ドラマと映画の総合スレッドです
投下の際は元ネタ・カップリング明記
エロありなしは自己判断
役者の話題はスレ違い
書き手は注意書き必須・読み手は気に入らなければスルーで共存しましょう
新クールの度に新しいドラマスレが乱立するので立ててみました
原作のありなしで境界が難しそうですが、なんとか活用したいです
需要が多いようだったら、改めてスレ立てもアリと思います
拾いきれていないので補完ヨロ
しかし原作メインでついでにドラマもあるみたいよ?なスレはどのくらい拾っていいものか
これだけではアレなので、早速投下
「あしたの、喜多善男」
森脇×みずほ
7 :
森脇×みずほ 1:2008/04/01(火) 00:56:24 ID:TEFt0XM9
「……もり、わき……」
掠れた声で名を呼ばれて、またどくんと胸が高鳴り身体中があつくなる。
その音色には甘さなんて微塵も含まれていないと知っているのに、ちゃちな征服欲を満たす錯覚を見せるに十分の湿度を持っていた。
熱に潤んだ黒い黒い瞳が、うつろにこちらを見上げている。
組み敷いた細い身体は、確かに熱を孕んで森脇を受けいれているはずだ。なのにその瞳はただ虚空を映すのみ。
骨ばった彼の手の動きに反応して、びくりと身体を震わせ吐息を漏らすのに、なぜこうも人形を抱いているようなのか。
常々抱いていた疑問の解答をやっと得て、森脇は眉根をきつく寄せた。
その表情の変化にもまるで頓着をせず、みずほは浅く早い呼吸を繰り返す。
「……ッ、」
ほとんど噛み付くようにかぷりと首筋に歯を立てれば、やはり身を強張らせて声を漏らして従順に反応をして見せるのに、それ以上は嫌がりもねだりもしない。
いっそ激しく森脇を拒否してくれたら、こんなにもみずほを憎まずに済んだかもしれないのに。
白いシーツに沈んだ華奢な身体の、隅々まで手を滑らせて舌を這わす。
この滑らかで透き通るような肌。乱暴に扱ったら折れてしまいそうなほど薄っぺらい身体。長くしなやかな四肢。すべてが作り物のようなみずほは、森脇の理想だった。
ああ、と胸の内で呟いて、唇を寄せる。
はっと眼を見開いたみずほが、素早く顔を反らした。つめたい指先が、森脇の唇に触れて拒否をする。
仕方なく森脇は、その青白くも見えるほほに音をたてて吸いついた。
下肢に手を伸ばせば、彼女の秘所は若干の潤いを持って興奮を森脇に伝えていた。
準備は決して十分でないそこに、指を突き立てる。
「っ、んんっ!」
痛みに身を引きつらせたみずほが、それでも拒否も甘受もせずにただその身体を震わせている。
――みずほ
決して口には出せぬ、愛しいその名を胸の中で幾度も繰り返し呼びながら、内部をかき回すように蹂躙する。
「……あ、や…ん! …………いや、いや…やだ!」
いやだ、とくちでは突っぱねて見せるものの、みずほのそこは、自身からとろとろとあふれ出た密により柔らかく溶け始めていた。
入口で抜き差しを繰り返せば、みずほがいっそう淫らに喘ぎながら身を捩らせる。
急に、みずほがずるりと森脇の愛撫から逃れるように身を引いて、その黒曜石の瞳でじっとこちらを見据えた。
それは、早く彼を寄越せとの無言の命だった。
こんなときでも、彼女は張りつめている。
最高に魅力的だ。
口元を歪めて笑みの形を取り、折れてしまいそうなほど華奢な肩を押してその身体をベッドに沈ませた。
乱暴なその扱いに眉根を寄せた彼女の、ちょうど眉間のあたりに唇を落として期待を高めてやる。
自身のいきり立った性器を、彼女の秘部に擦りつければ、挿入を期待してさらに蜜をあふれさせたみずほの腰が淫らに揺れた。
ぐちゃぐちゃと、卑猥な音をたててみずほと森脇が絡み合う。
8 :
森脇×みずほ 2:2008/04/01(火) 00:56:49 ID:TEFt0XM9
「……ぁ、はっ! ん…………も、りわき…や、も…やっ……はやく……っ」
その、焦れたような哀願は本心なのか演技なのか。
森脇には見極めが出来ない。
しかしそこが、またみずほに溺れる要因なのだ。
彼女を知りたい。もっと、知りたい。その仮面を剥ぎ取ってしまいたい。
素顔の彼女を見てしまえば、興味が失せる自分も承知していた。
それでも森脇は知りたかった。
知ることは、手に入れることと同義語だからだ。
ずん、と腰を突き上げた拍子に、あつくぬめる内部へと挿入を果たした。
「あっ……んん、ふ……」
腰を揺らす度に、乱れてあげて見せるこの嬌声はほんとうにみずほの本心なのだろうか。
「……森脇……っ、」
なぜ、そんな顔で手を伸ばして森脇を求めるのか。
この情交は判らないことが多すぎる。セックスとはなんと痛みを伴うのだろう。
「あっ……ああ!」
みずほのあかい唇からいっそう高い悲鳴が漏れて、ぎゅっと埋め込んだ自身の根元が締め付けられた。
最奥で動きを止める。みずほがびくびくと全身を揺らしたのちに、ぐったりと力を抜く。
その様子を細めた瞳で観察をして、同時に律動を再開させる。
「あ、やだっ…ん、んん! や、やあっ……!」
あまいあまい悲鳴を洩らしながら、みずほが森脇から逃げるように求めるように腰を揺らす。
きつく閉じたその眼尻には、涙がにじんでいた。
あつい身体とは裏腹に、冷えた心持ちで森脇は彼女を見下ろしていた。
みずほ、知ってる? 俺があなたを救ってあげたんだ。
みずほ、こっちを見て。
みずほ、俺が欲しい?
俺を求めて。
俺は、あなたのためならなんだってする。どんなことだって。
だから、俺を、
「森脇……っ、もりわきっ……んあッ、は!」
思考は艶やかな悲鳴にかき消された。
腕のなかのみずほは、ぽろぽろと真珠のような涙を流しながら、森脇の名を呼び背をのけぞらせ、息を弾ませる。
ぎゅっときつく握りこんだ森脇の指に、外さないままの指輪が食い込んだがその痛みさえも、甘く胸を刺激したのだった。
9 :
森脇×みずほ 3:2008/04/01(火) 00:57:10 ID:TEFt0XM9
*
「おはよう」
いつものクールな声音。クールな表情。きつく結いあげた髪と喪に服した真黒な服。
仕立てのいいその洋服に包まれた華奢な身体が、どれだけ官能的に鳴くか知る人間がこの世にあと何人いるのだろう。
明日あの男が死ねばまた一人減る。
森脇は瞬きの合間に、心地よい想像に浸る。
「何がおかしいの?」
知らず浮かんでいた笑みを自分の前に立ち止まったみずほに指摘されて、慌てて曖昧な微笑みでごまかしていいえと呟いた。
「いえ……ただの思い出し笑いです」
「……そう」
みずほは颯爽と身を翻すと、いつものように革張りの豪奢なチェアに腰をかける。
「……森脇、今日の予定を」
「ありませんよ」
「え?」
デスクを回りこんで、みずほの真横に佇んだ。
くるりと椅子を回転させて、みずほがチェアに身を沈めたままこちらと対峙した。
黒曜石のようにきらめく瞳が、まっすぐにこちらを見上げている。
膝を、みずほの腿のすぐ横に乗り上げた。
このイスは、前社長がわざわざイタリアから取り寄せた、赤字経営の会社には過ぎた調度だ。
身を屈めて唇を重ねる。
みずほは身じろぎもしない。
ただ森脇の唇をそこにあるものとして受け入れている。常とは違うその態度を不思議に思いながら、森脇はあまやかなくちづけを堪能したのだった。
あまくつめたいキスは、すぐに終わりを告げた。
身を起して直立に居住まいを正し、出来るだけ平坦に告げる。
「社長職を、辞任していただきます」
一瞬だけ眉根を寄せたみずほが、黒い瞳を逸らさないまま唇を震わせた。
「今のあなた、最高に魅力的ね」
どうも、と唇を歪めて表情のみで謝辞を述べる。
初めてみずほが森脇を、ほんとうに瞳に映した。
そしてこれが、最初で最後だろうと森脇は予感している。
さようなら、と胸の内だけで呟いて、警察に連行されるみずほを森脇は静かに見送った。
短期間に主が幾度も入れ替わり、無機質な香りの漂う夜の社長室。
最後まで、あのひとは張りつめていた。
脅えていた。弱い自分に。過去の業に。
もっと早くに、己の間違いに気がついて森脇が伸ばしてやった手を取っていれば、違った未来があったはずなのに。
そうは思いつつも、なぜあんなにも頑なに一人で生きて行こうとしたのか、判らなくもない。
自分も、同じだ。これからは孤独との戦いだ。
うまくやれる。俺は身近にいる異性と、関係を持つことで己を保ったりはしない。
主の摩り替った室内で、質感の良い革張りのチェアに身を沈めた森脇は、己の乾いた唇をそっと撫でた。
みずほの柔らかい唇が、思い起こされる。
――最初で最後のキスは、絶望の味がした。
(終わり)
>>1 喜多善男の森脇モノが読めるなんて!
