擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【四匹目】

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1名無しさん@ピンキー
エロエロ擬人化♀動物が、♂の人間・動物を食べちゃう(性的に)スレです。
凶暴じゃなくても、昆虫や鳥類でも、架空の動物でも何でもOK。
孕ませに近親相姦、ハッピーエンドにバッドエンド何でも来いです!!

注意事項
※ゲイ、スカトロ、グロテスクはNGで。
※版権モノは専用スレでお願いします。

前スレ
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【三匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168881506/

まとめ・保管庫
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレまとめ @ ウィキ
http://www21.atwiki.jp/brutalanimal/

過去スレ
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156347496/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【二匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164643168/
2名無したん(;´Д`)ハァハァ :2007/02/19(月) 01:13:40 ID:gFTCq+ZY
2ゲト
3名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 01:13:58 ID:dCGHauS7
>>1
4名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 01:14:32 ID:MtqlJpcM
>>1
5名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 01:15:06 ID:y0tyvu5H
>>1
乙カレー
6名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 01:27:54 ID:rAVVQ2fq
乙カレイヤー
7名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 01:39:48 ID:V5p2l11B
俺の必殺技!パート乙ダッシュ!
8名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 01:57:21 ID:LOcK1Bj9
>>1
さて新スレ1人目の神降臨を待つか
9名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 08:41:40 ID:f3wsps/j
保守
10名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 11:03:46 ID:Xfd3Btov
1乙
11名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 11:05:57 ID:KLThYky1
乙華麗
12名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 11:09:39 ID:ls6d6UcV
13演習くまさん:2007/02/19(月) 12:15:45 ID:fcSa5tmb
>>1
スレ立て乙です。やまと士長についてですが、自衛隊描写については辺り障りない程度におさめたつもりで投下する予定です。
演習しんどいなあ
14名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 12:39:25 ID:M+W81+Mq
人間以外の女の子とのお話スレの職人がごっつ減った気ぃすんねんけど
15名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 13:35:37 ID:Jedvm5q/
>>14
何の話かわからないにょ( ´3`)
16名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 16:27:11 ID:LOcK1Bj9
>>13
郷里に駐屯地があったけど、演習場の真ん中に生活道路が通っていたな。
自衛隊祭を心待ちにしてた身分としては、そこからなんとか入れないか四苦八苦した覚えがあった。
本当はマズいんだろうけど。
昔飼ってた犬の散歩コースでもあったな。

チラ裏スマン
17名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 18:05:54 ID:NYOmp65A
謝るなら最初から書かなきゃいいのに
18名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 18:12:16 ID:y0tyvu5H
>>14
そりゃあ皆が『逆レイプ』ってところに惹かれたんではないかい?
>>15
ばっくれ方がカワイイwww
19名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 18:55:24 ID:SZX9WVSD
>>13
士長になったら楽ができるからそれまで頑張れ。
士長になれば何か作業する時に「あ、班長、俺、アレ取ってきます」
とか言って消えたまましばらく戻って来なくても許して貰える時があるから。
まあ、相手間違えるとゲロ吐くまで膝蹴り喰らったりするが。
20名無しさん@ピンキー:2007/02/19(月) 20:09:19 ID:LOcK1Bj9
そういえば自衛隊では同性と密室で二人きりになった時には

『利き手を前に突き出し』
『逆手を腰の後ろに浮かせて』
『中腰で後ずさりする』

と聞いたのだが本当だろうか?

アッ−−−な展開を避ける為だとか聞いた(5年前だが)
21演習くまさん:2007/02/20(火) 00:01:06 ID:fcSa5tmb
黒猫“ヤマト”士長を投下します〜。序章にて失礼します。
22演習くまさん:2007/02/20(火) 00:02:04 ID:ohBiUaQ/
夏は8月、十六夜が淡い月光を照らしだす夜。体は熱く、気分は上々↑↑
「き〜たを蹴散らし〜て〜、正義を示すの〜だ〜♪」
「走れ〜光速の〜、り〜くじょ〜うじえいたい〜♪唸れ〜衝撃の〜、りくじょ〜うじえいたい〜♪」
小隊宴会の帰り道、俺は警衛所をくぐり営内班(自分の部屋)目指してふらりふらりと歩いていた。

と、隊舎(隊員宿舎)近くの自販機前のベンチに見慣れない迷彩服姿の隊員が座っているのが目に入る。変だな、休みだというのに迷彩服か。
…こんな時間にどうしたんだ?
「こんな時間にどうしたんだ?」
酒のせいか、思ったことがそのまま口をついて出てしまった。
「あ…すみません。」
同期や後輩ならまだしも、見ず知らずの人にこんな口を利いてしまったことに後悔する。くそ、酔いも覚めた。

「…よい。次から気を付けよ」
―――鈴を転がすような声で一言呟くと、それっきり黙り込む“士長”。俺とは同じ階級だがなんとなくバツが悪くなってしまい、それを取り繕うかのように
「あの…ヤマト…士長?なんか飲みますか?俺ジュース買うんで、ついでにおごりますよ」
とっさの事ながら俺は何を言ってるのか意味が分からない。おごるのかよ!
23演習くまさん:2007/02/20(火) 00:03:35 ID:fcSa5tmb
ヤマト士長はピクリと眉をひそめると一言、
「お茶でよい」
少しは遠慮しろよ!と心中ぼやきながら220円入れてお茶とコーラを買う。

―――どうぞ。と渡すなり座っていたヤマト士長から文句を言われた。
「このたわけ。上位の者には飲めるようにして渡さんか」
缶を開けて飲みだしてからも、近頃の陸士は…などと文句を垂れている。
「そのような物を飲んでいると骨が溶ける。次からはお茶にせい。」
「だいたいお前は日本人であろう?私など舶来の物は一切飲まないぞ。」
それにしてもこの士長、口が減らない。

一缶開ける間にあ〜だこ〜だと口を挟まれ、なんとも不味い酔い覚ましになってしまった。気を取り直して
「ヤマト士長は一体どこの部隊です?あ、俺は○○普連(第○○普通科連隊)の○中隊です。この隊舎の一階で寝泊まりしてるんすよ」
目の前の隊舎を指差す。件の士長は
「お前が知る必要はないであろう?」
俺はムッとして
「教えてくれてもいいじゃないですか。」
と呟いた。
24演習くまさん:2007/02/20(火) 00:09:17 ID:ohBiUaQ/
それを聞いたヤマト士長はガタリと立ち上がると
「やれ、お前も細かい男よのう…よかろう。見せてやる。」
そう言うと被っていた帽子を脱いでみせた。

きれいな黒髪の頭には真っ黒な猫耳がくっついていた。お尻からはこれまた真っ黒な尻尾が二本。
「ぷっ、なんすかそれ。コスプレですか?尻尾なんかつけちゃって〜♪」
ゲラゲラ笑いこける俺の反応に、みるみる顔が赤くなるヤマト士長。

「しっ、失礼な!これはれっきとした私の耳と尻尾だ!」
「うっそだあ〜。こんなモノつけちゃってまあ…」
頭についてる猫耳を触ってやる。…あったけ〜。
「ひゃんっ!い、いきなり触るでないっ」
…え〜と。いや、嘘でしょう?今度はふりふり動く尻尾を掴んでみる。
「ふあぁっ!そんなに強く握らないでぇ…」
ヘナヘナと腰が砕けるヤマト士長。

「あ〜え〜、その…すみません。」
「だから本物だと言ったであろう!」
真っ赤な顔で喚き散らして腕をぶんぶんと振っている。
「お前!この恨み、晴らさでおくべきか!」
「いや、んな事言われても俺なんも悪くないですよ。」

ぷるぷると震える大和士長、拳を握り振り上げて…(この間0.1秒)
「こんのたわけもの〜!」
電光石火の猫パンチで気絶させられた俺は翌朝、営内のベットで目が覚めた。

顔面のあざと真っ黒な猫の毛で、昨日の一件は夢ではないとイヤでも分かってしまった。
25名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 00:17:17 ID:tUils8Bm
支援
26演習くまさん:2007/02/20(火) 00:18:18 ID:ohBiUaQ/
序章でした〜。ラストはハッピーエンドというかドタバタになるかもorz

>>16
確かに演習場内にはハイキングのおばちゃんとか近隣の方が犬の散歩に来てますね。
わんこは和みます(・ω・)/

>>19
士長で後輩も4人いるんで仕事は楽ですね〜。
今回は小隊から離れてるんで楽ですな。

>>20
自衛隊にホモは確かにいる。だがそういった類の人はものすごいイケメンなんで、男にも女にも不自由しないという…
27名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 00:21:15 ID:tUils8Bm
>>26
乙乙〜。
クロネコヤマトの逆レイプ心待ちにしております。
28名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 00:37:48 ID:BIFQ7/sS
>「走れ〜光速の〜、り〜くじょ〜うじえいたい〜♪唸れ〜衝撃の〜、りくじょ〜うじえいたい〜♪」
……去年の忘年会でそれを小隊一同で合唱して
中隊長からお褒めの言葉をいただきましたが何か?
29ヤ〇ト運輸のCM:2007/02/20(火) 00:47:25 ID:NYLJtlwG
桃猫「えっほ、えっほ、えっほ、えっほ。」
電話、ピッ
桃猫「ヤマ〇、おねが〜い!」

黒猫達「ウィッス!!やらせていただきます!!」
30名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 03:33:37 ID:7rJFOYMr
くまさん乙
そして続き期待しております

猫パンチなんて聞いたらフェリシアが浮かんだ
31名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 03:44:33 ID:h0W0bObU
前スレ>>615のつづき


「ごじゅうご〜」
「ごじゅうろく〜」
「はぁ、はぁ……」
 惨劇と化した村に、二人の少女の声だけが響いている。
 少年はかなり危なっかしくよろめきながら走り、道に倒れている死体をよけながら自分の家を目指していた。
「ろくじゅうきゅ〜」
「な〜なじゅ〜」
 残り30秒というところで少年は家に戻ってくる。
 音が出ないよう開けっ放しの庭から家に入り、台所に行き包丁を取って倉庫にある大きな箱の中に再び入った。
 自分が生き残れたのは、この中に入っていたからだと判断したためだ。
 蓋を閉め、体育座りになりながら少年はこれまでのことを考えた。
 すると、涙が溢れ体の震えが止まらない。
 どうしてこんな事になったのか、自分は何もやっていないのに。
 ましてや、自分の妹こそ何もやってはいない。
「「ひゃ〜くっ!」」
「っ!」
 六月、三月の無邪気な声が少年の耳に入ると、包丁を握る手に力をいれ少年は気配を殺す。
 見つかったら確実に殺されてしまう、そう思うともっと遠くに逃げておけばよかったと思った。
 笑顔で少年を探し始める六月と三月は、それぞれ分かれて探し始めた。
「お〜い、どこだ〜〜? こっちの蜜はあ〜まいぞ!」
「姉さま、これはかくれんぼですから。呼びかけても出てくるわけないです」
 少年を叫んで呼ぶ六月に、三月は的確なツッコミを入れる。
 声だけを聞けば本当にごく普通の女の子のようだった。
 物が壊れたりする音が少年の耳に聞こえ始める。
 それは、六月が探すのが面倒だと各家に入っては物を壊している為で、その音を聞き少年の恐怖心も増していった。
「この家はどうだぁ!?」
「ひっ……!」
 そして、六月はとうとう少年が隠れている家に来る。
 少年の心臓の動きは痛いほど早く鼓動し、額からは汗が流れ出る。
 六月は部屋を一つ一つ、乱暴に荒らしつつ少年を探していた。
 倉庫の入り口は廊下の最奥にあり、玄関からは死角になっているため見えないが、六月は確実に少年に近づいている。
 六月の足音が時分に近づいてくる度に、少年は体を少しびくつかせていた。
「ここかなぁ?」
 少年の緊張が最高に達した。
 ついに六月が倉庫内に入って来たためだ。
 ガサゴソと物を漁る音が聞こえ、少年は体の震えを抑えジッと息を殺している。
 早く立ち去れ、そして村から出て行けど思う少年。
 そして、少年が隠れている箱の存在に気づかなかったのか、六月の足音が徐々に遠のいていった。
「……た、たすかった……」
 足音が消えると、少年は安堵し小声で言いながら少しため息を吐いた。
「助かってないよぉ?」
32暁狐:2007/02/20(火) 03:46:07 ID:h0W0bObU
 しかし六月の声が少年の耳は言った瞬間、箱の蓋が開かれ冷たい風が少年の頭に吹きかかった。
 目を見開き上を見上げる少年の視線の先には、月の光に照らされて赤い瞳を光らせながら、妖しく微笑んでいる六月の姿。
 そして六月が少年を引きずり出そうと、少年に向かって左手を伸ばした時だった。
「う、うわあああああああ!!」
 殺される、そんな思いが少年を叫ばせ包丁を振るわせた。
 六月の細い左腕は切断され、ボトッと少年の体の上に斬られた左腕が落ち少年は血の雨を被る。
 六月はその場に仰向けで倒れ、少年も驚き箱が横に倒れると、恐怖で包丁を落とし、犬のように四つん這いで倉庫から出ようとし扉を開けた。
「あら?」
「うわっ!」
 しかし、少年の逃亡は失敗に終わり、少年は思いっきりその場に尻から倒れた。
 銀髪のもう一人の少女、六月の妹である三月が不思議そうな表情で少年を見下ろしている。
 すぐにニコッと笑うが、その笑顔は少年に恐怖しか感じさせず、身を守る武器もない少年はゆっくりと後退る。
 それを三月は一定の距離を保ちながら、笑みを浮かべて歩み寄っていた。
「あぅ〜、いてて。手ぇ斬られちゃった」
「ッ! な、なん、で……」
 感じ始めた後ろの気配に、少年は信じられないような声で後ろを向くと、倒れていた六月がゆっくりと起き上がった。
 六月は、朝がだるいと言った様子で起き上がった。
「あら、姉さま。その手」
「油断しちゃったよ。人間のくせによくもやっちゃってくれっちゃったねぇ……」
「ひっ……」
 六月が軽く左腕をさすると、夥しく流れ出ていた血は止まった。
 妖狐の力なのだろうが、少年には理解できずただ震えるだけ。
 既に、少年は追い詰められており逃げることさえもできなくなっていた。
 そんな少年の背後で、彼が落とした包丁を手に取った六月は、少年を後ろから抱きつくように腕を回し、包丁の刃を少年に向ける。
 月の光で刃が光ると、少年の顔は青ざめた。
「さぁ〜って……鬼に見つかっちゃったし、どこから斬られたい?」
「や、や、め……」
「やめてほしいのぉ? 自分はボクの手を斬っちゃったくせに。虫のいい話だと思わない?」
「ぃぅッ!」
 すっかり力が抜け六月に凭れる様になる少年の耳に、囁くように微笑みながら言う六月は、力なく地面に着いている少年の左腕を包丁で軽く斬る。
 少年の悲痛の声とともに腕からは血が僅かに流れる。
 そしてもう一箇所、少年の股間部から黄色い液体が音を立て流れ出た。
「ん? あらあら、この子お漏らししてしまいましたよ姉さま?」
「ホントだぁ〜! くっさーい! 子供だね君はぁ」
 少年は恐怖に耐えられず失禁してしまった。
 見た目少年と変わらない狐の双子だけには言われたくはないだろうが、少年の失禁は止まらず、ズボンを汚し床を汚し鼻につんとくる臭いを充満させる。
 そんな少年の失禁を、六月はケラケラと笑い、三月はクスクスと口元に手を添えて笑い、少年は目に涙を浮かべ顔を赤くしていた。
「……」
「黙っちゃった。大丈夫、すぐには殺したりしないから」
「え?」
「ズボンが汚れてしまいましたね。脱がせてあげます」
 ついには言葉が出なくなった少年を、六月は邪気のない笑みを浮かべて包丁を遠くへ放り投げた。
 包丁が地面に落ちて倉庫内に金属が落ちた音が響き、笑顔で少年の汚れたズボンに手をかける三月に少年は体を少し動かし抵抗する。
 しかしその抵抗は無駄な抵抗であり、三月は面倒だとばかりに鋭い爪でズボンを切り裂きズタズタにする。
 少年のズボンは跡形も無くなくなり、下半身が露出し皮被りにペニスが姿を現した。
33暁狐:2007/02/20(火) 03:47:40 ID:h0W0bObU
「あら、少し硬くなってますねぇ……あなた、もしかして……いじめられて気持ちよかったんですか?」
「ち、ちが……そんなこと、ない」
「どう違うの? こんなに硬くさせてるくせに。どうせ、ボクたちでえっちな想像でもしてたんでしょ〜?」
「ち、ちが、うよ……みない、で、ひぅッ!」
 妖しく微笑みながら少年に囁く六月と三月の言葉を、少年は震えた声で否定していた。
 しかし、少年の言葉とは裏腹に、双子が喋る度、それに反応するかのようにペニスは硬くなっていった。
 そして六月が少年の頬を血に塗られた手で触れ、耳を舌で舐め始めると少年は体を震わせた。
 その反応が面白くなり、六月は耳攻めを続ける。
 耳たぶを甘噛みしたり、舌で耳穴を穿ったり耳全体を舐めまわしたりする。
 怖い、だけど気持ちいいという思いの中、少年は目を瞑って耐えていた。
 そんな六月の行為の最中、床に広がっていた少年の尿を台所から持ってきた布巾で拭いていた三月は、ようやく吹き終える。
 そして、私も少年の硬くなりそそり勃ったペニスを血塗られた手で握り、上下にしごき始めた
「ひゃッ!」
「あら? またお漏らしですか……?」
 数回しごいただけで、ペニスの先端からは透明な液が出始めている。
 それでも抵抗する少年を可笑しそうに微笑みながら、三月は手の動きをやめペニスから手を離す。
 ペニスは血で赤く塗られ、血や透明液や尿が付いた手を少年の口に持っていった。
「はい、舐めてください。噛んだら殺しますから」
「ふぇ? んむっ!」
 聞いたのはいいが少年の返答の途中で、濡れた人差し指と中指を少年の口に押し込んだ。
 口内にいきなり指を入れられ苦しそうな表情を浮かべる少年だが、最初に言った三月の脅しにより言うことを聞くしかなく舌を使い指を舐め始める。
 血や尿の味に、大粒の涙を溜めて表情をゆがめる少年は、何度も吐き気に襲われるがグッと我慢している。
 そして人差し指、中指を舐め終えると、三月は他の指も舐めるよう少年に言う。
 少年は軽く頷き、まるで本当の女の子のようにぴちゃぴちゃと音を立てながら舐め取っていき、三月の赤くなっている手は肌色を取り戻していった。
「ぁぁ……舐めるの、上手ですねぇ。お友達にもしていたのですか?」
 少年は首を縦に振る。
 しかしその否定も、姉妹は信じるわけが無く少年を言葉でも攻め続けた。
 少年が三月の手を綺麗に舐め終えると、三月は少年の口から手を放し、開かせていた少年の脚と脚の間に体を移動させる。
 硬くなり、血塗れた手でしごかれ赤く染まっているペニスを笑顔で眺めつつ、三月は唾液で濡れている中指を少年の窄みへとあてがい、一気に突き入れた。
「かッはッ!」
「おやおや、簡単に入りましたね。やっぱり何度も入れられていたのでは?」
「ち、が、う……ぬ、ぬい、やめてぇ」
 挿入の痛みに耐える暇も与えず、三月は指を前後に動かし出し入れをし始めていた。
 微笑みながら言う三月の言葉を、少年は首を振りながら涙を流し否定しているが、やはり体は少年に快感を送る。
 その証拠に三月の指は唾液のほかに、腸液で濡れ始め、いっそうスムーズに指を動かし、まるで女の秘所のようになっていた。
「三月ばっかりずるい。ほら、ボクのも舐めてぇ?」
「ぁんッ……ひぅ、んんッ!」
 三月の攻めを見ながら、少年を自分の上に乗せるような格好になっている六月は、三月と同じように少年の口に血塗られた手を持っていく。
 少女そのもの、しかし底知れない恐怖を感じる口調で、従うしかない少年は静かに喘ぎながら六月の指を舐め始める。
 その感触に、狐耳をぴくぴくさせながら六月は軽く指を出し入れすると、少年は苦しそうに瞳に涙を浮かべた。
「ん……んぁ、ん……ふ……んッ」
「ほらぁ、ちゃんと舌を使うんだよ? そーそー」
「フフ、本当に女の子みたい。もう一本、入るかしら……えいっ」
「んぁぁッ!」
 三月は更に人差し指を窄みに入れるが、それも簡単に入ってしまう。
 二本の指を受け入れ、少年は苦しそうな表情を浮かべながら必死に六月の指を舐めていた。
34暁狐:2007/02/20(火) 03:50:00 ID:h0W0bObU
「はぁ……ねぇ三月? ボク、そろそろいいかなぁ?」
「そうですね、では私が下に……」
「ひぅっ……ハァ」
 指を舐められているうちに、六月は甘えるような声で三月に尋ねると、三月は指を窄みから抜く。
 抜かれた刺激で少年は体を痙攣させ、肩で息をし六月が離れたのでぐったりと床に寝る。
 しかし、すぐに入れ替わるように三月が下に来たので、少年は三月の上で寝ている状態となる。
 そして少年の上に、血の付いた白い着物を脱ぎ全裸となった六月が跨り、丁度サンドイッチの具のような状態になった。
「んふふ……もう準備はできてるよぉ」
「な、なに……なにする、の?」
「とっても気持ちいいことだよ?」
 今まで普通の女の子のようであった六月の微笑が妖艶なものへと変わり、少年は体を震わせ体を動かそうとする。
 しかし背後から三月に体を押さえられている為、身動きがとれずにいる。
 そして六月は、少年のペニスを片手で握り固定すると、自らの秘所へ照準しゆっくりと腰を下ろしていく。
 濡れている線だけの幼い秘所は愛液で濡れ、月明かりで光っていた。
 そして、ペニスの先端が六月の膣内に収まり始めると、六月は一気に腰を下ろした。
「あッああああああッ! んッ……は、はいッ、たぁ♪」
「くぅ、ん……ッ!」
 六月と少年が同時に悲鳴を上げた。
 ペニスが根元まで膣内に入り、狐の尻尾を逆立て耳をぴくんと何度も動かしながら、六月は挿入の快感に浸っている。
 そしてしばらくすると、片手を少年の胸に置き前かがみの姿勢で腰を振りはじめた。
「んあッ! ひあぁッ!」
「ぅ、ぁん……」
 六月の膣内は外形どおりかなり狭く、少年のペニスを締め付ける。
 そこには何の技も無くただ締め付けるだけだったが、経験の無い少年にとっては十分過ぎるほどの快感を齎している。
 六月は涎を垂らしながら腰を振り、長く大きな尻尾は三月の尻尾と絡みつくように動いた。
 その光景を見ていた三月もまた尻尾を動かしつつ、自分の体に力を入れる。
 するとどうだろう、三月の股間から何かが膨らみテントのような形状を作った。
 六月が尻尾と手を使って三月の服を破くように脱がす。
 すると、三月の濡れた秘所のクリトリス部分から、少年より少し大きめのペニスがそそり立っているではないか。
 これは妖狐の力であり、三月は使える術の一つで六月にも使えるものである。
 六月が動くたびに、少年の体も跳ねるように動いていたが、何とか体を動かし三月は生み出したペニスを少年の窄みに照準させる。
 そして、ペニスの先が窄みに触れた瞬間、三月は一気に腰を突き上げ、ペニスは少年の中に入った。
35暁狐:2007/02/20(火) 03:50:33 ID:h0W0bObU
「ひあああッ! な、な、に、んはぁッ!」
「はぁん♪ すご……すごい、しめつけますぅ、んあぁッ!」
 指とは太さが違うものを入れられ、少年は目を見開き、三月は容赦なく突き上げペニスを出し入れする。
 少年の中は三月のペニスを千切れんばかりに締め付け、狐耳を動かしながら夢中に腰を動かす三月。
 六月も、快楽に支配された妖艶な笑みを浮かべながら、少年のペニスに夢中になる。
 そして少年も、六月の膣内の快感と三月のペニスの快感に、思考も麻痺し、彼女達に身を委ねるように力をなくしていた。
「はぁぁッ! も、イッちゃう…………んあああああああああああああぁぁぁぁんッ!」 
「私もッ! でちゃい、ますッ!!」
「ひぅッ!! ぁ………あぁ……」
 六月、三月は絶頂した。
 三月は少年の中に精液を放ち、六月は少年のペニスを根元まで下の口で咥え膣内で締め付ける。
 その同時の感覚に、少年も耐え切れず六月の膣内に精液を放ち、自らも精液の感触に身を震わせていた。
 そして、この瞬間少年の抵抗力も完全に失われ、どうせ死ぬならこの快感に身を委ねよう、そう考えるまでになっていた。
「はぁ……はぁ………よかったぁ、久しぶりだから気持ちよかったぁ♪」
「私もです姉さま。ハァ、こちらの方では、本当に久々でしたから……」
 再び無邪気な笑顔を見せながら、六月は少年のペニスを膣から、三月は自らのペニスを窄みから抜く。
 少年は既に喋ることもできないようで、ただ肩で息をしながらボーっと天井を眺めていた。
 そして、無理やり膝で立たせられる少年の目には、そそり立った六月のペニスが映った。
「ほら舐めて? 歯を立てたら、わかるよね?」
「………ん……んんッ」
「こちらも元気にさせませんと。次は私の番です」
 六月の命令に、少年は躊躇を見せず六月のペニスをしゃぶり始め、三月も少年のペニスを咥え始める。
 少年は何度も絶頂させられた。
 何度も双子の膣内に精液を放出し、何度も双子の精液を受け入れ、時には双子の窄みにも入れ自らが攻めていた。
 そんな行為が、惨劇の村にある一軒の家の倉庫で行われ、倉庫内にはただ二人の少女と一人の少年の喘ぎだけが響いていた……。
36暁狐:2007/02/20(火) 03:51:33 ID:h0W0bObU


 どれくらい時が経っただろうか、そんな事も考えられなくなるほどの時間が経った。
 少年はもう生気を失っていた。
 最高の快楽と恐怖により、肉体より先に少年の心が死に、瞳からは涙を流し、力なく開かれている口からは唾液と精液が流れ出ていた。
 そんな少年の姿を、狐の耳と尻尾を生やした少女が二人笑いながら見つめていた。
「ふふ、楽しかったですよ?」
「君は特別に生かしておいてあげるよ。まっ、もっとも心は死んじゃってるみたいだけどねぇ」
 そして微笑みながら二人の少女はその場から去ろうとする。
 だがその前に、何かを思い出したかのように左腕の無い六月は少年に歩み寄った。
「そうそう、これは貰っていくよ、君に取られちゃったから」
 そして少年からある物を奪い、今度こそ双子の少女はその場から後にする。
 家から出ると朝日がまぶしく目を瞑り、手をつないで歩き始めた。
「面白かったね三月」
「そうですね姉さま。次はどこに行きましょうか?」
「どこだっていいよ。今度の村もあんな子がいればいいなぁ」
 そして姉妹は惨劇の村を後にし山へと消えた。
 そう、残酷な遊戯をするための、次の遊び場所を目指して……。



 九尾の狐である六合が村にたどり着いたのは、双子の少女が去ってすぐのことだった。
 目の前には血で塗られた惨劇の村、生存者は絶望的だ。
 それでも六合は総代の命令どおり、村中を誰か生きているものはいないか捜した。
 そして、ある家の中でたった一人、生存者を発見。
 それは女の子のような少年で、抱きかかえると、六合は驚いた。
「……これは……」
 意識を失っている少年の左腕は、まるで壊れた人形のように左腕が無かった。
 それでも生きていることには変わりなく、六合は瀕死の少年を抱きかかえ村を後にした……。
37暁狐:2007/02/20(火) 03:55:55 ID:h0W0bObU
以上です。
なんか、予想以上に長くなってしまったorz


それと、前スレでご意見を下さった方ありがとうございます。
ダーク系(それ以外でも)は一気に投下するよう努力します。


あと……>>26氏の続きに期待!
38名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 05:15:38 ID:0SK6IibW
GJ
39名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 06:21:12 ID:ohBiUaQ/
>>37
GJ、少年カワイソス(´・ω・`)
アフターストーリーなんて書く予定ないですかね?
40名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 07:58:36 ID:x708gmE8
>>37GJ!
>>39いや、「左腕がなくて女の子みたいな少年」といことは……
41名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 12:29:29 ID:l2PJc4t2
>>37
ふたなりチ○コを咥えさせられるとは・・・ゲイではないけどなんかイヤダナ

左腕が無くなるって・・・グロじゃないのか?
42名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 12:42:57 ID:ohBiUaQ/
>>40
あ、なるほど…勢い余って性的な意味で逆襲モノを書いてしまうところだったぜ…
43名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 12:48:53 ID:NYLJtlwG
>>40
「左腕がなくて女の子みたいな少年」ってなんかあったけ?
44名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 14:00:53 ID:0SK6IibW
>>40
まさか優奈の事なのか?いやでも、優奈普通に左腕付いてたと思ったけど。
いや、もしかしたら、魂剛使って左腕が変化するのは自分の腕じゃなくて移植された腕だからなのかも。
45名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 14:54:50 ID:P8OtD/+Q
お前ら発想力凄まじいな
脱毛(ry)脱帽するよ

そうなるとこの話は優奈の過去になる訳?
46名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 15:45:29 ID:rM2fa6eu
いまんとこ妄想乙でしかないんじゃないかな
アニメかなんかの展開予想じゃあるまいし
47名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 21:46:26 ID:pGGnUDb8
GJ
誤字なのかもしれないけど首を縦に振ったら肯定なんでは?
48名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 23:06:54 ID:P8OtD/+Q
>>47ちゃん!!
駄目でしょ、そんな事言っちゃ!!





まぁ俺も気付いてたわけだが
49名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 23:08:33 ID:wTRL64nK
GJ!!ダークな話しもいいね

ただ、包丁で腕切断はいくらなんでも無理がありますよ。
まあ妖怪だから簡単に切れるのかもしれないけど
50名無しさん@ピンキー:2007/02/20(火) 23:47:49 ID:PuvP9RSI
乙です。
グロと鬱が苦手なんでライトな話もキボン
51名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 01:40:59 ID:r3ZMQklg
前スレ埋め乙!
52暁狐:2007/02/21(水) 02:31:02 ID:Y3Y6CtHh
連投すまんorz
色々と誤字などの指摘ありがとうございます。


 自然あふれる村。
 そこに一人の女性が住んでいた。
 腰まである綺麗な白銀の長髪、神秘的な真紅の瞳、その女は村で一番美しい女性として有名である。
 しかし、誰とも話そうとも接しようともせず、村人との交友関係は決してよいものではない、むしろ悪い方だった。
 何故なら、白銀の女を村人は恐れており、それにより女も次第に他人を嫌うようになる。
 しかし、そんな他人嫌いな女性にも一人、たった一人だけ心を許す者がいた。


「んんっ……んぷっ!」
「くっ……出ます……ッ!」
 それがたった今、白銀の女に肉棒を咥えられ絶頂した男、名は良太郎(りょうたろう)。
 年齢もうすぐ二十歳……訳あってこの村に越してきた男。
 特にカッコいいわけでもない、ごく普通の人間であり、女の中に精を放ち体を痙攣させている。
 女も良太郎の精液を口内に納まりきれず、口を離すとボタボタと唾液と精液が混ざったものが彼女の胸へと落ちていった。
「んく……ふぅ、相変わらず濃いな、良太郎のは」
「わ、若いっすから」
「フフ、そうか、そうだろうな。もう硬くなっている」
「は、はは、若いっすから」
 女は笑みを浮かべ、良太郎は苦笑しつつ再び来る快感に身を震わせる。
 女の言うとおり、彼女が良太郎のに肉棒を手で数回しごいただけで、肉棒は再び硬さを取り戻していた。
 そんな中、良太郎は自分が置かれた状況を女に尋ねてみることにした。
「ね、ねぇ、白(はく)さん?」
「どうした? 欲しいのか?」
「い、いやまぁ、ここまでされたら……って違くてね? ここ玄関ですよ?」
「それがどうした?」
「あ、あの、普通こういうのは、玄関ではしないものでありまして……」
 そう――良太郎は今日、白銀の女、白の家に訪れていた。
 そして玄関を開けた刹那、全裸の白に押し倒されたのだ。
 しかも、玄関は開けっ放しで……。
 まぁ、白の家は元々ボロボロで誰も住んでいない和風で大きな屋敷で、かなり古いが大きな門もある。
 だがそれでも、大きな隙間小さな隙間から、良太郎と白の行為は丸見えであり、良太郎にとってかなり恥ずかしいものがあるのだ。
 白の家には誰にも寄り付かないので誰にも見られる事はないが、押し倒した張本人は反省するどころか、妖艶な笑みで肉棒をさらにしごきあげた。
「ここは私の家。ならば何処で良太郎としようが私の自由だろう?」
「そ、それはっ……ぅッ、そうなんですけど」
「それに……私の本当の姿を知っているのは良太郎だけだから」
「そう、ですか……」
53暁狐:2007/02/21(水) 02:35:01 ID:Y3Y6CtHh
 肉棒をしごきながら、白は良太郎と唇を重ねる。
 唇が放れると、良太郎は白の言葉に納得してしまう。
 白は人間ではない、その正体は人に化ける能力を生まれつき持っている犬だ。
 人間に化けれるという能力で、白は幼いころから山犬に意に嫌われ天涯孤独の身であった。
 そして犬に見放された白が思いつく事といえば、人間として生きること。
 しかし、人間に化けられるといっても、白銀の犬耳と尻尾は残ってしまう為、それさえも叶わなかった。
 それでも犬の生活よりはマシだったのか、白は人間として村に残り、そして良太郎と出会った。
 出会いは簡単だ、白が犬形態になるところを、たまたま良太郎が目撃してしまった為。
 しかしそれは、白にとっては不運なことでも何でもなかった。
「あの時、良太郎に見られなければ、私は良太郎とこうしている事もできなかった。ずっとひとりぼっちだっただろう……」
「は、白さん……」
「良太郎………私は、ずっと良太郎と一緒にいたい。だめか? 迷惑か?」
 そして良太郎にとって最強の殺し文句が放たれた。
 犬耳と尻尾を寝かせ、良太郎に尋ねるように瞳を潤ませ尋ねる白に、良太郎は即答で頭を縦に振った。
 すると、白の嬉しそうな笑顔とともに犬耳は立ち、尻尾は音を立てて振られている。
 そして白はもう一度良太郎と唇を重ね、良太郎の肉棒を片手で掴みつつ、自らの秘所にあてがう。
「んッ……入れるぞ、良太郎」
「は、はい」
 良太郎に了解を取ると、白は一気に腰を下ろし、良太郎の肉棒を受け入れた。
 そして挿入の感触に浸る間もなく、激しい出し入れが始まり良太郎の体はブルッと振るえ、白は喘ぎ始めた。
「あぁッ、あんッ、はあッ、はぁんッ!」
「ぅく……」
「あぅんッ……き、気持ちいいかぁ? へあぁんッ、りょうた、ろう……?」
「は、はい……とてもいいです」
「そ、そうか、よかった。んッ、私もきもちいいッ……良太郎とッ、あんッ、おそろいだ」
 良太郎の胸に両手を置き、前かがみの姿勢で腰を振る白は、尻尾を振りながら甘えたような声で良太郎に尋ねる。
 白の膣内は肉棒をただ締め付けるだけではなく、ウネウネと動き、まるで別の生き物のように良太郎に快感を射精へと導く。
 その気持ちよさに良太郎もただ頷き、自らも腰を突き上げた。
「ひゃああんッ! りょ、たろ……きもちいいッ、りょうたろうッ!」
「白、さん……もう、出ます……ッ!」
「い、いいぞ、出してくれ……ッ……私の中に、ぜんぶぅッ!!」
 良太郎は限界を迎えたようで、白に射精を訴えると、白はさらに激しく腰を動かし良太郎もラストスパートと言わんばかりに肉棒を突き上げる。
 そして、良太郎と白の我慢は切れて、ほぼ同時に達した。
「あッ……んああああああああああぁぁッ!」
 白の叫びが家中に響き、びゅくびゅくと音を出しながら、良太郎は白の膣の最奥に精を放出させた。
 射精はしばらく続き、その間も白の腰はゆっくり動き続ける。
 そして射精が終わると、二人は繋がったまま見つめあった。
54暁狐:2007/02/21(水) 02:36:07 ID:Y3Y6CtHh
「良太郎、たくさん出たな」
「そ、そうですね……」
「良太郎?」
「なんです?」
「私は幸せだ……良太郎は?」
「俺も、ですね……」
 白は幸せそうに微笑んで尻尾を振り、良太郎に抱きついた。
 良太郎も白の背中に両手を回し、二人はしばらく抱き合っていた。

 白にとって、良太郎は特別な人だ。
 良太郎自身はごく普通の人間だが、ただ一つ、村の誰もが、子供でさえも恐れた尻尾と犬耳を生やした白を、良太郎は恐れず接した。
 ただそれだけ、なのだが、白にとってはこれ以上に嬉しいことはなく、白は精一杯愛した。
 良太郎もそれに答えるかのように白に惹かれているのだ。
「良太郎、私は良太郎の子供が欲しいな」
「が、がんばります……」
 そして今日も二人は愛し合う。
 良太郎がお父さんになる日も、そう遠くはないだろう。

―終―


唐突に思いついたものを書いてみました。また何かあればお願いします。
それと、刹那、久遠や四神獣のネタはしばらくやらない方がいいのでしょうか?
あ、いやなんとなく……。
55名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 05:18:15 ID:2uxdgSYE
GJです。
>>刹那、久遠や四神獣のネタはしばらくやらない方がいいのでしょうか
全くもってそんな事はありません。少なくとも自分は楽しみにしています。
56演習くまさん:2007/02/21(水) 06:26:40 ID:N12J4ibl
>>54
GJ!そんな事はないですよ。いつも楽しみに全裸待機させてもらってます。性的な意味でw
少し言うならば人物の相関表みたいなものが欲しいかな〜、と。


ヤマト士長の続き、なかなか投下できなくてすみませんorz
57名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 06:42:01 ID:Ef5wdBXC
>>54
GJ!
しかし白さんてば素直クールwww
58名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 12:24:50 ID:q55vRtCn
>>54
GJ!!相変わらずいい仕事しますねぇ〜。
あと、自分がやりたいように書きたいようにやればよろしいかと。あまり他人の意見を気にしすぎても何も出来なくなりますぞ。
59嫁入り書いたり竜書いた人:2007/02/21(水) 19:31:02 ID:3+Ee4vFJ
エロ無くてすまんです、インターバル代わりに




昔々、あるところに2匹の雌の竜が居ました。
彼等は竜の棲まう『竜種の楽園』で永い永い時を過ごしていました。
数千年の時を経て、エルダードラゴンとなった彼女達は魔法ですら自在に操り、人間の軍隊など片手間で滅ぼせる程になっていたのです。

そんなある日、一人の竜騎士候補が楽園にやって来ました。
実は、人間が楽園にやって来るのはそれ程珍しくありません。
竜騎士のように、相棒を求めてくるもの。竜の脱皮した際に出る鱗や老廃物を得ようとする錬金術師や商人。
竜達は人間よりも気が長く寛容だったので、特別咎めたりしません。
尤も、良からぬ事を企んだりする輩は例外なくブレスや巨大な牙にかかり命を落としていましたが。

さてその日、2匹のウチの片割れの背中にいきなり竜騎士が降って来ました。
どうやら崖の上から転落したらしく、あちこち骨折したり酷い打撲を受けていたりしていました。
友人が長老達に呼び出されて暇を持て余していた彼女は、気紛れで竜騎士に回復呪文をかけて助けたのです。

「あれ、何で俺は助かったんだ?」

目が覚め、不思議がる若い竜騎士を見てドラゴンは悪戯心を擽られました。
そして敢えて普通のレッサードラゴン……言葉も喋れない知能の低い若いドラゴンの振りをし、とぼける事にしたのです。

「まぁ、助かったんだしいいか。お前、俺の相棒にならないか?」

妙にポジティブな竜騎士は、いきなり彼女に相棒になれと言い出しました。
普通なら身の程知らずと一喝され、ブレスの一撃でも浴びて灰にされてもおかしくはありません。
しかし、暇潰しの筈だった悪戯心が強くなったエルダードラゴンは。

「お、ラッキー。竜の楽園に入って一日で竜を従えるだなんて……俺ってやっぱ天才?」

靡かせる儀式やら何やをすっ飛ばしてあっさり若くてちょっとお馬鹿な竜騎士の相棒になってしまいました。
そして、意気揚々と彼女の背中に跨った竜騎士に操られ、『竜種の楽園』から去って行ったのです。

用事を終えて戻って来たもう一匹は、ねぐらに親友が居ないのに気付きました。

「また、どこか遊びにでも行ったか?」

何だか人間の匂いがしましたが、その時は気になりませんでした。
ですが、彼女が居なくなって一週間が経ち、一ヶ月が過ぎた頃になると、どうにも不安になりました。

「あいつめ、何処に行ったんだ?」

彼女は楽園の隅々まで探しましたが、親友の姿は見えません。
周囲の山脈、国々を探しましたが、やっぱり見あたりません。
本気で焦った彼女は、長老達に暇乞いを一方的に言い渡し、楽園から外に出る事にしたのです。



60嫁入り書いたり竜書いた人:2007/02/21(水) 19:32:34 ID:3+Ee4vFJ
そして、数年後。
幾多の海を渡り、幾つもの大陸を探し回った後。
彼女は、ようやく親友を居場所を突き止めました。

「ここか……確かに、あいつの匂いと気配を感じる」

呪文により、人間の姿に変じた彼女は足首まで届く長い黒髪を掻き揚げながら呟きました。
目の前にあるのは、大きな竜舎付きの大きな平屋。

どうやら、彼女の親友は人間の姿で居るようです。
どうして、誇り高き竜の姿ではなく人間の姿なんかに好き好んでなっているのか。

「あいつめ、まさか人間の仕業で?」

人間の奸計でそうならざるを得なかったのなら、その人間を焼き殺してくれる。
そう、思いながらドアを開けた彼女の見た光景とは。

「父様、ご飯まだ〜!?」
「もう少しで煮えるからちょっと待てっての。おーい、皿の配膳をよろしくな」
「解っておるわ。お前達、少しぐらい待てんのか。はしゃいだとて肉は煮えぬぞ」
「だってー、久し振りに馬のお肉だもん♪」
「お兄ちゃん、人参食べてねー」
「あたしも、ピーマンも一緒にー」
「お前等、僕に野菜押しつけようとするなっ」
「好き嫌いしてばかり居ると、私のようになれんぞ。全部食べるのじゃ」
「「はーい」」

3人の子供と戯れながら長テーブルに皿を並べている、人間の姿の親友がそこに居たのです。

「あ、あ、あ、あ…………!」
「ん、誰じゃ……って、お前なんで此処に」
「アッ――――――――――――!!!!!」

竜でも、信じられない光景を目の当たりにすると、大きなショックを受けるようです。
彼女は思わず叫んでから脱兎の如く逃げ出し、竜の姿に戻って何日も何日も飛び続けました。

「なんで、なんで、なんでなんだ。ずっと私と一緒に居るって約束したのに、なんであいつは人間なんかに―――――――!!!」

やがて激情を爆発させた彼女は、一つの大陸で暴れだし始めました。
理解不能な感情の爆発は、三つの国と七つの諸侯を滅ぼし人間達を大いに恐れさせました。
如何なる軍隊や高名な戦士、魔術師をも寄せ付けない黒い竜は、死と破壊の代弁者としてその大陸に知らぬ者無しと言われたのです。

そして彼女は一人の勇者が現れるまでその大陸で暴れ続ける事になるのでした。

61名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 21:59:53 ID:6ewjDpVM
>>54
>>59
GJです。
龍娘、繋がってたのですねw
共に作品投下お待ちしておりまする。
62名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 22:07:44 ID:q3dhWQDc
>>60
気持ちはわからなくはないが、なんと迷惑な……
だが、それがいい!
63名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 22:15:00 ID:ZETuuIl3
>そして彼女は一人の勇者が現れるまでその大陸で暴れ続ける事になるのでした。

むちゃくちゃ期待しています!とにかくGJ!!
64名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 22:36:26 ID:9026i6hV
>>54
Gj!!毎度毎度お疲れ様です〜w
>>59
この作品を読んで自分が竜系の話がツボだと改めて実感したww無論GJ。
>>63
雰囲気ぶち壊しだが、ふつーに退治されただけじゃ(ry
65名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 22:49:47 ID:ZETuuIl3
そうなのか・・・・・・・・orz
66名無しさん@ピンキー:2007/02/21(水) 22:49:58 ID:Y3Y6CtHh
>>60
龍が書きたくなってしまったwwGJ!
67名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 00:11:22 ID:40O8VJWd
>>54
GJ
刹那ちゃんはむしろ積極的に書いてほしい

>>60
続きwktk
68名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 01:36:50 ID:REJeDYLw
>>54
GJです。
刹那エピもむしろ期待しております!

>>60
こちらも続き期待してます。
69嫁入り書いたり竜書いた人:2007/02/22(木) 03:07:12 ID:gtGPvQ1O
感想ども。頑張って書くので待っててくだされ。

>雰囲気ぶち壊しだが、ふつーに退治されただけじゃ(ry
スレの趣旨に従って書くつもりなので、そこら辺はうわなにやめ
7064:2007/02/22(木) 14:42:12 ID:un59392m
ですよね〜www…
投下を超期待してる!
退治とか無駄な事言ってしまい、スマンかった…






首吊ってきま(ry
71名無しさん@ピンキー:2007/02/22(木) 15:44:19 ID:TK2ZfBzQ
暁狐さんの今までのシリーズ物の続きは超期待してます!!!

刹那ちゃんとか夜天サンとか!!!!!!
72名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 20:45:21 ID:WbL25qrz
この急激な過疎っぷりはどうしたことか……
73名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 21:10:21 ID:/69vD6Wt
点呼!
74名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 21:10:49 ID:QqLUBJXI
1!
75名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 21:13:44 ID:uQZA6cdU
2!!
76名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 21:23:18 ID:GOsbEQCu
3!!!
77演習くまさん:2007/02/23(金) 21:25:36 ID:WB23LScW
今晩にでも投下できそうですー
78名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 21:25:52 ID:bD5fB+/+
ダーーー!!!!
79名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 21:27:21 ID:bD5fB+/+
orz

クマさんキタコレ
さぁて全裸待機開始すっかな
80名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 21:28:51 ID:QqLUBJXI
びんびんで待ってます
81名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 21:55:30 ID:N6DbYJMV
マダー?
風邪ひいちゃうYO
82嫁入り書いたり竜書いた人:2007/02/23(金) 22:10:03 ID:/Hc1AqCL
今日から月末までに一本投下しますので、そのままでお待ち下さい。
83名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 22:20:39 ID:97sjSU++
くまさんktkr!
今夜の投下まで全裸で待ってるお

・・・って嫁入りさんもktkr!
てか裸で一週間待ってたら風邪ひくwwwww
今日の投下でひとまず体暖めてwktkしとくお
84名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 22:55:01 ID:xZqqRe8y
寒いっす
85名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 22:56:22 ID:QqLUBJXI
ちょっと元気がなくなってきました・・・・
86名無しさん@ピンキー:2007/02/23(金) 22:59:28 ID:xZqqRe8y
とりあえず今、寒いから上半身にダウン着て下半身裸なんだが…そんな三十路を見たらお前らどうするよ?
87名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 00:04:23 ID:2wbnJ6+c
つ【塗るホカロン】



今日薬局行ったら店頭に置いてあったwwwww
塗るタイプは初めて見たぜ
88名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 00:06:22 ID:MuSIauuR
何それ、何かのプレイ用?
89演習くまさん:2007/02/24(土) 00:10:43 ID:NodQEam4
>>22-24の続きを投下します。全裸で。
90演習くまさん:2007/02/24(土) 00:11:35 ID:NodQEam4
「ヤマト士長ぉ?誰だそりゃ?」
あの晩以来、彼女のことが気になっていろんな人に尋ねた…のだが皆この調子で一向に分からずじまいだった。
最後に中隊の“最長老”こと酒匂(さかわ)准尉を尋ねると、
「ヤマト士長?神尾、お前あの人に会ったんか?」
「会ったというか出くわしてしまったというか…いきなり殴られました。一体あの人は何者ですか?」
「相変わらず手が早いの〜。ヤマト士長か、そういやあの人は俺が入隊した時から士長だったな」

…ちょっと待て。酒匂准尉って定年前だろ?んで、以前18で入隊したって聞いてたから…
「って、何年士長やってるんですか!」
「さあな…俺の知るところじゃねーな。それにしてもお前もか…いやなに、楽しみだ」
何かを思い出して笑っている。このおっさんがニヤける時は大概ロクでもないことを考えている証拠だ。

―――翌週の金曜日1650、終礼後
「なあ神尾、お前土日どこ行くよ?」
「金もないしなあ…娑婆でメシ食って営内で寝とくわ」
いそいそと私服に着替えて五時ピンダッシュに備えた同期、中村は肩をすくめてやれやれと言った様子で苦笑いを浮かべている。
91演習くまさん:2007/02/24(土) 00:13:48 ID:NodQEam4
「神尾よ、せっかくの花金(花の金曜日)だっつーのにそりゃあないぜ?だからお前はまだ童て―――」
「あーあー聞こえません聞こえません、送れ。」
「ま、俺は愛するハニーに会ってくるわー♪…っと、そろそろ時間だな」

―――パンパンパンパパパー♪(ドソドドミソー)
「気を付け!………敬礼!」
国旗掲揚台に向かって整体して敬礼をする。スルスルと下がっていく国旗と共に心も体も週末モードに切り替わる。
「………なおれ!」

中村は国旗の降下が終わると同時に外出証を受領に走っていく。
恐らく全国の駐屯地や基地で同じ様な光景が見れるのだろう。まさに花の金曜日だ。
といっても俺はとくにする事もないし…暇な同期でも誘って酒でも飲むか。

「…飲みすぎた。世界が回る。」
「もう、な〜にやってんのさ!だらしないなあ。」
足取りは重く、頭も重い。俺を支える同期の佐藤は悪態を付きながら歩いている。
「ったく!あんたは飲めないんだから無茶したらだめだって!…ほら、着いたよ。歩ける?」
「ありがとな…今度メシでもおごるわ」
「はいはい。あんたが忘れてなければね。じゃ、ちゃんとベッドで寝るんだよ?」
こくこくと頷いて応じる。はあ、寝るか…
92名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 00:17:24 ID:2wbnJ6+c
終わり?
93演習くまさん:2007/02/24(土) 00:17:41 ID:NodQEam4
「ただいまあ…」
ゆっくりと部屋のドアを開けて入ると、やはりというか誰もいなかった。皆外泊してるんだろう…ん?なんか俺の布団が…。

明らかに膨らんでいる。落ち着くんだ俺。決して『ベッドから飛び出してる黒い尻尾』や『枕元に見える猫耳』を見るんじゃない。
平静を装いつつ寝間着…といっても服を脱いで下着姿になっただけだが、これこそが自衛官の就寝服装であってなんら問題はない。
そして布団をめくろうとして貼り紙に気付いた。
『この貼り紙を見て』
『布団をめくった時お前は…』
な、なんだ…?くそ、なんでもこい!
バッ!っと布団をめくる!

「―――!?」
布団に寝ていたのは…
「俺だったァー!?」
しかも両手両足はベッドの足に縛り付けて貼り付けの格好になっている。
身動きの取れない俺を見下ろす漆黒の猫又。
「ふむ…遅かったのう。待ちくたびれたぞ?」
「くっ…!」
「貴様、よもや私に行った恥辱の数々を忘れたわけではなかろう?因果応報、もしくは自業自得だ。」
「意味わから―――んぐっ」
俺の口にいきなり何かがねじ込まれる。
「ん〜!んむ〜!」
猫又の二本の尻尾の一つがまるで男のそれのように俺の口に突っ込まれていた。
94演習くまさん:2007/02/24(土) 00:18:59 ID:NodQEam4
書いてた奴消してしまった…orz
死にます。
95名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 00:20:32 ID:2wbnJ6+c
リアルタイム超ドンマイ…

塗るホカロンで耐えて待ってます
96演習くまさん:2007/02/24(土) 00:25:38 ID:NodQEam4
すまぬ同志よ…今宵は最早投下は無理だ…。
97名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 00:26:54 ID:MuSIauuR
ああ、わかってる。先任に怒られる前に寝な。

しかし、准尉と穴兄弟になるのか?
さり気なく欝だなw
98名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:18:30 ID:6sggBJ6o
ちょwwwヌケサクwww

と突っ込んでみる
99名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 01:20:35 ID:8ked13ho
バニラアイス→ヌケサクのコンボは卑怯wwxwwww
100名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 03:03:47 ID:mBvBwBlr
声出してワロタwww
エロシーンまで全裸待機してます
101名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 13:44:51 ID:NodQEam4
全裸待機中ですか( ̄□ ̄;)!!
102名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 14:03:16 ID:+hXh19VI
そろそろホカロンの元気がなくなってきますた・・・・・
103名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 15:59:35 ID:ZPCqmO/b
けものスキーにミリタリーオタが多いのは気のせいだろうか?
104名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 18:18:58 ID:6sggBJ6o
>>103
いやだってくまさん本職だし。
ほかにも2・3人いそうな気配だが。

まあ個人的には否めないorz
105名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 18:54:06 ID:UKmKY36w
ミリタリーと聞いて今ひとつピンとこない俺。

>>102
湯たんぽマジオススメ
106名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 22:43:52 ID:sg7nq1Dh
質問!自衛隊って訓練に電動ガンの89式使ってるって聞いたけどマジですか?
107名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 22:54:15 ID:2wbnJ6+c
ミリタリーってM9の事か?
108名無しさん@ピンキー:2007/02/24(土) 23:57:36 ID:QDF4Eo5f
>106
スレ違いに持っていくなよ。空気読めって。
それに、もし使ってる場所が限定的だったりしたら答えた人間の素性がばれるかもしれないじゃん


109名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 00:06:25 ID:yKQa6wuf
>>106
釣りじゃないんなら自衛隊板に来て初心者の質問スレで聞け。
答えてやるよ。
110名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 01:20:21 ID:QNLeNWEL
すまなかった。素直にGoogle先生に教わるわ。
忘れてくれ、気にしないでくれ。
111嫁入り書いたり竜書いた人:2007/02/25(日) 02:26:53 ID:rIMSH1fg
色々煮詰まったので打開の為ショートSSを書いてみる。



頼む、だれか助けてくれ。
俺の家は、今乗っ取られているんだ。

俺の家は賃貸の平屋アパートだ。イメージとしては長屋と言う所か。
六畳間と四畳半、浴室とトイレに簡単なコンロと流しがついている。
やや古めな物件だけど、一介の大学生が一人暮らしする分にはそれなりに気に入っていた……んだ。

事の起こりは一ヶ月前だった。近所の猫達が俺の部屋の前にある茂みでニャアニャア合唱していたんだ。
元々俺は犬派で猫は好きじゃなかった。窓が開いてれば不法侵入して部屋を荒らしたりする野良猫はもっと嫌いだった。

だから、洗面器に水を入れて茂みに向かってぶちまき、こう怒鳴ったんだ。

「てめーら、こんなトコでにゃあにゃあ鳴いてないで家に帰りやがれこの野良猫が!」

そしたら、静かになったんで俺は満足してそのまま眠った。
そして、朝起きたら驚いた。

「あんまり綺麗な部屋じゃないわねぇ」「独身の人間の部屋なんてこんなモンじゃない?」
「おねーちゃん、冷蔵庫の中に秋刀魚あったよー」「後で焼いて食べよっか?」
「上がったよ〜、いやー良いお湯だった」

5人の娘っ子がバスタオル一枚体に巻いた状態で人様の部屋で思い思いに寛いでいました。
しかも俺、拘束された挙げ句猿ぐつわまでかまされています。しかも素っ裸に向かれて。

「あー、起きたみたいだね」「ぐっすり寝ていたもの。容易かったわね」

くすくす笑う女達。笑う事に頭に生えた耳や尻から生えている尻尾がピクリピクリと……耳と尻尾!?

「貴方の疑問に答えるわ。私達は此処一帯を縄張りにしている野良猫又」「貴方がこの間水ぶっかけてくれた猫達よ」
「あんな酷い事言われたから……私達、今日からここを家にするわ」
「家があれば、野良猫じゃなくて飼い猫になるからね〜うん、水ぶっかけられた恨みを果たせて問題解決!」

いや、ここはペット厳禁だし。俺の抗議は届かず―――

「さぁ、引っ越しパーティーの始まりよっ!」
「「「「おー!」」」」

五枚のバスタオルが宙に舞い、俺の悲鳴を掻き消した。

……そして、今に至るんだ。今奴らは眠ってるんで久し振りに起き出してパソコンに電源を入れてこれを書き込んでいる。
あの淫乱雌猫は俺が抵抗出来ない事を良いことに散々俺を玩んだ。
朝も夜も関係なく、発情したら俺の上に乗っかって腰を振りまくる。
飯を食う時と、気絶している時以外はずっとセックス漬けの日々。
大学にももう一週間行って居ない。だれか、だれか助けてくれ……。

112名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 07:21:41 ID:9rnaSLp/
オーケーブラザー、とりあえずその淫欲の日々を書き出してみようか?
113名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 10:52:04 ID:97/j+TG5
>>111
今度遊びに行っていい?
114名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 16:41:47 ID:pkENGcZu
>>111
おれも行く!
115名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 17:29:36 ID:I5QH+4+D
>>111
おまえだけに良い思いはさせねぇぜ!!
116名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 19:04:31 ID:6B3xsWZX
その後、>>111>>113-115を見た者は誰一人いなかった
117名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 20:05:10 ID:XVgWEpLv
五人以上行けば生還者が出てくると思うんだ
118名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 20:31:14 ID:afye5x2Z
手土産は猫缶でいいかな?
119名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 20:36:25 ID:NO2jTGgY
マタタビとかも忘れんなよ
ていうか俺も行くze!!!!
120名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 21:07:10 ID:+Y9jfmiP
おいおい…で?何時にどこ集合だ?
俺も連れてけ
121名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 21:12:17 ID:U52ELg6U
話拡大しすぎwwwww
122名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 22:02:47 ID:UcINLgxH
あ、俺も俺も!

