有閑倶楽部でエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
立ててみた
2名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 23:46:19 ID:BM3vQWM4
相変わらず赤西君は掘られ済みみたいな顔してるなって思った。
3名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 23:50:34 ID:9mBK3Qek
見事に見忘れたwww

ところで、メインが悠里じゃないってマジ?
4名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 23:51:18 ID:6M4ECatP
運動部の娘がいいね。
元気な娘は大好きさ。
5名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 01:17:23 ID:SLm/T9M1
悠理萌えた。
あの悠理はいい。

原作マンガだと美童×悠理が好き。かわいい。
6名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 08:41:06 ID:JQvdfMMy
難民板に二次創作スレあるよ
7名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 13:45:03 ID:T9Zn8OHv
原作知らないが美童可憐に萌えた
8名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 17:10:10 ID:2dsD4VUn
男嫌いな娘に萌えた
9名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 00:33:17 ID:Mn5maheo
10名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 01:00:45 ID:wcEsP196
紀子様激萌え
11名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 08:21:39 ID:sRPQCKLO
男嫌いの娘、確かに萌える
12名無しさん@ピンキー:2007/10/18(木) 08:27:25 ID:G6zqnEXB
可憐のオナニーか失禁が見れれば満足
13名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 02:36:58 ID:r0Bnq4xM
可憐美童のダンスシーン、ドラマでは下痢でぶったぎられてたけど
もっとエロく描写してほしかった…
原作では下剤じゃなく精力剤なんだぜ
14名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 08:13:13 ID:K8arPnil
キャラ的にエロイのはのりこだな。
男を嫌がってる所は、観てる側はS気が増す。
15名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 11:26:41 ID:pR0gI507
野梨子の字をほぼみんな間違っている件について

原作を読め!ドラマはクソだ!
16名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 11:58:00 ID:6gQbowfJ
全キャラの正しい表記置いときますね

松竹梅魅録
菊正宗清四郎
美童グランンマニエ
剣菱悠理
白鹿野梨子
黄桜可憐
17名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 12:27:46 ID:x1oz62W8
ややこいな
18なまえを挿れて:2007/10/20(土) 13:09:28 ID:PhRXw2rv

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19名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 15:34:07 ID:mePtzSwG
清四郎ってさ「野梨子の男嫌いは」なんて言ってた?
20名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 17:37:49 ID:Qt2ONRSg
キャラブックによると、

野梨子は当然処女。
悠理もあの性格だし処女。
可憐が意外にも処女。
清四郎、童貞。
魅録もあれで硬派だから童貞。
美童は余裕で非童貞。

美形揃いの華やかなメンバーなのに
六人中五人がバージンとはね。
理想が高いんだろうね。
21名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 17:54:35 ID:Qt2ONRSg
■清四郎←野梨子
野梨子が唯一気を許す異性が清四郎だといい。
その清四郎が鬼畜だとさらにいい。
野梨子は中身がロリっていう設定だから、
鬼畜男との相性がいいと思う。
野梨子→清四郎→悠理とか
野梨子→清四郎→和子とか
野梨子が可哀想な程萌える。

■美童×可憐
攻受がどちらでもおいしい。
一線超えそうになると途端に弱気になる可憐を
畳み掛けるように攻める手練れの美童というのもいいし、
可憐にべた惚れで余裕なしの美童と
先天的なカンでいきなり女王の可憐もいい。
美童と可憐は二人とも一方的に攻められてるのが
想像できないからペースを乱されるさまに萌える。

魅録はゲストキャラみたいな薄い子とうまくいってそう。
悠理はおじさまが好きそう。
22名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 10:35:06 ID:7mYn404B
>>20
虎の巻とあらかるとなら持ってるけど、キャラクターブックは知らんかった。
というか、ググっても出てこない。
雑誌に付いてた番外小冊子みたいな感じだったの?
虎の巻だと、清四郎は不明になってたよね。
一条さん、設定付け足したのかな。
23名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 00:00:44 ID:Dx/ZUKFX
>>19 のセリフに自信がないが書いてみた。
清四郎×野梨子
野梨子がかわいそうなかんじ。
難民板もみたあるけどこっちに投下。
24清四郎×野梨子_1:2007/10/22(月) 00:01:18 ID:Dx/ZUKFX
「野梨子の男嫌いは重症ですね」

「だから何ですの、清四郎」
 つん、と顔をそむけ、毅然と置かれた碁石は確かに清四郎を追いつめた。
 そんな彼女に苦笑を向けながら、黒石を指の間に挟み、ふむ、と漏らす。
「白鹿流を継ぐ身のあなたを心配しているんです」
「大きなお世話」
「一度男と付き合ってみればいい。案外悪くないかもしれませんよ」
「清四郎まで、美童みたいなこと言うんですのね」
「可憐のようになれとは言わないけどね」
「……まだ、続けますの?」
 ぱちん、とよどみなく置かれる碁石は、明らかに白石の優勢だ。これ以上続けても形勢の逆転は有り得ない。
 清四郎ならもっと早く気がつくはずなのに。
「いいえ。参りました」
「珍しいですわね。なにか、考えごと?」
 那智黒の石を丁寧に一つつまみあげて、清四郎の顔を見ないまま片手で弄ぶ。ひんやりとした滑らかな石が、小春日和に心地いい。
「幼馴染どのの、将来をね」
 ば、と顔をあげると、意地悪く口元を歪めた清四郎の、端正な顔がそこにある。
 こんな会話を幾度繰り返したか、数えるのも馬鹿らしい。
 清四郎なら嫌味ったらしく32回、と言うかもしれない。
 いつも清四郎が野梨子を怒らせて、会話が終わるのに彼は何度も同じ話題を口にする。
 野梨子が誰とも付き合わないほんとうの理由を、清四郎はきっと知っているはずなのに。

「……わたくし、男に生まれたかったわ」
「男でも、結婚をしないと社会的に認められないのは同じだよ」
「あら、男なら、お飾りの邪魔にならない女性をそばに置いておけばいいでしょう?」
「じゃあ野梨子も、お飾りの男性をそばに置いおくといい」
「わたくし、清四郎とは違いますもの」
 細い指先で黒石をどけて、白い石のみを丁寧に集める。淡い牡丹雪のようなそれを。
 意地悪な清四郎など、雪のように消えてしまえばいいと思った。
 昔はもっと優しかった。ほかの誰よりも野梨子を大事にしていた。
 誰かの処へ行けなどと、絶対に言わなかった。
 いつの間にかできていた高い壁の中に、自分はいたはずなのに、気がついたら外側にいた。
 悠理や魅録たちと、同じ場所に。

 清四郎の手が伸びてきた。空手のせいで筋張ってはいるが、細くて長くて、神経質で完璧主義な彼の性格をきちんと表している。きれいな手だ。
 野梨子はこの手が好きだった。
 那智黒の、素晴らしい光沢の碁石を集める様子を見ようと、一瞬ぼんやりとした。
 その手は碁石に触れずに、野梨子の細い手首を握った。
「心外だな。野梨子にそんな風に言われるなんて」
「あら、だってほんとうでしょう? 手を、放してくださらない?」
「野梨子は男嫌いなのに、僕は殴らないんですね」
「……清四郎は、兄妹のようなものですもの。それに、魅録も美童も、殴りませんわよ?」
「兄妹、ね」
 顔を見上げる。清四郎が碁盤に手を添えて、床を滑らした。す、と薄い音がした。
 こんな所作まで清四郎は完璧だ。悠理のような大きな音を、決して立てない。
「清四郎?」
 言い切る前に腕を引かれた。
 ぐらり、と上体が揺れて、清四郎の胸に倒れこむ。
 身体を離す前に、彼の腕が背中に回る。肺いっぱいに、懐かしい、清四郎の香りが入り込んだ。
「いつまでも兄妹でなんて、いられませんよ」
 知っていると思うけれど。低い清四郎の声が耳元で響く。くすぐったい。
25清四郎×野梨子_2:2007/10/22(月) 00:02:41 ID:Dx/ZUKFX

 ――野梨子はブラコンなのよ。
 いつか可憐にそう言われた。
 ――清四郎よりいい男じゃないとだめなのね。でもあいつより完璧な男なんて、いるはずないじゃない。
 現実を見なさいよ、と友人は呆れたように言い放った。その時も大きなお世話、と自分は顔を背けた。現実から、顔を背けた。

 ――清四郎は、野梨子じゃだめなんだよな。
 美童がそう言った。
 ――もっと、ずるいひとじゃないと。それかもっと馬鹿。悠理みたいな。
 自分は充分ずるい人間だと思っていた。清四郎の隣にいていいぐらい。
 魅録はちょっと同情するような眼で野梨子を見ていた。そんな眼はいやだ。
 悠理はばかで悪かったな、と美童に喰いついていた。悠理はやっぱり馬鹿だ。反論すべきはそこじゃない。


「…………清四郎?」
 顔を上げる。清四郎の長いまつげが目に入る。知的で無機質なその顔が、誰か知らないひとのような気がして、ぞわりと背筋が冷えた。
「放して、くださらない?」
 精一杯の毅然とした声は、だけど語尾がかすかに震えた。
 いやだ、と背けた顎を掴まれて、彼のくちびるがそっと重なった。
 驚いて見開いた両眼に、閉じた瞼が写りこむ。
 くちびるを軽く噛まれた。
 びくりと震えた肩を、清四郎がますます強く抱いた。
 何か言わなくては、と薄く開いたくちびるの隙間から、熱くぬめるものが侵入を果たす。
 舌だ、と理解した瞬間には、自分のそれにねっとりと絡んでいた。
 腰がぞわぞわする。
 身体が震える。
 逃れようと身を捩っても、清四郎に適うはずなんてない。
 知っていても、重なったくちびるが息苦しくて呼吸を求めて顔を振る。
 意外にもあっさりと、清四郎の顔が離れた。
「なに、なさるの……」
 くちびるから漏れる荒い呼吸が我ながらはしたない。頭の隅でそんなことを思った。
「女の悦び、というものが、あると思いますよ」

 何を言われたのかとっさに理解できなかった。
 両眼を見開いた。
 背に腕をからませたまま、器用に清四郎は野梨子の細い体を畳の上に押し倒す。
「せ、清四郎……、んっ」
 またくちびるが重なった。
 驚いて震わせた肩を、白いほほを、濡羽色の髪を、あつい額を、小さな耳を、清四郎の固い指がそっと撫でる。
 まるで、愛しくて仕方がない、とでもいうように、そっと。
 絡めた舌を強く吸われて、意識が溶けた。
 身体中から力が抜けていく。
 溶かされていく。

 気が付いてしまう。
 ずっと、ずっと、清四郎にこうされたくて仕方がなかった自分に。
 浅ましいその欲望を否定して、男になんて興味がないと振舞わないと、清四郎に縋りついてしまいそうだった。
 飲み下せなかった唾液が、顎を伝った。
26清四郎×野梨子_3:2007/10/22(月) 00:04:03 ID:Dx/ZUKFX
 惜しむようにくちびるが離れる。
 ほう、と深い息をついて、うっすらと清四郎を見上げる。
 彼はいつもの鉄面皮を保っていた。
 彼の息は乱れてもいなかった。
 彼の眼は、愛しいものを見る目ではなかった。
 
 眉根をきつく寄せて、顔を背けた。
 こんな清四郎は知らない。
「いや、いやですわ……冗談も大概になさいませ……」
 相変わらず震える声に、清四郎が嘲笑するように息を吐いた。
「一度男を知ってから嫌いだと言うべきなんだ」
 くちびるが、耳朶を噛んだ。
 ぴちゃり、と水音が脳内に響いた。あ、と信じられないほど高い声が己の口から洩れた。
「いや……っ」
「本当に嫌なら、」
 低い声が、直接脳髄を刺激する。
 もっと聞いていたい。だけど続きは聞きたくない。
「ちゃんと逃げればいい。野梨子の平手は結構効きます」
 のけ反ったくびすじに、ほとんど噛みつくように清四郎がくちづけた。
 ぺろりと舐めあげられて、野梨子の長いまつげが震えた。
 吐息が揺れる。みっともなく、清四郎を欲しがっている。
 いつの間にか制服の裾から入り込んだあの手が、野梨子の大きさの足りない乳房を下着の上から揉んでいる。
「清四郎、清四郎……!」
「なに?」
「やめて、こんなところで……誰か、来ますわ」
「……こんなところじゃなかったら、いいんですか?」
 じっと見下ろされて、言葉を失った。
 その通りだ。確かに身体は清四郎を欲しがっている。
 3度、瞬きを繰り返した清四郎のくちびるが、再び近づいてくる。
 恐る恐る、目を閉て、従順に受け入れた。
 ぷちんと軽い音がした。
 制服のボタンが外された音だ。
 デザイン性の飛んだ複雑な形の制服を脱がす術を、清四郎は知っている。
 前がはだけられた。
 下着姿の薄い身体が、午後の柔らかなの陽ざしの中にあらわになる。
 恥ずかしさに背けたほほを、清四郎のくちびるがかすめた。
 下着のホックが外された。
 肩ひもが腕を滑る。
 くすぐったくて肩がすくんだ。
 剥き出しになった二つの蕾が、自分でもわかるほどつんと立ち上がってますます羞恥を強くする。
 目を細めた清四郎が、片方を指の先でつまんで、もう片方を口に含んだ。
「んんっ! あっ、いや、ん!」
 自分がこんなにねだるような甘い声が出せるなんて、知らなかった。
 ぞわぞわする。
 清四郎の手が動くたびに、身体の奥から信じられない熱が沸いてきて野梨子をむしばむ。
 清四郎、とうわごとのように高く繰り返した。
27清四郎×野梨子_4:2007/10/22(月) 00:05:19 ID:Dx/ZUKFX
 清四郎の手が、太ももをなでる。
 内側に触れられるとくすぐったくて、思わず閉じた膝を強い力でぐいと開かされた。
 下着の上から、敏感な秘部に触れられて背筋が反れる。
「あっ、そんなところ……!」
「大丈夫、力を抜いて」
 それはとても無理だ。
 子供のように首を左右に振って、清四郎の制服の胸を握る。
 まだ彼は脱いでもいないのだと目を見開く。
 自分はこんなにも乱されているのに。
 野梨子の視線に気がついたような清四郎が、くちびるの端を少し歪めて襟元に指を延ばした。
 優雅な手つきで上着とシャツを脱ぎ捨てる。
 そんなものにも野梨子は見とれた。
 鍛え上げた裸の肌が、野梨子の胸に触れた。
 気持ちいい。
 人肌とはこんなにも心地いいものだったのか。知らなかった。
 くちびるを突き出してキスをねだる。
 きちんと重ねられて、また身体が熱くなる。
 下着の中に入り込んだ清四郎の指が、性器に触れた。
 ますますびくびくと全身が震えた。
「ちゃんと、濡れてますよ」
 言葉の意味は判らなかったが、揶揄をするようなニュアンスから恥ずかしいことなのだと思った。
 くちゃり、と湿った音が響いた。
「あっ」
 腰が揺れた。
 逃げるようにも誘うようにも見える。
 どうしていいか判らないでいるうちに、あっという間にスカートと下着も脱がされた。
「せ、清四郎……わたくし、あ、いや……」
 固い指を秘壺に差し入れられて、痛みに顔が歪んだ。
 痛い、と言いかけてくちびるを引き結んだ。屈伏するのは嫌だった。
 入口を抜き差しされるたびに痛みは軽減し、くちを塞いでいた拳はいつの間にか清四郎の肩に取りすがっていた。
 ねちゃ、という粘っこい音が耳に五月蠅い。もっと五月蠅いのは自分の声だ。
 訳が判らなくてもういやだ、と言葉にしかけた瞬間に、その指は引き抜かれた。
 茫然と天井を見つめる。
 荒い息が整わない。
 かちゃ、という金属音と、ファスナを下げる音が遠くで響いたが、身体が動かなかった。
 膝裏をぐいと抱えあげられて初めて、全身がこわばる。
 熱い塊が直接触れられて、身を捩る。
 だけど無情にもそれはずぶりと野梨子の細い身体を貫いた。
「きゃあっ、いた、い……っ!」
 ついに悲鳴が漏れた口を、清四郎が塞いだ。
 力、もっと抜いて。吐息のかかる距離でそう言われても、身体が思うようにならずにただ首を振る。
「やめて、やっ、……いやっ!」
 野梨子の拒否など気にも留めず、清四郎は律動を開始する。

 清四郎はもっと優しかったはずだ。
 野梨子を傷つけたり、怖がらせたりなど絶対にしなかった。
 いつの間に、変わってしまったのだろう。
 彼も、自分も。

 ぱん、と身体がぶつかるたびに、抱えあげられた肉の薄い足が人形のように揺れる。
 中途半端に残された黒いくつしたが、白い肌に妙にくっきりと浮かんでいた。
28清四郎×野梨子_5:2007/10/22(月) 00:06:06 ID:Dx/ZUKFX

*

 清四郎の髪が乱れている。
 いつも完璧に撫でつけているのに、珍しいことだ。
 ぐったりと全身から力を抜いて、その顔から眼をそらした。
 身体が痛い。
 息が苦しい。
 胸が苦しい。
「野梨子」
 呼ばれたが振り向かず、ぼんやりと窓の外を眺めた。
 溜息を洩らした清四郎が、唐突に顎を掴んでくちびるを重ねる。
 生ぬるい液体を流し込まれて、半分は顎を伝ったが半分は思わず飲み込んだ。喉を、液体と一緒に個体も通過する。
 げほ、と苦しげに咳き込んだ野梨子に、清四郎は鉄面皮に申し訳なさそうな表情を浮かべる。
「……何ですの?」
「アフターピル。避妊薬です」
 眉根を寄せた野梨子の額を、清四郎が優しく撫でて顔を覗き込む。
 判らない。
 清四郎が判らない。誰よりもよく知っていたはずなのに。
「…………嫌いですわ」
 掠れた声を絞り出す。
 清四郎が眉をあげた。
 兄妹や、幼馴染という関係を、彼は壊したかったのだと何となく理解はしている。
 このままでは二人とも、前にも後ろにも進めない。
 でも理解はしても、とてもとても受け入れられない。

「嫌い。男なんて」
 知っている。嫌いなのは男じゃなくて清四郎以外の男だ。
 彼だけはずっと自分を守ってくれると信じていた。

「……野梨子の男嫌いは、ほんとうに重症ですね」

「こんな酷いことをされて。一生治りませんわよ」
 覚悟なさって、とくちびるを寄せた。
 それを受け入れた清四郎の真意がどこにあるのか、男を知ろうとしない野梨子には判らない。


*


以上です。
お付き合いありがとうございました。
29名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 00:50:31 ID:09CTUTB2
通りすがりに開いてみたら、いいもの読ませて頂きました。
大昔に原作少し読んだ程度でうろ覚えなんだけどこの組み合わせいいね。
30名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 06:14:51 ID:9Qiy99s8
エロス。野梨子カワイイよ野梨子。
男嫌いが、男を受け入れるくだりがいいねぇ…。
おもしろかったです、GJ。
31名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 17:31:01 ID:NTwv/duM
gj
面白かった、また気が向いたら投下してくれ
32名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 21:51:08 ID:vJEI4unz
敬語の絡みが麗しいね
GJ!
33名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 23:08:44 ID:Z+2XtJ92
ほい今日のキャプ すんげーミステリアス
http://3server.sakura.ne.jp/tv/pc/img.php?src=../src/901-57.jpg
他にもえみっちとかいっぱいあったよ
34名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 23:52:46 ID:vJEI4unz
画像支援
キャプじゃなくてごめんね
http://imepita.jp/20071023/858290
http://imepita.jp/20071023/859070
35名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 00:02:43 ID:JEkx/J3y
GJ
この組み合わせ好きだから続編も書いて欲しい!
36名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 00:13:08 ID:ZTPW8M6z
>>23-28
自分もこの組み合わせ好きだ。
ドラマはあれなんで脳内で変換して読ませていただきますた。ゴチ。
ドラマの台詞はそれで合ってると思いますよ。
37名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 01:33:01 ID:NnfP/mFY
原作知らないから、ドラマ見た感想になるけど。
とりあえず、悠理が可愛い。
原作読んでみようかな。
ちなみに、組合せは皆何が好きなんだ?
38名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 01:42:45 ID:hdJmu+5F
原作しか知らないけど魅録×野梨子が好きだな。
お嬢様とああいう系のキャラの組み合わせに昔から弱い。
嫌いなキャラがいないから他の組み合わせも結構好きだな。
>>23GJでした!
39名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 02:56:30 ID:x+1GNBt9
>>38
最萌え一緒だ。最初この組み合わせ、特に意識してなかったし
作者が何かのインタブーで「倶楽部内で恋愛があるとしたら?」っぽいこと訊かれて
「意外と魅録と野梨子は一番しっくりくる」とか言ってたのを見て「ええー!?」と思ったくらいだが、
それ以来だんだん意識し始めて好きになっていった
特に出会いのシーンが少女漫画っぽくて好きだ
でも倶楽部内はマジで何でもいける。どのキャラも個性かぶってなくて魅力的だからだと思う
40名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 13:50:04 ID:9rwPjy2v
・魅録×悠理と清四郎×野梨子
・魅録×野梨子と清四郎×悠理
どっちもいけるかも。
最萌えの組み合わせは良作が投稿される度に変わる。

美童×可憐は固定かな。
でもこの二人だとギャグになるw
41名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 12:05:28 ID:ObvLEfAa
美童×可憐は置き引きやっつける時の回で好きになった。
たしかにギャグになりそうw


美童×悠理が好きだな。
毎回、ホラーの時のベタベタっぷりが溜まらん。
釣り橋効果でいいからくっついて欲しい。
血清届けに行く時の話とか感動もん。
予知夢の時とか、悠理のそっくりさんの時とか見てると、恋愛じゃないコンビとしても好き。
42名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 14:36:47 ID:1EjZzLi1
美童可憐スタイル良すぎ
絵にはなるけどエロさが足りない
43名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 14:48:10 ID:+rqpUZCp
エロ主体で見ればそうなる
44名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 15:13:13 ID:voFgtrhe
待て。エロの基準がわからない。
つるぺた幼女とピザじゃないとエロスじゃないのか!?
とか思ってしまったw
45名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 19:26:04 ID:/hcmGoje
有閑って、書き手は全部難民に行っちゃってるから、
このスレ存続するの難しくない?
46名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20:11:27 ID:LYnDO/c1
>>41
美悠はテニスの回で萌えた。庇い合う二人よかったな
47名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20:49:56 ID:/hcmGoje
>45
難民の有閑スレはエロ限定じゃないし、
なんかちょっと荒れてるからこっちの方が居心地がいい。
48名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20:53:30 ID:voFgtrhe
>>47
おまいがこのスレを好きなのはよーくわかった。

確かに自分はエロだけ読みたい。
49名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20:55:02 ID:Yu2R+0xS
>>45
>>47
自演してまで、何がしたかったんだw
50名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 21:03:21 ID:voFgtrhe
>>49
きっと難民から出てきたばかりでIDがわからなかったんだよ。
向こうは荒れてるらしいからよっぽどこっちに居着きたかったんだろう。
温かく迎えてやろうぜ……!
51名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 21:07:59 ID:05LqnXHt
ID:/hcmGoje
難民版の自演厨ですね。乙wwwww
52名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 21:43:18 ID:kx965KzO
こんなスレができてるなんて知らなかった。
しかも、最萌えの組み合わせが投下されてて嬉しい。
>>23-28さん、ありがとう。ちょっと冷淡な清四郎萌え。
53名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 21:46:55 ID:n/GCIK5v
>>23->>28
きんもいよ 確かにこっちのほうがイイよ
難民じゃたたかれるYO
自演厨はむこうでいずらいノリコオタ?

54名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 22:03:59 ID:LYnDO/c1
>>53
五ヶ国語でおk
55名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 22:08:45 ID:05LqnXHt
>>53
はいはい乙ww
難民で叩かれまくってるもんねw
レスの書き方ですぐわかるよ、特徴あるからw
56名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 22:11:04 ID:/hcmGoje
              \   ∩─ー、
                \/ ● 、_ `ヽ
                / \( ●  ● |つ
                |   X_入__ノ   ミ 俺は釣られないクマ ・・・
                 、 (_/   ノ
                 \___ノ゙
                 / 丶' ⌒ヽ:::
                / ヽ    / /:::
               / /へ ヘ/ /:::
               / \ ヾミ  /|:::
              (__/| \___ノ/:::
57名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 23:10:28 ID:mfD/5vGv
難民で、はしゃいだ奴らはもうここが巣だね
58名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 23:25:35 ID:HQFFffdf
野梨子好きだからこのスレに期待w
59名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 15:07:03 ID:2oCNiKQf
   ∩─ー、    ====
           \/ ● 、_ `ヽ   ======
           / \( ●  ● |つ
           |   X_入__ノ   ミ   そんな餌で俺様が釣られクマ――
            、 (_/   ノ /⌒l
            /\___ノ゙_/  /  =====
            〈         __ノ  ====
            \ \_    \
             \___)     \   ======   (´⌒
                \   ___ \__  (´⌒;;(´⌒;;
                  \___)___)(´;;⌒  (´⌒;;  ズザザザ


>>55 ID:05LqnXHt
釣られちゃったねwww難民ではスルーされてるょwwwwww

60名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 23:44:29 ID:KoGKgV6j
ウンコー●●●●●●●●●●●
61名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 00:32:12 ID:3XEyZaKE
美悠の人も自演臭いしね
62名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 14:02:45 ID:i8ZAfSTu
魅録×悠理みたい
63名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 14:25:04 ID:yjs8IHXD
清四郎はドーテーじゃないよ
作者が何かの漫画で描いてた
他人が知ってることを知らないのは嫌なんだと
64名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 15:35:32 ID:lotqpzm2
虎の巻でちょっと書いてたね。
作者曰く
「ん〜 どっちかなあ。恋愛は絶対してないけど、見栄と経験のためにやるかも。そーゆー奴だよ」
女三人は処女、男は魅録が確実に童貞、美童は言うまでもなく。

個人的には、可憐の見た目と内面のギャップが好き
清四郎と可憐の絡みはあまり見たことないな
65名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 22:29:20 ID:3eUNQ0H9
ここって倶楽部内カプ限定?
清四郎の初めてって、病院関係者なイメージだな
子供の頃から普通に出入りしてそうだし、医院長の息子であの顔なら誘惑も多いだろ
清四郎も後腐れがない相手なら拒まないと思う
美童より早いくらいだったりしてw
66名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 22:43:27 ID:Gss1jBGT
倶楽部内とは限らないがオリキャラはNGなんじゃないか?
67名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 23:15:00 ID:3eqVK3WW
でもオリキャラ男の強姦・輪姦モノとかそういうのは好き。
68名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 07:29:04 ID:crMwu6gW
オリキャラはドリーム臭くなるよ
69名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 16:57:55 ID:lnvywrcj
男は誰でもいいや
70名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 13:49:22 ID:CGyeDepv
フランシス×可憐でおながいします
71名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 22:38:51 ID:rB0Py4kG

        /:::::::::::::::::::::::人::::::::::::::::::::::::\
       /:::::::::::::::::::::::::::/ ..ヽ::::::::::::::::::::::::ヽ
      /::::::::::::::::::::::::::::/   ヾ:::::::::::::::::::::::::丶
      |::::::::::::::::::::::::::::/     ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ
      |::::::::::/::::::::::::ノ       ヽ.::::::::::::ヽ:::::|
      |:::::::/ ̄ ̄ ̄          ̄ ̄ ̄|:::::::|
      |=ロ   -=・=-     -=・=-  ロ=| アーッ!いいっ、いいっ!
      |::::::|       ノ           |:::::::| イベントノアトハ、ドウジンシデオナニーダッ!
      |::::::|       (● ●)       .|:::::::|
      |::::::|*∵∴    l l    ∴∴*.|::::::|
      |::::::|  ∵∴\______/∵∴ |::::::|
      |::::::|\     \____/    ./.|::::::|
      |::::::|  \________/  .|:::::::| 
        ̄   /`   ゜     ´\     ̄
          / ,へ    丶   ヽ \
          〈 〈 ( ・  .| ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄|
          \ \|    |同人誌| |18禁|
            \ \  .|__.m| |____|
              ヽ \| | l|  |ヽ_ノ
              |\ |l| l|.| |l  |
            / ,巛 ~~\ クチュクチュクチュクチュクチュクチュクチュ
           /  /      ヽ ヽ
           〈  〈       〉  〉
           \  \    / /
            (__)  (__)



















72名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 22:42:03 ID:TtOKP0nc
清四郎とノリコでSSよみたい。
だれかおながいします。
清四郎とカレンでもいいな。
73名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 14:06:25 ID:rWRzuW15
モルダビア×清四郎
74名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 15:00:28 ID:WN3Yhhp+
じゃあ瑠璃子(3巻登場)×美童
75名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 15:35:04 ID:3492vT9/
           /:::::::::::::::/ヘ::::::::::::::::::\
          /:::::::::::::::::://∩ヽ、:::::::::::::::ヽ
         /:::::::::::::::::::/./  ヽ l:::::::::::::::::ヽ
        /:::::::/:::::::::ノ / l / l ヽ::::::::::::::::ヽ
        .l:::::::/ ̄ ̄ノ .ノ    | ヘ ̄|:::::::ヽ
        |=ロ-=・=-シ )     l-=・=-ロ=l
   /^ ̄ ̄|::::::|´';、 _ノ.ノ∴)o(∴:ヾ-ン゙`|:::::::| ̄ ̄^\
 /  __|::::::|  / ./  /  `i  ヽ ヽ |:::::::|__  \
 l  /   |::::::| .l  l   /j l|! .i\ } .| |:::::::|   \   l
.mmっ   |::::::|  l  /  |./_-.ー_/| | l .|:::::::|   ιmm
       |::::::|   | ヽ  |::::::::::::::::l./ / /|:::::::|
       |::::::|ヽ  ヽ .ゝ、|::::::::::::U /  .|:::::::|
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       | |               .|  |
      ccccC               Ccccc
76名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 16:19:30 ID:v17avuV3
久しぶりに一巻を読み返して懐かしくなった。
あの頃のスレてたふいんきに戻って欲しいw
昔はタバコも吸ってたし、可憐もどうみても処女じゃ
なかったのになー。
77名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 20:27:10 ID:ODy8eL5O
昨日の清四郎の「馬子にも衣装ですね」発言が
何気にツボだったんだ
…誰か清×野を是非とも。
78名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 20:32:07 ID:LyRzlmKt
でも、原作の清四郎は「馬子にも衣装」って野梨子に対しては言わなさそうじゃない?
からかうなら、「似合いますよ、野梨子(クスクス)」って感じじゃないかな。
「馬子にも衣装」と言うなら、悠理に対してかなあと思った。
79名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 20:36:49 ID:cIK9Xr7P
だな。
それで野梨子がきつい嫌味で返すと。

悠理が言われたら、魅録に「どういう意味?」って聞いたあと怒ってそうだ。
80名無しさん@ピンキー:2007/10/31(水) 22:11:35 ID:SSeJa9cb
悠理は素で勘違いして
「マゴ?何であたしが孫なんだ?ワケワカンネ」と言いそうな気がする。

そーいや、ドラマで気になった魅録の「のりちゃん」。
ギャグで悠理がちゃん付けをすることはたまにあるけど、
倶楽部のメンバーは下の名前で呼び合うまでに呼び方変わってるのかな?
(清四郎は「黄桜さん」と言っていたような)
魅悠・美可は意気投合したら即呼びそうだけど、野梨子が想像できん。
野梨子が清四郎以外を下の名前で呼ぶようになる過程が知りたいわー。
野梨子が皆と打ち解けたことを喜びつつも、心の奥で微妙にモニョる清四郎とか。
81名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 20:20:26 ID:De3sdGie
虎の巻見てると清と悠、野と美、魅と可が一番自然な組み合わせだと思える。もっとも清と悠は公式エピソードで破綻したから何とも言えんが。
82名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 21:02:07 ID:Y9mNjgS7
自然な組み合わせなんてあるのか?w
自分も虎の巻は持ってるけど。
有閑はこのスレのように妄想だけでいいや。
83名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 22:16:49 ID:+Nh1VD+F
原作で部内カプ話があれば違和感ありまくりだろうな。
素晴らしい友情築いちゃったから。
読者を納得させるだけの神エピソードってちょっと思いつかない。
84名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 09:23:30 ID:dnqyZA94
>>81
どれ一つ同意できない
85名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 09:58:50 ID:qHLGyXrB
自然なのは、
清四郎×野梨子
美童×可憐
魅録×悠理
だと思ってた。

清四郎×悠理
魅録×野梨子
だと、ちょっと本編からも想像つく。

ぱっと想像できないけど面白そう↓
清四郎×可憐
美童×悠理
美童×野梨子
魅録×可憐

もう誰と誰でもいいや みんな好きだ
86名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 12:22:16 ID:FQfZJZn7
>>85
私も虎の巻有閑関係の物は大抵持ってるけど
それがまだ一番想像しやすい。
ぱっと想像できないのも面白いかもね。
でも原作では結局部内恋愛にならないのが一番かなと思ってる。
87名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 02:07:59 ID:MRU3fszx
清×野いいね、
88名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 09:23:25 ID:L5RtEIlA
>>85
自然っていうよりは、似たもの同士だと思う
優等生、不良(ただし硬派)、色気

清四郎×可憐、美童×悠理は確かに想像つきづらいけど、
美童×野梨子、魅録×可憐は結構見るせいか平気
たらしの美童が野梨子に振り回されて、頭が上がらないとか好きだし、
原作の野梨子は、清四郎以外は友達でも「男」と意識・判断してそう
(出会いの所とか見ると)
原作で可憐は魅録の男としての評価、結構高かったような

ま、それも二次創作サイトいって、かもしれないけど
89名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 09:26:41 ID:Y5JRyzh8
悠理は6人の中でもメインキャラのためか、どのキャラともよく絡んでるので
美童×悠理も違和感は抱かなかったりする。
90名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 09:47:11 ID:OwZhuWCQ
>>86
原作では恋愛にならないっていうのが一番いいのは確かだね
エロパロでは割り切れるけど
6人が騒がしく仲良くやってる日常が好きだから
91名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 16:40:57 ID:PV5XQBwq
エロなしだったけど、野梨子×悠理を二次創作で読んだ事があるが
全く違和感なくて驚いたw

原作ではあのまま皆仲間でいつまでも高校生のままでいて欲しい。
92名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 18:51:32 ID:sVxtYELh
レズキモ
93名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 21:17:14 ID:iVIsAShL
>>92
お前が一番キモいよ
94名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 22:54:42 ID:+7bWMBXY
>>91
悠理×野梨子もあるよ。
何故か女の絡みだとこれが多いんだよな。
可憐はほとんどないのに。
95名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 23:26:32 ID:OwZhuWCQ
悠理がどうしたらそんな事考えるのか、興味あるなー
96名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 23:28:52 ID:sVxtYELh
マジキモ
ひとつぶで二度おいしい男の発想?
あーキモ
97名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 23:29:31 ID:f4K0vnQD
2人とも男性(恋愛)に壁があるし、
結成話で仲良くなっていく過程は悠理が男なら
王道とも言える内容だし、想像しやすいのかな
98名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 00:35:59 ID:8pdVJ4bZ
野梨子と悠理のカプは自分も読んだことある。
可憐がらみの同性愛ネタはないな。

自分はホモスキーだけど、有閑でのホモネタはなんか生々しくて苦手。
99名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 09:52:54 ID:4m6Fe3k5
>>98
可憐がらみの同性愛ネタも見たことある

なんかどっかで泥沼同性愛見た
悠理・野梨子と清四郎・魅録ができてて、可憐・美童は清四郎に惚れていたような。
で、清四郎・悠理が結婚するって言って、一気にバランスが崩れるって話
落ちがどうなったか忘れた
100名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 12:44:03 ID:6iE/4nJ2
実際に手を出したいタイプは可憐だが、
二次元妄想なら野梨子
101名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 15:35:58 ID:tWL377Y4
清四郎が絡むカプはどれもエロそう。
ぜったいむっつりで鬼畜だよアイツ。

102名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 15:37:56 ID:F+t99U8i
サド清四郎話は好き
103名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 16:42:26 ID:n+YL4jaC
自慰強要して冷静に眺めてたりしそうだな。
104名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 17:41:35 ID:i+onTS/9
>>96
死ねばいいのに…
105名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 17:42:27 ID:i+onTS/9
>>96
早急に死ねばいいのに…
今すぐ死ねばいいのに…
死ね…死ね…死ね…死ね…
106名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 18:33:29 ID:q6sMQZND
盛り上がらんね。
有閑とエロは馴染まないのか。
107名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 20:39:44 ID:H7S3aZiB
>>96
死んでくれ死んでくれ死んでくれ
死んでくれ死んでくれ死んでくれ
死んでくれ死んでくれ死んでくれ
死んでくれ死んでくれ死んでくれ
死んでくれ死んでくれ死んでくれ
死んでくれ死んでくれ死んでくれ
108名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 01:26:11 ID:7m1xAGbX
>>106

>>96>>107のような空気読めんヤツらがいるからだとオモ
109名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 03:51:28 ID:oHRQm7AX
私は百合萌えするけどなぁ
BLの方が嫌だ
千秋さん×野梨子なんか見てみたいな
110名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 07:24:58 ID:Rgnpmunq
ちょっと変わった組み合わせなら、野梨子父×和子さんなんて見てみたい。
111名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 21:53:04 ID:RW3qER4w
コミックスの第二巻(第6話)で、ホテルに魅録と可憐が盗聴器しかけるために泊まったりとか
千秋さんが可憐にちょっと似ているから、自分の中ではずっと
魅録×可憐
清四郎×野梨子
なんだよね。
112名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 22:57:32 ID:tCYhQORN

野梨子×美童 のり子は美童みたいのが合う

           、′・. ’   ;   ’、 ’
           ’、′・  ’、.・”;  ”  ’、
           ’、′  ’、  (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”;
            ’、′・  ( (´;^`⌒)∴⌒`.・’、′・      ブヲッフォ・・・・・ー
           、 ’、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ、"'人 ヽ
           、(⌒ ;;;:;´'从 ;'   ;:;;) ;⌒ ;; :) )、   ヽ
                ( ´;`ヾ,;⌒)´  从⌒ ;) `⌒`.・
          ‘: ;゜+° ′、:::::. ::: ´⌒(,ゞ、⌒)
              `:::、 ノ  ...;:;_)  ...:..::ノ
                 .ノ^ ̄yヽ、
                m9ヽ,,ノ==l ノpm
                  /  l |
            """~""""""~"""~"""~"
 
113名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 01:37:19 ID:Xr1bZV6H
住人が特定のCPにこだわりすぎるからいけないんだよ
女が多いスレはどうしてもこうなりがちだけど
114名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 16:16:48 ID:vjNCWHiJ
ここでは百合がいい
ノーマルエロはファンサイトでも沢山よめるから
115名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 18:08:28 ID:2P4B43+u
>>111
そのカプ面白そう。
可憐って大人になったら千秋さんのようになるのかな?
魅×可とかあまり想像できなかったけど面白そうだね。
逆もいいかも。
116名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 22:05:23 ID:75gBqk4d
>>111
10巻で清四郎は保護者の気分、野梨子はブラコン…と
お互い恋愛を否定してるからいつも身内に見える。
 
魅録は悠理か可憐かな 
あと、美童が普段どんな風に遊んでるか気になる
  
117名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 10:38:39 ID:8QclUqzy
自分は清四郎×悠理が好きなんだよなあ
原作でお互い異性として見てないのはわかってるんだけど、
正反対な二人だからこそ自分にない部分を相手に見つけて惹かれるというか
大人になって悠理がちょっと落ち着いて、清四郎が懐深くなれば意外とお似合いな気がする
ま、単なる願望だけど
118名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 13:19:23 ID:23PpvdGc
清四郎×悠理いいよね。
原作でも多少思わせぶりな雰囲気があるような気がする。
なんだかんだお似合い。
119名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 20:18:20 ID:3ISLZV7p
両極端なのは美童×悠理かも
3部屋取った時、当たり前の様にこの二人の組み合わせだった
ああ、恐ろしいまでに意識していないんだな、と思ったよ
そんな二人がそういう仲になるのって、新鮮かも
120名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 20:33:47 ID:CjcLMq7p
美童×悠理好きだけどね。
テニスの回や、部屋が一緒の回もあるし
カラーイラストとか2人で踊ってるの可愛いカップルだと思った。
121名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 20:38:51 ID:Y9ixyuO3
同室って確かスパの回だよね
寝化粧したり髪巻いたりで美童のが女らしかったのに笑った覚えがある

「女の子なんだから」って面白半分に肌のお手入れとか化粧とかを悠理にレクチャーしてる内に悠理を好きになっちゃう美童、てのが想像つくなぁ
122名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 23:19:19 ID:jrLHtSnk
美童×悠理の組み合わせは性別不詳な美形カップルで聖プレジデントの女生徒が喜びそう。
123名無しさん@ピンキー:2007/11/09(金) 23:55:50 ID:FKBX/oNn
美童×野梨子はリアル
124名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 00:12:43 ID:3u2G1u2j
>>123
野梨子が美童を尻に引いて振り回してそうで、
情けない顔しながらも、実は尻に引かれてあげてる美童と、
それをわかっていない野梨子って結構いいかも
125名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 00:18:45 ID:5v48TW8i
倶楽部内じゃないけど、野梨子は天使のツラノカワの龍世みたいな大人のタラシが合いそう
126名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 01:43:56 ID:OQzfYob/
わりと美童との絡みでは、悠理も泣いたり美童を心配して弱気な表情になったりということが多いよね
美童も悠理に対して、珍しく本気で怒鳴ったり男らしい真剣な顔してることも多いし
127名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 02:02:44 ID:/D/FmcqX
>>126
そういう所が美童×悠理のおいしい所だねー
128名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 21:32:51 ID:ZwWqBxYC
美悠のレスって自演くさい
129名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 22:11:55 ID:MYrbzvnU
美悠は可愛いよね。
ふたりの力関係が絶妙なのがいい。
普段情けない美童だけど、悠理をフォローする部分もたくさんありそう。
正反対だけど、対等っぽくて。
130名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 22:22:43 ID:y7qJ5xUr
>>117
清×悠はどちらかが素直になったら人目を気にしないバカップルになりそう。
魅×可もしっくりくるなぁ、
131名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 22:27:42 ID:QrgfdibC
美悠必死で笑える
よそで遊べるサイトがないからここでがんばり杉
132名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 23:34:12 ID:6KQ5FiZe
>>130
破天荒な悠理に振り回されつつ手綱を握れるのは自分だけだと自負している清四郎と、
小言説教が鬱陶しいけど自分のために必死になってくれる清四郎にまんざらでもない悠理
の図がなんとなく浮かんだ
無意識に二人の世界作ってそうだなw
133名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 23:34:21 ID:ik/zZnh2
>>128,131
とりあえず自分のほかに一人はいる
自演ではない

なんか、可憐がらみではあんまりバカップルは思い浮かべない
他5人はそこそこ想像できるのに
134名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 23:37:48 ID:O/wSqnbE
どの組み合わせでもいいよ。エロければ。
135名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 23:48:08 ID:MYrbzvnU
>133
可哀想な子はそっとしているのが一番かと。

可憐は、バカっぷるは確かに考えにくい。
ラブラブは魅可。
エロいのは清可。
美可は意外とラブラブというより友達カップルになりそう。
136名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 00:23:30 ID:+ZeBZCbL
魅録は誰相手でも爽やかになりそうだし、清四郎は誰相手でもエロエロしそう。
鬼畜清四郎が見たい。美童は意外に微笑ましい感じ。
137名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 01:17:18 ID:6OZc6Um8
魅と悠は、一番照れなくエッチにもつれ込みそう。
っていうかエロ「パロ」なのに、職人不在だね。
138名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 01:55:36 ID:LDqfSTm4
>>132
清四郎は本気になったら素直クールモード入りそうだからな
それを嫌がる天然物ツンデレ悠理
めっちゃツボです、誰か書いてくださいお願いします
139名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 07:18:27 ID:cWA778Y7
美×悠は
肝心なお初に悠理が変なことばをズバリ言って
せっかくロマンチックエロな気分に浸って誘ってる美童を萎えさせそうw
140名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 09:58:40 ID:pRD1Z3Sk
それはありそうww
141名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 10:00:10 ID:VY4G9l7n
>>137
じゃれあいの延長でナチュラルにエッチしそうだね。想像つくw
142名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 12:46:04 ID:6OZc6Um8
清悠、美悠ともに、
普段はあんな悠理を女にするのは自分だというふうに燃えそう。
143名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 12:59:16 ID:HBP/Aqlj
>>142
んでもって、
よく悠理相手にその気になるとか、女に見えるのか、とか
言う他二人の男相手に、悠理がどれだけ女なのは僕だけの秘密、とか
内心で優越感に浸ってそう
これ、清四郎でも美童でもいける
144名無しさん@ピンキー:2007/11/11(日) 13:13:52 ID:HaXKItEo
魅録は?
145142:2007/11/11(日) 15:11:52 ID:6OZc6Um8
魅悠の場合、魅録はナチュラルに悠理が女だと意識しているイメージ。
ずっとゾク仲間たちと一緒に遊んできたわけだし、
ふとしたときに「こいつも女なんだよなぁ」って。
146名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 07:11:36 ID:UPA8WeoR
野梨子の総受け希望
147名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 15:15:37 ID:u1KPUHDN
>>146
氏ね 氏ね 氏ね 氏ね
氏ねばいいのに 氏ねばいいのに 氏ねばいいのに 氏ねばいいのに
氏ねばいいのに 氏ねばいいのに 氏ねばいいのに 氏ねばいいのに
148名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 15:23:25 ID:u1KPUHDN
〉〉146
ブスにも光を
149名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 15:31:59 ID:u1KPUHDN
>>135 >>136 >>146
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ねばいいのにしねばいいのに
死ねばいいのに

ぶすにも光を
150名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 18:22:40 ID:RKeCTIss
瑠璃子総受け
151名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 20:54:39 ID:EgYgPDbk
>>146
>のりこ総受けとか  
ちょっと痛い つファンサイト  

ぶすに光…の次に瑠璃子ワロタw
152名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 23:14:15 ID:AU0ag7d6
先程ドラマ見て夫になった鬼清四郎にしつけ(性的)を受ける悠理を想像した俺
153名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 23:31:18 ID:tNdefyxV
みつけた。ここの関連スレ
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/material/990546736/
154名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 00:01:48 ID:0+pi0ryJ
>>152
仲間ハケーン
清四郎の鬼畜っぷりと悠理のしごかれて涙目wな感じがうまく演じられてて萌えた
155名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 00:06:43 ID:7BT9X7cG
>>154
いやいや…まさかこのスレでの妄想をドラマで直々にやってくれるとは…
156名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 02:24:30 ID:+9Go0Qae
鬼畜清四郎×涙目悠理に同意。萌えた
157名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 16:20:15 ID:qjTUxzxX
でも、横山清四郎ってどことなく頼りなくて調教なんてできなさそう
美波悠理の方が体力ありそうじゃん
158名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 17:37:07 ID:aeYrghd/
でも昨日の横清四郎は何気にかっこよかったからな‥
俺はいけるぞ〜横清×波悠
159名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 19:44:32 ID:t9WJk0PS
横山はMらしいね。

昨日のドラマのSっぷりよかった!
ばっちり脳内でエロに変換した。
160名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 20:29:22 ID:0qUMzqTQ
人気者同士のカプだから清悠の人気が高いのはわかるけど、
魅悠の声が少ないのは何故だろう
161名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 22:11:53 ID:CixY0zcy
ダチにしか見えんという声があるのでは
162名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 22:45:59 ID:aeYrghd/
なんか魅禄は本当に悠理を女として見れなさそう。
一方清四郎はむっつりだから‥

SS書いてるぜ 清悠の
163名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:40:53 ID:7BT9X7cG
>>162
ガンガレ!激しく期待
164名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 00:20:23 ID:RjI21TZo
>>162
きゃー激しく期待してまーす
165名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 11:36:29 ID:0C+flk1N
>>162
wktkしながら待ってる

それにしても清四郎は悠理との結婚生活をリアルに考えた上で承知したんだろうか?
もともと望まれてたのは剣菱の後継者以前に孫の誕生だった訳で、
女に見えたことないと言いながら悠理と子供を作ることに抵抗はないのかと
166名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 12:32:35 ID:SOYKlBea
>>165
そこまでは考えてなかっただろうと思ってる。
なんだかんだ言っても高校生なわけだから。
167名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 12:40:46 ID:YCzwWe5B
原作じゃ色々思い悩んでるとき「悠理もよく見りゃ美人」みたいなこと
考えてたよ清四郎
168名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 13:26:36 ID:SOYKlBea
>>167
そうか。
じゃ、「やろうと思えばできるさw」みたいな感じだったのかもな。

ところで清四郎×悠理派は、ちょっとSM染みてるような二人の関係が好きなのが多いのか?
清四郎に征服される悠理って感じで。
ファンサイト見ててもなんとなく思うのだが。

自分はダチの延長パターンが好きなので、魅録×悠理に惹かれる。
悠理が悠理らしいままいられる気がする。
169名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 13:57:18 ID:4T2eszZt
美童×悠理も捨てがたいな
一番ギャグに走りそうだがけっこう楽しそうだ
170名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 16:30:19 ID:QjePUWS2
>>165
原作では豊作兄ちゃんってのがいて、
百合子さん「お人形のような可愛い嫁さんをもらいたい」
万作さん「ただでさえ頼りない豊作なのに困るだがや」
百合子さん「じゃあ悠理の旦那に継がせればいい」って流れだった。
今、考えると、論法が飛んでるよねww
しっかりした嫁さんがきても、剣菱を仕切るのは頼りない豊作兄ちゃんなんだから。
でも、「孫が欲しい」と言ってるわけではないから、
悠理との夜の生活なしでも、別に構わないといえば構わない流れではあった。
171名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 16:47:13 ID:YCzwWe5B
まありぼん掲載だったしな。ちびまる子ちゃんと同列に子作りって話は
出来ないだろう。
172名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 16:51:42 ID:XS9KO4MY
でも百合子さんは
「悠理と清四郎ちゃんの子なら可愛いはず」
みたいな事を言ってたよ
173名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 19:41:46 ID:z5K171wB
原作はとりあえず婿を、
ドラマは子作り、の流れだったってこと。
しかしおいしいよな。子供産めってかw
174名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 00:27:53 ID:ETsUTle0
清四郎は剣菱財閥を動かす事を考えて、そして、思わぬ展開で叶った訳だけど、
あそこで夫婦喧嘩が勃発しなきゃ、まずは子作りからだよな
万作父ちゃんはまだ元気だから、すぐに継がなくていいわけだし、
百合子さんの願いが優先される
175名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 01:29:13 ID:vMOrL6xX
夫婦喧嘩め‥!
まあ健全な展開なのは当たり前だけどさ‥
176名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 01:38:46 ID:2ii67dh3
夫婦喧嘩が起きなきゃ、「じゃ、清四郎ちゃん、可愛い孫お願いね」って展開だったんだろうかw
どんな親だよww
177名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 02:00:48 ID:FFKVChJl
清四郎の体力と勤勉さなら
種馬としても一級品に違いない!
178名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 02:07:45 ID:TMFObXSl
優秀な跡継ぎのためが理由だった原作だと
夫婦喧嘩によって清四郎の剣菱家入りが早まったけど、
ドラマだと夫婦喧嘩によって完全に邪魔されちゃったよねw
179名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 10:52:26 ID:Fkwg8wbb
まあ何にしても今回の展開に関してはドラマGJ!と言わざるを得ない
特訓も、自分好みの妻に仕立てあげるとかなんとか(台詞ウロ覚え)美童が言ってたよね
小さい頃バカにされた相手を見返す為に強くなって、
そして今、その相手を女として自分の思うようにできる位置にいるとか、
清四郎の征服欲を刺激しそうだよなあ
180名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 22:06:35 ID:HqIlM7bW
子供の頃負けて、それをきっかけに強くなり〜があるから今の状況が余計にいいよね。
悠理より上?だぞみたいな
清四郎ってエロいイメージ付きまとうけど、
そのエロは悠理に対して最大限に発揮されそう(征服欲とかも含めて)
でも優しいんだろうなあ
181名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 22:29:55 ID:6Ff6uLJz
自分は、可憐や野梨子には絶対言わないのに、悠理に対してだけ「お前」と呼ぶ清四郎がツボ。
だから、こないだのドラマは「私のためのその口調!?」とさえ思って、萌え萌えだったよv
が、原作を隅々まで読み込んでる自分とは違って
ドラマだけ見てる小中学生には冷酷でヒドいやつに見えるだろなー、とも。
悠理がピンチの時にフォローしたり助けたりするのは必ず清四郎で、
それがわかってるから悠理も言いなりになっちゃうのに、
その辺りがまったく描かれてないんだもんね。
182名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 22:38:53 ID:mQ7vajDb
>>181
「お前」に関しては、魅録や美童もそうだけど、
清四郎は基本的に彼らより丁寧だから、ギャップがずっとあるわな。

>悠理がピンチの時にフォローしたり助けたりするのは必ず清四郎で、
>それがわかってるから悠理も言いなりになっちゃうのに、

でも、これに関してはどうだろう。
なんかもっと単純で簡単な操縦法のように思えるんだが。
183名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 22:45:28 ID:6Ff6uLJz
>>182
181っす。
魅録と美童は野梨子や可憐にも言うよね。でも清四郎は言わない。
だから、個人的にはその点に萌えるわけ。
184名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:11:15 ID:HqIlM7bW
>なんかもっと単純で簡単な操縦法のように思えるんだが。
清四郎は悠理位まるめこむのはお手のもの だからなw

185名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:22:24 ID:Fkwg8wbb
まさに三蔵法師と孫悟空w
普段は清四郎に頭が上がらなくても土壇場では悠理も退かなかったり、
一方的な力関係ではないところも好きだ、清×悠
186名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 23:49:58 ID:iEQ6yhLG
今週の話のせいで、自分の中でのメンバー内恋愛フラグ解禁になったw
ドラマ版の清四郎ってタメ口きかない設定だと思ってたから、
剣菱邸でのシーンはすごい破壊力だった…
特に清四郎×悠理派に転んだという訳ではないんだけど、
あのやり取り見た瞬間にあの二人が普通の男女カプに見えてびっくりしたよ。
妄想スレの過去ログでも漁ってくるかな…
187名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 00:01:53 ID:20U4MINP
妄想スレって?
188名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 00:33:57 ID:uIn4tZZ6
せっかくエロパロなのでそれぞれのカップリングに似合う体位を妄想してみた。

清×可:騎乗位
清×野:駅弁
清×悠:バック

美×可:絞り芙蓉
美×野:抱き地獄
美×悠:松葉崩し

魅×可:正常位
魅×野:正常位
魅×悠:正常位

・・・なんとなくです。はい。
「かけくづれ」「ひよどりごえの逆落とし」ができるカップルは
清×悠か魅×悠だけだろうな、とか思いつつ。
189名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 00:38:17 ID:tUsZGNIN
>>187
難民にある二次スレでしょ
190名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 00:42:10 ID:BGMab6v9
エロパロだから3Pとかあってもいいのに
191名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 01:52:23 ID:kTIn0MfA
>>188
なぜ魅録だけ全部正常位w?
常識人な魅録だけにわかるような気もするが。

あと、美童より清四郎の方が変わった体位を試しそうだよ。
研究好きだしさ。
美童みたいなもてるタイプは意外とセックスはノーマルだったりする。
自分で努力しなくてもいいからさ。
192名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 01:56:17 ID:zIoEnWVr
美童は努力家。女にもてるため、喜んでもらえるためなら何でもする男
193名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 01:58:08 ID:EbEkTkPI
魅録×チチ&ネグリタ?で
鶯の谷渡りとか
194名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 10:13:34 ID:o6xS4DAE
>>177
ワロタw確かにw

お前らのもえ語りの内容が濃くて楽しいぞww
アブノーマルな清四郎いいね。けっこうなんでも試しそう。
195名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 10:45:29 ID:z5NKlZ7F
>>169
美悠厨しつこいよ
同一人物でしょう
196名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 11:37:04 ID:LrHWjAJb
>>195
そんなことはないだろ
落ち着いて心を広く持て
ここは有閑倶楽部のスレなんだからさ
197名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 12:16:52 ID:o6xS4DAE
>>195
そうそう
仮に同一人物だとして別にしつこくはないよ!
カップリングを語ろうぜ!
198名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 17:34:30 ID:caYG2P3l
でも美悠って意味がわからん

清×悠
清×野
魅×悠
魅×野
美×可

しか考えられない
199名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 17:36:54 ID:kikA9K9Q
パロだから何でもオッケイ
しかもエロパロ
200名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 17:46:43 ID:EbEkTkPI
じゃあ
百合子×千秋で
百合子、千秋×清四郎でも
201名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 18:50:02 ID:FyWJ1XZ9
>>188
清四郎と野梨子の駅弁想像しやすくてわろたw
振り袖とスーツ(ベストのみ)でお願いしたいね。
202名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 19:53:04 ID:nEsFngLK
>>198
自分は清×悠のが意味わからん
どう考えてもそれだけはありえん
203名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 20:23:01 ID:M705lkYe
>>186
ドラマでの清四郎のタメ口、命令口調よかったよね。
悠理が「口のききかた変わってる」とか言ってたよね、笑えた 
Sっぷりがハマッてた
204名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 20:56:08 ID:R6iDWP9d
>>202
そういう事言う人は2ちゃんには来ないほうがいいよ
ここにはさまざまなカップル好きな人がいるんだから
205名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 21:08:53 ID:PNplHWHn
>>198
>>41とか>>46見ればなんとなくわかるかと…
それで萌えるかはひとそれぞれだと思うが
206名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 21:16:44 ID:LrHWjAJb
うん、好みは人それぞれだ
自分は全部に萌えるからいいけど(倶楽部内恋愛なしも断然OK)
逆に、○×○はありえないとか考えられないとかいうのを見るのは辛いよ
207名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 23:52:35 ID:y510w00R
人の萌には口を出さず、
投下されたエロは美味しくいただく。
それがエロパロ板での嗜み。
208名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 13:02:49 ID:zccEd+CU
>>201
「スーツ(ベストのみ)」は、ジャケットなしの状態って事だろうに
私の勘違い脳は「裸にベストだけ」の図を想像してしまった w 

う〜ん、裸ベストとはマニアックな。何故にそんな格好を??
と思ったら、そこは妄想の国でした。


すっかり力の入らなくなった野梨子を清四郎は一気に抱えあげる。
「フムッ!」
着崩れた赤い振袖の野梨子は、まるで零れ落ちる寸前の花のようだ。
鍛え上げた裸体を惜しげもなく晒す清四郎は、
仁王立ちになると己の中心に深々と野梨子を打ち付けた。
「嗚呼・・・!!」
思わず漏れるあられもない悲鳴。
野梨子はそれを噛み殺そうと、細い腕で必死に清四郎の首にしがみついた。
堪え切れない嬌声と衣擦れの音だけが、室内に響く。
「・・・クッ」
容赦なく責め立てていた清四郎が、かすかに片眉を上げると動きを止めた。
「すみません。着物が擦れて乳首が痛いもので、ベストだけ着させて下さい。」