うれしすぎるよ。GJ!
ドラマ放送中から、みずほと森脇って、人形みたいなところがかえって色っぽいと
思っていたんだよ〜。
サンクス。
4月からのドラマでいろいろ見たいな
14 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 08:21:41 ID:GXV2QUo/
>>1 GJ。森脇×みずほが読めるなんて思わなかったよ。
2人の関係が良くでていて萌えた。
このドラマでなにかとか、
このドラマのあの組み合わせが萌えるとか、
このドラマのあの二人のこういうのが読みたいとか
妄想垂れ流しておいたら誰かが書いてくれるんじゃないかな!
クロサギ、とかで何か…
映画なら天然コケッコーがいい
17 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 10:40:31 ID:uNeHU6P+
鹿男で運番と使番なんて読みたいな…
鹿男自分も読みたい!
小川×堀田希望
19 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 18:48:55 ID:GOBkoS3W
第三弾製作決定のニュースを聞いたら、
久々に踊るの青島×すみれを読みたくなった。
以前はスレあったよね。
どなたかおながいします。
鹿男の公式は小川と藤原じゃないのかw
>>20 それはそれ、これはこれ
藤原も可愛いけど私的にどっちがより萌えるかと言ったら堀田に軍配が上がるw
絶対彼氏でもこみち×相武が見たいです
やっぱりドラマスレ乱立してるな…難しいもんだなあ
三話ぐらいまで見ないと妄想もできないよな、うん
書き手さん待ってるよー
「君、犯人じゃないよね?」
宇田川×さくら
「よ〜し、もう一本いってみようか〜!」
私の隣にはいつも通り、坊ちゃん刑事の宇田川さんがいる。
でも今日の宇田川は何時にも増してヘンだ。
なぜなら今、彼は私の部屋で、ぐでんぐでんに酔っ払っているからだ。
「宇田川さん、お酒弱いっすね〜。
ってか、どうせ打ち上げするんだったら高級なお店とか連れてって下さいよ〜。」
今日は事件を解決したお祝いに、ささやかながら二人で打ち上げをする事になったのだ。
いや〜、今回の犯人は手強かった。
流石の森田さくらも、このヤマはいただけないと思ったもん。
「やっぱウチで飲むのが1番だね!落ち着くわ〜」
隣の宇田川さんはというと、ヘベレケで軟体動物みたいになっている。
「いや、あなたの家じゃないですけど…。
それより宇田川さん、飲み過ぎじゃないですか?もう辞めた方が…」
「ううん、まだへーき。僕お酒強いもん。」
少々変な口調になってそう言うものの、
宇田川さんはそのままテーブルに突っ伏して潰れてしまった。
「あーあー、だから言ったのに。」
私は押し入れから毛布を持ってくると、宇田川さんにそっと掛けてあげた。
26 :
続き:2008/04/28(月) 04:53:42 ID:OoKiwq19
暇になってしまった私は、宇田川さんの持ってきた高級ワインをチビチビ飲み始めた。
「旨っ!」
さすがはボンボンの宇田川さんだ。普段はこんな美味しいワイン絶対飲めないもん。
「何かおつまみないかな?チーズとか…」
私は宇田川さんの買ってきた食材の袋をガサゴソ漁り始めたけど、めぼしい物は見つからなかった…。
「もー、何でワインのおつまみに柿の種とかスルメとか大量に買ってくるわけ?信じらんない!」
私は諦めて溜め息をつくと、ふと傍らの宇田川さんを見た。
いつも欝陶しいくらい見飽きてる顔だけど、寝顔を見たのは初めてかもしれない。
「黙ってればな〜、良い男なのに…いや、本当惜しいよ。」
私は気恥ずかしくなって、わざと本人に聞こえる様に独り言を言ったけど気付く気配はない。
私はそっと宇田川さんの頬っぺたを指でつついてみた。…反応はない。
次は鼻筋を人差し指でツーッと撫でてみる。…やっぱり反応はない。
「…宇田川さ−ん、起きてくださ−い。もう帰る時間ですよ−…」
次は内緒話をする様に、彼の耳に手を当てて囁いてみた。
「う〜ん…」
僅かに眉を歪ませて唸ったものの
耳をポリポリ掻きながら、やっぱりまた眠りに入ってしまった。
>>26 乙〜
これって続きあるの?なかなかかわいくていいね。
絶対彼氏のをだれか作ってくれないかな。書き手さん待ってます。
あげないと
a
隠し砦の三悪人希望。
武蔵×雪姫、六郎太×雪姫
32 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 00:28:00 ID:1fhZaqij
あげとく
>>25>>26 放置しててごめんなさいorz
宇田川さんがいつまでたっても起きないので、水でもぶっかけてやろうと
立ち上がってコップを取りにキッチンに行こうとした時だった。
突然宇田川さんの方から手が伸びてきて『グイッ』と私の手を引っ張ったのだ。
キャッという短い悲鳴と共に私は宇田川さんの上に倒れてしまった。
「お…起きてたんですか?…っていうか何してくれてるんですか!!」
あまりに急に手が伸びてきた驚きと、倒れてしまったショックと、
その他諸々の感情により私の心臓は自分の物だと信じられないくらいバクバクしていた。
宇田川さんの方はまだ半分寝ぼけているらしく、
半目でマヌケな顔をしながら悠長にアクビしている。
と、急に「さくら〜」という寝ぼけた声と共に宇田川さんが覆いかぶさってきた。
「ちょっ…と!暑苦しいですから!重い!うざい!」
世界が反転する。見えるのは天井と見慣れた電気の傘、そして宇田川さんの顔。
…………???
…………!!!
