットしちまおうか。
やぁ、ハニー、俺と遊ばないかい?
いきなりキミの家に押しかけちゃって、ちょっと厚かましかったかな?
でも、こうやってキミとイイコトができたんだ、そっちも楽しめたでしょ?
えっ! ハニーがもう一人!?
キミたち、双子なの?
双子じゃなくて、十人もいるんだって?
なになに、一人だけじゃなくて、みんなも可愛がって欲しい?
オーケー、任せてよ。
オレ、セックスには自信あるんだ。十人くらい、楽勝で相手できるんだぜ。
ぜーはーぜーはー、どう? オレって凄いだろ?
ところで、終わったらちょっと離れてくれない?
オレにメロメロなのはわかったけど、ずっとオレにしがみついたままじゃ、暑苦しくてかなわねえ。
なに?十人だけじゃなくて、もっといる?
いや、さすがにこれ以上は、・・・ってちょっと、もうくっついてくるなって。
ああもう、暑い、なんだかキミら体温高くないかい?
ちょ、ちょっと、いったいどれだけ姉妹がいるんだよ。
十人二十人どころじゃないぞ!
だから、みんなこぞってオレにのし掛かってくるんじゃねえ!!
熱い、熱いっての!!
熱いーーーーーーーーーー!!
>>333 暖まっていただけたでしょうか?
>>335 なんという灼熱地獄……いや、天国か?
GJ
>>335 GJ!
ミツバチさんの密集あつあつ作戦炸裂ですねw
ところで、ハーレム系のSSで血が家系がという設定がいきなり出てくると萎えてしまうのはなぜだ。
個人の魅力はどうしたという気分になるからかな
やっぱり読者も主人公に惚れないとね!
身長2m20cm 体重130kg
陰茎長40cm 陰茎直径10cm
射精量 約60cc
恋人の女性たちは「あくまで純愛」と主張
ただし近場の薬局でLLサイズのコンドームが月に10ダース売れている
うっかり無限の精力を得た大魔法使いが弟子の女の子を食べまくるお話が書きたい
>339
「一見“売れて”いるように見えますが、実は薬局店主の未亡人が自腹を切っていますの」
「でも、それじゃあちら様のお財布が大変ですわ」
「ですから、私たちにはゴムなど使わず、生で構いませんことよ?」
最近のハーレムものは主人公もちゃんとキャラ立ってないと叩かれるよね
もう自己投影しまくる読み手ってのは絶滅しかけてる
ハーレム物なんて自己投影しまくるのが基本だと思うが
気分よく自己投影できる(浸れる)主人公である事が求められる、と言ったほうが正しいな
>>342 まぁ読み手も自己投影するタイプと感情移入するタイプがいるから
要はドラクエ派かFF派かみたいな
自己投影と感情移入って明確な差や線引きは無いよ
ふむ。Wiz派かUltima派かみたいなもの?
そんでロードブリティッシュにとりあえず喧嘩売ってみるみたいな。
キャラが立ってたり人間的な魅力に溢れてる主人公に自己投影できない人間もいるしな
俺とか
そういう意味では遺伝とか家系が原因で女が集まってくるってのはしっくりくる
pixivでハーレムで検索してみたけれど、東方ハーレムくらいしか見たことないやつがなかった
pixivは検索条件に”-逆ハーレム”とか”-腐向け”とか付けないと大変なことに
ちょっと前までは普通に自重しましょうって流れがあったのにな
今じゃ逆に空気嫁とか言われた上にアカウント特定されてマイナス評価爆撃食らう
ゾーニングをもっと細かくしてくれ、というのは板違いか
いろいろな種類のpixivたんやチョビでハーレム作る妄想でもした方がいいな
ハーレムじゃなイカ?
今日の予定潰れてヒマなんだよ。
なんか簡単なの書いてみるからお題くれ。
一人称か三人称か決めてくれ。
こういうヒロインいれてくれってのあったらゆってくれ。
一時間くらい飯食いにいってくるけど、帰ってなんも反応無かったら積んでるMGユニコガンダムパチ組みする。
キャラの名前は?
1一般苗字+一般名前 例、伊藤あかり(いとうあかり)
2一般苗字+昭和名前 例、井上文子(いのうえふみこ)
3特殊苗字+キラキラ名前 例、虚城遊(うつろぎうかれ)
>>356以外が決めてくれ。
1と2混在で。ハーレムだし。
まにあわなかった。
残りは近日中に。
「先ほど助けていただいた猫です、お礼にお嫁に」
「助けていただいた犬です、お礼に」
「狐です、お礼に」
「狸です」
「栗鼠です」
「燕です」
「豚です」
「牛です」
「金糸雀です」
「豹です」
「グリズリーです」
「鯱です」
「ああ、どうすれば……」
すいません、聞きたいことがあるのですが。
もし、ハーレム系専用漫画雑誌を作るとなると、だいたい資金はいくらかかり、また
どういう風に事業を始めればいいでしょうか?
よければご教授、お願いしたします。
同人誌で一冊とかじゃなく、雑誌として何冊も出すの?
それだと資金以外の一番の障害は漫画家の確保じゃないかな
てかマジで出すなら買うわ
363 :
361:2010/11/02(火) 17:32:52 ID:IhBjwUqG
>同人誌で一冊とかじゃなく、雑誌として何冊も出すの?
はい、雑誌として何冊も出そうかな、と。まあできるならですけど(汗)
もし出すとしたら、2,3年後になるかもしれませんね。
漫画家さんとの人脈作り、編集、校正、印刷の仕組みや仕方を覚えたり、
販売、宣伝するための会社に営業したり、日本政策金融公庫に融資をもらえる
ように、事業計画書を作成したり、と、色々時間がかかりそうです。
エロ漫画家なんてあまり儲かってないから、自HPで、
仕事依頼待ってますとか書いてるのも珍しくないぞ
そういう明記が無くても似たような漫画家多いだろうから
HPあるなら連絡取ってみるのもいいんじゃね
ただ、雑誌ひとつで事業として成立させるのは厳しいかと
その他の展開や広告など考えていかないと
ハーレム好きでニートなオレを雇わないか?
小説なら書けるが絵は書けねえ。
力にはなれないけど応援するよ。
どこかそういう相談ができるところってないのかな、コンサルタントみたいな。
367 :
361:2010/11/02(火) 18:51:53 ID:IhBjwUqG
>364
仕事依頼を募集されておられる漫画家のHPは、よく見ますね。人脈作りは
そう難しくないかもしれません。
雑誌一つでは事業は難しいですか……その他の展開や広告も考えないといけませんね。
>365
実は言うと、自分もニートで……しかもお金はあんまり無いと言う……(汗)
すいません……本当にできるかどうかを模索中です。
>366
応援ありがとうございます。相談できるコンサルタントはありそうですが、
これまたお金がかかりそうです。
2、3年で済む話とは思えねえが、うんまあ、頑張ってくれ。
多分実現から難しいと思うが。
今から始めるなら、電子書籍に特化するのは、手としてありだと思う
割れとかの対応考えて、きちんと作者にバック出来れば、乗ってくれる人多そうだけど
電子書籍が定着するかとか、賭けに近い部分がちょっと大きいけど
スマートフォン主流になりそうだしなー
でも、編集とか宣伝とかどこまで出来るかかね。
面白そうだけど、真面目に語ったら長くなるだろうから
ここより補助掲示板とかで話したほうがいいんじゃね?
もしくは自分でしたらば辺りに掲示板作るか
371 :
361:2010/11/02(火) 22:30:39 ID:IhBjwUqG
>368
はい、まあ気長にします。お金が100万ぐらいかかりそうですし。
>369
電子書籍ですか……それは考えてませんでしたね。ありがとうございます。
編集や宣伝が一番難しいようです。
>370
ですね。今まで皆さん、お付き合いありがとうございました。助かりました。
事業にするよりもまずアンソロ同人誌レベルからやったほうがいいんじゃね?
いきなり事業にしても、融資返済の見通したてるのも難しいかと。
でもハーレムにテーマを絞ったものを出すのは凄い意味のあることな気がする
需要の割りにイマイチジャンルの一つとして確立しきってない感があるしな
漫画とかでもこの作者ハーレム実は全然好きじゃないけど嫌々書いてるんだなって思うものが多いし
同じエロマンガでも
2人だけのカラミしか描かないのと3人以上の多人数プレイを頻繁に描くのとじゃ
要求される画力や労力が全然違うんだぜ…
ぶっちゃけ同じ原稿料じゃやってらんないと思う
ハーレムアンソロってけっこう前に1冊出たのは知ってるけどその後どうだったんだろう
ハーレムって制作側の労力が跳ね上がりまくりだからなあ……。
一人一人のキャラを魅力的に立たせるだけでも大変だが、
それだけじゃなくて、そのキャラ同士が相互作用しあっていないと
魅力的なハーレムとは言えない。
また、主人公もそれだけの器を求められる。
同時に、それらが遺憾なく成立する設定・世界観・ストーリーも必要だ。
さらにエロが絡むと、全員ビッチ気味になりキャラの掘り下げが難しい。
その条件が他の要素の難易度をむちゃくちゃ跳ね上げる。
絵的にも話的にもボリュームが必要にならざるを得ないし。
かかる労力が大きすぎるんだよな。
だからこそ、良作ハーレムって需要の割に滅多にないんだ。
この話題は場所移さね?
イヤなんじゃなく逆で、遠慮せず話したいんだが
>>371 相談というかネタ提供および話し合いの場を設けるならとくめーさん
の所の補助掲示板でまず落ち合った方がいいと思う。
話が一段落付くようなら改めて自分専用の掲示板に誘導したらどうだろう?
あっちを使う利点としてはこのスレへの書き込みが規制のとばっちりで書き込み
できなくても話し合いが出来るからだが。
「こどものじかん」の出版社は漫画雑誌が不況で売れないor割れ対策で
という事でWEBで雑誌を公開していたがああいった形式を取るのも手かもしれん。
でも電子書籍で出されると収集家としてはちょっとアレなんだよな・・・。
同人誌でもそうだけれどやっぱり気に入った作品、気に入った漫画家のは
紙媒体として保存しておきたい。
ハーレムといってね主人公1人に女性3人くらいの少数ハーレムでもいいんだけど
このパターンすら商業誌は少ないからなぁ。
陵辱物、女ヒーロー物、近親相姦、熟女(熟母)物、等々色々アンソロジー向け
のジャンルとして確立されていてそれなりに数が出ているのにハーレム自体
は小説はともかく漫画は少ないからなぁ。
俺も好きで毎月買っているけれどコミックLOのようにある程度成功している雑誌も
あるのだからマイナージャンルとはいえハーレム雑誌も出てきて欲しいんだが
無いのよな。
発刊ペースで月刊誌が無理なら隔月刊にして内容を濃い作品とライトな作品
を混ぜるという手もあるんでは。
孤島の裸族の少女たちとラブラブしたい
らぶえっち好きの妄想劇場 南洋の楽園
ハーレム書くのは難しいね。
ぼく、もうつかれたよ。
>>376 正直そこまで完璧なものというか、ガチガチに固めたものは求めていないな
あんまこだわりすぎてもつまらなくなりそうというか
え本気だったの
取り合えずはじめないと、成功の確率は0だからな
はじめる前に色々考えて躊躇してしまう自分には羨ましい資質だ
>>386 だな。考えすぎて行動できない人間は何も成せん。ソースは俺の人生
考え込む前にまずやるだけやってみようとしてみる分まだ希望がある。
「シャイニング」はホラーだがああいう山奥のホテルを保守管理しながら
女の子達とぬとぬとな毎日を過ごすっていうシチュエーションの作品は
読んでみたいね。
最近の日本は温暖化なのか昔ほどの豪雪というのは少ないけれど。
今年の冬は寒いそうだけどね
寒くても湿った風が入りにくいからな関東
自衛隊戦闘機擬人化ハーレムとか思い付いたんだけど、そんな話題がどこかにあったような……
なんという高い女達
>>392 ハーレムじゃないが、擬人化総合スレに戦闘機娘はある
PC-FXハーレム…じゃないよな
>>396 まさにその通りなんだが
保管庫見て来い
OK把握した。
PC-FXユーザとしてソッチの方しか思い出せなかった
FXユーザーなら纏組ハーレムを妄想したことがあるはずだ
鉄人28号FXハーレム
401 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/07(日) 19:29:18 ID:ZCtDjBeB
ドルとかユーロとかだろ。
>>399 纏組は恋愛要素がいらない子過ぎて、ハーレムどころじゃ…w
FXにはなぁ、主人公が、何人か登場するヒロインの中から二人を選んで冒険を進めても、
ものすごくお節介な妖精が現れて、「どっちの子が好きなの?」とか主人公にたずねてくるというゲームがある。
ゲームでは強制的にそれに答えなくちゃいけないんだ、もちろん、女の子二人の目の前で。
このように、ハーレムブレイカーなゲームがね、あったんだよ、PC-FXに。
擬人化はもういいよ・・・・。
異世界人でも天使でも悪魔でも妖怪でもいいから擬人化ではないキャラクター
が出てくる作品の方が読みたいよ。
もう3〜4スレ前から○○ハーレムってネタ出し合って食いつないでるスレだから今更無理。
>>404 我が儘で擬人化ネタを否定して、
その次はクレクレかぁ。
自分で書かずに擬人化ネタすら否定するヤツはこのスレいるんじゃねーよw
俺らは俺らで楽しんでるんだからよw
最近小説家になろうというサイトを知ったんだけど
あそこでハーレムと検索してひっかかる作品を読んで回ったら心が折れそうになった
これが世代間ギャップというものなんだろうか
同じ趣味を長くやってるとどんどん自分の好みにうるさくなるから
趣味に合う作品がどんどん減ってジャンル全体の一割以下しか楽しめなくなるだけ
>>408 あそこはずっと前からそうだよ
ここや余所で聞いたのを読みに行くならともかく自力で良作を探すのは修業や拷問の域
・クレクレする
・それでいて気に入らないネタは投下すら否定
・自力で探索することのコストすら拒否
>>411 ・チンポも立たないネタ話ばかり。
・それを当たり前だと開き直ってる思考停止したスレ住人。
スレ末期だな。
住人を敵に回しだすと末期
20人や30人程度じゃ、俺たちのハーレムは始まってもいないぜ!
>>403の小説のひとつめは微妙にハーレム展開だったようなそうでも無いような(うろ覚え
ふたつめは別にそんなことは無く。
住人を敵に回しだすと末期(キリリッ!
「周囲が皆おかしくて自分だけ正しい」とのたまう人がいたとき、
大概において実際におかしいのは当人である
「周囲が皆おかしくて自分だけ正しい」とのたまう人がいたとき、
大概において実際におかしいのは当人であるというハーレム。
A「オレ、いまカノジョをフタマタかけてんだぜ」
B「俺もさぁ、付き合ってる彼女の妹も食っちまったよ」
C「こないだ女の子をナンパしたらさ、そいつの友達も混ざって3Pだった」
D「おまえら、そういうのは間違ってるぞ!」
A「何が間違ってる? 複数の『カノジョ』と楽しく遊んでるだけじゃん」
D「そんなこともわからんのか馬鹿共め。
そもそも『彼女』とは、結婚を前提に付き合う、真剣な間柄のことを言うのだ。
貴様らのようにハーレムを作って、ただセックスするためだけの不誠実な関係ではない!」
ABC「・・・・・・」
A「あのさ、D、おまえ、『学園のアイドル』のE子と付き合ってるよな?」
B「そのうえ、『癒しのマリア様』のF美先輩や、『麗しのお嬢様』G乃嬢とも付き合ってると聞いたぜ」
C「『護ってあげたい妹』として名高い一年生のH菜ちゃんもそうだ。
それどころか、こないだの学園祭の、ミスコン出場者上位五名とも付き合ってるらしいじゃないか」
D「馬鹿め。あの子達は俺様の『彼女』ではない。
あえて言うならば、『彼女候補生』だ!」
A「それって、彼女とどう違うんだ。実際お前は、その子達と付き合ってるんだろ?」
D「たしかに、友人として交際している。
複数の女の子から交際を求められているが、まだ誰かひとりを決めかねているので、恋人としての交際ではない」
B「友人か。じゃあ、セックスはしてないんだな」
D「いや、セックスはしているぞ」
ABC「ヤってるのかよ!!」
D「『彼女候補生』として、当然のことだ。
将来『彼女』になったとき、身体の相性は非常に重要なポイントだからな。
今のうちに、その相性を磨いておかねばならんのだ」
A「それ、ただのセフレって言わないか?
それよりも、その子たちはそれで納得してるのかよ?」
D「もちろんだ。
だが最近、困ったことがあってな」
B「なんだよ。彼女たちが揉めたのか?」
D「いや、むしろ逆なんだが、あの子達が「誰か一人だけ彼女になれるんじゃなくて、全員を彼女にしてほしい」とか言ってきたんだよ。
日替わりローテーション組むのが面倒になって、いつもみんな一緒にセックスしてたから、仲良くなりすぎたようなのだ。
仲がいいのはいいことなんだが、さすがに全員と結婚することは出来ない。ううむ、困ったもんだ。
いっそのことここは公平に、みんな『愛人』ということで我慢してもらおうかな」
ABC「・・・・・・(それって、立派なハーレムなのでは?)」
>擬人化はもういいよ・・・・。
>異世界人でも天使でも悪魔でも妖怪でもいいから
ハーレム主の、その発言は、彼を取り巻く女たちに少なからずの衝撃を与えた。
「い、異世界人ですか・・・・・・」
そう呟いたのは、彼の持っている旧式の携帯ゲーム機(LYNKS)が擬人化された女の子で、その名は本来の文字から少女らしい音だけを持ってきて『リン』と名付けられた。
「どうしよう、私、生まれも育ちもこの次元時空なので、ご主人さまから見ての『異次元人』には、絶対なれません・・・・・・」
リンクスは、諦念の宿った瞳でぼんやりと空を見た。
「天使、ということは、一度死んでから天界で修行すれば、なりうることもあるやも知れません」
希望のこもった声を出したのは、リンクスと同じように古いゲーム機(pipin@)が擬人化された女である。名前は『ピアット』と名付けられた。
彼女は、いま流行のi-phoneやi-padたちの遠いご先祖にあたる。
だが忌み子で、一族の異なる父を持つハーフでもあるので、孫たちの間では無かった存在として扱われている不遇の少女であった。
「しかし、もとより無機物の私に、天の国へと召されるべき魂があるのでしょうか?」
そしてピアットは、やや憂いのこもった笑みを浮かべた。
「悪魔なら、悪魔ならば、悪魔そのものと契約を果たすことで我が身すら悪魔のそれと成り果てることも出来ようぞ!」
なかば怨嗟の声とも言うべき唸りを上げたのは、同じく古いゲーム機(プレイディア)の擬人化、その名も『プレディア』。
美しいビジュアル、そしてアニメ声優を髣髴とさせるボイスが魅力的な擬人化少女であった。
「いやしかし、御主人以外の輩と契約するなど、長年押入れの奥で大事にかくまっていただいたご恩に仇成す行為、うぬぬ!」
ぎりぎりとCDローディングの音にも似た歯軋りで葛藤する。
「きゃるーん! みんなー、むつかしく考えすぎだよぉーーーーっ!!」
甲高い少女の声で叫んだのは、これまた古いゲーム機(ルーピー)の擬人化、ひねりも何も無いが『ルーピー』と呼ばれている少女。
フリフリとしたフリルのついたワンピーススカート、そしてくるくると跳ねるツインテールにも少女らしいリボン。
かように少女漫画から飛び出したかのようなキャラクターは、もとより女児向けのゲーム機とした出自あったればこそ。
「あたしたち、古いゲームがダーリンの愛で人間化した、言ってみれば『付喪神』みたいなものじゃない!」
ルーピーの放った言葉は、暗い雰囲気に支配されつつあったその場の空気を、からっと吹き飛ばした。
「そうです、妖怪ですよ!」
希望を取り戻したリンクスが言った。
「ああっ!なるほど! そういう見方もあるのですね!!」
まさしく天啓を受けたピアット。
「そうだ! 我等は妖怪だっ! 物の怪だっ!! 断じてレトロゲーム機擬人化少女などではないっ!!」
叫ぶプレディア。
「そーだよっ! 時代の波、ダーリンの要望(よくぼう)にこたえるには、はっそーのてんかんが必要なんだよっ!!」
わーっ、と一同を囃し立て、盛り上げるルーピー。
>>404殿、当方の擬人化少女たちは妖怪の一種ということで落ち着きました。
名前直し忘れて、リンがリンクスのままだった。
ルーピーとか言われてもこれしか出てこなくなった…
ノ⌒`ヽ
γ⌒´ ⌒\\ +
.// ""´ / ヽ )
+ .i / \ ´( ゚) i,/
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l o (__人_) | +
\ uー' ノ
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+ く く .| ./ ヽ| |
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し'iヽJ
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 第188回 . |
|ルーピー賞 |
.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>417 それをいうなら他の属性スレでこんなしょうもないネタやってるところあまりないんだから、おまいらがおかしいってことになってしまうぞ
まあ個人的にそういう数の暴力的な発想で思考停止するのは好きじゃないけど
多数派の意見はこのスレ的には胸の大きな娘。
カップAA〜Iの女の子を一通りそろえたハーレム
保管庫の「七人のサンタ」よりも人数増やすのか
セブンサミッツを制覇したら13座ある8000M級に挑むのはアルピニストの性である
>426
セサミナッツに見えた。ごますりハーレムか。
>>427 俺はビッグバードとかエルモとか浮かんだ。セサミストリートハーレム。
またはじまった
たまたま程度にしか観た事はなかったけど、セサミストリートは子供心に怖かった。
異国の治安の悪そうな、小汚い裏路地でしゃべりまくるでっかいくろんぼ。
大袈裟で激しくキチガイ染みた身振り手振りで、訳の分らない言葉を垂れ流す恐ろしげな怪物たち。
あんなところに連れて行かれたら生きては帰れないとガクブルした。
悪さしたら、親にセサミストリートに連れて行くと脅されて、泣き叫んで謝ってた。
ガチャピンとムックは好きだったのになあ。
ふーん
ガチャピンチャレンジで乱交ですね
果たしてガチャピンは何人同時に相手できるか…
>ガチャピンチャレンジで乱交
すごーい。チンポたっちゃう!エロの天才だね!
>433
つまり、中身は加藤鷹……
加藤鷹の中身がガチャピン
久遠ミチヨシの「絶対ハーレム」読んでみたがこれただの乱交だな。
最近商業誌でも似非ハーレム系が多いのは出版社の方針なのか?
乱交とかも一つの嗜好として否定はせんけど、
なんで「ハーレム」と銘打って乱交その他をやるんだろうな
AVでもよくあるが、作ってるやつらは頭悪いんじゃないかと
ハーレムのことを、「男にとっての楽園」くらいの認識にしか捕らえていない人たちからすれば、
「多少余計な男が混ざっても、最終的に主人公がモテモテのウハウハであればハーレムってことで」
とか考えてるんじゃないだろうか。
むしろ最終的に乱交だったりするわけだが
「最終的に余計な男が混ざっても、主人公がモテモテのウハウハであればハーレムってことで」
その点矢吹さんはよくわかってらっしゃる
>>437 ハーレム×ハーレムとかハーレム革命とかタイトルにハーレム入ってるやつは高確率で地雷という法則が…
>>443 それは重々理解している。
だが初見でそうと分かるわけではないし本の帯を見ても乱交か否かは
判断できない事もあるんで誰かが地雷を踏まないといけない事はあると
思うんだ。
処女信仰なんかは全く無いがさすがに「名ばかりハーレム」だとその漫画
に対して金を払うのがバカバカしくなることもあるよ。
>>444 いまはほとんど機能していないが、ハーレム補助掲示板の「商業作品を語るスレ」なんかは、
お勧め作品や地雷警告なんかに使うと便利。
このスレだと流れやすいから、出来たらあっちにも書き込んでやってほしいな。
データベース的な使い方が出来れば重宝するんだろうけど。
「女子校生ハーレム」は一応ちゃんとハーレムだったけれど、
その本の中でハーレムっぽい話はその1話だけだった気がする。
>>437 2巻メインの新キャラが実は逆ハーレムの主
新キャラ加入後、メインヒロインが↑の男ハーレムの主に
元鞘に収まるしヤル描写はないが、核地雷だったぞそれ
>>447 あの作品は主人公がいろんな意味でクズだからなぁ。
>>448 四姉妹の下三人が優秀だったので、ビッチ姉とか男の趣味悪い弓士とかどうでも良過ぎた
もちろんハーレム的な意味で
ハーレムかー
最近増刷されたうるし原先生のダーククリムゾンもハーレムだったな。
それ以外が地雷な気がするけどね! あれって新刊こないのだろうか?
ダーククリムゾン自体は確かに良いハーレムだったが
うるしってちゃんと完結させた漫画あったか?
つまり・・・
つーかあれ何年続き描いてないんだ
掲載紙今は亡きマガジンZだったっけ?
うるしは確か銀の勇者だかが出てくるやつは完結してたんじゃないかな?
>454
おおっと、未完のまま急逝したクリエイターとファンをディスるのはそこまでだ。
だが石川賢、おめーらは死ねば作中のオドロ線くらいにはなれるので除く。
おいおい、ハーレム派の中で内ゲバするな。
矢吹先生といえばToらぶるの新アニメ版見てみたら
いきなり主人公以外にラッキースケベ発生してて
スタッフが糞というか何もわかってなくてゲンナリした。
見てないけどダークネスだっけ?もそうなんかな。
ダークネスはいまんとこハーレム作品ではない
バトル展開メインくさいから
まだ2話目だし何とも言えないってのが正解だろ
ハーレムを目指す作品だもんな
というか双子の片一方がハーレム作らせようとしてんだっけ
そうでつ。なんでそうしようとしてるのか理由は忘れたが。
そうすれば自分も幸せ姉も幸せ皆も幸せ主人公も幸せで丸く収まる
そんな感じ
だって矢吹先生は
「特にお色気シーンとかなんですけど、何ていうのかな……得をするのは主人公だけ、と決めてるんですよ。
主人公の友達とか、周りにいるキャラも一緒にお色気シーンでいい目にあうのは、僕はちょっと違うかなと思っていて。わかります(笑)? 」
「それから、主人公が読者だと考えたとき、もう一つ気をつけていることがあって。複数の女の子が出てきた場合、
主人公が自分の好きなヒロインとは違うキャラとくっついてしまうとがっかりするんですよね。
「自分の好きな女の子がふられた!」と。だから『ToLOVEる-とらぶる-』でも、最後までそれは悩んだところでしたね」
って考えの持ち主ですし
アニメスタッフは猛省すべきだな
なんでこんな逸材に普通の冒険活劇とかやらせようとしたんだ!w
ようはうる星やつらで「主人公に電撃浴びせるぐらいなら他のやつにちょっとぐらい良い目見させてやろうぜ!」
ってハーレムの、エロコメのなんたるかを理解してないやつがいると、それが嘆かわしいと、そういう話だな
担当編集と原作の最終回は「当然一人に決めるべき」論を
曖昧ハーレム手前エンドで通したナイスガイだからな>矢吹
知欠なんてもう言えねえw
子供と酷い嫁の存在も考え方に何かしら影響あったのかもな
矢吹男前だな
SQ移ってバトル路線になったと書いてる人がいるけど、
今のとこむしろエロ度がUPしてるしな
はっきりとハーレム目指して動いてる子がメインだし
まぁとらぶるの場合ヤミや唯はメインヒロインだけど結ばれる感じがないポジションだが
ララと春菜は選ばれないと特にファンじゃなくても読んでて辛いからな
漫画はひとつのゴールしか用意できないし
>>466 矢吹先生の事馬鹿にしてたけどこれは見直さざるを得ないな
読者の事良く分かってる素晴らしい作家ジャマイカ
バトル路線は矢吹じゃなくて原作の人の好みだからな〜
バトルっていうか戦う女の子スキーか
SQ見れ
全然バトル路線じゃないから
なんで黒猫とかやってたんだマジで……
ToLoveるは原作者がいるからな
1人で話を作るのがあまりうまくないんだろう
自分は黒猫もそれなり好きだが
というか黒猫のイヴ萌え(及び鉄壁のスカート)が無ければ ToLOVEるもあそこまで評価されてなかったような気がする
ラングリッサー・グローランサーのそっくりさんみたいなもので、
脱がないはずの登場人物が脱いでることのプレミア感とか
黒猫でハーレムは難しそうだ。
そもそも女性キャラが少ない。
こいつらはもうハーレムについて話すつもりはないよ
それじゃあ娘の話でもしようか
こんど「俺の妹がこんなにかわいいわけがない」でゲームがでるそうだけど。
全員妹プレイができるらしい。
あれ?シスタープ
いや、なんでもない
妹も良いかもだけど姉も良いと思うんだ
中には妹みたいな姉もいるかもだけど、姉なので厳しい時も当然あるんだけど
その後の展開はやはり当然いつもより…とか
あとは夜の組み合わせによっては、何故か犯られる主様とか
シスプリのハーレムというと、
「美少女楽園 妹と少女たち」しか思い出せない。
星野w
あれは最初の妹をのぞいて全部多人数プレイだったのでお気に入り
間繋ぎSSが準備中なんで、ハーレム雑談のネタでもふってみる。
セックス抜きで、ハーレムの女の子にしてほしいことって、どんなのがある?
普通の一対一のカップルだと膝枕で耳かきとかあるけど、ハーレムで複数の女の子だと難しいよね。
逆にハーレムならではのサービスとかあれば、語らないか?
全身舐め。
一人でやるとかなり辛そうだし、時間もかかりそうだ。
でも複数なら
おっぱいまみれ。
>>490 >一人でやるとかなり辛そうだし、時間もかかりそうだ。
>でも複数なら
この発想でいいなら、口移しで食事。
1人でも出来るけど、男が食うスピード女より早そうだから、女が食べてる暇なさそうで可哀そう
肛門コンテスト
>>492 同じ発想で全身マッサージはどうだろう
手足と背中(腰)だけでも5人だ
>>494 …凄くやってもらいたい。最近疲れ取れなくて…
>494
そんな普通の意見で良かったの?
もっと奇抜なものがいるかと。
まーとりあえず、TRPGのキャンペーンでも始めるか。
せっかく複数いるんだから個人差を顕著に、ということで
性格の違い反映されてほしいかな
乳の個人差とかでも良いけど、同じもの×3やら5ではちとつまらぬかも
してほしいじゃなくてしたいの部類になるけど
セクハラ的なタッチ止まり一揉み止まりを挨拶代わりに
たまには主がジゴロいのも読みたくなる
>>496のTRPGとは言わないが、鬼ごっことかの遊びもいいね。
料理作ってほしいかなー。
人数がいればバリエーションが多くなりそうだ。
デス料理も多くなりそうだけど。
アポロ11号のマイケル・コリンズは、
“無重力の中物理的に胸踊る、そんな千人の美女が乗組員となったアルファ・ケンタウリへの宇宙船、
土曜の朝は彼女らを検査するのが船長たる私の任務”
こう、NASAの記録に書き記したという。
主をめぐって小競り合いしてほしい
エロエロなガールズトークをこっそり聞かせてほしい。
趣旨がずれてるかもしれんが
ハーレムを作っていく過程で
ハーレム作成の手助けに尽力してほしい
貴方のために貴方好みの女の子を見つけてきますとか
普通ならありえない献身をしてほしいね
心の中では妬いていたり妬いていなかったりする葛藤が描かれていても面白い
うとうと一人で寝てて、ふと気が付けば女の子がたくさん添い寝してる
腕に抱きついてすやすや眠るお嬢様な娘がいて
体を横からがっちりホールドしてきて大いびきかいてる逞しい娘もいて
膝枕してたのにいつの間にか自分も船を漕いでるおっとりお姉さん系娘もいて
両足の間で丸くなって寝てるクール娘もいて
お腹の上に乗って大の字になって涎たらしてるお子ちゃま娘もいて
みんなに毛布掛けてくれて、でももうひっつく場所がないので自分はちょっと離れた所で寂しく寝てる健気な娘もいて
そしてそんな状況を目撃して、呆れつつも自分も混ざるかどうか迷ってる幼馴染娘
君とはイイ酒が飲めそうだw
ベタベタするのはいいね
接触系のイチャイチャが好み
>>506を見て一番興味が湧いたのは逞しい娘
マッスルハーレムが見てみたい
>>510 「「「「「兄貴ぃぃぃぃーーーーーッ!!!」」」」」
保守ssを投下します。適当に読み流してください。489さんとは別人です。
エロはありません。
主人公は高校生くらいの若者じゃなきゃヤダーってひとはスルーしてください。
別に、これといった事件が起こるたぐいの話ではありません。
とある日常の会話を抜粋しただけの話です。
「タチが悪い。」
おれがそう言うと、テーブルの傍で夕食の後片付けをしていた高天原日和(たかまがはら ひより)が、
言葉の意味を図りかねたのか、怪訝な表情で返してきた。
「どうしたんですか?」
まだ高校生だというのに、そこいらのOL顔負けの大人びた風貌。そしてスタイルもまた、立派なものをお持ちなのである。
家事に関してもカンペキな腕前で、しかもおっとりした性格なもので、年不相応な落ち着きが感じられる。
あまりにも年不相応なので、以前、誉め言葉として用いていた「大人っぽい」という言葉を、
「実は老け顔なだけなのかもな」とからかってやったら、深く静かに落ち込んで、しばらくの間立ち直れなかったことがある。
以後、その辺のワードは禁句になった。
日和は学校帰りでそのまま夕食の準備をしていたためまだ制服姿なのだが、それを汚さぬように掛けたエプロンが
やたらと幼いデザインなのは、実年齢よりも大人に見えてしまう外観からの反動なのかもしれない。
ちなみにおれは、しがないサラリーマンのおっさんだ。今年で四十に足を踏み入れたもんで、
ヒトから「オジサン」言われても平然と受け流せるようになった。ちょっと前までは「オニイサン」と呼ばれることにこだわってたんだけど。
そんなオッサンからすれば、高校生だろうが二十歳のOLだろうが、「若い女の子」のひとくくりに出来てしまう。
16歳と40歳も20歳と40歳もだいたい同じ、比率にすれば1:2だ。
「おっさん、なんかあったの?」
おれのことをおっさん呼ばわりした女がいる。高天原那月(たかまがはら なつき)、日和の妹だ。
那月は今年中学生。十三歳の女の子からすれば四十のおれなんかはじゅうぶん「おっさん」なんだが、
こうもズケズケおっさん言われると腹が立つんだよウガー! くそう、受け流し失敗。
さっき夕食を済ませた後いったんは席をはずしていた那月だったが、おれがまだ食卓で茶を飲んでいるとテーブルに
戻ってきたのだった。中学の制服から、室内着のジャージに着替えてきている。
那月は、中学の陸上部で活躍する日焼け少女。長い上に癖の無い髪をさらさら流している。
昔は走るのに邪魔だということでばっさりショートカットだったんだけど、おれが、
「男の子みたいでカッコいいな。さぞや女の子にもてるだろ」とからかって以来、意地になって伸ばし始めた。
しかし髪の毛が長くなったからって、雑な性格や年上を敬わない不遜な態度が変わるわけでもなく、相変わらず生意気なガキなのだった。
「なんか仕事でヘマしたの? 出した見積書のゼロ一桁少なかったとか?」
あほう、そんなヘマするかっての。
那月の言いがかりにも近いセリフにおれが一言もの申そうかなと思ったところ、那月のフォローに回った発言があった。
「えと、タチが悪い、って言ってませんでしたっけ?」
窺うように発言したのは、この食卓にいるもう一人の女、高天原海里(たかまがはら かいり)、日和の妹で那月の姉、
中学三年生だ。制服はすでに着替えていていまは簡単な部屋着なのだが、そのシャツだってシンプルおしゃれで、
今時っぽいセンスの良さ。
やや長めの髪はきれいに手入れされていて、毛先数センチだけがさらりとカーブを作っている。
前髪も眉を隠すくらいに伸ばしているし、頬もシャギー気味の髪が乗っかって、ずいぶんと小顔な感じなのだった。
モデル系のおしゃれさは、今時の若い女の子らしいのだが、正直、性格が追いついていない。
海里はどうにも引っ込み思案で、声にもどこか、相手の機嫌を窺うような腰の低さが表れている。
「そう、タチが悪い、って言った。」
おれがそのように言い直すと、女達はその言葉を口々に反芻してから、
「なにか、悪質な犯罪のニュースでも読みましたか?」
「やっぱあれだろ、例の国が日本保有の領土に対して文句付けてきたり、国際的なイベントとかで見せるマナーの悪さとか、そういうんだろ?」
「もしかしたら、やっぱりお仕事の方の問題かも?」
そのように返してきた。
しかし、全然違うのだ。
別に、もったいぶるつもりもないので正しい意図を説明しようとおれが口を開いきかけたときに、このテーブルに座っていた女達の、最後の一人が声を出した。
「実は、性質が悪辣であるという意味の『たちが悪い』ではなくて、男性器の勃起不全を指す『起ちが悪い』のほうである可能性もあります。」
その声は、ずいぶん事務的なお堅い口調のうえに、男性器とかを羞恥もなくすらすらと言いきってしまう無機質なものなのだが、
喋っているのが小学六年生の少女であると言うところが何とも違和感バリバリなのだ。
そいつの名前は、高天原桜花(たかまがはら おうか)。
日和と海里と那月の妹、つまりみんなの妹で、四人姉妹一番の年下、つまりは末っ子だ。
おれと、この姉妹四人を会わせた五人が、現在この一つ屋根の下に同居している全員で、
ちょうど今は夕食後のテーブルについて談笑していたメンツのすべてなのである。
「というわけで、先ほどのお言葉は、『最近チンポの元気がなくなってきたな〜』などという、年齢相応の悩みが口から漏れたのではないかと愚考します。」
桜花がそういうと、それを聞いていた三人の姉が笑った。
長女の日和はにっこりと柔らかい笑顔で、次女の海里は口元に手を当てて控えめにくすくすと、
三女の那月は大口を開けてゲラゲラと、そして当の発言者、四女の桜花もニヤリ、とシニカルな笑みを浮かべた。
小学六年生女子のオヤジギャグに一同は和やかな雰囲気に。
「まさか、長七郎さんに限ってそんなこと。」
日和が、末っ子の冗談に笑みで答えた。ちなみに長七郎とはおれの名前、松平長七郎(まつだいら ちょうしちろう)。
「夕べだっておじさま、私たち四人を相手に二巡するくらいお元気だったのに。」
おれを『おじさま』と呼ぶのは次女の海里、十五歳。
夕べとは文字通り昨日の夜のこと。
四人を相手にそれぞれ東家で一回ずつ、そのまま勢い余って南家でもう一巡してしまった。麻雀のようにも聞こえるが、卓を囲むには一人多いな。
言い忘れていたが、この四姉妹はいわば、おれの愛人みたいなもので、当然男女の関係であって肉体関係もバッチリ、
毎夜毎夜と抱きまくりのやりまくりなのである。
「ありえねえ、ありえねえって絶対!