裸 ベ ス ト 完 成 
209名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 13:15:10 ID:z78XdGTk
>>208
激ワロスwwwww
乳首敏感すぐるwwwww
210名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 13:23:02 ID:Z3PrONfJ
笑かすなよw
ノリコは振袖着てんのに清四郎は裸かよw
素早い手際だな
211名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 13:27:01 ID:e/qXOx26
振袖だと重いだろうな
212名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 13:34:05 ID:zDerVyQq
振袖は引っ掛けるだけだよwソコら辺は察してくれww
213名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 14:00:42 ID:oyNMETA/
清四郎に倶楽部内で勝てる人間がいるとしたら、野梨子ではないかと思うので、
S野梨子×M清四郎ってのも読んでみたい。
214名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:52:36 ID:5IMsyAMd
>>208
あれ?それなんて俺?ww
全く同じこと考えてたw
しかもジャケットなしって意味とは思わなかったwww

今原作の10巻よんでもえてた‥
調教するんすか清四郎さん
215名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 22:36:59 ID:lzSxUIhr
>>208 日曜の昼間から気持ち悪い
>>188 全員をカップリングして体位というのもかなり引く
216名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 23:35:34 ID:Cae5hkYg
日曜の昼ってゆーのがキモオタ風味増しちゃったのかな
自サイトかブログだったらいいよね
217名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 23:36:31 ID:jRlQ21G6
>>213
めちゃくちゃ同意
218名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 23:39:17 ID:z78XdGTk
>>213
うん、読んでみたいw M清四郎新鮮。
219名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 23:42:49 ID:ED9buTzF
>>208
激ワロス
またお願い。
220名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 02:15:33 ID:RVtzZXHL
なんか不自然だよお。キモオタっていわれたからって単発IDだらけで
必死にならなくてもいいのにぃ 
こんなにたくさん支持派がいるならファンサイト開設するといーよwwwww
きっとにぎわうはず
>>208
きもちわるいに1票www
もう来ないでほしい もう来ないでほしい もう来ないでほしい
もう来ないでほしい もう来ないでほしい もう来ないでほしい
しんで しんで しんで 死んで しんで 死んで しんで
208もう来るな!!!
221名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 02:17:36 ID:RVtzZXHL
                     ∧
                        | |
                        | |
                   ,..-| |─- 、
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               ,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : ヽ
              {:: : : : :i '⌒'  '⌒' i: : : : :}
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                |    (゚) (゚)   |
                |     )●(  |
                \    ▽    ノ
     ,: 三ニ三ミミ;、-、   \____/
222名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 02:40:05 ID:RVtzZXHL
おもしろいの見つけたんで連投いきます
   /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ⌒ヽ   
  /       /i \   ヽ  
  | | /////.∧ | | | | ∧ |\、   
  | | |-| |〔 ==・.〕--〔==・〕--ヽ  
  | .|| || ゛`ー'(、●^●,)ー'゛ ヽ   
  |  | || *  ノトェェイヽ  ・  l  。
  .|  | ||::::  ノ ヽ`ー'ノ ヽ :::: /   
 | i ゝ:::::::::::     '⌒ヽ :::: ノ   
//∧| \__ '、 ,ノ_/
>>208プロフィール
年齢 35歳
スリーサイズ B53 W73 H?
職業 ニート
趣味 2ちゃん 妄想 アニメ
備考 オナニー大好き
   処女
   引きこもり
223名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 17:34:37 ID:izz+HCZ8
>>213
それ見てみたい
Sの人はMっ気もあるっていうし意外とすんなり読めそうだな
224名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 20:50:32 ID:DCHQxpSV
208ちょーワロタ!!!
220のヒト、なんか怖いんですケド
キモいか否かは主観的な個人の判断でないかい?
器の小さいやつは、不特定多数の書き込みがある2ちゃんは見るなよ
225名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 21:25:47 ID:rhK7sjtY
いや自分も188 208キモチワルイとオモてた
224もいちいち気になるならもう見ない方がいいよ
不特定多数の書き込みがある所でこそキモオタ勘弁ファンサイト行ってホスィ
ID変わって何度も乙
日曜のお昼時に語れる仲間みつけたからってはしゃぎすぎですよ
226名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 22:05:58 ID:DCHQxpSV
いやいや224だけど。
他と同一人物ぢゃないしw

じゃあベスト着用しなかったらキモくないんか?
そういうこだわりもキモいぜ

だいたい人に死ねとかしらっと言う神経が謎だ。いや話それてスマンがね
227名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 00:24:59 ID:5WdA98q2
エロパロ板来てる時点で、皆同類のキモオタww
何が気にくわんのか知らんけど、必死に荒らしてるやつはスルーしようや。
ネタ書いてくれた>>208はありがと。
228名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 01:04:43 ID:Nwch/G5k
やっぱりキモオタなのねw

ずっと同じ人がありがと言ってるけどそんなに
エロネタに飢えてたのかしらあ
229名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 01:28:33 ID:dySfzYgD
↑お前もなwww
230名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 19:04:03 ID:kPPBofpR
はいはいwもうその辺で終わりにしとけw
>>208
気を落とすな!立派なエロパロをお前は成し遂げた!
ところで今日はドラマだな
先週の激もえエピソードからもう一週間か‥早い
231名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 19:13:25 ID:EeZi2q1Z
美童×悠理
魅録×可憐キボンヌ
232名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:02:31 ID:9nRTmjw4
>>231
具体的なシチュを提示してくれたら、書けそうなら書くよ。
なんでも良いだとちょっとムリだけど。
具体的なら具体的なほど良し。
233名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 22:37:44 ID:pH4YrYDD
>>232
とりあえずとっさに思い浮かんだのは魅録×可憐

酒盛りを始めた魅録と可憐
そのうち猥談に。
あまり恋愛ごとに関心がなくそういった話に慣れてない魅録を
酒の勢いも手伝ってか面白おかしくからかう可憐
同じく酒の勢いが手伝ってマジギレする魅録
「やれるもんならやってみなさいよ!」「おうやってやる!」
みたいな感じでコトになだれ込む
途中まで魅録をリードする可憐だが、いざ挿入したら実は処女でした
痛がって泣き叫ぶ可憐を見て一気に冷静さを取り戻した魅録
「ごめんな」と優しい腰使いでフィニッシュ

みたいな……具体的すぎたかなw
234名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:01:50 ID:9nRTmjw4
承った。
明日にはうp出来たらよいな。
235名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:14:11 ID:kPPBofpR
清悠のSSをかくつもりがショートじゃなくなってきてしまった‥
宣言しておきながらぽちぽち携帯で書いているので遅くなって申し訳ない。
236名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:35:51 ID:IhATHJve
待ってます
237名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 23:45:16 ID:3WAzfA5g
>>234
小躍りしながら待ってます!
238名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 05:52:24 ID:NynKEC01
>>237真ん中分けをびたっと決めて三杯飯を山盛りで食べながら正座して待ってます!
239名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 09:00:12 ID:cKnMpgiK
>>234-235
つまりwktkして待ってます
240名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 10:02:50 ID:44VdX3cr
昨日は清野に萌えたわ
241名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 12:00:46 ID:vub4arbS
>>235
清悠待ってます
連載でもいーよ
242名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 15:22:28 ID:WrTiHflu
昨日ドラマみたら清四郎が野梨子に惚れてる様にしか見えなかった
243名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 19:47:57 ID:KpnVSsqW
>>234 楽しみにしてるよ〜
>>235 も楽しみ〜 長くなったのは話の部分?それともエロシーンがショートじゃなくて
しつこくエロエロなのかw235さんのペースでいいからね〜。

自分は清四郎×悠理派だけど2人の話を読んでると、魅録がからむ
三角関係っぽいもがあるよね。いつも最後は清四郎に持っていかれて
気の毒なのでたまには魅×悠も興味があるぞ。
244名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 19:57:07 ID:Y6s4EgNb
>>243
あるよね、そのパターン。
魅録好きなので、たまには彼にも幸せになってもらいたいと思う。
245魅可(酔っ払い+初モノ) 前編1:2007/11/21(水) 23:30:19 ID:p1j2W2Ns
>>233さんの設定を借りました。
守備範囲ではない人はスルーよろしくお願いします。
今回は前編で、明日後編うpします。



 むっとするような酒の匂いが部屋に立ち込めていた。
 洋酒・日本酒の区別なく、大量の酒瓶が卓の上に乱立する。
 松竹梅家の居間では、真っ先にぶっ倒れた悠理をはじめとする
有閑倶楽部の面々があちこちで雑魚寝していた。
「死屍累々とはこのことだな」
 最後に残った二人のうち、魅録があきれたように言う。
そんな彼も十分酔っており、顔が赤い。
「悠理はともかく、野梨子が男の前で寝ちゃうなんて、二年前は
思いもしなかったわね」
 もうひとり起きている可憐がくすりと笑った。彼女もまた、少々
ろれつが回っていない。
「……今、何時ですか?」
 すると突然、清四郎がむくりと起き上がった。
 ピヨンと跳ね上がった後ろ髪が笑いを誘う。
「1時だよ。もう寝るなら、ついでに野梨子と悠理を寝室に運ぶ
の手伝え」
 魅録はそう答えて、立ち上がった。
 野梨子と悠理、そして美童は一応、ゆり動かしてみたのだが、
目覚める様子がないため、女性二人は紳士的に寝室へ運び、
美童は「おら起きろ」と蹴り起こした。
246魅可(酔っ払い+初モノ) 前編2:2007/11/21(水) 23:33:21 ID:p1j2W2Ns
 なんとか三人を部屋に連れて行った後、清四郎も客室に引きこもった。
「俺はもうちょっと飲みたりないけど、可憐は?」
 手酌で洋酒をグラスに注ぎながら魅録が問うと、可憐はちょっとだけ
小首を傾げた後、
「まだ眠たくないからもうちょっとだけ起きてる」
 と舌足らずな調子で言った。
「大丈夫か?」
「だいじょーぶ」
 ふわふわとした様子のまま、彼女は煙草に火をつけると、ゆっくりと煙を吐いた。
 魅録はそんな彼女に思わず見とれていた。
 先ほどから思っていたのだが、ワイングラスを持つ指先や、
煙草の煙を吐き出す唇が妙に色っぽい。
 もともと年に似合わぬ色気を纏う少女ではあったが、今ここに彼女が
女をアピールする相手はいない。おそらく何も意図していないだろう自然な
仕草が、何故か魅録を惹きつけた。
「魅録?」
 甘ったるい声。酔っている者特有のものだ。意識すると馬鹿を見る。
 おそらく自分も酔っているのだろう。
 そう言い聞かせ、平静を装って魅録は「なんでもない」と返事をする。
 何かをごまかすように、自身も煙草を取り出した。
 火をつけようという段になって、ライターが見つからない。
 くわえ煙草のまま、ライターを探していると、気がついた可憐が視線で
誘った。
 つられるように、顔を近づける。
 煙草と煙草の先がくっつき、火を移す。
 まるでキスの距離。
247魅可(酔っ払い+初モノ) 前編3:2007/11/21(水) 23:37:02 ID:p1j2W2Ns
 ――馬鹿なことを考えている。
 顔が赤くならないように、気を逸らす努力をしているうちに、魅録
の煙草にも火がうつった。
 なんとなくほっとして顔を引こうとしたとき、何を考えたか可憐が
煙草を奪った。
「なっ」
 驚きの声は、唐突なキスによって息ごと奪われた。
 呆然としているうちに、ジュっという音を耳が拾う。どうやら可憐は
キスの片手間に、奪った煙草を灰皿に押し付けて火を消したらしい。
 その余裕のある態度に、魅録は羞恥で顔に火がつくようであった。
 胸が早鐘を打ち鳴らす。
 一方的な接触の後、可憐はとろりとした笑みを浮かべた。
「ふふん、ビックリした?」
「おま、何を……」
「だって魅録がもの欲しそーな顔してるんだもの。普段恋愛事に
関心なさそうな顔してるのに」
 からかうように軽い調子のセリフに、魅録は驚きから脱すると今度は
腹が立ってきた。
「誰が物欲しそうな顔だ」
「み・ろ・く。こんないい女の前にいるんだから当然よねー。それに
しても、いくらあたしがいい女だと言っても、キスだけでこんなに
動揺してちゃ、いざエッチのとき大変よね」
 挑発的に笑った可憐は、指先で魅録のおとがいをなぞる。
「ふん。オレの愛撫で可愛がってやれないのが残念だよ」
 酒に酔ってなければ、いくら腹が立っていても、彼はそんなふうに
言い返したりはしなかっただろう。あるいは可憐に女を見出してさえ
いなければ。
「やれるもんならやってみなさいよ!」
 反射的に可憐がそう言った次の瞬間。
「後悔しても知らないぜ」
 魅録は可憐に覆いかぶさると、その肩口を床に押し付けていた。
248名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:43:34 ID:ZLPzY15d
イヤッホォォッォウ!神キタキタキター!!
249魅可(酔っ払い+初モノ) 前編4:2007/11/21(水) 23:46:31 ID:p1j2W2Ns
 突然のことで、さすがに驚いたのだろう。
 可憐は目を瞠って絶句した。
 彼女の薄い色素の瞳に映る自分は、ぎらぎらとしている。
 自分の中の男を舐めている可憐に、すべてを見せ付けてやりたい。
 しかし、魅録が溜飲を下げたのは一瞬のことだけだった。
 状況の飲み込んだ可憐は、すぐに余裕を取り戻し、面白そうな表情
を浮かべたのだ。
 それもまた魅録の癪に障る。
「もうこんなにして」
 彼女は手を伸ばすと、ほっそりとした指先を魅録の股間に持っていき、
すでに硬くなったそれの形をなぞるように触った。
「んっ」
 ゆるゆるとした刺激に、魅録は思わずうめき声を出した。
「今からそんな興奮してて、ちゃんと出来るの」
 酒のせいか、それとも精神的な快楽のためか。
 可憐の瞳は潤み、うっすら色づく頬は目に毒である。
 不覚をとったことに舌打ちをし、魅録は反撃するように、可憐の
ふっくらとして婀娜っぽい厚みのある唇に食らいついた。
 舌を差し入れると、可憐も応える。
 しばらく、ねちゃねちゃと粘液が絡む音が響いた。
「んっ……ふ」
(ヤベ)
 息継ぎの合間に可憐が溢す声だけで、持っていかれそうになる。
 もっと踏み込んで攻めることにした魅録は、キスをしながら膝を
彼女の太ももの間に割り込ませる。
 清楚なプリーツスカートの裾がめくれ、魅録の膝がぐりぐりと
パンティー越しに彼女の大切な部分を刺激した。
「あっ……」
 ふたりの唾液でてらてらと光る可憐の唇から、切なげな声が漏れた。


つづく
250名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:53:35 ID:p1j2W2Ns
pcトラブルでうpに時間がかかってすみませんでした。
251名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 23:58:12 ID:Nd1HCouJ
皆の衆!
神のご降臨じゃ!!
252名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 00:00:56 ID:ZLPzY15d
割り込んでしまって申し訳ないorz
三連休を乗り切るオカズとして使わせて頂きます。
後半もめちゃ楽しみだ〜!
253名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 01:05:21 ID:XihjUY+q
超GJ!
正直魅可でここまで萌えるとは思ってなかった!
後編も楽しみにしてます。
254名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 01:23:46 ID:swz4mgVJ
魅可大好き。
10何年越しの夢が…感激のあまり泣きそうだ
255235:2007/11/22(木) 21:58:24 ID:fGhicv9R
235です。
なんかこれ以上じらすのもあれなので、書き終わってないけどうp!
ほんとごめん。

清四郎×悠理。ドラマの方の影響が強いかなあ・・
ドラマの清四郎は漫画より子供っぽいし融通きかなそうなかんじがしたので、
俺の書く清四郎ちょっと嫌なやつかもしれんがそこは勘弁w
256清×悠:2007/11/22(木) 21:59:27 ID:fGhicv9R

「や〜めぇ〜ろぉ〜よぉ〜!」
本気で嫌がってるらしい。
押し倒してそれから悠理のからだに向かう片手を必死に抑えられた。
片手は自分を支えているのに使っている。それに対して悠理は両手、
しかもいつもに増して力が強く、一筋縄ではいかない。
本当にばかぢからだなと思いその女とも男ともとれる整った顔立ちを見つつ、僕はさらに手に重力をかけた。

僕は悠理と「夫婦」になっていた日々の最後に、貴重な睡眠時間を割いて悠理に迫っていたので、今こんなことになっている。
お義母さんがわざわざご丁寧に、豪華でヒラヒラな二人の寝室までつくっていってくれたのだ。
あまりに豪華でヒラヒラすぎたので、僕も悠理もひとめ見て「ああここは寝る部屋ではないな」と悟った。
今まさにそのヒラヒラのレースがついた大きなベッドの上にいる。
うすぐらいオレンジの明かりは、僕の疲れた目に優しいような気がした。

「‥お義母さんだって婿と悠理がこうなることを望んで今回の話を出したんでしょう」
「はなせ‥」
「権限を預からせていただいた以上恩は仇で返すわけには行きませんからね」

抑えられながらも少しずつ悠理の顔に近づく僕の手が、やっと悠理の髪に触れるまでになった。

「‥清四郎」
髪を指先で触ると、上の僕を悠理が睨み、僕の名前を呼んだ。
「なんですか」
その目はちょっとぞくっとするな、と思ったが、その表情は次の瞬間には崩れ去り、えらい剣幕で僕に怒鳴りかけた。
「あたいはそういうところがやなんだよ!何?!その恩って!ばーか!!ふざけんなよぉ!!!」
耳にギーンと響く。
「‥耳元で騒がないように」
「うっさい!とにかくあたいはほんとうにすきになった相手じゃないとやだしっ‥ていうかこういうこと一向にやりたいとも思わないんだよっ!そもそもな?
だからもういいだろ?!こんなことしなくたって!」
「‥驚いたな」
(さすがの悠理でも女だ、ここまできたら流されるかなと思ったけど)
「何」
「いや。まさかそんなに嫌われているとは」
「嫌いじゃねーよ誰がそんな話したんだよあたいとお前は友達だろ友達。なーかーま、なまか。いいか?」
「仲間ねえ‥」
「うん」
257清×悠:2007/11/22(木) 22:00:12 ID:fGhicv9R
力を強めるのをとめたら悠理もそれ以上抑える力を強めなかった。
悠理はこっちをまっすぐ見つめる。きれいな目だな。

(まあ、僕は自分のことすきな人間が気持ち悪いから別にかまわないし
そっちのほうがむしろ‥都合がいいんだけど)

嫌がる相手をくみしだき自分を愛させる。結構な快楽じゃないか、なあ悠理?
こんなことを口に出したらもう口もきいてもらえなくなるから言わないけれど。

「悠理、なぜそんなに嫌がるんです?」
「‥まだいうか?お前が友達だからっつってんだろ!あとこんなことやりたくないし!」
「いいえ、それは間違っていますよ悠理。今はあなたと僕は夫婦です。やりたいかやりたくないかじゃなく、義務。」
自分のことばに違和感を覚えながら彼女を説得している
「あたいは認めてないよ!」
「それでも今そうなんですよ」
「やだやだやだやだっ絶対やだっ!清四郎のわからずや!ぼけっ!!」
あ〜落ち着いたと思ったらまたはじまった。
もう本当に疲れるな剣菱の婿というのは、何から何まで大仕事だ。
静かに一夜を過ごすこともできないのか、この先の苦労が忍ばれる。

「悠理、落ち着いて、何がそんなに嫌なんですか?
僕と夫婦になること?それとも僕と子供をつくるのが?」
「両方だよ」
ちっ、と舌打ちしてそっぽを向かれた
「‥こわいですか?」
もうここまできたなら、悠理は恐らく一生僕と夜を共にしなければならないのに
「‥あ?」
今さらこわいもなにもないだろう、問うことになんの意味がある、と思ったが、僕の気持ちと口は時々逆に動く。

「こわいんですか?初めてするのが、」
そして、さっきまでそんな風に思っていたくせに今は、いや初めてはこわいよな、女の子だもの、と考えている自分がいる
悠理、なんていうだろう。
強がるかな、やっぱり


「‥こわいかだって?はあ!こっえーよ!こわいよ当たり前だろ?!でもそれだけじゃなくてさーあ‥それがこわいんじゃあないの!わかんない?お前とエッチなんかしてみろ、友達に戻れなくなっちゃうじゃねーか!」

「は」
「次からお前の顔みるたび今日のこと思い出して、そんな、あたい普通にできないし!」
「‥」
「大切だから戻れなくなるのがこわいの!もうわかるだろ?ずっと大切にしたいんだよ!友達としてっ!」
258清×悠:2007/11/22(木) 22:02:10 ID:fGhicv9R
息を切らしながら一気に悠理がそう僕を説得した。
友達としてずっと大切に、なんて嬉しい言葉を言ってくれる。

「仕方ないな」
ぱ、と手を離してからだを起こす
ベッドサイドにこしかけ、足を床に落とし悠理に背を向けた。
「!」
「やめましょうか。そんなに騒がれては興醒めですよ」
やれやれ、と溜め息をつくと悠理の顔がほっと緩む。

「あ‥ありが」
とう、と言おうとしたのだろう口を、
僕は勢いよく塞いだ
「!」
悠理は目を丸くして、必死に口を離そうとしていたけど
僕はもうこのときは意地でも悠理を自分のものにしようと躍起になっていて
少々乱暴に口をあて続けた。
「ん―――――!」
この調子で暴れられては事に至るまでに僕の体力がもたなくなってしまう。
現に少しだけ僕は手に疲労を感じはじめていたのだ、
僕はぎゅうっと悠理を抱き締めた。抱き締めたというのは男が男の暴れを前から押さえるきつい締めであり、決して恋人同士の優しい抱擁ではない
「ん〜〜!んは、んっ!」
一度離すことができてもすぐに塞がれてしまう口は、不規則なリズムの呼吸をとるしかない。
悠理苦しいだろうな。
抱き締めてる僕も苦しいくらいこんなにきつくされて、どんな気分なんだろう
悠理のことだ、鼻から息をすることも忘れているに違いない。
だんだん抵抗する力が弱まってきたので体勢はそのままで口だけを離した。
「‥っふう、ふ、はあ‥」
やはり息が激しい。
「悠理、顔が赤いですよ、大丈夫ですか?」
「う、うるせえ馬鹿野郎ぉ!!なにやってんだこらっふざけんなよっ!?返せバカっ!」
あごの下にぐいっと手をあてられて頭が後ろへいってしまう、首が痛い
もう悠理もわめきっぱなしで大分疲れたのだろう、息に合わせて肩が上下に動く。
「息、上がってますよ」
「っはあ‥も〜‥やだ‥お前、頭大丈夫かあ‥」
泣きそうな声でうなだれた悠理は、今日初めて女の子らしかった。
259清×悠:2007/11/22(木) 22:03:18 ID:fGhicv9R
「頭?悠理よりは大丈夫」
「‥ねえ、清四郎変だよ。絶対おかしいよ。どうしたの」
「おかしい?僕は別に普通ですよ、至って正常。」
眉根を寄せて悲しそうな顔をする悠理、
「うちの経営したいんだろ?そんならいいんだよ、別に母ちゃんのいいなりにならなくったって‥
今に始まったことじゃないから、本当に、父ちゃんより頑固なんだよ、突拍子もないこと言い出すし」
僕をどうしても説得したいらしい。
「‥いや、いいんですもう」
「え?」
「気が変わりました。」
「どういう意味だよ‥」
「お義母さんは関係なしに僕の意思で、夫婦のつとめがしたくなった」
「‥!」
「それでもいけないか?」
「‥また口調‥」
「夫婦だからな、‥さっきは一時戻しただけ」
「やだ、やめて、もう疲れた!!」
「悠理」
「やだやだ!」
「本当はムリヤリってすきじゃないんだけどなあ」
「ご、ごーかんま!!ごーかんまだっ!誰か‥」
「静かにしろ」
悠理に馬乗りになって口に手のひらを乗せた
「優しくしてやるよ、努力だけはする」
「‥!」
260清×悠:2007/11/22(木) 22:03:55 ID:fGhicv9R
今日はとりあえずここまで。後日またうpするつもり。
文才ねーし・・見苦しくてごめんなw
261名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 22:14:03 ID:UD7Hz6HS
乙乙乙!
続きを待ってます!
262名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:04:41 ID:i/u9uKSH
いいぞ、もっとやれー!
外はたいへんな風だが、続きを全裸で待つ。
263名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 00:40:32 ID:tmo2AglP
じゃじゃ馬っぷりが萌えるなぁ。
悠理の馬鹿力と体力に敵うのはやっぱり清四郎だ。美童と魅録じゃ無理。
抵抗されればされるほど燃える清四郎が、らしくてGOOD。
264名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 01:34:10 ID:FS8S7sFl
ドラマスレで話題になってたけど、魅録と悠理ってどっちが強いんだろ。
原作の結成話のときに、強そうな喧嘩相手と戦う悠理を制止してたくらいだから、
魅録も悠理と互角に戦える自信はそこそこあると思うんだけどな。
265名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 07:24:16 ID:17QKfhMZ
本気出せば、やっぱり男の魅録じゃないかな。
魅録はそれをわかってて、それでも悠理の戦闘意欲wも理解してるから
ちゃんと見せ場作ってあげたりサポートしてあげたりしている、って図式なら萌える。
266名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 12:41:22 ID:qFPayGON
>>260
乙です。いいよいいよ、すごくいいです
267名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 14:50:09 ID:gHxxs1XY
大体の言語は分かる・・・美童、清四郎
英語なら分かる・・・魅録、野梨子
日本語しか分かりません・・・悠理、可憐

でおk?
268名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 14:59:46 ID:z946mDzG
>>267
美童が一番多国語を話せるはず。
清四郎は五カ国語ぐらいならOKと言っている。
(英、仏、伊、中、露だと思う。会話しているシーンあり。)

あとは>>267の通りだね。
あえて言うならば、日本語もあまり理解できず・・・悠理w
269名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 15:02:01 ID:Yn68k2i2
>>267
今手元に原作が無いからちょっとウロだけど、
野梨子はフランス語やイタリア語も、
堪能とまでは言い難いけどわかってた希ガス。

言語能力としては、
美童(読み書きも会話も堪能)>=清四郎(会話もできるけど読むほうが得意)
>>野梨子(5〜6ヶ国語程度?)>>>魅録(英語なら)>>>可憐(一般高校生レベル)
>>>>>>>悠理(日本語ですら難しい言い回しは怪しい)かな?
だけど、悠理は勘が良いから何となく会話になっちゃう。
270名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 15:04:18 ID:Yn68k2i2
>>268
チンタラ書いてる間に、正確なレスが。。
五ヶ国語って言ってたのは清四郎だったか。
ウロでスマソ。
271名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 15:18:24 ID:z946mDzG
>>270
野梨子は英語だけではなく、もう少し話せるのかもな。
困らない程度ならと言っているし。
野梨子に関しては、自分も書いていて迷ったんだ。
272名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 15:30:07 ID:Yn68k2i2
>>271
そういえば、そう言ってたよね。
そのシーンで可憐が、話せないのは私と悠理だけとか何とか
言ってた覚えがある。
野梨子に関しては、法王暗殺の話で銃を突きつけられた時、
言われた言葉を理解してたような…?と思ったんだ。
でも、あの暗殺者が英語で話してた可能性もあるのか。
273名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 16:03:38 ID:k9sDBatp

清×悠 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
まだ全部読んでないが、始めの「やめろよ〜」と押し倒す・・にすでに萌えw 

274名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 18:02:35 ID:SJLWwi4C
美童って何気に頭いいんだな
275名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 18:03:42 ID:SJLWwi4C
そういや野梨子はヴォーヌ・ロマネとも普通に会話してたっけ
276名無しさん@ピンキー:2007/11/23(金) 19:20:21 ID:FBoXgi23
>>274
愛の力だな。伊達に世界の恋人じゃない。
277清×悠:2007/11/23(金) 21:16:28 ID:BdoTiEfg
両腕は万歳させて片手で押さえておこう。
叫ばれては困るのでまずはキスから。もう片方の手を悠理のあごにつけて、自分の口を近づける。
「んあっ」
さっきよりもっと深く、舌を悠理の口にいれた。
歯が中々こじあかないので歯茎のあたりに舌をゆっくりあてる。
「‥歯っ‥なめるな‥ふ」
「開けろよ‥」
「やだ‥絶対あけな‥」
喋ってる間に簡単にすべりこんだ。
「‥んっ」
舌をひっこませてしまって中々出てこない、じれったいのでこれでもかというほど奥まで舌をいれた。
歯があたり、のどに触れそうになる
僕はキスの気持ちよさというものが理解できない。
けれど今は、楽しい、と素直に感じている自分がいた。
おもしろいと。
乱暴ごとがすきなわけではないが、ただ懸命に頑なに、僕を拒否するその表情にぞくぞくとする何かを感じている。
目をぎゅっとつぶって開けようとしないのに、口は僕によってこじあけられ、声までもらす悠理
なんていじらしく、愛しいのだろう
278清×悠:2007/11/23(金) 21:25:26 ID:BdoTiEfg
片手をあごから首、首から胸へともっていった
薄い布ごしに体温が伝わる。
口は塞いだまま。
「ん‥んんっ!」
お、けっこう思ったよりあるな、やっぱり見てるだけではわからないものか
「んんんんー!」
さわるなー、って?
だってさわらなくちゃなにもできないだろ‥
「んっんん!」
叫ぶ悠理をよそに頭でたくさんの考えごとをしながらそっと包むよう胸に手をあてた
ほぐすように数回揉んでから、服の中に手を入れた。
ブラの横から指を入れ、乳首に触れる
「‥っは、なんだ、もう硬くなってるじゃないか」
「ん‥うるせ‥さわんなあっ‥」
触れるか触れないかの位置で優しくなでると、悠理が小さく声を漏らす。
手をブラから出し、それから背中に手をまわして、金具のようなものを指先で弄ると簡単にホックが外れた。
「‥やめろ、ばか!はなせ、はなして!」
「まだそんな元気があるか」
「やめろって!」
「口、何で塞いでほしい?」
「?!」
「静かにしないと、‥させるぞ」
「‥え?何を‥」
悠理は一瞬なんのことかわからずにとまどっていたが、すぐに理解してそれだけはやめてくれ、と言った。
当たり前だろ。お前なんかにくわえさせたら絶対噛みきられる。
本当はやらせてみたいけれど。
279清×悠:2007/11/23(金) 21:26:16 ID:BdoTiEfg
ぺろ、と首をなめる。
いよいよ悠理が言うことをきくようになってきた。
静かになったというのは、脅しがきくようになった、つまりいいようにできる、そういうことだ。
「おりこうさんだな」
なぜそうなったかといえば、やっぱり男のちからには勝てないと悟ったからだろう。

「〜〜‥うわっ?!」
服の中で手を動かしているのもじれったいので服を脱がせてしまおうか。
「な‥!も‥」
勢いよくたくしあげるが、しかし首を通すのはめんどうなので胸の上までにした。
お前が絶対男になんか見せたくないであろう部分が、こんなにすんなり見られてしまったな、‥まあすんなりとは行かなかったけれど
「‥やだっ、」
「ん?」
「み、んなよっ」
「なぜ?」
足をぱたぱた動かす悠理、僕はじっとそのからだを見つめる。
「‥みないで」
顔を赤くして、そむけられた。
「みえないよ‥こんなに暗いのに」
「みえるよ!」
「けっこう目が悪いんだ」
「う、うそつけ!」
いきなり乳首に舌をあててやるとひ、と小さな悲鳴を上げた。
「うっ‥」
少しずつ舌を動かし、片方は手で優しくなでる。
「ん、‥あっ」
「静かだな、ずいぶん」
「‥疲れたんだよ‥っあっ」
「疲れたか」
「あ、‥っな‥っんあっ!」
そうかと思えばいきなり少しつねったりして、変則的に弄ぶ。
「どうした」
「やめ‥そんな‥いじんな‥‥っあん!」
「‥」
280名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 10:56:29 ID:rN/MDDMt
乙です
昨日の夜人多杉で入れなかったね
ひらひらベットの上でもみ合う二人が目に浮かぶよう
281名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 21:13:22 ID:gZHYzFH1
魅×可の続きも気になるし、清×悠も萌える!!
楽しみだ〜www
282名無しさん@ピンキー:2007/11/24(土) 23:39:06 ID:hLaZGNIl
萌えポイント→両腕万歳させて…と「おりこうさん」かな 
あと悠理は胸小さいっていわれてるけど、思ってたより有るって設定が好きだから
うれしい
普段清四郎の敬語すきだけどベットの上で話し方かわるのイイ!!
283名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 01:13:22 ID:nfxFpFpo
魅×可わっふるわっふる!ハァハァ
284名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:17:39 ID:JU4lB25p
清×悠続き待ってます〜
ちょっと子供っぽい清四郎の言動とか、がさつなだけじゃない悠理の一面とか、
原作よりもドラマの二人を思いだしてニラニラしながら読んでたよ
285名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 08:59:45 ID:n5b6PJjU
ドラマは原作と違って、悠理が一番小さいよな。
おもちゃっぽくて可愛いけど。
286名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 14:17:05 ID:2WAkdq+2
ちっちゃい悠理はまさにペットだね。
287清×悠:2007/11/26(月) 23:43:24 ID:E4bPtxPv

もうそろそろ、いいかな
馬乗りになっていた身を低くして、悠理に覆い被さる。
「重いってばっ」
「我慢しろ」
「‥くそっ」
すす、と下半身に手をのばすと、悠理の顔が少し強張った。
「‥本、気かよ?」
「いつだって僕は本気だよ」
「うそだろ‥」
「うそもついたことがない」
「それはうそだ‥あ!」
ズボンの中に手をいれてパンティの上から秘部にそっと指をあてる
うそはついたことがない、というのは確かにうそだ。
「‥なんだ、悠理、もらしたか?」
少し涙目になりながら悠理が怒鳴る。
「違う!!あたいもらしてなんかないっ‥」
わかってるって。しかしびしょびしょに濡れてるじゃないか。
よく女性は、嫌な相手には濡れないし全然気持ちよくもない、というけど
悠理は逆なのかそれとも僕を少しでも受け入れているのか、
どっちかな?
「‥あ、なでんなっ‥あ、」
すじにそって指を動かすと悠理の腰が少しずつ左右に揺れる。
288名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 00:59:50 ID:kVK3bLcv
>>287
続き!続き!wktk!
289名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 01:32:30 ID:efxoxKQQ
お待ちしてましたー
290名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 05:06:41 ID:HWhBa3Vl
清四郎!おいらまでじらさないでくれ!!
291名無し@エロリ:2007/11/27(火) 08:24:47 ID:dldPaOyh
GJ!萌えた!!
292名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 09:13:39 ID:euK8AkmY
昨日の放送で、魅悠に萌えた。じゃれあいがいい。つか、身長差萌え。
清四郎と3人の並びも萌えた。
ドラマの悠理可愛い。

そして、清悠も乙です!続きwktk
293清×悠:2007/11/28(水) 23:15:27 ID:KcuVOifS
「悠理、気持ちいいか?」
「そんなわけ‥ないだろっ、きもちわるい!!」
「‥そろそろ片手じゃ足りないな」
自分のネクタイをほどき、悠理の手を縛った。ついでにベッドにも繋げておく
「おい!人質じゃないんだからっ‥あっ?」
世界の剣菱の娘は、そのためによく誘拐され、縛られていたのを思い出している。
旦那に縛られている嫁さんも少ないよなあ。きっとこいつくらいだろ。
SM夫婦は別としてね‥
ズボンとパンティをするりと下ろす。
「‥よく濡れてる」
「‥っ〜‥」
「毛、少ないな」
「だまれ変態!」
変態、か。
まあ変態だよな。男なんてみんな変態だよ悠理。僕だけじゃない。
魅録だってそうだし、美童なんかもっとすごいぞ。
指ですっかり膨らんだクリトリスを刺激する。
「!あっん!あ!」
「感じるか?ここ」
「あっ!んっ」
「膨らんでる‥」
「ん〜っ!んあ!」
ぱっくりとあそこをひろげてよく眺めながら内側もぐりぐりと優しくいじくりたおし、口を近づけた。
なんて昔読んだ下品な小説の引用だが、あのとき下品だなあと思ってたことを僕はもう何度もしてきたのだ
294清×悠:2007/11/28(水) 23:26:56 ID:KcuVOifS

「!あっ!あああっ‥」
よくかわかないな、本当に処女か?こいつ‥
舌を出してちょん、と所々をつつく。
「‥っ、やめ‥そんな‥とこ‥汚いだろぉ‥っあん!」
屈辱。きっと悠理の頭は僕への憎しみでいっぱいだろう。
しかしいくら屈辱を感じたとしても人間は、いや全て性交をして子供をつくる生き物は本能から逃れられない。
快楽を求めてしまうから、現に今お前は得意の馬鹿力でネクタイをほどいて僕に逆らえないでいるんだ。
お前にとって僕は、快楽を与えてくれる唯一の存在になる。僕に逆らえなくなる。僕しかみえなくなるんだ。
295名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 15:56:08 ID:zXgsaPXf
キテルー!!
乙です。夫婦なんだなあと改めてオモタ。
はじめてで縛られちゃう悠理ってww
清四郎いよいよ征服欲がでてきたね。もえ
296名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 17:37:14 ID:uoGWRsHa
二人の絡みよりも、魅録と美童がどう変態なのか激しく気になった。
297名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 17:52:43 ID:BpM9GV5e
清四郎の変態ぶりは想像つくんだけどな。他2人はどう変態なんだろう。
298255:2007/11/29(木) 18:49:12 ID:4GGyHvrp
こんばんわ。
変態清四郎書いてる255です。清四郎ごめん‥|、ン、)

>>296>>297
清四郎は二人のことを単に
「経験がある」「自分より経験豊富」
ってだけで変態と言っています。自分がいちばんまともって思っているけど本当はいちばん変態‥という笑いどころw
清四郎がまじめにいうから笑えないというw
299名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 19:04:18 ID:DXJ7N5h8
魅録はまだ妖精になれる可能性があるんだ(´・ω・`)
300名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 20:52:53 ID:iLiB9e1h
乙女じゃないから無理。
つかウィリーは、厳密には清らかなまま亡くなった乙女と言うよりは、
結婚前に亡くなった(一説によれば裏切られて亡くなった)乙女が踊り狂い、
迷い込んだ若い男を沼に引きずり込んだり死ぬまで躍らせるという伝説
だったような気が。。
ジゼルが有名だね。
301名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:40:56 ID:xNjSwdk2
>>298
乙です!
なるほど!清四郎は有閑倶楽部で一番の変態なのですね!
つくづく大変な人を婿にもらったものです…>悠里
302名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 18:12:18 ID:S6jQJMst
イイ!清悠も!だが私の本命は清四朗×野梨子‥‥いや、清四朗→野梨子なのだ!てことで神来て下さい。
303名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 18:21:19 ID:jXsLcPdr
みろくかれんのつづきをまってるんだが…ハァハx
304名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 19:59:45 ID:rBc0a61l
>>303
同士よ
305名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:03:07 ID:V5f5dEt8
>>300
おまいは何を言っているんだw
2ちゃんでは30過ぎた童貞男が妖精さんになるってのが定説。
306名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 01:57:26 ID:52GeJubl
>>302
いいね
どっかで幼馴染みで変態とツンデレのカプは最強に萌えるって読んだのをなんとなく思い出した
307名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 02:10:35 ID:9eNdacVw
>>300
テラ山岸涼子www
308名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 02:42:14 ID:+lruNt5y
>>298
書き方悪くて誤解させてスマン。わかった上で疑問が湧いた。
清四郎が考える魅録美童の変態ぶりでも何でも、2人の変態ってどんなだろうな、と。
清悠も魅可もその他カプも投下を待ってるよ!!
309名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 14:43:53 ID:pnLnttfc
清四朗、完全に変態よばわりだなww
310名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 17:10:47 ID:MpEDdLWf
みなさん携帯とPCの二刀流なの?
311名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 17:18:24 ID:U5CDcdJm
清四郎×野梨子のが好きだ。
312名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 17:19:50 ID:pnLnttfc
今んとこは携帯のみ。そのうち二刀流の予定。
313名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 17:26:00 ID:pnLnttfc
>311
同志。

>302
超同志。神降臨求ム。後は美童×可憐が好き。こう来ると魅録×悠理が自然だが何故か頭に浮かばない。いいカプだと思うが。
314名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 17:33:01 ID:SjbM36z1
じゃれあってる様子は微笑ましくて好きなんだけどな
エロいのが思い浮かばん
315名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 17:33:06 ID:fQMAqSnV
魅録と悠理がどうやったら恋愛に発展するというのか
興味深い……というかベタなのしか想像できない
316名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 17:41:03 ID:SjbM36z1
悠理が伸び伸びしてるから、悠理から魅録への恋心は想像可能。
基本、女に興味ない魅録も一番近くにいる悠理を突如意識する展開も想像つく。
でも、エロとなると難しい。うーん、自分の頭では想像不可能なだけに読んでみたい。
317名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 17:45:22 ID:U5CDcdJm
美童×悠理
魅録×可憐だな。

魅録×可憐は、なんか知らんけど
初めて有閑倶楽部を読んだ時から一番好きだw
美童×悠理は、スパに行く話で萌えた。
318名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 17:59:29 ID:pnLnttfc
とにかく清四朗→野梨子が崩れなければ何でも大丈夫だ。崩れても読んでGJなSSは有るが。
319名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 23:34:57 ID:jLzPWZL8
魅録×悠理は…
くされ縁でじゃれあってたら、悠理は野梨子または可憐に、魅録は清四朗または美童の「このままでいいのか?」という一言で相手への恋心に気付き、ゴールイン!………とか?
320名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 23:43:48 ID:Xp62p/GQ
魅×悠は好きだけど、健全な高校生カプのイメージが強くて、
Rが想像できない。
いや、全くできないわけじゃないけど、何ていうかスポーツ的で
エロさが足りない気がする。
私の頭じゃ想像できないから、だれか美味しい魅×悠を妄想
してくれたら凄く嬉しい。
321名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 01:01:22 ID:AfrJDJ56
う〜ん。じらしますなぁ。魅×可と清×悠。
もう一回読みなおそ・・・・
322名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 03:24:47 ID:Iaw+ozp9
>320
魅×悠は処女&童貞カプ臭が強いからなあ。
処女性にこだわりのなさそうな悠理が清四郎か美童で練習し、
教えられたマニアックプレイwで魅録を翻弄とか。
323名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 20:49:15 ID:EeHkJRwo
うわあああ清×悠まじ萌える。
個人的には敬語で悠理を攻めてもらいたいもんだが、これはこれでGJ!
324名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 21:43:08 ID:p5gi6a4M
>>323
馬鹿?
325名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 23:10:32 ID:aSF/aWWA
wktk(ワクテカ)ってどういう意味?
326名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 23:23:58 ID:jWDgShYI
>>325
10年ROMってろ。
327名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 00:40:13 ID:Cavyf/0q
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150206345/
328名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 22:06:11 ID:KLip37Qj
>>322
魅録に片思いの悠理を、悪戯半分の美童が、
「僕が魅録をオトす方法を教えてあげるよ」とか言って女にするんだけど、
逆に悠理の体にはまっちゃって、その内悠理自身に惚れてしまう
だけど今更好きって言えなくて、今日も悠理を抱きながら、
あんなこと(応援する)って言わなきゃよかった、って
心の中で後悔している美童だった、なんてのが浮かんだ

悠理の気持ち?
美童に抱かれて快楽を味わいながらも、魅録に片思いっていうのもいいけど、
動物はスキンシップに弱いからね
ずっと悶々やってた美童が勇気を出して告ったら、
あっさりと「あたいもだじょ」とか言ってもいいかも

妄想スマソ
329名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 22:42:22 ID:TBfbJonf
で、「だじょ」に萎える・・と。
330名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 22:43:13 ID:CF6QHXnO
魅録に片思いの悠理……って何だかかわいいなw
漫画初期ならまだまだ想像できるんだけど、
だんだんお馬鹿度が増していっている感じがするんだよね
331名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 23:57:03 ID:tvEC4tMA
>>330
お馬鹿度が増した分、魅録への甘え度も増してない?
332名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 22:59:19 ID:5AJjviz/
今日のキャプはいよ
http://3server.sakura.ne.jp/tv/pc/img.php?src=../src/1295-3.jpg
他にもあったぞゆうちゃんとか
333名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 22:59:57 ID:luiAdgpD
今ドラマみて萌え萌えしてた。え?誰にだって?もちろん和服の男嫌いにさ。
334名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 10:52:45 ID:qRrIKOZF
245さんの魅録×可憐の続き待ち
335名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:41:07 ID:ZHV6xYQ1
>>328
調教系が好きなので期待するシチュだな。
ねっとりしつこく快感を引き出していくのがいい。
変化していく自分の体に戸惑う悠理もいいな。
悠理が恋愛から遠い系だからこそよりエロイというか。
媚薬とか道具とか使うのもエロくていい。
好きな人の前でこっそり調教されるという背徳感溢れるシチュでもいいな。
美童は人が良さそうなのでそういう鬼畜っぽいのはやらんかもだが
優美な顔した鬼畜というのもそれはそれで萌える。
336名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 11:07:11 ID:wCng13GD
鬼畜なら、キクマサムネ!
337名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 17:12:21 ID:MUSzdOUt
「清四郎と」って打ったら「性素人」に変換された件
338名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 19:23:25 ID:2HMy/T/0
御大、有閑について語ってます。
http://manganohi.jp/2007/12/9035.html

「ただ、もしこれでおしまいにするなら、間違いなく6人の恋愛話になるでしょうね。」
「魅録くんと野梨子ちゃんがくっつく、これ以外の可能性は考えられないなって結論になりました。」
「でも、むしろ恋愛というより、友情よね。養老院までずっと仲良しってのがあの6人なのよ。」
339名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 19:33:12 ID:PFn/p2EK
一組だけ成立するならいっそのこと0組のが色々想像できていいのに
340名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 21:27:14 ID:d3FAWvfU
多分もう普通に続き書くつもり無いんじゃない?
結局みんな仲良しって感じで最終回はなく終わるんだろうね。
でも御大が最終回かくとしたらミロクとノリコをくっつけるってことなら
清四郎とノリコや悠理とミロクは公式でくっつく可能性は完璧に
ないってことだね。
なんか妄想がしぼむな。
341名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 21:58:24 ID:yjePhALI
やっぱり魅録と野梨子なんだぁ。でもお似合いだからいいや。
342名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 22:34:33 ID:Il09tlUb
清四朗×野梨子しか断じて認めん!そして美童×可憐で魅録×悠理だ!!
343名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 22:36:44 ID:/LrKOwa6
↑に激しく同意。
344名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:23:52 ID:yjePhALI
認めんと言ってもどうしょうもないからなぁ。
345名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:34:24 ID:1HE/OWCI
>>340
それ言ったら、他のメンバーの恋愛自体、全否定だし…。
いちいち気にしてたら、妄想なんてできませんぜ。
だいたい、一条さんは言うことがその時々で変わるからな。
346名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:36:09 ID:yMVH07Lg
魅×野、清×悠、美×可な自分的にはむしろ描いてくれと願ったりなんだけど、
読者それぞれ推してるカプがあるだろうから、倶楽部内の恋愛話は描かないのが無難かもね
347名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:37:57 ID:mQoC48fb
魅野以外はないっていってるから駄目だよ
清悠も美可もない
348名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 00:06:04 ID:x29b6kDu
魅録と野梨子だっていう結論に至った理由のほうが面白かった
そういえば、そうかも、と納得
結局自分も、6人のそういう人間関係が好きなんだなー
考えたら、エロパロで書くことじゃなかったがw
349名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 00:22:37 ID:h4ntW1EB
清四郎の彼女が気の毒すぎるw
350名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 00:48:33 ID:JS8Z/42X
悠理は恋愛より食べ物とあったけど、一生そのコンセプトで生きるということなのかね?
色気ゼロの恋愛もしたことない食い気だけの中年女になって行くなんて痛々しすぎるよなあ。

ということで現時点(18歳-19歳)の状態では魅録と野梨子なのかもしれないけど、
年を取って価値観も変われば、組み合わせもまた変わってくるんじゃないかと解釈してる。
351名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 01:00:51 ID:RmJhv4LL
今(19才)の時点で、ってことだと思う。
さすがに一生恋愛なしっていうのも変だし。
魅録と野梨子が付き合ったらそのまま結婚しそうだし、
そうなったらなし崩し的に清四郎×悠理となりそう。
美童と可憐は部外恋愛しか想像できない。
352名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 01:32:56 ID:oBkcC1va
いや、まだわからんよ。
というわけで魅可の続きをここではお待ちしています。
353名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 04:57:08 ID:RGfHhwzI
>>28
かなり亀ですが物凄くGJでした
この組み合わせ大好きだ
でも他の組み合わせも好きだ
ところで最後の一文が気になったんだがどういう意味だろう?
清四郎の真意=自分以外の男は野梨子は一生嫌いでいいんだよってこと?
流れ豚切りスマソ
354名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 23:33:08 ID:zFVrLj6o
>345
御大って言うことコロコロ変わるけど
「倶楽部内恋愛だったら魅録と野梨子」って発言だけは昔から変わってないんだなと思った。
というか相当昔のインタビューでもこれとまったく同じこと言ってたから
(最終回は倶楽部の恋愛を描くだろうとか6人は養老院まで仲良しとか)
てっきり昔のインタビュー載せてるのかと思った。これ最近なのか

何より御大の倶楽部内恋愛がどうのという発言より
事実上倶楽部は終わってる発言の方がヘコんだ
355名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:50:53 ID:Zx/hLsQd
そもそも魅録→野梨子又は野梨子→魅録の描写なんてあったっけ?
野梨子は初恋程度だったけど、魅録は本当にキスまでしちゃった相手がいたし、
本編で魅録と野梨子がくっつくのはさすがにありえないと思うな。
まあ万が一仮にそういうのがありだとしても、最終回は上のレスと同じく描かなそうな気がするが。
もちろん妄想では魅録×野梨子も他のカプも全部好きだが、公式ではカプ成立はどれもしてほしくないよな。

と原作はそう思ったが、ドラマのほうはこの間の野梨子の回を見たら
清四朗→野梨子フラグが立ってる様に見えたwあと魅録→野梨子とか色々。
ドラマは原作ともはや別次元の別物だからあんな感じのカプ描写?が見れてあれはあれでいいかもと思えたw
356名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 01:10:33 ID:8SSoENpr
描写云々の前に、作者にもそうする気がなく
「万が一部内恋愛なら」と挙げられてるのが魅録と野梨子ってだけでしょ
その理由も「純粋に互いを異性と見てるのがこの二人だけだから」

魅録と野梨子は好きだよ、出会い方も恋愛に発展しそうになくもないw
357名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 18:09:02 ID:AOSYMq5G
もう有閑描いてくんないなら最終回として魅録×野梨子のカップル成立
やってほしいよ。清四郎が茶碗割った回が最後は嫌だ。
358名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 19:53:20 ID:qKHTJM8L
ドラマの方の最終回だったら清四朗×野梨子で終わりそうだけどな。ドラマは清四朗→野梨子の傾向がある。
359名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 20:13:01 ID:7iiPYYC7
>>358
なんで下げないの?
360清×悠:2007/12/08(土) 20:21:16 ID:/3tTXeNL

舌を動かしながら、女の匂いが鼻につくのを感じていた。
悠理も女だったってことを僕は今、すごく思い知っている。
いやらしい音がひびく。非現実的すぎる。悠理の家で悠理相手にこのBGM、その非現実的な雰囲気がまた僕をそそる。
「んん‥」
「悠理、声出していいぞ」
「‥」
「出せよ」
舌の先を強く奥にあてた。
「んっ、あっ!」
「‥感じやすいのかな」
「ひっ‥や‥も、」
「ん?」
「やめろ‥じんじんするっ‥んん!」
「何が」
「‥んっ‥あっ」
何か話そうとしてもからだが反応してしまう。
その姿はすごく滑稽でかわいらしい。
361清×悠:2007/12/08(土) 20:25:29 ID:/3tTXeNL
「どうした?」
「‥にやにやすんなむっつりすけべ!!」
「ははっ」
ぐるり、と円をえがくように全体を舌でぬらし、クリトリスを吸う。
このうえないほど悠理のそこが赤くなる。もう充分すぎるほど感じてるんだろう。
「‥っ」
「悠理、どんな感じがする?」
「‥はぁ?んっ‥っ」
「気持ちいいか?正直に言えよ?」
「‥っく‥は」
「でないともっと広げるぞ、ここ」
「‥サイアク‥ぁん」
「ん?」
「‥だから‥あっなんか‥じんじんするってゆうか‥びりびり‥してっんっ!」
指、入れてもいいかな‥
入るかな‥痛いかな?
この分じゃ当然初めてだろうしなあ‥
まず一本、人差し指で優しくふれる。まわりをすすっと動くと部分部分がひくひく動く。
ほんっとによく濡れてるな、お前のお陰で手がぬるっぬるだよ‥
穴に少しふれると簡単に飲み込まれてしまった。
くちゅ、とおとがした。



豚切りごめんな(´・ω・)
ペースも遅くてごめんなノ
362名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 03:33:22 ID:uxesdBNK
sageてくれ

>>355
色々同意。原作と割り切ってはいるものドラマは清→←野に見えて仕方ない…
両思いというか→←な感じ
363名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 01:17:08 ID:qbKQfcib
>>355
そう考えると、原作にあったガチなキスシーンって魅録だけなんだよなぁ。
美童もないわけではないけど、ティコとなんて、どうみてもお笑いだしなぁ。
364名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 01:36:33 ID:u+uoCV94
あとは誰だっけ
1巻の可憐の百合しか思い出せんw
365名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 01:58:00 ID:rsDHlTGR
確か可憐がマイタイ王国?の王子とチューしてたような。
366名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 11:15:45 ID:Tv3tVTsR
美童はデザイナーのおっさん(ホモ)にもぶちゅぶちゅされてたな
367名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 19:55:33 ID:9lv025Dp
可憐がチューしたのはカサルだな。アラブ系のヤリスギ王子
368名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 22:16:18 ID:17j9c2oS
可憐は、社交ダンスの時、ライバル校の女の子とキスしてたよね。
369名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 23:00:58 ID:PsRprNAR
突然だけど清可にはまった。少数派だろうけど大人な
二人を書いてくれる人いないかな〜。
370名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 03:04:38 ID:Ylf+WXVV
>>362
その表現分かる
微妙にスレ違ってるがお互い思いあってるみたいな
元々清野も好きではあったが、ドラマは別物として見てようやく見慣れてきたら
ドラマの清→野描写にはかなり萌えてしまっているw
>>369
清可もいいよな
可憐が鬼になってしまう回の二人とか結構好きだ
371名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 11:01:49 ID:84Of/0+w
<<370
同意
清四朗→野梨子 バリバリ萌え
372名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 20:10:31 ID:Lr0yYmld
>>360-361
今読みました!GJーーー!!!!
マターリでも続きwktkして待ってるよ!!
373名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 22:51:53 ID:g61BGsgq
清四郎と野梨子萌ぇぇぇぇwwwだね。
374名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 22:59:50 ID:84Of/0+w
ドラマ…野梨子カワイイーーーーー!!!!!「ごめんあそばせッ!」って!?萌えェェェ!!!
清四朗が野梨子を選ぶと信じていたよ!!
清四朗×野梨子最高ォォォォォォ!!!
375名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 23:00:47 ID:OosShmJw
わあすごい
376名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 23:18:43 ID:cdx1kYBn
今回のドラマは悠理が可愛かったなあ
普段活発な分元気がなくなると余計にしおらしく見えてギャップ萌え
そしてなぜか美×悠に開眼したんだぜ
元々女性には優しいけど、すごく悠理を心配してる様子が伝わってきたというか、
表情や態度が優しくてなんかいいと思ってしまった
377名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 23:32:24 ID:Os4elkvL
ドラマの悠理はちっさいしおもちゃっぽくて可愛い。
清悠は、投下乙!
ただ…できればまとめて投下が望ましい。
378名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 23:59:28 ID:1PEoWlMc
今日はリアルで「清四郎S」発言出たね
379名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 07:41:53 ID:8wayzuAM
>>374
どうしてsageないの?バカ?
380名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 11:58:33 ID:CY/P3fCH
2年前位から思っていたが、sageってなんだ?
381名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 12:17:20 ID:ImGchjTm
メール欄にsageと入力すると、板におけるスレッドの位置が上がらない(下がるわけではない)
まぁ人大杉とかでブラウザが浸透した今、実際に効果あるかは疑問が残るが
382名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 16:12:30 ID:CY/P3fCH
>>381
なるほど!!そうだったのか。ありがとう。>>374
これから気を付けろ。
383名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 16:16:58 ID:0XRKQiCX
美悠が自分の中ではいちばん萌える。
母ちゃんも金髪の孫が欲しかったら、美童とくっつけちゃえばいいのに。
384名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 20:46:04 ID:EgDmZwVL
>>383
わかる。悠理の硬い果実のようなしまった身体が美童の柔らかそうな指で
ほどかされていくのかと思うとたまらんもんがある。
微妙なNTR属性もあるから悠理が別の男に惚れてるシチュとかだと
もっとくる。皆で集まってる時にこっそり悪戯されて惚れてる男に見られたくない
とか、ばれたら倶楽部内バランスが崩れるとか(一番嫌がりそう)
思いながら涙眼で感じちゃえばいい。
そのあと美童は悠理にフルボッコかもしれんがw
385名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 20:26:34 ID:tfVevXAf
ドラマの清四郎と悠理のハイタッチ、
指が絡んでエロちっくになっているじゃまいか。
386名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 09:33:37 ID:CkDktA93
>>385
それをいうなら清四郎が悠理の肩から手を離したあと
肩紐がずり落ちたのもエロかた。



9話は清悠的に萌え満載。Sになる清四郎→悠理倒れて→
清四郎「死なせません」「悠理の為に」発言→悠理「あんがと☆」笑顔
ご馳走様でした。
387名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 18:53:42 ID:z1PUrpw0
Sになるととたんに生き生きする清四郎ワロタ。
「悠理、覚悟はありますか」のあとのドアップが美少年すぎてクラクラした。
横山ファンじゃないのになぁ。
388名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 14:11:12 ID:+eWXMltw
みーろーく、みーろーく!
389名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 09:59:50 ID:oRetVhA2
のーりーこ、のーりーこ!!
390名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 21:27:28 ID:bRhz/4jU
せーいしろ!せーいしろ!
391名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 22:44:24 ID:LH6cnxGm
びどー、びどー!
392名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 22:58:13 ID:1brajhAF
るーりーこ!るーりーこ!
393名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:15:46 ID:oRetVhA2
るりこ?誰?
今日のドラマで最終回……(泣)でも、最後に野梨子が机の上にチョコンと座って、後一人で一生懸命掘ってる姿…可愛いィィィ!!!バリ萌えェェェ!!!!
のーりーこ!のーりーこ!!!
394名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:16:08 ID:LqhAI1pB
今日のキャプほれ
最終回だけど他にもあったぞ
http://3server.sakura.ne.jp/tv/pc/img.php?src=../src/1409-5.jpg
395名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:27:23 ID:KRVCVeZU
今日みんな殴られてたからレイープされたみたいでエロかった。
大きいお兄さんが読む雑誌掲載ならあの時点で3人娘の純潔は
儚く散ってたろうな
396名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:34:31 ID:5+/i95nf
>>392
ちょ、この流れでいきなり瑠璃子www


美童に迫りまくるときの顔が浮かんで吹いたじゃまいかwww
397名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:03:58 ID:k2IGFxiw
清四朗×野梨子の小説物凄く希望。
むしろ、清四朗→野梨子で、野梨子は色恋方面鈍感だから、好きなんだけど、それが恋心だと気付いて無い感じ。結果的に清四朗の片想いが萌え。
398名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:13:46 ID:6mcysSEH
今日のドラマ女性陣も殴られててちょっとびっくりした
野梨子が殴られるとか、清四朗が絶対に許さなそうなイメージがある
あんな口にケガしてるのを見たら怒りで相手をぼこぼこにしそう…というかそういうのも見てみたかったw
399名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:18:18 ID:mHDOproy
可憐が一番目立たない傷だったように見えたけど悠理は結構腫れてて痛そうだった…

そして
>野梨子が殴られるとか、清四朗が絶対に許さなそうなイメージがある
自分も思ったw
勿論全員助けにいっただろうけど、まず野梨子の所へ助けに走ったって感じがする
400名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:30:39 ID:k2IGFxiw
>>399
ドウーイ。助けに行く場面が無いのはかなりムカついた。
401名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:38:01 ID:k2IGFxiw
言い忘れていたが、今日久々に「汚らわしいですわ!」の平手打ちキタ!!やっぱり野梨子カワイイ。野梨子の役やってる女優の名前、何て読むの?
402名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:40:29 ID:sQ2vHTxn
>>401
かしい・ゆう。
顔が何百万人かに一人とかの、完璧な左右対象顔らしい。
403名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 01:03:34 ID:oYOYzA+j
へぇ〜へぇ〜へぇ〜!

