煩悩の十二国記*十二冊目

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1
●お約束●
1 投下の際は、カップリング(A×B)と特殊な場合は傾向(レイープ、鬼畜など)を事前申告のこと.
  見やすいところに『続く』『終わり』等の区切りを入れることを推奨。
  基本はsage進行で。
2 エロなしSSはスレ違いです。直接行為がなくてもエロい雰囲気であれば可。
 エロい雰囲気というのでもなければ、こっち↓
エロくない作品はこのスレに9
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199377879/

3 カップリングや作風など、自分の趣味嗜好に合わないSSに対して、
 文句を言うのは止めましょう。
4 鯖に優しい2ch専用ブラウザ導入推奨。人大杉でも閲覧可。
 専ブラに関してはこっち↓
スレが読めません
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1036668331/


絡みや煽り、荒らしにはスルーの精神で、マターリ
2名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 00:07:59 ID:9ZkQOT/5
十二国関連スレは >>2-5あたり


●前スレ●
煩悩の十二国記*十一冊目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173104903/


●過去スレ●
煩悩の十二国記*十冊目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142685190/l50
煩悩の十二国記*九冊目
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1115651592/l50
煩悩の十二国記 *八冊目*
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1095702589/l50
煩悩の十二国記*七冊目*
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1083500601  html化待ち
煩悩の十二国記*六冊目*
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1070237472  html化待ち
煩悩の十二国記*五冊目*
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1064/10641/1064166623.html
煩悩の十二国記*四冊目*
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1060/10605/1060548574.html
煩悩の十二国記*三冊目*
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1054/10548/1054895757.html
煩悩の十二国記*二冊目*
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1041/10419/1041946583.html
煩悩の十二国記
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1029/10295/1029553806.html

●SS書庫●
ttp://red.ribbon.to/~giraffe/
司書さんお元気ですか 旦~~
3名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 00:09:25 ID:9ZkQOT/5
●関連スレ●
・2ch・小野不由美関連まとめサイト
http://12ch.w-site.jp/
・エロパロ板過去ログ(まとめサイト内、ただしTOPからはリンクしてません)
http://12ch.w-site.net/kako/log_eroparo.html
・十二国記お絵かき掲示板
http://juunieita.hp.infoseek.co.jp/
・十二国記で801
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1137341977/l50
・【王様】801十二国記【麒麟】 別館
http://jbbs.shitaraba.com/otaku/32/801x12.html
・2ちゃんねる十二国記用語辞典
ttp://www.globetown.net/~12dic/

上記以外の関連スレは、まとめサイトを参照のこと。
4名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 00:10:08 ID:9ZkQOT/5
テンプレここまで。何か補足あればおながいします。
そういえば数字も十二でキリがいいですなw
5名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 00:15:28 ID:9ZkQOT/5
「スレが読めません」がdat落ちしていたの気付かなかった…チェック漏れです。スマソorz
6名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 00:46:06 ID:9ZkQOT/5

・エロパロ板過去ログ(まとめサイト内、ただしTOPからはリンクしてません)
http://12ch.w-site.jp/kako/log_eroparo.html

に訂正ですorz
7名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 01:42:42 ID:qh83v6Mc
>>1
乙悦!
もう十二スレ目か。初代スレ誕生から新刊は出たことない件。
偽朝ならぬエロ朝だけど、俺らよく堪え忍んでるよ。
8名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 07:32:29 ID:wd4DOHBs
>>7
そういえばそうだ…w<新刊が出ていない
今年こそ新刊ほしいなあ
9名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 21:45:41 ID:E+WKJ/3t
>>1
(゚◇゚)<ソクイ!
10名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 23:00:53 ID:l7wAsDWn
>>1 乙!
11名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 15:34:16 ID:Ea2u1RUI
1乙です
12陽子:2008/03/29(土) 18:52:22 ID:w1IXB4kS
 いな     へヘ    新
 いん   〃⌒丶\
 言.と  (从ハ从 )  ス
 葉聞  .リ ´∀`§(
 かこ  ハ _ †ハ )  レ
 |え  U|_____|U
 |の   ∪ ∪
 ! !
13名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 20:24:19 ID:5ZQrvFqh
>>1乙〜

保守がてらちょっと触り程度に。
延陽なり。


「あ、あっ……は、んんぅ」
夕暮れ時、金波宮の王の自室に、若い女の喘ぐ声が響く。
否、響くほど大きな声ではないのだが、静かすぎる房室では、
僅かな音でも大きく聞こえてしまうものだ。
声の主は、この国の女王。
女王――陽子は、背後から抱き竦められ、髪を乱し胸元は
手の侵入を許し、堪えきれずに声を漏らす。
「や……延王、駄目で……ああっ!」
胸の尖端を摘まれて、陽子は悲鳴を上げた。
太い指が肌の上を滑るたびに、体の奥が疼く。
男の手は、陽子の快楽を引き出すべく、的確に触れてくる。
薄暗い房室の中、二人の姿は蠢くひとつの影となり、
聞こえるのは陽子の喘ぐ声と衣擦れの音のみ。
「このときまで、号で呼ぶな」
「延王、誰かが来たら――」
夕餉の支度が調えば、誰かが呼びに来る。
だから駄目だと陽子は告げた。だが、尚隆の手は止まらない。
「ひあっ」
「……声を上げれば、誰かに聞こえるやもしれぬぞ」
指先が、胸の尖端を掠めるように動く。声を上げさせているのは誰だ、
と、陽子は力の抜けかけた手で尚隆の腕を掴んだ。
丁度その時。
「主上」
女御が呼びかける声が耳に入った。陽子はびくりと体を震わせる。
尚隆も、手を止めた。
「夕餉の支度が調いました」
「い……今、行く」
「畏まりまして」
胸元からするりと手が抜かれ、密着していた温度が離れる。
陽子が衣服の乱れを直しながら振り向くと、尚隆がくつりと笑った。
「そんな顔をするな。食後にたっぷりと可愛がってやろう」
「そ、そんな顔って」
大きな手が、陽子の髪の乱れを直すように撫でる。不意に、耳朶を
ぺろりと舐められ、陽子は肩を竦ませた。
「楽しみにしていろ」


……続く、のか?
14名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 20:56:37 ID:hMZBF6wi
gjgjgj!!
ぜひぜひ続いてほしいところw
15名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 22:45:06 ID:qZMjip7R
おおっ!
16名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 23:16:12 ID:iTKIY9yL
続き保守
17名無しさん@ピンキー:2008/03/31(月) 12:49:40 ID:Cq2DqypK
GJ平伏して続き希望
1813 延王×陽子 2:2008/04/01(火) 07:58:03 ID:ao1VK9j2
陽子は食事もそこそこに席を立ち、自室へと急ぎ戻った。
接待も仕事のひとつだと解っている。相手がよく知る尚隆ならば、
接待だと思うことは少なく、嫌だと思うこともない。
しかし、今日は違った。
できるだけ早く、あの場から逃げ出したかった。
嫌だと思ったのではない。居たたまれなかったのだ。
――あの目がいけない。
陽子は榻にへたり込むように座ると、大きく息を吐いた。
夕餉の間、陽子を見る尚隆の目。それは、いつもと同じようであり、
何か意図をもって見ているようでもあり、陽子を混乱させた。
陽子は前髪をくしゃりと掻き上げ、ぽつりと呟いた。
「延王が、あんなことを仰るからだ」
「あんなこととは、どんなことだ?」
当の本人に問われ、陽子は振り向いた。
尚隆が、榻乗せに手をつき、軽く息を吐く。
「食事も早々に出ていくから、逃げられたのかと思うたが……
待ち切れなんだか」
「違います!」
もう、勝手に言っていればいい。陽子がむくれて姿勢を元に戻すと、
尚隆が覆い被さってきた。鼻先が触れるほどのところで、陽子は
ようやく口を開いた。
「……人払いを」
「とうにしてある」
「なら、臥牀の上がいい」
陽子の言葉に、尚隆がくつと笑った。
「陽子から閨に誘ってくれるとは……珍しいな」
だが、悪くない。尚隆は起き上がり陽子を抱き上げると、額にひとつ
口づけを落とした。
1913:2008/04/01(火) 07:58:42 ID:ao1VK9j2
ごめん、えち突入までいかんかった。
続きはまた今度。
2013:2008/04/01(火) 07:59:41 ID:ao1VK9j2
× 榻乗せ
○ 榻の背

再度ごめん。アホー……
21名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 17:21:32 ID:HTb30rzm
投下します
女仙の皆さん×泰麒
逆レイプ苦手な方はスルーして下さい
22名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 20:26:16 ID:H+s8Df5H
>13
Gj!
続きも楽しみに待ってます。

で、タイキの投下はマダー…?
23名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 22:21:26 ID:IYDH4fx5
>>13
GJ!これは平伏してただひたすら続きを待たねばなるまいて……
24名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 02:53:04 ID:THxeRF1P
>>13
久々に延陽読んでうっとりしちゃったじゃないかYO!
続きキボンヌ
25名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 16:53:58 ID:FYXoJlkg
また投下しますします詐欺か…
26名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 17:46:38 ID:MBpi73QD
日付見ようぜ・・・
27名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 20:27:54 ID:F7obFh9r
四月馬鹿な日とはいえ酷なウソだわあああw
28名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 00:03:24 ID:ixoXVOUY
ほしゅ
2913:2008/04/04(金) 07:58:30 ID:VDwHBIh9
本番までは遠い道のりになりそうですが、投下しますー。
ひとまず一話。
3013 延王×陽子 3:2008/04/04(金) 07:59:32 ID:VDwHBIh9
前回まで >>13 >>18

臥牀に下ろされるまでは、短くも長くも思えた。
ただ、繰り返される「儀式」のようなものだと陽子は思う。
陽子が尚隆に抱かれるための。
尚隆が陽子を抱くための。
いつからこうなったのかなど、とうに思い出せない。
陽子がぼんやりと尚隆の顔を見上げていると、それに気付いた
尚隆が陽子を見下ろし、ふっと笑った。
「どうした」
ゆったりとした動作で、尚隆が臥牀に腰掛ける。そうして、
慣れた手付きで陽子の髪から簪を引き抜いた。紅い髪がさらりと
こぼれ落ちる。
「用意周到だな、と思って」
「何がだ?」
「人払いのことです……んっ」
ちゅ、と鼻先に口づけられ、陽子は反射的に目を閉じた。
「今更だろう」
確かにその通りなのだが、陽子はいまいち納得できない。皆には
勘ぐられているのだろうが、それももう今更だ。
「……なぜ、貴方とこんなことをしてるんだろう」
「それは、考えるだけ無駄だ」
しゅる、と帯が解かれる。体が引かれる衝撃をやり過ごし、陽子は
瞼を上げた。眼前には、静かな目をした尚隆がいる。
「俺以外の誰かとしているのなら、尤もな疑問やもしれぬが」
気付けば、薄い小衫一枚にされていた。着付けに時間がかかった
幾重かの襦裙は、どうしてこんなに早く脱がせられるのか、と思う
程早く陽子の身から剥がされ、臥牀の下に投げ捨てられていた。
「私とこんなことをする物好きは、貴方くらいのものだ」
しかも、こんなところへ来てまで。陽子は片眉を上げ、くすりと
笑う。物好きと言われた尚隆は、一瞬顔を顰めたが、陽子の次の
言動に相好を崩した。
「確かに、考えるだけ無駄ですね」
にこりと笑い、陽子は尚隆に向かって手を伸ばす。尚隆もまた笑顔
でそれを受け入れ、陽子の柔らかく小さな唇に己の唇を重ね合わせた。
はじめは触れるだけの口づけを何度となく。やがて、尚隆が陽子の
唇を舌で辿るように撫でると、陽子の口が薄く開いた。
その隙を逃さず、尚隆は陽子の口内に舌をねじ込んだ。

続く。
3113:2008/04/04(金) 08:00:17 ID:VDwHBIh9
中途半端でスマンです。
これから仕事なんだ……。
32名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 10:49:46 ID:Ei+yvC0C
仕事は大事だ仕方ない
おとなしく続き待ってる
33名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 19:13:55 ID:GLh320GE
別カプすきだけど描写が好みだー。
続きおとなしくまってます。
34名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 21:27:58 ID:VhNp56Ek
Wakutekaしてまってる
35名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 00:03:55 ID:7YPZm7l3
俺なんか正座して待ってる
36名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 00:16:55 ID:FPe+kosj
正装して待ってる
37名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 15:48:13 ID:DoPf5iqf
桜の下で緋毛氈に正座して待ってる
決して花見を楽しんでいるわけじゃないぞ
38名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 20:13:47 ID:HUzStAyV
保守町
39名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:00:54 ID:H498Ammh
大字保守
40名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 00:15:12 ID:rsW7HRvA
ご祝儀相場っていうか、ここはスレの立ち始めはレスが甘くてアレだね。
職人さんはブツブツ切って落とさないで、一気にお願いします。
長きの読み手であり、書き手でもある人からのコメント。
お願いします。
41名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 01:30:02 ID:hKMJedrW
こんな過疎スレで何を言ってるのかと
42名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 17:29:18 ID:FBiqVQmo
ブツブツでも投下があるだけ有り難いとオモエ
43名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 23:36:20 ID:eMIXa5GD
>>40みたいなコメントに嫌気がさしていなくなった職人さんたち
いつか戻って来てくれるだろうか
44名無しさん@ピンキー:2008/04/13(日) 01:31:55 ID:oQwCm8NB
悪いが無理だろ……
45名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 23:50:46 ID:cosngv6y
ここの書き手さんはあーだこーだ言わないで黙々と落としてくれるのが
好きだ。
ブツブツ途切れても良いではないか。読み手も厳しいから本当に「アレ?」って
感じなら批評もするしさ。
>>40氏も、「あー…」って今の状況に思うところがあるならば、ぜひ投下で
もって意気込みを示して頂けるとありがたい。
46名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:24:54 ID:I715dd5p
んだーね。
苦情を申し入れるよりは、作品が一つでも増えたほうがこのスレの為になるであります。
47名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 21:37:57 ID:vZTTXhO5
陽子、祥瓊、鈴、李斎、珠晶
この5人は、どうやっておしっこするのかな・・・
48名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 22:21:45 ID:9/UyxpEv
また、小便マニアがwww

書けって言うなら小便ネタも書けるが、ぜひ>>47が見本を示してくださいよ。
要望だけってのが一番タチ悪いと思う。
49名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 22:55:38 ID:HmUR4NPy
いや、無闇に書けって言うとまた例のコピペ持ってきそうなんで
勘弁して。
しかし同じ人なんだろうが、とりあけずsage覚えて地味に進歩してるな。
5048:2008/04/17(木) 22:59:16 ID:9/UyxpEv
じゃあ、私が書いてみる。
こんなんで小便マニアは満足してくれるか、どーか知らんが。
51厠 尚x陽 1:2008/04/17(木) 23:04:08 ID:9/UyxpEv
「いやん、駄目。駄目だ」
「何が駄目なのだ、陽子」
「んっ、ん――ごめんなさい、そこは駄目」
「感じるのか。では、これは」
「あっ――本当に駄目!駄目。あっあっ、あああ、あの、ごめ、――っこ出ちゃう!!」
「んん?」
「ごめん、尚隆!おしっこ出ちゃう!!」

陽子はバタバタと身づくろいすると、厠へと走った。

「……ごめんなさい」
帰って来た陽子。
しゅんとする愛しい女の額を尚隆が小突く。
「お前なあ」
「はい」
「何回も言っているが女性が達する瞬間は小用を足す瞬間に似ていて。な?」
「でも、区別が付かないんですよ!もしも漏らしたら恥ずかし――」
「漏らしても良い、一回、我慢してみろ」
「嫌ですぅ!?恥ずかしいっ」
「違う物で敷布が汚れるかもしれんぞ」
くつくつとわざといやらしく尚隆は笑った。
それを嫌悪するかのように陽子が顔をしかめる。
「違わなかったらどうしろと。そういうもので敷布を汚すなんて。ああっ、
恥ずかしくて延王におめもじ出来ませぬ」

(アレの間に厠に何回も立つお前もいい加減恥ずかしいと思うぞ?)

大人(ってかじじい)の尚隆はにっこりと笑ってそんな心の内を隠して囁く。
「お前の何を見ても恥とは思わん。下らんぞ。全てひっくるめて陽子なのだから」
「でも」
「『でも』は国を統べる者の言葉では無い。動け――動けぬ事があるなら、私が動く」
「ああ、尚隆。駄目だってば」
「黙れ」
52厠 尚x陽 2:2008/04/17(木) 23:23:04 ID:9/UyxpEv
若い陽子の身体が軽く反る。
熟練した尚隆の指が陽子の乳房を、尻を、そして秘所を彷徨い、陽子はますます身体を反らした。
「んん、良い。良いです、尚隆!」
ぬるぬるとした愛液が尚隆の指をまた濡らし始め、それを確認すると尚隆は己の猛りをおもむろに
陽子の中心に突き刺す。


「あーーーーーーっ」
「どうだ、陽子。お前の中に、私が居る」
「うん、あっ。そう、そう尚隆が私の中に」
すすり泣く陽子は顔を尚隆の肩にうずめ、ひくひくと身体を痙攣させる。
蜜壷までもひくひくと痙攣するので、たまらず尚隆はぐう、と息を呑み、達するのを我慢する。
(――しかし、名器よな。みっちりとからみつき、まるで千の舌で舐め尽されるよう)
「あっ、大きい。熱い、すごく、良い――」
ぐいぐいと腰を動かし、尚隆は陽子の中へと自らを突き立てる。
「良いか?良いのか?大きいか。それでは、もっと」
「ああ、ああっ。んんん、すごい、もっと――あ、尚隆ぅぅぅ!」
「そうか、では、これでは」
いっそう尚隆は陽子の中に入り、唇は強く陽子の首筋を吸った。
ぎゅうう、と腕に陽子の爪が突き刺さり、たまらず陽子は尚隆の耳元で呟いた。

「おしっこ」

ぱたぱたと厠へ走る陽子を見つめ、尚隆はがっくりとうなだれた。

様々な古い形式を破った景王赤子ではあるが、筒を持って小用の助けをする役職を廃さなかったのは
有名な話し。
しかし役職は名はあったものの、実はその王の情人が小用を手伝ったとか。

<FIN>
53名無しさん@ピンキー:2008/04/17(木) 23:29:57 ID:9/UyxpEv
普通の感覚を持つ人は小用は、秘すべき事ですよ。
何であってもお題目があれば書けるけど、エロには難しいよ。本当に。
54名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 21:44:50 ID:lqZeajZJ
しかし、投下 乙であります!
55名無しさん@ピンキー:2008/04/19(土) 00:30:14 ID:mFS/SKh0
>>51
お役目ご苦労様であります
56名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 23:19:20 ID:1DaDjV+t
ho
57名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 02:33:46 ID:WaoSv7fb
常世の人は蓬莱人とは体の構造が根本的に違っているから
おしっこはしないよ。
尿意をもよおすと、おしっこは異空間に吸い込まれ、そこから
地下深くに潜入。
分解されたおしっこは里木の養分となる。うんこもそう。
だから常世にトイレはないよ。
58名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 01:09:25 ID:xwsq7VsV
けれども胎果は蓬莱生活に順応して育ったため
蓬莱人と同じ体の構造になっている。
陽子や鈴はトイレが必要であるため、気まずい思いをしているようです。
常世における胎果・海客差別の根本はこの点にあるといってよいでしょう。
体から何かわけのわからない臭い物を出す人々、ということで
軽蔑されています。
蓬莱人ってほんとに汚らわしいですね!
59名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 11:19:44 ID:PU5jFdTZ
胎果・海客は普通に排泄するが、常世の人は水分のみ排泄する
だから放尿ではなくて放水になる

こんな設定がいいな
60名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 22:18:03 ID:oClUR2Xi
HO
61名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 00:30:20 ID:ox3XQQBg
えっと、おしっこネタがあまり好きではない一人です。
何なんでしょうね、毎スレ、毎スレ。

なので、レズネタを一つ落とします。変態は変態でもって制す!
62祥瓊と陽子 一:2008/04/29(火) 00:31:25 ID:ox3XQQBg
あれは夢だったのかな。

制服を着て授業を受けて真面目にノートをとって帰り道に何処へも寄らず、
宿題を片付けてニュース番組を見てお風呂に入って遅い晩御飯を一人勉強机の上でとって。

当たり前すぎる、平和な平和な毎日。

人が死ぬのは寿命か病気だ。不幸なケースだったら事故。血が流れる事なんて見る事はないと思っていた。
あのまま生きていたら、私は手近な男の人と恋をして結婚して子供を作って。

退屈でも平和な毎日を送っていたのかなあ――孤独なまま。


「陽子、どうしたの?」
ひんやりとした手が、自分の頬を軽く触る。
「ん、あれ――あれだ。えっと、寝てた」
細い首をかしげ、蒼い髪を揺らして祥瓊は微笑む。
「のんきねえ。寝言を言ってたわよ」

そうだ。園林で、息抜きに祥瓊と茶を飲んでいた。
美しい横顔を見ていたら、ものすごく気持ちよくって、目を閉じたっけ――そうしたら、いつの間にやら
寝入ってしまったようだ。

「何か、言ってた?」
「もごもご言ってた。可愛いらしかったのよ」
「冗談でなくて、さ。私は何て言ってた?」
ほっそりとした指で唇を隠し、ふふっ、と祥瓊は笑った。
「政の事よ」
(私と居ても、貴方はいつもそうね――主上)
さみしげに小さく呟く横顔を見て、ああ美しい――と私はあらためて思う。

アーモンド型のくっきりとした瞳。睫はうんざりするくらいに長く、いつも泣いているように目は濡れていて。
すっきりとした輪郭と、凛とした高い頬骨。唇が誘うように桃色に突き出している。
上を向いて突き出した胸と、柔らかな曲線を描く腰。
63祥瓊と陽子 二:2008/04/29(火) 00:32:41 ID:ox3XQQBg
「祥瓊」
「なあに?お茶を召し上がる?もう、ぬるくなってしまったのだけれど」
ゆるりと動いて、祥瓊が湯のみに茶をそそぐ。
『主上』と他人のように呟かれた私の気も知らず、わざと無邪気に祥瓊はふるまう。
一口、私が茶を含むと祥瓊は満足したように笑った。
「うまいよ」
「そろそろ戻りませんか」
「うん」
「そうですね、戻りましょう、『主上』」

賢い祥瓊、美しい祥瓊、聞き分けの良い祥瓊。
意地悪く私を絶妙なタイミングで「主上」と呼ぶ祥瓊。

なんだか腹がたって、思わず湯のみを床に落とした。
ぱりん、と高く細い音が響く。

「あのさ、戻りたくない――って言ったらどうするんだ?」
「どうする、って」
いっそ悲しげに祥瓊は笑って、湯のみのかけらを拾う。
「主上、戯れはおやめになって」
「そう呼ぶな」
「しかし、『主上』」
私はかけら拾う祥瓊の手を叩き、叫んだ。
「そう呼ぶなって言っているだろう!?」
まっすぐに見つめる祥瓊の視線をぎりぎりで私は受け止めた。
「嫌なんだ、そう、呼ばれるのは」
「では、どう呼べと?」
「ただ、『陽子』と」
「はい、陽子」
「とってつけたみたいに。腹が立つ」
64祥瓊と陽子 三:2008/04/29(火) 00:34:02 ID:ox3XQQBg
私は乱暴に祥瓊を草の上に押し倒す。
「駄目よ――戻りましょう」
「黙れ」
柔らかな髪に顔をうずめ、私は祥瓊の匂いを嗅いだ。優しく、それでいて官能的な匂い。
首筋に唇をずらすと、いっそう誘う匂いがする。
「胸を開いて。祥瓊の胸が見たい」
「駄目」
「駄目なんて、それこを駄目だ。許さない」
駄々をこねる私の態度にあきらめたように襟を解いて、祥瓊は乳房をあらわにした。

真っ白な乳房。そして桜の花びらによく似たかすかにピンク色の乳首。小さく堅くなって、
食べられるのを待っている。
私はたまらず、それを舌でゆっくりとなぞる。

「あ」
感じやすい祥瓊の身体がぴくん、と震えた。聞こえるか聞こえないかの喘ぎが私の耳をかすって、
その官能になぜか凶暴な気分になる。
「するよ」
「いけない、主上――執務に戻らない、と。ああっ。だめ」
「そう呼ぶなって!!」
脚を持ち上げ、秘所をあらわにすると、私は跡が残るほど強く口づけた。
乱暴に指を刺し入れ、それをぐりぐりとこねくり回す。痛みで祥瓊が身体をよじった。
「痛い」
顔を下にやり、秘芯を強くすすると、祥瓊は耐え切れないように震えた。
「こんなになってるのに痛いの?」
舌で蕾を刺激しつつ、指を奥まで入れてぬるぬると湿る壁を強くなぞる。ぐいぐいと
中をまさぐると祥瓊が苦しげに呟いた。
「陽子、痛いの」
顔をしかめる祥瓊。
指を引き抜くと伸びきった己の爪の先、祥瓊の赤い血が濡らしていた。
65祥瓊と陽子 四:2008/04/29(火) 00:34:51 ID:ox3XQQBg
「……祥瓊、ごめん」
「良いのよ、陽子」
今度は壊れ物を扱うように淫襞をなぞり、舌でゆっくりと襞を舐めた。
「はぁっ……あ、陽子」

血が混じった蜜。
それを味わいながら、私は抑制しつつも止められぬ激しさで祥瓊の秘孔に舌を這わせた。
「痛い、祥瓊?私は痛くしているか?」
「ううん、ぜんぜん。ああ、良い。今度は良いわ――すごく、良い」
ゆっくりと顔をふって、可愛らしく快感を示す祥瓊。私は顔を股から離すと、祥瓊の耳朶を噛んだ。
美しい顔を見つめながら、私は私は手のひらで祥瓊の乳房を包み、それをゆっくりと揉みしだく。
唇をむさぼり、舌を絡ませ、もう一度、秘所へ指がさまよいはじめる。
と、同時に思いがけなく祥瓊の冷たい手が私の尻を掴み、するりと指が淫孔に滑り落ちた。
「あっ、祥瓊!」
唾液で濡らされた祥瓊の指が、ゆるゆると孔を刺激する。
耐え切れずに私は思わず背を反らした。
「祥瓊、駄目」
「仕返し」
面白うそうに笑う祥瓊の肩に軽く噛み付くと、私は我慢できずに身を起こして体勢を変え、
祥瓊の脚を高く持ち上げ、大きく拡げた。
「仕返しなんて、生意気だよ、祥瓊」
「なっ――陽子、やめて」
思わぬ私の行動に、祥瓊は思わずあたりをちらりと伺いつつも、小さく悲鳴を上げた。
誰も来ない園林とは言え、さすがに秘所をあらわにするのは恥ずかしいのであろう。
羞恥と興奮に声を上げ続ける祥瓊を見つめ、私は祥瓊の頬に唇を寄せた。
「新鮮だね、祥瓊。そんな風にまわりを気にして。可愛いよ。可愛い、私の祥瓊」
脚を大きく開かせたままで、私は股に顔をうずめて薔薇色のしるしを刻み始める。
66祥瓊と陽子 五:2008/04/29(火) 00:36:11 ID:ox3XQQBg
「祥瓊。ここも――」
「いやっ。ひどいわ、陽子」
しなやかな腿の内側。
「ここも」
「だめ、だめ。だめよ」
柔らかな秘襞。
「ここも」
「ああ、駄目……」
陰毛に息をあて、鼻でそれをかすかにくすぐる。
舌先は秘蕾をちろちろと刺激した。つん、と何度目かの刺激のあと、びくびくっ、と祥瓊の身体が震える。
と、とろとろと淫水がしとどにこぼれ始めた。
水にまみれ、祥瓊の秘芯と自分の舌をからませて、私は祥瓊を抱く。
「ああ、ここも、どこも。愛しいところだらけなんだ。どうしてくれる?祥瓊――」
互いの体液が身体を濡らし、唇は吸われ続けて紅く腫れ始める。
乳首がこれ以上無いくらいに硬くなり、無意識にそれを相手の肌になすりつける。
触れる唇、こすりあう肌、そして指先を濡らす愛の雫。
「祥瓊、祥瓊。入れたい――!」
「私も」
「私にはこんな小さな指しか無い。辛い」
私は本当に肉槍を持っていないのが辛くって、涙ぐんだ。
「私もよ――陽子。でもほら、あなたはこんなに長い舌を持っていて」
祥瓊が私の口内に指を入れた。
「祥瓊も、こんなに長く美しい指」
口の中の指をゆっくりとしゃぶり、舐め尽して私はかすれ声で呟いた。
「掻き回してくれる?その舌で」
「祥瓊もその指で、いっぱいして」
67祥瓊と陽子 六:2008/04/29(火) 00:36:58 ID:ox3XQQBg
秘壷にほっそりとした指が刺され、激しく私の中を掻き回す。
私も祥瓊の花弁に顔をなすりつけ、舌で秘壷を貫き、懸命に舌を這わせた。
一心不乱に交わる私たちはどこか滑稽で、私たちは笑いながら、互いの身体をまさぐりあった。
自分でもわかるほどにぷっくりと膨らんだ秘蕾を口におさめられ、私は体を痙攣させて
脚をつん、と突っ張らせた。
クレバスを分け入って、舌を這わせ、顔面で愛液のしたたりを受け止め、舐める。
「ああ、ああああっ、陽子、陽子」
きゅん、と見た目にもわかるほどに締まった孔に指を差し入れて、くにゅくにゅと動かす。
「いや、いや、いや、止めて止めてやめ」
髪の毛を振り乱して、腰を動かす祥瓊に合わせるように私は舌を懸命に動かして、
蕾をくちゅくちゅと吸い続けた。
祥瓊も舌を私の腰奥まで刺しいれ、秘壁をざらりとした舌で舐めあげる。
「あっ、祥瓊。駄目、やめて。行く」
「行く行く行く行く、陽子、陽子」
「私も、行く、行く、ああああっ、あ、い行く―――!!」

お互いの身体が、どこまで自分の皮膚なのかわからなくなった瞬間、私たちは同時に達し、
淫水で身体を汚し、清め合った――
68祥瓊と陽子 七:2008/04/29(火) 00:37:36 ID:ox3XQQBg
戯れの後、身体を草の色に染めて祥瓊がため息を吐く。
「困ったわ」
「何が?」
祥瓊は髪の毛をととのえながら呟く。
「見てよ、草の色。草の色で愛し合ったから――身体が緑色」
恥ずかしそうに、祥瓊が呟いた。
「――まあ、それは洗えば良いとして、『匂い』が体中に。んもう」
誘うようにわざと困り果てた顔で祥瓊が微笑むから、私はまた祥瓊に腕を伸ばす。
「足りないなあ」
「こりない人――駄目よ、陽子」
「駄目?」
「駄目です」
「けちんぼ」

くすくすと祥瓊が笑う。
それを聞いて私はまた目を閉じる。
祥瓊は、賢い人だから――そっと息を潜めて待つことを知っている。

私は思う存分官能の後の倦怠を堪能し、うつらうつらとまた夢を見て、覚醒し、また夢に戻り、
そうしてゆっくりと現実に戻っていった。

気づくと、幾分日は落ち、その分肌寒くなっていた。
自分の身体の上に、着物が綺麗にかけられている。

「あたたかいよ、有難う。だからかな、また夢を――過去を、さっき夢に見てた」
祥瓊の膝の上、私は髪を撫ぜられるままに呟き続けた。

「私はね、普通の女の子で。死ぬことも、死なれる事も遠くって。お腹が空くってどんな事か
知らなかった。凍える、ってどんな事かも」
微笑んで、祥瓊は私を見下ろした。
「笑うんだね、おかしいかな、やっぱり」
不満げに唇を突き出すと、祥瓊はふわりとそれに唇を合わせてくれた。
「ううん、おかしくなんかないのよ。ただ――」
「ただ?」
69祥瓊と陽子 終章:2008/04/29(火) 00:39:17 ID:ox3XQQBg
「お帰り、陽子」
「どういう意味?」
とろけそうな笑みで祥瓊が再び口付けてくれる――
「お帰りなさいって、言ったの。あなたは、私のそばに居なくっちゃ」
嫣然と笑う祥瓊を見つめ、私は首をかしげる。
「意味がわからん」
ぱしん、と頭をはたかれ、私はまた祥瓊を見上げる。
「あのね、陽子。どれだけ、待ったかしら――あなたが私をなかなか見つけないから」
「意味がわからないよ」
「二人は一緒にいなきゃならないの!わかるでしょう?それは貴方の役目だったのよ?
なんで私をもっと早く見つけないのよ、どうしてもっと早く迎えに来ないのよ!!」

ぷん、と頬を膨らまし、涙目の祥瓊が可愛らしくって、私は思わず苦笑した。
「ねえ、祥瓊。時間はかかったけど、見つけたよ?」
「遅いのよ!ばか陽子。しかも昔の、あっちの世界の夢を見たりなんてして――許せないわっ!」
怒る祥瓊が愛しくて、私はそっと抱きしめる。
ごめんね、と呟いてまた接吻する。

ばかばかばかばか――

「愛しい祥瓊。あなたは、私のただ一人の人だよ」
くすん、と祥瓊が鼻をすする。
「許して、あげ――ても、良い、かも?でも、どうして私をもっと早く見つけないのよっ!」

私はたまらず愛しくて、また口付ける。

さあて、もうすぐ景麒が迎えに来る。
それまでに着物はととのえなきゃな。
で、言ってやろう。

麒麟の気持ちが少し、判ったぞ、って。
半身を見つける方も、結構たいへんだな、って言ってやろう。
で、結構幸せだよな、って言って見るんだ――あいつが否定したら、祥瓊と一緒に殴ってやろう。

<了>
70名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 00:52:57 ID:K1WZpU5D
おおおおおおおおおおおおおおおおっ! キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
71名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 11:21:51 ID:IUP9YgRD
>>61
GJ! \(^o^)/であります。乙であります。鈴も加えての3Pも期待であります
72名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 16:24:41 ID:4omXPKEZ
常世にもトイレはあるよ。
みんなオシッコもウンコもするんだよ

http://ysk.orz.hm/picture/12koku/toilet.jpg
73名無しさん@ピンキー:2008/04/29(火) 17:51:36 ID:WPKkvpVu
いいかげんヤメレ カス
74名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 21:15:22 ID:yS76HX+8
ホモは憎むが、百合には萌える。
個人的にはすずとしょうけいのカップリングが見たい。
75名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 22:59:30 ID:p2hZpq7+
陽子が初勅を出して数日後の夜、金波宮の中庭に祥瓊と鈴がいた
2人はその場にしゃがんで空を見上げていた
しばらくして、祥瓊はパンツの股の部分を手で横にずらしてまんこを出した
鈴は、祥瓊が連れションを誘ってるのだと思い込んだ
そして、鈴もパンツの股の部分を手で横にずらしてまんこを出した
しかし、鈴は祥瓊に付き合って連れションしようとしてるだけで尿意を催してるわけではなかった
だから、鈴はすぐにおしっこを出すことはできなかった
しばらくして、おしっこが出る寸前の状態になった
しかし、ここで鈴は疑問に思った
連れションに誘ったはずの祥瓊が、なぜか一滴もおしっこを出していないのである
尿意を催していれば、なかなかおしっこが出ないのは不自然だし
尿意を催していなければ、連れションに誘うはずはない
ついに、鈴は祥瓊に真意を尋ねてみた
実は、祥瓊は連れションではなくてエッチを誘っていたのである
常世の女が相手にエッチを誘うときは、まんこを出すのも方法の1つである
(男から誘う場合は、ちんちんを出すという方法は許されず、これは犯罪になる)
常世ではホモはタブーだが、レズは自由である
鈴は祥瓊がエッチを誘っていたことを理解したら、これを快く受け入れた
そして、2人はレズ行為をすることにした
しかし、鈴はおしっこが出る寸前の状態であった
おしっこを出してからエッチするか、おしっこを引っ込めてエッチするか
鈴は少し迷った・・・

祥瓊と鈴のレズ小説なら、こんなのがいいな
76名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 14:44:06 ID:OHHS+8HN
他のSSスレなどでは「気持ちいいー、おしっこでちゃうー」が普通なのに
このスレでは、「立ちション・連れション」になってしまうのは何故だ?
77祥瓊の激しい夜・1:2008/05/02(金) 19:44:41 ID:GNDp9aVA
カップリング・祥瓊×鈴
特殊・男体化

半獣は生まれつきのもので獣と人間の二態を持つ。
だが生まれつきでないこれは、なんと呼べばいいのか。
天帝の粋な計らいなのか、祥瓊と鈴が、自分たちが二態を持つ存在であることを
知ったのは、つい最近のことだ。
しかも、この二態は半獣とは違い、いったん姿が変わってからというもの、
二人とも元の姿に戻れなくなっている。
「こんな姿はいや」
むせび泣く鈴の背中に祥瓊はその逞しく筋肉の張った腕を優しくまわす。
「泣いてはダメよ。私はむしろ、今の鈴のほうを好ましく思っているわ。
私はこんなガッチリした骨格に筋肉と脂肪が盛り上がった男性が理想だったの。
私を見てごらんなさい。鈴を上回ってガチムチでしょ?
鈴が自分の姿を貶めるのは私を貶めることにもなるのよ」
 祥瓊はいかつい顔を鈴に寄せ、そっと口付ける。
「ごめんなさい・・・・・・そんなつもりじゃなかったの」
78祥瓊の激しい夜・2:2008/05/02(金) 19:53:58 ID:a2t3FI3G
許してくれる?と上目遣いに求める鈴を、祥瓊が許さないわけがなかった。
「でもね・・・・・・でもね、祥瓊。祥瓊の望みは、とても叶えてあげられないわ。
私・・・・・・そんなこと、どうしても、ダメよ」
「だめだなんて言わせないわ。絶対に気持ちよくしてあげるんだから。
お願い、私に乱暴なことはさせないでくれるわね?」
言いながらも祥瓊は鈴の肩に腕をまわし顔をのぞきこんだまま、
じりじりと鈴を歩かせ、目的の場所へと歩を進めていた。
はぁはぁという祥瓊の息遣いが鈴の精悍な顔にかかる。
鈴は頬を赤らめ、俯きつつも祥瓊の動きに逆らえない。
79祥瓊の激しい夜・3:2008/05/02(金) 20:06:26 ID:FuO8mcGl
「きゃぁぁ」
どさり、と羽根布団の上に投げ出され鈴は悲鳴をあげた。
「鈴、ごめんなさいね! 私、いきなり限界みたいなの!」
言うなり、祥瓊の巨躯が鈴の上に勢いよく覆いかぶさった。
服の上からでも張り切ったものの感触が伝わってくる。
「そんな! だめよっ!!」
しかし鈴が全ての着衣を脱がされてしまうのに長くはかからなかった。
肩から胸に見事に張った筋肉。胸にも乳輪にもゴワゴワとした毛。
ぼこぼこに割れた腹筋。
「素晴らしいわ!素晴らしいわ、鈴!」
祥瓊は自身も急ぎ諸肌脱ぐと、独特な色の胸毛を鈴の胸毛に重ねた。
「鈴!・・・・・・鈴っ!」
髭の剃り跡も青々とした祥瓊の口元は、鈴の胸から腹筋、さらにその下へと
たゆまなく動いていく。
「あっ!・・・・・・しょ・・うけ・・それはだめえっ」
祥瓊の返事はなかった。返事ができなかったのだ。
すでに祥瓊の口は鈴のものでいっぱいだったからだ。
80祥瓊の激しい夜・4:2008/05/02(金) 20:24:32 ID:BKODZmPG
そこから先は二人とも夢中で何がなんだかわからなくなっていた。
「鈴ったら感じすぎよ!私のより大きくなってるじゃない!」
鈴は息遣いも祥瓊より激しくなっているほどだった。
祥瓊の口の絶妙な動きにより、敏感な鈴はこれまでにない大きさになってしまっていた。
祥瓊は鈴の脚を広げて抱え込むようにしてのしかかる。
「鈴・・・・・・鈴・・・・・・」
それは二人が初めて一体となった瞬間だった。
「あっ、あああああっ」
鈴の体がびくっと痙攣する。
祥瓊のものは、じらすように奥まではいかず、浅いところを突いてくる。
「あっ、やっ、・・・・・・ああんっ」
鈴の野太い声が漏れる。
ぶつかり合う筋肉。祥瓊の額に背中に、汗が滲む。
「あっ」
悦ばされるだけでは済まないことを鈴は急に察した。
祥瓊のものが、いきなり鈴の深いところを突いてきたのだ。
鈴の甘い声が悲鳴に変わる。
「鈴、鈴、ごめんなさい・・・・・・ハ・・・・・・んっっ、」
言いながらも祥瓊の腰の力強い動きは止まらない。
81祥瓊の激しい夜・5:2008/05/02(金) 20:47:41 ID:daQV+vTI
その後、いったい何度体位を変え愛し合ったことか。
体位を変える間には、祥瓊はじゃれるように鈴のものを口にふくんだりする。
「やめて祥瓊・・・・・・それはもう、」
「だめよ、鈴をこうしたくてしかたないの。鈴・・・・・・かわいいわ」
祥瓊の口がものを袋を様々な角度から攻め上げる。
そして次には再び正常位に戻り、祥瓊の息遣いはさらに加速してきた。
それにつれ、腰の動きも激しさを増す。
果てしなく続いたかに思える愛の行為が最終段階に入ったことを
鈴は本能的に悟った。
「鈴っ、鈴っ!!」
「あっ、あっ、祥瓊っ!しょうけ、いっ!!!」
「い、イクわ!!!」
全てを鈴の中に。鈴に。
祥瓊の激しさに、鈴は眩暈のような感覚と共に、瞑った目の中に火花が
散るのを見た。
激しく。ただ激しく。いつまでも激しく。
そしてやがて、祥瓊の逞しい体が鈴の上にくずおれ落ちた。
82祥瓊の激しい夜・終:2008/05/02(金) 21:00:18 ID:EufKQWV8
卓の上には見た目も美しい甘いお菓子。
二人はお茶を飲みながら、なごやかに話し合っていた。
「祥瓊ったらもう、激しすぎるんだから」
恥じらいなからもそんなことを言う鈴に、祥瓊は、かわいくてたまらない、
という目を向ける。
「だって、そうするしかなかったんだもの」
「でも、あれが元の姿に戻れる唯一の方法だなんて、どうやって知ったの?」
細い指で砂糖菓子をつまみながら鈴が上目遣いに訊く。
「あら、そんなこと知らなかったわ。私は鈴への気持ちを抑えきれなかっただけよ。
元に戻れたのは、ほんの偶然ってことね。
でも、鈴、鈴がどんな姿になろうと私の愛は変わらないわ。鈴が逞しい男性の
姿になれば、それが私の一番好きな姿よ。でも今は元の姿の鈴が一番好き。
どんな鈴でも、体も中身も全てが好き。いつでも好き。大好きよ」
そのまま、そっと唇がふれる。
それは、やわらかかった。

                          おわり
83名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 21:04:10 ID:3lbg3xnd
終わりました。
スレ汚し失礼しました。
なんとか>>74さんのリクエストに答えようと頑張りました。
小説の視点って難しいですね。
今度は鈴の視点に統一したものを描いてみたいです。
では、失礼します。
84名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 21:19:30 ID:bnMbi/ot
>>74は「ホモは憎む」って書いてあったよ…ww
違う意味でクソワロタw
85名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 21:27:30 ID:fWyJQmXv
>>75
グッドジョ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ブ!!!!!
86名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 21:39:49 ID:GIWRaak0
ワロスwwwwww
87名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 21:53:44 ID:fWyJQmXv
レス番間違えたw
>>75 クソ

>>77 グッドジョ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ブ!!!!!
88名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 23:24:13 ID:hsdrEn9A
>>77 とってもとっても乙であります。GJであります。次作もWakutekaであります
89名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 23:59:43 ID:PzX6I0fO
>>84-88
ありがとうございます。
ほめてくれた方、ほんとありがとう! 書いた甲斐がありました。
90名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 02:08:02 ID:anbZl81/
バロッシュwww
ガチムチってwww
91名無しさん@ピンキー:2008/05/04(日) 22:29:27 ID:DOfbZPmj
陽子はヒーローだから、ヒーローらしくズボンのチャックを開いて立ちションがいい
(陽子は女だけど、ヒーローであってヒロインではない!)
だから、陽子の股間は「まんこ」ではなくて「まんこの形をしたちんちん」ということになる
見た目は「まんこ」でも、立派な「ちんちん」なのだから
陽子が、ズボンのチャックを開いて立ちションするのは当然のことである

こんな話がいいな・・・
92名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 15:10:01 ID:Pf7pOQKz
保守
93名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 18:55:55 ID:+J1Fk5i9
94名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 21:56:03 ID:6UqohlPM
禁断の恋ですな
95名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 22:46:09 ID:iNCmwwOU
陽子も、景麒が溜めすぎないように出してやらないと
ナニを襲うかわかったものじゃないなw
96名無しさん@ピンキー:2008/05/09(金) 23:27:43 ID:/a/tH4kv
>>93
景麒wwwwwww
97名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 11:10:12 ID:yFp3D7yi
陽子と楽俊(人間)のカップリングを希望します
98名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 05:05:54 ID:5gpbJscD
陽子×楽俊(ネズミ)を希望します!
ふさふさのもこもこ〜私がおそいたい。
99名無しさん@ピンキー:2008/05/11(日) 11:27:01 ID:VQQ+zSvW
97-98
見本がないことにはどうにもできないぜ?
見本をぜひとも額づいてお願いします。ハァハァ
100名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 11:09:52 ID:P7oTZjfr
>>91
「まんこの形をしたちんちん」という発想は斬新なアイデアだな
だったら反対に「ちんちんの形をしたまんこ」というのがあってもいいな

陽子はヒーローだから、股間にあるのは
見た目は「まんこ」でも、立派な「ちんちん」であり
姿は女でも、立派な男である(女の姿をした男)

泰麒はヒロインだから、股間にあるのは
見た目は「ちんちん」でも、所詮は「まんこ」であり
姿は男でも、所詮は女である(男の姿をした女)

こんなネタで話が作れそうだな・・・
101名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 20:33:39 ID:dMDL77BM
>>91
自演ヤメレ カス
102名無しさん@ピンキー:2008/05/12(月) 21:52:26 ID:HT7PtSOH
>>100
レスの内容が幼すぎる。消防かせいぜい厨坊のボクチャンだろ
18禁板だぞ
103名無しさん@ピンキー:2008/05/14(水) 18:44:36 ID:76jRgLUs
ほしゅしゅ
104名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 21:22:44 ID:bZZQTS9/
ほしゅります
105名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 20:51:58 ID:7g3to/0u
陽子とセッキのカップリングを希望します。
意外と面白い組み合わせだと思うので
106名無しさん@ピンキー:2008/05/21(水) 23:15:53 ID:/k/XjX8E
>>105
おまいが書くんだ
107名無しさん@ピンキー:2008/05/23(金) 21:55:56 ID:Xn4sSNhw
ほしゅまち
108名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 22:20:03 ID:HKxFxuzM
獣形の麟タソにアソコをなめてもらいたい
109景麒:2008/05/25(日) 22:47:47 ID:56/r8MTj
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ >>108
  ノノ ´_>`从 私が舐めて差し上げよう
110名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 22:49:10 ID:UdXKp0d4
ワロタw
111名無しさん@ピンキー:2008/05/25(日) 23:00:05 ID:fXMKz3Mo
麟タソじゃなきゃイヤイヤ
112名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 07:03:58 ID:EnhofYyI
113景麒:2008/05/28(水) 19:55:55 ID:upcrE4bj
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘
114名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 21:59:13 ID:h1PxXvR1
テッシュでなくゴックンプリーズ
115ごっくん:2008/05/31(土) 01:55:19 ID:0VLq5dZq
陽子はゲホッとむせた。白濁した液が唇から漏れる。
景麒は指を唇にはわせ、液を拭い取るとぐい、とその指を陽子の唇に突っ込んだ。
「味わってくださいよ、いい加減に」
「お前の……なぞ、飲めるか!」
陽子はもう一度咳き込むと、ぐいと唇をぬぐって景麒を睨んだ。
「お前のは、苦い、まずい。最悪だ」
景麒はつまらなそうに臥牀に横たわり、主を見つめた。
「女郎のようですね。男の精の味を語りますか」
陽子は景麒に唾を吐いた。
景麒は涼やかに笑い、己の頬に落ちた唾を拭う。
「お前みたいに女を抱く奴なんてどこの世界にも居ない。自分だけ楽しければ良いんだろうな。
さんざん突いて、濡れてもいないのに私の中に指を突っ込んで。しまいには口の中に発射だからな」
景麒は紅潮した主の顔を見て、皮肉に笑った。
「そういうのが好きなくせに」
「この――馬鹿麒麟めっ!!」
主が己に腰の上に跨る。牝馬のように腰を激しく揺らして。
中心には、私の猛り。
「あっ、主上。良い――」

「あっ――あ?」
(今日もまた、夢精してしまった――)
景麒が敷布を見下ろす。
「……私のは、苦くてまずいのかな?」
自重の笑みを浮かべる景麒。
思わず敷布に残る己の精を舐めてみた。

「んんん――?げ、げげげぇえぇええええ!」

景麒の童貞ロードはまだ続く。

ゴックンおわり
116名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 12:07:28 ID:8Lbh6Gvv
>>115
GJ! ワロスw
117名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 19:33:51 ID:JoffIwFa
>>115 GJGJ!
118名無しさん@ピンキー:2008/06/02(月) 23:38:08 ID:d5P4MGJZ
>>115は女性なんだろな。
男なら、自分の精液、舐めてみるなんて考えないから。

・・・と、書きながら、せっせとエロを投下している、ポニーテール(推定)の
>>115氏の事を考えて、なんか、熱くなってきた自分はどうしよう?あっ
119名無しさん@ピンキー:2008/06/03(火) 22:33:52 ID:JDjuQn51
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ >>118
  ノノ ´_>`从 私の出番と聞いてやって参りました
120名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 23:38:56 ID:ZOh1lASc


   〃⌒`⌒ヽ
   |i i⌒⌒i |
   ||!.{ ゚ ヮ゚ リ
   ハ::ヽy/ス 
   l フっ==l フっ
    ソ::::::::::::l       >>119 私もお手伝いします!
   ノ ハ ヽ ゝ
   `'` ' `'` '`
121名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 23:55:50 ID:ZOh1lASc

   へヘ
  // ⌒丶   
 (从ハ从)
  )§ ゚∀゚リ.   | | ガッ
 とハ† _ )    | |
   Y /ノ    人 〃⌒ヽ
    / )    <  >ノ人ヽヽ ∩
  _/し' //. V(´Д`从リ / >>119
 (_フ彡     }/ Y  { / 
122名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 00:24:31 ID:K9iytMB3
123景麒:2008/06/08(日) 21:13:17 ID:kkKFdkUL
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘
124名無しさん@ピンキー:2008/06/08(日) 22:41:42 ID:ZzqqnnHF
やっぱりキターwww
125名無しさん@ピンキー:2008/06/09(月) 23:47:25 ID:fBKuCBFa
AAも和む。
だが、SSが欲しいんだ。

過去レスあさって、最高は「慕情」(←万人受け)と「北風と太陽」(←通好み)と、
景麒の紫の膝の人(←題名覚えてねえ)だ。

おまえらもこの3つは読んでおけ。
126名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 00:23:07 ID:Z6n6AINQ
>>125
だから、既存品をすすめる前にお前さんが書いてみろと。
127名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 01:09:48 ID:wN+8d130
>>125
AA景麒がきてくれなくなるのはやです。

そういうわけでほ。
128景麒:2008/06/12(木) 01:42:56 ID:gwK0Q3Nl
 〃⌒ヽ、
〃ノ人ヽヽ
ノノ ´_>`从
}/  Y ハ シュッといきたいところですが、
 (⊃□⊂) 作品を投下しないのもアレですので…
 |___|_|
  U U













     〃⌒ヽ、
    〃ノ人ヽヽ 代わりに私のおヌードを
    ノノ*´_>`从    ご覧あれ〜〜!!
 ⊂L/ (ー'ーノヽl⊃
   (  〉 全〈  ) ガバッ
   )__/ , つ ヽ(
    (_/   ヽ)
129名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 09:53:44 ID:Hquszh9Q
景麒はチンカスを自分で洗うのだろうか?
130名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 01:07:02 ID:lAIZMTcm
>>129

景麒は、まがりなりともお偉い人なので奚とかにチンカスは洗ってもらって
いると思われ。

って、最後を決めずに作品投下してみます。カップリング、適当に
あてはめてください。それで、書きます。(すいません、他力本願で)
131陽子(?) x ?? 1:2008/06/17(火) 01:08:08 ID:lAIZMTcm
会いたくて、会いたくて、執務中でもため息を吐いてしまう。
すれ違って少し触れただけの腕が、熱を持ったように痛い。
風が、寝室の扉を叩いただけなのに「あの人」がやって来たのかと思って飛び起き、
確かめもせず扉を開けてしまう。

指の先まで、貴方でいっぱいで、気が狂う。
132陽子(?) x ?? 2:2008/06/17(火) 01:09:39 ID:lAIZMTcm
「で、陽子はもう延王と寝たの?」
いつでも直球ストレートの祥瓊が、陽子に問う。
「え、え、ななななな、何言ってるの?」
朝議の後の昼下がり、ひと時の休み時間を気心の知れた女史とお菓子をつまみながら
語らっている最中の出来事である。
祥瓊の口から飛び出したとは思えないあけすけな言葉に、陽子は誰ぞに聞かれていやしないかとあたりを見回した。
「誰も居ないわよ、陽子。だからお止めなさい、その挙動不審な動作は」
「祥瓊はそんな美しい顔をして、とんでも無い事を言う!」
「話を変えないの、陽子。私の顔はどうでも良いのよ。今は貴方の話」
ずい、と祥瓊は陽子の顔に、花のかんばせを近づけた。
「寝たの?寝てないの?」
「……ぃ」
「何よ、まだ寝てないの?じゃあ、接吻は?」
「……ぃゃ」
「えー、聞こえないわぁ」
どん、と陽子はいささか乱暴に祥瓊を押した。
「ひ……人の気もしらないで、そうやって茶化してばかりだ、祥瓊は!」
涙目になった陽子がバシンと乱暴に扉を閉じて出て行った。逃げるように駆けていく足音が、
しばらく室に満ちる――そうして、消えた。
祥瓊はふう、と吐息と小さく吐いた。
「人の気も知らないで、か」
祥瓊は、肩を小さく震わせ、笑った。
133陽子(?) x ?? 3:2008/06/17(火) 01:10:55 ID:lAIZMTcm
「あら、台輔」
寝屋にやってきた、景麒を見て祥瓊はくすりと笑う。
「……私が一人の部屋を『たまたま』あてがわれているのって、こういう時の為なのかしら?」
「たまたまなぞではないと知っているだろうに」
一時さえも無駄には出来ないように、景麒は後ろ手に扉を閉めると祥瓊の寝巻きをするりと脱がした。
祥瓊が景麒に抱きすくめられながら、静かに呟く。
「良い、香り」
「香を久方ぶりにたいてみたからな」
祥瓊ははしたなく高笑いを響かせた。
「香ではないでしょう――獣の匂いが、いたします」
獣か――
つまらなそうに景麒が笑うのを合図にして、祥瓊は小さく、だが強く呟いた。
「早く、早く、私を高みへと導いて下さいまし」

景麒は祥瓊を赤子のように軽々と抱き上げ、膝に乗せた。祥瓊は見せ付けるように脚を大きく拡げ、
景麒を見上げると唇の端をそっと上げた。
赤い舌が祥瓊の唇から蛇のようにちろりと刹那、見え隠れした。
それを合図に景麒の手が祥瓊の太ももに伸び、ゆっくりと撫で回す。
嫌悪感と快感とが、同時に祥瓊を襲った。

太ももを触れながら、景麒は祥瓊の喉元に唇を這わす。
しがみつく祥瓊も、身もだえする景麒も、まるで獣のような力強さ。
祥瓊は目を閉じ、無意識に開いてしまった唇から―― 一筋涎を垂らし、のけぞる。
景麒は祥瓊の乳首を口の中に含み、柔らかく転がす。祥瓊の身体が軽く痙攣し始めると
ゆっくりと指を濡れ始めた秘所に這わせた。

愛撫は獰猛だった。動きは暴力的と言ってもよく、祥瓊は自分の中をガリ、と景麒の爪で
引っかかれ、痛みに思わず腰を引いた。
が、景麒は憎憎しいように祥瓊の腰を構わず引き寄せ、今度は強引に臥牀に押し倒して
猛りを突き刺す。
両腕を掴まれ身体は臥牀に押し付けられ、祥瓊は自由を奪われたまま目の前の美しい顔を見上げた。
134陽子(?) x ?? 4:2008/06/17(火) 01:12:41 ID:lAIZMTcm
「――黙りなさい」
何も言わない祥瓊に、景麒は震える声で呟く。祥瓊が軽く笑うと、景麒は己の主の敵を討つように
唇を祥瓊の頬、額、耳、胸元にすべり落とす。
長く激しい口付けの後、景麒の唇は再び祥瓊の柔らかな唇に戻る。
乱暴な愛撫に身体は悲鳴を上げて良いはずなのに、熱い猛りを腰の中心に据えられて、祥瓊は
知らず喘ぎ声を漏らしていた。

と、思いがけない、祥瓊の低い声が室を満たす。

「いけないんです、こんな事は――」

景麒は静かに、顔色を変えずに答える。
「どうして、いけない?君は私を求めてる」

(嘘つき)

「あああああっ」
太い楔を打ち据えられ、祥瓊は一言も言えぬまにすすり泣いた。

身体の芯に火が灯されない内に逃げようと、祥瓊は身体をのたうつ。が、軽々と景麒の腕に絡めとられ、
そうしてまた愛撫の嵐に合う。

無垢も、穢れも、選べない――
誰か、罰してくれればいっそ楽なのに!!

