2 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/10(火) 17:49:14 ID:p/s/LC4H
スレ立て乙!
乙一!
さて、アカネさんの話でもしようか
え?巴茜だって?
8 :
名無し@お腹いっぱい。:2010/08/12(木) 00:53:33 ID:CeLjLd6Z
9 :
名無し@お腹いっぱい。:2010/08/12(木) 00:57:39 ID:CeLjLd6Z
ちょっといきなりだけど茜と王泥喜を投下してみる
10 :
茜×王泥喜1:2010/08/12(木) 01:15:20 ID:CeLjLd6Z
茜はある公園のベンチに座りながら悩んでいた。
今、このもやもやする気持ちをどうしたらいいのかを。
(なんだろう、自分でどうしたらいいかわからない。)
全てはあの日に彼に会ってからだ。
王泥喜法介。新米弁護士なのに、次々に難事件を解決していく不思議な弁護士だ。
そんな彼と初めて出会ったのはあの宇狩医師殺人事件だった。
正直、彼と話しただけや、顔を見ただけではなんとも思わなかった。
では、このもやもやする気持ちはいつ出てきたのだろう。
茜は考える。しかし、カガク的に考えても何も答えが見つからない。
さて、どうしたものか。
もしかしたら自分は彼のことを・・・
と思った矢先、聞きなれた声が。
「あれ、茜さんこんなとこで何やってるんですか?」
偶然にも問題の彼、王泥喜法介と出会ってしまった。
茜は考え事をしている間に、しかも彼のことについて考え事をしている間に
話しかけられたので、身体がはねるほどびっくりした。
「きゃあ!な、なんでこんなとこにいるのよ!?」
「べ、別に俺がここにいたって文句ないでしょう!?」
ごもっともである。
王泥喜は茜が予想以上にびっくりしたので、
「それより、なんで話しかけたときあんなにびっくりしたんですか?」
と、茜に聞いた。
「え!いや、その・・・えっと・・・」
茜はすんなり答えられない。もちろん、彼のことを考えていたからなのだが。
「べ、別にあたしが何考えてても文句ないでしょ!」
これもごもっとも。
「そ、そんな・・・教えてくれたっていいじゃないですか!」
「いやよ!考え事聞くなんて意味わからない!」
いつの間にか口喧嘩にハッテンしていた。・・・いや、そっちの意味ではなく。
しかし、茜はこの口喧嘩の中、自分の感情に気がついた。
(なんでだろう、こんなに口喧嘩してるのに、私全然イライラしてない)
茜はやっと自分の感情に気がついた気がした。
11 :
茜×王泥喜2:2010/08/12(木) 01:50:52 ID:CeLjLd6Z
「ちょっと待った!!」
と、茜は口喧嘩を止める。
「何ですか!文句なら今すぐに・・・」
と王泥喜は言いかけたが、すぐにやめた。
何故なら、彼女が何かを伝えようとしていたからだ。
「私・・・アンタのこと・・・好き」
一瞬、王泥喜は何が何だかわからなかった。
口喧嘩の途中の愛の告白なんて意味がわからなかったからだ。
「私、ね・・・アンタと口喧嘩してるとき、全然イライラしなかったし、むしろ、こうして話してることがうれしかったような気がするんだ。それだけじゃない。アンタと2回目に話した時からずっと私はアンタのことを想い続けてきたのかもしれない。」
時間は少々さかのぼる・・・。
あの宇狩医師殺人事件が解決し終わった後、茜は王泥喜たちの元へ行った。
「やったじゃん、アンタ!おめでとう!」
茜は笑顔いっぱいで言う。
「あ、ありがとうございます。」
王泥喜は少し照れくさかった。
「いやー良かった良かった。無事事件は解決したし。」
成歩道は少しばかり笑顔を見せて言った。
「王泥喜さんって、やっぱり、すごい力があったんですね!」
みぬきは目の奥を輝かせて言った。
「じゃあ、裁判も終わったし、帰るとしましょう。」
そして、みんなは帰った。・・・筈だった。
「さて、俺もそろそろ帰ろう。」
と、法廷記録を整理して自宅に帰ろうとすると、
「・・・ちょっといいかな。」
と茜が止めた。
「あれ、どうしたんですか?茜さん。」
「実は、ちょっと悩み事があって・・・聞いてくれる?」
王泥喜は正直面倒だと思っていたが、目の前で困っている人を助けないわけにはいかないので
しぶしぶ悩みを聞いてあげた。
12 :
茜×王泥喜2:2010/08/12(木) 01:53:24 ID:CeLjLd6Z
ある酒屋で。
「実はね、私・・・好きな人がいるの。私ね、ある殺人事件に巻き込まれちゃって・・・」
と、つらそうな表情をして、茜が話し始める。
「その事件ね、私のお姉ちゃんが被告人になって、その人はある事件の弁護士だったんだけど」
「そのひとね、もう負けそうになったときでも諦めずに戦ってくれたの。私と一緒に」
「そしたら、裁判の結果、お姉ちゃんは別の罪になってしまったけれど・・・でも、殺人の罪は逃れたの!」
「私、あの日以来、ずっとあの人のこと想ってたんだけど、アメリカに留学することになって・・・」
「それから、アメリカから帰ってきて、あの人に会いに行った。誰よりも先に。」
「でも・・・その人は弁護士を辞めてた。ねつ造をしたって言われて」
「私は悲しかった。私を救ってくれた人がもう今は普通の一般人になってしまって・・・」
「茜さん・・・」
王泥喜は話をただ聞いていた。
王泥喜は頬を何かが伝っていくのを感じた。
「ちょ、ちょっと!何でアンタが泣いてんのよ!」
「だって・・・あまりにも茜さんが可哀想だから!!」
と、心から彼は言った。
もしかしたらその時からなのかもしれない。あの「好き」という感情が表れ始めたのは。
誰かの心をわかって、その心を誰よりも理解し、そして、誰よりもその心を分かち合ってくれる。
その優しさに、茜は心打たれたのかもしれない。
13 :
茜×王泥喜3:2010/08/12(木) 02:06:31 ID:CeLjLd6Z
さて。時間を元に戻そう。
茜に告白されて戸惑う王泥喜。
「え、口喧嘩していて、告白されて・・・」
どうやら混乱しているようだ。
「だから、アンタが好き。あの日以来・・・」
「あ、茜さん・・・」
「ねぇ、アンタだったらいいかもしれない・・・」
茜は言った。
「お願い・・・私を・・・愛して」
王泥喜は黙った。
そして少しした後、口を開いた。
「・・・もちろんです」
王泥喜は頷いた。
「ただ、ここは少し場が悪いようです。移動しましょう」
王泥喜は自宅まで茜を連れてきた。
「ここなら大丈夫です」
王泥喜はそう言って、茜を抱き寄せ、キスをした。
「んっ・・・」
軽くキスをした後、そのキスは段々激しくなり、舌まで絡めてきた。
淫靡な音が部屋に響く。
「んっ・・・ふぅ・・・」
茜があえぎ声を漏らす。
14 :
茜×王泥喜3:2010/08/12(木) 02:31:58 ID:CeLjLd6Z
「茜さん・・・茜さん・・・」
王泥喜は茜の名前を連呼する。
「ねぇ、身体にも触って・・・?」
と、茜はベッドに腰かけ白衣、下着をどんどん脱いでいく。
「茜さん・・・綺麗です」
「ねぇ・・・早く・・・」
茜に促されるがままに王泥喜は茜の身体のさまざまなところに触れた。舌で。
まず、首から始まり、鎖骨へ下がり、そして、二つの山へ下がる。
そして、その突起の部分に舌を這わせると
「んぁっ、ああっ」
とあえぎ声を出した。
そして、そこから下がり、腹へ下がり、そして、そのまま舌は秘部へ下がった。
「はぁっ!んっ、ぅああ!」
どうやらとてつもなく敏感のようだ。
「茜さん、すごいです・・・こんなに濡らしてますよ」
「もう、意地悪」
茜は笑顔で言う。
「じゃあ、今度はこっち」
「え?うわっ、茜さん!」
と、茜はベッドから不意に立ち上がり、王泥喜をベッドに押し倒し、ズボンのベルトを外し、引き下げた。
「うふふ、こんなにビンビンにさせて・・・かわいい」
「あ、茜さん・・・」
「えいっ」
「あぁっ」
茜はその王泥喜の柱をつかみ、しごきあげる。
「どう、気持ちいい?」
「うぅ、うあっああっ」
王泥喜は女のような声を出す。相当気持ちいいのだろう。
「そろそろかしら」
と言って、茜は胸を出してきた。そして、王泥喜の柱を胸で挟み込んだ。
「ああっ、すごいです、茜さん・・・やわらかくて気持ちよくて・・・」
「どんどん気持ちよくなりなさい。んっ・・・」
今度は胸と口で柱をしごく。
「あ、茜さん、俺もう・・・」
「んふ、早く出しちゃいなさい」
「う、うあぁっ!」
王泥喜は雄たけびを上げて精液を放出した。茜の口の中に。
「んっ・・・ふう・・・」
茜はそれを飲み干すと、今度は王泥喜が茜を押し倒し、
茜の胸を揉みしだいた。
「ん、んあっ、ふぅっ」
茜はたまらなかった。
15 :
茜×王泥喜4:2010/08/12(木) 02:45:34 ID:CeLjLd6Z
茜の乳首を片方は口で刺激し、片方は手で刺激する。
茜はあえぎ声を出さずにはいられなかった。
王泥喜が胸から手を離すと、今度は秘部へ手をのばした。
手でクリトリスを刺激する。
「んあぁ!!はぁ、ふぁぁ・・・」
茜はいやらしい声をだした。
秘部からは蜜がどんどんあふれてくる。
王泥喜は秘部を指でかき混ぜ、ぐちゃぐちゃにする。
そればするほど、蜜はあふれてくる。
「茜さん、そろそろ、俺限界」
「いいわよ、私も限界だったから」
王泥喜は自分の柱を手で持ち、茜の秘部へ差し込もうとする。
ただ、秘部を擦るだけで挿れようとしているだけだった。
「茜さん、おねだりしてください」
「アンタも限界だったんじゃないの?」
「いや、やっぱりおねだりありじゃないと」
「・・・わかったわよ」
と言って、茜は自分の秘部を手で開き、
「私のここに・・・アンタの挿れて」
「・・・わかりました」
と言って、王泥喜は柱を思いっきり茜の秘部へ挿し込んだ。
「んんっ!ああっ!」
茜は挿れられた瞬間にイってしまったようだ。
「挿れられただけでイってしまいましたか」
「ごめん、気持ち良かったから」
「謝る必要なんてないですよ」
と言って王泥喜は腰を動かし始めた。
「んっんっあっ・・・」
茜は喘ぎ続ける。
「茜さん、茜さん・・・」
王泥喜は連呼し続ける。
16 :
茜×王泥喜5:2010/08/12(木) 03:01:35 ID:CeLjLd6Z
王泥喜は腰を動かしながら、胸やクリトリスを刺激する。
すると茜は全てを任せたように、両腕を背中にまわした。
「んんっ、ああっはぁっ!!」
茜はもう喘ぎ声しか出なかった。
「茜さん、そろそろ、俺・・・」
「いい、のよ、そのまま出して・・・」
「で、でも・・・」
「お願い!このまま中に出して・・・法介」
初めて下の名前を呼ばれて、王泥喜の頭の中で何かがはじけて、王泥喜は腰の動きをさらに速めた。
「あっ!んぁあ!ああっ!」
「い、イきます!」
そして。
「あっ・・・あぁぁぁーー!!」
「うっ・・・」
二人の絶頂と共に叫び声が響いた。
王泥喜は自分の柱を抜くと、茜の秘部から精液が溢れてきた。
茜は失神していた。
「今日は、その。すいませんでした」
王泥喜は前の出来事について謝罪した。
しかし、当の本人は
「え?なにが?」
と全く気にしていなかった。
「私、気にしてないよ?アンタもそんな謝ってばかりじゃなくて、喜んだりしたらどうなの」
「え?そうですか?・・・まぁ、ありがとうございます」
「そもそも誘ったの私だし。アンタを責めたりはしないわよ」
茜は笑顔で言った。
「じゃあ、次・・・いつにします?」
「もう次のこと考えてるなんて、Hだね」
「う・・・」
痛いところをつかれた。少し凹む王泥喜。
「うそうそ。次はまた、私たちが出会ったときにでも」
「そうですね」
と言って、茜は王泥喜の家から出た。
茜は外へ出ると、近くの見知らぬおばさんに呼び止められた。
「あんた、王泥喜くんの部屋にいたね?」
といきなり聞かれた。
「え?あ、はい・・・そうですけど」
すると、
「気持ちはわかるけど・・・あまり大きな声を出さないようにね。近所迷惑だから。」
茜は次の瞬間、顔を一瞬にして赤く染めて、走って自宅まで帰って行った。
終わる
おぉ、
寝起きgj!
GJ!
オドアカ超GJ!
連投ごめんなさい。
ナルマヨ要素とミツメイ要素が両方ある場合は専スレじゃなくてこちらでいいの?
>>20 それでも良いし、どこか全く別のスレに落として誘導形式でも良いんじゃないかな。
ああ、ごめん。
「それでも良いし」なんて独断過ぎるな。
今は別個のスレに落としてそこに誘導する、先日のガンチナ後日談形式が一番揉めないと思うよ。
>>22 >ガンチナ後日談形式
なるほどなるほど! ありがとう。
まことが成歩堂の見舞いのトノサマンビデオに混じってた
ちょっとアレな私物を観てしまって興奮 しちゃう
までは考えたけど・・・
ダメだこりゃ、 文にできねぇ
実は3-4で御剣もちなみに骨抜きにされていたという展開もありだな。
>>24 オッサン、AV持ち込むなよww
>>25 それはプレイしながら思ってた。
あの中で毒牙にかかってないのは神乃木のオジサンだけなんじゃないかと。
だからちなみの怒りも爆発、とかねw
遅くなったけどアカオドGJ!
オドロキは小動物だからリード出来るのはやっぱりまことくらいかな。
アカオドGJ!
そしてアカオドの影に隠れてしまったが、
>>7がいいこと言ったぞ
個人的には茜巴もなかなか
なにげに1〜3、4、検事の3シリーズに皆勤出場してるのって
茜とサイバンチョだけだよね。(亜内、成歩堂はモブ扱いのため除く)
その割には茜そんなに人気ないんだよなぁ。
30 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/13(金) 21:24:20 ID:/LKeAsi3
>>30 1〜3ってのは1(蘇る含む)、2、3のどれかという意味で記しますた。
あれ?茜って2と3に出てたっけ?
全シリーズと言っても
正確に言ったら旧作からじゃなくてそれ以降の蘇からだからな
>>32 ID:IFacVDNIの中では出てたんだろう。
>>29は、
蘇る含む3部作、4、検事
の3つの世界に登場したといいたいのだろう
裁判長とアウチ以外だとイトノコだけだろ
書き手がいないだけじゃないか?
ちなみに俺はナギファン
スレ間違った・・・
申し訳ございません・・・
40 :
29:2010/08/14(土) 17:37:06 ID:vzfsVkI5
そういえばメイスンで出てたか、イトノコさんサーセンw
でも3年間、7年後、その間、という時間軸をベースにして見ると
>>29に記した通りだと思う。
っつか単純に茜の局所的特徴を大袈裟にPRしようとしただけだから
そんなに議論を交わしあわないでくれww
登場なんざ人気と関係ねぇよ
ようはどれだけ魅力のあるキャラかどうかだよ
その証拠に一番人気の冥は出番に偏りがあるし
登場回数も真宵や千尋より少ない
>>40 つーか蘇る一本のみの登場を逆裁1・2・3と同列に語るのはどうかと思う。
ま、荒れる前にやめとこうぜ、そういう話題は。
ところで千尋と巴とゲロまみれさんって
誰が一番巨乳なんだろう?
逆裁のお姉さん達は巨乳が多いよなあ。
>>42 ぱっと見は 千尋さん>おキョウ>巴さん だけど、巴さんも正面絵は分かりにくいけれど
横向きになると結構あるんだよな。意外と脱ぐとすごいのか。パイズリできるくらいにはありそうだ
>>43 千尋ってHカップくらいありそうだよな。
個人的にはお響姐さんくらいがなかなかw
つか、あんなに乳もろだしの女がいる中で
平然と裁判を続ける成歩堂御剣ゴドー裁判長アウチは凄すぎw
特にゴドーなんて、千尋in春美は止めてやれよww
コーヒーカップになみなみ鼻血が注がれそうな勢いだよなw<千尋in春美
46 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/15(日) 00:20:47 ID:bZVLdjbD
もっかいオドアカ投下
47 :
茜×王泥喜1:2010/08/15(日) 00:34:21 ID:bZVLdjbD
ある日、茜は成歩道に相談していた。
「あの、私何か足りないような気がするんですよ」
「それは一体どういうことだい?」
「足りないというか、欲求不満のほうが近いかなぁ」
「欲求不満か・・・」
どうやら茜の精神的不満についての相談だったようだ。
「ふむ、では茜ちゃん、人間に必要な欲3つを知っているかな?」
「え、えっと・・・何でしたっけ?」
「知らないのか、カガク捜査官志望だったのに」
「うっ・・・」
茜は地味に痛いところを突かれ少し凹む。
「人間に必要な欲3つ・・・食欲、睡眠欲、そして・・・性欲。
さて、茜ちゃん、この中で自分で足りないものは何かわかるかい?」
茜は考えた。
まず食欲・・・まあ、かりんとうとかも食べてるし、ご飯も特に偏ってないからいい・・・。
次に睡眠欲・・・最近は何故かぐっすり寝られるようになったし、これもいい・・・
そして、性欲・・・・・・・・・・・・
茜は顔が真っ赤になる。
「どうやら性欲のようだね」
「!な、か、勝手に決めつけないでください!」
「じゃあ何でそんなに動揺するのかな?」
それもそうだった。特に何もなければ動揺なんてするはずがない。
48 :
茜×王泥喜2:2010/08/15(日) 00:39:02 ID:bZVLdjbD
「で、でも・・・そんな性欲なんて・・・」
「まあ、恥ずかしがる気持ちはわかるよ」
成歩道は茜をなだめようとする。
「ちょっと気持ちを落ち着かせよう。紅茶を持ってくるね」
「あ、ありがとうございます」
成歩道は扉の向こうへ行ってしまった。
(でも、やっぱり最近・・・)
とまで考えたところで茜は考えを頭の中でもみ消す。
首を横にブンブン振ったりなどして。
「どうしたの?そんなに首振って」
「いいいいいや、ななななんでもないです」
明らかに動揺している。見抜く必要などないぐらいに。
「ほら、紅茶いれてきたよ」
「ありがとうございます」
茜は紅茶を口に運ぶ。
それが怪しいとも何とも思わずに。
49 :
茜×王泥喜3:2010/08/15(日) 00:43:32 ID:bZVLdjbD
さて、茜は紅茶を飲んだ。何も知らずに。
「あ、何か落ち着いてきたかも・・・」
「そう、それは良かった」
成歩道は笑顔を見せる。
「ところで、茜ちゃん、今日は裁判で証人になるんだろう?」
「あ、はい、そうですけど」
実は、茜は近くの公園で起きた事件の証人になることになっていた。
事件現場の状況等に関して。
「そろそろ時間じゃないかな?」
「あ、本当だ。それじゃ、失礼しました」
と言って茜は事務所を出た。
茜が事務所を出た後、成歩道はボソッと
「あまり暴れないほうがいいよ・・・君のためにも」
と言った。
支援
しかし成歩「堂」だ
あれ?
あれ? ずいぶん尻切れトンボだけどまだ執筆途中なのかな?
アカオド期待してるよ! 続投頼むぜ!
夏コミいったけどさすがに新刊出すサークル減ったよね。
このスレが嬉しい。
>>42 他にも霧緒 、マコ、白音もいい父してる。
まこともなかなかの
梅子は・・・
梅子はプルンって感じだな。
しかし小中とはどういう関係だったんだ?
肉体関係あるのかな。
おまいら梅子梅子言ってるが正しくは梅世だかんな?
ウメコって言われると、ボスが犬?!と思う…。
小中と松竹はヤッてるよな。
イメージ的には、
「オウ、ボス!イエス!イエス!イエェェース!!」
「ハッハッハ…ミス・パインバンブゥー、レッツゴゥ、トゥ、ヘェ〜ブン!」
とか言ってそう。
…作中でも1番脂っこそうなカップルで嫌だ。
58 :
茜×王泥喜4:2010/08/15(日) 19:22:11 ID:bZVLdjbD
>>50 間違い指摘サンクス。じゃ続き
さて、場所は変わってここは地方裁判所被告第二控え室。
担当弁護士王泥喜法介と茜は会話していた。
「じゃあ、用があったら呼びに来ますからちょっと待っててください」
と言って王泥喜は出て行った。
茜は一人で事件の資料を整理していると、なにか冷たい物が股を伝った。
いきなりの冷たさに茜は股をのぞくと、愛液が伝っている。
「な、何これ・・・!?」
茜は驚くが、どうしたらいいかわからない。
もしかしたら何か飲まされたかと思って、これまでにあったことを整理する。
まず、成歩堂さんの事務所に行って、成歩堂さんに悩みを聞いてもらって、
それで悩みの原因がわかって、紅茶をもらって・・・
ん?紅茶?
正直信じられなかったが、多分あのタイミングしかない。
あの紅茶の中には媚薬か何かが入っていたんだろう。
身体が疼いてしまって仕方がない。アソコも。
「ど、どうしよう・・・」
茜はトイレに行って始末しようと思った。急いでトイレに向かう。
しかし、理性はボロボロと崩れていき、彼女を性欲が襲う。
もう本能むき出しになってしまうのも時間の問題だった。
59 :
茜×王泥喜5:2010/08/15(日) 19:29:06 ID:bZVLdjbD
茜はトイレに言った瞬間に理性が崩壊した。
気がついたときには手は秘部へ伸びている。
パンツを脱いで、直接自分のアソコに触る。
「んっ・・・」
茜は喘ぎ声を漏らし、愛液は限りなく出続ける。
身体が疼く。秘部が濡れる。手は動きを止めない。
いやらしい水音がして、手はびっしょりと濡れている。
「んっ、んぁぁ・・・」
手は止まらない。喘ぎ声も止まらない。
手は自分のクリトリスを刺激して、その衝撃で茜は身体を思い切り反らせる。
「ああっ!!」
茜はそろそろ限界だった。もう少しで絶頂に達する。
本能は早くイこうとして、手を激しく動かす。
「はあああああぁっ!!」
茜は達し、グッタリとした。
60 :
茜×王泥喜6:2010/08/15(日) 19:40:03 ID:bZVLdjbD
茜はまだ物足りないようだった。イったのに、まだスッキリしない。
本能はとうとう茜に男を求めるように命令する。
トイレから出ると、控え室には一人の男が。
「茜さん!早くしてください、もう始まっちゃいますよ裁判!」
王泥喜は練習した自慢の声で叫ぶ。
茜は俯いて何も言わない。
「茜さん?」
王泥喜は茜の顔をのぞこうとした時、王泥喜は茜に押し倒された。
「王泥喜クン・・・私もう限界」
「な、何言って・・・」
わけのわからない王泥喜はそのまま茜に唇を奪われた。
「んっ、ちゅく・・・」
舌を絡めて、深く深くキスをする。水音が響く。
王泥喜はもう少しで崩れそうになった理性を保ち、茜を突き飛ばす。
茜はよろめき、仰向けに倒れる。
「な、何するんですか!時間が無いって・・・い・・・」
王泥喜は段々声が小さくなる。
たまたま目線の先が股だった。
ぐっしょり愛液で濡れている。
61 :
茜×王泥喜7:2010/08/15(日) 21:12:40 ID:bZVLdjbD
「王泥喜クン・・・早く・・・」
いやらしい声で茜は王泥喜を招く
王泥喜の理性は崩壊した。
王泥喜は茜の問題の愛液でぐっしょり濡れた部分へ顔を近づけ、
割れ目を舐める。
「んっ・・・くふっ・・・」
茜の喘ぎ声にも関わらず、割れ目を舐め続け、舌を挿れる。
「んんん!!」大きな声を出して茜は体をビクビクさせる。
茜は何もしようとしない。ただ、王泥喜に身を任せているだけだ。
王泥喜は茜の服をはがし、王泥喜も服を脱いだ。
王泥喜は茜の胸に飛び込むようにしゃぶりつく。
突起部分を舌で舐めまわし、歯で甘噛みしたりする。
「んはぁ、あぅっ・・」
愛液が当然のように溢れ出す。
62 :
茜×王泥喜8:2010/08/15(日) 21:30:59 ID:bZVLdjbD
王泥喜はもう夢中で何も考えていられなかった。
すると、茜が王泥喜を突き倒し、王泥喜は仰向けに倒れた。
そして、茜は立ち上がった王泥喜のソレを自分の割れ目に擦りつけた。
茜はもう準備万端のようだ。
「もう我慢できない・・・」
「あ、茜さん・・・」
今度は王泥喜が茜に身を任せた。
茜は割れ目にソレを擦りつけ、深呼吸して、そのまま腰を下ろした。
ソレはゆっくり割れ目に挿入っていく。
「んんあっ!!」
茜は叫び、体を反らした。
茜は少し硬直していたが、また深呼吸すると、動き始めた。
「んっんっんっ・・・」
茜は喘ぎ声を抑えているようだった。どうしてここまで声をだしておいて
抑えるのか不思議だったが、今はそれどころではなかったようだ。
63 :
茜×王泥喜9:2010/08/15(日) 21:59:19 ID:bZVLdjbD
王泥喜は少し下から突き上げる。
そして、結合部分を手でいじる。
「ふあっんああぁ!!」
茜はそろそろ限界だった。
しかし、それは王泥喜もだったようだ。
「茜さん、俺もう・・・」
「早く射精して・・・王泥喜クンの欲しいの・・・」
王泥喜はその願いどおり、抜く気はなかった。
「うっ・・・うぁあああああああああーーー!!!」
「うぁあ・・・」
二人の絶頂は一緒に訪れた。
茜の割れ目からは白濁液が溢れ出した。
ふたりとも気を失ってしまったようだ・・・。
「はっ!!」
茜は目を覚ました。ここはどこか見渡す。
ここは・・・病院?なぜこんなところに・・・?
「あ、気がつきましたか?」
院長が話しかける。
「あ、はい・・・まあ」
茜は意味がわからないまま、返事をする。
「あの、私はなぜここに・・・?」
院長に尋ねると、
「そのことなら君の隣でぐっすり寝ている人に聞きなさい」
と言って院長は出て行った。
茜は隣を見る。
するとそこには・・・王泥喜が眠っていた。
「こらっ!」
こつん!
「ん・・・んん〜?」
王泥喜は投げつけられたかりんとうで目を覚ました。
「ちょっと!なんで私がこんなとこにいるのよ!」
茜は激しい口調で問い詰める。
「え、いや・・・なんでと言われても・・・」
王泥喜は戸惑う。
「君たちが裁判所で倒れていたからだよ」
成歩堂が見舞いに来たようだ。
64 :
茜×王泥喜10:2010/08/15(日) 22:21:09 ID:bZVLdjbD
「え?私たちが・・・ですか?」
「ああ、君たちがね」
成歩堂は言った。
「でも何で・・・」
「正直僕にも言いづらいんだけどね、君たちが倒れていた状態はね・・・」
「君たちが合体した状態だったんだ」
「えええ!?」
王泥喜と茜は声をそろえて叫ぶ。
「君たちがあんなところでヤるとは思わなかったけど・・・まあそういうことだ」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
茜は大声を出す。
「こんな告白もしない状態で私の処女が奪われたってことですか!?」
「あ・・・」
茜は顔を染める。
「あ、茜さん・・・そうだったんですか・・・」
王泥喜も顔を染めた。
「あ、もしかして・・・」
最初から成歩堂は知っていた。茜は王泥喜が好きなのだと。
「だから君の紅茶に薬を入れたんだ」
成歩堂はニッコリしている。
「でも・・・こんな奪われ方ないよー!!」
茜は叫んだ後、病院の布団に潜り込んだ。
王泥喜は笑顔で茜を見ていた。
えんど
GJ!
控室で合体したまま発見されたって
もう二人とも裁判所来れないだろwwwww
GJ!
第一発見者がチンポ引き抜いたってことかwwww
GJ!
それもう猥褻物陳列罪で現行犯逮捕だぞ!しかも現職の刑事と弁護士…
アカオドぐっじょぶ!
そして妹が大人の階段昇ってる横にダメなお姉ちゃん投下する
・若千尋と若巴でおっぱい談義。エロくない
・キャラがだいぶ壊れてる
・千尋も巴も男付き
・リアリティを求めてはいけない。おっぱいはファンタジー
*****
千尋のアパートに、大学時代の先輩である宝月巴が訊ねてくるのは久方ぶりのこと
だった。来訪が近況報告と愚痴の零し合い加えてささやかながらも酒宴の席となるのも、
随分と久々のことだった。
「それで、ですねえ。ひどいんですよ、その……センパイ? ともえセンパイってば、
聞いてます?」
「聞いてる聞いてます聞こえてるからお願い揺らさないで」
隣席の女に甘えるように──というかむしろタチの悪い絡み酒の様相で身を寄せるのは
この部屋の主人である千尋。潤んだ瞳と不満げに突き出される唇、そして同じところを
ぐるぐる回り続ける会話が、彼女の酔いが相当のものであることを示していた。
相対する巴は、千尋に比べると酔いがまだ浅い。酔っぱらいにブラウスの袖を掴まれ
揺すぶられ、その手をぺしっと痛くない力加減ではたき落とす程度には理性が残っている
らしかった。あくまで対比の問題でしかないが。
むう、と千尋は唸り、髪の一筋を貼りつけるちいさな顎だの谷間も露わな豊かな胸だの
を相手へ押しつけた。襟ぐりの深い部屋着から覗ける胸元がむぎゅっとたわむ。押しつけ
られた側の巴は、グラスを片手にしばし黙考し。
「千尋さん」
「どうしました?」
「また大きくなった?」
「う。」
千尋が青菜に塩の様相で巴から離れ、座卓上のグラスを手に体育座りを始める。
「……貴方も大変ね」
「そうなんですよ!」
我が意を得たり、と千尋が叫ぶ。
「サイズ上がっちゃったせいでブラを買い直さなきゃならなくなって、それだけならまだ
しも!」
ばあん。座卓を平手でぶったたき千尋が憤懣をブチ撒ける。巴はアルコールのボトルが
氷水を張ったボウル──ボトルクーラーなんて上等なものはないのだ。色気に欠けるが
致し方ない──から飛び出さぬよう、そっと支えた。
「あ。すみません、ともえセンパイ──それだけなら! まだしも!」
話が戻った。
「ま、だ、し、も!」
「そこは聞きました」
「一気に新調したのをカンづかれて、理由聞かれて、答えたら! ひどいんですよ?!
『それは揉んで揉んで揉みまくった成果』だの『お前の乳はオレが育てた』だの!
なにあのどや顔?!」
再度のテーブル叩き。つまみのチーズ鱈が袋から零れて散らばった。巴は相槌を打ち
つつチーズ鱈を片付ける。一袋百円の安物だが、それなりにイケる味だ。
「大体揉むのと大きくなるのとに因果関係なんて! あるんでしょうか?」
「ある、んじゃないかしら」
不意に真顔に戻る酔漢に、巴も真面目くさったツラで答える。適当に流そうという考え
の浮かばない時点で、巴も千尋ほどではないにせよ酔いが回っていた。
「あるんでしょうか」
「ある、と思うわよ。女性ホルモンとか」
「ホルモン」
「性的に興奮すると分泌が促進されるとか。……逆だったかしら」
首を傾げる巴だが、あやふやな知識を強固なものにすべく調べるとかぐぐるとかそんな
考えは微塵も浮かばない。面倒だし。第一酔っぱらいにそんな知恵が回るはずも無し。
「でも。育つ、ってことは、」
「ともえセンパイ?」
じっと見つめ合う二対の瞳。双方共に、潤んできらめく、酔いの色。
「上手いの?」
沈黙。千尋が口を疑問符のかたちに開ける。
巴もチーズ鱈を食み、氷水で冷やしたアルコールと一緒に胃へと落とし入れ、「その、
カレ」
沈黙──「たぶん?」
「多分、なのね」
「比較対象がそんなに……あ、でも相性がいいとか最高のオンナだとかは言いますよ」
「はいはいご馳走様」
というか二番目の台詞何だかクサいわねと思ったが、巴は口にはしなかった。のろけ話
にツッコミを入れるほど野暮な育ちはしていない。
「色々やってるせいもあるかなーとは思うんですけど」
「色々?」
「ホラ。挟んだりとか」
巴が座卓にグラスを置いた。「挟むって、おっぱいに?」
「おっぱいに」
「……ホントにやるのね」
「やるんですよ。スキみたいですよ、オトコのヒト」
ふうんと一言呟いて、巴は千尋の胸元を見遣る。シャツの生地を盛り上げる、溢れん
ばかりのたゆんたゆんの巨乳。ブラジャーはパールホワイト、右の肩紐だのカップの上部
だのが見えている、あられもない格好だ。
自分が男性か同性愛嗜好の女性であればさぞ面倒な事態になっただろうなァ──ごく
一般的な異性愛者であるところの巴は、深い谷間を羨みの視線で見つつしみじみする。
あればあったで肩凝り等で面倒なのがおっぱいではあるが、そこはそれ、隣の芝生は青い
もの。我が身を、決して無いわけではないが隣と比べれば悲しい程に見劣りする自らの
胸部に思いを馳せ、そっと憂いの息を吐いた。
「別にコッチは気持ち好くも何ともないんですけど。何なんでしょうね。ドコが楽しいの
かしら。ね、ともえセンパイ、ドコが楽しいんですか?」
「ごめんなさい。私も挟んだケイケンがなくて」
というか挟むモノがない。
「あ。じゃあ、挟んでみます? 構いませんよ?」
だというのに、あっけらかんと酔っぱらいの片割れはほざいてきた。
「なにを」
「ユビとか」
「はあ」
自分が発したのが納得の感嘆だったのか、呆れの嘆息だったのか、それとも単なる呼吸
だったのか。手を取られ豊かな乳房へと導かれる巴には判別できなかった。
互いに正座し向かい合い、手を取り取られ、対峙する。
女らしい繊手がやはりこまやかな手に導かれ、綿生地とパールホワイトのブラジャーに
守られた双丘の狭間へと触れる。胸元のあいた服装を好むせいだろう、僅かに日焼けした
肌は、酒精で熱を持ちほんのり赤らんでいた。酔いかそれともある種の興奮からか、胸は
速い呼吸につれそれと分かるほど上下する。
巴は、そっと。右手の人差し指を残し、残りの指を軽く握りこむ。ゆっくりと、手首の
内側を上向けるかたちに手を持ってゆき、
「――」
「――」
人差し指を、千尋の乳房に埋めた。
思ったより、熱かった。やわらかな肉と肉との間に沈む、むにむにという感触は、驚く
ほどの圧迫感──圧迫、というか、つつまれ、くるまれ、肉と熱とふわふわした脂肪とに
圧縮包装されてとくとく波打つ鼓動と共に揺らめくカンショクは。
「ごめんなさい。楽しさが分からない」
「ですよねー」
全く。ドコが良いのか理解不能だった。
「酔っていると触覚が鈍るコトもあるし、そのせいかもしれないわね」
「そうですね」
巴は手を引き、千尋もシャツの襟ぐりを正す。
巴はボウルからボトルを引き上げ、空になっていたグラスふたつに注ぐ。爽やかな芳香
と冷気、揮発するアルコールのかおりが鼻腔をくすぐった。
「ともえセンパイは」「うん」「挟んだりしないんですか?」
グラスのひとつを千尋に渡す。
渡したアトで考える。「ナニを」
「えっと……ちんちん?」
「直球ね。何故疑問符がつくのかがよく分からないけれど」
巴は己が胸を見る。ゆるやかな、女性らしいふくらみ。千尋がそびえたち登山家の矜持
と挑戦心を刺激してやまない大雪山なら、巴は爽やかな風吹きぬける高原の丘陵だった。
ちなみに上記の例えは酔った脳ミソでこねくり回したものなので当然なんの意味も根拠
も持たない。
「挟まない、いえ、挟めないわよ……足りないし」
「えー」
きちんと自己判断を下しての評価は、何故か不満を持って迎えられた。
「いけると思うんですけど」
「貴方くらいないと無理でしょうに」
「そんなコトありませんって! ホラ、店員さんに測ってもらうとブラのカップのサイズ
って上がるじゃないですか」
「そういう問題ではないと思います」
「いけますって、ね、確かめましょうよ。法廷では証拠が全てです!」
「はあ」
今度は掛け値なしの呆れを吐いている内に、千尋の手が巴のブラウスのボタンにかかり
ぷちぷち外してゆく。
「あ。かわいい。ドコのですか?」
駅前にある下着メーカー直営店の名を教えると、千尋は「いいなあ」と言った。
「このサイズが、デザインもいっぱいあっていいですよね。いいなー」
羨ましがる間にも千尋の手は止まらない。ブラウスを臍上まであけたところでようよう
ボタン外しを止め、そっと指を滑らせる。剥き出しの肌をなぞられて、巴がちいさく身を
震わせた。
「ダメですよ、センパイ。ちゃんとスリップも着けないと。汗で透けたらどうするんです
か?」
「んっ……今日は、だって、貴方の家、だし」
「センパイは危機管理が甘いですよ。ケーサツカンなのに」
「始終ムネを出してる貴方が言う?」
「私はいいんです。ファッションですから」
「弁護士の恰好じゃないわよ……」
「いいんです。ファッションですから。――それとも、ともえセンパイ? センパイは、
ブラウスからブラが透けるのをファッションだって言い張るつもりですか?」
「異議あり。綾里弁護士、証言の捏造は違法ですよ」
「ふふ。分かってますって」
細い指が蠢いて、フロントホックを外す。巴の乳房を隠していた布地が割れて、隆起に
かろうじて引っかかる。
その。最後の抵抗すらも、そっとはねのける僅かな力だけであえなく落ちてしまう。
外気に触れる肌が粟立ち、慎ましく埋もれた乳首がほんのり色づき始める。
乳房の元へと差しこまれ、持ち上げる手は、優しく、どこまでも生真面目だった。両脇
から掌を当て、包むように押し上げ、中央へと寄せる。痛みを感じたのか巴の眉がひそめ
られる。が、制止は行われない。二人の女は、よせてあげて生まれる曲線と谷間を注視
することに精魂を傾けていた。
やがて。千尋が、断言する。「大丈夫です」
乳房を解放され、巴がほっと息を吐く。「そう」
「センパイくらいあれば挟めますって! 自信を持ってください!」
「……ああ、ええ、ありがとう」
なにやらひたすらな不可解さを覚えつつも、巴は身なりを整える。横に座す千尋は酔い
も隠さずへろへろ笑っている。
巴は微笑む。
──酔っぱらいにつける薬なし。
自分含めて。
弁護士である千尋のアパートで、大学時代の先輩であり捜査官でもある巴と二人きりの
酒宴が饗されたのは、前回の宅飲みからそう間の明かぬころだった。
「……おっぱいが、何だって言うのよ……」
「ともえセンパイ、呑み過ぎですよー」
「……そんなにおっぱいが良ければ、自分の揉んでればいいのよ……」
よしよし、と千尋が二歳上の先輩の頭を撫でる。座卓に突っ伏した巴はされるがまま
に、先刻から同じくだをぐるぐる巻き続けている。
「大体、私だけが悪いわけではなかったはずよ」
「はいはい」
「ちょっと挟みきれなかったからってあの言い方はありません大体余ったのって貴方にも
責任があると」
「……どれだけ大きいんですか、センパイのそのヒト」
「しかも文句言ったら却って興奮するとか意味分かんない」
会話が成立していないのを確認しつつ、千尋はグラスの酒にそっと口をつける。
意味が分からないのは、どこも一緒らしい──男と女の深い齟齬を感じながら、千尋は
ちいさく苦笑した。
――それはそれとして。
「えーっと。ともえセンパイ?」
「うん」
「目の錯覚とか、アルコールの幻覚とかだったら、すみません。……私には、今センパイ
が、チューハイ缶をおっぱいで一生懸命挟もうとしているように見えるんですけど、コレ
はユメとかマボロシとかファンタジーとかその辺りですよね?」
「……やはり私が足りなかったのかしら……足り……」
「ぬるくなるので止めてください」
嗚呼あの証言台で冷然として捜査報告という名の証言を行い一個の“証拠”として在る
敏腕捜査官、敬服すべき千尋の先輩はいずこへ行ったのだろう。
“センパイ”というシロモノにどんどんユメだのアコガレだのファンタジーだのを抱け
なくなっている自分を悲しく思いつつ、千尋はアルコールを胃に落とす。
隔絶は、男と女の間だけにあるのではない──ひとつ、大人の階段を昇ったつもりに
なって、若き弁護士は酔った頭で頷いた。
> “センパイ”というシロモノにどんどんユメだのアコガレだのファンタジーだのを抱け
> なくなっている自分を悲しく思いつつ、千尋はアルコールを胃に落とす。
もう一人のセンパイが思い浮かんでニヤけてしまったww
GJGJGJGJ!
オーラがいかがわしいコンビ、もっと繁栄してもいいはず!
うはwww
これ良い!!
真宵と冥が愚痴るSSもたまにあって凄く可愛いけど、ねーちゃんズの愚痴も可愛いな!
GJとは君のためにある言葉だ!
GJ!
GJ!
内容はアレなのに二人の会話にほのかに香る知性がかえっておかしいんだぜ
そして「お前の乳はオレが育てた」のどや顔、思いっきり想像できるw
重ねてGJ!
GJ!
巴さん、アンタも十分ハレンチだwww
>アカオド
初めてが襲ってからの騎乗位とか、茜エロい、すごくエロい
そして成歩堂、薬盛っておいて何平然と見舞いに来ているんだ。外道すぎるw
>お姉ちゃんズ
千尋の恋人はカミノギかな。巴にパイズリさせてるけしからん男は誰なんだ
神乃木先輩のどや顔が容易に想像出来て笑ってしまうw
巴の相手もチューハイ缶並ってわろた。
妹モードな千尋が珍しくて新鮮だ。
まさかこの10年後、お互いの妹達が正反対の話でクダをまくとは
お姉ちゃんズは思いもしなかっただろうな…。
>>77 > 神乃木先輩のどや顔が容易に想像出来て笑ってしまうw
> 巴の相手もチューハイ缶並ってわろた。
> 妹モードな千尋が珍しくて新鮮だ。
>
> まさかこの10年後、お互いの妹達が正反対の話でクダをまくとは
> お姉ちゃんズは思いもしなかっただろうな…。
>>77 妹たち…切ないぞ
ただ、そっちの会話も考えてみたいところww
>>79 「巨乳がなんだって言うのよっ!」
「そーだそーだ!サクサクサクサク」
「あたし達は微乳じゃない。美乳だっつーのッ!!」
「そーだそーだ!!おっぱい星人なんて絶滅すべきよ!サクサクサクサク」
冥はどっち側につくべきなんだろう?
大きすぎず小さすぎずなサイズだからな
バカなオトコは放っておきなさい。
女性のムネのホンシツは、乳房の大きさではなく
アンダーの方にあるのではないかしら。
>>82 「さっすが冥さん、言うことが違う!」
「わかってますよねー!サクサクサクサクサクサクサクサク」
「ふっ、当然でしょう?」
みたいなやり取りが広がるんだろうな。
>>83 そしてその会話を聞いている神出鬼没の綾里さん家のお姉さん
これで冥の姉ちゃんが巨乳だったら、途端に負け惜しみに聞こえてしまうな
マコの乳を後ろから・・・
妹ズ達が息巻いてるところに春美が意気揚々とやって来て言うんだろうな。
「皆さん、効果的かつ確実なバストアップの方法を見つけました!」
「え。はみちゃん本当!?」
「科学的に根拠はあるのっ?」
「早く言いなさい」
「はい、この雑誌に書いてありました。意中の殿方に優しく揉みしだかれると豊かなお胸に、と」
>>88 なんだかんだで食いつく妹ズかわいいww
はみちゃんのそのハリキリっぷりは、きっと成歩堂を調達済みだろうな
カップリング次第じゃ御剣一人調達すればカタがつきそうな気もする
問題は、三人がかりで搾り取られた御剣が腎虚にならないかってことだが
御剣っていったけれど、成歩堂でもいいな。搾りつくされる心配があるのは同じだが
なんだかんだでイトノコ、あるいはアウチや裁判長という手も。
>>90 いや、そこは敢えて相手を一人ずつ宛がって、まさかの乱交だろ。
殿方と言いつつ頼めるわけないので、少しでも効果を狙って自分で揉んでみる
モミモミモミモミモミモミ
そこへ急にドアが開く ガチャッ
「・・・・・・・・・!!」
「////////////」
キリオのノースリーブを捲りあげて・・・
美雲もなんだかんだで自分の胸を気にしてそうだな
そして御剣は実は貧乳フェチっぽかったりする
97 :
木之路&白音:2010/08/18(水) 20:34:44 ID:19BzHWcU
○前置き
・ゴーユー航空のCA2人でエロ皆無です。
・逆検2話の直前と思ってください。
いちる「白音さん。アナタの服装、もう少し何とかならないのですか?
スカートは短いし、胸元だってそんなに大きく開けて…。」
若菜「え〜?だってコッチの方が動きやすいんですもぉ〜ん。
それに機長の許可もちゃ〜んと取ってあるんですよぉ〜?
いちる「そういう問題ではありません!
プロのCAたるもの、制服はピシッと着こなさなければなりません!」
若菜「でもぉ〜、お客様を視覚的に楽しませるのもサービスの内だと思いますよぉ〜?
サービスにも『色々』ありますからねぇ…。」
いちる「ななな…何ですか『色々』って!
そんな恰好で仕事をして、もし間違いが起こってしまったらどうするのです!?
わたくし、プロのCAとして、そんな事は絶対に許しませんことよ!」
若菜「ふうん…。コノミチさぁ〜ん、『間違い』って一体何ですかぁ〜?」
いちる「え!?ま、間違いは間違いですよ…。そう!あってはならないことなのです!」
若菜「だからぁ、その『あってはならないこと』って何なのか教えてくださいよ〜う。」
いちる「し、白音さん!アナタ、判って聞いてるでしょう!?そうでしょう!?」
若菜「………ぐぅ。」
いちる「都合が悪くなったら寝るのはやめなさい!」
若菜「ふわああ…。まあ、オシャベリはこのくらいにして〜、そろそろ行きませんか〜?」
いちる「そ、そうね…。もう搭乗時間ね…。」
この時、プロのCA木之路いちるは、その後のフライトで本当に『あってはならないこと』が起こるとは知る由もなかった…。
ごめん、ちょっと気になってたんだけど、
この前のアカオドさんにも言えるんだが、
続くのか終わるのかをハッキリさせた方が良いと思うよ。
他の投下との兼ね合いもあるし、レスする方も助かるんだな。
99 :
名無し@お腹いっぱい:2010/08/19(木) 14:05:29 ID:ycZ+wzsI
>>98 まあ都合でああいう風になったんだが。
俺には申し訳ないしか言えないよ
100 :
名無し@お腹いっぱい:2010/08/19(木) 14:12:15 ID:ycZ+wzsI
>99
わざわざ波風立てるような言い方するなよ
ごめんねの一言で良いじゃないか
途中で途切れるなら先に一声あると親切だって話だ
やっぱアレだ、
白音の乳は男を誘ってるとしか思えない
103 :
名無し@お腹いっぱい:2010/08/19(木) 17:09:48 ID:ycZ+wzsI
>>101 スマン、どうしても時間がなかったから書けなかった
ヒメコって人気無いの?
誰だっけ?いたっけそんなの。
検事に出てくるヒカルの婚約者だね
少女漫画に出てきそうな…
ヒメコは女版ヤハリだしな
ああ、なるほど。ありがとう。
検事はどうも脇キャラの影が薄くていかん。
検事は登場人物が無駄に多いように感じた
GBA無印で容量の関係で矢張が再登場したように、少ない人数の方が個人が膨らむしそっちの方が逆転っぽい気がする
と話が逸れたところで、若チヒの露出度は天然なのか、狙っているのかについて
>>109 若チヒは天然だと思う。
バイトくらいはしたかもしれないけど、基本、里から出てからは勉強一筋だったっぽいし。
で、3-4のあとで、どや顔の先輩がイロイロ教えたんじゃないかと。
クッ…アンタそれ天然だったのかい
オレとしては一向に構わないが、他にもこの味わいに舌なめずりしている奴がいるってのは気に入らねえな
このオレを本気にさせるなんて、なかなかやってくれるぜ
コネコちゃん
「オマエの乳はオレのモノ」をゴドー語で言うと、こんなに格好良くなるんだな。流石
ジャイアニズムがこんなにステキに…!