清四朗×野梨子萌えw
やっぱこのふたりだよな。

そして可憐×魅録のSSの続きを今か今かと待っているw
404名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 01:19:19 ID:6mcysSEH
>>399
そうなんだよな
助けに行く場面があったら、かなり清×野としては萌えただろうなあ
助けに行くところから最終的に二人がラブラブwになるエロを妄想してしまうww
誰か小説書いてほしいw

そういや結局今回のドラマで清野的描写があったように見えたのは、
野梨子初恋の回だけかな?ちょっと少なくて残念だ
ほかのカプは結構あった感じでそれはそれで楽しめたが
405名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 02:57:31 ID:oKQw7dze
>>398
清四郎、鮫島組に行ったときは無傷だったのに、あの時は5話以上のボコ傷。野梨子を人質にでも
されてボコられたんだろうと、勝手に想像した。でなきゃ清四郎が傷負うわけないし。


全然カンケーナシだが
クリスマスオーナメントを受け渡す二人に出さえドキドキする自分って末期かも・・・。
406名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 10:28:21 ID:6uXGLhcI
>>405
じゃあ自分も末期仲間っす
407名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 10:35:53 ID:k2IGFxiw
クリスマスオーナメント??そんなシーンあった?
408名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 13:28:46 ID:oKQw7dze
>>407
はじまって直ぐ二人でツリーの飾り付けをしてる。
409名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 17:06:49 ID:k2IGFxiw
じゃあ自分も末期です。
410名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 17:13:21 ID:6mcysSEH
最後に皆で肩組んだときに、野梨子の隣がみろくでその隣が清四郎で、
清四郎と野梨子の手が少し触れたように見えて
かなりドキドキした自分も末期だと思います
411名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 17:38:11 ID:2WIHGMVQ
個人的な萌えなんだけどさ、ドラマでの話しだが時宗が千秋さんに毎年誕生日に〜って回で
二人の話しをしてる時さ、魅録が何だったかの包装紙を花束みたいに包んで野梨子に渡しただけで萌えた
ちっちゃい事での萌えでごめん
412名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 18:46:51 ID:cKMJP4/5
自分は剣菱家でみんなでパソコンを見てるとき清四郎と悠理がぴったり
くっついていたのに萌えた。
なんでそんなにくっついてるんだ、と一人つっこみをした。
みんなそれぞれ萌えどころが違っておもしろいね。
413名無しさん:2007/12/19(水) 19:40:05 ID:k2IGFxiw
自分はやっぱり野梨子の平手打ちに萌えたな。てか野梨子はなにしても萌える。
414名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 19:40:15 ID:cKMJP4/5
連投ごめん。
みんなで円陣組んだとき悠理と清四郎の手が。
いや〜ドキドキするわぁ。
415名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 23:20:31 ID:mHDOproy
>>413
同意
てか野梨子強ぇと思ったw 敵さんの頬にしっかり痕ついてたし
叩いた後違うキャラに画面がいっても後ろの方で手を気にしてる仕草の野梨子に萌えた
416名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 23:22:39 ID:y3i7rsev
でも、野梨子が平手打ちする前に清四郎に助けて欲しかった
ドラマの野梨子は原作より強いからなあ
417名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 00:25:08 ID:iRdN7Hjy
土堀り休んでたのに金探知機が反応したらメンバー押しのけて真っ先に
掘り出す野梨子ってどうよ。ドラマの野梨子はなにか???なシーンが
多い。やるとしてもそこは可憐の役だろ。
418名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 15:27:37 ID:kYx4kZ2X
>>417
いやいや、そこのシーンはマジで萌えたぞ。清四朗まで押し退けちゃうんだから。野梨子カワイイ
419名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 15:57:30 ID:iRdN7Hjy
みんなが怪我したのは同じ部屋に集められて、
清四郎が来る前までは悠理と美童が可憐と野梨子をがんばって守ったのかなと
妄想した。悠理と美童の殴られた痕が酷かったからさ。
悠理は可憐を無傷で、美童は野梨子を頑張って守ったけど守りきれずに
野梨子も口んとこ殴られちゃった。清四郎があとから行ったけど人数多すぎて
やられちゃった、と。長くてすまん。
420名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 18:22:13 ID:3UbYK2IV
清四郎と悠理にエロスを感じる…
お互いタイプが正反対な所が又いい(・∀・)
421名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 19:01:52 ID:YJGyT3d6
>>419
なるほどな
そんな場面もどうせなら見てみたかったな

最後のシーンの野梨子は確かに原作野梨子とは違うが、
なによりドラマ自体原作とは全く別物別次元のものだから、
ドラマの野梨子はあれはあれでかなり可愛いと自分は思ったw
つうかドラマ見て清野にはまったw
422名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 19:05:23 ID:YJGyT3d6
>>410
魅録の肩ごしに清四郎と野梨子の手が触れてたあれはかなり萌えた
末期だよな…
連投スマソ
423名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 20:09:19 ID:NCFGWztW
>>420
現実を見よう。
424名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 20:23:54 ID:DWmNwTp7
末期が多いなw自分だけど
425名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 21:11:55 ID:iRdN7Hjy
五代たちが野菜を持ってくるとこで、清四郎が悠理の背中をトンと
押していた。こんな細かいところまで目が行くとは自分もそうとう末期だよ。
つか、ここにいるのってほぼ清野か清悠なんだな。魅録主演なのに。
426名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 21:37:50 ID:zoU1aegO
それじゃ魅録×可憐は俺がもらっていきますね
427名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 21:39:24 ID:9KR6CPzE
阻止
続きを首を長くして待ってるんだ
428名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 21:46:47 ID:yGlufG9P
原作途中までしか読んでない自分の好きカプ

清四郎×野梨子 清四郎×悠理 ゲスト不良×野梨子 美童×ゲスト幼女

六人組以外ももちろんありだよな!
429名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 22:10:04 ID:Hvzuljc/
>>421

>つうかドラマ見て清野にはまったw
同意。特にドラマ5,6話は清野萌えすぎた…。
430名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 22:32:03 ID:zoU1aegO
>>429
kwsk
431名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 00:01:33 ID:Gpgg0kqD
>>423
そっか?清四郎と悠理は意外とエロスな組み合わせだと思う。
調教モノが好きだからかもしれんが。Sっぽい清四郎と動物っぽい悠理の
激しい調教はかなりエロイ。
個人的には美童と悠理のほうが調教+淫靡さがあってエロイと思うがね。
ロリータとかも好きなので性っぽくない子が実はエロスなのも好きだしね。
ギャップ萌えなので可憐とかは逆に魅録とのウブいエロのがエロイ気がする。
野梨子はS萌えだな。あの冷たい眼で罵られるのはたまらん。
432名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 00:44:24 ID:J3uXMQHl
肩組んだとき清四郎と野梨子の手が触れそうに、とあるが、
あれは美童の手ではあるまいか?
清四郎と悠理の手はしっかり触れているが。
433名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 01:04:55 ID:NL9BYKtd
>>429
激しく同意。野梨子の初恋の相手に妬いてる清四朗のシーンがでるたびに、「最高ォォ!!」とか「萌えェェ!!」とか叫んでいた自分はもう末期です。
434名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 01:04:56 ID:vRHEsMva
触れそうにというか、清四郎の腕の上に野梨子の手が乗ってしっかりと触れてるんだよな
同じ場面で清野と清悠で萌えてて両方ともというか全員好きだから全部いいね

その場面の最後の画面が変わる瞬間の、可憐と野梨子の間に見える清四郎の目線が
野梨子方面を見てて萌えた自分も随分末期なんだろうなとオモ
435名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 01:08:30 ID:J3uXMQHl
ああ、手と手じゃなく腕に、ということね。
というか、最後らへん、みんなが野梨子を見てないか?
魅録なんかすごい楽しそうに野梨子に顔近づけてるけど。
436名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 01:08:33 ID:NL9BYKtd
>>434
みんな細かい所まで見てるんだ。流石だな。自分は原作でも読んで修行します。それでも清野の気持ちは変わらない。いつか書いてみようかなぁ…。
437名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 01:09:02 ID:NL9BYKtd
>>434
みんな細かい所まで見てるんだ。流石だな。自分は原作でも読んで修行します。それでも清野の気持ちは変わらない。いつか小説書いてみようかなぁ…。
438名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 01:09:07 ID:MB7LeWqa
書いて書いて
439名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 01:13:41 ID:NL9BYKtd
すまん、おんなじの2つ出してしまった。1回目のはエラーとか出たんだが…。
小説書くとしたら清四朗×野梨子と言うか、清四朗→野梨子傾向になりそうだ。自分は清四朗片想い萌えだから。時間かかるしいいか?長くてすまん。
440名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 01:18:46 ID:In0EuPjQ
清四郎?清四朗?
441名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 01:21:24 ID:vRHEsMva
>>433
あの妬いてる?シーンは萌えたねw
原作だと初恋話は結構清四郎はクールに見えるのに、ドラマだと明らかに清→野みたいで萌えたw
原作といえば、野梨子が蛇に呪われる話が清→野みたいに見えて好きな話のひとつだ

>>435
確かにw悠理の顔がかすかに間から見えたときも見てるように見えた
悠理と野梨子の二人のコンビとかも好きだから新たに萌えるw
つうか有閑倶楽部はどのカプになっても全部好きだから萌えまくって困る・・・末期どころか末期終了オワタな自分orz
442名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 01:25:31 ID:MB7LeWqa
>>441
原作の初恋話でも萌え萌えだった
443名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 03:23:03 ID:mO9bkm/j
>>405
亀だがあそこどきどきしたww
野梨子が渡したオーナメントを口でくわえる清四郎にかなりどきどきしたよ
あそこに限らず二人がほんの少しでも絡むシーンは全部どきどきする自分も末期だ
あと美童達3人がじゃれてるとこもどきどきしたな

>>439
最終的には両思いキボンだが思うように書いてくれ
ただなるべく改行してほしい頼む
444429:2007/12/22(土) 00:16:45 ID:pqPRQ1Gs
>>430
亀だしもう出てるしで必要ないかもだけど個人的に
5話で清四郎なら悠理の結婚相手にいいんじゃって話題が出た時に野梨子がソッコー「清四郎は駄目ですわ」と
否定をしてた所。
それと清四郎が結婚話受けた後に一悶着→平手→「野梨子の男の基準は清四郎だもん」→
魅録に過去話を語ってた一連の流れ
ついでに野梨子が清四郎に決闘を申し出た所

6話は野梨子が不良君とバーで再会した時の面白くなさそうな清四郎
その後の「彼と野梨子は住む世界が違うんですよ」あたりの会話全部
野梨子を探しに真っ先に部屋から飛び出した清四郎(魅録にとめられたけど)
最後の別れの時に野梨子に何か言いたげな清四郎(魅録にとめられたけど)

該当回を見返せないから違ってるところあったらごめん。
とにかく5話は野梨子、6話は清四郎が全体にピリピリしてて萌えた
445名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 00:58:36 ID:aSrEhaE3
いいかげんスレ違いうぜえ
エロパロスレなんだからエロ話しろ
てか本スレでもできる話なら本スレでしてくれ
なんでどこのスレものっとらなきゃ気がすまないんだ清野派は
そんなに萌え話がしたいんならファンサイト作れよ
446名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 02:35:32 ID:0nPusWpu
じゃあ清四朗×野梨子のエロ話するか。
447名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 02:39:49 ID:Cv5q4oR5
KYとか言われるぞwやめとけw
448名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 14:04:21 ID:aSrEhaE3
>>446
清野というか野梨子厨のKYっぷりにイライラ来てたもんだから
思わず書き込んでしまったがそれならスレの趣旨にそってるから
いいと思う。
しかし野梨子厨は萌え話がしたいんならキャラサロンあたりに
野梨子ハァハァスレでもたてて思う存分やってくれ。
449名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 21:29:34 ID:/KdQf+Qn
>>445
わかりやすい清悠ヲタの嫉妬乙www
450名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 21:32:16 ID:VWIednF2
清野とか清悠とか関係なしに、ここではエロ話がしたいってことでFA?
別にカップリング論争したいわけじゃないので過度な煽りもスレチだよ。
451名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 21:35:23 ID:/KdQf+Qn
ごめんw
ただあまりにもID:aSrEhaE3が必死なもんだからw

個人的には魅録×可憐が一番好きだ
立ちバック上手そうだよな魅録w
452名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 21:36:01 ID:wLHEBY4X
もちつけ
スレ違いはその通りだな
ただ1からずっとスレ読んでりゃわかるが、
エロなしの雑談は最初からだしな
本スレがどこだか知らんがリンクも1に貼ってないし
こっちはこっちで関係ないだろ
雑談が嫌でスルーもしたくないなら自分から適切だと思う話題を振ろうぜ
453名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 21:40:49 ID:o/se7Ga4
>>450
それでFA。萌え話は相応しいとこでやってくれ。
二次創作スレではばかられるエロが主役の話を見たくてここにいるんだ。
スレタイだってそうだし、そもそもここそういう板だろ
>>449
なんで嫉妬せんけりゃいけんのだ。キモイハァハァレスだけなら
ファンサイトかキャラサロンに別スレ立ててやれっつーのは正論だろ
454名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 21:47:55 ID:/KdQf+Qn
>>453
なんでID変わってるの?w

どこにでもいるよな、お前みたいな
少しでも自分の気に入らないスレの流れになると
途端に文句言い出す奴ってw
そのくせ自分は話題を変えようだとか、ネタを投下しようだとか
そういうことは一切しないというw
455名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 21:57:59 ID:o/se7Ga4
>>452
話題振っても野梨子ハァハァレスに埋もれてんのが現状だろ
チュプ丸出しのキモイKYレスの嵐にいいかげんウンザリしてんだよ
エロ妄想もできないんなら書き込むなよ。
スレ違いを延々続けながら居座る無神経さがキモイんだよ
どうして自分でスレ立てるなりファンサイト作るなりしないで
スレ違いのスレに居座ろうとするんだよ
>>454
ID変わってんのは知らん。そういう仕様じゃないか?
最初はそれでもエロ妄想あり、エロ話ありで面白かったし
自分でも何回か書き込んだけどいつのまにか野梨子ハァハァスレになってて
激しくキモかったから書き込んだ。
そっちこそ文句あるならネタでも投下したら?
面白かったらレスするからさ
野梨子ハァハァしか言えないんなら無理はいわんけどw

必死言われたから去るわw
456名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 22:03:43 ID:NJ2/+Hiy
うん、もう来なくていいから。
457名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 22:59:45 ID:yOrUBP9K
そして職人さんも来なくなる。このスレもう終わったな
458名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 23:03:00 ID:NJ2/+Hiy
もともと終わってるようなもんじゃん
459名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 00:35:54 ID:/uG/Ti89
確かに他のエロパロスレよりも、18歳未満の比率が高そうに感じる。
460名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 01:30:10 ID:5wNH+8fu
神降臨求ム。
IDって夜の午前0時になると自然に変わるんじゃなかったっけ?
461名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 02:24:13 ID:g3SSxt3X
野梨子は清四郎とは幼馴染萌え、魅録とはお嬢さま&不良萌え
どちらもいける。
でもHパターンとしては、清四郎はソフトレイプ気味、
魅録はひたすら優しくがイイ
462名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 03:17:18 ID:6lg3y2d/
職人元々少ないし問題ない
今は冬休み中だろうから騒いでるのがいてもスルーしとけばいい
463名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 03:28:33 ID:OrIb7Rqz
18歳未満の比率より結構イイ歳の比率のが高いんでないの
464名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 16:25:29 ID:TdgvOyYo
>>463
同意。
自分の気に入らない話題が続くと
中立装ってヒステリックに喚きたてるところなんか正にヲバ厨そのものw
チュプはお前なんじゃねーのと言いたくなる
普通はスルーして終わりなのにな。
465名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 18:48:42 ID:Hcgh03cW
>>455
野梨子というか、ドラマで萌えた、の話ばっかり
ここエロパロだろ?
萌えるのはいいけど、そこからエロな方向に持っていってくれよ、
とは思った
466名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 22:35:21 ID:/uG/Ti89
原作厨=ヲバ厨なんじゃないの?
467名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 00:06:13 ID:51Pq3xhb
>>461
自分も清四郎はソフトでも鬼畜でもちょい変態でもOKなんだけど、
魅録はひたすら優しく、が好き。
でも最近、ソフト鬼畜の魅録もみてみたい。が妄想できない。

魅×野、美×可のソフト&ハードの両方が読みたいな。
でも職人さん全く来ないもんね。
>>24さんの文章なんてめちゃ好みだったんだけど。
468名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 00:50:43 ID:rZYIJKMc
魅可マダー?
469名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 01:29:28 ID:orYpM5XR
今日初めてこのスレ見つけてここまで読んで気づいた事。

清四「朗」ってずっと書いてる人は、最近ドラマでハマった、多分おばさん。

そして異常さで笑える程にハイテンションな清野派でやたらと自演。
>>440にやんわりと名前違いを指摘されていても
>>446で分かるように、まーだ自分の事だと気づかない。
(という事は、原作をたいして読んでいない=ドラマだけ厨)
その後もID変えてwづけで他を煽って自演しまくり。
原作厨とかわめいてるのもこいつだろ。
ヲバと罵る事がダメージになると思っているのは、自分がかなりのヲバでそう言われると嫌だからだ。
頭おかしい。

このレスで奴は気づいてしまい、直しちゃうだろうけど
目印にしていた人達にはごめんなさいw
470名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 08:14:12 ID:PTKOr6Vj
>>469
あーあw
471名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 08:39:27 ID:qDGis5pd
>>469
清四郎の漢字を間違えていたのは自分です。
ごめんなさい。
しかし、wの人とは別人、というか、オレは2回(数えて無いからわからないけど。)位しか書き込んだ事はない。
472名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 10:59:07 ID:qx3nw2U+
>>469
すごい観察力と推理力だ。コナンか。
ところでこのスレ百合はOK?
3人娘がきゃいきゃい言いながらいつのまにかソフト百合っぽくなるのなんか
エロイ気がするんだけどな。
「可憐の胸ふかふかで気持ちいいー」
「やだ悠理そんなとこ…っ」
「あら、ずるいですわ悠理ばっかり」
みたいなさ。
あれ?可憐総受けw?
473名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 11:22:02 ID:YVK7JYTP
確かに女3人が並ぶと可憐が一番受け臭いw
474名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 11:52:01 ID:aRBFHX59
百合なら悠理と野梨子、これは譲れない。
475名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 12:01:37 ID:rCv1uXsf
男3人が並ぶと清四郎が一番受け臭いw
476名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 12:03:09 ID:qx3nw2U+
悠理と野梨子もエロイよな。
てかお腹の痛みが直らない。気を紛らわすためにエロパロスレに
エロ妄想書き込むってイブの過ごし方としてどうよ。
そうだイブでエロ妄想もいいな。
今なんだか百合がマイブームだから、イブにケーキを作りながら
いつの間にか百合エロに突入していく悠理と野梨子とか。
でもお菓子作りなら可憐姉さんだろーから仔猫二人をお姉さんぶって
エロ指南してやろうとしていつの間にか逆転されてたみたいな妄想を
脳内展開中
477名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 14:24:21 ID:zSW98Sh4
469も同じくらいキモい…
すごい血走った目でスレをガン見してそう
478名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 19:32:37 ID:1lhRAeho
>>476
>イブにケーキを作りながら いつの間にか百合エロに突入していく悠理と野梨子
指についた生クリームをペロリ、頬についた分もペロリ…
 
で、全身に生クリーム塗りたくってのプレイものを妄想したよ。 
479ノリユリ微百合:2007/12/24(月) 20:28:19 ID:qx3nw2U+
>>478
いいねいいね
野梨子の白いたおやかな指がクリームをひとすくいして悠理の薄い
桜桃色の唇に差し入れるんだ
「ほら…上手にできてましてよ」
悠理が無邪気に微笑むと野梨子も嬉しそうに微笑むんだ
「野梨子も味見する?」と悠理の問いに野梨子はくすりと笑って悠理のほっぺの
クリームをちろりと舐めるんだ。
「とても美味しいですわね」
悠理も最初はビックリするけど大きな眼をきらきらと悪戯っぽく輝かせると
細い指でデコレーション用の苺をつまみ口にくわえるんだ。
「…こっちは味見しないの?」

とかいくね?
(百合妄想はキモイ人も多いと思うんで名前欄にちょっとだけ注意したお。)
美少女がぎりぎりのとこで戯れてる姿って直エロよりエロい気がする。
特にユリノリの美少年系中性美少女とロリ系美少女の組み合わせは女の匂いが薄い分
なんかやらしい。ツボる…。
自分の中では野梨子は女王様攻めなので野梨子×悠里だな。
誰か(♂) →野梨子×悠里←誰か(♂ ) っていうのもエロいシチュエーションになりそうでいいね。
480名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 22:42:53 ID:lGX3I077
>>479
すんごく好みが同じ
百合だと野梨子は攻で。ノーマルでも女王様は好き
悠理は普段行動的なのに、こういう時はされるがまま、ってのが萌えるんで受で
481名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 02:14:27 ID:uItWoKgl
ルビーの話の、清四郎が作った催淫剤をまだ野梨子が持ってて、入浴前の悠理に飲ませちゃう。
そんで悠理がお風呂中に後からご一緒して、
「あら?悠理どうしたんですの、顔赤くして。
のぼせました?」
とかわざとらしーく(でも悠理は気付かない)。
なんか焦って、
「そ、そうみたい」
って風呂から出ようとする悠理を捕まえて、
「だめですわよ。ちゃんと体洗わないと…
いつもみたいに背中流して差し上げますわ(ニヤリ)」

みたいなのは?
482名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 02:12:58 ID:SfjH9qrk
百合からは外れるけど、催淫剤を女の子3人が飲んじゃって、
それぞれ大胆に迫られてあたふたする男性陣っていうのを妄想すると
おもしろい。男女逆でもいい。
それぞれのカップルは皆さんのお好きな組み合わせで。
483名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 10:45:30 ID:lv19o6QR
>>482
いいっすね。
自分は魅録に飲ませたいー
484名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 16:21:18 ID:9aZe+3Qt
>>482
今日は新しいPTA会長が学校に来てる…
また生徒会室を覗きに来るかも?

こんな状態の3人を
学園に居させたらどうなるかわからない。
(教師に見つかって、不純異性交遊ー!
とかなったらヤバス)

1人ずつ家に送り届けましょう

自然な流れで
清四郎野梨子 魅録悠理 美童可憐 か?
ずいぶん強烈な催淫剤なので、
とりあえず女の子達の家の人に見られるのはマズい。

魅録はバイクで、美童は車で部屋まで送ってく。
清四郎と野梨子は仕方なく徒歩?

なんとか無事に女の子たちを部屋に送り届けて、
帰ろうとしたとき、女の子がそれぞれ男たちの
服の裾を引っ張り
「帰らないで…」
てなったら帰れますかね
485名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:30:27 ID:M+useQKk
hssh
486名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 22:46:37 ID:V4AIJN7Q
>>484
まさに自分の好みとピッタリなストーリーとカップリングだ!
神降臨だ!!
487名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 00:46:08 ID:xeNRI4Se
非常事態なんでageて行くよ
488名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 20:21:23 ID:tssVpSrM
魅録のチンポは凄そう。
カリ高デカチンポかな。
489名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 00:27:27 ID:nQ17KIy0
香椎由宇がオダギリジョーと結婚…俺の嫁が…
490名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 09:34:20 ID:R00Wbkmf
オダ香椎の件で暫く清野は想像つかん。清悠で萌えとこ。
491名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 21:40:56 ID:oNOkN1nb
じゃあ私は美可で。
492 ◆yuKAN/TWUo :2007/12/29(土) 17:39:16 ID:uj8PpeYP
タイミングが悪いかもしれませんが、清×野投下します。
前提として、倶楽部結成以前から肉体関係有りの設定です。
苦手な方はスルーお願いします。
同一設定で、いくつか短編書きたいなと思っているので、
スルー用にトリップ付けておきます。
493偽りの逢瀬 清×野 1/5 ◆yuKAN/TWUo :2007/12/29(土) 17:40:43 ID:uj8PpeYP
「もう、終わりにしましょう」
 制服を身につけながら、僕に背を向けたまま野梨子が言った。
 いつかはこんな日が来ると予感していた。むしろ今日まで野梨子がこの関係
を受け入れて来たことが奇跡的だと思う。
 けれど僕は終わらせるつもりはなかった。
「どうしてですか」
 理由は聞かずとも察しはついていた。
「不自然だからですわ」
 すっかり身支度を終えて向き直った野梨子は、たった今まで僕の下で啼いて
いた少女とは別人のように毅然としていた。
 否、先刻までの彼女がいつもの野梨子とは別人のようだったと言うべきか。
「愛し合っても居ないのに、身体を重ねることがですか?」
「ええ」
 冷静に頷く彼女からは、何の表情も読み取れない。
「僕は、野梨子のことが好きですよ」
「知っていますわ。私も清四郎のことが好きです」
 僕の言葉は、野梨子の心を揺さぶることができない。
「けれど、男女の愛とは違いますでしょう。私の感情も、貴方の感情も。
……清四郎も、とっくに気が付いていましたでしょ?」
「参りましたね。野梨子がそんなに恋愛感情に詳しいとは知りませんでし
たよ」
 くすりと笑って、揶揄してみる。
 案の定、野梨子は顔を朱に染めて反論して来た。
「私はっ……。そりゃあ、私は恋愛には疎いかもしれません。けれど、違うこ
とくらいわかりますわ」
「恋では無いにしても、好意を持っている男女がこうなることは不自然だとは
思いませんけどね」
 僕はまたひとつ嘘をつく。
「不自然ですわ。魅録や美童と関係を持つのが不自然なのと同じくらいに」
「僕は……、彼らと同じ扱いですか」
 大仰に溜息をついて彼女の腰を引き寄せた。
「こういう関係になったのは、彼らと知り合うよりずっと以前のことなの
に?」
「あれはっ!」
「合意の上でしたよ。違いますか?」
 野梨子も小さく溜息をついた。
「まだほんの子どもでしたわ。私も貴方も」
「でも、行為がどんな意味をもつかくらいは知っていましたよ。僕は」
 わざと皮肉な口調と視線で、至近距離から彼女を見下ろす。
「私も性教育での知識くらいは得ていましたわ。けれど、それだけでは無いこ
とがだんだんわかってきましたの」
「生殖行為とそれに伴う快感、だけではないと?」
 挑戦するように僕を見上げていた彼女の強い眼差しが少し緩んだ。
「あの時も、清四郎はそういう言い方をしましたわね。私もそれだけだと思っ
ていましたわ。けれど、もっと他に伴うものがあるのでしょう?」
「例えば?」
「愛情とか……」
 野梨子の腰に回していた手を緩め、正面から顔を見つめる。
 彼女は恥ずかしそうに視線を逸らした。
「誰か、好きな男ができましたか?」
 努めて平静に、何でも無いことに聞こえるように問うた。
「いいえ」
 思いがけない質問をされたとでもいう様に、彼女はあっさり否定した。
 その様子に安堵して、僕は彼女を抱きしめ耳元に囁いた。
「だったら、このままでも良いじゃありませんか。お互いの身体にも馴染んで
もいますし。野梨子に好きな男ができたら、その時に考えますよ」
 これは嘘ではない。野梨子に他に好きな男ができたら、僕は考える必要が有
る。どうしたら彼女を失わずに済むかを。
494偽りの逢瀬 清×野 2/5 ◆yuKAN/TWUo :2007/12/29(土) 17:41:29 ID:uj8PpeYP
「私は清四郎の性欲処理機ではありませんわ」
 彼女は僕の胸に手をあて、精一杯の力で押し返そうとした。
 けれど、野梨子の力では痛くも痒くもない。僕は整えたばかりの彼女の制服
に手を入れ、背中を撫でた。
「野梨子は勘違いしてますね。僕の方こそ処理してあげるているんです。貴女
の性欲を」
 優しく接吻けながら、左手は彼女の背中に残したまま右手で彼女の脚を支え、
乱れたままの僕のベッドへそっと座らせた。
 彼女の甘い舌を味わいながら、自由になった右の掌を頬に添える。背中の手
でブラジャーのホックをはずした。
 左手は制服の中から、右手は制服の上から彼女の胸を包み込む。野梨子は僅
かに身じろぎした。
 それ以上の抵抗が無いことを見て取って、彼女の唇を開放した。
「こうされるのは嫌ではないでしょう?」
 掌に収まった柔らかな膨らみをゆっくりと揉む。
「嫌ではありませんわ。でも……」
 こういう時にも彼女は正直で率直だ。否定の言葉の続きを遮る様に僕は言葉
をかぶせた。
「僕は男ですから、性欲を処理する手段は他にもあります。それで多少は非難
されることもあるでしょうが、著しく名誉を損なうわけではありません。けれ
ど、野梨子は違うでしょう? 僕との関係を終わらた後、誰に抱かれるつもり
なんですか」
「誰にも。……誰とも身体を重ねるつもりはありませんわ。愛する人ができる
までは」
 野梨子の言葉を聞きながら、僕は制服の下の左手を脇腹に滑らせ、首筋にキ
スをした。彼女はぴくりと震えた。
「耐えられますかね。こんなに敏感なのに。野梨子の身体はもうすっかり性に
目覚めているんですよ」
 左手を脇腹から臍の周りに移動させ、そっと撫で回す。右手は胸を愛撫し続
けていた。
「相手が僕ならまだ良い。秘密を守れるし、万が一発覚したとしても大事には
なりません」
 そう言いながら僕は脇のファスナーを下ろし、彼女の制服を脱がせにかかっ
た。
 野梨子は特に抗わなかったが、彼女の制服を畳む僕を非難がましい目で見つ
めた。
「終わりにしましょうと言ったばかりですのに」
「そんなことを言うからですよ。それがどれ程非現実的なことなのかわかって
もらわないといけませんからね」
 僕は自分の服を脱ぎながら彼女を促す。
「野梨子は下着を身に着けたままするつもりですか。ま、それも一興ですけ
どね」
 慌てて彼女は、スリップと既に半分はずれているブラジャーを脱ぎ去り、少
し躊躇ってからショーツに手をかけた。
 これ以上僕に逆らっても、結局はすることになるのをこれまでの経験から悟
っているのだろう。下着を汚されたり破られたりするより、自分で脱いだ方が
利口だ。
 丁寧に下着を畳んでいる彼女を僕は抱きしめた。
「ちょっと待ってくださいな」
 言いながら彼女は畳んだ下着を脇へ置いた。
 それを見届けて僕は彼女へ接吻ける。柔らかい唇。温かい口腔。彼女の唾液
はかすかに甘い。最初は優しく、次いで貪るように彼女の舌を絡め取る。
 野梨子も僕に応えるように背中を仰け反らせ、僕の舌を迎え入れる。
 そのまま彼女の身体に体重をかけて、二人でベッドに横たわった。
 彼女を押し潰さないように僕は体をずらし、胸に手を伸ばした。先端は既に
固くしこっている。指先で軽くつまみ、掌で胸全体を愛撫した。
 唇を首筋、鎖骨、デコルテへと移動させ、胸の裾野に舌を這わせた。そして
頂をついばむと、彼女は小さく悲鳴をあげた。
495偽りの逢瀬 清×野 3/5 ◆yuKAN/TWUo :2007/12/29(土) 17:42:14 ID:uj8PpeYP
 野梨子の肌は良い香りがする。ほんのかすかな香りだが、それはいつでも僕
を興奮させる。香水ではなく、健康な若い肌が持つ独特の香りに、先程まで身
に付けていた衣服の匂い、野梨子の部屋で時折炊かれる香の残り香が混ざって、
彼女特有の香りになる。
 僕はその香りを楽しみながら、彼女の全身に接吻けを落とす。
 野梨子の身体からはすっかり力が抜けて、時折僕の肩や背中、髪に手を這わ
せる。その軽い接触が僕を一層夢中にさせた。
 内腿を手の甲で撫で上げると、彼女は身を震わせて深い溜息をついた。
「ああ……」
 彼女の秘所がすっかり潤んでいることを確認して、僕は彼女から身を離し、
引き出しからひとつの錠剤を取り出した。
「清四郎?」
 物問いたげな彼女の唇を自らの唇でふさぎ、指でその錠剤を彼女の膣内深く
挿入した。
 そして今度は入り口近くを刺激する。彼女から蜜が溢れ出し、僕の指が動く
度にくちゅくちゅと水音を立て始めた。
 野梨子の腰も更に快感を求めるように揺れ始めていた。
 僕は彼女の腰を片手でしっかり固定し、顔を秘所に近づけた。真珠の包皮を剥き、舌先でつつく。
「ひぁっ!」
 そのまま吸い上げ、中を指で丹念にかき回す。
「あ……ぃゃ。せいし……ろ」
 僕が片手で抑えていたが、彼女の腰はもどかしそうにくねっていた。腕の力
を緩めると大きく動き始め、声が高くなる。
「あぁっ! ぃいっ……」
 彼女が切羽詰ってきたのを確認して、僕は突然動きを止めて口と手を離した。
「……ぇ、……何を?」
 快感を急に遮られて野梨子は、蕩けた目のままで僕に顔を向けた。
「野梨子にはやっぱり僕が必要でしょう? 僕が欲しいと言いなさい」
「な……」
 僕は野梨子の内腿と臍の周りを撫でた。彼女の感じる場所だが、直接はイケ
ない場所だ。
「んっ……」
 彼女は頬を紅潮させたまま身をよじる。
「清四郎は、意地悪ですわ」
「僕を欲しいと言うだけで良いんですよ。簡単なことだと思いますけどね」
 彼女が落ち着いて来た様子を見て取って、僕は濡れている秘所に再び手を伸
ばした。
「野梨子はもうこんなになっていますよ」
 くちゅっ、くちゅっ。わざと音をたてるように指をゆっくり動かす。
 悔しいのか彼女は涙目になりながら、僕のこわばりを両手で握った。
「清四郎だって……」
 そう言いながら、両手を優しく上下させ始めた。
 彼女は顔を近づけ、先端に接吻ける。舌先で鈴口や傘の裏側をつつきながら、
次第に手の動きが強く大胆になってきた。
 僕の様子を伺うように、時折視線をよこす様子が何とも言えず扇情的だ。
 いつもの僕ならもうたまらなくなって彼女を求めるところだが、今回は彼女
の方から僕を求めさせたかった。
 下腹部にぐっと力を入れてこらえる。伊達に武道の鍛錬を積んでいるわけで
はない。
 負けじと野梨子の秘所を責めたてた。彼女の弱い場所は熟知している。外側
を、入り口を、奥を、突起を強く、そして弱く弄った。
「あぁっ、ぃやっ……。もう……」
 先に耐えられなくなったのは当然、野梨子の方だった。
 僕は再び動きを止めて、彼女の目を覗き込む。
「僕が欲しいとおっしゃい」
「……ほしい、ですわ」
「僕がですね」
「……せいしろう、が」
496偽りの逢瀬 清×野 4/5 ◆yuKAN/TWUo :2007/12/29(土) 17:44:23 ID:uj8PpeYP
 野梨子は涙を流していた。
 そんな彼女を愛しくも憐れに思いながら、僕は自分自身を彼女の入り口にあてがった。
 野梨子は本当に憐れだ。僕にこんなに思われて。
「ぇ……?」
 膣口に望むものを感じながらも、いつもと違う手順に彼女は戸惑った。
「……そのまま? だめですわっ」
 軽い恐慌を起こした彼女を抱きしめ、僕は耳元に囁く。
「大丈夫ですよ」
 言葉と同時に、彼女の奥深く自らを埋め込んだ。
「んぁあっ……!」
 ぎりぎりまで焦らされた彼女は、それだけで絶頂を迎えたようだ。
 それに構わず僕は強く動く始める。
 いつでも僕達の避妊は万全だった。僕は彼女の生理周期を熟知していたし、
彼女が十八になってからはピルも処方した。野梨子の性格から考えると飲み忘
れていることはまず無いだろう。その上、常にコンドームも併用していた。
 今回はその内のコンドームを付けていないだけだ。念のため、先程殺精子剤
も挿入した。経過時間から考えると、もう効き目は表れているだろう。使うの
は初めてなので、彼女は何を入れられたか知らなかったかもしれないが、
それ以外の避妊方法だけでも充分に効果があることは知っている筈だ。
 それでも拒んだのは、男性性器で直接体内をかき回されることに対する、
少女らしい嫌悪感からだろうか。
 それが僕の嗜虐心をかえって刺激し、僕は思う存分彼女の中を蹂躙した。
 喘ぎ声とも悲鳴ともつかない彼女の声を堪能しながら、僕はのぼりつめて
いった。
「僕ももう……イキますよ、野梨子。貴女の中で」
「!」
 絶句する彼女を強く抱きしめ、僕は欲望を吐き出した。
「ぃやぁぁっ!」
 驚いたことに、再び野梨子も絶頂を迎えた。

 彼女を抱きしめたまま余韻を楽しんでいると、彼女が口を開いた。
「酷いですわ、清四郎」
「何がですか?」
「何もかもです」
「二回戦に持ち込んだことですか? あるいは、僕が欲しいと言わせたことですか? 
それとも生でしたことですか? 中で出したこと?」
「……」
 野梨子は黙って口を尖らせている。
 本気で怒っているわけでは無さそうだ。
「謝りませんよ、僕は」
 彼女は何も言わない。
「野梨子が終わりにしようなんて言うからですよ。それに、避妊なら他の方法でもし
ていたでしょう? 今回は殺精子剤も入れましたし」
「……殺精子剤?」
「引き出しから取り出して、貴女に入れた錠剤です」
「あれが……」
497偽りの逢瀬 清×野 5/5 ◆yuKAN/TWUo :2007/12/29(土) 17:45:38 ID:uj8PpeYP
 そう呟いて、彼女は頬を赤らめた。
 僕はそれを見逃さず、からかう口調で言った。
「何か怪しい薬だと思いましたか? 興味があるようなら、次はそういった薬
を使いましょうか」
「結構ですわ」
「良いんですね。では用意しておきますよ」
 彼女が断るつもりで言ったことは百も承知で、わざと違う意味に受け取って
みせた。
「違います。必要ありませんわ」
「確かに、そんなものは無くても、野梨子は充分乱れてくれますけどね」
 何を言っても無駄だと悟った彼女は、無言で僕を睨んでいる。
 そんな様子も可愛くて、僕は野梨子の額にひとつ接吻けた。
 軽口を叩きながらも僕は、しばらくはこの関係を失わずに済みそうなことに、
深く安堵していた。

<了>


以上です。お付き合いいただき、ありがとうございました。
498名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 18:15:22 ID:WiyzGd8K
>偽りの〜
ものすごくGJ!
清四郎の抜け目なさと、
所々の野梨子に対する想いがツボ極まりない。
次回も正座して待ってます…!
499名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 21:26:39 ID:/e0WsZXB
GJ!
次作楽しみにしてます。
500名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 23:45:15 ID:jlO7GcaR
>偽りの〜
おもしろかったです!
清四郎って一度執着したらすごそうだよね。
避妊対策も万全だし。
次回作もあるなんて嬉しすぎる!
楽しみに待ってます。
501名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 02:42:24 ID:TpU8awqU
ラブラブ清野も好きだが、こういうしっとりしたのもいいと気づいた
GJ
502名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 03:08:00 ID:gZ9gJOwr
>>497
GJ!!
これからも短編あるってことでwktkしながら待ってるよ
503名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 10:38:51 ID:FrAMPyOa
超久しぶりにエロパロ板のぞいたらGJな清四郎×野梨子が!
このカップル1番好き。
「野梨子にはやっぱり僕が必要でしょう? 僕が欲しいと言いなさい」
のくだりがすっごく萌え台詞だったー。
これの続編読みたい!
504名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 11:20:41 ID:T7XjwOxc
>下着を汚されたり破られたりするより、自分で脱いだ方が利口だ。
清四郎、破いたことあるんだな。
自分も「僕が欲しいと言いなさい」のセリフに萌えた。
505名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 19:01:28 ID:FqhuHZUd
すげえ!GJ!!
やっぱ清四郎×野梨子だな。


魅可とか美悠も見たいwww
506名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 21:12:34 ID:mGQP0DKr
あけおめ!
507名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 21:51:13 ID:qfLvjn1O
魅録×野梨子みたい。
神、降臨してくれ。
508名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 23:10:18 ID:TxRWqao9
美童×女の子それぞれ 読みたい!
509名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 23:13:01 ID:xiSAh778
そういえば、美童だけまだだ
510名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 13:34:47 ID:jLmigipw
遅れたが清×野GJ!!!
会話が二人らしくてイイ!
511 ◆yuKAN/TWUo :2008/01/07(月) 23:48:13 ID:2ZP4mw0W
年末年始で原作まとめ読みして萌え補充してきました。
の割には萌え少な目の短編ですが、投下します。

前回と同じく、倶楽部結成前から肉体関係ありを前提とした清×野です。
手元に原作が無い状態なので、原作とリンクさせてる台詞や細かい描写はウロです。
平にご容赦を。。
512睡眠導入 清×野 1/2 ◆yuKAN/TWUo :2008/01/07(月) 23:49:57 ID:2ZP4mw0W
 瀬戸内海の小さな島で、野梨子は柚子湯を堪能していた。
 渋々引き受けた許婚役だったが、実際にこの島で数日過ごしてみると、来て良かった
と思う。
 加茂泉守の父親は危篤状態だと聞いていたが、野梨子が来たことで持ち直したという。
自分の看病を受け入れ喜んでくれるのが野梨子には嬉しかった。また加茂泉家で暮らす
人々は良い人ばかりで、気持ち良く付き合うことができた。
 海も自然もそこに生きる人々との生活と調和し、必要以上に人の手が加わらない美しさ
を保っている。
 幽霊騒動はあったし、レジャーランド設立計画に絡んで性質の良くない人が訪れること
もあった。また、守の父親の容態も心配だったが、それでもそれ以外は概ね平和で穏やか
な毎日を過ごしていた。
 これは束の間の小康状態だという予感はあったが、今はただ湯船でくつろいで居た。
 すると突然、天井から赤い雫が落ちてきたかと思うと何者かに髪の毛をひっぱられた。
「出て行け〜」
 そのまま明かり取りの窓まで引き寄せられ、恐ろしい容貌の女に耳元で威嚇された。
 無我夢中で絶叫すると、可憐が慌てて浴室へ駆け込んで来た。
「出ましたわ……」
 硬直していた身体は、可憐の顔を見てほっとするとようやくがくがくと震え始めた。
しかし今度は震えを止めることができなかった。今更ながら恐ろしさが込み上げて来て、
軽い錯乱状態に陥った。

 周りの様子がわかる程度に落ち着いた時、野梨子は明かりを落とした部屋で布団の上に
横になっていた。枕元には清四郎が居た。
「私……」
 身体を起こそうとすると、清四郎が両肩に触れ軽く制した。
「まだもう少し横になっていた方が良いですよ」
 そう言われて再び身体を横たえると、改めて恐怖が湧いて来る。
「清四郎、しばらく側に居てくださいな」
 手を握り懇願すると、彼は優しく微笑んだ。
 その穏やかな表情を見て、野梨子は安堵した。
 清四郎の側は、いつだって安全だ。カサル王子を連れ出す際に囮の車から脱出した時に
も、多満自慢と富久娘、男山の誘拐事件で溺れそうになった時にも、いざという時には
必ず守ってくれた。
「ありがとう」
 握った手を自らの頬に当てて、呟いた。
「おや、誘っているんですか?」
 慈しむような清四郎の眼差しが、悪戯っぽいものに変化していた。
 野梨子は、弱気のせいとはいえ、常に無い甘えた行動をとってしまったことに気付いて
赤面した。
 くすくす笑う彼を見ていると何とも言えず腹立たしくなって、少し困らせたくなった。
「そうだと言いましたら?」
 野梨子は身体を起こして清四郎の首に抱きついた。
 かと思うと、すぐに再び布団に押し倒されて逆に驚いた。
「ご要望にはお応えしますよ」
 清四郎の表情を見る間も無く、深い接吻けが訪れた。
「野梨子がこんなに大胆だったとは、嬉しい発見ですね。隣の部屋には皆が居ますよ」
 彼がそう告げた時には既に、野梨子の浴衣の胸元は大きくはだけられていた。
 清四郎と身体を重ねたことは幾度もあった。しかし倶楽部の友人達に気付かれる危険性
のある場所でそのような素振りを見せたことは無かった。
 これまでもそうだったし、これからもそうするつもりだった。それは清四郎も同じ気持
ちだと思っていた。
 けれど清四郎は今、ふすま一枚隔てた向こうに友人達が居ると言った。
 こんな状況でできる訳が無い。
「私、そんなつもりでは……」
「では、どんなつもりだったんですか」
 困らせたかっただけだと告げるのは余りにも幼すぎる気がして、野梨子は何も言えな
かった。
513睡眠導入 清×野 2/2 ◆yuKAN/TWUo :2008/01/07(月) 23:51:53 ID:2ZP4mw0W
 言えない間に、清四郎の唇は首筋から喉元へと下がっていく。いつもの手順の中で、
彼が次第に興奮していく様子がわかった。
「言っておきますが、もう止まりませんよ」
 清四郎がこう宣言して途中でやめた事は一度も無い。かつては抗おうとしたことも
あったが、今では抵抗するだけ無駄だと悟っていた。
 野梨子は小さく溜息をついて、両腕を清四郎の背中に回した。
 彼の背中は広く、しなやかな筋肉に包まれている。腕から掌から伝わる彼の動きに、
野梨子はいつも男を感じていた。
 彼とこうして肌を合わせる事は嫌いでは無い。快楽ももちろんあったが、それ以上に
清四郎の熱に包まれている安心感が好もしかった。彼との行為は、時折ひどく攻撃的な
こともあったが、大抵の時には、愛されているのかと勘違いしそうになる程いたわりに
満ちていた。
 けれど終わった後、彼女は次第に罪悪感に苛まれるようになっていた。
 子を生す為でもなく、愛を確認する為でもなく、自分はどうして清四郎と抱き合うの
だろう。その答えを見つけることはできず、不自然だという思いが募るばかりだった。
 彼女の抱く憂いを他所に、二人を包み込む熱は次第に高まっていた。
 清四郎は野梨子の、野梨子は清四郎の体温を求め、互いの肌を露出させていく。
 彼の掌が彼女の二つの膨らみを円を描くように揉むと、彼女は声を出さないように
溜息をつく。
 彼女の指先が彼の鳩尾から臍へとゆっくり撫で下ろすと、彼は腹筋を固く引き締めた。
 隣室には友人達が居て、演技とはいえ野梨子は守の婚約者としてこの家に滞在して居る。
羞恥心と背徳感は興奮を高め、彼女はいつも以上に性急に自らが潤ってくるのを感じた。
そして、そんな自分を恥じた。
 やがて清四郎の手は彼女の入り口を探り当て、すっかり準備ができているのを確かめた。
満足そうに彼が耳元で囁く。
「野梨子も疲れているみたいですし、軽い運動程度にしておきましょう。ぐっすり眠れる
ように」
 彼が避妊の準備をする間、野梨子は身体を丸めて彼の下半身へ顔を近づける。余裕の
無い自分を悟られたくなくて、根元に軽く接吻けをした。
 清四郎は野梨子の髪をそっと撫で、彼女の身体を仰向けにした。両足の間に身体を割り
込ませ、彼女の中へ身を沈めていく。
 野梨子が声をぐっと堪えていると、強く抱きすくめられ、引き結んでいた唇は清四郎の
唇で覆われた。
 野梨子は聴覚を除く五感の全てで清四郎を感じていた。身体の外側も内側も彼で満た
されている心地がした。
 彼女の思考は、彼の動きの波にさらわれて次第にまとまらなくなり、ただただ高みに
押し上げられていった。
 野梨子が昇り詰めたのと清四郎が動きを止めたのは、ほぼ同時だった。
 清四郎は余韻でぼんやりしている野梨子の頬に接吻けをし、自らと彼女の身支度を手
早く整えた。
「僕は側に居ますからね。怖いことは何もありませんよ。ゆっくりお寝みなさい」
(では、さっきの行為は私の恐怖を追い出すためだったのかしら)
 野梨子ははっきりしない頭で思いながら、やがて眠りに落ちていった。

 清四郎は野梨子の寝息が規則的になったのを確認して、そっとふすまを開けた。
「ようやく落ち着きましたよ。看病疲れもありますから、朝までぐっすりだと思います」
 野梨子の容態を気遣う可憐に告げる。
 清四郎は当初幽霊騒動を面白がっていたが、こうなってくるといささか悪質だ。単なる
好奇心だった彼の意識は、原因をはっきりさせて解決しなければという、より積極な
ものへと変化していた。

<了>
514名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 00:04:53 ID:yt9nf/Ko
乙!!
原作と違って非処女なのに、恋愛感情に疎く潔癖症な野梨子は原作らしくって楽しめました。
清四郎もらしくっていい!!
また書いてください。楽しみにしてます。
515名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 00:14:31 ID:XrbL3Xs9
乙〜堪能しました
襖一枚隔てて、というシチュに萌え
控えめな表現がツボでした、お上手ですね
516名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 00:18:09 ID:DkSuPE9D
>睡眠導入
GJです!
清四郎、大胆だけど優しいな〜。
原作の事件とかが後で語られるSSはあったけど、こういうケースは
初めて?じゃないか?(違ったらごめん)
新鮮でおもしろかったです。
続編、楽しみにしてます!
517名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 07:06:51 ID:Bu5qP0v9
GJ!
前回に引き続き、かなりの萌えをありがとうございました。
このシリーズすごい好きです。
続きwktk
518名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 09:05:51 ID:zW1sVSRk
おおっ、続編だ!GJ!
この清四郎好きだなぁ。
裕也が現れた時とかどんなかんじだったんだろ。
519名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 09:12:13 ID:6s9QAaHL
清四郎と悠理の婚約話のときに野梨子がどんな感じだったかも興味あるw
この世界観は、清四郎→野梨子だよね。清四郎ガンガレ
520名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 09:53:20 ID:5pkt6yPG
さらさらと流れていくような文章がいいね!この清野にぴったりだ。
ぜいたくを言えば、怨霊が登場するときだけはぐぐっとホラーっぽく
入ってほしかったかな。
いやしかしGJ!
521名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 22:44:27 ID:jz4wkRxx
このシリーズの二人いいね
この先もまた違う話で読めるといいな
のんびりしながら楽しみに待ってるよ

ところで、このスレで投下する場合は原作だけだよな?
誘い受けとかじゃなく単純に聞きたいんだが、ドラマのはスレ違いかね?
522名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 02:05:23 ID:gOgdDI1Z
ドラマのでも萌えたらいい。
少なくとも俺はだけど。
523名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 22:06:58 ID:+ODNyE0w
>>521
原作オンリーってことでたったスレじゃないからいいんじゃないか?
できれば最初にドラマで誰々っていれてもらえればなおよし。
524名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 22:09:06 ID:XG0E7nDo
最初に投下された清野も清悠もドラマネタから湧いた話だったし、いいんじゃない?
ただし、最初に断りいれて欲しいに同意
525名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 23:26:48 ID:FxtjFLIc
なるほど
難民?にもう一つスレがあるらしいが、あっちは原作専用みたいだから
こっちはどうかと思ったが、こっちはドラマ専用スレってわけじゃないんだな
レスサンクス
526名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 23:27:57 ID:FxtjFLIc
間違えた
こっちはドラマ専用→こっちは原作専用スレってわけじゃないんだな
連投スマソ
527名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 16:15:04 ID:wO22euO8
最近原作読んで考えた。
悠理←美堂←可憐で、
清四郎→野梨子←魅録
な感じがいい。
清四郎と魅録で火花バチバチな感じで。
528名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 17:48:22 ID:91OnWP43
美×野のラブラブRがほしい。。
529名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 18:31:20 ID:8UKGrG6a
>>527
いいね〜。読んでみたい!

