擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十四匹目】

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1名無しさん@ピンキー
エロエロ擬人化♀動物が、♂の人間・動物を食べちゃう(性的に)スレです。
凶暴じゃなくても、昆虫や鳥類でも、架空の動物でも何でもOK。
孕ませに近親相姦、ハッピーエンドにバッドエンド何でも来いです!!

注意事項
※ゲイ、スカトロ、グロテスクはNGで。
※版権モノは専用スレでお願いします。

前スレ
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十三匹目】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1218785252/

まとめ・保管庫
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレまとめ@ウィキ
http://www21.atwiki.jp/brutalanimal/
2名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 19:24:37 ID:jF4/Jz/g
過去スレ
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156347496/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【二匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164643168/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【三匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168881506/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【四匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1171815117/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【5匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178243371/
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【六匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1181170963/
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【七匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184689548/
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【八匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1188184684/
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【九匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1193005870/
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十匹目】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199203274/
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十一匹目】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204590953/
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十二匹目】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1211129425/
3名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 19:51:41 ID:o2w1R0YQ
一乙。
4名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 20:00:24 ID:vxKd7gPc
>>1
5名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 22:20:55 ID:sHJ/7dl+
>>1様、お疲れですわ。
6名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 23:01:40 ID:Yw0NAcCs
>>1、ハァ、ハァ、もうガマンできない……乙してくれる!
7名無しさん@ピンキー:2008/10/29(水) 21:23:53 ID:epJA1DQZ
期待
8名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 05:11:15 ID:jonp+M9Z
なんかよく分からない電波を受信したんでとりあえず投下。

「交渉犬」

「静かにしろやゴルアァァァァァァァァァァっ!!!!!!!!!!」

バンバンバンバンバン!!!!!

店内に怒号と銃声が響く!
今の俺はジャージ姿に覆面という格好、手には拳銃。
目の前には縛られた店員と客たち。店の周りは機動隊とパトカー。
この状況・・・俺は今、銀行強盗の真っ最中なのである。
なんでこんな事をしてるのかって?それには深い深ーい訳があるんだ・・・

1ヶ月前、俺はパソコンの画面と対峙していた。
(やっぱりいつみ汚里原画のこれは鉄板だな…あとこれは角戸のシナリオか、買わない手はない…)
え、何をしてるか?もちろんエロゲーの購入検討に決まってるじゃないですか奥さん。
(まあシナリオ系はこんなとこか…次は抜きゲーに行くか。
 何々、『猫耳孕ませ女学園』…お、俺の属性にクリーンヒット。
 『最終狐耳電車2』…なんでこうこのメーカーはいちいち俺のツボを突いてきますかねぇ。
 憎い!いや〜憎い、憎いねえ!!はっははは)
真夜中、一人エ○スケの画面を見てテンションを上げまくっていた俺の姿は多分相当キモかっただろう。
そんな感じで気が付けば購入予定表には30本近いエロゲーの名が刻まれていた。
(流石にこれは…やばいか?)
実は俺はつい最近バイトをクビになったばかりで、現在絶賛ニート生活満喫中。
ちなみにクビの理由はエロゲーに夢中になりすぎて3日間無断欠勤したこと(だって面白かったんだよ…○国○ンス)
とにかく、全財産を投げ打たなければこれだけの量は買えない。
(が!そこであえて挑戦するのが漢って奴だろう!)
即決だった。俺はあちこちのページを巡って「予約」ボタンを押しまくった。
月末の金曜日、次々に届けられるエロゲーたちを前に笑いが止まらなかった。
それから、飲まず食わずのぶっ通しでエロゲーをプレイし続けて。
5日目に突入したあたりで電気を止められ、HDDの中身がぶっ飛んだところで俺はようやく我に帰ったのだった。
9名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 05:11:54 ID:jonp+M9Z
俺はかなり慌てた。めちゃくちゃに切羽詰まった。その末に考え付いたのが―
(襲っちゃいますか、銀行。)
ひどく極端な結論な気がしたが、とりあえず現状を打開するにはそれしかない。
そこからの俺の行動は早かった。近所の銀行を数件回り、良さそうな時間帯を見極める。
とりあえずうさみみ銀行という銀行に狙いを定めた。店員が全員(男も)バニーガールのコスプレをしているという変な銀行。なんだそりゃ。世も末だ。
武器の拳銃は偶然誰もいない交番の傍を通りかかったら見つけた。あの時はドッキリか何かかと疑った。
ちなみに持っていたエロゲーは全て処分しておいた。万一見つかったらまたマス○ミが騒ぎ出すからな。
今後の業界のこともきちんと考えるあたり、やはり俺は並の連中とは違うぜ。
まあそんなわけで、決行の日の今日を迎えた。
犯行は全てが順調にいった。店に入るやいなや拳銃を取り出し、金を要求。
要求はすんなり通り、現金1000万円が用意された。
すぐに警察が来て取り囲まれたが、これは計算済み。こっちには人質がいる。
(どうでもいいがバニー姿の男女が互いに縄で縛られている光景は何ともシュールだ)
その人質を盾に逃走用のヘリコプターを要求。
ヘリの操縦なんて無論したことはないが、今の俺の辞書に不可能という言葉は無い。
俺には犯罪の神様が付いているのだ。切り裂きジャックとか多分その辺の霊が。
そうでもなければこんなに上手くいくはずがない。
失敗といえばわざわざ自宅から覆面を被ってきてしまった事くらいだ。周囲の視線が痛かった。
まあ、そんなことはいい。
この銀行強盗が成功すれば、まさにバラ色。
今、俺は人生の絶頂にいるのを感じていた。
10名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 05:12:55 ID:jonp+M9Z
(あー腹減ったな…)
この強盗が始まって3時間ほど。俺は飲まず食わずだった。
バニー姿が気味悪いながらも妙にマッチしている支店長(♂・57歳)に食糧のありかを聞いたが、あることはあるが人参しかないという。ふざけんな。
とりあえず警察連中に要求することにするが、ただの要求では面白くないので一計を案じることにする。
要求をボードに書き、外に見えるように掲げる。
外の連中は一瞬きょとんとしていたが、すぐにワイワイと騒ぎだした。
(おー、慌ててる慌ててる)
まさに、人がゴミのようだ。ふはははははっ!!!あーいい気分。
つーかすげーよ俺、コッカケンリョクをおちょくっちゃってますよ。田舎の父ちゃん母ちゃん見てるー?イエーイ!

そのころ外では・・・

「犯人から新しい要求です」

背広姿の若い刑事が上司に報告する。

「要求の中身は?」
「ええと、『とりあえず松坂牛100キロ、現地直送で』だそうです」
「「・・・・・・・・」」
「…馬鹿だな」
「そうですね…」
「こんな馬鹿をいつまでものさばらせておくわけにもいくまい…アレを使うぞ」

その言葉に若い刑事がピクンと反応する。

「交渉犬…ですか」
「そうだ。試用期間中だが、テストにはもってこいだろう」

何やら不穏な空気が漂い始めていたのだった・・・

食糧が運ばれてくるのを意気揚々と待ち続ける。
我ながら馬鹿な要求だったが、本当に運ばれてきたらかなり面白い。
そんな楽しい想像をしながら笑い転げていると、外の機動隊の列が割れるのが見えた。
(お、来たか?)
本当に松坂牛だったらどうしよう―と思ってそれを見た瞬間、俺の体は固まった。
11名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 05:13:52 ID:jonp+M9Z
現れたのは牛肉などではなく、白いワンピースを着た女の子だった。
それだけでもこの緊迫した状況にはあまりにも不釣り合いなのだが、驚くべきことはまだあった。
彼女の顔の横には本来あるべき耳はなく、代わりに頭頂部に犬耳が生えている。
首に見える茶色い首輪。そして尻からは、ふさふさした尻尾。
彼女(?)は凍りついている俺に物怖じもせず店内に入り、大声で挨拶をした。

「はじめまして!わたし、シホっていいます!
 交渉犬の正式任用、第一号です!
 ご飯持ってきました!どうぞ食べてください!」

その声で俺は我に返る。
何が起こっているのかさっぱり分からないが、とりあえず悪役らしく振舞うことにする。

「ありがとう、喜んでいただくよ」

満面の笑みを浮かべ、おにぎりを受け取ると見せかけ・・・

「誰が食うかっ!」

思いっきり床に叩きつけた。

「きゃいん!?そ、そんな、ひどい…」
「ああん?俺は松坂牛持ってこいっつったろうが、なめとんのかワリャぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ひぃっ!ご、ごめんなさいごめんなさい!
 それしか用意できなかったの、とりあえず食べてよぉ」
「ちっ、しゃーねーなー」

口ではそう言ったが、正直腹の減りは限界だった。少女が持ってきたおにぎりのもう一つを頬張る。・・・さっき投げ捨てるんじゃなかった。
食べながら少女をじっと観察する。確かに犬耳と尻尾が生えてはいるが、なかなか可愛らしい容姿をしている。
むしろ耳と尻尾が俺のマニアックな劣情を駆り立てるというかぶっちゃけこの場でヤりたい。
普段エロゲーばっかりやってて2次元にしか興味が無いと思われている俺だが、実は3次元の幼女と無茶苦茶したいというキケンな欲求もあったりするのだ。
彼女はそんな視線に気付いたのか、顔をこちらに向ける。

「ねえ、さっきからそんなにシホのこと見て…もしかして、したいの?」

ストレートだね、おい。

「ふふ、…いいよ犯人さん。シホも、したくなってきちゃった」
12Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6 :2008/10/31(金) 05:14:39 ID:jonp+M9Z
「うおわっ!?」
何この超展開脚本家を呼べ脚本家を、と思う間もなく彼女の手が俺のズボンの中に入り込む!
これはやばい。この世に生を受けて30年、純潔を守り通してきた僕ちんには刺激が強すぎる。
その上ここ最近は銀行強盗の準備でまともに、その、オナニーをしていない。いやん、こんなこと言わせるなんて恥ずかしい・・・じゃなくて。
「ふふ、きもちいーでしょー?あれ、何だかぬるぬるしてきたよー?」
柔らかく湿った手のひらで股間の息子を優しく撫で、さすり、扱きあげる。
彼女の手が与える、波のように襲い来る快感の前に俺はあまりにも無力であった。

「ちょ、ちょっ待て…くおっ…」
「我慢しなくていいんだよー?思いっきり出しちゃってね〜!」

悪戯っぽい笑みを浮かべながら、刺激を強める彼女。
は、早くも腰の辺りに熱い感触が。

「そーれ、ふぃにっしゅ!!!」
その言葉と共にグイッと息子を捻る。
瞬間、股間が弾ける感触と共に、俺は息子から白濁液をドクドクと吐き出してしまった。

「えへへ、凄ーい。いっぱい出たね、犯人さん♪」

手のひらに付いた大量の精液をぺちゃぺちゃ舐めながら、無邪気な笑みを浮かべる彼女。
まさかリアル幼女と淫行を致してしまうことになるとは想定外だった。これで俺も立派な犯罪者の仲間入りだな。
ふっ、すまないな2○hのみんな。俺は一歩先にオトナの階段を上ってしまったようだ・・・
そんなよく分からない感慨に浸っていると、更に衝撃的な言葉が耳に飛び込んできた。

「ねーえ?…シホと、もっと気持ちいいこと、しよ?」
13Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6 :2008/10/31(金) 05:15:20 ID:jonp+M9Z
はあ。もっと気持ちいいこと、でございますか。
それはつまりセックスのことだと理解して宜しいんですね?
しかしですねえ、これ以上はちょっと。社会的にまずいというか、犯罪なんですよ。
え、お前すでに強盗やっちゃってるじゃんって?あーそういやそうだった、いや〜ははは・・・
っていうか、何誰もいない給湯室なんかに連れ込んじゃってるんですかお嬢さん?
あっ、ちょっ、やめて!押し倒そうとしないで!!無理やり服脱がさないでっていうか破らないで!!!
初めてなの!だから優しくしてぇ!ビージェントル!

「にっひっひ〜。ねえしたいんでしょ〜?」

いやまあ正直バリバリしたいっす。そりゃマイサンもエレクトってなもんですよ。

「だったら…素直になっちゃえ〜っ!」

そう一声叫ぶと飛びかかるように押し倒され、そのまま騎乗位の体勢になる。

「ねえ、シホのここね…こんなにドキドキしてるんだよ…?」

どっかのエロ漫画で見たようなセリフと共に俺の手を取る。
そしてその手をその未発達なふくらみへ・・・うわああああああああああqあwせdrftgyふじこlp
なんかもうねヤバいわこれ、めっちゃ興奮する。よく分かんないけどこれが背徳感?
とはいえそのまま固まってる訳にもいかない。とりあえず揉んでみよう。

「きゃふ!…ああ、ん…いい…よ、犯人さん」

そ、そうか、いいのか。それじゃもっと強くしてみようか。

「ああん!…くぅ…いいよお、あん…もっとぉ…」

乳首とかもいじってみたりして。

「ひゃあうん、あふうぅ…あう…きもちいいよお…」
14Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6 :2008/10/31(金) 05:15:58 ID:jonp+M9Z
頬を赤く染め、髪を振り乱し、一心不乱に喘ぎ続ける。
そのロンリィな外見と裏腹な痴態に俺はすっかり夢中になっていた。
やがて彼女は胸をいじっていた俺の手を取り、

「ねえ、いつまでもおっぱいばっか触ってないで…次、いこ?」

その手を股間に持っていく。
いざ、秘密の花園にLet's go。
触ってみると、そこは既にびしょびしょに濡れていた。まさにエロ小説でいうところの洪水状態。

「シホ、いっぱい感じちゃってね…こんなになっちゃった。えへ♪」

その童顔に似合わないセリフと、妖艶な笑み。
それを見て俺の中の何かがスパークした。
不意を突いて、真下からいきり立つ息子を一気に挿入!

「ひゃあああああああん!だ、だめええええええええ、きゃう、くうぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!」
「はっはあ、さすがっ、イヌだけあってっ、よく鳴きやがるぜぇぇぇっ!」

なんか思わず相当アレなことを言った気がするがもう気にしている余裕はない。
下から腰を思いきり突き上げる度、パンパンと互いの肉が触れ合い淫らな音を立てる。
ぼんやりとした意識の中、不意にちょっとした悪戯を思いついた。確か犬っ娘の性感帯といえば・・・

「きゃふうぅっっっ!だめ、しっぽさわっちゃだめええええええええええっっっ!!!」

あーやっぱりか。付け根をぐっと掴み、さらに片手で尻尾を扱くように愛撫し、先端をくすぐる。

「ひゃう、ひゃうう…わう、わうう、わん、わおおおおおおおおおおおおおおんんんっ!!!」

ひときわ大きな嬌声を上げると、弓のようにのけ反り絶頂に達する。
俺もほぼそれと同時に、彼女の中に白濁をぶちまけていた。
15Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6 :2008/10/31(金) 05:16:51 ID:jonp+M9Z
今日は色々あったな。うん。色々。
まず銀行強盗をやった。これは凄い。超一代イベントだなうん。
で、まあいい感じで来た所になぜか犬耳少女が現れた。
そしてその犬耳少女に童貞を捧げ、現在に至る。というわけですね。
・・・しかし気持ち良かった。ってか最後らへん、イカせた。
考えてみたら初めてでイカせることが出来たって凄いんじゃないだろうか。
今日の俺には犯罪の神様の他にもAV男優の神様が付いていたのかもしれない。
そんなアホなことを考えていると、息を整えていた彼女が話しかけてきた。

「ふぅ…ねえ犯人さん、…シホが何のために来たか、わかるよね?」

俺はアホなテンションのままそれに答え・・・後々それを激しく後悔することになる。

「HAHAHA!決まってるだろうディアマイハニー!俺に会うために来てくれたんだよな!?
 こんな修羅場にまで押しかけてくれるとは…まったく俺も罪な男だな。
 だがもう心配いらない!奪った金で世界旅行と洒落こもう!君が望むなら例え火の中水の中
「あなたを逮捕するためだよ♪」

瞬間、俺の体は地面に叩きつけられた。

「…へ?」

全身に痛みが走る。
気付けば彼女は俺の背に馬乗りになり、さらに両手を拘束している。

「はい、犯人確保♪
 警察のみなさーん、シホ、やりました〜っ」

無線機で何事か連絡する彼女。
どこにそんな物を隠していたんだ?と思う間もなく部屋に警官がなだれ込んできた。
あっという間に手錠を掛けられ、連行されていく俺。
一方彼女はというと、警官の一人からご褒美らしき骨ガムを貰って満面の笑みを浮かべている。
時折、『バカだったから交渉するまでもなかったよ』とか『へたくそな上に早かったです』とか聞こえる。
さすがの俺でも気付いた。・・・騙された。
16名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 05:30:41 ID:jonp+M9Z
「て、てめえ!騙しやがったな!?」
「え〜、なんのことかな〜?」

骨を夢中でしゃぶっていたが彼女が顔を上げる。

「わたしは交渉犬だよ?はじめに言ったよね〜?」
「確かに言ってたような気がするけど…大体何だよ交渉犬って!聞いたことねえぞ!」
「んーとね、あなたみたいなきょーあくはんを説得するのが仕事だよ!
 実際の事件での任用はシホがはじめてなんだ〜。だから犯人さんの名前も永久に犯罪史に刻まれるんだよ?
 『シホのいろじかけ大作戦に見事はまったおばかさん』としてね。よかったね☆」
「良くねえ―――――――――――っっっ!!!!」

殴りかかりに行こうとしたが警官に慌てて止められる。

「そんなにおこんないでよお…きもちよかった、でしょ?」

そりゃ確かに最高に気持ち良かった。
ああ、あの快感を思い出すだけでお前の事を許せ

「じゃ、せいぜい裁判がんばってね、ば〜〜〜かっ!」

やっぱ許せねええええ!こんのクソ犬があああああ!!!!!
俺はべーっとばかりに舌を出す彼女に向け、空しく拳を振りまわしながらパトカーへと引きずられていった。
ちっくしょおおお!出所したら真っ先にブチ殺しに行ってやるううううう!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

強盗、誘拐・・・日々増え続ける凶悪犯罪
それに立ち向かう警察の陰に交渉犬と呼ばれる存在がいる
彼女たちはあらゆる交渉術を駆使し、時には体を使い犯人逮捕に全力を挙げるのだ
行け、交渉犬たちよ!明日の自由と平和のために!

おわり
17Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6 :2008/10/31(金) 05:32:32 ID:jonp+M9Z
最初らへんと最後トリ付け忘れた・・・orz
新スレ早々幸先の悪いことをして申し訳ありません
18Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6 :2008/10/31(金) 05:35:25 ID:jonp+M9Z
訂正。(>>16の3行目)
×わたし ○シホ

重ね重ねホントすいません・・・
19名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 06:12:00 ID:yJT6Rbby
いやいやいや、面白かったよ。GJ!
20名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 08:43:42 ID:Nybol1sB
新スレ投下第一号執筆乙です、そしてGJ!です。
21名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 16:21:30 ID:vRU0RokI
GJ!!
こういうノリは好きだw
22名無しさん@ピンキー:2008/10/31(金) 18:05:00 ID:qFm46SLR
これは良い逆レ
23名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 13:57:50 ID:3jKTfWne
GJすぎる!
24名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 19:32:10 ID:uQRuHdCv
GJ!主人公が将来の俺みたいだ w
25名無しさん@ピンキー:2008/11/02(日) 07:06:30 ID:AUNxWGjZ
いいSS
26名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 01:04:21 ID:DVHp4QE8
一番槍乙&GJ

ただ、
ロンリィな外見×

ロリィな外見◯

だと思われ
揚げ足スマソ
27名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 03:06:10 ID:0BDg6ffQ
>>26
主人公の壊れテンションっぷりを表してるから間違いとは言い切れないかも
28名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 10:29:16 ID:Bt7EnPrE
いい奥さんになれるのはどの擬人化動物だろう
29名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 10:35:52 ID:pT38d2Wp
ライオンとか実は旦那は獲物を脅かすだけで主な仕事はメスがやる
世話女房ハーレムだな
30名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 14:38:07 ID:TlSqCdtP
鳥類は一見良さげに見えてメスが浮気する種類が多いんだぜ?
31名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 17:27:26 ID:NgwgMpjd
おしどりとかな。鶴は仲睦まじい。
32名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 17:46:35 ID:o0ZnBura
そう言えば、鶴に求愛のダンスされて
やっちゃった男性飼育員の話があったな。
擬人化じゃないからスレ違いだが……
33名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 20:03:30 ID:SFxyznOh
インコとかだと、あまり触り過ぎると、飼い主をつがいだと思い込んで交尾されたと思って卵ぽんぽん産むようになったりするらしい。ホルモンバランスが崩れたり、寿命が縮むからお勧めできんけどな
34名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 20:11:48 ID:DGteky3J
チョウチンアンコウ……は他のオスもくっついちゃうことがあるんだったか。
あれは見ようによっては包み込むようなグレートマザー的愛情表現にも見えるが、
別の見方では支配者としての母とかヤンデレ的なニオイもするし……うーん。
35名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 21:04:10 ID:SFxyznOh
俺はチョウチンアンコウはヤンデレだと思う。
「あなたと一つになりたいの」→そして吸収
36名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 21:53:45 ID:AZ7MXhdA
北海道の風連湖畔で、
霧の中にたたずむタンチョウヅルのつがいを発見してカメラに納めたが、
「こいつ等、片方が死ぬまで生涯連れ添うんだよなあ……」と思うと、独り身が哀しくなってきた。
37名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 23:58:30 ID:n2/69WII
ペンギンは毎年同じ相手な種類が多かった気がした
38名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 00:10:58 ID:IILF0zBa
さあ、ボノボについて語ろうか…
39名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 00:14:50 ID:CNN+8Itc
実はチンパンジーもケンカになりそうになると乱交をはじめるらしいぞ
40名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 02:43:12 ID:7I6M3YuB
ちょっと聞きたいんだが、このスレってさ、
例えば、ヘビが女の子に変身して好きな男を逆レ。
んで、そっからヘビの形態に戻って男を更に逆レとかも良いの?

まとめると、中身が変身した女なら、ヘビ形態でフェラとかさせてもスレ的には大丈夫でしょうか?
41名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 04:06:45 ID:O6mrqqWk
流れ豚切りスマソ

携帯で一本書いたんだが、童貞のため投下方がわからん
先達の方がいらっしゃったらご教授願いたい
42名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 05:10:57 ID:ZLhOBvMV
短いやつなら、普通に投下してOK
かなり長いやつなら、人のいない時間帯を狙ってじわじわと、とか?
自分はそうしてるけど
43名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 06:52:14 ID:O6mrqqWk
42

レスサンクスです

結構長め

本文の欄に普通に貼っていいの?

あと、どのくらいの長さでで切らなきゃならんのか解らん
44名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 07:46:39 ID:qKmBO1Vz
>>43
オーバーすれば強制的に弾かれる。
ただ、JANE情報で4096バイト60行が限界だから携帯ならその前に限界が来るはず。

あとは、ほどほどに読みやすい範囲で区切りをつけるのが重要かな。
45名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 09:33:38 ID:O6mrqqWk
>>44
>>42

的確なレスサンクス

やべぇ、『携帯厨死ねや』とか『初心者スレ逝け』とか言われるかとビクビクしてたが、
このスレ住民の懐の深さに感涙している
46名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 09:45:50 ID:wAcvtCNp
>>40
一応、はじめに注意として一言書いたほうが良いかな。

>>45
いいのかい?初めての投稿がこんなスレで・・・!?
4740:2008/11/04(火) 11:50:30 ID:7I6M3YuB
>>46
了解
48名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 11:57:07 ID:eOOKuNrG
ちょっとしたアドバイス
半年ROMれ
49名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 18:40:33 ID:iMVImwCS
>>40
全く問題無くね?

ただ、蛇とか爬虫類、それに哺乳類でも結構多くの種類で膣が横に2個並んでるから、
その辺りの設定とか考えた方が濃厚にエロい作品が生み出せる希ガス

爬虫類、鳥類の総排出肛を考察してると、途中で心が折れそうになる。
50名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 19:31:17 ID:O6mrqqWk
>>46

こんなこと初めてだけどいいんです

僕…擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレみたいなスレッド好きですから…
51名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 21:19:27 ID:nhO2Qpdv
ウホ


ところで今日ゲーム屋で偶然Wiiの牧場物語見かけてなんとなく買ってきたんだが
動物擬人化逆レイプ脳になった俺には変な妄想ばっかしてだめだった
52名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 21:29:26 ID:wAcvtCNp
病院池。



と、書き込もうと思ったら確かに牧場物語って・・・ムッハー!・・・ちょっと病院逝ってくる
53名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 23:08:36 ID:QsPQCFxS
牛娘の母乳プレイや羊娘との脱衣プレイ、あまつゆえには馬娘に騎乗位逆レや犬っ子の無邪気フェラと申したか。……しかも毎日


牧場に修行行ってくるわ
54名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 23:12:52 ID:XkOGJ7VI
馬の上じゃなくて馬が上か…
55 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:10:39 ID:eJZfrNLm
>>54
だれうま


半年ばかりROMっていたが、我慢できなくなったので投下します。
長めなので、気に入らない人はトリップであぼんしてくだされ。
56ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:12:39 ID:eJZfrNLm
 失恋とリストラのダブルパンチを喰らった俺は、社会からドロップアウト
して自然の中に暮らすことを決心した。
 社会不適応者と笑わば笑え。そも、今の日本社会自体が非人間的な論理で
できているのだ。そのような世界から抜け出したのは、決して逃げではなく
むしろ進歩である。ところで俺は、誰に向かって言い訳をしているんだろうね?
 というわけで俺はいま、新しい住処となる山奥のあばら家の前に立っている。
正直、ここに暮らすのは人間として以前に動物としてどうなの? といいた
くなるような荒れ具合なのだが、俺のつつましい貯金で買えたのはこれが精
一杯だったのだ。何か、この世のものならぬ存在がいてもおかしくないよう
な雰囲気がバリバリなのだが、気にしたら負けである。
 これまた貯金をはたいて買った軽トラ(中古・事故歴アリ)から荷物をお
ろし、荷ほどきを始める。家を直したり掃除したりする必要もあるが、それ
はまた明日以降に回す。今日はとりあえず寝られるだけの用意をしなければならない。幸い、時間だけはたっぷりある。ぎっくり腰にならない程度に頑張るとしよう。
 中に入ってみれば、そこにあるのは外観と甲乙つけがたい惨状だった。一
度買う前に写真を見て覚悟していたとはいえ、畳から雑草やらキノコやらが
生えている家というのはインパクトがある。とりあえず寝室だけでもきれい
にしなければならないので、ダンボールから掃除用具を引っ張り出す。
 草をざくざく刈って、ゴミを掃き出して、さて雑巾であちこち拭こうかと
思った時、この家に水道が無いことを思い出した。たしか、かわりに井戸が
あるという話だったな。
 庭に出てみると、苔生した石組みがあった。上に蓋がしてあるが、間違い
なくこれが井戸だろう。それが証拠に、そこには滑車が設置してあって釣瓶
バケツもついている。
 実は俺は、本物の井戸を見るのはこれが初めてだったりする。もの凄く古
そう、というか、年期がどうこうというのを越えてほとんど遺跡のごとき風格
すら感じられる。この場合、それは良いことなのか悪いことなのか。
 おそらく年単位で誰も開けていないであろう井戸の蓋を開けてみる。これで
枯れていたりしたらシャレにならない。中を覗き込んでみると、ずっと下の方
できらりと光る水面が見えた。どうやら、まだ水はしっかりと湧き出ているよ
うだ。とりあえず一安心。
 早速釣瓶を落として水を汲んでみる。カラカラカラという滑車の音とともに、
かなりの速さでロープが滑り落ちていく。一体何メートルの深さまであるのか
知らないが、相当深い井戸だというのはわかった。ぼちゃん、という水音がす
るまで、五秒くらいかかったんじゃないだろうか?
 ロープを引いて汲み上げようとしてみたが、上がりきるころにはだいぶ中身
がこぼれてしまった。これも使いながら慣れるしかないのかね?
 幸い、量は減ったとはいえバケツには澄み切ったきれいな水が入っていた。
泥水だったらどうしようかとも思ったが、それは杞憂だったらしい。
 というわけで、早速だが井戸水の味とやらを試してみるとするかね。くぼま
せた両手で水を口に入れてみると……。なんだこれ、メチャクチャ美味いぞ。
例えて言うなら、究極のメニュー作りをしている新聞記者が白い飯の上にこの
水だけかけて茶漬けを作り、それを食ったグルメ産業を牛耳る白髭の老人が目
と口からビームを出しながら「うまいぞー!」と叫ぶくらい美味い。
57ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:13:41 ID:eJZfrNLm
 なんというか、これが街で飲んできた水道水やミネラルウォーターと同じ水
とはとても思えない。口に含んだ瞬間、頭蓋の中を冷風が駆け抜けたような爽快感
があり、飲み込めば食道から消化器までの全細胞が潤い、最後には豊かな森の生命力
を感じさせる芳香が鼻腔を抜ける。なんというか、水でありながら芳醇という形容が
似合いそうな、一口飲んだだけで疲れも悩みも吹き飛んでしまうような、そんなエネルギー
を感じさせる水だった。
 掃除をしてのどが渇いていたこともあり、思わずバケツの中の水を全部飲み
干してしまった。さらについついもう一杯汲んで飲んでしまい、さすがに水っ腹
になった。それでも決して苦しくないところがまた凄い。もはやアルプスや六甲
なんか目じゃないね、ここの井戸水は。
 掃除に使うためにバケツに三杯目の水を汲むはめにもなったのだが、リフレッシュ
したおかげか今度はかなり上手く汲み上げることができたようだ。滑車をきいきいと
いわせながら、重い釣瓶バケツを引き上げる。
 ところが、今度は水以外にバケツの中に入っているものがあった。バケツの底にへ
ばりついている黒い影。これは――

「イモリ?」

 そう、そこにいたのはあの両生類のイモリであった。黒い背中に赤い腹が毒々
しいアレである。だがそれ以前に、この異常な大きさは何なんだろうね? 一瞬、
特別天然記念物オオサンショウウオの子どもかと思った。とにかく、イモリとい
うものからイメージされる大きさをはるかに超えている。
 なるほど、「井守」と書いて「イモリ」と読むだけに、本当に井戸の中に住ん
でいるものなのか。それに名水のおかげか、たいそう育ちもよろしいようで。

「むう……、しかしこいつをどうしようか?」

 確かイモリって毒を持ってたような気がする。そうでなくとも、こんな大き
な両生類が住んでいる井戸の水を飲むのは、少し気味が悪い。いっそ、ひねり潰し
てしまうべきか?
 そんなことを考えていると、バケツの中のイモリと眼があった。以外とつぶら
な瞳が、何かを訴えるようにこっちを見つめて――
 あ、だめだ、もう殺せない。というか、不覚にもかわいいと思ってしまった。
俺は両生類やらはそんなに好きじゃないんだが……。
 しかたがないので、この子には井戸の底にお帰りいただくことにした。ま、
向こうの方が先に住んでいたんだし、しょうがないよね? よくわからないが、
「井守」というくらいだから、井戸にいても害はないだろうと思う。

「じゃあ、これからよろしくな」

 俺はささやかな同居人にそう別れを告げ、井戸の縁に下ろしてやる。そいつ
はちらりと俺の方に流し眼をくれた後、ぽちゃんと水の中に戻って行った。や
けに人間臭い仕草に見えたのが気にかかったが……。
58ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:15:02 ID:eJZfrNLm
 汲み上げた水で掃除を済ませ、なんとか一部屋だけは人が住めそうな状態に
なった。割と体力は残っているが、今日はこれくらいにしておこう。なにしろ、
この後はかまどで飯を炊かなくてはならん。経験がないことばかりなので、体力
には余裕を持っておきたいのだ。
 乏しい食材からなんとか夕食を作ることにして、またも井戸から水を汲む。
今度はイモリの姿を見かけることもなかったので、心おきなく飯が炊ける。
 その後は薪を探したり、火をつけたり火がついたり(自分に)、無洗米だと
思ったら普通の米だったりと様々な紆余曲折を経て、ようやく白い飯と味噌汁
と野菜炒めの夕食が完成。というか、食べられる状態まで行く間にとっぷりと
日が暮れてしまった。この調子で明日から大丈夫か、俺。
 なにはともあれ、腹が減っては戦は出来ぬ。早速食べるとしよう。……おお、
ここでも井戸水がいい仕事をしているではないか。ご飯粒がピンと立っている
上に、炊き立てご飯特有の香りと輝きがいつもより強い。薪で炊いたからかも
しれないが、俺の手際からいってむしろ井戸水の力だろう。
 ここでも思わずご飯だけ三杯もおかわりしてしまった。何しろ美味いのだ、
これがまた。しかし、こうしてみると欠点ばかり目立つ我が家だが、この井戸
だけは素晴らしい。土地屋敷の値段から考えれば、むしろお買い得とすら思える。
ひょっとすると、この水を売ればそれだけで生活できるんじゃないだろうか。
ミネラルウォーターが売れに売れている世の中だから、この水を世に出せば飛ぶ
ように売れるに違いない。
 おっと、俺はすでに金にまみれた世の中を捨て去ったんだった。いかんいかん。
ついリーマンだったころの癖が……。
 というわけで、煩悩を振り払うためにも今日はもう寝ることにした。前住んで
いたアパートから持ってきたせんべい布団を敷き、寝る支度を整える。明かり
を消して見れば、障子の穴から差し込む月明かり。草ぼうぼうの庭からは虫の鳴
が流れる。これもまた風情があって良いではないか。
 こうしてそこそこ満ち足りた気分で布団にもぐりこむ。腹の皮が張っている
せいか、それとも今日一日の労働のせいか、すぐに眠気が来る。
 ああ、明日は風呂に入れるようにしたいなあ。でも、そのためには何回釣瓶
を使えばいいのやら。
 そんなことを考えていると、いよいよ眠気が耐え難くなってきた。それでは
お休みなさい。そして、さようなら薄汚れた社会。
 ついに意識が途切れそうになったとき、ふと違和感を覚えた。
 庭から、虫の声が聞こえない。ついさっきまではうるさいほどに鳴いていたのに。
 そのことがいやに気になったので、眠気は脇に置いて一度起きあがった。そ
してぼろぼろの障子を開けて庭に下りる。外に出てみると、足元が楽に見えて
しまうほど明るい月明かり。ほの蒼く冴えわたる月の光に照らされた庭は、ちょっと
意外なほど神秘的だ。
 そしてその庭の片隅から、ひたり、という湿ったものが動く音が聞こえた。
そちらを見てみると、そこにあったのは例の井戸。また音がしたかと思うと、
その井戸の中から、にゅうっ、と白い手が生えてきた。
 その手はゆっくりと動いて井戸のへりをつかむ。そして、その脇からはさら
にもう一本。そして明らかに井戸から出ようとして、何かが――
59ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:15:50 ID:eJZfrNLm
 瞬間、俺は猛ダッシュで部屋にあがり、布団を頭からひっかぶって目を閉じ
た。頭の中では、呪いのビデオだとか播州皿屋敷とかいう単語が乱舞している。
ちょっと待て、俺には井戸だけが映っている変なビデオを見た記憶も、皿を割った
女中を斬った覚えもないぞ。というか、最近のあれはテレビから出てくるんじゃ
なかったのか?
 そうさ、今のは夢だ、幻覚だ、蜃気楼だ。いくらなんでも、井戸から手が生
えてくるわけないじゃないか。常識的に考えろ。この科学の時代に幽霊などいるわけ……。
 ところが、嗚呼何ということか。必死の自己暗示もむなしく、ひたひたとい
う何者かが歩く音が聞こえてきた。というか、明らかにこっちに近付いてきている。
 おいおい、これは本気でシャレにならんぞ。確かに何か出るんじゃないだろ
うかという雰囲気だったことは認めるが、本当に「出る」と思う奴がいるか?
 マジで勘弁してください。念仏ならいくらでも唱えてやるから!
 そういうことをぐるぐると考えている間に、すでにその足音は家に上がり込んで、
部屋の中にすでに入ってきていた。なんてことだ、いつの間にか「逃げる」コマンド
も使えなくなってるよ……。やっぱり人生ってクソゲーね。
 そしていよいよすぐそばまで来た何者かは、俺が包まってガタガタ震えてい
る布団に手を掛けた。そして、一気に引き剥がす。
 ――ひゃあぁっ!
 
「今晩は……。まあ、そんなに震えて、どうかなされたのですか?」

 頭を抱えて震えている俺にかけられた声は、どう聞いても優しげな女性の声
だった。少なくとも「うらめしや〜」ではないわけで、むしろ鈴を転がすよう
な実に美しい声なわけで。俺は指の隙間からそっと声の主の姿をうかがった。

 そこにいたのは、目の醒めるような極上の美女だった。
 顔の輪郭はきれいな卵型で、その上にはなんとも秀麗な眉目が乗っている。
切れ長で大きめの目は潤みをたたえ、黒目の中では月の光がきらきらと揺れている。
鼻筋はすっきりと通り、その下の唇はぽってりと紅く艶やかだ。そしてその顔を、
闇の色をした長い髪が縁取っている。
 その身にまとっているのは黒の和服で、銀糸で流水の紋が入っている。その
裾からは緋色の腰巻が覗いていた。体の線が見えにくい和服を着ていてもなお、
安産型の臀部からふとももへの優美で豊かなラインが見てとれる。
 しかし何より目を引くのは、その胸だ。隠されるどころか、あまりに大きす
ぎて服の中に収まりきっておらず、緩んだ襟元から深い深い谷間が丸見えになって
いる。インパクト抜群。これぞまさに爆乳である。
 結論、今目の前にいるのは、まさに完璧な美女。それも、妖艶という言葉を
体現したかのような、匂い立つような良い女である。
 
「うふ、いやですわ。そんなに見つめないでくださいまし」

 思わず凝視してしまった俺に向かって恥じらったようにうつむく彼女。ちょっと
顔をそらして口元に手を当てるしぐさが実に色っぽい。
60ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:16:21 ID:eJZfrNLm
「い、いや、突然目の前にとんでもない美人がいたので驚いちゃって」

 いってから気づいたが、本心が口をついて出てきただけなのに、どことなく
口説いてるっぽいな。

「まあ! ありがとうございます。貴方のような殿方にそういっていただけると、
嬉しいですわ」
「はは、喜んでいただければ何よりです。ところで、あなたは一体誰ですか?
たぶん初めて会ったと思うのですが」
「あら、初めてではありませんわ。前に一回会っていますもの」
「え?」

 そういわれても、全く見覚えが無い。第一、こんな美人、一度見たら忘れる
はずがないと思う。

「ふふ、おわかりにならないかしら?」
「ええ、残念ながら……」
「そうですか……。まあ、人の身ならば無理からぬことですわね」

 彼女はそういうと悪戯っぽい笑みを浮かべる。

「わたくし、この家の井戸の守り神をしております。ほら、貴方が井戸から
引き揚げたあのイモリの化身、といえばおわかりかしら?」
「は、イモリ?」

 ひょっとして、いやひょっとしなくてもあのイモリのことか? 他に心当たり
はないしな。
 だけど、いきなり井戸の神様だのイモリの化身だのいわれても理解に苦しむぞ。正直。

「お疑いかしら?」
「ええ、まあ正直ちょっとまだうまく飲み込めないといいますか」
「うふふ、では、少し証拠を見せましょうか」

 そういった彼女の背後で、何か黒い影のようなものがずろり、と動いた。
 それはよく見ると彼女自身の腰から生えているようで、ちょっと扁平で
水中で動きやすそうな……。それはまさに、まごうかたなきイモリのしっぽ
だった。大きさは明らかに異常だが。

「さ、どうぞ触って確かめてください」

 衣擦れの音とともにそのしっぽが俺に向けて差し伸べられる。おそるおそる
触ってみると、やはりそれは偽物ではありえない、実に生々しい両生類の質感
を持っていた。
61ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:17:38 ID:eJZfrNLm
「うわあ……」
「ふふ、納得していただけました?」
「え、ええ十分に」

 ここまできたら納得するほかない。目の前にいるのは人外のものなのだ。
それも、精霊とか土地神とか、そういうのに近いような。

「ええと……。それで、その井戸の守り神様がなんでわざわざ出てこられたんです?」
「それは、ご恩返しのためですわ。よくある話ではありますけれど」
「恩返し?」

 はて、俺が彼女にしたことといえば、井戸から引き揚げてまた井戸に返し
ただけだと思うのだが? それがどう恩返しに通じているのか、さっぱりわからん。

「貴方は今日、井戸の蓋を開けて、水をくみ上げましたでしょう」
「ええ、確かにそうですが」
「あの井戸はこの付近の山の精気が流れ込む、そういう特別な井戸になって
いるのです。だからこそ私はそこの井戸で精気を吸って生きていられたので
すけれど。でも、ここ数十年というもの誰も井戸の蓋を開けてくれなかった
ので、あの井戸は死にかけていたのです」
「はあ……」
「井戸というのは生き物のようなもので、ちゃんと蓋を開けて水をくみ上げ
てやらないと息ができなくなってしまいます。そうなれば水脈も精気も枯れ、
私も死んでしまうところでした。そこに貴方があらわれ、水をくみ上げてく
れたおかげで、わたくしもあの井戸も生きながらえたのです。ですから、
そのご恩返しをしたいと思いまして」
「ははあ、なるほどねえ」

 そういえば、どこかで似たような話を聞いたことがある。放置していた井戸
が息ができなくなり、井戸の霊が人に助けを求める話だ。しかしまあ、山の精気
が入った水とは、あれだけ美味いのも納得だわ。

「ところで、恩返しというと、どういったようなことを?」
「それはね……」

 そういって、彼女は突然俺の顔を両手で固定すると、おもむろに顔を近づけて、
そして俺の唇に自分のそれを押し付けた!
 俺に覆いかぶさるようにして情熱的に口付ける彼女。俺はたまらず体勢を
崩して布団の上に倒れかけたが、それでも少しも離れようとはしない。さらに、
倒れた拍子にわずかに空いた隙間から、口の中に舌を滑り込ませてきやがった。
そして、舌を伝って流し込まれる甘ぁい唾液……。うは、なんというおいしい
ディープキス。あまりの甘美さに気が遠くなりそうだ。
 俺がすっかり頭が真っ白になったころ、ようやくちゅぽっという音を立てて
唇同士が離れた。俺の方は酸欠で息も絶え絶えだが、どういうわけか彼女の
方は平気な顔をしている。流石は神様というべきか。
62ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:18:09 ID:eJZfrNLm
「これでおわかりになりましたでしょう? 私のこの体で、貴方にご奉仕い
たしますわ」

 そして、しゅるりと音を立て帯を解く彼女。左右の合わせが開いて、纏って
いた着物がはだける。そこからのぞく白くきめ細かそうな肌と、半分以上顕わ
になった胸の稜線。男なら誰しもが魅了されるであろう艶美がそこにあった。

 だが、

「ちょ、ちょっと待ってください。そういうのはちょっと……」

 俺はしなだれかかろうとする彼女を押しとどめた。

「あら、どうかしましたか?」

 彼女は意外そうな顔を見せる。

「ひょっとして、私は貴方の好みではないのかしら?」
「いや、あなたは凄い美人だと思いますよ、私も。だけど、やはり女性はも
う少し自分を大事にするべきだと思いまして。それに……気分が乗りませんので」

 そう、俺はこの美味しすぎる状況にあってさえ、いやだからこそか、彼女
のいいなりになることに抵抗を覚えていた。あの手痛い失恋の記憶が、俺の
精神に女性への不信感と警戒を植え付けていたのだ。誰だって、さんざん貢が
された挙句、金持ちのボンボンと二股かけられたらそうなるだろうさ。嗚呼、
そういやあいつもけっこう胸がでかかったなぁ、などと思い起こせば、
目の前の爆乳の魅力も半減というものである。
 一応いっておくが、別に不能じゃないぞ。ただ俺は学習しただけだ。きっと
そうに違いない。うん。
 というわけで、俺はこの状況を妙に冷めた目線で見ていた。せっかく誘って
くれたのに悪いが、彼女にはこのまま井戸の中にお帰りいただくとしよう。
井戸を守ってくれていればそれで十分さ。
 そういうことをそれとなく伝えてみたが、彼女は納得してくれなかった。

「それでは、恩返しになりませんわ」
「いえ、ですから恩返しなんて考えていただかなくても結構ですって」
「でも……」
「いやほんとにお気持ちだけで十分です。さあ、もう遅い時間ですから、ま
明日お話ししましょうよ、ね?」

 不満げな顔な彼女だったが、俺のせりふに少し考えるようなそぶりを見せ
た。納得してくれたのだろうか?

「ええ、そうね。もう夜も更けてまいりましたし……」

 おっ、わかってくれたか。

「問答無用でいただくことにしますわっ!」

 ――な、なにぃ!
63ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:18:40 ID:eJZfrNLm
 あっという間の出来事だ。俺は彼女に完全に押し倒された。
 ひんやりとした夜気のかわりに、彼女の体温が肌の温感を支配する。俺の
胸板で、彼女の豊か過ぎる胸がむにゅう、と押しつぶされる。そして、さっき
よりなお激しく唇を奪われた。首にしがみつかれて抵抗することもできず、
俺はその容赦のない口付けを受けざるを得ない。
 舌に唇が割られるとともに、またも大量に流し込まれる彼女の唾液。だが、
どうもおかしい。さっきとは違って甘くない。むしろ苦い? そして、飲み
込むとともに胸や胃を焼かれるような感覚。

「ふ、ふ、ふ……」

 俺から口を離した彼女は妖しく笑う。

「イモリといえば、古来より惚れ薬の原料として知られてきましたわ。さっき
の口付けのとき、その媚薬の成分も唾液と一緒に流し込まさせていただきました」

 俺の目の前で、完全に服を脱ぎ去る彼女。差し込む月明かりに、その裸身
が照らし出された。
 それはとてつもなく蠱惑的な光景だった。裸になってみると、そのプロポーション
の見事さがさらに良くわかった。柔らかく骨格を覆うような感じで肉付きは良く、
それでいて下品でもたるんでもいない。野性的しなやかさを含んだ脚線美から、
細い腰回りへと続くライン。その上では、あの類まれなる胸が衣類の束縛か
ら解放され、淫猥に揺れていた。そこに神秘的な美しさを添えるように、あ
きれるほど長い黒髪が、月光を受けて流水のようにさざめいていた。
 その姿を見た瞬間、俺の心は完全に彼女に囚われていた。圧倒的な美に脳内
を侵食され、警戒も思考も何もかもかき消され、ただそこにある美しさを貪る
ように見つめることしかできなかった。惚れ薬だの媚薬だのといったことも、
全く気にならなくなった。
 そしてそれとともに、枷が外れたせいか急速に成長を始める俺の股間。
 その様子を見て、彼女は満足そうに微笑んだ。そしてへたり込む俺の足元
に膝をつくと、なんのためらいもなく俺の服をはぎ取った。ひんやりとした
夜気を裸の股間に感じる。

「ああぁ……、美味しそう。この雄の臭い、たまりませんわぁ……」

 うっとりと呟く彼女。元から潤んでいた瞳が、ますます淫蕩に濡れた。
朱に染まった頬と合わせ、まるで熱病にうかされているかのようにも見える。

「ごめんなさいねぇ。私、もう我慢できません。こんな美味しそうな雄の精気
のにおいを嗅がされたら、もう体が疼いて」
「た、食べられちゃうんですか、俺?」

 正直、今のおれは彼女に喰われるんなら、それもいいかと思えるほど彼女
に惚れていた。もっとも、それは多少いきすぎた考えだったようだ。
64ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:19:52 ID:eJZfrNLm
「別に貴方のお肉を食べたりはしませんわ。いただくのは貴方の精気。私は
山や自然の精気があれば生きて行けますけど、あれは味気ないもの。本当に
美味しいのは動物の精気。特に雄の精は大好物ですわ。それを何十年も我慢
してきたんですもの。多少の失礼は許してくださいますよね?」

 そういった彼女は、そそり立つ俺の男性をその白魚のごとき指で包む。た
だそれだけで特に動かしてもいないのに、俺の腰は快感に融けそうになった。
彼女のしっとりとした指先の吸いつくような感触は、それほどまでに素晴ら
しいものだったのだ。
 俺はいつしか、完全に逆らう気もなくして、ただ首を縦に振っていた。必死
に彼女の誘いを断っていたさっきまでの自分が、単なる阿呆にしか思えない。
だってそうだろ? この俺の女神さまと、あのクソ女を一緒にするなんてで
きるはずがないじゃないか。
 そしてそんな俺を、彼女はとても嬉しそうに見ていた。

「ありがとうございます。では、早速いただきまぁす……」

 彼女はおあずけを解かれた犬のように、口を開けて一気呵成に俺のモノを
飲み込んだ。あまりに深く咥えすぎて、俺の股間と彼女の口が密着してしまう。
 見ているこっちの方が心配になるほど深く突き刺さる俺の欲棒。呼吸とか、
本当に大丈夫なのだろうか? だが、彼女の方は全く苦しげな様子も見せず、
むしろうっとりと陶酔したような表情だ。
 だが、俺は俺で人の心配をしていられるような状況では全くなかった。彼女
の口内は、それ自体が粘液でできているかのような錯覚を覚える、卑猥な肉袋だった。
どんなオナホールよりも密着度の高いそれの中では、舌と唾液が容赦なく俺
を責め立てる。そしてその唾液の中には、今もあの媚薬が分泌されているは
ずだ。俺は、自分が人外の存在に囚われたことを否応なく認識させられる。
 彼女がこくり、と唾を飲み込むように僅かに喉を動かすと、その動きが恐ろしい
ほどの快感となって流れ込んできた。その刺激に、思わずびくりと体が反応
する。彼女はそれを見てとると、獰猛な笑みを浮かべて顔を上下に動かし、
咽喉と口腔と、唇の全てを使って俺のサオを扱き始めた。
 これまでに感じたことのない、危険なほどの快感。それは、今まさに捕食
され飲み下される生き物が、最期に感じる恍惚のようなものだったのかもし
れない。俺は、哀れな小動物のように手足を痙攣させ、その快楽に耐えるしかなかった。

「うあぁっ、で、出るっ!」

 あっという間に射精させられてしまった。それは精を吸い出されているこ
とがはっきりとわかるような、奇妙な感覚を伴っていた。びゅるびゅると引き
ずり出されるように尿道をかけのぼる精液。それは発射されるそばから、全て
彼女に飲み下されていった。彼女ののどがこくり、と動くたびに、俺の一部
が溶けだしていった。

「はあ、はあ……」
65ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:20:35 ID:eJZfrNLm
 荒く息をつく。まるで濁流にのまれる木の葉のように、快感に翻弄されて
しまったせいだろう。強烈な快楽は、強い反動をともなっていた。

「んぐっ、うあっ、あ……」

 ようやく俺の股間から顔を離した彼女は、陶酔しきった顔で口内に残った
味を堪能していた。口の中でいやらしく動く舌が、彼女がこれまでどれだけ
飢えていたのかを伝えていた。

「ふあぁ、凄いです。貴方の精、すっごく濃くって、匂いも強くて、美味し
くて……。こんなの今まで食べたことないです。もう、もう私、夢中になって
しまいます……」

 最後の一滴まで逃すまいと、俺の棒をしゃぶる彼女。気に入ってもらえた
ようで何よりだ。ここしばらく女性不信のせいでオナニーもしていなかった
のが、かえってよかったのかもしれない。

「ん、次は胸でご奉仕させてもらいますわ。また濃くって美味しいのたっぷり
出してください」

 そういって彼女は、唾液でべたべたになった棒をその爆乳で包み込んでし
まう。豊か過ぎる谷間にてらてらと光る赤黒いサオが飲み込まれていく様や、
彼女の手の動きに合わせてぐにぐにと卑猥に変形する乳肉のあり様は、とて
つもなく淫らで刺激的な光景だった。
 だがそれよりやばいのはその触感だ。なにしろ、胸で挟んでいるだけなの
に、肉同士が完全に隙間なく密着しているのだ。そんなことはありえないと
思うのだが、俺にはそのようにしか感じられない。どうして彼女の皮膚は、
どこもこんな吸いつくような感触を持つことができるのだろうか?
 そしてその肉同士が擦りあわされると、俺はまたも瀬戸際まで追い詰めら
れてしまった。萎える暇なんかありはしない、彼女の強烈な快楽責め。舌が
ないだけ口よりは刺激少ないかと思ったが、それは甘い予想にすぎず、実際
には視覚的刺激も合わさって甲乙つけがたい責め技になっていた。

「ああっ、またびくびくしてますっ。早く出してぇ!」

 俺が暴発寸前になると、彼女も切羽詰まったような声で射精をねだった。そ
して谷間から僅かに顔を出す先端に、彼女の人より若干長い真っ赤な舌
が這わせられる。
 それが最後の刺激となって、俺の下半身は再び決壊した。白い濁流が、彼女
の舌に、顔に、谷間に盛大にまき散らされた。自分でも驚くほどの量のそれ
を、彼女は歓喜の笑顔で迎えた。

「はああぁっ! いっぱい出てるうぅ……熱くて濃いのがいっぱい、んぐっ、ちゅぶ……」

 彼女はうわごとのように呟きながら、己を汚す白濁した粘液を舐め取って
いった。鈴口から吐き出されている分はもとより、顔に付着した分まで舌の
届く範囲のものはすべて彼女の口の中に消えてしまった。
66ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:21:26 ID:eJZfrNLm
 その間にも手は決して休めず、俺に刺激を与えるのをやめようとはしない。
俺はまさに胸で搾り取られるといった感じで、長々と精液を吐き出させられた。
 ようやく射精が終わって谷間から解放される。その瞬間、俺は布団に倒れ
込んだ。それは立て続けに精を搾り取られたことによる疲労と、

「ちゅる、くちゅ……んくっ」

 俺の出した精液を、必死に口に運び、口内で攪拌し、味わい続ける彼女の姿。
俺が倒れたのは、そのあまりに淫?な姿に圧倒されたからだった。
 その胸に付着したべっとりした粘液を、指ですくい上げ、そして指ごと舐め
しゃぶる。一心不乱に繰り返されるその仕草からは、いかに彼女がそれを待ち
望んでいたのかがありありとわかった。
 そして不思議なことに、一口ずつ口に含み嚥下するたびに、彼女の肌は輝き
を増していった、特に彼女の唾液と俺の精液が塗りたくられた胸は、ひょっと
したらその肌自体が精を吸収したのではないかと思われるくらい、艶やかに、
かつ淫猥に輝いていた。
 それは一見下品でありながら、しかし同時にとてつもなく神々しい不思議
な光景だった。彼女は全身で悦びを表現し、そしてさらに俺を求めていた。
 俺もまた、その淫気に当てられて、一度力を失った股間にまた力をみなぎ
らせる。お互いがお互いを求めていることを、俺達は何もいわずとも分かって
いた。彼女は俺のことを取り込みたがっていた。そして俺は、そんな彼女の
中に溶け込んでしまいたかった。

「ちゅるっ……ぷはっ、はあ、はぁ」

 最後の一滴を舐め尽くすと、彼女は顔を上げた。そして、二人の視線が互い
の眼を捕らえた。
 彼女の瞳は、どろどろに蕩けていた。そして俺のも全く同様であろうこと
は、容易に想像がついた。

「……しますわ」

 何を、とは訊かなかった。俺は何もいわず、ただ静かに頷いた。
 俺の腰の上に、彼女がまたがった。脚が開かれると、彼女の秘所もあきら
かとなる。間近に見るそこは、すでに滝のように蜜液をしたたらせていた。
 二人のそこが触れ合い、吸いつくような感触。そして、

「ひ、ひゃああんっ……あ、ああっ……」
「うぐ、あ……」

 彼女の腰が落とされ、俺のものはあっという間に彼女の中に飲み込まれて
いった。最奥まで一気に侵入したそれが、行き止まりの壁をこつんとつつく。
 彼女の膣内は、まさに極上というべき感触だった。豊潤な液の絡んだ襞が
俺のサオに絡まり、さらにその外側からはきゅうきゅうという締め付けがある。
全体に包み込まれるような優しさがありながら、所々のおうとつや強い吸い
つくような感触は、彼女の強い欲情を感じさせた。
67ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:21:57 ID:eJZfrNLm
「ああ……久し振りに、こんな熱くて……」

 彼女を見れば挿入と同時にのけぞり、僅かに震えていた。どうやら、軽く
いってしまったらしい。
 
「はあ、う、動きますわ」 

 そう宣言すると、彼女はゆっくりと腰を動かし始めた。スライドし、時に
扱きあげるように上下に。彼女の体が妖艶にくねるたびに、ぐちゅ、ちゅぶ、
という水音が下半身から漏れ聞こえた。
 最初はゆっくりしていたその動きも、だんだんと激しさを増していく。それ
とともに、彼女の上げる嬌声も切羽詰まったものになっていく。

「あっあっ、んあぁっ、もうだめぇっ! こんなの……美味しすぎて、気持
ち良すぎてぇっ!」

 涙を流さんばかりに感極まった声をあげてよがり狂う彼女。貪るように腰
を振りたくるその様は、神代の祭りの舞踊のようにも見え、また水中の捕食者
が獲物を捕らえる刹那の動きのようでもあった。
 そして俺はといえば、自分の体の上で行われるその舞踊に見入るような余裕
のあるはずもなく、ただ与えられる快楽を受け止めるのに必死にならざるを
得なかった。一瞬たりとも気を抜けば、そのまま悦楽の果てに狂死してしま
いそうな快楽の奔流。それに押し流されまいと、俺はいつしか懸命に布団を
手に握りしめていた。

「ひいん……、あっ、感じてくださいっ、私のカラダっ、貴方の精を吸って、
壊れそうなくらい感じちゃってる私のっ……ひぃん」

 彼女が腰を躍らせるたびに、その後ろから生えている黒いしっぽも一緒に
なって揺れていた。

「もう、こんなのっ、久しぶりだから、感じすぎちゃうのっ……。貴方の逞しい
の、もっとくださいぃっ!」

 後ろで揺れていたしっぽが、急に向きを変えると俺の体に絡みついてきた。
それは俺と彼女の体をもろともに絡め取り、二人をより密着させる。ひんや
りとしたしっぽの感触を感じて、背筋にはぞっとするような快感の電流が走った。
彼女の体は、どこも気持ちが良すぎる。俺は全く逃げ場のないまま、彼女に
絡め取られていった。

「も、もう来ちゃうっ。来る、くるのっ! いっちゃうぅぅ!」

 どちらからともなく限界が近付いてきたころ、俺たちの体はいつしかどち
らがどちらだかわからないほど絡み合っていた。彼女の腕や脚やしっぽが俺
の四肢に胴体に絡み、俺もまた彼女の体を抱きしめかえしていた。どうしよ
うもなくお互いを求める本能が、その痴態を作り上げていた。
68ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:22:33 ID:eJZfrNLm
 一分の隙もなく密着する二人の間で、発生した熱は逃げることなく溜まり
続け、二人の欲情をどんどんと高めていった。彼女の胸や腹やしっぽと、俺
の胸板や腹や背中が擦りあわされ、汗と熱とを交換し、どこまでも果てしな
い高みへと昇っていく。
 そして、ついにその熱量が限界まで達したとき、

「ああっ、もう持ちませんっ! 私、いきますっ、貴方もっ、あなたもきてっ!
私の膣内を貴方の精で染めてくださいぃっ!」
「お、俺ももう出るっ! だすぞっ!」

 俺たちはついに絶頂を迎えた。

「ひあああぁっ、いっくぅぅぅっ!」
「ぐあぁぁっ!」

 まるで爆発するようにまっ白い絶頂だった。俺はびゅぐびゅぐと音を立て、
栓が壊れたように激しく彼女の狭い膣内に白濁液を流し込んでいた。
 彼女は彼女で、俺が脈動するのに合わせて、びくびくと体を震わせ、俺の
精をその胎内に迎え入れていた。

「…………あつぅい」

 至福の表情でそういった彼女が、力を抜いて俺にその体重を預けてくる。
 俺はその幸せな重みを感じながら、ついに意識を手放した――。
69ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:23:29 ID:eJZfrNLm
 ……

 …………

 ………………

 俺が目を覚ますと、太陽ははすっかり昇り切っていた。どうやら、かなり
寝坊してしまったようだ。
 むぅ、本来なら夜は日没とともに寝て、朝は日の出とともに起きる生活を
したかったのだが、どうやら俺の体はそう都合よくできてはいないらしい。
まあ、まだ初日であるからしょうがない面もあるだろう。
 そういえば、夜はいつごろ寝たのだったか。何か恐ろしい夢を見てしまっ
たせいではっきりとしない。それにしても、やけに生々しい夢だった。あん
な夢を見るとは、実は溜まっていたのだろうか?
 しかし、その割には布団も濡れていないしなあ。シーツもぱりっと糊がき
いてるし、寝巻きだって……。あれ? 俺って、寝る前に寝間着に着換えた
っけ? それにシーツを洗濯するとき、糊なんて使っただろうか。
 何か嫌な予感がする。と、とにかく、朝食(昼食?)の用意をしよう。何
しろここでの生活では、自分で何とかしないと飯は食えないからな!
 たっぷり寝たはずなのになぜかやけに体はだるかったが、とりあえず気を
取り直して、土間へと降り……ようと?

 ……ちょっと待て、なぜ用意もしていないのにちゃぶ台の上に美味しそう
に炊けた銀シャリとよく漬かった糠づけと、焼海苔と味噌汁と川魚の塩焼き
がおいてあるんだぁっ!
 そして狼狽する俺の後ろから、

「あら、お目覚めになりました? おはようございます、旦那様」

 そちらの方を振り向くと、割烹着姿で三つ指ついて俺に頭を下げる女の姿
。そして、その後ろには、隠しようがない黒くて幅のある立派なしっぽがてろり
と顔を出していて。

「わぎゃぁっ!」

 そう、そこにいたのはまさに昨日の夜の彼女だった!
 我ながらよく出せるもんだと感心するような素っ頓狂な声を上げ、俺は土間
の方へと転がり落ちた。

「だ、大丈夫ですか? 旦那様」
70ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:24:38 ID:eJZfrNLm
 心配そうに俺を見つめる彼女。そして、一段低い土間から怯えながらそれ
を見上げる俺。朝からなんて情けないシチュエーションだろう。親が見たら
泣くぞ。もっとも、今の俺はその親に抱きついてすがりつきたいような気持で
もあるわけだが。あ〜なさけね〜……。

「え? おまっ、なんで? え?」
「うふ、ですから、恩返しの続きですわ」
「ほえっ?」
「一昨日の晩は本当に失礼しました。恩返しをするはずが、あんなことになって
しまって……」
「ど、どゆこと?」
「それがその、私はあの夜夢中になりすぎてしまって……。貴方の精を頂きす
ぎてしまったのです。そのせいで、貴方は一時死にかけて……」

 ふらあっ、と意識が遠くなりかける。確かにいろいろ吸われていたような
気はしたが、まさかそんな生命の危機にあっていたとは。
 というか、一昨日ってどういうことだ? 俺の感覚によれば、あれは昨晩
のことだったような気がするのですが?

「口移しで私の精をお渡しした結果、なんとか一命は取り留めました。ただ、
それでも丸一日は寝たままでしたわ。私はその間、貴方の看病とこの家の掃除
と家事をしておりました」

 なるほど、だからシーツがぱりぱりで、しかも荒れ果てていた家がやけに
小奇麗になっているのね……。って問題はそこじゃないでしょ。

「……それはわかったんですが、その格好はなんですか? あと、旦那様と
いうのはどういうこと?」
「ええ、ですからこの上は貴方のお世話をしてご恩返しと罪滅ぼしとさせて
いただきたいと思いまして。この格好はそのために都合が良いようにあつら
えました。あと、井戸を含むこの家の主は貴方ですから、貴方のことは旦那様
と呼ばせていただくのが適当かと」
「いや、あの、正直いうと、人外のお方と一緒に暮らすのはいま一つ気が乗ら
ないというか……え?」

 俺がやんわりと断ろうとすると、彼女は俺の前で床に手を付き、頭を下げ
てきた。

「惚れ薬の効果が切れた今、貴方が私のことを好いていないことは十分承知
しています。あなたが私のことを恐れていることも……。けれど、私はもう、
貴方なしには生きられないのです」
「え? ちょっと、そんな」
71ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:25:34 ID:eJZfrNLm
「貴方の精を頂いた時、私は天にも昇るような心地でした。何十年かぶりに
味わう人の精気は、私にえもいわれぬような幸せを送ってくれたのです。そ
れに、久方ぶりに感じた人肌の温もりも。そして、私はそれを失うのが怖く
なりました。もう、今までのような暗く寂しい生活には戻りたくない、と」
「あ……」

 その言葉を聞いて俺は、彼女が一昨日あれほどまでに乱れた理由を悟った。
なるほど、確かにいかに井戸の守り神といえど、息もできないままに暗い井戸
に一人押し込められていれば、寂しくなったり不安になったりもするだろう。
だからこそ、久方ぶりに外に出て出会った俺にあれほどまでに溺れていたん
だ。それこそ、理性も何もかも無くしてしまうほどに。
 決して媚びるような口調ではない。だが、あの夜に見せたような余裕をた
たえた態度でもなかった。そしてそれゆえに、彼女のいっていることは嘘で
はないことが見て取れた。

「私を貴方のおそばに置いてくださいまし。そして、できるならば、貴方の
ことを旦那様と呼ばせていただきたいのです」

 綺麗な姿勢で頭を下げ続ける彼女。その姿は凛として美しかったが、しか
し裏にある不安を隠しきれてはいなかった。俺はその姿に、優越感よりもむ
しろ痛々しさを感じていた。
 確かに彼女は人ではない。俺を一度は殺しかけたし、媚薬なんぞを使って
俺を半ば犯しさえした。
 しかし、それがなんだというのだろう? 彼女のこれまで感じてきた辛さ
を考えれば、それぐらい赦されて良いと思える。後は、俺が彼女のことをど
う思うかということだけ。そして俺には、こんな美人を泣かせる趣味はこれっ
ぽっちもないのだった。

「顔をあげて」
「はい……」

 顔を上げた彼女の眼元には、僅かに光るものがあったような気がした。

「ちょいとお腹が空いてるんだ。だから、朝食を冷める前に頂きたいな。あ
と、それを食べ終わったら庭と井戸の手入れをしよう……二人で」
「……はいっ」
72ほの暗い井戸の底から ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:26:05 ID:eJZfrNLm
 こうして俺は、家と一緒に素晴らしい井戸と、そして最高の同居人を手に入れた。
 この後、俺はまた彼女に精を吸われたり、種の違いからくるいろいろ問題
が起きたりもするのだが、それも含めて楽しい生活を送っている。
 あの井戸は彼女と一緒に暮らすようになってみると、ますます美味しい水
を出すようになった。なんでも、「旦那様のため」に気合を入れて手入れを
したそうだ。ここの水を飲んでいれば、多少彼女に精を吸われ過ぎても、
大自然の精気でおぎなうことができるらしい。おかげで、少しは無理をして
彼女の相手ができるようになった。
 ちなみに、その「旦那様」についてであるが、どうにもこそばゆい呼ばれ
方なので変えてもらった。結局もとのように、「貴方」と呼んでもらってい
る。ただ、妙にツボにはまってしまったのか、助平なことをするときは「旦那様」
と呼ぶのが彼女のお気に入りである。もちろん、俺もそういうのは嫌いでは
ない。「旦那様……、今日もお情けをください」などといわれて誘われれば、
一も二もなく襲いかかっちゃう俺であった。
 結局、俺は社会からドロップアウトしたつもりが、人の道も同時に踏み外し
てしまったらしい。だが、決して後悔はしない。少なくとも、それによって
救われた者が、ここに一人と一匹いるのは間違いのないことなのだ。
73 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/05(水) 00:27:47 ID:eJZfrNLm
以上です。
お目汚し失礼いたしました。
74名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 00:31:42 ID:ttJNGm/s
>>73
良い物読ませてもらいました。Good JOB!
75名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 00:34:31 ID:8ne8Z8sm
きれいに纏まってて読みやすかったGJ!!
76名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 00:38:30 ID:Z6ZTNhcj
GJ!
いいラストだなー
77名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 00:42:19 ID:iarbxFg+
良い話だ
78名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 01:01:24 ID:Ie07iFoE
胸はいいものだ……

絶滅危惧種な大和撫子もいいよなぁ
79名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 01:04:57 ID:8ne8Z8sm
リアル大和撫子はかなりアクティブだったらしいぞ
80名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 01:05:41 ID:GFSVnuuk
逆レだけど二人とも幸せ
これは良い
81名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 07:51:44 ID:zcXbirXz
ゲーパロ氏とか昔の職人たち戻ってこねーかなー
82名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 09:53:07 ID:DKUhMeYn
>>73
ぐっじょ!
二人ともお幸せに〜
83名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 10:13:59 ID:AwkG2pLM
GJでございます。ところで、

>>66
> 俺が倒れたのは、そのあまりに淫?な姿に圧倒されたからだった。

文字化けしてる気が。俺の環境だけかな?
84名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 12:24:30 ID:jIRdftQ0
GJすぎて言葉が出ないぜ。乙!
85名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 13:14:38 ID:6hhIcnE5
這゜いずり!這゜いずり!