己の身体を壊すような景麒の猛りを感じながら、純愛と淫蕩との狭間に祥瓊は泣いた。

戯れの後、景麒は一つ、ため息をついた。
「祥瓊?」
「何でしょう、台輔。明日はお早いでしょう、寝所に、お戻りに――」
「うむ、知っている。だが、あまりにもそれではお前が」
「私は構いませんよ。昼くらいにまた、陽子――いえ、主上におめもじ出来ます。
元気が無いと、主は心配するので」
きょとんと景麒は首をかしげる。
「あの、聞いても良いか、祥瓊」
「どうぞ、台輔」
「主上が恋したっているのは――」
135カップリング自由です:2008/06/17(火) 01:17:38 ID:lAIZMTcm
過疎ってるから、フリーダムなSSを落としてみた。
祥瓊と景麒がからんでるなら、誰でもラスト、書いてみます。
リクが無ければ、まあ、粛々と・・・
136名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 18:52:29 ID:iUm00gTx
延王じゃないのか?


個人的には楽俊が好きだ。
137名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 20:05:58 ID:pN3pU7/8
>>131
グッドジョ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ブ!!!!!
138名無しさん@ピンキー:2008/06/17(火) 21:32:38 ID:GnSvg8am
おおっ! GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
139陽子x?? 5:2008/06/18(水) 01:39:19 ID:DwpHJAEM
「延王です」
そうか、と小さく景麒が呟いた。
「お気づきではありませんでした?」
自重するかのように景麒は笑った。
「お前が恋い慕っているのも、同じ方なのであろうな」
ふふ、と祥瓊は笑うと窓に顔を向けた。
「夜が明けます。どうぞ、お戻りになられて」
震えた声音に誘われるよう一瞬、景麒の指が祥瓊の方に伸び、そして宙をさまよって、落ちた。
「手荒くしてしまった――すまない」
祥瓊の顔はずうっと窓の方を向き、景麒が部屋を出るまで微動だにしなかった。

まだ蒼い陽の光がうっすらと室内に入り込みはじめた頃になってようやく、祥瓊は
臥牀に体を横たえ、囁いた。

「馬鹿な台輔」

祥瓊は涙に顔を濡らして苦く笑う。
延王を好きなはずはないじゃない。あの人は、兄でしかない。もしくは父親、友人。

陽子が人目を忍んで、誰に鳥を飛ばしているのだと思っているのだ。
陽子が一番辛い時に誰がそばに居て、助けたのだと思っている?
ただでさえ微妙な立場の半人半獣をかばう為、わざと延王を慕っている振りをしている幼い恋心を
どうして分ってあげられないのだ。

「馬鹿な陽子、馬鹿な台輔――馬鹿な祥瓊」

嗚咽は止まらず、祥瓊は枕に顔を押し付けた。
140陽子x楽俊 6:2008/06/18(水) 01:41:58 ID:DwpHJAEM
どれだけ会っても、言葉を交わしても、足りない。
いつも視線は景麒の背中を追って、振り返ってくれるのをただ待っている。
魂がいつも景麒だけを求めて、心がくだけそうに痛い。

それと同じような気持ちを景麒が陽子に対して持っているのはすぐに祥瓊は分った。
だからこそ、抱かれた。

「台輔は、私を抱いてなんかいやしないのに――」

自分を通して陽子を抱いているのを、祥瓊は理解していた。
それでもよい、と思っていた。
抱かれるたびに、自分の嘘が膨らんで、どんどん体を満たしていく。背徳は快感になって、
更に景麒を求めてしまう。

延王を恋い慕う主ならまだしも、鼠ごときに心を奪われていると知ったら、矜持の高い景麒のこと、
どれだけ傷ついてしまうだろう。

無粋な物言い。でも、言った後でそれを後悔するようなお顔。
楽器のように響く声。囁き声が耳をかするだけで腰の奥が熱くなる。
青年のようないでたちとは裏腹に、老人のように暗く煙る瞳。
風に揺れる美しい鬣。
そして自分を深く貫く、堅く張り詰めた猛り――

いつまでこの茶番が続くかは分らない。
でも、祥瓊は景麒の腕の中に抱かれ続ける為にだったら、千の嘘でも吐こうと思う。
陽子が幼い恋心を貫くのであれば、私もねじれたこの恋情を貫いて見せよう。


今はただ、帰りがけに自分を見つめていた台輔の視線だけで――十分。


日が高くなりはじめた。
小さな人の思いを輝きで隠すように、また慶の一日が始まる。

<了>
141名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 01:59:01 ID:wNU05+S/
乙!!

無能がニブと言うのはわかったw
142名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 19:52:25 ID:H0nz457+
おおっ! 
続きがあったのか GJ!
143名無しさん@ピンキー:2008/06/18(水) 21:18:22 ID:gYdA53kT
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
144名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 00:51:04 ID:iQiZSKb/
GJGJ!!
それぞれの関係性に禿萌た
できれば続きも読みたい!
145陽x楽 スピンオフ:2008/06/20(金) 00:15:03 ID:HNj31YpJ
皆様、コメントありがとうございます。
お詫びに、祥瓊x景麒の裏設定の陽x楽を書きます。
146陽x楽 スピンオフ1:2008/06/20(金) 00:16:19 ID:HNj31YpJ
(女王は皆おなじだな)
(国よりも己の感情が先に立つ)
(まあ、台輔に恋慕して国を傾けるよりは)
(豊かな隣国の王の方が)

官たちのくつくつと漏れる下卑た笑い声。聞こえるようにかわされる噂話。
咎めるのも馬鹿馬鹿しい。
人間というのは思いたいようにしか思えないものなんだと、あきらめた。
でも、自分の想いをごまかしても良いのだろうか。周りをだまし、自分をだまし、そうしてあの人への――

「何よ、まだ寝てないの?じゃあ、接吻は?」

祥瓊の声に、はっと私は我に返る。

私を見つめる必死な祥瓊の顔。美しい顔が引きつって――きっと私も同じ顔をしている。
(嘘つき!国の為って言いながら、ただ臆病なだけじゃない!!)

私は思わず祥瓊を突き飛ばしてしまった。
「ひ……人の気もしらないで、そうやって茶化してばかりだ、祥瓊は!」

走り出してから、ようやく涙が頬をつたった。
涙は自分の恋慕のためか、祥瓊の恋の為か。
147陽x楽 スピンオフ2:2008/06/20(金) 00:17:50 ID:HNj31YpJ
知っている。
気づいていた。

ごめん、祥瓊。
あなたが景麒を見つめる視線。
袖が触れ合っただけなのに、まるで火に触れたように体を震わせて。
あいつは馬鹿だから、本当のあなたの気持ちなんて気づいていやしない。
延王の事をいかに漢らしいか、今度いらっしゃるのはいつなのかと言いながら、気持ちは背後を
「たまたま」通りすぎていく景麒に向いて。
景麒に対する愚痴をいっぱい聞きたがったね。いつだって、話題は不自然に景麒だった。
「あの人」を知っているのは祥瓊だけだから、私もいつも雁の話をしたがった。


首筋についたばら色の痣や、泣き明かした事を物語る祥瓊の瞳の下の青黒いくまが出来始めたのは
いつからだったろう?
景麒の残り香をまとっているのにも気づかずに、わざと無邪気に笑って。
細い体が、どんどん痩せてきて。

私は何も言えず、ただただ景麒が祥瓊に優しければ――と逃げていた。
私の心も、ただ一人の事でいっぱいだったから。


(やるべきことを選んでおけば、やるべきことを放棄しなかったぶんだけ後悔がかるくてすむ)
「うん、楽俊」
(おいらは陽子がどんな国を作るのか見てみたい)
「そうだね、楽俊。でも、でも私は、そばにいる女史の心さえ――救えない」
部屋に駆け戻って後ろ手に扉を閉めると、私はようやく声をあげて泣いた。
148陽x楽 スピンオフ3:2008/06/20(金) 00:18:28 ID:HNj31YpJ

まるで、昨日のことのよう。

玄英宮の砂浜で、私は楽俊の腕の中にいた。
王になろうかなるまいか、迷っている事を言い訳のようにして楽俊に包まれていた。

「ふり向くなよ。今ちょっと障りがあるからな」
ほほに触れるあたたかな指。そして腰にあたる――熱く堅い猛り。

「嫌だ!ふり向くっ」
「ぉおおい、陽子」
今しかない。
今を逃したら、きっと永遠に機会は無い。
ふり向き、私は楽俊の唇に自分の唇を重ねた。
恐る恐る顔を離し目を開けると、そこにはまだ人型でいてくれた楽俊が居た。
「……戻ってしまうかと、思った」
「戻れるわけ、ねえだろ。馬鹿だな」

私は自ら着物を脱いで、生まれたままの姿になる。
「一回で良い」
首をかしげる楽俊に私は叫ぶ。
「一回で良いんだ――それを支えにして、私は己の国を救うから。頑張るから!」
楽俊はあっけにとられたかのように私を見て、そうして笑った。
「二回は無いのか」
楽俊らしくな物言いに、私は吹き出し――その優しさに、涙した。
「多分、無いんだろうね」
私のウエストに腕をかけ、楽俊はすこし強い力で引き寄せた。私の体は柔らかく
しなり、楽俊の体に密着する。
私は思い切って手を楽俊の腹からゆっくりと茂みに伸ばしていき、少しだけ強く猛りを握り締めた。
不明瞭な声で楽俊が何かをつぶやくと、気づかぬ内に私は砂浜に押し倒されていた。
149陽x楽 スピンオフ4:2008/06/20(金) 00:19:07 ID:HNj31YpJ
お互い不慣れに体を触り、唇と手と――身体全体でお互いを確かめ合って、愛くしむ。
乳首を舌で舐められた瞬間、何か腰の方から熱い電流のようなものが流れ、私は思わず漏らしてしまったと思った。
「やだ、私――漏ら」
身をよじる私をしっかりと右腕でおしとどめ、楽俊の指は私の茂みの奥へ入っていく。
「濡れてる。すごく」
濡れるって、本で読んだけど――恥ずかしさに体をくねらせると、ますます楽俊の指は奥深く入っていった。
「あっ、痛」
「痛いか?」
返事をせず、私は楽俊の胸を唇でなぞる。ゆっくりと舌で胸から腹へ、そうして腰へと静かに唇が落ちていくと
いつのまにか私の茂みの下に楽俊の顔があった。
恥ずかしさよりも、誰にも見せたことが無いところを楽俊に晒している事が幸せだった。
(楽俊なら、良い。全部を見てほしい)
ほっそりとした指で自分の秘壁をなぞられ、少しざらりとした舌で舐められると、私はまた漏らしてしまうような
感覚になる。
喉の奥まで猛りを含んでも、それでもまだ楽俊の猛りはおさめきれず、おさめきれないところを私は両手で包み、
ゆっくりと上下させ、軽く握り続けた。
舌で舐めるたびに、また楽俊のは大きくなるようで、私は両手でゆっくりとさすり、舌でぺろぺろと味わい続ける。
「駄目だ――我慢できねえ!」
私の体を引き離し、楽俊が私に向き合うと、私のひざの内側に手をあて両脚が楽俊の肩に乗せられた。
ちらりと見た楽俊のそれは、大きく堅く赤黒く――そこまでしたのが自分なのだ、と誇らしい反面、
少しだけ怖かった。
「楽俊――大きい、よ」
「うん。おいらも、少しびっくりしてる」
「きっと、大丈夫」
楽俊の汗がぽとっ、と私の顔に落ち、それが合図だったように一気に楽俊は私の中へ入ってきた。
150陽x楽 スピンオフ5:2008/06/20(金) 00:19:46 ID:HNj31YpJ
(痛い――!)
でも、駄目。顔を歪ませちゃ駄目。楽俊が止めちゃうもの。

私はせきたてるように手で楽俊の腰を引き寄せる。
「あ」
思わず声が漏れてしまった楽俊が愛おしくて、そして少しこっけいで私はわざと(痛いのに)
下半身をくねらせてみる。
「陽子ぉ」
「何?」
「おいらは、ゆっくり――いっぱい、してえんだ。いっぱい、陽子を知りたい」
「楽俊……」
(私だって、いっぱい、ゆっくり、楽俊を知りたい。足りない。時間が無い)
泣いてしまった私のほほに口付けて、楽俊はまだつながったままで居てくれた。

「忘れねえよ」
「私も――」

波の音と、己の吐息と、そして結合部から漏れる湿った淫音。
香る潮の匂い。楽俊の肌の香り。
ひっそりと目を開けると、精悍な美しい青年の顔。
五感のすべてで楽俊を味わう。
上になり、下になり、何回も何回も交わる。

陽が昇りはじめる、少しまえ、汗みずくの楽俊がつぶやいた。

「おいらは、もう誰とも交わらねえ」
(私も――!!)

でも、言葉はそれ以上、出なかった。
151陽x楽 スピンオフ6:2008/06/20(金) 00:20:44 ID:HNj31YpJ
私はわかっていた。
楽俊もわかっていた。

王になるのは、国を守ること。
そのためには、あらゆる手段を尽くすだろうということ。
この身体が、その手段になるだろうということ。

楽俊がやわらかく笑う。
「夜が明ける」
「うん」
「陽子。どんな国を作るのか、見せてくれよな」

笑った顔が、最後――だった。



祥瓊。
ごめんね、気づいてない振りをして。
景麒は馬鹿だから、また貴方の閨を訪ねるんだろうね。

私は守りたい。
あなたを、景麒を、この国の民を――そして遠い国で、一生懸命生きている愛しい半獣も。

突き飛ばしてごめん。
延王を好きな振りをしてごめん。
でも、私は王なんだよ。
この先どうなるかなんか、わからない。
でも、策を寝るのは私の領分なんだろうね。
それに男の人って、結構単純だし。
私なんて忘れて、ほかの女を抱いているのかもしれない。

また、突っかかってきてね。
そうしたら、泣けるもの。
陽が、昇るね――景麒は、またあなたのところにいるのかな。
また二人でお菓子を食べようね。
いっぱい、景麒の愚痴を言うよ。
だから、あなたは雁の話をして。あの国で、命を燃やしている半獣の離しをしてね。

日が、昇る。
慶の夜が明ける。

<了>
152名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 00:32:22 ID:HW2JpFl+
リアルタイムで読んだ。こっちが本編だろ。
泣ける。
153名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 02:01:37 ID:hF+23Esw
陽子が杉本にレイープされる話マダー?
女郎宿に売られてご奉仕もいいよ〜
154名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 13:37:33 ID:1kyQcIU4
JGです みんな切ないよ
155名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 17:46:30 ID:m32WM7V6
>>151
GJGJGJ!!
楽×陽のリクした者です。嬉しすぎる。これを糧に殺伐とした日を生きていくよ。

景麒と楽俊視点や続編を心よりお待ち申し上げます。
156名無しさん@ピンキー:2008/06/20(金) 20:01:24 ID:ucLsObT5
北北北キタキタキタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
157名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 00:30:14 ID:JdvQ8C7N
>>154
JGとは新しい。じゅん、ときてグッときたの略か?

まあ、とりあえずネズミが何だか場慣れし過ぎてて。。。

JG!
158名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 22:06:17 ID:wa4nkMJz
煩悩の〜も十二冊目ですか。最後に書込みしてから早12ヶ月経っってしまった。(遠い目)
HPでも作って載せようかと思っていたのですが、そんな気力もなくなったので、
桓×祥をここに載せちゃおうかと・・・。祝十二冊目ってことでw
ぢつは1年前、某SS月×祥を読み、触発されて速攻書いたものなのですが・・・。

さてここで疑問、カンタイの字はそのまま漢字で載せても良いのかなぁ?
159名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 22:07:50 ID:NoKroAzZ
確か2は対応してなかったっけ?<カンタイの字
160名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 22:23:52 ID:wa4nkMJz
>>159 ありです。

 まぁ、読めなかったらゴメンナサイで、そのうちコッソリ投下します。
161名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 22:38:36 ID:U4+xMyMm
>>158にキタイWaku
このスレの住人なら桓魋の名くらい読まなねば
162名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 00:31:24 ID:8JhSJV1i
テスト 桓魋
163名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 19:39:32 ID:M6/RfeNK
    |┃三   ∩___∩      _____________
    |┃    | ノ      ヽ    /
    |┃ ≡  /  ●   ● | < お呼びですか >>161-162
____.|ミ\__|    ( _●_)  ミ)  \             
    |┃=__     |∪|    |     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |┃ ≡ )    ヽノ 人 \ ガラッ
164名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 20:06:02 ID:4m8o1XIW
>>163
とりあえず服を着ろ
165名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 21:21:23 ID:DOONvPuf
桓&#39755;←こんなふうに見える。記号数字は全部半角で。
166名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 21:25:03 ID:v9Pbs34Y
窓かりんごにもよるかもな。
自分は窓98だけど見えるよ。
167名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 21:46:43 ID:92XV2R75
パソに入っている辞書による。無ければ登録汁
168145:2008/06/24(火) 00:06:14 ID:CdSzat10
おお!
祥x桓なら正座して待ちまする!1年以上待ちました!ぜひぜひ!

ちょい前のちょっと、頂けない陽x楽を書いてしまったものですが、
待ちます。
スピンオフもできたのですが、恥ずかしいので・・・蟄居。えへ。
私もおこ4年くらいの新参者なので、158に期待!
169名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 01:49:45 ID:eJzzUyp/
祥x桓、の神を待つ間に、おつまみ!
170陽x延 スピンオフII 1:2008/06/26(木) 01:50:44 ID:eJzzUyp/
「お、久しいな」
先触れ無しに扉を開けたにもかかわらず、あちらを向いて長椅子に寝そべっている尚隆の背中はぴくりとも動かず、
声音からも全くの緊張は感じられない。
(このように無用心で、命を失わないのが不思議な事だ)
「今日のはなかなかに良い酒だ。お前も飲んでみるか――陽子」
言われて陽子は軽く肩をすくめ、無造作に投げ出されている尚隆の足元に腰をするりと下ろした。
尚隆は酒が半ばほど残っている杯を卓に置くと、片手で陽子の肩を抱く。
「必要がなければ国交さえ持たないこの世界で、俺とお前はずいぶんと仲良しな事だ」
苦笑しながら、陽子は尚隆の膝にすり寄せ、責めるように尚隆を見遣る。
「こんな無用心――」
「回廊がくねくねとつながって迷路のような玄英宮でも、お前は迷わず来る。素晴らしい」
ところどころの曲がり角に隠れている、忍者のような人間たちを思い出し、陽子はあはは、と笑う。
(邪心を持って近づいていたならば、あっと言う間に絶命、か)
が、陽子はむしろ面白そうに言う。
「最近では迷わなくなりました」
「愛、だなあ」
「そうですね、愛ですよ」
判りあった者同士にだけ分かる、軽い冗談。二人はくつくつと笑った。
「しかしお前もようよう雁に来てくれる。慶がそんなにも安寧とは知らなかった」
「私には勿体無いほど良き臣下がおりますので。まあ、上手く、いろいろと」
「いろいろ、か」
尚隆は身を起こし居住まいを正すと、えいやと陽子を抱き上げて膝に乗せた。
顔を寄せ、まじまじと陽子を見つめる。
「痩せた――か」
「いろいろありましたから」
「泰麒の件では、お前も大変だった」
「――その後も」
こん人と内宰によって暗殺されかかった事は聞き及んでいた。そして、それが一回でない事も。
(よりにもよって来訪者の素性を改めて取り次ぐ役目のこん人が――)
171陽x延 スピンオフII 2:2008/06/26(木) 01:51:34 ID:eJzzUyp/
「延王」と、小さいけれどはっきりした声で呼ばれ、尚隆は再び陽子に視線を戻した。
「私は、平気です。鈍感ですし、意外と打たれ強いので」
尚隆はため息をつき、陽子の頭に触れると髪の毛をわしゃわしゃと乱した。
「雲海の水が落ちると心配していたお前に会ったのは、つい昨日の気がする」
「キンゲンを鮮やかに打ち払って、私の目の前にあらわれた延王の姿もまるで昨日のように」
「あの時は――」
「「お互い、若くて」」
同時に言葉を発して、二人は笑った。
「笑うな、陽子。俺なんぞはまだまだ若い。どこぞやに、六百年の治世を誇る国があるし」
尚隆は立ち上がって酒をつぎたすと、杯を陽子の前に差し出した。
「延王。駄目ですよ。酒は――乱れてしまう、私」
「延王と呼ぶな。どうせ二人だけだ。いつものように」
まっすぐな視線に射すくめられ、陽子は酒をこくりと飲み干し、囁いた。
「尚隆」
「――それで良い」
尚隆の指が、陽子の着物の合わせ目に伸びた。
172陽x延 スピンオフII 3:2008/06/26(木) 01:52:37 ID:eJzzUyp/
戯みのあと、陽子は尚隆の指をゆっくりと舐めていた。
面白そうに尚隆は「何をしている?」と尋ねる。
「尚隆の指を味わって、愛しているの。尚隆の猛りが私の中にまだあるんだ、想像しながらしゃぶってるの」
尚隆は陽子の乳首をつまみ、「俺のはそんなに細くはない」と笑った。
尚隆の指が淫唇に落ち、乳首には湿った舌が触れてきた。
陽子は笑いながら身をよじる。「駄目です、尚隆。さっき、したばかりなのに」
「それがどうした」
尚隆の指が茂みを分け入り陽子の中に入ってくる。足をばたつかせて笑っていた陽子だったが
腰の奥底にひそかに残っていた肉欲が激しく渦巻きはじめ、己の中心から熱いものがしたたってくるのを感じ、
笑いはすぐさま甘い叫びへと変わった。
「駄目、と言っているのに」
陽子は両手で尚隆の肩を押しやりながら、顔をしかめる――快感に。
(駄目、飲まれてしまう)
くい、と更に深く尚隆の指が入り蜜壷の中をゆっくりと巧みに掻き回し、陽子はたまらず
唇を噛む。

「お前が愛おしい、陽子」

陽子は己の真上にある尚隆の顔を見た。伸びかけている顎の髭、熱っぽい瞳、ちょっとだけ皮肉そうに口角が
あがっている口元、紅く濡れて甘い囁きを繰り返す唇。
陽子は今、この場で、言うべき言葉を口元にのぼらそうとし――
「愛してるよ、陽子」
二度言われ、陽子は己の言葉を飲み込み、ようやくささやくように一言、呟いた。
「抱いて、尚隆」
173陽x延 スピンオフII 4:2008/06/26(木) 01:53:28 ID:eJzzUyp/
すでに二度、達していた二人はゆっくりと愛し合う。
互いの身体の線を記憶するように、手を這わす。
陽子は尚隆の重みと堅さを、尚隆は陽子のなめらかさと柔らかさを十分に味わうように、ゆっくりと。
指と指をからませ、陽子は尚隆の太くたくましい首筋に舌を這わせた。それは唇へと寄せられる。
舌がからみあい、唾液でお互いの顔が濡れた。
するりと下に移動した尚隆の顔の少し剛い毛が己の太ももに触れる。ちくちくとした刺激に陽子は腰を振って
興奮を表した。
舌で秘壷を刺激しようとするたくらみを巧みにそらし、陽子は尚隆の身体をむりやり引き上げる。
顔と顔を向きあわせ、瞳で尚隆をからめとろうとする。
「ごまかさないで。貴男のこれ」
と、陽子は尚隆の猛りをぎゅう、と握る。
「こんなにも欲しているくせに」
尚隆はあきらめたように笑い、茂みと茂みをすり合わせる。

陽子は尚隆の熱く堅くなっているそれを、自分の陰毛の奥へと導こうとした。その度に、尚隆はそっと身体をずらし
舌で乳首を転がし、指で太ももをゆっくりと撫で回して、焦らし続ける。
「尚隆!」
たまらず、陽子は叫ぶ。
端正な顔がまっすぐに陽子を見つめ、そしてまた唇をふさぐ。指がたくみに己の腰奥まで這う。
「あ、んん。良い――あ――ぁ、やん。ではなくて、はぁ、ん――もう」
ちょっと泣きそうになった陽子の額に接吻を落として、秘所をまさぐりながら尚隆が言う。
「――これは、仕置きだ」
「ん、え、な何――あああっ!?」
ついに涙を流してしまった陽子を見下ろし、尚隆はおもむろに猛りを陽子に突き刺した。
陽子の背中が弓なりに反り返り、高い悲鳴が室を満たす。
174陽x延 スピンオフII 5:2008/06/26(木) 01:54:28 ID:eJzzUyp/
すさまじい勢いで、尚隆は陽子を突きたてた。
抑えていた陽子の声が、解き放たれた獣のように玄英宮に響く。
結合部から漏れる液で、褥は濡れた。
陽子はたまらず尚隆の肩に噛み付き、声を抑えようとする。が、今度は尚隆が我慢できないように更に深く陽子を抱き上げ
奥へ奥へと己を突き刺し、叫ぶ。
陽子はあまりに奥底に刺された楔に、少し恐れるようにすすり泣く。
「尚隆、尚隆。駄目、そんな奥まで。壊れてしまう。痛い」
尚隆も、己の猛りがそんなにも大きくなっているのに驚き、深くため息を吐く。
「痛いか?我慢できないか?」
陽子はこくりと頷こうとし、目を見開いて顔を振った。
「痛い。でも、平気」
「陽子、俺を、包んでくれ。お前なら、きっと包んでくれる」
(駄目、怖い!)
が、陽子は叫びを飲み込み、こくこくと頷いた。
「抱いてくれ――抱け、陽子」
「抱け、というのですか――尚隆?」
陽子はいっそ悲しくなって、痛みに耐えながら尚隆の猛りを己の中に収め続けた。
腰を動かし、舌を尚隆の喉に肩に胸に這わせ、腰の奥の痛みに耐える。
あえぎながら、陽子は言った。
「尚隆、感じて!!――私、今、あなたを抱いている!」

互いの、途切れ途切れの呼吸が激しくなる。

上なのか、下なのか。
褥を濡らしているのは自分か、相手か。

泣いているのは――どちらなのであろう

ぴくん、と尚隆の身体が震え、それにこたえるように陽子の身体がわななく。
「行く――」
獣のような叫びが二つ、響く。
尚隆が精を放った瞬間、陽子もまた淫水を放ち、二人の愛の営みの跡が、
寝台を濡らした。
175陽x延 スピンオフII 6:2008/06/26(木) 01:55:58 ID:eJzzUyp/
(フランス窓が開いている)
尚隆の髪に顔をうずめて陽子はひとりごちた。
(あなたは、海の香りがするよ、尚隆)

産み出し、消し去る海。
波打ち際の激しさと、沖の静謐さ。

「あなたそのものだ、ね。尚隆――」
お互いが放出した愛液で濡れる寝所に寝そべりながら、陽子は柔らかに尚隆をかき抱く。
そうして、眠りに落ちた尚隆を起こさぬように、ゆっくりと尚隆の額に口付ける。
どれだけ、激しいセックスをしても、どこか掴みきれないような尚隆の身体を抱きしめ、
陽子は呟く。

「ごめん」
(ごめんね、尚隆。私は――愚かだから)
声を殺し、陽子は泣いた。
小さく肩を震わせ、頬に涙が伝う。が、規則正しい尚隆の寝息に誘われるように、陽子も
ふわりと寝床に横たわる。

波の音。
情人の、息。
波の音。
あの人の――吐息。
176陽x延 スピンオフII 7:2008/06/26(木) 02:01:21 ID:eJzzUyp/
ゆっくりと瞼を開け、眠りに落ちた陽子をゆるりと尚隆が抱き返す。
「……ほんとに、おまえは阿呆だよなあ」
陽子は安心したように眠り続けていた。涙に頬を汚したまま。
またゆっくりと尚隆は陽子の頬に接吻を落とす。
「俺に惚れれば、よいものを。わざと難しい方向へと向かう――本当に、阿呆だ」

代わり、なら、それでも良いさ。
長い生を堪能して、退屈していたところにお前みたいなびっくり箱だ。
ちょっとからかってやろうと思ったのに、薮蛇だ。
まあ、藪をつついて出てきたのは、蛇ではなく、聡い鼠なのだが。

「俺は『じじい』らしいから、まあ、付き合ってやるよ」
陽子の髪に、ゆっくりと顔をうずめ、尚隆が笑った。
と、その前に眉間に皺を寄せ、青ざめ立っている麒麟がさえぎった。
尚隆は苦笑し、瞼を閉じてその姿を消す。

景麒。
俺は雁の王だからな、雁大事だ。
お前はまあ、勝手に誤解やら、恋慕やら、片付けろ。俺は、知らん。
亡霊みたいに、こっちに来るな。

「……ん、尚隆」
寝言で、ささやかれた己の名前。
これ以上愛しいものは無いかのように、尚隆が柔らかに陽子を抱きしめた。

偽りではない寝息を尚隆が立て始める。

波の音。吐息――

陽子は瞼を一瞬開け――
「もう一回だけ、ごめん。泣かせて、ね」
頬に涙を流すと、延王の寝息に合わせ、眠りに落ちる。

フランス窓から潮の香りがする。
目を瞑ると、いつだってあの時に戻れる。

――その思い出の為なら、何だってする。

「ばいばい、楽俊」

陽子は、潮の香りのする尚隆の腕に再び潜り込んだ。
濡れた尚隆の頬にキスをして、ゆっくりと腕をからませる。

波の音が、二人を包む。

<了>
177陽x延 スピンオフII:2008/06/26(木) 02:08:29 ID:eJzzUyp/
閽人=こんじん。
テスト。
178陽x延 スピンオフII:2008/06/26(木) 02:10:02 ID:eJzzUyp/
あ、書けた。失礼しました。こんじん=閽人、です。
「忍者みたい」なのは、雁の閽人です。忍者、好きなので。
179名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 02:37:08 ID:/szKjuP+
>>168
蟄居て、>>169以降はお前さんだろう?
投下は感謝だが、しょうけい×かんたいの作者さんを待つ余裕は無かったのかい?どうよ?
長年の職人さんらしいから、ちと苦言。若い職人を育てる気持ちを忘れないように。いやマジで。
てか、景麒側からの話書いてね。お願いしますね。
180名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 15:15:17 ID:fuKjASX7
GJ! ええ話や
181名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 22:56:27 ID:IypW+gR7
>>179
作者は投下宣言あってから四日も待ってるよ
それ以上いつ来るかもわからない投下を待てってのはあんまりじゃないか
しかも文句垂れながらリクするとか何考えてんだ
182名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 23:10:00 ID:dDyfBuZu
>>179
こんなんだから職人さんが逃げてくんだよなあ。。。
183名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 00:44:12 ID:W6+CUP/T
この職人さん、自分の勘が正しければわりと頻繁にシリアス・ギャグ問わずに
落としてくれている。。。気が。違ったらごめんなさい、でもいつもありがとう。

尚隆編も良い!切ない!でも、流れから言って、実は景麒は祥瓊が好きで
陽子は尚隆に傾いて終わるのかとおもた。
「ばいばい、楽俊」は悲しいなあ。なんか、恋を実らす方法はありそうなものだが。
184名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 00:47:06 ID:ly9FOyvE
私も常連職人サンだと思ってたよw
そんな訳でまた懲りずに落としてくだちぃ。
185名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 00:59:05 ID:W6+CUP/T
>>184
同意うれしいかもww
この人、いつもエロ少なくて(良い意味で)、ストーリー重視なんだよなあ。

  /__.))ノヽ
   .|ミ.l _  ._ i.)  
  (^'ミ/.´・ .〈・ リ  
  .しi   r、_) |  
    |  `ニニ' /      俺たちが育てた
   ノ `ー―i´ 


みたいなw
ほかにも、「おお」って見守っている職人さんがいる。だからここを覗くのやめられないw
過疎板だけど、中身は濃いんだよなあ。
186158:2008/06/27(金) 21:03:00 ID:zQ0qHQte
 いえ、あの、そのぉ・・・桓×祥なんですが・・・(´・ω・`;)あるぇ?

 ま、いいやw 投下!
187桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 21:06:51 ID:zQ0qHQte
 此処は、内朝にある官邸の房室。
 邸宅の主人は、強い酒を片手に、今日も一日が恙無く終わった、後は寝るだけと
安堵の息を漏らす。
 禁軍左軍将軍。
 今の彼の地位である。
 裕福な商家に生まれ、兄弟達はみな官吏や有望な職に就いていた。が、己が半獣だ
と解かってからは、半ば以上自分の人生を諦めていた。
 それが、麦州候だった浩瀚様に採り立てられ州師将軍職に就いた。
 それだけでも、かなりな幸運だと言えた。
 だが、元冢宰の靖供の企てにより、浩瀚様共々追われる身となり、浩瀚様の罷免に
憤るも、自分へは「まぁ旨くいき過ぎたのだから、これで帳尻は合う」と、変に
納得したものだった。
 だが、行き掛かり上助けた娘の繋がりで、不可能に近かった反乱を成し遂げ、
罰せられるどころか、浩瀚様まで救う事が出来た。
 なんと今では、主上とも近を置ける立場となった。
 人生とは、つくづく分からないものだと思う。
 家族の誰が想像出来ただろうか。半獣の自分が、家族の誰よりも出世するなど
と・・・。
 人の繋がりとは、人生とは時に己を裏切る。粋なものだ。
 また一杯と呷り、飲み干した杯に酒を注ぐ。
「・・・」
 ふと、その手が止まる。
 ゆっくりと徳利を方卓に置き、卓の脚に立て掛けて置いた刀に、手を伸ばす。
「誰だ」
 短く鋭い問い。
 キィ、と扉が少し開く。
188桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 21:10:28 ID:zQ0qHQte
「私よ」
 涼やかな声が答える。
「なんだ、脅かすな」
 伸ばした手を元に戻し、杯を口に運ぶ。
 声の主が、布擦れの音だけをさせて静かに入ってくる。
 立ち居振る舞いが優雅だからこその所作である。それには育ちの良さが窺える。
「ご挨拶ね。折角、肴を持参したのに」
 少し拗ねた物言いが、愛らしい。
 彼女は、唯でさえ足音が小さいのだ。
「足を忍ばせるからだ。普通に歩いて来ればいいものを・・・」
 苦笑しながらも促す。
「だって、貴方、いつも先に気付くんだもの」
 ちょっと悪戯心を起こしてみたのよ。と笑う。
「それが、俺の仕事なんでな」
 武人として、将として、当然危険を誰より早く察知する術を、持っていなくては
ならない。
 禁軍左将軍という要職に、半獣である自分が就いた事に対する反発は、未だ根強く
残っている。実力を見せ付け大人しくさせてはいるが、いつ寝首を掻かれても、おか
しくはない。
「そうよね。ごめんなさい」
 全て察して、寛ぎの一時に要らぬ緊張をさせたと、彼女は謝る。
「まぁ、半分は分かっていたから、気にするな。殺風景な部屋が、華やかになる
のは大歓迎だ」
 酒も美味くなる。と大きく笑う。
 気配はすれど、殺気が全く無かった。だから彼女だと分かった。
 見れば、彼女は方卓の上に持って来た包みを取り外し、中にあった箱の蓋を開
ける。取り皿に幾つかの具をよそうと、桓魋の前に箸を添え置いた。
 その時、美味そうな肴の匂いと、祥瓊から微かに立ち昇った香りが、桓魋の鼻
を掠める。
「陽子がね。・・・貴方に差入れだって、いつもすとれす発散に、付き合って貰っ
てるからだって」
「ほぅ」
 珍しい。というより、普通こういう事は余り無いのだが。
「二人にばれたのよ」
 さらりと告げられて、手元の差入れを見やる。
189桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 21:13:38 ID:zQ0qHQte
 二人・・・。
 主上と、もう一人は、女御か。とすぐ思い当たる。
「ふむ、まぁ時間の問題だと思っていたが、早かったな」
 彼女は、ふふふと笑う。
「宮中では、特に女官の間ではこういう話は早いのよ」
 ふむ、と唸る。
 祥瓊は、方卓の四つある床几の、桓魋にとっては左隣に座る。
「折角の主上の計らいだ。頂くとしよう」
 酌をしようと、伸ばす祥瓊の手首を、右手で掴み軽く引き寄せる。
 きゃっ、と小さく上げた悲鳴が可愛らしい。
「祥瓊・・」
 見詰める桓魋の視線と、少し顔を赤らめた祥瓊のそれとがぶつかる。
「お前を、だ」
 先程、むくりと湧き上がった欲望を諌める気は更々ない。畏れ多くも差し入れ
られた主上からの肴より、味わいたいものが目の前に在る。
「・・・いいか?」
 桓魋の問いに、何が。とは祥瓊は言わない代わりに「聞かないで・・・」と
小さく答える。
 祥瓊にも、否やを唱えるつもりは無い。
 陽子が気を利かせて、堂々と桓魋と会える理由を作ってくれたのだ。久し振りに
彼と会うのに、まるで期待していないと言ったら嘘になる。
 祥瓊が身を寄せると、桓魋は祥瓊の両の太腿の後ろに左腕を回し、そのまま立ち
上がる。
 軽々と、子供を片手で抱き上げるような気安さで持ち上げられて、見た目は虎嘯
程大柄ではないのに、どこにこんな力があるのかと、毎度の事ながら驚かされる。
 大人しくされるがままに運ばれる先は、見慣れた桓魋の牀榻。
 室内は目に優しい明るさの灯火に照らされている。
 下ろされた先が牀でなく、床の上だったことに、祥瓊は少し戸惑う。
 そのまま祥瓊を放し、桓魋は榻に腰掛ける。
「脱いでくれ」
190桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 21:17:51 ID:zQ0qHQte
 その一言に、祥瓊が問い直す。
「脱がせては、くれないの?」
 悪趣味ね。と拗ねて見せる。
 苦笑して、桓魋が答える。
「破いてもいいなら、俺が脱がせるが?」
 つまりは、これでもかなり抑制しているのだと暗に仄めかす。
 やや瞠目して、それは困るわ。と苦笑される。
「もう、仕方ないわね。女の方から脱ぐのは、恥かしいんだから・・・」
 今までの相手なら、自ら脱ぐ事になんの抵抗も示さなかった。
 かつての慶での半獣の扱いは差別的で、半獣の自分の相手など、商売女の花娘
くらいなものだった。加えて桓魋自身、女をそれ程必要だとは思っていなかった。
 だが、もう何度も肌を重ねているのに、祥瓊は未だそういう恥じらいを見せる。
「最後の一枚は、俺が脱がせるさ」
 馬鹿・・・。と呟いて背を向ける。
 正面に向かっては、流石に恥かしいのだろう。
 質素だが、上質の布を使った襦裙。女史らしい相応の装いだが、祥瓊の美しさは
それに勝る。
 公主であった十三の頃を見た事は無いが、その時の可憐さは想像に難くない。
 先の峯王が、蝶よ花よと、着飾らせ持て囃していたのも、分からなくはない。
 数瞬躊躇いを見せるが、ややあって祥瓊は腰紐を解き、上着と共に近くの床几
の背に掛け置く。
 しゅるり、と衣擦れの音をさせて、一枚また一枚と同じ様に襦を脱ぎ掛け、
そして、小衫から覗く白い手が裙を取り払い、床几に置いた。
 とほぼ同時に、祥瓊は後ろから抱き竦められた。
 祥瓊から僅かに湯上り独特の匂いと、衣に焚き染めた香が香る。
「良い匂いだ。俺の為に湯を使って来たんだろう。・・・気付いていたさ」
 だから、これ程欲しいと気持ちが掻き立てられる。
 祥瓊は、回された腕に手を添える。
「貴方って、本当に目聡いわね」
 耳元の囁きに、擽ったそうに祥瓊が肩を竦める。
 この場合鼻が利くと言った方が正しいのだろうか。ちらりとそんな言葉が脳を過るが、
この際、そんな事は取るに足らない。
 微かに湿った祥瓊の髪は、いつもより艶を増している。
191桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 21:22:18 ID:zQ0qHQte
「あっ・・ん」
 傾けられ露になった項に、唇を寄せる。しっとりとした肌。
 そして、胸の膨らみに両手を這わせる。
「っ桓魋・・」
 武将たる桓魋の手は、肉刺などとうに潰れ、繰り返し潰れたそれは硬い胼胝に
なり、指の腹や掌はゴツゴツとした分厚い皮で覆われている。
 祥瓊の肌は、白く、軟らかい弾力が手に吸い付くような感触がする。
 初夜の時など、力を入れ過ぎると、容易くこの柔肌へ擦り傷を作ってしまいそうで、
怖かったものだ。手を首に回すと、余りの細さにぎょっとした。片手でいとも簡単に
縊り殺してしまえるではないかと思えた。
 そういえば、この娘を助けたあの時も、手首の細さと軽さに驚いたものだったな。
と思い返す。
 痩せた体は、女史となってからは栄養状態が良好なのも手伝ってか、今は丁度良い
ふくよかさを伴なっている。もう少し肉付きが良くても好い位だ。
「あ・・んっ」
 耳朶を甘噛みし、息を拭き掛けると小さく仰け反る。
 小衫の上からでも分かる、胸の膨らみから飛び出すように勃った乳首に、その周りを
指で円を描き、擦り、爪弾く。
「はぁっ、あん」
 無骨な手で直に捏ね上げては、傷をつけてしまう。敏感なところなのだ。それよりも
薄布一枚隔てた方が、逆に祥瓊の感度が良い事を発見していた。
 案の定、身を捩り仰け反り、しな垂れ掛かって来る。
「あっ、桓魋・・・っ」
 熱を帯びた溜め息の漏れる薄紅の唇を、深く割って味わう。
「っあ、んんっ・・ぅんっ・・」
 桓魋の舌の動きを、祥瓊の舌が慣れた様に追いかける。
 祥瓊の着崩れ肌蹴た小衫が、肩からするりと落ち、臍から上半身の素肌が露に
なる。
 意図的にというか、なるべくして為った艶姿に、桓魋は正面に反転させると、
祥瓊の胸に口付ける。
「あんっ・・・」
 待っていた感覚の一つを与えられ、祥瓊が甘い声を発し大きく仰け反る。
192桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 21:27:28 ID:zQ0qHQte
 両の胸を交互に吸われ、舌で突付かれ転がされる。感じ易い乳首を、じっくりと
舐められ弄り回されて、徐々に膝の力が抜けていく。
 多分、桓魋が腰を支えていなかったら、その場に崩れ落ちただろう。
 頭に回された祥瓊の腕が、小刻みに振るえているのを桓魋も気付いている。
 空いた片方の手で、祥瓊の柔らかな尻を撫でる。
 祥瓊が、膝を微かに擦り合わせ始めた事を見て取る。
 一頻り感触を確かめると、小衫の合わせを割る。
 胸への愛撫を止めず、膝の少し上の太腿の内側を撫で上げる。
 必死で閉じている両脚だが、そこが女体の妙というところか、上手い具合に内股
には隙間がある。
「あ、そこっ・・・は・・・ぁ・・は・・んっ」
 茂みの中の、肉襞の割れ目に沿って数度摩ると、染み出した清水が指先を濡らす。
 水と言うにはねっとりとし過ぎたそれは、蜜の様に指に絡まってくる。
「もうしっかり、濡れているな」
「あっ、ああんっ・・・」
 指先に触れる小さな突起を撫でると、祥瓊の身体がビクッと跳ねる。
 その反応の良さに、ふっと笑い、桓魋がその奥の花弁に、クイっと指を差し入れる。
 指を根元まで入れ、掻き回す。
「・・はぁ・・・ああっ・・・あっ・・・んっ」
 中指とはいえ、太い筋張った指は祥瓊の花弁を刺激するに十分だった。
 奥の薄い襞を、内側を擦られ、奥から次々と雫が垂れる。
 祥瓊が、弾む息の下から、途切れ途切れに告げる。
「・・・硬いモノが・・・当たって、っるんだけどっ・・」
 何かしら?
 と、薄っすらと瞼を開け、紫紺の瞳が少し挑戦的に桓魋に問う。
 おや、と惚けた様に答える。
「ああ、やんちゃ坊主でな、落ち着きがないんだ。どうすれば大人しくなるかねぇ?
女史殿」
 全く、と祥瓊が少し苦笑する。
「もう、仕方ない・・わね」
 そう、欲望に正直で仕方の無いヤツなのだ。
193桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 21:32:32 ID:zQ0qHQte
 くっくっく、と笑って桓魋が、祥瓊の左膝を持ち上げる。
「えっ・・桓・・魋っ、このまま?」
 何をしようとしているのか察して、驚いた様子の祥瓊を尻目に、問題無い。
と桓魋は腰を押し入れる。
 性急に過ぎるかとは思ったが、己の欲求に抗えなかった。
「はぁあっ・・あっ・・んっ」
 祥瓊も同じだったのだろう、悦びの啼き声を張り上げる。
 それでも祥瓊には、身の内に入ってしまった事より、こんな体勢で繋がる事が
信じられなかった。
「牀がっある・・のにっ・・・」
 と少し拗ねた祥瓊に、不適に笑う桓魋がいた。
「・・まぁ、みてな・・・っ」
「・・・あああっ・・・・あっ・・・」
 ぐいっと、思い切り突かれて、祥瓊が悲鳴を上げる。
「ああっ、はぁっん・・」
 繰り返される律動と衝撃に、自分を支えているのは桓魋のモノだけではないか、
と錯覚してしまいそうだった。
「んっ・あっ・・すごっいぃっ」
 右足一本で立ったまま、串刺し宜しく貫かれ、突き上げられる度に、その反動で
爪先立ちになってしまい、時には小さく宙に浮いてしまう。
 己の体重と、桓魋の突き上げる力の相乗作用で、身体の中の奥、そのまた最奥に
まで当たってしまう。
 これ以上は無いという結合に、祥瓊は溜め息とも喘ぎとも言えない、嬌声を発する。
「桓・・魋っ・・・ああっ」
 いつも己が振り回す鉄の得物に比べたら、女の身体の何と軽いことか。
 細い腰は優美な括れと曲線を見せ、反らせた背中に揺れる紺青の髪が、桓魋の腕を擽る。
 恵州候が好きだと言っていた祥瓊の歌を聴いた事はないが、この艶やかで淫らな啼き声は、
自分以外の誰一人として知る者はいない。
 それで十分だと思う。
「元公主様に、このような霰も無い姿をさせ、申し訳ないが」
 優越感に、人の悪い笑みを刻む。
194桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 21:37:26 ID:zQ0qHQte
 申し訳程度に、腰でなんとか引っ掛かった、白い小衫の紐を解き、床几に放る。
 一糸纏わぬ、白く艶かしい全裸体が晒される。
 が、祥瓊には既に、それに構っていられる余裕が無かった。
「はっ・・ああっ、もぅ・・だめっ・・・よっ・・」
 桓魋の肉棍がいつもより深く、苦しい姿勢により狭まった肉壁を、容赦無く擦り上げ
突き上げる。
「だめっ・・桓魋っ・・」
 立っていられない程膝から力が抜け、桓魋の首に噛り付く様に、しがみ付く。
「あっ、ああっ・・んんっ・・・はぁっあああっああ」
 背中が反り返り、両の足の甲がこむら返りの様に、ぎゅっと伸ばされる。
 祥瓊の身体は、完全に床から離れていた。達したと同時に、祥瓊の肉壺が一層
強く締め付け、そしてほぼ同時に桓魋は己をそこへ注ぎ込んだ。
「祥瓊っ」
 祥瓊の内壁は、ヒクリヒクリと桓魋を締め上げ、迸る体液を搾り取り、飲み込んで行く。
 お互いの荒い息が治まりきらぬ内に、桓魋が祥瓊から己を引き抜く。
「ぁ・・んっ・・」
 乱れた息で凭れ掛かる祥瓊の、だらりと弛緩し投げ出された右脚の内側に、白濁した
体液が膝まで流れ落ちる。
 扇情的なその様に、祥瓊の恍惚の貌に、再び情欲が湧き上がる。
 そのまま祥瓊を牀に運び横たえると、乱れた己の被衫を脱ぎ捨てる。
 先程までは、胸元が覗く程度にしか見えなかった、桓魋の身体。
 祥瓊はその露になった雄々しい身体に、視線をゆっくりと移動させ暫し見惚れる。
日に焼けた肌、厚い胸板、逞しく太い腕、見事に割れた腹筋、そして・・・。と、
そこで思わず視線が釘付けになり、祥瓊は熱い吐息を漏らす。
195桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 21:42:53 ID:zQ0qHQte
 達したばかりなのに・・・。
 桓魋は、陶酔の表情を浮かべる祥瓊の視線が、己の中心で止まり、その紫紺の
瞳が揺らめくのを見止めた。
 桓魋は薄く苦笑しながら、祥瓊に覆い被さった。
 今宵はどれだけ求めても、求め足り無い。
 そんな予感がした。