ショートssっていうから一体どれくらい短いのかと思ったらそうでもなくて安堵w
123嫁入り書いたり竜書いた人:2007/02/25(日) 22:48:14 ID:IRLYUY0T
君達ちょwwwwまてwwww

感想ども。
ショートって、自分的には七五行にも満たないSSの事を指すと自分の中では定義してたんだが。
124名無しさん@ピンキー:2007/02/25(日) 23:56:31 ID:U52ELg6U
SSの定義は人それぞれでしょうが、嫁入り〜さんの書く物語は素晴らしいってー事は、この反響具合から察する事が出来るな!
かくいう俺もその一人。
125嫁入り書いたり竜書いた人:2007/02/26(月) 00:04:09 ID:IRLYUY0T
>>124
嬉しいこと言ってくれるじゃないの。
それじゃあ嫁入りや黒竜や山猫の続きを書いてあげるからな。
126新参者:2007/02/26(月) 00:07:57 ID:REPZWRFI
『生還者』アルフレドの手記より――
ヤツら、幽世の住人は、何処にでも居る。
普段は人の世界に溶け込み、常に私達を嘲笑っているのだ。


田舎からは程遠く、かといって都会でもない、どこにでもあるような街の、どこにでもあるような学校。
何処までも透き通るような、黄金色の秋空の下で、少年は一人、肌寒い屋上の手すりに寄りかかっていた。
少年の名は、裕樹。大学受験を翌年に控えたという年齢の割りに、その体躯は幼い。
短く切りそろえられた髪が、風にたなびく。夕日に照らされた横顔は、男臭さを感じさせない、中性的な顔つきをしている。
ともすれば、クラスの女子にも負けてしまいそうな程にその身長は低く
入学の日に身長が伸びることを期待して大きめに買った、紺色の学生服の袖は少年の手のひらの半分を覆い隠していた。
裕樹は、疲れたように小さく息を吐いて、懐に入れた封筒を取り出す。
女の子が好むような、可愛らしい色の封筒などではなく、何かの式典の時に使うような真っ白なモノだった。
綺麗に折りたたまれて入れられたその紙には、お手本のような綺麗な文字で、『放課後、屋上に』とだけ書かれている。
細い腕につけた腕時計を見る。入学祝いに、裕樹が叔父さんから貰った物だった。終礼の鐘が鳴ってから既に30分経っていた。
秋分の日も過ぎ、ここ数日、太陽が落ちる時間はかなり早い。それを示すように、視界の端にはもう半ば沈んだ陽が映っている。
もう少しだけ、待ってみよう――
何かにつけて人をからかってくる悪友が、裕樹の脳裏をよぎる。
これもまた、そんな悪戯の一つかもしれない、なんて、嫌な想像が浮かんだ。
けれども、裕樹は自他共に認めるかなりのお人良しで、だから、もう少しだけ、この冷たい風に身を晒してみよう、そう、決心した。

結局、屋上には誰も訪れなかった。

裕樹は一人、人の気配のなくなった廊下を歩いていた。空には既に月が昇っていた。
鞄からマフラーを取り出して首に巻きつける。冷えた肌にその柔らかな暖かさは少し心地良い。
窓の外からは、部活を終えて帰る生徒達の姿が見えた。その中には、裕樹の知人もちらほらと混じっている。
今から走れば追いつけるかもしれない。裕樹はそう思って廊下を小走りで進み始めた。一人で帰るのはどうにも寂しくて嫌だった。
「お待ちなさい」
下駄箱まであと少し。そんなところで不意に、聞きなれない言葉で裕樹は呼び止められた。
言葉の調子に違和感を感じつつ、背後に振り向く。長身の女生徒が、こちらを見ていた。
知らない人だった。この学校の女子の制服はブレザーだったが、その女性が着ているのは黒いセーラー服だった。
 誰だろう、この人。それに、急に、後ろに――?
裕樹のそんな戸惑いも関係ないかのように、女性は近づいてくる。
黒く艶のある長い髪が特徴的だった。昭和時代の写真からそのまま抜き出てきたような、そんな雰囲気を身にまとっている。
どこか現実感のないその女性が、目の前に居ると証明しているのは、リノリウムの床を叩く足音だけ。
「ちゃんと、屋上に行って。そして、待っていてくれたのね」
女性は裕樹の正面に立つと、その頬を両手で優しく包み込んだ。
頭一つ分ほど高い位置にあった女性の瞳が、裕樹の眼前まで落ちる。
裕樹はそこで、自分の体がまるで全身を糸で縛り付けられたかのように、動けなくなっていることに気づいた。
同時に、言い知れない恐怖が胸の奥から沸きあがってくる。
目の前で微笑む女性が、自分とは違う何か別の存在だと、直感で理解した。
「少し、眠っててね――」
女性はそう、囁くように言った後、その唇を、裕樹のそれに被せた。
生々しい、暖かい舌の感触と共に、つるりとした感触の何かが口の中に入り込んできたのを裕樹は感じた。
流し込まれた唾液と共に、それを飲み込んでしまう。
「ふふ、おやすみなさい」
唇を離した女性が楽しそうに語りかける。
それを合図とするかのように、裕樹の意識は暗闇に沈んでいった。
127完結力の低い人:2007/02/26(月) 00:17:43 ID:REPZWRFI
どうも、新参者改め完結力の低い人です・・・・・・


今度は完結させます。えぇ(完結率5割
128名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 00:50:34 ID:MNWjzGw6
ワクテカ期待sage
129名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 01:02:12 ID:kcIks1FG
240時間後を目処に投下予定


こうでも書かんと完成できそうにない自分がやだ
130名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 02:50:14 ID:/rBTNKJr
MISSION
3月8日0100時に集結せよ!!
131名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 06:15:52 ID:aspagVT0
姉様はボクが6、姉様が11歳のときの時に亡くなった両親の代わりに育ててくれている。
猫人は12になったら一人前と認められるんだけど生活のため姉様は1年早く働いてる。
その姉様の職場が……まあなんというか、いかがわしい所なわけで。
とはいってもそこは女性専用の百合(?)風俗でしかも値段がべらぼうに高い。
働いている女性もそりゃもう天女の如き物凄くレベルの高い人ばかりなのだ。
姉様はそこで5年間働いているのである。
どういう訳だか今は店でナンバー1らしい。
全くどうなっているのやら……
顔はいいけど性格はてんで駄目ですぐにボクを苛めてくるんだ。
それでも外面がよく、話も上手なため、その無駄に美麗な顔と体躯も相まって人気がある
のだろう。
全く世の中間違っている、とこれでは齢11にして悟りを開くのも無理ないやねボク。


              *     *     *



8歳の時に(勿論違法だ)女装させられ無理矢理に引っ張って連れて行かれた姉様の職場
でボクは天使に出会う。
絵本で見た天使のように背中から羽根の生えた鳥人のリズ姉さん。
初めて見たときに感激してリズ姉さんに飛び付いて驚かせたっけ。
でもリズ姉さんの顔はとっても綺麗なんだけどひどく無愛想だから幼かったボクは泣き出
しちゃったんだ。
冷血非道なミュー姉様は(店長とも対等に話せるくらいの傍若無人ぶりなのに)1つ上の
リズ姉さんに頭が上がらないらしく困らせるんじゃないとボクの頭を思い切りゲンコツで
殴った。
リズ姉さんは姉様を叱った後泣き続けるボクの頭を撫でながら優しく抱きしめてくれた。
まったく、愛想だけはいい姉様とは正反対だ。
鳥人に特有のフワフワした肌で抱擁されたときボクは夢心地で楽園に辿り着きそうだった。
初めての感覚に血迷ったボクは、「おねえちゃんけっこんして!!」などと宣ったのだ。
リズ姉さんは断ると思いきや、
132八四八:2007/02/26(月) 06:16:56 ID:aspagVT0
「いいわよ」
と即断した。
無口で無愛想なリズ姉さんがいきなり婚約したことに驚いた(というか例えリズ姉さんが
どんな人だったとしても驚くだろう)店のお姉さんたちだったがすぐにボクたちを祝福し
てくれた。
「まったく……ほんまこの店の従業員の天然ぶりと許容力は五臓六腑に染み渡るでぇ」
とは店長(女性)の言だ。
何を言ってるのかよく判らないや。
苦手なリズ姉さんに気に入られたボクをマズいと思ったらしくその日の内に姉様の職場、
「聖域」に出入り禁止令が下されたがいくら姉様が怖くてもリズ姉さんのためならばそん
な恐怖政治には屈しない。
次の日から姉様が職場に行った後こっそりと女装して「聖域」に入り浸るようになった。
でも当然高額なお金をボクが払えるはずもない。
なんでも数回行くと車が買えるほどのお金が飛んでいくとか。(それでも繁盛しているの
だから凄い)
店の前でしょぼくれていると戌人の店長さんが、
「あんたの姉さんには世話になってるからね。ま、特別って事で」
とフリーパスをくれた。(無論そんなものは存在しないので店長手製だ)
「まったく……ほんま私の優しさと心配りは天井知らずやでぇ」
……店長のマイブームなのかな。
ただし店の営業の邪魔をしないこととの条件付き。
勿論ボクがそんな事をするわけがない。
その日の内にめでたく身も心も結ばれたボク達。
ちなみにリズ姉さんは男の人は初めてらしくボクもよく分からなかったので、どうするの
か店のお姉さんに聞きに行ったところ、噂を聞きつけた店のお姉さんがねずみ算式に増え、
とうとう非番の人まで来て、全員集合となってしまい皆のまえで初体験を披露するという
マニアックなことになってしまった。
まあ予想はつくと思うけど次の愛撫はどうするだとかで喧嘩になってしまった……
最終的にそれじゃあもうみんなで一緒にすればいいじゃんということで数十人交えての大
乱交になってしまった。
とにかく。
斯くしてボクとリズ姉さんの逢い引きが始まったわけだ。



              *     *     *
133八四八:2007/02/26(月) 06:19:30 ID:aspagVT0

              *     *     *



9歳の頃「聖域」に行こうとして忘れ物を取りに来た姉様と鉢合わせしてしまったボクは
姉様に怒られながらもそれだけで済んだ。
女装をする前だったからだろう。しばらくは行かずにいるべきだったのだ。

次の日、店のオブジェのフリをしてアホなポーズで待ち伏せしていた姉様に捕らえられた
ボクは執行を待つばかりの死刑囚のようにガタガタと震えていた。
従業員室で縛られ猿ぐつわを噛まされてロッカーに放り込まれている。
リズ姉さんを心の中で呼ぶもフィクションの世界のように助けてくれることは当然なく、
帰ってきた姉様の口から絶望の一言を聞くのである。
「店長とリズ姉に今日から1週間、シューと旅行に行ってくるって行っておいたから」
旅行ッ? 冗談じゃない。
だれがこんな暴力姉と。
「もちろん嘘に決まってるんだけどね、それじゃあいこっか」
聞きたくない。絶対聞きたくない。でも……
「……どこへ?」
「私達のお・う・ち」


その後一週間いつの間にか作ってあった家の牢獄に閉じこめられたボクは七日七晩かけて
調教(性的な意味多分に含む)されることとなった。
そして陽光を浴びる頃には全身性感帯の立派な奴隷にされていたのである。



              *     *     *
134八四八:2007/02/26(月) 06:20:07 ID:aspagVT0

              *     *     *




「さあ、てシュー? どーーーうしてくれようかしら」
猫人独特の長いしっぽを振りながらミュー姉様は見下ろしていた。
弟であるボクをどのようにお仕置きしようかと楽しみながら悩んでいる。
姉様のカップを割ってしまったボクに対して。
しばらく考えていたけれど唐突に姉様はニヤリと笑みを浮かべた。
「いいことを思いついたわ」
「「いいこと」」
それは姉さんの思いつき。
前回は「銭湯の女風呂に行ってシャンプーの容器内に射精してきなさい」だった。



              *     *     *



10歳の頃。
銭湯に入りニヤけながら姉様が見張っているすぐ横でその……したっけ。
人が少なかったのが幸いだった。
「いーっぱい出したわね、このド変態!! 公共の…………それも女の人が使う物にこれ
ほどたっぷり精液出すなんて…………恥って言葉を知らないわけ?」
かなりむかついたが堪える。
早く終わらせるため癪なことに姉様の綺麗な躰をオカズにし、射精を終えたボクは誰にも
見られなかったことに安堵しながら姉様を見た。
「終わったよ」
そう言うために。
135八四八:2007/02/26(月) 06:23:11 ID:aspagVT0
でも非情な姉様は、
「もーいっかい♪ もーいっかい♪」
などと宣った。
顔は笑っていたけど眼が「断ったら判るわね?」と語っていたので仕方なくアンコールに
応える。
「もっかい出来て嬉しいくせに」
姉様の茶々を意に介さず迅速に事を運ぶこととする。
でも既にいい時間のためか他のお客さんも増えてきた。
さっきまで5人くらいしか居なかったのに今は2倍近くになっている。
「人が増えてきたわね。どれ、お姉様が盾になってあげるからその影でしなさいな」
……このひとはなんでこんなどうでも良いことに熱心なのだろう。
そう考えながらも逆らえるはずもなく仕方なしに自慰を再開する。
でも出したばかりのうえ、さっきオカズになってくれていた姉様はボクの後ろでスポーツ
選手ばりのディフェンスを分身せん勢いで行っている。
気持ちいいとはいえすぐに絶頂には達せそうにない。
(というか姉様……そんなに動いたら逆に目立つんじゃ……)
と、僕らの方に女性が近づいてくるのを発見する。
「ストップなさいシュー。ちょっとマズいわ」
どう考えても姉様の挙動不審ぶりが招いた結果だ。
絶対に計算尽くだろうけどさ。こっち見ながらニヤニヤしてるのが鏡で丸分かりだってば。
きっとやめさせてボクの反応を楽しみたかったんだろうけど。
でもね姉様。
止めようと飛び付いてきたときに柔らかなおっぱいと、こりこりの小粒が背中に当たって
手の上下運動をやめようにも止められないんだよぅ。
ってぇ、姉様。そんなにむねを動かしちゃ………………ぁぁっ

眼の前が白くなったかと思うとボクのおちんちんはビュクビュクと精液を噴き出していた。
幸いにも用意していたボディソープの中に上手く出し切ることが出来た。
射精の快感という無意識のなか、我ながら大した芸当だと思う。
よくやったボクの識閾下。ほれ、アメちゃんあげよ、アメちゃん。
136八四八:2007/02/26(月) 06:24:27 ID:aspagVT0



「ったくもう大変だったんだからねっ、誤魔化すの!!」
100%ボクは悪くないと思うんだけどどうか?
でも姉様が怖いボクは黙して堪え忍ぶのでした。
「ま、いいわ。明日革命が起こる確率くらいに私も悪かったし」
だから突っ込まない。決して突っ込まない。
間違いなくボクは古き時代の良妻となれる自信がある。
「で、ちゃんと容器に出したんでしょうね?」
「それじゃバスタイムとしゃれ込みましょう」
ボクもそれに従うとすぐそばの湯船の一つに飛び込んだ。
湯船は3つあってここには誰も入っていなかった。
しばらく平和な時間とともに湯に浸っていると女性が入ってきた。
黙ったままシュタ、と手を挙げ挨拶するその女性はなんとリズ姉さんだった。
なぜこんな所にいる?
というリズ姉さんの必殺の視線に耐えきれなくなったか
「た、偶には姉弟水入らずなんてのもいいかなぁ……と思いまして」
ホントにリズ姉さんには弱いんだからミュー姉様。
「……………………そう」
あからさまな疑惑と釘差しの視線を残しながらリズ姉さんは洗い場へ。
良かった……リズ姉さんがいればもう今日は手出しできまい。
「ってリズ姉さん。そこは……」
「あら、さっきシューがいーーっぱい精液出したところよね?」
ボクの声は届くことなくリズ姉様はその長い髪を洗うべく座るとシャンプーを手に取った。
リズ姉さんはその汚らしいものを髪へと垂らし髪を洗おうと泡立てる。
「ウフフ、不思議がってるわねリズ姉ったら。そりゃあそうよねえ? シュー。あれだけ
たっぷり精液出せばシャンプーも泡立たなくなるわよねえ?」
(あ、ムカついてる)
リズ姉さんはシャンプーを開けるとその殆どを髪に垂らしてしまった。
「フフ、ねぇシュー? いまぁ、親愛なるリズ姉があんたの精液髪にかけて洗ってるのよ。
どう? 興奮してくるでしょ」
 確かにそうだ。姉様に指摘されるのは癪だがボクのそれは湯船の中でピン、と上を向い
ていた。
「フフ、シューったらオチンチンこぉぉんなにしちゃってぇ」
後ろから姉様がボクのをさわってきた。誰かに見られるかと思うと気が気じゃない。
137八四八:2007/02/26(月) 06:25:19 ID:aspagVT0
「やめてよ姉様っ!!」
懸命に振り解こうとする。
「『やめてよ』ですって? それなら本気を出せばいいじゃない。全然力が入ってないわ
よ、あんた。」
 リズ姉さんは髪を洗い終わって次は躰にいこうとしていた。
「たった一言でいいのよ。『姉様ぁ。思いっきりボクのオチンチンの皮剥いて弄ってくだ
さい』って。素直になったらどう?」
姉様は今、亀頭と皮の中を弄ってくれている。
御願いすればもっと気持ちよくなれるんだ……
「お、御願いします姉様ぁ……」
そしてボクは言った。
言ってしまった。
「ふぅん……」
「な、何? 姉様。何か気に障ったの?」
「べっつにー。それじゃ行くわよ」
姉様はそういうとボクの皮を勢いよく剥いてくれた。
そしてそのまま皮ごとオチンチンを激しく擦ってくれる。
「見てご覧なさいシュー。リズ姉が躰を洗ってるわよ、あんたの精液でね。ねえ異常だと
思わないの? 自分の恋人を精液で体を洗わせるなんて……」
「ち、違うよぉ姉様ぁ……ぁっ……ゃぁっ…ぁぁ…んっぁっ‥ぁ、ぼ、ボクはそんなこと
しようなんて……姉様が勝手に…………」
「あら、人のせい? でも……そうね最初は私だったかもね。……だけどリズ姉があんた
の精液で躰を洗うなんてあそこに座ったときにもう判ってたはずよ。あんたはそれを判っ
た上で止めなかったの。自分のザーメンで好きな人が汚れるのが見たかったんだ…………
…………この変態ッ! ド変態ッ!! 恥を知りなさい恥をッ!!」
「ご、ごめんなさい姉様……」
「謝るのは私じゃないんじゃない? リズ姉に直接謝ってきたら? 『その中にはボクの
汚い精液が入っています。ゴメンなさい』ってね。なんならお姉ちゃんから直接いってあ
げようか?  そうね、そうしましょう! いやぁ我ながらいい姉だわ。シャイな弟の代
わりに代行してあげるなんて。ま、リズ姉には嫌われるかもしれないけど構わないわよね、
シュー?」
「だ、駄目だよ姉様……ぁぁ…んっぁっ‥ぁ、それはぁ……ゃぁっ…ぁぁ…んっ」
「何言ってるかよく分かんないなー。だいたいあんたがあの時止めてればこんな事になら
ずに済んだのにね。リズ姉にはお世話になってるし……辛いけれど真実を語ったほうが良
いと思うの」
「お、お願いします姉様……ひぁぁぁッ…………このことはリズ姉さんには内緒に………
………ぁぁ…んっ」
「なーにぃ? 好きな人に隠し事? 感心しないわねぇ。まぁいいわ。それじゃあひとつ
約束しなさい『ボクは姉様のものです』ってね。なぁに……私も鬼じゃないわ。リズ姉に
会うな、何て言わないから安心しなさい」
「え、でも……」
「私が言わなきゃ分かんないわよ。それであんたたちの関係がうまくいくなら万々歳じゃ
ないそれに…………調教してあげたお尻の穴寂しくなぁい? もっと気持ちよくなりたい
でしょ?」
138八四八:2007/02/26(月) 06:28:32 ID:aspagVT0
 姉様の最後の一言で僕の心は決まった。
「わ、ワかリましたねえさま。…………ボクはねえさまのモノです」
姉様が耳元で呟く。
「よくできました♪」
「ひァァぁッッ!! ッ! ッ……っッッ!  ッひぁっ!! ぁッッ        
お尻に入ってきたよぉぉぉぉぉ ぁッッ…ぁぁ………っッッ!アひぁぁっ!!」
「アハッ。そうそう小声で喘ぐのよ! あーんまり声大きいとリズ姉や他のみんなに聞こ
えちゃうわよ。どう? 前立腺気持ちいいでしょ?」
「はぃぃ…………姉様ぁぁ………ぁぁっ………にゃぁぁぁ……お、お尻の穴がぁぁきもち
いいんでしゅぅ」
「フフ、男の子なのに気持ちいいんだ? お尻の中を弄くり回されてヨガってるんだ?」
「そうで……すぅ…………ァン………おと、このコの……くせにひぃぃ! 実の姉様にぃ
おちんちんシコシコされてぇ…………くふっ……ぅ……あン……やぁぁ……あん………
そのうえぇお尻の穴で気持ちよくなっちゃうぅぅ……ひぅン……っァ、ニゃぁァァァッッ
変態ですうぅぅぅぅ」
「コラ、もう少し声を抑えなさいってば。聞こえちゃうでしょ。何? いまおちんちんが
ビクンッビクンッってなったわよ? バレちゃいそうなのに興奮したんだ?」
(声をおとせって言われても出来ないよぉ……)
「ゃ…ぁっ……んんッ……はぁっ……はいそうですぅ…ぃゃ… あッ、ふ……ぁ……んっ
ボクはリズ姉さんやぁぁ…………んんッ……ゃ… あッ、ふ……ぁぁ……他のお客さんに
えっちなすがたを見られることを想像してこうふんしたド変態ですぅ……ゃ…ぁっ……」
「うふふ、タマタマもキュっとしちゃって……もうイキそうなんでしょ?」
「ぁっ、そうなのぉもう射精しちゃいそうなのぉ……んんッ………… あはぁっ、ふ……
ぁ……んっ……姉様ぁ……ビュクンビュクンって思いっきり射精させてくださいぃぃ」
「いいわよっ思いっきり射精しなさいッ!! 湯船の中に大量にドピュっちゃいなさい」
「はぁぁぁ…… んんッ……はぁっ…んっ…イクぅ…イクッ…姉様ぁぁぁぁぁッッ!!」
 ビュクッ……ビククン……ビュルッ……ビュプン…………ビュクビュルル!!
 目の前が真っ白になった。
1回目2回目とは比べものにならない衝撃がボクの中に押し寄せた。
お尻の穴とおちんちんの先から脳にかけて全てが飛び出しそうな感覚。
「あらあらこんなに湯船の中に出しちゃって。最初の時よりよっぽど多いじゃない………
で?…………汚したらどうするんだっけ?」
 ボクは何も言わずにそっと湯面に口を据えるとぷかぷかと浮いた大量の濃い精液を音を
立てて飲み始めた。
少し喉に詰まらせたけれど数分かけてようやく全てを飲み干すことが出来た。
「偉いわ。教えたとおりによく頑張ったわね。ほら、御褒美よ」
 そういうと姉様はボクの頭を撫でて抱きしめてくれた。
なんだか……眠、く………………な…………



              *     *     *
139八四八:2007/02/26(月) 06:29:07 ID:aspagVT0

              *     *     *



 ゆっくりとリズ姉がこちらへ近づいてくる。
それだけじゃない。
他のお客さん……店の娘たちも一緒に此方へ向かってきた。
「ミュー、どうだったどうだった?」
 兎の耳をした娘……ラビが問いかけてくる。
「どうもこうも見てたでしょうに一部始終」
 私は苦笑しながら応えた。
「ま、そうなんだけどねー。で、どうだったの?リズぅ。目的は果たせたかなぁ?」
 ちなみにタメ口なのはラビ姉とリズ姉が同期だから。
 リズ姉が相変わらずの鉄面皮で首を縦に振る。
 狐の少女……ビエイが問いかける。
「でもリズ姉さまいくら性の単調さを直す……といってもまだ小さいですけど……荒療治
が過ぎるのでは?」
 またこくり、と首を縦に振りコッチを見てきた。
「や……まぁちょっと荒っぽいくらいが丁度いいんですって……ええ、ホントっ」
 するとリズ姉が珍しく口を開く。
「私は……今のままのシューでも構わんが……」
 「だぁめだよリズ姉さん。単調な性生活はいつか臨界を迎えます。そうなったとき困る
のは自分たちですよぉ?」
「そ、そうなのか……?」
「まあやりすぎる事はないでしょう。なんだかんだでミューもシュー君のことが大好きで
すし……ね」
 確かにラビ姉の言い分は正しい。私はシューを愛してる。
ただラビ姉は知らないのだ。世界には色んな愛の形があることを……



              *     *     *

140八四八:2007/02/26(月) 06:31:37 ID:aspagVT0

              *     *     *



 時は戻って現代。
「さあ、てシュー? どーーーうしてくれようかしら」
猫人独特の長いしっぽを振りながらミュー姉様は12歳になったボクを見下ろしていた。
弟であるボクをどのようにお仕置きしようかと楽しみながら悩んでいる。
姉様のお皿を割ってしまったボクに対して。
しばらく考えていたけれど唐突に姉様はニヤリと笑みを浮かべた。
「いいことを思いついたわ」
姉様はそういうとマジックペンと紐と横30センチくらいの白く薄い板を持ってきた。
 姉様は穴の開いた板に紐を通した。
「あの……姉様これは?」
「まずはこの服を着てね」
 姉様の差し出した服は姉様が仕事で使っているものだ。
肌の露出が極端に少ない淫靡な物だった。
「カツラは……要らないわね。うん、どこからどう見てもすっごく可愛い女の子……」
そういうと姉様は窓を見た。
 外はもう暗い。
 そう呟くと持ってきた板にマジックで姉様はこう書き込んだ。


             「1回1万円」


「姉様……コレ…………」
「今日のお仕置きは…………」
 遮るように口を開く、有無を言わせない口調だった。
「今からこの板を首からぶら下げて外を歩いてくる事よ。そして出逢った男の人に片っ端
から御奉仕すること。…………もちろん御奉仕の意味は分かるわよね?」
 シューはただ黙りこくっていた。
「この容器も持って行きなさい。これが精液でいーーっぱいになったら帰ってきなさいな。
あ、お尻の穴とかは使っちゃ駄目よ。あくまでお口や手だけ。ああ足もオッケーかな?」
 その容器の内容量はゆうに常人の射精量の百人分はあった。
シューはまだ黙りこくっている。
「一晩で出来たらリズ姉とお姉ちゃんでとびっきりのイイコトしてあげるわよ?」
 それを聴いてシューがついに口を開いた。
「ホント? 約束だよ、姉様」
 そういうとシューは板を首からぶら下げる。
「早く射精させるコツはねー…………テクももちろんあるけど……上目遣いかな?」
「うん、わかったよ姉様。ボク頑張るね。でもお尻……使っちゃ駄目?」
「そう、その上目遣い。仕方ないわねぇ。その代わりよく相手を選ぶのよ?      
いくら可愛くても男の子だと引いちゃう人もいるからね」
「わかった。それじゃ行ってくるね」
 そういうとシューは玄関を飛び出した。
 その姿は黒い淫靡な衣装とともに夜の闇へと溶けていった。
141八四八:2007/02/26(月) 06:38:07 ID:aspagVT0




はい、というわけで色々な(かなり狭範囲)スレでSS書いてるモンです。
このスレでは前から書きたいなと思ってたのですが時間が無く……
何を隠そう(?)前スレで言ってた、江戸時代の蛇女を書いてる者……のはずなんだけどちょっと詰まったので短編でも。
つかこれ二時間で仕上げるつもりだったのに三倍の時間がかかるってどういう事なのよ?
もう疲れたのであんまり推敲してないや○| ̄|_

ってちょっと待ってストーリーが変な方向性になっちゃったけどこれは違うんです。
こんな風にするつもりじゃなかったんだけどなぁ……つうかかなりエロ薄めだね……スマソorz
まあ江戸時代のはもう少しマシにするつもりだから期待しないで待っててね。つか徹夜したので変なテンションだ。
起きた後後悔すること必死。んじゃそういうことで。
142名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 08:50:28 ID:iJYtpHHa
GJ!
なんかこんなめちゃ濃ゆい
虐待一歩手前的な逆レ
久々に見たかもしれん
143名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 13:24:27 ID:n+WRRPir
GJGJGJGJGJGJG
こんな逆レされたいよ
144名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 14:20:15 ID:VSdc/9i3
( ゚д゚)…
な、なんという濃さだ!濃過ぎて俺の妄想回路が焼き切れた!
GJ!
145名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 18:30:40 ID:iSyYV65f
GJしたいのに姉を横暴に切れかけてる自分orz
現実に居たら手首切るよ自分orz
146名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 22:03:06 ID:8TnHKISn
>>145
あれ?何で俺がいるんだ?

現実に居たら自殺8割御社様の祟り化2割だね
147名無しさん@ピンキー:2007/02/26(月) 23:43:44 ID:nJC3nH/1
オハシラ様?
148名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 00:03:26 ID:o4sDqAEC
桂ちゃん?
149八四八:2007/02/27(火) 00:14:54 ID:qN5rs0Tu
やっぱみんなはコメディでらぶらぶ〜なエチーが好きなんかいね。まぁ姉は嫌われるようにわざとああいう風に書いたんだけどもさ。
オリジナル書くの初めてだからキャラの性格固定がムズい……
最初はコメディでリズ姉さんとのらぶらぶ〜なのも書くはずだったんだけどいつの間にか無くなってたわ。
姉も……姉も最初は良い子だったんです つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
150名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 00:16:53 ID:hO4ynPHv
何この流れwwwwwwww
151名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 00:18:00 ID:hO4ynPHv
>>148です…orz
152名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 01:57:06 ID:GmflB7mo
そういえばさ。
クマさんの書いた対戦車犬の御犬様も「リズ」って名前じゃなかったけ。
153名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 02:35:05 ID:ry9o9oSU
>>152
連鎖反応で虚乳隊長思い出した。
154名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 07:19:51 ID:dyMEp640
くまさんって基本的にはシリアス系?
155名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 10:39:16 ID:jeYXX4CI
名前なんて同じでも気にしナーイ
156名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 19:50:36 ID:VpLJIOwh
これ擬人化がんばってほしい

ttp://image.blog.livedoor.jp/dqnplus/imgs/1/e/1ec301e4.jpg

アジの口の中に住んでる寄生虫ウオノエたん

グロ注意
157名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 20:35:16 ID:dyMEp640
>>156
トーキング・ヘッド?
158名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 21:26:11 ID:PcOVkgC2
水着はビキニなんだ!
オレの下はスタンド!だ。
159名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 21:37:23 ID:eb2xluey
>>156
長身でナイスバディな女性と、その肩に乗っているスレンダーな女の子
ってな感じでどう?
160名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 22:11:11 ID:9mvYniyu
>159
むしろ凶悪な怪物の着ぐるみをきたおにゃのこ的なものを希望したいのですが・・・、

あ、ナイスバデーはスレンダーのいいなりなんですね?
そっちもいいかも。
161名無しさん@ピンキー:2007/02/27(火) 22:56:21 ID:CdnxBIXt
>>まったく……ほんまこの店の従業員の天然ぶりと許容力は五臓六腑に染み渡るでぇ


ガキ使かよw
162名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:49:46 ID:qlC/jW+l
流れを読まず、何か書こうかと思います。
参考までに意見を聞かせてください。

1・猫(双子の…猫又? 近親相姦モノ)

2・龍神・高おかみの神(某陰陽師アニメに影響されて)
163名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 00:59:39 ID:bjymUEfr
2だ!2しか見えない!!
164名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 01:44:29 ID:GTePpkYD
1がいい
165八四八:2007/02/28(水) 01:55:17 ID:3rEEJfcF
1〜
1がいい〜
166名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 02:17:09 ID:I9sl/F3O
<丶`∀´> 2だ!
167名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 03:14:00 ID:9CgheXaK
2がいいです。
2番で私の海綿体に血液を送り込んでください。
168名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 07:17:29 ID:1fmyKUQV
やっぱ1っしょ
169名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 07:54:46 ID:VrkNPkAx
2でおk
170名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 09:10:52 ID:EiPoDCFh
( ´∀`)σ1
171名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 09:12:59 ID:EZj0BTbq
つまり両方書けば良いんじゃないか?!
172名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 09:16:30 ID:EiPoDCFh
>>171
孔明あらわる
173名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 10:38:53 ID:Lb2z/vzO
猫又!猫又!
174名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 13:54:12 ID:+T0p/LNT
1da
175名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 15:34:13 ID:VrkNPkAx
とりあえず高慢じゃない猫又も見てみたいな
176名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 15:45:58 ID:HuGv1ORf
俺は2!

だけど某陰陽師アニメって?
177名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 16:12:06 ID:DJDGZ+e1
1と2がかつてないほどにいい勝負してるwwwwwww







そんな俺は2
178名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 16:35:09 ID:M5euTJIE
両方こそジャスティス。
179名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 17:07:11 ID:XevRMQXD
陰陽師といえばレッツゴーの俺は2が見たいぜ
180名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 17:15:03 ID:EZj0BTbq
陰陽師といわれてもごっすんが出てきてしまうようになってしまった…
181名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 19:06:58 ID:o6xXLOl1
双子&ぬこ好きな俺は1希望
182名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 19:59:03 ID:+uiKFWZK
ぬこ好きな俺も1

夕方6時からだったのに幼女に触手を巻き付け喘がせた
勇者アニメ陰陽大戦記じゃあるまいか?
183名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:42:17 ID:qlC/jW+l
分割だけど、投下していい?
184名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:45:06 ID:EZj0BTbq
>>183
ハリー!ハリー!ハリー!ハリー!ハリー!
185暁狐:2007/02/28(水) 21:51:12 ID:qlC/jW+l
みなさん意見ありがとうございます。
悩んだけど猫にします。
プロローグ的な話

「ふ、双子の妹!?」
「そうよ、雪ちゃん」
「ちゃんって付けないでくれご主人様」
 とある一軒家にて、一人の男の叫び声とツッコミが鳴り響く。
 男の名は雪(ユキ)。彼はただの人間ではない。
 黄色い瞳に白銀の髪が生えている頭からは、髪と同じ色の猫耳、そして穴の開いたズボンからは猫の尻尾が生えている。
 そう――彼は猫の妖怪『猫又』。正確には人間と猫又のハーフであるが。
「つ、つーかどういうことだよ!? 俺に妹いるなんて聞いてないぞ!?」
「だって言ってないもの。私も最近知ったことだもん。生き別れの妹だって。今日来るのよ?」
「今日!?」
 そして、雪に両肩を掴まれて問い詰められているのはアイさん。
 雪の飼い主であり、どこかおっとりしたお姉さんだ。ちなみに巨乳だったりする。
 アイさんの正論過ぎる回答に、雪は一瞬黙ってしまった。
 俺に妹? しかも双子? なにそれ?
 両親は既に他界し、子供のころの記憶がほとんどなく心の準備もない雪はかなり混乱中。
 そんな中、家のインターホンが鳴り、雪の肩がビクッとなり尻尾はビンと逆立った。
「あらあら、来たのかしらぁ」
 アイさんは笑顔で玄関へと向かい、扉を開ける。
 雪もそれに続くが、玄関までは行かず顔だけを覗かせて玄関を見ていた。
 彼が見た時には、既にその妹が引き取られた後で、自分と同じ顔の少し小柄な猫耳娘の頭を、アイさんが笑顔で撫でている光景を眺めていた。
「……あ、あれが俺の妹、つかメスの猫」
 ついでに言えば、雪は学校以外外に出た事が殆どなく、人間ならまだしも同じ猫の雌を見るのは初めて。
 しかもその雌が自分と同じ顔をしていれば混乱もする。
 雪の尻尾は逆立ち続け、新しい家族となる猫娘を睨むように見る雪は、正しく警戒している猫そのものだ。
「今日からよろしくねぇ♪ あとでいっぱい遊んであげるからぁ〜」
「にゃあぁ〜ん♪ よろしくお願いします〜」
「……くぅ……妹だかなんだか知らんが、俺のご主人様に取り入りやがってぇ……」
「ん?」
 どうやら妹とアイさんが仲良くしているのが気に入らない様子。
 まぁ、今までアイさんを独占していたのだから分からなくもないが……。
 そして、雪の警戒とヤキモチがこもった念と視線を感じ取ったのか、猫耳をぴくぴく動かし、妹が雪に気づいた。
 急に自分の方を見られ、驚いた雪は思わず頭を引っ込め隠れた。
186暁狐:2007/02/28(水) 21:52:57 ID:qlC/jW+l
「な、何だ何だ……っ!」
「お前、さっきから何見てるんだよ?」
「うわっ! き、急に話しかけルんジゃねぇヨ!」
「変なやつ……でも、フムフム」
「??」
 隠れても、すぐに妹は現れ更に雪はびっくりする。
 尻尾を逆立て、声が少し裏返って妹に指を刺す雪。
 わけが分からない兄の行動に、妹は半分呆れ顔で見るが、やがて雪の体、そして顔をジーっと見始めた。
 ジッと見られる雪は戸惑いながら、改めて妹の姿を見る。
 まず、自分は一本なのに妹の尻尾は2本に分かれてて自分より長いのが気に入らない。
 青紫の髪の毛と猫耳と尻尾、翡翠色の瞳。
 そして少し小柄な体型、自分と同じ顔のはずなのに可愛いと感じてしまったが、なんか納得いかない。
 ようは、雪の妹の第一印象はあまりいいものではないのだ。
 そんな雪の心情なんて知る由もない妹は、彼の姿を見終えたのか最後に顔を近づけて、それに雪が少し怯むと笑顔を見せた。
「なるほど、お前があたしのアニキか。ホントに同じ顔だ」
「だ、だから何だよ?」
「変な奴だけど、まぁいいか。あたしは春って言うんだ。アニキの名前は?」
「ゆ、ゆき……」
「そっか。聞いたと思うけど、あたしはアニキの妹。今日からここに一緒に住むからよろしくな?」
「なっ……なっ……!」
 妹、春(ハル)はニッコリと笑って兄に手を差し伸べた。
 口から見える八重歯がとても可愛らしく、その事もあって雪の顔は真っ赤に染まった。
 もはや言葉すら出ないほど動揺しているが、春の手を雪は叩いた。
「よ、よろしくじゃねー!」
 強気な口調で春から顔をそらす雪の行動に、笑顔だった春の表情がムッとなり二本の尻尾は逆立ってた。
「なんだよ! せっかく挨拶してやってるのに!! 馬鹿アニキ!」
「うっせーよ! アホ!」
 そして出会って10分もたたずに喧嘩が始まった。
 二人の尻尾は逆立ち、猫耳も立って、お互いの両頬を抓り合っていて、二人の瞳には大粒の涙が出ていた。
「まぁ、あんなにじゃれちゃって気が合うみたい。カワイイ♪」
 一人大きな勘違いを起こしている人間が一人、頬を赤らめながら潤んだ瞳で猫の兄妹を見つめていた。

―続―

注意として、アイさんは人間なので脇役です。
187名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:56:42 ID:1fmyKUQV
スライディングリアルタイム期待!!!!!!

誰かと思ったらやっぱり暁狐さんだったのか、毎度GJッス
188名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:58:13 ID:+uiKFWZK
GJ!
くそぅ双子ってだけで勝手に雌ぬこ×2だと勘違いした自分が腹立たしい
189名無しさん@ピンキー:2007/02/28(水) 21:59:20 ID:EZj0BTbq
あれ?続!?
半裸で待ってたのに!?
だがGJ
190暁狐:2007/03/01(木) 00:07:54 ID:6ScmrGDe
>>187 やっぱり……なんでわかった?

続き 注意:アイさんは脇役です


 春が雪の家に来て翌日の事。
 この日は日曜で休みの為、雪は何をするでもなく自室で丸い毛玉で遊んでいた。
 そんな雪のお楽しみタイムの中、不意に開けられる部屋の扉に雪はビクッとなった。
 扉を開けたのは春で、自分の楽しみを邪魔され、尚且つ邪魔したのが何か気に入らない妹だった為、雪はムッとなりながら立ち上がった。
「何しに来たんだ?」
 その口調はあくまで冷静を装っているようだが、明らかに怒っている。
 しかし春はまったく気にする素振りを見せず、雪の片腕を掴んだ。
「アニキ、お願いがあるんだ」
「何だよ?」
「街を案内してくれ。あたし昨日来たばかりだしよく分からないんだ」
「やだ。つか、ご主人様がいるだろが」
 雪の言い分はこうだ――何も俺じゃなくてもいいんじゃね?
 だが、せっかくの世界に二人しかいない兄妹、せっかくだから仲良くなりたい春は腕を引っ張る。
 その行為に、いい加減嫌になった雪は春の手をはらった。
「やだっつたらやなんだ! 俺は忙しいの!」
「忙しいって……毛玉で遊んでるだけじゃん!」
「け、毛玉で忙しいんだよ! いいからもう、部屋から出てけ!!」
 まるで子供のような喧嘩、そして雪の断り方。
 それを聞き、怒鳴っていた春は落ち込みだし、猫耳を寝かせ尻尾をだらんと寝かせる。
 そして彼女の瞳からは次第に涙がにじみ、声も泣きが入ってきて雪も少したじろいだ。
「ひく……もういいよ。きのうは、けんかしちゃったから、なかよくしようと、思ったのに」
「……」
「あたし一人で行ってくる……ごめんね、アニキ……」
「お、おい……」
191暁狐:2007/03/01(木) 00:08:57 ID:6ScmrGDe
 最後に瞳に涙を浮かばせながら、話しかけようとした雪の言葉を無視して部屋から出て行った春。
 彼女を泣かせてしまった、明らかに自分が悪い――雪の中で後悔の念が生まれ始めた。
 しばらく経ったまま何かを考える雪は、外出用の穴のないズボンに穿き替え、春の部屋へと向かった。
 そして、さっきの春の勢いのように勢いよく扉を開けると、内股で座って泣いていたのだろう、涙を浮かばせた春の驚きの顔が目に映る。
 しかし気にすることなく雪は春の腕を取り、呆気にとられる春を立たせた。
「行くぞ、準備しなさい」
「へ?」
「へじゃない。街行くんだろ? さっさと行くぞ」
「え? いいの! さすがアニキ!」
 急な兄の心変わりに、戸惑いながらも春の表情は明るくなる。
 もう外出用の服を着ていたので、二人はそのまま玄関へ向かった。
「あ、そうだ」
「? どうしたの?」
 靴を履いた時、雪は何か思い出したように春に問いかけた。
 春は首をかしげる。
「耳は隠せるのか?」
「は? 隠せるわけないじゃん」
「……」
 黙りこむ雪。
 彼は家では本来の姿なのだが、外に出かけるときは耳を寝かして髪の毛と同化させる。
 それは自分が人間ではない事を知られない為だが、今までそんな事をしたことのない春は、猫耳を寝かすことはできても髪の毛と同化までは至らない。
 何度やっても、力を入れてもできず、春は再びしゅんとなってしまう。
 そんな春を、ため息を吐き雪は自分の上着を春に着せた。
 少しあたふたする春の頭に、上着についている春にとっては少し大きめのフードを頭に被せてやると、春の猫耳は見事に隠れた。
「ほら、それは貸してやるから、しばらくはそれでいろ? 俺達の正体ばれたら大変だから」
「うん、わかった」
 思わぬ兄からの贈り物に、春は頬を赤らめ、雪も照れて赤くなる。
 そんな空気を消すかのように、扉を開ける雪は外に出る直前に春にこう言った。
「しっかし、耳も隠せんとは……バカ」
「ばッ、バッ、バカぁ〜!? なにちょっと人間っぽくなったからって調子に乗ってんのよバカアニキ!」
「なんだとぉ!?」
 雪の発言に、春は軽くキレて二人は再び兄妹喧嘩に突入。
 そしてしばらく言い争っていたが、とりあえず手を繋ぎながら街へと向かった。
192暁狐:2007/03/01(木) 00:09:55 ID:6ScmrGDe
 この日、兄妹はいろいろな場所に行った。
 映画館、ゲームセンター、雪行きつけのペットショップ、春が転入する雪が通っている学校。
 どこに行くにも春にとっては新鮮だったのだろう、春は終始ほとんど笑顔で、その笑顔が時折雪をドキッとさせる。
 その度に、雪はあいつは妹と脳内に言い聞かせており、春が腕を組みながら歩き出すものだから、思いっきり照れてまた喧嘩になった。
 傍から見れば中のよい双子に見えることだっただろう、事実、雪の中での春の印象が今日この日良い意味で変わっていたのだから。
 それは春にとっても同じであり、二人の距離は確実に縮まっていた。
 そんな心情の変化の中、二人は自分の家へと帰ってきた。

「ただいま〜」
「ご主人様ぁ? いるの〜?」
 玄関の扉を開け、雪と春はご主人様であるアイさんを呼びかける。
 しかし、家の中は静まり返っており人の気配は感じないことから、アイさんはまだ帰ってきていないようだ。
 外はすっかり夜になってしまっていて、アイさんの事が心配になりながらも二人は靴を脱ぎ、雪は猫耳を開放した。
 その時、再び玄関の扉が開き、アイさんの何処かゆっくりな口調が家に響いた。
「ただいまぁ。あれぇ? 雪ちゃんも春ちゃんも今帰ったの?」
「ご、ご主人様! ちょ、脅かすなよ、てか雪ちゃんはやめ」
「そうそう、今雪ちゃんと帰ったところだよ?」
「お前が言うな! お前が!」
 アイさんの雪ちゃん発言に、いつものツッコミを入れる雪。
 その隣で妹までも雪ちゃんと呼ぶものだから、雪はさすがに怒って春の両頬を抓ると手をばたつかせる春。
 二人は今日何度目になるか分からない喧嘩をし始めるが、アイさんの微妙に空気読んでない声によりかき消された。
「そうだ。今日セージから温泉の素もらったのぉ! 一緒に入りましょう」
「温泉!? やったー!」
「は!? 一緒って、俺も!?」
 アイさんは靴を脱ぎ、雪と春の背中を押しながらお風呂場へと向かった。
 温泉と聞き喜ぶ春に対し、女二人と混浴なんて何か嫌な雪は驚愕の声を上げていた。
「ふ、風呂は一人で入るって何度も言ってるだろぉ!」
「いいからいいからぁ」
「大体、今は春がいんだし、俺じゃなくてもいいじゃんかぁ!」
「みんなで入ったほうが楽しいでしょう?」
「そーいう問題じゃなくてっ! や、やめてー!」
 背中を押されながらの雪の猛講義も、アイさんは軽く受け流し脱衣所へ入っていった。
 服を脱ごうとしない雪の服をアイさんは笑顔で優しく脱がせてあげ、春はそんな情けない兄を見ながら服を脱ぐ。
 そして三人とも裸となり、嫌がる雪を半引き摺りながら三人はお風呂へと入った。
「だ、出せー!」
 まるで子供のように叫んでいる雪、それをアイさんに体を洗ってもらいながらジト目で見る春。
「ほら、雪ちゃんもこっち向いて」
 アイさんから声をかけられるが、雪は断固として背中を見せたまま。
 彼女たちのほうを見れば、当然アイさんと春の裸が嫌でも目に映ってしまうためだった。
 その様子を呆れるように見ていた春だったが、突如として何かを思いつき、猫耳を立たせながら雪のそばまで寄る。
 そして雪の手を取り、雪が戸惑った時だった。
「ほれ」
「なっ!」
 雪の手が春に誘導され、そのまま彼女の方乳を掴んだ。
 柔らかい胸の感触に、雪の思考は一瞬停止し顔は真っ赤になる。
 その兄の様子を、春は可笑しそうに笑っていおり、アイさんも頬を赤らめて笑顔を浮かべていた。
 一方で笑われている雪は、思考が停止しているものの本能というべきか、春の胸に触れている手に力を込めた。
「ひゃっ! ぁ……ちょっと」
「……ッ! おわっ!」
 春が甘い声をあげると、ようやく雪の思考は回復し即座に手を離す。
 しかし言葉が出てこず、少し変な空気が漂いシャワーの音だけが聞こえていた。
「あらあら、雪ちゃんは本当に春ちゃんが好きなのねぇ」
 だが、ここでもやはり微妙に空気が読んでいないと思われるアイさんの発言で、この変な空気は掻き消された。
 そして何を思ったのか、自分の豊かな胸へ雪の手を誘導し始め、雪は慌てて風呂から上がる。
 だが、春の裸、そして胸の感触がいつまでも頭から離れないことに、雪は戸惑っていた。
 この日、雪と春はいろんな意味で本当に仲良くなった………と思う。
193暁狐:2007/03/01(木) 00:11:24 ID:6ScmrGDe
―続―
194名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 00:59:34 ID:XldYb7T/
なんか萌え過ぎて生殺ししししししし
Good Job!!
195名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 02:12:50 ID:yrH+WqoF
>>193
あんたにゃ失望したよ。


巨乳を!巨乳のおねーさんを!!脇役に据えるなんて!!!!11

罪なので罰としてエロエロ甘々な双子をお願いします。
そういえば人間では異性一卵性双生児は今まで三例しか確認されてないとか。
196名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 07:31:55 ID:bzB9K5DP
早く!!早く続きをぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!
Goooooooood Job!!!!!
197暁狐:2007/03/01(木) 17:59:13 ID:6ScmrGDe
続き


 時は進み、春がアイさんの家に来て三ヶ月ほど経った。
 一日一回は必ず喧嘩になるものの、喧嘩するほど仲が良いという事だろう、雪と春の仲はより進展していた。
 まぁ、進展といっても兄妹としてだとと思うのだが、雪は相変わらず春に変な意識があった。
 しかしそれは、雪だけではなかった。

 ある日のこと、雪は病にかかり学校を休んでいた。
 アイさんは心配そうに色んな薬を用意するが、雪はただの風邪だといって寝込んでいる。
 それはまぁ、仮病なのであるが。
 何故、雪が仮病など使っているのかというと……それは春だ。
 彼女の様子がおかしい。
 最近食欲がない、自分に体をこすりつけ、時々変な声を出す。
 更に言えば食事などの時は姿を現すものの、春はずっと自分の部屋に閉じこもったまま。
 明らかに何かがおかしいので、こうして休んで春の様子を雪は確かめようとしているのだ。
 春の部屋は雪の部屋の向かいにあり、気づかれないようにそっと春の部屋の前に雪は立った。
 部屋の中には確かに彼女の気配がし、雪はそーっと少しだけ扉を開け室内を覗き込む。
 扉を開けた瞬間、妙なにおいが雪の鼻を刺激し、雪の視線の先には春が使っているピンク色のベッドが映し出された。
 そして、ベッドの上に春の姿を確認すると、雪は目を見開き驚愕した。
「ぁ……んっ……はッあぁッ!」
 雪の目には、上はネズミのパジャマだが下半身何も身につけず、両手首を何かで縛られてうつ伏せに上体を寝かし、
 お尻を突き上げるような格好で、二本の長い尻尾で自らの秘所を撫で回している春の姿。
 口からは涎が一筋流れ続け、一本の尻尾が秘所の中にゆっくりと入っていき、青紫の猫耳はぴくぴく動き、春は実を震わせる。
 やがて卑猥な音を響かせながら尻尾は前後に動き、その度に春は甘く喘ぎ、もう一本の尻尾はユラユラと揺れている。
 そんな今まで見たことのない淫らな妹を目の当たりにし、雪は驚くもただ見ている。
 そして、雪は何かを思い出した。
 そういえば、何度か春の部屋にアイさんが出入りしていたのを覚えていた。
「ひぅッん……あぁッ……あッ、あに、き……」
「ぇ?」
 そんな事を思っていた時だった、喘ぎながら春が言った言葉に雪は耳を疑い猫耳を立たせる。
 最初は聞き間違いかと思ったが、春は尻尾が動く度に何度も自分を呼んでいた、それも何度も。
 雪は混乱する、どうして俺を呼んでいるのかと。
 答えは簡単だ、春は雪と抱き合っている、というシチュエーションで自慰行為をしているのだ。
 しかしそれに気づかない雪は混乱するばかりで、春の体が何度も痙攣し始めるとハッと我に返った。
「ああッ! アニキ、イッちゃ……ッッ!!」
 春は絶頂した。
 声が出ないよう下唇を噛みながら、尻尾は膣から抜け、愛液が飛びベッドの上を汚す。
 そのまま体を痙攣させる春の猫耳はピクピクと動き続け、やがてぐったりと下半身を降ろす。
 尻尾も寝てしまい、肩で息をする春の息遣いだけが部屋の中で聞こえていた。
「……」
 途中からとはいえ最後まで見てしまった妹の自慰行為。
 しばらく呆然としていた雪だったが、春が起き上がると即座に自分の部屋へと戻りベッドの中に潜り込んだ。
 何だ、何だったんだ今の……。
 自慰行為は雪もやった事は何度もある、ただ、春は自分を呼んでいた。
「つか忘れろ! つか、もう寝ればいいじゃん! 俺風邪なんだから……っ!」
 布団から尻尾だけが出ているが絶えず逆立っている。
 春の淫らな姿が頭の中から離れず、もう寝ろと自分に言い聞かせ続ける雪。
 やがて、ぬくぬくとした感覚に眠気が襲い、雪はゆっくりと目を閉じ始めた。
198暁狐:2007/03/01(木) 18:00:34 ID:6ScmrGDe

「な、なに?」
 そして、何かが走ったような音が廊下から響き、落ち着き始めた春は扉のほうを向く。
 すると、扉は僅かに開かれており、春は考える。
 アイさんは仕事……ということは家にいるのは自分ともう一人ぐらいだ。
「……アニキ?」
 両手を縛られたまま春は立ち上がり、部屋を出る。
 向かいの兄の部屋のドアノブに触れると鍵はしていないようで、僅かな力で扉は開いた。
 周りを見渡すと、ベッドが盛り上がりそこから長い尻尾が丸見えだ。
 まだ息が荒い春は、ゆっくりとベッドに近づき両手で毛布を取った。
 すると、そこにはすでに眠ってしまって寝息を立てている兄の姿。
 丸くなって寝ているところは完全に猫で、冷たい空気に触れて猫耳がぴくんと動く。
 あたしはこんな寝顔なのかなぁ、そんなことを思いつつ春は雪の白銀の髪の毛を掻き分けるように少し撫でた。
「う、うーん」
 すると、雪は唸りながら寝返りをうち、体は仰向けになる。
 春は改めて兄の顔を見ると、一つの疑問が頭を過ぎる。
 いつから兄のことを、兄ではなく男として見る様になってしまったのかと。
 無論、発情しているという事もあったのだが、春のこの感情は発情よりも前から芽生え始めていたのだ。
 次第に雪を見る春の様子が変わっていく。
 頬を赤らめて瞳を潤ませ、猫耳と尻尾は落ち着きなく動き、胸の鼓動が早くなる。
 双子の実の兄妹という背徳感はあったものの、それもすぐに雪が欲しいという衝動に消される。
 これは、先ほど春が自慰をする前のとよく似ている感覚。
 今にも自分の中で何かが切れそうで、春は体を震わせた。
「う……春……」
「アニキ……」
 しかし、その春の中の何かは、雪が寝言で春の名を呼んだ時に切れてしまった。
 そして雪の体の上へと自分の体を動かし、雪が春に押し倒されたかのような格好となった。
「……ごめんね、アニキ……もう、我慢、できない……」
 春は囁くように雪に言うと、眠っている雪と唇を重ねた。
199暁狐:2007/03/01(木) 18:01:08 ID:6ScmrGDe
―続―

次エロです
200名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 18:26:39 ID:4XBlHYlw
異性一卵性双生児は
XXY染色体という異常な遺伝子を持つ子が双子になると起こり得る現象だね
染色体は普通XX、XY形なんだけど
まれに染色体が増えてXXXとかXYYとかXXXYYとか異常な数になることがあるんだ
この場合はXXY染色体ね。ちなみになぜXXY染色体と言い切れるかは
雌形の染色体XXと雄形の染色体XYを同時に含み
最小限必要な染色体の数だから(同時に含むからってフタナリになる事は滅多にない)
で、XXYが誕生する際に“XX”YかX“XY”かの二パターンなんだ
異性一卵性双生児が誕生するパターンは“XX”YとX“XY”に綺麗に分かれる場合のみね
尚、今回のパターンは染色体でも性染色体が異常な数になっていると思うよ
なぜならば、他の染色体が異常な数の場合はほぼ確実にX“XY”の男性型は日の目を見ずに死ぬからね
まぁ生きていても知能障害や奇形、生殖能力なしになる(“XX”Yでも)けど
その点性染色体が異常な場合は平凡な日常を送れる可能性は高いから。子供は作れないけどね

ちなみに雄ぬこの雪君はXXY染色体なので体毛が三毛の場合も有り得たりする
201名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 18:29:32 ID:4XBlHYlw
ぎゃあぁぁぁぁあぁ!
リロードすんの忘れたあああああああ!!


GJ!なかなか萌えさせてくれるぜ。
202名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 18:49:10 ID:G/4dQXYG
>>200
後輩にいるんだが・・・
二卵性なんだろうか
203名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 21:18:30 ID:XldYb7T/
ぐふっ・・・
本番前に萌死に掛けてしまった・・・
ぐ、GJである
204名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 23:30:17 ID:4XBlHYlw
>>202
断言は出来ないけど二卵性だと思うよ
日本人の場合、異性の二卵性双生児の発生確率はだいたい0.2%で十分有り得るからね
どうしても好奇心を満たしたいなら男の方の言動が普通かどうかと、使用済みのティッシュを調べればいい
もし、アザトース並に思考がブっ飛んでいて、精子の形が恐ろしくいびつか、存在しないようなら
専門の機関で生物学の進歩の為に、ぜひ詳しい調査をする様に勧めてほしいね
205名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 23:38:03 ID:bzB9K5DP
難しい話はミニマム脳みそだからよくわからないが、ただ一つはっきりしてる事は







ドモン・カッシュとスネ夫は同じ声優って事だな?
206名無しさん@ピンキー:2007/03/01(木) 23:56:22 ID:nZKeo5aH
ドラえもんなら魔界大冒険の美夜子さんがこのスレ的にはベスト
207暁狐:2007/03/02(金) 00:42:40 ID:SXfjzQwp
 ……なんか、変な音がする……。
 どのくらい寝ていたのだろう、雪が目を覚ましたときに思ったことは、まず耳に聞こえる妙な音。
 その音は水っぽく、そう、音を立てて棒アイスを舐めているかのようで、音が鳴るたびに雪の猫耳はぴくんと動く。
 少し意識が戻り始めて、次に体中に電気のようなものが流れて痺れる感覚に襲われる。
 その感覚は、雪の意識が戻るにつれて強くなっていった。
「んぅっ!」
 思わず声を上げてしまう雪の意識は一気に蘇り、そして状況がわからず雪は困惑する。
 目を開けると自室の天井、時々下半身が冷えるがやけに体が熱く息苦しい。
 そして体の痺れは治まるどころか増しており、この感覚は雪が偶にしている自慰の時に感じるものと同じ。
 雪は体を起こした、そして驚愕した。
「んッ……んッ、んッ、んちゅッ……!」
「なっ……は、春っ……んくぁっ!」
 雪の目には、硬くなっている自分の肉棒を口で咥えている春の姿。
 近くに鋏が落ちていることから、両手を縛っているものを切り自由にしたのだろう。
 春は片手で掴み固定し、竿全体を舐め上げ、咥え込んで唾液と亀頭から出る透明液を音を立てて吸い上げる。
 そして、雪がそんな春の姿を見た瞬間、彼女の口内に白濁な液が注ぎ込まれ、一瞬眉を潜め大粒の涙を浮かべて受け止める春は、そのまま少し苦しそうな表情で濃い精液を飲んでいった。
 その刺激で雪の体は震え、嬉しそうに瞳を細めながら肉棒を口から離す春。
「んはぁ……アニキの、おいし……んッ!」
「うぅッ! ちょ……」
 呼吸を整えると再び肉棒を咥え込む春は、頭を上下に動かし口で射精したての肉棒をしごく。
 一度射精してしまっているため、肉棒の感度は増しており雪に再び体の痺れるような快感が襲った。
「んッ、じゅる、んちゅッ……ちゅるるる」
「うぅっ、くっ……や、やめ、ろっ!」
 寝起き、そして休むことなく快感を送られ抵抗できなかった雪だったが、ここでようやく春の両肩を持ち引き離す。
 唾液の糸が肉棒と春の口を結ぶがすぐに消え、引き離されても春は体を起こして、雪の唇を奪う。
 そのまま春に押し倒され、口内に春の舌が入り雪は涙を浮かべた。
「ちゅ……んんっ、んふぅ……」
 二人の唇を塞ぐ所からは、二人の唾液が雪の下頬を伝う。
 口内に動き回る舌の動きは、口内全体を嘗め回したり雪の舌と絡めたりし唾液を吸う。
 口に広がる自分の精液の味が気持ち悪く、猫耳は絶えず動き雪は再び春の両肩を掴み引き離そうとするが、口内の刺激に力が入らなかった。
「んはッ……自分とキスしてるみたい……んむッ」
 一瞬口を離し、囁くような小声で春は雪に言って再び口を塞ぐ。
 やがて、ゆらゆらと動いていた春の二本の長い尻尾がそそり立った肉棒に触れた。
 口を塞がれながら雪の体は跳ね上がり、一本は亀頭を、一本は竿や玉を刺激する二本の尻尾の攻めに再び射精感が押し寄せる。
 そして、二本の尻尾の先で亀頭を重点的に攻められた時、雪は再び白濁した精液を噴出した。
「んんんんッ……!」
 亀頭の先を二本の尻尾が塞ぐように動き、精液は飛ぶことなく青紫の尻尾を汚す。
 性感帯の一つである尻尾に熱い液の感触が伝わり、春にも快感が流れ全て吸い尽くす勢いのごとく雪の唾液を吸う。
 そんな勢いあり過ぎる口内の吸引に、一瞬呼吸ができなくなり雪は眉を顰めた。
 やがて春の唇は離れ、雪と春の息遣いだけが室内に鳴る。
 身体を起こし、雪の上に跨ぐ格好になった春は、妖艶な微笑で精液まみれの尻尾を手に取りながら雪を見下ろした。
208暁狐:2007/03/02(金) 00:43:41 ID:SXfjzQwp
「ハァ、ハァ……アニキの、熱くて濃いね……」
「は、春……はぁ……何を、やって……」
「ぴちゃ、ぴちゅ……おいし。でもまだ足りない、だからこっちにも欲しい……」
「くぅっ!」
 快楽に駆られた瞳、妖艶な微笑で雪に言いながら、再び尻尾を使い肉棒を刺激する春。
 雪は声を上げる、しかし、少し硬くなることはあっても先程のようにそそり立つことはない。
 ようは雪の限界なのだろうが、春は焦りもせず両手をピクピク動いている雪の猫耳に伸ばす。
 そして、猫耳を掴みあげる。
 猫耳の先をつまみ立たせて伸ばし、その後両手の親指で穴を穿るように動かした。
「あぅんっ! ひあぁっ! な、やめっんんッ!!」
 すると、雪は叫びに近い声を上げて、頭を横に動かし暴れだす。
 猫耳は彼の性感帯の一つであり、ある意味で肉棒よりも感じる部分でもあるのだ。
 しかし雪がどれだけ暴れても、春の手は雪の猫耳に食いつく様に離れず絶えず刺激していた。
「やっめて……耳は、弱いからッ……そんなに動かさな、ひぅぅッ!」
 耳全体をくすぐる様に動かし、その刺激で雪はまるで喘ぎのような声を出し、肉棒は既に硬さを取り戻してた。
 それを尻尾で感じ取ると、春は指の動きを止め雪の猫耳から手を離す。
 ようやく耳の刺激から開放された雪は、そのまま力なく倒れ口からは唾液が一筋垂れていた。
「アニキは耳に弱いんだよね、あたし知ってるんだから……んッ……もう、我慢できないから、入れちゃうね」
 春は自分の秘所を水っぽい音を出し指で弄りながら、妖艶な微笑で雪を見つめて言う。
 そして身体を移動させ、片手で肉棒を掴みながら発情により十分に濡れている秘所へとあてがう。
 その瞬間、雪はハッとし顔を青くさせながら春と止めようと起き上がろうとした。
 実の兄妹でこんな事はいけない、そんなことを思いながら腕を伸ばす雪。
 しかし、亀頭が春の膣内に収まると再び快感が身体中を流れて力が抜けていく。
 春が腰を下ろし肉棒が膣内に入っていき、雪の胸の上に両手を置き春はゆっくりと雪を寝かし、肉棒の根元まで膣内に収まると、お互い猫耳を動かし挿入の快感に浸る。
 そして、春は前かがみの姿勢で腰を上下に動かし始め、甘い喘ぎ声を室内に響かせた。
「んッにゃぁぁッ! は、入った、おっきいよ、あにき……んッ、あッ、あぁんッ!」
「っく、ぬ、抜け、春……」
「い、いやッ……あんッ、こんどは、あたしの中に、ひぅんッ!」
 水っぽい卑猥な音が結合部からなり、愛液が溢れ出てベッドを汚す。
 兄妹でという背徳感と肉棒を締め付け、膣壁で刺激する膣内の快感とが混ざる中、雪は声を絶え絶えにしながら春に訴える。
 しかし、膣壁を擦りあげる感触に、笑みを浮かべながら春は夢中で腰を動かし続ける。
 やがて腰の動きが上下運動のほか、前後運動、回転運動が加わり雪は徐々に追い詰められていく。
 春は再び兄の唇を求め、肉棒を根元まで膣で咥え込み、上体を寝かせて雪の唇を奪う。
 もう抵抗できなくなっている雪は、簡単に春の舌を受け入れ、春の腰が小刻みに動き出して快感に身を震わせていた。
 そして、雪に限界が訪れたのか、肉棒は膣内で膨らみ始め玉はあがり、それを感じ取り再び前かがみになった春は今まで以上に腰を上下に動かす。
 相手は実の妹、出してはいけない。
 そう思っても我慢がきくわけがなく、刺激に耐え切れず雪は三度目の射精を妹の最奥に噴出すのだった。
「んッ………んあああああッ!!」
 膣内に流れる精液の感触を、下唇を噛んで耐えていた春だったが、我慢できずに声を上げた。
 びゅくびゅくと音を立てながら、白濁した液は妹の膣内を満たしていき、雪に激しい背徳感が生まれていた。
 しかし一方の妹のほうは、欲しかった物が手に入ったような笑みを浮かべ、射精が終わると繋がったまま雪の上に倒れこんだ。
209暁狐:2007/03/02(金) 00:44:28 ID:SXfjzQwp
「ハァ……いっぱい、出したねアニキ」
「お前、自分が何やったのか、わかって、るのか?」
「わかってるよ、そんな事くらい」
 お互い肩で息をし、嬉しそうな春に対し、雪の口調は厳しいものがある。
 それはそうだろう、いきなり襲われた上に、自分にどんな思いがあれ実の双子で兄妹なのだから。
 しかし、春の回答は雪にとっては意外なもので驚く雪の胸の中で、春は囁くように言った。
「だって、あたしは……アニキが好きになっちゃったんだもん」
「は?」
「実の兄妹でこんな事しちゃいけないってのは友達から聞いたけど……我慢できなくて」
「が、我慢できないって、おま」
「でも、好きな人にこういう事するのはいけない事? あたしじゃ嫌?」
「それは……」
 雪は混乱する。
 いきなり襲われたと思ったら、いきなりの告白で。
 相手は実の妹、それは揺るぎない事実だけど……。
 しばらく雪は黙り込んでしまう、俺は春の事をどう思っているのかと、返答に困っているのだ。
 そしてその空気を消したのは、春の言葉で、雪は見ると、春の瞳からは涙が少し流れていた。
「そっか……そうだね、迷惑だね。あたしとアニキは兄妹だし、同じ顔だし、あたしの勝手な片思いだし。気にしないで……あの、ごめんね? こんな事しちゃって」
 無理な笑顔を浮かばせながら、雪の肉棒を抜こうとする春。
「でも……嫌いにはならないで」
 そう春が懸命な笑顔で最後に言い残した時だった。
 不意に雪が体を起こし、今度は雪が春を押し倒したような格好となった。
 突然自分が下になり、目を見開いて驚く春の口を雪が塞ぐと、春はもっと驚いた。
 そしてしばらくし、雪は唇を解放し口を開いた。
「誰が迷惑だ」
「にゃ?」
「誰が片思いだって? 俺だって、その……なんだ、どうやら春の事が好きだから、両思いだ」
「ぇ? うそ……」
 顔を赤くして視線を逸らしながら、照れくさそうな雪の言葉に、春は驚きながら涙を流す。
 そして雪が頭を横に振ると、春の表情はだんだんと笑顔になっていった。
「嬉しい……」
「そ、そうかよ」
 頬を赤らめ満面の笑みを浮かべる春の表情に、雪の中で何かが切れ、萎えていた肉棒が春の膣内で一瞬で硬くなった。
 その感触に、猫耳を動かし体を震わす春は、瞳を潤ませて雪を見つめた。
「アニキ、やりたいんだ」
「……は、春のせいだからな」
「ごめん。でもいいよ、あたしも何か変な気持ちが治まらないし。好きなだけどうぞ」
 春のその言葉に答えるように、今度は雪が春を攻める。
 再び結合部からは卑猥な音が流れ、二人の尻尾は絡むように動き、部屋には春の喘ぎが響く。
 そして何度も、春の膣内に雪の精液が流れ込み、猫又の双子はアイさんが帰ってくるまでずっとお互いを求め合っていたそうな……。
 後日、春の様子がおかしいのは発情期だからだと、満面の笑みのアイさんから教わり、時々慰めていたとアイさんは笑顔で語ってたとかで、雪もその日を境に……。
210暁狐:2007/03/02(金) 00:46:55 ID:SXfjzQwp
以上です。
無駄に長い文にお付き合いくださった方ありがとうございます。

次は龍神・高おかみの神を書こうと思いますが、もしかしたらこの双子また使うかもしれな(ry
211名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 00:58:05 ID:oAPU6tLn
GJだぜ!いい逆レイプだなー
212名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:03:22 ID:+joEE8/x
GJ

最近猫多すぎるような・・・
いいぞ、もっとやれ
213名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 01:43:51 ID:c09gN8qV
GJ やっぱ書くの早いなー

ウチに双子の子猫がいるわけだが。しかも雄雌で見分けも付かない。
あいつらもこんな感じになるのかと思うとニヨニヨ
214名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 08:16:13 ID:UaixfZ6n
GJ
書くの早いって尊敬するぜ
215名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 11:57:48 ID:M9MDwVwG
GJ! 何この萌えとエロス

>時々
よければここの部分をkwsk
216名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 12:53:54 ID:trR0p1NB
GJ! 兄にも萌えちまった俺は異端だろうけど。

ちなみに脇役と書いてあったアイさんで…

妹・春の場合
発情期になってしまったから、春の自慰行為のお手伝い。笑顔で
「春ちゃん、私の指は気持ちいいかしら?」

兄・雪の場合
↑の事を言ったその日から兄にも襲い掛かる。笑顔で
「うふふ……雪ちゃんこんなにいっぱい出たね。私の胸は気持ちよかった?」


こんな妄想をしてしまった。
実はアイさんは人間じゃないなんてオチは(ry
217名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 17:23:04 ID:UaixfZ6n
あれだ。人間もれっきとした動物だ。だからもう擬J
うわなんだお前ら止め
218名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 17:35:26 ID:cbrLF0vc
その後、>>217の姿を見た者は誰もいなかった……
219名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 19:06:07 ID:BColY1dM
今投下待ちの話ってどんなのがあったっけ?
結構書いてる途中の作品って多かった気がする。
220名無しさん@ピンキー:2007/03/02(金) 19:27:44 ID:lndAd2Y/
姑獲鳥ってめっちゃこのスレ向きじゃね?
どうか一つ・・・
221名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 14:27:13 ID:vF+X2cdl
今日は雛祭りですよ!


それはそうと…このスレ人減った?
222名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 15:05:11 ID:pMgAWzyd
人自体は居るんだけどROM専になった人が増えたんだろ。多分
223名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 15:22:57 ID:YeqwS9LU
書き込み量が減ったからっていちいち過疎った、人減ったとかいわなくていいと思うんだが
224名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 15:24:47 ID:YeqwS9LU
sage忘れ失礼
225名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 16:01:31 ID:QNRP2fIx
前スレかどっかに同じような書き込みがあったな

ここが過疎スレになったら俺が出入りしてるスレは超超超過疎スレになるな
226名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 16:41:36 ID:6zTGba9T
みんな執筆中なんだよ
例えば俺とか
227名無しさん@ピンキー:2007/03/03(土) 18:56:44 ID:GqiTT4j+
>>225
やぁ俺

もう一年新作無い/(^0^)\
228演習くまさん:2007/03/04(日) 01:22:58 ID:naZQptiM
>>89-93の続きを投下します。長らくお待たせして申し訳ない!

ホカロンまだ間に合うよね…?
229演習くまさん:2007/03/04(日) 01:24:19 ID:naZQptiM
「ふあぁ…いい…」
「んぐー、んー!」
じゅぷじゅぷと出し入れされる猫又の尾は熱く、動く度に唾液がしたたって俺の顎を濡らしている。
「ふくっ…どう…した?いつもの…ように悪態を…ん…ついてみよ」
熱を帯びた猫又の言葉と共にそのしなやかな手が股間に伸びてくる。
「ん〜!うむぅ!」
必死に抵抗を試みるが、力が入らない。―――否、体が更なる快楽を求めているのか…。
すでにテントを作っている下着を脱がして、露わになった俺の一物を見ると猫又は淫猥な表情で一言「大きい…」と呟いた。
そして先だって俺の口中を犯していた尻尾がようやく引き抜かれる。
「んぐ…ぷはっ!はーっ、はーっ…」
「やれやれ、お前の体液でどろどろになってしまったよ…さて、どうしてやろうか?」
俺に尻を向けて跨ると、つぅと唾液を息子に垂らして手で塗りたくる。正直それだけでも達してしまいそうだ…。

「ふむ、これぐらいでよいか」
宙を泳いでいた尻尾の1つ―――俺の唾液がしたたるそれが肉棒にぬるりと巻きついてきた。
そして巻きつくと同時に上下運動を始めて、一気に射精を促してきた。
「―――っ!」
そんな…ぐちゅぐちゅと“尻尾”でしごかれてる…俺が…。
230演習くまさん:2007/03/04(日) 01:25:29 ID:naZQptiM
「はぁっ、くぅ…」
「ふふん、お前のモノなど手や足を使うまでもないようだな」
顔は見えないが、勝ち誇った顔をしてるのは間違いないだろう。
「うう…くっ!」
だめだ、出る―――え?

