煩悩の十二国記*十冊目

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895名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 21:50:48 ID:nVUzjD7d
>>894
おまえさん、ここはエロパロ板だぞ

「ケーキは淡小、方形、宋楼でマグロ」なんて言葉を教えられたらどうする?
896名無しさん@ピンキー:2007/01/11(木) 22:37:39 ID:vH3gYf16
>895
そんなあなた方と見込んでw
897sage:2007/01/15(月) 14:49:20 ID:4wqs9s0U
保守
898名無しさん@ピンキー:2007/01/19(金) 01:48:30 ID:xU16PzC8
ほしゅ
899名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 00:10:32 ID:yfHfIWvm
さみしい・・・
900名無しさん@ピンキー:2007/01/21(日) 11:42:59 ID:sMiPJ3GV
きゅうひゃく っと
901名無しさん@ピンキー:2007/01/23(火) 21:49:46 ID:aHibmomM
祥瓊は名器だろうか? 粗器だろうか?
902名無しさん@ピンキー :2007/01/23(火) 23:37:57 ID:nKqL3qC2
里家でマワされたのでガバガバです
903名無しさん@ピンキー:2007/01/24(水) 21:45:40 ID:WkIJ0imT
そのぶんテクも自然に身に付いたとオモ
904名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 01:07:05 ID:a4FHU0+O
明郭のアジトでは自分から乗っかっていました。
905名無しさん@ピンキー:2007/01/25(木) 22:48:40 ID:s6v0Xl/m
ネズミもそれで虜にしたし
906名無しさん@ピンキー:2007/01/26(金) 22:21:06 ID:smzB/RNF
ショウケイの方がネズミのシッポ責めで虜なのでは?
907名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 07:03:42 ID:6zKywXaR
彼の世界には触手妖獣はいるんでせうか……
908名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 08:07:37 ID:1pop8RL0
触手が居るかは分からんが、トウテツは変化自在で触手にも化けれるとオモ
自分は李斎触手攻めでハァハァしてる
909名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 12:45:32 ID:LcMOiv2P
水の妖魔なら自由自在
910名無しさん@ピンキー:2007/01/28(日) 22:02:33 ID:RHeATfcj
内から外から同時多発テロ的刺激
案外、水禺刀の正しい使い方って
911名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 01:40:02 ID:vbMO9toe
ジョウユウなんて冷たくてヌルヌルで女の背中にへばりついて吐息を首筋に
ハァァァァァァーッってかけることも出来る上に体の自由を奪い好き勝手にし
必要とあらばないものとして振舞えるんだぜ
912名無しさん@ピンキー:2007/01/29(月) 08:17:42 ID:i2iEmsq6
本当は恋人がいて、いつもはそっちとやっていたんだけど、なかなか会えない淋しさにジョウユウに慰めるよう命じ、喘ぐ陽子…という話を読んだことがある。
どんな形も自由自在な下僕は、そういう意味でも(または女にとっても)楽しいんだなあ、と思ったものだった。
913名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 02:14:40 ID:FSlgRog9
すまねぇがちょいと聞きたい
あっちの世界の人に処女膜ってあるの?
914名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 13:59:34 ID:fJyzytkt
夕暉SS×鈴MM見たいでつ…

夕暉はお初でもSっぽいでつ…
915名無しさん@ピンキー:2007/01/30(火) 20:09:31 ID:5eHOlUQf
>914
一瞬自分が書き込んだのかと思った……
夕鈴をずっと待っているんだが、神はなかなか
民に施しを与えてくださらぬものよ。
自給自足秋田
916名無しさん@ピンキー:2007/02/01(木) 22:22:13 ID:cFVRS3eW
>915
ああありがトンTдT

暫く待ってカミサマが現れなかったら、
自爆覚悟で書いてみる…
(って、自給自足出来る方でつか!?>915)
こちらもセコく待ってみる……

夕鈴需要と供給、あったら嬉しいYO〜


ところで、普段はクール子安な景麒でも
泣くときはボーボボ子安が見たいと思ってるアホは
我だけでありましょうか
917名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 18:40:21 ID:O0fO8pSQ
夕鈴、降って来ないカー
918名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 21:43:21 ID:tH/H2Y78
どうして誰もSSを書こうとしないんだ、ネ申は現れないんだ、って怒っておいて、
自分にはネ申になれるはずがない、そもそもSSなんて書けるはずがない。
これってぜんぜん同じじゃない。だから、まず自分で書こうと思ったの。
SS書いて投下したら、あたし堂々と、やるべきことをやってから嘆けば、って言ってやれるわ。
叩かれたって、スルーされたって、あたしは引きこもってるぶん、やるべきことをやったもの、って言える。
そしたらもう、無理にSS書こうとか思わないで、好き勝手にROMってられるのよ
919名無しさん@ピンキー:2007/02/02(金) 22:03:50 ID:0virfna2
うん、ガンガレ
920名無しさん@ピンキー:2007/02/03(土) 00:25:25 ID:tF2w/Vt0
>918 仰るとおりです供王さま ガンガります ちょっと時間はかかるけど