発情期の猿もここまでサカらねえだろってくらい、精力余りまくりの絶倫魔王だぜ?
その有り余った精力を地球環境のために役立てたら、そのへんの風力発電よりも電力叩き出しそうなオッサンに限って、
チンコ起たねえってこと自体ありえねえよ!!」
おれのことをまたしてもオッサン呼ばわりするのは三女の那月。げひゃひゃひゃと下品な笑い声を上げている。
しかしずいぶんひどい言われようだな。
「まぁ、このお兄ちゃんは、私たち四人姉妹を均等に愛してくれて、四人の子宮にドバドバと、たっぷりザーメン出してくれる人ですから、
杞憂も杞憂、後顧の憂いもないレベルですね。」
他の姉妹と違って、おれの言いつけを守っているのが四女の桜花。教えたとおり、おれのことをお兄ちゃんと呼んでくれている。
さすがに12歳の女の子に『おにいちゃん』言わすのはどうにも倒錯的な雰囲気なのだが、そこはそれ。
例によって年齢で比較すると12歳と40歳なので1:3位の年齢比率だ。年の差で言うと28も離れている。
いったい何回オリンピックを開催すれば気がすむというのだ。
かように、四人が一通りの談笑をすませてから、日和が改めておれに尋ねてきた。
「で、本当のところはどうなさったんですか?」
というわけで、おれはそれに答えた。
「いや、桜花が言ったとおりだよ。
年のせいかもしれんが、最近、勃起しにくくなった。」
おれの言葉の後にわずかな静寂、一同沈黙。
そして唐突に。
「「「「ええええっ!!」」」」
四人の声がハモった。
先ほどの和やかな笑みはどこへやら、姉妹はずいぶんと切迫した表情であった。
いや、別にね、インポになったってわけじゃないんだよ。
ただ、勃起の反応が、少し鈍ったかなって。
昔はさ、ほら、可愛い女の子がいるとそれだけでムラムラと欲情できたわけだよ。
電車で見かけた女の子にだってさ、ありもしないデビルアイ(透視力)でもって下着姿や素っ裸だって妄想できたし、
そのあとちょいとコナかけて美味しくいただいちまうくらいまで勃起も持続するんだがね。
そういった、若い頃のガツガツとした性欲ってのが無くなってきたんじゃないかって思うわけだ。
ある意味、40にもなって思春期の男子中学生並の性欲を維持しているのもどうかと思うのだが、
そのあたりを性欲が落ち着いてきたと取るか、減退してしまったと取るか、考えちまうんだよ。
実際、それが目に見えて衰えてきたのかと言えばそこまで酷いとは思わないよ。
さっきも話が出たとおり、昨夜だって愛人の若い女の子四人を抱いて、さらに二週目に突入して可愛がってやった。
俺の射精回数はいろいろあって10発はぶちまけたし、高濃度高粘度大容量は若い頃から衰えたとは思えない。
つまりは、肉体的な精力ではなく、リビドーとしての性欲が衰えてきているんじゃないかってこと。
「あの、その、ぅ・・・。」
日和が、口ごもる。なにやら非常に言いにくそうだったのだが、そのじれったさを那月が打破する。
「おっさん、もしかして、あたしらに飽きたってのか?」
怒ったような口調でいて、どことなく媚びるような焦りも感じる声。
日和も心配そうだし、海里もおびえるような視線をおれに向ける。
桜花だって、まだまだ小学生、子供のくせに、男に縋る女の目をしておれを見つめている。
ううむ、四人には誤解を与えてしまったようだ。
可愛いおれの愛人達。もちろん彼女たちに飽きたなんてことはない。四人の女それぞれに、おれの性欲を刺激する魅力がある。
おれはそれを飽きることなく楽しんでいる。一人一人の個性を愛し、可愛がっている。
とりあえずおれは、四人の誤解を正した。先ほどの言葉の意味を正しく伝えてやると、女達は皆一様にほっとした表情を浮かべた。
「なんだよ、紛らわしいな!」
那月が悪態を吐く。
「でも、よかったです、おじさまがまだ私たちのこと好きでいてくれて。」
海里がこぼれかけていた涙を拭った。
それをなだめながらも日和は、よかったよかった、と何度も頷いている。
「しかし、お兄ちゃんがそのような危惧を抱いているというならば一大事。」
桜花が真剣な顔でそう言い放ち、立ち上がった。たしかにそうだ、と那月も立ち上がり、慌てて残る二人も従った。
とまぁ、そんなこんなで場面転換。
那月にぐいぐい手を引かれ、日和に背中を押され、海里と桜花に寄り添われながら、俺は寝室に連れ込まれた。
ちなみにこの家には、寝室といえばこの部屋しかなく、ベッドもここにしかない。
その分、全員が一度に寝ても不自由がないくらい、広くてふかふかなデカサイズのベッドだ。高かったぜ。
基本的には家主である俺の部屋であるのだが、女達も寝るときはこの部屋で眠るのだ。
セックスするときは当然だし、セックスしないときだって、みんな一緒に眠る。
女達にはちゃんと自分の部屋をあてがっているよ。パソコンやったり勉強したり、部屋に一人でいた後でも、
寝るときにはこの寝室にやってくる、そういうルールなんだ。
で、ベッドの縁におれが座り、その足下に四人の姉妹が車座になって座る。
一同の指揮を執るかのように、いちばん年下の小学六年生、桜花が言った。
「お兄ちゃんは、お兄ちゃんとは名ばかりのお年寄りさんです。
先日不惑、四十路に突入したお兄ちゃんは、いまがまさに性欲の分水嶺。
ここから今後、しなびたご隠居様になるか、年甲斐もないエロジジイになるかが別れてしまうのです。」
その言葉で、一同不安な表情に。
つか、仕方がないことなのだが、年寄り扱いは傷つくなぁ。
「少なくとも、私たちが大人になったあとも、いちばん年下の私が性欲をなくすくらいの年齢までは頑張ってもらわないといけません。
そう、あと最低でも30年くらいは。」
30年て、おれ70かよ。
いやまぁ、年の離れた愛人を四人もかかえた以上、最後まで責任取らなきゃいかんなぁと覚悟はしていたけれど、
実際そうやって数字で出されるとなかなかにハードル高いな。
「じゃあ、どうすりゃいいんだよ。」
末妹の言葉に応じたのが、三女の那月。言葉はがさつで投げやりっぽいが、表情は真剣だ。
「おっさんがいつでも興奮しやすいように、あたしらがエロいカッコしてればいいんじゃね?
やっぱ、素っ裸で大股をこう、がばーってやりゃあいいのか?」
室内着のジャージで、立て膝で座っていた足を大きくM字に開いてみせる。はしたない。
「それとも、普段からおうちでは裸エプロンとかで過ごした方がいいのかな?」
制服にエプロンの、少々所帯じみた格好をした長女の日和が言う。
おれはしょっちゅう頼んでいるのだが、恥ずかしがってなかなかやってくれない。
「私たちの下着も、もっとセクシーなのを用意した方がいいかも。恥ずかしいけど。」
おしゃれのセンスがいい海里は、下着だって可愛い。
セクシーな下着って言うと、ローレグヒモパンとか前あき下着とか、やっぱり世界のエロ下着のことなんだろうか?
そんな風に提案する姉たち。しかしそれを妹の桜花はばっさりと切り捨てた。
「いえ、そうではありません。普通に私たちの裸とかセクシーな格好でお兄ちゃんが臨戦態勢に突入できるのは現状確認済みです。
お兄ちゃんが危惧しているのは、私たちの普段の姿にエロを見いだせるかどうか、ということなのです。」
「な、なるほどな。」
桜花の言葉に納得したのか、がさつに開いていた股を閉じ、那月はちょこんと正座で座り直した。
「でもそれだったら、いまのわたしたちには何もできることがない、っていうか、何もしないのが正解ってことになるんじゃないの?」
日和が言う。
「うん、結局はおじさま任せってことになるのかも。」
海里も言う。
それらに桜花はきっぱりNOと言った。
「お兄ちゃんのこれからの性欲は、わたしたちが一緒に育んでいくものなのです!」
すっくと立ち上がり、そういいきった桜花は、そのあとにふむ、と強く鼻息。
「具体的に、どうすればいいの?」
日和が困ったように小首をかしげながら、桜花に問いかける。すると桜花は、ちらり、と日和の姿を眺めてから言った。
「たとえば、その制服です。」
そして桜花は姉の日和を立たせたあと、おれに向かっていった。
「お兄ちゃん、日和姉様の制服姿、可愛いですよね?」
「ああ、可愛いよ。」
おれは素直に答えた。
日和自身はもう少し大人な雰囲気なのだが、学生の制服であることでそのあたりがうまく緩和されていると思う。
そのようにおれが答えると今度は那月に指示を出す桜花。
那月は立ち上がり、おれの背後に回ると手を伸ばしてぎゅっと目隠しをした。うおっ、何も見えん。
「きゃっ! お、桜花ちゃん!?」
と、日和の悲鳴。
おれには目隠しされているため何も見えんのだが、声と音だけで察するに桜花が日和にまとわりついて
何か悪戯のようなことをしているようだった。
桜花の指示で目隠しが解けたとき、目の前の日和はなんだか顔を真っ赤にしていた。
「お兄ちゃん、日和姉様はどうですか?」
どうですか、っていわれてもなぁ。
さっき制服が可愛いって言ったところだし、何をされたか知らんが恥じらっているのがわかるくらいか。
「そこでお兄ちゃんに質問です。」
そういって桜花は、ぎゅっとにぎった両手を突き出した。
「私の掌には、何が隠されているでしょうか?」
その掌は重ねられ、何かを包み隠しているような感じだ。
なんだろう、そう大きなものではない。十二歳の女の子の、小さな手のひらにすっぽり収まってしまうくらいのものだからな。
収まっている、すっぽり、完全に、・・・・・・ではないな、何かが少し、はみ出している。
指の隙間から、ほんの少し、何か布のようなものが。何か、白い、布のようなものが。
す、っと身を翻して桜花は、唐突におれの視線からその両拳を隠してしまった。
「もう一度お尋ねしますが、日和姉様の制服姿、可愛いですか?」
言われてもう一度日和を見る。
ううむ、なにやらもじもじとしている。
心なしか、制服のスカートを気にしているようにも見えるな。両手をスカートに添えて、押さえている。
って、もしかして。
「さっきの桜花、もしかして日和のパンツを隠してたのか!?」
おれが目隠しをされている間に、桜花は日和のスカートの下からパンツを抜き取ったというのか。
と言うことは、いまの日和はノーパンなのか。
「ち、ちがいます!」
おれの言葉を真っ先に日和が否定した。さっきよりも強くスカートを押さえている。
「さあて、どうでしょうか?」
にやり、とエロ笑いを浮かべた桜花は、さっき俺の目から隠した両手を再び前に持ってきた。
相変わらず指の隙間から小さく白い布地のはみ出している。
「では、私の手の中のものをお見せしますね。」
そして桜花がゆっくりと手を開く。
すると、彼女の手の中には白い日和のパンツが。
なかった。
「あれ?」
おれが間抜けな声を出す。桜花は手の中にあった白い布、ハンカチをひらひらと振って見せた。
「ってことは、日和、パンツはいてるんだ。」
「あたりまえです!」
少し怒ったように日和が言う。
そんな姉をなだめながら、日和はもう一人の姉、海里に問いかける。
「どうでしたか?」
「うん、・・・・・・反応してた。」
海里が赤面しつつ答えた。
反応してたって、何が? ・・・・・・って、うおっ! いつの間にかおれの海綿体に血液が!
どうやら、さっきから海里は、ずっとおれの股間だけを見ていたようだ。
しかし、直接的なエロ行為でもないのに勃起したのは、久しぶりな気がする。
そんな反応に気をよくしたのか、桜花が種明かしをするようにおれに解説した。
「どうでしたか? ただの制服姿も、こうしてみるとずいぶんとエロく感じませんでしたか?
本人は穿いていると言っている、でももしかしたらノーパンかもしれない。
その真偽は、実際にスカートをめくってみるまでわからないのです。」
そういって桜花は、隙を見て日和のスカートをまくり上げた。
きゃっ!と悲鳴を上げる日和は素早くスカートを押さえたが、その前に淡いピンクのパンツがしっかりと見えてしまっていた。
さっきからスカートを押さえていたのは、桜花に股間を悪戯されてむずむずしたからなのだろう。
「こういった、『シュレディンガーの猫』的な思想を持つだけでも、普段着の私たちにエロスを感じてもらえるわけです。」
スカートめくりをたしなめる日和をスルーしながら桜花がおれに説明する。
「街で綺麗な女性を見かけたときも、『あの女、じつはノーパンなんじゃなかろうか?』とか、
『まさか、服の下には荒縄が肌に食い込んでいるのかも!?』とか考えただけで、結構いけるものです。
まぁできるだけ、私たち以外の女性に劣情を催して欲しくはないのですが。」
その説明を聞いていた海里が、そうか、と何か閃いたようで。
「たとえば、毎日私たちの誰か一人は、ノーパンとかノーブラのまま服を着て、おじさまの前で過ごしたりするとか?」
「そうですね、そういうことを私たちが励行して、お兄ちゃんの妄想を刺激するといいでしょう。」
理解の早い海里が具体的な案を出すと、桜花もそれに大きく頷いて見せた。
なるほど、誰かはわからないが、家の中で過ごす四姉妹がじつは下着を着けていないとか思うと、いろいろと妄想できて楽しい。
「つまり、お兄ちゃんはまだまだ、いくらでもエロい妄想だけで勃起できるってことです。」
桜花が最後にそういってまとめると、残りの姉妹も、キラキラとした瞳でおれを見つめてきた。
そうだな。
結局は、おれがただ、自分で勝手に年齢を気にしていただけなのかもしれんな。
12歳と13歳、そして15歳と16歳。おれよりも20歳以上年の離れた愛人たちを相手に、コンプレックスのようなものを感じていたらしい。
年長者としての見栄とか、そんなものを気取っても仕方がないんだよ。
こいつらがおれのことを男として求めてくれるのなら、いくらでもおれはエロくなってもいいんだ。
そんなこんなで、おれたちのセックスライフはまだまだ続く。
目指せ、生涯現役!!
で? っていう。(´・ω・`)
とりあえず以上です。
主人公のおじさんと四姉妹の関係は、作中あえて書きませんでした。
以下、お好きなものを選ぶなりご自分で設定するなりしてください。
1・姉妹は、主人公の親友の娘たち。両親を事故でなくした彼女たちを主人公が養ってあげている。そのかわりに肉体関係に。
2・姉妹は、主人公の兄の娘たち。兄夫妻が海外に長期出張中のため、主人公が姉妹を預かることに。その縁で肉体関係を。
3・姉妹は、孤児院で育った親無し子たち。主人公が引き取って養子として育ててきた。当然のごとく肉体関係で。
4・姉妹は、主人公が誘拐してきた女の子たち。最初は怯えていたが、ストックホルム症候群で肉体関係に。
近親相姦に抵抗がないのなら、
5・姉妹は、主人公の実の娘たち。苗字が違うのは、離婚した元妻の再婚先の苗字に変わっているから。
自分のことを父と呼ばせないのもそのあたりのこだわり。
でもOK。
GJ!!なかなか面白かった
読んでてふと思い出したのが、最近読んだ猫物語白での阿良々木君だった……
エロではないけど理想郷のこよみハーレムとその作者の真剣恋短編のハーレムルートは続きが超読みたい
GJ!
エロはなくともエロかった!
6.姉妹は、近所の女の子たち。毎日通い妻状態だったが、マンションの家賃をケチるため思い切って同居生活に。
江戸日記かよ!
里見浩太朗好きだったなぁ当時小学生だったけど
GJ!
似たところはほとんど無いのに、何故かみやもと留美のハーレム漫画を思い出した
そして同じツッコミした奴が居てくれたので一安心
近親相姦の定義が曖昧だけど、
結婚出来ない関係なら3もそうでしょ。
従兄弟ですら避ける事が望まれる現代、
兄の娘(姪)はNGだと思う。
7.主人公の親父自体も70までヤってる。
つまり実兄妹。
松平長七郎長頼乙
双子の見分けがつくヤツってそれだけで妙にカッコよく見える
と、おとめ妖怪ざくろを見て思った
365人の妹の(長女と末娘は誰でも見分けつくにしても)見分けが全員つく男
>534
そ、それは親も兄も神の領域だ。
名前が長女は一日で次女は二日、以下三六五日ちゃんまで続く
閏日「……(ぐすん」
>>533 シスターズの個別認識が可能な上条当麻さんのSSを思い出した
それはエロパロ保管庫で読めるヤツ?
ほかにそういうのがあるなら読みたいんで教えてほしい
俺もそれどこで読めるか知りたい。
みんな飢えてるんだなーw
主人公に惚れてる女複数を
全員主人公がモノにして何が悪いんだ!
くそっくそっ!
ここはハーレム0番地
539のはハーレム小説リンク集から飛べる『こんな夢を見た』だと思うべ
あのリンク集も最近更新停滞気味だけど、久し振りに新規のハーレムエロパロ報告大会とでも行くかい?
つい最近理想郷関係報告したばっかだからもうネタ切れだわぁ
理想郷のゼロの使い魔の悠久って紹介されてたっけ?
逆行ものだけど、これはなかなか好き。
フレスメイル久しぶりに動いたな
超人ボウマンでせっかく多人数シンクロハーレムファック環境が整ったのだから
マルチプルシンクロナイズドアナルファックシーンがくるのをもう何年も楽しみにしてるんだ…
>>552 > 超人ボウマン
すでに懐かしいな、それw
歓楽のハレムだっけ?
ちっとは更新されてんの?
つか、サイト自体はまだあるの?
もう数年見てないんだが…
まだあるよ。>歓楽のハレム
最終更新は今年の8月
フレスメイルの作者のネジ丸のコーナーに超人ボウマンもあるんだっての
というかフレスメイルが動いた=歓楽のハレムが更新されたってことだろw
超人ボウマンの続きは望み薄な気がする。
あの作者さん、設定変えて最初から書き直すことがたまにあるし。
歓楽のハレムは名前に惹かれて行ったら
非独占ものや独占はしてるんだけどモヤるのが多くて、がっかりした覚えが
後宮学園の職員と上級生は爺のお手付き・お下がりとか
孫のために作ったとか言いながら自分が楽しむためだったじゃねーか
そんなん個人の嗜好の問題じゃん
フレイスメイルみたいな投稿作とは関係ないしな
そりゃーまあ個人の嗜好の問題さね。何をいまさら。
ただあえて言うなら、非独占やお下がり等のモヤりそうな設定ってのは
このスレでも敬遠されやすいのは過去ログとか見れば明らかだし、
報告だの注意だのとしては割と重要な気も。
投稿作品とは無関係とは言っても、そういう方向性の管理人がやってる
そういう方向性のサイトってのはどうしてもついて回るしね。
そうやって自分的ハズレをひきながら、読み手は読者レベルを上げていくのさ。
まあ限度はあるわなあ。夫としかしたこと無い人妻(未亡人)、経験が
少ない人(せいぜい2人)はともかくそれ以外はビッチだからハーレム
に入っても征服感がないや。
まあそれは好み次第だとしてもハーレムで「あなたのお爺さん(お父さん)
は精力がすごかったんですよ!何回も可愛がっていただきました!」
とかいうやつはハーレムに入る資格無いだろ。主人公に気持ちよくなってもらう
ためにも過去の男の性活なんて言うなよ。冷めるだろ。
「好みじゃない」の一言で済む事をグダグダとまあ…他人は君なんかに興味ないよ
過去の男の性活をいわれたら「くそっ」って感じに、それはそれで燃えるw
限度があるけど嫉妬は潤滑油としては最強かもしんないし。
なんか勘違いされてそうだから一応言っとくと、561=558と563は別人だからね。
564は559なのかな。いや違うなら別にいいんだけど。
それこそどうでもいいのであった
>>561 俺は過去を含めて女性を「所有」したいってタイプだから合わないな
NTRそのものは好きだが寝取り視点から堕ちモノとして読んでるし、例え同じ性癖持ちでも個人に
よって多様性はあるな
俺のようにハーレム好きでも複数プレイそのものには余りこだわらず複数の女性を明確な欲望で
「所有」したい、ってヤツはここでは異端なのかねー
女性がハーレムを受け入れる理由で「優しいから」とか使われると、複数に手を出すやつのどこが
優しいんだ、って萎えるし
>>568 よーくわかる
どっかのアスカじゃないが
「そいつの全てを手に入れられないなら要らない」って感じだな
東方で、良いハーレムを発見。
東方典型録。
東方あんまり好きじゃないけど、せめてもの起爆剤がわりに。
いいハーレムものって、探すと無いものだな。
正直創想話か夜伽以外の東方って……
>>570 ふーんと思って検索してみたらなろうで萎えた
一応気力を振り絞って序盤を読んでみたけど原作キャラ出てきた所までが限界だった
>>570 いちおう最後まで読んだ。
なんというか、序盤で損している作品だな。
後半になるにつれ、面白くなっているのに、
序盤があまりにも……
ていうか、作者他人の人じゃないか。
何してはるんですかwww
何で輪姦ものは多いのにその逆はねーんだよくそっくそっ
>>570 なろうにしては読めたので驚いたが
正直微妙
特製が執拗に全部特性になってるのは何かのこだわりだろうかw
なんだか他所でも別に書くとか言い始めてるし
きっと飽きて投げ出しパターンだろう
今更だが抹茶のnakami引退したのか
ひねくれたハーレム物ばっか書いてたから
手放しで賞賛できる奴じゃなかったけど
ラスト見なけりゃ結構良いハーレム物書いてただけに残念
>>579 あのサイトで唯一読んでた書き手だったわ
ハーレムかは微妙なラインだが残念
>>558 こう書くと叩かれるかもしれないがあの作品後宮学園は「非生殖的」ハーレム
だと思う。全てのハーレムが生殖目的で無ければ駄目ってわけじゃあ無いけれど
最初非生殖的でも最後に自分自身による孕ませがあれば女の子がどんな
タイプでも受け入れられるけれどあの作品はそういう辺りがドライすぎるんだよなぁ。
コレクターだとしたら各種物品を集めるだけ集めてあまり愛でないでそのまま
ストックしておくだけみたいな感じ。たまには取り出して触ってみたり飾ったりは
するんだけれどそんなに頻繁に触れるわけでもない。
普通のコレクターなら目の届くところに常に飾るとかいつでも手に取れるように
すると思うんだがな。
そういう俺は一介の鉄道ファン(乗り鉄)でしかないんだけれども。
緋道の神器の二十七話以降の展開好きだわ。
村での話は非独占であまり好みじゃなかったけど、
村を出てからは主人公も吹っ切れて、
新興宗教立ち上げそうな勢いだし。
ただ最近更新止まってるけどど。
ハーレム願望は種付け本能と近いからマンコセクロス中心でアナラーの俺には寂しい
種付けしてしてとせがんでくる女たちを全員処女のままひたすらアナルファックするハーレムものキボン
歓楽のハレムの非凡人生って前書きに
無断翻訳&転載、そもそも元小説自体がHシーンとかコピペです
って堂々と書くとか終わってる
だー!すまない、ここ数週間思い出そうとして検索しても全く見つからなかったので質問させてください
何年か前に読んだオリジナルの小説で、箇条書きにすると主に、
・ヒロインは天使(または天上界の女神)
・作中では直接的なハーレム描写はなかった
・最後はそこに存在する何百万人(もっと多かったかも・・・)の天使全員とHしてもらうとヒロインに言われ、そこで話は終わる
ってのがありました。スレ違いなのは理解してるけど、もうここでしか訊けないので、もし心当たりがある人がいたら教えてください
よろしくお願いします
色々違うけど
今昔夜伽草子の投稿の間にある「八神君は天使様に好かれるタイプ」
しか思いつかん
やはり黄金比は男1女3だなドラクエ3、FF5もこれだ
それ以上はどうしたって女が余る、ダブルフェラ+クンニ
もしくはダブルキス+挿入、左右脇の下+腹の上で添い寝
これ絶対最強ライジンザウラーな
全力で同意する
以上はその数も含む
もう一人なら膝枕が追加できるぜ?
前、両サイド、後ろ、これでおk
後ろ重っ
チンコが二つあればな
折り重なった上と下同時に突けるが
結局女が10人とかやっても、あぶれた女は放置かオナるかレズる
ぐらいしか選択支ないからね、一体化としての観点から見ても
美しくあるまい、男1女3が独占型ハーレムとしての完成系よ
完成系
>>585 wordsworksの「ぼくと性欲処理天使たち」は違うか。
天使とハーレムってとこしかあってねえw
まぁ俺だったらメイン3人を確保しつつ色々と食い散らかすがね
メイン以外とあれこれした後におねだりしてくるメイン3人。胸が熱くなり申す
俺は一度に相手できる数しかいらないとは思わないなあ、やるだけが楽しみ方じゃないだろう
コレクションした女をその日の気分で、気まぐれにいろんな味付けで楽しみたいよ
清楚な巨乳美少女、おっとり巨乳おねいさん、厳格キッチリ巨乳、金髪巨乳外人、巨乳三姉妹に、巨乳双子、欲しいアイテムにはキリがない
そんなコレクションに、色んなコスプレさせたり、奴隷にしたり、家具にしたり、裸で激しいスポーツさせたり、巨乳を並べてながめるだけでも楽しそう
お気に入り数人は巨乳管理用の秘書にそばにおいとくけど
貧乳はイラン、おまいらにやる
アイテムとか言ってる時点で論外だな、ハーレムの子と言うのは
平等に扱われねばならんのだ、それじゃただの空気嫁だろ
完成系
論外
w
アイテム扱いというのはポケモン収集と大して変わらんから論外という
のは俺も同意。
いーじゃん別に。
俺も「気が向いた時に、気に行った場所で、気になった女を、気が済むまで、気楽に何人もやれるハーレム」が理想だな。
特に平等に扱う気もないし、ポケモン収集みたいにゲットして好きな時に召喚できるならむしろ望むところ。
>>598,600とは、嗜好が違うのかもしれんけど「ハーレム好きの変態紳士」には変わるまい。
女を彼女として見てるかセフレとして見てるかの差は大きいと思うが
それはハーレムとはなにか違う気が…w
なんでいきなり自論押し付けのバカが沸いてンの
「魔女狩りをやめさせたのは、その王が本当に女好きだったからだ」という言葉が
最高の賛辞である類の女好きで 自分はありたい
ラブラブ独占ハーレムも食い散らかしハーレムもイケル口だが
どっちにしろ女キャラの描写がおざなりだと萎えるな
誰が誰だかわからなくなってくるようだとちょっと
もうそれは「マンコがあった、入れた」と書いてあるのと変わらん
>>601 かなり前にアイテムの擬人化ハーレムがあったけど、そんな感じだろうか
ああいうの読むと、呪われた武器を解呪するシーンとか弱い武器を強化したりするシーンとかまで擬人化して妄想したく
なるから困る
「性とは生でありそして聖なるものなのだ!
というわけで聖なる精をくらえーい!」
「いやああ! 浄化されちゃうー!」
アイテムとか食い散らかしとかは言い方があれだけど、確かに好きに抱けるというのはいい感じ
だけどなんというか「この島の娘を好きに抱いていいんですよ」っていう感じのもいいんだけどなんか違うんだよなぁ
何というか最初からOKとかじゃなくてちょっと狙ってた娘を都合良く落として肉体関係になる、という繰り返し的な感じだろうか?
やっぱりハーレムって大抵は受身になっちゃうからちょっと男が狙ってそんでうまくいって男が好きなように責める感じにも憧れる
描写に関しては、書く方も苦労してるんだよね〜。
何人も登場させて描写量を多くすると、最初のキャラなんか忘れられちゃうんじゃないか、とか。
ヒロインの設定をセットにすると覚えてもらえやすいんじゃないか、とか。
(姉妹で性格を対極にするとか、巨乳vs貧乳コンビとか)
いろいろ考えながら書いてます。
多数のヒロインをどれくらいの描写量でイメージを把握出来るか、ワンシーンで初登場させられる人数の目安とか、
ハーレムスレならではの意見も聞いてみたいなぁ。
頭の中で構図が理解できればなんとか…なるとは思うけど。
行が進むごとにヒロインが瞬間移動してるとか手が3本あるとかなってなければw
ポテチの手を店で見ていて考えたんだけど精巧なマジックハンドで
じらして攻めるって方法もあるな・・・。
まあ、普通のマジックハンドだと片手が塞がってしまうので脳波制御
とか腕の神経などから電気信号拾って制御するとかでないと腕三本
とかは出来ないよなぁ。
いけっ! バイブ・ファンネル!
つまり、触手か。
妖怪大戦争と称して日本と西洋の美少女・美女妖怪が一人の男を取り合いにして最後にみんな仲良くがいいよね!なSS読みたい書きたい
読みたい書きたい危険地帯?
>>610 キャラが立ってないうちに多人数やると地獄を見る
>>601 遅レスだけど、アイテム的なハーレムだと『護って守護月天』なんかもあったよな。
どっちかというと精霊だけど。
女性キャラのアイテム化といえば、昔CCさくらを元ネタにしたハーレムモノを考えたことが
あるんだがどうしてもクロウカードを元ネタにした女性キャラが無個性になってしまって書く
まで至らなかったことがあったな
辛うじて動きをイメージできたのが「光」「闇」「鏡」だけだった
620 :
601:2010/12/15(水) 02:28:03 ID:xZACpYOE
>>618 『護って守護月天』ぐぐってみたけど、手下?キャラは小人とか畜生みたいなのが多い様な気がした。
ルーアンってのと、万難地天 紀柳てののが、好きに出来そうなキャラなのかな。
昔、悪魔君なら鳥乙女を好きに出来るじゃないかと妄想した。ハーレムには程遠いけど。
CDさくらだと思ってた
カードキャッチでCCなのか
カードキャプターでCC
カードキャプター知らん奴がこのスレにいるとは
俺も歳をとるわけだ
忍者キャプターなら好きだった
レインボーマンの7種の化身と忍者キャプターの9人を混同してしまう
幼児に6種類以上の判別をさせようとするからいかんのだ
忍者キャプターも7人じゃなかったっけ?
9人はサイボーグ009か?
サイボーグ009は9人もいてもちゃんと見分けがつく! ふしぎ!
628 :
名無しさん@ピンキー:2010/12/18(土) 05:40:12 ID:vvzttxd8
媚獣の館って作品覚えてる人いる?
閉鎖されて読めなくなっちゃったんだけど似てるのがラノベとして発売されてる
杉井光=東司なら作者が生存してるってわかって嬉しいんだが詳しいこと知ってる人いない?
確定だったか記憶が定かではないけど
閉鎖されてプロデビューしたっぽいなって話を前のスレで読んだ気がする
作者の名前まで出てたっぽい記憶はある
ああやっぱりそうなんだ、俺もどっかの出版社の作品のあらすじ読んであれ・・・と思ってたけど、
やっぱり作者一緒なんだ。でもなんで一般ラノベなんだろう?
趣味でやってたサイトなんだろうからそのまま成年のほうでやれば良かったのにw
人気作が純愛系だからな
さすがにイメージ的にまずいんじゃないw?
やっぱり本人だよな、そうじゃなきゃパクりってレベルじゃないもん
ヒロインの名前が同じだし、性格変えたくらいでプロットも同じだし
ちなみに作品名は「シオンの血族」で来年に二巻がでるらしい
媚獣の館は消さないで欲しかったな、敵倒してこれから本格的なハーレム作るってとこだったのに
媚獣の館のえちーシーンはなんか女族隷属ぽいし(特に先生はまんま)パクリだなんだ騒がれないために一般向けにしたんじゃないの。
キルタイムのハーレムシリーズは…なんていうか粗製濫造感が強いな
一般向けの話はどーでもいいや。
>>634 同意。
ちょい亀で済まないが
>>585の
>・最後はそこに存在する何百万人(もっと多かったかも・・・)の天使全員とHしてもらうとヒロインに言われ、そこで話は終わる
は歓楽のハレムにある「勇者の冒険」のアイデアノート(作者がYahooブリーフケースで公開してた)じゃないかな
大規模ハーレム好きとしては出色のネタだったから覚えてる
>>620 まあ、最後は主人公がシャオ一筋になっちゃうけれど、妄想を拡大化させる補助にでもなってくれれば。
でも、生身の女の子にも結構慕われてたり、女子の友達や姉もいるんだよなー
んでもって一時期は家内の女人率が70%越えすることもあったり。
>637
あれって、三姉妹と同居だパクりだと言われてなかった?