私、押し倒されたんだ!!その瞬間私は叫んでいた。
「ギャ〜〜!!チカン!変態!ゴーカン魔!不良刑事!アゴ猪木!!」
「え…」
アゴ猪木で反応した宇田川さんは、ほんの少し
傷付いた様な顔で自分の顎を触ったけど、すぐに私の両手首を押さえつけた。
「宇田川さん、現役の刑事がこんな事して良いと思ってるんですか?正気に戻って下さい。」
少し冷静になってきた私がそう言うと、坊ちゃん刑事は飄々と言ってのけた。
「俺は正気だよ。」
「は…はぁ!?これのどこが正気」
「嫌なの?嫌なのか?君は。」
「へ…」
何だか根拠のない自信満々な宇田川さんに私は迫力負けしている。
私の唇に降ってきたのは宇田川さんの顎…ではなく唇。
…キスされてる。あの宇田川さんに。
仕事が出来なくていつも私の事を頼ってばかりで女の人に惚れやすくて
でも100%確実にフラれて、金持ちしか取り柄のない宇田川さんに。
でも気持ち良いかも…。っていうか嬉しいかもしれない。どうしたんだ?私。
彼の唇はそのまんま下に下りてきた。
シャツのボタンに到達したは良いけど、何だか苦戦しているらしい。
それを見て私が思わず吹き出すと、何故か宇田川さんが驚いた顔で私を見ている。
「お前…!泣いてるのか?」
「え?何が?って…あ!」
自分で頬に触れてみると、確かに涙が出ている。
宇田川さんは私のシャツから手を離すと私からズサッと3メートルくらい離れて、
いきなり土下座して畳に頭を擦りつけた。
「悪かった!!申し訳なかった!だってまさか君がそこまで嫌だったとは…泣くなんて−」
確かに私は泣いたみたいだ。だけどこれは…
「気にしないで下さい。」
私は珍しく優しく微笑んで宇田川さんを立ち上がらせた。
「本当か?許してくれるのか?」
「はい。だから気にしないで下さい。服は自分で脱ぎますから。」
「そうか、そうか。ありがとう。−−って、え!?なっ何脱いでんの!?え!?」
テンパってあたふたしている宇田川さんが可愛くて、再度私は吹き出した。
「あなたが誘ったんじゃないですか。ね?」
私は自分史上最強に可愛い顔でウインクすると、宇田川さんの唇に短くキスしてみた。
私に手を引かれてベッドルームに向かう宇田川さんの顔は、失神寸前で真っ白になっていた…。
翌朝−
「オハヨウ…」
恥ずかしそうに鼻まで毛布にくるまっている宇田川さんを尻目に、
私は素っ裸のままベッドから抜け出るとさっさと下着と服を身に付けた。
冷蔵庫から瓶の牛乳を二本持ってくると、一つは宇田川さんに放り
一つは自分で腰に手を当てて仁王立ちになって一気飲みする。
「あ、朝から男前だね…君は。」
ゲッソリとした宇田川さんは牛乳には興味を示さなかった。
「所でさくらチャン、」
「何すか?」
「妹チャンは…?」
「ああ、言い忘れてました。
昨日は友達んチで勉強会兼お泊りするってメールが来てたんですよ。
今日あたり帰ってくるんじゃないですかね?」
「そう…。」
宇田川さんはホッと一安心すると、ベッドの中でノロノロと着替え始めた。
「じゃ、私今からバイトなんで失礼します。」
「あ!ちょっと待って!俺も今から仕事行くから一緒に行こうよ。」
「嫌ですよ。」
「そう言わずに」
そうこう言う内に宇田川さんも着替え終わり、結局駅まで二人で行く事になった。
「でも私もとんだ失態しちゃいましたよ。」
「何が?」
「だって付き合ってない男の人とあんな事…しかも宇田川さんだし。」
「ふーん…」
宇田川さんは少し考えた後、ニヤニヤしながら私を見下ろした。
「じゃあ付き合えば良いじゃん♪」
乙女心が少しグラつく。
「嫌ですよ。しょっちゅう女の人に『もってかれた〜』とか言ってる人。」
「じゃあさ、『宇田川さくら』になる?」
「いっ嫌ですってば!」
「まあゆっくり考えて〜♪」
そう言いながら宇田川さんは上機嫌に走り去って行った。
でも走って間もなく何もない所で見事に転倒し、
たまたま助けてくれた通行人の女の人相手に体がピンク色に輝いている…。
私の春はまだまだ遠いのだった−
終わり。
終わりです。
携帯からなので改行が変なのと、エロ少なくて無駄に長くてスイマセンでした。
>>31 TLPは武蔵×雪姫
原作は六郎太×雪姫がいい
CHANGEで阿部寛×深津絵里が読みたい
39 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 00:33:21 ID:IcMz6Nhz
40 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 19:14:24 ID:IcMz6Nhz
今の所、要率が高いスレだね。
もっと盛り上がるといいな。
映画でもドラマでも何でも良いっす
キムタク×深津絵里
阿部寛×ローサ
でもいいけど
42 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 22:13:30 ID:Fs54nPgo
キミ犯の宇田川×さくらGJでした!
おせんの江崎×おせん
絶対彼氏のナイト×りいこ
ハチワンの菅田×そよ
が読みたい。
あと瞳の由香×純子
由香×純子は読みたいな。
44 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 16:22:39 ID:5u1OLUm7
誰か「瞳」のエロパロスレ立ててくれませんか?
ちりとてちんスレはかなり賑わってますが、そろそろ飽きてきたので瞳のエロパロ読みたいです。
お願いします。
45 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 01:35:37 ID:NSMD+l20
是非誰か『瞳』レスを立てて下さい。
パズルの鮎川×学生三人
おせんの江崎×おせん
が読みたい
>>42 ありがとうございます
Changeはキムタクとローサで見たいかも…
絶対彼氏、ドラマしか見てないけど
ナイト×りいこ いいなー
50 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 17:40:56 ID:7TMBVqB8
ロボットにもついてるの?
51 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 02:43:34 ID:lJ4H/qW6
>>41 CHANGEスレあるといいなぁ
ちなみに阿部×深津が一番好み
52 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 02:44:03 ID:lJ4H/qW6
>>41 CHANGEスレあるといいなぁ
ちなみに阿部×深津が一番み
53 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 18:14:17 ID:8YsVxoRW
CHANGEなら木村総理×深津秘書だろ
総理官邸内で激務の最中に密会、絡み合ってほすぃ・・
54 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 00:45:25 ID:2zJNHwoB
ツンデレっぽい深津秘書と少々ヌケてるけど肝心な所で男っぽいキムタク総理。
55 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 01:36:25 ID:Q8GeCIHP
北の国からでみてみたいお
56 :
五郎×蛍:2008/05/31(土) 20:22:18 ID:2zJNHwoB
寒い寒い富良野の夜、五郎は囲炉裏の火に当たりながら愛しい娘を呼んだ。
「ほ…っほ…ほほ…っ蛍…」
娘は返事をしない。
「ほほ…っほ…ほほっ…ほた…っほた蛍…っ」
五郎は蛍に近寄った。
「あ、お父さん、どうしたの?…ってギャ〜〜〜!!!どこ触ってんのよ!や・め・て!気色悪い!」
潤:そうして父ちゃんは、村のお巡りさんに捕まって刑務所に入ったわけで・・・
蛍「そ〜れキャッチ&リリース!キャッチ&リリース!!父ちゃんは牢屋で老後を過ごす♪」
57 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 20:26:04 ID:2zJNHwoB
あげ
58 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 23:06:16 ID:B5vGOkh8
>>54 仕事は秘書から指示され教えられる総理だが
夜は逆になりベッドで豹変するエロ総理に‥
やっぱCHANGEの韮沢×深山!
韮沢×ローサもいいけど。
総理×秘書官がよみてえ!!
総理はそんなヒマないだろどう見てもw
絶対彼氏。のナイト×りいこがみたい
保守ついでに投下させて頂きます。
総理×秘書でエロっぽい描写はあります。
政治家の事がよくわからないので矛盾点はあると思いますがお許し下さい。
※※
今日の美山は何かおかしい…
と朝倉啓太は思っていた。
何というか、いつもの様な歯切れの良さがない。
小姑の様に、世話女房の様に、いつもガミガミ文句を言う美山が今日は静かなのだ。
帰りの車の中、美山はまるで魂が抜けたように窓の外を見ている。
車内を何となく気まずいドヨ〜ンとした空気が襲う。
「檀原さん、今日は官邸の方につけて下さい。」
暗い空気を打ち消すように、朝倉は運転するSPに話しかけた。
SPは一瞬 え?という表情をしたが、わかりました と一言返事をして総理官邸へ向かった。
朝倉は疲れていた。
激務に次ぐ激務で、体はヘトヘトだった。
たとえ心は屈しなくても、総理も人間なのだ。
たまには一人、静かな所で思いっきり羽を伸ばして眠りたい。
限られた時間を有効に活用したい、と考えていた。
64 :
総理×秘書官A:2008/06/07(土) 03:22:18 ID:v/QE2vBG
官邸に着くと、恐ろしく広いリビングに向かう廊下の途中、美山は漸く生気が戻ったように話し出した。
「総理、今日もお疲れ様でした。先程お話した通り、明日の予定はオフです。
ゆっくり体を休めて次のお仕事に備えて下さい。」
「ありがとうございます。…本当はまだ読みたい資料があるんですけど…今日は早い所、休みます。
何か今日はもう疲れちゃって。」
苦笑いで答える朝倉は、もうスーツのジャケットとネクタイを外して、リラックスする体制に入っている。
「美山さんも早く帰って休んで下さい。その…今日ずっとテンション低かったでしょ。
体調でも悪いんじゃないかなーって心配で。」
「ああ…」
美山には思い当たるフシがあった。
昨夜偶然に、長年尊敬して止まず、ずっと忠誠を尽くしてきた神林の目論みを知ってしまったのだ。
彼がどんな思いで自分を朝倉の首席秘書官にしたのか、どんな思いで朝倉を総理大臣にまで押し上げたのか。
現実を知ってしまうと、今まで必死に働いてきた自分は何なんだ…と急にバカらしく思えた。
朝倉の誠実さを踏みにじられた気がして悔しかった。
彼は…朝倉は真実を知ったらどう思うだろう。自分の様に激しく落ち込むだろうか?