>>528
美童のあま〜い囁き・・・こっちもいいっすね。
530名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 20:28:47 ID:QB3o0luI
>>527
難民スレの方にはそういうのあったから
エロ濃い目のをキボン
531名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 14:06:36 ID:sHm7ji/w
1巻のPART2で、
美堂が野梨子にキスしようとしてたから
清四郎→野梨子
魅録→野梨子
美堂→野梨子
も良いとオモ
で火花バチバチ
532名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 14:29:41 ID:jdq/O0PG
総受けなんて・・・嫌ですわ
でも少しだけなら・・・優しくして下さいましね
533名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 15:03:02 ID:sHm7ji/w
野梨子カワエエ(´∀`)
総受けでも片思いでも萌え。
534名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 22:53:10 ID:tlSbhCf0
清→「あなたにはやはり僕が必要でしょう?僕が欲しいと言いなさい。」
   (すいません、偽りの〜さんのセリフがツボだったんで)
魅→「欲しいって言ってみ?俺はお前が欲しいよ。」
美→「       」

 美のセリフ思いつかない。誰かお願い。
535名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 22:56:26 ID:favUnTVy
「僕は野梨子が好きだよ。野梨子は? 僕のこと嫌い?」
「嫌いですわ……どうせ、たくさんの女性にそうおっしゃってるのでしょう?」
「違うよ。今は、野梨子だけ。これからも」


ごめんまた考えてくる。
536名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 23:01:35 ID:FlZhZg96
>>534-535
100000000萌エタス
537名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 23:03:54 ID:4IkkVO9C
美→「瞳が物語っているよ、僕が欲しいと
でも君の薔薇のような唇はそんなはしたない言葉を口に出したりしない」
あれ?ちょっと違うな
美→「ベイビィ、素直に言ってごらん、僕が欲しいと」

こうですか?わかりません><
538名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 23:07:02 ID:JUqr/cLe
魅→「欲しいって言えよ。おれが必要だと言え」
美→「僕が欲しい?野梨子には僕が必要でしょ?」

自分のイメージではこんな感じ。言葉言い換えただけでスマソ・・・
539名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 23:14:43 ID:oN0ww5dP
>>538
どっちも直球だw 萌エス
清四郎ver.もプリーズ
540名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 23:15:04 ID:4IkkVO9C
魅→「習うより慣れろだ」
野→「きゃ!」
お姫様だっこでベッドにぼん投げそう
541534:2008/01/12(土) 23:18:46 ID:tlSbhCf0
>>538
うわっ、この魅録、やばい!
好きだ〜!ちと強引なのもいいなぁ。
542名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 23:20:14 ID:FlZhZg96
→野 やきもちVer
清「…今日、魅録と楽しそうでしたね。気持ちよかったですか?
  自分に惚れてる人間の視線は」
魅「な、今日美童とすっげー仲良く見えたけど、お前が好きなのは誰だよ。言ってみ?」
美「いいよね、清四郎は野梨子と趣味が合って。僕と居るより楽しいんでしょ」
543名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 01:35:24 ID:2kn2/EY8
ところで、魅可と清悠職人さんはいずこに行ってしまわれたんだ
続きを待ってるのに・・・
544名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 02:33:06 ID:VVu9cwY5
(部室で野梨子と2人きり。清四郎チャンス!)
清「野梨子、実は僕はあなたが……」
ばん!!
(部室の戸が開き、魅録と美堂登場)
魅「清四郎!抜け駆けはずりぃぞ!」
美「そうだよ!一番は僕だ!」
魅「俺だ!」
清「いえ、僕です!
」(魅録と美堂、野梨子に駆け寄る)
野「えっ?えっ?」
清魅美「野梨子!!」
清「僕は…」
魅「俺は…」
美「僕は…」
清魅美「君が好きだ!!!」
野「なっ、何を言って!?」
美「僕が一番だ!」
魅「俺だ!」
清「僕です!」
(言い合いを始める3人と呆然とする野梨子。)
魅「こーなりゃ体の相性で決める!」
美「賛成!」
清「では失礼して…」
ガバッ!
野「キャアッ!!」
(野梨子を押し倒す3人)
野「何をするんですの!?冗談も大概に…んむっ」
(野梨子に口付けして遮る清四郎
野梨子の手首を縛る魅録
野梨子の制服のボタンを外す美堂)
野「んん…ふはっ!」
清「これが冗談に思えますか?」
(顔を真っ青にする野梨子)
野「いやッ!いやなのッ!!」
魅「可愛いねぇ、野梨子は」
美「ふーん、野梨子って意外に胸あるね…」
清「楽しみましょう、野梨子…」
野「いやぁぁぁぁ!!」
ガチャリ
可「ごめーん、遅くなっ…」
悠「おーす、腹へっ…」
(可憐と悠理登場)
可「ちょっとあなた達!何して…」
野「可憐、悠理!助けてくださ…」
悠「そんな面白そうな事、なんで誘ってくれねーんだよ!」
可「あたし達もまぜて!」
野「えっ!!?、い、いやぁぁぁぁ!!!!」

ごめんなさい。
もう書けない。
続きは神に任せます。
545名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 09:16:14 ID:2PM7HGvN
乱交倶楽部w野梨子どこまでも総受けwww
546名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 11:47:38 ID:U6hVo/xb
>>544
GJww
手首を縛る魅録・・・いいかも。
547名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 14:10:59 ID:KIfQS5pe
清四郎の「楽しみましょう、野梨子…」
に激萌えした!!
神、続きを期待する!
548名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 17:18:01 ID:Y4P6Htbn
>>544
ワロタwww
野梨子ってメンバー1強いから、反逆するパターンがあってもいいかもw
「いいんですの?私にそのような真似をして」(瞳キラリン)みたいな
549名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 17:46:18 ID:fC+v7hum
あとで1人ずつ、野梨子の復讐の餌食になりました。とかな。

「あら?みんなで私にした時はあんなに強気でしたのに…
二人きりだと随分可愛らしい声を出すのですね?清四郎」
550名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 21:06:21 ID:1D8nBbC+
時々でいいので悠理と可憐のことも思い出してやってください
551名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 21:26:04 ID:VVu9cwY5
覚えてるよー。
544にも一応出てるし。
552名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 22:25:21 ID:/G1gpZVH
悠理もどちらかというと野梨子と一緒でじりじりと追い詰めて
攻めたいかんじ。
可憐には絶対攻められたい。
「やぁねぇ。清四郎ったらもうこんなにしちゃって。
 こんなんであたしを満足させてくれるのかしら?」
553名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 22:56:30 ID:VVu9cwY5
>>544の続き
「清四郎!さっき野梨子のファーストキス奪ったよね!!」
「はい。言ったでしょう?僕が一番だと。」
「抜け駆けするなっつったじゃねーか!ディープキスは俺が貰うぜ。」
にっと笑って顔を野梨子に近づける魅録。
「ちょ、ちょっと魅録!!何てことをおっしゃって…」
抵抗しようとするが手首を縛られていて何もできない。
「野梨子…」
「そうはさせません!」
「んんッ」
清四郎は魅録を振り切って、ずっと触れたかった柔らかい野梨子の唇に自分のを強く口付けた。
角度を変え、野梨子の唇を覆うようにする。
野梨子の唇を舌で舐め、無理矢理口内に入れる。
歯列をなぞり、野梨子の舌を絡ませようとして…止めた。
舌を噛まれる危険がある。
ゆっくり唇を離すと可憐が言った。
「清四郎、あんた意外に大胆ねぇ。」
「野梨子を取られる位ならこの位はしなくては。」
「はぁ、はぁ……」
キスで息が出来なかったのか、頬を紅潮させて息を切らす野梨子。
「せぇしろぉ〜」
恨みがましく清四郎を見る魅録を美堂。
「次は俺が」
「いや、僕」
「あたいだぁぁ!!」
「ゆ、悠理!?」
「わ、私もう息が…んっ」
悠理が口に粉と水を含ませ、野梨子に口付ける。
悠理の口から何か冷たい物が野梨子の口の中に入っていった。
飲み込めきれなかった水が頬をつたってゆく。
「ごほっ!な、何を飲ませたんですか!悠理!」
「媚薬さ。だいぶ前に余ったやつ、失敬させて貰った。悪かったな、野梨子」
悠理はにかっと笑った。


ここまでは頑張れた。
あとは神に。
554名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 23:00:46 ID:otSl0FvE
乙!!悠理かっちょえええええ。清四郎はなぜか嫉妬が似合う。
555名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 23:57:45 ID:fC+v7hum
「んっ…酷いですわ…こんなのっ…」
これから起こる事と、親友たちへの恐怖と羞恥から涙を溢す野梨子。
「泣き顔もかわいいなぁ」
「…ごめん、逆にその顔燃える」
美童が頭を撫で、魅録は流れた涙を舌で拭った。
「ずるいわよ!じゃあ…」
可憐は素早く割り込んで、野梨子の制服の前を開けて鎖骨の辺りに吸い付いた。
「…っ…!」
一瞬野梨子の顔が歪む。
そして顔を離した後には赤い印。白い肌とのコントラストが何とも言えない。

「うふふ。ファーストキスマークは可憐さん♪」


我ながら中途半端…!
続きよろ
556名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 00:05:24 ID:x1uu+Koo
萌え(´∀`)
しかし難しい所で止めたな(汗
557名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 00:58:46 ID:CfpOr+Ap
だ、だれか続きをPlease!
558名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 01:03:14 ID:x1uu+Koo
「では僕は…」
清四郎が野梨子の首筋に口付け吸い付く。
「っ、くぅ…」
野梨子の口から漏れる艶っぽい声に全員がゴクリと唾をのむ。
清四郎が唇を離すと、野梨子の白い肌に残る2つ目の赤い跡。
「服を着ても見える位置に。」
ニコッと笑う清四郎。
野梨子にはその笑顔がとても恐かった。
「じゃ、次の段階に…」
「進もうか。」
野梨子の瞳にまた、涙が溜まった。
「悪い、野梨子…でも…あんた、可愛すぎ。」
と魅録。
「怖く…ないからさ」
と悠理。


ごめん、微妙。
続きよろ。
559名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 01:11:29 ID:n2Y2Yz2T
魅録が野梨子の後ろに回った。
清四郎とは逆の首筋に舌を這わせながらぱちんとブラのホックを外す。
「い、や…」
その外れた下着と胸との間に手を入れて、他のメンバーには肝心な所を見せないように揉んでいく。
「ん…あぁ、みろ…くやめて…」
そんな声も、勿論彼らをますます盛り上げるだけだった。
潤んだ瞳、紅く染まる頬、これ以上なく色っぽい野梨子目の当たりにして
次に動き出したのは…



あえてここで切る!(笑)
560名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 01:39:29 ID:x1uu+Koo
「魅録ズルい!」
「あたいらも野梨子いぢめたいんだ!」
女性2人だった。
「そーだよ、魅録
こーたい!!」
そこに美堂も加わる。
「なにぃ、美堂、次はあたいだ!」
「何言ってるの!あたしよ!」
「俺が続けるんだよ!」
ぎゃあぎゃあと言い合う4人。
残った人物、それは…
「やれやれ、相変わらずバカですねぇ。」
清四郎だった。
「何だと清し……ああああああ!!?」
4人がぎゃあぎゃあ言っている間に清四郎は前に魅録がいた場所にちゃっかりいた。
「次は僕ですよ、野梨子…」
野梨子の胸を揉む清四郎。
「んぁぁ!せいし…ろぅ、やぁあ…」


また微妙でスイマセン
561名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 01:47:06 ID:ErW1naXU
魅録が前からで、同時に清四郎が後から…
っつうのが読みたい
562名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 02:27:19 ID:QgWewphr
美童カワイソース
563名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 10:58:16 ID:x1uu+Koo
「ズルいよ!さっきから清四郎と魅録ばっかりで!」
「おや、美堂。
何も攻めるのは後ろからだけとは限りませんよ?」
「!!そうだ!清四郎!」
「はいはい」
野梨子の両方の胸を両手で揉みしだいていた清四郎の手は片方の手を離した。
「サンキュ!」
そして空いた片方の胸を美堂は…


ここで止めます。
魅録が前で清四郎が後ろにしようと思ったけど美堂が可哀想だったんで美堂が前で。
564名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 12:39:47 ID:6LR8YWsc
男性三人が胸に集中しているのを尻目に、可憐は野梨子の手をとった。
「やっぱり男は胸が好きね。でも感じるのは胸だけじゃないのよ」
赤い舌をちろりと見せ、野梨子の指に這わせた。
指の腹も甲も、そして指と指の間も丁寧にゆっくり舐める。
「はぁぁ…ん…」
野梨子は溜息をつくように息を吐き、身悶えている。
可憐は満足そうに微笑むと、野梨子の人差し指をくわえた。
上目遣いに野梨子を見つめ、指を唇で圧迫しながら出し入れする。
「や…、可憐の口…熱いですわ……」
「野梨子……。気持ち良いのか……?」
悠理も野梨子のもう一方の手を取り、おそるおそる口にくわえた。
野梨子の指は柔らかく、かすかに石鹸の香りがした。
舌を使って舐め始めると、野梨子の身悶えは一層強くなる。
「ぁ……ぃや…ん……んん」
女性二人に指を舐められ、潤んだ声を出す野梨子に、男性三人は
胸から一瞬気がそれ、ごくりと喉を鳴らした。


さて、次はどこを責める?w
565名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 13:41:57 ID:Vt9vtdiK
美堂→美童
きになるよー
566名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 16:14:01 ID:x1uu+Koo
野梨子は媚薬を飲んでいることを忘れるなよー。
567名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 21:19:12 ID:x1uu+Koo
そんなこんなしているうちに、清四郎はある異変に気付いた。
「野梨子…感じているんですか?」
「ぁ…だ、誰が感じてなんかぁ…」
「証拠をみせましょう。」
清四郎がいたずらっぽく笑う。
そして…
「やああぁぁ!!」
野梨子の体がびくんと震え、特に大きな声を出す。
「ほら、ここがこんなに敏感になって…ここが弱いんですね…」
クリクリと野梨子の胸の中心を攻める清四郎。
「ひぁ、ぅあ……あんん…」
「良いこと教えて貰っちゃった♪」
パクッ
「ひああぁぁッ!」
野梨子の蕾を舌で転がす美童。
「あっ、ゃあん…」
野梨子の色っぽい声を聞きたいあまりに、2人はそこを激しく攻めたてた。


魅録と女性2人を出すタイミングがわからない(泣)
続きよろ。
568名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 23:15:04 ID:rC/Cku/H
続き!続き!
please!!
569名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 01:44:53 ID:a7p2dW7Y
「はぁ…ん、あぁッ!」
「本当に…可愛いくなって…!」
夢中になる清四郎。
「い、やぁ…せい…しろぅ、びど…んんッ、」
清四郎が野梨子の前に回り、蕾をペロリと舐める。
「あ、あぁッ!」
もういいかとばかりに野梨子を見て、胸を愛撫していた舌を這わせてゆく。
脇腹を通って下まで着くとスカートの中に手を入れた。
「ひゃあぁぁ!」
予想通りと言わんばかりの目を野梨子に向けた。
「おや、野梨子。随分濡れてますよ?」
「ゃあん!い、言わないでくださっ…んん…」
メンバー全員が目を合わせてニヤリと笑った。


幼なじみは動かしやすい。
清四郎はきっと一目惚れだと考えながら書きました。
570名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 01:51:29 ID:36UKKK/F
萌えた。続きwktk。
ところで、魅録って童貞だったよね。
美童と清四郎を前にタジタジしてそうだ。
571名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 01:56:44 ID:a7p2dW7Y
清四郎は童貞か書いていなかったが、童貞という噂。
なのに野梨子に対して攻め方が上手いのは、笑いどころ(汗)
572名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 02:13:09 ID:UMXmBCvu
え?清四郎は経験あり濃厚じゃなかった?
だから、>>569描写でダイジョーブ
573名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 02:17:30 ID:vXqNWNEg
清四郎は本当に誰かを好きになって付き合うとかは絶対にないが、
普通の人が経験しているであろうことを自分も経験していないと嫌なんで
一応一通り女と付き合ったりはするであろう・・・て何かに書いてなかったか?
てことは清四郎はとりあえず適当な相手を見つけて、自分の初体験はもっと若いときに済ませていそうだ
で、テクだけは磨いておいていると
574名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 02:23:18 ID:6zfTsk1n
>>573
「有閑倶楽部 虎の巻」に、原作の野梨子の言葉が混じっているような。
虎の巻では、作者が頬杖ついて考え込んでいる絵の上に「ん〜〜〜どっちかなあ 
恋愛は絶対してないけど 見栄と経験のためにやるかも そーゆー奴だよ」と
書いてあった。
575名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 02:24:34 ID:UMXmBCvu
野梨子に大和撫子の幻想を抱いてた事もあったのにな
576名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 02:53:51 ID:vXqNWNEg
>>574
あ、そうかも
悠理結婚の回の野梨子のセリフだっけ?が脳内で混ざったかもしれない
実際はどうなんだろうなあ
高3までの清四郎は経験済みなんだろうか道程なんだろうか

>>575
それ小さい時だっけw
あれで大和撫子なんてものはいないと気が付いたんだろうかw
577名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 07:42:35 ID:a7p2dW7Y
虎の巻は読んだんだけど、このスレの最初の方に
清四郎 童貞
って書いてあったからさ。
ずっと信じてた。
578名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 22:22:34 ID:a7p2dW7Y
清四郎は野梨子の濡れた場所を下着越しに指で撫でる。
「あっあっ、ぃやぁッ」
声を漏らす野梨子。
「野梨子の声、もっと聞きたいんだけど。な?声出してみ?」
魅録が言う。
「や、やぁぁ…」
震えた声を出す野梨子。
「おやおや、さっきよりも濡れてきてますよ?
触って確かめてみましょうか。」
「だ、ダメぇ…」
野梨子の下着を脱がす清四郎。
「さて、要望の通り、声を出させてあげましょう。」
そして清四郎の指は…


あえて止める。
続きをよろしくお願いした。
579名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 00:15:02 ID:ZmY8K8sN
やぁ・・・っっ
止めないで・・・ぇ・・!
580名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 01:07:21 ID:0aLNFSRn
指に直接感じる水分に、清四郎はにやりとした。
その透明な液体に濡れた指を、わざと野梨子に見せつける。
「大洪水ですね」
「あぁっ…嫌ぁ、やめて…」
「どうしてですか?こんなに美味しいのに」
その指に自分の舌をはわせて、野梨子の蜜をぺろりと舐める。
「恥ずかし…です…清四郎。…もう許して…」
「何、やっぱ野梨子のうまいんだ。あたいもっ!」
真っ赤な頬の野梨子に構わず、指につきっきりだった悠理も野梨子の中心に手を伸ばす。
そして…

ブッタギリスマソ
581名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 00:45:17 ID:Nuoreobj
悠理も野梨子のそれを指につけ、ペロリと舐める。
「美味しい…!」
「…っ!」
自分の指についたものをペロペロと舐め尽くす。
「我慢できん!」
野梨子の中心に顔を近づけ舌を這わせた。
「あぁッ!!ゆ、悠理ダメぇッ」
「やだ、美味いんだもん。」
「っあ、ん…やぁぁ…」
清四郎がもともと夢中だった所は悠理に独り占めされてしまった。
ならばと清四郎はある行動にでた。


さて、どんな事させよう?ww
582名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 19:05:10 ID:Nuoreobj
だ、誰か!誰か続きを!!
俺は最近の楽しみがこのSSだけという閑人なんだ!
早くしないと禁断症状がぁぁッ!!
583名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 20:42:38 ID:BQpLIEfg
蛇さまの話読んでから睡眠導入読んだら
めっさ萌えた。
作者さま、続編楽しみに待ってます!
584名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 22:24:06 ID:ySYrfWF4
穴という穴を弾痕で塞がれ、両手は秘壺に飲み込まれ・・・
という続きしか妄想できない鬼畜な自分はROMに徹します
585名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 23:43:33 ID:QpPc/E3c
「魅録」
清四郎が魅録に耳打ちをする。
「…なんで知ってんだよ」
魅録は一瞬驚いた顔をしたがすぐににやりとした。
机の中から小さな機械を取り出し、相変わらず野梨子に夢中になっている悠理の背後に立つ。
美童と可憐は何が起こるのかと楽しそうに見ている。
野梨子の中心に顔を埋めている悠理の、完全に油断しきった下半身。
魅録は一気にスカートを捲ると、その小さな機械をタイツと下着の奥に押し込んだ。

「なっ…!」
驚いて顔を上げた悠理に見せつけるように、魅録は機械のスイッチを入れた。
「魅録、今何した…うんっ!!??」

悠理の中心…一番敏感な所に当たるように設置されたそれがブルブルと震えだす。
「あぁぁ!!!…やっ、みろくやめろっ…!ぁん」

最早野梨子どころではないのか、悠理が身を捩ってそこに手を伸ばそうとする。

「何やってんだよ」
魅録がその手をつかんで、縛り上げた。
「…野梨子の良いとこ独り占めするからだ」
意地悪く笑うと、下着の上から小さな機械をぐっと押し付ける。
「うぁ、あ、あああ!!いやだ!ごめ…ん、や…あっ」
「舐めながら自分も感じてたんだな。やらしー奴。」
「悠理も一緒に可愛がってあげるね」
美童もにっこり笑
586名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 23:48:29 ID:QpPc/E3c
上のつづき 何か変なとこで切れた。

美童もにっこり笑って、悠理の胸に手を伸ばす。

その光景から目を離せないでいた野梨子の耳を軽く噛んで、清四郎は野梨子を再び快楽へと誘った。

「よかったですね野梨子、仲間ができて」

邪魔者がいなくなった泉に触れる。

「あぁっ…」

その洩れる吐息は、ますます清四郎の劣情を刺激した。






魅録は一巻の遊び人設定で。…スマソ
587名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 11:05:02 ID:/KeusbV2
>>585
うまいっすね。
結局本番は清四郎一人がもってくんじゃあるまいな。
野梨子がこっそり清四郎に「清四郎だけに見て触れて
いただきたかったのに・・・」とでも囁けば逃げられそうだが。

この展開だと可憐も受け参戦か!?

588名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 22:14:24 ID:+kJqgLld
なぜ生徒会室の机の引き出しにそんなもんが?
魅録の私物っぽいし、誰と使ったんだよー!?
589名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 00:59:25 ID:uaPcou44
声の漏れる野梨子の唇と清四郎のそれを重ねた。
「ん……ッ」
しかし、野梨子の中心を弄りながらのキスである。
声を出さずにいられ無い野梨子は自然と口を開いた。
その間に素早く舌を割り込ませる。
歯列をなぞり、そして…
先程と違い、野梨子の舌へと触れた。
びくりと身体を震わせた野梨子は逃げようとするが、媚薬の効果だろう。力が入らない。
意識が途切れる直前に唇を離すと野梨子が言った。
「…何故、このような事をするのですか…?」
絞り出すような細い声は震えていた。
「では、逆に聞きます。今のキス、何故抵抗しなかったんです?
本当に嫌なら舌を噛む事もできたはずですよ。」
悪戯っぽく笑いながら清四郎が問う。
「し、質問をはぐらかさないで。」

そのままお互いに見つめ合って暫くたつと。
ついに野梨子が折れ、顔をぷいっと横に向けた。

それが余りにも可愛いらしくて。
清四郎の理性は音をたてて崩れ落ちた。

長々とスマソ。
可憐は多分悠理の指を攻めている所でしょう。
590名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 01:01:49 ID:b+w3N9TY
やり取りに萌えた
591名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 01:35:39 ID:OEuOfXxf
「野梨子、僕が好きですか」
あまりに場にそぐわない―少なくとも6人の男女が入り乱れる学校の生徒会室、この状況には―な問いかけに、野梨子は考えることもできなかった。
「あっ…ぁ、清四…何言って…」
「答えて下さい。ほら」
小さな豆をきゅっとつねると、悲鳴にも似た声にが上がった。
「きゃあっ!!…す、好きですわ…」
「ほう。じゃあ魅録のことは?」
「み…ろくもすき…です」
「…悠理は。可憐は。美童は?みんな同じですか」
指が暴れている。野梨子はもう限界が近そうだ。
「だっ…て、みんな親友で…あ、ぁ、あ、いや、もう…」
…昇り詰めていく愛する幼なじみに、今度は苛立ちを覚えた。

冗談じゃない。5分の1の愛情なんかで我慢なんかできない。
君の隣は19年前から僕の指定席で、これからも譲るつもりなどない。

「はぁ…あぁ、せ、清四郎っ…もう…!」
人生初の絶頂を、野梨子は清四郎の腕の中で迎えた。
自分の名を呼びながら達した彼女の頬にキスをする。
…そして清四郎は立ち上がった。


一方悠理は状況の急激な変化に戸惑いを隠せなかった。
(さっきまで野梨子いじめてたのにっ…!)
なんでなんでなんで―っ!!

滅多に見られない悠理の『女』の姿に、美童は口笛を吹いた。
「かわいー♪普段もそうしとけばいいのに」
「普段からこんだけ濡らしとけってことかよ」
魅録が笑った。
「でも…ま、分からなくもねぇな。最初に会った頃は結構本気で狙ってたんだぜ?」
「うそつきっ…!早くこれ取れよ…っうぁ…」
「…生意気」
魅録が再び機械を押し付けると、悠理がびくびくと震えた。

「うぁあ…やば、もうだめだって…あっ!!」

為す術もなく快感に悶える剣菱悠理に、今やじゃじゃ馬のじゃの字もなく。

ただ、辱しめをうける最上の『女』がそこにいるのだった。





こんなかんじでドーヨ
592名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 10:09:08 ID:huDCZ6Rq
清四郎らしくていいぞぅ!
悠理に対してちとSっぽい魅録にも萌えた!
593名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 00:59:49 ID:UfkgA/wo
悠理に対しSな魅録って新鮮でイイね!
しかも違和感がない。
594名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 19:00:37 ID:/aPf1cOj



矢沢あいトレース疑惑
http://p.pita.st/?m=vy4ekyu1




595名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 00:29:40 ID:0b/GHoqU
続き!続き!!wktk!!
野梨子萌えぇェ(´∀`)
596名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 21:33:17 ID:DNfdH90H
あん、続ききてないー!
597名無しさん@ピンキー:2008/01/22(火) 23:12:19 ID:tIo6uRZQ
>>591様!
俺の頭では
「清四郎が立ち上がって何をしたか」
が思い浮かばないんだ。
だから…
「次、清四郎に何をさせたいか」
だけでも教えて下さい…
そうしたら俺のバカな頭でも書ける確率はある。
591様以外の人でももち おk
598名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 00:13:47 ID:NGtmfzF8
591です。
迷わせてしまってすみません。自分も困った末の選択でしたw

もう本番行ってまえー!
でも、
さらなる責めな展開でも、
もはや二人でエスケープでも
いいです。
無責任スマソ。期待汁
599名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 10:07:11 ID:rYBsfw+i
「あら、野梨子を独り占めしちゃってるじゃない、清四郎」
くすくすと笑う女の声が立ち上がりかけた清四郎の耳をくすぐった。
そしてふわりとウェーブのかかった長い髪が清四郎の視界を遮る。
「よかったわねえ、野梨子。今のあんた、最高に綺麗よ」
妖艶な笑みを浮かべながら野梨子に頬ずりして清四郎を横目で見上げる可憐が、そこにはいた。
「おや、僕としたことが隙をとられたようですね」
清四郎は憮然とした顔で自分を後ろに押しやった女を見下ろす。
「言ったでしょ?野梨子は皆のものだって」
と言うと、可憐は野梨子に深く口付けた。
「ん…っふ」
と、いまだ初めての絶頂の波から抜け切れていない野梨子が小さく声を漏らす。
「あたしがもっと違う感覚も教えてあげるわ。男には絶対にわからない感覚を」
「…可憐?」
ようやく自分をゆるりと抱きしめている人物が入れ替わっていることに気づいたのか、
野梨子がその名を口にした。
可憐は野梨子の足を片方ひょいと持ち上げると自分の片膝の上に乗せる。
そして己の足もスカートから惜しげもなくすらりと伸ばし、野梨子のもう片方の足に絡めた。
「ほほう」
清四郎はその光景に思わず小さく感嘆の声を上げた。
ちらりと見えた可憐のヒップはむき出しだった。
つまりは可憐のスカートの中で二人の少女の秘部は触れ合っていると思われるのだ。
それを証拠に一旦は可憐の存在に気づいて平静に戻りかけていた野梨子の表情が、
またもとろりと溶け始めている。
「か、可憐…まさか…」
「そう、そのまさかよ」
可憐はゆっくりと腰を動かし始めた。



(やっぱ清四郎にはお預けがよく似合うと思う)
600名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 15:07:02 ID:NGtmfzF8
その近くで、悠理は涙目だった。
魅録は倶楽部内でも特に仲が良く、面倒見がよくて―自分にだって優しい兄のような存在なのだ。
何をしても「仕方ねぇな」で許してくれる、あの優しい魅録はどこにいってしまったんだろう。

「美童、そっち」
「うん」
あっと言う間に二人の男は悠理を椅子に縛り付けた。…足を大きく広げられた格好で。

「いい眺めだねー悠理」
「うるせぇ!…後でぼこぼこにしてやるからな!」
「そんな真っ赤な顔で言われても怖くないもーん♪」
美童もいつもの優しい彼ではなかった。
『嫌がる女に手を出すのは最低』ではなかったのか。

手がボタンを外していくと、すぐに下着に包まれた胸が外気に晒される。

「やめろ…見んなよぉ…」
「なんで?かわいいよ」
美童がブラを上にずらして顔を埋めて揉みしだく。

「ひゃ…やめ、ろ!ばか…」
「最中に『ばか』って。僕の経験したことないタイプだな。ますますいじめたくなるよ」
美童の妖しい笑みが、悠理をぞっとさせた。その時…
ジャキッ
「!?」
ハサミの音。…魅録が悠理のタイツを切り裂いた。
「お前っ!何…やって…」
ジャキッ!
再びハサミが入れられる。
「やるねぇ」
美童が笑って、胸から離れて見物に回った。悠理の下着の当たる部分のタイツだけが切り取られて露になっていた。

ジャキッ!
もう一度音がして…今度は下着の一部が切られた。ただの布とかした下着は、魅録の手で放り投げられる。

「わ、やめ…見るな見るな見るなっ!!!」
そんな悠理に再び機械を押し付けて、離す。
「ひっ…!」
「何が『見るな』だよ。見られて感じてんじゃん」

魅録はあられもない格好の悠理にそれ以上触れるでもなく見下ろしている。
恥ずかしさともどかしさで、悠理は身をよじるしかなかった。




魅録くんドエス変態路線。申し訳ない
601名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 17:41:10 ID:8lBq9ZK5
うわぁっ!魅録が、魅録が鬼畜だー!
続きwktk!
602名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 18:00:07 ID:3blOv685
S魅録と攻め可憐・・・・
予想外に、イイ!!!
603名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 18:02:40 ID:RsIqiLOq
ドエス変態路線の魅録なんて新鮮
大抵は純情少年かいい人すぎる男設定だからなぁ
604名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 18:06:47 ID:So07lp3q
魅録は好奇心旺盛そうだから、
鬼畜ぶりも意外に違和感ないなと思ってしまった。
有閑メンバーは全員SでもMでもいけるね。
605名無しさん@ピンキー:2008/01/23(水) 20:18:51 ID:jcgZVQ+7
>>591の続きに、
立ち上がった清四郎がバイブを持ってきて野梨子を攻める。
「はぁあ…っ」
「安心して下さい。もう一度イかせたら、ちゃんと本番もやってあげますから…」

というSな清四郎を考えていた自分はもう末期。
606名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 01:05:03 ID:nU6ee4Nz
>>605
同じくw
清四郎は平気で2回戦3回戦くらいまでやって
めちゃくちゃに攻め立てそうだなと思ってたw
607名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 09:24:53 ID:noQ4MAWu
いやですわ、3回戦なんて初めてですのに・・・
優しくしてくださいましね。
608名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 20:04:29 ID:xB1wWkfZ
少し進めさせてくれ

魅録はそれ以上悠理に触れず、向かいに椅子を持ってくるとそれに足を組んで座ってしまった。

「いい格好だな、悠理」
「ふざけんな!離せよぉ…!!」
悠理は何とかして拘束を解こうとするが、紐は思った以上に頑丈に結ばれていた。

「M字開脚で椅子に縛り付けられて、タイツは下着は肝心な所だけない。胸と恥ずかしい所だけ丸見えでで、ある意味裸より恥ずかしいよな」
「み、魅録がやったんじゃんか!」
「でも見られてびっしょり濡らしてんのはお前だろ?」
「―ッ!!」

魅録は悠理に近づき、その顎に手をやって自分と目を合わせ、囁く。
「な、今のこの姿写真に撮って学校中の男共にくれてやるか。
そしたらお前のこと、女だと思わない奴なんていなくなるぜ」
悠理の顔が青ざめる。
「やっやだ!絶対やだ!!」
「なんでだよ。みんなに見て欲しいだろ?変態」
「ちが…」
「そうか?」
魅録は顔を移動させ、悠理の中心の前に来た。
「さっきよりも濡れてんじゃん。いじめられんののも好きなのな、お前。」
「ん、な、…ことあるわけ…」
魅録は舐めるでも触れるでもなく、悠理の中心をを凝視している。

「魅録、お願い…見ないで」
「そう言いながらますま
609名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 20:07:17 ID:xB1wWkfZ
「魅録、お願い…見ないで」
「そう言いながらますます溢れてんなよ」
「だって…こんなの…もうやめろよぉ…」
「…それが人に物を頼む言い方方か?『お願いします、見ないで下さい』…だろ?」
「…っ……ぉ、願いします…見ないで、下さい」
「…誰の何を?」
魅録はにやりと笑って悠理を見上げる。
「!!…ちゃんと言ったじゃんかっ…」
「主語がねーんだよ、主語が」
「…あたいの…」
「あたい?名前あんだろがが」
「…グスッ…け、剣菱悠理…の………見ないで、下さい」
とうとう泣き出してしまった悠理に、心の隅で罪悪感を感じた。しかしそれ以上に加虐心もそそられる。

(写真なんてばらまけるわけねーだろ)

「…無理」
そう言うと魅録はついに悠理の泉に舌で触れて行った。




変態は悠理でも魅録でもなくきっと漏れであります
610名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 21:17:27 ID:jLasBzQk
>>608
うわぁ!逝かないで〜
どうか続きを!
611名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 21:55:15 ID:NjrvNT4A
>>609
おぉ!ドエス魅録に、キュンとした。
612名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 22:04:31 ID:p7xO7/mJ
>>609
ならば、それを見てGJ!と叫けんでしまった俺も、変態という事だな…!
613名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 22:39:44 ID:O7+SWHB2
魅録サイコー!!
清四郎と野梨子は??????
614名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 23:51:37 ID:8qKEJyVX
魅禄の熱い舌が小さな蕾に触れる
優しく吸い上げ、転がされる
今まで味わったことのない快感が悠理の脳を突き抜け、思わず声が漏れる
「あっ…」

「ん〜?かわいいねぇ、気持ちいいの?こっちはどうかな?」
唇と舌を使い、巧みに愛撫していく
「やめ…汚な…あ…っ」
もはや憎まれ口をたたく余裕すらない悠理
見られているという恥ずかしさ、身動きが取れないという屈辱が
快感に飲み込まれそうになる

「あああああ〜〜やめろっつってんだろ!!!!魅禄!!!!」
睨み付けた瞳は潤み、紅潮した頬は拒絶の言葉を裏切っていた
「おまえ…きれいだよ,、今日は最高にきれいだ」
魅禄らしからぬセリフに本人も驚き、気まずそうに服を脱ぎ始めた

さて、そのやりとりを眺めていた清四郎は-----?
615名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 01:33:22 ID:OFx9DaSI
「魅録。あなた、悠理が好きなんですね。」
「……は?」
悠理を愛撫していた魅録の舌はピタリと止まり、清四郎を振り返った。
「えぇ?み、魅録が…あたいを?」
悠理も困惑した顔で清四郎を見る。
「少なくとも、僕の目からはそう見えました。」
清四郎は魅録に向かってニヤリと笑った。
「嬉しいです。ライバルが減って。」
「ら…ライバル…?」
美童も振り返って清四郎に問う。
「あなた、最初は野梨子に大声で愛の告白をしていたでしょう?」
魅録の背中に冷たい物が流れた。
「それは…っ清四郎がっ」
「少しお仕置きして下さい、と言っただけです。
綺麗だ、と言ったのはあなた自身でしょう?魅録。」
魅録は何故か、何も言い返せなかった。
―オレは…悠理を…好きだったのか…?

清四郎はやれやれ、というような顔をして、野梨子を見た。
―少しやりやすくなりましたね。
そして、野梨子の所に歩みを進めた…。

こんなのどーよ。
616名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 02:09:19 ID:nX+N8Suz
恋愛絡んじゃったかー。いまいち。
617名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 02:37:11 ID:OFx9DaSI
んー。
恋愛かもしれないけど、
清四郎がわざと言って魅録を騙して(?)野梨子を渡さないようにする作戦だ。
…という考え方もある。
618名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 13:33:10 ID:+3oeq2R8
>>615
自分はおもしろかったぞー。
鬼畜になれきれない魅録も萌える。
でも617のもおもしろいな。
魅録が清四郎に騙されてるのに気が付いて裏をかくと。
で、なぜか清→悠、魅→野で本番に、はどうか?

あ、美童と可憐が使えない。
世界中に彼女がいる美童がほんとは一番うまいんだろうけどな。
619名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 13:43:50 ID:+BZCDfXv
いや、清四郎でもなく、
魅録でもなく、可憐が既に野梨子を攻めてます>>599
620名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 17:02:12 ID:OFx9DaSI
>>618
恋愛を絡ませた方がいいと考えるのと、
清四郎の作戦と考えるのは人それぞれ好きな方を考えているから、
「魅録が清四郎の作戦を見抜いた」
と言うのは恋愛を考えてる人から見るとダメだと思う。
621名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 17:05:09 ID:mOQ7Fr2S
書いてる人の好きな展開でいいですよ
622名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 21:11:49 ID:sKCU8rX+
同じく。職人さん達には、書き易い様に書いて頂きたい。


自分はROM専なので、大人しく正座して待ってます。
623名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 22:20:34 ID:mTvxD6Op
が、しかし清四郎は数歩も行かぬうちに足を止めた。
少女が二人、絡み合っている。
正直、野梨子が自分以外の人間に弄られている姿など見たくもないと顔をそむけたら、
そこではライバルが野梨子から意識を完全に逸らしていたのであった。
だが自分も一旦この光景を一歩離れてから見ると、これはなかなか幻惑的な光景だった。
野梨子はもはや薬の影響か、半狂乱の体で可憐にすがりついている。
可憐はそんな野梨子を細腕ながらしっかりと抱きしめてやり、腰を動かしている。
交じり合った体液から可憐にも催淫剤の成分が染みこんでいるのか、その表情は恍惚としている。
確かに、男とではわからぬ種類の快楽を得ているらしい。
それを証拠に野梨子自身も己の腰を動かして可憐に応えている。

「これは…眼福ですな…」
「確かに、いい眺めだねえ」
突如耳元で男の声を聞き、清四郎はぎょっとして振り返った。
その隙に何者かが清四郎の股間に触れた。
「うわー、こんなに硬くしちゃってー」
ま、当然だね、と笑んでいるのは美童だった。
「美童!」
鋭く清四郎が言うと、美童が「おっと」と手を素早く離した。
「殴らないでよ、本当のことじゃん」
「あなたは悠理に夢中になってたんじゃないんですか?」
「冷や水浴びせたのは清四郎のくせに」
ほら、と美童に顎で指されて見てみれば、悠理も魅録も呆けたようになっている。
魅録は悠理の大腿に頬を埋め、優しくその足を撫でていた。
「まあ、僕は騙されないしね」
「僕が騙したと?」
清四郎の眉がぴくり、と動く。
「そ。僕はもちろん悠理や可憐のことも特別に大好きだし、女の顔も見てみたいけど、
でも一番好きなのは野梨子。それだけは見失わないよ」
と、美童は清四郎の胸に人差し指を突きつけた。
「野梨子が一人を選ばない限り、野梨子は皆のものだ」
ぐ、と清四郎は拳を握り締めた。

美童の話が聞こえたのか、悠理と魅録がこちらを見つめてきたのだ。
「そうだよ、野梨子だ」
悠理が口を開いた。
624名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 22:23:55 ID:FtT2h5sK
野梨子は、可憐の女のツボを心得た愛撫に酔いしれていた
絶妙な動きに翻弄されながらも、快感の波に飲み込まれまいと
唇をかみしめながらこらえていた

しかし可憐は、そんな野梨子の微妙な反応の変化を見逃さなかった
「ここね」
探り当てたスポットを攻め始める
「ああっ…いや…そこは!!!!」
こらえ切れなくなった野梨子は、堰を切ったように喘ぎ声を漏らし始めた

淫らな女への鮮やかな変貌をとげている野梨子
漆黒の髪がなまめかしく白い顔にまとわりついている
その様子を見守りながらもとまどいを隠せない清四郎
「いいのよ、ここが気持ちいいんでしょう?」
「いやっ…あっ…あっ…」

しばらく素早い動きがくり返され、野梨子は昇りつめて行くようだった
「い…いき…ま…す…わ」
「可憐、そこまで」
625名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 22:38:57 ID:5ErRf1y3
>>623,>>624
GJ!!
続きwktk!
626名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 22:45:10 ID:FtT2h5sK
>>623
リロってなくてゴメン!カブらなくて良かった(上手いなぁ
627名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 23:45:22 ID:sKCU8rX+
>>624
そこまでぇぇぇっ!?ここでお預けですか───!


正座して続き待ってます!GJ!
628627:2008/01/25(金) 23:49:14 ID:sKCU8rX+
あれ?別々の職人さん達だったのか!?何だか自然過ぎて気付かなかった…。

と言うわけで、>>623もGJ!
629名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 09:35:49 ID:ppFNxxCr
違和感なくて気づかなかったw
続き待ってます。
630名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 23:05:28 ID:rCvVXZys
続き待ってます。
正座して。
631名無しさん@ピンキー:2008/01/26(土) 23:24:15 ID:ylnr/LTk
自分も正座して待ってます!
632名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 00:41:46 ID:KLneVIig
清四郎の言葉に可憐は一瞬動きを止めたが、清四郎と目が合うと妖艶な笑みを浮かべて言った。
「だぁめよ、もう少しなんだから。ね、野梨子…ん…いいわ…」
「はぁっ!いや、可憐っ…!あぁ、あん、あぁ…っ!」
結局、清四郎の目の前で野梨子は可憐と同時に達したのだった。

満足そうな可憐とは違い、野梨子は息も絶え絶えである。
肩で息をする野梨子に、素早く清四郎が覆い被さった。
「いや…清四郎、私、もう…」
「もう、なんです?何も聞きませんよ」
「清四郎っ!ずるいよ…え?」
抗議する美童に、別の手が絡みついた。
馴れた手付きでチャックをはずして、その硬くなったものに手を這わせる。
「ちょ、ちょっと…可憐!」
「欲しいのよ。いいでしょ?」
一応疑問形にはなっているものの、そこを支配されては抵抗などできるはずもない。
沈黙を肯定と取った可憐は、上目遣いで挑戦的な視線を送る。
「いい子。天国まで連れてってあげる」
「…後で泣いてもしらないからな」
美童も諦めたように可憐の髪に指を絡めた。
自身が感じる絶妙な愛撫に、美童はため息をついて堪えた。
633名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 01:37:02 ID:dXY9y/S/
「これで何人泣かせて来たのかしらねん」
可憐が美童自身をくわえこみ、わざと卑猥な音を立ててむしゃぶりつく
美しい顔に似合わぬ、グロテスクな一物が制服の隙間からそそり立っている
「おいしいわ、脱いで」
美童はされるがままに下半身をあらわにした

「僕だけなんてずるいよ」
「きゃあっ、なにする…あんっ」
可憐も品のある制服を脱がされ、ブラジャー姿になった
ブラを上にずらすと、高校生とは思えない成熟した乳房がこぼれおちた

「思ってた以上だ、すごいや」
その迫力に圧倒されながらも両手でもみしだき、くちづけた
「ああんっ…」
片足をからませながら腰をすりよせる可憐
中心は充実感を求めていた

しなだれかかり、もつれ合い、熱い息が耳元をくすぐる
「来て…もう我慢できない」
「でも…」

「レディを待たせるなよ、そら男のたしなみ」
魅禄から避妊具が差し入れられた
(そうじゃない、実際するのは初めてなのに可憐とだなんて・・・・・・)
すがるような視線の先にいる男性メンバー達は、武運を祈るとばかりに
ウインクしただけだった
美童は覚悟を決めた
634名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 01:47:20 ID:5uPREtP/

         /〜ヽ   /〜ヽ ドキドキ    ワクワク
    __ _(。・-・)__(。・-・)。 _
    /〜ヽ   ̄ ̄  (_っ,っ 、 /〜ヽ      /〜ヽ
   (。・-・)\____. _ ___(。・-・)     (・-・。)   
    (_ゞ ※ ※ ※/〜ヽ ※ヾ、ノ゜       し-J゜
     \,,`ー─‐,''っ。・-・)っ─ヽ,
635名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 03:26:14 ID:vChY5oqD
>>632>>633
何という乱交倶楽部…!

GJ!GJ!(゚∀゚)
636名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 03:44:02 ID:dXY9y/S/
「さすが魅禄、用意がいいわね
貸して、あたしが着けてあげる」
可憐は素早く取り出し、爪で傷付けないように真ん中をつまんだ
そのまま美童の先にあてがい、丁寧に口で装着していく

そのしぐさを見下ろしながら、長いまつげや通った鼻筋を可愛いと思った
可憐は後ろを向き、いつも皆で囲む大きなテーブルに手をついた
スカートをかくし上げたら、まぶしいほど白い尻が出現した
突き出されたそこには、生まれて初めて目にする女性器がピンク色に輝いていた
頭の中が真っ白になった

可憐は指をあてがい、優しく誘った
「ここよ、間違えないでね」
ヒクヒクと妖しくうごめき、中から溢れる蜜はこぼれそうだった
美童は促されるままにゆっくりと差し込んで行った

熱い…
入り口で締め付けられ、根元まで深く深く沈み込んで行く
まるで違う生き物に飲み込まれてるようだった
「ああ〜〜、なにこれ、気持ちいい…」
「んっ…いいわ…」

二人の動きに合わせて、可憐の豊かな乳が揺れる
「ああ…素敵よ、美童」
動きは激しさを増し、可憐は手をついていられなくなり、机につっぷした
「も、もうダメ!!!!」
先に音を上げたのは美童の方だった
初めてにしてはよく持った方だと眺める男性メンバー

「いいわ、出して…」
可憐も絶頂を迎えようとしていた
「お…奥が…締ま…る」
「ああっ…!い…く…」
獣じみた叫び声と共に、二人はぐったりとくず折れた
肩で激しく息をしている
額に汗をにじませ、可憐の豊かな髪の中から美しい顔を探り当てキスをした

可憐も体を起こし、向き合って美童の頬を囲みうっとりとキスをした
「素敵だったわ」
敏感になっている場所を優しく後始末してくれる可憐に、胸がキュンとなった美童でした
(いい女だなぁ…)

さて、他のメンバー達は・・・?

637名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 03:51:56 ID:XZ1DJ4Ry
×スカートをかくしあげたら
○スカートをたくしあげたら

お目汚しスマソ
ちなみに632さんと633は別人です
638名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 09:40:21 ID:it/L2y3D
GJ!
可憐姐さんかっこいい・・・と思いながら読んでたら
美童が初めてになってる!
男3人初めてか?以外な展開WKTK!
639名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 10:38:28 ID:KLneVIig
一方、悠理もそろそろ限界に近づいていた。
「うぅ…魅録、も…無理…」
「…」
当初の目的は野梨子だったが、改めて悠理の変化を見てきた魅録としては、この状況でやることは1つ。
…1つだが、どうしてこんなにいじめたくなるのだろうか。
「ふーん。勝手にイけよ」
そう言ってますます指を動かす。
「やっ…!み、魅録と一緒がい…」

(かわいいこと言うじゃねーか)
そんな事を思いつつも、口はますます意地悪に動く。

「じゃ、俺がしたくなるようにおねだりしてみ」
魅録が悠理の拘束を解いた。白い脚や手首に紐の跡が赤く艶かしく残っていた。

「…!?どうすりゃいいんだよ…」
「さっきまでほどけって煩かったくせに、ほどかれたらほどかれたで不安そうな顔すんのな、お前。やっぱ縛ったままのが良かったか?」
「ちがっ…!」
悠理が真っ赤になって否定した。
「あっそ。まぁどっちでもいいけどやるんなら早くしろよ」
「…」
悠理は少し俯くと、おずおずと四つん這いになって尻をこちらに向けた。
「…魅録、入れて」
顔を見られないようにその体勢を取ったのだろうが、何とも淫靡な光景だった。

「…もう一声。それから顔こっち向けろ」
猫目が潤む。しかし魅録に逆らうことはなかった。
自分の右手で秘部を広げ、顔は魅録を振り向く。
「お願い!こ…ここ、掻き回して下さぃ…」
いつもの男勝りは一体どこへ。魅録はにやりとわらうと、動き出した。
「…上出来」





結局魅録悠理にしてしまってスマセン
640名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 14:33:44 ID:5EdSTpVR
だとしたら後は清野か!?
ますます続きが気になる!!
正座していた足の痺れもどうってことないさっ!
wktk!!
641名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 14:51:01 ID:wpwLFIQC
うーん。続きがきになる。
わくわく。
642名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 16:45:15 ID:8hLU9c/H
夕闇の迫る生徒会室
最終下校のチャイムを最後に、静まり返った室内に響くのは
他のメンバーの甘い吐息と淫美な喘ぎ声だけだった

「どうです、僕のことも味わってみませんか」
「清四ろ…」
涙の滲む睫毛にそっとくちづけられる
野梨子は返事代わりにうつむきながら制服のホックを外し始めた

清四郎の熱い息が耳をくすぐる
落ち着いた言動とは裏腹に、抱きしめられた時の胸の鼓動は驚くほど激しかった
いつもそばにいた幼なじみ・・・こんなに逞しい腕になってたなんて・・・
壊れ物のように大切に扱われ、友達以上の感情が沸き上がってくるのを感じた

「貴女も可愛がって下さい」
導かれた先にあったのは硬く隆起したものだった
「どうすればいいんですの」
おずおずと、ついばむように、つたない愛撫を始める野梨子
「舌を、使ってみて下さい」
舐めてみた、這わせてみた、思い切って先を含んでみた
清四郎が反応する
含んだまま舌を動かすと、ますます硬度が増すようだった
「ああ…いいですよ野梨子…上手です」
次第に、自分が弄んでいるのか、口腔内を犯されているのか分からなくなった

「そろそろ…いいですか」
「少し…怖いですわ」
「無理はしませんから」
恥じらいながら、目を閉じて受け入れた
643名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 16:46:00 ID:8hLU9c/H
清四郎が入ってくる
すぐに行き詰まったが、なおも突き上げられ、体をまっぷたつに裂かれるような痛みが走った
「ああッ!!!」

逃れようともがいたが、か細い抵抗は抱きすくめられた
野梨子の瞳から、とめどない涙が溢れた
痛み、失った純潔、清四郎とひとつになれた喜びとがないまぜになった涙だった

しばらくして清四郎が動きはじめた
「痛いですか」
「ええ…でも…ああ…」
奥をごくわずかに刺激され、痛みに混じって快感が押し寄せて来た
脊椎を通って全身に広がるようだった
「こんな…」

「こんな?」
もう野梨子は言葉にならないようだった
小刻みに震えながらしがみついている
暴走したい気持ちをかたく戒め、清四郎は自分に集中した
吸い付くような肌、髪の匂い、野梨子のすべてが愛おしかった
644名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 16:54:12 ID:8hLU9c/H
男性視点ムリポ
続きお願い…魅悠も…
645名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 17:31:43 ID:GOtgYkhS
うわっいいかんじだ!
「そろそろ僕を味わってみませんか」に萌えた。
あと魅録はS風味がやっぱいい!
646名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 20:53:25 ID:LkXRWGJq
「あなたは僕のものですよ…」
そう言ってまた動き出す清四郎の腰に合わせて、野梨子が可愛らしい喘ぎ声を上げる。
「はぁっ、あ…あん…」
だんだん痛みよりも快楽が前に出てきたらしい。清四郎の背中にしがみつき、思わず爪を立ててしまう。
「あっ、そこは…だめです、あぁあ!!」
「ここがいいんですね」
野梨子の弱い所を狙って打ち付ける。同時に入り口の蕾を弄ると、歓声はさらに高まった。

(…っと…僕もそろそろ…)
野梨子の中は熱く、キツい。清四郎の我慢も限界に近づいていた。

「野梨子、あなたは誰のものですか」
動きながら問う。野梨子はますます指に力を込め、爪を立てる。
蕩けそうな野梨子の瞳と、熱く煮えたぎる清四郎の瞳がぶつかった。
「…私、は…」
赤い唇が開く。
「わ、私は、清四郎…の………はぁ、ぁ、もうだめ、ですわ…清四郎、清四郎」
良く言えましたとばかりに腰の動きが速くなる。
愛しい少女の額にキスした瞬間に、背中に鈍い痛みが走った。
「…野梨子!」
「…あぁっ!」
二人は同時に果てた。
今度こそ体力を使い果たした愛しい少女にキスをする。背中の傷さえ誇らしかった。
647名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 21:11:30 ID:BJF5bNFP
>>646
GJ!!!
「野梨子、あなたは誰のものですか」に萌えたー!
どうか続きお願いします!
648名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:31:11 ID:hjJN8fL+
自分、打ち付けちゃった時点で萎え
その後、痛がって暴れまくってギャン泣き展開なら良かった
649名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 00:13:54 ID:9Zm/0gXh
GJ!
これだけが楽しみで暇さえあれば覗いちゃってます。
続きもよろしく〜
650名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 00:28:14 ID:yriOK/ly
GJ!甘ぇ〜!w


続き待ってます!
651名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 01:12:21 ID:8EFSfABV
ことを終えた野梨子と清四郎は、余韻に浸りながら
他のメンバーの痴態を見守っていた
灯りのない室内で、美童の金髪と悠理の白い太ももだけが浮かんで見えた
今は美童の上に可憐が乗っている

「ひどいですわ」
「えっ」
「こんなに痛いと思いませんでしたもの」
「そう悪くもなかったでしょう?乱れた貴女も可愛かったですよ」
「いじわるですのね」

清四郎の背に残る爪痕に触れてしまい、慌てて手を引く
「…ごめんなさい」
「いいえ、嬉しいですよ」
つ、と自分が野梨子に付けたキスマークに触れる
野梨子も傷跡にくちづけた
程よく筋肉の付いた広い背中、すべらかな肌
(私、この男に純潔を捧げたのだわ)

「また…して下さいます?」
「貴女はそんなはしたない事を口にしてはいけません」
「そう…ですわね」
頬を染めた野梨子と、少し意地悪く微笑む清四郎の顔は闇に飲み込まれた
「いつでも…喜んで」
そう言って二人は深いくちづけを交わした


どこまで続く乱交倶楽部w
そこの正座してる君も書いてみようよ!
652名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 08:40:43 ID:yh+NM904
可憐姐さんが気になる・・・wktk
653名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 08:50:45 ID:F2w4rHw7
自分はS魅録と悠理が気になる

しかしこのスレあんまり作品投下なかったけど、
いい仕事する職人さんたちがいることがわかって
これからwktkだ。
ありがとう、乱交倶楽部w
654名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 09:00:09 ID:wbhT9HAU
>>544が神wありがとう544
655名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 16:57:24 ID:sFb86YRm
「…力抜けよ」
魅録が一気に悠理を貫いた。
「…いっ…!」
悠理の口から苦痛が聞こえた。
「痛いか?ま、すぐに良くなるだろ。お前好きそうだし」
言いながら悠理の敏感な蕾を弄んだ。
「あっ…ん…」
「ほらな」
魅録は笑って腰を動かす。

「あ、あ、あ、魅録…早いよ…もっ…と、優しく…ふぁ…」
「うるせぇ。腰立たなくしてやるよ」
魅録は悠理の中で縦横無尽に動き回る。

「きっつ…いいぜ、悠理」
「んぁ…あ、魅録……」

貫いたまま、魅録は悠理を仰向けに変えた。脚は自分の肩にかける。
「あ、やだ…こんな格好…!」
「恥ずかしいのがいいんだもんな、お前。気持ち良くしてやるよ」
乳首をつねる。悠理は柄にもなくあんっと喘いだ。

「ち…がうって…」
「そうか?…胸もあそこも全部見られるのが好きなんだろ。望み通りにしてやるよ」
「そんな…あた、い…そんなの好きじゃ…はぁっ!!」
悠理がひくひくと痙攣を起こす。
「認めろよ。変態だって。いじめられるのが気持ちいいって」
「…はぁ、魅録、も…い…くっ…」
魅録は動きをやめ、自らを引き抜いた。寸前だった悠理が驚いて見上げてくる。

「俺、素直なほうが好みなんだけど。素直に言えたらイかしてやるけど」
「そんな…また…」
悠理の目から涙が溢れた。先ほどあんなに恥ずかしいおねだりをしたばかりなのに。
656名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 17:02:03 ID:dzUV7JDw
ドS魅録×ドM悠理、なんか、せつなす
657名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 17:08:21 ID:sFb86YRm
「言えないなら別にいいけど。可憐も野梨子もいることだしな。お前は1人でやってろよ」
「やだっ…魅録…」
ポロポロと涙を流す悠理にも、魅録は動揺を見せない。
「じゃ、認めるんだな」
「…」
悠理がコクンと頷く。笑いを噛み殺して追い討ちをかけた。
「じゃ、言えよ。どんな風に言えば俺が満足するか、よく考えてな」
「…」
悠理はどんな風に…をよく考えて、ますます赤面した。しかし懸命に魅録の命令に答えようとしている。
再び、脚を開いた。
「剣菱、悠理は」
まずは主語だ。これだけで泣くほど恥ずかしいが、背に腹は変えられない。
「む、胸とか、恥ずかしいところ…見られて、興奮する…へ、へんたいです…」涙がまた、頬を伝っていった。
「だからお願い、最後まで…」

それは魅録のお眼鏡にかなったようだった。避妊具をつけた魅録が頭を撫でてきた。
「可愛いよ、悠理」
そしてまた、一気に挿入。
今度は確実に、悠理を天国まで突き上げていった。


…ドエス魅録クン 飴と鞭編ですた。
658名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 17:08:52 ID:Dfpq7k0V
S魅録が意外にも違和感なくてイイ!
原作の魅録も童貞設定じゃなきゃ>お前好きそうだしって言いそうだ
659名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 18:47:04 ID:YKLSZvpc
陵辱モノや言葉責めが苦手な自分が濡れた、GJ!!
660名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 21:10:00 ID:Ub5CIB2I
やばい。鬼畜清四郎は好きだったけど、S魅録に目覚めてしまった。
それでもって悠理がかわええ・・・GJですた!
661名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 01:07:29 ID:B0w48wkF
選手交代して清→悠書いたら、なぜか*責めに…
頭冷やして来ます、救世主求む
662名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 02:24:33 ID:5AJphMKU
その後、まさかの801展開の自分死ね もうだめぽ
663名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 09:11:49 ID:I7UK/5fh
そろそろ終焉じゃまいか?
誰かまとめお願い。
そして第二弾はあるか?
664名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 15:09:56 ID:BnLfF+O8
魅悠に目覚めそうだ。というか、目覚めた。
色気なさそうと大分前に書いたレスは取り消し。
665名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 15:54:09 ID:WpzSwDYF
二人同時に登り詰めて、魅録は後始末をしてから悠理の手の甲に唇を落とした。

「よかったぜ、最高に。…すげぇ綺麗だった。お前」
「…こっちは恥ずかしくて死にそうだったわい」
「生きてんじゃん。よかったな」
悠理の髪をよしよしと撫でた。

美童と可憐も二回戦を終えたようで、制服に袖を通していた。
清四郎と野梨子はいつも通りの一糸乱れぬ制服姿だ。
先ほどまでのことなど、まるでなかったかのように。
(ただ、野梨子の瞳はいつもより潤んでいる気がしたが)

「…帰りますか」
部室はすっかり夕闇に溶けて、誰ともなくそう言った。全員が事後特有の疲れにみまわれていたのもあって。


帰り道の可憐に、美童は車で送ると持ちかけた。
疲れからか可憐も素直にそれを受ける。
車内、運転手に聞こえない程度の声で可憐は囁く。

「…ねぇ、本当に素敵だったわ。あたしだけのものになってくれない?」
「…考えとく」
そう返しつつも、美童も可憐の柔らかな胸などが他人の手に渡るのも惜しい気がしていた。
「ここでいいわ。ありがと」
そう言って自分の唇に触れてきた可憐の後ろ姿に、
美童は暫くみとれていたのだった。
666名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 16:11:52 ID:WpzSwDYF
清四郎と野梨子はいつもの道を歩いてゆく。
野梨子は口を利かなかった。
「…何か怒ってるんですか」
「え…?いえ、違いますわ。ただ…疲れてしまって」
野梨子にはあまりにきつい放課後だったらしい。
「背負って帰ってあげましょうか」
お姫様だっこってやつでもいいですけど。
そう言うと、彼女は真っ赤になった。
「結構です!」
清四郎にそんなことされたら、行き着く先は彼のベッドに違いない気がする。
野梨子は清四郎を置いて駆けて行った。


「な、魅録」
「ん?」
「これから帰るんだよな」
「いや、普通にそうだろ?行くぞ」
「…あたいのパンツ、お前さぁ…」
「…あ」
悠理の拾ったパンツは切られて、ただの布になっている。
「タイツもだぞ!どーすんだよ、バカ!」
「わかったわかった。新しいの買ってやるから」
「店までどうやって行くんだよ」
「普通にしときゃばれねぇよ。お前が声出したりしなければ」
魅録の手に何かが乗っている。
「…魅録、まさか」
「体力、まだ残ってるだろ?」
悠理の中に、無理矢理機械が入ってきた。
魅録の笑顔がいやらしい。

「み、ろ…」
「店まで歩くぞ。感じてんの表に出したら罰ゲームな」
「ふざけんなっ!」

結局その日はそのまま、魅録のバイクで帰宅になった。(スカートがめくれないか、内心びくびくしていたが)

自宅前、帰ってゆく魅録を見送りながら、悠理は気だるさとは別に、何か暖かいものを感じていた。


乱 交 倶 楽 部 @完


勝手に終わらせてスマソ。
気に入らなければヌルーでおK
667名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 17:19:53 ID:UEZlUwit
>>666
乙!
魅録、最後までやってくれるね。
乱交倶楽部、まさかここまで楽しませてもらえるとは。
こんどは別のカップリングでも読みたい!
668名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 17:21:05 ID:iDNN40rT
魅悠の猛獣使いっぷり萌えェ
職人さん達GJですた
ありがとう乱交倶楽部
669名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 21:02:07 ID:pIGPY5BB
こんなに完成度が高いリレーSSは初めてだ!
職人さん達GJでした!