「時折り、怖くなる」
 仰向けになり、己の胸に伏せ凭れ掛かった祥瓊の、柔らかな髪を撫で梳きながら桓魋が呟く。
 何が?と祥瓊が気だるそうに、潤んだ紫紺の瞳で上目遣いに聞いてくる。
 一頻り、お互いの身体を貪り合った恋人同士は、日頃中々会って話せない時間を補う様に、
語らいの一時をゆったりと愉しんでいた。
「今の地位にトントン拍子で就いて、おまけに元公主のお前と、こうしてるんだからな」
 怖くもなる。と桓魋は軽く笑う。
「元公主と言っても、大した者じゃないわ。特に私は・・・公主だった事が、恥かしくて
仕方ないわ。今も私は、祖国の民に疎まれているんだもの。そんな元公主なんて・・・」
 知っているくせに、と祥瓊が目を伏せる。
 祥瓊は、高慢さと角の取れた今の自分が、どれだけ美しく気高く見えるのか知らない。
内面から光り輝く魅力が、どれ程のものなのか無自覚でいる。
「俺は、明郭で会ってからのお前しか知らないし、公主であった事実しか知らない」
 過去なぞ知らん、今のお前が好いのだ。と微笑む。
「鹿林園でも皆の羨望の的だった。今も宮中では、高嶺の花なんだぞ」
 鹿林園と聞いて、懐かしそうに祥瓊が目を細める。
「あの頃から私は、今の私になれたんだもの。・・・貴方にも助けて拾って貰って、
本当に感謝してるわ」
 楽俊にも、という言葉は飲み込む。
 こんな時に、別の男の名を出すのは無粋だと分かっているから。
196桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 21:47:07 ID:zQ0qHQte
 桓魋は、「貴方にも」という言葉に引っかかる。そして、「ああ」と得心が
いく。主上の言っていた楽俊という鼠の半獣のことだろうと。自分も祥瓊も彼が
いなければ、今の自分は無いだろう。恩人なんだと、懐かしそうに語っていたな。
「雁の御仁にも、世話になったんだろ。主上が仰っていた」
 雁の、との言葉に少し驚く。
 敢えて言わなかったのに、何故。と思ったが、すぐに思い至る。
 言わずとも察してくれるのが、この桓魋という男なのだと。気にならぬ訳は無い
だろうに、本当に懐が深い。
 半獣と生まれた者は、差別され虐げられ蔑まれる。なのに、何故こうも皆優しく
思いやりに満ちているのか。
 人生の恩人とも言える人物が幾人かいるが、その三割が、元々それ程多くない
半獣であるというのは、すごい確率だと言えよう。
「つくづく半獣に縁があるんだな」
 桓魋の少し自嘲めいた言葉。
 即座に祥瓊は、自分を卑下しないでほしいと思い語る。
「陽子が言っていたわ。「個々の能力は高く、人より抜きん出ているのに、
半獣というだけで、差別して貶めるのは愚の骨頂だ」「麒麟の如く転変出来る
のは、その証拠じゃないか、素晴らしい事だ」って」
 自らも身分に重きを置かず、人となりと能力が有れば、家柄や生い立ち等、
一切構わず登用して行こうというのが、現景王赤子だった。御蔭で、出自や
身分を尊ぶ者達に、敵の多いこと。
「そこまで持ち上げられると、むず痒いな」
 一時は女王の短慮に落胆したが、今では忠誠を尽くすに足る御方だと思っている。
197桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 21:52:06 ID:zQ0qHQte
「ああ、麒麟と言えば。最近頓に、景台輔に見詰められてるような気がするんだが・・・
何か、仰りたい事でもあるのだろうか」
 そういう事には疎いのね。と可笑しそうにクスクスと祥瓊が笑う。
「見詰めてるんじゃなくて、睨んでらっしゃるのよ、多分」
 は?
 と腑に落ちない様子の桓魋に続ける。
「陽子の仕合の相手を、してほしくないんじゃないかしら」
 主上との仕合に、台輔が反対されているのは知っていたが、今まで特に何を言わ
れた事も無かった。
「・・・いやぁ、それは俺だって、したくてしてる訳じゃないんだが、主命だから、
なぁ」
 実際、賓満憑きの主上と、怪我をさせないよう打ち合うのはしんどいのだ。
「貴方、結構本気で陽子の相手してるでしょ」
「しなきゃ、こっちの身が危ないからな」
 本体の技量や筋力体力が上がれば、賓満が憑依した時、益々手に負えなくなる。
 全くの素人ですら、訓練された兵士にも勝る。主上が徐々に基本を踏まえ、剣技の
腕が上がったなら・・・このまま後数年もすれば、自分でも相手は難しくなるのでは
なかろうか。
「だからよ」
 訳が分からない。
「わざと負けろってことか。それをすると、主上は怒るぞ」
「違うわよ。本気で仕合すれば、鍔競り合いや打ち込みで・・・」
 祥瓊は言いながら、桓魋の手首を掴む。桓魋の掌を本人に向けて、指差す。
198桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 21:56:19 ID:zQ0qHQte
「・・・こんな風に、肉刺や胼胝が出来ちゃうでしょ」
「ここまで、なるとは思えないが・・・」
「でも、陽子は女の子なの、女王なの。すべすべで軟らかい手をしていてほしい
じゃない。それが当たり前なのよ」
「・・・まぁな」
「鈴だって言ってるわ。ただでさえ、着飾らせて貰えないんだから・・・。
 氾王の様になれとは言わないわ。なってもらっても困るもの。
 だた、女王なら御璽より重い物なんて、持ったことが無いってのが本当でしょうに、
陽子ったら」
 事実、公主の自分は箸否、扇子より重いものは持ったことはなかったのだ。貴婦人
としての振る舞いを、中々してくれない陽子に、祥瓊以下女官達は皆、苛立ちを隠せない。
 徐々に熱くなる声音に、これはやばい、と桓魋の顔が引き攣る。
「そ、そうだな。俺もなるべく、用事を作って逃げるようにはするよ」
 そうして頂戴。と祥瓊が詰め寄る。
 臣下として、嘘をつく事は感心出来る事ではない、ましてや命に従わない等許さ
れる事ではないが、この件に関してだけは、皆が自分を含め同意見なのだからと、
自分を納得させる。
「臣下の最たる台輔なら、主上の命を無下に出来ない事は御存知だろうに、俺を
睨まなくても、御自分で主上に・・・」
「陽子が聞き入れないから、だから貴方の方からそれとなく断わって貰いたいのよ」
 台輔にも出来ない事を、俺にやれと言うのか・・・。
 桓魋が唸る。
「それにこのままいって万が一、もし陽子にほんの少しでも怪我させたりしたら・・・、
そんな時に、台輔は陽子に近付けないのよ。それは御気の毒だわ」
 ほう、と祥瓊は同情の色濃い溜め息を付いて、己を見詰める桓魋に、「そうでしょう?」
と意味有り気な微笑みを向ける。
「・・・・・・それは、つまり・・・」
 そういうこと、なのか。
 万が一にも、怪我をさせるなどありえないが、衣の裾を多少引っ掛けたり、髪を
数本散らせた事はあった、かもしれない、否あったと思い出す。
 台輔の氷の無表情を思い出して、背筋が寒くなるような感じがした。
199桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 21:59:38 ID:zQ0qHQte
 仕合する破目になっても、怪我だけはさせないよう細心の注意を払おう。今一度、
心に誓う。
 そんな事を考えての仕合では、主上は怒るかもしれないが、こればっかりは多数の
者達の平穏の為と、様々な思惑もあり許してもらうしかない。
 それを気取らせる気は毛頭ないが。
 仕事より、そっちの方が気疲れしてきつそうだ。
 まぁ、確かに俺でも嫌だと思うだろう。
 祥瓊が、大の男と打ち合いしている様など、想像したくもないし、見てなど居られ
ないだろう。
 柔らかなこの手が荒れる事もさせたくはない、ましてやこの白い滑らかな肌に怪我など
・・・許せるものではない。
「どうしたの?」
 考え込む桓魋を、祥瓊が覗き込む。
「いや、お前が女史で良かったなと、な」
 掴んだままの祥瓊の手を、ゆっくりと剥がし、引き寄せ、にやりと笑う。
 不穏なものを感じ、祥瓊が小さく暴れる。
「えっ、嘘っ、ちょっと待っ・・さっきまで、あんなに・・・」
 皆まで言わせず、唇を塞ぐ。息を全て吸い取る様に貪る。
「全然、足りない」
 猛る腰を押し付けて、不適に笑う。
「貴方っ、体力が・・有り過ぎるのよっ」
 呼吸が跳ねていくのに抵抗するように、祥瓊が軽く怒ったような声を出す。
「褒め言葉として、受け取っておく」
 桓魋は、祥瓊の白い首筋に、胸に、口付けを落としていく。
 この肌に在って許せるものは、己の唇の朱い跡だけだ。
 二人の身体が絡み合う。
 今宵、幾度目とも知れない交わりが、部屋の湿度を増し、牀榻をしっとりとした
空気で包んでいく。
 長い夜が、更けていく。
200桓祥宵濃艶歌:2008/06/27(金) 22:03:29 ID:zQ0qHQte
 朝議が終わり、内殿で冢宰浩瀚との打合せ話も済み、桓魋は殊の外、機嫌良く
廊屋を歩いていた。
「桓魋」
 と背後から呼び止める声に、ぎくりとする。
「し、主上」
 やや引き攣りながら振り返れば、あちらは機嫌良さそうにこちらに近付く。
 ほっとしたのも束の間、桓魋は陽子の後ろに台輔の姿を認めて、二度ぎくりとする。
 昨夜の祥瓊との会話が蘇る。
 拱手をしながら、まさか、仕合しろと仰るんじゃないでしょうね。と桓魋の顔が引き攣る。
 いやいや、今日はご機嫌麗しく居られる様子、その心配はなさそうだ。
「昨日の差入れは、どうだった?」
 その問いに軽く胸を撫で下ろす。
「はい、大変美味しく、頂戴致しました。主上には御礼の言葉も御座いません」
 二重の意味を込めて微笑む。
「そうか」
 と、陽子まるで気付いていないようだった。
「ああ、暫らく仕合は無しだ。お前が自分の時間を少しでも多く持てるようにしない
とな。今まで気付かず悪かったな、心置きなく仕事に励んでくれ」
 にっこりと微笑みながらの言葉に、桓魋は、ほっと溜め息を漏らす。
 主上に、祥瓊との関係を知られたのは、ある意味良かったのかもしれない。
 仕合をせずともよくなったではないか。
「それは有難き幸せ。職務に邁進致します。それでは」
 もう一度拱手したその時、景台輔が小さく安堵の息を吐くのを目の端に捉えた。
 しかし、この主上とあの台輔が・・・。
 待てよ。と思い至る。
 この御二人が喧嘩でもなさったら・・・、事実未だ云い合いは絶えないのだ。
その皺寄せは多分、いや確実にまた自分に来るのではなかろうか・・・。
 踵を返し、歩き出す桓魋の顔が、複雑に変化したのであった。
201名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 22:05:09 ID:zQ0qHQte
 終わりです。

 桓魋の力持ちさん♪ウフッ 月渓がテクなら、桓魋は愛と時間と体力があるさ〜。
(と言ってもこの祥瓊は月渓には抱かれてない設定です。)
 「気は優しくて力持ち」は、私の理想。

 もうちょっと練り込みたかったのですが・・・、慌てて編集したのに加え、
こんな平凡な展開ですみませぬ。(汗
202名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 22:05:53 ID:zQ0qHQte
 終わりです。

 桓魋の力持ちさん♪ウフッ 月渓がテクなら、桓魋は愛と時間と体力があるさ〜。
(と言ってもこの祥瓊は月渓には抱かれてない設定です。)
 「気は優しくて力持ち」は、私の理想。

 もうちょっと練り込みたかったのですが・・・、慌てて編集したのに加え、
こんな平凡な展開ですみませぬ。(汗
203名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 22:07:27 ID:zQ0qHQte
 終わりです。

 桓魋の力持ちさん♪ウフッ 月渓がテクなら、桓魋は愛と時間と体力があるさ〜。
(と言ってもこの祥瓊は月渓には抱かれてない設定です。)
 「気は優しくて力持ち」は、私の理想。

 もうちょっと練り込みたかったのですが・・・、慌てて編集したのに加え、
こんな平凡な展開ですみませぬ。(汗
204名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 22:09:44 ID:zQ0qHQte
ギャー;; ごめんなさい。固まったので書き込み何回もしちゃってorz
205名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 22:09:56 ID:3mOrWQvh
重複しとるでーwww
ともかく乙!もしかして前スレかで景陽投下してくださった方かな?
あなたの描写好きです。また時間があったら投下おながいします。
206名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 23:09:16 ID:ViB6xw5r
きたわ! GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
207名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 23:12:32 ID:ViB6xw5r
連投ごめん >>170も投下してあったんだ! 二日間いなかったもので

こちらもGJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
208名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 23:39:01 ID:W6+CUP/T
>>170
GJ。いつも(?)ありがとうございます。
しらふな自分から、本当に感謝の言葉。ストーリーが切ない。泣く。
筆がお早いようなので、また投下してくれる事を希望。
そして>>187氏もよく落としてくださった。この板にエロのみを求めている訳ではないので
こういうストーリーはうれしい。熊と仲良くなったきっかけとか書いてくださると萌える。

でも>>170氏、「ばいばい、楽俊」は嫌だ。続き、求む。
209名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 00:57:21 ID:oQSJ9fqF
GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!GJ!
ありがとうございましたーーーー
210名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 06:04:24 ID:15bK2SM7
>>170
久々の陽x延、すごく良かったです。また作品期待してます!
211名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 09:47:44 ID:xAy6F/FS
>>170
>>186

乙悦であります! GJであります! 感謝感激雨霰であります!
212名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 21:33:46 ID:dShp1jhP
「え、延王やめて。そんなとこ舐めちゃだめぇ。そこはおしっこするとこなの。きたないよお……」

…と、陽子は泣きながら言ったが・・・












延王は便器を舐め続けた。
213名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 23:23:27 ID:yoHVdRR2
言っても止めない尚隆にだんだん腹が立ってきた
ブチ切れた陽子は尚隆の頭に思いっきりのケリを入れ
尚隆の頭を便器に叩き込んだ
214名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 23:28:37 ID:QVDywIWP
続くなwww
215名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 23:53:54 ID:27+0CEsP
麒麟の性別とその呼び名(復習です)

雄「キ」
雌「リン」














































おかま「キン」
おなべ「リキ」

別に作品投下の予定はありません
216名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 20:38:24 ID:gIgmkvln
不覚にもわろたww 何だかくやしい
217蒿里:2008/07/04(金) 00:32:44 ID:7z8AuxPZ
驍宗さま李斎のエロはまだですか?
218名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 02:15:18 ID:74eDAJLX
おいこら出歯亀www
2191:2008/07/04(金) 08:36:14 ID:wb/JBzs/
>>217
とりあえずこれでしのいでくれ
驍李前提の要李でふざけ過ぎたが後悔していない
※要が変だから注意してね。ちなみに戴が復興した妄想設定だよ。

***


「…や、やっぱり駄目だよ」
 僕は目の前に佇む彼女から目を逸らしながらそう答えた。佇むという言い方は
ちょっと間違っているかもしれない。正確に言えば彼女は今、臥牀に仰向けに
なった僕の上に跨り、戸惑う僕の顔色を窺っている。


 突然のことだったんだ。いつもの様に慣れない政務でくたくたになった身体を衾褥に横たえ、
その日にあったことを思い返しながら眠りにつこうとしていた。そう、例えば僕が
こっそりと憧れて止まない李斎のこととかね。
 李斎とは僕がこちらの世界に来てから程なくして出会った。子どもの時からの
付き合いだからもう何年になるのかな。その間色々事情があってずっと離れ離れ
だったんだけど、半年ほど前に再開してね。蓬莱に戻っていた僕を救う為に奔走して
いたらしいんだ、自分の利き腕を失ってまで。僕はそれだけでも彼女に報いる為に
一生懸命国を再興しようって思ったよ。分かるだろう?守るものがある方が人間
(あ、僕は麒麟だったね)強くなれるんだから。
 それでね、再会した時の李斎、びっくりしたなぁ。何に驚いたかというと、まず彼女が
女性の服を着ていたんだ。いやいやいや、当然じゃないかって意見は却下ね、
とりあえず既刊を読んどけ。男装の姿しか知らなかったものだから、細やかな刺繍の入った
絹織物も整えられてほんのり色の付いた指先も凄く新鮮に見えたんだ。
これに関しては本当に中嶋さんGJ!だよ。さすが胎果の女王は違うね。
でもこれが僕の李斎に対する複雑な思いを呼び起こすきっかけになってしまったんだ。

 確かに子供の頃だって僕は李斎のことが大好きだった。彼女が王様だったら、
って思った位だ。でもその時の「好き」と今の「好き」は何だか違うものの様に感じたんだ。
上手く説明できないけれど、多分違う。
 これが恋なのかな、なんて思ったけど、考えてみれば僕は今まで恋なんてしたことが
なかったから分からないし、李斎のことは昔から知っているからそういうものじゃないと思っていた。
 でも例えば何気なく発せられる言葉とか、振り返り際に揺れる長い髪の毛とか、
皮甲の上からでも分かる見事なスタイルとか…、とにかく李斎のことを一人の女性として
意識するようになっていたんだ。


 そして今、当の李斎本人が僕の目の前、いや、僕のお腹の上にいる。どういうことなの?
それはこっちが聞きたいくらいだよ。
 でも僕は知っていた。それは李斎が彼女自身の意思ではなく、主上に命じられて
そうしているだけということを。
2202:2008/07/04(金) 08:37:22 ID:wb/JBzs/

 主上は間違いなく僕の李斎への気持ちに気付いていた。男同士の妙なライバル意識みたいなものかな。
普段は至極まっとうで尊敬出来る自慢の主上なんだけど、李斎のことに関してはなんだか
邪険にされている気もしないでもないんだよね。そうでなくとも自分の恋人が他の男と
仲良くしていたらあんまり良い気持ちはしないよね。あ、主上と李斎はそういうことなんだよ。
深くは追求しないでね。っていうかしたくない。その辺の男心は分かって下さい。
 でも何を思ったのか主上の方から李斎を今夜僕の方に遣したらしいんだよね。
きっと主上のことだから童貞の僕の筆おろしを李斎にさせようって魂胆なんだろうけど、
正直余計なお世話だよ。男として最大の屈辱じゃないか。悔しい。なのに身体が動かない。
 その気になれば、本気で抵抗すれば、李斎ならこんなくだらないことは止めてくれるかもしれない。
でも布越しに触れる彼女の熱に僕の身体は完全に参っていた。
「や、やめよう、李斎。こういうのは…良くないんじゃないかな」
 僕はようやく声を絞り出してその言葉を口にした。正直なところ本音半分嘘半分というところだった。
僕の心と下半身はこれ以上李斎の誘惑に勝てる気がしなかった。
彼女の腰を掴みかけた両手をなんとか衾褥へ押し沈めて、僕は嵐が過ぎ去るのを待った。のだが。
「…私が主上に叱られてしまいます」
 そう言って李斎は恥ずかしそうに俯いた。普段の抑揚の聞いた心地良いアルトとは異なって、
女性特有のしっとりとした色気を含んだ囁きに僕はゴクリと息を飲んだ。
 何かが吹っ飛んだように感じた。チクチクと痛む淡い胸の記憶など、かろうじて精神を
保ち続けていたプライドなど、一気に飛んでいった。とどめは僕の肌を伝わる彼女の指が、
僕の首筋から貧弱な胸板を撫で、それから腹部を伝って、最も触れて欲しくない箇所に添えられたことだった。
 完全に僕の負けだ。言葉では否定しながら身体は正直に反応していた。ただ身体が
密着していただけだった。李斎の指がそこに触れただけだった。それだけなのに僕の
身体はかつてないほど興奮して収まる気配を見せなかった。
 李斎は安堵したように微笑むと、そこに触れた指を次第に大きく動かしていった。
その塊を包み込むように、優しく、ゆっくりと。誰にも触れられたことのない箇所を、
しかも密かに慕っていた女性に触れられる快感は、僕に羞恥心以上の幸福感をもたらした。
李斎の手の動きに釣られるように熱く固くなる僕の分身は、さもそれが僕の本心を
むき出している真の自分の欲望の様に思えた。
 僕はもう何も考える余裕はなかった。終いにはこれが服の上ではなく、直接触れたら
どんな感覚なのだろう、手ではなく彼女のふっくらとした桃色の唇だったら、…と、
よからぬことまで考えるようになってしまった。そんな状態だったから呆然とする頭で
何気なく顔を上げたら、李斎と目が合ってしまった。
 李斎は、きっと僕を安心させるためだろう、小さく笑んで自分の夜着の帯を解き始めた。
僕は一言も発せぬままその様子を見ていた。帯が解かれて開いた襟元から女性特有の
ふっくらとした乳房が姿を見せた。惜しむらくはこの部屋の暗さだ。もう寝ようと思っていたから
灯りなんてつけていない。差し込む月明かりは薄く、僕の方からは逆光になってしまい
李斎の表情すら目を凝らさないと良く分からない。けれど暗闇に浮かび上がったくびれの
通ったシルエットは、下手にそのものを凝視するよりも僕の妄想を掻き立たせ、僕は激しく興奮した。
なくした右腕の影すらどこか扇情的で彼女を抱きしめたい欲求に駆り立てるだけだった。
 僕はとうとう自分の欲望を押さえつけることが出来ずに、彼女の身体に手を伸ばした…


あとは>>217の脳内補完でヨロ!
221名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 15:18:57 ID:7z8AuxPZ
GJ!!!!!!

まさかの要李!!!
蒿里になりすましてまでマダーしてよかった!!!
222名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 21:14:58 ID:GrI1rsB3
おおっ 投下乙! でもつづき熱烈ギホン
223名無しさん@ピンキー:2008/07/04(金) 23:16:12 ID:IYAjHwkf
つづき! つづき! つづき! つづき! つづき! つづき! つづき! つづき! つづき!
2243/要李続き:2008/07/07(月) 23:26:47 ID:eVUvkpdc
続き考えてなかったから急いで書いてみました。
↓ドゾー

***

 伸ばした手の先にあったのは李斎のくびれたウエストだった。丁度彼女の腰の辺りに手を置いて、
それから身体のラインを確かめるように若干汗ばんだ手の平を下から上へ移動させた。
 初めて触れる李斎の胸は言葉にしようのないほど柔らかかった。ちょっとでも力を入れると
壊れてしまいそうな気がして、僕は緊張のせいもあっておっかなびっくりしながら掴む弾力を堪能した。
僕の下半身と同じ様に固くなった彼女の乳首をこりこりと摘みながら撫で回すと、その動きに
呼応するように李斎は今までに聞いたことがないくぐもった声を漏らした。
 李斎の喘ぎが増えるにつれて僕の興奮もまた一段と大きくなっていった。すっかり腫れ上がった
股間の一物が痛い。またがまん汁が噴出していた。はやくこの状況を何とかして欲しい。
そう思った僕の思いを察したのか、李斎は僕の手を取ってそのまま甲に向かって口づけ、
それからゆっくりと顔を下ろしてその唇を僕のものと重ね合わせた。
 不思議な感覚だった。初めて体験するキスというものは想像していたよりもずっとあっけなく
終わってしまった。触れた李斎の唇があんなに柔らかいものだったなんて知らなかった。
味がしないことにも驚いた。身体は相変わらず暑くて仕方が無いのだが妙に落ち着いてしまって、
僕は李斎の胸を触りながら繰り返し与えられる彼女からの口づけに身を任せていた。
 やがて李斎の腕が僕の夜着の帯にかけられた。肌蹴た胸板に李斎がまた唇を落としていった。
なんだか良い匂いがする。服を脱がせられている間、僕はぼんやりと李斎の様子を眺めていた。
 僕の体中にキスをした李斎はそれから身体を沈めていって、先ほどからがちがちに固まっている
もう一つの僕の意識に指をあてた。先端から我慢できずに溢れた透明の液体が李斎の指に絡みついた。
僕はそれをどこか申し訳なく思いながら、少しだけ体温の低い彼女の細い指が直接僕のそこに
あてがわれていることにささやかな幸福を感じていた。
 正直なところこの時点まで僕の心には迷いがあった。確かに僕は李斎が好きだ。それは以前のような
子供っぽい無条件の好意ではなく、れっきとした一人の男として彼女が好きだ。だからこそ、こんな形で李斎に
こんなことをさせていいのか分からなかった。だって李斎は主上のことが好きなんだよ。二人は隠している
つもりかもしれないけど僕だってそれくらい分かるよ。なのに主上は李斎になんてことさせるんだ。
李斎も嫌なら嫌だって言えばいいのに。いやいやいやもしかして僕のことも好きだったりするのかな、
なんて馬鹿なことは考えない。僕だけズタボロじゃないか。大人たちの考えることは良く分からない。
「…台輔、お嫌でしたらそうおっしゃってくださいね」
 李斎が僕の男根を擦りながらそう言ったものだから、僕はぎょっとした。何から何まで李斎に
見透かされているのだろうか。辛うじてしぼりだした「そんなことないよ」は李斎の指から与えられる
快感のせいで上手く言葉にできなかった。
 心も身体も限界だった。止めを刺したのが李斎の唇だ。正確に言えば今まで彼女の指が添えられていた
箇所に李斎は徐に舌を伸ばし、いきり立った半身の筋に沿って丹念に嘗め回した後、顔面を覆い被さるように
ビクついた半身を咥え出したんだ。
 ……びっくりした。こんなに気持ちの良いことがこの世にあるのかって思った。
 李斎に咥えられた衝撃でびんびんに張り詰めていた僕の男根は欲望を抑えきれなかった。早い話が
射精してしまった訳だけど、李斎に声を掛ける間も無く達したものだから、飛び出した僕の精液が彼女の
顔やら身体に付着してしまった。おろおろしながら謝る僕に笑顔で宥める李斎は、さすがに年上のお姉さん
といった感じで自分の身に付いた白濁の液を丹念に舐め取っていた。僕は射精時の快感よりもそうやって
僕の精液を処理する李斎の姿を見てどうしようもなく恥ずかしくなり全身火照る程真っ赤にした。
 けれど恥ずかしいやら情けないやら申し訳ないやらですぐにでも李斎の前から姿を消してしまいたい
僕の心とは裏腹に、鬱憤した欲望を放った身体は次の快楽を求めていた。精液を舐め取る李斎の姿が
妙に色っぽかった。僕は自分でも驚くほど勢い良く起き上がり、そのままのスピードで李斎を衾の上に押し倒した。
  
2254:2008/07/07(月) 23:30:46 ID:eVUvkpdc
 突然の僕の行動に李斎は驚いている様子だった。目を見開き口をポカンと開いて目の前の子供の行動を
必死に理解しようとしている様だった。僕は夢中で李斎の唇にキスをして、先ほど李斎が僕にしてくれたように、
思うままに彼女の身体にキスをした。
 李斎以上に僕自身の方が驚いていたのかもしれない。きっと普段だったらこんなことはしない。精々食事に誘ったり
贈り物を贈る程度だ。僕が李斎に対してする行動はそんなものだった。でもいつからかこの肌に触れてみたい、
唇に、胸に、腰に触れて、抱きしめたいと思わなかったと言えばそれは嘘なんだと思う。だって今、こうして僕の
腕の中にいる李斎の身体に触れて、僕は泣き出してしまいそうな程感動していた。キスをして、それからぎゅっと、
小さい子供がお気に入りのぬいぐるみを抱くように李斎の身体にしがみ付いて、この感触が現実のものだと確認した。
 すごいんだ、李斎の身体。胸やお尻だけじゃなくって身体全体が柔らかい。直に抱きしめてみれば皮甲姿からは
想像出来ないほどほっそりした身体だった。隻腕になって思うように運動できなくなってから肉が落ちたとは本人の
口から聞いていたけれど、でもそれは服の上から見れば少し痩せたかな、程度の変化で、こうして至近距離で
触れてみて初めて僕は李斎がかつての李斎ではないことをまざまざと思い知らされた。
 李斎は何も言わずに僕の背に回した左腕で男にしては華奢な僕の身体を抱きしめてくれた。僕は李斎に掛ける
言葉がみつからなかった。もしかしたら李斎は僕が思っていたことを分かっているのかもしれない。言葉の代わりに
僕たちは長く深いキスをした。何度も舌を絡めて、獣同士が傷ついた身体を舐め合う様に。
 そのまま李斎の悲しみも全て、僕に移してくれればいいのに、って思った。多分それは僕の役目ではないんだけど、
でもせめて今だけは、僕のことだけ考えて、僕のことだけ感じてくれれば、もうそれで十分な気がしていた。
 李斎の腕に導かれるようにして僕は再び勃起していた半身を熱く潤った彼女の身体の中へ挿入した。
想像でしか知らなかった李斎の身体がそんなことになっていたなんて、それだけでも驚いたのだけど、李斎の中へ
挿入した感覚の衝撃といったらとんでもないものだった。僕の半身だって熱く火照っていたけれど、李斎の、
というか女の人はみんなそうなのかもしれない、焼けるほどの熱と粘膜でとろとろに溶かされそうな感覚が僕を襲った。ごめん、これ以上言葉にならない。それ以上に何も考えられない。
 僕は夢中で僕の身体を李斎の身体へ打ち付けた。もう迷いはなかった。それよりも早くこのもやもやとした感情を
昇華させたかった。身体が揺れるたびに李斎は小さく大きく喘いだ。それは僕が今まで知る李斎じゃなかった。
眉根に皺を寄せ艶っぽい声で泣き縋るように衾にしがみ付くその姿は、僕の心の奥底でひっそりと望んでいた
彼女の姿そのものだった。
 僕は近付く射精への衝動とは別に、背筋の辺りにぞわぞわとする寒気のようなものを感じていた。それは過去に
一度だけ体験したある出来事への予兆と似ているような気がした。自我を抑えることが出来ずに無意識に本能の
ままに己を解放する、そう、転変のあの感覚。
 僕たち麒麟は生まれながらにして獣の形をしているという。胎果だった僕はその感覚がどういったものか
正直なところはっきりと理解している訳ではないんだけど、なんとなく今が自分自身の本能を解放できる時のような
気がしていた。上手く言えないけど。
 今の僕は必死に李斎を求めている。それはようやく手にしたこの温もりを手放さなくてはならないと分かって
いたからかもしれない。追い込められないと力を発揮できないなんて昔と何にも変わらないな。なんて、僕は
李斎の身体を犯しながら変に冷めてしまった頭でそんなことを考えていた。
2265:2008/07/07(月) 23:31:49 ID:eVUvkpdc
「僕、李斎のこと好きだよ…」
 何度も何度も自分の体力が尽きるまで李斎の身体を堪能した僕は、身体を横たえたまま隣で眠る李斎を
抱きしめながら彼女の耳元でそう囁いた。
「台輔…」
 李斎は少し苦しそうな声で僕のことを呼んだ。どんな顔をしているのかは暗くてよく分からなかった。
「李斎が好きだ」
 李斎は何も言わなかった。その代わりに彼女の身体に倒れこんだ僕を抱き寄せることで返事をしてくれた。
ぼんやりとした意識の中で僕は李斎が好きだと何度も何度も呟いていた。




 目が覚めたら一人だった。李斎は居ない。悪い夢でも見たかと思ったが、乱れた衾と気だるい身体が昨晩の
事実を物語っていた。
 夢じゃなかった。妙な安堵感と喪失感で一杯のまま僕はもう一度衾へ潜り込んだ。頭の中は昨晩の出来事
ばかりを反芻していた。そして、次に李斎に会った時にどんな顔をしようかということも。
 また以前のように仲良く過ごせるだろうか、それ以前にまともに目を見て話せるだろうか。意外と李斎の方は
気にすることなく普段通りに接してくれそうだけど、じゃあ僕はどうしようか。それよりなによりまずはあの主上に
一言言ってやらなきゃ気が済まない。
 そんなことを悶々と考えながら僕はこの密かに想い続けていた淡い恋が終わってしまったことに気付いていた。
勿論李斎のことは好きだ。大好きだ。でもこれ以上以前の様に想い続ける事は出来ない。何となくそんな気がした。
 僕は息を一息、吐いて、うつ伏せになったまま枕に顔を沈めた。縋りついた衾から李斎の香りがした。
僕は少しだけ泣いて、もう一度息を吐いた。
 

おわり
227名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 17:32:31 ID:zc9Cg8bI
GJ!GJ!GJ!
初恋を昇華するには最高の方法だな
228尚隆×陽子 凌辱物:2008/07/08(火) 19:15:36 ID:F2BXZjh/
キリがいいとこみたいから、書き込んでいい?
229尚隆×陽子 凌辱物1:2008/07/08(火) 19:22:32 ID:F2BXZjh/
勝手知ったると言ってもいいほど、よく通った玄英宮は、まるで知らない宮殿のように陽子と景麒の目には写った。
「よくきたな、陽子、景麒」
宮殿の主人は、今までとなんら変わりはないというのに。


「・・・延王君。延台補のお加減は」
尋ねる景麒の顔色は悪かった。玄英宮の禁門に着く前から、彼は死臭が澱んでいると、不調を訴えていた。
「見舞いにきたのか。景台補はおやさしい。この宮に来るのはさぞつらかっただろうに。」
延王は飄々と嘯き、手を叩いた。
「誰か!六太の部屋に軽食と茶を用意しろ」
なるべく距離をとろうとしているかのように部屋の隅に控えていた女御が、無言で一礼して部屋を出た。
「あいつはもう起きれんのだ。今は正寝の一室を与えて寝かせている。あいつはあんなになっても王のそばにいたいらしい。」
淡々と延王は言った。

230尚隆×陽子 凌辱物2:2008/07/08(火) 19:29:54 ID:F2BXZjh/
延麒が慶に忍んできたのは、去年の今頃だった。
「俺、尚隆が怖い。最近怖くて仕方がない」
そのときはまだ、体調には何も現れていなかった。延麒はただ、何か不穏なものを感じて、脅えていた。
「俺さ、今までの繁栄があっという間に消えてなくなるのなんか簡単な気がするんだ。尚隆なら、それが簡単にできるような気がする」
そして、延麒が慶を辞してすぐ、延には妖魔が現れるようになり、旱魃が全土を覆い、官吏は粛清されつつあるという報が慶に入ってくるようになった。延麒の失道と前後して。
そして今、十二国中に知れ渡っていた延の繁栄は、延麒が言ったとおり、あっという間に消え去りつつある。


延麒が寝ているという部屋は薄暗く、天蓋の幕は降りており、臥牀に誰がいるのかは見えなかった。
延王が言いつけていた茶と軽食はすでに用意がされていて、女官の姿は消えていた。
「慶からの旅路、疲れただろう。茶でも飲んであのガキを見舞ってやってくれ」
そして彼は部屋から出て行った。
この澱んだ空気のなか、食欲のわくはずもなかったが、2人は少し茶を飲んで、臥牀に歩みよった。
延麒の姿を見るのが怖かった。
231尚隆×陽子 凌辱物2:2008/07/08(火) 19:32:18 ID:F2BXZjh/
「・・・六太君」
かつての面影は消え去り、土気色の顔色をした延
232尚隆×陽子 凌辱物3:2008/07/08(火) 19:39:48 ID:F2BXZjh/
「・・・六太君」
かつての面影は消え去り、土気色の顔色をした延麒が、そこには横たわっていた。
「陽子か・・・景麒も」
声はしわがれており、ささいな発声すらも彼の体力を目に見えてそげ落としている。
「・・・私たちは延王にも、君にも何もできないけど、備蓄を国境へ運ばせているよ。難民は慶で保護できると思う。私たちにできる限りのことをする。だから・・・」
だから安心してくれと言う事など、できるわけもなかった。
「・・・陽子、」
「何も言わなくていいよ。休んでいてほしい」
声を出すことすらも大儀そうな延麒に、陽子は黙っているよう促したが、延麒は無理に体を起こした。
「早く、ここから、逃げろ」
途切れ途切れに延麒は訴えた。彼の喉からはひゅうひゅうと空気の音がする。
体を支えきれず倒れた延麒を、景麒が支えると、さらに彼は言い募った。
「尚隆が、何を、するか・・わからない」
「え?」
「早く、ここから、出て行って、頼む」
陽子は思わず天蓋の外を確認したが、延王は部屋から先ほど出て行ったところだ。
「大丈夫だよ。六太君。延王はここにはいない。」
しかし、景麒の顔色もだんだん悪くなってきた。延麒を支えきれなくなり、二人とも臥牀に崩れ落ちた。
「景麒!どうした?」
「主上・・・何か、体が・・・」
そのとき陽子も、自分の体から唐突に力が抜けていくのを感じた。彼女は穢れなど感じず、体調は悪くはなかったはずなのに。
「景麒・・・」
景麒は意識も失ったようだった。おそらく茶に何か盛られていたのだろう、と陽子は推察した。早く、ここから逃げたほうがいい。延麒の言うとおりに。
景麒を抱き起こそうとして、しかし彼女もそのまま意識を失ってしまった。
233尚隆×陽子 凌辱物4:2008/07/08(火) 19:49:40 ID:F2BXZjh/
ごめ、231はコピペ失敗したやつ。


目が覚めたとき、最初に気づいたのは、後ろで両手を拘束されていることだった。
「うっ・・・」
そしてさらに、自分が見覚えのない臥牀にいることと、首にも紐が掛けられ、天蓋の柱の一つにつながれていること、その紐は自分が着けていた帯であることがわかった。帯ははずされ、着衣は乱れている。体に力が入らない。
「なんだ、これは・・・」
たしか薬を盛られて気を失ったのだ、というところまで思い出たとき、天蓋の外から物音が聞こえた。
「景麒?大丈夫か」
両手は使えず、体に力がはいらない。なんとか足で薄い紗の幕をけり、天蓋の外に出ようとした。しかし、首の紐が絞まり、臥牀の端までしか動くことができない。
「くそっ。景麒?そこにいるか?」
なんとか足で幕をめくると、臥牀の横、窓際に景麒がうずくまっていた。
「景麒!」
「・・・」
景麒は猿轡をかまされ、何かを言っているようだがわからなかった。
「お前大丈夫か。体調は」
「・・・」
よく見ると、景麒は、手も足も拘束され、額には赤い文字のようなものが書かれている。そして陽子と同じように首には枷がつけられ、窓の欄干につながれていた。
「景麒、使令出せるか」
景麒は力なく首を振る。
宮殿の主はいないようだった。早くこの枷をはずし、ここから逃げたほうがいい。
しかし、後ろ手に拘束され、体は力が入らず、少し暴れたくらいでは、手枷ははずれなかった。柱と首をつなぐ枷をはずそうと、陽子は臥牀の端に蹲り、言うことを聞かない体で柱側の帯の結び目に歯を立てた。
「景女王。その帯はけっこう高価なもののようだ。そのようなこと、せぬほうがよいぞ」
「っ延王!」
いつの間にか宮殿の主は、部屋に戻ってきていた。
234尚隆×陽子 凌辱物5:2008/07/08(火) 20:07:09 ID:F2BXZjh/
「なぜこのような無体なことを。この枷をお外しください」
「ふん」
延王は腰に吊っていた大刀を床に投げ、天蓋の中に入ってきた。
「陽子、いいことを教えてやろう。失道すると決めた王はな、なんでもできるのだ。どのような無体なことも、理由もなく、唐突に、徹底的にな」
延王は陽子を乱暴に臥牀の中央に突き飛ばした。首が絞まり、陽子はうめく。
そして延王は天蓋の幕を上げた。
「景麒、そのように蹲っていては、お前の主がどうなることか」
楽しそうに宣言し、延王は陽子の服に手を掛けた。
「やめてください!」
「やめぬわ」
帯はすでにはずされており、すぐに胸から腹にかけてが露わになった。
控えめな胸の頂は、片方は延王の口に含まれ、もう片方は手でこねられる。
唯一拘束されていない足は延王にのしかかられ、動かすこともできない。
「いやだっ、いやっ、やめて・・・うっ、あぁっ」
息が荒くなる。不自然なほどに過大な快感がわきあがってきた。こんなのはおかしい。
「気がついたか?」
延王は陽子の果実を口に含んだまま、言った。
「さっき、お前の茶には痺れ薬とな、媚薬を入れておいたのだ」
「なっ、あぁっ、なぜそのような、あっ、お願いです、やめてください、あぅっ」
弱弱しく首を振るが、延王はかまわず愛撫を続けた。窓際に倒れている延麒はピクリとも動かず、景麒は真っ青な顔でのたうっている。
「景麒、あきらめろ。その枷ははずれん」
にやにやと延王は笑い、陽子の下半身に手を掛けた。
媚薬の効果か、すでに下穿きは湿っている。
「ふん、効き目のよいことだ」
指はすぐに蜜壷に飲み込まれた。
「いやっ、やめてっ、あぁっ、いやぁっ」
抗議の声は喘ぎ声に取って代わりつつあった。目じりには涙を浮かべて嫌がる陽子の様子は、延王を余計に煽っている。
「あぁっ、ああ、はぁっ、」
蜜壷と、体の中心を弄くると、面白いほど反応する。すでに体は押さえつけずとも抵抗できないほど、快感に蕩けていた。
「あぁ、おねが、おねがい、やめて、あんっ、お願いっ」
段々嫌がる声が緊迫してきた。
「やめぬ。気をやってしまえ、陽子」
延王は陽子を弄ぶ手をさらに乱暴にした。
「ああぁっ、いやあっああ――――っ」
泣きながら陽子は達した。延王から顔を背けた陽子は、真っ青な顔で彼女を見つめる、自らの下僕と目を合わせてしまった。この狂態を見られたかと思うと、恥ずかしくて恥ずかしくて、それだけで心臓が止まりそうだ。
「うっ、ううっ、見ないで・・・」
「そう恥ずかしがるな、陽子。お前の気をやるときの顔は美しいぞ」
延王はそう薄ら笑いながら、自分も服を脱いだ。
235名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 07:16:31 ID:vRySGfDL
新作イパーイ!
続きwktk!
236名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 10:26:37 ID:DHI05sTi
景麒、欲情してるのかな?
GJ!GJ!GJ!
237名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 19:41:47 ID:xCHVK/BL
>>224
つづきサイコーだ!

>>229
延王陽子GJ!
238名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 21:27:29 ID:al2MNu8f
>>224
>>229
乙であります。GJ!であります。感謝感激雨霰であります
239名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 00:59:42 ID:wlhBmQWP
定期的に尚隆が壊れる系は出るね。
やっぱり皆、雁が危ういと何とはなしに感じてるんだろか。

壊れていく人間は色気があるので、続き激しく希望。
240尚隆×陽子 凌辱物5:2008/07/13(日) 10:09:47 ID:YdMdPY7M
遅くなりました


延王は陽子をうつ伏せにひっくり返し、浮かせた腰の下に枕を入れた。
獣のように自分を後ろから貫こうというのか。

「いや・・・」
秘所に宝刀をあてがわれる。
「やめて」
延王は何も答えず、無言であふれる蜜を宝刀に塗りたくる。
「いやだ・・・」
「景麒、お前の主が汚される様をよく見ておくといい」
床に這いつくばっている景麒に向かってそう宣言すると、延王はぐっと力をこめた。
「いやぁっあああ――――――っ」
しかし、全ては陽子の中に納まった。景麒が見ている前で、熱く、どくどく脈打つ塊に貫かれている自分が情けなく、陽子はむせび泣いた。
「ひっ、ひくっ、うぅ、うっ」
しかし延王が腰を使い始めると、泣き声には快感が混じり始めた。
「ふぅっ、うっ、いや、あぁ」
浅く深く、深く浅く、回転するように、奥を突くように、入り口で焦らすように。
力なく横たわっていたはずの体が延王の動きにあわせて淫らにくねりはじめる。浅ましい自分の体のなんと呪わしいことか。すぐそこには自分の下僕が紫紺の瞳でこちらを見ているというのに。
「・・・名器とは、このような女のことか。すばらしい。もっと早くに失道しても良かったかな・・」
延王がつぶやいた言葉は、すでに快感と屈辱に混乱をきわめている陽子の耳にははいらなかった。二度目の頂点が近づきつつあるのだ。媚薬の効果なのか、延王の手際なのか。
「もうやだっ、あっ、あっ、あぁっ」
心が拒否しても、体は快感に抗えはしない。強引に頂点まで押し昇らされる。
「あぁっ、やっ、ああぁあんっ!」
頂点まで達し、陽子はぐったりと動かなくなった。彼女の犬のような荒い息だけが静かな部屋に響く。
延王は精を解き放つことを何とかこらえていた。陽子の嬌態に煽られつつも懸命に冷静さを保っていたのだ。息を整え、延王は陽子の耳元で言った。
「まだ終わらぬよ、陽子」
「・・・もう、やだあああぁあっ――」
延王は陽子の拒否を無視して、再び楔を打ち込み始めた。荒い息と高い喘ぎ声、腰と腰があたる音とぬかるむ水音が部屋を再び支配する。



241尚隆×陽子 凌辱物6:2008/07/13(日) 10:27:59 ID:YdMdPY7M
延王が3度精を解き放つ間に、何度昇り詰めることを強要されたか。
しかしまだ延王は陽子の体に飽きてはいないようだった。飲み物を飲みに一端はずしたが、彼はすぐに戻って来て、再び陽子の体を自身の杭で臥牀に縫いとめた。
「もうやだ・・・許して・・・」
顔は涙に濡れ、汗と自身の蜜と、精とで体は汚れきっている。すでに喘ぎ声も絶え、ひたすらに整わない息を掠めるようにしながら凌辱に耐えているだけだ。息の合間に許しを請う声など、注意を向けなければ聞こえない。
「俺に許されたいと?」
「お願い・・・もう、許して・・・」
「できんな」
「お願い・・・」
そしてまた延王は動きだした。かすれた声すらも出せない。喘ぎ声が枯れてもなぜ涙は枯れないのだろう。

そして、陽子は意識を手放した。





目がさめたのは、誰かが手枷をはずそうとしてくれていることに気づいたからだ。
重いまぶたを開けると、金色の紗の幕が顔の前にかかっていた。
「・・・景、麒」
「延麒が私の枷をはずしてくれましたので」
景麒もまだ体がつらそうで、首枷をはずしにくそうにしていたが、枷がなくとも指一本動かせそうになかった。
「主上・・・お体は・・・」
体の調子など、聞くまでもないだろうに、と陽子は考えた。動けるようなら、とっくに動いて服の一枚も着ているところだ。ああ、体中から異臭がする。
景麒がそっと彼女の体を抱きしめた。
「主上・・・」
主のあのような姿を目の当たりにしても、自分のことを主上と呼ぶこの麒麟は、どれだけ馬鹿で悲しい生き物なのだろう。
いっそ目など覚めなければ良かったのだ。あのような姿を見られてまで生きていることなどあるものか。
「慶に、帰りましょう。もう、雁は・・・」
雁はこのまま沈んでいくのだろう。延王が自分にしたような仕打ちを、雁の民全員が受けているのだ。


私もこのまま沈んでしまいそうだ、と陽子は顔を歪めた。登極したときから、先達と仰いできた、尊敬する人と一緒に。

242名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 10:31:53 ID:YdMdPY7M
これで、延×陽はおしまい。
次回の煩悩は
景麒、陽子に欲情する
金波宮の××
延の終焉
の3本です。うふふふふ。
243名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 11:38:36 ID:hzsAMGCR
おおっ! 待ってましたGJ!