アンタのカラダはオレのもの、オレのカラダはアンタのもの
思う存分、味わっちゃってくれよ
神乃木一人勝ち
もう一人のお姉ちゃん、巴はどうだろう。すっげえイイ笑顔の巌徒にハード調教されてたりするのか
あっちは「キミのカラダはボクのもの。ボクのカラダはボクのもの」な神乃木以上のジャイアンぶり
を発揮しそうだ
巴の恋人って罪門だったような…自分の記憶違いか?
茜ちゃんが「お姉ちゃんとザイモンさんって付き合ってたんですか!?」みたいなことを聞いたことまで覚えてる
巴さんとザイモンの関係がどうであろうと「ボクには関係ないよ」とニコニコして、欲しければ手に入れるし利用もする最強局長希望
おキョウさんが“くやしいけど自分じゃなく、巴の存在に罪門は救われた”みたいなこと
語ってたじゃん
119 :
名無し@お腹いっぱい:2010/08/22(日) 10:22:21 ID:9JShp0Tl
>>118 それは罪門が巴のことが好きみたいな感じだな
>>119 お互いになんとなく惹かれ合ってはいたが、
SL9号事件後は巴は茜を守るために巌徒の奴隷にならなくちゃいけなかったし、
罪門弟を死に追いやったのが茜だと思い込んでいたから、
罪門のことは諦めたんじゃないかなと予想。
巴の最後の笑顔に撃ち抜かれた
想像したらすごいな
最後の笑顔といえはまことも、
パイズリしたり手コキしたりして、デコにぶっかけられる巴さんが見たい
それで「もう…堪え性のない子ですね」とか優しくなじってくれたら最高です
お前ら変態だよ
個人的には、意外とデレな巴さんも…
そういや前スレの最後にちょこっと出たまことの話はどうなったおまいら
もっとオドマコの需要があってもいいとかいうレスがあったんで静かに期待してるんだが
>>120の意見GJ
> 罪門弟を死に追いやったのが茜だと思い込んでいたから、
> 罪門のことは諦めたんじゃないかな
これものすごい悲恋の筋書きだと思う
巴は悲劇のヒロインっぷりが御剣に負けてないな
いいお姉ちゃんを持ったな茜
まことの性知識って どのくらいなんだ?
土武六が全く性教育 をしてなかった場合は
王泥喜が一から教える っていう展開も凄そうだよな
131 :
名無し@お腹いっぱい:2010/08/24(火) 14:34:17 ID:hw/4W6T9
てかじゃあお前らがなんか書けばいいじゃん
>>130 あんまり知らなそうだね。
そういう箱入りな所を逆手にとられてドリルに犯されるSSがまとめにあったよな。
ドリルは何一つまともな恋愛の末のセクロスSSがなくて笑えるwww
ガリューは冥との合意セクロスがあるぞ。屈折してるから「まともな恋愛」とは言いづらいが。
しかしSSの投下数の割に、鬼畜ものが案外少ないのな。
カリヨーゼでマヨイを犯すゼニトラとか、局長室で茜を犯すガントとか、絶対あると思ったのに。
今日び性知識なんぞ学校かネットでしか得られんやろ
どっちも疎遠なまことには一からオドロキが手取り足取りってか
あれ? まことも義務教育はちゃんと受けてたっけ?
>>134 人見知りが激しいから、行ったとしても保健室通いっぽい。
12歳の時に
「何年か前に誘拐されかけて外に出られなくなった」
て言ってて、
勉強はどぶろくが教えてたって言ってたような気がする。
誘拐以降の外出って或真敷のサーカスだけだっけ?
それはそうと白音さんが組織にどうやって調教されたのか語ろうぜ
>>136 多分そうじゃないかな。
本当に箱入りなんだよ。
そういえばドリ×メイ、読んで来たけど良かった。
ドリルで一本SS書いてみたいと思ったけど頭に浮かぶのはNTRとかそんなのばっかだったわw
ナルマヨのエロスレ落ちてる?
うんにゃ、落ちたけど既に新しいのが立ってる。
貼らないから自分で行ってくれ。
スレタイに変更はなしだ。
霧人×まこと
でドリルプレイっていうのはどうかな?
>>141 その得体の知れないプレイの詳細を聞こうか
例のドリルが何故か動いて縛り揚げたり挿入したり、
無茶苦茶だけど
>>143 挿入すると、あのドリルが回転しながら子宮口を直撃するんだな
145 :
名無しさん@ピンキー:2010/08/26(木) 09:41:56 ID:/WMuQ3HI
ナルマヨ厨ざまあwww
ミツメイに対抗して粋がった事するからだよw
いたたた
wiki見れぬ
もうそういうの本当に鬱陶しいんですけど
ほんとだ、wiki落ちとる。
というか最近は更新もされてなかったような。
ガンチナのとかちゃんと更新されてるよ?
続きは真宵スレのまとめにあるし。
復旧早すぎワロタw
あーほんとだ、アカオドもちゃんと入ってるわ。
ただエロパロスレへのリンクが未だに15だったから未更新だと思ったみたい。
巴さんについて色々、妄想的考察をしたい
ミナミ×タキタで
お見舞いor看護(診察)プレイ
ミナミはビッチでおkとしてタキタはモテるのかな?
>>153 巴さんはどうしても巌徒局長の奴隷のイメージが強いからなぁ。
姉妹で局長に犯される話がありそうで意外とないよね。
純愛ならやっぱ罪門兄、
あるいは巴さんが御剣を調教する話というのも面白いかも。
今日は神乃木先輩がやられる日だからカミチヒに期待して来てみた
>>156 自分は少数派だと思うけど、ガントモは全く想像していない派。
というのは、巴みたいな真面目ちゃんは、がんじがらめに拘束すると
ある日突然爆発、反旗を翻しかねない。
巴を操るには「妹ちゃんがどうなるか…わかってるよね」と言っておけばよい。
人の心を完全に操るためには、少しゆとりを与えておくのがよいだろう、と…
その辺の手綱の使い方を、狡猾なガントはよく心得ていると思うんだ。
巴が御剣に手ほどきする話なら途中まで書いた。でもゴメン、こう暑いと完成させる気力ない。
上のやりとりを読んだら、ザイトモもいいなあと思った。
あと千尋のスイカップと比較して巴は胸が小さいと思われがちのようだけど、
巴はスイカップじゃないだけで、長パイの美乳だと思う。
だって横向きの体型見てみなよ、結構いいものをお持ちだぜ。
>>157 うん、カミチヒ書こうと頑張ったんだけど158同様、暑さにやられた
2をやって久し振りに3をやってるんだがキリオたんがヤバい
2のクーデレ依存属性にドジっ子天然属性まで付けるなんて
もぅ苛めたいのか守ってあげたいのか分からない
>>160 しかも巨乳でスタイル良くて
剰え笑顔が可愛い
う〜ん、こりゃ堪らん
茜とまことの乳ってどれぐらいなんだろ?
前のアカオドで茜のパイズリの描写があったような気がするが。
まことは未知だな
横切り失礼。ガントモ投下します
※SL9号事件前後の巌徒×巴。全体的に薄ら寒い話
※巌徒と巴が事件以前から合意の上での肉体関係があった、っていう妄想前提
※巴さんの性格がごっさい歪んでいる
※エロは6くらいから
*****
――何を、しているの。
宝月巴は己れに問う。貴女/私は、なにを、しているの。
震える片手には、自身の首に巻いたマフラーの端。もう片手には、ハンカチで挟んだ
陶器のカケラ。床に散らばるツボのカケラの、ひとつ。
警察局副局長オフィスは暗い。まだ停電から復旧していないからで、咥えたペンライト
と時折閃く雷だけが光源だ。そんななか、一心不乱にマフラーでツボのカケラを拭く女、
というのは、怪談じみていて。何処か滑稽でもあった。
──私は、何を、しているの。
しかし当人にその諧謔を楽しむ余裕はない。ひたすらにカケラを拭い、終われば床に
戻し、次のカケラを手に取る。拭う。赤いマフラーが、カケラにこびりつく赤を。血痕を
消してゆく。巴は床に膝をつき、がちがちと歯を、歯に挟んだペンライトを鳴らしながら
作業を続ける。
室内で“動いて”いるのは巴だけだった。残りは動かない。
室内に“居る”のは、巴含めて三名だった。地方警察局副主席捜査官の宝月巴。床に
伏して動かない、少女と男。比較的ラクな姿勢で寝かされた少女は宝月茜という名で、巴
の妹だった。床にべったりと大の字になって伸びている男の名は、青影丈。連続殺人事件
の第一容疑者だった。
捜査官と、その妹と、殺人事件の容疑者と。しかし部屋にはもうひとつ人影があった。
もう動かない肉の塊が“在った”。
血の臭いが漂う。
部屋のインテリアとして飾られる西洋甲冑、それが掲げるスピア。その鋭い先端に胸部
を貫かれた死体から、血と、血臭とがゆるゆる零れる。血はソレのシャツに染みて部屋を
汚すことはない。けれど臭いは留めようもない。
巴は“ソレ”の名前を知っていた。“彼”が誰であるかを知っていた。罪門直斗。検事
の、巴の同僚である罪門恭介の弟。
そして。
巴は、罪門直徒が何故“死んだ”のかを──おそらくは、知っていた。
「──」
全てのツボのカケラを拭い終え、巴はふらりと立ち上がる。向かう先は、罪門直斗の
死体。呼吸を確かめる。無反応。「直斗、くん」呼びかける。無反応。当然だろう。心臓
を貫かれて生きている人間は普通存在しない。
──なにを。
巴は下がり、床に置いた鞄からポラロイドカメラを取り出す。
──貴女は、なにを。
レンズを死体に向け、シャッターを切る。
フラッシュが瞬く。
──現場保存。アトで状況の確認可能な写真の確保。ええそうね、貴女の行動は理に
適っている。
閃光に、罪門直斗の姿が照らされる。その蒼白い顔が、血で汚れた指先が、巴の視界に
灼きつく。
──貴女は。
──被害者の残したメッセージを消した私は。
──“捜査官”宝月巴は、なにを、しているの──「主席、捜査官」気づけば。巴の手
にはカメラの代わりに携帯電話があった。電話帳から番号を呼び出す。コール。呼出音が
鳴る。「主席捜査官、」おそらくは。この状況を打破するチカラを持つ、唯一のニンゲン
を、待つ。
長い長いコールの後、ぶつんと音が途切れ。『モシモシ。巌徒だけど』
電話越しの声は。優しく。穏やかで。
「主席捜査官」
『うん。どうしたの、トモエちゃん』
「──、て」絶望的な安心感を巴に与えた。「助けて、ください」
遠く。雷鳴が響いた。
オフィスに足を踏み入れた巌徒は、一目で状況を把握したらしかった。暗い室内を巴
から借りたペンライトで一通り照らし、「じゃ」
巴が、その短い呼びかけが自分へのものだと気づくのには少々の時間を有した。
「手伝ってよ。トモエちゃん」
「手伝う?」
呆然と繰り返す鈍い部下に巌徒は普段通りの──全く、常と変わらぬ笑顔を向けて、
「今なら。コイツを、青影丈を“殺人犯”として告発できるでしょ?」
「え」
それは。それでは。まるで──微かな、希望、のようなモノが巴の胸中を掠める。巌徒
は“気づいていない”のだろうか? 巴の知る限り最高の捜査官も“真実に気づかない”
のだろうか? ──ツボの破片に残された、被害者の書き残した名前を。“茜”の、巴の
妹の名前の存在を知るのは宝月巴ただ一人。もしかしたら巴はこのまま巌徒を、巌徒以外
の捜査官をも騙しおおせるのではなかろうか──「でないと」
笑いを含んだ声。
冷えた熱に下らない願望が焼き消える。
「キミのイモウトちゃんが。“ハンニン”に、なっちゃうしねえ──?」
雨。雷。灯りはまだ点かない。
「違う」
「違うって。ナニが?」
「違います! あかねは、何もしていません!」
「声。大きいよ」
イモウトちゃんが起きちゃうよ。忠告めいた言葉は何処までも朗らかだった。
「ね」黒手袋の指が、巴の頬をぬるりと滑る。「トモエちゃん。キミが、イモウトちゃん
の無実を“信じて”いるのなら」指は顎へと向かい血の気の失せた顔を持ち上げる。視線
が逸らせなくなる。「どうして。ボクに、」
「“助けて”なんて言ったワケ?」
巴が巌徒に助力を求めた理由。巴には、分かったからだ。罪門直斗を殺したのが宝月茜
だと分かったからだ。巴は、この国で、殺人がどう裁かれるかを知っているからだ。
「ね。トモエちゃん」
巴が。
巌徒なら、この状況を“何とか”出来ると。そう信じたからだ。
「ナオトちゃんは、死んじゃった。殺された。ハンニンが、必要だよね?」
喉がつかえて声が出せなかったので、巴はがくりと首肯した。
「キミは。宝月茜を、ハンニンにしたくない。そうだよね?」
バカなことを。“犯人にしたくない”? 捜査にそんな恣意を私情を挟むコトがどれ程
の愚行か分かりきっているではないか──「っ、は、い」──今度は。声に、出せた。
「なら」巌徒の視線が滑る。闇の中未だ倒れたままの男へ向かう。「イモウトちゃん以外
の。ハンニンが、必要だね」
巌徒はそれ以上を口にしはしなかった。
巴にはそれ以上の説明は必要なかった。
巌徒が凶器ごと罪門直斗の身体を下ろし、二人がかりで巴のオフィスへと運ぶ。机の前
に置いて、巌徒は傷口へと用意したタオルを当てると、ようやっと凶器を引き抜いた。
せき止められていた血が溢れ、タオルを床を濡らしてゆく。むせ返るような血の臭いに巴
は目眩を起こしかける。
ダメ、だ。
まだ倒れるわけにはいかない。今は“現場”を移しただけだ。これから巴と巌徒の作る
証拠に都合のいい舞台を用意しただけだ。まだ。何ひとつ終わってはいない。
「トモエちゃん」
無造作に差しだされるナイフ。指紋をつけぬよう、ハンカチを使って受け取る。
「これは、」
「そ。青影丈。連続殺人犯の、ナイフ」正確には青影丈はまだ“連続殺人犯”ではなく
“容疑者”なのだが、巌徒はそんな風に言い、巴は訂正しなかった。「で。これから、
罪門直斗殺害の凶器になる」
「どう、やって」
「そうだねえ。先っぽでも、折って。ナオトちゃんに突っ込んで貰おうかな」
トモエちゃん、キミに。
どうってことのない指示のような台詞だった。巴は無言でハンカチの中のナイフを
見つめ。
「タオルをお借りしてもよろしいでしょうか」
「どーぞ」
血を吸って重くなったタオルを薄い刃へと巻きつけ、机へと先端を当てる。その上に
文鎮代わりにしていたガラス製の灰皿を載せて。
「巌徒主席捜査官」
「ナニかな」
「貴方は、こんなコトに、慣れているのですか」
「こんなコト、ねえ……やだなあ。トモエちゃん」
「だから。ボクを呼んだんじゃないの?」
「──」
巴は答えなかった。黙ってナイフの柄を持つ腕に、刃を押さえる手に、力を込めて。
「──ッ」
ぐじゅりと鳴って血を滲ませるタオルの中。ぱきん、と呆気ない音を立て刃が折れる。
思っていたのより。ずっと、ずっと軽い手応えだった。
それが。連続殺人事件SL9号──通称“青影事件”の、最後の殺人になった。
――何を、しているの。
宝月巴は己れに問う。貴女/私は、なにを、しているの。数日前に行った質問を、巴は
ずっと繰り返し続けている。あの、雨の夜に。妹を抱きかかえ、目を覚ますのを待つ間
に。罪門恭介に弟の死を報せる時に。捜査の時に。捏造した証拠で、一人の男を殺人犯と
断じたトキに。何度も何度も同じ問いを繰り返す。
──貴女/私は。いつまで、こんなコトを続ける気なの。
──いつまで。
──いつまでこんなコトが続けられると思っているの?
「宝月捜査官?」
>>162 「わたし、脱いだらすごいんです…」を希望
呼ぶ声に。我に返り、慌てて顔を上げる。視界を灼く明るさに一瞬目眩を覚える。
此処は停電したオフィスではない。今はあの雨の夜ではない。
此処は、うららかな陽光差し込む裁判所の控え室であり、今は開廷を一時間後に控えた
裁判に向け担当検事との打ち合わせの真っ最中だった。
「あ。……申し訳ありません、御剣検事。他に説明の必要な証拠品はありますか?」
机に広げた“証拠品”──被告人を有罪にする“根拠”を前に巴は問う。若い検事は
気障ったらしく肩をすくめ、
「フ……心配なさらずとも結構。貴女がたの揃えた証拠品は、カンペキだ。必ずやあの
オトコを有罪にしてみせよう」
証拠品のリストを片手に自信たっぷりに笑ってみせた。
ええ、と、巴も微かに口の端を上げ応える。
内心は叫びたくて堪らなかった。カンペキな証拠。ああ、そうだ。当たり前だ。この
“証拠”は青影丈を罪門直斗殺害の犯人に仕立てるべく用意した、捏造された証拠品なの
だから。(貴方は知らないでしょうけれど)検事が手にするリストは不完全だ。カンペキ
ではない。青影丈を連続殺人犯と断ずるに邪魔な証拠品を取り除いたリストは、カンペキ
ではない。証拠品を“カンペキ”にしたければ、此処から捏造した分を差し引き、隠した
分を加えなければならない。
そうするべきなのだ。
そして。SL9号の捜査は振り出しに戻り、罪門直斗殺害事件は再捜査が行われ、
今度はきっと。宝月茜が被告人になる。
捜査官ならば、そうするべきだった。「……ッ」巴は椅子に置いた自分の鞄を見る。
中にある、証拠品リストの残り半分を、見る。
「御剣検事」
「ム」
検事の端正な顔が巴に向けられ。
何故、彼が自分を見ているのか。巴は一瞬混乱する。すぐに気づく。彼は、巴が呼んだ
から応えただけだ。巴の、次の言葉を待っているだけだ。
ならば巴は──改竄されたリスト──捏造された証拠品──捜査官として。法の番人と
して、決して行ってはならぬこと。もう遅い。否、まだ遅くない。裁きはまだ下されて
いない。今ならまだ間に合う。不正捜査を行ったことを告げ、裁判を延期し、再捜査を
願い出る。
捜査官として。
妹を守る手段を捨てて。
長過ぎる間に、若い検事は眉間にヒビを刻み、「捜査官、」
「や。ジャマするよー」
やたらめったら朗らかで暑苦しい声が、言葉を、遅滞をブツ切る。巴も検事も入室者
へと向き直る。
「──巌徒副局長。お会いできて光栄です、今回事件を担当する、」
「知ってる、知ってる。御剣ちゃん、でしょ? 狩魔検事の、お弟子さん。どう? 最近
泳いでる?」
「は? ム、いえ、泳ぐのは、余り」
「ダメだよー御剣ちゃん。人生にも、仕事にも。ヨユウ、持たないと」
こういった受け答えには慣れていないのか目を白黒させる検事に対し、巌徒はポンポン
手を叩いてみせて。
「チョット。宝月捜査官と話があるんだけど。借りていい?」
「それでは、私が席を外しましょう。次は裁判で……そういえば、宝月捜査官」
巌徒と話していた御剣が、不意に巴へと話を振る。
「何か、用があったのではないか」
「……いいえ、大したことではありません。大丈夫です」
「ム。ならば、これで失礼します」
裁判で使う証拠品を手早くまとめると、やたらヒラヒラした格好の検事はやたら時代
がかった礼をし、部屋を出ていった。
残された巌徒が、くつ、と笑う。
「アレで“無敗の”検事だって言うんだから。ナントカと天才は紙一重、ってヤツかな」
その感想が若い検事の服装に対してなのか尊大な態度を揶揄してのものなのかは不明
だが、どちらにせよオレンジのスーツに傲岸不遜を絵に描いたような巌徒が言うと、これ
は鏡でも突きつけたくなるものであった。やらないが。
「……それで、用、というのは」
「あ。そうそう」
巌徒は今思い出したとでもいう風に手を叩き、「証拠品の、リスト。貰おうと思って」
「──」
「持ってるよね。今。ちょうだい」
「あれ、は」
「……要らないよね?」遮光グラスの奥の緑眼が、得体の知れない光を帯びる。「アレ。
トモエちゃんがイモウトちゃんを“守る”のには、必要ないよね?」
その通りだった。
巴は唇を噛み、鞄から取り出したリストを巌徒へと渡す。部下の従順な行動に、巌徒も
機嫌よさげに頷いた。
「アリガト。……そうだ。トモエちゃん、いいコト、聞かせてあげようか」
明るい声は拒否も反論も許さない。
「この事件、終わったら。トモエちゃん、検事局に異動だよ」
「……そう、ですか」
「反応、薄いね。もっと喜んでよ。ユメの、検事じゃない」一拍。「主席検事の席を用意
するから、ガンバってね」
巴は頭を巡らせる。巌徒はニコニコ笑っている。巴も無理矢理笑みらしきものを作り、
失敗する。「ご冗談を」
「ホントだって。
宝月巴。キミは、次期主席検事だ」
これは何の冗談だろう。主席検事? 捜査官としてのキャリアはあっても、検事として
の経験は皆無のオンナが、“主席”検事?
「なにを、」この男は、何を考えている。「私に、これ以上、何をお望みですか」宝月巴
に、この男は、ナニをさせる気なのか。
「トモエちゃん、さあ」
白い紙が。提出されることのない証拠品リストが翻る。
「イモウトちゃん。大事だよね」
黒い手袋が白い紙を翻し、巴の胸元へ当てる。
「“今”だけじゃなくて。”これからも”守りたいよね──?」
余りにも当然のことを。オトコは訊いた。
「何を」答えは決まりきっていたので、巴は回答を省略し問い返す。「私に、なにを、
しろと」
「……犯罪者を裁くには“証拠”が必要。ケド。“証拠”がなければ、例え犯罪者でも
裁けない」
よく通る声。他人に命令することに慣れた者の声。
「だったら。“証拠”を作ればいい。今回、トモエちゃんがしたみたいに、ね。ソレを、
やってもらうだけだよ。今度は検事として、ね。だったら、地位、あった方が。動き易い
でしょ」
昏い陥穽が巴の前で口を開けている。
一歩を踏み出せば二度と戻れなくなる。
「それに」
この悪意と憎悪に足を踏み入れれば巴は戻れなくなる。「もう。飽きたんだよ」
「検事風情がゲンバにしゃしゃり出て。捜査がどうの、給与査定がこうの、って言って
くるの。ホント。ムカつくからさ──そろそろ、交代してもいいアンバイだと。そう。
思うよね? 分かるでしょ。トモエちゃん。
キミも、捜査官なんだから」
引き返す術なぞ最初からなかった。証拠品の捏造を行ったとき。巌徒に縋ったとき。
倒れた妹を見て、巴自身の意志で、ツボのカケラから血痕を拭き取ったトキ。既に巴は
一歩を踏み出していたのだから。
「ホント。楽しみだね。ボクが局長になるのと、トモエちゃんが主席検事になるのと。
ドッチが先だろうね? マ。ドッチも、そう長くは掛けないけど。──?」
巴が静かに手を伸ばす。右手の向かう先は、胸にほど近い巌徒の手。触れる。巌徒の目
が訝しげに細められる。
「そうすれば」掠れた自分の声を、巴は他人事のように聞いていた。「あかねを、」
痛み。手首が握られる。引かれる。「カン違い。するな」狭まった二人の間に、白い紙
が落ちる。
「ボク、そういうの。キョーミないから。別に。キミの代わりだって、幾らでもいるし」
巌徒は巴でなくともよい。
それは正しい。
「それでも、貴方は、私を選んだ」
けれど彼は巴を選んだ。
彼が検事局を掌握するための布石として、巴を選んだ。
「私は、」
逃げられない。茜と巴の罪を知るこの男がいる限り、何処にも逃げ場はない。
「何でもします。貴方の希望に応えます。だから──あの子を、あかねを、助けて」
「“何でも”ねえ……具体的には?」
巴は押し黙り。そっと身を屈め、黒手袋の指にくちづける。「──」そのまま舌先を
這わせる。革の苦い味がした。「そう。ナルホド」
見上げた先では、巌徒が、満足感と失望をないまぜにして巴を見下ろしていた。
「マ。そういう、分かりやすいのは。キラいじゃないよ」
鍵を掛けてくるようにとの指示にはさすがに耳を疑ったが──否。予測していた。巌徒
が、巴が何処まで要求に応えられるかを試すのを、巴はきっと知っていた。
鍵を掛ける。がちゃん、と、大きな音。
「トモエちゃん」
振り返る。巌徒は拾い上げたリストを無造作に机へと置き、ジャケットを脱いで椅子の
背にかけているところだった。「時間、ないから。とっととやろうか」ネクタイを片手で
器用に緩めながら、巌徒が何かを巴へ放る。捕らえる。
未開封の、避妊具のパッケージだった。
不意の。握り潰したくなる衝動を抑える。
巴もジャケットと──あと、スカートも脱がなくては。スーツに皺がついては困る。
これから、裁判に証人として出廷しなくてはならないのだから。
室内に、粘った水音が響いている。粘性の高い液体を啜る音も。音は、ソファに深く
腰を下ろす巌徒の脚の間から。跪き、露出した性器を咥える巴の口から発せられていた。
亀頭から陰茎のなかほどまでを呑み込み、口内にて舌と内側の肉とを使い刺激する。
「──んっ、ふ──」
びくびくと角度を上げる陰茎に従い、巴の頭もずりあがる。栗色の髪が汗で頬に額に
貼りついている。
巴の呼吸は苦しげだった。仕方ない。がくつく顎と、動きの鈍い舌先からして口淫が
そこそこの時間続けられているのは明白であったし、巴はその間一度たりとも口を離さな
かったからだ。小休止を入れることも、口内に溜まる唾液と先走りとを吐き出すことも
しなかった。時折しろい喉が動くのは、溜まりきった体液を嚥下しているからだ。
口いっぱい、喉の近くまで他人の肉を含み、巴は顔を伏せる。頬を動かし唇と肉の隙間
から体液が零れないよう啜りこむ。
「──、──ッ?!」
そこを。口唇での奉仕を行うやわらかい喉の奥を急に突き上げられて巴の背が強張る。
額から汗が滲み、全身が瘧に罹ったように震え。「──ん、ぐ、んん──ッ」耐え切れず
顔を上げる。しかし唇はつぼめたまま、ぴったりと隙間なく陰茎を咥え、なぞり上げて、
亀頭のラインに沿って蠢き。
「っは、う、げほッ!」
溜まりに溜まった吐気と唾液と先走りとがようやっと吐き出されたのは、巴自身の
なめらかな太腿の上だった。ストッキングから解放された肌に、嘔吐じみた体液がブチ
撒けられる。ぺたりと横倒しにした太腿から体液が伝い落ちて、床へと滴った。
「汚しちゃったねえ」
ティッシュ箱と共に差し出された台詞に、巴は微かに身を震わせる。羞恥か、怒りか、
そんなところ。
そもそも巴がここまで耐えたのは、ジャケットとネクタイを脱ぎ前をくつろげただけの
格好の男や、この部屋に、出来得る限り情交の痕跡を残さぬようにと配慮していたから
だ。普段なら零れるに任せる体液を飲み下したせいで、気分は果てしなく悪い。薄手の
シャツと下着だけを身に着け青く息吐く巴の耳に、かつん、と靴のカカトが床を打つ音が
届く。
ソファに背を預け尊大に構える巌徒は、何処か、試験官じみていた。
“何でもする”と言ったお嬢さん、まさかココで終わりでしょうか──? 「少し、
待って、ください」「時間ナイから。早くね」
ティッシュで肌と床とを乱暴に拭い、避妊具のパッケージを破る。中身を屹立した性器
に被せ、しごき、馴染ませる。
そこで巴は刹那逡巡を見せ。
やがて俯いたまま立ち上がり、下着から足を抜く。今度は掛け値なしの羞恥に肌が紅く
上気する。
何かを言われる前に巴はソファへ、巌徒を跨ぐようにして膝をつき。両の手をソファの
背もたれへと回して逞しい身体に覆い被さる。立て膝の姿勢だから、巴の方が僅かに目線
が高い。騎乗位の際とも異なる視線のズレは。こんなときだというのに酷く不思議なもの
だった。
「トモエちゃん。チョット」
「は──きゃっ」
なんだかやたら可愛らしい悲鳴をあげる間に、巴の身体は巌徒に抱きとめられていた。
身長差が戻る。ぺったりつけた尻の下にカタい律動を感じ、巴の頬がますます赤くなる。
「舐めてくれる?」
唇に押しつけられた黒革の指を、先走りの残る舌でなぞり、新しい唾液を絡ませる。
一本目。二本目。指先で舌をくすぐられると嘔吐に似た快感が喉を滑り背筋を震わせた。
こういうときばかりは優しい巌徒の手が。
巴は、大嫌いだった。
唯の。捜査官としてのキャリアの対価でしかない性行為に、愛情めいたものを感じて
しまう自分が、厭でイヤで仕方がなかった。──特に、今は。
涙はぎりぎりで堪える。指が抜かれ、もう片方の腕で腰を抱かれ。固定されて。
「っつう──ッ!」
僅かな湿り気があるだけの秘所に乱暴にねじ込まれる痛みに悲鳴を洩らしかけ、必死で
堪える。ソファを掴む手からぎりぎりと軋みが上がる。
いくら唾液で濡らしたとはいえ、太い指を二本まとめて挿入され、掻き回されるのは、
辛い。
辛いはずなのに。こんなおざなりな前戯でも、馴らされたカラダは反応を示す。ナカが
熱く潤いはじめ、やわらかくなった襞を擦られると腰が跳ねた。
指が抜かれる。換わって。もっと大きく熱いモノが、ひらきかけの場所に当てられる。
被膜越しでもソレの熱とカタさとが分かる。アタマがぐらつくのは、きっと、指の余韻の
せいだけではなくて。巴の肉が抉られる/貫かれる/蹂躙される痛みと悦楽とを思い出して
しまったせいだ。
捻じ入れられる屹立に、腰を合わせる。粘膜と被膜とが擦れてくちゃりと音を立てる。
先端の、ひろがった場所さえ通せばアトは簡単。痺れるような痛みと快楽とを無視し
角度を合わせ腰を落とせば、一気に根元まで呑み込める。
「あ、っく、か、は──」
敏感な部位や最奥までを貫かれ、遅れて襲ってくる感覚に耐えるのは、苦しい、の一言
に尽きるが。
「──っい! ん、っく、あ、あ──!」
ソコを。逃げられぬよう押さえつけられ、突き上げられるのは。痛いのも苦しいのも
通り越して衝撃としてしか認識できないが。
まだ充分には潤っていない最奥を突かれ。抉られる。はらわたを、骨を肉を軋ませる
衝撃に息も出来なくなる。
「あ、く、あ、い──」続きを、噛み砕く。“イヤ”の一言を奥歯ですり潰し、悲鳴を
上げるカラダを動かしナカで擦過を繰り返す男根へと新しい刺激を与える。ぐ、と。僅か
に。しかし確かに容積を増し押し広げる感覚と熱に、殺しきれなかった喘ぎが洩れる。
おそらく分泌されているであろう先走りは、被膜に遮られて潤滑液とは成り得ない。衝撃
はもう内臓を抜けて、脳に直接叩き込まれるかのようだった。
それでも。喘ぎにどろついた甘さが混じり始める。
最初は痛いばかりだったソコを“快楽の得られる場所”と教え込んだのは巌徒だった。
巴のカラダは痛いばかりのソコがそのうち快さを生みだすことを知っていた。そう教え
られた。そういう風にされた。
だから。ソコから歯の根が合わなくなるほどの悦さが生まれ脳髄を灼くのは当然のコト
だった。
「 、──」
声が、聞こえた。どうやら自分の名前らしい、と、巴の脳が認識するまでに、幾許かの
時間を要する。
「コッチ。見て」
巴はのろのろと顔を上げる。本心は見せたくはなかったが。こんなだらしない、痛みと
疲労と快楽とでぐずぐずに崩れきったカオなぞ。しかもこういうトキの巌徒ときたら本当
に、「トモエちゃん」──トクベツの。一等お気に入りのオモチャで遊ぶコドモみたいな
目で、巴を見るものだから。それが本気で本当に──「“何でも”するって?」
巴の霞んだ目が見開かれる。あ、と、意味を為さない呻きがひらいた唇から零れて。
ソファの背もたれを支えとしていた手が、巌徒の腕を、掴む。シャツにシワが寄る。巴
は巌徒を信じられないものを見る目で凝視する。巌徒は素知らぬ風に、革手袋の指を巴の
後孔に這わせる。
「そこ、ちが、っ」
「キミ。“何でもする”んだよね?」
“後ろ”を使っての性行為が存在することは巴だって知っている。しかし知識と実践の
間には大きな隔たりがあった。羞恥と、既に胎内に存在する他人の肉と、ソレ以上の、
はらわたを掻き回される不快感と。“ソレを受け入れなければならない”コトとに。巴は
混乱していた。
「あ、ちが、まっ──?!」
何を言いたいのかも不明な言葉は、強過ぎる突き上げに苦鳴混じりの嬌声と化す。力
加減自体は変わらない。受け止める側が緊張し、“孔”を狭め、結果摩擦が大きくなった
だけだ。
「イヤ?」
「──ッ」
襞を削られ抉られ引かれ、また侵される感覚が、ちぎれるような熱を貯め込んでゆく。
気持ち好い。快い。後ろをこじ開けようとするおぞましさすら悦楽と感じるほどに、感覚
が狂ってゆく。
「──!」
「──」
声を殺し。噛み砕き。目の前の、原因であるオトコにしがみつく。縋る。前。薄皮一枚
隔て繋がるどろつく熱い場所。恐怖と恥辱と後ろからの圧迫とで狭まる場所を割かれる、
慣れた快楽に縋る。
クソッタレ。耳元での呟きに余裕が足りないのを聞く。ただし胎にぎちぎちにカタい肉
を詰め込まれた巴には余裕なんてものとっくになくなっていたから、拘束する腕が強さを
増し逃げ道という逃げ道が塞がれたコトしか把握できなかった。
「いいさ」
囁き。
「信じてあげるよ──キミが、妹のタメに、“何でもできる”ってね──!}
最奥を抉られる。どちらも、馴れた場所も慣れない場所も壊す寸前まで激しく貫かれた
にも関わらず。被膜越しに精を叩きつけられた巴が発したのは、細い、高い、鳴くような
絶頂の悲鳴だった。
開廷間近の法廷。開放した扉の傍に巴は立ち、証人席に座る制服姿の妹を見た。小柄な
身体は裁判所の空気に気押されますます小さく見える。
巴はちいさく息を吐き、吸った。その面は妹と同程度に蒼褪めてはいるが、平静では
ある。
「トモエちゃん。今日は、アッチなんだよね」
巴の横に立つ巌徒は法廷をぐるりと見渡し世間話のように切り出した。
「じゃ。イモウトちゃんのタメにも、頑張らなきゃねえ」
「──はい」
巴は巌徒へと軽く頭を下げ、証人席へと向かう。
見送る巌徒に僅かながら困惑の色があったのは。巴の短い返答に、緊張でも、諦念でも
なく。奇妙な信頼のニオイを嗅ぎ取ったからだろう。
巴が茜の隣席に腰を下ろすと、妹は弾かれたように顔を上げ、お姉ちゃん、と心細げに
呟いた。
「お姉ちゃん、あ、あたし、」
「大丈夫よ」
少女らしい小さな手が、助けを求めるように伸ばされる。巴は迷い、結局は、先程まで
オトコに縋りオトコの性器を愛撫していた手で、妹の手を握った。茜が安心したように
くしゃりと笑った。
裁判官が入廷し、場の空気が変わる。
巴はそっと妹の手を離した。
巴はこれから捜査官として最低のコトをする。偽証、捏造、証拠の隠蔽。“妹を守る”
名目で、法を破る。
そして今日だけでは終わらない。この事件が終わったら、巴は検事になる。きっと最低
の検事に、なる。
そして。きっと何度も同じ自問を繰り返すのだろう。
――何を、しているの。
──貴女/私は。いつまで、こんなコトを続ける気なの。
──いつまで。こんなコトが続けられると思っているの?
巴は微かに笑んだ。いつまででも。巴が、巌徒に、“宝月巴”が“沈黙”という対価を
与えるに値する部下/手駒/走狗だと、証明し続ける限り。
証明に必要ならば全部差し出せばいい。カラダだろうと、法の番人としての誇りだろう
と、必要ならば、全て。妹以外のモノ全て。
宝月茜は、姉の、たった一人の肉親の、宝月巴が守る。
そして。
(大丈夫)
声無き声で巴は呟く。大丈夫。
証拠品のリストはあのオトコが握りつぶす。
“捜査官”の宝月巴はあのオトコが殺す。不正捜査を、裁判での偽証を行う“捜査官”
は。もう、法の番人ではない。
そして。
きっとあのオトコは、何度でも巴に思い出させる。「イモウトちゃんを、守るタメに。
“何でも”するって──?」──そうして逃げ道を塞ぐ。巴に利用価値を見出す限り、
あのオトコは巴を逃がさない。逃げようとする巴を、許さない。
宝月茜を捨てようとする宝月巴は。あのオトコが、排除する。
宝月茜は巴が守る。
妹を傷つけるものから、巴は、妹を守る。
そして。
宝月巴からは、あのオトコが守ってくれる。
巴はひどく凪いだ心地で開廷の木槌を聞いていた。
とてつもない間違いに、ムジュンに軋む自分の何処かは、今は聞こえなかった。
*****
>>158 「いやいやそんな真面目な姉ちゃんと泰然自若の悪党が暴発寸前のギリギリな関係って
とこが萌えるんだよ!」という趣旨の萌えを語ろうと思ったのですが、上手い言い回しが
思いつかなかったので代わりにSS置いときます。
さすがに本編ではやってないとは思うけれど、まあそこはそれ、エロパロだし。
でも巴さんのおっぱいが良いおっぱいなのには超同意。
※投下されたSSは住民一同でおいしくいただきました。
Gj!
175 :
名無し@お腹いっぱい:2010/08/29(日) 09:57:09 ID:nTsXwzCD
じーじぇー!!
なかなかいいんじゃないか
面白かったです。GJ!
ガントモGJ!
蘇る逆転のEDの一番最後の写真(まだ初々しい警官服姿の巴さん)を見ても巨乳なのは明らかだ。
逆裁の巨乳キャラは胸を自重しないのが多いなか、
巴や霧緒のように隠れ巨乳は逆に興奮するw
>>177 隠れ巨乳にマコも入れてくれ
検事でのタイホくんTシャツ姿はやばかったw
マコ、検事ではちょっと大人っぽくなってたよな。
マコって確か3で「吐麗美庵には愛くるしいスマイルと悩ましいボディラインのお陰で採用された」とか言ってたっけ
>>180 その魅惑のボディのために己の一生分の幸運を使ってしまったんですね、わかります。
イトノコ刑事は若チヒに「綺麗ッス」と言って、マコをかわいがって…自分とことごとく趣味が合う
>>182 逆裁の男の中で、イトノコが一番まともな感性してると思う。
一番現実的というか。
一番逝かれてる男はハミガキか哀牙かな
性的な意味でイカれてるのは誰だろう
成歩堂や御剣は変態ネタも多いけれど、これは分母が大きいのもあるしな
>>185 ドリル兄じゃないかw
幼女を襲いレイプ×2だぜw
真宵も襲ってたなそういえば
ハミガキ×まことorみぬきで歯ブラシプレイ
成歩堂や御剣はなんだかんだでノーマルセクロスが多いけど、
ガリュウの兄貴は、冥とわりとまともなセクロスしてた以外は
・幼みぬきを放尿させる
・まことをだまくらかして犯す
・真宵をレイプする
3/4、75%の割合で変態だぞ
誰にも敵わねえよww
牙琉兄はゲーム内で狂気キャラだったからねー。
ヘンタイで考察するのが自然の成り行きと言うかw
でもノーマルで書かれた冥との話を読んであーやっぱかっこいいなぁと思った。
>>189 保管庫見てきた。クロワッサン半端ねえw
じゃあ女キャラで性的にイカレてるのは誰だと思って見てきたが、さすがにガリュー兄ほどのインパクトはなかった
せいぜい、恋しいトラさまを思うと切なくてすぐオナニーしちゃううらみちゃんとか
ガチレズときどき修羅場の霧緒とか
凌辱っていっても凌辱する側のちなみとかくらいか
最後のは性的にっていうより人間的にダメな気もする
192 :
名無し@お腹いっぱい:2010/08/31(火) 18:56:43 ID:JkQjRqrs
真っ赤な誓いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
>>191 女だと、ガントとちなみに犯された真宵が最強じゃないか?
正確にはガンチナにレイプされ、成歩堂と姉貴がヤッてるところを見せられ、
成歩堂を助けるために犯され続けることを選んで狂い、
公開オナニーしちゃう肉便器化した真宵。
登場回数の少なさや過去話ということもあって扱いにくいせいか神乃木がトップで普通人か
性的な面に関しては
珈琲の人はわりと紳士だからな。
鬼畜な面がちょっと想像できん。
>>195 合意の上での変態行為はいくつかあるんだけどな。若千尋の胸の谷間に酒注いだりとか、ねこみみ強要プレイとか
それでも基本紳士だよな、コーヒーの人
鬼畜するなら、ちなみに復讐目的で、とかかな
紳士なセンパイには、ちょっと前に話題になった謎のコーヒープレイ希望
コーヒー浣腸ですね、わかります
馬鹿野郎。
神乃木先輩が大好きなものを粗末にするわけがないだろう。
>>196 あやめでもいいかもね。
ちなみと顔が同じ&微妙にちなみの計画に協力した&まるほどうの真の元カノと
神乃木さんが鬼畜になる理由はもりだくさん
ゴトーはコーンフレークにさえ
コーヒーかけてそうなイメージがある
>>202 みそ汁の隠し味にコーヒー入れてみて、
「クッ……!コーヒーの女神様にそっぽ向かれちゃったぜ……!」(要するにまずい)
とか言いそう。
>>204 味噌汁にコーヒークソワロタwwそれはねぇよゴドさんww
調理するたびにちょい足しクッキング的な要領で
コーヒー入れてそうだな
カレーに入れてみたらコクが増して美味しくなるのを発見し、嬉しくて仕方がないゴドー検事
なるほど、カレーで美味くなったから味をしめて何にでも入れるんだな
ゴトー「クッ・・・
コーヒーさえ入れればなんとかなるモンだぜ」
チヒロ「な・・・なんじゃこりゃぁ・・・(松田風)」
>>209 ちょっ、ゴドーさん
コーヒー入れたら…というか、コーヒー風味がすればなんでもおいしいって勘違いしてんじゃねーの?
>>210 毒で味覚がやられてコーヒーの味以外認識できないのかもしらん。だからコーヒーにこだわる
味覚死んでてもキスは上手そう>ゴドー
神乃木センパイが毒盛られた日に続いて、今日は千尋さんの命日だ…
>>211 逆にトラウマでコーヒーの味だけわからなくなってたりして
と妄想した
来年か、御剣の初裁判(キャンセル)は
再来年は千尋さんの初陣かつ御剣との初対決かつオナミダさんの死と神乃木さんの毒殺未遂が……
忙しいな、2012年
俺が小中だったらまず犯すと思うんだが@千尋の命日
そんな描写を挟んだらCEROBじゃ済まなくなるから省略しただけ
少なくとも体には触ったはず
>>214 彼のモノは小中大で言ったらどのくらいなんだろ。
コナカ「ワタシのヒョッシーも、もう我慢の限界だよ」
>>216 中寄りの大と予想。
短いけど太そう。
ちんげからギャランドゥが凄く濃く、胸毛脇毛そして黒子毛がもっさり
じゃあ一番小さいのは誰だ?(九太君除く)
やっぱカントク?
>>218 ハルミ「わたくしが試した限りでは、お豆のおジイさまでしたー」
>>219 試したのかよw
荷星なんかは、肝はちっちゃいがあそこはデカそうだ。
まさにトノサマンスピアー級だな
そういえばトノサマン汁って結構エロくね?
エロい。
だって……マン、汁……、だぜ?
横切り失礼してガントモ投下。
※SL9号事件以前の巌徒×巴。割と真剣にイチャイチャしてる
※事件以前から二人が愛人関係にあった、っていう妄想前提
※エロは4と5、8以降
*****
『
To:宝月巴
2014/10/XX 21:04
From:宝月茜
Sub:修学旅行一日目!
お姉ちゃんへ。今日は修学旅行一日目です!家を出るときに雨だったから心配だった
けど、晴れました!お寺とかいろいろ回ったよ。なんだか空気がちょっと違う感じが
して面白かったです。紅葉はまだ半分くらいらしくて(ガイドさんが教えてくれたよ
)ちょっと残念。キレイだったけどね
明日は自由行動でいろんなところに行く予定。なので明日も晴れるといいな。あとで
レポートを発表しなくちゃならないからちょっと大変だけど、すっごく楽しみ!
お姉ちゃんは何もなかった?仕事、あんまり無理しないでね
じゃあおやすみなさい!
PS.奈良公園のシカ、すっごくかわいかったよ!
あと男子がしかせんべい食べて「まずい」って言ってた。男の子ってバカだね
(添付画像)
(添付画像)
-END-
』
昨日の日付のメールを読み、新着がないことを確認し、巴は携帯電話を閉じる。ほう、
と息吐きソファに背を預ければ、ぬくぬくと何処までも沈んでいきそうな柔らかさとそれ
でいてしっかり体重を支えるスプリングの効きにうっかり眠気を催しかけて、慌てて姿勢
を正した。
かなり大きめのソファは巴が腰掛けると少々余る。横になっても寝返り一回程度なら
何とか打てそうだ。実際、部屋の主もベッド代わりに使っているのだろう。ソファと脇に
置いた毛布から、体臭とスタイリング剤の混じる、微かな。嗅ぎ慣れた匂いがした。
カーペットに落ちていた毛布は拾って畳んだが、ついでに目の前の座卓も片付けるべき
か否かで巴は迷い、手をつけないことにする。いくら卓上が雑誌と何かのコピーと新聞の
切り抜きとで隙間なく占領されているとはいえ、客が触るのは失礼だろう。
そう。巴は客だ。
なるべく考えないようにしていたのに、気づいてしまうと途端落ち着かなくなる。時計
を見れば、もう夜も遅い。他人の家を訪ねる時間ではない。それなのに巴は他人の家に
いる。着替えにと引っこんだ家主が戻るのを待っている。
足音と、廊下に続くドアの開閉音を聞き、巴は腰掛けたまま振り返る。
「や。お待たせ」
「いいえ。お邪魔していま…す……」
そこで巴が絶句したのは。家主がさっきまでの派手なスーツではなく、いかにも着心地
良さげなシャツとスラックス姿だったから、では勿論なく。彼の手にトレードマークの
黒手袋が無かったからでもなく。手に急須と湯呑みを載せた盆を抱えていたからだった。
「ソコ。テキトウに寄せてくれる?」
「は、はい」
巴はソファから下りて座卓を片付ける。とりあえず一番かさばるファイルを座卓の隅に
寄せ、新聞の切り抜きが散らばらないようまとめて雑誌を重しに載せた。「アリガト」
空いたスペースに盆が置かれる。家主は手慣れた仕草で湯呑みふたつに茶を注ぎ、ひとつ
を巴に渡す。礼を言い、素焼きの湯呑みに口をつける。広がる香ばしさと味から、一口で
高級なものと知れた。
ソファが沈む。
巴には大きすぎるスペースは、家主の巨躯には丁度好かった。ゆったりと腰を下ろし
背中を深く預けても、膝が自然な曲がり方を見せている。例え手にするのがほうじ茶だと
しても、洋画のワンシーンのように絵になる光景だった。まるで彼の為あつらえたかの
ようだ。
考えて、巴は内心苦笑する。
当然だ。ここは彼の家なのだから。物事が万事彼にとって都合の良いように整えられて
いたとして、何の疑問があろうか。
この家の中、唯一家主の所有物でないモノ。つまり宝月巴は、熱い湯呑みを抱えながら
隣の男を盗み見る。
(……全く)
どうして私は貴方の家にいて、貴方の淹れたお茶なんかご馳走になっているのでしょう
ね?