その時点ですでに75%が女性なんだが。
月天ってハーレムものだったっけ…全然そういう見方してなかったなあ
ああっ女神さまよりはハーレムぽかった気がする
月天も女神様も主人公ずっとメインに一途じゃね?
女が周りにいるってだけでハーレム感はまったく無いでしょ
毎日、新品を予備を含めて用意しておく。
気が向いたら使って中に出して捨てる。
え?
一遍、中に出したのをまた使う?
なんでだよ、汚いな。
ちゃんと新しいの使えばいいじゃん。
自分は情を交えると書いて交情と読む派だな
「安易にハーレムという名が付くものに地雷あり」というスレの格言に従わず
久遠ミチヨシの「絶対は〜れむ」1,2巻を衝動買いしてしまったが見事に轟沈orz
処女信仰は属性としては持っていなかったしメインヒロインの一時離脱による
逆ハーレムへの編入にも目をつぶったが結局ヒロイン1人に納まってしまう
展開と言うのは「ハーレム」というタイトルを付けるには不適切な気が・・・・。
「羊頭狗肉」な作品もはよく出会うがさすがにちょっとねぇ。
ちょっと凹んだのでラブプラスの同人誌での4Pハーレムプレイを読んで
気力回復したぜぇ。
女性向の作品も描く、女性作者によるハーレムものだからね
野郎の考えるハーレムとは根本的に合わない
>>644 逆ハーレム転入とか妹キャラの離脱とか誰得展開満載なのは確かだが、
ヒロイン一人に納まってしまう展開になんか全然なってなくね?
2巻以降でなるのか?
おれは、矢凪まさしの「僕の彼女がエロい訳」1巻を推しておこう。
明確なラブ感情はまだまだ発展途上だが、女子3人のハーレム構成だ。
前作「恋愛悪魔」全3巻が女子3人ハーレムエンドだったんで、今作も期待している。
>>648 すまん、「3巻以降でなるのか?」 の間違いだった
このレビューでは 本妻に偏る と見えるかもしれないが俺は全然そうは感じなかった
確かにラストでメインヒロインと想いあっているのを確認するラブエッチみたいなのがあるんだが、
その直前には今まで手を出してなかったキャラとセックスし、離奪する妹キャラとお別れセックスをし…って感じだし、
他のハーレム要員3人のフラグが折れた描写もないし…
少なくとも、「ヒロイン1人に納まってしまう(メインヒロイン以外とはヤらなくなる)」展開にはなってないと思う
でも確かに「女の子全員平等に愛さないとハーレムでない。」と言う人にとっては地雷かもしれない。
だが逆に言うと、「本命がいるのに他の子に(性欲の赴くまま)手を出しても許される」的なハーレム感はあると思う。少ないが複数Hもある。
主人公はいい感じに性的倫理感低いので今後もメイン以外に手を出すはず。
とここまで擁護したが、もう一度言っておくと、メインヒロインがハーレムから一時離脱して男4:女1の逆ハーレムの主になるという超地雷展開がある
ので注意。セックスはしないが、膝枕をするシーンがある(寄ってきた逆ハー構成員をボコボコにし、その介抱)
まとめると、地雷かもしれないが、少なくとも
>>644の言う「ヒロイン1人に納まってしまう」は「ハーレム解消」という意味ではない(…はず)
とだけ言いたかった長文すまん
>>649 今後ぜったい読むことは無いから、どうでもいい。
神様は、12人の女の子を同時に可愛がりながらも、重点的に寵愛を授ける女の子を一人定めました。
その一人は、一年ごとに交代し、12年で一巡するのです。
12月も残りあと数日、今年のメインヒロインだった虎娘から、来年主役をはる兎娘にバトンタッチです。
洋虎(ようこ)「今年は神様に、『虎穴にいらずんば虎児を得ず』を実践してもらえたからな。
いっぱいアタシの穴に入れてもらえて超Happyだったよ。
もちろん虎児も得られたし♪」
そういって、膨らんだお腹を嬉しそうにさすります。
すると来年のローテーションの兎娘さんが、
美兎(みと)「私だって来年は、騎乗位でぴょんぴょん跳ねておもいっきり腰を振るのです!
年中発情して、やりまくってやるのです!」
そのように来年の抱負を語るのでした。
暇な人は残り10人(+1人)の名前を考えてみよう。
>虎穴にいらずんば虎児を得ず
うめえw
虎で洋虎の名前使うなら羊どうするんだ
十二支っぽい方の漢字で考えてみた
子(ね、し) 子音(ねね)
丑(うし、ちゅう) 丑緒(うしお)
寅(とら、いん) 鈴寅(れいん)
卯(う、ぼう) 卯美(うみ)
辰(たつ、しん) 辰乃(たつの)
巳(み、し) 巳姫(みき)
午(うま、ご) 素午(そうま)
未(ひつじ、み) 未麗(みれい)
申(さる、しん) 申香(しんか)
酉(とり、ゆう) 酉璃(ゆうり)
戌(いぬ、じゅつ) 戌依(いぬい)
亥(い、がい) 瑠亥(るい)
DQNネームっぽくなった
いや、暇じゃねんだよ!やんなきゃいけないことあんのに何やってんだよ俺!
ところで十二支は日本と海外で
解釈にバリエーションがあるらしいな
豹・ヤギ・猫・豚とか…その辺どうよ?
【
>>654を追い詰めてみる】
>656
赤ん坊のおしめを替えるとか。
リアルのハーレムで産まれた子供の名付けだろ?
子美
牛乃
虎葉
卯美
辰子
里巳
亜馬樹
羊子
猿奈
魅鳥
犬子
亥子
烈火の炎でググりました
猫年というてフルーツバスケットを思い出してついつい目頭が熱くなるおれ。
こんなスレで岡崎さんを思い出すことになるとは…
このスレならフルバよりワるきゅーれあたりだよな
今年はスレもめっきり寂しくなったけど、来年もよろしくな〜
そして今年もよろしくな〜
おめでとさん。
あけましておめでとう(遅
メリー・クリスマス!
ハーレムものでショタが主人公だったら
攻めと受けどっちが人気あるんだろう
両方あった方がいいに決まってる
ショタ好きのことはわからないがハーレム好きは攻めが好きなんじゃないか?どっちかっつーと。
「奉仕させている」受け(?)はハーレムとして見れるが、「責められてる」受けはハーレムとは認められないな俺は。
なよなよしたショタが主人公で、お姉さん方に襲われて、「いやです〜」とか言ってる受けは嫌いだ。
そもそも女からSEXを求める展開は全て嫌いだけど。
おれは全く逆だけどな
人それぞれだね
巻き込まれ型ハーレムってのも世の中にはあるからな
世界は広い
広いというか、商業だとそっちのが多い
ToLoveるとか典型的
主人公がいい人のままハーレム展開になるには、主人公を受身にする方が簡単だろうからなあ。
そんなんばっかりだと安易すぎるが。
正月ハーレムSSとかの投下を楽しみにしてたんだが、残念だ
いや、主人公がガツガツしてたら、少年誌じゃできない内容になっちゃうってだけだろwww
>676
少年誌だとがっついて上手く行かないだけだろ。
『うる星やつら』のモロボシアタルとか。
……モロボシダンも、ハーレム主に出来るのか。
メインはアンヌだけど、カプセル怪獣が既にいて、ピット星人やゴドラ星人たちが誘惑してくる。
GSの横島も同じパターンだな
ガツガツしてうまくいかない
すばらしい、
>>677君、君は英雄だ。 大変な功績だ!
ガツガツしててもヒロインたちがそれを受け入れればハーレムになるんじゃね?
うる星にしろGS美神にしろ、ハーレムものの二次創作は多いけどな
特に後者は一時期腐るほどあった
なぜか美神だけハブられてるのとかが多かったけど
少年漫画に限っては
主人公がガツガツしててヒロインがそれを受け入れるのはなんか違う気がするな
バスタードはメインのヨーコさんは以外は受け入れ気味だったな
ああ言う主人公なら良いんだよ
横島とか良くも悪くも責め切れないと言うか、肝心なところでへたれるその性質が話を盛り上げると言うか
ランスとかDSとかは、こう……話がだんだん収拾付けられなくなっていくリスクを抱えてると思う
すでにバスタードは…
>>683 横島は責め切ろうにも相手の女のが強いからな
.
横島はかっこよかったなぁ…
横島とかアタルみたいな女にモーションかけるけど
いざという時へタれるキャラは好きだな
そういう奴ほど決めるべきとき決めてくれる
とは思うが、全く持ってハーレム物向きではないなw
手を出しちゃって成立したら話が終わるしw
逆に無自覚系だって一般誌の漫画だったら誰か一人に手を出した時点で終わると思うんだが
最初から18禁ハーレムものにするつもりならアリだと思う
いざという時へタれる⇔決めるべきとき決めてくれる
???r(・x・。)アレ???
いざという時(セックス)へタれる
決めるべきとき(フラグ立て)決めてくれる
要するに
・実際に手を出し尚且つハーレム→節操無しに成りかねない
・決めるべき時決める→ちゃんとしている
の両立が難しいということか
逆に言えばそこが両立できればなんとか
軍人系だとその辺りの条件はまだクリアしやすいのかもしれん。
完全な西洋風ファンタジー世界をベースにするのか日本や東洋系
の世界観を基にするかによっても変わるだろうなぁ。
20世紀以降だと軍人を主人公にすると生々しくなりすぎるから精々
ナポレオン戦争の頃までか・・・・。
中世ヨーロッパをベースにするくらい? 実際の中世ヨーロッパを
出すと教会の権威が強すぎるしな。
http://www.ku-rpg.org/column/index.html
如何に超主人公にならずに条件をクリアできるか、みたいな感じも
ハーレムはハーレムとして女の子には好かれてるんだけど、
並行して主人公にはシナリオ上の難題も有って そこで悩んだり躓いたりする、とかの手も有るかな
>>691 ハーレムって根っこが「俺は複数の女に手を出すが女達は浮気は一切するな」っていう近代日本倫理と矛盾するものだから、
それならば、女達が一人の男を勝手に惚れまくる構図にする→男が積極的よりも受け身なほうがより矛盾が少なくなる。
って感じなんだろうな。
主人公に力を持たせすぎると、難題が起こりにくくなるし
読者も作者も飽きちゃって途中で放置パターンに。
とりあえずハーレムのシチュエーションとキャラ出したらそこで話が続かなくなって放置されてるのって確かに多いよねぇ。
主人公が軍人や王子や魔王で部下がみんな女性っていうSSあったな
『ダブルクロス・リプレイ・ストライク』なんか、女の子たちに囲まれてウハウハを妄想していた少年が、
実際に囲まれる展開になった途端に逃げ出したぞ。
ハーレムヒロイン数え唄
(適当な節をつけて唄ってください。)
一人目は、謎の女の子が空から降って来た。餌付け刷り込みで主人公ラブ。
二人目は、幼なじみが対抗心メラメラで。今まで抑制してきた恋心大解放。
三人目は、妹が禁忌のライン飛び越えて。最近構ってくれなくて寂しいの。
四人目は、クラスのマジメな委員長さん。トラブルメーカーだけど心配で。
五人目は、クールロリーな謎ヒロイン。一人目さんを迎えに来た妹さんだ。
六人目は、一人目狙いの殺し屋謎刺客。敵なのに主人公の優しさにコロリ。
七人目は、番外編のクラスメイトさん。想定外な人気でレギュラー昇格へ。
八人目は、一人目さんの巨乳お姉さん。すべての謎を語ってくれる解説役。
九人目は、いよいよ登場ラスボスさん。負けたら改心そして主人公ラブに。
十人目は、唐突に未来から来た女の子。あなたを殺しますで第二期へ続く。
次はハーレムかるたでも募るかな?
残りはお願い
もっと良いのあったらヨロ
あ:愛しているのは誰なのよ!
い:いつでも良いのよ私達
う:宇宙人でもドンと来い!
え:エッチのときは強いのね
お:女に恥をかかせない
>>700 「あ」はなんかハーレムにはそぐわないんじゃないか?
愛はみんなに注ぐもの
とらぶる世界にどっぷり浸かって三ヶ月ぶりだ
明けましておめでとうございます
い: いぬも歩けばフラグを立てる
ろ: 論より既成事実
は: 花より淫行
に: 憎まれっ子、実はモテモテ
ほ: 骨折り損の駄フラグもうけ
へ:
と: 年寄りでも絶倫
いろはがるたのハーレムバージョンを考えてみたが、無理だ、「へ: 下手の長談義」がどうしても思い浮かばん。
へ:早漏の長性交
へ: 変態でも愛してる!
へ:下手でも長時間
「下手の長前戯」の方が語呂はいいんだけどね…
へた→へンたぃ で
変態の長前戯
変態でも長縁故
あるいはヘタレの長黙り(ながだんまり)とかかな
こっちは告白前、やらHな雰囲気、やら修羅場やら シチュの補足要るけど
へ:閉経したって抱いてやる
>709
有無、いい覚悟だ。
ほ:本当は若いほうが
木嶋ゾーンハーレム
最終的に巨大な人間像みたいになりそうだな
それは一個の生命体だと思っていたが、主をコアとするハーレムだったのだ
とうとう今昔夜伽草子が消えた
サーバーが死亡したあとで、管理人が新しいサーバーに移転するほどの気力を残しているのかどうか、と言ったところだろうか。
すでにやる気がなくなっての放置状態ならば、これで本当にお別れだろうが。
どんどんさびしくなるなぁ
どんどんサイトが死んでいくな、責められる願望とか復活してくれないかなー
・元気=過去一ヶ月以内にSSの更新があり、それ以前も3ヶ月に1回以上の更新があるサイト
・普通=過去半年以内にSSの更新があり、それ以前も半年に1回以上の更新があるサイト
・心配=最新の更新が1年近く前
・瀕死=一年以上更新が無いが、掲示板や2ちゃんのスレなどで生存報告があった
・仮死状態=一年以上更新が無く、掲示板も放置状態・死亡=サイトが消えた、サイトで閉鎖の告知があった
例えばこんな目安を付けたばあい、いま元気なサイトってどこがある?
女が集団で一人を攻める変則的なハーレムのサイトなら元気なとこある
既出かもしれない小ネタ。
チェスでは、ポーンが敵陣一番奥まで行くとクイーンになる。
俺がPC内蔵のゲームでやったら元からのクイーンと合わせて3人クイーンという状態に(コンピューター側が)なった事がある。コンピューター相手に負けなし、という人ならポーン8人全部クイーンでクイーン9人になるかもしれん
SMの女王さまが9人でムチを振り回す絵が浮かんでしまった
なんで女装した男の軍団が思い浮かんでしまったのか……
何故女兵士だと思わないのか
>>723 辺境警備の兵隊さん達を思い出してしまったじゃないかw
プロモーションのルール知ったのヒムでだからぶっちゃけあれしか思い浮かばない
ここの書き込み見て久々にチェスをやってみたらこんな設定が浮かんできた
実際に人物設定を作りながらプレイして、リプレイ風に書いてみようかなと思ったら
駒とられた時の場面が目に浮かんでイヤになったので即中止したが
『白の王と9人の王妃の物語』
事の発端は奇妙な疫病であった。
白を象徴色と定めるその国では、男がたった1人を残して病で死に絶えた。男は王に祭り上げられた。
黒を象徴色と定めるその国では、女がたった1人を残して病で死に絶えた。女は王に祭り上げられた。
片方の性が死に絶えるということは、次代を担う子供の出生が無くなってしまうということを意味する。
白の国は困りながらも何とかやっていけないことはなかった。
白の王は病すらも撥ね退ける頑強な体と、若さと、溢れんばかりの性欲を持っていたので種馬として十分な活躍ができたからだ。
しかし黒の国は進退きわまった。
黒の王は病すらも撥ね退ける頑強な体と、若さと、性欲も持たないわけではなかったが、一度に何人も孕めはしないからだ。
子孫断絶という恐怖と捌け口の無くなった性欲に気を狂わせた黒の国の男たちが、白の国の女達を襲うのは時間の問題だった。
幸いにして白の王は男の浅ましさというものを嫌というほど自覚していたので、襲撃に対する準備は怠らなかった。
野党のごとき黒の国の男たちは、統制された白の国の女兵士にいとも容易く撃退された。
その後、黒の国から正式な謝罪と共に積極的な交流を行いたいとの嘆願書が届いたが、白の王は当然のようにそれを突っ撥ねた。
それは黒の王に最終的な決断を迫ることになる。
そう『侵略』だ。
睨み合う白の軍勢と黒の軍勢。
その白の軍勢の最奥に位置する男が声を張り上げる。
「この度の戦いは非常に厳しいものとなるだろう! 元々国を守る義務のある騎士団の者たちはともかく、
義勇兵の者までこのような死地に立たせなければならぬ自分の無力を恥じるばかりだ。
しかし、働きには十分な対価をもって応えよう! 生き延びれば一人金貨十枚、死亡すれば遺族に金貨三十枚
そして敵陣に一番深くまで斬り込んだ義勇兵に対しては『王以外の好きな階級』を与える!」
その言葉に、女性兵達は色めきだった。
金貨の数にも目を惹かれるが『王以外の好きな階級』というのがまさに破格なのだ。
例え実力があろとも、古くて強固な伝統のせいで任命される頃にはもう人生半ば過ぎという高嶺の階級というものはそれなりに多い。
特に名誉とされる三貴職である騎士、城兵、僧侶を目指している少女達はついつい興奮を覚えてしまうのは仕方ないだろう。
もちろん名誉だけではなく実利の方だって選べる。そして大多数の者が狙うのはやっぱり『女王』の階級だ。
『女王』になれば城に上等な部屋を持ち、優美な暮らしをすることができる。
おまけに白の王は容姿端麗、強靭な肉体と果敢な精神力に優しさまでを兼ね備えた全国民の憧れで、それを旦那様に持てるなんてまさに夢のような暮らしだろう。
今でも望めば王城の種付け部屋で白の王に相手をしてもらうことはできる。
だがそれはあくまで繁殖行為として行われるものであり、護衛やら他の種付け希望者の目があるし、どうしても作業的な感じも否めない。
『女王』になれば誰もいない部屋で2人きりで好きなだけキャッキャウフフ、ネチョネチョちゅっちゅできるのだからこれはもうやるしかない。
名誉、寵愛、玉の輿、女兵士達が欲望に目をギラギラさせ始めるのを見て、白の王の傍に控える成熟しきった若奥様といった風体の近衛騎士は満足げに頷いた。
そしてちゃっかりと白の王に言質を取るのを忘れなかった。
「……所で王よ、先ほどのは義勇兵に対してだけの恩賞ですが、我々が同じことをすれば勿論同じだけの寵愛をもって応えて下さるのですよね?」
終わり
>>727 チェスはとった駒を使えないから将棋ほど酷い妄想にはならないが
こういう戦記っぽいスタイルだとハーレム人員としての多人数を守るのは難しいよねぇ。上位数人ならともかく
カードの女の子が実体化してイカせ合いでバトルして、最終的に
相手プレイヤーをイカせたら勝ち、勝者は敗者からカードを奪える話を
どこかで見かけたが
バトルを一切せず、カードの集め方は購入のみなら
平和にハーレムを築けるんだろうなあ
主人公以外に男プレイヤーがいなければいいのSA
そこはなんかの拍子にカードの女の子を実体化させる超能力を手に入れちゃった主人公ってことで一つ
吉川かば夫の単行本にそんな話があったような
>>733 単行本読み返した。
ハーレムじゃなかった。
お互いが手持ちの女性モンスターにプレイヤーへのダイレクトアタック(性的な意味で)を仕掛けあうある意味セックスバトル的内容。
吉川かば夫だからギャグだけど。
>>734 セックスバトルって俺的誰得ジャンルランキング5位くらい入るわー
d
サキュバスクエストの中盤で敵として出てくる元仲間がアレだったな……
大人しくしていればハーレムだったのにあのキャラ
おとなしくしてなくても最終的にはハーレムで終わってる(二回ほど主人公とヤってるが)
>>729 モンスター娘百欄のカードデュエリストなぎさじゃないかな
739 :
729:2011/02/04(金) 00:55:37 ID:ddhYAezF
>>738 あぁ、見てみたらそれだった
tnx
ふぅ……
少女病完結したか
理想郷でまともに完結した作品なんて久々に見たわ
ファンタジーというかJRPG的な世界の
ドエロハーレム小説が読みたいお…
キルタイムの昔の作品でヒロイン全員非処女というのがあったけど
いいよね。やっぱハーレムは過去に男の影が多いほうが燃えるわ。
処女とか男を知らないやつをハーレムに入れても達成感ないしな。
最近は軟弱なハーレムが多いから困る。もっと経験済みを多く入れて!
テリトリーとは。
静弦太郎に思いを寄せる少女たち、その組織は大きく分けて三つ。
件の彼女ら、『静弦太郎君を優しく見守る会』。
そして、彼の部活動を共にする少女を中心とした、『静弦太郎君と爽やかな汗を流す団』。
さらに、彼と同居する妹のような少女、そのクラスメイトによる『六年二組』。
彼女らの組織は、弦太郎少年と過ごす生活時間帯を区切りとした、活動領域を持っている。
それがテリトリーだ。
『汗を流す団』が、弦太郎の所属する合気道部に励む放課後の時間、『見守る会』が放課後までの学園生活全般、
そして『六年二組』は、彼が帰宅したあとの時間を占有する。
もちろん、当の弦太郎は、まさか自分の生活時間帯がこれほどの少女たちによって注目されているなどとは夢にも思わず、
学園生活を謳歌しているのだ。
さて、『件の出来事』である。
先日、組織『六年二組』の首魁より、『見守る会』のリーダーにホットラインがつながった。
用件は、驚くべきものだった。
静弦太郎が、何者かに好意を寄せ、ラブレターをしたためたというのだ。
この報を受けた『見守る会』の面々は、その相手を押さえるべく、徹底的に彼の行動を監視した。
そして、彼が意中の女に告白し、玉砕する場面を確認するに至ったのだ。
彼のラブレターが不発に終わり、安堵の息を吐く『見守る会』面々であったが、そこに隙があった。
続く日曜日、毎週の習慣である朝の自主稽古に彼が姿を見せない。
彼の自宅近辺で動向を監視していた見張り番、伊賀宇江乃がその異変を察知したとき、すでに組織『六年二組』による計画が
進行していたのだった。
賑わう街から離れ、木々に囲まれた里山の中程にある弦太郎の家(正しくは『六年二組』首魁である津島空(つしま そら)の自宅)
から彼が出かけたあと、『六年二組』構成員の少女たちが集結した。
弦太郎の後をつけていた伊賀は、その知らせを受けつつも、事前に得ていた情報『この日は街にパソコンを買いに行く』に
判断を甘くしてしまった。
結果、弦太郎はランニングに出たあとすぐに自宅に戻り、そのまま夜まで家を出ることがなかった。
その日、組織『六年二組』による『プロジェクト・キャバクラ』によって、構成員すべてが彼と肉体関係を結ぶに至ったのである。
伊賀宇江乃はこのときのことを思いだして歯噛みする。
彼が自宅を出たときに、なんとしてでも彼を足止めし、家に帰さぬようにしていれば『六年二組』の計画を潰せたものを。
「しかし、幸いなこともありました。」
司会をしていた北海道流が言った。
彼に身体を許し、その恋人の座を得たと思われた『六年二組』の面々であるが、思わぬ落とし穴があった。
彼を誘惑し、自分たちを抱かせる手段の一つとして、彼にアルコールを盛った。酔気で理性のタガを外し、モラルに阻まれて
手を出せない小学生女子というハードルを越えさせた。
確かにその策は成功した。
しかし、そのあと小学生を送る道すがら、酒気により平衡感覚を狂わせ、石段で転倒、後頭部を打った。
そしてその衝撃で、その日一日の出来事をすっかり忘れてしまったのである。
策士、策に溺れる。
詰めの甘さと噛み合わぬ運気に助けられ、『六年二組』による独占状態は回避された。
「幸運にも、昨日の出来事は弦太郎君の記憶からは忘却され、『無かったこと』になっています。」
ごめんまちがえた。
えっ
ぐっじょ……えっ?!
補助掲示板に来てるな
748 :
449:2011/02/09(水) 08:44:06 ID:fj9cwDoN
『キャバクラ六年二組』の続きにあたるブツを作成中です。
本編がだらだら長くなってしまったので、半分ほどのところで投下しますが、エロシーン未達です。
投下時期は今晩くらいを予定していますが、他の方が投下されるようでしたらこちらの方でずらします。
お気になさらずご歓談、投下の方をお願いします。
NGワードとしてはタイトル『なぜだ?! どきどき映画撮影!』で。
楽しみに待ってるぜ!
続き気になってた。
750 :
449:2011/02/10(木) 05:40:09 ID:/fhOKZ1V
例によって、本編に進む前に用意した間話があります。
読んでもいいし、読まなくてもいいかもしれません。
今回は、文科系女子たちがメインとなった集団のお話。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8110/1171153485/123-143 それなりの分量、そしてエロなし。
本編とまとめて読むのはつらいかもしれませんので、一気に読まない方がいいかもしれません。
そして以下、主人公である『静弦太郎(しずか げんたろう)』視点の本編を投下します。
まだ全部書ききっていませんので、今回は途中までの投下になります。
もう朴念仁ものはイライラして読む気がしない、とか、エロなしでだらだら続けられても怠いだけだ、といった方、
タイトルでNG登録願います。
section1 飯を喰うぜ!
「あー、腹減ったなぁ・・・。」
思わず口にした言葉に、周りにいた友人たちが呆れた目を返してきた。
今はちょうど昼休み。友人数人と連れだって食堂に行くところだった。
「おまえなぁ、さっきの休みに早弁したばっかりじゃねーか。」
そう言った友人シゲルも、その早弁につきあった口なので、これから行く食堂にはただ喉を潤しに行くだけである。
「俺もまぁ、小腹が減ったなぁ。」
もう一人の友人コウサクが、軽く腹を撫でて言う。こいつも早弁組で、こうして連れ立って食堂に行くからには、何かパンの一つでも食べるつもりなのだろう。
俺と、ここにいる数人の男子は、時折昼飯の時間よりも早く弁当を食べてしまう時がある。
たいていは体育があって、急激に消費されたカロリーの補充を求めているときに早弁大会は開催される。
俺は弁当を自分で作ってくるので、そのあたりは裁量で多めに作ったりもするのだが、毎回そうというわけでもない。
今日にしても、別に早弁を意識していたわけでもなく、足りなければ学食にでも行くか、と割り切っていたのだ。
「それにしても静(しずか)、相変わらずおまえの弁当は美味しいな。
今度、俺の分も作ってきてくれよ。」
先程の早弁で俺の弁当をつまんだ友人ヤスヒロが『静(しずか)』と俺を呼んだ。
なんだか女の子の名前みたいだが、これは姓なので、俺はれっきとした男だ。静弦太郎(しずか げんたろう)が俺の姓名だ。
「アホか。おまえはむさ苦しいヤローから手作り弁当を手渡されて嬉しいのか?」
俺が突っぱねると向こうもげんなりと言葉を撤回した。
「なぁなぁ、学食の『特製神戸牛ジャンボデリシャスハンバーガー』って、食ったことあるか?」
友人の一人フミアキが、おもむろにそう言った。
その仰々しい名前のハンバーガーは、うちの学校の学食にある、パン売店にでる商品の一つだ。
肉はたしかに美味しいし、ボリュームもある。結構気に入ってるので、気が向いたときにはよく食べるのだが。
「ああ、幻のハンバーガーな。俺は食ったことねえよ。」
その言葉に、俺以外の他の者も同調する。
しかし、俺は今一つみんなのテンションについていけない。
美味しいのは確かだけど、『幻』ってほど珍しくはないだろう。
「俺は、結構よく食べるぜ?」
だから俺がそう言うと、みんなが驚いて俺を見た。
「嘘だろ!? 一日一個限定発売だぞ!?」
ええっ?!
今度は俺が驚く番だ。
本当かよそれ、と問いただす俺に、みんなは一斉に頷いた。
何でも、高価な食材をつかっているもんで、うちの学校が仕入れられるのは多くのパンの中で一個だけなんだそうだ。
知らなかったなぁ。そんなに貴重なパンだなんて。あまり気負わないで、食べたいときに買いに行って、その時に運良くその一個限定パンが買えるとは。
俺はこういうところで、無駄に運を使いきってるのかもしれない。
食堂に行くと、すでに多くの人間で賑わっていた。
目的のパン売店にも、多くの人だかりが出来ていて、そこをかいくぐってパンを選ぶのは困難なように思える。
「あちゃ〜、出遅れたなぁ。」
そんなぼやきの声にうんざり頷きながら、俺もその人混みに身を投じる。こころなしか女の子が多い気がするな、ちょっと気が引けるけど。
俺は、身長も180とそこそこ高く、部活で武道もやっているおかげか体格もいいほうだから、『女の子を押し退ける』ってのに抵抗がある。
力の弱い女の子を押し退けるのは簡単で、だからこそ相手の女の子に申し訳ない。フェアじゃないというか。
これが同じ男同士だったら、遠慮会釈ナシなんだが。
案の定、俺が人だかりの中に混ざると、女の子たちが俺に押されて易々と道が開いてしまう。
さして苦労もすることなく、パンが並ぶカウンターにたどり着くと、俺はそこに並んでいたパンを手に取り、金を払った。
「今日も買えた。」
その日も食堂はやたらと混雑していたが、ちょうど食事を終えた女子のグループがあったので、空いたその席に座った。
食堂のテーブルに陣取り、買ってきたパンをみんなに見せる。
例の、『特製神戸牛ジャンボデリシャスハンバーガー』だ。
また貴重な運を使ってしまったような気がする。
それでもまぁ、せっかく買えたのだから、感謝して食べるとしよう。
いや、確かに美味い。
ふつう、こういう『高級食材を使ったパン』なんてものは、その食材に予算を取られて、パンそのものには工夫もされていないものだ。
食通ぶったことを言うようで気恥ずかしいが、こういったものはバランスが大事なのだと思う。
ハンバーガーのパティだけが立派でも、それを包むパンや、間に挟まれる野菜やソースなどが格下だとぜんぜん駄目だ。
パンの不味さや野菜の鮮度の悪さなどが足を引っ張って、せっかくの高級食材である神戸牛を殺してしまうだろう。
むしろ、安いパティ、安いパンの組み合わせの方が美味しく感じる場合もある。
その点、このパンは合格だ。たかが学食の売店で購入したとは思えないほど、よくできている。
食べただけで材料のすべてを特定できるほどの味覚超人ではないので詳しくわからないが、とにかく極上だ。
パンも美味い、肉も美味い、野菜も美味いソースも美味い、とにかくそれらの素材が高次元でバランスを保っている。
とまぁ、そんなことを思いながらも『特製神戸牛ジャンボデリシャスハンバーガー』を完食。
友人たちの羨む視線など完スルーで、袋の裏側に付いた肉汁も舌で舐めとった。
「いやぁ、美味かった。」
俺がそう、短くも感慨深い食後の感想を言うと、友人の一人トモアキが言った。
「くそう、何でおまえばっかり買えるんだ?」
そんなことを言われても、困る。
これはおそらく、どこかで俺の『運ポイント』が自動的に支払われているんだろう。
生まれたときにはタンクいっぱいに詰まっていた俺の幸運エネルギーが、このハンバーガーを食べる度にドバドバ消費されているに違いない。
いざというとき、たとえば交通事故にあったときなど、肝心なときにはその幸運エネルギーが使い果たされていて、死ぬときはあっけなく死んでしまうんじゃないかと思う。
俺がそんな風に説明すると、
「おまえの幸運タンクは俺たちの十倍くらいありそうだから、絶対俺たちよりも早死にしねえ。」
などと返してきた。そんなもんだろうか。
「いよいよ明日から連休だな。」
唐突に話題が切り替わった。
「まぁな。だけど俺は休めそうにないなぁ。」
「俺もだぜ、こんなことになるんだったら、引き受けるんじゃなかった。」
そういって、友人たちの話題が神戸牛から完全移行した。
「ったく、ふつう『学園祭』ったら、二学期にやるもんじゃねえのか?」
話題が、我が校の学園祭のことに切り替わったのだ。
ウチの学校は、6月はじめのころに学園祭をやる。
確かに、そういった催しは芸術の季節、秋頃に行うところが多いみたいだが、必ずしもそうである必要はないだろう。
ウチの場合、そのころには体育祭があるので、大きな行事を集中させないようにという配慮なんだろうと思う。
で、その学園祭、ウチのクラスはなにをやるのかというと。
「しかし、『映画制作』とか、何でそんな面倒くさいことに決まったんだっけ?」
「多数決。」
そう、実は、映画を作ることになったのだ。
進級早々のクラス行事、そんなんで団結とかは大丈夫なのか、と思うむきもあるかも知らんが、その辺は問題なし。
俺たちはこの春二年生に昇級したわけだが、クラスのメンツは一年からの持ち上がりで、顔ぶれに変化はない。
そのぶん気心も知れているので気楽と言えば気楽なわけで。
ちなみに去年の学園祭は地味だった。学園祭自体は盛り上がったんだが、一年生のクラスメイトは出来たばっかりで、あまり羽目を外した企画が通ったわけではなく、
おとなしい研究展示ばっかりだったからだ。このあたりは毎年のことらしいけど、ちょっと残念だった。『野口英世の生涯』なんていうテーマで展示をやったけれど、
どうにもみんな、やっつけの印象が強かった気がする。
で、馴染んだこのクラスが二年生になって、なにをやるのかと言えばさっき言ったとおり、『映画撮影&上映』なのである。
「しかし、おまえも大変だなぁ、ほとんど主役みたいなもんじゃないか。」
さっきまでの限定ハンバーガーを羨む視線から一転、哀れむ視線を俺に向けてきた。
そうなんだよなぁ、俺、映画のキャストに選ばれちまったんだよ。
映画の内容は、青春ラブストーリーらしい。
上映時間は30分。とある男子生徒に思いを寄せるヒロインが、彼とのすれ違いに落ち込みながらも、友人たちの協力を得て告白し、結ばれるハッピーエンド。
どっかで見た少女漫画みたいなストーリーなのだが、実質30分くらいにまとめようとしたら、それくらいの当たり障りのないストーリーでないと困るのかもしれない。
で、その片思いの相手である男子生徒が、俺。
正直、先日失恋したばかりの俺には、大変気が重い配役だ。
「なぁ、もし辛いんだったら、役を代わってもらえよ。
通りすがりの生徒Aとか、道ばたの木Aとかさ。」
「なんだったら、俺が代わってやろうか?」
俺の失恋事情を知っている連れどもは、そんな気遣いの言葉をかけてくれる。
友情の篤さに涙腺が緩みそうだ。
「いや、俺が代わってやるぞ、主役!」
「おいまてよ、俺が代わるんだって!」
と、連れどもがなにやら言い争いを初めてしまった。
聞いているとどうやら、みんなその役をやりたがっているようだ。
理由はというと、配役上のパートナーとなるヒロインに、クラスの人気者、王砂 香里奈(おうさ かりな)があたっていることだろうか。
先程までの哀れむ視線は、このためのカムフラージュだったとでも言うのか。
流れかけた俺の涙もあっさり引っ込んだ。
王砂は俺たちのクラスのクラス委員長で、男子女子ともに好感度の高い人気者だ。
なかなかの美人でありながらもそれをひけらかすことなく、みんなとフランクにつき合える気立ての良さ。
実際、彼女に好意を寄せる野郎共は多く、昨年の水泳授業で見せたナイスバディな水着写真などは今でも高値で取り引きされている。
役の上での演技だとはいえ、そんな彼女に愛を告白されるというのはなかなかない話で、みんなはそれ目当てなんだろう。
実際、俺がこの役に選ばれたのも、公平をきするためのくじ引きで、クラスの男子全員が引いて、その中で当たりをつかんだのが俺。
さっきのハンバーガーもそうだが、どうでもいいところで貴重な運を使っているんじゃないだろうか。
実は俺たち撮影組は、明日からロケ合宿と言うことで北海道に行くことになっている。
しかし、失恋直後に北海道というのは、なんだか傷心旅行のようでタイミングが悪すぎる。
せめてロケ地が沖縄のような南国だったら、気分も切り替わって演技に没頭できたのかもしれないが。
蟹やホタテも惜しいが、ここはやっぱり辞退すべきなんだろうか?