…つか、この過疎化はインフルエンザのせいではないのですか?
鳥じゃなくて人間もわが町ではインフルでございます…TдT

雪祭りはブジ開けるのか…スレ違いでした スマソ
921名無しさん@ピンキー:2007/02/06(火) 21:41:44 ID:jtxFDUg5
常世の麟は美しい! 



ホシュです
922名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 01:34:39 ID:zvy4iDvl
楽陽!楽陽!

陽楽でも!
923名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 15:22:56 ID:Wl7qqx4K
昨日寝ようとしたら尚隆×采麟の戯れ合い問答なんてお告げが降りてきた。
       V
      __,,..,,,,_        _,,..,,,,_
     ./ ・ω・ヽ       ./・ω・ ヽ < が、書く力が無い上にいまいちエロくない
     l      l      l      l   
     `'ー---‐´       `'ー---‐'′  
           
          __,,..,,,,_
         ./    ヽ < 週末あたり頑張ってみるよ。
         l      l 
          `'ー---‐´
924名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 20:16:07 ID:GAcJUOay
Wakuteka イイコしながら待ってる
925名無しさん@ピンキー:2007/02/07(水) 23:14:47 ID:NqVdG0qs
李斎モノ書く
926名無しさん@ピンキー:2007/02/08(木) 21:25:35 ID:N3CRUu/R
Wakutekaです
927李斉はぁ?:2007/02/09(金) 00:30:35 ID:8MVCRJ6m
wktkしつつ、とりあえず保守がてら落とすわ、駄作。
928景x陽 1:2007/02/09(金) 00:32:18 ID:8MVCRJ6m
月明かりを浴びて彫像のように静かに眠る麒麟の横顔を陽子はひっそりと見つめていた。
腕を伸ばし、指を鬣(たてがみ)にからませる。するりと滑らかでひんやりとした鬣が、指の中で
それ自体発光しているようにきらきらとら踊る。
「月の雫みたい」
陽子は悪戯心を起こして、えい、とそれを引っ張った。
「……痛いです」
景麒は目を瞑ったまま、もそりと呟いた。
「やだな、起きてたのか?」
「起きておりました」
「なら、動いたり、くしゃみしたり、したらどうだ。死体みたいだったぞ、お前」
陽子が軽く景麒の脚を蹴る。
いかにも面倒臭げに瞳を開けると景麒は陽子をちらりと見、お得意の溜め息を一つ吐いた。
「――主の宵っ張りにも困ったものです。明日の朝議は荒れますよ?ゆっくりお休みになって
英気を養って頂かねば困ります」
「英気、ねぇ…」
もそもそと陽子は敷布の中、景麒の方へと移動した。そうしてぴったりと景麒の身体に自分の
肌を密着させ、可愛らしく景麒を見上げた。
「ねえ、景麒?」
「何です?」
そんな風に可愛らしくしたって無駄ですよ――と言わんばかりの冷たい視線で景麒は陽子を
見つめる。
「朝議が荒れるのはいつもの事じゃないか?」
「誰のせいで荒れるとお思いです?」
「生意気な奴だな――」
929景x陽 2:2007/02/09(金) 00:34:01 ID:8MVCRJ6m
言うと陽子はぐい、と景麒の髪を引っ張った。
「っ痛!」
「閨の場所でくらい、宰輔である事を忘れろ」
叫ぶ景麒の唇を強く塞ぎ、そして柔らかな舌を唇の隙間にねじ入れる。
陽子はぎゅう、と折れんばかりに景麒の身体を抱きしめた。景麒は薄く笑うと、競うように更に
強く陽子の身体を抱きしめる。
「んっ」
冷たく大きな手が寝間の下にするりと入り込み、陽子の尻をぐいと掴んだ。長く伸びた爪を景麒が
ぎゅう、と陽子の尻に突きたてる。
「痛っ――痛いって、景麒!!」
「声が大きいですよ」
言うと景麒は陽子の口を塞いだ。
非難するように陽子は景麒を見上げ、バタバタと脚を動かし懸命に抗った。が、男の力には