「どうして…?」
俺の問いかけに対して、猫又はおもむろにこちらに向くと人差し指を立てて横に振る。
「神尾、誰が私に断りなく果ててよいと申した?」
最高に人を見下した猫又の微笑がそこに見えた。尻尾がギュッと締め付けて射精を抑える。
「あ…う…」
「お前の意見を聞こう?」

「だ…したぃ…」
「ん、よく聞こえないが?もう少しはっきりと喋ってもらわないとなぁ…神尾陸士長殿?」
「出したいです!」
「どんな風に?」
「うぅ…ひっく…ひっく…」
「おや、泣き出しおった。ますます嗜虐心が芽生えるではないか。よかろう、惨めに射精させてやる。ただし…こっちでな♪」
231演習くまさん:2007/03/04(日) 01:28:16 ID:naZQptiM
涙でよく見えないが、立ち上がる気配に続いて“くちゅ…”と何かが肉棒にあてがわれる。
「あ…だめ…」
尻尾がするすると外される。そして
「いただきま〜す♪」
ぐちゅん!と音がして飲み込まれていく。
「うああっ!」
びゅくん!びゅくびゅくびゅく!
「はあんっ!いきなりぃ♪」
びくびくと体は震えて、射精はなおも続いている。猫又の秘裂からはすでに白い精液が溢れてきている。
「いきなり出す…とは…。お前も失礼な奴だ…。孕んだやもしれぬぞ?」
「はぁっ!はぁはぁ…くっ」
蛇のようにうねる膣壁の快感にまた硬さを取り戻していく。
「ひゃんっ!ま…た…硬くなったあ♪」
ぐちゅぐちゅと淫靡な水音を立てて猫又が攻めてくる。
「はぁはぁ…むぐっ!」
口に先ほどまで肉棒をしごいていた尻尾が唇を割って入ってくる。
「ほらぁ、舐めてぇ…」
「んむー!んむ…!」
その間にもびくりと震えて早くも射精してしまう。
「んはあっ!尻尾もアソコも気持ちよいぞ…♪」
「初めてのお前には辛いかもしれんが…せっかくだ、お前の初めてをもう一つもらうぞ。」
猫又はもう一つの尻尾を尻尾を唾液で濡らすと、それを俺の尻に近づけて…
「んー!んむー!」
ずんっ!
「はあんっ♪ますます硬くなってる♪」
「んぐー!」
出したのに…硬い?そんな…助け…
232演習くまさん:2007/03/04(日) 01:29:33 ID:naZQptiM
翌朝

「ひっぐ…ぐすっ…」
「ほら、もう泣くな。な?」
布団に突っ伏してさめざめと泣く俺。一方のヤマト士長はタバコ片手にさっきから慰めている。
「ひどい…ひどすぎる」
「よかったじゃないか。これで両刀だ。何事も経験だ、経験」

フォローになってない!と言おうとしたところに携帯に准尉からメールが。
「おう、神尾!どうだった?してやられたかw?かくいう俺もその人には筆下ろしと嫁を授けてもらったからなあ♪ま、頑張れや」
…おかしい。

「…ヤマト士長、酒匂准尉の奥さんってご存知ですか?」
「酒匂のこせがれか?あやつの嫁は私の娘だ。」
「ほうほう…って!いつの話ですか!?」
ヤマト士長はぼりぼりと頭を書いて軽く言い放った。
「ほんにお前も鈍い奴よの。私が酒匂めの筆下ろしをした時に孕んだ娘だ。」

…もう何も突っ込みたくないよ。

「獣人の子は成長が早い。嫁にするのもなんら問題はなかろう?お前も昨日あれだけ出したんだ、孕んでないことはないだろう?」

お父様、お母様、愚息は立派な娘と嫁をもらいそうです…。

ちなみに後に分かった事だが彼女は軍神で、他にも様々な獣が全世界の軍基地にいるらしい。
くわばらくわばら。
233演習くまさん:2007/03/04(日) 01:32:03 ID:naZQptiM
以上です!今回は疲れた…普段2300以降に書いてるのですが、最近は書いてる最中に寝落ちしてばかりで殆ど書いてなかったですorz

一応、続編考えてますです。
234名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 02:31:30 ID:ABGPFqcJ
おー、GJ!
ところでこのレス見て何となくくまさんを思い出したんで、
ちょっとコピペしとくよ。

793 名前: 専守防衛さん 投稿日: 2007/03/04(日) 02:24:15
昔々のことじゃった。
念願叶って二曹になったばかりの頃、俺は上官のお供で空自を訊ねたことがあった。
そこには警備犬がいたんだが、何とそいつ、警備犬の分際で俺と同じ二曹待遇だった。
それだけでも腹が立つのに、俺よりもそいつの方が先任だという理由で、
俺は犬相手に挙手の敬礼をさせられた。
あの屈辱はあれから十年以上が経った今でも忘れられん。
ちなみに犬共を追い抜いた後にもう一度訪ねる機会があったが、
当然の話ながら、連中が俺に敬礼をしてくることはなかった。
235名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 08:23:29 ID:jmsPYQyx
くまさんGJ!
続編もwktkするぜ
236名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 18:34:10 ID:PSTitbNf
おまいら外見てみろ

今日は赤い満月だぜ…
237名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 19:35:01 ID:zGD2uYTr
赤い月 赤い月
罪を犯した者どもの穢れを清める赤い月
今宵は誰が生まれ変わる? 今宵は誰が生まれ変わる?

こうですか?わかr(ry
238名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 20:47:16 ID:AlnX1L5Q
プリニー擬人化?
239名無しさん@ピンキー:2007/03/04(日) 21:45:02 ID:iu7NMAIj
>>236
刹那ちゃんだろ?w

>>237
ディスガイアとかわかりません
240名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 00:00:26 ID:uQL/MA5P
>>239
わかってるじゃないかw

>>237
俺もディスガイアなんて知らないです
241名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 00:19:33 ID:FvPnJQrB
>>237
ディスガイア1 2ともに1000時間もやり込んだりしていません
242名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 00:44:33 ID:NtpzLXhL
仙台は曇り空。畜生め。
243名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 00:51:27 ID:2DSRAs1p
>>234
それ書いたの俺だw
244名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 12:18:11 ID:RZwoeZTp
>>242
これから雨降るっぽいし…
245名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 15:11:26 ID:PZfx7y3r
初めて投稿します。
とりあえずイギリス海軍に実在した性処理用山羊の話です。

1914年12月3日におけるヨークシャー沖での戦闘について。
報告者:駆逐艦『サーカス』艦長 ウィリアム=リード少佐
追記報告者:戦艦『オーガスト』艦長 ジョシュア=エズモンド准将

この日、ポーツマス軍港からスカパフロー軍港へかけて航行していた巡洋戦艦『ドーセット』を始めとする艦隊が、英国本土砲撃のために同海域に侵入していた
巡洋戦艦『フォン・デア・タン』をはじめとするドイツ帝国艦隊に遭遇。『ドーセット』は奮戦するも、ドイツ艦隊によって撃沈される。
なお『ドーセット』乗員997名は同伴していた駆逐艦『サーカス』『リーフ』によって救助される。その内訳は、無事な者が382名、重軽傷者535名、行方不明者22名、
死者58名となっている。
(追記・死者58名のうち2名がドイツ軍捕虜となっており、終戦までドイツ国内に抑留されていた)
これに対し、ドイツ艦隊の被害は装甲巡洋艦1隻と『フォン・デア・タン』の中破のみに留められている。
ちなみに、『ドーセット』沈没原因の一つには、巡洋戦艦の装甲の脆弱さが上げられている。

なお、ドイツに抑留されていた乗員のその後については別記する。
(1914年12月7日の英国海軍省提出用資料より抜粋・加筆部分のみ1920年8月1日)
246名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 15:12:44 ID:PZfx7y3r


1914年12月3日午後0時。英国海軍(ロイアルネイビー)の巡洋戦艦『ドーセット』は北海の鉛色の空の下を、二隻の駆逐艦を従えて
スカパフロー港へと向かっていた。
「ロイ。おいロイ」
10cm砲が等間隔でいくつも並べられた『ドーセット』の副砲甲板で、自分を呼ぶ声に僕は10cm砲の照準から目を離して振り向く。
声の主は、自分の先輩に当たる水兵だった。
「ロイ、交代の時間だ」
「ああ、そうでしたか」
僕は10p砲のそばから体をどかすと、入れ替わりにその水兵が座る。
「どうだ?ジャガイモ野郎の艦は見えたか?」
「見えないですね。というか見えたら化け物ですよ?」
「ははッ、そういえばそうだよな」
今、ドイツ帝国の誇る大海艦隊は100キロ以上も先にある港に引きこもっているのだ。巨大な望遠鏡でも使わない限り、そんなものを見るのは不可能だ。
「お前も疲れてるだろ、下行って休んでこい」
「はい」
その忠告に即答すると、僕は副砲甲板から鉄製の簡素な階段を下りきり、そのまま2段ベッドの置かれた居住区へと向かった。
『ドーセット』艦内の暮らしは三交代制であり、A班が勤務している時にB班が自由時間、C班が仮眠を取っている。といったものだ。
ちなみに僕はこの場合のC班なので、これから16時間以内はゆっくり寝れると思いながら廊下を歩いていると―――
「ロイくんみーっけ!」
「うわっ!」
いきなりの不意打ちを食らって僕は思いっきり鉄製の床に倒れてしまった。
247名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 15:13:40 ID:PZfx7y3r
「あつつつ……」
しばらくして目を覚ますと、僕はまず腹部に柔らかい妙な感触を覚える。先ほどの声と重ね合わせてそのまま上体を起き上がらせると、やはりそこには予想通りの顔があった。
「あ、ロイくん起きた?」
白いふわふわの髪、同じくらい白い肌の幼い顔、人間の物とは違う垂れた耳と、その横にちょこんと生えた角。
「あのなあ……ステフ、お前から襲っといて何を言うか」
「これから本格的に襲うんつもりだったんだから、ちょっと予定が早くなっただけですよーだ♪」
ステフは配給品の水兵シャツの胸元に実る少し小ぶりなモノを見せつけながら、そのまま僕に抱き付いてきた。
「襲うって……」少し考えて、僕は顔を真っ赤に染めながら激しく左右に振った。
「まだ昼前だろ! それに俺はこれから仮眠だ!」
「それはそっちの勝手でしょ、私は関係ないもん」
「俺だってつかれてるんだよ!」
僕の対応にステフはしばらく不機嫌そうな顔をしていたが、やがてにんまりと笑って
「じゃ、キスで許してあげる」
と言い出した。
「許して……って、お前が決める事じゃないだろ」
「いーからいーから。んっ!」
途端、僕はステフに完全に押し倒され、ちゅっ、と言う音と共にステフの唇と僕の唇が合わさった。
「んんっ、んっ……」
それだけで済む。と思ったがそれは甘い考えであって、そのままステフは唇を割って僕の口の中に舌を入れ、そのまま舌を絡め合わせようとする。
流石にやりすぎだ!と引き離そうと思ったが、ステフが僕の上に乗っているうえに、強い力で僕を押さえつけているため、そのような抵抗は不可能だった。
「んっ、んあっ、んん……」
僕の口の中もステフの舌に完全に浸食され、彼女の顔もだんだん上気づいてきている。
「んっ!ぷぁっ!」再びちゅっ、と言う音と共にやっとステフは唇を離し、唾液で出来た橋が僕と彼女の口を淫靡につないでいた。
「続き、してほしい?」
とろんとした目のまま、ステフはそう言った。
「とりあえず今はやめておく」
「でもココはそう言ってないよ?」
とステフは僕の正直すぎる下半身を指差す。
「それとこれとは別だ!」
そう言って僕は立ち上がると早歩きで居住区へと向かった。

我がロイアルネイビーの慣習の一つに、乗組員の性処理のために山羊を軍艦に乗せるという物がある。
先ほどのステファニー―――略してステフ―――もその1頭で、『ドーセット』に乗っている4頭の山羊のうちでは最も若い。
だがステフは他の3頭とは比べ物にならないほど甘えたがりで一途な性格で、常に誰か『特別な人』と一緒にいたいと言う性質を持っているのだ。
それでその矛先が向けられたのは他でも無いこの僕、スカーロイ=バークス上等水兵―――略してロイ―――だ。
僕が『ドーセット』に乗艦し、最初にステフを抱かせてもらった時以来、彼女は急速に僕の事を慕いだし、勤務時以外はずっと僕にべったりで、しきりにキスやHをせがんでくる―――
傍から見ればうらやましいだろうが、実際にやっている僕は流石に疲れが溜まって来る。
まあ、これも彼女流の甘えかたや愛情表現なのだろう。僕はそう思っている。
248名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 15:14:12 ID:PZfx7y3r
同時刻、巡洋戦艦『ドーセット』艦長室
「ドイツ野郎だって?」
初老で中途半端に垂れた犬耳の『ドーセット』艦長、ジョシュア=エズモンド大佐は兵の持ち込んできた報告に目を丸くした。
「はい。先ほど『サーカス』の見張り員がドイツの巡洋戦艦らしき艦影を複数見た、とのことです。」
「見まちがい、では無くてか?」
「はい。『サーカス』も確認を取りましたが、ドイツ巡洋戦艦で間違いないとのことです」
ジョシュアも最初は友軍艦の見間違えだろう。と思ったが、ロイアルネイビーの巡洋戦艦とドイツの巡洋戦艦は遠目に見ても艦影が全く異なるので、それはまず無いと否定した。
それに、先日ドイツの巡洋戦艦がヤーマスに砲撃した事例があったのをジョシュアは思い出していた。
「ふむ、てっきり俺はウィルヘルムスハーフェン辺りに引きこもってると思ったのだがな」
そう言うとジョシュアは斜めにかぶっていた制帽を正した。
「本国のビーティ提督にこの事を伝えろ。あと『ドーセット』と周りの2隻には警戒態勢をしいておくよう言っておいてくれ」
「はっ!」
兵が艦長室を後にしたのを見届けると、ジョシュアは苦い顔をしながら呟いた。
「はてさて、報告が本当だとするとややこしい事になってきたな……」
249名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 16:26:18 ID:1ixx3MHz
続きwktk
歴史物も案外面白いな
250名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 16:44:27 ID:uQL/MA5P
羊って意外と巨乳って話を聞いた気がするが…
ま、気のせいだろうな

続きwktk
251名無しさん@ピンキー:2007/03/05(月) 21:43:11 ID:/7e37m0I
.   ∩____∩: :.+   
ワク. | ノ      ヽ+.:  
:.ワク/  ●   ● | クマ
  ミ  '' ( _●_)''ミ クマ  。
. /  ._  |_/__ノヽ   
 -(___.)─(__)─
252名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 00:07:01 ID:HSNMO5dW
こんなジョークがある。

昔、イギリス船から日本船に一頭の羊が送られた。
日本船ではこれを喜んで美味しく食べた。
これを聞いたイギリスの船乗りたちは、
「おお、なんで食べてしまったのか?」
嘆くことしきりだったという。
<解説>
この羊は本来、性欲処理用でした。

世界史系ジョーク集より抜粋。
253名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 00:20:42 ID:l4XcTfMT
どっからどこまでがジョークなんだw
254名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 01:04:59 ID:E9R9PdEr
ジョークだということがジョークじゃないのか?
255名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 14:02:02 ID:Hz4vwei1
>>248
新作だがGJ〜!
続きを期待しやす
256名無しさん@ピンキー:2007/03/06(火) 22:08:30 ID:eGIVmGNC
>>248
GJ!他の山羊達も気になります〜!
続き待ってます。
257名無しさん@ピンキー:2007/03/07(水) 23:52:52 ID:molaPG/B
続き期待age
258名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 00:20:48 ID:TKNY1lAt
ナイス判断








……か?
259名無しさん@ピンキー:2007/03/08(木) 23:39:29 ID:TKNY1lAt
叩かれるのを覚悟で言ってやる





新作まだ??
260名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 00:10:37 ID:oMYmwvHC
>>259
誠意製作中・・・
261名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 07:48:27 ID:RVxY+hSZ
>>259
制作中〜
262名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 07:59:03 ID:GIy0Oief
>>259
まあまあ、職人さん達も色々と忙しいんだから焦らせない焦らせない。
263“はちみつ”くまさん:2007/03/09(金) 10:11:36 ID:RVxY+hSZ
>>228-233の続編(番外編?)を書いてみました。
今回、ミリタリーな描写が多々あるので投稿するかどうか迷いましたが…お気に召さなければ申し訳ないです。
264“はちみつ”くまさん:2007/03/09(金) 10:12:33 ID:RVxY+hSZ
7月7日 18時30分
岐阜県白川郷

―――PAPA BEAR to all units,code“FOXTROT”!!
I say again,code“FOXTROT”!!
Commensing Operation Fox Hunt.Over.
「J3、Rog。1830、状況開始」
小隊長はそう言って班長達と共に俺達に目を向ける。その瞳は不安と緊張を隠そうともしてない。
気持ちは皆一緒だろう…怖いのだ。

兆候は数年前から見られた。村落の人間が皆殺しにされる…そういった事案が何件も発生した。
ある時、襲われた先の駐在の報告で二人組の犯人とおもわしき人物が確認される。(駐在はこの無線報告の直後殺害された)
警察は次の犯行地域を特定、機動隊及び特殊強襲隊を投入するも全滅。警察力では対応しきれないとし自衛隊の警備出動を要請した。
だが、事態は更に拡大した。一つの“街”が壊滅させられた事により自衛隊のみならず米軍の介入が決定。
「日本国の治安維持及び“テロリスト”の纖滅」という名目で米軍から選抜されたK9部隊(軍用犬)を出動させ、自衛隊と共に共同作戦を展開する事を発表した。

Operation Fox Hunt(狐狩り作戦)。本作戦の目的はただ一つ、人に仇なす妖狐“三月”“六月”を無力化すること。…いかなる犠牲を払おうとも。
265“はちみつ”くまさん:2007/03/09(金) 10:13:57 ID:RVxY+hSZ
どれだけ時間が過ぎたか、村の外れをとぼとぼと歩く“人間”の兵隊。

「ぬお〜!ここはどこだ!?」
分散して警戒してるうちに寝てしまい、完全に班の皆とはぐれてしまった。時計を見ると既に22時を過ぎたところだ。
ガックリとうなだれて手近な建物…神社へと続く石階段を登っていく。

そろそろ社も見えようかといった所まで来て、ふと歩みを止める。誰もいないはずの神社から聞こえてくる…歌?

「とおりゃんせ、とおりゃんせ―――」
子供の声?
「ここはどこの細道じゃ―――」
一人の声じゃない、もう一人いる。
「“鬼神”さまの細道じゃ―――」
…やばい、かなりやばいぞ。
額を伝う冷たい汗と共に銃を固く握りしめる。歩みを進めようと重たくなった足をあげる。
怖い―――

「「行きはよいよい帰りは怖い―――」」
そして階段を登り切った俺が見たのは、月光を浴びながら社の前で歌いながら踊る二人の女の子…いや、二匹の妖弧だった。
266“はちみつ”くまさん:2007/03/09(金) 10:14:46 ID:RVxY+hSZ
「怖いながらも…あ、やっと来ましたね。」
狐の耳と尻尾を隠そうともせず、銀色の髪と赤く輝く瞳、そして鮮血で染め上げられたワンピースを着た女の子がこっちを向いて微笑む。それは見るもの全てを魅力するであろう美しさだった。

「へぇ、まだ子供じゃないか。三月?」
こう語るのは踊っていたもう一人の少女だ。同じく狐の耳と尻尾を生やして、金色の髪に血染めのワンピース、先の少女と同じくあどけない顔立ちからするとこの二人は双子なのだろう。

「そうですね六月姉さま。私の見立てた所、数えで二十歳になろうかといった所でしょうか?」
「そうだなぁ、これぐらいが一番“旬”だと思うな♪」
嬉々として話す二人を見て、俺はどうしても解せなかった。

「…君たちが一連の事件を起こしたのか?」
「ん?事件ってなにさ?難しいことはよく分からないよ♪」
「もう、六月姉さまったら…すみません、えっと…神尾さん?」

笑顔のまま赤い瞳が俺を射抜いてくる。
「あなたのおっしゃる事件というのは、人間共を大量に駆逐した件のことでしょうか?」
「それでしたら大丈夫です。それらは全て私と六月姉さまがしたことですから♪」
あの惨劇をこの二人が…
267“はちみつ”くまさん:2007/03/09(金) 10:16:18 ID:RVxY+hSZ
「神尾さん、今から私たちはあなたの両手両足を取り除いて精をいただきます。然る後にあなたの体をいただきます。まあ、これは言葉通り“食べる”ということなんですけど…きゃ、言っちゃった〜♪」
「三月、それは後で言うって約束だろ〜」
「すみません六月姉さま。だって今神尾さんが絶望する様子が見たかったんですもの♪」

「う…あ」
かたかたと腕が震える。撃て、撃て、撃て、撃て、撃て、撃て…撃て!
―――うぁぁー!」
タタタタタタタ!
俺は恐怖にかられ双子の顔面に弾倉に込められた30発全てを撃ち込んだ。
だが二人は…
「いたた…いてーなァ」
「もう、これだから人間のオスは凶暴でいやです。まあ、これぐらい気丈な方が壊しがいがありますね♪」
「さて、と。気はすんだかい“坊や”?じゃあ…」
姉妹が手を振り上げる。
「「死ぬがよい」」

ごしゃ!六月の体がくの字に折れて吹き飛ばされる!
「姉さまっ!?なにが―――」
言いかけて三月も顔面を何者かに蹴られて吹き飛んでいく!

「貴様等…誰に断って私の奴隷に手を出している?」
後ろから聞こえる声に振り向くと、巨大な満月を背負ったあのいまいましい漆黒の猫又が、烈火の如き赤眼を向けていた。
268“はちみつ”くまさん:2007/03/09(金) 10:23:50 ID:RVxY+hSZ
暁狐さん、勝手に二匹を引用して申し訳ないです。スレ住人の皆様方は暁狐さんの姉妹と私めが書いた姉妹は別物と考えてもらった方がいいですね…

そして声高らかに奴隷宣言された神尾君の運命やいかに!?な終わり方なんですが、本来ならここで区切りをつけたいのですが…
後の話(エロと戦闘)も書いた方がいいんでしょうかね?

それにしても、職人さん達の書かれる獣娘は魅力がいっぱいですな〜。
269名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 13:56:31 ID:Cw4IZi/U
GJ
神尾…危なかったな(`・ω・´)
エロと戦闘の件ですが…







書いて下さいお願いします
270名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 14:32:00 ID:xLdHi/O+
ミリタリ小話とか自衛隊同士の愚痴とか
スレタイ読めない人らが居座っちゃったね…
271名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 14:36:33 ID:lceyPXHY
まあ全く逆レが無くなった訳じゃないんだ
頭に上った血を下のブツに降ろそうぜ?
272名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 14:36:55 ID:Nb0Tv3ai
つ 何も書かずに見てるだけの人よりはマシかなと思って見ている。エロが足りないのでGJは送らない。
273名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 15:33:51 ID:IS3xgaPz
住人の多いスレでの過度の馴れ合いはスレを腐らせるらしいからな
脱線するといつまでたっても本線に戻らなくなってしまう
現に自衛隊板に逝けと思うようなレスがちらほらあるし
274名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 15:45:53 ID:F/SwmFnw
>>268
どうせならFOXHOUNDにすれば良かったのに。
275名無しさん@ピンキー:2007/03/09(金) 18:02:05 ID:1erfkJIJ
確かにそっちの方が合ってるような
276名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 16:26:09 ID:VWt+O6xB
続き!続き!
277名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 20:32:46 ID:gL/IFlmm
278名無しさん@ピンキー:2007/03/10(土) 20:56:00 ID:92S4xUN5
ラミアってやつか。なんか良いなそれ

それにしてもどうしてくれる



蛇が書きたくなったじゃないかw
279名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 01:34:31 ID:N6nHeWIL
だったら書けば?

ってゆうか書けよ!

書きなよ!

書こうよ!

書いてよ!

書いて下さい!

お願いします書いて下さい。このとおりですm(__)m
280名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 03:11:26 ID:bG1CNq/H
>>279
すごい押してるね
でも確かに書いてほしい
281名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 12:06:42 ID:CEfR4l/p
そうだよなあ。俺もパンツ降ろして待っているし。
282名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 15:37:08 ID:PvsgcR5z
>>279
次第に弱くなっていくところがウケたwwwwwww

まあ、首を長くして神作品の投下を待ちましょうや。
283名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 19:47:02 ID:Zt1lHxSI
首を長く…





ハッ、次はキリンものが来るという暗示かっ
284名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 22:01:33 ID:7hDv3J1r
いやネッシーだな

いたずら半分にネス湖を掻き乱すネッシー調査隊を強襲し巣にお持ち帰りして
死ぬまでレイプされるSSが来るという予告だ
285282:2007/03/11(日) 22:21:19 ID:PvsgcR5z
ネッシーは大賛成だが、死ぬまでやっちゃうのか…














(`・ω・´)bイイネ
286名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 22:58:35 ID:pBokPL0u
それってやっぱbad endって事だよな……









(`・ω・)bデモイイヨネ
287名無しさん@ピンキー:2007/03/11(日) 23:38:35 ID:j95jqzat
キリン擬人化といえば、某殺し屋のあの人うわ何をするやm
288名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 00:56:25 ID:R8EWLdE9
流れを無視して虫スキー参上!
現在製作中なんだけど、アリジゴクって需要ある?捕食コースで。
289名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 07:20:12 ID:Lu8Ns4o6
違う意味で食べちゃうだけなら、本当に食べる方はボカすか暗転してくれると嬉しかったりする
290288:2007/03/12(月) 08:57:57 ID:R8EWLdE9
なぜか創作意欲が暴走し、一晩かけて9割書き上げたところで読み直してみた。
…方向性が訳分からなくなった。
…最初に掲げたテーマからどんどん外れていってるような希ガスる
…なんかスレ違いな気がしてきた。
どーしよー、どーしよー、
ぱっぱらぱーおーぱっぱらぱーおーぱーおーぱーおーやっぱっぱ
ぱっぱらぱーおーぱっぱらぱーおーぱーおーぱーおーぱ

吊ってくる
291名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 09:14:20 ID:8oTlZEe3
だったら投下すれば?

っていうか投下ろよ!

投下しなよ!

投下しようよ!

投下してよ!

お願いします。投下して下さいこのとおりですm(__)m
292名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 11:17:31 ID:iFQQ41z2
>>288
「で、出られない。な、なんなんだよこの穴は〜!」
「あらあら、かわいいアリの坊やねぇ。食べちゃいたい」
「ひっ、お姉さんは、まさか!や、やめて!食べないで!」
「フフフ、いただきまぁ〜す」
「い、いやああぁぁぁ!!」


「シクシクシクシク」
「こら、メソメソしない。男の子だろ。」




こんなんですか?わかりません(>_<)
293名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 13:11:45 ID:SZzpJ4eZ
はたらきありはメス
294288もとい名無しの物書き:2007/03/12(月) 13:52:28 ID:R8EWLdE9
>>293
フゥーハハハハーその通り、蟻はほとんどが雌の固体だ。
だが安心しろぉー!俺のSSには蟻なんて出てこない!
行くぜぇ!名無し共!!


寝ていないため脳が痛いです。ご無礼あるかと思いますが、ご容赦くださいませ。

アリジゴク――ウスバカゲロウ(薄羽蜻蛉と書く。ウス馬鹿下郎ではない)の幼虫。
砂の中に巣を作って潜み、巣の上のすり鉢状になった所に迷い込んだ蟻を、
砂を掛けて自分の元まで滑り落とさせ捕食する、足元の恐怖というべきハンターである。
295名無しの物書き:2007/03/12(月) 13:53:42 ID:R8EWLdE9
この世界には、人ならぬ者が闊歩している。
文明が崩壊する前に狂った科学者によって作られた、人と獣や虫との合成生物、キメラ(以下獣人)が存在している。
それらは人に害を為すものとして、戦争のための生物兵器として生まれてきた。

だが文明が崩壊した今では生物兵器として在る必要はなく、似た種同士で集まって集落を作り文化を築いたり、
人の集落で共存する者や、さらには人の生涯の伴侶になるものまでいる。
中にはどちらにも属さず、単独で暮らして、獲物を狩る生活を送る者もいる。
296名無しの物書き:2007/03/12(月) 13:55:28 ID:R8EWLdE9
ここはかつて、トウキョウと呼ばれていた都市の廃墟。
五百年ほど前までは世界的な大都市であったが、滅びの大戦によって廃墟と化した街の一つである。

人が住むには適さない、草木も生えない荒涼とした地に、一つの影があった。
影の正体は、この近くの集落(といっても百キロは離れている)に住む青年で、
人々が、それこそ獣人達もが触れようとしない、滅びの文明のことを調査研究していた。

「う〜〜ん、解らん。」

彼は今、とある廃ビルの中にいた。
彼の手には猫と人を合わせた獣人、猫人族の女性によく似た人形があった。
297名無しの物書き:2007/03/12(月) 13:56:26 ID:R8EWLdE9
「猫人族は強靱な体を持った戦士の一族なのに、何でこんなフリフリの服を着けた人形が?」

彼は今、アキハバラと呼ばれていた街にある人形が沢山置かれた店だったらしい所に訪れている。
そこには人や獣人の女性と思われる人形や、滅びの大戦に活躍したと思われる人型をした機械の人形が並べられていた。
そこで彼が興味を持ったのは、獣人の女性と思われるものの人形である。
風化が激しく、触れただけで崩れてしまうものもあったが保存状態のよいものを見つけだし、調べていた。

「猫人族はもっとこう、獣っぽいっていうか、毛深いし目は鋭いし、野性味溢れる顔してるんだけどなぁ。
これじゃあ耳と尻尾しか合ってねーや。何なのかね?」
298名無しの物書き:2007/03/12(月) 13:57:08 ID:R8EWLdE9
文字資料らしい物は一切残っていない。
文字という物は一番の記録であり、残っていれば全て後世に伝わる。

滅びの大戦を生き残った人々は、子孫が同じ過ちを犯さぬ様、全ての文字資料、機械類を破壊して廻った。自分達の過ちや恥を揉み消したとも言えるが。


そのため、青年にはその人形が何の為に作られたのか、目的も用途も理解出来ないでいた。

「解んねぇ!いいや、次行こう。」

…調査研究といっておきながらこれである。
実はずっとこの調子で、この廃墟の中を漁り廻っている。
資料そのものが無いためでもあるが、彼自身物事を深く考えることが嫌いなためでもある。
これでは宝探しという方が似合っているが、彼はこれでも調査研究のつもりらしい。
299名無しの物書き:2007/03/12(月) 13:57:50 ID:R8EWLdE9
自宅に持ち帰れば詳しく調べることも可能ではあるが、廃墟で発見した物品は集落には持って帰れない。
滅びの文明に関わるものは災いを呼ぶものとして嫌われていた。
万一持ち帰ったところを発見されれば、たちまちそれは破壊される。
自分も禁忌を破ったとして集落から追放、最悪の場合処刑されてしまうだろう。

だが、廃墟を訪れることには何も言われない。
各地を練り歩く行商人や旅人の休憩地として、こういった廃墟は利用されているからだ。
現に、青年とははるかに離れた位置ではあるが、十数人がこの廃墟トウキョウを訪れていた。
300名無しの物書き:2007/03/12(月) 13:58:37 ID:R8EWLdE9
しかし、この廃墟には彼ら以外の者もいた。
人との共存を拒んだ獣人、俗に[魔物]と呼ばれる強大な力を持つ者達である。
年に何人か、このトウキョウでも犠牲者が出ているらしい。
だが、「自分は大丈夫」という反省無き考え方が残っているらしく、警戒を強めるものは少ない。

調査に夢中の青年も、何度かここを訪れていたという油断から、目の前の罠に気付くこともなかった。

大戦によって出来たクレーターは幾つも見てきた。
今回のもそれと同じだと思い、足を踏み入れた。
数歩足を踏み入れたとき、異変は起きた。
301名無しの物書き:2007/03/12(月) 13:59:18 ID:R8EWLdE9
爆心地だと思っていた中心から、突然人の上半身が現われた。
それは、明らかに人ではない事が分かった。

まず目を引くのが巨大な乳房。規格外の大きさで、妖しく揺れている。
しかも四つも付いている上に、乳首からは母乳と思われる白汁が滴れている。
次に、乳房に隠れて気付きにくかったが、腕が四本ある。
それぞれが乳房を持ち上げ、それを誇張している。
そして顔。一見、他者の追随を許さない、神に祝福されたような美しい顔をしているが、
目には瞳が無く緑色に輝き、額からは触角らしき物が二本、前髪に混じって伸びている。

青年は彼女が虫系の獣人で、[魔物]と呼ばれる存在であることを瞬時に把握した。
302名無しの物書き:2007/03/12(月) 14:01:10 ID:R8EWLdE9
当然ではあるが、獣人には男女が存在する。
しかし、[魔物]と呼ばれる獣人は九割が女性型だと言われている。
理由は諸説あるが、はっきりしてはいない。

「こんにちは、初めまして。私、デヴィニって言います。」

彼女は、鈴を転がすような声で挨拶をしてきた。
聞くものを落ち着かせるような声だ。

「突然ですが、今から貴男を捕まえて頂いちゃいます。」

言うやいなや、デヴィニと名乗った娘は四つの巨大な乳房を左右から押し潰した。

ビシュウゥゥゥゥ!!!

青年の反応は遅れていた。
彼女の声に魅了され、惚けていたために彼女の言葉を理解するのに僅かに遅れが生じた。
303名無しの物書き:2007/03/12(月) 14:01:56 ID:R8EWLdE9
慌てて振り向き逃げ出そうとした時、彼女から出たミルクが青年を襲った。
といっても、足元に降り掛かっただけで直接の被害はない。
(余裕で逃げられる!)
青年はそう感じ、駆け出して、彼女のミルクを踏んでしまった。
青年は派手に転んだ。その上からさらにミルクが浴びせられた。

ミルクは強いヌメリ気を持っており、全ての摩擦係数を零にしていった。
青年はほぼ全身に絡み付くミルクの所為で立ち上がれない。
それどころか、傾斜に沿って中心、彼女のいるところまで少しずつ滑り降りている。

そう、これが彼女の狙いであり、狩猟方法であった。
304名無しの物書き:2007/03/12(月) 14:02:51 ID:R8EWLdE9
彼女は蟻地獄族。非常に数の少ない種だが、その殆どが女性型で、[魔物]として暮らしている。
彼女達が狙う獲物は、男性型の、特に人の若者の精液。
岩場や、今回のように廃墟に巣をかまえ、獲物を待っている。

青年は捕まってしまったようだ。
ここにきて気付いた事だが、彼女の体は青年より遥かに巨大であった。
上半身しか出ていないのに、青年より頭二つ分以上は大きい。
哀れな青年は四つの爆乳を使った抱擁を受け、もがいている。
摩擦係数など関係なく、爆乳で抱え込んで押し潰すかのような、強烈な抱擁である。
305名無しの物書き:2007/03/12(月) 14:03:47 ID:R8EWLdE9
「むっんむうぅぅぅ!」

「うふふ、元気で美味しそうな獲物、捕まえちゃった♪」

デヴィニはそう言うと、乳房への圧迫加減で青年の体を上下させ始めた。
“全身パイズリ”である。
頭の天辺から足の先まで柔らかい乳肉に満遍なく揉み込まれる。
ミルクローションの効果も相まって、ヌニュルムニュルと扱かれていた青年は、
数秒前まで逃げようとしていた事を忘れるほど、性欲の虜になっていた。

「ん"ー!ん"ん"ん"ん"ん"!!ン"ン"ーーーー!!!」

ブビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッビュゥッビュビュゥッ!!!

経験した事の無い、凄まじい射精が青年を襲った。
洒落にならない量の精液が、噴火のごとく飛び出した。
青年は爆乳の中で白目を剥き、涙を流し、軽く泡を吹きながら絶頂を迎えていた。
306名無しの物書き:2007/03/12(月) 14:05:02 ID:R8EWLdE9
「あらら?もう死んじゃいそうですか?ダメですよ、まだ始まったばかりなんですから。」

デヴィニはそう告げたが、青年の耳に届いているかどうかは怪しい。
そして自分の胸の谷間に注がれたザーメンの一部を指で掬い、品定めを始めた。
ネチネチと音を立てて粘り気を確かめ、臭いを嗅いで濃さを確認し、最後に口に含んで味わった。
品定めが進むにつれてデヴィニの瞳は潤み、危険さを感じるほどの情欲を掻き立てている事が見て取れた。

「フゥッ、コレっ、ンッ、スゴく、ウンッ、イイかも」

どうやらこの青年は彼女にとって、極上の獲物でもあったらしい。
そういうと彼女は、青年を谷間からひっぺがし、左下の乳首を青年の口に捻込んだ。

ブシャァァァァァ…

捕獲の際使われたミルクが、青年の腹の中に流し込まれてゆく。
一度の噴火で萎びていたぺニスは、途端に力を取り戻して天を仰ぎ、
まともに意識を取り戻すかどうか怪しかった青年の瞳には、しっかりと光が戻っていた。
307名無しの物書き:2007/03/12(月) 14:06:26 ID:R8EWLdE9
「ウフフ、元気になったね。私のミルクはね、すぐに吸収されて精液になるの。
しかも栄養満点だから、飲み続けてる限り死ぬことはないわ。
しかも貴男の様な上等な精液は、私の生きる源にもなるし、
エネルギーに分解されて一部をミルクの原料に回すことができるの。
つまり、貴男は私のミルクを飲んで、私は貴男の精液をもらう。
このサイクルを、永遠に続ける事ができるの!永遠に最高の快楽を味わい続けることができるの!!」

陶酔しきった顔でデヴィニが告げる。
308名無しの物書き:2007/03/12(月) 14:08:06 ID:R8EWLdE9
青年は恐怖に顔を引きつらせたが、直後、ペニスをくわえられ吸い上げられた。

ヴチュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!

頭の中と視界が快感でスパークする!

ドバババババババババババババババババババーー!!

訪れた射精は彼女が告げた通り終わらない!!

ブシュッブシャップシャァァァァァァァァァ

ミルクを飲まされているので声を上げる事も出来ない!!!

青年はその快感全てを、確実に受け止めた、失神する事無く、死ぬ事もなく。

長い長い射精に一段落尽かせたデヴィニは、青年を抱えて巣に潜り込んでいった。

「ンフフ、やっぱりスゴくおいしい、上等な精だね。お兄さん、私だけのものにしてあげるね。」
309名無しの物書き:2007/03/12(月) 14:09:10 ID:R8EWLdE9
これから始まる、永遠の快楽の舞台である我が家に引っ込んだのだ。


巣の中では次の交わりが始まろうとしていた。

「ここ、未だだったよね?」

彼女は次の交わるポイントを彼に見せ付けた。

初めて見る節くれ立った虫の下半身と、滑らかな肌を持つ人の上半身との境目に、子供一人は飲み込めそうな肉のクレバスが見えた。
彼女の、デヴィニの生殖器だ。
(あそこに種をぶちまける…)
そう意識しただけで彼のペニスは元気を取り戻すようになっていた。
当然デヴィニはそれを感じ取り、直ぐ様青年のペニスを、下半身ごと飲み込んだ。
310名無しの物書き:2007/03/12(月) 14:09:54 ID:R8EWLdE9
見た目通り若干小さく感じられた膣は、時折キュウキュウと下半身を締め付けてくる。
が、次の瞬間、肉壁がグネグネと蠢き始めた。まるで飲み込むかのような禪動を始めたのだ。
全身を激しく揉み込むような刺激に、大量のミルクを飲まされ続けていた青年が、堪えられる訳は無かった。

吹き出る精液は彼女の膣の奥へと飲まれていき、彼女の生きるエネルギー源として吸収されていった。
そして一部をミルクに変換し、青年に流し込む。

彼女の言う、永遠のサイクルが今ここに完成した。
何人にも邪魔されない、余程のアクシデントが起きない限り終わる事の無い、絶頂のみの日々が、始まったのだった…


BAD END.....?
311名無しの物書きっぽいの:2007/03/12(月) 14:10:56 ID:R8EWLdE9
以上です。御粗末さまでした。
312名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 14:34:00 ID:agkZe5WW
GJ!
羨ましいな…
とか思った俺はもうダメなのかもしれない
313名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 16:54:42 ID:l843HIz5
激しいな・・・
314名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 22:01:40 ID:xD/2UInW
どこか「ラストマン」に出てきそうな雰囲気だな…
315名無しさん@ピンキー:2007/03/12(月) 23:26:13 ID:uDUy7L5h
>>314
そうか、どこか311氏の蟻地獄にデジャヴを感じたのはそのせいかw
2巻の蜘蛛女とか?

文章自体は妄想できて良かったけど、擬音をそのまま入れる文体は個人的には好きじゃないな。
いち名無しのたわ言だけど。
316名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 01:06:45 ID:Mhz38JVO
>>311
乙。
悪くはないけど、苦言を呈させてもらう。
一レスあたりがちょっと短すぎて読みにくい感があるので、そこを改善しておくれ。
携帯なら、ttp://i2ch.net/の「書」から書き込みできるのは変わらないけど、その画面にある「長」を押せば長文も書けるようになる。上手く使ってくれ。
あと、出来る限りsageる事。
毎年この時期は長期休業で浮かれた餓鬼共が現れて、荒れる原因になる。sageていれば少しは回避できるから、出来ればsageてほしい。
ざっと見た感じ文法上の致命的なミスは特に見当たらなかったから、あとは>>315氏が言うように擬音をそのまま使うのはちょっと読みにくいと感じるので、そこらへんを改善して頑張ってくれ。
317名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 01:53:50 ID:K1nqPL65
>>316
乙。
悪くはないけど、苦言を呈させてもらう。
一行あたりがちょっと長すぎて読みにくい感があるので、そこを改善しておくれ。
改行ならキーボードにある「Enter」を押せば次の行に移れる。上手く使ってくれ。
あと、出来る限り改行する事。
毎年この時期は長期休業で浮かれた餓鬼共が現れて、荒れる原因になる。改行していれば少しは回避できるから、出来れば改行してほしい。
ざっと見た感じ文法上の致命的なミスは特に見当たらなかったから、あとは俺が言うように文章改行せずにそのまま使うのはちょっと読みにくいと感じるので、そこらへんを改善して頑張ってくれ。
318311:2007/03/13(火) 06:18:05 ID:QYJy/9Za
苦言忠告多数ありがとう。参考にさせて頂きます。
わざわざageたのは活性化を狙ったんだけど…
意味ねえですかね?
319名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 07:28:10 ID:37Q3En/0
>>318
その可能性も無くはないが・・・・・厨房がわく可能性のほうが高いと思われ
320名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 07:35:06 ID:l8gL8njU
俺としては活性化してほしくないかな
厨房が大量発生するかもしれないし
活性化するとリスクを負う事になるからな
321名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 09:50:55 ID:37Q3En/0
有名な修羅場スレのほうではもうかなり厨房が発生してきてるらしいしね。
まぁ、ぼちぼち盛り上げていけばそれでいいさ
322名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 10:49:50 ID:OHQ3WPmT
そもそもここは元から活性化してるスレだからageる必要ないし
323320:2007/03/13(火) 13:09:44 ID:l8gL8njU
>>322
そういやそうだな
324名無しの物書き:2007/03/13(火) 22:02:22 ID:QYJy/9Za
フゥーハハハー!再び俺参上!
風邪で脳回路がショートし、妄想回路が暴走したぜ!
無計画に始めたら大変なことになってしまったが、
手元に置いておくと爆発しそうなのでくれてやる!
手直しは相当しましたが、おかしな所を見つけても笑って見逃してやってください。
自分で悶え死にましたので、甘過ぎ注意。



滅びの大戦から五百年。
かつての日本列島にあった巨大都市は、見る影もなく滅んでいた。
しかし、田舎と呼ばれていた地区、地方都市などは戦災を免れたらしく、都市全体の半分以上は生き残っていた。
そしてそこは一番発展した街として、人々の人気の的でもあった。

ここコウチも、そんな元田舎の街であった。

325名無しの物書き:2007/03/13(火) 22:03:18 ID:QYJy/9Za
【幼なじみは蛇娘】

鉄道などは完全に死んでいたが、その周りにある商店街はどっこい生き残っていた。
その商店街を歩く一人の若者がいた。
彼の名はケンヂ。
この街で生まれ育ったが、八年前からある事を学ぶという理由で旅に出ていた。
「ここはいつも賑やかだな…」
商店街である。今も昔も賑やかなのは当然である。
ケンヂは天然系のボケであると思われる。
そんなボケが一体旅で得たものとは!?ま、まぁその内判るだろう。
ケンヂは帰郷の報告をするため、歩きだした。
ここから20キロは離れた、海沿いの我が家に向けて。
ぐぎゅるぅぅぅぅぅ〜…
ケンヂは思い出してしまった。
彼此二日、水しか口にしていない!
(だりぃなぁ〜、死んじまうんでねぇかなぁ〜。)
くどいようだが、ケンヂは今商店街に居る。
周りで売られているのは海の幸山の幸、食べ物ばかりだ。
何故何も買おうとしないのか?理由は簡単、彼は無一文であった。
所々で働いて小金を稼ぎながら旅をしていたが、つい先日財布と共に働く際の必需品、身分証を紛失してしまったのだった。

今の世は、獣人だけでなく人も己の身分を証明するものを所持していないと働けない。
持たないものは、廃墟に潜む魔物や荒野を徘徊する鬼畜と同じ扱いを受ける。
人の社会には受け入れられない存在として。

ところがこのボケケンヂは、そんな命の次に大切なものを無くした。
このままでは金を稼ぐ事が出来ず、当然旅など出来たものではない。
身分証は地元で、肉親と共に申請に行かないと発行してくれない。
ぶっちゃけ旅にも飽きたし、ここらが潮時と踏んで帰ってきた、と言えなくもない。
情けない話である。
(帰って親の稼業、農業と漁業継ぐのが一番だわな。
あと余裕が出来たら畜産も始めてみるか。
鶏なら家の土地で出来るだろう。)
悠かなる故郷を思いながら、彼はそんなことを考えていた。
326名無しの物書き:2007/03/13(火) 22:04:21 ID:QYJy/9Za
ここで思い出してほしい。彼は、“ある事”を学ぶため、旅に出た。そう、“畜産”である。
コウチでは大戦前から野菜や果物の栽培が盛んであった。
一方畜産は、小規模な農家が点在する程度だった。
遥か昔、ケンヂがまだ幼い頃、一度だけ肉を食す機会があった。
魚と野菜で育ってきた彼にとって、肉の味はとても素晴らしいものに感じられた。
しかし、それ以降肉に出くわすことはなく、肉を食べたいという欲求は募っていった。
ある時ケンヂは気付いた。野菜も魚も、自分達で作り、獲って食べている。
じゃあ肉も自分達で作り獲ればいいじゃん!素晴らしくいい考えに思えた。
が、彼の家の近くには畜産をやっている家はなく、コウチの外に出ないとまともに学ぶことは出来ないという現実があった。
そしてケンヂは旅に出た。畜産を学ぶという大義名分を抱えて。
あーよかった、旅の目的をちゃんと書き上げられた(笑)。

紆余曲折はあったが、ある程度の畜産の知識を身につけ、ケンヂは帰ってきたのだった。
およ?いきなりヘタリ込んでるよ?お〜い、どしたの〜?
ぐぎゅるるるぅぅぅぅぅ
…空腹で目を回していたのだった…

「あれ?ひょっとしてケンヂじゃない?どうしたの?何でこんなとこで寝てんの?」
透き通るような、それでいて人懐っこさを感じさせる声がした。
聞き覚えのある、そして懐かしい声で名を呼ばれたケンヂは意識を取り戻した。…気力で。
目を向けた先には、美しい蛇人族の女性がいた。
(確か彼女は…いや“こいつ”は!)
彼女はケンヂの幼なじみのコトノだった。
昔散々いじめられた記憶がよみがえる!
「懐かしぃ〜久しぶり!どこ行ってたの?
てゆーか何でこんなとこでたれてんの?」
人懐っこい笑みを浮かべて質問攻めをするコトノ。
ケンヂは悪態を吐こうとしたが、
ぐぎゅるるるるぅぅぅぅぅ
ぎゅぐゅりゅるぅぅぅぅぅ
今までで一番の腹の虫が鳴り、ケンヂは何も言えず力尽きた。

GAME OVER.......?
327名無しの物書き:2007/03/13(火) 22:07:42 ID:QYJy/9Za
気が付くと、小綺麗な、どこか懐かしい匂いのする部屋に寝ていた。
(どこだ?これが天国ってやつか?)
…ボケ全開である。
起き上がり部屋を見回すと、なぜか見覚えがあるような気がした。
しかし考えてもわからないので、とりあえず部屋から出てみた。
そこでケンヂが見たのは、カマド相手にてきぱきと料理を作る、コトノだった。
その様子をケンヂがぼーっと見ていると、顔を上げたコトノと目が合った。
「あ、良かった気が付いたんだ。
すごいお腹の音鳴らしたと思ったら気絶しちゃうんだもん、びっくりしちゃった。
待っててね、もうすぐご飯出来るから。
あ、表の川で水浴びしてきなよ。ちょっと臭いよ?」
「あ、ああ。分かった。」
一気にまくしたてられ、とりあえず従うことにして川に向かった。

一応断っておくが、風呂なんて文化は残っちゃいないのだ。水浴びが、立派な入浴なのである。

まだ春先なので水は冷たかったが、暖かい陽射しがそれを中和してくれるようで、以外と気持ち良かった。
「おーい、ご飯出来たよー!」
コトノが呼んでいる。
妙に違和感じみたものを感じたが、気にせず服を着て彼女の下に向かった。

彼女の作ってくれたご飯はとてつもなく美味で、ケンヂは二日分取り戻すかのように貪った。
食後、お礼を述べたときに気が付いた。違和感の元を。
彼女の家族がいない。一人である。
「そういや、おじさんおばさんは?見掛けないけど」
――で死んじゃった…なんて展開になったらどーすんだこのボケは。今更はっとしても遅いぞタコ!
だがそんな心配を余所に、明るくコトノは言う。
「あれ、忘れたの?
あたし達蛇人族は15で成人になって、独り立ちするのよ。
もう10年も一人暮らしよ。」
「あ、そうだったっけ…………!!!???」
ケンヂはほっとしたのも束の間、トンでもない状況であることを理解し、驚愕した。
《美人の幼なじみと二人っきり》
ある意味において、凄まじいシチュエーションである。
それと同時に、ある記憶が鮮明によみがえってくる。

328名無しの物書き:2007/03/13(火) 22:09:04 ID:QYJy/9Za
そう、10年前に一度、ケンヂはここに来ていた。一人暮らしを始めたばかりのコトノを尋ねて。
二人ではしゃいだり、共同で料理を作ったりした。そのマズさも覚えている。
そして、問題の記憶に差し掛かる。
夕方、ケンヂはそろそろ帰ると言いだした。
するとコトノがそれを引き止めた。
『淋しい』
15になったばかりの娘が、準備をしていたとはいえ一人にされた。
人恋しくなるのは当然といえる。
彼女の見たこともない淋しそうな表情を見たケンヂは、その晩コトノの家に泊まることにした。
天性のボケで楽天的なケンヂは当時、ガキであった。
コトノのことは友達の一人としか思っておらず、女として意識すらしていなかった。
《一人暮らしの女の子の家に泊まる》というイベントが、男にとってどれだけ意味をもつものか、
その時のケンヂは知る由もなかった。
その夜、ぐっすり熟睡していたケンヂを寝苦しさが襲った。
重苦しい…しかも寝返りが打てない…
意識が覚醒するにつれ、妙な声と、股間に感じるぬるぬるした感触、
そして全身が締め付けられる痛みを感じ、ついに目を覚ました。
そこには見たこともない光景があった。
全裸のコトノが絡み付き、下半身である蛇の胴を己の体に巻き付けている。
15らしい小振りな胸をプルプルと震わせ、喘ぎ声を上げて腰を打ち付けてくる。
そのたびにチンポにむず痒い衝動が走り、何かが込み上げてくる。
そしてついに、射精したのだ。
それはただの射精ではなく、記念すべき一回目の、[精通]であった。
そのまま長い時間、訳も分からないまま何度も何度も犯されて、遂にケンヂは意識を失った。

翌朝起きると、コトノが泣いていた。
『ごめんなさい』と。
ケンヂは何も言わず帰宅し、その後二人が会うことはなかった。
ケンヂ、もうすぐ15という、春の事だった。

329名無しの物書き:2007/03/13(火) 22:11:40 ID:QYJy/9Za
そして10年ぶりの再会。

トンでもない記憶がケンヂの頭の中を駆け巡っていた頃、コトノの方は疑問を多数構えていた。
もともと勝ち気な彼女だ、遠慮なく質問攻めにした。
「改めて、久しぶり。てか何であんなとこで気絶するはめになったの?
お金持ってなかったの?
それに随分臭かったけど…何したらあんなに臭くなれるのさ?
それに…10年間も音沙汰無しだったけど、それは友達としてヒドイんじゃなくて?」
ことばに詰まるケンヂ君。
旅のことを説明すりゃ九割は片がつくが、記憶の中の彼女とダブり気押されてなかなか喋りだせない。
「なんかいってよ〜あたし一人喋ってるじゃんか」
「あ、うん。あ〜その…」
何だか理不尽な愚痴をたたかれたが、喋りだすきっかけを与えられ、旅のことを説明した。
だが最後の質問、“なぜ10年間連絡無し”という質問には答え切れていない。
ケンヂが旅に出たのは八年前。
二年間、ケンヂはコウチにいたのにコトノと連絡を取らなかった。
そのことを説明するため、ケンヂは10年前の“あの事”について、尋ねる事にした。
「なあ、俺たちが会うのって、10年ぶりなんだよな。
俺がコトノん家に泊まったあの日以来だ。
その、“10年前の事”なんだけど、一つだけ教えてくれないか。
何で、あんな事をしたんだ?」
記憶の底に封印していた疑問を、10年来の疑問を、ぶつけた。
コトノの表情は曇り、沈黙した。

静寂が訪れる。

数分後、ポツリ、ポツリと、コトノは喋りだした。
「あの時のこと、覚えてたんだ。
怒ってる?あたし、ヒドイ事したよね。」
紡がれる謝罪のことば。ケンヂは黙ったままだ。
「眠っているケンヂを無理矢理…許して何て言えないけど、ホントに淋しかったし、それに…」
ケンヂは俯いたまま動かない。
…寝てんのか?いや起きてた。どうぞ続けて。
「それに、あたし、ケンヂの事、ずっとずっと、好きだったの。
あの晩、ケンヂが一緒にいてくれた事が嬉しくって、
ケンヂの寝顔見てたら自分が押さえられなくなって、それで…ごめんなさい。」
再び漂う沈黙の空気。

さあ次はケンヂのターン!ごめんなさい悪ふざけが過ぎましたもうしません。

何か納得したように、ケンヂが喋りだした。
「そっか、そうだったのか。
あの時は俺、本当に何も知らないガキだったんだ。
コトノが女の子だって事も意識しないくらいの。
だからあんなことされてびっくりして、コトノの事を避けるようになってしまったんだ。
その事は随分とコトノの事を傷付けたと思う。ごめん。」
一息に喋った後、ケンヂは深呼吸をして、再び喋りだす。
「俺、暫らく何度かあの場面を夢に見たんだ。
そのたびに、何でコトノはあんな事をしたんだろう、何の目的でって。
馬鹿な話だよな。
ちょっと知識があれば、好き人同士の営みだって理解出来るのに。
無知、鈍感は罪だなぁ〜。」
そう言ってケンヂはおどけてみせた。
330名無しの物書き:2007/03/13(火) 22:12:45 ID:QYJy/9Za
「フフッ、バカ」
コトノは泣き顔でクスリと笑うと、こう切り出した。
「ねぇ、一つ聞いていい?
今のケンヂはあたしのことどう思ってるの?」
その質問が出た途端、ケンヂは石化したように動かなくなった。
実は、あの日の記憶は旅をする中薄れていったが、
ケンヂの中にあったコトノへの想いというものは、日増しに大きくなっていたのだ。
大事な事を忘れ、想いだけが募っていたために、ケンヂ本人は自分の感情に疑問を抱いていた。
しかしこの日、自分の気持ちの理由が判明し、相手の想いを知った。
そのことはケンヂの想いを何倍にも、何十倍にも膨らませ、暴発寸前まで追いやった。
だがケンヂは、筋金入りの、いや鉄筋入りの奥手であった。
顔はおろか首まで真っ赤になり、汗を掻いて黙っている。
幸いコトノは俯いており、ケンヂの恥ずかしいトマト顔は見られていなかった。
そのため、表情から悟ってもらうことが叶わず、意志疎通が無いまま二人とも完全に固まってしまった。
沈黙が支配したことをきっかけに最悪の返答を連想してしまったコトノの顔は、若干青白くなっていた。
「ぁ〜ぅ〜その、つまり、………だよ。」
やっと、う〜う〜唸りながらぼそぼそとだが、告げた。当然伝わるわけはない。
「…ぇ?」
顔を上げて聞き返す。涙を溜めた目が真っ赤である。
その顔を見たケンヂははっとし、腹を据えた。
この想いを彼女にしっかり伝えないと。大好きな彼女が、傷付き泣く姿を見たくないから。
コトノを抱き締めながら、己の気持ちを吐き出した。
「俺はコトノのことが好きだ、大好きだ!もうお前を悲しませたくない、ずっと一緒にいよう。俺と一緒に幸せになろう。」
一方コトノの方は茫然としていた。
悪い結末がビジョンを支配していたためか、完全に思考が止まってしまった。ネガティブな娘だなぁ。
「コトノ?」
相手が黙ったままだと、不安になる。ケンヂはコトノに顔を会わせた。
「もういっかいいって」
抑揚のない、擦れた声で言う。
「え?」
聞き返すケンヂに、コトノははっきりと言った。
「もう一回言って!」
「…好きだ。コトノが大好きだ。愛してる。」
再び抱き締めながら、はっきりと言う。
「もう一回!」
コトノもケンジに抱きつき、彼の想いを再確認する。
「愛してる!お前を幸せにしてやる!」
さらにコトノをを強く抱き締め、叫ぶように言う。
「もっどー!!」
彼に巻き付き、涙を流しながらことばをねだる。
「好きだー!愛してるぞー!!」
彼女に言い聞かせるように、叫びだす。
「ゔえ゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙ん゙!!!」
感極まって号泣しだしたコトノ。
「大、好きだーーーー!!!」
歯止めがきかなくなり愛のおたけびをあげるケンヂ。
想いの通じ合った二人は、長い時間抱き合っていた。
その間、歓喜の涙を流す女と、絞めあげられて脂汗を流す男がいた。

331名無しの物書き:2007/03/13(火) 22:13:37 ID:QYJy/9Za
その夜、二人は10年ぶりに体を合わせた。

その時になってケンヂはちょっとだけ後悔の念を抱いた。
コトノは蛇人族である。
当然腰から下は蛇であり、好きな人にはたまらない姿をしている。
が、大蛇というべき巨大さを誇る。
つまり、重いのだ。恐らく、ケンヂの三倍くらいの体重があるものと思われる。
お姫さま抱っこなんかしたら腰が死ぬ。
その上、蛇人族の女性は、皆Hなのだ。
10年前のあの日のように、失神するまで求められたりすることは日常茶飯事だ。

翌朝、これから大変かもしれないという将来に対する不安と、
愛する人と一緒になれたという最高の幸せを感じながら、
コトノのとぐろの中で目覚めたケンヂなのであった。

HAPPY END......?

ってちょっと待ったケンヂ君、君身分証は!?実家に帰らなきゃいけないんじゃないの!?
その事に気付き、慌てて実家に向かったのはさらに翌日のことでしたとさ。
ボケっぱなしだなぁ〜。

おしまい!
332名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 22:18:22 ID:40FhPZio
リアルタイムktkr!
欲望を抑えきれない蛇っ娘カワイス
333名無しの物書きが後書き:2007/03/13(火) 22:19:35 ID:QYJy/9Za
以上です。
俺の個人的願望シチュエーション部門を、これでもかと詰め込みました。
逆レイプ分が少ない?回想だけで勘弁して。
最後んとこは逆レじゃないので割愛しました。
つーより書けなかった。ごめんね。
エロって難しいなあorz
脳が痛いのでもう寝ます。
334名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 22:21:24 ID:VKj9U7QE
GJ
えぇ娘やなぁ……
335名無しさん@ピンキー:2007/03/13(火) 23:04:42 ID:37Q3En/0
な・・・なんというGJ・・・・・・!
俺もこんな子とやりたい・・・・・・
336名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 00:31:39 ID:iUlINUHs
 ある雨の日、俺は不思議な子猫を拾った。
 不思議といっても変な特殊能力があるというわけでもない、ただ気になっただけ。
 雪のように真っ白な毛並み。綺麗な瞳は、左目が赤、右目が青とオッドアイだった。
 帰って風呂に入れさせて、牛乳を与えた。
 今、その子猫は胡坐をかいている俺の膝の上で、俺を見上げながらにゃあにゃあ鳴いている。
 頭を撫でてやると、小さな猫耳がぴくんと動いた。引っ掻かないあたり、俺を懐いているようでちょっと嬉しい。
 人差し指を猫の口元に持っていくと小さな舌で舐める。少しくすぐったい。
 俺はこの子猫を飼うことにした。
 両親も既に他界して、一人で暮らしている俺に家族ができた日だった。


 数ヵ月後。その日は暖かかくてバイトも大学もないので、部屋でずっと昼寝をしていた。
 起きた頃にはすでに外は真っ暗で、電気もつけていなかったので部屋も真っ暗。
 しかしそんな事は些細なこと。俺は押し寄せる体が痺れる感覚……いや快感に襲われた。
 体の上、下腹部の辺りにに何かが乗っている……それは上下に動いていて、動く度に快感が押し寄せる。
 耳に何か聞こえる……押さない少女のような声。
 何とか近くのスタンドライトを点けると、辺りが少し明るくなり俺は驚いた。
 聞こえている声のとおり、小学生、それも低学年ほどの幼い少女が俺の腕に跨って腰を上下に動かしている。
 その小さなアソコで、明らかにサイズ違いの俺のモノを受け入れて、外見とは想像できないほどいやらしく喘いでいる。
 白髪の少女……何処かで見覚えがあるような、ないような……。
 少し考えると、すぐに少女の正体に気付いた。
 そう、少女は俺の唯一の家族、あの子猫だ。
 少女から生えている猫耳に、ゆらゆら動いているのが見える猫の尻尾。そして何より、少女の瞳の色が子猫と同じ色なので確信できる。
 少女は俺が起きたことに気付くと、喘ぎながら笑顔を見せる。
 その笑顔にやられて、俺は幼い膣内に精を放ってしまった。
 とてつもない快感が押し寄せて、結合部からは精子が溢れ出ていて、猫耳少女は耳をぴくぴく動かしながらそれを受け止めていた。
 俺と少女の荒い息遣いが部屋に流れて、俺は少女に問おうとするが、再び少女が腰を動かし始める。
 再び押し寄せる快感、俺は声が出なくなり、その代わり自分でも抑えきれない衝動が俺を襲った。
 彼女を犯したいと、どうしようもなく思ってしまった。
 家族同然の少女としてしまっている背徳感か、もしくは自分でも気付いていないがロ○コンで支配欲にでもかられたか……。
 どちらかは分からないが、気がつけば、俺は力ずくで少女に覆いかぶさって、激しく腰を動かし少女を犯していた。
 少女の正体が子猫とか、なんでこのような姿になっているのか、そんなのはどうでもよかった。
 俺は何度も幼い膣内に精を注ぎ、口やアナルも犯していたが少女は満足そうに笑みを浮かべて全て受け止めている。
 その表情に俺の欲望は尽きることがなく、何度も、何時間も、俺は少女にとっての交尾を続けていた……。
 何だかもう、何も考えられない………頭が真っ白になっていく……。
「んふふ……もうお兄さんは、私の物……♪」
337名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 00:32:19 ID:iUlINUHs


 暗くなった部屋……何時間、何日経ったかわからないけど、俺は少女の足を舐めている。
「ん……いいよ、もっと綺麗にして」
「……」
 言葉が出ないけど、気にしない。少女の言うことを聞いていれば飯もくれるし風呂にも入れてくれる。
 だから言葉なんて必要なくなっていた。
「うん、もういいよ。本当にいい子だねぇ」
 少女が俺の頭を撫でてくれる、嬉しい。
 そんな時、部屋のドアが開くと風が吹き体が震える。そして少女と同じ猫耳を生やした少女が入ってきた。
 もう一人の少女は俺を見て笑っていた。
「へぇ、また新しいペット見つけたんだ」
「うん。ふふ……この子のおちんちんから妖力を入れてあげたら一発だよ、凄いでしょ♪」
 何を話しているのかわからない。どちらでもいいから、早く交尾がしたい。
 でも、少女がいいと言うまで動いてはいけない。そういう言いつけだから仕方が無い。
「いいなぁ……ねーねー、ちょっと借りていい?」
「いいよ。でもすぐ返してね?」
「うん。……へぇ、もう何にも考えられないって感じだねぇ。でもココはおっきくて美味しそう。よろしくね、お兄さん?」
 どうやらこの少女が俺と交尾をしてくれるようだ。
 彼女の唇が俺の唇と重なって、俺の口内を嘗め回してくる。
 俺はこの後どうなるんだろう………そんなつまらない疑問が一瞬頭をよぎったけど、考えるのは止めよう。
 俺は、彼女たちの言う事を聞いていれば……それで幸せなのだから……。

―終―


勢いのまま書いた。台詞が全然ないけど反省はしてい(ry
338名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 00:35:01 ID:iUlINUHs
訂正

× 俺の腕に跨って腰を上下に動かしている。

○ 俺の上に跨って腰を上下に動かしている。
339名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 01:18:10 ID:mgpDz/gc
んーバッドエンドか・・・。

でもエロエロGJ!
340名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 05:11:55 ID:6dmXoNg8
久しぶりにこういうのもいいなw
エロくれGJ!!
341名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 05:17:20 ID:pOOAf/zD
だがちょっと待ってほしい
これはハッピーエンドそのものではないかGJ
342名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 07:27:25 ID:PfEa09JE
これはどこからどう見てもハッピーエンドだろ
343名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 09:15:57 ID:++ZjTCuU
お前らのバッドエンド範囲せますぎだろw
344名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 22:51:26 ID:PfEa09JE
時に暁狐さんや【生産性の低い人】氏は何処?
345名無しさん@ピンキー:2007/03/15(木) 22:53:44 ID:qONqveco
きっと充電中なんだよ・・・
きっと、な。
346パクリ者 ◆QnKpOCEIdw :2007/03/16(金) 01:53:15 ID:JKLvzR+V
オッドアイの乱入してきた方のおにゃのこのストーリーが浮かんでは消える今日この頃

作者さんの許可を頂ければ書いてみたいのだがいかがでしょうか?