「うーん、そうだなぁ、やっぱり代わってもらおうかなぁ。」
友人たちの諍いを後目に、俺がそうつぶやく。
すると、突然の声がそれを遮った。
「勝手な配役降板は許さんぞ!」
声のする方を振り返る俺、しかし視線の先には誰もいない。
椅子に腰掛けた俺の、斜め上の視線はなにもとらえることはなかったが、それでも声の方向は間違っていない。
そのまま俺が、するすると視線を下ろすと、椅子に座った俺の座高よりも少しばかり低い位置に、そいつはいた。
こっちは着座、向こうは堂々とした起立という、姿勢の違いにも関わらずまだ向こうが低いという、ずいぶんな身長差。
中学生? 小学生? いや、高校生だ!
その声の主は、間違いなく高校生、俺たちのクラスメイトである東 京華(あずま きょうか)だった。
東は、身長はだいたい1m20くらい。小学生3〜4年くらいの高さだ。180の俺と比べると、兄妹通り越して父娘のような身長差。
こんな身長だが、嘘偽りなく高校生。
漫画なんかでよくある、天才小学生が飛び級して高校入学、とかそんなんじゃなく、間違いなく俺と同い年。
昔はクラスこそ違えど、小学校の時から目立っていたから知っている。
成長が途中で止まったとかそういうんじゃなくて、ゆっくり、じつにゆっくりと大きくなって、今ようやくこの身長になった、といった感じだった。
なんというか、実年齢と外見年齢の差異による、歪(いびつ)さみたいなものが感じられない。
実にナチュラルな子供スタイルなのだった。
その分の反動というか、髪の毛はやたらと長くて、すねの裏まで毛先が届くほどだった。
後ろから見ると、髪の毛が歩いているようにも見えるんだけど、なんだか妖怪『毛羽毛現(けうけげん)』みたいだ。毛羽毛現については詳しい説明を割愛する。
鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』、あるいは水木しげる先生の著書を参照してほしい。
ちなみに、身体こそ小学生並ではあるが、その脳味噌はれっきとした高校生で、むしろ俺なんかよりずっと頭がよい。
おまけに、(少々尊大ではあるが)なかなかのカリスマで、実は今期の生徒会長だった。
通年は、この時期まだ三年生が勤めるのだが、一年の時から継続して生徒会役員職を続けている。
人呼んで、こども生徒会長。
なんだか、身長の低さの割に生徒会長なんて大役を担っているもんだから、ずいぶんと健気に思えてくる。
いろいろと気苦労もあるだろう、と考えると、ついつい頭を撫でて労ってやりたくなってくるのだ。
なでなで。
「・・・・・・・・・・・・。」
なでなで。
「え、ええいっ! 子供扱いするな! いつまで人の頭を撫でているのだっ!!」
怒られた。
まぁ、この辺いつもの反応だから、あまり気にしない。
「もしかして静君、私が相手だと、いや?」
と、背の低い子供生徒会長の頭越しに、別の声。
先程話題のクラス委員長、王砂だ。
「もしそうなんだったら、私が降りた方がいいのかも。」
少し寂しそうな表情に見えるのは俺のうぬぼれだろうか。
でもまぁ、男子から敬遠されてる、とか思ったら良い気がしないだろうし、当然といえば当然。
「いや、王砂が悪いワケじゃなくてね、俺のメンタル的な話だよ。」
フォロー、というか正直なところの話。女子を相手に失恋云々は恥ずかしいしみっともないので言わないでおくことにした。
「まぁ、失恋直後で恋愛映画はきついかもしれんが、クラスで決まったことだ、そこは観念して、粛々とクラスに貢献するがよい!」
東に言われた。何で俺の失恋を知ってやがる。ちくしょう、連れ共の誰かがバラしやがったな。
失恋直後には妹の空(そら)にバレていたり、どこに目があるのかわからんな。気をつけよう。
「とにかく、いまさら配役交代などできんのだからな、覚悟を決めろ!」
言われなくても、それはわかっているよ。
明日からのゴールデンウィークの連休に、俺たち役者陣と撮影係のスタッフは、撮影ロケ地へと出向くことが決まっている。
そこで数日間、集中して映画撮影を行うのだ。
「わかってるって、クラス行事にはちゃんと協力するって。」
なでなで。
「・・・・・・。」
なでなで。
俺は東の頭を撫でなでと撫でながら答えた。
「えっ、ええいっ! いつまでも頭を撫でるなぁっっ!!」
また東には怒られてしまったが、こればっかりは仕方がないことだと思う。ちょうどいい高さに頭があって、何とも撫でやすいのだ。
エスカレーターに乗るとついついベルト部分に手をおいてしまうような、人間の無意識に働きかける何かがあるのだろう。
言っておくが、俺はけしてロリコンではない。
「あ、そうだ。」
不意に、王砂が言った。
「さっき、伏尾さんが探してたよ、静君のこと。」
伏尾というのは、ウチのクラスの図書委員、伏尾 果歩(ふくお かほ)のことだ。いかにも文学少女、といった外見で、物静かな感じの女子だ。今回の映画の脚本を担当している。
その伏尾が俺のことを捜しているというのだから、用向きは間違いなく映画の件だろう。
俺が王砂に、どのあたりで伏尾が探していたのか、それを確認してから食堂を出た。王砂や東と別れ、聞いたあたりに向かってみる。
「しかしおまえ、よく平気で東の相手ができるなぁ。」
付いてきた友人サトシが感心して言った。
「なんか、『王者のオーラ』っていうか、ものすごい威圧感があって、近くにいてもまともに喋れそうにないぜ、俺。」
そういう言葉に、他の連れ共が同意する。
そうか? 小さくて可愛いじゃないか。
あくまでも念を押しておくが俺はロリコンじゃないぞ?
「少なくとも、俺等の知る限りじゃ、東に気安く話できるのって、おまえくらいだぞ弦太郎。」
うーん、そうなのか。
たぶんそれは、あいつが小さい身長であることを気にかけて、生徒会長らしく威厳を保とうと虚勢を張っているからじゃないかなぁ?
まぁ、そうしたら、俺がついつい頭を撫でるのは、そういった威厳を削るようなもんだから、控えた方がいいのかもしれん。
やはり、がんばっている奴は応援してやりたいからなぁ。
よし、反省だ。
そういえば、さっきは王砂にも悪いことを言ってしまったな。
あいつは頑張り屋だから、映画の出演者に決まって張り切っているだろうに、俺がテンション下げるようなことを言ったから、気にしてしまったのかもしれない。
せっかくクラスを盛り上げようといしているところで、俺みたいに役を降りたいとか不満を言ったら駄目だろう。
近い内にこの件はちゃんと謝って、俺もクラスの盛り上げに力を注ごう!
section2 図書室への道行き、そして神が起こす風。
途中までついてきた連れ共のほとんどとは、いつものダベりスポットで分かれた。
ただ一人トモヒサだけが、部室に用事があるとかで同道することになった。奴の部室は図書室の側にあるんでちょうどいい。
そして俺とトモヒサは図書室に。伏尾は図書委員の委員長でもあるので、暇があればいつも図書室にいる。
根城にしている、というべきか。昼食をとったあとの休み時間だと、ほぼ100%だとおもう。
そうして図書室に向かって歩いていると、前方に再びクラスメイトを発見。
パイナップルみたいなちょんまげ風ポニーテールの女子、仙田 伊織(せんだ いおり)だ。
女子にしてはけっこうタッパもあり、スマートな感じの美人さん。宝塚なんかだと間違いなく男役で人気が出そうな風貌をしている。
そして、いつも片目を眼帯で隠している。なんか、昔の怪我で傷が残っているとか聞いたことがあるんだが、さすがにそれを本人に確認したことはない。
女の子に顔の傷のことを聞いたりするのがタブーであることくらいは、いくらデリカシーに欠ける俺だってわかっているつもりだ。
そしてもう一つの特徴は、いつも一本の木刀を腰に下げていることだ。
制服のスカートの上から、ベルトのようなものを腰に巻いて、それについているホルダーに木刀を差し込んでいる。
まるでお侍さんのようだが、個人的にはこういう格好をした女子は好きだ。帯刀が似合う女子は、結構可愛いと思う。実は俺、時代劇のファンなのだ。
ちなみに女子剣道部の面々も、部活動以外の普段から竹刀や木刀を帯刀している。ちょっとした流行のようなものなのだろうが、俺としては微笑ましく眺めさせてもらっている。
しかし、彼女、仙田は学園内では、鬼の風紀委員で通っている。そんな風紀委員の、しかも委員長である仙田自らがそんな格好をしていて良いものだろうか。
なんかいきなりトップが風紀違反をしているのはいかがなものか。
まぁべつに、その木刀で校則違反者をボコっているわけでもなし、実害はないからいいのかもしれない。
あ、ちなみに仙田は、黒いニーハイソックスをはいている。
膝の上を越える長い靴下なんだが、その根本がどの辺まであるのか、膝を少し隠すくらいのスカートが邪魔して伺い知ることが出来ない。
一応我が校では、白か黒のニーハイソックスの着用は認められているのでもちろん風紀違反というわけではない。
しかし、女子としてはだいたい秋から冬が着用のシーズンであり、春も過ぎようとしている今の季節にはいている奴は少ない。
おそらく仙田ぐらいなのではないだろうか。
防寒のため全身を暖かい衣服で覆った秋冬から、布地も薄く涼しげな夏服までの中間、ちょうど春の新芽が芽吹くように女子の生太股が拝めるこの時期に、
真っ向から逆らっているのがこの仙田なのである。
「よう、仙田。見回りか?」
「し! 静!」
俺が声をかけると、とたんにびっくり、狼狽を始めた。
「し、しし静こそ、こんなところでなにをしている!?」
急に声をかけて、びっくりさせてしまったか。えらく慌てて、声が裏返っている。
実は、俺が仙田に声をかけると、たいていこんな風に驚かせてしまう。いつも、こんな風にキョドった感じなのだ。
普段の仙田は、さっきも言ったが『鬼の風紀委員長』として恐れられている。木刀こそ振るわないものの、厳しい指導に上級生からも認められているくらいなのだ。
それがなんでか、俺が声をかける度にこのていたらく。
俺はいつもそんなに仙田の虚を突いてばかりなのか。しかし仙田も、いい加減俺の気配くらい察して、りんとした振る舞いをして欲しいものだ。
このままではいつまでたっても、ひとかたの剣客になんてなれないぞ?
さて、そんな俺の心配はさておいて。
ドモリながらも俺に質問返しする仙田に、いつも通り、ふつうに言葉を返してやった。
「いやぁ、伏尾に呼び出されちまってさ、これから図書室に行くところなんだ。」
「そ、そうか。」
心なしか、ほっとした感じ。
なんかこのまますぐに立ち去るのもなんなので、少しばかり雑談開始。
「しかし、仙田も大変だな、昼の休み時間まで風紀取り締まりとは。」
「い、いや、それは苦ではない。散歩がてら、校内を彷徨(うろつ)いて、気になることがあったら指導する、ただそれだけだ。」
それは、息抜きと風紀指導をかねている、ということか。息抜きがてらに見回りをされちゃあ、後ろ暗い奴はおちおち出歩けんな。
「それに、」
ふと、仙田はそういって、俺をじっと見つめた。
「今日はいつもの散歩ではない。
少々野暮用でな。」
時代がかった言い回しだが要は、用事があって出かける、ってことだ。
まぁそういうことなら、雑談の付き合いをさせるのも迷惑だろう。
「それだったら邪魔しちゃ悪い。じゃあ、またな。」
俺がそういって軽く手を振ると、仙田は何か言いたげに口を開けたものの、結局言葉を飲み込んでから、
「ああ、またあとで、な。」
と答えてくるりと背を向けた。
まぁ、午後の授業になれば同じクラスなのでまた会うことになるわけだから、実に無難な返事。
さっきの、言い掛けた言葉も、もしかしたら何か、俺の服装とかで違反点があったとか、そういうことなのかもしれない。見逃してくれたってことか。
「いやぁ、あんなに狼狽えた仙田、初めて見たぜ。」
さっきから俺の後ろに隠れて仙田のチェックから逃れていたトモヒサがいった。
「知ってるか? あいつ、『独眼竜』ってあだ名が付いてるらしいぜ。
んで、剣道部の『柳生十兵衛』柳生呉羽(やぎゅう くれは)と相当仲が悪いライバルらしい。」
噂話とか、そういう浮ついたことに目端の利く友人トモヒサが言った。
俺がそういうことに疎いもんで、ある意味貴重な情報源となってくれているのだが、あんまり女子のことに詮索するのは悪い気がするので、そのあたりで話を遮った。
しかし、『独眼竜』って、女の子に付けるあだ名じゃないよな。たしかに、隻眼の剣客ってことで言えばばっちり合っているし、カッコいいのは確かなのだが。
どちらかというと『柳生十兵衛』のほうが・・・・・・っと、そういえば剣道部の柳生も隻眼剣士だったっけ。むこうの名前が柳生なら、そっち優先だわな。
女子剣道部の主将、柳生呉羽は、ついこないだ全国大会で優勝した頑張り屋さんだ。高校入学してすぐの大会で県代表となり、それ以降ももちろん無敗。
武道会の会合とかで時々話しもするから、それなりに面識はある。
しかし、『独眼竜・伊達正宗』と『柳生十兵衛』がライバルって、なんかちぐはぐだ。第一、時代が噛みあっていない。
ふつう、剣士同士のライバル関係だったら、『宮本武蔵』と『佐々木小次郎』だよな。
でも、あだ名が先に付いたあとからライバルになったのなら、さすがにあとから武蔵小次郎に切り替えるわけにも行くまい。
まぁこのあたり、あだ名が先か、ライバル関係が先か、ってことだろう。
しかし、『独眼竜』か。本人がそのあだ名を嫌がってなければいいけどな。
とにかく、仙田と別れ、図書室に向かう。
休み時間もあと20分少々、そんなに残っているわけではない。急ごうか。
と、そんな感じで足早になったところで、またぞろ知り合いと遭遇した。
「静くん、ちょうどよかった!」
階段の踊り場にいたのは、これまた同じクラスの大井 貴子(おおい たかこ)と、岡谷 真希(おかや まき)だった。
声をかけてきた方が大井で、背も低くほっそりした女の子。隣にいるのが、同じく少し小柄ではあるがしっかりした骨格の岡谷。
大井は、クラスの美化委員であり、その中で委員長を勤める。
さっきから、〜〜委員の委員長、ってばっかりの気がするが、ウチのクラスの委員はたいてい、そのまま委員の中ではリーダーになっている。
三年生が進学や就職準備のために役職から離れたばっかりで、二年生の俺たちが生徒会や部活の重職に就くようになった。
その中でもうちのクラスは、しっかりした奴が多いんだろうな。
そしてもう一人の岡谷にしても、なんと生徒会の書記をやっている。
まぁ、こいつは少々空手をたしなんでいるらしく、書記なんていう文化系のにおいからは程遠い感じなのだが。
体も小さく、四肢も細い彼女だが、その実、骨格の付き方は良い感じで格闘家向けだ。関節がしっかりしているし、骨も強そうだ、と俺は見るね。
実際の稽古の様子を見たことはないが、正拳突きの威力は高そうだ。
「静くん、あのね、さっき伏尾さんが」
そのあたりまで言ったところで俺は、
「ああ、さっき聞いた。今から会いに行くところ。」
そう答えた。大井は、それならいいよ、とにっこり笑って俺を促した。大事な用事らしいから、早く行ってあげて、と。
そして、俺たちが立ち去ろうとすると、今度は岡谷に引き留められた。
「あっ、自分はトモヒサ君に用事があるですよ。」
っと、俺じゃなかった。同行していたトモヒサの方らしい。いかんいかん、自意識過剰か。
なんでも、トモヒサの分担である大道具のほうで問題があるらしく、岡谷は奴を連行していってしまった。
「トモヒサ君には迷惑をかけちゃって、気が引けるわ。」
岡谷が去ったあと、あとに残った大井が呟いた。
「いや、クラス行事なんだし、仕方がないだろ。」
俺はその呟きにそんな言葉でフォローした。すると大井は苦笑して、
「それよりも、静君は早く、伏尾さんのところに行ってあげて?」
そのように急かすので、俺は軽く手を振って彼女と別れ、図書室に向かおうとした。
踊り場から階下へ、階段を下りていた俺だったが、ふと、気になって足を止めた。
先ほどの踊り場から、大井が立ち去る気配がない。
振り返って踊り場を見上げると、大井はなにやらこちらを見つめていた。
何か言いたげな、真剣な表情で俺を見つめていたのだ。
「大井?」
俺が大井に声をかけると、彼女はそれに応じようとしたのだが。
びゅううっ!
・・・と、風が吹いた。
それは、階下から高い場所へと吹き抜ける煙突風、上昇気流。フロアと踊り場を折り返しながら続く階段を、螺旋に渦巻きながら駆け上がる突風だった。
そして、哀れその風の直撃を受けたのは、運悪く踊り場の真ん中に突っ立っていた、美化委員長の大井だ。
その風は、行きがけの駄賃とばかりに、下方から突き上げる風圧を加えていった。
そうなると彼女は、身だしなみ正しく身につけていたスカートを、大きくめくりあげられてしまった。
まさに神風。
そして俺は見た。
大井のスカートの下、真っ白いパンツを!
大井のパンツは、色こそは純白であったが、そのデザインはなかなかに洗練されていて、材質はシルクと見た。
ややローレグ気味で、階下から見上げる俺からすれば、白い布地の股間を覆うクロッチ部分が強調されていて、ジツにスケベなデザインなのだった。
腰の横にはフリルというかリボンのようなワンポイントの飾りがあって、ただ単に下履きとしての機能を果たせばいいなどといった堅さを押さえた優雅さがある。
パンツだけに着目するわけにはいかない。
同時に目を付けるは、その布地と肌の境界線。
パンツの布地は、女子の股間の大事な部分をしっかりと覆いながらも、人間の関節の動きを妨げることがない。
つまり、股間のV字の境面に沿って綺麗に線引きされているのだ。
パンツがただの布切れではないその証左が、こうして女子に着装されたときの境目の存在だ。
女子の股間をこうやって線引きする布地の魅力については、今ここで語る時間がない。
残念ながら神風が収まって、スカートが元の位置に戻った。
大井のおパンツ様は、お隠れになってしまった。
この間、約0.05秒ほど。
ほんの瞬く間もない瞬間だったが、それでも俺は、武道で鍛えたこの視力眼力で、実に結構なものを拝ませてもらった。
瞬間記憶能力というか、スカートによって遮られたあとでも鮮明にさっきのパンツを思い返すことが出来る。
「き、」
き?
「きゃあああああああ!」
大井が叫んで、スカートを強く押さえた。
いまさら抑えたところで見えてしまったものは覆せない、無駄だろう、・・・などとは思うが、そこは女子の羞恥から来る反射行動だから仕方がない。
論理的な判断など出来ようはずもないだろう。
「み、見た? 見たでしょ!?」
大井が顔を真っ赤にして、俺に問いかける。
「はい、見ました。」
俺は正直に、答えた。
「ば、ばかっ! すけべっ! へんたいっ!!」
ううむ、返す言葉がない。
確かに、見てしまったのは不可抗力だし、そこまで責められるのはどうかと思うのだが、被害者の彼女からすると恥ずかしいことこの上ないのだろう。
俺にとっては眼福だが、彼女にしてみれば羞恥の極み。
「あー、ごめんな、大井。」
ここは、誠意を込めて謝るしかないな。
「お詫びというかなんというか、ここを一発、がつんと殴ってかまわないぞ?」
俺はぺこりと頭を下げて、頭頂を彼女に差し出した。
「ここを殴ってくれたら、ショックで今見た映像を忘れるだろうからさ。」
確かに、女の子のパンツを拝見できるラッキースケベは、男ならばうれしいものだが、被害者の女の子からすれば気分の良いものではないだろう。
頭を殴られたからといって簡単に忘れてしまうほど俺の脳味噌は便利に出来ていないだろうが、俺も出来るだけ努力しよう。何度も思い出して、
そのたびに大井を辱めるわけにもいかないからな。
・・・・・・非常に残念だけど。
と、俺が頭を下げていると、つかつかと階段を下りてきた大井が俺の前に立った。
そして、ぺちん、と軽く、俺の頭を叩いた。
「いいよ、もう。静君が直接スカートを捲ったわけじゃないんだし。」
大井は、頭を下げる俺を宥めるように、そういってくれた。
「それに、たまにくらいだったら、思い出してもいいよ、私のショーツ。」
くすくすと笑ってそんなことをいうと、大井は手を振って立ち去った。
ううむ、いい奴だな、大井。
ありがたく、時折思い返させていただくとしよう。
section3 図書室探訪、そして、いざロケ地へ!
がらり、と戸を引く音が、ことさら大きく響いた。
図書室は、中に何人かの生徒はいるものの、お約束通りに静かだった。
俺はそのまま、カウンターに向かい、当番をしている生徒に『伏尾はいるか?』と声を潜めて問いかけた。
「ああ、委員長でしたら、そちらの準備室にいますよ。」
ひそひそ声の俺に対して、ふつうの声で返してきた。そりゃそうだ。
俺は案内されて準備室の扉に向かい、「伏尾〜、入るぞ〜」と声をかけてから入室した。
「ああ、静君、休み中に呼び出したりして、ごめんなさいね?」
伏尾は、いかにも図書委員って感じの女子だ。長めの髪を三つ編みにしたシンプルなヘアスタイルに、メガネ。物腰も静かで、そこには体育会系のエネルギーなどは微塵も見あたらない。
パラメーターで言うと、明らかに敏捷度や筋力には最低値しか振っていなさそうな、わかりやすい外見だ。
「別にかまわないけどな。で、用件ってのは?」
俺が手短に用件を促すと、伏尾は申し訳なさそうに説明した。
「実は、シナリオが大幅に変更になっちゃって、撮影時間が足りなくなりそうなの。」
なんと。
そりゃあ大変だ。
「もしかして、俺のセリフとか、増えちゃってるのか?」
ただでさえ演技の出来ない俺、そんな俺の出番が増えるような事態は出来るならば避けたいのだが。
「うん、もう、大幅に増えちゃってるの。」
なんてこった。
俺を含めた撮影スタッフは、明日からロケ地に向かって撮影合宿に入る予定なのだが、その直前になってこの変更は、とても大変だ。
「そこでね、静君と一部のスタッフに、先に現地入りしていて欲しいの。
シナリオの私と、カメラの大井さん、監督の東さん、メインヒロインの王砂さん、あとは何人かのスタッフで、今日の夜からでも先に撮影に入っておきたいの。」
なに、今晩から!?
さっきも言ったが、俺たちのクラスの映画撮影、ロケ地は豪勢に北海道なのだ。
春の北海道といえば、気温も穏やかで、寒いというよりちょっと涼しいくらいの過ごしやすい頃合。
冬が旬の食べ物はさすがに時期を逃してしまうだろうが、まったくありつけないわけではないだろう。いや、観光目的でいくわけじゃないけどね。
そして、豪勢なのはいいんだが、その分移動に時間がかかる。
「いや、だって、ロケ地へは飛行機で移動だろ?
今日の授業が終わってから、みんなで時間を合わせて集合、空港から飛行機に乗って向かっても、現地に着くのは夜遅くになるぞ?
たしかに、明日の朝一から始めるってのは可能だろうけど、今晩からってのはさすがに、なぁ。」
いくらなんでも、慌てすぎだろう。
そのように、思った通りのことを言うと、伏尾はそれでもめげずに、
「いいえ、もう今から出発してもらいます。
とにかく時間がないんですよ。」
まぁたしかに、出発準備はすでに終わっていて、荷物もちゃんとまとまっている。
今日、みんなの分とまとめて発送すると言うことだったんで学校にもってきているから、そのあたりは何とかなると思うんだけど。
「でも、午後からの授業はどうするんだ?
6限は学園祭準備にあてられているけど、5限はふつうの授業じゃないか。
いちおう放課後までは学校にいないと、先生も怒るだろ。」
「大丈夫です。先生の許可は得ています。」
そういって、早退許可証を広げて見せた。いつの間にか、俺の書類まで作成済みで、担任の先生の判まで押されている。
まぁ、そういうことなら仕方がないのかなぁ。
さっき、クラス行事の盛り上げにがんばるぞ、と決意したばっかりだし。
「わかったよ。今から出発すればいいんだな?
その前に、家には連絡入れとくよ。」
そして自宅に電話をかける。お手伝いのおばさんが出てくれたので、斯く斯く然々こういう経緯で、一日早く出発することになった旨伝えておく。
ついでに、空にも連絡を入れておこうとダイヤルしたのだが、話し中でなかなか通じない。仕方がないので、また後から連絡することにして、携帯を閉じた。
ちなみに『空』とは、俺の妹・・・のようなもの。身よりのない俺を引き取ってくれたおじさんおばさんの実子。
同居していてその相手から『お兄ちゃん』呼ばわりされていれば、たとえ血が繋がっていなくとも情もわく。今ではすっかり、本当の妹以上に可愛い妹といえるだろう。
伏尾に急かされて、俺が部室に向かう。俺が所属する合気道部の部室は、武道場の側にある。そこに今朝持ってきた、明日からのための荷物を置いているのだ。
そして部室に向かう道すがら。
『女子合気道部の飛鳥(とびとり)さん、女子合気道部の飛鳥さん、大至急、生徒会室にきてください。繰り返します、ーーー』
そんな感じの校内放送が。
女子合気道部と言えば読んで字のごとく女の子達が活動する合気道部だ。俺たち男子合気道部と同じ道場を使う、言ってみれば同胞でもある。
そして、その女子合気道部の飛鳥明日香(とびとり あすか)といえば、女子部の部長だ。
まだ二年生、俺と同学年の飛鳥だが、三年生の部員が引退する前にもう部長をやっている。
それだけ、実力と信頼が高いってことだろう。
実際、飛鳥はそこそこの使い手で、女子の中では敵無し、ってかんじだ。
ちなみに俺も男子部の部長なのだが、こっちは別に大した理由じゃない。
部員が少ない上に、三年生が受験のために早期引退して、上がいないからといった理由で部長をやっているだけだ。
二年生が俺とあともう一人、一年生が5人だけという弱小部なもんで。
しかし、飛鳥が呼ばれるとは、いったいなんの用件なんだろうか。俺は行かないでいいのかな?
「ああ、確か、部費申請の見積もりで不備があったとか、昨日会長が言ってましたよ。たぶんその件でしょう。」
伏尾が、俺の様子から考えていることを察したのだろう、そんなことを教えてくれた。
会長とは生徒会長、つまり東のことだ。
もし男子部にも用事があるなら、さっき会ったときに声をかけてきていただろう。それがないってことは、男子部の俺には用はない、ってことだ。
東はしっかりした性格の奴だから、忘れてた、なんてことはないはずだから。
つまり俺は、気にしないで良いというわけだ。
道すがら、眺める教室のいくつもが、学園祭の準備のために賑わっていた。俺たち二年生は午後からも授業があるし、三年もそんな感じらしい。
それでも年に一回の行事だから、みんな楽しみにしているようだ。
昼休みに準備をやっている奴らの殆どが、部活動関係の出し物に関するものだろう。
かく言う俺も、所属する合気道部の代表として、『武道会』の出し物に参加する。
武道会というのは、ウチの学校の部活で、剣道柔道弓道、空手や合気道など、武道系の部活をひとまとめにして付けられたくくりだ。
バスケやバレーが使う体育館とは別に、武道専用の練習場『武道場』があり、そこで練習する部活の集まりなのだ。
今年はこの武道会で喫茶店をするということで、俺も当日一働きをすることになっている。幸いクラスが映画上映ということで、当日は武道会の方に専念できそうだ。
と、そんなことをつらつらと考えていると男子合気道部の部室に到着。
置いてあった荷物を抱えて準備完了。
そして俺は、伏尾に導かれるまま、一足お先にロケ合宿に出発したのだった。
ようし、待ってろ北海道!
蟹がいっぱい、ホタテいっぱい!
ホッケおいしい、イクラおいしい!
北へ!
時計台とか蟹とか味噌ラーメンとかロイスのチョコレートとか、そのへんの北海道ライクなアイテムを織り込んだ、完璧なラブストーリーを演じてみせるぞ!!
ついたぜ!
飛行機に乗っている間は殆ど眠っていて、到着直前に起こされた。
俺としては機内で新しい台本を読んで予習しておきたかったのだが、伏尾曰くまだ未完成ということで、体力温存のために睡眠を勧められたのだ。
俺たち先遣部隊は、一応主演男優の俺と、ヒロインの王砂、シナリオの伏尾、そして撮影スタッフの女子数名。
俺以外みんな女子なわけだが、男子の殆どは大道具などに従事していて、おおかた仕事は終えている。
それ以外の男子スタッフや、俺と一緒に出演する予定の男子生徒ABCDEたちは、予定どうり明日合流する、ということらしい。
俺が飛行機を降りると、むわ、とむせかえるような熱気。
ついこの前まで桜の季節だったというのに、もうそこはすっかり初夏の日差しで、暖かい夕焼けの太陽が燦々と照りつける。
空港にいる人たちは早くも夏気分で、殆どのみんな半袖の薄着。あちらこちらには日焼けした肌に似合うアロハシャツの姿が。
ロビーには至る所にヤシの木のオブジェが設置されていて、まるで南国にいるような錯覚に陥ってしまう。
ちらりと立ち寄った土産物屋では、特産品がずらりと並んでいた。
紫芋タルト、ちんすこう、サーターアンダギー、そしてアルコールでは泡盛、オリオンビールなど。
土産物定番のTシャツを見ると、背中に「なんくるないさー」とかでかでかと書かれている。
「なんくるないさー」とは沖縄の方言で、「何とかなるよ」という意味だ。
危機に直面しても深刻に悩むことなく、陽気に受け入れて乗り越えていこうといった、沖縄の人々の気質が現れた言葉なのだ。
・・・・・・・・・・あれ?
「なぁ、伏尾、ちょっと聞いても良いか?」
なんか、引っかかることがあるので、同行する伏尾に聞いてみたい。
「はい、いいですよ。」
パタパタとうちわで襟元を扇ぎながら、メガネの図書委員長が応じてくれたので、遠慮なく質問してみた。
「今、北海道の空港では、『沖縄フェア』とかやってんのか?」
俺の質問を聞いた伏尾は、メガネの奥の丸い瞳を半分閉じて、ややおっくうに答えた。
「なにを言ってるんですか、ここは沖縄の那覇空港ですよ?」
は?
なにを言っているのかとはこちらのセリフなんだが。
「ああ、わかった、北海道の札幌空港まで、那覇空港を経由していくんだな?」
と、自分で言っていて納得できていない。
何でわざわざ北海道に行くのに、真逆の沖縄を経由するんだか。
じゃあ、なんで沖縄にいるんだ?
「あれ、確か、ホームルームでクラス会議をやったときに、ロケ地は北海道って決まっただろ。」
実は金持ちの娘である東が、北海道にある別荘を借りることが出来るとかで、おおー、みんなで北海道旅行じゃぁー! 蟹がいっぱい、ホタテいっぱい、
北へ行こうランララン、ということで盛り上がっていたような記憶がある。
「はい。ですがそのあと、北海道の別荘が借りれなくなったってことになって、かわりに沖縄の別荘に、ってことになったでしょう?」
「い、いつ、いつそんな話に?」
「今週、月曜日の朝一番にクラス回覧で全員が閲覧したあと、掲示板にもちゃんと貼ってあったと思いますが。」
いや、そんな回覧や掲示板、見たことないんですけど。
それに、さっきまで連れ共と北海道の話をしていたんだが、あいつらもノーチェックだったとでも言うのか?
「ちょっと、静君。
いくらくじ引きで決まったからと言って、いい加減なことでは困ります。もうすこし主役の自覚を持ってもらわないと。」
伏尾や王砂が、俺のことをたしなめるような視線を向ける。
たしかに、ここ数日の俺は、失恋の手痛いショックで気が動転していたのかもしれない。何せ、失恋翌日の日曜日の記憶がすっかりと抜け落ちているくらいなのだ。
そのせいでクラスの情報をうっかり聞き逃していたのだとしたら、非常に情けない。
さっき「クラス行事を盛り上げるぞ!」と誓ったばかりの俺だから、そういう風に責められると、どうにも居たたまれない。
ちくしょう、なんて失態だ!
俺の用意した荷物の中には、北海道向けの装備しか入っていない。
「五月になっても向こうはまだ寒いらしいから、少しあたたかめの服にした方がいいよ。」
そういって空が長袖の服を見繕ってくれたのをそのまま持ってきたが、沖縄ではそれもただ暑苦しいだけだ。
仕方がないので、土産物屋でさっきのTシャツを買った。
沖縄で着るには、いかにも観光客っぽいので恥ずかしいのだが、やむをえまい。
なんくるないさー!!
沖縄の那覇空港、そこから小型の飛行機に乗り換えて1時間。東の家が持っている沖縄の別荘とは、どうやら沖縄本島ではないようだ。
到着した頃にはさすがに日が沈む頃合い。
そこは空港というか、ただ一本の滑走路があるだけで、他に気の利いたものがなかった。ロビーも無人で、空港というよりは田舎鉄道の無人駅のような風情だった。
と、無人と思われた待合室、一歩外に出てみるとそこには売店があり、ちゃんと売り子さんがいた。
「いらっしゃいませー!」
元気よく挨拶してくれた売店の店員さんは、見た感じ俺よりも若そうな女の子で、おそらくアルバイトなのだろう。
売店の小屋自体も、つい先日建てました、ってな感じのやっつけ風プレハブハウス。軽トラの後部荷台に乗せたらそのまんま移動できそうなくらいのコンパクトさ。
幸い、店員の女の子も小柄な感じで、整然と並べられた商品のなかに、ちょこんと納まっている。
「長旅お疲れ様です、冷たいジュースなどいかがですか〜!」
商売っ気たっぷりに、その女の子はこちらに声をかけてきた。
バイトしているからには高校生くらいなんだろうが、小柄で幼い顔立ちな彼女、中学生くらいに見えてしまう。もしかしたら、実家の手伝いをしている中学生なのかもしれない。
しかし、どこかで見たことのある顔だ。
制服の名札を見ると、『加護』と書いてある。加護さん、知り合いにはいない名前だ。
「じゃあ、そのスポーツドリンクをもらおうか。」
「はい! ありがとうございます、100円です!」
安いな。
普通に買うと150円はするペットボトルが100円とは。
こういう観光地や映画館なんかだと、定価より割高なのが普通なのだが。
「いま、セール中なんです。お客様、ツいてますね!」
なるほど、そういうことなのか。
しかし、お客さんも少ないだろうに、こんなに割り引いて大丈夫なのか。
そもそも経営が成り立っているのか甚だ疑問ではあるが。もしかして、この島唯一のお店だったりして。
俺たちがジュースで喉を潤していると、こちらにやってくる一台の車を発見。そして姿を見せたのは四十過ぎくらいの女性で、丁寧な態度で俺たちを車に招いた。
その人は、俺たちを迎えに来てくれた東の家の使用人らしい。
彼女はこの島で別荘の管理をしているらしく、迎えにくるように言い渡されているそうな。
実際、タクシーの一台も見当たらないような場所だから、車で迎えに来てくれたのは大変ありがたい。
そうして、彼女の車で目的地に到着。
その別荘は、外観こそ南国らしい風情であったけど、中に入るとずいぶんと小綺麗な建物だった。
外の熱気が嘘のような、快適空調具合。どういう仕組みかは知らないが、さっきまでうっとおしかった外の小さな虫達も、この建物の中には入ってこない。
さすが東、たっぷり金をかけた大層な別荘だ。
さっき車の窓からあたりを見ていたが、周辺には畑ばかりで民家らしきものが見あたらない。
のんびりとしたしゃべり方をするその管理人さんの話だと、この島一つ、丸ごとが東の家の所有ということで。
なるほど、これがブルジョアという奴か。
そして俺たちは、管理人さんが用意してくれた夕食を食べながら打ち合わせをした。
そこで初めて俺は、伏尾が飛行機内で仕上げたという最終台本に目を通したわけだが、それはそれはとんでもないしろものだった。
section4 撮影開始!