そして、乱交倶楽部Aに期待!
670名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 21:21:45 ID:8iZaVAb9
途中で美×清や可×悠×野を妄想して萌えあがった腐れた自分
最後も野梨子とられて悔しい悠理と可憐二人と3P清四郎とかさ
その隙に魅録と美童に順に挿れられる野梨子とかさ
進行のあまりの早さに執筆するのが間に合わなかったんだけど(悔

てなわけで乱交倶楽部2に私も期待
671名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 00:24:55 ID:AuBThKCi
リレー2にも期待だけど、このネタをこれとは別に、元にした自分なりの乱交倶楽部をもし考え付いたとか
番外編でこの乱交倶楽部から後日談みたいなのを考え付いたとか
このネタからこのカプだけ更に膨らませて書いてみたとか
この組み合わせだけで書いてみたいとか考え付いたのがあれば
リレーだけじゃなく良かったらそういうのも遠慮なく書いてほしい
672名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 01:06:45 ID:M7jQR4rJ
>>670
腐れ展開もタイミングが合えば是非投下して欲しいです

リレーはタイトル入れて、途中で違う作品も投下できるように
しましょうか
673名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 03:43:16 ID:o1BsXQnR
う〜ん。801展開は該当板でやって欲しいなぁ。正直苦手。
一応、ここエロパロ板だし…。
674名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 06:32:22 ID:BC7pXDBU
ひとまず読み手の方で飛ばしてみては?
同性物なら百合も該当版でやれってことになるし
(専用板あるけどエロパロ板のLCに違反ってわけでもない)
そのうちエロが薄めのSSは難民行けとか、カプ表示しろとか
ああしろこうしろ何はやめてくれって注文が多くなりそうだから
675名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 06:54:32 ID:pbkrIjot
801板でも長文妄想は投下できる雰囲気じゃない
パロディ創作として読んでもらうには、こっちの板のが適当かと
676名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 07:26:17 ID:B8N2A5Hh
人の萌えを否定すると自分の萌えも否定されるべw

無理やりとかレイプは人を選ぶ話なんだから「鬼畜スレ」行ってよ、とか
原作内カップルでの別カプは嫌だから「寝取られ」行ってくれ
その話は「調教」行くべき
杏樹?「ショタ」行ってよ
え、その組み合わせちょっと・・・「年の差」じゃない?
携帯だからさ、長いSSは「うpろだ代わり」で頼む
その話正直苦手だから「スレから追い出されたSS」でやって欲しい

などなど、住人がスルー出来ず、有閑に残ったのは結局難民だけでした。なーんてねw
それは寂しいなあ。
677名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 09:09:09 ID:pbkrIjot
気に入らないカプやシチュはスルーするから
職人さんにはのびのび書いて欲しいなぁ
最初に注意書きあるといいかも
読んでみたらハマった、とか意外とあるし
678名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 18:40:41 ID:ngOTYGja
偽りの逢瀬のシリーズが読みたい。
秘密の関係的なエロに嵌りすぎた。
清四郎と野梨子の関係が今後進展あるのかもすごく気になる。
作者さん、シリーズ物の続きおながいします。
679名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 18:47:49 ID:ngOTYGja
偽りの逢瀬シリーズが読みたい。
エロもGJだし、清四郎と野梨子の今後の展開も気になる。
作者さんシリーズの続きおながいします。
680名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 23:56:35 ID:P8P2vyOB
さすがに801は801板が定説じゃないのか?
エロパロで801やるとすぐに801板への誘導が出てるのはよく見るが
681名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 23:59:31 ID:EhCYIG0s
ゆり、陵辱ものはオッケイでも801はどこでも駄目だよね。
682名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 00:28:41 ID:nbZRFNcE
まあ、エロパロ板だしな。
この場合の『エロ』は男の視点からの『エロ』だし。
基本、『801ネタは801板で』が常識。
683名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 07:06:11 ID:w8ZE03Vq
それを言うなら無理やりも陵辱スレで、が定説
猟奇スレ他、隔離を兼ねたスレなのは知られてる
684名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 09:10:21 ID:bemoTbcC
百合とSMは良いのに801はダメとな?自分がダメなのは陵辱系だけど
どこも創作長文はチラ裏や自サイトでやれって言われるね
685名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 17:05:48 ID:syUfOKfR
陵辱系と801を一緒くたに語られてもなあ
801は801板ってのがあるんだから板違いだろう
陵辱系だって、このスレの無理やり系では比較にならない陵辱系の作品が
元で作られたスレだから(四肢欠損で肉便器系)
801をやりたくてしかたない人たちの言い訳にしか聞こえないよ

男女と女女のエロは男性向け、女性向け両方に需要があるし、
男女と百合なら圧倒的に前者のほうが多いからやっていけてるんだ
男男はほぼ女性向けにしかないし、数がやたらめったら多いからいずれスレを駆逐するんだよ
男男は「エロ」と感じない人が人類の約半数はいるってことを考えてほしいもんだ
686名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 18:19:22 ID:JJbNXy8q
>>685
ほぼ同意。801と一緒に語るのは頭を捻る。
最後の一行は自分には数とかよく分からないけど。
陵辱て言っても身体を欠損させたり通常だと
かなりの人が不快に思う人が別にするってかんじだし、
強引系やはエロパロだったらどこでも見かける
今のこのスレのSSだったら他の所と同じ、もしくは軽いぐらい。

687名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 23:39:31 ID:UFBVHDmh
自分も大半の801やBLはカンベンですが
原作が少女漫画だし、流れ的にそういう組み合わせが発生しても楽しそう!?
このスレの書き手さんのなら読んでみたいです
688名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 04:35:10 ID:YWKilDV1
>このスレの無理やり系では比較にならない陵辱系の作品が

みたいに自分の感覚を基準にした比較はやめようよ
陵辱に限らず、駄目な人はそれだって余裕で駄目なんだから
それにその理屈で行くなら「このスレのホモ話とは
比較にならないレベルの話が801板、だからこのスレで」となる

言いたいことは>>677と同じようなこと
読み手でスルーすればいいだけじゃない
689名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 04:56:30 ID:BH5MW00B
>>680
しかも、誘導されたら従ってるよね。
少女漫画と言っても、のだめも花男も花君も「801は801板で」ルールを守ってる。
なぜこうも頑ななのか疑問。
690名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 05:30:11 ID:tJQw9bms
他のエロパロスレを見てない人がここは多いのかわからんが、
801があると腐女子乙となることが多い
だから書き手の為にも801板があるんだと思うんだがな
このスレは原作が少女漫画だからそれでもいいってことなのか?
691名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 05:50:42 ID:SQYVvcaJ
自分は嫌いとか以前に801に興味がないだけだから
男女基本という前提の板の中で少し801が混じっててもスルーするだけだが
801が結構な数を占めだしたら、絶対やりづらい。
そうなるなら、別で801スレを作ってやって欲しい。
BBSPINKにはそういう801好きの人達の為に801板があるんだから。
692名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 06:15:01 ID:R/bnMcfG
>>688
肉便器だのっていう陵辱と無理やり系じゃ全然違うじゃない
自分の感覚じゃなくて、客観的に見て違うでしょうが
このスレレベルの無理やり系が陵辱スレにいったらスレ違いだよ

「より相応しい場所」に誘導してるんでしょ?
801は801板へ
このスレレベルの無理やり系なら陵辱スレには温くてスレ違いだからここで
一緒にしてだから801もOKってのは意味が通らない
693名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 06:22:04 ID:ynIhA+8j
801作品を容認する事で、腐女子住人が多くなっても困る
共存できるとは思えない
694名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 11:45:34 ID:ElowOMxR
願望っす。偽りの〜の清×野、S魅×悠、甘あま魅×野、
エロ杉清×可、溜息でそうな美×可、待ってます!
695名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 21:38:09 ID:Wh4GRUsb
>>648
で?
696名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 03:03:09 ID:e/BTjY6O
801よりも百合がキツイかな。自分にとっては。
なんか生々しすぎて。
801禁にするなら、ついでに百合禁にしてくれると嬉しい。
697名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 05:19:23 ID:PgIUKj6S
いや、個々人の嗜好の問題や比較じゃなくて、
>>690の言うとおり、エロパロ板での801は書き手が気分を害す事もあるんだよ。
荒れることにもなるしな。とりあえず、いくつか適当に他のスレも覗いてきてくれ。
住み分けがほとんどだから。
698名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 12:20:10 ID:JYCuikL2
腐の人達は、聞かれもしないのに、自分は腐女子宣言したり(>>670)、空気を読まずに腐発言して困る。
ここは女の人が多いから、特に荒れずに議論できてるし、801容認発言が出てもたしなめる程度で済んでると思うけど…。

これが他のエロパロスレなら、『腐女子乙』やら『巣に帰れ』『腐女子必死w』『死ね』みたいな暴言連発されるのが普通の対応。
スレが荒れる原因にもなるから、住み分けがされてるんだし、どうしても801を読みたい・書きたい腐の人は801板に行くべき。
699698:2008/02/03(日) 12:26:32 ID:e/BTjY6O
>697
いや、 自分も801反対なんだよ。
それ以上に百合も苦手なだけで。

住人の大半が苦手、みたいなあいまいな基準じゃ納得できないんじゃない。
統計とったわけじゃないから。
それより単に「801板」「百合板」があるんだから、そっちでやって、でいいんじゃないか。
700名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 12:27:31 ID:e/BTjY6O
ごめん。
↑のコテは696の間違い。
701名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 17:04:37 ID:F3/t9vdj
801と百合は該当板でやれ

でいいじゃん。
702名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 01:09:02 ID:sSHCxzYI
>>701に同意
703名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 01:19:08 ID:HasgzS2g
結局それしかないよなw
で、次新スレ立てるときにテンプレ作って書いておけばおkだろ
704名無しさん@ピンキー:2008/02/05(火) 05:59:38 ID:OcteO06V
では、以下、何事もなかったように、萌え話、エロ談義をドゾー
705名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 23:26:49 ID:K9RyV4km
腐属性とはいえ書き手を少なくとも二名封印しちゃってもったいない
男女に需要のあるエロとやらをニラニラして待ってるんだぜ
706名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 05:10:46 ID:bh/qzl4C
嫌味ったらしい
そんなに書き手さんの801や百合が見たいなら
該当板にスレ立てて誘導してあげりゃいいのに
707名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 17:20:28 ID:eCdKLK46
鬼畜魅録×野梨子読みたい。(愛ある設定で)
う〜ん、どんなシチュがいいかなぁ。
708名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 23:12:34 ID:12Uy2uDM
俺はいつまでも魅録×可憐の続きを待ち続ける。
709名無しさん@ピンキー:2008/02/09(土) 05:44:19 ID:xeBcCRJa
俺は清野職人さんの短編と、清悠と魅可の続きを待つ
710名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 22:47:27 ID:i54KgN5X
職人さん、いらっしゃい〜
711名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 22:24:49 ID:EAMJIy1B
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
712名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 22:40:15 ID:d1pKMsYd
>>711
マルチ乙
713名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 21:38:29 ID:tcAGKkiZ
だれかいない?
714名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 23:59:17 ID:ZSAPsXGE
書けないので自分は書き手待ち。
715 ◆zlm37W6YYI :2008/02/17(日) 23:22:13 ID:Vbr7L06r
スレが止まってる隙にコソーリ投下。
バカップルの美童と悠理(エロ薄め妄想多め)


あれはイブの夕方。
図らずも悠理と二人っきり。
お互いに約束していた相手がインフルエンザでドタキャン。
イブなのに遊びの予定が潰れたウサを晴らすために、よく行くクラブへ繰り出した…。

そう、イブ。
そこかしこには最高潮に盛り上がるカップル達。
いつもならドレスコードがあっても顔パスのクラブ。
だが、この夜は違った。
入り口で僕らの顔をまだ覚えてない新人従業員が、僕らの私服を一瞥しただけで「ドレスコード」を
理由に入店拒否をしたのだ。
挙句、「イブの夜に相応しい『正装』をされましたら、またのお越しを…」と、嫌味ったらしく言っ
たものだから、彼女がキレた。
入り口で僕らが揉めてるのに気づき飛んできたオーナーは即座に従業員の非礼を詫び、「ドレスコー
ド厳守のイベントなので、周囲から服装で浮くかもしれないがどうぞ」と言ってくれたものの、常連
である悠理は即座に断った。
「もう結構! 帰ろう美童!」

「あー腹立つ! ドレスで来いって、クリスマスだから着飾れって、バカじゃねーの! 本当に腹立
つなー! 外見で人を判断するな! もう二度とあの店には行かない!!」
怒り爆発の悠理と、とりあえず近場のカフェに入ってお茶をするうち…。
僕の目の前で憤り続けてる悠理は、いつもの彼女らしいラフな格好だし、確かにこれじゃ入れてもら
えないよなーと納得。クラブの従業員側の言い分も分からないではない。
でも、ああもバカにされた嫌な気分を抱えたままで、ドタキャンのイブを過ごせるほど僕は大人じゃ
ない。
何とか奴を見返してやりたいが、今から正装に着替えるためにそれぞれ一度家に帰るってのも癪だ。
何かいい手はないかと、怒りを滾らせている悠理をぼんやり見てるうちに、僕に天啓が下った!

そうだ。「元」はいいんだから…。

僕は携帯を取り出し、知り合いのデザイナーに連絡をとる。
連絡つかなきゃ、諦めるしかないけど……繋がった!
いきなり電話を掛け始めた僕には構わず、運ばれてきた僕の分のケーキを狙って懇願の視線を送って
きた悠理。
本当に食べ物さえあればどんな怒りも収まるなーと思いつつも、頷いて許可の合図。
ガツガツ食べ始めた悠理を眺めつつ、僕はデザイナーに簡単な事情を話し協力を取り付けた。
「……うん。急で悪いけど、他に頼めなくて。もちろん、この御礼はするよ……じゃ、これから行く」
電話を切ると僕は手短に悠理に事情を説明した。

「悠理! 僕とちょっと付き合ってくれないか? さっきの従業員を見返してやりたいんだ! どう
してもこの嫌な気持ちをスッキリさせたくてね。もし、これに付き合ってくれたら、今夜僕が予約し
てたホテルのディナー奢るよ。あの従業員の鼻を明かしてやろう!」
「ディナー? もちろん行く! あいつにムカついたのはあたいも一緒だし。でも、どうやって?」
「向こうのリクエストどおりちゃんと『正装』するんだよ。思いっきりゴージャスに着飾って、ね」
僕のウインクに途惑ったままの悠理を連れて、僕らはデザイナーの事務所へと向かった。
716 ◆zlm37W6YYI :2008/02/17(日) 23:23:16 ID:Vbr7L06r
僕らの顔見知りでもある男性のデザイナーは、事情を話すうちに面白がり、快く協力を申し出てくれ
た。
「美童ちゃんのタキシードはお好きな色を持って行って。お嬢さんには、来年のコレクション用に試
作した白のドレスを提供するわ。メイクもここでしていけばいいし。デザイン的に胸の辺りが少しキ
ツイかもしれないけど、見たところこのお嬢さん、スレンダーだから入るでしょ…」
こうしてトントン拍子で事態は進んだが、用意されたドレスを見るなり、悠理の表情がさっと曇った。
僕は彼女の顔を覗き込む。
「どうしたの? 悠理だって、あの従業員の鼻を明かしてやりたいだろ?」

「そりゃ、あいつにはまだ腹は立ってるけど、でも…このドレスは、何かちょっと…。あたいん家の
パーティーの時でさえ、こんなにヒラヒラしたドレス着ないもん。あたいじゃ、どうせ似合わないし、
どう頑張ってもドレスを着てるっていうよりも、『ドレスに着られてる』って状態になりそうで何か
ヤダ…。
第一、この手の綺麗系なデザインは、あたいの母ちゃんみたいな『大人』の女じゃないと似合わない
よ? 
ああ、でも、きっと可憐や野梨子ならこんなことも気にせずに、こういうドレスだって着こなせちゃ
うんだろうけどさ…」
俯き加減に愚痴ってる悠理の顔を僕はまじまじと見つめた。
…へェ…。意外なこと気にしてたんだぁ。悠理にとってはコンプレックスだったのか…。まぁ、悠理
のママにしろ、可憐にしろ、彼女の近しい存在に、こういうドレスが非常に似合う人間がいれば、ど
うしても自分と比べて、気後れするものなのかもしれないが。
そうだとしても、悠理だってあの美人なおばさんの娘なんだし、「素材」としても悪くない。
もっと自分の外見に自信を持っていいのにな…。確かに、公な場所でドレスを着る機会があったとし
ても、僕が知る限り、彼女はこんな大人っぽいデザインを選択したのを見たことはないが…。

ま、それはともかく。
僕は肝心なことを思い出し、事務所のスタッフ促され、着替えるために別室に連れられて行く彼女の
背中に慌てて声をかけた。
「そうそう、悠理。着替えてからは、徹底的に言葉遣いに気をつけて。できれば、声のトーンも少し
抑えてくれると有難い。別にドスを利かせろとか、不機嫌そうな声でってわけじゃなくてね。あくま
でも『上品な大人』を目指したいから」
「え? 何で?」
不思議そうに振り返る彼女。

そう。これはとても大事なことだった。
例えば、『マイフェアレディー』。
華麗なる社交界にお披露目されたイライザの姿や発声のアクセントは完璧だったのに、言葉遣いや話
題から次第にお里がバレてしまう。
今僕の横にいる彼女の口調は、どうしても「レディー」ではない。正真証明のお嬢様なのに、話し言
葉だけ聞いてると、下町あたりの育ちを思わせる。それこそあのイライザのような。
「せっかくドレスで着飾っていても、口調がいつものままじゃ、あの従業員にも舐められるんじゃな
い? 衣装だけ借りてきたかって。どうせなら向こうがさっきと同一人物と気がつかないぐらい、完
璧なレディーになってみせた方が、後でバラされた時にインパクト与えることができるでしょ?」
「ああ、なるほど…」
「それこそ悠理は黙ったままでいいよ。僕が話すから。どうしても話したい時は、僕の耳元で囁いて
くれれば、僕の口から相手に伝える。身分が低い者とは、直接話せないって感じでね」
「ええーーーー。何それ! 面倒じゃん!」
「ちょっとの間なんだし、その方が高貴な感じが出ていいよ。だから話せなくてもガマンガマン。い
いね?」
「ちぇっ…メンドーだな…わかった…」
渋々同意した彼女。
この時はまだ、僕は高見の見物な気分で、着替えに行く悠理を見送ったんだ。
だって、めったにお目にかかれない彼女のしとやかな艶姿が見れるなんてラッキーなことだし、きっ
と清四郎や魅録たちはいつもの「仮装」じゃなく、正統派のレディーな彼女がどんな感じになるのか
興味津々で、聞いてくるだろうし。
普段がまるで男同士の付き合いだからね。
そうだ、証拠写真を撮っておかなくちゃ…。そんなことを考えながら、僕は手早く自分の着替えを済
ませた。
717 ◆zlm37W6YYI :2008/02/17(日) 23:24:35 ID:Vbr7L06r
かつて中世の騎士たちは、貴族の令嬢を崇拝し、恭しく接したという。
そうされることで、ジャジャ馬な令嬢も、次第にその崇拝を受けるに値するしとやかな貴婦人になっ
ていったと本で読んだことがある。
いわば周囲の環境からの働きかけの「賜物」。
20分後、僕は混乱の極致にいた。
そう、着替えを終え、メイクを済ませた悠理が奥の部屋からデザイナーに傅かれて現れた瞬間。
僕は息を呑む――。

髪は緩いウエーブのウイッグをつけ、ライトストーンのアクセサリーと一緒に編みこまれていてる。
メイクは一見ナチュラルに見えるけど、目元のアイメイクを見ればかなり凝ったプロ仕様。
白いマーメイドラインのドレスは、いつもなら悠理のママが好んで着る様なタイプ。ドレスの胸元の
直線的で洗練されたデザインは、とても清楚で上品なイメージ。
それらで着飾った彼女は、いつもの少年っぽさはどこにもなく、中性的で、硬質で、透明で、どこか
ミステリアスな雰囲気を纏う、僕が見たことも会ったこともない見知らぬ「レディー」だった。

普段の彼女があまりにも身近で、それこそ「男」友達な感覚のため、悠理の「女性」としての魅力に、
僕はとんと気がつかなかった。いや、気づけなかった。
こんなにも悠理から視線を離せないなんて…。
あるいは、この瞬間、すでに僕が「本気」になってたせいかもしれない。

普段の彼女からは思いもよらない、いや、普段の天真爛漫で、バイオレンスと野性的無邪気さと食欲
魔人の塊な彼女が、こんなにも変わることを清四郎や魅録は知っているんだろうか?
「…ねぇ…。あたい変じゃない?」
おずおずと自信無げに僕を見つめて、照れて耳まで赤くしながら僕の耳元で囁く彼女。
その姿に思わずゾクゾクした。その口調はこの際置いといても。
「思わず見惚れたほど綺麗だよ! 自信持っていいよ! 悠理に本気で『恋』しそうだ…」
そう囁いてすかさず悠理の手の甲にキスをする。
「『恋』って…バカ…」
彼女はちょっと恥ずかしそうに手を引っ込めて、僕にはにかんだ笑顔を見せた。



ドレス姿の硬質で隙のない美しい彼女が、ふと見せた素直な女の子らしい笑顔。そのギャップが僕に
はますます衝撃的だった。
イカン。なんてことだ。悠理のくせに。
この僕が思わずその笑顔を「カワイイ」と思ってしまったじゃないか!
「…でも褒めてもらえると、素直に嬉しい…かも…。エヘヘ…。とはいえ、ちょっと胸の辺りはキツ
イ…」
照れ隠しからか、悠理は小声でドレスに文句を言っている。
でも僕はもう聞いちゃいなかった。
写メで悠理の姿を撮るのに忙しかったからだ。
クリスマスの奇蹟って本当だ…。僕は神様に感謝した。
718 ◆zlm37W6YYI :2008/02/17(日) 23:25:52 ID:Vbr7L06r
デザイナーやスタッフに礼を言って、車でさっきの店に戻る。
僕は髪を後ろで一つにまとめて、サングラスを掛けた。
本当は悠理もサングラスを掛けようとしていたけど、それは止めさせた。今の彼女の美しさをあの店
員に見せ付けてやりたかったからだ。
車から降りる前に、僕は悠理に小声で指示を出した。

「最後にバラすかどうかは悠理に任せる。気が済むようにしたらいいさ。ディナーの予約があるから、
入れてもらえたとしても、すぐにホテルに向かおう」
「…ええ」
鷹揚に返事をする彼女。声はその身なりに相応しい大人の女性の落ち着いた声。
この「僕」が運転する車の助手席に相応しい「女性」…。

駐車場ですれ違う見知らぬ客たちの視線が悠理に釘付けになってる。ただ黙って立つ彼女は、何者へ
も媚びない、威圧するような絶対的「美」の化身そのものだ。
案の定、先程のドアボーイの店員は悠理に見惚れて、サングラスをかけただけで、特に変装なんかし
ていない僕にも気がつけないでいる。
一瞬、悠理の姿に見惚れすぎてボーっとし、僕の声に我に返って反射的に扉を開けた。
「どうぞ!」
悠理が呆れ気味に耳元で囁く。
「こんなに態度変えるか。ったく」
僕は軽く頷いて賛同してみせる。でも、このドアボーイの反応は仕方ないんだぞ。僕だってまだ信じ
られないんだから。

ともかくも、作戦は成功で僕らは満足した。
「やはり今夜は帰ることにします。また、今度遊びに来ます…」
僕がそう告げると従業員は少し残念そうな顔を見せ、悠理に向かって恭しくかつ深々とお辞儀をした。
「またのご来店を心からお待ち申し上げます!」
悠理がどう返すかと見ていたら、彼女が先程の無礼な青年にかけた言葉は一言だけだった。
「…どうも」
そうして、そのまま彼女は黙って車へと向かった。

ホテルに向かうべく、ドライブ中。時おり、僕はルームミラー越しに美しい悠理の姿をチラチラ眺め
た。
彼女は物憂げに外を眺めていた。
何て綺麗なんだろう…。
悠理なのに。あの「悠理」なのに! 
ふと視線が合ってしまって慌ててさっきの成果を確認する。
「あの従業員、僕のこと全然気づいてなかった!」
「…そうだね。ああも態度が変わるとは思わなかった」
自嘲気味に悠理が呟く。
「そうだ、悠理、ディナーはそのままドレスで大丈夫?」
「…あ、ああ。…ヘーキ」
その答えに僕の口元に思わず笑みが浮かぶ。
クリマスイブ。
一流ホテルのディナー。
美しき僕のパートナー。
ふふっ…。何て素晴らしい夜だろう…。
僕は浮かれっぱなしだった。
719 ◆zlm37W6YYI :2008/02/17(日) 23:29:33 ID:Vbr7L06r
ホテルにチェックインしてすぐ、最上階にあるレストランへ彼女をエスコートする。
レストランの入り口にはクリスマスツリーが飾ってあり、僕らの今夜を祝福するかのような優しい光
でムードを盛り上げている。
注文を終え、改めてささやかに作戦成功の乾杯をしたところで、さっきのことを彼女に聞いてみた。
「ねぇ、悠理。どうしてバラさなかったの?」
「あたい…じゃなくて、『あたし』、何だかね…人って外見なんだなーってよく分かったから…。」
「それはないんじゃない?」
「んー。でもね、確かにいつもの格好じゃ、ドレスコードで断られても仕方ないんだろうなって、
そのことを実感してね…。いつも顔パスで入れてもらってたから、気にしたことなかったんだけど
ね…。きっと野梨子や可憐なら今夜でも断られずに、入れただろうから…。あた…し…『女』として
ダメ…なんだね…」
悠理は人目があるためか、懸命に口調と声に気を遣った上で小声で話している。
そんな彼女がますますかわいく愛おしい。
「そんなことないよ! だって実際彼を見返してやれたんだし。それは悠理が素敵なレディーだから
だよ!」
「…そうかな…?」
自信無げにやや首をかしげた彼女の表情は憂いを帯びて、いっそう儚げでドキリとする。
いつもの彼女なら、はしゃいで平らげたであろう極上のフルコースも、彼女の気持ちはどこか沈んだ
ままで、それどころか、悠理は食事よりもお酒を飲むばかりで、そこそこに食事を終えてしまった。


僕は彼女の異変に驚いていた。
これは変だ。こんなの「悠理」じゃない。いつも陽気な悠理が、こんなに落ち込むなんて…。
何とか彼女に元気を出して欲しくて、僕は部屋に彼女をエスコートし、グラスにワインを注いで彼女
に手渡す。
「ここはもう二人きりだし、口調も何も気にしなくていいから、話してごらんよ。もっと話したいこ
とあるんじゃない? と、先にドレス脱いで着替える?」
彼女の隣に腰掛け、ゆっくり、俯いたままの彼女の顔を覗き込みながら語りかける。
彼女は静かに首を振ってから、グラスを一息にあおるとポツリポツリと心のうちを明かした。僕はワ
インを注いでやりながら、それを聞いた。

「ただ、ドレス着ただけなのにね。何だか今夜はあたいも落ち着かなくて…。いつも遊びまわってる、
よく知っている街なのに、なんだか今夜はよそよそしい気がして…」
「うん…クリスマスだからかな?」
自分自身の心情の戸惑いを悠理は素直に告白して、再びワインを一気に飲んだ。酒の力を借りなけれ
ば、言葉を紡ぎ、心を曝け出すことが出来ないかのように。僕は次の言葉を促すようにワインを注ぐ。

「ううん…違うな。クリスマスだからというんじゃなくて、あたい自身が落ち着かないだけなんだ…。
居心地が悪いというか…。ずっとね、母ちゃんとか、可憐とかが着るような『女』らしいドレスは出
来る限り避けて回っていたのに、どうして今夜はこうも素直に、こんなに女らしいドレスで着飾って
いるんだろう? って。それにいつもなら、こんな着飾った時でも、いつの間にやら大股で闊歩でき
たし、こんなに変に気後れすることもないのに、今夜は、なぜかそれができなくて…」
「調子が出なかったのは、きっと、僕が話し方まで禁止して混乱させちゃったからだよ…。ゴメン。
全部僕が悪い」
軽い気持ちで始めたことが彼女に苦痛を強いたことに僕は驚き、謝罪した。
720 ◆zlm37W6YYI :2008/02/17(日) 23:33:40 ID:Vbr7L06r
頭を下げた僕に彼女は慌てて付け加えてきた。
「違う! 美童は悪くない。ずーっとね、コンプレックスだったんだ。こういうドレスは自分には着
こなせるわけがないって」
自嘲気味に笑うと彼女は立ち上がってスカートを持ちヒラリと一回転。飲みすぎたためか、足元がぐ
らつきよろめいた。
「危ないっ!」
僕はとっさに立ち上がって、彼女を抱きとめた。

「どうして? こんなにも似合っているのに!」
抱きとめたまま、僕が静かに彼女見つめると、僕を見上げた彼女の瞳にはみるみる涙が浮かんできた。
笑顔が似合う悠理に、こんなにも悲しい顔をさせたのは僕だ。そう思うと僕の心が痛んだ。
「悠理はちゃんとすれば、可憐たちにも負けない、それどころかそのへんのモデルよりも、誰よりも
綺麗だよ。もっと自信持っていいよ!」
穏やかに言った僕に、悠理は激しく頭を振って反発する。
「違うよ…。似合ってないよ! …こんなのあたいじゃない! …あたいは、こんな女らしい女じゃ
ないもん。もっとガサツで、大雑把で、可憐や野梨子とは違って、『女』としては見てもらえなくて、
でもそれは全然構わなくて。…窮屈に守られるよりは、自分の身は自分で守らないといけなかったし、
誰かに狙われて、自分の非力さから父ちゃんや母ちゃんに心配をかけるのもイヤだし、ああ、もう何
だかよくわからないけど…」
そこまで言ったとき、僕はキスで彼女の言葉を奪った。
「……っ」
呆然と見開かれた彼女の瞳。混乱と怯え。視線が絡んだ。
先に瞳を閉じたのは――。

僕がいま抱きしめているのは悠理。
女性としての自分の魅力に気がつけないでいる、そしてややもするとその魅力を巧みに隠し去ってし
まう、世界一素敵な女の子。
僕の心の中は今、「悠理」で占められてしまった。
こんなプレイボーイを自認する僕が、今は悠理しか要らないと思った。

落ち着いたのか、長いキスの後、悠理がポツリと呟いた。
「あのね…だから…今夜は感謝してる…。美童があたいに少しだけ『自信』をくれたことに…。あり
がとね…」
「どういたしまして」
僕らは自然に微笑み合い、軽いキスをした。
「あた…し、やっぱり今夜は変だ…隣にいるのは『美童』なのに…こんなにもドキドキす……。……」
「……悠理?」

そうして、酔っぱらいの大トラお嬢様は安らかに寝息を立て僕の腕の中に崩れ落ちた。
苦笑しつつ、彼女をベッドへ寝かせると、僕はソファーに戻って、ワインをもう一杯あおった。

まぁ、いいけどね…。
イヤ、よくないけど、今夜は疲れただろうし。
明日から、悠理とは今までと違った日々が始まるのかもしれないし…。いや、清四郎や魅録がその美
しさに気づかないうちに悠理の心を僕のものにしないと。ああ、そうすると写メを見せるわけにはい
かないな…。
まぁ自慢出来ないのは残念だけど、僕だけの悠理だからいいか…。まず明日から、僕といる時だけは
女の子らしく振舞えるように少しずつ悠理の意識を変えていかなくちゃ…。
そんなリアルなマイフェアレディー計画を浮かべながら僕も眠りに落ちていった。
721名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 06:54:30 ID:KQ6VF//w
「おーーーーい! 美童ってば!」
大きく揺すられて僕は一気に覚醒した。

「おーーー。やっと起きたかっ」
そこにはドレスを脱いでいつもの陽気な悠理が僕を覗き込んでいた。
「腹減っちゃってさー、ルームサービスで朝食頼んだから一緒に食べよう!」
「おはよう悠理」
僕が朝の挨拶がてら頬にキスをすると、一気に悠理が後ろに飛び退った。
「げ。気持ち悪いことするな! …って、まぁ美童だからしゃーないか。そういう人種だし。そんな
ことより冷めるから早く食べようぜー!」
あれ?
これは…嫌な予感。僕は恐る恐る悠理に尋ねた。
「…あのさ、悠理は昨夜のこと覚えてる?」
口いっぱいにパンを頬張り、ベーコンを咥えたまま悠理は答えた。
「むぐ。ええとー。ディナーの途中から記憶がないんだよね。あのドレスが胸がキツくて飯食う気に
ならなくてさー。仕方なく酒ばかり飲んでたからなー」

はい?

ちょっと待て。じゃぁ、あれは落ち込んだとかじゃなくて、食事が思うように取れなくてヤケ酒で悪酔い?
「ってことは、この部屋でワイン飲んだことも?」
「うーん。飲んでワーワーしゃべった気もするけど、全然覚えてないや! 暴言はいてたらゴメン!」
きっぱり、さっぱり、すっきりそう言い切ると、悠理はオムレツを一気食いした。

ああ…。
悠理を僕の理想の女性へと育て上げる「マイフェアレディ」計画が音を立てて崩れていく…。

「美童ーっ! 美童の分のオムレツも食べてもいいー?」
食欲魔人と化した昨夜の女神を前に、僕は深い深いため息をついた…。

Fin
勢いでやった。今は反省している。
バカップルじゃなくて、ただのおバカな美童になってしまった。
しかも連投にひっかかってるしorz
722名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 11:27:52 ID:QCuXCN+i
可愛いな
美童って悠理をバカにしないで女の子と扱ってくれそう
さすが世界の恋人
723名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 11:36:55 ID:5K6S2DQa
乙です!なんか悠理らしくないなと思ってたらそういうことだったのね。
この二人でなんとかエロにもっていっていただけると嬉しいです。
724名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 11:49:34 ID:5ohkwrky
可愛い二人を楽しんで読ませていただきました。
確かに、エロがあれば尚更良かったw
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080218-00000003-gen-ent
ところで、ゲンダイにドラマで悠理役を演じた美波が紹介されてたけど、
悠理が「凶暴な女子高生」として扱われてたのにショック受けた・・・。
「凶暴」ってオイ!w
725名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 13:15:13 ID:KWeEPsn1
まあ凶暴なんだよねw漫画でも確かに。
凶暴だけど可愛いんだよw

>>715
美悠GJ。有閑は高校生でも酒ネタ可なところがいいよなw
726名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 23:40:47 ID:eBC0JiMZ
マイフェアレディピッタリじゃまいかこの二人!
美×悠いいよね。
エロももっと見たかったかな。
でもおもしろかったです、乙!
727名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 17:04:59 ID:GfseWpD1
hosyu
728保守代わりに投下 ◆zlm37W6YYI :2008/02/24(日) 04:19:39 ID:cKDer6qC
年が明けてから、ずーっと美童の様子がおかしい。
いや、いつも変といえば変だけど。

試しに、野梨子にそのことを言ってみると、
「あら、いつものことじゃありません? 美童の場合、恋に悩むことすら『恋
愛』をエンジョイするための一環ですし、下手に聞き役に回って悩みを解決し
てしまっては、そういう『悩める恋愛』を楽しもうとしていた美童の恋路を結
果的に邪魔することにもなりかねませんし。わたくし、人の恋路を邪魔して、
『馬に蹴られる』のはゴメンこうむりますわ」
と笑顔でバッサリ切って、図書館に行ってしまった。
つまり、小難しく遠回しに、巻き込まれるのはゴメンだと言いたかったのよ
ね、賢い野梨子は。まぁ、それにはあたしも同意なんだけど。
清四郎も魅録も関わるのはパスだと、ここのところずっと行動で示している。だって、ちっともここ(有閑倶楽部)に立ち寄らないんだもの。
恋愛偏差値ゼロの悠理は美童の様子に最初から興味ないし、あっちこっち
から差し入れを手に入れてきては食べることに忙しい。
あたしも努めて気にしないようにはしていたんだけど、ここに寄っても美童し
かいないし、暇なもんだから、つい美童の様子を観察しちゃったのよねぇ…。

例えば、携帯を出して画面を眺めては溜め息。
(→でも、絶対それを見せてはくれない)
ぼんやり室内を眺めては溜め息。
(→でもこれって、ある意味、「悩める自分」をアピールしている表われだ
と思う)
悠理の差し入れを食べまくる姿を見ては溜め息。
(→まぁ、食べる姿を見て溜め息ってのは、胃でももたれているのかなと思
うけど…)

極めつけは、時おり、「詩」らしきものをぶつぶつ呟いては溜め息。
(→……。これは純粋に引くわ…)
729保守代わりに投下 ◆zlm37W6YYI :2008/02/24(日) 04:22:35 ID:cKDer6qC
変なのは毎度のこととは言え、やはり「変」すぎて気になる。

で。
馬に蹴られる覚悟でもって、優しいあたしは一応聞いてあげることにした。
だって、「恋愛」で、あたし以外に相談に乗れる人間いないもの。
ま、それだけあたしも退屈してたってことでもあるんだけど…。

「美童」
「…可憐。なに?」
顔を上げた美童は少しやつれている気がする。ご自慢の瞳にもいつもの「眼
力」がない。
やはりアレだわね…。
「ちょっと、付き合わない?」
あたしは美童を連れ出し、喫茶店へ行った。

「で?」
窓側の席に座って運ばれてきたコーヒーを一口。
贅沢な香りを楽しみながら、あたしは切り出した。
「今度はどんな相手なの?」
美童はぼんやりしたまま機械的にコーヒーを口に運び一気に飲み干した。
え? 口の中、火傷したんじゃない?
「ちょっと美童!」
あたしに肩を掴まれて、空のカップを持ったまま美童が我に返る。
「大丈夫? コーヒー熱かったでしょ?」
「え? ああ。でももう飲んじゃったし…」
気にする様子もなく、カップをテーブルに置き、美童は窓の外を見て溜め息
をついた。
「溜め息つく前に、ちょっと、お冷飲んでおきなさいよ。後でヒリヒリして
大変よ?」
あたしは美童の目の前に冷たいグラスを掲げた。
美童はぼんやりとグラスを受け取ると、窓辺に置いてあった観葉植物の鉢に
その水を注ぎながら呟いた。
「…流れる水のように恋もまた死んでいく…か」



何? いまのは詩?
端で見ているこちらがいたたまれなくなる程の陶酔っぷりというのは、ある
意味才能かもしれない。
730保守代わりに投下 ◆zlm37W6YYI :2008/02/24(日) 04:26:00 ID:cKDer6qC
とは言え。
あたしの知ってる限り、美童はこんなに恋愛で物憂げにはならない。
恋愛ゲームを楽しみ人生を謳歌するタイプ。
ただ、かつて自分を鏡に映したかのような相手と出会って恋した時は、こん
な状態――たしか、恋の悩みに悩む自分に心酔して溜め息と詩を口ずさんで
は、やつれていってた。

真剣な恋愛になった途端に、悩みまくって奥手になるこの騎士殿は、いった
いどこの美姫に恋したんだろう?

あたしは俄然興味を持った。
「ねぇ、美童。あたしでよかったら、相談に乗るわよ? 恋愛がらみなんで
しょ。その溜め息の原因」
美童は弱々しい笑顔を見せた。
「ありがとう…可憐。でも、今度の恋は誰にも言えないんだ…」
「うーん。名前を言えとか、そういうんじゃなくて、別に誰とか明かさなく
ていいから、話してみない? あたしが相談に乗れる部分もあると思うし。
どう?」
美童の瞳に少しずつ力が宿る。
おおー。いつもの見事な流し目。って、あたしに流し目して、どうするつも
りよコイツは。
「…じゃぁ、可憐の意見を聞かせてもらってもいいかな? 例えば…。『も
し』…仮定の話なんだけど…、もしも、自分の身近にいる人が、運命の相手
だったと気づいた時、可憐はちゃんと告白できる? それまで友人関係だっ
たとしても…」
美童の真剣な眼差しに途惑いつつ、恋愛のエキスパートとしてあたしは優し
く応じる。
「言うわ。それが『言わずにはいられない程の恋』なら。たとえ言ってしま
うことで友人関係が壊れるとしてもあたしなら告白するでしょうね。まず言
わなくちゃ、そこから進めないもの。結果として失恋したとしてもね…」
「じゃぁさ、もし、その相手が恋愛に疎くて、まだ『恋』がどんなものか知
らなくても?」

え?
ここであたしはちょっとひっかっかた。
美童って、もしや野梨子に本気で恋してる? 何だかことごとく当てはまっ
てるんだけど…。
内心の動揺を隠して、あたしは答えた。
「あたしのよく知ってる『美童』なら、どんな時でも相手の女性の気持ちを
優先して尊重するし、決して無理強いなんかせずに、『自分自身の魅力で
振り向かせてみせる』って感じで、あくまでも紳士的に頑張るハズよ?」
731名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 08:53:12 ID:5lHs3Uh+
乙です!
美×悠の続ききてたー
恋に悩む自分に陶酔してる美童、らしくていいね。
続き待ってます。
732連投引っかかりすぎ ◆zlm37W6YYI :2008/02/24(日) 17:37:06 ID:UprGV3DN
身近な仲間うちで恋愛のゴタゴタはイヤだなぁ…。
あたしにはその気持ちが強かった。野梨子は初恋云々があったにせよ、
まだまだ恋愛には臆病だろうし、プレイボーイの美童は絶対にあの娘の
タイプになることはない。
下手に告白して、お互い気まずくなって大騒動ってのはゴメンだわ。
居心地のいいあの場所(有閑倶楽部)を守るためなら、あたしは何のため
らいもなく、美童の恋愛をぶち壊わす自信がある。
そんな意気込みでさりげなく無茶しないよう釘を刺したつもりだったんだけ
ど…。

「そうだよね! さすが可憐だよ。僕のこと、誰よりも本当によく分かって
くれてる! やっぱり僕は『僕の魅力』で彼女を振り向かせなくちゃいけな
いよね! ありがとう…もう、僕なら大丈夫。きっと彼女もそのうちに僕の
魅力に気づくはず! あの時、一度は手に入れかけたんだから…」
急に美童の表情がイキイキしてきた。

一度は手に入れかけた…?
美童の豹変ぶりに呆れつつ、あたしは誰のことだろうと考えていた。でも、
まあ、とりあえず野梨子って線は無いわよね。よかった…。
あたしはうんうんと頷き、美童の背中をドンと叩いた。
「その調子よ! 美童はそうしてる方が素敵よ」
「ありがとう可憐。僕が運命の人に気づかなければ、きっと君を選んだだろ
うに」
「…ええと。ありがと。でも、あたしには気を遣わなくて結構よ」
ったく、このお調子者が。
あたしの引きに気づかず美童は笑顔全開で店員を呼んだ。
「アイスコーヒーもらえるかな? 何だか知らない間に、口の中がヒリヒリ
するんだよね」
あたしは思わず小声で呟いてしまった。
「正真正銘のバカだわ」
733連投引っかかりすぎ ◆zlm37W6YYI :2008/02/24(日) 17:41:31 ID:UprGV3DN
数日後。
美童はやはり「変」だった。
ここのところ、有名店のおいしいケーキをおみやげによく買ってくる。
悩んでいた相手と上手くいって、ご機嫌なせいで、つい差し入れって気分な
のかしら?
悠理は美童が差し入れをくれるので懐きまくってる。それこそ雛鳥のように。
さしずめ美童は虫を運ぶ親鳥か、はたまた野獣を飼いならそうとする猛獣使い
ってとこかしら…。
その様子を見ていて一瞬、ひらめいた。

まさか…ね………。
いやいやいやいや…。
ま、悠理を釣ろうとしてってことは無いわね。きっと気のせい。
天地がひっくり返ってもこの「二人」ってのはありえないわ。
そうよ。きっとあたしの気のせいだわ。
第一この様子じゃ、野生の動物を餌で釣ってるムツゴロウさんみたいだし…。

「可憐ー! 可憐の分のケーキもらってもいい?」
「ちょっとダメ! あげないわよ!」
我に返ったときには、悠理はすでに実行に移している。あたしは悠理から慌
ててケーキを奪い返した。しかし、その半分は悠理のフォークがすでに奪い
取った後だった。野梨子や清四郎は底の無い悠理の食欲に呆れている。
「あたしの分まで食べるのは止めてよね。ったく」
あたしは残りのケーキを口に放り込んだ。
美童はニコニコしながら眺めてる。

まぁ、いいか。
それにしても今日も暇よねぇ…。
いつもの賑やかな様子に嬉しくなり、あたしはつい笑みを浮かべていた。

恋愛相談――あるいは美童君の野望への一歩w Fin
734 ◆zlm37W6YYI :2008/02/24(日) 17:54:04 ID:UprGV3DN
感想ありがとうございます。
濃厚エロは他の書き手さんにお任せしまして、
あまり書かれてないニッチなカップルを取り上げておりますw
スレ汚し失礼しました
735名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 19:17:53 ID:ie6nJQjz
>>734
美悠の続きありがとうございました!
思わぬ僥倖でした〜
736名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 20:09:04 ID:yaFJOyEc
GJです!
ムツゴロウさんと化してる美童に笑ったw
737名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 21:36:27 ID:d8VZIlbU
「あぁっ、んっ・・・あぁんっ!魅、ろく、もっと。
 お願い、もっと・・・私、を、壊してください」
二度と清四郎の腕に飛び込めないように。彼の香りをかぎながら
その心臓の音を聞くことができないように。
もっともっと、私を汚してください。

保守がわりの妄想でした。
738名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 21:57:09 ID:va5s/IeS
うはっ。モエす。
739名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 00:29:37 ID:ObYAvB+N
この前のリレー小説で変態魅録くんのほとんどを書いていた者です。
一応繋がったお話で、またドS変態路線ですがよろしければ。
カプは魅悠です。冒頭しかできてませんが…
740名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 00:30:06 ID:ObYAvB+N
呼び出されて着いた松竹梅邸・魅録の部屋で、悠理はずいっと紙袋を突きつけられた。
それは原宿にある割と有名なセレクトショップの物で、中身は洋服らしかった。
「…なんだよこれ」
「…この前下着とか切っちまったから。一応詫びのつもり」
ぶっきらぼうに言う魅録だが、その頬は心なしかいつもより紅い。
「さんきゅっ!中見ていい?」
「おー。つーか着替えて来いよ。出掛けようぜ」
「…?今、これに?」
「そう。隣の部屋、空いてるから」
不思議に思いつつも、悠理は素直に部屋を移動する事にした。
ドアを閉めて袋から中身を取り出す。春らしい小花模様のシフォンのミニスカート、襟ぐりが大きく開いた形の綺麗でシンプルなTシャツ、インナーに少し派手目な色合いのキャミソール、ベージュのトレンチコート。丁寧に靴と靴下まで用意されている。
どれも普段の悠理ならば決して選ばないものばかりであったが、今日はせっかくだ。いそいそと着替えていく。
「…なんだこりゃ」
着替えを終えても、袋の中には小さな包みが残った。
アクセサリーか何かだろうか。その包みを開いて見ると…

「魅録っ!!」
顔を真っ赤にした悠理が、魅録の部屋に怒鳴り込んできた。
その手には先ほどの包み。
「お。似合ってるじゃん。どうした」
「どうしたじゃねぇよっ!なんだよこれ!」
悠理の手の中にあったのは、先日悠理を快楽のドツボに貶めた小さな機械である。
「そりゃこっちの台詞だな。これが何か、お前が一番良く知ってんだろ」
魅録が口角が上がる。悠理の背筋に冷や汗が流れる。
「と、とにかくこれはなしだからな!」
「それはお前が決めることじゃねーんだよ」
魅録の目が怪しく光る。
「な、楽しもうぜ悠理?」
耳元で囁かれて、ぞくりとする。
(なんで逆らえないんだろ…)

741名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 00:30:37 ID:ObYAvB+N
松竹梅家を出て、行き先は映画館だった。悠理の好きな俳優の最新作。前に一度見たいと言ったのを、魅録が覚えていたらしい。
指定席で、魅録は迷わず最前列を選んだ。
「なんで?見難いじゃんか」
「…いいんだよ、これで」
席に着くと、当然ながら最前列は二人きりだ。
やや右の席を取る。
ポップコーンを山ほど抱える悠理に呆れつつ、二人は並んで上映を待った。

灯りが落とされ、予告が始まる。
機械のことなど忘れているようにわくわくした顔の悠理を横目で見て、魅録はスイッチを押した。
「あっ…!」
悠理がスカートの上からそこを抑える。
「み、魅録やめろって…」
「何がだよ。おい始まるぜ」
機械は動きを辞めない。
「う…あ、お願い、こんな所で…」
「選ばせてやるよ。このままか、それか…そうだな、下着脱ぐか」
「はぁ!?そんなことできるわけ…!あっあ、あ、ごめん!やだ!」
「早く選べよ。周りに聞こえるぞ」
半泣きになりながら、悠理は機械ごと下着を下ろしていく。そしてそれは膝のあたりで止まった。
「こ、これでいいだろ」
「いい子だな、悠理」
にやりと魅録は笑う。しかし次の瞬間、悠理の可愛らしいスカートに手が伸びた。
「やっ…!!」
スカートがめくられた。暗闇の中、スクリーンからの光が悠理の太ももと柔らかな陰毛を照らす。
「直すなよ?…このための最前列だ。誰も来ねぇよ」
「やだ・・・」
「じゃあ下着履けよ。喘ぎながら見てな。周りに気づかれるかも知れねぇけど」
悠理は押し黙ってしまう。しかしこれも、まだ序の口に過ぎないを後から彼女は知ることになる…

明日あたり、続きます
742名無しさん@ピンキー:2008/02/29(金) 21:11:34 ID:+Z680lna
おぉっ!ドS変態魅録が降臨してる〜!
あのするどい切れ長の眼で見られたら言うこと聞いちゃいそう。
楽しみにしてま〜す!
743名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 11:51:08 ID:/baeNZR1
乙!続きも楽しみにしてる!
744名無しさん@ピンキー:2008/03/02(日) 02:13:19 ID:ZFT+5xp7
清×野職人さん、お待ちしています!
745名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 09:24:53 ID:SgtZTpi7
Tシャツw
746名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 12:10:01 ID:S2Sw65oc
保守
747名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 14:56:07 ID:ePh7+rIf
女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://rootinghost.com/2ch/01_info.html
748名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 16:11:23 ID:SDwKWZ1H
今日あたり職人さんがきますように〜
749名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 23:43:02 ID:QjUlbII7
清悠きぼんします。
職人さま、よろしくお願いしまつ。
750名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 10:24:47 ID:8BPeQwd0
魅録×悠理 待ってます。
751名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 21:37:06 ID:7eoFc79d
魅録×野梨子も考えてやってください。
752名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 17:43:21 ID:7hBZgduv
久々に原作読み返したら、猫を誘拐された回で
美童が落ち込んだ悠理の頭をなでなでしてて萌えた。
落ち込んだ悠理に、「元気だせよ」→ぎゅー→ムラムラな展開でもいい

相手は魅録や清四郎でも成り立ちそうだが、魅録の場合は他の2人と違って
悠理を最初から女として意識してるからハグするのにも戸惑いそう
753名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 11:21:00 ID:nyEdYLTm
>>739
続きものならコテか酉かタイトルつけてもらえると嬉しい。
754名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 16:11:52 ID:y96q1iyI
処女が四つん這いで「かきまわしてください」の人か
755名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 18:43:58 ID:smIQchtV
「偽りの」続編来ないかな
いくつか書いてくれるって言ってたのでお待ちしております。
この方が書く話大好きっす。
756名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 11:44:00 ID:TYXDn2Mj
魅野職人さん待ち
757名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 19:51:45 ID:9Ort0ES9
美悠職人さん待ち
758名無しさん@ピンキー :2008/03/17(月) 21:07:28 ID:FNsXEAjg
清野職人さん待ち
乱交倶楽部2待ち
759名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 22:58:10 ID:mNkvy5ri
魅×野キボン保守
760名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 03:48:04 ID:OBooGi6r
保守
761名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 17:17:24 ID:NAgosK0i
最近神が降臨しないな。
退屈…
野梨子総受けがまた見たい俺は
野梨子ファン。
乱交倶楽部に期待!
762名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 23:52:43 ID:7icto+gI
最近
清→野←魅←悠
が好きだ。
……最終的には
清四郎×野梨子と魅録×悠理と美童×可憐に
なって欲しいけど。
763名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 10:09:11 ID:Y7S7kBCw
野→清→悠
↑     ↓
美←可←魅

が好きだな〜。

最終的には美×野、清×悠、魅×可がいい!!
764名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 10:24:39 ID:LqIuKJvu
野→清→悠
↑   /
魅←←    清野と魅悠でも、清悠と魅野でもどちらでもおk。     

或いは、
可→清→野⇔魅←悠←美 が好き。最後は清可、美悠で。

単体では清野が好き。
765名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 15:42:23 ID:g/NI4Que
>>764
マニアックな好みだよね
でも自分も清可、美悠が好きだw
766名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 15:45:26 ID:ZTTm6yoB
妄想します。
白波君って清四郎のクラスメイトだったの
だろうか。
違ったら、
清四郎は野梨子に告白した人をすべて調べたのかな?
そしてちゃんと振ったかどうかも…
767名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 16:05:55 ID:Ua9e+7Rr
今日は人がいるねw
自分は清野、魅野、魅悠が一番好きだけど、ほかのどの組み合わせでも
萌えられる。それぞれに味わいがあっていいよね。
あと裕也も好きだ。裕也のエロ読みたいなー。
768名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 18:34:32 ID:ZTTm6yoB
裕也のオカズは
やっぱり野梨子?

…ごめんなさい。
769名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 10:14:08 ID:5aTa/7jS
難民の方のお陰で、どのカプでも萌えるようになった。
まえは、某カプの原理主義者だったんだけど。

ただ難民の方は基本少女漫画テイストだから、
濃厚なエロがないのが物足りない。
好きだけど。

野←清←悠←魅が好き。
770名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 16:07:41 ID:F8zK1XuP
清野職人さんと鬼畜魅録職人さんの降臨待ち。
美×可のおとなっぽいのも読みたいな。
771 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 00:53:20 ID:nRrHaK4i
スレが止まってる隙に規制解除記念で投下。
美童のムツゴロウさん奮戦記を書くはずが、なぜか異次元の可憐さんから電波を受信したので、清四郎×可憐(高校1年初冬)のおバカな話に変更。エロ極薄。総合学習的みんなの理科ニセ知識多目。
いつも連投規制で途中で書き込めなくなるので、この話も数日かけて分割で気長に落とすことになるかと思います。エロを期待する方はトリップをNG指定でスルーヨロ。
清四郎×可憐(高校1年 初冬)
−*−*−*−*−

何だってこんなことになっているんだろう?
さっきから頭の中で「なぜこんなことに?」がグルグル回り続けている。
こんなことになるのなら、最初から全部忘れてしまえばよかったんだ……。


事の起こりは15分ほど前。
放課後、野梨子や魅録の誘いを断り、他の連中には黙って可憐の家にやって来ていた。

なぜなら今日は「約束の日」。

ドアを開けると可憐は満面の笑みを浮かべて迎え入れてくれた。
「いらっしゃい清四郎! ちゃんと覚えててくれたのね!」
「あいにく、記憶力はいいんでね」
とは言うものの、僕は思わず苦笑い。
確かに今日、可憐と会う約束は覚えてた。それこそ強迫観念のように。忘れるハズは無い。だが、会って何をするのかは、なぜかキレイさっぱり忘れていたのだ。

「やっぱり、清四郎はあたしが見込んだだけのことはあるわね。本当に嬉しい! もう8年も前のことなのに……。さ、上がって! コーヒー淹れてくるから、先に『私の部屋』で待っててもらえる?」
可憐はかなりご機嫌な様子だ。
こっちは全然約束の中身を覚えていないのに、何だか申し訳ないな……。ここはとりあえず上がらせてもらって、雑談をして時間を稼ぎつつ、何とか思い出さないと……。
772 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 00:56:10 ID:nRrHaK4i
で。可憐の部屋で待つこと10分。
いつもなら大抵リビングに通されるのに、変だなと思っていると、可憐がコーヒーとお菓子を持って部屋に戻ってきた。
「おまたせ。コーヒーをどうぞ!」
彼女からコーヒーを受け取ると僕はブラックでそのまま一口。相変わらず可憐の淹れるコーヒーは絶品だ。
「玉の輿玉の輿」と他力本願で幸せになろうと努力するのではなく、どうせなら、こういう料理の道に進んでも可憐の腕なら
十分成功するだろうに……。
そんなことを思いながらぼんやりとコーヒーを飲んでいると、可憐が真剣な眼差しをこちらへ向け、おずおずと切り出した。
「……あたしね、清四郎に今日の『約束』のこと、まだ覚えてるかどうか、ずっと聞きたかったんだけどね、どう切り出していいやらで
聞けなかったのよ……。忘れられてたら、それはそれでショックだし。あたしにとっては清四郎とあの日出会えたことって、『人生の
方向』を決めた、すごく大きなことだったから……」
「そう……だっけ?」
と相槌を打ったはいいが、人生の方向って、僕は何したんだろう?
「そうよ。清四郎とは中学から学校が一緒になっても、隣には野梨子もいるし、なかなか近づくチャンスがなかったし……。
かといって、せっかく仲良くなれた後でも、改めてあの日のこと覚えているか聞く勇気も無かったけどね……。まぁ、こうして今日、
実際に約束した日が来て、忘れずに清四郎がちゃんと家に来てくれたことには素直に感謝してるわ。本当に覚えていてくれてありがとう……」
「……いやいや……あのですね、可憐。実は……」
可憐が深々と頭を下げて感謝を表すのを見て、さすがに「何も覚えてない」ってことを黙ってられず、正直に打ち明けようとしたとき。
可憐から勢いよく切り出してきた。
「今日何をするのか」を。

「さぁ、今日が8年前に約束した日よ! 8年ぶりに『診察』してもらうわっ!」
そう言い放つと、可憐はエプロンを外し、ニットのワンピースを脱ぎ去った。
そりゃいさぎよく。

人間は危機的状況に陥ると、まるで時間が止まったかのように感じることがあるという。

パッと素っ裸になった可憐と、後方に放り投げられたワンピースが落ちていくさまを、
まるでスローモーションのように、あっけにとられながら僕は眺めていた。
そうして生まれたままの姿となった、可憐の白く美しい裸体を呆然と眺めていた僕は、次の瞬間、一気に我に返った。
773 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 00:59:05 ID:nRrHaK4i
「可憐! 何して……とにかく、服を着ろっ!」
顔を背け、乱雑に放り投げられていた可憐の紫紺のワンピースを可憐の

方へ押しやる。
可憐の裸体が瞼の奥に焼きついて、顔を背けてもありありと再現され、

ますます頭に血が上る。

このままじゃぁ……。
僕は慌てて目を閉じ、床で正座をすると武道でよくやるように精神の統

一を試みた。
呼吸を整え、理性でパニックになりそうな感情を抑えこむ。ただ、その

たびに可憐の裸体が思い出され、ジャマされたが。

しかし、何だってこんなことに……。
可憐は「8年前」って言ってたな。
8年前、まだ小学生のとき、僕は偶然うちの病院に来ていた可憐と一度

出会っていた。
だが、その当時、小学生の僕は絶対に「診察」なんてバカなことしてな

いはずだ。それとも「お医者さんごっこ」にでも付き合っていて、裸を

診察した……は無いな。無い無い。いまの僕ならともかく、小学生の、

まだガキだった僕に何ができる?

「清四郎……」
耳元で可憐の囁き声がしたかと思ったら、背後から彼女がそっと抱きつ

いてきた。そう、確かに背中に可憐の「柔らかい二つのモノ」が当たっ

てる。途端に僕はジタバタしたが、可憐はピタリと身体を寄せる。
「ねぇ。精神集中して遊んでないで、早く診てくれない? 結構寒いの

よ?」
「だから服を着ろって……」
何だ。可憐の挑発的な言い方は! とは言え、イカン。このままジタバ

タすると、可憐の柔らかい胸の感触を味わうために動いてるようにうけ

とられかねない。
僕は身動きがとれず固まっていた。眉間の皺だけがますます深く刻まれ

ていく。
774 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 03:23:19 ID:GEcd3O53
「清四郎が悪いのよ。あの約束の『中身』、さては忘れてたんでしょう? ……もっとも、
『今日』を覚えててくれただけでも、感動モノなんだけどな……」
可憐は僕の背中に顔を埋めじっとして動かない。

僕は何を忘れてしまったんだろう……。

僕は懸命にあの日の約束を思い出すべく記憶の欠片を探し始めた。
あの日。
8年前の冬を!