イモリか、最近見ないなぁ。子供の頃はビニール袋に溢れるほど捕まったのに。
86名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 17:49:40 ID:mm5fT8hi
GJ!!
期待のできる新人さんがふえるのはいいもんだなぁ
87名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 18:57:18 ID:RyuDmi1A
イモリは見ないけど今日、庭木の剪定作業してた時ヤモリを見かけたよ、約15cm位の奴、そういやトンビも居たな。(上空に。)
88名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 18:58:53 ID:RyuDmi1A
>>73執筆乙、そしてGJ!です。
89名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 11:16:57 ID:RxwDAO0T
>>73
ふぅ………GJ
何で実際にこういうこと起こらないのかな…
90名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 13:08:26 ID:aIYh+pcZ
>>73
おっぱいおっぱい!(AA略)
珍沈が爆発しそうになった後心がぽかぽかになる、そんな話でした。
大好きだー!!
91名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 00:03:48 ID:B7IlLO0D
>>73
GJ!
イモリ懐かしいなあ。故郷を思い出した

久しぶりに書きたいけどネタ何にしよう…

92名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 00:27:17 ID:GmmQ7hMC
つちのこ
93名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 06:30:44 ID:DzLnuI8a
>>41です

推敲が終わったんで投下します。

ギャグ少なめでストーリーは王道です。
94カゲロウ娘:2008/11/08(土) 06:32:24 ID:DzLnuI8a
「ワーレーワー・ウーチューウジンー・ナーノーカーァァァー……」


暖かな春も過ぎ去り、気温も温暖化の影響を素直に受け、だんだんと熱を帯びてきたある初夏の夕暮れ。俺は買ったばかりの中古扇風機を使って、宇宙人の真似をするという考えうる限り最もバカな遊びに耽っていた。

「…ハァー…悲しい…いや、、、侘しい…」

金なし・夢なし・彼女なしの三拍子が見事にそろった俺は、
狭いボロアパートの畳の上で悲しみとやるせなさに暮れていた。


「さて、いつまでもバカなことしてないで、部屋の掃除でもするか…。ん?」

ひとまず扇風機の入っていた段ボールを片付けるために窓を開けた俺は、
ひさしに張られた蜘蛛の巣に、白くて細い小さなトンボのような虫が、かかっている事に気付いた。


「こいつはたしか――蜉蝣だ」

95カゲロウ娘:2008/11/08(土) 06:34:08 ID:DzLnuI8a
蜉蝣《カゲロウ》 一生の大部分を水中で生活し、成虫になってからはごくわずかな期間しか生きることしか出来ず、その間に交尾、産卵を行う。


頭の中の薄っぺらい昆虫図鑑を参照しながら、俺はその虫を観察していた。
 幸い翅はどこも欠けておらず、巣の主も先日の雨で住処を変えていたらしい。そいつは時折、翅や脚を動かしては脱出を試みるが一向に脱け出せる様子は無さそうだ。


「せっかく地上に出てきたんだからな、逃がしてやるよ。ほれ、そらよっと」

翅や脚を損わないように、慎重に巣から剥がしてやると手のひらに乗せて、フッと軽く息を吹き掛けた。
 蜉蝣はゆっくりと翅を整え、こちらに頭を向けると翅を素早く振るわせ、夕闇へ消えていった。
96カゲロウ娘:2008/11/08(土) 06:35:21 ID:DzLnuI8a
同日深夜、俺は掃除で疲れていたのか、比較的早い時間に床についていた。ぐっすりと眠りについていた俺だったが、真夜中に涼しい風を身体に感じて、ふと目を覚ました。

(――扇風機はつけてないし、窓を開けっ放しだったかな……)


寝惚け眼で窓の方に目をやると、そこには見知らぬ一人の女性が立っていた。
普通ならば反射的に出ていたであろう、
悲鳴を押し止めたのは彼女のその際立った美しさだった。

胸の辺りまである艶やかな黒髪とそれに反するように白く透き通った肌。
整った顔立ちは眉目秀麗と言うに相応しく、ほっそりとした身体を純白の襦袢に包み佇む姿は、
言い表せぬ凛とした存在感に満ち溢れていた。

暗い闇の中にあっても彼女の姿ははっきりと見ることができた。まるで幽霊のようだと思ったが不思議と怖くは無かった。
97カゲロウ娘:2008/11/08(土) 06:36:45 ID:DzLnuI8a
「お目覚めのようですね」

女はそう言うと布団の横に正座し深々と頭を下げた。
「まずは突然お邪魔しましたことをお許し下さい」
「いや、えっ、はぃ…」

「私(わたくし)は影乃と申します。
夕刻、旦那様にお助け戴いた、蜉蝣にごさいます。」
「はぁ、そうですか、蜉蝣ですか…ん? 蜉蝣!?」
「左様にございます。
どうしても一言、万謝の意を伝えたく、人の姿を借り、参上致した次第でございます」

「はぁ、それはわざわざどうも」
まるで日本昔話しだな、と思ったが、
彼女の真っ直ぐな瞳と人間離れした美貌には、おとぎ話を現実のものに変える魔力があった。


「この度はまことにありがとうごさいました。
あのままでは私は役目を果たせず、犬死にとなってしまうところでした」

「あ、いえ、それはどういたしまして。……役目?」

「左様にございます。
 我らが役目とは子をなし、次の世に我が子らを残すことにございます。
旦那様のお陰であの世の父母に顔向けができます」

彼女はもう一度、畳に額を擦りつけんばかりに深々と頭を下げた。


その健気な姿を見て俺は、あわてて頭をあげるよう彼女に言った。


「そうなんですか…。まあ、それならば俺も助けたかいがあったってもんです。ぜひ、お役目を全うできるように頑張って下さい」

彼女の丁寧さに触発されて俺は布団の上に座ると、彼女と同じように頭を下げた。



98カゲロウ娘:2008/11/08(土) 06:38:42 ID:DzLnuI8a
「――やはり素敵なお方…。
実は私、失礼を承知で旦那様に折り入ってお願いがございます。」

にこりと笑い、そう話を切り出した彼女の目はかすかな熱を帯びており、
その目は背筋にぞくりとさせる何かを感じさせた。

「お願い……と言うと?」

「先刻の役目のお話にございます。
無論、子を孕むには殿方の精が必要にございます。 私、勝手ながら人の身に化した時から、
いえ、この身を救われた時から決めておりました。
どうかお願いいたします。
旦那様の精を私にお恵み下さい!」

「えっ、いや、ちょっと、うわっ!」

彼女は熱意の目で俺を見つめたまま立ち上がると、布団の上に押し倒し、そのまま腰の上に馬乗りになった。

「このような恩を仇で返すような真似をして申し訳ありません。
ですが、私には時間が無いのです。ですから、旦那様が嫌と仰られても!!」

「ん!」

その華奢な身体の何処にあったかというほどの力で、俺を押さえつけると、彼女は俺の唇を奪った。
滑らかな舌はあっさりと俺の口内を制圧し、
彼女は自らの唾液を俺に飲ませた。
 その甘く痺れる甘露のような味は俺に抵抗の二文字を忘れさせ、
俺は獣のように相手の唇を貪った。


 甘く激しい口づけを終えると、
彼女は自らの帯を解き襦袢を脱いだ。
彼女の裸身が俺の目に晒される。純白の衣を脱ぎ去った彼女の身体は、変わらず白く美しかった。

誰も踏み入れてない雪の丘を彷彿とさせる腰から尻にかけてのライン。小振りだが形の整った品のある乳房。
 何よりほっそりとしていながらも、
必要な部分には程よく肉のついた身体が俺の欲望を刺激した。

「旦那様。私の裸、いかがですか?」
甘えるような目つきで彼女は訊いてきた。
 
俺が正直にすごく綺麗だと答えると、
「旦那様のも見せてくださいませ」
と言って、彼女は強引かつ丁寧な手つきで俺の服を剥ぎ取った。

99カゲロウ娘:2008/11/08(土) 06:39:50 ID:DzLnuI8a
 されるままに裸に剥かれてしまった俺は当然完全に勃起しきった股間を彼女の眼前に晒すハメになる。

「ふふっ、まぁ、旦那様。私、嬉しい…」

彼女はその白くしなやかな指で脈動する肉棒を優しく包み込むと、
ぎこちない手つきでしごき始めた。

 グロテスクな牡の器官とそれを握る美しい指というアンバランスな光景がいっそう俺を興奮させる。

 ひんやりとした指が敏感な部分に触れる度に、鈴口から透明な汁が溢れ出る。彼女はそれを潤滑油代わりにして、さらに激しく俺をを責め立てた。

「うわっ、あっあっ…」

雁首や陰嚢までもを責められる快感に押されて、自然と呻き声が喉から漏れた。
「旦那様のすごい…。とろとろでピクピクしてます…」
トロリとした目つきで一心不乱に俺のものをしごきたてる彼女だったが、
やがてなにかイタズラを思いついた子供のような表情をすると

「旦那様、このようなことは、いかがでしょうか?」

と掴んでいたものを口に含んだ。

「あぁぁっ!」
粘膜と粘膜が触れ合い、手でしてもらうのとは全く違う快感が脊椎を駆け抜けた。
 温かく湿度のある口の中はそれだけでも達してしまうような気持ちよさであったが、
さらに彼女は、さっき俺の口内を犯したものと同じ舌をペニスに絡めてきた。

「れろっ、むふ、ぐじゅっ、ぷはっ」
頭を小刻みに動かし、
舌で全体の形を調べるように丹念に肉棒を舐め尽くすと、
息が苦しくなったのか一旦俺を口撃から解放し、手で奉仕をし続けた。

「実は、私たちは地上に出た後は物を食べる事が出来ないのでございます。
 ですから、きっと私のこの口は旦那様に喜んでもらうためにあるのですね」

彼女は嬉しそうにそう言うと髪をかきあげて、再び屹立を整った唇で包み込んだ。

 手で陰嚢をやわやわと揉まれながら、淫靡な音をたてて肉棒をしゃぶるという二段攻撃は確実に俺を射精へと追い立てた。

「ん、くちゅっ、じゅる、はむっ。
 だんなひゃまの、オ×ンチン、とってもおいひいれす…、ぢゅっっ」

彼女は一気に口内の空気を抜くように、強くペニスを吸い上げた。
 くわられたまま喋られるのもキツかったが、
その直後のバキュームの刺激は完全に快楽に対する俺の許容量を越えるものだった。

100カゲロウ娘:2008/11/08(土) 06:43:45 ID:DzLnuI8a
「くっ、もう、出る!!」
「はっ! なりません、旦那様!!!」

俺の限界を告げる声に反応して、反射的に彼女は竿の根本をぐっと押さえつける。

「うわっ、あっ!」

射精を無理矢理止められ、苦しみに喘ぐ俺。
 狙ってやったわけじゃないだろうが、彼女は完全に射精を阻止する事に成功した。


「申し訳ありません、旦那様。
 しかし、孕ませて戴くために旦那様のお精子は、全部、ここの中にぶちまけていただきとう存じます」


そう言い放つと、彼女は自分の濡れそぼった秘所に指をあてると、くぱぁと開き俺に大切な部分を見せつけた。


 無毛の恥丘は他の部分と同じように白く、色素の沈着などは微塵もなかった。 桜色の割れ目からは止めどなく蜜が溢れる様子は、
卑猥と言うよりむしろ神秘的なものを感じさせた。


「影乃さん…」
俺は、今、まさにひとつになろうとする相手の名前を呼んだ。


「旦那様、それでは参ります…」

彼女は自分の唾液にまぶされた屹立する肉棒を掴むと、腰を浮かせ濡れた秘所にあてがった。
 そこで少し間を置き、
俺を見つめると、顔を近づけ、ちゅっ。と軽く唇を重ねた。

ぐっと接合部に一気に体重かけると、やや抵抗がありながらも彼女の膣は僕のモノを根元まで受け入れた。
 
 こつん。と先端部分が天井にキスをすると、彼女は恍惚の表情で喘いだ。

「あぁっ、旦那様のが私の中に入っています。
 これで本当に私たち、つがいになれたのですね! 私、私、、」



 俺は彼女を抱きしめながら在るべき場所に還ってきたような幸福感を噛み締めていた。
101カゲロウ娘:2008/11/08(土) 06:48:41 ID:DzLnuI8a
しばらくそのまま、ただ繋がったまま抱き合っていたが、
彼女はゆっくりと起き上がると俺の肩に手をついて、上下左右にゆっくりと腰を振り始めた。


華奢な身体の彼女の膣の中は温かく、少し窮屈だった。
キュウキュウと四方八方からの包まれる感覚は俺の脳とペニスを蕩けさせた。

 他のものとは一味違う性器同士の接触がもらたす快感は、
俺にこのままずっと彼女と繋がったままでいたいとさえ思わせた。


俺の上で乱れる彼女の腰の動きが、射精を促すようにだんだんと激しくなり、膣壁全体が俺を求めるようにぐねりとうねった。

彼女の動きに合わせるように俺も腰を使って下から彼女を突き上げた。

 雪のように白くひんやりとしていた肌は、
いつしか桜色に火照り、とても熱く情熱的に変化していた。


「影乃さん、俺、もう…げ、限界で、す」
射精直前まで追い込まれていた俺には、
彼女の中で長く堪え続けることは不可能だった。

「旦那様、わたくしもです!!いっしょに!いっしょに参りましょう!!」
彼女は顔を紅潮させて、がくがくとうなづいた。

「うぅっ、おぉォォォ!!」
「あぁぁぁぁぁ!!」
俺自身が深く彼女の中に入り込み、先端が彼女の最奥にたどり着いた瞬間、
俺はこれまでに経験したことの無いような量の白濁とした子種を彼女の胎のなかにブチ撒けた。

びゅるびゅる! びゅっびゅー!!
音をたてて精子が俺から彼女へ注ぎ込まれる。彼女の膣も俺からの精子を逃さぬようにと、何度もきつく俺のモノを締めつけた。


 俺たちは頭の中で電気がスパークするような快感を覚えながら、
永遠ような一瞬をお互いを抱きしめ合い、感じていた。


ようやく快感の波が鎮まったころ影乃さんが僕の目を見ながら
「旦那様、いーっぱい出ましたね」
と心底嬉しそうに微笑んだ。

その言葉と笑顔に俺のモノは力を取り戻し、彼女の膣中で主張を始めた。

「ふふっ、まぁ、旦那様ったら。
それでは、このままもう一回、私と参りましょう」

そう言うと彼女は身体を倒し俺にもたれ掛かった。
俺はそれを受け止めると、強く抱きしめた。




結局、その夜俺たちは7回果てて意識の底に落ちていった――
102カゲロウ娘:2008/11/08(土) 06:50:49 ID:DzLnuI8a
―翌朝―

俺はハッと目を覚ました。
 身体をあらためたら、ちゃんと服を着ていた。

(まさか――夢落ち!? まさか、アリエナイ!)
僕は肩を落とした。

「影乃さん…」

「はい」

「!!」

驚いて振り向くとそこには昨日のように、純白の襦袢を着た影乃さんが居た。朝日の中でも影乃さんは相変わらず綺麗だった。


彼女は昨日、初めて声をかけられた時のように正座をして深々と頭を下げた。
「旦那様、命を助けて戴いただけでなく、
私の自分勝手な願いまでも聞き入れて頂き、まことにありがとうございます。
この恩、七生を持っても返すこと能いません」

「影乃さん…」
 俺は彼女の名前を呼び、次ぐ言葉を失った。
こんなにも他人に感謝され、必要とされたのはいつぶりだろう。


「ですが、旦那様のお陰でどうやら無事に役目を全うできるようです」

そう言うと彼女は愛しげに大きくなった胎を撫でた。
「それは、僕たちの…」

「ええ、私達の赤ちゃん」そう言うと彼女は聖母の表情で優しく微笑んだ。




103カゲロウ娘:2008/11/08(土) 06:51:34 ID:DzLnuI8a
 その笑顔を見た瞬間、なぜ自分が、犯されるようにまぐわった相手を、
こんなにも大事に想っているのかやっと理解することができた。


 毎日をただ、目標も無く生きてきた自分に対して、
俺はどこか、世界から存在自体を許されていないような思いがあった。


 でも、彼女がこんなにも自分を必要としてくれたおかげで、
やっと、自分の居場所を得たというか、生きている事そのものを赦されたような気がしたのだ。

 彼女は俺を頭の中の孤独な地獄から救い上げてくれた天使だった。



その事を伝えようとした瞬間、
彼女の笑顔は悲しみの色に染まり、俺は言うタイミングを失ってしまった。


「名残惜しいですが、時間がありません。私の命はあとわずか。それまでにこの子達を安全な場所に産まねば…」

「ちょっと、まっ…」

彼女は僕の顔に素早く手を当てると、顔を近づけて軽く唇を重ねた。

「旦那様、本当にありがとうございました。このご恩は、生まれ変わろうとも忘れはいたしません。
旦那様の人生に息災と幸多からんことを……最後に…愛しています――」

「影乃…さん、俺も…愛して―――」



部屋に差し込む朝日に溶け込むように、影乃さんは微笑みながら消えていった。





―1年後―

今年も夏が来る。

蜘蛛の巣は見たら全部取る癖がついた。

明日は俺が町内会に呼び掛けて始まった河掃除の日だ。


俺は何かを見つけるように窓から夏の夕闇を眺めていた。
104カゲロウ娘:2008/11/08(土) 07:01:14 ID:DzLnuI8a
以上です


読んで頂いた方、飛ばしてしまった方、質問に答えて頂いた方、本当にありがとうございました。


※書き終えた後に保管庫にある、くまさんのカゲロウ娘と造形が
カブってるという事態に気付きました。
推敲で変えるということも考えましたが、あえて変えませんでした。

完全に僕の確認ミスです。この場を借りて謝罪致します。
105名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 07:43:12 ID:yymrwdJN
>>104
執筆お疲れ様です、とても良い作品でしたよ。出来れば影乃さんには生きていていただいて主人公と幸せに暮らして欲しかったですね。
106名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 08:06:13 ID:OEd1/UbD
>>104
とても乙でした。
107名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 09:06:39 ID:NLRoijzW
Goooood job!!!!

健気な逆レ、ごちそうさまでした。
108ポン:2008/11/08(土) 10:06:31 ID:F+aGCzUb
携帯のみで書いた燕娘のSS投下。

ちゅじちゅじ、ちゅるるるるるるる
普段この建物で絶対に聞けないような甲高く、どこか清々しい音に、俺は音のする方向を見てみる。
「お、なんだ燕の巣か」
見ると、鉄骨トラスの梁の上に、小さめの燕の巣があった。
「しかし、なんでこんな場所に巣を作るかねぇ……」
俺は巣を見つけた瞬間に燕が心配になった。
ここは小樽築港機関区機関車庫……つまり、日本でも最強の部類に入る蒸気機関車が何台も収まっている場所だ。
以前近所のガラス屋のおっさんがダットサンのトラックを空吹かしさせて軒先に巣を作っていた燕を一酸化炭素中毒で殺したのを知っていたし、
こんな場所に巣を作ればトラックどころではない一酸化炭素でたちまち仏様だ
「しゃあないなぁ………」
俺はとん、とん、と巣に近い位置にあったC62-2号(皮肉にも、国鉄がデフレクタに燕をあしらったマークを施したスワローエンゼル機である)に登り、
その馬鹿でかいボイラの頂上部までたどり着いた。
何せ日本最強の蒸気機関車だ。直に排気煙にやられれば燕はおろか人間も持たない。
ボイラの頂上から鉄骨トラスに飛び乗る。この位慣れたもんだ。煤で真っ黒のトラスを高い金属音を立てて渡り、燕の巣までたどり着いた。
「おーい、手宮ぁー」俺の名前が扇型の機関車庫いっぱいに響く。
下を見ると、狐獣人の相方・旭が不思議そうな顔をしながら俺を見上げていた。
「旭ー!来てくれー!」
「何なんだー!」
「いや、なんも、梁の上に燕が巣を作ってんだー!」
そりゃひでえ。と旭はスワローエンゼルによじ登った。
「今こいつ渡すから、俺が下に降りるまで持っててくれー!」
「あいさー!」
109名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 10:07:15 ID:F+aGCzUb
雛はいなかったが、恐らく母親らしき燕がちゅじじ、ちゅじじと巣を勝手にいじられるのを嫌がり、巣の中で懸命に抵抗を続ける。。
「……そんなに酸欠死したいか?」
しかし燕は抵抗を緩めない。
やがてスワローエンゼルの真下まで行くと、巣を燕ごと走行板の上の旭に手渡し、俺はボイラづたいに下に降りる。
「ほれ、手宮」
「あんがと」
手渡された巣の中で燕はまだ抵抗を続けていたが、俺は燕の抵抗をものともせずにそのまま機関庫を出て、事務所の方まで機関区の広い構内をとことこ巣を持ちながら歩いて行った。
木造の事務所の窓枠の出っ張りに巣を置く。少し座りは悪いが、見たところ卵もないんでまあよしとしよう。
「越冬が終わってこっち来たんかなぁ……どっちにせよ北海道までご苦労なこった」
俺は機関庫へともと来た道を戻っていく。今日はまた長万部までキューロク(9600型)の窯焚きだ。
これ以上燕にかまって旭を待たせちゃいかんしな。

110名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 10:08:49 ID:F+aGCzUb
ちゅじちゅじ、ちゅるるるるるるる
「またかい……」
機関庫の燕の巣を移してから三日、また機関庫には燕の鳴き声が響いていた。
「手宮、またか?」制帽の端から狐の耳をはみだしたままの旭が複雑な顔をしている。
「どうする?」
「どうする、って。とりあえずもう一回事務所に持ってく」
俺は今日函館へ貨物便を牽いていくデゴイチに登り、トラスに足をかけた。
燕の巣に手をかけると、また燕はちゅじじっ、と抗議を始める。
そんなに嫌ならこんな場所に巣を作るなよ。
トラスを渡り、三日前のように走行板に立つ旭に巣を手渡す。
そしてデゴイチのボイラを伝って下へと降り、旭からまだ抗議を続ける燕を乗せた巣を貰う。
「今日は早めに出たかったんだけどなぁ………」
そう言って俺は機関庫を後にした。

ちゅじちゅじ、ちゅるるるるるるる
「またかよ………」二度あることは三度ある。とばかりにまた燕は三度目の巣を作っている。
俺は夕張から小樽まで石炭列車を牽く予定のキュウロクの車体を登り、またトラスに足をかけた。
ちょうどその瞬間に機関庫に入ってきた旭は、何も言わないまま、呆れた顔をして走行板によじ登る。
「いい加減学習しろよ………」そう呟くと、俺は燕の巣を持ち上げた。
燕の抵抗も無視し、走行板の旭に巣を手渡す。旭は「今度は他のとこに巣を張れよ」と雌の燕に呟くと、既にキュウロクづたいに天井から降りている俺に巣を手渡す。
そして俺は、みたび事務所の軒先へ向かうことになった。
111名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 10:09:45 ID:F+aGCzUb


ちょうど月が頭上に昇ったころ、キュウロクは築港機関区の留置線へと戻っていた。
「じゃあ、後はよろしくな」旭はキュウロクの運転室から飛び降りると、尻尾を振りながら事務所へと歩いていった。どうせこの前貰った嫁さん待たせてるんだろう。
ある程度点検が済むと、窯から火を抜く。そして車体の手ブレーキを締め、車止めをはめた。
「あとはブレーキハンドルを戻して帰るだけ〜」
かなり年期の入ったキュウロクのブレーキハンドルを握りながら、上機嫌に事務所へと足を進めていく。
そして事務所の扉を開き、ブレーキハンドルを他のブレーキハンドルと同じ場所にかけると、俺はまだ働く同僚に声をかけて外に出た。
「さ〜て、明日は休みだぞ〜」鼻唄を歌いながら俺は機関区の門をくぐり、自宅への帰途に着いた。
上空からの視線にも気付かずに。


ガサガサ、ガサガサ
「ん……?」
妙に大きな物音に、俺は目を覚ます。
天井裏で鼠がはい回ってるのか、野良犬がいるのか。最初はそう思って布団を被り直したがどうやら違うようだ。
(物音が近すぎる……泥棒か?)
随分大胆な泥棒もいるもんだ、とか、なんで銀行が死ぬほどある小樽でわざわざ国鉄の独身寮を狙うんだよ
。とかをしばらくぼんやり考えると、俺は物音の方向に布団を払い除けた。
ばさり、と布団は泥棒らしき人影に覆い被さる。人影は慌てていた。
「国鉄マン舐めるなよ! 観念しやがれ、このコソドロ野郎!」
泥棒を足蹴にしながら立ち上がり、電灯をつける。
見ると、タンスの中が引っくり返されている。
タンスの中の現金でも狙ったんだろうが、生憎とこの手宮浩司、タンスの中に預金するくらいなら酒に変えてるわ!ざまあみやがれ!
俺はニヤニヤ笑いながら泥棒を閉じ込めている布団を剥がす。
112名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 10:10:31 ID:F+aGCzUb
「あぅー、痛いー………」
なんとも、楽しいことに泥棒は女の子だった。
背は140とかその辺りのチビ。体つきも薄く、後ろ髪をちょっと長めのおかっぱみたいに切り揃え、映画の中の金持ちみたいな燕尾服を来てる。
まあしかし、女の子でも泥棒には変わりない。俺は手近な位置にあった紐をたぐりよせ、女の子の腕を縛ると、電話のある廊下へ出た。
受話器を取り、ダイヤル穴に指を入れ、ジー、コロコロと回していく。
「ひゃく、とお、ばん、と………あ、もしもし。警察さん?泥棒が出たんですよ。はい、はい、はい。取っ捕まえて今部屋で縛り上げてますよ。……場所。場所は………」
そこで電話は止まった。
反射的に「もしもし、もしもし」と受話器に必死に話しかけながら電話を見ると、受話器を置くべき場所に小さな手が置かれている。
その手の先には、燕尾服を着た少女。
「てめ、どうやって………」
思うがままに再び少女を捕まえようとしたその時、少女は俺を華奢な腕に不釣り合いなほどの力で引き寄せる。
そして、口を柔らかく、しょっぱい何かに塞がれた。
眼前には頬を赤く染めた少女の顔。
不思議と俺は声を上げることが出来なかった。
やがて、「んぷぁ」とかわいい声とともに唇が解放される。
そして少女は人指し指を立てて、「しーっ」と形を作り、俺の手を牽いて部屋へと戻っていった。
少女は静かに扉を閉めると「ふぅ……危ない危ない。警察さんに捕まるとやっかいだからねぇ」などとほざいた。
文字のごとく盗人猛々しいわ。この泥棒少女。
113名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 10:11:15 ID:F+aGCzUb
しかし少女は俺の視線に気付いたのか、俺に振り向いた。
「お兄さん。もしかしてまだ私のこと泥棒と思ってるの?」
よく見れば目もぱっちりと大きく、意外とかわいい顔だ。
「と言うか泥棒以外に何の用がある?」
やっぱり、と少女は言うと、俺の前に座りこんだ。
「私ね、あなたの家に巣作りに来たの」
はぁ?と俺は声を上げる。
巣作りって、何かの隠語か?
「あなた、私の巣を三回も動かしたでしょ。だから仕返しを兼ねてここに……」
巣?三回?こんな女の子知らんぞ俺は。
「うーん、あんまりわかってない顔だなぁ……」何もわかってないですが?「仕方ないなあ……えいっ!」
少女が掛け声をあげると、燕尾服とともに彼女の腕がざわめきながら変化する。
ざわめきが止むと、彼女の腕は濃紺の翼に変化していた。
「驚いた?」
「………普通、今の見て驚かん奴はいないだろ」俺はまだ驚きを隠せない顔のまま彼女に返した。
でもこれでこいつが誰だか完全に結び付いた。
「機関庫に巣を作ってた、あの燕だろ?」
大正解〜、と軽い口調で少女は言った。
「あなたが巣を動かしたからいけないんだよ。せっかくあんな暖かい建物の中に巣を作ってたのに……」
ぶつぶつ何かを呟く燕少女。どうやら機関庫がどういう物だかわかってないらしい。
「あー、お前。あの建物の中に入ってるアレ。なんだかわかるか?」
「わかるよ、蒸気機関車でしょ」
わかってるじゃないか。
「じゃあお前、家の煙突の上に巣を作った越冬燕を次の年に見たことがあるか?」
「無いわよ。かわいそうだけど」
一応煙突の上に巣を作れば死ぬことはわかるらしい。それがわかると俺は結論に走る。
「言っておくが、蒸気機関車からは冬の煙突から出る煙と同じガスの入った煙が、かなりの量で出てるんだよ。
つまりだ。お前があのままあの巣で暮らしてたらガスで死んでたんだぞ」
わかったか。わかったら出てけ。と付け加えると、俺は電気を消し、布団に入って目を閉じた。
しかし戸が開く音は聞こえない。その上なんだかまた部屋が明るくなった気がする。
そして布団の中に異物が入ってくる感覚。
「あ、こら。布団入るな!」
「私を助けてくれたなら、余計帰らないんだから。お礼につがいになってあげる!」
そう言って燕少女はたいして肉付きの良くない体を押し付ける。
素肌の感覚が触れ合ってくる。どうやらこいつ全裸らしい。
「いらねえから帰れ!俺は明日稚内まで往復で貨物牽くんだよ!」
「あれ〜?明日は休みって言ってなかったっけ〜?」
畜生、聞かれてやがったか!
114名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 10:11:55 ID:F+aGCzUb
「ほら〜、遠慮しないで〜」
「誰がするかっつの!もういいから寝かせてくれ!」
「あ。そうやって抵抗するなら私からやっちゃうぞ〜」
「ふざけるなぁぁぁぁぁっ!!!」
しかし、気付けば燕少女はいつの間にか戻っていた手で、俺の腕の自由を奪っている。
「助けてくれ!おい!金沢!金沢ぁっ!」
必死に隣の部屋の奴に向かって叫んだが、何の音沙汰もない。
さっきからこれだけ騒いでも起きないって、普通じゃねえだろ。
「夜中に騒いじゃ近所迷惑でしょ……んっ」
またキス。
しかも舌を口の中に入れてくる、映画でお馴染のヤツ。
俺の口の中を舐め尽すみたいに、必死に舌を動かしてる。
顔を見ると、冬の寒いときみたいにほっぺた真っ赤になってる。
(意外とかわいい……かもな)
ぞくぞくっ、と体を震わせると燕少女はようやく唇を離し、唾液の橋を口元に引きながら立ち上がる。
電灯の下に晒される体は、やっぱり期待するだけ無駄な程のものだったが、それでも局所局所は肉付きも良く、燕だけに飛行機。それも戦闘機みたいな、よく洗練されている体だった。
純粋な人間と違って、股間は文字通り何もなくつるつるだったが、それでも桃色に色付いている。
「実はね」真っ赤な顔の燕少女は、下腹部に手を当てながら続ける。「今日、お腹の中で卵が出来る日なんだ。
だからあなたのが欲しい。一番搾りの、とびっきり濃い精子を出来たばかりの卵にどぴゅ、どぴゅ、ってかけて、私達つがいの子供を作って欲しいな」
おいおい本気かよ。まだ風俗でしか経験してないのにいきなり父親とか待ってくれよ。
キスとストリップと子作り宣言で既に抜き身の我が名刀には悪いが、俺は腕の押さえが失われていることを思い出すと、逃げ出そうと体の向きを変えた。
だが、燕はすぐに俺の魂胆に気付き、そのまま光を受けて煌めく蜜の糸を空中に曳かせながら、俺にのしかかった。
115名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 10:13:39 ID:F+aGCzUb
「もー……逃げたりしたら卵もおちんちんもかなしんじゃうよー」
俺の上に馬乗りになった燕少女が頬を膨らます。
「逃げないと俺が悲しいんだよ」
「なんでー?こんなにかわいいつがいがいるのに」
確かにちょっとかわいいのは悔しいけど認めるが、まだ独身を楽しんで貯金もろくにしてないうちにいきなり嫁さんと子供が出来てみろ。
それこそ同じ狐獣人で性欲底無しな嫁さんのいる旭の家みたく、貧乏子だくさんになってしまうし、当然独身寮も追い出され、家賃のかかる国鉄官舎住まいになっちまう。
しかし燕少女は俺の名刀を握り、手で軽くしごいてより堅くすると、そのまま、体のわりにかなりのボリュームのあるお尻の間と誘った。
不思議に思う俺に目ざとく気付いた燕少女は、先端を不浄の穴にあてがいながら呟く。
「鳥さんってね、女の子の穴とうんちの穴が一緒になってるの……」
だから、気持よすぎたらしちゃうかも。と、燕少女は続けた。
もちろん、そんな事されればたまったもんじゃないが。
不意に俺のものが直に包まれるような暖かさに包まれた。
「ふぁぁ、全部入ったぁ」幾分苦しむ様子もなく、燕少女は鼻にかかった声で口走る。
そしてそのまま、「んっ、んっ」と腰を上下に振りはじめた。
燕少女の中は卵の通り道だけに人間のように内部で強引に締め付けることすらないものの、入り口の括約筋が快感できゅっ、きゅっと小刻みに締まり、ふんわりと柔らかく締まった内部では、異物を送り出そうとして襞が蠕動を続ける。
「これ、普通にやるより気持ちいいかも………」
「でしょ、気持ちいいでしょ」
ぴったり張り付いてくる襞の感覚にすぐにでも気持ちが良くなってしまいそうだったが、なんとか堪える。燕少女のほうは快感に呑まれ、あん、あん、とさえずるような嬌声で鳴いていた。
116名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 11:12:15 ID:78mFjPj5
支援
117名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 11:14:58 ID:F+aGCzUb
「わたし」不意に嬌声以外の言葉が燕少女の口から漏れる。「実は交尾ははじめてなの」
「雛の時にダニがついちゃってあんまり大きくならないまま成長が終わったから、卵が少ない数しか産めない体になってて、
オス達は卵が産めないメスはいらないって、今まで一人ぼっちだった」
嬌声をさえずりながらも燕少女は淡々と話を続ける。
「だから正直どうでもよくなって、あそこに巣を作ってガスで死のうかな。って思ってた。でも……」
ざわざわと燕少女の体がざわめき、腕からは翼が、お尻の付け根からは長めの尾羽が生えてくる。
「あなたが、邪魔した」
燕少女は、歌うように囁いた。
「何度巣を張っても、その度助けた。だから私は死ねなかった。だから、三回目に巣を張った時に、あなたが助けてくれたら、あなたとつがいになろう。って決めたから」
頬を林檎のように赤く染め、眼に涙を溜めながらもきっ、と燕少女は俺の方を睨み、言いはなった。
「私と、つがいになって」
しばしの間、淫らな水音だけが世界を支配していた。
「拒否権は?」俺が口を開く。
「無い」
「じゃあ一択じゃねえか」あまりの非道な回答に毒付いてみせる。
しかし、流石に俺も腹をくくってはいる。
金なんて独身寮の連中にたかればいいさ。
「いいよ。つがいになってやるから」
あらかじめ決められた答え。しかしそれすら拒むかと思っていた燕少女は予想を裏切る答えに、涙を頬に垂らしながら、「ありがとっ!ありがとっ!」としきりに発した。
そしてその間も彼女の攻めは止まらず、むしろ逆に悪化してるような気がする。
「ところで」俺はあんあんさえずる燕少女に訊く。「卵が少ししか産まれないとか言ってたが、いくつくらいなんだ?」
「いっかいに、ひぁ、ひとつか、ふたつぅぅぅ、ああぁん」
「なら大歓迎だ」そう言って俺は燕少女の体に手を回し、上下運動を手伝った。
その度に、ものに貪欲に食い付いて、なかなか離れない粘膜が、だんだん精を絞りとろうと締め付けてくる。
「はゃぁぁっ!だめだよっ!きもちよすぎてとんじゃう!とんじゃうぅぅぅぅ!」
突然の刺激に、すっかり出来上がってた体は過敏に反応し、髪を振り乱して、大声で叫び狂う。
「飛べよ、燕だろ」ラストスパートとばかりに俺は燕少女を突き上げた。「出すぞ」
その瞬間、これでもかとばかりの濃さの精液が燕少女の中へと注がれる。
排泄口を兼ねた産卵口は快感にうち震え、びくっ!びくっ!と痙攣しながら、しかし貪欲に精をねだり続ける。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!でてるっ!でてるっ!いや、とんじゃ、とんじゃ、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっっ!!」
燕少女は快感に全身をこわばらせ、叫びながら大きくのけぞる。宣言通りに飛んだようだ。
そして直後に襲ってきたひどい眠気に、俺たちは視界を閉じていった。
118名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 11:19:05 ID:F+aGCzUb


夜闇とナトリウム灯のオレンジに彩られた小樽築港機関区に、旭川からの貨物便を牽き、その貨車をヤードに置いて一両で帰ってきたデゴイチが溜め息みたいに蒸気を吐き出して留置線に停車する。
「んじゃ、後は俺がやっとくわ」
「あんがとさん」
旭の言葉に甘えて、俺はデゴイチの運転室を飛び下りた。
そして事務所に立ち寄って帰宅を報告すると、自分の鞄を持って帰宅への途についた。
「お」機関区の門のとこに大きいのと小さいのの二つの人影がある。
電柱の水銀灯の下で二人はこっちに向かって手を振ってる。
俺は二人に向かって手を振りかえした。
すると、門のほとりから小さな陰が駆け出す。
「パパーッ、おかえりーっ」
俺は走ってくる我が娘を受け止め、抱きかかえた。
「おかえりなさい、パパ」
そう言ったのは大きい方の人影……自分のつがいの燕娘だった。
「ただいま、二人とも」
俺は彼女たちに向かって笑んでみせた。
「パパ、パパ、今日のご飯はなんだかわかる?」
「なんだ?わかんないなぁ?」
すると、妻と娘が声を会わせて「カレーライス〜」と歌うようにさえずった。
「あはは、だから上機嫌なのか」
薄暗い路地にはどこまでも澄んだ三人の笑い声が響いていた。

119ポン:2008/11/08(土) 11:22:37 ID:F+aGCzUb
ほとんど勢いで携帯打ちしてますんで、アラばっかですが読んでくだされば幸いです。

しかし俺のSSはあまあま逆レばっかだな。
120名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 12:00:31 ID:78mFjPj5
>>119
ぐっじょぶ!!
121名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 12:41:36 ID:yymrwdJN
>>119
GJ!携帯からお疲れ様です。
122名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 13:09:29 ID:s7Jw6HTr
>>104
GJ!
カゲロウっていう虫の切なさを見事に描いてると思う

>>121
こちらもGJ!
いいじゃないあまあま!
123名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 14:42:48 ID:bhO8GxYw
C62がいる築港機関区……時代は昭和31年から46年の間か。
動労のヤバいノリもカメラ持ったSLヲタも「赤線」というフレーズも出ない穏やかさを見るに、
昭和30年代後半のふいんきですなあ。すると男はまさにぽっぽ屋世代か。
岩内線がらみか旧世代型の9600まで出てくるところは芸が細かい。

しかし、これでアナルまでヤっちゃったわけですなあw いいですなあw
狐獣人の同僚夫婦は何匹いや何人ぐらいお子さんがいるのかしらw
124名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 14:55:51 ID:fmmhMdhL
話の流れぶった切りで。
先日、ジュラシックパークの原作者さんが亡くなりましたね。
映画しか観た事ありませんが、遺伝子操作に、元はメスばかりの恐竜の中にいつの間にかSTして繁殖が始まったりしたりして。
これ上手く取り込むと面白い話が書けませんかね?
初めてながら頑張ってみますが、誰か書きませんか?
125名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 18:48:11 ID:yymrwdJN
>>124
そういや、恐竜っ娘のSSってまだ見たこと無いな。肉食恐竜と草食恐竜だと性格が正反対だったりするのかね?
126名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 20:21:25 ID:zG4sb2y/
>>49だが。
>>119ポン氏に総排出肛ネタを拾って頂き?、恐縮です。

>>124-125
ワニの例もあるし、性別が遺伝子的に固定されてるとは限らないのが面白い。

「恐竜大戦!」って本で、あの柳田理科男がステゴサウルスの交尾に余計な心配しててワロス
127名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 20:59:12 ID:rtaFDSrE
>>119
GOOD JOB!
携帯からこれを…凄いですね。
フルキーのあるスマートフォンなら少しは楽できますがw
128名無したん(;´Д`)ハァハァ:2008/11/09(日) 01:00:02 ID:B8MpBPPA
GJ

さいきん豊作だな
129名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 01:19:18 ID:snTKnbEJ
冬眠中に子育てする動物は多い
130名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 01:50:32 ID:mjeoicwe
>>73,>>104,>>119
みんな纏めてハイパーGJ!!!
131名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 15:52:54 ID:q2GmBxJR
>>119
>>しかし俺のSSはあまあま逆レばっかだな

だ が そ れ が い い
むしろそっちの方が最後まで幸せな気分で読めて且つ萌えられる。
132名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 20:42:14 ID:ZYefF/Kn
>>131
つまり甘いの以外いらないから投下するなってことだな
133名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 21:23:43 ID:JkVcastF
甘いのも苦いのも痛いのもしょっぱいのも渋いのもその他何でも、


私は一向に構わんッ!
134名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 21:54:39 ID:/G3f8heO
ただ、そうやってだだ甘な物ばかりになるとそれはそれでマンネリ化するのでやはりバランスよくハードな物も欲しいね。
135名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 22:31:33 ID:GIA8HPON
兄貴が文鳥飼い始めたらしい

なんでもバイト先から家までチャリ漕いでる途中肩にとまってきて家までついてきたんだとか

一目惚れってあるもんなんだな・・・
136名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 22:41:47 ID:l6mFK0rT
良かったじゃないか
義姉さんが出来て
137名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 00:02:47 ID:8Lhv9H5E
俺の友達は以前、車に乗ってたら
後ろを走ってたバイクの兄ちゃんの頭にムササビがしがみつくのを目撃したとか言ってたな。
しかもしがみつかせたたまどこかへ去って行ったそうな。
138名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 01:01:23 ID:jhNM8vqf
>>119
GJ!

小樽築港とかC62 2と聞いて、数年前にNHKで見た急行ニセコ号の番組思い出したぜ・・・
139名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 01:07:23 ID:lWBTgnwl
前の三連休、地方の実家に泊りがけで帰省したんだが、朝起きたら部屋に狐がいて仰天した。
親曰く俺が関東に行く前からちょくちょく顔を出してたらしい。
140名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 07:46:54 ID:ojZefkp4
>>139
フラグ立てたかもね、羨ましいことだ。
141名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 09:11:08 ID:SdXBgPej
擬人化モスラ×人間は無理??
モスラも一応雌だしさ…
142名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 13:15:10 ID:KC/PG5A5
どんなになるのか想像はつかないが、このスレは架空の動物もありなんだからオケじゃね?
143名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 13:47:22 ID:2VYZgroc
モスラ擬人化と蛾娘の違いが分からん
144名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 14:07:52 ID:UXaMasVl
デストロイア×ゴジラジュニア
145名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 14:24:53 ID:I8gh+dPQ
【ツインテール子】グドン子に鞭で叩かれてるのを、主人公に助けられる。ちなみにM。
【グドン子】いっつもツインテール子を虐めてる。ドS。
146名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 18:15:19 ID:SdXBgPej
>>143
普通の蛾と違って不思議な力があります。
モスラ×ゴジラもありかな?
147名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 18:23:38 ID:UXaMasVl
むしろモスラ×バトラをだな
148名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 18:30:24 ID:G9USH7Da
夢で狐さんに逆レされた後に「またね」と言われ
さらにちょっと興味本位でイメトレやってみようと思いはや3ヶ月・・・
今では彼女が脳内から話しかけてきます・・・・
・・・・害はないからいいけどイメトレの一環で彼女と話してるイメージしたのが悪かったのか・・・
まさか憑かれてるってことはないと信じたい
149名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 18:49:32 ID:44w1ABCZ
それずっとやってるといろいろ寄ってきて憑かれるか、お前さんがそれを造り出す可能性があるぞ
150名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 19:04:09 ID:W+ePr2MI
娘さんとか身内の女の人に狐がついちゃうぞ。
151名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 19:06:02 ID:JdnaMdHl
イメトレでそこまでやれるおまえがうらやましい
152名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 19:39:14 ID:W+ePr2MI
でもって妹とかに狐が憑いて、操られて(だかどうだか怪しいが)逆レされちゃうぞ
153名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:30:16 ID:Ng1JoGCY
俺もイメトレしたくなってきたよ!
154名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 20:52:25 ID:zr4sE4CD
もまいらすなおに病院池。
俺もいくからさ
155名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 21:48:14 ID:9UC3h2Uy
>>147
バトラはツンデレだよな!な!
156名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 22:09:02 ID:7UKkZisa
バトラは
ちびっちゃくて、
黒髪セミロングのぱっつんで、
黒地に所々赤や黄色の混ざった一本角が生えていて、
三白眼ツリ目で、
黒いセーラー服に日本刀を携えてるんだよきっと。
「モスラは我が護らないと…。」だよきっと。
157名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 22:13:53 ID:7UKkZisa
しまった書き込んでしまった。すみません。

続き↓

それでいてツンデレだから、モスラには自分の本心がばれないようにわざと冷たくしてるんだよきっと。
158名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 22:15:38 ID:q91dYozd
話をぶった切るがナルトビエイが集団で瀬戸内に侵入して漁業に大損害を与えてるんだが、その8割が雌
このスレ的には婿探しにやって来たが婿が見つからないから自棄食いしてるとか言う解釈でおkだろうか?
159名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 22:15:44 ID:ojZefkp4
ラドンは文字通りゴジラと合体(融合かも?)したしな。
160名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:39:14 ID:o+jOjcQZ
ラドンお姉ちゃんがリトルゴジラきゅんをいただくわけですね
161名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 23:47:14 ID:ojZefkp4
>>160
それを傍から見てるメカゴジラ。(性別不明)
162名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 00:01:36 ID:qafQn/tB
メカゴジラ氏「イイヨイイヨー」
163名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 00:41:23 ID:TpVf/qBJ
メカゴジラ機龍は記憶喪失の間は義人と付き合ってたけどゴジラの叫びで初代ゴジラの記憶を取り戻して
海底で待つ、かつて自分を倒した芹沢博士のもとへ帰って行ったんですね、わかります。

ああ、「SAYONARA、YOSHITO」マジせつねぇ。
164名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 01:54:43 ID:kSfl6Ei7
>>154
本当に病院いって、
これこれこういうスレがあって、妄想が酷いんです。
って医者に行ったらなんて診断されるんだろうなw
165名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 03:07:00 ID:hfpRZBlh
>>164
『同士よ!』
166名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 07:53:28 ID:lPOtbW+p
>>160
ただ可愛いだけのショタだったベビー君が
ゴジラお姉さまやラドンお姉ちゃんやその他怪獣様との交流を通してリトル(ぽわぽわ熱線撃てる)になったり
最終的に頼りがいのある立派なショタ、ジュニア君(熱線撃てる)へと成長していくお話ですね

・・・でも途中でデストロイアさんにぐちゃぐちゃに逆レイプされてトラウマ抱えて引きこもるわけだが
167名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 10:26:16 ID:2qB3NH0l
デストロイアって超ドSっぽいもんな。

スペースゴジラは金持ちのお嬢だけど実は、ゴジラの腹違いの姉妹なんだけどスペースの方が高飛車な態度をとるのでゴジラとはよく喧嘩するみたいな感じ?
168名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 11:42:41 ID:MWpRaFyb
>>164
医者は実は獣人だったのです!!!!111
169名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 11:47:41 ID:hmJgDyc6
ギドラは
ド派手かつゴージャスな金髪立て巻きロールでゴジラの宿敵、三重人格なキングギドラ様

容姿実力経歴ともにド派手な姉に比較され続けひねくれてしまった影の薄いデスギドラ姐

ギドラ姉妹の上に君臨する宇宙最強のロリ、カイザーギドラ様(普段は力を隠して不思議なモンスターX)

いかんなんか妄想が楽しい
170名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 12:37:31 ID:pUjuIttE
盛り上がってるところアレだが、一般的な架空の動物(竜や四神など)でなく
特定作品にのみ登場する動物キャラクターのネタってのはどうなんだ、ここ?
171名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 12:56:52 ID:zicv0EPa
>>170
特定作品に登場する動物キャラクターネタというと、
ニルスの不思議な旅のアッカ隊長とか?
172名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 16:16:44 ID:G9pRwU9R
>>170
スターウォーズのチューバッカとか?
173名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 16:26:24 ID:iVtJ2lA5
>>170
ガンダムのハロとか?
174名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 16:28:45 ID:MZyzIUQO
>>170
宮崎駿作品のとか?
175名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 18:18:18 ID:ElUHdWAL
ポケモンやデジモンとか?
176名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 18:45:41 ID:6KqXpB4X
>>171-172
いきなりマイナーすぎてワロタw
まあ普通に考えるなら専用スレじゃね?ポケモンとかはさ。

それと話切るようで悪いが、このスレの主旨である雌獣による逆レ物から派生するカニバリズムとかネクロフィリアとかって書いても大丈夫かな?
何せ相手さんは元々獣だしそういうのもアリかなって。
177名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 18:54:19 ID:ElUHdWAL
逆レには違いないし、アリじゃね?
警告しておいた方が無難だと思うが
178名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 19:08:04 ID:6KqXpB4X
>>177
忠告サンクス。
ID:ElUHdWALのおかげで蛇神様が白骨相手にスカルプレイする描写が捗りそうだ。ありがとう。
179名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 19:36:38 ID:G0Lgvc+T
バトラ×一般人男
バトラ×モスラ(ショタ)
どっちがいい?
180名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 20:44:16 ID:lMlOKJGk
>>176

ちょこちょこ主人公が食べられる話もあるしOKかと。
181名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 20:54:42 ID:u0we7N38
>>158
エイってのは船乗りたちにとっては性欲発散の為に欠かせないモンだったらしいが…。
間違いない、エイ娘は動物娘の中でも一、二を争う名器だ。
182名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 20:58:14 ID:2qB3NH0l
>>179
バトラが一般人男を逆レしてたらその男は私の彼氏になって貰うべき人なんだから手を出さないでって間に割って入ってくるモスラ(♀)ってのも良いんじゃないかな?
183名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 21:46:16 ID:G0Lgvc+T
修羅場苦手〜
とりあえず>>156-157のプロットを参考に書こうと思ってるんだが…
184ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2008/11/11(火) 22:06:11 ID:CbzygYh4
>>170
流れはもう別ネタに進んでいるけど言わせてくれー。
「特定作品にのみ登場する動物キャラクター」とは

ジーンダイバーのティルか?
ジーンダイバーのティルなのか?
ジーンダイバーのティルなんだなっ!?

皆さんも年上のげっ歯類女戦士にドキドキなんですね!?
185ポン:2008/11/11(火) 22:23:31 ID:+EdBCt0N
>>184
知らんので見てきましたが



あ、かわいい
186ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2008/11/11(火) 22:28:30 ID:CbzygYh4
>>185

ttp://aa.tamanegi.org/anime/genediver/till/al.html

スク水AAまであるでよ!
187名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 22:46:34 ID:J9IEt8OO
      トー-、i/
      (,ハト、レ,iフ
呼んだ? (゚ー ゚,< 〉
       (i`y'Jリ
       /_,ハ,_,ヽ
         し`J
188名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 23:14:59 ID:2qB3NH0l
>>183
ウン、無理強いするつもりはないから無視して貰っても結構ですよ〜。

さぁ、執筆意欲が無くなる前に執筆作業に移るんだ。
189名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 23:56:34 ID:ckOkd1TB
そこでティルを出されては、流石に二人の仲を認めない訳には行かないか。


つーか、このスレで、しかもゲーパロ氏からティルの名が出てくるとは、正直迂闊だった。
190名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 00:13:25 ID:hGn2oyBD
名探偵ホームズのマリー・ワトソン夫人が好みだ
19歳で未亡人だし
スタイル良いし
191名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 00:27:53 ID:ia8C5wUT
・・・ちょっと太めじゃね?
192名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 00:29:13 ID:WatMBo9R
ハドソン夫人と言えば、漫画家の道満晴明がイラストまで描いて、『複乳だと俺は信じてる』って断言してたなぁ
193名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 00:29:22 ID:ia8C5wUT
あ、ところでそれワトソン君に寝取られちゃってるよw
194名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 00:58:01 ID:IJDupG01
ドイルの原作のハドソン夫人は、ただの中年過ぎのおばさんだった。下町の大家さんだから下層階級でまずまず上の方。

宮崎アニメはじめ漫画などでは長身のホームズに比べて小柄で格好悪い口ひげ男にされがちなワトソンだが、
原作発表当時の「ストランド」誌を見ると、口ひげは生やしてるが、身長はホームズと大差ない普通の英国紳士なんだ。
アフガニスタンで軍医として従軍し、負傷して帰還した医師だから、イギリスではミドルクラスとして通用する階層の人間だな。
原作設定だとまずワトソンとハドソン夫人の間に関係はあり得ない。

ワトソンはドイルの原作「四つの署名」で依頼人の女性と恋仲になって結婚したが、
ホームズをハドソン夫人の下宿に残して開業医として一家を構えるも束の間、この奥さんに病気で早死にされちゃってる。
で、べーカー街に戻ってきた。その後、二度目の結婚をしたらしい。
ホームズは生涯独身で、晩年は隠退生活の傍ら養蜂業を営んでいたとか。

宮崎アニメのハドソン夫人は、キャラ設定としては魅力的なんだが、
どう見ても20代半ば位を過ぎた「大人の女性」らしい落ち着きっぷりだったな。19ってホントか?
195名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 01:04:03 ID:tJXX0E9j
>>194
落ち着いてるっていうよりも天然っぽい印象が強いなぁ
モリアーティに誘拐されたのにアジトを掃除したりとか
196名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 01:06:17 ID:+tGvklzP
>>194
おいおいここのスレタイ読んでくれよ
ここで「ホームズ」といえばジブリアニメの方を指すのがデフォだろう?
197名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 01:08:53 ID:hGn2oyBD
198名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 07:25:59 ID:f+3lg9/+
>>1

> ※版権モノは専用スレでお願いします。

とあるんだが、この意味がちょっとよく分からない。
もともと擬人化されてる獣人キャラはその作品のスレでどうぞ、ってことか?
それとも版権にかかわるものは全部不可という扱い?
199名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 11:08:07 ID:B3RBERiU
>>198

初代スレで誰かが仮面ライダーの怪人の話を書いたところ、それが不評というかスレ違いとなったのが始め。
それ以来版権はご法度と言う暗黙の了解になっている。


まあ、ティルやハドソン婦人やボリィくらいは別にいくらやってもいいでしょうが。
200名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 12:30:04 ID:CQJ2XzrQ
たしかに版権ものは元ネタ知らないとわけわからないし二次スレでやるのが本来なのかもしれんが
擬人化するとそれはそれで、二次スレのほうからも追い出されることがあるのが難しいところ
201バトラ×モスラ 1/4:2008/11/12(水) 21:00:04 ID:+cmEaFkG
「で?言いつけといたコロッケパンは?」
「それにあたしのカレーパンは?」

こんにちは。最珠羅(モスラ)です。

「…そ、その購買が込んでて…」

「だからお前に行かせたんじゃねえかよ!!」
「込んでたからどうしたってんだ?」

ここは私立イーストトレジャー学園。の、正確にいえば校舎裏。

「そ、その…人に押し出されちゃって…」

「かぁ〜っ!!使えねぇなあコンニャロ〜!!」
「お前みてーなヒョロ男あてにすんじゃなかったぜ!」

只今絶賛いじめられてます☆

この人たちはゴジラ嬢&ギドラ嬢。「学園最凶コンビ」として名高い御二方だ。
背が低く細身、色白で童顔、さらに気の弱い僕は、二人の格好の餌食になっている。
「なあギドラ、こいつのせいであたし等の食う飯がないんだけど」
「こりゃこいつに責任とってもらうしかねえな」
「よし!んじゃこいつの弁当食っちまうか!」
「そりゃ名案だ。おいモスラ!さっさと弁当出せよ!」
「ちょ、待ってよ!僕の昼食は!?」
「知るか!お前のせいであたし等は弁当半分ずつしか食えねんだぞ!」
「オラ!早くよこせってんだよ!!」
必死に抵抗するが、この腕力差は如何ともし難い。
今日は空腹のまま午後を過ごすことになるのか…そう思った時だった。

「こら!お主らは何をしておるか!」
聞き覚えのある鋭く澄んだ声。振り向くと、そこには幼馴染の婆闘羅(バトラ)がいた。
黒髪セミロングに風紀委員のみが着用を許される黒いセーラー服がよく似合っている。
頭に生えた大きな一本の角が怒りで光っていた。
「そやつから手を放せ。この竹刀が唸る前に退散したほうが賢明というものだぞ」
「ちっ!めんどくせえ女が来やがった!」
「ったく興が醒めちまった。今日は見逃してやるよ」
そういうと学園最凶コンビはしぶしぶといった態度で去って行った。
202バトラ×モスラ 2/4:2008/11/12(水) 21:00:48 ID:+cmEaFkG
「バトラ!いつも助けてくれてありがとう」
「ふん。我は学園の規律を守らぬ輩を懲らしめているだけだ。お主を助けたわけではない。」
そう言っている割に多少頬が紅潮している。照れ屋さんだからね。
「そもそもお主がいぢ…いじめられるのはお主自身にも原因があるのだぞ。
嫌ならもっと本気で抵抗せぬか」
「したよ!いつもしてるよ!ただあの2人の腕力が凄くて…」
「それは言い訳にすぎぬ。気迫が足らぬのだ気迫が!先刻だってそうだ。
あの程度の抵抗では嗜虐心を煽る結果にしかならぬぞ!」
「そ、そんなこと言ったって…」
「ぬぅぅ…これではらちが明かぬ。よし!お主が彼奴等に屈せぬよう鍛えてやる!」
「えぇえぇぇ!?」

と、いう訳で、今度は絶賛襲われてます☆
「ね、ねえバトラ!こんな縛られた状態で抵抗なんてできないよ!」
「喧しい!軟弱なお主を鍛えるにはこの位せんと効果がないのだ!」
そういうとバトラは、おもむろに僕の学生ズボンのチャックを下ろし始めた。
「!?っ、バトラ!何してるの!?や、やめてよ!」
「嫌なら抵抗すればよかろう…お主の気迫を見せてみろ。
もっとも…ココを見る限りでは抵抗する気があるかどうかさえ疑わしいが…」
うぅぅ…僕(の息子)の馬鹿…
バトラは、大きくそそり立った肉棒に顔を近づけ、先端をそっと口に含んだ。
「っうっ!」
瞬間、蕩けるような快感を感じる。
「だめだよ!こっ、こんなとこで…見つかっちゃうよ!」
「らふぁら…ぷちゅ…へいほう、ふれぁよいぁろう(抵抗すればよいだろう)」じゅぷ…じゅぷ…
「だから縄が…っぐ!…そんなに激しくされたら…!」
バトラの激しい攻めに、あっさり我慢の限界を超えてしまった。
「でっ、出るぅ!」びゅぅぅっ!びゅるるぅっ!

「んぶ…」ごくん…ごくん…
「はぁ…はぁ…ば、とら…」
「ぷはっ…まったく、堪え性のない奴だ。」
「も、もういいでしょ!?訓練はもう終わり!」
「何を言っておる。こんなに早く屈してしまっては話にならん…ここからが『本番』だぞ…」
バトラは、フフフ、と妖しげな笑みを漏らした。赤褐色の瞳が危うい輝きを帯びている。
「見えるか?モスラ…お主のモノをしゃぶっていたら我のココもこんなになってしまったぞ…」
僕を跨ぐようにしてしゃがみ、足を開く。バトラのそこは、雫を滴らせるほどに濡れていた。
「あ…あぁ…」
普段の彼女からは想像もつかないような痴態に、思わず見入ってしまう。
バトラは、僕の肉棒を股間にあてがい、ゆっくりと腰を下ろし始めた。
203バトラ×モスラ 3/4:2008/11/12(水) 21:01:25 ID:+cmEaFkG
ずぶ…ずぶぶ…
「っは…どうだ?お主の、イチモツが飲み込まれていく…っくっ!…様は…」
「くっ!せま…!」
バトラの膣内は、彼女の幼い体形に比例してとても狭い。
汁に塗れた熱い肉壁が僕の肉棒を押し戻そうとしてくる。
結合部をよく見てみると、そこには愛液と混じって血がついていた。
「バトラっ!も、もしかして初めて!?」
「だ…だったら、どうだというのだ?…かは…貫かれる痛みも…!今の我には興奮剤にしかならぬ…っ
ほれ!ぜんぶっ…入るぞ!」

ぬ゛ぷっ…
「ぅぐっ…!」
「んはぁぁぁ!」
肉棒がすべてバトラの中に埋まり、先端が最奥部を小突いたのが分かった。
途端に、異物を押し戻すようだった膣内の動きが、肉棒に絡みつき、舐めしゃぶるような動きに変わった。
うにゅる…ぐにゅぅ…
「ば、バトラぁ!中、とっ、止め…うあ!」
「む、無茶を言うでない…!っきゃぅ…これは、我も…!ひぅ!」
どちらも動いていないのに、2人の興奮と快感のボルテージはどんどん上がっていく。

「モスラよ…そろそろ…っ!動くぞっ」
「!っや、今動かれたら…!」
「だから…ぁあ!きっ、きはくがたりぬと、言っておる!」
バトラは、熱に浮かされたように、夢中で腰を左右にくねらせ始めた。
「っあぁん!んはぁぅ!くぅ!な、なかで!暴れて、おるぅ…!」
腰を持っていかれるような快感が体中に広がってゆく。
僕は無意識のうちにバトラの動きに合わせて腰を突き上げていた。

「や、ヤバい!抜いてっ!このままじゃ、でちゃうよ!」
「だれが…!抜くものか!このまま…ひっ…出してしまえっ!」
「だっ、ダメだよ!外に…っぐあぁ…」
「どうだっ!?よ、よいか!?中にっ!だせっ…!だせっ!だせっ!だせっ!だせっ!」
バトラは体を倒し僕にしがみついていた。腰の動きがどんどん速くなっていく。
縦横のグラインドから激しい上下動に変わり、バトラのお尻と僕の下腹部が打ち合わさって
パンパンと乾いた音を立てる。
「あぁぁぁ!ほっ、ホントにでちゃうよ!ば、バトラぁ!」
「わ、我も、イキそ…っあぁぁん!っひゃぁぁ!」
ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!ぐちゅっ!
「ぐぁぁ!なかにっ!でるぅっっ!!」
「っきゃぁぁぁ!イクぅぅぅ!!!」
ぶびゅるる…びゅぐる…ぶぴゅっ…
バトラの膣が、精液を搾り取るように、きゅぅぅっと収縮を続ける。
絶頂の余韻に浸りながら、僕等はどちらからともなく口づけをした。
204バトラ×モスラ 4/4:2008/11/12(水) 21:02:13 ID:+cmEaFkG
結局授業サボっちゃったね」
「う゛…す、すまなんだ…こんなつもりでは…」
「いや、まあ!…うん、しょうがない……訳でもないけど…
…バトラ、何で突然こんなことを?」
バトラは、気まずそうに眼をそらしたあと、赤面しながら言った。
「…噂を、聞いたのだ…」
「噂?」
「ゴジラとお主が、その…恋仲にあるという…」
「…はぁ!?」
「それで…不安になって来てみればお主がいじめられていて…もしお主が彼奴に誘惑され
押し切られてしまったらと思うと…いてもたってもいられず…」
「…つまりそれって…」
「…?」
「…やきもち?」
「なっ…!何を馬鹿な!言うにこと欠いて我がお主にやきもちなどと!」
バトラの顔がさらに赤くなった。
「違うの?」
「断じて違う!…とも…言い切れないが…その…」ボソボソ
「なんだよぅ〜、バトラも可愛いとこあるじゃ〜ん!」
「喧しい!そ、そんなことより昼食をとるぞ!空腹に耐えられん!」
「それは一緒におべんと食べようっていうお誘いでいいんだよね?」
「よっ、余計なことを言うでないっ!」ガスっ!
「いだーー!」

こんにちは。モスラです。

只今絶賛愛されています☆


205アリクイ:2008/11/12(水) 21:07:40 ID:+cmEaFkG
というわけで、ツンデレバトラを書いてみたよ。
うん、俺もあまあま大好き人間っす

しかしいま読み返すとツンデレ分薄かったかもな…
ま、いいやww

>>156-157
勝手にアイディア使ってしまってすいません。
このSSの真の生みの親は俺じゃなく>>156-157氏かもww
206名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 21:43:53 ID:RouZHEcf
>>201ー205

156です。うああっ!あまあまGJ!アリクイ氏仕事早い!

産みの親だなんて、私は妄想しただけで、生みの親は間違いなくアリクイ氏です。
なにしろアリクイ氏のバトラ超可愛いんだもの!
モスラも可愛いよ二人とも可愛いよ!

挿入してからのラブラブっぷりとバトラの可愛いテンションの高さが非常にたまらんです。

GJ!GJ!
207206:2008/11/12(水) 21:48:53 ID:RouZHEcf
あと、私の妄想を使って頂けてむしろ光栄です。あれがこんなに萌えるものになるんだから素晴らしいぜ!
208名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 22:31:58 ID:AK2BduQE
>>205
GJ!そして、執筆作業お疲れ様です。

十分ツンデレてましたよ、バトラ。
209名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 23:17:09 ID:ClBWkqLc
グッジョーブ!

ゴジラ嬢も観たいすなぁ
210名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 23:45:20 ID:nDLBiwpC
>>205
ウヒョーwグジョーブw



>>209
ゴジラ嬢ってどんなだろうな
とりあえず
誰もが恐れる無敵のパワー
誰もがあきれる不死身のタフネス
誰もが羨む極上のプロポーション
の持ち主に違いない

眼が赤くなったら要注意、バーニングしたらもうお終いだっけか
211アリクイ:2008/11/12(水) 23:54:38 ID:+cmEaFkG
皆々様GJあざーすm(__)m

ゴジラは1954年の初代とつい最近の白目のやつが好きだな。
やっぱりゴジラは怖くなきゃ!
また作ってくれないかなぁイーストトレジャー株式会社…
212名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 07:29:03 ID:XBfn1Ch0
ハリウッド版Godzillaもたまには思い出してあげてね
213名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 08:12:17 ID:/y5ys1ff
マグロ食ってるようなのはダメだ
214名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 08:55:39 ID:ezgOs7K7
>>210
腰が弱点ね

あと寒いの苦手
215名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 09:51:02 ID:jrDK3DEg
流れはゴジラか

ゴジラわからないし今投下してもKYなだけだな
出ていきます
216名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 10:56:52 ID:ghB32htX
ここは逆レスレだ誘い受けはご法度だぜ!どんどん責めろ!!
217名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 14:13:37 ID:GXufP8mr
ぎゃお〜!
218名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 18:43:20 ID:WH2yRCKK
          |//|: :l: : : /|\:/ |: : : :,'   |: :{: : : : :│  | : l: : : : : : :|: : : : : : : :ヽ
          |/ :|: :l: : / :|: /\|: :/l:|__,、|: ハ: : : : |  | : |: : : : : : :|: : : : : : : : : \
          | i八:ハ :│ |/ィ≦i示坏、ヽ |/  \ ^'|\ ヽハ: :∧ : /: : : : : : : : : : : :
          |   ヽl: ∧ {{. {{//..:::ー'}      \| ,x≧==∨ニ| /|: : :/: : : : .:ト、 : :
          /   /|ヽ:ハ  '⌒)しイリ        ´ /爪...:::(心、│ /| : : ∧ 〈 \
           |/  / :|: ;' : iとこゞ辷ン          {{///..::jノ}ハ∨ |: : / ハ:∨|
         /  / _|/: : '   ー─''           '⌒)_イトリ }}  /:/ :j : |`ヽ!
           /  /´ /: : :i ////    ,            `''ー‐てつ   |: : :.:i : | ノ|
.          /  /   /: : : :{        ′        ` ー‐      |: : :.:i : |く /
         /  /   / : : : 八                     //////   |: : :.:i : | \
.       /  /   |: : : : i: :|\      ^ヽ__,. --、           イ|: : :.:i : |   ヽ
      │ {    | : : : :i: :|  |>,、     、            イ /│: : :i : |
219名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 23:29:02 ID:/tVJ0ZZX
ゴジラか
220名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 08:28:35 ID:18ugnZn4
ハリウッド版は『怪獣』じゃなくて『恐竜』って感じなんだよな…

ということは、カタコト喋りの野性味溢れるアメリカ娘でおK?
221名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 08:47:25 ID:umVv2kot
外見ワイルドだけど実はいちばん弱い
222名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 10:50:15 ID:VKqRnmuL
日本ゴジラがモンスターならハリウッドのはクリーチャーだな。

しかも誕生の原因の水爆実験が、日本ゴジラはアメリカのだけど、
ハリウッドのはフランスのだっていうww
223名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 13:19:23 ID:WHIPYnvy
でもハリウッドゴジラは卵産んでたし雌でしょ?
224名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 14:10:19 ID:l1so3SDh
つまりあの映画館(だっけ?)で永遠に生殖相手としてハリウッド版ゴジラ娘に・・・
225名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 14:58:41 ID:ikrQdM8S
アメフトか何かのスタジアムじゃなかったっけ?
でも確かあの娘単性生殖してた気が…




スタジアムのど真ん中で延々とおなぬし続けるゴジラ娘(;´Д`)ハァハァ
226名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 16:11:59 ID:ri9/ga9t
考えるんだ、単性生殖したのはつがう相手がいなかったからで
相・手・が・い・さ・え・す・れ・ば、雌でいられると考えるんだ
227名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 16:25:28 ID:rjbCimFt
ハリウッドゴジラのアニメ版の方は刷り込み効果で
主人公の生物学者にラブラブですよ

と言ってみる
228名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 17:55:17 ID:pHiiwPpa
ジュラシックパークなんてすごいことになりそうだ。
229ポン:2008/11/14(金) 20:30:58 ID:CwVfym3J
そういや、俺って札幌市営地下鉄南北線で登校してたな………



擬人化したレギオン娘に集団逆レイプ……いや、何でもない
230名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 20:35:55 ID:tu5ZRsp2
>>229
想像してみた。
……ゴクリ、そいつはやべぇ。
231名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 21:29:04 ID:ixcQTw9Z
孕ませたら子供を宇宙に射出するのか
232名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 21:33:19 ID:fpcc0BCd
単為生殖といえば平成ギャオスを思い出す。
イリスと融合直前に助けられたけど実は遺伝子レベルでは融合が終わってしまっていて、
だんだんとイリス娘化していく前田愛、なんて妄想をしたことがあったっけ……。

しかし俺の嫁はイリスでも前田愛でもなく巨大レギオン。
趣味はガーデニング、家庭菜園。好きなものは打ち上げ花火。
そんなおっとりした女性に違いないと確信している。

>>229
メガネスキーと電磁波スキーという謎の属性をあわせ持っているんですね、わかります。
あと酒瓶目当てで酒屋を襲撃する。
233名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 21:56:11 ID:UbkIxk1G
とんでもない物を知ったのでコレを張ります。
気分を悪くしたなら申し訳ありません。
●国籍法改正案とは?
 D N A 鑑 定 な し に、男親が「俺の子です」と認知さえすれば、
 外国人の子供が誰でも日本国籍を取れてしまうようになるザル法案。しかも、罰則は超緩い。

●成立すると起こりうる問題
 DNA鑑定不要→偽装認知が簡単 / 母親と結婚していない人でも認知可能→1人の日本人男性で何百人もの認知が可能
 その結果…
 ・人身売買・児童買春など悪質なビジネスが横行
 ・偽装で取得した子供の日本国籍を盾に続々と外国人親族が日本に大挙
  →外国人スラム街が誕生し、治安が悪化。いずれ日本のことを外国人に決定されるようになる。
 ・巨額の血税が、偽装認知で生活保護の権利を得た外国人親族のために公然と使われる  など多数
この様な日本にしないためにもこの事を知らない人たちに知らせたり、議員の方にFAXを送ってもらえませんか?
ご協力をお願いします。
234名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 22:14:12 ID:hL0rbX1f
>>229
北海道の鉄道で思い出したが、よく動物が線路の前に立ち塞がって、電車を止めるから大変

この前の夏なんて、宗谷本線でシカが立ち塞がって2、3分間も運転士とにらめっこしてたぐらい
235名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 22:17:52 ID:PW47B65m
ゴジラが水爆で誕生したんだろう?
目には目を、歯には歯を ゴジラを殺そうと水爆を放つんだ
そしたらゴジラが女の子になるんだ
そして一番近くにいた人間の♂を食べるんだ(性的な意味で)



って妄想してしまった
236名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 22:34:32 ID:O7BS17gv
ゴジラ、腰のあたりに第二脳があってそこヨワいんいんだよな

そんなとこを電撃攻めにするメカゴジラまじ鬼畜なお嬢さんですね
237名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:16:07 ID:iRMGGnXo
>>229
終電で居眠りして乗り過ごし、真駒内駅前でウロウロしていたら
不良のヒグマ娘たちに取り囲まれて集団逆レイプされたって、
道新の三面記事に載ったのは、あんたじゃなかったのか?
238名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:19:31 ID:dyhRBmGB
>>237
熊が出るのは真駒内より手稲だな
239名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:26:30 ID:cOgKxwNn
なんという北海道民スレ
240名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 23:46:21 ID:5x+bMse2
241名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 01:24:50 ID:E1UJRKid
>>236
> ゴジラ、腰のあたりに第二脳があって

それボーマンのうってやつじゃね?
242名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 02:27:04 ID:POvPasvH
>>236
メカゴジラ嬢「ここがいいんでしょ?ここが!」

ゴジラ嬢「んあぁっ、もうだめぇっ! こんなの感じすぎちゃうのぉぉ」

すまん、変な妄想してしまった
243名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 04:36:42 ID:TBUBDsMN
>>241
ボーマンのうは腎臓を構成する器官だろ?
第二脳ってのは文字通り頭以外の場所にある第二の脳だよ。
ステゴサウルスなんかにもあるが。
244名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 09:22:07 ID:UKsGeIM5
もうこうなったら、怪獣擬人化総合スレとか立てちゃいなYO!