まずは、台本を読み終えて一言、言いたいことがある、
この男、最低だ。
この男とは、これから俺が演じるところの主人公、『鈴鹿 円太郎(すずか えんたろう)』のことなのだが。
どういう風に最低なのかを説明しようか。別に、殺人暴行のたぐいを平然と行う凶悪犯というわけでもなく、品性下劣な変態野郎というわけでもない。
とにかく、女性からの好意に鈍いのだ。
素行も申し分なく、容姿も整っている(という設定の)好青年なのだが、女性からのアプローチに対して鈍感で、彼女たちを傷つけることが多い。
台本を見る限り、あまりにも見え見えな女子からの好意を、少しも気づくことなく完全スルー。
この朴念仁さは男の俺からしても腹立たしいものがある。
俺だったら、これほどのあからさまな好意の寄せられ方で気づかないなんてことはない。
その上で、彼女には真摯に対するだろう。
好かれたからと言ってすぐにお付き合い、というわけではないから、まずはお友達おから始めるのもいいだろう。
まぁ、俺は今までそんなにモテまくったことなど無いわけだから、説得力はあまりないかもしれないが、それでもこの主人公よりはマシと自負している。
俺のモテ期はいったいいつ来るのやら。出来れば若い内にお願いしたい。
とにかく、俺ならばこの主人公のような、相手の女の子を傷つけるようなことはしない。
「・・・・・・と、俺は思うんだけど。どうだろう、脚本を見直さないか?」
と、俺が脚本の感想と俺が演じる主人公に関する印象を述べると、それを聞いていた女子一同が、唖然とした。
「なんだか静君が、すごく憎たらしくなりました。」
王砂が俺のことを睨みながら言った。台本を書き上げた伏尾も、なんだか泣きそうな目で俺を見ている。
脚本訂正を求められた伏尾の反応はわかるが、王砂にまでそんなことを言われるとは。
まぁ、脚本変更のドタバタで、ヒロインの王砂も混乱しているのだろう。
我がクラス映画の監督であり学園の生徒会長でもある東は、責務多忙のため翌朝から参加するとのことなので、
とりあえず最初のカットは脚本の伏尾が代理監督と言うことで撮影にはいることになった。
最初のカットは、王砂演じるところのヒロイン「央差 仮名(おうさ かりな)」が部活の合宿先で風呂に入っているところに、男湯と間違えた鈴鹿円太郎が入ってきて慌てるシーン。
その後に他の女子が入ってきて、鈴鹿が逃げ場をなくして狼狽えているところを彼女がかくまってくれる、と。
・・・・・・しかし、この登場人物の名前、これでいいのか?
ヒロインの名前が、役者の名前の読みと同じじゃないか。
「今のところ、良い感じの名前が思い浮かばなくて、仮名(かめい)なんです。編集の時に後撮りした音声を被せますから、今は気にしないで演じてください。」
俺の質問に伏尾はよどみなく答えてきた。まぁ、そういうことならかまわないけどな。
さて、シャワーシーンである。
学園祭の映画でシャワーシーンとは、なかなか大胆な脚本だと思う。
映画の客引きとしては、「ヒロインのシャワーシーンがある」というだけで、スケベな男性客の大量動員が見込めるだろう。
しかしシャワーシーンは、なかなかに危ない橋なのである。
上映作品は学園側のチェックを受けるので、当然のことながら公序良俗に反する内容は検閲を受けて、場合によっては上映差し止めを食らうことになる。
そうなると問題点は、そこまで危険な橋を渡るのか、また、実際にシャワーシーンを撮られるヒロインは同意しているのか、ということになるわけだ。
その点はウチのクラス、生徒会役員をたくさん抱えているだけあって、抜け道のようなものは心得ている。
ようは、湯気で隠すのだ。
そして、ヒロインは実際に裸であるわけでなく、水着を着用しての演技となる。
実際に上映されるフィルムでは、彼女の身体は殆どがぼやけているが、「シャワーシーン」であることはかわりがない。
スケベな客は、湯気の向こうのヒロインの裸を想像するかもしれないが、実際はただの水着姿なのであるよ、あしからず。
それにしても、ずいぶんとキャッチーな脚本だ。
よくある恋愛マンガのワンシーンのようだ。女の子の裸を多用する、男子向けの週刊マンガ雑誌といった感じだろうか。
脚本の伏尾に言わせると、そういった「マンガでよくあるタイプ」のドラマは、観客に理解されやすく、短い時間で綺麗にまとめやすいとのこと。
まぁ、しょせんは学園祭の自主制作映画、素人が作るものなんだからあまり複雑なものを狙っても仕方がないだろう。
「じゃあ、そろそろ撮影に入りますね。」
監督代行の伏尾が声をかけてきた。普段は蚊の鳴くような図書委員の声でも、手に持ったメガホンがそれを増幅してくれる。
ここは、東の別荘の浴室、その脱衣所だ。
別荘と言うだけあってその風呂場も広い。映画の設定では合宿所の共同浴場ということなのだが、特に支障はないだろう。
俺はさっきまで別の場所で待機していた。
さすがに、男の俺が女子の着替えるところに混ざるわけにはいかないからな。準備よしとの報を受けてからここに来たというわけだ。
浴室は程良く湯気が充満し、脱衣所のガラスドア越しには中は確認できない。
うむ、これなら中に女子がいるのも気が付かずに間違って入ってしまうというハプニングも納得できる。
「それでは撮影開始します。静君、よろしくお願いしますね。」
監督代行の伏尾がそういって、いよいよ撮影が始まった。
ここは、細かくカット割りをしないで、ワンシーンを続けて撮影するロングカットの難しいシーンだ。ミスをすると最初から撮り直し、いきなりの難シーン。
カメラは二台。俺の後ろにいるサブカメラは監督代行伏尾が持ち、浴室にメインカメラの大井が控えている。
「あ〜、疲れたなぁ。この風呂場は男女時間制だから、女子が来る前にはやく入ってしまおうかなー。」
ちょっと棒読みかもしれんが、俺の初セリフ。
そんな説明臭い独り言を言いながら、俺演じるところの鈴鹿円太郎は服を脱ぎ始める。
カメラは上半身だけしか写さない段取りなので、パンツは脱いだフリ、下は海水パンツ着用で進めさせていただく。
さすがに、女子の前で全裸を曝すのは恥ずかしい。そこんとこ男心を理解して欲しいということで。
「よーし、ひとっぷろ浴びて、湯上がりにキュッと一杯いくか〜!」
おっさんか、こいつは。
男子高校生が飲酒をほのめかすような発言はどうかと思うが、このくらいはコメディ映画ということで許容範囲なのか。あ、ラブコメか。
そんな発言とともにがらがらと浴室のドアを開ける俺こと鈴鹿円太郎。すると浴室には、先に入っているヒロインがいるという寸法。
湯煙に曇る浴室に、人影発見。王砂演ずるところのヒロイン『央差さん』だ。
充満する湯気ではっきり見えないが、それでも全身の輪郭はわかる。
白系の水着を着ているらしく、湯気越しに見ると本当に全裸と見間違うくらいだ。
「き、きゃーーーーー!!!」
王砂の悲鳴。
あ、王砂演じる『央差さん』の悲鳴か。
なかなか真に迫った、いい演技だ。頑張り屋の王砂だから、この悲鳴もたくさん練習したんだろうか。
おっと、感心してる場合じゃない。俺もセリフセリフ。
「わっ、わわっ!! な、なんで央差さんが入ってるんだ!?」
「そ、それはこっちのセリフよ! 男子は近くの銭湯に行ったはずじゃないの?」
「そんなこと聞いてないぜ?!」
「いいから、とにかく、はやく出て行って!!」
湯気越しの央差さんが、湯桶を掲げて投擲姿勢。俺は慌てて方向転換。
「わ、わかったよ、央差さん! とにかくゴメン!!」
そして俺が風呂をでようとすると、脱衣所から複数の女子の声が。
「あー、今日も疲れたよね、はやくお風呂に入ろうよー。」
「もう汗だくで、はやくさっぱりしたいねー。」
ここで俺、鈴鹿円太郎は、慌てて央差さんを振り返る。
(や、やばい、他の女子が入って来るっ!)
小声で助けを求めると、央差さんは、
(と、とにかく、こっちに来て! 私の後ろで、お湯に浸かって隠れてて!!)
そういって手招きしてくれる。
演じながらこんなことを思うのは駄目なんだろうが、こういうときは、早めに脱衣所の方に声をかけるのが一番無難な対応策のような気がする。
彼女たちが入るよりも先に、間違えて入っていることを告げて、ひとまず脱衣所からでてもらってから、俺が着替えを済ませて風呂場を出て行く。
そうすれば彼女らを不用意に辱めることもない。
そして、脱衣所から少し離れた場所あたりで女子達に俺が平謝りしている隙に、央差さんはさも今し方入ってきた風に振る舞えば、
不審な点もさほど目立つこともないと思うのだが、どうだろう?
央差さんの着替えた衣類の所在とか、まだまだいくつか取り繕う必要のあるものはあるが、起こってしまった事故を最小限に、
後の玉突き事故をなくすためには最善な対処なんじゃないだろうか。
あとは、央差さんに誠意を込めて謝罪するに尽きるな。
とまぁ、よけいなことは考えずに、演技に集中しよう。
俺は、彼女に招かれるまま、パニック状態で湯にドボンと入った。そして、じゃばじゃばと湯をかき分け、王砂さん、もとい、央差さんの背に隠れるような位置に。
「あれ、みんな、これ見て! 男子の着替えがあるよ!?」
「ほんとだ! まさか、女子の時間に男子が入ってるの?」
脱衣所の声。とりあえず、彼女らは声だけの登場なので、今夜俺たちと一緒に乗り込んだ撮影スタッフの女子が担当している。
「もしかして、ノゾキなんじゃない?」
「チカン? ヘンタイ!? やだー!」
脱衣所の方ではお決まり通り、事態がややこしい方向に。
がらがらと戸を開けて女子達が中の様子を窺う。二台のカメラはそれを音だけ捉えて、広めの浴槽にいる俺と央差さんを写す。
(静君、はやく、お湯の中に潜って!!)
央差さんが俺に、小声で指示を出す。
・・・・・・って、あれ、王砂の奴、間違えて『しずか(静)』って読んだような。
まぁ、紛らわしい名前だからな。俺が『しずか(静)』で、役名が『すずか(鈴鹿)』なんて、慌てたり、噛んだりするとすぐに混同してしまいそうだ。
その点俺は、相手の名前の読みが同じだから、ふつうに役者の名前を呼んでいても問題ない。ちょっとお得かも。
監督代行の伏尾にしても、名前のトチりにも中断させずにいるから、これくらいはごまかすつもりだろう。
「ちょっと! 中に誰か入ってるの!?」
(はやく!!)
女子が怪しみだして、央差さんが俺を急かす。
俺は慌てて、ジャブンとそのままお湯に潜り込んだ。
っ!!
ええっ!?
ちょ、まて、これって!?
俺は思わず湯船から顔を上げた。
(おい! おまえ、水着は!?)
小声で行う俺を、央差は頭から抱きしめて、もう一度湯の中に潜らせた。
お湯の中で頭ごと彼女の胸元に抱きしめられている俺。
その姿勢のまま、彼女は脱衣所の方に向かって声をかけた。
「どうしたのー、みんなー。今お風呂に入っているの、私だけだよー。」
「え、かりなが入ってるんだ!? 脱衣所に男子の着替えがあるんだけど、男の子がそっちにいない?」
「わ、私一人だけだよ! 男の子なんて入ってないから!!!」
そんな感じで演技が行われている。順調に進んでいるところ申し訳ないが、俺は演じる鈴鹿君以上のパニックに襲われていた。
だって!
王砂、水着着けてないんだもん!!
すっぱだかなんだもん!!
いま、おれ、生のおっぱいに抱きしめられてるんだもん!!
あの、クラス一の美巨乳と評判の王砂が、そのナマのおっぱいを、俺の顔にぎにゅーーーーーって押しつけてきてるんだもん!!
「はいカット! オッケーです!」
伏尾の声で、俺は軽くのぼせた頭を振った。
「いや、これマズいだろ?」
俺がそういうと、伏尾がきょとんと。
「どうしたんですか?」
と、何事もなかったかのように。
「いや、さっきの王砂、その、水着が?」
「ああ、そのことですか。」
王砂が全裸であったことを、ドモリドモリ片言で伝えると、伏尾は平然と答えてきた。
「彼女には、リアルな演技をしてもらいたかったから、撮影では設定通りなにも着けないで臨んでもらいました。
どうせフィルムは編集しますし。」
「いや、それでも駄目だろ!? 男子の俺がいるじゃんか!」
「本物の女優は、演技中であれば男子に肌を見せるのもいとわないものです。」
無茶苦茶だ!
「おい、王砂も! あんなこといわれたって、素直に従っちゃ駄目だろ!?」
俺が今度は王砂に向かって言う。撮影の済んだ彼女は、さっきまでの全裸にバスタオルだけを羽織った姿で答えた。
「でも私、必然性があったら脱ぐよ?」
王砂がまじめに返してきた。なんかプロの女優さんみたいなセリフだ。
てか、学園祭の映画ごときに肌を見せるとか、どうなんだろう。
「だって、ここは、私と静君の距離が、ぐっと縮まる大事なシーンだよ?
私、そういうところで手は抜けないよ。」
王砂に言われて、俺はショックを受けた。
彼女は、こんなにもまじめに、真剣にこの映画に取り組んでいるんだ。
それを俺は、『学園祭の素人映画』とたかをくくって、おざなりに取り組んでいたのかもしれない。
これは、猛省しなければいけないだろう。
少なくとも、真剣に取り組んでいる集団の中に、俺のような軽い気持ちの人間が混ざると、全体の士気に影響する。何より、真面目に取り組んでいる奴に失礼だ。
「ゴメン、俺、おまえの真剣さに、水を差しちまったみたいだな。」
素直に俺は、謝罪した。彼女の真摯な態度に、俺も応えなければいけない。
頭を下げる俺に、王砂は優しい声で。
「わかってくれたらそれでいいよ。
それに、誰にでも見せるわけじゃないんだよ?」
そういって、顔を赤く染めた。
「静君、相手があなただから、私も大胆になれるの。」
王砂が言うその言葉に、俺はドキリと胸が跳ねた。
王砂は、相手役が俺だから、大胆な演技も出来ると言った。
つまりそれだけ俺を、役者として期待しているということだ。
これは、なんとしてでもその期待に応じなければ。
というわけで、駆け込み初日の撮影は終了。
俺は、男子用にあてがわれた部屋で一人きり、就寝前の日課であるトレーニングを行っていた。
腕立て腹筋、背の高いタンスの角を使っての片手懸垂、柔軟運動と一通りメニューをこなす。
そして最後の、ヨガにある瞑想の姿勢『水魚のポーズ』。うつぶせの姿勢から後ろ手で足首をつかみ、思いっきり反り返るようにして弓の弧と弦を作るポーズだ。
これをやると集中力が増して、額のチャクラが開く感じがして実に効果的なのだ。
しかし、いつもならこのヨガで精神統一、明鏡止水の境地を目指すのだが、どうにも今日は今一つ集中できない。
原因はやはり、大井のパンツと王砂のおっぱいだろうか。
昼に見た大井のパンツは、大変に眼福だった。
あの場合、相手が見せるつもりのない事故だったが、その直後に本人のお墨付きをいただいたので、なんとか俺の海馬記憶領域に保存できる運びとなった。
そして先ほどの、王砂の生おっぱい。
王砂の、役に対しての真剣な姿勢はわかったが、それでも年頃の男子高校生に可愛いクラスメイトの生おっぱいは刺激が強すぎる。
比べて、と言うのも失礼だが、やはり階上のパンツよりもすぐ側で目撃した生のおっぱいの方がインパクトある。視覚だけではない、直接顔面の皮膚で触れた感触も素晴らしい。
しかし王砂の場合は自分からすすんで見せてくれたとはいえ、あくまでも映画作りにおける女優魂からの露出であって、もちろん俺に対するサービス心などではないはずだ。
それならばここは、きっぱりと忘れてあげるのが筋と言うものだろうなぁ。
かく言う俺、実は童貞なのだ。
あまり自慢できることではないのだが、これまで女の子とエッチをしたことがない。
一度もない。
素人童貞であり風俗童貞でもある、童貞両面待ちなのである。
そんな童貞少年だから、初めての生おっぱいは、大事に心の引き出しにしまって置いて、いつでもお世話になれるようにしておきたいところなのだが。
ここはやはり、王砂を辱めないためにも、忘れるべきだろう。
ええい、もったいない!
翌日。
いつも通り早めに起きて、近辺の土地勘把握がてらジョギングに出かけたのだが。
本当になんにもない場所だ。
殆どが畑、おそらくサトウキビか何かだと思われる畑ばかりで、民家らしいものはまるで見つからなかった。
農耕機具の倉庫とか、収穫物の加工所だとかが点在するくらいで、ある意味俺たちが泊まっている別荘だけが浮いている印象がある。
あと、もうひとつ。なぜだか学校があった。
しかし門は閉ざされて、廃校につき立ち入り禁止、の看板が掛けられていた。
おそらく、ここが今日から使う学校のロケ場所なんだろう。見た感じ、廃校という割には綺麗な建物で、造ったばかりの真新しさすら感じられる。
それ以前に、こんな準無人島になぜ学校などが建てられたのか不思議なんだが。
まさか、東がわざわざこの映画撮影のために建てたとかじゃあるまいな?
イヤイヤ、いくら金持ちだからと言って、そこまで東も酔狂じゃないだろう。
「おはよう、静弦太郎!」
子供に挨拶された。
いやいや、子供ではなく、俺と同じクラスの、東京華だ。
俺がジョギングを終えて別荘に戻ってくると、出迎えたのがこの東だった。
いちおう、学校行事での合宿ということもあって、彼女もみんなと同じく学校の制服を着用している。
「朝からジョギングに精を出すとは、実に健康的だな。」
それよりも、いつのまに合流したんだ?
「夕べ夜遅く、この島に着いた。」
ゆうべ、って、撮影が終わったのが10時頃だから、到着はそれ以降か。しかし、よくもまぁそんなに遅く飛行機があったな。
「監督だからな、少しでもはやく合流しようと思って、特別にチャーターしたんだ。」
さようですか。
さすがは金持ちだな。
「それより、昨夜の撮影は不在で迷惑かけたな。
今朝の撮影からは私自らメガホンを取るからな、しっかり頼むぞ?」
小さい身長で、それでも精一杯威厳を保とうとふんぞり返っている東。
「ああ、わかってるよ。」
なでなでなでなで。
「・・・・・・な、撫でるな!」
あまりにも健気なんで、ついつい頭を撫でてしまった。
「まったくおまえは、いつもいつもそうやって私を子供扱いしおって!」
顔を真っ赤にして怒ってくる東。
ううむ、悪いことをしたな。
こればっかりは、ついつい無自覚にとってしまう行動なので、なかなか自制が難しい。
電車に乗って、目の前に吊革があったらついつい手をかけてしまうのと同じようなものだろうか。
まぁでも、本人が嫌がるのならば出来るだけ気をつけるようにしなければな。
ところで。
「なぁ、東、夕べの撮影でさ・・・・・・。」
俺は、監督であり生徒会会長でもある東に、夕べの撮影の顛末を話した。
王砂のおっぱいについて、東の意見を聞いておきたかったからだ。
今日からの撮影でも、ああいったことが起こるかもしれない。
しかし、今日からは俺以外の男子生徒も撮影に加わる予定なのだ。
いくら女優の矜持があるとはいえ、大勢の男子の目にあのおっぱいを曝すのはいかがかと思う。
まぁ、俺に見せて他の男子には見せるなとか、みっともない独占欲のような気がしないでもない。彼女になったわけでもないのに。
なんとも心が狭い話だ。
しかし、ここで優先すべきなのは、俺たち男のスケベ心を満たすことではなく、学園での彼女の立場だ。
多くの男子に裸を見せるようなことがあれば、後々不本意な噂が立つかもしれない。
もし男子の中に不届き者がいて、ケータイのカメラとかで盗み撮りなどして、写真がばらまかれたりしたら大変なことになる。
「だからさ、やっぱり裸とかは自粛させるべきだと思うんだ。」
俺がそう説明すると、東はううむ、と唸った後。
「まぁ、それほど心配することでもあるまい。」
と答えた。
「実はな、夕べ遅くに連絡があったんだ。
今回の撮影に、おまえ以外の男子は参加しない。」
コウサクとアキオは、夕べ食べた生牡蠣にあたってしまったらしい。旬でもないものを生で食べるとか、どうかしているぜ。
シゲルとヤスヒロは、同じく夕べ食べたフグに当たってしまったらしい。無免許の者が調理した違法の店で喰ったようだ。
フミアキとコタロウとダイチは、夕べ開催したキノコパーティーで、運悪くワライダケを口にしたとか。ワライダケは毒性が強く、
苦しむ顔が笑い顔に似ているからワライダケという。
アキラとケンジ、トモヒサとサトシは、仲間内の罰ゲームで、シューレストロミングとキビヤックとホンオフェを食べさせられて、ダウンしたらしい。
俺が聞いたときにはくさやのひものだったが、いつの間にグレードアップしたようだ。
よりによって合宿前に、何でそんなヤバめのものばっかり食べてんだよ、おまえら!
とにかく、みんな命には別状無いらしいので、ゆっくり養生してもらうしかない。
とにかく、男子のスタッフは、この合宿には参加できないらしい。
そして、奴らとはまた別の意味で大変だったのが、脚本の伏尾だ。
「そういうわけでな、伏尾は大幅なシナリオ変更をしなくてはいかんと言うことで、昨夜も徹夜だったようだ。」
俺以外の男子キャストの出番を完全カット、そして新シナリオ追加だそうだ。
大丈夫なのか、ほんとに。
「というわけなので、ただ一人の男であるおまえが正しく対処さえすれば問題ない。王砂にしろ他のヒロインにしろ、思い切ってリアルな演技が出来るというものだ。」
東が言った。
「もちろん、私だって頑張るからな!?」
監督の東が言った言葉であるが、それはただ、監督として頑張る、という意味だけではない。
さっき言った、『王砂にしろ、他のヒロインにしろ』という言葉。
つまり、東もヒロインをやる、というのだ。
昨日、伏尾に渡された台本は、当初のものから大幅に変更され、分量も大幅に増加していた。
なにせ、マルチヒロインのオムニバスシナリオに変更されていたからだ。
王砂だけでなく、東を含めた数名が主役になる単品シナリオを何本も撮影することになったのだ。
なおかつ、ヒロインは変わっても、主演男優は俺一人。
本当に、とんでもないシロモノだ。
「それでは、次の撮影始めるぞ!」
監督の東が、テニスの審判台のように高い座席の上から、メガホン通して声を上げた。
朝食の後、早速撮影を始めるということで、場所を移動した。朝に目撃した廃校で、教室を片づけた後に撮影開始。
とにかく、撮影する分量が膨大なので、どんどんカットをこなしていかなくてはいけなかった。俺も、王砂も、他のスタッフ達もとにかく大忙し。
こんな時に男子スタッフが俺以外参加できなかったというのは辛い。
そして、監督の東も、今し方取り終えたシーンのフィルムを何度か確認してオッケーを出した後、休む間もなく次のシーン移行を告げた。
次のシーンでは、俺演じるところの鈴鹿と、王砂演じるところの央差さんが、愛を確かめ合ってキスをするシーンだ。
何ともこっぱずかしい告白セリフを覚えさせられた。なかなかに羞恥プレイだな。
ちなみに、俺の理解補助がてら、大ざっぱにこの『央差さんシナリオ』のあらすじをまとめてみよう。
クラスでも責任感の強い央差さんは、クラスで何かと目立つ男子である鈴鹿のことを気にかける内に、それが好意に発展してしまう。
そんなある日事件が起き、隣のクラスの私物が盗まれる。間の悪いことに央差さんは嫌疑をかけられ、彼らから非難される。
結局それは誤解だったのだが、彼女の潔白を最初っから信じて先頭に立って積極的に弁護したのが鈴鹿君だったと。
それがきっかけで、央差さんは鈴鹿君に恋してしまう。
鈴鹿はそんな王砂の気持ちにも気が付かず、ただの友達として接するのだが、とうとう央差はそれが我慢できずに告白してしまう。
とまぁ、こんな感じ。
お話としてはよくあるパターンなのだろう。あまりマンガやドラマに縁がない俺であっても、どこかで聞いたことのあるシチュエーションのような気がする。
それに、友人を弁護した鈴鹿が女の子に好かれるという展開も、安直のような気がする。
無実だと思える友人を応援するのは当たり前のことで、ことさらピックアップするほどの行動ではないだろう。
そんな些細なことで女の子にモテるのならば、俺だって今頃モテモテになってるはずだ。
しかし、なんというか、俺演じるところの鈴鹿君、朴念仁すぎる。
さっき撮影したシーンでも、鈴鹿に対する恋心を自覚した央差さんが照れながら話すわけだが、鈴鹿はそれを「顔が赤いな、熱でもあるんじゃないか?」とかぬかしやがる。
本当の発熱と照れの赤面を見分けることも出来ないとは。
残念ながら俺は今まで、俺に対する好意から赤面する女の子を見たことはないが、逆に、発熱による赤面の女の子はたくさん見てきた。
そのあたりから類測すれば、本当の発熱か否かは判断できるはずだ。
とにかく、自分で演じていて、すごく焦れったい。そして腹が立つ。
もし俺が直接彼と対話できるのならば、何時間かけても良いから諭してやりたい。
さて、次のシーンでは、いよいよ央差さんが告白するシーンだ。
鈴鹿はそれを受け止めて、彼女を抱きしめ、キスをする、という運び。
央差さん、よかったなぁ、恋が実って。
相手はこんな朴念仁だけど、お幸せにな!
っと、架空のキャラクターに感情移入してしまった。
「静、はやく用意を済ませてくれ!」
東の指示が飛んだ。考え事をしている場合じゃないな。
キスシーンではあるが、当然、本当にキスをするわけではない・・・はずだ。
もしかしたら、夕べの風呂場のシーンのように、女優魂を過剰に発揮した王砂が本当にキスしようとしてくるかもしれないな。
いや、それでもやっぱり、さすがにキスはないだろう。
一般的に、キスはやっぱり好きな相手とするものだろう。
王砂は、クラスでも人気のある女の子だが意外と浮ついた噂もなく、付き合っている彼氏がいるという話も聞かない。
あくまでも俺の持つ印象でしかないが、王砂は誰とでもキス出来るほど貞操観念がさばけているとも思えない。
王砂がもし、まだキスをしていないということであれば尚更だ。女の子ならばだれしも好きな相手にファーストキスをあげたいと思うものだろう。
あとあとになってファーストキスの思い出を回顧するたびに、別段好きでもない相手と映画撮影の必要に迫られてやむなくキスしてしまった、では
本人も悔いの残るところだろうし。
ちなみに俺も、もちろんキスなどしたことがない。先日失恋したばかり、それ以前も女の子と付き合ったことがないのだから当たり前だ。
大昔、幼児の頃にママゴト遊びでやった気もするが、さすがにそういう物心つく前の無邪気な接吻はノーカウントだろう。
777 :
449:2011/02/10(木) 06:35:08 ID:/fhOKZ1V
今回ここまでー。
読んでイライラした人、ごめんなー。
乙でした〜
我々は1年半待ったのだ。
エロ到達までもう少し待つ程度、なにほどのこともない!
乙
ばねは縮めれば縮めるほどびよよーんと飛ぶものだからな。
この苛立ちの反動で悶死するのが楽しみでたまらんわ
いらいらは、朴念仁のバロメーター。
これからが楽しみだ。
乙です
全裸だと風邪ひきそうなので作業着で正座して待ってます
GJ !
でもアイアンキングにサスケの主題歌は合わないのではないかと
乙です。
続き待ってます。
GJ!
なぜビビューン?
主と奴隷逹と久しぶりに見たら超展開すぎてふいた
ドラクエV好きなんかなと思った。
あとプロローグの伏線とか誰も求めてないのに…
ハーレム展開からイキナリ15年とんで
ヒロインNTR出産とか誰も想像できねぇよw
感想見たら案の定荒れてたし、
作者が根本的な所で理解してないからまたやっちゃうだろうね
ノクターンのハーレムは地雷多いな〜
15年経過もNTRも許せるが
おかゆ作るときにいちいち宿屋の小僧の描写をくどくど書かれたのには閉口した
これダラダラ書いてるけど絶対なんの伏線でもないよなって感じで
でもそれ指摘すると「文章ヘタですね」って言うことになっちゃうからガマンした
>ヒロインNTR出産
mjd…
>787
幼馴染みが出てきて嫌な予感がして切ったが正解だったかw
自分の感性で自分の書きたいもの書いてるだけなんだから、
またやっちゃうだろうねとか言われても、そらまたやるわ
一つの小説に詰め込まずに別に書けよw
それでもすごい人気あるよね。
知ったこっちゃないがな
バレンタインにすら微動だにしないとは、ハーレムスレにあるまじき事態
バレンタインには遅刻したけど、小ネタSSは書いてるよ。
今規制されまくりだしな
古いゲームやっててふと思ったが、ティル・ナ・ノーグって女性種族多いから気づくとハーレム状態になってることが多々あるんだよな。
エンディングでひとり嫁にして終わるけど。
>796
年がら年中バレンタインデーなので、2/14のバレンタインデーだからどうという事もないんだよ。
因みに、ゲームデザイナーの矢野俊策ことクレバー王子に仕える四十七名のメイドは赤穂浪士の末裔であり、
3/14には浅野内匠頭の祥月命日だからと故郷赤穂の名物を振る舞うんだと。
このスレ住人なら知ってるかもしれんけど
以前あったサイト『ミルクハーレム』の人が書いたって言われてる「シオンの血族」
エロゲにするんだそうだね
書いたって言われるというかもろに本人だったろ
設定諸かぶりだったし
たまに思い出してもやもやしてるんだけど、その杉井さんって人が書いたってなんかで明言されてるの?
どっかで書いてあるんだったら教えてほしいんだけども。
つまり、“著者の杉井さん”が人間でない可能性もあるのか。
>>803 明言はされてないけど同一人物じゃないとすれば盗作だからなあ
>>787 作者をミンチにして豚のエサにするレベルの話だな
807 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/21(月) 11:45:02.01 ID:sP0ozHr3
>>787 序盤で文章の駄目さに躓いたが、
今回の件でお気に入りから削除した。
あまり話すとスレ違いだからあくまで話の種だけど
25日発売のゲームにハーレム期待できるのが多い感じ。
触発されていい影響があるといいな。
>>808 テレビゲームの話?それとも、エロゲーの話?
エロに決まっている。
いろいろ難しいんだよ、ハーレムってのは。
>>809 普通にエロゲだと思ったがコンシューマでいいの出てるなら教えてくれ
エロゲだと3/25にハーレムものが出るそうな
絵柄が普通のエロゲっぽいやつが
・・・・・・書き込みが全然ないな。
コピペ改変でも書いてお茶を濁すかな。
いまなら、多少ヘボいSSだって大目に見てくれそうな気がするのだ。
一時期は凄い賑わいのあるスレだったのに。
規制に引っかかってんじゃね?俺みたいにw
最近、長いこと更新が止まってたお気に入りの所が更新再開してた。
一度止まると消滅する可能性が高いだけに、嬉しいもんやね。
何それ、素晴らしいハーレムなら是非紹介してください
現在スレ残り容量100kb
>>819 wombatの官能小説じゃないか?
違ったらオレも教えて欲しい
フィフニルの妖精達かな?
↑もこちらも更新再開の報告あるから、どっちか分からんね
共に好きなサイトだから再開嬉しいわ
あー、俺が言ったのは年単位で止まってたブログ小説だw
>>2のリンク集に載ってるけど、Hがかなり少ないんで、それ目的ではお勧め出来ないな。
戦闘的な部分に比重を置いてるみたいで、俺みたいに菊池秀幸とか好きなら楽しめるかも知れん。
気が向いたら探してみてくれ。
え、なに?そこでサイト名伏せる理由がわからないよ。
zipでクイズパスみたいな気持ち?
そしてサイト名を出したらお前らはこう言う
自演乙
それは2chのお約束というものでわ?
ああ、ハーレムドラッグか。更新されてたんだな。
「なるほど、しばらく放置したほうが更新したときにありがたがってもらえるのか。
ようし、俺のサイトも放置するぞ」
↓
本格的に忘れ去られる。
過疎ってるから話題に最近発掘したのをひとつ
サイト名:みつつぼ
作品名:美人三姉妹肉宴 〜禁断の味くらべ〜
タイトルもそうだけど内容も官能小説臭が強いので、苦手な人は注意
ヒロイン(攻略?順)
次女:女子大生処女、レイプ→和解で恋人に
三女:援交女子高生、非処女、最初の方に他の男に犯られてる描写あり(声のみ)
長女:28歳未亡人、M気質
1対1×3→長女+三女との3P→最後は4人で
アナル責め、飲尿シーンなどもあるので苦手な人は注意
↑
ブログ掲載だけど目次はあるのでそれほど気にならない
ハーレム物ならファンタジーとSFと学園物どれが好きよお前ら
学園物だとナヨナヨ主人公が多いからちょっと苦手
ファンタジーとSFが好き
設定がどうこうよりも重要なのは各ヒロインのキャラが立ってるかどうかだな
ただ数を出してヤるだけの小説だと誰が誰だったかわからなくてどうでもよくなってくる
ファンタジーやSFなら御都合便利設定でハーレム全員同時挿入も可能だが
学園物だと1人にしか挿入できない
そこで学園ファンタジーですよ
QBになって、魔法少女ハーレムを作りたい。
>>836 遅くとも数ヶ月後には魔女ハーレムか。
一粒で二度おいしいな。
10〜19歳の365人在籍の女子ハーレム学校を作るんだ
そして一日一人ずつ中だししていくんだ
巨乳・爆乳ばっかとロリッ子ばっかりのクラスと分けて分割統治するんだ
制服にあたるのは毎日着せ替えるんだ
セーラー・ブレザー・体操着ハーパン・スク水・
時には下着だけでノーパンノーブラのときもあんだ
全寮制と言っても俺の家なんだが
まぁ下地はプリキュア的なハーレムだったとしても
どうやってハーレム状態になるのよ
主人公のポジションはどこよ。小動物かあるいはステッキなのか
ステッキワロタ
淫獣ネタってどこ発祥だったっけ
中興の祖はお風呂場に連れ込まれたりした『魔法少女リリカルなのは』のユーノだけど。
僕と契約して、ハーレム要員(愛人)になってよ!