家主である巌徒海慈をぼんやり眺めながら、巴はここまでの経緯を思い出そうとして
いた。
ひとつひとつは些細なことなのだ。
その。些細なファクターが積み重なり、巡り巡って一見理解不能な状況を生み出す。
世の中というのは大体そんな感じで回っている。
原因のひとつめは──多分、朝のエレベーターだ。
──朝は雨が降っていた。
巴は地下駐車場に車を停め、靴をスニーカーからパンプスへ履き替え降りる。助手席の
傘はそのままにしておいた。本当は広げて乾かした方が良いのだろうけれど、そこは横着
を決め込む。警察局の設備で有難いのは、駐車場が屋内にあることだ。お蔭で天気を気に
せずに済む。
普段より大分早い出勤時間。駐車場にも、階段を上がった先のロビーにも人影はない。
否。
ロビーのエレベーターに誰かが乗ったらしく、扉が閉まりかけているところだった。
急ぐべきか、次を待つかで巴は迷い、
「あ」
扉が途中で開いたのを見、慌てて向かう。最後はほとんど小走りになってエレベーター
に滑り込み、
「おはよ。トモエちゃん」
「お早うございます、主席捜査官。ありがとうございました」
ボタンを“開”から“閉”へと押し替える上司へかるく一礼した。
「今日、早いね。急ぎの用?」
別にそういうわけでもなかった。担当している事件もないし、今の仕事は書類整理か
電話番くらいのものだ。このまま火急の捜査か入らなければ、明日からの土日も休日と
して消化できるだろう。
なので、今の時間に巴が警察局にいるのは不自然──とまではいかずとも、珍しくは
あった。
「いいえ、」そこで巴は言葉を濁し、別に隠し立てすることでもないのだと思い直す。
「家にいても、やることがないので」
巌徒は怪訝そうな目を向けてきて、「イモウトちゃんは?」
「修学旅行です。明日まで」
「へえ。ドコ?」
「京都と奈良……今日は京都の方だったかしら」
「あ。やっぱり、修学旅行っていったら定番だよねえ」
「そうですね。私も、中学は京都でした」
とりとめのない会話の傍で、巴は巌徒が傘を持っているのに気づいた。広い肩が濡れて
いるのにも。彼も自分と同じく車出勤だったはずだけれど、と内心首を傾げる。と。視線
に気づいたのか、巌徒がひらりと手を振った。相も変わらずの黒手袋だ。
「コレ? 今日は電車」
「珍しいですね。車はどうされたんですか」
「車検」
エレベーターが目的の階に到着する。チン、と、ベルが鳴って扉が開き、巌徒が先に
出る。開ボタンを押していた巴も続いて降りた。
「代車はあるんだけど、乗り心地がイマイチでさ。電車乗るのも久しぶりだったから、
結構シンセンだったよ」
通勤ラッシュはイヤだから早めに出たけど、と巌徒は続け。
そこで不意に足を止め、背後の巴へと向き直る。
「トモエちゃん。じゃあ、今日、ヒトリなんだ」イモウトちゃんがいないんじゃね──
特に他意の見えない巌徒の言葉に、巴は微かに目を伏せ、「──はい」直ぐに顔を上げ
答える。
「じゃ。仕事、終わったら。ゴハン食べに行こうよ。どうせ明日は休みだし」
断られる可能性なぞ微塵も考慮していない笑顔で言い放たれ、巴はしばし応答に迷った
様子で──おそらく食事だけで終わらぬであろうことや、それによって巌徒と巴双方の
時間を食い潰すことや、しかし巌徒自身が望んだのであればそもそも巴には断る余地は
ほぼ残されていなかったこと、等々を吟味する様子で──最終的にはやや諦め混じりの
面持ちで頷く。
巴の返答を受け、巌徒は陽気に手をポンポン鳴らし、
「や。良かった、良かった。来週まで、トモエちゃんのカオ、見れないと。淋しいから
ねえ」
「また、ご冗談を」
「ホントだって。トモエちゃん、キミ、ボクのパートナーだもの」
冗談とも本心ともつかぬ台詞に、巴がちいさく苦笑する。
しかしその怜悧な印象の頬へ刹那朱が差したのを、おそらく巌徒は見逃さなかった。
犯罪捜査に四十年近くを費やし、最も優れた捜査官にのみ許される“主席捜査官”の
肩書きを持つ男を、彼女は信頼し、尊敬し。憧憬の念すら抱いている。共に捜査に携わる
ようになってから、男の、主に人格的な面での欠点も随分と見てきたはずだが、巌徒海慈
“捜査官”に対する敬意は些かも揺らぐことはない。
パートナー。
信頼のおける、対等な相棒。
そのたったヒトコトで、彼女は隠しきれない誇らしさを滲ませる。飼い主から「よく
やった」の一言を与えられた、賢い猟犬のように。
地方警察局副局長にして主席捜査官・巌徒海慈と、副主席捜査官である宝月巴。
警察局内にて抜きんでた実績を誇るこのコンビは、仕事の内でも外でも、余人の思う
よりほんの少し近しい間柄だった。
少なくとも。宝月巴の側からは、そうだった。
──だから。と。巴は考える。
巴と巌徒が一緒にいること自体は不自然ではない。
捜査官として、巌徒の補佐として犯罪捜査に携わり。プライベートでは巌徒の食事に
付き合い。カラダを求められれば応じる。確立されきったルーチンは、双方の合意あって
成されるものだ。倫理的に恥じる点はあっても、違法行為でも何でもない。
巴には目的がある。捜査官としてのキャリアを積み、ゆくゆくは現場捜査にも精通した
検事になる。そのために巌徒の元で学び、知識と経験とコネとを得る。目的のために利用
し、代償として利用される。ギブアンドテイク、分かり易くて大変結構。
ここまで全くムジュンはない。
お定まりのルートを辿りホテルの一室にしけこむ算段になったとて、おかしなところは
何ひとつ無い。……はず、なのだが。
「トモエちゃんさ。偶に、考えがヨソ行くよね」
咎める言葉は心外だった。
抗議に開きかけた口から、細い喘ぎが洩れる。巌徒の手になぞられる肌が湿り色づいて
いるのは、シャワーの熱が残っているから、だけではない。
ベッドの上。組み敷かれる格好で巴は巌徒の腕の中にある。どちらも素裸だ。汗と唾液
に濡れた乳輪をくるりと引っかかれ思わず身をよじる。と、胸だけではなく、もっと下の
方からも鋭い刺激と濡れた音が生まれ、疼きを押さえるためシーツを強く握った。巴の、
割り開かれた太腿の間では巌徒が片膝をついている。逞しい足は体液でとろとろに濡れた
茂みと触れる位置にあり、少しでも身体を動かせば擦りつけることになる。やわらかく
解れた入り口や、朱くカタく膨れた花芯とか、快楽を作れる、そういうところを。
自分から求めるには羞恥心が強過ぎて必死で押さえ込んで、それでいて巌徒がユビだの
舌だので与えてくるものだから、そちらを堪えるのにも気を散らして。
この状況で、ナニかを考える暇があるものか。
といった反証を行いたかったのだが、実行に移すには些か余力と時間が足りなかった。
巌徒が足を組み換え、巴の両の膝裏を掴み、持ち上げ、倒す。「──あ」腰が上がり、
浅い刺激に濡れきった場所が曝け出される。照明は落としてあるとはいえ、真の暗闇では
ない。慣れれば同衾相手の輪郭程度は把握可能な暗さだ。そこに。相手の前に、性器を
晒すのは酷く恥ずかしかった。
「こんなに。濡れてるのにねえ」
「……ッ」
ユビで浅く掻き回される──足を持ち上げたままで一体どうやっているのだろう。器用
なものだ──とぐちゃぐちゃと音がして、自分の内側から体液が掻き出されまた溢れるの
を感じ。相手にも分かるのが知れて。
臀部に。汗の滲む、かさついた肌が触れる。支える。巌徒の身体だ、と理解するのと、
薄いゴムで覆われたカタいモノが狭い入り口をこじ開けたのはほぼ同時だった。
上から割り裂く感触に、重みに、細い腰がびくつく。角度がカンペキには合っていない
せいで、腹側の内壁にキツく当たる。痛みか、痛みに似た快楽にか、強張り狭まるナカへ
他人の肉は構わず沈んでくる。
呼吸が、短く、速くなる。
腹のすぐ裏側は、巴の“感じる”場所のひとつだ。充分に解されていた孔は強引な挿入
にも反応し体液を吐き出す。押さえていたはずの足がびくんっと跳ねて、けれど支える
巌徒は動かず代わりに巴の身体が揺れる。
「ん──!」
よじれた身体が偶然受け入れるのに最適な姿勢を取り、ずるりと深く、滑らかに男根が
這入り込む。一気に進まれ繋がる場所が驚いたように痙攣し、ぎゅっと絡みつく。組み
敷かれた身体が強張り、「──っ、は──」弛緩する。咥えた場所も緩み、僅かな隙間
からとぷんと蜜を零し。「ッ?! ん、く、あ、!」抵抗を失ったのをいいことに最奥
まで一気に捻じ入れられて声を上げる。
巴はシーツを掴み、涙を滲ませ喘ぐ。もう抑える余裕はない。
ほんの少し。一秒か、二秒か、もっとか。けれどそんなに長くはない時間、どちらも
動かず薄闇に互いの呼吸だけが──七割がた巴のものだったが──響き。
太腿を強く掴まれ、巴は強く目をつぶる。どうせ無駄になると知っていたので、口は
閉じなかった。
衝撃。
引き寄せられる。奥に、カタい先端が当たる。腰を掴まれ、揺すぶられる。蕩けて敏感
になったナカは男根で埋め尽くされてそれだけで辛いのに、動くよう強制されるのだ。
しかも不安定な姿勢だから休むことはおろか楽な姿勢を探すことすら許されない。
そんな風に。勝手に己れを扱われているのに、巴のカラダは快楽に震える。自由になる
上半身をベッドの上でよじり反らした喉から嬌声を零し続ける。
腰が、下がる。
「っか、あ──」
身体を揺すぶられるそこに、動きの中心となっていた男根が引かれ、強く突き入れる
衝撃が加わる。絡む襞を引きずられ抉られる刺激が巴を無理矢理押し上げる。ぎちぎち音
立て蜜と襞と被膜越しの肉とが擦れ血と快感とを集める。
ぎ、と。限界まで脚を広げられ、ナカを小刻みに強く擦られる。巴はされるがまま、唯
巌徒の呼吸が大分荒くなったのを頭の片隅で捉えながら最後の呼吸をし。
ひときわ強く貫かれる衝撃と、そこから来るしろいナニかに背を反らし全身を痙攣させ
──過敏になった粘膜でゴム越しの射精を感じ、指の関節が白くなるまでシーツを握り
締めた。
「あの、主席捜査官」
「ナニ?」
情交後の余韻や会話を楽しむでもなくシャワーを浴びて身支度をして、そこで巴は巌徒
に問うた。
「……私、集中していませんでしたか」
「ソレ。ボクの質問だと思うんだけど」
それもそうだ。
巴が眉根を寄せる前で、巌徒は答えを与えるでもなくさっさとスーツを身に着け、手袋
を嵌めて。
「じゃ。ボクは帰るね」
「お泊まりに、ならないのですか?」
「まあね。今日は、家で。ゆっくりしたいし」
巌徒は巴も当然部屋を出るものと思っていたらしく、カードキーを取り上げ、
「──」
「──」
「──トモエちゃん。帰らないの」
「……できれば」
躊躇いながらも頷く部下に、訝しげな視線を向ける。巴はしばらく抵抗するが、結局は
無言の圧力に屈し、理由を答える。
「帰っても、意味がないので」
「イミ?」
「……今日は、妹が、いないんです」
妹──宝月茜は修学旅行とかで、確かに自宅にはいない。それが帰宅しない理由になる
とは、巌徒には全く不可解だったが、「じゃ。カギは、置いていってもイイね」それ以上
を詮索する気もないらしくカードキーをサイドテーブルへ戻す。
「じゃあね。トモエちゃん。また来週」
「はい。お気をつけて、主席捜査官」
派手なオレンジスーツの姿がドアの外へ消えるのを見送り。
巴は、深く溜息を吐いてベッドへ座る。乱れたシーツは出来る範囲で直したが、汗やら
何やらまでは抜けない。
鞄から私用の携帯電話を取り、メールを確認する。新着無し。妹からのメールは無し。
先程まで二人で使っていたベッドに今は一人で腰掛け、携帯を片手に手持無沙汰に天井
を眺める。宿泊に問題はない。暇を潰したければテレビでも点ければいいし、何ならもう
眠ってしまえばいい。
ひとりの家に帰りたくないのなら、そうすればいい。
──苦笑、というか、自嘲が洩れる。意味のないことをしている、という気分だった。
ぱん、と膝を打つ。帰るふんぎりがついた。
携帯を鞄に仕舞い、首にマフラーを巻きつけ、最後に忘れ物がないかをざっと確認し、
カードキーを持ってドアを静かに開け、
そこで。ノックの体勢で固まる巌徒と目が合った。
しばし沈黙が流れ、
「……忘れ物ですか?」
至極まっとうな巴の質問は、「ま。似たようなモノだけど」些か歯切れの悪い回答で
返される。「何をお忘れでした?」見逃してしまったらしい、と部屋へ戻ろうとする巴の
腕を。巌徒が掴む。
振り返りざまの半端な姿勢で、巴は巌徒を見上げ。
「トモエちゃん。クルマでしょ」
「はあ」そもそもホテルまでの足は巴の車だった。
「ボク。今日は電車なんだよね」
「そう、でしたね」巌徒の車は車検に出した、と、朝にも聞いた。
「今。雨、降ってる」
「……あの、主席捜査官」
「送ってくれる?」
巴は幾度か瞬きし、断られるとは考えていないけれど何やら微妙な面持ちの上司の。
体温の伝わらない革手袋の手を見て、
頷いた。
──あの時。巌徒を自宅まで送ることを承諾して、車の中で京都の話をして──十年
以上前に修学旅行で訪れたっきりの巴と、捜査や会合で何度も行ったことのある巌徒と
では、多分に知識に差があったものの──それなりに会話も弾み、巌徒の住むマンション
の駐車場に車を停めて。
──そこで。
──「ついでだから上がっていけば」との巌徒の提案を受けたせいで。巴は今、巌徒の
自宅にいるわけだ。
ここまでの経緯説明をキレイに片付けたにも関わらず、巴の思考は相変わらず益体も
ないところをぐるぐる回り続けている。
居心地は悪くない。むしろ好い。警察局では他人任せにしているくせに、巌徒の淹れた
ほうじ茶は美味しかった。ソファはサイズは大きいが、スプリングが効いていた。何時の
間にやら蒸留酒で手酌を始めた家主は、客との会話を不快がってはいないようだった。
「──ところで、主席捜査官」先日担当した事件についての話が一段落ついたところで、
巴は疑問を口にする。「それは……その、そういう飲み方をするものなのですか?」
「そういう。って……あ。コレ?」
巌徒が、やだなあ、と笑う。「そんな。リカイできないモノを、見る目で。ヒトを
見ちゃ、ダメだよ」
「だって、いえ、ですが、砂糖……」
巌徒の手元には蒸留酒のボトルと大ぶりのグラス、そして小皿に載せた角砂糖がある。
「強めのヤツだから。カルバドスは、こうするのが。ボクはイチバン好きだな」
グラスの四分の一ほどまで注がれた液体に、巌徒は角砂糖を摘んで浸す。白い砂糖の端
が飴色に染まった。
齧る。
巴は思わず眉をしかめた。見ているだけで歯が浮きそうになる。
「歯に悪そうですが」
「アハハ。ボクの、歯。何本自前か、教えてあげようか?」
巌徒がちょいちょい手招きする。まさか本気で教える気ではなかろうが、と訝しみつつ
も、巴は湯呑みを座卓に置きソファに座ったまま巌徒へにじり寄り。
頭を抱えられたかと思うと。
口に、押し込まれる。
齧る。
砂糖の強烈な甘さと強いアルコールと果実の芳醇な香りがいっしょくたになって味覚を
乱打し歯をガタつかせ鼻へと抜けていったところで、酒を染ませた角砂糖を放りこまれた
のだと気づく。
「──っ! ちょっ、──貴方、もう、コドモじゃないでしょうに!」
巌徒は手を叩きゲラゲラ笑っている。ゴキゲンだ。
甘い。口の中がとにかく甘い。アイスティーの底に溜まったガムシロップをうっかり
ストローで吸ってしまった時の倍は甘い。
「だって、さ。“そんな飲み方ありえない”みたいなカオ、するんだもの。つい、ね」
「逆効果です!」
とにかく暴力的な甘味を流そうと茶の入った湯呑みへ手を伸ばし。
かけて。
肩を掴まれ巌徒の方を向かされ。今度は何か、と問う暇もなく。
「──」
口の中に、リンゴらしい甘酸っぱい香りとアルコール独特の刺激が広がり。ごく少量の
蒸留酒が滑らかに食道を落ち穏やかに胃を焼く。当たりはやわらかいにも関わらず、巴の
脳は急な酩酊に一瞬ぐらついた。
「──ホラ。ストレートは、強過ぎる」
舌先で巴の唇を舐めていって、巌徒はそんな風にうそぶいた。
体温が、近い。
「……アルコール」肩に置かれた手が背中へと回るのを感じながら、巴は呟く。「飲んだ
ら、車の運転、出来なくなるのに」
「トモエちゃん」
ソファに押し倒された。「キミ。今日、帰るつもりだったの?」
──巴本人にも、よく、分からない。
栗色の髪を、日焼けしていない手が、梳く。
「ヒトリじゃ。寂しいのに?」
甘やかすような。いたぶるような言葉に、巴は困惑したように瞬きする。予想外の反応
に、眼鏡の向こうで巌徒も怪訝そうな目になった。
「寂しい……ええ、そう、ですね」でも、と、巴は続ける。「寂しい、のは、そうです
けれど」視線がふっと彷徨う。昨夜の、今朝の、一人きりの家を、思い出す。「そんな
“寂しい”のを、妹に、ずっとさせてきたんだって思うと──」
仕事で、仕事以外の用で居ない姉を、妹はどんな思いで待っていたのだろう?
“検事になる”という名目で、“捜査官”宝月巴は何をしているのだろう?
──不思議だった。
──話す必要のないことまで話している自分が、不思議で。
──黙って聞いている巌徒も、不思議だった。
唇を合わせ舌を絡めると、残る砂糖が砕けて溶けた。
ソファはかなり大きいが、それでも体格のいい巌徒と女性としては上背のある巴とが横
になるとさすがに狭い。
ソファと、背もたれと、圧し掛かる巌徒。三方の退路を塞がれ巴は殆ど身動きできない
状態にある。最後の理性を働かせ、マフラーだのスーツだのはシワになる前に脱いだは
いいが、お蔭で上下の下着のみという格好だ。巌徒はシャツの前を開けただけだから対比
が一層恥ずかしい。
(……インナー、着けてない)
シャツから直に覗く胸元へ指を這わせ、巴は割とどうでもいいことを考えた。そりゃあ
自宅だもの、ラクな格好をしたいだろう。首筋から鎖骨にかけてを舌で愛撫されながら、
見えない位置にある身体を探る。背中へ手を差し込まれ、ブラジャーのホックを外される
間に、シャツの中に手を入れ脇腹をなぞる。加齢によるゆるみはあるが、鍛えた筋肉は
充分以上のものだった。
「トモエちゃん。くすぐったい」
言われて、慌てて引っこめる。ついでに腕からブラジャーを抜く。剥き出しになった
乳房へと巌徒が舌を這わせた。髭が当たってこそばゆい。洩れかけた笑いは殺せても、
身体が震えるのまでは止められない。巌徒は素知らぬ風で頂へと舌を近づけ、
「ひゃっ?!」
触れられていなかった側の乳房にユビでの鋭い刺激を受けて、混乱したところで今度は
反対側を口に含まれ吸われて、巴が身をよじる。片腕が空を泳ぎ、慌てて巌徒へと縋り
ついた。
「あんまり動くと。落ちるね、こりゃ」
声はいっそ楽しげだったが、巴は気が気ではない。胸を責められる間も、最後の衣服を
取り払われるときも、落ちないよう──万が一にも上に乗る巌徒を落とさぬよう、神経を
すり減らしていた。
そんな気遣いも巌徒ときたらどこ吹く風で、巴の秘所を指の腹で撫ぜ上げる。「ん」
ぴくんと引き攣る細い裸身はほの朱く染まりかけ、ようやっと準備を始めた頃合の風体
だった。
なのに、
「反応。イイね」
「え……、やだ、ウソ、……っ、あ」
茂みの奥は既に湿り気を帯びており、太いユビを第一関節まであっさり呑み込んだ。
アルコールの影響か、数時間前の情交の余韻がそうさせたのか。浅い場所でひろげるよう
に動かされると、もどかしげに腰が揺らめく。
巴の頬が真っ赤に染まる。咄嗟に脚を閉じようと試みるが、片方は払い落され、もう
片方は背もたれと巌徒の身体で挟まれ固定されて、カンペキに身動きが取れなくなる。
大きく開ける格好となった秘所では、深度はそのままに弄ぶユビが二本に増えている。
粘り気のある水音が巴の耳にも届いて、端整なカオが泣きそうにユガんだ。
巌徒は満足げに口の端を上げ、一旦ユビを引き抜き、
「あ」
間の抜けた声と続く忌々しげな舌打ちに、巴も視線を上げる。「あの、何か」
「や。シッパイした。忘れてたよ」
「? 何を」
「コンドーム。今日ので、切れてた」
ち、と巌徒は再度舌打ちをする。「手持ちのブンだけで。ウチ、置いてないんだよね」
「そういうものなんですか」
「だって、ココ。他のヒト、入れないし」
家政婦さんはベツだけど。不機嫌そうな巌徒を、巴はぼんやり見つめる。そうか、彼は
“こういうコト”をする相手を、家には呼ばないのか。──だからどうした、と聞かれる
と困るが。なるほど、そうなのか。
親指が。唇へ、当てられる。
「クチ、かな」巴が目を見開き微かに口を開け、何事かを言う前に親指が歯列をなぞる。
「トモエちゃん。コッチも、ダイブ上手くなったしね」
白い内腿が乾いた手の甲で撫ぜられる。「ザンネンがらなくても。先に、キモチ好く
してあげるよ」
巌徒はくつくつ笑っている。
巴は。身勝手なオトコを眺め──「主席捜査官」
「うん?」
「今日、は、」──頭の中で日付を確かめ計算して──「大丈夫な、日、なので」
沈黙。
「……“大丈夫な日”って。ナニが」
「え。いえあの、安全日といって、」
説明をしかけて。巌徒の疑問が言葉の意味が分からないから、ではなく、理解した上
での確認だったことに気づく。ついでに今自分がナニを口走ったかも。
昂ぶっていたアタマが急速に冷える。
「い、今のはなかったコトにしてください! くち、口ですね! では今から、」
言い訳を吐こうとする口を、巌徒のそれで塞がれる。甘い。砂糖と酒の甘さ。
「──孕むかも、って?」
唇をほんの僅か離し。吐息がかかる位置で、巌徒は囁く。「ボク。六十過ぎだよ?」
圧し掛かる身体は重い。けれど完全には掛けていないお蔭で、巴が潰れることはない。
手が、巴の熱い頬を滑って、
「嬉しいな」
本当に、嬉しそうに。獲物をとっ捕まえてアトは食べるだけの肉食獣のように嬉しげに
笑う。
「そういうコト、マダ、出来るオトコだって思われるのは」
「あ──の──」
手は。頬から頤へ、首を伝い鎖骨を撫ぜて。
「今日。“大丈夫な日”なんだよね──?」
囁きは。拒絶も逃亡も許さなかった。
挿入前に、身体じゅうぐずぐずに蕩けるまでに弄られるのはよくあること。巌徒が自身
を昂ぶらせるために巴のカラダを使うのも、よくあること。巴が素裸なのに巌徒が服の前
をくつろげただけの格好というのも、まあ、いつもではないが偶にあることだった。
だから散々に責められた後、濡れて解れた入り口にカタく勃起した性器をあてがわれる
ところまでは普段通りだった。のだが。
「あ、」
組み敷かれた巴の身体がびくんっと跳ねる。見開かれた瞳があっという間に潤み、視点
が定まらなくなる。腕を伸ばして覆い被さる巌徒に縋ると、どうしたの、と問われた。
「おねが、っ、しま、す、もっと、ゆっくり」
「してるよ」
「でも、これ、きつ……っ」
熱いもので貫かれる。広げられ、擦られる。圧倒的な質量に息が出来なくなりそうなの
に、まだホンの浅い部分しか埋まっていないことに混乱する。
コレは、何。
何度も受け入れたモノだ。数時間前にもココに収めたモノだ。なのにコレは、じわじわ
と這入ってくる、侵すコレは、
「トモエちゃん?」
手、で。手袋を脱いだ、素手で。額に貼りつく髪の毛を、どかされて。
「──、っ!」
瞬間。全身が硬直する。締めつけられて巌徒がカオを歪める。
絶頂、ではない。確かにキモチ好い。押し広がる熱が快い。呑み込んだエラの部分、
張り出す部位で擦られるのが堪らなく悦い。からっぽの奥がカタい肉を欲しがって狂った
ように蠕動している。
それでも。カラダが強張るのは、震えるのは。両腕どころか力なく落ちていた脚まで
をも使い目の前のオトコに縋らずにはおれないのは。
「や…だ……、これ、」
処女の如く、怯えるのは。
「こんなの、知らない……っ!}
自分のナカで。自分と他人の肉とが遮るものなく絡み合い擦れあう感触が、恐いから
だ。
巌徒が呆れたように呟く。
「単に。ナマでやってるってダケじゃない」
「知ら、知りませんっ、こんな、こんなに、」
「そりゃ。キミと、こうするのは。初めてだけど──」
そこで言葉が途切れ。まさかねえ、との前置きを経て、「トモエちゃん」
「キミ。ボクの前に、付き合ってる相手。いたよね」質問の意図を考える余裕はない。
素直に頷く。
「セックスも、したよね」頷く。
「……ナマでやったコトは」首を横に振る。
沈黙。
「じゃあ」声は、抑えた、掠れた。「コレが。初めて」
頷いた。
沈黙。ようやっと半ばまで埋まった肉が、巴のナカどくどく脈打っている。
「ナルホドねえ」
「──?! ん、っく、う──あ──!」
腰を押さえつけられ、引かれる。襞を逆撫でされて不快と紙一重の熱が溜まり、抜ける
前に先程よりずっと深い場所まで強く打ちこまれ熱が爆ぜる。「キミの、コイビトって。
シンシなヤツばっかりだったんだねえ──!」愛液と先走りとが混じり、進むも戻るも
恐ろしいほど滑らかに行われる。摩擦による痛みがないせいで、感じるのは大きなモノを
咥え込む圧迫感と、洞の埋まる悦楽だけだ。
奥を。剥き出しの亀頭で抉られて、巴の背が仰け反る。
処女めいた反応を示したとして、巴はもう生娘ではない。汗まみれのカラダは情交の悦
を知っている。最奥を突かれ、甚振られる。その快楽を知っている──眼前のオトコに
教えられたから。
突き上げる動きに、無意識に腰を合わせる。そうすれば彼が悦ぶのだと知っている。
彼のよろこぶ、ソコがキモチ好い場所になるよう仕込まれた。知っている、そして今から
知る、奥に直に精液を叩きつけられる、被膜越しでしか知らなかったオトコの熱を、巴は
受け入れるコトになる。
それは。それはとても、「だめ──!」
力強く律動する腰へ、足を絡め。太い首に腕を回し。どろどろ蕩けた部分、身体の奥
まで他人の肉を受け入れ締めつけて。巴は怯えて叫んだ。下腹部からの衝撃でもう意識は
何時飛んでもおかしくない。せりあがる熱は爆ぜる寸前に膨れあがっている。
ナニが。
ナニが、ダメなのか。
「ここ、は、」巌徒の家。巌徒のために揃えられた諸処。「ここは、貴方に、近すぎる
──!」──巌徒の好みで仕込まれ、開発された身体を深く強く貫かれて。巴の視界が
白く染まる。
「ひっ、あ、──、あ、ああああッ!」
だが。絶頂に押し上げたのは。脚も、腕も、締めつける襞も。全てをこそげ落として
引き抜かれる膨張しきった男根の摩擦と衝撃と。喪失感、だった。
汗まみれの腹に、粘る体液が降りかかる。巴自身の体温が高いせいか、粘液はぬるく
感じられた。
ぽつり、と。落ちる、汗と。荒い呼吸とを感じたのを最後に。巴の意識は落ちた。
後始末ののち、どうにも動けなくてうつらうつらしている巴へ、巌徒が寝巻代わりにと
トレーナーを持ってきて、ついでに毛布も被せていった。どうにか礼を言い、広いソファ
に横になる。染み込んだ、微かな、嗅ぎ慣れた体臭とスタイリング剤のにおい。他人の
においというものは、どうしてこうも、
「トモエちゃん」
呼びかけに目をこじ開ける。寝室に行ったとばかり思っていた巌徒が、巴を見下ろして
いた。「キミ。検事に、なるんだよね」
──検事に、なる。
そのために捜査官になった。そのために巌徒に近づいた。そのために、妹に寂しい思い
をさせている。
「はい」
返答は短く。分かりやすく。
そう、と。巌徒は呟いたようだった。「それじゃ、オヤスミ。トモエちゃん」きちんと
返答したかったのだけれど、眠気に負けて意識が途切れる。声が出せたかも分からない。
唯。
検事になればもう捜査官である彼と組むことは──例え“検事”と“捜査官”のカタチ
で同じ事件を担当することはあっても、今までのように、共に犯罪者を追うことはなく
なるのだと。
何時までも彼の“パートナー”ではいられないのを思い。それが酷く、寂しくて。
けれど、ここが。巌徒の元がどれほど心地好くても、巴の帰る場所は、妹との家しか
ないと、知っていた。
近づけ過ぎたのは失敗だった。そう認めざるを得ない。
流しにグラスと余った角砂糖を置いて、巌徒はその緑眼を眇める。
検事になりたい、と、彼女は言った。唯の検事ではなく、捜査官としての経験を積み
現場捜査に精通した、特別な検事になりたいのだと。
巌徒にも目論見があった。知識と技術と自分への忠誠心を叩き込んだ手駒を検事局の、
なるべくなら上の地位に就け、巌徒が警察局のみならず検事局をも掌握する、という目的
が。そのための宝月巴。そのための“パートナー”。
いつまでも自分の手元で、部下として使うわけにはいかない。独立して動かせる“駒”
として、そろそろ準備を始めるべきだった。具体的には、検事局への異動──巌徒から
離す手筈を整えなければ。
──仮定の話として。
自分がもう十歳か、二十歳、若かったら。ずっと手元に置いて、同じ現場で、同じ目線
で、同じ事件を追いかける。そういうのも、楽しかったかもしれないが。
ホンの少し口角を上げ。グラスの余り酒と角砂糖を排水口に捨てる。
夜の酒も、妄想も。今はもう甘過ぎた。
まさか平日のこんな時間に投下があるとは…!
巴が初めての生セクロスにパニくるのが良い。
全体的にエロくて興奮しました、GJ!
gj
最近この姉妹の需要増えたな
というよりガント需要じゃないかな
需要ではなく、供給が増えたんだと思われ
需要があるのはむしろ神乃木だろ
そういえば、まことの話題もたまに出るようになったな
ガントモの話って同じ書き手なの?
このあとSL9号事件で巴奴隷化とか、展開が辛すぎる。萌えたけどさ
ガントモGJ!
描写が細かくて感動した。
あと巴さん可愛いなぁ
ガントモ(・∀・)イイネ!!
この前、1を久しぶりにやったけど普通にあの2人ってエロい。
絶対不倫しているな〜って思いながら、ゲームしてたw
>>243 ドロドロした性の臭いがあからさまなのって、小中と梅子とガントと巴くらいだと思うw
自分もプレイしながらそんなことを考えてたわ
あと前に誰かが書いてたけど、茜だけがガントに呼ばれた時、ああこりゃヤラれるわと思った。
みぬきって難しいよな
成歩堂も王泥喜も近親相姦になっちまうし、
やっぱガリュウかバランかな
そういえば4の女は茜、まこと、みぬきしか意識してなかったけど
サカイ、ミナミ、ラミロア(優海)もいるんだよな。
需要低そうだが
>>245 確かにみぬきは難しいな
ガリュウ弟とバラン、あとは茜やまこととの百合もいけるかもね
サカイはおいしいキャラだし個人的にも好みだけど、他キャラとの絡みが壊滅的に少ないのが残念…
ネタになりにくいかも
みぬきと茜!
それいいなあ!
みぬきはオドロキと兄妹設定じゃなければなぁ
>>244 >あと前に誰かが書いてたけど、茜だけがガントに呼ばれた時、ああこりゃヤラれるわと思った。
俺の脳内では後ろの穴まで調教済み余裕でした
巴が局長に操られてた二年間は
毎日ヤられてたに違いない
>>248 まことが茜にオドロキが好きだっていう話をしたら
なぜか「じゃあ(本番)に向けて開発しときましょう」
ってなるのはどうかな
>>243 やっぱガントは結婚してるのかな。
まあ警察局長にまでなった人が独身なわけないか。
家じゃすごく良い旦那、良いパパぶりを発揮してそう。
でそのストレスを巴で発散
なんとなくガントは独身のイメージだな。
自分ひとりの力でのし上がって来たタイプな気がする。
世間体のために?結婚はしてそう。
ただ、家庭でも仮面をかぶっていそうだ
独身だったので出世が遅れた、もしくは結婚している(していた)けれど別居or離婚
で、家族がいない方が個人的にはエロパロにしやすいな
お持ち帰りしての監禁凌辱調教が気軽にできる
ガントは自分の地位向上(利益)になる妻を貰ってるでしょう。
そういう関係性(コネ)を、奴が利用しないとは思えない。
お嬢で何も知らない妻とかわいい子と、休日にタチミサーカスとか観に行っ
たりしてそう。
検事2の敵役に、巌徒の娘とか出ないかな
父親の反動で法とか正義とかに異常なこだわりを持ってる、依怙地で融通が効かない警察官
(誤認)逮捕した容疑者をガンガン追い詰める、嘘ついた証人は女子どもでも容赦なく責める
というのを妄想した
ガントは妻と子供にとって鏡のような父親だと思う
ガントがいい人て事じゃなくそこでもニコニコしていいお父さんを演じてるて意味
奥さんとの出会いも偶然を装ったもの
>>257>>259 自分はこれがイメージだな
資産家の娘とちゃっかり結婚、家庭では良き夫、父を演じていそう。
でも、「あなたが何を考えているのか分からないわ」とかは言われていそう。
うまく誤魔化しそうだけど
ガントの左手を見れば結婚してるかどうかなんてすぐに分かるんじゃないか?
熟女だがラミロアも結構イケる
熟女といえば姫神もいける
エリスは個人的に母親のイメージが強くてエロには持っていきにくいけど、
美人だよな
マヨイと千尋の母親だし、若い頃は相当の美貌だったんだろう
舞子もラミロアも10代で子供産んでるんだよな。
舞子はまあ19歳で出産だけど、ラミロアなんて17だかでオドロキ産んでるだろw
16で孕むとか結構ビッチ。
16歳で無理矢理犯された可能性もある…
ザックならありえそうでこわいw
だよな。
深夜に脱出マジックの練習とか言って誘いだして手錠かけ、素知らぬふり
でラミロアさんに違う鍵を渡しそう。
で、外れない鍵に四苦八苦するラミロアさんを笑いながら押し倒し、一晩中
陵辱中田氏→見事妊娠。
悩む彼女に「ずっと好きだったんだ、責任は取る」とか言ってオドロキの出産
に持ち込みそうだ。
オドロキは旅芸人の子じゃなかった?
>>268 それだとオドロキの父親はザックになっちゃうぞw
それにさすがのザックも師匠の娘を10代で孕ませるようなバカはしないだろ
師匠の恐ろしさは誰よりも知ってるだろうし
オドロキの父親に関しては情報が少なすぎるな。
早く5を出して明らかにしてくれ
おどみぬのツノとみぬきの前髪はラミロアさんからの遺伝だよな?
検事2の水鏡秤のおっぱいがけしからん件について
露出度低い衣装のくせして何で胸だけあんなエロいラインしているんだ
>>273 長いモノがあるからってすぐにプレイを考えるんじゃないw
>>272 たった今あなたのコメで検事2制作発表を知った俺歓喜ww
>>273 なんだその果てしなく加わりたいプレイは。
最近DS版の1を始めたんだが色々萌えるね
>>277 ナルホドと真宵ちゃんとか。
なんかこの二人夫婦って感じで良いと思った。
まことを押し倒したときの反応ってどんなのだろ
さすがに何をされるかぐらいは悟るのかな
>>280 この前やってみたけど押し倒しただけで濡れてたよ
>>282 まことを押し倒したつもりが河津だったでござる
>>283 何故河津w
せめてハミガキにしろw
ミントの良い香りがするぞきっと
まことって胸あるのかな?
>>285 キャラ絵見た限りでは意外とありそう。
少なくともカタチはよさげ。
攻略本に載ってたまことの全身図を見ると、
かなりエロい体つきをしてるのがわかる。
ちょっとメイスンシステムで幼まことを押し倒してくる
まことの腰つきはえろいよなあ
まことは開発しがいがありそうだな
>>290 基本、逆裁の若い女キャラは開発しがいがあると思う
どれも処女臭むんむんじゃんw
処女確定
真宵 春美 冥 茜(JK) みぬき まこと
限りなく白に近いグレー
まこ
限りなく黒に近いグレー
茜(刑事) 巴
非処女
千尋 舞子 キミ子 霧緒 ラミロア
検事のキャラはよく覚えてないから割愛
検事だと…
処女(もしくは限りなく白)
美雲
限りなく黒っぽいグレー
白音、コノミチ、姫子、葛、シーナ
非処女
オバチャン
かな。
白音、ズラさんは黒でしょ。まぁ確定じゃないけど。
>>292 じつはオバチャンは未開発に100万セントwww
夫子供がいるのにヒショジョってことはないよ
えっ
>>295 旦那がいるのは確定してるけど子供もいたっけ?
まったく最近の若いモンときたら、
何かあると、すぐにこうだね
昼間っから、 こんなところで油売っちゃって
シゴトはどうしたの
弁護士なんてそんなヒマなモンなの
かいそれならオバチャンも弁護士に なればよかったよ
オバチャンが若い ころはこんなことはなかったねぇ
若いムスメがこんなヘンなカッコウ してああなげかわしいねぇ
日本の将 来はどうなるんだろうねえまったく
ムスコはムスコでもう3年も電話を・・・・
=========
この台詞で確定
>>291 異議あり!
なんで大人茜が黒に近いグレーなんだw
何も知らないまことにいろんな刺激を与えたい
茜(成人)はやってそうだな
しかもアメリカンサイズで
>>300 茜はアメリカで経験してそう。
だが茜だけをそうしたわけじゃない。
台詞でちらついただけだから入れなかったけど、
4の時間軸の真宵も黒に近いグレーだと思ってる。
家元だろうから、さすがにヤッてそうな気がする。
>>302 でも茜がやさぐれたのってたぶん日本に帰ってきて、
科学捜査官の試験に落ちたのと、
ドリル弟の下で働かなくちゃいけなくなったからだと思うから、
アメリカにいた頃はまだ純真だったんじゃないかな。
試験に落ちて自棄になっているところを目付けられて、誰かに犯されたとかはありそうかもw
真宵は家元として跡継ぎを必ず生まなきゃいけないからね。
なんか映画で話題の男と女が逆転してる大奥みたいなの想像しちゃったw
>>303 茜は真宵ほど「ねんね」な描写はなかったから、
明るくて可愛いなら尚更向こうに彼氏くらいいたと思われ。
やさぐれてからはドライな感じで寝てそう。
やさぐれたやさぐれた言ってるが茜の態度はあくまで表面的なものだろう。
心までやさぐれててドライな関係で男と寝てるとはとても思えないが……。
>>306 自分がそう思うなら良いんじゃね?
こっちはあの茜ならヤッてるんじゃねと思うだけだしw
とりあえず茜に試験管つっこむやつでも書こうかな
試験管突っ込んだ後に腹蹴らないでね…
>>308 変態プレイ大歓迎だ!
成人茜かJK茜かでだいぶプレイの趣旨も変わってくるな
どっちの茜も大好物だがw
茜がまことに試験管を・・・
その試験管にルミノール試薬を・・・
試験管というと全く関係ないがなるたる思い出してしまうorz
しかしそのネタいいな
お湯を入れるとあったかくて気持ちいいらしい
やった奴いんのかよw
鼈甲で出来た張り型をお湯につける話なら聞いた事がある。
逆転検事の 狼×シーナ のSSを次から投下させて頂きます。
318 :
狼×シーナ1:2010/09/27(月) 22:28:39 ID:fvdP5ABC
『囚われた烏』
シーナはテーブルの上に置かれたシャンパングラスをそっと手に取った。
見ただけでわかる。フランスのある会社が作っている高級品だ。
その隣にあるシャンパンのボトルにはこれまた、品質と権威を示す良く知られたラベルが貼られている。
テーブルの上には他にみずみずしい果物が盛られたボールがあった。
珠のような露に濡れる果実も、多分滅多に見ることが出来ない上等なものなのだろう。
そもそも、今いるこの部屋自体もかなり豪華な、しかし落ち着いた場所だった。
定員は二名のはずだが、どう考えてもその十倍の人数で会議が出来そうな広さだ。しかもそれが二間。つまりスイートルームになっている。
うるさくない程度に主張する瀟洒な調度品。
そして、レースのカーテン越しに広がる夜景の大パノラマ。
まさにどこを切り取っても非の打ち所が無かった。
ここは国内一を誇るホテルの一室なのだから、この程度の風格があるのは当然だろう。
それはわかる。
しかし何故、自分はこんなところにいる?
一ヶ月前に罪が暴かれ拘留中の身である自分が、檻の中とはまるで正反対の別天地ようなこの場所に……。
「よぉ、シーナ。待たせたな」
自問自答していたシーナの思考は、良く通る低い声に中断された。
「これはどういうことだ。狼士龍」
部屋の戸口にもたれるように立つ狼に、シーナは視線と疑問を投げかける。
狼はいつもの、人を喰う様な笑みを浮かべてシーナを見つめた。
獣のような視線が遠慮なくシーナの身体に注がれているが、シーナは顔色一つ変えない。
一緒に捜査をしているときに幾度と無く見た、獲物を捕捉する目。
普通の者なら射抜かれただけで震え上がるほど、鋭くて熱い。
しかしその視線をしばらく受け止め続けていると、ふと、荒々しさが消えた。
319 :
狼×シーナ2:2010/09/27(月) 22:29:43 ID:fvdP5ABC
「相変わらずポーカーフェイスだな。折角綺麗な格好してるんだから、もっと愛想良くすりゃあいいのによ」
戸口にもたれたままだった狼は部屋の中に足を進め、傍らの椅子に腰掛けた。
お互いの息遣いが聞こえそうなほど二人の距離が縮まる。
「その服、良く似合ってるぜ。選んだ甲斐があった」
狼はシーナの手をそっと取った。
身体に沿ったシンプルなワンピースが、胸と腰のラインの綺麗なところだけを拾ってくれている。
シーナが監視員に、拘留中の部屋から出るように言われたのは夕方だった。
聴取の要請が出ているので別の場所に移送すると言われた。
身体検査の際に別の服に着替えるように言われ、渡されたのが今身につけている服だった。
そもそも、自分が拘留されたのは一ヶ月前だ。大体の事情聴取は済んでいる。
夕方に急に呼び出されて聴取されるような事柄など本来ならもうないはずだ。
そこで少しおかしいと思ったが、所詮は囚われの身。
黙って言う通りにしていたら、最終的には黒塗りのリムジンに乗せられてここにつれてこられた。
シーナは自分の手を軽く握っている狼を振り払った。
「これは、ロウが仕組んだことなのか。何故私をこんなところに連れてきた。そしてなぜ、こんな対偶を……」
シーナに振り払われた狼は、片方だけ眉尻を下げ、困ったような顔をする。
狼とパートナーを組んでしばらくして、シーナは自分と雑談している狼のこんな表情に気付いた。
さらに、この子供のような表情を自分だけにしか見せない事にも気付いた。
「この部屋とかその服とか、気に入らねぇか? だったらもっと、良い物を用意するぜ」
「そういうことではない。私は、こんなもてなしをあなたから受ける理由がわからないと言っているのだ」
シーナは改めて部屋の中を見回した。
国際捜査官として赴いた地では、各国からそれなりの対偶は受けたが、今いるここはそのどれよりも豪華で高級だろう。
少なくとも、心から歓迎する者に対して尽くされる、最大級の厚意であることに間違いはない。
似つかわしくない。自分には。
自分は数え切れないほどの犯罪を重ねてきた。
どんなに言い訳をしてもそれは自分の保身のためだ。
そのために、初めから、目の前の男を裏切り続けていた。
「こんな場所に、私は場違いだ。だって私は……」
「シーナは、オレの部下だ」
シーナを遮ったのは、力強い断定の言葉だった。
言葉と態度に現れる、有無を言わせない雰囲気と威厳。
この男は無骨で粗野だが、何事にも負けないこの強さで部下を引っ張ることが出来る。
部下はみんな彼が大好きだった。
自分も時々偽りの身分と言うことを忘れ、彼を尊敬することさえあった……。
しかし所詮、偽りは偽り。
「私はあなたの部下ではない。一度は部下になったと言えなくもないが……。
少なくとも、犯罪が明らかになった時点で部下の資格などない」
320 :
狼×シーナ3:2010/09/27(月) 22:30:53 ID:fvdP5ABC
シーナの言葉に、狼はまた、あの子供のような表情を浮かべた。
「……確かにな。シーナ、お前は今日付けで、国際捜査官の身分を剥奪された。つまり明日からはオレの部下ではなくなる」
「今日付け……明日から?」
「ああ。警察組織はお役所仕事みたいでな。物事を処理するのに時間がかかるんだ。
で、今日付けってことになった」
「……そうか」
今日まで。
あと数時間で今日が終わる。
そうすれば、シーナは書類上でも狼の部下ではなくなり、残る肩書きは『ただの犯罪者』。
「でも、言い換えれば、今日まではお前はオレの部下だ」
残り数時間だけの上司が、シーナに微笑みかけた。
「だから、これはオレからお前への"お礼"ってやつだ。シーナには今まで一番世話をかけたからな」
「お礼……」
「まぁ一応立場があるからな。こういう場を設けるのは手間がかかったぜ。コネクションをフルに活用させてもらった。
あの検事さんも含めてな」
シャンパングラスに透き通った液体が注がれる。
狼はグラスの片割れをシーナのほうに差し出した。
液体の内部で、小さな泡が生まれては消えていく。
「短刀直入に言ったらどうだ、狼」
シーナはグラスを受け取る代わりに覚めた視線を返した。
「今日は事情聴取と聞いている。私から聞き出したいのだろう? 組織の内部事情を」
狼はかぶりを振って否定する。
「……シーナ、それは違うぜ。オレはただ……」
「何が違うの。こんな手の込んだ方法を取って私を油断させるつもりなんだろう。その手には乗らない。
カーネイジの逮捕で組織は大きく崩れたが、まだ残党がいると聞いている。
あなたは組織を根こそぎ壊滅したいんだろうが、私は何も喋るつもりはない」
そう。その手には乗らない。
目の前に差し出された甘い誘惑はただの罠。手を出したら最後。
今まで自分は、いつ誰に裏切られるかわからない世界で生きてきた。
裏切られる前に裏切って、身を守ってきた。それが生き残るたった一つの術だったから。
互いに見つめ合ったまま緊迫した時間だけが流れていく。
先に口火を切ったのはシーナだった。
「事情聴取は成立しない。帰らせてもらう。移送のための人員を呼べ」
シーナの言葉に、狼は動かなかった。
仕方なく、自ら人を呼ぶために備え付けの電話を探す。
いくら狼が用意した特別対偶といえど、フロントには警察の者が待機しているだろう。
「待てよ」
受話器を上げたシーナの腕を、狼が掴んで止めた。
「離して。何度も言うが、私はあなたに話すことなんてない」
「お前から話を聞きたいんじゃない。オレからお前に話すことがあるんだ」
「……何ですって?」
狼の言葉に少し驚いた。
その隙に、狼はシーナから受話器を取り上げて元の位置に戻す。
「あなたが私に、何の話があると言うの」
シーナは狼に改めて向き直った。
狼はシーナの視線を真っ直ぐ受け止める。
「単刀直入に言えといったな。シーナ。じゃあ言わせて貰うぜ。
オレはお前を、口説き落としにきた」
321 :
狼×シーナ4:2010/09/27(月) 22:32:56 ID:fvdP5ABC
全く予想だにしなかった言葉に、どこかへ置いてきたはずの表情が蘇るのを感じた。
それを押し留めながら、シーナは口を開く。
「何を言っているのかわからない……」
「わからなくていい。ただ言っておきたかっただけだ。
今までは部下として常に一緒にいたが、明日からはそうじゃなくなる。
一人の男としてオレはお前の側にいたい」
真っ直ぐ見つめられて、狼狽えた。
先ほどは何とか押し留めた感情が、今度は抑えられずに顔に出る。
「わかるか、シーナ。オレはお前が……」
狼の瞳に押し負けそうになり、シーナは首を横に振った。
「私がそんな陳腐な言葉を信じると思う?