そう。たしか……。
インフルエンザが流行ってる頃……。
学校から帰ってきて、急いで病院の親父に届け物を持って行くように母から頼まれて、鞄を
持ったまま駆け出していったっけ。
届け終えて、病院から出ようとしたところで服の後ろをいきなり掴まれ呼び止められた。見
知らぬ女の子に。
そうだ。
第一印象は瞳が大きくて、泣き黒子が印象的な華やかな雰囲気を纏った女の子。
物怖じしない、社交的な性格の子で、でも悠理のように男の子のような「社交上手」――よ
うは暴力――ではなくて、まさに「女の子」道のど真ん中を堂々闊歩している社交家。ま、
つまり「おしゃべり」。
それが可憐だった。

最初は病院に彼女の母親の診察を待つ間、少し話し相手になってと言われ、雑談し始めて、
何の拍子かいきなり恋愛相談になった――しかもかなりめちゃくちゃで……。
そう!
断片的ながらも、僕はあの時のやりとりの記憶を探り当てた。
775 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 03:29:14 ID:GEcd3O53
「あたしね、『玉野こしさん』って人と結婚しなくちゃならないの」
可憐が突然言い出したことに、最初すぐにはそれが「玉の輿」のことを指していると僕は
気がつけなかった。噛み合わないやり取りを続けるうちにハタと思い当たったからよかっ
たものの。
「あなたの家の苗字は『玉野さん』じゃないわよね?」
「うん。あの……『玉の輿』って人の名前じゃないよ? お金持ちと結婚することを言うん
だよ」
ここで可憐が凄くビックリした表情をしたのは覚えてる。本気でそういう名前の人間がいる
と思っていたらしいから。
その後で、彼女が「玉の輿」という言葉を知ったのは、母親のために家事を手伝っていて、
褒めてくれた言葉の中にその単語がよく出てきてたらしいってことも聞かされた。

で。
「そうなの? でもとにかく、『たまのさん』になれば、早くママを楽にさせてあげること
できるんでしょ? また、あたしのためにムリして働いて、カゼで倒れたりしたらイヤだも
ん……」
「『た・ま・の・こ・し』ね。君のお母さんは大丈夫だよ。僕のお父さんが治してくれるか
ら、すぐよくなるよ」
母親の病状を心配しすぎて、思いつめて泣き始めた可憐を前に、困ったなぁと思いつつも慰
めていて、でも親父は内科が専門じゃないから、きっとカゼは治せないだろうなぁ……とも
冷静に思っていて……。
ふむ。ここまで覚えてる限りでは、特にお医者さんごっこのようなことはしてない。これは
断言できる。
776 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 03:30:32 ID:GEcd3O53
で、その後は泣き止んで復活した可憐から詰問調で質問責めにあって……。たしか――。
「ねぇ! あたし、結婚できる? どうすれば玉の輿になれるの?」
「そりゃ、綺麗なら……。お料理も上手な方がいいだろうし……。」
「ねぇ、あたしってかわいい? どう?」
「どうって、まだ将来どうなるかなんて分からないよ。それに結婚できるのって大人になら
ないとダメだし」
「大人って? いくつなら『大人』なの?」
「いくつからってのは考え方によるだろうから分からないけど、結婚は女の子は16歳からで
きると本で読んだよ」
「16歳! あと8年しかないの?」
「『しか』じゃなくて、8年『も』あるよ?」
「足りないわよっ! 今から綺麗になれるように頑張らないと。ねぇ、8年経ったらあたし
綺麗になってると思う?」
「……さぁ? 未来のことは僕にはわからないし……」
「じゃぁ、8年後の『今日』、あたしとまた会ってくれるわね?」
「………何で?」
「8年後、16歳の大人になったあたしが玉の輿できるかどうか、じっくり『しんさつ』して
もらいたいの!」
「だから何で僕が……ねぇ『診察』って?」
「だって、あなたは将来お医者さんになるんでしょう? なら、あたしは、あなたの『最初
の患者』さんなんだわ。だからちゃんとあたしが16歳になった時も『診察』して!」
「はぁ???」
777 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 03:32:10 ID:GEcd3O53
そうだ、ここで理論の飛躍についていけなくてポカーンとしているうちに押し切られたんだ
……。
「診察って……別に僕は『診察』してないよ?」
「し・て・る・わ・よ。あなたのパパがあたしのママのカゼを治してくれてるように、あた
しの悩みをすぐ解決して、玉のこしの正体教えてくれたじゃない! だから今度は8年後、
『大人』になったあたしが玉の輿できるかどうか、じーっくり、『診察』してね。あたしの
お医者様(はぁと」
「そんな、困るよ〜。玉の輿の正体なんて、そんな大げさなものじゃないし、ただその言葉
を知ってただけなのに……」
「ダメよ! あたしはね、あなたの最初の患者なのよ! とにかく、8年後の今日会うの!
 約束したわよ! 必ずあたしの家に来てね。じゃないと、あなたのパパにあなたがいじわ
るしたって言うわよっ!」
「ええ〜っ」
「ヤ・ク・ソ・ク!」
「……わかったよ……。」

最後には彼女の迫力に押されて、涙目状態の僕が鞄の中のノートを渋々取り出して……。そ
こに可憐が自分の住所(ひらがなだらけだ)と、今日の日付を無理やり書き込んで、僕に押
し付けられたんだっけ。
後で誰かに見られると困るから、僕がノートのそのページを切り取って隠していたら、いつ
だったか、野梨子にノートを見られて、そのページが何で切られているのか聞かれて困った
後日談つきで……。
778 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 03:34:28 ID:GEcd3O53
「ううっ……」
全てを思い出した僕は一言うめいて文字通り頭を抱えた。
ああそういうことですか……。
あの時の理不尽な押し付けを嫌って、僕は無意識に自分の記憶を封印したんですね。
それにしても。
1,000歩ほど、いや10,000歩ほど譲ってアレをカウンセリング「のようなもの」だと認め、
さらに今日これから、可憐が玉の輿に相応しいか判断を下すにしても、なぜ、今こうして可
憐が素っ裸になっているのか意味が分からない……。
僕はパニクリつつも努めて冷静に可憐に尋ねた。

「可憐、今、裸になっている理由を教えてくれませんか?」
「だって清四郎はあたしの『主治医』なのよ。お医者様の前で恥ずかしがって服を脱がない
人っていないでしょ?」

はぁ?

“オイシャサマノマエデハズカシガッテフクヲヌガナイヒトッテイナイデショ?”

一瞬。キョトンとして、僕の思考が止まる。
779 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 03:36:07 ID:GEcd3O53
可憐の言った意味がわからなかったのだ。
彼女の常識は「彼女自身」の基準が全てになっているため、たまに世間の常識とは違う異次
元のかなたに存在している時がある。普段は、ごく常識の範囲内に収まる物事の考え方をし
ているにもかかわらず。
よりによって、今日は異次元か……。
可憐の呪文のような言葉がゆっくりと僕の思考の範囲に何とか収まり、その意味を理解した
瞬間、僕は反射的に振り向き、可憐を正面から見つめた。
「ちょっと待て! 僕が可憐にとって『主治医』だから脱いだのか?」
「そうよ。当たり前じゃない! それ以外何があるのよ? もー、ヤダわぁ。もしかしてド
キドキした? 別に変な意味はないわよ。だってホラ、清四郎って野梨子の『モノ』だし。
あたし、友だちの『モノ』奪うほど今ガツガツする気ないもの」
クスクスと朗らかに笑う彼女。

ハァ……。
僕は別に野梨子の「モノ」でも、野梨子が僕の「モノ」でもないんですが。そうは思ったが
、ややこしくなりそうなので、ただ黙って僕は心の中でため息をついた。
開いた口が塞がらないとは、まさにこのことだ。
いったいどこを診察させる気なんだ? 可憐は。
「僕を『医者』扱いしているのは分かりました。でもだからって、何で脱ぐ必要があるんで
す? 別に脱がなくてもいいのに」
780 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 03:38:24 ID:GEcd3O53
僕のこの発言を聞いて、可憐は豊かな胸を弾ませ勢い良く立ち上がった。そして可憐は僕が
鈍感だと言わんばかりの勢いで、じれったそうに詰る。
「もーっ! だからぁ、今日は、あたしがあの日から積み重ねてきた『8年間の努力』を、
それこそ頭のてっぺんから、爪先まで『包み隠さず』全身診てもらう日なのよ? あたしが
玉の輿に相応しく、美しく育ったかどうか、清四郎の冷静な目で診て、実際にちゃんと触っ
て、隅から隅まできちんと判断してもらうために決まってるじゃないっ!」
「いや、それにしたって脱ぐ必要は無いんじゃないかな?」
「ダメよ。服を着たままでのプロポーションなら、同世代には誰にも負けてないのは、清四
郎だって知ってるでしょう。あたしも自信もってるし。でもね、玉の輿の相手と巡りあって
、もし実際に『コト』に及ぶことになった時、あたしの身体に外観じゃわからない問題が合
ったらどうするのよっ!!」

「……。」
可憐は『杞憂』という言葉を知っているだろうか? いや、知るまい。

僕は精神的な疲れを覚え初めていた。裸でキャンキャンまくし立て続ける可憐の声がどこか
遠くに聞こえている。
「とにかく、何か問題があれば、急いで解決しておかないと、もう16歳だし、明日にでもお
金持ちに見初められたら大変なのよ! いつでも結婚できるんだから。今日はきっちり清四
郎に診察してもらって、おかしなところがないか確認して欲しいのっ!」
781 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 03:40:22 ID:GEcd3O53
ふむ。なるほど……。
あの日から可憐は8年間ずっと綺麗になるべく努力し続けて、ひたすら「今日の日」に備え
てきたということか。
僕はその熱意と一途さと努力と思い込みと執念に、ある種の感動すら覚えた。
まぁ、今の状況がこうも真っ裸じゃなければもっと素直に敬意を表しただろうが……。
しかし、可憐は大事なことに気がついていない。玉の輿に乗りたいならそれなりの知性も身
につけてもらわないと……。とりあえず、現状のこの知性では玉の輿はムリですね。ふむ。

とは言え、こうなれば仕方ない。僕は腹を括った。
今から可憐は僕の友人の「可憐」じゃなく、リアルな人体標本、あるいは医学部実習でのモ
デルとでも思うことにしよう。ふむ。標本やモデルの身体なら、遠慮せずにいくらでも観察
ができる。
医者の家庭に育ったせいか、幼い頃から人体模型やら、解剖図やら、検体やらを、それこそ
老若男女問わず飽きもせずに眺め続けてきた。中学に入ってからは手術も可能な限り見学さ
せてもらっている。
男だろうが、女だろうが、「人間」である以上、生殖器官を除けば基本的な作りは一緒。
僕は正面から可憐を見た。
どんな裸体だろうが、誰の裸体だろうが、目の前にいるのは「標本」!
どんな時も、頭の中を切り替えれば、すぐ冷静になれる性分は僕の利点でもあり、欠点でも
ある。ま、いまこの状況下では、素晴らしい長所だと思えるが……。
そうだ。いつものように観察すればいい。
782 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 03:42:46 ID:GEcd3O53
「……わかりました。じゃぁ遠慮なく、診させてもらいます。ただし、あくまでも可憐の自
発的申し出によるもので、僕の意思じゃないことは念押しさせてもらいますが、本当に直に
触ってもいいんですね?」
「もちろんよ! さぁ診て触って!」

可憐は胸を手で隠すようなこともせず、堂々と両手を広げてアピールしている。

やれやれ。少しは恥らう気持ちとかないのだろうか? こちらを異性としては意識していな
いということかな。まぁ、僕も有閑倶楽部の女性陣は野梨子を筆頭に恋愛対象の異性として
は意識していないが……。
僕の頭の中のパニックはとうに消え去り、純粋に医学的な知識欲といつもの冷静さを取り戻
していた。

「じゃぁまず、背中を僕のほうに向けて、背筋を伸ばしてちゃんと立って気をつけの姿勢を
。骨格の歪みからチェックします。ちょっと失礼」
言われたとおりに可憐は気をつけの姿勢をとる。僕は可憐のデコルテから肩、背中、背筋か
ら尾てい骨にかけて手のひらでゆっくり撫でるように触診を開始した。
783 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 03:44:06 ID:GEcd3O53
肩のラインは……大丈夫、左右対称。上がりすぎず、下がりすぎず。僧帽筋の凝りや張りも
そんなにひどくない。ただ、右の首の付け根が左に比べるとやや硬くなっている……。やや
凝っているのか。原因は……胸の大きさの影響もあるだろうが、それだけとは限らない……
ああ、手の長さも微かに違う。骨格が少し歪んでるのか……。

「可憐、前屈の姿勢とってもらえる? 曲げられるところまででイイから」
「はい」
可憐は指示に素直に従って前屈する。僕は背中に指を沿わせ、背骨の上をスーッとなぞって
みる。背骨にゆがみは確認できない。
「可憐、身体を起こしていいよ。今度は真っ直ぐ立ったままで腕を水平に上げてそのままキ
ープしててくれる? 」
背中側から可憐が上げてる腕を掴み、上下にゆっくり動かす。肩甲骨が左右対称に動くも、
その動きに微かにズレを感じる。骨盤も左右を見比べると高さのラインが右下がりになった
いた。
ふむ。やはり、可憐は骨盤あたりからほんの少しねじれて骨格が歪んでるな……。
「可憐、骨盤が少し歪んでますね。首の付け根の凝りは、胸の大きなことも影響があるでし
ょうが、骨盤の歪みが全体の骨格のねじれに繋がって、さらには手の長さの違いに影響して
いる可能性があります」
「ええ? 本当に?」
「ええ。正確な診断は、一度整骨院でいいから、行って診てもらってください。女性は将来
出産があるから、骨盤に歪みがあると大変です」
「そうする! やっぱり今日、清四郎に診てもらえてよかった!」
784 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 03:46:05 ID:GEcd3O53
「続けても?」
「ええ。どうぞ!」
次は胸か。
16歳にしては非常に豊かに盛り上がったバストライン。重力にも負けずやや上を向いたまま
キープしている桜貝色の乳首が、その若さの証明でもある。
まさに理想的な標本モデル体型だな。石膏流して人体模型の型を取らしてもらえたらありが
たいんですが……。まぁ、こういう標本モデル体型を、堂々と触診できるというのもなかな
か得がたい機会。
「胸を診ますから、そのまま腕は水平にしたままでいてください」
「はい」
僕は遠慮せずに、がら空きの可憐の両脇から腕を差し入れ、背中越しに彼女の胸を撫でた。
乳癌を気にする年齢ではないが、そういう意味での気になるしこりは無し。
しかし、10代とは思えない乳房の張り具合。プロポーションを自慢するだけのことはある。
それにしても、よくもまぁここまで育ったものだ……。
彼女の胸は、自分の身体を磨きに磨きぬいてきただけあって、滑らかで肌理が細かく揃って
いて、肌荒れも見られない。なにより抜群の柔らかさ。
僕は左の乳房だけ少し揉み始めた。

ほう。こういう肌の色だと、胸部の血管の透け具合ってこうなるのか……。
野梨子の顔や腕の肌の色と比べると、可憐はいくぶん黄色が濃い真珠色の肌色をしている。
野梨子の場合、下手すると青白い顔の印象になるのは、あれは肌が薄いせいだな。それにし
ても、ドイツのスリービー社製の人体標本の精密さといったら……。
785 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 03:48:06 ID:GEcd3O53
僕は幼い頃から見続けたドイツ製血管標本体を頭に思い浮かべ、それと可憐の胸部の血管の
具合を比べてその正確さに驚嘆していた。
どれだけ標本で見ていても、こうして生のモデルで改めて観察すると、新たな発見があって
いい。「実習」の機会が巡ってきたら、どんどん参加すべきってことですか。
そんなことを考えながら、背中越しに顔を近づけ、乳房の揉み具合による血管の見え方の変
化を観察してると、可憐がモジモジし始めた。僕は観察に夢中だったのだけど、その結果、
無意識に可憐の胸をずーっと揉みしだいていたのだ。可憐の心臓の鼓動は早まり、すでに彼
女の乳首は起ってきている。

「腕も……疲れたんだけど……ちょっ…とぉ……ハァ……揉みすぎ……じゃないのぉ? 」
「ああ、血管の具合を見させてもらってたんですよ。血栓があったら大変ですから。さぁ、
腕を下ろして楽にしていいですよ」
僕は冷静にあっさりと返した。
「……あ……そう……なの?」
可憐は声が上ずり、呼吸も荒くなってる。
ふむ。普通、胸を揉んでも血栓は発見できないし、ただ、観察に夢中になってたせいで揉み
すぎたことは黙っていることにしよう。うん。
でもまぁ、胸部はこれ以上触診しても仕方ないし、生殖に関する性感帯の生理反応も正常な
ようだから、ここは「所見なし」といったところか。
786 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 20:49:14 ID:TclPQY9Y
では次。
当然の流れとして腰から下半身のを診る順番だが、すぐに女性器の触診に可憐が耐えられる
のだろうか? 僕は少し不安に思って、可憐の様子を観察すると、やはり少し「スイッチ」
が入ってしまっているようだ。
しばらく落ち着かせる時間を稼がないとさすがに可哀想かな。もっとも、可憐の身体が疼こ
うが火照ろうが、責任を取る気も深く関わりあいになる気もさらさらない。にしても、やれ
やれ……。
「可憐、ソファかベッドに移動しますか? 少し疲れたんでは?」
「え……ああ……そうね。……じゃ……ぁ……ベッドに」

可憐が息も絶え絶えに仰向けに横たわる。幾分瞳が潤んで不安げに僕を見つめている。
「続けても?」
「……も、もちろん……」
ふむ。医者が患者を不安にさせちゃイカンですね。将来、気をつけなくては。

さて、可憐を落ち着かせる時間稼ぎも兼ねて先に足でも診るとしましょうか。
僕はベッドに腰掛けて、可憐の右脚の爪先をから足の裏を触診した。かなりくすぐったいら
しく、可憐が身をよじるも、お構いなしにツボを刺激していく。
足裏のツボ理論に基づく内臓の状態では、特に「所見なし」。
体型維持のために食事によるダイエットを行うこともある割には、極めて健康体。
787 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 20:51:42 ID:TclPQY9Y
基本的にダンスやエクササイズで健康的に体型を整えているのは、彼女の美と健康への意識
の高さの表われだろう。そういう姿勢は素直に賞賛できる。

続いて、右足のすねを人差し指でやや強めに押して、腕時計で正確に1分測る。
「少し痛いかもしれませんが我慢しててください」
「……ねえ。何してるの?」
いつの間にか可憐がやや上体を起こしつつ、その様子を興味深そうに眺めている。
「脚の浮腫み具合を診てるんです」
「ふーん」
指を離すと、いくらか凹みが見られる。徐々に戻っては行くものの、立ち仕事などをこなす
女性によく見られる典型的な浮腫みのパターン。
「可憐、脚がちょっと浮腫んでいるね」
「あ。学校はともかく、ヒールの高い靴が好きだからかな? 夕方とか夜になるといつも浮
腫むかも……」
「ふむ」
それを聞いて、僕はリンパのマッサージを開始した。最初は足裏の「湧泉」を刺激して、そ
の後足首の大谿(たいけい)をやや強めに押してさらなる刺激を加える。
その後は両手で足を包むように上へ上へ向けて撫で上げていく。そのまま膝から太腿、足の
付け根へ。性器付近には触れないように細心の注意を払う。
「こうしてリンパの流れに従ってマッサージをしていれば、脚のむくみは改善しますよ。あ
と、段階的に締め付けるタイプのストッキングでも楽になります」
788 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 20:53:14 ID:TclPQY9Y
「たまに痛くなりすぎて足を触るのも辛い時ってあるわね……」
可憐が答えてる最中にも僕は手を止めず、リンパの流れを良くするために右脚の爪先から太
腿にかけてを何度も何度も撫で上げ続けた。

「力を入れずにゆっくり優しく摩るところから始めれば、辛い時も次第に浮腫みはとれてい
きますよ」
「……ありがとう。ねぇ清四郎、でも何で右だけなの?」
「こうして片脚だけ僕がやって、マッサージをした脚と、してない左脚を比べてみて、その
違いに納得できたら、後で可憐が自分で左脚をマッサージしてみればいい。でも、このマッ
サージを毎日続けていると脚の太さが違ってきますよ」
「えー本当に?」
怪訝な声を上げていた可憐は、10分ほど僕のリンパマッサージを続けた後、その効果を実感
した。
「スゴイ! 本当に右脚の方が引き締まった気がする! それに摩るだけで気持ちよかった
し」
子どもの頃、親父の肩叩きから始まって、身体の関節の構造や筋肉の知識が増えるとともに
自分のマッサージのスキルも向上してきた。今では親父から懇願されて本格的なマッサージ
を施すこともザラだし、可憐の脚のマッサージなど軽い軽い。
「ま、要はエステのマッサージと一緒ですよ」
「なるほどねぇ……。後で自分で左脚のマッサージしてみるわ」
789 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 20:56:01 ID:TclPQY9Y
「それがいいですね。あとマッサージする時は、本当はそれ専用のボディオイルを使った方
がいいですよ。摩擦でかかる肌への負担を減らせます。まぁ僕は塗らずに今してしまいまし
たが、本来はボディ用のオイルを使ってください」
「OK、覚えとくわ。ねぇ、ヒールの高い靴のせいで、あたしの骨盤って歪んだのかしら?」
「一概に靴だけのせいとは言えませんね。座って脚を組むだけでも、実は骨盤は歪みます。
と言っても、そのぐらいの歪みなら普通は自然に元に戻りますから、心配しないでいいです
よ。だた、常習的に脚を組むクセがあるなら、一応、両足交互に組むように心がけた方がい
いでしょうね」
「……本当に勉強になるわね」
心底感心したように、可憐は呟いた。

「じゃ、以上でお終い。お疲れさん」
ふむ。これで終わりってことにしてしまおう。僕はそう思ってやれやれと安堵していたが、
可憐はそうではなかった。
困ったことに。

「ちょっと待って! 清四郎ってば、まだ、診てない所があるでしょう? ちゃんと診て!
 あたしの、『処・女・膜』!」
「……。」

膜って……。
僕の眉間の皺がこの日最大に深く険しくなる。
790 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 20:59:31 ID:TclPQY9Y
僕が観察したところ、可憐は強い決意でもってキッパリ言い切ったのが分かる。
やっぱりそうきたか……。僕は小さく溜め息をついた。
しかし、もうちょっと、女性らしい恥じらいも欲しいというか、何だかこうも明け透けに言
われると、物悲しい気分に……。まぁこうキッパリ物怖じせずに言い切れるのは、普段の可
憐の性格を知っていれば、いかにも彼女らしいと納得もできるが……。
「……本当にいいんですか?」
「だから、全部診て! あたしは自分の『主治医』に隠し事をする気はないわ」

仕方ない。可憐の気が済むまで付き合うしかなさそうだ。
「……わかりました。ただ、デリケートな部分だし、ここからは直接じゃなく、手袋をはめ
て触診させてもらいます」
「手袋? あ、じゃぁ、あたし台所から使い捨ての手袋持ってこようか?」
「いや、僕はいつも自分用のを持ち歩いてますから」
可憐は困惑している。
僕は自分の鞄の中からフィールドワーク用の、医療関係者が診療で使うラテックス製の使い
捨て手袋を取り出し、可憐に見せた。
「ちょっとぉ、清四郎ってそんなもの持ち歩いてるの? まさか何か変なことに使ってるん
じゃないでしょうねぇ……」
呆れたように可憐が声を上げる。
誤解されるのは心外ですね。ったく。
791 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 21:00:49 ID:TclPQY9Y
「これは外で活動する時に使ってるものです。僕は薬品を扱う機会も多いですから、そうい
う時、素手で触れないものもありますからね。これをはめてれば試験管を持っても滑りにく
いし、薄く出来てるから指先の感覚も比較的ありますし、細かい作業の時は重宝してますよ」
「へぇー……何か結構便利そうね」

では、手袋をはめて「作業」を開始するか。
僕はすっかり産婦人科医の気分に浸っていた。
やれやれ。何が悲しくて16歳でこんなメに……。まぁ、将来、研修医として産婦人科に行く
こともあるかも知れないだろうし、より多くの経験を積むには願ってもない機会ではあるが。

可憐はなぜか自信満々で、余裕を漂わせてこちらのお手並み拝見とばかりにこちらを見つめ
ている。
さて。仕方ない。
「可憐、膝を立てて出来る限り開脚してくれますか? それこそ産婦人科の患者の気持ちで
ね」
「はぁーい」
可憐は胸を揉まれた時には少し欲情のスイッチが入りかけていたが、その後足裏や右脚のマ
ッサージで十分落ち着かせる時間を取ったおかげで、今はいつもの彼女のペースでそんな気
配も無い。
そして彼女は一切のためらいも見せず、スーッと脚を開いた。
792 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 21:04:50 ID:TclPQY9Y
「気にしないでイイから、『中』までしっかり触診してね!  人よりも量が少ないとか、
多いとか、色とか形とか、一番確認したかった肝心なことなんだから!」

……「中」……か……。やれやれ。
しかしそうすると、やはり膣分泌機能が正常かも診ろと? だとすると、完全に発情させて
からじゃないと観察できないんじゃ……。
「可憐、膣分泌液量が正常かどうかも確認するということですか?」
「そうよ! とにかく何か異常があったら隠さずに言ってね。あたしの人生がかかっている
んだし」
「……了解。では行きますよ」
とにかく、さっきのように生殖的な生理反応を起こさないと確認できないというのは面倒だ
が、せっかくの機会、この際じーっくり観察させてもらおう。

僕は床に膝立ちで身を傾け、可憐の本来秘すべき場所へと顔を近づけた。可憐は特に恥らい
を見せることもなく、ただこちらの反応をじっと探るように見つめている。こういう態度を
とる10代は初めてだ。といっても、可憐は異次元の存在でもあるから、ごく「普通の」10代
とは一緒にはできないだろうが。

さて。
可憐の茂みは非常に手入れが行き届いており、長さも揃えられ、ある意味非常に見やすくな
っていた。まぁ、元々そんなに濃くもないのだろう。
793 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 21:07:58 ID:TclPQY9Y
しかし、これだけ「あくなき美への追求」するための時間を、少しでいいから一般常識の勉
強に振り分けてくれれば、どれだけいいことか……と、嘆いてみても仕方ない。可憐のこと
だし、時間があればあるほど、自分磨きに没頭しているのだろう。薔薇色の玉の輿を目指し
て…。

どれ。
やはりお尻の形からして想像したとおり、上付き。
小陰唇が突出して、やや開いているのは可憐が痩せているせいだろう。若く痩せている女性
には別に珍しくも無い。いわゆる小陰唇突出型。
性的興奮状態で陰裂がパックリ開くのは一般的ではあるが、可憐の場合、大陰唇の皮下脂肪
も少ないから、肉薄になるため興奮状態関係なしに開いても不思議じゃない。
色はやや明度が暗い部分もあるが、乳首の桜貝色よりもやや薄め。ふむ。こういう綺麗なベ
ビーピンク色だと、本当に婦人科志望の学生用にモデルとして型と色見本を取らせてもらい
たいものだ。ともかく、ここまでの所見としては「特記事項なし。『状態も良好』」といっ
たところか。
アポクリン汗腺による臭いは……ほとんど気にならない程度に生臭いといったところ。
僕は一応顔を近づけて臭いの確認を終えると、僕は左手で可憐の脚を抑えるようにして、右
手の人差し指と中指で小陰唇をゆっくりとなぞり始めた。あくまでも優しく、優しく。時お
りからかうようにしながらも少しずつ優しく、激しく。
可憐の呼吸が微かに熱を帯びてくる。
「……ふーっ……」
小さな吐息。
794 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 21:11:04 ID:TclPQY9Y
僕に対して、努めて冷静にみせようとしていた努力も虚しく、とうに瞳の力は失われ、とろ
んと力が抜けているのがわかる。
ふむ。このあたりの性感帯も正常だな。

可憐が再び熱を感じ始めたところで、クリトリスに触れ始める。肉芽を直にこねくりまわす
ように刺激を始めると、途端に可憐の反応が強くなった。
「……ふっ……ハァ……」
隠せない欲情の吐息。
彼女の様子を窺うと、先程までの余裕綽々な態度はどこへやら、可憐は自分の人差し指を噛
み、ぎゅーっと瞳を閉じて、何とか快楽の波に必死に抗おうとしている。
別にそんな我慢せずに、声を上げてもらっても構わないが……っと、そうか、おばさんが何
か用事で来たときに声を聞かれるのはマズいですね。誰がどう見たって、僕が襲ってるよう
にしか見えない。
やれやれ。僕は思わず苦笑いをしながら、再び可憐を追い詰めていった。
発情し、熱を帯びた秘所からはトロトロと膣分泌液が滴り始めている。
膣分泌液量も正常で「所見」なしですね。
親指で肉芽を弄んだまま、人差し指を『中』へ。ヌルリと抵抗も無く指が潜り込んでいく。
ついでに、『膜』も確認。
「可憐、あなたが見せたがってた『膜』も確認しました。至って『普通』です」
「……そ? ……よかった……」
余裕なく彼女が答える。呼吸が荒い。
僕は休むことなく指を出し入れし、可憐を翻弄し続ける。
795 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 21:16:31 ID:TclPQY9Y
「……あ…ん…。清四郎……」
「何ですか?」
「熱くて……辛いの……ねぇ……」
完全にすがるような彼女瞳には、すでに完全に発情した「雌」の媚態が漂う。
こうなると面倒だから避けたかったんですが……。
「『玉の輿』狙うなら、自分を大事にすべきですよ。可憐。いま、膣分泌液の量を調べてます
から、もうちょっと一人で耐えてください」
「……いじわる……」

だから、自業自得でしょうが。僕は心外とばかりに先程よりも激しく指を動かした。
といっても、『膜』に何かあっては困るので、もっぱらクリトリス中心に。
可憐は再び指を咥えて耐えていたが、僕の指の動きに呼応するようにやがて上り詰め、意識を
散らせた。

「まったく……」
僕は溜め息をつくと、ティッシュで後始末をし、可憐の脱ぎ捨てられたワンピースを拾い上げ、
気絶したままの彼女に着せた。
意識の無い彼女の横顔は普段よりもずっと綺麗に見えた。
「変な心配なんかしないでもいいのに……」
と思わず呟いて、ハタと気がついた。
可憐は、こういう身体に関すること、あの野梨子や悠理と話したりしているんだろうか?
想像するだに恐ろしくなり、僕は軽く頭を振ると、鞄の中からメモ帳を取り出し、今日の記録
を纏め始めた。
796 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 21:20:40 ID:TclPQY9Y
15分後。
姫はスッキリとお目覚めになり、早速、僕の診断を聞いた後、なぜか不機嫌になった。
「ま、極めて正常な発育の仕方です。『生殖』に関する生理反応も正常ですし」
冷静に言った僕になぜか可憐が突っかかってきた。
「あのね清四郎! あたしの身体を見ても何とも思わなかったわけ?」 
「医者が患者に対していちいち『発情』してたら、診察なんかできませんよ。可憐の言葉を借り
るなら、僕は可憐にとっての『主治医』であるわけだし、まぁ、当然、発情しませんね」
僕は散々された理不尽のお返しとばかりに、バッサリと可憐を切り捨てた。

が、しかし、可憐は凹むどころか闘志を燃やし始めた。
あれ?
「清四郎みたいな男性には……あたしの魅力じゃまだまだなのね。きっと。もっともっと身
体に磨きをかけないとダメね。がんばらなくちゃ……」
「…………。」

ガンバラナクチャ って?

なぜ僕に対して彼女が闘志を燃やす必要があるのか分からない。
とりあえず、ここで一度深く反省させないと、また暴走しかねないな。
僕は眉間に皺が寄るのを自覚しながら、可憐にキッパリと今日の診断結果を下した。
797 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 21:23:32 ID:TclPQY9Y
「いや、身体を磨く暇があるんだったら、それよりも『知性』を磨くべきですよ。確かに可
憐のプロポーションは見事です。それに発育状態も良好ですし。そうやって、身体を磨いて
きたように、これからは『知性』や『一般常識』の方も磨いてください! そうしないと、
可憐の価値が下がりますよ。可憐はまだ若いんだし、本気で『玉の輿』を狙うのであれば、
なおさらよく考えた上で行動を! いきなり真っ裸になるような、自分の価値を下げてしま
う軽々しい行為は慎むべきでしょう。まぁ、普通はこんなことされたら、大抵の常識ある男
性は『ひく』でしょうが……」
「……はぁーい」
不承不承、可憐は不満タラタラ滲ませて返事をした。

さては反省してないな。全くもって困った娘だ。
「とりあえず今日の『所見』をメモしておいたので、マッサージとか、骨盤の歪みの予防と
か、自分ができる範囲で気をつけてください。僕からは以上です」
僕は心の中で溜め息をつくと可憐にメモを渡した。
メモにサッと目を通してから、可憐は満面の笑顔を僕に向けた。
「清四郎、本当にどうもありがとう。じゃまた来年『健康診断』ヨロシク!」
「もうご免ですっ!」
僕の怒りもどこ吹く風、可憐はご機嫌でこちらを見ている。また、押切られるんだろうか。
ハァ……。僕は眉間に皺を寄せたまま、今日何度目かの溜め息をついた。
798 ◆zlm37W6YYI :2008/03/28(金) 21:26:16 ID:TclPQY9Y

その数日後。
僕は野梨子と一緒に帰る途中だった。
「そう言えば清四郎、可憐から聞いたんですけど」
「何ですか?」
「可憐の『健康診断』をしてあげたんですって?」
「…………。」


「君が患者でお医者は僕で……」 ―Fin―



ムシャクシャしてやった。今は反省している。
最初の方の改行がめちゃくちゃで読みづらいと思います。すみませんでした。
ではまた規制されて暇になったら何か書くかもです…。
長々と落とし続けまして、すみませんでした。
799名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 21:44:07 ID:qBiX1Awx
リアルタイムで読んじゃった。おもしろかったよ。
最後、野梨子が「私もお願いしますわ」とか言うんじゃないかとドキドキ
しちゃったよw 清四郎の健康診断、女生徒の間で評判になっちゃったり
して。
ぜひまたお願いします!
800名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 00:33:59 ID:AmOMDrDI
面白かったぁ〜
ちょっとドキドキしちゃったよ。
清四郎の「ふむ」というのも笑えた。
また書いて下さいね。期待してます。
801名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 09:20:25 ID:INBrVNsw
>君が患者で〜
乙です!
清四郎、エロいぞ!ほんっと奴って老成したかんじなのにエロいよね。
美悠のムツゴロウ奮戦記も楽しみに待ってまーす!

802名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 13:12:28 ID:+6snDPuM
清四郎の心のつぶやきがリアルだ〜
彼はまさにこんな感じだよね。

来年の健康診断編もあったらぜひぜひ。
803名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 22:58:10 ID:JKUQQNH2
GJだったです。
他の人への健康診断も読みたい…。
804名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 20:40:06 ID:PzBKzfrm
清四郎+美童×野梨子
の3Pが読みたい。
805名無しさん@ピンキー:2008/04/06(日) 23:43:41 ID:Vda85DdS
清四郎は言葉攻めとこれでもかの前戯に萌え、
魅録はストレートに求めてくる情熱に萌え、
美童は悪魔で優しい、と思ってたら結構強引な時があったら萌える。
806乱交倶楽部2:2008/04/12(土) 12:10:10 ID:P2D4oi92
生徒会室の椅子が大きな音をたてて倒れた。
コーヒーを入れようと豆の袋を開けたところであった野梨子は驚いて振り向く。
次の瞬間、両の手首を捕られ壁に体ごと押し付けられてしまった。
コーヒーの豆が床に散らばり、芳香な香りを放っている。
「み、魅録、どうなさったの?」野梨子は手首を掴む力の強さに怯えながら問う。
今日は他のメンバーはそれぞれ用事があっておらず、珍しく、野梨子と魅録の二人きりであった。
魅録は自分の手が震えているのを意識しながら右手は野梨子を拘束したまま、左手で彼女の黒髪を梳く。
「俺、もう我慢しないから。ずっとこうしたくて仕方なかった。」
今度は両手で彼女の顔を捉えて上向かせ、唇を奪った。
「んっ!い、いやっ!」突然の激しいキスに野梨子は魅録を突き飛ばそうとするが、壁に体を押し付けられ身動き
することができない。
魅録の唇は野梨子の耳を甘咬みし首筋を伝い、右手で制服のリボンをほどく。

中途半端に始めてみました。どなたか続きお願いします。
嫌だったらスルーよろ。
807名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 14:50:47 ID:BK/5yljJ
乱交倶楽部キタァ!!
ずっと楽しみにしてました!
萌えますww
808乱交倶楽部:2008/04/13(日) 00:05:30 ID:UdWK7eMh
そしてボタンに手をかけた所で…

ブー、ブー…
携帯の振動する音が鳴り響いた。
「み、魅録っ!電話ですわよ!」
魅録を携帯に出させてその間に逃げる。
野梨子にはそれしか考えられなかった。
しかし魅録は何も聞こえないといわんばかりに
野梨子の制服のボタンを外していく。
バイブ音はしばらくすると止まったが
またすぐなり始める。
これが数十回繰り返されると魅録は
野梨子を片手で拘束しながら
うっとおしそうに携帯を見た。
画面を見た途端に顔色が変わる。
通話ボタンを押した。
「もしもし、魅録ですか?僕ですよ。」
声の主、それは…

――清四郎……!!


気に入らなかったらスルーで。
続きよろ。
809乱交倶楽部:2008/04/13(日) 14:07:24 ID:hBGgqtk+
清四郎は可憐の部屋にいた。
正確には二人で可憐のベッドに上にいるのだ。
可憐は清四郎のモノを咥えている。
清四郎の先端を舌先で啄んだり、口いっぱいに頬張っているのだ。

行為に入る前に可憐は清四郎の携帯を手に取り魅録に電話をかけた。
「可憐!何するんですか!?」
「いいじゃない。魅録に清四郎が耐えている声を聞かせてあげるのよ」

何回かけても魅録は出ない。
「おかしいわね〜」
「魅録にも…ハァ…都合があるんですよ…ハァ…いい加減にしてください」
可憐がリダイヤルを押した直後、清四郎は携帯を取り上げた。
すると通話中の画面に切り替わった。
魅録が電話にでたのであった。

「清四郎、どうしたんだ?」
魅録は怒った口調で返事をした。
「いや…ハァ…特に用事は無い…ウッ…んですが…ハァ…」
「おい!清四郎。なんかおかしいぞ?どうしたんだ?」

可憐は得意気になり攻めが大胆になっていく。
全裸の清四郎の脇や乳首を吸い舐めている。
そして大きくなった清四郎のモノを自分の中に淹れようとしていた。


続きをどなたかお願いします。鬼畜清四郎はよくありますが、鬼畜可憐もなかなかいいのでは?
810乱交倶楽部:2008/04/13(日) 15:44:16 ID:zyCmL/8c
「清四郎!助けっ……」
叫ぼうとした野梨子の口を魅録は慌ててふさぎ、
「いまちょっと取り込んでんだ。用がないなら切るぞ。」
携帯の電源を切り、放り投げてしまった。
「野梨子……」
再び小ぶりで紅も引いていないのに紅い唇をむさぼるように吸い、舌を無理矢理こじいれて野梨子の
舌をからめとる。
ボタンは全てはずされ下着の上からその胸にそっと触れる。
「あっ!い、いやっ!やめてくださいな、魅録!お願い!」
抵抗しようとするが両手を頭の上で魅録の片手で拘束されてしまい、どうにも動けない。
(あぁ、清四郎、助けてっ!)

(いまの声は野梨子の声でしたよね。魅録と二人でいるんですか?魅録の様子もおかしかったような…)
その時、可憐が自分をくわえ込んできた。

う〜ん、エロくないな。続きお願いします。

811乱交倶楽部:2008/04/13(日) 18:41:18 ID:UdWK7eMh
「くっ、可憐…!
恋人でもないのに…うっ
なぜこんなことを…!」
「じゃあ恋人になればいいじゃない。」
「なっ!?」
可憐の口からそんな言葉が出るとは…。
しかも、平然とした顔で。
そんなこと、なんでもない と
言わんばかりの口調で。
「私は清四郎が好き。
あなたはどうなの?」

あなたは自分のしている事がわかっているのか、
と問いたい。
“そんな事”をしながら、“あんな事”を言うなんて
いくら清四郎でも、頭が真っ白になる。
ただ、頭に響いているのは
先程の魅録との電話で聞こえてきた……

野梨子の助けを求める声。

エロがない………。
続きよろしく。
812名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 21:27:22 ID:a++WPDb3
バタッ。
生徒会室の中にある扉が開いた。
生徒会室には有閑倶楽部のメンバーがサボれるように生徒会室内部に別の扉がある。
その奥はソファセットとベッドが置いてある。
魅録が眠っていたり、可憐がペディキュアをしていたりとメンバーが思い思いの時間を過ごしている。
その扉から出てきたのは美童であった。
「嫌がる子に無理強いしちゃダメだよ。魅録」
美童はウインクを魅録と野梨子へ投げる。
野梨子は助かったと必死で魅録の腕から逃げ美童の腕へと逃げ込んだ。美童は野梨子の背中へ腕を廻す。
「野梨子。大丈夫だった?」
「ええ。美童。助かりましたわ」
野梨子は大きく肩で息をし、魅録は邪魔者が入ったとばかり美童を睨んでいる。
「ったく。美童、そんなとこで何やってたんだよ」
魅録は美童の横を通り過ぎ、隠し部屋の扉を閉めようとした。
そして中の光景を見てしまった。

そこには、悠理がベッドに両手両足を結ばれて全裸で気を失っている姿であった。
悠理の制服は床に散らばっている。
魅録は扉に手をかけたまま動けなくなってしまった。
「ゆ…うり……」

「魅録…。見ちゃったね…。でも、僕は強引に女の子を責めないからね。あくまで合意の上だよ」

美童の今までの天使のような笑顔が悪魔がするような嫌らしい笑みへと変わっていった。
美童の腕に抱かれている野梨子はその腕から逃れようとしたが、美童の力が強く振りほどくことができない。

「美童…。離してくださいな」

野梨子は見上げて美童の顔を見つめる。


どなたか続きをお願いします。美童まで鬼畜にしてしまいました^^;
ちょっとはエロ要素加わったでしょうか?
813名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 22:17:39 ID:lAE9xqss
GJです。
自分も美悠で美童がちょっと鬼畜寄りにしようかと考えてたら
まじ鬼畜だーっ
美童の鬼畜って怖いよね。
814名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 16:12:46 ID:j0+SEb/h
乱交倶楽部じゃなくて鬼畜倶楽部だww
815名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 21:57:39 ID:c7eXaHqt
輪姦倶楽部という低価格エロゲが先月発売されたばかりだが…
816名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 00:42:40 ID:RmyLECM4
「ねえ。魅録。この前生徒会室の入口の廊下に防犯カメラ設置してもらったよね」

美童は野梨子を抱えたまま魅録へ声をかける。

「ああ。抜き打ち検査のためだろう?」
「そう。でもね…。僕の恋人の中にも機械系が得意な子がいてね…」
「何が言いたいんだ?」
魅録は怒ったように答える。
「魅録に設置してもらったのから分岐させてもらって、この生徒会室の中も撮影できるように新しく設置してもらったんだよ」
「…」
「さっきの魅録の行動はすべて映っているし、もちろん、野梨子のその姿もしっかり映っているんだよね」
「び…美童…?」
「美童!何が言いたいんだよ!」

「僕の行動次第ではその映像が公に流れることになるね」
野梨子の顔からはサーっと血の気がひいていった。魅録は美童へ向かって拳をあげてやってくる。

「魅録。暴力に訴えようとしても、僕はしゃべらないよ。それより…取引しない?」
「取引だとぉ!!!」
「野梨子のさっきの乱れた姿が映っている映像と魅録が襲っている映像。これは消去するよ」
「交換条件はなんだ?」
「野梨子はさっきの映像を公開されない代わりに、これから魅録がすることに応じること」
「おれは何をするんだよ」
「魅録には手伝ってもらいたいことがあるんだ。魅録が自分の望みを叶えたら教えてあげるよ」

美童は制服のズボンのポケットから手錠を取り出し片方の輪を野梨子の腕にはめる。もう片方はテーブルに取り付ける。

「これで野梨子は逃げられなくなったよ」
美童は冷ややかな笑みを湛えている。
「あとは魅録…」
美童は魅録の前までやってきた。
「悠理のあんな姿見て興奮してるでしょ?」
美童は魅録の前に手をあてた。ズボンの布越しにも魅録のモノが大きくなっていることがわかる。
「ほら、こんなに大きくして。野梨子を魅録の自由にしていいんだよ」
「で…でも…」
「野梨子は映像を公にしない代わりに魅録に体を許す、ということで合意を得ているんだから大丈夫。僕が邪魔ならあっちの部屋で悠理と続きを楽しんでくるよ」
美童は隠し部屋に入って扉を閉めた。

生徒会室には興奮した魅録と自由のきかない野梨子の二人が残された。

「い…嫌!やめて!!近づかないで!!」
野梨子の目からは涙があふれてきている。魅録はゆっくりと野梨子へと近づいていった。
817名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 01:22:22 ID:s0uJ3yNn
鬼畜魅録×野梨子もいいけど鬼畜美童×野梨子も萌える
続きwktkしてます
818名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 20:29:38 ID:O02i+Zhb
魅野萌えー
もっとやれ!
819名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 23:14:24 ID:dP9aULEi
美悠待ってます!
820名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 21:09:23 ID:H/6nbh8i
乱交倶楽部とまっちゃったね。
自分には鬼畜展開は無理だ・・・
821名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 01:29:27 ID:wBje2LpV
前はノリノリで良い調子で進んでたんだけどね。
野梨子が総受けだと書きやすいのかなww
822名無しさん@ピンキー:2008/04/27(日) 22:54:46 ID:678iJTaC
どうも>>821です。
自分の発言を読み返した所、
「野梨子以外が書きにくい」とも解釈出来る事に気がつきました。
決してそんな事思ってないです。
すいませんでした。

乱交倶楽部の続き待ってます。
823名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 03:15:05 ID:Rwd7rcNN
いや、野梨子の方が書きやすいという人多いと思うよ。
別にそれはキャラの好き嫌いとか、キャラの人気とかの問題じゃないから、悪口じゃないとも思う。
悠理はすごく可愛いキャラだけど、エロの状況に持っていくのには一工夫いるし、
可憐はすいも甘いもかみ分けてそうだから、動揺させるのが難しい。
(自分は清可のエロが一番好きだけど、この二人の絡みって書きにくいし)

もちろん野梨子書きにくいという人もいると思うけどね。
824名無しさん@ピンキー:2008/04/30(水) 22:06:34 ID:BoSmqNEO
半裸になっている野梨子が逃げないように魅録は顔の横に手を置く。魅録の瞳がギラギラしている。
『普段の魅録とは違う』
野梨子は恐怖を感じたが魅録の腕で逃げられない。魅録の顔が近づいてくる。思わず野梨子は顔を横にする。魅録は白い首筋に吸いつく。魅録が顔を離すと紅い跡が浮いている。魅録は笑みを浮かべ顔を野梨子の体にあわせて下がっていく。
脇から胸。胸の頂は既に固くなっている。魅録が力強く吸うと野梨子の溜息が聞こえてきた。魅録は口内に含みながら舌を絡める。
「はぅ・・・」
微かな声が響いてくる。魅録は右腕を体のラインに添わせ腰のあたりまで持っていくとスカートのホックを外す。スカートは足で下ろす。タイツを下ろそうとしてもうまくいかない。イライラしてタイツを引き破る。
バリバリ
繊維の破ける音が生徒会室に響く。魅録の手は野梨子の体の中心へと移っていく。

「もう、こんなにビショビショじゃないか」
魅録は不敵な笑みを浮かべる。野梨子は両手で自分の顔を隠す。
「なんだかんだ言ってても、体は正直なんだな」
魅録の指が下着の中へ入り込む。そこは泉のように蜜で溢れていた。
「こんなんだったら何もしなくても淹れられるな」
魅録は自分のズボンのファスナーを下ろし大きくなった自分のモノを取り出す。片手で器用にコンドームをつける。野梨子の下着の股の部分を横にずらし魅録が一気に腰をいれる。
「んん!」
「あぁ…」
魅録と野梨子の声が同時にあがった。
「はぁ…気持ちいい…はぁ…やべぇ…持ってかれそうだ」
魅録の腰の動きが激しくなってきた。
「あん!…あ…あああああ…あん!」
野梨子の声も大きくなっていく。
「その声、サイコーだぜ。もっと啼けよ」
魅録は更に力強く腰を打ちつける。パンパンと打ちつける音が響く。野梨子の声が1オクターブ上がる。
「あーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
野梨子の中がギュっときつくなった。「ふっ」と魅録は鼻息を荒げる。
「はぁ…野梨子…イッたのか…。でも、俺は満足してねーよ」
力が抜けて肩で息をしている野梨子を裏返す。腰を高く上げさせ後ろから挿入する。
「うっ…」
野梨子が声をあげる。魅録はさっきよりも激しく腰を打ちつける。
「はぁ…もう我慢できねー」
魅録の腰の動きが早くなる。
「う…」
魅録の動きが止まる。そしてゆっくりと野梨子の中から自分のモノを出す。野梨子はハァハァいいながら崩れている。
「野梨子。よかったぜ」
魅録が野梨子の隣に横になり、野梨子の髪をなでている。

バタン!
生徒会室の扉が開く。
現れたのは可憐と清四郎であった。
「野梨子…」
清四郎の顔面が瞬時に青くなっていった。
825名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 09:48:12 ID:8Z03LIwm
え〜っと、野梨子は初めてなんだよね?
826名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 15:57:21 ID:NAfbm+70
>>825
それ俺も思った
827名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 02:11:17 ID:vZz3WT5h
>>825-826
乱交倶楽部の続きでしょ
ってことは、全員に責められまくったあげく、清四郎にやられちゃったはず
でもって、女も含めて全員が野梨子を狙ってるはず

とりあえず、タイトルは入れといたほうがいいと思うよ
待ってた人は嬉しいし、苦手な人はスルーしてくれるから
828名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 09:38:55 ID:6BaNF/7W
最初の乱交倶楽部とは別の設定で始めたつもりだったんだけど、
なにも注意書きもしなかったんで、>>827の設定ってことでOK?
829名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 20:20:35 ID:djRcqxTM
>>827
その設定に賛成です。
830乱交倶楽部:2008/05/11(日) 00:19:53 ID:CBIOElT1
電話で聞こえた野梨子の声がどうしても気になって来てみたら、
まさかこんな事になっているとは清四郎も可憐も考えていなかった。
ほぼ全裸で崩れている愛しい人。
その横で自分達を見上げている親友。
「野梨子に…何を…」
「見ればわかるだろ?
前に一回抱いた位でいい気になるな、清四郎。
まだ野梨子は誰も選んでいない。」
魅録は清四郎にゆっくりと近づいた。
「……それに、お前に説教される訳にもいかねぇ。
あんな野梨子みて興奮してる、お前にな。」
清四郎のソレはズボンの上からでもわかるほどになっていた。
魅録の言葉が聞こえていないのか、呆然として野梨子に歩みよる清四郎。
「野梨、子…?」
「はぁ…せ……しろ…ぅ…」
清四郎は野梨子を優しく抱きしめた。

その二人をみて魅録は舌打ちした。
「魅録も大胆ねぇ…」
「可憐…」
可憐は魅録に微笑みかけた。
その笑みは冷ややかである。
可憐の手が魅録のソレを撫でた。
831名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 14:45:47 ID:HKUKnxGT
>>830
GJです!
可憐姐さん、美童、清四郎に続いて魅録も頂いちゃうのか?
832名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 00:43:54 ID:Hox8FzRJ
乱交倶楽部を待っている俺が保守
833名無しさん@ピンキー:2008/05/22(木) 13:58:14 ID:AK185DZe
清×野を期待しつつ保守
834 ◆yuKAN/TWUo :2008/05/23(金) 00:09:19 ID:nZFtOjQj
お久し振りです。
以前から肉体関係有りという設定での清×野です。
エロシーンがワンパターンになりつつありますが、ご容赦を。。
835愛情の不在 清×野 1/4 ◆yuKAN/TWUo :2008/05/23(金) 00:10:58 ID:nZFtOjQj
 清四郎が信じられなかった。
 彼は悠理と婚約するという。
 許しがたい裏切りだと思った。
 私に対して、ではなく、悠理に対しての。

 私と清四郎は幼馴染で親友で、時折肌を重ねる関係だった。
 そこに愛が無いのは承知していた。
 何度も関係を絶とうと思ったのに、結局は彼の腕の中の心地良さに負けてずるずると続け
て来てしまっていた。
 我ながら浅ましいことだと思う。

 昨日も、清四郎と私は関係をもった。
 下校中に、彼のことを情緒障害のような言い方をしたのが気に入らなかったらしい。
「本気で女性を愛せない男の接吻けを、野梨子は受け入れるんですね」
 帰宅後あらためて私を訪ねて来た清四郎は、私室の戸を閉めるや否や私を抱きしめた。
 おばが訪ねて来ているから気をつけてほしいと廊下で伝えていたのに、彼は時々ひどく
強引だ。
 けれど私は、そういう清四郎も嫌いではなかった。
 また、清四郎との接吻も嫌いではなかった。唇を受け入れ反応を返す私を、清四郎は
揶揄するように笑う。
 前言を撤回させたいのだろうか。
 一瞬そんな考えも浮かんだが、そうはしなかった。
「それはお互い様でしょう。清四郎は忙し過ぎて女性にまで手が回らない。私は殿方と
付き合ってみようという気になれない。けれどこうして貴方と関係を持っている。不自然
だと以前にも言いましたわ」
 溜息をついて彼から身体を離そうとした。
 けれど、彼の手は背中に回されたまま離してくれはしなかった。
「そうでしたね。しかし、こうして抱き合うことは嫌ではない。僕も、もちろん野梨子も。
これも以前確認しましたよね」
 彼の手は、制服のファスナーを下ろしていく。
「僕が欲しいと言った野梨子は、とても魅力的でしたよ」
 彼は私の頬に、首筋に、肩に、順番に接吻けながらそう言った。
 私はその時のことを思い出して羞恥で身体を熱くした。
「あれはっ!」
「僕が無理に言わせたんでしたね。けれど、嘘ではなかったでしょう? 貴女は僕が欲し
かった。違いますか?」
 どうしてこの男はこんなに冷静なのだろう。
 腕の中はこんなに温かいのに。肌から伝わる熱は時に愛情かと錯覚してしまいそうにな
る程心地良いのに。
 幾度身体を重ねても、私は清四郎の心をつかむことはできなかったし、彼もまた私の心
をつかむことなどできないだろう。
「……違いませんわ」
 既に下着姿になっていた私は、半ば諦めて清四郎を見つめ、彼に接吻けた。
 彼の手は手際良く私の下着を取り去っていく。
 私の手もまた、彼のシャツのボタンを喉元から順番にはずしていった。
 アンダーシャツをパンツから引っ張り出すと、鍛えた腹筋が現れる。筋肉の方向に沿って
撫でていくと、清四郎はくすぐったそうに身をよじった。
 仕返しとばかりに彼も、すっかり素肌を晒した私の身体を愛撫した。
 やがて私は余裕を無くす。
 乳首に感じる彼の唇は何て淫らで、内腿を撫でる彼の手は何て刺激的なのだろう。
 自分の手の甲を口に強く押し当て、漏れそうになる声を必死で殺した。
 お腹の奥に焦燥感を感じ、腰が落ち着かなくなる。触れられずとも、自分の中心が潤ん
でいるのは明らかだった。
 彼の指はそこを訪れ、更なる快感を紡ぎだす。
「大洪水ですよ」
 言われなくてもわかっているのに、彼は必ず私の状態を述べて羞恥心を煽る。
 私の中心は彼の指をくわえ込み、まだ足りないと訴えている。半ば無意識に不足を埋め
るものを求め、私は彼の欲望の象徴を探り当てた。馴染みのある質量と熱量が手の平を
通して伝わる。
 彼の手が与える快感のリズムに合わせて、私の腰と手も淫らに踊り始める。
836愛情の所在 清×野 2/4 ◆yuKAN/TWUo :2008/05/23(金) 00:12:05 ID:nZFtOjQj
 欲望は苦しいほどに高まり、昇り詰めようとした寸前、彼は動きを止めた。
 けれど私は失望ではなく、期待を込めて彼自身をそっと離す。
 きっとひどくもの欲しそうな瞳をしていることだろう。
 避妊の準備が整うのを見届けて、私は彼の顔を覗き込んだ。
 彼もまた、飢えた瞳をしていた。
 清四郎は私をそっと横たえ、軽い接吻けをした。
 私の中のあるべき場所に、彼が納まろうとする。
「野梨子……」
 すっかり準備が整っているにも関わらず、軽い圧迫感を覚える。その感覚は不快ではなく、
むしろ充足感に似ていた。
「……清四郎」
 満ち足りた想いで彼の名を呟く。この瞬間が好きだった。
 後はただ本能に導かれるまま、私と清四郎は高まっていった。

 彼はその日の帰宅後、悠理との婚約を決めたのだ。

*****

「清四郎が悠理を愛しているとは思えませんわ。剣菱家の資産ですの? 剣菱の名前はそ
れほど魅力がありますの?」
 私の声は震えていたと思う。否定して欲しかった。今現在は悠理を愛しているとは言え
なくても、これから愛するつもりだと――あるいはせめて愛する努力をすると言って欲し
かった。
 愛情とは無関係に女を抱ける男でも、資産目当てで結婚するような人間だと思いたくな
かった。
 そして、そんな下賎な欲で、大切な友人の人生の可能性を奪おうとしているなんて、
信じたくなかった。
 だが、彼の返事は違った。
「もちろん、魅力的ですよ」
 考えるより先に手が出ていた。
 彼は私の平手を避けようともせず、それがまた癪に障った。
 激昂に任せて彼を罵り、手荒くドアを閉めて生徒会室を後にした。

*****

 清四郎が何を考えているのかわからない。
 私が彼の頬を張った翌日、彼は私の家を訪ねて来た。
 会いたくないと取り次いだお弟子さんに伝えてもらったが、会いたくなるまで待つと居
座っていると言う。
 私は渋々、私室に招き入れた。
 訪問しておいて彼は、口を開こうとしない。沈黙に耐えかねて私の方から言葉をかけた。
「……謝りませんわ。昨日のことは」
「わかってますよ」
 返答と共に、吐息が聞こえた気がした。彼もいくらかは緊張していたのだろうか。一度
話し出した彼は、それまでの沈黙が嘘のように饒舌になった。
「確認しておきますが、僕達は何の約束もしてはいなかった。だから、僕が誰と婚約しよ
うが、野梨子が怒る筋合いは無いと思いますね」
「清四郎の婚約に怒った訳ではありませんわ。それが愛の無い婚約だということが問題な
んです。しかも相手は悠理、大切な友人ですわ。自分のエゴに悠理まで巻き込まないで」
「結婚に愛が必要だとは思いませんね。お互いに都合が良ければ問題無いと思いますよ。
僕は剣菱が欲しい。悠理だって冷静に考えれば、そう悪い相手じゃないと気付くんじゃな
いですか。少なくとも、おばさんが集めて来た相手達よりは悠理の夫に相応しいと思いま
すよ」
「悠理は、好きな相手と結婚したいと言いましたのよ。……世間には愛情で結びついた夫
婦ばかりが居る訳では無いことくらい、私も知っていますわ。でも、結婚するなら愛する
相手としたいと思うのは、そんなにおかしいことかしら」
 悠理のことを話していたはずなのに、いつしか自分の思いを吐露していた。
 人の思惑で結婚なんてしたくない。結婚するのならば、いつか愛する相手としたい。愛
する相手と巡り会えなければ、一生独身でも構わない。
837愛情の所在 清×野 3/4 ◆yuKAN/TWUo :2008/05/23(金) 00:13:00 ID:nZFtOjQj
 清四郎の手がそっと肩に置かれた。
「……こんな話をしに来たんじゃありません。今回のことで、僕達の関係をはっきりさせ
ておく必要があると思ったんです」
「心配しなくても、決して口外しませんわ」
「いえ、そんな心配はしていません。そうではなく、僕は悠理と婚約する。でも、野梨子
のことも失いたくないと思っているんです」
 私の思考は一瞬停止した。
 古い三文小説に出てくる台詞のような、こんな陳腐なことを言うなんて、清四郎の頭は
どうにかなってしまったのだろうか。
「これまで、僕達はうまくやってきた。僕が悠理と婚約しても、この関係を変える必要は
無いと思いませんか」
「詭弁ですわ。ありえません。百歩譲って愛の無い結婚をしたとしても、最低限、相手に
対して忠実であるべきですわ」
「誰も知らないということは、無いのと同じことですよ」
「……私にまで、裏切り者になれとおっしゃるの」
 彼は私の知っている清四郎では無い。良く知るはずの顔と声が、まるで見知らぬ相手の
ように思えた。
 肩に置かれた手が厭わしく、振り払おうとした。
「汚い物を見るような目で、僕を見ないでください」
 振り払うために上げた手をつかまれ、間近で瞳を覗き込まれる。
 そのまま彼の顔が近付き、私は歯をくいしばった。
 馴染みのある体温が私の唇を覆う。これまでに何度も喜んで応じたことがあったのに、
今日はその気持ちの悪さに、吐き気さえした。
 彼の唇は私の喉元へと降りて行く。
「やめて」
 無機質な響きに、我ながら驚いた。
 彼はくすりと笑う。
「やめてと言われて、僕がやめたことがありましたか? それに、最終的にはいつも野梨
子も楽しんでいたはずです」
「……では、好きなだけ犯せばよろしいでしょう。親友をひとり、永久に失うだけですわ。
あなたも、私も」
 不意に、彼の動きが止まった。
「本気、なんですね」
 真意を確かめるかのように、清四郎は私の表情を探る。
 私はどんな顔をしているのだろう。自分の表情もわからぬまま、ただ真っ直ぐ彼を見つ
めた。
 束の間の静寂の後、彼が呟いた。
「……わかりました。僕はもう帰ります」
「見送りはしませんわ」
 去り際に一度、清四郎は振り向いて言った。
「それでも、僕は悠理と婚約しますよ」
「私はただ、悠理を応援しますわ」