初代プリキュアがマックスハートになったあたりで
ペットキャラの2匹が急にベタベタしはじめて
サカリでもついたんかよとドン引きした視聴者が呆れて淫獣と呼び出したのが起源
ところで「飛び道具の惑星」ってもう続かないの?
ずっと待ってるんだけど…
そんな話をしだすと保管庫には未完の作品がいくつもあって残念すぎる。
キャバクラ5年2組みたいに1年あけて更新とかもあるから希望は捨てきれないが。
キャバの5の2はいいよね
バレンタインには少し早いですが(11ヶ月ほど)、投下します。
漫画やアニメ、特撮のネタが多く含まれているので、そういうのがいやな人はタイトル『チノ・バレンタイン』でNG登録を。
現代物、全員高校生。
いちおうエロあります。使えそうにないけど。
キャラの名前が変です。
あほらしい話です。
暇なひと向け。
全部で80kb弱、スレ容量には収まると見積もっていますが、見積もりが甘かった場合、次スレに続きます。
自分では次スレがたてられない場合があるので、無理っぽかったら待機します。申し訳ありませんがどなたかご助力願います。
オレは、とりあえず反対した。
ホワイトデーにあげるお返しだって、三人分均等に、分け隔てなく等価なものをあげるつもりだった。
それなのにあいつらときたら。
バレンタインデーの今日、公園に集まってきた三人の女達。
これから、オレとこいつらの、真剣勝負バトルが始まる。
話は、バレンタイン前日に遡る。
学校帰りのミスドでの会話。オレはぬるいカフェオレを飲みながら、あいつらの話を聞いていた。
「私の気持ちがこもったチョコレートなのだ、他の二人のものがどうあろうと、そのお返しが三人一緒ひとからげというのが気に食わん。」
そういって、ミスド店内で腰の刀を軽く浮かせ、鍔をカキンと鳴らしたのが、オレの彼女が一人、忍野神衣(しのびの かむい)だ。
長い黒髪は流れるままに、無造作だけど輝くようなツヤツヤ加減。今も下校途中なのだが学校の制服は肌に合わないとかで、下校時にはさっさと侍装束(普段着)に
着替え直すのが常なのだ。女剣士の出で立ちで、腰に日本刀を帯刀しているけれど、これでも一応女子高生。オレと同い年の十七歳、幼なじみとかいう奴だ。
神衣は剣道部というわけではない。剣道ではなく剣術を学び、純粋に強さを競う剣術界では、ひたすら敵を倒す女子高生剣鬼として恐れられている。
間違いなく、女子高生では最強の剣客だ。
神の衣と書いて『かむい』とよむ。変な名前なのは、平成生まれの宿命というか。
両親が漫画好きで、特に白土三平のファンだから、男の子が産まれたら絶対サスケと名付けるつもりだったらしい。んで、生まれたのが女の子だったんで、サスケ案は却下。
そこで白羽が立ったのが、同作者による別作品の主人公、カムイ。カムイで、神衣。神衣なら、女の子の名前でも通用するだろう、ってなかんじで名前を付けられたらしい。
名は体を表す、という理に準じるならば、神衣はさしずめ忍者(しかも抜け忍)になっているはずなのだが、育った神衣は忍者ではなく、侍になった。
現代日本で侍とか忍者とか、あまり常識的じゃないと思うんだが、とにかく神衣は、筋金入りのサムライガールなのだった。
「ボクも、ちょっと面白くないなぁ。
せっかく苦労して作ったんだし、ちゃんと個別の評価がほしいな。」
ミスド店内で、じゃかっ、と拳銃の弾倉を装填し、幼めの声音で言ったのが、オレの二人目の彼女、炎野運命(えんの さだめ)という女。
雑な感じにカットしたショートカットで、ボーイッシュというか、ぱっと見は可愛らしい男の子といった感じの運命だが、もちろんれっきとした女の子。さきの神衣と同じく、
オレの幼なじみでもある。
運命は、たまにお国からの仕事をすることがある。詳しい話は国家機密と言うことでオレにも話してくれないが、特別に発行された実弾発砲許可証まで持っている。
とにかく、射撃の腕前に関してはプロフェッショナルということだ。
運命と書いて『さだめ』と読む。まぁ、平成生まれだし、変な名前なのは仕方がない。運命のおやっさんは古いアニオタだから、懐かしのロボットアニメ『装甲騎兵ボトムズ』の
主題歌「炎のさだめ」あたりから名前を拝借したと思われる。
名は体を表す、という理に準じるならば、運命はさしずめ、キリコ・キュービィかディスティニーガンダムにならなければいけないのだろうが、とりあえず異能者でもなくMSでも
なく、ショタっぽいけど普通の女の子に育った。ただ、銃器のたぐいが大好きな、ガンマニアになってしまったのだ。
「そーだよ、あたし達は頑張って趣向を凝らしたってのに、あんただってもうちょっと工夫してほしいなぁ。」
そう言って、ミスド店内でウレタンナックルをぎゅぎゅっと拳に装着したのは、オレの三人目の彼女、鉄仁十七(てつじ とおな)という。
長めの髪をお下げにして、それを後頭部でくるくると丸めている特徴的な髪型。眉は濃いめで、きりりとした精悍な表情が可愛い女だ。全身も引き締まっていて、いい感じに
スタイリッシュ。無駄な肉はといえばボインボインのおっぱいくらいなものだ。他の二人と同じく女子高生、もちろんオレと幼なじみ。
十七は女子格闘技界のアイドルである。美少女格闘技家としてのルックスはもちろん、現役女子高生ナンバーワンの強さも誇っている。
実は、映画主演のオファーも来た。結局は断ってしまったのだが、アクションもできる美少女と来れば、画面に映えること間違いなしだろうな。
十七と書いて『とおな』と読む。名前が変なのはまぁ、平成生まれだから仕方がないというか。両親が大の特撮好きで、名前の由来は大鉄人17(だいてつじんわんせぶん)
だと思われる。現に、妹の名前は十八(とおや)という。
名は体を表す、という理に準じるとするならば、十七はさしずめ巨大な要塞型ロボット・17になるはずなのだが、さすがにそれは無理な話で、格闘技好きの普通の女の子に
育った。ちなみに十七がやっているのは日拳、つまり日本拳法。打撃大好きっ娘だ。
で、オレの彼女三人衆が、そのように不平を漏らす。
オレにカフェオレのおかわりを注ぎに来たミスドの店員さんも、もはやこいつらのことは慣れっこで、たいして驚きもしない。
ちなみに、三人衆といっても、たくさんいる彼女の中の三人、というわけではなく、あとにも先にもこの三人しかいない。
まぁ、同時に付き合っている彼女が三人もいる、ということは、世間一般ではあまり祝福されるような事柄ではなく、オレなんかいつも、『三股男』とかいって女子達からは
詰られて、男子連中からはやっかみの視線を受けている。
まぁ、それに関しては、オレもだいたい開き直ってるんで、さほど気にしない。
幼なじみ三人とも、ほかの男にくれてやるにはもったいない女ばかりだから、三人の中から一人を選んでのこりは捨てる、なんて出来ようはずもない。
優柔不断、ともいえるが、オレからいわせれば、一人に絞らなければいけないという世間の風潮にもの申したい。反逆だぜ。
それに、こいつら三人にしたって、オレの選択にも納得して三人一緒でもかまわない、といってくれているわけだから、外野の意見などは知ったことか、なわけである。
ついでにいうならば、こいつらそれぞれ、かなり癖のある女ばかりである。もしオレ以外の男が、こいつらの外見の可愛さにつられていざ付き合ってみても、中身のディープさ
に面食らうはずだ。
そういう意味では、やっかいな女を三人も引き受けるわけだから、社会貢献ともいえるのではなかろーか。
怒らせると刀(いちおう模造刀な)を抜き放つ女や、笑いながらサブマシンガン(当たり前だがモデルガンね)のトリガーを引く女や、何でも拳(ナマ拳骨、は違法ではないので
規制できない)で解決しようとする女とか、普通の男には持て余す存在だろう。
おおう、話がそれたな。
こいつらが言った、不満についてだな。
三人がそれぞれ、オレのためにと趣向を凝らしてチョコを用意しているというのに、毎年毎年、ホワイトデーのお返しにもらうものは三人一緒のものばかり。
そのあたりが気にくわない、というのだ。
オレとしては、三人に対する愛情に優劣を付けるのがいやで、同じものを用意しているわけだ。
三人それぞれの誕生日には、ちゃんと個別に考えてプレゼントしているが、三人同時に渡すホワイトデーやクリスマスプレゼントには、同じものを用意しようと決めている。
もしそこで、たとえば値段の異なるクッキーとかを渡したりしたら、「なぜ自分のプレゼントは安い奴なのか」とかで怒り出して、刃と銃弾と拳のお祭りになってしまう。
そして巻き込まれるのがオレ。
オレがそのあたりを包み隠さずに説明すると、彼女三巨頭はしばらく考えた後、とんでもないことを言い出した。
「おまえが決められないのなら、私たちが決めればいい。」
「そうだね。明日は、ボクらがボクらの決めたルールで競って、勝った順にホワイトデーのランクを上げてもらう、ってとこかな。」
「あたしらが納得できるルールで決めるわけだから、あとで文句を言うわけにもいかないしね。」
そういう話の流れで、もちろんオレはいやな予感しかできなかった。
競う、って、どう考えてもくじ引きとかじゃんけんとか、平和的なルールに落ち着かないことは明白だ。バレンタインのチョコレート、その出来で競うとかの、乙女っぽい奴らで
ないこともまぁ、長いつきあいだからわかる。
競う、というか、争う、となれば、まず間違いなく、刃と銃弾と拳のカーニバルとなる。まさに、血のバレンタイン。
「ばか、やめろって。おまえら三人が戦ったら、ただじゃすまんだろ。」
オレはここで、とりあえず反対した。
ヤバそうな提案を、易々と呑めるわけがない。
しかし、オレがそういって制止すると、
「まぁ、そうだな。」
「ボクたち三人同士だと、ついつい夢中になっちゃうからね。」
「せっかくのバレンタインだし、もっと平和的なヤツにしようか。」
と、意外と素直に引き下がった。
で、オレとしては、その素直さが逆に不安なわけで。
しかしオレの落ち着かない表情にも大して気に留めず、話を進行していく乙女たち。
「では、こういうのはどうだ?」
そういって、サムライガールの神衣が、鞄からノートを取りだして、しゅるしゅると何かを書き始めた。
(ちなみに神衣は、日常の筆記から授業の板書まですべて、筆と墨汁あるいは簡素に筆ペンで行う。)
書き上がったノートの半面、オレに見せてくれたそこには、筆による達筆で、
『拓真のheart争奪戦、バレンタイン杯』
と書いてあった。
ちなみに、拓真とはオレのこと。一文字拓真(いちもんじ たくま)がオレの名前。
名前が変なのは以下略。
オレの両親が以下略。
名は体を表すという理に準じるとするならば以下略。
オレのいやな予感も、このあたりになると当確速報がバンバン流れ出す。『争奪戦』なんて言葉が使われている限り、平和裏の解決は100%あり得ないと考えていい。
「そうだねぇ、ルールとしては、こんなのはどう?」
そして、ガンマニアの運命が、そのノートにさらさらと鉛筆書きで追加していく。
『拓真のハートを、チョコレートでゲットしたものが勝者!』
と、その文面を見て、オレはちょっと肩すかし。
いや別に、血で血を洗う戦いを望んでいたわけではない。こっちも身構えていたってのがあるからな、意外とおとなしそうなルールに落ち着きそうなので、びっくりした。
「あたしらが直接戦ったら、怪我人出るもんねぇ。」
そしてもう一人、格闘娘の十七が、ピンク色のマーカーでキュッキュと書き足した。
『ポロリもあるかも!?』
って、アイドル水泳大会かよ!?
ってなわけで、バレンタイン前日の会話はそれで終了。残ったポンデリングを平らげて、全員解散。
オレとしては、みんなが平和に競うのならば、そういうのもありかなぁとも考えたりしていた。ポロリに期待してしまったというのはこの際おいておくとして。
そして当日だ。
学校が終わった後、近所の公園に呼び出されたオレ。小さい頃、四人でよく遊んだ、思い出深い場所だ。
『ドキッ! 拓真のheart争奪戦! ポロリもあるかも!?』
と、神衣によって揮毫で書き直された看板が用意され、華やかにバレンタイン当日を迎えたのだった。
神衣たちがその看板を公園入り口に掲げると、それだけでほかの人たちはそさくさと退去し始めた。奴らも全員このあたりの住人なので、神衣運命十七が三人そろって
何かを始めるとなれば、興味本位より身の危険を感じて逃げ出すのが常となっていたからである。
これでこの公園は、半ば公然の貸し切り状態になった。
さて後は気になるルールだが。
運命が語ったそれはこういうものだ。
「拓真の胸に付けた、ハートのバッジに、チョコレートを先にタッチさせたものが勝者。」
そういってオレが受け取ったのは、5センチぐらいの、小さなハート型缶バッジだった。
「ちなみに私は、母上にこのようなチョコレートを用意していただいた。」
神衣は、大きめのクーラーバックから、すらりと細長いチョコレートを取り出した。
日本刀、中でも短めの小太刀の形をしたチョコである。刃渡り三十センチといったところだろうか。
学校が終わればいつもの侍スタイル、チョコ小太刀を構えた姿も実に様になっている。着物のの中身も、サラシでぎゅうぎゅうに絞られてるから、おっぱいだって目立たない
感じに引っ込んでいるのだ。
「母上謹製の、チョコ小太刀だ。
本当は、いつも使っているものと同じ長さにして貰いたかったのだが、振り回すと折れてしまうとのことでな、不本意ながら小太刀となった。」
鞘と柄の部分は木を削ったものを当てているらしく、体温で溶けたり折れたりということはないようにしているようだ。
しかし、さっきまで氷の入ったクーラーボックスでキンキンに冷やしてあったチョコレートは、かなり硬そうだな。外の気温だって、まだ2月の寒い空気ともなれば、そうそう早く
溶けたりもしないだろう。
そんな硬いチョコレート、間違って腹にでも刺さったら、大変なことになるな。腹が割かれて、臓物が飛び出してしまう。
なるほど、ポロリもあるってのは、オレの臓物のことか。
「まぁ、肝心の部分がチョコであれば万事支障なかろう。」
「ボクだって、さすがに全部チョコってわけじゃないしね。」
運命が、じゃこっ、とハンドガンにマガジンを装填した。
「いくらなんでもチョコレート製の拳銃じゃ、弾が撃てないもん。」
運命曰く、これは特別製のガスガンで、1センチくらいのチョコボールを発射できるらしい。
そんな拳銃を準備する運命の格好といえば、身体にぴったりフィットしたボディスーツ。
レオタードというよりも、ロボットアニメに出てくるパイロットスーツ、プラグスーツっぽい。首から下は手足の先をのぞいて真っ黒なデザイン。
身体のラインがもろに出るようなエロコスチュームだが、悲しいかな運命のように女性的な起伏が乏しい女の子が着ても、より中性的な印象が強くなるだけなのだ。
股間にモッコリがないからかろうじて女の子だとわかる、的な。
「とにかく、拓真のハートに、チョコレートを当てた子が勝ち、ってことだよ!」
十七は、いつものウレタンナックルの、クッション材のところをチョコに置き換えたチョコグローブを装着して、そう言った。個々ばら売りしている小さいブロック型のチョコで、
商品名をチロルチョコという。
十七は学校帰りのセーラー服で、着替えもせずにそのまんま。別にこれは十七がめんどくさがりとか家が貧乏だから私服がないとかそう言うわけではなく、純粋にこいつが
セーラー服の愛好家だというだけなんだよ。つまり、学校の制服がセーラー服で、私服もセーラー服なのだ。ただし、セーラー服であれば今の学校のものにはこだわらない
らしく、いろいろなデザインのセーラー服を持っている。コスプレみたいなもんだな。
ちなみに、十七はかなりの巨乳の持ち主なので、サイズの合うセーラー服を探すのは結構苦労するのだそうな。
というわけで、公園に集まったのはオレと、侍とプラグスーツとセーラー服という、コスプレ集団なのだった。
実はそれらは全部普段着なので、当人達にしてみればコスプレのつもりもないのだが、あくまでも傍目から見れば奇妙な集団なのだ。
もちろんオレは普通の普段着、コートにジーンズ、寒いからマフラーを巻いた格好。むしろオレの格好の方が普通すぎて浮いている気がする。
ゲーム開始前に確認した、三人が決めたルールの詳細としてはこう。
「一時間以内に、ハート型缶バッジにチョコレートでタッチできた順から、ホワイトデーにもらえるプレゼントを優遇してもらう。」
「ボクらは、基本的にはお互いを邪魔しないし、もし誤って女同士でチョコを当てたら、当てた方は自動的に最下位となるってことで。」
「最終的に、時間内にだれもタッチできなかった場合、拓真の意志が尊重されて、あたし達三人は去年みたいに同じお返しをもらっても文句は言わないよ。」
十七が、拳骨系格闘技の使い手にしては細すぎる指先で、さっきのバッジをオレの胸に付けてくれた。三人のターゲット、準備完了である。
さて、ここで改めてオレの基本指針表明。
「誰にもタッチされず、逃げ切る。」
とにかく、同じ日のイベントで差が付くプレゼントを渡すのは、後々女達の諍いを引き起こしそうなので、できるだけ避けたい、と考える。
「そこまで意地になって逃げようとするのも悔しいけどさ。」
「中途半端じゃないとこは、さすがだね。」
「それでこそ拓真だ。」
三人はそう言って、それぞれ意味深な笑みを浮かべた。
そして、公園の時計を見る。
「あと三分、四時からスタートだからね。」
十七が、自分の時計と公園の時計の針を確認しながら言う。神衣も懐からデジタル漢数字懐中時計を取り出して、アラームをセット。運命も腕時計のタイマーをセットした。
「拓真、今の内に距離を取ってていいよ。」
「ただし、公園の敷地から出ることはまかりならん。」
わかってるって。
オレは、時計の下に揃っている三人の元から離れ、茂みの中に入り込んだ。
この公園は、そこそこの広さがあるのだが、その多くは樹木の生い茂った森林なのだ。少しの広場と、遊歩道、そのあたりにいる人間も、今は出て行ってしまった。
残る人間は、オレたち四人のみ。
進入禁止の立て札をまたぎこして、森の中を進むオレ。少しでも時間を稼いでおきたい。時計を見ればちょうど四時になったところ。あいつらが動き出す時間だ。
突然の殺気。
ざざざざっ、と足下の草木を蹴散らしながら追いついてきたのは、案の定十七(とおな)だった。自分の気配なんて消す気もさらさらない、まったくもってあいつらしい。
開始から十数分、あいつとは数分のラグがあるはずなのだが、こっちが慎重に逃げてきたぶん、お構いなしのあいつに距離を詰められたようだ。
「おっと! 拓真め〜っけ!!」
都合が悪いことに、身を隠す木立もない場所だったから、あっさり見つけられてしまった。十七は目標オレに定めて突進してくる。
「いっくよ〜っ!!」
逃げるオレに追い縋る十七、間合いをつめようと瞬発した瞬間。
ばさぁっ!!
「きゃああっ!!」
トラップ発動!!
さっきオレが仕掛けておいたロープトラップが、十七の踏み込み足を捕まえた。あとはびよよ〜んと、木の枝のしなりでもってロープがつり上げられ、哀れ逆さ吊りとなった。
「もうーっ! なにこれーーーっ!!」
逆さになってスカートもまくれあがり、淡い色合いのパンツが露わになった。
「ずるいぞ拓真〜っ! このスケベーーーーッ!!」
十七が顔を真っ赤にしてオレに文句を言ってくるが、そんなのはぜんぜん気にしない。むしろ誉め言葉。
「うむ、ブルマなどで姑息なガードをしないところが、十七の可愛いところだぜ。」
オレは、そう言ってその場を去った。もう少し眺めていたいところだったが、直に後の二人も追いついてくる頃合いだろうからな。
頭で考えるよりも、身体が先に動く。
オレは、自分のハートバッジの少し前で、何かを掴んだ。
続けざま、ハートの周囲数センチ間隔で、同じように何かを掴む。
六発、危ない危ない。
オレは、右手の平で掴んだ、六個のチョコボールをぱくりと一気にほおばった。チョコでコーティングされたキャラメル玉。チョコボールといっても中はピーナツではなく
こっちをチョイスしたわけだ。
「オレは、ピーナツの方が好きなんだがなぁ。」
オレがそう言うと、少し離れた木の陰から、黒いプラグスーツに身を包んだ運命が現れた。
「ピーナッツが芯だと重心が安定しないから、銃弾としては向いてないんだよね。」
なるほど、そうなのかもしれない。もちろん、森永のキョロちゃんは、まさか自分たちのチョコが銃弾に使われるとは思いもしないだろうから、ピーナツの方に非があるわけでは
ないよあしからず。
「それにしても、とっさに銃弾すべてを素手で掴むなんて、キミは相変わらず化け物だね。」
化け物に化け物言われたかないやい。オレが素手でつかめたのは、弾がチョコボールだったし、弾が大きめの分、速度が遅めだったからだ。
そのへん、とっさの危機回避で無意識でやっただけだからちっともすごくない。
むしろ、動き回ってるオレのハートめがけて初弾で命中コースとか、おまえの方がよっぽど化け物だろう。
いくらピーナツよりマシだといえ、キャラメルだって偏芯していることにはかわりないんだから、まともに的を狙うのも難しいはずだ。
「とにかく、早めに片を付けちゃおうか!」
話の合間に次のマガジンを装填した運命。律儀に、1マガジンに6発と決めてきているようだった。
このままではオレはあまりにも不利なんで、とにかく運命を巻いて逃げるしかない。
「あっ!!」
叫んだのはオレ。
距離をあけられて、飛道具を持たないオレだったけれどさ、そういう相手でも通用する技もある。
二階堂平法(にかいどうへいほう)『心の一方(しんのいっぽう)』。
強力な視線で相手を引きつけておいて、相手の呼吸の隙、つまり虚を突いて、突然の大声。
同時に突き出す手刀は当然相手に届かないけど、相手は自分に向けられた『尖った動き』に思わず反応してしまう。いわゆる『すくみの術』。
「あんなところにモスマンが!?」
「えっ! うそっ! ええっ!?」
あっち向いてホイ、の要領で指先を右に向けてやれば、とっさに反応する運命は、どこどこ?とばかりに指の方向に顔を逸らす。
普段の運命であればこんな幼稚な手には引っかからないのだが、心の虚を突いて動揺させる技、二階堂平法『心の一方(もどき)』にかかっている今であれば、
これこの通りだ。
「ばかめ! モスマンは主にアメリカで目撃されたUMAだぜ、こんなところにいるかっての!」
「だ、騙したなあっ!!」
この隙に、オレは運命と距離をとる。
相変わらず可愛いヤツだぜ、運命。
逃走中のオレ、踏み出した足の先が、何かの気配を感じ取る。
この気配は、神衣だ。
おそるおそる、足を引き戻したオレ。そんなことをしても今更だが、向こうがオレの気配を掴んでいるか、きわどいところ。少しでも離れたいと対処するのも当然のこと。
たぶん神衣は、ここから50メートルくらい先にいる。
あちこち方向転換をして、スタート地点付近に潜伏しようともくろんでいたオレだったが、読まれてしまったのかもしれん。
神衣は、自分の警戒可能範囲をしっかりフォローしながら、少しずつ移動している。
このあたり、猪突猛進パワータイプの十七とは対照的だ。オレの気配を掴んだら、慎重に距離をつめ、間合いに入った途端一気に攻めてくる戦法だ。
木立の向こうに、神衣を発見。当然向こうもこちらに気づいている。
さて、そろそろこちらからも攻めていかないといけないだろうなぁ。
1時間逃げ切る、というルール、残りあと30分間。
その間、運命の銃弾から逃れて、十七を巻いて、神衣の攻撃をかわし続ける、というのは非常に危うい。
一人一人が相手なら、何とか逃げようもあるのだが、同時襲撃なんてされたら手に負えない。
このままではジリ貧だ。
だったらこっちから攻めていって、相手を攻撃不能にしていく方が、結果的には良いのかもしれない。
オレは、腕力では十七に負けるし、剣の腕でも神衣に劣る。運命の銃弾をいつまでもかわしきる自信もない。
しかし、あいつらに勝るオレの特技がある。
それは、『えっちテク』だ!
スケベなことなら誰にも負けねえぜ!!
覚悟を決めたオレ、正面から近づいてくる神衣に正対する。
神衣は、いつもの侍装束だが、腰に差している刀は今はない。
いつもの刀のかわりに用意したチョコ小太刀は、背中に斜めで背負い、連邦軍の量産型モビルスーツ「ジム」を思わせる。
やばいなぁ、神衣のヤツ、初っぱなから決めに来てやがるよ。
あいつが、あの構えで攻めるときに出してくる切り札は、『変異抜刀霞切り(亜種)』だ。
技を編み出した忍者カムイが使うオリジナルとは若干異なるのは、神衣のヤツが忍者でなくて侍に育っちまったからだろうか。
とにかくあの技は、剣術と体術を駆使した必殺技で、刀の抜刀する位置を自在に変え、剣の軌道を読ませないところが怖い。
走行中に緩急を付けたスピードを駆使し、相手の間合いの読みを狂わせる。
すれ違いざまの抜刀で相手を倒すわけだが、右に抜けるか左に抜けるか、目の前で行う方向転換は超高速のフェイントで、確実に相手の裏をかく。
ジムのように右肩に柄を見せてはいるものの、背中で鞘の向きを変え、左肩や左右の脇から抜刀することも可能なのだ。
で、神衣のこの技に対する、オレの対応はというと。
とにかく立ち向かうしかない。
オリジナルの技は、何度か敵に破られたことがある。残念ながらオレは忍者ではないので、それらの破り方を完全に模倣できない。
ならば、なんとしてでも技をうたせない、これに尽きる。
「拓真、お主のハート、まだほかの二人に汚されておらぬ様子。よくぞ純潔を守り通したと誉めてやる。」
「残念ながら、このバッジは守り抜くと決めた。相手が誰だろうと、全力で守り抜くぜ!」
オレがそういうと神衣は、「ぬかすな。お主の初めては、私がいただく!」とか言って酷薄な笑みを浮かべた。
初めてとか純潔とかいうのは、バッジにタッチする順番的意味合いでの初めてだ。だからオレのことを童貞みたく言わないでほしい。
童貞は中学のはじめでオサラバしたっての。そのへん、おまえらがよく知っているはずだろ?
そして神衣は、技の間合いに入った途端、猛ダッシュ。さぁ、仕掛けてきたぞ。
ただの直進ではなく、左右に位置を変え、前後に緩急を付ける。この素早く変則的な動きは、集中力を正しく維持できないヤツには、分身しているように見えるに違いない。
ひとかたの忍者ならば、九つ身の分身ぐらいは出来なければいけないそうだが、侍が本業である女子高生ならば、四つ身分身出来るだけでも御の字だろう。
とにかく、神衣の技に対して、オレも迎え撃つ。これ重要。こちらも不規則な動きで走ることで、相手が技を出すタイミングを牽制できる。
そしてオレと神衣がすれ違う瞬間、神衣が仕掛けてきた。
「右だっ!!」
先んじて声を上げるのはオレ。まだ神衣が右から抜刀するとかもわからない。
しかし、こういったハッタリが、相手の思考に影響する。
オレが神衣の動きを読んで右と言ったのか、カウンター呼び込みのために逆手を言ったのか、とっさに迷いの隙が出るはずだ。
いくら侍と言っても、オレと同じ高校生、まだまだこういう甘いところがあるんだよ。
案の定、動きが鈍った神衣、あわてて右抜刀に切り替えた。
たぶん右と見せかけてのフェイントで左から切るつもりだったんだろうけど、オレのハッタリにいらん深読みをしてしまったようだ。
「ちょりゃああああああ!」
奇声を上げたのはオレ。
ハッタリに動じている相手であれば、こっちがイケイケで押しやすい。
動きが鈍った神衣の手を、刀の柄ごと押しとどめ、相手の体重移動を利用して、柔道の払い越しを仕掛けてやった。
「きゃあっ!!」
可愛らしい悲鳴を上げてすっころぶ神衣。
こないだ体育の授業で習ったばっかりなんだが、なかなか上手く決まってくれたぜ。
そして、ここが決め所。
妄想せよ、オレ!!
地面に仰向けですっころんでいる侍姿の神衣を、脳内で視覚補正をかける。
今までにみた、エッチの時の神衣の姿を脳内海馬の中にある保管庫から検索、今の姿勢の神衣に重ねていく。
着物を取り去れ!
サラシで締め付けられている神衣の胸を透視しろ!
この間わずか0.1ミリ秒!
「そこだぁっ!!」
オレの目が、着物の上から神衣の胸、その頭頂にある乳首の位置を解析し、そこにピンポイントの指突。
「くらえ! 真紅の衝撃(スカーレット・ニードル)!!」
指先が、着物の布を強く押して、サラシの下の乳首の感触を感じ取る。そこを、ぷにゅっと一突き。
「ああーーーーーーーー〜〜っ!!」
オレの指突を受けて、神衣が悲鳴を上げる。
オレのエロ技のひとつ、『真紅の衝撃(スカーレット・ニードル)』は、主に神衣専用。
神衣は、身体に15カ所の『性的なツボ』があり、そこを順番に突いてやることでどんどんと発情していく。そのツボを正確に、順番正しく突いてやるのがこの技の極意。
特に、衣服を着ている状態では、一発でツボを見抜く心眼が必要になる。
もちろん、神衣以外にもこの技は有効なのだが、オレの中ではもっぱら神衣専用。
何せ神衣は、セックスで乱れることに強烈な恥じらいを持ち、なかなか素直にエロくなってくれない。
そこでこの技、スカーレットニードルが神衣専用であるゆえん。頑固な神衣が素直になるまで、15発のツボをつく必要がある。
そのツボひとつひとつごとにだんだんとイヤらしくなっていき、最後にはエロエロでアヘってくれる神衣の姿が堪能できて実に楽しいからだ。
神衣は神衣で、「その技のせいで、私はいやらしく乱れてしまうのだ!」とかいってくるのだが、実際のところ最近では、技をかけられるのを期待している節が見られる。
オレとセックスして派手に乱れてしまったいいわけに、「技のせいだから」とか言っている感じだ。
「くっ、こんな時にこの技を使うなんて、卑怯だぞ、拓真ぁ・・・。」
オレのことを恨めしそうな視線で見つめる神衣だが、立ち上がって再びオレと対峙するような動きを見せない。
ツボのひとつを突かれたことで、性感の衝撃が神衣の全身に駆けめぐったようだ。そのしびれのような感覚のおかげで、身体の力が抜け始めてしまったのだろう。
「別に、ルール違反じゃないだろ。エッチ禁止とも言われてないぜ?」
そしてオレは、続けざまに二発、三発めのツボを突いた。
「あっああーーーーーーーーーっ!!」
さて、このまま残りのツボを突いてやろうか、と思ったところで、誰か接近する気配あり。気配の近づき方から察するに、十七だろう。
まっすぐに、こっちに全力接近な感じは、警戒派の運命とは画するものがある。
やむなくオレは、ツボ三カ所を突かれて性感の扉が開き始めた神衣をいったんおいて、十七を迎え撃つために移動した。神衣は、もうしばらくは動けないはずだ。
「よくもあたしを罠にハメてくれたわねっ!!」
セーラー服の格闘娘、十七は大層ご立腹で、オレの漫画アイでスキャンすると、ものすごい大きない怒りの漫符が現れていた。
とにかくぷんすか怒っている。
足からロープで逆さにつり上げていたはずなのだが、ずいぶんと早く脱出できたなぁ。 逆さ吊りから腹筋で上体を起こし、自分で足の罠をはずすとか、そのあたりは
読んでいたけれど、時間を稼ぐために複雑な絞め方にしてあったんだが、甘く見過ぎていたのかもしれない。
まぁとにかく、ここは早めに決着をつけておこう。残してきた神衣を早く虐めてあげたいし、最後の一人である運命に乱入してこられると、こちらの勝機が完全に失われてしまう。
「こい、十七、返り討ちにしてやるぜ!」
「ようし! そうこなくっちゃ!」
オレが正面から受ける覚悟を見せると、十七は嬉々として向かってきた。一対一のガチンコバトル大好きな十七らしいというか。
びゅうっ、と十七の拳が空振った。まっすぐな突き、しかし手首はしなやかに、インパクトの瞬間のみ握り込むことで、打撃力アップ。
十七は次々と拳を繰り出してくる。乱暴な捨てパンチに見えて、どれもが絶妙な避けにくさ。おまけにパワーもちゃんと乗っている。
それを惜しげもなく連打してくる十七は、実に素晴らしい打撃センスの持ち主だ。
って言ってるそばから腹にパンチを食らった。昼飯が逆流しそうだ。
しかしここでダメージに怯んでしまったらそのまま連打の餌食になってしまうので、男の意地で歯を食いしばる。
オレだってなにも無策でこいつの的になったわけではない。
連打のために引いた手を、待ちかまえていたオレの腕で掴む。
「あっ!」
短く叫んだ十七。
すかさず、もう片方の手で十七の肩を引き、抱え込むように体を押さえつけた。
このまま、十七の動きを封じて押さえておけばオレの勝ち、・・・・・・なんてことにはならない残念ながら。
すぐさま十七は、オレの手を『極め』ようとしてきた。やばい、このままではやられる。十七は打撃技だけでなく、関節技、寝技方面も得意なのだ。
とにかく先手先手で、押していこう。
いくぜ、オレのエロ技、対『十七』スペシャル!!
まずは背中!!
「ひあうん!!」
次はフトモモ!!