まだまだあるのですねイイコして待ってるw
244名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 11:55:51 ID:VnlrgrDN
gjgjgj!!!
新作もwktkしながらまってまーす!
245名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 18:08:55 ID:pWeJV5U7
続きキタ〜 グッドジョ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ブ!!!!!
246名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 01:31:15 ID:WlAmAxwx
GJ!GJ!そして>>242 本気で次回の煩悩をお待ちしております
247名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 11:49:48 ID:h16aLeeV
GJであります!!もう最高!!!
次回策も楽しみに待っています!!
248名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 15:57:12 ID:csGS31Ux
やった!!続き来た!!GJ!GJ!
もう〜最高じゃねえか!!!
陽子に欲情してしまう麒麟だなんて、
続き本当期待しちゃう!
249名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 18:01:59 ID:IUN0Qu6M
欲情しながらも傷を癒してほしいなぁ。ハァハァ。
250名無しさん@ピンキー:2008/07/14(月) 19:45:09 ID:csGS31Ux
>>249
うんうん!
欲情しながらも慰めたりして
ポジティブな方向に行って欲しい
マジ同感するよ!
251名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 01:28:05 ID:FQjawUkN
>>242氏、乙!ありがと。

一つ言っておくが、同じ人が何回も同じようなコメントをID変えて出していても、
このスレの人たちは気付いているよ。
252名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 07:21:06 ID:xjMeRPvC
>251
>>249ですが、自分は244と249しか書いてませんよ。念の為。
あんまりそういう事書くとまた雰囲気悪くなるんで勘弁してくだちぃ…。
253名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 12:04:19 ID:6O4iXBR1
>>251
あの、、それ250は
私が書いたんだ
ちなみに言うと236も私が書いた
もっと言うと十一冊目の下の部分の
韓国人の丕獅フ鳥見たい〜!
とか言ったのも私です
同じ人じゃないですよ〜
254名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 16:08:28 ID:pAkYp3MK
>>251
わたしは>>222=>>238=>>243であります
255名無しさん@ピンキー:2008/07/15(火) 20:08:52 ID:pPItIxZY
わたしは>>223>>245
256名無しさん@ピンキー:2008/07/16(水) 14:28:43 ID:0yCizxqg
鳥付ければ?
257名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 01:47:24 ID:Ss6nAd8+
どうでもいいよ
258名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 14:52:13 ID:51NUdPap
>>257 
私も、そう思う、
どうでもいいから
つづきがほしいな♡
259名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 16:04:14 ID:8riXeCc3
続きが読めるなら経緯は何でも結構です
ちなみに次回の煩悩をお待ちしておりますと書いた>>246です
260名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 20:01:51 ID:H7ZE8tB2
ホント何のつもりであんなゲスパーしたんだか。>>251は。
外野がどう言おうが話を展開するのは職人サンなんだから
ワクテカしながら待っておけばいいのに。

という訳で切に切に続きをキボンヌです。
261名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 21:17:36 ID:qoTxvDhK
まあ、スレは過疎スレなんですけどね
262名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 00:13:10 ID:lUPbF8iO
263景麒:2008/07/20(日) 00:58:30 ID:vs2Juqsl
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘
264名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 01:47:17 ID:i2rYv6Gt
童貞カワイソス
265名無しさん@ピンキー:2008/07/24(木) 18:02:07 ID:SFIoxHzL
ほほ
266景麒:2008/07/24(木) 22:13:33 ID:gGBl4Nss
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘
267名無しさん@ピンキー:2008/07/25(金) 18:38:48 ID:A5CJlt3Y
ほっ
268名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 09:59:56 ID:wA4ojFjD
しゅ
269名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 22:12:53 ID:YdIbJdDM
新作待ちほしゅ
270名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 23:48:49 ID:fO0WX2N/
「玲瓏」を辞書でひくと↓と出る

れい‐ろう【玲瓏】
@金属や玉などが美しいさえた音をたてるさま。また、音声の澄んで響くさま。「―として響く鈴の音」「―たる美声」
A玉などが透き通り曇りのないさま。
Bうるわしく照りかがやくさま。「八面―たる富士の山」

まあ、Bだろうと思っていたが「麒麟の鳴き声は(美しく)正確な音階を取る」から
@の意味の可能性も含まれているとすると

宗麟のアヘ声というのは、さぞかし美しくてエロイ声に違いないw
か細く透き通った「ぁぁぁぁぁ〜ん」ハァハァ
271名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 18:12:46 ID:cXPCaQSy
玲瓏なアヘ声w ハァハァ
272景麒:2008/08/03(日) 14:19:38 ID:JebnnKnK
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ >>270-271
  ノノ ´_>`从 お呼びでしょうか?
273名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 14:47:05 ID:bYwV943L
>>272
ム・・ではなく不能のアヘ声なんぞ聞きたくありません
274名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 20:23:47 ID:6i7Bbu5N
275景麒:2008/08/06(水) 22:18:28 ID:CTsqhGpd
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘
276名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 12:24:57 ID:CWCfGlVp
珠晶 ドS
梨耀 ドS
佳花 ドS
氾麟梨雪 S
李斎 S
舒覚 S
禎衛 S
沍姆 S
采麟揺籃 M
宗麟昭彰 M
蘭玉 M
祥瓊 M
鈴 M
驪媚 ドM
蓉可 ドM
陽子 S&M
呉藍滌 S&M

女&おかま 限定
277名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 13:52:43 ID:hmOtrwgE
李斎M派
278名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 17:20:58 ID:gFoJjcJT
おかまは一人しかいない訳ですがwww

>>278
だな
279名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 21:05:19 ID:kZ1ElHy+
陽子はM寄りだと自分では思っているw
280名無しさん@ピンキー:2008/08/09(土) 21:48:51 ID:lri0ihJa
無能と出会い極度のMに置かれて
更に、逆にSの歓びも見出した陽子w
281名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 01:33:13 ID:BAol4BPY
>>277
同じく李斎M派。陽子はMもこなせる本性はS派。
282名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 17:34:01 ID:YW2Ey4w2
陽子は長い間周囲から抑圧を受けているから、登極した今では解放されて極度のSだと思う。
283名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 22:14:50 ID:3DoMnflq
陽子「景麒、鎖とムチとローソクを持って地下室にこい」
景麒「何をするんですか?」
陽子「持ってくればわかる。フフフ」
284名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 01:32:54 ID:os0ZOAlX
景麒「主上……鎖とムチとローソクで「かっぷりんぐ」とやらを考えるのはおやめください」
285名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 04:32:17 ID:uDYVUzMk
S過ぎると失道フラグが立つぜ
286名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 20:21:28 ID:QMfHXLi5
M過ぎても駄目な気がするな
主上におんぶにだっこだと主上が駄目になった時
凄い勢いで国が傾きそう。
才麟タンとかな
287名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 20:39:42 ID:0pyQsQ50
>>286
× あれは砥尚がヘンタイ杉たから
○ あれは砥尚がアホ杉たから

采麟タソはまだ幼杉たからしょうがなかったの
13才のオンニャノコに多くを望むのはムリネ
288名無しさん@ピンキー:2008/08/11(月) 22:56:36 ID:o3t35TzR
珠晶、梨耀、佳花、氾麟梨雪、李斎、舒覚、禎衛、沍姆、采麟揺籃
宗麟昭彰、蘭玉、祥瓊、鈴、驪媚、蓉可、陽子、呉藍滌

それぞれ、どうやっておしっこすると思う?
289名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 02:02:04 ID:Om+6+wVz
しかしおかまがMっていうのは誰に対してなんだろう
反王は言葉攻め系のSだと思っていたんだが、
案外半輪タンとかにぷりぷり我侭をいわれて手を焼いてるとかだったら萌える
あ、野朗相手とかは勘弁ね
290名無しさん@ピンキー:2008/08/12(火) 19:55:27 ID:HlWtLHUv
もちろん藍滌クンは氾麟タソの言葉攻めを受け、我慢汁をたらして燃えるワケです
291名無しさん@ピンキー:2008/08/13(水) 20:35:54 ID:cCc8uy59
氾麟「藍滌、あなたは王なの。王らしく大きく元気にするのよ」
藍滌「はい」
氾麟「まあ、もうこんなに大きくしたの? ちょと早すぎない。イヤらしい」
藍滌「すいません」
氾麟「謝るなら、ちゃんと謝りなさい。あなたは王でしょ」
藍滌「ハァハァハァ」
氾麟「ハァハァじゃないでしょ。『ゴメンなさいでしょ』」
藍滌「ゴメンなさい。ハァハァハァ」
氾麟「ゴメンなさいで、ハァハァなの? しかも濡れているわよ」
藍滌「ゴメンなさい。ハァハァハァ」
氾麟「しょうがないわね。でもお仕置きで我慢よ。まだまだ入れさしてあけない」
こうして二人の夜はふけていくのです


292名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 05:44:28 ID:AqH1sNph
白濁にまみれるような作品プリーズ
293名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 07:32:08 ID:OnLTD4jJ
コミケ行って来れば?
294名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 10:53:34 ID:shlQhZdu
ピュッピュッ! ドロ〜 
○○はベットリと白濁液にまみれたのであった
295名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 19:58:10 ID:RSMFtuJz
陽子は尚隆に勧められるままに白濁した液体をゴックンと飲み込んだ
喉にまとわりつくような感じだ。喉が熱い、まずい
なんだか身体が火照る感じがする















尚隆「どうだ陽子、俺の作ったドブロクの味は?」
296名無しさん@ピンキー:2008/08/15(金) 20:41:42 ID:25wS0QyW
その後陽子の通報で尚隆は禁軍に逮捕され、証拠品の密造酒は押収されました
297名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 12:36:00 ID:BjSBweoU
尚隆「お、俺が苦労して造ったドブロクを〜 か、返せ〜!」
298名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 13:09:40 ID:SGaUZHlw
六太「最近、近海に妖魔が増えてきてた原因はお前か、バカ尚隆!」
299名無しさん@ピンキー:2008/08/17(日) 15:27:14 ID:2cf5KfN1
陽子「・・・ん。何かやけにどろどろしてて喉に絡まるなこれ。
    それに、延王に飲ませてもらったやつと何だか味も違う・・」

景麒「・・・(にや)」
300名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 20:57:05 ID:XeuyV2XA
景麒 よかった、よかった。去年の白酒が出てきたけど
   まだ腐ってないか判らなかったから
   主上に飲ませたけど、この反応では
   どうやら飲まない方がいいようだ
   自分で飲む前に主上に飲ませて正解だった
301名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 21:00:45 ID:Jp8z0tx0
景麒が寝床で醸した白酒ですか
302名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 21:20:40 ID:XeuyV2XA
景麒 股間の熱で発酵させましたがなにか
303名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 18:45:34 ID:azBvDEQD
このネタいつまで続くんだろう・・・
保守
304名無しさん@ピンキー:2008/08/23(土) 20:08:37 ID:SBzQ/CXq
王が他国の国土を犯すと全身がフニャフニャの刑に処せられ、王の命がなくなります

男王が他国の麒麟を犯すと○○コがフニャフニャの刑に処せられ、○○コの命がなくなり、腐ってもげ落ちます
女王が他国の麒麟を犯すと○○コがフニャフニャの刑に処せられ、○○コの命がなくなり、腐って抜け落ちます

○○コや○○コの代わりに○ビや○タを使うと、○ビや○タフニャフニャの刑に処せられ、腐って落ちます
恐ろしいですね
305名無しさん@ピンキー:2008/08/25(月) 21:43:26 ID:TEPV+wL+
○○コ○○コ フニャフニャの刑、○○コの命がなくなり
((;゚Д゚))ガクガクブルブル
306名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 20:03:47 ID:xVEPy0Ql
空気を読まずにフニャコフニャオが登場!!
307名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 09:46:57 ID:iPyiTbE2
こちらの世界は、あまり男女の区別が明確でない部分もありそう
女も立ちションができるとか(綺麗な放物線を描く)
308名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 13:27:17 ID:kOkWVksi
またオシッコの話かよwww
309名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 15:52:41 ID:S+PqgLf7
オシッコの話がなんで悪いんだ!?
310名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 22:19:10 ID:/zTH1Mqt
キモイから
311名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 22:00:01 ID:zqLP6R3Y
312名無しさん@ピンキー:2008/09/04(木) 20:56:36 ID:5QU7kePZ
しゅ
313名無しさん@ピンキー:2008/09/09(火) 11:10:36 ID:wUauQ0yR
314景麒:2008/09/09(火) 19:42:09 ID:ds8qQ92r
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘
315名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 00:32:59 ID:N5ZgtlpS
楽俊陽子の童貞処女初ガチュものか
驍宗李斎のSMハードエロ誰か書いてくれないかな
316名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 20:34:51 ID:FqwRtzQU
自分で書くんだ
317名無しさん@ピンキー:2008/09/11(木) 21:23:33 ID:lOzeJ41e
>>315
待ってるから、いつまでも待っているから
318名無しさん@ピンキー:2008/09/15(月) 22:32:03 ID:jHaMg+si
ここは過疎の夢・・・・の痕?
319名無しさん@ピンキー:2008/09/16(火) 21:05:39 ID:zaBbpwkG
320景麒:2008/09/17(水) 09:25:11 ID:lnJ+yt9W
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘
321名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 20:54:08 ID:QvWZvaQw
あげ
322名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 12:14:26 ID:CC0+koiF
あぶら
323名無しさん@ピンキー:2008/09/20(土) 14:07:51 ID:79RWRxMc
324文姫のひとり言 1:2008/09/21(日) 17:08:34 ID:RUJ5B3A0
ホシュばかりだから、つなぎで書きなぐりの小文を落としておきます

文姫のひとり言

早く利広帰ってこないかな。1ヵ月になるからもうそろそろ帰ってきてもいい頃なんだけど。
季節の変り目はムラムラするのよ。早く利広のチンコ入れた〜い

利達は自分勝手なだけだからしたくないし。
ホント、アイツはだめ
こっちの気持ち関係なし、前戯なし、でいきなり入れてくるの。
それに、チンコがデカ過ぎる上に動きが単純。
しかも遅漏だから、最後の方になるとこっちは乾いてしまって痛いだけなの。それをあのバカはヨガッテルと勘違いするんだから救いようがないわ

オヤジはもっとデカイから論外だし、そもそも中年趣味ないし

王師のイケメンをつまみ食いしてもいいんだけど、バカな男が多くて2〜3回呼び出しただけでダンナ面しようとする。
もちろんそんな勘違いヤローは直ぐに首を刎ねるか、チンコ切り落とすんだけど、やっぱり後味悪いし

昭彰ネーサンとはサイコーなんだけど・・・
女同士だから互いにツボを心得ているでしょ。ついつい嵌まっちゃうのよ。
でも良過ぎて際限が無くなり徹夜でやりまくり、朝までになっちゃう。
そうすると次の日はグッタリ何にもできなくなるの。
昭彰ネーサンは麒麟だから絶倫でしょ。だから全くお構いなしで朝議やなんかの政務を軽くこなすんだけど、わたしには無理。
なのに昭彰ネーサンたら、また夜になると誘ってくるの。
こっちの身がもたないわよ。
まあ、今夜はオヤジで身体塞がってるみたいだけど。
325文姫のひとり言 2:2008/09/21(日) 17:09:13 ID:RUJ5B3A0
その点、利広はちゃんと雰囲気つくって誘ってくるし、言葉でじらされて、前戯の時にもう何度も逝かされた後で、ググッと入ってこられると、もうどうにでもして〜殺されてもイイ・・・・という感じ
チンコの大きさもわたしの好みピッタリだし。

でもね、長く生きていると少しづづヘンになるのかな。
最近は利広、やり方がチョット変なの
やたらとオシリの方に入れたがるし、縄とか張子とか変な道具を使いたがるし・・・
この前はアソコにクスリを塗られたの。なんでも蓬山で女仙にもらった媚薬、それも催淫剤だとか言っていたけど、たしかにすごくヨカッタけど・・・
「いつも同じだと飽きるから」なんて言っているけど、もしかしてこの傾向、どんどん進むのじゃないかと心配なの。
だって、これ以上ヘンな事されたくない。
わたしはフツーが好きなの

600年以上女やってきて、もう何千本もチンコ入れたんだけど、利広以外は大したのはいなかったなぁ〜
大体の男は10回も逢ってすると飽きるのよねぇ〜
326文姫のひとり言 3:2008/09/21(日) 17:09:58 ID:RUJ5B3A0
範のオカマは小さかったし
まあ、技巧はよかったし回数も凄かったけど。
スグ逝く、また逝く、またまた逝く・・・という感じで軽く抜かず六発!という感じ。早漏で絶倫という型ね
でも、頑張ってくれた割には小さくてあんまり感じなかったのよね、ゴメンなさいだけど・・・

雁の風漢は、チンコはマアマアだし、範のオカマ程じゃないけど、まぁ技巧はあるんだけど、自惚れが強くて最後は鬱陶しくなる。

漣の農民は性格は素朴でチンコもいいしだけど、誘惑しようとすると廉麟が横で凄い顔するのよねぇ〜
おっかないからまだ3回しか誘惑してない

くたばった巧のジジィは何時来ても講釈垂れるばっかりで、満足に立たなかったし。
あれじゃだめよねぇ〜。案の定50年で塙麟失道させちゃったけど、あんなジジィにあの美麟もたいなかったわよ。

失道といえば才の砥尚かな、あれはムチャクチャ早かったわ。
麒麟を失道させるのも早かったし、逝くのも三こすり半どころか着物の上から触れただけでビクビクって逝っちゃった、唖然だったわ。
才はその前の王もフニャフニャで死んでから扶王なんて諡号贈られていたし

こう考えると、常世は広いし歴史あるけどろくな男いないわねぇ〜
あ〜早く利広帰ってきてぇ〜

                               おしまい
327名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 23:40:33 ID:FiApjtLc
GJ!www
328名無しさん@ピンキー:2008/09/24(水) 13:03:35 ID:MT2kd3p9
不覚にもワロタ、ぐっじょぶ
329文姫のミス 1:2008/09/25(木) 02:28:05 ID:Lix0nCvw
私の妹は絶対に頭がおかしい。
だが、政(まつりごろ)には抜群の才を見せるから――死ねない、死なない。
だから、私は逃げ続ける。
奴の底知れない性欲から。いや、征服欲から。

「10回以上交わって――ええっと、それでも飽きないわ、って男性はなかなかいないの。ツライ〜ってか、
つまらないわよねw」
わが妹ながら、セレブ風に呟くカンジがむかつく。どこのブンキ・ヒルトンだよ。
いや、実際この世界一のセレブなんですけどね、あなた。

頭の回転は人一倍。
そして花の顔(かんばせ)。
長椅子にしどけなく伸ばした身体は非の打ち所がない。
柔らかく、それでいてほっそりとした色気ある体躯に、柔らかな慈母のような笑み。

はい?
ええ、その色香に迷って、血のつながりを無視して抱いてしまった事もありますよ。
(文句ありますか?この世界は楽しみが少ないんです!)

でも、やっぱりこの娘(こ)はおかしい。

少しでも己に親しみを表す下民は首をはねてしまう。
おいおい、それはないだろう。お前も閨でイカせてもらったろうに。

「だって、馴れ馴れしいし〜」

車裂きするなよ。わが国ではとうに禁じられてる法律だ。

「普通のセックスは飽きたからって、これはないでしょ〜」

ケツを同意のもと掘られたくらいで車裂きするなよ!!


私は、麒麟の苦しみを、失意を伝えるために(文姫は主ではないので<<残念ながら>>どうやっても
麒麟は失道しない)文姫に対峙した。
330文姫のミス 2:2008/09/25(木) 02:38:18 ID:Lix0nCvw
「文姫、おまえな」
「何かしら、ロリコン王子さま」
(ぐっ、痛い・・・あの国の女王と交わってるのバレバレか)
「まあ、それはさておき」
「さて置き、ってどこに置くんですか。めちゃめちゃヤバイですよ、このご時勢。
十二国中の噂ですよ。ね、ロリコン王子」
「ぐふぅぅううう」
私は片手で、己の僕に(王子も僕を持てるんだぜえええいいい)証拠隠滅を指示する。
そうして涼しい顔で文姫に再度むきあった。
「んん・・・何の事を言ってるのか正直わからないよ、文姫。お互い長く生きてるし、学ぶ事があるかと思う…
どう?」
真面目を装う私の端正な顔を見て、文姫は吹き出した。
「えーーー、マジ?有り得なくない?マジ、スッゲ。超ウケるんだけど。てか、マジ?ウケルーーー」
十二国中、一番に清楚な顔がノーパン尻丸出しで台無しだ。

ウケる時は尻を出しておけばとりあえず大丈夫グッドジョブだと誰に聞いたのだろう?

「ってか、私の尻見てよ、兄さま。超スクエアって噂の慶の麒麟もチョベリハッピー♪だから」

微妙に言葉使いが古いんだよ、このヤリマンめ!!

「へえ……この世界にお前は春をもたらしてると見える」
「そ、何か文句あるの?ロリコン皇子さま?」

「お前は、少し思い知った方が良いですね」
私は、うっすらと神経が切れるのを感じた。(五百年ぶりくらい。すっげ、神経、ガチガチなの。イテー)

涼やかな私の声に、妹はひれ伏した。
331文姫のミス 3:2008/09/25(木) 02:47:27 ID:Lix0nCvw
パコ。

パコ。

パコパコパコパコパコパコ。

パンパンパンパンパン。

パパパッパパパパッパン!パ・・・パンッ!

…ドピュ。

「ふあああぁぁぁあああ、ああっ、文姫!」
「お、お兄ちゃん!!」
「な、何だ、文姫!」
「中で、中で出しちゃらめぇええええ」
(やべー!!)

さすがに近親相姦は一大事なので、私は心底、国を永久追放されて諸国放浪の旅ですよ。
でも、私は種なしのようなので。へへへ、ラッキー。らっきー・・・多分。ぐすん。

牛の腸が、己の猛りを防ぐ筒になる事を発明して、全国行脚してます。
サイズに嘘大げさ紛らわしいが多くてね、なかなかぴったりフィットな『今度産む(こんどうむ?)』
は生産できないんだけどさ。(copyrigt by Rikoh)

ってか、慶の女王、5人も子供生みすぎだ。
コンドーム買ってよ。
ああ?3児の父の延王と、1児の父の景麒と、1児の父の……奏の王がコンドーム嫌いだってぇぇええ??

「許さじ!!」

という訳で、なんだかんだと奏の国は5000年くらい続いたらしい。
性病知らずってすごいですね。
ヤリマンとヤリチンの国は強し!


おわり
332名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 22:27:52 ID:lu44LUqE
>>329 投下 乙であります
333名無しさん@ピンキー:2008/09/25(木) 23:13:02 ID:HbCfvfyW
皇子じゃなくて公子だぜよ。
常世には子種もないしなぁ…
334名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 20:07:02 ID:jj0M7wOG
まともに読んだ事ないのかな?
335名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 20:51:18 ID:hOYj2rpw
まあ、原作を全く知らずに、他人の書いた二次だけ読んでSS書く人はいるしね。
336名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 23:02:40 ID:Y4FPm6ek
>>329 は「次作に期待」というヤツですね
337名無しさん@ピンキー:2008/09/26(金) 23:50:57 ID:g8gL6muL
>>329
何か、一かけらも十二国に愛情を感じられないSSだなあ。
ここのスレの人は厳しくも優しいからあんまり言わないのだけれど
愛情無いSSは要らないから、本当に。

自分で書くか、と思ったよ、初めて。
338名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 00:06:54 ID:PbgNnYon
>>337に期待
339名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 22:57:13 ID:s+S03NwU
書け! 書くんだ>>337
340名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 00:03:18 ID:Ww4V2YkA
341名無しさん@ピンキー:2008/10/01(水) 21:53:48 ID:Vu+bjfte
|
342名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 13:38:05 ID:fvDFzoN/
343名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 22:08:19 ID:rqFmULRz
344名無しさん@ピンキー:2008/10/02(木) 22:13:39 ID:xB3y4OA0
345名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 22:37:52 ID:P5H6BHuH


346名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 12:13:51 ID:lmIKrVVn
347名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 18:52:51 ID:heqNjySu
348名無しさん@ピンキー:2008/10/04(土) 19:16:06 ID:c5JB/iNs
ひでーwww
349名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 17:17:32 ID:YxXsbdpS
たまに、どうしようもなく陽子を虐めたい気持ちになる
350名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 19:02:37 ID:f/NaW2/X
>>349
Wakuでございます
351名無しさん@ピンキー:2008/10/06(月) 07:15:10 ID:tNTPqEFb
たまに、どうしようもなく珠晶に踏まれたい気持ちになる
352名無しのゴン:2008/10/06(月) 17:39:12 ID:Bli2CSXY
 珠晶は根っからのドSだ
353名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 00:51:53 ID:+sAy9MmQ
>>349
なんかわかるw
354名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 22:25:06 ID:3LW50TTO
355「洗礼 1」 景x陽:2008/10/10(金) 00:56:27 ID:aQai7F1G
「おや」
どこぞの若い兵が内宮にまで紛れ込んでしまったのかと景麒は眉をひそめた。と、香りのようにあたりを
満たす「気」に思わず苦笑する。
ふらふらと歩いてくる乱れ髪の、粗末な着物をまとった一見少年に見える影、それは慶国女王その人であった。
「主上、また訓練でらっしゃいますか」
「近寄るな」
はて、と景麒は首を傾げる。
「血のにおいはおろか、殺気のようなものも残ってらっしゃいませんが。何故に?」
王相手に故意に手傷を負わせるような者はさすがに軍には居なかったが、それでもちょっとした事での流血は
訓練とは言え当たり前で(と言うか、そのような本気の訓練を王が求めているので)、更に言うと負けず嫌いの
女王は訓練後、殺気に近い物騒な気配をまとっているのが常であった。
だから、そのような「気」だけでも不快を覚える景麒に気を遣ってか、陽子は訓練後はなるべく景麒から離れるように
していた。
何事かあったのかと心配気に近寄ってくる景麒から逃げるように、陽子は迂回して通り過ぎようとする。
「何か、ございましたね?」
はっしと手首を掴み、景麒は陽子を見下ろした。
「……から」
「聞こえませぬ。何が、あったのです?」
邪険に景麒の手を振り払うと陽子は顔に朱を昇らせ、きっと景麒を睨みつけた。
「臭いから!汗臭いんだ、私は。今日は、もう人一倍!近寄るな、お前の香をたきしめた着物が台無しになるだろう!?」
景麒は思わず袖で笑みを隠した。
「ほら、ほら!そうやって鼻を隠して。やっぱり臭いと思ってるんだろ。良いさ、もう」
どかどかと裸足で仁重殿と主殿をつなぐ廊下を怒ったように歩く陽子に軽く追いつき、景麒は主に声を掛ける。
「廊下が汚れます」
殴ってやろうか、という物騒な顔で振り向いた陽子の頬を両手で景麒ははっしと掴んだ。
「御足を洗って差し上げましょう。これ以上廊下を汚されると掃除をする奚が可哀相ですから」
陽子は痛いところをついた景麒をにらみつけると、観念したようにそっと溜め息を吐いた。
356「洗礼 2」 景x陽:2008/10/10(金) 00:57:08 ID:aQai7F1G
「へえ……王宮内にこんな泉があるとは知らなかった」
「王宮と言うのは意外に知られていない場所が多いのです」
小一時間も歩かされ、いい加減文句も言いたかった陽子だが、現れた泉に思わず息を呑んだ。
水面に移る草木の影。曼荼羅のように美しく、しかし無造作に落ちている花びら。そして、鏡面のように
透き通った水面。
陽子は思わず息を呑み、かたわらの景麒を見つめた。
景麒は羽織っていたゆったりと長く、細緻な刺繍のしてある袍を脱ぎ、草原に敷くと陽子を座らせる。
「失礼つかまつる」
言うや否や陽子の着物の裾をさっとまくりあげ、傷だらけの脚を泉につからせた。
「――ぃやっ!」
脚をあらわにされた羞恥にか、泉の冷たさにか、陽子はビクンと身体を震わせた。
だが、景麒の手のひらに蓄えられた水が脚をゆっくりと往復し、肌を撫ぜ、指の腹が泥のこびりついたところを
柔らかく揉むごとに、身体の中心があたたかな何かで満たされるようなゆるりとした感覚を覚え始めた。
「おいたわしい」
真新しい傷や痣に触れ、景麒はそれらに触れるたびに長い睫毛を辛そうに伏せた。
そして陽子は触れられる度に、いよいよ我慢の出来ない熱い何かが腰の奥の方にたぎるのを感じた。
「もう、良いっ!ほら、景麒。わ、私の脚もきれいになっただろう?」
陽子は茶化すように脚をバタバタとさせ、泉から脚を引き上げるとぺたんと正座した。
「済まない、景麒。お前にこんな事をさせる必要もないし、私にはそんな権利もない。
矜持高いお前のことだ、言い出してくれた事とは言え不快であったろう。済まない」
景麒は憮然とした表情で陽子を見つめた。
「怒っているのか――申し訳ない、本当に。天気が良くて、お前の機嫌も珍しく良さそうで。
えっと、そうではなくて。思いがけなくお前が――」
陽子は搾り出すように言った。
「優しくて」
景麒の肩が、一瞬震えた。
「甘えてしまったんだ。済まない、景麒」
「主上は――ぬ」
「何?何て言った?」
「主上はわかっておられぬ、と申し上げた!」
357「洗礼 3」 景x陽:2008/10/10(金) 00:57:41 ID:aQai7F1G
ひるんだ陽子が脚を崩すと、こぼれ出た膝に景麒は接吻した。
「け、景麒?」
痣で紫色になった膝、そしてごつごつとした豆に覆われた陽子の足の指を口に含みつつ、
景麒はゆっくりと覆いかぶさるようにして陽子の腿をなぜた。
「景麒?――やだ。どうしたんだ?」
少女のように恥らう甲高い声――景麒はいっそ凶暴な気分になった。
(これで仁の獣と言えるのか)
苦笑して、景麒は陽子を力任せに押し倒し、足指を全て口に含み、手をゆっくりと脚に這わせた。

唇も、手も、もっと上に、もっと陽子の中へと行きたかった。
それを我慢するかのように景麒は陽子の足を舐め、執拗に手は脚をさまよった。
「どうしたんだよ、景麒……」
ひんやりとした舌が脚をつたい、陽子は耐え切れないように身体をよじらせたが、意思の力をたぐりよせ、
懸命に目を見開くと景麒の髪をぐっと掴み、景麒を対峙させた。
「景麒」
冷ややかな声が景麒に落ちた。
「私は、そんなに値しないか。お前が、く、く、口づけたり、抱きしめたりするには値しないのか?
だからそうやって、哀れむように、傷だらけの足だけを愛おしんでくれるのか?」
涙が、陽子の瞼をふくらませた。
「私が口づけたら、お前は汚らわしいと思うか。その唇を、手で拭うのか。言ってみろ!」

(この方は何と言う勘違いを――)

「そんなはず、ないではありませんか!」
立場をわきまえず、景麒は叫んだ。
「なら、接吻してみろ!」
応戦するかのように強く叫んだ陽子の瞼から、一筋、耐え切れぬように涙が漏れた。
「ならば、私に接吻してみろ。抱いてみたらどうだ……」
最後は、涙声で消えた。
358「洗礼 4」 景x陽:2008/10/10(金) 00:58:25 ID:aQai7F1G
脚に触れただけで、それで永遠を生きられると思った。
足に口付けただけで、それで火に焼かれ続けても良いと思った。
そして、今、接吻している――

触れた途端に溶けて無くなってしまうのではと景麒は恐れた――それほどまでに陽子の唇は甘く、柔らかであった。
唇を割って触れた舌、それは熱く、今度は自分の舌が溶けてしまうのではと夢見心地に思った。
「あのさ。傷と、痣だらけなんだ」
恥ずかしそうに着物を剥ぐときに告げられ、その通りの身体を見つめたとき、訪れた感情はただ愛おしい、という
ものだけだった。

柔らかな、それでいて反発するように張りのある乳房。
景麒は手のひらでそれを包み込むと、ゆっくりと揉みしだいた。赤みを増す乳房が美しく、唇は無意識に
その頂に到達する。
果実のような蕾をちろちろと舐めるごとに、己の下にある主の身体がぴくっ、と痙攣する。
もっと震えさせたくて、景麒は大胆に乳首を舐めまわし、きゅっと吸い、指をそれで弾き、摘んだ。
両方の頂を摘み、ころころと指先で転がしながら、指はそのままに舌は更なる秘密を暴こうというように
ゆっくりと着実に下へ下へと降りていった。
鼻先で紅く燃える三角州をくすぐると、陽子は耐えられないかのように高い声を上げる。
今までに嗅いだ事がない生臭く、そして甘い香りに誘われて景麒は舌を茂みの中にそっと差し入れた。

ぴったりと閉ざされた二枚貝に割り入った舌が、木の芽のような芯を探り当てる。
「こんなに赤く、大きくさせて――お辛いでしょう」
癒すように舌でゆっくりと景麒はその芯を舐め始めた。
「ああっ、やん。駄目っ、んんんんっ」
陽子は身体を仰け反らせ、腿で景麒の顔をはさんだ。
景麒は自分でも予想しない強い力で腿をぐいと開くと更に顔を陽子の秘所に押し付け、芯を舐め続けた。
「なんて燃えるように赤い。濡れてしまって――いたわしい」
景麒は秘芯をくるくると円をえがくように舐め、唇をすぼめてちゅう、と吸った。
「あああああああああっ」
ぷっくりと大きくなった芯を更にじっとりと舐め、閉じた貝の奥へと景麒の舌は分け入った。
ぬめぬめと、とらえどころなく蠢く壁に軽く苛立った景麒は、舌を内腿へとずらし、乳房から指を
名残惜しそうに離すと、するりと淫唇へとそれを突き刺した。
359「洗礼 5」 景x陽:2008/10/10(金) 00:58:59 ID:aQai7F1G
「んぐぅっ。あ、景麒!」
蜜は指をぬらぬらと濡らし、腿にまで流れくるそれを景麒はむさぼり、蜜壷に入っていた指は一本が
いつしか二本になり、それがリズムを取るかのようにぱたぱたと上下左右に陽子の中で動いた。
「やっ――本当に、駄目。あ、あ、景麒」
ぎゅうと太ももに景麒の頭ははさまれ、景麒はまた、少し乱暴にそれを開く。

と、景麒の頭にガツン、とくるぶしが落ちた。
「ぐっ」
「お前ばっかり!意地悪――」
下になっていた陽子が、するりと身体をずらすと今度は景麒の身体にまたがった。
「お前の、これが、さっきから」
裸体を晒すことより恥ずかしそうに陽子が言う。
「これが、この堅くて大きいのが、脚にあたって、変な感じなんだ!」
陽子はカチカチになった景麒の猛りをそっと握ると、上体を折ってそれに口付けた。

陽子は堅くなった肉槍を何回も口付けた。そのたびに景麒は身体をねじり、叫ぶのを我慢する。
「ごめん、痛い?」
(もっと、激しく。主上、もっと、もっと!)
言えるはずもない景麒は首をかしげ、気遣わしげに己を見つめる主の髪をゆっくりと撫ぜた。
「いいえ、全く。私は――」
「お前は?」
この上もなく幸せである景麒の心とは裏腹に、唇からは物騒な言葉が漏れた。
「斬って下さい」
「え?」
「私は、これからあなたを貫く。何も考えられない。民も、国も――ただ、あなたが欲しい」
狂おしいように景麒は陽子に接吻した。
「だから、斬ってください。もう我慢、できません」
「景麒?」
さみしげに笑うと、景麒は猛りを陽子の中に無理やり沈めた。
360「洗礼 6」 景x陽:2008/10/10(金) 00:59:31 ID:aQai7F1G

「痛ーーっ!!!」
上になっている陽子は思わず、そのあまりの痛みに叫び、景麒から逃れようとした。
だが、瞳を閉じ、ただ陽子と繋がっている事だけを受け取ろうとしている景麒を見つめ、
どこか神聖なものを感じて唇をかみしめてそのリズムに合わせた。
「痛いでしょう?憎いでしょう?」
瞳を閉じたまま、景麒はつぶやく。
(確かに、すごく痛い。吐きそう)
裏腹に、陽子は微笑んだ。
「もっと、奥に入れないのか?」
ぐぐっと猛りを増した景麒のそれが陽子の中を貫いた。
「あっ――」
(駄目だ、血が)
陽子ですら分かった――何かが破れ、太ももを赤いものが濡らした。
「景麒、景麒、お前!」
景麒は酔った様に動き続けた。
「もう少しです。ああ、主上、もう少し――動いて」
陽子は痛みに堪えるように、ただひたすら景麒の猛りを沈めるために動き続けた。
「あ、景麒。すごく……あったかい」
こわばった何かがほぐれていくように、陽子の腰奥からあたたかい快感が忍び寄ってきていた。
「やだ、ん、熱い。これ、何?ん、ん、んんっ、はあっ――景麒、景麒も、動いて」
ぴったりと合った凹凸から、ぴちゃぴちゃと淫らな音が響く。
景麒は激しく腰を動かし、陽子もそれに負けぬように波に乗った。
あたたかい快感は激しい嵐のように絶頂に近づきつつあり、二人はそれにふさわしく
獣のように動いた。
「すごい、やだ。景麒。何か来る。何か―あっああああああ、いやああああああ」
「主上、主上、あっ、主上、止めないで下さ――、っく」
破瓜の痛みも、血の穢れも超え、二人は絶頂へと向かった。
「ああああああっ、景麒、景麒、景麒!!」
「主上、主上、おおおおおっ!!」
景麒が精を放った瞬間、陽子は初めてのエクスタシーを得、がっくりと身体を景麒に落とした。
361「洗礼 7」 景x陽:2008/10/10(金) 01:00:10 ID:aQai7F1G
泉にちゃぷんとつかった陽子がぐったりとした景麒を誘う。
「ほら、洗ってやるから。おいで」
くつくつと陽子は笑う。
「貴方と言う方は――」
ようやく身を起こし、景麒は陽子を見つめた。
「主上、私は斬られても仕方ない事をしたというのに!」
ぐい、と陽子は景麒の身体をひっぱり、どぼんと泉の中に落とした。
「うわっ、冷たい!」
はははは、と陽子は笑う。
「気持ちよいだろう?」
景麒は憮然としたように陽子を見つめた。そんな景麒を陽子はふんわりと笑って、抱きしめる。
「斬らないよ――お前は、私を傷つけたんじゃない」
「血が、流れました」
「泣くなよ」
景麒は、いたたまれなさに、涙を流していた。
「馬鹿麒麟」
陽子はずぶぬれの景麒の顔をぬぐい、その唇に接吻した。
「お前は、満たしてくれたんだ。欠けている私を――満たしてくれた」
「おいたわしい」
「しつこい」
陽子はぐい、と景麒の頭を泉に沈め、くつくつと笑い、そして少し――泣いた。

(奇跡のような時間を、有難う)

ねえ景麒、これからも私は思い出すよ。
お前が脚を洗ってくれたこと。
身体に残してくれたばら色の痣のこと。
夕焼けがお前の髪にうつって、私みたいな髪の色になってたこと。
斬ってくれ、って言うまでに私を欲してくれたこと。

泉からあがって、また陽子は景麒に接吻した――額に。
唇にふれようとした景麒の口元に手をやり、陽子は笑った。

「行くぞ、景麒。帰ろう――」
362「洗礼 8」 景x陽:2008/10/10(金) 01:03:12 ID:aQai7F1G
少女を捨て去り、陽子は王になる。
二度と、恋はしない。
二度と、身体を合わせはしない。

(脚くらいは、また洗ってもらってもよいのかなあ?)

陽子は景麒を置き去りにするように、ずんずんと歩き、泣き笑いになった。
「……多分、無いんだろうなあ」
「主上?」
「……何でも無い、歩け。帰る」

主の肩に伸びた景麒の指が――理解したように、陽子に触れずに落ちた。

二人は、歩く。
歩けるだけ、歩いていくしかないから。
歩いて、歩いて、歩く。

差し伸べる指も、求める瞳も、これからは無いから。
だから、二人は歩く。

夕闇が、ゆっくりと二人を包み込み、頬の涙を見えなくしていった。

<了>
363355:2008/10/10(金) 01:17:13 ID:aQai7F1G
>>349ではないのですが、陽子はいじめたくなる……景麒も。
だからちょっとストイックに終わらせた。やることやったけど。
364名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 01:22:32 ID:UV5urTHT
GJ!!だけど切ないお……。

そんな私は353ですw
365名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 01:35:07 ID:Nb12zFSG
うおおおお!GJ

陽子も景麒もセツナイな
366名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 20:54:15 ID:gGyjWvnT
おおおおおっっっっっっ北!!!!!!!!
367名無しさん@ピンキー:2008/10/10(金) 22:41:59 ID:SlY+8Zcd
いや〜きましたね GJ!
368名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 00:02:03 ID:0S8i5py6
甘甘かと思いきや、あああ
自分、ケイキスキ-なんで切なすぎ
ハッピーエンドのもぜひ!
369名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 02:54:27 ID:DcT0J4Xh
GJ!GJ!GJ!
景陽好きなんですありがとうございます
久々の好物投下の感激とラストの切なさに泣けそうです
370355:2008/10/15(水) 02:23:48 ID:ML4uCqnx
リクエストがありましたのでハッピーエンドにしてみました。
一応「洗礼」の続き。ってか蛇足w
371「Heart racing」 景x陽 1:2008/10/15(水) 02:25:32 ID:ML4uCqnx
景麒は熱く堅くなった猛りを手で強く握り、上下に動かしながらも懸命に「その人」以外の女性を思うように努力していた。

汚してはいけない。
こんな独りよがりの快楽のために――使うような真似なぞしない。

ふぐりを握り、竿をさすり、わざと爪先をピンと伸ばして景麒は絶頂に向かう。

「…っく!」

ただ物理的な刺激によって、景麒は果てた。
白濁した液で汚れた手を端切れで拭い、無造作に屑篭に投げ入れる。寝衣を乱暴にまとい、
ばたんと臥牀に身を倒すと、我慢していた主への思いが身を貫いた。
「主上」

――ただ一度の契りで、この命すら捨ててよかったというのに。だが。

「この未練はどうだ」
苦笑し、景麒は辛そうに身を震わせた。

朝はまだ良い、朝議であの方を見つめていられる。
午後もまだマシだ、州候としての政務で忙しくしていられる。
だが夜は――甘く激しい思い出が瘧(おこり)のように身体を、心を震わす。

女の一人や二人、誘えばすぐに閨を共にするであろう。そして実際にそうしてみた。
だが、景麒は抱いた女御の名前すら思い出せない。
触れる肌も、重ねる唇も、髪の匂いも、愛おしいただ一人の人とは違いすぎたから。
女の身体を貫き、精を放った瞬間、思わず襲ってきた嘔吐をおさえた記憶しか景麒には無い。
景麒にとって女との交わりはただ渇きと辛さと、そして己への嫌悪を増すだけであった。

会いたい。抱きたい。ただ、交わりたい――あの方と。

狂おしい思いに、景麒の右手はまた己の秘所へと伸びる。

と、臥室の扉を叩く音がした。
(まさか)
一国の宰輔の臥室まで先触れ無しにやってくる人間はただ一人しか居ない。
すばやく身繕いをし、鬣をととのえると景麒は息をひそめて扉を開けた。
372「Heart racing」 景x陽 2:2008/10/15(水) 02:26:29 ID:ML4uCqnx
「お前、馬鹿か?相手を確かめずに扉を開けるな。物騒だ」
厭きれたように見上げるその翡翠の瞳。
「主上」
景麒はへなへなと床に座り込む。
構わず陽子はずかずかと室に入ると、榻(ながいす)に腰を下ろしため息を吐いた。
「なあ、それは、お前流の出迎えなのか?床に座り込んでこれから叩頭か?もう――腰を上げたら?」
景麒は立ち上がり、おずおずと手近の椅子に腰掛けると陽子の方に顔を向けた。
(主上が、主上が、ここにいらっしゃる)
景麒の興奮をよそに、陽子はゆっくりと視線を下に向けた。
もじもじと手を揉みあわせ、あきらめたようにようやく景麒へと視線を向けた。
「――悪い噂が立っている」
「は」
景麒は阿呆のように返答する。
「景麒、な。王宮の女性に手を出すなとは言わない。だが、思いやりを忘れないでくれ」
「――何のことでしょうか」
「とぼけるな!」
陽子は景麒の顎をぐい、と持ち上げ顔が触れんばかりに近づけた。
「手当たりしだいに奚や女御の袖を引いて寝所に誘い、やる事をやったら後は用済み、廊下ですれ違っても
目線さえ合わさぬという噂だ!!」
景麒の頭はぐるぐると回転し始める。だが、どんな過去の記憶よりも現在ただ今、己に触れている主の
手のひらの感触しか考えられないのだ。
「あの、そんな事は……」
「無いと言えるのか?」
(もう、駄目だ。本当の事を言おう)
景麒はがっくりと肩を落とした。
「覚えて、いないのです」

白い肌だった。黒い髪だった。傷一つ無い肌に、上品に口を隠してふんわりと笑う、媚びた仕草。
名前も、顔すら覚えていない、ただ主と正反対であればある程良かった。それだけの女達。

「私が道を誤れば、お前は失道する」
陽子はうつむいて呟いた。
「だが、お前が道を誤ろうとする時、私は一体何が出来るのだろう?」
見上げる翡翠の瞳。
373「Heart racing」 景x陽 3:2008/10/15(水) 02:27:29 ID:ML4uCqnx
(ああ、主上。あなたは、泣いて――いらっしゃるのですか?)
「何とか申し開いてみたらどうだ!?」
(これを、今を逃したら、私は本当に道を誤ってしまう――)

震える陽子の肩に、景麒の指が伸びた。邪険に払おうとする陽子の手を、ぎゅうと景麒は掴む。

「ですから斬って下さいと申し上げた」
景麒はようやく真っ直ぐに陽子を見つめると言った。
「開き直りか」
陽子は汚らわしいものでも見るかのように景麒に視線を落とした。その視線に景麒は思わず礼を失して
大声をあげる。
「私がいつ納得したと申し上げました?『あの時』は主上が正しいのだと理解しようとしました。ですが、
苦しさはつのるばかり。何故、何故に許されないのです?何故、許してくださらない!?」
「景麒、控えろ!」
「何故――」
景麒は椅子から落ち、陽子の膝にすがると叫んだ。
「何故麒麟が王を愛してはいけないのです!?何故、この腕に抱きたいと思ってはいけないのですか!?
お答えください、主上!!」
陽子は景麒の頬を張った。
「落ち着け、景麒」
「落ち着いておりますよ、主上」
もう一つ陽子は景麒の頬を強く張った。
「――殴られても結構。ただ、お答えを、お答えを頂戴したい」
怒りに燃えていたらどんなに楽であろう――陽子の瞳は哀れみを示していた。
それを見つめ、耐え切れないように景麒はを顔を覆って流れ落ちる涙を隠した。
「お、おこた、お答えを」
「景麒」
陽子は景麒の肩を抱き、子供をあやすように景麒の身体をゆっくりとゆすり続けた。
374「Heart racing」 景x陽 4:2008/10/15(水) 02:28:07 ID:ML4uCqnx
「答えは――予王だ」
「主上は予王ではありません」
陽子は耐え切れぬ苦笑を漏らす。
「同じだよ、景麒。私も王である前に女なのだ。でも、私は女である前に――王でいたい。だから」
「だから?」
「だから、だよ。それで終わり。納得したか?」
「もう一度、は無いのですか?」
はあ、と陽子は溜め息を吐く。
「良いよ」
陽子は景麒をふわりと抱きしめた。
「でも、心は無い。それに心は無いんだ。それでもお前の何かは満たされるのか?もう、この王宮の女を泣かす事はないのか?」
景麒の指が迷ったように一瞬、宙をさまよい――そしてしっかりと陽子の腕へと落ちた。


二度目は一度目よりも素晴らしかった。

初めてのこわばりが解け、陽子の身体は奔放に景麒に開放された。
触れるごとに切なげに声はあがり、ひんやりとした指は景麒の感じやすい肌をなぞり、それでも足りなければ
舌で身体の輪郭をゆっくりと舐め上げた。

「こんなに、主上の乳房は大きかったでしょうか」
そんな風に軽口を呟く景麒の鼻を摘み、陽子は朗らかに笑った。
確かめてみたら、といわんばかりに乳房で景麒の顔を覆い、景麒は存分にそれを揉みしだき、頂きを味わった。
乳首を舌で転がすと、陽子は耐えられないように腰を揺する。濡れそぼった陽子の陰毛が景麒の猛りをくすぐり、
景麒も耐え切れないように下半身を左右に揺らした。
景麒がじりじりと陽子の下半身の方に頭をずらしていくと、陽子を心得たというようにくるりと身体をまわして己の秘所を
景麒の顔へ、景麒の猛りを己の口元へと移動させた。

ちゅぷっ、と淫らな音を立てて陽子が景麒の男根を吸う。張り詰めた肉槍には筋が立ち、その筋を丹念に陽子は舐め続ける。
ビクンビクンと脈を打つ自分の猛りを沈めようと努力しつつ、景麒は陽子の蜜壷の舌を伸ばした。
すっかり感じている陽子の秘壁はひくひくと蠢き、壷奥からはたらたらと愛液が流れ、景麒の喉を潤す。
真っ赤に腫れ上がっているような淫唇を景麒に晒し、陽子は誘うように腰を揺らした。
375「Heart racing」 景x陽 5:2008/10/15(水) 02:28:49 ID:ML4uCqnx
「入れて、指を」
「御意」
言われるままに指を差し入れると、ピクンと陽子の背が反り、細く高い声が陽子の口から漏れた。
景麒はその声に励まされるように指を出し入れし、みっちりと締め付ける肉壁を更に味わおうと指を二本に増やし
中を捏ね回す。更に奥へと指を入れると、ちょこんとした突起のようなものに指先が触れた。
それをそっと二本の指でまさぐると陽子は背骨が折れるかのような勢いで背をそらし、叫んだ。
「あああっ、ああああああああ!駄目、ど、どこに触って――」
途端に洪水のような愛液がほとばしり、景麒の唇を濡らした。
(ああ、これが)
そういった快感の引き金のようなものが蜜壷の中にあると言うのは聞いていた。だが、たった二回目で
己がそれを探し当てた事に景麒はにんまりと微笑まざるを得ない。
小さく、だが激しく震える腰奥のその突起をくりくりと撫で、舌は秘壁を執拗に舐め続ける。と、急に顔を
濡らす勢いで淫水があふれ、陽子が今までにないくらいの嬌声を上げた。
「あああああああ!!!」
陽子はもう我慢できないように腰を上下に大きく動かし始める。
「良い!良い、良い!ああっ、景麒。お願い、来て!もっと、あっ――んんんんっ、もっと、して!!」
「私の猛りも、もう少し喜ばせては頂けませぬか」
陽子は言われるがままに景麒の股間に顔を埋め、ちゅうちゅうと竿を吸いゆっくりと陰嚢を揉み、猛りを口奥に頬張ると
ずるずると荒々しく吸い上げて、唇を上下させた。
それでも足りないかのように陽子は竿から唇を離すと、陰嚢を甘噛みし、舌をゆっくりと菊門のほうへと這わしていった。
執拗に陰嚢と菊門の間を陽子の舌は往復し、ぬらぬらと肛門が唾液で十分に濡れたことを確認すると指をするりとそこに入れた。
「主上――!!」
今度は景麒が堪らぬかのように叫んだ。
「痛い?でも、きっと良くなると思うんだ」
ちろちろと肉槍を舐めつつ、指はゆっくりと菊門奥へと入っていく。
景麒の脊髄をずるりと何か這うように、甘く激しい快感が走る。
「おっ、おおおおお、主上」
「何かに触れてるんだよ――きっと、ここが良いんだよね、景麒」
爆発しそうな感覚に景麒は思わず唇をかみしめ――そして唇を切った。
376「Heart racing」 景x陽 6:2008/10/15(水) 02:29:57 ID:ML4uCqnx
「血が」
「えっ?」
死にそうな景麒の声に陽子は勢いよく菊門から指を離し、正常位で景麒に向かい合った。
「馬鹿だなあ。自分で自分の唇を噛み切って」
ぺろん、と唇を舐められ、血が陽子の口内へとおさめられていく。
柔らかな舌が、血の匂いを消し、そして欲情を高めていった。
「主上、入れたいです」
「入って」
景麒はがばりと起き上がり、陽子の身体を寝台に寝かしつけ、両脚を己の肩の上に載せると
秘所を露にさせた。
「すごいですよ、主上――こんなに赤く、濡れて」
初めての時には見つめる余裕の無かった主の秘所をまじまじと見つめ、景麒はその美しさに嘆息した。
我慢できないように腰を揺すり、陽子は景麒に声をかける。
「見るなよ。見るくらいなら――早く」
景麒は猛りを迷いなく突き刺した。
「ああっ、ああああああんんんっ。景麒、大きい!」
「主上も――ああ、何て美しいんだ、貴方は!!」
千切れてしまうような膣圧に景麒は精を放ちそうになる。声をあげ、それに抗い、景麒は懸命に
腰を打ちつけた。
逃れようとする主の尻を掴み、今度は後ろから突く。
紅の髪が揺れ、四つんばいになった主の腰はいっそう細く、か弱く見えた。景麒は愛おしさで
胸がいっぱいになりながらも、狂おしく獣のように更に腰奥を突く。
「――行く、景麒」
「まだです」
「馬鹿!」
気付くと今度は陽子が上になっている。
「ねえ景麒、良い?良い?」
気が遠くなりそうな快感の中、ようやく見上げると乳房が揺れている。真っ赤になった乳首が痛々しい。
それを摘んで、景麒はぐりぐりと指で捏ね回した。
「んんっ、はあぁああっ!」
髪の毛が揺れ、陽子の顔を隠すと景麒はそれを指ではらい、顔を露わにさせる。
頬をさすり、乳房をまさぐり、そしていつしかその両手は陽子の腰へと落ち、それを揺すった。
377「Heart racing」 景x陽 7:2008/10/15(水) 02:31:07 ID:ML4uCqnx
「主上!」
獣のように腰を打ち付けあい、お互いをがっちりと爪で掴んでいる肌は血で濡れた。
「あ、あ、行くよ、行っちゃう、景麒」
喉を仰け反らして、陽子は吼えた。
「あああああああっっっ、んんんん――景麒、景麒、景麒!!!」
「おおおおおおっ!!」
(主上――!!!)
脚がぶるると痙攣し、景麒の腰奥から熱い迸りが陽子の中へと注がれた。

奇跡のように、二人は同時に達し、果てた。


********************************************************************************

「こういうの、蓬莱では何と言うか知ってるか?」
「『こういうの』とは?」
景麒は交わりの余韻から抜け切れないかのようにゆるゆると瞼を開き、陽子の問いに答えようと臥牀から身を起こした。
見ると、陽子は早くも臥牀から降り、さっさと身繕いをしている。
「『セフレ』って言うんだ」
「せふれ?」
如何にも良くなさそうな語感に景麒は眉をしかめる。
「ただ、快楽のために交わる、そういう相手のこと」
陽子は吐き捨てるように言うと景麒を睨み付け、そして面白くなさそうに笑った。
「お似合いだろう?女狂いの麒麟に――」
はあ、と小さく陽子は呟く。
「欲求を持て余す女」
「主上」
「せふれだ。万歳」
身を翻し、遊女のように着物を着崩したまま出て行こうとする陽子の腕を景麒ははっしと掴んだ。
378「Heart racing」 景x陽 8:2008/10/15(水) 02:32:21 ID:ML4uCqnx
「私は後悔しています」
「私も後悔しているよ」
景麒は首を振った。
「主上の後悔とは意味が違います。『あの時』、初めて愛を交わした後――私は主上の手を離してしまった」
陽子は探るように景麒を見つめた。
「あの時はそれが正しいのだと――主上に間違いは無いのだと思っていました。いえ、信じていました」
景麒は決心するかのようにそこで息を一つ、優美に吐いた。
「でも、あなたは間違っています」
「馬鹿馬鹿しい」
「あなたは予王じゃない」
「離せよ」
「あなたは予王じゃない」
「離せって!」
「あなたは予王じゃない」
景麒は迷わず陽子を強く抱き寄せた。
「離せ、離せよ!この――馬鹿麒麟!!」
「愛しています。この魂にかけて」
なおもジタバタと暴れる陽子を抱きしめ続け、景麒はふわりとその縛めをはなすとその場に身を伏せた。
「我が意志をもって主上にお迎えする」
「景麒?」
「御前を離れず、詔命に背かず、忠誠を――この魂ある限り愛を誓うと誓約申しあげる」
陽子はあきらめたように笑った。
「景麒、お前――狂ってるよ」
扉を開け、陽子は泣き笑いのような顔で――「馬鹿麒麟」と呟くと、去っていった。
残った甘い香りは、冷たい夜気にすぐにかき消される。

――また、私は手を離してしまうのか?