*****

 婚約をかけた清四郎と悠理の決闘では、結果として清四郎が勝利を収めた。
 婚約発表の席で、万作おじ様と百合子おば様は派手な夫婦喧嘩をし、おば様は出て行っ
た。おじ様が追いかけてハワイへ行ってしまったため、一時的とは言え清四郎が剣菱の
実権を握ることになった。
 いくらなんでも、荷が重過ぎる。
 口では、剣菱家の心配をしているだけだと言ったが、本当のところ清四郎のことも心配
だった。
 彼は、何でも自分で確認しなければ気が済まないタイプの完全主義者だ。膨大な量の
仕事を背負うことになるだろう。
 そんな話を倶楽部でしている時に、魅録が言った。
「普通の男には一生できない、とびきり贅沢なゲームだよ。自信とチャンスさえあれば、
目ぐらいくらむさ。女は玉の輿に乗りたがるが、男は作りたがる」
 目から鱗とは、まさにこのことを言うのだと思った。
 清四郎の目がくらんだのは、剣菱家の資産にではなく、自分の能力を試せる機会にだっ
たのだ。
838愛情の所在 清×野 4/4 ◆yuKAN/TWUo :2008/05/23(金) 00:13:30 ID:nZFtOjQj
 確かにそれも、身勝手なことでは同じだ。
 けれど、可能性に目がくらむ自信過剰な男というのは、私の知る清四郎と一致した。
 一致したと思った瞬間、彼に対する嫌悪感が消えていた。
 腹立たしく思うのには変わりは無かったが、厭わしくは無くなっていた。

 所詮、私には彼を嫌うことなど不可能なのかもしれない。
 未だ短いとはいえ人生のほとんどを、彼の傍で過ごして来た。
 身勝手でも傲慢でも、私が慣れ親しんだ菊正宗清四郎という男の範疇であるのならば、
きっと許せてしまう。
 私は、彼が金に目がくらんだから嫌悪したのではなく、自分の知らない男に思えたから
嫌悪したのだ。
 もちろん、愛の無い結婚を悠理に強いることは許せないと思う。できる限り悠理を応援
したい気持ちにも変わりは無い。
 けれどいつか、清四郎と悠理のどちらもが納得できる形でこの騒動が落ち着いて欲しい
と思う。
 幼馴染として親友として、私は彼の幸せを願わずにはいられなかった。

<了>
839 ◆yuKAN/TWUo :2008/05/23(金) 00:15:08 ID:nZFtOjQj
タイトルは、「愛情の不在」ではなく「愛情の所在」です。
凡ミススマソ。
840名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 01:27:51 ID:BQ9VrDuU
GJ!GJ!!
切なくなる良作だなぁ…。
和尚に敗れてからの続きも激しく希望!
841名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 11:27:18 ID:Za89gGHb
ずっとずっと待ってました〜、うれしい!
この話しの大ファンです。
本当に面白いです!
原作の沿いかたもお見事。
エロを楽しみにしつつ2人の行方が気になってしかたないです。
続きのシリーズもしつこく待ってますw
842名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 12:10:02 ID:dYyP9Q5A
おぉっGJでした!
昼からいいもの読ませてもらった。
婚約騒動のときのこの二人が読めるなんて。
お互いを知り尽くしているのに肝心の心が読めないってとこが
いいですよね。
裕也が現れたときの二人もぜひ読みたいです。
843名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 22:16:12 ID:K2UD6eRo
最高っ!!!!!!!!!!!
このやりとりから、こういくか!と、いい意味で裏切られました。
続編を激しく希望します。
844名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 13:46:59 ID:faBdSEuw
>愛情
本当お待ちしてました−。
偽りが清四郎目線で、睡眠、愛情は野梨子目線なんですね。
どれも堪能しましたが、そのうちでも偽りが清四郎目線でエロ濃いめで気にいってます。w
同じく続編キボンです。
845名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 16:03:39 ID:q8Jxs8vN
いいっ…
こういう原作の行間を読むようなパロ大好きだ!しかもうまーい!
神の二人が最終的にどうなるか知りたい…また待ってます。
846乱交倶楽部:2008/05/25(日) 23:52:31 ID:Z6a1ybVO
「野梨子…大丈夫ですか?」
腕の中にいる野梨子を清四郎は見つめた。
「え、えぇ…」
しかし野梨子の息は荒い。
清四郎は落ち着いて周りを見た。
手錠が机に繋がっていた。
(無理矢理やられたんですね…。)
「…誰が野梨子にこんなことを…っ!」

その時
あの、仮眠室の戸が開いた。
「へぇ、みんな来たんだ。」

「………美童!?」
847名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 11:09:29 ID:O/Xp3gfX
乱交倶楽部もきたwGJ!
848乱交倶楽部:2008/05/26(月) 23:28:46 ID:BZAxE62A
「これで、清四郎の弱みもカメラに写ったって訳だね。」
「カメラ………?」
美童は部室に設置してある、カメラのことを清四郎に説明した。
「本当は魅録だけだったんだけどね。」
美童の悪魔の微笑み。

「僕の……弱み………?」
「ほら、魅録がさっき言ってたじゃないか。」

――野梨子を一回抱いただけでいい気になるな、清四郎。

「それはっ……!」
「バラされたら、困るんじゃない?
プライドが高い、清四郎君。」
「………ッ!」
「ちょうどいいや、清四郎にもやってもらいたいことがるから。
野梨子は…そうだな。
清四郎と、僕にも体を許すこと。
清四郎も興奮してるし。
ね?」

美童は野梨子に覆い被さった。
849名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 19:59:58 ID:uaibJlzK
野梨子に覆いかぶさった美童は、そのまま慣れた手つきで野梨子の柔らかい胸を揉み始める。
「!あぁ……」
魅録との行為からまだ時間が経っていなかったためか、野梨子の体はいつもよりも敏感になっていた。
「声出していいんだよ、野梨子。誰も何も言わないから……」
悔しそうに清四郎が唇を噛み締めた。
そんな清四郎にもお構いなく、美童は野梨子の膨らみを楽しむ。
優しく、時には激しく。
「あ……んん……はぁ……」
吐息がさらに紅く染まる。
胸の頂は今にも触ってほしそうなほど、堅く、その存在をアピールしていた。
しかし、美童はあえて頂には触れない。
触れるか触れないかのところまで触っては、すぐに止める。
「……あ……。び、美童……」
「なぁに?野梨子」
野梨子が乳首を触ってほしがっていると知っていながら、笑顔で聞き返す。
「……あ……ん……。その……」
「野梨子、言ってくれなきゃわからないよ」
「……」
黙りこむ野梨子。
そんな野梨子を見かねて、美童は野梨子の胸に向かって優しく息を吹きかけた。
しかも、触ってほしいと自己主張するかのように固くなっている頂を刺激するように。

ふ――……

「あぁん……!」
野梨子が身をよじる。
乳首は、可哀想なほどそりたっていた。
「……美童……。お願い……」
おねだりするように、溶けるような瞳を美童に向ける野梨子。
「しょうがないなあ、野梨子は」
待ってました、とばかりに、美童はにっこり微笑んだ。
そして、じらし続けた乳首に狙いを定め、唇でくわえると激しく吸引した。

「あああああっ!!」

すさまじい快感が、野梨子の胸から体をつきぬけた。


続きお願いします!
850名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 20:01:45 ID:uaibJlzK
↑↑乱交倶楽部の続きです。
851名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 21:04:14 ID:h5a2Vgaq
今まで感想かいたことないけど、乱交倶楽部好きだw
849さんの文章好みでした。
展開が楽しみ。
書いてくれてる人、乙です
852名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 22:54:32 ID:TI+uoF56
ここ読んでると、野梨子ってじらされて軽く虐められるのが似合うと改めて思った。
普段気が強い子が逆の立場に逆転するのは
エロでは王道パターンだけど、萌える。
853乱交倶楽部2:2008/05/30(金) 17:20:42 ID:L/BACvS+
「本当に可愛いね、野梨子。もっと可愛がってあげたくなっちゃうよ……」
美童は左手で乳首をいじりつつ、右手を移動し始めた。
「!びど……やめ……!」
野梨子が気がついた時には、美童の右手はすでに野梨子の秘所まで下りてきていた。
「……あ……」
恥ずかしさに、野梨子の顔が紅潮する。
美童は満面の笑みをたたえた。
「……ふふ。こんなに濡らしちゃって。可愛いなぁ、野梨子」
そう言って美童は、野梨子の溢れる蜜壺に指を差し入れた。

「あぁん!」

野梨子が甘い声をあげる。
美童は、優しく、指を遊ばせるように野梨子の花弁をいじり始めた。
「はぁ……!ん……っ……ああ……!」
野梨子のあえぎ声と共に、蜜はどんどん溢れてくる。
それに気をよくした美童は、さらに激しく指を動かした。
「あぁん!はぁ……あぁ……ん……!」
美童の秘所をいじる手は止まらない。
さらに、左手で野梨子の乳首を軽くつねった。
「あぁぁっ!」
絶妙な触り方で、美童は野梨子を翻弄し続ける。
「……野梨子は素直だね。ここがこんなに溢れちゃってる」
自分の指を野梨子の泉に沈めた美童は、楽しそうに微笑んで言った。

「――だから、僕が綺麗にしてあげるよ」

「……え?」
美童の言ったことを野梨子が理解するよりも早く、美童の顔は野梨子の潤った秘所の前にきた。
「この蜜を舐めてあげるね、野梨子」
そう言って、美童の舌は野梨子の秘所をとらえた。

「はぁん!あぁっ!あぁぁん!」

指で触られた以上の快感に、野梨子は思わず大きな声をあげる。
その声は野梨子のものとは思えないほど、悩ましかった。
854乱交倶楽部2:2008/05/30(金) 17:22:27 ID:L/BACvS+
「気持ちいいんだね、野梨子」

美童の舌は、一枚一枚丁寧に野梨子の花弁を舐めあげる。
泉は乾くことなく、美童の舌によってさらに溢れてきたように思われた。
「おかしいなー?僕が舐めて綺麗にしてるはずなのに、大洪水だよ」
にこやかに笑う。
すべて、美童の狙い通りだった。
「はぁ……!あぁん!ん……!」
野梨子の瞳はうっとりと、その快感に身を投げ出していた。
「ふふ……野梨子。僕、もっと乱れた野梨子が見たいな」
優しく、野梨子の足をM字に開く。
そして、美童の舌は野梨子のクリトリスに向かっていった。
「……あ……!」
「ここ舐めたら、野梨子どうなっちゃうかな……?」
いたずらっぽい笑み。
美童は、痛いほど勃起したクリトリスに舌を当てると、それを一気に舐めあげた。

「あああああ!!」

野梨子の体が弓なりになる。
さらに、美童は乳首をクリクリとつねりながら、執拗に野梨子のクリトリスを舐め始めた。
「はぁぁぁん!あぁ!いやぁぁぁ!」
さらに右手を野梨子の泉に差し入れる。
「あぁん!」
左手は乳首をいじり、右手は野梨子の泉を刺激し、舌は休むことなくクリトリスを舐める。
「はぁぁ……!あ……あ……ん……!」
体全体から与えられる快感に、野梨子の限界は近づいていた。

「ん……!あ……!あぁ……あぁぁぁぁ――っ!!」

すさまじい快感と共に、野梨子はついに絶頂に達した。


続きお願いします。
他のメンバーを出してくださいw
855名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 18:34:16 ID:4Q3MGukX
>乱交倶楽部
GJ!!美×野イイね。
魅×可、清×悠をキボン!
856名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 19:00:32 ID:q7knGbN6
美童で感じてる野梨子に対してイライラ嫉妬してる清四郎を読みたいな。
857乱交倶楽部2:2008/05/30(金) 21:58:23 ID:1eT+nG1C
「あれ、野梨子もうイっちゃったの?」
遊び足りない子供のような顔をする美童。
「でも…」


「僕の出した条件、覚えてる?」


『清四郎』と美童に体を許す。

「清四郎、我慢は体に悪いよ?
見るからにつらそうな感じじゃないか。
顔色悪いよ?」

バンッ

美童が清四郎の背中を押して、野梨子の上に乗りかかる体制にした。

その途端、清四郎の理性は完全に切れた。
858名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 19:24:43 ID:UbvWg9ZA
乱交倶楽部も、小説もテカテカ待ち。
859名無しさん@ピンキー:2008/06/05(木) 02:15:11 ID:IANUO1rR
ドキワク
展開が楽しみだ〜。
860乱交倶楽部2:2008/06/10(火) 22:31:17 ID:wETluUsv
正直、自分は野梨子の姿を見た途端、興奮した。
紅潮した頬、潤んだ瞳、透けるような白い肌……。

「犯したい」とも思った。
しかし、野梨子が魅録に抱かれたすぐ後に?
自分のやり方と魅録のやり方を比べられてしまうかもしれない。
自分の方が悪いと思われたら…。

柄にもなく不安になった。

しかし誰よりも経験豊富と思われる美童が来て、不安は大きくなった。

目の前で乱れる野梨子。
でもそれは、他の男の手によってであり
決して自分ではない。

怒りとも不安とも、何とも言えないようなモヤモヤした感じがする。
これが嫉妬だろうか。


そして今、目の前に野梨子の
肌が、瞳が、髪が…

ダメだ。

今やったら、比べられてしまう。

「せ…しろ……ゃく…」
「………何か言いました、野梨子!?」
「は……早く…して…下さいな…。
……お願い……。」

ついに理性のコントロールがきかなくなった。



清四郎君の嫉妬でした。
こんな感じでよろしいでしょうか?
続きお願いします。
861名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 01:24:30 ID:NIMv2MWX
心理描写イイ
862名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 09:57:04 ID:LDSNPXKs
微妙な嫉妬加減がいいね。
次のエロ展開が楽しみだ。
863名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 07:22:01 ID:Qe3othRN
愛情の所在、続編お待ちしております〜
864名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 23:10:39 ID:co33/2x7
野梨子待たされてる?
865名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 22:46:30 ID:m+rQVHsy
あ……ん……早くきて……
私……も…う……待てませんわ……
866名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 14:21:24 ID:Y7b2/jnE
気絶してる悠理も気になる
867名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 15:53:52 ID:ZOFHMTvy
>>866
私も悠理が気になるな〜
気絶するって凄すぎる!!美童、よっぽど鬼畜なことしたのかな?
868名無しさん@ピンキー:2008/06/24(火) 22:46:43 ID:aju6dtcU
869名無しさん@ピンキー:2008/07/01(火) 22:47:55 ID:+/iv5LrA
ほしゅ
小説とリレー待ち
870名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 02:53:45 ID:ra7uXIYJ
871名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 22:58:31 ID:ZovDmx9X
続・愛情の所在はまだか(;´Д`)ハァハァ
872名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 08:08:32 ID:UWNypgk0
ランコークラブも。な。
873名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 10:51:48 ID:v3cudzrb
一番下だぞ、上げておこう
874名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 21:06:42 ID:ZTlgVhv4
875名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 21:08:52 ID:ZTlgVhv4
同じく愛情の所在の続編待ってます!
876名無しさん@ピンキー:2008/07/19(土) 22:45:32 ID:NOPuUy2m
圧縮が来そう、らしいぞ。ホシュ
877名無しさん@ピンキー:2008/07/21(月) 04:02:20 ID:ebSvI2HD
もう一度保守しとく
878名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 00:44:17 ID:TKvIAz//
清野の続き、待ってます!
ムツゴロウ美童、清四郎の健康診断もまた読みたいです。
879名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 23:27:02 ID:Bl8HXr4/
私も愛情の続きよみたいなー。

けどこのスレ圧縮もうすぐなのかな。
もうすぐなら作品投下中に落ちるのはよくないし、
このスレは埋めて新スレ立てた方がいいかも。
880名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 23:30:52 ID:O0b83ND7
でもまだ350だし、上の方hにあるから平気なんじゃないかなぁ…圧縮の約束事が判らない
881名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 23:31:13 ID:O0b83ND7
350k、容量な
882名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 09:37:44 ID:ox3Xy0o0
ものすげー勘違いしてるみたいだけど
板圧縮は板にいまあるスレ数で決まるからスレ容量は関係ないし
書き込みの古い順からdatだからスレ番の上も下も関係ない
883名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 13:36:44 ID:Jsg6fmC5
881じゃないけど、>>882の判定以外にも
2ちゃんみたいに、512kbになったら容量制限でスレは書けなくなるでしょ?
まあこの問題があったとしても、まだこのスレは351kbだし問題はなさそうだと思うが。
884名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 16:27:04 ID:Xo/YwRnr
しばらく雑談するかw

最近また原作読み返したんだが
この漫画は誰と誰がくっついても何となく納得が行き、同時に納得行かないな。
やっぱり乱交倶楽部が一番平和なのかもw

しかし清四郎とノリコの兄妹のような関係は気になるが…
でもノリコは最終的にはあのゲストキャラやミロク、ユーリみたいな男と恋愛してほしいな。
全員外部の人間と結婚するとかも見てみたい。
885名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 17:15:53 ID:Jsg6fmC5
裕也と野梨子は合わないと思うけどね、私は。
裕也は優しいところがあっても、窃盗働いたり、仕事長続きしなかったり、すぐに暴力の喧嘩になったり、
いくら訳ありでもDQN。
あのまま付き合っても、きっと価値観の違いがあらわになるんじゃない。
あの二人は初恋のまま終わって正解だと思う。

全員外部の人間と結婚はおもしろそうだけどね。
886名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 22:46:48 ID:22NWXL7N
自分も裕也と野梨子はあわないと感じたなあ。
「お嬢様と不良」でも硬派ならともかく
裕也はたらし設定だったし、ちょっとひ弱な印象。
それなら清四郎はもちろん、硬派で正義感の強いミロクか、
とことんたらしのビドウの方がうまくいきそう。
あ・・・、内部になっちった。
外部なら、凄い大人の男性か年下男かな。
887名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 00:56:42 ID:O81RJftS
原作をずっと読んでたときは>>884と同じくどのキャラも
メンバー内で誰がくっついても違和感あるし、でも誰かとくっついてもしょうがないかとも思ってたw
万が一原作から想像できるとすれば、結婚問題が出てた清四郎と悠理かなと思ってたが、
この間のドラマで野梨子と裕也の回を見てから、清四郎と野梨子になぜか萌えてしまったw
なんともいえないエロさが感じられて、この組み合わせもアリかと思えた。
でもやっぱり原作を読み直すとどの組み合わせも違和感残りそうだな。
といいつつ、メンバーのエロ読みたいからいつまでも待ってるわけだがwww

職人の降臨を激しく希望
888名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 07:34:42 ID:YQTJzi4a
自分は裕也大好きだよ。
原作読んでめちゃ萌えた。
でも付き合ったら上手くいかないには同意。
淡い初恋だからいいんだよね。
でも裕也って昔遊んでた設定だからHは上手そうだよなー。
889名無しさん@ピンキー:2008/07/31(木) 22:31:21 ID:VbjKb9pY
裕也と野梨子のHを想像すると、漏れなく清四郎の不機嫌な顔が思い浮かんでしまう。
清四郎の感情は嫉妬じゃないとわかってはいるんだけどね〜


自分はクイズの回(野梨子と清四郎の喧嘩)→婚約の回(野梨子のブラコン判明)
→野梨子初恋の回(保護者清四郎)
で(連載ってこんな順番だったよね?)、くっつくなら清四郎と野梨子かなと思ってた。
とはいえ、確かに読み直すどの組み合わせも違和感あるね。
890名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 22:03:48 ID:ljoQrlSu
いんや嫉妬も入っていると思うぞ>>889
891名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 20:47:48 ID:4pAB3MTG
>>890
原作を読む限りは兄妹みたいな感じだけどな。
ブラコンとシスコンな感じで。           
892名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 21:01:03 ID:YTEgkpz3
原作読むときと、同人的妄想するときとは、思考回路そのものが違う感じ。
原作のときはカプなんて考えもしないけど、
エロパロ板的には、邪推に邪推を重ねて、行間読みまくりで。
893名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 22:02:12 ID:K9LWuyQw
>>892
わかる〜。
原作にカプはありえないからこそ、妄想ではいろんな角度から
行間読みまくりでいろんなカプ妄想できるんだよね。
894名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 14:18:05 ID:Ls9j96Hy
保守
895名無しさん@ピンキー:2008/08/30(土) 22:35:01 ID:pt85YE8J
ヨミタス
896名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 23:32:05 ID:GPMxWUQ6
清野待ってます!
897名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 02:49:41 ID:cPP/KzBX
以前の魅×可はどうなったのだろうか。
酔った後の2人の続き読みたいです。お願いします!
898名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 09:30:44 ID:oT7lbikV
>>891
「こいきな奴ら」の双子みたいな感じ?

恋愛感情<独占欲。
899蒲団 1/8:2008/09/23(火) 17:16:01 ID:eCaMe2aN
空気読まず投下。せいの+みか 後味悪し。長文スマソ
********************************
 普段呑みつけない日本酒のせいか、喉が乾いて目が覚めた。
 蒲団から体を起こして、可憐は枕もとのスタンドを付けた。時計を見ると真夜中だ。
 一緒に寝ている悠理を起こさないように、音を潜めて襖を開いた。

 結婚して間もない清四郎と野梨子の住む家は、かつて野梨子の母親の知人が
住んでいたという古い和風建築で、黒ずんだ柱や廊下に風格を感じる。
 あの二人には良く似合っているが、可憐には侘びや寂びよりも不気味さが先に立ち、
何度か泊まってはいるものの、どうにも馴染めなかった。
 冷蔵庫に水くらいあるだろうと見当をつけて台所へ向かった。暗い廊下がかすかに
軋んで、可憐は音を立てないように壁に手を当てて抜き足で歩いた。

 と、襖の奥から僅かに漏れる、くぐもった悲鳴に気が付いた。同時にドサッと、何かが
倒れるような音も確かに聞いた。
 「……て……ったら」
 か細い女の声がする。野梨子だろうか。続いて、これも押し殺したような、けれど怒声
じみた男の声が、
 「……か、……ない……」
 これは清四郎なのか、途切れ途切れで意味はわからないが、聞えてきた。
 襖は僅かに開き、そこからぼんやりとした灯りが漏れて廊下に一条の光が射している。
 もしや喧嘩でも、と思った可憐はためらいながらそっと近づき、隙間に目を当てた。

 奥の間の襖が開いていて、光はそこから漏れていた。
 古めかしい行灯の灯りに照らされた野梨子が髪を掴まれ、紅潮した頬を蒲団に押し
付けている。
 そこだけ高く掲げられた腰は襖に隠れて見えないが、乱れた紅い長襦袢から白い肩が
むきだしになっている。
 体を揺さぶられる度、ひっ、と小さな声が漏れ聞える。
 はっとして、可憐は一瞬身を引いた。が、誘惑に負けて、恐る恐るもう一度隙間に目を
当てた。
900蒲団 2/8:2008/09/23(火) 17:16:58 ID:eCaMe2aN
 灯りが届かず、清四郎の顔は良く見えない。彼はこんな時でも、いつものように取り
澄ました顔をしているのだろうか。
 「……だめ、聞えて……しまいますわ……っ」
 小さな抗議が、更なる嗜虐を煽ったのか、律動は勢いを増した。
 「ん……あぁ……っ!」
 言葉と裏腹に、野梨子の顔は嫌がっているふうには見えなかった。
 うっすらと開いた目はすっかり潤んで、焦点が合っていない。
 唇も半開きになって、唾液でつやつやと光り、見ている可憐までがおかしな気分に
なるほど、だらしなく緩んでいやらしい。
 あんなに動物的な野梨子の顔は見たことがない。
 普段きりりとした知的な表情でいるだけに、そのギャップは可憐をドキドキさせた。

 清四郎の腕が乱暴に襦袢をはだけて、ふるんと胸がむき出しになった。可憐の記憶に
あるよりも、そこはずっと豊かになっていた。
 まず乳首を指先で転がすように、それから全体を形が変わるほど乱暴に揉みしだかれて、
痛みか快感か、野梨子がうめいて腰を揺らす。その唇に、清四郎の指が差し込まれ、
うめき声は呑みこまれた。
 あの男に、力で組み敷かれ、征服されるのは、どんな気分なのだろう。
 下から見上げた清四郎は、どんな表情で、野梨子を見下ろしているのだろう。
 いつのまにか、呼吸が少し荒くなっていることに、可憐は気付かなかった。

 不意に後ろから肩を掴まれて、可憐は飛び上がらんばかりに驚いた。
 魅録が立っている。
 そのまま無言で肩を抱かれ、引き摺られるようにして、廊下の奥の小部屋へ連れ込まれた。
板張りの狭苦しい部屋は物置らしく、何組もの蒲団が高く積み重ねられ、長持や行李など、
古風な収納具が所狭しと置いてある。積み上げられた蒲団にドンと背中を押し付けられて、
可憐はようやく小声で言った。
 「ちょっと……どういうつもりなの、魅録」
 返事の代りに、魅録の手がスッと浴衣の裾から差し込まれ、足の間を探る。
 反射的に足を閉じるが、すでに遅く、魅録の指は薄いレースの下着越しに可憐の秘所を
撫でるように滑った。
 「……や……っ」
 押しのけるとすぐに手は退いた。魅録はその指を確かめるように見つめてから、口元に
ニヤリを笑みを浮かべた。
 「見たんだろ、今の」
 「……」
 「あの二人のセックスを見て、こんなに濡れたんだ」
 初めて見る魅録の表情に、可憐はぞくっと身を震わせた。
901蒲団 3/8:2008/09/23(火) 17:18:10 ID:eCaMe2aN
 「俺も見たんだよ、ほら」
 手が導かれ、魅録のものに触れさせられる。そこだけ滾るように熱く、凶暴なほどの硬さが、
浴衣ごしにもはっきりとわかった。
 「イヤらしいよな、あいつら」
 耳元で囁かれて、熱い息がかかり、ピクッと体が反応する。
 「真面目そうな顔して、夜はあんなふうにしてんだぜ」
 魅録の唇が首筋に下りる。汗と煙草の混ざった男くさい匂いがして、獣じみた行為への
衝動が可憐を駆り立てた。
 舌が這い、背中に甘い痺れが走る。すでに潤った可憐はそれだけで吐息を漏らしそうに
なって、口をつぐんだ。
 快楽に身を任せる誘惑と戦いながら、かろうじて魅録を押し返す。
 「イヤよ、……止めて、魅録」
 「……なら、あんな風にしようか?清四郎が、野梨子にしてたように」
 何を、と言う暇を与えずに、魅録は荒々しく可憐の体を裏返した。長い髪をぐいっと掴まれて、
可憐はのけぞる。
 「こういうのが、好きなんだろ?」
 いやらしく囁きながら、魅録は可憐の耳たぶに舌を這わせ、歯を立てる。可憐の腰がビクビクと
揺れて、その隙に魅録の手が後ろから可憐の足の間に滑り込んだ。
 「……い、イヤぁ……っ」
 「もっと足、開けよ」
 乱暴な口調で言いながら、髪から手を離し、浴衣の胸元から腕を差し入れる。乳首を転がす
ように弄び、それからつぶれるほどに力を込めて全体が、魅録の手に蹂躙される。
 「ん……やぁっ……!っふ……っ」
 甲高い声が可憐の唇から漏れて、すかさず魅録は自分の唇でそれをふさいだ。
902蒲団 4/8:2008/09/23(火) 17:19:09 ID:eCaMe2aN
 可憐は、もちろん誰にでも体を許すわけではない。付き合った男は多いが、最後の線を越えた
のは結婚しても良いと思える男だけだった。すなわち、相当裕福な家柄で、育ちの良い男だけだ。
 だから、こんな風に乱暴な抱かれ方はしたことがない。みんな、可憐を壊れ物のように大切に
扱ったし、たいていは高級なホテルで、柔らかいベッドの上で、愛を囁きながら可憐を抱いた。
 かび臭い物置で、立ったまま力づくで体を弄ばれるなど、可憐にとってはもちろん初めての
ことだ。それも、他ならぬ魅録に。
 「魅録……も、う……やめて……」
 熱い息をせわしなく吐き、それでも最後の理性が働いて、眉を歪めながら可憐は懇願した。
 それを見てにやっと笑いながら、魅録は下着の上から可憐を嬲っていた指を、横からついっと
下着の中へと差し込んだ。
 「んんっ……!」
 「こんなにびしょびしょにしといて、何言ってんだよ」
 後ろから前へ、指をつるりと滑らせる。魅録の言うように、そこは蜜で溢れかえっていた。
ごつごつとした指が、ぴんと膨らみきった敏感な芽に触れて、可憐の体がびくっと跳ねた。
 「はぁっ……ん、ん……」
 可憐の喘ぎは次第に大きくなり、それを遮るように、胸を嬲っていた魅録の手が可憐の唇に
伸びる。
 指が差し込まれ、同時に下の唇も同じように、魅録の指を飲み込んでいた。
 「ん……んぅ……っ!」
 上と下と、魅録の指はふたつの唇を弄び、中をかき回し、深く差し入れては抜き出した。
 魅録は指を動かしているだけなのに、体の全てを蹂躙されているようだ。
 体の内側で蠢く指が、甘くしびれるような疼きを生み出して、全身に広がっていく。
 屈辱感はやがて、じんじんとした体の疼きに溶けていった。
 いつしか可憐は、魅録の指の動きに合わせて、もどかしげに腰を振っていた。
 もっと、もっと奥まで欲しい。
 指ではなく、魅録自身で、中をかき回して欲しい。
 「いい顔になってきたぜ。さっきの野梨子より、ずっとエロい顔してる」
 魅録の煽るような囁きすら、可憐にはもう届いていない。
 体の奥の火照りを鎮めて欲しくて、そこを魅録で埋めてもらうことしか考えられなかった。
 「み……ろく、お願い……」
 蒲団に顔を埋めて、腰を突き出す。
 「……もう、……」
 「ん?なんだよ、わかんねぇ」
 「欲しいの、意地悪しないで……っ」
 無意識に腰をくねらせながら、切羽詰った声で可憐が言うと、魅録はにやっと笑った。
 「そこに手をついて、腰上げろ」
 命令されるままに、可憐は魅録の指差した長持に両手をついた。浴衣の裾が大きくまくられ、
下着に包まれた可憐の尻が魅録の眼前に差し出される。
 「もっと足開かないと、入らねえよ」
 いたぶるように言いながら、魅録は下着の脇の紐をスルっと引き、秘所を露にした。一本の
紐だけで腰に留まっている下着の内側は、糸をひくほどにぐっしょりと濡れていた。
903蒲団 6/8:2008/09/23(火) 17:20:07 ID:eCaMe2aN
 男友達の目の前に、恥ずかしい場所を晒している羞恥心で、可憐は足をわずかに震わせた。
その腿の付け根を魅録は両手で掴み、容赦なくぐいっと開いて、しげしげと眺める。
 「すげぇ、キレイだぜ、可憐のココ」
 「……イヤっ……!」
 恥ずかしさで顔が熱くなった。腰を捻って逃れようとしても、魅録の指はしっかり食い込んで
離れない。
 「こんなに膨らんでる。やらしい体してんだな、可憐」
 言いながら、また指をそこに滑らせる。くちゅくちゅと卑猥な音が可憐の耳にも届いて、羞恥に
耐えかねた可憐は突っ伏した。それが、恥ずかしい部分を更に魅録の目に晒すことになった。
 「ひっ……あぁ……っ!」
 痛いほどに膨らみきった敏感な芽を指先でいじられて、思わず高い声が出る。意志と反して、
可憐の腰が細かく揺れる。
 胸にも手が伸びて、強く捏ね回された。
 魅録が、つつくように嬲っていた肉芽を、指の腹で擦り上げる。ぴちゃ、ぴちゃ、と音がする。
 「あっ、……んん、ぁあああっ!」
 可憐はこらえきれずに大きく腰を揺らして声を上げ、首を仰け反らせた。体の奥で何かがはじけ、
熱いものが溢れてくるのが、可憐自身にもわかった。
 魅録の目の前で、そこはヒクヒクと痙攣し、だらしなく糸をたらして、悦びを示していた。
 「あ、……あぁ……はぁ……っ」
 快楽の余韻と、指だけでイってしまったことの恥ずかしさとで、可憐はまなじりを赤く染め、
瞳を潤ませている。体はまだ、ぴくぴくと小さく震えていた。
904蒲団 7/8:2008/09/23(火) 17:21:13 ID:eCaMe2aN
 ガクガクと崩れ落ちそうになる可憐の腰をつかんでもとのようにかかげさせ、魅録は自分の
浴衣の裾を開いた。いきり立った自らを、絶頂を迎えたばかりの可憐の花弁に押し当てる。
 「コレが、欲しかったんだろ?」
 そう言いながら、一気に根元まで突き刺した。一度達した可憐の中は感度を増して、ねっとりと
絡みつくように魅録を受け入れる。
 「ふ、くぅ……っんあっ!」
 奥まで到達すると、魅録は可憐の髪をつかんで、首を仰け反らせた。
 「可憐……おまえ、清四郎に惚れてんだろ?」
 とろんとした可憐の目が、少しだけ揺らいだ。
 「……な、にを……はぁっ、あ、あ」
 否定の言葉は、魅録の腰が強く打ち付けられて、喘ぎに呑まれた。
 「……あいつに、くっ……抱かれたくて、あんなに濡らしてたんだろ」
 「そん……な、っ……ちが、ああ、ぁ……ふ……うっ」
 言葉を発しようとして開いた唇からは、もう意味をなさない音しか出てこない。体の奥と同じように、
頭の中までかき乱されて、思考もまとまらない。
 「……なあ、可憐……今、どんな気分だ? ……好きな男が、他の女を抱いてる傍で……、
俺に抱かれてるってのは……っ」
 魅録の呼吸が昂ぶり、腰の動きがいっそう強くなる。
 「ああ、っ……!あ、はぁっ……!い、いっちゃ……んぁああっ!」
 「……う、くっ……!可憐……っ」
 はしたなく、高い声を上げて腰を振りながら、可憐が達した。びくん、びくんと締め付ける可憐の
中へ、少し遅れて魅録も精を放った。
 「……あ、あぁ……っはぁ……んん」
 膝が崩れて、可憐は板張りの床へ倒れこんだ。全身が熱く火照り、絶頂の余韻でいまだに
ズキズキと体の芯が疼いている。
 白くもやがかかったように、頭の中は混乱し、甘ったるく痺れたままだった。
 ふと視線を上げると、まだ少し荒い息をつきながら、魅録は可憐を見下ろしている。
 ぞっとするほど、冷たい顔だった。
905蒲団 8/8:2008/09/23(火) 17:22:04 ID:eCaMe2aN
 一気に現実に引き戻され、可憐は慌てて体を起こした。
 魅録は、軽く自分の浴衣の乱れを直してから、襖に手をかけた。
 「悪かった、可憐。……忘れてくれ」
 小さく一言言い残し、部屋を出て行った。

 体の力が抜ける。
 清四郎を愛してなんていない。
 ずっと、長い間、男友達に恋心を抱いていたことは確かだった。
 けれど、それは清四郎などではないのだ。

 こんなことになってしまった以上、言葉を尽くしても、信じてはもらえないだろう。
 そして、あの二人の情事を見て昂ぶらせていた魅録こそ、野梨子を思い続けていたのに違いない。
 関係を壊すのが怖くて、ずっと言えずにいた。心の中で、こっそり想っているだけで良かった。
 こんな終わり方をするなんて、考えてもみなかった。
 可憐は立ち上がれないまま、情事の色が濃く残る部屋に座り込んでいた。

                                【了】
906名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 17:23:19 ID:eCaMe2aN
カウントを間違っていた。スマンカッタorz
全7レスでした。失礼しました。
907名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 19:12:33 ID:Sp1421yK
きっきっき、きたー!
908名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 22:02:55 ID:lGPWTzDU
おもしろかったです!
文章力もすごい!
個人的に清野と魅可は好きなんでウレシイ。
どっちのペアもエロいですね、ハアハア
美童と悠理は何も知らず、寝てるのかな?w
909名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 08:52:34 ID:da+90DGZ
ktkr!!
エロパロらしいエチーをありがとうございますw
Sな清四郎と魅録に萌えてしまったー。
また書いてください!
910名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 19:07:08 ID:zPK+LZVD
キタ━━(゚∀゚)━━!!!

鬼畜な魅録の色気がすごいな〜〜もう
それにしても小部屋でなんて、オイオイ魅録さんよ
でも魅録の誤解は切ない、魅録が誤解してるように、可憐も?なんて少し思いましたが…
結婚後の清四郎と野梨子の情事にもドキドキしました

とにかくGJでした!
911名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 21:14:08 ID:kNsjY9zO

>蒲団
エロという範囲に括らなくても上質な話で何回でも読み返したくなる程です。
こういう話を読めて嬉しいです。
とても楽しませてもらいました。
912名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 03:20:59 ID:NY9E+Rzf
乙です〜。
和風の古い家で浴衣でって、凄く萌えるシチュだった。
また投下おながいします。
913名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 09:12:09 ID:kT4DzsFs
>蒲団
GJでした!
題名もしぶいですね。
清野の新婚情事もエロくてよかったし、ちょい鬼畜の魅録がよかったです。
可憐がせつないけど、いろっぽかった。
待ってて良かった!
914mind control 1/8:2008/09/27(土) 20:58:26 ID:+9rqNXsf
清四郎×可憐です。 8レスほど。
――――――――――――

 デザートのシャーベットが思いのほか美味しくて、いい気分になった。
 一晩くらいなら付き合ってもいいかもしれないという気になったのは、そんなささいな
気まぐれだ。

 定石通りにホテルの部屋に運ばれてきたシャンパンを飲みながら、可憐は窓の外へ
目をやった。窓からは夜景が綺麗に見えて、本来ならばこの部屋で甘い夜を過ごす
はずのカップルに申し訳なささえ感じる。
 可憐には、この男とのロマンティックな一夜など微塵も想像ができないからだ。

 「可憐、愛しています。ぼくのものになって欲しい」
 そんなうそ臭い言葉を、この男は平気で吐く。
 ほんの数ヶ月前からだ。二人きりになった瞬間を狙って、清四郎は真顔でそんな
事を言うようになった。最初はさらりと流していた可憐も、あまりにそれが続くので
業を煮やした。
 ディナーの申し込みを受け入れたのは、真意が知りたかったからだ。

 「どういうつもりなのか知らないけど……あたしにここまで付き合わせたんだから、
そろそろ本音が聞きたいわね」
 フルートグラスを置いて立ち上がる。
 ワンピースの裾をふわりと広げてベッドの端に腰をかけ、少し顎を上げて高圧的な
目をしてみせた。

 「どういうつもり……と言われると、困りますね」
 清四郎は本当に、少し困った顔をしてみせた。それからグラスを置いて、正面から
可憐の顔を見つめた。
 「可憐。何度でも言います。貴女を愛している。ぼくのものになってください」
915mind control 2/8:2008/09/27(土) 20:59:15 ID:+9rqNXsf

 間を置いて、可憐はぷっと吹き出した。
 「あんたのそんな顔を見られただけでも収穫だけど、そんな言葉を素直に信じられる
ほどあたしは馬鹿じゃないの。何をたくらんでるのか、いいかげん教えて頂戴」
 「……どうすれば、信じてもらえますか。貴女の望みなら、なんでもしますよ」
 「本当に、何でも?」
 確かめるように清四郎を見上げながら、ピアスを外す。と、手からそれが転がり落ちた。
 目線で促すと、清四郎は素直に立ち上がり、可憐の足元にひざまづいてカーペットを
探る。
 その目の前に、可憐はついっと素足を差し出した。
 ピアスを手にした清四郎に向かい、挑戦的な声音で言う。
 「――舐めて」

 何の迷いもなく、ワンピースから伸びる可憐の足を両手で支えて、そのくるぶしに
清四郎は唇を付けた。
 白い足の上を、ゆっくりと清四郎の舌が下りていく。赤い舌が、唾液の跡をつけながら
足の甲を走る青い血管をなぞり、ペディキュアに包まれた親指まで来たとき、動揺した
可憐はわずかに足を引いた。
 「本気?」
 清四郎が顔を上げた。怪訝そうな表情が浮かんでいる。
 「もちろん」
 なんという事もない、と言いたげな真顔で答えた。
 「貴女の言うことなら、何でも聞くと言ったでしょう」
 言いながら、唾液で光る唇を指で拭った。

 このプライドの高い男が、まさかそんな真似をする訳がない。そう踏んで、あえて
仕掛けたこの罠を、清四郎はあっさりとクリアしてしまったのだ。
 屈辱をすんなり受け入れ、言われるがままに自分の足へ舌を伸ばした清四郎に
驚くと同時に、可憐は自分の心に芽生えたある種の快感に戸惑っていた。
 顔先へ突き出された自分の足をうやうやしく両手に支え、当たり前のことででも
あるかのように迷いなく唇を付けたのだ。あの清四郎が。
 偉そうに薀蓄を垂れ、友人に嫌味を吐く、その同じ唇が、可憐の足を滑る。薄い
唇から覗いた赤い舌が白い足を這う様子は、ひどく猥褻なものに見えた。
916mind control 3/8:2008/09/27(土) 21:00:06 ID:+9rqNXsf
 「――続けなさい」
 冷静を装って、可憐は命じた。ベッドの傍にひざまづいたまま、清四郎は再び
可憐の足へ舌を這わせる。ワンピースに合わせたオレンジ色のペディキュアが
清四郎の唇に包まれ、温く柔らかい口腔内の感触に可憐はピクリと腰を浮かせた。
 ゆっくりと指を愛撫して、舌はまた上へと這う。チロチロとくすぐるように舐めたかと
思うと、たっぷりと唾液を含ませたそれが大胆に動く。
 膝の裏側をそっとかすめるように清四郎の唇が触れて、可憐が大きく腰を揺らした。
 「……んっ……」
 そこを、舌先で軽くなぞるように舐められて、吐息が漏れた。

 いつのまにか、清四郎の片手がワンピースの裾を少しずつたくし上げ、腿があらわ
になっている。舌はじわじわと上へ進み、可憐の敏感な部分へ近づいてゆく。自然に
足を開かされ、内腿を唇がかすめた。
 「……だめ」
 顔を上げた清四郎が、可憐を見た。まだ顔色ひとつ変わっていないのが、すでに
頬を紅潮させた可憐には憎らしい。
 「そこは、だめよ」
 「――わかりました」
 すんなりと引き下がったかと思うと、すかさず首筋に唇を付ける。
 「ん……ふっ……」
 「ここなら、いいでしょう」
 耳元で囁く声は普段より低く、別人ではないかと可憐が思う間に、たっぷりと唾液を
含んだ舌が耳をなぶって、ぴちゃぴちゃと水音を立てる。
 「は……ぁっ……ん」
 腰を捻り、逃れようとしてベッドに仰向けに倒れこんだ。その可憐に、のしかかる
ような形で再び舌が首筋へと、そしてワンピースの大きく開いた胸元に進んだ。
その感触に酔い、可憐はうっとりと目を細めた。
 と、動きが止まる。
 清四郎の両手が、可憐の顔をいとおしげに包んだ。
 下から見上げる清四郎の顔は、いつもと同じようでいて、少し違って見える。
 可憐の唇に、清四郎のそれが近づいて、可憐は素直に瞳を閉じた。
 が、清四郎の唇がそこに触れることは無かった。
 不審げに可憐が目を開く。
 「……どうして?」
 清四郎は、初めて唇の端に笑みを浮かべた。
 「キスしろ、とは言われていませんから」
 「――!」
917mind control 4/8:2008/09/27(土) 21:01:13 ID:+9rqNXsf
 憎たらしい男、と心の中で毒づく。
 「して欲しいことは、何でも言ってください。――あなたの望みなら、何でもします」
 にっこりと笑った。

 体のうずきが収まらない。――肌を合わせたい。体で、触れ合いたい。

 「――脱ぎなさい」
 すっと立ち上がり、ベッドの傍に立った清四郎がシャツを脱ぐ。鍛えた上半身があらわ
になった。
 「そこまででいいわ。続きを」
 「可憐が脱がないと、続きはできませんよ」
 「……なら、脱がせて」
 起き上がり、清四郎に背を向けると、ワンピースのファスナーが下ろされた。そっと
肩を滑らせ、下着姿になった可憐を見つめた清四郎が口を開く。
 「きれいですよ、可憐」
 長年付き合っている友人の、それも清四郎の口から出る賛辞に、可憐らしからず
頬をまた赤く染めた。

 「お世辞はいらないわ」
 声が少しうわずる。強がりだと思われたことを恥じる前に、また清四郎の唇がやって
きた。じらすようにゆっくりと、首筋から胸元へ、時折軽く歯を立てては唇でくすぐり、
舐め上げながら進む。そして下着の入り口で舌は止まった。
 「これも、邪魔ですね。どうしますか?」
 身を捩らせながら可憐は言った。
 「……脱がせて」
 「上だけ?」
 「……ええ」
 少し抱き上げられて背中のホックが外される。裸の胸が重なり、がっしりとした
清四郎の体に可憐の胸が直に触れた。少しだけ汗ばんだその肌に、可憐は妙な
安心感を覚えた。
918mind control 5/8:2008/09/27(土) 21:02:18 ID:+9rqNXsf
 同時に愛撫が再開される。手が可憐の背を滑り、唇が胸の頂きを避けるように
して這いまわる。もどかしさに腰を揺らしたことが恥ずかしく、可憐は顔を背けた。
 「可憐、どうして欲しいのか、言ってくれないとわかりませんよ」
 「……んんっ……」
 「ほら、ここはいいんですか?」
 痛いほどに尖った乳首の周囲をなぶるように指が伝う。
 「はぁっ、そ、こも……」
 「どうして欲しいんですか?舐めてほしい?それとも」
 「な、めて……」
 いい終わるが早いか、乳首が舌にくるまれ、転がされる。
 「ん……うっ……ぁ」
 可憐の腰が跳ねて、それを捉えた清四郎の手が尻を掴んで揉みしだく。もう片方の
手は可憐の胸をなぶって忙しく動いている。

 下着の上をすっと指が滑って、可憐の腰が跳ねた。
 「……っあ」
 「ここは?脱がせなくてもいいんですか」
 下着の上から、一番敏感な部分を擦り上げられた。
 「はぁっ……!」
 直接触れて欲しかった。けれど、脱がせて欲しい、とは恥ずかしくてとても言えない。
 無言のまま頬を赤く染め、身を捩らせる可憐に、清四郎は言った。
 「いいんですね?――なら、このままで……」
 薄い布ごしに、清四郎の指がねちねちと、いたぶるように動く。自らの蜜で下着が
濡れているのが、可憐にもわかった。

 清四郎の手が下着を横へずらしたと思うと、顔が近づいて、隙間から舌が入り込む。
 「あっ……ぅんっ!」
 高い声が漏れた。
 濡れそぼったそこを、熱い舌が這い回る。ことさらに音を立てて、可憐の羞恥を
煽りながら、吸い付き、舐めとり、転がしては掬い上げる。指がぷっくりと張った敏感な
部分をそっと開いて、そこをつつくように舌がなぶった。
 「はあぁんっ!……や、ぁっ……あ、あ……」
 驚くほど大きな声が出て、可憐は思わず口元へ手をやった。指を噛んで堪えても、
うめき声が漏れ、自然に腰が上下に揺れて、清四郎に押し付ける。
919mind control 6/8:2008/09/27(土) 21:02:52 ID:+9rqNXsf
 「あっ、や、やぁっ……も、ぅ……っ」
 頭がぼんやりと霞んで、腰が小刻みに揺れる。
 達してしまう、と思った瞬間、清四郎はすっと舌を引いた。
 「はっ……やぁ……ひど……いっ……」
 腰をくねらせて抗議する。可憐にはもう、体に満ちる焦燥感から解放されることしか
考えられなかった。

 「お願い……、清四郎……」
 「なんですか?」
 欲望で霞んだ視界に、実に楽しそうな顔の清四郎が映る。もう、憎らしいと思う
余裕もない。命令していたはずが、いつの間にか懇願する立場に立たされている
ことにさえ自覚のないまま、可憐は言った。
 「欲しいの……清四郎が」
 可憐は清四郎のベルトに手をかけ、外した。下着も脱がせると、固く強張った
清四郎の中心が現れる。可憐はそこに口づけた。
 自分がされたようにたっぷりと唾液を含ませて頬張り、下から上へと舐め上げる。
 「んっ……、はぁ……」
 清四郎が、小さく息を漏らした。

 自分だけが乱されていたことで感じていた引け目が、少しだけ軽くなり、可憐は更に
舌を動かした。根元を手でしごきながら、先端を舌で軽くつついては、深く飲み込む。
 いつしか、仰向けに寝そべった清四郎に可憐がのしかかるような形になっていた。
 その髪に清四郎が手を添えて、されるがままに快楽を貪っている。

 可憐が顔を上げた。濡れそぼった唇が光り、とろりと潤んだ瞳は壮絶な色香を放って
いる。清四郎の反応を確かめるように、顔を見つめながら、挑むように下着を脱いだ。
 可憐はゆっくりと体をずらし、上に跨る。
 「……可憐、いいんですか?」
 「頂戴、あたしに……。清四郎が、欲しいの」
 細く小さな声でそう言うと、手をあてがって、導いた。
 「いかせて……清四郎で、あたしをもっと気持ちよくして」
 「それは、命令?」
 「――もう、意地悪しないで。お願い。あたしを、清四郎のものにして……っ、あ」
 言い終わらないうちに、清四郎の腰が打ち付けられた。
920mind control 7/8:2008/09/27(土) 21:03:47 ID:+9rqNXsf

 「はっ……あぁ!」
 腰を掴まれ、下から突き上げられる。そこから、頭まで達するような快感に痺れ、
視界が霞む。
 「あっ、あっ……ああっ、あっ」
 突かれるたびに大きな声が漏れる。
 「いい声ですよ、可憐……もっと聞かせて」
 「はぁっ、ん……やだ、清四郎……恥ずか……しっ……んぁっ!」

 起き上がり、可憐を寝かせて片足を自分の肩にかけた。可憐は快楽に小さく体を
震わせながら、なすがままに体を預けている。

 「可憐、――愛してる」
 「……ああっ……んんぁ……っ!」
 激しく体の奥をかき回される。腰が浮いて、無意識に円を描いてみだらに動く。
可憐の体の全てが、清四郎を求めて波うち、開いて、咥えこむ。

 「んっ、可憐……っ、もう――」
 「あ、いやっ……お願い、まだ……ぁっ」
 ひときわ、激しく打ち付けられる。
 「あ、清四郎……っ、や、っ……あ……たし、あたし……」
 可憐の足はしっかりと清四郎の腰に絡められ、擦りつけるように細かく動いた。

 「可憐っ、愛してる……っ……」
 「はあぁんっ、あ、せい、……しろう、清四郎っ……!」
 可憐の声が高まった。
 潮が高く満ちて、全身が波に呑まれる。
 ほぼ同時に、清四郎が可憐の中に熱い飛沫を散らして、小さく体を震わせた。
921mind control 8/8:2008/09/27(土) 21:05:31 ID:+9rqNXsf
 はぁっと息をついて、可憐に覆い被さる。熱い頬に唇をつけ、可憐の顔を覗き込んだ。
 「……可憐」
 可憐はまだ瞳を閉じて、快楽の波が引くまでの余韻に甘く浸っている。その顔を
両手でそっと包んで、清四郎は軽く口付けた。
 「――キスしていいなんて、言ってないわ」
 小さな声で言った強がりは、もう見抜かれている。
 「知ったことですか」
 もういちど、今度は深く、奥底までを求めるようなキスがやってくる。
 可憐もそれに応えて舌を絡め、清四郎の背に両手を回した。
 唇を離して、可憐は清四郎の目を覗き込む。

 「――本当に、本気なの」
 「本当に、本気です」
 「あたしを愛してる?」
 「心の底から」
 聞くまでもなかった。幾百の言葉を積まれるよりも、清四郎の体は雄弁に可憐への
愛を物語っている。

 「恋愛の駆け引きで、可憐に敵うとは思っていませんからね。正攻法で」
 「それで、あんなにしつこく愛を囁いたってわけなの」
 可憐はぷっと吹き出した。
 「そう。――愛してます、可憐。ぼくのものに、なってくれますね」
 自信たっぷりにそう言う清四郎を、返事の代りに強く抱きしめて、口付けた。

 「――貴女の望むことは、何でもします」

 そうね、でもきっと、いつの間にか、あたしがあんたに懇願するようになるんだわ。
そんな風に仕向けられて、コントロールされて。
 心の中でひとりごち、その予感にぞくりと胸がときめいた。
 ――どちらが主導権を握るか、先の見えないゲーム。
 恋愛は、こうでなくっちゃね。
 小さく呟いて、可憐は清四郎の頬を愛しげに撫でた。
 前髪を乱した、少年じみた清四郎の顔は、いま初めて見る男のように新鮮に映った。

                              【了】
922名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 21:56:03 ID:BDkJSLJc
>mind
清四郎に甘い言葉を言われる可憐、なんか羨ましいかったですw
またなにか、書いてくださると嬉しいです


それと、トリップ付き清野作家様、
続きがとても気になるので、ずっと茶碗叩きっぱなしですw
二人に進展はないのか気になるー
お待ちしてますよー
923名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 23:07:44 ID:iN+hZP2q
>mind
いやぁ、エロ甘ですね。
この二人だと、どっちがSでもMでも似合いそうで、その時々で
楽しんでそう。
またお持ちしています!
924名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 23:21:30 ID:lZiE6++E
うまいな、エロいなで楽しませていただきました
またお待ちしてます!