「うああん!」
さっきまでの戦闘態勢にあった十七の肉体が、いきなり無防備に弛緩する。いや、自分でやっといて『いきなり』はないな。
オレは、十七に間接を極められる前に、すかさずふりほどいた片手で、十七の背中を撫でたのだ。
十七の着ているセーラー服の上から、ちょうどお尻の上から首筋まで、背骨のラインをなぞるように素早く、しゅっと指先で撫で上げたのだ。
それだけで、十七の戦闘モードを解除できるが、念のために続けてフトモモも撫でておいた。
もう、だいたい察することもできるだろーが、背筋やフトモモには、十七の性感帯がある。
さっきの神衣が性感のツボならば、十七は性感のラインがある。点に対して線。
スカーレットニードルのように、決まった順番があるわけではないし、撫でてやるラインの始点終点が厳密に決まっているわけではない分、やりやすい技なのだが、そのぶん
効果が覿面に強烈というほどはない。何度も繰り返し撫でてやるだけなので、技というよりもただ効果的な愛撫といった感じ。
「よ〜し、このまま、指先だけでイかせちゃおうかな〜?」
「や、やめてぇっ! たくまに撫でられるとヘンになっちゃうぅっ!!」
すっかり脱力した十七が、半泣きの声でオレに懇願する。
ちなみに、オレ以外の人間がこのポイントを責めても、ぜんぜん効かない。たとえば格闘技仲間が組み合い中にこのポイントを撫でても、少しも性感に繋がらないらしい。
これはあれだな、オレのテクニックや責めるポイントの正確さもあるだろうが、なによりも十七とオレの、愛ゆえの効果に違いない。
十七は、オレに体を触られたからこそ、発情するというわけだ。
可愛いやつめ。
「あっああっ、あふん、だめっ、こんなことしてちゃいけないのにっ!」
「ん〜? べつに良いじゃねーか。このまま可愛がってやるぞ?」
「だっ、だめなのっ! いまはたくまに、たくまのハートにチョコをあてないと、ほかの二人にまけちゃうからっ!」
「だーいじょうぶ、十七だけじゃなくて、他の二人にも当てさせないから、二人にも負けるこたーないよ。」
「それもだめぇっ!!」
さてそんなわけで、セーラー服格闘美少女であるところの十七ちゃんを、オレの指先で可愛がって上げていたわけだが、ここでもまた邪魔が入ってしまった。
後回しにしておいた、運命が近づいてきた気配がする。
このまま十七を放置していくのは忍びないし、万が一華麗に復活でもされたらやっかいなのだが、やむを得ない。
オレは、(ちょっと雑で申し訳ないのだが)背中フトモモに続く性感帯であるわきの下を攻めて十七をビクンビクンさせてやり、愛撫を中断した。
すまん十七、あとでたっぷり可愛がってやるからな!
当然のことながら、相手は飛道具なので、こちらよりも射程距離は長い。
普通に近づくと、その分マトになる時間が長くなって、ハートを狙われる危険性が高くなる。当然のごとく自明の理、当たり前の話だ。
上手い具合に、深い森を通過させるルートを避けてくるあたりも、運命の慎重さ。こっちが身を隠す木立が少なくなるよう、ルート取りも正確で、地理の把握もバッチリだ。
そして、オレが近づいたと見るや自分の気配を上手に隠す。まったく感じられなくなるわけではないが、三人の中では一番上手いんじゃないだろうか。
さっきまでのあけすけな気配は、オレをおびき寄せるための誘いだろう。
そしてさらに、さっきまでオレが十七といちゃついているときに気配を消して襲撃を掛けてこなかったのかという疑問にも、まぁだいたいの想像は付く。
今から誘い出される場所には、たぶんふんだんにトラップが仕掛けられているはずだ。
そんな感じで、とにかくやっかいなのがこの運命というガンマニア。
さっき、最初に遭遇したときにしとめておくべきだったのかもしれない。まー、今更だけどさ。
さて、そういう運命に対抗する策だが。
こちらも『飛び道具』を使うしかないだろうな。
といっても、さっき使った二階堂平法はもう使えない。あれはいってみれば、相撲の『猫騙し』と同じような技だから、相手の意表を突いてこそ成功するのだ。
さっき使ったからには、もう通用しないだろう。
というわけで、対・運命用『飛び道具』その2、いってみよう。
オレが運命の射程に入った途端、チョコボールの弾丸が高速で飛んできた。服の胸に付けたバッジに狙い違わず、相変わらずの化け物じみた腕前だ。
その銃弾を掴み取りながら、オレは少しづつ運命のいる方向に近づいていく。
寒いから、あんまりこの手は使いたくないんだけどね。
オレは、腰のベルトをはずし、ジーンズを脱ぎ捨てた。そしてすぐさま、パンツも脱ぐ。
当然、下半身真っ裸となる。
オレの自慢であるチンコも、2月の外気に突然放り出されて寒さで縮こまってしまっていた。
「きゃああっ!!」
遠くの方で悲鳴と共に、がさっ、と何かが落ちる音。
運命め、樹上にいたか。
オレは急いでその場所に向かった。下半身になにも着けていない、実にヘンタイチックな格好だが、実はこれが運命に対する『飛び道具』なのである。
簡単に解説すると、運命は、オレの裸を見ると発情してしまうのだ。
というか、運命はオレの裸を見るのがものすごく恥ずかしいらしい。
この、恥ずかしいという感情が蓄積して、それが性感に繋がるという、これまためんどくさい性癖の持ち主なのだ。
いつものエッチでは、オレの裸に恥ずかしがる運命を虐めているうちに、どうしようもなく恥ずかしくなったあげくに発情したところを犯しているわけだが、
今日は時間がないので、いきなり下半身真っ裸の飛び道具。
向こうはたとえ遠くても射撃のためにこっちをしっかり見ているわけだから、オレの下半身真っ裸は確実に向こうの目に届く。
そして、さっきの悲鳴のあった地点に到着すると、プラグスーツ姿の少年のような少女が、顔を真っ赤にして慌てふためいていた。
「ばっ、ばかっ! こんなところでいきなり脱がないでよっ!!」
「お叱りごもっとも。こっちだって寒いんだよ。
オレは露出癖もないんだから、おまえ相手のとっておきの手段じゃなかったら、絶対しないっての。」
下半身裸の男が、身体にぴったりフィットのプラグスーツ少女に迫る姿は、近くにK官がいたら即終了(人生が)だな。
いや、少女なんだが、見ようによっては少年にも見えるな、運命は。
下半身裸の男が少年に、・・・・・・うん、同じくらいにヤバい光景だ。近くにK察がいなくてよかった。
それにしても、運命はいつになったらオレの裸になれてくれるんだろうか。
最初にセックスしたのが中学はじめで、それからしょっちゅう愛し合っているわけだから、いい加減オレの裸だって見飽きてくるだろうに。
しかも、運命は他の男の裸なんて見るのも触るのも平気だというのだから、おかしなものだ。
まぁ、オレ以外の男の裸に性的な魅力を感じていないということだから、一途な性欲なんだという風にも受け取ることができる。
たしかに、オレだっていまだに三人の裸をちょっと見るだけで速攻ムラムラくるわけだから、人のことを言えないよなぁ。
うん、本当に可愛いヤツだ。
さて、運命の性癖考察もこの辺にして、早々に運命を堕としておこうか。
「さぁてお嬢ちゃん、オレのチンコを見てごらん?」
「いやっ! ヘンタイみたいな言い方しないでっ!!」
目を隠して、オレの方を直視しようとしない。まぁ仕方ない、言われて微塵も反論できないくらい、ヘンタイの格好だしな。
「わかったよ、ズボン穿くからさ。」
「ほ、ほんとう?」
「ばかめっ! ズボンなど向こうに放り投げてきたっての!」
「いやぁーーっ!! ばかっ! ヘンタイっ!!」
おっしゃるとおりだ。本当にオレ、バカでヘンタイだ。
しかし、こんなヘンタイみたいな格好も、ぜんぶお前のためにやってるんだぜ?
運命の言葉のナイフがオレの儚いハートをえぐりきってしまわないうちに、さっさと発情させてしまおう。
「いーから見ろっての!」
「いーやぁーっ!!」
結局、運命にはじっくりオレの裸(主に下半身)を視姦してもらい、じゅうぶんドキドキしてもらったところで拘束した。
先ほど運命が登っていた大木は、なかなかの年代物。男のオレがしがみついても手が届かないくらいの幹の太さ。
ちょうどいいので、運命もこの幹にしがみつかせ、腕を縛って動けなくしておいた。立った姿勢で両腕を木の幹に回して縛り付けると、プラグスーツのお尻が外に向く形になる。
「うっ、はあっ、ずるいぞっ・・・。」
悔しそうに運命が言う言葉、とりあえず聞き流しておくことにした。
こっちは一人で三人を相手にしているんだ、多少のズルさは大目に見てもらわないと。
そのあと、とりあえずオレは、さっき放り捨てたパンツとズボンを回収し、穿いた。
普段室内でのエッチにおいては、必然的に裸になるのを見せつけるだけで欲情してくれるお手軽性癖の運命だが、さすがに野外ではやっかいだったな。(K察対策という点で)
さて、残り時間もあと二十分ばかり。三人とも戦闘不能(セクシャルノックダウン)なんで、何とか逃げ切り可能かな。
しかし、先にしとめておいた十七と神衣も、さっきのまま放置しておいてはいつまた復活するかもしれん。
タイムアップぎりぎりに奇襲を掛けられてアウト、って展開はかなりカッコ悪い。
自分より強いやつを相手に生き延びるためには、油断をしないことが必須条件。
よし、今のうちに二人とも回収して、一緒に拘束して見張っておくとしよう。
十七発見。
先ほどの場所で、ダウンしたままだ。ハァハァ息も荒く、身体も動かせていない。
「おまたせ!」
「た、たくまぁ、・・・・・・ひどいよぁ・・・。」
「戦いは非情なんだ、許せ。」
オレは、十分に警戒しながら十七を抱き起こし、お姫様だっこで回収。
十七を拘束後、次いで神衣を回収してきた。
神衣にいたっては、何とか身体を動かせる程度には回復を始めていて、抱き起こそうとしたところを隠し持っていたポッキーでハートを狙われた。
何とかこれを回避し、運命を縛っている大木に十七と一緒に縛り付けた。
ふう、これで一安心。
あとは時間が切れるのを待つだけだ。
オレは、大木の幹に縛り付けた三人の女達を見た。
ちょうど、幹の円周を三等分するようにしてしがみつかせている。三人とも、まだ身体に力が入らないらしく、息を荒げながら、ぐったりとしている。
黒いプラグスーツの運命。
こちらに背中を見せて木にしがみついているわけだが、このプラグスーツってのが、ずいぶん薄手で身体にフィットしているから、後ろ姿もほとんど裸のラインそのまんまだ。
こんなカッコでよくも恥ずかしくないもんだよなぁ。
それでいて、オレの裸を見るのは恥ずかしいとか、こいつの羞恥心はいったいどういう基準なのかよくわからん。
セーラー服姿の十七。
一応冬服ではあるものの、スカート丈は短い。おまけに、足にも力が入っていないのか、尻を浮かせ気味にして木にしがみついている。なんだか誘われているような。
侍装束の神衣。
普段は凛々しい神衣が、顔を真っ赤にして発情している姿はなかなかにそそられる。大木に両手をしがみつかせるようにして拘束されていると、背中がまるで無防備だ。
ううむ、こうして動けなくした三人を見ていると、こっちもなんだかドキドキしてきたな。
つまり、オレも欲情してきた。
よし、ヤっちまおう!
なんだか、こいつらの承認を得ずにエッチするってのは、ちょっぴりレイプ風味でいけない香り。
まぁしかし、こいつらはオレをターゲットにして襲いかかってきたわけだし、それを返り討ちにしたオレには、それくらいする権利はあるだろう。
「じゃあ、最初は神衣から。」
オレは、神衣の袴を脱がせ、尻を拝もうとした。
「ぅあっ、や、やめろぉっ!」
尻を見られるのが恥ずかしくて、そのような抵抗の言葉。
そういや神衣には、スカーレットニードルをまだ全部撃ち込んでいなかった。おかげで中途半端に理性が残っているというわけか。
まぁいいよね、ちょっとは抵抗してくれたほうが、レイプ風味も増すわけだし。
というわけで、神衣の抗議をスルーして、袴を脱がせる。バサリと音を立てて袴が足下に落ちると、そこには神衣の真っ白なお尻が。
何せ神衣は、普段から女の子のパンツを穿かないで、小さめのふんどしを着用しているものだから、後ろから見るとすごいTバック。
「相変わらず、神衣のふんどしはエロいなぁ。」
「ううっ、い、いうなぁっ!」
尻を撫でながら神衣の耳元で囁くと、半分泣きながらそんな風に言い返してきた。
普段は凛々しい神衣の弱った姿。ううむ、これはそそる。
オレは、ふんどしを脱がさないまま股布をずらし、マンコを露出させた。そこはすっかりびしょぬれで、すぐにでも挿入可能なとろけ具合。
こっちだって、さっきから我慢してきた分、すぐにでも挿入可能な感じでガチガチに勃起している。
ヤるなら今しかないっ!
ってことで即挿入。
オレのチンコを神衣のマンコにあてがって、一気にズブリと。
「はああーーーーーーんっ!!」
神衣のマンコは、オレのチンコを奥深くまで飲み込んで、キュンキュンと締め付けてきた。
「ああっ、はぁっ、そんな、いきなり、拓真のが奥までぇっ!!」
不完全ニードルのおかげで理性は残っているが、身体の性感はなかなかエロく感じやすくなっているようだ。
普段の落ち着いた声色ではなく、エッチに上擦った喘ぎ声をあげる神衣は、実にけしからん。ギャップエロ、とでも言うべきか。
「また、また拓真に負けちゃったぁっ!」
悔しそうな神衣の声だけど、心なしか喜んでいるようにも聞こえる。返り討ちエッチで喜ぶとか、実は隠れマゾ属性か。
このまま神衣のマンコに入れたチンコを動かさず、じっくりゆったりスローなセックスを楽しむという手もあったが、今回はやめておこう。
何せあと二人も可愛がってあげないといかんわけだし。
それに、今回のバトルは、オレが三人公平に付き合う、という主張を通すためのものだし、ここで一人と集中してエッチするのは主義に反する。
普段はそこまできっちりとはしていないが、今回は意志を通すことにしよう。
オレのチンコを包み込み、ひくひくキュンキュンと痙攣する神衣のマンコから、ふんどしヒップを掴んでチンコをぬろ〜っと引き抜いた。
「あっ、あふぁあっ!!」
チンコのカリが、ひくひく(中略)神衣のマンコの内側を、ごっそりと擦りながら後退し、抜けきるちょい手前まで来たところで、再び一気に押し込んだ。
「あうぅ〜〜〜〜ーーーーーっ!」
これでピストン1回。
平等に、公平を期すために、一人当たりピストン10回で次のマンコに交代、これでいこう。
ってわけで、残り9回ピストン開始。
膣の奥や入り口を細かく擦るといったテクは、今回は禁じ手。ピストン回数に換算すると、あっという間に終わっちまいそうだしな。単純にフルストロークで勝負しよう。
「あっああっ、ひくぅんっ!」
侍姿をしていても、中身はちゃんと女子高生。オレのチンコに突き回されて、可愛らしい女の子の声を上げてくれる。
神衣のマンコを堪能しつつピストンを続けていくと、10回なんてあっという間だ。オレは惜しみ惜しみチンコを引き抜いた。おっと、これって、往復回数だと11回なんだな。
まぁいいや。
続いて右回り、十七の番だ。
セーラー服の後ろ姿。なんというか、三人の中ではこいつが一番普通の格好なんで、こうして木に縛り付けて犯す、っていうのが一番犯罪臭い。またそこが良い。
「よーし、次は十七を犯すぞ〜!」
「やっ、やだっ、いまはだめっ!!」
今がダメでもあとならいいのか、なんて聞くのも野暮だ。
さて、それでは早々に、十七のスカートをまくり上げてパンツ拝謁。
本日二度目のパンツ閲覧、しかし今度は、ぐっしょりと湿っている。するりと桃の皮を剥くようにパンツを剥くと、つるんとまろやかな十七のお尻。
股間のマンコはもちろんグチョグチョだ。こいつもまた、挿入に際して前戯不要と見る。
チンコにまとう神衣の愛液も乾かないうちに、ズドンと挿入した。
「あぐぅーーーーーーーっ!」
呻くように深い息を吐く十七。オレのチンコが十七の膣内を埋め尽くすと同時に、肺の中の酸素までもが吐き出された感じだ。
こうやって奥までハメコんだ十七のマンコは、オレが動かなくても勝手にチンコを奥まで飲み込もうとする。
マンコの内ヒダが螺旋の動きでぐにょぐにょとざわめくと、それが自然とチンコを奥へ奥へと誘い込む動きになる。
「相変わらず、十七のマンコはオレのチンコが好きだなぁ。」
「ううっ、いじわるなこというなぁっ!」
「オレが動かなくても、クイクイッてチンコを欲しがってる。こんなスケベマンコの持ち主が、スケベじゃないはずがないぜ。」
オレが、否定語に否定を重ねて肯定してやると、観念したように息をつめた。論破というか、スケベで言い負かすとスゲー気分が良いな。
そういうわけで、十七のマンコも公約通り10回ピストン。
十七のスケベマンコは、さっきも言ったようにくいくいとチンコを奥に引き込むマンコだから、引き抜くときの抵抗がぐにょぐにょくぎゅーって感じの壮絶さ。
擬音が意味不明だって? つまり言葉に表せないということだよ!
「よし、まずはここまで!」
「あん! やぁあっ!」
あっという間に終わったピストンで、とりあえず十七のマンコからチンコを引き抜いた。
入れるときは誘い込まれるように、抜くときは引き留められるようにと、常に外から内へとベクトルが働いている十七のマンコ。
抜くのも心残りだが、また次の順番がすぐに回って来るさ。
そして三人目、運命の番。
しかし、このプラグスーツってヤツ、どう見ても露出狂のコスプレだよな。
こうやって、オレに背中を見せて縛り付けている姿を見ていても、真っ黒な薄手のボディスーツに大事な部分を隠す心ばかりのパッドがあるだけなものだから、なんともエロい。
(ちなみに普段の外出時には、この上に簡単なスエットやパーカーを着ているから、それほど変態的ではない。っつーか、オレが説得した。)
「おまたせ、次は運命の番だぜ。」
「ま、待ってなんかないよっ!」
口ではそんなことを言うが下の口は嘘をつけないようだな、とかいかにもなエロオヤジ風のセリフを言ってみるオレ。だって事実なんだからしょうがない。
さて、プラグスーツの股間はというと、一応布製のパッドがついているので、マンコが丸見え、ってわけではない。
ちょうどそのパッドが蓋代わりになって、用を足すときのスリットを隠す形になっているのだ。もちろんその下にパンツとか穿いていない。
オレは、そのパッドをはずし、布の隙間を広げてみた。
そこにはちゃんと女の子のマンコがついているから、急いでそこに挿入ってのも可能なのだが、それだけではなんか面白くない。
なんというか、『犯している感』に欠ける。こういう機会もあまりないのだから、もっと運命を虐めてやりたい気分になる。
こういうときくらいレイプ感を堪能しても罰は当たらないはずだ。
(いや、こんなところをK察に見つかったりすると、たとえ恋人同士のプレイといえど怒られるだろうけどな。)
というわけで、今日はちょっぴりレイプマン気分で。
運命のプラグスーツの、布のスリットに手を掛けて、そこから思いっきり、ビリビリ−−−って裂いてやった。
「きゃあーーーーーーーーーっ!!」
お尻の割れ目も明らかになるくらい、大きく破ってやった。
「いやっ、だめだよっ! はずかしいよおっ!!」
普段こんな姿でいるくせに、ちょっと肌が露出したくらいで恥ずかしいという。まったく、わけが分からないよ。
「ひどいよっ・・・・・・、なんでこんな意地悪するの?」
そりゃあおまえ、おまえらが可愛いからに決まってんじゃん。
昔から男の子は、可愛い女の子に意地悪をするものと相場が決まってるんだよ。
オレは、それ以上恨み言をいわせることなく、運命の小振りな尻を掴んで一気に挿入。
「あーーーーっ、ひぃーーーーーーーっっ!!」
オレの彼女は三人が三人、それぞれ魅力的な女の子なわけだが、マンコの味もそれぞれ特徴があって少しも喰い飽きない。
今、オレが深々とハメコんでいる運命のマンコは、そりゃあもうすさまじい締め付けで。全体的に固めのコリコリした膣壁は擦っていて気持ちいい。
しかも、膣全体が均一の圧力を持っているわけではなく、その途中途中で区切るような強さでぎゅぎゅぎゅっと喰い絞めてくる。いわゆる三段締めなのだ。
「くっ、運命のマンコは、相変わらずキツキツだなぁ。」
「し、しらないってば!」
小柄な運命だから、必然的に膣の深さも浅めになっていて、オレが奥までチンコをつっこんでも、少し根本が収まりきらない。
そんな運命のマンコだから、いつものようにオレはさらに深く収めるように、思いっきり押し込んでやる。
「やっああっ! ずんってしないでぇっ!!」
こうやっていつも、オレは運命の膣奥を掘り下げるようにチンコを打ち込むもんだから、だんだんと深く開発されてきているような気がする。
事実、ボルチオアクメに目覚めたのも運命が一番早かったしな。 そんな風にマンコが、オレのチンコのかたちに深く敏感に育っていくさまは、女の子をオレ好みに
カスタマイズしていくような気持ちになってますます愛着がわいてくるというもんだ。マンコ育成シミュレーション!
運命のマンコは、とにかくオレのチンコを喰い締めて、なかなか放してくれない。
なんというか、チンコのカタチからして、挿入よりも引っ張り出すほうが抵抗感が強いわけで、運命マンコの締め付けポイントにチンコのカリが引っかかると、そりゃあもう、
すごい抵抗なのだ。
しかも、運命の膣内の感じるポイントがこの締め付け部分に集中しているもんで、そこをボコリボコリと擦るたびに身体をびくびく跳ねさせて善がりまくる。
「あ!! あっ!! あああああっっ!!!」
運命は、オレのチンコのカリ通過のたびに甲高いアヘ声をあげる。
そんなピストンを繰り返していくと、もう感じっぱなしのアヘっぱなしになって、あっというまに逝ってしまいそうになる。
もちろんオレも、油断をしたら即放銃、みっともなく射精してしまいそうになる。
「よし、ピストン10回、交代だぜ!」
オレは、運命のマンコに名残惜しみながらも引き抜いて、次のマンコ、神衣のマンコに戻ってきた。
「んぁはあっ! おくが・・・おまんこのおくがジンジンする・・・・・・っ!」
少しばかりの時間をあけたからといって、神衣のマンコが乾くはずもなく、再びのオレの進入を快く受け入れてくれた。うん、本当にいいマンコだ。
オレが突きまくるのにあわせて、神衣が性感の上昇をオレに訴えてくるのが心地よい。
神衣は、普段マンコとかそういう言葉を口にするのはいっさいないのだが、スカーレットニードル全開だと淫語もバリバリになる。
今日はだいたい、出力40%といったところだろうか。
「やだぁっ、・・・・これいじょうズンズンされたら、あたしバカになっちゃう〜っ!」
いやいや、バカな十七も可愛いぜ。むしろ、バカな子ほど可愛いというか。
神衣から代わって十七のマンコも、だいぶノってきた感じで、上擦ったような泣き声も相まってかなりエロくなってきた。
オレのチンコにまとわりつくような十七のマンコは、ガツガツとチンコにたかる貪欲さというよりも、寂しくて甘えるようにすり寄ってくる、いじらしさのようなものを感しる。
「ボクのオマンコ、タクマでいっぱいにされちゃってるっ! オマンコのおく、ごつごつって叩かれてるよっ!」
運命のマンコはいいマンコ。コリコリと小気味良い固さがあって、オレのチンコをいい感じで擦ってくれる。汁気もたっぷりで、思わず夢中でガンガンいってしまいそうになるぜ。
ついつい乱暴になってしまうのも半ば運命が望んでいるような感じなので、心おきなく虐めてあげよう。
そうして、オレは神衣、十七、運命の順番で10回ずつ、挿入してはピストンを繰り返し、何巡も女達のマンコを渡り巡ってやった。
なんだか、このまま高速でマンコ渡りをしていると、大木の周りでぐるぐると回り続けることになる。
オレが虎だったら、高速遠心分離で溶けてバターになるところだ。ちびくろサンボもびっくりだぜ。
とにかくそろそろオレの方も限界だ。
三人三色、それぞれの美味マンコを順繰りに味わっているオレのチンコは、早く膣奥に射精したがってウズウズしている。
さて、誰のマンコに射精するか。
いくら三人公平を謳ってみても、一度に射精できるのは一人のマンコだけだ。かといって射精を我慢したり、膣外射精はだめだ。今日の気分は断然膣内射精(なかだし)気分。
それに、膣内射精するにしても、誰の子宮に注いでやるか、迷う迷う。
神衣のヒクキュンマンコに出してしまおうか、運命のコリコリ三段締めマンコも捨てがたいし、十七のスパイラルバキュームマンコにぶちまけるのも好きだ。
三人のマンコはどれも好きすぎて、一番なんて決められない。オレが優柔不断なのではなく、三人のマンコが甲乙つけがたい極上マンコなのだ。
こうなったら、最初に決めたとおり、一人10回ピストンで、我慢の限界に着たところでぶちまけよう。
「ようし、そろそろいくぞっ! 今日はマンコの中に直接ザーメンをぶちまけてやるからなっ! 出されても文句言うなよーっ!」
オレがそういって、最後のスパートをかけるべく宣言した。
そーすると、女達のマンコのしまりがさらに強烈になってきた。出されて文句を言うより、むしろ出してくれないと泣いちゃうぞ、ってなかんじか。
ようし、それなら、誰がオレのザーメンを搾り取るか、みんなのマンコで勝負してもらおうか!
「だすなっ! 私のおまんこにはぜったい出すなっ!」
「だめえっ・・・いまたくまのせーしだされたら、あたしぜったい狂っちゃうっ!!」
「あんまりだよっ! こんなレイプみたいになかだしされたら、クセになっちゃうっ!」
一様にみんなは抵抗のセリフを吐くんだけど、身体はぜんぜん正反対で、膣内射精される気満々だ。
神衣のマンコは、腹筋を絞めているせいかマンコの奥のウネウネ加減がすさまじいことになっている。マンコだけが別の生き物みたいにオレのチンコにヒダを絡めてくる。
こんなところに飼っているとはいったいどんな珍獣か、ってチン獣じゃなくてマン獣だったっけ。
十七は、大きめのお尻をくねくねとよじらせることで、スパイラルなバキュームにより強い回転を加えてくる。
オレのチンコがストロークするたびに与えられる快感はすでに四次元殺法ともいうべきテクニック。
運命のマンコだって負けてはいない。コリコリマンコをぎゅっと締め付けて、オレのチンコを食いちぎるぐらいの圧力で攻めてきた。
汁の力を借りてピストンすれば、チンコ伝いに100万ボルトの電気が走るほど気持ちいい。仮面ライダーストロンガーに変身できそうだ。
「ぁあーーーーっ! こわれる、こわれるっ!! わたしをめちゃくちゃにしてぇっ!」
「ひあっ! いっちゃうっ! あたしレイプされていっちゃうっ!」
「いく! いくいくっ! ボクのオマンコ、タクマのオチンポでいかされちゃうっ!!」
ああもう! いったいどのマンコに出せばいいのかわかんねー!!
「ひぐぅーーーーーっ、いくいくいくーーーーーーーーーっっ!!」
「あひぃーーーーーーーーっ!! いっくぅーーーーーーーーー!!」
「オマンコいく、オマンコイクぅーーーーーーーーー!!」
ああもう! 限界だっての!!
「くおぉーーーっ!! でるぞっ!!」
「あぁーーーーーーーっ! でてる、どくどくでてるぅーーーーーっっ!!」
オレはついに射精してしまった。
漫画だったらここで盛大に、どびゅーびゅーびゅーどっくどっくと派手な擬音が出るところだが、実際にオレのザーメンは、チンコの脈動を派手に増幅して、
尿道を激しく擦りたてて飛び出したもんだから、擬音にほぼそっくりなゾクゾクする快感を生み出してくれた。
当然オレのチンコはマンコの一番奥で爆発したから、勢いよく射精されたザーメンは女の膣奥、子宮に向けて大量に流れ込んだ。
オレはようやく一息ついて、最後にチンコを突っ込んだ女を見た。
「・・・・・・あぁ、たくまのせーし、たくさんだされちゃった・・・・・・うれしぃ・・・」
アクメの余韻に浸りながら、オレの射精を受けて幸せそうにしているのは、セーラー服格闘娘の十七だった。
他の二人はアクメに酔いながらも、この十七を羨ましそうに見ている。このあたり、オレのひいきなどはなく、公平にセックスした結果なので、今回は我慢してくれよな。
まぁ、無我夢中だったんで、最後はピストン10回とかもあやふやなのだが、そこら辺は勘弁してもらおう。
時計の針はとうに予定の時間を過ぎていて、ここに勝負は決着した。
なんか最後はついついセックスでグダグダしちまったけど。
とにかく最後までオレのバッジを無傷で守り通した。
WINNER、オレ!!
ところ変わって、いつものミスド店内。
さっきの公園から移動したオレたちは、いつものなじみ席を占拠した。
ちなみに、今のみんなはセックスによって乱れた身だしなみも整えられ、いつも通りの格好に戻っている。つまりコスプレ。
先ほど縛り付けていた大木から解放し、女達が立ち直って何とか一息つくと、悔しそうに負けを認めた。
最後は流されるようにセックスしてしまったわけで、勝負をおいて乱れてしまったあたり、こいつら的にはかなり心残りなのだろう。
そしてミスド店内で、オレはぬるいカフェオレを飲みながら、本日のメインイベント。
「ほれ、私が作ったチョコレートだ。ありがたく受け取れ。」
とうぜん、バトル用のチョコとはべつに、女の子達三人はそれぞれ本命のチョコを用意してきていて、オレにそれぞれ差し出してくれているのだ。
まずは神衣のチョコ。
和風の包み紙を開くと、三つのトリュフチョコ。見た感じ、いかにも形の悪い不揃いのチョコなのだが、これは何より神衣の手作りのあかし。
料理も苦手で、当然チョコづくりにも不得手な神衣が、眉間にしわを寄せながら慣れない調理器具と格闘したと思われる。
「形(なり)は悪いが、チョコはheartが命、私の愛情がこれでもかと詰まっておる。心して喰え!」
ばつが悪そうに、それでも堂々としている神衣。
本当に可愛いヤツだ。
「あたしだって負けてないよ!」
そういって十七が渡してくれたのは、PSPサイズの小箱。包みをあけると、何とも上品なチョコレートデザート。
平たいチョコレートの板の上に、モノトーンのチョコレートできれいな模様を描いている、芸術的なスィーツだ。
十七は意外と器用で、本職のパティシエ並みの技能を持っているのだ。
「ふふっ、これで終わりじゃないよ?」
そして十七が取り出したチョコペンで、チョコ板の上に文字を書き始めた。
「あい、らぶ、た、く、ま、っと♪」
器用な手つきで、ペンから絞り出した白色チョコで文字を書く。
ちなみに英語で書いているのだが、『I LAVE TAKUMA』といった具合にスペルを間違えてくるあたりが、何ともバカ可愛らしい。
「ボクのチョコ、今年も力作だよ?」
そして運命のチョコは、1ホールまるまる入るケーキの箱を出してきた。
あけてみると、箱一杯の大きなチョコケーキに、小さな動物の人形がたくさん並べられた、ジオラマになっている。シルバニアファミリーっぽい、可愛らしい動物なのだが。
「テーマは『森の野戦病院』、最前線で戦う動物達が送られた先の野戦病院をジオラマで現してみたよ♪」
可愛らしく言っているが、見ればこの動物達、負傷しているキャラが多い。それを全部チョコレートで作ってくるあたりは、大した技術なのだが、テーマ選出に問題がある。
「これを食べれば、拓真の悪運上昇間違いなし!
拓真が戦場でこうならないようにって、ゲン担ぎみたいなもんだよ。」
いや、べつにオレが今すぐ徴兵されて戦場に駆り出さされるわけじゃないけれど、そういう心遣いは嬉しい。
これはこれで、可愛らしいヤツだぜ。
三人それぞれが一生懸命作ってくれたチョコを、オレはありがたくいただいた。
ミスド店内は、基本持ち込みの食べ物禁止なんだが、ここの店員はオレたちを大目に見てくれているらしく文句は言われなかった。
カフェオレのおかわりをちゃんと出してくれたよ。
女の子達から想いのこもったチョコをもらえるのは、なんとも男冥利に尽きるってもんだ。
愛されてるって実感を強く感じるし、同時に、オレもこいつらをいつまでも大事にしてやろうって強く思う。
こうして、今年のバレンタインデーは無事に終了した。
ちなみに、バトルに使ったチョコレートはできるだけ回収して食べました。
地面に落ちた銃弾は無理だけど、マガジンに残っていたチョコボールや、刀の形をしたチョコ、グローブの先に付いているひしゃげたチロルチョコなんかも残さず頂戴した。
お百姓さんが作ったカカオ豆の一粒一粒には、それぞれ百八人の神様がいるらしいよ。もったいないことをしたら怒られるってもんだ。
公園の森のなか、地面に落ちたチョコは、大地に還ったってことで勘弁してもらおう。
そしてもちろんその後も、あいつら三人ともオレの部屋に持ち帰り、美味しくいただきました。
今度は公平に、ちゃんとみんなに優しく、たっぷりと愛してあげたよ。
チョコにも勝ると劣らない、甘くて美味しい最上級の女達でした!
EOT
以上です。
暴力系女の子に虐げられるハーレム主と見せかけて、実は地味に俺TUEEEE系だったというネタが書きたかった。
最近のラブコメ系ラノベや漫画で、ツンデレ描写のためにやたらと暴力を肯定されるヒロインがどうにもなじめなかった。ただそれだけだ!
あと、言い忘れてたけど、『膣内射精』はデフォルトで『なかだし』って読んでね。
残り容量はまだ大丈夫っぽいけど、次スレは480Kbくらいかな?
GJ!
主人公の名前が一番ワロタw
乙
普通にこの四人のイチャイチャがみたい
GJ。
とりあえず親たちは子供たちに土下座して詫びろ。
GJ
なるほど。ドッキングの練習は完璧なわけだ
やっぱトランペットが美味いのか?
なんというGJ
もし俺の名前が一文字なら、産まれた男の子にはたぶん俺もタクマと名付けただろう
たくましい男になってほしいからな
腕白でもいい、が、スレ的には淡泊なのは……タンパク質を出すのはともかく。
ガーディアン更新されてるね
更新ありがたや
週末に読み返そう
>>851 かなり遅くなったけど GJ!
ガーディアン読んでみようかと思ってるんだけどレズ多かったりするのかな?
キャラ紹介見たらレズキャラいるみたいだからある程度は覚悟しているんだけども
>>883 2人で百合百合してたのがいたような気がしたけど
すぐ主人公のハーレム入りだったから俺は気にならないレベルだった
どこまでダメなのかがわからんが、大体の人はおkだと思う
主人公が女性同士の絡みに興奮するからさせたがるけど、レズカップル以外は嫌がってる感じ
主人公が絡んでればレズ描写は気にならない俺みたいなタイプは平気だと思う
どんな状況でも女同士が触れ合うのはアウトってんなら、ガーディアンはアウトだね
でも普通に面白いからまずは読んでみたら?
ガーディアンでまず浮かぶのが、
カードゲーム『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』の
《異星種族守護者/ALIEN GUARDIAN》という強力なカードだな。
>>884,
>>885 教えてくれてありがとう
女性同士の絡みはあまり好きではないけど
事前に分かっていればそういう作品だと納得するので平気だと思います
面白そうだとは思っていたのでこれを機にとりあえず読んでみます
ちょっと今は投下自粛だなぁ。
Xが多いな、今日のID。ポーカー的にも好IDかもしれん。
ハーレム小説の書き手も被災してる可能性は十分あるしな。
生存報告あればいいけど。
今回ばかりは、流石にエロパロとか言ってる場合ではなくなってるのかもしれん
だが、震災から復興した同士が帰ってくるこのスレを、なくさないようにするのも大切だよ。
伸るか反るかって立場の人もいるだろうがこういうスレも無い
それはそれで寂しい。
某所でいい感じのハーレムもの見つけたと思ったら大和撫子系ヒロインがMC凌辱輪姦で堕ちてあぼーん
執筆開始が割と最近のらぶらぶ独占ハーレムものは何処かにないかのう……
最近そんなのばっかりだなc(`Д´と⌒c)つ彡 ヤダヤダ
ノクターンの「セックス学園」はラブは薄いがハーレム……か?