それとも、裏切りすら涼しい顔で乗り越えてしまうだろうか。
何だか目の前の男が無性に愛おしくて、抱きついてしまいたい衝動にかられる。
続きはまだか
66 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/07(土) 23:32:01 ID:SejRY/yV
総理×秘書エロ、待ってるぞ〜
68 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 16:33:37 ID:r5xJtHwU
69 :
総理×秘書官B:2008/06/09(月) 01:02:41 ID:viN8f6NT
>>63-64 「ごめんなさい。体調とか、そんなんじゃないの。…私も色々あるのよ。」
美山は朝倉を心配させないよう無理に笑顔を作った。
「そう…ですか…。」
朝倉はイマイチ納得できないようだったが、それ以上は追求しなかった。
「ああ〜っあ、疲れた〜!」
朝倉はリビングに入るとオヤジ臭い奇声を上げて、電気も付けずにドカッとソファに身を沈めた。
「じゃあ、私はこれで。」
「お疲れ様です!……あー…美山さん、…やっぱ送りましょうか?」
リビングを出て行こうとしていた美山が振り返ると、だらしの無い格好のままの朝倉が心配そうに立っている。
その姿に美山は可笑しくなって吹き出した。
「どこの世界に秘書を送る総理がいるのよ。」
やっと笑った美山に朝倉は少し安心する。
「それもそうですね。」
「本当に大丈夫ですから。ありがとうございます、総理。」
70 :
総理×秘書官C:2008/06/09(月) 01:03:21 ID:viN8f6NT
「あの…、」
美山は扉に手をかけたまま、ソファに戻ろうとする朝倉に話しかけた。
「私は総理の味方ですから…」
「はい?」
朝倉は美山が何の事を話しているのかわからず、キョトンとしている。
美山は振り返り、いつになく真剣な顔で続けた。
「これから…どんな事があっても、もし総理の味方が一人もいなくなっちゃっても、私はずっと総理の味方ですから。」
「……。」
「私が全力で総理をお守りします。総理が安心して政治の世界で生きていけるように…」
美山の真剣さに、今度は朝倉の方が吹き出した。
「何が可笑しいんですか?」
いきなり笑われた美山は少し不機嫌になって朝倉を見た。
「いや…何ていうか嬉しいなーって思って。
美山さんが傍に居てくれたら俺、ずっと頑張れる気がするから。」
その言葉を聞いた時、美山は何故か自分の頭の中が真っ白になるのを感じた。
何かにつき動かされる様に朝倉に近付くと、自分の唇を朝倉のそれに重ねる。
時間にして一秒くらい。ただ渇いた唇と唇を合わせるだけの軽いキス。
それなのに美山は今まで感じた事がない様な、目眩のする感覚を覚える。
でも、すぐに後悔した。
仮にも一国の総理大臣に対して何て失礼な行いをしてしまったんだろう。
とてつもない自己嫌悪に襲われる。
「も、申し訳ありませんでした、総理!」
朝倉はあまりの突然の出来事に目の前で固まっている。
早くこの場を去ろうと美山は俯いて後ずさると、その腕を強い力で掴まれた。
「何、これ…。誘っとうと?」
「え…?」
恐る恐る顔を上げると、朝倉は意外にも真剣な表情で美山を見ていた。
71 :
総理×秘書官D:2008/06/09(月) 01:04:18 ID:viN8f6NT
「ひゃっ!」
美山は強い力で朝倉に引っ張られ、腕の中に抱き寄せられる。
何が起きているのか理解不能だ。
でももしかしたら総理もそうなのかもしれない。と、どこか冷静な自分が考える。
「きゃあっ!」
今度は少々乱暴に高そうなガラス製テーブルに押し倒される。
何か言葉を発して止めさせなきゃ、と思うのだが、見た事のない総理の態度に驚きと恐怖で美山は声が出せない。
朝倉は美山の上に馬乗りになると白いワイシャツに手をかけた。
そのまま破く様に左右に引っ張ると、反動でボタンが床に飛んで行く。
「総…っ!」
やっと自由になった両手で何とか朝倉を自分の上から退かそうとするが、美山の力ではびくともしない。
その手を掴まれてもう一度テーブルに張り付けられると、朝倉の方から口付けられる。
自分がしたのとはまるで違う、強引で深い口付けだけど、どこか美山を労る様な優しさも込められている気がする。
そんな風に思うなんて、自分はよっぽどこの田舎臭い若い総理にかぶれてしまったのだろうか。
朝倉の唇が首筋まで下がると、美山は自分の声だと信じられない艶っぽい声を出した。
思わず真っ赤になって手の甲で自分の口を塞ぐ。
「感じとるんやね。」
朝倉が妖しい笑みで美山を見ると何だかゾクッとする感覚を覚えた。
72 :
総理×秘書官E:2008/06/09(月) 01:04:58 ID:viN8f6NT
朝倉は慣れた手付きでホックを外して下着を取ると、美山の豊満な胸を下から掬い上げた。
「やだ…っ見ないで下さい。」
美山は恥ずかしくて泣き出したい気分になった。
「大丈夫…。綺麗です、凄く。」
朝倉はなだめる様に言うと、美山の額にキスする。
耳元に響く重低音と、額から伝わる体温で、美山はまるで父親に守られている子供の様な安心感を感じた。
さっきまで少し恐かったのに…。
この人のたった一言でこんなにも感情が左右されてしまう自分が何だか滑稽だ。
美山の白く美しい胸は、大きく骨張った手によって形を変えていく。
「…ああ…っん…ふ…」
香り立つ女の匂いに、朝倉は目眩を起こしそうなくらい夢中になる。
吸い付いて、舐めて、存分に味わう。
その度に美山は短く、泣く様な愛声を漏らした。
見下ろすと、恥ずかしさの和らいだ美山が薄く微笑み優しいキスを返してくれる。
はだけた衣服のあちこちから見える肌は、足元の大理石なんかよりずっと綺麗だ。
朝倉はふと視線を下に移すと、スカートから延びる足を覆っている物が邪魔だと思った。
脱がす時間さえ惜しくて、軽く爪を引っ掻けて傷を付けると、そこから一気に上まで裂く。
驚いている美山の顔が目に入ったが、そのまま舌で白くスベスベした長い道を上までなぞっていった。
太股まで到達すると、美山は再び恥ずかしくなって総理の頭を押し上げた。
「もう、いいです…。だから総理も…。」
両手を延ばすと、朝倉の途中まで開いた胸のボタンを全て外す。
行為に慣れない初な少女の様に朝倉の上半身につたない愛撫をすると、ベルトに手をかけた。
そこまですると朝倉は再び美山に覆い被さった。
73 :
総理×秘書官F:2008/06/09(月) 01:06:04 ID:viN8f6NT
馴らしていないはずのそこに怒張した彼自身を埋め込むと、それは待っていた様にしっとりと包み込む。
「私はずっと側にいますから。」
美山は微笑んで、ゆっくりと動く朝倉の頬を両手で覆う。
その意志を受け取って、朝倉も薄く微笑んだ。
見詰める合いながら、お互いの荒い息だけがこの広い空間に響く。
「ああ…っん…っ!そう…り……」
激しくなっていく律動に、美山は海の中にいる様な感覚に襲われる。
汗の雫を、鼓動を、体温を浴びながら、美山は自分の心の中が幸福感で満ちていくのを感じた。
好きかどうか、なんてわからない。この男は自分の戦友なのだ。…最愛の。
夜はまだ、これからだ
−終わり−
遅くなりましたが、読んで下さってありがとうございますm(__)m
文が不自然だったりしたらすみませんorz
いいねいいねー!
たまに方言がでるところがたまらん
もっと続いてほしかった!
>>75 ありがとうございます(><)
最後らへんは眠くなってしまって上手く書けませんでした…orz
秘書みたくデキる女は、ブラウスよりもワイシャツをパリッと着こなしているイメージですw
77 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 03:37:33 ID:+VrpkvZR
ワイルド総理♂×ツンデレ秘書♀ハァハァ
GJ!\(≧▽≦)丿続き読みたい‥
78 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 01:55:22 ID:jc+PQeto
エロ総理イイねぇ
秘書の腰が立たなくなるほど
朝までガンガン責めてやれ
79 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 10:01:49 ID:tzr1GVX4
低視聴率キモ拓とばばぁ深津じゃつまらんわ。
スレ汚し乙。
もうこなくていいよ。w
他のドラマネタを希望。
81 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 14:47:16 ID:BOpdoehT
じゃあ家政婦は見た!で
82 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 15:11:29 ID:v7EWbZbq
83 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 01:33:38 ID:WuaaW257
喜多善男の、
よしおちゃん×宵町しのぶ
のネタ思い付いたんだけど、今度、自己満で投下しちゃダメかな…orz?