「主上!」

景麒は夜の闇を走り出した。
陽子の速い足はとうに暗闇に消えている。
だが、景麒は心配しない。
月の光よりもはっきりと、その王気を辿れるから――

(馬鹿麒麟)

愛おしい声を今すぐにもう一度聞くために、景麒は駆けた。

<了>
379名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 20:10:08 ID:DGFLM/nF
GJ!
ハッピーエンドとの事でしたが、やっぱりなんだか切なさを残してますw
380名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 22:09:15 ID:eN9s38t1
んぎゃあーっエロいっ そしてラストに幸せの予感!
GJです、堪能させていただきました
381名無しさん@ピンキー:2008/10/15(水) 23:37:11 ID:ZTS8xFze
いきなり景麒のオナ○-シーンから始まってびっくりしましたがw
なんだかハッピーエンドになりそうで良かった〜そういう私はハピエンをリクした368です♪
382名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 23:03:43 ID:Eov5A23h
申し訳ない。前作だけで終わりの方がすっきりして切なくて良かった
でも、作者さんも「蛇足」っておっしゃってるし、我々読み手へのサービス
なんだよね。多謝!
383名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 00:37:22 ID:SSRu19n1
サービス精神旺盛な職人さん降臨。ああ、後光が。
景麒の自慰、良いよ〜りありすてぃっく!
文体がどこか懐かしい気がするのだが。むかーし昔からいらっしゃる職人さん・・・かな?
違ったら申し訳ないがいつも、今回も、ありがとうございまっす!
384名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 03:00:05 ID:hUqwPPIW
久々に来たら神作品が…!いろんな意味で泣けた
職人ありがとう!
385名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 03:00:58 ID:hUqwPPIW
さん付け忘れた。職人さんほんとにありがとう!
386名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 00:12:53 ID:X9yCfiLl
おおっ! 1週間ぶりに来たらありましたね〜
>>370 乙であります。GJであります。感謝感激雨霰であります!
387名無しさん@ピンキー:2008/10/18(土) 03:25:30 ID:aKsyHPCB
サービス精神旺盛な職人様、有り難う!次は楽陽が読みたいです!
もしくは六太と陽子でも。切ないバージョン読みたい
388名無しさん@ピンキー:2008/10/21(火) 00:38:49 ID:OX/TiC1F
自分だけなのかもしれんが、あからさまなリクは職人さんに対して非礼だからやめてる。だって、ここの職人さまって頑張って投下してくれちゃうから。だから逆に申し訳なく、ごめんなさい、て感じ

389名無しさん@ピンキー:2008/10/22(水) 11:37:45 ID:KYpWJdPk
390名無しさん@ピンキー:2008/10/24(金) 23:39:20 ID:Xmn3u+e/
景陽GJGJ!
自分ロムだけど、>>387と驚く程シンクロしたので、敢えて便乗させて下さい
このスレたまに覗くとニヤニヤが止まらない
391名無しさん@ピンキー:2008/10/28(火) 21:51:40 ID:O5Ud8BLg
392景麒:2008/10/29(水) 08:01:58 ID:Vc+ERBc7
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘
393名無しさん@ピンキー:2008/11/03(月) 17:40:28 ID:ARf04TYt
394名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 11:42:59 ID:HGFQO06R

395名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 21:44:02 ID:jYhOJGVR
396名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 21:36:49 ID:RpknVEmb
397名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 17:37:58 ID:t+1ElZtV
398名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 20:31:15 ID:g0zhGrV4
廉麟の毛をジョリジョリしてみたい
399名無しさん@ピンキー:2008/11/08(土) 22:25:57 ID:AEzYhTw8
廉麟にひげなんかありません><;
400名無しさん@ピンキー:2008/11/09(日) 15:58:31 ID:iXnIzgXm
剃毛プレイで400ゲ
401名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 01:54:56 ID:gKk0nBsk
麒麟の鬣を剃っちゃったら人型に変化した時に
頭髪が危ない事になってるのかな?
402名無しさん@ピンキー:2008/11/11(火) 18:10:01 ID:+S3Bq1kd
あそこの毛も金
403名無しさん@ピンキー:2008/11/14(金) 19:15:40 ID:V3ywuLmU
404名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 13:25:46 ID:1oH7VqyM
          ,ィ
         //
      _/, '′
 ∠⌒`: :(/厶
 7: : : (∨Vrァリ
 !: : : : /  、  j     ,.ィ_
 了: : {   辷. -─<: : , :て_
  `フ: :{         V: : : :ミ
  {ハヘ         i: : : 〈
 「 ̄ ̄` !   _,.ィ  |: ,ハ(
  \弋^^7 厂ヽ. ト、  八
   `ー'/ /    }. | } {
    / /    { ! | |
    ム'       レ'  レ'
405名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 14:00:12 ID:T10HVCa4
角ツンツンをキボン
406名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 17:06:07 ID:ot9j/4nm
処女の麟ているの?
407名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 19:52:34 ID:S0PNBkiY
いないとオモワレ
408名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 23:46:15 ID:S0PNBkiY
采麟 砥尚はロリの変態ヤローだから砥尚にヤラレている確率 99%
廉麟 寝起きにイッパツ、野良仕事の合間にイッパツ、お風呂でイッパツ、寝床で三パツという感じで世卓にヤラレている確率 200% 
氾麟 なにしろ三百年の長い付き合いだから藍滌にヤラレている確率 300%
宗麟 六百年であるわけで先新やその家族にヤラレている確率 600%
延麒 尚隆にヤラレている確率 500%
泰麒 驍宗にヤラレている確率  69%
供麒 珠晶とヤッタ確率 0.6%
 
ここまでは固い。問題は塙麟と峯麟
塙麟の場合 フツーに考えると張のジジイと100%の確率でヤッテイルが
アヌメではジジイの壊れ方がフツーじゃない。もしかしてジジイは「ワシは王だ。民に範を示すためカミさん以外とは交わらん」とか
「セックスは汚らわしい」とか「麒麟は神聖だ」とか逆に「獣と交わるなど汚らわしい」とか
あるいは「やりたくてたまらんが雁と奏を超えるまで我慢する」とか自分でミョーな戒律を課してしまい
我慢したその反動で壊れた可能性がある
カミさんも「素直に麒麟とヤレばいいのに」塙麟も「愛しい王に抱かれたい」
と言っているのに逆に変に意固地になって、やせ我慢が過ぎて、俺様が塙麟と出来ないのは
雁と奏のせいだ。慶の王は絶対に麒麟とヤラセてたまるか。と完全にひねくれて壊れまくった果てに陽子を殺そうとした
何て事がもしあると、あるいは処女のままということもありうる

峯麟の場合 佳花の嫉妬が凄くて仲韃は峯麟に手が出せず、民相手のハード SMに走ったと
するとあるいは処女のままということも
もっともその前にもう一人の王に仕えていたから、男王か女王か知らないがヤラレテいる可能性が高いだろう
409名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 20:09:31 ID:VxN/uipG
ムノウがいない。あれは童貞か?処女か?
410名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 20:44:26 ID:b9YkYd9s
無能は童貞ではなさそうだが、処女ではあると思われる。
411名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 21:03:06 ID:L/+4NSSq
陽子が念じると水禺刀は棒状に変化した
これを陽子は無能の○ツの穴にズブズブと
412名無しさん@ピンキー:2008/11/16(日) 23:22:36 ID:jHx1bU3P
確かに錯王は「あちらでは子供は女の腹から生まれるのだぞ。汚らわしいとは思わんか?」
なんてこと言ってたな。「汚らわしい女の腹になど絶対に突っ込まん」と思っていたなんてことが
413陽子と誰か 0:2008/11/18(火) 01:46:03 ID:XyTkgvqm
陽子はヤリマン
それは間違いないw
414Yoko vs "who I am?" 1:2008/11/18(火) 01:47:09 ID:XyTkgvqm
「ねえ、下になろうか?」
延麒は首を振って、ぎゅうと陽子の乳房をつかんだ。
「小さいでしょ」
陽子が呟く。
何度も何度も陽子は言い続けていた。柔らかなところなんてどこにもない、乳房は小さく
腰のくびれもなく筋肉で腹は覆われていて、陽にやけた肌はがさがさと粗い、と。
しかし延麒はそういう陽子の体に沈み込みたいのだ。
小さな乳房を掴み、きめの粗い肌を舐め、どこか獣じみた荒々しい体臭を嗅ぐ。
自分が飛翔すればすぐのところに陽子はいる。だが、国と国の距離は近いようでいて、とても遠い。
その遠さを無視して飛んできてくれたのだ、この王は。
「あんまり、見ないで」
陽子が頬に朱を上らせて俯いた。
「きれいな、身体じゃないから」
「阿呆が――」

たった二月逢えなかっただけなのに、六太の気のたかぶりはひどいものだった。
苛苛と爪を噛み、指先はいつもうっすらと血で濡れていた。己の血の匂いに気分を悪くして臥せる。が、臥せると
身の置き所がないように起き上がり、せわしなく王宮内をふらつく。そうして眼をまんまるにしてきょろきょろとあたりを
見渡し、聞こえもしない声を聞いてびくりと身体を期待に震わす。そして求める者の声ではない事に気づくと、また苛苛と
爪を噛む。
見かねた尚隆がうまく理由を作って、陽子を雁に呼び寄せた。
「二度は無いぞ」
尚隆が苦々しげに、そしてどこか悲しげに六太に言った。

延麒は陽子の身体の上になった。
肉槍を急に抜かれ、どこか陽子は不服そうな顔をする。
(肉槍だけでは足りない、歯で唇で、手で肌で鬣で――全てで陽子を味わう)
延麒は逢えなかった時間を取り戻そうとするかのように陽子の身体に歯を立てる。
その度に陽子は普段より高い声で叫んだ。局所の毛をかきわけ、秘壁を舌で舐める。陽子が小さく震え始める。
415Yoko vs "who I am?" 2:2008/11/18(火) 01:48:13 ID:XyTkgvqm
「ああ、延麒。良い、すごい良い――」
淫らな声に刺激され、延麒のものの先端からぴゅっ、と白濁した液が漏れた。だが、それはまだ達さず、
堅いまま、昂っている。
延麒は孔に指をそろりと入れた。
「いやっ――、ん、んんっ」
陽子は腰を仰け反らせ、再度高い声で叫んだ。
秘孔から湧き出る淫水を貪り、指で内壁をくりくりと刺激すると陽子の喘ぎはさらになまめかしさを帯びてきた。
延麒は顔を上げ、陽子の顔を見つめる。
「な、なあに、延麒?」
「――綺麗だなあ、と思う」
「何をまた」
「ひとつになろう」
陽子は目を閉じる事で返答した。

最前のつながりとは違う――延麒の昂りは更に強く大きく堅くなっていた。
初めて延麒の「本当の」昂りを見たとき、陽子は息を呑んだ。それは小さな身体に相応しくなく巨大だったから。
愛撫していた時の昂りではない、身体を突かんとする時の延麒の『本気』のそれは異物がくっついているかのように大きいのだ。

ほとんど天井の方を向いているそれを延麒は陽子の腰奥にそろそろと突き刺し、そしてしばらく静止する。
耐えられない感覚を、延麒は何度か溜息をついてやり過ごし、そして愛おしそうに陽子の額にかかった髪をはらい、
頬に口づける。
「陽子、痛いか?」
陽子はゆっくりと首を振る。
「気持ちよくて――死にそう」
延麒は笑って、自分のものを包み込んでいる陽子の秘孔の微妙な感覚を愉しんだ。まるで、握るかのように
徐々に孔がきつく狭まりひくひくと蠢き始めると、延麒は我慢出来ないように腰を動かし始める。
陽子が応えるように腰を動かすと延麒からも低く叫びが漏れが。
「はあっ、延麒。すごい、すごい」
「ああ、陽子。良いよ。大好きなんだ、俺はお前が――!」
陽子は嬌声をあげ、腰をせりあげる。
延麒はほとんど攻撃するかのように自分のものを陽子の腰奥へと突き刺し続けた。
「んんっ、はぁっ――延麒、いや。駄目。ああああっ」
「うわあぁああああ!!」
416Yoko vs "who I am?" 3:2008/11/18(火) 01:48:59 ID:XyTkgvqm
延麒が精を放つと、陽子は延麒のものをちゅるりと口に含んだ。放ちきれなかった精が、ゆっくりと陽子の
口内におさまっていく。ぬるぬるとしたものを吸い尽くして、陽子はようやく延麒に顔を向け、微笑んだ。
陽子は身体を起こし、小卓に置かれた酒瓶を取ると、そのまま、くいっとあおった。
その酒はそのまま口移しで延麒の中に注がれる。
「――美味い」
「ほとんど、私の唾ですよ」
「だから、美味しいんだ」
陽子は笑って、延麒にふわりと抱きつく。

何だろうこれは、という程に快感は深かった。勃起したそれが痛い程だった。
精を放った瞬間、身体がばらばらになるかと思った。
「眠りなさい」
陽子がいつもの低い声で囁く。
「延麒、眠りなさ――ううん、眠ったら?」
「一緒に」
きょとんとした瞳で陽子は延麒を見る。
「一緒に眠ろ」
「ん。だね、寝よう」
延麒の声にこたえ、微笑んだ陽子の顔は見た気がする。だが、陽子の寝息を聞く間もなく延麒は暖かいが
暗い夢の世界へと身を落としていった。
417Yoko vs "who I am?" 4:2008/11/18(火) 01:50:28 ID:XyTkgvqm
「二度は無いと言った」
くつくつと陽子は笑う。
「駄目でしょうね。もう良いと言う程に交わらねば、延麒は飽かずに私を求めるでしょう」
尚隆は苦笑した。
「飽くのは何度目の交合なのだ?」
「さあ?」
陽子は乱れた着衣のまま、尚隆に笑いかけた。尚隆は胸元からのぞく乳房を見つめながらも深い溜息を吐く。
「――つくづく、己の策を悔やむ」
「もとより、策を成せる相手ではないでしょう。延王――貴方の、半身ですよ?」
「俺は、延大事だからな。六太が不安定なら、安寧に導くようにもするさ」
「慶もなかなかに不穏なのですが」
「お前は俺や他国の王を使って、天と張り合う女だ。心配はしてないさ。いや、心配しているのは
景台輔かな。弱い、あまりに弱い」
「景麒は意外と打たれ強いんですよ。何せ、前王の恋慕で国と己を滅ぼしかけましたから」
「つくづく、六太は難儀な女に惚れた」
「斬れば良いのに」
「他国の王は斬れぬ。なあ、陽子、おまえ、王を辞めろ――すぐさま斬ってやる」
くつくつと陽子は笑う。
「何度でも参ります。延麒は――いやはや、閨でもすごい。『あれ』を見たとき、腰が引けた」
話題を無理やり変えられ、尚隆は苦笑する。だが、のってしまうのも景王の人徳なのだ。
「怯えで腰が引けたか?」
「いえ、歓喜で」
陽子は指先で延麒のものの大きさを示した。
「これですよ。すごいでしょ?というか、すごすぎです」
尚隆ががくんと首を落とす。
「でかいな、無駄に」
陽子は本当に面白ろうにからからと笑う。

418Yoko vs "who I am?" 5:2008/11/18(火) 01:58:20 ID:XyTkgvqm

「たまには王同士、寝てみます?」
故意にはすっぱに、陽子は尚隆に言う。
尚隆に詰め寄るときに、これみよがしに着物から太ももを露にさせ見せ付けた。
「俺は――」
「延王。私を、抱けません?」
尚隆が笑った――そして陽子の頬を両手で包む。
「隣国の女王か。わが国の麒麟は惑うし、お前の国の麒麟は迷走している。難儀だな」
「私は、たいして何も考えていないんですよ」
尚隆は陽子の額に口付けた。
「まあ、夜は長いし、誰も死んでない」
陽子は掴んでいた尚隆の着物の袖から指を離した。
「あ」
「どうした、陽子」
囁く暇もなく、陽子は尚隆の腕の中にいた。
「延王の馬鹿」
「黙ってろ。俺は、色々と悔しいんだ。本当に、色々と――」
「難儀ですね」
陽子は笑う。笑って、自ら着物を剥ぐ。

延王が、自分に入ってくる。何の前触れもなく。
陽子は、再び延主従のそれぞれの男根の大きさに嘆息する。

陽子は目を閉じる。
全てを食らったら、己の国は楽になるのだろうか?

嬌声を上げ、笑う。
(あなた達には、理解るまい)
腰を突き上げ、陽子は達した。そして呟く。
(愛する男を、たばかる罪の重さをわかるまい!)

己の国を、500年続けた夢を見た。
起きたときには、延王も延麒も遠くにいた。
股の間が痛い気がする。肌にも、いろいろと傷が残っている。
延麒が噛み切った爪が、すこしだけ寝台に残っていた。

「馬鹿だな、我らは」

陽子は嘆息し、ゆっくりと立ち上がった。

419名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 02:00:24 ID:XyTkgvqm
陽子と六太を書くべきだということだったので。
てか、他国の麒麟と結んだ時点で終わりじゃね?と思う。

ここら辺で終わるけど、リクエストしてくだされば、粛々と書きます。
420名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 20:23:16 ID:JpuMIVjL
おおっ! 投下だ。GJ!
ぜひとも続きを粛々とお恵みください
421名無しさん@ピンキー:2008/11/18(火) 22:04:42 ID:mGMmrwIH
>>414
乙であります
GJであります
ずっとずっとWakutekaであります
いつまでもいつまでも待っているであります
422名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 20:24:49 ID:YIypdG9o
>>414
グッドジョ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ブ!!!!!
423名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 20:41:57 ID:1vwp2vTf
>>414
とっても乙でありますが、それと関係なく

最近は本家エロパロより周辺スレのエロ度が高いという件について
424名無しさん@ピンキー:2008/11/20(木) 12:00:17 ID:gtxSBIFF
>>423
周辺スレ
についてkwsk
425名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 20:33:32 ID:hB2JVC8Y
彼女の髪は紅色です。瞳は緑色です

では
乳首は○色ですか
マムコは○色ですか

○の中を埋めなさい
426名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 23:12:46 ID:cn6Ga7TI
427名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 23:18:57 ID:Lg/bGbZ2
死体かいww
428名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 01:37:12 ID:SAp7qun8
とうぜん淡いピンク、と言いたいところだけどやはり真っ赤とオモワレ
429名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 12:13:21 ID:sd//i0cY
エクスタシーが高まりアクメに近ずくにつれて朱にそまります。ハァハァ
430名無しさん@ピンキー:2008/11/24(月) 18:29:08 ID:L/7kOj3j
あ〜 麟にしゃぶらせたい
431名無しさん@ピンキー:2008/11/25(火) 21:50:20 ID:nMLwG9gv
うまか棒を?
432名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 23:33:48 ID:vHGeYMtO
@ ♂王が麟をゲット
A 麟はほど良く育った
B 当然、麟は俺の女

ということは、いわば聖女を娶るようなものだと思うけど
満たされた性生活を送れるのだろうか?
まあ、聖女を専用性女に調教すればいいワケですが
1週間精進潔斎しないとセックスできないとかだと耐え難いけど
どうなんでしょうね?
433名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 12:12:18 ID:WQ5gLTua
王 「台輔が不調と聞いたが?」
黄医「左様でございます」
王 「まさか登極1週間で失道なんてことが?」
黄医「いいえ、失道ではございません」
王 「ではなんだ?」
黄医「原因は主上、あなたでございます」
王 「ハァ?」
黄医「昨夜は、かなり激しかったとお聞きしましたが」
王 「ハァ? 何の話だ?」
黄医「男と女の交わりでございます。なんでも7発とか」
王 「えっ!? なっ、何でお前がそんな事まで知っているのだ」
黄医「女官から聞きました。さすが主上、下半身も王者でいらっしゃいますね」
王 「いやまあ、その、玄部を降りてから機会がなくて3日ぶりがったから・・・だか台輔の不調となんの関係があるのだ」
黄医「ここ数日、宴席が続いていると聞きましだが?」
王 「うむ、他国の使節が続いたからな。宴席に出るのが王として務めだ」
黄医「それはもちろんでございますが、そこで大層、肉や魚を食されたそうですね」
王 「精力をつけるためだ。麒麟を沢山可愛がるために精をつけねばならぬ」
黄医「それがいけません。穢れでございます。古来から『麒麟と交わるには肉や魚を断たねばならぬ』と伝えられております。」
黄医「身体を浄化して精液からも肉や魚の穢れを薄めておかないと麒麟の身体に障ります」
王 「肉や魚はダメなのか?」
黄医「はい。麒麟を抱くには菜食を心がけてください」
王 「それでは体力が・・・」
黄医「大丈夫です。仙水という秘伝の精力剤がございます。これを飲んで禿んでください」
王 「・・・」
434名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 14:53:07 ID:qczbwjXd
>433
なんだろうw
深刻な事態になったり、励めなくなるというオチを想像してたら、
こういうオチだとはw

おもしろかった。gj
435名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 16:22:06 ID:bWBvHc9A
宗王「わしは納豆と山芋を毎日食べておる」
氾王「確かに納豆と山芋は効きますな。それにオクラもいいですよ」
436名無しさん@ピンキー:2008/12/01(月) 20:06:08 ID:2SZAE+S8
王は24時間ビンビンですw
437名無しさん@ピンキー:2008/12/02(火) 20:28:22 ID:8PQgWW3n
24じかん 勃てられますか〜♪
438名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 00:10:09 ID:3Vw4vUjw
なんかオヤジくさい
439名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 20:22:52 ID:dp1t25Zl
24じかん ハメられますか〜♪
440名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 22:38:34 ID:wFj6W3XM
あんまり禿み過ぎるとバゲますよ
441名無しさん@ピンキー:2008/12/04(木) 14:02:30 ID:q73KdspL
精力図
宗王>延王>廉王>氾王>劉王>泰王>塙王(死んだ)>才王(死んだ)
442名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 21:48:15 ID:rtRUYuYg
達王は物すごくよく勃ちましたw
443名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 19:59:14 ID:GiYcWyv0
過疎ですねageてみましょう
444名無しさん@ピンキー:2008/12/06(土) 22:29:30 ID:Gl1XzMem
ホント人いませんね
445名無しさん@ピンキー:2008/12/07(日) 23:03:37 ID:1UpcsFC2
皆十二国に流されてしまったか…
446名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 01:28:12 ID:myQljHn0
寂しいですね(´`)
447名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 20:17:09 ID:l8uXU20q
だれか〜 だれかいないかぁ〜
448名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 22:19:18 ID:h9d0XW6v
師走だし、冬コ○も近いしきっと皆忙しいのでは?
449名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 23:48:00 ID:zVL0w4kf
そろそろ楽俊年も終わる時期なんだな…
450名無しさん@ピンキー:2008/12/08(月) 23:52:02 ID:1x7g6oTq
冬コ○を冬コキに脳内変換した自分オワタ。
451名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 20:52:43 ID:LjPjGAQY
冬コキは部屋を暖かくしてからにしましょうw
452名無しさん@ピンキー:2008/12/09(火) 22:59:25 ID:jBMldMD4
前からの疑問なのですが人形の麒麟は毛深いのでしょうか?
それとも無毛系なのでしょうか?
アソコに限らずにです。例えば麒はヒゲが生えるのか?
無能はヒゲソリを誤って月に3日くらい卒倒するのでしょうか?
麟タンだって産毛を剃り損ねて、卒倒する心配とかあり得るわけで

逆に基本的に無毛体質にすると、今度はアソコの話になって
陽子「お前は無能なだけでなく無毛なのか」と罵倒されたり
廉麟タソは初夜を前にして「わたしアソコがツルツルだけど主上は気に入って下さるかしら?」
なんて悩んだりしたのでしょうか。ハァハァ

パイパン嫌いの王だと悲惨ですね。まあ、多毛剛毛系も毛切れとかの心配もありますが・・・
453名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 18:25:57 ID:jvdClgZp
454名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 21:28:57 ID:PQimWH0C
パイパ〜ン パイパ〜ン♪
455名無しさん@ピンキー:2008/12/12(金) 23:55:58 ID:++AKAeST
陽子は漢だから、陽子の股間にあるのは「まんこ」ではなくて「まんこの形をしたちんちん」だと思わないか?
456名無しさん@ピンキー:2008/12/14(日) 18:43:10 ID:+fho2kUV
>>284

> 景麒「主上……鎖とムチとローソクで「かっぷりんぐ」とやらを考えるのはおやめください」

超亀レスだが、鎖×ムチとかムチ×ローソクとか想像した。
457名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 10:20:14 ID:5gmOiVlB
458名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 22:44:42 ID:ukMJA1oR
>>456
もちろん陽子は黒ラメのハイヒールブーツと黒のレース手袋のみを身に付け
燃える赤い髪、翠の瞳、白い肌、真紅のヘアに黒い手袋とフーツの対比が官能的に映え
右手にムチ、左手にローソクのいでたち
ムチは先が幾筋にも分かれて皮膚を破る事無く苦痛を与える特製のムチ

目の前の石の壁には手首と足首を鎖に繋がれた全裸の景麒が皮膚を赤く腫らして呻いている
だが股間のイチモツは隆々と勃起させている。でも火星で、皮被っているけど・・・
こういうシーンですね
459名無しさん@ピンキー:2008/12/15(月) 22:52:55 ID:79BvmbKa
陽子の肌は灼けてまっせーw
460名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 22:25:39 ID:OOQEiCBi
>>459
金波宮に籠っている内に日焼けがおちて白くなったわけですよ

>>458
ピシッピシッとムチの音が響き、その度に無能の悲鳴が上がる訳ですか?
そして陽子の言葉でなぶられてさらにチソチソにロウが垂らされた瞬間
無能は白濁液を天井まで飛び散らせる。それをまた責め立てなぶる陽子の怒声が響き
461名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 23:01:17 ID:G0gdC4/u
>460
地黒だよ。風万あたりにあった。
462名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 23:04:24 ID:sxREzv49
陽子の肌の色は褐色だからこそエロイと思っている。
463名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 23:15:52 ID:OOQEiCBi
白い方がより頽廃的でエロいわけですよ。やはりSMは退廃の世界でないとw

SMプレイに走るということは、ノーマルプレイに飽きて倦怠期がきたからです
かなり長い間王位についていて玉座に倦んでくるくらいのころなわけで
王宮に長年籠って紫外線に曝されなくなっているのです
だからメラニン細胞の活性が落ちて肌色変わったわけですよ
464名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 00:07:42 ID:sxREzv49
ちょーどうでもいいことだけど、地黒は部屋に篭ろうが肌白くならないよ。
ずっと黒いまんま(ナキワラ
465名無しさん@ピンキー:2008/12/17(水) 21:26:17 ID:o5ZWq4Zz
ノリが悪い。想像力の乏しい奴だな
466名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 02:06:08 ID:p6PcMAPq
ノリが悪いって、設定捻じ曲げるのを想像力が乏しいと言われてもどうかと思うんだがw
467名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 08:59:18 ID:kfYKphZl
>>461
あったっけ?
探したけど”よく陽に灼けた快活そうな肌の色”しか見つからなかった
468名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 09:23:22 ID:9qL7ELI4
どうかんがえても陽子は金波宮に色が白くなるまで、
篭るようなタマじゃねーだろーよw
469名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 17:22:24 ID:CKTG36HG
頽廃的という事なら白皙の肌でSMも捨てがたいが
健康そうに良く焼けた褐色肌での革下着だって負けずに同じくらいエロいと思う自分勝ち組
褐色肌子はモノトーンがよく似合うから黒ずくめも白ずくめも行けるんだぜ
つまるところ陽子ならなんでもおいしいです(AAry
470名無しさん@ピンキー:2008/12/18(木) 23:41:28 ID:Mqyd8C6U
尚隆x陽子を投下します。
一昔前に投下したものと設定がカップリングは違うもののちと似てます。
ご容赦ください。
471「粉雪」 1:2008/12/18(木) 23:42:27 ID:Mqyd8C6U
「雪だよ」
戯れた後、まだ熱く火照る身体を冷ますかのように陽子は窓から身を乗り出した。
「落ちるぞ」
「大丈夫」
「せめて、何か羽織ってくれ――乳が、丸見えだ」
尚隆は後ろから陽子をやわらかく抱きしめ両腕で乳房を覆った。
「まったくお前は」
「――雁の雪は重いね。水をいっぱいに含んで、触れた瞬間にとけていく」
「お前の此処のように」
尚隆は冷えた指を陽子の秘処にさし入れた。
「あっ」
陽子は窓の桟につかまり、腰をせり上げる。
尚隆は荒々しく乳房を揉み、同時に秘孔をゆっくりと愛撫し始めた。とろとろと、蜜が尚隆の指を濡らしていく。
「窓を、閉めるぞ」
窓にかかる尚隆の腕を陽子は強く押しとどめる。
「嫌。開けていてください。冷たい空気が、気持ちよい」
尚隆は困ったように陽子の乳房をまさぐり続けた。その間も小さく高く嬌声を上げ、陽子は身体を震わせ続ける。
「お前の声が漏れ聞こえる」
と、意図を察して尚隆が苦笑する。
「そういう趣向か――変態だな。石造りの宿だ、予想以上に音が響き渡るぞ」
陽子はますます尻をつきあげ、誘うようにゆっくりと振った。ぬぷぬぷと秘貝から音が漏れ、
性の匂いが夜気と混じる。
匂いに酔ったかのように最前、精を放ったばかりの尚隆の肉槍がくっ、と上向いた。
くつくつと陽子は笑う。
「尚隆のそれが腿にあたる。また、堅くなって」
お若いのですね、と呟くと陽子はするりと尚隆の腕から逃げ、ぱっくりとその肉槍を口に含んだ。
ちゅるちゅると音を立て、指と舌で懸命に味わう陽子を見下ろし、尚隆は甘い溜息を一つ吐いた。
472「粉雪」 2:2008/12/18(木) 23:43:17 ID:Mqyd8C6U
「美味いか」
口に含んだまま陽子は頷き、いっそう激しく舌を上下に這わせる。
「うっ――」
少し漏れ出た精をちろりと舐め上げ、陽子は上目遣いで尚隆を見遣る。
「寝床へ運んで頂けますか?私を持ち上げられれば、ですけれど」
えいっ、と持ち上げ、尚隆はわざとよろける。
「重い、重い。お前は食いすぎだ、陽子」
「延王は滋養たっぷりですから」
「延王と呼ぶな――そうでなく。お前は獣だな。きっと肉のみ喰らっているのであろう」
開いた窓から雪が室に入り込む。
寝台に陽子を運び、そっと身体を横たえると尚隆は窓を閉めるために身体を起こした。
「やめて!」
思いがけない強い声に尚隆は陽子を見下ろした。
「どうした?お前の身体が冷える」
「ならば、冷える暇が無いほど熱くしてください」
かたくなな瞳に、尚隆は接吻を落とす。
「燃えてしまうほど熱くさせるさ」

剣を握る無骨な指が信じられないほどの繊細な仕草で陽子の肌を撫でる。
誰もが触れる肩が、背中が、髪が、千の神経が走っているかのように震え、身体の中心を熱くする。
乳房を大きな口で含まれ、舌でその頂を転がされると陽子は思わず大声を上げる。
窓は開いている。
(これで良い)
陽子はますます快楽の深淵へ身を落とす。
473「粉雪」 3:2008/12/18(木) 23:44:06 ID:Mqyd8C6U
菊門を舐めた。まるで男がするかのように身体を覆いかぶせ、菊門を舌で舐め、股から指を伸ばして男根を
ぐいと握り、上下にさする。
尚隆は小刻みに精を放ち、その度に肉槍を太く堅くしていった。
「やだ――これ、収まりきりません」
大きいんだもの。
笑ってさすりながら、陽子はねっとりと尚隆の尻を、蟻の門渡りを舐める。
尚隆は小娘のように声を上げそうになり、懸命に唇をかみ締めた。
「さて、喰らったか。十分に」
わざと余裕の声音で言うと、尚隆はがばりと陽子を押し倒した。
熱い舌が陽子の身体を這う。首筋に唇をあてがわれ、陽子はひゃん、と嬌声を上げる。
一つ一つ、延王に開発してもらった。金波宮で玄英宮で、肌を合わせるたびに、感じる場所は意思とは無縁に
増えていった。
「ああ、お前のこれ。堪らぬな――入れるぞ」
どんな愛撫より求めている熱いそれが入る刹那、陽子は身体をいっそ堅くした。
溢れる程の蜜も、延王の大きなそれを滑り入れるほどにはいつもならない。
「あああああっ」
ゆっくりと入ってきたのに、陽子は思わず悲鳴を上げた。
ぴくぴくと中が震え、淫壁が舌なめずりしているのを恥じるように陽子は腰を引きかける。
それを尚隆の強い腕が掴み、ぐいぐいと中に押し入る。
「そんなに締めるな。いってしまう」
(馬鹿!猿王!こっちこそ逝ってしまう!)
快感の波に溺れそうな自分を、かろうじて外から舞い落ちてくる雪を眺める事で陽子は押しとどめる。
失神しそうな快感の波の中、陽子は懸命に尚隆の口を吸い、唾液をからめとった。
474「粉雪」 4:2008/12/18(木) 23:44:40 ID:Mqyd8C6U
軽々と身体を持ち上げられ、陽子は尚隆の膝の上に乗っている。
乳房を腹を頬を、尚隆になすりつけながらそれ以上の交合を求めて陽子は腰を動かした。
「あっ、あっ、もっと奥へ。もっと!」
尻を抱えられ、ぐいと肉槍を刺され、陽子は首を反らして叫び続ける。
「いやっ。んんんっ――もっと。あああっ、すごい」」
楔から漏れる互いの愛液が二人の腿を汚していく。
陽子は尚隆の髪をひっぱり、あらわになった首筋に歯を立てる。
尚隆はぐいぐいと尻に爪をつきたて、裂けたところから陽子の肌がうっすらと血に染まっていく。
上下に激しく動く尚隆の槍、そして蟲のようにうごめく陽子の内壁。
互いを攻撃するかのように、あらゆる手管で互いを味わい、そして二匹の獣は咆哮をあげる。
「行くぞ!」
「いやぁああああああ!」
淫孔の奥、こりりと真珠のように堅くなっている部分に尚隆の肉槍が触れ続け、それを突き破るかのように
押し続けると、陽子の中から淫水がしとどに流れ、同時に尚隆は精を放った。
「ああああああああ!」
「陽子、陽子!」

冷えた室を二人の息は白く染め、そして暗闇にゆっくりと消えていく。
抱きしめあった身体も、夜気にいつしか冷えていき、尚隆は面倒くさそうに立ち上がると窓を閉めた。
今度は陽子も何も言わなかった。
はっ、として呟く。
「陽子、お前」
振り向いた尚隆は眉間に皺を寄せている。
その強い視線を受けながら陽子は決して視線をはずさなかった。
475「粉雪」 5:2008/12/18(木) 23:46:00 ID:Mqyd8C6U
「獣かと思ったが――お前」
尚隆はわざと快活に笑うと、そっと陽子の冷たい頬に口付けた。口付けた頬は、いつまでも冷たく堅い。
(何も、言うまい)
「尚隆。寝ましょう。夜明けまでまだ間があります」
笑う瞳が辛い。
尚隆はその顔を胸にうずめさせる。

遠くの窓が、同じように開いていた。
きゅぅううう、と鳴き声がした。
絹糸のようにそよぐ髭、濡れたような黒瞳、ぴくりとも動かぬ灰茶の尻尾。

何を見た?
何を見させた?

尚隆はただ、陽子を抱きしめた。
「年老いて」
かすれた声で陽子は呟いた。
「年老いて死ねたら、と思います。かなわぬ夢ですが。かなってはいけない夢ですが」
陽子の冷えた身体を、尚隆はさらに抱きしめる。
「私は鬼ですか」
「言うな」
「私は」
「俺も、鬼だ。鬼にならなくてならぬのだ――」

王だから。

「尚隆」
「黙っとけ」
いつまでたっても冷たい陽子の身体が、尚隆は悲しく、だからずうっと抱きしめ続けた。
きゅううぅうう、きゅうぅうう、という小さな鳴き声が空耳だと、雪を散らす風の音だと、
ごまかすようにきつく尚隆は陽子を抱き続けた。

<了>
476名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 00:05:30 ID:ZOzg4fvD
わお、久々にお話だ!GJGJGJ
477名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 07:48:23 ID:BI1BqESf
エロいよGJ!
でも切ないな‥楽俊。
478名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 14:43:10 ID:b4gZrKTK
GJ!
楽俊切な過ぎて泣いた
479名無しさん@ピンキー:2008/12/19(金) 21:08:22 ID:jMNQrfLe
おおっ! GJ!!!!
480名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 12:45:55 ID:vm2VWErI
「黄昏の岸 暁の天」を読み返してふと思ったんだけど
麒麟が人型から獣型に転変した際には服が脱げるよね?
ってことは「黄昏の・・」ラストで廉麟が転変してたけど、
泰麒を連れて陽子たちの下へ帰ってきた時ははだかんぼ?

481名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 14:23:27 ID:fUp90Fw3
廉麟が脱ぎ捨てた服は什鈷がクンクンして拾い集めて持ち帰っています
服に什鈷の唾が付いているでしょうが、人形に戻る前に別室で服を着たと想像します
もっとも廉麟に露出サービス趣味があるとすれば、生着替えを公衆の面前で行い
男全員がハァハァした可能性もあります
482名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 20:29:40 ID:OYEHY7yH
おっ! やっぱり下も金だ! ハァハァ
483名無しさん@ピンキー:2008/12/21(日) 23:19:05 ID:5es62+gr
それを見た尚隆はムラムラして廉麟を口説いたわけですねw
484尚隆のひとり言:2008/12/23(火) 22:56:52 ID:sRdVWxsF
ウォー! 蓬莱で見た廉麟のハダカが目に焼きついて離れん。
獣形のケツにもそそられた。
それでムラムラしていたのに、また、目の前で生着替えだぁ〜
七日分溜まっている時にこんなもん見せられたら我慢できるかぁ〜!
もうダメダ我慢できん。ヤル、絶対にヤル。廉麟と絶対にヤッテやる。
麟だ、犯す、麟を犯してやる。

実は五百年間ずっとずっとこの機会を待っていた。
いつか、いつか麟とヤルことを。
何で俺の麒麟はあんな小憎らしいクソ餓鬼なんだ。
キレイなパツキンのネ〜チャンが横にはべってくれていたらどんなにいいか。
ヤリたくなったら何時でもできる。ああ〜なんて羨ましい。
クソー 鴨のヤローはなんてイイコトしてるんだ、チクショー!!!!

この五百年でヤリ飽きるくらいヤッタ。
佳人、麗人、別嬪、美人・・・西日の鬼瓦まで老若男女の全てとやってみた。
他国の女王や王女はほとんど全て喰った。男王もだいぶ犯した。
蓬山の女仙とは蓬山を訪れる時の楽しみだし、碧霞玄君とも対戦頂いた。(いや〜アイツは凄かった。徹底的に搾られ抜き取られ腰が抜けた。さすがの俺もその後、3日間腰が抜けて立ち上がれなかった。ムスコもその後ずっと寝たきり状態だった。)
人妖とも経験したな、そう言えばあれは意外と良かった。
だが、だが、だが麟とだけは経験がない。ああっ〜何で何で麟とは縁がないのだ。
5百年間ずっとずっとず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜といつか麟とヤリタイと思っていた。5百年間ずっとずっとず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜と。

だが、口説くチャンスがなかったのだ。チャンスと思っても大概、横には王がいやがった。実に邪魔臭い。
どうせお前はそのボケヤローのために失道させられる運命だ。その前に俺にイッパツやらせろ。と麟を見る度思っていたが、さすがに口に出しては言えんかったなぁ〜
それで何人もムザムザ麟を失った。もったいないことだ。
失道させたバカ王も、俺にひとこと言えば助けてやったのに、幾らでも支えてやったのだが・・・
ただし失道から癒えた麟は当然、俺がもらう。替わりの麒麟は六太を与えてやろう。
そういつも思っていたが結局、一回も出来なかったな〜

だが今度は違う。横に邪魔臭いヤローはいない。
だいたいドン百姓にあんな美女はもったいない。なんで俺のところこんのだ。
俺様なら雁と漣の玉座くらい掛け持ちで、幾らでもやってやるのに。
いや、雁州国王は止めてもいい。美麟がはべってくれるのなら喜んで国替えをするぞ。
天もコマカイこと言うな。

今回のチャンスは絶対に逃さんぞ。
イキナリ押し倒して手篭めにする。
イヤ、それはさすがに・・・慶で雁の王が漣の麒麟を無理矢理犯すのマズイかぁ
やはり性交法いや正攻法でいこう。
廉麟も王から離れて寂しい思いをしているはずだ。
しかも今日、泰麒を見つけた嬉しさで心にスキが出来ているはずだ。
絶対のチャンス

そして結果は・・・・・・・チクショー!!!!やはり手篭めにしときゃ良かったぁ〜
485名無しさん@ピンキー:2008/12/25(木) 02:18:14 ID:JImaz9iE
「ねえ汕子」
「なんでしょう」
「あの。僕おっぱい飲んでみてもいいですか?」
「乳のことですか?」
「僕は長い間蓬莱に流されていたので汕子のおっぱいを飲む機会がありませんでした」
「おそらくもう出ないかと」
「じゃあ吸う真似だけでもしていい?」
「どうぞ」
「ちゅうちゅう・・・」
「・・・・・・・」
「やっぱり出ませんね」
「乳が出るのは下半身にある乳房です。そちらからは何も出ません」
「そうなのですか?」
「はい」
「でもミルクは出ないけど何だか美味しい感じがします。くすぐったいですか?」
「とくに」
「じゃあ、このまま吸っていてもいいでしょうか?」
「お好きなだけ」
「わはぁ。ちゅうちゅう」
486名無しさん@ピンキー:2008/12/27(土) 22:09:56 ID:LNMMKtA3
487名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 19:49:21 ID:Y785yh4J
488名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 20:42:37 ID:hLHsvW4H
489名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 22:39:17 ID:3JAXzOaW
490名無しさん@ピンキー:2008/12/30(火) 22:48:21 ID:eYYw8mTX
491名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 18:49:59 ID:XFGhrFB7
492名無しさん@ピンキー:2008/12/31(水) 20:45:55 ID:hrKJWEVi
493 【大吉】 【755円】  :2009/01/01(木) 00:06:06 ID:DdJ2/Lwt



494 【中吉】 【783円】 :2009/01/01(木) 00:51:46 ID:uxs2ikHS
あけおめ!

今年こそ続きが読めますように…
495 【凶】 【1259円】  :2009/01/01(木) 12:27:58 ID:PYzNHKJM
エロおめ!
496名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 20:04:16 ID:CikHrTxy
年始保守やねん。
497【大凶】【794円】:2009/01/02(金) 02:28:44 ID:ApN/etP/
神社でまじで大凶引いた。

大凶って本当にあるんだな・・・・↓
498名無しさん@ピンキー:2009/01/03(土) 23:59:23 ID:NT6EM9VV
今年のお正月はお年玉なしか・・・
499名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 22:57:28 ID:s5ZaMq5v
500名無しさん@ピンキー:2009/01/05(月) 23:06:00 ID:qQ568Xng
ごひゃくっと
501名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 22:56:37 ID:FHBYc7mM
>>497
珍しいからむしろ運勢upだろww^^
502名無しさん@ピンキー:2009/01/08(木) 18:13:44 ID:s8jjB7dA

   ∧l二|ヘ
  (・ω・ )  ←に土産を持たせてどこかのスレに送ってください
 ./ ̄ ̄ ̄ハ
 |  福  | |
 |  袋  | |,,,....
   ̄ ̄ ̄ ̄

現在の所持品: 帽子 老眼鏡 爪楊枝 ステテコ コタツ 仲村みうのDVD「卒業」 東名
オプーナ オプーナ オプーナ オプーナ 株券 オプーナ 信長の野望online争覇の章 いづおロール
神藤美香のDVD(赤) FF11アルタナの神兵追加ディスク 、FF11ジラートの幻影追加ディスク、xbox360エリート
もんもん  ガチホモ  ナベアツ The寂聴、サティスファクションディスク ズボン、百合ームコロッケ
チロルチョコきなこもち味 スペ基地 グラ基地 ID:YtJlidzL0 禁書DVD 上条さんの説教目録  
どうのつるぎ ジャンライン バルディッシュ エトペン 紫のバラ スケベイス スパッツ Adobe Creative Suite 4+MacPro RAM 32GB構成
ミントさんのお耳 さかあがりハリケーン 姉汁 ポップンミュージックCS15 ウボァ メドリ
503名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 21:35:32 ID:I+s5MvFG
始めから読み返したけど…素晴らしいね。
ちょっと前の粉雪とか、ばいばい楽俊の話とか(書いたの同じ人?)エロなんだけど話もしっかりしてる。エロなのに切ない。すげーよ。
なんかもうエロパロに置いとくの勿体ないWW
これからも投下期待してます
504名無しさん@ピンキー:2009/01/10(土) 22:18:36 ID:okz/0kwy
>>503
万が一最近このスレに来た人なら>>6↓のまとめサイトの過去スレ作品も読んでみて下さいね
いろいろな職人さんが沢山の傑作を落としているから。html化してない板もミラーがあります

6 :名無しさん@ピンキー :2008/03/28(金) 00:46:06 ID:9ZkQOT/5

・エロパロ板過去ログ(まとめサイト内、ただしTOPからはリンクしてません)
http://12ch.w-site.jp/kako/log_eroparo.html

に訂正ですorz
505名無しさん@ピンキー:2009/01/13(火) 21:04:16 ID:TLnoFMQ9
506景麒:2009/01/14(水) 20:50:14 ID:Sc7yEzcx
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从    シュッ
  Σ⊂彡_,,..i'"':
      |\`、: i'、
      \\`_',..-i
        \|_,..-┘
507名無しさん@ピンキー:2009/01/18(日) 00:02:12 ID:F5r5GMxV
灯火はない。暗い
508名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 22:19:01 ID:jkuyO4ky
だから妖魔は来ない
509名無しさん@ピンキー:2009/01/19(月) 22:37:09 ID:Cjxo6Z/W
妖魔なんかどうでもいい。真性方形君もいらない。職人さんカモン
510名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 04:44:39 ID:gIhNBdy9
なんという良スレ
511名無しさん@ピンキー:2009/01/20(火) 23:05:25 ID:RMQh/bdU
あけおめー
512名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 02:48:14 ID:ymEWRSGL
>>511
あけおめー

過去ログの珍満に萌えた
513名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 23:38:29 ID:pRasjDa/
采麟ホ
514名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 12:22:16 ID:z/uQMSIs
廉麟ホ
515名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 20:14:51 ID:oNwakaPK
塙麟ほ
516名無しさん@ピンキー:2009/01/26(月) 21:17:55 ID:QEsYN8Do
泰麟ホ
517名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 02:49:01 ID:lhPFRQs2
アニメ版 昇紘ホ
518名無しさん@ピンキー:2009/01/27(火) 22:05:54 ID:bHbMiXAU
塙麟は俺の女だ。勝手にホシュに使うな!
519名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 00:49:23 ID:MlSGHXLB
520名無しさん@ピンキー:2009/01/31(土) 21:34:19 ID:Xpah6VLJ
521名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 08:16:10 ID:nX/aYF/7
522名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 19:43:21 ID:UStE0/dU
523名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 22:08:15 ID:CWYWjXAn
524名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 20:14:31 ID:OBpZhzW3
525名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 21:54:24 ID:nPbWphFq
526名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 22:01:22 ID:EiZoI+Sl
527名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 22:16:51 ID:nPbWphFq
528名無しさん@ピンキー:2009/02/03(火) 22:47:23 ID:aLv2xCnN
529名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 18:52:24 ID:hg1fWJOY
530名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 19:52:49 ID:/7dOYeTY
531名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 20:44:41 ID:+u7+iW7m
532名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 21:47:15 ID:pJjP53jT
才主上カモン
533名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 22:24:42 ID:dme4NG4h
レズはやはり慶3人娘で
534名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 23:11:01 ID:fq9k1lN7
にくまずでくるかと思ったらにんきかwww
535名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 20:18:27 ID:3TNMFred
祥瓊×氾麟
祥瓊×廉麟
氾麟×廉麟
こんな組合せならどれでも読みたい
536名無しさん@ピンキー:2009/02/05(木) 22:01:09 ID:wCRLkhXu
氾麟×廉麟
慈悲と慈愛の化身である麟同士が慈しみあうと、とうぜん優しさ限りなく濃密に濃厚にw
537名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 18:03:39 ID:LYp/tLtN
ねっとりしっとり ハァハァ
538考察:輪姦道中(祥瓊):2009/02/07(土) 19:42:22 ID:Yr88PB6t
里家に送られた祥瓊の身分がバレて処刑される事になった時、前夜に輪姦されていたのは堅い。
何せ罪人扱いだ。それも自分達を極限まで苦しめた王の娘だ。単なる車裂きでは
胸が癒えないだろうし、これまで罰されてきた無辜の女等も処刑の前に
刑吏にヤらていたろう事も想像に難く無い。だが祥瓊をヤッてしまえば、多少は人々の気も晴れる。
歴史的に見ても、かのジャンヌ・ダルクでさえ獄舎で犯されていたというしな。

かくして閭胥沍姆が月渓の元に報せに走ったと入れ替わりにやって来た里人等に
祥瓊は寄ってたかって犯された筈だ。処女だったろうが、
何十人ものちんぽを立て続けに受け入れれば感じてしまうだろう。
最後のほうでは自分から腰を振って誘い、アンアン言って激しくよがったかもしれない。

州師に助けられて月渓の元に運ばれたものの、彼女は既に嘗ての無垢な体では無い。
一晩中輪姦され続けただけでなく、初めてだと言うのに快感を感じてイッてしまった自分。
月渓の冷ややかな目はそれを知っていると感じ、羞恥と怒りで顔を赤くした事だろう。
それで毒舌を吐くしか無かったが、恭に送られた祥瓊を更に過酷な運命が待っていた。
奚になる事を受け入れたものの宿舎は奄と同じ。大体において、特殊な場で男の相手をする
「お勤め」は新参者の役目だ。毎晩、同室の奄達の相手を強要され、口での奉仕もみっちり
仕込まれたと思われる。新しい女を求めるのは男のサガだから、隣室の奄も夜毎の嬌声に刺激され
「俺達にもやらせろ」とニヤニヤしながら続々とやって来た事だろう。

脱出を決意、粗相の罰に鞍を磨きに来たと言った祥瓊だが、「それは俺達の相手をしろって意味だよ」
とニヤついた門卒らにも悉く犯される。さんざん嬌声を上げさせられて、よがってイかされて、
とは言え毎晩大勢に輪姦されていれば、門卒数人の相手くらいは大した事じゃ無い。無事
「お勤め」が済み、「鞍を磨けという命令だから」と必死に縋って厩舎に入り込み、やっと脱出する。

だが祥瓊は、もう輪姦される事の無い日々に解放感で油断したんだな。結局は柳で捕縛され、
御庫から盗んだ品々等を取り上げられた彼女は、命が助かりたい一心で体も提供した筈だ。
柳の官吏達は、県正を筆頭に彼女にのしかかって激しくあえぎながら「なかなか良い心掛けだ」
「確かに公主では無い」と口々に言って犯し、祥瓊を解放した頃にはかなり満足していたのでは無いか。

楽俊と旅をする事になった祥瓊だが、すぐ自分の苦労は自分だけのものでは無い事を知ったろう。
景王が行き倒れていた事、それまで身を売りながら何とか追っ手をやり過ごそうとしていた事を聞き及び、
頼る当てのない娘の末路など誰も同じだという真理を身に凍みて悟ったに違いない。

何とか慶に行き、桓魋の住まいに連れて行かれた祥瓊は、今度こそ輪姦されない生活を手に入れる。
しかし里で犯された当初から今まで、性交といえば輪姦しか経験の無い彼女はすぐ、若い肉体の火照りを
持て余す事になったのではないか。しかし問題は無い。集まった侠客の中で女性は少数だろう。
そしてどこでも武装集団における女の役割など決まっている。仲間の夜の相手だ。毎晩、あちこちの
部屋から漏れ聞こえる嬌声に我慢できなくなった祥瓊は、自然と自分も男達を慰安する事になったろう。
肉体の火照りも治まるし一石二鳥だ。それに恭では毎晩奄達に犯されていたのだから、
一晩に4、5人ずつ位相手をするなら余裕の筈。
尤も一番精力のあるだろう桓魋の相手をする晩は、他の男の相手を出来なかったかも知れんが。

労の元に使いに行った時、出会った鈴との会話の断片や雰囲気から、
二人は互いが、男達にその身を弄ばれてきた事に敏感に気付いただろう。
そして敢えてその事に気付かない振りをしながら別れたに違いない。