理想郷(アルカディア)には結構投稿されていて、題名にもハーレムと明記されているから、いかがでしょう?
ただそこはタグ(分野)別に検索しにくいのがなあ。
>>894 自分がそこで気に入ってるのは「Dotage〜妄愛〜」(ラブひなSS)だけど、3年以上前に完結してるからご存知ならごめんなさい。
(一応以前のスレで中間報告があったから、知ってる人も多いだろうな。それにMC有りだから嫌う人もいるから太鼓判とはいかないな。)
そろそろ埋めるか?
あわてて埋めなくても、このスレ速度なら問題ないと思うけど。
だれか、投下する職人さんが登場したときに新スレを立てるのでもいいかも。
というか、「すぐにでも投下したいけど、新スレが立ってから」とか考えてる人、いるのかな?
英語圏のサイトでharemを検索すると乱交モノばかりヒットするのはなぜだ・・・
ニューヨーク流ハーレムなんだろう
黒人多そうだなw
>>901 英語圏で日本で言うハーレムを指す言葉は
若干違いがあるかも知れんが
「reversegangbang」
になるみたい。
gangbangが女1人男複数だからreverseなんだな
勉強になった
なんか逆レイプものっぽいなw
普通にまんま読むと逆輪姦だよね
字面からして元々gangbangは集団レイプみたいな意味なのかね
だからreversegangbangは集団逆レイプみたいになるのかと
アメリカと日本では「輪姦」の意味が違うから(無効は公にレイプものが禁止されてる)、一概に言えないのと、
アメリカでは「1」「2」「3」「4」「一杯」的な考え方だから
日本で5pとか6pて言ってるのが
「groupsex」とか「gangbang」になる訳で。
で体感的には「groupsex」が「乱交(男・多:女・多)」で
「gangbang]が「輪姦(男・多:女・1)」って感じですな。
勉強になるなw
>>909 そういう事情があってレイプっぽい作品でも女優が笑ってるんだよな
例え感じてても苦悶の表情に見えたら
虐待を連想させてアウトなんだっけ
>>911 なんか知らんが、多人数の女が笑いながら一人の男をなぶっている図が浮かんだ。
それは大抵どこの国のエロ作品でも問題ないだろwww
まさかこのスレで英文の勉強が出来るとはw
アメリカはやっぱりいろんな文化の人がいるから難しいのかね
それこそレイプ物かと思ったらガチだったってことが向こうじゃ起こり得るってことなのか
>>916 スナッフムービー(アングラなグロ描写だけが売りの映画)ではそれが実際にあって社会問題になった国
そんな暗い話より、ハーレムの話をしようぜ!
ハーレムの話か
好きなハーレムSSサイトがあるんだが、
元々更新遅いとはいえ、地震後、なんのアクションもなくて心配だ。
せめてトップページに一行でもなんか書いてくれれば・・・
お気に入りにしているサイトで、web拍手やコメント欄のあると安否確認のコメント送ってるわ
大抵のサイトは小説更新があったり、コメント返信あるけど
あれ以降全く動きが無いサイトも有るから、ちょっと心配
逆に、生存確認できたHPは?
七姉妹(ぐらい)と同居しているSS知らない?
長女が格闘娘?
学校で男に妬みから絡まれるが姉妹は静観
これぐらいしか覚えてないが知ってたらお願いします
実用本位でググれカス!
実用本位の人は大丈夫なのかちょっと心配。
実用本位の人は問題ないって掲示板にあったな
3メートルさんも大丈夫っぽい
震災後に書き込みがあった
だからどうしたの?
過疎ってる。
>>929 そら時期が時期だもの。
何でもかんでも自粛しろとは思わないけれど意欲が沸かない
なら駄目じゃろ、規制に引っかかっている人もいるかもしれんし。
何より書き手もいないし、燃料となるハーレム作品ネタやら
商業ハーレムのネタも無いのだから仕方ない。
ガソリン一滴は血の一滴、ハーレムスレにとってのネタ1つも
同様のことじゃろ。
931 :
双姫様1/6:2011/03/29(火) 01:28:37.60 ID:SV8v+f9h
俺はシャルク、勇者シャルクと呼ばれた男。
俺はかの有名な魔王を討ち果たし、故郷に帰って来た。
そして国王との約束通り、姫様との結婚を果たした、のだが。
「ふつつかな娘ですが」
「どうぞよろしくお願いするわ」
なぜか、国王の二人の娘の両方と結婚してしまった。
「…………は、ここはどこだ?」
あまりの幸福につい前後不覚になる俺、しかし二人は冷静だった。
「どこってベッドの上じゃない」
「あたしたちをもらってくださるんですよね?」
そうだ、俺は確かにこの二人と結婚した。
指輪の交換だってしたし、誓いのキスだって……。
二人とも柔らかい唇だったなぁ……。
いやいや、つい浸ってしまった。
いまさらながらに二人をまじまじと見る。
姉のソフィアは大人しい巨乳娘で、髪の毛は明るい金髪だ。
それがスラリと背中を流れているものだから美しくて仕方がない。
対して妹のティアナは貧乳ロリータ活発娘。
髪の毛は濃い茶色をショートにしていて実に愛らしい。
僕らは今、三人裸で大きなベッドの上に座っている。
ちょっと感動してしまうような光景だ。
932 :
双姫様2/6:2011/03/29(火) 01:29:03.79 ID:SV8v+f9h
「シャルクはやっぱり姉様みたいな豊かな胸が好き?」
そんなことをティアナが言い出した。
「いや、そんなことはないぞ」
「では巨乳はお嫌いなんですね」
今度はソフィアがションボリしてしまう。
意外に結構ややこしい。これが重婚というやつか。
「いやいやそうじゃない。巨乳も貧乳も大好きだ。
ソフィアのおっぱいはムッチリムニムニしているし」
そう言って揉みほぐすとソフィアは気持ちよさそうに
目を閉じて「やん」と言った。
「ティアナのおっぱいはスベスベで乳首がコリコリだ」
そう言っていじってやるとティアナは快感に驚いて「ひゃわあ!」と言った。
「どちらのおっぱいも違った良さがあって僕は好きだな」
その言葉に二人は心底嬉しそうな表情をする。
なんだか照れるな。
思わず二人を抱きしめてしまう、無論尻を撫でながら。
「シャルク、そんなところを撫でられたら……あん」
「やあん、感じちゃうよ」
二人の乳首の感触がより強く感じられる。
自分の愛撫でそうさせたのが嬉しくて、ますます
やわやわと揉みしだいてしまう。
そうすると二人は身体をくなくなと身じろぎさせながら
快感に耐えようとする。
933 :
双姫様3/6:2011/03/29(火) 01:29:27.13 ID:SV8v+f9h
すると僕の肌の上を可愛い四つの蕾が這い回るのだ。
「たまんないよシャルクぅ」
「意地悪しないでくださいぃ」
そう言われても段取りというものがある。
せっかくの新婚初夜に妻を味わい尽くさずしては死んでも死にきれん。
僕らは互いをついばむようにキスをした。
ソフィアと僕が、僕とティアナが、ティアナとソフィアが唾液を交換する。
ヌチュヌチュと音のするような激しいキスの中で僕は
彼女たちを下へ下へと誘導した。
そうそれはペニス。
二人の顔の前にはいまやそびえ立つ僕のペニスがあった。
「ああ、シャルクのが……」
「こんなに大きいだなんて……」
二人は驚いた表情でまじまじとそれを見る。
自慢じゃないが僕のは他人のよりだいぶ大きいようだ。
それを熱心に見られてなんとなく気恥ずかしくなる。
「舐めてごらん」
そう言うと二人は軽く僕の顔を見てから、ゆっくりと舌を伸ばす。
チュク と音を立てて舌がまとわりつくと、思わず射精しそうになる。
だけど僕は我慢する、快楽には続きがあるのだから。
そう、二人は誰に教えられるともなくカリ首を舐め上げ、
幹に唾液を塗りつけ、玉をしゃぶった。
934 :
双姫様4/6:2011/03/29(火) 01:29:52.29 ID:SV8v+f9h
その全てが僕を射精へと導く激しい愛撫だった。
「出すよ二人とも、口を開けるんだ」
そう言うと彼女たちは素直に顔を突き合わせて口を開ける。
そうして白濁のシャワーがビュルビュルと降り注いでいった。
彼女たちの口内には粘ついた白液の池ができていた。
「あん……苦ぁ」
「飲んれも、いいれひゅか?」
「ああ、飲んでくれ」
二人は可憐な唇をそっととじ合わせ、そして喉を鳴らして
精液を飲み干した。それどころか、二人は互いに顔についた
ザーメンを互いに舐めとっていった。
「そんなに美味かったのか?」
「不味いよ」
「でもシャルクの味ですから」
それを聞いて僕は嬉しくなる。二人の愛情が伝わってくるのだ。
「きゃん!?」
「やぁ!?」
僕は思わず二人を転がして四つん這いにした。
すると、二人の美しい大陰唇がテラテラと輝いて、
僕の目の前に並んでいた。
そして僕はやおら掴んだペニスをソフィアの膣にズブズブと埋め込んだ。
「あああ、痛……」
軽い抵抗を破り、最奥部まで届かせると、僕は前後運動を始めた。
「ああ、シャルクぅ」
白い背中に汗が輝き、ソフィアは実に妖艶だった。
935 :
双姫様5/6:2011/03/29(火) 01:30:20.66 ID:SV8v+f9h
僕はソフィアの腰を片手で掴み、そして余った手で
ティアナのクリトリスをこねくり回した。
「ああ、シャルクのが凄いぃ……」
「いぃぃ……イっちゃうぅ……」
ヌジュッヌジュッと音を立てる結合部、チュクチュクと音を立てる
ティアナのクリトリス。
「あふぅん」
「んあぁぁん」
やおらソフィアの膣からペニスを引き抜くと、
今度はティアナの膣に叩きこんだ。
プリプリの秘肉を割り裂いて、子宮口を小突きあげる。
破瓜の痛みはもはや分からなくなっていたようだ。
「シャルク好きぃ! シャルクのも好きぃ!」
「このエロ姫め、そんなにチンポが好きか」
「チンポ好きなの! もっとグチュグチュにしてぇ!」
今度はティアナにピストンしながらソフィアの膣内に指を突っ込んだ。
「あぁぁ! おかしくなっちゃいます!
シャルクの指が気持ちいいとこにぃぃ!」
二人は背をそらして快感に耐えている。
もはや絶頂が近いと見たシャルクはそんなティアナの
子宮口にガッチリと尿道口を押しつけた。
「んひぃ……これ、ましゃか……」
「ああ、出すぞ」
言うや否や、始まる射精はドブリドブリと
ティアナのまだあどけない子宮に直接注がれた。
936 :
双姫様6/6:2011/03/29(火) 01:30:41.36 ID:SV8v+f9h
「ひゃうぅ、イく! イっぁぁぁぁ……」
キュウキュウと締めつけ痙攣するティアナの膣肉。
僕はそこからいまだ射精を続けるペニスを引き抜き
ソフィアの中へと叩きこんだ。
「んはぁぁ! シャルクぅぅ」
目指すは子宮、射精しながら根元までペニスを叩きこむ。
指で完全に蕩かされたソフィアのそこは断続的に締めつけ
イっていることをアピールするかのようだった。
そしてその子宮は貪欲に僕の精液を飲み干していく。
「シャルクぅ……」
「シャルク……ぅ……」
二人は絶頂の高みからゆっくりと意識を手放していった。
「二人とも、最高の牝だったよ」
汗にまみれた二人の若い妻。
僕は彼女らを永遠に愛し続けるだろう。
GJ
でも終わりなら終わりって言ってほしいんだぜ
〉「二人とも、最高の牝だったよ」
なんか知らんけど笑ったwwww
乙。
なんで一人称が途中から変わってるんだw
>>936 GJ
姉妹でWフェラとか俺得過ぎる
>>938 覚醒すると一人称が変化するに決まってるだろ
言わせんな(ry
ダミーオスカーみたいなもんか。(俺と僕が逆な気もするが)
>>931-936 GJ
まだ途中ですが、仕事が忙しくなる故5月辺りまで恐らく続きを書けません
キリの良いところまでとりあえず投下しておきますー
50文字×50行位で、8レス分になると思います
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐本編でシャウィリに語られていない状況設定‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
シャウィリ・・・・・・主人公。 男。黒髪。短髪。中背。 軍人、女大佐の護衛役。
ハヌリース・・・・・・主人公が護衛する対象の女大佐。 愛称リース。
トレイス・・・・・・主人公の同僚。 女の人。
シャウィリとトレイスとハヌリースの関係:シャウィリとハヌリースの組み合わせが一番長く一緒に居る。
一応この三人の間に肉体関係は既に有り。 ハヌリースはシャウィリに好意を持っていることをシャウィリも何
となく気付いてはいるが、トレイスに対するシャウィリの認識は「彼女にとっては自分は単に行きずりの相手な
んだろう」的な印象。 元々シャウィリとハヌリースに情の関係があり、そこにリースがトレイスを引き込んだ。
本編のような感じのリースのノリで。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐以下本編‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
1。2。3。4。 影が毎秒ごとに増え、揺れ、動き、消えてはまた別の影が現れてこちらに向かって歩き出
す。
あの女はその辺わきまえているので順番通りに、などということは無い。 後から現れた影が先に現れた影を
追い抜いたり、各々自身の速度が変化したりもする。
短剣を4本取り出す。 影の位置は当てにならない。 しかるにその位置から推測して、影を作ることの出来得
る場所の範囲から、敵が攻めるに有力な場所に投擲を行う。
ヒット。 キン、と言う音と同時に――――――性質が悪いのはここからだ。 位置が知れると同時にヤツは残
影を残す歩法から、距離を一息で詰める歩法に切り替えて――――――何とかそのナイフを剣で受け止める。
危なかった。 目くらましからいきなり襲ってくるようなものなので勘弁して欲しい。
真近で眼が合う。 黒い眼だった。 殺意も怯えも何も無い、いつもの無表情な顔。 実際俺を切り刻む時まで
冷淡な眼をしてるんじゃねえだろうな。変態め。
このまま押し合うか、引くか、すり抜けるか―――三択をチョイスしようとした時、実際には刃同士が切り結
んだ約1秒後にヤツは既に後ろに跳んで間合いを離していた。 イニシアチブを相手に取られるのが嫌いなのだ。
ならばこっちも追撃しようと再び投擲用の短剣を取り出そうと動いた時、また再びヤツが動いた。 イニシアチ
ブを取られるのが嫌いなヤツだ。
一つ。 逆に今度は、出来た影から短剣が投じられる。 二つ。 三つ。 四つ。 別々に出来た影から、別々に
タイミングと速度を変えて投じられた短剣を全てこなす。 この場合、本命はそちらではない。 本命は
――――――直線的にこちらに投げられてくる短剣を囮に使う形で、上から降ってきた三本の短剣も弾く。 性
格の悪い女だ。 そしてこれも囮だ。
この場合、とりあえず一番安全な場所、未だ残っている影正面に向けて全力で跳び転がる。 耳に空を刃が斬
る音。 その音がした方向に、即座に体と剣を向け備える。 ビンゴ。 相手は視認されたことを確認すると、即
座に諦め跳び―――左肩が踏まれる感触。 そのままそれはグイっと力を込め、肩を蹴り後ろに跳んでいった。
自分も即座に振り向く。 曲芸みたいな身の軽さをするヤツだ。
しばらく睨み合いが続く。 間合いは5m。 何か動きを見せればそれを引き金に動いてきそうな気はする。
鬱陶しい。 先手を取られるのも鬱陶しいのでもう本気でやるか。
無表情女が僅かに構えを正す。 何だ。 俺が眼を細めた顔はそんなに怖いか。 怖いなら次は向こうも本気で
来るな。 ・・・3・・・2・・・1・・・うん、タイミングはドンピシャ。
1、2、3、4本。 4本の短剣が一振りで向こうから投げられる。 向こうは投げると同時に自身も飛び込ん
できている。 1、2、3、4・・・うん。当たるのは2本。頬を掠めた短剣が地味に痛さを残す。 向こうはダッ
シュをかけながら同時に再び短剣を投げる。 4本。 投擲した短剣を支援にして、自分が突っ込んでくる気だ。
狙いも随分容赦が無い。 ・・・うん。 当たるのは3本。 かわした。 後続はあとは標的のみ。
――――――
首筋一枚のところで刃を止める。 向こうのナイフはこっちの心臓手前で止まってはいるが、多分こっちがヤ
ツを斬った後でかわせる距離だ。 うん、皮一枚で。 痛いだろうな、皮一枚持ってかれるの。 やだなあ。
向こうが諦めたように刃を下げる。 それに伴いこっちも刃を下ろす。 まあこんなとこだろう。
「皮一枚ですか。鍛錬が足りませんね」
これは俺のことを言っている。 まあそうだろう。 こいつは暗殺向きで、正面切って戦うのがスタイルのヤツ
じゃない。
「精進しておく」
剣に刃こぼれが無いか確認してから鞘に収める。 元々訓練用の刃引きがしてある剣だが、使用頻度の高い備
品なら点検するに越したことも無い。
改まって左に首を向ける。
「で、ちゃんと見てたか」
そちらの方向にいる、口をポカンと開けてマヌケ面を晒している後輩に呼びかける。 反応が鈍い。 返答する
までに5秒かかった。
「・・・あ、あの、危なくないんですか? それ」
ちゃんと見てはいたらしい。 良いことだ。
「こいつに言え。 全部殺す気で来てたのはこの女の方だ」
無表情で冷酷で性根が捻じ曲がっている同僚が答える。
「失礼ですね。 私の方でも手加減はしました」
「良く言う。 あれで俺が死んだらどうするつもりだ」
「それは訓練不足の貴方の責任ですね、シャウィリ」
うわあ。 言い切りやがったこの女(アマ)。 誰が死ねるか。
不可避に寄ってしまう眉をそのままに、ゴツ、とやや乱暴に鞘で床を突きつつもう一人の方に向けて話す。
「・・・で、まあお前がこれからどういうことをするのか大体分かったか」
間抜けな顔をした金髪のそいつは、何が嬉しいのかさも嬉しそうに顔をホヤッとさせた。
――――――そいつの名前はリディニーという。 うちの職場に最近配置されてきたばかりの新人だ。 ちなみ
にその仕事の名前は要人警護だったりする。
金髪のショートヘアで気の抜けた顔立ち。 性格の方も同じく天然気味で、この部署に致命的に向いてないん
じゃないかと思わせる。 が、才能の方は悪くは無い。 自信過少なのが難点で、自分の実力と自分ができると思
うことが釣り合わずに実力を出し切れていない。 要改善だ。
――――――こっちの黒髪の無表情をした女はトレイス(明らかに偽名だ)。 何を考えているか掴めない黒
い眼と黒髪、目にかかる程度の前髪に後ろ髪を真っ直ぐ切り揃えたおかっぱ頭をしており、この女が平時に表情
を変えることは滅多に無い。 いつかどうにかでもして笑わせてやろうと思っている。
この女とコンビを組んで何ヶ月かにはなる。 遡っては自軍の侵攻が始まる前、首都にいる時にあの大佐(お
んな)の元に付けられてからだ。 腕は立つが非常に困った性格をしているので別に助かってはいない。 あ、こ
っち見た。 うるせえこっち見んな、勘の鋭い女だ。
「はい! あの、見入ってしまっていたのでもう一度見せて頂けますでしょうか」
こっちのバカも頭の痛いことを言う。 グチャグチャになりそうだった頭の中を収めるのに無言を5秒。 よう
やく気を取り直した後、このバカに向かって歩み寄る。
「え、あ、何でしょう、先輩・・・あ、いひゃい、いひゃいれす!」
うるせえこの能天気女。 頭と同じくふにふにしたほっぺたが5cmでも伸びるがいい。
「おーまーえーはー少しは頭の中に物を入れろ。
必要なものの代わりにがらくたか玩具でも詰まってんのか」
両の頬をギリギリ捩じ上げる俺。 バタバタ身悶えして抵抗するバカ。 そして一人まるで他人事のように見物
に徹している冷血女。 ・・・・・・いかん、俺が一人損なポジションにいるような気がする。
「時間は、トレイス」
「覚えていらしたのですね。
随分と楽しそうに遊んでいらっしゃるので熱中しているものかと」
「時間は、トレイス」
「あと30分程。 まだ余裕はあります」
そうか、とそこでとりあえずバカの頬を離してやる。 ひー、と涙をにじませながらヤツは頬をさすっていた。
別にそこまで痛くしたつもりも無いはずだが。
「とりあえず余裕が有るに越したことはないしな。
この辺で切り上げるか」
「賛成します」
ふむ、と応諾してバカの方に目を向ける。 未だヤツは頬に手を当てていたが、え? と俺の視線を受け戸惑
うこと3秒。
「あ、は、はい、了解しました!」
ビシッと姿勢を正して答える。 うん。 まあチームの一員だという自覚があるだけ上出来だ。
そう、自分のところの国が、自分が今いるこの国に侵攻を開始して数ヶ月になる。 といってももうここ首都
を占領した状態なのだから、戦争もほとんど終わりに近付いているはずだ。 戦争自体は実に危なげなく進んだ。
うちのとこはここんところ戦争ばっかりで最近他国の併合も続いているし、長い間平和だったこの国には荷が
勝ち過ぎたのだろう。 順当な結果と言えば順当な結果だ。
そんな戦功への褒賞としてなのか、うちの上官にももう一人警護の人数が付けられることになった。 上官
(あのおんな)は何か特殊なスキル持ちらしく、そう公には出来ない仕事をしているらしい。 その分今回の功
績もデカいということなのだろうが、しかし来た当の護衛が新米全開なあのバカなのだから正直評価されている
のかどうか分からない。 まああの女のことだし上と問題を起こしていても不思議ではない。
まあ来たバカは本人なりに使えるようになって貰わないとしょうがない。 そんな訳で、今一自分の仕事がど
ういうものかを自覚しているか不安なリディニーに見せる為、最近その暇が無かった訓練も兼ねて自分とトレイ
スが演習試合をした訳だが――――――
「不安だ」
つい声に出てしまった。 当のバカは はい! とやたら元気の良い返事をしている。 何かを勘違いしたのだ
と信じたい。 前を歩いているトレイスは分かっているのだろう、何も言わない。
上官の部屋が見えてくる。 その部屋の前には武装した兵士が2人立っていた。 俺達の訓練の間役目を替わっ
て貰っていたのだ。 会釈をして、改めて任務の引継ぎを行う。
トレイスが部屋のドアを叩く。
「トレイス・シャウィリ・リディニー護衛官です。
訓練時間を終え戻りました」
ドアの向こうから緩やかな声が響く。
「んー? 早かったのねぇ。
もう少し油売ってても良かったのに」
部屋の中で伸びをする声音。 3秒ほど待って、制止は無いと判断したのかトレイスがドアのノブを回す。
そう広くも狭くも無い部屋。 有るものはふんわりとしたベッド、やたらシックなクローゼットに質素な本棚。
部屋の端に位置する木彫りの机に沢山の手紙と書類を散りばめて、その前にあの女が椅子に座って肩を鳴らして
いた。
その椅子ごとこちらにギィッと回って、あの女が俺達の方に向き直った。 組んだ足の上に握り合わせた手を
置くのが、一番彼女にとって楽なのだろうと思わせる位に自然な挙措になっている。
「お帰りなさい。
それで、良い息抜きにはなったのかしら? 」
そう言って意地悪く微笑んだ。 この二人に挟まれたあれが今から息抜き扱いされる予定なのはゲッソリする
なあ。 まあどうせ変えは出来ないんだろうが。
――――――彼女の名はハヌリース。 自分達の上官、護衛対象で、階級としては大佐に位置する。
腰までかかる緑色の長髪、均整の取れた長身、かなりグラマラスな体型をしている。 顔立ちが平静な・・・とい
うかポーカーフェイスめいているのは、情報を読み取られることを防ぐ必要から形作られた年の功だろう。 ま
あまだ20半ば程度のはずだが。
性格は大分性が悪い。 獲物を狙う猫、すぐ人の言質を取るのが得意、余人曰くほとんどの高級将官の弱みと
玉を握っている、彼女と謀略戦をして3分立っていられたものはいない、暗闇の中彼女を見ると眼が青白く光っ
ていた、など。 まあこういうものは尾鰭の付いた噂だが。 それでも本人に責任が無いとは言えない。
「はい。 最近その機会もありませんでしたので、良い訓練になりました」
トレイスの言葉に、しょうがなさそうにハヌリースが笑う。
「そう。 それは何より。
それで、リディニーは?」
「はっ! ばっちりとこの眼へ焼き付けました!」
気を付けをしてハキハキ答える。 態度だけは立派だ。 言葉の内容はともかく。
「あちゃぁ。 私も見てくれば良かったかな。
そういえばシャウィリって案外面倒見良かったのよね」
「はい。 彼がリディニーに気を遣ったおかげで、そこそこ良い勝負に」
惜しい、と指をぱちんと鳴らす。 これでも仕事が忙しかったくせにそんな様子を見せない。
と、この女が俺を見る。 ニコォッ、と微笑った。 回れ右して逃げ出したいが勿論そんな訳にもいかない。
「シャウィリ。 こっちに来なさい」
「・・・如何な理由でしょうか。大佐殿」
無聊な心持ちで応じ返す。 網が間近に迫っているのを感じる。
「あら。 下士官は上官の命令を理由がないと聞けないの?」
抵抗、4秒。 このまま動かないでいてもしようがないので仕方なく歩み寄る。
自分の前で立ち止まった俺に、あの女は悪魔のように変わらない調子で告げた。
「もっと」
・・・現在の間合いは1m。 抜き打ちで即座に斬れる距離か。 無論斬られる側は俺だが。
そんな意味の無いことを俺が逡巡している内に、あの女は構わず手を伸ばして俺のジャケットの袖を掴み、自
分の方に引っ張る。 ばふっ、とあの・・・この女の胸の中に倒れ込まされた。 むにんと、でもあるが。
「んー。 やっぱり一時間シャウィリがいないと落ち着かないわー」
この女は嬉しそうな声音をさせて俺の後ろ髪を撫でたり、ぎゅーと抱きしめたり、耳を引っ張ったりしている。
その度に緑の制服に包まれた目の前のものもふにむ、ふにむと柔らかな弾力を持ってたゆむ。 最早抵抗は無い。
「あれ。 抵抗しないんだ?」
「いつものことですので」
胸に埋もったまま冷ややかに答えてやる。 なんかトレイスに口調が似たな。 あの女も普段こんな心境なのか
も知れん。
ふーん、そうなの、とそれでも構わずこの女はぎゅー、とお気に入りのぬいぐるみよろしく俺を胸に抱きしめ
ている。 後ろから「う、うわー、これが禁断の・・・!」というバカの声がする。 空気読め。 殴りたい。
「ハヌリース大佐。 私達の用向きは以上です。
もし良ければ退出させて頂きたいのですが」
トレイスの声。 思わぬ所から助け舟が来た。 でもなんだろう、なんか妙な空気だ。
んー、と猫がゴロゴロと喉を鳴らす様を連想させる声を上げつつ、しかし一層この女は俺を深く抱き締める。
・・・最早抵抗はしない。
「いいじゃない。 私も暇だし、もう少し息抜きに付き合ってくれない?」
「大佐の仕事はお忙しいと把握しておりますが」
ぎゅー。 以下省略。
「だからこそよ。 たまにはこういう心休まるものも必要なの」
そこでこの女が言葉を切る。 そして、―――クスリ、と笑った。 見えてはいないが何となく分かる。 ゾワリと来る。
「それとも、トレイスも混ざりたいのかしら?」
後ろで空気が固まる雰囲気。 見えはしていないが何となく分かる。 珍しい。 あの女が不意を突かれている。
何気に見たいな。
「別にいいわよ混ざっても。 ほら、来なさい?」
「謹んでお断りします」
うん。 良い抵抗だ。 心強い、お前だけが味方だ。 最も、無論網は間近に迫っているが。
「上官命令です。 リディニー、トレイスを連れてきなさい」
やや慌てた応諾の声の後、「すみません、あの、」とか「えっと、あの、先輩、」とかやや困り気味のリディ
ニーの声が聞こえてくる。 おお、完璧に固まってるんだあの冷血女。 これは是非見たかったなぁ。
俺がやや左側に場所を寄せられる。 ああ、あの女が隣に来るからか。 ってなんだそれ。
起こる事態に気付いて間も無く、ヤツも同じように、恐らく腕を引っ張られてばふっとリースの胸の中に抱き
込まれた。 頭と肩の触れ合う位置が近い。 あの女はまだ固まっているらしい。 動揺しているのが感じ取れる。
実に珍しい。
「流石に少し体勢的に無理があるかな」
きゅー、と今度はやや柔らかく抱き締められる。 乳の側面に顔が押し付けられる。
この女はしばらくもふもふした後、ふと気付いたように顔を上げた。
「ん、どうしたのリディニー?」
「あ、あの、私も混ぜて頂いてもいいのでしょうか!」
バカの声がする。 状況を破滅させる意味的にバカだ。
リースも流石に困ったのか、やや沈黙した後腕を動かした。 これはなんだ、見えないが自分自身を指差して
いるのかな。 バカは首を振る気配。 またリースが腕を動かし、リディニーも首を振る。 ・・・前のが横にで、今
回は縦か。 こんなことで気配探索の訓練はしたくないなあ。
リースがニッコリと笑う。
「流石にもう場所は無いわねえ」
ああ、良い機会だ。 脱出しよう。
「なら離せ。 俺が替わってやる」
そういって椅子の肘掛けに手を突き、この女の腕から逃れて離れる。 久しぶりの自由だ。 首と手をぶらぶら
動かすとポキポキ鳴った。
まああっさり逃れ得たことを見るに、リースも特にもう頓着はしていないらしい。 平静な声で彼女が喋る。
「それじゃあ意味が無いと思うけれど。 まあいぃか」
それに伴い、トレイスもリースの胸から自力で起き上がる。 首を振って動作を確認する冷血女。 うん、熱く
て頭がのぼせるよな、あれ。
はあ、とバカの肩を落とす声。 そういえば後で殴ってやろうと思っていたんだった。 まあ流石に上官の前で
そういうわけにもいかない。
「んんー。 でも、けれど本当にお話の一つにでも私と付き合ってくれない?
本当に私今退屈な状態なのよ」
提案をするかのように、椅子に座ったまま彼女が自分達の方向に少し身を乗り出して喋る。
「大佐のお仕事は忙しいと聞き及びましたが」
にべも無く断る。 これ以上付き合うのもご免だ。
しかしリース(あの女)はとびきりに微笑いつつ言葉を告げた。
「シャウィリ? 口調」
・・・少しだけ眉が寄る。 無聊な思いでが半分、・・・後の半分は気圧されて、だ。
「・・・忙しいとさっき聞いたが」
・・・前に一度、無理矢理敬語を使い続けて酷い目にあったことがある。たぶん趣味なのだろう。
彼女は足を組み替えて、同じ調子で続けて喋った。
「うん。 仕事自体は忙しいんだけどもね」
そこで前に向けて傾けていた体勢から、椅子の背もたれへ向かって自分を投げ出し頭の後ろで手を組む。
天井を見上げて彼女は一拍を置いた。 んー、などと口篭っている。
「これ言って良いのかなあー。 なーんか、キナ臭いのよね、彼ら」
ふむ、と少し注意しつつ耳を傾ける。 場合によってはこれを聞くことで身の危険も招きかねないかも知れな
い。
・・・トレイスは言わなくても大丈夫そうだが(見ると部屋の外に様子を確認しに行っていた)、心配はリディ
ニーだなあ。 そう思って奴の方向を見ると、奴は俺が見たことで少し戸惑いながらニヘラ、と笑った。 耳栓で
でも塞いでやるか。
そう思って行動しかけると、しかしリースから制止が入った。 「ま、いーからいーから」とでも言いたげに
手を横に振っている。 まあリースが気を遣うなら構わないのだろう。
「うん。 お仕事やってて思ったんだけど、どーもこの機会になんか別のこと企んでる奴らがいそうなのよねえ。
まだ誰とも、本当にそういうことが有るのかもはっきりしてないけど」
・・・ふむ。 まあそれは確かに気になるかもしれない。 リースは情報・謀略戦の類が仕事場だし、その彼女があ
あ言っているからには火の有る無しに関わらず煙が立ってはいるのだろう。
まあだが、リースを守ることが唯一の仕事の俺らには関係無い話だ。
「それで職務をサボると?」
無慈悲に心強い同僚が言い放つ。 昨日の敵は今日の友で、そして明日は敵だろう。
しかし今日の敵も敵ながらさるもの、応えた様子も見せずに笑って言った。
「ふふふ、それはそれ、これはこれよ。
第一今日のノルマはもう終わってるもの。 これ以上仕事する筋合いも義理も無いわ」
・・・うん。 「忙しい忙しい」と言っていた時の彼女の態度と、その台詞は矛盾する。 もう仕事が終わってい
る、ということも無いだろう。 ・・・まあけれども、彼女が大丈夫というなら大丈夫なのだろう。 無駄な揉め事
は起こさない女だ。
それで納得したように瞳を閉じて、トレイスは後ろのドアへと歩いてノブに手をかけつつ言った。
「それでは、どうぞお話をなさって下さい。
私にはする話はありませんのでこれで失礼します」
もうノブを回し、ドアを開けようとするトレイスに、しかし鎮座まします大魔王は言葉を掛けた。
「あら。 無いってことは無いわよ」
そのままドアを開けて逃げるのが正解なのかも知れなかったが、軍の上下関係としてそうもいかずにトレイス
が健気に受け答えをする。
「それではどんな話が有ると仰るのでしょう?」
―――ニヤリ、と魔王が微笑った。 本人とリディニーを除く全員に怖気が走る。
「そうねえ。 例えばシャウィリと話すことでも有るんじゃないかしら?」
・・・はて? 奴の様子から繰り出される追撃としては良く分からん内容だ。
トレイスの方を見ると、・・・・・・うわあ、あの女が顔を赤く染めてる。 それだけの内容だったんだ、あれ、相
変わらず良く分からんが。
「私には有りませんが。 随分と意図が不明なことを仰られます」
「ふうん、そう。 それじゃあシャウィリの方にはトレイスと話すことはないのかしら」
俺の方に鉾を向けるな。 悪魔同士の会話に巻き込まれたくもない。
「そんなもん無―――」と即座に答えかけ、――――しかしそこで後ろからほとばしってくる殺気に気付いた。
・・・恐らく、トレイス辺りが物凄い形相で俺を睨んでいるんだろう。 ・・・んー、俺が喋る前辺りからかな。
・・・それに伴い、何となくその殺気に圧されて まずいような気がする言葉が自然と変更される。
「いや、有る・・・・・・んじゃないかな」
「あなたと私にどのような話があるというのですか」
・・・俺にどう言えと。 まああいつの怒り自体は、リースに弄ばれていることの八つ当たりのような気もしなく
も無いのだが。
しょうがなく溜息を一つ突いて、リースに向かって窘めてやることにする。
「・・・・・・あまり上官権限を濫用するのは、良くない」
それまでクスクス笑っていたリースが俺に向き直る。
「あら、別に私はあなた達に無理に命令を聞かせているつもりはないわよ?
これでも貴方達の為を考えて言ってるんだけどね」
どこがだ。
「んん? シャウィリ、言いたいことがあるなら言ってみなさい? 」
「どこが俺達の為を考えて、なんだ」
せっかくのその言葉なのでそのまま言ってみる。
しかしそう言われたリースは、それで気分を害した訳でもあるまいが、ふむ、と微笑みを残してすっと椅子か
ら立ち上がった。