下品にならないようにがんばるので。。
>>83 どうぞどうぞ。待ってまっせ。
善男×宵町しのぶは本編でもそこはかとなくエロくて可愛かった。
86 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 02:14:49 ID:1JXvkIMb
エロ総理×ツンデレ秘書・続編も待ってまつ('◇')ゞ
87 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/13(金) 11:38:11 ID:c5oHcBQH
拾物
883 :名無しさんは見た!@放送中は実況板で:2008/06/13(金) 03:15:25 ID:n7VKULMwO
>>854 総理「あの…美山さん……セックスしよ。」
秘書「……今はダメです、総理。」
総理「…お願いします、触りだけでも…」
秘書「無理です…会食まで余り時間がありません。」
総理「それまでには絶対に終わらせますから!」
秘書「そんな事言って…先週も1時間遅刻して…あっ…来ないでっ…」
総理「あれは美山さんの下着姿がエロ過ぎたせいです…ほら(プチッ)…黒か…マズいな」
秘書「えっ…どうして…?嫌い…なの?」
総理「めちゃめちゃ好みなんです…料亭に1時間、いや2時間遅れると連絡を…」
秘書「そんな……あっ…ダメっ…そう…り………」
88 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 00:39:52 ID:8joDQA29
いいねぇ(*´Д`*)ハァハァ(*´Д`*)ハァハァ
89 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/15(日) 15:30:19 ID:vtnkDLmV
総理&秘書のエロ写真がザ・テレビジョンに!!
誰かアノ続き書いて下さい。
美山秘書萌え
また神降臨しないかな
今日は初めてこのドラマで本気で萌えた
ローサのアプローチは完全シャットアウトだったのに
美山さんにはさりげなく積極的な総理
公共の電波使って遠回しに告白してるしw
上の作品もGJでしたよ
同じく降臨期待〜
>>55 純×タマコでもみたい 初体験どうしのぎこちなくも初々しさに萌え
>>63です。
CHANGE、色々考えましたがネタ不足で、自分の脳みそでは無理っぽいですorz
私もキムタクと深津絵里コンビが好きなので、どなたか考えて下さると嬉しいです。。
喜多善男と宵町しのぶの話を投下させて頂きます。
随分前のドラマなので、キャラクターと別人みたいになっていたらすいません。
あと、何回かに分けて投稿させてもらうと思いますが、お許し下さい。。。
突き刺さる視線が痛い。
それに堪えられず、善男は挙動不審にしのぶに背を向けた。
「や、やっぱり怒ってますよね…」
「当たり前でしょ?あのお金はこれから二人で生きて行くための支度金だったんだから!」
善男としのぶ。一見親子にも見える不釣り合いな二人が今、いる場所は箱根の温泉宿。
しのぶの提案で狂言誘拐を実行し、事務所から踏んだくった2千万円を、事もあろうか善男は募金に使ってしまったのだ。
しのぶの静かな怒りが善男の背中に突き刺さる。
「僕はしのぶさんとは生きて行かれません。僕は自分で自分の人生の幕を閉じようと決めたんです。
この決意は例え誰が何を言おうと、絶対に揺らぐことはありません…!」
善男が下を向きつつ言うと、しのぶは呆れた様にため息をついた。
それっきり2人とも黙ってしまい、重苦しい空気が部屋に流れる。
「やっぱり許してくれませんよね…?」
どれくらい時間が経ったか、最初に口を開いたのは善男の方だった。
「それは善男ちゃん次第かな〜…」
意外な答えに驚いて振り向くと、しのぶは整えていた爪の先をフッとひと吹きし、大きな瞳で善男を見据えた。
相変わらず何を考えているかわからない女だ、と善男は思う。
愛くるしい幼さの残る顔は、いつでも彼女の本音を隠してしまう。
と、しのぶはいきなり立ち上がり、まるでドラマの台詞を言っているかの様に言葉を発した。
「宵町しのぶは、2千万で喜多善男を買いました!」
しのぶの奇行に善男は訳がわからずに、しばしポカンとする。
「あの…しのぶさん…?」
気でも違ったかと心配する善男をよそに、しのぶは甲高い声で笑いながら善男を見下ろした。
「残念でした♪善男ちゃんは私に買われたんだよ」
「買われた?」
笑いながらよろけて転ぶしのぶを、善男は慌てて抱き留める。
「そう。元々は私が考えて作ってあげたお金を、善男ちゃんは勝手に使ってしまった。
つまり、善男ちゃんは私に借りがあるわけ。だから何でも私の言う通りにしてもらう。
それって私が善男ちゃんを買ったことにならない?」
目茶苦茶なしのぶの言い分に、善男は頭を抱えてしまった。
とてもじゃないが、自分はついていけない、と思う。
「それで一体僕にどうしろ、と?」
「女がさ、男を買うっていったら決まってるじゃん。」
善男が見上げると、しのぶは事もなげに言ってのける。
善男はますます頭を抱えたくなった。自分より20以上歳の離れたオジサンに、この娘は何を言っているんだろう。
「しのぶさん、あの、何ていうか…あなたにそんな事言ってほしくないです…。」
赤面して小さくなる善男を見て、しのぶは楽しそうに笑っている。
「あ〜!善男ちゃん今ヘンな事考えたでしょ!やらし〜!」
キャハハハと笑いながら善男に近づく。
お金の件はもう怒ってないのだろうか?と善男は思った。
「私が欲しいのは善男ちゃんの体じゃないよ。私が欲しいのは」
近付いてきたしのぶは真顔に戻っていた。そして人差し指で善男の胸の真ん中あたりに触れる。
「ここ。」
善男は初めて間近で見るしのぶの顔を美しいと思った。
芸能人じゃなくて、一人の女の子に戻ったしのぶが目の前にいる気がする。
「心だよ、善男ちゃんの。」
96 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 10:35:02 ID:Q66MPvJA
チェンジカプ世みたいな
朝倉×美山…韮沢&加藤が酔いつぶれて寝たあと
台所でイロイロあって二階の部屋へ…とか
97 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 00:45:00 ID:Alf5GbtQ
家定×篤姫希望!
98 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 00:59:03 ID:lHg2cHxt
99 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 09:32:08 ID:mLXBX1z5
100 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 11:34:42 ID:sHeG0hii
CHANGEエロパロ щ(゚Д゚щ)カモォォォン
101 :
熱姫1/2:2008/06/30(月) 18:03:30 ID:i3eNFVC6
空気読まずに投下。…カッとなってやったんだ、後悔はしている。
『嵐!の!建!白!書』の寝屋でのシーン妄想。篤!姫が家!定を擽って 頭ぶつけた後辺り。途中で力尽きたから全然エロ無し。
…言葉遣いってなんだ、食えんのか?
――――――
――ガシャン!
「っ!! 申し訳ございませぬ!」
夜の静寂に響いた派手な音に、ハッとして姫は手を止めた。目の前には枕元の刀に頭をぶつけた夫の姿がある。僅かに赤くなった額を撫でる様子に 血の気が低く気がした。
「だ、大丈夫でございますか 上様…っ」
いくら夫婦の褥の上での戯れとはいえ、上様に怪我を負わせるような事があれば一大事。何より、自分の夫を傷付けたのではないか と言う恐れが姫を苛んでいた。
「…大事ない。
それより 耳元で騒ぐでないわ。頭に響くであろう」
「っすみませぬ…」
慌てて口元を手で押さえると、公方はそれを見てクスリと笑った。人払いをしておいて良かったな、と言う夫に 姫は眉を少し寄せて、お命を頂戴する気など毛頭ございませぬ!と僅かに頬を膨らませた。
「知っておる。…ただの戯れ言じゃ」
「上様…」
「それより御台。悪いと思うなら 少々頭を摩ってはくれぬか?
どうも匙医を呼ぶ気にはなれんのでな」
「!! はい、わかりました」
手招きする夫の方へにじると、彼は自分の首の下にあった枕をポンと布団の外に放った。高い音を立てたそれに目を丸くしていると、もっと近ぅ寄れと手を引かれた。
102 :
熱姫2/2:2008/06/30(月) 18:05:26 ID:i3eNFVC6
そのまま彼の側に座ると、驚いた事に 公方はその白い夜着に包まれた姫の膝に頭をトンと置いたのだった。
「!!? う、上 様…ッ」
「どうした?摩ってはくれぬのか?」
平静な顔で言われれば、意識しているのば自分だけなのだと頬を染める姫。赤くなる顔を元に戻そうとつとめながら夫の額を撫でていると、ふとその手が男の指によって掴まれた。突然の事に首を傾げる姫を余所に、公方は姫の白い手をまじまじと見てから 微かに息を吐いた。
「…御台の手は 柔いな」
「そうでございますか?」
「あぁ。儂のとは大違いじゃ」
自らの手に触れる夫に、姫は笑みを零した。公方の骨張った手の甲に華奢な指先を重ねて、静かに目を閉じる。
「――上様は殿方でございますもの。おなごの私とは違いましょう」
「…そうか」
「はい」
微笑む妻を目線だけで見やってから、公方は もう良いと言って起きあがろうとした。が。
「っあ…!!」
「? 御台?」
妻の微かな声に眉を潜めてから…公方はそれに隠れた快楽の色に はっと息を飲んだ。よくよく辺りを見て見れば、起き上がろうと身じろいだ拍子に引っ掛けたのか、姫の夜着の裾が乱れ 白い足が覗いているのが見えた。
―――――――
…力尽きた。多分後は書かない。
神降臨待ちながらROMに戻るわ。
>>101-102 GJ!!