誘い受け>>215を擁護するつもりは毛頭ないけど、
やっぱりここまで盛り上がってると他のネタ振りづらい感はあるし。
245名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 11:53:24 ID:OODPnYiv
なんか「ちょっとHなゴジラ雑談」って感じになってきて(ry
246名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 14:04:07 ID:0vR2fe+A
>>244
その内収まるって
247名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 17:23:35 ID:5njx8z2/
そういやこの間帰宅途中に電車止まったなぁ
空知だか石狩だかでヒグマが電車に撥ねられたとかで。
248名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 19:01:51 ID:tBk8nC0R
こないだ高知の沖で錨泊してたら、真っ昼間から鮫が3匹ほど泳いでてて驚いたw
生まれも育ちも瀬戸内海だったもんで…太平洋ってすごいなw
249名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 19:42:31 ID:wD0hJwpk
いつかのスレで家の前にいつも前に助けたらしきカラスがいると報告した者だけど、それから数ヶ月経ってそのカラスは
いなくなったけど、そのかわり黒のワンピースで黒色の髪の女性をよく見かけるんだ。まさかね、そんな訳ないよね。はぁ……
250名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 19:50:39 ID:OweUtiA2
きさまーっ!
251名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 20:03:16 ID:jHhTrD2Q
>>249
う、羨ましくなんか無いんだからね!
252名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 20:23:25 ID:dDVeCetU
>>249
粛☆清
253名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 20:52:27 ID:8VHawstG
北海道の大自然に放り込む刑で。
254名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 20:56:30 ID:TBUBDsMN
>>249
搾☆精
255名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 21:28:19 ID:ChtQy3JS
誰かオクで牛用の搾乳器を落してくれ
俺が>>249に取り付けてくるから
256名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 23:00:46 ID:tBk8nC0R
まさかの>>249牛娘説w
257名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 23:34:53 ID:jHhTrD2Q
>>249牛娘がカラスコを助けて百合百合する展開ですか?
258名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 23:37:39 ID:1VaCAXgn
搾乳器でおにんにん絞られちゃうんだろ
259名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 23:40:50 ID:3Z+2xaDC
つまり>>255超逃げて
260鯱女房(1/4) ◆e6cisY6kSA :2008/11/16(日) 01:30:54 ID:1HmVSO7k
# もう軽く忘れられてる感がありそうですが、一区切り投下させてください。

みりみり、と首が軋むような音が、自分の中から聞こえる。気道が圧迫されると共に、
首筋の動脈を、幸さんのしなやかな親指で制され、どくん、どくん、と血が皮膚の下で爆ぜる。
ゆっくりと、しかし確実に、僕は、幸さんの手によって、死の淵へ押しやられていた。

―愛する人の、最愛の人の手に掛かって、死ねる―

それは余りにも甘美な闇だ。初めて幸さんと出会った海でのように、この女性(ひと)の
腕の中で死ねるのなら…後悔は…後悔は…、……後悔は……?

――チガウ――

僕の中の何かが……たぶん、最愛のメスを得たオスとしての本能が、

――ボクガ、イナクナッタラ――

地獄のように黒く、血のように苦く、恋のように甘い、死の抱擁を、

――幸サンハ――

その果てにもたらされる、最悪の結末を、理解した。

――幸サンノ心ハ――

この死を、受け入れてしまえば…、

――幸サンノ心ハ、本当ニ死ンデシマウ――

その瞬間。

僕の脳裏に、幸さんの泣き顔が浮かんだ。

いや、幸さんだけど、今の幸さんじゃない。もっと小さな頃の幸さんが、目に涙を溜めて、
必死に悲しみをこらえようとしている。きっと、肉親か、親友か、そういう大切な人を失ってしまい
でも、泣きだしてしまったら、きっと元に戻れなくなってしまう…そんな姿が、なぜか僕の脳裏に
鮮明すぎるほど鮮明に浮かび上がる。

「だめだ…、幸さん…」

それは、信じられない力だった。自分でもこんな腕力があったとは思えないほどに
幸さんの手首を掴み、ゆっくりと、けれども確実に、拘束の手を、押しのけていく。
261鯱女房(2/4) ◆e6cisY6kSA :2008/11/16(日) 01:31:48 ID:1HmVSO7k
「だめだ…、幸さん…」

それは、信じられない力だった。自分でもこんな腕力があったとは思えないほどに
幸さんの手首を掴み、ゆっくりと、けれども確実に、拘束の手を、押しのけていく。

「ぼくが…しんだ…ら…」

死。

その言葉に、本能に支配されていた幸さんの眼光と、最高の子種を待ち望む恍惚とした表情が、凍り付いた。
まるで能面のように表情を喪った幸さんの手からは、更に拘束の力が弱まる。

「幸さんも…幸さんも…壊れてしまう…」

頚動脈が、続けて気道が、ゆっくりと、しかし確実に、幸さんの手による拘束から開放されていく。
初めて幸さんに助けられた時は海水が肺に流れ込んだけれど、湯気交じりの空気が
新鮮な酸素を待ちかねた肺に、どっと流れ込んだ。文字通り、溺れてしまいそうな量の
久方ぶりの空気にカラダが安堵したのか、一瞬視界が白く濁る。

けれど、ここで気を失う訳にはいかなかった。ぎりり、と唇を噛む。
塩辛く、鉄臭く、微かに苦い血の味と、じくり、とした痛みが滲んだ。
けれど、その痛みが、遠のきかけた意識を呼び戻す。
足りない空気を搾り出し、言葉を続ける。

「僕は、生きたい」

「僕は、幸さんと、生きたい」

ぴくり、と凍り付いていた幸さんの表情が微動した。

「僕は、あなたと、幸さんと、生きたい」

喉で詰まっていた言葉が、井戸のポンプを漕ぐように、迸ってくる。

「僕は、あなたと、幸さんと…生きて、生きて、添い遂げたい…!」

そこまでの言葉を、思いを、を吐き出した瞬間、幸さんの瞳から、本能の昂ぶりを示す
紅い光が明滅を始めた。

「だか…」

ら、と続けようとした言葉が、力を失い抜けた吐息に化ける。酸欠で、頭がくらくらする。
精一杯の訴えかけも、ここまでだった。ゆっくりと、幸さんが僕の方へのしかかってくる。

――最期に見たものが幸さんの顔で、よかったな――

出せるものは出し尽くした。けれど、力が足りなかったな…そんな思いが、最期に頭をよぎる。
262鯱女房(3/3) ◆e6cisY6kSA :2008/11/16(日) 01:32:58 ID:1HmVSO7k
ぽたり。


そんな諦めに囚われた僕の顔の上に、暖かなものが零れ落ちた。
天井の水滴…?

違う。

水滴は、湯気が冷えて天井に露となって落ちてくるもの。だから、もっとひんやりした雫のはず。
その事に気付いた時、酸欠で霞む目の前が、ゆっくりと焦点を取り戻していく。

目の前の、幸さんは、ぽろぽろ涙をこぼしながら、僕のことを見つめていた。


「ばか…」

瞳の眼光は消え、いつもの幸さんの顔のまま。

「郁人のばか…」

よかった…僕は幸さんを、助けられたのかな…。

「こがな無茶して…うち、うち…」

「幸さん…」

「! 郁人!?」

「よかった…ちゃんと…明るい幸さんだ…」

「うちの心配なんかしとる場合がかよ…郁人のおひとよし…」

「大丈夫ですよ…だって…」

「「だいすき」」「やき…」「です、から…」

想いを伝えられた安堵。けれど、神様は、僕に本能の悪戯を掛けていた。
胸が一杯になった瞬間、「全てを出し切って」なんかいなかった僕の一部が、
引き絞られたものを、撃ち出してしまった。

「あっ…幸さん、ごめんなさ…」
「…え? ひっ、くぁ…っ!」

散々絞り上げられ、焦らされ、待望の瞬間を待ち望んでいた僕のペニスは、
根性と堪え性を使い切ってしまった僕の事なんかお構いなしに、
溜めに溜めていた遺伝子を、幸さんの膣内に、解き放った。

びゅく、びゅく、びゅく…ぴしゃっ。

ナカで顔付き合わせていた幸さんの最奥に、何度も、何度も放たれたものが飛沫くや、
僕の射精のリズムに沿うように、ぎゅにゅっ、ひくひくっ、と幸さんが僕を締め付け、

「は…あはっ…これ、凄、熱く、てっ…」

くたっ、と上半身の力を失った幸さんが、僕に凭れ掛かって来る。
たぷん、とした幸さんの張りのある乳房を胸に感じてはいたが、
同調する絶頂のパルスの肉体の悦びと、愛する女性に絶頂を与えられた充足感に
恍惚とし、また目の前の霞みに身を任せるほかなかった。

(もうちょっとだけ続くんじゃよ)
263名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 01:58:42 ID:UperP3xs
>>262
とりあえず今日の分は終わりでしょうか?
なんにせよGJ。
以前保管庫で読んでから続きをずっと待ってましたよ。
264 ◆e6cisY6kSA :2008/11/16(日) 09:26:32 ID:XbYUcDXY
あ、すんません。一旦これで本日の投稿分はおしまいって事で…。
265名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 10:10:02 ID:py3viUtl
266名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 10:21:27 ID:py3viUtl
ミスった…orz

>>264

続き読みたかったですGJ!!
267名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 13:45:55 ID:vYvBm1iR
>>264
GJ!自分も続き待ってました。
268名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 18:39:01 ID:9CtkLGHG
>>264
GJ!!ずっと待ってたかいがあったぜ!続き期待してます。
269名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 03:03:31 ID:nn+1SkQN
GJやき〜!
270名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 19:19:33 ID:6ivew8c3
GJ!
271名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 13:46:21 ID:ovcwT2TR
このスレって、逆レで有れば、レイプされる側はショタでも大丈夫? お姉さん動物に犯されるみたいな。
保管庫の20作くらい読んだけど、ショタが無かったもので。
272名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 13:48:14 ID:wf6y0Uuq
よく読めもっと読め狐娘は俺の嫁
273名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 13:50:55 ID:P/5MP7Ba
>>271
え?あるだろ
「イヌミミなわたし」
274名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 13:53:07 ID:ovcwT2TR
わかりました。ありがとうございます。
275名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 19:44:10 ID:Rp9kAqFB
四神シリーズがショタじゃなかったなんて知らなかったぜ
276名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 19:53:39 ID:wEdIsC9J
>>271
亀娘とかライオン親娘とかヒドラさんとか
277名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 19:56:03 ID:wf6y0Uuq
萌魔王もショタっぽかったぜ
278名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 20:07:40 ID:92H9v9w7
カラスっ娘とショタ雀もあったような…
279 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:26:49 ID:etUi6tVS
空気を読まず(ある意味では読んでる?)投下。

注意事項: おとなのおねえさん×中1ショタ
        ソフト虫ネタ
        バッドエンド風味

合わないと思ったらトリップでスルーしてください
280雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:27:55 ID:etUi6tVS
 朝起きてみたら、ちょっと寝坊気味だった。ぼくは急いで温かい布団の誘惑をはねの
けて朝ごはんをつめ込むように食べ、中学に入学してからの七ヶ月間で通いなれた道を
小走りに学校へと向かう。
 通学路の坂道を上っているとき、目を前にちいさな白い綿毛のようなものが舞っていた。
雪虫だ。何かの本で読んだことがある。アブラムシみたいな小さな虫で、体を綿みたい
なもので包んでいる。風に吹かれながらしきりに羽をばたつかせているその姿は、名前
のとおり粉雪にそっくりだった。
 走るぼくの横を、白い雪虫と茶色い落ち葉が流れていく。十一月の朝は、風を切る手
がかじかむくらい冷たかった。

 学校についたぼくは、1年A組の自分のクラスに飛び込んだ。ギリギリ遅刻にはなら
ないぐらいの時間なので、もうクラスのみんなはぼく以外全員来ていた。ただその様子
が少しおかしい。もうすぐホームルームが始まるというのに、教室はがやがやと騒がし
く、みんな立ちあがって何かを話している。

「おはよう。なんかさわがしいね」

 ぼくは後ろの席に座る悪友の柴田に話しかけた。

「おう樋口か。遅かったな」
「ちょっとね。で、何かあったの?」
「ああ、それがよ、カメゾウが昨日事故って入院したらしいんだよ」
「え、本当に?」

 カメゾウというのは、ぼくらの担任で国語教師の亀山先生のことだ。

「マジマジ、そんで今日からカメゾウのかわりに別の先生が来るんだと」
「へえ、それって学校の外の人?」
「なんか女子の誰かがそんなこといってたな。女の先生らしいぞ」

 柴田がにひひ、と笑った。

「むさいカメゾウのかわりに女の先生だからな。おれとしちゃカメゾウにはいつまでも
入院しててほしいぜ」
「ばか、まだ顔も見てないのにそんなこといってもしょうがないだろ」
「だけどさ、こういうときに女教師っていったら、やっぱ美人って気がするじゃんか」
「そうかなぁ」
「そうだよ。お前も一度、女教師もののエロビデオとか見てみろって。すげえぞ」
「……そんなにすごいの?」
「おうよ。この前、アニキのパソコンいじってたら見つけてさ。ほんとすげえんだぜ。
オッパイなんかめちゃくちゃデカくてさ」
「そ、そう……」
281雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:28:31 ID:etUi6tVS
 ちょっとうらやましい。ぼくには兄弟とかがいないから、エッチな本やビデオは見た
ことがない。コンビニの前を通ったときなんか、雑誌の表紙に出てる女の人のおっぱい
が気になったりはするけど、それを買って読む勇気はなかった。

「先生来たよ。みんな静かにして!」

 クラス委員が叫んだ。みんな急いで自分の席に戻る。イスを引くガタガタという音が
ちょうどおさまったころ、教室のドアがガラリと開いた。
 入ってきたのは若い女の先生だった。それも本当に柴田のいったとおり美人だったの
で、ぼくはちょっと驚いた。後ろの席の柴田がぼくの肩をつついた。ふりかえると、な
んだかいやらしい顔で笑っている。たぶん、「な、いったとおりだろ?」とでもいいた
いんだろう。

「はじめまして。入院なさった亀山教諭のかわりに、みなさんの担任をつとめさせても
らう白川由紀子と申します」

 先生はそういって、黒板にとってもきれいな字で自分の名前を書いた。

「1年A組のみなさんとは短い間ですが、仲良くしていきたいと思いますので、よろし
くお願いします」

 白川先生はぺこりと軽く頭を下げた。するとみんなの間から拍手がおこった。特に男子
は熱心に手を叩いている。

「ありがとう。それではみなさん、何か質問はありますか?」

 先生が質問の時間を取ると、いっせいに声が上がった。

「先生はいま彼氏はいるんですか?」
「どこに住んでるんですか?」
「メールのアドレス教えてください!」

 先生はそれらの質問に「彼氏はいまいない」とか、「山の方に住んでいる」とか、「校則
で携帯は持ち込み不可でしょ」とか、いちいち丁寧に答えていた。
 ひととおり質問に答えたところで、

「そろそろ一時限目の授業だから、またあとにしましょう」

そういって、先生は教室を出て行った。
282雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:29:06 ID:etUi6tVS
 ホームルームと一時間目の授業の間にある短い休み時間になると、柴田がまた話しか
けてきた。

「な、な! いったとおり美人だっただろ」

 柴田が想像と全く同じセリフをいうので、ぼくはなんだかおかしくなる。

「そうだね、すごくきれいな人だった」
「マジはんぱねえよな! スタイルも顔も良しであのスーツも似合ってるし、やさしい
し、おまけにメガネだぜ! もう理想の女教師そのまんまだぜ!」

 テンションが上がってしゃべりまくる柴田の言葉にあいづちを打っていると、横から声
をかけられた。

「樋口君、これ」
「え? あ、なに」

 隣の席の江藤さんだった。手に持った学級日誌をぼくに向けて突き出している。

「樋口君、きょう日直だったのに忘れてたでしょ。遅かったから私が取っといてあげたよ」
「あ、そうだった。ごめん、ありがとう」

 学級日誌はその日にあったことや授業の感想などを日直が書いて、先生に見せてハンコ
をもらう決まりになっている。そういえば、今日は自分が日直だったのに職員室まで取り
に行くのを忘れていた。
 授業が始まったので、学級日誌は机の中に放り込んでおく。眠気を抑えながら一時間
目の授業を受けている時にふと、この学級日誌はやっぱり白川先生に見せるべきなんだ
ろうか、と思った。だからなんだ、というようなことなのだけれど、なぜだかそのこと
が妙に気になって、授業にさらに身が入らなくなった。
 ぼくはその日の学級日誌を、できる限りきれいな字で書けるように、何度も何度も書き
直すことになった。


 結局、納得がいくまで学級日誌を書きなおしていたら、帰りのホームルームが終わる
までかかってしまった。ホームルームの間、白川先生はクラスのみんなに囲まれていて
なんとなく渡しにくかったので、ぼくはみんなが帰って先生が職員室に戻ろうとしたと
ころを見はからって話しかけた。

「先生、日直ですが学級日誌を書いてきました」
「えっ? ああ、ありがとう。ええと、何君だったっけ?」
「樋口です。樋口勇樹」
「樋口君ね、憶えたわ。悪いんだけど、ハンコ忘れちゃったから職員室まで一緒に来て
くれる?」
「わかりました、おともします」
「ふふ、ありがと」
283雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:29:47 ID:etUi6tVS
 先生について職員室に入る。いつもはたいてい他の先生が一人はいる職員室だったけ
ど、なぜかこの時は誰もいなかった。
 白川先生の机は窓際にあったが、他の先生のに比べるとほとんど何も置いていないの
がよくわかった。

「殺風景でしょ。私は非常勤講師だから、こういうのが当たり前なんだけどね」

 先生は軽い引出しを開けると、中からハンコと朱肉を取り出した。

「じゃ、見せてもらうわね」

 ぼくの手から学級日誌をうけとると、先生は椅子に座って読み始めた。
 先生が読んでいる間、ぼくは先生の顔をじっと見ていた。間近でみると、先生はやっ
ぱり美人だった。肌なんか雪みたいに白いし、鼻も目もすごく形がいい。メガネをかけ
ているので先生っぽい感じだけど、それがなかったらモデルっていっても十分通用する
と思う。スタイルだってバツグンにいい。
 なんだかすごくかっこいい感じの女の人なんだけど、さっきぼくに向けてくれた笑顔
はとっても優しかった。

「へえ、樋口君って字きれいなのね」
「あ、ありがとうございます」
「よかったね、字がきれいな男の人はモテるよ」
「そうなんですか?」
「うん、本当」

 先生が日誌を閉じた。ぼくはあわてて先生を見つめていた視線を外して、窓の外に向
けた。ずっと顔を見ていたと知られたくなかったし、なんだか目を合わせるのが恥ずか
しくなったのだ。

「とっても良く書けてたと思うよ」
「は、はい」
「あら、樋口君たら何を見てるの?」

 先生がぼくの視線をたどって窓に目を向けた。

「ああ、雪虫が飛んでるのね」
「え?」
284雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:30:20 ID:etUi6tVS

 確かに、窓の外にはぼくが朝見たのと同じように雪虫がふわふわと飛んでいた。

「雪虫は冬の訪れを告げる虫だもの、気になるよね。樋口君は、季節感とか大事にする方?」
「え、ええと……それなりには」
「そう? やっぱり男の子でも、風情とか季節感は大事にするべきだと思うよ」

 先生はそういって微笑んだ。

「そういえば、樋口君はなんで雪虫がこの季節だけ飛ぶか知ってる?」
「いいえ、知らないです」
「雪虫はね、普段は植物の上で暮らして、雌だけでこどもを作るの。だけど、冬を越す
ためには雄と交尾して卵を産まなくちゃならない。だから、冬の前になると交尾の相手
を探すためにああやって飛び回るのよ」
「へえ、そうなんですか」
「そう。だから雪虫がこの季節にまとう白い綿毛は、彼女たちの花嫁衣装なのよ」

 なるほど、そう思えばこの雪虫が飛び交う風景も、なんだかとてもロマンチックなも
のに思えてきた。

「先生は物知りですね」
「これでも教師の端くれだからね。さて、引きとめちゃって悪かったわね。もうそろそ
ろ暗くなってくるから、その前に家に帰ったらどうかしら」

 先生にうながされて、ぼくは家路についた。日が落ちかけた帰り道でも、相変わらず
雪虫は盛んに飛んでいた。
285雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:30:54 ID:etUi6tVS

 その夜、ぼくは夢を見た。
 夢には白川先生が出てきた。しかもなぜか純白のウェディングドレスを着て。そして
先生とぼくは向かい合って、緑のしたたるような夏の森の中に立っているのだ。
 ぼくが「似合ってますよ」というと、先生は微笑んで何かをいった。そのとき、突然
冷たい北風が吹いた。森の木々の葉が色づき、枯れ、落ち葉になって舞い降りた。その
積み重なった落ち葉には銀色の霜が降りる。森は一気に冬になった。
 北風はぼくと先生にも吹きつけた。ぼくの目の前で、先生のドレスが風にたなびいた。
すると、白いドレスはたくさんの雪虫にかわった。雪虫たちは風にのってどんどん飛ん
でいき、先生の着ているドレスはどんどん小さくなっていった。そしてついに、先生は
一糸まとわぬ生まれたままの姿になった。先生のおっぱいも何もかも丸見えだ。
 ぼくは先生がすっ裸になったので慌てたが、先生は全く気にしないように相変わらず
微笑んでいる。そしてぼくの方に歩み寄ってきた。
 気がつくと、ぼくも裸になっていた。
 先生は裸になったぼくのすぐそばまで近寄ると、ぼくの顔に手をそえ、そして少しか
がんでキスをした。大人のキスだった。ぼくらはお互いに舌を入れたり入れられたりし
て、存分に舌をからませ合った。
 ぼくがなんだか切ない気分になって先生の背中に手を回すと、先生もぼくを抱き返し
てくれる。先生のおっぱいがぼくの胸や顔に当たって、すごく気持ちがいい。
 キスをしながら、ふたりで体を触りあう。ぼくは先生のお尻やおっぱいをさわったし、
先生はぼくの背中や胸をさわった。
 そのうち、先生の手がぼくのペニスにふれる。ぼくは恥ずかしくなって、やめてくだ
さいといったけど、先生は気にせずぼくのそこをなでまわした。だんだんと気持ちよく
なってきて、そのうちぼくは抵抗を止めた。
 先生の手は、ぼくのペニスを握ったり離したり、くりくりといじったり、しごいたり
した。ぼくはどんどんどんどん気持ちよくなって、先生の体にすがりついた。さっきよ
りずっと切ない気分になって、涙がこぼれそうになる。
 ついにこらえきれなくなって涙の粒がぼくのほほを伝い落ちた。それと同時に、ぼく
のペニスがびくびくと震えだす。
 そして、ぼくは目を覚ました。

 起きてみると、まだ日の出前だった。暗い部屋の中に溜まった夜の冷気に、火照った
身体をなでられて身震いした。寒気が股間から上ってきて、パンツがじっとりと濡れて
いることに初めて気づく。
 急いでトイレに駆け込み、中を確かめた。おしっことは明らかに違う、黄ばんだ白の
粘液がパンツの内側にべったりとついていた。
 ぼくはこの日、生まれて初めて射精した。
286雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:31:25 ID:etUi6tVS

 なんとなく後ろめたい気持ちを引きずりながらも学校へと向かう。結局早朝に目が覚
めたまま寝ることができなかったので、どうにも体がだるい。体が重ければ心も重い、
最悪の朝だった。
 今日もまた、雪虫たちがふわふわと飛んでいた。その姿に、夜見た夢を思い出す。な
ぜ、ぼくはあんないやらしい夢を見てしまったんだろう。先生に対して、あんなことを
したいなんて思ったこともないのに。もしかしたら、ぼくは自分で思ってるよりずっと
エッチで、誰でもいいから女の人の裸を見たいと心の奥で考えているのだろうか?
 だとしても、先生にあんなことをさせてしまうなんて、人間として最悪だと思う。も
しあの夢の内容を先生に知られたら、きっと軽蔑されるだろう。二度と口をきいてくれ
ないかもしれない。せっかく昨日は二人きりで話せたのに。
 学校についてからも、ぼくの気は晴れなかった、後ろから柴田が話しかけてきたとき
も適当な返事しかしなかった。初めてみた自分の精液と、洗ってベッドの後ろに隠して
干したパンツと、夜に見た夢と、白川先生のことばかりが頭の中でぐるぐると回ってい
た。
 今日はホームルームの他に国語も白川先生の授業だった。先生は昨日ぼくに雪虫の話
をしたときのように、おだやかに優しく教科書の内容を解説した。それがとてもわかり
やすくて、しかも面白かったので、みんなは昨日よりずっと先生のことが好きになった
ようだ。柴田にいたっては「カメゾウには一生入院しててもらおうぜ!」なんてことま
でいったが、下手をすると男子はおろか女子までその意見に賛成しそうな勢いだ。
 だけど、先生の人気が上がるたびに、ぼくはますます気持が落ち込んでいく。こんな
人気者の先生を、ぼくは夢の中で汚してしまったのだ。それも、まるで先生がいやらし
い人みたいにぼくの恥ずかしいところをまさぐる夢で。本当は絶対にそんなことをしな
いだろう先生に、夢の中とはいえあんなことをさせてしまったことが、今更ながらもの
すごく罪深いことに思えてくる。
 
「おい樋口。お前、今日なんか変じゃね。体調でも悪いのか?」
「ほんと、顔色も悪いみたいだよ。保健室行く?」

 ぼくの様子が気になったのか、柴田と江藤さんが声をかけてくれた。

「そんなことないよ。心配しないで」
「そうか? それならいいけどよ」
「でも、絶対に無理はしない方がいいよ。やっぱり念のため保健室いこうよ。ひょっと
したら風邪のひき始めかも」
「なんだ、江藤はずいぶん過保護だな。本人がいいっていってるんだからいいじゃんか」
「そういうわけにもいかないでしょ。私、保健委員だし。それより、今日は柴田が日直
でしょ。ちゃんと日誌書いてる?」
「あ、忘れてたわ」
「もう、ちゃんとやってよ」
「いいじゃん、あんなのやってもやらなくてもどっちでも良くね? っていうか、お前
は樋口のためには日誌わざわざ持ってきてやるのに、俺にはただ注意するだけなのな」
「そんなのたまたまでしょ。それより、あんたは早く日誌取りに行きなさいよ。私は樋口
を保健室につれてくから」
「い、いいよ保健室なんていかなくても」
「あ〜ひでえ、江藤が俺を差別する〜。樋口には優しいのに俺には冷たい〜。あれか、
江藤は樋口に気があるんだな。樋口にはいい奴って思われたいんだ。だからそうやって
差別するんだ。きったね〜」
「ば、馬鹿いわないでよ! そんなわけないじゃない。だいたい、そういうこと大声で
いわないでよ。恥ずかしいじゃないのこのばかヘンタイ最低男!」
「そ〜やってむきになって否定すんのがよけいあやし〜。やっぱ樋口が好きなんだ。顔
がいいから好きなんだ。それ以外の男なんかゴミだと思ってるんだ。マジ最悪〜」
287雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:32:16 ID:etUi6tVS
 二人が横で言い争っているのを聞きつつ、ぼくはまた自分の犯した罪の大きさについ
て思いをはせた。二人がケンカを止めるころには、ぼくは自分が一回死んでミジンコに
生まれ変わったあとメダカに食われてもう一回死んでついでにウンコになるべきである、
という結論に達した。
 そのころには本当にぼくの顔は土気色になっていたらしく、結局午後は保健室で寝て
いるはめになった。やっぱり、先にパンツをはき替えてから洗濯するべきだったかもし
れない。


 それから、一週間がすぎ、二週間がすぎ、季節はどんどん冬へとうつろっていった。
日はますます短くなり、朝夕には息が白く見えるようになった。あたりを飛んでいる雪虫
の数もだんだんと減っているようだった。
 十二月に入るころには、白川先生は学校中の人気者になっていた。美人で優しい先生
だから当然ではあるけれど。先生は女子生徒と一緒にお弁当を食べ、男子生徒から冗談
まじりのラブレターを受け取り、そしてきれいな字ときれいな声で授業をした。先生の
周りには常に誰かがいて、その人数はだんだん増えているようだった。中には他のクラス
からわざわざやってきている生徒もいた。
 ぼくはそうやって他の人と笑い合う先生を見るたび、むしゃくしゃするような悲しい
ような、そんなもやもやとしたよくわからない気持ちにさせられた。ぼくも一緒になっ
て先生とおしゃべりしたいような気もするし、それが怖いような気もする。自分でもど
うしたいのかわからないまま、先生ともう一度話すこともしないまま、時間だけがすぎ
ていく。

「亀山教諭が明後日から復帰なされるそうなので、私は明日でみなさんとお別れです。
みなさんと離れるのは残念ですが、残りの時間をなるべく良いものにしていきましょう」
 
 白川先生がそういったのは、学校のプールに初氷が張ったころだ。
 先生の言葉に、みんなの間から「ええ〜」っという不満の声が上がった。大勢の女子
と数人の男子がかなり真剣に引きとめるようなことをいったが、それでどうにかなると
いうものでもない。
 そこでせめて別れを惜しむために、翌日の放課後にお別れ会をすることになった。ク
ラスの仲間内で勝手に決めたことだから強制参加ではないけれど、結局全員参加するよ
うだった。

「カメゾウはほんとに空気読めてねーよな。ところで、お前も明日は参加すんの?」

 柴田がぼくにきいてきた。

「ああ、うん。そのつもり」
「だよな〜。はあ、なんとかして今のうちにケータイのメルアド教えてもらわねーと」
「それより、明日のお別れ会のためにジュースとかお菓子買いに行かないと。カンパで
払うから、二人も参加するならお金出してよ」

 江藤さんにいわれて、ぼくと柴田は財布を出した。

「ところで樋口君て、白川先生となんかあったの?」
「えっ、そんなことないけど、どうして?」
「だって樋口君て、先生とあんまり話してないようだったじゃない。みんなでおしゃべ
りしてる時も無反応だったし」
「ぐ、偶然だよそんなの」
「そう……。でも明日はせっかくの先生を送る会だから、なるべく楽しい雰囲気になる
ように樋口君も努力してね。柴田はふざけすぎたり失礼なこといわないように」
「う、うんわかった」
「へいへい、俺ってほんとに信用ないのな」
288雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:32:48 ID:etUi6tVS
 次の日の放課後、ぼくらと先生は教室に居残り、ささやかなお別れ会を始めた。
 用意されたのはジュースと紙コップ、それにスナック菓子くらいだったけど、みんな
はなるべく楽しい会になるようちょっとしたゲームをしたりして盛り上げた。中学生に
しては子どもっぽいゲームだったけど、それでもやっているうちにみんな熱中し始める。
教室の中に明るい雰囲気が満ち、空気は春のように暖かくなった。
 白川先生はぼくらと一緒になってゲームをして、プレゼントを受け取り、そして全員
とおしゃべりをした。ぼくも少しだけど、久しぶりに先生と話をした。
 先生はお別れ会の間中、ぼくらと一緒になって笑っていた。ゲームで勝ったり負けた
りするたびに、表情がころころ変わる。柴田が提案した王様ゲームに真っ先に賛成した
のは意外なことに先生で、王様になった江藤さんが柴田にお笑い芸人のものまねをさせ
る様子を見て大笑いしていた。
 ぼくはそんな先生の姿を見るたびに、なんだかとても切なくなってしまう。もう今日
で先生に会えなくなってしまうのだ、と思うたびに胸が苦しくなる。実際、ぼくが見せ
た笑いは半分以上が作り笑いで、おいしいはずのお菓子やジュースもほとんど味を覚え
ていなかった。
 いったい、ぼくはどうしたいのだろう。先生と一緒にいたいと思っているのか、それ
とも謝りたいと思っているのか、自分でもよくわからない。ただなんとなく、このまま
会が終わってしまったら、自分がとても後悔するだろうということだけがわかっていた。

 だけど、いつまでもお別れ会が続くはずもなく、ぼくがどうしようと焦ったりぐるぐ
る考えたりしているうちに、時間切れになっていた。

「みなさん今日は楽しい思い出をありがとう。みんなのことは忘れないわ。またいつか、
機会があったら会いましょう」

 先生が最後にあいさつをした。クラスのみんなはそれに対して「お世話になりました」
と全員で感謝の言葉をいい、それでお別れ会は本当に終りになってしまった。先生とぼ
くらとで教室を片づけると、

「みなさんさようなら。もう帰り道も暗くなっているから、なるべく友達と一緒に帰る
ようにね」

と先生がいい、みんなはそれに従った。

「先生も一緒に駅まで行きませんか?」

 誰かがいった。

「ごめんなさい。私はこれから職員室で荷物をまとめなきゃいけないの」

 先生の答えに、その誰かは残念そうな声を上げ、そして自分の友達と連れ立って教室
を出て行く。教室には誰も居なくなった。ぼく以外は。
289雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:33:20 ID:etUi6tVS
 ぼくはお別れ会の最中からずっと悩み続けていた。どうしてもこのまま帰ったらいけ
ないような気がして、動けなかった。電気も消されて真っ暗になった教室の中で、ぼく
はひとり立ちつくしていた。
 もし白川先生に何かをいいに行くなら、早くしないと先生が帰ってしまう。でも、何
をどうやって伝えたらいいのか見当がつかない。ただじりじりと時間が過ぎていくこと
に焦りがつのる。

「やっぱり残っていたのね」

 突然後ろから白川先生の声がして、ぼくはびっくりした。

「せ、先生、あの、ごめんなさいすぐ帰ります」

 ぼくは大急ぎでそういって通学カバンをつかんだ。

「別に怒ってはいないわ。最後にもう一度教室を見ておこうと思って来ただけ。それに、
なんとなく樋口君はここにいるような気が最初からしていたし」
「えっ、そうですか」
「そうよ。ところで、近くに行ってもいいかしら?」
「え、ええ、どうぞ……」

 先生は宣言したとおりぼくの近くまで歩いてきた。ぼくと先生は並んで、教室の窓か
ら見える寒々とした校庭の景色を見た。

「そういえば、樋口君とは前にも一緒に窓を見たわね」
「そうですね」
「あの時は雪虫がたくさん飛んでいたけれど、いまは見なくなってしまったわね」
「……そうですね」
「もう冬なのね。きっと、もうすぐ本物の雪が降るわ」

 先生の言葉を聞きながら、ぼくは窓をずっと見ていた。正確には、窓ガラスに映った
白川先生の姿を。
 もうすっかり日が落ち切った夜の校庭を背景に、先生とぼくの姿が並んで映っている。
窓に映った先生はぼくより背が高くて、あいかわらずの美人で、でもとても悲しげだっ
た。
 ぼくはふと、先生がこのまま夜の暗さの中に溶け込んで消えていってしまうような、
そんな気がした。

「先生は、これからどこに行くんですか?」
「私? 私は、これから人のいない場所に行くと思うわ」
「それは、どこなんですか?」
「たぶんあなたにいってもわからないと思う。とても遠いところだからね」
「そんな所にいって、先生は寂しくないんですか?」
「そうね、少し寂しいと思う。けど、しょうがないのよ。大人だから」
290雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:33:52 ID:etUi6tVS

 大人だから――そういわれた瞬間、ぼくの目から涙がこぼれた。悲しくて切なくて、
でもどうしようもなくて。後から後から涙が流れだして止まらなかった。先生の目の前
で泣くのがとんでもなく恥ずかしかったので必死に抑えたけど、ぼくの口からはひくひ
くとしゃくりあげる声が漏れ出した。
 白川先生は突然泣き出したぼくを見ても驚かず、両手を背中にまわしてぼくをぎゅっ
と抱きしめてくれた。ちょうどぼくの顔と先生のおっぱいが同じ位置にきて、ぼくの頭
はすっかり先生の胸と腕に包み込まれるようになってしまった。

「先生……せんせえ……」
「ごめんね、こんな話をしちゃって。でも、それがあなたのためだと思ったから」

 ぼくは本当に小さな子どもに戻ったかのように、先生の胸のなかで泣き続けた。その
間中、先生はぼくの頭をなで続けてくれた。そのことに安心したぼくは、震える声をな
んとか抑える。そしてようやく口を開けるようになったころ、

「ぼくは、先生について一緒に行きたいです」

といった。

「ぼく、先生と離れたくないです。お願いだから、ぼくを一緒に連れて行ってください」
「残念だけど、それは無理よ」

 当たり前だけど、ぼくがいった無茶は聞き入れてもらえなかった。すっかり胸に抱か
れた状態なので先生の顔は見えなかったけど、先生がさっきよりずっと悲しい顔をして
いるのは何となくわかった。

「たしかに私も樋口君が好きよ。私のかわいい生徒だもの。でも、それとこれとは話が
違うわ。それに、あなたには友達やご両親だっているでしょう?」
「だけど、先生、だけど……」

 ぼくはすっかり駄々っ子になって、先生に抱かれながらずっと同じ言葉を漏らし続け
た。

 やがて根負けしたように、先生が口を開いた。

「じゃあ樋口君。いまから、樋口君にだけは本当のことを話すわ。ようく聞いてね」

 ぼくが小さくうなずくと、先生はゆっくりと話し始めた。
291雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:34:23 ID:etUi6tVS

「私の正体はね、雪虫の神様なの。厳密にいうと本当の神様じゃなくて、妖精みたいな
ものなんだけど、だいたいそんな存在。私はいつもは人には見えなくて、一匹ずつ雪虫
の中に分裂して眠っているの。だけど、雪虫が人前に現れ飛び回る時期になると目覚め
て、こうして人の姿になって見えるようになるわ。そして、雪虫たちが飛びながら交尾
の相手を探すのと同じように、私も人間の男の人の中から自分の結婚相手を探すのよ。
だけど、本当の雪が降るくらいの季節になると人間の姿を保てなくなるから、雪虫が姿
を消したら私も人間の世界にいられなくなる。だから、私とあなたとは今日で別れなく
ちゃいけないの」

 先生はぼくの頭をなでていた手を離した。

「もし、私がそういったら、あなたは信じてくれる?」

 ぼくは顔を上げて、先生の目を見た。

「じゃあ先生、もしぼくが……」
「あなたが?」

「もしぼくが先生の結婚相手になりたいっていったら、今日だけならぼくと結婚してく
れますか?」

 先生もじっとぼくの目を見た。

「樋口君は、私のいったこと信じてくれるの?」

 ぼくは目尻についた涙をぬぐってうなずいた。

「一応いっておくけれど、本当に今夜限りなのよ」
「わかってます」
「もし、あなたが途中で止めてほしいって思っても止められないのよ。だって、一年に
一度しかない機会なんですもの」
「それでいいです。絶対に後悔しませんから」
「結婚っていっても、あなたの思っているようなのとはたぶん違うわ。私は、あなたの
無知につけこんで、あなたを好きなように利用しようとしているだけかもしれない」
「かまいません。だって、本当はそうじゃないって知ってますから」
「そう……」

 先生はぼくの顔に手をそえた。

「じゃあ、私ももう我慢しないわ」

 そして少しかがんでキスをした。大人のキスだった。
 先生の舌がぼくの唇を割って口の中に入ってきた。ぼくの舌や歯ぐきやほほの裏側の
肉まで、全てなめられてしまった。自分の口の中に自分の舌以外に動くものがあるとい
うのはすごく不思議な感じだったけど、同時にそうやってなめられるのはすごく気持ち
がよかった。
292雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:34:54 ID:etUi6tVS

「ごめんね、樋口君」

 キスが終わってぼくから口を離した先生はそういって謝ってきた。

「本当は私、前からあなたと結婚したいと思っていたわ。だってあなたみたいに可愛い子
が私のことをずっと見つめていてくれて、しかも私は男の人を探しにこの世に出てきたん
ですもの。だから、私があなたのことを好きになるのもあっという間だったわ。でも、あ
なたはそんなことをするには早すぎると思ったから、ずっと近くからあなたを見ているだ
けで我慢してたの」

 先生は、まるで熱を出した病人のように潤んだ瞳でぼくを見ていた。

「ずっと自分に言い聞かせていたわ。この子とは、そんなことをしちゃいけないんだっ
て。この子には、私よりもっと相応しい相手がいるって。こんな年頃の子どもとそんな
ことをしたら、きっとこの子の心に傷を残すことになるって。ずっとそう考え続けてき
たの。でも、あなたに見つめられるたびに、私の決心は揺らいでいた。さっきこの教室
に来た時も、本当はここに来るべきじゃないとわかっていたけれど、どうしても我慢で
きなかったのよ」 

 ぼくも先生の顔をじっと見つめた。さっきのキスのせいか、心臓がどきどきしすぎて
痛い。

「だけど、もう我慢も限界なの。あなたが私と一緒に居たいって、あなたが私のことを
信じるって、そういってくれたから」

 ぼくたち二人は自然に抱きあっていた。今度は、ぼくもしっかりと先生の体に腕をま
わして。

「先生……」
「うん、そうよ樋口君、だから」

 先生の細い腕にぎゅっと力がこもった。

「結婚しましょう、私たち。そして子どもを作るのよ」

 その言葉と同時に、ぼくらはもう一度唇を重ねた。

「んっ……ぷはっ……あ、先生……」
「あ、ん……大丈夫?」

 慣れないキスに苦しくなったぼくに、先生が心配そうに声をかけた。

「大丈夫です、ちょっと苦しかったけど、気持ちよかったです」
「そう、ならいいけど」

 そして先生は悪戯っぽく笑った。
293雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:35:26 ID:etUi6tVS

「ねえ、樋口君。私たちさっきから結婚としかいっていないけど、本当は何をするのか
わかる?」
「え、えと、その……。せ、セックス……ですか?」 

 ぼくは恥ずかしさをこらえてその言葉をいった。

「ええ、そうよ。子どもを作るときは、キスの後はセックスをするの。ふふ、樋口君も
ちゃんと知ってたのね」
「ご、ごめんなさい……」
「謝ることないわ。学校でも保健体育で教えるものね。まだあなたの学年だと習ってな
いかもしれないけど。――じゃあ、セックスってどんなものなのかはわかる?」
「ええと、まず裸になって、それから男の人のペニスと、女の人のお……ヴァギナを合
わせて」
「そう、それから?」
「そ、それから、ペニスを膣の中に入れて、それで男の人がその、し、射精します……」

 そこまでようやくいったところで、ぼくはもう耳たぶが熱く感じるぐらい恥ずかしく
なっていた。

「その通りよ、テストだったら百点満点ね」
「う、ありがとうございます……」
「そんないじけないで。ごめんね、あなたがどれくらい知識を持ってるか知っておきた
かったから。おかげで安心したわ。樋口君も男の子だもん、ちゃんと知ってるよね」

 先生は下を向いてうなだれているぼくにそういって、抱き合っていた腕を離した。

「じゃあ、まず裸にならなくちゃね。服脱ぐから、樋口君も脱いで」
「は、はい」

 ぼくらはお互いにお互いを見ないよう後ろを向いて服を脱いだ。ぼくの耳には、先生
がスーツを脱ぐ衣擦れの音や、メガネを机に置く音が聞こえた。ぼくは何度もボタンを
外しそこねたりネクタイの結び目にてこずったりしながら、なんとか制服を脱いだ。

「ぬ、脱ぎました」
「うん、でもちょっと待って。まだ振り返らないで」
「どうかしたんですか?」
「ううん、ただ、私を見る前に約束してほしいの。何を見ても、逃げないって」
「……わかりました。絶対に逃げたりしません」
「ありがとう。もう、振り返ってもいいよ」

 ぼくは振り返って、ついに先生の裸を見た。
 先生の裸は、やっぱりものすごくきれいだった。メガネを取った顔はいつもよりもっ
と優しく見えたし、服を脱ぐと白い肌が暗い教室の中で浮き上がるように見える。先生
のおっぱいは、なだらかな丘のように盛り上がって、とても柔らかそうだった。
294雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:36:00 ID:etUi6tVS
 そして不思議なことに、先生の下半身は何か白いもので包まれている――ように見え
た。実際にはしっかりとそれが見えたわけじゃないし、脚の輪郭なんかははっきり見え
ているのだけど、なぜか体の周りに白いもやか幽霊のような何かが見えるような気がし
てしょうがないのだ。
 さらに背中にも、ちらちらと羽のようなものが見えるような気がした。それはガラス
のように透明で二対ある、ということは意識できるのだけど、どう目を凝らしてもその
姿をはっきりとらえることはできなかった。

「ど、どうかしら。私の体は、どんな風に見える?」

 先生が緊張した声でたずねてきた。

「きれいです。すごく」
「そ、そう? 何か変なものは見えない?」
「ええと、何だか白いもやみたいなのと、透明な羽みたいのが見える気はしますけど、
それ以外は普通だと思います」
「そう、良かった」

 先生は目に見えて安心したようだった。

「私の体って人によって見え方が違うらしくて、たまに霊感の強い人だったりすると、
それ以外のものがもっとはっきり見えるのよ」
「それ以外のものって?」
「例えば、虫の脚とか、節のある腹とか、触覚とかね」
「ええっ!」
「いったでしょう、私は雪虫の神様だって。――どう、気持ち悪いと思う?」

 ぼくは改めて先生の体を見た。やっぱり、先生の体は普通の人とどこか違うように見
える。ぼくはその時、「先生は本当に人間じゃないんだ」と実感した。だけど、だから
といってそれを気持ち悪いとは感じず、むしろ先生が神聖で尊いものに思えた。

「気持ち悪くなんかないです。先生の体、すっごく素敵です」
「……ありがとう。そういってくれて、とっても嬉しいわ」

 そしてぼくらは、もう一度体を寄せ合った。
 直に触れる先生の肌は、温かくてしっとりとしていて、ただ触れあっているだけでと
ても気持ちが良かった。ためしにもやの部分や羽に触れてみようとしたけど、素通りし
てしまってどうしても手では触れなかった。

「やっぱり気になる?」
「ううん、大丈夫です」
「良かった。私も、樋口君の体に触っていい?」
295雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:36:31 ID:etUi6tVS

 ぼくがいいですよ、というと、先生の手がぼくの背中や胸をなで始めた。触るのも気
持ち良かったけど、触られるのはそれよりもずっと気持がいい。先生の指先が肌に触れ
るたびに、そこからぴりぴりと静電気みたいに心地よさが頭まで上って来た。

「あ、せんせ……気持ち良いです」
「そう、だったらもっと気持ち良くなっていいよ」
「あの、先生は」
「なに?」
「先生は、ぼくの体を触りたいって思うんですか?」
「ええ、思うわ。樋口君の体をさわりたいし、樋口君に触られたい。だから、もっとい
ろんなところを触って。私もあなたのいろんなところを触るから」
「は、はい」

 ぼくはその時はじめて、先生のような女の人も、男の人の体を触りたいと思うという
ことを知った。異性の体に触るというのはとってもいやらしいことだと思っていたけど、
実際はそうじゃなくて、相手を思いやりながらするそれは、想像よりずっと素晴らしい
ことだった。
 だからぼくは、先生のおっぱいやお尻にも手をのばして、優しくそこに触ったりもん
だりする。先生もぼくの体のあちこちに手をのばして、じっくりとぼくの全身をなでた
りさすったりした。
 なるべくなら、先生にもっと気持ちよくなって欲しいと思ったけど、たぶん先生より
ぼくのほうが気持よくなっていたと思う。なぜなら、先生の手はずっと動き続けていた
けど、ぼくはあまりの気持ちよさに途中で手が止まったりしたから。

「あっ、そんなところ、汚いです……」

 動き回っていた先生の手が、ついにぼくのペニスにまで触れた。触れられたとたん、
背筋がびくっと震えた。

「汚くなんかないわ。それに、これからセックスをするのよ。ここを触らないとどうし
ようもないわ」
「で、でもぉ……」
「恥ずかしいでしょうけど、我慢して」

 先生の手はぼくのペニスを、くにくにと指でもむようにして刺激した。

「あぅ……なんか、すごく変な感じです」
「大丈夫よ。まだ慣れていないだけだから、じきに気持ちよく感じてくるわ」

 ぼくはその変な感じを耐えるために、先生の体にしがみつく。ぼくのペニスは先生に
触れられて、だんだんと熱くなり、根元の方からはとくとくと血が流れる感触が感じら
れた。そのうち、ペニス自体も血の流れるのと同じようにぴくぴくと小さく動くのまで
わかるようになった。
296雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:38:55 ID:etUi6tVS

「ほら、樋口君の大きくなってきたよ」

 いわれて自分のそこを見ると、ぼくのペニスはいつもよりずっと大きく膨らんで、し
かも普段は皮の中にあって見えないおしっこの出る穴まで外に出ていた。そういう風に
なるっていうのは知っていたけど、こんなに大きくなったことなんてなかったから、ぼ
くは、ぼくのそれが自分のものでなくなったような気がして、なんだか怖いと思ってし
まった。

「ひっ……」
「大丈夫、健康な男の子の証拠だから」

 先生は感触を確かめるように、ぼくのそこを刺激し続けながらいった。

「ちゃんと反応はするね。だけど、まだ全部は剥けてないみたい。いま、剥いちゃいま
しょうか」

 先生は指でぼくのペニスの先っぽを軽くつまむと、そのままゆっくりと下に向けて皮
ごと引き下ろした。

「あ、あ、あぁ……」

 ぴりぴりするような感触とともに、ぼくのペニスの中から赤くはれた中身が出てくる。
そして、

「ひぎっ、い、痛いっ、痛いです!」

最後まで引きずり降ろされる寸前、皮がひきつったようになって、激痛が走った。

「痛い? ここだけまだくっついちゃってるんだね。じゃあ……」

 先生は急にしゃがんで、ぼくのそこをぺろりと舌でなめた。

「え、ええっ、そんな」
「驚かないで。唾をつけて、くっついちゃったところを剥がすだけだから」
「ひ、でも、でもぉ……」
 
 何回かそこに舌で触れたあと、先生はゆっくりとぼくのペニスをその口の中に入れて
しまった。

「あぁぁ!」

 ぼくはもう何が何だかわからなくなった。先生の口の中に、ぼくの恥ずかしくて汚い
部分が丸ごと飲み込まれてしまい、でもとてもそのことが信じられず、いやらしいよう
なうれしいような、悲しいような怖いような、そんなぐちゃぐちゃな気持ちになってしまっ
たのだ。勝手に足ががくがくふるえだして、今にもへたりこみそうになる。
297雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:39:29 ID:etUi6tVS

 ぼくがそうして混乱している間にも、先生は口の中でぼくのそこをなめて唾でぬらし
て、そしてひきつった部分を舌先でむいていく。びりびりと、あるいはひりひりとする
ような痛みがあったけれど、ぼくにそれを気にしている余裕はなかった。

「んっ――ほら、全部むけたよ。よく我慢したね」

 そういって先生が口を離した。先生の口から出てきたそれは、いつも見ているぼくの
ものとは全然形が違って、赤いヘビの頭みたいだった。先生の唾でぬれたそこに冷たい
空気が当たると、まるで氷でなでられたみたいに感じる。
 はあはあと息を切らしたぼくは、ついに床の上にへたりこんでしまった。腰くだけに
なって、ぶるぶるとふるえながら、ぼくは初めて女の人に本当のいやらしいことをされ
たショックを受け止めた。

「う……ううぅ……」
「怖かったんだね。ごめんね。でも、大事なことだから」

 泣きそうになっているぼくを、先生が優しく抱きしめてくれた。先生の温かくてやわ
らかい体に包まれて、ようやくぼくのふるえは止まった。

「樋口君も、見られるばかりは嫌だよね。私も自分の恥ずかしいところ、あなたに見せ
てあげる。ちゃんと、女の人の体のこと教えてあげる」

 先生は立ちあがって脚を軽く開くと、ふとももの付け根にあるそこをぼくに見せた。
もやの薄くなったそこだけが、真っ暗な中でもはっきりと見えた。
 ぼくが初めてみる女の人のそこは、真っ白の体に引かれたピンク色の線みたいに見え
る。そして先生が自分の指でそこを広げると、太い線だったそれが赤い花みたいになった。

「ほら、これが女の人の性器。この中に、今から樋口君のそれが入るの」

 ぼくはそこを食い入るように見つめた。いやらしい、見ちゃいけないものだっていう
気がしたけど、でもどうしても見ずにはいられなかった。

「良く見てね。この外側のが大陰唇で、内側のが小陰唇。上にある丸いお豆みたいなの
がクリトリス。そして、見えにくいけど、いま私の触れている辺りに穴があって、そこ
が膣口。ここに、男の人のペニスを入れて中で射精すると、赤ちゃんができるのよ」

 先生はいちいち指さしながらそこを示した。ぼくは聞いているような、半分聞いてい
ないような、ふわふわした心地でその説明を聞いていた。

「んっ……」

 説明していた先生が、自分の膣口の中に指を入れる。それは入るっていうより、埋ま
るといった方が近いような、そんな風にぼくには見えた。
298雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:40:14 ID:etUi6tVS

「せ、先生……」
「は、ん……ちょっと待って。いま、私も、セックスの準備をしているところだから」

 ぼくの見ている前で、先生の指が出たり入ったりをくり返した。何度も出入りするう
ちに、先生のあそこも指も、きらきらと光る液でぬれていくのがわかった。

「は、あんっ……はあ、気持ち良いよぉ……」
「先生、気持ち良いの?」
「ええ、そう、よ……。私、樋口君の裸を見ながら自分のここをいじると、気持ち良く
なっちゃうの」
「ぼ、ぼくの裸でそんな風になるの?」
「そう、私、いま樋口君の裸でお……オナニーしてるのぉ。はあ、んぁ……」

 ――オナニー、なんだ。
 ぼくは、名前だけ知っていたその行為を間近で見て、なんだかものすごく興奮してし
まった。無意識のうちに、ぼくの手も自分のペニスをさわっていた。
 ぼくは生まれて初めてのオナニーを、先生と見せあいっこしながらした。

「はあぁ……樋口君のも、また大きくなったね」

 先生のいったとおり、一度小さくなりかけていたぼくのペニスは、さっきよりもずっ
と大きく成長していた。

「二人とも準備できたね。じゃあ、そろそろセックス、しましょう」

 先生は手近な所からイスを一脚ひっぱりだして、ぼくの前に置いた。

「あなたはここに座って」

 ぼくはうながされるまま、そのイスに座る。座ったぼくの両脚を、先生の手が優しく
開いた。先生自身は、ぼくの体の上にまたがった。

「樋口君の初めて、私がもらうから。いい?」
 
 じっと見つめられて、ぼくは返事を求められていることに気づく。

「は、はい」
「うん、よろしい。じゃあ、いくね……」

 ぼくのペニスを手で支え、先生はゆっくりとその上に腰をおろした。

「ん……くは、あぁ……」
「ああっ……せ、先生……せんせぇっ!」
299雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:40:46 ID:etUi6tVS

 ぼくの赤くはれたペニスが、先生の中にずぶずぶと飲み込まれていった。
 先生の中は、とっても熱くて狭い。ぼくの敏感な先っぽを優しく包み込んで、同時に
根元はきゅうっと強くしめつける。

「先生……、先生、せんせえ、せんせぇ……」
「はふ、全部……はいったよ。これで、樋口君も大人なんだね」

 先生の腰が落ち切ると、ぼくのペニスは完全に見えなくなってしまった。ぼくは先生
の体重を全身で感じて、とっても幸せな気分になる。ペニスからは今までに感じたこと
のない気持ちよさがこみ上げてきて、お腹も胸も頭の中も、全部が温かい涙の味で満た
されたような感じがした。
 ぼくらはぴったり一ミリのすき間も作らずくっついて、なるべくたくさんお互いを感
じられるように抱きあった。ぼくは先生のおっぱいに顔の両側を挟まれながら、先生の
顔を見上げる。先生も自分のおっぱいの間にあるぼくの顔を見る。先生がうつむくと、
ちょうど二人の唇が合わさった。

「ん、ちゅ、ちゅるっ……はあっ、んぐっ……」
「ふうっ、んんうっ……くちゅ、ちゅうぅっ」

 ぼくたちはお互いの体がすっかりとなじんだと思えるまで、お互いの口を吸いあった。
ぼくが舌を突き出すと先生がそれを吸ったし、先生が舌をあたえてくれればぼくがそれ
を吸った。お互いがお互いのものをなるべく多く自分の中に迎え入れようとして、そし
てお互いが自分のものを相手に与えたがった。
 そのうちぼくの体は全てぐずぐずに溶けて、先生に飲み込まれてしまうような心地に
なった。ぼうっとした頭ではもう、どこからどこまでが自分の体なのかも判断できなく
て、だから、自分のペニスがとっくに限界を超えていることに気づいたのは、もうそれ
がびゅくびゅくと動いて射精を始めた後だった。
 ぼくのペニスが不慣れな動きで精液を噴き出すのを、先生はきゅうっきゅうっという
腰の動きで助けてくれる。キスを続けながら、ぼくはその気持よさに息を止めてたえた。

「はあっ、出ちゃった……」
「ちゃんと出たね。あなたの射精、しっかり感じたわ」

 ようやく射精が終わって息苦しさにもだえるぼくに、先生はそう声をかけてくれた。

「先生、これでもう終わりなの?」

 ぼくは不安になってきいた。

「大丈夫よ、まだ時間はあるわ。今夜だけなんだから、できなくなるまで何度でもしま
しょう」
300雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:41:18 ID:etUi6tVS

 先生の腰が動く。ぼくのペニスは先生の中に包まれたまま、ぐうっとしごきあげられ
た。

「ふああぁっ! 待って、先生。ぼく、まだぁ……」
「出したばかりでつらいのね。だけど、ごめんなさい。私は、今夜はもう我慢しないっ
て決めたの」

 ぼくの上で先生が腰をひねり、上下に振り、左右にゆすり、ためらうことなくぼくの
ペニスを刺激した。そこからぼくの頭に流れ込んでくるのは、敏感な先っぽをこすられ
る痛み、熱い先生の中の気持ちよさ、そして射精したばかりのペニスを無理やりにいじ
くりまわされる、もどかしい苦しさ。

「ひんっ、あっ……アッ……あっ……ハあっ!」

 苦しさと気持ちよさにぼくは息もできずにあえぐ。今までの人生で一度も使ったこと
のない神経にいきなりとてつもない刺激を流し込まれて、ぼくの脳みそは焼き切れそう
になった。
 それでも刺激されるうちに、だんだんと苦しさより気持ちよさの方が大きくなってく
る。気持ちよさは先生が動くたびに大きく膨らんでいって、同時にぼくのペニスもまた
膨らんでいく。
 自分の心臓の音がうるさいほどに大きくなる。汗が体中の水分が全部出てしまったん
じゃないかと思えるほどたくさん噴き出て、ぼくも先生も全身がずぶぬれになった。
 先生とぼくがつながっている部分はもっとずっとびしゃびしゃになっていて、先生が
腰を打ちつけるたびにぐちゃぐちゃと水音を立てた。その水音すら、ぼくの興奮をどう
しようもないほどに高める。

「ひぐっ、でるぅ! あっ、あああ!」

 流し込まれる気持ちよさが体の中に収まりきらなくなって、ついに爆発した。
 今度は射精の瞬間が自分でもわかった。ぼくのペニスがびくびくと脈打ち、体の奥底
にたまったマグマが飛び出すように、ぼくは先生の中に液状になった自分の欠片を流し
こむ。そして先生の体は、それをうれしそうに飲み込んでいった。

「はぅ、はあっ、はあ――。先生、ぼく……もう……」

 射精を終えたぼくは、すがるような気持ちで先生を見た。だけどそこにぼくが見たの
は、ぼくが望んだような表情じゃなかった。
 そこには、苦悩と悲しみの色があった。それと同時に、さっきオナニーをしていた時
のような興奮と抑えきれない欲望があった。
 ぼくは、女の人がそんな顔をしているのを見たことが無かった。いや、それをいうな
ら今までに見たどんな人のどんな表情とも違っていた。

「せ、先生……どうしたの?」
「――ごめんなさい」
301雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:41:55 ID:etUi6tVS

 先生がまたぼくに謝った。
 一度動きを止めていた先生が、再び動き出す。ぼくのペニスを中に入れたまま。

「ひぎっ――。せんせっ、止めてっ……きついよぉ!」

 今度こそ、ぼくは本物の苦痛を感じた。二回連続で射精したあとのぼくに、気持ちよ
さを感じる余裕なんてあるわけなかった。
 でも先生は、ぼくの訴えを聞いても止まらず、ぐいぐいと上下に左右に動き続ける。

 それでぼくは、自分がどんなに未熟で弱い存在なのかを知った。

 先生もぼくも、お互いのことを欲しがっている。それは間違いない。だけど、ぼくか
ら先生にあげられるものは、もう全て使い果たしてしまった。ぼくが弱くて、なにも知
らない子どもだから。だから、先生はぼくから奪うしかなくなってしまったんだ。
 ――ぼくのせいで。

 そう考えただけで切なくて苦しくて、涙が自然にあふれだすのを止めることができない。
先生のことを愛しいと思う感情が、自分が子どもなのがくやしいという感情が、この人
と離れたくないと思う感情が、ひどい、つらい、苦しいという感情が、いつまでもいつ
までもあふれ続ける。

「うあああっ! わあああああぁぁぁぁっっっ!」

 気がつくと、ぼくは大声を上げて泣きわめいていた。本当に小さい赤ちゃんのような、
人間ではない動物がほえるような、めちゃくちゃな声を上げてぼくは泣いた。

「ごめんっ! ごめんねっ! 樋口君ごめんね!」

 先生はぼくを抱きしめながら、何度も何度も、ごめんごめんと謝った。ますます激し
く腰を動かしながら、本当に必死な声で謝った。
 ぼくは先生に、謝って欲しくなんかないといいたかったけど、どうしてもまともな声
が出せず、ただ先生の胸に抱かれてわあわあ泣き続けるだけしかできなかった。
 いつしかぼくのペニスは、さっきと同じくらい大きくふるえて、先生の中にまた射精
していた。しかし、ぼくも先生もそんなことはもう気にしなかった。先生はずっと動き
続け、ぼくは泣き続けた。ペニスがふくらんで、射精して、泣いて。またふくらんで、
また射精して、また泣いて。ぼくはただ、ずっとそれだけをくり返す。
 先生もまた、動いて、あやまって、泣いて。また動いて、またあやまって、また泣い
て。ただそれだけをくり返した。
 泣き声の二人は、暗い教室の中で、小さいイスの上で、声が続く限り叫び続ける。声
が枯れてもお互いを呼び続ける。体力が尽きて、それでもお互いを抱きしめ続ける。そ
んな自分の全てを使い尽くすような交わりが、いつまでも続く。

 そして、ついにぼくの全てに限界が来た時、ぼくのすりつぶされた意識はふっつりと
とぎれた。
302雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:42:37 ID:etUi6tVS

 目が覚めた。目は覚めたけれど、ぼくの体は、死んだようにうんともすんとも動かな
い。だいぶ苦労してから、ようやくまぶたが開いた。
 目を開けたとき、ぼくは自分が、あの先生の体を包んでいたのと同じ白い綿毛で包ま
れているのを発見した。その綿毛はほんの一瞬で消えてしまったので、しっかりと見る
ことはできなかったけど、確かにぼくは先生に包まれていたのだと思う。
 そしてその向こうに、ぼくを抱きしめたまま目をつぶっている先生がいた。

「先生?」

 ぼくはひかえめに声をかけた。先生はずっと目を閉じたまま答えてくれない。

「先生!」

 焦ってそう呼びかける。

「大丈夫、起きてるわ」

 先生が目を開けてくれた。ぼくはほっとして胸をなでおろす。

「良かった。心配しました」
「そう……」

 先生は気だるげに一言だけいうと、ぼくを抱きしめていた腕を離す。

「あの、先生……」

 その様子が変だったので、ぼくはまた不安になった。

「樋口君、服を着て」
「え? あ、はい」

 そういわれて初めて、ぼくは自分が裸なのを思い出した。急いで床に放り出してあっ
たそれを拾って身につける。ぼくの後ろで、先生も服を着ているようだった。
 服を着たぼくが振り返ると、そこにはいつも通りの姿の先生がいた。

「荷物は大丈夫? 忘れものとか無い?」
「え?」
「忘れたの? あなたと私は、今日でお別れなのよ。もう時間が無いから、今すぐ別れ
なくてはいけないわ」
「そ、そんな! だって、先生はぼくと……」
「だめよ。最初に約束したでしょう、本当に今夜限りだって」
「で、でも……」
「樋口君、あなたはもうこれから本当の大人にならなければいけないの。そして、本当
の大人は別れの大切さを知っているものなのよ」
303雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:43:18 ID:etUi6tVS

 そういわれて、ぼくは先生との別れがどうしようもない運命であることを、いまさら
ながら思い知らされた。

「また、いつか会えますか?」
「それは無理よ」
「どうして? 一年後にまた戻ってくるんでしょう」
「確かに、私は一年に一度だけこの世に現れることができる。だけど、あなたと私とが
もう一度出会うことはないわ」
「ど、どうして……」
「その理由はきっと、あなたが本当に大人になったときわかること」
「ぼく、もう大人です! 先生だって、さっきそういったじゃありませんか」