敵わない。暴れるごとに、景麒の身体にすっぽりと包まれ、ますます身動きが取れなくなる。
景麒の猛りは熱く硬くなり、ぐいぐいと陽子の恥骨を刺激した。尻に突きたてられた爪が益々
ぎゅうぎゅうと突き立てられる。
痛い、と言おうにも唇は塞がれ、景麒の長い舌が陽子の舌を絡めとって話せない。
陽子は観念したように力を抜き、するりと膝を景麒の脚の間に割り込ませた。
腿で熱く滾(たぎ)る景麒自身をさする。
「うっ」
景麒の力が抜けた瞬間に、陽子はその腕から逃れようとした。
(もう、こいつってば見かけによらずドSなんだもん!女の身体に傷つけてどうしてくれよう!!)
すかさず景麒の腕が陽子を再び抱きとめる。
930景x陽 3:2007/02/09(金) 00:35:34 ID:8MVCRJ6m
「何か仰いましたか?」
ぎゅぎゅぎゅ、と景麒の爪が陽子の尻に刺さる。
(この為に爪を伸ばしてんのかよーーーーっ、馬鹿麒麟!!)
ヒリヒリと痛み始める尻をそっとずらすと陽子はしおらしく頭を下げた。
「ねえ…・・・しよ?」
「もう寝ている間に髪の毛を引っ張りませんか?」
「しない」
「もう寝ている間に私の眉毛を剃ったりしませんか?」
「しません」
「もう寝ている間に私の額に『肉』って筆で書いたりしませんか?」
「致しません、ってば!」
「ならば、致しましょう」
景麒はゆるりとほっそりとした指を陽子の秘所に伸ばした。
「やっ――」
ぐずぐずと景麒の指が陽子の中に差し入れられた。
ひくひくと蠢く襞を刺激しながら、景麒が吐息を吐く。
「あなたは――、いえ、主上。ああ。あなたはなんて感じやすいのです!」
景麒は食らわんばかりに陽子の舌をむさぼった。
「ああ、景麒――」
とろとろと蜜が流れ落ちる。感じやすい陽子はひくひくと痙攣する。
「口付けて――」
言って陽子はぎゅう、と景麒の竿を握った。
ぴくり、と身体を震わせ景麒は陽子の唇を吸う。
「ああ、ああ」
「駄目よ、いっぱい、口付けて」
指を軽やかに上下させながら陽子は言い放った。景麒はぐったりと身体から力を抜き、
ひたすらに陽子の流れるような動きを見せる指に集中する。
ぴゅう、と液が滴り、陽子の指を汚す。
931すまん:2007/02/09(金) 00:43:45 ID:8MVCRJ6m
VISTA駄目駄目だ。書き込めない。使えねぇぇぇorz
10回トライしてようやく今これ書いてる。続き、週末にでも落とすわ。
932名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 14:44:26 ID:rp9Rdrw5
ま、眉毛・・・肉・・・!!!
想像したwww
933名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 21:23:55 ID:pdFqrpIl
おおっ! 乙乙乙 続き待ってる。いつまでもまってるから
934名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 21:50:19 ID:N2o0IT4b
スゲー好き!!
続きを!続きを…ッ!!!
935名無しさん@ピンキー:2007/02/09(金) 23:29:58 ID:J8jzuflI
GJ!!!
眉毛を剃られたり肉と書かれたり・・・
そんな景麒を見てみたいw
936景x陽 4:2007/02/10(土) 01:15:19 ID:g+j8xJDa
くつくつと陽子は笑った。
「なあ、景麒。お前さ――我慢してるんだ?」
「お戯れを」
ふん、と景麒は鼻で笑う。
「戯れ?へえええ、じゃあ、これはどう――?」
ずる、と身体をずらして陽子は猛り立つ景麒の男根を口に含んだ。
「主上!」
諌めるような言葉とは真逆に景麒の背が快感にぴくん、と反る。
陽子は面白げにじゅるじゅる、と下品に音を立てて淫靡にそれを吸った。
「主上、明日の朝議が――」
「朝議、ね。うん、分かる。大事だな――なら、止めようか?」
ちらりと見上げる陽子の口元から白濁した液がたらりと垂れた。景麒は指先でそれを拭い、
つつつ、と陽子の肩に擦り付けた。
「傷だらけの、腕でらっしゃる」
いっそ切なげに景麒が呟く。
「傷?傷なんて無いぞ。仙って便利なものだよな。あっと言うまに傷も癒えてしまう」
ふっ、と景麒が悲しげに笑った。