第一、仮に本当にあなたが私を愛しているというならそれこそ嘘だ。
私は組織の人間。人格を変え顔も変え、身を潜める。それがやり方。
あなたが私を愛しているといっても、それは『シーナ』としての私であって、本当の私ではない」
本当の自分が一体どんな人物だったのか。
そんなことはもうとっくに忘却の彼方だった。
最後に『本当の自分』として感情を出したのはいつ?
カズラもシーナも、他の人物も、それは全て偽者の私であって、私じゃない。
本当の自分など、曝け出したところでどうなる。
犯罪に手を染め、いつ裏切るかわからない自分など、誰が受け入れてくれる……?
「本当のお前のことをオレは知らない。名前さえも知らない。
でも、だからなんだ?」
狼の手が肩に置かれた。
「え……?」
322 :
狼×シーナ5:2010/09/27(月) 22:34:17 ID:fvdP5ABC
「オレはお前と組んでから毎日楽しかった。部下として、一人の女として失いたくないと思った。
あの時、バドウさんに撃たれそうになったときは代わりに死んでもいいと思った」
この男は、馬堂の銃弾から自分を守ってくれた。
自分はこの男を裏切ったのに、それが明らかになっているのに、それでも庇ってくれた。
当たり所が悪かったら死ぬかもしれなかったのに、この男は……。
自分はこの男を裏切った。それだけじゃない。
自分の感情さえ、ずっと裏切り続けてきた。
狼の側にいて、楽しかった。失いたくない日々だった。
しかし本心とは裏腹に、カーネイジの犯罪に加担して自らそれを手放してしまった。
本当は、本当は私は……。
「『シーナ』が本当のお前じゃないって言うなら、これから本当のお前を見せてくれればいい」
ノースリーブの腕に暖かさを感じた。
遠慮がちに自分を包む、無骨な腕の感触。
「本当の私なんて、もう忘れてしまった……」
「なら、オレが探し当てて捕まえてやる」
「本当の私はあなたが考えているより、卑劣で愚かで愛するに値しない人間だ」
シーナは自分を優しく包む檻を解いて、窓際へ歩み寄った。
ガラスを覆っていた薄いレースの膜をそっと引くと、そこには夜景が広がっている。
「あなたは本当に、間抜けな男だわ。こんなに警備が手薄なところに私を連れてくるなんて」
「そういやお前は"怪盗・ヤタガラス"だったな。空でも飛ぶか」
「そう。なんならこのガラスを叩き割って、下に飛び降りてでも逃げおおせる。そうしたらどうするつもりなの?」
眼科に広がる夜景を、窓ガラスに手を突いて覗き込んだ。
そのシーナの背後から、狼は彼女を閉じ込めるように包み込む。
「だったらオレも飛び降りるさ。お前がどこへ行っても必ず見つけ出して、捕まえてやる」
シーナの心に僅かに残っていた迷いの感情は、深い口付けとともにかき消えた。
唇を合わせながら、心の中で呪文のように同じ言葉を繰り替えしていた。
バカみたい。
バカみたいに強くて、優しくて、大きくて……間抜けな男……。
****************
323 :
狼×シーナ6:2010/09/27(月) 22:36:26 ID:fvdP5ABC
そっと抱えられて寝室へ運ばれた。
まぶたと頬に口付けを落とされながら、衣服を解かれる。
急いてどこかに引っ掛けることも、どこかを無理に押さえつけられるようなことも無く、所作の一つ一つがまるでガラス細工を扱うときのように優しかった。
「寒かったりしないか?」
露になった素肌に触れながら狼が聞いた。
「見かけによらず優しいのね」
「そりゃあそうさ。『女性はいつまでもお姫様ですよ』」
「本気で言ってたの、それ」
「オレはいつだって本気だぜ。特にお前の前ではな」
少しだけ不安だった。
今まで数多くの組織に潜入しては、いろいろな情報を盗んできた。
潜入した先で女の武器を使ったことだって何度もある。
そういう時、いちいち感じていては肝心の情報を聞き出せない。
そんなことを繰り返すうちに、肉体の反応を感情で押さえつけるのが癖になってしまっていた。
自分が穢れきって反応もしなくなった女だとわかったら、狼はどう思うだろうか……。
「どうした?」
狼は手を止めて、シーナを見下ろした。
「嫌なら今すぐやめるぜ。遠慮なく言えよ」
自分でベッドに運んでおいて、嫌がったらやめるという。
万が一「やっぱり嫌だ」と言ったら本当にやめてくれるのだろう。そして何事も無かったかのように笑ってくれるのだろう。
いつだって彼は、本音しか言わない。本気で自分を守ってくれた。
最後の不安を、自分の身体とともに狼の胸の中に投げ出した。
「……嫌ではない。続けて」
素肌の上を優しく滑っていた狼の指が、胸の頂を捉える。
ゆっくりと確かめるように丹念に愛撫されると、やがてその部分は硬く感触を変えていった。
「もっと堪能してもいいか?」
シーナが頷くのを待ってから、狼は彩づいたそこを口に含む。
どの部位もそうだった。
丁寧に解きほぐし、シーナの了解を得てから攻める。
狼が触れた部位には、心地よい余韻が残り、紅い痕が散っていく。
脚を開かれ、その奥に指が伸びてくる。
不意にぴちゃっ、と水滴の爆ぜる音が響いた。
「……!!」
シーナは触れられて初めて、自分の局部が激しく濡れていることを自覚した。
思わず狼の手を掴んで止める。
今まで、何人もの男と感情を交えず寝てきた。
中にはそれなりの経験を積んだ者もいたが、決して心から感じることなんて無かった。
ましてや、心より先に身体が反応することなんて……。
「痛かったか?」
腕をつかまれたままの狼が、シーナを見つめた。
掴んでいる腕の逞しさ、目の前の少し汗ばんだ熱い胸板。
それにまるで似合わない、優しいリード。
これから先、彼がもっと自分に踏み込んでくるところを想像すると、シーナは身体の火照りを感じた。
こんな感情はとっくの昔になくなってしまったと思っていた。自分がこんなに、何かを抑えられなくなるなんて……。
324 :
狼×シーナ7:2010/09/27(月) 22:37:35 ID:fvdP5ABC
「続けるぞ」
狼は再びシーナへ指を伸ばす。
「もうやめて……」
拒否の言葉に、狼はシーナを覗き込む。
「……何でだ。嫌か?」
「嫌じゃない。けど」
隅々まで触れられて反応を確かめられている手前、嫌とはいえなかった。
しかし、今までこんなことは無かった。このまま続けられたら……。
「意識がなくなりそう。……自分がどうなるかわからない」
「今頭で考えてることなんてみんな手放せばいいじゃねぇか。オレが抱いていてやるから安心しろ」
「でも」
「それにな……」
狼はシーナを抱く腕に力をこめた。
「そこまで煽られたら、いくらなんでももう無理だぜ」
十分に潤ったそこに熱いものが押し当てられ、筋に沿って擦られる。
それだけで身体に刺激が走ったように衝動が込み上げた。
「んっ……」
漏れ出す声を唇を噛み締めて耐える。
しかし開かれた場所が溢れるように濡れるのは防げなかった。
あてがわれたそれは熱さを増し、どちらのものともわからない液体で濡れそぼり、動かすたびに淫らな音を立てる。
「挿れてもいいか?」
聞かれたが応えられなかった。
落ちてくる唇を、ただ、目を閉じて受け止めた。
最初は静かに侵入してきて、そっと内部をかき回す。
熱く滾ったものがシーナの内壁を削るように擦る度に、唇から甘い声が漏れた。
その声と、指を噛んで耐えるシーナの恍惚の表情に、狼の理性も揺さぶられペースが増してゆく。
狼の行為は次第に荒々しくなっていったが、シーナはその中に何故か優しさを感じた。
押しつぶされそうなほど強く抱きすくめられても。身体の一番深いところを執拗に衝かれても。
それが激しければ激しいほど、身体の中から衝動が透明な液体になって溢れてくる。
自分の意思とは裏腹に、狼を受け入れている部位は彼を離すことを拒むように締まっていく。
耳朶を攻められてそこが自分の弱点だと気付いた。
背中に口付けを落とされてそこが感じるポイントだとわかった。
今まで背負っていた偽りの自分は解かされて流れて、残った濃い部分で一つに混ざり合っている。
そう思った。
次第に昇り詰めていって、不意に落ちるような感覚に誘われる。
上下左右もわからないまま薄れていく意識の中で、身体の中に注がれていく熱さだけをはっきりと感じ取る。
シーナは遠い昔に捨てた感情を取り戻した。
遠い遠い昔、一番最初に捨ててしまった感情。
――この腕に抱かれて、離さないでいてくれて、私はとても……。
325 :
狼×シーナ8:2010/09/27(月) 22:38:36 ID:fvdP5ABC
ベッドサイドのテーブルに、水の入ったグラスが置かれた。
「飲むか?」
狼はグラスを使わず、冷蔵庫から出したボトルに直接口をつけている。
シーナはゆっくり起き上がり、水を口に含んだ。
「今日は事情聴取じゃねぇって言ったけど、一つだけ、訊いてもいいか?」
「何?」
「お前のこと、何て呼んだらいい。名前がわからないとさすがに困る」
既に日付が変わっていた。
昨日までは、隣にいる男の部下だった。
では、今日からは……。
「私はシーナよ。あなたに最初にそう呼ばれた、それが私の名前……」
答えを言い終わらないうちに、抱きすくめられた。
水の入っていたグラスが床に落ちる。
そのまま夜が明けるまで、何度も肌を重ね合った。
耳元で甘く囁かれる名前は心の奥底を掴み、逃れられそうにない。
『お前がどこへ行っても必ず見つけ出して、捕まえてやる』
文字通り、捉えられていた。
バカみたいに強くて、優しくて、大きい檻に。
何かに怯え、裏切り裏切られることしか知らない悲しいカラスは、もういない。
(終)
326 :
317:2010/09/27(月) 22:39:59 ID:fvdP5ABC
以上で終わりです。
一つsage忘れてしまったものがあり、すみませんでした。
さらに誤字脱字等ありましたら重ね重ねすみません。
>>317 GJ
正直検事キャラに興味なかったけど
とてもよかった
ちょっと狼が好きになったよ
起きたらSSキテタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!
ロウ捜査官むっちゃかっこよくてハァハァしたよ!
GJGJGJ!
ロウシナGJ!!
狼は検事で一番好きなキャラだったから嬉しいよ
しかももう保管庫に入ってる!!
管理人さんの仕事の早さにワロタw
狼、逆裁シリーズには色物過ぎるだろと受け付けなかったけど、
「女性はみんなお姫様」で堕ちたわ。
あいつ、イイ奴w
ロウシナGj!
GJ!
そして何故シーナの話をしない
あのマッシュルームカットが素敵!
遅くなったけどロウシナ良かったよ!!
シーナと言えば、カズラ時代の彼女は、
バドウか一条のどっちかと恋人設定だったと思えて仕方ない。
一条だったら美雲が可哀想すぎるw
バドウが意外と馬並のブツを所有してたりして
>>333 自分も同じようなこと思ってた。
恋人同士ではないけど、大人の付き合いはしてそうだなと。
馬堂のほうが可能性は高そう
>>335 馬堂とかゴドーみたいなハードボイルドなキャラのブツが小さかったら、
ガッカリ感がハンパないw
お互い寝たくなったという利害関係が一致したときに寝る関係みたいな感じかな。
自分もバドウかな、と思う。
一条検事も男やもめで色っぽいイケメンだけど。
338 :
響也×茜1:2010/09/30(木) 22:15:21 ID:7HZZF/xR
響茜投下します。
・4-4のシミュレート裁判から数日後の設定。
・響也が若干やさぐれ、ヘタレ気味です。
「宝月刑事、取調べの方はどうなった」
殺人の容疑のかかった被疑者の取調べに立ち会い、
それを終えて戻ってきた宝月茜に、上司である課長が声をかける。
「相変らず容疑を否認しています」
「そうか。裁判明日に決まったよ。担当は牙琉検事だ」
「が、牙琉検事ですか・・・?」
その名前を聞いて心臓の鼓動が少し早くなる。
「ああ、だから早急にこの資料、検事局まで持っていってくれ」
「はい・・・」
「今回の事件、牙琉検事が担当だってね」
「久しぶりじゃない?こんな大きなヤマ担当するの」
「あのシミュレート裁判以降、バンドも解散してずいぶん大人しくなっちゃったもんね」
「上がそうさせてるんでしょ?これ以上問題増やされちゃかなわないって」
「あの裁判はマスコミも大騒ぎだったもんねー。おかげでこっちまで仕事になんなかったし」
検事局へ行く前に入ったトイレで、鏡の前でお喋りする婦警たちの話を茜は個室の中で黙って聞いていた。
牙琉響也のまわりで立て続けに起こったバンドメンバーと身内が犯した犯罪。
特にあの裁判員をテスト起用したシミュレート裁判以降、みんなの響也を見る目が変わってしまった。
彼に同情する者もいれば、罪を犯した彼らに対する響也の容赦のない追及に、
残酷、血も涙もないと陰口を言う人もいた。
組織全体が彼を腫れ物に触るような扱いをしているのが嫌でもわかる。
「あいつは何も悪いことしてないじゃない・・・」
自分にしか聞こえないくらいの小声で言った。
婦警たちがいなくなるのを待って、茜はそっとトイレから出て行った。
339 :
響也×茜2:2010/09/30(木) 22:18:37 ID:7HZZF/xR
30分後、茜は検事局に到着した。
コンコン
「どうぞ」
「失礼します」
ドアを開けると、部屋の主はいつもの優しい笑顔で茜を出迎えた。
「明日の裁判の資料を持ってきました」
「ありがとう。早速拝見するよ」
響也が書類に目を通している間に茜は部屋を見渡す。
天井からぶら下がっている大型モニターが3台、
以前は3台すべてがフル稼働していて複数の事件の詳細が映し出されていた。
でも今は1台で事が足りるようだ。他2台には電源も入っていない。
以前は目障りに感じた壁一面のギターたちも、今はどことなく哀愁を感じる。
「よし、明日は予定通りいけそうだな。刑事クン、証言のほうしっかり頼むよ」
「わ、わかってます!」
急に話しかけられ、ついいつもの強い口調で返してしまう。
「ははは、その意気だよ」
「では失礼しました!!」
部屋を出て行こうとしてふと響也のほうを見る。
響也は窓際に立ち、どこか寂しげな表情でぼんやりと外の景色を見つめていた。
茜はドアノブから手を離し、再び響也に近づく。
「ん?まだ何か?」
戻ってきた茜に響也は少し驚いた。
当たり前だ。いつもの茜は用件が済むとまるで1分1秒でもここには居たくないと言わんばかりに立ち去って行くのだから。
茜は響也の前に立ち、肩から提げていた鞄の中からまだ開けていないかりんとうの袋を取り出し、
どれを半ば強引に響也に渡す。
「それあげるから、あんたの方こそ明日の法廷しっかりやんなさいよ!」
我ながらなんて可愛くないのだろうと茜は思った。
渡した後の響也の反応も見ずに、茜は足早に部屋を出た。
その茜が出て行ったドアのほうをじっと見つめる響也。
「しっかり・・・か・・・」
340 :
響也×茜3:2010/09/30(木) 22:25:24 ID:7HZZF/xR
翌日の法廷。
終始検察側のペースで進み、被告の有罪という結末で幕を閉じた。
響也の隙も無駄もない鮮やかな法廷戦術に、その場にいた誰もが感嘆の声をあげた。
「さすがだね牙琉検事。1日でケリつけちゃったよ」
「実力はお墨付きだからね。上の連中が今後彼をどう扱うかまた見物だな」
ざわついた法廷内から傍聴人や裁判官たちがぞろぞろと退出していくなか、
響也は検事席から動こうとしなかった。
その表情はどこか虚ろで、いつも人に見られることを意識している彼らしくない無表情だった。
茜はそんな響也の表情を見て、胸が締め付けられた。
(なんて顔してんのよ・・・勝ったんだからもっと嬉しそうな表情しなさいよ・・・バカ・・・)
お疲れ様でしたとか、おめでとうございますとかかける言葉はあったはずなのに、
今はどの言葉も彼には届かない気がして、茜は何も言わず裁判所を出た。
そしてそのまま警察署へと戻っていった。
「んー、やっと終わった!」
時計の針は夜の9時を過ぎたところだった。
茜は昼間の裁判が終わってから自分のデスクに戻り、溜まっていた報告書をまとめていた。
仕事中もずっと響也のことが頭から離れなかった。
いつもキザでナルシストでちゃらちゃらじゃらじゃらしてるあいつが大嫌いだった。
大嫌いだったはずなのに・・・
PPPPP・・・
「!」
自分の携帯が鳴っていることに気づき慌てて取る。
「はい!もしもし」
「あ、刑事クン?ぼくだけど」
「牙琉検事ですか!?どうしたんですか?こんな時間に」
「刑事クン、今家?」
「いえ、まだ職場です。でもこれから帰るところです」
「そっかぁ。こんな遅くまでご苦労様」
響也の声は陽気だった。元気になったのかな?と思っていると、
「じゃあさ、今からぼくの家に来てくれないかな」
「は!?な、何言ってるんですか!今からって・・・」
「たのむ・・・会いたいんだ・・・」
それだけ言って電話を響也が切ってしまったようだ。
(な・・・何よアイツ!こんな時間に呼びつけて!!家に来いですって!?
来てほしいのなら、アンタが迎えに来なさいよ!!ってそういうことじゃなくてー!!)
頭の中でごちゃごちゃ考えている内に、
電話をもらった約1時間後には響也のマンションの前まで来てしまっていた。
341 :
響也×茜4:2010/09/30(木) 22:31:57 ID:7HZZF/xR
マンション1階の玄関で警察署で調べた響也の部屋の番号を入力し、呼び出しボタンを押す。
「はい」
「ほ、宝月ですけど・・・」
「今開ける。上がってきて」
目の前の自動扉が開いた。
(今ならまだ引き返せる。本当にこのまま彼の部屋に行っちゃっていいの?)
迷っていたが、自動扉が閉まりかけたとき、茜は咄嗟に扉の中に入ってしまった。
「やあ、待ってたよ。どうぞ」
「・・・・・」
部屋のドアを開けて笑顔で出迎えてくれた響也。
赤紫のジャケットは脱いでいたが、いつもと同じだった。
ただいつもと1つ違うのは・・・
「お酒、飲んでたんですか?」
響也からはいつもの男性物の香水に混じり、かなり強いお酒の匂いがした。
「うん、でも1人で飲んでるのも寂しくって。刑事クンから貰ったあれ食べたら刑事クンに会いたくなっちゃってさ。それで刑事クンに電話しちゃった」
リビングに通されると、テーブルの上にはすでに大量に飲んだであろう証拠が残っていた。
「適当に座って。何飲む?」
「あ、あたしはけっこうです。気にしないで下さい」
「えぇー、せっかく来たのに遠慮しないで。あ、コレ食べて食べて。意外と酒の肴に合うんだよ」
差し出されたのは昨日茜があげたかりんとうだった。
「じゃあいただきます」
大きなソファの一番端に浅く腰掛け、かりんとうを1つ摘まんで口に入れる。
「本当に好きなんだね。太らないのが不思議だよ」
「まあそれなりに気をつけてはいますから・・・」
「ふぅん」
「・・・・・」
会話が終わってしまった。
響也が無言でじっとこっちを見つめてくる。
そのあまりにも強い視線に茜は彼のほうを見ることができず、
視線を逸らしたまま何か会話の話題を必死に探した。
「き、今日の法廷、お疲れ様でした!」
咄嗟に出た今日の法廷の話題。
「ありがとう。刑事クンたちのおかげだよ」
「い、いいえ!みんな言ってましたよ。やっぱり牙琉検事はすごいって。今日の法廷だって終始検事が主導権握ってましたし。弁護側の理論を華麗に打ち崩していく姿なんかもう・・・」
「やめてくれ!!」
突然響也が大きな声を発し、茜はビクッと驚いた。
343 :
響也×茜5:2010/09/30(木) 22:37:36 ID:7HZZF/xR
「君まで・・・君までそんなこと言うのか・・・。君までぼくを哀れむのか!!」
今まで見たことも聞いたこともない響也の声と表情に茜の体はすくんでしまった。
響也はがっくり肩を落としながら溜まっているイライラをどんどん吐き出していった。
「さっき検事局長から電話がきたよ。『これからもこの調子でしっかり頼む』だってさ。これからもって、しっかりってなんだよ!!ぼくは今まで一度も手を抜いたこともないし、真面目にやってきた!!真実を追究することがぼくの仕事だろ!?」
茜は何も答えられず、黙って聞いていた。
「なのにあのシミュレート裁判が終わってから、みんなぼくによそよそしくなったり、離れていったり、哀れんだり、挙句の果てにはぼくの側にいたら不幸になるとか言う奴までいる。もうたくさんだ。ぼくがいったい何をしたっていうのさ!!」
ダンッ!と響也がテーブルを思いっきり叩いた。その音が静まり返った部屋の中で大きく響いた。
お酒の力もあるのだろう、こんなに感情的になる響也を茜は見たことがなかった。
「君だってそうだ。いつもはぼくに冷たいくせに、まともに相手なんかしてくれないくせに・・・」
じりじりと響也が茜に近づいてくる。
「君に優しくされたのが一番ショックだった。君だけは普段と変わらないでいてほしかったのに…君にだけは哀れんでほしくなかったのに・・・」
響也の両手が茜の肩を掴み、響也の顔が茜の顔の至近距離までくる。その瞳にはいつもの優しさも力強さもなかった。
「あたし、そんなつもりじゃ・・・」
声が震えていた。励まそうとしたつもりが彼を傷つけてしまっていた。
好き勝手に言う連中と同じに思われたことが、茜もショックで泣きたくなってくる。
「じゃあどんなつもりだよ!」
「あたしはあなたのことが!!」
好きだから!!思わず口に出してしまいそうになり茜は下唇をきゅっと噛んでこらえた。
(好き?あたしがこいつを?だからあたしは、こいつを放っておけなかったんだ…)
でも今ここで言ってしまったら、きっと響也のことをさらに傷つけてしまう、
そう思った茜はただただ黙って俯くしか出来なかった。
そんな茜を見て響也は小さく不適な笑みを浮かべた。
「わかったよ」
そう言って響也はいきなり茜の唇を奪った。
344 :
響也×茜6:2010/09/30(木) 22:41:35 ID:7HZZF/xR
「!!ん・・・っ!!」
突然のことに茜は驚き、必死に響也から離れようとするが、
響也は片方の手で茜の頭をしっかり押さえ込み、もう片方の手で茜の肩を強く押さえた。
舌を強引に押し込み、茜の口内を激しく犯していく。
「んーーっ!!」
苦しくなり、茜は響也の胸をドンドン叩く。
響也が唇を離し、手の力を少し弱めた隙に茜は響也から離れた。
「あ、あたし、やっぱり帰ります!!」
立ち上がり玄関の方へ駆けて行こうとしたが、腕を響也に掴まれ引き戻される。
「帰さない」
低い声だった。響也の目を見て茜は震え上がった。とても冷たい目だった。
同じ目をした男を茜はふと思い出した。
あのシミュレート裁判のときに証言台にいたあの男・・・・・・
「逃げるなんてダメだよ。それに君もさ、夜男の部屋に1人で来て、何をされるかわからないほど子供じゃないだろう?」
家に来て欲しいと言われたときから、この家に足を踏み入れたときから茜はなんとなく覚悟はしていた。
もしかしたら、心の奥底では期待していたのかもしれない。
それを見透かされたような気がして、茜は恥ずかしくて響也から目を逸らしてしまった。
「まさか本当に来てくれるなんて思わなかったけど、来たってことはこういうことしたくて来たんだろ?」
再び唇を強く奪われ、響也の舌が口内の奥深くまで侵入してくる。
「んんっ・・・」
響也を押し戻そうとする茜を制止し、両方の手首を片手でまとめ上げ壁に押し付ける。
もう片方の手で茜の胸元のスカーフを少し乱暴に解き、ブラウスを力任せに思いっきり引き裂いた。
「あっ・・・」
弾け飛んだブラウスのボタンが床に落ち、転がっていく様子を茜は呆然と見つめた。
もう本当に逃げられない・・・。茜は完全に覚悟を決めた。
これで彼の気が済むのなら・・・そう思って茜は黙って耐えることにした。
345 :
響也×茜7:2010/09/30(木) 22:45:04 ID:7HZZF/xR
響也の唇が茜の唇から首筋、鎖骨、そして胸元へとじょじょに下がっていく。
胸を覆い隠す下着を下にずらし、露になった胸の先端に響也は吸い付いた。
「あっ・・・!ん、んんッ・・・」
堪えていた声が思わず出てしまい、両手を押さえられているため口を塞ぐことが出来ず、唇をさらに噛み締め声を抑えた。
「我慢しなくていいよ?ぼくは刑事クンの声聞きたいな」
長い指で茜の唇を撫で、茜の口が少し開いたところに中指を突っ込み軽く咥えさせる。
そうしている間も硬くなっている胸のピンクの先端を舌で唇で弄ぶ。
「ん、ぁぁ・・・っ・・・ふぅん、あっ、あぁぁ・・・っ!」
「可愛いね。もっともっと聞かせてよ」
響也は茜の口から指を抜き茜のズボンのベルトを手早く外した。
ズボンを膝まで下ろし、下着の上から茜の秘裂をなぞっていく。
そこは布越しでも十分にわかるくらい熱く潤っていた。
下着の中に手を滑り込ませ、秘部に直接触れる。
「い・・・やぁ・・・ああぁ!」
「はは、すごい感じてるんだね。どんどん溢れてくるよ。でもまだ触ってるだけだよ?指を中に入れちゃったらどうなるかな」
意地悪な笑みを浮かべて、さっきまで茜の口に入れていた指を今度は秘所へと割って入っていく。
「あっ・・・!!」
すんなりと指の進入を許してしまった。
響也が指を出し入れしているところから、くちゅくちゅという水音が静かな空間に響き渡る。
自らが発している卑猥な音に、茜の羞恥心が増していった。
指をもう1本増やし、中をかき混ぜるように響也の指が激しく動く。
「も・・・もぅ・・・や・・・めてええぇぇっ!!」
茜の限界が近いことを察知しても、響也は指の動きを止めなかった。
そして薄っすらと汗ばんできている茜の白い胸元に、思いっきり強く吸い付いた。
「あぅっ!あぁぁぁっ!!」
頭と目の前が真っ白になる感覚を茜は初めて体験した。
346 :
響也×茜8:2010/09/30(木) 22:52:22 ID:7HZZF/xR
イカされてしまった・・・一方的に、しかもこんな格好で・・・
茜の両手を押さえつけていた響也の手が徐々に弱められ、
足に力が入らない茜の体は床に崩れ落ちた。
乱れた衣服を直す気力もなく、まだ呼吸の荒い茜はぼんやりと高い天井を眺めていた。
だがその視界はすぐさま、心配そうに茜を覗き込む響也によって遮られる。
「大丈夫?起き上がれる?」
茜は無言で小さく首を横に振る。手にも足にも力が入らない。こんな感覚は初めてだった。
「茜・・・」
名前を呼ばれ、顔が熱くなっていくのがわかる。
「気持ち良かった?」
「っ!!バ・・・バカ、じゃないの!きゃあっ!」
突然茜の体が強い力で起こされ、そのまま宙に浮いた。
響也が茜を抱き上げリビングを出て行く。
「ちょっと降ろしてよ!どこに連れていくのよ」
「ぼくの寝室だよ。硬い床の上より、ベッドの上でするほうがいいと思ってさ」
「なっ!」
まだ終わらない・・・そう思ったとき茜の秘部が疼いた。
寝室に到着し、響也は茜をそっとベッドに座らせた。
先ほどとは違う優しい手つきで、茜の衣服、下着を取り外していく。
一糸まとわぬ姿にし、ベッドに横たわらせる。
「ちょっと待っててね」
そう言って響也は茜の唇に軽くチュっとキスをして茜から少し離れた。
手早く自分の衣服を脱ぎ、首からかけていたアクセサリも外した。
茜はその様子をただただ眺めていた
(キレイな体だなぁ・・・)
思わず見惚れていると、こっちに振り向いた響也と目が合った。
「ぼくに見惚れてるでしょ」
「なっ・・・なんであたしが!!んっっ!」
異議を唱えようとした口を塞がれる。
347 :
響也×茜9:2010/09/30(木) 22:55:34 ID:7HZZF/xR
響也は茜におおいかぶさり、優しくついばむようなキスの雨を茜の体全体に降らせる。
両手で胸を揉みしだき、真ん中に寄せ先端に吸い付く。硬く突き出たところを甘く噛んだ。
「あぁん!!だ・・・だめぇ・・・」
さっきよりも感じやすくなっている自分の体に戸惑いを感じながら、響也の心地よい愛撫を受け続ける。
響也は一度起き上がり、茜の膝に手をかけ足を大きく開かせた。
茜は一番恥ずかしいところを響也の目の前にさらけ出され、顔が燃え上がりそうなくらい熱くなった。
「い・・・いやあぁぁっ!!見ないでえぇぇ!!」
必死に足を閉じようとするが、響也に押さえられてビクともしない。
「キレイだよ、茜・・・」
そう言いながら、舌で秘裂をなぞる。
「ひゃあああんっ!!あ・・・ああっ!!」
指とは違うザラリとした舌の感触が強い刺激を与える。
蜜のようなトロッとした液体が溢れ出す。
響也は顔を秘所に埋めながら、蜜を丹念に舐め取っていく。
「あん・・・くぅ・・・あああっ!!」
茜に再び限界が近づく。
(また、イッちゃう・・・)
大きな波が打ち寄せようとした直前、響也が行為をやめてしまった。
「あっ・・・」
突然の中断にあと1歩のところでイキ損ねた茜は、涙目で無言の抗議をした。
響也は再び茜におおいかぶさり、茜の頬に手を添えた。
「大丈夫、ちゃんとイカせてあげるよ。でも今度はぼくも一緒にイキたいな」
茜の手を取り、自身のモノに触れさせた。
(すごい・・・こんなに・・・)
はちきれそうなほどに巨大化してるソレを茜は凝視し、
たどたどしい手つきで撫で、優しく握ってみた。
(こんなの入れられちゃったらあたし・・・でも・・・)
「欲しい・・・」
思わず口に出してしまった自分に驚き、焦って手をパッと離した。
恥ずかしくて響也の顔を見られない。
348 :
響也×茜10:2010/09/30(木) 22:58:09 ID:7HZZF/xR
そんな茜を見てニヤリと笑い、響也はそそり立つ自身のモノを茜の秘所に当て擦った。
「あっ・・・」
すぐに進入してくると思っていたが、響也はまだ入れようとはせず、
ゆっくりと何度も上下に滑らす。
「んぅっ・・・」
これだけでも気持ち良いのだが、茜は更なる強い刺激を求めていた。
だがいつまでも入ってこない響也にもどかしさを感じ、
茜は自分から入れようと動こうとしたが、響也に制止される。
「なっ・・・んで・・・」
「入れて欲しい?茜」
こくこくと小さく頷く。
「じゃあぼくのこと名前で呼んでくれたら入れてあげるよ」
「な・・・まえ・・・?」
「そう」
「き、きょう・・・や」
「もっとちゃんと」
「響也・・・響也ぁ」
茜の呼びかけに満足気な笑みを浮かべ、響也は茜に口付けをする。
「よくできました」
そう言って、響也は茜の秘所を行ったり来たりさせていた自身を一気に奥まで差し込んだ。
「ああああああああっ!!!!」
バチバチっと電流が流れたような衝撃が全身に走った。
痛みは伴うものの、これまでとは比べ物にならない程の刺激と快楽に溺れていく。
「茜の中・・・すごく温かくて気持ちいい・・・」
響也の呼吸も荒くなっていた。
自身をギリギリまで引き抜いては、また奥まで一気に貫く。
それを徐々に加速させながら、時折角度も変えていく。
「あんっ・・・あっ・・・あぁっ!」
肌と肌がぶつかり合う音と、結合しているところから流れる淫らな水音が室内に盛大に響き渡る。
お互い激しく唇を貪り合い、唇が離れた後も舌と舌を絡ませ合う。
茜は無意識に腰を浮かせ、響也を更に奥深くへと誘う。
最奥を突付かれ、茜の足がガクガク震えだす。
「んんッ!!も・・・もう・・・だめええええ!!」
「・・・うん、いいよ、茜・・・ボクも・・・もう・・・」
茜の手に自分の手を絡ませぎゅっと握り、響也は最後に思いっきり突き上げた。
「あああああっ!!響也ああああ!!」
「茜っ!!」
茜が達したと同時に、響也は茜の一番奥で果てた。
どくん、どくんと大きく何度も脈打ち、茜の中に熱いものが広がっていった。
349 :
響也×茜11:2010/09/30(木) 22:59:31 ID:7HZZF/xR
「はぁ・・・はぁ・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・」
お互いの息がかかる程の距離で見つめ合う。
響也の目はもうすっかり元の優しい目に戻っていた。
安心したのか、茜の目からは涙がぽろぽろ流れる。
それを響也が親指で拭い、茜を強く抱きしめ顔を肩に埋めた。
「ごめんね・・・」
響也は苦しそうに、小さな声で言った。
(謝らないでよ・・・バカ・・・謝られたら、今夜のことが過ちになっちゃうじゃない・・・)
せっかく拭ってもらったところに涙が止め処なく流れる。
茜は縋るように自分に抱きついている響也の頭を子供をあやすように優しく撫で、
そして意識が遠のいていった。
350 :
響也×茜12:2010/09/30(木) 23:01:18 ID:7HZZF/xR
「うぅ・・・ん・・・・」
茜は重い瞼をゆっくりと開いた。
ぼやけた視界が次第にはっきりと映る。
「!!」
目の前に響也の顔があって茜は慌てた。
(そうだ・・・あたし、夕べここに来てこいつと・・・)
昨晩の激しい性行為が、まだボーっとしてる頭に鮮明に蘇る。
カッと顔が熱くなり、ベッドに顔を埋める。
チラッと響也を見たが、響也はまだ眠っていた。
すぅ、すぅと穏やかな寝息を立てている響也に、茜は何故か母性本能がくすぐられた。
「子供みたいな寝顔しちゃって」
響也の頭を優しく撫で、母親にでもなった気分だった。
茜は響也を起こさないようにそっとベッドを抜け出す。
時計の針は朝の5時半を少しまわったところ。
(電車、そろそろ出てるころね)
足元に脱ぎ散らかされている自分と響也の衣服から自分のだけを取り、そっと寝室を出た。
さてどうしようか、どうやって家に帰ろうか。
破れたブラウスを手にし、コレを着て電車に乗るのはマズイなと考え込む。
寝室の向かいの部屋が洗面所なのに気がつき、茜は入っていく。
「とりあえず、借りてもいいよね?」
手に持っていた衣服をまた床に置き、茜はバスルームに入っていった。
中に設置してある大きな鏡に自分の姿が写る。
胸元に夕べ強く吸われた際の赤い痕がくっきりと残っている。
痕を指でなぞると、体が熱くなった。
それを誤魔化すように、茜は少し熱めのシャワーを頭から浴びた。
351 :
響也×茜13:2010/09/30(木) 23:05:05 ID:7HZZF/xR
(※ここから響也視点に変わります)
「うぅ・・・」
響也は小さなうめき声をあげ、体をもぞっと動かす。
(頭が痛い・・・なんでぼく裸で寝ているんだ?)
若干二日酔い気味の重い頭で、昨日のことを順序立ててゆっくりと思い出す。
法廷が終わって、残りの仕事を片付けて早めに家に帰って・・・
上司からの電話にイライラし、滅多にない自棄酒を煽り、そして刑事クンに電話をして・・・・・・・・・・・・
「!!!!」
かばっと勢い良く起きる。
「いてっ!」
いきなり起き上がったことで頭の中にズキッと痛みが走る。
だがそんな痛みなんかもうまったく気にならないほど、
響也は青ざめ、体から冷や汗が流れる。
(ぼくは・・・ぼくは夕べ刑事クンになんてことを・・・!!)
酒に酔ってたとはいえ、まったく記憶がなくなるほどではなかった。
茜にしたこと1つ1つが鮮明に思い出される。
「け・・・刑事クン?」
部屋をキョロキョロ見渡す。
ベッドにはもう茜の姿はない。脱がせて床に散らかした彼女の衣服もなくなっている。
(か・・・帰ったのか?)
ベッド脇に置いてある時計はちょうど朝の6時だった。
(もう電車は出てる・・・そうだよな・・・帰った・・・よな)
響也はがっくりと項垂れた。自分の愚かさが許せなくて、悔しくて涙が出そうになる。
(ぼくは最低だ!!ダイアンのことも兄貴のことも、世の犯罪者達にもボクが何かを言う資格なんかない!!)
茜の涙が脳裏に焼きついて離れない。
(クソッ・・・ぼくなんか消えてしまえばいいのに!!)
謝ったところで許されるはずもない、それどころか訴えられたって文句は言えない、
そしたらぼくは間違いなく有罪だ、検事として保証してもいい・・・
茜が本気で自分を心配してくれたことも、優しさも哀れみなんかじゃなく本物だっていうことも、響也自身わかっていたはずだった。
(死んでしまいたい・・・)
響也はもう何もする気になれなかったが喉が酷く渇いていることに気づき、
とりあえず下着とズボンだけを履きよろよろと寝室を出た。
「ん?」
向かいの洗面所に人の気配がする。
352 :
響也×茜14:2010/09/30(木) 23:09:24 ID:7HZZF/xR
(まさか・・・!)
ガチャ。響也はためらいもせず洗面所のドアを開ける。
「きゃあっ!!」
シャワーを終えたばかりの茜がバスタオルを手に立っていた。
「刑事クン!?」
茜は慌ててバスタオルを体に巻き、響也に背を向けた。
「あ・・・あの、ごめんなさい。シャワーとバスタオル、勝手に借りちゃいました・・」
「い・・・いいよ!!そんなのいくらでも!!」
お互い顔が見られなくて気まずい雰囲気が漂う。
「もう帰ったかと思ったよ・・・」
「か・・・帰りたかったけど、それ着て外に出るわけにはいかないでしょ・・・」
茜が後ろ向きながら床に置いてある衣服を指差す。
破れたブラウスが目に入り、響也は眩暈がした。
「ごめん!!本当にごめん!!謝って済む問題じゃないことは分かっているけど、本当にすまなかった!!」
「ちょ・・・ちょっと!」
その場で土下座を始めた響也に茜が慌てて近寄る。
「やめてください!こんなこと」
「ボクを殴るなる蹴るなり好きにしてくれ!訴えてくれてもかまわない!ボクは喜んで有罪判決を受けるよ!それでも足りなければ、ボクを殺してくれてもかまわない!!」
もうめちゃくちゃなことを言い出す響也に茜は困り顔でしゃがみ、響也の肩に手を置いた。
353 :
響也×茜15:2010/09/30(木) 23:10:40 ID:7HZZF/xR
「顔を上げてください」
「でもボクは・・・」
「あ・・・あたし、怒ってませんから・・・」
その意外な一言に響也は恐る恐る顔を上げる。
口をつんと尖らせてはいたが茜の顔は赤く染まっていて、怒っている人間の顔ではなかった。
「そりゃ突然あんなことされて驚きましたし、怖かったですよ・・・。でもあなたを放っておけなかった。あなたが今抱えている苦しみや辛さを、あたしにぶつけてくれることで少しでも軽くしてあげたいって思った。あたしに出来ることなんて他にないし・・・」
「それは違うよ刑事クン!!」
「それに!!」
響也の言葉を遮り、茜は続けた。
「それに、あたしは自分の意思でここに来たんです。あなたの言った通り何されるかわかった上で」
「うっ・・・」
最低なことを言った昨日の自分を猛烈に恨む響也。
「だから、検事は有罪になんてなりません!」
「刑事クン・・・」
きっと今の自分は自分でも見た事がないほど情けない顔をしているだろう。
でも茜を見つめずにはいられなかった。
「なによ・・・夕べはあんなに茜、茜って連呼したくせに・・・」
また口を尖らせて、ぷいっとそっぽを向いた。
その仕草があまりにも可愛くいとおしく感じ、響也はたまらず茜を抱きしめた。
「茜!!」
茜も両手を響也の背中にまわし、響也に応える。
「ごめんね茜・・・ありがとう」
「検事としてこれからもやっていける?」
「うん」
2人は見つめあい、そして唇を重ねた。長い長いキス・・・
唇が離れ、先に口を開いたのは茜だった。
「そうだ、あたしでも着られそうな服あったら貸してよね」
「あ、うん。サイズが合わないだろうけど、後で渡すよ。それとブラウス弁償するね・・・」
「とーぜん!」
茜がフフンと勝ち誇ったような顔で言い放った。
2人は小さく笑いあった。
そしてまたキスをする。
響也は心の中で祈った。
(彼女だけはボクの側から消えてしまいませんように・・・)
響也は頭痛も喉の渇きも忘れ、久しぶりに穏やかな朝を向かえた。
(終)
354 :
響也×茜:2010/09/30(木) 23:18:32 ID:7HZZF/xR
以上です。
長くなってしまい申し訳ありません。
4をプレイして、この2人にメチャクチャ萌えてしまい、
ついにエロパロデビューをしてしまいましたw
響也のキャラが全然定まらず、
Sなのかヘタレなのかよくわからなくなってしまいました。
文章の書き方を初め、もっといろいろと勉強したいと思います。
誤字脱字などありましたら重ね重ね申し訳ありません。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました
>>354 GJ!超GJ!
響茜本命なんで嬉しくて震えましたw
また書いてくれたらチビる自信がありますぜひお願いしますw
GJGJGJ!
優しい響也と攻め響也のギャップに萌えますた!
うおおおおお!!
響茜GJGJGJ!!
響茜SS久しぶりでマジ嬉しすぎる!!
自分も響茜大好きだ!
包み込むような茜ちゃんの優しさに感動しました
響茜GJ
響也書くの難しいですよね、キャラが定まらなくて
原作でもタキタの法廷では鬼畜検事みたいな態度だったけど
本当は悩んでる子なんだと思ったら結構萌える
しかし、どれがホントの顔なんだよと
響也のそばにいると悪い事が起きるという風評被害と
悩んでる響也を書いてくれたのがよかったです
あと何より、茜がすごく感じてるみたいなんで堪能しました
原作ですでに茜のイイ声を法廷中の人間に聞かせる羞恥プレイを経験済みだし鬼畜響茜もありだな
>>360 >茜のイイ声を法廷中の人間に聞かせる羞恥プレイ
この文だけ聞くと、お前ら法廷で何やってんだって別のプレイを想像しちゃうw
鬼畜響也に翻弄されちゃう茜たん(;´Д`)ハァハァ
兄貴があれだから、響也にもそういう鬼畜というか、変態部分がありそうなんだけどな
茜にバイブでも仕込んで、茜が証言中に振動強くして悶える様子を涼しい顔で眺めるとかさw
>>361 やばいその法廷プレイ激しく読みたい
誰か書いて…下さ…い…っ!
>>361 それオドロキに見抜かれたらやばいじゃないかwww
>>363 なんというシチュエーションを思いつくんだ
おまいは天才か
人の能力使って公開エロとは、オドロキがグレそうだwww
オドロキも誰か証人席に立たせて同じプレイをすりゃいい
王泥喜の場合はサカイかまことかな
>>367 久しぶりに4の公式ガイドブック見たら、
イカサマサカイって21歳でオドロキより年下で吃驚した!
オドロキ×サカイ、ありな気がしてきたw
>>368 あ!