 本当はそうじゃないと自分でも知っていたけど、でもいわずにはいられなかった。

「そういうことをいうのは、子どもだけなのよ。さあ、もう駄々をこねるのは止めて、
お家に帰りなさい。きっとご両親も心配しているわ」

 そして先生は、最後にぼくの頭を軽くなでてから、ぼくを置いて教室から出て行って
しまった。

「ああっ、待ってください先生!」

 ぼくは急いで教室を出て先生の姿を探した。しかし、走っていたとも思えないのに、
先生の姿はすでに見えなくなっていた。廊下に、先生の足音だけが響いていた。
 その足音のする方に向かって、ぼくは走り出す。廊下を走り、階段を駆け下り、また
廊下を走り、そしてついに一階の昇降口まで来る。そこまで来ても追いつけなかった。
 ぼくはためらうことなく、靴をはきかえることもせずにそのまま校庭へと走り出る。
きっとそこに先生がいると、そう思ったのだ。

 身を切るように寒い夜の校庭に出る。不思議なことに、真夜中にもかかわらずそこは
妙に明るかった。そしてそのうすぼんやりとした中に、白い小さなものが見えた。

「雪虫……」

 それは、白い綿毛をまとった雪虫たちだった。それも、今までに見たこともないぐら
いたくさんの。校庭の植木や、土の上、タイルの上まで、全てをおおい尽くすかのよう
に一面に雪虫がいた。
 その雪虫たちは、ぼくの目の前で一斉に飛び立った。ぼくの周りを、視界をさえぎる
くらいに雪虫が飛び交い、風に乗り、どこまでも高みに昇っていく。粉雪のようにも、
妖精のようにも見えるそれは、北風をつかまえて高く高く舞い上がり、そしてやがて空
に輝く星にまぎれてわからなくなる。
 ぼくはあまりに幻想的なその姿に心を奪われて、何もいえず立ちつくした。
 最後の最後まで先生は美人だと、ぼくはそう思わずにいられなかった。
304雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:44:34 ID:etUi6tVS

 結局あの後、僕は帰りがものすごく遅くなったせいで親にこっぴどく怒られた。理由
ももちろんきかれたけど、とても本当のことはいえず、ただ学校で居眠りをしたら夜に
なってたと言い訳した。どうも信じてもらえなかったようだけど、一応それ以上は追及
されずにすんだ。
 そして迎えた今朝、寝不足の頭を抱えつつも、ぼくはなんとか学校へと歩みを進めて
いる。街路樹の葉は全て落ちて、土の上には霜柱。ぼくの首にはマフラーが巻かれてい
る。今朝の天気予報は、まだ十二月の初めだというのに、もうこの冬一番の寒さを伝え
ていた。
 学校についたぼくは、授業を受けて、暖房の温かさに思わず居眠りをして、後ろの席
の柴田や隣の江藤さんとおしゃべりをする。

「相っ変わらずカメゾウはむさかったなー。入院したついでに、顔も整形してくりゃ良
かったのによ!」

 今朝のホームルームから復活した担任教師を、柴田はそうこき下ろした。柴田ほどで
はないにしろ、松葉杖をついてまで出てきたあの先生については、もっと長く入院して
て欲しかったというのがみんなの共通認識だ。

「そういえば、柴田は白川先生にメルアド教えてもらえたの?」

 江藤さんが柴田に向かってきいた。

「だめだった……。何度きいてもはぐらかされてよ。王様ゲームが最後のチャンスだっ
たのに、それを江藤、お前は……お前がっ!」
「ちょ、ちょっとそんな、急に逆ギレされても困るわよ! っていうか、アンタそんな
理由で王様ゲームなんていい出してたわけ? で、なんかズルしようとして失敗したん
でしょ。そんなの人のせいにしないでよ!」
「う、うるせえ! てめえが、俺の引くはずだった王様くじを先に引かなけりゃ、俺が
先生とラヴラヴエッチな罰ゲームをしているはずだったのに!」
「へ、変態! 最低っ! 色魔っ! 触らないでよ変態がうつっちゃうじゃないの!」
「止めてよ二人とも! なんかぼくにも当たってる、攻撃当たってるからっ! 痛っ、
痛いって!」

 ぼくを挟んで始まったそのケンカは、前回の二倍の時間にわたって続けられた。そし
て柴田と江藤さんと、なぜかぼくまでも一緒に、次の授業のために入ってきた亀山先生
に仲良く怒られるはめになったのだった。
305雪虫 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:45:06 ID:etUi6tVS

「くそっ! カメゾウの奴、自分が怪我したからって、やつあたりに放課後まで説教し
やがって……」
「なんで関係ないぼくまで叱られなきゃなんないんだろ……」
「もー最悪! なんか天気まで悪くなってきたしっ」

 ぼくたち三人は、それぞれに不満をもらしつつようやく下校しようとしていた。亀山
先生に職員室まで呼び出されたあげく、夕方までえんえんとお説教されたのだから、そ
れが当然の感想だと思う。
 そういえば、職員室ではちらりと白川先生が使っていた机を見てきた。その机は元か
ら物が少なかったけど、今ではもう先生がそこにいたことを示すものは何もなくなって
いた。たぶん先生が消えたあの時に、先生がこの学校にいた証しも、全て消えてしまっ
たんだろう。そしてみんなの記憶だけが残って、でもその記憶もだんだんと消えて行っ
て、最後にぼくだけが先生のことを憶えているんだろう。それはとても寂しいことだけ
れど、でもそれがきっと一番良いのだと、ぼくは思う。

 遅れて昇降口から出たぼくを、柴田と江藤さんは待っていてくれたようだ。二人はな
らんで立ちながら、上の方を見上げている。

「お待たせ。どうかしたの?」
「ん、いや、何かいま冷たいもんが顔に当たったような気がして、雨降んのかな、と」
「やだな。あたし、傘持ってないよ」

 ぼくも二人と一緒に空を見上げる。暗く曇った空。もう日が短い時期だから、気温も
さらに下がってきている。

「あっ、雪だ!」
「えっ……?」

 江藤さんが上を指していう。
 それとともに、ちらちらと、空から粉雪が降り始めた。雪はぼくが見ている間にもど
んどん強くなって、ぼくの黒い制服の上にもたくさんの雪の花を咲かせた。

「うおっ、すげえ初雪だ! やっぱ、雪とかテンション上がるな〜」
「きれいだね。もっと降ったら、積もらないかな?」
「俺としては積もってほしいな。そしたら、カメゾウがまた事故るかもしんないし」
「もっとまともな感想はないわけ? ま、元からあんたには期待してないけど。ところ
で、樋口君はどう……あれ、樋口君どうしたの?」
「ん? あれ、おい樋口。なんでお前、急に泣いてるんだ?」
 
 にじんだ視界の中の二人は、突然泣き始めたぼくを不思議そうに見ていた。
 友達に見られながら、それでもどうしても涙がこらえられない。温かくて恥ずかしい
涙が、雪の結晶と混じり合って地面にぽたぽたと流れ落ちた。こんなところで人に見ら
れながら泣くなんて、やっぱりぼくはまだまだ子どもだ。

 初恋の終わりを告げる雪は、ぼくらの上に途切れることなく降り続ける。
306 ◆Xq45M6K0rw :2008/11/18(火) 20:47:04 ID:etUi6tVS
異常に長くなりましたが、これで終わりです。
お目汚し失礼いたしました。
307名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 21:07:58 ID:2sW33mW8
>>306
感動して泣きそうになりました、お疲れ様ですGJ!でした。
308名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 21:08:30 ID:L7bBll/c
超GJ



札幌じゃ雪虫はもういなくなっちゃってるよ……
309名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 21:39:30 ID:NKfBYu2d
切なくて、それでいてすばらしく淫靡だ
GJ!
310名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 23:19:25 ID:6lsoNCi6
GJ!
311名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 23:51:32 ID:Rp9kAqFB
まるで童話のような。GJ。
312名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 01:39:40 ID:GLlACvbb
GJ!としか言いようがない
313ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2008/11/19(水) 06:06:38 ID:TgJF33V6
<ロビンソン・クルーソーの島> 山羊のマリー前編

「ここが……研究所……」
ジャングルの中に突然あらわれた白い石造りの建物に、僕は思わず息を飲んだ。
まるで博物館か、美術館のような美しさを持つそれは、
しかし、確かに科学の粋が持つ機能美も備えていた。
「何してるん? 行くでー。……あんま行きとーはないけどなー」
ポルさんは、玄関先で頭をかきかき言った。
「え?」
「いやー、まあ、あの二人、さっきのこと怒ってそーやからなー」
うーん、とポルさんは頭を抱え込んだ。
「さっきって……?」
「どさくさに紛れて、ミコトのどーてー、ウチが「いただきます」しようとしたこと」
「……!?」
僕はむせこんだ。
「惜しかったなー。あともうちょいの間、あいつら気が付いてなければ……」
ポルさんは、うんうんと自分で頷きながら、そんなことを言っている。
「ちょ、ちょっとポルさん」
「まあ、ええかー。ミコトのお口のお初は、うちが貰(も)ろたし」
目を閉じて考え込むポルさんの独り言。
「……あの……」
「ま、ミコトはえー子やさかい、あいつらとヤった後でもうちとしてくれるやろし」
不穏当極まりない。
「……その……」
「んじゃ、気を取り直して、行こか! <猛獣>と<悪魔>のもとに!!」
ぱっと目を開けて、ぱっと笑って、ぱっと結論を出したポルさんが、
玄関の巨大なドアに手をかける。
「ちょっ、猛獣……と悪魔ぁ!?」
「はよ、はよー!」
聞き返そうとした努力もむなしく、音もなく開いた扉の中に、僕はポルさんに手を引かれて飛び込んだ。
314ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2008/11/19(水) 06:07:40 ID:TgJF33V6
「う……わあ……」
白黒の石でできたホールは、だだっ広く、天井も高かった。
「本当に美術館みたい……」
僕のつぶやき声が響いて、すっと消える。
まるで空中で木霊が消えたように。
「おー。<空中音響調節器>、直ったんかいな」
ポルさんが口笛を吹いた。
それは、一瞬大きく響いて、またかき消され、そして再び普通の大きさで響いた。
「――うむ、直した。博士の作ったものはすべて元通りに直す。
全てを博士が生きていた状態に──それが我々の使命だ」
声は、正面にある大階段の左手からした。
「まーだ、そないな堅苦しいことゆーとんのか。
ま、あれは、うちも好きな機械やったから別にええけど。
──おおきに、なー。<猛獣>」
「……別に貴様のために直したわけではない」
静かでクールな声。
その主は、黒に包まれて階段を下りてきた。
エアコンが効いて涼しい建物の中とはいえ、南国の陽光が差し込むホールの中で、
ネクタイ一つ緩めていない漆黒のスーツ姿が、足音も立てずに降りてくる。
「も、<猛獣>……?」
「せや。クルーソーはんがこの島に連れてきた、この島唯一の<猛獣>はん、やでぇ」
ポルさんがささやくように言う。
「否」
断固とした否定の声が、階段の上から降り注ぐ。
「心外だ。私は番犬。主の忠実なる番犬だ。<怪鳥>よ。
主のもっとも近い場所に侍り、主のもっとも信頼のおけるパートナーだ。
無論、ベッドの中でも、な。――我が新しき主よ」
眼鏡の奥で、知的な漆黒の瞳を光らせた黒髪の人物は、
そう言いながら、階段を降りきり、僕の前に立った。
「……」
315ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2008/11/19(水) 06:08:43 ID:TgJF33V6
目の前にあらわれた女の人に、僕はどう反応していいか戸惑った。
女の人?
そう。
たとえ、その人が、僕よりずっと背の高いのっぽで、
黒い三つ揃えのスーツをびしっと着込んでいても、
それが女性だということを見間違うことはなかった。
長く艶やかな漆黒の髪と、白磁の美貌。
それと、スーツを突き破らんばかりに盛り上がった胸と、
それとは逆に引き締まったウェストとで。
そして、僕が予想したよりも、半歩近い場所に立つ彼女からは、
ポルさんとはまた違った、いい匂いがした。
「――ようこそ、マスター・ミコト。我が主。歓迎します。
私はジル。<番犬>のジル。この研究所の管理人にして、
今日より貴方の側近の第一。──今すぐ、私と交わりますか?」
「……え?」
お辞儀をするように身をかがめ、まっすぐに僕を見詰めた女の人
──今、ジルさんと名乗った──のことばに、僕は絶句した。
交わるって、やっぱり、ああいうこと?
先ほどの、ポルさんとのことが脳裏をよぎる。
「あ、あの……」
何か返事をしようとして、またことばにつまる僕を、
ジルさんは真剣な目で見つめていた。
余計にことばが出なくなる。
そんな中、不意に、別の声が降ってきた。
「あらあら、いけませんね、ジルさん。
ミコト様がびっくりなさっているではありませんか」
思わず振り仰いだ先、階段の右手に、白い女の人がいた。
「お、<悪魔>はんのお出ましやな」
──ポルさんの声は、その時の僕には到底信じられなかった。
316ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2008/11/19(水) 06:09:20 ID:TgJF33V6
白い簡素なドレスと、
これも白いスカーフの中から流れる、銀色の長い長い髪。
豊かな胸は、ポルさんやジルさんよりも大きいかもしれない。
それにきゅっと引き締まったウェスト。
たおやかな女の人の魅力を、そのまま飾らず隠さず自然にあらわした姿。
その女の人は、優しげに微笑みながら、ゆっくりと階段を降りてきた。
「マリー……」
ジルさんが、僅かに眉をしかめて(ああ、これが「ひそみに倣う」の
「ひそみ」ってやつなんだろうな)振り返った。
マリーさん、と呼ばれた白い女の人は、軽く会釈をした以外は、
そのとがめるような声音には気が付かないようだった。
そして、マリーさんはジルさんの隣まで、
つまり、僕の目の前まで来て、優雅にお辞儀をした。
「はじめまして。ミコト様。
わたくしは、この島の農園と牧場の管理人をしております
<山羊>のマリーと申します。以後、お見知りおきを」
「あ、……ああ、よ、よろしくお願いします」
なんだか、この島に来てはじめてまともな返事ができたような気がする。
今まで出会った島の住人の中で、この女(ひと)が一番普通なのだろうか。
「──こちらこそ。
また、わたくしは、ミコト様の初体験のお相手も勤めさせていただきます。
よろしければ、今からでも」
……全然普通じゃなかった。
くすり、と笑うマリーさんは、隣で仏頂面をしているジルさんに笑いかけた。
「貴女もよろしいですわね、ジルさん?
先ほどの<賭け>の正当なる結果において」
「……くっ、異存は……ない」
異存純度100%という表情でジルさんが返事をする。
317ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2008/11/19(水) 06:09:50 ID:TgJF33V6
「貴女も? ポルさん?」
「うちは、もともとミコトのお口のお初貰えば良かったんや」
「ええ、貴女とクレアは、<賭け>には参加しませんでしたね。
でも、どさくさにまぎれてミコト様の童貞を奪おうとしましたけれど」
「お茶目やー。許してーな」
「一週間、貴女へのお菓子類の供給をストップさせていただきます」
「そ、そんな殺生なー!」
慌てるポルさんから視線を外し、マリーさんは再び僕を見た。
「あ……」
どきりとするほど、ストレートに感じる<女性>。
お化粧をしているわけもない、妖艶に振舞っているわけでもない。
それなのに、信じられないくらいに感じ取れる、「僕とは異なる性」。
僕は、思わずごくりと唾を飲み込んだ。
「ふふふ」
その僕の顔に、マリーさんの顔が近づく。
「え……?」
ちゅっ。
静かな音を立てた、キス。
いや、それは口付けと呼ぶべきものなのかもしれない。
「……!!」
「……んー……」
隣でジルさんとポルさんが見せた反応が、どこか遠くに希薄に感じる。
その時、僕を支配したのは、どきどきとする心臓の高鳴りと、
……猛烈な性欲だった。
したい。
今であったばかりのこの人の、裸にしたい。
おっぱいに触れたい。性器を見たい。
そして──。
「ふふふ、心の準備はよろしいようですね。さすが男の子です」
僕の奥底を見通すような、見透かすような瞳でマリーさんが笑った。
318ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2008/11/19(水) 06:10:29 ID:TgJF33V6

*  *  *  *  *  *  

丘を上がって行く道は、僕の知らない素材で舗装されていた。
左右に広がるのは、ロボットたちが管理する色々な畑。
道の先に見える木の柵の内側は、きっと牧場なのだろう。
ジャングルに囲まれた島の中に、こんな風景が広がっているなんて。
僕は、戸惑いながら、もう一度辺りを見渡した。
「ふふふ。ここは、Dr.クルーソーが切り開いた<生産区域>です。
ここで、私たちの食料を生産しています」
「そうか。マリーさんは、ここの管理人さんなんですね」
「はい」
マリーさんは、にっこりと笑った。
白いドレスの穏やかな美女は、まるで天使のような。
いや、どちらかと言うと、聖母のようだった。
マリア。
そんなふうに呼んでみたくなる。
「いい名前ですね」
「はい?」
「い、いえ、マリーさんって言う名前……なんとなくそう思いました」
「ありがとうございます」
マリーさんはくすくすと笑った。
「でも、Dr.クルーソーがこれをつけた時は、随分といい加減なものでしたわ」
「叔父さんが?」
「ええ。羊はメリー。だったら山羊はマリーだって」
マリーさんは、頭のスカーフを取った。
後ろに反って伸びる尖った角は、ポルさんと同じく、<獣人>の証。
それを、僕は美しいもの、神聖なものと認識した。
陽光の中の、白い聖母。
その頭に角が生えていることはごく当たり前のように思えた。
だから、僕は、それをごく当たり前に受け入れた。
だけど、それは、僕の未熟の為した業であったかも知れない。
319ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2008/11/19(水) 06:11:00 ID:TgJF33V6
坂道を登って行く。
木で作られた頑丈な柵の前までたどり着いたとき、
僕の頭に、ふと疑問が湧いた。
「ええと、牧場って何がいるんですか?」
尋ねてみる。
マリーさんは、微笑みながら振り返った。
「うふふ、それは──実際にご覧くださいな」
扉を開けて、僕を中に招き入れる。
「うわあ」
山腹を覆う、緑の牧草。
それは、ここが南海の孤島と言うことを一瞬忘れてしまうような風景。
牧草地にいくつもの家畜が見える。
あれは──。
「最近は、牛や羊なども飼っていますが、もともとは山羊です。
この島に棲んでいた山羊の乳と毛皮と肉。
──それが、牧場の最初の生産品です」
「え……」
山羊って……たしか。
「ふふふ、そうです。わたくしの持つ<因子>の生物。
それを、飼い、管理し、殺し、食べるのが、わたくし。
皆に食べさせるのが、わたくし。
共食いをする女。それがわたくしです。」
マリーさんは、穏やかに笑った。
先ほどまでとまったく変わらない笑顔。
それなのに、僕はぞっとして立ちすくんだ。
緑の柔らかな牧草の上に立つ、女(ひと)のことを、
ポルさんはなんと呼んでいたっけ?
たしか──。
「<悪魔>のマリー。そう呼んでくださってかまいませんわ」
マリーさんの笑顔がさらに濃くなった。
320ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2008/11/19(水) 06:11:44 ID:TgJF33V6
「あちらでお話いたしましょうか?」
混乱する僕を見て、マリーさんは、少し登ったところにある木陰を指差した。
牧草地の真ん中にある小さな丘に、大きな木が生えている。
というより、そこだけもとから生えていたジャングルの大木を残したようだった。
牧場の中で、それはシュールな風景をかもし出していたけど、
僕はそれをゆっくり味わうほどの心の余裕を持っていなかった。
「うふふ、共食いなんて本当は思っていないのですよ?」
張り出した大きな木の根は平らで、ちょうど人間が並んで座れるくらいのスペースがある。
どこから取り出したのか、マリーさんはそれにシートをかけ、
僕に座るようにうながしながら言った。
「そ、そうなんですか?」
マリーさんの頭の角が、目に入る。
辺りにいる、食用の山羊と同じ角。
「小さな頃は、気にはなりましたけどね」
くすくすと笑う。
「でも<獣人>として生きることは、そんな感傷を許されるほど甘くありません。
いいえ、あなた方、<純血種>も。生きることは、大変なのです。……とても」
穏やかに笑いながらのことば。
「マリーさん……」
僕は、不意に、目の前の女性が、僕との年齢差の分どころではない
人生経験をつんできたことを悟った。
それには、たぶん、ものすごい修羅場もあっただろう。
生きる、死ぬ。
そうしたことを、ごく日常的に潜り抜けた人。
マリーさんが、僕を見て、目を細めた。
「ミコト様。貴方は、本当に頭の良い人ですね」
「え?」
「突然、今までの常識がすべて崩壊するような事実をつきつけられて、
その中で何も教えられなくても、今一番大事な事を理解しかけている。
それは得がたい資質です。――だからこそ、Dr.クルーソーの後継者にふさわしい」
321ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2008/11/19(水) 06:18:27 ID:TgJF33V6
「叔父さんの……」
「はい」
「教えてください。叔父さんはこの島で何をしていたんですか?」
「ふふふ、それは、後でジルさんに教わってくださいませ。
わたくしが担当しているのは、
この島を、この島のありのままをミコト様に<感じて>もらうことです」
「感じるって……」
「そうですね。さし当たっては、
──わたくしが<悪魔>と呼ばれている由来あたりからはじめましょうかしら?」
マリーさんは立ち上がって、少し前に歩いた。
牧場を見下ろすようにして立つ。
「……」
僕は、その美しい後姿に見とれかけ──。
「――!!」
そして、びっくりして後ろの木の幹に頭と背中をぶつけた。

マリーさんは、今歩いていった動きと同じくらい自然な動作で、
自分のスカートをたくし上げていた。
腰の辺りまで白いドレスが上がって、風の中に晒す。
下着を着けていない、下半身を。
白くて大きなお尻。
それが、ゆっくりと突き出される。
彫りの深い割れ目と、その下のもう一つの割れ目。
強い日差しの中で、何一つ隠されずに僕の目に飛び込んでくる。
「マ、マリーさん!?」
「先ほどもご説明いたしましたが、
わたくしが、ミコト様の初体験のお相手を務めさせていただきます。
たっぷりとこの島の女をご賞味くださいませ。
とくに、<山羊>のマリーの山羊たる由縁(ゆえん)を──」
そして、マリーさんは意味ありげに微笑んだ。
「ご存知でしょうか? 山羊の牝は、若い羊飼いたちが好んで交わる相手です。
人間の女に近い膣を持ち、人間の女より具合が良いこともしばしばあるので
若くて未経験の羊飼いの筆下ろしに良い、ということです。
──私のここも、とても具合がよろしゅうございますわ。
ミコト様が、童貞を捨てるのに最高の女性器と自負しております」
そして、マリーさんは、やっぱり聖母のように笑った。
その穢れ一つないような笑顔に、
僕は、自分が<悪魔>と二人きりでここにいることを、はじめて悟った。


ここまで
322名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 06:31:22 ID:DCMprQE0
早起きは何文の得でしょう?:名文
山羊さんですか。昔飼ってたので色々思い出します。
そしてやはり逆レの基本は筆卸ですよなあとしみじみ思う。
後編楽しみにしてます。
323名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 06:34:53 ID:DCMprQE0
あ、誤字った。
異存は依存と見間違えるし。興奮しすぎか。
324名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 08:05:42 ID:R6c42Nay
>>313-321
オォ、何という寸止め、これは後編に期待せざるを得ない。何にせよGJ!でした。
325名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 11:30:12 ID:KJo9bbsT
なんという夢の島
326名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 17:00:23 ID:NkL3vXxn
GJ!
327名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 17:03:06 ID:svnLiPea
乙。山羊で悪魔か。wktk
328 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/11/19(水) 17:21:11 ID:sKLIPb+5
次から投下。

※ぬるーいニプルファック有り。苦手な方は酉でNGお願いします。
329 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/11/19(水) 17:22:33 ID:sKLIPb+5
1
 太陽光線がアスファルトを唐揚げる真夏日。
 私立充冠小学校の校庭で行われているのは、地区を代表する小学生サッカーチームの決勝戦。
 三百を越えるギャラリーに囲まれ、二十二の子供達が緑のフィールドを駆け回る。
 チーム『K’』(けーだっしゅ)と、チーム『ヤマタノオロチ』。点数は1対1で、時間は後半ロスタイム。
「チームK’、ミッドフィールダー霧野君に代わりまして平坂君!!」
 ここまで来て、チームK’の最終兵器が投入された。
 ベルベットの様に柔らかな身体に、ウィップの様にしなやかな脚力を持つ。小学四年生、9歳、平坂 蒼真(ひらさか そうま)。
 あまりにも圧倒的なサッカーセンスで、小学生が相手だと後半ロスタイムからしか出場を認められていない例外。
「いくよみんな! ラ・オル・ケスタだっ!!」
 蒼真の掛け声でK’のチームメイトは息を吹き返す。疲労の色は消え、溢れるテンションモアベター。
 拮抗していた戦力は覆り、K’のパスが面白いように繋がり始める。
 キーパーからディフェンダーへ、ミッドフィールダーへ、フォアードへ、勿論最後は……
「こいつで決めるぞっ!!」
 受けたアンダーパスを振り向き様の右足で、ダイレクトで、一直線に打ち抜き、
「チェーンドライブゥゥゥシュゥゥゥゥゥゥトッッ!!!」
 ゴールネットに突き刺した。
 その直後に試合終了のホイッスルが鳴り、チームメイトは喜び、相手チームは泣き、観客は大声で沸く。
 

「ううん、祝勝会は出ないよ。もっとサッカーの練習をしたいんだ」
 表彰式の後、祝勝会の誘いを断り、誰も居なくなった校庭で黙々とボールを蹴り続ける。それが平坂蒼真。
 生れ付きメラニン色素が足らずに髪の色はシルバーで、平坂家代々の赤く切れ長な瞳。本人の性格もクールな一匹狼で、サッカーの試合以外は大声を上げる事が無い程。
 みんなと遊ばず、ボールを友達にして、3歳の頃からサッカーボールを蹴って来た。故に人付き合いは苦手で、外見的な特徴が更に拍車を掛ける。
 そんな蒼真にも夢が有った。普段の行動が示す通り、夢はデッカク世界No.1のサッカー選手。

 夢が、『あった』。しかしその夢は、今日をもって暗礁に乗り上げてしまう……




    『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』

330『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/11/19(水) 17:24:48 ID:sKLIPb+5
2
 奏でる蝉(せみ)は蜩(ひぐらし)へ。太陽は夕日と名を変えて、辺り一面を真紅に染める。
 学校からの帰路。ゆっくりとドリブルをしながら、人気(ひとけ)の無い道を家に向けて歩く。
 歩くのは身長が130センチにも満たない子供。顔だけを見れば少女にも映る中性的な少年。上は裸で、脱いだユニフォームを肩に掛け、下は黒いスパッツ。肌は小麦色に焼け、ユニフォームを着ていた部分だけが白く浮いていた。
「あーあ、遅くなったなー。怒られるかなー?」
 公園の前。蜩の声を除けば、聞こえるのはボールが転がる音だけ。それは公園の中も無人で在る事を示す。蒼真の蹴るボールしか音を立ててない。
 昼間には沢山の子供が遊び、公園中央の噴水も水しぶきを上げて歓迎しているのに、夕刻を迎えた途端、この公園は虫達だけの無人になる。
「晩ゴハン抜きとかだったらヤダなー」
 蒼真は試合後のサッカー練習に集中し過ぎた為、門限の五時を初めて破ってしまった。
 そしてその事で怒られるかも知れないと、地面に視線を向けて溜め息を吐き、トボトボと歩きボールを蹴っている。
 だから気付かない。背後から近付く、息を殺した足音に。
 
「ふぅっ、ふぅっ……」
 ソレは静かに呼吸を繰り返し、
 静かに、静かに、背後から忍び寄る。
 ピタリ。一歩。
 ピタリ。一歩。
 ピタリ。一歩。忍び寄る。

 手を伸ばせば触れる距離まで接近され、蒼真は自分を覆う影でやっとソレに気付く。
「ふぇっ? んむぅぅぅぅぅぅぅっ!!?」
 しかしもう遅い。振り向く前にニット帽を鼻上の位置まで深々と被らせられ、左手で口を塞がれ、胸部に右腕を回されて抱き上げられる。
「んんっ!! んんっ!!!」 
 本当に一瞬の隙。どんなにサッカーセンスがズバ抜けていようが、所詮は年齢一桁の小学生。
 訳も解らずにパニックを起こし、足をジタバタするだけの僅かな抵抗で、簡単に無人の公園へと引きずられて行った。

 後に残ったのは、主を失って寂しそうに転がるサッカーボールと、一向にやまない蜩の鳴き声。
331『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/11/19(水) 17:26:06 ID:sKLIPb+5
3
 蒼真は公園の隅……更に人目の付かない草むらに連れ込まれて、口をガムテープで閉ざされて仰向けに倒された。
 手首には手錠を掛けられ、巨木の幹を迂回してもう片方の手首に掛けられている。
「んぐぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
 泣き叫んだって誰もきやしない。足首を束ねられ、グルグルとガムテープで巻かれて固定され、身動きを完璧に殺された。
 耳に届くのは……
「ふぅっ、ふぅっ! ふぅぅっ!!」
 先程とは打って変わる、荒く凶暴な息使い。
 ソレは蒼真の足を膝立ちで跨ぐと、蒼真の穿いているスパッツに爪を掛けて真上に引っ張り伸ばす。
 そのまま両手を使い、まるでポテトチップスの袋を開けるかのようにビリビリとスパッツを引き裂いた。
 その下に在るトランクスも同様で左右に裂き広げられ、毛も生えていないショタチンコだけがピコピコと縮まって震えている。
「ふぅっ! ふぅぅっ!! 私は悪くない、わたしはわるくない、わたしはわるくない……」
 しかし、ソレの心情は蒼真と真逆。大量のアドレナリンが脳内を巡り、壊れたように自己弁護を執拗に繰り返す。
 ソレは姉。今年17を迎える蒼真の実姉、平坂 政宗(ひらさか まさむね)。
 淡いブルーに艶めく長髪と、天然ルビーも道を譲る切れ長のレッドアイズ。
 見るもの全てに女を意識付ける抜群のプロポーションを、黒一色のライダースーツで覆っている。
 例え人間の規格を逸脱していても、政宗は間違いなく美しかった。子供の頃の事故で左目にケガを負い、眼帯で隠してはいるが、そんな傷も美を引き立たせるアクセントにしか感じさせない。
 されどたった一つ欠点を上げるなら、彼女は末期のブラザーコンプレックス。ついでに加えるなら、極度のショタコンでサディストでも有る。弟をイジメる事に性的快感を得る人物……
 弟の泣き顔が好きだった。
 弟の泣き声が好きだった。
 お姉ちゃんごめんなさいと言われるだけでエクスタシーを感じた。
 だからもっと困らせたくて、逆レイプする事に決めた。

 そして政宗は、普通の人間ではない。
 政宗は『蛇』。詳しく言うなれば蛇神様。
 長い舌で獲物を捕える嫉妬深い愛欲の神、その化身。
 昔々、五百年も昔。政宗(ヘビ)がニョロニョロと這っていた時に突然カンダタの群れに襲われた。
 そこを助けたのが蒼真。
 得意の疾風突き→ハヤブサ斬り→気合い溜め→ギガスラッシュのコンボで、日本カンダタの群れ約百匹を一瞬で微塵の肉塊に変えたのだ。政宗はは蒼真にフォーリンラブ。
そして寿命の少なかった政宗は、その魔力を使って自分に呪いを掛けた。
 次に輪廻転生を迎える時は、蒼真の生まれ変わりの、一番近い存在に有れますようにと。
 過ぎて現代。愛欲とヘビの神様は姉として生まれ変わり、蒼真を歪んだ愛情で締め落とそうとしていた。
332『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/11/19(水) 17:27:24 ID:sKLIPb+5
4
 高まり過ぎたテンションは、ヨダレとなって口元から流れ落ちる。
 髪を掻き上げながら身体を前傾させて顔を下げ、畏縮するショタペニスに唇が触れる寸前まで近付く。
「蒼真がイケないんだぞ? そんなにイヤらしい日焼けの後なんか見せるからっ! 私は我慢してたのに……この一線は越えないようにしてたのにぃっ!!
 お風呂上がりに裸で走り回るから……日焼けした手足と、真っ白なオチンチンのコントラストを見せ付けるからっ!!
 そんなにお姉ちゃんを挑発してどうしたいんだ蒼真? もしかして、んはぁっ……本当に誘惑してるのか? んっ? そうなんだな蒼真っ!?
 年齢一桁の小学生男子児童のクセに、ふぅぅっ、ふひゅぅっ……イケない、エロショタだなぁ……はぁうっ、そんな精通前の子供はぁっ、お姉ちゃんにレイプされてもっ、仕方が無い事なんだよ?」
 政宗は瞳を細めて一笑すると、ピンク色に白い唾液の霜降りが走った、肉厚で長い舌をダラリと垂らす。
 そして器用にペニスを包み込み、ヌルヌルの温かい触舌で優しく揉みほぐして行く。
 ぬちゅぬちゅ、んぎゅんぎゅんぎゅ、ぬちゅぬちゅぬちゅぬちゅ……
「んふぅぅぅぅぅぅっ!!? んっんんっ!!!」
 縮こまっていたペニスは首を起こし、一瞬でガチガチの棒状に姿を変える。
 蒼真は初めて味わう感覚に、身体をピンと張り、首を左右に振って伝わらない声を吐き出すだけ。
 これは蒼真だからでは無い。雄ならば、男性器官を持つモノならば、誰でも蒼真と同じ反応を示すだろう。
 天使ならば、裏返って堕天してしまう程……それまでの快楽。
 それまでの快楽がネットリとペニスに巻き付き、舌ヒダで余す所なく擦り上げて来る。
 そうすれば年齢など関係ない。精通前だとか、そんなヘリクツは通用しないのだ。絶対的な命令で射精を強要される。
 ぬっちゃぬっちゃぬっちゃ、ぬちゅぬちゅぬちゅ、ぬちゅぅぅぅっ……
「んむあぁぁああぁぁぁぁぁうぅぅぅぅぅっ!!?」
 蒼真の絶叫。背中は弓形に反り上がり、ビュクビュクと粋の良い精子を実姉の舌に叩き付けながら、開発された精通の快楽に全身を痙攣させていた。
333『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/11/19(水) 17:29:29 ID:sKLIPb+5
5
「んんっ♪♪ ちゅぷちゅぷちゅぷ……ちゅぴゅっ、んくんくんくっ……ぷあっ、ふふっ……まさか、弟のチンポミルクがこんなに美味しいとは思わなかったぞ? 明日からの朝ごはんはコレで決まりだなっ♪」
 政宗は一滴残らず初出しザーメンを飲み下すと、舌を咥内に戻して漸くペニスを解放する。
 そして肩で息をする蒼真のニット帽を外して脇に投げ捨て、口からペリペリとガムテープを剥がす。
「ううっ……ひくっ、なん、で……こんなこと、するのマサムねぇ……ボクをっ、嫌いになったのぉっ?」
 蒼真は涙を浮かべて泣きながら、政宗とお姉ちゃんとを合わせた独特の呼び方で姉に問い掛ける。
 多少のイジメは有っても、それ以上に溺愛してくれた姉。その姉に裏切られたと感じた心が、余計に涙腺を刺激して悲しませた。
 しかしそんな表情を見ても、政宗は頬を染めてセツな気な息を吐き、自らの身体を抱き締めて悶えるだけ。
「ゴメンな蒼真……でもな? 辛抱堪らないんだ……もっともっと、泣かせたいんだ」
 喉元に手を当て、身体の正中線に走るライダースーツのジッパーを、鈍い金属音を鳴らしてゆっくりと下ろして行く。
 ジジッ、ジッ……
 その中は素肌。押さえ込まれていた胸はプルプルと上下して飛び出し、可愛らしい小さなヘソを覗かせ、その下……
 ソコだけは、産まれた時から成長を止めたかの様に幼い。無毛で、僅かに顔を見せるクリトリスと一本スジ。女性器だけがアンバランスに発達していない。
「お姉ちゃんのハダカ綺麗だろ? 今日から全部、蒼真のモノなんだぞ?」
 政宗はこれから起こり得る出来事にうっとりと瞳を綻ばせ、未だ萎えずに勃起を続けるペニスの上に腰を移す。
 両手を使って秘肉を左右に拡げても、現れるのは一円玉よりも小さいピンク色の幼孔。
 その穴はトロトロと透明な蜜を垂らしてペニスに塗(まぶ)し、早く咥え込みたいとヒク付いておねだりする。
「うきゅっ……なにっ、するのマサムねぇ? もうヤダよぉっ……もう、ボクのおちんちん……ぐすっ、ギュウギュウしないでよぉっ」
 性知識の全く無い蒼真は何をされてるかもわからず、お漏らしたのだと勘違いしていた。
334『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/11/19(水) 17:31:57 ID:sKLIPb+5
6
「それは駄目だそーま。そーまのオチンチンは、私のココで食べちゃわないと♪」
 僅かに腰を落として性器を密着させると、まるで獲物を前にした肉食獣のように。
 にゅちゅっ……
 熱くトロットロに蕩ける淫口は涎を零れさせ、大好きな肉の棒へ接吻して一層にヌルむ。
「ひっ!? らめぇぇぇぇぇぇぇっ!!! ボクのおちんちんモグモグして食べちゃ、らっ……んきゅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!?」
 政宗は懇願を遮って勢い良く腰を打ち落とし、蒼真の目と口は大きく開かれる。
 突然の衝撃に液体と言う液体を飛び散らせ、ペニスからは精液をばちゃばちゃと泡立たせて膣内に撒き放つ。
 挿入しているだけでもペニスが馬鹿になるヒダ穴。そんな穴に本気で扱かれたらたまったものではない。
 きゅっきゅと強気に締め付けられ、サオ、裏スジ、カリ首、先端と、余す所なく狭い肉壁に包み込まれたら、睾丸が空になるまで射精するしか選択肢が無いのだ。
 ぐちゅり、ぐぢゅぐぢゅぐぢゅぐぢゅぐぢゅ……
 小さな穴はペニスの大きさに合わせてどこまでも伸縮し、愛液は決して萎えさせない究極の媚薬。柔らかな肉壁は膣圧を自在に変化させ、無数に存在する肉ヒダはそれぞれが全く別の意思でペニスへと絡み付く。
 そう、幼い外見の女性器……されど中は真逆。どんなに名器とされた女性でも足元に及ばない、別格カテゴリー。愛欲の蛇に求愛を受けた者だけが、その魔性の蜜壷に精液を注ぎ込む事を許される。
「あつぅっ!? ふっ……あーあ、やってしまったな蒼真? ココの中で出してしまうとな、赤ちゃんができるんだぞ? 蒼真はパパにならなくちゃイケナイんだ……そしたらな、サッカー選手になれないんだぞ?」
 そんな性器に堪えれる男は居ない。
 まして精通した直後の小学生。たった一度の輸送で絶頂を迎え、尿道がガバガバに開き切るぐらいに射精をし続ける。
 子宮口も反応して蠢き、膣内射精された精液を子宮内へと美味しそうに啜(すす)り上げてゆく。
「かっ、ひゅぅぅっ……ひゅぅぅっ……ぼくっ、まだパパに、なりたくない、ですっ……さっかー、せんしゅにっ、なりたいれふっ……」
 蒼真は破れた障子から風が吹き込むかの如く、掠れた息で呼吸しながらも、サッカー選手になれないと脅され、微かな意識を集めて必死に許しを乞う。
 政宗が語る事は嘘でも、幼い蒼真には姉の語る事が真実。
「うんっ? そんなにサッカー選手になりたいのか? それなら、お姉ちゃんが言う言葉を、間違えないで言えたらサッカー選手になってもいいぞ。わかったか蒼真?」
 だからどんなに一方的な約束でも、蒼真は夢の為に力を振り絞って頷くしかない。
335『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/11/19(水) 17:33:19 ID:sKLIPb+5
7

「それじゃいくぞ蒼真? すぅぅっ……僕は、マサムねぇが大好きだ!!」
「ボクは、マサムねぇが、だいしゅきぃっ!」


「僕のチンポで、赤ちゃんを作らないでください!!」
「ボクの、チンポでっ、あかちゃん、つくりゃないでくだしゃひ!」


「僕の精液で、着床しないでください!!」
「ボクのせぃえきでっ、ちゃくしょ、しないでっ、くだひゃひっ!」


「バスがす爆発、バスがす爆発、バスがす爆発!!」
「ばしゅがちゅばしゅばちゅ、ばしゅがちゅばちゅばちゅ、ばしゅばちゅばちゅばちゅばちゅうっ!!」


 言い切り、ジッと見上げて合否の判定を姉に委ねる。
 政宗はサディズムの満腹から来るオーガズムの波に身を喘がせ、ゾクゾクとした視線を、快楽と恐怖の板挟みで子犬のように震える蒼真へと投げ返す。
 そしてM字座りに体制を変えると、膝に手を乗せて少しずつ腰を上げる。
 ぢゅぷっ、ぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢゅぷ……
「ふぁぁっ!? おちんち、とけひゃうよぉっ!!」
 吸い切れない大量の精液が、接合部からゴポゴポと溢れ出て蒼真の下半身を汚す。
 絡み付くヒダ穴も名残惜しむかのようにカリ首に引っ掛かり、最後の最後までペニスを撫で回した。
「そうだな、失敗したけど、蒼真は一生懸命がんばったもんな……」
 そのまま腰は上げられ、ちゅぽんと破裂音を鳴らしてついに、強制開発されたペニスは、愛欲のヘビ孔から生還を果たす。
 既に精子は打ち止めを喰らい、残痕として流れているのは限界を知らせる透明な液体。皮も完全に剥かれ、赤く腫れ上がって痛々しく勃起している。
 蒼真は愛情たっぷりに微笑んでくれる姉を見つめ、これでサッカー選手になれると思い、お礼を言おうとして、
「でもダメぇっ♪♪」
 その顔が凍る。政宗は最初から、許す気など無かったのだ。
 腰を上げたのも、終わりを告げたのでは無く、たんに『助走』を付けただけ。
「んきゅぅぅううぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!?」
 一気に腰を落としてズッポリとペニスを咥え込み、再び全景を欲張りな穴に呑み込む。蒼真は白目を向き、身体を小刻みに震わせて気絶してしまう。

 汗を掻き、胸を弾ませ、髪を振り乱し、ストロークを最大にして。一心不乱に腰を振り、愛おしい弟のペニスを優しく締め上げる。何度も、何度も、何度も、何度も。
 パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パンッ!! 
「あぁ、好きなんだそーまぁ! もぅ、離さないからなっ! ずっとずっと昔から、そーまを好き……んっ、あっ、あっ! あっ! あんっ! あんっ!! あんっ!! ふんんっ……イクッ! イっキゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」




 ブラコンでショタコンでサディストでヘビな姉。

 姉は、弟の泣き声が好きだった。
 姉は、弟の泣き顔が好きだった。
 そしてこれからも、それは変わらない……
336『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/11/19(水) 17:35:07 ID:sKLIPb+5
8
 それから一週間。家でも、学校でも、街中でも、お構い無しに蒼真を喘がせまくって、アクメ調教を施した。
 手で、胸で、膣で、尻で、尻尾で、ヘビの口で、巻き付きで。
 徹底的に政宗の身体を覚えさせた。
 その結果どうなったか?



 残暑終わらぬ熱帯夜。政宗が机に座って勉強していると、トントンと控え目なノック音が聞こえて来る。
「蒼真か? 入っていいぞ」
 ノートを閉じて椅子のキャスターを180度回転させ、ドアへと向き直って最愛の弟に微笑む。
「マサムねぇ……おちんちんがいたいよぉっ、びゅるびゅるさせてぇっ!」
 部屋に入って来たのは、Tシャツ一枚の軽装で、ペニスを勃起させている蒼真。
 この一週間でペニスだけが二周りも成長し、すっかり剥け切って大人の形になっていた。
 それを小さな両手で握り、鈴口からはカウパーを滲ませ、耳まで赤く蒸気させてポロポロと涙を流している。
「ふふっ、自分の手でゴシゴシしても出せなかったんだな?」
 政宗は一目でそれを看破し、パジャマ代わりのタンクトップを脱いで床に落とす。
「うん……ボクのおちんちん、きもちよくしてください」
 ショタコン、ブラコン、サディストの変態三冠王へ更に磨きを掛けた政宗は、満足気に溜め息を吐き、蒼真の前で膝立ちになる。
 そして三桁に届きそうなサイズの左乳房を両手で包むように持ち上げ、乳首の先でペニスの裏側を滑らせながら擦り合わす。
「おっきくなったなぁ……おっと、すぐに馴らすから、待っててくれよそーま」
 ペニスから僅かに乳房を離し、右手の人差し指で乳首をグリグリと弄り始める。
 押し潰すように、ゆっくり、ゆっくり、乳腺の中へと指先を沈め、
「んっ……」
 円運動で掻き混ぜながら拡張し、ペニスを受け入れる為の乳穴に仕上げてゆく。姉弟揃って人並みを外れたニプルファック。
 続けて左手の人差し指も挿入し、乳腺の穴とも呼べない穴を左右に掻き拡げる。
 即座にぎゅちぃぃっ、と音を立ててビール瓶の蓋ほどに開口し、ピンクの内肉が粘着質な母乳を纏わせて渦を巻き、早く絡み付かせてとペニスを誘って淫らな柔肉が互いに擦れ合う。
 きゅっ、きゅっ、きゅぅぅっ、きゅきゅっ♪♪
「あわぁぁぁぁっ!! マサムねぇっ! マサムねぇぇっ!!」
 それがどんなに非常識な穴でも、蒼真にすれば教え込まれた極上のペニス容れ。挿れたいとは思えども、ヤメようとは思わない。
「ほらっ、ガッつくな♪ 優しく、優しく、なっ?」
 蒼真は政宗の肩に手を置いて固定し、にゅぷりとカリ首までを押し込み、そこからは根元まで一気に差し挿れた。
 にゅぶぶぶぶぶぶぶぶっ……
「ああぁぁぁぁぁぁっ!! おちんちっ、おちんちん!! おちんちんきもちいいよぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
 すっかり出来上がっていた蒼真は、往復もせずに絶頂を迎え、乳房の中へと大量の精液を注ぎ込む。
 びゅるびゅるびゅるびょる!! びゅくびゅくびゅく!! どくんどくんどくんどくんどくん……
「ふんっ!? ああっ……蒼真はっ、ふぅっ……お姉ちゃんのおっぱいを妊娠させたいのかぁ? こんなに出すから、赤ちゃんができたって身体が勘違いして、母乳が出るようになったんだぞ♪♪」
 精液と母乳の混ざり合った白濁は乳穴から逆流し、糸を引きながら床にボトボトと垂れ落ちる。

 こんな逢い引きはいつまでも続く……
337『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/11/19(水) 17:36:29 ID:sKLIPb+5
9
 ……かに思われた。しかし危機が迫っていた!

 蛇神の政宗は、自身や自身の一部を蛇に変える能力を持ち、そして幾ら中出しされても、妊娠しようと言う強い意志が無ければ妊娠しない。
 だが、逆レイプの日から毎日ヤリまくって一ヶ月も過ぎた頃、蒼真にも政宗のチカラが僅かに流れ込み、特定の人種にだけ嗅ぎ取れる発情作用フェロモンを放つようになったのだ。
 その人種とは……人の世に紛れ住んでいる擬人化動物達。
 擬人化動物達が匂いを嗅ぐと、蒼真の身体を後ろから羽交い締めにして路地裏に引きずり込み、無理矢理にペニスを扱き立て、子宮の中に精液を迎え入れたくなる衝動に駆られるのだ。
 それを防ぐ為、政宗はヘビに姿を変え、ヘビフェラで蒼真の精液を搾り取ったり、様々な場所から見守ったりしているぞ!
 他の擬人化動物達に蒼真を寝取られないように、頑張れヘビお姉ちゃん!!




  次回 『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』
     【幼馴染みコウモリ女】 

おしまい。
338名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 17:38:04 ID:sKLIPb+5
以上です。
ショタ注意と書き忘れてました。スミマセン。
339名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 19:23:13 ID:C7/z1ro+
>>338
エロくてGJ!
340名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 00:24:46 ID:LDSk1de6
GJ。
341名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 00:50:40 ID:h0zLDP4Y
>>321
GJ
だがなんという生殺し

>>338
変態姉が最高です
342名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 00:57:36 ID:SLhb9BNe
次回がとても楽しみです
343名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 03:47:02 ID:cjwNBFmf
>>329
KOFとカンピオーネとドラクエ6極上エロGJ!!
344名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 10:30:15 ID:CgWfONLC
さすがは実りの秋、最近大豊作だな。
345名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 10:36:55 ID:jJAy2bBg
>>338
フルおっきした
GJ
346名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 22:09:13 ID:rM80uoWm
>>338

あんたキモ姉妹スレの住人だろ

しかしよくやった。
347名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 00:12:06 ID:Lgrhhg59
gj!
348名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 01:53:11 ID:xNpx5sCo
相変わらず変t
元気そうで何よりです。

GJ!
349名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 02:28:33 ID:YE98f04Z
もう何もいえねぇ…
350名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 22:05:59 ID:dBrN8/bH
この季節になると庭の木から落ちた落ち葉を拾って捨てるのだが、落ち葉の下にいるダンゴ虫やらムカデがその度に慌てふためく姿を見ると心が痛い。
351名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 22:26:37 ID:8p3xDUcT
引きこもりのダンゴ虫っ娘や百足っ娘を起こしちゃって逆レイプですね
352名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 01:23:52 ID:CF1tPzzk
ところがぎっちょん、ハサミムシのターン
353名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 05:27:22 ID:H5LsZTma
ちょっきん?

まっぷたつか
ヒッツ先生ですね
すばらしい!
354名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 00:59:40 ID:9Da4DPB2
猫のお嫁さんは家事の能力が乏しいんだろうなぁ
355名無したん(;´Д`)ハァハァ:2008/11/24(月) 01:14:22 ID:u2ov5uHI
冬の早朝、寒さをこらえて誰かのために家事に取り組み、
折込チラシをぬかりなくチェックし、食料品の特売・安売り
のためなら、それが夏の炎天下、坂道の上のスーパーで
あろうと果敢に出撃する

そんな健気なネコ嫁は、非常に想像し難いw
356名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 01:20:57 ID:dviVylYO
公園の鳩を捕まえたり、近くの川の鯉を捕獲したり、
ちょっと遠出してウサギや鴨を捕まえてきて

「ほら、アンタ弱いんだからしっかり食べて栄養付けるんだよ」

と、アグレッシブな方向に世話女房なネコ嫁ならあるかも。
357アリクイ:2008/11/24(月) 02:28:26 ID:ZqcyI2b5
>>356
ぜひとも世話されたいっ!

さて、流れぶった切るというか巻き戻す感じで非常に申し訳ないんだが、
ゴジラ娘で1つ投下してみてもいいだろうか?
良いのなら明日(今日)投下する。
358名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 07:49:25 ID:jyeR35yB
>>357
どうぞ〜。
359アリクイ:2008/11/24(月) 13:19:03 ID:ZqcyI2b5
>>358
どうも〜。
では投下。注意事項として、今回の作品は作者自身が初代ゴジラについて
考えたこととかもちょいちょい盛り込んである自慰小説なので、苦手な人は
スルーしてくだされ。
360Birthday 1/3:2008/11/24(月) 13:22:53 ID:ZqcyI2b5
3月のとある寒い日。
1時間目から授業をサボろうと愛用の空き教室に向かうと、珍しく先客がいた。
180cmはあろうかという身長、細く引き締まった体、男子のそれのようにあちこちに向かって跳ねる
ベリーショートの黒髪、そして、制服に空いた穴から飛び出た背びれと、黒くて長い尾。
最悪の人物と遭遇した。

「…ん?誰だよてめえは…」

ここ、イーストトレジャー学園の最凶コンビと呼ばれる二人組の片割れ、俺のクラスメイトでもある
護持羅(ゴジラ)嬢は、俺を見ると、尊大な態度でそう聞いてきた。
もうすぐ年度末だというのだから名前くらいは覚えていてほしいものだが…

「……(くそ…こんなんなら授業出とくべきだったな)」
「はっ!シカトかよ…まあ別にどうでもいいことだがな…」
沈黙。
「ところで少年。お前もサボりか?」
「ん、ああ、まあ」
「ふうん。そうか」
再び沈黙。
正直、拍子抜けだった。普段の彼女の行いを鑑みると、この状況には違和感を感じざるを得ない。
大人しく黙っている彼女が逆に不気味ですらある。

「…なあ少年」
数分の間続いた沈黙を破って、彼女が言葉を発した。
「少年は、今日が何の日か知ってるか?」
「…えっと、3月1日だから…三・一独立運動…?」
我ながら何を言ってるんだか。
「…」
「そうじゃなくて?あとは…加藤茶の誕生日だったな」
「……」
俺駄目だ…
「惜しいな」
ほらな、怒っちまっ…あれ?
「誕生日か…そうだな。違いない…」
「ゴジラ…さん?」
「今日はな…あたしの誕生日だよ」
「へ〜、そ、そうか。おめでとう」
としかいいようがない。別に驚くようなことではないが、かのゴジラ嬢から突然そんなことを言われても
どう返せばいいというのだろう。
「…ふん。おめでとうか。まあ、めでたくないってこともねーか」
何故かというか案の定というか、俺は返答を外したらしい。
彼女は一瞬だけ複雑な表情をした後、にやり、と顔を歪め立ち上がった。

「少年よぉ。せっかくめでてえ誕生日なんだ、あたしのこと祝ってくれよ」
彼女がゆっくりと近づいてくる。
「い、祝うったって、俺に何を―――!?」
突然彼女が俺の視界から消え、
「がっ!!?」
後頭部に凄まじい衝撃を受けた。ありていに言えば、ぶん殴られたわけだ。
そのまま前につんのめるように倒れこむ。
「おっ、おい!何してんだよてめ……むぐっ!!?」
彼女は乱暴な手つきで俺を仰向けに寝かせると、俺の顔の上に圧し掛かってきた。
「何って、簡単だ。今日のあたしは機嫌わりーんだよ。だから少年は性欲処理してくれや」
「むぐっ!んむむぐーー!!」
抗議しようにもまともな言葉にならない。抵抗を試みるが、彼女の怪力の前では腕一本動かせない。
彼女の股間が少しずつ蒸れて熱気を放ち始めた。
「はあ…はあ…ちょっとばかしうるせーけど、んっ…なかなか上手いじゃねえか…!
抵抗してる割に、お前の息子も興奮してるみてえだしなっ」
こんの馬鹿息子め…!
彼女の下着はもはや使い物にならないくらい濡れていた。かまわず彼女は腰を振り続ける。
361Birthday 2/3:2008/11/24(月) 13:23:22 ID:ZqcyI2b5
「どれっ、そろそろメインをいただいてやる。あたしとできるんだから感謝しろよ」
「ちょっ、ま、待て―――ぐあっ!?」
彼女は僕の体を押さえつけたまま無理やりズボンを下ろし、下着を脱いでそのまま腰を下ろした。
「っはぁぁ!!なかなか、いいもん持ってるじゃねえか!っあっ!」
「うあっ!熱いっ!!な、膣内が!」
彼女の中は、焼けるように熱く、息子が劫火に嬲られているような感覚に陥った。
「はあ!いいよ少年!!もっと楽しませてくれよ!」
「ぐっ…!ダメだ!もっ、もう!」
俺はあっさりと一発目を彼女の中に注ぎ込んでしまった。
「っふう…なんだよ…もう出しちまったのか?
まあいいさ。まだまだ終わんねえからな…」
彼女は凶悪な笑みを浮かべた。

三時間後。
彼女は未だにカーリーの如く俺の上で踊り続けている。
「はあ!はあ!ほらっ、もっと動けよ少年…っ!」
「っぐっ!はぁはぁ…」
一向に衰えない彼女の性欲とは対象的に、俺の体力は確実に限界に近づいていた。
「な…何でこんなこと…っ」
「……」
ばちん!!
俺がそう口に出すと、彼女は動きを止め、俺に平手打ちを一発喰らわせてから言った。
「…教えてやるよ少年…今日はな…
今日はあたしがゴジラになった日だ」
「!?」
「水爆実験だよ。日本史でやったろう?海の底でグースカ眠ってたら、いきなりドカンだ。
マジで死ぬかと思ったねありゃぁ」
「……」
「憎んだよ…人間を…今もだがね。ひでー話だ。わけも分かんねえまま上陸して暴れてみたのはいいが、
これまたわけの分からんクスリのおかげで返り討ちさ。死んだと思って気づいてみりゃ、今度はこの体…」
「……」
「まったく訳が分からねえ…あたしがぶっ壊したこの国はあたしの同類面してやがるし…
あたしは誰が憎くてこんなことしてんのか、この憎しみが本当にあたしのものなのか、
それすら分かってねえ…」
「…ゴジラさん…」
「毎年この日になると考えちまう。あたしはなぜ生まれたのか…なぜ殺されたのか…なぜ生きてんのか…
…あたしが悪いのか?存在しちゃ、いけねえのか?」
「そっ、そんなこと――」
「うるせぇっ!!てめえに何が分かる!?あたしの心に凝り固まったもんが怒りなのか哀しみなのかっ…!
あたしにだって分かってねえんだっ!
なにが『おめでとう』だ!!こんなに苦しむんなら3月1日なんて来なきゃよかったんだ!!」
彼女は今にも泣き出しそうな表情を浮かべて怒鳴りつけた。
「分かんねえ…!分かんねえ…!!いっそなんにも分かんなくなっちまえばいい…っ
少年…お前も、道連れだっ…!」
彼女はまた踊り出した。

去り際、疲労で動けない俺に向かって、彼女は訊いた。
「少年…お前、なんて名前だ?」
「覚えてくれんのか…?」
「知らねえよ。保障はねえ」
「…芹沢。俺は芹沢だ…」
「…ふん。」
彼女は廊下の人ごみの中へと溶けて行った。
362Birthday 3/3:2008/11/24(月) 13:25:18 ID:ZqcyI2b5
4月。俺は再び彼女と同じクラスになった。最初のホームルームの時間に、担任が言った。
「え〜、突然だが、このクラスに転校生が来た。ささ、入ってくれ」
教室に入ってきたのは、長身で青っぽい灰色の長い髪を持つ少女。背中には背びれ、長い尾。
「ハジメマシテ、Zilla(じら)デス」
「彼女はニューヨーク出身、いや、正確には南太平洋なんだが云々…」
ゴジラ嬢の深い無機質な瞳に、幽かに哀しみの色が浮かんだのを、俺は見逃さなかった。
363アリクイ:2008/11/24(月) 13:27:49 ID:ZqcyI2b5
以上です。
毎度のことながら短いなw
初代ゴジラはそれに込められたメッセージなんかも意識してみると面白いです。
あれは傑作。
364名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 15:44:47 ID:jyeR35yB
>>363
乙です。次もあるようでしたら期待してますよ。
365通りすがり ◆/zsiCmwdl. :2008/11/24(月) 21:35:31 ID:Q2VmjaUF
突然舞い戻った俺が通りますよ……
昨晩辺りに猫のお嫁さんの話をしていたので、ちょいと懐かしい(?)キャラを引っ張り出してみた。

次レスより投下します。
366通りすがり ◆/zsiCmwdl. :2008/11/24(月) 21:36:58 ID:Q2VmjaUF
「う〜寒い寒い寒い、もう、これだからアタシは冬が嫌いなのよ」

スーパーからの帰り道、吹き付ける木枯らしに彼女が体を震わせて愚痴を漏らす。
その両手には、本日の戦利品である特売の箱ティッシュ五箱入り158円の入ったビニール袋をぶら下げていた。
本日の目玉商品であったこの箱ティッシュは本来、お一人様一個限りの品なのだが、
彼女は自分の分とたまたま休暇だった俺の分を別々にレジを通す裏技を使って二個ゲットしたのである。
無論、これはある意味反則技なので、善良な主婦の皆さんはなるべく真似をしない様に。

「冬は嫌いって言うけど、その代わりこたつがあるじゃないか」
「あ、言われればそうね。 なら早く家に帰ってこたつの中で丸まりたいわ。
もう寒い外を歩いた所為で尻尾まで冷えちゃって本当に辛いわよ、もう……」
「そうだな。それに娘が学校から帰ってくるまでまだ少し時間はあるから、家に帰ったらゆっくり出来るだろうし」
「うんうん、あー、早くこたつの中で身も心も温まりたいわー」

あ、そうそう、俺の妻である彼女の名はシルキー、
彼女は元々、俺が八年ほど前まで通っていた大学に飼われていた猫だったりするのだが、
ある日、キOOOな教授の変な薬によって猫耳少女に変化する奇想天外な出来事が切っ掛けで、
あれよあれよと言う間に身も心も結ばれて結婚、そして娘も授かり、今に至っている。
娘は既に小学校に通う年頃、親に似て少々我侭な所もあるが、明るく性格もあって校内の人気は結構な物らしい。
今の時間からすると娘は今頃、苦手な算数の授業を受けている真っ最中であろう。

「あー、寒い寒い寒い寒い! もう、今日は一段と寒いわ、一体なんでなのよ!」
「仕方ないだろ、今日は朝に初雪が降ったって話だし……これからもっと冷え込むかもな」
「うえ、雪が降ったの!?……うわぁ、最悪……」

彼女は元々猫だった所為か、どうやら寒いのは苦手らしく、
冬の肌寒い時期となると、暖かいこたつに入り浸りになってしまう悪癖が出たりする。
が、夕飯時となると彼女自身もお腹が減るらしく、渋々といった感じで料理を作り始めるのだ。
その時は必ずといって良いほど、彼女は

『あ〜あ、この時ほど、猫の姿の時は気が楽だったと思う事はないわ。
あの時は何もしなくてもご飯はキミが持ってきてくれてたから、こうやって料理を作る必要もなかったし』

と、愚痴を漏らすのだ。
しかし、そう言いながらも、彼女は創意工夫を盛り込んだ美味しい料理を作ってくれる辺り、
彼女は人間の主婦としての生活をある意味満喫している様である。
367通りすがり ◆/zsiCmwdl. :2008/11/24(月) 21:38:05 ID:Q2VmjaUF
「よし、我が家にとうちゃーく! さーて、こたつちゃん待っててねー」
「おい、買った品物は如何するんだよ? 玄関先に放り出しっぱなしは行けないだろ?」
「あ、それはキミに任せた。アタシはさっさと暖まりたいので後は宜しくー」

言って、彼女は我が家に着くなり、尻尾を上機嫌に揺らしながらとっととこたつのある居間へ去って行ってしまった。
やれやれ……買った物を仕舞うのは俺の仕事って訳ですかそうですか、これだから猫ってのは勝手気侭で困る。
と、ここで文句を言ったって始まらない。とりあえず先ずは生鮮食品を冷蔵庫に仕舞わないとな、
今日は結構多く物を買ったから全部仕舞うのは一苦労だぞ、っと。

「シルキー、物は全部仕舞ったぞ」
「うん、ごくろーごくろー、んじゃあキミも一緒に暖まりましょ」
「はいはい、お言葉に甘えさせて頂きますよ」

暫く後、荷物の収納を済ませた俺は居間に入ると
薄ら寒いキッチンで食品を仕舞っていて身体が冷え込んでいた事もあり、
彼女の言葉に素直に甘え、彼女と向かい合わせになる形でこたつに入り込む事にした。
うん、冷え込んだ身体にこたつの温かさが良い感じに染み込んでくる、
やはりこたつは世界に誇れる日本文化と言えるな。

本当はここでミカンも欲しい所なのだが、
元々猫だった彼女と、その血を受け継いだ娘はミカン等の柑橘系の匂いが苦手な所為もあって、
こたつにミカン、と言う取り合わせは我が家では味わえなかったりするのが少々残念だったり

そういえば、さっきから彼女がもぞもぞと何かやっているようだが……何をしているのだろうか?
そんな彼女の妙な動きに俺が訝しげな眼差しを向けていると、彼女はいきなりこたつの中へ潜り込み―――

「とうっ!」
「――――どわっ!?」

俺の居る方へ飛び出すと、俺へ抱き付く様にして身体を軽く圧し掛からせてくる。
無論のこと、この突然の奇襲に俺が反応出来るはずもなく、俺は敢え無く彼女に押し倒されてしまった。

「おい、一体何の真似だよ、シルキー……」
「んにゃ? さっき言ったでしょ? 『君も一緒に暖まりましょ』って」
「ああ、確かにさっき言ってたが……って、まさか、さっき言ったのは性的な意味でか?」
「ご名答! 娘が小学校に上がってからずっとご無沙汰で、いい加減そろそろやりたくなったのよね〜」

驚き半分呆れ半分な俺へ言いながら、俺の履いてるズボンをずり下ろし始める彼女。
見れば俺を見下ろす彼女の目は既に情欲の色へ染まり、顔を紅潮させ、更に息も荒くさせていた。
をいをい、マジですか……?

「あのな、まだ昼前だぞ? もう少し後でもいいじゃないか?」
「駄・目・よ! 今やりたいと思ったら即やるのがアタシのポリシーなの、それはキミも分かってるでしょ?」

はい、説得失敗。
どうやら俺の交渉LVは彼女の頑固さを解すには到底及ばない様で。
368通りすがり ◆/zsiCmwdl. :2008/11/24(月) 21:39:46 ID:Q2VmjaUF
「だ、だが、やってる最中に娘が帰ってきたら――むぐぅっ!?」

それでも俺は諦めずに説得を続けようとしたが、
その矢先に彼女の唇によって説得しようとした俺の口を塞がれてしまった。
更に間の悪い事にちょうど説得しようとして口を開けた所だった為、口腔に彼女の舌に容易く侵入されてしまう。

……くち…ちゅく…くぷくぷ……

奥へ引っ込めようとした俺の舌を彼女の舌が強引に絡め取り、
唾液の交じり合う音を立てて彼女の舌粘膜の感触を無理やり味合わせてくる。
ざらざらとしていながらも何処かねっとりとした物が俺の口腔を舐りまわし、俺の意思を無理やり快楽の方へ傾かせる。
クソ、最初の頃に比べて格段に舌使いが上手くなってる……。

「んふふ、陶然としちゃって可愛い顔、見てると思わず虐めたくなっちゃう」

酸欠と快楽によって呆然とした俺の顔を見下ろし、彼女は鼠を捕えた猫その物な笑みを見せる。
そして、俺を身体で抑えこんだまま腰を艶かしくくねらせ、数度、頬や唇へバードキスを繰り返す。
その際、俺はパンツごとズボンを脱がされて露出した下半身に、何やらぬるりとした物を感じた。
ひょっとして、まさかとは思うが……

「シルキー、お前……さっき、何かもぞもぞしてるなと思ってたら、その時にパンツを脱いでたのか!?」
「うん、大当たり!」

耳をピンと立てて飛びきりの笑顔を浮かべて言いましたよ、この人。
つか、マイサンに濡れた股間をぐりぐりと押し付けるんじゃないって、反応しちまうだろ……

「ふふ、大きくなってきた。何だかんだ言ってキミも発情してるじゃないの」
「いや、それはシルキーがアソコを押し付けてくるから……うあっ!」
「ふふーん、そう言いながらキミのここは先っぽから涎垂らして大喜びよ? 嘘吐きの変態さん」

クソ、怒張したマイサンを握られているお陰で全然否定できねぇ。
少しは自重しろよ股間のマイサン! いや、俺自身の性欲と言った方が良いか?
と言うか、シルキー、爪を伸ばした状態でマイサンを握らないでくれ。爪が当たって痛いんだから。

「んじゃ、そろそろ挿れるわよ……んっ!」
「や、やっぱ止め――をうっ!?」

俺が制止の声を上げる間すら与えず、
彼女が軽く身じろぎする様な動きで腰を下ろし、しどどに濡れた秘所の中へマイサンを沈み込ませてゆく。
たちまちマイサンを愛液にまみれた肉襞がみっちりと詰まった膣壁がぬっとりと纏わり付いて歓迎し
俺の快楽のボルテージを強制的に引き上げてゆく。

「あ、ああ……アタシの中でキミのアソコがドクンドクンって震えてる、気持ち良いよぉ」

胎内のマイサンの感触に、彼女は快感を感じているらしく口元から涎を垂らし、プルプルと身体を震わせていた。
と言うか、俺自身もものすっごく気持ち良い、彼女の僅かな身じろぎからさえも快感を感じてしまう。
369通りすがり ◆/zsiCmwdl. :2008/11/24(月) 21:40:40 ID:Q2VmjaUF
「そ、それじゃ……動くよ……」
「いや、もうちょっと…待って……」
「駄目、アタシは我慢できない……んにゃあっ!」

俺の言葉を振りきって、彼女が腰を動かし始める。
こたつの中という限定された空間の中ながら、元は猫であった体の柔軟さを生かして巧みに腰を動かし、
それによってマイサンを包み込む膣壁の動きの複雑さを強くさせて、俺に与える快感を強めてゆく。
うっ、くそ、気持ち良すぎる……けど、我慢だぞ、俺!