今では王宮勤めの身だから、昔の悪夢はもう祥瓊を苦しめない。
毎晩肉体が火照り、複数の男無しでは過ごせなくなってしまった事を除けば、だが。
539名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 22:38:12 ID:AeGG8stE
続きあるの? ずっと待ってるけど
540名無しさん@ピンキー:2009/02/07(土) 23:53:02 ID:VDppwMEc
スマソ、あれで終わりの積もりだ。
過疎ってるので、やっつけで上げてみた。
541名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 10:58:49 ID:+tOjO/wn
>>538
考察、とっても乙であります
さらに物語りとして続けてくださいませ
Wakutekaして待っております
542名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 12:32:41 ID:CCS0lV9t
労の所に遣いにやらされたのが、祥瓊と鈴と言う
「娘」だったのも興味深いのではないかな。おそらく支払いの一部は、
いつも使いの女が体で支払う事になっていたのではないか。
ついでに言うと仲介役の労と取引相手の二者に、だな。
それなら最初は労と祥瓊、取引相手と鈴、で第一ラウンド。
続いて労と鈴、取引相手と祥瓊、という具合に相手が被らない。
いや、別に乱交でもいいのだが、取引なのだからある程度秩序は必要と思われ。
543名無しさん@ピンキー:2009/02/08(日) 13:03:02 ID:RhelRG+F
冬器のお代は○器でお支払い下さいw
544名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 19:57:54 ID:7ok+Zhb0
楽俊と陽子って王道だよね
545名無しさん@ピンキー:2009/02/10(火) 20:20:47 ID:QthQv2vb
>>544
投下待ってる
546名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 00:54:23 ID:HkObfDig
楽俊は妙齢かつ半裸でいいよね(*´д`*)
547名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 02:54:46 ID:zyypyica
半裸っていうかほぼ全裸では…
548名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 03:37:04 ID:coWw6IY+
陽子が、まだ楽俊がネズミだと思っていたときに、一緒に湯浴みをしようと誘うシーンがあった。
ここで一緒に湯浴みする妄想をしたのは俺だけではないはず。
549名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 14:08:18 ID:LvvOq82H
>>546
重箱の隅的あげあし取りをすると「妙齢」という言葉は
フツー「♀」を形容する場合でしか使いません
550名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 16:54:44 ID:xYc5nCRR
ジョウシキじゃん 妙は女辺なんだから 
551名無しさん@ピンキー:2009/02/11(水) 22:37:42 ID:JMGRYord
まてまて楽俊は実は両刀使いで脳は女脳とか
552名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 18:18:59 ID:YX8sHEpG
楽俊と一緒に風呂入りてぇなぁ
553名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 18:39:39 ID:OjgQZZMq
体拭くときは人間型の方が楽だよ、って教えてあげたりね。
554名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 20:28:30 ID:BUqB+ga+
>>552>>553
で、そんなことはいいから早く投下汁
555名無しさん@ピンキー:2009/02/12(木) 22:40:01 ID:BUqB+ga+
555ゲ
556名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:02:33 ID:gmCr3FMg
バレンタインだからとチョコの代わりに大量の贈り物が届く陽子。ちなみに情報源は六太。
557名無しさん@ピンキー:2009/02/14(土) 23:21:19 ID:K4kT3xs1
賄賂ですか。品はムチ、ローソク、鎖、手錠、バイブ、ローション・・・
楽しいグッズを♀から送られるっと
558名無しさん@ピンキー:2009/02/15(日) 20:03:40 ID:YVEhQOne
   〃⌒ヽ、
  〃ノ人ヽヽ
  ノノ*´_>`从 < 主上は激しいのがお好きでいらっしゃる
559名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 20:39:09 ID:ExNslltp
「女王様とお呼び」ビシッ! 
560名無しさん@ピンキー:2009/02/17(火) 21:48:31 ID:u/YOHlTI
(陽子、陽子、助けて……!)
(この國を、みんなを……)
足音が迫ってくる。胸に抱いたもの、これだけは見せてはならない。
それは希望だから。民の、人の、死んでいった子達の希望だから。
「この娘を始末すれば終いだな。」
背中を向けてうずくまる彼女に迫るいくつもの刃。絶対にばれてはならない。
奪われてはならない。陽子のことを知られてはならない。
男たちはまだ気付いていない。蘭玉が胸に抱いたもののことを。そうして無造作に刃を突き立てた。
「ぐぅっ……ぎぃぁぁ……!」
目が白目をむいて見開いた。美しい顔が醜く歪む。刃は腰骨の横を抜けて子宮にまで届いていた。
二人が立て続けに刃を振るう。一つは肩胛骨の下から入って胃袋を、
もう一つは背骨の脇から大腸をそれぞれ傷つけていた。
「あれ、おかしいな。こいつ悲鳴あげねえよ。身じろぎもしないし。」
「面白いじゃねえか。ただ殺るだけには飽きてたんだ。ちょっと遊ぼうぜ」
「ぐ……っ……ぎぃ……!」
男たちは次々に刃を繰り出す。どれも確実に致命傷だった。男たちはなぶり殺しを楽しんでいた。
身じろぎ一つしない蘭玉の顔を上げて、体内深く刃をさし込む。
そのたびに醜く歪む顔をみて何とも言えぬ快楽に浸っていた。
だが、彼らには彼女がそうまでしてかばおうとするものが分からなかった。
飽きた男たちはその場を離れる。蘭玉は体中に剣を突き立てられたままであった。
それでもまだしばらく息があったが、やがて生命の灯火は消えた。
そうして最後までうずくまったままであった。その胸に玉爾を抱いて。

「蘭玉、蘭玉っ!!」
陽子は取り縋った。その無残な遺体に。
衣服が血の穢れにまみれるのにも構わない。
「なんと惨い……」
景麒があまりの死臭にふらつく。
陽子は叫んだ。
「なぜだ、なぜ蘭玉が……こんな……」
そのまま肩を震わせ続ける。
頬には止め処もなく涙が流れていた。
「こんな死に方をする娘じゃなかったんだ……幸せにならなくちゃならなかったんだ……」
そして気づいた。胸に抱いた玉爾に。
「蘭玉、あなたは……」
そしてまた泣いた。

やがて、陽子は蘭玉を虐殺した下手人達を捕縛することになる。
561名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 19:47:27 ID:c/2v3349
ここエロパロなんだが?
562名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 20:14:17 ID:c/2v3349
まあ、エロなしでも完全オリジナルシチュなら
「ほう」と感心するかもしれないが、これだけではなんとも・・・
それとも下手人達捕縛&エロの予告編?
563名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 21:33:24 ID:kKNqSLxr
下手人達捕縛&エロ Wakuteka〜♪
564名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 22:18:08 ID:K8Ybshmz
泰麒きゅんが驍宗さまを選定した日の夜、泰麒きゅんの枕元に襦袢だけの蓉可が…
どうしたの?と聞くも、大事なところがおっきしてしまって、お身体は正直でいらっしゃるとほほ笑む蓉可
お小さくてもさすが黒麒、ご立派です、とやさしく手を添えつつ
それでは最後のお世話を申し上げます、と泰麒きゅんのを自分の秘所にいざなう





というところで目が覚めたwww。
続きは?っていうか今晩も見たいぞwww。
565名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 22:40:49 ID:kKNqSLxr
その夢 Wakuteka〜♪
566名無しさん@ピンキー:2009/02/24(火) 20:18:05 ID:oFtiIdeq
しっかり過疎ってますね
567名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 00:16:29 ID:G1ec20pk
うん
568名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 00:20:12 ID:OwmSCQ40
ROMならいるぞ。
ごめん・・・職人さんにはなれないんだ
569名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 23:27:23 ID:UQmhXBFY
文章は考えてみるけどなかなかここの職人さんみたくいかん…
570名無しさん@ピンキー:2009/02/27(金) 22:53:02 ID:57ByG9VH
背中にツメほ
571名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 00:40:40 ID:bSM2aK0I
もうすぐ春ですね
半獣って、やっぱり盛るのかな・・・なんて
572名無しさん@ピンキー:2009/02/28(土) 11:53:07 ID:0RQv4p8d
半獣は半分人です。人は年中盛っています
ネズミもネズミ算といい年中盛ります。ですから二倍・・・
573名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 08:22:45 ID:dcpBDiZr
麒麟も盛る季節。
574名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 17:23:24 ID:yFvl/z3d
はつじょ〜き はつじょ〜き〜♪ は〜るはキリンのはつじょ〜き〜♪
575名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 10:42:21 ID:sXePDpYa
>>560

「やあ、御機嫌よう♪」
ギギっと音がして、暗い部屋の中に人影が入ってきた。
三人。
陽子と、鈴と祥瓊だった。
「主上……」
下手人たちは蒼褪めた顔で呻いた。
金波宮の奥深く。ここは遥か昔、かの達王が設けた地下牢だった。
乱心し、百姓を苦しめたかつての明主は、性的趣向にも異常をきたし、
大勢の召使や町娘をここに投獄して淫虐の限りをつくしたのだった。
その牢獄に蘭玉を殺めた下手人五名は、投獄され、木製の磔台に縛り付けられていた。
全員恐怖のあまり血の気が薄らいでいる。
素は無頼漢で、暴力を買われて悪官の手下になり下がっていたのだが、
自分で弱いものに危害を加えることは知っていても、自分がされることにはとんと無関心だった。
「主上? お前たちの頭は別の奴だろう?」
陽子は意地の悪い笑みを浮かべる。
「私たちは命令されていただけなのです。どうか、どうか……」
勝手な言い訳を陽子は聞き流すと、一人の目の前に立った。
この男がリーダー格であった。
「楽しかった?」
「へ?」
「蘭玉を殺したのは、楽しかったか? ん?」
「…………」
陽子はぬらっとした視線で硬直しきった男の表情をみてちいさく笑うと、後ろの二人に合図した。
鈴と祥瓊が進み出て、男の衣を脱がす。
「漫画読んだことある?」
陽子は、言った。
「ま、まんが……?」
「『殺し屋1』って漫画知ってる?(知ってるわけないか。蓬莱のなんだもん)一部の趣味の人たちに人気の、
ハードコアなSM漫画でさ。その中で、チ○ポを鋏で切って改造したりするんだよね。すごいでしょー」
そう言うと、陽子は祥瓊から金属のものを受け取った。鋏を。
「や、やめ……」
「フフフ」
男の一物が股から垂れ下っている。大きさはやや大きめで、包皮がむけて黒光りしている。
今まで大勢の乙女たちを凌辱してきた凶器だった。
その肉の凶器に金属の凶器が触れて、狙いをつける。
「やだ、助けて……」
男は哀願するが、陽子は一顧だにしない。
冷たく笑うと手に力を籠めた。
――シャキン――
「ぎゃああああああああああああああああああああっ!!」
絶叫が暗い室内に響き渡る。
「あー、あー」
「うわ……」
「陽子、これはちょっと」
傷口を見て唸る鈴と祥瓊に、陽子は命じる。
「止血と化膿止めして、くっつかないよう別々に包帯を巻いといて」
「畜生、畜生……っ」
陽子は部屋をぐるりと見渡す。
「あと四人」
「ひ、ひいっ!?」
下手人たちが悲鳴をあげた。
陽子は鋏を提げて彼らに近寄る。
「お前を絶望させてやるよ」
「ぎゃああああああああああああああああああああああっ!!」
576名無しさん@ピンキー:2009/03/03(火) 20:24:57 ID:TVyCu0g7
おおっ! 続きを
577名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 20:37:23 ID:NoK6/KNq
578名無しさん@ピンキー:2009/03/07(土) 22:46:02 ID:sVgsAaL4
579名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 10:47:48 ID:Zqm7ciaV
580名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 13:50:30 ID:myPL7DM1
581名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 15:42:02 ID:ZDzHxlRH
582名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 16:59:32 ID:Jp+ab/xF
583名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 18:06:57 ID:deerMOqa
584名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 19:42:48 ID:z1COQV/b
585名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 20:58:37 ID:Lj5/PJSi

586名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 21:20:34 ID:ZdoXe3sa
587名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 21:55:09 ID:l5Rxi8XX
588名無しさん@ピンキー:2009/03/08(日) 22:25:48 ID:ehuQkRgr
589名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 00:22:46 ID:YhW1JJKJ
590名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 20:05:43 ID:5l/Az638
591名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 22:15:02 ID:cHQUnAQ+
592名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 23:48:49 ID:YhW1JJKJ
593名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 08:38:13 ID:MFn7r+Ma
594名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 10:12:04 ID:5sEumIcb
595名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 10:29:55 ID:HyrEMTZP
596名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 20:18:30 ID:lA49tOyS
597名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 20:43:06 ID:gXtBR7fT
598名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 21:48:50 ID:xueu8bW9
599名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 22:18:11 ID:fydkSF7H
600名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 22:29:22 ID:HyrEMTZP
601名無しさん@ピンキー:2009/03/10(火) 22:41:00 ID:xueu8bW9
602名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 00:11:31 ID:EjoxRvgk
603名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 20:22:11 ID:1BvxJIt/
604名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 21:28:22 ID:nJS7mrIh
605名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 22:35:44 ID:F415lr7P
606名無しさん@ピンキー:2009/03/11(水) 23:11:05 ID:yFrjnhEj
607名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 15:27:47 ID:DicRAprQ
608名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 21:54:46 ID:4r0F+1xi
609名無しさん@ピンキー:2009/03/12(木) 22:25:53 ID:Egz3lTDQ
610名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 20:25:30 ID:Cip+f5LM
611名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 20:51:45 ID:ZEoy2W+Q

612名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 21:36:43 ID:96uu0LYq
613名無しさん@ピンキー:2009/03/13(金) 22:08:15 ID:ZEoy2W+Q
614名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 00:37:53 ID:d16sqbum
615名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 10:33:22 ID:XdYzH5hh
616名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 12:16:02 ID:STLj76om
617名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 13:55:59 ID:dbshb9Dk
618名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 15:09:08 ID:MOX0btPV
619名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 15:55:32 ID:MOX0btPV
620名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 20:10:13 ID:9UJaFSRK
麒麟
621名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 21:46:58 ID:/RCp7y8b
622名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 16:47:22 ID:AH59ahPA

623名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 18:36:38 ID:/x/iJ06/
624名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 20:08:52 ID:x+VdWzH6
625名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 21:05:48 ID:ZoietjMC
626名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 21:27:42 ID:igK9pZRQ
「ようようそこのネーチャン、俺のオンナになれや、王にしてやるぜ」
627名無しさん@ピンキー:2009/03/15(日) 23:49:59 ID:ERXc8ehH
何だそのナンパ麒麟w
628名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 01:33:15 ID:7JV/wfFw
誓約
629名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 02:11:35 ID:+pR3EaLs
>>575

「痛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!」
絶叫が暗い室内に響き通った
陽子が鈴と祥瓊に引っ張られて、体ごと綱引きしている。
綱の対手は男の目玉であった。
「ぎゃあああああああああああああっ!!」
陽子の指先から、男の目玉が抉り取られた。
目玉を摘まんだ陽子の指先からずるずると視神経が糸を引く。
「その眼で、蘭玉を嬲り殺しにしたのだろう?」
陽子は紅潮した顔でせせら笑った。
男は激痛のあまりえぐえぐ泣きじゃくっている。
……拷問は一か月以上続いた。
男たちは特別に司空や司寇に官位を進めている。
仙(説文に『仙とは不死なり』とある)に封じて、すぐ死なない体にするためだった。
あまりの厚遇に、まったく男たちは感涙の湖に溺れ死にそうであった。
「ううっ……」
眼窩がからっぽな、別の男が呻いた。
先に陽子に一物を真っ二つにされた男である。
男の男根は、付け根まで真っ二つにされて、傷口は塞がっており、
そこから尿道を覗かせている。
仙にした上、化膿止めに六太が蓬莱からパクってきた抗生物質まで飲ませて、
手厚い看護を受けたのだった。
その男も今では手足が無く、鼻や耳も削ぎ落とされている。
それでも死ぬに死ねなく、今日も陽子の責苦が待っている。
「今日は金○叩き潰そうか♪」
陽子が合図すると、鈴と祥瓊が台座の上に男の股を据え、前をめくった。
「準備できたわよ」
「おーけーよ」
「OK♪」
鈴も祥瓊もわくわくした顔つきである。
陽子の狂気に感化され、今や二人もすっかりこの凄惨劇を楽しんでいた。
「○玉叩き潰されたら衝撃で心の臓が潰れるんじゃない?」
「大丈夫。医者を用意してあるから救急看護の準備はある」
「白い液体が飛び出してくるのかな」
男が、呻いた。
「もう……殺して……」
「だめだめ」
チッチッと陽子は指を振る。
「蘭玉に約束したんだ。もう誰も悲しまない、立派な国をつくるって。
だから国造りが完成するまでは、お前たちにも生きててもらうよ」
陽子が二十斤あるハンマーを振り上げる。
「そおれ!!」
ぐちゃ
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああっ!!」
630名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 02:21:27 ID:mxEb21kF
いいねGJ
631名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 12:21:42 ID:vB3XuCt4
投下 乙であります GJ!であります
632名無しさん@ピンキー:2009/03/20(金) 21:20:55 ID:kuW2oMJo
つづきの投下ですね 乙です
633名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 22:40:30 ID:hdW9dUxY
GJ!!

塙王に命令されて陽子を犯そうとする塙麟とかないかな?
634名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 23:09:29 ID:lv3D7ARM
乙!
635名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 20:47:35 ID:ueAgnLWy
ho
636名無しさん@ピンキー:2009/03/28(土) 09:46:28 ID:9ZbygIO9
感動した
637名無しさん@ピンキー:2009/03/29(日) 00:28:01 ID:bFKB4s4V
何に?
638名無しさん@ピンキー:2009/04/02(木) 23:58:13 ID:OehyDDKS
ho
639名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 02:34:37 ID:t+n/8eNK
保守
640麒麟の憐れみ 1:2009/04/03(金) 23:16:05 ID:iJmyP9tS
あんまり過疎っているから書きなぐった小品を落としておきます。若干キワモノ系かな


漣を訪れた泰麒と鴨世卓クンが雨潦宮の後宮で

鴨 「麒麟のお役目は、憐れみを施すことじゃないかな」
泰麒「憐れみを? あっ! そうか、民に憐れみ施せばいいのかぁ〜 わかりました。ありがとうございます」
鴨 「民だけでなくてもいいのですよ。廉麟は俺にも施してくれます」
泰麒「廉王陛下にも? ならボクは驍宗様にも施して良いわけですね」
鴨 「もちろん、とても歓ばれるんじゃないかな」
泰麒「でも陛下に、となると何か難しい気がしますが、廉台輔はどんな風に廉王陛下に?」
鴨 「廉麟は言葉や手や口でも施してくれますよ」
泰麒「?」
鴨 「廉麟は服の上から優しく触れてくれたり、ひっぱり出したりして『まあ!? もうこんなに、お可哀想に、今お楽にして差し上げますわ』とか元気のないときでも『お疲れなのですね。わたくしがお力付けをして差し上げます』と口とかで施してくれますよ」
泰麒「あの〜『ひっぱり出す』って何を?」
鴨 「ああ、もちろんチンチンです」
泰麒「ええっ〜!? オチンチンにそんなことを?」
鴨 「王と麟ですから廉麟は憐れみを施してくれるんです」
泰麒「そんな施し方をしていいのですか〜!?」
鴨 「王と麟ですから」
泰麒「・・・そうか〜、それも憐れみ、麒麟のお役目は憐れみを施すことですよね」
鴨 「もちろんですよ、泰台輔」
泰麒「でも驍宗様に怒られるかも」
鴨 「そんなことはありませんよ、泰台輔。廉麟の口から憐れみを施された後は俺が廉麟に施します。すると廉麟はとても歓んでくれます。泰王もそれを待っておられるかもしれませんよ」
泰麒「嫌われないかなぁ〜そんな事して、ホントにいいのですか〜!?」
鴨 「もちろんですよ、泰台輔」
泰麒「わかりました。ありがとうございます、やってみます」

そして泰麒は帰っていった。
641麒麟の憐れみ 2:2009/04/03(金) 23:16:48 ID:iJmyP9tS
そしてその夜、廉麟が鴨に憐れみを施しているとき
鴨 「廉麟、泰台輔が悩んでいたから『麒麟のお役目は、憐れみを施すこと』だと言ったら泰台輔は納得されましたよ」
廉麟「まぁ!」ペロン、ジュボジュボ、ペロペロ
鴨 「わあぁ〜 廉麟の憐れみはサイコーだぁ〜」
廉麟「それはようございました」ジュボジュボ、ペロペロ
鴨 「いきそうだああぁ〜」
廉麟「麒麟の憐れみ、しっかりカンジて下さい」ジュボジュボ、ペロペロ
鴨  ビュッビュッ!!!!!「うわぁ〜」

鴨 「廉麟の憐れみはサイコーだぁ〜」
鴨 「そう言えば『廉麟は俺にも憐れみを施してくれる。同じように泰王に泰台輔が憐れみを施すと歓んでもらえますよ』と教えておきました」
廉麟「ええっ! ど、どうしてそんな事を!?」
鴨 「二人の情事を話したのはいけなかった? 気にさわったのならゴメン」
廉麟「いえ、そんなことじゃありません」
鴨 「そりゃ泰台輔はまだ小さいかもしれないけど『泰王に歓んでもらいたい』と真剣に話していたから・・・王と麒麟だから・・泰王は男だし、泰台輔は可愛いから、どうせ、いつかはそうなるでしょ」
廉麟「まさか、あっ あの〜もしかして・・泰台輔のこと、ご存知ですよね?」
鴨 「なにを?」
廉麟「泰台輔は『男の子』ですよ」
鴨 「ええっ! おとこのこ!?」
廉麟「泰台輔は『麒』ですけど〜」
鴨 「まさか・・あんまり可愛いいから、てっきり女の子だと・・どうしよう・・」
廉麟「まあ、今更どうしようもありませんわ。落ち込んでおられる主上に麒麟の憐れみをもう一度、施してさしあげますわ」

帰国した泰麒が泰王に憐れみを施したかどうかはわかりませんが、素直な泰麒ならもしかして・・・
642名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 23:46:51 ID:9e63muxF
www
バカバカしいけど、こういうの大好きwww
643名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 03:05:46 ID:ZNtXGrka
あーあwww

おもろかった、gjw
644名無しさん@ピンキー:2009/04/04(土) 16:57:07 ID:PYsFmNu/
ナイス保守
GJ!
645名無しさん@ピンキー:2009/04/05(日) 02:29:07 ID:fDWRByRC
グッジョブ!
646名無しさん@ピンキー:2009/04/08(水) 22:18:48 ID:FX9s4qQ3
妙齢の麟と男王が契約して天勅を受けたあと
玄部で国に下る時って、やはりうれしハズカシの新婚初夜ですよね
でも玄部にお風呂はあるのでしょうか
647名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 20:56:55 ID:v2uX96cz
玄部のお風呂にはスケベイスとマットとローション完備です
648名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 23:19:13 ID:zRZQAQD9
アホっぽい話ですが、落とします。
続きは希望があれば。。。今日落とすところまでしか書いてないんで(汗)。
お許しあれ。
649"The First Pain" 尚x陽 1:2009/04/09(木) 23:21:09 ID:zRZQAQD9
大きな手のひらの中、それはふにゃりとしていた。
握ったり、激しく擦ってみたり、仕舞いにはそれを己の口に含もうと身体を折り曲げてみたが、
腰がつってしまう始末。
「痛い。ううう、痛い」
下半身モロ出しで某国の王は寝台に横たわり、うんうんと唸っていた。
「お。どうした、尚隆」
ぎくりと延王は扉の方を振り向く。「ぼくなにも見てないよー」と言った風情で涼やかに六太が立っている。
数百年の付き合いとは言えど、下半身モロ出しで出会うほど延王は緊張感が無い訳ではない。
咄嗟にうつ伏せになり、大事なところは隠してみた。
「『のっく』くらいしろ、六太」
延麒は首を軽く振った。
「噂は本当か……」
「どっ、どんな噂が――アイテテテテッ」
延麒は金的隠して尻隠さずの尚隆の下半身に敷布をかけてやりながら、辛そうに呟いた。
「街の妓女たちが言ってる。『風漢さんも年かしらね』って」
尚隆は黙っている。
「『中折れはまだマシで勃たせるのが本当に大変!舌がつっちゃうわぁ〜』って」
尚隆はぎろりと延麒を睨み付けたが悲しそうに己を見つめる視線を受け止めきれず、また寝台に顔を伏せた。
「……あいつら『ぷろふぇっしょなる』じゃないな。顧客の秘密をべらべらと」
「仕方ないよ、あそこの『おーなー』、俺だもん」
「ぬ、ぬわぁにぃ!?」
がばりと起き上がったは良いが、イテテテテッ、とまた尚隆はうずくまる。
「ああいうところに一番情報は集まるんだ。お前を支えるのは俺の仕事だ。理解してくれ、尚隆」
腰を擦りながら延麒は続ける。
「最近で言うなら奏の太子が来店したようだ。妓女が泣いてたよ――」
「あいつも中折れか!?」
延麒は悲しそうに首を振った。
「抜かずに三発だって。乾く暇もない、って妓女が泣いてた、仕事でイッたのはじめてだったらしい」
尚隆はううう、と唸った。
650"The First Pain" 尚x陽 2:2009/04/09(木) 23:26:20 ID:zRZQAQD9
ボーイズトークは酒も手伝って、日が落ち、夜更けになっても続く。

「俺の身体はまだ若いんだ。わかるか、六太?俺が悪いんじゃない、相手が悪いんだ」
うんうん、と六太は酒を水のようにあおりながら頷く。
「何百年も女を抱き続けて――」
「飽きたか?」
ふう、と溜息をつき、尚隆は頷いた。
「飽きたな」
「飽きたか」
「飽きた」
ふうう、と六太は首を振る。
「でも俺はまだ勃つんだよな」
「俺も俺も」
「何であんた腰痛めたの」
尚隆は頭を抱えた。

「抱きたい。入れたい。感極まって泣かせたい。敷布が濡れて、互いの身体も濡れて、精も根も尽き果てて
死んだようにくっついて湿ったままの寝台で眠りたい」
ぐでんぐでんに酔っ払った尚隆が辛そうに気持ちを吐露する。
ふうううう〜と大きく溜息を吐いて、延麒は断言した。
「あいわかった」
「は?」
「処女だな」
んあ?と尚隆は顔を上げる。
「尚隆――お前、生娘を抱いたら良いんじゃないか?何の気負いもないだろ。痛いから止めた、って
言い逃れも出来るし」
尚隆は顎に手をやり不適に笑った。
「それは――アリだな」
「俺、頭良いだろ?」
ぶんぶんと尚隆は頷いた。
「たまには良い事言うな、六太!」
にこにこと笑う六太は高らかに宣言した。
651"The First Pain" 尚x陽 3:2009/04/09(木) 23:29:57 ID:zRZQAQD9
「陽子、来るから」
延麒はにこりと笑う。
「は?」
「いや、処女だよ、陽子。信頼しようよ」
「は?」
「俺が呼んだんだって、陽子」
「は?」
「痛いから止めてやった、とか言えるよ。陽子は鈍いし、おぼこ娘だからどーとでも出来るよ。まあ――」
あぐあぐと喘ぐ尚隆を前に不適に六太は笑った。
「喘ぐなって――あんな極上の女を前にして勃たなかったら、俺が貰う。マジで」
言うや否や、しゅっ、と姿を獣形に変えると六太は尚隆の部屋から飛び去っていった。


夜更け、玄英宮。


こんこん、と扉をたたく音。
無機質な音ですら、どこか艶かしく聞こえる。
「延王?私――、あの、陽子です」
「お、おう。陽子か。待ちかねた――いやいや、びっくりだ。まあ、何だ、入れ――慶王さまのご入場だ!ほっほー!!」
言った途端に尚隆はうわぁあああ、と自分の寒さに足をバタバタとさせる。
音もなく扉が開くと、ふわりと紅い髪が尚隆の目に飛び込んだ。
「ご無沙汰しておりました――延王」
「いや、会っただろう。あれは、どれくら前だ?つい、最近のことのように感じるが」
陽子は恥ずかしそうに顔を伏せた。
「ご多忙な、そして永きに渡る栄華を誇る延王にはつい最近の事かと。私にはずいぶんと長く感じられましたが」
自分を見つめる慶王の顔が、愛おしい。
652"The First Pain" 尚x陽 4:2009/04/09(木) 23:31:54 ID:zRZQAQD9
刹那、尚隆の目前から時も音も、消える。
ただ、目前の紅く燃える髪と翡翠の瞳。
そして柔らかそうな肌としんなりとした身体、鈴のような声。五感を越え、尚隆は陽子を感じた。
「久しい――おう、久しぶりだな。俺も、会えない時間が余りにも長かったと思っている」
くつくつと陽子は笑った。
「お戯れを。延王、私もずいぶん――高貴な方との語らい方を、覚えたんですよ」
言ってぺろりと陽子は舌を出す。
「みんな、嘘ばかり。それが『まつりごと』なのですね」
「お前相手に政を、はかるつもりは無い!」
尚隆は傷ついた気持ちを隠すように、わざと憮然として呟いた。
「慶ごときでは、嘘すらも面倒ですか」
涙がたまった瞳を見て、尚隆は陽子を抱きしめる。
「阿呆が」

もはや我慢できなかった。
数百年、探し求め続けた女がここに居る。
己を見つめるだけではない、己が目指す方向を見遣る女が。

こいつは天すら敵にまわそうとしている。
この世の「ことわり」を乱し、混乱させ、そして再構築しようとしている。
何も持っていないのに、全てを持っている。
何も判っていないのに、全て判っている。

「殺してしまえば楽なんだ――がな」
こくりと陽子は首をかしげた。
「独り言?」

沈黙が閨に落ちる。
たまりかねたように陽子が言葉を発した。
「あの、寝ると――延王と同衾すると何か良い事があるんですか?」
653"The First Pain" 尚x陽 5:2009/04/09(木) 23:36:39 ID:zRZQAQD9
「そういうの、自分を犠牲にして――とか何とか憐憫はこれっぽちも考えてないです!
でも、利にならないなら」
尚隆は舞い上がっていた気持ちが冷めていくのを感じる。
「王だからな、陽子」
「貴方も」
いつしか瞳に涙を濡らしながら、陽子は言う。
「貴方もでしょ、延王?」
尚隆は首を振り、静かに額に接吻する。
「俺と一時も居たくないなら去ってよいんだ、陽子」
「ですが」
「お前は自由だ。本来なら国交も何も無い、隣国の王だからと言って何かする必要があるのか?」
「でも、延王」
「少し黙れ、陽子」
尚隆は己の瞳からも零れ落ちる涙を見られないように、陽子をかき抱いた。
震える、女性にしては鍛えられた身体を抱き、尚隆は語る。
「この場から今すぐ去っても俺は何とも思わぬ。これまでと同様に慶という国を見守り、
我国に浮民や荒民が流れ込まないようにするだけだ」
「では、あなたと寝たら?」
「変わらぬ。だから、去れ」
「――私が、『それ』を望んでいたとするなら?」
陽子は尚隆の胸元に顔をうずめた。

尚隆はその顔を自分に向け、対峙する――
「私が、望んでいるならば?」

尚隆が、一つ呟く。
「俺が、お前に夢中になってしまうだけのこと」
尚隆はたまらず、陽子を寝台に押し倒した。
654"The First Pain" 尚x陽 6:2009/04/09(木) 23:45:04 ID:zRZQAQD9
勃つとか、勃たないとか。
どれだけ長い間、堪能させるかとか。
声を上げさせれば勝ちとか。

そういうのは、もはや尚隆にはどうでも良かった。

ただ目前の陽子が愛おしく。

ゆるりとしたカーブを描く身体。小さな腰のすぐ下に、可愛らしい尻と腿。
汗の匂いすら甘い。

くびれを抱きしめると張り詰めた乳房が自分の頬をはさむ。乳房に愛撫を加えながら尚隆は邪魔っけに、
そして愛おしげに乳房を大きく、ぐいと両端に離してみた。
中央に戻ろうとする乳房と乳首がぷるぷると震え、面白くなって尚隆はそれらを舐めまくる。
唾液に濡れた乳の間が隆起し、乳首が大きくまるでイチゴのようにツンと天井を向いて熟れた。
「痛い」
陽子は甘やかに溜息を吐く。
尚隆は意地悪な気持ちになってさらに乳房をぐい、と左右に開いた。
と、同時に、猛りを内腿にツンツンと這わせる。
「乳房で俺の猛りをはさんでみるか?」
言って、尚隆は後悔する。

ほしいのは、そういうものじゃないのに。
655名無しさん@ピンキー:2009/04/09(木) 23:51:55 ID:zRZQAQD9
続きは、また週末にでも。
すんません、本当に細切れで。

ギャグって難しいですね、過去の職人さんたちに敬礼。
エロのみのが楽だわ〜
656名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 00:21:18 ID:0v1YgJBR
>>685
細切れでも良いよ、職人さん。ありがとう
だが立ってしまった愚息をどうしろと(ry
657名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 02:18:24 ID:+3vsjugv
こんな尚隆は珍しいな
続きお待ちしております
658名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 20:27:41 ID:kphHSNyn
おおっ! GJ! Wakutekatekatekaしてよい子してます
659名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 20:40:41 ID:pJs0i67v
おもしろかった
十二国記のカプ話って初めて読んだけど、尚隆×陽子好きかも
660名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 22:40:29 ID:DKNhKW2I
>>659
>>2>>6の過去スレにイッパイあるよ
661名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 19:30:35 ID:AF7FLR/O
うん、尚隆×陽子いい

十二国記のサークルやファンサイトで、まだ活動してる所って少ない?
探してるんだけど、更新停止してる所が多くて・・・
662名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 20:35:08 ID:Lol/ORiW
へ? 幸とかリンク集とかから辿ればけっこうあるぞ。
そりゃ、昔からやっている所は更新停止もあるだろうが、
逆に新着サイトだってそれなりにあるし。
663名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 20:58:29 ID:AF7FLR/O
>>662
マジか。今度はちゃんと探して来る。
ありがとう。
664名無しさん@ピンキー:2009/04/13(月) 22:09:18 ID:yTX6fx5y
>>663
ググレ
665名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 01:00:56 ID:yK9acTXi
ググって出てくる様なのは検索避けされてない昔の放置サイトばかりじゃね?
好みの問題もあるし、こればかりは地道に探すしかない。
特にここでやってる様なエロ系なら、それなりに潜ってるだろうしな。
666名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 20:02:37 ID:QHeKiN7A
>>665
エロ系サイトなんてないよ。その手を書いてる奴はネットには出さず
全てコミケで金儲け。もっともコミケの出品もだいぶ少なくなったが
667名無しさん@ピンキー:2009/04/14(火) 20:07:20 ID:GqW+4jNz
>>665じゃないけど、SSなら普通にないか?
ここほど濃くはないけど。
絵は殆どないよね。
668名無しさん@ピンキー:2009/04/15(水) 02:38:50 ID:ltwciB/T
久々に覗いたら尚陽が!
ありがとうございます。

尚隆がカッコよすぎないのがおもしろい。
続きを楽しみに待ってる。
669名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 09:47:14 ID:nes2cNsU
【隔離】場外乱闘専用スレ【施設】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239770078/
670名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 11:16:26 ID:7xVmVhGV
ミョーなもん貼るなハゲ
671名無しさん@ピンキー:2009/04/22(水) 21:18:03 ID:4PCIUfah
672名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 16:32:48 ID:4VjpEkcB
673名無しさん@ピンキー:2009/04/23(木) 20:12:27 ID:u5gbt63H
674名無しさん@ピンキー:2009/04/24(金) 20:18:11 ID:5luPOQPR
675名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 10:38:14 ID:6rux1PZ8
676名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 12:04:01 ID:F1UE2LoX
677名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 15:11:26 ID:9p+8yRu7
678名無しさん@ピンキー:2009/04/25(土) 20:32:24 ID:et53TGpC
だんぜん
679名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 11:57:06 ID:Yl9p9vB1
680名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 17:20:08 ID:lsU7IN/L
681名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 18:53:01 ID:JunQ30l1
百合根
北海道の名産品

滋養たっぷりで倦怠気味の主従にもぴったり!!
682名無しさん@ピンキー:2009/04/26(日) 20:38:28 ID:Wnyb86bO
宗麟や氾麟はよく北海道に行っているのですね
683名無しさん@ピンキー:2009/04/29(水) 18:10:22 ID:DIcoo+30
行っているのは采麟タンかと
684名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 10:52:58 ID:qVEcd1Ka
でも百合根はあっちにもありそうな気がするな
685名無しさん@ピンキー:2009/04/30(木) 21:51:39 ID:5v0/W8kI
長閑宮の後宮に百合根は自生しているでしょう
686名無しさん@ピンキー:2009/05/02(土) 18:17:22 ID:fFs22dDv
ほしゅ
687名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 15:22:59 ID:lCy6ExVx
続きはまだかよっ!!
688名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 18:43:19 ID:G/+fA4vO
いい子にしてないとあげません。
689名無しさん@ピンキー:2009/05/05(火) 20:15:00 ID:yTkyXELQ
は〜い ♪
690名無しさん@ピンキー:2009/05/09(土) 12:06:36 ID:n6XfuwXu
保守
691傾麒者:2009/05/14(木) 20:46:41 ID:QOd5gkB3
     〃⌒ヽ、
   〃ノ。人ヽヽ 
  ノノ  々゚从  ほ、、ほ、保守なんか、してねぇで、な、n、なんか書いてけよ
  }ハ  Y ハ {
692名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 11:22:38 ID:Bwzm378p
オマイが書くんだ
693名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 12:44:48 ID:EDq9bSDh
小ネタで良いなら。

泰麒捜索で長らく国を離れていた廉麟は
愛しい王と離れてさぞかし悶々としていた事だろう。
毎晩「主上、主上っ…!」と淫靡に喘ぎながら
献身的な什鈷にアソコをぺろぺろべろべろ舐められて
何とかしのいでいたのか。
主上が恋しくなったと言って無事帰って行った後は
勿論王と寝室に籠もって大合体に違いないが。
694名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 17:15:27 ID:ZI2Rp84D
はぁはぁ……
695名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 19:18:19 ID:EDq9bSDh
ついでに言えば、「主上、主上っ…!」と
什鈷に奉仕させる廉麟の悩ましくも艶めいた肢体を密かに覗き見て、
出歯亀延王は毎晩猛烈にシコっていたかも試練w
696名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 20:16:56 ID:W8eYgVPw
おおっ! 尚隆はガマンが限界にきて廉麟に迫った
ウ〜ム、そうかそうだったのか
697名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 20:55:49 ID:Y+Hm6UHx
>>695
×出歯亀延王は毎晩猛烈にシコっていたかも試練w
○出歯亀延王は毎晩猛烈にシコっていた

もちろん、延王は一発ヌいてから迫ったのだよ
698名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 21:17:09 ID:EDq9bSDh
それもそうかw
つか、延王も自国じゃ「主上」と呼ばれてる訳で
廉麟の「主上っ…!」を都合良く脳内変換するのも余裕だな。
699名無しさん@ピンキー:2009/05/16(土) 23:21:11 ID:fHNHNlHH
おい、激ヤバパソウィルス出現だ
とりあえず本スレをROMって
ネットから離脱しろ
700名無しさん@ピンキー:2009/05/17(日) 17:19:50 ID:vUQ5+fVn
700ゲ
701名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 19:40:17 ID:3Ma48hSu
ネットから離脱……
702名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 20:14:32 ID:VbHVS5lD
エロから離脱・・・
703名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 22:17:32 ID:ixTC52hV
そして覚醒・・・
704名無しさん@ピンキー:2009/05/21(木) 23:12:14 ID:zR1eWzdR
何にだw
705名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 16:24:13 ID:Y/7X05nH
そして登極へ…
706名無しさん@ピンキー:2009/05/22(金) 21:39:38 ID:qFkSoCvl
そして究極のエロを極めるw
707名無しさん@ピンキー:2009/05/26(火) 20:44:43 ID:x6KcLrLK
ほっしゅ
708名無しさん@ピンキー:2009/05/28(木) 09:47:13 ID:UttDk6xS
保守
709名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 12:09:19 ID:Jgn5ZATR
人がいない・・・
710名無しさん@ピンキー:2009/05/31(日) 20:17:40 ID:+mUH+ck9
人がいない
ROMもいない
だから新刊はでない
711!omikuji !dama:2009/05/31(日) 21:58:39 ID:HHofKgmS

栗本薫さんがなくなったが、あんな風に未完になったらイヤだ…

アガサ・クリスティーは亡くなるずいぶん前に遺作用の作品を残していたらしいが
せめて戴がどうなったのかくらいは決着着けてくれ…
712名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 02:22:57 ID:v7oEnmI7
大丈夫だよ。
そのうち詳細な年表と、各国主上と麒麟、
そして全ての妖魔のデザインとスペック表が載った
設定資料集が出るはずだ。
各巻全カラー200ページ強×4冊
713名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 20:07:21 ID:U5vCfSya
ああもう本当に設定集だけでいいよ。
大筋さえ判れば、後は何とか小野カラーで
カップリング無エロ無、淡々とした続きを頑張って妄想する。
714711:2009/06/01(月) 20:26:03 ID:nAlsTQPU

すまん、正月以来書き込んでないのがバレバレな名前欄orz

ホント設定資料集で戴の現状が分かれば、あとは妄想で補充できるかも(^_^;
715名無しさん@ピンキー:2009/06/01(月) 20:32:04 ID:sRHbYGHn
設定集には全麟タンの見開きセクシィーポーズを載せてクラハイ
716名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 20:03:09 ID:ZaJDCmEZ
オールヌードキボン
717名無しさん@ピンキー:2009/06/02(火) 21:42:59 ID:8CEq/Iwj
だめです。それを見るのは王だけの特権…w
718名無しさん@ピンキー:2009/06/03(水) 20:26:43 ID:Ux+nzDC8
ならビキニでガマンします
719名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 09:44:17 ID:38vyBMI/
立ちションが似合うのは、やっぱり陽子かな?
720名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 14:34:23 ID:c3mOz2iD
陽子より珠晶のおしっこが見たいね
721名無しさん@ピンキー:2009/06/04(木) 22:32:16 ID:s1OzOnYb
722名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 12:40:34 ID:nKBgkAep
SS読みたい。
でも自分じゃ書けない…
723名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 13:27:09 ID:OMz7ipwP
ではSMを書いてください
724名無しさん@ピンキー:2009/06/07(日) 14:32:29 ID:5+M96pfJ
>>722 ではまず、どんなSSを読みたいか希望を羅列して下さい。
例)麟タン百合モノ
 →優しいお姉様宗麟タンと儚い采麟タンのエロエロしっぽりな睦み合い
  →場所はドコ?
   →きっかけはどんな感じ?
    →どんな風に喘ぐ?

全て余さず事細かに羅列して行くと……ハアハア
725名無しさん@ピンキー:2009/06/09(火) 20:33:49 ID:+UyLAy8P
宗麟タンと采麟タンの百合はまだですか
ハァハァ
726名無しさん@ピンキー:2009/06/14(日) 11:15:49 ID:7CmlNYqJ
727名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 11:16:03 ID:RecjHl6B


728名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 17:09:42 ID:onnYY2hO
729名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 19:42:54 ID:aCkBR5mO
730名無しさん@ピンキー:2009/06/15(月) 21:28:09 ID:yS0SJa/z
731名無しさん@ピンキー:2009/06/16(火) 02:05:15 ID:Z4c/pv3p
732名無しさん@ピンキー:2009/06/17(水) 03:52:25 ID:qWsjR3TX
ききらら…
かわいいよ、あなたたち
733名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 20:20:46 ID:GwDJ59Pq
801も落ちてるのか・・・
734名無しさん@ピンキー:2009/06/20(土) 20:59:49 ID:CUe7ZVA+
えっ?
735名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 19:06:13 ID:hXMEfvbC
736名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 20:35:42 ID:GsmSmfNj
737名無しさん@ピンキー:2009/06/24(水) 21:59:47 ID:kAeuC3wm
738名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 19:46:36 ID:lwj31Doy
739名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 20:55:32 ID:iHniIi5a
740名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 21:18:02 ID:3H2g0/vI
しん
741名無しさん@ピンキー:2009/06/25(木) 22:28:51 ID:uu4SMqiH
これをどう繋げろと・・・
742名無しさん@ピンキー:2009/06/26(金) 00:42:12 ID:SWAwOPTj
縦読みでエロにしてくれたら欣喜雀躍
743名無しさん@ピンキー:2009/06/28(日) 17:00:10 ID:i17eeEvX
麟と女怪といっしょにヤルとこれも親子丼になるのだろうか? 
あるいは他人丼?でなければ他獣丼?とか他妖丼?とか他神丼?
744名無しさん@ピンキー:2009/07/04(土) 13:21:26 ID:/UqZITXD
ほしゅー
745名無しさん@ピンキー:2009/07/06(月) 21:26:19 ID:1N5opK7/
746名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 00:31:19 ID:H9BkQ6R8
今更ながら、浩瀚×陽子にハマった。
禁欲的な浩瀚様たまらん
747名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 01:21:44 ID:/gHwRJ9U
その萌えを文章に
748名無しさん@ピンキー:2009/07/11(土) 11:26:55 ID:9/o/5Z7N
一見禁欲的、しかし裏ではトンデモナイプレイを
749名無しさん@ピンキー:2009/07/15(水) 21:36:43 ID:xE6Z6DZs
750名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 19:57:36 ID:2/lWbGSo
最近見たのだがコレって恋愛場面が想像つかないな。
みんな国が俺の嫁って感じだし。
751名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 20:10:49 ID:O/2VKTQX
行間の白を読むんだ。想像汁、妄想汁、そして投下汁
752名無しさん@ピンキー:2009/07/16(木) 20:19:48 ID:bMNIHWH+
ラクヨウとか思いつきやすいと思うけどな〜。
自分はけいようだけどw
753名無しさん@ピンキー:2009/07/17(金) 19:27:27 ID:7yr+Wdnz
国が俺の嫁いいなw
まあ確かにアニメだとなんかな、原作だと色々想像しがいがある
754名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 20:38:30 ID:+781t8Ym
国の中枢というか象徴というか、それが玉座です
そして玉座は麒麟です。麒麟が嫁です
755名無しさん@ピンキー:2009/07/19(日) 23:00:52 ID:aRQp/btB
どんな風に玉座の上にいるかが王の力量
いろいろな方法を試す事が望ましいですw
756名無しさん@ピンキー:2009/07/20(月) 20:05:55 ID:KU9c0cGy
下になるのはダメでしょうか?
757名無しさん@ピンキー:2009/07/21(火) 20:31:07 ID:N796rZTc
互いに横向きとか立ったままとかの方法もあります
758名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 16:54:01 ID:ZBZpHt6E
69
759名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 17:11:51 ID:PlrdvbUG
>国が俺の嫁
「国中の美女を連れてまいれ。吟味の上で食することにいたす」
760名無しさん@ピンキー:2009/07/26(日) 17:29:10 ID:rlarJkTS
かくして陽子は予王とは反対の道を歩むことになるのである
761名無しさん@ピンキー:2009/07/27(月) 21:13:13 ID:7gxcWxcr
陽子「私は漢、美女を歓ばすことこそ生甲斐だ。無能な麒や短小鼠などいらぬ」
762名無しさん@ピンキー:2009/07/29(水) 22:57:01 ID:BO9GNbg/
漢らしい
763名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 20:31:45 ID:BubNln32
人形のとき麒麟の額は性感帯?
764711:2009/08/02(日) 21:40:36 ID:UwGfdUip
>>763

獣形の時は角が性感帯なら、『月の影 影の海』で角に彫られた呪を
碧双珠でこしこしされたときにゃ、大変だっただろうな。
765名無しさん@ピンキー:2009/08/02(日) 23:08:09 ID:5oNIom6Z
至福の時だったとオモワレ
陽子「景麒、なに下半身を震わせているのだ?」
景麒「いえ・・そのハァハァ」
陽子「何か息も荒いが苦しいのか?」
景麒「いえ・・アッ!」ビクビク
陽子「うん? 何だ?」
766名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 13:07:18 ID:DzUaK0UI
その後、毎夜陽子に治療を頼むようになった景麒
景麒「角に違和感が、まだ治りきっていない感じです。ぜひお願いします」
陽子「わかった」
景麒「ハァハァ」
陽子「ウム、息も荒い。なかなか治らないのだな」
景麒「はい!ハァハァ」
陽子「ところで治療のあとお前がうずくまっていたところに残る白い汁はなんだ?」
景麒「あ あの・・その・・・」
陽子「碧双珠が身体から悪いものを吐き出させているのか?」
景麒「そっそうです。そうなんです」
陽子「そうか、あんなに毒を溜められたのか。いかにも悪そうなにおいのある汁だものな」
景麒「そっそうです。溜まってて大変なのです」
陽子「そうか、ちゃんと治るまでしっかり毒を出してやろう
景麒「ありがとうございます。ハァハァハァ」
767名無しさん@ピンキー:2009/08/03(月) 22:53:27 ID:ll5DfdFB
つーかさ、碧双珠で擦られたらそりゃ
『裸で御前にはまかりかねる』よねぇ。

人型じゃ息子さんがお元気なのがバレバレじゃん。
768名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 10:14:13 ID:DlCwsFdM
スッポンポン
769名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 18:16:09 ID:yqx8kqbx
スッポンポンてことは、チン毛も金髪なんでしょ。
色白に金のチン毛はちょっとキモい。
770名無しさん@ピンキー:2009/08/04(火) 20:21:46 ID:VMsX3Xg1
ピクピク ピュッピュッ
771名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 00:08:42 ID:UuKemrn4
マン毛の方は金と黒だけでなく赤や青も選べます
772名無しさん@ピンキー:2009/08/05(水) 10:45:13 ID:M2P9PDWN
白牌も捨てがたい
773名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 19:43:56 ID:CQDI6TSc
ほしゅ
774名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 19:59:19 ID:DSZwyhCl
暴れん坊将軍とか遠山の金さんを知ったら
延王さまノリノリで真似しそうだ
775名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 21:57:35 ID:9s46XX/y
チンコ出して「これが俺様の暴れん棒将軍だ!」
キンタマ出して「このタマが黙っちゃいねえ!」
776名無しさん@ピンキー:2009/08/10(月) 22:00:05 ID:CQDI6TSc
そして陽子にry
777名無しさん@ピンキー:2009/08/11(火) 22:17:44 ID:ZWrRBZtT
麒麟の白牌「ロン!」で777ゲ
778名無しさん@ピンキー:2009/08/15(土) 23:11:28 ID:3YYSz1qZ
ほっしゅ
779考察)幼少麒麟の性活:2009/08/16(日) 21:47:56 ID:kVKr++LX
暑さに脳が発酵すると、くだらんエロネタもどき考察を考えたくなるようだ。

麒麟は一般に五歳位までは獣型で、女怪の乳を飲み、血や汚れにも強い。
つまり野性的であり、人間型を取れるようになるまでは獣そのものという事だ。

問題は、獣で五歳なら立派な成獣であろう点(角は伸びきっていないだろうが)。
しかも遊びのように沢山折伏する妖魔は全て牡。おそらく肉体が成熟すると同時に、
普通に黄海の野っ原で本能のままに交わっていたのではないか。
麒なら女怪や、暇を持て余した女仙らが筆おろしの役も担うだろうが、
麟の場合、破瓜は折伏した妖魔の担当と推測するのが妥当と思われる。
つまり麒麟の童貞・処女は、獣型の時代にとっくに女怪や女仙、
妖魔が頂いてしまっているのである。

なにぶん当人に獣型時代の記憶は薄いらしいため、しかとは覚えていないだろうが
どれほど王を選ぶ麒麟が幼くても、生国に下って普通にうまく王と性活を送れるのも
獣型時代、野っ原などで奔放に交わっていた豊富な経験があるからだろう。
麒にしろ麟にしろ、うまく閨で奉仕して充実した夜の生活を王に送らせ、
リア充状態にして、政治へのやる気を引き出すのも大切な役目であるから
これも天帝の深い配慮の現われと考えられる。
780名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 22:13:57 ID:q9pnAmCk
なるほど、妖魔が折伏されるのはそれが目的ですか
とくに麟には特にロリ妖魔がよろこんで折伏されるわけか
蓬山公が麟の時は蓬山の回りにロリ妖魔が群がり
ハァハァという息遣いがこだましているとw
781名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 22:16:38 ID:q9pnAmCk
ただ、獣形でも五歳では成獣ではありませぬ。ヤレルかヤレナイかは別として
782名無しさん@ピンキー:2009/08/16(日) 23:08:16 ID:dMkaKWku
麒麟としては成獣じゃないだろうが
獣で5歳なら体格的には立派なモノと考えてもよろしかろう。
ゾウのような巨獣じゃないんだし、馬や鹿の様なものと考えればw
783名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 19:13:19 ID:2R6hap56
>>779
>麟の場合、破瓜は折伏した妖魔の担当と推測するのが妥当と思われる。
>つまり麒麟の童貞・処女は、獣型の時代にとっくに女怪や女仙、
>妖魔が頂いてしまっているのである。
そんなんだったら、童貞狩りに憧れているボクチャン王ならともかく
昇山して登局した大概の男王は激怒するか、がっかりして天勅を拒否するかもしれん
「お前は処女ではないのか? その年でやりまくっていた尻軽か?」
と怒り狂って麟の首を飛ばすか
「私がせっかく仕込もうと思っていたのに、もうこの状態。こんな女が王への贈り物なのか・・・」
と絶望
「こんな女イラン、玉座なんかにつくか」となる心配が
784名無しさん@ピンキー:2009/08/18(火) 20:08:54 ID:Sg8A3Zja
その前に初回で骨抜きにされているから大丈夫w
785名無しさん@ピンキー:2009/08/24(月) 16:34:42 ID:QAEFYvtG
祥瓊楽俊ものってマイナー?
たしかそれなりのフラグたててたような
786名無しさん@ピンキー:2009/08/25(火) 19:48:36 ID:yTPY2W27
メジャーかマイナーかつったら
メジャーなのは桓祥じゃね?
楽俊はあまり見た事ないな……
787名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 20:01:40 ID:Uu+N4MJk
成長したタイキとリサイはエロいと思う
788名無しさん@ピンキー:2009/08/29(土) 20:05:42 ID:4+YtNxeT
うむ、とてもエロイ
789名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 09:00:38 ID:YGDL2FmC
エロいな
790名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 13:48:52 ID:rblyVWvQ
あんなにお小さくていらしたのに、立派におなりで(アソコ的な意味で)