公方御台に関しては、エロの気配だけで萌えられるからおk!
専用スレも立ったようなので、そっちにコピペしても良い?
104 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 08:29:42 ID:p1+xQp2F
>>101 しばらくこのスレ覗いてなかったら神がいた!
良品質の作品をありがとう。
エロのありナシ関わらず、ゆっくりで良いのでまた投下して下さい。
また必ず読みに来ます!
105 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/03(木) 17:04:49 ID:rrBI/fXH
>>93 寺尾官房長官が料亭の奥座敷で深津秘書を
無理矢理手篭めにし(又は何者かに襲わせ)
それを後から呼び出した木村総理に見せて
苦しめるとかどう?
寝取られ視姦陵辱展開(;゚∀゚)=3ハァハァ
>>105 新しいですね!神林官房長官、何気にカッコイイし寝とられ初ですが頑張ってみます。
篤姫様の職人さんGJなので応援します。
専用スレでも頑張って下さい!読みに行きます。
きゃー総理×秘書楽しみ!!
待ってます
寝取られ総理いいねぇ
111 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/05(土) 19:01:53 ID:SF/F2hc6
悪代官エロ神林に期待wktk
神降臨支援
113 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/07(月) 17:15:26 ID:4YJRKIqC
>>113 そういうのもありかも、ベタだけど
総理とのことでメディアに顔も出た美人秘書官に興味を持つ輩は結構いそう
あぶないストーカーにつきまとわれてちょっと危険な目にあっちゃったり
(総理にはSPいるけど彼女にはいないからある意味無防備だし)
実際襲われるのか未遂で終わるかはどっちでも良いけど
最終的に総理とのエロには繋がっていって欲しいなぁ…なんて
今週も禿げるほど萌えた…!
神を待ちます
『モンスターペアレント』和解案として保護者の母親から全裸に為る事を強要される弁護士の樹希
117 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 17:34:29 ID:H8FaI/L5
モンスターペアレントは正統派女ヒーロー物だから萌えない…。
佐々木蔵之介が演じる教育委員会の人と米倉だったらアリだと思うけど
>>105 そこまでしたらドラマも盛り上がる!が、月9じゃ無理か
だから裏で・・黒エロ神林に期待しておこう
神林・他×秘書×総理マッテルヨ~(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
>>114 おれの好みは黒目隠しをさせて散々弄び
敏感にさせてから総理と絡ませる・・
121 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 22:12:25 ID:vJu74LD6
黒目隠しハァハァ
122 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 01:29:28 ID:jcIk637O
>>117 それいい!
佐々木蔵之介と米倉希望
喧嘩の勢いで…みたいな
123 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 22:50:09 ID:PT65YptH
CHANGEパロ誰か書いて〜何でもいいよん
124 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 21:05:21 ID:McxzmbgT
結婚前に婚前交渉は必須科目だろ
125 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 00:03:02 ID:KTtvtASm
このスレってCHANGE以外の需要ないのかな?もっと色んなドラマのが見たい。
職人さんだって他ドラマのパロが書きたい人だっているだろうし…
CHANGEは専用のスレ作った方がよくない?
私は他のドラマの小説が見てみたい…
126 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 03:33:11 ID:yQpbwfgx
ブラザービートの国仲涼子で書いてほしい
127 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 12:42:36 ID:HCsugBNY
>>125 CHANGEパロはまだ1作しかないしその流れで要望が多いだけ
他のが読みたいなら希望を書いて待つ、それだけ
128 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 21:38:44 ID:4wLQSYSt
エロム街の続きが読みたい
こんな中途で終わらすなよ
ナンシーどうなるんだよ
前ルーキーズのスレってなかったっけ?
130 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 18:03:25 ID:0dQWdoqE
ルーキーズって女の子出てるっけ?
コードブルー希望
俺もコードブルー希望
シバトラの小池と藤木で希望
魔王が読みたいな
33分探偵に期待
136 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 21:27:58 ID:1bT5S2eh
瞳のカツオブシ屋の息子×瞳で見たい。
怪我の治療をしてくれた御礼にカズに自分のオナニーを見せる瞳がみたい。
138 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 01:36:09 ID:CFhzJ2cT
ゴンゾウの日比野×鶴がいい!
139 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 16:02:21 ID:0JA3XyM4
今やってるドラマじゃないとダメなの?
昔のでもいいなら『美女か野獣』の鷹宮×永瀬がイイ
140 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 17:18:17 ID:0JA3XyM4
今やってるドラマじゃないとダメなの?
昔のでもいいなら『美女か野獣』の鷹宮×永瀬がイイ!!
141 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 10:40:54 ID:oOdgdPzS
ゴンゾウの日比野と鶴!
正義の味方で姉に苛められる妹!
姉の前でオナニーを強要される妹。
144 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 13:37:48 ID:wkhBCxfQ
上二つはユリ板で良いのでは?
145 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 17:31:56 ID:wkhBCxfQ
日比野×鶴!!
147 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/22(金) 19:17:29 ID:FyfAlHfV
やなとなでしこの桜子×欧介が見たい
ヤスケンのケンジ×ヤスコが読みてぇ
あの兄妹のガチっぷりはすごい
149 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 00:19:59 ID:K16GKLzj
誰か書いて〜
宮川大輔とアッキーナ
151 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/03(水) 16:22:05 ID:56hQpg/m
あげ
薔薇のない花屋のマスターと先生読みたい…
153 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 00:10:23 ID:cq93GR8B
俺も美女か野獣の2人が見たい
154 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 15:19:13 ID:VTBnbTOJ
今度から新しいドラマ始まる期待揚げ出し豆腐〜
医龍の荒瀬×小高が読みたい
156 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/21(日) 22:06:33 ID:hvCLzjhu
いや、むしろ医龍の鬼頭×朝田が読みたい
韓ドラで申し訳ないが
太王四神記の王様×飼いならされた鷹でなんか読みたい
王様が叔母ちゃんと一緒に寝るって言ってる甥っ子(実は息子)にダメ出しして
自分が一緒に寝てたあたりで一つ
158 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/22(月) 16:18:52 ID:EH/W5mNb
もうね、医龍なら何でもいいよ。
女子メンバー少ないから書きにくいかもしれないけど…。
誰かスレたててくれないかにゃ…
医療ドラマを一つの病院に集めたパラレルワールドにしてみたい
けどそんな世界観ぶち壊しなのは無しですよね?
160 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 07:30:44 ID:hXGI1wVQ
医龍みたい
162 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 15:08:57 ID:U0+GaMSg
荒瀬「だし巻き玉子食べたいにゃ〜」
緋山「何言ってんのよ!そんなんじゃ栄養取れないわよ!サプリ飲みなさい!」
黒田「その通りだー」
163 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 09:45:05 ID:2TvcfDWd
ねぇ、LGのエロパロスレ復活を期待してるんだけどいつになったら復活するの
チクショー!立てちゃおっかな
総合だから古いのを希望しても大丈夫だよね?
TEAMあたりでさらっと何かお願いしたりとか…綴ちゃんと風見とかさ
164 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 07:33:08 ID:i1GkFjLY
165 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 18:48:36 ID:wM6m6vCz
水川あさみ!
166 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 07:28:39 ID:SY6tP15J
ラブコンプレックス覚えてる人いる?
168 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 06:27:11 ID:RQNT3Kzd
>>167 覚えてる。竜崎ゴウと真行寺アユムでしょ。
SSでイイから書いて〜!
良レス
>>166 別板ってどこ?
ここの板のスレは落ちたっきり立ってないよね。
171 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 23:13:30 ID:kfZO86ms
172 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 00:16:02 ID:qh3ELvLq
鬼頭先生で、誰か時間のある人書いて下さいマシマシ!