あとトリップ付き清野さん、私もお待ちしています
今度は野梨子初恋話前後かしらとwktkして待ってます
925名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 23:35:52 ID:TWUn+AT0
蒲団とmindの作者さま、おつかれさまです。
どちらも楽しめました。
最近あまりスレが動いてなかったから、
時々見るの怠り気味になってたけど、読めて良かった。

この際だから便乗して
ここにも清×野続編まってる人間がいます。
このスレに留まるきっかけだった話なので。
よろしくおねがいします。
926名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 06:50:02 ID:D8FcvY3R
test
927名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 07:26:49 ID:rzhyQXYk
まあ、まったり保守してまとうぜ
こうやって突然投下あることだし
928名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 17:12:08 ID:dYeB74KV
蒲団とmind読ませていただきました。
久々にのぞいて、いいお話にめぐり合えてラッキーです。
エロだけじゃなくて、その背景もしっかりあるので楽しめました。
ありがとうございます!
929乱交倶楽部2:2008/10/09(木) 17:18:21 ID:GEbhQe0K
>>860
リレー続き


「野梨子ッッ!!」
理性が完全にキレた清四郎は荒々しく野梨子の紅い唇に自分の唇を重ね、舌をねじ込んだ。
「んっ…ん、ふぅ…ちゅぅ……」
それに答えるように野梨子は舌を絡ませる。
それを愛おしく感じた清四郎は野梨子の細い身体を強く抱きしめた。
息の限界になり、唇をゆっくりと離す。
二人の舌に唾液のいやらしい橋がかかる。
「愛してる…愛してます、野梨子!」
そう言うともう一度、今度は軽く唇を重ねた。

その二人を、にやりと笑いながら眺めている美童は……


だんだんと人が来たようなので、乱交倶楽部2を久しぶりに…
誰か続きをお願いします。
930名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 23:16:06 ID:wIvxHzZC
乱交倶楽部もキターw
また書いておくれー。
931名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 18:37:22 ID:5rRSi/j8
久しぶりにリレーが読めて嬉しい。
これでSSも来てくれたらなぁ。
932sage:2008/10/16(木) 02:03:40 ID:5cHjfknq
いいねーw
933名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 02:05:19 ID:5cHjfknq
ごめん、間違えてageてもた
934名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 22:01:53 ID:H2EEtwtu
偽り〜の清野のかた、今年もう一回来てくれたら
幸せなんだけどなぁ…。
935名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 21:03:45 ID:1kMSkaiD
美童の超スーパーテクものが読みたい。
936名無しさん@ピンキー:2008/11/17(月) 12:16:34 ID:4OuOkpjk
魅×可、清×可ときたので大人っぽい美×可も読みたいです。
937名無しさん@ピンキー:2008/11/21(金) 21:51:17 ID:wY7uix8w
トリップの人じゃなくてスマソ
保守がてら一本投下させてくだちい

魅録×野梨子+清四郎

レイプネタ含む
後味最悪
苦手な人はどうかスルーでよろしく哀愁
938仄暗い水の底から 1/9:2008/11/21(金) 21:51:59 ID:wY7uix8w

 キャリア組とは言え異例のスピード出世を、是非祝わせて欲しい。
 そう言われ、清四郎の家へと出向いた。

 座卓には野梨子の心づくしの料理が並ぶ。床の間を背にして座る清四郎から
差し出される杯を、一抹の疚しさを感じつつ、魅録は受けた。
 綺麗事だけでは何一つ進まぬ世界での出世が何を意味するか、聡明な彼が
解っていない筈も無かったが、それでも清四郎は心から魅録の出世を喜び、
祝ってくれた。
 友人の有難さを噛みしめながら、妙にペースの早い清四郎につられるように
して、魅録も矢継ぎ早に杯を乾した。
 このところ仲間内での集まりにあまり顔を出すことのなかった野梨子も珍しく
同席し、頬を桜色に染めて魅録の杯を受けている。
 清四郎の妻になり、少女時代の凛と伸びた青竹を思わせるような潔癖さは
影をひそめて、女性の色香を漂わせるようになった野梨子を、魅録は眩しそうに
見つめながら酒を勧め、自分も呑んだ。

 「――が数日、家を空けていたときの――」
 はっとして目を開ける。酔いと眠気がピークに達して、話の途中で一瞬意識が
途切れたらしい。野梨子はいつの間にか中座している。魅録は傾いだ体を立て
直し、清四郎を見た。彼もまた相当呑んでいるはずで、言葉つきはしっかりとして
いるものの目元が赤い。
 「野梨子も、充分に注意はしていたようなんですが――」
 焦点がぶれて、また、上体が揺れる。なにか、大切な話の途中だったはずだ。
彼ら夫婦の身に起きた、重大な事件について話していたのではなかったか。
 ――そこで、ふっつりと意識が途切れた。
939仄暗い水の底から 2/9:2008/11/21(金) 21:52:37 ID:wY7uix8w
 目を覚ましたとき、魅録は服を着たまま蒲団に横たわっていた。どうやら話の
途中ですっかり酔い潰れ、眠ってしまったようだ。気を利かせ、蒲団に寝かせて
くれたものらしい。
 夜も更け、部屋は静まり返っている。
 と、部屋の一角から、衣擦れと、かすかな水音がした。
 まだぼんやりと酔いの残る頭を、魅録はゆっくりと巡らせた。

 先ほどまで3人で食事をしていた客間の、奥の間に魅録は寝かされていた。
 開いた襖の向こう、料理の並んでいた座卓はすでに片付けられて、がらんと
している。
 庭に面した障子は開け放たれ、鈍く蒼い月明かりと、部屋の中央にぽつんと
置かれた古めかしい行灯の灯りが、部屋を心もとなく照らす。
 その、襖の向こうから、物音がする。
 起き上がり、そっと顔を覗かせた。

 魅録の眠っている間に着替えたのか、浴衣に身を包んだ清四郎が、壁に背を
預け、足を投げ出して座る。片手に文庫本を持ち、物憂げに眼を走らせている。
 その両足の間に、淫靡な赤い襦袢姿の野梨子が、顔を埋めている。
 清四郎の空いた片手は、野梨子の頭に添えられている。
 湿った音は、そこから聞えてくる。

 「――野梨子、ぼくはもういい。……魅録が起きたようだ」
 顔を上げた野梨子が、指の先で唇を軽く拭い、こちらを見た。
 指先から唇に、唾液の糸が伝って光る。
 「――わ、悪い――見るつもりじゃ――」
 動転し、後ずさる魅録に、野梨子は艶然と微笑みかけた。
 つと、立ち上がり、魅録の傍へ来る。
 魅録のベルトに手をかけた。
 「っ、おい、野梨子。何を――」
 「いいんですよ」
 平然と座ったままの清四郎を見る。
 「野梨子の好きなように、させてやってください」
 驚く間もなく、ファスナーが下ろされ、下着の上から野梨子が性器を手でなぞる。
 「……ふふ」
 至近距離で見る野梨子は瞳を潤ませ、かすかに息を弾ませていた。
940仄暗い水の底から 3/9:2008/11/21(金) 21:53:12 ID:wY7uix8w
 「――おいっ、野梨――」
 「――パラダイムシフトが、必要だったんです」
 何を、と言おうとした魅録を遮るように、文庫本を傍らに置いて、清四郎が呟いた。
 魅録のそこは、部屋の淫猥な雰囲気に呑まれてか、わずかに強張り、野梨子は
楽しそうに下着の上から指でそこを嬲っている。

 「――宅配業者を装っていたんだそうですよ」
 野梨子の手が魅録の下着をずらす。待ちかねていたかのように、それを眺め、
野梨子は躊躇なく赤い唇に包んだ。
 「……んっ……」
 熱い口腔内の感触に、魅録はわずかに腰を浮かす。
 本来ならばこんな状況が受け入れられる筈もない。
 だが、野梨子から立ち上る退廃的で淫らな気配と、清四郎の纏うどこか自堕落な
匂いが、部屋全体に不思議な結界を巡らして、魅録を縫いとめる。
 部屋の空気は凝り、海中にいるかのように重く粘りつく。庭木の隙間から覗く、
薄く雲に覆われた月が、水底から見上げたそれのようにぼんやりと滲んで、蒼い光
を部屋に注ぐ。

 「――3人いたそうです。押し入ってきて、ここで」
 清四郎の話は、何なのだろう。酔い潰れる前にしていたのは、確か――
 「ここで、野梨子を――かわるがわる、」
 「おいっ、清四郎――」
 「犯したんだそうです。一晩中――休む暇も与えずに」

 一度に酔いが醒めた。
 聞き流すにはあまりに重いその話を、何故この状況で聞かねばならないのか、
魅録には理解ができない。野梨子は魅録の性器を唇と指で、愛撫しつづけている。
 「そ……んな、なんで俺にすぐ、言――」
 「警察は、当てになりません」
 ぴしゃりと、清四郎が言う。
 「ぼくたちが必要としたのは、刑事としての魅録じゃない。友人としての魅録です」
 言葉を失った。
941仄暗い水の底から 4/9:2008/11/21(金) 21:54:11 ID:wY7uix8w
 魅録は刑事を生業としている。もしも、その話を友人夫婦から聞いたならば、彼ら
のために出来ることは決まっている。刑事事件として告発し、犯人を探して捉える。
それしかない。
 しかしそれは、野梨子にとって、心の傷を掘り返し、それを無理矢理に広げて、
衆目に晒すことに他ならない。

 「――事件のあとの野梨子は、それは酷かった。自殺を口にしたし、実際に何度も
――幸いにも、すぐに発見して、大事には至りませんでしたが」
 頭上で交わされる会話は、まるで自分と無関係でもあるかのように、野梨子は
無心に魅録の性器を貪る。いつしか熱く、固く滾っているそれが、今の魅録には酷く
汚らわしいものに見える。
 にも関わらず、意志とは関係なしに、与えられる感触に反応し、そこから広がる
快楽は魅録を繋ぎとめて止まない。

 「見知らぬ男に嬲られた、というだけでは無かったんです。――野梨子の苦しみは」
 「――な、」
 「達したんだそうです。数え切れないほど――好きでもない、顔も知らぬ男たちに、
嬲られている間に――そうそう、深夜に男たちは知人を呼んで、随分多くの人数に、
朝まで慰みものにされたのだとか」
 「っ、清四郎っ――!」
 「何度も、絶頂に達して、そのたびに、――何と言われたのだった、野梨子?」
 顔を上げた野梨子は、事もなげに応えた。
 「お高く止まってるくせに、嫌らしい女だな、と笑われましたわ。こうやって、大勢に
やられるのが大好きなんだろう、とも」
 「――おいっ!」
 「――写真もたくさん、撮られましたの。携帯電話や、カメラの音がひっきりなしに
響いて――両足を開かされて、ここを、たくさんの人に、指で弄られたり、舐められ
たり――数え切れないほど、何度も気をやってしまいましたわ」
942仄暗い水の底から 5/9:2008/11/21(金) 21:54:53 ID:wY7uix8w
 ぞくり、と、魅録の背筋をおぞましい感覚が走り、思わず身を引いた。
 それを、野梨子はもの足りなげに見つめた。
 紅い唇が開いて、信じがたい言葉を紡ぐ。
 「――もう、やめてしまいますの?……これから、もっと……愉しい事が待っていま
すのに」

 乾ききってもいないかさぶたを無邪気に掻き毟り、剥がして喜ぶような痛々しい
二人の会話には、はっきりと狂気が見える。
 ――どうかしている。野梨子も、清四郎も。

 「――野梨子には、それが許せなかったんです。無理矢理に体を開かされ、望まぬ
行為を強いられながら、快楽を覚えた自分の体がどうしても」
 つと立ち上がり、盆に載った湯飲みを野梨子に手渡した。一口含んで、野梨子は
魅録に口付ける。拒めなかった。
 生温い、喉の焼けるような液体が滑り下りて、魅録は咳き込んだ。酷く濃い酒だった。

 「――だから、パラダイムシフトが、必要だったんです」
 自分も湯飲みに口を付けて、清四郎が言う。
 「価値観を、ほんのちょっとスライドさせてやれば――瑕は、瑕ですら無くなる」
 清四郎が、傍らの煙草盆を引き寄せて、一本抜き出して咥えた。いつからそんな
悪習に染まったものか、煙草を吸う彼を、魅録は初めて見た。
 「――う」
 くらり、とした。話の内容のせいか、濃い酒のせいかはわからない。
 頭の芯がズキズキと痛む。悪夢の中にいるように、体が思い通りに動かない。
 気付けばシャツの胸元がはだけられている。
 魅録に馬乗りになった野梨子は自らの手で襦袢の裾を割った。
 下着すら付けていない野梨子の、薄い体毛に包まれたそこが月光に照らされて、
思わず息を呑む。
943仄暗い水の底から 6/9:2008/11/21(金) 21:56:02 ID:wY7uix8w
 「ぼくらはそれまで、ごく慎ましやかにことを済ませていました。互いの愛情を確認
することができれば、それで良いのだと考えていましたから」
 浴衣の裾を乱した立膝で紫煙を吐きながら、清四郎が言う。見慣れないはずの
光景が、妙にしっくりと、この異様なシチュエーションに馴染む。罪を覆い隠すように
煙が広がり、ゆっくりと蒼い闇に溶けた。
 「――けれど、それは間違いでした。淫らな快楽は悪だと、快感を求めるのは恥ず
かしいことだと、野梨子は思い込んでしまった」

 魅録の目の前で、野梨子の細い指が自らの亀裂を開く。
 すでに濡れそぼり、ぬらぬらと光る花弁を、見せつけるように挑発的に弄っては
吐息を漏らす。頬が上気し、潤んだ瞳は魅録の方を見ているようで、その実、何も
見てはいない。

 「だからぼくは、野梨子に教えてやった。――快楽は、決して悪ではないと」
 「……っ、はぁ……」
 魅録の上で野梨子が喘いだ。片手は襦袢の胸元に差し込まれ、やわやわと胸を
弄んでいる。
 ジジ、と音をたてて、行灯の炎が揺れた。野梨子の体に刻まれた陰影がそれに
つれて揺らめく。毒々しく赤い襦袢と、白磁のような肌との対比が壮絶なほどに妖艶で、
目を離すことができない。
 体の熱が中心に集まり、痛みを感じるほどに反り返っているのがわかった。

 「今の彼女には、あの出来事はもはや瑕では無い。甘美な思い出のひとつに過ぎ
ない――そうですね、野梨子」
 「――楽し……かったですわ――はぁ……ん、――あんな、あの時のような体験、
……んっ……二度とは……できませんものね」
 思い出したように、亀裂を嬲る指の動きが激しくなった。
 魅録の体の上で、野梨子は浅ましく腰を揺らして、自らを慰めているのだ。
944仄暗い水の底から 7/9:2008/11/21(金) 21:56:58 ID:wY7uix8w
 「最後の仕上げに、魅録、きみの力が必要なんです。刑事ではなく、友人として」
 「――どう……いう」
 「愛してはいない相手とでも、充分に快楽を感じ取れること、そしてそれは、異常な
事でも何でもないと、野梨子に理解して欲しいんですよ。――体で」
 煙草を揉み消しながら、清四郎が言った。その口調からは、何の感情も読み取る
ことができなかった。
 しかし、一瞬魅録と絡んだ清四郎の眼には、蒼く冷たい嫉妬が燃えている。そして、
その奥には、倒錯的な欲情の潤みが、確かに見て取れた。

 ――堕ちる。
 この部屋の空気が、彼らの発する狂気じみた情欲と、滲んだ月が照らす蒼い空間が、
そして口移しに呑まされた得体の知れぬ濃い酒が、魅録の理性をじわじわと侵食し、
深い闇の底へと誘う。
 ――溺れてしまう。
 海の底にいるように、重く痺れる体が、部屋いっぱいに満ちる淫らに濁った蒼い水に
混じり、溶け込んで、境界を無くして漂ってゆく。

 ぴちゃぴちゃと、水音がする。
 「……は、ぁあ……」
 野梨子の細い指先が、奥に眠る快楽の種を探り当て、そこを執拗に擦っている。
 もどかしげに眉を顰め、はぁはぁと忙しなく小さな呼吸を繰り返す野梨子の額を、
玉のような汗が伝い、髪が頬に張り付いて、切ないその顔で魅録を見つめる。
 「ああ――魅録、わ……たくしを」

 ――堪らなかった。
945仄暗い水の底から 8/9:2008/11/21(金) 21:57:38 ID:wY7uix8w
 魅録は、野梨子の腰を両手で掴んだ。小柄な野梨子の体は軽く、魅録のなすが
ままになる。そのまま顔の方へと引き寄せて、花弁へ舌を伸ばした。腰が、ビクリと
跳ねた。
 「んんっ……!」
 舌先で膨らんだクリトリスを転がし、舐め上げる。あっ、あっ、と小さな声を漏らす
野梨子が愛らしく、更に執拗に舌を押し付け、唇で吸い上げる。
 腰が小刻みに震え、小さな高みが見えたと知るや、魅録は唇を離した。
 野梨子の腰を抱え、自分の下腹部に下ろしてやる。ぬるぬるとしたそこは、少し
腰を滑らせればすぐにでも魅録を受け入れてしまうほどに熟しきり、熱を持っていた。
 もどかしげに、魅録は自らに手を添えて、野梨子の入り口へとあてがう。

 旧い友人であり、同時に旧い親友の伴侶でもある女を、――そして魅録の目の
前で自慰をしてのけた、淫気を放つ女を、魅録は見つめた。そして、親友へと眼を
やった。

 ――これは、悪い夢だ。

 「……野梨子」
 小さな声で呟いて、魅録は腰を打ちつけた。
 「……ふ、ああっ!」
 野梨子はピンと体を反らせて、快楽の第一波を受け止めた。
 両手で尻を押し開くようにして、力を込めて揉みしだくと、いやいやと腰を振って、
それが次第に円を描くように、激しい動きになる。
 「ひっ――や、ぁ……」
 魅録が触れるまでもなく、野梨子は自らのクリトリスに指を当て、そこをなぞる。
 「は、あぁぁ……ん、んんっ……!」
946仄暗い水の底から 9/9:2008/11/21(金) 21:58:51 ID:wY7uix8w

 ――目が眩む。息が詰まる。情念で満たされた部屋が、清四郎の冷たく燃える
眼が、魅録を絡めとり、溺れさせる。

 「んぁあっ……!あ、あ、っ……はあぁ……っ!」
 びくん、と野梨子の体が震えて、極まったことを示した。腰が砕けたように、魅録
の上に倒れこむ。それを許さずに、更に強く、己を野梨子の奥深くへと打ちつけた。
びくびくと、身をくねらせて逃れようとする野梨子を押さえつける。

 「……ふ、っ……くうっ……!」

 熱く、濁った欲望が放たれる瞬間、清四郎と視線が絡んだ。
 もはや欲望を隠そうともせず、ぎらぎらとふたりを見つめるどこか満足げな瞳に、
痺れるような、かつて無かった陶酔を覚えながら、魅録は精を吐き出した。

 親友であった夫婦の闇に、――暗く、濁った水底に――今この瞬間、捕えられた
のだと、魅録は悟った。

 雲に滲む月が、ただ蒼く、海の中から仰いだように歪んで見えた。

【了】
947名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 00:39:15 ID:NTF3wtYu
作者様、GJでした。
エロパロ抜きにしても、上手い。
948名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 09:28:47 ID:0k9XkHmn
GJでした。
レイプネタはちょっと苦手なのですが読んでしまいました。
めちゃくちゃ恐かったです…でもほんと上手いですね。
またなにか読ませて頂けると嬉しいです。
949名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 22:49:40 ID:qMN/CR0X
おもしろかったです。
上手いから、ぐいぐい読ませますね。
自分は暗い話もスキーだから楽しみました。
投下有難う!
950名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 21:03:22 ID:omGtwlE/
何か甘いのが読みたいage
951名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 17:02:11 ID:fR2G/umt
自分もあまあまが読みたい。
952名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 22:38:42 ID:Kefv5qSD
暗いのが流行みたいだけど、明るくて甘いのがいいね。
953名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 11:53:39 ID:xrPW6Gj3
それは作家のおまかせでいいじゃん。
せっかく書いてくれてるんだから。

のりこ好きだが、今回のように暗いのも楽しかった。
954名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 21:16:06 ID:j6X/Nxcu
せっかくここに来て嫌なものが貼られてるとがっかりするよ
955名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 21:42:21 ID:rU7TQtGn
嫌かどうかは個々人の好みじゃないか
一人のためだけのスレじゃないし
956名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 04:51:17 ID:goYVHIAI
人の萌には口を出さず、
投下されたエロは美味しくいただく。
それがエロパロ板での嗜み。
自分が嫌だと思うものは全力でスルーすればいいだけ。
ただ希望を書くならまだしも、わざわざ嫌いだとか好みじゃないとか書くのは荒らしと同じだな。
957名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 22:52:59 ID:Xf3FIK03
ブラックなのもラブラブなのもどっちも読みたい。
958 ◆zlm37W6YYI :2008/12/19(金) 00:19:55 ID:DkLmOuG3
暇ができたので、771-798の番外編で3つのエピソードを投下。
連投に引っ掛かりそうなので2,3日に分けて書き込みます。
エロは3つ目のエピソードに極薄。基本おバカ話。ただ今、3つ目を書き直しているので、

3つ目の投下までは日にち空くと思います。今回はみんなのエセピンクリボン運動風味。
前の話を読んで( ゚Д゚)ゴルァ だった方はトリップをNG指定でスルーヨロ


−*−*−*−*−

「だからね、あんた達も清四郎に診てもらうべきよ!」
興奮して真っ裸で立ち上がった可憐。
石のように固まってしまった「あんた達」であるところの野梨子と悠理。
二人が可憐のゴーゴン並みの石化の術に掛かった訳はこの前夜に遡る。

前夜、可憐が「女同士じっくり話せる場所で大事な話があるからっ!」と興奮気味に

電話を掛けてきて、急きょ、悠理が場所を提供するいつものパターン。
しかも可憐が温泉がいいと言いだしたので、学校が終わってすぐに、箱根にある剣

菱グループの老舗高級温泉旅館に繰り出した。
明日も学校があるにもかかわらず。

平日のためか、はたまたグループ会長のお嬢様の御来訪のためか、旅館は離れ

の棟を丸々三人で貸し切り状態に。可憐のリクエスト通りの環境はこうして整ってい

た。

学校帰りに直行したため、到着してすぐ夕食。
テーブルに載せきれないぐらい並べられた豪華な料理に悠理が満足し、その後、

三人で貸切となった広い露天風呂につかりながら星空を眺めた頃までは、平和な

時間が流れていた。

「で、そろそろ可憐の『大事な話』とやらを聞かせてくださいな」
露天風呂で過ごすゆったりした穏やかな時間の流れ。
可憐の話を「男関係」かと予想していた野梨子が、可憐に今回の小旅行の目的を

聞いた。

そして、二人は石化の罠に陥る――。
そこで語られたのは、前日に可憐が体験したとある「健康診断」の体験談だった。
959 ◆zlm37W6YYI :2008/12/19(金) 00:21:58 ID:DkLmOuG3
湯気に当てられたか、その可憐の診察の細部にまで及んだ独演会に当てられたの

か、悠理と野梨子は貸し切りの露天風呂の中であっけにとられて石像と化した。

「ちょっとぉ、聞いてるのー?」
反応に乏しい二人に痺れを切らし、じれったそうに可憐が尋ねる。
「……ちゃ、ちゃんと、き、聞いてますわ。とりあえず、立ったままだとカゼひきます

わよ?」
可憐の声で我に返った野梨子がようやく反応するも、どうにも上の空な様子はあり

ありだった。

「そうね。もう冬だし」
可憐は素直に湯船につかる。彼女の正面に相対してる野梨子は呆然と、その横に

いる悠理は石のように固まったままだ。

やっぱり、あたしがこの二人の背中も押してやんないと、ダメよね。二人だってもう

結婚できる歳なんだし、見合いの話もこれからどんどんあるだろうし、恥ずかしがら

ずに今のうちに身体の発育具合のチェックはしておくべきだわ。
うん、そうよ!

こういう関係にはとんと疎い友人たちを啓蒙すべく、可憐は二人の先生にでもなっ

た気持ちで、いかにこの診察が大切なのかをまくし立てている。可憐の悪意のない

「おせっかい」はさておき、聞かされている当の二人はそれどころじゃなくなっていた

のだが。

この瞬間、野梨子も悠理も確かにパニックに陥っていた。
可憐の評価通り、この二人は「箱入り娘」だった。
しかも、「箱に入ったまま、そうそう出てきそうもない娘」。
当然、恋愛をはじめ「性」への興味がほとんどないから疎い。気恥ずかしさが先に

出てしまって基本的に避けてきた話題だった。そんな二人にとっても常に「最先端」

の情報源であり、ある意味「先生」である可憐がそんなことを勧めるものだから、絶

対にどこかが変な話だとは思いつつも、明確に根拠立てて否定できないため、どう

反応すべきか迷うばかりだった。

やっと我に返った悠理は、湯船の中で、可憐の視線から自分の身体を隠すように

胸の前で無意識に自分の腕を交差させていた。
そして、おずおずと可憐先生に尋ねる。
960 ◆zlm37W6YYI :2008/12/19(金) 00:24:13 ID:DkLmOuG3
「あの、そんなの…本当に必要なの? 第一、恥ずかしくない?」
「ちょっ、恥ずかしがってる場合じゃないわよ。これは『当り前のこと』なの。自分の

身体のチェックするのは当然でしょ。それに見ず知らずの医者に診てもらうより、

清四郎の方がいいわよ。友達だからこそちゃんと細かく診てくれるもの。第一、お

金かかんないし」
「……いや、お金は別にいくらかかっても構わないけど、…そんなこと、本当に皆

がもうやってるのかなと思ってさ…」
「やってるわ!」
即座に断言した可憐が湯船から再び立ち上がる。彼女のぷるんと揺れた豊かな

乳房からも水滴がはじけ闇に輝く。
「いいこと? これは二人のためなの! あんた達こういう話疎いから、あたしがこ

うして自分の体験を話して、背中を押してあげてるんじゃない! もう16歳なんだし

、すぐにでも一度診てもらった方がいいわ。結婚なんてまだまだ先だから必要無

いとか、そんなことは関係ないの。結婚可能な歳になったんだから、診てもらわな

くちゃいけないのよ!」

身体中から湯気を立ち昇らせて断言する可憐からは、鬼気迫る迫力があり、結局

「女」としての経験値が圧倒的に足りない二人はこうして診察するように押し切ら

れたのだった。

その深夜。
露天風呂で立ち上がったまま独演会を終えた可憐さんはすっかり湯冷めして、早

々に布団に潜り込み、後には困り顔のままの二人が残された。

「本当に『あんなこと』するもんなのかな?」
「さぁ…私には見当もつきませんわ…でも、何か納得しがたいですわよね…。それ

にしても清四郎がそんなことしていたなんて…」
二人で布団を被って話し声が可憐に漏れないようにし、懐中電灯の明かりだけを

頼りに、困惑顔の悠理が尋ねる。
「野梨子は全然知らなかった? そもそも、そんな『健康診断』した方がいいって清

四郎から聞いたことはある?」
悠理と同じように布団を被った野梨子がやや首を傾げながら小声で答える。
「そんなの知りませんでしたし、聞いたこともありませんでしたわ…」
「だよねぇ…」
961 ◆zlm37W6YYI :2008/12/19(金) 00:25:47 ID:DkLmOuG3
悠理は懐中電灯を点けたり消したり、落ち着きがない。いつものペースが戻って

きた野梨子が冷静に続ける。
「ただ、私がずっと知らなかっただけで、もし清四郎に聞いたらあっさりと普通は『

体験』してるものだと言われるかもしれませんわ…『聞かれなかったから、言わな

かった』ってことは、よくありますもの」
「そうかぁ…でも、本当にそうなのかなぁ…?」

彼女たちには可憐の話を判断できるだけの知識がなかった。
さんざん堂々めぐりの会話を続けた後で、二人は互いに恥を忍んで別々に誰かに

確認し、そこで出た結果を互いに共有することにした。
その結果、可憐の言うような『健康診断』が待っているにしても、可憐の勧めるま

まに、明日いきなり学校で清四郎に頼み込むのは嫌だと言う結論には到達した。

「ではお互い信頼がおけそうな人物に恥を忍んで尋ねましょう」
「わかった…明日の夜までには絶対に誰かに聞く!」
「ええ。二人でそれぞれ誰かに確認して、その答えがどちらも可憐の言った通りな

ら、一緒に清四郎に診てもらいに行きましょう」
「うん…でも、相談するにしても、だからといって母ちゃんには聞くのは何か恥ずか

しいなぁ…」

こうして、箱入り娘たちの密かな奮闘がはじまった。


プロジェクトX――挑戦者たち  第一夜 Fin

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
改行失敗しました。読みづらくてすみません。
ではまた
962名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 13:51:26 ID:mAjjgB+y
おぉっ!清四郎の健康診断の番外編が!
可憐の健診をしれっとやってのけた清四郎がおもしろかったので
期待してます。悠理と野梨子は誰に確認するんだろう。
963 ◆zlm37W6YYI :2008/12/19(金) 22:24:24 ID:C3gSOKFy
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

その翌日。
旅館から学校に直行した悠理と野梨子は固く握手を交わしてお互いの健闘を誓った。
「ベストを尽くしましょう」
「野梨子も」
彼女たちは至って真剣だったが、目の前に横たわる課題の困難さに内心絶望もして
いた。

あんなこと、いったい誰に聞けばいいのかしら? 清四郎に直接聞くのが一番早いの
でしょうけど、何だか、恥ずかしいし、気が進まない…。
野梨子は授業も上の空で、ひたすら相談相手を誰にしようか考え続けた。

清四郎じゃなければ魅録…? きっと嫌がりそうな気が…ダメね。それじゃぁ美童か
しら? ……ううん、論外。
女性の生活全般にまで精通している美童なら真実を教えてくれるだろうとは思ったが、
彼に今までとは違った対象として見られそうで、野梨子は本能的に一瞬で却下した。

女性で気兼ねなく相談できる人はいないかしら? でもかといって、お母様に聞くのは
気恥ずかしいし。悠理も昨夜聞きたくないって言ってたけど、これは理解できますわ。
本当なら清四郎のお姉さまでもいいのだけど、そのまま清四郎に話が行きそうだし…
ダメね。思い切ってミセスエール? ううん、国が違うと、きっとそのへんの事情は違う
わ…。

こうして悩み続けてお昼休みになった。
清四郎が生徒会室でお弁当を食べようと誘ったが、それを断り学食へ向かう野梨子。
一緒にいれば、内心の混乱ぶりを清四郎に見透かされそうで避けたい気持ちがあった。
それに今日は旅館から直行なので、いつもなら持参するお弁当の用意はなく、断りやす
かったせいもある。

久しぶりに利用した学食でAランチを受け取り、野梨子が席を探していると離れた所から
声をかけられた。
「野梨子!」
カツカレーを食べつつ、軽くスプーンを上げ野梨子に合図する魅録。

「一人で学食に来るのって、めずらしいんじゃない?」
「今日はお弁当を持って来ていませんの」
魅録の隣に座り、早速食べ始める野梨子。
魅録はカツカレーを早くも平らげ、野梨子が食べる様子をお茶を飲みながら眺めている。
「ああ、昨日箱根か。いいねー」
「…星がとても綺麗でしたわよ」
昨夜のことは言えませんわねと思いながら無難に答える野梨子。
「そう言えば、いま千秋さんが帰って来ててさ、どっか連れて行けとか言ってたな…親父
が嫉妬するから俺は嫌なんだけどね…」
その時、不意に野梨子に天啓が下った。
「おじさまと揉めるのは大変ですわね……って、そうですわっ!」
突然立ち上がった野梨子を、あっけにとられた魅録は呆然と眺めていた。
964 ◆zlm37W6YYI :2008/12/19(金) 22:26:16 ID:C3gSOKFy

お昼休み終わり間際、悠理は魅録からメモを渡された。
「今から聞きに行ってきます。結果は夜電話します。  野梨子」

野梨子…見つけたんだ…。でも誰に聞きに行ったんだろう?
あたいはどうしようか…?
午前中から考え込んではいたが、それよりも昨夜の睡眠不足がたたってか、授業中は
気持ちよく眠りこけてしまっていた。
着々と困難な課題に立ち向かう野梨子と比べてあたいは何やっているんだろう? こん
なんで誰かに聞けるのかな? 

悠理の脳裏に余裕たっぷりの微笑を浮かべる母親の顔が浮かんだ。
きっとこんなことを聞けば、娘もお年頃になったと喜び、『女』の先輩として助言と、それ
こそ縁談の一つも薦めてくるかもしれない。
そんな母が娘を育てる醍醐味を味わって喜々とする様を想像し、縁起でもないとばかり
に彼女はブルブルと首を振った。
「冗談じゃない。何とかしないと…」
チャイムが午後の始業を告げ始めていたが、授業に出る気にもなれず、悠理は生徒会
室へ向かった。

体調が悪いからサボると言い放ち教室から出ていく悠理の背中を見送りながら、魅録は
清四郎に小声で訊ねた。
「今日は可憐はカゼで休み、野梨子は用事で早退して、悠理は体調が悪いと…みんな
二日酔いかね?」
「野梨子に関して言えばそんなふうには見えませんでしたけど、まぁ遅くまで起きていて、
睡眠不足ってあたりでしょうね。授業中もぼんやりしていたようだし」
「どうせ出かけるなら、やっぱ次の日は休みの方がいいよな。朝から休んだ可憐が一番
賢い」
「ふむ。それはたしかに」
清四郎と魅録は苦笑しつつ互いの席に着き、午後の退屈な授業が始まった。

同時刻、生徒会室。
悠理は室内をグルグル歩き回っていた。頭の中では堂々めぐりの思考が回っている。

どうしよう。授業に出てる場合じゃないけど、ここで一人で考え込んでいても解決するもん
じゃないし…。やっぱ母ちゃんに聞くしかないのかな? でも母ちゃんはヤダなぁ…。だか
らと言って父ちゃんや兄ちゃんにはもっと聞けないし…。クラスの女子に聞くのも恥ずかし
いし、無理だ…。

思考も身体も落ち着きなくグルグル回っていた悠理はここでハタと気がついた。

あたい、こんな時に相談できる相手がいない――。
965 ◆zlm37W6YYI :2008/12/19(金) 22:30:09 ID:C3gSOKFy

いつもなら、この手のことは可憐に聞けばそれで終了なのに、今それができない。
同じ悩みを共有する野梨子にも聞けない。
かと言って男性陣に聞くわけにもいかず、悠理は完全に手詰まりになっていた。

あたい、どうしたらいいんだろ…。
今となっては素直に清四郎に頭を下げるしかないのだろうか…いや、でも…でも…恥ずか
しいし。イヤダ。
あたい、こんな時、皆(有閑倶楽部)に頼れないと、こんなに「一人」だったんだ…。

他に誰も頼れる人間が浮かばないということを自覚してしまったことが、悠理を精神的に
ますます追い詰めた。

「何突っ立ってるの?」
突然、ふいに頭の上から声がした。
「…! あ………び、美童…う、うわ〜ん…」
振り返り、不思議そうにこちらを見ている美童の顔を見て、思わず泣き出す悠理。

「え? 何で泣くの? ちょと、何があったの? とりあえず、ここ座って、悠理」
困惑したままとりあえず悠理をあやす美童。
まるで子供を慰めるように、優しく席へ誘導する。悠理は何か話そうとしても、しゃくり上げ
るばかりで、話が続かない。
美童はそっと寄り添うようにひざまづき、背中をさすって、悠理に微笑みかける。
「悠理、落ち付いたらでいいからね。気が済むまで泣くといいよ。僕が付いているからもう
大丈夫。今日の僕の午後は全部悠理のものだよ。落ち付いたら、どうしてほしいか言って。
ね?」

5分後。
ようやく悠理は落ち着きを取り戻し、意を決して美童に洗い浚い昨夜のことを打ち明けた。
可憐が受けた診察内容も包み隠さずに。

「……でね、可憐が清四郎に診てもらえって勧めるんだけど、別にあたいにはちゃんとし
た根拠はないけど、何だか納得できないし、どこも悪いところがあるとも思わないし…。
野梨子とお互い今日中に誰かに聞いて確めてから、必要なら清四郎に頼み込もうって
昨夜約束してて…。野梨子はお昼に早退して誰かに確認に行ったのに、あたいは誰に
も恥ずかしくて聞けずに、しかもこんなこと、相談できる相手もいないんだって気が付い
たから、何だか余計に悲しくなってきて…」
言ってるうちにまた悠理の瞳が潤んできた。
「いま、こうして僕に相談出来ているからもう大丈夫だよ。僕にこうしうて話してるんだか
ら。野梨子には僕に相談したって言えばいい」
美童はハンカチで悠理の涙をぬぐってやりながら、安心させるように微笑いかけた。
「…うん」
966 ◆zlm37W6YYI :2008/12/19(金) 22:31:53 ID:C3gSOKFy
彼はやれやれと内心思うとともに、同時に可憐の行為に呆れ、また清四郎に深く同情
していた。きっと可憐に無理に押し切られたのだろうということが、見てもないのに容易
に想像がついたからだ。
そしてまた、数多の女性と浮名を流し、女性のことには長けていると日頃から自認して
いた美童は、身近な女性同士で行われた思いもがけない濃い会話の内容に、新鮮な
驚きを感じてもいた。

日本の女性って「性」についてこんなにオープンに語り合うものだったのかな? 可憐
ならともかく、野梨子も悠理も加わって話していたとなると、それが日本の一般的って
考えていいはず…。こういうことって、日本ではもっと秘め事として表に出さないものだ
と思ってたけど、違ったのか…。これは日本女性について、いいサンプルが得られた。
日本女性と付き合う時の今後の参考にしよう…。

大和撫子についての貴重なサンプルを得た美童は内心ほくほく顔で喜び、不安顔の
ままの悠理に、優しく一言、一言諭すように語りかけた。密かな感謝の気持ちもこめ
ながら―。

「ねぇ、悠理。もしね、悠理がいま自分の身体のどこかに痛みを感じていたり、何か
違和感を感じているなら、僕はすぐにでも病院にかかることを勧めるよ」
「ううん、それはない」
「そう。良かった。
可憐が診てもらったのは、その、やり方はともかく、いわゆる『婦人科検診』に区分
されるものだと思うんだけど、それなら、確かに二十歳過ぎたら悠理だって、野梨子
だって、例外なく毎年診てもらった方がいいものだよ」
「……そうなの?」

「うん。乳癌とか、子宮なんかの婦人系の病気は、ちゃんと専門医に診てもらった方が
いいものだからね。これは僕ら男でも、男性特有の病気の検診は専門医に診てもらう
ものだし、別に特別なことじゃなく普通のことだよ。
だから年齢に関係なく、身体に異変を感じた時は、先延ばしせずに専門医に診てもら
うことは大切」
悠理が素直にうんうん頷くのを見て、女性心理のエキスパートはさらに語りかけた。

「で、ここからは僕の経験に基づく個人的な意見だけどいいかな?」
「もちろん!」
悠理は大きく頷く。

「僕がこの話を聞いて思ったのはね、可憐は強く勧めているようだけど、身体の発育具
合を診てもらうために、今すぐ専門医に行く必要は感じないんだよね。それに、僕が知っ
ている限りでも、そんな意味合いで診察を受けてる知り合いに心当たりはないよ。普通
の婦人科検診としてなら診察を受けているというならあるけどね」
「やっぱり、可憐のはしなくても大丈夫だったんだ…」
967 ◆zlm37W6YYI :2008/12/19(金) 22:32:38 ID:C3gSOKFy
心底安心し、悠理はホッと息を吐いた。
「まぁ、あれを『婦人科検診』として肯定的に捉えれば、普通に必要なことだから、あな
がち間違いではないんだけどね…。
いま聞いた限りの内容が本当なら、可憐のだとちょっとやりすぎかなって気がするよ。
あの内容だとメインは『身体の発育』具合のようだし…。
第一、誰かを好きになって、互いに想いが通じて結ばれる時に、よほど年齢差が無け
れば、相手の身体の発育具合なんて普通気にしやしないからね」
「そういうものなんだ?」
「うん。そりゃ、顔や身体つきもそうだけど、肌の色だって、髪や、瞳の色だって、人間
一人ひとり違うものだし、可憐のようにグラマーもいれば、同い年でもそうじゃない人も
いるでしょ。人の発育具合なんていろいろだよ」
ふむふむと素直に聞いていた悠理は、ハタと自分の胸元に一瞬視線を落とし、美童に
向かってアカンべーとしかめっ面を見せた。
「あたいのことは、ほっといて」

美童はいつもの悠理が戻ってきたなと思いつつ、笑顔で続けた。
「ゴメン、ゴメン。だからね、そういう『発育具合』をメインに診てもらうのはナンセンスだ
ということが言いたかったんだ。
それにね、例えば僕が、誰か素敵な女性に夢中になったとして、すでにその相手の内
面に魅かれて、その存在全てが好きになってしまっていたら、相手の外見ってすでに
重要視してないよ。『好きになった人がタイプ』ってなるからね」
「うん…」
「そう。だから、悠理が誰かを好きになって、その相手も悠理のことが好きになって、い
つか結ばれる――それだけでいいと思うよ。恋をして、付き合ううちに何か問題がある
ということが分かれば、そこで診てもらえばいいだけだし。今、何も焦って自分の発育
具合を診てもらう必要性は、僕は感じないな。」
「本当にそう思う?」
「うん」

じっと美童の瞳を見つめていた悠理が心から安堵した笑顔を見せた。
「…何だかホッとしたぁ…。あたい、美童に相談出来て、本当によかった。将来はそう
いう婦人科検診を受けるにしても、今、焦って可憐の言うような発育を診てもらうって
のは、もう二度と考えない」
「そうだね。それでいいんじゃない」
悠理につられて美童も笑顔になった。
968 ◆zlm37W6YYI :2008/12/19(金) 22:34:32 ID:C3gSOKFy

「さて、今日は午後から授業に出ようかと思って、彼女の家から直行して来たんだけど、
5時限目もう終わるなぁ…」
壁の時計を見ると5時限目が残り15分。今からでも授業に行くかどうしようかの思案顔の
美童に、すかさず悠理が提案する。
「あのね、美童。お礼を兼ねておごるから、今からどっか行かない?」
「いいの?」
「うん! おごらせて! 本当に感謝してるんだ、今日のこと。ホントにありがと…」
素直な笑顔全開の悠理の顔を見て、美童はウインクを寄こす。
「じゃぁ、悠理にごちそうになろうかな?  ピエール・エルメ・パリスでモンブランケーキ
なんてどう?」
「行くいく行くいくーーーーーーーーーーーっ!」

誠に頼もしいカウンセラー美童に、心から尊敬の眼差しを向ける悠理。
やっぱり美童って、伊達にとっかえひっかえ女の子と付き合ってるわけじゃないんだな。
こういうとき一番頼りになる…。すごい…。

と、いらんことに感心をしながら、美童と平和な午後のティータイムを楽しむべく、悠理は
喜々として出かけていったとさ。


プロジェクトX――挑戦者たち  第二夜 Fin

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
第三夜は書き終わり次第落とします。
では
969名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 07:25:18 ID:61J1Xm9v
>プロジェクト
GJ!
こういう時の美童って頼りになるんだなぁ。
素直な悠理がめちゃかわええ。
野梨子&千秋さんはどうなるか楽しみにしてます!
970名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 00:21:03 ID:NKzx4BMP
同じく続き待ってます!!
971 ◆zlm37W6YYI :2008/12/22(月) 23:01:44 ID:CSQ5pLSj
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

その日の夕刻。
野梨子は再び箱根にいた。

「昨夜が豪羅の老舗旅館で、今日は芦ノ湖に面した隠れ宿…。同じ箱根でも趣がだいぶ
違いますわね…」
重々しい歴史を感じさせる総檜造りの露天風呂を前に野梨子はそう呟いた。
「さぁ、洗い場はこっちよ」
「あ、はい千秋さん」
「野梨子ちゃんが来てくれてよかったわ。バカ息子に連れて来てもらおうかと思ったけど、
温泉はやっぱり女同士で来ないとつまらないもの…」
「はあ…」
野梨子はここ3時間の目まぐるしい出来事を振り返る。

学校を早退してまで魅録の家に押しかけたら、「相談聞いてあげる代わりに付き合って」と
千秋に有無を言わさずに連れ出され芦ノ湖へ。彼女の常宿らしく、すぐに離れの一室へ案
内された。
その間、相談を切りだすことも一切できず。

明日も学校ですのに、困りましたわ。夜遅くなっても帰らないと。何より、悠理に電話しなく
ては…。
洗い場で身体を洗いながら、野梨子は紅葉も終わり、すっかり冬の佇まいとなった湖を眺
めていた。すでに夜の気配が忍び寄り、刻一刻と闇が落ちてくる。

それにしても、ここは竹垣の隙間から芦ノ湖が見渡せて、景色が素敵…。
いつか悠理や可憐たちとゆっくりと来てみたい――。

野梨子が洗い場から露天風呂に来ると、一足先に温泉を満喫していた本日のカウンセラー
千秋は、いつの間にか湯船の傍に用意されてたワインクーラーからよく冷えたシャンパンを
取り出し、景気よく開けるとグラスに注いだ。
「まずは乾杯よねー」
「は、はぁ」
ウキウキした様子の千秋からグラスを渡され、カチンとグラス同士を合わせた後に一口。

露天風呂の中でシャンパンって本当に贅沢ですわ…。

冷えたシャンパンが心地よく喉を下っていく。野梨子はついつい飲み干してしまっていた。
「とてもおいしいです…でも、いつの間に?」
「さっき洗い場にいる間に、女将さんたちが運んで来てくれたの。いつもね、これを楽しみに
ここに泊まるから、サービスで今回は2本あるわよー。じゃんじゃん飲んでね」
972 ◆zlm37W6YYI :2008/12/22(月) 23:02:55 ID:CSQ5pLSj
満面の笑顔の千秋はジャック・セロスの蘇芳色の瓶を掲げ野梨子にお代りを勧める。その
言葉に甘え、お代りを注いでもらったところで、野梨子は本来の目的からだいぶ逸れ続け
ていることに気がついた。その気配を見透かしたように、千秋が先に釘を刺す。
「相談は少なくとも1本空けてからね。おいしいお酒飲んでいるんだし」
「あ…はい」
「じゃ、どんどん飲みましょ」

にっこり微笑むと千秋はどんどん野梨子にお代りを注ぐ。
雑談しつつ、勧められるままハイペースで飲むうちに、野梨子は自分の体調の異変を感じて
いた。
温泉に浸かりながら飲んでいるせいか、いつもよりも酔いのまわりが早かったのだ。瓶を1本
空にする頃には、野梨子の思考にいつものキレはもうなかった。

いけない、いつもよりも酔ってるかも…。えと、えーと、大丈夫。まだ聞くことちゃんと覚えてま
すわ…。しかし、熱い…。

自分の思考状態におぼろげながらも危機感を抱いたためか、野梨子は朝の約束を繰り返し思い返し

、空のグラスを湯船の縁に置くと、野梨子自身も立ち上がって、湯船の縁へ腰掛け
た。
温泉とシャンパンで熱くなりすぎた身体に初冬の空気が気持ちいい。闇の中、オリオンが輝く。凛とし

た光を放つ星を眺めていると、2本目のシャンパンを開けた千秋が彼女のグラスにシャンパンを注ぎ、

ようやく本来の仕事を開始した。

「さて。じゃぁ、野梨子ちゃんの相談事って何かしら?」

一瞬星空に心を奪われていた野梨子は、千秋の問いかけで一気に現実へと引き戻された。
いくらかでも酔いを覚ました野梨子は、背筋をぴんと伸ばして再び湯船に浸かり、やっと見つ
けたカウンセラーに洗い浚い昨夜のことを打ち明けた。

ここまで来たのだし、ちゃんと答えを聞かないと、悠理に悪いですわ。

使命感に燃え、野梨子自身はいつもの冷静さで話しているつもりだったが、酔いの勢いも
あってか、恥ずかしがることもなく昨夜の可憐の独演会を再演してみせた。

5分後。
野梨子の話が終わった時、千秋はすでにぐったりした気分になっていた。

野梨子ちゃんが意外にお酒に弱かったのは予想外だわ。湯船に肩まで浸かっているから
酔いが回るのが早いのね。 
それにしても、この子たち変なことしてるのねぇ。だいたい、可憐ちゃんも突っ走りすぎだし、
清四郎もよく診る気になったわね…。まぁ、暴走気味の彼女に押し切られたんでしょうけど。
千秋は正確に事の真相を見抜いた。

ホント、こんなことで大騒ぎって言うのも青春よねぇ…。身体なんて相性もあるし、胸なんて、
ほっといても育つ人間は育つし、恋人ができたら気にならないのに。
過ぎ去った自らの春を思い出し、現在青春ど真ん中の野梨子を眩しいものを見るかのよう
に目を細める千秋。
973 ◆zlm37W6YYI :2008/12/22(月) 23:04:46 ID:CSQ5pLSj
「あのね、野梨子ちゃん…」
「はい」
野梨子は湯船に肩まで浸かった状態で正座し、神妙に聞いている。顔まですでに真っ赤で、
額から汗が滴リ落ち、その瞳の光は鈍い。

「さっきの話って、本当にあったことなのね?」
「可憐が昨夜話したこと、覚えている限りそのままです」

野梨子のそんな様子を見た千秋は間をもたせるために、とりあえず野梨子にシャンパンを
勧める。話疲れたのか、こくこく素直に飲んでいる野梨子。その姿を見ながら、今、あまりに
も明け透けに語られた中身を思い返し、どう答えるか迷う千秋がいた。

どう考えたって「変」でしょうに、そこまで知識がないっていうのも、いかにもプレジデントの
「お嬢様」育ちってことよねぇ…。
まぁ、私も遊び始める前は似たようなものだけど。あの頃は変な入れ知恵されて恥かいたり、
いろいろあったわよね…。まぁ、後になればいい思い出だけど。

そうか。
「何」も知らないのね、彼女。

……ふふ。


青春ど真ん中で性の悩みに戸惑っている野梨子の相談を聞くうちに、ついちょっとからかって
みようかという気持ちが千秋に芽生えたとしても、仕方ないことであった。

千秋はグラスをワインクーラーの方へ戻すと、野梨子とジャグジーの反対側にある寝湯の方に
移動した。
「そのままだと、野梨子ちゃんのぼせちゃうから、寝ないで少し、上半身を冷やしながら聞いてい
てね」
「はい」
千秋は一人寝湯に横たわると、隣から覗きこむ野梨子に続けた。
「可憐ちゃんが受けたのは、ある意味『婦人科検診』だけど、それなら確かに検診は受けるべき
よ。今すぐじゃなくてもいいけど、二十歳過ぎたら毎年専門医でね」
「そういうものですか…」
「ええ。もちろん、どこか具合が悪い自覚があるならすぐに病院へ行くべきだけど」
「いまは特に…」
「まぁ、そういう一般論的な答えが聞きたいわけじゃないでしょうし、一般論なら、野梨子ちゃんも
そういう検診は受けるべきだと分かっていると思うから、ここからは私の個人的な意見だけアド
バイスするわね」
「はい」

満点の星と月の薄明かりの中で、千秋は野梨子の薄紅に染まった上半身を眺めた。
まだ、熟するまでは時間がかかる瑞々しい肢体。
「はっきり言えば、可憐ちゃんの言う意味で清四郎君に診てもらう必要は無いわ。惚れた同士な
ら、相手の身体がどうであろうと、互いの身体に溺れるものよ。身体の相性ってのは確かにある
けど、そのうち馴染むし、誰とも付き合う前から、発育具合なんて、あれこれ心配しなくていいわ。」
野梨子はふむふむと小さく頷いて聞き役に徹している。普段の彼女なら顔を赤らめてしまうよう
な話でも、思考も止まりがちな今夜は、そのまま疑いもせず素直に受け入れてしまう。
974 ◆zlm37W6YYI :2008/12/22(月) 23:07:15 ID:CSQ5pLSj
「女」としての大先輩でもある今夜の講師は静かに続けた。
「ただね。彼女の言ってることにも一理あるのよ。野梨子ちゃん今まで自分の身体って隅々まで
チェックしたことある? 正直に答えてね」
「チェック…ですか?」
「そ。胸や自分の性器をを観察したり、触ったり」
千秋はそう言うと自分の胸をつるりと撫でた。

「あ、ありません!」
かぶりを振って否定する野梨子。千秋は冷静に続けた。
「恥ずかしがる気持ちも分からないではないけど、自分の身体のことは自分が一番知っておくべ
きよ。別に医者に診てもらわなくても、普段から自分で状態を把握していれば、違和感を感じた
時に、それこそ、まだ何か痛みや自覚症状が無くても、すぐ医者に掛かることができるんだし。そ
のためにも、変に恥ずかしがらずに、普段から自分の身体とちゃんと向き合わなくちゃダメよ」
「はい…」
千秋の言っていることは過激でも、その内容は至極当然のことで、野梨子にも納得できた。
千秋は畳みかけるように続ける。
「それに、将来、乳がんの触診とかで、医者に触られて思わず悶えるのって、結構恥ずかしいわ
よ」
「そ、そうなんですか……」
野梨子の表情が不安げに曇る。
「触診に関しては触られることの慣れが必須よ。ま、普段から自分で触って慣らしておくことね」
「は、はい…」

自分で触るならともかく、知らないお医者さんに触られて悶えるなんて、絶対イヤだわ。そうか、
「触診」って結構ハードルが高そうですわ…。覚悟して受けるようにしなくちゃ。
それにしても流石ですわ千秋さん…。前もって相談できて良かった…。
野梨子の千秋への尊敬の想いは、次の瞬間パニックに陥った。

「じゃ、『やり方』教えるから、ここで一緒にやってみようか」
「え? ええーーーーーーー!」
「ほら、今までやったことがなきゃ、後でやろうと思っても困るでしょ。教えておくから、これから
は自宅でお風呂や寝る前にでも、かかさずやりなさいね」
「は、はぁ…」

千秋は野梨子に「まず見てて」と告げると、寝湯に仰臥したまま自分の胸をまさぐり始める。
白い月光の中、浅い寝湯に浮かぶような千秋の身体のラインは中々に艶めかしい。野梨子は
その身体のラインに改めて目を奪われた。千秋の声だけが滾々と湧き出る温泉の水音に混じっ
て響く。
「じゃぁ、まずは乳がんのチェックね。必ず仰向けに寝転んでやってね。ベッドの方がやりやすい
とは思うけど」
「……あ、はい」
千秋の声に我に返り、野梨子は慌てて返事をした。

「乳がんは手で触る触診も有効だから、自己診察しやすいわよ。あと、浴室に鏡があるなら、時折
鏡にも乳房を映して、自分の目で見えにくい部分で、皮膚に変なひきつった感じとか、気になる色
合いがないか観察しなくちゃだめよ。とにかく早期発見が第一」
「はい」

千秋は自分の乳房を両手で包みつつ、簡単な説明を加えながら、乳がんの触診のやり方をやって
見せた。
一通り見せてから、すぐに横でレクチャーを聞いていた野梨子の手首を掴み自分の乳房を触らせ
る。
「ほら、実際に触ってみて。力は抜いてていいわよ。私が野梨子ちゃんの右手を動かすから。強く
力を入れすぎなくていいから、とにかく掌の動きだけ覚えてね」
「はっ、はい…」
975 ◆zlm37W6YYI :2008/12/22(月) 23:09:29 ID:CSQ5pLSj
他人の乳房など、およそ記憶の及ぶ範囲で直に触った覚えも無く、乳がんの検診のためとは言え、
野梨子の鼓動は再び早くなった。
千秋になすがまま手を取られた野梨子の身体は、どんどん斜めに、千秋側に傾いていき、最後に
はその艶やかな肌が近づき、彼女の身体の上に倒れこんでしまった。
温泉の泉質のせいか思いもかけないヌルッとした滑らかな感覚に戸惑いと、肌と肌の触れ合いの
気持良さを野梨子ははっきりと体感した。
「す、すみませんっ」
「あら、横だとやはり、やりにくかったわね。じゃぁ、こうしましょ。今度は野梨子ちゃんの番だから、
私が背後に回るから、さっきのように身体起こして座ってて」
千秋はそう言うと、野梨子の背後に回り、彼女を太腿で挟み込むようにして身体を密着させて座っ
た。
「これなら触診もやりやすいし。じゃ、最初に野梨子ちゃんの乳房を私が実際に触るから、動きを
覚えてね」
「は…い…」
背後から耳元で囁く千秋の声にドキリとし、野梨子は密着した彼女の身体に互いの体温を感じ、自
分の全神経が背中に向かうのが分かった。

千秋さんの胸が背中に…。女性同士だって分かっていますのに、ドキドキするなんて、何か変…。

「じゃぁいくわよ」

千秋の掌が野梨子の発育途上な乳房を優しく包む。
温泉の泉質のせいか、二人の身体はさらりとしつつも、肌にはぬらりとした滑りがあり、こうして実
際に千秋に触られた気恥ずかしさよりも、野梨子は味わったことのない気持ちよさを感じて密かに
悶えた。

何だか…変…。こんな気持ち…いい…? ダメよ、これは検診のために…自分で覚える為に千秋
さんがせっかく…。でも…。

野梨子はうっとりと、千秋の掌の動きに見惚れ、その初めて得た快感に翻弄されつつあった。
温泉で温まるのとは違う身体の奥に熱を感じ、微かに溜息をつく。
「……ふ…」
千秋は野梨子の溜息に気づき、手を止めた。

「あ、私の手に自分のが触られると気持ち悪かったかな?」
「あ、いえっ…あの、そぉいうんじゃなく、お、覚えられるかしらと思って…」
心配そうに覗きこんだ千秋に、野梨子は内心の動揺を隠すように慌てて言った。千秋は余裕たっ
ぷりの笑顔を見せ、悪魔の内容を言い放った。

「そう? よかった。じゃ今度は野梨子ちゃんが自分でやってみて」
昨夜、可憐から喰らったように、二夜連続で、千秋の一言で石化する野梨子。
「ほら、早く。あんまりのんびりしてると風邪ひくわよ」
容赦ない千秋からの追い討ちで、野梨子は我に返った。
976 ◆zlm37W6YYI :2008/12/22(月) 23:14:18 ID:CSQ5pLSj
さっきまで、見せられ、また手首を掴まれたまま動かされた、あれらの動きを必死で思い浮かべな
がら、自分の乳房をまさぐる。千秋は野梨子の肩越しに野梨子の手の動きを見守っている。

えと…ここで乳房の下側から中へ向かって…千秋さんと比べると私、触り甲斐がないですわね…
あ……横から持ち上げて、なぞる感じ…いい…。
斜め下からそーっと触れるのが、こんなに感じるなんて…ん…。

たどたどしくも、自らの胸をまさぐり続ける野梨子の動きを見守っていた千秋は、手近にあった桶
を引き寄せると、湯船のお湯を少しずつ野梨子の身体に掛けた。
「身体が少し冷えて来てるんじゃない? こうして、ゆっくりお湯を掛けているから、そのまま続けて
続けて」

お湯が胸を流れ落ちるのが、いつもと違う…かも…。何かに…舐められてるみたいで…。私…変
かな…? でも、これは自分の身体を…もっと知るため…。ん…。

自分で自分の胸をまさぐる行為に密かに懊悩しつつも、そこで得られた快感を素直に受け入れ、
野梨子は一人でやり遂げた。
完全に乳首が立ち、身体はいままで味わったこともない、未知の感覚で背中がゾワゾワしている。

「はい、お疲れさま。じゃぁ、もう、夕飯だし、女性器の方に触るのは『宿題』にしようかな。家に帰っ
たら、思い切って自分で触ってみること。とにかく、触り慣れておかないと、後で大変なんだからね。
それともう一つ、可憐ちゃんとお風呂に行く機会があったら、一度この乳がんの自己診断教えてあ
げるといいわよ。乳がんの検診は別に自分でもできることなんだから」

「わ、わかりました」
しゅ、宿題…もらってしまった…。がんばろう…。
野梨子が喘ぎつつ、素直に頷くのを、千秋は満足そうに眺めていた。


その翌日。
清四郎は野梨子と一緒に帰る途中だった。
「そう言えば清四郎、可憐から聞いたんですけど」
「何ですか?」
「可憐の『健康診断』をしてあげたんですって?」
「…………。」

冷静を装う清四郎だが、眉間に深く刻まれた皺は隠せない。その表情の変化に気がつきながら
も、野梨子は努めてサラリと冷静に、宣言した。
「実は、可憐からは同じことをするように勧められたのですけど、私、本当にそんなことが必要か
疑ってましたので、信頼のおける方に確認しましたの。そうしたら、その方から、ちゃんと教えても
らいましたから、清四郎の手は煩わさなくても大丈夫ですわ」
清四郎の右の眉がピクリと吊り上がる。
「ちょっと、野梨子、それはどういう…?」
「な、内容は言えませんけど、とにかく、清四郎に診てもらう気はありませんの。これはとてもデリ
ケートなことですもの」

幾分、頬を紅潮させて野梨子が言うのを聞いていた清四郎は完全に誤解した。

野梨子が? 一体、誰と?

この後、清四郎君が真相を探るべく問い質しても、野梨子さんは赤くなるばかりで一向に真相が
明らかになることはなく、彼の眉間の皺は、ますます深くなるばかりだったとさ。


その後。
だいぶ後になって、この件の真相が明らかになった時、「何であんなことを?」と訊ねた清四郎に
対し、千秋は悪びれずに「だって、面白そうだったから…いいじゃない、青春っていいわよねー」と
のたまったのだが、それはまた別のお話。

プロジェクトX――挑戦者たち  第三夜 Fin
977 ◆zlm37W6YYI :2008/12/22(月) 23:15:39 ID:CSQ5pLSj
ムシャクシャしてピンクリボン運動にするはずが、野梨子さんの「はじめてのおつかい」ならぬ、
「はじめての一人えっち」になってしまい反省している。

あと、改行ミスっててすいませんでした。次があれば今度こそ気をつけます。
感想入れてくださった方、ありがとうございました!
978名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 23:36:36 ID:i9jdlTZK
>>977
投下乙!

そろそろ次スレ?
>>980踏んだ人が立てるんでいいか?
979名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 00:29:17 ID:QI2dRHQM
投下乙です!清四郎の眉間の皺www
980名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 19:36:53 ID:Da1xcf2n
最後にちゃんと繋がってたんですね。
てか清四郎w

自分が980だけどもう立てたほうがいいのかな?
981名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 21:02:40 ID:Mr0IKLmS
GJでした!
いやぁ、楽しませてもらいました。
千秋さんてばおちゃめ。けど、魅録が知ったら卒倒しそうだw
またぜひお話読ませてください。
982名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 21:50:05 ID:p9mGMtnN
>>980
お願いします
983名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 23:01:34 ID:Da1xcf2n
新スレ。
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230040635/

他のエロパロスレでよく書いてるお約束を、新スレで書いときました。
984名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 23:03:15 ID:p9mGMtnN
>>983
乙〜

じゃあ雑談しつつのんびり埋めるか
新作まだ読んでない人もいるだろうし
985名無しさん@ピンキー
>>983


いらないかとも思ったが何回かレスで書かれてたのをちょっと変えて
注意をつけたしてみた