これほど硬いのは黒麒でいらっしゃるから?色も黒々としていて(アソコ的な意味で)
791名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 15:20:11 ID:K89OfCTO
テカテカと
792名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 03:15:30 ID:qPk0Le4O
イボイボがついて
793名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 03:41:49 ID:mVtRJbX/
にゅるにゅる
794名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 15:05:14 ID:foqGDr0h
えっち!!
795名無しさん@ピンキー:2009/08/31(月) 21:19:04 ID:anWwljCl
ズブズブスブ
796名無しさん@ピンキー:2009/09/02(水) 00:45:28 ID:hgY9Js+o
黒々と光る泰麒の男根を李斎は貪り続けた。
それは舌の上で転がすと尚一層、硬く硬くそそり立つ。
どこか頼り無い身体に似合わない猛々しさに、
李斎は驚きを隠しきれなかった。
「んっ」
快楽に酔った泰麒の口から声が洩れた。
少しだけ辛そうな声に、李斎は心配になって顔を上げる。
「お辛いですか?」
「ううん、大丈夫……もっと、もっと、しゃぶって」
泰麒の手が促すように李斎の頬に触れた。
それで李斎は再び泰麒を慈しみ始めたが、
どこか罪悪感にも似た感情が身体を支配するのは否めなかった。
李斎の脳裏には幼き日の泰麒の面影が浮かんでいる。
身体を絡め、唇を吸い、着物を脱いでいる最中にも浮かぶ面影は消えない。
自分は何も知らない清らかな幼子を自分は穢している。
そう思えて仕方なかった。
「李斎、どうしたの?」
どうやら無意識に動きが止まってしまったのだろう、頭上から怪訝な声が降ってくる。
早く続きを、と強請る声は落ち着いた低い声。もう幼子の声ではない。
「……何でも有りません」
李斎は背徳感で満たされた思考を無理やり体外に吐き出し、ぬめりとする舌で濡れた先端を舐め取った。
この猛々しいモノでいっぱいに満たされたら、脳裏に浮かぶ面影など消えるはずだ。
そうすれば、泰麒を一人の男として見れるようになるだろう。
早くその瞬間が来れば良い。李斎はその時を待っていた。

・・・・・・みたいな。
立派で黒くて硬いアソコ的なものならば是非とも味わってみたい李斎だけど、
昔の泰麒を知ってるから、開放的な気持ちにはなれませんよ、とか?
読み難かったらごめんなさい。
797名無しさん@ピンキー:2009/09/04(金) 21:23:37 ID:bN5akVD8
二日ぶりにきたら投下の断片が
続きをキボン
798名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 00:01:26 ID:+Q7FSM+9
26日発売のyom yomに十二国記がくるということで期待age
799名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 00:15:39 ID:nf4RXBgv
>>796
続きが気になる
800名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 20:12:44 ID:L9zTc9Iv
800ゲ
801名無しさん@ピンキー:2009/09/05(土) 21:10:49 ID:RqRIZJwq
>>800
801イ
802名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 02:26:24 ID:iKNz0xTv
綾辻行人の奥さんのスレか
803名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 10:47:02 ID:fUxsohJ+
ソウダヨ
804名無しさん@ピンキー:2009/09/06(日) 11:34:56 ID:fZRczLNH
× 綾辻行人の奥さんのスレ
○ 綾辻行人の奥さんのキャラによるエロ行為のスレ
805名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 02:18:44 ID:gOpLKDxQ
人妻エロい
806名無しさん@ピンキー:2009/09/11(金) 20:15:29 ID:4h8asC6i
綾辻行人の人妻は年ですから・・・
807名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 01:28:02 ID:DNdE4wTm
シーッ!
808名無しさん@ピンキー:2009/09/13(日) 09:52:35 ID:P0yInrSN
熟女の魅力が判らないうちは青二才w
809名無しさん@ピンキー:2009/09/15(火) 23:11:19 ID:B0JV3tmA
55歳までなら行けます、僕は
810名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 10:57:25 ID:ecGGbydp
小野先生は1960年12月24日生まれ48歳です
811名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 21:49:14 ID:9XbL1Xnc
熟女age
812名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 22:02:04 ID:HuQn4TQv
yomyomに十二国記新作(番外編)出るね!
813名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 22:02:58 ID:HuQn4TQv
>>812

番外編?←?付けるの忘れた…
でも、本編て事はないだろうね。
814名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 00:50:24 ID:h1U63CNs
おお出るのか。番外でも楽しみだなぁ
815名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 20:20:58 ID:S8NBoPCP
十二国記新作は、タイトル「落照の獄」。

柳国が舞台だって…orz
816名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 14:19:39 ID:IcyTJnPe
蓬山を出て以来満たされることのなかった劉麒の下半身

女官A「主上、恐れながら申し上げます。あの〜台輔の・・・がいつも・・・」
劉王 「うん? ・・・とは?」
女官B「あの、その、アソコでございます」
劉王 「? アソコとは、あそこのことか?」
女官A 「はい・・・」
劉王 「で、台輔のアソコがどうなのだ? なにか大事件か?」
女官B「いえ、事件ではございませんが、いつもお元気で・・・」
劉王 「元気で? 隆起しているのか?」
女官AB「はい、とても・・その苦しそうで・・」
劉王「う〜む、そうか・・・私が女ならば出してやるのだが、私も台輔も♂。組合せが悪い」
  「ホモる趣味はないし・・・台輔は麒麟だから溜まっていても己の王以外とは中々やりにくいだろう」
  「そうだ。一つそなた達、苦しそうだったら手伝ってやってくれ。手でも口でも同衾してもなんでもよい」
  「台輔が悦べはしっかり手当てをはずもう」
女官AB「は〜い、よろこんで!」
こうして、蓬山を出て以来24時間隆起しっぱなしだった劉麒の下半身に平穏が訪れたのでした
817名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 01:17:51 ID:8Poybp5u
帰山のときの柳国での出来事か
なぜ傾いたのか、そんな話かな〜
818名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 17:09:42 ID:4p6/V1G5
ヤベ〜もう傾きはじめた。基礎工事手抜きしたのがバレそうだ
材料費ごっそりピンハネして連日キャバクラ通いしたからなあ〜
819供麒艶聞(1/4):2009/09/23(水) 17:42:30 ID:EqyT8oU3
カップリングは供麒×好色女官(たち)。
仁重殿で女官に奉仕されてハーレム生活を送る供麒の話。視点は女官。
供麒は原作も二次もあまり目立たない感じなので、
頑張ってエロ仕立てにしてみました。
-----

 仁重殿のその女官は忙しく走りまわっていた。何しろこれから王と麒麟をお
迎えするのだ。前王が崩御して三十年近く、仮朝の時代に官吏になった彼女に
してみれば、初めての慶事である。
 そのとき、仁重殿の一画にある繁みで苦しそうなうめき声がした。病人だろ
うか? あるいは奚か誰かが庭院で怪我でもしたのだろうか。そっと繁みのほ
うを窺ってから赤面する。枝の間からちらちらと男女が絡みあっている様子が
窺えたからだ。おそらく女官の誰かが男を引きこんで、束の間の情事を楽しん
でいるのだろう。
 別にめずらしいことではない。男女の情交が子供に結びつかないこの世界で
は、そもそも乱交に走りがちだからだ。特に官吏は独り身が多いとあって、こ
うやって行きずりの情事を楽しむのはいつものこと。それでも普段なら夜にな
って適当に下吏を自室に引っぱりこむのだが、夜間は出入りも何かと面倒だし、
そもそも今は宮城全体がばたばたしているとあって、とりあえずの情欲を満た
しているのだろう。
 繁みを覗きこんだ件の女官も、自分が最近ご無沙汰で欲求不満だったことを
思いだして色欲を刺激され、もっとよく見ようと足を踏み出した。繁みの陰で
は見覚えのある女官がひとり、ほつれた髪を色っぽく振り乱しながら、大木の
幹にしがみついて艶めかしく尻をくねらせていた。華やかな裳を大胆にまくり
上げて下半身を露出したそこに男が後ろからズコズコと挿入し、これまた激し
く腰を振って快楽にうめいている。
 彼らは出歯亀がいるとも知らず、抑えた嬌声とともに暫時の情交を楽しんだ。
やがて満足した顔で髪と装束と直すと、無言のまま何事もなかったかのように
互いに背を向けて異なる方向に歩き出した。
820供麒艶聞(2/4):2009/09/23(水) 17:43:32 ID:EqyT8oU3
 出歯亀女官のほうは「え、もう終わりなの。もうちょっと見せてよ」と内心
で不満をためたがどうしようもない。いつもならその辺で裳をちらっとまくり、
白いふくらはぎを見せるだけで下吏を誘惑できるのだが、とにかく今は忙しい。
彼女はしかたなく麒麟を迎えるための準備に戻っていった。

 新しい主君はなんと齢十二の少女。官らは呆気にとられたが、とにかく正当
な王が玉座にあれば妖魔は出なくなる。それだけでもありがたいことだ。麒麟
は供麒。がっしりとした体格の人の好さそうな青年で、仁重殿の女官たちは心
からの歓迎とともに出迎えた。
 夜になり、数人がかりで供麒の湯浴みの世話をする。麒麟は蓬山では女仙に
世話をされているので、供麒もそういった世話には自然に慣れているようだっ
た。
 例の出歯亀女官もそこにいたが、供麒の装束を脱がせた彼女らは、主の股間
に揺れる立派な一物に目が釘付けになった。
 巨根、なのだ。それも、太さといい長さといい色合いといい、好色女が興味
を惹かれるちょうど良い具合。
 何しろ長すぎても太すぎても受け容れるほうはけっこうつらいものがある。
男はとにかく大きさを誇る傾向があるが、女にしてみれば適当な長さ、適当な
太さ、これが重要なのだ。おまけに供麒の肉棒は、本人の体格に比例してどこ
かごつごつしている印象で、「こんなのをガツガツ突っ込まれたら、快感のあ
まり失神するかも」と、女の想像をあおる形をしていた。
 湯から上がった供麒の体を拭いていた出歯亀女官も例外ではない。むしろ昼
間情欲を刺激されていただけに、供麒の一物を見た瞬間に膣が、子宮が、きゅ
ん、と切なくなったぐらいである。
 この巨根を自分のアソコでぎゅっと締めつけてみたい、そんなふうに思い、
動悸が速くなる。供麒の体を念入りに拭くふりをして顔を近づけ、立派な一物
をじっくりと眺める。このままむしゃぶりつきたいくらいであるが、さすがに
それは遠慮して、艶めかしい手つきで供麒の体を、特に股間の近くをさするよ
うに拭いた。巨根の下からそっと手をそえ、上から布を当てて優しくさするよ
うに拭くと、手の上で一物がぐいっと存在感を増した。供麒の様子を窺うと、
人の好い青年は顔を赤くしてうつむいていた。
821供麒艶聞(3/4):2009/09/23(水) 17:44:35 ID:EqyT8oU3
「台輔、いかがなさいました?」
 わざと吐息混じりの色っぽい声を出して尋ねると、供麒は「い、いえ」とう
ろたえた。だが手の中の一物はぐぐっと頭をもたげ、今や他の女官にも明らか
なくらい隆々と勃起していた。
「まあ、台輔はたいそうご立派でいらっしゃる」
 出歯亀女官はそう言って、嫣然と微笑んだ。
「どうぞ、あとはわたくしどもにおまかせくださいませ」
 何せ男を引っぱりこんだり、その辺に繁みで簡単に情欲を満たしたりしてい
るほど好色な女たちだから、他の者も心得たもの。湯殿の片隅に設けてある柔
らかな榻に主を仰向けに寝かせ、数人がかりで供麒の体を悩ましくなでまわし
て奉仕する。出歯亀女官は相変わらず彼の一物を愛撫しつづけ、まずは優しく
手で導いた。ほどなく供麒は「ううっ」という満足のうめきとともに、彼女が
持つ布の中で無事に射精した。
「台輔は蓬山ではどのようになさっておいででしたの?」
 いったんは萎えたものの、出歯亀女官の口による奉仕で早くもふたたび勃起
した巨根に舌なめずりしながら、他の女官が優しく問いかけた。供麒は恥ずか
しそうにうつむきながらも、「いつも女仙たちがやってくれましたので」と答
えた。
 何しろこの巨根である。蓬山の女仙たちが放っておくはずがなく、十歳の頃
には既に彼女らに手ほどきを受けて、さまざまな女体を楽しんでいたという。
要するにハーレム状態だったのだ。
 とはいえ麒麟は慈悲の生き物。自分から女に攻撃的な性欲をぶつけることは
なく、むしろ女仙らが代わる代わる供麒にまたがり、嬌声とともに腰を振って
巨根の威力を堪能する毎日だったらしい。
「まあ、そういうのがお好きでしたら、わたくしどももいくらでもご奉仕でき
ますわ」
 出歯亀女官も舌なめずりをすると、装束を乱して胸元の谷間を見せつけ、装
束の上から自分の豊かな乳房をなまめかしくもみしだいた。全部脱いでしまう
より、こういったチラリズムのほうが男をそそると判っているのである。
 供麒はとたんに鼻息を荒くして、血走った目で彼女の胸元を凝視した。いく
ら麒麟とはいえ、やはりそこは男。ついているものがあれば当然、人間の男と
同様に刺激される。特に今はこうして女のほうから淫らに誘っているのだから
なおさらだ。
822供麒艶聞(4/4):2009/09/23(水) 17:45:00 ID:EqyT8oU3
 他の女官も供麒を煽るように装束を崩し、肩を見せたり裳を大胆にまくって
白いふとももを見せたりと情欲を煽るのに余念がない。出歯亀女官は供麒の腕
を取ると、彼の大きな手を自分の乳房に導いた。供麒は無骨な両手を遠慮がち
に相手の胸元に突っ込むと、うながされるままにゆっくりと乳房をもみはじめ
た。彼女は「ああぁん」と身をくねらせて嬌声を上げ、供麒の手をつかんでさ
らに乳房を押し付けた。上半身を激しく振ってこすりつけながら、裳をへそま
でまくりあげて供麒のむきだしの腰にまたがる。
 やがて仁重殿の豪華な湯殿から、女たちの嬌声が響き渡った。女官たちは代
わる代わる供麒にまたがって何度も合体し、髪を乱して腰を、豊かな乳房を激
しく振り、主人への淫靡な奉仕を開始したのだった。

 麒麟の人型はおおむねすらりとしていると聞くが、供麒はがっしり型である。
見た目は朴訥な青年といった感じだが、体力だけはあった。夜ごと仁重殿の好
色女官たちを何人相手にしても疲れないどころか、むしろ欲求を発散できてス
ッキリ、といったほどの体力である。蓬山で、少年の頃から女仙らの奉仕に慣
れているせいもあるだろう。
 いちいち男を引っぱりこむ手間をかけず主が欲求を満たしてくれるとあって、
仁重殿の女官らは大喜び。例の出歯亀女官も、ついぞ火照る体を持て余すこと
もなくなった。たまに変わった味を楽しみたくて下吏を誘惑することはあるも
のの、供麒の巨根に奥まで突かれる激しい官能を知った身では、もはや他の男
などイモにしか見えなくない。いや、ごつごつした無骨なイモが股間にぶらさ
がっているなら、それに貫かれるのも一興だが。
 供麒は大抵は女官任せの騎乗位だが、それでも気分が乗ってくると後背位で
ガツガツ責めてくることもある。あの巨根に貫かれながら、大きな手で豊かな
乳房を激しくもまれ、夜ごと嬌声を上げる女官たち。
 そんな中、供王はいつも不思議そうに「あんたって女官受けはいいのよねえ」
と自分の麒麟に首をひねっているが、永遠に無垢な十二歳の少女には理解でき
ない世界かもしれない。

おわり
823名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:03:44 ID:RKeW2Mge
GJ!!
乙でした!!
824名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 18:46:53 ID:iw6qsiKq
久しぶりで嬉しい!おもろかったよgj!!
825陽子×景麒:2009/09/23(水) 19:36:21 ID:RKeW2Mge
陽子は、自分の胸に顔をうずめてすやすやと眠る景麒の頭を愛しそうに撫でていたが、
おもむろに窓の外の月を見やった。

「…綺麗な月だな。あちらでもこんな綺麗な月夜があった」


――――こちらに来て何年になるだろう。

幾度元の世界に想いを馳せたか知れない。

あちらの世界の花に似た華を見つけたとき、
あちらの世界に似た習慣を見つけたとき
――両親が恋しくなったとき。

そうして心だけがここではない世界に漂っているとき、
悲しそうに自分を見つめる麒麟の気配も、
またそれとは違う心で感じている自分がいた。
そしてそれに、どことなく優越感を抱いている自分がいる事にも、
気付いている。
826陽子×景麒:2009/09/23(水) 19:37:12 ID:RKeW2Mge
「……醜いな」


陽子は自嘲的に呟いた。
思い出に浸り、他に想いを馳せる事でこの半身に嫉妬させ、
そうして景麒の想いを確かめているに過ぎないのかもしれない。

自分自身に嫌気がさす、溜息をつくと、
もぞ、と景麒が動いた。

「…あ、すまない。起こしてしまったか…?」
静かな夜の静寂を壊してしまうのが何故か惜しく、
囁くような声で半身に声をかける。
そんな陽子の想いを感じたのかそうでないのか、
景麒はふる、と一度だけ頭を振って陽子の柔らかな胸に強く頭を押し付けた。

そんな子供のような仕草にふ、と頬を緩ませ、
きゅ、と優しく景麒の頭を抱く。
しばらくの間、そうして窓の外から聞こえてくる虫の鳴く音に耳を澄ませていた。
827陽子×景麒:2009/09/23(水) 19:37:44 ID:RKeW2Mge
「……しゅじょ………」
これだけの静寂に包まれていなければ聴こえないほどの声で、
景麒が陽子を呼んだ。
「なあに?」
自分が出せる一番優しい声音で応えてやる。
すると景麒は顔をあげて、陽子の瞳を覗き込んだ。
月明かりに反射しているのか、景麒の瞳が潤んでいるように見えて、陽子の心臓がどきりと鳴った。


「……主上は………」
「うん……?」
「私の事が……、一番好きですよね………?」
くすっと笑って、「好きだよ」と答えた。髪を撫でると、もっと、というように擦り寄ってくる。
「…誰よりも…?」
「うん、誰よりも」
「……世界で一番ですか?」
「一番だよ」
景麒の想いに答えてやろうと一生懸命に優しい声音を出しているのに、
景麒の顔はあまり嬉しそうではなかった。
「本当の、本当に…、私が、一番ですか?」
「うん、景麒が一番だ」
ほう、と息をつく音が聞こえ、景麒の頬がやっと緩む。
828陽子×景麒:2009/09/23(水) 19:38:09 ID:RKeW2Mge
「では……」
「うん?」



「二番目は?」


二番目。
…二番目?


――――― 今夜、あちらの世界でも、月は綺麗だろうか?



もう今となっては幻となった世界に想いを馳せた一瞬で、
景麒の穏やかな顔は消え去り、驚く程の速さで手首を捕らえられた。
829景麒×陽子:2009/09/23(水) 19:38:45 ID:RKeW2Mge
「……痛!!」
自身の全体重をかけ、景麒は陽子にのしかかった。

――許さない、赦さない、ゆるさない、ユルサナイ―――――

自分以外のもの、それが人であろうが、物であろうが、失った故郷であろうが、
私以外のものに、貴方の心が一瞬でも奪われるのは、ゆるせない………!!
先ほどまで、貴女が月を見つめていた、私以外のものに心を馳せた、
それが、そんなことが、私の心を腐らせる。


景麒は陽子の細い手首を陽子の頭上で押さえつけ、
陽子の首筋に乱暴に痕を残していった。
彼女は自分のもの、自分だけのものだという事の印を付けていく。
830景麒×陽子:2009/09/23(水) 19:39:10 ID:RKeW2Mge
「け…、景麒…、待って……!」
そんな言葉など聞こえない。
自分を拒絶する言葉など、何も聞こえない。
そのまま自分の唇を胸元まで落とす。
心地よい滑らかな肌に自身の高ぶりが高まるのを感じた。

「はぁ……っ!」
ただ、至上に甘美なものを味わうように、陽子の胸元にひたすら舌を這わす。
景麒の唾液のせいか、月明かりを受けて妖艶に輝く陽子の乳房が、
ただひたすらに、狂おしい程に美しかった。
その上でつんと尖った桃色の突起を口に含む。

「……ん!」
可愛い声。
本当に可愛い声。
私のためにこの貴人が鳴いてくださる。

――常には私の事を考えては下さらない癖に。
831景麒×陽子:2009/09/23(水) 19:39:40 ID:RKeW2Mge
暗い情念に押し流されるまま、
景麒は陽子の下肢に手を伸ばした。
太腿を撫でさすり、そのままぬかるんだ女の場所に指をつ、と滑らせてみた。
「あっ!あっはぁ……っ、ん…、景…麒…」
陽子の甘い声に、頭の中でぼんやりと霞がかかっていくのを感じた。


ずぶり、と蜜のしたたる秘所に指を滑らせてみると、陽子の身体が跳ねた。

―― 芥瑚、こい、って、何のこと?
自身の女怪に聞いた事があった。いつの事だったか……

「…あ、……っん、けい…っ」
832景麒×陽子:2009/09/23(水) 19:40:01 ID:RKeW2Mge
―― まあ、景麒、そんな言葉をどこで?
―― 女仙が言っていたの。ねえ、何の事?

乳房を乱暴に掴み、息を奪うように口付ける。

―― そうですね……、私も恋をした事がないので女仙の受け売りですが…

「……しゅじょう……っ!」

―― とても…、幸せな事、と、申しておりました……。
833景麒×陽子:2009/09/23(水) 19:40:29 ID:RKeW2Mge
嘘つき、嘘つき。
ちっとも幸せじゃない。

一人目の主で、恋に狂う人を知った。
二人目の主で、恋に狂うという事を、知った。

この人の全てが自分のものでなくては気が済まない。
この人の愛情全てが自分に向けられていなければ気が狂いそうになる。
一体どこが幸せなのだ。
ほとんど憎しみの塊のようなものだ。


思う心のままに、景麒は自分の猛りを陽子の中に突き入れた。
「ああん……っ!!」
卑猥な水音がして、それがまた景麒を高みに誘う。
「主上……っ!!」
834景麒×陽子:2009/09/23(水) 19:40:50 ID:RKeW2Mge
主を何度も突き上げ、身体を犯し、
激しい快感に巻き込まれていると、何故か泣けてきた。
終わらなければいいのに。
こうしている間だけは、本当に、彼女は自分だけのものでいてくれる。
だけど、誘われるから。
何度も、高みへ。
とろける様に繋がりあい、縺れあい、そうしている間だけは、彼女は、自分だけのものだから。

身体の中心から込み上げる何かに押されて、
頭の中で白いものがはじけて、世界が消えた。
835景麒×陽子:2009/09/23(水) 19:41:45 ID:RKeW2Mge
陽子のぐったりとした顔を見て、自分の胸に彼女を引き寄せた。
好きなのに、本当に本当に好きなのに、大切に扱えた試しがない。
罪悪感に目をそっと伏せ、陽子の柔らかい髪に唇を寄せると、陽子がゆっくりと瞼をあげた。

「……お辛いですか?」
陽子は苦笑気味に、「……そう思うんならもうちょっと優しくしてもらえると、助かるんだがな」
と言った。
陽子が冗談のつもりで言ったのだろうが、その言葉は景麒の胸にちくり、と突き刺さった。
景麒の表情を訝しげに見て、陽子は大きく溜息をついた。
景麒がますます身を縮ませた瞬間、陽子は腕を大きく広げ、景麒の頭を抱え込んだ。


「…しゅ、主上!?」
景麒は突然の主の行動に驚き、頭を上げようとしたが、陽子がそれを許さなかった。
「…景麒」
景麒は抵抗をあきらめ、「…はい」と返事を返す。

「…好きだ」
836景麒×陽子:2009/09/23(水) 19:42:27 ID:RKeW2Mge
景麒は戸惑うように震え、何も言う事ができなかった。
「……好きだ、好きだ、すごく愛しい、可愛い、可愛い、大好きだ」
「しゅ、主上……?」
「お前がいなくては生きていけない。お前が世界で一番だ。
好きだ、好きだ好きだ好きだ」
景麒は柄にもなく頬を染め、無理矢理陽子の腕から脱出した。
その瞬間、陽子の涙に濡れた頬が、視界に飛び込んできた。

「…なぜ、信じてくれない……?」

その瞬間、景麒は、息が出来なくなった。
喉元と、心臓をぐっと掴まれているようで、ひどく空気が薄いように感じた。

「蓬莱が、あちらが、懐かしいよ。恋しいよ」
ぐっと胸をつかれたが、それでも陽子の瞳にある何かを感じたくて、身動き一つしなかった。
「お母さんに会いたいよ、お父さんともう一度話したいよ」
陽子の瞳から、一筋涙が零れ落ちる。
「…お前に頼んだら、私を連れていってくれる。お前にはそれが出来る。
……でも、私は絶対頼まない!!ずっとここにいる!!
王だから、じゃない!私がいなくなったらこの国の人が困るから、とかじゃないんだ!!」


「……お前に、会えなくなるからだよ……」
837景麒×陽子:2009/09/23(水) 19:42:52 ID:RKeW2Mge
陽子は、ぐっと景麒を引き寄せた。
「さっき、泣いていたね…」
半ば独り言のように陽子は呟いた。
「私も泣きたくなる。お前が恋しくて、欲しくて、泣きたくなる、泣いてしまう」
景麒の震える肩を感じながら、陽子は続ける。
「景麒、でも私は、幸せなんだ。お前がいるから、幸せなんだ。
……お前は?」
景麒は、ゆっくりと顔を上げた。涙でぐしゃぐしゃになった顔を緩ませて、呟く。

「……幸せです…」
838景麒×陽子:2009/09/23(水) 19:43:14 ID:RKeW2Mge
どちらからともなく腕を伸ばして、今度はゆっくりと、時間をかけて愛を交わした。
頬を紅潮させた陽子が、瞳を潤ませて景麒を見上げた。
「……景麒、今夜は私ばかり言ってる気がする。
お前も……言え」

景麒はくすりと笑って、陽子の耳元に唇を近づけ、囁いた。
「……主上……、愛しております」

陽子の唇は三日月形をかたどって、景麒からの愛の印を待つ。


――― きっと今夜も、あちらの月は綺麗だろう。


だけど、私の半身と見る月の美しさには、きっと勝てない。


<完>
839景麒×陽子:2009/09/23(水) 19:44:28 ID:RKeW2Mge
怒涛の書き込み、失礼いたしました。
しかも途中まで、「陽子×景麒」になってたし……
お目汚し、失礼しました!!
840名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 20:15:37 ID:742L5/Rg
おおっ! 
二つも投下がぁ〜 もう投下なんて無いとおもっていたがぁ!!!!!
かんげきだぁ〜!!!!!

ID:EqyT8oU3 乙乙乙であります!
ID:RKeW2Mge 乙乙乙であります!

841名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 20:39:39 ID:In+zyRuY
今日は幸せだなぁ〜!!gj!!!!
842名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 21:26:59 ID:xlvGfbyN
GJ!本当にありがとう、激しく乙!
気分は秋祭りだぜ!
843景麒×陽子(ギャグ編):2009/09/23(水) 22:34:55 ID:OCWihWJJ
エロパロ楽しい!ww
今度は景陽ギャグ編投下します。
844景麒×陽子(ギャグ編):2009/09/23(水) 22:35:33 ID:OCWihWJJ
第一幕
☆★金波宮は、今日も平和★☆


「ん?」
新たな政策に取り掛かる連日の激務に追われ、
ようやく一息入れようと陽子が自分の房室に入った時、
きっちりと一枚の紙が寝台の上に置かれていた。
そこには達筆な文字で一言―――。

『お読みなさい』

「……うっぜー……」
王宮にあるまじき悪態をついてしまった事に自分でも驚き、
誰もいない事を分かっていても、思わず片手で口をふさぎ周りを見回した。

溜息をつきながらもその折りたたまれた手紙(だと思う)を広げ、
近頃読むのに慣れてきたこちらの文章に目を通す。
そこには几帳面な文字でこう書かれていた。
※ あくまでも陽子なりの「翻訳」である。

『主上

拝啓
初秋の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。』

「どこの会社にあてる文章だよ!」
思わずツッコミが入る。

『さて、主上におかれましては、今年で御歳二十になられます。
恐れながら、主上はまだ、生娘でおられる』

そこで思わず陽子はむせ込んだ。
845名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 22:40:24 ID:/gkAZHh8
wktk!!!
846景麒×陽子(ギャグ編):2009/09/23(水) 23:01:10 ID:OCWihWJJ
『私は幾度も幾度も考えました。
私は主上から、主上が持っていた様々なものを奪いました。
しかし、私は貴女の女としての幸せまで奪った覚えはない。


二十歳というのは丁度良い区切りでしょう。
今宵、私の部屋までおいでなさい。
私の全てを賭けて、貴女に快感を差し上げます。


景麒(「敬具」とかけてみました。いかがですか?)』



「あほか―――――!!」
今ほどちゃぶ台が欲しいと思った事はなかった。
星一徹並みのちゃぶ台返しを披露できたのに。

(…って違う!)と、心の中で自分に突っ込む。


意味が分からない。
何故か自分が欲求不満のように思われているだけでも不愉快なのに、
この手紙には、『おいでなさい』と書いてある。
勘違いするだけして、最後は陽子任せなのも意味不明だし、
『二十歳が良い区切り』というのもかなり意味不明だ。
何故シリアスな文章なのかも分からないし、
『女としての幸せ』イコール『性交の快感』なのもどうかと思う。
そして最後のギャグ(なのか?)に関しては…、もう何も言えない。
どこに突っ込めばいいのかどうかすら分からない。
『いかがですか?』とは、もちろん陽子に対する問答なのだろうが、
まずは自分自身に聞いてみて欲しかった。

(……しかし……)

自分の半身がここまで阿呆なのも気になる。
というか泣けてくる。

陽子は意を決し、房室を後にした。
自分の麒麟に、目を覚まさせるために。


<続く>
847名無しさん@ピンキー:2009/09/23(水) 23:11:47 ID:c6J4dNBN
ちょっとー楽しみじゃないかwww
どうなるんだw
848景麒×陽子(ギャグ編):2009/09/24(木) 22:11:31 ID:lf/PJ8Ti
第二幕
暴走景麒 VS 頑張る陽子


「…と勢い込んで来たものの、どうしたものか…」

陽子は景麒の房室の前で立ち止まる。
どう言えば、景麒の矜持を傷つける事なく、
「お前はおかしい」という事を伝える事が出来るのか、それを考えていた。
単刀直入に言うのはさすがに可哀想だと考える。
―― と、なると……

まず、伝えるべき事は要約して三つある。

@『私は欲求不満ではない。故にお前がやろうとしている事は間違っている』
A『万が一欲求不満だったとしても、とりあえずお前で済ませるつもりはない』
B『「景麒」と「敬具」を掛けても、全く面白くない、というか洒落にすらなっていない』


……Bは不要か………

そして、問題なのは、それらをいかに伝えるかどうかだ。
選択肢は今の所三つある。

T.優しく言ってみる。―― 誘っているのだと勘違いされる恐れがあることを忘れてはいけない。
U.遠まわしに言ってみる。―― 言いたい事が伝わらない恐れがあることを忘れてはいけない。
V.面白おかしく言ってみる。―― 冗談だと思われる恐れがあることを忘れてはいけない。


「……『恐れ』ばかりだな……」
自分の発言に対する景麒の反応を想像するだけで、すでに疲れてきた。
しかし、偶に楽天的過ぎる考えに走るのが、陽子の美点でもあり、欠点でもある。
(まあ、何とかなるか)
そう思い、陽子は目の前の戸に手を掛けた―――
849景麒×陽子(ギャグ編):2009/09/24(木) 22:12:10 ID:lf/PJ8Ti
「…うわぁっ!」
開こうとしていたまさにその瞬間、目の前の戸は開かれ、
陽子の腕は何者かに掴まれ、房室に引き入れられた。
扉は陽子の後ろで閉まり、当の陽子は、自分より頭一つ分背の高い麒麟に抱きしめられていた。
景麒はあろうことかくすくすと楽しそうに笑っている。

「…け、景麒……?」
景麒は陽子の頬にゆっくりと触れ、陽子以外は誰も見れないような笑顔で彼女を見つめた。
「お可愛らしい方だ…」
景麒はますます目を細め、愛しそうに陽子に触れるが、
陽子は景麒の機嫌が良い事の意味が分からなかった。

「主上…、まだ、夜にはなっておりません」
「う…?うん、そうだが……」

景麒は更に機嫌よくくすくすと笑い、陽子の耳元で、そっと囁いた。

「…待ちきれなかったのですね」

陽子をぎゅっと抱きしめる。
陽子は一瞬言われた事が理解できなかったが、
その後すぐに思い当たる所があり、勢い良く景麒から離れた。

「そうきたか…、予想していなかった…」
景麒は一瞬きょとん、とした表情を見せたが、
すぐにふわりと表情を緩ませた。

「恥ずかしがらなくても、よいのですよ」
「いや…、違う。ちょっと私の話を聞け、景麒」
「恥ずかしがっているお姿も、お可愛らしいですが」
「聞けよ!!」
「そんな主上も好きです」
「聞けって…」

どうしたものか、とがっくりと頭を下げると、
ふわっと身体が浮かんだ。
見ると、景麒が陽子を抱え、寝台に向かってまっすぐと歩いている。
850景麒×陽子(ギャグ編):2009/09/24(木) 22:12:31 ID:lf/PJ8Ti
「ちょっと待て――― !!」
「おや、寝台がお嫌なのですか?はじめての時はきちんとした場所が良い、と耳にしましたが」
「それ、誰に聞いたんだ?」
「浩瀚です」

(あんの狐、余計な事を!!というか何の話をしているんだよ!!)
そんな陽子の内なる悪態をよそに、彼女の身体は彼女の半身によって、横たえられた。
慌てて身を起こそうとするが、景麒がすぐに上に圧し掛かる。

「待て待て待て!!だから話を聞け、景麒!」
「ご安心を。私もはじめてです」
「う、えっ、そうなの?…って違う!どうでも良い!そんで服を脱ぐなー!
っていうかおかしいぞ、下から脱ぐな!!色気なし!何もそそらない!」

貸してみろ、と陽子は自ら景麒の服を脱がす。
されるがままに景麒は上着を陽子に脱がされる。

(……んっ?私は何をしているんだ?)

下から衣服を脱ぐ景麒に少しの苛立ちを感じたが、
それとは違う何かを感じて、思わず手を出してしまった。

何気なしに景麒を見ると、脱がした衣服の襟元に髪が少しだけ引っかかり、
乱れ髪が紅潮した顔を少し隠している。

(……色っぽい………)

思わずごくり、と陽子の喉がなった。
851名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 22:33:32 ID:wDmUk46G
おおっ! またまた投下でありますか〜
GJ!であります。乙であります。感謝感激雨霰であります。

盆と正月とクリスマスが一緒にきたようなもの
こんなに投下があるのなら民主党を恫喝して
来年もシルバーウィーク作ってもらわないとw
852(いつの間にか)陽子×景麒:2009/09/24(木) 22:35:10 ID:lf/PJ8Ti
第三幕
目覚めた女王


「……お前……、何か……、良いな」
「何がですか?」

(考えた事なかったけど……)

よく見れば景麒は良い男である。
というか、よく見なくてもかなりの美青年なのだが、
何しろ行動と言動がそれを全て覆い隠す。
だから気付かなかったが……

陽子の中で今まで眠っていた何かが、むくり、と起き上がったのを感じた。

「…よし、分かった」
「はい?」
「今日だけだぞ」

そう言うやいなや、陽子は勢いよく景麒を押し倒した。

「しゅ…、主上!逆です!何かが著しく逆です!」
「いや、私は形には捕らわれない性質だ!よかったな!」
「何がですか!?」

混乱の景麒をよそに、陽子は次々と景麒の衣服に手を掛けていった。
主上、と言おうとした景麒の顎に指をあて、
彼の髪をかき乱しながら乱暴に口付けた。
唾液を送り込むと、ちゅる、と水の音がした。
舌を差し入れ、お互いのそれらが絡み合ったとき、
彼自身が高ぶったのを感じた。

「…ふふっ、獣め」
口の周りをてからせ、陽子が妖しく嗤った。
じっと景麒を見つめると、彼の唇が、音なく、もっと、と象った。
彼の顔に唇を近づけると目を閉じたが、
後一寸の所で止め、耳元に息をふっと吹きかけ、
同時に肌着の合わせ目から差し入れた手で彼の胸の小さな突起を軽くこすると、
びくんっ、と身体を震わせ、顎を反らせた。

陽子はその様を見つめると、くすり、と笑う。
「…お前の全てを賭けて、私に快感を捧げるんじゃなかったっけか?
何でお前が感じてるんだよ」
「しゅじょ…」

陽子はつ、と指で彼の鎖骨をなぞる。
そして、景麒の唇の横に彼女のそれをぴたりと付け、
「…欲しいか?」と尋ねた。
853名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 22:37:52 ID:lf/PJ8Ti
また明日続きかきます。
半端ですみません。
854名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 22:42:26 ID:tuVgOY8x
ありがとうー!!!
明日も楽しみにしていますww
855名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 23:47:59 ID:uDHDZtYU
君のギャグセンスに爆笑した、
もしかして銀魂とか見てないんですか?
ボケッツッコミがすげーウマイ
856名無しさん@ピンキー:2009/09/24(木) 23:53:35 ID:7FvJO51D
陽子が延麒に乳房を掴まれる話は萌える?
857名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 16:45:22 ID:qtt6DX/1
856< うん、ちょっと萌えるね
無邪気に抱きついただけなのに滑ってみたいな?
858名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 19:56:53 ID:G/yNrcvz
おおっ! つづきWakuteka
859名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 21:14:55 ID:5GOqD88w
>>857
陽子は延麒を殴るの?
860名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 23:02:46 ID:yA8Tp5WT
新作が近いと職人さんもイッパイw
861名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 23:20:29 ID:/2k9EWxo
まだかなまだかな〜。
862(いつの間にか)陽子×景麒:2009/09/25(金) 23:31:03 ID:w9aUpUbJ
第四幕
ますます暴走景麒 VS 引き気味陽子


景麒はもう何も考えられない。

「…なあ、景麒、もう一度聞く。私が、欲しいか?」

―― 欲しい、です、欲しい、欲しい欲しい!!!
景麒は自身の欲望を眼差しに込めて陽子を見つめた。
しかしそれが災いしたのか、陽子は急に身体を景麒から離し、
一言だけ言い放った。

「やーめた!」

その一言に景麒は一瞬だけ思考が凍りつき、その後がばり、と起き上がった。

「えええー!?しゅ、主上、それはあんまりです!!」
「だって、『欲しいか?』って聞いたのに、何も言わなかったじゃないか」
「しゅ、主上、ほら、『自身の欲望を眼差しに込めて』って書いてあります!上の方!」
「あほか!情景描写に頼るな!っていうかそれは言っちゃいけない約束!」

 彼らがすれ違う理由。
 それは彼らの性格にあった。
 何も言わなければ何も伝わらない陽子。
 眼差しと眉間の皺と溜息の数に全てを託す景麒。

そして陽子は景麒と言い争う内に、冷静さを取り戻していった。
(あっぶなー!!何ださっきの私は!!)

先ほどの自身の行動を思い返して陽子は一人赤面した。
それを何と勘違いしたのか、景麒は懲りずに陽子に接近して行く。

 彼らが歩み寄れない理由。
 それは彼らの性格にあった。
 何も言わなければ何も伝わらない癖に、何も言わずとも何かを相手に感じ取らせる陽子。
 眼差しと眉間の皺と溜息の数に全てを託す癖に、相手からは全く違うものを読み取る景麒。
863(いつの間にか)陽子×景麒:2009/09/25(金) 23:32:38 ID:w9aUpUbJ
「…主上」
「んあ?」
「はっきり言って差し上げましょう」
「ん?」
景麒はにっこりと笑い、陽子に近づいた。
「私は、貴女が欲しい」
「あ、そう」

陽子のそっけない返事にもめげず、(というか気付いていない)
景麒はばったり、と大の字になって寝台に寝転がった。
「さあ、主上!」
陽子はいきなり情けない姿勢で自分を呼ぶ景麒に、びくっと反応した。
「どうした!ついに気が狂ったのか!?」

「どうぞお気の済むまま、私を自由になさい!」
「え!?」
「さあ、煮るなり焼くなり撫でるなり舐めるなり縛るなり苛めるなり、お好きに!!
私はそれを甘んじて受けましょう、それが貴女の愛ならば!」

景麒は、完全に酔っていた。(酒にではなく自分に)
陽子は、これ以上相手をしていたら自分の方がおかしくなる(既に先ほどおかしくなりかけていた)と思い、
無言のまま房室を後にしようとした。
864(いつの間にか)陽子×景麒:2009/09/25(金) 23:32:58 ID:w9aUpUbJ
すると、後ろからすすり泣く声がする。
「しゅ、主上…。途中までお相手をして下さったのに……」
確かにそれは事実なので、陽子は罪悪感に戸の一歩手前で立ち止まった。
「景麒……」
「放置、ですか」
景麒は放心状態だ(大の字のまま)。
「景麒…、あの…」
「それも良い………」
「え?」
呟く景麒の声は小さく、陽子は思わず聞き返した。

「放置もまた良い趣向だ、と申したのです」
「はい?」
「酒は寝かすと美味ですからね」

ふふっ、と不気味に笑う景麒に、陽子は後ずさった。
『お前は酒ではないぞ』と突っ込もうとしたが、
あまりのポジティブシンキングにもう何も言えなかった。
というか恐ろしくて声をかける事ができない、というのが本音である。

陽子は意を決して戸に手を掛け、部屋を後にした。
出際に聞いた、「放置もまた、貴女の愛なのですね」という台詞の意味を考えないようにしながら。




(……しかし、何だったんだ、さっきのは)
まるで自分の手が別の生き物かのように、景麒の着物を剥ぎ取り、
意識しなくとも身体はぴったりと景麒に寄り添った。


真の変態として道を歩み始めた景麒、
それと同時に、
真の女王が目覚める兆しを見せた。

二人の道が交差する日は、近い ――――――― のかもしれない。


<完?>
865名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 23:35:48 ID:w9aUpUbJ
終わりです。
ああっ、構成がめちゃくちゃですみません!
エロ少ないし。
次はきちんと考えてから投下します。

今度はきちんと陽子が真の女王として目覚めた
エロい話書けるようにしますね。
866名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 23:42:55 ID:/2k9EWxo
gj!!!ギャグウケますたw
えろ分はまた楽しみにしてますw
867名無しさん@ピンキー:2009/09/25(金) 23:53:52 ID:w9aUpUbJ
台詞のみ景麒×陽子劇場

「景麒、しりとりしようか」
「尻、取り、でございますか…」
「あれ、もしかして、知らない?しりとり」
「知りませんが、想像で…何となく…」
「そうか、じゃあ、お前からな!」
「わ、私から!?」
「だ、駄目か!?」
「い…、いえ…、本望ですが…、それでは遠慮なく……」
「遠慮って、大げさな…、って、うぎゃ―― !!!何するんだ馬鹿!」
「主上が仰ったのではないですか、尻取り、と」
「な、何を言って…、あ…、そういう意味で!?」
「さあ、主上、もう一度!」
「あ!やめっ、やめろー!!」
「良いですね、しりとり!!」
「うっさいボケ!!ほんとにボケ…、あ、いやぁっ!」
「うん、良いお声です!」
「やかましい!」


何をされたかはご想像にお任せしますww
と言っても1パターンしか思いつかんがw
868名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 13:08:21 ID:7I0skeCz
GJ!であります。真の変態と真の女王w
869名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 13:26:52 ID:EMmnaHTt
>>867色々想像してニヨニヨw
GJ!
870名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 13:59:05 ID:6oTV5bw2
859>> うん〜六太君の頭を抱きしめる形になると思うよ(望むかも)もふもふみたいな〜
871名無しさん@ピンキー:2009/09/26(土) 23:10:54 ID:7OJqlPrl
投下イッパイダ〜 みなみなさま乙であります
872名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 00:10:41 ID:3x0YUnti
ほっしゅっしゅ。
873名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 23:20:12 ID:+i4ya/7g
よぉーし、
景陽SS書き込むぞー!!
874桜舞い散る下で(景麒×陽子):2009/09/30(水) 23:21:35 ID:+i4ya/7g
 翡翠の瞳が舞い散る花びらを追い、その花びらと同じ色をした唇が微笑を象るのを、
景麒は時が経つ事も忘れじっと見ていた。
吹く風が彼の人の髪を柔らかく誘い、それを受けて細く長い指が紅の髪を梳く。
その指が自分の髪を梳く様を思い浮かべて、
景麒は頬を染めた。

「…景麒?」
 密かに主を眺めていたのだが、見ているうちに気配を絶つ事を忘れてしまったのだろう、
陽子がこちらを見て声をかけてきた。
「いるんなら声をかけてくれたら良いのに」
小首を傾げて微笑む様がどうしようもなく可愛くて、
景麒は直視できずに視線を逸らした。
その様子をおかしく思ったのか、ゆっくりと近づいてきて、
間近で景麒の顔を覗き込んだ。

――― あまり不用意に近づかないで欲しい。

近くにいるだけで触れたくて仕方がなくなってしまったのはいつの事だったか、
もう思い出す事も出来ない。
それほど長く密やかに、そして熱く主の事を想い続け、見守り続けてきた。

赤くなっているであろう己の顔を見られる事が恥ずかしく、
景麒は顔を背けた。
景麒の様を見て苦笑した陽子は、少し景麒から距離を置く。
それに景麒は少し寂しくなり、
同時に矛盾した己の心に自嘲気味に唇を歪めた。

「……綺麗だと思わないか」
景麒が顔を上げると、陽子はまた花の方へと顔を向けていた。
その先には満開の桜。
狂ったように咲き、惜しげもなく花びらを散らしている。
「…綺麗ですが、少し、恐ろしいような気もします」
場違いな感想に陽子は景麒の方をぱっと見て、
それから少し考えるように瞳を揺らした。
「…そうだな…、そう言えば蓬莱にはこういう話があった」
「それは?」
陽子は悪戯っぽく笑う。
「桜の花が紅いのは、その根元に死体が埋まってるからだって」
それを聞くや、景麒は思いきり顔を歪め、そして盛大な溜息をついた。
「……趣味の良い話とは思えませんね」
戻りましょう、と踵を返すと、後ろから声がかかった。
「おい、もう少し花を楽しもうとか思わないのか?」
その呼びかけに立ち止まると、続きをこの世で最も美しい声が紡いだ。

「…せっかく綺麗だから、お前と一緒に見たかったのに」
875桜舞い散る下で(景麒×陽子):2009/09/30(水) 23:22:17 ID:+i4ya/7g
それを聞いて、何故か心に浮かんできたのは喜びではなく、怒り。
胸の奥からむかむかとする感情が渦巻いて、景麒は眉間に皺を寄せ、後ろを振り向いた。
「な、何だ?」
「何だはこちらの台詞です」
発した声は自分でも思いのほか冷たく、怒りを含んでいた。
「何だよ、怒らせるような事を言ったか?」
翠の瞳は純粋に困惑を含んでいる。
他意が無く無邪気に好意を寄せると言うのは、
時に残酷である事を彼女は知っているのであろうか?
「…では聞きますが、何故私と桜を見たいと?」
「な、何でって、特に…、何となく…」
「私とだけ桜を見たいと?」
「う、え?あーいや、うーん、鈴とか祥瓊とかとも一緒に見たけど……」
「ほら」
切り捨てるように短く言葉を吐く。

―― 私とでなくても良い癖して。
   私に対する想いなどその程度の癖に。
   私は貴女とじゃないと嫌なのに。

「何が『ほら』だよ」
「別に何でもありません」
気がつくとずいぶんと自分勝手な事を言っていると思ったが、
後にはひけなかった。
陽子は唇を尖らせて自身の頬を指でとんとん、と軽く叩いた後、
何を想ったか彼女はにっこりと笑った。

「じゃあ、ひとつ教えてやろう」
訝しげに眉根を寄せると、相反して彼の人の笑みは深くなる。
「お前と桜を見たいと思った理由、『何となく』、じゃない」

景麒が首をかしげると、恥ずかしげにはにかんだ。
「私があちらにいた頃の、ささやかな夢だけど…」
そして翡翠の瞳がそっとそらされる。

「好きな人と、桜の木の下で、口付けしてみたかったんだ」

そう言った彼女の頬は桜色に染まり、
眩暈を起こしそうなほど、可愛らしかった。
876名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 23:23:01 ID:+i4ya/7g
続きます。
877名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 23:39:06 ID:ONRic0e9

でもsageてね
878名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 23:52:29 ID:+i4ya/7g
もういっちょ!
879桜舞い散る下で(景麒×陽子):2009/09/30(水) 23:53:33 ID:+i4ya/7g
 触れたら消えてなくなりそうな気がして、
景麒は陽子に近づいたまま、しばらくじっとしていた。
数十年ずっと大事に大事に想ってきた愛しい人が、
急に手に入ってしまった。
もったいなくて、でも早く触れたくて、
そんなもどかしい気持ちをもてあました。
すると、不安気に陽子が景麒を見上げた。
潤んだ瞳をして、
「…迷惑、だったか?」と聞いてくる様はそれは愛らしく、
景麒は我慢できずに、世界の全てから陽子を覆い隠すように
強く強く抱きしめた。
掠れた声で己を呼ぶ声が微かに聞こえ、それが景麒から理性の全てを取り去った。
地面に強く陽子を押し倒し、貪るように口付けた。

陽子は驚いたように身を硬くしたが、
そんな事に構う余裕など景麒にあるはずもなかった。
柔らかな感触を自身の全ての感覚で味わい、
それから舌で陽子の唇をこじ開けた。
彼の手は吸い寄せられるように陽子の胸元へと降り、
膨らみを感じると、やわやわと揉みしだき始めた。
「…ん!」
陽子の身体に抵抗する力が生じたが、
舌で舌を絡めとり、唾液を混じらせるように口付けると、
だんだんと陽子の身体から力が抜けていった。

そっと唇を離すと、薄い透明なものに覆われた
美しい翠の瞳と目が合った。
彼女の細い肩は微かに震え、
景麒がふっと耳に息を吹き込むと、びくん、と身を縮まらせた。

「…主上」
自分で出せる一番優しい声音を使って、景麒は陽子を呼ぶ。
「な、に」と、普段の凛々しい姿からは想像も出来ないようなか弱い声で返事が返ってくる。
「…愛しております」
翡翠の瞳が見開かれて、それからぽんっと紅くなった。
(こんな姿は他のどの男にも見せられない)
そんな事を思いつつ、景麒は言葉をつなげた。
「貴方と出会い、王として貴方を向かえた。
私は麒麟だったし、予王との事もあった。
…しかし、ただ主に仕える麒麟でいるには、……貴女は美しすぎた」
景麒はすっと陽子の唇をなでた。
「ずっとずっと触れたくてなりませんでした。
…今日、貴女がお許しくださったのです」
景麒は陽子の耳に口を近づけ、囁いた。
「もう、貴女は私から逃れられません。
逃がすつもりはさらさら無い。
―― 後悔なさいませんよう」
880名無しさん@ピンキー:2009/09/30(水) 23:56:50 ID:+i4ya/7g
今度こそ続きます。
881名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 07:15:00 ID:pHUzQgxb
gj!!!
続きwktk待ってます!
882名無しさん@ピンキー:2009/10/01(木) 23:59:23 ID:ZnXCD6pR
続き、いきます!
883桜舞い散る下で(景麒×陽子):2009/10/02(金) 00:00:57 ID:ZnXCD6pR
「景…っ!」
陽子が己の名を紡ぐ前に、景麒はまた陽子の唇を塞いだ。
ずっとずっと、こうして唇を合わせる事を夢見てきた。
想像を遥かに超えた甘い味に気が遠くなりそうだった。
桜の花びらが敷き詰められた地面は思ったよりも柔らかだったので、
景麒は自身の体重を掛けて陽子を拘束した。
陽子の頬は桜と同じ色に染まり、
唾液で濡れた唇は艶やかに景麒を誘った。

景麒は陽子の額、耳、頬、そしてもう一度唇に長い口づけをして、
今度は顎、そして首筋へと自身の唇を移動させていった。
陽子の腰を抱いている手とは反対側の手で、
陽子の帯を解く。
しゅるり、と衣擦れの音がして、その音にすら羞恥に耳まで染める陽子が
ただひたすら愛しかった。
幾重にも重ねられた服が取り払われ、
陽子を肌着一枚にした所で景麒は動きを止め、
今度は自分の服に手を掛けていった。
自身も絹の薄い衣一枚になった所で、
景麒は陽子の身体を隅々までまさぐりはじめた。

胸から、腰、背中、太腿にかけて、まるで測量をするかのように丹念に触れていく。
すると、「は…っ」と陽子の口から溜息とも喘ぎとも判別つかないような声が漏れた。
自身の声に驚いたように慌てて口をふさぐが、
しかし深くなっていく息は隠しようもなかった。
その気配をうっとりと感じながら、
景麒の手の平はまた陽子の胸へと戻っていく。
肌着の上から柔らかな膨らみを揉みしだくと、陽子の吐息が更に深くなった。
少し手の位置をずらせば薄い布に皺を寄せる突起が見えた。
景麒は悪戯心を起こし、優しく「主上」と呼んだ。
884桜舞い散る下で(景麒×陽子):2009/10/02(金) 00:01:54 ID:ZnXCD6pR
「なに…?」
「ほら、ご覧下さい」
「何を…?」

景麒は陽子の手をとり、先ほどの突起に指を触れさせる。
途端に大きな瞳を更に見開かせ、それから顔に血を昇らせた。
衣の上からでも分かるような、硬く大きくなっているそれを信じられないような顔で見、
それから顔を勢いよく逸らせた。

「やだ…!」

その様に景麒はくすくすと機嫌よく笑い、それから今度は自身の指で擦るように弄った。

「あぁ…っ」

可愛らしいその声がもっと聞きたくて、
少し力を加えてこりこりと触った。
次第にそれだけでは足りなくなり、
乳首を弄る手はそのままに、自身の唇はもう一つの突起へと近づいた。
そして口に含み、下でしごく様にいじくる。

「やぁっ!あ、ああん!」

瞳に涙をためて、ひとつひとつに反応する様を見て、
景麒は本当に幸福な気持ちになった。

「…これだけでは足りないのでしょう?」

そして景麒は勢いよく陽子から全てを取り去り、また自身の服も脱いだ。
885桜舞い散る下で(景麒×陽子):2009/10/02(金) 00:03:09 ID:ZnXCD6pR
陽子の目ははたと下の位置で止まる。
そこで彼女の思考は止まってしまった。

「いやらしい方だ…」

陽子はしばらく呆然としていたが、言われた意味を理解したのだろう、
ぱっとそれから目を逸らす。

「おや、そこまで見たのですから、きちんとしていただけませんと」

陽子はなるべく下に目を遣らないようにしながら、
「するって、何を…?」と聞いた。
すると景麒はらしからぬ笑みを浮かべ、
先ほど陽子に彼女の乳首を触らせたように陽子の手を取り、
自分の猛りを握らせた。
途端電流のような痺れが背筋に走ったが、
それを表面には出さないようにする。
硬直している陽子の耳に近づき、
「こう、するのですよ」と呟く。
自分の男根を握っている陽子の手を上から押さえ込み、
上下に動かす。

「け、景麒!」

咎める声には耳を貸さず、どんどんと激しく双方の手を動かしていく。
その内に景麒の息が荒くなり始め、「ふ…っ」と艶かしい喘ぎが漏れた。
陽子は未だ戸惑いを含んだ顔で、おずおずと、
「景麒…、これが良いの?」と聞く。
紅潮した顔で頷くと、陽子は「景麒、手を離して。自分でやるから」と恥ずかしげに言った。
言われるままに手を離すと、陽子は慣れない手つきで景麒の猛りを捏ねる様に握り始めた。
自身で動かしていた時とは全く違う感覚に、景麒は爆発しそうな声で

「ああ、主上!あ、あ、良いです!もっと!」

と叫んだ。
886桜舞い散る下で(景麒×陽子):2009/10/02(金) 00:03:45 ID:D864uaKu
それを受けて陽子は今度は景麒の肉棒を口に運び、丹念に舐め始めた。
ちゅうちゅうと音をたてて吸ったり、舌でしごいたりしながら、陽子は景麒を愛した。
ざらざらとした舌の感覚に、景麒の意識が遠ざかっていく。

「ああ、う、ああああっ、主上!もう、これ以上は…!」

景麒は意志の力で陽子から離れ、今度は陽子の足を肩に担ぎ上げ、
愛しい人の秘所を目にした。
途端に悲鳴のような声が聞こえる。

「やだ!景麒!見ないで!見ないでぇ!」

そうして腰を振る様は誘惑としか言い様がなかった。
細い腰が揺れるたびにたぷたぷと乳房が揺れ、
密やかな場所を見られる羞恥の為か、ひくひくと割れ目が動く様が何とも言いがたい。
艶やかに濡れた蜜壺に一本だけ指を入れて、
わざとぴちゃぴちゃと音を出してかき混ぜる。
途端にその場所から大量の蜜が溢れる。
それを満足げに眺め、
「主上がこんなにいやらしい体をされているとは思いませんでした」と囁く。
887名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 00:04:14 ID:D864uaKu
すいません、またも続きます。
888名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 13:24:17 ID:a23+Q9o5
支援
     ,、
     V\
     ヽノ\ ,..-:::::-..、   ,..、
    _  ,.ゝ、ノ>::::::::::::::::\/ i   _
    !,>'::::::' ̄::::::::::::::::::://! / / `i
    i::::;.'::::;::::::::::::::::::`く/.:.//,/  ,イ        _
    !:::|:::::;!、:::::::ヽ、::::::::`:;彡':ヾo_ o'゙d   __,,. ''゙゙ )
     ):゙i、_:ゝヽ-―,=ニ;,゙´ヽ::::::、-'Oo"´ ̄     /
   く:;/       i i'/∧  i:::;:::_> / Oo _o-'O
    i         ヾク,ソ  'へ-'7   O_O_,∠._
    l            ,    /    O,Oャ-ミヾ、
     ヽ、     ノ/         ̄ ̄  i ノノ:j
        ` ー一7´                 ,! ;'(:::(
           !               v' ヾヾニ‐-、
          人              ヽ   >-;::i::i
           ;'   \_/   ,_,,. ‐'ヽ、   l  (::::‐'::::;ノ
           ヽ、 ::/   / `ー、:::::〉   ,'   `ー‐'゙
           \_|     |     ヽ/   /
             |    i    '、_,ノ
             `ー-‐′
889名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 18:51:21 ID:vWZl/kGB
可愛い支援だw
そんなわけで続きをwktkですw
890名無しさん@ピンキー:2009/10/02(金) 20:11:10 ID:fUGaXEf6
おおっ! 愚作でも新作が出たらこのスレにも投下がイッ〜パイ
GJであります。とてもとてもGJであります。Wakuであります!