ちなみに自分は前スレ最後で犬娘を書いた者です。
インスパイアばかりで嫌なようでしたらROMってますです、ハイ。
347名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 06:10:48 ID:TJvU3z1X
ベネ!(よし)
新参者氏やくまさんも何処に行ったのか…
348名無しの物書き:2007/03/16(金) 19:53:29 ID:Iw0Ey9kK
フゥーハハハー!三たび俺参上!
…お呼びでない?まぁそう言わず聞け。
お前達は暁狐氏やくまさん氏達を待ち望んでいるようだな!
俺も同じだ!!白状しますファンですいやマジで。
しかし彼等からの投下はなく、充電に入ったという噂までたってしまった。
だから彼等が帰ってくるまでの間、俺達でこのスレを湧かすんだ!!

偉そうな事言ってごめんなさい。駄文、読んで頂けたらそれだけで充分です。
また長いですが、お付き合い下さい。

>>336-337
GJです!人間がぬこにペットにされる、主従逆転!禿萌えた!



蜘蛛、その不気味な容姿から気味悪がられていた虫。
害虫を食べる益虫ということで一応大事にはされていたが、
その毒々しく怪しい姿をした小さな虫は、殆どの人には嫌われていた。

…いつの話だ。可愛らしい小さな虫じゃないか。
今の蜘蛛は毒々しい色のままでっかくなったうえに、益ですらないんだぞ。
女の上半身がくっついて、毎晩散々俺を犯すんだぞ!
それが彼女なんだぞ!!

ここは復元資料をさらに複製し収めた、復元図書館。
そこで昆虫図鑑という資料の中にあった蜘蛛の項目を覧ながら、
青年シンゴは心の中で叫んでいた。

349名無しの物書き:2007/03/16(金) 19:55:49 ID:Iw0Ey9kK
【シンゴ青年の不幸せ(?)な日々】

滅びの大戦と呼ばれる戦争があったのは五百年前。
その時生き残った人々は、自分達が築いてきた文明が世界を滅ぼしたことを悟り、
ありとあらゆる資料を後世に残さないため、処分してきた…はずだった。
その当時の世界人口は軽く百五十億を超えており、その分だけ膨大な量の資料が存在した。
大戦後の世界人口わずか五百万程度の人力では、全ての資料を処分することは不可能であった。
そして現代、数少ない貴重な資料は発掘され、大戦前の文明について、研究がされていた。
一部は複製され、こうして復元図書館に並べられ、誰もが覧ることができた。
シンゴがいたのは列島と呼ばれる国で初めて建てられた復元図書館。
そしてまだ列島に一つしかない復元図書館でもあった。

ここは学問の都市という別名をもつ、ヒロシマ。
最近、滅びの大戦前に一度、壊滅していたことが判明した都市だ。
滅びの大戦でも激しい戦火に呑まれ、全滅寸前に追いやられてはいたが。
そんな都市がなぜ列島初の復元図書館が建つほど復興したのか?
その理由は、この列島では人が多く住める土地が隣の街オカヤマより東にはなく、
様々な流通の中心として発展せざるをえなかった事にある。
それにこの地にいた人々の子孫は、崩壊からの立ち直りに強く、世界的にも早く復興した都市でもあった。

そんなヒロシマでシンゴは、生物学者を目指し勉強していた。
世界人口の三分の二以上を占めるのは獣人である。
彼らは大戦時に、人に動物の体と能力を加えて造られた、キメラ(合成生物)の子孫だ。
今では普通に人と共に生活し、中には夫婦になるような者までいる。
たまに社会に溶け込めず、害をなす[魔物]に身をやつす者もいるが。
そんな当たり前になった獣人を、異端視する人はいつの世にもいたのだった。
このシンゴも、程度は軽いとはいえ、そんな中の一人だ。
だがシンゴは獣人を理解したかった。
そのために、獣人に組み合わされた、動物のことを学ぼうと思い至ったのだ。

動物のことを学び調べるのに一番効果的なのは、野山にいる野生の動物を観察することである。
シンゴはその事を把握すると、早速調査をはじめた。
しかし何を焦ったかシンゴは、初心者の分際でいきなり深い山へと入っていったのだ。
その山には魔物がいて、シンゴは出会ってしまった。

木々を掻き分け、暗い山の中を突き進み動物を探すシンゴ。
足元に注意もしないため、“何も発見しない”まま、三日が過ぎていた。
いきなり開けた場所に出た。草が倒され、敷き詰められている。
何かの巣だと悟ったシンゴは、早速調べ始めた。
しかし、何かに引っ掛かったのかいきなり動けなくなった。
よく見ると何か透明な糸が体に絡み付いているのが見えた。
そしてそれは現われた。
「かかった〜♪うわ、でかっ。てか人?人だっ。どっどーしよー?」
現われたのは若い蜘蛛女族だった。
世界的に男女の比率は半々だが、獣人の中には男女のどちらかが多いか、どちらかしいかない種族がいた。
シンゴの前に現われたのは、女しかいないのでそう呼ばれる種族のものだった。
こんな人里離れた場所に住む彼女が、魔物であるとすぐにシンゴは推測したが、どうも様子が変だ。
とりあえず観察してみよう。
「あ、あら素敵な…違う、美味しそうなお兄さんね。わ、私の名前はマ、マリーよ、は、初めまして。」
なんだコイツは?本当に魔物か?
己の推測に疑問を抱いたシンゴは、マリーと名乗る女をおちょくってみることにした。
「初めまして、ママリーさん。」
「違う!マリーよ!貴男は今から私に食べられることになってるの!邪魔しないで!」
…激しい反応を示してくれた。
どうやらシンゴは“食べられることになった”らしい。獲物役って事か?
そんなことを思うシンゴを余所に、マリーは自分の“役”に集中した。
350名無しの物書き:2007/03/16(金) 20:00:46 ID:Iw0Ey9kK
「あ、貴男は今から私に食べられるの。私のご飯よ。でもその前に…」
“台詞”を語りあげるマリー。だが、次第に顔が赤くなっていくのにシンゴは気付いた。
「そ、その前に、あ、貴男にじじ人生最後の、そしてさささ最高のか、か、か、か、」
最高の蚊?何のこっちゃ。
「かかか快楽お!アナたにぷれぜントしてあぎるは!!!」
う〜ん、言いたいことは伝わった。
だが緊張のあまり、声が裏返ったり噛んだりしたのはマイナスだ。
役者になるためには更なる訓練が必要だ。シンゴはその感想を彼女に伝えた。
グーパンチが帰ってきた。
「違うっ!!貴男はあたしの獲物なの!食べられるの!!
でもそれじゃ可愛そうだから最後の快楽をあたしがあげるの!!
つまりえっちするの!!!」
彼女は激昂し、叫んだ。
と思ったら見る見る顔が、いや全身が(毒々しい色の蜘蛛部分も)赤くなってゆく。
あ、倒れた。マジでなんなんだコイツは?
冷静になれたシンゴは、バッグからナイフを取り出して“糸”を切り、自由を取り戻した。
が、その場からは離れようとせず、珍妙な蜘蛛女を介抱していた。

一時間後、マリーは意識を取り戻した。
「ん…ぅぁ…?はうあぁっ!?」
勢い良く飛び起きた。良かった、元気みたいだ。
しばらくキョロキョロと周りを見ていたが、シンゴと目が合うと再び赤くなり、そして泣きだした。
「お、おい何だよ、何で泣くんだよ?」
慌てふためくシンゴ。だがマリーは泣き続ける。
「おい落ち着けって。どうしたんだよ?
あっそうだ!さっき近くで旨そうな木の実を見つけたんだ。ほら、食えよ。」
落ち着かせようと必死のシンゴ君。
マリーは木の実を受け取ると両手で可愛らしく持ち、一噛りした。
どうやら落ち着いてくれた様で、シンゴはほっとした。
「どうして…逃げないの?自由になれたのに…」
ぼそりとマリーが尋ねた。
シンゴは彼女の豹変ぶりに困惑しながら、しどろもどろに答えた。
「い、いやだってほら、女の子が目の前で目ぇ回してぶっ倒れたんだもん、ほっとけないよ。
それに、…その、傍に居てあげたいなって、思ったから。」
まぁつまりは保護欲を掻き立てられたって訳だ。
だがそんな本音を知られたら、また泣きだすか怒りだすかしそうなので、ぼかしておいた。
「で、君の方は何で一人でこんな所に?俺を喰うみたいな事言ってたけど…」
シンゴは疑問に思ったことを尋ねた。
一応魔物っぽい名乗りを上げたマリーだったが、
もはやシンゴの目には普通の女の子にしか見えていなかった。
「魔物として生きるためよ!人を食らう恐怖の存在になるつもりだったのに…!!」
吐き捨てるようにマリーは言う。
[魔物]とは人との共存を拒み、ときには人を食らう凶暴な存在だ。
だがその正体は人、獣人と何ら変わらない。
社会に絶望を抱いたものが、魔物に身をやつすからだ。
このマリーもそうなるためにこの山に入ったらしい。
では彼女が絶望した理由とは一体何か?
それを聞いてあげる事によって彼女を理解し、癒す事ができる。
そしてそれはこの若い娘を助け、社会に連れ戻すためにもなる。
シンゴはそう考え、実行した。そして後悔した。

マリーには最近まで彼氏がいた。ラブラブだったらしい。
だが一週間前、突然別れを突き付けられた。有無を言わさぬ勢いで。
マリーは絶望し、四日間も泣き続けた。
そして今から三日前、奇しくもシンゴが入山した日と同じ日に、
マリーは魔物への道を歩むためにこの山に入山したのだった。
シンゴに目眩と頭痛とが襲い掛かる。
そんなしょーもない理由で魔物になられたら、今頃世界は魔物だらけになっている。
シンゴはこの娘に説教することにした。
351名無しの物書き:2007/03/16(金) 20:03:47 ID:Iw0Ey9kK
「おぜうさん、ちよつとここにお座りなさい。」
不気味な口調でマリーに語りだす。
「あんたなぁ、いくら何でもそれはあんまりじゃないか?
あんたがどんな恋愛してたとか、彼氏がどんな奴かは知らないけれど、
一度の失恋で社会に牙向けるのは、短絡的過ぎるとは思わねーか?」
シンゴの優しかった態度が急変したため、マリーはびっくりしている。
シンゴはお構いなしに続けた。
「確かに恋人に一方的に別れられたのは辛いだろうさ。解らんではないよ?
でもその程度だけで魔物目指すってのは、あまりにも情けないよ。
世界の半分は男なんだからさ、辛さをバネにしてもっといい男を見つけるよう頑張ってみなよ。
あんた可愛いんだから男なんか簡単にできると思うよ、俺は。」
言っててシンゴは気付いた、彼女の容姿に。…今更である。
臀部には巨大な蜘蛛の腹があり境目の腰からは蠢く八本の足がのびているが、
腰から上の人部分は彼の言う通り、可愛らしいと言う印象が持てる。
卵形の顔にクリッとした目、外側に撥ねる栗色のショートヘアー。
健康的な色の肌をした体は引き締まっていたが、タンクトップに隠れた胸は大きく盛り上がっていた。
今更その容姿に気付いたシンゴは、固まってしまっていた。
何を隠そうこのシンゴ、生まれてこの方22年勉強一筋できており、女性経験など一切無し。
女友達は何人かいるが、皆(種族的な理由で)お世辞にも綺麗とは言えない容姿をしていたので、
普通の友達としてしか付き合っていなかったのだ。
だが今彼の目の前にいる女の子は、明らかに美人といえる。頭の回路が何本か切れてはいそうだが…
そのためにシンゴは極度に緊張してしまい、動けなくなったのだ。
一方マリーはというと、シンゴの放つ正論のコンボにより、沈んでいた。
最後の誉めことば(?)を聞き逃すほど。

その時だった。
「うわぁぁぁぁぁぁ!?」
「オーホホホホホホ!!」
近くから、男性の悲鳴と女性の不気味な高笑いが聞こえた。
何事かと思った二人は、声のした方へ行ってみることにした。
極力音を立てないように、ゆっくり近づいてゆくと、
先程の悲鳴と高笑いの続きと共に、グチャッグチャッという水音が聞こえてくる。
そして二人は見た。
そこにいたのはマリーと同じ蜘蛛女と、恐らく彼女の糸によって縛られている、犬人族の男だった。
そこで繰り広げられていたのは、魔物が獲物を捕食する光景だった。
「ぐぁぁぁぁ…や、やめ、ひぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「ウフフフフ、い・や。久々の獲物だもの、食べる前にしっかり楽しませて。」
悲痛な声を上げる男とは対照的に、蜘蛛女は嬉しそうに言う。
蜘蛛女は腰を何度も男の腰に叩きつけ、その度にグジュッズチュッと粘ついた音を発している。
シンゴは思い出した。魔物は捕らえた獲物が異性だった場合、性交を求める事があるということを。
独りで生きているゆえの淋しさを癒すためとか、マリーの言ったように獲物への情けのような理由が言われているが、
個人個人理由は違うために、統一の理由というものは解っていない。
そんな事を考えているうちに、蜘蛛女は止めへと移っていった。
352名無しの物書き:2007/03/16(金) 20:05:26 ID:Iw0Ey9kK
「うふふ、いっぱい出してくれてありがとう。
でももう終わりにしてあげるわ。」
蜘蛛女はそう言うと男を地面に寝かせ、騎乗位の体勢に入った。
八本の足がしっかりと蜘蛛女の体を固定した、次の瞬間
ジュガガガガガ!
人には不可能な速さで腰を振りだした。あまりの速さに蜘蛛女がダブって見える。
「ひぎっっぐがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?あぎィィィィィィィィィィィィ!!」
一際大きな悲鳴が上がる。
凄まじい勢いで精を絞られているのだろう、男の顔が、見る見る土気色になっていく。
「あぃっ、がひっ、ぐあ、ぁぁ、…が、か、、…」
五分も経たぬ間に、男は息絶えてしまった。
「フウッ、なかなか良かったわ。じゃあ次はメインディッシュをいただくわね。」
蜘蛛女はそう言うと男の亡骸を抱き起こし、肩に噛み付いた。
しばらくすると、男の体が萎みだした。
蜘蛛女の牙から注入される溶解毒が男の体を溶かし、溶けた肉汁を蜘蛛女が啜っていたのだ。
その光景を見た途端、それまでの性交を覗いて興奮していた二人を、とてつもない恐怖が襲った。
二人は食事中の蜘蛛女に気付かれぬよう、息を殺し音を立てず、その場から離れた。
蜘蛛女のテリトリーから離れたら今度は、文字通り転がるように山から駈け下りたのだった。

一時間後、山の裾野に息を切らせた二人が出てきた。
恐怖による涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃになっている。
シンゴは、遠くに見える街が視界に入ると安心したのか、その場に倒れこんだ。
一方、マリーはパニック状態が継続していた。
「ちょっとお兄さん何寝てんの!?は、早く逃げないと!!」
お兄さんと呼ばれ、シンゴは思い出した。
まだ名乗ってなかった。
その事がきっかけで、緊張の緩んでいたシンゴは笑いだした。
「な、何が可笑しいのよ?笑ってる場合じゃないでしょう!!早く逃げないと食べられちゃうんだよ!?」
パニック継続中のマリー。
彼女はおかしなことを言っている。さっき山で会ったとき、シンゴを食うと言ったのはどこの誰か?
その事がシンゴをさらに笑いへと誘う。
その態度に腹を立てたマリーがシンゴに殴りかかった。
そのまましばらく笑う男と混乱し怒り狂う蜘蛛女との取っ組み合いが続いた。

数分後…
ようやく落ち着きを取り戻したらしく、二人とも野原に寝転がっていた。
「ここはヒロシマの街に近い。“あいつ”もここまでは追って来ないだろう。
それと今更だけど、俺の名前はシンゴっていうんだ。よろしくな。」
とりあえず現状説明と、簡単な自己紹介をした。
「はぁ…」
マリーは元気がない。彼女はシンゴの言った、“あいつ”の事を思い出していた。
(あれがあたしがなろうとしていたもの、魔物。あんな、恐ろしい…)
人を食うことがどれだけ恐ろしいことか。
深く考えず魔物を目指していた彼女へのショックは大きい。そして…
(最後の快楽の搾精って、あんなに凄くて激しいんだ…)
実はまだ未経験というこのマリー、自分がシンゴに対してやると宣言したことが、
どんなことか想像もしていなかったために、先程とは違うショックも受けていた。
そんな事を考えていたら、体の奥が火照ってくるのにマリーは気付いた。
性欲が高まってきている。
そしてすぐ側には獲物…もとい、シンゴがいた。
353名無しの物書き:2007/03/16(金) 20:10:19 ID:Iw0Ey9kK
「あ、あの、シンゴさん。」
マリーは思わず声をかけた。
「な、何?てかさん付けなんてしないでシンゴでいいよ。
みんなそう呼ぶし、なんかむず痒いし。」
いきなり慣れない呼び方をされたので、シンゴは少し照れ顔で答えた。
その顔を見たマリーは一層興奮が高まる。
「あっあのあの!今からその、あの、…」
どもるマリー。その顔が赤いことに気付いたシンゴは、嫌な予感がした。
「い、今からえっちしませんか!?ていうかして下さい!!」
予感的中。さっきの“アレ”を思い出して興奮しやがったか。そしてそのまま目ぇ回してバタンキュー。
シンゴは勝手にそんなシナリオを描いていたが…
「だ、ダメですか?」
彼女は餌をねだる子猫の目でシンゴを見つめ続けていた。
シンゴはどうやら本気だということを悟ると、跳ね起き逃げ出した。
「あ!待って逃げないで、んえいっ!」
マリーは蜘蛛腹の先にある糸疣から、逃げるシンゴに向けて粘糸を飛ばした。
糸はシンゴに絡み付き、動きを封じた。先ほど見た蜘蛛女に捕らえられた犬人族の男の様に。
「何で逃げるんですか!?」
シンゴの所にきたマリーは、開口一番怒鳴った。
「逃げるよ!てか止めろっ来るな!食べないでくれ!!」
犬人と自分を被らせてしまったシンゴは、恐怖に駆られ命乞いをする。
「シンゴさんを食べたりなんかしません!あんな恐ろしい事、あたしできません!!」
マリーは叫ぶ。自分に魔物は無理だと言うように。
「はへ?じ、じゃあ何で?」
間抜けな声を上げてシンゴは問う。状況が掴めていないようだ。
「その、シンゴさんと、エッチがしたいんです。」
シンゴはやっと理解し、そして慌てた。
「い、いや僕達今日会ったばかりじゃないデスカ。
恋人でもないのに突然そんな事言われても…」
もともとオクテなシンゴだ、彼らしい反応を見せる。
しかし彼は、致命的なことを言ったことに気付かないでいた。
「じゃああたし、シンゴさんの恋人になります!恋人だったらいくらシても大丈夫ですよね!」
その僅かな隙を突くように、マリーは言った。呻くシンゴ。
「いやいやいや!そんなまだ会って半日しか経ってないのに――」
未だ無駄な抵抗を試みるシンゴであったが、
「抵抗しても無駄です、シンゴさんはあたしに捕まってるんです。
おとなしくあたしとエッチして下さい。てゆーかもう犯します!」
そう、彼女の糸に捕まった時点で、既にシンゴには選択権がなかったのだ。
「ちょ、ままままて、おちつんむぅーー!!??」
しつこく無駄な抵抗を続けようとするシンゴの口を、マリーの唇が塞いだ。
そのままマリーの舌がシンゴの口腔に侵入する。
初めて故に舌を不器用にしか動かせないでいたが、興奮を高めるには十分であった。
「ぷはぁっ、はぁっはぁっはふぅっ。シンゴさん、お願いです、彼女にしてください。」
354名無しの物書き:2007/03/16(金) 20:17:04 ID:Iw0Ey9kK
強引に犯す宣言をしておきながら、彼女にしてくれとねだるマリー。
初な彼女は、体だけでなく心でも繋がりたい、そう言っているようだ。
「でっでもっ!」
未だ踏ん切りのつかないシンゴ。てめぇオクテにも程があるぞこの野郎。
「お願いします!!」
マリーは遂にクリンチにでた。シンゴの肩に顔を乗せるようにして抱きつく。
「…分かった!彼女にする!」
遂にシンゴが折れた。
マリーは目に涙を溜めて喜び、再び口を合わせて初なディープキスをした。
合わせて股間の方では、足の鋭い爪で糸と共にシンゴの衣服を切り裂いてゆく。
そこから戦闘態勢に入ったシンゴのムスコが飛び出した。それに自分の性器を押しつけるマリー。
最初のキスのときから既に濡れていたらしく、マリーから出た粘液がシンゴのムスコにかかる。
そのまま粘液を擦り込むかのように腰を前後させはじめるマリー。
「んぅっ…!」
慣れない刺激に呻くシンゴ。
自分を感じてくれていると感じたマリーは、一層腰の振りを激しくした。
青空の下の野原に、グチュッヌチュッという粘ついた音が響く。
「んぐっ!!」
マリーと口を合わせたまま、シンゴは達した。
粘つく白濁液が、切り裂かれていない衣服に撃ちだされる。
「イっちゃいましたね…良かったですか?」
口を放し、尋ねるマリー。
「あ、ああ、良かった、よ…」
射精の余韻に浸りながら、答えるシンゴ。
「今度はあたしが気持ち良くなる番ですね。」
マリーはそう言うと、未だ萎えないシンゴのペニスを掴み、秘裂にあてがうと、そのままゆっくり飲み込みはじめた。
「うぁぁっ、き、きつい…」
「ウッ、い、痛っ、ぐっ、」
初めての快感に悶える男の声と、初めての交わりによる激痛に苦しむ女の声があがる。
「マ、マリー、辛いのか?」
苦しそうな彼女の声を聞き、心配するシンゴ。
「だ、大丈夫、です。」
本当は物凄く辛いが、彼を心配させたくないマリーは、精一杯強がる。
そして遂に、シンゴのペニスは完全にマリーの秘裂に飲み込まれた。
二人とも動かず、その感触を確かめ合う。
そしてゆっくりと、マリーの方から動き始めた。
「んっ、あうっ、し、シンゴさん、うあっ、シンゴさん!」
うなされたように男の名を呼ぶマリー。
「マリー、いいよ、うぁぁ!」
そんな彼女に合わせるかのように、悶えるシンゴ。
そして二人は暴走した。
激しく腰を叩きつけ始めるマリーと、それに合わせるように腰を突き上げるシンゴ。
二人はお互いを求め合い、暴れた。激しい粘水音が辺りに響く。
「シンゴさんシンゴさんシンゴさんっ!ぁああああああああっ!!」
「マリー、まりぃぃぃぃぃぁぁぁあああっ!!」
マリーは一度目、シンゴは二度目の絶頂をむかえ、二人は折り重なるように倒れ込んだ。
荒く息をつく音が聞こえる。
「シンゴさん、もう一回いいですか?」
やっと落ち着いてきたとき、マリーはこう切り出した。
「はひっ!?もっかい!?た、体力的に無理なんじゃないかなぁ!?」
慌ててシンゴは言う。山下りダッシュの後の取っ組み合いをはさんで2連戦。
ちょっと、いやかなり厳しいものがある。
だがマリーは止まらない。
「お願いします、後一回だけ…」
そう言うと、シンゴに飛び掛かった。
「いや待ったマリーストップちょい、アッー!」
その後、連続で3連戦が行なわれたのだった。
「アッー!」
355名無しの物書き:2007/03/16(金) 20:18:06 ID:Iw0Ey9kK
ここは復元図書館入り口。
シンゴは彼女を待っていた。
「ゴメーン、待った?」
現われたのはマリーだ。あれから二人は付き合っていた。
それどころか同棲まで始めている。
「遅いぞ、何分待たせるんだよ。」
今日は週に一度のデートの日。
家では毎日顔を合わせてはいるが、シンゴは相変わらず動物の研究を続けている。
そのため週に一度だけ、息抜きのためにこういう日を設けている。
「んで、今日はどこ行こうか?」
「今日はお天気がいいから、郊外にピクニックにいこうよ!お弁当用意したし!」
二人は幸せそうに歩きだしたのだった。

辿り着いた野原は、二人が初めて体を合わせたあの野原であり、
シンゴはその事に気付いて興奮したマリーにまたしても襲われたのだった。

HAPPY END.......?
356名無しの物書きが後書き:2007/03/16(金) 20:23:11 ID:Iw0Ey9kK
以上です。
疲れた。たぶんもう全部出し切った。
改行規制にめっさ泣いた。
携帯からは辛いよ。
脳が痛い(泣)
357名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 20:29:36 ID:g29dPDrO
GJ!
358名無しさん@ピンキー:2007/03/16(金) 20:30:57 ID:UpamLjLM
×アッー!
○アーッ!

……なんちゅう冗談はさておき、リアルタイムGJ!
蜘蛛の本能(?)にマリーが負けてしまうBADENDを妄想しておっきした。
あと携帯だから仕方ないかもしれないけど、シンゴがマリーを彼女にするところはやっぱり唐突かも。
359“はちみつ”くまさん:2007/03/17(土) 09:37:05 ID:9Urz7QXH
ひゃっほーう!昨日自衛隊辞めてきたぜw
それはさておき>>264-267の続き投下です。
360“はちみつ”くまさん:2007/03/17(土) 09:38:39 ID:9Urz7QXH
煌々と輝く赤眼と、身を切るような殺気を帯びた猫又。
口ぶりは日頃と変わらず冷静だったが…逆立った尻尾やギリギリと握りしめた拳からはまぎれもない怒気が滲み出ていた。

「神尾…」
「は、はいっ」
反射的にビクリとしてしまう。はっきり言ってめちゃくちゃ怖い。
「…お前って奴は…。まあいい、逃げろ。」
「でも…」
「いいから逃げるんだにゃ!お前なんか役に立たないにゃ!」
…ん?なんか口調が…

だが、考えを巡らす前に俺は前方の異変に気付いた。
二匹の妖弧の周囲にジリジリと陽炎が浮かび上がると、一気に火柱が巻き起こり彼女達を包み込んでいく。俺は思わず眼を細めた。
地獄の業火の如き火柱は一瞬の間をおいて収束していき、何事も無かったかのように二匹は立っていた。
「狐火にゃ…」

月光が降り注いで彼女達を映し出していく。青き清浄なる“魔性”の光が。
「―――今宵はかくも厳かな月夜だの…お嬢様方?」
「ええ…本当に美しい月ですね…“舞踏会”にはもってこいです。ねえ、六月姉さま?」
「ああ。人ならざる者としては少し力を持て余すがなぁ!」
空気が軋んでいく…いまやこの神の社を満たす物は純粋な殺気だけだった。
361“はちみつ”くまさん:2007/03/17(土) 09:39:36 ID:9Urz7QXH
「ヤマトさん…」
猫又は俺の言葉に振り向くと…唇を重ねた。そして微笑んで
「案ずるでにゃい。これでも軍神と呼ばれた身、子狐二匹ごときに引けは取らにゃい!」
その言葉と共にバキバキと音を立てて四肢の爪を伸ばすと、石畳を蹴り飛ばして敵へと駆けていった。
俺は振り向いて全速力で走る。参拝道に達したと同時に互いの初撃がぶつかり合う音が響いた。

俺は走った。ただ自分が生きるために。
俺は泣いた。何もできなかった自分に。
走って、泣いて、また走った。
神社の方角は真っ赤に染まり、雷鳴のような咆哮が轟いている。

「神尾!」
背中から声をかけられて足を止めると、村の集結地に到着した小隊の面々がそこにいた。
皆一様に神社の方角を見つめて息をのんでいる…ここにいる者のみならず、この作戦に参加している全ての者があの紅蓮の空に見入っているのだろう…。
俺達にできるのはこうして見守るだけだった。

どれほどの時が過ぎたのか…。突然、断末魔のような咆哮が鳴り響き…後には静寂のみが残された。
「小隊長、俺…行ってきます。」
小隊長は何か言いたげな表情をしていたが、やがて無言のまま頷いた。
362“はちみつ”くまさん:2007/03/17(土) 09:41:41 ID:9Urz7QXH
鮮血に染め上げられた社。
抉られた石畳、薙ぎ倒された木々…そして一面に広がる血の海が戦いの凄まじさを物語っている。
俺は社に続く石畳の中央に立って戦いの傷痕を見つめていた。

ひた…ひた…
「………!」
何者かの蠢く音が社殿の中から聞こえる…俺は自然とそこへ歩み寄っていた。

社の中、暗中に黒い何かが血溜まりの中にうずくまっていた。
「神…尾…無事…だったにゃ?」
「ヤマトさん!」
「来る…にゃ…」
近付こうとする俺を制止する弱々しい声。
月光が社殿に差し込み、照らし出された一糸纏わぬ彼女は人化が解けかけていた。
両肘から指にかけては猫のように黒い毛に覆われ、手のひらには肉球も見えた。
足も同じように膝から足先までを毛に覆われて、肉球が付いている…そして四肢の先からは鮮血にまみれた鋭い爪が覗いていた。
顔面は…左目を縦に切り裂かれ、右頬も十字の傷を作っていた。

「いや…!いや…!」
彼女は慌てて立ち上がると顔を隠して必死に叫んだ。
「…ヤマトさん」
ゆっくりと近寄って彼女の体を抱き締める。心臓の鼓動が早くなるのが分かった。
「今はこれが精一杯です…」

「にゃ…今そんな事されたら抑えきれなく―――あっ!」
363“はちみつ”くまさん:2007/03/17(土) 09:44:45 ID:9Urz7QXH
突然糸が切れたように反応が途絶えた。何か言いかけていたけど…
「ヤマトさん…?」
そっと顔を覆っていた手をどけた彼女の目は…捕食者のそれになっていた。

ドスッ!と鈍い音がして体が浮かび上がり、社殿の壁に叩きつけられて右肩に激痛が走る。目を向けるとそこには深々と爪が食い込んで俺の肩を壁に標本のように貼り付けていた。
「ぐっ…!どうして…」
そんな俺の問いかけに彼女は艶やかな笑みを浮かべ、舌なめずりをして答えた。
「どうして…?弱者は強者に食べられるって昔から決まってるにゃ…」

突き刺さった爪をつたう血をおいしそうに舐めとり、もう片方の爪で上衣を裂いていく。
露わになった肌に彼女の舌が這いまわる。ジクジクとした肩の痛みと、今まで経験したことのない快感とが俺を襲っていた…。
364“はちみつ”くまさん:2007/03/17(土) 09:45:31 ID:9Urz7QXH
突然糸が切れたように反応が途絶えた。何か言いかけていたけど…
「ヤマトさん…?」
そっと顔を覆っていた手をどけた彼女の目は…捕食者のそれになっていた。

ドスッ!と鈍い音がして体が浮かび上がり、社殿の壁に叩きつけられて右肩に激痛が走る。目を向けるとそこには深々と爪が食い込んで俺の肩を壁に標本のように貼り付けていた。
「ぐっ…!どうして…」
そんな俺の問いかけに彼女は艶やかな笑みを浮かべ、舌なめずりをして答えた。
「どうして…?弱者は強者に食べられるって昔から決まってるにゃ…」

突き刺さった爪をつたう血をおいしそうに舐めとり、もう片方の爪で上衣を裂いていく。
露わになった肌に彼女の舌が這いまわる。ジクジクとした肩の痛みと、今まで経験したことのない快感とが俺を襲っていた…。
365“はちみつ”くまさん:2007/03/17(土) 09:50:30 ID:9Urz7QXH
二重投稿…orz
中途半端なところで切って申し訳ない。前回の投稿については色々とやりすぎました。今後は控えます。

>>356
GJと言いたいが…ちょw俺の実家じゃねーかw
しばらく帰らないうちに故郷が人外魔境にw
図書館というのは何かモデルがある?
366名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 10:05:45 ID:y8sGyHRG
>>365
待ってたぜ!GJ!

…って自衛隊辞めちゃったのか!?
367356:2007/03/17(土) 10:40:53 ID:ZRbau4sI
>>365
迫真のバトル!格好いいであります!続きを期待させていただきます!

三つ目の舞台が貴方の故郷と知り驚く次第ではございます。
某も11年前まで住んでいました。
ただそれだけで後は勝手に妄想で街を作り上げた。
ごみんm(__)m
368名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 13:07:42 ID:lmfOV1ax
くまさん任期満了超乙!!
369名無しさん@ピンキー:2007/03/17(土) 16:19:30 ID:OYfvCEb7
誇りある元自衛官くまさん殿に敬礼!
370名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 02:29:40 ID:mFfRmK7s
>>358
×アーッ!
○アッー!
ネタ師としての俺はこれこそが真理と叫んでいる。

>>365
乙。

自衛官って再就職先はどんな所があるんだ?
371名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 02:42:18 ID:DJ552dpq
GJ!
小林源文先生の「オメガ7」みたいなことにならないで下さいね。
…分かる香具師いるかな?
372名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 04:14:05 ID:mWUWkqRC
>>365
お役目乙。超乙。
373名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 07:40:25 ID:EIfSuYt/
時に住人のみんなに聞きたいのだが……
犯される男のタイプってどういうのが良いのだろうか?

べ、別にSS書くのに参考にしようとなんてしてないんだから!
満足出来る物が完成したらここに投下しようなんて、お、思ってn(ry
374住所不定無職なくまさん:2007/03/18(日) 09:08:41 ID:VLjx155g
おまけに「陸自普通科あがり」…最悪の肩書きだ…orz

続きを待っている皆には申し訳ないが、バイクで人外魔境と化した故郷に帰りながら
一週間ほど野宿旅行をしてるので電池の関係上投稿は厳しいかも…orz

オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな
このはてしない娑婆坂をよ…

自衛隊編、完結!


>>373
強気!強気!
「強い者がさらに強い者に犯される」みたいな感じ?
375名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 12:34:48 ID:HiA8khlA
>>373
弱気な人が戸惑ってる間にう、うわぁーみたいな
376名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 13:26:49 ID:erTfxNtS
俺も>>375に同意でう、うわぁーみたいな
377名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 13:30:48 ID:mFfRmK7s
>>374
よりによって男坂かよ。
最後のページに堂々と「未完」と書いた、聖闘士聖矢の作者が本当に書きたかったと言っていた割には打ち切り食らって当然なクオリティで三冊分で終わったあの漫画か。
打ち切りみたいで怖いからやめてください。
378山羊の人:2007/03/18(日) 15:44:15 ID:nTwKRO+j
お待たせしました。山羊っこ投下します。
クソ長いですがすいません。

>>374
ちょ……待ってくださいよ


2月3日 午後2時
「ぴったりくっついてるな……」
「はい……」
先刻の報告から2時間、ジョシュアは『ドーセット』の艦橋に立ち、双眼鏡で遠くに航行するドイツ艦隊を眺めていた。
「あれは簡単には離れないぞ」
目視しただけでも『フォン・デア・タン』と『ザイドリッツ』の2隻の巡洋戦艦に旧式な装甲巡洋艦が1隻、それに駆逐艦が数隻。
それらドイツの誇る猟犬達が目の前を通る無防備な『ドーセット』と言う兎を狙っているのだ。
「ビーティ艦隊は?」
「到着にはまだ時間がかかるらしいです」
ふむ。とジョシュアは相槌を打った。いくら快速の巡洋戦艦艦隊とは言え、すぐにここまでやってこれるほどの速力は持ち合わせていない。
「砲戦に移りますか?」
「いや、このまま全速で逃げ切る」
双眼鏡越しのドイツ艦隊はこちらに主砲を向けている。が、彼はこう判断した。
「こっちの艦隊の速力ならドイツ艦からは十分逃げ切れる。それにドーセットの防護力じゃ砲戦に持ち込んでも不利なだけだしな」
ジョシュアの判断も一里あった。
『ライオン』級巡洋戦艦4番艦『ドーセット』のカタログ上の最高速力は27ノット(約50km/h)。
だがあくまでもこれはカタログ上のスペックであり、『ドーセット』はボイラーがそれまでの3隻から大幅に改良されているからか、
試験航海中の全力航行では29ノット(約54km/h)を記録している。
それに随伴の駆逐艦も(カタログに誇張が無ければ)これに付いていけるだけの速力を持っているはずだ。
対してドイツ艦隊は新型の『ザイドリッツ』がカタログ上で26.5ノット(約48km/h)と『ドーセット』とほぼ似たような性能であるものの、旧式な『フォン・デア・タン』は全力航行の状態で
やっと27.4ノット(約50km/h)しか出せない。
さらに全力でも27ノット出せるはずがない旧式な装甲巡洋艦がいる以上、簡単に振り切る事ができるだろう。
「ただし……」
垂れた犬耳がわずかに跳ね、ジョシュアの人懐こい顔はほのかに険しくなる。
「防戦の準備だけはしておけ。何があるかわからんからな」
379山羊の人:2007/03/18(日) 15:45:19 ID:nTwKRO+j


「で、ロイの事の相談に来たわけ?」
ステフは『ドーセット』で4つ年上の山羊・リンダに向かって首を縦に振る。
『ドーセット』の余った士官室を無理矢理改造した山羊達のための部屋―――通称『娼館室』に充満する香の臭いがほのかに鼻腔をくすぐる。
エズモンド艦長が通じてわざわざインドだかビルマだかから取り寄せた品と言うが、効能がいまいちが不明な一品である。
そんなよくわからない香の臭いがよく似合う、すらっとした肢体に魅力的なボディライン―――ステフとは明らかに正反対の体つきの美女である
「だって、わたしロイくんの事が好きなのに……いっぱい尽くしてあげたいのに……でも何したらいいのかわからなくて……いっぱいHしたらロイくん疲れちゃうだろうし……」
そこまで言うとステフはしゅんとなる。先ほどの事だって誘ってたんじゃない。して上げたかっただけで、ただ口実が作りたかっただけ。
ロイと一緒にいたかっただけ。
「このままじゃ……嫌われちゃうかなぁ」
ほとんど泣きそうなステフの顔を見て、リンダはため息をつく。
リンダが海軍に入ってから4年、恋の病にかかった後輩達に幾度となくこの手の相談を持ち込まれ、そのたびに彼女達を元気付けてたが、今回は症状がとても重いようだ。
「そうですよね。だいたい私なんかリンダさんたちに比べて全然ちっちゃいし、そのくせ海軍付きのHなだけの山羊だし、ロイくんも嫌いになっちゃうよね……」
涙を浮かべながら、ステフは嗚咽を漏らす。もうこうなれば気分は落ちっぱなしだ。そう思うとリンダは咳を払って、叫んだ。
「ステフ!」
その声にステフはびくっ、と下を向いて顔を驚いて上げる。その様子を見ると、リンダはそのままステフに優しく声を掛けた。
「私は、あんたがロイに尽くしてあげたいって思ってれうのはロイだってわかってると思うわ。」
その言葉がステフの心を癒せるかどうかはわからなかったが、リンダはさらに続ける。
「それに、海軍付きの山羊だからってロイに嫌われるわけないじゃないの。海軍付きの山羊は艦に乗ってる男達の、艦の上の奥さんなんだから」
一通り言い終わると、リンダはステフに訊いてみた。
「ねえステフ、私の父さんがだれだかわかる?」
「全然わかりませんよ。私がわかるわけないじゃないですか……」
リンダは垂れぎみの耳を押さえながら微笑む。
「今この艦に乗ってるんだよ。父さん」
「……本当ですか?」
「本当。ステフも絶対に知ってる人」
この艦に乗っていて、ステフが絶対に知ってる人物と言えば限られてくる。その中でリンダの父親に該当しそうな人物。
ステフはしばらく考え込んでいたが、やがてリンダの垂れた耳を見て、はっとした。
「もしかして、エズモンド艦長……?」
「正解♪」
確かにエズモンド艦長とリンダは顔立ちがよく似ているし、垂れた耳もそっくりだ。
実際2人をよく知った人間ならすぐにわかるだろうが、ステフとエズモンド艦長は公的な場合を除いて滅多に会う事など無いから気づくわけが無かった。
まあ、エズモンド艦長に犬系の血が入っている事が付きまとっていたせいもあるだろうが。
「でも……なんで艦長が……?」
「それがね、父さんがね新米少尉だった頃に母さんずっと父さんの事が好きだったみたいなんだけど、全然その事が言えなくて、
でもある日、母さんが発情しちゃって父さんを押し倒して、その時にどさくさにまぎれて告白したんだって」
「それでどうなったんですか?」先ほどの泣き顔はどこへやら、ステフは真剣にリンダの話を聞き入っていた。
「もちろんそのあと母さんは謝りに言ったんだけど、なんか父さんも母さんの事が好きになってたみたい。で、そのまま二人とも発情しちゃって、その時にデキたのが私ってわけ」
「…………」ステフはその話に開いた口が塞がらなかった。
「だからステフ。私の母さんだって父さんを落とせたんだから、あんたならロイなんて簡単に落とせるはずよ」
その言葉に、ステフは自身がついたようだった。
「……はい。もっと頑張ってみます」
『ドーセット』の娼館室に再び静寂が戻り、ステフが立ち上がろうとした瞬間―――
ちょうどその瞬間、伝声管から怒鳴り声が吼えた
『『ドーセット』全乗組員に告ぐ! ただいま本艦は航行中のドイツ艦隊に捕捉されている! 各員戦闘配備につけ! これは演習ではない!
繰り返す! 『ドーセット』全乗組員に告ぐ! ただいま本艦は航行中のドイツ艦隊に捕捉されている! 各員戦闘配備につけ! これは演習ではない!』


380山羊の人:2007/03/18(日) 15:49:41 ID:nTwKRO+j
「いったいどうなってんだよ!」伝声管の怒鳴り声でベッドから叩き起こされたばかりの眠い目をこすりながら、僕は副砲甲板へと出るべく廊下を走っていた。
ドイツ艦隊は100qも先の港に引きこもっているんじゃなかったのか?じゃあなんで英国の領海にドイツ艦隊がいるんだ?そんな事を考えながら階段を駆け上がり、副砲甲板へと上がる。
「遅いぞロイ!」
「さっきのさっきまで寝てて、急に起こされたんですよ! 当たり前でしょ!」
戦闘となれば三交代制もくそも無く、皆等しく起こされることになる。僕は10p砲のそばへ寄った。
「敵艦は?」
「巡洋戦艦が『フォン・デア・タン』と『ザイドリッツ』。あと旧式な装甲巡洋艦1、駆逐艦3だそうだ。逃げ戦みたいだから少しは楽できそうだがな」
「安心はできませんけどね」ロイは大きく息をついた。
今思えば、この時僕は起きてから初めて落ち着いたのだと思う。

『ドーセット』が全力航行を始めてから数分は経っている。
ドイツ艦隊を引き離すために、こちらの艦隊は全艦揃ってブルーリボン賞を狙う定期客船さながら、狂ったようにボイラーを焚き、異常とも言えるほどに蒸気タービンを回していた。

さらに時たま、ガァン!と言う音と共に艦内が大きく揺れる。
冬の北海の荒波にカタログスペックを越えた速力でぶつかっているのだ。艦が揺れるのは仕方の無い事だろう。
主砲がドイツ艦隊を撃っているようだが、ただでさえロイアルネイビーの砲撃は正確とはいい難い上にこれほどに艦が揺れているのだから当然当たるわけも無く、
所詮は間合いを確保している程度だった。
「まだ振り切れないんでしょうか……」
「いや、たぶん『フォン・デア・タン』は振り切ってるはずだろうが……問題は『ザイドリッツ』のほうだろうな」
先輩の水兵は銃眼の先をずっと覗いている。
「ありゃ引き離すには一苦労だ……駆逐艦がついてこれるか心配になってきたな」
「たぶん大丈夫でしょ?」
その時だった。
「あれ?」
突然、僕は急に耳がすっとする感触に襲われた。
「どうした?」
先輩の水兵は銃眼を覗いたまま訊く。
「さっきより静かになってません?」
「さあ?お前の思い違いだろう?」
「そう……ですか?」
だが僕は異常なほどにうるさい艦内がどこか静かになったように思えた。
実はこの時、全力航行が機関を傷めたのだろうか、元々どこかの部品がおかしかったのだろうか、
『ドーセット』の蒸気タービンの1機が急に壊れ、停止したのだ。
もちろん、蒸気タービンが一基欠ければ減速するのは道理。
そして、速力が落ちれば『ザイドリッツ』に捕捉されるのもまた道理。
そして、船はすぐには停まれないがスピードが落ちるのは意外に早い。
しばらく経てば『ザイドリッツ』の主砲群は、完全に『ドーセット』を捕らえていた。
そして『ザイドリッツ』の10の砲門から射られた矢は震えるような轟音と砲煙を残して、『ドーセット』へと飛び去り、そのまま水平に突き刺さった。
その瞬間、『ドーセット』の艦内中に跳ね上がるような巨大な衝撃と、鼓膜をつき破らんほどの轟音が走る。
そして、この衝撃に僕の体は大きく宙を舞い、そのまま床に叩きつけられて、僕は気を失ってしまった。


装甲の薄さと脆弱さこそ、イギリス巡洋戦艦最大の弱点。
それまでの巡洋戦艦より厚いとは言え、ドイツ巡洋戦艦の6割程度の防御力しか持ち合わせていない『ドーセット』の装甲では、
たとえ破壊力に劣る『ザイドリッツ』の28cm砲でも防げるわけが無く、砲弾は艦体を深くえぐっていた。
幸運だったことは『ドーセット』の従来の巡洋戦艦より少しだけ厚い装甲が28cm砲弾の威力を殺したために轟沈が免れたくらいで、
艦体にぽっかりと開いた穴はこの艦の水密区画が補えるの許容範囲を越えている。
つまり艦が沈む速度が多少遅くなっただけであって、けっきょくこの艦は沈むのだ。
381山羊の人:2007/03/18(日) 15:50:14 ID:nTwKRO+j
*
「ん……」濃い潮の臭いに鼻をつかれてか、僕はゆっくりと目を覚ました。
そのまま体の痛みを我慢しながら上体を起こすと、辺りを見回す。
「あれ?みんなは?」そう思って立ち上がろうとする。が、右脚に力が入らず、立ち上がれない。平衡感覚も変だ。
見ると、脚は異常な方向へ曲がっていた。それに床も傾いてる。
それから少したって、状況が少しづつ読めてきた僕は潮の香りや起きたときから感じていた違和感の正体に気づいた。
この『ドーセット』は沈みつつあるのだ。
恐らく僕が吹き飛ばされたあの衝撃――――アレはきっと『ドーセット』が砲撃された時の物だろう。
おそらくそのまま艦内の人間は全員逃げて、僕だけが逃げ遅れたのだろう。
「ここまであっさり沈むなんて……」
そう呟くと、とりあえずここから脱出しよう。と僕はわずかに傾斜した甲板を這いつくばって外に出ようとする。
が、徐々に激しくなる傾斜に僕の腕は耐え切れず、体はずり落ちてゆくのだった。
「くそっ!」悪態をつきながら、副砲やその辺に転がったものを支えに進もうとする。が、あの衝撃で奥のほうへ飛ばされてしまったのだ。どう考えても外へ出る扉には届かない。
「なんでこんな時に足がっ!」
適当な副砲にもたれかかると、僕は叫んだ。
その叫びはだれもいない副砲甲板へと響き渡った。
「畜生!畜生!畜生!」
何度も何度も叫びながら僕は床を殴り続けた。
「嫌だ!まだ死にたくない!死にたくない!死にたくない!」
その叫びはやがて悪態から悲痛な声へと変わっていた。
だが、それが不幸中の幸いだったのだろうか、誰もいなくなったと思われた艦内に動く小さな影が、僕の下へと駆け寄ってきたのだ。
「ロイくんっ!」
潮で張り付いた白いふわふわの髪が僕の視界に入った
「ステフ……何でここに?」
僕は影―――ステフが何故ここにいるのかがわからなかった。みんなと一緒に逃げたものだと思っていたのに。
だがステフは僕の表情を、潤んだ目で僕を強く見つめていた。
「何でって……だってロイくんがどこにもいなかったからだよ!他の人はみんな来てるのに!だから心配になってロイくんのことずっと探してたんだから!」
「…………何でそこまでして…………」
「だってロイくんのこと好きなんだもん!大好きだから!ロイくんと結婚して、いっぱいHして、毎日発情してたいの!だからぁっ!」
ステフは火が付いたように内に秘めていた言葉が出てきた。彼女自身、何を言ってるのかもわからなさそうで、僕も先ほどまで泣き言叫んでいたのもどこかへ吹き飛んだように、
その告白に正直頬が赤くなっていた。

なぜかその後の記憶はよく覚えてはいない。
だがとりあえず、僕はステフに引きずられながらも(山羊の足の力は半端ではない。と言うのは本当だったらしい)副砲甲板から脱出し、露天甲板へと出た。
ステフが言うにはロイアルネイビーの駆逐艦が生存者を救助しているらしかったのだが、どうやら生存者を全て回収したのかと思い込んだようで、さっさと逃げていったあとだった。
代わりにそこにいたのは、先ほど『ドーセット』を沈めたドイツ艦隊であった。
そして僕達はドイツ艦『フォン・デア・タン』に助けられ、そのまま捕虜として艦内の営倉(牢のこと)へと2人一緒に閉じ込められた。
それから数分もせず、僕とステフは疲れ果てて2人同時にベッドに倒れこんだのである。
382山羊の人:2007/03/18(日) 15:52:48 ID:nTwKRO+j
ゅっ
「ん?」
急に謎の刺激が下半身を走り、僕は眠い目をこする。
まず薄暗い『フォン・デア・タン』の営倉の中でちゅぶ、ちゅっ、という水音が響き渡っている。
次にそのまま状態を興して下半身の方を見ると、制服のズボンとパンツが消えており、モノが存在するはずの部分にふわふわの髪がある。
そして、モノの辺りからなんとも言えない快感が走ってくる。
以上から、現在の状況を僕はすぐに掴み取った。
「あ、おはよー」
「おはよー、じゃない。何してんだ?」
僕がそう言うと、ステフはくわえていた僕のモノを口から離す。
「ぷぁ……ロイくん襲ってるの」
「何で?」
「だって、わたしロイくんのお嫁さんになりたいんだもん」
ステフの頬は十分に赤く染まり、目もこれ異常ないと言うほどに潤んでいた。
僕は危機感を覚えて退こうとするものの、ステフはがっちり僕の事を押さえていた。
「だからロイくんといつもみたいなオママゴトじゃ無くて……ほんとのHしたいの……いいよね」
僕は首を縦に振った。
もし「いいえ」と言った所でステフがやめるわけが無いし、それに僕はどこか、ステフと一緒になるのもいいかもしれない。と思ったからだ。
「やったぁ!」ステフは僕の答えに歓喜の声を上げると、再び僕のモノを掴み、ほおばり始めた。
「あむ……んっ……ふっ……」
山羊特有のざらざらした舌の感触が亀頭を包み込んだかと思うと、いきなり口を離して竿その物を舐めたり、
袋を弄んだりと、快感が単調にならないようにしている。
「くぁっ……」
僕はそれほど快感に免疫がある訳ではなく、否が応でも彼女のテクに感じて、喘いでしまう。
「ロイくん女の子みたぁい……気持ちいんだね……あふ……」
そんな僕を見て、ステフはさらに攻める手を激しくする。
「ふぁっ……おっきくなってる…………もう出そう?」
「ぁっ……」僕は首を縦に振る。
「手伝ったげる……」そう言うと、ステフは亀頭をくわえ込み、思い切り吸い上げた。
もちろん、これに僕が耐えられるわけがなく、そのまま僕はステフの口に精液を注ぎ込んでしまう。
「んんっ!んぁっ!……んくんくんく」
最初こそいきなり口内へと発射されたそれに驚いたが、すぐにステフは喉を鳴らして僕の精液を飲み始めた。
「ぷぁっ!ロイくんの精液、おいしかったよ……」口の端から精液を滴らせ、とろんとした目でステフは僕のモノを見つめた。「次はこっちに頂戴ね……」
そう言って、彼女は失禁でもしたかのようにびしゃびしゃになった秘所を僕に見せつけた。
「ずいぶん濡れてないか?」
「えへへ、ロイくんの飲んだだけでもう大洪水だよ……」
ステフはそのまま僕の萎えたモノを掴み、上下にしごき始める。射精した後で敏感になっていたモノに触れられ、僕は女の子のように喘ぎながらふるふると震えた。
やがて、僕のモノが十分な硬度を保つとステフは僕の上に跨り、照準をモノに定め始める。
「あ、そういえばサック……」
ロイアルネイビーでは船員や山羊たちに無駄な負担を掛けないために、彼女たちと交わる時は絶対にサックをつけなくてはいけなかった。
「ほんとのHがしたいって、いったでしょ。そんなものは、必要ない、のっ!」
ステフは一気に腰を落とし、僕のモノは初めて何も付けないまま、ステフの体内へと沈んでいった。
383山羊の人:2007/03/18(日) 15:54:07 ID:nTwKRO+j
「あぁっ!」
「ふぁんっ!」
モノがステフの一番奥へ当たった瞬間に、どっちが女の子なのか……と思うような、喘ぎ声のハーモニーが『フォン・デア・タン』の営倉内に響き渡った。
「すごい……ロイくんの……熱いよぉ……」
戸惑う事なくステフは跳ねるように腰を降り始めた。
「うぅ……ステフ……」
ステフの中は温かく、しとどに溢れた愛液で包まれており、うねうねと僕のモノを求めて動くその感覚に僕は嬌声を上げずにはいられなかった。
とてもサックなどつけていたら味わえない快感だ。
「ロイくん……あっ、もうイっちゃいそうな、ふぁ、顔してる、あん……可愛い、んあっ……」
犬のように舌を出しながら喘ぎ、ふわふわの髪を振り乱して一心不乱に腰を振り続けるステフにだけは言われたくなかった。
「ステフも……人の事言えないよ、あぅ……すっごいいやらしくて、可愛い……くぅ……」
「嬉しいよぉ……ふぁっ、あっ、ああんっ」ステフはぶんぶんと首を振り、一段と大きな嬌声を上げた「いやぁっ!変になっちゃうっ!気持ちよすぎて、死んじゃいそうだよぉっ!」
途端、ステフの膣がヒクつき始め、ときたまぎゅぅっと握り締めるように僕のモノを締め上げる。
「あっ……僕も、もう駄目……」
「やぁっ!んああっ!ふぁっ!ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」
絶頂に達したステフは僕のモノを握りつぶすようかのに締め付け、それが引鉄となって僕もステフの膣内へと白濁を吐き出した。
「ふぁ……ロイくんの……あったかくて……きもちいい……」
ステフはそう言って、絶頂の余韻に身を任せたまま倒れこんだ。

「そういえばさ……」
翌日、おそらくジョシュアが呼んだビーティ艦隊に捕捉されたのだろう、ドイツへと引き返しつつある『フォン・デア・タン』の営倉内でステフは食事のライ麦パンを頬張りながら言う。
「何?」
僕もライ麦パンをちぎっては口の中に放り込みながら彼女に訊く。
「昨日って、わたし危険日だったんだよね」
僕はライ麦パンを盛大に吹き出した。
「ってことでよろしくね、『お父さん』♪」

例えこの大戦が終わったとしても、僕の戦いに終わりはこないだろう……
384山羊の人:2007/03/18(日) 15:54:53 ID:nTwKRO+j
追記
『ドーセット』乗組員で捕虜となっていたスカーロイ=バークス海曹(死亡誤認により二階級特進)と海軍付き山羊のステファニー=バークスについて。

二人はそのままドイツ軍の捕虜収容所へ送られ、そこでステファニーは二児を出産している。
そして終戦後すぐにドイツの教会で結婚し、英国へ帰国。このときスカーロイ・ステファニー共に軍の死亡誤認によって軍籍を抹消されていたのを機に
海軍を退役している。
現在スカーロイはキュナード商船に勤務し、ステファニーと四人の子供を養っている。
(追記者:『オリンピック』号二等機関士 スカーロイ=バークス)
385山羊の人:2007/03/18(日) 15:55:48 ID:nTwKRO+j
以上です。展開も速く、稚拙な話ではありますが、何かの足しになってくれれば良いと思っています。
386名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 20:05:06 ID:yC8Sdi5/
GJです!
ラブラブ展開でハッピーエンドなんで個人的に満足。
しかし営巣でエチーしてる捕虜を見た独兵、呆気にとられたろうなw
387名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 21:01:32 ID:VLjx155g
GJ!正直、海自に行きたいと思ったw
ラブラブえちーもいいですなあ。

>>386
>営巣
だれがうまいこと言えと。



→営倉での情事
→見回りの犬耳ドイツ兵のおにゃのこが発見
→発情
→好きな兵士が寝てるベッド(三段ベッド)に乱入
→他の兵士が寝てる中アッー!

もしくは
→営倉でのえちー
→寝ていた獣兵士のおにゃのこ“達”が聞く(耳がいいので…)
→きゃー(赤面)
→発情
→男達が寝てる部屋に突入して全員アッー!


一瞬でこんな妄想をした俺は死んだ方がいいな!
388名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 21:07:05 ID:d+7URC9H
801板にお帰りください、腐女子さん
389名無しさん@ピンキー:2007/03/18(日) 21:28:02 ID:mLTGYQqM
>>385
GJ! 
いいなあこういう話好きだわ。
捕まったけどバッドエンドじゃなくてよかった!

>>387
看守のドーベルマンのお姉さんにロイくんが性的な拷問を受けてステフ発情→3P
…とか妄想したオレも死んだほうがいいな
ところで野宿中に山犬娘とか野良猫娘に襲われないよう気をつけろよ
390名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 22:35:37 ID:9C5DttW6
海も陸も揃ったし、後は空だけだな!
391名無しさん@ピンキー:2007/03/19(月) 23:20:51 ID:3p5Y18vE
>>390
ファンタジーものでエセ軍人、龍の逆レイプモノ書いてる。
これは空にならんだろうか…
392名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 00:26:35 ID:Bt1dpP+v
もしかして前スレの続き?いずれにせよwktk

後は神話に出てくるガルーダとかナーガとか…試しにググってみたら設定に萌えた。
ナーガかわいいよナーガ
393名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 07:20:40 ID:f2mGT6Ln
>>391
鳥の空中Hとかもあったぞ
これなら間違い無く空だろ
394名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 08:34:21 ID:uQmdWI/w
空だと基本的に待つ乙女に出撃するパイロットになるよな
どう絡ませるかwktk
395名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 08:59:10 ID:qcCu5yZU
パイロットねぇ……今度は空軍かw?
最近は軍隊話ばっかでようわからん。
396名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 09:38:40 ID:E8OJSWrl
前にツンデレ烏とショタ雀はあった。
397名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 15:08:08 ID:jotZkBO1
駄目だ、空軍となるとどうしてもルー様の影がちらつくw
398名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 16:49:14 ID:9mYwoJMO
俺は軍モノ見てるとどうしても
ハートマン軍曹が思い出される・・・
399山羊の人:2007/03/20(火) 16:56:08 ID:H92v3qdA
ビルマとかで撃墜させられて、助かったところを虎娘に襲われる……というのを考えたが
こりゃ陸だ……
400名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 17:13:21 ID:lnP2FYgB
空軍ですぐに思いついたのは紅○豚風味な奴。
一面に広がる雲海の上で鳥か龍の娘に逆レイプされた後、「やっぱりお前は生きろ」と現世に戻される感じで。
401名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 17:58:56 ID:Bt1dpP+v
>>400
初めて念レスというものに成功した。おまいは俺かw
ちなみに俺の場合は何故かトンビだった
402名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 20:50:12 ID:1bCaR7O0
>>401
トンビは肉食だからだろう。

で、トンビで思いついたんだけどこんなネタはどうかね?
鷹匠見習いの少年(or青年)が命令を無視する雌鷹に襲われる。
403名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 21:13:07 ID:Dyp9dhS6
最近よく俺の前を黒猫がホントによく通るんですけど・・・・



イヤな予感
404名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 21:41:13 ID:ZMZWx1vH
実は飼い猫というオチ
405名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 22:20:59 ID:DcrjHF0Q
そういや、まだ、捕虜になって逆レイプって展開が無いのね。
406338:2007/03/20(火) 23:30:38 ID:qcCu5yZU
>>346
亀レスだが…自由に使ってくれさぁ
407名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 23:33:37 ID:Bt1dpP+v
まさに王道。

…ところで、このスレの住人はなんで逆レイプ好きなんだ?
408名無しさん@ピンキー:2007/03/20(火) 23:44:37 ID:N8abIGRa
…逆レ好きに、理由なんて要るのかい?
いや、ない(反語)
409名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 00:42:56 ID:yXpRuPva
ここの住人が逆レ好きなんじゃなく逆レ好きな奴らがこのスレに集まっているからこのスレが完成しているんだ





ま、つまり俺が言いたいのは俺はドMだよって事
410名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 01:28:20 ID:mC7A3Hi1
まあ面白みもクソも無い事を言えば>>409が真理。
一行目も七行目も。

>>401-402
実家近くの川の上空をよくトンビたちが飛び回っていたりする。
たまに家の屋根の上に留まったりしてちと怖い。
たまに急降下する姿を見るがやはりルーデルさんの影が……。
411名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 01:56:10 ID:GXTWLXUF
そういやアルデンヌの森には妖猫がいるらしいね。
1,西方電撃戦の時に新米ドイツ兵が子猫(少女)を助ける。
2,四年後、バルジ大作戦の時、ベテランになったそのドイツ兵と美しく成長した猫娘が再会。
3,男が祖国の為に死ぬ覚悟と知り必死で止める猫娘。男は聞き入れない。
4,猫娘、魔術で男を動けなくし、「行かせない!」と、泣きながら逆レイプ。
という話を思い付いたが、俺には文章力がない…orz
412名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 03:41:14 ID:mC7A3Hi1
>>411
行かせないと言いつつイカせる訳か。
こんな親父ギャグ思いつく俺は殴られて当然だと思う。
413名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 09:53:01 ID:vNOygiLs
そのまま半年ほど猫娘にひきとめられてしまくって
妊娠結婚末永く幸せに暮らしました
というパターンか
それとも
したのは一晩だけで男は旅立ってしまうが
猫娘のお腹の中には新しい命が芽吹いていた
というパターンか
414名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 10:59:24 ID:GXTWLXUF
>>413
後者がいいな。
数年して西ドイツの町を親娘が道を尋ねながら歩いて行く。
やっと見つけた墓の前でママ涙して das Ende
みたいな。
415名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 11:07:26 ID:UCBQE34T
>>414
全俺が泣いた
416名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 15:13:19 ID:Nl2DfF3G
おまいら、ホントにネタだけは尽きないなw
それがいいんだけど
417名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 21:14:50 ID:+fS0O5by
>>406
専用ブラウザのポップアップだけで、オットセイハーレムの需要もあるのかと思った。
オッドアイだった。
418名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 22:03:16 ID:1awDDsYM
>>416
'タネ'も尽きないね
419名無しさん@ピンキー:2007/03/21(水) 22:39:05 ID:I4nrIYlP
>>414
くまさん氏のK9を思い出すな。
420名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 21:39:56 ID:zq+Faiw5
山田くん>>418の座布団全部持ってっちゃって!
421名無しさん@ピンキー:2007/03/22(木) 23:40:52 ID:g5p76pSa
四神の人まだかなぁ
422名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 07:19:48 ID:clP/sF3h
暁狐さんは充電中だと悲願する俺

神はまた帰ってくるはずだ
俺はそう信じたい
423名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 11:00:38 ID:4q2dMHO/
BIG BOSSは大量のSSを抱えて再び舞い戻ってくるさ・・・
424名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 12:36:37 ID:8IoNtXpa
やどかり様書いた人にも帰ってきて欲しい
425名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 20:43:14 ID:AsgzCnOO
俺としては初代スレにいた書く人さんに戻ってきてもらいたい。
あの人の狼は泣けるんだよぉい(T_T)
426名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 21:11:26 ID:gWUrb006
>>425
激しく同意

青年の名前や子供達のその後とかが気になるんだぜぃ
427名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 21:20:04 ID:8IoNtXpa
もうあれだ


全裸で待ってようぜ!
428名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 21:23:09 ID:4q2dMHO/
いやここは紳士的にネクタイだけで俺は待つ
429名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 21:27:16 ID:8IoNtXpa
更に海パン



ついでに聞くけど、金曜ロードショー見て思ったんだけど、恐竜さんはここでいいドン?
430名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 21:45:54 ID:4q2dMHO/
動物ならおk
431名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 21:51:07 ID:DNNVK7C8
人間以外ならなんでもおk
432名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 23:16:28 ID:9yXFo7OS
人間は♂だけね
433名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 23:20:15 ID:lHFTq103
人間♀は出てもサブキャラね
434名無しさん@ピンキー:2007/03/23(金) 23:24:57 ID:O7DmuQwO
ここは注文の多いスレッド



だがそれがいい
435名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:01:58 ID:5N7MLKH6
みんなあえてツッコまなかったんだろうが空気読めない俺はツッコむぞ。

>429
ティラノ剣山乙。
436名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 00:19:34 ID:SVmJyDna
投下は無いのに刻々とスレが進行してる……









だがそれがい…

誰か…と、投下を…
渇ききった大地(←無論このスレ)を潤して…(´;ω;`)ウッ

↑ハイ、無駄で意味不明なクレクレでした。本当に失礼しました。
437“はちみつ”くまさん:2007/03/24(土) 01:05:26 ID:9z8GN9jv
ここで空気を読まずに>>359-363の続きを投下。
お呼びじゃなかったらすまんです。
438“はちみつ”くまさん:2007/03/24(土) 01:07:00 ID:9z8GN9jv
「…痛みが…?」
肩を貫かれた、というショックからか痛みを殆ど感じなくなっていた。
神経が研ぎ澄まされ、痛みが薄れていくのと引き換えに俺を猛烈な快感が襲ってくる。思わずぶるりと身震いした。

体を震わせる俺に起こった異変に彼女が気付く。
「んにゃ?大きくなってるにゃ」
「いや、それは…」
爪で下着ごと戦闘服のズボンを引き裂くとそこから既に濡れて張りつめたモノが顔を出した。
「なんだか苦しそうにゃ…今楽にしてあげるにゃ。あ…ん…むぅ♪」
「あ…っ!」
敏感になっていた“神経”が快楽という信号で埋め尽くされていく。
「う…くっ」
じゅるじゅると音を立ててくわえ込んだモノを舐めている彼女はとても淫靡な表情で…

「もう…だめ…うあっ!」
我慢できずに欲望の全てを吐き出し、それらは余すことなく彼女の口内に注ぎ込まれる。
「んんっ!ん…く…おいひいにゃあ…♪」
こくこくと喉を鳴らして出された物を飲んでいく。その間も舌で射精を促される。
「あ…」
「まだ…出るにゃ…」
ひとしきり出しきると、わずかに残された精液を吸い取って顔を離す。
「たくさん濃いのが出たにゃ♪」
俺は強烈な快感で声が出ない。
「次はこっち…」
439“はちみつ”くまさん:2007/03/24(土) 01:08:56 ID:9z8GN9jv
俺の肩と壁とを刺し留めていた爪をゆっくりと引き抜き、傷口を舐める。
すると肩を貫通するほどの傷にも関わらず一瞬にして血が止まった。
それを見届けると共に急激に体から力が抜けて床に倒れ込む。
「力が入らないにゃ?傷口から“止”の術をかけさせてもらったにゃ♪」
「な…」
「心配しなくても大丈夫にゃ。あくまで自由を奪うだけにゃ」
術って…いや、もう何も言うまい。

俺の上に跨ると一物に猫の手を添え、割れ目にあてがいゆっくりと腰を下ろしていく。
「はあ…あ…入ってくるにゃ…」
黒い耳と尻尾がピクピクとヒクついて彼女の快感に反応している。
「ふにゃぁぁ…奥まで入った…にゃ」
さっきまで戦闘をして火照った彼女の体の中は溶けてしまいそうなほど熱い。
そういえば…彼女の血も止まっている…?