イカサマサカイって、上から読んでも山本山、下から読んでも山本山の類いじゃね!?すげーww
>>368 サカイちゃんはナルホドに一度は抱かれてると思う。
>>361 開廷前
アカネ「なんですか検事さん。こんな時間に呼び出して
」
キョウヤ「刑事クン、昨日こんなものを見つけたんだ。
このア○ルパール
をつけて法廷に・・・ハァハァ
」
アカネ「えぇぇっ!」
その後
アカネ「うぅぅ、お尻が変なカンジ・・・」
オドロキ「あっ アカネさん、探しましたよ」
アカネ「あら どうしたのアンタ、もうすぐ開廷でしょ
?」
オドロキ「昨日こんなもの見つけたんですよ。
このバイ○を(ry」
アカネ「・・・・・」
矢張×冥のSS投下します。
マイナーすみません。
時系列は検事1の後あたりです。
374 :
ヤハメイ1:2010/10/05(火) 20:17:56 ID:QP5UbIqj
陥落
バルコニーの手すりにもたれると、冷たい風に頬を撫でられた。
三月の夜風はまだ少し寒いが、火照った頬には丁度良い。
狩魔冥は目の前に広がる庭をぼんやりと眺めながら、しばらく外気に身を晒した。
背中の向こうはパーティー会場だった。
主催はダミアン大統領・元ババル大使で、コードピアの再統一を記念した個人的な集まりと言うことだ。
しかし個人的とは名ばかりで、招待客はおそらく優に三桁を超えていると思われる。
冥ももちろん客として招かれた。
大使館の事件を解決したという感謝の意をこめて。
――御剣怜侍のおまけとして。
あの事件が解決を見たとき、確かに自分はその場にいた。
言い換えればただその場にいた『だけ』である。
事件を解決したのは自分ではなく御剣であり、国際捜査官の狼士龍だった。
主犯であるカーネイジの裁判の担当検事であるという大義名分が無ければ、功労者に名を連ねるのが憚られるほどだ。
そのことは良くわかっていたから、ダミアンや関係各位の感謝の言葉を丁重に断り、ずっと壁の花になっていた。
人の輪の中心で話に花を咲かせている御剣や狼を見ながら。
パーティーはあるホテルをまるまるひとつ借り切って行われていた。
大統領は参加者のためにホテルに宿泊用の部屋を確保しており、それゆえ特に閉会の時間が定められていない。
冥は何もすることが無く、たまに話しかけてくる誰かに適当に相槌を打ちながら、配られるシャンパンを飲み続けた。
ペースを考えずに飲んだせいで珍しく少し酔いが回ってしまったようだ。
人ごみの中にいることにも飽き、酔いを醒まそうとも思い、一人になれそうな場所を求めていたらこのバルコニーを見つけた。
会場内の窓から外へ向け設けられたバルコニーはかなり広く、建物の外庭が見渡せる開放的な場所だが、夜も更け風が出てきたこの時間は誰も寄り付かない。
人々はメイン会場の中央に集まっていることもあり、隅に位置するここは一人になりたい冥にとってうってつけの場所だった。
冥は自分の服装に目を落とした。
黒いシンプルなカクテルドレスと、同じ素材の手袋、数点のアクセサリー。
百人以上の招待客の中に自然と溶け込む装いだった。
要するに、話の中心にならなければ、ただの客の一人。
自ら話したくなるような活躍をしたわけではないし、話しかけられるような手柄も立ててない。
常に会場の中心にいる二人の男とは、住む世界が違っていた……。
375 :
ヤハメイ2:2010/10/05(火) 20:18:40 ID:QP5UbIqj
「――っくしゅん……」
バルコニーに少し強い夜風が吹き付けた。
冥の身体は途端に温度を奪われ、くしゃみが飛び出す。
ノースリーブだったことを思い出し、一つ震えた。
――部屋の中に戻ろうかしら。
そう思ったとき、肩をふわっと暖かい何かが覆う。
「あっれー、カワイイくしゃみだと思ったら冥ちゃんじゃん!」
男物の黒い上着が肩から掛けられていた。
その持ち主は冥を認識すると、ぱっと笑顔を咲かせる。
「あなたは、確か……」
「うそーん! オレだよ。矢張さん家の政志くんだよっ!」
「そうだったわね」
「ジョーダンだろォ、この間会ったばかりなのにもう忘れられてんのかよオレ」
「顔は覚えていたのだけれど……」
そういえば、この不埒な男を名前で呼んだことはあっただろうか。
「いやーこんなところで冥ちゃんに会えるなんて思わなかったぜー。へへ、ラッキー!」
「……何故こんなところにあなたがいるのかしら……」
「あーオレ? アレだよアレ。トノサマン!」
「トノサマン?」
「国がまたひとつになった記念に、大統領じきじきに頼まれちゃったわけよ。トノサマンショーをやってくれってね!」
「ああ、それで……」
パーティーが始まる前にそんな余興があったのを思い出した。
「冥ちゃんも見た? トノサマンショー。オレ大活躍だっただろぉ! 最後の決め技、トノサマン・かつら剥き!」
「……悪いけど全く見ていなかったわ」
「えー。ちゃんと見ててくれよぅ。相変わらず連れねーなァ」
矢張は冥の隣で、冥と同じように手すりにもたれた。
先程トノサマンを演じたと言っていたが、今の矢張にその名残は全く無い。
白いシャツに黒いネクタイを締め、形の良いスラックスが脚を覆っている。
そこに、今は冥の肩に掛けられているジャケットを足せば、まあまあきちんとしたスーツ姿になる。
冥の知っている矢張は、胡散臭い画家スタイルかふざけた着ぐるみ姿だった。
いちおう格式ある場なので、彼なりに気を使ったのだろうか。
376 :
ヤハメイ3:2010/10/05(火) 20:19:44 ID:QP5UbIqj
矢張はシャツの胸ポケットから煙草を引き出す。
火をつけようとして、はっと冥の方に目をやり、あわててやめた。
「別に構わないわよ。吸っても」
「いやいいよ、やめとく。綺麗な服にケムリがかかったら大変だしさァ。……って、ああぁぁぁ!!」
「何よ、騒々しい」
「オレとしたことが、肝心なこと言うの忘れてたぜ」
「肝心なこと?」
冥が首を傾げるのと、手を握られるのが同時だった。
「冥ちゃん、今日の格好いつもと違ってすげぇーかわいい! マジ綺麗!」
突然手放しで褒められ、茫然としてしまう。
あっと思ったときには既に腰を抱かれていた。
「しかも、香水ってこれクロエだろ? さっすがセンスいいねー!」
油断した。
矢張はこういう男だった。
隙を見せると途端に馴れ馴れしい態度に出る。
冥はとっさに鞭を探していた。
しかし、カクテルドレスとのバランスを考え、部屋に置いてきてしまったことを思い出す。
ただでさえ男物のジャケットに覆われているのに、至近距離に男性の気配がする。
慣れていなかった。普段は鞭で撃退していたから。
呼吸のたびに耳元にかかる彼の息が、ひどくくすぐったい。
「ちょっと、離れてくれるかしら」
鞭が無い以上、口頭で警告するしかなかった。
「冥ちゃんってさ、御剣と付き合ってんの?」
「――――は?」
矢張は警告を聞かないどころか、とんでもないことを口にした。
「ねぇ、付き合ってんの?」
「つ、付き合ってないわよ!」
「マジ? オレてっきり恋人同士かと思った」
「そんなわけないでしょう。レイジ……御剣怜侍は、ただの兄弟弟子よ」
「好きだったりしねぇの? 御剣のこと。初恋の君とか!」
「あ、ありえないわっ」
御剣とは長い間同じ師の元で学んできたが、それだけだ。
そもそも、彼と自分とはもう、住む世界が違うのだから……。
「マジで! あーよかったー!」
突然、矢張に抱きすくめられた。
「ちょっ……何するの! 離して!」
「良かったー。御剣と付き合ってるとか言われたらオレ、冥ちゃんのこと諦めようかと思ってたんだ」
「……はぁ? 何を言ってるの。離しなさい!」
先程よりも近くに矢張の顔があった。耳にかかる息がくすぐったくて耐えられない。
必死に抵抗すると、冥を抱きしめていた腕がするすると緩んだ。
しかしその腕は曖昧な位置で止まる。
冥はバルコニーの手すりを背にして、矢張の両腕の間に出来た空間に閉じ込められていた。
377 :
ヤハメイ4:2010/10/05(火) 20:20:38 ID:QP5UbIqj
「さすがにさー、友達のカノジョ好きになるってモンダイだと思うワケよ。オレとしては。うん」
「勝手に理論を展開して、勝手に納得するのはやめて頂戴。そこをどいて。中に戻るわ」
冥はすぐ近くの男性の匂いに焦りを感じながら、それをぐっと隠して威勢を張る。
矢張はそんな冥を無視して、鼻先が触れ合う距離で微笑んだ。
「やだ。オレ、冥ちゃんのことホンキで口説くことにしたから」
「なっ……」
頬から耳にさっと朱が走るのを感じたが、冥はそれを押さえることが出来なかった。
「じょ、冗談ばかり言わないで」
「冗談なワケねーじゃん。オレが嘘ついたところで、天才検事の冥ちゃんならぴゃぴゃーっと暴いちゃうし」
「それはそうかもしれないけれど……」
「オレあんま頭よくないから正直に言うしかないって、最近イヤってほど実感したんだ。わかるだろ」
大使館の事件のことを言っているのだろうか。
あの時、矢張がひた隠しにしていた恥ずかしいことは残らず表沙汰になった。もっとも、証明したのは御剣だが……。
「だから正直に言うんだけどさ、冥ちゃん。オレ、冥ちゃんが好きです!」
これ以上削れないほどシンプルな言葉だった。
日頃の成果で、冥は単純な言葉が持つ強さを知っている。
言葉は簡潔であればあるほど突っ込みどころがなくなる。つまり揺るがない。
「……って無視はないだろぉ。返事がほしいんだけどなァ」
「………」
自分は今、どんな顔して立っているのだろう。考えたくなかった。
それなのに、矢張は冥の顔を覗きこむ。
「困ってるってコトは余地があるってコトだと思うぜ」
忘れていた。
この男は時々、百万回に一回くらい妙に鋭いツッコミをするのだ。
「……いい加減にして。叩くわよ」
粋がってみても、絞り出した声では威力がない。
冥がこう言えばいつもは飛んで逃げる矢張も、今回は動こうとしなかった。
「ムチ、持ってないじゃん」
「ひ、平手で叩くわ……」
冥がそう言うと、矢張は皮肉の混じったような笑みを浮かべた。
「じゃー叩いていいぜ。叩かれるほど嫌われてんならオレ、とっとと退散するわ」
「私が本気じゃないと思っているでしょう。本当に叩くわよ」
「だから叩いていいって」
「……バカ!」
冥は手を大きく振り上げた。
「……どうしたの? 遠慮なくやっちゃっていいんだぜー」
振り下ろせなかった。
威勢よく上げた手の、行き場がない。
「冥ちゃんのそういうところ、大好きだ」
所在無く上がりっぱなしの腕を矢張に捕まれる。
そのまま強い力で抱き寄せられ、唇を奪われた。
「風が出てきたなぁ」
唇が離れても抱き寄せられたままで、矢張の声が彼の胸板を通して聞こえる。
くぐもった声が言った。
「身体冷えちゃっただろ。部屋で少し温まろうぜ」
378 :
ヤハメイ5:2010/10/05(火) 20:22:37 ID:QP5UbIqj
***********************
『温まろう』なんてただの詭弁だと思っていたら、矢張は本当に湯船にお湯を張り始めた。
広くて使い心地のよいバスルームで時間をかけながら、高まっていく鼓動を必死に抑える。
――何故あの時、手を振り下ろせなかったの?
何度も自問したが答えなど出ず、心臓はオーバーペースで収縮運動を繰り返すばかりだった。
バスローブだけを纏って浴室から出ると、先にシャワーを浴びていた矢張がこちらを見る。
「すげー部屋だぜここ。こんなとこにポケットマネーで泊めてくれるなんて、あの大統領いいとこあるよなー」
確かに悪くなかった。
むしろ、自分が案内された部屋より矢張の部屋の方が少し格上に思える。
トノサマンはそんなに偉いのだろうか。検事の自分よりも。
――検事と言っても、自分は何もしていないけれど……。
どうしていいかわからず立ち尽くしていると、矢張に引き寄せられ抱きしめられた。
髪をひと束掬われて、そこに唇が落とされる。
そのままひょいと抱え上げられ、ベッドに運ばれた。
唇を塞がれて押し倒され、啄ばむようなキスと舌を絡め取られるような激しいキスを交互に繰り返した。
バスローブの腰紐が解かれ、鎖骨に唇が這う。
冥は慌てて胸元をかき合せて押さえた。
矢張はそれ以上無理に脱がそうとはせず、頬に口付けを落とす。
「オレ、冥ちゃんとこうしたいなーってマジ夢にまで見てたんだぜ。
ホント、夢なんじゃねぇの? 今から運を使い果たして、明日交通事故で死ぬんじゃねーかなオレ」
矢張は頑なにバスローブを押さえる冥の腕をさすり、唇を這わせた。
それはロックが解けるまでやさしく繰り返される。
「……大袈裟よ」
ゆるゆると力を抜くと、身体を覆うものがそっと剥がされた。
「やべぇ、綺麗すぎて……想像以上だった」
恥ずかしさで、まともに矢張の顔が見られない。
矢張は冥の上に馬乗りになり両脚で挟みながら、自分も羽織っていたバスローブを脱ぎ捨てた。
間近で見る男性の裸体に、冥は思わず目を閉じる。
閉じられた瞼から始まって、唇、首筋、二の腕。
全身に優しい口付けが落とされ、その後を暖かい掌の感触が追う。
「スタイルがいい」だとか「肌が綺麗」だとか、触れる箇所全てに褒め言葉がついてきた。
言葉と手のひらの温もりに少しほぐされたところで、胸元へ手が伸びてくる。
四本の指がふくらみを揉みしだき、残った親指の腹で頂を擦られた。
「……!」
脳の一番脆いところに刺激が走る。
ひた隠しにしていた官能の芽が少しずつ晒され、必死に抑えようとする理性と対立する。
手だけだった胸への愛撫に、唇が加えられた。
「んっ……」
擦られて敏感になっている部分を舌で転がされ、そこは急速に硬くなっていく。
「あっ……ん」
吐き出す息とともに、とうとう喉の奥から声が漏れた。
自分の声なのに酷く淫らに感じて、羞恥心でかき乱される。
胸から離れた唇は首筋を這って耳朶を捉えた。
「ふ……あっ」
甘く噛まれ、身体がびくんと震える。
「あぁっ……んっ」
こんなのが自分の声だなんて信じられなかった。
恥ずかしくて気が狂いそうなのに、耳朶への刺激は止まらない。
「やぁっ……だ、駄目っ」
冥は覆い被さる矢張の身体を、両手でブロックした。
「冥ちゃん、ここ弱いだろ。バルコニーで抱き締めたとき気付いちゃった」
矢張は冥の両手首を強引に掴み、頭の上で拘束した。
379 :
ヤハメイ6:2010/10/05(火) 20:23:22 ID:QP5UbIqj
「やっ……あっ、嫌っ」
今までは冥のペースに合わせてくれていたのに、急に強引に攻められて、戸惑った。
戸惑いながらも、抗えない快感に身体が反応する。
意識が飛びそうだった。
「っ……ああっ!」
さんざん攻められた後、弱点を開放された。
しかし冥の手首は矢張の片手で拘束されたままで、もう一方の手が内腿へ伸びてくる。
そこに触れられると、くちゅっといやらしい音がした。
「こんなに感じてくれてたんだ……」
証拠とともに事実を突きつけられて、言い逃れが出来ない。
恥ずかしくて顔を隠したかったが手首が拘束されていて、顔を反らすしかなかった。
「冥ちゃんにそんなに恥ずかしそうにされるとこっちがテレちゃうぜ」
矢張は冥の頬にちゅっとキスを落とすと、指を動かした。
「はっ……あっ」
形に沿って撫で上げられただけで痺れるような、眩暈のような感覚に襲われる。
それだけでどうにかなりそうだったのに、指は容赦なく内部に侵入してきた。
「あっ……やっ、やめ……て」
かき混ぜられるたびにくちゅくちゅと恥ずかしい音がする。
快感の波に何度も襲われて、抵抗したいのに身体に力が入らない。
拘束されていた手首が軽くなったと思ったら、そのまま太腿を抱え込まれた。
指が踊っていたその場所に、今度は温かい舌が差し入れられる。
「やっ、駄目! そんな……」
今までとは比べ物にならない強い衝動に駆られた。
羞恥心を気にかけている余裕が無くなり、あられもない声が漏れ出すのを防げない。
ときどきふわっと意識を攫われそうになる感覚に耐えるのが精一杯だった。
気が付くと、瞳から涙が溢れていた。
「……泣くほど嫌だった?」
矢張は困ったような顔をしながら、冥の涙を拭う。
「好きだぜ冥ちゃん。だからオレの手で気持ち良くしたい」
素直にそう言われて、責めるわけにはいかなかった。
この男は何を考えてるかすぐ顔に出るし、それを隠そうともしない馬鹿だ。
でも、逆に言えば彼の言うことは彼の心の全てであり、間違いなく真実だった。
「もしかして痛かったとか? ごめんな!」
かぶりを振る。
「……気持ち良かった」
なんとかそれだけ言って、矢張の胸に顔を埋めた。
もう待ちきれない、そうとでも言うように、一気に挿し貫かれた。
浮き上がる腰を押さえつけられ、最深部を激しく突かれる。
二人分の激しい息遣いと、結合部から聞こえる淫らな音が、かじりついていた理性を吹き飛ばす。
「気持ちいい」「もっとして欲しい」そんな淫猥な言葉が引き出されても、もう抑えようとは思わなかった。
唇を貪り、脚を絡めながら繋がり、快感を求め合う。
前から後ろから、感じるところは全て攻め落とされて、意識を遠くに運ばれる。
冥はその晩、何度も何度もイかされ続けた。
380 :
ヤハメイ7:2010/10/05(火) 20:24:09 ID:QP5UbIqj
***********************
翌朝、早々に冥はホテルを後にした。
アメリカで次の裁判が待っている。
フロントでチェックアウトの手続きをしている時、丁度通りかかった御剣に声を掛けられた。
空港まで車を出すという御剣の厚意をありがたく受ける。
「昨日は途中から姿が見えなかったが早々に部屋に戻ったのか?」
空港内で、荷物を持ってくれている御剣にそう聞かれた。
「ええ」
「矢張が来ていたのは知っていたか。会場内にいたはずだが」
「そうだったの……」
言葉を濁した。
御剣が大きな荷物を預ける手続きをしてきてくれると言うので、ベンチに座って待つ。
朝、部屋に一人残してきた男のことを考えた。
早朝にベッドから抜け出した冥は、ぐっすり眠っている矢張を起こすことなく部屋を出た。
そのままチェックアウトしたので、一言も話していない。
部屋を出る際、連絡先を残してくる気は毛頭なかった。
自分から「連絡して」とお願いしているようで癪に障るから。
しかし思いなおして、冥は自分のメールアドレスを大きく書き記した。
油性マジックで、眠っている矢張の背中に。
(――バカみたいな顔して寝てたけど、あの男、気付くかしら)
その時、鞄の中で携帯電話が鳴った。
電話を取り出すと、メールが一通届いている。
目が痛くなるような背景に、ハートマークやら何やらで飾りたてられた蠢く文字の羅列……。
「メールか?」
不意に声を掛けられ顔を上げると、手ぶらの御剣が立っていた。
「……トノサマンからよ」
「トノサマン?」
冥は携帯電話を小さな鞄にしまいこみ、ベンチから立ち上がった。
搭乗を促すアナウンスが聞こえる。
「ありがとう、ここでいいわ」
「そうか。気をつけてな」
「ええ」
歩き出そうとする冥を、御剣が止めて訊いた。
「なんだか雰囲気が違うように思うのだが……何かあったか?」
「雰囲気が違うってどういうことかしら」
「うム、そうだな。一言で言えば綺麗になった」
思いがけない言葉に、冥はぷっと吹き出した。
「あなた、野暮なのよ」
そのまま振り返らず、歩き出す。
飛行機が飛んでしまえばしばらく携帯電話が使えなくなる。
その前にメールで伝えなければならないことが二つあった。
その一。送られてきたメールが誤字脱字だらけで判読不明なこと。
その二。デコレーションメールのやり方を教えて欲しいこと。次に会うときに。
(終)
ヤハメイ以上です。
ヤハメイGJGJ!!
アリだと思います
>>372 >>361だが、
まさかマジで書いてくれる人がいたとはw
しかもアナルwww
ありがとう!!
素直に装着する茜たんハァハァ(*´Д`)
なんか響茜王で3Pが出来そうだなw
>>381 ヤハメイGJ!!
矢張をカッコイイと思うときがくるとは!
矢張って女性への気配りや優しさが幼なじみトリオで一番だと思う。
ゲーム本編で矢張が彼女が途切れないのもなんか納得w
冥ちゃんも可愛かったです
ヤハメイGJ!
まとめwikiにヤハメイの項目が新設されてるねw
ヤハリって、女の子が髪切ったとかすぐ気がつきそう。
>>371 どういうシチュエーションかまったく想像できない…
いや、批判ではなく詳しく教えてほしいです
そしてヤハメイGJ!
最後の冥のメールにドキドキしたよ
ヤハメイ鼻血でたよGJ!
キスに持っていくまでの行動が矢張っぽいというか。
さすがモデルとか女優の彼女持ちだなぁと思った。
>>385 >>371じゃないけど、
マサカはナラズモの間で成歩堂に……w
ヤハメイ素晴らしすぎる
どぎまぎする冥ちゃん可愛い
>>383 おぉ
まさか感想をもらえるとは思わなかった
ギャグで、しかも初めて書いたからグダグダになっちまった
気が向いたらSSでも書くかな
マサカってイイ体してそうだな
個人的には店員モードの方が好みだが
変身した後の姿はいいカラダだった! >マサカ
充分魅力的だがSSがひとつしかないんだよな
ガリュー兄×マサカが読みたい。
他にゴドーと冥とかバドウとカズラあたりのマイナーなカプを読みたいのだが、
同志や神はいらっしゃるか?
>>381 乙です、GJです
この矢張に惚れそうになったわw
>>392 神ではないが同士ならここに
他にもマイナーだがまことも見たい
昔ゴドーが出所して冥が迎えに来るみたいなのあったな
初マイナー萌えだった
ああ、あの話は何度読んでも萌えるね。
ゴドー(神乃木)と冥ならなんか書けそうなので頑張ってみる。
まことを書きたいんだが彼女の頭ン中がよくわからん…
相手の視点で書くとか?
おぉ
その手があったか
途中で挫折するかもしれないがとりあえず書いてみる
今唐突にゴドーがあんなキャラで実は童貞だったとしたら
物凄く面白いんじゃないかと思った
しかも三十越えてるから立派な魔法使いだ
童貞かどうかはわからんが、千尋さん亡くなったあとしばらくはヤッてなさそう。
生涯誰も愛さないしその資格もない、とか思ってそうだ、ゴドーさん
男が30過ぎて童貞は魔法使いだけど女が処女のまま死ぬと天使になれるらしい。
ということは千尋さんとちなみはひょっとしたら…?
ちなみはなくね?
あやめならまだ納得するが、ちなみは…
千尋はまあ、多分非処女だと思う。
ちなみは大学生時代の成歩堂はアレだからアレだけど、
イケメン呑田が手を出してないワケがないw
409 :
名無しさん@ピンキー:2010/10/09(土) 22:05:15 ID:zfzJIUL4
久々に来たら響茜があった!今更ですけどGJ!
>>408 ノンちゃんイケメンだからガールフレンドが複数いるかもしれんぞ
その中でちなみが手をつけられたかどうか定かではない
とか想像したけど、よく考えたら呑田はめっさ真面目だからなあ
わざわざ他人のためを思って「ちなみに気を付けるべし」というダイイングメッセージを残して
お亡くなりになったぐらいだし
>>402 ゴドーが童貞ってちょっと考えにくいなw
仮に千尋とはやる前に毒盛られたんだとしても、
千尋と出会う前に普通に恋人とか作ってそうだよ
>>291に女キャラの処女か非処女かの予想が書いてあったけど、
男キャラの童貞か非童貞を予想してみるのも面白いかもw
まっさきに浮かんだのが、「オドロキ君は童貞だろうな」だった
オドロキくん童貞っぽいなw
逆にすげー上手くても萌える。
矢張とガリュー兄弟は非童貞、御剣とナルホドはグレー。
ナルホドはちなみとはヤッてなさそうだし、その後しばらく勃たなくなってそう。
でもニットのときはかなりプロになってる。
御剣は真面目なのでヤッてない気もするが、狩魔時代に手ほどき受けてそうな気もする。
童貞確定
キュータ、ニボシさん、成歩堂(ピ)、腹話術
限りなく白に近いグレー
成歩堂(青)、オドロキ
限りなく黒に近いグレー
御剣、成歩堂(ニ)、マックス、呑田
非童貞
御剣信、狩魔豪、灰根、小中、ピエロ、がりゅん兄弟
ニットはわからん。
ヤッてそうだけど案外ピンクからそのまま来ちゃってる線もありそうで。
素人童貞かもしれん>ニット
オドロキ君は年上の女性に迫られて真っ赤になって「そういうのはきちんとしてからの方が」とか何とか言いそう
御剣はスキャンダル予防の為もあるけど、婚前はどうかと説教しそう
ガリュー弟にウンザリし、成歩堂か御剣との仲が進展しない茜が
自棄酒飲んだ挙句オドロキに迫って
>「そういうのはきちんとしてからの方が」
とか言いそう。
ナルホドの(ピ)ってなに?
ニボサブさんとマックスは非だと思うなー
ニボサブさんヤッてるときも
「きょ・・・恐縮です・・・」なノリなんだろうかw
オバ「なんだい、もう終わりかい?」
ボシ「すみません…
きょ………恐縮です……」
>>420 姫神さんみたいなタイプの女性の性欲処理に利用されそうだな
体力があるから、意外といいかもw
>>424 えええ姫神さんはタクミくんに操をたててディルドオンリーか、
衣袋で性欲処理するか、どっちかじゃないかなー
>>414 非童貞に亜内を追加で
美人の嫁をゲットしたんだから、きっとものすごいテクをお持ちなのだろう
亜内はねちっこそう。
おもちゃとか使って、相手をすぐにはイカさず、延々ねちねちと…。
ニボサブさんのエロパロ読みたい…
ニボサブ難題だな〜。
絡ませるとしたら、オバ、キリオ、マヨイかはみ……?
ここであえてのユリエさんとか
間宮じゃダメなん?
キリオでもいいかな、ニボサブから見て美人マネージャーでゴシップ対象のキリオが
まさか自分を相手にしてくれるなんて…!きょ、恐縮です…となる
しかし、キリオがニボサブに近づくシチュってどんなんだろ
>>432 マネージャーすることになった、とか?
間宮ちゃんは自分からニボサブに近づきそう。
レアカード目当てで。
ゴドメイできたので投下します。
逆裁3の後の話で、ゴドーさんが弁護士復帰してるという設定。
435 :
コドメイ1:2010/10/12(火) 13:22:28 ID:8/sUFF2j
ルール
(いけ好かねぇオンナだな)
検事席に立つ彼女を見て、神乃木荘龍はそう思った。
口を真一文字に引き結んで自分を見つめる彼女、狩魔冥。
冥の瞳はいつでも、弁護側に立つ自分を真っ向から捉えている。
神乃木は挑むような冥の視線から思わず顔を反らした。
雪深い山奥で起きたあの事件の後、神乃木はゴドーの名と検事の身分を剥奪され、代わりに弁護士バッジを与えられた。
神乃木にとってこの措置は意外だった。てっきり懲役を喰らって、二度と法曹界には復帰できないと思っていた。
しかし実際は幾許かのお咎めはあったものの、本来の弁護士に戻ってこうして法廷に立っている。
この寛大な措置のために何人もの人物が駆けずり回ってくれたことは知っていた。
奔走したメンバーの中に、目の前に立つ彼女がいたのも知っている。
しかしそれでも、冥の射るような視線は真っ直ぐすぎて気に触り、淡々と起訴状を読み上げる声は学校の授業を強制的に聞かされているようで苛立った。
『法廷以外に自分の立つ場所はない』という彼女の強い想いが、自分の領域に土足で入ってくる。
神乃木の心に、いつもよりほんの少しだけ意地の悪い感情が宿っていた。
検察側が立てた目撃者は妙にそわそわしていた。それにたまたま気付いてしまったのも神乃木に拍車をかけた。
神乃木はその目撃者の弱点を的確に突き、それを起点にして冥の主張をもろとも崩壊させた。
形勢逆転で、弁護していた被告人は無罪放免。
本来ならここで本日の業務は終了だった。
いつもの神乃木ならとっとと控え室に戻ってコーヒーの香りを楽しんでいただろう。
しかし、今日は検察側の落ち度と力不足を、笑みを浮かべながら指摘し続けてやった。
「しっかりしてくれよお嬢ちゃん。こんな状態で起訴されちゃあ、世の中全員被告人だぜ?」
わざとらしく肩を竦めて言った神乃木の言葉が閉廷の挨拶になった。
自分の控え室に戻り、コーヒーを一杯だけ飲んだ後、廊下に出る。
隣の部屋のドアが細く開いていた。
そこが、つい先程まで対峙していた冥の控え室であることはすぐに解った。
いつもならただ通り過ぎる。
しかし微かにしゃくり上げる声が中から聞こえてきて、それが神乃木の手をドアに掛けさせた。
436 :
コドメイ2:2010/10/12(火) 13:23:26 ID:8/sUFF2j
「……神乃木荘龍」
ドアを開けると、冥が驚いた様子でこちらを見た。
赤く泣き腫らした目元を慌てて拭う。
「女性の部屋に入るのならノックくらいしなさい」
言葉は強気だが、声が震えていた。
「俺のせいなら謝っておくぜ……おっと」
鞭が飛んでくる。
「出て行って。こんなところまで嫌味を言いに来るなんて呆れた男ね」
「別に嫌味じゃねえよ。オンナを泣かせるのは俺のルールに反するだけだ」
「見縊らないで。私は泣いたりしてないわ!」
「……それは俺に矛盾点をつきつけろってことかい? 目が子ウサギみたいだぜ」
神乃木は冥にハンカチを差し出した。
「私は、あなたのせいで泣いているわけじゃない」
搾り出すような声と共に、澄んだ瞳が決壊する。
「ハンカチじゃ不満かい? 俺の胸で良ければ貸すぜ」
「……結構よ!」
神乃木の手からハンカチをひったくり、冥は部屋を出て行った。
法廷で真っ直ぐ自分を見つめる目が気に触った。
亡くした女がそんな瞳をしていた。
胸の奥に刻印された大きな存在と喪失感と復讐心。それらに上手くケリをつけるのに時間が掛かった。
冥の視線、立ち振る舞い、こちらの心を凌駕する強い意思は、とうに仕舞い込んだ感情を掻き乱す。
遠くに行ったはずの闇を呼び戻しそうで、見ていたくなかった。それだけだ。
(苛めすぎたか)
一人残された控え室で、神乃木は遅すぎる後悔をした。
**
ひったくられたハンカチは一週間後に返って来た。
その日、自宅兼事務所で資料を見ていた神乃木はドアフォンの音に呼ばれた。
「お嬢ちゃん…?」
ドアを開けた先に立っていた彼女は、いつもの尊大な顔で神乃木を見上げた。
「ハンカチを返しに来たの。借りた物は洗濯して、それから一応新品も用意したわ」
冥はそう言って、ブランド名のロゴが入った小さな紙袋を差し出した。
「……そりゃあわざわざどうも。よく俺の住所がわかったな」
「あなたが弁護士に復帰できたのは誰のお陰かしら。その過程であなたの事務所の住所なんて把握済みよ」
「そうだったな」
「もう少し感謝して欲しいわね」
「上がって行け。感謝の印にコーヒーでも奢るぜ」
神乃木の提案に冥は躊躇いを見せたが、二度促すと応じた。
一度目でOKしなかったのはポーズだろう。相変わらず躾の行き届いたガードの堅いお嬢さんだ。
そんなことを考えながら、丁寧に淹れたブレンドを冥の前に置く。
冥は漆黒の液体にミルクと砂糖を混ぜ入れた。
甘味と子供っぽさが増したコーヒーに、神乃木は少し苦笑した。ブラックで飲んで欲しいのが本音だが目を瞑る。
437 :
コドメイ3:2010/10/12(火) 13:24:11 ID:8/sUFF2j
「こんな時間に来てしまって、申し訳なかったわ」
冥は来客用のソファーに身体を落ち着け、優雅な手つきでカップを扱いながら言った。
「いや、こっちももう店仕舞いするところだった」
神乃木はテーブルを挟んで向かいに座る。
「明日、アメリカに発つの」
冥の口調はまるで天気の話でもしているかのように淡白だった。
彼女は海外を飛び回っていることが多い。いつもの出張だろう。そう思った。
だから神乃木はただの相槌のつもりで返した。
「で、次はいつこっちの法廷で会えるんだ」
「私はもう、日本には戻らないわ」
相変わらず淡白な口調だった。
「……そいつは笑えねぇ冗談だな」
神乃木は手にしていたマグカップをテーブルに置いた。
「アメリカの検事局専任にしてもらえるよう、異動願を出してきたのよ」
冥が口に運ぶ、甘ったるいコーヒーの香りが気に触る。
「残務処理をしていたら遅くなってしまったんだけど、あなたに借りを作ったままで日本を離れるのは嫌だったの。
だからこんな時間になってしまったわ」
冥の視線はテーブルの上の紙袋を捉えていた。
こいつが借りか。こんなちっぽけな布一枚が……。神乃木の鬱積がクッという笑みになって漏れる。
「俺の法廷での言動が原因なら詫びるが」
「あなたが原因ではないわ。……と言ってもあんな醜態を見せたまま私がアメリカに行ってしまえばあなたは誤解するでしょうから、説明しに来たの」
冥はいつまでもカップに絡ませていた細い指を離し、テーブルに戻した。
「私は完璧を目指していたわ。何度も誰かに負けたけれど、少なくとも検事としての心掛けだけは完璧でいるつもりだったの。
でもあなたに指摘されて気付いた。私は検事として完璧でありたいのではなく、誰かに勝ちたいとか手柄を上げたいとか、そういう利己的な理由で検事をやっていただけなの。
このまま日本にいると、心掛けまで完璧ではなくなりそうで……だから離れるのよ」
「やっぱり俺のせいじゃねえか」
「違うわよ。あなたに言われる前からわかっていたのに認めたくなかっただけ。あなたの言葉はきっかけに過ぎないわ」
「このままアメリカに行ったら、あんたは逃げたことになるぜ」
「……そう取っていただいて結構よ。でもあなたのせいじゃない。私自身の問題。気にしないで」
冥は荷物を取って立ち上がった。
「言いたいのはこれだけよ。じゃあ失礼するわ」
素っ気無い挨拶に、コーヒーごちそうさま、と付け足される。
検事局一の鉄壁を誇り、誰が口説いても決してなびかなかった女が、二度ほどの説得で簡単に部屋に上がりこむ。
それは彼女が最後に見せた気遣いか。泣き顔を見せたまま突然居なくなって、神乃木が気に病まないように。
しかし……。
「なに? 神乃木荘龍」
そのまま出て行こうとした冥の腕を、神乃木は掴んで止めた。
勝気な瞳が自分を見上げる。
「このままあんたを帰すわけにはいかねえぜ。寝覚めが悪くなりそうだ」
「だからあなたが原因ではないわ」
「原因はどうでもいい。俺はあんたが居なくなるのを阻止したいだけだ」
「何故阻止したいの? 私はただ尻尾を巻いて逃げ出したいだけよ」
「逃げたい……それはあんたの本音じゃねぇ。そう思ったからさ」
438 :
コドメイ4:2010/10/12(火) 13:24:58 ID:8/sUFF2j
神乃木は掴んだ腕を強く引き、冥の身体を抱き寄せた。
逃げようとした冥が身体を捩って抵抗するが、離さない。
「甘いぜお嬢ちゃん。甘すぎる。いいか? 欲望は人間の本能なんだ。それを否定して何になる。
勝ちたい、手柄を上げたい。検事席に立つのにそれ以上の理由があるか?」
「でも……それじゃあ自分勝手すぎるわ」
「人間なんてみんな勝手で浅ましいイキモノだ。だから諍いが起きる。法廷なんてもともとそんなにキレイな場所じゃねえのさ。
なら、解決するほうもウス汚れてナンボだ。そうだろ?」
「検事はエゴイスティックであってはならないの。私みたいな人間には向かないのよ」
「法曹界の人間は全員聖人君子なのか? なら俺はとうに失格だぜ。俺を法廷に引きずり戻したのはあんただろう」
暴れていた冥が動きを止める。神乃木はその、色素の薄い柔らかい髪を撫でた。
「あんたはまだ、日本で検事としてやりたいことがあるはずだぜ。
もっと自分の欲に正直に生きてみろ。あんたは『完璧であれ』というおかしな型に嵌って、がんじがらめになっちまってるのさ」
昔の自分が、復讐と言う罠に囚われていたように。
腕の中の冥が、真っ直ぐな瞳で神乃木を見る。
「……神乃木荘龍。あなたにも利己的な欲望はある?」
「あるさ」
法廷では反らし続けたその視線を、今度は受け止めた。
「このままあんたを押し倒したいっていう邪な欲だ」
抱きしめる腕に力を籠めると、冥はかぶりを振って抵抗した。
「離して。帰らせて」
「駄目だな。離せそうもねぇ」
冥はなんとか神乃木を振りほどこうともがく。
「やめて! 起訴するわよ」
「起訴? 勝手にしてくれ。今更懲役かっ喰らったところで何でもねぇぜ。
あんたたちが駆けずり回って俺を弁護人席に立たせてくれた労力がすべて無駄になるだけだ」
「力で捻じ伏せるようなことをして、恥ずかしくないの?」
「恥って何だ? 抱きたくなったんだから仕方ねえ。あんたがいい女だからだ」
神乃木は悪びれず、はっきりと言い切った。
「お嬢ちゃん。法廷と同じようにセックスだって綺麗なモンじゃねぇんだ。愛し合った男女が静かに美しく契りを結ぶなんざ御伽話の世界だけだぜ。
男と女が寝る。そのためのルールはたった二つだ」
神乃木は華奢な身体を壁際に追い詰め、片方の手で冥の細い手首を押さえた。
「ひとつは、目の前の女がいいオンナであること」
透き通った瞳が潤んでいた。
神乃木は冥の頬に掛かる髪を掻きあげてから、そっと唇を寄せる。
「んっ……」
軽く舌を絡ませたところでいったん開放した。
「やめ……て」
長い睫毛が涙で濡れている。
それを拭ってやると、冥はか細い声で聞いた。
「もう一つのルールは……?」
「いい女を見たら勃ってくるくらい男が健全であること、だな」
439 :
コドメイ5:2010/10/12(火) 13:27:23 ID:8/sUFF2j
神乃木は冥の腰を引き寄せた。
服の上からでもはっきりわかるほど隆起した股間を押し付ける。
まだ抵抗する冥の唇を奪い、舌を吸い上げ、服の上から胸を揉みしだいた。
「やっ……」
スカートをたくし上げて下着の上に指を滑らせる。
何度か繰り返すと冥の身体からがくんと力が抜けた。
ふらつく冥を抱きかかえて寝室のドアを開き、横たえた。
身体に纏わり付く二人分の布を少しずつ取り去りながら、露になっていく肌を吸い上げる。
やめて、という言葉が出るたびにその唇を塞いだ。
「言っただろう、お嬢ちゃん。あんたはまだ型に嵌ってる。逃げ出したいっていうのは本音じゃなく、自分に嘘をついているだけだ」
身体中を這った唇は形の良い胸の先端に辿り着いた。
同時に指で秘められた場所の入り口を探る。
「なあ。何故こんな時間に訪ねてきて俺にあんな話をしたんだ、お嬢ちゃん」
「それは……んっ」
「引き止めてもいいってことじゃねぇのか?」
語尾は耳元で囁き、そのまま耳朶を甘く噛む。
冥の身体はびくっと震え、神乃木の裸の肩に細い指が食い込んだ。
「あっ……んっ……」
やめてという声は淫らな喘ぎ声に変わる。
滑らかな肌はうっすらと汗を帯び、身を捩るたびに胸のふくらみが弾けるように揺れる。
「感度がいいじゃねぇか。誰に仕込まれた? あの貴族風情の検事さんか?」
「んっ……違っ……」
淫靡な音を立てながら冥の下半身を弄っていた神乃木の手の平を、暖かい雫が伝った。
「こんなに淫乱に開拓されやがって。妬かせるぜ」
神乃木は冥の溢れるほど濡れた場所に硬くなった己をあてがい、筋に沿って滑らせた。
「あぁ……っ」
己の全てに絡みついてくる液体と艶やかな唇から漏れる声は、神乃木の理性を限界へ運ぶ。
堪えきれずに一気に吐き出された欲望は、冥の身体に熱く降り掛かった。
「……っと、悪りぃな。先走った」
神乃木は手近にあったタオルケットを引き寄せて、白い液体にまみれた冥の身体をぬぐった。
冥はされるがままになりながら、まだ自分の身に起こったことを信じられないようだった。
「格好悪いか。これが俺だ。まだ挿れてもいないのに、あんたの身体に溺れかけてる」
神乃木は冥の瞳から零れる涙を舐め取った。
「もっと溺れたい。あんたが俺に溺れている様も眺めたい。これが俺の欲だ」
啄ばむように唇に触れる。
「あんたの欲は何だ。見せてくれ」
「なにを、したらいいの……?」
震える声で聞く冥の顔を、神乃木は自分の股間に導いた。
要求されている事柄に気付いた冥は小さく首を横に振る。
「あんたのしたいようにしてみろ」
しばらくすると、薄い舌の感触が神乃木の先端に触れた。
次第に根元まで口に含まれ、さっきまで鳴いていた唇が己を咥えて上下する。
「……クッ、いいぜお嬢ちゃん。たまらねぇ」
固くなってきたそれを両手で包むように持ち上げられ、指と舌で擦り上げられると、再び熱を持ってくるのがわかった。
瞳を閉じて眉根を寄せながら懸命に神乃木を舐め上げる冥の表情がたまらなく艶かしい。
限界まで耐えて、冥の口から己を引き離した。
「……っあっ!」
腰を抱えて挿し貫き、一気に最深部へ侵入した。
入り込んでくる神乃木を、冥の内側が締め付ける。
「どうだ、お嬢ちゃん」
「あぁっ……ぃ」
「まだ足りないって言ってるように聞こえるぜ」
ギリギリまで抜いて再び奥へ挿し込み、掻きまわす。
結合部は粘りつくように濡れ、刺激的な水音を立てた。
440 :
コドメイ6:2010/10/12(火) 13:28:53 ID:8/sUFF2j
「ッ……最高だぜ、お嬢ちゃん」
神乃木は冥の身体を縦にしたり横にしたりしながら、容赦なく攻める。
冥は神乃木にしがみ付き、嬌声を上げた。
「……んんっ、もう、だめっ……やめて……」
「それが全てか。嵌るな。がんじがらめになるな。欲望のまま答えろ」
繋がったまま冥を抱え起こして一度突き上げ、神乃木は動きを止める。
「どうなんだ、終わりか。答えてみな」
冥は肩で息をしながら神乃木を見上げ、消え入りそうな声で答えた。
「……たくない」
「聞こえねぇぜ」
神乃木の首に細い腕が回る。冥は耳元で囁いた。
「逃げたくない。私はここにいたいの……」
唇を重ねると、冥が自分から舌を絡めてきた。
長い時間をかけて貪るようなキスを交わす。
「言えるじゃねぇか、お嬢ちゃん」
ここにいたい。
卑怯な答え方だと神乃木は思った。
日本から離れたくないという事務的な意味なのか。
……それともこのまま、自分が腕の中に閉じ込めていいのか。
ここってどこだ。
相変わらずいけ好かねえ。しかし。
「夢中になってもいいか?」
再び押し倒して激しく腰を打ちつけた。
冥は声にならない声を上げて神乃木の背中に腕を回す。
なおも突き立てるように攻めると、冥の身体が激しく痙攣した。
絶頂に達した冥に締め付けられ、神乃木も二度目の限界を迎えていた。
手放した理性は欲望を開放し、それは冥の身体の中にそのまま注がれた。
441 :
コドメイ7:2010/10/12(火) 13:29:48 ID:8/sUFF2j
バスローブに身を包んだ冥に、コーヒーを差し出す。
冥はまたカップの中にミルクと砂糖を入れた。
甘ったるくてガキ臭い、懐かしい香りがする。
この香りも、真っ直ぐな瞳も、昔隣に立っていた女を思い出させる。
忘れるわけにはいかない。しかし、復讐心だけを捨てて上手く消化するには手に余る存在だった。
大きな過ちを経て、長い時間をかけて、神乃木は妥協点を見つけた。
同じ事を繰り返さないように、思い出以外は愛さないこと。
法廷で自分を真っ直ぐ捉える冥を見て、勘弁してくれ、と思った。
戒律のために課したルールが守れなくなってしまう。
冥と法廷で対峙した時にはもう、心の奥に抗えない欲望が湧いていたのかもしれない。
互いに欲情すればいい。それがセックスのルールだと思っていた。
そこに甘美な感情が介在する余地はない。
過去だけを愛すると決めた自分には。
しかし。
「……ちょっ……何するの」
神乃木は冥を背後から抱きしめ、舐めるように唇を塞いだ。
彼女が飲んでいた甘ったるいコーヒーの香りが口に広がる。
「お子様用のコーヒーも悪くねえな」
そう言うと、冥はむくれた顔をしながら、それでも少し口角を上げて言った。
「またご馳走になりに来るわ」
型に嵌るな、がんじがらめになるな、欲望のまま答えろ。
それは誰に対して言った言葉か。
戒律と言う枷が消えていくのを感じながら、耳元で囁いた。
「いつでも来な。とっておきの一杯を奢ってやるぜ」
(終)
以上です。
逆裁10周年記念ページ開設おめでとう。
ゴドメイGJ!!
よく神乃木先輩を書けるなぁ。尊敬した!
GJGJGJ!!
ゴドーの有無を言わせない感じが(・∀・)イイ!!
そしてwiki管理人さん乙。相変わらず仕事が早い。
素敵〜コドメイ(・∀・)
管理人さんの速さにはいつも驚くw
GJです!
色っぽいキャラ同士が絡むとやっぱりエロくていい
ゴドメイカテゴリ新設おめw
マイナー好きなので読めて嬉しい。
ゴド冥GJでした!!
萌えたわ〜
ゴドメイGJ!!
3でゴドーが冥ちゃんをじゃじゃ馬扱いしてたのや、
そんなゴドーさんにムチを振るえない冥ちゃんを見て、
密かにゴドメイに萌えてましたw
マイナーかと思ってたけど、こうして書いてくださる方がいて感動
やっぱり逆転シリーズにおいてメジャーなノーマルカップリングって、
ナルマヨ、ミツメイ、カミチヒなのかな?
カップリングにおいてメジャーとかって、あってないような気もするけど
ナルマヨミツメイ響茜あたりは数が多い感じ。
そのあたりは主人公×ヒロイン、サブ×サブヒロインのポジションだからな。
しっかし不思議なのは、千尋からはともかく、
神乃木→千尋はしっかり成立してるカミチヒの数が少ないんだよね。
千尋もにくからず思っていたんだろうけど、どんな関係だったんだろね?
付き合ってたのか、付き合う直前の感じだったのか。
目覚めたら最愛の女が死んでるってキツイわな。
かわいそうなオドミヌ……
>>451 星影センセイが「チミの恋人の仇」って言ってたから、堂々と付き合ってたと思う
>>452 いや、他意はないんだがあそこは近親相姦だからちょっと違うかなーとね
>>453 (゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
自分は同棲していたと想像
>>452 やっぱ血の繋がりがあるカップリングは好き嫌いがはっきり別れるからね。
でももし4の続編が出て、みぬきがもっとオドロキに尽くす健気な妹キャラに変身したら、
オドミヌの需要も増えるかもしれん
茜、まことあたりと話を作っても良さそうな感じだけど
それでも数が少ないね。
>オドロキくん
主人公の割に誰からも特別に思いいれられてるって描写が少ないからなあ、オドロキ
まこと辺りが一番マシかな お礼も言ってくれたし
ただ本人の気持ちが一番理解しづらい 恋愛にもエロにも絡めにくいんだよね
言動を見てると、「そういう事は弁護士を通して言って下さい!」的な発言があって
成歩堂よりよっぽど弁護士らしいんだけどなw
一番深く関わる女キャラのみぬきが実妹だから、余計に想像の幅を狭めてしまうのかも。
兄妹として見るなら二人とも妙に小さくて可愛いと思うがね。
絶対に助けないと死ぬ、みたいな女性キャラがまことさんしかいなかったもんねぇ。
みぬきちゃんか茜ちゃんが逮捕されるようなことがあれば
もっと盛り上がったりするのかもしれない。
オドロキって身長いくつ?
4キャラって公表されてたっけ?
成歩堂、御剣、それから矢張、神乃木辺りが
エロパロの男役として上がりやすいのは、
物語でも重要なポジションなのもあるけど、
一つは体格の良さも関係してるのではと思った。
皆肩幅ガッチリしてたり身長高かったりしてて、どこか男くささがあるんだけど、
オドロキは小柄に見えるせいか、その辺りでもちょっと損してそう。
4のキャラの身長は公表されてない。
ただ、4の攻略本の裏表紙でメインキャラが横一列に並んでるイラストでは
オドロキは、ナルホドの顔半分くらい低くてハイヒールを履いた茜とほぼ同じくらい。
ナルホドと茜の身長が以前と変わってないなら
そこから推測して多分160cm台半ばってとこじゃないかな。
ナルホドの177cmを基準にして、
霧人が188cm、響也が183cm、オドロキが163cm、茜が154cm、みぬきが143cm
見た感じこれくらいと予想。
茜は検事1の攻略本で154cmと判明してるからそのままで。
ヒールのある靴を履いてオドロキと同じくらいだから、18歳からそんなに成長してはいないと思う。
オドロキはツノを入れても牙琉兄弟より低いw
がりゅーん先生ってそんなにあるかな?
でも180はありそうだね。
ちなみに成歩堂は176だよ。
幼なじみの中では一番小さい。
10周年の公式サイトのイラストが割合身長に忠実っぽかった。
オドロキは身長低そうなイメージがあるよな
腕辺りは逞しい感じもする。
>>463 オドロキ「自慢の二本角があっても勝てないのか…
でもコッチの一本角は(ry 」
>>467 体力と回復自慢ですね
若いから回復も早そうだw
そういや茜は牙琉兄の声真似できるんだよな
オドロキや響也とのときに真似して主導権をとってたらと考えてもえた
喘ぎ声を……?
>>470 喘ぎが兄貴の声って逆にオドロキも響也も萎えそうだけどなw
>>467 キリヒト「ほう、なかなかのモノですね
どれ今度は私のドリ…
アカネ『言わせねぇよ』
マイナーだが霧人×茜を読みたい。
保管庫に入ってる霧人×冥がすごく良かった。
>>473 それすごく読みたい!