「んみゃぁ! ひゃん、みゃうん! みゃぁん!」
「うぁっ、動きっ、激しすぎっ! もう少し、緩めてっ!」

次第に腰の動きは激しさと複雑さを増し、その動きに合わせてマイサンを包み込む膣壁がリズミカルに締め付けてくる。
無論の事、俺は必死に制止の声を上げるのだが、すでに意識を快楽に支配された彼女のネコ耳に届く筈が無く。
結局、俺が出来る事と言うと、彼女に初めて会った夜の時のように精を出すのを我慢するしか他が無かったのだった。

「みゃあん、気持ち良いよぉ! キミのアソコに奥を突かれて気持ち良いよぉ!」
「ううっ……! くうっ……! うくぅ……!」

しかし、こたつががたがたと抗議の音を立てるのも気にする事無く彼女はより激しく腰を振りたくり、
肉襞をマイサンへ愛液を塗りたくりながら熱く蠢かせる事で、俺の意識から我慢のする意思を削ぎ落としてゆく。

「ずんずんって胎を突かれて、卵子が降りてきちゃう! 赤ちゃんが出来ちゃう!」

そ、そう言えば、今日は危険日だとか彼女が言っていたような……!
だったら尚の事我慢をしなければ! 只でさえ娘一人に色々と経済的な意味で苦労してるってのに。
流石に二人目なんて今の俺の安月給ではきつ過ぎるぞ!

「精子一杯、一杯出して! アタシを孕ませてっ!」
「うっ、うっ、あっ、ううううっ!」

だが、彼女は腰を打ち付ける様に振りたくり、マイサンの先っぽへ弾力のある子宮口をリズミカルに押し付け、
更に肉襞がマイサンの全体を抱きしめる様に締め付けた事で、俺の我慢は破城槌を叩き付けられた様に瓦解し

「うぐっ、で、出るっ!!」
「あ、一杯来たっ 一杯、どくどくぅってっ!!」

身体の内で何かが弾けるような感覚を感じながら俺は達してしまい、
マイサンの先端へピッタリと張りついた子宮口へ、欲望の白濁液をドクドクと注ぎ込んでいってしまう。
それによって彼女も同時に達し、こたつをひっくり返すほど身体を大きく仰け反らせる。
あ゛あ゛あ゛ぁぁ……ジーザス!(なんてこった)

「ああ……アタシの中に一杯注がれてる……アタシのお腹があったかいよぉ……」

俺の後悔を余所に、彼女は胎内へ今も注がれる精の感触に、身を震わせて喜びを表す。
それに合わせてか、俺のマイサンを包み込む膣壁が微妙に蠢き、尿道に残る精の残滓すらも搾り出してゆく。
どうやら、彼女は身も心も孕む気マンマンな様で……つか、俺の意思は蔑ろかよ。泣けるで!
370通りすがり ◆/zsiCmwdl. :2008/11/24(月) 21:41:46 ID:Q2VmjaUF
「……んじゃ、もう一度やりましょ」

そして、残滓すらも全て搾り取った後、彼女はとんでもない事を言い放ち、再び腰を動かし始める。

「おいおい、もう一度って……まだやる気かよ?」
「当前よ! いったん火の付いたアタシの性欲は簡単には消えないわよ!」
「やっぱりこうなるのか……もう好きにしてください」

妙に張りきって腰を動かす彼女を前に、俺は素直に諦めて身を任せようとしたその矢先。

「……パパ、ママ……何やってるの?」
『!?』

横合いから掛かった妙に冷めた声に、俺と彼女が驚いて振り向いてみれば
其処には今しがた学校から帰ったであろう、ランドセルを背負った娘の姿があった。

「ちょ、何で今日は早く帰ってるのよ!? ひょっとして早退でもしたの!?」
「あの、今日は半ドンだったんだけど……ママ?」
「…………」

娘が呆れ混じりに返した言葉に、遂に絶句する彼女。
半ドン、まあ言わば午前中に学校が授業が終わる日の事を指す。
絶句する彼女の様子からして、どうやら今日がその日である事を完全に失念していたのだろう。
だから俺は言ったのだ、やってる最中に娘が帰ってきたら如何するんだって……

「それじゃ、私は宿題やってるからお二人ともご勝手に仲良くしててね」

言って、娘は冷たい眼差しを向けて、さっさと自分の部屋のある二階へと去っていってしまった。
そして後には、突然の水入りに茫然自失する彼女と、それによってすっかり萎えてしまった俺が残されたのだった。




……それから数ヶ月後、彼女が妊娠している事が発覚した。
どうやら、俺の財布はこれから冬の時代に入る様で……妻子持つサラリーマンって辛いね、ハハ……(涙

―――――――――――――――――――終われ―――――――――――――――――――――
371通りすがり ◆/zsiCmwdl. :2008/11/24(月) 21:43:03 ID:Q2VmjaUF
以上です。
ちょっとブランクが開いた所為でエロが難しくなったような……?
372名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 22:11:12 ID:eTmnuCyQ
イヤイヤ、十分エロかったです。
GJ
373名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 22:37:03 ID:jyeR35yB
>>371
GJ!乙です。娘さん親の情事目撃したのに偉くクールでドライな反応ですな。
374名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 03:31:16 ID:ATGIphqo
>>371
GJ!
全然ブランクなんか感じなかたよ

ちょっと近所のメス猫に餌やってくる
375名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 11:08:54 ID:H4abi8d3
悪いな、そのメス猫はすでに去勢済みだ。
376名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 12:20:17 ID:oDHoX9RE
>>375
つまり
「子供出来ないからたっぷり出せるニャン」
と搾り取られるんですねわかります。
377名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 16:23:26 ID:YqSZKVno
>>375
要するにはるな愛みたいな猫ってことですね。
…あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙なんか良いかもとか思ったら負けだー!
378名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 22:48:33 ID:m/L0wFQ7
ふたなりだと思えば全然イケる
379名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 23:29:16 ID:T7JL7Zex
てすと
380名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 23:39:04 ID:5avvFmfn
はるな愛はしょうがない
381名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 23:44:09 ID:T7JL7Zex
ちょっと犬と猿と雉に逆レイプされてくる
382名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 01:03:39 ID:2L2hyUjK
>>381
その前に、桃から出直して来な
383名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 02:25:24 ID:FLCAxtpE
>>375
「やだよぉっ! あなたの赤ちゃん産みたいよぉっ! 孕ませてよぉっ! 赤ちゃん孕ませてよぉっ!」
って泣きながら必死に腰を振る猫娘を想像したらうちの自称恋人こと押し掛け妻のアイヌ犬娘にニーキックかまされた。
384名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 15:10:37 ID:7uEIryiN
俺もペット買おうかなぁ〜
オススメの娘っている?
385名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 15:11:36 ID:N3KGIQw+
>>384
金魚
386名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 17:00:22 ID:L232djkK
>>384
アシダカ軍曹マジオヌヌメ
387名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 18:11:01 ID:wT2Z8MVu
軍曹はゴキッ子捕まえちゃあイかせて、別の子が通りかかると今までの子ほっといて
そっちもイかせる精力旺盛な百合っ子だよな。

でも部屋に居候はマジ勘弁。何度お互い見詰め合って固まったことかw
388名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 19:08:38 ID:dQG9n8br
オレ、ゴキに寝込みを襲われそうになったことが一度あるよ。ギリギリの所で気付いて御退場願いました。
389名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 20:32:17 ID:FLCAxtpE
マリモ

もしくは金魚
390名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 21:11:36 ID:NFZ4LUv3
おきたら視界一杯に例えようも無い模様が広がってた事ならある
鼻の上にでけえ蛾がいて大パニック
391名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 21:18:02 ID:7gSe8me/
皆さん押し掛け女房がいるんですね
392名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 00:01:59 ID:iiNmtbEj
うちにはコウモリしかいません・・・
393名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 00:12:35 ID:OJwbMBg6
上からも下からも吸われてるんですね、わかります
394名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 00:26:07 ID:8JFXM676
唐突であれだが、一つ質問させてください、ウィキで『クワウヤトリヤトリヤオイエイエー』
を読んだんだが、この「クワウヤトリヤトリヤオイエイエー」って結局どういう意味の言葉なんだろうか、
スレで結論は出たんですか?何時投下された作品かも分からないけど、当時の事を知っている人が
いたら教えてください。作品が面白かっただけにやけに気になる
395名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 06:29:28 ID:DPLDpNMR
396名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 17:29:47 ID:H08myRtq
家帰ったら愛犬が近寄ってきたから身体撫でてやってたら、うっかりアソコ触った途端にキャウン!って鳴いてひっくり返ったままガクガクしてたんだけど、これってフラグ立てた?
397名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 18:31:42 ID:t56XUdNY
フグリに触ったわけですね、わかります。
398名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 19:20:36 ID:PweKAC9s
犬娘「やらないか(ジー」
399名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 19:52:28 ID:do8WJUnG
>>398
それは違う
犬娘「逃がさず殺さず搾り尽くしてやろう」
400名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 23:35:21 ID:8JFXM676
>>395
ありがとー。しかし意外に話題になっていなくてぎゃふん
401名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 01:39:13 ID:a+2ntlkm
犬娘に嬉々として監禁されたい
402名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 01:40:22 ID:1jGjwMM2
>>396
その子雌?
403名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 08:50:51 ID:aDbF4m0C
>>402
うん。雌犬
404名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 09:49:46 ID:FuqIa0si
>>401
裸に剥かれて首輪と鎖で繋がれて「これでお揃いだね♪」って押し倒される訳か
405名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 22:30:16 ID:VOia2p9W
擬人化動物たちを妊娠させたいと思うのは雄として当然だよね
406名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 23:04:04 ID:aDbF4m0C
当然だけど、生まれた子供が人前で獣化、人化しないか心配だ。
407名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 23:26:14 ID:vns+3Uq3
擬人化娘「ご主人様ー!俺だー!孕ませてくれー!!」
408名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 23:29:02 ID:OKkfeq9j
擬人化娘「ボス!俺です!孕ませてくだせぇ!!!」
409名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 00:14:57 ID:EyEUYwzO
擬人化男「主殿、拙者でござる。菊の花に熱くて濃いのが欲しいで早漏」
410名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 00:46:19 ID:pRVmQEuA
擬人化娘「マスター、貴方の為にその・・・頑張ってるんだ・・・だから・・・その・・・なんだ。ご褒美をもらえないかな?」
411名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 00:47:50 ID:8LJIPQxT
擬人化娘「旦那!給料が払えないなら体で払ってよね!!」
412名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 02:15:09 ID:LctX1FW7
僕は犬を飼っていた…
しかし躾けを間違ったのか可愛がりすぎたのがいけなかったのか…
正直全然言う事を聞いてくれない
多分自分はランク的に下に見られていたんだろう
溺愛してたから全然気にならなかったが…

ある日突然日本各地で擬人化したのも…今思えばいい思いでのように語れればよかったのだが躾の大切さを知ったのもあの日だった…orz
413名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 02:49:09 ID:LctX1FW7
あの日以来我が愛犬は僕にとっての暴君と化した
だが上下関係はわかっているようで、僕以外の家族には昔のまま素直になる

同じ学校、同じクラスに在籍する事になり…安住の地は…
だが良いこともあった多数の獣人が急遽編入する事になり…好きな人(獣)も出来た、一目惚れに近いが…
猫さんいいなぁ…知れば知るほど好きになるとは…

猫と違思相愛になり(思いの違いは性的な意味で
犬目撃→苛々し親の居ぬ間に逆レイプ
そんな妄想だったんだぜ

適当でごめん文章力ないんだ
休憩終わるし
ノシ
414若旦那:2008/11/30(日) 23:39:31 ID:yS9xH8TF
長いですが、よろしくお願いします。
エロは……僅かです。

『夜戦とミミズク』
4151:2008/11/30(日) 23:40:56 ID:yS9xH8TF
 今日も男達が、真っ暗な部屋の中で一時の休息を得ている。
ある者はカードを捲りながらそこに書かれた文字を読み取り、
またある者は、窓越しに闇夜を眺めながら酒の入ったグラスを傾けている。
何をしているのかと言うと、皆、夜の闇に眼を慣らしているのだ。
何故なら、それが我らの“仕事”なのである。

「警報!警報! 北海上空に敵機侵入との報あり!」

 待っていましたとばかり、警報の発令と同時に、
部屋の中から男共が飛び出してゆく。
私も、椅子にかけておいた飛行服を掴み取ると、脱兎の如く駆け出した。
滑走路の片隅には黒塗りの機体、
メッサーシュミットBf110B型(ベルタ)の夜戦使用が翼を並べ、
私は迷うことなく愛機へ飛び乗る。
 機首にミミズクのノーズアートを施した気体を間違えるはずが無い。
愛機の前では、すでに整備兵が機関の始動に取り掛かっており、
コクピットに飛び乗るとパラシュートを装着し、離陸準備に取り掛かった。

「ハンス大尉、こちらの準備は完了しております。いつでもどうぞ」

 後席から声が届く。
低く、凛とし、自信に満ち溢れたその声は、いつも私に勇気と活力を与えてくれる。
私の相棒、ミミズクの獣人である“ミーネ”、階級は特務少尉だ。
 ミミズクの獣人といっても、翼が生えて飛べるわけでもなければ、
クチバシがあって食べ物を啄ばむわけでもなく、
見た目は普通の女性……ただ、相当の美人だと付け加えておこう。
唯一、頭の上に飛び出す2本の“羽角”が、彼女がミミズクの獣人であることを
示している。
私と同じ飛行服に身を包んだ彼女は、後席で無線機やレーダーの調整を続けていた。

「また、一日中そこにいたのか?」
「私がいると、皆さんの気分を害しますので」
「そんなことはないさ、みんな気のいい奴らばかり、美人とくれば、大歓迎さ」

 ルフトバッフェ(ドイツ空軍)全体としても、獣人が所属する部隊が増えていると聞くが、
夜間戦闘機部隊に配属されたのは彼女が初めてらしい。
彼女が我々の部隊に配属されたのは、その“夜目”の能力からだろう。
夜間に侵入する敵爆撃機の邀撃を任務とする我々にとって、その能力は大きな意味を持つ。
機体にレーダーを積んではいるが、機首に取り付けられたこの装置、
皆が“ハリネズミ”と呼ぶ初歩的な機械の評判はよろしくない。
 夜間戦闘において大切なのは、敵を見つける事。
敵を発見できなければ、撃墜する事も、追い散らす事もできないのである。
その点、私の場合は、彼女とコンビを組んでから、今までに52機の撃墜を記録しており、
所属する第1夜間戦闘航空団第3飛行隊の中でも、一番の数字である。

「今日も我々が一番乗りだな」

 合図と共に整備兵が車止めを外すと、愛機は滑るように滑走路へと向かう。
闇夜で周囲を見渡す事はできなくとも、私が迷う事は無い。
相棒の誘導によって滑走路の始点に到達したとき、ポッと明かりが燈った。
滑走路灯が点灯し、私も目視で滑走路を確認すると、スロットルを開く。
2機のエンジンが唸りを上げると、月夜の夜空へ飛び立った。
4162:2008/11/30(日) 23:43:08 ID:yS9xH8TF

「少尉、敵に関する続報は来ているか?」
「はい、高度は3000、数はおよそ30、機種は不明ながら、大型機との事です」
「ヤポォール(了解)、誘導は任せたぞ」

敵の位置報告と部隊の誘導は、地上の管制室から集中して行われるが、空は広い。
最終的には己の目で確認しなければならないのだ。

「そろそろ会敵地点です、注意を」

その声に促されるようにして、スロットルを絞る。
これは、排気管から出る排気炎の光によって、敵に発見されるのを防ぐためだ。
後席では、少尉がしきりに首を動かし、敵の姿を探している。
人間なら眼球を動かせばよいのだが、少尉の場合は通常のフクロウと同様に、
眼球をあまり動かす事が出来ないため、こうして首を動かさなければならない。
私も少尉も最初はレーダーを使用していたが、あまりの信頼性の無さに、
今ではまったくといって良いほど使用していない。
以前、レーダーで必死に探していたら、目の前にいた、なんて事もあったほどだ。

「見えた、右舷3時方向に並行する機影、4発機……“ハリファクス”です」

言われた方角に目を凝らすが、あいにく私には何も見えない。
だが、少尉に全幅の信頼を置いている私は、言われた方向に舵を切った。

「います、前方1000メートル、単機のようです」
「私も確認した、背後からゆっくり行くぞ」

 しばらく飛ぶと、私の目にも、巨大な爆撃機の姿を確認する事ができた。
だが、今の位置からでは必殺の一撃を叩き込む事ができない。
敵に気付かれぬ様にゆっくりと、しかし、照準機から敵の姿を外すことなく近寄ったが、

「発見されました! 来ます!」

 私は咄嗟に、操縦桿を前に押し込んだ。
ハリファクスは、4丁の機関砲を持つ尾部銃座を私に向け、掃射すると同時に左旋回し、
速度を上げて逃走にかかる。
 咄嗟に機体を下降させた愛機の真上を、曳光弾が光の筋となって駆けてゆくが、
私は臆することなく、敵機の追尾にかかった。
急速な左旋回を行った敵は、こちらに腹を見せた状態。
下方から潜り込むようにして機首を敵の腹に向けると、躊躇無くトリガーを引いた。
機首に集中配備された7.92ミリ機関砲が火を噴き、機体に振動が奔る。
 放たれた必殺の一撃は、右翼の付け根から翼の先端にかけて命中し、損害を与えた。
一旦はその場から引き、様子を見る。
敵機は右翼のエンジンから火を噴いており、少尉の目を借りずとも位置が分かるのだ。
こうなれば、あとはじっくりと料理すればよい。
私は、とどめを刺すために再び操縦桿を握りこんだ、その時である。
敵機は、猛烈な光と共に大爆発を起こし、北海の藻屑となった。
あっけない最後だ。

「次は、俺達がああなる番かもしれないな」
「……」
「管制室へ、こちらハンス、ハリファクスを一機撃墜、次の敵はいずこか?」

 少尉は何も言わずに、海面に出来た炎の渦を見続けている。
だが、残念な事に、これで今夜の任務が終わったわけではない。
今の敵は爆撃へ向かう途中、次は、爆撃を終えて身軽になった敵を、
送り狼として迎え撃たなければならないのだ 。
 この日、わたしはさらに2機の撃墜を記録し、撃墜数を55に増やした。
4173:2008/11/30(日) 23:45:07 ID:yS9xH8TF
 
 基地へ帰ると、恒例の酒盛りが始まるが、そこに相棒の姿は無かった。
彼女は、いつも、愛機の後席に座り一日を過ごす。
私は、ビールを2本掴むと、愛機に向かって歩みだした。

「大尉殿……ですか?」

 愛機に近寄ると、ミーネのほうから声をかけてきた。
ミーネの長所は夜目だけではなく、聴覚も常人に比べて優れている点だ。
私達が一番に出撃できるのも、ミーネが出撃の警報を愛機にいながらにして聞き分け、
事前に点検をしているおかげなのである。
また、今のように、こちらを見ずに足音だけで私と認識できるのだ。

「ほらよっ、ビールだ、冷えているだろ?」
「あっ、ありがとうございます」

 地上から後席にビールを放ってやると、放物線を描いたビール瓶はミーネの手に収まる。
彼女は後席に座ったまま、私は愛機の胴体にもたれ掛かりながら、
共に天を仰ぎ、星を眺めつつ、冷えたビールを口にする。

「何故そこから出てこない、休息も戦士の義務だ、そこでは十分に休めないだろう」
「私、狭いところが好きなんです、本能ですかね、それに、知っているんですよ、
みんなが私のことを何と呼ぶのか」
「ん、そうか」

『邪眼』

 その瞳に魅入られた者は生きて帰れない。
見つけた敵機を片っ端から撃墜してきた戦果があるからこそ付けられた名だろう。
確かに、部隊内でも彼女と視線をあわせた者を見た事はないし、
どこと無く避けているようにも見える。

「じゃぁ聞くが、毎日後席からお前に睨まれている俺が生きているのは、どういうわけだ」
「そ、それは確かにそうですが」
「うっ、胸が急に苦しくっ!?」
「大尉殿っ、どうしまし……」

 心配したミーネが後席から身を乗り出し、顔を出す。
だが、視線の先にあったのは、後席を見上げる私の顔。
視線と視線が交差し、ミーネの大きな瞳が、驚きの表情と共にさらに膨らんでいた。

「ほらな、何も無いだろう」
「大尉殿……」

 騙されたのが恥ずかしかったのか、嬉しかったのか、隠れるように後席へ身を沈める。
その仕草が、女性らしくて、可愛らしく思えた。

「大尉殿はなぜ、獣人の私にも優しいのですか」
「ん?」
「私が獣人であるせいで、大尉の戦果も、公式の記録として残されません」
「そんな事はなんでもないさ」
「部隊で一番なのに、騎士十字勲章も授与されません、それに大尉の評判も……」
「そんな言葉は気にするな、皆も悪気があって言っているわけではない」
「はい、ありがとうございます」
「見ろ、夜が明けるぞ」

 美しい太陽が昇り、滑走路に靄が立ち込める頃、私達の時間は終わりを迎える。
今日一日生き残れた事を感謝しつつ、明日の生存に向けた準備をしなければならない。
訓練に訓練を重ねた者たちだけが、厳しい戦場で生き残る事が出来るのだ。
4184:2008/11/30(日) 23:47:05 ID:yS9xH8TF

▽△▽

1944年も半ばを過ぎると、事態の困窮は我々にも明らかであった。
昼は米軍の昼間爆撃、夜は英軍による夜間爆撃に晒され、
ドイツの諸都市は灰燼にきそうとしていた。
ルフトバッフェも黙って見ていたわけでは無いが、昼間では敵の強力な単発機、
“ライトニング”“サンダーボルト”“ムスタング”の出現により、厳しい戦いを強いられ、
夜間においても英軍の誇る双発の長距離戦闘機“デハビラント・モスキート”の出現が、
夜間戦闘航空団に暗い影を落とし、戦死した同僚も多い。

 愛機も、旧式のB型(ベルタ)から改良型のG型(グスタフ)へと機種変更したが、
増加燃料タンクや新型レーダーの搭載により、その鈍重さばかりに磨きがかかり、
対戦闘機戦闘などできるはずもなかった。
 私の撃墜数も200機の大台を越え、階級も大佐となっていたが、
連夜に渡る出撃により、私も、そして、ミーネ特務少尉も、疲労を隠し切れなかった。
そんな中で、私達は運命の日を向かえる。

「警報! 敵重爆300、護衛機100、ルールの工業地帯へ向かうと思われる!」

 私達も、いつものように出撃した。
爆弾を満載し、災厄を振りまこうと殺到する爆撃機の群れに突入する。
彼らも我々に対して容赦の無い攻撃を加えるが、ヒラリヒラリとそれをかわし、
急所に必殺の一撃を叩き込むと、火達磨となった機体は四散する。

「後方に敵機、モスキートッ!」

4機目のランカスターを撃墜した直後、ミーネが叫ぶように言った。
出現と同時に機銃掃射を浴びせてきたが、私は右に旋回すると同時に高度を落とし、
これを回避、そのまま一旦速度を落として敵が航過するのを待つ。
いつもであれば、ここで終わる。
我々を見失なった敵機は、諦めて飛び去るはずなのだが……

「敵機再び旋回、まっすぐこっちに来るぞ」
「逃げ切れない、まるで我々の姿が見えているような……まさかっ!?」

こちらが考えるのと同じ事を、敵が考えるのは当然といえる。
ついに、敵側も“夜目をもつ獣人”を夜戦に投入したと考えるべきだろう。

「機首に、私達と同じフクロウのマーキングがあったし、目が合った。多分、獣人だ」
「ふんっ、逃げ切ってやるさ」

 同乗者の能力が同じとなると、勝敗を決めるのはパイロットの腕と機体性能だが、
機体性能に関しては完全に分が悪い。
高度を落としつつ、鈍重な機体をなんとか動かして敵の攻撃を回避する。
今の機体では、俊敏な敵機の背後を取る事は不可能なのだ。
回避を続けて、敵が諦めるのを待つしかないが、相手は執拗に追尾を続ける。
 自慢ではないが、モスキート相手にここまで逃げ切れたのは、
私の腕があったからと言っても過言ではないだろう。
だが、敵の一撃が左のエンジンを襲うと、火と煙の臭いが機内に立ち込める。
敵機もそれを見て撃墜を確信したのか、止めの一撃を加えることなく
どこかへ飛び去った。

「くそっ、こりゃぁ基地まで持ちそうも無いな」

判断の遅れが死を招く戦場、私は機を捨て去る決断を下した。
4195:2008/11/30(日) 23:49:50 ID:yS9xH8TF

「先に脱出しろ、操縦桿を放すと、高度が保てない」
「……分かりました、また後で」

 言うや否や、少尉は夜の闇へと消えていった。
暗闇でパラシュートが開いたのか確認できなかったが、少尉ならば問題は無いであろう。
脱出を確認すると、私も脱出のためにキャノピーへと手をかける。
 ところが、

「開かないっ、くそっ、咬みこんだか!?」

 敵の掃射を受けてフレームが歪んだのか、キャノピーが開かず、脱出できない。
エンジンからは相変らず炎が上がり、いまにも機全体を包み込もうとしている。
私は、操縦管を握っていた方の手も使い渾身の力で開け放った。
 火災を起こしていたエンジンが大爆発を起こしたのは、まさにその時である。
私の身体は衝撃で空中に弾き飛ばされ、意識を喪失しそうになったが、
なんとかパラシュートを開く事ができた。
 幸運な事にパラシュートには火がついておらず、闇の夜空に漂う。
炎を上げて失速する愛機を目で追ってゆくと、見る間に高度を失ってゆき、
地面に激突すると同時に巨大な火球となった。
脱出が少しでも遅れていたかと思うと、冷や汗が出る。
 だが、これで安心とはいかない。
パラシュートを開く事はできたが、何分高度が低すぎた。
眼下では、暗黒の支配する森が、私を呑み込もうと口を開けているように感じられが、
この森の木々が無ければ、私の命は無かったかもしれない。
猛烈な速度で落下した身体は、森の木々に衝突し、その枝を折りながら地面に落下、
落下の衝撃が和らいだ事で、私の足は無事に地面を踏みしめる事ができた。
だが、爆発の衝撃を全身で受けた影響か、それ以上動く事ができず、
地面に倒れこむと、そのまま立ち上がる事ができない。

「くそっ、このまま救援を待つしかないな、ミーネは無事だろうか?」

 地面に伏したまま空を眺めるが、密生する森の木々によって月の光すら届かない。
だが、私は見た。
闇夜の木々の中、木の枝の中でギラリと光を放ち、私を見つめる2つの瞳を。
 その、闇夜に浮かぶ怪しげな光を見た瞬間、私は背筋に冷たい物が走るのを感じ、
獲物を狙う猛禽類のような瞳は、歴戦の戦闘機乗りである私を恐怖させた。
しかも、木々の上にあったその瞳が、私めがけて飛び込んでくるではないか。

「うっ、うわぁぁっ!」

 恥ずかしながら、私は思わず目を瞑っていた。
自分に何も起こらないので、恐る恐る目を開くと、眼前にあったのは見慣れた相棒の顔。
しかも、私の顔から数センチというところまで顔を寄せ、私の様子を伺っていた。

「ハンス大尉、無事で何より」
「あ、ミーネ少尉か、君も無事だったのか、よくここがわかったな?」
「私の夜目をお忘れですか、なかなか脱出せぬので心配しました」
「痛うっ、すまないな、全身を打ったらしくて動けんのだ」
「そうですか、なら、私が介抱しましょう」
4206:2008/11/30(日) 23:52:16 ID:yS9xH8TF
 
 私の身体を抱き起こしたミーネは、所々焼け焦げた飛行服をゆっくりと脱がした。
上半身が全て脱がされると、爆発と着地の衝撃で痣だらけになった体が現れる。
日々の戦闘で鍛えぬいているといえ、痛いものは痛い。
 ミーネのしなやかな指が痣に触れると、身体がビクリと反応してしまう。
こんな弱弱しい姿をミーネには見せたく無かったが、こうなっては仕方が無い。

「はっ、ハンスぅ」
「ミーネ、いったいどうし……」

 今まで聞いた事の無い、相棒の熱っぽい言葉に疑問を投げかけると同時に、
抱き起こされていた私の身体が、地面に叩き付けられた。
後頭部を打ち付けて痛みに耐える私の顔を、ミーネは瞳を外す事無く見続ける。
そして、

「大尉、私、大尉のそんな姿を見せられたら、我慢できません」

 寝転がる私の両側にミーネが手を付くと、そのまま顔を寄せ、唇を奪った。
跨るような形で口付けを交わすと同時に、彼女は私に跨り、腰を落とす。
 私は、自分が猛禽類に襲われる哀れな小動物のように感じていた。

「ハンス、私の気持ちを、受け入れてください」
「だけどお前、この状況でする事じゃないだろう」
「この状況だからこそできるんです、闇夜の森だからこそ、私……」

 即ち、己の“本能”に従った行動が取れるという事なのだろう。
上半身を持ち上げようとしても、痛みに耐えるので精一杯の身体はいうことを聞かない。
さらに、

「私の下で、ハンスのモノが大きくなっています、準備が良いという事ですね?」

 事実、死への恐怖で萎縮していたはずの私の分身は、ズボンの下で膨張を見せていた。
だが、男が女に跨られ、扇情的な瞳で見つめられたらこうなるのは当然であろう。
私の下半身に自分の股を擦りつけ、興奮から息を荒げるミーネ。
その白い吐息が、寒空の森の中に溶けていった。

「下も脱がしますよ、私も、全部脱ぎますから」

 ミーネが着込んでいた分厚い飛行服を脱ぎ捨てると、
弾力を持った二つの大きなふくらみと、その先端にあるピンク色の突起が露になり、
下の服を引き下げると、美しい体のラインが全て現れる。
私のズボンも下着ごと力任せに引っ張られ、いきり立った分身が晒された。

「これがハンスのモノなんですね、愛おしいです」

 跨りながら、素手で私の分身を擦る。
不思議な事に、ミーネの体から発する臭いを嗅ぐたびに異様な興奮に駆られ、
握られた分身からは、早くも先走りが溢れる。
ミーネはそれを潤滑剤とし、腕の動きをさらに早めてゆく。
さらに、ミーネは空いたもう片方の手を私の胸へと運んだ。

「痛うっ」
「あっ、すいません」
4217:2008/11/30(日) 23:54:11 ID:yS9xH8TF

 ミーネの長く伸びた爪が、私の傷をガリッと引っかいた。
機体の爆発に巻き込まれた際に出来た傷は私の上半身全体に渡り、
切り傷や痣にまみれていたが、ミーネの指が引っかけた瞬間、私の体はビクリと反応した。
その様子を見ていたミーネは、不思議そうな顔で私を眺め、

「ハンス、引っかかれると、気持ち良いのですか?」
「そんなわけないだろ、うっ」

 再び、私の胸を引っかく。
偶然ではなく、故意に。

「わかりました、ハンスはこうされると感じるのですね、もっとして差し上げます」

 片手は私の分身を扱きながら、もう片方の手が私の胸を弄る。
長く伸びた爪が無残な傷を引っかき、その度に私は体を反応させてしまう。

「あっ……」

 ミーネの言葉に、快楽と苦痛に悶えていた顔を自分の体に向けると、
彼女の爪の傷痕から、血がにじみ出ていた。
ミーネもそこまで傷を付けるつもりは無かったようで、困惑の表情を見せていたが、
直ぐに元の冷静な表情に戻ると、口の端から真っ赤な舌を出して上唇に沿えると、
そのまま口を一周するように舌なめずりを見せた。
 さらに、そのまま顔を私の胸に寄せると、

「なっ、なにをするんだ」
「……」

 私の問いに答えることなく、伸ばした舌を、血の滲む傷痕の真上に寄せた。
こうなっては、この後の行動は、聞かずとも想像できる。
大きく舌を出した口からは、熱い吐息が私の胸に吹き付けられていた。

“ペロリ”

 唾液の溢れた長い舌を切り傷の始端に添えると、そのまま終端に向けて嘗めあげる。
舌の表面を血の滴る傷にしっかりと貼り付け、滲んだ血を掬い取ると、
口の中に含み、しっかりと味わう。

「あはっ、血の味、初めてのはずなのに、なんだろう、覚えがある」

 口に含んだ血をゴクリと音を立てながら飲み下すと、再び私の胸に、
いや、血の滲む私の傷痕に視線を向け、

「はっ、むぅ」

 一気に顔を寄せ、口を胸へと密着させた。
口の中で舌を丹念に動かし、傷を嘗め回し、血を吸い上げる。
恐怖と快感に駆られた私は、軍人ではなく、ただの餌と化していた。

(俺、喰われているんだなぁ)

 このまま肉まで喰いちぎられてしまうのではないかという恐怖と、
口の端に見える嘗め残しの血が、私をそんな気持ちにさせた。
4228:2008/11/30(日) 23:55:34 ID:yS9xH8TF

「なんだろう、私の‘ココ’が、凄く切ないです」

 気が付くと、ミーネの秘所からは愛液が滴り落ちていた。
そこに手を当てると、指で開くような動作を見せつつ、私の分身に添えた。
 傷を弄られて痛みに耐えていたはずだというのに、熱い滾りを失う事の無いソレは、
待ちに待ったその時を迎え、怒張を最大限に強めた。
そんな私の気持ちを察してか、ミーネは自分の腰をゆっくりと落とす。

「はっ、はぁぁぁっ……ああああっ」

 完全に挿入しきっていない段階で、ミーネがあげた奇妙な呻きにその顔を覗くと、
顔を苦痛にゆがめているように感ぜられた。
まさかと思い結合部に目を向けると、ミーネの秘所から私の分身に沿って
血が滴っているではないか。

「ミーネ、お前」
「あくぅぅぅっ、痛い、けど……気持ち良い」

 生憎、私は女性との行為を何度も経験している。
軍の所属にあっては、仲間達と連れ立って街の娼館へ出かけるのは良くある事だ。
だが、常に落ち着いた表情を見せ、冷静な判断を示す相棒が生娘だったとは、
今の今まで気が付かなかった。

「あっ!? はぁぁっ、私の中で、大きくぅっ」

 処女を奪ったという興奮は、私の分身をさらに肥大させた。
今回のような場合は、‘奪った’というより‘貰った’の方が正しいかもしれないが……
完全に腰を落とし、自分の膣にある異物の感覚に意識を集中する。
 しばらくは身体を痙攣させたまま動こうとしなかったが、
落ち着きを取り戻すと同時に、身体をゆっくりと上下させる。

「ハンス、気持ち良いですか?」
「ああ、とても良い、今までに抱いたどの女よりも」
「今までに……抱いた……?」

 言った瞬間、ミーネの動きがピタリと止まる。
ジッと私の瞳を睨みつけ、視線を外さない。

「他の女とは、どこのだれですか?」
「いや、誤解するな、街の娼婦だよ、お前が考えているような女じゃない」
「娼婦ごときと比較するとは、不愉快です、私は……」
「私は……?」
「私は、初めて対面したその時から、純潔をハンスに捧げようと心に決めていたのです」

 褒め言葉で言ったつもりが、逆に怒らせてしまったようだ。
腰を動かし、私の分身を咥えながらも、ミーネの視線は私の瞳を捉え続ける。

「ミーネ、退くんだ、もう……我慢が……」
「かまいません、ハンス、さぁ、私の中に出してください、私も一緒に……」
「くっ、あぁぁっ」
「はぁぁぁんっ」
4239:2008/11/30(日) 23:57:43 ID:yS9xH8TF

 結局、自分の身を一度も動かすことなく、ミーネの膣に放出してしまった。
ミーネも私と同時に絶頂を迎え、身体をビクビクと震わせ、胎内に迸る熱を感じると、
私の胸に倒れこみ、寄り添う。
 荒げる息を私の胸に吹き付けるミーネにぬくもりを感じつつ、彼女の髪を撫でると、
頭を私の胸に押し付け、甘えるような仕草を見せた。

「なぁ、ハンス」
「なんだ」
「ハンスは女と寝るとき……その、何度くらい射精するのだ」
「へ?」

 頭を胸に押し付けつつ、触覚のように飛び出た耳角を私の体に擦り付ける。
私は冗談のつもりで、

「ま、10回位じゃないか?」

と、言ったのだが、

「そうか、なら、あと9回は射精できるわけだ」
「はぁ!?」

言うや否や、腰のピストンを再開する。
萎えかけていた私の分身も、激しい締め付けによって復活していた。

「ちょっと待て、10回というのは冗だ……ひぃ」
「ふふっ、ハンスの弱点を、しっかりと責めて差し上げます」

私の胸に両手を添えると、今度は全体重をかけるように力を込め、掌全体で弄る。

「待ってくれ、ちょっ、本当に……」
「私が満足するまで、絶対に放しませんからね」

 その夜、木々の隙間から朝日が差し込むまで犯された私は、
10回どころか20回近くミーネの中に白濁した液体を注ぎこみ、
脱出の際に被った傷よりも、深い疲労のなかで眠りに付いた。

「ハンス、愛しています、ハンス……」

眠りに付く前、私に寄り添うミーネが、呟いた気がした。

 翌日の昼頃であろうか。
我々は、捜索に出た部隊に救助され、原隊に復帰する事ができた。
復帰といっても、無傷のミーネとは違い、私は2週間ほど後方の野戦病院で
入院する羽目になってしまった。
その間、ミーネは別の誰かとコンビを組むとばかり思っていたが、

「私は、ハンス大尉の乗機以外、乗る気はありません」

と、私以外とコンビを組むのを拒んだらしい。
嬉しくもあるが、わがままがよく通ったものだと、感心してしまう。
結局、私が入院している間、ミーネはそばで看病してくれた。

「私以外の女と、ハンスが一緒に居てほしくない」

 私の瞳をじっと見据えて言うミーネの言葉は、私の心を激しく燃え上がらせる。
入院中で無ければ、そのまま襲ってしまいたいほどだ。
 だが、それ以来は彼女と行為に及ぶような事は無く、退院後は日々の戦闘に明け暮れた。
ミーネも、あのときの行為を忘れてしまったのだとばかり思っていたが、実は、別の理由があったのである。
42410:2008/11/30(日) 23:59:03 ID:yS9xH8TF
▽△▽

 1944年も暮れの頃、私とミーネは召喚を受けた。
呼び出されたのは、ベルリンのとある場所、「獣人の館」と呼ばれ、
ドイツ軍に所属する全ての獣人を管理、掌握している部隊の司令部である。
突然の呼び出しに困惑する私に対し、ミーネはやけに冷静であった。

「ハンス中尉、ミーネ特務少尉、出頭いたしました」
「ご苦労、まぁ、かけたまえ」

 案内された部屋に入ると、漆黒の軍服に身を包んだ軍人が私達を迎えてくれた。
驚いたのは、それが女性であった事と、美人であった事。
漆黒の軍服から覗く見事な金髪と青い瞳が印象的である。
最初は笑顔で迎えてくれた司令だが、キッと目つきが鋭くなると、私に詰め寄った。

「ハンス中尉、率直に聞くが、ミーネのことをどう思っている?」
「は?」

いきなりの質問に、困惑を隠せない。

「頼もしい相棒と、そう考えておりますが?」
「それだけか?」
「ええ」
「本当にそれだけか?」

 本当のところはどうなのか、日々の戦闘による緊張感と忙しさに、
そこまで考えたことがなかった。
ふと、先日の行為が頭をよぎるが、それ以来は一度も交わっていない。

「ならば、先の行為の事についてはどう釈明する?」
「え……」
「貴様、ミーネと寝たであろうが、それについてはどう言い訳をするつもりか?
ミーネの腹にいる子については、どのように責任を取るつもりだ?」
「えっ……ええええっ!?」

 ミーネとの行為を知られていた事にも驚いたが、腹の子については一切知らず、
その時の驚きようは口で言い表す事ができない。
隣に座るミーネの方を振り向くが、彼女は恥ずかしそうに俯いてしまった。

「さて、どうなのだ、ハンス中尉、責任は、とるのだろうな?」
「せっ、責任といいますと」
「決まっておろう、ミーネを妻として迎える覚悟があるのかということだ」

 身体を交えるまでは、腕の良い相棒としか考えていなかった。
身体を交えてからは女という事を意識し、それからも影ながら淡い感情を抱いていたが、
まさか、いきなり結婚話が持ち上がるとは思ってもいなかった。

「私もミーネも、いつ死ぬとも知れない飛行気乗りである事に変わりはありません
それでも、それでもよいというのなら……」
「ハ、ハンス、本当にいいのか?」
「勿論だ、ミーネ、戦争が終わったら、おなかの子供と3人、幸せな家庭を築こう」
「あぁ、ハンスぅ」
「おやおや、お熱い事、これにて万事解決という事かな?」
42511:2008/12/01(月) 00:00:02 ID:c4tG5mpU
 基地へ戻ると、今度は戦友たちの手荒い歓迎が待っていた。
どこで聞きつけたのか、ミーネが員妊娠していることもすでに皆の知ったことであり、
兵員宿舎に入った瞬間、お祭り騒ぎとなった。

「夜戦の神様と女神様が結婚とは、こりゃぁ敵もたまったもんじゃないぜ」
「中佐殿、我らに悟られること無く手をつけるとは、見直しました」
「なんでも一発で命中させたとか? そっちの腕もたいした者ですな」

 共に酒を飲み交わし、歌い、踊り、戦いの無いわずかな時間を楽しむ。
そして、あちらこちらで始まった金品の授受。
不謹慎なことに、基地にいる戦友共のほとんどは、
私とミーネが結婚するかしないかで、賭けをしていたらしい。
ミーネの耳が届くこの基地内でこっそり賭け事を行うとは、侮れない奴らだ。

 その後、戦友たちに見送られながら、私とミーネは一時的に部隊を離れた。
ミーネは療養施設へ、私は新鋭機の試験飛行を勤める後方部隊へ転属となった。
戦時下にこれだけ長い休息を取るのは、仲間たちに申し訳が無かったが、
試験飛行を終えた私は真っ先にミーネの元へと向かい、
膨れてゆく腹を愛おしい思いで撫でたり、耳をつけたりしていた。
だが、その間にも、祖国ドイツは窮地へ追い詰められていくのである。
42612:2008/12/01(月) 00:01:57 ID:yS9xH8TF
▽△▽

 1945年の初旬、ミーネは無事に出産を果たした。
玉のような可愛らしい女の子だ。
私も妻も共に喜んだが、戦局の逼迫は私達から喜びの時まで奪っていく。
 産後の休暇を取る事も無く、原隊への復帰を命じられた私達は、
ベルリン防衛の前線基地へ派遣されると、戦友達からの手厚い歓迎を受けた。
今までは私以外との交流を避けがちだったミーネも、
可愛らしい笑顔を振りまくようになり、同僚からの受けも良い。
着任翌日には、私達の新しい愛機を受領する事になった。

「この機体は……見た事の無い機体だけれど?」
「こいつはな、いままでの鈍重なBf110やDo217とはわけが違うぞ」

 新鋭機、“ハインケルHe219 ウーフー”
ウーフーとはワシミミズクの事であり、私の相棒……もとい、妻にぴったりの名前だ。
獣人というだけで差別され、古い機体しか与えられなかった我々にも、
よくやく新鋭の機体が与えられるようになったのである。
これには、ベルリンの後押しがあったとも聞く。

「こいつとお前さえいれば、再びヤツらと合間見えても、十分に遣り合えるさ」

 私達は、煮え湯を飲まされた敵、英国紳士とその相棒の獣人を見つけたら、
まさに、猛禽類の如く駆けつけ、仕留める覚悟であった。
数日間の慣熟飛行を済ませた私達は任務を再開し、
かつてと同様の過酷な夜間戦闘任務を果たす。
 現在の私に与えられている任務は、敵爆撃機の撃墜ではない。
爆撃隊の護衛を勤める敵長距離戦闘機部隊にのみ狙いを定め、
他の味方機が爆撃機に対する攻撃を行いやすくする事を目的とした。
対戦闘機戦闘は復帰前の爆撃機に対する任務よりも過酷であったが、
 これによって味方の戦果は上がるし、例の獣人をおびき寄せることも目的であり、
緊張の毎日は我ら夫婦の愛をさらに深めた。
夜の営みが充実していた事は、言うまでもあるまい。
 疫病神と仇名され、今まで散々に苦しめられてきたモスキートといえど、
愛機の性能と妻の能力が合わされば、もはや敵ではない。
 イギリスの誇る、“対ドイツ夜戦用第100集団”(部隊名は戦後に知った)であったが、
我ら夫婦の活躍により、その部隊の大半を叩き落された結果、その活動範囲を狭めた。
こうした戦局に敵も我々の復活を知ったのか、ついに、復讐の時が訪れるのである。

「我々は敵戦闘機を狙う、爆撃機は任せたぞ」
「了解、上空は任せたぞ、女神様によろしくなっ」

 対戦闘機用にエンジンを高馬力のものに換装し、軽量化のためにレーダーも外した。
さらには、試験的に採用された‘秘密兵器’も搭載している。
 レーダーが無い分、敵の位置を知るにはミーネの能力だけが頼りであるが、
深い絆で結ばれた我ら二人の前にあっては、見えぬ敵などいない。
今夜も、爆撃機を狙う戦友達を返り討ちにするべく爆撃隊よりも高い高度に
護衛の戦闘機部隊がいた。
私達はそれよりもさらに高い位置へ付けると、獲物に狙いを済ましたミミズクのごとく
敵機へ向かって急降下し、狙いすましてトリガーを引くと、
機関砲弾の雨に撃たれた敵機は、一瞬で火達磨と化した。
 我らの奇襲に度肝を抜かれた敵機の群れは、編隊を崩して散り散りとなり、
一機、また一機と、我らの爪の餌食となったが、最後に残った一機を見たミーネが
叫び声をあげた。
42713:2008/12/01(月) 00:04:01 ID:yS9xH8TF

「見つけた、あいつだ」

 私は、倒すべき仇敵にめぐり合えた喜びを噛み締めつつ、操縦桿を操り、
銃撃を加える敵機の攻撃をヒラリヒラリと回避する。
ミーネはしきりに敵の位置を報告し、私に回避の方向を指示した。
 獣人の能力も、機体の性能も同じであれば、パイロットの腕が勝敗を決する。
私は戦士として、この敵とめぐり合えた事を戦いの神に感謝した。

「ちいっ、相手も素晴らしい戦士だな、興奮してきた」
「私もだよハンス、向こうの獣人と視線を交えるたびに、私の心が燃え上がる」

 一対一のドッグファイトは、終わる気配を見せず、時間だけが刻々と過ぎる。
意を決した私は操縦桿を引いて急速な上昇をかけると、そのまま月に飛び込んだ。

「ハンス、何をする気だ」
「心配するな、俺に任せろ、お前は目を瞑っているんだ」

 本来、夜戦において月に入る事は死を意味する。
真っ暗な闇の中に浮かぶ月は、機体の姿をしっかりと浮かび上がらせるからだ。
だが、私はそれを利用して敵をおびき寄せると、作戦どおりに敵は背後に着いた。
 おそらく、敵の照準器の中には、月の光に浮かび上がる私の機体が映っているだろう。
そして、敵がトリガーを引くか引かないかの瞬間、私は機体のスロットルを絞り、
操縦桿を引いて、機体を急激な速度で落下させた。

 月の光に目を慣らされた敵は、私の機を見失う。
これは、以前に出会った日本人から教わった技で、‘コノハオトシ’と呼ぶそうだ。
妻が療養施設にいる間、この日のために練習を重ねていた技である。

「ミーネ、目を開け、敵はどこだっ」
「敵影は……真上だっ、真っ直ぐに飛んでいる」
「ほぉ、敵さん、こちらを見失って困惑しているようだな」

 高度差が大きかったため、下方の死角からゆっくりと接近し、
500メートルほど下方につけた。
 普通の機体であればこの位置から斜め上方の敵を攻撃することはできないが、
私達の機体は秘密兵器を搭載していた。
 秘密兵器、それは、胴体に装備し、斜め上方に向けられた機関砲である。
本来は対爆撃機用に開発された装備であるが、我々はそれを応用したのである。
キャノピー上部に取付けられた斜め銃用の照準器の中心に、
モスキートの胴体がピタリと収まる。
 ここでトリガーを引けば、憎きモスキートは、パイロット諸共炎に包まれただろう。
だが、トリガーを引くと同時に下方から掬い上げるように打ち込まれた機関砲弾は、
光の帯を描きながら敵機に向かうと、左翼に直撃し、翼を半分吹き飛ばした。
バランスを失ったモスキートは急速に高度を失いながら落下、
深い森の奥地へ吸い込まれると、地面に直撃し、炎の渦を上げた。
42814:2008/12/01(月) 00:05:19 ID:c4tG5mpU

「見ろ、パラシュートだ」
「数は?」
「二つだ、パイロットも相棒も、脱出に成功したようだな」

 上空を旋回しながら様子を伺う。
私には見えなかったが、パラシュートは二つとも森の奥へ着地したようだ。
おそらく、数日のうちに友軍に救出されるだろう。
 ミーネの目でそれを確認すると、私は基地への帰路に付く。
本来であれば続けて敵爆撃機の迎撃を行いたいところだが、
予想以上に燃料を消費しており、基地へ帰るので精一杯である。
勝利に酔いしれ、上機嫌の私に、ミーネが尋ねた。

「なぁ、ハンス」
「ん?」
「なぜ胴体を狙わなかった、そうすれば、パイロットも獣人も、殺せたろう」
「お前の目は誤魔化せないな、まぁ、この前我々を見逃してくれた礼……かな」
「それだけか?」
「くくくっ」
「なっ、何がおかしいのだ」
「いやな、相手のペアも、俺達のように愛し合っているかもしれないと思ったらさ」
「情が湧いたか?」
「ま、そんなところさ」

 こうして我々は、借りを返す事ができた。
だが、強力な敵とはいえ、一機落としたところで戦局に変化は無く、
命をかけた我々の戦いは、終戦と共に終わりを迎えるのである。
42915:2008/12/01(月) 00:07:11 ID:c4tG5mpU
▽△▽

「あの、ハンスさんのお宅はこちらでよろしいで?」
「はいはい、何か御用でしょうか」

 戦後1年ほど経過して、混乱の続くドイツ暮らす我々に、来客があった。
イギリス紳士と、可愛らしい赤子を連れた獣人と思われる女性。
初めて見た顔だが、初めて会った気がしない相手、
誰とも知らずに部屋へあげると、顔を出した妻が驚きの声を上げ、
それと同時に、お客人の女性も同様の反応を見せる。

「あっ、あなた達はモスキートのっ、無事だったのですか?」
「あなたは私達を撃墜した……生き延びていたとは」

 そう、彼らは、あの日に撃墜した英軍のパイロットとその相棒だったのである。
しかも、抱いている赤子の事を訪ねると、これまた驚いたことに、
我々と同じく、撃墜された夜に、闇夜の森で行為に及んだ結果だそうだ。
彼らも、私達の馴れ初めを聞き、同じ境遇で夫婦になった事に驚きを隠せないでいた。
 どうやら、“獣人の夫婦”がいるというだけで訪れたらしく、
私が空軍のパイロットであったとは知らなかったようだ。
しかもその用件というのが……

「獣人の地位向上、ですか?」
「ええ、私達のように戦争のどさくさにまぎれて夫婦になった者達は多いと聞きます」

 戦前から続く獣人に対する迫害は、今も終わる事が無い。
ミーネを正式な妻とすることが出来たのは、軍人であり、戦時であったという点が大きく、
一般の獣人は、人権が確保されていない限り難しいであろう。
どうしようかと尋ねるように妻の方を向くと、
私の好きにしろと言いたげな笑顔を見せ、ニッコリと笑う。

「分かりました。私達夫婦も、できる限り協力いたしましょう」
「本当ですか、ありがとうございます!」

 後に、私達はこの夫婦と共に“獣人の地位向上”を求め戦い抜く事になる。
戦争は終わっても、戦いの日々が終わらないが、充実した日々を過ごした。
 国連で『獣人の地位向上と戦時保障』に関する案件が採択されてからも、
世界的に残る獣人に対する不信を払拭するための活動を続けた。
 今では、森の奥深くで妻と暮らし、5人の愛する娘達や、その孫達が訪れるのを
唯一の楽しみとしている。


―――


 これも後日談だが、ベルリンに保管されていた私の撃墜記録が米軍によって発掘され、
公式に認められていなかった私の戦果は、戦後になって初めて認められる事となる。

元ドイツ空軍夜間戦闘機パイロット、ハンス・ギュンダー
最終階級大佐、公式撃墜数526(内戦闘機82)


〜終〜
430以上:2008/12/01(月) 00:12:17 ID:c4tG5mpU
駄文、失礼いたしました。
思いつきの設定で書いてみたのですが、
ミリタリーの知識はあまりないので、見る人が見たら変かも。
絡みシーンが短いのは……直りそうもありません。
431名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 00:12:23 ID:aHLttjm6
やるねぇ、GJ!!
432名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 00:14:04 ID:onOu7tcT
GGJGJGJGGJGJGJGJ!!!!!!111!!1!11!!!
433sage:2008/12/01(月) 00:25:36 ID:DlUw4uTV
神だ……。
俺にはそれ以外言うことがない
434名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 00:59:06 ID:m82s8qN3
>>429
GJ!
私の少ないミリタリーの知識では綻びは見出せないくらい考証もしっかりしていたと思う。
ころころ変わるハンスの階級(呼称)について以外は。

冗談は兎も角、英軍機にも獣人が乗っているという設定も然ることながら、
単に「借りを返す」に留まらず終戦後に仲間として再会するなんて想像もできないプロットに感心した。
こうなると、その英軍パイロット篇と戦後の二人を取り巻く物語も読みたくなってくるというものだ。
435名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 02:29:08 ID:PeLsRDdI
GJ!!よかったです!!最後の終わり方はとても自分好みでした
436名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 07:09:28 ID:d/Q7HKX9
エセミリネタ振りまくる俺よりはマシだぜ!GJ!
437名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 07:38:30 ID:B6ZE6d9L
またミリタリーか…
438Aサイド ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 11:37:32 ID:A3L1mAcZ
はじめまして。
せん越ながら、読む側から書く側になりたいと思い投稿させてもらいます。
お題は、先週辺りにニュースで話題になったホッキョクグマで。
お口に合えばよろしいのですが。
439アイドル伝説1 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 11:43:23 ID:ycaisBHb
『アイドル伝説』


 オレの名前は、城久間ピリカ。ホッキョクグマの獣人。
 そんなオレは、今人生最大のターニングポイントに立たされてる!
 事の起こりはひと月前の事――


 「「お疲れ様でしたー!!」」
 セットの上から大きな声で、スタッフに挨拶するオレたち。
 向こうからも、次々、「お疲れー!」、「良かったよー!」なんて声がかかって、ちょっとにやけてしまう。
 ここはとある音楽スタジオ。
 たった今、オレたちの新曲のプロモの取りが終わった所。
 あ、そうそう! 紹介が遅れたけど、隣にいる超キレイカッコイイ人はオレの尊敬する人で、名前は城久間ツヨシさん。同じホッキョクグマの獣人。
 名字が一緒だけど、残念ながら血の繋がりとか全然無い。
 有ったらツヨシさんみたく、背が高く――オレより頭二つ分大きい――て、超キレイカッコイイ感じになれたかなーなんて。
 間違っても「超カワイイ〜(ハート)」なんて言われないよな。
 同じ中性的に生まれるなら、こんな気持ち悪い美少女顔じゃなくて、ツヨシさんみたいに鋭利な刃物みたいって言われるクールな美人になりたかったなー。
 少しはツヨシさんに近づけないかと髪だけ真似して腰まで延ばしてみたけど全然だったし。
 余計ロリっぽくなったって言われたから止めようと思ったんだけど、ツヨシさんが――
 「そんな綺麗な髪、切ったら勿体ないよ?」
 ――な〜んて、エヘヘ、言うからさ、切らないでいるんだけど。
 おんなじホワイトヘアなのに何でこうも結果が違うのかな?
 おっとー、いつの間にか自分語りになってた、カッコわりぃ〜。
 オレたちは、自分で言うのもなんだけど今大人気絶頂の男性アイドルユニット。
 グッズはバカ売れだし、この間の初コンサートのチケットの値段なんてオークションで10倍とかしたらしいんだよねー。
 ファンのみんなに喜んでもらえるよう、尊敬するツヨシさんの足を引っ張らないように頑張らねば!
 「って、あ、あれ?」
 悦に浸ってガッツポーズしてたら、いつの間にかツヨシさんが行っちゃう。
 いつもの様に誉めてくれないんすか?
 あの笑顔も無し?
 え? え? 行っちゃう行っちゃう〜!?

========================================
440アイドル伝説2 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 11:59:14 ID:ycaisBHb

 「オレ、何か間違ったかなー?」
 でも、今まであんな声も掛けてくれないなんて無かった。
 ツヨシさんは、見た目クールだけど気遣いの出来るオトナの人。そこら辺も見習わなくちゃと思ってるんだ。
 そんなオトナのツヨシさんがスルーなんてよっぽど何か気に触ることがあったに違いない。
 「やっべ、とにかくソッコー謝って何失敗したか聞かなくちゃ」
 廊下に出たらダッシュかまして楽屋の前。
 「おっと、ここ、ここぉ。ピリカでーす。ツヨシさん入っていいっすかー!」
 ノックして待つ事暫し――けど返事が無い。
 ここの楽屋はシャワー付きだからもしかしてシャワーかも?
 ここは意を決してドアを開ける。
 「失礼しま……」
 居た。ツヨシさん着替えもせずにテーブルに突っ伏してる。
 「ツヨシさーん」
 「んー」
 起きてるみたいだけど、頭の耳が垂れてて、テンション激低ぅーい。
 「ツヨシさん、どーしたんすか?」
 「んー」
 返事も尻下がり。
 「マジ大丈夫っすか?」
 「んー」
 ちょっと普通じゃ無い感じ。こりゃ、やっぱオレがなんかやらかしたか?
 そんな事をとっさに思い付いたとき――
 「やっぱりこのままじゃ駄目だー」
 なんて、ツヨシさんの口からすっげー爆弾発言が飛び出した。
 「ナ、ナンスカ!? オレ、なんかやらかしました!?」
 「ふぇ? な、何? ど、ちょ、ちょっと」
 オレが急に詰め寄ったせいかツヨシさんが何時に無く慌ててるけど、そんな事気にしてられない。
 「オレ頑張ります! ツヨシさんに付いてきますから、解散とか言わないで下さいよ!」
 オレは必死だった。だってツヨシさんが居るからオレは頑張れる。ツヨシさんと一緒じゃなきゃ、オレ駄目なんだ!
 「オレ何でもします! だから……ぐすっ、ぐすっ」
 「う、うん」
 「や、やったー! オ、オレ……ツヨシさ〜ん……うわーん!!」
 「!?」
 ツヨシさんに許してもらった嬉しさのあまり、ツヨシさんに抱き着いて泣き出してしまったオレ。
 そんなオレをツヨシさんは優しく抱き留めてくれた――と思う。だって顔は見えないけど頭を抱いてくれる手はすっごく優しかったから。
 ツヨシさんの鼓動はちょっと早くてエイトビート? そんな事を考えてたら大分落ち着いた。
 ちょっと泣いたのは恥ずかしかったけど、涙は青春の汗って言うし、見られたのはツヨシさんだから、ま、いっかー。
 ツヨシさんの胸から顔を上げたオレ。照れ隠しにオレなりのグッドスマイルを作って見た。
 そこで初めて気が付いたんだけど、ツヨシさんの顔がトマトみたいに真っ赤だった。
441アイドル伝説3 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:01:47 ID:ycaisBHb
 「どーしたんすか? ツヨシさん」
 「え? い、いやなんでも」
 「でも、顔赤いっすよ。熱でもあるんじゃないですか?」
 「え? ひゃ!?」
 「ほらチリチリじゃないっすかー」
 ツヨシさんの両頬はオレの手が火傷しそうなほど熱い。
 「どうっすか? オレの手。冷たいって結構評判なんすよー。所で、手ぇ冷たいと心が温かいってどうなんすかねー?」
 「…………」
 何か一人で喋ってるうちに、気が付いたらツヨシさんは目を瞑ってじっとしてたよ。
 うっはー、閉じた睫毛がなげーって感心する。
 ここは一つ俺も黙ってしばしこの時間を堪能する。
 「…………」
 ツヨシさんにこんな事出来るのも同じユニットである特権。
 「……カ」
 しやーわせな時間にうっとり。
 「ピリカっ!」
 「ハ、ハイっ!」
 ちぇー、もう終わりか〜。びっくりして手を引っ込めちゃったよ。
 名残惜しくて自分の掌を見つめてわきわきと指なんか動かしてみたり。
 それにしても――
 「まだ赤いっすねー」
 「それはもういいから……それよりピリカ」
 急に雰囲気が変わったヨシさんにちょっとドキッとした。
 「な、なんすか? ツヨシさん」
 「さっきなんでもするって言ったよね?」

========================================
442アイドル伝説4 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:09:07 ID:ycaisBHb
 ツヨシさんの言われるまま、ドアに鍵を架けた。
 「これでいいっすか?」
 「ん。そうしたらこっちに来て座って」
 「ハーイ」
 なんでもこれから演技指導してくれるらしい。
 こう言う事はよくある事。やっぱ今日なんかやらかしたんだな〜オレ。
 ツヨシさんの脇に正座する。
 テーブルの上には飲みかけのお茶のペットボトルと、あれ?
 「なんすか? そのカプセル」
 「いいから」
 「そうすか」
 ツヨシさんが気にするなって言うんならいいか。
 そのカプセルを口に含んで、お茶をあおるツヨシさん。
 「ん、ん!」
 「なんすか?」
 手招きされたんで身を乗り出してツヨシさんに近付く。どうしたんだろ?
 そしたら頬っぺたをガッと両手で挟まれた。
 「ふえっ?」
 オレがとっさに出たのは変な声を出す事だけ。
 次の瞬間ツヨシさんのドアップとともに――
 「「ん、ふっ」」
 唇に柔らかい感触がして、次には口の中に舌が差し込まれる。
 温かい舌はオレの舌の上をすっと滑り、オレの舌をそっと押さえ付ける。
 すると今度は少し顎を上げさせられると、ツヨシさんの舌を伝って生暖かい液体――お茶が流し込まれた。
 舌を押さえられているからか、お茶はオレの口の中には残らず喉の奥に滑り降りて行く。
 上手く調節してくれていたからか器官に入って咽る事も、口から零す事も無くお茶を嚥下出来た。
 お茶を飲み終わると、残りが無いか確かめるかのように、ツヨシさんの舌がオレの口の中を隅々まで丹念に探る。
 そして最後にお茶がちゃんと飲めたご褒美の様に、優しく舌を絡められキュッと扱かれた。
 「「ちゅぴっ」」
 お互いの唇が離れると、どちらの唾液ともとれないものが二人の唇の間に銀糸の吊橋を作る。
 思わず名残惜し気に舌を突き出しはしたないオレ。
 「「はぁ……」」
 どちらからとも無く溜息が漏れた。
 オレなんか目が回って思わずツヨシさんにもたれちゃった。ハハ、どさくさにラッキー♪
 「……やっぱ……スゴイっすね……大人のキス」
 前に演技指導でキスの仕方を教えてもらった時に、この『大人のキス』ってヤツも教えてもらった。
 これはドラマとかじゃ使えないらしいが、確かにそうだと思う。だって一々こう動けなくなっては次の演技に支障が出る。
 それにしても、キスは以前に教えて貰っているから、これは次の演技指導の前段階なんだろうな。
 ここで挫けちゃ男が廃るってもんよ。
443アイドル伝説5 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:16:35 ID:ycaisBHb
 「……ふぁ。れ、この次があるんすよれ?」
 あれ? 呂律が変だな。
 「へー、説明どうりの効き目の早さだ」
 何、何? ツヨシさん、それどー言う意味?
 それに体が急に熱くなってきたぞ。
 それから、いつも以上にツヨシさんの手が気持ちいいのは気のせいか?
 「はふっ♪」
 背中を撫でられてゾクゾクっと来て思わず溜め息が出た。
 なんかさっきのキスより溜め息が熱いような気が。
 何だか変な感覚に戸惑っていると――
 「よっ」
 「はれっ?」
 気がついたら転がされてた。何時引いたんだろこの寝座布団。
 上に乗って見下ろす格好のツヨシさんの顔は半分影になっていて、見えるのは鼻から下だけ。
 唇はさっきのキスのせいで充血したのか口紅でもしたかのように真っ赤で、それが笑顔の形を作っている。
 その唇がゆっくり割れると、其処から濡れた舌がちろっと出て唇をゆっくりと舐めた。
 そのあまりのヤラシイ感じにちょっと見とれてしまうオレ。
 「!?」
 急に下半身に何か押し付けられるような感触。
 これってツヨシさんの脚……ってヤバイヤバイ、マジでヤバイ。
 急に気が付いたけどオレのアソコが大きくなってマジヤバイ。
 しかもツヨシさんの脚に触ってるって。
 「ツ、ツヨヒひゃん! ちょ、ちょっと」
 急いで離れようとするけど体が思うように動かない。
 ツヨシさんはまだ気付いていないのか、脚がさらに押し付けられてくる。
 「ス、スンマヒェン、ツヨヒひゃん! あ、あひ、ヒュンマヒェン!」
 呂律の回らない舌で何とかこれ以上失礼にならないように現状を伝えようと努力してるんだけど、ツヨシさんの脚の動きは止まら――いや、止まった。
 思いが届いたのかと、いつの間にか目を瞑っていたオレがそっと目を開けるとドアップのツヨシさんと目が合う。
 思わずゴクリと唾を飲み込むオレ。
 「ツヨヒ……ひゃ……」
 その瞳が顔ごとすっと移動すると耳元に熱い息が掛かる。
 「ピリカが男の子だって確かめたかったんだ……よかった男の子で」
 な、なぁ〜んだ。ツヨシさん、そんな事心配してたのかぁ。
 「何言ってんひゅか〜。前からヒュヨヒひゃんと同じおろこだって言ったじゃないひゅかぁ〜」
 そっか〜、そんな事心配してたんだツヨシさん。
 オレたちホッキョクグマの獣人は男女の判別が特に難しいんだ。
 体のラインは、男でも丸みがあるし、胸も少し膨らんでる。逆に、女だと、起伏が乏しいって言われるらしい。
 顔は差こそあれみんな女顔だし、極めつけに男のシンボルは普段はお腹の中に隠れてしまうので判らない。
 は〜、すっかり安心してしまって気が抜けちゃったよ。
 所でそれと演技指導と何の関係が?
 「ボク? ボクはピリカと同じじゃないよ」
444アイドル伝説6 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:19:16 ID:A3L1mAcZ
========================================

 「へ?」
 ツ、ツヨシさん、今なんとおっしゃいましたか?
 「ボクは女なんだ……ごめんね黙ってて」
 「えーーーーーーーーーっ!」
 マ、マジっすか? 信じられねーんすけどぉ。
 「今証明するね」
 呆然とするオレを他所に刻々と状況は変化していく。
 すっと体を離したツヨシさんはオレを跨ぐ様に立つと、衣装のズボンのベルトを外し、チャックをゆっくりと下げてゆく。
 ツヨシさんの目は泣き出す寸前のようにウルウルとしたまま、こちらをじっと見つめて来ていて、オレはその視線と、視界に入る開きかけのチャックから目が放せないでいた。
 大した幅も無いチャックが開く時間がこんなに長く感じたのは生まれて初めてだった。
 チャック下ろし終えてしまうと、そこから濃い色の布――多分パンツ――がチラッと見える。
 普段から見慣れてる筈のソレから目が放せないオレ。
 これから起きる事を見逃すまいと瞬き一つせずそこを凝視してしまう。
 ツヨシさんはそんなオレに躊躇する事無く一気に膝までズボンとパンツを下ろす。
 「あ……」
 オトナのツヨシさんのそこは髪と同じ毛で覆われていて、その茂みは濡れていて雫まで垂れててぐしょぐしょになっている。
 そこにツヨシさんの両の指先が添えられる。
 「んふっ」
 ツヨシさんは小さく溜め息をひとつ付くと、その手をゆっくり左右に引くと、茂みがくぱぁーっと開くと、中からポタポタと雫が落ちる。
 それをなんと表現すればいいのだろう。
 一部影になってよく見えないけど中は真っ赤で……そして、とてもオレの心を刺激する。
 「ふくっ」
 オレの股間が開放しろって騒いでる。
 今年15になるオレはまだ、女の人のそれなんて写真だって見たこと無い。
 それが今目の前で、しかも生で、それが大好きなツヨシさんで、女の人だったなんて!?
 えっ? 今「ポタッ」って……。
 「見て……もっとよく見て……」
 「!!?」
 いつの間にかズボンから脚を抜いたツヨシさんが、膝立ちでオレの顔を跨ぐ格好をしてて、目の前には――
 「ぅ……はぁ……」
 さっきよりも良く見えるヌラヌラと光る赤いそれ。
 一番外側の厚い肉の内側に花びらのようなひだ。赤い切れ目の一番上には男のシンボルを可愛くしたような突起。特に赤い割れ目の底には小さい穴と大きな穴が呼吸するようにひくっひくっと動いている。
 その大きい方の穴からは、今も雫が糸を引きながらオレの顔に落ちてくる。
 この状況にオレの股間はさらにヒートアップする。
 このままじゃ、触らないでもアレが来るかも。
 「ネ、見えてる……ん、んく……お、奥まで見えてるぅ?」
 えっ、えっ? 何シテルンスカァァァァ!!
 ツヨシさん、大きな穴の方に指を掛けると、ぐいーって引っ張った。
 すると洞窟のような奥に何か先端に穴の開いた何かが見えてぇぇぇ。
445アイドル伝説7 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:23:40 ID:A3L1mAcZ
 「ふっ! くっ! んくっ! くふっ!」
 あ……オレ……触ってないのに出ちゃった。パンツの中がヌルヌルして気持ち悪い。
 「ふえ? あ、あれ?」
 ツヨシさんも素っ頓狂な声を出して――気が付いたみたい。
 急に泣きたくなってきた。
 「ふ、んふっ、んふっぅ……ぅわ〜ん!!」
 「え? ピ、ピリカ? え、ええ〜!?」
 え〜い!! もうどうなってもいい。穴があったら飛び込んで二度と出てきたくない!!
 「わ〜ん!! もぉ〜ヤラヤラヤラァ〜!!」
 「ご、ごめん。だから、泣き止んで。ねっ、ねっ」
 「もぉ〜ツヨヒひゃんなんか知らないろ〜!! ピリカお家帰るのろ〜!!」
 自由になる首だけ振って駄々を捏ねるオレを必死に宥めようとするツヨシさん。
 オレってキレると超幼児後退するんだね。
 頭のどこか微かに残った部分が、その事に気付いてびっくりした。
 「ね、もぉ、ほんと……え〜い!」
 「いや〜!! い〜や〜らっ、う゛っ、むぅー!!」
 思いっきり唇で口を塞がれた。
 まともな判断の出来ないオレは急に息が出来なくなってパニクって、鼻ですりゃいいのに息を吸おうと頬をポコポコ膨らましたり萎ませたりを繰り返すが、新鮮な空気は一向に入ってくる気配も無い。
 そのうち段々と意識が朦朧としてきて抵抗する気力が無くなって来た。
 もうちょっとでぷつっと意識が切れる寸前に口が開放される。
 「ふわはっ!! はっ! はあっ!」
 一気に肺に空気が流れ込んで大きく膨らむ。
 はー、こんなに空気って大切なんだ……。
 「むぐ!?」
 またキスですか? ツヨシさぁん!!
 「「んふっ……ぴちゃ……ちゅ…んっ」」
 聞こえるのはお互いの息遣いと、湿った水音だけ。
 口の中に入ってきた舌は、縦横無尽にオレの口の中の感じる部分ばかり刺激する。
 あんまり的確なのが悔しくて、オレも舌を突き出して反撃すると、軽く絡め取られツヨシさんの口の中に連れ込まれて、あらん限りの蹂躙を受ける。
 その上ツヨシさん、オレの口の中に唾液を沢山流し込んでおいて、それを飲み込ませずにこね回すんだ。
 「じゅぶっ、じゅぶっ……じゅるる……」
 溜まったそれが口から零れてオレの頬を伝うのが少しくすぐったい。
 思う様オレの口の中のかき回して満足したのか、ツヨシさんの顔がすっと離れる。
 その頃にはすっかりオレは出来上がっていて、知らずに涙まで流していた。
 「さ……飲んで」
 「ん、んくっ、んく! ぷ、ふわぁ〜」
 「はい、良く出来ました」
 零しながらも何とか唾液を飲み込んだオレの頭を優しく撫でるツヨシさん。
 さっきまでの嫌な気分が嘘のように晴れて、ツヨシさんに誉められたのが素直に嬉しかったり。
 「さ、それでは演技指導の続きをやろうか」
 「ふえ?」
 まだその話は続いてたんすか!?