だが、そんな思案も束の間だった。
猫又本来の捕食者たる引き締まった体は強烈に膣を締めつけ、俺から子種を搾り取ろうとする。
(締まるっ…)
「うにゃ…熱くて大きいにゃ…いい…」
彼女が腰を淫らに動かす度、じゅぷじゅぷと2人の精液や愛液が混じり合って卑猥な水音が社殿に響く。
それは紛れもなく獣の交わりそのものだった…。
440“はちみつ”くまさん:2007/03/24(土) 01:10:26 ID:9z8GN9jv
「ふうっ…んにゃあ…気持ち…いい」
彼女が俺自身をくわえ込む度に漏れる矯声…それがますます彼女の淫らな本能を高めているようだった。
舌を出し、だらしなく唾液を垂らし、その豊かな乳房を揺らしながら本能のまま腰を動かしている。
「ん…また出そう…」
俺の声と射精を我慢する震えとを膣内で感じ取ったのだろうか、彼女は懇願するような表情で
「中に…ほしいにゃ…」
「え…」
俺だって馬鹿じゃない。
満月の夜に膣内に出せば必ず子を宿す…そう教えたのは彼女だ。

「だめで…んんっ!」
言いかけて口を塞がれ、ぬめりを帯びた舌が中をかき回す。
「んむ…ぷは、もう逃がさない…にゃ♪」
そう言うと俺の両手に手を絡ませ、激しく腰を上下させてきた。
「だめ…だ!出る…!」
「ちょうだい…私を孕ませてほしいにゃ…!」

「くっ!」
「ふにゃあぁぁ!」
びゅくびゅくと白濁液が膣内を、子宮を満たしていく。
「にゃあ…熱い…にゃ」
尻尾と耳を震わせて快感にひたっている間も止むことなく子種は流し込まれていく。
どれだけ続いたのか、ようやく射精が収まると彼女はそのまま倒れ込んできた。
引き抜けた膣からはゴポゴポと精液が溢れて床を濡らしていった…
441“はちみつ”くまさん:2007/03/24(土) 01:13:28 ID:9z8GN9jv
ハッと我に帰って体を起こすと、傍らでは猫又がすうすうと寝息を立てて丸くなっている。
そっと髪と耳を撫で上げ、防寒着を彼女にかぶせると持ってきた無線機に手を伸ばした―――

朝露に濡れた森を歩く俺の腕に抱いているのは真っ黒な軍神…ならぬ猫。
よっぽど疲れたのだろう、猫の姿に戻ってしまった。
「こうして見たらかわいい猫なんだけどなあ…なんでこんな性格に…」
「こんなので悪かったな」
―――これだよ。
「その、なんだ…昨日は悪かった。戦闘でいろいろ消耗したせいで限りなく猫又本来の姿に戻ってしまったんだ…」
俯いたままつぶやく黒猫。
「それであんな猫言葉に…まあえっちで可愛かったですけど」
「今すぐ忘れるのとここで永眠するのとではどっちがいい?」
「忘れます」

「ところであの二匹の妖狐は?倒したんですか?」
「残念ながら退治はできなかったが、深手を負わせたぞ。奴ら“百年後、もう一度勝負だ!”などと言って山に逃げたよ。」
「百年後って…」
「なんでも人を殺めるのは止めて修行に専念するそうだ。よほど私に叩きのめされたのが悔しかったらしい。」
ニヤリと嫌な笑みを浮かべる。うわあ…これが神さまか。
「あの…昨晩の件なんですが…」
「安心しろ、あれだけ出せばバッチリ孕むぞ!」
俺は死んだ。
442“はちみつ”くまさん:2007/03/24(土) 01:14:31 ID:9z8GN9jv
ちなみに彼女たちと人が交わった場合、必ず雌が生まれるらしい。豆知識。
「娘ですか…」
「まあ多分娘はお前の嫁になる…と、そろそろ降りるぞ」
近親相姦という言葉を小一時間かけて教えてやりたい。
ピョンと腕から飛び降りると目の前でシュルシュルと変化する。しかも器用に服まで付いている。
だが
「目が…」

目の色が左右で違う。潰されたはずの左目にはあの時と同じ赤眼が俺を見ていた。
「ん?ああこれか。どうもダメージが大きすぎて元に戻らなくなったようだな。お前の精との相性はいいみたいだ。」
なにやら俺から搾り取った“精力”でこしらえたらしい。
もう突っ込むのも疲れたよ!別な意味でも。
ため息を吐く俺にトドメの一言。
「安心しろ。まだまだ搾り取ってやる“にゃ”♪」

…がんばれ、俺!
443“はちみつ”くまさん:2007/03/24(土) 01:16:30 ID:9z8GN9jv
お粗末様でした。
旅先ではいろいろとネタがあったのでそれを書ければいいなと思います。

狸ってまだなかったよね…?
444名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 01:19:54 ID:6OoMPuKY
投下に立ち会えてすごく感動した
445名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 09:00:14 ID:SVmJyDna
>>443
GJ!!
結局主人公も准尉と同じ道のりを歩むはめになってしまいましたねwww
ぜひ娘と主人公の話もいつかは読んでみたいですうわなにやめ(ry
狸は一回狐っ娘主体の超大作の先生役で出てると思いますが、狸主体の話はまだないんじゃないかな?うん。
446名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 16:38:06 ID:8c8MV3S9
ペタGJ!
ぬこかぁいいよぬこ
狸がメインの話はまだないね


地の文がどうあがいてもgdgdになるorz
447名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 21:13:52 ID:vqT1HiQU
子沢山=一夫多妻という、なんともうらやましい…
ぅうんっ!不思議な方程式が成り立つな。
448名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 22:52:56 ID:fB9LExI6
狐姉妹って俺の考えた妖怪はこのぐらい強いですって言うためだけに出したのかよ…
449名無しさん@ピンキー:2007/03/24(土) 22:57:23 ID:F4RDBRVb
>>448
他人キャラ無断だけでも閉口モノなのに
そんな直球な事言っちゃ駄目じゃないか
450名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 00:03:42 ID:SVmJyDna
>>449
釣り?
普通に“はちみつ”さんは断ってただろ。

ただ448氏の狐姉妹の起用法には確かに虚しさを感じたな…(´・ω・`)
そこでだ、それを解消するために娘と主人公の(ry
451名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 03:52:00 ID:5+K9s7Gu
暁狐さんにキャラ借りていいかって聞かずに
登場させたってのを無断って言ってるんだとおもうよ?
しかもこんなキャラレイプするしさ。
エロとか正直立ったけどやっていいこと分かってなさ過ぎるよ


くまさんに聞きたいんだけど
猫又が狐姉妹に血に狂わされてヤマト士長殺しちゃうとかさ
そんなことされたらどう思う?
自衛隊やらミリタリーの話って世間で流行ってないじゃん
興味のないスレ違いの話見て不愉快だと思われるかも知れないって
他人から見たらどう思うかって考えてる?
452名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 04:41:22 ID:pwXWTn+v
例えば、なんか借りるときに聞かずに持って行ったら無断だね
後から言っても無断であることに変わりない

それと狐姉妹の扱いはあんまりだわな
既存の他人のキャラを生贄に強さを示すのは思慮不足としか言いようが無い
453名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 08:02:29 ID:8o92D4YD
長文は作品だけで結構です
454名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 08:23:13 ID:ieyDPiGP
どうせどこかの粘着荒らしの屑だろ。スルーだ。
くまさんGJ。
そして狼さんでまた誰か書いてくれないかな…
455名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 10:37:19 ID:70uHhANM
埋め
456http://softbank221062140055.bbtec.net.2ch.net/:2007/03/25(日) 11:28:38 ID:/ghFuIlk
guest guest
457名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 13:19:04 ID:782d1ilo
何もここでやらんでも・・・・
458“はちみつ”くまさん:2007/03/25(日) 14:35:15 ID:+zOTcMIr
まず最初に暁狐氏、キャラクターの無断借用すみません。
そしてスレ住人の皆様方にも不快な思いをさせて申し訳ないです。

要望があればwiki掲載分ともども削除します。

自衛隊やミリタリーネタはあくまでも話に色を付ける「世界観」として捉えていただければ幸いです。設定もまた然り。
実際、自衛隊というのは娑婆の人から見たら「ファンタジー」みたいに変わった世界ですし。

ただ、あくまでスレの趣旨は読んで字の如く「擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする」なのでそれを逸脱しない程度にした方がいいですね。

お目汚し失礼しました。
459名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 15:43:38 ID:VcJxo+W8
虎とか豹とかジャガーとかサーベルタイガーを誰か書いてくれんだろうか
460名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 16:30:29 ID:sBQVRyR5
>>459
ベンガルトラで現在製作中なんだが……。
みんなの嫌いなミリタリーベースなんだよねぇ。
正直投稿し辛い。
461名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 16:57:29 ID:+zOTcMIr
以前言ってたビルマの話?
462名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 20:53:24 ID:8o92D4YD
ミリタリ嫌いなのが腐なのか大量の自演なのかは知らないけれども、俺は勘違いして突っ走ってなければカモーンなんだぜ?
463名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 21:02:18 ID:JG5osZPT
読みたくなければスルーすることもできるんだ
464名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 22:08:18 ID:sBQVRyR5
>>461
今回初宣言なんで、ビルマは関係ないと思う。ゴメンネ。
どっちかと言うとベトナムやカンボジアが関係してくる。

ただ、エロ描写が上手くいかないので、このままお蔵入りかも……。
オチは思い浮かんでるんだよ。
465名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 22:13:47 ID:+zOTcMIr
>>464
エロ描写は誰しも難しいよ。
俺も自分で書いてて恥ずかしいしw

ただそれを乗り越えて公開したら違う意味での快感が(ry
466名無しさん@ピンキー:2007/03/25(日) 22:14:52 ID:uzhxo9r8
>>460
よし!期待して待っとるぞ。











>>464
お…お蔵…お蔵い、お蔵入りぃ〜!?
お願いですから考え直して下せぇ<m(__)m>
467名無しさん@ピンキー:2007/03/26(月) 21:43:41 ID:p1H+G7we
投下マダー?
468名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 14:38:15 ID:gQ/0Njn7
>>463
…暁狐さんにもスルーしろって言うの?
469名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 16:03:51 ID:sfbL8Z/1
根本的に、暁狐さんの作品をスルーする様な輩がこのスレを訪れる訳がないw
470463:2007/03/27(火) 16:08:41 ID:Ll7sNF1N
ミリタリーは駄目とか言ってた人がいたから
それはスルーすることもできるんじゃないかって言う意図で言ったつもりなんだが
471名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 18:47:27 ID:BDsowgfr
埋めよう
472名無しさん@ピンキー:2007/03/27(火) 19:45:04 ID:T5RpDWdC
荒れてるというより凪だな
473名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 01:24:51 ID:9gIhvuJO
あげ
474名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 16:43:24 ID:zKv7rpfQ
>>60の続きを待ち続けてる俺は勇者
475名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 17:18:27 ID:DJpJPUnG
俺は魔法使い
476名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 17:31:50 ID:KoL1F33V
だれがうまい事を
477名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 21:57:42 ID:c/UQWk9W
魔法使いといったら、ミリタリは自分には無理ぽかったので使い魔(ネコ)で書き始めたらえちシーンに行くまでに収集つかなくなったorz
478名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 22:54:59 ID:Sj6xiQtl
>>477
お疲れ様です(・`ω・´)b













本当は読みたかった…orz
479名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 22:56:53 ID:Db3rax1d
その無駄な改行やめれ
480名無しさん@ピンキー:2007/03/28(水) 23:59:38 ID:G/hsPu7B
>>477
おkブラザー、全裸で待ってる。

参考に聞きたいんだけどにここ見てる物書きさんってどんな風にして書いてるのかな?

自分の場合は
まず題材を決める。(兎で〜、とか)

背景を雑に考える(現代でいいよな、とか)

キャラを作る(主人公はどんな奴で、女の娘はどんな感じか、とか)

序盤〜中盤〜終盤をそれぞれ2〜4くらい要所だけ箇条書き(序盤なら主人公が兎子に会う→兎子解ってもらえず→気付いてもらった兎子嬉しくてレイプ開始→中盤へ、とか)

箇条書きから箇条書きが上手く繋がるように文章を書く(状況説明を入れる、誰が何を言ってどういう行動をして次に移る、とか)

箇条書きを追加、削除しながら全体を調整(こっからここに行くまでに無理があるから新しく場面を追加して、とか)

完成


てか、自分も今書いてるんだけど詰まってるんだよ(´・ω・)
他の人がどういう形で組み立ててるのか知りたい。
481名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 00:15:40 ID:3/Rcda0T
俺の場合は

題材(獣、背景、設定)を一気に決める

文章を書く

改行制限内でちょうど段落を付けれるようにする

言い回し等を添削

誤字脱字を修正

携帯で書くので、パソコンから見やすいように改行(この時点で改行制限に掛かることも多い)

完成

箇条書きはしたことないなあ。
エロは難しい
482名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 02:02:27 ID:Rf5AeXkF
俺の場合は妄想の中にストーリーを数パターン描きだし、
その中から取捨選択を繰り返して一通りの流れを造り打ち出す。
その後細かい手直しを繰り返して仕上げる感じですかね?
あ、エロはマジでムズイ。
483名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 10:39:43 ID:Bim1VcRm
俺の場合は

夢に出てくる

それをもとに大筋を決める

文章化

誤字等の修正

完成

大筋決めるまでは楽だけど文章にするのがムズイ。
こうやってみると簡単そうにしか見えないけど。
484名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 11:06:09 ID:qbHlYvb/
俺は
人の作品読む

うはwww妄想ひろがりんぐwww

欲望の赴くままに文章化

誤字脱字チェック

投下


て流れかな。
485名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 11:07:45 ID:70yQ6aqd
エロって書いてると恥ずかしくなるんだよなぁ・・・
あとわざとらしい所が無いかむちゃくちゃ気になるしね
486名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 13:21:52 ID:4Br8jSl4
>>485
そうそう、エロに入るまでの流れは書けても肝心のエロが書けない。
書いてる途中に何回も前に戻ったりするし。
一回それで断念したことあるわ〜。
487名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 13:54:19 ID:XtVPuEvN
そろそろこっちに行ったほうがいいんじゃない

SS書きの控え室 59号室
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173940303/
488名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 17:01:40 ID:wHRJfzgb
やどかり様や龍の続きを全裸で待ち続けてるのは俺だけじゃないはず……
489名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 19:45:08 ID:3/Rcda0T
同志>>488よ、俺もだ。

今は投下しようか迷ってる職人が多いと思うんだ。スレの空気微妙だし
490名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 20:34:19 ID:FrxLCYGZ
吹田JCTの迷いやすさは異常
491477:2007/03/29(木) 21:58:10 ID:qZhRUQLA
スレ違いな方向へ引っ張ってしまい申し訳ない。
ですが職人さんの様々な声が聞けまして俄然モチベーションが上がったんで、少なくともとりあえずハナシとして投げ捨てられるよう頑張ります。
492490:2007/03/29(木) 22:07:46 ID:FrxLCYGZ
誤爆しました

サーセン
493名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 22:13:21 ID:jeiE8vc7
>>492
吹田JCTが擬人化して「迷子から抜け出したければー」って襲ってくるんじゃないのか?
494名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 22:46:05 ID:Rf5AeXkF
いやすでに♀動物じゃないから
擬人化♀動物がここのキーワードだから
495名無しさん@ピンキー:2007/03/29(木) 23:06:42 ID:3/Rcda0T
身近に見つけたネタでも書いてくか?

俺は毎朝、ゴミ捨てに行く時お母さんカラスに襲われるんだ。
俺のアパートの屋上の貯水タンクにハンガーで巣を作ってるんだよ。
覗いたら雛が三匹いた。

ゴミだしの時に母カラスに連れ去られる→娘を交えてくんずほぐれつ…というのを夢想した。
496名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 00:00:22 ID:xxWfcCeE
ウチには二匹の犬がいる。
雄と雌の兄弟なんだけど、どっちが上かわからないけど姉と弟ってことにしてる。
その二匹が仲がよくてイチャイチャイチャイチャ……………。
だけど偶に取っ組み合いの喧嘩する。
んでいっつも姉の方が強いんだ………弟弱っw
そんで、俺は病気だから二匹のバトルを見る度に妄想してしまうんだ。


「な、なにすんだよ…やめろよ、バカ、んぅ…姉貴」
「うるさい、あたしでこんなにしてるくせに」
「う、うるせ……はなれろ」
「だめだめ…あたしより弱いくせに生意気言うな。あんたみたいなダメな弟はあたしが鍛えたげる…」
「や、やめ…舐めないでぇ…」
「んふぅ……可愛い反応……ちゅ…ふふ……お姉ちゃんに任せなさい」


飼い犬で妄想しちゃった俺はどうしようもないな
497名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 00:23:14 ID:FPgK5BQV
>>496
ならば訊こう!?
続きを期待する俺はもっと駄目なのか!?
498名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 00:44:06 ID:iBMQ9kV+
>>497
それは正常な反応だろうよ
499名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 01:11:59 ID:XOvGjUs0
正直ネタがつ(ry

…んなわけ無いかwwwwww
500名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 08:46:38 ID:wJI49wZO
ネタは思いついても広げる能力が・・・
501名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 12:15:59 ID:maB/Q6kI
むしろ広げすぎて畳む能力が…
502名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 16:52:53 ID:LeiD45gR
蔵の軒先に燕の巣が出来ていた。毎年恒例なんだけどさ。


母ツバメ「ん…ふぅ…濃いわ…。」
姉ツバメ「お母さん〜私たちにも…んむ」
母ツバメは、口の中に出された精液を舌に絡めてそのまま口移しでひな鳥たちに与えている。
タンパク質を豊富に含んだそれはひな鳥にとって大切な栄養源だ。

母と娘が舌を絡めあって自分の精液を舐めるという背徳的な光景。
それに反応しないというのは無理だというものだろう。

妹ツバメ「もう、お姉ちゃんばっかりずるいよぉ!」
母ツバメ「ごめんなさいね。あら…もう大きくなってるじゃない。仕方のないオスねぇ…」
母ツバメはくすくすと笑って妹に目配せをする。
妹ツバメの表情がぱっと明るくなって俺の股間を見つめる。

妹ツバメ「じゃあ濃い精子をいっぱい出してね♪」
母親譲りの淫らな笑みを浮かべて妹は言った…。



なんだこりゃorz
503名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 22:34:57 ID:Zs1mnR1I
おっきしたぉ
504名無しさん@ピンキー:2007/03/30(金) 23:02:08 ID:I9ofXUQw
俺んとこにもこ〜ない〜か〜な〜〜
505名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 11:51:14 ID:mHwWPU3c
>>502を見て、ふとツバメと銅像の王子の童話を思い出した。
あれがここのスレ風になったら・・・・・・。
506名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 12:43:14 ID:XyZ3UtPj
>>505
どんな話だっけ?
507山羊の人改めぽん菓子製造機:2007/03/31(土) 17:16:11 ID:T6gsmYb8
今、盲導犬が生まれた時代の話を書いてます
ジャンルはほんの少しだけミリタリが入ってますが、前作よりも薄めですので。
508名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 17:49:32 ID:ItAkl1h5
>>506
たしか越冬を前に旅立とうとしてるツバメに、金箔と宝石で飾られた王子様の銅像が頼みごとをするんだよな。

建てられてるのが高い所だから貧民街の人々の様子が見えちゃってて自分についてる金箔やらピアス、ボタンがわりの宝石なんかを貧しい人々の元へツバメに運んでもらうわけだ。


ツバメのほうも最初は南の島に行きたくて、頼まれる度に
「南の島はこんな感じですよ〜私はそこに行きたいんですよ〜」
なんていうんだけど、だんだん貧民街の人の笑顔を見る度に変わっていくんだな

最終的に王子様の銅像は、人々を見れるように片目のルビーだかサファイアだけを残してツバメに丸裸にされて、ツバメは越冬の機会を逃して凍死。(もしかしたら目の宝石も無かったかも)
死ぬ寸前に後悔してないみたいな事を王子様に呟くんだが、そのシーンの描写がめっちゃ泣けた覚えがあるよ。


個人的にはエロなくてもかまわないから泣けるSSにしてほしいなぁ。
509名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 17:59:04 ID:eYVs4b84
泣けるSSか。
くまさんの「K9」と魔物退治のヤドカリ娘は悲しかったな…。

>>507
一次大戦?
510名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 18:00:09 ID:DwpwAEMF
カマキリの♀も怖いぞ、♂はSEXが終わったと思えば首から先が喰われて無くなってるんだから・・・

((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
511名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 18:01:14 ID:I5jHRati
つまり、動けないようにした王子様を、脱がして、襲って…分け与える?
512名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 18:48:05 ID:ITVupV1V
蚕♀とか言ってみる。

成虫は飲まず食わずで交尾に専念するとかで、ニヤリな性質じゃね?
513名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 20:28:58 ID:9Edm4O4n
>>510
物凄く激しいキスだと妄想すればOK
514名無しさん@ピンキー:2007/03/31(土) 21:58:21 ID:oOAJhjqD
>>504
そんないいもんじゃないぞ
車庫の中に巣を作られるとな
愛車にフンを落とす
二三年前から、猫らしき動物が愛車を踏み台にして巣を襲う

もうね、お前らこの落とし前どうつけてくれるんだと

最近気がついたんだが、我が家上空は鳶様の支配下にあるようだが
こいつもまじったりしないよな
515流れの駄文書き:2007/04/01(日) 00:27:44 ID:ftaaQwE9
 誰も覚えてないと思いますがお久しぶりです。
何となくネタが出たんで御眼汚しにでも。
とりあえず導入部分ですが。
 
 【鬼面ライダー 死闘、ピラニア人魚の恐怖!!】(副題)
 
『悪の天才科学者、西神博士“ニシガミヒロシ”の苦悩』(主題)
 
 光あるところに闇はあり、正義あるところに必ずや悪がある。
世界征服を目論む悪の秘密結社。
地球侵略を狙う異星人。
はるか古代から目覚めた怪獣。
人類以前に高度な文明を築き上げた知的生命体。
その枚挙にいとまは無い。
昨今では大きな都市には最低でも一つはそういった組織が存在し、その土地土地に根ざした地道な活動を行っている。
月に一度は町内の幼稚園のバスジャックを行う秘密結社はボランティアで本格的な避難訓練が出来ると重宝がられ、
(バスジャックを行う際に怪我をした園児は一切いない)警察から表彰をされた。
習慣性強い嗜好品をばら撒く異星人は今では土地の銘菓として町おこしを成功させ(地球人にとっての毒性は無かった)町会議員に選ばれた。
池にすむ古代怪獣もまた町のシンボルとして観光客を集め名誉観光特使として市民権を得た。
古代文明を築いた知的生命体はその技術を遺憾なく発揮し巨大テーマパークを作った。
悪の組織はそうやって市民の皆様に愛されながらその勢力を着々と伸ばしていた。
合言葉は『民衆の支持なくして革命の成功無し!』である。
なお、悪の秘密結社は相互補助と情報交換のためにフランスはリヨン、ICPO本部のすぐ隣に悪の秘密結社連合の国際本部がある。
年に一度各地の代表が集まってサミットという名の懇談会が行われている。
なお、各地の悪の総統が集まるこのサミットはマスコミの注目の的である。
隣のICPOから毎年多くの警察官が交通整理や区画整理などに借り出されていた。
 
516流れの駄文書き:2007/04/01(日) 00:28:33 ID:ftaaQwE9
 悪の天才科学者、西神博士“ニシガミヒロシ”(本名)もまた、東京湾に浮かぶ無人島に己の秘密研究所
(毎年ハゼ釣りの季節には研究所の一部を宿泊施設として提供)を構える悪の秘密結社の総統の一人だった。
 
そしてその日もまた、乱雑に資料が積み重なった事務机に腰掛けながら西神博士は苦悩している。
 
「はぁ〜、やっぱり私は悪の科学者には向いていないんだろうか」
 
「教授、何かお悩みですか?」
 
西神博士にお茶を出しながら、少し野暮ったい白衣に黒ブチ眼鏡のよく似合うどう見ても善良そうな女性。
彼女こそ西神博士が主催する悪の組織の唯一の幹部である。
 
「あぁ、愛子君。すまんね。いや、つくづく私は悪の科学者に向いていないんじゃないかと思ってね」
 
悪の幹部、愛子が入れたお茶を湯飲みで啜りながら西神博士は力なく呟いた。
 
「思い起こせば5年前、私の研究成果が根こそぎ親友と思っていた男に騙し取られ、絶望した私は一念発起して悪の科学者となり、悪の限りを尽くしてやろうと思いたちはしたものの。やる事なす事失敗だらけで私は本当に自分が情けない」
 
西神博士のため息は深い。
 
「そもそも、悪の秘密結社連合に加盟したときから失敗の連続じゃった。私は当初、死神博士と名乗ろうとしたんだよ」
 
「まぁ、格好良いですわ、教授」
 
「ところがじゃ、死神博士は十数年前にバッタ怪人型正義の味方に壊滅させられた組織の登録商標だという理由で却下された」
 
力なく首を振る西神博士の背中を愛子は優しくさすった。
 
「それどころか、申請書に書いた本名がそのまま登録されて悪の秘密結社の総統を本名でやるはめになったのじゃ。一度登録されたら改名は受け付けてくれんしのう」
 
「教授、お気を落とさずに」
 
「この間のサミットでもそうだ。皆私を遠巻きに見るだけで誰一人声をかけてくれん。みなして私を笑いものにしてるに違いない」
 
「そんなことはありませんわ。教授。教授が天才だって言うことは大学時代から助手を務めるこの愛子が良く存じ上げています」
 
「しかしのう。この島に秘密研究所を設立して5年もたつというのに一度も正義の味方がこの研究所を襲ったことが無いのだぞ。他の組織は週に一回は正義の味方の襲撃にあうというのに。私はもうそれが悔しくて悔しくて」
 
だがしかし、あくあるところに正義有り。
西神博士の研究所のある島に降り立つ一つの影。
悪の怪人を倒すために幼稚園ごと必殺技に巻き込み、懸命に園児を避難誘導する戦闘員をバッタバッタとなぎ倒す正義の味方。鬼の面にその顔を隠した正義のヒーロー。
その名は鬼面ライダー!
517名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 08:47:56 ID:Wxyoe7mr
>>518
[東京湾でハゼ釣り]に反応した俺orz
今までにない展開につき期待
518名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 08:50:22 ID:Wxyoe7mr
ゴメ、>>516だた
519名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 12:14:13 ID:nGv15cE4
>>517
特車二課名産ハゼの干物と申したか。
俺も連想したから安心しろ。

>>516
情けない悪の秘密結社万歳。
520名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 12:31:39 ID:8RAgaquU
>>519のせいで>>515-516が押井みたいな雰囲気になったじゃないかw
期待しながら待っとるぜ。

今、ウスバカゲロウで一話書いてます。
悲しいというかしんみりエロ?になりそう。
521名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 12:45:03 ID:qEjhQrtj
薄馬鹿下郎ktkr!
wktkして待ってる。
522名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 21:16:08 ID:w8Y1eyWX
当て字ひでぇw
同じく全裸待機。
523名無しさん@ピンキー:2007/04/01(日) 23:46:09 ID:nGv15cE4
薄刃影狼って書くとなんだかハードボイルド。
524名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 04:23:51 ID:u10fg0GT
薄刃影朧って書くとなんか技みたい
525名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 12:53:11 ID:Ui+bWy39
かげろうってなんか儚いよね…
526名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 15:00:25 ID:+KvTfV46
宇宙の蜻蛉
527名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 15:43:08 ID:U3Gwi26W
蜻蛉切り
528名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 23:13:00 ID:usX/14M4
当然、蜻蛉の名前は「お銀」であろうな。
529名無しさん@ピンキー:2007/04/02(月) 23:45:46 ID:PqhGOVwo
>>527
ちょwwwお前だけ読み方トンボwww
530名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 02:01:42 ID:UMTCHUDv
影牢って書くと(ry
531流れの駄文書き:2007/04/03(火) 04:13:58 ID:kLS/Ygvt
516の続きです。
 
 「ここが悪の総統、西神博士の研究所か」
 
鬼面ライダーは改造人間である。
その特性は鬼の生命力に由来する。
いかなる傷をも再生し、自然の中にいる限り無尽蔵の生命力を見せる。
これまで数多の悪の怪人と戦い、不死身の力で勝利してきた。
攻撃力こそ正義の味方の中では貧弱だが、不死身の力はそれを補ってあまりある。
時には怪人を倒すためにガソリンスタンドを爆破し一つの町を火の海に沈めた。
時には悪の組織壊滅のために水道に毒を流した。
鬼面ライダーはいかなる悪をも許さない。
そして今日も悪名高い西神博士の秘密研究所(タウンページに登録済み)を壊滅させるためにこの島に乗り込んできた。
 
鬼面ライダーは慎重に歩を進めると研究所全体を取り囲む堀と、その堀の中、少し突き出した岩に座る半人半魚の怪人を見つけた。
 
「出たな。怪人め! トウ!」
 
鬼面ライダーに驚いた怪人は水の中にもぐるとものすごい勢いで泳ぎ去っていく。
それを勇猛果敢に追う鬼面ライダー。
532流れの駄文書き:2007/04/03(火) 04:14:43 ID:kLS/Ygvt
 「この間も怪人を創造したんじゃが失敗作でのう」
 
西神博士は一枚の計画書を取り出した。
 
「獰猛な肉食魚、ピラニアと人間を掛け合わせれば水中戦では敵無しの怪人が出来る。そう思ったんじゃが」
 
「まぁ、怖い」
 
「ところがなぁ、私はうっかりピラニアの生態調査を忘れていたんだよ。ピラニアという魚は思いのほか臆病で、一定以上の大きさの動物を襲ったりはしないんだ」
 
「あら、そうなんですの?」
 
「あぁ、ある程度の群になるとその限りでもないようなので私は30匹のピラニアと、美容院で貰ってきた髪の毛からクローン増殖させた人間を掛け合わせて怪人を作ったんだが」
 
西神博士はぽりぽりと頭をかいた。
 
「上半身が人間で下半身がピラニアで作ってしまったものだから牙が無いんだよ。生肉や加工してない生魚は人間の歯や顎の力じゃとてもじゃないけど噛み切れない」
 
机の引き出しからレバーペーストの缶詰を取り出す。
 
「だからこうして食べやすいように加工したペースト状のものか、液体の餌をやらんといかんのだよ。そのくせ肉食の性質は残っているからたんぱく質しか食べてくれないし。餌をやらんと共食いをするしのう」
 
まぁ共喰いといってもせいぜい相手の体液を啜るくらいなんじゃがとひとりごちる。
 
「それにクローンで作っておるから体は15、6歳くらいなんだが知能も低い」
533流れの駄文書き:2007/04/03(火) 04:15:27 ID:kLS/Ygvt
 「な!」
 
鬼面ライダーの前に驚くべき光景が繰り広げられていた。
何十という半魚怪人が互いの体に吸い付き刺激しあっていたからだ。
しかし、鬼面ライダーが追ってきた怪人が合流するといっせいにこちらを向いて襲い掛かってきた。
 
「「「「「「「「「「「「「「ごはん〜、ごはん〜、るる〜♪」」」」」」」」」」」」」」
 
鬼面ライダーは応戦しようとするが、汎用戦闘タイプであるが故に水の中に入ったのが仇となった。
水の中という局地において、例え戦闘能力で数段勝っていたとしても局地戦タイプのピラニア人魚ほどの機動性を得ることは出来なかった。
まして多勢に無勢。正面の怪人に気を取られた一瞬の隙に背後から拘束されてしまった。
 
「クッ! 放せ」
 
「ごはん〜♪」
 
ピラニア人魚は鬼面ライダーに噛み付く。
が、もとより人間の歯しかもっていない。
しかもこれまでペースト状のものしか食べてこなかったが故に強く噛み付くことを知らない彼女達はどうしてもあま噛みのような状態になってしまった。
 
散々あま噛みし続けた結果、鬼面ライダーの戦闘服が邪魔だということに気がついたピラニア人魚は戦闘服を脱がしにかかる。
 
「や、止めろ! 放せ」
 
体のあらゆる場所をあま噛みされ、吸われ、若く瑞々しい裸体の美少女に拘束され、むき出しの乳房を擦り付けられた鬼面ライダーの男性自身は大きく膨張していた。
 
「うわぁ!」
 
「〜♪」
 
すでに十分以上に高められていた体は直接あま噛みされ、しゃぶられ、吸われあっけなく達してしまう。
 
「!?〜♪」
 
液体、もしくはペースト状のたんぱく質を主食とするピラニア人魚達はそれを美味しい食事と認識した。
我先にと下半身に集中してしゃぶりつく人魚達。
もはや拘束を解かれた鬼面ライダーであったが30もの少女達にのしかかられて、下半身に集中して嘗め回され吸われて逃げるどころではなかった。
入れ替わり立ち代り変わる口内の感触と、擦り付けられる乳房の感触。
時折、穿り返すように肛門を舐める舌の感触に幾たびも射精を余儀なくさせられた。
 
「止め、止めてくれ!」
 
静止を求めるその声は人魚達の体と嬌声にかき消されてしまった。
534流れの駄文書き:2007/04/03(火) 04:16:03 ID:kLS/Ygvt
 「それに問題は他にもあってな」
 
興が乗ったのか、西神博士はお茶請けの濡れせんべいを食べながら愛子に説明を続ける。
 
「動物は決まった時期に繁殖を行うが、人間という生き物にはそれがない。一年中発情期みたいなものだ。彼女達もそうでな」
 
「それじゃあ子供がたくさん出来ますね、教授」
 
「いや、それはなかろう。私は無闇な繁殖が起こらないように怪人は皆、雌性体で作っているし、この島には私以外の男はいないからな」
 
濡れ煎餅をほおばりながらお茶を啜るとホウとため息を一つ。
 
「まぁ、いかに私が生物工学の権威とはいえ扱うものが生物じゃからなぁ。どんな突然変異が起こるかわからない。万一、海水に耐性が出来てしまえば島の外に出てしまう可能性も考えられるわけだが」
 
「怪人が外に出てしまうと大変ですものね。せっかく秘密にしているこの研究所の場所がばれては困りますわ」
 
「ふむ。それに生態系にどんな影響を与えるかわからんしのう。まぁ、対策は講じておるから大丈夫だとは思うが」
 
「どんな対策ですの?」
 
「あの子達が万一繁殖した場合、卵を一つ産み落とすと母体のほうは消えるように調整してある。これで殺されでもせん限り群の総数は変わらないはずじゃ」
 
「それはかわいそうじゃないですか?」
 
「うむ。だから私は子供を生むのではなく、記憶や技能を引き継いだ形で子供に戻るような形に調整してある。一時的に卵を介した生まれ変わりのようになるわけだ」
 
まぁ、怪人たちは私にとって娘のようなものだし。
そう付け加える西神博士に愛子は温かい視線を向ける。
 
「あまり増えたりしたら地元の漁業組合の人に迷惑を掛けるかもしんれんしの」
 
西神博士の少し情けない結論に愛子の眼鏡が少しずれた。
眼鏡のずれた先の素顔はピラニア人魚たちにも勝る美貌があるのは様式美(おやくそく)というやつである。
535流れの駄文書き:2007/04/03(火) 04:16:39 ID:kLS/Ygvt
 鬼面ライダーは度重なる射精に意識を混濁させながらも異変に気がついた。
顔に当たるおっぱいの感触が変わり息苦しくなったからだ。
先程まではお椀を伏せたくらいのサイズだったおっぱいは気がつけば3回りは大きくなり、目算でB〜CカップだったものがEカップを超えているのだから息苦しくなるのも当然だ。
股間への刺激もひたすら食欲から来るフェラチオだったが、今はその発育したおっぱいで挟み込み刺激するパイずりへと変化していった。
それまでは偶然当たるだけのおっぱいも意思を持って全身にこすり付けられる。
自分への性的刺激を望み始めたのだ。
これまでの無邪気な笑顔は表情から消え、かわりに上気した頬と潤んだ瞳が明らかに発情を表していた。
そしてその内の一人がとうとう鬼面ライダーに抱きついてきた。
 
「うわぁああ!」
 
鬼面ライダーの絶叫が響き渡る。
ピラニア人魚はクローン人間とピラニアの融合である。
通常、卵が通りやすいようにつるりとした管で締め付けたりはしない卵管が人間の膣のように無数の突起物と、強い締め付けに襲われた。
それどころか人間の膣以上に内部が蠕動し、ウネウネとした内壁が主に亀頭を刺激する。
鬼面ライダーにぴったりと抱きついたピラニア人魚は水面を泳ぐかのように下半身を振りたくり、嫌が応にもその性感を高めていく。
 
「あぁ、ダメだ。そんなに腰を振ったら」
 
ものの一分で鬼面ライダーは屈服の証をピラニア人魚に注ぎ込む。
しかしそれは始まりに過ぎず、残る29人のピラニア人魚が我先にと鬼面ライダーにのしかかり、抱きつき、激しく腰をわななかせた。
あぶれた人魚は己の本能が求めるままに互いの性器を刺激しあい、鬼面ライダーの睾丸にしゃぶりつき、乳首を鬼面ライダーに含ませ、長く伸ばした舌で前立腺を刺激した。
悲鳴を洩らすことさえ封じられた鬼面ライダーはただ犯されるがままに射精を繰り返す。
536流れの駄文書き:2007/04/03(火) 04:17:18 ID:kLS/Ygvt
 どれだけの時間犯されていたのか。
気がつけば鬼面ライダーを取り囲むピラニア人魚達はいなくなり、その周囲は直径1mにも満たないオレンジ色の球体に取り囲まれていた。
 
「た、助かったのか?」
 
自分を犯していたピラニア人魚達は周囲に見当たらず、安堵感が広がる。
 
「と、とにかく今は回復に専念せねば」
 
虚脱感に身を任せ、鬼面ライダーは水の中をたゆたいながらその体を休める。
ここで鬼面ライダーは一つの失策を犯した。
例え、疲労の極地にあろうともこの場を脱すべきだった。
少なくとも水から上がるべきだった。
そして自分を取り囲むオレンジの球体が先程まで自分を犯していたピラニア人魚と同じ数だけあることに気がつくべきだった。
しかしその機会は、5分後に永遠に失われる。
 
幾分体力が回復した頃、突然一つの球体が爆ぜた。
 
「パパ〜♪」
 
球体、卵から生まれたのは3歳くらいの容姿ながら紛れもなくピラニア人魚だった。
 
「うわぁー!」
 
生まれたばかりのピラニア人魚は鬼面ライダー目指して泳いでくる。
体力を消耗しすぎた鬼面ライダーはそれでも必死に逃げたが緩慢な泳ぎはすぐに捕らえられ、幼ピラニア人魚は鬼面ライダーの股間に食欲にまかせむしゃぶりつく。
小さすぎるその口は亀頭を含むことで精一杯だったが、狭い口内は締め付けるように一番敏感な部分を刺激した。
 
その刺激に悶えているうちに幾つもの卵が爆ぜ始める。
 
「「「「「「「「「「「「「「パパ〜♪」」」」」」」」」」」」」」
 
自分に群がる幼ピラニア人魚の姿を見て、鬼面ライダーは絶望で目の前が真っ暗になった。
537流れの駄文書き:2007/04/03(火) 04:17:49 ID:kLS/Ygvt
 鬼面ライダーは改造人間である。
その特性は鬼の生命力に由来する。
いかなる傷をも再生し、自然の中にいる限り無尽蔵の生命力を見せる。
これまで数多の悪の怪人と戦い、不死身の力で勝利してきた。
しかし、今はその能力が仇になっていた。
1日もたつと成長にもバラつきがではじめる。
幼女から少女へ、少女から青年女子へ、青年女子から成人女性へ移り変わる容姿も年代もばらばらなピラニア人魚に囲まれる。
フェラチオからパイずりへ、パイずりから性交へ、中には未成熟な容姿なママ発情を迎える少女や、成人女性となってからもネットリと口内性交に興じ、熟女となるものも現れ始める。
あらゆる年代のピラニア人魚に犯されながらもその能力から射精がとまることはなく。
また、枯死することも許されなかった。
いつしかその瞳から理性の光は消え、ピラニア人魚達の栄養価の高い食料兼繁殖相手として、犯されるがまま身悶えるだけの存在に成り下がっていった。
538流れの駄文書き:2007/04/03(火) 04:18:53 ID:kLS/Ygvt
 西神博士は悪の天才科学者である。
特に生物工学においては世界的権威と言える世界最高の頭脳の一人である。
幹部の姫宮愛子も才色兼備の一流の科学者であった。
しかし彼らには共通する致命的弱点があった。
それは、人が良すぎるところとウッカリ属性である。
悪の科学者となって一月後に彼の親友(もとより研究成果を狙って近づいた男)の不正の証拠が挙がり彼が学会を追われたことも気がつかない。
学会や大学からの謝罪の手紙をウッカリ白山羊怪人や黒山羊怪人に食べられたからだ。
これまで何十人もの正義の味方がこの島を訪れ研究所にたどり着く前に彼の怪人(自称失敗作)に倒されていることにも気がつかない。
勿論今回の鬼面ライダーのことにも気がついていない。
周辺住民からはやりすぎな正義の味方を退治してくれる存在として感謝されていることにも気がついていない。
たった一人の正義の味方の手によって幾つもの組織が壊滅されることもある悪の秘密結社にしてもそうだ。
まだ具体的な行動に出ているわけでもないのに数多の正義の味方を倒している西神博士は英雄視されていた。
悪の総統でありながら堂々と本名を名乗る(とおもわれている)大物ぶりといい、その実績といい。
一度行動を起こせば瞬く間に世界を征服するのではないかと尊敬と畏怖の視線で見られ続けていた。
それゆえに、サミットでも声をかけられる剛の者は誰ひとりいなかった。
しかしそんなことにも西神博士はウッカリと気がついていない。
そして今日も西神博士は苦悩する。
 
「はぁ〜、やっぱり私は悪の科学者には向いていないんだろうか」

以上 お眼汚し失礼いたしました。
539名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 04:31:02 ID:P0kWMgoe
ええい!このうっかりさんめ♪
540名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 08:25:09 ID:23KCh/pU
おっきおっき♪
541名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 14:30:39 ID:mi91oAHf
なんつ〜か失敗作といいつつ己の良心が勝手に
手を加えてしまっている感じだな
542名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 19:27:54 ID:EXSKrX14
さらば鬼面ライダー。
寿命が来るまで反省しとけーw
543名無しさん@ピンキー:2007/04/03(火) 19:49:27 ID:2YhG0Amc
次回から
鬼面ライダー電王が……


僕に釣られてみる?
544名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 00:34:10 ID:Bfw1KjKo
カブトのゼクターが擬人化したみたいな話はだめね
545名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 00:56:48 ID:BhMu0zFH
デジャブ・・・
546名無しさん@ピンキー:2007/04/04(水) 00:59:36 ID:IrmcFKUF
>>545
昔のスレを思い出すな
547名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 00:23:48 ID:SNbkRgLY
めっさ、心和む逆レイプものっつーのもどうかと思いつつ。
爆笑かつ感動。
西神博士ファンクラブに入会してぇよ。

弟子入り志願の若いマッドサイエンティストにとって、西上博士の基地にたどりつくことは、夢なんだろうな。
たどり着くまでも夢のようだが。
548名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 00:59:37 ID:mECbB/ZF
>>547
いや、むしろたどり着くまでの道のりが目的?
549名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 04:55:48 ID:RA5c9XKq
>>547
に俺がいる
550ポン菓子製造機:2007/04/05(木) 14:23:07 ID:Er5iCBM3
とりあえず前編だけできたので投下しておきます

あの悪夢とも言える戦争の終結から一年余りが過ぎ去った。
まやかしのような戦争は利益らしき物を何も残さず、欧州全土に多くの傷痕を残したまま風のように―――木枯らしのように去っていったのだ。
だが、その木枯らしが人に、国に、与えた傷は大きかった。
かく言う自分もその一人だ。
その頃俺は心底その木枯らしを恨みながらそのまま一生を過ごすだろうと決め付けていた。
だが、そいつは風の様に俺の下にやってきた。
そう。まるで春の絡みつくような風のように、だ。


その日、滅多に開くはずがない俺の部屋のドアが突然開かれた音がした。
「フランツ、軍から人が来てるよ」
姉がぶっきらぼうな声でそう告げる。俺はああ、通してくれ。と適当に返事した。
軍から人が来るなんて、どうせまた傷痍軍人の生活保護金が下がるなんて内容だろう。と俺は予想を張っていた。
だが、予想は大きく外れていた。
「始めまして、ご主人様!」
透き通った女の子の声、それが軍人にどう結びつこうか。俺は唖然とした。

551ポン菓子製造機:2007/04/05(木) 14:24:24 ID:Er5iCBM3
「盲導犬?」
春の日差しが差し込むリビングで、少女は持ってきていた書類やらなんやらを机の上に広げているようだった。
「はい、戦争で失明した兵士さんの目の代わりとお世話をするために軍が一匹ずつ渡してるんです。私はご主人様、フランツ=パッベッヘル上等兵の盲導犬、
エリスと言います。シェパードで年は1歳です」
犬少女―――エリスは先ほど同じトーンの透き通ったで名乗った。
「フランツ、よかったね。こんなかわいい女の子が世話してくれるんだからさ」
姉はくくっ、と笑いながら俺に吹っかけてくる。
「よくない」俺は簡潔に答えた。「大体盲導犬なんて軍用犬の在庫払いだろ。もう戦争は終わったんだ、これ以上軍に付き合わされるのは嫌なんだよ」
俺は立ち上がって白杖を掴み、それを付きながら自分の部屋へと戻っていった。
そうだ。もう軍に付き合うのは御免なんだ。
ドイツ帝国のプライドとやらのために俺は両目の光を失ったのだ。
今更安っぽい偽善を持ち出された所で俺は……
「はい、ご主人様。開きましたよ」
キイ、とドアが開く音と共にエリスの声が聞こえる。
もちろん、俺はドアの前であろう場所に立ち止まり、声の方向に顔を向けた。
「だから俺は軍の偽善には応じ……んっ!」
俺は不意に唇を柔らかい何かに塞がれた。
すん、すんとエリスの鼻を馴らす音が間近に聞こえる。と言う事はおそらくこの何かは…………
そう思った矢先、俺の唇は再び開放された。
「ぷぁ……これでわかりましたか?私は軍用犬じゃなくて、あなたのパートナーです。軍用犬がいきなりキスなんてしないでしょ?」
「……じゃあ盲導犬はするのかよ」
「しますよ。だって……」
エリスは少し照れぎみの声で言う。
「私はご主人様の半身ですもの」
その時、俺は初めてエリスの匂いを嗅いだ。
それは太陽の匂いに近い、かわいらしくて、心地よい匂いだった気がする。
「まあ、いいか……」
こうして、俺とエリスの生活は始まっていった。
552ポン菓子製造機:2007/04/05(木) 14:27:10 ID:Er5iCBM3
エリスが来て3日が経つ。この日俺達はエリスの散歩ついでに配給のために街まで来ていた。
「えへへー、いっぱいおイモ手に入りましたねー」
エリスはジャガイモがいっぱいに入った袋を持ちながら、俺をゆっくりと導く。
「ま、確かに当分食い物には困らないだろうな」
「はい、これなら料理のしがいがあります」
「料理すんのはお前じゃなくて姉貴だろ、お前は喰うだけで」
「ひどいなー、私だってお手伝いしてるんですよー」
エリスはすねた声で言う。鬱陶しいのはたった3日では変わらないが、からかうには最高の相手だ。
「ほら! ご主人様、早く早くぅ!」エリスは急に駆け出し、エリスの首輪から伸びたハンドルの紐がピンと張り詰め、俺がそれに引きずられる。
「ちょ……待てっておい!」
俺は先程までついていた白杖を抱えて、駆け足のエリスに合わせて走り出した。
「ご主人さまぁ、こっちこっちー!」
「こっちこっちじゃねェェェェ」

走り出してから数分は経ち、俺は街灯にもたれかかって荒れきった息を整えていた。
「もー、だらしないですねー」エリスは呆れて手を広げて見せる。
だらしなくて結構。ドイツに帰ってきてから3年、目が見えないせいでまともに走った事なんて一度も無いのだから当たり前だ。
「……帰ったら絶対に飯抜きの刑にしてやる」俺は小声で呟いた。
「やっ! それだけはやめてください! 他に何でもしますから!」刹那エリスが大声で叫んだ。どうやら俺の一人言が聞こえていたようだ。
そう言えば、犬の聴覚はいいんだったっけか。
しかし、喰い意地だけは張ってるな。この犬は。
「本当に何でもします!三日分のお部屋のお掃除でも、その……交b「わーーーっ!わーーーっ!」少し上ずった声でエリスが危ないことを言う前に俺は叫ぶ。
なに公衆の面前で放送禁止用語言ってんだこの犬は!
「わかったわかったわかった! 飯抜きは撤回にしてやる!」
結局、エリスのプライドすら捨てた食い意地の前に俺が折れた。きっと、今ごろエリスは幸福に満ちた顔をしているのだろう。
「やったぁっ!」
やはり幸福に満ちたエリスの声が響く。
「ご主人様、大好きですっ!」エリスがそう言った刹那、俺の体に急に何かがぶつかってくる。途端、太陽によく似た匂いが鼻腔に充満し、
腹部に柔らかい感触が当たる。
そして、何か―――エリスは両手を俺の背中に回し、抱きしめてきた。
全く、鬱陶しいが可愛い犬だ。


その日の夜、俺はエリスに全力疾走させられたせいで疲れたのか、普段より早めにベッドの中に入っていた。
もちろんベッドの中にエリスはいない。彼女はリビングのソファで寝ているだろう。
「あーくそ……筋肉痛だ……死ねよあのバカ犬」そう呟いて俺は目を閉じたのである。
553名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 14:48:17 ID:DO59uKvR
GJ!!!
続きはいつ頃読めるんだ?
待ってるぜ!!
554名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 17:10:11 ID:1EoJs7o9
漏れも、スッゲー機体して待ってるぜ!
555名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 17:26:27 ID:xfw5dN+u
漏れも裸で待ってるぜ!
556名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 17:41:12 ID:R3c0w23Q
エリスと聞くと森鴎外の舞姫思い出す・・・
しかもドイツか。

続きwktk!
557名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 19:09:41 ID:ABFakb7X
>>556
俺は某猫耳宇宙人だ。
でも脳内でのビジュアルは城ノ崎エルガだ。
558名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 20:51:25 ID:suwtSBV2
GJ!全裸は免れんね
559名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 21:46:29 ID:8ijNqx8e
さて、今夜が山場なハズだ。全裸待機するよ。
560名無しさん@ピンキー:2007/04/05(木) 22:15:32 ID:eMqQqwRZ
>>556
俺は某フランス人ハーフのブラコン画家だ。

それはそうと続きマダー?
561名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 20:23:21 ID:DxahPH4v
俺は某伝勇伝の貴族が浮かぶよ……





そろそろ足が冷たくなってきた
562名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 20:29:20 ID:ojk7jzCN
>>561
俺が暖めてやる
さあ、来い・・・!
563名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 21:36:27 ID:eH2Qt35i
アッー!
564名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 22:05:51 ID:okZB81jN
うぜぇ、801板でやれよ
565名無しさん@ピンキー:2007/04/06(金) 22:06:06 ID:ojk7jzCN
>>563
遠慮するな?
三つ巴といこうじゃあないか
さあ、お前も!
566名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 00:48:02 ID:P+if2+Zo
お絵描き・創作板で擬人化牛の話書いてるけど、ここのスレで書けばよかったやもとほんのり後悔。
567名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 00:54:18 ID:SLGI0Qqo
>>566
ここはエロも必要だ…自分の恥ずかしい妄想を晒せるか?耐えられるか?


そういえばまとめwiki更新されてないな
568名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 00:59:45 ID:P+if2+Zo
>>567
もちろんさ!…まだ今まで書いた場面ではエロに突入してないが、これからエロに突入予定。
569名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 01:03:26 ID:uodAPeXY
>>568
その意気やよし!俺もエロ初書きは恥ずかしかったな。
570名無しさん@ピンキー:2007/04/07(土) 01:10:50 ID:/n7uvcfW
>>552
続きマダー?(`o´)
571ポン菓子製造機:2007/04/07(土) 02:46:09 ID:hrHbCLs0
比較的まったり書いているので、日曜日ごろには投降できそうです
572ポン菓子製造機:2007/04/08(日) 16:42:27 ID:wI1/xsh8
続き投下しますです


「……ぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
火薬や鉄のそれに刺激臭が混じった、妙な匂い。
遠くから聞こえてくる砲声と、男達の怒号。
そして、両目から失われてゆく光。

この日もアルデンヌの最前線は銃声が鳴り止まなかった。
この時、戦況はイギリスが大規模な増援を送った為、ドイツ軍は目に見えて劣勢に陥っていた。
「紅茶野郎はすっこんでろ!」
クラウスは塹壕から身を乗り出してモーゼルKar.98小銃を構え、撃つ。
モーゼルから放たれた弾丸は真っすぐイギリス兵の体に吸い込まれ、イギリス兵はそのまま倒れた。
「アーメン」俺は小さく呟く。
その横で俺も同じくモーゼル小銃を構え、適当に狙いをつけて撃ち、すぐに身を引く。
弾は敵兵を外したが、あいにく俺は狙撃手でもなければ暗殺者でもなく、当たらなくても別の兵士達がバンバン撃ってくれているのでそれ程困る物ではなかった。
先ほどのクラウスの射撃だって、ほとんど運によるまぐれのような物だ。
この日わが小隊に与えられた任務は、友軍による敵機関銃陣地奪取の援護という楽な物だった。
「さて、さくさく行くか」俺は弾を込め終えると、再び塹壕から身を乗り出した。
そして、再び俺とクラウスは塹壕から身を乗り出してモーゼルを構えて、撃つ。撃ったらすぐに身を引っ込めて弾を装填する。弾が亡くなったら弾を込める。
ひたすらそれを繰り返し、いつのまにか十数分がすぎていった。

「なあ、なんか臭くないか?」モーゼルに弾を込めている中、そう言い出したのはクラウスだ。
「そうか?」俺はすんすんと鼻を鳴らす。確かに、硝煙の匂いに混じって妙な刺激臭がした。
しばらく俺達はその事を考えながらモーゼルに7.92mm弾を込めていたが、やがて俺は弾を込める手を止めた。
「……もしかして、毒ガス……」
そう呟いた時にはもはや遅く、数q先に待機していたイギリス軍の毒ガス部隊が撒いたガスは、こちらの陣地に染み渡っていた。
俺は慌ててガスマスクを取ろうとしたが、それはかなわなかった。
目に今まで感じた事も無いような激痛が走ったからだ。
「ああああああああああああああっ!」俺は痛みに目を押さえて、辺りを転げ回る。
「おいフランツ! しっかりしろおい…………くっぅあああああああああ!」クラウスは銃を落として俺に呼びかける。が、彼も目の痛みに俺どころではなくなっているようだ。
塹壕内にいた兵士は俺やクラウスのように目を押さえながら、痛みにうめいていた。
そして、手で押さえられた塹壕の光景。それが俺の最後に見た物だった。
573ポン菓子製造機:2007/04/08(日) 16:43:42 ID:wI1/xsh8
「……はぁ、はぁ、はぁ」いつの間にか俺は起きていたようで、シャツは汗にまみれ、体を動かすと筋肉痛が俺の体を襲った。
「久々に嫌な夢見たな……もっかい寝よ」
この暗黒の世界では、今が何時だかはわからない。少なくとも姉やエリスが起こしに来るまでは朝ないと思い、そのまま俺は布団にもぐりこんだ。
だがあんな夢を見た後ではまともに寝れるわけが無く、数分間俺はベッドに横になったままだった。
しばらくして、キィ。と部屋の扉が開く音が響く。
「ご主人さまぁ……」そう言って入ってきたのはエリスだった。
「どうしたんだ?」俺は小さく呟く。
「怖い夢見て、それで……おねしょ……」エリスは半べそをかきながら声を絞り出す。その時になって、やっと俺はかすかな鼻をつく匂いに気づいた。
「気にするな、よくある事だ……。床は拭いたておいたか?」
「はい……シーツで」
「じゃ、ズボンと下着とシーツを風呂場に置いてこい」
俺の言葉に従い、エリスはのろのろと部屋を出ていき、1,2分ほどして帰ってきた。
「ご主人さま……私、どこで寝たらいいですかぁ?」エリスは俺に訊く。
俺は少し考えて、「このベッド使え」と答えた。
「え、でもご主人様が……」
「俺はソファで寝るからいいよ……」
だがエリスは申し訳が無いようでその場に留まり、少しの間沈黙が走ったが、エリスのこの言葉がその沈黙を破った。
「じゃ、一緒に寝ましょう」
この馬鹿犬め。俺はエリスにそう言ってやった。

怖い夢を見た後だからなのか、エリスは俺の体に寄り添い、腕をぎゅっと握り締めていた。
まだ恐怖が抜け切っていないのか、エリスの体はふるふると震えるている。
今までの背伸びした、少し大人びたエリスはどこへいったのやら。ここにいるのはただのまだまだ幼く可愛い馬鹿犬のエリスだった。
「一体どんな夢見たんだ?話せばちょっと怖く無くなくなるから」
俺の言葉に、エリスは少しづつ口を開いた。
「はい……わたしが海岸にいて、そこにみずびたしの兵隊さんたちのオバケがボートに乗ってきて、逃げようとしても逃げられなくて
それで捕まりそうになった時に……」
その内容はよくある三流ホラー並みであったが、本人にしてみれば死ぬほど怖かったのであろうから突っ込まないでおいた。
そして、俺は咳を払って、エリスに言う。
「実はな、俺も嫌な夢見てたんだ」
「ご主人さまもですか?」
俺はさらに話し続ける。
「嫌な夢だよ、俺の目がつぶれた時の夢。イギリス軍の毒ガスにやられて両目がパー。どうもアレルギー関係もあるらしく、現代科学じゃ対処不能だと。
ま、もしイペリットだったら死んでたから、その分は命拾いかもな」
「……それって、こわいんですか?」エリスは俺に問う。
「まあ、怖いって言うか嫌って言うか……もう二度と見たくは無いけどな」
俺は一息ついて再び寝ようとしたとき、エリスが呟いた。
「……ご主人さま、怖くなくなるおまじない、しましょうか?」
俺は彼女のおまじないが何だかわからないまま、に適当に首を縦に振る。
574ポン菓子製造機:2007/04/08(日) 16:44:51 ID:wI1/xsh8
「じゃ、いきますよ……」エリスがそう言った次の瞬間、エリスの唇に俺の唇が塞がれた。
ほぼ同時に俺の手はエリスの細腕に導かれ、何か柔らかい物に触れる。
俺は強引にエリスの唇を離そうとするが、エリスはどこで覚えたのか舌を駆使して俺の口内を侵攻してゆく。
やがて、ぷぁ、という声と共に俺の唇は解放された。
「ちょっ……! 一体何する気だお前は!」
「怖くなくなるおまじないですよ。交尾してたら怖くなくなるって、むかし先輩の軍用犬に教えてもらったんです」
「いや待て待て待て! お前はよくても俺は……」
「じゃ、いきますね」
「やめろ馬鹿犬こらパンツ脱がすな俺のを掴むな本気でやめろやめてくれ」
急に暴走し出した本能と理性の衝突に、もはや自分でも滅茶苦茶だった。
「ご主人さま、わたしのここも湿ってきたでしょ……」
その言葉と、手に当たる温かく湿った感触に先ほどから自分の手に当たっていた柔らかい物の正体がわかった。
俺はエリスの秘所から手を払おうとしたが、エリスの腕は意外に力があるようでぎゅっと秘所の部分に俺の手を固定している。
「いただきます」刹那、俺のものはぱくりと捕食されてしまう。
その瞬間、俺の中で理性が焼ききれた音がしたように思えた。
「ええい! こうなりゃ!」俺はエリスの秘所に指を突っ込む。その瞬間、「きゃぅんっ」とエリスが口から物を外し、跳ねる。
「い、いきなり入れないでくださいぃ、あむ、ん、ちゅぅ、じゅるる」
「自分からやっといて何言ってんだか、くぅ……」
ちゅぶ、くちゅという卑猥な水音とエリスの嬌声、指に当たるの柔らかな感触、物から流れてくるねっとりとした快感、雌の匂いが俺の感覚器を支配する。
「いやぁ! ごしゅじんさまぁ!ここ、むずむずして……へんです……やぁんっ!」
感じている事もよくわからないまま俺の物を離してよがっているエリスに刺激され、俺は攻撃にスパートを掛ける。
「きゃう!あうう……ひゃんっ! あ、やぁ、むずむず、むずむずで、いや! らめ! あっあっあっあっあっあっあっああああああああああああああああん!」
エリスが大きく叫ぶと同時に彼女の膣は限界まで収縮し、手に大量の愛液がかかる。どうやら絶頂を向かえたようだ。
そして、そのままエリスはくたりと俺の上に倒れこんでしまった。
575ポン菓子製造機:2007/04/08(日) 16:45:28 ID:wI1/xsh8
「ご主人さま、いじわるしないで下さい」
「自分から仕掛けておいて何を言うか」
エリスはすねた声で文句をいいながら俺の男根をしごいていた。
「もう絶対ご主人さまの事犯しちゃいますからね、覚悟しておいて下さいよ」
まあ、一応覚悟だけはしておこうか。
「もういいかな……じゃ、入れますね」
エリスが俺の上に跨り、一気に腰を下ろす。
俺のものに温かく、ぬめった感触が一気に覆い被さる。
「ひゃぅぅぅん!」
「くぁぁっ!」
俺とエリスの喘ぎ声が重なった。
「ぁ、はぅ、いきますよぉ」
そう言うとエリスは膣から俺の肉杭を引き抜く。
俺のものにエリスの肉襞がきゅうきゅうと絡みつき、異常とも言える快感が脳髄に走る。
どうやら膜は切れていたようだが、一応処女だったらしい。
「ひゃぅ、どうですかぁ、気持ちいいでしょ……」
「ああ……くっ! 絡みついて……」
エリスはそのまま跳ねるように腰を動かし始めた。
「ひぁ、く、ぅあ、ぁん、きゃふ、きゃふん、きゃはぁん……」
甘い嬌声が部屋の中に響く。
「いや、また、むずむず、とまんなくなる……」
エリスの膣がヒクつき始める。俺も甘い感覚が脳髄を走り始め、どちらも絶頂が近いらしい。
「エリス、イクって言うんだ……くぅ、出る……」

「ごしゅじんさまっ、いく、えりす、ごしゅじんさまと、いっちゃう……」
そしてエリスは最後の一発とばかりに乱暴に腰をつき降ろす。
「きゃっ、きゃふううううううううううううううううううん!」
その瞬間エリスの膣が快感に耐え切れず一気に収縮し、俺のものもエリスの中に精を放ってしまった。
そのまま俺たちは繋がったままぐったりとしていたが、しばらくして再びエリスは腰を降り始めた。
「いや、ちょっと何してる……」
「見てわからないですか?二回戦目ですよ」
いえ、見えないです。というか二回戦って……
「いきますよー」そう言うとエリスは腰を動かし始めた。
そういや、なんでこうなったんだっけか……
まあ、きっと取るに足らない事だ。それよりも今目の前にある危機から自分を救うほうが先決だろう。
と俺はエリスに必死の抵抗を試みた。
576ポン菓子製造機:2007/04/08(日) 16:50:07 ID:wI1/xsh8
11月、ドイツの片田舎のこの街も秋を向かえていた。
「ご主人さまぁ、こっちこっち」
「あんまり動くなよ、お腹の子にも響くぞ」
エリスは街を歩く大きなお腹のまま僕の手を引いていた。
どうやらあの夜の乱交(結局あの後五発はやって、そのまま俺が気絶した)が原因で子供ができてしまい、
俺とエリスはもはや盲導犬と飼い主以上の関係にあった。
……と言うか、俺はこのまま結婚すべきなのだろうか、そう出ないのだろうか。最近の俺の中の課題はそれであった。
……やはりここは……
「わっ」
「きゃっ」
ドン、と音を立てて俺は誰かと衝突する。
この声からしてきっと女の子だろう。
「あ、すいません」どうやら女の子の父親らしい男が誤る。「ほら、アリスも」
「ごめんなさい」と、女の子も謝った。
そして、親子連れは遠のいていった。

「もう、アリスの勝手に一人で突っ走っちゃうとことか誰に似たのかしら」
「……絶対お前の血だよ。ステフ」
「でも私達の結婚式場の予定地ってどこ?」
「こっちのほうだと思うんだけどなぁ……この店がここだから」

「可愛い親子でしたね、ご主人さま」
「お前もああいうのあこがれるのか?」
エリスは最上級のはずんだ声で「はい!」と答えた。
「本当にこの馬鹿犬め」
もう二度と逃げられなくなったじゃないか。
577名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 19:21:40 ID:BSmWvgzv
ポン菓子製造機さん、乙カレーです。
578名無しさん@ピンキー:2007/04/08(日) 23:41:41 ID:NjKeCmFJ
孕ませエンドキター!ドイッチュランド!ドイッチュランド!