891名無しさん@ピンキー:2009/10/03(土) 11:23:28 ID:7USI8mi1
なかなか景麒がテクニシャンw
続き待ってます
892名無しさん@ピンキー:2009/10/06(火) 21:59:11 ID:obZAJOtI
続き待ちほ
893名無しさん@ピンキー:2009/10/10(土) 00:10:08 ID:e2SSRW7J
ほっほ
894名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 01:04:38 ID:M+E2t0XX
ほほう〜
895名無しさん@ピンキー:2009/10/11(日) 23:25:35 ID:5QS51lxv
ほうほう
896名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 00:44:34 ID:NWrCW9wk
静かな湖畔の森の陰から♪
897名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 11:21:19 ID:n7yoLdT6
もう起きていかがと○○コが勃つ〜♪
898名無しさん@ピンキー:2009/10/12(月) 23:11:01 ID:0sr2OzTD
ほも〜 ほも〜 ほも・ほも・ほもっ
899名無しさん@ピンキー:2009/10/13(火) 20:45:47 ID:HVsh3vco
はパス
900名無しさん@ピンキー:2009/10/15(木) 22:37:57 ID:5S4D/IJg
900毛"
901名無しさん@ピンキー:2009/10/19(月) 22:52:33 ID:kzbZSAkL
ほっほっほ
902名無しさん@ピンキー:2009/10/23(金) 23:01:35 ID:Jrj8HcWn
続きまだかなあ保守。
903名無しさん@ピンキー:2009/10/27(火) 01:34:08 ID:B5VhEnFl
新刊でたのに伸びないね
904名無しさん@ピンキー:2009/10/31(土) 19:12:24 ID:CJcUo3VL
新刊ではなく新作だと言う突っ込みも無い程荒廃してしまったのか・・・
905名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 15:22:24 ID:IwXl0mQX
珠晶と泰麒が好きです
906名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 16:55:41 ID:+4qsHUua
長生きスレだねー
907名無しさん@ピンキー:2009/11/02(月) 22:45:00 ID:RQ+fpYpu
>>904
とゆーより、大幅規制がかかっていた所為かと思われ。
やっと解除されたorz

新作カマーン!!!
908名無しさん@ピンキー:2009/11/07(土) 13:38:05 ID:bcrYtjPA
>>905
ロリショタ好き乙
909名無しさん@ピンキー:2009/11/10(火) 20:57:23 ID:aje00EZC
ほしゅ
910629:2009/11/11(水) 00:55:04 ID:ABXjVq/C
しかし、新刊読むと仙籍に入れて凌遅とか、漏れと同じ発想の主上でわろたwww
俺が陽子だったら、政教や商工、謀反を起こした近人などは簡単に死なないよう仙に封じた後、
数カ月かけて凌遅数万刀でイジメ殺してやるのになwww
常世にも凌遅の刑罰があった事は驚いたが、向こうは仙があるからよりエグいことできそうで垂涎wwwwwwww
911名無しさん@ピンキー:2009/11/15(日) 21:04:05 ID:i5ascOe8
なんとなく幽遊の痴皇の末路を思い出した。
912名無しさん@ピンキー:2009/11/16(月) 01:53:54 ID:DtOnpUtr
>>629続き

「主上」
景麒が、陽子に詰め寄った。険しい表情だ。
「――あまりにも惨すぎます」
「なにがだ?」
陽子はとぼけた貌で、薄ら笑いすら浮かべる。
「あの下手人たちへの処遇です」
陽子は黙って聞いている。
「いくら悪人への処置とはいえ、あまりにも度を越しています」
「景麒」
「は」
景麒が陽子に応えて顔を寄せた。
「ぶぐっ」
その顔を陽子の拳が殴りぬいていた。
「知った風な口きくんじゃねえよ、ダボが」
鼻血を出して蹲る景麒にぺと唾を吐きかけると、陽子は言い捨てて去った。
「あいつらは、あと百年かけてイジメ殺してやるんだ♪」

「あれ以来、大輔は熱を出しておられる」
白髯の老人が苦々しく吐き捨てる。
冢宰の礼服を着た壮年の男性が頷いた。
「麒麟は固仁獣。主上のやりようを受け、病んでしまったのでしょう」
園甫と浩瀚は、陽子の「御乱交」に対する定例会議を開いていた。
陽子の治世に問題があるのではない。
即位後二十年、慶の国政は軌道に乗り、社稷の礎石はしっかりと築かれていた。
このまま行けば、少なくとも後百年は赤王朝は揺るぎない。それが衆目の一致する所だった。
だが――
「このままでは大輔は失道される」
園甫が絞り出すように呟いた。
蘭玉を殺めた下手人を捉えてから17年、陽子は以来下手人たちを仙に叙してひっきりなしに拷問を加えている。
本来、この様な無道を止めるべきはずの女史や女御もこれに加担している。
浩瀚たちはそれとなく諌めるのだが、陽子は聞く耳をもとうとしなかった。
「儂かて蘭玉を殺めた悪漢どもじゃ。憎くないと言えば嘘になるが……」
「主上は慶にとって千年に一度の逸材と思っておりまする。このような事で、失道するのではあまりにも……」
二人は顔を見合せ息をつく。
方法は一つしかない。
「殺るか――」

ギギと音がして、その房間の扉が開かれた。その何重にも施錠された分厚い鉄扉は、
常世と地獄との境目であった。その軋む音がする度に、中の囚人たちは絶望にむせび泣くのだ。
「あひぃ……もう殺して」
「殺してやろう――」
男たちは、入ってきたのがいつもの嗜虐者でない事に気づいた。
「主上の勅命である。貴様ら六名、昇鉱に加担して罪なき生民を殺めた罪により、斬首いたす」
その瞬間、男たちは涙を流した。歓喜の涙を。
「ほんと? ほんとに殺してくれるの?」
浩瀚は黙って頷く。
数名の兵士が剣を抜き、鎖に繋がれた男たちの前に立った。
「嬉しい! 早く、早く俺を殺してええええええええええっ!!」
歓喜にむせび、号泣しながら叫ぶ男たちは、皆目玉を抉られ眼窩がからっぽで、
手足もなく、体中至る所が損壊されて創と骨皮をさらし、陰部には陰湿な責めの痕があった。
「早く、早く俺を……」
「慌てるな、主上の命だ……」
「――へえ、そんな命令、初耳だ」
慌てて、振り向く。そこには禁兵を率いた陽子の姿があった。
冬器の白刃が浩瀚たちに向けられる。
「浩瀚、貴様は私の寵を良い事に専横の振る舞いに出た。許せん。この男どもと同じ刑に処す」
「しゅ、主上……!」
「引ったてい!!」
913名無しさん@ピンキー:2009/11/21(土) 14:46:00 ID:2YzP1ZXV
おおっ! >>912 続き投下乙であります。GJ!であります
規制解除直後にパソがぶっ壊れて今日までスレにこれんかった
914名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 16:27:43 ID:7bSpw0Yg
この後どうしようか、陽子が実は重度のレズで蘭玉で毎日オナってるから、
ここまで狂気に至ったとか設定しようか。かそってるし、
もう埋め立てだから好きにしていいよね。
915名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 20:01:04 ID:Tt7RmKrI
>>914 許す
埋めたてでなくとも職人さんの自由です
916名無しさん@ピンキー:2009/11/22(日) 23:03:33 ID:+ypc8+P8
ここまできたらいっそ好きにやっちゃってくださいw
917名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 01:12:01 ID:cRgkMqKc
>>912続き

自分があの子にこんなに執着してしまったのはいつからだろう。
初めて会った時から気にはなっていた。
其の境遇と為人を知る裡に愛着が生まれたようだった。
そして、――失って、自分の愛着の本当の意味を知った。

「蘭玉……」
金波宮の燕朝、奥深く、陽子の寝室。
陽子は一人寝台に横たわっている。人目を気にする必要のない休息時、
半裸で寝そべり、その肌理の細かい柔肌を灯火が橙色に照らしている。
いつしか、こうして蘭玉の笑顔を胸に浮かべる事だけが、陽子の秘やかなそして唯一の慰めとなっていた。
今の自分だったら、たぶん迷わない。
蘭玉に想いを打ち明ける。
この胸の狂おしい時めきを。
彼女への強い衝動を。
たぶん女の子としてまともな彼女は拒絶するだろうが、それで構わない。
そうして心の靄を取り除きたかった。
でも、それも永遠には果たせない。――あいつらが、彼女を奪ったから。
「ごめん、助けられなかった……守れなかった……」
陽子は、その雄々しい王業を肇める嚆矢となった内乱に参戦した后、
靖共・呀峰ら大逆の一味を、暁天で衆人環視の下陵遅刑にかけた。
無論、仙籍にある者は身分を解かず、無冠の者は改めて仙に叙して。
処刑は三十日間に及び、三万刀を超す切り刻みの末、激痛のため自死し、
すっかり脳が委縮してしまった呀峰らが息絶えたとき、陽子は今のように、改めて涙を流した。
寸刻みの肉はその場で火考肉(やきにく)にして、民衆に配り、怨恨極まる両州の生民が其の血肉を食らって憂さを晴らし、
残骸は人糞に混ぜて狗の餌にして、それでも陽子の悲しみは尽きなかった。
その晩陽子は初めて蘭玉で自分の躰を慰めた。

(陽子)

(陽子、今晩は帰らないんでしょ?)

(良い人によろしくね!)

涙が、溢れてくる。
偶に気まぐれで桓魋や夕暉に伽をさせ、身を任せる事もあったが、そんな事で飢えは飽かされなかった。
楽俊とは――雁に留学以来もうずっと会ってないが、もっと精神的な繋がりだった。
未熟な蓬莱時代には未だ持てなかった恋情。
この世界に来て初めて少しだけ成長できて、最初に抱いた想い。
その想いは、永遠に行先を見失ってしまった。
918名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 01:13:03 ID:cRgkMqKc
「はあ……ぁ……」
手で自分の乳房と陰部を揉む。乳房は赤々と火照り、陰部は已に濡れそぼっていた。
きゅっと指先で、乳首と陰核を摘まむ。
陽子は体をビクッと仰け反らせた。
「はう……っ」
内奥からどんどん熱い液体が溢れてくる。紅い髪が乳房で震える。
陽子はせつなさに喘いだ。
「ん、んんっ……」
傍らの水寓刀を手に取る。
ふと、その刃紋を見やるが、ただ茫洋たる幻がうつろうだけだ。
自分が望むあの子の姿はいつも映してくれない。
あの子はうつし郁(くに)にいないからだろうか?
いや、仮令千里を見通すこの宝重と雖も、自分の疼きはいやして呉れない。こうしなければ。
柄を陰部に挿入した。
「ああっ!!」
水寓刀の柄が根元まで沈み込んでいく。やがて、奥まで達すると、抜き差しを始める。
湿っぽい音が陽子と灯火のつくる陽子の影の二者だけの部屋に響く。
そうやってしばらくして。
陽子は無意識に腰を浮かせ、しだいに引き攣るようになっていった。
「ああ、蘭玉、あたし、あたし……っ!!」
陽子の声が震える。
ビクンビクンと痙攣して、陽子は果てた。

余韻に浸りながら荒く息をつく。自らを瀆した後はいつも虚しい。
其の時自分の乎気だけのはずの房間に、ふと声が響いた。
「――主上」
「なんだ、いつからいた班渠」
陽子はまだ熱さの残る体を身づくろいもせず云った。
「御自分を慰められている間からずっと。それよりお耳に入れたき事が」
「何だ?」
「太史令が松伯と謀り浩瀚さまたちを釈放させようとしています」
「――桂桂が?」
太史令とは、蘭玉の弟桂桂だった。彼女亡き後、陽子は自分の子供のように桂桂を育てたが、
彼は書算詩文の才があり、国学を卒業して今は其の官にあった。
「如何なされますか」
「…………」
蘭玉を殺めた下手人に使令を張り付かせるよう命じたのは陽子である。
其の故、浩瀚たちの独断を察知する事が出来た。
浩瀚らは今は拘束して刑を待っているが――
「禁兵に知らせろ。卒を一個程動かす」
陽子は上着を着ながら、号令した。

「鏖(みなごろし)だ」
919名無しさん@ピンキー:2009/11/24(火) 21:33:15 ID:ddWKGcZq
キター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

でも途中なのね。マッテル
920名無しさん@ピンキー:2009/11/26(木) 22:36:43 ID:gugErT/3
ダイスケ…
921名無しさん@ピンキー:2009/11/27(金) 23:46:53 ID:SP0wjS6Q
>>918続き

金波宮の一角は、深夜にもかかわらず騒然としていた。
百人ばかりの兵士が、辺りを警戒し、燕朝に詰め込んでいる朝臣の殆どは野次馬に駆けつけていた。
その人垣の列が割れる。陽子が先触れも伴わず、水寓刀を引っさげて来着したのだ。
「陽子……」
兵士に冬器の白刃を向けられ、蒼ざめた遠圃うめく。
「やあ、遠圃。太師のお前が謀反を企てるようでは、慶東国の社稷も危ういな♪」
「陽子、好い加減に正気に……」
遠圃の言葉が途切れた。水寓刀の鞘で頭を強打された遠圃が、鼻血を出して地べたに顔をこする。
「ううっ」
「この老いぼれが、すぐにぶった斬って……」
「陽子、もう止めようよ……」
其の時、少年の声が起こった。
同じく押さえつけられているその相貌を見て、陽子の胸がちくりと痛む。桂桂だった。
「姉ちゃんは……こんな事をしたって姉ちゃんは帰って来ない……」
「…………」
「ううん、姉ちゃんはこんな事望んでないよ。姉ちゃんなら、きっと陽子にもうむごい事はやめてくれって」
陽子が苦々しく顔を背けた。
「桂桂、お前は……」
桂桂は思春期に入ったばかりで仙に封じてある。其の面影は線が細く、蘭玉を思わせるものがあった。
その桂桂が目に涙を浮かべて主人の無道を諫めていた。
「蘭玉は……ただ、殺されただけじゃなかった。面白半分に嬲り殺されたんだ。それでもお前は……」
「だからって、こんな事をしても姉ちゃんは戻って来ないんだよ!!」
分かっている。そんな事は。だからそれだけ、無性に腹が立った。
なぜだ?
なぜ、生きている?この弟は。
そもそも、この弟が男たちの注意を惹きつけていれば蘭玉は逃げられたんじゃなかったか?
同じく刺されたのに、蘭玉は死んでなぜこの弟が生きている?
弟なら姉を守るべきではなかったか?
蘭玉を犠牲に、自分だけ生きて、その上で、私のやる事に差し出口を?
弟のくせに、蘭玉の死を弔う事も、仇を討つ事もせず、挙句の果てに謀反?
陽子の頭の中でぶちんと何かが切れた音が響いた。
「漢文」
突然の言葉に辺りが鎮まる。皆その意味を計りかねている。
「私ね、高校の頃は漢文わりかし得意だったんだ。授業でならったけど『史記』の著者の司馬遷は武帝を諫めて腐刑に処されるんだよね」
そして、目にぬらっとした狂気を浮かべた。
「お前も司馬遷と同じ太史令だ。歴史を再現するのも面白くないか?」
「よ、陽子……」
陽子は左右の兵士に命令した。
「おい、こいつのポコ○ン出せ」
言われるまま、士卒が桂桂の衣を脱がす。その陰部が露わになる。陽子は水寓刀を抜いた。
「や、やめ……」
ざぐっ。
剣の切っ先は、桂桂の陰茎を付け根から切断していた。
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああっ!!」
あまりの激痛に桂桂は転がりまわり泣き叫ぶ。
切断面からは血が噴水のように吹き出ている。
「止血と化膿止めして、まとめて牢獄ぶちこんどけ」
陽子は妙な高揚感が湧きあがってくるのを抑えられなかった。
女として、蘭玉を手に入れられなかった、自分に欠けているもの。
それを仇敵から奪ってやったような倒錯した感覚に陶酔していた。
其の晩、さすがに見かねて、鈴と祥瓊が寛恕を乞いに来た。
陽子は、失道しては元も子もないと思い、浩瀚らの罪を赦し、下手人たちへの拷問も以後二十年取りやめた。
そのため、赤王朝の命脈は伸び、拷問が再開され、下手人たちは百年に渡って苦しむ事となる。
922名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 00:43:22 ID:WcX0Yjw0
キター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

でもまだ途中なの? おわり? 
923名無しさん@ピンキー:2009/11/28(土) 10:11:06 ID:hfZbMchH
KKは仙籍には入ってなかったよね?
もし入ってたら、おてぃんぽも子供のままなの???
924名無しさん@ピンキー:2009/11/29(日) 04:58:36 ID:4cKYua24
おてぃんぽ
925名無しさん@ピンキー:2009/11/30(月) 20:06:54 ID:NLOoxXHJ
「ちんこ」と言いなさい
926名無しさん@ピンキー:2009/12/04(金) 21:00:55 ID:FzW8m9rf
ほう〜
927名無しさん@ピンキー:2009/12/08(火) 21:41:05 ID:L2GO5eb9
928名無しさん@ピンキー:2009/12/13(日) 13:36:24 ID:F4EsKHhQ
MO
929名無しさん@ピンキー:2009/12/14(月) 16:44:23 ID:8EChdljY
サピエンス
930名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 11:42:52 ID:13t/ZtMn
あんたなんて、素股で充分よ!と、球昌は叫んだ>
931名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 11:52:29 ID:13t/ZtMn

そんな話なぞされても困る。大体目の前に居るこの麒麟と会う事事態初めてだと言うのに。
932名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 12:29:16 ID:13t/ZtMn
さめざめと泣く供麒。の向かいで景麒は嘆息した。(何故この様な相談なぞ・・)
933名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 12:35:19 ID:13t/ZtMn
てな莫迦ノリテイストで景×陽一本落としても良いカナ。良いよね。誰もいないし?
934名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 19:02:52 ID:ueJwDJnb
楽しみにしてる!
935名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 20:16:24 ID:L1ttl5Rn
まってるうううう
936名無しさん@ピンキー:2009/12/15(火) 20:42:01 ID:rp37C8JY
おおっ! 職人さんから投下予告が
Wakutekaです
937名無しさん@ピンキー:2009/12/25(金) 22:27:35 ID:qfWa5EJo
投下待ちほしゅ
938名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 16:29:34 ID:TvvAv1dJ
今まで夕暉×鈴ってあった?
939名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 16:58:34 ID:4qc5ucuh
>>938
マイナーカップリングではあるかもしれんがネット上でもたまに見る
940名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 17:45:33 ID:TvvAv1dJ
>>939
ありがとう ネット上のは見尽くしたと思う。
やはりマイナーなのかorz今禿げもえなんだがなあ
941名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 19:40:32 ID:BAEHUt7u
彼らの実年齢を考えるとかなり来るものがあるw
942名無しさん@ピンキー:2009/12/27(日) 20:03:16 ID:T85+/6pG
だが、それがいい。

若さという勢いのある肉食系夕暉と、100年磨きをかけた天然ボケの鈴はかなりの見ものだと思う。
943名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 00:18:11 ID:SNmztkhp
いつまでもお姉さんぶる生娘の鈴に
堪えきれなくてぱくりとやっちゃう非童貞の夕暉ですね
わかります
944名無しさん@ピンキー:2009/12/28(月) 22:55:43 ID:q+mETcM7
どう考えても夕暉にいいように弄ばれる鈴というパターンしか浮ばん
夕暉なら鈴など手の平の上で身も心も自由自在、思いのままでしょう
945名無しさん@ピンキー:2009/12/29(火) 18:00:36 ID:bJ7wENHm
ハァハァ
946名無しさん@ピンキー:2009/12/30(水) 23:22:56 ID:/V6L5XLU
夕暉「こんなに簡単に落ちるなんて、癖になりそうだぁ・・俺ワルイ男になりそう」
947名無しさん@ピンキー:2009/12/31(木) 11:00:24 ID:/sr0+nXR
いや、簡単に落ちると逆に執着がなくなって女に淡泊になりそうだ。
一般的に落とすのに苦労する程、執着は強くなるぞ。
「あんなに苦労したんだから、この女はもっと素晴らしい筈だ!」と
自分を誤魔化す方向に行く上、次に別の女を落とせるのがいつになるか判らないからw
948 【ぴょん吉】 【1574円】 :2010/01/01(金) 00:52:32 ID:AfbAqMQn
大吉なら
949 【中吉】 【344円】 :2010/01/01(金) 02:36:30 ID:SQif2+0o

あけおめ!
新作マダー
950 【凶】 【715円】 :2010/01/01(金) 23:09:40 ID:ObSrvCoB
なんという過疎
951名無しさん@ピンキー:2010/01/03(日) 19:20:44 ID:kKJey+ak
あけおめ
952名無しさん@ピンキー:2010/01/06(水) 23:46:06 ID:Cdl/prMZ
今年もぼんのうまみれです。
953名無しさん@ピンキー:2010/01/07(木) 23:43:17 ID:KEta3IyR
kiki
954名無しさん@ピンキー:2010/01/11(月) 01:01:03 ID:be2MtBak
ぴょん吉、中吉、凶……
駄目だこりゃ
955名無しさん@ピンキー:2010/01/13(水) 00:22:08 ID:zXuH5xwy
5冊目989です。データの整理をしていたら、続きが出てきました。
超今更なのですが投下してもよいですか?
陽子が男体化(?)している、陽子×祥瓊というアレなカップリングなのですが…
956名無しさん@ピンキー:2010/01/13(水) 00:39:43 ID:7mnSdZDP
うをー待ってます!!

5冊目からいらっしゃる人いるんだなぁ。
9575989:2010/01/13(水) 16:46:21 ID:zXuH5xwy
では、失礼して… 
5冊目989はss書庫に入ってます。

ちなみに、データを見つけてからこのスレを探したので、
ずっといたわけではないです。まだあってちょっと感激!
958男体化陽子×祥瓊 1:2010/01/13(水) 17:00:19 ID:zXuH5xwy
<前回のあらすじ>
 胎果であった陽子は、こちらの世界に来る事で容姿と性別が変わった。
男の体に馴染めない陽子が朝の生理現象に困っていると、祥瓊がやってくる。
祥瓊はそれを処理すると、
「次は私も楽しむから、今夜は覚悟しておいてね?」
と去っていったのであった。


「他人に話をするときって、相手を三種類くらいに分けていると思うの。
同性、異性、話のわかる異性、って感じかしら。」
 朝の言葉どおり寝所にやってきた祥瓊に、まずは話をしようと陽子は持ちかけた。
それにすんなりと頷いた祥瓊は牀(しんだい)に腰掛けると口を開いた。
「異性には話せない事でも同性には気軽に話せるし、気軽ではなくても、話のわかる異性には
それなりには話すことはあるわ。
 でも。陽子は今、どれにも属していないの。元は女なのに、今は男だから女性相手に一歩引いている。
今は男なのに、少し前まで女だったから男相手に踏み込めない。違う?」
「…耳が痛いな…その通りかもしれない。」
 女史の口から出た内容は予想をはるかに超えた物だったけれど、
それは陽子の問題の核心をつくものだ。
959男体化陽子×祥瓊 2:2010/01/13(水) 17:01:52 ID:zXuH5xwy
「体はどうあれ心は女のままで押し通すのか、心身ともに男になるのか、
それとも、どちらでもあるように振舞うのか…どれかにならないとだめだと思うの。
私としては三番目がお薦めかしら。」
「どちらでもあるように?なんか中途半端な感じもするけど。」
 今の状態では、どれを選んだとしてもなりきる事は難しいと思ったが、あえてそう反論してみた。
「そうかしら。せっかく、女の事情も知っていて、男の事情も分るのよ?
これは陽子だけがもつ特権だもの、大事にして育てないともったいないわ。
 そのためにも、陽子は自分の男を受け入れて認めなくちゃいけない。」

  話が繋がった。
しかし、陽子は腹の底にほんの少し 、不快なものが湧き上がるのを感じた。
「…だから、祥瓊は私とその…しにきたの?」
 陽子は祥瓊から目を逸らし、つぶやく様に吐き捨てた。
「勘違いしないで。私は王のために犠牲になるとか、そういう偽善をしたいんじゃないの。
それに、遠甫か浩瀚か、もしくは台輔も、私を同じ事を思いつくんじゃないかしら。
そうしたらきっと、適当で最適な相手を陽子に見つけてくると思う。
王を育てたいのなら、それを眺めてるほうが、きっと正しい。」
 祥瓊は立ち上がると陽子の脇に回りこみ、逸らした視線の先に立つ。
「でも、それが嫌だから、きたの。」
それを傍観していたら、きっと手を伸ばせなくなってしまうから。
「私は…私か、私の認めたような人じゃないと、陽子の相手になんて絶対に嫌。
…いいえ……せめて、陽子の最初は私じゃなきゃ、嫌。」
いとおしむ様に両の手で陽子の頬に触れ、揺れる瞳で問いかける。
「それとも陽子は…私が相手なのは…嫌?」
それに対し陽子は、衝動的に相手の唇を奪う事で、答えた。
960男体化陽子×祥瓊 3:2010/01/13(水) 17:16:53 ID:zXuH5xwy
 それは、たしかに陽子のみに与えられた特権であった。
女として過ごしてきた年月で得られた物。
何処が良いのか、どの程度が良いのか、そして、どういう風に扱われる事を望むのか。
それらを全て、実行した。
しかし、それだけでは終わらなかった。
自分が抱いているのは祥瓊なのだ。
これは愛しい女史であって、自分の中の女ではない事に、陽子は思い至った。
"女としてして欲しかった事"を参考にするのはいいが、それが目的になってはいけない。
それでは、ただの自慰行為である。
陽子は、祥瓊を愛し、惜しみなく彼女にとっての快楽を与えるように抱いた。
そして淫らに踊り、快楽にすすり泣く彼女を見ることで男としての征服感の様なものが満たされ、
二人同時に頂点を極められた事に、これ以上無い程の愛情が溢れたのだった。


 後戯も終わりかけた頃、柔らかな愛撫を交わしながら、陽子は口を開いた。
「祥瓊…ありがとう。私に、男を教えてくれて。」
「男…?女じゃなくて?」
「うん。祥瓊という女性を愛する事で、私の中の男という物がどういうものなのか、分った気がするんだ。
きっと…いや、絶対に、他の女性が相手だったら、分らなかったと思う。」
「いいのよ?別にお世辞を言わなくても。」
「そういうんじゃないんだ。…最初、私は"女だった時、どうして貰いたかったか"という様な考えで動いていたんだ。
でも、祥瓊を見ているうちに、"女の自分"じゃなくて、"祥瓊を"満足させたい、愛したい、と思うようになった。
だから、他の人だったら、私はその人を通じて自分の中の女を抱いて終わったんじゃないかな。」
それでは、自分の中の男を受け入れたとはいえない。
「だから、初めてが祥瓊で、本当に、良かった。」
陽子はそこまで言い切ると、祥瓊をぎゅっと抱きしめた。
「…じゃぁ私も、陽子に女を教わった、というべきかしら。」
くすくすと笑いながら、祥瓊も陽子を抱きしめる。

その後、景王赤子の治世は長く続き、人心をよく知る賢君として知られるようになる。
しかし、その脇には1人の女性がいたことを知る者の数は少ないという。

9615989:2010/01/13(水) 17:19:09 ID:zXuH5xwy
以上です。あまりエロくなかったですね…
お目汚し失礼しました。
962名無しさん@ピンキー:2010/01/13(水) 18:43:01 ID:DmR4huxf
乙です!!!久々に来た方だったんですね。
最近作品が少ない中嬉しいんだぜ。

大規模な規制も早くとけてほしい。
963名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 12:12:36 ID:imOAcU6D
んにゃ〜。
964名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 12:16:18 ID:imOAcU6D
あ。なんか書き込めたんで短いの落とします。素股プレイは長くなりそうなんで。
965禁じられた遊び:2010/01/14(木) 12:24:04 ID:imOAcU6D
同世代の相手と寝たことなんてなかった。いつも―初めての時も相手は年上で。
今、目の前にいる娘(こ)の様な表情はしていなかった。
966禁じられた遊び2:2010/01/14(木) 12:28:59 ID:imOAcU6D
「−駄目?」
「−え、と。」
いいのかな、とは、思う。こうして誘ってる自分でも。
この娘は慶の王で。
自分は泰の麒麟で。
967禁じられた遊び3:2010/01/14(木) 12:37:09 ID:imOAcU6D
しちゃったら失道とか、その場で死ぬとか。(天帝は変にいけずだから。)
でも。したいものは仕方ないと。
助けてくれた恩人で、自分が兄の様に慕っていた人の想い人。大切な宝物。
「あ、の。」
「うん。」
968禁じられた遊び4:2010/01/14(木) 12:45:00 ID:imOAcU6D
「た、高里くんは彼女、李斎だよね・・?」
「うん。だけどしたいんだ。中嶋さんと。」
一瞬で耳まで朱に染まる。その顔。やばい、可愛い。
969禁じられた遊び5:2010/01/14(木) 13:06:49 ID:imOAcU6D
李斎が好きなのは間違いない。一番好きだ。側にいてくれるだけで幸せだ。
けれど。この娘を抱きたいと強く願う自分も確かにいて。興味なのか恋愛感情なのか自分でもわからなくて。
「中嶋さん、景台輔とだけ?ずっと?」
「−え?」
「ずっとこれから何百年て生きてくのに一人だけ?」
「何百年って・・そんな上手くいくか・・」
「仮定の話.大王朝になったとして。」
「無理だと思うけど・・」
本題から話がずれていきそうになる。そうじゃなくて。
「中嶋さん、その間sexするの景台輔だけ?」
「〜せっ!!」
970禁じられた遊び6:2010/01/14(木) 13:19:32 ID:imOAcU6D
ぎょっとした表情でまじまじと僕を見た。
「そういうの男の立場から言わせて貰うと重い。」
「お、重い?」
「うん、いつも自分だけ見てるのが嬉しいのなんて初めのうちだけだから。束縛されてるかんじで浮気に走る。」
ああ、自分て汚いと笑いそうになる。
あの一途な麒麟がこの人相手にそんなこと思うはずないのに。いっそ気持悪いくらい大事にしてるのに。
(そのわりには、もうやってるみたいだけどね。)
「−いい?」
「・・・・・・う・・ん。」
971禁じられた遊び7:2010/01/14(木) 13:58:35 ID:imOAcU6D
肩に触れて初めて気付いた。この人はこんなに細いんだと。小さく震えてるのがなんていうか。
ーすごくいい。
顔を斜めに傾けて唇に近付くとそっと目を閉じた。
ちゅ、と触れるだけのキスを数回繰り返す。
息が軽く上がっていくのが手に取る様に分かった。
(16の娘ってこんな反応なんだ・・・・)
いままで、年上とばかりしてたからこういう初々しいのは新鮮だった。
舌をそっと滑り挿れるとびくりと身体が震える。
「大丈夫?」
唇を離し瞳を覗き込むと微かに潤みはじめていた。
「あの、ね。」
「うん、何?」
「なんだか学校に忍び込んでしてるみたいだ・・・」
確かに、ここは白圭宮の書庫で、今は夜で、誰かが来るかもしれなくて。
学校Hとは盲点。それは経験したことない。
「あの・・」
「何・・?」
「私本当にしたこと少ないから・・・」
恥かしそうに囁く声がいつもより甘いのに本人は多分気付いてないんだろう。
「何回・・?」
少し虐めたくなり耳元で問う。
赤かった頬をさらに赤くして消え入りそうな声で答える。
「・・・・さ、三回・・・」
「−へえ・・・」
大事にしてます、接物以外はしてません。なんて態度だったくせに三回も抱いてたのか。
972禁じられた遊び8:2010/01/14(木) 14:13:33 ID:imOAcU6D
「ぜ、全然慣れてないから・・」
「うん、大丈夫。」
肩を抱いてそっと床に身体を横たえる。ひやりとした冷たさに驚くさまが可愛い。
もう一度唇を重ねる。柔らかな震えるそれに。
「すごく」
「・・。」
「悪いことしようとしてるみたいだ」
真面目な顔でそう呟くのが可笑しくて笑いが漏れる。
「高里くん・・・・?」
「ご、ごめん。」
だって《すごい悪いこと》を今からするのに。
973禁じられた遊び9:2010/01/14(木) 14:48:23 ID:imOAcU6D
息遣いだけが聞こえる。
甘い喘ぎ声って慣れてないと出ないって初めて知った。
襦裙の袷から手を差し入れ胸に触れる。ぴくりとそれだけで身体が動いた。
(反応いいんだ・・
何度か掌を包みこむように動かすと中央の頂が固くなり始める。
「…っん・・」
小さく漏れる吐息にあわせるかに重ねた襦を剥いで小衫の上から静かに接物る。
微かな柔らかな感触。頂だけが目立つそこは幼女のようで可愛らしい。
(小さい胸ってこんな感じなんだ・・)
そういえば、自分が寝た相手はみんな大きな胸だったなあ、などと。
「今。」
「えっ!?」
「小さいなって思った・?」
怒ったみたいな顔で、そう問うてくる。
「思うけど・・」
やっぱりね、と呟く。
「景麒もそんな顔してた・・小さいとがっかりする?」
「えーと・・」
がっかりというよりも。
「大切にしなきゃって思う。」
ぱちくり。そんな擬音が似合いそうに瞬きを数度。
「可愛い胸だと思うよ?」
くすくすと笑いだす。
「な、何?」
「ごめん。なんか景麒と同じこと言うから・・・」
「嘘・・・」
「本当。」
―ちょっとそれは同レベルっていうのは厭だ。
974禁じられた遊び10:2010/01/14(木) 15:12:09 ID:imOAcU6D
「だからね、あんまり触らないで欲しいんだ。」
ぱちくり。と今度はこちらが瞬きする。
「景麒にもいうんだけど。」
「あ、ああうん。」
「痛いから強く触ったりしないで?」
お願いと囁く声は可愛いけど、楽しみ半分ていうか。
「駄目・・かなやっぱり。」
「景台輔は触るの・・?」
あいつは・・と恥かしそうに告げた。
「やだって言っても触るし。やめてくれない。」
おいおい大丈夫なのかよと呆れる。そのうち無理矢理しそうと心配していた氾台輔の読みは半分あたりだ。
「だから・・」
「うん、わかった。」
ありがとと礼を言われるのも可笑しいのだけれど。
「・・・・・・ん・・?」
あれ、と気付いた。
それって。
ねえ。
「高里・・・くん・・?」
ずいと顔を近くに寄せる。
「中嶋さん・・それって。」
「それ?」
するりと裙の裾から指を這わす。
「え、や、ちょっ!」
「こっち触っててことだよね?」
975禁じられた遊び11:2010/01/14(木) 15:35:47 ID:imOAcU6D
温かなそこは微かに湿っている。
人差し指でぴたりとあわせめを数回撫でる。閉じられていた脚が緩やかに開く。
「やっやだ!高里くん!」
「だって、触れって言ったの中嶋さんだよ?」
とろりとした液体が指に纏わりつく。ああ濡れてきたんだ。とくつりと笑う。
「なんかもう、指挿入ても平気そう・・」
「・・っ。」
経験回数は少ないのに感じやすくて濡れやすいって可成美味しいと思う。
(景台輔狡い・・・・)
くちゅと音をたてて指が胎に飲み込まれる。指一本でもきつそうな貌。
でもなんだか違うような。
「ねえ・・」
「・・・ぇ・・?」
ぐいと両脚の間に頭を寄せる。綺麗な紅の茂る潤いを湛えたそれを見ながら。
「舐めてあげようか・・・?」
976禁じられた遊び12:2010/01/14(木) 15:55:39 ID:imOAcU6D
がたん!!
と音がして二人して音の方向に振り向く。そこにいたのは、

ーなんということでしょう。泰麒のお父様泰王驍宗。(嘘。)

「んな、なにを・・・・」
何をも何も見りゃ分かるだろうと邪魔者に視線を投げる。
ついぞ見たことのない驚きと焦りの入り混じった表情の主に。

自分の麒麟と隣国の女王が仲が良いのは知っていた。
笑い合い軽く触れあったりもする。
蓬莱では普通のことだというしお互い良い仲の相手もいることだし。
息子も大きくなりお父さんさみしいなあ・・などと考えていた今日この頃。

それが、今眼前で繰り広げられているこの光景は・・!!
977禁じられた遊び13:2010/01/14(木) 16:08:41 ID:imOAcU6D
息子に裏切られたー!!
そうその顔に書いてあった。(息子でもないし裏切った覚えもないが。)

そしてその夜白圭宮に主上の怒声が響いたという。
「お父さんそんなの許さないぞ!!」
と>
978禁じられた遊び14:2010/01/14(木) 16:47:59 ID:imOAcU6D
次の日予定を繰り上げ帰途につく景王ににこやかに近付いて泰麒はそっと耳打ちした。
「今度はちゃんとしようね。」

「金波宮で会議室Hみたいな。」
発火するのではと思わせる勢いで顔を赤くした景王にあははと笑いかける。
「こうりー!!!!」
怒鳴りつける主など意に介さずとばかりにけらけらと笑う。

―もしかしたら自分はとんでもない人物を常世に呼び戻したのかも知れないと押しに弱い若き女王は思い悩むことになる。
979名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 18:55:05 ID:a6Z9U5zG
ちょwwwぎょうそうのキャラ崩壊www

泰麒が黒くて面白かったよGJ!!
次は是非本番も書いてくれ!
980名無しさん@ピンキー:2010/01/14(木) 20:55:55 ID:kwgaBOwS
楽しみにwktk読み進めてたらオチがwww
GJ!!!
981名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 00:44:18 ID:GBikBmuf
GJ! いや〜久々に来ましたねぇ〜♪

ID:imOAcU6D さん感謝でありんす。お年玉もろた気分w
982名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 01:31:31 ID:BtlQiq3R
こんな駄作でよいのなら、規制かかってなければいくらでも・・・
983名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 01:43:59 ID:BtlQiq3R
あ、また書き込めた・・泰×陽寸止め(でもないか・・)おとした土匪です、
つか素股プレイの予告したのもわしでつ。はよ落とせってセルフつっこみだ。
でも↑のネタで本番したら景麒罰金ですよね・・十両?店長誰?小松?
あ、でも、長くなると思うんで新スレ立ったら風俗ネタ落としたいと思います。
984名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 01:52:17 ID:eOxkDpu/
どんな話なんですかw
自分としては早く見たいですwwあ、でも980過ぎたら落ちやすくなるんだっけか。
985名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 02:08:11 ID:BtlQiq3R
慶の三人娘は祥瓊大(F)鈴(C)陽子(A)のお胸だと大変よいです。
ちっちゃいことはいいことだ!!!ーすんません、貧乳派なんですー
ちっぱいマンセー!!あ、景麒の元カノは爆乳の方向で。小松は巨乳派。ガチで。
ここで大切な一言。
《いくら揉まれたところで仙籍に入ってしまえば大きくならない!》―S&Yー

眠いとアホなことしか浮かばないもんでつね・・・
楽俊の妄想ネタ書きたくなったのに眠くて耐えられな・・・
規制とけてたらあちた落としたいとおもいます・・きっと中学男子ノリのエロネタだと思います・・
986名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 10:47:34 ID:IyBPnTCq
新作投下スバラシイ!!!!!!!!!!!
ぜひとも再投をキボンヌ

ただ、次スレのこと
最近ピンクはモリポタの持ち主でないと建てられないそうです
だれかポタ持ちのヒトよろしくお願いシヤス
987名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 12:13:11 ID:GbIfjhR9
げっまじすか!?
最近継続して立ててた者ですが今回難しそうだな…orz
988名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 14:29:44 ID:MW5mHBew
985です・・昨日の自分に呆れてます・・何だよちっぱいマンセーて。
貧乳スキーなのは分かったから・・・。お詫びに妄想楽俊落とします。
989妄想妄想大妄想1:2010/01/16(土) 15:01:10 ID:MW5mHBew
「文張はいいよなあ。」
大学の寮の楽俊の部屋に講義の後なだれこんで来た数名の学友達が開口一番そう言っ
た。
「何がだ・?」
自分の何処がいいのか楽俊にはわからない。(毛皮か?)
「何言ってんだよ、まったく!」
「そうだ!」
「この淫乱上級官吏!」
何だ、それ。髭をひくりと動かしながら楽俊は困惑する。
「分からないとか言うなよ?お前だって正丁なんだから。」
そう諭す鳴賢の顔を獣の丸い黒目でじっと見つめる。
「やっべ!これだよ!この目が狡いんだ!」
「くっそ〜!半獣って卑怯だ!!」
狡い、卑怯だ、と騒ぎだす学友達の真意がちっとも分からない楽俊。
「文張、おまえ・・本気で分からないのか・・?」
異様に優しい眼差しで鳴賢は楽俊を見つめる。
「だから・・何がなんだ?」
はあああ〜っと、景台輔もかくやというため息をついて彼は楽俊に囁いた。
「おまえんとこに良く遊びに来る赤毛の娘と緩く巻いた髪の娘のことだ。
と。」
990妄想妄想大妄想2:2010/01/16(土) 15:22:58 ID:MW5mHBew
「陽子と・・祥瓊のことか・・?」
「あ、なんだよ!分ってんじゃねかよ!」
「どっちか譲れよ!!」
譲れと言われてもどちらも楽俊のものではない。大体二人に失礼だと思う。
「あの、赤毛の娘いいよな〜、女らしくはないけど。」
「馬鹿!それがいいんじゃねえか!夜は別の顔みたいな!」
「夜は女〜ってかんじかよ!」
「もう一人の娘もいいよな〜。」
「気位たかそうな子が迫ってきたりな!」
「あの子胸でかいしな!」
何で知ってんだよお前〜などと盛り上がる莫迦たち。いくら将来有望な学生とはいえ女っ気の少ない大学生活では色々えろえろ溜まるものも合るとは言えかなり
情けなく、嘆かわしい。
音もなく立ち上がり楽俊は部屋の扉を開ける。
「―文張?」
いぶかしむ友人等に低〜い声で告げた。
「お帰りはあちらだぞ。」
991妄想妄想大妄想3:2010/01/16(土) 15:43:09 ID:MW5mHBew
なんてことを言うんだあいつらは。
珍しくイライラした様子で書机を蹴ろうとしてやめる。この姿で蹴れば怪我をする。
夜は女。胸でかい。この二つの言葉がぐるぐるとまわりだす。
陽子はぶっきらぼうだけど、最近なんだかはっとするほど女らしく見える時がある。
祥瓊がさりげなく腕を組んできた時にあたった驚く位に柔らかく弾力のある胸。

二人とは、旅で寝食を共にした仲で、衝立越しに着替えたりしたこともある。陽子なんか自ら着替え
させた。
あの時の感触を思い出す。
痩せてはいたがところどころ柔らかく自分と違う性の肢体。
ずくり。
身体の中心が疼きだす。
(二人ともおいらが嫌いなわけねよな・・)
992名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 16:35:13 ID:eNbnYvhQ
wktk
993妄想妄想大妄想4:2010/01/16(土) 17:53:54 ID:MW5mHBew
「楽俊・・・」
そう、震える声で囁きながら陽子は肩から袍を滑り落とした。
「ね、楽俊・・」
艶然と微笑み祥瓊は襦裙を一枚ずつ優雅に脱いでゆく。
「わかるでしょう・・?私達あなたが好きなの・・。」
「し・・祥瓊・・」
ゆったりと流れるように見事な裸身が楽俊の目に晒される。
「他の誰かに盗られるのは厭なんだ・・」
ぎこちなくまだ発展途上の裸を羞恥で震えながら陽子は楽俊に見せる。
「お、おいらは・・」
「どちらか決めろなんて言わないわ。」
「でも、楽俊じゃなきゃ厭だから。」
ふたりが。ゆうるりと近付いてくる。これは。もう。耐えられない。
「よ、陽子・・、祥瓊・・おいら・・。」
唇の両端を美しく持ち上げ祥瓊は嗤う。
「いいのよ、どちらが先でも。ただし陽子は初めてだから私も手伝うわ。」
994妄想妄想大妄想5:2010/01/16(土) 18:56:06 ID:MW5mHBew
驚いて楽俊は陽子を見る、恥ずかしそうに頷いた。
「台輔とはしてねえのか・・?」
「してないよ。したがるけど私は楽俊がいいの。」
嬉しいのだけれどいいのだろうか、半身を差し置いて半獣風情が。
「いいのよ。」
優しく嗤って謳う様に祥瓊は言う。
「半身だからって何でも一緒にしなくていいのだから。」
楽俊の手を取り陽子の柔らかな膨らみにそっと触れさせる祥瓊の顔は女神の様。
「あ・・」
ちいさく声を上げる陽子に楽俊は確認する。
「おいらでいいのか・・?」
「楽俊が・・・いいの。」
見つめ合う二人に祥瓊は苦笑する。
「私もいるのだけど?」


995名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 19:14:17 ID:9v1tKAHm
>>987ですが試しに立てたら立っちゃったw
今てんぷら貼り中です。

煩悩の十二国記*十三冊目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1263636688/
996名無しさん@ピンキー:2010/01/16(土) 23:09:03 ID:YclS4Xxo
>>988
投下 乙であります。GJ!!!!!!であります

>>987
スレ 乙であります
997名無しさん@ピンキー:2010/01/17(日) 00:05:36 ID:+Wc4cf+p
続きwktk
998妄想妄想大妄想6i:2010/01/17(日) 01:29:27 ID:DZhFuhpV
以前に触れた時よりも遥かに柔らかく悦い陽子の身体に眩暈がする。
震える指で胸の中央を摘む。
「痛っ・・」
「わ・悪い陽子。」
慌てて指を離す楽俊を祥瓊は嗤う。
「楽俊、女は繊細なの。もっと丁寧に・・・ね?」
999妄想妄想大妄想7:2010/01/17(日) 01:49:03 ID:DZhFuhpV
どくん
「・・・・あ。」
でちまった・・・・・・。
正丁とはいえ楽俊はまだ、誰ともそういうことをしたことがなかった。
ので、妄想もここまでが限界だ。
はあ。とため息をついて今自分が出したものを手巾でふき取る。
ようことしょうけい。
二人共皆がいうように可成り良い部類に入るだろう。
「いつか・・・」
いつか、この妄想が現実になったりしたら・・・
「おいら・・・どうしよう・・」


大学の中でも注目株の功よりの留学生張清。
お人好しでつめの甘い彼は恋人に近い位置にいた女子二人を麒麟と熊に
かっさらわれたことにまだ気付いていなかった。


「楽俊は情けないな。」
「おまえだって景麒に陽子盗られたじゃねえか。」
1000名無しさん@ピンキー:2010/01/17(日) 02:35:00 ID:0MEpauj6
1000!
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