茜がどこで霧人の物真似を習得したのかも気になるしw
本編で一度も接触していない人物同士やまったくの無関係同士の話は難しいよね。
書ける方は本当に尊敬します。
自分も霧人×冥や響也×春美はすごくお気に入り
霧人×茜を書こうと試みてはいるけど、どこの時系列で絡ませるかがわからない。
初対面ぽかったので霧人が捕まった後しかありえなくなってしまうので・・・
このヘンは多少捏造してもいいかもだけど。
まことがハミガキを逆レイ○するってのは…
>>476 霧人が捕まる以前に接触した可能性はなさそうだよね。
捕まった後だとしたら、
茜も成歩堂みたく霧人の独房へ行ってそこで…とかぐらいしか思いつかないw
>>478 序審法廷のあと量刑が決まる裁判の前に一度保釈されるとか…?
も考えてはいる。しかし難しい。
鬼畜になっちゃうけどボルハチの事件の前に、密かに体もてあそんで薬や催眠術で記憶消しちゃえばいいじゃない
成歩堂を慕ってて響也に気に入られてる茜ならは踏みにじり甲斐あるだろうな
うっわー480の鬼畜っぷりすげーwww踏みにじり甲斐ってwww
レイプされたのも知らずにのんきに法廷でモノマネしちゃうなんて
茜ちゃんがかわいそすぎて涙が出るよ…いやマジで…
>>479 独房とかの移動で、茜が運転するパトカーに
同乗する霧人。「助手席で窓の景色を見たい」とか
言わせて茜はしぶしぶ了承。茜は霧人が逃げないように
自分の左手首と霧人の右手首に手錠をかける。
‥‥までは考えた。あとは知らぬ。
>>480 いいねー。鬼畜個人的には大歓迎w
霧人ってパッと見は英国紳士風で、クールでキザで上品で、
なんとなく御剣と似た雰囲気あるし(中身は違うが)
茜が霧人の本性知る前に出会ってたらクラっときてる可能性あるね。
で、本性を知ったときにはもう時すでに遅しっていう・・・
弁護士時代のナルホドに救われた子っていうのも、
霧人にとってみれば犯し甲斐がある。
茜もナルホドと同様に自分の手でどん底に突き落とすみたいな。
霧人との記憶は消えてても、顔だけは嫌な記憶としてうっすらと残ってて、
茜が響也を嫌いな理由にもなるw
>>482 その設定萌える。
霧人はお互い想いあってのセクロスない感じw
犯しながらも実は好きだったとかも(・∀・)イイかな。
霧人関係読みたいなぁ。冥や茜のほかに、みぬきとかもよさそう。
なかなか美形なキャラなのに女性キャラとの絡みが少なかったね。
それから検事の狼×冥or美雲とかも読みたい。
狼×冥、御剣×白音orいちるあたりは
検事やり終えた後、好きな人の数が増えそうなCPだと思っていたけど
そうでもなかった。
そろそろクレクレは自重してくれ。
まことで恋愛っていムズいよな
行き詰まっちまった
ごめん、新情報の動画って真宵何か食ってるの?
もきゅもきゅ感がかわいいんだが、よく見えない……
おお、これだこれだー!
>>489ありがとうー
真宵かわいいよ真宵 成歩堂と真宵の話がまた見れるってだけでいろいろ想像がわくなあ
レイトンvs逆裁
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!
ついに、
ついに真宵がッ
し ゃ べ っ た
真宵ちゃんの格好にレイトンやルークが何か突っ込みを入れるんだろうかw
サイトですでにルークが入れてるw
……とだけ書くとなんかエロいな
こりゃスゲェ、
この調子で逆転5も…
レイトンVSの発表を受けてナルマヨが盛り上がってるのかな、と思って
スレを探してみた(
>>1を読んで避難所を)んだけどなかったよ…
もう落ちてるんですか?
498 :
496:2010/10/21(木) 22:28:22 ID:ZBT0ychg
ごめん間違った、難民板を探したんだったw
当然なかったw アホス…
ぴんく難民で見つけました、ありがとう。
結局逆転一の巨乳は千尋でいいのかな?
千尋さんはB92W61だから言うほど巨乳じゃない。
スリーサイズが公表されてる女性陣の中では一番だけど
実寸だと梅世や白音さんのほうが大きそう。
>>500 バストはトップとアンダーの差が乳の大きさであって、測ったサイズが
大きくてもAカップなら貧乳、
測ったサイズが小さくてもGカップなら巨乳。
>>501 うん、それは分かってる。
だから、千尋さんはアンダーもがっしりしてそうだけど白音さんとかは
胸の割りに胴回りは細そうだから千尋さんよりカップは大きいのではないかと。
それにGカップ程度なら、市販でブラが売ってるから言うほどデカイって気がしない。
正真正銘の巨乳は特注品じゃなきゃダメなイメージ。
それって肥満と紙一重だよな。
Gカップ程度って、程度じゃないよ?
最近でこそ売っているけど、4年くらい前までは全ブランド
1シーズン通してそのサイズがリリースないとかもあったし、
今でも、定番以外は新作のシーズンに1,2個あれば御の字
みたいな事態もある
つーか、大きいサイズのコーナーに通されれば、一般的には
巨乳という扱いになりますよ、ってか度を越すと病気です
チヒロ…巨乳!
ウメヨ…巨乳
マミヤ…シラネ
ナツミ…誰それ
トモエ…なかなか
ゲロまみれ…巨乳?
マヨイ…ぶっちゃけカベ・・・うわなにをするやm
千尋は身長とバストウエストからカップを推測するスクリプトでは確かFカップだったはず
てっきりバスト100cmオーバーでIカップとかJカップくらいの
爆乳だと思ってたのでそれからすると正直意外に小さいと思った
これからレイトン×真宵が出たりすんのかな
魔女裁判はエロパロ的にもかなり面白いテーマになりそうだな。
マトモな時はマトモなのに、ヤンデレると無茶苦茶ヤンデレるなるほどくんの将来が心配です
SSにおいて、だけど
PVの雰囲気ではナルホド×魔女(仮)もありそう
レイトン×魔女希望
魔女(仮)けっこう可愛いけど、残念ながら絵柄が
レイトン寄りなんだよな
デザインは塗じゃないか?
茜やみぬきに似てるし
マジか
ごめん俺の見間違え
みぬきって胸あったっけ
マントで隠れてよくはわからないけど、
みぬきはぺったんこのほうが萌える
同感
茜(成人)は割りとあったら良いな
マサカ、ミナミはよくわからん
ラミロアはけっこうありそうだが………熟女
ラミロアさんってユーミさん時代の写真では小さめ〜まあ普通くらいだったような。
スマン
保管庫のアレ読んだから先入観が…
熟女って需要あるのかな
>>518 >>1を読もう
需要の有無は関係ない
自分が萌えると思ったカップリングで書けばいいんだ
投下前にちゃんとカップリング表記すれば問題ない
ラミロアって確かに40歳だけど、
EDの優美さんに戻った姿は若々しくて綺麗だったし、
あれで大きな子供が2人もいるってなんか逆に萌えるw
>>518 オバチャンはギャグにしかならんけどな
みぬき…ヒロインなのにSS少ないな
主人公と絡みにくいのは痛いな
4は茜とまことに頑張って貰うしかないか…
ミナミちゃんとかマサカちゃんもいい女なんだけどね。
書くとなると難しいな。
塗氏には悪いんだけど、キャラが端正なんだけどエロさはないんだよね…
マサカとまことの伸びに期待
>>522 蘇るの響華さんとかけっこうエロいと思ったけどな
ナツミでヌいた猛者ってどれぐらいいるのかな?
>>522 塗さんって千尋の胸を割りと控えめにしたりと、
色っぽいキャラは苦手なのかなって感じるけど、
茜とかみると、下半身のほうにエロさを感じる。
塗って千尋描いたことあったっけ?
>>527 蘇る〜以降の移植、キャラが並んでるパッケージの絵は塗のはずだけど
ベストプライス版の2と3のパッケージは岩元だよね?
あれ?移植の発売順って蘇るが最後だったっけ?
なんかこんがらがって来た。
Wiki見て来よう
>>528 蘇る逆転は塗さんだが以降は岩元さんらしい(3は岩元さんで確定)
Q30)DS版2、DS版3のソフトのパッケージイラストを描いているのは誰?
A30)DS版2について公式発表はありません。取扱説明書の漫画も含め、絵のタッチから岩元辰郎氏でないかと言われています。
DS版3は岩元辰郎氏で確定です。
ttp://news.dengeki.com/elem/000/000/173/173313/ > ――岩元さんはどの段階から制作にかかわっていたのでしょうか?
> 江城:『逆転裁判 3』ベストプライス版のジャケットイラストを依頼した時に、あいさつと一緒に企画があることだけお伝えしていました。
>>530 あっれマジ?なんかすごい勢いで誤解してた。
スマヌ
大分涼しくなったがミツトモやカミチヒはまだ執筆中だろうか
ずっと待ってます
まこと書くって言ってた人も結構期待してるんだが
まことには人妻(もっと言えば未亡人)みたいな
アンニュイな色気を感じる。
まだ10代だよね。
……と思いながらプレイしてたら最後の最後でニコッとされて撃沈。
まことに必要な勉強はどぶろくが教えていたらしいが、
保健体育もどぶろくが教えていたんだろうか
ドブロクがためらって教えられなかったから
押し倒した直後オドロキが手取り足取り…
でいつも妄想してる
ドサッ
「まことさん、いいですか?」
(…あの、…どうしました…?)
「えッ〜〜…!!」
みたいな展開かな
娘にソレ教えるって酷だよな
過疎
月末月初は仕事が立て込んでてあまり2ちゃん見まわれない。
そんな人多い気がする。
そうか、
なら書き手様は尚更か
成歩堂はどうやってみぬきの初潮やらブラジャーやらに対応したんだ
カッコつけてるけど、あの中の人わりと成歩堂なんだよな
>>541 真宵とは完全に縁は切れていないみたいだし、
その辺はやっぱ相談したんじゃないかな。
真宵に相談しにくかったら千尋さんを呼んでもらってとか。
あるいは、みぬきはもう8歳で働いてたくらいだから、
そういうことはナルホドに頼らずともちゃんと自分でなんとかしたのかも。
でも突然みぬきから、
「パパ、みぬきついに大人の仲間入りしちゃいました!今日はお赤飯だね!」
とか言われてあたふたするナルホドとか想像できるなw
みぬきは保険体育で なんとか乗り切れそうだな
でも、ブラジャーだのナプキンだのをねだられたらアタフタ しそうだよな
ドブロクの場合はもっとキツい…
みぬき…ハァハァ
みぬきとまこと、片親で共にダメダメな父親を持つ者同士気が合いそう。
ませてるみぬきがまことに性に関することを手取り足取り教えてあげるのもいいな
>>542 はみちゃんと年齢一個違いとかだから、まとめて真宵が面倒見てそうだね〜
逆転ヒロインズは全体的に発育があまり良くないから初潮が遅めな気がする
肉体的にも早熟なイメージのあった冥も13歳の時点で明らかに二次性徴前だったし
例外は千尋さんくらいか
千尋さんはどうだろね。
壺割った真宵がギャン泣きしてる写真ではわりと年相応だよ。
舞子さんか父さんが撮ったんだろうし、
真宵が暴れるくらいには大きいんだから、
10歳差の千尋さんは11歳か12歳ってとこかね。
彼女に関して恐ろしいのは、
23歳からまた胸が成長してるってことだ。
(岩元さんが故意に控えめにしたんだよな)
>>548 3の終盤で見られる子供の頃の真宵と千尋の写真、
あの千尋さんは12、3歳くらいかなって思ってるんだけど、
まだあまり成長してないように見える
ロリ冥は背は低いけど体つきは大人っぽい
胸は膨らんでるしウエストもくびれてる
逆転って基本十代はみんなスレンダー系な気がする
じゃあひんぬーの代名詞・真宵も、4の頃にはボインちゃん…
特撮に夢中な無邪気なボインちゃん…
ふぅ…
>>553 彼女が巨乳、だと…
その発送はなかった
何となく将来的に真宵はちなみ&あやめ、
はみちゃんは千尋に似るのではないかと
勝手に思っている。
でも巨乳の真宵もあり得るんだよな
3のパッケージ見ると、23歳千尋と19歳真宵がわりと似てるから
真宵は姉さんほどでなくても
あんな感じになるんじゃないかと予想。
もう少し柔らかい、「女」の体になると思う。
そっくりさんの茜は大人になっても貧乳のままだったな
個人的希望では真宵も貧乳のままでいて欲しい
>>557 茜には立派な尻があるじゃないか
真宵がずっと貧乳でいてほしいってのは同意見だ
貧乳だけどピンクでかわいらしいきれいな美乳がいい
真宵は華奢な感じが魅力だと思うから
千尋姉さんみたく爆乳にならなくて良いけど、
でも全くの貧乳でもなくて、
こう、手の平にすっぽり納まるサイズで
弾力と柔らかさがあると良い。
そんで、華奢でも腰がくびれてると女っぽくないかね?
脱がせた時に意外と女ってのに萌える。
真宵の話は専スレでしろ
住み分けられない厨どもめ
みぬきは未知数だけど将来が楽しみだな
>>561 ナルマヨとミツメイの話題はアウトだが、
真宵個人の話題は別にいいだろ
SSもナルホド以外の相手とだったらここに投下してもいいわけだし
真宵はキャラサロンに個人スレがある
いつも思うことだがどこぞの誰かが勝手に立てたスレを引っ張ってきて「住み分けしろ」って横暴だろ
気に入らない話題のスレを立てれば追い出すことも可能になるわけだし
>>566 > 気に入らない話題のスレを立てれば追い出すことも可能になるわけだし
4専用スレはアンチに建てられそうだな…
いまんとこ個別スレがあるのは真宵と御剣だけ?
あ、あとゴドースレがあった
上の方でゴドメイが普通に投下されてるし
ナルマヨミツメイ以外はここでもいいんじゃね
茜(成人)は脱いだら意外とあるって感じがいいな
みぬきは年相応ぐらいがちょうどいい
>>568 ここだとドン引きされそうな鬼畜でえぐい話でも
個人スレでは可能だから魅力なんだな…
>>568 ナルマヨスレとミツメイスレはもともと、
成歩堂と真宵・御剣と冥以外で、彼らが絡むカップリング派の人を
凌駕してしまうので別スレになった。
だからそれら以外の組み合わせは今も昔もここ。
>>568 ゴドースレにゴドメイを投下したら袋叩きにあうぞ
ナルマヨスレはカップル傾向が強い話で、
真宵スレは成歩堂が相手でもレイプだったり変態だったり、
もちろんそのほかの誰かと真宵のカプならなんでも良いし、
オナニー真宵だとか色々な趣向の話で住み分けしてて、
皆違って、皆いい
ゴドーさんの入院生活を想像するだけでたぎる事に気づいた
入院フェチの気でもあるんだろうか
それをSSという形にするんだ!
看護師さんがドキドキしてしまうんじゃないだろうかw
入院といえばタキタ×ミナミとかナルボド×アヤメの看病プレイも…
あとマコト
ナルアヤで看病に至るような描写あったっけと思い返したら
確か風邪っぴき兄さんだったっけかw
っていうか、その前にポルポト派みたいなナルボドくんって、誰?
ごめん、誤字…
橋から落ちて風邪で入院した時とかね
>>576 看病プレイとかすごく萌えるじゃないか!!
さすがにゴドーやまことみたいに生死の境をさまよってる患者には出来そうにないがw
ナルアヤいいね。密かに好きなカプだ。
ゴドーの場合は看護というより
目覚めた後の介護プレイかなw
5年間の昏睡ですっかり衰えて歩行すらままならなくなった元・色男を
リハビリであのガタイにまで鍛え直すために
手取り足取り訓練ついでに甲斐甲斐しく世話とか何それ萌える
…問題はここ見てる人間の誰が得をするのかという事だがw
でもゴドーが目を覚ます前に千尋は死んでる訳だから、
介護プレイをさせるキャラは誰になるのかが難しいな
>>581 俺が得する(キリッ)
ボロボロの体で後遺症に苦しみながら血を吐くようなリハビリに苦しむゴドーさん
で、夢でちなみにうなされる
3-5の後に一度倒れて・・・という設定にするとか?
病人だからって萎えてるワケじゃあねぇぜ…
て感じかな
3-5以降、
千尋に代わってゴドーの看病をしようと決意する真宵と、
そんな真宵に千尋の姿を重ねるゴドー
そんな2人の間にやがて・・・
みたいなのしか思い浮かばなかった・・・
自分は、3-5の後なら、
真宵、冥、あやめ、春美
あたりなら誰でもドキドキする・・・w
舞子様を殺した男なのに看病するビキニさんまじ女神
エロ抜きにしたら案外和むね
誰かエロありでゴドビキ頼む
なかなか難しいお題だなw
ビキニさんの喘ぎ声か・・・・
ビキニさまはエロシーンの最中でも
わはは。はは。って笑ってる気がするwww
593 :
496:2010/11/15(月) 09:38:39 ID:O5PlULP4
わは。わはは。ほら、こうやって締めるといいでしょ?
イキそう?わはは、いいわよ出しても。
わはは、いっぱい出たわねー、こりゃ相当溜めてたねあんた?
的な?
わはは、名前は違うのよ。496じゃないわごめん、わはは。
wwww
>>593 ゴドーはビキニさんでその・・・勃起するのか・・・?w
どこから洗うんだい?
って聞いていくうちに勃って……くるかな?
やっぱり無理です(´・ω・`)
お風呂入るだろ?
メガネとるだろ?
見えないだろ?
そういうことだ
ビキニ様の腰が心配です
お口でしてあげれば腰に負担はさほどかからないな
ビキニさんはすごく背が低いから、
立ったときの口の高さがちょうどゴドーの股間のあたりに・・・
ならないかなw
問題はニキビのどこでヌくかだな
ニキビを抜くならクレアラシルだろJK
ってことは、実写版ビキニは広末ということで異議ないな?
>>599 しかし、突く度にあの笑い声がしたら萎えないか?
>>599 しかし、突く度にあの笑い声がしたら萎えないか?
でも突くんだろw
わは。
わはは。
わははぁん…
ビキニでヌいたことがある人、挙手
(・∀・)ノ キリッ
わはは、わたしでヌくなんてあんたも物好きだねぇ、わはは。
お前らの飽くなき性への探究心には敬服するわ
>>611 ちなみにこれ、笑顔じゃなくてビキニの乳だから…
ビキニ×アヤメで…
そろそろ逆裁ファンサイトで毘忌尼祭が始まる頃
魔女(仮)の乳が結構よかった
618 :
神乃木×ちなみ(1/7):2010/11/23(火) 00:39:03 ID:WISbczIO
ビキニで盛り上がってるところ失礼。横切ってゴドチナ投下します
※ゴドーの一人妄想劇場であり夢オチ
※一部カミチヒ
※一部暴力的表現あり
*****
──きっと自分は性質の悪い夢を見ているのだろうと思った。性質の悪い、というか、
欲求不満が昂じての、妄想じみた夢を見ているのだろうと。でなければ酔った勢いでの
バカげた状況に陥ったとか。
気づけば素っ裸で寝転んでいて、自分の上では知らないオンナが腰を振っている。目の
前の光景につける説明なんて、その程度しか思いつかない。
女の陰部はしとどに濡れて屹立を咥え込んでいる。白く華奢な腰が跳ねる度に柔肉が
割れ赤黒い肉を覗かせ、亀頭が見える寸前でまた沈める。少女めいて滑らかな腹は男性器
を呑み込むと微かに膨らみのたうつ。どぶり、と、白く泡立つ体液が結合部から垂れて
オトコの下肢を汚す。桜色の爪をつけた指が体液を掬いとり相手の腹に塗り拡げる様は、
何とも言えず劣情を煽る眺めだった。
違和感。
──眺望。
──視覚による情報。
何だ。彼は息苦しさを覚える。何 だ 、こ の 違 和 感 は 。
視覚。視覚以外の感覚が無い。指一本自由に動かせない。必死で探る指先、体勢から
して何処かに触れているはずの背中、オンナに咥え込まれた部分、ドコにも感触がない。
熱、痛み、快楽、その他、何も、なにも。どろどろに蕩けて絡みつく肉、溢れるほどに
零れる体液、白い指先から糸引く様子が見えるのに、あってしかるべきニオイがしない。
汗、愛液と先走り、もしくは精液、発情した肉のニオイ。何処にも、どこからも。声も。
自分とオンナの呼吸音も。笑うオンナの声さえも。
笑う。オンナは笑っている? 何故分かる? カオを見れば分かる? カオを、
オンナが背を仰け反らせる。白い喉、慎ましやかで、清楚さすら感じさせる乳房。白い
腹。快楽に緩んで、オトコを最奥まで呑み込んで揺すり上げる華奢なカラダ。白い腹が
ゆるく痙攣している。薄い脂肪越しに、射精寸前の男性器が震えている。オンナは促す
ようにじらすように内襞を絡め締めつけたまま上に下に跳ねる。筋を浮きあがらせ限界
まで硬度を増した屹立、ソレを支柱に移動を繰り返していたカラダが、一気に落ちた。
オンナの下腹にくっきりと男根のスガタが浮く。胎を埋め尽くし最奥を突く膨れあがった
肉が見え、精液が精管そして尿道を勢いよく通りぬけてゆくのが見え、オンナのナカへと
ブチ撒けられるのが見えて。
オンナが仰け反る。赤い髪が舞う。眼球に焼きつく、白い喉。
見える以外は、何も。
意識が沈む。視界はクリアなまま、射精の快楽と屈辱から分断されたまま、オンナの
嘲笑う声も聞こえないまま、
「お早うございます、神乃木さん」
目を、覚ました。
覚醒の瞬間感じたのは、病院独特の消毒臭だった。
目を開けると白い世界が広がっていた。茫洋とした白、輪郭のない白、緩慢に腕を持ち
上げ顔の前にてのひらを持ってくる。白。白。背景は白、ベッド横から優しく語りかけて
くる看護師も白、鼻先にあるはずの自分の手も白。彼我の区別のない白。
彼──神乃木荘龍は、ぼたりと腕を落とす。胸に軽い衝撃。それだけで骨にくる。
「神乃木さん? どこか痛みますか?」
「……いや」
見咎めたらしい看護師に、ようやっと一言返す。乾いた口内に唾液が絡まり、気持ち
悪い。水分の足りない舌先は、何故か血の味がした。
「そろそろリハビリも始まりますけれど、無理は禁物ですよ。五年も昏睡状態だったの
だから、ゆっくり戻していかないと……身体を拭きましょうか。さっぱりしますよ」
神乃木は横になったまま顔だけを看護師へ向け、触れようとする気配を制止する。
「悪いが、今ちょいと立て込んでてな。アトにしてもらえるかい?」
目の焦点も定められぬまま笑いかけると、看護師はしばしの逡巡ののち「では、また後
で」と言い置き病室を出て行った。一人残った神乃木はたっぷりと時間をかけて上半身を
起こし、毛布をめくる。股間部分は果たして予想通りの有様だった。
溜息も涙も出ない。
唯、衰えきってもこんなことにはなる自身の身体に、呆れ混じりの自嘲が零れるだけ
だった。
神乃木が五年に渡る昏睡から目覚めたとき、彼を取り巻く環境は憎らしいくらいに変化
が少なかった。神乃木荘龍の名は相変わらず弁護士会の名簿の中にあって、つまり彼は
まだ弁護士で、勤めていた星影弁護士事務所も健在で、世の中も多少の流行り廃りはあ
れど昔と大した違いはなく。せいぜいが、事務所の後輩が独立して個人事務所を開き、
──死んだ、ということくらいだ。
後輩の名は、綾里千尋、といった。
神乃木荘龍が最後に愛した女だった。
「……チミには、伝えるべきではなかった」
ベッドでうつらうつらしている最中にそんな言葉が聞こえてきて、神乃木は目を無理に
こじ開ける。そして何も見えないのを思い出し、また閉じる。途端眠気が襲ってくる。
「千尋クンのコト……もっと、チミが落ち着いてから伝えるべきだったんじゃよ……」
折り畳み椅子に肥満した身体を乗せ小さくなる見舞客を、神乃木はぼんやりと聞いて
いる。かつての上司であるこの弁護士を、神乃木に綾里千尋の死を教えた彼を恨んでいる
わけでも憎んでいるわけでもない。許せと言われれば許すつもりだ。けれど『シンジツを
教えてくれてありがとう』と感謝する気もない。
つまり、何も無いのだ。
「やめとけよ、ジイサン」
それでも一応は世話になったという恩義のある相手だから完全な無視は避ける。
「アンタの秘密はミルクみたいなモンさ。例え一滴でも純粋な闇を濁らせる……アンタは
隠し事に向いちゃいないんだよ」
見舞客はますます背を丸めたようだった。すまなかった、と、謝罪の言葉も聞こえた気
がしたが、まるで神乃木ではない誰かへ向かうかのように不明瞭だった。
謝罪が、後悔が、何を為すというのだろう。
もう全ては終わったことだというのに。
神乃木荘龍が目覚めた時には何もかもが手遅れだったのに。
綾里千尋は、神乃木荘龍とは何ら関係のないところで殺されて、犯人は逮捕され、法の
裁きを受けて。
全て──終わってしまったというのに。
神乃木はオンナを抱いている。白く華奢な肢体、腕の中すっぽりと収まる小柄な彼女を
抱きかかえ、やわらかそうな尻に指を食い込ませ、思うさま揺すぶる。オンナは感極まり
汗に濡れた脚を神乃木へと絡みつかせる。視界の端をなよやかな腕が滑り、肩を通って首
へと回された。赤みの強い長い髪が、神乃木の褐色の肌とオンナの白い肌の隙間へと流れ
落ちる。
夢、だった。
オンナの体温も感じ取れず、繋がった場所からの熱も快楽も捉えること叶わず、耳元で
喘ぐオンナの声も聞けず、失った視覚だけがはっきりとしているこの状況は、夢でしか
有り得なかった。五年の昏睡で衰えきった神乃木の腕が腰がオンナを掴み、責めたてる。
そんなことが出来るのも夢だからだった。
鎖骨の浮く肩口へと歯を立てる。オンナが悶える。視線を落とせばふたつの身体の作る
影の中、朱く裂けた肉と肉を裂く赤黒い肉とが粘液まみれで蠢いている。顎に力を込める
とぶつりと皮膚が裂け紅い血玉が生まれた。白い肌を這う赤。血の赤、髪の赤、食い込ま
せる指のアト、鬱血に滲む赤。何も感じぬまま舌を這わせる。血の筋を辿る。まだ硬い
印象すら残る乳房から、濃く色づく先端へ。ひくつくカラダは、神乃木の舌から敏感な
場所を逃そうとする。触れられずに震えるもう片方を押しつけようとしてくる。神乃木と
オンナの体格差から考えると無理な姿勢でもカンタンに届く。これは夢だからだ。
更にオンナを引き寄せ奥を抉る。かぼそい四肢が絡みつく。感覚はなくても視覚情報
だけで脳が灼ける。聞こえずとも、自身の息が上がっているのが分かる。オンナのカラダ
をほんの少し傾けて貫く場所がよく見えるようにする。ざっくり割れた場所は拡がって
勃起した性器をいっぱいに呑み込んでいる。ほとんどない隙間から体液が涎のように垂れ
流されてすべらかな太腿を濡らした。
──これが、夢だとして。
華奢な腰を抱え突き上げる。神乃木の肩に届くか届かないかの小柄な肢体がしなる。
跳ねる。
──神乃木が抱いているのは、誰なのだろう?
知らない女? そうかもしれない。神乃木の好みはもっと成熟したタイプで──豊満な
胸や尻、やわらかな脂肪、神乃木の動きに貪欲に応えるいじらしさ──凛とした、真直ぐ
な眼差し──それが神乃木の腕の中で蕩ける瞬間。神乃木の愛する女は、今抱くオンナ
とは全く異なっていた。
何故、ここに。
綾里千尋ではなく知らないオンナが──(知らない?)
知らない女。
本当に? 庇護欲と征服欲を同時に煽る、肉付きの薄い身体。不用意に力を入れれば
折れてしまいそうなカラダ。さらさらと零れる、赤みの強い長い髪。古めかしい結い方が
オンナの愛らしい容姿にぴったりとはまっている。
──容姿。
どくん。鼓動がひとつ。
──天使のように整った、その目鼻立ち。
どくん、どくん。同じ時間内で、鼓動がふたつ。
──吐息がかかるほど近くにあるそのカオを、神乃木は知って──「──自分のせいで
死んだオンナは、お抱きになれない?」
「ねえ、神乃木荘龍」
踏みつけられ、地べたで潰れる虫を見るような目で。
美柳ちなみが哂った。
五年前。神乃木に毒を盛り昏睡状態に陥らせたのは、美柳ちなみという名の女だった。
見た目は天使のように愛らしく、清楚そのもの。しかし内面は悪魔と呼ぶに相応しい。
自分の欲を満たすために他人を犠牲にして平然としていられる女だった。若干十四歳で
義姉と恋人を巻き込む狂言誘拐を起こし、全ての罪を当時の恋人に被せ、自分は別人と
してのうのうと生きてきた女。数年後には罪の重さに耐えかね告白しようとした義姉を
殺し、殺人の容疑者ともなった元恋人をも間接的にだが殺して。それで涼やかに微笑んで
いられる女だった。
そんな相手と不用意に会い、あまつさえ毒を盛られたのは。多分に神乃木の油断と慢心
が原因だったのだ。
そこまでするはずがない、と思っていた。事件の話を聞きに来た弁護士、そんな、害
すれば即嫌疑がかかるであろう相手に手を出すほど愚かでも大胆でもないだろう、と。
神乃木は美柳ちなみを読み誤った。間違いの代償は五年間の空白。
その美柳ちなみも、もういない。
神乃木が倒れてのち、別の殺人事件の法廷で綾里千尋と対決し、ちなみが犯人である
ことが立証されたのだと──綾里千尋が神乃木荘龍の仇を討ったのだと。そう、聞いた。
笑える話だった。
あの日。神乃木が一人でちなみに会いに行ったのは、綾里千尋を。法廷、彼女の目の前
で依頼人が命を落としたとき、その犯人である美柳ちなみを見送るしかなくて、泣く彼女
を──“悔しいんです、センパイ”“尾並田さんは、これからもうずっと、殺人事件の
容疑者で、弁護もできなくて──死んだから、彼は自分が無実だと言うこともできない。
それが、私には、”──そう言って唯前を見る彼女を、どうにかして支えてやりたいと。
そんな風に考えたからだ。
安っぽいヒーロー願望のツケはこんな形で回ってきた。
五年。
五年は、長過ぎる。
「それで」
「貴方さまは、それが綾里千尋ではなくわたくしをお抱きになる理由になると、本気で
お考えになっていらっしゃいますの──?」
恋人に内緒話をする近さで。ちなみが嘲笑った。
仰向けになった神乃木の上で、ちなみが微笑んでいる。赤い髪がショールのように素裸
の肌を覆っている。
「ねえ、オジサマ」
繋がったまま神乃木の胸板に肘をつき、ちなみがにっこり笑ってみせる。角度だけなら
愛くるしい、イタズラっぽい笑み。しかしその目は冷ややかに見下すもの。
「わたくしは“何故、神乃木荘龍は綾里千尋ではなく美柳ちなみを抱くのか”をお聞き
しましたのよ?」
ねえ、とちなみが身体を起こし腰を振る。白い肢体がぶるりと震えた。肉と肉が、陰毛
同士が、粘りつく体液が混ざり絡み合う。
何故? 「答えられませんの、オジサマ」何故? 「答えが本当にお分かりなさらない
の?」何故、「それとも、」
肉と肉が醜悪に絡み合う。
「お答えになりたくないだけ」
欲を吐き出すための器官がオンナのナカで汚穢じみて脈打っている。
こんなもので。
「……抱けるワケがねェ」
「あら」
勢いをつけ上に乗るちなみをひっくり返し今度は自分が圧し掛かる。先程とは丁度逆の
体位だ。神乃木はちなみを見下ろし。見下す視線にブチ当たる。
ずく、と。腹の底で感覚が蘇った。不快な熱を伴うソレは何処か怒りに似ていた。
「アイツを、オレは見殺しにした」
「ふうん」
「そんなオレが、今更どんなツラでアイツに会えと」
例えこれが神乃木の夢で、全てが神乃木の都合の良いように進むのだとしても、一体
どうやって。「──ふ、は、あはは!」
哄笑。
「何が」
オトコに貫かれたオンナは他人の肉なぞ意に介さぬ冷淡な表情を向け。
「何が可笑しい!」
オトコはオンナを割り裂く部分からぬめるように這いあがる感触に、腹の底に生まれる
奇妙な熱に白熱する。
「オジサマがあまりにもオロカなもので」
「なん、だと……?」
するりとちなみが目を細める。神乃木の腕を滑る手はぬめる肉の熱さとは裏腹にひどく
冷たい。
「ねえ。だって」
ちなみが口を、開き。「綾里千尋が死んだのは神乃木荘龍のせいではありませんもの」
「…………ハ」
なんだ、これは。神乃木は乾いた、笑いとも呼べない声を洩らす。自分は罪悪感極まり
とうとうこんな女にまで許しを求めるようになったのか?
「だって」
囁き声。音が鮮明になるのと同期し、視界が滲む。額を流れる汗が目に入ったのだろう
が、拭う余裕がない。
「綾里千尋は神乃木荘龍が何も出来ない時に死んでしまわれたんですもの」
気づく。
せりあがるコレ。腑の底からどろどろと溢れてくるこの感情は。
「……そうだ」
絞り出す自身の声が示すのは。
「オレは、アイツを守れなかった。……傍に、いてやれなかった!」
劣情に似て。怒りよりも明確なコレは。
「オマエのせいで!」
殺意。
ちなみの華奢な首に指が食い込む。神乃木の両の手が、細い首を絞める。てのひらの下
で動脈が猛スピードで脈打ち、酸素の足りない身体がもがき始める。
「本当に」
「何」
「本当に、そう思っているの?」
なのにちなみは平然と神乃木を嘲笑う。
「“アタシのせいで”“アタシがアンタを眠らせたから”、だから綾里千尋は死んだ?」
「そうだ!」
体重を掛ける。みしみしと骨が軋む。華奢なカラダは恐ろしい勢いで痙攣する。繋がる
部位も同じく。強烈な締めつけに神乃木の意識が一瞬白くなった。縋るように手に力を
込める。暴れ強張るカラダの中、他人の肉を咥え込む場所だけがぐじゅぐじゅと淫蕩に
蠢き神乃木の肉へ離すまいと喰らいついてくる。強過ぎる刺激に一気に吐き出しそうに
なる。
「オマエの、」
まだだ。
「オマエの、せいで、アイツは──!」
終わらせない。こんなものでは終わりにしない。ほど近い“死”にぎりぎり狭まるナカ
を抉る。首を押さえつけられ、胎を激しく突き上げられて、ちなみのカラダが滅茶苦茶に
踊る。
彼女の表情は見えない。神乃木の視界は白く霞みがかり何も見えない。
「そうよ」
それでも、声は届く。何処までも、拒んでも。
「もう、アンタにだって分かってる。アンタはアタシを抱きたいんじゃない。犯したいん
じゃない。アンタは、アタシを、“綾里千尋を殺したアタシ”を、」
──殺したいのよ。
「……そうだ」
ばきり。手の中でそんな音がすると同時に、神乃木はちなみのナカへ精を放った。
「──アンタ、ふたつほど忘れてるぜ」
誰もいなくなった場所で神乃木は一人膝をつき、呟く。視界に移るのは白い闇。何処
とも繋がらない空間。
「アンタはもう死んでる……殺しようがねェ。
そして、オレが一番殺したいのは」
「アンタ本人、ってわけね」
もう消えたはずの人間の声に神乃木は頷く。
「オレはアイツを守れなかった。守るつもりが、五年も無駄にして、アイツが苦しんでる
時にも何もしてやれなかった……情けねえ話さ」
「全くね。なんでアンタまだ生きてるの?」
微かな、違和感。
「まあいいわ。アンタなんか、どうせ生きてても死んでるのと同じだし」
頭を巡らす。そんなことをしても毒にやられた神乃木の目は白しか映さないのだが、
「ねえ、弁護士のオジサマ」
そこに、人がいるのが分かる。清楚なワンピースを身に着け、日傘を差した誰か。
「“アンタがいたら”“綾里千尋は守れた”の?」
「──なに」
「アタシがいてもいなくても、あのオンナはアンタに頼らずヒトリで行って、アンタの手
の届かないところで死んだだろうって。そうは思わないの?」
違和感。
なんだ、これは。
眼前に存在する、このオンナは。
「アンタには最初から綾里千尋を守れるチカラなんてなかった──そうは思わない?」
「オマエは──!」
思わず起き上がりかけ、病み衰えた脚では支えきれず無様に転がる。
「アンタには誰も守れないのよ」
神乃木を誰かは嘲笑する。
「アンタはずっとそこで寝てればいいわ。……アタシは違う。アタシは、自分のやりたい
コトをやるわ」
「待て! オマエは、」
「ごきげんよう、死に損ないの弁護士サマ」
優雅に礼するちなみに筋力の全てを振り絞って手を伸ばし。
届かず、神乃木の意識は暗転した。
神乃木荘龍が自分の病室からロビーに辿り着くまでに、実に十数分を要した。健康な
男性なら数分あれば充分な距離も、萎えた脚には辛い。それでもリハビリの効果はある。
ベッドから起き上がるのがやっとだった神乃木が、曲がりなりにも自分の足で歩けるよう
になったのだから。医師はその回復の早さに驚いていた。
急ぐ理由が神乃木にはあった。
夢で見た、美柳ちなみ。彼女の最後の言葉を単なる妄想と片付けるのは簡単だ。夢は
夢、現実ではないのだと。
──違う。
神乃木は自動販売機で買った缶コーヒーを握りしめ、人気のない病院裏手に回る。
──アレは、きっと違う。確かに妄想かもしれない。第六感、存在さえあやふやな感覚
に因るモノなのかもしれない。それでも神乃木は確信する。アレは、確かに何かをしよう
としている、と。
今度こそ。ちなみを止める。
そのために必要なものがある。
神乃木は苦労して缶コーヒーのプルタブを開ける。疲労で震える指を一本一本缶に添え
一気に呷る。ミルクと砂糖、人工香料のたっぷり入った。神乃木の基準からすればおよそ
コーヒーとは認め難い液体を飲み下し。
強い刺激が食道を胃を焼き。耐え切れず吐いた。
薄茶色の液体全てを吐いても咳が止まらない。吐き戻しと胃液の苦さ、混じる血の鉄
錆びた感触が神乃木を汚す。
神乃木は。
笑う。
そう。これが“神乃木荘龍”だ。
吐瀉物まみれの自身の手を顔近くまで持ってくる。毒にやられた目は物を物として認識
しない。もう片方の手で、触る。老人のように痩せさらばえ乾いた手の甲。これが神乃木
荘龍だった。ぎりぎり歩ける程度の筋力しか残らなかった脚。これが神乃木荘龍だ。
愛する女を死なせた男。
愛する女が死んで、安っぽい自罰と自己憐憫に浸るだけだった男。
自分に愛する女を救うチカラがなかったことを、認められなかった男。
「それが、オマエだ。神乃木荘龍」
彼は断ずる。この世で最も唾棄すべき相手の名を呼ぶ。
「だから。オレは、オマエを殺すぜ」
言って。彼は再び立ち上がり、よろける足を叱咤し歩き出す。
神乃木荘龍としての全てを捨てて。神乃木荘龍が果たせなかった何事かを成すために。
*****
ageてしまった。すみません
ふぉぉぉ……!
薄暗さがたまんねぇww
GJ!
GJでした!