毒ガスのシーンは「映像の世紀」を思い出したな…
579名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 00:32:01 ID:v8Oa9ihk
いいね、この盲導犬
なんか欲しくなってきたわw
580名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 01:45:59 ID:0aXzY2zA
西川魯介に漫画化させたいシチュだなヲイw
ドイツ軍とケモノ系少女にエロコメを絡めるの は香具師の得意技だw
581名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 02:56:13 ID:zx7qIi+s
>>576
孕みハッピーエンドGj〜!!
それにしてもエリスは無邪気でかわいいっすなーwww
582名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 07:48:08 ID:kL8tSk5x
>>576
もう盲導犬を普通の目で見れないじゃないかw

このスレでこういったミリタリーネタを扱った話ってどんなのがあるん?
583名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 15:08:45 ID:mDmoFww2
保管庫へどうぞ
584名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 17:49:11 ID:sdx0O2Fz
これで
585名無しさん@ピンキー:2007/04/09(月) 17:53:05 ID:sdx0O2Fz
上のミスカキコすまぬ。

これで絵師が降臨してくれれば…ってのは野暮なのかな?
586名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 00:47:26 ID:0gAVPjbA
>>583
保管庫はどこに…?
587名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 00:52:03 ID:uOvNs8aH
>>1
588名無しさん@ピンキー:2007/04/10(火) 20:09:54 ID:uOvNs8aH
だれか
ベ イ ブ で 書 か な い か ?

ショタ子豚なベイブ×お姉さんな犬フライ


ベイブ見てて妄想しちゃったよ
589名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 00:04:46 ID:4aA2q2HC
保管庫見てきたけど、消されてる話があるのは何故?
590名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 00:30:12 ID:j/JV7zmQ
ゼクターはスレ違い

三月六月番外は書いた人が削除してもいいと書いたからじゃない?


他に何かありました?
591名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 11:45:55 ID:j/JV7zmQ
連レスで久しぶりに投下してみる俺参上。
携帯からだから1レスあたり短いです。
592名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 11:47:28 ID:j/JV7zmQ
「んじゃ、言ってくるよ母さん」
「はいはい、いってらっしゃい」
 朝のとある家の玄関先にて、青年は鞄を手に学校へ向かおうとしている。
 4月になり、桜舞い散る光景は美しく、今日から新しい学園生活が始まる青年の心は、少なからず晴れ晴れしている。
 まぁ、次の瞬間その気持ちも崩れるのだが……。
「ち〜こ〜く〜〜!」
 家の奥からバタバタと音を立てて走ってくる一人の影。
「うおっ!!」
「はわっ!」
 そして見事に青年にぶつかり、見事にしりもちをついたのは、ピンク色の髪にポニーテールの女の子。
「ってぇな! なに朝から体当たりかましてんだよ光!」
「そ、そんな所に立ってるのが悪いんでしょ!」
「んだと〜!」
 ピンク少女、光(こう)は立ち上がり、二人は朝から口喧嘩。その真ん中で笑顔ながら微妙に困っている母親。
 その母親を背後から、もう一人の女の子。
 光と同じ顔だが、黒髪のポニーテールで横髪が長い。
 そして何より、光より落ち着いた雰囲気を漂わせている少女は、光と青年が喧嘩しているのに気づくと軽くため息を吐いた。
593名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 11:48:50 ID:j/JV7zmQ
「光、お兄さま、朝からご近所迷惑です」
「あ、闇」
 黒髪少女、闇(あん)は冷静かつ結構威圧感を込めて二人に言う。
 光は少し驚くが、すぐに大人しくなった。
 光と闇、二人は双子の姉妹にて青年の妹である。
 明るく元気な姉の光に、冷静で大人しめな妹の闇。
 よく姉と妹は逆じゃね? とよく言われるこの姉妹は青年とは血の繋がりがない。
 それは母親にも言えることで、数年前に他界した青年の父親と結婚した現母親との娘である。
 そしてもう一つ、彼女たちは青年とは全く違う点がある。それは、今の光に現れていた。
「あらあら光? 耳と尻尾が出てるわよ?」
「え? きゃん! いっけなーい!!」
 母親の笑顔の指摘に、光は慌てて生えている耳と尻尾を隠した。
 そう、この母親と双子は人間ではなく、犬である。
 その証拠に、家族である青年の前だけ、犬耳とフサフサした尻尾を出し本来の姿に戻り、普段は人間として暮らしている。
 ちなみに犬耳と尻尾の色は髪の色と同じで、光はピンク、闇は黒、そして母親は綺麗な紫と、何ともカラフルな犬達である。
 光は青年とぶつかった勢いで出てしまった犬耳を寝かせ、尻尾も隠して苦笑いを浮かべた。
594名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 11:50:29 ID:j/JV7zmQ
「ほらいくぞ。そろそろ本当に遅刻だ」
「そうですね。行きましょう光」
「うん! それじゃいってくるねお母さん!」
「いってきます、ユウミお母さま」
「いってらっしゃい。光、闇、真人」
 そして三人は、母ユウミに見送られて家を後にする。
 今日も青年、真人(マサト)の一日が始まった。



―続―
595暁狐:2007/04/11(水) 11:53:56 ID:j/JV7zmQ
今回はプロローグみたいな話。

双子かそのどっちかか、それとも母犬とやるかは……まだ未定です。
簡単に言えばノープラn(ry
596名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 12:56:22 ID:K30F7qd/
久しぶりに暁狐さんキター!
宴じゃ、宴の準備じゃ!
597名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 13:03:45 ID:oNUQQStW
GJ
ところで、暁狐氏って偶にコテ無しで書き込むのは何故なんだぜ?
俺は小手付けてもらった方が有り難いんだが…
598名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 13:23:52 ID:337RJ9sY
別にコテがあろうがなかろうが
いままでの実績があろうがなかろうが
肩書きの一や二や三や示さなくてもいいから
とりあえず文章読ませてくれ、と思うのは俺だけか

まあ結局好みの問題なんだけどね
599学生くまさん:2007/04/11(水) 15:28:42 ID:4aA2q2HC
今回も期待期待〜。

今週中にでも何か投下できそうです。
あらかじめ言っておくと、スプートニク2号ネタなんでバッド確定。

参考までに
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AB_(%E7%8A%AC)
600名無しさん@ピンキー:2007/04/11(水) 17:13:51 ID:F1Tuz9eg
やっべぇ!カブった!
>クドリャフカ
むしろいままでモチーフに上がらなかったのが奇跡なのかなぁ。
601学生くまさん:2007/04/11(水) 17:18:15 ID:4aA2q2HC
映像の世紀で見たクドリャフカが印象的だったんで…なんとか報われるようにはしたいです。
あと、同じく映像の世紀で見た「核実験に曝される実験動物」も印象的でした。

どうもかわいそうな属性に惹かれるみたい。


>>600
同志
602ポン菓子製造機:2007/04/11(水) 19:37:58 ID:wEUkn/y6
ソ連ネタは意外と多いですからな

それにしても動物とミリって相性いいっすね
603名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 01:41:48 ID:XAj9dD6i
戦車の下に潜り込んで自爆する爆弾犬なんてのもいたな。

スターリン体制下での爆弾犬の少女と調教師との悲しい恋物語…とか。
604名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 01:47:47 ID:dNAI2Pf9
自分の国の戦車にしか潜り込まなかったって奴か
605名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 03:15:13 ID:Tg4+g6wh
    , -.―――--.、
   ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ
  .i;}'       "ミ;;;;:}
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    i゙ 、_  ゙,,,  ,, ' {
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   ヽ、oヽ/ \  /o/  |
606名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 03:17:27 ID:Tg4+g6wh
    , -.―――--.、
   ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ
  .i;}'      "ミ;;;;:}
  |} ,,..、_、  , _,,,..、  |;;;:|
  |} ,_tュ,〈  ヒ''tュ_  i;;;;|
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 `{| _.ノ;;/;;/,ゞ;ヽ、  .!-'
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  丿\  ̄ ̄  _,,-"ヽ
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   ヽ、oヽ/ \  /o/  |
607名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 07:02:13 ID:yF0wnUi7
>>603
保管庫に地雷犬があるな。
608名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 08:19:15 ID:vUXectS8
ソ連か、毒ガスマスク付けた犬か
609名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 09:20:24 ID:vUXectS8
やべえ、英吉利の爆雷イルカに追いかけられるUボート乗員の戦いが
ちょっと書いてみる


上面、わずか上より船隊を揺らしえる爆雷郡この黒く冷たい海中はわずかな差が生死を分けえる。
そして、この物語の主役たるものである一匹も海の住人である。否、一人とでも言うべきか
そしてもう一人は陸のものであった。

この時、独逸が誇るIXA型潜水艦のひとつU-37に陸のものは乗っていた。

今だなお続く敵の攻撃、この攻撃よって沈むというのならば
潜水艦に配属されたその日より覚悟の上である。

しかし、水に入って三日、当時の潜水艦では三日も潜れば空気の残量がたとえ多くとも酸化により
97%これが下回れば、肺胞は二酸化炭素により硬化し本来の役目を果たすことなく苦しみ悶え終えるのである。
この状況では窒息の方ではと思いたくなるが、それを持ち前のゲルマン魂で持ちこたえる。

そんなとき、船隊が激しく揺れる。至近爆発である。亀裂が入り水が漏れてくる。
これを、どうにか修復する。
今日のイタ公はしつこいのだ。それ以前に、何故、三日も攻撃を続けるのか?
そんなことを考えている時

「機関出力最大」この伝声官を伝う言葉に俺は耳を疑った。
攻撃を受けた時、普通は敵があきらめるまで息を潜めるのである。
これには、理由がある。
足が遅いのだ、巡洋艦より遅いのは無論、戦艦にも、速力で適わない


U-37その速力水中で4kt・・・・絶望的であるが、従わざるえなかった。

バッテリーから、電気を搾取し2軸のスクリュがうなりを上げて回る


その時、洋上に敵影は、存在しなかった。
少なくとも、1日前まではいた。駆逐艦が数隻
彼らは、新型の磁気感知爆雷と新兵器を放って還って行った。


暫くすると、攻撃は無くなっていた。

当時の感知方式に欠陥が存在した。感知範囲が狭いという

この時の艦長の判断は正しかった。だからこそ、後悔することと成るのだ。

闇夜にまぎれて、浮上。艦内換気を行い同日早朝をもって潜行
610名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 09:29:08 ID:vUXectS8
独逸へと向けて航行を開始する。
昼は潜行して、身を窶し。夜は浮上し、充電
これを、繰り返して。

祖国の土を踏みしめると皆、思っていた。

そのときは皆、思っていたのだ。

三日ご、輸送船団を発見、これを雷撃す



積荷を知ることなく


海中にヒッソリと蠢くものに気づくことなく


数名が消え行くことになるとは
611609:2007/04/12(木) 09:32:25 ID:vUXectS8
エロは相当、遅くなると思います。ノシ
612名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 11:12:58 ID:yF0wnUi7
作風かと思うが読点が多くない?
雰囲気がシグルイや覚悟のススメのような渋さだな…。
大人な感じのエロ!?

期待するぜ
613ポン菓子製造機:2007/04/12(木) 19:04:48 ID:mN98SG2M
おお、俺もこんな感じに書きたいんですが、女の子を出すとどうもコメディ色が強くなって……
俺もビルマの話を暖めていたから、そろそろ書くか
614名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 22:05:53 ID:y1qsDXqy
軍とか全く分からん俺は空気読まずに>>594の続きを投下します。
※今回もエロは無いです
615暁狐:2007/04/12(木) 22:07:21 ID:y1qsDXqy
 この日の昼休みの屋上。
 今日は気候が良く暖かい。よって真人は友人数人と屋上で昼飯。
 高校三年の真人は、小学六年の光と闇と違い、ユウミの手作り弁当だ。
「はいアニキあ〜ん……」
「あ〜」
「おいし?」
「あぁ」
 目の前に広がる雪と春の双子カップルの、少しイラつく光景を見ながら真人とその友人、巧が弁当を食べている。 
 彼女いない歴が年齢と一緒な真人は、さっさと食べ終えて空を眺めている。
 前方を見れば忌々しい光景しか映らないから上しか見るほか無いのだ。
「……彼女欲しいなぁ〜……」
 思わず呟いてしまった真人の一言に、隣に座っていた巧が反応した。
「まぁそう言うなよ」
「お前はいいよな巧君よぅ。あのキチガイが造った嫁が二人もいてさ」
 真人が少し皮肉に巧の家にいるシアとグランゾンの事を言うと、巧は苦笑しながら弁当を食べ終える。
 キチガイ、秀が造ったという点は巧にとってあまり指摘されたくないのだ。
「巧様……」
「どわぁぁ!!」
 そんな時、巧と真人の背後から不意に声がし、真人達は勿論の事、雪と春も驚いている。
 真人達の背後には、このメンバー誰もが見た女性が立っていたのだ。
616暁狐:2007/04/12(木) 22:09:51 ID:y1qsDXqy
「て、天后先生!」
 その名は天后(てんこう)。
 真人達が通っている学園の保健室の先生。
 新しく新任したと、全校生徒の前で挨拶したことがあり、長く綺麗な白い髪にスタイルも良く美人な先生と、男子生徒から人気がある。
 しかし、その正体は巧の実家にいる九尾の一人。
 天一、六合同様十二神将の名を与えられ、神崎家現当主の命令で教師として巧の様子を見るためにいる。
 まず何で保健の先生がこんな所にいるんだろうと驚きがあった。
 しかし、巧はともかく、真人達が驚いているのにはもう一カ所あった。
「アニキ、なにあれ?」
「狐か……?」
 それは天后の頭には白い狐の耳、そして尻部からは九本の大きな尻尾が生えているということ。
 雪と春はひそひそ話している中、天后は気にすることなく巧の手を取った。
「な、ちょっ……」
「お仕事です。行きますよ巧様」
 そしてそのまま空高く飛び立っていってしまった。
 どうやら巧の有無は聞かず強制のようだ。
 巧の悲鳴が響き、真人達のみならず屋上にいた全ての人が注目し、男は丁度見えた天后のパンツに注目した。
617暁狐:2007/04/12(木) 22:12:34 ID:y1qsDXqy
「あいつも大変だなぁ」
 真人の一言は、おそらくこの場にいた人全員が思ったことだろう。
 最初こそ騒然となる屋上だが、すぐにいつもの様子に戻り、真人と雪と春は仲良く喋っていた。
「あ、いたいた! マサ兄〜!」
「ん? 光に闇……」
 そんな中、入り口から真人を呼ぶ元気な声がし、真人達はその方向を見る。
 そこには真人の妹、光と闇がおり、笑顔で真人のそばまで走ってきた。
「どうした? 高等部に来るなんて珍しい」
「マサ兄って今日も明日もバイト無いんだよね?」
「ん……まぁな」
 何やら楽しそうに光は真人に訪ねる。
 確かに珍しく二日連日でバイトが休みの真人は、怪しがりながも答えると、双子は嬉しそうに笑った。
「やった、やっぱり無いって闇!」
「よかったですね光!」
「今日から楽しみだね闇!」
「さっそくお母さまにご報告です!」
「んじゃ、そうゆーことだから、じゃーねーマサ兄♪」
「今日は早く帰ってきてくださいねお兄さま♪」
 そして二人で勝手に盛り上がり、可愛らしい満面の笑顔を真人に残してスキップで去っていった。
618暁狐:2007/04/12(木) 22:14:01 ID:y1qsDXqy
 その際に光が見事に転んで、くまさんパンツを公開したわけで、今日はよくパンツ見る日だと思いつつ、一体何しに来たんだと、真人と雪と春は困惑。
 しかし、真人は何かを察して、深い溜め息を吐いた。
 「なぁ雪……お前春と一日中ヤッたこっあるか?」
「はっ!?」
 不意に真人は雪に質問、雪は思いっきり驚き春は顔を真っ赤にさせて俯いていた。
 バイトが連日で無く、次の日が休みの場合……真人の家族、年がら年中発情してるあの犬親子が真人に襲いかかるのだ。
 果たして真人は、生き残ることができるか………。


―続―
619暁狐:2007/04/12(木) 22:16:43 ID:y1qsDXqy
次こそはエロやりますので……

>>597
投下以外の時は極力名無しで、と思っているからです。
620名無しさん@ピンキー:2007/04/12(木) 22:31:22 ID:zVpv9UaI
GJ!
親子丼wktk全裸待機
621名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 00:01:50 ID:FG4EX5GQ
チクショウ!
エロ始まってないのに何故こんなに悶えられるんだぜ!?
暁狐氏よ、あんたはこのスレの最高神だ。
誠に勝手ながら崇めさせていただきます。

な訳で続きを全裸及び皮剥いて待機します
622学生くまさん:2007/04/13(金) 00:47:01 ID:KjZr6wve
「星のわんこ」って事で投下〜!序盤で申し訳ないですが…。
623学生くまさん:2007/04/13(金) 00:47:51 ID:KjZr6wve
目を瞑って虚空を感じ取る。無の世界に包み込まれて、安堵とも恐怖ともつかない不思議な感覚だ。
母親の胎内にも似た空間とどこか懐かしい空電の砂音。

『―――obj(オブジェクト)接触まで300秒。』

耳元から聞き慣れた声が聞こえて僕はふっと目を開ける。
月の鏡と地球の輝きの中に浮かび上がる老船。
「CCCP」と記されたそれは悠久の時の流れにも形を変えることなく静かに眠っていた。
僕は心の中で自らの腕と船のマニュピレータとを同調させていく。
時間の流れがゆっくりと、限りなくゼロになったかのような感覚。

『―――obj接触まで250秒。』
機械と化した僕の腕は静かに目標に伸びていった。
624学生くまさん:2007/04/13(金) 00:50:28 ID:KjZr6wve
その日は何故だかいつもより早く起きてしまった。だがここで起きては体のリズムが崩れる。
「眠…こりゃもう一回寝るしかないな」
いそいそとベッドをかぶった俺だったが、そうは問屋が卸さない。

ドドドドド〜!―――とりゃっ!
どすっ!
「ぐはあっ!」
何かがのしかかってきた。
「起〜き〜ろ〜!」ゆさゆさゆさ…
こ、この起こし方とうるさい声は!
「うがー!クードーリャーフーカー!」
「きゃー逃げろー♪」
嬉しそうに白い尻尾を振りながらパタパタと走っていく。早い…。
「こらー!―――………くそう、逃げられた。」
やれやれ、なんで朝っぱらから走り回らなきゃならないんだ。
忌々しいぐらいに目が冴えてしまった。

「おはようございます。朝からお疲れのようですわね?」
「おはようムーシカ。なに、いつもの事さ。」
俺の答えに彼女は苦笑すると、絹のような黒い長髪と尻尾を揺らしながらキッチンに向かう。
「今温かいロシアンティーをお持ちしますわ。分量は…」
「ミルクと砂糖を多めだ。俺は苦いのは飲めないからな。」
ムーシカは戸棚からコーヒーカップと皿を出して4人分並べる。
匂いから察するに今日の朝飯、トーストにスクランブルエッグとみた!
625学生くまさん:2007/04/13(金) 00:59:24 ID:KjZr6wve
予想は大当たり、しかも昨日のピロシキも付いてきた。俺は心の中でガッツポーズを取る。
「やったあ!ピロシキだ〜!」
クドは思いっきりガッツポーズを取ってるし。
「クド、食事の場では静かになさい。あなたも女の子なんだから。」
ムーシカにたしなめられるが当の本人は意にも介してない。
「はいはーい!じゃ、いっただっきま…」
「クド、まだアルビナお姉様が来てませんわ。起こしてらっしゃい。」
「なんだまだ寝てるのか?よし、クドリャフカ訓練生に特別任務だ!
いかなる手段を用いてでもアルビナ訓練生を起こしてこい!」
クドは心底ワクワクした顔になって、勇ましく敬礼すると
「ラジャー!いかなる手段を用いてでも起こしてきます!あ、このタバスコ借りるね〜」
ドタドタドタ…


数分後


―――ぎゃー!

「…起きたみたいだな」
「ですわね」


ドドドドド!
猛烈なスピードで笑顔のクドが駆け抜けて、
その後ろを茶色の耳と尻尾を逆立てたアルビナが追いかけていた。
「あ…おはようアルビナ」
「2人ともおはよっ!…って、待てクドー!今日は絶対逃がさねー!」
喧騒が去り、後に2人が残される。

「…食べようか?」
「そうですわね♪」
「「いただきまーす!」」


1955年11月3日 バイコヌール宇宙基地の朝
スプートニク2号打ち上げまで後730日
626学生くまさん:2007/04/13(金) 01:06:16 ID:KjZr6wve
以上、序盤でした。日曜日には投下できるように頑張ります。
627名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 03:49:06 ID:wbXPE2F2
ガンバレ、学生!
628609:2007/04/13(金) 14:27:32 ID:7hZZf9LC
ガンガレ、南極で裸になってまちます。
629名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 15:38:21 ID:BOLHukjS
>>628
凍死寸前

やさしい白熊あらわる

「助けてあげよう」

「暖かくするにはこれが一番♪」

逆レイプ
まで、妄想した
630名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 17:19:31 ID:s0xmKJ+v
こんな良スレ始めて見ました。このスレの神の多さは以上ですね。
631名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 18:22:48 ID:UizQjlGz
http://3d.skr.jp/3d
管理人の悪口以外何でも
632名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 18:33:43 ID:4gwij7rT
携帯でも見られなくなったorz
633名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 18:45:05 ID:yO8zVIK9
見れないね。なんかあったのかな?

>>623-625
ほのぼのしててワラタwタバスコでなにしたんだw
最後の
>スプートニク2号打ち上げまで後730日
が気になる
634名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 21:37:09 ID:QrUissiJ
>>633
クドリャフカ
スプートニク2号に乗って初めて宇宙に飛び出していったワンコ
哺乳類が宇宙空間に出たときにどのような状態になるかを計測すると言う、ソ連宇宙開発計画の一つ

 

もちろんデータとりの為だけに飛ばされたのだから帰還装置なんて…ない……
635名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 22:06:37 ID:yO8zVIK9
>>634
トン。ってことは…バッド確定?
636名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 22:31:04 ID:a8A0HNNx
637名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 22:57:04 ID:yO8zVIK9
>>636
泣いた。学生くまさん氏、是非ともクドリャフカ幸せエンドをば…。
638名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 23:42:32 ID:99K5BuuN
このスレ携帯で見てるんだけど、なんか新着レスがエラーで読めない。
誰か同じような事になってたりしてない?
639名無しさん@ピンキー:2007/04/13(金) 23:49:28 ID:kifkhOri
ただ単純に回線が混んでるだけじゃないの?
俺の方は何も異常無いけど
640名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 00:07:50 ID:bSL6Y/sA
>>638
俺もだ。一応下の○○行目へジャンプは使えるみたい。
641名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 00:13:58 ID:oaUuyvdO
携帯厨が多いのう
642名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 00:24:43 ID:glMs5e2e
今は問題無く見られるな。
調べてみたら>>631または>>631を含む数レス(>>625-634など)を見ようとするとエラーになる。
HRネタスレの>>282でも似たような症状が出たが、関連があるのかね……?
643名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 00:27:35 ID:nau6RUXT
くまさんのタバスコから次が見えないの俺だけじゃなかったんだ
そんな俺はやっぱり携帯厨
644名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 00:31:08 ID:glMs5e2e
645名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 00:32:31 ID:glMs5e2e
646名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 00:34:09 ID:glMs5e2e
特に問題は無いみたいだな。

>>645はたまたまコピーしてたURLだから気にしないでくれ。
647学生くまさん:2007/04/14(土) 01:26:55 ID:bSL6Y/sA
流れを読まず投下。前回書いた分の参照をここに貼り付けるつもりでしたがアクセスできず…orz
648学生くまさん:2007/04/14(土) 01:28:34 ID:bSL6Y/sA
「んー…お!みんな見ろよ、スプートニクを見つけたぜ!」
天体望遠鏡を覗いていたアルビナが嬉しそうな声をあげ、クドリャフカが我先にとテラスに飛び出してきた。
「見せて見せてー!…んしょ…わ、ホントだー!」
背が低いクドリャフカは台によじ登って望遠鏡から衛星を覗いてははしゃぎ声をあげている。

ムーシカが淹れてくれたコーヒーを飲みながら空を仰ぐ。
満天の星空は新たに加わった「星」を歓迎するかのように瞬いている。
「…にしても、本当に宇宙まで飛んだんだな…いやはや、恐れ入ったわ!降参!」
「あらあらまあまあ、天下のベリヤ博士でも恐れなどという言葉を知っておられたのですね。」
肩越しにクスクスと笑い声が聞こえる。首を向けるとトレイにコーヒーを注いだカップを乗せたムーシカが嬉し気に笑っていた。

「アルビナお姉様、クド〜!お茶にしましょう。博士はお代わりですわね?」
「ああ、いただくよ。全くあの二人もお前ぐらい落ち着きがあれば可愛げがあるのにな…」
「おだててもおやつは出ませんわよ?」
ちぇっ!
649学生くまさん:2007/04/14(土) 01:30:01 ID:bSL6Y/sA
「―――でな、あの時は本当に大変だったんだぜ!」
「わふ…やっぱりアルビナお姉ちゃんはすごいなあ。
きっと私は怖くてできないよ〜。」
アルビナがテストロケットで高高度実験をした時の話をクドに言い聞かせている傍らで当のクドはすっかり怖じ気づいている。
「自信をお持ちなさい。クドはいざという時にできる子なんですから♪」
しゅんとするクドを優しく撫でるムーシカ。

クドリャフカはいつだったか、モスクワの市内で迷子になっている所を俺が拾った犬だ。
しばらく飼っているうち、いつの間にかムーシカが家に住み着き、そうこうするうちにアルビナまで住み着いてしまった。
そして気が付いたときには姉妹になっていた。
それにしても…こいつらなんだかんだで仲が良いんだよなあ。

肩でそろえたブラウンの髪に茶系の犬耳と尻尾を持った強気で男勝り、お転婆な長女アルビナ、
美しく長い黒髪と同じくらいきれいな黒い犬耳と尻尾を持った物腰柔らかでとても元野良犬とは思えない風格の次女ムーシカ、
そしていつも姉達にくっついて歩き、ふわふわとした白銀で長い巻き毛の髪と真っ白な犬耳と尻尾を持った悪戯娘の末っ子クドリャフカ。

みんな俺のかけがえのない家族だ。
これからもずっと、ずっと…
650学生くまさん:2007/04/14(土) 01:31:00 ID:bSL6Y/sA
今宵は…といっても時差はあるが、世界中の人々が天を仰いで新しい星を眺めているのだろう。
スプートニク1号は第一宇宙速度に到達して衛星軌道を周回している。
そのちっぽけなアルミニウムの球体は人類の希望の芽のようにも思えた。そこにはイデオロギーも対立もない、純粋な希望と無限の可能性が詰まっている。

『スプートニク計画はこれをもって第二段階へ移行。スプートニク2号打ち上げの成功に最大の尽力をされたい。』
中央からの書類にはそれだけが記してあった。
耳を傾けると、コテージの中からはお祝いパーティーの賑やかな声が聞こえる。
俺は黙ってタバコを口に加えると…
カチッ

「お、ありがとさん…って少佐じゃないですか。こんな所まで来てどうしたんです?」
火をくれたのは訓練教官のライカ少佐…美人で聡明な犬の獣人だ。
彼女はくわえた煙草をくゆらすと微笑を浮かべた。
「いやなに、たまたま近くを通ったら賑やかな声と空を眺めるお前が見えたんでな…お前一人か?」
「あいつらは中で大騒ぎさ。まあ確かに今夜は騒ぎたくもなるよ。」

少佐は空を見上げ、
「…ふむ、スプートニク1号か。確かにすごいな…」
―――肉眼で見える少佐も十分すごいぞ。
651学生くまさん:2007/04/14(土) 01:33:23 ID:bSL6Y/sA
「あ、少佐だ〜!みんな〜少佐が来てるよ〜!」
真っ赤な顔をしたクドの元気な声と共に姉妹が窓から顔を出す。
「少佐ぁ〜!一緒に飲みましょ〜!今夜のウォッカは格別ですぜ!」
アルビナも既に出来上がってるみたいだ。やれやれ、飲み過ぎるなといったのに…。
「どうする?」
問いに彼女はやれやれといった感じでコテージの方に歩いていった。
さて、もう一本吸ってから俺も戻るか…。

「きゃはは〜♪少佐ってば女の子なのに胸ぺったんこ〜♪」
戻るや否や飛び込んできたのがこれだよ。少佐怒るぞ〜。ってあれ?
クドが“ぺったんこ踊り”をしている傍らで少佐は真剣な眼差しで自分の胸を見つめていた。
「なぜ…なぜ私は…」
「少佐気にするなってー!胸が大きくてもしんどいだけなんだからさぁ」
アルビナは肩がこるだとか動くのに邪魔だとか、自らの豊かな胸の弊害を説いている。
だが、芽生えかけた“巨乳は大変”論は一瞬にして瓦解する。

「でも…クドより胸が無いのはあまりにも不憫ですわ…」
ムーシカが心底悲しげな表情で呟く。
「AA…いやAAAでしょうか?貧乳というか微乳というか…無乳ですわね。」
あちゃー。

「う…う…うわーん!」
あーあ、少佐泣いちゃったよ。
それにしてもこの人いったい何歳なんだ?
昔、まだ中尉だった頃は地雷犬部隊の小隊長をしてたって聞いたことあるな。
大戦時の写真見たけど、背格好も発育も変わってなかったし…うーむ今度聞いてみよ。

次の朝、クドが少佐にこってりと絞られたのは言わずもがな。



1957年10月4日 スプートニク1号打ち上げ成功
スプートニク2号打ち上げまで後720時間
652学生くまさん:2007/04/14(土) 01:38:49 ID:bSL6Y/sA
起承転結の“承”といったところでしょうか。

BGMは新海誠「ほしのこえ」の主題歌
“THROUGH THE YEARS AND FAR AWAY”
でお願いしますw
653学生くまさん:2007/04/14(土) 01:44:26 ID:bSL6Y/sA
訂正、書いてる時に聞いてる曲ということで…orz
654名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 01:44:32 ID:IIULEHab
リアルタイムでGJです。
昔このスレで言ってた蛇女の時代劇ものを書いてて3日前にHDDクラッシュした時のストレスがちょっと和らいだ。
もう戻らない135kb……orz
655学生くまさん:2007/04/14(土) 01:47:21 ID:bSL6Y/sA
>>631が見れない方、申し訳ないです…
656学生くまさん:2007/04/14(土) 01:48:44 ID:bSL6Y/sA
>>654
半裸待機しておきますw
657名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 07:26:26 ID:ZI2nUeN/
あの隊長さん、戦後も相変わらず無乳のまま出世してたんだね・・・w

わんこたちの食欲でスレ違いだけど思い出したよ。

ソ連のロケットデザイナーのリーダーでスプートニクやボストークを成功させた
セルゲイ・コロリョフ博士は、
戦時中、例のスターリンの暴虐によってあらぬ罪を着せられ、シベリア送りにされた。
おかげで極限まで身体を痛めつけられ、歯の多くを失い、ついには妻に離婚されたりと散々な目に遭った。
それでも生き延び、技術開発の世界に復帰した(若い女と再婚もした)。
そしてミサイル開発と絡める形で政府を巻き込み、夢だった宇宙ロケット打ち上げに邁進することになる・・・

博士は苦労人だけあって、みんなから信頼される親分肌の好人物だったそうだ。
だが悪癖が一つあった。
食事の時になると、どこに行っても
テーブルマナー?何それ?というぐらいの凄まじい貪りぶり。ガツガツと喰らう。
だから初対面の人たちはみんな驚いた。
だが、博士の部下から「同志コロリョフは、シベリア送りにされたことがあるのです」と説明を受けると
「それでは無理もない」と博士の不作法を許したということだ。
シベリアで、どうにかして喰うもの喰って生き延びなければならなかった、博士の哀しい一面だった。
658名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 08:05:34 ID:IVPziVbU
なぜか今回のくまさんのSSを見ているとサイカノの曲が頭の中でグルングルン回って困る

目から汗がとまんねーよ
659名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 12:05:42 ID:glMs5e2e
貧乳?無乳?
いいえ、虚乳です。
660名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 13:13:51 ID:0lOZ80wn
虚乳隊長の人気に嫉妬した。
ムーシカ何気に毒舌だなw
巨乳活発強気長女アルビナ、高貴毒舌黒髪ロング次女ムーシカ、悪戯末っ子(ロリ?)クドの三姉妹はかわえ〜な〜
661名無しさん@ピンキー:2007/04/14(土) 20:07:05 ID:Twcc1sA5
何か、コミカルな描写の裏に予想外な結末が隠されているような気がする・・・
史実はまぎれもなく、宇宙開発史におけるいたましいエピソードだからな・・・
662名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 00:39:03 ID:0rxN1ohk
>>611&>>652

GJ!
続き期待
663学生くまさん:2007/04/15(日) 10:59:11 ID:EgZETYAZ
>>647-651の続きを投下します。
今回もえちぃシーンなくてすみません。
664学生くまさん:2007/04/15(日) 11:00:48 ID:EgZETYAZ
「ふぅ…何度着ても着慣れないですわね…まるでぬいぐるみですわ。」
生命維持装置という世界一高い服で着膨れしたムーシカが愚痴をこぼす。
「なかなか似合ってるぜ〜」
しししっ、と笑いながらアルビナが楽しげに言う。
クドに至っては文字通り“抱腹絶倒”して思いっきり笑っていた。

「ク〜ド、いずれはお前もあれを着るんだぞ?明日は我が身ってことだ。」
えー、とかやだー、とかいろいろ聞こえるが無視する。
「ムーシカ、準備はいいな?」
ガラス越しに幾重にも防護壁が重ねられた防護室の中のムーシカにマイク越しに声をかける。
『―――ええ、準備は万端ですわ。実験を開始して下さいまし。』
いつもと変わらぬ調子でムーシカの声が制御室のスピーカーから聞こえる。
「頑張れよ…それでは、生命維持装置のテストを開始する。フェイズ1を開始。」

「気圧及び温度に於ける変化を観測。フェイズ1を終了、続いてフェイズ2に移行する。」
淡々と実験は進んでいく。ライカ少佐も口を開くことなく防護室を注視している。
『アルファ線、ベータ線、ガンマ線を検出。生命維持装置及び制御装置に異常なし。』
ムーシカも淡々と状態を報告している。よし、フェイズ2終了…。
665学生くまさん:2007/04/15(日) 11:02:36 ID:EgZETYAZ
ムーシカお疲れ様…と声をかけようとした時、制御室内部に警報が響き渡った。
計器類を見ていたオペレーターが慌てて叫ぶ。
「博士!ガンマ線が異常値を示しています!どんどん増加―――」
「実験中止!被験者の保護を最優先しろ!」
口をつぐんでいたライカ少佐が叫ぶ。
「ダメです!被験者との無線は断絶!心拍数、脳波ともに低下!」
だんだん声が遠ざかっていく…

―――救護班を呼べ!
―――心臓停止!被験者生命反応なおも低下!
―――基地内に非常警報を発令するんだ!
―――ちくしょう、何でこんな事に!

「ムーシカァァァ!」
慌てて走り出す俺を少佐が獣人の力で引き止める。ふりほどこうとした次の瞬間、頬に痛みが走った。
「ベリヤ…貴様分からないのか!?何故ムーシカがすぐに出てこなかったか!
今出たら皆までが被爆するからだろう!」
「じゃあどうしろって言うんだよ!」
声を荒げたその時、唐突に警報は鳴り止んだ。

「残留放射線の消失を確認!救護班を行かせます!」
防護室から、体一つ動かさないムーシカが運び出される。ヘルメットで表情は分からない。
彼女はそのまま集中治療室に運ばれていった。


俺は…無力だった。
666学生くまさん:2007/04/15(日) 11:03:37 ID:EgZETYAZ
翌日。俺とアルビナ、クドリャフカの三人は隔離病棟の一室の前にいた。
「ムーシカ…いるか?」
ドア越しにどうぞ、と聞き慣れた言葉が聞こえる。

「ムーシカ、大丈夫―――」
ベッドに横たわるムーシカの変わり果てた姿に俺たちは息を呑んだ。
あの墨を流したように艶を帯びた黒髪は全て白髪と化し、黒かった瞳も赤くなっていた。指や肌も透けそうなほどに白い。
白色個体。俗に言う「アルビノ」という奴だ。

「ムーシカ…すまない…俺のせいで…」
「いえ、博士は何も悪くはありませんわ。」
責めることもなくムーシカが優しく答える。
「クド…こっちにいらっしゃい。」
ベッドに寄ったクドを胸に抱いて櫛で髪をといている。
「ふふ…これでクドとお揃いね♪アルビナお姉様、この髪は似合ってますか?」
アルビナはニカッと笑って親指を立てた。クドもじゃれあっている。
いつも通りの姉妹だった。

「ムーシカ…お前の体のことなんだが…」
「今話してくれて構いませんわ。いずれは皆が知ることですから。」
俺は息を一つ吸って一つ一つ語り聞かせた。

667学生くまさん:2007/04/15(日) 11:04:54 ID:EgZETYAZ
ムーシカの遺伝子や免疫はほとんどが破壊され、人間並みの寿命となったこと。
卵巣や子宮が破壊されて、二度と妊娠できないこと。
未だ解析されないことが多いため、これからムーシカの身に何が起こるか分からないこと。

最後に俺が謝るとムーシカは笑って首を振った。
「私は幸せですわ。この子のため、ひいては人類と獣人の輝かしい未来のための礎になれたんですもの。」
クドを撫でながら微笑むムーシカ…彼女は慈愛に満ちていた。
俺は…彼女の微笑みの中に頬を伝う一筋の涙を見た。
668学生くまさん:2007/04/15(日) 11:07:05 ID:EgZETYAZ
―――ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう!
何が天才だ!何が科学の申し子だ!
俺に何ができた?黙って見てるだけか?
俺は…無力だ。

「博士?」
椅子を傾けて部屋の入り口を見るとクドが心配そうに見ている。
「博士の膝、座ってもいい?」
俺が無言で頷くとぴょこんと膝の上に座って嬉しそうな顔をした。
「ムーシカお姉ちゃんのことだけど…博士は気にしないでってお姉ちゃんが言ってたよ。」
「でも俺は―――」
「―――私たちには」
クドが言葉を遮ってまじめな口調になる。
「私たちには…ううん私たち“獣人”、全ての“人の姿を借りた生物”には口伝があるの。」
一言一言を噛みしめるように呟く。

「全ての事象は“結果”だけを求めていると近道をしたくなる。そして近道をした時“真実”を見失うかもしれない。
大切なのは“真実に向かおうとする意志”…。
今はたどり着けなくても、向かおうとする意志があればいつかはたどり着く。
だって、そこを目指して向かってるんだから…。」

胸に手を当てて、目を閉じて言葉を続ける。
「ベリヤ博士…私は…宇宙に行きたい。」
クドはそういって俺にキスをした。そしてえへへっ、と笑って駆けていった。


1957年10月――日(不許可) 実験中に事故発生。
計画に――%(不許可)の支障を来すも、進行に問題なし。
スプートニク2号打ち上げまで後――日(不許可)
669学生くまさん:2007/04/15(日) 11:08:13 ID:EgZETYAZ
次はエロとラスト、できたらエピローグです
670名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 11:44:01 ID:EPtJjjy2
アバッキオ思い出したのは俺だけではない筈だッ!
671名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 12:10:44 ID:6OQ+zQ6g
どうにも気になって仕方がない…後天アルビノとか、
毛がバッサリ抜けた後、白髪が短時間で同じ長さまでニョキッと伸びたとかw
…って、あ。人間じゃないからか。スマン
ともあれGJ! 〆も頑張ってくだしあ
672373:2007/04/15(日) 13:36:00 ID:FJAtB9dY
えーどうも。
一ヶ月前に犯される男のタイプはどんなのがいいかと質問した物です。
くまさんのために強気な性格のタイプを書きました。

嘘です、単に自分が書きたかっt(ry
手違いでエロ部分が消えたので、とりあえず今ある所まで投下。
673名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 13:37:44 ID:FJAtB9dY
「……迷った」
とある山の中で独り言を呟く人影。一見すると中学生にも見える幼い顔立ち、しかし身長の高さがそれを否定させる。
彼の名は西部 祐輔。今年で二十歳になる、第一印象は間違いなく無愛想だと思われる青年だ。
「やっぱり止めとくべきだったかもな。故郷の山とは全然違う。
それに、そもそも最後に山自体を歩いたのが七年前だし、休みの日はほぼゲーム三昧だったから、予想以上に体力が鈍ってる。
やばいかもしれん」
と言いつつ、実際彼はそれほど悲観的ではなかった。

彼は小学生の時、義理の父親と実の母親に虐待を受けていた。
母親が再婚するまでは全くそんな物はなく、彼自身も少々内気な事以外はごく普通の子供だった。
母親が再婚してから彼は地獄のような苦しみを受けた。詳しい詳細は省くが、全身痣だらけになる事も珍しくはなかった。
夏休みに叔父の家に泊まりに行った時に叔父の家族に虐待の事を知られ、叔父一家のおかげで虐待はほぼ失くなった。
674名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 13:38:45 ID:FJAtB9dY
彼の精神は虐待により崩壊寸前だった。叔父一家の訴えで助かったが、今でもその影響は残っている。
インドア派なのに時々泊まりがけで放浪したり、普段は真面目だが突然やさぐれたり。多少心が歪んでしまっているのだ。
「……暗くなってきたな。あの状態になれば出れるかもしれんが、極力使いたくねーな。
……ん?家、か?なんでこんな山奥に。
まあいい。空き家みたいだし、見た所崩れる心配もなさそうだ、使わせてもらうか」

彼が述べた「あの状態」とは、虐待の中で得た唯一の利点である。
一時的に感情を消し、思考力、判断力、観察力、反射速度等が飛躍的に上昇し、さらに肉体的、精神的な苦痛の耐性も上がる。
空手を習っていたのもあり、喧嘩でこの状態になれば四、五人くらいなら軽い物である。
ただ、欠点も存在する。
この状態になるとその日はずっとなりっぱなしな上、せっかく不完全とはいえ戻った感情がほんの少しだが失くなってしまうのだ。
675名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 13:40:16 ID:FJAtB9dY
一応中に呼びかけるが返事はない。鍵は掛かっていなかった。
その家は小さいながらも二階建てになっており、一階には飲食物があり、テーブルまであった。
ちなみに二階はダブルベッドがある部屋だけである。
「誰かの別荘なのか?また随分物好きな人もいるもんだ。
まあ、利用させてもらってる俺が言うのもおかしいがな」
もう外は漆黒に包まれており、今から動き出すのはどう考えても危ない。
「とりあえず寝るか。明日になったらこの食べ物と水を失敬して出るとしよう。
多少心苦しいが、背に腹は代えられん」
そう呟くと、彼はリュックを枕にして横になった。
ベッドを汚したくないというせめてもの気遣いである。
程なく彼は眠りの深遠に引きずりこまれた。それを窓からそっと見ている影がいたのに彼は気付かなかった。
その影は、それから一時間たってから家に侵入し、60キロはある彼を軽々と持ち上げて二階に向かっていった。
676名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 13:41:15 ID:FJAtB9dY
「ん…ちゅ……」
口の中に何か生暖かい物がうごめいているのに彼は気付いた。目を開けると同時にそれは口から出ていった。
「おはよう。ってまだ夜中だけどね」
彼の目の前には一人の女の子がいた。
身長150あるかないか、セミロング、幼さの中に大人を感じさせる整った顔。
身長と顔立ちから判断すると14〜5歳といった所である。
君は誰だ、と問おうとして彼は違和感に気付いた。
(さっき俺は一階で寝ていたはず。なんでベッドにいる?
それに、彼女……何かが違う。なんというか……やばい感じがする)
「ふふっ、どうしたのそんな怖い顔して。可愛い顔が台なしだよ」
無邪気でありながら妖しさを感じさせる声。背筋がぞくりとした。
「私、ちょっと出掛けて来るね。動いちゃ駄目だよっ。
………動けないと思うけど」
踵を返して部屋を出ていく少女。その後ろ姿に二つに分かれている尻尾があるのを彼は見逃さなかった。
677名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 13:42:31 ID:FJAtB9dY
このままここにいたら何をされるかわからない。最悪命を落とす可能性もある。逃げよう。
そう考え、彼は行動を開始した、いや、しようとした。
身体を起こそうとした矢先、耐え難い激痛が走る。
「うっ……ぐああ!!」
さっきの少女の言葉を思い出す。
「くそっ、こういう事か……薬を盛られたか。
………だが、痛みだけなら問題ない……!
祐輔、お前は機械だ。感情を消せ。余計な情報は無視しろ……」
いつもの彼と違い、この状態――マーシナリーモードになる。
音を立てずに家から出る。荷物は置いたままだ。邪魔になるし、少女に近くにいると思わせるためでもある。
ひたすら歩いた。肉体からは悲鳴が上がっているが、精神は完璧にその情報をシャットアウトしている。
「……!出口だ!」
外灯がいくつも見える。が、その希望を打ち消すように後ろから声がかかる。
「まさかあの痛みで動ける人間がいるとはね。予想外だったわ。
でも残念ね。鬼ごっこはこれで終わり。
さ、戻ろうよ」
678名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 13:43:27 ID:FJAtB9dY
「抵抗されたら面倒だから一応気絶させるね」
多少なりとも武道の心得がある彼は、まともにやり合えばこの少女には到底かなわない事を肌で感じとっていた。
が、今の場合は同時にこの実力差が逆に好機である事にも気付いていた。
少女は油断しきっている。彼の状態は万全ではないし、仮に何も異常がなくても楽に倒せるのがわかっているからだ。
しかし痛みは今の彼にとって行動の支障にはならない。上手く油断の隙を突けば……
見た目は少女なので傷付けるのはかなり抵抗があるが、彼女は人間ではないと自分に言い聞かせた。
痛みで立っているのがやっと、というふりをしつつ相手の行動を待つ。
「じゃ、少しおやすみ。起きたら天国に連れてってあげるから……」
ゆっくりと少女が近付いてくる。もう彼の抵抗はないと思っているのだ。
ゆっくりと彼の間合いに入ってくる。と、少女が廻し蹴りを放った。
左腕でしっかりとガードをする。予想以上に重い一撃だ。
「え、うそ!?」
案の定、彼女は目に見えて動揺していた。
(今しかない、人中に一撃を喰らわせてやる!)
ちなみに人中とは、鼻と口の間の筋の場所で、急所の一つである。
(いける。何も問題は――)
679名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 13:44:30 ID:FJAtB9dY
「や、やめて、お願い……」
構わずそのまま拳を突き出すべきであった。が、少女がいきなりしおらしい声でそんな事を言い出したので彼は躊躇してしまった。
「ふふっ、隙ありぃ」
「っ、しまっ……!」
その一瞬の隙を突かれ、腕を捕られて後ろに捩曲げられる。
ついにはそのまま俯せに倒されてしまった。
「ふ〜、危なかったあ。
普通なら反撃どころか動く事も出来ないくらいの痛みがあるはずなのに。
あなた、本当に人間?」
「……精神が多少イカレテいる以外はごく普通の人間だ」
「ふぅん、そっかぁ。ま、いいや。戻ろっか」
万事休す。もう彼女の隙を突くのは不可能だろう。
「と、その前に……
また暴れたら面倒だから気絶させるね」
言うが早いが彼の延髄に手刀を叩きこむ。程なく彼は意識を失った。
そして、少女は彼を抱き抱え、鼻歌を歌いながらあの家に戻っていった。
680373:2007/04/15(日) 13:47:00 ID:FJAtB9dY
今あるのはこれまで。
次回からはエロに入ります。
書き直しかあ……orz
681名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 19:14:23 ID:uyc4WSDt
>>680
神と呼んでいいですか?
682名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 21:06:57 ID:0rxN1ohk
>>681
俺はもう神と呼んでいる
683名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 21:32:25 ID:ReTSKV1A
>>680
この話を読んだ瞬間に強い奴がやられる良さに気付く事が出来た。
有り難GJ
684373:2007/04/15(日) 21:48:33 ID:FJAtB9dY
みんなすみません、どうやら今日中に投下はちょっと無理そうです。
中々忙しいもので……
最悪でも来週の日曜日には完成させます。
もちろんその前に出来たらすぐに投下します。
本当に申し訳ありませんorz
685名無しさん@ピンキー:2007/04/15(日) 22:44:14 ID:FaQNQko/
便所の落書きで無理するこたない
686名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 12:22:25 ID:nalf2SYR
くまさんマダー?
687名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 19:46:23 ID:he5MPyUF
来週の日曜日まで・・・神はお休みになる・・・。
今・・・手元にネタがある・・・。
つまり・・投下のチャンスということだな・・・。
688名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 20:46:36 ID:1YtHdqxD
可及的速やかに投下を頼む。
689名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 21:09:27 ID:he5MPyUF
まだオチと出だししか考え付かない・・・。
それに主人公の親友の性別がまだ決まっていない・・・。
クオリティも恐らくとても低い・・。
ジョジョネタが多い・・・と思う。
エロも微エロだと思う・・・。(微しか無理)


今までの神達の作品を参考にして・・・・。
ノートに考えられる限りのネタでも書いてくるよ。
690名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 21:11:33 ID:nalf2SYR
ガンガレ。エロはぶっちゃけ健全モノより難しいがガンガレ。
691名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 23:26:42 ID:nHzGOZ79
同志>>689よ、何を躊躇う。
692暁狐:2007/04/16(月) 23:37:26 ID:MECQn0Tq
あの、忘れられたかも知れないけど投下していいかな?

今回もエロないけど
693名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 23:48:40 ID:UVpQMg2Z
いいんじゃない?
694名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 23:48:54 ID:2NwMfFmx
忘れるわけないだろBigBossよ
695名無しさん@ピンキー:2007/04/16(月) 23:53:19 ID:r2/f5rn1
あなたを拒否するものなど居るはずもない
696暁狐:2007/04/16(月) 23:58:29 ID:MECQn0Tq
それじゃ投下します。随分間が空いてしまいましたが>>618の続き

「犬って怖い……」
 夜の真人の家では、既に発情した犬親子が目を光らせ、真人は内心ビクビクしながら呟いた。
「真人、光か闇でもいいから、お風呂沸いたから入っちゃってね」
 リビングで双子が借りたビデオ、『男の子女の子 カラダのヒミツ!』を兄妹が見ていたとき、リビングの入り口からユウミが兄妹に笑顔で話しかける。
 すると、その声に反応し双子の犬耳がピクンと立った。
「じゃあ、あたし達から入る〜! ねー闇?」
「はい、まずは綺麗にしなければいけませんもんね光!」
「すぐに汗掻いちゃうけどね!」
「ッ!」
 双子は楽しげで怪しげな笑顔で、肩を震わせた真人に意味ありげなことを言い残し、小走りで風呂へと向かった。
 今回はどのくらいやらされるのかと、真人は相当な不安から深いため息を吐く。
 無論、今も油断はできない。きっと双子同様、発情してるに違いないユウミ母がいるのだから。
「あの子達ったら……やる気満々ね。頑張ってね、真人」
「なぁ母さん、あいつらにも彼氏が出来れば、俺が干からびる必要もないと思うんだけど……」
「無理ね。あの子達は真人にゾッコンだから
697暁狐:2007/04/17(火) 00:00:56 ID:MECQn0Tq
 真人の願いもユウミの笑顔の一言により終わった。
「はい、お茶」
「あ、あぁ、ありがとう」
 ユウミは尻尾を振りながら真人に熱いお茶を渡す。
 おかしい……そう不信に思いながら真人は受け取り、じっとお茶を見つめている。
 ユウミも発情しているはず……現に今朝も……。
 ふと朝のことを思い出しながら、あまりに普通なユウミに、真人は警戒しっぱなし。
 そんな息子の様子に気づくと、ユウミは笑みを浮かべて口を開いた。
「大丈夫、毒なんて入ってないから」
 過去に痺れ薬を混入した犬が言っても、説得力の欠片もなかった。
 しかし飲まずにいると、温くなる上にユウミが涙目になってくる。
 もうすぐ二〇代ともおさらばだというのに、ユウミはかなりの童顔、よってその涙目は真人にとって結構な一撃となる。
 だが、飲んでも何かあるに違いないと真人は確信していた。ユウミはそういう犬なのだ。
「マサ兄あがったよ〜!」
「お兄さまも早く綺麗になってきて下さい!」
 その時、割と早めに風呂からあがった双子がやってきた。
 正直この時ばかりは双子に感謝しつつ、真人はユウミから逃げるように風呂へと向かっていった。
698暁狐:2007/04/17(火) 00:05:30 ID:kCVI4SDZ
かぽーん

「ふぅ……」
 妹たちのエキス的なものが入っている湯船に浸かり、疲れで一息吐く真人。
 おそらく風呂から出れば犬親子に、犬で言う交尾を求められるだろう。
 何でウチの親と妹はああなんだろう、そう考えると頭が少し痛くなり真人は風呂からあがった。
 そして、脱衣場にて体を白いバスタオルで拭いていた時、入り口の扉が開くと同時にそれは起こった。
「お兄さま! ではさっそく!」
「おりゃあ!」
「だあああぁっ!!」
 真人は光と闇の突撃により、まだ全裸で仰向けに押し倒された。
 その際、背中に体重計が当たり痛みが走るが、すぐに股間の刺激にかき消された。
 しかしそれは快感ではなく、痛み。
「まずはあたしからぁ!」
「光は以前最初だったじゃないですか〜!」
「こういうっ、時はぁっ、お姉ちゃんが先っ!」
「そんなのっ、関係っ、ないですっ!!」
 どちらが先にくわえるかで、真人の半勃ちの肉棒を引っ張りながら争う双子。
 真人はもがき苦しんでいたが、手を伸ばし何とか自分の衣服を取ると、勢い良く立ち上がる。
 少し突き飛ばされ驚く双子を後目に、真人はそのまま風呂場を全力で飛び出していった。
699暁狐:2007/04/17(火) 00:07:38 ID:kCVI4SDZ
「あ! 待ってください、お兄さま!」
「マサ兄、逃げるな〜!」
「うるさい! 生きることは戦いなんだよ!!」
 意味がよく分からない台詞を言いながら、全裸で自室に向かって走る真人の姿は、変態としか言いようがない。
 真人は全力で逃げ、何とか自室に入り内側から鍵をする。
 その直後、双子も追いついたようで、しばらく部屋の前には性欲全開の気配を感じていたが、やがてその気配が遠のいていくと真人はホッとしながら服を着る。
 真っ暗な部屋……無駄に汗を掻き、ようやく安全と感じたのか、真人は急に眠くなった。
「寝るか……」
 一度欠伸をし、ゆっくりベッドに歩み寄る真人。
 そしてベッドの中に入ると、真人はまた異変を感じ背筋を震わす。
 すぐ横、ほぼゼロ距離に気配を感じるのだ……。


―続―
700暁狐:2007/04/17(火) 00:09:29 ID:kCVI4SDZ
ただいま現在進行形でエロ書いてますので、今度は早めに来れそうです。
701名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 00:29:42 ID:6IApfHmK
カポーンっていう擬音は誰が考えたんだろうね?スゲーよね。

それはそうとお帰り、BIGBOSS。
702暁狐:2007/04/17(火) 14:58:00 ID:kCVI4SDZ
また来ました。>>699の続き

 真人は錆び付いた機械のようにゆっくりと横を向く……そしてベッドの上から落ちた。
「か、母さん!」
 ベッドの中には、息子の行動を先読みして待ち続けていたユウミがいた。
 それも裸であり、暗闇に目が慣れてきた真人は顔を赤くしながらも逃げようとした。
 しかしその前にユウミに体の上に乗られ、身動きが取れなくなってしまった。
「逃げちゃだめよ、真人」
「ど、退いてくれ母さん! だいたいおかしいだろっ、親子でこんなこ――」
 必死に発情しているユウミから逃れようとする真人の言葉が中断される……ユウミが唇を重ねたことによって。
 嬉しそうに尻尾を振りながら、ユウミは更に舌を真人の口内に入れる。
 真人は頭を横にして逃れようとするが、ユウミの両手に頭を押さえられ、気持ち悪い舌の感触に力が徐々に抜けていった。
「んッ……んちゅッ、ふふ」
 口内を舐め回られ、嫌だと思いながらも真人の肉棒は反応し硬くなっていく。
 ユウミはそれを感じ取り、唇を離すと体を少し浮かせて素早く下に穿いているものを脱がせた。
「あら、私でこんなにしてくれるなんて、嬉しいわ真人」
「ぅぅ……」
703暁狐:2007/04/17(火) 14:59:42 ID:kCVI4SDZ
 ディープキスされれば当然の反応、と真人は言いたいが羞恥心と、肉棒を軽くしごかれる刺激に言葉がでなかった。
「か、母さん……やっぱ、やめない?」
「だからイヤよぉ。私ずっと我慢してきたのよ?」
 ユウミは妖艶な笑みを浮かべている。
双子の場合、割と平日などにもお構いなしに交尾を求める傾向がある……まぁ、多少は遠慮するが。
 それに対し、ユウミはさすが大人である。
 真人を思ってか、こういった条件が揃わないと求めない……息子に交尾を求める自体どうかと思うが。
 だが、溜まりすぎてその我慢はきかなくなってしまい、今の状況となったのだ。
「真人? もう入れちゃうわね」
「ちょっ! ちょっと、待って……」
「待たない……んっ……」
 真人の肉棒はユウミにしごかれすっかりそそり立っていた。
 更にユウミの秘所も発情により十分に濡れ、ユウミは真人の上に跨ぎ、片手で握り秘所にあてがう。
 腰をゆっくりと降ろし、亀頭が入ると久々の感覚にユウミは笑みを浮かべた。
 もう母親ではなく、淫らな雌犬となったユウミは一気に肉棒を膣内に挿入した。
「はッあぁッ! ほ、ほらぁッ、はいったわよぉ? うごくわね……あんッ!」
704暁狐:2007/04/17(火) 15:02:59 ID:kCVI4SDZ
 暗闇の室内で、ユウミの喘ぎと、真人との結合部から卑猥な音が流れている。
 前かがみになり、笑みを浮かべながら夢中で腰を上下に振るユウミ。
 真人はなおも逃れようと無駄な抵抗をするが、両肩を強く押さえられているため、起きあがることもできなかった。
「あぅッ……き、きもちいッ、久しぶりッ、あぁッ!」
「くっ……母さん、抜いて」
「ふふ、もう止まら、ないよぉ……ああぁッ!」
 ユウミの腰使いは更に激しくなる。
 肉棒を締め付けながらも、うねうねと動くユウミの膣は真人を射精へと追いつめていった。
「はぁ、はぁ、はッッんぁッ……んッ!」
 やがてユウミの腰使いも変化を見せ、上下運動から、回転運動や前後運動も使い始め、動く度に二人は体を震わせていた。
「んッ……んちゅッ……ッふぅッ……」
 前かがみから上体を寝かせ、ユウミと真人の唇が再び重なる。
 そしてまた舌を絡めるが、今度はユウミの一方的なものではなく、真人もユウミの口内を舐め回す。
 ついに真人も理性がきかなくなってしまい、上と下の口から卑猥な音が流れる。
 さらに真人も腰を使い突き上げる。
 不意に攻められ、ユウミは犬耳をぴくんと動かし、尻尾を振り、自らも腰を振った。
705sage:2007/04/17(火) 15:05:30 ID:kCVI4SDZ
「ッ……くぅッ……母さん、もう、出る……そ、外に……」
「い、いやッ………ぬかなぁい、中に、あぁッ、出しなさいッ……ッ!」
 身を震わせ絶頂を訴える真人は、まだ理性は完全に無くなったわけではないので肉棒を引き抜こうとする。
 しかし騎乗位ではどうすることもできず、ユウミが膣内を締め付けるものだから、ついに我慢が切れて真人は絶頂してしまった。
「んんッ!! あッはぁッ……熱い……いっぱい、真人、溜まってたのね」
「ぅッ……くっ」
 動きを止め、久々の射精の感覚に、笑みを浮かべて犬耳を動かしつつユウミは味わう。
 濃い精液が膣内を満たし、真人は体を痙攣させる。
 義理とはいえ、また母親の中に出してしまい、真人は嫌そうだったが、射精後にも関わらずユウミが腰を動かした。
「ぅあッ……か、母さん?」
「まだよ、まだ、足りない……ッ」
 より敏感になっていた肉棒はすぐに硬くなり、快感が真人を襲う。
 そして自分も攻める。
 既に母親との背徳感も逆に興奮を高めていたのだ。
「「あ〜〜!!」」
 そんな息子と母親が交わっていた時、室内が少し明るくなると同時に、双子の揃った声が響きわたった。
706暁狐:2007/04/17(火) 15:06:41 ID:kCVI4SDZ
 真人は驚く。
 何故なら閉めたはず鍵が何故か開いているのだ。
「あなた達、どうやって、入ったの?」
「こんな事もあろうかと、秘密で合い鍵作っといたの!」
「何処に置いてしまったか忘れてしまって、今まで探していたんですけど」
 その疑問は、動きを止めたユウミの問いで解決された。
 もう唯一の安全地帯も無効とかしてしまい、真人は絶望した。
「はいッお母さんどいてッ!」
「あら、ちょっと乱暴なんだから」
 光、闇は真人と繋がっているユウミを無理矢理引き離し、そのまま肉棒にむしゃぶりついた。
「くおっ!」
「んッ……精子の、味がしますッ……ぴちゅッ」
「んちゅッ……おいし、んんッ……ッ」
 双子の小さな舌が音を立てて肉棒を攻める。
 二つの舌は、亀頭、竿、袋と余すところなく味わうように舐めあげ、光が亀頭の先を唾液と共に強く吸い上げたとき、真人は二度目の絶頂を迎えた。
「んんんッ!」
「あ! ず、ずるい……」
 尻尾を振りながら、口内に流れる精液を飲んでいく光を、羨ましそうに少し涙目で見つめる闇。
 やがて射精が終わると、光は暗を抱き寄せた。
707暁狐:2007/04/17(火) 15:09:32 ID:kCVI4SDZ
「ごめんね。ほら、闇にも分けてあげる」
 そして唇を重ね、口内に残った精液を舌を使い闇に送る。
 闇も光と舌を絡めて精液を味わい、嬉しそうに尻尾を振る。
「ねえ光? 私にも」
「あ、うん」
 光はユウミともキスをする。
 目の前に広がる母と妹たちのレズな光景に、真人はまた興奮し肉棒を硬くさせる。
 そして誰から挿入するかで親子喧嘩が始まった。真人の有無はないようだ……。
 せめて双子に早く彼氏できないかなと、心の底から願いつつ、真人の夜はまだ続く……。
708暁狐:2007/04/17(火) 15:12:21 ID:kCVI4SDZ
以上です。
間が空いたりして申し訳ないです。
709名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 15:54:35 ID:RsJpwxIM
光陰(暗)矢の如し…いや口淫か!?
GJです!