174 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 07:47:15 ID:VRH9ePrT
>>173 そこは創作板だからエロなしだぞ。
注意書きでもちゃんとしろよ
ガネーシャに出された課題に従い排尿する星野あすか。
>>174 うるせー何様だとおもってやがんだ糞野郎、
一生不幸になりやがれ。
投下します。
公開中の映画「グーグーだって猫である」の青自×麻子。
これから映画を観る予定で内容は一ミリも知りたくない方は、トリでNG登録お願いします。
重要なネタバレはしていません。
とっさに逃げてしまった。不自然なほど、すばやく逃げてしまった。
だけど、ほっとできたのはたった一瞬で。
気がついたら缶ビールを二本持ったまま、彼のひょろりとした腕に囚われてしまっていたのだった。
後ろから抱きしめられて、背中にダイレクトに体温が伝わってくる。
あらら? と他人事のような声が出た。
喉の奥でちいさく笑った青自の暖かい指が、頬を撫でて顎を掴む。
深くうつむいて隠していた顔をあげさせられて、細めた両の瞳に見とれたわずかな隙にくちびるを塞がれてしまった。
「……っ!」
驚きすぎて声も出なかった。たとえ声が出ていたとしても、全部青自が飲み込んでしまっていただろう。
身じろいで僅かばかりの抵抗を示してみるものの、細いと思った腕は案外力強い。普段室内にこもりっぱなしの麻子が適うはずもなく。
そればかりかくるりと簡単に身体の向きを変えられて、彼の大きな手のひらが背中に回りますます逃れられなくなってしまう。
腕ばかりに気をとられていたら、すぐに熱い舌が麻子の口内に入り込んできて、我が物顔で這い回り始めたのだった。
呼吸の方法すら忘れてしまうほど動揺をして、息苦しさのあまり、どん、と青自の胸をビールを握ったまま数度叩く。
だけど青自に抗議が伝わった様子はない。
押してだめなら、とひき下がろうにも逃げ場はどこにもなく、かえってきつく抱きしめられてしまう。
奥に引っ込めた舌を探り当てられて、柔らかくつつかれて身体がびくりと震えた。
背筋を柔らかく撫で上げられ、腰のあたりが甘く痺れる。
きつく閉じたまぶたの裏が、真っ白すぎてくらくらする。
やっとくちびるが開放されたころには、麻子の息はすっかりと上がってしまっていて、青自の腕に支えられて立つのがやっとだった。
「……麻子さん」
低く名を呼ばれて、また胸が熱くなる。
だめ、と呟いた掠れた声は、青自の耳にちゃんと届いたのか。
訳が判らないまま両手の缶を奪い取られる。
ぞんざいな調子でキッチンに置かれる様子を、ぼんやりと見つめていたら、またあっという間に抱きしめられた。
今度は冷蔵庫に身体を押し付けられて、そこから取り出したばかりの缶を握り締めていたために、すっかりとつめたくなってしまった両手に、青自の筋ばった手が絡みついた。
あたたかい。
囚われたのに窮屈な気持ちは微塵もわいてこなくて、今度はごく自然に青自のくちびるを受け入れていた。
胸がどきどきしすぎて苦しい。はやがね、とは、まさにこういうのを言うのだ。
感情の置き所が見つからない麻子は、青自の舌を従順に受け入れることも拒否することもできずに、
とりとめもなく言葉を浮かべて意識をそらし、この場をやり過ごそうとする。
だけど青自はそんな逃避を許容しない。
あつい身体をぐいと密着させて、舌先でくちびるをつついて、洋服の上から身体を撫でて、麻子の意識を確実にとろけさせていく。
二度目に離れたくちびるは、すぐに頬を滑ってくびすじに落ちた。
悪寒にも似た甘い痺れが背中を駆け抜けて、びくびくと身体が震える。
柔らかい肉に軽く歯を立てられて、そういえばグーグーが小さいころちっとも甘噛みを覚えてくれなくて指が傷だらけだった、と取りとめもなく思った。
洋服の裾から進入した手のひらが、臍の周りをぐるりと撫でる。
「あ……だ、だめっ……!」
とっさに叫んでいた。
大きな声を出すと、グーグーがびっくりしてしまう。こんなときも自分は、グーグーのことばかりだ。
今度の静止は、ちゃんと彼の耳に届いていたようだ。
不思議な煌きを見せる両の瞳に、まっすぐと見据えられて身動きが取れなくなる。
「…………だめ?」
「だめ、です」
きっぱりと言い切った麻子に、少しだけ困ったように眉根を寄せて苦笑いをこぼす。
「どうして?」
「ここ、キッチンですし」
「ここじゃなかったらいいの?」
「いえ……そういう、問題ではなくて」
「じゃあなに?」
「…………………えぇと……………」
言葉が見つからずに言いよどんでうつむいていると、ちゅ、と軽く湿った音を立てて、青自のくちびるが頬に落ちた。
麻子の鼻の頭をぺろりと、まるで猫のように舐めた青自が、額をこつんとぶつけてくる。
顔が近い。
息がかかる。
身体があつい。浅ましく、期待をしている。
穏やかで優しげなのに、意思の強そうな彼の眼差しに、心まで捉えられてしまう。
「麻子さん……いや?」
もう認めてしまいたい。
彼が、すきだ。
あなたがほしいって、きっとこういうときに使うんだ。
「……………………いや、じゃ…ない……です……」
額同士を重ねたまま、長らくぼんやりと見詰め合っていたらいつの間にかそう口走っていた。
まるで操られたように自然にくちびるから言葉がこぼれて、言った麻子自身が両目を見開いて驚くほどだった。
青自が、その瞳を人懐っこく細めて笑う。
うれしそうに。
しあわせそうに。
「だめなのにいやじゃないって、難しいこと言うんだな」
その声音も、抑え気味ながらも心なしか弾んでいて、つられて麻子もすっかりと幸福になってしまった。
恥ずかしいからいやだと幾度訴えても場所を変えるどころか明かりを消してももらえず。
電気をつけっぱなしのキッチンで、身体の隅々までを見つめられて撫でられて、子猫みたいにいろんなところを舐められて。
背中が痛いけれど、ぐにゃぐにゃに力の抜けてしまった身体では抵抗なんてまったくできなくて、麻子はただ青自の思うままに翻弄され、小さく甘い声を漏らして細い身体を震わせた。
グーグーに舐められたってこんな風にならないのに。
わたしの身体はどうなっちゃったんだろう。
キッチンのライトを見つめながら頭の片隅でそんなことを考えていた麻子の耳元で、青自が、いれるよ、と囁いた。
なにを、と思った次の瞬間、ずんとした熱い痛みが下肢から全身に這い上がってくる。
いたい。思わずあげそうになった悲鳴をあわてて飲み込んだ。
「大丈夫?」
「……う、ん」
ほんとうはぜんぜん大丈夫じゃなかったけど、何故か年上らしくしなくっちゃなんて場違いな感情が沸いてきて、麻子は途切れ途切れに頷いてみせる。
身体をずりあげて痛みをやり過ごそうとしても、汗ばんだ肌がフローリングの床に張り付いて身動きが取れない。
痛いのは余り得意じゃないのに。
そう思っている間にも、細い身体の中に青自がどんどんと割り込んできて、左右に引き裂かれそうな痛みに襲われる。
「……麻子さん……ちから、抜いて」
掠れた声が色っぽい。じゃなくて。
……力ってどうやって抜くのだったっけ。
はあ、と申し訳程度に息を抜いてみるものの、まったく痛みからは逃れられそうにない。
おそるおそる、ぎゅっと閉じていた瞳を開いてみると、青自が困ったように眉根を寄せていた。
麻子の視線に気がつくと、青自がますます辛そうに表情を歪めた。
「つらい? やめる?」
やめないで、と出したはずの声は言葉にならずに、ただ息だけがひゅうと抜けていった。
あわてて首を左右に振る。
でも、と青自が言った。
やめないで。面倒だと思わないで。すきなの、あなたが欲しいの。
一番、近くにいて欲しいの。
くちびるを動かしかけたその瞬間に、いて、と青自が呻いた。はっとして顔を上げると、端正な顔がすぐ間近にあって、今更ながら心臓が高鳴った。
「…………グーグー、」
恨みがましく呟く青自の背を肩越しに見つめると、ふわふわの身体がその上からこちらを見下ろして、彼は麻子と目があうと一言、にぃと鳴いた。
降りろよと文句をつけながら、背を傾ける。
落ちる、と焦った表情のグーグーが、ぐっと両の前足に力を入れたのが判った。
同時に青自が悲鳴を上げる。
「あたたた……つめ、痛いってば」
ごん、と少々大げさな力を込めて、右のひじを床についた。大きく傾いた、広い背中から逃げるようにしてグーグーが飛び降りる。
みゃあ、と可愛らしく鳴きながら何か言いたげにこちらをちらりと見やって、相手にされないと判るとすぐにお気に入りのソファの上へと舞い戻る。
「…………別に、麻子さん虐めてるわけじゃないんだけどな」
無念そうにつぶやいた青自の言葉に、思わず吹き出してしまう。
「……っ……。力、抜けた」
弾んだ声に、はっと顔を上げる。再び、青自の嬉しそうな顔が間近に迫っていた。
ああ、ほんとうだ。
先ほどまでの、身が焼けてしまいそうな痛みが和らいでいる。
グーグーのおかげだ、と思った。彼はいつでも私を助けてくれる。私を、支えて、穏やかにしてくれる。
にこり、と目いっぱい穏やかに微笑む。微笑を返してくれた青自のくちびるがふわりと降ってくる。
心地よくそれを受け止めて、突然に幸せな気分になった。
「…………あっ!」
前触れもなく肉体を押し進められて、体中が青自でいっぱいになる。
先ほどまでの、拷問にも似た圧迫感が不思議と薄らいでいた。
その代わり、身体の内側があつくてあつくて仕方がない。
「あ、ああっ」