ところで以前にゴドー関連の話を書いた者なんだけど、
ゴドーさんって「オマエ」っていう言葉を使うキャラだったんだね。
自分が書いたの間違ってたわ・・・・。
オマエとかアンタとか言ってた気がする
そしてゴドーさんGJ
ほの暗エロスと背徳感が堪らない
これ絶対本人が化けて出てるだろ、ちぃちゃん
何故か葉桜院でゴドーさんとあやめさんの介護生活とかいう電波を受信してしまった
二人とも和服で、雪降る中の共同生活みたいな、どこの伊右衛門だよ、みたいな
家元殺したゴドーさんが綾里に匿われるなんてなさそうなのに
>>627 エロパロに「ありえない」はありえない。頑張れ
629 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/25(木) 23:32:44 ID:rRXZY1hT
安っぽい交わりで、やり場のない怒りと悲しみを紛らわすゴドーがいいな。
相手がちなみがなおさら萌える。
630 :
茜×成歩堂:2010/11/25(木) 23:42:28 ID:rRXZY1hT
空気読まずに、アカ→ナル投下します。
読んだことある人ごめんなさい。
「はぁ…」
20代の女性が吐くようなため息でないため息を吐いたのは、刑事あり、
自称「科学捜査官」(実際にはなり損ねた)宝月茜であった。
「本っ当、日本に帰ってから、いいこと無いなぁ」
そう呟き、かりんとうをひたすら口に運び、渋い緑茶を流し込む。
湯飲みを置いた自分の手を見て、茜はふと気づいた。
「そういえば、最近マニキュア塗ってないなぁ」
刑事になってから、めっきり、おしゃれという物をしなくなった。
無論、公務員であるから、身だしなみ程度のメイクはするが、細かいところまでは行き届かなくなっていた。
つまり、女としての潤いが無くなっているのだ。実際、茜が配属された部署の刑事の割合は、8割が男性である。
そういう事情があるので、仕方ないといえば仕方ないのだが。
「確かに、刑事の仕事は男に囲まれていて、男勝りになったり、おしゃれに気を遣わなくなるけど・・・だからって、だからって、あんなコト言わなくたっていいじゃない。
成歩堂さんのいじわる…」
茜のかりんとうを貪るスピードは加速していくばかりであった。
話は数日前、とある事件の捜査で茜は現場の責任者をしていたのだが、そのとき、たまたま、王泥喜やみぬき達といっしょだった。
捜査が思うように、進展しないので、すこぶる茜の機嫌は悪く、飛ばす指示も雷神が恐れをなすほどの怒号とアトリキニーネ並みの猛毒が入り交じっていた。
無論、かりんとうを粉砕するスピードも速くなる。
そんな中、茜は強烈な視線が注がれるのを感じた。その先にいたのは、王泥喜やみぬきの保護者?である成歩堂龍一だった。
茜は一瞬顔を赤らめ、
「ななな、成歩堂さん。どうしたんですか?人の顔をじろじろ見て」
成歩堂は爽やかな笑顔でこう言った。
「いやあー、アカネちゃんって、いつも、かりんとうを食べながらガミガミ怒鳴っているから、
まるで、オバタリアンみたいだよね。はっはっはっは…」
「!!!!」
今の何気ない一言は、茜にとっては全身を駆けめぐる高圧電流に等しかった。
「ははは、う゛っ…」
成歩堂の顔にかりんとうの袋が張り付いた。
もちろん茜が投じものである。茜は鬼神のごとく顔をこわばらせ、
その場から立ち去っていった。
631 :
茜×成歩堂:2010/11/25(木) 23:47:29 ID:rRXZY1hT
あれから、茜は成歩堂にかりんとうを袋ごと投げたことを後悔しているが、
素直に謝りに行く気にはなれなかった。
「あーーーー腹立つ!」
もはや、「自動かりんとう粉砕機」と化していた茜の元に、一人の検事がやってきた。
金色の艶のある長髪のその男は、検事というよりも、芸能人であったほうが相応しいという程の顔立ちが整っている人物だった。
「やあ、元気そうだね。刑事クン。」
茜はかりんとうを運ぶ手を休めずに振り向いた。
「…何の用ですか?牙琉検事…」
牙琉検事、と呼ばれたその男は自慢の髪を靡かせてこう答える。
「そんな、怖い顔をしないでおくれ。いやね、今日、ディナーでも一緒にどうかなと思ってさ。
もちろん、その後バーで極上のカクテルを片手に甘い一時を過ごすんだけど…
ぜひ、付き合ってくれないか?」
「ディナー…ですか?」
珍しく話を聞く茜。
「もちろん、最高の夜景を楽しめる特等席を予約したよ。
『牙琉響也』の名前を甘く見ないでおくれ、刑事クン。」
そういって、響也は世の女性の視線を釘付けにする笑顔を浮かべた。
茜は、元々、響也のような「ナルシスト」は好きではない。
まるで、『自分にかかれば、この世のオンナなんてイチコロさ』という態度が見下されているようで癪にさわるので、かりんとうを投げてやろうと思ったが、今はそう安易に邪険に扱うつもりはなかった。
(…最近、どうもイライラするし、奢ってくれるのなら、うんとヤケ食いしやろう…)
と心の中で思い、肯定の返事をしようとした。
しかしその時、茜は別の人間に声を掛けられた。
「こんにちは、アカネちゃん」
声の主は、茜の最近の不機嫌の元凶である成歩堂龍一だった。
茜は一瞬驚いたが、わざと口をとがらせ、不機嫌そうにこう答える。
「…何ですか。また。この間のことなら、どうもすみませんでした」
「そう、実はこの間のことなんだ。あのときは、随分酷いこといったね。
申し訳なかった。そのお詫びといってはなんだけど、今夜、一緒に二人で飲みに行かないかい?」
「えっ!」
突然の憧れの人の誘いに右頬に手をあて、驚く茜。
「もちろん、僕がお酒をごちそうするよ。」
そこで、今まで話を黙って聞いていた響也が割り込んでくる。
「残念だったね。成歩堂センセイ、おっと、元センセイだったね、失礼。
刑事クンには僕とディナーに行く先約があるんだよ。だから、諦めてくれないかな?」
響也は自分が先であることを強調する。
正直言って、成歩堂のことが好きではなかった。弁護士バッジの剥奪の件に関しては罪悪感を覚えるものの、すべてを知っているような皮肉屋気取りの態度は気に入らない。
また、それ以上に気に入らないことがある。茜が自分には見せない表情を成歩堂にだけは見せることである。
「ところで、刑事クン、待ち合わせは…」
「私とふたりきりですか。それって…デートってことですか。」
響也の存在を忘れて茜は成歩堂に尋ねた。
「うん、そういうことになるね」
「わ、私、お酒とか全然知識ないんですけど。それでも、いいですか?」
「任せて、僕が全部エスコートするから」
「そういうことなら…よろこんで!」
茜は額のサングラスに手をあて答える。機嫌はすっかり良くなったみたいだ。
「ちょ、ちょっと、待ってれ。刑事クン!僕とのディナーは…」
「さっきから何ですか?私には、『宝月茜』っていう名前があるんですけど。」
「わかった。アカネクン…」
「気安く下の名前で呼ばないでくれます?」
響也は慌てた。乙女心は、糸が切れた凧のように気まぐれで、矢張政志の証言のように矛盾に満ちあふれている。
彼でさえも、切れた糸を手繰るのは不可能のようだ。
「それじゃ、今夜8時ビビルバーで待ち合わせということで」
「はい!」
成歩堂はそう言うと、刑事課を立ち去った。
その後、茜は飛び跳ねるように、更衣室へと向かった。
残された響也は呆然と立ちつくす。そんな響也に一人の強面の刑事が声を掛けた。
「アンタの負けッスな。」
「うるさい!来月の給料を楽しみにしておきたまえ!」
「ムグッ…」
632 :
茜×成歩堂:2010/11/25(木) 23:52:51 ID:rRXZY1hT
成歩堂と別れた後、刑事である宝月茜は更衣室と自分のデスクを何度も往復していた。普段の捜査もこれ程までに徹底してくれれば、事件が複雑にならないのであるが、茜には退っ引きならない事情があった。
それは、憧れの成歩堂とのデートに備えて、太古の化石と化した勝負メイクをするための一式を揃えなければならないからである。
今のところ発掘したのは、科学捜査キットとともにたまたま通販で買ったパールピンクのマニキュアだけである。
「あれー、どこやったっけ?」
自分のロッカーで、茜は必死にお宝を探している。
多忙であるからか、それとも、元来の性格なのか、茜のロッカーは、室内の壁に張られている「整理整頓」の張り紙のアイデンティティーを完全に否定するような有様ではないものの、許可されたスペースを私物がただ埋めているという状態であった。
茜がしばらく捜索を続けていると、一般人の感覚なら、ドクロのマークのラベルが貼ってあるであろうと思われる
薬品の小ビンの影に「それら」は隠れていた。
「あった!よかった、見つかって」
お目当ての品は高級ブランドの口紅と香水であった。
これは、姉である巴が、『薬品の臭いを漂わせていたら、男性が寄りつかない』
と心配して、服役であったにもかかわらず、日頃の作業で稼いだ給料で茜に買ったものである。
「これでよし、と…」
茜は鏡に向かい、早速メイクに取りかかった。
口紅の先を少しだけ出し、自分の唇へと近づける。緊張して手が震える、だが同時に懐かしい想いも込み上げてくる。
巴に貰った口紅を使っていると、幼いときに巴に口紅をさして貰ったことを思い出したからである。
普段の自分から、おとぎの国のお姫様へと変身するあの瞬間、それは少女にとっては、まさに至福の時である。
あのころの自分を重ねながら、茜は自分の唇が徐々に美しい色彩に彩られていくのを感じた。ラメ入りのグロスを仕上げに施し、次にマニキュアのボトルを手に取る。
久しぶりなので、手つきはぎこちなかったが、茜は徐々に自分の指先に魔法を掛けていく。捜査の邪魔にならないように短く切りそろえられた爪が気になったが、仕上がりには満足した。
最後に、香水を自分に吹き付けて、一通りは完成した。
艶と色香が増した自分の姿を改めて見て、茜は自分の胸がくすぐったくなった。このまま鏡の中の自分に陶酔してしまいそうだったが、
時計の秒針が規則的に時を刻む音が茜を現実に引き戻した。
「いけない、もうこんな時間!」
茜は慌てて荷物を整える。いつも持ち歩いている試験管・・・
今日は置いていこう。せっかくの香水が台無しになってしまう。
「白衣じゃなくて、他の来てくればよかったなあ」
茜はそう呟き、薬品類をロッカーにしまうと、成歩堂との待ち合わせ場所に向かった。
633 :
茜×成歩堂:2010/11/26(金) 00:04:53 ID:rRXZY1hT
都内にあり、かわいい(?)魔術師のイリュージョンが評判である「ビビルバー」にて、
成歩堂龍一は、娘のみぬきとバーカウンターで今宵のデートの打ち合わせをしていた。
「じゃあ、こんな感じでお願いね、パパ。
しっかりアカネさんをエスコートするんだよ」
「わかったよ。」
成歩堂は素直に頷く。なぜなら、デートプランはほとんどみぬきが考えたからである。
あまり積極的でないような父親にみぬきは顔を膨れさせ、釘を刺した。
「ホントに頼むよ!この間みたいな、デリカシーの無いことを言ったら、もうパパと口聞かないからね」
成歩堂はただただ従いしかなかった。
娘に『パパ、サイテー!』と言われ、不機嫌のままでいられたら、父親としても立場がない。
それに、よく考えると茜には申し訳ないことをしたと反省しているからだ。
そんなやりとりを繰り返していると成歩堂の携帯が鳴った。
成歩堂がすかさず出ると、普段の発声練習の賜物であろう凄まじい声が聞こえた。
「ちょっと!どういうコトですか!書類の整理手伝ってくれるって約束だったじゃないですか!」
必要以上に鼓膜を振動させられた成歩堂は、不愉快そうに眉をひそめる。
声の主は弁護士の王泥喜法介だった。
以前から、手伝ってくれと頼まれていたので、
つい口約束をしてしまったのである。
「すまないね、オドロキくん。でも、アカネちゃんの機嫌早く直さないと、
君も困るだろう?」
その言葉は王泥喜を懐柔するには充分過ぎた。
いつも現場で茜に怒りをかりんとうにかえられて投げつけられては、
虫歯や胃もたれ以上の災難に遭うのは容易に予想出来る。
王泥喜は納得こそしていない様子だったが、観念したようだ。
「わかりましたよ。でも、せめて夜食ぐらい買ってきてくださいね!」
「わかったよ。うまいもの買っていくから」
そう言って、会話を半ば強引に終了させて、
成歩堂は、やれやれと息をついた。
そのとき、店内に一人の白衣の女性が現れた。
それは、本日の主役の茜であった。
「お待たせしました。成歩堂さん。」
「やあ、茜ちゃん。今夜は来てくれてありがとう。今日は一段と綺麗だね」
「えっ…そんな…あ、ありがとうございます…」
歯の浮くようなセリフを吐いて成歩堂の背中には羞恥の蜘蛛が這いまわった。
当然、デートプランの第一段階だったが、成歩堂は本心からこの言葉を言った。
それは茜がいつもと違い、いわゆる「大人の色香」がするほど魅力的だったからである。
このチャンスを逃すべからず、と思ったみぬきはすかさずフォローする。
「わあ、アカネさん綺麗だなあ。口紅とマニキュア、とってもお似合いですよ。
大人のオンナって感じ。」
「えっ?み、みぬきちゃん…ありがとう」
茜は複雑な心境だった。まさか、みぬきがいっしょいるとは予想していなかったからだ。
正直に言って、茜はみぬきが苦手であった。
それは、みぬきが成歩堂の本当の娘ではないことを知っても変わらなかった。
むしろ、本当の娘でないからかもしれない。
血が繋がっていないのに、成歩堂を恋人以上に独り占めしているのが気に入らないのである。
10歳も年下の子供に嫉妬するなんてと馬鹿げていると思っていても、
みぬきの前ではいつもツンケンしてしまう自分が嫌だった。
そんなことをつゆ知らず、みぬきは無邪気に話を続ける。
「それじゃ、みぬきはステージがあるのでごゆっくり・・・ふふふ・・・。」
先の尖った尻尾をちらつかせ、よからぬハプニングを期待した笑みを浮かべながらみぬきは去っていった。
634 :
茜×成歩堂:2010/11/26(金) 00:07:05 ID:rRXZY1hT
「さて、ここからは大人の時間だね。頼むよ、マスター。」
そう声をかけられたマスターは、打ち合わせ通りのカクテルを作り二人の前に差し出す。そして、自分が勧める最高のカクテルの肴もいっしょに添えた。
「これは、ドライ・マティーニといってね。辛口なんだけど、とても美味しいんだ。
そうだね。ずいぶん遅れたけど、これが僕からの茜ちゃんの成人祝いということで。」
「あ、ありがとうございます。成歩堂さん。」
「ああ、それから、料理が自慢のマスターの一品でね。生ハムとチーズのガレット、
これがカクテルに合うんだ。・・・まあ、前置きはこれくらいにして。それじゃあ、乾杯…」
「乾杯…」
茜と成歩堂はグラスを乾杯し、口へと傾けた。
グラスを傾け、口に入った瞬間、辛口のジンと新鮮な生のオリーブの香りが南国のビーチのそよ風となり、
茜の鼻腔をくすぐる。
「おいしい・・・辛口で大人の味って感じで・・・」
「気にいってもらえてうれしいよ。」
成歩堂は満面の笑みで答える。その表情に茜は胸がときめいた。
自分に辛口の大人のカクテルをごちそうしてくれる。
成歩堂が自分を大人の女性として認めてくれた。そう、思うと胸が高鳴りは止まらない。酒の肴である生ハムとチーズのガレットも初めて食べたが、
美味だったので、茜はかなり上機嫌になった。
「本当にうれしいです。こうやって、成歩堂さんとゆっくり話ができるのも久しぶりだし」
成歩堂に言葉を投げかけたが、返事がなく、黙ったままである。
「成歩堂さん?」
再び言葉を投げかけたとき、茜はとんでもない発言を耳にした。
「茜ちゃん、どう思う?僕のコト…」
茜は思わずグラスを落としそうになる。
(えええっ、ちょっと、ななななななな成歩堂さん、ストレート過ぎます。
こっちにも心の準備というものが…)
予想していない展開に心の声まで動揺する茜。
「…司法試験をまた受けてみようと思ってるんだけど。」
「えっ・・・。」
「いやね、僕・・・今度、司法試験を受け直そうと思うんだけど。
茜ちゃんはどう思うかな。」
(何だ、私の聞き間違いか…でも…ちょっと、残念…)
一人で勝手に舞いあがり落ち込んでいた茜だった。
いつもこんな感じで早とちりをしてしまう。
好きな人の前ではいざとなると緊張してうまくコミュニケーションがとれない。
科学的に制御された思考回路ではわかっているのに、緊張は止まらない。
(はあ・・・化学式みたいに、片思いが両思いに変わる恋愛の方程式があればいいのに・・・)心の中でこんなことを考えていたが、成歩堂の言葉の内容を反芻して、茜は驚いた。
「成歩堂さん、また司法試験を受けるってことは、もう一度弁護士になるんですか?」
「うん、7年前の事も決着が付いたしね。でも、正直、まだ迷ってるんだ。
司法試験の勉強となると、時間と労力を費やさなきゃならないから、
仕事もままならないし、僕一人ならいいんだけど、みぬきを養わなきゃ・・・」
「いいと思います!また、弁護士になってください!成歩堂さん!」
体内にアルコールが巡ってきたせいのか、茜の声は大きく響いた。
「私、成歩堂さんは法曹界に必要だと思います。
成歩堂さんみたいな被告人の事を最後まで信じることが出来る弁護士なんて少ないと思います。
成歩堂さんがもう一度弁護士を目指すなら…私ももう一度科学捜査官を目指します!」
成歩堂のほうに身を乗り出し、子供のようにはしゃぐ茜。
この9年間、成歩堂と共に捜査するために、科学捜査について学んできたのだから。
成歩堂の真実を追い求めるひたむきな瞳(め)に捜査官として憧れ、
そして惹かれていった・・・茜が人目をはばからずに喜ぶのは当然の事であった。
「そういってもらって嬉しいよ。」
成歩堂はこう切り返す。
「さあ、おかわりを頼もうか。」
成歩堂は、マスターに合図を送る。
そのあと、成歩堂と茜は、モスコミュール、ブルームーン、
X-Y-Z などのカクテルを、マスターの自慢の料理と、懐かしい思い出話を肴にして楽しんだ。
それは、みぬきの考えた完璧(?)なデートプランに沿っていたものだったが、
二人の間にできた空白を埋めるのには充分だった。
635 :
茜×成歩堂:2010/11/26(金) 00:10:05 ID:NJaI6CCD
二人がカクテルを楽しみ初めて数時間が経った。
久しぶりにアルコールを飲んだのであろうか、それとも、科学的に「飲酒」は体によくないと認識していて普段から飲まないのだろうか、
茜は頬を紅潮させ、かなり酔っているようだった。
体内のアルコールの濃度が上昇すると、理性という名のリミッターが解除されていく。
茜は、極上の蜂蜜のような甘い口調でありがちな台詞を言う。
「成歩堂さぁ〜ん、こんなになるまで私を酔わせて、
私のコト、どうするつもりですか〜?」
成歩堂は一瞬、固まったように見えた。
暫しの沈黙・・・茜の脳には、まだ正常に機能できる部分が存在していたのか
、自分が何を言ったのかを認識した。
(ななな何言ってるんだ、私・・・)
茜は恥ずかしさのあまりさらに顔を赤くした。
アルコールによる陶酔感と羞恥心が重なり、意識は朦朧とし、視界が揺らぐ。
それでも、その場を取り繕ろうと、必死に言葉を探す。
「すみません!私…」
「どうするつもりかって?」
茜の言葉を遮るように、成歩堂は沈黙を破った。
どうやら、成歩堂の中にいる獣はまだ飼い慣らされていなかったらしい。
「こうするつもりさ」
成歩堂は茜の顎に手を当てる。
そして、瞳を閉じ、ピンクローズのように美しい色彩を放つ茜の唇に、自分の唇を近づける。
茜は突然のことに何も出来なかった。憧れの人とのキス…この上ない幸せだったが、
いわゆる「心の準備」というものが出来ていない。
(そんな…まだ、私の気持ちすら伝えてないのに…)
茜は成歩堂を振り払おうとするが、体が動かない。
ただ、胸の鼓動が高鳴るだけだった。自分の体が熱くなるのを感じる。
二人の距離は、もう互いの呼吸と体温を感じることが出来るほどまでに近づいていた。
聴覚を始めとする感覚が奪われ、時が止まったように思えた。
茜はゆっくりと瞳を閉じた。
636 :
茜×成歩堂:2010/11/26(金) 00:24:15 ID:NJaI6CCD
「・・・ちゃん、アカネちゃん」
深い眠りから覚めたようだ。茜は頭を抱えながら、意識を取り戻す。
「大丈夫?」
心配して声を掛けているのは、成歩堂だった。茜は暫く状況が飲み込めなかったが、
成歩堂と何があったのかを思い出すのにはそれほど時間はかからなかった。
「・・・!」
茜は口元をおさえ、動揺したが、当の成歩堂は何事もなかったかの様子で言った。
「家に着いたけど?」
いつの間にか、タクシーに乗っていたらしい。茜はとっさにお礼を言った。
「えっ・・・あ、ありがとうございます…」
そのあと、成歩堂と茜は、茜のマンションの前でタクシーから降りた。
茜は、朦朧とする頭で考えていた。
(あれは、夢だったの?)
茜はタクシーの支払いを済ませた成歩堂にそれとなく聞いてみる。
「成歩堂さん。よかったら、私の家でお茶でも飲んでいきません?
タクシーで送っていただいたから、そのお礼に…」
成歩堂を自分の部屋へ来るように言う茜。
―不器用な自分にできる精一杯の誘惑―
「いや、遠慮しておくよ。いくらなんでも、こんな時間に一人暮らしの女性の部屋に入るわけにはいかないよ。
巴さんにも申し訳ないし…」
いつもとかわらない成歩堂だった。やはり、先ほどの情事は夢だったらしい。
(…そうよね…あの成歩堂さんが、あんな大胆なコトする訳ないわよね
…私ってば、バカみたい…)
「そうですか…仕方ないですよね…わかりました。
今日は、ありがとうございました。楽しかったです。また、誘ってくださいね」
「うん、喜んで」
成歩堂と茜は挨拶を済ませ、ここで別れた。
部屋に入った茜は、鏡の前に行き、自分の唇に触れる。
それは、自分以外の温もりが残っているような気がしたからだ。
「・・・何考えてんだろう、私」
自分自身を嘲笑するように吐き捨てると、明日の仕事に備えて早めに床についた。
ほとんど人通りのない夜道を歩く成歩堂は、
茜と同じようなことを呟きながら歩いていた。
「何やってんだろ、僕は」
自分のした事をこれほど悔やんだのは、ねつ造した証拠品を提出して以来だった。
思えば、マティーニ以外はみぬきのプランでチョイスしたカクテルで、
どれも強いものばかりだった。
当然である。みぬきは未成年で、酒に詳しくはない。
たぶん、名前の響きで、「オンナの子が気に入る」カクテルを選んだのだろう。
それにしても、酔っていたとはいえ、あんなコトをするなんて・・・
幸い、茜は何も覚えてみたいだったが、ばれたら巴さんに「窃盗罪」および
「女性の権利を守る会」とかの団体で吊るしあげを食らうような罪状で
起訴されるのは明白だった。
「触れてないよな・・・たぶん」
成歩堂は空を見上げたが、月や星は答えてくれるはずもなく、
いつものように、自らの明かりを降り注ぐだけだった。
FIN.
やっぱ非エロになってしまった…
もっとあんなこととかさせたかったが…
自分経験不足なので…
637 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 00:36:24 ID:x4wYRYCY
よかったよ!
じわじわくる雰囲気がいいね
響也とイトノコの不幸コント(?)含めてすごく面白かった!
文体がなんだか心地よくてどんどん先を読みたくなったよ!
wikiの管理人です。
>>630-636ですが、
>>630で
>読んだことある人ごめんなさい。
とあったので検索させていただきました。
他のサイトで既に投稿されている作品でしたので、
wikiには未収録ということでよろしいでしょうか。
(投稿されたご本人なのか、転載なのかわかりませんので。)
640 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 09:45:29 ID:VSk8ITaq
>>630-636を書いたものです。
他のサイトに投稿したものを僕自身が加筆修正しているもので、
厳密には、異なる作品です。
wikiには未収録という扱いで構いません。
いくら加筆修正しても同じ作品ではないでしょうか。
未収録でよいと思います。
ちょっと残念です。
642 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 14:46:43 ID:VSk8ITaq
>>639 スレの注意書きをよく読みませんでした。
以後気をつけます。
643 :
名無しさん@ピンキー:2010/11/26(金) 14:55:08 ID:VSk8ITaq
>>643 別の場所で発表した作品を再投稿するのは、スレにもよるが大抵歓迎されない
控え室スレやそこのまとめをざっとでも読むのオススメ
>>643 多分本人なんだろうけど、残念ながら証明が出来ないからなぁ。
女の人だろうけど「僕」ねぇ。
たとえ男性でも弁明の場で「僕」ってね・・・。
>>645 本人謝ってるじゃんか
前半はともかく、ここでそんな小姑みたいなこと言うなよ…
気持ちは分かるけど、「未発表の作品に限る」と明確な規定がある訳でなし。
転載の問題があるからアレだけど、管理人でも本人でもない第三者が
Wiki収録にまで口出す必要もあるまい。
次から気をつければよしとしようじゃないか。
自分は楽しませてもらったよ、乙!
他所に掲載済みの作品を過去にここに投稿した人がいて、
その人は当時の住民にこっぴどく怒られた上サイトもバレて貼られてたりしてたから(いくら何でも晒しは良くないと思うけど)なぁ。
今回だけ『内容良かったよー』で済ますのもね。
作品内容がいくら良くても良くないことだし、謝ってるとはいえ、流すのではなく褒めることはおかしい気がする。
他に掲載したものは投下禁止っていうのをテンプレに足したほうがいいかも。
「いいかも」って、それは止めた方がいい。
個人サイト持ちの書き手が軒並み投下出来なくなるだろ…
>>647 謝罪時の一人称の件も含めて、十分ネチネチ言われてると思うがね。
何が悪かったのか本人が気付いて謝ってる。
それ以上何を望むのさw
それとも長引かせてまたこのスレ荒らす気なのかと思っちゃうよ〜。
サイト持ちはここと自サイトと両方に投下しても当然的な?
ありえんわー
さてと、茜の萌え話でもしようか
不意を突かれてオドロキに押し倒されて(年下のくせに…)
て思いながら悶えるってのはどうかな
>>651 そんな穿った見方でありえんと言われても、
実際このスレに投下してる書き手(自分も含めて)が
サイト持ちの場合が少なくないから言ってるんだ。
今回のケースは、こう言っては悪いけどちょっと特別で、
そうそう頻発はしないだろうよ。
繰り返されるようならその時に考えればいいじゃないか。
>>652 正直すまんかった。
年下の癖にテクニシャンなんですね、わかります
どこもかしこも住みにくい場所だな逆転関係のスレは
オドロキはチンコの他にツノを持ち出して茜をヒーヒー言わせるからな
油断ならねぇ
>>652 囮捜査とかで、25歳茜が女子高生の格好したり、メイドの格好したり、
そしてばったりとオドロキと遭遇してそのまま・・・
>>655 お前なんてエロイ事言うんだよ!
オドロキは2本のツノでアカネの左右のチクビを同時にサワサワ撫でて
いい声で泣かせるだなんて!
>>650 先にサイトに掲載してるものをここに再投下するのは禁止って意味では?
まえそんな注意書きした時期が無かったっけ?
そのつど注意=また同じことが起こってからの注意じゃ
またこれらのレスの応酬になるし、ちとマズい気がするんだが。
>>659 しつこい
>>658 角は何も乳首責めの為だけにあるんじゃないと思う
場合によっちゃ、口→膣(orクリ)、角1→クリ(or膣)、角2→アナルと三点責めも可能だし、
そこに2本の手が加われば、両乳首責めだって余裕
筆のようにチラチラと、時にはドリルのようにグイグイと犯して
茜を虜にする事だって訳無い
っていうかドリルと書きながら思ったけど
兄貴でも弟でも良いからクロワッサンと組めば
どこまでも変態的な髪の毛プレイが可能になるな…
しつこいとか書いてる人は本人か同一人物だよね。
書き込んでしまったことを攻めるわけではなく、
今後はうっかりする人がいないようにしたらということなので、しつこいも何も。
以前も同じことがあったらしいし、何度も同じこと繰り返すよりよっぽどマシじゃない?
投下した本人が謝罪してるし、それを責め続けるレスはしつこいと思うけど、
改善策を話す人にまでしつこいと言って話題を流そうとするのは暴論に見えます。
>>647の件か、そうでないかはわからないけど、
自分がこのスレに来た4年位前に
ご自分のHPにのせていた作品をここに投下してしまった人がいて、
その時も改善策が取られることなくなんだかうやむやで流れてしまったような気が…。
投下したご本人の意思でないにせよ、ご自分のHPを宣伝するみたいに見えてしまって
気分を害したと言っている方が多かった。
今回は違うけど、またこのままうやむやにしてたら宣伝に使う人が出ないとも限らないし、
・未発表のSSに限る(後で自分のHPに掲載するのは書き手の自己責任です)
くらいの注意書きを一言添えるのは非常に有効な手段だと思います。
>>661 失礼だけど、本人でも同一人物でもありません
その余計な一言が「しつこい」「くどい」と言われる由縁だと思いませんか?
元のマッタリした流れに戻そうとしてる人達の無言の意思表示がわかりませんか
一度終わった話題を蒸し返し、ネチネチした物言いが他から見たら不快で、
数年前にウヤムヤになったのも、それが原因だと考えたことはない?
数年前に揉めた原因の「サイトの宣伝」
そう感じるのは受け手の感覚の問題で、それを止める事は出来ないけど、
でもこれだけサーチ類の発展した現在、
叩きも何もかもを覚悟してここに投下するという行為に、
宣伝というメリットは、少なくとも投下者には無きに等しいです
特に昨今の荒れやすいこのスレではね
そして今回の無断転載の問題
チラッと検索した限り結構前の作品ですよね
それを何故今頃投下したのかは本人じゃないからわからないけど
未発表とは何を以て未発表とするんですか?
無断転載を恐れてサイトに同時にあげる作家さんもいますよね
逆に、こちらに先に未発表の作品を落として、
しばらくしてサイトに「投下済み」と明記の上で掲載しても、それが本当かはわかりません
正反対の意味で無断転載の可能性も拭い去れませんよね
もし悪意を持って「○○のサイトに無断転載された」と名乗り出る人間がいたら、
そこはどう判断する?
双方にファイルをうpさせて、作成日時でも比べますか?
突き詰めれば「サイトに掲載するな」ということになり兼ねないでしょう
これ以上の束縛は、過疎を促すデメリットしか感じられません
何故ならこれは作家の良識と、もう一つは投下に対する慣れの問題だからです
四年前に起きた問題ということは、裏を返せば四年間なかったということ
様子見で十分という意見に、賛成します
>>662 >未発表のSSに限る(後で自分のHPに掲載するのは書き手の自己責任です)
自分もこれくらいの注意書きでいいと思う。
あんまり制限多くしちゃうと、せっかくの書き手さんがまた離れていっちゃう。
オドアカで流れを変えてくれようとしてくれた人たちサンクス
自分も茜萌えなんで、オド茜か響茜で何か書きたい
そんなに揉めるならサイト持ち専用作品投下スレを作っちまえよ
これで全て解決
うーん、正直、ここはサイト持つほどでもないけど
沸き立つ萌えから書いてしまって、
それを誰かに読んでほしいと思った人の投稿場所だと思っていたので
サイト持ちがわざわざここに投下、
しかも自サイトにも同じの載せるとかどういう意味があるのか理解できんw
保管庫に入れてもらうだって辞退してもいいレベルだろ。
サイト持ちが、自サイトで扱ってないカップリングや
ちょっと特別なシチュで書いて、自サイトにUPするのがはばかられるから
こっちに投下、とかならわかるけど…
>>665 なにその宣伝スレwww
ある意味見てみたいww
>>666 さすがにそれは言い過ぎだろ
楽しませてもらってんのに最悪だわ
もういいじゃん
未掲載のもののみ
サイト持ち投下禁止で
これからこのスレがどうなるか見物だわ
>>660 なるほど、触手的な要素か
絵筆みたいな感触がまたよさそうだ
サイト持ち投下禁止てサイト掲載前に投下したらどうやって判断すんの?
文体やカップリングから判断すんの?
じゃあもう特定されやすいカップリングを
その作品やスレ内を見て触発されて別の人が書くとかも出来なくなるね。
それともサイトに掲載されたらわざわざこのスレでチクるの?
>>669 >それともサイトに掲載されたらわざわざこのスレでチクるの?
そうするしかないだろうねw
いいだろ、それで
それがお望みなんだろうからwww
チクられたくなかったら両方に投下しなければいいのでは?
両方に投下したい人、頼むから理由を教えてくれよ。
なんでここかサイトどちらかに投下じゃ満足できないんだ?
サイトでは感想をもらえてなくてイライラしてるのか?
>>669 3〜4行目意味不明
>>671 投下するヤツの勝手「だったはず」なんだけどな。
お前みたいなヤツが前スレで暴れたんだよ。
話の大筋から離れる部分は安価先も意図的に削除してるから
全文読みたきゃ自分で探せw
逆転裁判エロパロ第15法廷
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1254846514/ 322 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/02/10(水) 14:32:56 ID:JgpgMsSE
最近ここと自分のサイトで同時にupするの流行ってるのか?
投下したことを公言しているから隠す気もないようだし
サイトで公開したものをわざわざこっちにも持って来る意図がよくわからない
324 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/02/10(水) 14:43:40 ID:dB1G19xN
>>322 2ちゃねらーカミングアウトに抵抗ない人間が増えてるんだろう
個人的にはここに落としたものを個人サイトでまとめるのはありだと思うが
サイトでの公開と同時にここに落とすのはただの宣伝か閲覧乞食だと思う
325 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/02/10(水) 14:56:56 ID:1zcZAs2Y
違うだろ、そりゃ。
同時にうpしないとパクりだとかなんだとかで騒がれるから同時にすんだよ。
うぜーこと言ってるから過疎るんだよ、カス
326 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/02/10(水) 15:25:40 ID:JgpgMsSE
>>324 自分も同じ感覚だった
一定期間を置いてサイトに再録は今までも別に何とも思わなかった
名前出すと荒れるかもしれないけど喫茶店の人とか
でも同時はやっぱりそこまでして反応が欲しいのかと引いてしまうw
>>325 意見は人それぞれでいいんだけど
言葉汚く噛みつくのは同意の人も同意し辛いと思う
327 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/02/10(水) 15:38:50 ID:FfWNIREt
2ちゃんで言葉遣いとかワロタ。
名前出したら荒れる、それがわかってて何故出すんだろう。
こういう正義厨ぶってるのが一番性質が悪いよなー。
ぶっちゃけ、いつうpしようが作者の勝手じゃん。
そんなの個人の方針によりけり。
329 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/02/10(水) 18:08:08 ID:TigofP4u
>>326 名前出すなよ……
327の言う通りその人が書いたSSをどうしようがその人の勝手だろ。
それに別に同時に出そうが別々に出そうが結局反応は同じじゃん。
331 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/02/10(水) 20:17:51 ID:mTO9kXB4
作家側と読者側でSSの扱いについて見解の違いはあるだろうが、個人の自由だろう。
それより、特定の名前を出すのはやめよう。
そして、その人をやり玉にあげるのもやめるべき。
つづき
333 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/02/10(水) 23:59:14 ID:Zx2okA5y
サイト持ちの人は勿論定期的にSSを書くんだろうけど、
投下待ちの人がここにもいっぱいいるから善意で投下してんじゃないの?
それに、出来るだけ多くの人に読んでもらいたいってのも普通だと思うけどな
それを自分のサイトに収録してもいいじゃないか
ましてやそれが同時であれ後であれ
335 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/02/11(木) 01:40:18 ID:2o/ReFaW
久々に投下してもらったというのになんだおまえらのその態度はww
ともかく
>>319GJ。絡んでくるのは無視して自由にやったらいいと思うよ。
単純にssが読めればいいという人もまだ何人かいるみたいだし。
337 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/02/11(木) 09:24:55 ID:JCGeOPo6
>>336 それ違うだろ
このスレに居着いて浅い自分ですら、
話題になってる人のリアルタイム投下を知ってるのに
なんか陰険なのが数匹いるなぁ
匿名のレスなのにわざわざ引っ張って来て、一体なにがしたいんだ?
それと宣伝乙とか言ってるおめでたい脳内花畑、書き手スレ遡って読んでくれば?
無断転載の問題があって転載されてからじゃ遅いから
自サイトと同時投下してるって書き手が多いのがわかるから
どっちにしてもそんな小さいことをネチネチと、器が知れてるけどな
338 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/02/11(木) 10:06:08 ID:gwDpEIc6
自サイトにも書くけどお世話になってる分こっちにも投下したい、ってのはあるな
雑談の中のネタで萌えたりして書いた場合は特に
じゃあ現在保管庫に保管してる作品でサイト持ちが投下した奴から排除して行こうぜw
はいまず名前が上がってた喫茶店ねww
いつもいつも槍玉にあげられるくらいなら
いっそその方がご本人も救われるんじゃねーの?
感謝の気持ちを持てない心無いヤツが多過ぎなんだよ。
>>666とか何様のつもりなんだ?
ん、ナルホドさん全女キャラ姦通日記でも妄想しようぜ
本土坊さんは乙女に入りますか?
カヲルさんにむしろ食われるナルホド
どっちのカオルさんなんだろうか
ちょっと大胆な方のカオルに決まってんだろwww
どっちも大胆すぎてわからねえwww
いっそカオル×カオルでもやっちまうか
うっかりやさんで手クセの悪いほうのカオルちゃんだろう
どっちも手クセが悪いだろw
枯葉色の熟練の魅力を持つカヲルさんですよ
つか、何気にスレンダーでスタイルよさげだよね
コワいけど
屈強な体躯を持つ乙女カオルちゃんは俺考えたくない…
本土坊がオバチャンのバイブに掘られるってのは…
本土坊が御剣に乙女心を爆発させたらオバチャンにお仕置きされるんですね。
ビキニの時といい今回といい、キミタチは…
舞子×キミ子の百合とか良くね
きっとキミ子も若い頃は相当な美人だったに違いない
キミ子は、あのヘアースタイルじゃなければ美人だと思う
水鏡さんのパイオツ、自分は嫌いじゃないんだけど
バストの形を見せびらかす着こなしがオバサン臭がするんだよな
千尋さんとは全然違う
正直、ビキニさんに近い印象だなあ
前髪、板かと思ったら、ちょっと捻れてるんだな、アレ
>>696 服の上からあそこまで胸の形がはっきり浮き出てるのって、
エロゲーやエロ漫画によくあるキャラデザだなとは思った。
あの格好や髪型で聖女ですって言われてもいまいちピンとこないんだよなぁ
まあゲームプレイしたら萌えキャラになるかもしれんがw
ヘンテコな髪型とかと山の手言葉遣いとかキミ子おばさまに似てる気がする
茜がみぬきかまことかオドロキに媚薬を盛って…
猛毒を仕込んだはずが、うっかり自分の飲み物に媚薬を盛ってしまったアッー!
牙琉霧人です
腹黒いみぬき
え?
キミ子さんに媚薬?
>>703そして隣にはオドロキが…
茜は媚薬ネタの相手役とか黒幕役に最適だよな
>>702みたいなのとかオドロキに媚薬を託すとか
学園モノとかで、欲求不満の男子に身体を差し出す女の子を
聖女って言ったりするから、水鏡はそっちなんじゃないかと思った。
>>706 毎晩一柳に身体を差し出しているのか
確かにそっちのほうが水鏡のイメージに合うw
>>703 ちょw
また自爆っすか兄さんw
>>707 なるほど、性女か
媚薬の入手経路で茜の名が上がるとか
茜が媚薬を調合するのもありだけど
ボルジニア渡来の繭からご禁制の媚薬を精製するのもありだと思うんだ
そういや、このスレでなかったかも知れんが一時期コードピアのオイルが
媚薬だかローションだかとして使われまくっていたような。
密売密輸と聞いたら、個人的には麻薬が思い浮かぶんだ
まあ、その発想に到った人が多かったんだろう、たぶん
あとコードピアじゃなくてババルの方じゃね?
白晶油とババルインクがネタモトだったはずだから
ババルインクを燃やして出た媚薬成分をシーナが吸い込んで
ってカンジの展開も…
シーナはあの設定がなければ完璧だったのに…
マッシュルームカットかな?
葛が化けてただけで実在しないってヤツ
元からいたシーナを監禁してすり変わってたなら萌えられたのに…
自分は逆に、あの設定だから好きな感じがする……。
自分もシーナはあの設定が好きだな
あれがなかったら只の綾波レイだし
だから余計検事でもっと掘り下げて欲しかった
葛は見た目がな
あのベティちゃんと大陸系女優の悪いところを煮詰めたような顔が苦手だから
シーナも元の顔があれかと思うと・・・
大陸系女優って?
アジア、主に中国系女優のこと
代表的なのはルーシー・リューとか
その顔さえ作り物の可能性
カズラに関しては、少なくとも唇は作りものなんだろうなぁと思った。
カズラの笑顔は結構好きなんだよな
笑い上戸なのに必死に笑いを堪えてたのか
笑えないのにキャラ作りの為に笑ってたのか
葛は着やせするタイプと見た。
春美も着痩せするよ
脱いだら意外と…ってロマンがあるよな
>>728 脱いだら意外とっていうと、個人的にはやっぱマコと茜かな
マコはメガネとった顔も見てみたい
マコは80/60/86とスリーサイズが公表されてる逆裁キャラの中ではちょっと太めなんだよな
マコは確か身長160cmだったよね。
あのイラスト類見ると乳はもうちょいあると思うけどな。
82〜85くらいはある気がする。
マコって処女なのかな?
マコちゃんは男運もワルそうな気がするw
ヒモ、DV、詐欺、と一通り・・・・
本土坊に開発されてそう
それは不幸というより貴重な体験だろう
>>732 町尾守はそこまでワルには見えなかったが、
もし彼が生きてたら、正式にお付き合いしたんだろうか・・・
一度仕事替わってもらっただけで、特注でグローブ作ってお礼するほどなんだから、
やっぱり少しは気があったと思う
町尾とマコはちょっと良い雰囲気だったっぽいよな
しかも町尾イケメンだし
イトノコ涙目w
でもドジっ娘マコとイトノコの家庭はほのぼのしてそうだよな
やたら子沢山になりそうだ
ドジっちゃって子沢山なのかw
ドジってピル呑まなかったりコンドームの先っちょ切ったり
>>738 それドジちゃう
確信犯やw
薄給で年下の上司にビシバシやられる父親に、どこに行っても容疑者にされてしまう母親(全部冤罪だけど)
子供はかなりたくましく育か、グレるだろうなw
マイナスとマイナスの運勢の人が掛け合ったのだから
きっとプラスの強運の子だよ!
イトノコとマコの子供がグレるってちょっと想像つかないw
年中白いランニング着て鼻水垂らして丸刈りの、
昔ながらのガキ大将っぽい子を想像してしまう
女の子はマコのミニチュア版みたいな感じ
マコにパイズリされたい
マコはフェラのほうがうまそうだ
眼鏡にぶっかけたい
ここって少しずつ書きながら何日かかけて投下するのはあり?
このスレがどうこうというよりエロパロ板全体的にあまりナシだと思うが。
エロパロというか、2ちゃん全体として創作だろうが体験談だろうが、
長文はメモ帳にまとめて、分割投下が好まれるというか望ましいみたいだよ
逆転検事2の速水、どう思う?
ワイルド系だから夏場はトップレスになりそう
>速水ちゃん
そういえばナツミのSSって無いよな
そりゃああの頭じゃあ…
速水さんに期待しよう
逆裁って髪型がスゴいヤツが多いような気がする
気のせいだろ
いや、すでに主人公が変な髪形だろw
でもすごく衝撃的だったのはやっぱりキミ子とダイアンだな
巌徒さんの前髪引っ張りたい
>>759 笑顔でキレられていじめられるぞ!
あのソフトクリーム気になるけど 本人いじってるけど
ダイアンの頭はエロネタに使え………
ないな!
色もすごい人がちらほら
あまりにもカラフルなのは染めてるのかなと思うけど
冥とか牙琉兄弟とかはあれが地毛って設定なことが多いな
久しぶりに逆転2をやったら霧緒嬢に萌えてしまったので
どマイナーだけど、イサオちゃん×霧緒を投下
・トノサマン丙!事件が起こる前の設定(週刊誌の記事が載る前あたり)
・若干無理矢理+百合要素あり
・イサオちゃんの設定は完全に妄想
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いつもより仕事を早めに切り上げて、普段は着ないような派手なワンピースに袖を通した。
胸元に手を当てて、呼吸を整える。これは自分が決めたことなんだ。だから、後悔したりしない。
「あれえ、マネージャーさん、どうしたんですか、そんな服着て」
間抜けな声がする。春風のように爽やかなアイツ、言っている自分でも吐き気がするほどのキャッチフレーズで
今誰よりも人気の王都楼真吾だった。いつもの赤いバイクスーツを身につけて、笑顔で私を見ている。
「今日の仕事はもう終わりです。プライベートなことですから」
できるだけ冷たく言い放って、淡いブルーのカーディガンに袖を通す。
「へえ、マネージャーさんでも、デートくらいするんですね。
言ってもらえれば、ボクがいつでも相手してあげるのに」
顔が赤くなる。気分が悪いほどの笑顔を浮かべて私を見ていた。いつもそうだ。こいつの笑顔に騙されるんだ。
あの人も……。また呼吸が荒くなる。王都楼に悟られないように咳払いをする。
「とにかく、私は失礼します」
ほとんど逃げるように事務所を出て、慣れないハイヒールのかかとを鳴らしながら、全力で走った。
仕事でなければ、あの人のことがなければ、誰があんなクズ男のマネージャーになんてなるものか。
けれど、私は今から王都楼と同じくらい卑怯なクズ男と会おうとしているのだ。
怖い。怖い、由利恵さん、私、とても怖いです。でも、あなたの最後の言葉を取り戻すためなら、
私はどんなことだって。そこまで考えて、優しかった由利恵の笑顔を思い浮かべながら、また走った。
自分のお金ではとても来られそうに無い高級ホテルの前で、私は呆然と立ち尽くしていた。
さすがスーパースターは違う。王都楼には及ばないにしても、こんなホテルを簡単に予約できるほどなのだ。
もう一度呼吸を整えて、仰々しい入り口へ足を踏み入れた。制服を着こなしたホテルマンたちが頭を下げる。
こんな場所だと知っていれば、もう少し高いドレスにしたのに。いくら思惑があるからとはいえ、
急に自分の姿が恥ずかしくなってきた。
「やあ、お待ちしてましたよ」
少し低い男の声が背後からきこえた。思わず体が震える。私が振り向くより先に、男の姿が眼前に現れた。
ニット帽を深くかぶり、漆黒のサングラスをかけている。服装はいつもの白いシャツではなく、大きな文字の書かれた
パーカーだった。はっきり言って、こんな高級ホテルにはとてもふさわしくない格好だ。
入り口に立っていたホテルマンが男に深々と頭を下げる。男がサングラスの縁に手をやりながら、そのホテルマンのほうを向いた。
「ね、いつもの部屋、用意してくれてる?」
ホテルマンが男に近づいて、薄い鍵を男の前に差し出した。
「モチのロンでございます」
ホテルバンドーとかかれた薄い鍵を手にして、男は私の肩を抱き寄せた。きゃ、と思わず声が出る。ボーイは顔を少し
赤らめながら、また頭を下げた。
「このホテルの偉い人とは、ちょっとした知り合いでね。時々こうやっていい部屋を使わせてもらっているんだ」
テレビで見るのと同じ笑顔を浮かべながら、男はエレベータのボタンを押す。時々こうやって。それは、この男が
王都楼と同じようなことをしている事実を思わせた。そうだわ、由利恵さんだってこうやって……。
エレベータに乗り込み、男が最上階のボタンを押す。密室の空間は無言だった。呼吸が荒くなる。情けない。これは
私が選んだことなのに。やがてベルが鳴り、扉が開かれた。私はもう一度呼吸を整えた。
「う、わぁ。すごい……」
部屋に足を踏み入れるなり、思わず感嘆の声が漏れた。窓には夜景の光が鮮やかに写っている。この澱んだ都会で
このような夜景を見られる場所があるなんて、とても信じられない。こんなホテルの最上階なんて、私の力では
とても来ることができないだろう。
「ね、綺麗でしょう? この部屋は俺も気に入っているんです」
そう言って男はニット帽とサングラスを外した。夜景に負けないほどの白い歯が見える。笑顔を浮かべながら私に
近づいてくる。動揺を見せないように自分で自分を抱く。震えているのが自分でもわかる。
「まさか華宮さんのほうから連絡してもらえるなんて、思ってもみませんでしたよ」
男の腕がまた肩に伸びる。ひっ、という吐息が漏れた。その男、藤見野イサオはそんな私の顔を見ながら、また笑った。
王都楼と藤見野はライバルであったが、それをおもしろおかしく仕立てる仕事も少なくないので、藤見野と顔を
合わせる機会もしばしばあった。あのとき、由利恵さんが自殺したときから、私はこの男のことを考えなかった日はない。
由利恵さんは、絶対に遺書を残していたはずだ。あの由利恵さんが、何も言わずに死んでしまうなんて、そんなことは
ありえない。遺書は藤見野が隠してしまったんだ。そんな噂を耳にして、私はどうにかその遺書を取り戻してやろうと
計画を練った。けれど、どうしても勇気が出ずに、気がつくと由利恵さんの死から二年近くが過ぎていた。
いつまでもこうして塞いでいるわけにはいかない。由利恵さん、由利恵さん、どんな手を使っても、私はあなたの遺書を
このクズ男から取り戻してやります。
「今日はとても綺麗です。いつも仕事で見るときとは、全然違う」
藤見野の顔が私に近づく。思わず顔を背けた。背けた顎に指を添え、強引に藤見野のほうへ引き寄せられる。
「そのつもりで、俺に連絡してきたんじゃないんですか?」
唇が塞がれた。藤見野の吐息が頬にかかる。正真正銘、私のファーストキスだった。唇の隙間から舌が入り込む。
「ん、んむぅ…」
藤見野の舌が私の口の中を犯していく。呼吸がうまくできずに、頭がくらくらする。体が震える。藤見野は私の口内を
舌で探りながら、私の腰周りをさする。私に経験はないが、かなり慣れているのだろう。そうだ、由利恵さんもこんなふうに。
そう思えば、この不快感も少し楽になった。藤見野の唇が離れて、私の耳元にうつる。吐息が耳たぶに触れ、また吐息が
漏れてしまう。
「俺と会うために、こんなに綺麗にしてきてくれたんですか?」
「ふぁ…だ、だめ、やめて、くださ」
男性用のコロンの匂いが鼻を突く。耳元を舐められて、くすぐったい感触が全身を駆け巡る。私が逃げないように背中を
腕で抱きとめ、腰のあたりをゆっくりとさすり続けている。
「華宮さん、俺、もう我慢できないです」
きゃ、と声をあげたときには、もう柔らかいベッドの上に押し倒された。藤見野の大きな手が私の手首を押し付ける。
思わず顔を背けたが、顔を背けたせいで先ほどまで舌で嬲られた耳たぶが藤見野の顔の前に突き出され、再び耳たぶを
舌で舐められる。声にならない吐息が漏れる。先ほどまで腰をさすっていた手が胸へと移動し、胸をさすられる。
「ひっ…あぁ…」
カーディガンの肩をずらされ、素肌があらわになる。肩にかかっているワンピースの紐もずらされ、少しずつ
私の肌があの男の前に晒される。背筋が冷たくなった。自分の肌なんて、由利恵さんにも見せたことがないのに、
こんな男に見られるなんて。私の思いとは裏腹に、藤見野の手が手早く私のワンピースと下着を外す。
「あっ…だめ、だ、だめ、です、ちょっと、待ってくださ……」
情けない声が出る。だめ、こんな男に弱みを見せちゃいけない。助けて、由利恵さん、助けて。でも、耐えなければ。
藤見野の指が胸におりてきて、胸の突起を指先で触り始めた。
「ふぅ…ふぁ…あ…やぁ…」
「可愛い。すごく、可愛い。もっと、いい声きかせて」
耳たぶから顔が離れて、胸元へとうつる。また背筋に冷たいものが走った。藤見野の舌が私の突起を転がす。
気持ち悪い。そのはずだったのに胸元が疼く。くすぐったい、それなのに、気持ちいい。
「んあ…やっ…あう…」
声が出る。藤見野の舌が左右交互に私の突起を弄ぶ。舌と指先で胸を嬲られているうちに、足の間が熱くなって来た。
思わず足がもぞもぞと動く。藤見野の顔が持ち上がった。意地悪い笑みを浮かべて、胸を触っていた手が
下半身へとうつる。
ワンピースの裾がたくしあげられ、藤見野の手がスカートの中に入り込む。何をされるか悟り、足を動かしたが
あいた手で胸の突起をいじられて、足の動きが止まった。
その隙に藤見野の指が下着の上から私に触れる。指で足の間の突起を少し強くかき回される。
「うあっ! あ、あう…そこ…いやっ…あはぁ…んあ…」
私が声を出すたびに藤見野の指が激しく動く。顔が火照る。あまりに恥ずかしくて、両手で頬を押さえる。
「本当にいやなの?」
そういって、藤見野の指が私の下着をめくりあげて、直接そこに触る。
「あああっ! いやっ、だめ、あふ……」
私が拒絶の声をあげるほど、藤見野は指の動きを早める。感覚が麻痺してくる。くちゅくちゅという液体の音がして、また顔がほてってきた。
「華宮さんのうそつき。こんなに濡れてるのに」
そのとき、何かが私の体内に侵入してきた。
「うあああっ! あはぁっ!」
藤見野の指が、私の中に入ってきた。異物を受け入れたのはこれが初めてだったので、痛みは激しかったが、指を出しいれする動きに合わせて
突起を触っているので、痛みと快楽が入り乱れて、頭がおかしくなりそうだった。こんなこと嫌なのに、どうして、体が言うことをきかないんだろう。
「あはぁっ…やっ…あうんっ…やめ…やめてっ…そんなの…だめ…です…」
「どうしてだめなの? こんなにびしょびしょに濡れてるのに」
藤見野の指が私の奥深くを突く。びくんと大きく体が跳ねた。くちゅくちゅという音は消えない。頬に当てた手を口元にずらして、声を出さないようにしたが、
藤見野の指が私の中を突くたびに、甲高い声が自然と漏れた。
「やはぁ…あうう…んあぁ…」
「いつもの華宮さんと全然違う。すっごく、いやらしい」
こんなのではいけない。わかっているのに、だんだん気持ちよくなってくる自分に嫌悪した。由利恵さん、由利恵さんもそうだったんですか?
この男にこんなことをされて、今の私みたいに……。そう考えると、また蜜があふれ出してきて、快感が戻ってきた。
「だめだよ、華宮さんばっかり気持ちよくなったら」
体内から藤見野の指が抜けた。あっ、と声を出してしまったので、藤見野が意地悪く笑った。私のそこは、藤見野を求めるように小さく痙攣していた。
藤見野が自分の服を手早く脱いだ。やはり、アクションスターだけあって、筋肉のしっかりついた体格だ。けれど、目線を下にうつすと、とても
グロテスクな物体が飛び込んできた。赤黒く天を向いて伸びるそれは、男性のものだということがわかった。
今から何をされるのか。考えるまでもなかった。
「いやっ…あ…やっぱり、わたし…」
「ねえ、華宮さん。華宮さんは、あいつに抱かれたの?」
藤見野は私の入り口にそれを当てながら、静かに問うた。入り口は先ほどの刺激でじゅうぶんすぎるほど湿っている。まだ中にはいれず、入り口を少し
こすっているだけだが、先ほどの快感が残っているために、今にもそれを受け入れてしまいそうだった。
「あ…お、王都楼とは…なにもっ…」
「本当かな? あの女も、俺に王都楼のことは黙ってたからね。王都楼の差し金で、俺に近づいてきたんじゃないのかな」
かっと頭に血がのぼった。やっぱりこの男はクズだ。由利恵さんが、あんたたちのことでどれだけ苦しんだか…! このクズ男にとっては、由利恵さんは
王都楼のお下がりとしか思ってなかったんだ。そして、この私も…。もちろん、王都楼とは抱かれるどころか、プライベートをふたりきりで過ごしたことすらない。
でも、そんなふうに思われるのが癪だった。だが、何より許せないのは、このクズ男に今から犯されようとしているということだった。
「ちが、ちがう、そんなこと、わたしは…おねがい、やっぱり、やめてください」
藤見野はすごい力で私の腰を掴んでいる。とてもじゃないが、振り払えない。自分で自分を抱きながら、ただ震えていた。助けて、由利恵さん! 怖い! 怖い!