俺もクドの続きってかエロ書かないと…orz
710名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 17:36:58 ID:9Scaxt/R
神GJ。
やれやれ・・・。ここに来るまで三択問題考えてたのによ・・。
問「小説のネタが思い浮かびません。なんとかしましょう」
3択ーひとつだけ選びなさい
答え@俺は突如ネタのアイデアが思い浮かぶ。
答えA神が助けに来てくれる。
答えBネタは思い浮かばない。現実は非常である。
俺が○をつけたいのは・・Aだが・・日曜まで神は投下できない・・。
逆に神もネタがねえのかもしれない・・(それはありえない)
やれやれだ。こいつぁマジにネタが思い浮かばねえ。
だがなエロ小説家・・いや小説家には伝統的な発想法があってな・・・

ひとつだけ残された方法があったぜ

それは!
『逃げる』!
だったが別の神が投下してくれたおかげで助かった。
本当に神GJ!&長文失礼
711名無しさん@ピンキー:2007/04/17(火) 19:40:03 ID:kCVI4SDZ
俺は大体
B→@
という感じかな

でも
A→@
の場合もある。他の人の作品見て電波が来るって感じで。
712名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 00:46:49 ID:41rY2gc0
この中に一人、ポルナレフがおる。
>>710お前やろ!!
713学生くまさん:2007/04/18(水) 00:53:06 ID:rOi21Mo2
>>663-668の続きを投下です。本来ならば最後まで投下する予定でしたが…
都合でしばらくネットできないかもしれないのでとりあえず投下します。
714学生くまさん:2007/04/18(水) 00:55:18 ID:rOi21Mo2
その日、僕はボロアパートの402号室でいつも通り居間のソファーに腰掛けて
「子犬のワルツ」を聞きながらウォッカをひっかけて寝るつもりだった。
それがどうだ。目の前には雪のように白い長髪、髪から覗く白い犬耳と尻尾をもった美人が僕と並んでティータイムだ。

「美味しいですわ…」
赤い瞳を細めてほう、と息をついて紅茶を味わっている。どこか不思議な人だ。
「自己紹介が遅れました。私はストレルカさんのお父様の知り合いで、ムーシカと申します。」
「せっかく来てもらって悪いけど…父は去年の暮れに亡くなりましたよ。」
それを聞いたムーシカさんは少し驚いたようだったが、父さんが寝てる間に寿命で息を引き取ったことを教えると
「そうですか…」とだけ呟いた。

「ストレルカさん…貴方にお父様より渡すよう頼まれていた物を持って参りました。」
そう言って小さな手のひら大の小箱を差し出してきた。
その箱には『いつかの空へ』と書いてあり、中に小さな指輪が収められていた。
「これは…?」
「貴方のお父様からは“空へ届けてほしい”と言伝をもらっています。では…」
「まあまあ、せっかく来たんだから。ウォッカでもどう?」
ムーシカさんはしばらく考えた後、笑顔で頷いた。
715学生くまさん:2007/04/18(水) 00:57:04 ID:rOi21Mo2
それからたっぷり二時間、いろんな事を話してムーシカさんは帰っていった。

僕がまだ赤ん坊の頃に父に拾われて育てられたこと。
父は僕を拾った時には50近くだったから参観日が恥ずかしかったこと。
宇宙や星が大好きで、僕に世界のいろんな星空を見せてくれたこと。
僕が宇宙飛行士を目指すと言った時、複雑な顔をしたこと。
そして…僕が宇宙飛行士に選ばれた日のこと。

今でも覚えている。
―――父さん、僕は『スプートニク6号』に乗って宇宙に行くよ!宇宙飛行士だよ!
嬉々として喋りたくる僕を父さんはしわがれた手で抱きしめて一言『頑張れよ』と言った。

翌朝、父は老衰で息を引き取っていた。
その表情は微笑みを浮かべて…とても安らかだった。

父さん…行ってくるよ。


2007年10月1日 スプートニク6号打ち上げまで後48時間
716学生くまさん:2007/04/18(水) 00:59:06 ID:rOi21Mo2
雲一つない青空に巨塔がそびえ立っている。
バビロンの人々は空を目指す塔を、そして俺達はさらなる高みを目指してこの白い巨塔を作り上げた。
この星に生命が産声を上げて以来何者をも到達し得なかった高み…。

「っかー!でっけーなおい!こんなのにクドは乗るのか?」
大きな胸を反らして天を仰ぐアルビナにつられてクドも控えめな胸を反らしてロケットの先を見上げる。
「わふ〜、大きいなあ…」
「お姉様!クド!はしたないことはおよしなさい!その…ブラを付けてないんですから…」
その通り。胸をいくら誇示しようと大いに結構だが、ノーブラにタンクトップ一枚では目のやり場に困る。
「うーむ、俺はアルビナの巨乳っぷりの方が偉大だと思うぞ。」
「だろ〜!どう、触ってみる?」
「もちろ―――」

…殺気!この圧倒的なプレッシャー!
「ライカ少佐か!」
後ろを振り返ると、みるからに気が立った少佐が仁王立ちで殺気を送っていた。
「あ、つるぺた少佐だ〜♪」
クドが真っ先に駆け寄っていく。
「うるさいっ!クドリャフカなんかに言われたく…ひゃんっ!…ぁ…どこ触って!」
ふにふに。
「やはり発育がよろしくありませんわね…」
ムーシカ、お前はいつの間に…。
717学生くまさん:2007/04/18(水) 01:00:07 ID:rOi21Mo2
その夜はどんちゃん騒ぎの大宴会。俺はヘベレケな少佐に浴びるほどウォッカを流し込まれてKO…KO…KO……k……o

気が付くと俺は寝室に寝かされていた。
「うーん…酔った少佐とアルビナが脱ぎ出した所までは覚えてるんだが…なあクド、あの後どうなったんだ?」
クドが水の入ったコップを持ってきてベッドの脇に座る。
「はいお水。少佐とアルビナお姉ちゃん、なんかムーシカお姉ちゃんに空きビンで殴られてたよ?」
「うわぁ…。ムーシカはなんだかんだでお守り役だからな。
いろいろ鬱憤が溜まってたんだろうよ。」
足をパタパタさせながらそうだねー、とクドが笑う。
「その中にお前も含まれてるんだよ。」
ぷにぷにと頬を指で突いてやる。

「ね、博士…」
「ん?なんだ―――っんむ!?」
クドは俺の返事を唇で塞ぐ。
「んむ…むー!」
クドの顔が見る見る赤くなり、やがてぷはっと唇を離す。

「息をしないとだめだろ。まだまだ子供だな。」
すかさずツッコミを入れると真っ赤な顔をして手をブンブン振りながら叫ぶ。
「だってだって、初めてだから仕方ないの!それに子供じゃないもん!
ちゃんと“交尾”だってできるもん!」

目に涙を浮かべ力説するクド。なにもそんなにムキにならなくても…ってあれ?
段々眠く…。
「あ、お水に混ぜた眠り薬と痺れ薬が効いてきたんだ〜♪」
「薬…?」
「ムーシカお姉ちゃんが“きせーじじつを作ればこっちのもの”って教えてくれたんだ〜♪」
脳裏にぐるぐる廻るムーシカの高笑い。
「あんにゃろ…無…念―――」

俺は深い深い奈落に落ちていった。
718学生くまさん:2007/04/18(水) 01:03:41 ID:rOi21Mo2
長くてスミマセン。ホントに。
今までで一番長いです。
次はエロい文章です。

リアルで痴情のもつれに嵌ってるのであまりエロい文章は書けないかも…orz
719名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 02:16:29 ID:41rY2gc0
>>718
諸々に片が付くまで待機してますよ。
720名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 17:53:11 ID:Zzm1I1b4
クドリャフカって実際は五時間で死んでたんだってね
721名無しさん@ピンキー:2007/04/18(水) 18:59:26 ID:7mTuKrnz
神の投下・・・。
『GJ』『ネタ』『便乗』『現実は非情』『ポルナレフ』『女好き』

『交尾』『獣姦』『擬人化』『眠り薬と痺れ薬』『逆レイプ』『逆』・・

『逆』『逆に考えるんだ』『雌じゃなくて雄』『男趣味』『阿部さん』

神GJ。貴方様のおかげで心のモヤモヤしていた物が取れました。
722名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 01:36:10 ID:d+IczXo+
>>721
3つ目のちょっと待てwww

>>718
ヘベレケってなんだよwww
GJ!全裸待機しときます
723名無しさん@ピンキー:2007/04/19(木) 09:46:12 ID:SNdlNkpV
>>720
くまさんによるハッピーエンドを願おう
724名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 10:35:49 ID:496Jqrh2
スレ住人はハッピーエンドとバッドのどっちがいい?
725名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 10:57:19 ID:CG8wna7v
贅沢に両方と言ってみる
726名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 11:02:18 ID:94MNjiBE
圧倒的にバッドだな。
現実のクドも死んでるしさ
727名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 11:11:21 ID:94MNjiBE
良く見ると誤解受けそうな内容なので追加。
よく世間じゃ「死んで花実が咲くものか」っていうけどさ、
これって下手すると散っていった人たちに対する侮辱になりかねない気がする。
実際には死んでも残る功績や誇りなんて物はあるわけだし。
個人的にはハッピーも悪くは無いけど
728名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 16:40:38 ID:496Jqrh2
くまさん氏の作品って基本的にハッピーエンドだよな?
729名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 17:15:34 ID:pYHxKq57
どの作者も大体ハッピーエンドじゃない?
730名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 17:23:04 ID:496Jqrh2
>主人公捕食エンド

>離別エンド

>獣っ娘死亡エンド

だいたいバッドエンドはこんなもん?
731名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 22:00:57 ID:DisRiETh
捕食ちがう。あれはハッピーエンド。
732名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 23:04:51 ID:r8MNVzIX
個人的にはハッピーエンドがいいな
733名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 23:27:28 ID:U/NTs9JY
あえてパッピーエンドと言ってみる
734名無しさん@ピンキー:2007/04/20(金) 23:56:21 ID:H68ZykIM
まあ>>599見ると当初の予定ではバッドエンドなんじゃあ
その後変更されたかもしれないが
735名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 00:55:13 ID:Ud7WzN9c
とりあえずルッピーランドで。
736名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 01:00:16 ID:pjpY5AQm
じゃあマッピーランド
ねずみとかリスとかの小動物ネタってあったっけ?
737PAPA BEARなくまさん:2007/04/21(土) 08:31:36 ID:k/GsQ/O0
子供ができました。以上

とまあゴタゴタは片付いた?ので執筆再開です。
738名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 09:17:01 ID:zHWKhTYh
ちょっと待て、今くまさんがなにか言ったぞ




おめでとう!
739名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 09:38:36 ID:Lj9JZW07
おめでとう〜
740名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 10:26:11 ID:G3Code/H
おめ〜
741ポン菓子製造機:2007/04/21(土) 13:13:54 ID:EKqgowtD
おめでとうございます!


って待てよ……つう事はくまさんって既婚者?
742名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 13:24:34 ID:GhnkxBkU
できちゃった(ry
743名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 13:30:32 ID:IxgvNTX3
        @@
       @@@
       ヾ/ノノ
        |l~/ <オメー!
  (・∀・)つll/
744暁狐:2007/04/21(土) 13:36:10 ID:G3Code/H
ここで
狐と猫科
どっちが需要あるか聞いてみる。

つか、四聖獣の和姦はここでいいんですか?
745名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 13:49:31 ID:IxgvNTX3
猫キボン
>つか、四聖獣の和姦はここでいいんですか?
他スレでやってもある意味スレ違いになりそうだし。
ここでおkなんじゃないかと
746PAPA BEARなくまさん:2007/04/21(土) 13:55:43 ID:k/GsQ/O0
く…くまさんって既婚者!?
NO! NO! NO!

ま、まさか自分が妊娠!?
NO! NO! NO!

もしかして、『できちゃった婚』ですかァー!?
YES! YES! YES!


だがよく考えて欲しい。
>>718での“きせーじじつを作ればこっちのもの♪”という文章は俺が今回の事実を知る前に書いた文だ…

つまり…
『こ の ス レ に 投 下 し た 話 は 現 実 に 起 こ る』
ということなんだよ!


>>744
猫希望。孕ませエンドでもおk
747名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 14:27:16 ID:eibJ/Gsk
『ネタできた』『でも糞』『だが投下』『批判』『無視』『荒らし認定』
・・・投下して良い?

748名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 14:53:20 ID:GhnkxBkU
自らを過度に卑下するな
どんとこい!
749名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 15:09:11 ID:0SWhu2dV
誘い受けは勘弁な。
投下したいならさっさと投下汁(・Э・)
750名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 15:26:40 ID:eibJ/Gsk
エロなし。分割。行きます。

処女と奇妙に冒険

ンマアアアアア。

どこからか赤ん坊の声が聞こえてくる・・・。

オギャアオギャアオギャア。

今度は3回も。そう、『俺』は今寝ている。

マアアアア。オギャアオギャアオギャアアアオギャアア。

うるさいな。寝かしてくれ。俺は『目覚めたくなかった』。とても眠い。

オギャアー。オギャアアアン。ママアーオギャアアアー。
とても『近づいてきて』・・・・・・・。
「はっ」
『俺』は『目覚めた』。とても短く、恐ろしく永い眠りから。
「なんだここは?」
「ここは遊園地じゃあないか!」
俺は誰かから答えが返ってくるように、『その場』にいるかのように呟く。


「・・・てなことがあってね・・・」
「えーーーっ!!?」
すっとんきょうな声が上がる。
『俺』の名は・・Jとでも言っておこう。『JOJO』じゃないぞ!
『いやこっから先は覚えてないんだがな!もしかしたら『デス13』・・」
「お前の次のセリフは『デス13』の悪夢空間行ってたんじゃね?』だ」
「『悪夢空間行ってたんじゃね』?ハッ!」
「やれやれ。デス13の能力は(中略)今日なぜ目が覚めたんだ?」
「それは・・・」
「目覚ましだ。デス13は(中略)スタンドだぜ。『ヌケサク』。」
『俺』が言い返そうとすると相手が話を切り上げた。やれやれ・・・。
「そういえば赤ん坊といえば一週間前越してきた奴ら知ってるか?」
「ああ堀井とか言う?生後間もない赤ん坊連れていらしいけど・・・。」
「俺が聞いたのそれかな?初日はうるさいなと思ったけど・・・。」
二日以降全く聞こえないのだ。『生まれて間もない赤ん坊が全く泣かない』
「不思議だよなー。でもQ何でそんなこと知ってるんだ?」
Qって言うのはこいつのあだ名。ありとあらゆる所が等身大承太郎なんだ。
だが今の質問は悪かった。プッツンした。その証拠に音が聞こえた。
いきなり、Q太郎がQ太郎が、Q太郎がァァァーッ!!
『ブァカ者がァァァァァ俺の情報収集力は世界一チイイイイ!!』
・・これさえなけりゃ承太郎似のハンサム奴なんだが・・・・。
それにしても赤ん坊の泣き声か〜気になるなぁ。


751名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 15:47:53 ID:eibJ/Gsk
ん?『俺にだけ』聞こえる?『俺にだけ』?
次の瞬間、俺の頭にはものすごい仮説が立っていた。
俺にだけ→個人にだけ→一般人に見えない→スタンド
「わ・わかったぞ!『赤ん坊の正体』はッ!スタンド使いだったのか!」
え?ジョジョ知らない?誰も知らない、俺も知らない。
べ・別に俺はジョジョのことなんか「くぁwせdrftgyふじこlp。
俺がパニクってる間に学校に着いたみたいだ(さすがQ!)
「お前らー。あるいとるばあいかーーッ」
「・・やれやれだぜ・・。走るぞ、J!」
「Exactiy・・・(その通りでございます)」
この学校はQ太郎の影響でジョジョマニアの塊になっちまったぜ・・・。
え?お前は係わってないかって?と、特にくぁwせdrftgyふじこ。
752名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 16:11:36 ID:eibJ/Gsk
俺がパニくってる間にあっという間に学校は終わった・・。
そして現在下校中。(Qの話によると一日中保健室にいたらしい・・)
「じゃあなアリーベェ・デルチ(さよならだ)」
「じゃあなアリーベェ・デルチ(さよならだ)Q太郎。」
Q太郎は鍔を下げ頬を紅色にに染めニコリと笑った。

『やれやれだぜ』 

「(Qと別れてから)8秒経過!ンッンー♪実に!スガスガしい気分だッ!」
Q太郎と分かれてから俺はDIOのモノマネをしていた。なんとなく
「歌のひとつでも歌いたいイイ気分だ〜。フフフフハハハハ。」
傍目から見てはっきり言って『変な人』だろう。だが今日は妙だった。
人一人いなかった。いつも最低2〜3人はいるはずなのに・・・。
「子供の時から奴を知っているが・・・これほどまでにッ!」
「絶好調のハレバレとした気分はなかったなぁ・・。フッフッフッフッフ」
「奴のおかげだ。本当にいい笑顔ッ!最高に
『ハイ!』って奴だアアアア」
だが俺は気付かなかった。恐らく最高に『ハイ!』なっていたのだろう。
「アハハハハハハハハハハハーーッ。」
俺は大声で叫んだ。はっきり言って人がいたら通院暦のある人と思われただろう。
すると、次の瞬間俺の『顔の横』を『何か』が落ちた。
そして地面から『ドスン』という音が聞こえたのだ。それだけならどうでもいい。
だが、次の瞬間物凄い現象が起こったのだ・・・。
753名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 16:53:02 ID:GhnkxBkU
なんというか・・・
全体的に薄ら寒い。

とりあえず乙
754名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 17:55:43 ID:eibJ/Gsk
コメディ小説なんだ!とも思っていただこう!

『いてっ!』
そう、『声』が聞こえたのだ。たまらず声のした方向を覗くと・・・。
信じられない・・・。おもわず素数を数えたくなるような事件だ。
『13歳位』の!『狐の耳』のような物を頭に付けた『裸』の『少女』が!
そこにいたのだ・・・・。落ち着け・・・素数を数えるんだ・・・。
「こ・・・こいつは!?」
ビクッとした瞬間、『消えた』のだ・・。そう言葉通り『消えた』のだ。
「い・・ま、なにか・・・・見えたようだったが・・さ、錯覚か・・・・」
ちょっとすると気付かない奇妙な現象があった・・・。
なんと考えられない事だが・・・地中から声が『聞こえた』のだ!そう!地面の「中」から・・・「声」が?
・・・こ・・混乱している・・・頭の中が混乱している・・・・・。
・・・『赤ん坊』・・・『13歳』・・・『裸』・・『少女』・・・。・・・『少女』・・『狐耳』・・『裸』。
『狐耳』!『獣人』『堀井さん』!『成長が早い』!『性行為』!まさか・・そんな・・あの少女が!?
第6感というのだろうか・・。私は次の瞬間、無意識的に振り向いていた。
あの『少女』が、木の棒のようなもので殴りかかってきていたのだ・・。
当然腕で受け止めるが骨に激しい痛みが走る。力はかなり強いようだ。
・・・・沈黙が走る・・・・
ここで始めてお互いの視線が交わった。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
沈黙を破ったのは少女だった。
『・・・『見えて・・いるのか?』・・・』
この声・・。これ以上この声を聞いていたら必ず『何かが切れる』・・・。
危険な甘さがあるんだ。だからこそ恐ろしい!
その恐ろしさが快感に変わっていく・・・。これが『恐怖』だろう・・。
・・ここで私は始めて少女の全身を見ることができた・・。
力では私がやや上回ってういたこともあったし、緊張感がなかったのだと思う。
『頭』には黄色く尖った耳が生えている。頭から直接生えて肉と同化している・・。
『顔』は・・まず『耳』があるな・・。人間に化けるためか?
『眼』の色は・・黒いな。うん黒い。これはいわゆる『日本人』の眼だな。
顔立ちはかなり整ってるしこういうのを『美少女』というのだろう。多分。
人間にはない美しさだ。全神経が彼女から『美』を感じ取っているのだろう。
そして・・『胸』は形は良いがあまりないな・・・。まあどうでもいい事だが。
で『腰』。ほっそりしている。色も良いしハリもある。力を入れれば折れそうだ。
そして『とても気になる』アソコは・・・・・
「『見えているのか』と聞いているのだ!!人間ッ!」
そうだそうだ会話してたんだ。つい見とれてた。
でもこいつよく半分狐なのに人語理解できるなぁー。
まあやっぱここはあのセリフだろ。
『さあな・・・・なんことだ・・・・?分からないな少女」
さすが俺!常人にできないことを平然とやってのけるッ!
そこにシビれろ!あこがれろゥ!
気がつけば鋭い痛みと共に膝をついていた。
意識が引いていくJ。だが彼の頭に浮かんでいた言葉は一つ!
(計、画、通り)
(フフフ・・普通擬人化した動物が逆レイプする場合、標的の意識を奪う!)
(そして意識を取り戻したときほぼ100%『フェラ』をされている!)
(足掻けば足掻くほど、抵抗すればするほど『挿入』の確率は上がる!)
(Q太郎・・童貞ってのは能力に限界があるなあ。)
(おれが短い人生で学んだことは童貞は策を弄すれば弄するほど予期せぬ事態で策が崩されるってことだ!)
(童貞を越えるものにならなければな・・・。)
(『おれは童貞をやめ』るぞQ!おれは童貞を超越する!)
「少女!お前の処女でだァーッ!!」
Jは『意識』を失った。



TOBECONTINUED
755名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 19:16:14 ID:eibJ/Gsk
神と俺との違いはたった一つだぜ・・・。・・・俺・・・
・・・たったひとつの簡単な答えだ・・・ 
『神は上手いが俺は下手』
756名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 19:31:19 ID:GhnkxBkU
厳しい事言うかもしれないが。

もしかして自分独自の表現に自信無いのか?
俺ジョジョネタ結構好きだよ?
ネタはくすりと笑えるもの一つだけでも
そっと匂わせればいいだけ。
だのにジョジョに頼り過ぎ、逆に頭痛いわ

誰が神とか紙とかどうでもいいんだ
もっと自分の自分が書く文章に誇りをもってくれ。
頼りっきりや卑下しっぱなしは書く方にもためにならないし
無論読み手も気分を害するから
757学生くまさん:2007/04/21(土) 21:48:21 ID:k/GsQ/O0
>>755
そのノリでえちしーん突入ktkr

一つ言うなら「・・・」は「…(さんてん)」で書いた方が読み易いな。
携帯なら記号で出てくるし、PCなら“さんてん”と入力して変換すれば出てくるから。
ジョジョネタは“ネタ”として使うのはともかく、文法として使うのは難しいかもしれないな。

>>756
あらかじめ「ジョジョネタ多し」って宣言してたからいいんじゃない?
でも確かに、自分独自の文法は大事だな…。


ところで、他の人が書いた文章で抜けるのに自分の文章だと抜けないのは変かな?

今まで書いた作品ってエロい?
意見を聞かせてくれないか…。
758名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 22:43:02 ID:aAKj0T5e
どちらかと言うとマロい?
でも自分は過敏すぎるバッドエンド透過フィルターがあるからなー
エロイのを素通りしてるかも
759名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 23:03:22 ID:k/GsQ/O0
>>758
マロいってなんだw
マッタリエロってこと?
760名無しさん@ピンキー:2007/04/21(土) 23:47:01 ID:8KEaq0Bt
>>755
>>756の言うように、ジョジョに頼りすぎな印象がある。
9割がジョジョからの引用じゃあ、ちょっとな。

>>744
こんなスレ始めました。
擬人化総合SSスレ
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176796139/
761名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 03:13:10 ID:+atLTFar
>>759
ヒント→史上最大の分厚さを誇るラノベ
762名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 05:38:12 ID:VdjZlMUX
なるほど…確かに言い回しの美しさや、単語自体の響きを重要視する節はあるな。

うーむ、個人的にはあの人の文体は好きではないんだがなあ…orz
763名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 10:53:47 ID:VcFxZnwP
>>761
それは「まロい」だろう?きっと何か違うんだよ。


……冗談はさておき、自分の文章で抜ける抜けないは某スレでも時々話題になるな。
結論は「そんなの人による」だったような。
あまり気にしないほうがいいかもね?

大丈夫、自信を持て。十分エロいさ。
764暁狐:2007/04/22(日) 16:10:36 ID:OURNlJNy
空気も読まず俺参上!猫にしました。


「んっ! ……っ、あぁっ!」
 朝、目が覚め、上体を起こして大きな伸びをする男が一人。
 名前を響鬼 宗介(ひびき そうすけ)と言う。
 現在築二十年あまり経つ古びたアパートに住んでいる、ルックスだけはそこそこの貧乏大学生。
 今日もいつもどおり大学があり、いつもどおり小さな洗面所で顔を洗い歯を磨き、朝食の準備をする。
 一人暮らしのため、何もかも自分でやらなければならない。
 毎日のことだけど、非常に面倒くさいが仕方がないと思いつつ、卵を四個にハムを二、三枚使った目玉焼きを作っている。
 ただし作るのは二人分、一人で卵を四個も使っては少々健康にもよくないし。
「さて……」
 二枚の更に目玉が三つと一つの目玉焼きを盛り、宗介は自分の布団の中で眠っている者を起こしに行った。
「おい起きろ、朝飯だ」
「ぅ……うぅ〜」
 布団を勢いよく剥ぎ取ると、中には白い長髪の、宗介と同年と思わせる綺麗な女性が眠っていた。
 温い布団をいきなり剥ぎ取られ、女は眠そうに唸って丸くなる。
 しかし宗介が軽く体を揺すると、ゆっくり目を開けて上体を起こし欠伸をする。
 そしてここで、彼女に注目すべき箇所がいくつかある。
 まずは、肌蹴ている宗介のワイシャツの胸元から見えるバランスの良い胸。
 ほぼ全部のボタンが開かれているため、ちょっとずらせば丸見えになりそうで、宗介の顔も少しだけ赤い。
 そしてもう一箇所は、頭から生えている明らかに人間じゃない、丸みを帯びた猫を思わせる耳。
 今は目が覚めてぴんと立っている。
 更に女のお尻、穴の開いた下着からは尻尾が生えている。
 その尻尾は長く、頭の耳同様猫を思わせるが尻尾の先端は白い体毛で覆われ、それは宗介も偶にテレビなどで見る、ライオンの尻尾そのもの。
「あ……お、あ……お、あよ、う?」
「おあよう、じゃなくて、おはようだアル」
「お、おは、よう、そーすけ」
 そう――物凄いぎこちない言葉遣いで挨拶を交わし、宗介に綺麗なブルーの瞳を細めて笑顔を見せる女、アルは人間ではなく、雌のライオン。
 正確には白ライオン、ホワイトライオンというライオンの白変種。
 更にもう一つ、アルには他のホワイトライオンにはない、『人間の姿になれる』という能力まであり、訳あって宗介が面倒を見ているのだ。
765暁狐:2007/04/22(日) 16:11:18 ID:OURNlJNy
「ほら、顔洗おうアル。飯が冷めちまう」
「う、ん……わかっ、た」
 アルの手を引きゆっくりと立たせる宗介は、まだ少し眠気眼のアルを洗面所まで誘導する。
 そして顔を現せ、布団を退かし、部屋の端に立てかけておいたちゃぶ台をセットし、その上に先ほど作った目玉焼きとご飯を乗せる。
 顔を洗いようやく目が覚め、朝ごはんのいい匂いに反応し、耳を動かしながらアルは内股に座り嬉しそうに箸を取った。
「アル、食べる前に」
「いただ、き、ます……」
 先ほどから言葉遣いがぎこちないのは、まだアルが人間の言葉に慣れていないため。
 現段階では、アルはようやく一人でたって歩けるようになったため、当然箸使いも慣れてはおらず、握り方も本当にただ握っているだけ。
 それでは掴んで口に運ぶのも難しい、取っては落としてを繰り返していた。
 その隣で宗介は飯をたいらげていき、何度やってもうまくいかないアルはとうとう涙目になってしまった。
「あ、ぅ……そーすけ」
「だめ。ちゃんと一回でも自分で食べろ」
「うぅ……」
 宗介に助けを求めるもあっさり断られ、耳を寝かせアルはしゅんとなる。
 教育とは時に厳しいものなのであり、アルは真剣な面持ちで宗介の箸使いを見ながらゆっくりと僅かに温くなっているご飯を掴む。
 そして震えた手で口に運ぶ。分量的には一口にも満たないが。
 それでも、自分で食べたことには変わりなく、宗介はアルによくやったと褒めつつあーんの如く食べさせ、あっという間に朝食はなくなった。
「さてと……アル、俺は大学行ってくるから、おとなしく留守番してるんだぞ?」
「うん」
 そして、もう時間が時間なため、宗介は軽く支度をし鞄を持って玄関にて靴を履く。
 それを追うようにアルも玄関まで宗介を見送っていた。
「いって、らっしゃい……」
「あぁ、いってくる。帰りには肉買ってくるから」
 最後にあるに言い残し、宗介は玄関の扉を閉める。
 宗介が言った”肉”という言葉に、嬉しそうにニッコリ笑顔になるアル……やはり肉食獣だからだろう。
 そして宗介が出かけてしまい、静かとなった部屋。
 テレビやゲーム、パソコンはあるもののアルは使い方がわからず、畳まれている布団の上に載ると、服を脱ぎだした。
 ワイシャツと穴あきパンツが放り投げられ、アルの身体が白く光った直後、布団の上には大きな雌のホワイトライオンが気持ちよさ気に寝息を立てていた。
 しかし、何故にごく普通の学生と、人の姿に変えることができる特殊能力を持ったホワイトライオンが、一つ屋根の下で暮らしているのか……
 それは、約数ヶ月前にさかのぼる事になる。


―続―
766暁狐:2007/04/22(日) 16:16:23 ID:OURNlJNy
ごめんなさい、また分割投下です。


なんだか俺も気になってしまいました。
今まで投下したものってエロい?
よかったら意見を聞かせてください
767名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 16:18:03 ID:VdjZlMUX
>>766
抜いた
768名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 16:49:20 ID:nDlGDOqv
今日は日曜日、神の投下の日。
>>756
>>759
フン!俺にとっては誉め言葉よ。
だがしかし!よくぞこのおれのつまらん小説を読んだ!その成長を認めよう!
ありがとう。とても参考になるよ。
>>757
おれがお前ならいつまでおれの小説を読まないがね・・・・。
でもありがとう。自分独自の文法、参考にするよ。
>>神様
神GJ。ホワイトライオンに性欲をもてあます。
769名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 19:56:13 ID:rvFkFFbj
アルって語尾についてたから一瞬中国人かと思った
770373:2007/04/22(日) 20:23:42 ID:QYXdav/h
お、終わった……
やっとこさ書き上げました。
>>679からの続きです。
771373:2007/04/22(日) 20:24:42 ID:QYXdav/h
「起きて、ねえ起きてってばぁ」
肩を揺さ振られて目を開けると、例の少女がいた。
「やっと起きたね。全く、お寝坊さんなんだから」
(気絶させたのはどこのどいつだよ)
とツッコミたくなったが口には出さず、睨みつける。
「ふーん、両手両足縛られてて動けないのにそんな顔するんだ」
言葉の通り、彼は服を脱がされベッドに縛られている。
「さっきの反撃といい今の態度といい、随分強気だね。
ねえ、今どんな気持ち?悔しい?」
答えず、ひたすら睨み続ける。
「ちょっと、声くらい聞かせてよ。さっきの一言しか聞いてないんだからさあ」
そう言われても、彼は口を開けようとはしなかった。
「あ、そう……まあいいわ。そろそろ効き始める頃だから」
直後、彼に異変が起きてきていた。
呼吸がやや荒くなり、身体が熱くなってきている。
「お、お前、何をしやがった……」
「やっと喋ってくれたね。ああ、質問の答えはとっても簡単。
私特製の媚薬を飲ませただけ。どう、興奮してきた?」
772373:2007/04/22(日) 20:26:07 ID:QYXdav/h
「……で、俺をどうするつもりだ」
「ふふっ、わかってるくせに。女の子にそれを喋らせるつもり?
あ、もしかして、まだエッチした事がないのかな?」
マーシナリーモードに移行しようとしていた彼の集中が乱れる。そう、彼はまだ経験がない。
ルックスは悪くはないものの、無愛想で口数も少なく、どこと無く近寄りづらい雰囲気があるので当然の事だが。
「ふーん、図星みたいね。
ちょっと童顔だけど別に顔は悪くないし、人間にしては結構強いのにね」
「……やかましい。いいからさっさと縄を解け」
「薬が効いてるのに強がっちゃって。私とエッチしたくてたまらないくせに」
「風邪だろうよ。山の中を歩き回って疲れてるしな」
「……ここまで追い詰められてるのに、どうしてそんなに生意気なのかしら。
すごく気に入らないわ」
「気に入らんなら尚更解け。そしたら出てってやるから」
「……でも、そういうのを屈服させるのも面白いかもね」
「な、何!?」
予想外の反応をされ、彼は唸ってしまった。
直後、少女が彼にのしかかり彼の唇を彼女のそれで塞ぐ。
773373:2007/04/22(日) 20:27:14 ID:QYXdav/h
「んっ、んん……」
唇を押し付け、そこから少女の舌が彼の口内に侵入した。
「……!?」
さっきの発言が予想外だったので、反応が遅れてしまったのだ。
時既に遅く、彼の口内は彼女に蹂躙されていた。舌と舌が絡み、唾液と唾液が混ざり合う。
薬で倍増されている快楽が彼を襲う。必死に耐える彼。やがて、唇が離れる。
「ふぅ…どう?大人のキスは。興奮したかな?」
「はぁ…はぁ…そ、そんなわけあるか……!」
「肩で息しながらそんな事言っても説得力ないよ。
それに、さっきより口調が弱くなってるよ」
「だ、黙れ……!」
彼女は言葉を発するのを止めた。そして、彼の首筋を舐める。
さらに徐々に下の方に舌が向かい、胸元に到着した。
「んふふ、そろそろ可愛い声が聞きたいな」
と、直後に少女は舌を彼の乳首に当てる。
「………っ!」
未知の快感に危うく声を出しそうになるが、歯を食いしばって耐える。
774373:2007/04/22(日) 20:30:18 ID:QYXdav/h
「男の人でもここは感じるんだよ。
ほら、我慢しないで声出して。身体に毒だよ」
などと言いながら、彼の乳首を舐める彼女。
もう片方は、彼女の手で撫でられたり摘まれたりしていた。
突如彼女が彼のそれを甘噛みした時、ついに声が出てしまった。
「うっ……うああ……」
「あ、やっと可愛い声を出してくれたね。そうそう、その調子よ。
じゃ、次のステップね」
そして彼女の目線は彼の股間に向かう。そこには半立ちになっている彼のモノがあった。
「へえぇ……結構大きいんだ。えぃっ」
と彼女の手が彼のモノを掴む。
「うっ……くっ」
「ふふっ、気持ちいいんだ」
彼女の手が彼のモノを上下に扱く。
自分の手の場合と他人の手の場合ではやはり感じ方も違う。
ほぼ間違いなく後者の方が気持ち良い。
「あ、また声出すの我慢してるな。そんなに私のいうこと聞きたくないの?
ふーん……」
と言った後、彼女は彼の亀頭にキスをした。
775373:2007/04/22(日) 20:31:16 ID:QYXdav/h
「うわぁ、どんどん大きくなるね。そんなに気持ち良いの?」
嬉しそうに彼女が問い掛ける。
「ち、違……うぁっ!」
なおも否定しようとしたが、さらなる刺激により言葉が途切れてしまう。
睾丸部分から竿の上まで舌を這わせられる。
竿を握り、亀頭を舐められ、時折鈴口に舌を捩こまされる。
かと思えば、全体をすっぽりくわえられる。
「ん……ん、んん……」
「あ……あ、ああ……や、止め、うあっ」
「嘘ばっかり。ホントは続けて欲しいくせに。
ほら、もうイキそうなんでしょ?」
「ぐ……くそっ」
「イッちゃえ」
また全体をくわえられ、さらに彼女の指が彼の尻の穴に強引に入れられた。
「あがっ、う、うわぁ!」
耐え切れず、遂に射精してしまった。
「ん……凄く濃い…溜まってたんだ」
「ち、ちくしょう……」
776373:2007/04/22(日) 20:32:18 ID:QYXdav/h
一度射精したにもかかわらず、彼のモノはまだ縮まる様子がない。
「あれぇ?ひょっとしてまだし足りないの?」
「……お前が薬を盛ったからだろうが。それと、俺はお前みたいな子供に興味はない」
実際彼女の歳はわからないが、見た目がそうだったので彼はこう言った。
「ふーん。一度射精して、あんなに喘いてたのにまだそんな事言えるんだ」
悪い方に刺激をしたのに気付き焦るが、もう遅かった。
彼女は彼に跨がり、繋がる一歩手前である。
「えー、すまん。少し言い過ぎた。
だから俺をいい加減離してくれないか」
冷静に考えれば、被害者は彼であり謝る必要もないはずだが、何故かこう言ってしまった。
「絶対に、い・や・よ」
との言葉と共に、彼女の腰が下ろされる。
彼のモノが彼女の中に入り、無数のひだが絡み付く。
「あ、ううっ!くうぅ……」
「あらぁ、どうしたの?私のような子供に興味はなかったんじゃなかったっけ?」
777373:2007/04/22(日) 20:33:18 ID:QYXdav/h
徐々に上下に彼女が動き始める。
「くっ……うぁ、あくっ」
「さっきは興味ないとか言ってたのに、これはどういう事かな?
すっごい気持ち良さそうね」
「そ、それは薬を盛られたからだ……あうっ」
「それだけ?本当にそう言える?」
「うっ、あ、当たり前だ」
「薬を理由にしてるだけじゃないかな。
本当は、こうされたかったんじゃないの?」
「それは……!」
「それに、盛った薬だけど、あれあんまり長く効かないのよね。
もうとっくに切れてるはずよ」
「な!?」
(ま、まさか……彼女の言うとおりなのか?
俺は本当はこんな事を望んでいたというのか!?)
嘘である。薬の効果はまだちゃんと効いている。
生半可な事では彼の心を崩せないと思い、彼女は違う方向で攻めてきたのだ。
「ん、ほら、認めな、さいよ。
僕は、あん、こんな、子供に、うん、縛られて、犯されて、あふ、悦んでる、変態だって」
778373:2007/04/22(日) 20:34:18 ID:QYXdav/h
「あ、大きくなった。あん、そろそろ、イキ、そうなのね?
いいよ、いっぱい、私の、中に、出してえ!」
「あ、が……うわぁぁ!!」
限界を向かえ、白い液体が彼女の中に注ぎ込まれる。
そして、彼は意識を失った。

目を覚ますと、あの女の子はいなかった。縄も解かれている。
身体を起こした後に、手紙らしき物が置かれている事に気付く。
『あなたのイク時の顔と声、凄く良かったよ。
またさせてね』
「……はあ。ったく、誰が来るかっつーの」
服を来て、食べ物を失敬して小屋を出る。
「まあ、命が無事だったからよしとすべき、か。
しかし、最悪な体験だった」
見かけ中学生くらい、だが恐らく人間じゃない奴に心と体両方蹂躙された彼。
が、こんな事があっても壊れるそぶりはなかった。
「ん、猫か。首輪はしてないな。
うん?こいつ、尻尾が二つに別れてやがる」
一瞬何かひっかかったが、彼は思い出せなかった。
「突然変異か。にしてもまだついてくるなこいつ。
………ほらよ」
手を差し出すと、その猫は腕を伝って彼の肩に乗った。
779373:2007/04/22(日) 20:35:17 ID:QYXdav/h
「なんだ、お前随分と人懐っこいな。
……どうせだからお前家に来るか?」
問い掛けると、肯定するように猫は鳴いた。
「よし、じゃあ行くか」

彼は気付かなかった。
その猫が彼のリュックサックから出て来た事を。
その猫の尻尾の色や模様があの少女と全く同じな事を。
その夜、また彼は蹂躙される事になるが、それはまた別の話。
780名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 20:47:12 ID:4wd0g0RF
>>779
良かったです
また機会があれば「別のお話」も書いてください
781名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 22:09:21 ID:cFzMoTnG
>>707
母親も元は動物?
782名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 22:21:06 ID:85GUHfQE
>>779
GJ!!
別の話は執筆予定?
是非書いてください
783名無しさん@ピンキー:2007/04/22(日) 22:31:00 ID:85GUHfQE
>>782
sage忘れorz
784子連れくまさん:2007/04/23(月) 00:39:05 ID:QlijeBUQ
>>766
ぎこちない言葉遣いのおにゃのこはいいな。続きが気になる。
今まで書いた作品は十分エロいです。
何回もお世話に(ry

>>779
やっぱり強い男を少女が無理やりってのが逆レイプの真骨頂だな!
やっぱりMだな…orz




上で「マロい」だとか「まロい」って言われてたんだけど、勝手に型月の人の事を想像してましたが…
ググったらなんか違うみたいですね。

で、「まるくてエロい」ってなんて意味?
785名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 06:41:23 ID:G4YLoHwk
なんかいっぱいキター乙

>>784
スパッツの尻、スク水の胸のあたりじゃないかな?
786名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 10:02:19 ID:QlijeBUQ
>>785
つるぺた?ょぅし"ょ?
787名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 10:46:05 ID:ufIWNwIb
>>784
基本的に尻を愛でる際に使われます。無駄に凝視しながら言うのがコツ。
788名無しさん@ピンキー:2007/04/23(月) 21:03:25 ID:7+2l3UlV
思い出せない=デス13の方程式が勝手に頭に浮かぶ俺は重症・・・・。
神GJ!
789名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 00:55:31 ID:q79n3p6f
さて、まロい人はまだ降臨しないのか?
クドリャフカと聞くとどうしても鍵を思い浮かべる。

そして少佐は俺の嫁
790名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 07:57:12 ID:3fm2sGxj
>>789
仕方がない、少佐はキミにあげよう。



メタルギアソリッド3のライコフ少佐をな。
同じロシア人だ、違いはなかろう。
791名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 18:44:46 ID:AD8tjZ5C
>>790

ちょwwwwwライコフって男だろw
792ポン菓子製造機:2007/04/24(火) 21:03:23 ID:/I7VjPIJ
つーかヴォルギン大佐がやってくる
793名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 23:17:43 ID:YvZOVpAm
とすると俺はザ・ペインか・・・・・・
794名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 23:43:47 ID:3fm2sGxj
意外とみんなやってるんだな、メタルギアを。
795名無しさん@ピンキー:2007/04/24(火) 23:57:57 ID:6zd3U5BT
やってない俺はさっぱりだがな
796名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 00:21:23 ID:FuJSNpNP
>>788
俺の場合ミュッチャー・ミューラー主任だ。

>>790
ゼロ少佐と総統代行殿いただいてよろしいでしょうか。

>>795
もしやるならMGS3サブシスタンスがおすすめ。
シリーズ最高傑作。


なんだかそこら中のスレが賑やかになって嬉しい悲鳴。
読むのが追いつかないぜ!!
797名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 00:21:56 ID:GczML1ph
VIPの新ジャンルドラゴンむすめ、に不覚にもおっきしたんだが。
798学生くまさん:2007/04/25(水) 00:44:35 ID:HTG7XAFE
>>797
クドリャフカの後は息抜きがてら竜娘で書こうと思ってる。
下町と銭湯と竜娘の話です。



クドリャフカのえちぃしーんが遅れて申し訳ないです。
少佐とか大佐って響きがいいなあ。

メタルギアネタだと狼娘なスナイパー・ウルフを夢想した。
799名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 10:05:14 ID:Cmlpkivw
>>796
それは駄目だ。キミにはセルゲイ・ゴルルコビッチがいい。
>>798
ド、ドラゴン娘…
銭湯……
期待してます!
800名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 11:16:54 ID:jrFJSEIq
そういや、竜の話はまだ殆ど未完なんだよな
801名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 13:18:19 ID:HTG7XAFE
>>800
どれも良作なだけに続きが気になるよな。

保管庫見て思ったけど、クドリャフカの話はかなり長いな…自分で書いておきながらなんだけど。
長文嫌いな人は読まない方がいいです、はい。


未完の(もしくは未完っぽい)作品って結構ある?
狐の嫁入りとか山猫連隊が気になるぜ。
802名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 16:12:31 ID:Zx8t7Tlw
>>798
スナイパー・ウルフとか懐かしいな。
そして竜娘に期待してるぜ
803暁狐:2007/04/25(水) 16:20:53 ID:j9nyiiBS
パソコン壊れてネットカフェから俺、ようやく参上!
あ、間が空いてすみません>>765の続き、というか出会い話?

 この日、宗介はいつもどおり大学が終わり、バイトも終わって家に帰る途中だった。
 その際、彼は少し変わったところを通って帰る。
 それは、今は使われていない古びた廃工場である。
 昔何かに使われていたのか、今でも何かを作り出すであろう機械は埃をかぶりながらも残されており、一応立ち入り禁止となっているものの入り口は開いたまま。
 しかもこの工場を抜ければ5分は短縮できるので、埃臭さや偶に虫が飛んでくることを気にしなければ近道となるのだ。
 そして今日もいつもどおり工場内を宗介は少し小走りで歩いている。
 その手に、バイト先で貰った余り物のハンバーガーが大量に入ったビニール袋を持って。
 しかし、宗介は気づいた……工場内の異変に。
「……何だ?」
 思わず立ち止まる。
 工場内は暗く、所々開いた屋根から月明かりが照らすだけ。
 しかし、誰かに見られ続けている視線と気配を感じるのだ。
 確実に何かいる……昔野良犬や野良猫がいた時もあったが、その気配とは何かが違う。
 早く抜けてしまおう、そう思い宗介は走り出した。
 しかし、出口付近で再び立ち止まる。
 何故か……宗介が感じていた気配の正体が彼の目の前に現れたからだ。
「な、にぃ?」
 驚いて少し後退る。
 無理もない、動物園ならまだしも、こんな町中にいる筈のない大きな肉食獣、ライオンがいるのだから。
 しかも全身白いホワイトライオン、鬣がないことから雌だということがわかる。
 だが宗介にとってはどうでもいい……目の前のライオンは青い瞳を光らせ自分を見つめている。
 食われると、宗介は思った……何よりライオンの目がまさに、今からこいつ食おう、と物語っているように見えていた。
 しかし実際は、宗介が持っている大量のハンバーガーの匂いで近づいているだけなのだが。
 そしてゆっくりとライオンは宗介に近づいた。
 この時点で、逃げても無駄だと宗介は諦めライオンの胃の中に入る覚悟を決めていた。
「ゆ、指一本で勘弁…………ん?」
 体を硬直させて目を瞑っていた宗介。
 だが、ライオンは宗介に触れようとせずにビニール袋だけを引きちぎり、ぼたぼたと落ちた大量のハンバーガーをハンバーグ中心に食べ始めた。
 ライオンは雌のほうが狩をするのだと知っていた宗介は、その意外な行動に目を開けて頭だけを動かしてただ見ていた。
「こいつ……」
 このホワイトライオンが宗介を襲わなかった理由、それは簡単で、人間を襲ってはいけないと認識しているからだ。
 むしろ人間を怖がっており、数日間何も食べていなかったライオンはあっという間に食べ終えると、すぐに工場の奥へと消えて行ってしまった。
 その光景を、ただ呆然と見ているしかない宗介、とりあえずぐちゃぐちゃになった紙やらを回収し、今日はこの場を後にした。
804暁狐:2007/04/25(水) 16:21:48 ID:j9nyiiBS
ごめん、ageちゃったorz


 翌日、今日は大学はなくバイトだけだった宗介は、暇な午前中に再び廃工場を訪れていた。
 その手には、家から持ってきたウィンナーやらの肉類の食料……最悪襲ってきたら囮にもなるかもしれないため持ってきたのである。
 そして軽く声を上げると、再びライオンは宗介の前に現れた。
「やっぱ、夢じゃなかったのか……」
 昨晩のことは夢だと密かに言い聞かせていた宗介だったが、あえなく現実という言葉がそれをかき消した。
 まずどうしてこんな所にライオン、しかも珍しいホワイトライオンがいるのか考え始めたが、すぐに自分の状況を考え始めた。
 宗介の考えなど無視するかのように、ライオンが昨晩のハンバーガーのように囮用に持ってきた肉の入った袋を奪い取ろうとしたからだ。
「待て」
 しかし、今回は昨日のようにはいかず、宗介は食料の入った袋を後ろに隠す。
 それを追うかのように後ろに回ろうとするライオンだが、させないとばかりに宗介もその場で回転している。
 このやり取りが数分続き、このライオンは人を襲わないと、宗介は判断しその場にしゃがみこんだ。
「まだ腹減ってるのか……まぁ、ライオンだしアレだけじゃな……あぁ〜、ちょっと待ってろ、今開けてやるから」
 しゃがんだ宗介に、ライオンは早く飯くれと言わんばかりに袋を奪い取ろうとする。
 だがその前に、宗介はウィンナーやハムを開け、更に持ってきていた大きな皿に移す。
 すべて移し終えると肉の山盛りとなり、ライオンは実にうまそうに肉を食べていた。
「本当に人襲わんのか? それとも人懐っこいだけか……」
 こうして見ていると、体格に相当な差があるもののそこら辺の野良猫とあまり変わらない。
 白い毛並みに、青い瞳が綺麗なライオンは、可愛いというよりも美しいと宗介は感じ手をゆっくりと伸ばし触れようとする。
 宗介の手が、白い毛に触れた……その瞬間、ライオンは尻尾を立て、食べかけの肉を撒き散らし工場の隅へと隠れてしまった。
「お、おい……なんだ?」
 全身飛び散った肉まみれになる宗介は、機械から顔だけを覗かせているライオンを訳が分からないという様子で見ていた。
「あいつ………もしかして人間怖いのか……?」
 よく見たら小刻みに震えているライオン。
 ここでようやく、宗介はあのライオンは人間を恐れているのだと気づき、バイトの時間もあるので食べられそうな肉を拾い器に移した。
「あとで……またなんか持ってきてやるからな」
 最後にライオンに聞こえるよう、工場に声を響かせて宗介は去っていく。
 この時点で警察に連絡してもよかったが、何となく、宗介はそうしなかった。
805暁狐:2007/04/25(水) 16:22:38 ID:j9nyiiBS


 それから数日の間、宗介は廃工場に訪れては食料をライオンに与えていた。
 更に毛布やらを与え、廃工場で飼っているといった感じだ。
 無論、人間が怖いライオンは食料は食べるものの、食べ終えればすぐに工場に消えて行ってしまう。
 それでも、数日宗介と接し、彼には心を開いたらしく、今では宗介の気配を感じただけで工場内から出てきて彼に体を摺り寄せる。
 ライオンは宗介だけには懐いていたのだ。
「じゃあな、また明日来るから」
「グゥゥ……」
 食事を与え、宗介が押し倒されて舐められたりするだけだが、少しの間戯れ、宗介はアパートに帰る。
 その際に、ライオンが寂しそうに鳴き、宗介は笑って頭を撫でる。
 いつもはそれでライオンは満足するのだが、この日だけは違った。
 そして、ライオンが不意に前足を宗介の両肩に乗せると、彼はそのままライオンに押し倒された。
「うわっ! な、なんだよ!?」
「グゥ……」
「こ、こら、舐めるなってくすぐったい……」
 ライオンは宗介の頬を嘗め回す。
 宗介は目を瞑り、ライオンに呼びかけるが舐められ続けている。
 そして、彼はある大きな異変に気づいた……大きいライオンの舌がどんどん小さいものへと変わっていくのだ。
 自分を押さえ込んでいる前足も鋭い爪の感触も、力はそのままだが小さくなる。
 そう――まるで人間のようで、肉球や毛の感触はもう無かった。
「な、なにぃ!!」
 舌で舐められる感触が消え、宗介はゆっくり目を開け上を向くと、目を見開き驚愕した。
 自分を押し倒したはずのライオンの姿は無く……代わりに全裸の女に押し倒されているのだ。
 長い白髪、そして青い瞳、そして女とは思えないこの力。
 そして何より、白い髪から見えるライオンのような獣の耳……
 まさかとは思ったが、この女はあのライオン、と宗介は思うしかなく、口をパクパクさせただ驚いていた。
「……いか、な、いで」
「な……」
「いか、ないで……いかな、いで……」
 しかも喋った。
 瞳を潤ませ、綺麗な声で、ただ『いかないで』と宗介に言い続けている。
 いろいろと混乱する中、とりあえず起き上がろうとする宗介だが、やはり起き上がれない。
 困ったので、とりあえずわかったと女に言い、その言葉が通じ女も宗介を解放した。
「えっと………とりあえず、名前は?」
「……?」
「名前は……無いらしいな……」
 起き上がると、更に女の尻部からは尻尾が見えるが、すでに嫌と言うほど驚いた宗介は大して驚かない。
 そして女に名前を聞くと、初めは首をかしげる女だが、言葉が理解でき名前なんて無いので首を横に振る。
 宗介は正直困った。
 全裸という、見るところに困る女の格好もそうだが、獣耳と尻尾を生やした人間の女は、ある意味ホワイトライオンより世間に知られるのはまずいだろう。
 ライオンならば動物園やらに行くのだろうが、このような人間は体をあれこれ調べられ、怪しい実験やらを受けるに違いない。
 そう思い込んだ宗介は、いろいろと迷ったが、内股で座っている女の手を取り、上着を着せて自分の家へと向かった。
 人間サイズならば、狭いアパートの部屋でも何とかなると判断したためだ。
 そして、一緒に暮らすのだから名前が必要と、宗介は彼女に”アル”と名づけ、アルが人間と獣の姿に自由になれるということも知った。
「アル、そんなとこ齧っちゃいけません」
「あぅ……ごめ、んなさい……」
 更に、あるニュースにて、アルが何故廃工場にいたのかも判明した。
 彼女は、人間になれるという特殊な能力により、珍しいもの好きの金持ちやらに裏ルートで買われ、飽きられたら捨てられを繰り返されていたのだ。
 そして再び新たな飼い主に買われ、その家に運ばれている際に、運んでいたトラックがこの近くで事故を起こし、アルは逃げ出しあの廃工場へ隠れるようにいた。
 アルが人間を怖がるのも、人間の言葉を理解しぎこちないが喋れるのもそのせいで、念のために宗介はアルを外出禁止にする。
 また捕まってしまうというのもあったが、普通に考えれば獣耳と尻尾を生やした女、またはライオンが街中を歩いていればパニックになるのは目に見えていたから、特にライオンは。
 まぁ、そんな事あり、ちょっと不安なのだが……なにはともあれ、こうして宗介とアルの生活は始まった。
806暁狐:2007/04/25(水) 16:25:19 ID:j9nyiiBS
―続―


エロまではもう少しかかると思います。
つか、今の所どう考えても和姦しか思いつきません本当にあ(ry
でも最後まで書きますので!!
807名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 16:41:33 ID:RsvumzMx
神GJ。白獅子に性欲をもてあます。性欲をもてあます。
808名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 17:18:09 ID:bC9KCUt4
BIGBOSSGJ
息子がオッキしてるから早めに・・・・・・・・・・・とわがままをいってみる



>>797
kwsk
809名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 18:02:55 ID:6kFUaHnf
神乙ー


>>797さて、洗いざらい吐いて貰おうか
810名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 19:13:56 ID:kWmkRrdU
【ニュー速VIP】 新ジャンル「ドラゴンむすめ」
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1177333119/

新ジャンル『ヤドカリ少女』まとめ
ttp://nanashii.web.fc2.com/n_date/n_yadokari/n_yadokari.htm

797ではないが、VIPの新ジャンルスレで萌えたもの。
811名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 19:37:49 ID:en8kfarK
ヤドカリ娘のスレの途中でこのスレの名がでて吹いた覚えが

ドラゴン娘の方も現在視姦中
812名無しさん@ピンキー:2007/04/25(水) 23:07:01 ID:LJX3Jxx9
>811
ここが紹介されるに至った流れをちょっとだけ見てみたい
にしてもおまいら色んな所にいるな
VIPは流れが速すぎて俺にはなかなかきびしいわ
813名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 07:41:07 ID:rVks3aJW
ちと質問。
このスレでひんぬー、もしくはロリっ娘な感じの作品ってどんなのがある?
まとめで探すのが面倒だ…
814名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 09:12:30 ID:/Qs0gBjl
四聖獣 玄武
狐 三月と六月(黒話及びバッドエンド注意)
ヤドカリ娘 1、3以外
猫11


ざっと見たけどこんなもんかな
815名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 13:12:22 ID:rVks3aJW
>>814
トン。早速悶えたぜ。
絵師が来てくれれば最高なんだが
816名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 14:23:33 ID:EpHxR3/o
神に性欲をもてあます
もう住人にも性欲をもてあます
817名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 16:09:38 ID:NYm1n3Fx
>>816
いいだろう、その有り余る性欲を解きはなってみろ。
しかしその前に保管庫へ行き刹那ちゃんにその性欲をぶつけてくるんだ。
818名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 16:58:27 ID:dWNsYtLL
大佐、こちらスネーク。性欲を持て余して『龍娘』のSSを書いてしまった…。
どうすれば?
819名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 17:06:20 ID:87INp0Nw
投下して
820名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 17:07:05 ID:EpHxR3/o
保管庫のクオリティの高さに泣いた。
>>817
つまりこういうことか?
『Q太郎×狐少女読みたい・・・』
821名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 17:34:53 ID:dWNsYtLL
スマソ、ちょっと手加えたら長くなってきたから後でまとめて投下する
822名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 17:53:49 ID:EpHxR3/o
>>818
なに、スネーク?『龍娘』のSSを書いてしまった?
スネーク、それは真に嬉しい事だよ。
逆に考えるんだ、『何個も作ってみよう』と考えるんだ。
823名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 18:26:41 ID:/Qs0gBjl
>>820
どういうことなのかよく分からないっぜ
824名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 18:39:24 ID:E4BPwRDI
>>806
何故か手塚御大の絵柄で展開されていた。GJ。
「火の鳥」の狗族に萌えたのは俺だけじゃないはずだ。

>>815
つ虚乳隊長を忘れてるぜ。俺はくまさんが虚乳隊長でエロを書いてくれるまでいつまでも待つ。

825名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 18:47:13 ID:kL8ILp33
>>818
スネーク、一人だけで楽しむのは酷いんじゃないかい?
だから時間がある時にでも投下してくれないか?是非頼むよ。
826名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 19:02:25 ID:EpHxR3/o
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「Q太郎はJが好き」・・・・・・・・・
「狐少女はJを襲う」つまり
Q太郎×狐少女になるな・・・
827名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 21:12:19 ID:dWNsYtLL
オタコン、卿、待たせたな。

ショータイムだ!!
828名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 21:13:11 ID:dWNsYtLL
俺の仕事は……戦闘機に乗り、敵兵を蹴散らす事。
基本的に、休みの日なんかは街に買い物に行ったり、公園でのんびりしたりと、一般人なんかと変わらない平穏な1日を過ごすのが好きだ。


それなのに、なんだこの状況は。



両手を上げるムサイ男二人組に、銃を向けている自分。
その二人が担いでいた、人一人ぐらい入りそう、と言うか、実際に入っている檻。カゴか?

そして、その檻の中から、不思議そうな顔をして俺の顔を大きな瞳で見つめてくる少女。

穏やかな昼下がり、まさに白昼堂々と人拐いをしてる現場に出くわすとは、思わなかった。




829名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 21:14:25 ID:dWNsYtLL

先日の男二人と、可愛い女の子を、警察に引き渡してから3日が経った。

「やぁ、中尉。先日はお手柄だったな。」

軍の本部でデスクワークをしていると、もう初老に届こうかというような、年寄りの上司が肩を揉みながら話しかけてきた。

嬉しくないサプライズでしたよ、と苦笑しながら答えると、その上司はニヤニヤしている。
この野郎、人の休みが潰れた事を笑いに来たのか?と思っていると、急にニヤケ面が消え、変わりにどこか困ったような顔になった。

「それにしても、あの女の子も災難だなぁ。誘拐されるなんて」

「そうッスねぇ。そういやあの子、ちゃんと家に帰れたんですかね? なんかキョトンとしてましたけど」

そう言った時だ。
上司が、待ってましたと言わんばかりに顔を近づけてくる。
俺が「近いですよ」と言う前に口を開いた。

「身元不明だ。」

「はっ?」

間抜けな声漏らしたの誰だ。……俺か?

「例のレディだが、ショックで記憶喪失にでもなったのか、身元が良く分からないらしい。」

んな馬鹿な。

「捜索願いとかは?」

「……届いて無いらしい」



830名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 21:17:21 ID:dWNsYtLL
マジかよ、と呟いた俺に、更に顔が近づいてくる上司。

「なんかの事件の香りがしますね。そして顔近いんですが……」

「それはドラマの見すぎだ、中尉。そして件のレディは、第一発見者の君が保護せよとの事だ」


……空耳だよな。
今、明らかに厄介な問題が俺に降りかかってこようとしてる気がする。

「いや、俺、軍人ですよ? しかも死亡率高い空軍」

被害者の保護とかって、警察の仕事なんじゃないのか?と俺は眉間に皴を寄せながら考えたが、軍と警察では体制の違いがあるので、さっぱり分からん。

「まぁ…なんだ、その……」

言いづらそうな上司の態度に、何かあったな、と睨む。
こういう時の俺の勘は当たる。

「面倒だからほっぽりだしたんすかねぇ。」

「ああ、きっとそうじゃないかな?!」

助け船を出してやると、アッサリ食いついてきた。
何かあるのは確定だな。まぁいいか。

「はぁ、分かりました。で、その迷子の子猫ちゃんはどこに?」

後ろ暗い奴らの所に置いて置くより、自分の手の届く範囲に居てくれた方がいい、と思っての事だった。
べ、別に下心があるワケじゃないんだからね!


「そうだな、今頃は君の家にいる事だろう」


……そうですか。要するに俺の意見は最初から無視って事ね。

「…了解しました」


と、その時、都合よく終業時刻になったので今日は早く帰る事にした。

帰りは際に上司が「……の希望は…が……だぞ」と言ってたが、良く聞こえなかったし聞く気にもならなかった。

831名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 21:23:49 ID:dWNsYtLL


「……」

「帰ってくるのが遅い。お腹すいた」

俺の目の前には、結構……と言うか、かなりの美少女がいる。
それはいい。むしろ大歓迎だ。

ただ問題は、何故か家に帰ってきた瞬間に、この娘に投げられ(多分ジュードーとか言う流派の技だ)、あまつさえ馬乗りにされていると言う事だ。

改めて見ると、ロングストレートの金髪、エメラルドのような瞳と筋の通った高い鼻、ちょっと不機嫌な表情。
実にイイな、などと思った時、思い切り胸を叩かれた。

「ごはん」


色々とツッコミたい事がある。

「あのな、ここは俺ん家」

「知ってる」
さいですか。

「なんで君はそんなに偉そうにしてんだよ…?」

ちょっと呆れながら言うと、彼女はキョトンとした表情で首をかしげた。ちょっと可愛い。
が、発言はショッキングだった。

「人間なんかより龍の方が偉いから…だろ?」

いや、だろ?ってアンタ。
じゃなくて!

「龍?……って、あの空飛ぶ龍?」

俺が聞くと、ちょっとムッとして彼女は答えた。

「それ以外に無いだろ」

「…ですよねー」

なんとなく、「警察がほっぽりだした説」が有力になってきてしまった。

「まだ私だって成体になってないとは言え、お前一人くらいなら…」


832名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 21:25:04 ID:dWNsYtLL


「まっ……待て待て!」

俺が慌てて口を挟むと、なんだ、と不機嫌に言い放った。精神的にはまだ子供っぽいな。

「いやさ、龍って……そんなおとぎ話じゃないんだから。」

もうちょっと現実見ようぜ? と言おうと思ったが、彼女の苛立ちは最高潮に達したらしく、頬を膨らませて睨んでくる。
クールビューティが台無しですよ、お嬢さん。

「お前、私の言葉を信じてないな」

そりゃ、ねえ。最近ではおとぎ話でも聞かなくなってきた存在を信じろなんて言われても。
ところでさっきからずっと同じ態勢なんですが……。


「ならば、証拠を見せてやる」


833名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 21:26:41 ID:dWNsYtLL

その言葉が聞こえた瞬間、彼女が淡い光を纏い始めた。
その光は、一瞬で目も開けてられない程になる。

「うおっ、まぶしっ!」


やがて、光は収束していき、何か硬い物が首に当たった。

「……嘘だろ…」

今、俺の目の前には間違いなく『龍』がいる。
羽がある爬虫類のような姿。白銀の鱗に金のたてがみ。
首に当たったのは切れ味良さげな爪でした。ヤバい。マジヤバい。

龍は鋭い眼光で俺を見つめてくる。サイズ的には全長2mってとこだな。


『これで信用したか』

頭に響く声。次はテレパシーですか。

『お前とは波長が合う。相性がいいと言う事だ。光栄に思え』

「嬉しくねぇ……」

実際、余裕は無かった。未知の存在だけに、既にのしかかられている、この状況で襲われればマジで死…

『さぁ、どうする?』

またしても頭に響く声。

「な、何が……」

『私に、ごはんを作るか、この場で死ぬか』


コ…コイツ、メシ作って欲しくて龍の姿を見せるのか?

「いや、メシ作るのはいいけどさ…」


すると、彼女はパッと人間の姿に戻って、告げた。

「ん。はやく」


…どっと疲れた。


834名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 21:33:03 ID:dWNsYtLL


食卓には、パンやスープ、他にも適当に作ったオカズが何品か。
そして、対面にはかなりの美少女が、それらを怒涛の勢いで、その口の中に掻き込んでいる。
ぶっちゃけて言うと、この細い体のどこに入るのか聞いてみたいくらいだ。



「つまり、君は人里に降りて来た所を、あの二人組みに誘われてホイホイ着いていったと?」

「ん」


目の前で夕食を貪る彼女に、少しずつだが話を聞き、やっと状況が把握出来てきた。

世界には、龍の巣…と言うより、村が幾つかあるらしい。
で、最近、戦争の被害を避ける為にこの国に逃げて来たらしい。

「つーか、ウチの国も戦争中なんですケド」

「そうか」

とにかく食事に夢中らしい。今は何を聞いても、ロクな返事が帰ってこなさそうなので、食事が終わるのを待つとしよう。


しかし…意外と、出るとこは出て……って何を言ってるんだ俺は。
これだから23歳にもなって独身男ってのは困る……。
835名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 21:40:12 ID:dWNsYtLL



「ふぅ…中々美味だった。お前、料理上手だな」

「それはなにより。」

食事が終わった彼女は、厚かましくも紅茶を要求してきた。
仕方なく茶を注ぎながら、俺は何をしてんだ?と思った。

「で、これからどうすんだい?」

「なにが」

無愛想、と言うよりは単に人間の言語に関する知識が乏しいのだろうか。

「だから、ずっと俺ん家にいるワケじゃ無いんだろ?」

帰る所あるんだし、と言おうとすると、またあの顔だ。
キョトンと首をかしげ、口を開く。

「ずっといるぞ?」

何言ってんの、この人?いや、この龍?