========================================
446アイドル伝説8 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:26:10 ID:A3L1mAcZ
 「今日の演技指導は……」
 「ツヨヒひぁ〜ん、それよりもっろ大ひなころあるでひょ〜」
 「何言ってんの? これはすっごく重要な事だよ」
 「え〜」
 なんか異常にハイな感じが怖い。
 「さ、今日の課題は『本番』!」
 「ひょんびゃん?」
 なんか嫌な響き。
 「そ、キスの次は本番。判る?」
 「あ、あんまりわひゃりたくらいっす」
 「あ、なんか反抗的だねぇ〜」
 「ひ、ひは。しょんなこひょらいっふよ! 気のへいっふよ!」
 「ヨシ! 決めた。シチュエーションは『逆レイプ』って事で決定!」
 「ひゃあ?」
 何、『逆レイプ』って言葉。超危険感じるんすけど!
 「じゃあ早速始めるね♪」
 「ひぇ、ひょっほ!」
 マジ? んな!? ツヨシさん行動が早いって!
 あっという間にオレに背中を向けると、オレのズボンに手を掛けてるし。
 「さぁ〜、ご開帳ぉ〜♪」
 「ひゃわ!? ら、らにやってんひゅひ……ふえ!?」
 ツ、ツヨシさん下半身丸出しじゃないすかぁ〜。
 綺麗なお尻と、その上にちょこんと乗っかった白い丸い尻尾が楽しそうにフリフリ揺れてる。
 それに……う、うぅ……やっぱツヨシさん『男』じゃないんすねぇ〜。
 「フフフ、口では嫌がっても体は正直だなぁ」
 「あぁー!!」
 しまった! 気を取られている隙にズボンを脱がされ……。
 「うわっ、すっごいぐちゃぐちゃ……臭いだけで逝っちゃいそう……気持ち悪いよね? ね? 今楽にしてあげるから」
 「ひゃ! らめっ! 見ひゃらめっす!!」
 そんなオレの叫びも虚しく下半身が涼しくなる。「にちゃ」っと微かに粘つく音がして辺りには独特の臭いがして。
 「いっ!? ひゃー……ぐもむぐ!?」
 「少し静かにしててね♪」
 タオルで口を塞がれてしまった。
 「さぁってー邪魔者も居なくなった事だし……」
 オレ居ない事にされたらしい。そ、そんなぁ〜。
 「アッハ♪ もう我慢できない……じゅるじゅる……」
 「ん゛ー!」
 な、舐めてるぅ。オ、オレのセーエキ舐めてる。
 「んん、んはっ……じゅる、んはっ……じゅる」
 「んぶ! んぶ!」
447アイドル伝説9 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:33:24 ID:A3L1mAcZ
 もう何だかオレは大変な事になってますよ。
 目なんか開けてられな位の刺激が下半身から怒涛の勢いで送り込まれる。
 既に一回出していなかったら、もう達していただろう刺激ばかりだ。
 「ふはぁ……ひゅごいぃ……想像してたより……」
 ツヨシさんが壊れた! それと一体何を想像してたんだろうか? 兎に角怖い。
 「……残滓でこれなら……搾りたては……」
 オレのチ○ポにツヨシさんの手が触れて……。
 「んびっ!」
 「あれ? 剥けない……」
 い、痛い。チ○ポ裂ける……。
 「そうか……気が付かないでごめんね……んむっ」
 「んびゃ!?」
 「んん……んろぉ……れろ……」
 んあ゛ぁぁぁ……皮の中に……舌がぁ。
 「んぐっ! んぐっ!」
 「ん゛はぁ……れるぅ……すっご……舌がびりびりするぅ」
 「ん゛あ゛ー……」
 もう……駄目、限……か……い……。
 「さ、そろそろいいかな? 剥いただけで逝かないでね……って無理そうだね」
 「む゛ー! む゛ー!」
 振り返ってこっちを見ているツヨシさんに口がつかえないから首だけで状況を訴えるオレ。
 もう止めまぁ……うわ……口の周りべたべたにして……エロすぎ。
 「あ、こらっ! その顔は……勝手に逝こうったって……こうだっ!」
 「むぐぅ!? ふっ! ふっ! ふぐ! ふぎっ!? ぎあ……」
 オレのチ○ポが縛られたぁ!?
 「ほらぁ〜、これで逝っても出ないから安心だね!」
 ひ、ひどい……痛いし……根元で逆流でもしたみたいで……死ぬ……死んじゃう。
 「じゃ、いい声で鳴いてね♪ ハイ!」
 「むぎっ! ふぐ! ふぐん! ふぐ……あ゛っ、ぎっぃ!!」
 「アハハ、先っちょがパクパクしてるね。エサが欲しいのかなぁ〜。親鳥ですよぉ……」
 「ふきゅ! ふぐ! ふぐん! ふぐん! ふぎゅー!!」
 「あらら……舌でお口突いたらまた逝っちゃった? 男って大変だねぇ」
 涙と……鼻水と……セーエキの逆……流……苦し……い……。
 「ますますカワユクなっちゃって……流石ボクが見込んだだけのことはあるね♪」
 え……も……何も……判らな……すけ……ど。
 「ま、この後も控えてるから、一回弾けとこうね♪ ボクも搾りたて飲みたいし」
 「…………」
 「トリップしちゃってるね。よろほごぉ……おごご……ごあ……」
 「ぐがっ!? お゛っ! あ゛お゛っ」
 ヌルヌルが、ヌルヌルが、ヌルヌルして、ヌルヌルで、ヌルヌぅ……。
448アイドル伝説10 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:35:52 ID:CqsOZRO2
 「おご、お゛お゛お゛お゛お゛お゛」
 な!? 振ど……い!? 今……それ……解くとぉ……!
 「あぎゃ! ふぐん! ふぐん! ふぐっ! ぐぅぅぅ……」
 「ごぶっ!? お゛ぶっ! お゛ぶっ! ぐぷっ!」
 あ゛あ゛あ゛……出てる……出てる……出てる……。
 「いぎっ! いぎっ! ぎっ! ぎっい……」
 「ごあ゛っ! お゛え゛っ! お゛え゛ぇぇ!!」
 駄目……い……しき……。
 「「…………」」
 「ずずずずー、ずるずるずるずるー」
 「…………」
 「んぷ……すご……ずずっ。いヒホい良ひゅぎへ……はヒャから出ひゃったん、んぷっ……ずずっ」
 「…………」
 「想像以上っ!! 凄く良かっ……た……あぁ……ごめん……やりすぎちゃったね」
 「…………」
 「そうだ! 記念にそのカワイイ逝き顔写真とっとこうね♪」

========================================
449アイドル伝説11 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:38:06 ID:ycaisBHb
 く、苦しい……息……息が……出来な……。
 「んきゅ、ぷはぁ!」
 「あっ、起きた起きた」
 「はぁ、はぁ、は……何すんすかぁ!!」
 「騒ぐとまた猿轡するよ」
 「…………」
 人の口と鼻塞いどいて何すかその言い草。ツヨシさんじゃ無かったら蹴り入れてる所っすよ。
 「で、何すか今度は? オレもツヨシさんも裸じゃないすか」
 違うのはオレの手足が縛られて身動き出来ないって所か。
 「何だかなぁ〜、すっかりスレちゃって。カワイイボクのピリカは何処行っちゃったんだろ?」
 「男にカワイイとか止めてください。大体こうなったのはツヨシさんのせいじゃないっすか?」
 「なぁ〜にが〜? 自分のエッチさをボクのせいにするって訳? じゃ、これどっかに転送しちゃおうっかな〜」
 「#$%&!!」
 「こらこら大声出すなって……」
 何でそんな写メとってるんすかぁ!! も……もう……。
 「スン……ぐす……ぐすっ……」
 「あっ……ごめん……泣かないで……ねっ」
 「らぁー、ほの写メ消ひてくら……ふあーん!!」
 「あ、こらっ、子供みたいに泣かないの……ごめん……ごめんて」
 「らってぇ……エクッ。ツヨシひゃん。意地悪。ばっかして……フ……スン……」
 もう訳判らん。兎に角この勢いでツヨシさんを責めよう。そうしよう。
 「オレ。キライらんれひょ? だから。意地悪。すんれしょ……スン……スン……」
 「ち、ちがっ! ピリカの事キライな訳無いでしょ!」
 「ら、らって。こんな事。するし。お、女だって。言うヒ……ヒーーーン!」
 「ボ、ボクが女じゃいけないの?」
 「も、木ひょ。だった。のに。オレ。どうしたら……スン……」
 そう、オレの目標はツヨシさんみたいな超キレイカッコイイ『男』になる事だったのに。
 「そっか……だったらピリカも女の子になろっか?」
 「っ!? や、やら〜。女の子はやら〜」
 あ、あれ? いつの間にか幼児後退がデフォって来た感じ。
 「何? 女の子の何が嫌なの?」
 「ら、らって〜、カワイイとか言われるし〜」
 「カワイイってそんなに悪いの? ボクはカワイイってのはキレイって言われるのと一緒だと思うけど?」
 「え? え? で、でもぉ〜」
 な、なんか説得力ある言葉に押され気味っす。
 「大体男なんて全っ然大した事無い! じゃ、試しにボクと勝負してみようか」
 「しょ、勝負?」
 頭の片隅で「論点がずれて来てるよ〜!」って言ってるけどもう駄目かも。
 「逝かせっこしてボクが負けたら男を認めてあげる。負けたらピリカは女の子」
 「え? ええっ!?」
450アイドル伝説12 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:40:51 ID:A3L1mAcZ
 「逃げたら負けね。ハイ、じゃぁスタ〜トぉ♪」
 「は、嵌められた!?」
 「何言ってんの? 嵌めるのはぁ、ピ・リ・カ(はーと)」
 「な、何下ネタいってんす……わっ……はんん……」
 あ、言葉使い治った……ってそんな場合じゃねぇ〜。
 流石に三度目だから直には逝かないけど、それでも咥えられて舌を這わされればギンギンになる節操の無いオレって。
 「ん……じゅる……んふ。ネ、ボクのも準備してよ……」
 うわ……準備の必要ないんじゃないっすか? とも言えないし、ツヨシさんには何回も口でしてもらってるから。
 「……れろ」
 「きゃん!?」
 あ、面白い。味もまあまあイケるし。ツヨシさんに仕返し出来るかと思うとすっげ嬉しいし。
 なので気合を入れて上から下まで一気に舐め上げる。
 「ヒィ!? ぁ……ンン」
 ん? 最初に何があったっけか。おお……そのぽっちっすね♪ でわ僭越ながら。
 「ちゅむ」
 「キハ!!」
 イメージは何がイイっすかね……そだ! チューブ入りポリドリンクの凍らせたヤツ。お前に決めたぁ!!
 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅー」
 「はひっ!? いやっ! やらぁ! らめぇ〜」
 うわっ! 穴からびゅっ、びゅって何か顔に吹き付けてくる。く、くそぉ負けるかぁぁぁ!!
 「ちゅっ、ちゅむ、ちゅー」
 「きひっ!? ひゃ! ひゃんん〜!」
 あ、腰が逃げてく。くっ!? この逃がすかぁぁぁ!!
 「カリッ」
 「#$%&!!」
 「うぷっ!? ぷ、ぷはっ!」
 うわっ!! 目が見えない。な、何これ?
 「ドサッ!!」
 「うぐっ!?」
 え? 何? 目が沁みてよく見えないけど……。
 「ひん……ひん……いひん……」
 あ、あれ? ツヨシさんが倒れて……ぶるぶるって……。
 「しゅわー……」
 あ、お腹が温かい……あの、これ以上はツヨシさんプライドを傷付けるので言えません。

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451アイドル伝説13 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:43:26 ID:A3L1mAcZ
 「あのー……ツヨシさーん……」
 「何っ!!」
 「これ解いてくれたら手伝いますよぉ」
 「ぅ……うるさい! ピリカは後でおしおきっ!」
 そ、そんな涙目で凄まなくても……。
 でも涙目のツヨシさんもまた……こうそそられるっつか……ムラムラッと。
 「なんかヤル気満々って感じだねピリカ」
 半眼になるツヨシさん。
 「そんなぁ……最初に始めたのはツヨシさんじゃないすかぁ〜」
 「またそんな事言うんだピリカ……あの時はとっても可愛かったのに」
 「男がカワイイなんて言われても嬉しくありません……って何に話しかけてんすか!?」
 「ピリカぁ……ハアハア……」
 「へ、変態っすか? ツヨシさんがそんな人だなってしり……あっ……あっ……扱かないでくださいよぉ」
 「ハアハア……ピリカが悪いんだよ……こんなイイ臭いさせて……」
 「ぃぁ……それ……ぃぃ……言いがかりっ」
 「も……初めて会ったときから狙ってたんだ……っから……」
 「……頬擦り……ぃゃ……」
 「んむ……キヒュ……教えてくれって言われた……時なんれ……じゅる……」
 「はぁ……なめ……るか……喋るか……ひんん」
 「……我慢……出来なくて……れろ……ちゅぴ……自分で処女膜……切っちゃって……」
 「あ゛いぃ……体ぁ……大切にしへ……くらは……ひ……」
 「んえ……ひおお……れろ……おお……おおおお……」
 「お゛、お゛……咥えながら……喋……」
 「んぷはぁ。もう我慢できない! ここに、ここにもらうからね!」
 「ぇぁ……はっ! 自分の体は大事にって今……」
 「「はぁん!(♪)」」
 あ……暖かい……すっごい暖かくて……幸せな感じ。
 「こ、これ……これが欲しかったのぉおお!」
 「だ、駄目っすよ……すぐ……抜いて……」
 「ヤダ! ヤダヤダヤダヤダヤダァー!!」
 「無茶言わないで下さい。オレだって知ってるんすよ。このままじゃ赤ちゃん出来ちゃうんすよ」
 「……赤ちゃん欲しい」
 「はぁ?」
 「ボク……ピリカとの赤ちゃん欲しい!」
 「駄目っすよ……中学生のパパじゃ……ツヨシさんも子供も不幸になる……」
 「ボクが不幸にしない!」
 「その強気……どっから来るんすか?」
 「赤ちゃんもピリカもボクが幸せにするんだ! ボクが決めたんだ! 今までボクがそう言って上手く行かなかった事あった?」
452アイドル伝説14 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:46:29 ID:A3L1mAcZ
 びっくりするよ。ホント、ツヨシさんの強気には……ああ、でも……だから『ツヨシ』さんなんだな。
 性別とか関係無かった……この強気さ、まっすぐさにオレはこの人に付いて行こうと思ったんだ。
 色々と在ったんで気付いたっつか、すっかり忘れてたっつか。
 「その台詞は普通、男が女にするもんですよ。取らないで下さいよ台詞」
 「へ?」
 「判りました……判りましたよ……じゃ……ツヨシさんの人生、オレが頂きますから」
 「は……はい」
 腹をくくれば後は話が早い。
 「ツヨシさん……手足……自由にしてくださいよ……」
 「駄目」
 「へ? 何で?」
 「今のピリカ。カッコ良過ぎるから駄目」
 「なっ!?」
 何言ってんすかこの人は?
 「じゃ、覚悟が決まったみたいだから気が変わらないうちに。レッツ、ゴー!」
 「えっ? 何でこんな時くらいカッコ付けさせ……あぁ!! 凄っ……うねるぅぅ……」
 凄い……四方八方からグネグネと圧力が掛かって……。
 「んん……ピリカは……カワイイで丁度いい……」
 「そ、そん……」
 「お話は終わり……じゃ子種よろしく……」
 「おあっ……! んん……! 凄っ! これ……! すぐ……!」
 これは駄目だ……今までのどれよりスゴイ。こんなのを持ってる女に男が敵うはず無い。
 「あんっ! ボクはっ! ひゃあ! い、いつでもぉ! おぉ!? お゛お゛っ!!」
 「んんっ!? なっ! なんかっ! あた、当って!!」
 な、何かがオレのチ○ポにセーエキを出せ出せってノックしてる。
 「子きゅ! 子宮が! ごっ、ごっって!! き、来たぁぁ……」
 「うあ……ゴリって……しま……る」
 駄目だ……スゴイの来たぁ。
 「「ああっ!!」」
 「んっ! んふっ! ふくっ! ふくんっ! ふくんっ! ふくんっ!」
 「あ゛あ゛ー……!! イッパイ来てる……流れ込んでくる……嬉し……い……」
 幸せそうなツヨシさんはいいけど……オレ……止まんねえ。
 「ふくんっ! ふくんっ! ふくんっ! くんっ! んくっ!」
 「え? まだ来るの? はひっ! 幸せっ! イッパイだぁ!」
 やべっ! 死ぬっ! 死んじゃう! 折角覚悟決めたのに……。
 「んくっ! んくっ! ぐっ! ん゛ぐっ!」
 「あぐっ! も、い……ゆる……ひ……ぃ……」
 あ、もう駄目みたい……ごめんなさい……ツヨシさん……赤ちゃ……。
 「「…………」」

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453名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 12:48:20 ID:J/IB9K0w
投下支援だ、受け取ってくれ!
454アイドル伝説15 ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:49:00 ID:A3L1mAcZ
 あの後、気を失ったオレたち二人はマネージャーさんのドアを叩く音で飛び起きた。
 アレを誤魔化す為にひと芝居打ったんだが、お陰で楽屋がめちゃくちゃになった。
 そのせいでマネージャーさんは、スタジオと社長からこっぴどく叱られた挙句に熱を出して寝込んでしまった。
 後でお見舞いにお菓子を持って行ったら、マネージャーさんに酷く泣き付かれて困惑した。
 兎に角、あの情事は誰にも知られることなく二人の胸のうちに仕舞われる事になった。
 なので、オレたちも解散せずに今もアイドルユニットを続けている。
 と、ここまでなら何とかハッピーエンドと言えるんだが、神様はそう甘く無いらしい。
 問題は――そう、ツヨシさんとの関係だ!
 まず、いつの間にかオレは社員寮を出て、ツヨシさんの住んでるマンションで共同生活する事になっていた。
 催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえって感じで。
 あの時覚悟を決めたオレだから、今更ジタバタしてたら世紀末が……ってどうでもいいか。
 ま、今も変わらず憧れるツヨシさんと一緒に暮らせるなら嬉しい筈なのだが。
 「――さ、じゃぁこれに着替えようか? レッツ、トラーイ♪」
 「な、何で男のオレがゴスロリなんすか! しかもミニスカって変態すか……?」
 「似合うからいいじゃなーい」
 「自分でもそれが判ってるからヤなんす……え? 下着……ぶっ! ガ、ガーターベルトまで!?」
 「良く知ってるねぇ♪ やっぱり着るなら揃えなきゃ。ねぇ〜」
 「ふ、ふざけんのも大概にして下さい! ならツヨシさんが着りゃいいでしょうが!」
 「だってぇー、ボクが着たら風俗みたいじゃないかー。それに脱がされるより、脱がす方がスキ」
 「んな!? 脱がすんなら着なくたっていいでしょ! って何時の間に!?」
 い、いつの間にかオレのシャツが肌蹴て……ズ、ズボンまで!?
 「こ、こんなスキル何処で手に入れたんすか!」
 「教えなーい」
 こ、このぉ……って、はっ!?
 「ま、まさかこのスキルを他所で使って……」
 「ぶっ!! ま、まさか。何言ってんのピリカ……はは〜ん、もしかしてボクを疑ってたりなんかしたりして」
 「んな!? そんな訳無い! だから……やめ……押し倒さ……」
 「フフフ。着替える前に……おしおきが必要かなぁ」
 うわっ! 腹ばいにさせられた! ま、まさか!?
 「駄目っすよぉ!? まだ風呂入って無いんすからぁ〜!!」
 「何言ってんの? それがイイんじゃないのさぁ〜」
 腹に手を回されたぁ! 尻突き上げさせ……。
 「さ、ご開帳ぉ♪」
 「嫌ぁーーーーー!!」
 み、見られた! 何てことすんだこの変態。
 「なぁーんだ、騒ぐこと無いじゃん。フン、フン」
 に、臭いかいだぁ……。
 「フ……フン……スン……」
 「まぁ〜た、すぐ泣くんだから〜。んちゅ!」
 「ふぎゃ!?」
 この人……人の尻の穴に……。
 「ん〜、っは! 泣き止んだ? じゃ……続き……んん……ろあ……」
 「はぎっ! やべっ! お゛お゛っ! お゛がじぐなるがらっ! ゆるじ……」


 おっと、話はここまで。これ以上はオレの名誉に関わるんで秘密にさせて頂く。
 みんな、ここまでオレの愚痴を聞いてくれてありがとう。
 ああ……子供が生まれるまで、オレが男でいられる様に祈っていてくれ。
 「いられるんじゃない? 男として立ててあげてるじゃない色々と」
 「うわっ!? 出た!」
 「何に向かって喋ってんのさ? 夫婦の間に隠し事は禁物って……言ったよねぇ」
 非常に不穏な空気を漂わせるツヨシさんに対し、後ずさって距離を取るオレ。
 「あ……逃げるって事は罪を認めるんだぁ……あ、そう」
 「え? 何? それ何の誘導尋問っすか?」
 「さ、観念して。では、イぃ〜ッツ、おしおきタぁ〜イム♪」


 −おわり−
455Aサイド ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 12:57:55 ID:A3L1mAcZ
お終いです。
取り合えず何とか書き上げた高揚感でいっぱいです。

現実なら、ツヨシ、ピリカとも牝だったのですが、それだと話が作りづらかったので、

ツヨシ→男装の麗人

ピリカ→ロリショタ

にしました。

そんなイメージで読んで頂けたら嬉しいです。

でわ。
456Aサイド ◆kxkZl9D8TU :2008/12/01(月) 13:05:47 ID:ycaisBHb
>>453
ご支援ありがとうございました。
457ポン:2008/12/01(月) 17:36:30 ID:d/Q7HKX9
空気を読まずにこの俺が携帯から投下

子犬とワルツを〜の事実上の後日談です。

1977〜子犬とワルツを雨の日に
「雨、降ってきたな」
 灰色の髪を後ろに撫でつけたハンス=カウフマンは窓間から見える灰色の街並みを眺めながら、じっとラジオに耳を傾けていた。
 「はい」
 ノイン=カウフマンは頭の上の耳をぴくぴくさせながら夫と同じ様に窓間から雨に濡れる景色を眺めている。
 ラジオからはゆったりとした曲が流れ、カウフマン家の居間全体を包みこんでいる。
上の娘二人は今はそれぞれミュンヘンとベルリン、真ん中の息子と下の四人の娘はまだ学校。店は定休日。
 それにここ最近立てこんでいたごたごたも片付いて、久々にハンスは妻とゆっくり休める休日を過ごしていた。
こんなのはいつ以来だろうか。とハンスは思う。
 おそらく慣れない料理をしようとしてレンジで手を火傷した時、病室でノインと夜を明かした時以来だろうか。
いや。ちょうどこんな雨の降っていた、この街にたどり着いた日以来だろうか。
思えば、この人生で大事な日にはいつも雨が降っていた。
夫婦に初めての子供が産まれた日、店を開いた日、結婚式をあげた日、この街にたどり着いた日、そして妻と出会った1945年の4月、第三帝国最後の雨の日。
あの日。ハンスは第三帝国最後の、四月の雨の日に思いをはせる。
 俺は戦車に向かってくるノインに火焔放射器の引金をひき、その顔に醜い火傷を負わせた。
 それは今も彼女の顔に消えることなく残っている。戦時の、狂った環境だからこそ許された、俺の戦争犯罪。
敗戦後の五月、ナチスの高官よりも先に俺はバイエルンに向かう貨車の中で、ノインによってケロイドをつけた罪を裁かれた。
判決は「わたしを一生幸せにする」刑。
包帯でぐるぐる巻の、異臭を発する右眼のあたりから、膿とは違う液体を溢しながらの判決だった。
 そしてすでにあの地下で受けていたはずの罰に、さらに罰を加えられた。
果たしてノインの小さな胎いっぱいに俺の精が注がれ、この街で暮らし初めて数ヵ月のうちにノインのお腹はみるみる膨らみ、俺は父親となってしまった。
458名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 17:37:34 ID:d/Q7HKX9
「これは止みそうもないな」
「そうですねえ………」
昔は落ち着きがなく、子供っぽかったノインだが、ここ最近、急に静かになった。
 だが
「あなた」ノインは立ち上がると、ソファに座るハンスを押し倒し、そのまま抱きついた。
 鼻孔に、ほのかな石鹸の臭いが入ってくる。
「えっちしましょうか」
おとなしいのなんか上べだけで、今も彼女の中身は子供っぽく、甘えたがりなノインだ。
「まだ昼間だぞ」
 何を言っても無駄なのはわかっているが、とりあえず言っておく。
「夜まで待てないですよ、ハンスさん」
二人称が「あなた」から「ハンスさん」に変わっている。
 どうやらスイッチがノイン=カウフマンから甘えたがりなノインに切り替わってしまったようだ。
ノインは白いブラウスと下着を脱いでしまい、テーブルに乗せる。
六度の妊娠、七人もの子供を身篭ったせいか、出会ったときとは比べ物にならないほどに大きくなった乳房のてっぺんで、色のくすんだ乳首がノインの気持ちを代弁していた。
「お前も、五十越えた枯れたおっさんに良く興奮できるよな」ハンスは乳首を指で軽く弾く。
「私だって十分おばさんですよ……」
そう笑うノインの顔はまだ若々しかったが、彼女はライカさんのような純粋な獣人ではない。
混ざりっけの多いノインの血では、体の老化が人間より多少遅いだけで、寿命は人間と何ら変わりなかった。
それでもノインは「もしあなたを先に亡くしても、すぐに追い付けるから良いじゃないですか」とか言ってるが。
「ハンスさんも早くその子を楽にしてあげませんと………」
 「好きにしろ」ハンスは苦笑を浮かべた。
 ハンスの言葉に、ノインはおあずけを解かれた犬のごとく、ジッパーを下ろし、パンツの中のものをまさぐる。
途端、解放されたハンスのものが飛び出す。ノインはそれを握って、上下にしごき始めた。
「ハンスさんだって熟れきって腐っちゃったおばさんの手で元気になっちゃってるじゃない」
ノインはしごくのをやめないまま「このっ、このっ」とものを指で弾く。
「熟れきって腐ったって………まだ実も青いうちに食べさせて、どこが腐るんだよ?」
「子宮」ノインはきっぱりと答えた。
その言葉をハンスはよくわからないといった、複雑な顔をする、それをみていたノインが口を開く。
 「わたし、もう三ヶ月くらい生理が無かったんです。
 だからまた妊娠かなーって思ってお医者さんに行ったら、妊娠じゃなくて閉経だって言われました」
そこでやっとハンスの中で話が繋がった。
つまり、もうノインの子宮は子を成せなくなってしまったのだ。
「ハンスさんは、腐っちゃったわたしは嫌いですか?」
静かに、ノインは呟く。 「決まってるだろ」ハンスはノインに向かって吐き捨てた。「何年一緒にいるんだ。子宮が腐ろうと、婆さんになろうと、お前は俺の嫁さんだ」
 それに。とハンスはつけ加えた。
459名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 17:40:20 ID:d/Q7HKX9
「大体年食い過ぎてるし、顔の火傷もほっといて、子宮も使い物にならず、そこも子供の産みすぎでガバガバになってる犬女なんか俺以外誰が愛するんだよ」 「ハンスさんのいじわるっ!」
 ノインはロングスカートの間からショーツを脱ぎ捨てると、抗議しながらハンスの体を跨ぐように立つ。
「そんないじわるなハンスさんなんか、死ぬまで私が離さないだから」
そう言うとノインは自己主張するハンスのそこに照準を定め、一気に腰を下ろした。
 「んはぁ……ハンスさんが……入ってくるぅ」
 「くぅ……」
 すでにぬかるんでいたノインのそこは、昔のようなきつい締め付けこそないが、ふんわりと抱き締めるかのように優しくハンスを包みこむ。
 ハンスはその感覚にすっかり久し振りの射精感を覚えた。
「ノイン、気持ち……良すぎ」
「あれだけ、んぁ、ガバガバって、やぁ、言ってたくせにひゃ、きもち、いいんですか?」
「……前言撤回、俺が悪かった。緩い分気持ちいい」
ふふっ。とノインはあえぎながら微笑みかけた。
「ほら、はぁん、おなかの、なかで、ひぁ、わたしの、いゃぁっ! し、しきゅう……と、キスしてるうぅぅっ!
あかちゃん、できないのにぃぃぃ、あつあつざーめん、かけて、かけて、って、んやぁぁぁぁ! きゅんきゅんっておねだりしてるぅぅ!」
「随分………っ! 欲張りな、子宮だな」
「よく、ばり、だよっ! だって、しきゅっ、もう、にゃあんっ! せーし、ちゅ、どく、なんだよぉっ! 
せー、し、ないと、せつなくて、いゃぁぁぁ! わたし、しん、じゃう、もん!」
「……俺依存症ってところか」
「あたり、まえ、でしょ! なん、ねん、も、やさしくっ! され、たら、こころのなか、おかしく、なっ! ひああああん! なっちゃうに、きまっ、てるよ!」
ノインの両頬には細いラインがつたり、腰はがくがくと痙攣しはじめる。
膣も思い出したようにきゅっ、きゅっ、とひくつきながら不規則に締め付けてくる。
「……ノイン、俺、もう限界」
「だしてっ! いっぱいだしてっ! おなかたぽたぽにしてぇっ!」
涙流しながらアクメ顔でおねだりされて、普通出さない人間がいるわけもなく、ハンスは白濁の生命の素をノインの中に解き放つ。。
「きゃふっ! きゃおおおおおおんっ!!!」
ノインは自らの胎内に暖かさを感じたのを引金に、達してしまった。
尻尾をぴんと立て、舌を出して叫ぶ姿は、さながら犬のようであった。
460名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 17:43:20 ID:d/Q7HKX9
「あなた、今日何の日だか覚えてる?」乱れた着衣を戻しながら、ノインが訊く。
 すぐにハンスは思い付く限りの祝日や記念日を思い当たってみたが、今日は全くの平日である。
 うちの店の定休日ではあるが。とハンスは思ったが、まず関係ないだろう。
「4月30日……何の日だっけ」
もう!とノインは頬を膨らまし、ハンスに向かって顔を近付ける。
「今日はハンスさんと初めてあった記念日です!」 ああ、そういえば、とハンスは頷く。
 だが、ノインにとっては顔のケロイドをつけられた、あまり祝える日ではないだろう。とハンスは内心思った。
不意に、ハンスは唇を奪われる。
性行為の前にノインがねだるむさぼるような濃いキスでなく、もっと軽い、フレンチキスの雨。
やがて、ぷぁ。とやっとノインはキスの雨をやませると、その体をハンスの胸によりかからせる。
 「このケロイドに誓って、これからもずっと、もっと私を幸せにすること」
 そして、遅れて「私を悲しませたりしたら、許さないんだから」と付け足す。
バカ。ハンスは心の中で投げ掛ける。
俺が死ぬまで、お前の側にいるから安心してろ。
先に俺が死んでも、その時は子供達に俺の罰を相続させるさ。
そう思いながらハンスは胸の中の、かつての子犬を抱き締めた。


「ただいま……」カウフマン家の居間の扉を開けたのは、子供達の中でも黒一点のルドルフだった。
だが、今日はなぜかいつもほど声に張りがない。
不思議に思ったハンスとノインがルドルフのほうを見ると、下を向き、尻尾をだらしなく振りながらドアの前につっ立っているルドルフの後から、ルドルフよりいくらか小さな影が踊り出てくる。
ルドルフの学校の制服を着た、少し小さめの女の子。
頭にはちょこんとフクロウとかミミズクの獣人特有の羽角がついている。
彼女は下を向きっぱなしのルドルフの手を握ると、唖然とする夫婦に向かって、ぺこりとお辞儀をする。
「ルディのお父さんとお母さんですね、前から話は聞いてました」少女は口を開いた。「私、エンネ=ギュンダーと申します」
「おいルディ、この子は……」あっけにとられたハンスがルドルフに訊く。するとルドルフは絞り出すような声で答えた。
「俺の…………彼女………」
その一言を絞り出すと、早くこの場から立ち去りたいと思ったのか、エンネの手を引いて、ずんずんリビングの奥の階段を上って、自分の部屋へむかっていった。
バタン! とルドルフの部屋の扉が閉まると、リビングに残された二人はやがて、くすくすと笑い出す。 どうやら外の雨も止んだようだ。
461名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 17:46:07 ID:d/Q7HKX9
以上。最初はルドルフ君は妹に押し倒される予定でしたが、今日の朝にミミズク娘のSSを読んで、速攻で書き直しました。
とりあえず作者さん。すいません。
なんならルドルフを好きに使ってもいいです。
462若旦那:2008/12/01(月) 20:18:23 ID:VUMYWmRz
どうも、ミミズクの者です。
>>434
 階級は某ロボットアニメで見た程度の知識しかなかったので……
 尉官→佐官→将官の順序だけ頭に入れたつもりだったのですが、
 見直しが足りなかったようです。

>>457
 「ハンス」が被ってすいません。保管庫で見て気が付きました。
 子供同士の絡みは、絡みシーンの苦手な自分には厳しいです。
 本当は、Uボートの話が書きたかったのですが、資料を漁る内に
 なぜかこの話が出来上がりました。
463名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 21:08:43 ID:og62G+af
>>462
感想に対する返答は要らない
不要な荒れを招く元だ
464名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 03:49:08 ID:XL9vicIy
しかし君のレス自体が不要な荒れを招くぞ。
どうでもいいが腹減った。
コンビーフ食いたい。
465名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 04:36:41 ID:2fsYq5fn
コンビーフの上手い調理の仕方が分からん。
あれどうやれば美味くなるのさ。
466名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 05:17:06 ID:XL9vicIy
・暑さ1cmぐらいに切ってフライパンで焼く
・マヨネーズとよく混ぜて(マヨが多いくらいがベスト)パンに乗せ、伸ばしてオーブンで焼く
・そのまま


俺はこれぐらいかな。
467名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 08:37:48 ID:hZXO3yqb
>>461
GJ!
# ルドルフがなんで黒犬なんだろうと思ったのは内緒。

>>462
「ハンス」で検索してみな。ハンスの呼称が最初大尉で途中から中尉になっている。
468名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 09:41:56 ID:Pw5tw+gS
ハンスと聞くと逃げろハンスまたかハンス
469名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 12:51:40 ID:HkjYXchQ
卵焼きの中に混ぜるとうまいぞ
470名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 13:22:59 ID:3XqgfWz+
ルアゴイフに逆レイプされるんですね、わかります。
471名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 14:58:49 ID:l4lf50RW
オムレツの中にコンビーフを入れようとしたらなぜか
コンビーフ入りスクランブルエッグになった
まあ、美味しかったけど

狐娘に「コンビーフって狐と牛の合挽き肉の事なんだぜー」
と嘘を吹き込む仕事に戻るか
472名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 17:55:55 ID:d2p/Be+K
このスレがリアルエースがどうしただの
近所の自衛隊基地がどうしただのみたいな
軍豚のチラ裏で埋められてた頃を知ってる者としては
作品の出来とか以前に嫌悪感しか湧かないわ俺
473名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 17:56:46 ID:8t6zlglb
最近暁狐氏や書く人氏やくまさん見ないな
ていうか明らかに投下のペースが落ちたな

ご飯にマヨネーズまじオススメ
474名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 18:05:24 ID:2Ceqvei5
>>473
それをオーブンやトースターで焼くともっといいぞ
475名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 18:06:59 ID:JYCBfvpG
しまった!逃げろ、ハンス!擬人化娘だ!
——— サッフィー・エリクスドッターの最期の言葉
476名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 21:24:28 ID:reCPTsjB
>>472

あれの引き金になるSS書いた奴だが、あの流れは本当に見てて嫌だったわ。いくら軍ネタ振ったからって、せいぜい雑談くらいで切り上げてくれればいいのに、わざわざ軍板のコピペまで持ち込んで来るのは流石になぁって
だからって軍ネタのSS振るのが悪いって思ってるわけでもないし、むしろまだ軍ネタ考えてるくらいだから。
477名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 22:56:34 ID:CTUwaYea
>>471
どうも焦げくさいと思ったら、お前の背中……いや、なんでもない
478名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 23:06:35 ID:TA9sFiCX
今夜丑三つ時あたりに、嘘を教えた罰として>>471
狐娘に顔面騎乗されながら牛娘にパイズリフェラされる
光景を幻視した

牛娘におっぱいを顔に押し付けられ窒息しそうな状態で
狐娘に尻尾コキされる光景も視える
479名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 23:38:20 ID:FMgTCT13
ランゲルハンス島
480名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 00:59:54 ID:zlVlT5P+
バハムート子「そんな島、喰っちまったぜ♪」
481名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 01:29:18 ID:TagL1wFY
2年前ぐらいにここでSS書いてた時の妄想を洩らしてみる。


「はい、もう大丈夫です。これで赤ちゃんを産めるようになりましたよ」
「ありがとうございます! これでご主人様と添い遂げる事が出来ますにゃん」

不妊体質・もしくは不妊処置されてしまった人化動物(主に猫)を元通り子を産めるように出来る奇跡。
安産・子作りの神社として高名な社で神に昇華した猫は、今日も猫神様としてのお務めを果たした。

「ふぅ、今日はこれでお終いですね」
「お疲れ様でした猫神様」
「もう社務の時間は過ぎました。ねぇ、何時も通りマチと呼んでください」
「あ、ちょっと……」

仕事の手伝いをしてた年若い宮司見習いにもたれ掛かる猫神様。
この神社を次ぐ次代の宮司は、自分の童貞を奪い女の味を教え尽くされた女体を押し付けられると抵抗出来ない。
今日もこのまま、宮司の所為が搾りきられるまでまぐあいが行われるのだろう。

「しかし、安産祈願に宿る猫神ともあろう者が、なかなか貴方の子を授かれないなんて」
「あ、ははは……」
「本当なら童貞奪った年に子供授かって既成事実作って、一気に婚儀まで持ち込むつもりだったのにぃ!」
「あ、地が出て来た」

猫神様の悩み、それは安産祈願を司る神なのに、何故か思い人との子を授からない事だった。



多分、続くか続かないか微妙。
482名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 01:44:00 ID:/pbgI7ly
続かない?ハハハッ、またまたそんなご冗談を・・・お願いします
続けてくださいorz
483名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 02:14:32 ID:FBE5THe7
誘い受けやめて
484名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 02:39:20 ID:lYWLdE4C
ケモノっ娘って言えば、犬・猫・狐・牛が四天王だと思ってたけど、ここは牛少ないね。
牛は逆レに使いにくいのかな?それとも、おっぱい大きすぎるのは受け入れられにくいのかな?


485名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 03:09:48 ID:Yxc0hThc
>>484
そこに挙げられた中で考えるともふもふ感が足りないのだろうか。
ウロコ派だからよく分かんないけど。
486名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 05:45:22 ID:vUhttJcH
まったく流れを無視するが
スカンク擬人化想像した

萌えた
487名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 06:17:12 ID:vUhttJcH
ショタスカンク悪戯されて
本能で異臭をだそうとする
擬人化によって異臭→フェロモン
って感じで自らフラグを立てていく
俺に文才があればなぁ
488名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 09:49:45 ID:zlVlT5P+
>>487
文才なんて皆持ってない。
書くか書かないかだ。

お前は、やれば出来る奴だと信じてるぞ!
489名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 14:42:23 ID:1xKO9KgK
>>484
ここだと犬猫狐狼な希ガス
490名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 17:27:07 ID:50MT1Z7K
スカンクは匂いフェチ向けだろう。むしろ俺向けか
491名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 18:08:31 ID:u/Vcwrai
>>476
>>軍ネタのSS振るのが悪いって〜
いや、お前さんが仕事辞めただ再就職しただのと
自分語りなんかしたから軍ネタ判る人が仲間意識丸出しで
乗ってきたのがそもそもの始まりだぞ
チラ裏にレス付いてそれ見た新参がここは軍ネタやっていい所だと
調子乗った結果がアレ。過去スレ読み直してきたら?

人違いならすまんが。
492名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 18:45:06 ID:cEwftP4I
擬人化 逆レ
このふたつを満たせばよかろ
萌えりゃいいじゃないか
493名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 18:53:39 ID:A0NOTEtS
擬人化♀動物でしょw


♀動物忘れると自販機とかアリになっちまうwwww
494名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 19:57:38 ID:+TDeme9n
>>493
そ れ だ ! !
495名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 20:16:12 ID:k9Wuq6Q1
>>494
それらをご所望ならコチラにどうぞ。
http://same.ula.cc/test/r.so/yomi.bbspink.com/eroparo/1176796139/l10?guid=ON
496名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 20:40:45 ID:cEwftP4I
実験動物の擬人化

遺伝子操作でつくられた光る蛙とか
拒絶反応を調べるため豚の肝臓を移植された猿とか
毒物を注射されたり実験の定番モルモットとか
497名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 21:02:17 ID:E7BbFsC+
自分語り&軍ネタといえばくまの人だろw
498名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 21:04:30 ID:K8hWDA0p
実験動物かよ…

もしbad endとかになったら…泣いちゃうジャマイカ
499名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 21:21:59 ID:UecRzXPx
くまさんが時節の挨拶以上に自分語りや軍ネタをしてるのを見たことないんだが
そもそも雑談の時はコテ外すだろうし
500名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 21:24:32 ID:5QcbSTO4
面白いSSをどんと投下できる人が偉い
それだけだ
501名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 21:40:41 ID:cEwftP4I
あら不思議
明日、再生医療の実験で解剖するはずの人間への移植のための内臓を作らせた豚が擬人化
話を聞くと今まで優しく育ててくれたお礼がしたいらしい
いったいなんのために自分たちが彼女を受精卵の頃から見守ってきたのか知ったらどんな顔をするのか悩むも・・・
502名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 22:04:11 ID:l1YtLurj
SF劇場を真似て泣きながらとんかつ食べればいいと思うよ
503名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 22:10:45 ID:cEwftP4I
あれはビフテキではなかったか?
504名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 23:33:28 ID:m76reEmr
そっちは擬人化総合スレへ
505名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 00:06:44 ID:TvCkIT5Y
むしろ洗濯機スレへ…
506名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 02:54:17 ID:j4hYte9V
このスレのSSで泣ける話とかってある?
507名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 03:00:21 ID:41uwcdQg
がんばって臓器の部分培養技術を研究するんだ。
そしたら今度は細胞を大事に育ててくれてありがとう、とミトコンドリアが擬人化される。
ミトコンドリアが擬人化したらすごいぞー。
他の生物の細胞内のミトコンドリアに働きかけて肉体が自然発火するくらいのカロリーを発生させたりするぞー。
508名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 03:11:45 ID:UmJeZOzr
>>507
どうみてもパラサイト・イ(ry
509名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 06:43:19 ID:/T/nYC7h
>>508
気持ちはわかるけど、ちょっと黙ってような?・・・俺もすぐわかったけど。


ここって兎のSSがなんか少なく感じる。重複してるSSもあるし、内容も薄いのが多いし。
猫娘のやつ(薬被って擬人化して結ばれるって話)が1番印象に残ってるんだよな〜。
510名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 14:26:57 ID:qjoDbf59
>>506
くまさんのクドリャフカがおすすめ
511名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 18:34:39 ID:WRW1ReQB
>>506
定期的にその質問する奴いるな

なんで逆レイプスレに泣ける話求めてるの?書き手の自演なの?
512名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 18:45:41 ID:CHIJZdNr
トカゲ娘さんに気持ちよすぎて泣いちゃうほど逆レでメチャメチャにされて頭からバリバリ食べられたい
513名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 18:53:39 ID:ZrSaMhKM
>>512
それは蟷螂姐さんか蜘蛛奥様の方が
514名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 19:40:13 ID:zIoRySUU
蜘蛛って雌のエサになるために雄が腹上死する種類いるよな
515名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 23:49:43 ID:mRaY9IGw
一晩で一万人のパッキン娘を肉奴隷にするスズメお姉様と
数十人掛かりのレズ輪姦で屈服させようとする大和撫子達の熱い戦いとか
観たいなぁ
516名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 01:59:30 ID:QV0E7qkZ
>>515
>>1
>エロエロ擬人化♀動物が、♂の人間・動物を食べちゃう(性的に)スレです
517名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 05:21:26 ID:VgcNWd1X
518名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 13:21:58 ID:qWMN+1A+
>>515
君…百合に興味があるのかね?

【獣人】【獣化】 百合・純愛出張所・1
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1131407926/l50
519名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 20:12:29 ID:6ctuJ+yw
>>518
残念ながら、レズ輪姦は純愛とは違うんじゃ




盲目のヌタウナギ姐さんにヌトヌトグルグルヌチャヌチャに喰われたい(性的な意味で
520名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 22:30:53 ID:FAqUPFDb
>>518
百合なのにヤマジュン口調なんて、なんて人だろう……
521名無しさん@PS3:2008/12/05(金) 22:32:09 ID:R+rtUdeK
パソコン壊れて書けなくなった・・・。

PS3で書いてみるのも面白い・・・か?
522名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 22:57:39 ID:2vOn9ARz
>>521
なんと言う技術の無駄遣いw
523名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 23:05:23 ID:fq7RGq4r
>>521
>>522
LinuxはマルチCPU対応してるからPS3はけっこう快適だぞ
524 ◆uC4PiS7dQ6 :2008/12/06(土) 13:27:18 ID:iorHCeYQ
次から投下。
一応これから読んでもわかるように書きましたが、
>>329からのを読んで頂いた後の方がわかり易いです。
1
 アスファルトの地面さえ溶けて流れ出しそうな、残暑の終わらぬ初秋の朝。
 ただ居るだけで汗を掻き、息をするだけで体力を奪う。季節外れの熱帯温度。
 そんな思考能力も低下させる日。一人の女は蜥蜴(とかげ)になる。キッチンの壁にピッタリと身体を寄り添え、物音も立てずに耳を澄ます。
「はぁっ……そーまぁ」
 目を細め、涙ぐませ、想像し、長い黒髪は赤く染まる頬に張り付き、この世の誰よりも妖艶に人の道を破棄する。
 女の行為は最低も最低。
「あっ、でたぁ♪ 凄い、たくさん……でてるよぉっ♪♪」
 オシッコの音を、壁に耳を押し当てて聞いてるのだから。
「あっ、おわっ……ちゃったぁ。うくっ、ぐっ……私は、最低だっ!」
 壁に寄り添ったまま、自己嫌悪でズルズルと崩れ落ちる。しかしどれだけ罵っても、トイレの音を聞いて興奮していたのは事実。
 弟が放尿する音を、息を熱くして、恋する乙女の顔で盗み聞きしていたのは事実だ。
 ブラコン、ショタコン、サディスト、その三つを冠する蛇の化身、平坂 政宗(ひらさか まさむね)。姉として、女として、実の弟、蒼真(そうま)を寵愛する愛欲の神。

 弟の泣き顔が好きだった。
 弟の泣き声が好きだった。
 一ヶ月前までは、それらでサディズムを満たせば良かった。
 しかし今は違う。身体の繋がりを持ってからは、より一層に蒼真へとのめり込んで行く。
 どこが好きだ? と問われれば「全て」と答え、
 いつから好きだ? と問われれば「産まれる前から」と答える程に……
 17を迎えた姉は、9歳を迎えた弟に、恋をしていた。
 だからこの行為も、そんな感情のネジ曲がり。目尻からは涙が零れ、白いタンクトップは汗に濡れて胸の形を浮かべ、下着とジーンズは汗と愛液でぐっちょりと変色している。
 トイレの音をおかずにして、膣壁を擦り上げられる様を妄想していたのだ。
「あれっ、どうしたのマサムねぇ?」
 蒼真はトイレの戸を閉め、台所で手を洗おうとして、壁に寄り掛かり正座して動かない姉を発見する。
「今日、サッカーの試合なのよね?」
 そして蛇口を捻り、冷水で手を洗い、タオルで拭いた後に、やっとそれだけ返された。
 政宗は下を向いたまま。床に座ったまま。
「うんっ! そうだよぉっ♪♪ 決勝まで残ったら、帰りはあさってになるからねっ。じゃ、いってきまーす!!」
 姉の様子が少し変だと気付いてはいたが、蒼真は午後から始まる遠征試合が楽しみで仕方ない。故にワクワク感が心配を押し切り、スポーツバッグを肩に掛けて玄関を飛び出させた。
 残されたのは、女としての本音を隠し、姉として弟を送り出す、恋を覚えた一匹の蛇。
「いっちゃ、イヤ、だよぉっ……」
2
 太陽の位置は空高く、気温が最も照り付ける時刻。
 たった一人で家の中、カーテンを締め切った部屋の中、ベッドの上に居るのは、クーラーを全開にして俯せに横たわる少女。
「んにゅっ、ほし、いよぉっ……そーまのぉ、ふんんっ……おちん、ちん、ほしいぃっ」
 左手は想い人のトランクスを持って口元に添え、右手はジーンズのファスナーを下げてその間。下着越しに幼い秘唇の溝を往復してなぞる。
 ぬちゅぬちゅとイヤラシク蜜糸を引かせ、皮包に覆われた敏感なクリトリスを中指の腹で捏(こ)ねくり回す。
 くちゅっ、くちゅくちゅくちゅ、くちゅり……
「あうっ、あっ、あんっ! ふあぁぁっ!! そぅ、まぁっ……もっと、んんっ、もっとぉっ」
 頬を染め、耳まで赤く染め、ギュッと目を閉じ、甘ったるい声で存在しない相手におねだりする。
 下の口も同じ。これじゃあ絶頂に達せないと、これじゃあイク事ができないと、トロットロの涎を垂らして抗議する。
 ピンク色の突起をプックリと膨らませ、弟のモノに擦り合わせたいと、かくれんぼをヤメて抗議する。
「ほんと、んっ、よくばり、なんだからっ♪ ふぅっ、まってなさい……いま、おちんちん挿れたげるからねっ♪」
 僅かに微笑み、中指と人差し指の間に架かる透明な橋を潤んだ瞳で見詰め、膝を折り曲げて尻を突き出す。
 アヒル座りに上体を前傾させた形で、扇情的で肉欲的な男を誘うポーズで、二本の指を口に入れてしゃぶる。
「んちゅんちゅっ、ちゅぷっ、ぢゅちゅっ、ちゅぷちゅぷ……ちゅぽん♪ はぁぁっ……ちゅぴゅっ、そーまの、おひんひん……んぐんぐ、おいひいよぉっ♪♪」
 まるで自らの指が弟のペニスで在るかのようにネットリと舐め上げ、唾液を纏わせてフヤケさせていく。
 咥えているのは蒼真のおちんちん。自己暗示を何度も掛け、脳内で二本の指はペニスになる。
「ちゅぱっ♪ いいよそーま、今日だけ特別に後ろからシテ……いいよっ」
 口から引き抜き、ヘソの下を通し、再び水っ気たっぷりのシルクに手を伸ばす。
 滑らせてスライドさせ、そのまま触れる……寸前で止まる。頭では蒼真だと言い聞かせても、身体が違うと拒否しているのだ。
 ゴツゴツえぐられたいのはこんな指では無いと、締め上げて吸い付きたいのはもっと硬くて大きなモノだと、幼い二枚貝はピッタリと口を紡いで又も抗議している。
「もぅ、しょーがないなぁっ♪」
 しかし納得のさせ方を知っている政宗は、その過程を余裕の表情で楽しむ。
3
 枕下に準備していた蒼真の縦笛。それを濡れた右手で掴むと、俯せだった姿勢をコロンと仰向けに変えて膝を曲げる。
「そっ、まのぉ……おひんひんっ♪♪」
 自らの指は拒めても、蒼真のモノなら拒めない。一度押し当ててしまえば、後は勝手に咥え込んでしまう。そうわかっているのだ。
 政宗は肉厚でピンク色な伸縮自在の舌を数十センチまで長くすると、縦笛全体にギュルギュルと巻き付けて粘着質な唾液をコーティングしていく。
 ぢゅるっ、ぢゅるぢゅる、もぢゅもぢゅもぢゅ……
 弟との間接キスに小さなオーガズムを感じながら、それでも丹念に天然のローションを湿渡らせる。
「んん〜〜っ♪」
 そして一旦、舌を離して口に戻すと、縦笛をタンクトップの裾に入れ、プリンの様に震えるバストの間を通過させて、胸元から三分の一程を覗かせた。
 これもさっきと同じ。政宗は蒼真の縦笛をペニスに見立て、パイズリフェラをしようとしている。
「お姉ちゃんがクチで、気持ち良くしてやるからなっ」
 再度目を閉じ、リアルに脳内妄想を描き、頬を紅潮させ、ヌルヌルの縦笛を両手で胸を押し付けて挟み、空入口に接吻して少しずつ咥内に含む。
 ちゅぷっ、ちゅぷちゅぷちゅぷ、ちゅぷぷっ……
 これは蒼真のペニスだと、何度も、何度も、自己暗示を掛けながら。
 ゆっくり、ゆっくり、深くまで咥え。ゆっくり、ゆっくり、顔を前後させる。
 舌を絡み付かせ、頬をすぼませて吸い上げ、咽の奥に当たるまでの長いストロークで、愛おしそうにフェラをこなす。
「ぢゅっ、んっ♪ んっ♪ んっ♪ んっ♪ んんっ♪♪」
 一定のペースでリズミカルに、弟の匂いが染み付いたモノを、人外の口淫で温めていく。
 男ならば数秒で射精に導かれる蛇孔の中。媚薬の原液が溢れ返る魔性の蜜穴を征服するのは、男の生殖器では無く、感度の存在しないたんなる縦笛。
 ぢゅっぷ! ぢゅっぷ! ぢゅっぷ! ぢゅっぷ! ぢゅっぷ! ぢゅるるるるるるるるっ!!
 それを丹念に、妄想の中で弟がイクまで続ける。
 否、イッてもヤメない。次々と迫るアクメに、蒼真が耐え切れず泣き出すまで。
 流れ止まらぬ精液に、涎を垂らしながら恐怖して許しを乞うまで。目を三日月の形にして嘲笑い、咥え込んだペニスは決して逃がさない。
 蒼真の背中に手を回し、抱き寄せて思い切り吸い付く。
 頭を力無くペチペチ叩かれても、精液をビュクビュクと漏らし喘いでも、痙攣を起こして悶え狂うまでは決して離さない。
「ふっ……ぢゅぱっ♪ つゅぎは、ふぅっ、ふぅぅっ……わたひの、ばんだぞそーま」
 嫉妬深い愛欲の神、番(つが)いに選んだ者を人外の快楽で縛り付ける蛇の化身。
4
 描く妄想の中。蒼真は泣き崩れ、もう出せないと限界を訴え、力の入らぬ身体に鞭を打ち、四つん這いになって政宗から逃げ出そうとする。
 そんな妄想。そんな妄想でも、政宗のサディズムは満たされて行き、精神的なエクスタシーで全身はゾクゾクと喜び震えた。
 蒼真の腰を掴んでひっくり返し、ネバっちく濡れているペニスの上に、冷笑を浮かべて見下し跨がる。
 肩で息をする程にテンションは高まり、赤い瞳を輝かせ、黒く長い髪は汗で張り付き、シコる乳首は母乳を滲ませて更なるシミを作り、幼い生殖孔は左右の唇を擦り合わせ、お腹が空いたと涎(よだれ)ダラダラ。
 胸の先からミルクは止まらず、荒く呼吸をする度にピュッピュと噴き出してタンクトップを汚す。アルバの文字は変色してきちんと見る事ができない。
「いれっ、るからな、そーまぁ♪」
 腰を沈める……現実には縦笛を裾から取り出し、笛先でパンツのクロッチを引っ掛けて横にズラし、そのままワレメのスジに押し付ける。
 そしてゆっくりと、
「ふぅぅっ、ふぅぅっ……んっ!!?」
 ゆっくりと狭い肉壁を掻き分け、子宮口をつっつくまでに深く、縦笛を、泣きじゃくる蒼真のペニスを押し込んでいく。
 ずぢゅぅっ!! ぢゅぽぢゅぽぢゅぼぢゅぼぢゅぼぉぉぉぉぉっ!!!
「ふぎいぃぃぃぃぃぃっ!!? ああぁっ、ぁあぅっ……きもちっ、いいよぉっ♪ ふあぁっ、そーまの、チンポ、きもちいいぃっ!! そーまっ! そーまぁっ!!」
 背中をのけ反らせ、舌を出して悲鳴する弟。
 弟の上で一方的に腰を振り、舌をニュルニュルと伸ばして弟の口に差し挿れる姉。
 騎乗位で腰の動きに合わせて舌をピストンし、母乳を撒き散らし、声を出させずに強制イラマチオ。
 長く肉厚な舌が突き入れられる度に、二人分の唾液は口元から溢れ、扁桃腺は舐め上げられる。
 蒼真は涙を流しながら、嘔吐(えず)きながら、クチいっぱいに舌を含んでフェラチオし、政宗がイクのを待つしかない。
 ずぢゅっ! ずぢゅっ! ずぢゅっ! ずぢゅっ! ずぢゅっ!
 膣内を出入りする縦笛の速度が増す。政宗は自らの愛液を掻き出すように、ヒダの一つ一つを押し潰すように、絶頂の予震に身を任せて激しく前後させる。
「あっ、あっ、あっ! あんっ! あんっ!! すきだぞ、そーまぁ……ふんん!! ずっと、おねえちゃんといっしょにっ、いようなぁっ! あっ、イクッ!? そっ……ふああああああああああっ♪♪」

5
 実の弟をおかずにした自慰行為。
 そして今日、これからまた自己嫌悪するだろう。
 蒼真に政宗の力が流れ込み過ぎるのを防ぐ為に、セックスは周に一度と、政宗が昨日決めた。
 今朝も襲い掛かりたくなるのを、蒼真を守る方法はこれしか無いと言う一心で堪えた。
 人の世に隠れ住む擬人化した女動物に狙われぬように、産まれる前から好きだった恋する人を想って。そんな一心で堪えた。
 だが……堪えてはいたが、この決心は防弾加工も施されてない普通のガラス。
 蒼真は政宗とセックスする事によって、擬人化した雌動物達を逆レイプに駆り立てるフェロモンを発するようになる。
 どんな気丈な女も、蒼真を羽交い締めにして路地裏に引き擦り込み、ペニスを扱き立て、子宮の中へ精液を迎え入れたくなるのだ。
 しかし例え蒼真が他の雌に逆レイプされそうになっても、朝にその日分の精液を搾り尽くして勃起できなくしてしまえば良いのではないか?
 それでも足りないなら、搾精蛇に変体してペニスに食らい付き、学校に着くまで扱き続ければ良いのではないか?
 こっちの選択を思い付かなかった事に、政宗は夜までずっと自己嫌悪する。
 蒼真に会える日を、心から楽しみにしながら……




   『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』
 ヘビお姉ちゃんVSコウモリ幼馴染み
6
 姉弟が別れてから二日後。その朝。市が管理する巨大スタジアムでは、小学生の部優勝チーム対中学生の部優勝チームで、最後のサッカー試合を行っていた。
 午後からは日本対チェルシーの親善試合も有り、これはその前座試合。
 観客席には既に四桁の観客が集まり、将来のJリーガー達を暖かく見守っている。
 しかし開始5分でそんな状況は一変。観客はざわめき出し、様々なチームのスカウトはビデオカメラで選手の動きを追う。
 小学生対中学生。共に県トレへ選ばれているとしても、その実力差は白昼の筈だった。
 小学生が勝つ事はまず無い。有ったとしても一点を競り合う白熱戦の筈。
 だが、5分でスコアは3-0。小学生のチームが圧倒的有利に試合を進めている。
「いくよみんな! ラ・オル・ケスタだっ!!」
 担っているのは、試合開始から出場している小学四年生、身長は130センチにも満たない少年、平坂 蒼真。
 フィールドに立ちながら、選手達を盤上の駒のように把握できる展開力。
 寸分の狂いも無く味方に届けるピンポイントパス。
 相手のバランスを崩しながらボールを奪い取るエンペラータックル。
 左足の踵にボールを乗せて太腿と挟んでジャンプし、迫るスライディングを飛び越えるフラミングコップ。
 どれもが極められ、完成されている。そして最もスカウトの視線を釘付けにしたのが……

「シュートして霧野!」
 ゴールエリア外から打ち出されるチームメイトの低空シュート。
 相手キーパーは三歩も横に動いて正面のシュートに備える。
 その瞬間、蒼真がボールとキーパーの間に飛び込む。
 キーパーはトラップからの逆サイドを狙われると察知し、急いで定位置へ。
「ブゥゥストォォォッ!!」
 違う。そうではない。蒼真はトラップなどしない。身体の向きは常にゴール側。
「サイクロンッッ!!!」
 ボールの位置、角度、、全てをそのままに蹴り飛ばし、二段階目の加速を加える。
 これが伝家宝刀。サッカーの神が愛し与えたギフト、ブーストサイクロン。
 蒼真の夢は世界一のサッカー選手。しかしその夢は、もう一人の神が許さない。足を搦め捕り、愛欲の沼に沈み込ませて行く。
 ドロドロと、快楽の裸身で縛り付けながら……
7
 全ての日程を終えた夕方、高速道路を走る帰りのバス内。子供達はカーテンを閉めて静かに寝息を立てている。
 起きているのは僅かに二人。最後尾に座る蒼真と、隣で寄り添う同い年の幼馴染み霞 姫耶(かすみ ひめか)。
 二人はシートの中央位置に並んで座り、両サイドには荷物が山積み。
「中学生に勝っちゃうなんて、凄いねソー君♪」
 姫耶は大きくクリクリとした目を輝かせ、照れて視線を床に落とす蒼真の横顔を見詰める。
 シャギーの入ったショートヘアに、金色の瞳。白く柔らかな肌に、第二次成長前の典型的な幼児体型。
 背番号の無いユニフォームを着て、魅了の金瞳で男を誘う。
「ううん、みんなの……おかげだよ」
 蒼真は下を向いたまま、そう答えるのが精一杯。
 今年になって九駅も離れた場所に引っ越ししたが、それでも生まれた頃から仲の良かった幼馴染み。学校では一番の話し相手で、最も気心知れた異性。だったはず。
「ねぇソー君? ヒメね、疲れて眠たくなっちゃった。だからね、ひざ枕……して?」
 だったはずなのに、蒼真の鼓動は試合中よりも高くなっていた。
「えっ!? えっ、とぉ、うん……いいよ」
 それは瞳。標的にした雄を奴隷に堕とす魅了の金色。意識下に直接働きかけ、否応なしに従わせる。
 それは匂い。標的だけに薫らせる、極上の興奮剤。
 それを兼ね備えるのは、小学三年生の女子児童。胸の膨らみも無く、腰の括(くび)れも殆ど無い、魅力の無い身体。
 しかしどうだろう? 彼女の前では、キリストでさえペニスを勃起させて扱き出す。
「あっ!? ヒメちゃん、やっぱりダ……」
 蒼真は自らの異変に気付き、慌てて断ろうとするが、
「あはっ、ソー君のフトモモやわらかーい♪」
 ポスンッと頭を乗っけられてしまう。
 全ては姫耶の思い通り、全ては姫耶の打算通りに進んでいる。
 最近になり急に雰囲気が変わった蒼真。姫耶は女として、そんな幼馴染みに好意を抱いた。
 ずっと蒼真の隣に居たい。蒼真のペニスを気持ち良くしてあげたい。蒼真の精液を子宮内に迎え入れたい。抱いたのは、年甲斐以上の狂った好意。
「ダメ、だってばヒメちゃん……早く、頭をどけてぇっ」
 マネージャーの真似事をして試合まで着いて行き、蒼真とできる限り一緒に過ごし、待っていた。自分の力を最大に発揮し、蒼真が襲い掛かって来るのを待っていたのだ。
 だが実際は、近寄れば照れて逃げ出すだけ。だから姫耶は逆転させる。襲われないなら、襲ってしまえばいい。逃げられない状況で逆レイプしてしまえば良い。
「やーだよん♪ ふふっ、あっれぇっ? なんかコツコツ当たってるのがあるよ? コレ……なぁに?」
 姫耶は寝そべったまま、上半身をひねって上目で蒼真を見詰め、口元を吊り上げながら半ズボンに浮き出ているペニスを優しく撫でる。
8
「ヒメちゃ!? さわっちゃダメぇっ!」
 ファスナーに手を掛けた姫耶に驚き、肩を掴んで引き離そうとするが、
「わっ、おっ……きいね? パパよりも、おちんちんおっきぃかも♪」
 それよりも早くジッパーを下げられ、ガチガチに硬度を増して熱を持った生殖器を、あっさりと取り出し外に晒されてしまう。
 蒼真は一気に血の気が引き、姫耶は嬉しそうにペニスへ頬擦りする。
「もっ、いいかげんにっ……」
 掴んだ肩を押し上げようとしても、

「みんな起きちゃうよソー君!!」
 身体を硬直させる大声が、蒼真の体動を完全シャットアウト。

 加えて金色の瞳。声を出すなと命令を下す。
「あっ、ううっ……」
 蒼真は前方を見渡して誰も起きてないのを確認すると、姫耶の肩から手を離し、それを重ねて自分の口を塞ぐ。
「そうだよソー君……バスの中でおちんちんを出してるってバレたくなきゃ、静かにしないと。ソー君が静かにしてくれたら、ヒメも静かにするよ? おちんちんを気持ち良くするだけなんだよ?」
 罪悪に諭しながら、姫耶は躊躇い無く剥け切ったペニスの裏スジに舌を当て、ピチャピチャと音を鳴らして丁寧に舐め上げていく。
 唾液を塗り付けているかのように下から上へ。ご馳走を食べているかのように美味しそうに。エロティックに。
 政宗の調教で無理矢理に成長させられたペニスを、上目使いのまま小さな口で一生懸命に奉仕する。
「ちゅっ、えへへぇ♪ こんなおっきぃの、クチに入るかなぁ? あははっ、いただきまぁす♪ あ〜〜んっ♪♪」
 涙目で口を塞ぎ、顔をブンブンと左右に振る蒼真を無視。
 ペニスの根元を両手で包み持ち、唾液をいっぱいに溜めた口を大きく開く。その中は薄暗い車内でも、テロテロに妖しく艶めいて見せていた。
 そして、ペニスの先端、カウパーを溢れさせる鈴口にキスし、そのまま……
 ちゅぶっ、ちゅぶちゅぶ、ちゅぶり!
「んむぅっ!?」
 カリ首の下、亀頭部分を、丸ごと咥内に収めてしまう。
「おっひふて、れんぶはいらなひよぉっ♪♪」
 姫耶は頬の内肉と舌で強気に締めて吸い上げ、伝い垂れて来る唾液をローション代わりに、両手で懸命に竿を扱く。
 蒼真以上に耳まで赤く上気させ、容赦無く精液を搾り取る動きを続ける。
 年齢一桁の小学生女子児童。しかしペニスのあつかいは娼婦そのもの。
 蒼真は今までに見た事のない幼馴染みの姿に戸惑いながらも、徐々に沸き上がる快楽の波を必死で堪えていた。
9
 仲の良い幼馴染み。なんでも話せる女友達。そんな掛け替えない友人が、急に脅し強迫し、ペニスをしゃぶり射精させようとしている。
「んんっ!? いっ、たいぃ……」
 しかも、ただの人間じゃなかった。姫耶の背中はユニフォームを盛り上がらせて膨らみ、いったん口を離して覗かせる尖った犬歯。
「いいよねソー君? ちょっとだけ、ちょっとだけだから……血も、一緒に吸わせてね?」
 ちょうどカリ部に付いた、二つの僅かな赤い点。そこから流れる赤い軌跡。
 蒼真はペニスに傷を負い、諦めはしたが驚きはしない。姫耶も政宗と同じなんだと理解したのだ。
 にゅちゅっ、ぢゅっこぢゅっこ、ぢゅこぢゅこぢゅこぢゅこぢゅこ……
 扱き立てる手首のスナップが、淫音を響かせて一層に激しくなる。
 姫耶は再びペニスを咥え込み、恍惚の表情でチューチューと血液を啜(すす)っていく。
「らひてソーくん、ヒメにたくひゃんのまひぇてっ♪」
 ペニスの中心の管が拡張を始める。射精の準備を整える。触覚が敏感になり、指の一本一本の動きまで明確に伝える。
 もう限界。寸前。睾丸から出来立ての精液が噴き上がり、ドクドクと昇り終点を目指す。
 蒼真は歯を噛み締めて目をつむり、射精時に喘ぎ声を発さぬようグッとこらえるしかない。
「そーくん、そーくん、そーくん!」
 姫耶はメインディッシュを待ち切れず、舌でペニス先端の溝をほじって催促する。
 そしてついに、
「んふぅぅうっ!!?」
 びゅるびゅるびゅるびゅるぅぅぅっ!! びゅくんびゅくん! びゅくびゅく、どくんどくんどくん……
 姫耶の咥内へと、凄い勢いで大量の精液を注ぎ込む。
「うぐっ……ふんんっ♪ んん〜〜んくんく、ちゅるちゅる、ちゅぶちゅぶ、ちゅっ♪♪」
 姫耶はそれを苦にもせず、血液とブレンドして飲み干し、胃に残さず納めていく。
 静かなバスの中に生まれる、二人の荒い吐息。
「ちゅぴゅっ♪ ねぇソー君……今日、家に泊まって……って言うか泊まりなさい。毒、流したから、今日中に家のお薬を飲まないと、サッカーできなくなっちゃうよ?」
 蒼真の目尻から、絶え間無く涙の粒が伝い垂れる。
 なんとなくはわかっていた。姉の時と全く同様な現状。
 でもサッカーを、大切な夢を人質に取られたら、どんなに理不尽な事でも首を縦に振るしかない。

「くるよね? そーま、くん?」

 だから一つ、コクリと頷くだけ。

10
 照らし明らめ、祝福していた平穏は終わる。始まるのは闇夜を駆ける怪物達を見過ごす、ヘカーテの猟奇領域。
 機械色の黒で塗り潰された車庫。連接的な重低音を鳴らし、独眼龍の描かれたシャッターが上がり始める。
 その中に居るのは一人の女性。
「ん……ったくまぁ、私の弟に手を出しやがって……何処のメスだ!!?」
 全身を覆う黒いライダースーツに黒いブーツ、黒いオープンフィンガーグローブに黒いフルフェイスメット。黒を統べ、黒を支配する一匹の黒蛇、平坂 政宗。
 その中に在るのは一台の凶器。
 全体がメタリックシルバーに輝き、重量は300Kgを越え、全長は女の背を越える。見た者の動きを影縫い、封殺し、金縛る、最悪を強制的に連想させる凶々しいフォルム。
 これが女の愛馬、黒き女が支配する白銀のマシン。『FORZA Z SGC・S EDITION、ミンチメーカー』。至上最狂の違法改造モンスターバイク。

 水平線の下に陽は沈み、ミンチメーカーのヘッドライトが更に際立つ。
 エンジン点火、スロットル回転、爆音が展開。早く光を殺したいと、早く闇を犯したいと、ミンチメーカーが狂喜して咆哮する。
「ミンチメーカー、レディッ……」
 黒き女の合図。黒きバイクに跨がり、黒一色で全身を染め、その黒を超越する長い黒髪を持つ。嫉妬、愛欲、蛇の化身。
「ゴォォォォォォウッ!!!」
 政宗は、女から与えられる快楽で蒼真が絶頂すると、それを離れていても感じ取る事ができる。

 そして弟を救う為、恋する人を取り戻す為、平坂 政宗は、夜を駆ける暴風になる。
 轟と。動き、走り、スタートから五秒でトップギアへ。『挽肉屋』と名付けられたマシンも呼応してトップスピード。
 夜の家並みを、夜の町並みを、夜の高速道路を、自慢の髪を靡(なび)かせながら突き抜ける。

「待ってろよ蒼真……お姉ちゃんが、必ず助けるからなっ!!」




    『吸血殲鬼ヘビお姉ちゃん』
  【ヘビお姉ちゃんVSコウモリ幼馴染み】決着編に続く。

535名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 13:50:33 ID:iorHCeYQ
以上です。
536名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 15:26:19 ID:CjK/V8LA
あんたぜってーキモ姉妹スレの人だろ。

しかしGJ。コウモリ娘がかわゆい
537名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 04:29:46 ID:Lxk5J7WY
おぉ…神よ…GJ

エロスばんざーい!
538名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 23:26:06 ID:L9GwK7X2
ふとどの動物さんが多いのかまとめ見てみたら。
犬娘が一番多いのにびっくりしたね。
その後に狐、狼、猫、蛇ときて。
その下に蜘蛛と言う感じか。
539名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 04:40:21 ID:ekvIvWKj
今までのスレのssの中にも、
まだまとめられてないものもけっこうあるしね。
540名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 17:12:49 ID:FmtIGAKi
>>538, >>539は欲求不満の魚娘とみた
541名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:02:21 ID:egAMD3gC
確かこのスレで見た気がするSS探してます。
・アンドロイドと主人公同棲
・主人公の友人がバカだが天才(アンドロイドはコイツ作)
・ペットが擬人化



なんかアンドロイドの縮退砲で掃除している描写に笑い転げた記憶が…
保管庫みてもペットが何の擬人化だったか覚えてないんでムリポorz
542名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 21:38:42 ID:AFW2ZlBp
>>541


犬娘の「シンシアとグランゾン」ですわな
543名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 23:10:49 ID:iGGRripV
っ「アルパカ」
544名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 01:17:25 ID:puhgc6v+
欲情したフカ娘さんに死ぬほど愛されて陸に帰れない沈没した船の乗組員

とか

捕鯨船の乗組員に恋した鯨娘さんが戦時中に沈められた別の船からその乗組員を助けて、近くの島で様子をみてたら恋心で頭がパンクして欲情逆レ

ってのを思い付いた。



そういや今日はプリンス・オブ・ウェールズ撃沈の日か。
67年前の今日、マレー沖の魚娘さんや海老娘さん達は文字通りの入れ食いだったんだろうな。
545名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 11:00:42 ID:G3NJUO9Y
ドラクエXしてたら擬人化したキラーパンサーやしびれくらげや
グレイトドラゴンに逆レイプされる妄想が頭をよぎった
546名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 12:26:24 ID:X4BzxOei
俺なんて牧場物語やルーンファクトリーやってたら擬人化した牛や羊や犬とかに(ry
547名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 12:41:43 ID:lXyt//SW
リアルオンラインしてたら擬人化いしたry
ホモサピエンスなんて不要ですよねー
548名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 13:20:33 ID:oyevdvfB
いやまて、しばしまて。
549名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 17:27:31 ID:JU3lFCpT
いぬみみずかん
550名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 17:32:05 ID:rtEu74l/
あれはケモノ耳成分よりNTR成分の方が強いからな
551名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 19:38:52 ID:/4SbXjoU
俺は昔クロノア2やってた時に、レオリナ姐さんに逆レされたいと思ったことがある
・・・スレチか?