ゆっくりと引き抜かれた青自のそれが、同じスピードで戻ってくる。
最奥まで何度も強く貫かれて、そのたびに目の前が白く濁る。
幾度かそれを繰り返したのち、徐々に抽送の速度が速くなるに従って、麻子のくちびるから、抑えきれない高い声がとめどなく漏れ続けた。
「……あっ、や、や……っ、ふ、あ……ああっ」
くちゃくちゃという隠微な水音と、止められない淫らな声。室内に響くこれらをグーグーが聞いて何を思うのか。
気になったものの目の前の快楽に抗えず、ただ与えられるそれを麻子は貪った。
そして私は呆気てしまふ、バカになってしまふ
青自がその精を吐きだす一瞬前に浮かんだのは、そんな言葉だった。
今この瞬間だけはバカになってしまってもいいと、らしくなく思ったのだった。
後始末もそこそこに、熱の引ききらない青自の腕に再び閉じ込められて、ここがキッチンだというのに天国と錯覚しそうになった麻子は、慌てて理性を引き戻した。
眠ってしまわないように気を入れる。
熱くひょろりとした青自の二の腕を指先でなぞりながら、神様が男女の身体の構造にかくも差をつけた理由をとりとめもなく考えた。
明かりを灯したキッチンに、互いの息遣いだけが響く。先ほどまでの喧騒がまるで嘘のようにひっそりとしている。
時折聞こえる、猫の足音だけがこの場を動く唯一のもののようだ。
「あぁ、しづかだしづかだ」
囁くような声で呟く。学生時代に、暗唱してしまうほど好きだった詩のひとつだ。
それを聞きつけた青自が、同じような小声で、何か云った、と聞き返す。
何でもないの。
そう答えて、そっと目を閉じた。
「ふうん」
訝しげに唸ったものの、すぐにどうでもよくなったように青自が、軽く身を起してくびすじにくちびるを寄せてくる。
「麻子さん、…………好きだよ」
詩の続きは、たしかこうだ。
――めぐり来た。これが今年の私の春だ。
長らく縁遠かった春が、別に待ち望んでもいなかった春がやってきてしまった。
「…………わたしも、です」
消え入りそうな声で呟いて、だけどその言葉の率直さに思わず身を丸めて顔を覆い隠す。
いつの間にか周りをうろついていたグーグーに、ぺろりと頬を舐められる。
あまりの幸せに、涙が出そうになった。
彼と、グーグーがいてくれさえすれば、こんなにも自分は幸せなのだ。
単純な自分が急に愛おしくなってしまって麻子は、気恥かしさを誤魔化すべく身をのばして青自にくちづけをしたのだった。
おわり
GJ!
元ネタ知らんが、しっとりしてていいな。
185 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 19:46:06 ID:o866TOZb
保守派
186 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 16:29:48 ID:ZxkYyiyv
何か投下されないか期待あげ
187 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/12(日) 23:37:31 ID:uR1mwW/f
やまとなでしこでSS頼む!!
医療系パラレルワールドがあるなら
刑事、探偵系のパラレルワールドがあっても良いのになぁ
189 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 17:12:33 ID:bC/tjHyT
OLにっぽんをエロ無しで誰か書いてほすい
アテンションプリーズで三神×キャプテンなんて大人カプを望む自分は異端だろうか…
異端じゃないよ!自分も教官とキャプテンのカップル好きだ。
でもエロとなると難しいよね…。
かなり古いが銀狼怪奇ファイルを書いて欲しい‥
銀狼×義理姉で
193 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 02:21:38 ID:bxCHaDqf
CHANGEの寺尾×深津でお願いします
>>105〜参照
官房長官×秘書←寝取られ総理が読みたいな
アスリートの復活劇をテーマにした映画を探しています
スポーツであれば種目は問いません
絶望の淵に立たされたプレイヤーの復活劇、病気、怪我からの復活劇、
チーム低迷の中からの優勝への復活劇、プレイヤーの個人的なドラマでも
チームの物語でも良いです。
お勧めありますか?
このスレでなく、スポーツ一般系の板で訊いた方が良いんじゃw
ぱっと思いついたのが
プレイヤーがプロ野球選手の「ヒーローインタビュー」(1994年)
197 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 11:17:44 ID:Vq6QIYef
ほしゅ!
トップレス中学生はガイシュツ?
199 :
専用スレが立ってないドラマネタ:2008/11/13(木) 01:52:05 ID:g6Mx4xU0
【OLにっぽん】
・ちび太×島子
・矢部ちゃん×ダーロン
【ブラッディマンデイ】
・藤丸×マヤ先生
・加納さん×マヤ先生
・加納さん×宝生
・藤丸×宝生
・霧島さん×婚約者
【スントラ】
・吉高由利子×ぬっくん
・吉高×くやしいです
【ギラギラ】
・公平×奥さん
・公平×真矢みき
【セレブ&貧乏太郎】
・太郎×アリス
【だんだん】
・双子×相手役の人
・お父さん×お母さん
・死んだお爺ちゃん×お婆ちゃん(若い頃)
200 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 08:34:11 ID:5LVWVdkX
創作版との違いは?
201 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 19:14:07 ID:q5c5RjrO
ドラマ「ヒミツの花園」でエロパロ の保管庫が消えています。
もしどこかに移動していて、その場所を知っている人がいたら
誰か書き込んで教えていただけないでしょうか?
この板をヒミツの花園で検索すれば幸せになれるよ
っ【ブラッディ・マンデイ】音也×遥
ランチの女王って需要ある?
207 :
204:2008/11/17(月) 08:26:25 ID:C2gUBkmV
すいません。長男×なつみなんだけど。
出来上がったら投下します。
208 :
204:2008/11/17(月) 08:33:01 ID:C2gUBkmV
あ間違えた
×長男
○次男
です。勇二郎×なつみです。
209 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 18:46:04 ID:ov674rTk
210 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 20:13:24 ID:J3Rd7dCz
勇兄となっちゃんいいよね!!
投稿待ってます
>208
待ってます!!
勇兄×なつみ
待ってる
213 :
名無しさん@ピンキー:2008/11/27(木) 19:47:40 ID:2jswM/0n
にゃにゃつ。
はい、おちた( ^-)_旦~
214 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 21:26:23 ID:5IuLMmYM
保守!!
215 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 19:08:09 ID:TY6e3hH3
OLにっぽんが読みたい
魔王の成瀬×しおり(もしくは韓国版スンハ×ヘイン)希望!
>>215 自分もOLにっぽん好き
ちび太×島子のデカチビコンビが王道だけど矢部ちゃん×ダーロンとか
リンリンとかヤンヤンも可愛くて好き
エロくはならなそうだけど・・
あとランチの女王の職人様も、お待ちしてます!
いつか投下して下さることを願う
イノラブキボンです…
220 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 15:47:25 ID:vSfmQqaS
じゃあブラッディマンデイもきぼんです
TV版チームバチスタの栄光の妹二人が田口をWフェラで責めてイカせちゃう話を読みたい
ドラマはアレだけど、
セレブと貧乏太郎の
太郎×アリスが気になる
強気なアリスが従順になっていくところとか
223 :
名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 17:43:00 ID:i6JyXNJM
でも相手が上地だから萌えないな〜
演技がワンパターン
「ちっちゃい(^^)」
「〜い今、僕に言っちゃいけない言葉を言いましたね?」
「ア、ちっちゃい、ですか? ちっちゃいってエコだし、ちっちゃいっていうこと
そんなに気にすること、ないと思うんですけど」
「3回、いや4回いいましたね?これでも、すっごく気にしてるんです。貴女といると特に」
「あれ、怒っちゃいました?」
「当たり前でしょう」
……ちび太と島子、ドラマの台詞ほぼそのまんまなんだけどコレだけ書くと
エロくなくもない??
(でもそのピロートークに行くまでが果てしなく遠い……)
怪人見て来たんだが平吉とお嬢に萌えたw
>>225 (*´∀`)人(゚∀゚*)ナカーマ
あの二人いいよな、後半のデフォ呼びが「お姫様」なのがたまらん