「おま……待て、ずっと居座るつもりか?」

驚きから反射的に答えると、彼女はなんとなく悲しそうな顔になった。

「…ダメか?」

上目使いで聞かれ、思わず「いいよ」と言いそうになるが、ぐぐっと踏みとどまる。

「俺は軍人だからなぁ……いつ死ぬか分からんし」


もし自分が死んだらどうなるのか。
多分何も変わらないだろう。
だが、この少女が家に一人残され、飢えるのも可哀想な話だ。

「…うな…」

「ん?」

彼女の呟きが聞こえ、思わず聞き返す。


「簡単に、死ぬとか、言うな…」


836名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 21:47:56 ID:dWNsYtLL

お前、さっき俺の事殺そうとしてたろが、と言う言葉は出なかった。
それでも、皮肉っぽい言葉が変わりに出てくる。俺はひねくれたガキか、クソ。

「そうは言うがね、こちとら人殺して金貰ってんだ。自分が殺される可能性だって十分あるし、覚悟も出来てる」

じゃなきゃ空軍なんてやってませ〜ん、と茶化すと、彼女はこう言った。
それは予想GUYな一言だった。


「空軍とはなんだ?」


「…読んで字の如く。戦闘機に乗って空を飛ぶ」

「ほう、最近の人間は空も飛べるのか……」

感心したように呟く彼女に、俺は少し調子に乗って話を続ける。

「今度戦闘機に乗せてやろうか? 気持ちいいぞー、空は」

遥かなる蒼穹を駆ける、そのロマンが分かるか!と言わんばかりの俺に、しかし彼女はあっけらかんと言葉を返す。

「落ちたら、死ぬだろ。それに、私は自分で飛ぶからいい」

「……ロマン台無し…」

俺が呆れて突っ伏すと、彼女がふふっと笑った。
しんみりとした空気はどこかに行ってしまったようだ。

食費はかかるが、彼女とこんな他愛ない話しをして過ごすのも、案外悪くない。

この時、俺は既にそんな事を思っていた。
837名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 21:52:39 ID:dWNsYtLL
とりあえず書き溜めしてあった分は投下した。
続きもその内書くが、いかんせん携帯厨なんでな。クオリティには期待しないでくれよ。
838名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 22:10:58 ID:gYOanEpp
GJ
VIPのスレが終わって此処に来たらまた龍に会えるとは
エロまで期待してます
839名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 22:44:20 ID:N5m3LVhf
なんか最高なのが投下されてるーGJ。
840名無しさん@ピンキー:2007/04/26(木) 23:55:10 ID:rVks3aJW
GUN道で吹いたw期待するぜ。
841名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 00:41:11 ID:HtFcbXpz
龍娘wktkwktk
842名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 02:21:03 ID:Q9V2CNEd
後のドラゴンファッカーである
843名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 03:39:03 ID:WpFa1d/v
後の竜尻掘りの職人である
844名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 14:09:47 ID:7VohsWlD
性欲をもてあます性欲をもてあます性欲をもてあます性欲をもてあます
龍に性欲をもてあます独身男に性欲をもてあます神に性欲をもてあます
つまりスネークGJ!
845名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 17:00:46 ID:GTYOWEFf
>>844
ちょwww落ち着けww
846学生くまさん:2007/04/27(金) 17:01:14 ID:uV08eI5P
>>713-718の続き…長くてごめんね。
847学生くまさん:2007/04/27(金) 17:02:58 ID:uV08eI5P
闇に包まれた意識の中、俺は頬を這う温もりに目を開けた。
「クド…お前…」
ベッドに横たわる俺に馬乗りになったクドがいた。
獣が愛情を示すように丁寧に頬を舐めるクドは、幼い顔つきの中にどこか大人びた雰囲気がある。
獣人同士で耳や尻尾を舐めて、毛繕いしたり主人や親しい者の顔を舐めることはよくあることだ。
だが…今のクドはそれらとは違う感じがした。
「ねえ博士…。」
「ん…?」
クドはしばらく押し黙り唇を噛んでいたが、やがて顔を上げてその青い瞳をまっすぐに向ける。

「私…博士のこと、好き。」

「…」
「アルビナお姉ちゃんや、ムーシカお姉ちゃんも大好きだけど…博士のことはも〜っと好き。」
手を大きく広げて一生懸命に話している。
「宇宙ってきれいなのかな?」
「地球ってどんな感じに見えるのかなあ…」
「博士やみんなにお星様持って帰ってあげる!あ、でも一番大きいのは私のだからね!」
「きっと、忘れられないぐらいきれいなんだよ!」
「きっときっと…忘れられない…ぐすっ…ぐらい…きれい、なんだよ?」

「クド…」
「だから、博士は私の事嫌いでもいいから…私を…忘れないで…」
ぽろぽろと涙が零れ落ちて体を濡らしていく。
848学生くまさん:2007/04/27(金) 17:03:59 ID:uV08eI5P
俺は言葉が出なかった。
たった独りで…少女は怖かったのだろう。
数々の厳しいテストをクリアして、祖国の英雄と褒め称えられ、
あまりにも大きな『希望』をその小さな小さな体に背負わされ、独りゴルゴダの丘を歩かされる気持ちはどんなに辛いだろうか…。

俺は小刻みに震える少女の手をとり抱きしめる。
か細く、折れそうな手だった。
そうしていつまでも、いつまでも抱きしめていた。
クドはふっと顔をあげて唇を重ねてくる。
「―――んっ…」
恐る恐る入ってくる舌はぎこちなく、かえってそれがクドらしいくて笑ってしまった。
「ぷは…博士、今笑ったでしょ〜。」
「いやあ、やっぱりクドはクドだなあって。」
どうもクドはそれが気に食わなかったらしい。ぷくーっ!っと頬を膨らませている。
「いいもん。ムーシカお姉ちゃんには“ごういんにやればいい”って言われたもん!」
「ちょっと待て―――むぐっ!」
猿ぐつわをかまされる。なんだか雲行きが怪しい。
クドは“ひみつちょう”と書かれたメモを取り出すとそこに書かれた内容と俺を見比べながら言った。
「えっと…“おすのおかしかた”」
やばいことに、なってきた。
849学生くまさん:2007/04/27(金) 17:06:41 ID:uV08eI5P
「口は利けないようにしたから、次は…“ふくをぬがせてせいきにしげきをあたえましょう”かあ。
なるほどなるほど。」
「ふむー!(待てー!)」

動かない手足では抵抗もままならず、いいように脱がされていく。
目の前には一匹の“獣”がいた。
850学生くまさん:2007/04/27(金) 17:28:40 ID:uV08eI5P
接続が途切れました。続きを読むには(ry
すみません。
久々にクドリャフカFLASHと映像の世紀を見返して泣いた。


ところで、『龍』と『竜』って別物だよね?
851名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 17:40:44 ID:tAbvE9N/
GJ!


竜と龍の質問は何回か出たな

確か竜が翼がある蜥蜴みたいので

龍が蛇みたいなやつじゃなかったっけ?
852名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 17:52:56 ID:1iQObKXg
GJ


龍を用いれば至竜に近く、竜を用いれば亜竜に…

もとい、龍が東洋・竜が西洋的なイメージではあるけど
別にそうせにゃならんわけではないので
作中で意図的な使い分けをしないのであればどっちでもいいんじゃないかと
853名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 18:02:09 ID:2fxHkoJs
鳥山明で言うと
ドラクエ1に出てくるドラゴンが竜
ドラゴンボールに出てくるシェンロンが龍

まあ俺の勝手なイメージだけどなw
854名無しさん@ピンキー:2007/04/27(金) 18:32:09 ID:IdeXrxar
GJ!

私的には竜が神格化したのが龍だと思ってる。
生物的にはどうかね。
855ポン菓子製造機:2007/04/27(金) 19:32:18 ID:Ykj1RhBk
携帯からですが、虎娘プロローグ投下します。


『バークス少尉!バークス!おい、アリス!アリス・バークス!』
「怒鳴らなくても……聞こえてるっつの………」
降下するスピッドの操縦席で、俺は無線ごしに怒鳴る僚機に言う。だが、無線が壊れたらしく、こちらの声は届いていないようだった。
「最悪だ………」
いまや我が愛機のロールスロイス・マーリンエンジンは黒煙を吹いたまま停止し、胴体には穴がいくつもあいている。
「誰だ?この空域は安全だって言った奴は、なんで安全な空域にゼロがいるんだよ…………」
しかし、俺がついた悪態は唸るようなエンジンの爆音と機銃音にかきけされた。
眼下に広がるは広大なビルマの山脈と森。不時着で助かる可能性は半々だ。
「いっちょ賭けてみるか………」そう言うと、俺は重い操縦稈を引き起こし、機首を無理矢理にでも引き起こそうとした。
「起きろっ………!」
ドンピシャ、機体は体勢を立て直し、ゆるやかに眼下の森に吸い込まれて行く。すかさず俺はスピッドのキャノピーを投棄した。
そして、スピッドは失速寸前の状態のまま木々の間にダイブし、いくつも枝を薙ぎ倒しながら、ガン!という音と共に着地。しばらく機体を引きずらせ、やがて停止した。
停止を確認するや否や俺は安全ベルトを外して操縦席を飛び出し、機体から遠ざかるように逃げていった。
だが、こんなときに親父譲りの貧血がたたってか、足を踏みしめる力が徐々に弱くなり、そのまま地面に突っ伏してしまう。
そして、俺はそのまま気を失ってしまった。
856学生くまさん:2007/04/27(金) 20:37:45 ID:uV08eI5P
トン。『銭湯の神さま』ってことで龍で書いてみます〜。

>>855
GJ。スピッドとはまたマニアックな…。すごく…いいです。
857暁狐:2007/04/27(金) 21:02:26 ID:ZBlT2sHP
>>805の続き

「くちゅんっ!」
 昼間は暇である。
 故に暇すぎて、アルはくしゃみをする。まぁ、ワイシャツとパンツだけではやや寒いということもあるが。
 二度寝と昼食も終わり、脱ぎ捨てたものを少し手惑いながらも着直して、アルはボーっと外を眺めている。
 小さな窓からは殆ど空しか見えないが、ゆっくりと形を変える雲、時々鳥などが飛んでくる。
 時々外に出たい気もするが、宗介に一人で外に出てはいけないと言われているし、外には怖い人間がわんさか居る為、出ることができない。
 しかし、ずっと室内に居っぱなしアルにも、しっかり友達ができていた。
「あ、いたいた!」
 そのアルの友達は、宗介が無用心にも鍵を閉め忘れた窓を開けてやってきた。
「びゃっこ♪」
 アルは嬉しそうに笑顔で迎えた。
 びゃっこと呼ばれた友達、名前は白虎。
 白髪に金色の瞳、そしてアルと同じくお尻から猫を思わせる尻尾を生やした女の子で、アルが唯一宗介以外に心を許せる虎娘。
 何故心が許せるのかと言えば理由は簡単、自分と同じ匂いがするからである。
 靴を玄関まで持っていき、白虎は笑ってアルの隣に座った。
「今日は何する? あ、それとも青龍が作ったお菓子食べる?」
「おはなし、聞きたい」
「また? まっ、いっか。えっと、じゃあ今日はねぇ……」
 アルの言うおはなしと言うのは、文字通り白虎のお話だ。
 白虎が外で見た何気ないことや珍事件からエッチな内容の話まで……
 宗介と暮らす前も、ずっと暗い部屋などに閉じ込められてしまっていた。
 その為外の世界はあまり知らないアルは、いつも楽しそうに笑って白虎が言う話を聞いている。
 そして今日も、夕方になるまで白虎が持ってきたお菓子を食べながら聞き続けていた。

858暁狐:2007/04/27(金) 21:03:26 ID:ZBlT2sHP
 今日は、いつもと違って宗介はまだ帰って来なかった。
 それはアルが待っているから、帰ると言い張る宗介を、バイトの女の先輩が無理やり居酒屋へ連行したためである。
 ある日を境に、これはアルと出会ってからを言うのだが、急に宗介の付き合いが悪くなってしまいその不満が爆発したため。
 宗介は何度も帰ろうとした……しかし先輩は帰してくれなかった。
「そーすけ……」
 そんなこと知る由もないアルは、真っ暗な部屋の中、もう白虎も帰ってしまったので一人で月を見ていた。
「……ぁぅ……」
 暗い部屋、耳からは僅かに人の声や音だけが聞こえ、アルはだんだん寂しくなってくる。
 暗いところで一人で居ることも、アルは嫌いなのだ。
「そ、すけ……っぐす……」
 そしてとうとう寂しさやらがピークを迎え、アルの青い瞳から涙が滲み始めた。
 その時だ、不意に玄関の扉が開く音と宗介の気配を感じ、アルは獣耳を立たせ玄関に駆け寄った。
 そこには宗介がいた。
 だが、少し様子がおかしい……顔も赤いし何処かふらふらしている。
 さらに変な臭いがアルの鼻を刺激する。
 それもそのはず、結局宗介は先輩に流されるがまま酒を飲み、かなり酔っていた。
「た、ただい……」
 しかし、やっぱり酔っているなんて知る由もないアルは構わず宗介に抱きついた。
「そーすけ! そーすけ!」
 いつもは抱きつくまではしないアルだが、今日は一人で寂しかったので抱きついた。
 しかし、いつも抱きつくと宗介に怒られるのですぐに離れて、居間へと向かった。
 それを宗介はふらつきながら電気もつけずについて行き、鞄と上着を捨てるように放り投げ、その場に座る。
 明らかにおかしい宗介の様子に、アルは内股で座り心配そうな表情を浮かべていた。
「そーすけ? だい、じょうぶ? なんか、変」
「……」
「そー、すけ? びょうき、なの?」
 訊ねても宗介からは返事が来ず、アルは前かがみになり宗介の顔を覗き込んだ。
 暗い部屋だが至近距離から見れば、宗介でもアルの顔がはっきり見える。
 美しいと言える顔立ちに上目遣い、そしてワイシャツとパンツのみという格好。
 通常ならば、顔を赤くし理性を抑える宗介だが、酔っているという事もあり、その理性はあっさりと音を立てて崩れ去った。
 そして、宗介はそのままアルを押し倒した。
「きゃっ!」
 急に押し倒され驚きの声を上げるアルに、覆いかぶさるように宗介は見つめる。
 いつもの優しげな表情とは違う宗介に、アルは少しだけ恐怖を感じて獣耳を畳んだ。
「どう、したの?」
「アル……アルの言うとおり、俺、病気なんだ……だから、一緒に、治そう……」
「え……んッ!」
 そして、宗介がアルに静かに告げた瞬間、二人の唇が重なった……
859暁狐:2007/04/27(金) 21:04:48 ID:ZBlT2sHP


 翌朝、激しい頭痛とだる気とともに宗介は目を覚ました。
 寝ぼけ眼で部屋を見渡す……自分の服が散乱し全裸になっている事がわかった。
 さらに布団までもぐしゃぐしゃで、先輩に強引に飲み生かされた以降、昨晩の記憶がない宗介は少し困惑した。
「あたまいてぇ……ちくしょう………何があったんだ昨日?」
 とりあえずアルに聞けばわかるだろうと、アルを捜すがいない。
「……う、ん……」
「ん? ………えぇ!!?」
 その時、不意に隣から声が聞こえ、宗介はその方向を向く。
 目の前には人型の盛り上がり……いつものとおりアルが寝ているんだろうと判断し布団を剥ぎ取る。
 そして、宗介は驚きの声を上げた。
 何故か………それはアルが全裸だったからだ。
 寝るときは服を着るように教え、アルもそれに従っていたはずなのにもかかららず全裸。
 色々と混乱している宗介だが、状況を見て冷静に考え始めた。
「えっと……散らばった服に、俺も裸で、アルも裸……………って事はまさか俺!!」
 ようやく事態が理解できたようで、宗介は驚愕した。
 そして一つのビジョンが頭をよぎる。
 それは暗い部屋で、今まで抑えてきたものが爆発して衝動のままにアルと体を重ねている自分の姿。
 やっちまった! そんな思いが宗介を支配し、その最中アルが目を覚ましゆっくりと状態を起こす。
 宗介はビクッと肩を震わせ反応し、大きな欠伸をしたアルは宗介の顔を見つめる。
 ほぼゼロ距離でアルの顔があり、昨晩と違って顔を赤くする宗介。
「あ、アル……き、昨日――ッ!」
 何秒かの沈黙の中、宗介は何とか口を開いた。
 だが宗介の言葉は途中で消される……アルの唇が重なったことで。
860暁狐:2007/04/27(金) 21:07:08 ID:ZBlT2sHP
―続―

次、エロです。

そういえば、前にたかおかみの神を書くと書いた事を思い出したので、
この話が終わったら俺も龍(龍神)を書こうと思います。
861名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 00:15:30 ID:gGIkOoEn
暁狐さんGJ!!
wktkしてまってます
862名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 01:21:38 ID:VhGBQLaI
いろんな物が出そうです(><;)
863名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 01:37:40 ID:w+I2lWvR
>>860
GJ! つか、みんな寸止めかよorz

>>862
例えば
864名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 01:39:52 ID:JGvm8sKY
GJ!
久しぶりに白虎がでてきたw
865名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 01:55:16 ID:75BAuDBz
>>863
逆に考えるんだ。「エロスな部分が一度にたくさん来る」と。

しかし龍が多いな
866名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 06:32:52 ID:9UTxgh2G
龍って性欲強そう
なんとなくだけど
867名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 07:14:14 ID:VhGBQLaI
>>856
銭湯の神さまってwなんかいいなw


>>863
擬人化した凶暴な♀動物が好きな液体
868名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 10:18:32 ID:5fyWyFwI
・・・?酒
869名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 15:03:39 ID:u87Y1CV1
青汁DX
870名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 18:08:24 ID:OwfAICDT
さすがアル!俺達にできないことを平然とやってのける!
そこにシビれる!あこがれるゥ!というわけで神GJ!
そこで問題だ!
二日酔いの状態でどうやって性交を避けるか?
三択−ひとつだけ選びなさい
答え@ハンサムのアルは突如逃走のアイデアがひらめく
答えA仲間が来て乱交になる
答えBやってしまう。現実は非情である。
871暁狐:2007/04/28(土) 18:25:36 ID:CjOoVxEw
フルチャージ!>>859の続き ラスト……多分

 キスをされ、そのまま流れるようにアルに押し倒される宗介。
 彼女の両肩を掴み引き離そうとするが、人間の姿でもライオンの力はそのままなのでアルには敵わない。
 両手の手首を押さえられ、更に強く唇を押し付けられ舌を入れられる。
 アルの舌は宗介の口内を舐め回すように動き、音を立てて唾液を吸い、また自分の唾液を宗介に送った。
「んッ……んはッ、んんんッ……」
「……ッ……」
 その刺激に力が抜けて始め、ばたつかせ暴れていた脚の動きも止まり、宗介の中で一度は壊れたがまた形成されつつあった理性にひびが入り始めた。
「ッく……あ、る、やめろ……ッ!」
 それでも、呼吸のため一瞬アルが唇を離した時、宗介は少し強めな口調で言う。
 その声に反応し、アルはディープキスをやめるが、両手はそのまま押さえたまま。
 宗介を見下ろすアルの表情は、妖しくも美しい。
 その表情に宗介は体を震わせるが強気な態度でいくことにした。
「お、おいアル! いきなり、何をするんだっ!? いてて……」
「……」
 怒鳴っているに近い宗介の言葉。
 その際に頭痛がして彼は眉間にしわを寄せる。
 しかしアルは黙ったままジッと宗介を見下ろしていたが、やがてゆっくりと口を開いた。
「そーすけ、朝、起きたら、またしてくれるって、言った」
「え……お、おいアル……」
 ぎこちない喋り方で言った直後、アルは宗介の下腹部まで体を下げる。
 アルが何をしようとしているか、直感した宗介はアルを止めようと上体を起こす。
 しかし遅かった。
872暁狐:2007/04/28(土) 18:26:44 ID:CjOoVxEw
「んんッ……んふッ、ちゅるッ……」
「うっ……やめ、アル……」
 朝の効果もあり硬くそそり立った宗介の肉棒を、アルは咥え頭を上下に動かす。
 片手で肉棒の根元を持ち、もう一方の手で袋を揉む様に動かす。
 亀頭から出る透明液を吸いながら、亀頭だけを重点的に舐めたり、根元から全体を舐め上げたりする。
 宗介はアルを引き離そうとするも、キスの時同様力が入らず、アルに攻めにさられるがままになっていた。
「んむッ……そーすけ、きもち、いい?」
 更には、アルが肉棒を咥えながら上目遣いで宗介に訊ねるものだから、宗介の理性は更にひびが入り、興奮が高まり射精感を覚える。
 それに反応し、口内で膨らむ肉棒に少し驚くも、昨晩と同じことだと分かりアルは一層頭の動きを激しくした。
「んぶッ、んじゅッ……だして……んッ」
「くぁッ……アルっ!」
 そして、アルが静かにひとこと言った瞬間、我慢が切れて宗介はアルの口内に精を放った。
「んんんッ! んぅッ……んッ……」
 口内に流れる精液を、瞳に涙を溜めて受け止めるアル。
 口の端からは精液が筋になって流れ、アルは喉を鳴らし飲み込んでいる。
 宗介は体を痙攣させ、やがて射精が終わると、アルはゆっくり口から肉棒を放すと、唾液と精液が混ざった糸ができ、すぐに消えた。
「ん……まだ、カタい……」
 うっとりした表情で肉棒を見つめるアル。
 その視線や彼女の吐息を感じ、肉棒は射精後だが硬いまま。
 そして再び、アルは肉棒を口に咥え、射精後でより敏感になっていた宗介は体を震わした。
 アルは頭を上下に数回往復させると口から放す。
 また口で出されると思っていた宗介は少し困惑したが、アルが自分の上に跨ったことにより驚きの表情を浮かべた。
「なっ、ちょっと待っ……た」
 今日の宗介の反応は遅い。
 彼が止めようとした時には、肉棒はアルの秘所にあてがわれ亀頭がすでに入っていた。
 口とは比べられない快感が襲い、宗介は上体を寝かせてしまい、アルも挿入の感触に耳をぴくぴく動かしながら肉棒を沈めていった。
「んぅぅッ! は、はいっ、た……ひとつ、に、なったよ、そーすけ」
 そして根元まで受け入れ、アルは身を震わせながら笑みを浮かべて宗介を見下ろす。
 その妖艶な笑みは、宗介の興奮を高め理性を崩していく。
 だが、宗介は最後の抵抗を見せる。
 力じゃ勝てない、むしろ騎乗位の状態ではどうすることもできないので、言葉での抵抗だった。
「抜いて、抜け、アル」
「やあぁ……ぬか、ないッ……んあッ!」
 しかし、その抵抗もやはり無意味なもので、アルは前かがみになり腰を動かし始める。
 肉棒を締め付け、うねうねと動くアルの膣内は、容赦なく宗介を追いつめていた。
「あぁッ、んんッ、はぅッ、あぁッ……!」
 結合部からは愛液が飛び散り、水っぽく卑猥な音が流れ、だらしなく開かれたアルの口からは唾液が一筋流れている。
 普段の言動や行動だけに、宗介にとって少し子供っぽい印象だったアルはここにはいない。
 いるのは、ただ快楽のままに動いている妖艶な雌のライオン。
「はんッ、きもち、いいよ、そーすけッ……んッ!」
「……ッ」
 腰を振りながら、アルが一言言った時だ。
 その言葉に、宗介の中で理性が完全に崩壊した。
 そして自らも腰を突き上げ、アルを攻め始めた。
「ひゃんッ! はッあぁあッ……も、もっとッ」
「アル……」
 急に下から肉棒を突かれ、最初こそ驚くアルだったが、すぐに強請るように宗介に喘ぎながら言う。
 宗介もそれに答えるように腰を動かし、そのまま上体を起こすと、アルは宗介の首に手を回し抱きついた。
 そして宗介は胡坐をかき、二人は座位の退位となった。
「ふあぁッ、これ、すき……」
 アルは座位が好きだ。
 理由は宗介と抱き合いながらできるからであり、昨晩も終盤はほとんどこの体位で求め合った。
 二人は唇を重ね、上と下の口を塞いだ。
 上の口ではお互いの唾液を絡め交換し、下の口では宗介が肉棒を突き上げアルを攻めていた。
 そして、アルは絶頂を迎え始め膣内の締め付けは増し、宗介も再び射精感に襲われた。
「そー、すけぇッ……そーすけッ、そーすけッ!!」
 だんだんと何かが爆発しそうな感覚に、体を震わせ涙を流しながら、アルはより宗介に密着し彼の名前を言い続ける。
 そして、肉棒が膣内の最奥を刺激した瞬間、アルは絶頂を迎えた。
873暁狐:2007/04/28(土) 18:28:39 ID:CjOoVxEw
「ああああぁぁッ!」
「くっ……!」
 膣内は今まで以上に締め付け、宗介もまた、アルの膣内に精液を噴射した。
「――――ッ!!」
 目を見開き言葉を失うアル。
 流れ出る精液はアルの膣内を満たして、結合部から外に流れて布団を汚す。
 自分の中に宗介の精液が流れる感覚に、アルは無意識に笑みを浮かべた。
 射精はしばらく続き、終えると宗介はアルと繋がったまま彼女を寝かせる。
 そして、今度は宗介が腰を動かしアルを攻め始め、絶頂を向かえ敏感になっているアルは再び喘ぎだした。
「ああぁッ! そーすけぇ、きもちい、い?」
「あぁ、アルも気持ちいいか?」
「うん。だから、もっと、して……あんッ、はぅッ……!」
 今度は正常位でお互いを求め合っている二人はもう止まらない。
 宗介も、もう我慢するのはやめた。
 何より昨日もうやってしまったし、魅力的な女性であるアルと暮らしていれば、こうなる事も多少だけど予想はしていた。
 我慢は体に良くないし、今はもうアルも宗介を求めているため合意の上なので、背徳感もあまり無い。
 遅かれ早かれ、アルとはこういう関係になっていたのかもしれないと、宗介は自分に言い聞かせながら腰を動かしていた。
「そーすけ、スキ……」
 その最中、白虎に教わった言葉を言いながら、アルは両手を宗介の背中に回し引き寄せ、両脚を腰に回す。
 そして再び、宗介はアルの膣内に精液を放った……



 それから数時間が経った。
「ぐがー、ぐがー……くおぉぅ……」
「ん……そ、すけ………スキ……」
「今日は帰ろうか、玄武?」
「……うん」
 今日もアルと遊びに白虎が玄武と共に訪れた。
 だが、窓を開けると、お互い抱き合いながら眠っている宗介とアルの姿。
 宗介は頭痛がして微妙に苦しそうな表情を浮かべるが、アルはとても幸せそうな表情で眠っている。
 そんな二人を見て、白虎と玄武もまた自分の主に甘えたくなり、そのまま静かに家に帰っていきましたとさ。
874暁狐:2007/04/28(土) 18:32:13 ID:CjOoVxEw
―終―

うん、長かったですね。間も空いたし……orz

次は龍神・高於の神と書きましたが、もしかしたら狐や虎になってしまうかもしれません。
875名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 19:07:18 ID:OwfAICDT
次回作は狐や虎?
バカ言えよ!なぜ僕がよみたがるんだ?エロはもう十分なんだぜ!
前にも言ったが『次回作』とか何とか言ってないで・・・・・・
さっさと普通の小説家になれってのはかわらない意見なんだぜ・・・・・・
フン!


ああ!わかったよ!最後だから本心を言ってやる!
さびしいよ!僕だって行ってほしくないさ!
つまり神超GJ!
876名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 19:40:33 ID:tqNhXYOr
>>874
GJ!
>>875
ツンデレ乙www
877名無しさん@ピンキー:2007/04/28(土) 20:57:46 ID:Ed9MIDTo
>>874
GJ!
執筆速度が遅かろうが早かろうが
俺はいつまでも逆レ物を待ち続けているんだぜ


>>875
ツンデレ漫画家乙wwww
878学生くまさん:2007/04/29(日) 00:08:23 ID:ZA3Ry2TB
書きあげたクドリャフカ、銭湯の龍神さまがHDDごと消えた…orz
今まで集めた音楽や動画や画像がオシャカ。
マジで凹むよ(´・ω・`)


なんか去年の暮れのバイク事故からずっとツイてないな…。
白蛇巫女さんにお祓いしてもらってくる(`・ω・´)
879名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 00:37:27 ID:xAErpMC/
>>874
GJ!俺はどれからでもいいぜ!



>>878
ドンマイ……俺はそれしか言えないぜ…
880名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 02:46:45 ID:pisOP02I
>>878
全俺が泣いた・・・・・・・・
881名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 14:34:10 ID:cfCH0Qo5
俺の執筆の遅さは世界一ィィィ!
今日か明日中に投下したいんですが、かまいませんね!!
>>878
白蛇さんに肉蛇食われに行くのか。
これが本当の、スネーク・イーター・・・・・・か。
882373:2007/04/29(日) 14:51:51 ID:/tE+wcPg
>>878
自分もついこの間似たような事をやらかしたからよくわかる……
なら、発想の転換だ!
消えた文の欠点を改善し、より良い作品に出来ると考えるんだ!

え―、失礼しました。
さて、前投下した物の続編を書くかな……
883暁狐:2007/04/29(日) 16:11:58 ID:GNXOSNwj
俺、再び参上!やっぱり龍にしました。
注意点として、また分割投下です


 京都にある貴船神社、その奥宮にはある神が祭られている。
 名を、高於加美神(たかおかみのかみ)という、龍神である。
 その龍神の神気が感じられなくなった……そう優奈に伝えられたのは昨晩のことだった。
 少し様子を見て来いと、使いの天后の口から当主の命令が下る。
 優奈にとって、当主の命令は絶対である。
 逆らうものなら、最悪干乾びて死ぬ危険性もあるのだ。
「うーん……」
 そして翌日、優奈は少ない荷物と妖刀・魂剛を持ち貴船に訪れた。
 優奈達、神崎家の人間やそれに属する九尾には高於(たかお)と呼ぶことを許している高於加美神は、本来は貴船の奥宮にいる。
 丁寧語で呼べば、眩い白い光とともに白銀の身体に綺麗な青い瞳の龍が現れるのだが、優奈が呼んでも高於は現れる気配はない。
 それどころか、たしかに当主の言ったとおり、出ずとも感じる人は感じる高於の神気がまったく感じることが出来ない。
「おかしいな……」
 まわりは不気味と言えるほど人がおらず静まり返っている。
 やはり何かがおかしかった。
 人がいないにせよ、自然の多いこの場所で鳥の声すら聞こえないのは不自然だ。
「優奈様」
「あ、天一、どうだった?」
 優奈が辺りを見渡していたとき、彼の背後から静かな女性の声がし、優奈は振り向いた。
 そこには、金色の9本の尻尾と金髪の髪の毛と同じ色の狐耳を生やした九尾の狐、天一が少し険しい表情で立っていた。
 今回、優奈は四聖獣達は連れてきてはいない。
 高於の神と同じ、神に近い存在であるらしい彼女たちは揃って行きたくないと言い張ったのだ。
 なぜかは聞かないでと、優奈に伝え各自室に閉じこもってしまい、今回は元々同行することになっていた天一と二人っきりなのだ。
「どうしたの? 何かあった?」
 天一の真剣な表情に、優奈も魂剛を握る手を強く握りなおしながら、真剣みのある声で訊ねた。
「はい。やはり、何かがおかしいのです。動物も人間も、妖怪や霊すらも感じることが出来ません。まるで、ここには私と優奈様しかいないようです」
「何もいない……ゴーストタウンってやつかな」
「……でも、優奈様と二人きり……」
「ん? 何か言った?」
「い、いえ! 何でもありません」
 天一が顔を赤くしているのは大好きな優奈と二人きりだからだが、当の本人は気づいていない様子。
 霊や力の弱い妖怪は、高尾の神の結界により貴船に入ることは出来ないが、人間や動物がいないというのはやはりおかしい。
 ゴーストタウン化した貴船神社……優奈の危険や何か大きな力に反応し震える魂剛も震えないあたり、本当に生き物はいないのだと優奈は思っていた。
「……よし、一度本宮に戻ろう。僕達だけで対処できないことがあったら、一度戻るしかないし」
「え……あ、はい、戻るんですね……」
 この場にいてもどうしようもないと判断した優奈は、一度貴船神社の本宮に戻ると言う。
 その言葉を聞き、せっかく二人きりなのにと思ってしまい、天一の狐耳と尻尾は少し垂れ下がった。
「どうしたの? 元気ないよ?」
「な、何でもありません……はぁ」
「??」
 元気なくトボトボと歩き出した天一の後姿を見ながら、優奈も歩き出そうとした。
 その時だった……二人の背後が光り、優奈が持っている魂剛が激しく震えだす。
 二人は驚き後ろを向く……更に驚くことになった。
『ほう、お前か……』
「た、高於の神、さま……っ!」
 優奈たちの前には、白く光り美しい白龍が、艶な声を響かせそこにいた。

―続―
884暁狐:2007/04/29(日) 16:13:42 ID:GNXOSNwj
なるべく早めに投下しますので。

あと九尾の天一は脇役です。

では
885名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 18:01:27 ID:xCWx3lSc
今 度 は 優 奈 か
流石BIGBOSS 、住人の萌えるキャラを良くわかっているっ!!
ソコにシビれる憧れるゥゥゥゥーーー!!!!
GJ
886名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 18:14:44 ID:cfCH0Qo5
神に一つ質問したいのですがよろしいですか?
神はネタが浮かばないとき何をしますか?
887名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 18:54:09 ID:xAErpMC/
>>885
 男 だ ぞ ?
888名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 18:55:02 ID:veENyQiS
>>886
何かした所で、『ネタ』が浮かぶワケないじゃないですか…。ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから。
マジレスすると、ちょっとしたキッカケがあるだけ。
それが夢だったり、人との会話の中で出てきた単語だったりする時があるのは俺だけでいい。
889名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 19:07:53 ID:cfCH0Qo5
>>887
『だからいいんじゃあないか』
>>888
神!!
職人!・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
し・・・失礼ですが神としての証は
890名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 19:17:10 ID:ZA3Ry2TB
>>889
証のあるなしに関わらず聞いておいた方がいいんじゃない?
891名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 19:26:44 ID:cfCH0Qo5
>>890
わかってます。
それよりこうして神と会話できたことに感謝します。

どうしよう・・・・。
『それにしてもこのQ太郎、ノリノリである』以降思い浮かばん………。
892名無しさん@ピンキー:2007/04/29(日) 19:45:12 ID:veENyQiS
>>891
まだ神ってレベルじゃねーよwwwだが…証がいるなら>>827と言っておこうッ!
散歩でもしてみるといいんじゃないか? せっかくのゴールデンウィークで休みだし…。
893名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 00:33:45 ID:hGPczDdc
>>878
“ひみつちょう”がある限り何度でも立ち上がれるさ!
894名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 10:49:21 ID:KpYN67D+
話は変わるがおまいら蒼見鳥ってところのSS知ってる?
そこの竜娘がなかなかにつぼなんだが・・・・
895名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 10:50:35 ID:KpYN67D+
あっ・・でも男も亜人だった・・・・・すまんスレ違いで・・・・
896名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 11:05:07 ID:hGPczDdc
>>895
問題ない。擬人化した凶暴な♀動物にレイプされてれば良し。
逆レイプってある意味『弱肉強食』の世界だしなw
897名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 12:13:46 ID:Jpzn4PMJ
いつだかの日本バチと西洋バチの奴とかな
牝生物が擬人化して逆レしてれば
牡が何だろうと基本おk
898名無しさん@ピンキー:2007/04/30(月) 18:00:00 ID:8P8SvB16
スズメバチとミツバチ?
899名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 00:47:04 ID:nUWjxcNC
さっきそれで抜いてきた。

さてみんな、今まで使った作品を申告してもらおうか。
900名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 00:51:01 ID:OAegQ3xc
蛇。
901名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 01:47:45 ID:j0Xwt7sQ
蛇、虎、猫、犬、鳥、牛
902名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 02:49:54 ID:sE/jNIIR
ほぼ全て
903名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 02:54:36 ID:z4FfTaf4
隻眼の大神、じゃなかった狼。
904名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 03:00:56 ID:tywWVIsh
ライオン1、狐(鼬有り)、青龍、百舌など

あとグランゾンのゼロカス化にちょっとワロタ
905名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 08:11:15 ID:nUWjxcNC
重たい話やダークな展開の話はあまり使う気にならないな…。普通に読む分にはいいけどね。
希望としては王道展開でもいいから、萌える方がいいというかなんというか。
906名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 14:21:39 ID:jmzxkNPb
結論から言うとつまり、みんな性欲をもてあましてるわけだ!
907名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 14:28:51 ID:OAegQ3xc
ぶっちゃけ、ここってエロよりもネタメインだしなー。
908名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 14:46:26 ID:jmzxkNPb
>>907
少なくとも俺は1%のエロと99%のジョジョを目指してる。
909名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 15:08:35 ID:tywWVIsh
>>907
ネタメインというと…エロより、それに入るまでの話メインってことかい?
910名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 15:38:54 ID:nUWjxcNC
>>909
抜きゲーと泣きゲー、鬱ゲーの違いみたいなもんだ。
911暁狐:2007/05/01(火) 18:07:06 ID:iIhXC6UL
>>883の続きです

 優奈と天一が振り向いた先、そこには神々しい雰囲気を漂わせる白い龍の姿があり、奥宮の屋根の上にいる。
 長い身体は白というより白銀という感じで、目は青く美しく、一本の腕には丸い龍玉を持っている。
 女のような艶な声を出し優奈を見つめているこの龍こそ、優奈達が探している高於加美神なのだ。
「ど、どうして……」
 天一が思わず声を上げてしまうのも無理はない。
 今は身体が痺れるほど感じる神気が、つい先程までまったく感じることも出来なかったのだから。
 今まで姿も神気も隠していたのか、それとも何処かへ行っていたのか。
 どちらともありえる話だ。高於の神は意外と気まぐれなので、偶に何処かへ行ってしまうときがある。
「あの、高於の神さま……今までどちらに?」
 その問いを、優奈が代表して高於の神に問うと、気まぐれな龍神は少し微笑みながら口を開けた。
『そこのお前……たしか優奈だったな。もっと近くに来い』
 答えになっていない。命令口調で優奈に命令する。
 優奈は困惑するが、何をされるか分からないのでその場に立ったまま。
 その神に逆らう的な行動が少しばかり高於の神のカンに触れ、高於の神の瞳が光る。
 すると、優奈の身体が浮き吸い寄せられるように強制的に神との距離が縮まっていく。
 その際に、優奈は魂剛を手から離してしまい、魂剛は情けなく地面にひれ伏しカタカタ震えていた。
「うわあああぁ!」
「ゆ、優奈様ぁ〜!!」
 神により吸い寄せられ、勢いよく地面に着けられた優奈を追いかける天一。
 だが、彼と数メートル離れたところで、何か壁のようなものに当たり少し飛ばされる。
 天一は起き上がり、更に優奈救出を試みるも、何度やっても壁のようなものに当たってしまう。
 目では見えないが、高於の神が天一では突破できないであろう強力な結界である。
 結界は優奈を中心に球体になっているため、360度防がれてしまった。
「優奈様! 大丈夫ですか!?」
「う、うん、大丈夫。高於の神様、これは一体どういうことですか?」
 ゆっくりと起き上がり、心配そうに声を上げる天一に笑顔で返した後、自分を見下ろす高於の神に問う優奈。
 その口調は真剣そのものであるが、自分より遥かに力が弱い相手なので高於の神は余裕なままである。
 やがて龍神の姿が霧のように消え、優奈の目の前に雨のような細かい光りが降り注ぐと同時に、彼女は現れた。
912暁狐:2007/05/01(火) 18:07:45 ID:iIhXC6UL
「そう怒るな。可愛い冗談というやつだ」
「可愛くはないと思います!」
「うるさいぞ、そこの九尾」
 光が収まり、出てきて早々天一に指をさして指摘する一人の女の子。
 服は一枚の白い布と露出の高い格好をし、彼女の隣に水晶のように丸い玉がふわふわと浮遊している。
 白銀の長い髪は一つに束ねられ、青い虹彩が綺麗な相当美しい、優奈と同年代を思わせる女の子。
 優奈、天一はすぐに女の子の正体に気づいた。
 人の姿になろうとも感じる神気は間違いなく、高於の神のもの。
 つまり、高於の神が龍から人の姿、人型(じんけい)になったである。
「あの……どうして人型に?」
 しかし何故人型となったのか分からない。
 何かの事情がありそれを話すだけなら、龍の姿でも十分なはずであり、むしろ自分を結界に閉じ込める意味も優奈には分からなかった。
 だが、それはすぐに嫌でも分かることになる。
 高於は妖艶に微笑み黙ったまま、ゆっくり優奈に近づいていく。
 地面は砂なので高於が歩くたびに、ザッと音が鳴り、何となく嫌な予感がした優奈はしゃがんだまま後ずさる。
 しかし、すぐに結界という壁に背中がつき、高於に追い詰められた。
「あ、あの……高於の神さま?」
「せっかくお前の年齢に合わせてやったんだ、人型の時は高於と呼べ。ふふ、相変わらず可愛い奴だ」
 高於は微笑みながら、徐にしゃがみ前かがみになり優奈に近づいていく。
 どんどん高於の顔が近づき、優奈は顔を真っ赤にさせ、ついには高於に抱きつかれた。
「な、なっ……た、高於さま!?」
「ゆ、優奈様! た、高於の神さま、優奈様に何を!?」
 暖かい感触が包み込むような感触に、優奈は戸惑い、天一は混乱する。
 そんな天一に、高於は勝ち誇ったような笑みを見せると、優奈を開放し彼の頬を両手でつかむ。
 優奈が横目で高於の手を見た……その瞬間、高於の唇が優奈の唇と重なった。
「んッ!」
「なッ!!」
「ふふ……んむッ」
 これまでの経験上、こうなることも予想済みであった優奈だったが、いざされるとやはり驚き身体を硬直させてしまう。。
 天一にいたっては驚きを通り越し半放心状態である。
 そんな二人の反応を楽しんだ高於は、さらに優奈の口内に舌を入れ絡ませる。
 優奈の口の端からは唾液が一筋流れ始め、優奈は目を瞑り涙を溜めていたが、高於の両肩を掴み引き離した。
「ちょ……いきなり――」
「逃げることは、ないだろう?」
 しかし引き離した瞬間、高於は優奈の両手を払い強引に唇を押し当てた。
 再び引き離そうとするが、今度は何らかの力で身動きがとれず、一方的に舌を絡ませられる。
 しかし、それでも優奈の股間はどんどん膨らんでいた。
913暁狐:2007/05/01(火) 18:10:34 ID:iIhXC6UL
―続きます―

なんとも中途半端な終わり方ですが、次はエロ入ります。
914名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 18:14:18 ID:nUWjxcNC
グラッツェ
もうね、一体どうすればそんなに早く書けるのかと小一時間(ry
いつも携帯で投稿してるの?
915暁狐:2007/05/01(火) 18:20:12 ID:iIhXC6UL
>>914
前まではパソコン。一度だけ携帯から投下したこともあります。
現状は携帯で文章化してネットカフェで書き投下してる状態です。
916名無しさん@ピンキー:2007/05/01(火) 18:26:01 ID:jmzxkNPb
性欲をもてあます性欲をもてあます性欲をもてあます
>>股間のレイブンはどんどん膨らんでいた。
神様超GJ!
1000までに投下したいなと思う今日この頃。
917名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 09:07:23 ID:j5iUInLl
ウップス…!

本当にここの聖人達は焦らすのが好きだな…

期待して待ってるぜ!
918名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 16:25:55 ID:LgQQ7eez
えちぃ文章って勢いよく書かないと無理だよね…
919名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 17:08:17 ID:rYHHtEh0
>>918
途中で我にかえると悶絶して絶対続きはかけないよなw
920名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 17:17:37 ID:nlNGtnLX
一晩寝かせただけで黒歴史テキストになる
921名無しさん@ピンキー:2007/05/02(水) 18:08:34 ID:hpugcgNX
新スレはもう一作品ぐらいでてからかな?
922名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 00:19:50 ID:E81HP49e
ところで容量は大丈夫なのか?
エロパロでSSもそれなりにあって
かつ900越えって結構珍しいな
923名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 00:36:46 ID:N81Rlv0q
このスレで900越えをしたのはこれが初めて
924名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 00:59:56 ID:cA3ObKhI
こうなったら1000までいこうぜ
925名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 03:10:54 ID:yALGRG/5
残り75レス44KB。
926名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 10:29:18 ID:A9jThuiH
投下したいんですがかまいませんね!
ついでにエロ描写はありませんが、かまいませんね!
927学生くまさん:2007/05/03(木) 10:55:31 ID:TCuF7o6t
>>926
できれば完投できた方がよくないか?俺もこのスレ中に完結できそうにもないけど…。
エロが恥ずかしいんだよ!
928名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 11:04:24 ID:A9jThuiH

JとQ太郎が分かれてからまだほんの百数十秒しかたっていない・・・

2分程しかたっていない・・・・・・

−しかし−
後その半分にも満たない時間で最終の決着はつくであろう・・・

彼らを包み込む運命を止めることだけは・・・
どんなスタンドにもできないのだ・・・・・・

処女と奇妙に冒険

ピーキイィーン
「あ!」
Q太郎は何かを『感じた』。正体は分からないが、何かと『通じ合った』
「今Jったら家で俺のこと考えてる(はぁと)」
「今・・・親友と心が通じ合った感覚があったぜ(はぁと)」
・・・はっきり言って通行人に吐き気を催すものである・・・
そして周囲を見回し彼は眼にも留まらぬ速さで懐から人形−
ダービー、ザ、プレイヤー出てくるようなグロテクスな人形を取り出した。
「お前はどうなんだい?僕と友達になって幸せだろ?」
・・・人形に話しかけている・・・。
「いい人生送ってきたかい?ん?なんだってJ?」
もしここで誰か通行人がいればほぼ通報したであろう。
そう、通行人が『いれ』ば?
「『うん良かったよ、Q太郎ォ』」
・・・裏声を出し人形を演じている・・・
「そーかそーか、かわいいやつだなぁ〜〜ン、よしよしよし。」
・・・そしてその人形に抱きついてやがる・・・
「え?何だって?『今日は親がいないから寂しいよ〜』だって!?」
・・・正直な感想を申し上げると気持ち悪い・・・
「俺はおめーのような寂しがりやほっとけといったんだがな………」
ここでやっと普段のQ太郎の声に戻った。
「親がどうしてもくっついてやれっていうんで……きてやったぜ。」
『Q太郎・・・・・・!』
なぜそこで裏声を出すッ!
「やれやれだぜ」
・・・それにしてもこのQ太郎、ノリノリである・・・。
929名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 11:19:08 ID:A9jThuiH
Q太郎はその場で回れ右をし、すぐさま今来た道を戻り始めた。

「ンッンー♪実に!スガスガしい気分だッ!」

「歌でもひとつ歌いたいようないい気分だ〜。フフフフハハハハ。」

「子供の時から奴を知っているが・・・これほどまでにッ!」

「絶好調のハレバレとした気分はなかったなぁ・・。フッフッフッフッフ」

「奴のおかげだ。本当に嬉しいッ!最高に『ハイ!』って奴だアアアア」
親友と同じように事を叫びながら、Q太郎は先ほど二手に分かれた所に戻った。
そして、スタープラチナより精密な足取りでJの進んだ道へと進んだ。
「アハハハハハハハハハハハーーッ。」
だが、彼の最高に「ハイ!」な冒険は8秒後一度終わることになる。
930名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 11:34:44 ID:A9jThuiH
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ。
そこには…Jたちの通う学校の制服の切れ端と金色に光る毛が落ちていた。
(な・・・なんだ!?この状況は!?慌てるな・・・素数を数えるんだ・・・)
内心はかなりパニクっていても口から出るのは落ち着いた冷静な声だった。
「いる。Jの衣類の切れ端だ。この道をJは通った!」
「そしてお前はこれ以上私に近づくな。狐。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
そーっと後ろをQ太郎は振り向いてみた。
するとそこには180cmはあるJを片手で持っている全裸の少女がいた。
頭から鋭く尖った耳が『生えて』おり、どこか高貴な印象を与えさせた。
(えー嘘!マジでいたよー。あの黄色っぽい毛から狐と思ったけど・・・)
(言った瞬間柴犬かも?って一瞬深刻に悩んだのに!)
とか何とか内心思いつつもQ太郎は顔色一つ変えず少女を見ていた。
そして、目が合った。
931名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 12:11:34 ID:A9jThuiH
その瞬間、金縛りにかかったように、体が動かなくなった。
(い…いったい……何が起こったのだ…。やられてしまったのか……)
(う…動けない……。だめだ…DIOのようだ。)
(声も出ない。指一本さえ動かせない…)
Q太郎は動けないのに背後から蹴られるDIOの気持ちを理解したと思った!
(今日本は5時15分(位)か…カイロは時差があるから夜の12時頃か…)
別に両親がカイロに住んでいるわけではない。つーか家に両親はいる。
ただ生命の危機を感じた時Q太郎は、特に意味もなくカイロの事を考えた。
(父さんと母さんは何をしているのだろう…もうねむっているのだろうか?)
(心配かけてすみません。)
Q太郎が最後に思うこと…それは日本にいる両親のことではなかった。
両親のことを深く思ってはいたが、最後に浮かんだ「奇妙な疑問」の前に
両親たち達への思いは吹っ飛んだ。
(この女・・・なぜ全裸なのだろう?)
(いや・・・その前になぜJを襲ったのだろうか?)
こいつが人外の生物なのはよく分かる。
頭から生えている黄色い耳と『雰囲気』で十分理解できる・・・・・・。
(なぜ・・・Jを・・・?)
Q太郎は目を瞑り死ぬ前に頭の中の考えを整理しようと努めた。
(J・・・『J』・・・『男子高校生』・・・『男子』・・・『男』!)
(女・・・『女』・・・『全裸』・・・『全裸』・・・?)
(『男』+『女』+『全裸』!)
(わ・・・・・・・・・わかった・・・・・・・・・ぞ・・・)
(な・・・なんてことだ・・・・・・・・・)
(それしか考えられない……・・・「精」だ・・・・・・・・・)
(やつ・・・は「精」を奪いに来たのだ・・・・・・・・・)
932名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 12:54:18 ID:A9jThuiH
(だ・・・が・・・)
そこでQ太郎の頭にひとつの疑問が残った。
(なぜ・・・体が動かないのだろう?)
相手が人外の生物とはいえ目が合った瞬間催眠をかけれるものだろうか?
先ほどの『J』から奴が「精」を奪う化け物発想しただけでかなり頭を使ったのである。
今のQ太郎の頭に奴の催眠のかけ方など思いつくはずも無かった。
(理解不能!理解不能!理解不能!理解不能!)
何度考えても理解不能になるので
−そのうちQ太郎は、考えるのをやめた。

Q太郎と少女が邂逅してまだ10秒もたっていない。

それなのにもう勝敗は決したようなものだった。

いや、『戦い』があったのかどうかさえわからない。

Q太郎は少女の前に立っていた。

だが、もうその目に光は宿してはいなかった・・・・・。
933名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 14:33:22 ID:Q+0f23Lh
お前はもう出てくるな
934名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 14:37:45 ID:4W4+HFvP
ヘイヘーイ!

スルーするー。
935名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 15:39:13 ID:A9jThuiH

そこで少女は口を開いた。

『フン。やはり下等生物ごときには刺激が強すぎたか・・・』

明らかにQ太郎を見下した言い方だった。

そして又鼻で笑い口を開いた。
『いい事を教えてやろう。まあもう聞いてはおらぬがな・・・。』
『お前はなぜ体が動かぬか不思議がっていたな?』
『我ら一族は狩りに出るとき必ず頭に薬を塗っておくのだ』
『その薬を嗅いだ下等生物は体が動かなくなる』
『ただでさえ愚かな頭も頭もろくに回らなくなる』
『そして最後は・・・・・・呼吸すら自力で行えず死ぬ』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
『しかし、お前をこのままここに放置して誰かに見つかるのも面倒だ』
『贄は一匹いれば十分。しかしお前は気に入ったから特別に連れて行ってやる」
そういうと少女は片手でQ太郎を持ち上げ、闇に消えていった・・・。



TOBECONTINUED
936名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 16:37:42 ID:E81HP49e
乙!

俺はネタの多用に頭を抱えつつ
なんだかんだで応援してる
937名無しさん@ピンキー:2007/05/03(木) 22:47:57 ID:6gW4eIVc
ある日、某ロボットアニメを見た後寝たら、

ライオンとモグラ×2と海豚と鯱と翼竜娘達に性的な意味でファイルフュージョンされる夢を見たんだ
938名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 00:42:42 ID:CZfbqg5V
スパロボ的に説明すればゲッター線を使えばあり得なくもない状況だ。
939名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 00:43:55 ID:tC8fMMu3
地球を取るか愛を取るかだな。
940名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 00:55:48 ID:cbVhCnFG
>>933-934
スルーするのは大いに結構だが、わざわざ書き込む必要はないんじゃないか?
どんな形にせよ新しく参入する人は生暖かく見守るべきだと思うが。
あの作品は『ジョジョネタ多し』って宣言した上で住人も読みたいって言った訳だし。

エロシーンに期待しようぜ!

>>935
乙。ただエロシーンにジョジョネタは使わない方がいいかもしれんね〜。
エロシーンが荒木絵になってしまうぞwww


昨日やってたNHKの『プラネットアース』を見てて思ったんだけど、
最近ああいった自然・動物モノをまともな視点で見れない自分がいる…orz
ペットショップにもよくいくようになったし…。

やばいな、俺。
941名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 01:06:04 ID:12eDv9vT
>>937
あえていえば鯱じゃなくて鮫のはずだ
942名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 02:32:57 ID:jJKlRAJi
>>937
んで最終的に三つ子の宇宙船娘プラスワァンとクラッシャーコネクト(らめぇ、壊れちゃうぅっ!)すると云う怪電波を受信してもうたんだがどうしてくれるw
943名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 07:18:37 ID:s+42bncN
>>942
ギブアップせい
944名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 10:51:18 ID:9LG99vaX
とりあえず次スレ用意しときますた。

擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【5匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178243371/l50

あ、ナンバリング漢数字じゃなくて半角で書いちゃったorz
945名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 11:52:08 ID:84TqAJdK
>>944
946名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 18:40:54 ID:CsgNbsT0
>>933-934
すみません。
普段から神の小説を読んでいる貴方達には俺の小説はゲロ以下の存在で、
新参者の上下手糞な俺が邪魔な存在のはよく分かりますが、
どうか無視してやってください。
貴方達の貴重なレスは神に対する賛美のためお使いください。
ただ俺は貴方達に批判してもらってとても嬉しいです。
>>936
そのままなんだかんだ応援してやってください。
ただ下手糞の俺からジョジョを取ったら何も残らない!
と思っていただこう!
ジョジョがあっても全く面白くない!
とも思っていただこう!
>>940
エロシーンはギャグとノリだけでやる!
と思っていただこう!
後保管庫で神のヤドカリ娘を拝見させていただいたら、
禁断のネタを思いついてしまったよ。
ただこのネタを使ってしまうと、自分で自分を軽蔑してしまう!
と思っていただこう!
>>944

947名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 18:53:19 ID:3mhzunxz
やっぱうぜぇ
弁明にまでネタ使うか?
常識的に考えて

てか一々反応せずに黙って投下しろって
一応この後の展開にwktkしてるんだから
全部終わるまでに逃げたりしたら
承知しないんだからねっ!
948名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 18:55:19 ID:LPy55hrB
ツン→デレ
949名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 19:09:39 ID:CsgNbsT0
>>947
あなたに「うぜぇ」といわれて……
なんていうか……その…下品なんですが…フフ…… 
『勃起』………しちゃいましてね…………
950名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 19:54:18 ID:CrIm9zJW
>>949
久々にウザがれる典型的な書き手を見たよ
優しい住人がいるうちに
引っ込んで続き書いた方がいいぞ
951名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 20:05:29 ID:9AO5XDmQ
キラ・ヤマト乙
952名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 20:23:13 ID:FNmp4IQd
このスレにニュータイプが紛れこんでいるとは…
953名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 21:50:55 ID:ye7cIMJ9
過剰反応して空気悪くする奴も少しは自重して引っ込めよ・・・・・・と
954名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 23:26:19 ID:cbVhCnFG
まあいろいろな意見が出るほど大所帯になったのはある意味では嬉しいな。

そんな事より今日、田舎で猪に出くわしたんだ。俺が山で昼寝してて目を開けたら目の前に猪がいたんだよ。土を掘ってた。
俺と目が合うとなんか鳴き声をあげて逃げていった。

猪娘ってどんな娘だろ?猪突猛進に突き進んで、ふと我に返ると真っ赤な顔して逃げてくような感じかな?
955名無しさん@ピンキー:2007/05/04(金) 23:39:24 ID:2XLj6Prx
>>954
それなんて素直ヒート?
956名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 00:27:12 ID:CEB2ef3x
猪娘「私は!お前が!!好きなんだあぁぁぁぁぁ!!!」
男性「やめろ恥ずかしい。人前だぞ」
猪娘「えっ!ひっ…ごめんなさい…」


こうか
957名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 00:35:14 ID:wF3/Q/WQ
>>956
君は…破廉恥な男かもしれん……。
つかこのスレのスパロボ人口はわりと異常
958名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 00:50:23 ID:p0nvbFuw
猪娘か
フルバ思い出した
959名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 01:58:43 ID:XZG5edyh
>>958
俺漏れも
960名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 02:09:33 ID:XnOyhPIm
このスレはもう埋めでいいの?
それとももうちょい使うの?
961名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 08:22:23 ID:QD1ZnUBl
猪娘の投下待ちだ。
なんというか、元気な島っ子みたいな感じ?

新海誠の短編連作映画「秒速5センチメートル」に出てくる種子島の女の子に大層萌えたので…
962名無しさん@ピンキー:2007/05/05(土) 14:59:32 ID:e9KnFzo1
>>950
お言葉に甘んじて、
そうさせていただきます。
>>954
ツンデレ娘。
963 ◆NECOu2TzHg :2007/05/06(日) 02:59:28 ID:3RhNe6lc
誰も覚えてないと思いますが猫投下します


股間の生暖かい感触で目が覚めてくる。
まさかこの歳になっておねしょなんてするはずもない。
次第に意識が覚醒していくが水っぽい感覚もある。
ややぼんやりとした視覚で掛け布団が妙に盛り上がっているのがわかる。
朝勃ちでもここまでなるはずもないというより人一人入ってるような気がする。
掛け布団を取ってみたらまさにその通りで裸で肉棒をくわえている女性の姿があった。
薄茶色で肩まで伸びた髪にスレンダーな体そして人間には無い猫耳と尻尾。
布団を取られたのに驚いたのかこちらを見上げ目が合う。
整った顔立ちは美人と言うに相応しいがどこか少女のあどけなさが残っている。
「おはようございます♪」
「だ、誰ですか?」
それが彼女との初めての会話だった。
「小雪です。可愛がってくださいね。」
ぺこりと小雪と名乗る女性は丁寧なお辞儀をして再開する。
「あの〜小雪さん、なんで朝から僕のものを咥えているのでしょうか?」
「そうですね〜進さんのおちんちんがおいしそうでしたので。」
「答えになってません。というかなんで僕の名前を知っているんですか?」
「まあそう固いことおっしゃらずに」
ひょいひょいと僕の質問を受け流しまたしゃぶりはじめる。
かと言って僕もきもちいいのでやめてくださいなんて言えない。
首を上下に動かし口の中でざらざらの舌を亀頭と竿の間で往復させ左手で袋を優しく揉みしだく。
こんなフェラを受けたことは今までなかった。
というより奉仕的な愛撫をされたことがなかった。
ふと考えてみれば京ちゃんの愛撫は奉仕が目的じゃなく自分が愉しむのが目的と思える。
それはそれで好きなんだけど。
964 ◆NECOu2TzHg :2007/05/06(日) 03:00:04 ID:3RhNe6lc
二人の愛撫の違いに気づいたところではっとする。
いや眠っていた頭がようやく覚醒したと言うべきか。
これは浮気なのでは?
京ちゃんが見たとき何を思うのか?
幸いなことに京ちゃんにはまだ見られていない。
ここでやめればまだ間に合う気がする。
「やはりイクときはこちらでイって頂かないといけませんね〜。」
しかし小雪さんはやめてくれない。
それどころか自分の秘所に僕のイチモツを入れようとしていた。
「これ以上はもう・・・やめてください。」
入れられる寸前の懇願。
「うふふ、こちらのほうはそんなこと言ってないみたいですよ?」
小雪さんは楽しそうに唾液でべとべとになった肉棒をさすりながら返答する。
「これ以上は本当にまずいですって、もし京ちゃんに見られたら・・・」
「その時はその時ですよ♪」
小雪さんは僕とは逆に見られたいんじゃないかと思ってしまう。
「それじゃ今度こそ入れますよ・・・えいっ♪」
小雪さんは一気に突き入れた。
入ったと同時に小雪さんの膣内が歓迎する。
「あはっ、進さんのおっきい。ほら繋がってるところをよく見てください。」
と、結合部を見せ付けようとする。
それは聴覚だけでなく触覚でもだった。
まるで今は自分の物と誇示するようだった。
いや、今の僕は小雪さんの物と言っても間違いじゃあなかった。
現に彼女から逃れることができない。
騎乗位という体勢による物理的な拘束だけでなくすでに彼女から離れようという考えが無かった。
「ご主人様、もう起きてるー?」
不意に京ちゃんが部屋に入ってきた。
見られた、危惧していたことが現実のものとなった。
965 ◆NECOu2TzHg :2007/05/06(日) 03:00:54 ID:3RhNe6lc
「ずるいよ、小雪さん。勝手に始めちゃうなんて、ボクも混ぜてー。」
杞憂で良かった、心からそう思えた。
僕は胸を撫で下ろした。
そして京ちゃんは僕の顔の上に腰を下ろす。
舐めて舐めてと催促。
それに応えようとするもうまくできない。
射精が間近に迫ってくる。
それを小雪さんはわかっていたと思う。
射精を促すように腰の動きがどんどん激しくなっていた。
それが堰を切った。
ずっと我慢していたものが小雪さんの中で溢れんばかりに流れ出す。
いや実際に溢れた。
「いっぱい出ましたね〜。収まりきれませんよ。」
声から察するに小雪さんはすごくうれしそうだった。
「ねえ小雪さ〜ん。そろそろ変わってよ。」
京ちゃんが不満そうな声をあげる。
うふふふと小雪さんは笑いをこぼしながら京ちゃんと位置を入れ替わる。
なんだかまだ何かを企んでいそうだった。


小雪は今まで男を犯すことはおろか今のように奉仕することすらなかった。
野良である彼女は自身の姿をその日の気分で決めておりまさにその日暮らしといった生活を営んでいる。
そのため人の姿でいるときにレイプされることも少なくなく今までに一度として楽しんだ交わりはなく、苦痛にさえ感じていた。
そのため飼い猫の友達の話は常にうらやましいものでしかなかったのだ。
もともとSっ気が強い彼女にとって今は楽しくて仕方が無かった。
966 ◆NECOu2TzHg :2007/05/06(日) 03:01:47 ID:3RhNe6lc
ぐちゅぐちゅと蜜壺に中指と人差し指を入れ精液と愛液をかき混ぜる。
それをもう一方の中指と人差し指で花弁を広げしっかりと見せ付ける。
小雪さんはなにがエロいかということをよくわかっていた。
「進さんとわたしのミックスジュース・・・んんっ、おいしぃ。」
指を口元に運び舌で舐め取る。
指についていた汁を舐め終えるとさっきまで京ちゃんがしていたように顔面騎乗してきた。
つまり僕にも味あわせようということだった。
愛液と混ざっているとはいえ自分で出したものなめるのは抵抗がある。
だけど小雪さんは絶対にそれを許してくれない。
僕としては迷惑な話だけど二人とも精液が飲ませるのが好きなんだな。
さっきまで肉棒を入れてた膣内に舌を入れる。
愛液と混ざった精液はなんとも言えない味がした。
原液よりかは幾分マシだけどおいしいとはやっぱり思えない。
不意に股間のイチモツを包み込むあたたかい感触。
何度も味わっているけど京ちゃんの膣内は気持ち良い。
ずっと一緒にいるせいなのかはわからないけど相性がいい。
京ちゃんにあわせて僕も腰を動かす。
上下するにつれぐいぐいと締め付ける。
僕と小雪さんがしているところ見て、見せられてたまっていたのかもしれない。
今もまだ小雪さんの膣を舐めている僕への自己主張のように締め付ける。
京ちゃんと小雪さんの喘ぎ声がハモってきた。
どうやら二人ともイキそうらしい。
それは僕も同じだった。
叶うことなら三人一緒にイキたいと思っていた。
蜜壺から口を離しクリトリスを舌で転がしそれから吸い付いた。
小雪さんは軽く体を揺らし僕の頭に手を回し押さえつける。
その間に京ちゃんがイク直前に一際強く締め付け僕は射精した。
眼前に広がる雌のにおい。
察するに小雪さんも絶頂を迎えていたようだ。
967 ◆NECOu2TzHg :2007/05/06(日) 03:02:27 ID:3RhNe6lc
2ラウンド終わってへばっている僕をよそにまだ足りないといった表情を二人ともうかべていた。
向かって右側に京ちゃんが、左側に小雪さんが移る。
そのまま京ちゃんの左胸と小雪さんの右胸で僕のを挟みゆっくり扱きはじめる。
二つの形の違うおっぱいによる愛撫。
初めての感触に新鮮さを感じつつ僕のイチモツは固さを取り戻していた。
「ご主人様ってやっぱりおっぱい好きなんだね。すぐに固くしちゃって。」
京ちゃんの言う通りなんで返す言葉もなかった。
二人の胸の感触を楽しむのも束の間、不意にパイズリをやめる。
小雪さんが僕の下腹部に乗りイチモツを挟んで向かい合って京ちゃんが僕の脚の上に乗る。
そのまま抱き合い僕のを花弁で挟み上下に扱く。
入れているのとはまた違った感触。
上下するたびにクリトリスが亀頭にあたりその度に二人とも喘ぎ声をあげる。
文字通り二人に犯されていた。
痛いほどに自分のイチモツが怒張している。射精が近い。
「うふふふ、イっちゃえ!」
小雪さんの言葉に従うように達した。
それでも彼女たちは動きをやめようとしない。
出した精液が潤滑油となって動きが激しくなる。
運動量に比例するかのように与えられる快感も増してくるようだった。
頭の中はすでに真っ白。
二人に食べられた、そんな表現が似合う。
快楽が僕を咀嚼する。
抵抗できずただそれに身を任せるのみ。
過度の快感に耐えられずこの辺で意識が途切れた。
968 ◆NECOu2TzHg :2007/05/06(日) 03:03:24 ID:3RhNe6lc
再び目を覚ましたときには小雪さんの姿はなく京ちゃんが僕のそばに座っていた。
「あれ?小雪さんは?」
「帰っちゃったよ。ん〜でも野良だから帰ったって言うのかな?」
だったらここに残れば良いのに、というのが本音だけど言わないでおく。
京ちゃんの嫉妬が見たくないのか保身の為なのかはわからない。
ただ言っちゃいけない気がした。
「もう一回しようか?」
小雪さんに犯されたときにイってしまったことへの罪滅ぼしなのかただ単に口からこぼれただけなのか、
考える間もなく元気の良い返事とともに押し倒された。



「あらら、進さんまた寝ちゃったみたいですねー。」
言われて初めて気づいた。
それと同時に気絶するまで犯して言われるまで気づかなかったことに反省。
楽しいし気持ちよかったけどちょっぴり複雑なキブン。
自分だけの特等席のうえで楽しそうにしているのは直視できない。
例えそれが親友だとしても。
ご主人様も小雪さんもどっちも好きでどっちも大事。
でも気持ちよさそうにしている彼を見て嫉妬。
おいしそうに精液を舐め取る彼女を見て嫉妬。
3人でするのは楽しいけど2人きりでしたいという矛盾。
「こんな素敵な人と楽しくてきもちいいことがいつでもできるなんて京ちゃんがうらやましい。」
また言われて気づいた。
今まで当たり前のように独占していたことに。
すくっと立ち上がり、じゃーねーと手を振りながら小雪さんが部屋から出て行く。
それを見送って彼のそばに座る。
「いつ起きるかな〜?」
とりあえず寝顔を見ながら待つことにした。
969名無しさん@ピンキー:2007/05/06(日) 11:12:18 ID:mYVfSBWJ
GJ!

昼間から抜いちまった
970名無しさん@ピンキー:2007/05/07(月) 12:16:12 ID:e4n7QG3g
えっちだな
971名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 00:06:06 ID:0Qe8EGYI
ぶるぅぁ
972名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 00:26:30 ID:MSsSfS/H
穴子君は帰れ
973名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 03:15:02 ID:F7/Yvr8V
ェエエェイメェエエェン!!
974名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 17:55:13 ID:q2nUEUrO
残り26レスと21KB
使い切った方がいいよね?
975名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 18:20:47 ID:9/94aUmW
???「愛だと?ふざけるな動物ども」
976名無しさん@ピンキー:2007/05/08(火) 18:48:31 ID:0Qe8EGYI
>>972
漢に後退の二文字はねぇ!!
977名無しさん@ピンキー
>>968
ラストのほのぼのさがいいなー