552名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 20:10:27 ID:hci1Rz1l
Σ●きちゃらめぇぇぇぇ     ○〜  ウヘヘヘヘ

 ソウレ
〜○●ひぎぃらめええええ
553名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 20:26:56 ID:8KHOgdvY
>>552
w
554名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 20:36:24 ID:TJZt83Yf
>>552
普通のレイプじゃねーか!!
555名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 22:53:48 ID:uQ/+x1FO
その逆になると、怖いなんてものじゃないな。
556名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 23:54:40 ID:pkdH9DOK
うち、12月なのに蚊がいる・・・
なんか、ドコがあったかいのかわかんないけど生き延びてる
どうも食料が俺の血らしい・・・orz
557名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 01:50:43 ID:v5k7VGpi
>>556
お幸せに
558名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 18:24:45 ID:AcjD9PlE
あまりに花粉症が辛いからサナダムシを飼い始めたい俺
559名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:12:02 ID:AAktWYJM
>>556
俺ん所は蚊取り線香でばっちりさ。

ちなみに、蚊は手で叩くより、
メモ帳みたいな、広く叩ける奴や。
ライターの火とかで、かすめるのも有効。
560名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 21:35:49 ID:2jDdWG6x
>>559
ルーチョンキで一発
ライターの火は流石にカワイソス
561名無しさん@ピンキー:2008/12/11(木) 22:13:52 ID:e2Cbzop/
蚊か、アイツ等は団扇で扇ぐ程度の風の強さで、真っ直ぐ飛ぶ事がままならなくなるらしいから蚊が側に来たら団扇で青いでやれば良いと思うよ?
562名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 00:12:59 ID:EW4aoG4H
なるほど、飛べなくなった蚊を介抱してやれ、って事ね…
メモメモっと
563487:2008/12/12(金) 02:49:32 ID:xPgGhUu5
「もう…や…めて」

嫌な夢を見た…悪夢だ…思い出したくも無かったのに…
女ヤンキーに犯された、最初はカツアゲだった、だが本能的にある匂いを発してしまった
その匂いに発情した女ヤンキーに連れ去られ集団で犯された…

僕はリスに間違われるが、スカンクの獣人だ
本来なら異臭を放つはずなのだが、擬人化によってフェロモンを発するようになってしまった
まぁ医者から言わせればレアなパターンだそうだ

嫌な汗をシャワーで流し学校へと登校する事にする

今日は嫌な予感しかしない…

遅刻ぎりぎりで学校に到着した僕は教室に向かって走る

「うわっ!!」
角から出てきた保険医とぶつかってしまった
「気をつけろ、小僧」
ここの保険医はどういうわけか体育会系である、まったくバランスを崩していない
まぁ闘牛らしいので、がっちりしてるんだろう。
「すいません、少し急いでて…」
「早くしないと遅刻してしまうぞ」

「ふー間に合った…」
「またギリギリかい、朝弱いねぇ」
「そういえば今日の体育跳び箱だってさ、高校生にもなってねぇ」
「跳び箱かぁ嫌だなぁ、正直苦手」
しょうもない会話を交わし、授業が始まる

「いたっ!!…」
案の定跳び箱で手を捻挫してしまった…保健室行き決定である…
保険医が迎えてくれたのだが様子がおかしい…嫌な予感MAXである
治療は終えたのだが…
「ありがとうございました」
お礼をし部屋を出ようとすると、鍵がかかっている…不信に思い振り返ると
両手を壁に押し付けられ…股に足を入れられた…こうなると身動きが取れない
僕はもしかしたら、何事もなく帰れるかもという、九割はないであろうという希望に賭け…
「あの…先生?」
「いやぁ話には聞いていたが…朝ぶつかってから大変だったよ」
「教職であるし襲いはしなかったが何回自慰したろうねぇ、そしたら本人が突然来店だ…」
しまった…朝ぶつかった時に…
「誰が私を責める事が出来よう、ちなみに私は激しいぞ、覚悟しとくんだな」
「いや、それは…っ」
唇を塞がれた…そして…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺の限界頑張った…と思う




564名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 15:52:26 ID:wWw2Y5Df
>>563
GJ!

ところで一昨日の夜あった出来事なんだが聞いてくれ、
公園に1匹の雌犬が木に繋がれてたんだ、
よく見ると結構前に散歩中に脱走したであろう飼い犬だった。
近づいてみると怯えた目でこっちを見てたんだ。
たぶん主人が来るのを待ってるんだろう、
とりあえずやさしくなでてた時にふと目に入ったのがダニ

鬼のように小さいのやらでかいのやらダニがくっついてた、
耳の中にまで・・・

かわいそうに思ったので見える範囲で取ってあげて、
お昼に食べようと思ってたおにぎりを少しあげて帰ったんだ・・・

あれだね、何もしてあげられないのが辛いね。
うちマンションだからペット飼えないorz

無事飼い主のところに戻ってるといいけどなー。
565名無したん(;´Д`)ハァハァ:2008/12/13(土) 01:07:06 ID:2HiXryGl
ダニ放置かよ・・・幸薄そうな子だな
566名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 03:08:55 ID:MpU4Us9g
>>563GJ!
闘牛の女性はムキムキムッチリですよね
567名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 03:14:29 ID:lbJn/VQj
実家在住の俺が引き取りに行きますよ
568名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 12:53:18 ID:iaoJwYJi
通勤途中の道にいつも数匹の猫がいるんだが

今日はそのうち1匹が毛繕いをしていた
股のあたりを舐めていたので良からぬ妄想をしてしまった
569名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 15:00:31 ID:bC7t8Aj1
ウホッ!って展開かもしれんぞ。


擬人化した狂暴な♂動物が(♂を)レイプする
570名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 16:51:23 ID:6MbSq+Ww
>>568
つまりこういうことですね!

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

「なにジロジロ見てるのよ」

 いきなり話しかけられて俺は驚愕した。
 だって、俺の目の前にいるのはただの雌猫。それが突然しゃべり始めたら、普通驚く。
 空耳かと一瞬思ったが、コイツは間違いなく俺の方を見てしゃべっている。

「お、おまえ……」
「あ、ひょっとして猫がしゃべってると違和感ある? じゃ、特別に」

 猫がドロンッと一回転すると、なんとそこには猫耳つき全裸美少女が!

「さて、これで話しやすくなったでしょ」

 あまりの展開に、俺はただガクガクとうなずくだけだ。

「で、改めて――。今あんた、私のこといやらしい目で見てたわね」

 指を突き付けて俺を追求する猫(獣人形態)。その指先には鋭利な三日月状の爪が生え
ている。

「み、見てねえよ……気のせいだろ」

 天然の凶器を向けられつつも、必死に抗弁する。絞り出された声は、我ながら情けない
ものだった。
 何しろ、俺が彼女を見ていたのも、良からぬ妄想をしていたのも事実である。いきなり
猫が変身した上、そいつに図星を指されるという状況の中で俺は半ば恐慌状態だった。

「言い訳無用! 今あんた、私のオナニー見てたでしょ。全部わかってるんだからね」
「ろ、路上でそんなことしてんじゃねえよ!」

 いきなり卑語を恥ずかしげもなく言い放つ彼女。動物だけに、余り羞恥心はないのだろ
うか?
 
「だって寒いんだもん。体を暖めるために、それぐらいしてもいいでしょ?」

 そこで彼女は俺の方にずい、と近寄る。

「だけど、この姿だと毛皮が少なくてますます寒いわね。アンタ、体貸しなさい」
「は?」

 そういった瞬間、俺は彼女に押し倒された。
571名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 16:52:17 ID:6MbSq+Ww

「ふっふっふ……。一人エッチより二人でやった方が暖まるわよね」
「や、やめろっ!」
「おやおや、口では嫌がりつつも体はそうはいってないわよ」

 すでに硬くなり始めた俺の股間を撫で始める彼女。ああ、獣耳と逆レイプが好きという
自分の性癖がこれほど恨めしかったことはない。理性は警鐘を鳴らし続けているが、俺の
体はすでに臨戦態勢に入っていた。

「ふふ、もうココも熱くなってるわね。猫相手に興奮できるなんて、なかなかの逸材じゃない」

 なんとも嬉しそうに俺のそこを眺める彼女。その間も爪先でコリコリと掻いたり、柔ら
かい胸を押し付けたりと俺の興奮を誘う。

「そうだ、せっかくこんな逸材がいるんだし、みんなも呼んであげようっと」

 そして彼女が一声鳴くと、それまで隠れていたのか数匹の猫が現れる。おそらく彼女の
仲間なのだと思われるそいつらも、俺の目の前で美少女の姿に変化した。

「お誘いありがと。なかなか美味しそうな人間じゃない」
「見て見てっ! 私たちの裸でこんなに興奮してるよ!」
「本当だ。アソコがひくひくいってるよ!」
「こいつは上玉だな。今夜はたっぷり暖まれそうだ」
「今夜の集会は、この人間とエッチする会にしましょうか」
 
 俺にのしかかりながら、口々にそういう猫耳美少女たち。まさか俺は、これからこの全員
の相手をしなければならんのか……。

「一人より二人、二人よりたくさんの方が、もっと暖かいわよね」

 絶望に囚われた俺からズボンを剥ぎ取りながら、最初の彼女は愉快そうにそういった……。
572名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 19:00:07 ID:2qek9ZJz
つ、続きはまだかね!?
573名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 19:10:49 ID:iaoJwYJi
ちょっ、何されてんだ俺www

GJ、集団逆レイプは大好物です
574名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 20:34:11 ID:C7eS/BEY
ちょっと聞いてくれ。
童謡の『犬のお巡りさん』で夢想したんだが、あれって

・真面目な♂犬のお巡りさんがロリペタ♀子猫に逆レイプ

・真面目な♀犬の婦警さんがロリショタ♂子猫を逆レイプ

ってな感じで二種類あるよな?
575名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 21:41:12 ID:XX2q7ByF
>今夜の集会は、この人間とエッチする会にしましょうか

>この人間とエッチする会にしましょうか

なんだと……
576名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 22:01:36 ID:0w6vS1fK
>>574
(抑えきれない劣情に)困ってしまってアンアンアッアーン♪
(初めての性体験に)鳴ーいてばかりいる子猫ちゃん
577名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 23:24:23 ID:vAY5NjPD
>>574
わかりました。つまりこういうことですね!

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

♀ロリ×♂お巡りさん編

「お巡りさんお巡りさん」

 交番の前に立っていた僕に、女の子の涙交じりの声が呼びかけた。視線を下げてみると、
そこにいたのは猫獣人の女の子。可愛らしい顔は涙で汚れ、耳も尻尾もしょんぼりと悲し
げだ。

「どうしたんだい?」
「あのね、わたし、迷子になっちゃったの……」
「迷子になっちゃったんだ。じゃあ、おうちはどこかわかるかな?」
「わかんないよぅ……」
「じゃあ、お名前は?」
「ふええぇぇん……ママ……ママぁ……」

 な、泣きだしちゃった。どうしたらいいんだろう。

「じゃ、じゃあお兄さんと一緒にお母さん探しに行こうか。どっちの方から来たのかな?」
「あっち……」

 女の子が指さした方角に向けて、二人で歩きだす。途中で何度も座り込んだり泣き出し
たりするので、なだめすかしたりおんぶしたりさんざんに苦労しながら親を探した。

「今度はどっち?」
「多分あっちだと思う」

 女の子に道を訊きつつ歩いていくと、賑やかな通りから外れた裏道のようなところへ来て
しまった。だんだん日が落ちてきたのと相まって、辺りは薄暗く湿った雰囲気になる。

「あれ? 行き止まりだよ」

 歩き続けた果てについたのは、工場とビルの間にある小さな公園。たぶん再開発の時に
取り残されたのであろう、子どもが遊ぶことなどないような場所にあるそれは、夕暮れの
中に錆びた遊具だけが立ちつくすなんとも寂しい場所だった。

「おかしいな。ねえ、本当にこっちの方から来たの?」
「そうだよ」
「だけど、ここから先はもうないよ。一体……」

 その時、女の子は僕の背中から飛び降りると、くるりんと一回転して着地した。

「わわっ! 危ないよそんなことしちゃ!」
「だいじょうぶだよ。だって猫だもん」

 そして、彼女は悪戯な笑顔を浮かべる。
578名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 23:24:59 ID:vAY5NjPD
「ほんとはね、私、いま家出中なの」
「えっ……?」
「しばらくこの公園で寝泊まりしてたんだけど、もう寒くて寝られなくなっちゃった。だ
から、お巡りさんに助けてもらおうかなって思ったの」
「ということは、迷子になったっていうのも全部ウソだったのか!」
「そうよ、だけどしょうがないでしょう? だって、本当のことをいったら家に連れ戻さ
れちゃうじゃない。それだけは絶対にイヤ」
「じゃあ、なんで僕に声をかけたりしたんだい?」
「それはね……」

 その瞬間、彼女はその細い脚で僕に足払いをかけた。虚を突かれた僕は、そのまま受け身
も取れず地面に倒れる。小さい女の子とは思えぬ、見事な技だったが、それに感嘆してい
られるような状況じゃない。
 僕が衝撃からやっと立ち直ろうとしたとき、いつの間にやら僕の手足は彼女によってヒモ
で縛りあげられていた!

「お巡りさんのお嫁さんになるためよ!」
「な、何をいって……」
「だってそうでしょ。家が無くて困るなら、お巡りさんと一緒に住めばいいと思わない?
それに、お巡りさんの家族になれば、もう前の家に帰らなくてすむもの」
「ちょっとまってよ。そっちが良くても僕が困るよ!」
「うん、だから無理やりお嫁さんになっちゃう」

 そして彼女は僕の目の前で着ていた服を脱ぎ去る。細いガラス細工のように繊細な手足
と、まだ膨らむ兆候すら見えない平たい胸、それに無毛の下腹部が僕の目に飛び込んでき
た。透けるように白い肌と華奢な肢体が相まって、まるで妖精のように可憐な裸身。僕に
はその手の趣味はないが、それでも彼女の美しさは十二分に理解できた。

「じゃあ、今からお巡りさんも脱がしてあげるね」

 宣言通り、僕の制服のベルトに手をかける。彼女は本気だった。お医者さんごっこだと
かお嫁さんごっこだとか、そんな可愛らしいものじゃない。彼女は本気で僕と――
579名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 23:26:26 ID:vAY5NjPD

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

♀婦警さん×♂ショタ編

 私はいま、人生(といっても純粋の人じゃなく犬獣人だが)最大のピンチを迎えていた。
 原因は、目の前にいる男の子。年のころはだいたい、小学校に入ったばかりという感じ
だろうか。亜麻色の髪の毛の上にちょんと突き出た猫耳。この子もまた獣人だ。その顔立ち
は非常に可愛らしい。子どものくせに、ちょっと見ないくらい顔かたちが整っている。し
かもそこに幼い雰囲気がプラスされ、極上の子猫に仕上がっている。
 しかもそこに、今は涙と潤んだ瞳が加わっているのだ。これで庇護欲をかきたてられな
いはずがない。反則的なまでの子猫属性だ。
 それでも普通なら可愛い子供というだけで済む。だが、私のような趣味の者にとっては……。

 正直に告白しよう。私はショタコンだ。少年趣味ともいう。要するに、小さくて可愛い
男の子に情欲を覚えてしまう女なのだ。
 しかもそのような一歩間違えれば犯罪のような趣味を持ちながら、私の職業は警官なの
である。察しの良い読者諸兄には、私を襲っている危機の正体がおわかりのことと思う。
つまりはそういうことである。

 この子はついさっき、駅で迷子になっているところを通りすがりの人に保護され、この
交番まで連れてこられた。最初に見たときは、あまりにストライクゾーンど真ん中のその
容姿に、妄想の果てに幻覚を見たのかと思ったぐらいだ。
 名前や住所をきいてみたものの、泣いてばかりで話は一向に進まない。そしてこの子の
綺麗な泣き声を聞いているうちに、私はどうしようもないところまで追い詰められてしまったのだった。

 ――うう、まずい。このままでは本当に襲っちゃう。

 目の前でしゃくりあげる男の子から必死に目をそらし、書類にペンを走らせる。だが、
内心の動揺が手先に伝わるのか、字が震えてどうにもうまく書けない。
 すでに理性は限界だ。
 もし今が発情期でなかったら、まだ耐えられたと思う。しかし間が悪いことに、今はた
だでさえ性欲に歯止めが無くなる時期であり、しかも満月まで重なっている。すでに脳内
では目の前の男の子を押し倒して服を脱がし、不埒な行為にふける妄想が暴走している。
 下着もとっくにずぶ濡れだ。もし今この場に、だれか大人がいたら、臭いを嗅いだだけ
で私が発情しているのがわかってしまうぐらいに。
 
 男の子がしゃくりあげるたびに、その声に心が揺さぶられる。この子の泣き声はあまり
にも私の琴線にダイレクトに触れてくるのだ。
 その泣き声が、ふいに止まった。
580名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 23:27:30 ID:vAY5NjPD
 ――泣きやんでくれたのかな?
 
 ホッとしつつも、どこか残念に思いながら私は彼の方を振り返った。

「泣きやんだ? もう自分のお名前言えるかな」

 おそるおそる声をかける。ここでまた泣き出されたら、完全に獣になる自信が私にはある。

「あ、あのね……」

 もじもじと何か言いたそうな様子の男の子。すでにその仕草だけで理性がゴリゴリと音
を立てて削られていく。自分のしっぽをぎゅっと握りしめて、なんとか耐えた。

「ぼく、おトイレ行きたい……」
「と、トイレ? トイレなら、ほらそこの奥にあるわよ」
「どこ? ぼく、わかんないよぉ」
「あああああっ、泣かないで! 大丈夫、連れてってあげるから!」

 また泣き出しそうになる彼の手を引いて派出所奥に連れていく。手を握っているだけで、
頭が沸騰しそうだ。性欲で煮えたぎる頭で素数を数えつつ、ようやくトイレまで連れていく。

「ほ、ほらここよ。早く入って」
「うん……」

 男の子が個室のドアを閉める。彼の姿が視界から消えて、ようやく一息ついた。
 だが、私の苦行はまだ終わらない。今度は、トイレのドアに耳を押しつけたくなる衝動
と必死に戦いつつ、どうやってこの窮地を脱するべきか考える。

 ――やっぱり、誰か他の人を呼んでくるべきかな。

 凶悪犯相手ならともかく、こんな子供のために応援を要請するなんて恥さらしもいいと
ころだが、背に腹は代えられない。自分が犯罪者になるよりよっぽどましだ。
 
「あの、おねえさぁん」

 私がそう決心したところで、彼がドア越しに呼ぶ声がした。
581名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 23:28:46 ID:vAY5NjPD
「なあに?」
「お水を流すの、どうしたらいいの?」

 この派出所のトイレは古い鎖を引いて流すタイプなので、今どきの子には使い方がわか
らないらしい。

「そこに、上から下がってる鎖があるでしょう。それを引っ張ればいいのよ」
「えっ、どこ? そんなのないよ」
「あるわよ。ちゃんと探した?」
「さがしたよぉ。でもわかんない……わかんないよぉ……」

 また泣き出しそうな雰囲気。どうやら、すっかりぐずるのが癖になってしまったらしい。
本格的に泣かれる前に、何とかしないと危ない。

「じゃあ、お姉さんが流してあげるから、ドア開けて」
「うん、わかった」

 がちゃり、と鍵が開く音がして、私はノブを引いた。

 そして、血の気が引いた。

 個室の中の男の子。潤んだ目。恥ずかしげな表情。桜色の唇。
 そして、そして、
 ズボンもパンツも脱いだままの、まるだしのおちんちん。

 その瞬間、私は完全に獣になった。


<続きは省略されました。続きを読みたい人はワッフル(ry>
582名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 23:48:27 ID:yzpDwyZz
なんという妄想力。・・・GJ!
583名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 00:01:05 ID:LMGTVg8e
収録班、収録班ー!
584名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 00:19:07 ID:vvjjNtRj
>>お巡りさん(♂)

警官の服着た宮崎ホームズしか思い浮かばん。


つか正直、最近犬獣人が宮崎ホームズみたいなのしか思い浮かばんようになった。
585名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 01:07:30 ID:odOuejkV
じーじぇい!すぎるw。
乙!
586487:2008/12/14(日) 01:47:32 ID:Ce5d8bQ+
女ヤンキー事狼娘は葛藤していた…
「あんな奴全然好みじゃなかったのに…くそっ!」
一年ちょっと前にあったあの少年、スカンクの少年が忘れずにいた
あの少年の事、あの時の行為を思い出すだけで体が火照ってしまう…
あの匂いの所為…少年が必死に説明した匂いそう考えてもいたが
今の気持ち、少年にもう一度会いたいという気持ちは本心だ
そうもう我慢の限界だ

その日から…出会った中心街、他校すべて捜索したが見つからなかった…
私は煩悩に支配されつつある頭をフルに使い考える…
引っ越した?いやまだそうとは限らない…まだ探していない場所…
中心街にはどこの生徒だって足を運ぶ事があるはずだ
「うちの高校!?」
私は二年、一年と教室を探る


いた!あの身長ほど長くでかい尻尾、美少女の様な顔立ち…マチガイナイ

私は先立つ気持ちを押さえ放課後を待つ事にした…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
GJがうれしかったのでエロかけないけど書いてみた
調子に乗ってごめん
587487:2008/12/14(日) 02:37:25 ID:Ce5d8bQ+
「少年、話がある」

少年は愕然としていた…
女性恐怖性の元凶ともいえるあの狼娘が目の前に
その恐怖から防衛本能で匂いをだしてしまった

「馬鹿こんな所で!」
狼娘はいち早く気付き少年を拉致する
教室には少年のフェロモンだけが残っていた…

助けてくれた!?
そんなわけがない屋上に退避すると…

「ここまで来れば大丈夫だろう」
「あの…ありがとうございます」
少年は律儀に礼をしている
「気にするな、ボソッ(多人数はちょっとな」
「え?…ここの生徒だったんですね…それじゃ僕は帰りますね」
少年は早歩きで屋上からでようとする…
「初めての人に対して冷たいじゃない」
「私も初めてだったんだよ?」
「ご、ごめんなさい」
そう言うと振り向きもせずドアに手を掛ける…だがそのまま帰すわけがない!
「あんた、このまま帰れるわけないでしょうが!」
そう言い放つと尻尾を掴み引きよせる、勢い余ってうつぶせに倒れてしまった
「あんたを探すのに一ヵ月以上掛かったのよ、これからは毎日会えるけどね…」
そう言うと微笑みながら…

事後
教室に荷物取り戻ると
「こんな時間までなにをしていたのかしら?」
クラスの女子全員が残っていた…

さらに事後
なにもかも終わったあと先生が助けてくれた
様子がおかしい
(先生は途中から覗きなが自慰していた…)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
途中から適当でごめん
588487:2008/12/14(日) 02:40:53 ID:Ce5d8bQ+
エロは脳内で補完してねorz
圧倒的に言葉足らずだがこんな感じの妄想でした
589名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 07:55:44 ID:nYxW8aaB
なんというディアブロの間合い!飛んだ時間の中身をkwsk
590名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 12:00:05 ID:cmyleYyu
>>581
GJ!!!!!
591名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 18:56:07 ID:Oya34GrV
グラッツェ!
592名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 20:42:59 ID:ebAhJUas
ガッチャ!
593名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 00:39:16 ID:O+88YqNZ
>>584
>>お巡りさん(♂)
私は、テイルコンチェルトの主人公だな
あぁ、ワッフルワッフル(w
594名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 10:32:21 ID:VXna9qEN
テイルコンチェルトの新作が出るという事は言っておかなければならない
595名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 20:13:35 ID:zxirksb8
ティンココンツェルンとな!?
596名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 21:32:48 ID:FM4UzKy0
マジか!?
ワッフルワッフル!!
597名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 23:41:12 ID:tQa0Qana
それは本当か!雷電!
あれは社長が無茶苦茶続編作りたがっていたもんなぁ・・・・
これが本当なら社長は歓喜してるんだろうなぁ・・・・
598名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 23:53:07 ID:bLPv6OkW
パンタ!パンタ!
正直社長のコメント見たときは実現難しそうだなぁ、と感じたが、嬉しいなあ。
またぬこと追いかけっこし放題…興奮するぜ!

しかしDSは某香辛料と言い動物御用達ハードだな。
599名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 07:01:26 ID:d9HhyN7k
DS持ってて良かったと心から思うよ
600名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 17:01:50 ID:c5FAYV+I
DS=動物好きの略。
601名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 23:24:41 ID:vuE96Sq1
ミニ四駆いじってたらコースの内側にカメムシが出現したんで、
大きめのピンセットで摘んで薪ストーブの中にポイしちゃった…

















フラグ?
602名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 23:29:12 ID:nNJdbRUY
さすがにストーブは…
603名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 23:44:33 ID:RxOL6y2k
呪いにくるぞ「私を焼き殺したのだから、責任とってお嫁にしなさい」とな

裏山で出くわした狐に追っかけ回されて一晩明かす羽目になった俺が言うんだから間違いない
604名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 00:04:55 ID:2diESDxM
風邪ひいてぐったりしてる飼い犬がいるんだけど、熱で身体に異変が起きて擬人化しないかな?
605名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 00:13:50 ID:fqkw54hd
>>604
動物病院に連れて行って風邪薬飲ませたらなるかも!?
606名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 01:30:18 ID:V629CjT3
>>604
擬人化云々の前に風邪拗らす前に動物病院に連れて行ってあげなさい。放置してる方がよっぽど残酷です。
607名無したん(;´Д`)ハァハァ:2008/12/17(水) 01:48:37 ID:bXk9f4m4
肺炎にでもなったらマジにジ・エンドになりかねんぞ
608名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 02:10:34 ID:97+TWKJk
>>601
お嫁どころか、祟られて死ぬまで搾り取られてBADエンドだな。
>>604
よほどの老犬あるいは小型犬か、1週間近く長引いてるんでなけりゃ、
暖かい場所に寝かせて、栄養のあるもの食わせて、自然治癒でいいんじゃないか?
俺のところではそうしてた。

……それで思い出したけど、白血病で死に掛けた子猫を拾ってきた事があったなぁ。
獣医さんは長くは持たないとかいってたけど、
それでも、それから半年くらい生きてて、ある日フラリといなくなったよ。
あの猫は幸せだったのかなぁ、とか考えてしまうのはエゴだろうか。
609名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 04:21:43 ID:2qChaFXZ
>>608俺は幸せだったっとおもうぞ…
610名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 06:26:37 ID:V629CjT3
>>608
確か、猫って自分が死ぬ時期がある程度分かるらしくその前後になると人気の無い場所を探しだしてそこを死に場所にするらしい。
611名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 20:26:37 ID:TlAIzKX8
猫は死期を悟るといなくなる、っていうのはよく聞くな。
ほかにもゾウには『墓場』があるとか。ホントは密猟者が殺したゾウの骨を山積みした場所らしいけど……。
あと、谷口ジローの『海へ還る』って短編漫画ではクジラも墓場へ行くって言ってたな。
612名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 22:19:45 ID:2DtPNfsY
猫は体調が悪くなると、落ち着ける場所で安静にして自然治癒を待つらしいよ
んで大概は、落ち着ける場所=一人になれる場所だから、ふらりと消えて戻らないってパターンが多い

くそ、昔飼ってた猫思い出してきた。
613名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 01:28:13 ID:5zrWSmMD
何ここエロパロスレなのに切なさが充満した空気は

きっと居なくなった猫は猫又に変化して飼い主をネチョネチョにしに来るよ!
来るよ!
614名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 03:42:38 ID:C+Y8dkGr
俺が小学生のころからいる実家の猫の見た目や身のこなしが全然変わらないんだが……
俺を見ると突っ込んで来るんだよ、昔から。家族以外の女が家にいると威嚇するし……正直怖い。
見た目は凄く綺麗なんだけどさ。
615名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 06:32:19 ID:sk2o8uVU
その猫はもう猫又化してるとか?
>家族以外の女が家にいると威嚇する
「>>614は私のものよ、ほかのどの女にも渡さないわ」
みたいな
よかったジャマイカ
616名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 07:19:01 ID:EK6PZNVt
>>614
他の犬、猫も威嚇してたりするなら猫叉化確定してなくね?気を付けて。


ところで犬や猫からして庭師というか、植木屋みたいな職業の人間は物珍しいのかな?最近親父の手伝いで庭付きの家にある庭木の剪定作業してると猫は家の中から覗いてくるし、犬は庭で放し飼いされてたりする奴はたまにちょっかい出してくる。
617名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 07:28:58 ID:BadTKi56
お前ら微妙にスレ違いだ
618名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 13:03:13 ID:nxshifdZ
>>613
猫だけにネコネコしに来るって訳だね、HAHAHA。
619名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:26:57 ID:jMkEtIxm
>>613
その発想いただいた

スレチな話したお詫びも兼ねて、一つ落とさせていただきます
620名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:27:00 ID:/kPlUJ1h
よく猫が小鳥を狩ってきて
「みてみて〜」
ってやってくるよな?
その小鳥が生きていたら助けてやるんだな。
恩返しに来るから。
で、愛しい主人を奪われたくないヌコが猛烈アタックかけてくるわけだ。
どうだい兄弟。
621名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:28:48 ID:jMkEtIxm
あの子を拾ったのは、小学校一年の時。
冬休み間近のある日。ダンボールの中で、今にも消え入りそうな弱々しい声で鳴いてた子猫を見つけて、家に連れ帰った。
鳴き方が『ミィミィ』という感じだったから、ミィ。今考えれば安直極まりない名前だ。
最初はすぐ死んじゃうんじゃないかと思ったぐらい、痩せてて、汚くて、見るからにみすぼらしい猫だった。でも、体を洗ってやって、
餌もしっかり食べさせてやると、ミィは見る間に元気になった。パサパサだった毛も女の子らしくさらさらになり、体重もグッと増えた。
ミィとはいつも一緒だった。学校に行く時は玄関で見送ってくれたし、帰ってくる時も玄関でお出迎えしてくれた。母さんから聞いた話に
よると、ミィは僕が帰るきっかり五分前に、なぜかしっかりと玄関で待っていたらしい。
僕はミィが大好きだった。たぶん、ミィも僕が好きだった。だから、ずっと一緒だった。
寝るときも、起きるときも、ご飯のときも、お風呂にまで、ミィはついて来た。この先もずっと、ミィとは一緒にいられると思っていた。
でも、小学校三年になったある日。
ミィは、フッと姿を消した。家のどこにもいない。父さんも母さんも知らない。僕は泣きながら母さん達をなじり、一人でミィを
探し回った。学校を、友達の家を、近くのコンビニを、あっちこっち探し回って、それでも見つからなくて、僕はまた泣いた。
その日以来、ミィは二度と僕の前に現れなかった。
猫は、死期が近づくと一人で死に場所に向かい、誰にも見られないまま死ぬ。そんな話を聞いたけど、僕には信じられなかった。
そもそも、ミィは拾ったとき子猫だったんだから、寿命まではまだまだ先のはずだった。でも、こうして姿を消した以上、僕は
それを信じざるを得なかった。
深い深い悲しみも、時が経てば徐々に癒える。一日経ち、一週間経ち、一年も経つ頃には、その悲しみもだいぶ薄れていた。
それでも、僕は道端で猫を見かけるたび、その猫がミィじゃないかと思った。心のどこかでは、まだ僕は泣きながらミィを探していた。
だけど、見つかるはずもなく。
いつしか、僕は小学校を卒業し、中学も卒業し、今は高校三年になっている。
目前に迫る大学受験。とりあえず志望校はあるけど、そこに入るには成績が足りない。というか数学がやばすぎる。この前の中間でも
赤点だったし、とにかくこの数学をどうにかしない限り、浪人するのが目に見えている。
他はまだいい。国語なら絶対の自信があるし、英語もそれなりに得意。でも、数学はやばい。因数分解のやり方を覚えたのが一昨日だと
言えば、どれくらいやばいかはわかってくれるかと。
そんなわけで、僕は今日も勉強机に向かい、必死に勉強していた。とりあえず、今日の目標は微積分を覚えること。
時計は午前1時を指している。もうそろそろ寝たいところだけど、あとこの問題集1ページを終わらせてからじゃないと、区切りが悪い。
カスっと、小さな音が聞こえた気がした。何か硬いものが窓ガラスを軽く引っ掻いたような、妙な音だった。でも、ここは二階だし、
何かが当たるなんてあまり考えられない。
気を取り直して再び問題集に向き合うと、また例の音が聞こえた。今度は、さっきよりはっきりしている。
「……何だよ?」
怖さを隠すためにそう声に出し、そっと窓に掛かるカーテンをめくってみた。
外は何もない。ただ、暗い空が広がるばかりだ。
「何もない、か。そりゃ、そうだよ…」
カスン、と、今までより大きな音。心臓が口から飛び出るんじゃないかと思うぐらい驚き、思わずそこから飛びのいた。
何かが、いる。正直、怖いのは苦手だ。このまま放っておきたい気もするけど、正体を確かめたい気もする。ていうか、正体が
わからないと安心できない。『幽霊の正体見たり〜』って言葉もあるし、きっと何かが窓ガラスに当たってるんだろう。
そう自分に言い聞かせ、僕は震える手で窓の鍵を外した。そして一回深呼吸し、思い切り窓ガラスを引き開けた。
622名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:29:29 ID:jMkEtIxm
その瞬間、外から何かが部屋の中に飛び込んできた。
悲鳴すら押し潰され、僕は本能的に飛びのいていた。その影は部屋に入ると、当たり前のような動作でベッドにポンと飛び上がった。
「オッス、久しぶりー」
影が、喋った。しかも、その影は見覚えがある。
黒と白のぶち。さらっとした毛艶。僕を見つめる金色の瞳。ピンと立った耳。唯一記憶と違ってるのは、尻尾が根元から二本生えてる
ことぐらいだけど、僕が見間違えるはずがない。
「ま、ま、ま、まさか……ミ……ミィ…?」
「そうだよ。えーっと、確かここ出たのがあの時だからぁ…」
ミィはひょいと前足を持ち上げ、ひいふうみいと指折り数え始めた。
「……うん、9年ぶりだねー。元気?」
「いや、元気も何も…」
言いたいことと聞きたいことは山のようにあった。あの時なぜ消えたのか。今まで何をしてたのか。今の姿はどういうわけなのか。そして
何のために戻ってきたのか。
すると、ミィはふ〜っとため息をついた。
「質問の多い奴だなー。一つずつにしてくれる?」
「えっ!?……まさか、僕の考えてることわかったとか?」
「そうだよ。ほらほら、見て見て。これ、猫又の証!」
誇らしげに言い、二本の尻尾をグネグネと動かすミィ。とりあえず、今まで何をしてたのかは、おぼろげながらわかった。
「わかってくれたねー。ん〜で、あの時いなくなったことだけどぉ〜」
もう、何だか驚きの許容量を一気に突破してしまうと、すべてをあるがままで受け止められるんだなあと言うことがよくわかった。
突然帰ってきた猫が、猫又という妖怪と化し、べらべらと人間の言葉を喋っていると言うのに、僕は一瞬のうちに、それに順応して
しまっている。もはやここまでくると、呆れるしかない。
「そ、それより!どうして何も言わないでいなくなったんだよ!?みんな、どれだけ心配したか…!」
「えー。だって、下僕にいちいち断る必要ないじゃん」
僕は耳を疑った。
「……はい?」
「だぁかぁらぁ、私が消えたのだって、猫又になるためなのよ。だって、そうしたらもっとみんな、私のこと大切にしてくれるでしょ?」
「……はいぃ???」
「あーもう、相変わらずあったま悪い下僕だなあ」
ミィはイラついたように言うと、ベッドにクタッと寝そべった。
「いや、そもそも下僕ってのは、一体どういうつもり…?」
「だぁって。みーんな勝手にご飯くれるし、可愛がってくれるし。それって、私が偉いからでしょ?」
「………」
「だ・か・らぁ、もっと偉い猫又になれば、も〜〜〜〜っとみんな、私のこと大切にしてくれるでしょ?」
「………………」
感動の再会、なんていうのは世界中に溢れてるけど。9年ぶりに帰ってきた猫をぶん殴りたくなったなんていうのは、世界中どこを
探しても、僕ぐらいのものじゃないだろうか。ていうか、こいつはそんなつもりで今まで過ごしてたのか。
「まあ細かいことはいいや。でもねー、あんたは下僕の中で一番頭悪いけど、私の命助けてくれたり、寒いとき湯たんぽになって
くれたりしたからさ。少しは私の方も、あんたのために何かしてやろっかなーってさ」
「……はぁ」
「んーじゃ、まずはあれかなー」
そう言うと、ミィはギランと目を光らせ、僕の顔を見つめてきた。何か、やばい予感がする。
623名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:30:08 ID:jMkEtIxm
「な……何する気?」
「一週間ぐらい見てたんだけどさー。あんた、子供作りたいんでしょ?」
「なっ!?」
「だって、精液ビューって出して、ティッシュに包んでそこの箱に溜めてるじゃん」
何か壮絶な勘違いをされてるのはともかく、一体こいつは何をどこまで、どこから見てたんだ!?
「いやっ、そのっ、それは別に子供作るためとかそういんじゃなくてっ!だ、大体、子供がほしかったら女の子いないとダメだろっ!」
「ん〜?違うの?……あ、そっかー。女がいないから、たまにそうやって自分で精液抜いてるんだねー。へー、人間って面白いなあ」
なんか微妙に傷つけられてる気がする。それはまあ、この際置いておく。なぜ、ミィは僕に近寄ってくるんだ。
「な、何する気だよ!?」
「ほんっと、頭も悪ければ勘も悪い下僕だよね。私が相手してやろうっての」
「ま、待て待て待てええぇぇ!!!そ、その、気持ちはありがたいけど、僕にそういう趣味はないっ!」
「あ、体が合わないかー。でも大丈夫!私は猫又だもん!」
言うなり、ミィは軽く目を瞑った。途端に、ミィの体は見る見る大きくなり、僕とほとんど変わらない大きさにまでなった。
猫というより、今のミィは虎に近い。
「これで大丈夫でしょー?」
「そ、そういう問題じゃなああぁぁい!!!」
「えー、じゃあ何なのよ!?あ、わかった。人間相手じゃないと嫌ってんでしょー?ほんっと、下僕の癖に注文の多い……まあいいか。
下僕相手なら、下僕の仲間の体でお相手した方が、分相応ってもんよね」
この鼻持ちならない猫はそう言うと、再び目を瞑った。すると、今度は体型がどんどん変化し、体中の毛も消え、数秒後には、一人の
女の子の姿になっていた。しかも当然というか、裸だ。
「今度こそいいよね?」
結構可愛い姿だった。確かに、いいか悪いかと聞かれれば、むしろこっちからお願いしますと答えたいぐらいではある。
張りと艶のある肌。ほっそりとした体に、ほんのりと膨らんだ胸。その割にお尻ははっきりと丸く大きく、キュッと引き締まっている。
猫だけに、下半身は結構筋肉がついてるのだろうか。
それにしても、猫で9歳といえば結構な高齢のはずなのだが、今目の前にいる女の子はどう見たって僕と同じ程度だ。尋常ならざる存在に
なったためなのか、それともわざわざ僕に合わせてくれたのか。が、さすがにこのまま流されるのはやばい気がした。
「えーと、その、それは確かにいいんだけど……ただ、僕にも心の準備ってもんが…」
「何よ!一週間待ってやったじゃない!」
「はぁ!?知らん!いつの一週間だ!?」
「今から一週間前!」
「知らん!」
「私は一週間で覚悟決められたのに、あんたはできないっての!?」
「一週間前から、君がここにいたことすら知らないぞ僕は!」
「そんなの知らないよ、下僕の都合なんて!」
「無茶苦茶だ!」
ミィが僕の体を掴む。あっと思う間もなく、次の瞬間には体が宙を舞い、ベッドの上に放り投げられる。おまけに何か術でも
かけられたのか、体がピクリとも動かせなくなっている。
のそりと、ミィが僕の足元に乗ってくる。
「お、おい、ミィ……よせって…!」
「へっへ〜。私だって、結構人間の勉強したんだよ。こういう時どうするかなんて、ぜ〜んぶ知ってるんだから」
624名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:30:53 ID:jMkEtIxm
ミィがズボンに手を掛ける。妙に苦労しながらベルトを外し、ジッパーを下ろし、グイッと引っ張る。ミィの裸を見せられていたおかげで、
僕の股間は既に臨戦態勢だ。
「お?もうでっかくなってる。人間って、本当にいっつも発情してるんだねー」
何だか楽しそうに言うと、今度はトランクスに手を掛ける。それをえいっとばかりに引き下ろすと、その下から現れた僕のモノを見て、
ミィは少し体を引いた。
「わ……人間って、ここ無駄にでっかいね」
無駄で悪かったな、と返そうとしたが、声すらも出せなくなっている。やはり金縛りにされているようだ。
ミィの手が、怖々と僕のそこに触れる。それがビクッと動くと、ミィもビクンとして手を引っ込める。何度かそれを繰り返し、ようやく
それを握ると、ぎこちない動きでゆっくりと扱き始める。
「うっ…」
初めて他人から受ける刺激に、思わず呻く。どうも意図しない動きはできるらしい。
「ふ、ふーん。熱くて硬い……変なの…。えっと、それで、次は確か…」
ミィは一旦体を離し、僕の目の前で足を広げて座る。そして、今度は自分の秘裂に指を這わせる。
「んっ!に、人間の体って、面白い……ここ触るだけで、何だかビリってするぅ…」
うっとりした声で言い、少しずつ指使いが激しくなっていく。目の前でこんなオナニーショーなど見せられて、我慢できる男などいない。
が、さすがに元が猫であるだけに、ミィとするのは抵抗がある。しかし悲しい事に、体の方は完全にミィを求めてしまっている。
「あ、ぬるぬるしてきた…。これで、準備オッケーなんだよね?」
自分の指についた液体をじっと見つめ、そっと指を開くミィ。にちゃっと小さく湿った音がし、指の間に白い糸が引かれる。
「うん、だいじょぶそう」
抵抗できない僕に跨り、ミィは何だか楽しそうに僕を見下ろす。もしかして、僕に対して何か云々ってのはただの建前で、本音は自分が
楽しみたいだけなんじゃなかろうか。
「それじゃ、いくよー」
僕のモノを乱暴に掴み、それを入れるべき場所へ押し当てると、ミィはそこに全体重をかけた。
「うっ…!」
「いっっ!!!!!」
ものすごく熱い。そして、ミィの中はぬるぬるしていて、きつく僕のモノを締め上げる。初めての感覚に、僕は一瞬で
イってしまいそうになる。
が、ミィはそれどころではなかった。
「ったあああぁぁーーーーーい!!!!痛い痛い痛い!!!痛いよぉ!!!痛いの嫌ぁーー!!!」
「お、おいおい!ミィ、大丈夫!?」
体を起こし、その体を抱き締めてから、ようやく僕は術が解けているのに気付いた。
「嫌だよぉ……痛いよぉ……うぅ、人間の体ってやだぁ…!」
「もしかして、初めてだった…?」
涙で濡れた顔を上げようとせず、こくんと頷くミィ。言われてみれば、ちょっと血が出ている。
「……勉強不足だったね」
「馬鹿の下僕の癖に、うるさいなぁ…!」
ただの強がりなんだろうけど、さっきからこの下僕呼ばわりと馬鹿呼ばわりには少し頭にきていた。
625名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:31:34 ID:jMkEtIxm
今の状況を、サッと頭の中で分析する。僕はミィの体を抱き締めると、軽く腰を突き上げた。
「痛いっ!や、やめてよ!動かないでよー!」
「じっとしてたって、僕は気持ちよくないから」
「痛いのぉ!動かれると痛いのぉー!だから動いちゃダメぇ!」
その声を無視し、再び腰を動かす。ミィは悲鳴を上げて僕にしがみつき、背中に爪を立ててくる。
「痛たたた!!!ちょっ、ミィ痛いって!」
「私だって痛いんだってばぁ!もう動くなぁー!」
ポンッと、ミィの頭から猫の耳が飛び出した。
「み……耳が出たけど…?」
「うぅ……術が持続できないよぉ……だから、あんまり動くなぁ〜…」
続いて、二股になった尻尾がポンと現れる。さらに、背中に回された手の感触が変わり、柔らかい肉球の感触になる。
しかし、それが意味することに気づき、僕はゾッとした。猫の手になってしまったのなら、もし爪を立てられるとただでは済まない。
それに、こんな状況で完全な猫になられると、色々と終わる気がする。仕方なく、僕はミィを抱き締めたまま、じっとしている事にした。
口では、じっとしてても気持ちよくないとは言ったが、実際はそうでもない。というか、初めてのセックスなのだから、気持ちよくない
わけがない。震えるように締め付けてくる感覚や、熱くぬるぬるした感触だけで、僕は今にもイキそうになっている。
ところどころ猫に戻ったミィは、それ以上猫化が進まないように術をかけ直しているらしい。やがてそれが済むと、僕の体に
しがみついたまま、大きなため息をついた。
「やっと、痛くなくなってきた。それじゃ、動くよ」
ほんの少しずつ、ミィが腰を動かし始める。ぬめった膣内が、僕のモノをきつく締め上げながら扱くその感は、今まで感じたことも
ないような快感をもたらす。
「あっ!んっ!す、少し余裕できたら……あぅっ!なんか、気持ちいい……かも…!」
ミィも楽しみ始めたらしく、その動きはどんどん性急になっていく。僕の方も、動かしにくいながら無意識に腰を動かし、ミィの体内を
突き上げる。その度に、ミィは鼻に掛かった可愛らしい喘ぎ声を上げている。
しかし、さすがにもう持たない。ただでさえ限界近かったのに、こんな刺激を受けて、こんな声を聞かされては耐えろと言う方が無理だ。
「ごめん、ミィ…!もう、出る…!」
「いいよ、全部出していいよ…!あんたの精液、全部……んんっ……受け止めて、あげるから…!」
ミィの中が、一層強く締め上げてくる。それで完全に、僕はとどめを刺された。
「ミィ!もうっ……うぅっ!」
「うあぁ!熱い……熱いのが、私の中に出てるぅ…!」
ミィの体を抱き締めたまま、僕は思い切りミィの中に精を放つ。ミィはうっとりした表情で、その快感に浸っている。
最後の一滴まで残らずミィの中に出すと、僕はモノを引き抜いた。ミィの尻尾と耳がピクンと震え、完全に抜けると同時に、
ミィはクタッとベッドに倒れた。
「痛かったけど、気持ちよかったぁ…。あとでまた、しない?」
「いや、それはその…」
一回出してしまうと、悲しい男の性で、僕はだいぶ冷静になってしまっている。そこで、僕はやりかけの問題集を思い出した。
「っと、そうだ!僕明日も学校あるし、これやって寝なきゃなんだよ!」
「ん〜?何それ?冬休みの宿題みたいなもの?」
「いや、確かに問題集だけど、このページだけでも終わらせなきゃ…!」
それを聞くと、ミィの目が再びキランと輝いた。
「それ、終わらせればいいのね?」
「……今度は何考えてるの?」
「それもね、やってあげようと思ってたんだ!あんた、算数苦手〜とか言って泣いてたじゃない?」
「嫌なこと覚えてるね……でも、これ今は数学って言って、昔よりずっと難し…」
「いいからいいから!気取った名前で言ったって、算数には変わらないでしょ?私、今なら割り算だってできるもんねー!」
とっても頼もしい言葉を吐くと、ミィは猫の姿に戻って机にぴょんと飛び乗った。そして、問題集をじっと見つめる。
「……何これ?」
「……微分と積分」
「どうやるの?解き方わかれば、私ができるから教えて」
「あ〜……だから、この微積分ってのはね――」
こうして、僕はこの1ページを終わらせるのに、いつもの数倍の時間をかける羽目になった。徹夜になったのは、言うまでもない。
626名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:32:23 ID:jMkEtIxm
ミィが僕の元に帰ってきてから数ヶ月。とりあえず、父さんと母さんには猫又だということは隠し、また昔みたいに猫のいる生活に
戻った。猫又であることをバラすと、逆にミィの身が危険だということをわからせるのには非常に時間が掛かったが、今では一応納得
してくれている。二股の尻尾は、普段はうまい具合に一本にまとめ、普通の猫のように振舞っている。
今日は大学の合格発表の日だった。僕は絶対の自信を持って合否を見に行き、そして当然のように、合格を家族に伝えた。
「私のおかげだよねー、大学に合格したのは」
「そうだね。本当にミィのおかげだね」
「あんたも立場わかってきたじゃん。そうやって素直なのが一番だよー」
うん。確かにミィのおかげだ。
あれ以来、やる事なす事、全部ミィに教えながら勉強する羽目になったおかげで、僕としては非常にいい復習になっていたのだ。
おかげ様で、学年最下位だった数学もめきめきと順位を上げ、何とか平均やや上の点を取れるまでになっていた。
それに、受験勉強にありがちなストレス解消ができたのも大きい。
ミィはちょくちょく、僕の体を求めてきた。僕としてもそれは大歓迎だったし、ミィは自分がしたくなければ、僕の求めには絶対
応じなかったから、僕がその快感に溺れてしまうこともなかった。
ただ、一つだけ気がかりがあった。
「それで、どう?思いついた?」
「……最後のお願い?」
「そうそう。あんたさ、ずーっと答え引き伸ばしてるじゃん。一応大学合格までは待ったけど、もうそれ終わったんだからいいでしょ?」
ミィは、僕と肉体関係を持つことと、僕の課題を代わりにやることを、僕の願いのうち二つとして扱っていたらしい。体の関係の方は
実に一方的だし、課題の方はまったくと言っていいほど役に立ってなかったけど、そこはもう突っ込んでもしょうがない。
それで、ミィは三つのお願いを叶えたら、また猫又の里へ帰るという。猫又が大切にされるわけじゃないと知れば、ここにいる意味は
もうないそうだ。
だからこそ、僕はその答えをずっと引き伸ばした。結構何でもしてくれるそうだけど、どんな願いが叶えられたところで、
ミィがいなくなるのなら、そんなものに価値はない。
「……何でもいいって、言ったよね?」
「うん、何でも。誰か呪う?それともお金いっぱいいる?あるいは、何か特別な力欲しい?」
「一応、どれも魅力的だね」
「ほんと、なーんでもいいよ。言ってくれたら、何でもその通りにしてあげる」
これを言うのは、禁じ手だという気もしていた。だけど、僕の願いは、これ以外にない。他のどんなものより、僕はこの願いを望む。
「なら……ミィ。もう、二度と僕の前から消えないで、ずっと一緒にいてくれよ」
「え…?」
ミィは一瞬、ぽかんとした顔で僕を見た。そして焦ったように何か言おうとしてはやめ、やがて口を開く。
「……もう、ほんっとに、馬鹿の癖にずるいんだから。私が一緒にいれば、そりゃ何でも願いなんか叶うもんねー。」
憎まれ口のようでも、ミィの顔は抑えきれない喜びに満ちていた。
そういえば、そうだった。ミィは、ずっと不器用だった。
餌をうまく食べられないで、口の周りはいっつも汚れてたし、トカゲを狩ろうとして室外機に頭をぶつけたり、そんな武勇伝はいくらでも
ある。それは猫又になっても、直ってなかったらしい。
「ま、いいよー。何でもって言っちゃったし、そんな簡単な願いなら、いくらでも叶えてあげる」
嬉しそうに二本の尻尾をくねらせ、僕に頭をこすり付けるミィ。僕は彼女を抱き上げ、頬にキスをする。
もう、ずっと離さない。僕とミィは、これからはずっと一緒だ。



「で、この願い叶えたら、毎日本マグロの大トロ食べさせてくれるんでしょ?」
「うちにそんなお金あるか、阿呆」
627名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:33:50 ID:jMkEtIxm
以上、投下終了。
ところで、奇跡的なタイミングで被った>>620

結婚しないか
628名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:39:00 ID:/kPlUJ1h
>>627

だが断る
629名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 19:53:49 ID:i7puuuBZ
このスレはいつもこうだろ
630名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 20:17:10 ID:encYmSLy
>>627
生意気猫良かった。猫形態の時とのギャップがたまらない。
631名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 21:34:01 ID:9dOnG4zh
>>627
gj





やたらとよその家の犬に吠えたり、異常な程ビビりだったりする犬をしつけたりする職業ってあるじゃん
その職業に就いてる人って、犬に恨まれてたり感謝されてたりしそうだよな
632名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 21:47:09 ID:gL68X7SH
よかったにゃー
633名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 00:57:22 ID:fkW8s7rD
>>627
GJ!なんかもう読んでて微笑ましかったw

そして読み終わった後で自分が昔このスレで書いたヤンデレ猫娘と同じ名前だと気付いて…orz
やっぱり、はっぴーえんどが一番いいなあ。
634名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 18:48:05 ID:v+HCmxi3
>>623

> 「な……何する気?」
> 「一週間ぐらい見てたんだけどさー。あんた、子供作りたいんでしょ?」
> 「なっ!?」
> 「だって、精液ビューって出して、ティッシュに包んでそこの箱に溜めてるじゃん」
> 何か壮絶な勘違いをされてるのはともかく、一体こいつは何をどこまで、どこから見てたんだ!?
> 「いやっ、そのっ、それは別に子供作るためとかそういんじゃなくてっ!だ、大体、子供がほしかったら女の子いないとダメだろっ!」
> 「ん〜?違うの?……あ、そっかー。女がいないから、たまにそうやって自分で精液抜いてるんだねー。へー、人間って面白いなあ」
> なんか微妙に傷つけられてる気がする。それはまあ、この際置いておく。なぜ、ミィは僕に近寄ってくるんだ。
> 「な、何する気だよ!?」
> 「ほんっと、頭も悪ければ勘も悪い下僕だよね。私が相手してやろうっての」
> 「ま、待て待て待てええぇぇ!!!そ、その、気持ちはありがたいけど、僕にそういう趣味はないっ!」
> 「あ、体が合わないかー。でも大丈夫!私は猫又だもん!」
> 言うなり、ミィは軽く目を瞑った。途端に、ミィの体は見る見る大きくなり、僕とほとんど変わらない大きさにまでなった。
> 猫というより、今のミィは虎に近い。
> 「これで大丈夫でしょー?」
> 「そ、そういう問題じゃなああぁぁい!!!」
> 「えー、じゃあ何なのよ!?あ、わかった。人間相手じゃないと嫌ってんでしょー?ほんっと、下僕の癖に注文の多い……まあいいか。
> 下僕相手なら、下僕の仲間の体でお相手した方が、分相応ってもんよね」
> この鼻持ちならない猫はそう言うと、再び目を瞑った。すると、今度は体型がどんどん変化し、体中の毛も消え、数秒後には、一人の
> 女の子の姿になっていた。しかも当然というか、裸だ。
> 「今度こそいいよね?」
> 結構可愛い姿だった。確かに、いいか悪いかと聞かれれば、むしろこっちからお願いしますと答えたいぐらいではある。
> 張りと艶のある肌。ほっそりとした体に、ほんのりと膨らんだ胸。その割にお尻ははっきりと丸く大きく、キュッと引き締まっている。
> 猫だけに、下半身は結構筋肉がついてるのだろうか。
> それにしても、猫で9歳といえば結構な高齢のはずなのだが、今目の前にいる女の子はどう見たって僕と同じ程度だ。尋常ならざる存在に
> なったためなのか、それともわざわざ僕に合わせてくれたのか。が、さすがにこのまま流されるのはやばい気がした。
> 「えーと、その、それは確かにいいんだけど……ただ、僕にも心の準備ってもんが…」
> 「何よ!一週間待ってやったじゃない!」
> 「はぁ!?知らん!いつの一週間だ!?」
> 「今から一週間前!」
> 「知らん!」
> 「私は一週間で覚悟決められたのに、あんたはできないっての!?」
> 「一週間前から、君がここにいたことすら知らないぞ僕は!」
> 「そんなの知らないよ、下僕の都合なんて!」
> 「無茶苦茶だ!」
> ミィが僕の体を掴む。あっと思う間もなく、次の瞬間には体が宙を舞い、ベッドの上に放り投げられる。おまけに何か術でも
> かけられたのか、体がピクリとも動かせなくなっている。
> のそりと、ミィが僕の足元に乗ってくる。
> 「お、おい、ミィ……よせって…!」
> 「へっへ〜。私だって、結構人間の勉強したんだよ。こういう時どうするかなんて、ぜ〜んぶ知ってるんだから」
635名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 19:23:13 ID:v+HCmxi3

なんか携帯がかってに書いてた。
しかとしてくれ。スレ汚しスマソ
636名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 20:05:08 ID:+CwKEirV
いいや許さん
637名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 21:06:36 ID:0bmzd+Ks
我々部隊は>>635の命令を受け、移動を開始。
中途、丹波篠山猪部隊、箕面猿部隊と遭遇、脱落者を出すも
N県境に到着。
進攻開始前に確認する。
命令は「鹿としてくれ」相違ないか?
638ポン:2008/12/19(金) 21:07:10 ID:QpY9uy2Z
投下します。先に謝っておきますが、通りすがり氏、ごめんなさい。
「冬の日のハスキーと俺」

俺こと北浜孝太郎の朝はそう早くもない。
まあ小説家なんて胡散臭い自由業の朝なんざそうそう早いわけないが、だがそうかと言って無駄に遅いわけでもない。
八時きっかりの目覚ましを三分ほど鳴らしたあと、俺は煎餅布団から身を起こした。
その際に黒枠の中のじいさまばあさまや親類と目があう。陸軍の制服を来た若い男がじと目でこちらを眺めてきていたが、この男はいつもこうなので別段気にしない。
と、布団から出た途端に肌寒いどころではない冷たさの空気に当てられる。この田舎町の朝はとにかく寒いのだ。
そして煎餅布団を畳む間もなく、俺は廊下に出るために襖を開ける。
すると途端に黒い影が襖の隙間から入り込み、俺の足元へまとわりついた。
「幸(ゆき)、おはよ」
黒い影……俺のシベリアンハスキーはおん。と嬉しそうに吠えてみせた。
639名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 21:07:55 ID:QpY9uy2Z
幸との出会いは二年ほど前、ちょうど俺が大学のある北海道から地元へ帰った時の事だった。
きっかけは俺の知り合いになんとも犬好きな奴がいて、近所の空き地で野良やっていたシベリアンハスキーの子犬を拾ってきた事だ。
そいつ曰く何処かの馬鹿が飼っていて、飼育の面倒さから捨てたのだろうと言っていた。
そいつは散々そういう飼い主をけなし、犬への愛を俺に一通り説いてくれた。
そして、この犬は寒いとこでしか生きていけない事を俺に教え、その上で俺にこの犬を飼って欲しい。と言いやがったのだ。
当時、札幌の大学に通う傍ら、道東の港町にある死んだじいさまの家を管理していた俺は卒業後も北海道で暮らすことが半ば確定しており、そいつはそこにつけこんできたのだ。
結果、そいつとの論戦にも子犬の「遊ぼ、遊ぼ」って純粋な視線にも負け、結果俺は子犬を貰うこととなり、札幌へと帰還。
そして大学にいた時に応募した小説がとある賞を得て、そして職持ちとして栄えてじいさまの家を手に入れたのだった。


食事が済むと幸はちょこんと俺のそばに座り、散歩に行こうよ。とねだってきた。
お姫様に頼まれれば仕方ない。とコートとマフラーをはおり、ソファに投げられたリードを拾い、キッチンのビニール袋入れからちょうどいい大きさのものを引き当てる。
北国人にとって、春先に雪の中から発掘される犬の糞ほど処理に困るものは無いのだ。
玄関へ出て、シャベルを取ると幸を呼び寄せ、嬉しそうにやってきた幸の首輪にリードをつける。
「じゃ、行くか」
おん。
玄関の扉を開くと、雲一つ無い空と日の光に反射する銀世界があった。
「あ、幸、引っ張るなって!」
幸はリードをぎゅっと引っ張って零下の町へと飛び出す。
だが幸と違って運動不足で持久力の無い俺は 幸のペースは体力的にきつすぎるのだ。
夏は自転車があるが、冬にそんなモンは使えない。使ってる奴はいるが、体力を意外と使うのだ。
「だから待ってくれってぇぇぇぇ!」
情けない主人のを引っぱりながら、お姫様は氷点下の雪の町を駆けていった。
640名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 21:08:44 ID:QpY9uy2Z
「お、このビルもやっとテナント入ったか……」
幸と住みはじめてから数年、常に筋肉痛に悩まされるが結構幸との散歩は楽しい。
幸は気まぐれにいくつもある散歩道を歩くので、ルートには退屈しないし、道ごとの変化を眺めるのも楽しい。
ちなみに、ちょっと前まで不動産屋が入っていたこのビルの二階には、今度は裏ビデオ屋に替わったようだ。
「今度入ってみようかな……」
とか俺が言うと、幸は強引にリードを引っ張ってビルの前から引き離した。
もしかして焼きもち焼いてくれてんのかな?とか思いながら、俺たちは中心街の方へと向かっていく。
中心街。とは言うものの東京や札幌に比べれば街最大の駅前繁華街も大したものではない。
だがそれでも地方都市だけあって、それなりの店は立ち並んでいる。
音の鳴る歩行者信号を、一人と一匹がとことこ歩いていく。
すると、いきなり背中を押される。
なんだと思って振り返ると、そこにあったのは知った顔だった。
「やあ孝太郎、元気ぃ?」「お前かよ……山野辺……」
山野辺アリサ。大学時代のサークル仲間にして俺が最も苦手な女だ。
こいつの人を煽るような口調が嫌いで、サークルで知り合った直後から俺は極力側によらないようにしていたのだが、むしろこいつの方から俺につっかかるので俺はこいつが本当に嫌いだった。
というか、まだ嫌いだ。
このどこかの顔付きゆっくり饅頭の黒い方なみに人を小馬鹿にした笑みはいつ見てもぶん殴りたい。
「いやぁ、こっちの仕事の用事でこんな田舎くんだりまでやって来たら、何?あんた犬の散歩?」
「それが悪いか?生憎半分は自由業でな」
「別にぃ、作家の北浜センセイはこんな時間に犬の散歩するんだね。何?この子、シベリアンハスキー?孝太郎」
そんな感じで俺たちが(とは言っても8割がた喋ってるのは山野辺だが)話している間にも幸はぐいぐいリードを引っ張る。
そして俺はこれがチャンスとばかりに手の力をわざと抜く。
当然力を抜いた手は幸に引っ張られていった。
「あ、幸、待ってくれって!」
わざとらしく俺は幸に引っ張られるふりをして山野辺の前から立ち去る。
そして山野辺の視界から完全に消え去っただろう頃に、幸はリードを引くのをやめた。
「グッジョブ、幸」
幸の頭を撫でてやると、幸はきゅーんきゅん、と鼻声で応えた。
嬉しかったのか、尻尾がぱたぱたと誰かがいたずらしたメトロノームみたいに忙しく往復している。
「幸、なんか買っていくか?」
それに幸は尻尾を振りながら「おん!」と答えた。
641名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 21:09:41 ID:QpY9uy2Z


「ん?」
幸に買った大量のジャーキー(半分は俺のおやつだが)を持って帰る途中、駅前の繁華街にバタバタとそうぞうしい音が響く。
何かと思って空を見上げると、ひどく低空を飛ぶヘリがいた。
機種や塗装から民間機だとわかるが、何処のヘリだ?
「何だ?どっかの新聞か?」
とは思ったが違った。あれは農業ヘリだ。下の方にタンクと農薬の噴霧装置がついてる。
だがなんで農薬ヘリが?そう思うより先に、ヘリの農薬噴霧口が開いた気がした。
そして噴霧口から霧雨状になった何かが繁華街に降り注いだ。
化学テロ!俺の脳内でその四文字が非常ランプのごとく点滅する。
「ヘリが何か撒いてるぞっ!」近くにいた誰かのだみ声が繁華街に響く。
その叫び声を聞いた人々は次々にヘリの作り出す霧雨から我先に逃れようと近くの店に駆け込んだり、亀のように体を丸めてコートによる防御で身を守ったりしている。
だがその間にも無慈悲なヘリの薬品攻撃は繁華街を包みこんでいた。
俺も無我夢中でジャーキー入りの袋と幸のリードを握ったまま、近くの眼鏡屋に入り込む。
眼鏡屋の中は俺と同じように、薬品から逃れた人々でごった返していた。
「いたた……ご主人、乱暴すぎるよ……」
誰かが言う。この非常時に乱暴も何もあるか。と、思って、俺は幸のほうを振り向く。

「って、あっ!何で私がニンゲンになってるわけ!?」
そこには幸と同じ紺の首輪を首に巻いた犬耳に犬の尻尾をつけた、しかも裸の少女ががいたのだった。

「ハハ……まさか、夢……だろ」
642名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 21:11:19 ID:QpY9uy2Z


「本日未明K市内で起きた薬品テロ事件ですが、薬品の散布された地域内に、動物の耳や鳥の羽などを備えた裸の女性が現れ、調査のため派遣された警察官や自衛隊員らへ性的暴行を加えました。
またヘリコプターで薬品を散布し、その後警察に捕縛された38歳の大学教授は『失恋した!』『こうなりゃみんな擬人化してやる!』『パワーアップ版だ!5時間は擬人化する!』など意味不明の言動を繰り返しています……」
あのあと、なぜか犬耳の女の子に化けた幸とともに警察官に連れられて、各種検査の後に押し込まれたビジネスホテルの一室で、俺はテレビを眺めていた。
これまでに流れた情報を総合すると、どうやら内地の大学のキチガイ教授が失恋で気が触れたらしく、「動物が擬人化する(雄の擬人化動物はまだ出てないので、おそらく雌限定だろう)薬」とか言う気の狂った薬を繁華街やら港やらにばら撒いたらしい。
で、幸は不運にも薬を浴びて擬人化した。と言うわけだ。

「ね、ご主人」ホテル備え付けのパジャマを着た幸が口を開く。14、5歳くらいの外見年齢に似合わない、深夜アニメの声優みたいな、甘くて高いロリ声。
「なんだ?トイレなら玄関の横にあるぞ」
「違う!」
ぼすっ、と幸が枕を投げつける。
「なんか……体がむらむらしてきて、発情期みたくなってるの」
幸のほうを振り向くと、幸は熱った顔を下に向けて、両手首で股をきゅっと押さえ付けている。
「薬の副作用かもな」
「違う」幸は言い切った。「たぶんご主人に発情してる」
瞬間、幸は俺の肩を掴むと、ベッドに押し倒す。
俺を見下ろす幸は切ない目付きのまま、はぁはぁと息を荒げている。
そのズボンの股の部分はすでに完全に変色していた。「ご主人、子作りしよ」
(省略されました。続きを読む場合はワッフルワッフルと書き込んで下さい)
643名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 21:17:46 ID:QpY9uy2Z
と、ワッフルを用意するついでに以前描いたノインさんをば貼りますね

ttp://imepita.jp/20081219/765200
644名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 21:42:45 ID:snXj9tGV
百億ワッフル!
645名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 21:48:48 ID:Z6Ed7RAC
ノインと聞いてガンダム翼を思い出したのは俺だけ
646通りすがり ◆/zsiCmwdl. :2008/12/19(金) 22:05:44 ID:03wbEWJN
ちょwwwwwwおまwwwwww
書いた俺自身、すっかりあのキ印な教授を忘れてた所でwww

良し、もっとやれ! ワッフルワッフル!
647名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 23:27:42 ID:1ue5zCts
>>646
ちょwwwww本家wwwwwww
しかももっとやれってwwwwwwwww





よし、お前らコラボして結婚だ。ワッフル。
648名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 00:35:21 ID:tVXYFnbN
本家公認ktkr
ワッフル!ワッフル!
649名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 00:45:49 ID:hU7gELmS
ところでコイツ(ワッフル)を見てくれ、コイツをどう思う?
650名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 01:27:42 ID:zSO7/wz0
>>643
GJ
画像を左右反転してみよう。
651名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 06:36:58 ID:ul0W5NHS
どうでもいいけど犬がハッスルハッスルって言うとワッフルワッフルになりそうだよねワッフルワッフル
652名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 11:05:52 ID:hECwYXFV
なぜだろう、俺の脳内で教授が南部虎弾に変換されてる
653名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 12:43:42 ID:JQ7vKZXK
教授絡みの話また読みたいな

あんなに個性的な男の脇役、そうそういないから
654名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 13:11:43 ID:0UJ4OY3u
>>652
オムツ穿いてその中に爆竹入れたり
頭にコーラの缶貼り付けるの?
655名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 22:35:39 ID:eIb91qKL
俺の尊敬するキチガイ教授キタ――――(゚∀゚)――――!!!!!
これはもう巷でワッフルワッフルするしかねぇな!
656名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 22:43:27 ID:uiFPhSjw
港で評判の基地外ですか
657名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 23:19:42 ID:m4nqqKqJ
だめだ・・・

とてもじゃないが投下できる雰囲気じゃねえ
658名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 23:24:16 ID:UnEU9aJI
いやしてください。
お願いします。
659名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 01:01:32 ID:LY6EtFjG
>>657
投下しないとオとす
660名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 01:34:58 ID:f433iNCJ
誘い受けイラネ
661名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 02:07:35 ID:cxRzTUdJ
>>649
すごく…ワッフルです…
662名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 02:16:38 ID:wJhWb0aV
このスレの作品かはわからないけど誰か知ってる人いたら教えて下さい。

だいたいの内容は覚えているのですが検索しても出てきません。


 戦争かなんかで羽根の生えた新人類が誕生した世界の話。

 科学が嫌われてる。

 ヒロインには黒い立派な羽根が生えてるけど怪我してて飛べない。

 主人公は羽根が生えてなくて軽蔑されてる。

 主人公は修理工場で働いてた気がする。

 主人公は飛行機を造ろうと頑張るけど、毎回失敗する。

先生の協力を経てついに飛行機を完成させる。


 完成した飛行機でヒロインを取り戻すため兵士と戦う。

 最後は兵士が見逃してくれる(兵士の奥さんも飛べないから飛行機に期待している的な)


どうかご協力お願いします。
663名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 02:19:59 ID:JbVJ3yBn
20XX年世界は核の炎に包まれたぁ!!
草は枯れ、獣は擬人化し
世界は荒廃したぁ!!
人類は死滅したかに思えた…
だが人類は死滅していなかった!!