「もうだめだよ。ほら、入っていくよ…」
「ああああああっ!」
体内に異物が侵入してくるのがわかった。先ほどのとは違う。ずっと太くて大きい。
少し受け入れただけなのに、裂けてしまいそうなくらい痛かった。
「いたいっ! 痛いです! ごめんなさい、やめて、やめてください!」
「う…きつい…な。あいつとは、本当に何も、してなかったんだね」
「ああああっ! あううあああ!」
私の悲鳴などきかない振りをして、藤見野は私の中に入っていく。ゆっくりと体内に異物が押し込まれていくのがわかる。
血が出るほど爪を腕に突き立てた。
ぐちゅぐちゅと音がする。藤見野は私の腰に手を当てて、ゆっくりと足の間に腰をうずめていく。
「ふぁ…いちばん、奥まで、入ったよ、華宮さん」
藤見野の体温が伝わってくる。私の腰から手を離し、私の腕をゆっくりとほどいた。先ほど藤見野に舐められた胸がまたあらわになる。
藤見野が私の手首を押さえつけながら倒れこんでくる。首筋にキスをして、ゆっくりと鎖骨まで這わせた。ぞくりと快感が伝わってくる。
「んっ、ふぅ…あぁ…やぁ…」
鎖骨から顔を離し、私の唇を塞いだ。舌が口の中に入ってくる。そのとき、一回下半身を突き上げられた。
「んううううっ!」
痛みが下半身を支配する。藤見野は構わず私の口の中を犯し続けた。藤見野の手が手首から離れて、私の胸を掴んだ。
思わず藤見野の背中に手をまわす。
口の中を犯されるぐじゅぐじゅと言う音が響く。下半身が異物を加え続ける感覚に疼いてきた。
「キリオ、かわいい」
耳元で藤見野の低い声がした。名前を呼ばれると、体内がぎゅうっと締まった。それを嘲笑うかのように、大きく突き上げられた。
「んああっ! やっ、やめ、やめて、くださっ…」
「キリオ、すっごくやらしいよ」
藤見野の体が大きく前後する。私の一番奥を何度も突かれる。藤見野のものを受け入れた痛みはあったが、
何度も突かれるうちに、痛みは麻痺してきた。
ああ、こうやって、由利恵さんもこの男に抱かれていたんだ。そう思うと、藤見野のもので感じている自分を許せるような気がしてきた。
私は今、藤見野のものを通じて、由利恵さんと繋がっているんだ。それだけが、唯一の救いだった。
「あうっ…ああん…はぁっ…」
「キリオ…ああ、俺、もう、だめだっ…」
藤見野の動きが早くなる。私の腰に手を当てて、激しく動き始めた。純白のシーツを掴んで、その衝撃にひたすら耐えた。
私も一番奥を激しく突かれることで上り詰めていた。
「うっ、ううっ…あっ…んあっ!」
「キリオ…もう、出るっ!」
「いやあああああっ!」
藤見野が大きく一回私の奥を突くと、私の中で何かが破裂したように流れ込んできた。流れ込んでくる液体に反応して、体内が痙攣する。
こんなクズ男の精を受け止めて感じてしまった自分が悔しくて、顔を両手で塞いだ。けれど、その塞いだ両手を藤見野に引き剥がされて、
私の惨めな泣き顔がクズ男の前に晒されてしまった。顔を背けたが、頬を捕まれてまた唇を塞がれた。
「キリオ、これからは、俺がずっと君のことを、可愛がってあげる」
そう言って藤見野が汚い笑顔を浮かべた。この男が見ているのは私じゃない。私の向こうにいる王都楼だ。愚かな男。けれど、この愚かな男に
私の純潔が奪われたのだ。悔しい。虚しい。けれど、そんなことは大したことじゃない。そう自分に言い聞かせた。
由利恵さん、由利恵さん、私が絶対にあなたの無念を晴らして見せます。藤見野に口の中を犯されながら、
藤見野の先にいる由利恵さんの笑顔を思い出して、目を閉じた。
以上です。
すみません、改行失敗しているところが多くなってしまいました・・・。
次から気をつけます・・・。
リアルタイム投下ktkr!
自分から近づいたのに怖いという矛盾がリアルだし、
嫌な男に抱かれてるのに感じてしまう屈辱がたまらんw
ゲーム内のキリオも実際百合っ気ありそうだったね
惜しみなく贈ろう、GJ!
この2-4は春美が普通に助手してるけど、
大トロに弄ばれたとかなんとかって要するにヤリ捨てられたって事なんだよな
春美どころか真宵にもあまり耳に入れたくない事件だわ
キリオさん大好きなので大変嬉しかったです!
ちょっとカゲのあるところがいい、キリオさん。
おおおお!GJ!
3の明るい霧緒さんも好きだけど、
2のちょっと影のあるキリっとした感じの霧緒さんの方が好きだから嬉しい
GJ!!
少し切なかった
3ならメイ直伝の鞭でナルホドを責めるとかかな
GJ
久しぶりにキリオが読めて嬉しい
由利恵さん、由利恵さん、と繰り返すところが、霧緒の思い詰めた感情が
感じられて、すごくよかったです…。
サユリさん、サユリさん、を思い出してしまったことをお許し下さい…。
>>773 孤独死しそうなキャラナンバーワンだな。
誰と絡ませたらいいかわからない、
このスレがどんなに猛者ぞろいでも、さすがに人×鳥っていうと難しいんじゃないかw
成歩堂×さゆり、御剣×さゆり、狩魔豪×さゆり、ボート小屋のおっさん×さゆりくらいしか出来ないしな。
アクロに擦り寄ってきて、成歩堂をつつきにくる鳥も忘れんなw
>>774 女子部門ならキミ子とかマコトとかかな
さゆり×ミサイル(イトノコの警察犬)とかw
アクロといえば、既出だろうけど
ミリカが毎朝アクロに食事を運んでいるのに
何も間違いが起こらないとは思えない
アクロって下半身不随じゃなかったっけ
>>778 自分の弟を植物状態にしたきっかけをつくった女にアクロが欲情するとは思えんが、
復讐として、おとぎの世界しか知らない純粋なミリカを汚すっていう目的でならありえるかもな
>>777 ミサイル(柴犬)×ミサイル(ポメ)が頭に浮かんでしまった‥‥
>>779 下半身が動かないとは言ってたけど
全部の機能が使えないとは言ってなかったと思う。
記憶違いだったら申し訳ないけど。
>>780 それはあると思う。
問題は、アクロが自分から動けないてとこだな。
手マンとかはすごそうだけど・・・
ミリカが責めなら何も問題無い
…あるか
ミリカがぬいてあげるね!
こう見えても猛獣使いなんだよ!
>>777 キミ子は頭からコンドーム取り出しそうなイメージがw
まことは昼下がりの団地妻みたいなシチュが似合いそう
>>784 猛銃、だと…
>>785 ナルホ「キミ子さん、いいですか…?」
キミ子「わかりましたわ…」
ズボッ!
ナルホ「!!!」
ダメだ、萌えない…
キミ子がナルホドをレイプしか思いつかない
「ああたのギザギザがアタクシの中に入ってきますわ!!!」
舞子さんならいけるのに
キミ子だと萌えないのは、やっぱ髪型のせいかな…
成歩堂「汚れちゃった……」
この流れに珈琲返せといいたいw
ク・・・!
キミ子さんはあの髪型と化粧をなんとかしたら、案外美人なんじゃないかと思う
舞子さんも美人だし
娘3人が文句なしの美人だし、キミ子も美人だと思う
っていうか逆転シリーズの女キャラって基本ブスはいないよな
ナツミだってあのアフロをストレートにして化粧でもすればなかなか可愛いと思うしw
オバチャンやビキニさんだってきっと若い頃は・・・w
ダンスイーツの司がけっこう良かった
キミ子「いけませんわ、成歩堂さん…」
ビキニさんは今でも可愛らしいけど、オバチャンはどうだろうか…。
キミコは、髪の毛解いたら触手になってそうで怖いです。
某JOJ○のユカコさん状態でシュルシュル操りそう
キミコ「ブッ殺すわ!龍一くん!」
800 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/27(木) 22:07:35 ID:0AXDl24l
嘘八百
もしかしたら、キミ子より舞子のほうが先に結婚してたのかな。
千尋さんはちなみ・あやめより年上だし。
家元になれなかったことで行き遅れて、さらに旦那にも逃げられて、って。
>>801 舞子は舞子で極端に早く産んでるけどなw
キミ子は霊力がなくて舞子は有能だったから、お見合いの話も多かったのかもしれん
なんとなく、恋愛結婚でいて欲しいけど
キミ子は霊力の関係もあるだろうが、それ以上にやっぱりあの性格じゃないだろうかw
里にしては晩婚だったんじゃないかな
>>802 そういや、千尋と真宵の父親の話は一切出てこなかったけど
父親が同じなら、結構長くいい関係を保っていたのかもしれないね。
(DL6号事件で一緒に失踪したとかもありえるかも)
キミ子はすぐダメになっちゃったし。
まあ、霊力ないし、性格キツいし、あの髪型だし、仕方ないかな…。
>>803 >DL6号事件で一緒に失踪
幼い娘を2人残して夫婦で失踪はできればあって欲しくないかも・・・
いくら里の人たちが面倒を見てくれるだろうとは思っててもさ。
ビキニさん曰く、キミ子と舞子は醜い家元争いをしたらしいし、
本家と分家の歴史を知っているなら、
舞子は娘2人を残して出て行って、2人が危険に晒されるとか思わなかったんだろうか・・・
DL6号事件で酷く傷ついたのだろうが、
千尋さんと真宵ちゃんのためにも、なんとか踏みとどまってほしかった。
そうすれば後の悲劇は起こらなかっただろうし(はみちゃんは生まれなかったかもしれないが)
その頃は父親がいたんじゃないかなと思う
もしくは、自分から里を出たと言われてるけど、実質里から追い出されてたりしてねー…
舞子さん里を出る時娘二人も連れていきたかったけど
二人は後継者だから里の人たちに反対されたのかも
失踪ってのも中途半端な責任の取り方だよな。
おかげで家元の座が15年以上も空位になって、ただでさえごたついてる倉院流が
余計に不安定な状態に置かれる羽目になったわけだし。
酷な話だがいっそのこと自殺でもしてくれた方が
次代への継承がスムーズに出来て倉院流ももう少し安泰だったかもしれん。
そこで御剣信綾里舞子夫婦説 いや何でもない
>>808 そういや検事2じゃ御剣母は出ないのかな
自分の知人家で、入婿の寿命が短い家がある。
どの代も、10年以上生きている婿の例があまりないそうで…。
2人目以降は大丈夫らしいんだが。
それでもかなり大きい家なので、どっかから何も知らない人を迎えるそうだ。
真宵んトコもそんな感じなんじゃね?
>>805 キミ子あたりが画策して、体よく追い出された可能性はあるね。
千尋と真宵の後見人になるフリをして
2-2のような事件を起こして失脚させようと考えていたんだろう。
15年以上家元不在になったのは
千尋さんが家元を継がずに倉院の里を出て行ったからであって
千尋さんの霊力はハンパなかったらしいから
数年後に千尋さんが家元を継ぐと踏んで、潔く出て行ったのかもよ。
その可能性はあるだろうね
まさか娘が弁護士目指すとは思わないだろうし
綾里姉妹の父親は1-2で真宵が自分が小さい頃に死んだと言ってたし
家元の地位は舞子や真宵が3-5で当代が死ぬか20年間行方知れずにならないと
次へ引き継げないみたいなことを言ってたと思うが。
>>813 そうだっけ、忘れてた。
だったら、失踪じゃなくて死んだことにして
すぐに千尋さんに家元の座を譲ったほうが良かった気がする。
いずれ戻るつもりが、どこかでうまくいかなかったんだろうか?
>綾里姉妹の父親は1-2で真宵が自分が小さい頃に死んだと言ってたし
これは、そのように言ってきかされていたのかもしれない。
母親でさえ家元の印がないと顔がわからないって言ってたくらいだから
本当に死んだかどうかはあやしいのでは。
>>814 真宵は小さかったけど千尋は既に12歳とかだから父親のことは覚えてるでしょ。
小さいうちは「死んだ」と言って聞かせてたのかもしれないけど、
ゲーム中では真宵ももう17歳だったし、千尋の性格上隠してるのはないと思うなぁ。
生きてるのに死んだことにする理由がないだろ。
ちょっと調べればすぐに分かることだし
倉院では男が妻と娘を捨てて出て行くことは珍しくないらしいから
別に死んだことにしてまで隠す必要もない。
>>815 千尋さんって父親のこと言ってたっけ?
>>816 キミ子みたいに旦那が出て行くパターンじゃなくて
警察の威信をあげて舞子さんの行方を捜してて
日本中が舞子さんをインチキ霊媒師呼ばわりしてる最中だったから
単純に死んだんじゃなくて、何かしら事情があったんじゃないかと思ったんだけど。
舞子が里から追い出されたにしたって
旦那が既に死んでて、幼い姉妹を置いたまま勝手に失踪っていう理由もわかんないし。
818 :
名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 00:00:05 ID:8YFuJhsH
エロパロなのに真面目な考察になっているなw
綾里家の事情ははっきりしない部分もあるし、微妙だな。
はみちゃんの父親が一番気になる。
今とさほど変わらないキミ子を抱いて中出しできた男って
いったいどんな人なんだ…
逆転裁判は1で完結する予定だったから
家元で霊媒に失敗したことにされて失踪したまでが当初の設定で
それ以降の家元襲名に関するお家騒動の話はほとんどが後付け
だからいくら考察しても仕方ない、が結論
>>819 それを言ってしまったら身も蓋もないんだが
ああでもないこうでもないと推察するのが楽しいんじゃないか
無粋ってもんだ
でも、失踪しなくても一連の事件は起こってた気がするなあ。
里に留まっててもキミ子がなんとかして失脚させようとしただろうし
死んだことにしても、千尋も真宵もまだ子供だったから
それこそ2-2のような事件を起こして家元の座をあけようとしただろうし。
ひょうたん湖の事件もいずれは起こってただろう。
千尋さんの性格的に、情報をリークした人を探そうとしただろうから
1-2の事件も起こってた可能性はある。
3-1,3-4のちなみ関連は、DL6号事件とは関係ないから当然起こってただろう。
千尋も真宵も家元の座に全く執着がなさそうだし、はみちゃんの霊力が十分にあると
分かった時点で次期家元の座を譲ってあげれば良かったんでは?
家元失踪後に高齢をおして女の子を産むなんて本家筋に対する宣戦布告も同然だし
どうしても家元になりたいのでなければ、自衛のためにもそれがベストだったと思う
千尋真宵春美は三人とも本当に良い子で家元なんて…というタイプだけど、
周囲の大人がそれを許さなかったんだと思われ。
ああいう古い土地で本家を重んじるのは珍しく事じゃないしな。
>>822-823 家元になる修行してたし、真宵はそういうことは考えもしなかったんじゃないかな。
キミ子の企みなんて、真宵は知る由もないんだから。
はみちゃんが家元になるってことはキミ子のいいようにされるってことで
真宵がこれからずっと酷い目に遭うことを避ける意味でも
千尋さんははみちゃんを家元にさせるつもりはなかったんだと思う。
積もりに積もった舞子への恨みが真宵に行く可能性は高いからね。
舞子さんが戻ってくるならそれが一番だし
それが解決したら、自分が家元になるつもりだったんじゃないのかな。
事件の核心にはもう迫ってて、あと一歩のところでコナカに殺されちゃったからね。
それがなければ、コナカの事件にケリをつけて
舞子さんを里に呼び戻すか、
自分が里に戻って家元になるつもりだったんじゃないかな。
いずれにしても、はみちゃんを家元にするつもりはなかったと思う。
しかしコナカは千尋さんとふたりきりだったのに
何もせずにただ殺しちゃったのか、なんてもったいな…いや、酷い奴だ
>>823 でも実際千尋は放棄して里を出てるし真宵もそれに続くことは不可能じゃないだろう
>>824 はみちゃんが継いだらさっさと里を出て行って
霊媒とは全く無関係な生き方をすればいいだけだと思う
もともと真宵は才能が飛びぬけて優れてるわけでも
それほど修行熱心でもないみたいだから霊媒師として生きるより幸せそう
>>825 千尋は真宵と家元の座を巡って争いたくないから
里を出たと言ってたし家元になる気はなかったんじゃ?
>>827 真宵と争うつもりはなくても
自分が家元にならないことで真宵がつらい目に遭うのであれば
家元になることは考えたと思うよ。
真宵は真宵で千尋さんが家元になるのには異論なさそうだし。
ただ、まさかコナカに殺されるとは考えなかっただろうし
ケリがついたら真宵を連れて里を出ることも考えてたかもしれないけどね。
>>826 ごめん。
何が「でも」なのかがサッパリわからん。
散々醜い争いを見せつけられた千尋には「家元なんて…」という思いがあって、
そこに母親が失踪しちゃったから、千尋はアッサリ次期家元の座を放棄して弁護士になった訳で。
>>828 姉妹揃って死ぬまでキミ子に付け狙われるリスクを背負ってまで
家元にならなくてもいいのに、というのは下々の考えか
>>829 >周囲の大人がそれを許さなかった
に対する「でも」
千尋さんは以前からキミ子の思惑に気付いてたと思うけど
(さすがにちなみのことまでは知らなかっただろうが)
真宵を里に置いてくるのは心配じゃなかったのかな…。
自分が家元の座を放棄して、舞子さんが行方不明である以上
キミ子の矛先が真宵に向くことは当たり前なのに。
星影先生や神乃木に相談すれば手助けはしてもらえたと思うけど
連れてくるリスクより置いてきたほうが安心だったのかな。
その割に真宵に重要な証拠品を預けさせようとしたのが謎だけどw
舞子さんといい千尋さんといい、ひとりで抱え込んで
最期に大事な人につらい目させてばっかな気がする…。
>>830 少なくとも、DL6号事件で舞子さんが失踪するまではおとなしくしてたんだし
ちゃんとした家元がいるうちはキミ子も手出しできないんじゃないの。
キミ子のことだから、家元を放棄して里を出ますといっても
千尋真宵姉妹に手出ししないという保障はないだろうし
はみちゃんを『家元にする材料』としか見てなかったぽいから
はみちゃんを盾にしてやりたい放題やりそうなのは目に見えてるし
それなら自分か舞子さんが家元になるほうがまし
って千尋さんは考えそうかなと思った
>>830 千尋に及ばないとは言え真宵も霊力はあったから、
真宵がいれば少なくとも「本家じゃないと」という大人の面子は守られる。
千尋は聡明な上に、大きくて(体格じゃなく)行動力もあったから自分の意思を貫き、
里の人も止められなかったんじゃないか。
>>831 キミ子は真宵のこともよく世話をしてくれてたみたいだし、
まさかあそこまでやるとは思わなかったんじゃないかな。
(思いたくなかったというか)
でも千尋も真宵も頭は良いから、薄々気付いていたとは思う。
真宵も2-2のラストに「やっぱり…」と呟くしね。
>>832 千尋さんだったら真宵が危険になる位なら恥を忍んで里に戻るかもと自分も思った。
成長したり、外部から里を見て初めて気付く事もあっただろうしね。
DL6号事件がなきゃ舞子さんは失踪してないし、キミ子が調子のって張り切る事もなかった
キミ子が暴走しなきゃ、ちなみが荒む事もなさった
ちなみが荒まなきゃ、神乃木さんがえらい目にあうこともなかった
神乃木さんがえらい目にあわなければ、舞子さんが殺されることもなかった
とか何とか
影響怖いな、ホント
>>833 まあ、表向きは真宵の世話もちゃんとしてたみたいだし
まさか、って感じだったのかな。
>>834 ちなみがキミ子に捨てられたのはDL6号事件よりずっと前だし
狂言誘拐、勇希殺害、ノンちゃん殺害は避けられなかったと思うよ。
>>834 DL6号事件さえ起こらなきゃ、
もっと言えば、あの日に地震さえなければ、
一連の悲劇は起こらなかったってことだな・・・
>>826 はみちゃんが家元を継いだらキミ子の天下だから
今まで自分を虐げてきた(とキミ子は思っている)
本家の娘たちを野放しにしておかないと思うけど。
>>834 ちなみ自身はお家騒動そのものにそこまで執着してたわけじゃないから
3-5以外のちなみ関連事件は
DL6号事件がなくても起こってたと思う。
DL6号事件がないということは、千尋は里を出ないので
ちなみと千尋が会う機会もなくなり、3-5は事件そのものが起こらない可能性もある。
神乃木さんはどちらにしてもえらい目に遭うのは間違いなさそうだけど。
3-5ラストで家元として頑張ると言っていたのは嘘だったのか
お家騒動に巻き込まれ母親は自分を庇って死に
春美はその事で大きく傷ついたにも関わらず
家元の責任を全て春美に押し付けて自分は里を出て呑気に好きな男と一緒に生活とか真宵も落ちぶれたな…
そんな自己中でいい加減な真宵を見たくない
は……?
里を出れば良かった云々は
千尋も真宵もキミ子と違って家元に執着してなかったし
舞子さんがあんな立場になったときに
はみちゃん、つまり分家に家元を譲れば良かったのでは
って仮定の話でしょう。
最初からはみちゃんに家元を譲っていれば
2-2と3-5は起こらなかったのだから
舞子さんは死なずに済んだし、キミ子も変な事件を起こさなかった。
しかし、世間知らずのはみちゃんが一目でわかるくらい
エリスの顔が知られてるのに
里の人間は舞子が生きているって気付かなかったんだろうか。
賞をとった絵本はもちろん、テレビも雑誌も全然見ないで生活してるのかな。
>>840 誰に対するレス?
後半は、小さい子どもがいる家ならともかく、
大人で絵本を読むような習慣は一般的だとは言えないから、
別に不自然じゃないと思う。
失踪から二十年近く立ってるから外見も変わってるだろうし。
>>841 ああ、
>>838へのレス。
矢張は大人だけど読んでたけどねw
里に絵本を読む年齢層の子供ってはみちゃんしかいないのかな。
賞をとるくらいだから、大人向け雑誌の広告なんかにも載ってそうだけど。
でも、星影先生のところにあった舞子さんの写真とは
まるで別人だったから、わからないのも無理はないね。
逆転検事2発売したな
新たな美女に期待!
検事やってるよ、おもしろいな
いろんなキャラが出てくるしこのスレも
もっと伸びて欲しいところだ
ミカガミ⇒イチヤナギ誰か頼む!
大人の女とガキは俺の好物
いや待て待て、水鏡は5話の角と絡ませるのもいいぞ
法を基に縛る者が法を足蹴にしてしまうような絡みを希望しよう
貸し付けたお金返済の代わりに
なるほどくんを逆レイプするうらみちゃん
やっぱり美雲ちゃんかわいいなぁ…
ミカガミさんのあのおっぱいはたまりませんなあ
冗談抜きで水鏡と角は見たいぞ
禁断物は大好きだ
美雲可愛いなあ。
1よりも相棒感がしっかりと出てるのも好印象
御剣がバッジを捨てる時の冥の反応が切なかわいい
裁判2もエンディング思い出した
4話の美雲で誰か…
>>854 禁断っつーかそれは誰得…いや得するのもいるかもしれんな…
角が攻めなのか受けなのかそれが問題だ。まぁ見た感じ角は受けっぽいが…水鏡も受けっぽいという。
まぁどっちもありえるか?
あとはまぁ4話犯人の水鏡陵辱ものとか3話のあっちでこっちな2人の絡みにも期待だな。
このスレ的に信楽は誰とになんの?
>>855 角が偶然水鏡の裸を目撃する
ムラムラして寝付けない角→水鏡の寝床侵入
甘えてきたと思って抱きしめてあげたら
様子がおかしいことに気づいてなし崩し的に
ここまで妄想余裕でした
>>854 一番親密になった司じゃね?
天海と司の間に恋愛感情あったとは限らんし
マニアックなとこではマリーによる逆レイp(ry
水鏡さんの前髪茹でてペロペロしたい
あれで26とか…
水鏡大人気ワロタw
一柳の父親なんかともいろいろ妄想できそうだ。
美鏡さんが囚人の中に放り込まれる薄い本マダー
つかあの世界の上層部って鬼畜ドクズしかいないよな
また一人鬼畜増えちゃったし
ドラマのハナシで恐縮だけど、
相棒というドラマの中に出てくる警察・司法・行政関連も
トップは犯罪者が多いよね。
クリア前にこのスレみたら
角ってだれだよ、角オナか?と思ってた
あの腐れ親父は幼少のみぎりの冥ちゃんとも仲良かったんだよな・・・
ますますもってけしからん
865 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 23:14:58 ID:idWTC7OP
角が牛乳以外だけじゃなく水鏡の母乳も飲んでいるとか…
密かに、黒幕と美雲という想像が働いた
眠らせて誘拐した際にイタズラと…
一柳が主人公でもないのに
さりげなく色んな女性キャラとフラグ立ててる
リア充爆発しろ
まさかの冥→一柳
まさかじゃなくてアリだと思うよ。
イチヤナギは意外に背が高そうだし、組み伏せられるだろ。
EDで冥が一柳を気遣ってたのが良かった
当の一柳本人は冥のこと怖がってそうだけどw
871 :
名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 17:52:14 ID:KMxWP+Bq
アホ毛が「?」と「!」になるとかいいキャラしてんな
>>868-869 でも二人とも性的な経験や知識がかなり乏しそうだから
いざ事に及ぼうとした時にトンチンカンなことになる予感
クリアした。
今回はあまり絡みないけどロウメイが好きだ。
かなり無茶して証拠品入手したのが、ロウのためと言ったのに萌えた。
今回割と御剣自身の話って感じしたけど、やっぱ母親のことは出なかったな。
というか信がかなりハードボイルドな感じがしたのは、俺だけか。
シリーズ一作目から千尋さんに言われてる事ではあるけど「ピンチの時こそふてぶてしく」をプレイヤーキャラで完全実装したのは信さんが初めてだろ。
ダメージモーションでも笑ってるぜ。
信さん、あなたの息子さんはあんなに立派なヒラヒラになりました
御剣はちび丸子の花輪君みたいなかっこうしてたり
ゴルフで遊んだとかいかにも御曹司チックな少年時代なのに
親父にはその金持ちっぽさが全然ないのは何でだろう
案外子供のことにしか金を使わないタイプだったのか?
水鏡と司が容姿も仕草も綺麗でプレイするの楽しかった〜。冥ちゃんの教科書のようなツンデレもよし。
天海×司の絆の強さにやられた。
一柳、信楽、水鏡はシリーズで久々にツボったけど、カプは難しいかな?
単体萌えの感想や絵はすでにそこそこ見てるんだけど。
逆検2でミツメイ・ロウメイに目覚めた
検事1の時にロウメイにはまり、
ボイスドラマで一緒に捜査しててさらにはまり、
今回で身も心も染まった。
>>877 連投ごめん。
信楽×水鏡とか信楽×冥はありそうだけどな。
一柳×美雲はどうかな。トシが近いし……。
あの美雲は薄い本に出てもおかしくないかわいさ
信楽さんは表面上は冥ちゃんに優しいけど、
腹の内ではやっぱり色々と思うところがある気がする。
その辺りの葛藤にエロいことを絡めて何か見てみたい。
>>882 “おじさんと少女”と書くとエロい妄想してしまうw
>>876 御剣をあんな御曹司チックなインテリに育て上げたのは恐らくは母親なんだろうな。
検事2の信を見てみると、信はもっと御剣に普通の子供みたいなことしてほしいみたいだったし
ミクモとメイのじゃれあいに萌えた
ミクメイでもメイミクでもいいから読みたい
シモン「俺、あのオッサンなら新しいお父さんでも……」
御剣と美雲に禿萌えた
4話の御剣ときたらなんという告白大会
君を信じる私を信じろとか直球で言われたら普通に恋するわ
4話だけループしてしまう
同じく、御剣と美雲に滾ったw
それまでの、美雲のはげましやサポートを積み重ねてきたからだろうけど
4話の御剣の一生懸命さが萌える
冥が美雲を心配してたのもよかったなあ
今回父親は沢山出てきたけど母親はほとんど出てこなかったからな。
御剣夫人も気になるけど狩魔夫人も気になる。
一流シェフよりも上手いという料理を見てみたい。
一柳夫人は万才のあの言動や態度を見てると無事に存命してるのか不安。
自分も御剣と美雲に禿萌えた
2でやっと対等な関係のヒロインに見えたよ
前にあったミツミク読み漁ってるw
狼と美雲の口喧嘩もかわいかったな
信楽と美雲は無いのか〜
信楽て女好きだけど自分が信の助手だったからか
美雲は特別可愛がってるように見えたんだけど
自分もミツミク超萌えたんだけど、4話の美雲限定な感じだw
ミツミクは2話の以心伝心ぶりがいいね
あと狼のことをウルフーて呼ぶ美雲が可愛い
ミクモかわいいよミクモ
1の時から結構ミツミク好きだったんだけど4話で確変が起こったよ
>>880 あ〜冥と信楽は豪関係で御剣含めてかなり気になる。冥は検事だと、ほとんどのキャラと浅からず因縁あるんだよな。
そこら辺シナリオで突っ込んで欲しいけどシリアスになりすぎるしミクモちゃん空気になっちゃうかな。
ミクモちゃん2ではヒロインぽかった。
敬愛する人を殺された男と、そうとは知らずに父を殺した相手に仕える息子、そして人殺してその娘
愛憎がやばい
信楽さんは狩魔化した御剣を裏切り者とか呼んでたし、狩魔への怨恨が燻ぶってたりして
今回も隅っこにいたナルホド君
時系列的には後一月程度で身の破滅なんだよな・・・
3は発売日に買ってクリアしたっきりだけど
ゴドー検事って結局3ラストで捕まったっきりでいいのかね
イマイチ覚えてない
ミツミクねぇ…
まぁ好きな人を否定するわけじゃないけど
4話の美雲のなよなよしたヒロイン姿と御剣との絆のごり押しには逆に萎えたわ…
まあ4話だけだから、ギャップ萌えとしてはアリだと……>記憶喪失
普段の甘さ全然ない雰囲気が好みだと、しんどいかもね…。
相手に調子付かれてるとき、一瞬弱気になる御剣を、
元気な美雲ががつん、と背中押してくれる雰囲気が好き。
でも、4話はそれを積み重ねた上で、御剣にとって、元気な美雲が
なくてはならない存在として自覚して、取り戻そうとしていたように
自分は感じたから、4話も流れの一部としては萌えだなあ
4話の美雲は今まであまり気にしてなかった人がハートを盗まれて、その後もかわいく思える。
一方で、いつもの元気な美雲が好きな人は記憶が戻ったら「おかえり」と更に愛着が増す。
それまで積み上げてきたものと前作であまり目立ってなかったからこその隙の無い仕様だ。
信楽と冥はゲーム内のどこかで、御剣や豪の件などで
何か会話を交わしてそうだと思った。
>>902 自分が感じてたことと全部同じだ
元気な美雲とそれに元気付けられる御剣のコンビ大好きだ
適当に検事2で思いついたシチュなんかを垂れ流す
「スクープのためなら体も使い!」というナツミの言葉を胸に、御剣に色仕掛けする速水
獄中の天海を思ってチョコまみれになってオナっちゃう司
武藤にあやしい薬を注射されてしまっておさえがきかない御剣
撮影の合間にシモンを襲うスタッフ
>>903 二人を破局させるために冥を誘惑する信楽さんとかぐう畜なことを考えてしまった・・・・
ただでさえドロドロしてる御剣狩魔周辺が更に昼メロなことに
だがそれがいい
>>897 そこはほらエロパロ的に美雲となんかの拍子にヤっちゃってヌォォォォ!になった
御剣がフラフラとナルホド君の例の裁判に紛れこむとか
>>908 それイイ!
冥たんはどんなキャラと絡ませても、ドロドロで面白いし
美人だから絵になるよね!
>>908 基本おれミツメイだけどその設定は禿げ萌える!!
おっさんと美女ってのが良いよw
冥と信楽は会話だけでも色っぽくなりそうだ
水鏡×角っ子はいいよね
8歳ぐらいで引き取られたなら
それまでは母さんじゃなくて、ハカリとかハカリ姉ちゃんとか
呼んでいた可能性がある
美形で絵になる親子だなあ
角「ハカリがオレの家族になってくれるの?」
水「今すぐでなくていいの。いつか、わたくしを母さんと呼んでくれるかしら」
角「じゃあ、母さん!」
こんなやりとりが一瞬浮かんだ
>>914 いいよな角は。生意気でありながらも背伸びしたい年頃でありつつお母さんっ子という
受け攻めどっちに転んでもおかしくはないわな
…ここってネタバレどうなってだっけ?
そろそろシmげふんげふんとかで呼んでもいいんだろうか
ユミヒコ×メイが見たい。
父親のこととかの置かれてる境遇が似てるしこの二人は仲良くなれそうだと思う。
完全にメイがユミヒコを尻に敷いてる関係になりそうだけどw
>>915 正式発売からもう一週間以上経ってるしネタバレも何もないかと。
それに絶対にネタバレを見たくない人はクリアするまでネット断ちしてるだろう。
確かにバレ嫌な人はこのスレは開かないだろうね。
ユミメイはありだと思った。ユミヒコはいいキャラだな。
しかしプレイしてて思ったんだけど公式発表としてミツメイ否定してるんだろうか
逆裁と逆検事はつながってるって認識で良いの?それともパラレルっぽい世界観なんだろうか。
関係性が明確に描かれたわけじゃないから
別に肯定も否定もされてないと思うが
ミツメイもミツミクも、どちらもなかなか見せ場があった感
4話をクリアしてきたところだが、
水鏡と弓彦いいな。「実力が合わずとも一生懸命に…」云々ってところが。
5話の展開次第だが、逆裁シリーズでもかなり好きな組み合わせかもしれない。
それと検事バッジを置くミッちゃんと、留置所で「キサマァァァァァ!」と吼えるミッちゃんには燃えた。
そだなー確かに別に結婚してるわけじゃなしまだまだ燃える。
つうかユミヒコデケぇ。
17で軽く170オーバー?してるし美人でぼいんのお姉さんに庇護られてて
天才ツンデレの2歳年上幼馴染が陰で心配してくれてるとか何補正よ。
ミカガミ相手で騎乗イ、メイが相手ならレイポモノが浮かんだ。
ごちそうさまでした。
冥は一柳親父とは面識があるけど、息子のほうとは初対面じゃなかったっけ?
一柳息子が冥に引っぱたかれるのを見て
「親父にもぶたれたことないのに!」
というあの名台詞が思い浮かんだのは俺だけではないはず
弓彦と響也が同い年と聞いたら、24歳弓彦をいつか見たくなった
以下妄想
24歳弓「ミカガミ。オレ、大人になったかな…?どう思う…?」
33歳水「あ…何をするの、ユミヒコさん。お離しになって!」
弓「ミカガミ、まだ独身なんだろ?」
水「わたくしは…!わたくしには、息子が…。
あの子は生まれたときから父親がいませんでした。
ですから、わたくしも夫となる方を必要とは考えていないのです…」
弓「父親か…。ミカガミ。オレはまだまだ、人の父親になれる器じゃないかもしれない。
だけど、彼の兄でよかったら、つとまると思うんだ。」
水「ユミヒコさん…。」
あ、
>>921は
>>918-919ね。
>>922初対面だっけ?
一柳家と狩魔家がどの程度の交流があったかはわからなかったから
幼馴染まで行かなくても昔面識あってもおかしくない位の認識でした。
しかし一柳万才が小冥に「オジさま」とか呼ばれてたとか、うらやmけしからん。
これで数年後弓彦が「メイ」って呼び捨てにしだしたらあのアホ毛は人生の勝者。
>>924 美雲にも同い年だし仲良くなりたいと言われてたな
やっぱあいつはちんこもげて爆発するべき
弓彦「…ん…ん」
メイ「下手くそね。何度教えたらわかるの?」
弓彦「…だ、だって…オレ…恥ずかしくてっ」
メイ「これだから年下の男は…」
ビシッ!ビシッ!
弓彦「いっ!いたっ!」
メイ「ちゃんと覚えなさい。
大人の男のたしなみを身に付けなければ、
私はいつまでも、おまえを男として認めないわ」
弓彦「ご…ごめんなさい…。オレ、がんばるからっ」
2人が何をしているかは想像に任せる。
>>927GJ
御剣辺りがドアの前で聞いてて
「神聖な執務室でなにやっとるんだあああああ!」
とかいいながら乱入したら実はチェスやってました。ってオチと
年若い夫婦の甘酸っぱい夜の営みか悩んだ末脳内で同時再生された。
>>922 > 親父にもぶたれたことないのに!」
> というあの名台詞が思い浮かんだのは俺だけではないはず
すでにどこかで描いてあったのを見かけたな。
923と927に萌えまくってしまったじゃないかwww
>>928 勘違いオチは冥のほうがツッコミっぽい
御剣と美雲が勉強してるとこに〜みたいな
今2終わったけど御剣と美雲がいいわあ
始めた時点で1より大分仲良くなってるなと思ったけど
話が進むごとにさらに仲良くなっていって萌えた
4話ですら自称助手扱いだったのが最終話ではちゃんと私の助手名言してたりね
あと水鏡とシモンのくだりで大分アレなことを想像した、年齢的な意味で
弓彦×冥いいなーと思って妄想してみたけど
冥が弓彦を言葉と身体の両方でボロボロになるまで
痛めつけて散々逆レイプする様しか思い浮かんでこない…こういうのもリョナって言うのかな。
冥はMっぽい想像しかできんなあ、しかし4の年齢なら逆リョナ?もありかも試練。
弓彦冥は純愛もレイプモノもいけるが信楽冥あたりはシリアス系レイプの薄い本になりそうだ。
>>932 御剣と美雲は今回は段階踏んで仲良くなってたね
ナルホドと真宵は気がつけば傍にいるのが自然なカプなら
あの二人は美雲がグイグイ踏み込むことで御剣の信頼やその他の気持ちを盗んだって感じだ
似てるようで違うから二つが並んでるところが見てみたくなった
メイちゃんは親父のことで日本では面倒くさい立場に置かれてみたいだから
いっそロウの嫁になって国外脱出すればいいのに
二人とも意地っ張りな性格なのに、お互いに関しては
素直に気遣い合えていて仲良そうだから、いい夫婦になれそうな気がする
SS5号事件の資料を無理して手に入れたのは、もちろんミツルギのためでもあるけど
ロウのためというのも照れ隠しの言い訳じゃなくて本心だと思う
>>936 狼は包容力があって引っ張るタイプだし優しいから冥みたいなタイプでも合いそう。
そういや公式で冥の鞭を素手で受け止めたのって狼だけだっけか。
しかも男で一発も食らってない稀有なメイン?キャラ。
「アネさん」呼びと多少の俺様感を除けば頭に柔軟性のある大人の男で
エッチもうまそうだし案外お似合いかもな。
馬乃介の手つきエロい
乳首つまんでるようにしか見えない
検事2終わって思ったんだが
ミリカとソウタヤってそう
>>938 最初は受け止めたけどその後思いっきり食らって「キャイン!」と鳴いてたような
信楽と司って、二人とも頻繁に面会に来てたんだよな。
一緒に来ることもあったのかな?
天海が捕まってボロボロな司を信楽が支えてたらいい。
信楽は司のファンだったし、司も他に道がなかったとはいえ、一人で女優続けるのはしんどかろう。
なし崩し的にでも、お互い成長するうちにいつの間にかでも、どっちでも萌える。
やっと逆検2終わった。
いやー今回はミツミク一本ですた。第4話ごちそう様ww
何言ってんだ!
今回はオレとハカリちゃんの愛の序審法廷だっただろォ!
天海×司が早く幸せに一緒に暮らせるようになりますように!司が刑務所から戻ってきたら、四六時中天海にくっついていたらいい。
信楽は冥にもっと厳しいかと思ったのに、普通に裁判引き延ばしで協力してたね。
女の子は別格なんだろうw
信楽は、冥が狩魔の娘であることを
全く気にしてない真のゼントルメンでも
気にしてるけどグッとこらえて
ゼントルメンに振舞っているでもどっちでも素敵だと思う。
冥は、カルマの誇りだけ受け継いで、あとは否定して生きてるからな。分かるんだろ。豪とは違うと。
まあ、内心穏やかじゃあるめえ。
御剣も冥も過去を吹っ切って強くなったもんな。
ウダウダ後ろ向きに悩んでるのも好きだったから正直ちょっと寂しいがw
いや、4の成歩堂は前向きだろう。
弁護士クビになってからすぐに幼女引き取ったりとか
ピアニストに転職したりとか気持ちの切り替え早いし。
ふと思ったんだが角はホントは秤の子で年齢上の問題から姉の子にしたというのはありなんじゃないかな?
それだとミカガミとその従姉妹が
大統領を騙してシモンを認知させたことになってしまうのでは。
大統領とミカガミの子供という可能性もあるかもしれないが
凄まじい大スキャンダルだから狼が涙目になるな。
十三歳を孕ませたロリコン大統領か。そら狼の父親も秘密を墓まで持って行こうって気になるな
そしてその角が今13歳
今4話やってるがミツミク展開に萌えるなあ
御剣がミクモのために必死なのがいい
逆転裁判3でミツメイナルアヤ不足を解消した
すばらしい
ミツミクはいいな
1の時から好きだったから嬉しかった
この二人ならミクミツでもいい
ナルアヤはすばらしいよな
書いてくれるひと少ないけど…
961 :
冥×弓彦:2011/02/20(日) 01:18:53.65 ID:JQhq+KK4
冥×弓彦
俺が冥に師事を受けてから3年が過ぎようとしていた。
検事として“一”から学び直そうと考えていた俺に、手を差し伸べたのは冥だった。
初めは、猫の手も借りたい程忙しい彼女の、単なる雑用としてこき使われる羽目になったが
彼女の国際検事としての仕事を間近で見ながら、俺は必死でそれを学び取ろうとしていた。
やがて、少しずつだけど、重要な仕事の一部を任されるようになり
今では彼女に頼りにされるようにまでなった。
鞭でビシバシ、冥に厳しく鍛えられた俺は、まだ“一人前”には程遠い検事だけど
今は自信を持って自分の仕事をしている。
こんなに、自分に自信が持てるようになったのは、冥のおかげだ。
しかし、冥と過ごす日々がまもなく終わる。
俺は近いうちに帰国することになった。
冥に師事を受けながら、検事として実績を上げた俺に
冥は帰国して独り立ちするように勧めたのだ。
部屋を掃除しながら、俺はトランクに荷物をまとめていく。
3年間、冥と過ごした日々を思い出す。
検事として辛かった時期に、
冥の与える容赦のない山のような雑用は、俺の悩みを忙しさで吹き飛ばした。
「悩む隙があるなら、少しでも多くの仕事をこなし、そして学びなさい」
そう言ってくれた時の冥の顔には、厳しさの中にも優しさがあった。
「う…くっ…」
我慢していたのに、次から次へと涙が溢れてくる。
おちこぼれだった俺を、検事として、熱心に師事してくれた彼女に対して
俺は…
俺は、それ以上考える事を止めた。
俺の事を、検事として独り立ちできる実力があると認めてくれた彼女に対して
離れたくないなんて言えるわけがなかった。
もう俺は、3年前のように、何も知らない子どもじゃない。
何も分からない子どもじゃない。
自分がどんな意味で冥の事を好きなのかを知っているし
自分の想いを冥に告げる事で、大切なものが壊れてしまうかもしれない事を分かっている。
だから、全部、自分の胸にしまい込んで、笑顔で、冥の元から独り立ちしよう。
何度も何度も、そうやって、自分に言い聞かせているのに
涙は全然止まらなかった。
“一人前”の検事になろうって、そう決めたのに、
俺はまだ、自分の気持ちひとつコントロールできない半人前だったのだ。
眠れないまま泣き続けた翌朝、俺は冥に何も告げずに、予定より“一週間”も早く帰国してしまった。
続く
おおおおおお初弓ss! さりげに冥との絡みありだと思ってたんで非常にGJです!
続き期待してます!
続き待ってるwww
964 :
冥×弓彦:2011/02/20(日) 10:44:14.65 ID:JQhq+KK4
>>961の続き
空港近くの適当なホテルをチェックインした俺は、すぐさまベッドに横になった。
久し振りの日本。
まさか、こんな気分で日本に帰国することになるとは思っていなかった。
3年間お世話になった人に対して、挨拶もせずに俺は帰国した。
仮に冥に自分の想いを告げた時より、はるかに多くの物を失ってしまった気がした。
携帯には、たくさんの着信。
全部、冥からだ。
俺は携帯を枕の下に置いて、布団を被った。
しばらく“1人”になりたかった。
これから自分がどうするべきかを考えたくなかった。
***
俺はホテルで朝を迎えた。
朝食は殆ど喉を通らなかった。
カーテンを開けて窓の外を見ながら、俺はボーっとしていた。
電源を切っていた携帯を開いて、再び電源を入れると
冥からの着信が昨日より増えていた。
罪悪感を感じながらも、再び電源を切ろうとしていたら、
急に冥からの着信が入った。
何度も鳴るコール音。
俺は電話に出なかった。
また放置しようと思った。
このまましばらく逃げ続けるつもりだったのに、気づいたら、俺は電話に出ていた。
「…はい、一柳です」
《……、…私よ》
冥の口調は厳しかった。
「本当に…すみませんでした…狩魔検事」
俺はそれ以外何も言えなかった。
数分間、電話ごしに無言が続くと、冥は言った。
《何も言わずに勝手に帰国して…。どういうことなのか、今日はたっぷり聞かせてもらうわよ…》
冥に電話を切られると、部屋のドアが突然ノックされた。
慌てて部屋のインターホンを取ると、モニターに冥が映っていた。
「か、狩魔検事!?」
「部屋に入れなさい…」
「は…はい」
俺は恐る恐るドアを開けた。
続く
ミクモが物の名前まで忘れかけてて
御剣が自分に続けて言葉を言って見なさい
っていうくだりが好きだw
甲斐甲斐しく御剣がミクモを看護するのを想像してしまう
うっかり発想を逆転したら御剣が記憶喪失になった
「ミツルギさんの記憶は、わたしが盗み返しますから!」なんて言うけど、実際は御剣が本当に思い出せるか不安な美雲
>>964 wktk!
でも出来ればメモ帳か何かにまとめて投下の方が良いかもしれない
ツノの目の前で水鏡が輪姦されるのはまだですか
続きwktk!
E-mail: sage
内容:
ようやく2オワタ。御剣のDT臭パネェ
冥とも美雲とも何もなかったら素で一生キレイなままなんじゃあ…
>>966 というわけで、御剣はもう記憶喪失してヤリチソな人格になった方がいいと思います
>>971 御剣は年上の女性に開発されてたりして。
冥の姉(?)とか巴さんあたり。
...で、年下は扱い慣れてないとかw
3をやっていて、男性陣が無駄に体格良いのにクラクラw
なんてエロい(・∀・)
巌徒さんと巴さんがそのようなアレな関係なら、
万才と水鏡さんも……と考えたら万才に言いようのない殺気が沸いた
つか巴さんのが年下なのに、何故水鏡さんのほうが熟女臭がいやなんでもない
……未婚の母だからか?
巷では弓彦×美雲がプチブームだな
ほのぼのしてて可愛いけどエロにはし難いか?
美雲が縄の技術を披露したら何故か縛られている弓彦を想像したw
しかし思ったほどミツミク増えないな・・・。
自分で書けってことか?
御剣:父、冥:母、弓彦&美雲:双子の兄妹みたいな擬似家族ネタに萌える
>978
自分はミツミク最萌えだ。がんばろう
今の仕事が終わったらがんばろう…
くそ…3話やってると弓彦&美雲が可愛すぎて困る
《一》繋がりで妙に美雲に食ってかかったり認めてたりする弓彦可愛いw
>>975の言う巷がどこなのか気になってしょうがない、俺も混ぜてくれw
pixivやツイッターでちらほら見かける
ユミクモと略すらしい