この物語は…
世紀末救世主のショタっ子が獣達に犯されつつひた向きに生きる愛と欲望と(ry

今は反省している
664名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 03:02:59 ID:NGxDpmzF
>>663
ジャッカルとかフォックスとかトキはいけなくはないな。
名前だけなら
665名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 05:58:11 ID:x5wOHl0x
>>662
捜索スレへ行くべし
666名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 08:38:03 ID:cGKkUcRq
教授、まだ理想の擬人化娘に出会えてなかったんですね(当然だろうが)

しかしあのヤバい教授が幣舞橋や春採湖の上空だけ飛んでいたらともかく
郊外の湿原にまで薬を散布していたら……
国定公園や世界遺産やラムサール条約はどうなるんだ! 怖いぞ!

>警察官や自衛隊員らへ性的暴行を加えました
数年中に道東は本当の「どうぶつ王国」になりますな
667名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 08:55:08 ID:cGQS6vPc
>666
最近自宅前で車いじりしてると、キタキツネがちょっかい出してくる
釧路在住のヲレサマは近々性的暴行されちゃいますか???

つか、教授カモーン
668名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 08:59:41 ID:cGKkUcRq
道民にとってキタキツネなど「ノライヌ、ノラネコ」レベルにありふれた存在だそうですね
エゾシカなんか内地のイノシシよりよほどウロウロしているほどだとか
669名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 10:39:19 ID:AvjR47n4
誘い受けする奴のSSなんていらね

つうか教授のSSがあればいいし
670名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 11:53:35 ID:59Mjxm5w
誘い受けであれ、SSを起こしたその意気や良し!


後は・・・とりあえず、その意気や良し!
671名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 16:48:19 ID:fvXrB4rp
意気だけかよ。まぁ同感だけど。

誘い受けでもちゃんと投下すればそれはそれでいいけど、
毎度毎度盛り上がってるところに横やりを入れるばかりで
実際に投下したことないでしょ。
672名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 16:58:54 ID:AvjR47n4
そうそう
誘い受けする奴に限って投下しないんだよ
したとしても駄作

余計なことするなって感じだよな
673名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 23:31:12 ID:LI8Mcd9h
>>662
女「そーらをじゆうにーとーびたーいなーっ」でググれ
スレ違いどころか板違いだが
674名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 00:22:31 ID:vKOSgcjr
>>673
サンクス!!
空を自由に飛びたいなはひらがなだったのかぁ〜
675名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 11:59:54 ID:4oNSXe/o
初代からいるがこのスレも大分空気とか雰囲気が変わったなぁ…
676名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 12:25:17 ID:vv7+jy74
そりゃあ、毎年18歳になる人はたくさんいる訳だし…
677名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 14:49:24 ID:ukoI2nMR
まああの時は植物しかなかったからな。
酸素濃度が高くて生きていけるか不安でたまらなかったよ。
今は動物が増えてきたせいか気温も上がってきたし過ごしやすくなったよ。
それに花をつける植物も多くなってきたから緑一色で嫌気がさすこともなくなった。
まあ、そんな事より誰か蜘蛛の巣に引っかかった俺を助けてくれないか?
678名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 15:59:53 ID:NQ/bh7fL
くもの巣って熱に弱いよね。ライターであぶるとすぐ溶ける。
ってわけで、100円切ったガソリン被せてあげませう。
ついでにライター置いときますね。
679Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6 :2008/12/23(火) 04:36:40 ID:yNQwu/p5
投下します。
短い上にエロ無しです。ごめんなさい。
680Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6 :2008/12/23(火) 04:38:49 ID:yNQwu/p5
「猫の集会」

猫たちには公園や空き地に数匹から数十匹が集まって集会をする習性がある。
野良猫・飼い猫の区別なく、である。
これがいわば猫の集会と呼ばれるものだ。
そしてそれはこの世界に住む猫獣人たちにとっても例外ではない。
さて、この集会。ここでは一体いかなることが話されているのであろうか。
今日はその謎を探るべく、この高性能赤外線カメラを公園に設置した。
早速獣人たちがやってきたようである…

「うい〜っす」
ベンチで1人佇んでいた獣人が入り口に2つの影が現れると同時に立ち上がった。
茶色がかった髪から生えるやや尖った猫耳に、すらりとした体型。アビシニアンの獣人である。
「タマキちゃん、こんばんはだよ〜」
「こんばんはです」
2人が同時に挨拶。
1人は三毛猫、もう1人はアメリカン・ショートヘアの獣人のようだ。
「…これだけ?」
タマキと呼ばれたアビシニアンの獣人が訝しげな声を出す。
「誘ったんだけど、ねえミヤコちゃん…」
三毛猫の獣人が傍らのアメリカン・ショートヘアの獣人に振り向く。
「うん、チカちゃん…」
俯く2人。
「ったく最近は… まあいいわ、早速本題に移りましょう」

「にゃ? 本題?」
チカが首をかしげる。
「エッチのことに決まってるでしょう」
途端に2人の顔が赤く染まる。
「タマキちゃん、セクハラだよお…」
「そんなのいいじゃないですか…」
「だって、それ以外大して話すこともないでしょ。
 …異存が無いなら私から話すけど?」
問われても2人は顔を染めたまま動かない。
タマキははぁ、とため息をつくと、髪を払って2人に向き直った。
681Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6 :2008/12/23(火) 04:40:42 ID:yNQwu/p5
「にゃ? 本題?」
チカが首をかしげる。
「エッチのことに決まってるでしょう」
途端に2人の顔が赤く染まる。
「タマキちゃん、セクハラだよお…」
「そんなのいいじゃないですか…」
「だって、それ以外大して話すこともないでしょ。
 …異存が無いなら私から話すけど?」
問われても2人は顔を染めたまま動かない。
タマキははぁ、とため息をつくと、髪を払って2人に向き直った。

「私はこないだの週末の夜、いつもの様に駅前に行ったの。
 普段のメイクに加えてマタタビ入りの香水を少し付けてみたわ。
 そうしてその辺りをうろついてたら、やっぱり馬鹿な男はいるものね、声を掛けられたってわけ。
 そのままホテルに直行して、エッチしたの。私から襲ってね。
 しっかし最近のは軟弱だわね。4回くらいで音を上げるとは思わなかったわよ。
 ストレス解消にもならないわ。
 やっぱり人間の男じゃダメなのかしらね。
 今度は3Pでもやってみようかしらね。はい。以上、終わり」
一気にまくし立てると、何事も無かったような顔をする。
「うわぁ、ビッチだ、ビッチがいるよお…」
「相変わらず不潔なんですね…」
口々に非難の声を上げる2人。
「煩いわね…まあ、いいわ。
 さてと、私は話したわよ? 今度は貴方たちの番ね」
途端に2人の顔が赤く染まる。
「わ、わたしは、そんな…」
「そ、そうですよ、ちょっと…」
共にじりじりと後ずさる。
「なあに? 2人とも彼氏はいるんでしょ?
 …まさか、別れたとか?」
それを聞いて、2人が文字通りに飛び上がって抗議する。
「そ、そんなわけないよおっ!」
「達也先輩と私がわ、分かれるなんてありえませんっ!」
詰め寄る2人を制するタマキ。
「落ち着きなさいて…はいはい分かったから。
 そんなに好き合ってるなら聞かせてくれていいじゃないの」
その後、しばらくうーうーと迷っていたが、やがてチカがおずおずと口を開いた。
682Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6 :2008/12/23(火) 04:42:26 ID:yNQwu/p5
「ええっ…と、…わたしのこっ、恋人、分かるよね…?
 たっくん、一応幼馴染、なんだけど…
 えっと、えっちは…1日5回、くらい、だよ…」
その時、ミヤコがベンチにドサッと音を立て倒れ込んだ。
「え、ちょっとミヤコちゃん!?」
「まけた…」
「え?」
「負けた〜〜〜っ!!」
手足をじたばたさせる。
「負けたって、何が…?」
「私、そんなにエッチしてもらってないよお〜!
 最近、襲っちゃえと思っても先輩すぐ逃げちゃうんだもん。
 ずるいずるいずるい〜〜〜〜〜!!!」
「そ、そんなこと言われても…」
を言われ、チカは困り果てた様子である。
「うう…じゃあ勝負だよ、チカちゃん!」
「勝負?」
「次の集会までに何回エッチするか、勝負! わかったね?」
「よ、よくわかんないけど、とにかくエッチすればいいんだよね!?
 よ〜し、負けないよお〜〜〜!」
「………あのねぇ…」
と、ここで傍観していたタマキが口を開いた。
「あなたたち、盛り上がるのはいいけど… 相手の事も考えなさいよ?」
2人してきょとんとした顔をする。
「たっくん、別に平気だよ?」
「先輩は人一倍丈夫な人なんですよ〜」
はぁ、とため息をつくタマキ。
「まあいいわ…せいぜいお幸せにね」

「あのぉ、おねえちゃんたち…?」
683Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6 :2008/12/23(火) 04:44:08 ID:yNQwu/p5

その時、不意に暗闇からもう1つの声が聞こえた。
皆が一斉に視線を向けると、やはり新たな獣人の姿がある。
長くふわふわとした白い毛を持つペルシャ種の一種、チンチラの獣人である。
顔つきと背丈から見るにまだ子供のようだ。
「どしたの? 何か用?」
タマキがしゃがみこんで視線を合わせる。
「わたし、シアっていいます… えっと、こうかくのかな…?」
落ちていた小枝を拾い地面に詩亜、と書いてみせる。
「それでね、ええと…きょうはそうだんがあるの…」
「うっわー、相談なんてされるの初めてだよお〜!
 ねえミヤコちゃん、楽しみだね!」
「静かにしなさい…それで、相談って? なんでも聞いてあげるわよ」
チカを黙らせ、シアの顔を覗き込むタマキ。
そして、小さな猫の獣人はぽつぽつと話し始めた。

「あの、わたし、もともとその、すてられてた、らしいんだけど、…
 でも、いまのご主人さまが、わたしをひろってくれたの…
 ご主人さま、とってもやさしくて、だいすき、なの…
 それでね、わたし…
 ここで、いっつもそのおねえちゃん(タマキをちらりと見た)がここではなしてるのをきいて…
 ご主人さまがねてるとこに、ふ、ふくをぜんぶぬいで、もぐってみたの…
 そしたら、ご主人さまね、『お前にはまだ早いよ』っていったの…
 これって、どういうことなの…?
 わたし、きらわれちゃったのかなぁ…?」
それだけの事を言い終えると、しゅん、と俯いた。
「………えっと、………」
「…最近の子はませてるんですね…?」
「…っていうか、タマキちゃんのせいじゃ…?」
「五月蠅いわね…私が解決すればいいんでしょう!?」
タマキの優しげな雰囲気の変化に、シアがびくっと体を震わせた。
「あっ、ごめんね… ほら泣かないで。
 シアちゃん、だったかしら?」
シアがやや不安気に頷く。
「ええとね、それは嫌われたんじゃないと思うわよ?」
684Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6 :2008/12/23(火) 04:46:54 ID:yNQwu/p5
「えっ…」
「何といったらいいのかしらね。
 まあ、手をだしたら犯ざ…ううん、貴方はね、『そういうこと』をするにはまだ体も心も本当に小さいの。
 もしも『そういうこと』をしたら、きっと傷ついてしまう。
 貴方の好きな人も、きっと貴方が好きだから、そう言うんだと思うわ」
「ご主人さまが、わたしのこと、すき…?」
「きっと、いや必ずそうよ。私が保障するわ」
「ほんとに…?」
「本当よ」
胸を張ってシアに答えるタマキ。
「ご主人さまが、わたしを、すき…」
そのまま考え込むシア。
「わかったあっ!」
考え込んで、突然に大声を上げた。
「シア、わかった!
 わたし、がんばる!
 おねえちゃんたち、ほんとにありがとっ!」
そのまま、公園の入口に向かって駆け出していく。
「ほんとにありがと〜〜〜っ!!!」
そして、真っ白な髪をなびかせながら、夜の闇へと消えていった。
3人はその様子をあっけに取られながら見守っていた。

「何だったんだろ…?」
「せ、性の乱れってホントに凄いんですね…?」
「まあ、私たちも人の事は言えないけど…
 …それにしても、光源氏計画かあ… ご主人さまとやらの顔を見てみたいものね」
「ひかる…? 何ですかそれ?」
「知らなくていいわ。
 さてと、悩み相談も解決したとこで、お開きにしますか」
伸びをしながら言う。
「ふにゃあ…そうだね、タマキちゃん」
「次はいつなんですか〜?」
「まあ、その辺は適当でいいわ。気の向くまま、ってのが猫でしょう?」
「そうですか。また来ますから、伝えて下さいね」
「分かったわ」
チカとミヤコが入口に向かい歩いて行く。
「チカちゃん、あの約束忘れちゃダメだからね!」
「分かってるよお! よ〜し、とりあえず起こしに行く時に一回しようっと!」
「あ、それ私もやるっ!」
「真似しないでよお!」
そんな言い争いを呆れ顔で見つめるタマキ。
やがて2人の影が入口に達すると、猫特有の俊敏さでしゅっとその影が姿を消した。
公園にはタマキが1人残される。
「さてと…
 気付かないとでも思ったかしら?」
その瞬間、タマキの影がぱっと消えたかと思うと、俺は隠れていた茂みから引っ張りだされていた。
685Hurricane Run ◆RFJtYxNEj6 :2008/12/23(火) 04:48:41 ID:yNQwu/p5
「なっ…何で分かった!?」
「野生の勘を舐めてもらっちゃ困るわよ?
 それに最近多いのよね〜、あんたみたいな覗きが目的の手合い」
「お、俺をどうする気だ…?」
「そうねえ…?」
その時、四方八方からの視線を感じ、身震いをしてしまった。
「あら、みんな何だかんだでこういう時は来ちゃうのねえ。
 まあいいわ、いっちょ皆でいきましょうか」
そのままわらわらと涌いて来た猫獣人一同によって抵抗空しく引きずられていく。
「た、頼む…」
「私たちの秘密を知った罪は重いわよ」
ああ、こんな事になるなら興味本位で覗いたりするんじゃなかった。
さよなら俺の貞操。

「私たちの『夜の集会』はこれからよ… 覚 悟 し な さ い ね」

おわり
686名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 05:32:18 ID:FLSiUOrB
なんと、それは俺でした!
猫かわいいよ
かわいいよ猫
687名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 07:08:07 ID:K60b5fYm
>>685
乙カレー。たまにはエロ無しってのも良いもんだね、GJ。

何故か頭の片隅でソフバンのCMが再生された不思議。
688名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 13:54:14 ID:bQ6IwY41
スレタイくらい理解してくれよ
ここは逆レイプスレだろ?
エロ無し受け入れんなら次スレから「擬人化した♀動物でエロパロ」に変えろ
689名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 15:36:49 ID:zXZ+JQcn
>>688
必ず濡れ場をカくって縛りがある訳でなし、これからヤりますって描写もあるし、目くじら立てる事も無かろ。

毎回毎回ワッフルされたら、そりゃ濡れ場も欲しくナルガにゃん
690名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 15:38:59 ID:nf66jzU+
ナルガクルガにいじめてもらえると聞いて
691名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 16:01:02 ID:bQ6IwY41
ここは逆でもレイプスレなんだから塗れ場があって当然じゃないの?
692名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 16:03:45 ID:5FHLNhUF
>>691
半年ROMれww
693名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 16:13:34 ID:bQ6IwY41
つーかエロくないSS投下するとこあんじゃん
>>685は何でそこで投下しなかったんだよ
694名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 16:31:56 ID:aNm5oW37
>>680-685

なかなか新鮮だなこういうのも
ぜひ続きを期待するw
695名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 17:21:34 ID:x4Ts7Zuw
ぬこ良いなあ
696名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 17:38:44 ID:ccmuAbJr
慣れている猫って凄いよな。今朝、道で座ってる猫の
1m横を自転車で通り過ぎたけど、逃げずに座ったまま、
じ〜っとこっちを見てただけだったよ。




因みにその猫、この間毛繕いしてたヤツみたいなんだが。
697名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 23:06:02 ID:nvB+nmex
>>696
その猫見かける場所がだんだんお前の家に近くなってるなんてことはないよな?
698名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 01:08:04 ID:YC62TroH
好奇心猫を殺すとは言うが
洗濯機が廻っているのが気になるのかズッと見てるのをそのまま放って置いていったら
数分後ギニャーとか鳴き声がして慌ててみにいったら洗濯機の中でグルグル廻されてたよ
目を回したのか動く洗濯物に飛びかかったのか判らないが無茶するよ
699名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 01:23:09 ID:J0H4z4cY
>>698
どうやってネコは洗濯機の中に入ったんだ?
700名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 01:29:04 ID:+a0qlX9T
>>699
2槽式で蓋があいてたんじゃね?
701名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 06:36:49 ID:zK8Exjv1
最近のは蓋を閉じてないと動いてくれないから困る
702名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 12:21:18 ID:TJdOh3Gd
ぬこ達が人間の赤ちゃん世話してたって言うけどさ、どう考えてもご飯とか無理があるよな……。
703名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 12:36:46 ID:kGFExL3i
俺が小坊の頃「猫は耳に水がはいると死んじゃうんだぞ」っていってる奴がいた。
本当かどうかは知らないが、俺はいまだに信じている。
704名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 12:47:24 ID:ZIgPCySd
>>703
犬もぬこも人間がちゃんと綿棒で中の水とってやらないと中耳炎になったりする
705名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 13:35:52 ID:Dm9StxUV
うちの母は犬と猫に子守りされてたって。で、母が泣くとどっちかが親を呼びに行って、残った方が見張りしてたんだって。
後、怪我したふくろうの看病をしたことがあるらしく、元気になってもしばらく庭にいたらしい。で、旅発つ日に家の周りを
一回りして山の方へ飛んでいった。御礼をいったつもりなのかな?
706名無しさん@ピンキー:2008/12/24(水) 15:59:40 ID:2yjYuRH9
俺猫に子守されてた
10年以上前に死んじゃったけど
ガキのちょっかいにも我慢して側に居てくれるお利口で頭の良い猫だったなあ…
707名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 13:20:47 ID:Di934jW1
赤ん坊がどんなにちょっかいだしても犬や猫って我慢するよな。
一歳の娘が妻の実家で飼ってる犬や猫と遊んでるのを見てると、こいつらよく我慢できるなあと感心するよ。
708名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 13:21:09 ID:WDeVaPnR
子供の頃冬場に家を閉め出されて寒くてたまらなかったから、犬小屋に入り毛布に包まって犬を抱えて一晩過ごしたことあるけど
犬懐炉は温かかったなぁ、慰めて顔舐めてくれたし
家を出て独り暮し6年になるが犬がそばにいてほしいと思うよ
709HIRO3:2008/12/25(木) 14:57:04 ID:Wyqvz7/R
雑談でワイワイやってるとこすみません。
せっかくクリスマスなんでクリスマスネタを持って来ました。
エロは少ないしショボい文章かもしれませんが、少しでも楽しめてもらえたら幸いです
では どうぞ
つ【クリスマスプレゼント】
710HIRO3:2008/12/25(木) 14:58:12 ID:Wyqvz7/R
クリスマスプレゼント

「はぁ。今年も一人でクリスマス、か」
誰に言うともなく、部屋の中でひとりごちる。
街は一色お祭りムード、イルミネーションが通りを照らし、カップルが連れ立って歩くこの日に、自分は一度もドアから出なかった。
何が悲しくて、こんな日に自分だけで過ごさなければならないのか。友達を誘って飲みにでも行こうとしたが、みんなことごとく予定が入っていた。デートだったり、待ち合わせだったり、お食事だったり。今年に限って。
自分はと言えば、彼女どころか、好きな人すらいない。けれど持ち前の寂しがり屋な性格のおかげで、無性に温もりが恋しくなっていた。
「もう誰でもいい、誰か彼女になってくれないかなー」
窓を開けて、空を見上げて言ってみた。何か起こらないかなと期待しつつ、何も起こるわけがないと思いながら。
「はいはーい、それが願いですねー?」
そのとき、空から声がした。何事かと思い、声のしたほうを見ると、赤い服を着たトナカイが、そりを引いて。そりにはだれも乗っておらず、代わりに大きな白い袋が。そして一番おかしいのは・・・空に、浮いてる。
「メリークリスマース。どうも、サンタクロースの使いでーす」
トナカイが、喋った!?
711HIRO3:2008/12/25(木) 15:00:26 ID:Wyqvz7/R
驚いて何も言えないでいると、
「あー、やっぱりこの格好で喋るのはダメだったみたいですねー。じゃあ、こうしましょう」
ワインやシャンパンを開けたような、ぽん、という音がしたかと思うと、サンタ服を着て角を生やした女の人が。
「クリスマスプレゼントです。あなたの願いを叶えに来ましたー」
そう言うと、窓から中に、袋を持ってあがりこんできた。
「あなたの願いは、誰でもいいから彼女がほしい、でしたよね?」
とりあえず、うなずいてしまう俺。
「じゃあ、私が彼女になりますねー」
立て続けに起こったことに思考がついていけず、唖然としていたが、やっと頭の調子が戻ってきた。
これは夢か?何故こうなったんだ?今はそれを確かめなければ。
まず自分の頬をひっぱたいてみた。ちゃんと痛い、これは現実のようだ。
「急にどうしたんですかー?夢なんかじゃありませんよー?」
よし、次だ。
「夢じゃないということはわかりました。すみません、今の状況がどうしてこうなっているか、教えてくださいませんか?」
すると、ニコニコ顔で、
「だから、クリスマスプレゼントを届けに来たんですよー。あなたの所から、悲しいオーラがにじみ出ていたので。」
ああそうですか。傍から見ても悲しそうでしたか。そりゃ御苦労なこった。
「でも、これは持ってきた意味なかったですねー」
そう言って彼女は袋を下ろした。
712HIRO3:2008/12/25(木) 15:01:49 ID:Wyqvz7/R
その袋が何なのか想像はついたが、少し気になった。
「いったいその袋はなんなんです?やけに膨らんでますけど」
すると
「膨らんでるのは見せかけだけですねー。ほんとはゲートのようなものなんですけどー。いつもは、これをサンタの国につないで、欲しい物を取り出すんですー。あなたの願いが『誰でもいいから彼女欲しい』なので、今回は使いませんねー」
サンタの国とか、つなぐとか、突っ込みどころ満載だが、嘘をついてるようには見えない。
「というわけでー、今日から私があなたの彼女になりまーす」
「ちょっと待った!彼女とかそんなのの前に、恋愛とかそういう大事なものがあるんじゃ…」
それに対して、帰ってきたのはこんな答え。
「大丈夫ですよー。さっき惚れ薬飲んできましたから」
「んな無茶な。」
なんですか、魔法とかファンタジーとかの類ですか。
「じゃあー、これならどうです?・・・好きなんです、私と付き合ってください」
いつもなら狂喜して喜ぶんだけどね、とナメてかかっていた。
顔をほんのり赤らめて、瞳を潤ませ上目使いにこっちを見つめて・・・こいつ、できる。
ついつい、つられて頷いてしまった。
「こちらこそ…よろしくお願いします」
あれ、何で俺こんなにドキドキしてるんだ?
…いや、今のにやられてしまったんだ。ただでさえよく見なくても美人なのに、あんな表情して迫られたら、断ることなんてできないじゃないか。
713HIRO3:2008/12/25(木) 15:04:00 ID:Wyqvz7/R
そう自問自答していると、唇に何か柔らかい感触が
「ん、んんー?」
我に返ると、すぐ近くに顔があった。
慌てて離そうとしたけど、思い直してそのまま続けた。
ついばむように何度かキスした後口をぴったりつけて歯をなぞって、舌を絡めあって・・・
たっぷり一分くらいそうしてから、どちらともなく口を離した。
彼女の眼を見ると、すっかりとろんとしていた。
「もう、我慢できませんー。ヤりませんか?」
はい?今何をおっしゃいました?とか考えているうちに、彼女は服を脱がしにかかる。
パニックになっている間に、もう上半身裸だ!
身の危険を感じた俺は、とっさにズボンのベルトをつかみ、寝室へと逃げだした!
「あーん、待ってくださいよー」
寝室に入りドアを閉め、つっかえ棒をする。これでよし!と思ったのもつかの間、
さっきと同じポンという音がして、自分のすぐ横にいた!
714HIRO3:2008/12/25(木) 15:05:03 ID:Wyqvz7/R
「ムダですよー?」
彼女より先にズボンをつかむ。今下ろされるわけには!
息子が必要以上に自己主張しているから、今見せるわけにはいかない。
「あー、あなただけ脱ぐんじゃ、フェアじゃありませんねー」
そう言うと、パチンと指を鳴らした。
瞬間、一糸まとわぬ姿の彼女が。すげえ、ほんとにボンキュッボンだよ。着やせするんですね・・・。
またパチンと音がして、下半身が解放された。
「うわあ、もう元気なんですねー」
しまった。だが最後の抵抗を試みる。説得だ。
「ちょっ待て。俺たちはさっき会ったばかりだ。まだ早い。もっと手順を踏んでだな、まだ君の名前も知らないし」
「クリスティーナです。これでいいですか?それに私たち、もう付き合ってるんですよー?」
駄目だ、効果がない。
「それでもだな、いr」
「問答無用、ですよー」
彼女はひょいと俺を持ちあげると、ベッドの上に横たえた。その細腕のどこにそんな力が。
それでも抵抗を続けようとすると突然、
「私じゃイヤですかー?」
あ、やばい、目が潤んできた。ここで泣かせてはいけない。
「そんなことないって、むしろ嬉しいよ、だから泣くな。」
確かに嬉しいのは本心だ。だけどここで手を出したら男としてどうなの?というプライドが俺を阻んでいた。
「なら、いいってことですよねー」
彼女はにぱっと笑うと、俺の上に乗ってきた。ちくしょう、嘘泣きだったのか。
肩を掴んで、最後の抵抗をしてみる。
「けど、それでいいのか?女なんだし、もっと体を大事にしないと」
彼女は、ニヤリと笑って。こいつ、今のも効かなかったのか。
715HIRO3:2008/12/25(木) 15:07:57 ID:Wyqvz7/R
「心配してくれるんですねー。大事にしてますよ。あなたじゃないと、こんなことしませんよー?」
と言って、体を密着させてくる。彼女のそこはもう、びっしょりになっていた。
そのまま、大事な部分を、愚息にあてがって、
「じゃあ、いれますよー?」
ゆっくりと、埋まっていくのが伝わってくる。俺の意見は無視かよ・・・。
だけど、犯されているにもかかわらず、不思議と悪い気はしなかった。
それが顔に出ていたのだろう、
「本当に嫌がられると思っていました。だけど、もう抑えられなかったんですー。でも、良かったみたいで、嬉しいですー」
俺もその時にはもう、仕方がないと思っていた。
「本当にごめんなさい、お詫びに、精一杯、気持ち良くしてあげますー」
そう言ってからが、すごかった。俺の敏感なところに肉の襞が絡みつき、蹂躙する。強弱をつけて、搾るように。それだけじゃない。上の口でも自分の同じ部分を好き勝手にされた。舌を引っ張ったり、粘膜をぐりぐり押されたり。
その相乗効果で、どんどん上り詰めて行ってもう爆発しそうになったとき、
不意に彼女が口を離して言った。
「ぷは、どうですかっ、気持ちいいですかー?遠慮せずにイっていいですからねー。あなたが気持ち良ければ、私も気持ちいいんですから」
それを聞くのとほぼ同時に、もう我慢の限界が来るのを悟った。
「だ、出すぞっ」
「どうぞ、いっぱい中に出してくださーいっ」
その直後、また空気の出入り口をふさがれ、
「んんんんんんーーーーーーっ」
俺たちはキスしたままで絶頂に達した。
口を離してから、
「はぁん、あついですー。びくびくって、まだ私の中で震えてますよー」
幸せそうに言った。
716HIRO3:2008/12/25(木) 15:08:51 ID:Wyqvz7/R
一息ついてから、もう一度聞いた。
「ほんとに良かったのか?こんなんで、ましてや俺なんかで」
彼女は俺にデコピンを一発お見舞いして言った。
「もう、愚問です。あなただから、って言ったじゃないですかー。」
でも、とまだ煮えきらない俺を制止して続ける。
「でも、じゃないですよー。私は、   さんのことが大好きなんですから」
そして、俺をじっと見つめて、
「惚れ薬を飲んできたってのは、実は嘘です。でも、この気持ちは、本物です」
それから、彼女は俺を好きになった経緯を語り始めた。
それによると、こういうことらしい。
毎年サンタたちが全世界にクリスマスにプレゼントを届けているが、この頃は人が多すぎて全世界をサンタたちだけで回るのは大変なので、トナカイも合わせて地域ごとに分担を決め、プレゼントを配っているんだとか。
今年決まった地区に、クリスマス前に下見に来ていた時、道路でひかれそうになっていたところを助けてもらったのだという。確か自分は猫を助けたはずだが、その猫は彼女が変身したものだったそうだ。街中でいろんな人を観察するには、猫の姿だと都合がいいらしい。
俺の家に押し掛けてきたのも、犯罪まがいのことをしようとしたのも、既成事実から作っちゃおう、ということだったらしい。それを考える際に俺の事も調べたから、名前も知っていた、と。
結果的に、その目論見は成功したわけだが。
その後、子供たちに届けるプレゼントは配り終わったのかと聞いたら、もう配達は終わっているのだそうだ。一人暮らしとか、親がいないとかでプレゼントのない子供たちだけに配るので、日本などの国はわりと楽なのだとか。
717HIRO3:2008/12/25(木) 15:09:53 ID:Wyqvz7/R
次の日。
「お前はサンタの国のトナカイなんだよな。帰らなくても大丈夫なのか?というかそもそもサンタの国ってどこだ?」
「んー、地理的にはノルウェーのあたりでしょうか。入口がそこにあるだけで実質的には異世界ですけどー。帰りますよちゃんとー。こっちに住みますけどー。」
「そーなのか。でも帰るのに住むってどういうことだ?」
「言いませんでしたっけー。この袋がゲートになってるって」
「それってあのネコ型ロボットとかの、あのドアみたいに?」
「そんな感じですねー。あのドアと違って、出口と入口の二つが要りますけど。」
「仕事場が向こうにあるって感じですかねー。これ経由で一瞬で着けますけどねー。」
「ふーん。・・・ところで、そりは?」
「あーん、忘れてましたー」
こんな感じで、新しい生活が始まった。
とんだクリスマスプレゼントだな。まあ、でも、悪くないか。
718HIRO3:2008/12/25(木) 15:16:30 ID:Wyqvz7/R
こんな感じです。一気に書いてしまったので色々と雑になってしまいました。
ケモノ分とかちょっとしかない気がしますし。
一応、トナカイって設定なんですが。
719名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 20:08:09 ID:pTqasxnP
乙。
いいねー
720名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 20:33:12 ID:YHKLYDPW
GJ!
そしてサンタの国はだんだん通い妻だらけに……
721名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 02:20:48 ID:5YihnNh4
A-10攻撃機でプレゼント配るサンタもいるんだから


サンタさん。トナカイ娘一人くらさい
722暁狐:2008/12/26(金) 02:37:20 ID:hPXtW5XI
>>717氏超GJ!
サンタさん 狐娘一匹くらさい


あ、投下しますよ(・ω・`)また狐娘です
注意点は今投下は前編みたいなもんなのでエロは無いという事
あと主人公が女装的なことしてる事

以上です(・ω・`)苦手な人はスルーかNGしてください
723暁狐:2008/12/26(金) 02:39:01 ID:hPXtW5XI
「……ただいま」
「あらおかえりなさい。今日も獲ってきたわねぇ。先にお風呂にする?」
「……腹が減った」
「そう、では今用意――」

 日が落ちかけて、森が闇に支配されそうになっていた時、俺の旦那の雪(ゆき)が帰ってきた。
 その手には雪が川で獲ってきた川魚が数匹。今日は焼き魚にでもしようかな。
 俺は化粧をし、女物の着物を着て、女の言葉で出迎える。
 そして無口な雪が黙ったまま、俺の唇を奪った。

「んっ……ちょっ……もう、黙っていきなりはやめてって言ってるはずでしょう?」
「……」

 刃物を持っているし危ないから雪の体を押して離れる。
 ていうか、男同士でなんて慣れちゃいるが好きにはなれない。
 向こうが俺を女だと思っていようが、雪の顔や容姿が俺なんかより女のようであってもだ。
 雪と初めて会った時、俺はこいつを女だと思った。
 だけど男らしい。俺と同じ、見た目は女そのものだが性別は男なんだとか。
 まぁ、それでもちゃんと男として生きてると聞いた。
 女として生きてきた俺なんかより全然真っ当な人生……いや狐正を送っている。

「座っててくださいな。お味噌汁の油揚げはたっぷり入れますから」
「……」

 魚を渡し、黙って俺の指示通りに動く雪。
 表情からは何も読み取れなかったが、その代わりしっかりとこいつの尻から生えている大きな尻尾が教えてくれた。
 雪の髪の毛と同じ白い体毛の尻尾が、ブンブン音を立てて振られている。
 やはり狐は油揚げが好物なのだと実感する瞬間だ。
 そう、俺が”嫁”として雇われたのはただの人間の家じゃない。
 山奥に住む、人に化ける”妖狐”の家である。

「せっちゃ〜ん、おなかへった〜」
「はいはい、もう少しですよ〜」
「うぅ、じゃあまた寝てる……」

 不意に寝室の襖が開き、暗闇の中からまた狐が現れた。
 雪と同じ白い髪の毛と狐耳と尻尾を生やした、雌狐。
 名は菊さん。俺を雇った張本人。
 牛みたいに胸が大きくて常に衣服が乱れて、お色気全開なこの人は雪の姉で唯一の肉親らしい。
 菊さんは危なっかしく歩いて寝室へと戻っていった。

「……すまない」

 本当に申し訳なさそうに謝られた。
 別に怒っているわけじゃないが、こんな真剣に謝られたら許すしかないじゃないか。
 今日も朝から酒飲んでいたんだろう、襖開けた瞬間酒臭かったし。
 初めて会ったときも酔っていたから、別に気にせず味噌汁を味見した。
 雪の好物、油揚げたっぷりの味噌汁は今日も我ながら美味かった。

724名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 02:39:09 ID:C4SYQQVo
これは良い逆レ
725暁狐:2008/12/26(金) 02:39:34 ID:hPXtW5XI


「あの……やめてもらえませんか?」
「雪が居ないときは男になっていいんだよぉ〜?」
「お断りします。いいから離れてください、そんなところ触らないでください」

 俺は最近、家から少し離れた小さな山小屋で夜を過ごしている。
 理由は時期である。
 もうすぐ冬から春に移ろうとしているこの時期は狐の繁殖期で、発情する。
 当然妖孤もそうなのだ。この人の場合は年中発情しているけど。
 いい加減鬱陶しくなってきたから、菊さんを引き離す。
 彼女と距離を取り警戒する。少しでも油断したら……やられる。

「ねぇ、1回だけでいいからしましょうよぉ」
「それなら勝手にその辺の寝ている熊とやってください。朝まで帰ってこなくていいですから」
「あたしはせっちゃんとやりたいのよぉ」
「私はやりたくありません。明日も朝早いので寝かせ……」

 子供のように強請ってくる。
 俺が彼女に雇われてからほぼ毎晩このやり取りを繰り返している。
 いい加減学習して欲しい。
 そして、人の話を聞かないのも相変わらずだ。
 菊さんは人蹴りで俺の真上に跳んで来た。

「やられるっ……っ!」

 急激に俺と菊さんの距離が縮まる。
 回避できない……そう思って目を瞑って、反射的に両腕で防御する。

「ぺけっ!」

 目を瞑っているから視界は真っ暗。
 だけど、菊さんのマヌケな声とドサッと重いものが落ちる音がした。
 それと誰かもう1人の気配も感じる。
 恐る恐る、俺は目を開ける……まず目に映ったのは目の前で倒れている菊さん。

「菊さん!? ……あ、あなた……」

 それと、彼女の横に立っている雪の姿。
 どうやら彼のおかげで助かったらしい。
 無表情で気絶している菊さんを見下ろしている。
 まぁ、これもいつもの事なのだが……
 いつも俺が菊さんに性的に襲われそうになると、彼は助けてくれる。

「……すまない」

 いつの間にか、目の前の狐姉弟は消えていた。
 雪の声で小屋の入り口を見ると、気持ちよさそうに寝ている菊さんを背負った雪がいた。
 微妙に申し訳なさそうな声で俺に謝ってくる。
 笑顔で許す。菊さんは己の本能のままに動いているだけだし、もう慣れたし。
 戸を閉めて跳んでった雪を見て後、大きな欠伸が出た。
 恐らく安心感からだろう……明日も早いし、もう寝るとしよう……

726暁狐:2008/12/26(金) 02:40:33 ID:hPXtW5XI


 俺の朝は早い……ていうか雪の朝が早いから、妻役の俺も早く起きなくてはならない。
 俺だけぐーすか寝てたらなんか気まずいし。
 早く起きて、近くの井戸で顔を洗ってこようと体を起こした時、隣にいる存在に気がついた。

「……なぜ?」

 何故、菊さんが俺の横で俺と同じ布団の中で寝ているんだ……
 気持ちよさそうに寝息を立て、寝返りをうつと腰にしがみ付いてきた。
 離れないんですけど。
 なんかすごい力で締め付けられてるんですけど。

「ちょっと……起きてくださいよ」

 肩を軽く揺らしてみても菊さんは起きる気配すら見せない。
 やばい……俺のアレが元気になり始めた……
 菊さんは中身はどうしようもない淫乱狐だけど、外見は美しい雌狐だ。
 そんな人にこんなに密着されたら、男なら反応してしまう。
 勿論寝起きのある効果という事もあるが……

「菊さん、菊さんってば……」
「んっ……んんーッ……」

 さっきより少し強めに菊さんの肩を揺らしてみる。
 時々叩いてみたりすると、唸りながら俺を押し倒した。
 相手が寝ているとはいえ完全に不意を突かれた。
 それより、ますますやばい状況になってしまった。
 下を見ると、寝巻きが肌蹴てほぼ丸見えな菊さんの豊富な胸が……
 起き上がろうとしても、彼女の手が俺の腕をがっちり押さえている。
 しかも、あれ……なんか顔が近づいてくるんですけど……
 横を向いて、彼女の唇を避ける。
 だが、菊さんの唇は俺の頬に当たった……やわらかい。

「ちょっ……やめ……ひっ!」
「んッんッ……ちゅぅッ」
「ぁ、ぅ……だめ、やめて、くださ、ひぃっ!」

 ピチャピチャと音を立てて、俺の頬を舐め始めた。
 それだけじゃない、彼女の舌は這うように耳の穴に到達。
 耳穴を穿るように動く生暖かくて柔らかい舌。
 思わず、女っぽい嫌な声が出てしまう。
 ていうか、この狐本当に寝ているのだろうか……?

「菊さん、ひぅッ、いい加減起きて……ていうか、起きてるんじゃ……」
「んんーッ? おひて、なんか、ンッ、ない、わよぅ……づらさぁん……」
「いや完全に起きてるじゃねえか! 今会話したよね!? 起きてないって言ったよね!? ていうか誰だよづらって!?」
「……づらじゃない、桂だ」
「っ!!」
727暁狐:2008/12/26(金) 02:42:21 ID:hPXtW5XI

 思わず男言葉で大きな声を上げてしまった。
 それでも菊さんは目を覚まさないが。
 その代わり、小屋の入り口には俺のいつの間に旦那が立っていた。
 やばい……今の俺の声聞こえてしまったかもしれない……男だってバレる。
 内心焦るが、何とか笑顔を作って女言葉で挨拶をした。
 雪は何も言わず、黙って菊さんを回収する。
 それと同時に、素早く起き上がって完全に覚醒してしまったモノが雪に見えないように背を向けた。

「……何故背を向ける?」
「ね、寝起きで色々と恥ずかしいから……」
「そうか……すまないな、姉さまの寝相が悪くて……」
「い、いえ、気にしてませんから」
「そうか……では、姉さまを部屋に戻してくる……早く顔を洗うといい」
「え、えぇ、ありがとうございます」

 心臓の鼓動が高くなる中、何とか受け答えていく。
 雪はすぐに小屋から出て行った。
 つい出てしまった男言葉について何も聞かれなかったあたり、どうやら男だとバレずに済んだらしい。
 まだ油断は出来ないけど、とりあえず安心してため息が出た。

「……あ、今日の朝飯、何にしようかな……」

 とりあえず、今日も1日良き妻であるように頑張ろう。
 そう思いつつ、朝飯の献立を考えながら小屋を後にした。
 そういえば……醤油と味噌が少なくなっていたような気がする……

―続―



今年中には続きを投下しますので(・ω・`)
あ、あとメリークリスマス(・ω・`)
728名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 02:47:14 ID:C4SYQQVo
割り込みゴメンよGJ
相変わらず先の展開が読めないですな
729名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 14:01:17 ID:MRY1t12m
ハァハァ GJ!!
730名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 16:35:27 ID:nIg2fnUr
主人公は男娼?最初腐の方が降臨したのかと思ってビビった
何はともあれ淫乱雌狐GJ
731名無しさん@ピンキー:2008/12/26(金) 23:43:29 ID:+jMVWQOa
俺の愚息は爆発寸前ん〜♪

良い仕事だ。巨乳雌狐最高!
732名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 18:37:54 ID:rGjGGyeT
関係ないが、犬の嫁さんは嫉妬深いイメージがあるなぁ
733名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 20:53:54 ID:uAL317ZO
「クンクン・・・お前またあの雌猫に会っていたな!?
 会うなと何度言えば分かるんだ、匂いが移ってるじゃないか!
 仕方がないな、今夜は私の匂いで上書きしてやろう・・・
 遠慮するな、啼き声なら好きなだけ上げていいんだぞ?」
734名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 23:27:00 ID:zFbh4uBP
>>736
>「……づらじゃない、桂だ」
あれ?銀魂?
735名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 23:27:42 ID:OSUQ+BpR
>>736に期待
736名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 23:30:09 ID:zFbh4uBP
>>726の間違い><
737名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 01:41:37 ID:lX8NdIOk
>>736
さあ書くといい
738名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 02:02:14 ID:Lh/c9Ooy
「おい猫娘貴様抜け駆けしたな!?」
「ん?なにがだにゃ」

二人の間には密約があっただが約束は意味をなさなかった…
事の発端はそう…犬と猫がある少年に恋をした事がそもそもの始まりであった

少年が大人になるまではお互いフェアでいようと決めた、そういう約束だった…
だが犬は少年が16になった日に告白した…だが帰ってきた言葉は意外なものだった…

「えーっと、犬も人になれるんだね…けどごめんいきなりは答えられない…」
「犬も…?」
「とりあえず今日は遅いから…」
「ちょっと待て…猫はもう擬人化して告白したのか」
犬は怒りの形相で少年に詰め寄る
「う、うん…だから乱暴しないで」
「乱…暴?」
プチッなにかが弾けた…
少年はされるがまま喘ぐ事しかできなかった

そして現在にいたる
「約束破ったのは悪かったけどお互い様じゃない、昨日は我慢してあげたけど次はないからね」
「それはこっちの台詞だ!」

「「少年どっちにするんだ!?」」

「いや…どっちも遠慮しっ」唇を塞がれ…
「あー!?猫ふざけるな!?」
「(あー犬が迫ってくる…ごめん…女(想い人


暇つぶしになれば幸いです
739名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 05:06:34 ID:zIn0LROx
4Pフラグですね
740名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 11:36:48 ID:hlY/XQXU
女も〇〇擬人化娘だったりして
741名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 20:48:26 ID:rgEdyx6e
>>732

ねぇ?なんでかなぁ?
なんで雌猿の臭いがするの?
あんなにマーキングいっぱいしたのに

………嘘
私を騙して浮気する気でしょ?
そうなんでしょ!なんとかいいなさいよ!

ねえ。私だけを見てよ。
私はあなたがいないと生きていけないんだよ。
だから、どこにもいかないで…………
側にいてくれるならなんでもするから!


そっか。発情して見境なくなった後輩に襲われたんだ。
うん。ありがとう。
ずっと、私のだんなさんでいて下さいね。

それじゃあ、後輩の雌猿さんの臭いを消してあげるね。
あなたの身体中を私の汗とおしっことよだれと愛液でマーキングしつくして、細胞の一つ一つまで私の臭いをつけて、私のだんなさまです。って証を刻みつけるの。
だから、あなたは私の子宮に………いっぱいマーキングして、細胞の一つ一つまで受精させてほしいな。





こうですか?わかりません
742名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 21:57:30 ID:qkf+sh+d
さあ、早く続きを書く作業に戻るんだ!
743名無しさん@ピンキー:2008/12/29(月) 23:38:24 ID:m2NzOpgt
>>741
そこはかとなく、ヤンデレの香りがする犬っ娘ですね。
744名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 13:12:32 ID:nA0sRVBT
トンボにぐ〜るぐるして逆襲されたい
745名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 21:01:46 ID:Bu8NbMKS
牛っ娘にパイズリされたい
746通りすがり ◆/zsiCmwdl. :2009/01/01(木) 02:37:39 ID:bqcGRc0k
「ふう、今年はちゃんと年越し蕎麦を食べれたぞ」

ホカホカと湯気を立てる年越し蕎麦(カップ麺)を啜りつつ、俺はポツリと独り言を漏らした。
去年は某お笑い特番を見ていた所為で年越し蕎麦を食いそびれてしまったが
今年はその反省を活かし、某お笑い特番をビデオした上でキチンとカウントダウンに望んだのだ。
一度やった失敗と同じ轍を踏まない、これは俺、狭山 光喜のポリシーでもある。
……まあ、あの獣人二人の前では、そのポリシーも守れそうに無いのだが……。

「ごっそさんと」

年越し蕎麦の汁まで全部飲み干した後、俺は空となった容器を洗い、プラゴミ入れへ放り入れる。
そして、その脚で玄関へと向かい、玄関のドアノブへ手を掛ける。
多分、俺の予想が正しければ……

「光喜っ! あけおめ―――って、のわぁっ!?」
「光喜さん、開けまして……って、ああッ、先輩! 大丈夫ですか!?」

俺がドアを開け放ったと同時に、
恐らくドアを思いっきり開けようとしていたであろう着物姿の虎姐が肩透かしを食った形で玄関へ転がりこむ。
そして、その後に居た獅子沢さんが虎姐が転んだのを見て慌てた声をあげた。

……ほーら、思っていた通りだ。 やっぱり来ていたよ、この二人。
もし、俺がドアを開けていなければ今頃、ドアは去年と同じく悲惨な事になっていた事だろう。
あの時の修理費、結構高かったんだぞ? と……それより、

「あけましておめでとう、虎姐」
「は、はは、あけおめだ……」

ジト目で虎姐を見下ろしながら言う俺に、やや引き攣った笑みを浮かべつつ立ち上がる虎姐。
後に居る獅子沢さんも虎姐と同じく、引き攣った笑みを浮かべていた。
どうやら、先手を取られた事が相当堪えている様で。……だが、俺はこれで終わらせるつもりは毛頭無い。

「んで、いきなり来て何の用だ? ……まあ、多分、虎姐と獅子沢さんの事だ。
多分 『寂しさを紛らわす』とか何とか言って、俺を性的な意味で襲うつもりだろうけどな」
「それは違うぜ、光喜」
「……何?」

違うだと? まさか俺の予想が外れるとは……!?
じゃあ、虎姐達は一体何の用で俺の家に来たって言うんだ?
と、思わぬ否定に若干戸惑っている俺へ、虎姐は朗らかに笑いながら言う。

「いやな、ここに来る前にアキラと二人で話し合ったんだけどよ、
話し合った結果、やっぱまどろっこしい事は抜きにしよう、って事で話が落ち着いてよ」
「それで、もう最初から姫始めをするつもりで来たって訳なんですよねー?」
「ま、そう言う事だから、光喜。 覚悟しろよな〜?」

なるほど、回りくどい理由抜きにストレートに来ましたか。 
しかし、それならば俺にだって対処する手段はある!
747通りすがり ◆/zsiCmwdl. :2009/01/01(木) 02:40:50 ID:bqcGRc0k
「二人には悪いが…今年こそは初日の出を拝みたいのでね。―――ここは逃げさせてもらう!」

叫ぶと同時にポケットに入れていた玉のピンを引き抜き、じりじりと俺に迫ろうとしていた虎姐達に向けて放り投げる。
その投げられた玉が、ちょうど俺と虎姐達の中間地点に差し掛かった辺りで、

ポム バシュゥゥゥゥゥ!!

――――玉が破裂して強烈な閃光を発し、玄関を白一色に染め上げた!

『うおっ、まぶしッ!』

二人とも突然の事に対応出来なかったらしく、まともに閃光を直視して何処かで聞いた悲鳴を上げる。
無論のこと、俺はその時には踵を返し、窓に向かって走り出している。
予めこれを予想し、あるクラスメイトから閃光玉(所謂フラッシュグレネード)を貰っておいて正解だった。
後であいつにパンの一つでも奢ってやるとしよう。

しかし、思った以上に強い光だった所為で俺も目を少しやられたらしく、前が良く見えない。
だが、それも見越して窓の位置は頭の中に叩き込んであるし、ついでにこの時を予測して窓は開け放ってある。
更に外へ逃げる事を考え、靴と財布を入れたリュックサックを背負っていたりもする。

うん、なんという用意周到ぶり、流石は俺。去年の反省を活かしきっているぞ。
これで後は窓の外へ脱出し、そのままほとぼりが冷めるまで隠れるだけ!
そうやって俺が自由の為の逃避とばかりに、窓があるであろう位置へ向けて前かがみの体勢で走り出した矢先

ふにゅん

―――俺の顔に当たる非常に柔かく弾力のある物体。それと同時に俺の身体が何かによって受け止められる。
何やら激烈に嫌な予感を感じつつ、顔を上げてみれば……

「新年になったものだから挨拶くらいはしていこうかと思っていたのだが……
いきなり人の胸元に飛び込むとはな、中々大胆になったものだな、光喜」

ほぼ目の前に、俺に向けてニヤリと微笑む熊谷さんの顔があった。

「え、えっと……義姉さん? 何で窓から入ってきているのですか?」
「ん? 何、少し少し意表を突いてみたいなと思ったのだが……今回は逆に意表を突かれてしまったな」
「そ、そうですか……で、もう一つ聞きたいんですけど、何で俺の身体をしっかりと抱き締めているんですか?」
「うむ、それはな、久方ぶりに再会した義弟へ親愛を込めてハグをしたくなったからだ」
「じゃ、じゃあ……もう一つ聞きたいんですけど、
そのハグの体勢から俺の身体を脇に抱える体勢に変えて、一体、これから如何するつもりなんでしょうか?」

まあ、聞かなくても頬をほんのりと赤く染めて、さらに隻眼の瞳を潤ませている時点で予想はついているのだが……。

「無論決まっているだろう、子猫ちゃんに邪魔されない場所でじっくりと楽しむ為にこれから移動するからだ」
「や、やっぱりそうなるのかぁぁぁぁぁっ!!」

予想通りの結果に俺が悲鳴に近い叫びを上げる間も無く、俺を抱えた熊谷さんが窓の外へ飛び出す。
その際、ようやく視界を取り戻した虎姐達がこちらの様子に気付いたらしく、俺の部屋の方から騒ぐ声が聞こえた、
だが、もうこの時には、熊谷さんは俺を抱えたまま夜の街へと走り出している。

「さあ、今夜は一晩中楽しもうじゃないか、光喜」

そして、虎姐達を振り切った熊谷さんが抱えている俺に向けてニヤリと邪悪な笑みを浮かべる。
もう、この時の俺に出来る事といえば、覚悟を決める事しかなかったのであった。
748通りすがり ◆/zsiCmwdl. :2009/01/01(木) 02:41:32 ID:bqcGRc0k


……その後、近くの公園で熊谷さんに一晩中犯されつづけ、結局、俺は初日の出を見逃す事になった。
そして、その帰りに寄った神社でお御籤を引いてみると、出たのは『大獣吉』だった。

……去年よりパワーアップしてやんの……。

―――――――――――――――――――了―――――――――――――――――――――――――――――――――
749通りすがり ◆/zsiCmwdl. :2009/01/01(木) 02:45:04 ID:bqcGRc0k
何時の間にやら一年が過ぎた事に驚きつつ俺が通りますよ……

そう言う訳で、今年もお年玉です。
ちょっと中途半端なのは新年になった後で急いで書き上げたからです、ハイ(汗

そう言う訳で、今年もよろしくお願いします。
750 ◆e6cisY6kSA :2009/01/01(木) 03:02:34 ID:g/0keTlF
新年さっそくの姫初め&お年玉乙GJです!

よーし、多分忘れられてるけど続きもののお年玉投下しちゃうぞー。
751 ◆e6cisY6kSA :2009/01/01(木) 03:02:54 ID:g/0keTlF
初対面の強くも美しい女性に、圧倒的な力で稽古を付けて頂いた、それはいい。
だが、彼女は自分に突然口付け、舌を絡ませた挙句、己の疚しい部位に
指を這わせている。その事実は、もはやベオルブの理解の範疇を超えていた。

「た…昂ぶるだなんて、女性の方が、そんな、不埒ですっ!」

まるで酒場に産まれて始めて放り込まれた少女のように、顔を赤くして
自分を蹄鉄で自在にあしらった女戦士、イシュキアに抗弁するベオルブ。

「あぁ…可愛いなぁ。お父上が、お前を寵愛されたのも当然というものか」

だが、精一杯の抵抗も、ベオルブより頭二つは背高で、しかも彼を軽々と持ち上げる
強力の持ち主であるイシュキアの前には、まるで無意味だった。稽古着のズボンの上から、
ベオルブの若々しい茎を、その血流が流れ込む感触を愛でるように撫で回すと、
まるで尻でも撫でられた生娘であるかのように、この美しい少年は喘がされた。
この美しい得物を、赤毛の雌獣が逃すはずもない。ズボンに手を掛けながら、
イシュキアが宣告を下す。

「さて…まずは、お前の精を飲ませてもらうとしよう」

しゅるり。

ぴたん。

イシュキアに散々愛撫されたベオルブの若茎は、まだ包皮に覆われてはいたものの、
その裡にたっぷりと興奮によって血を集め、若々しく勃ちあがっていた。
ひんやりとした夜の外気に、恥ずべき部位を晒されて、ベオルブの白皙が朱に染まる。

「だ、駄目です。生殖以外の性行為は、神の道に反します…そ、それに、結婚相手以外とだなんて…」

だが、この期に及んでベオルブの脳裡を占めているのは、神の教えであった。
戦場においては血の猛りが罪を犯すこともあればこそ、騎士達は率いる兵の手本として
神の教えを学び、己を律さねばならない。それが騎士団の規律であり、中でも
ベオルブの父である副騎士団長、ゲオルグは最も厳格な騎士として知られていた。
当然、我が子への教育も、その厳格さを以って当たり、ベオルブもそれを信奉していた。

「ほう…ではベオルブ、自分で慰めたこともないのか?」

ベオルブの股間に跪きながら、上目遣いでイシュキアが尋ねる。
この美しい少年を前にした赤毛の美女の目許は高潮し、その問いは
少年を罠に嵌めるべく微笑を含んだものであった。

「あ、ありませんっ! 子種を正しくなく使い、地に零した男は神に罰せられました!」

そう、子孫を残すためではなく己の快楽の為に己を慰めた男は、神の怒りを受け
命を落とした。この一節を殊更に少年の父が強調したのは、美しすぎる我が子に
神の御名の下に男女の交わりに枷を掛けておかねば、女色に溺れるのではないか、
との親心からであった。だが、既に精を放つ事もできるベオルブにとって、それは
必死な葛藤でもあった。

だからこそ、その葛藤を突き崩す事こそが、イシュキアの望み、そして悦び。
752 ◆e6cisY6kSA :2009/01/01(木) 03:04:00 ID:g/0keTlF
「ふふふ…ならば一滴も地に零すことなく、私が有効活用してやろう」

赤く官能的に濡れたイシュキアの唇が、ゆっくりとベオルブの若茎にくちづけようと迫る。

「だめですっ…そんな、汚いですよぉ…」

性に対する禁忌と、鍛錬の汗と。二重の汚れへの葛藤が、ベオルブの心を揺さぶる。
だが、それこそがイシュキアを昂ぶらせる事に、この無垢な少年が気付くはずもなく。

「汚くなどないな。汗と猛りの匂いがして、とても美味しそうだ」

艶めかしく舌なめずりをしたイシュキアは、騎士が叙任式で剣の柄にするように
恭しく、そして娼婦が客の男にするように淫らに、ベオルブのペニスの先にくちづけた。

「ひゃっ…!?」

少女のように声を裏返らせて、ベオルブが喘ぐ。その反応ににんまりと目元に笑みを浮かべた
イシュキアは、更なる攻勢をベオルブのペニスに仕掛けた。

「そ、そんな、イシュキア、さん、だめっ…?!」

肉の鞘に覆われたベオルブの穂先に、イシュキアの艶めかしい舌が、にゅるり、と割り込んだ。
そのまま、鞘と穂先を押し広げるように、穂先に円を描くように、舌を這わせていく。
更に、根元に指を掛け、きゅっ、と鞘を穂先から引き剥がした。

ぺりぺり、ぺり…

「うゃあぁぁっ…!? いた、いたいですよぉ…!」

イシュキアの口腔内で、包皮を引き剥かれたベオルブの亀頭が露出する。
まだ、ぴりぴりと刺激が残るその敏感な粘膜を、イシュキアは一転して、労わるように
舐めさすった。やがて、ベオルブの口元から漏れる声が、痛みに耐える調子ではなく、
未だ知らぬくすぐったさにも似た感触、そしてその先にある、未知の感覚への戸惑いへと
変わっている事に、イシュキアは気付いた。口内に含む少年の初々しいものを解放し、
跪いたまま、ベオルブに言葉を向ける。

「…男子の備える槍とは、有事にはこのように、穂先を剥き出させるものだ。
 御父上も、お前に相応の年齢が来たならば男子の事を教えねばならぬと
 気に病んでおられた故、な。気の早い話だが、実地で教えてやろう」

「う、ぁ…だ、だめです、こんな、いやらしい事、は…」

――まだ、少年の心に築かれた城砦を崩すには至らないらしい。ならば、その城門を
打ち破ってくれよう――

じゅぽっ。

今度は、深々と口腔奥まで、イシュキアはベオルブのペニスを飲み込んだ。
そのまま、口腔と、舌とで、絞り上げるようにして、ペニスを吸いたて、
舌を這わせ、亀頭を嘗め回し、尿道に舌をちゅるちゅると侵入させようとする。

やがて、口腔内に、若い雄の匂いと、微かな塩気が滲み出る。上を覗き込めば、
ベオルブは頬ばかりか太ももも朱に染め、自らに襲い来る快感に喘ぎ声を
あげるのがやっとという状態であった。
753 ◆e6cisY6kSA :2009/01/01(木) 03:13:50 ID:g/0keTlF
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十五匹目】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230747092/

すみません、自分の書き込みによってもう容量が限界のようなので、
僭越ながら新スレを作成しておきました。後先考えなくて申し訳ないです…。
754名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 19:27:43 ID:DOwSf6NB
>>753 作品投下乙!&新スレ立て乙!!


そして埋め!!!
75515-21:2009/01/02(金) 03:09:39 ID:wLwe3y80
牛の母乳ネタやってみたけど、
牛より羊のほうが濃厚だそうです。(聞いた話では)
756名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 01:18:02 ID:IQ4+ghiI
>>749
GJ!
生身の人間がそんな近距離でスタングレネード使っちゃらめ〜www

>>753
GJそして、スレ立て乙!

埋め
757名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 01:19:43 ID:IQ4+ghiI

スタングレネードとか書いてた……恥ずかしい////
758名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 01:30:25 ID:Ab/DOBb/
???「お前に相応しい動物は決まった!」
759名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 01:33:24 ID:+wLten5O
瞳に満ちる光!ティアレインボー!
760名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 01:48:46 ID:M8Du4MC4
今年の正月番組ってクイズ系が多いよね
「あるところに羊と狼を連れた行商人が居ました。
あるとき川を渡ろうとしましたが、舟には自分の他には荷物か羊か狼のうち1つしか乗せることが出来ません
....
残りは省略され(ry
761名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 04:09:29 ID:5qNLi24w
umeume
762名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 09:55:40 ID:POjYvLCp
究極の魂!ソウルガンメタル!
763名無しさん@ピンキー
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