「私には見えるのです。主上が負った、傷が。今でも」
「それは醜いのか?」
「愚かな事をおっしゃる――」
ぐい、と己の腰に顔を乗せていた陽子を引っ張り上げ、両頬を包むと景麒は苦笑した。
937景x陽 5:2007/02/10(土) 01:16:48 ID:g+j8xJDa
「……何なんだ。何か、話したらどうだ」
静かに陽子を見つめる景麒に陽子は落ち着かず、苛立ちを隠さず言葉を発する。
頬を包み、遠く何かを見つめるようにしている景麒の両手から逃れるように陽子は首を振った。
「景麒、さ。お前、そんな――『これ』をこんなに大きく立てながら何を言ったって、
真剣に取れないって!」
「主上がこんなに熱く硬くしたのですよ」
景麒の唇が陽子の唇を塞ぐ。長い舌が陽子の口の中を蹂躙する。舌が絡み、陽子が更に求めるとするりと離れ、
歯をゆっくりとなぞり、ちろりちろりと歯茎を舐める。
「この、ドS麒麟め――」
「どえす?」
「うるさいな、口を閉じてろ」
「嫌です」
「私に背くのか?」
「ええ」
ぎゅうう、と陽子は景麒の鬣を強く引っ張った。いたたた、と景麒が情けなく眉を顰める。
「痛いと言っております」
「お前が生意気だからだ!主の命も聞けぬとはとんだポンコツだ!」
「ぽんこつ?まあ、良いのですが口を閉じるのは嫌ですね」
「うるさい」
「主上の唇はあまりに甘露なので、口を閉じている暇は無いのです」
笑うと景麒は再び深く陽子に接吻した。
938景x陽 6:2007/02/10(土) 01:18:08 ID:g+j8xJDa
景麒の長い爪が陽子の身体に傷を付ける。
肩に、背に、尻に。
その度に陽子は嬌声を上げ、そして割りと本気で景麒を殴りつける。
ぷん、と怒って背を向けた陽子の背後から景麒が身体を包み、つんつんと大きく猛ったそれで
陽子の秘所を刺激する。
陽子は硬く脚を閉じた。
「やだ、もうしない」
「聞き分けの無い子供のようですね」
乳房を乱暴に揉み、景麒は陽子の首筋に唇を落とした。耳朶を噛み、ゆっくりと舌を首筋に
這わす。その間も両手は陽子の乳房を揉みしだき、ピンと張った乳首が硬くなったのを見極め、
きゅう、とそれを摘む。
「やぁぁあああん!駄目!!」
こりこりとした乳首を、景麒は刺激する。無意識に揺れる陽子の腰に己の猛りをあてつつ、
唇も休まず肩を首を、耳を甘く噛み続けた。
「……て」
「何と仰る?」
「入れて、入れてよ!莫迦!」
「御意」
張り詰めた肉棒をぐい、と温かな壷に景麒は刺しいれた。
「あっ」
陽子は思わず甘く吐息を漏らす。
939景x陽 7:2007/02/10(土) 01:22:16 ID:g+j8xJDa
背後から突かれ、肉壁の天井が正面とは違った位置で刺激される。
逝きそうになる気持ちを堪えて陽子はわざときゅう、と秘所を締める。
「は……ぁっ!」
景麒が乳房に爪を立てる。
「痛いっ!」
陽子の悲鳴が聞こえぬように、景麒は再び激しく腰を動かし始めた。
結合部からにちゃにちゃと淫靡な音が漏れる。
乳首をぎゅう、と摘まれ、耳朶を噛み締められる度に陽子は痙攣して背を反らした。
己の中でいっぱいになった景麒の猛りを感じ、陽子はせめてもの抵抗のように膣を締める。
「んんんぐぐぅぅぅっ」
低くうめく景麒。
「良い、良いよ、景麒。止めないで――」
ぐい、と爪が乳房に突き立てれた。
「あっ」
刹那、陽子の中からどっと愛液が迸り、敷布を濡らす。
「行きます――」
「ああああああっっっっ!!!」
ぎゅうと掴まれた景麒の爪の間、陽子の柔らかな乳房から、とろり、と
血が一筋流れた。
940景x陽 8:2007/02/10(土) 01:24:22 ID:g+j8xJDa
「痛いです」
陽子は景麒の鬣を引っ張る。朝議の場に向かう廊下――ここではまだ誰も居ない。
二人だけの親密な時。
「莫迦、私だって痛い」
「今日の朝議は荒れますよ」
「だから、それはいつもの事だろ」
耐え切れずに陽子は景麒の脚を蹴る。
「ですから、痛むのです」
「うるさい!私の身体を見てみろ。満身創痍だ!!どっかの莫迦な麒麟のせいで」
「御傷なら、既に癒えていらっしゃ――痛ぅぅぅっ!」
陽子が思い切り景麒の脚を蹴った。
「阿呆!莫迦!ドS!爪くらい切って寝所に来い!本当に痛いんだ。ひりひりなんだ!」

それを遠くからひっそりと見つめる祥瓊と鈴。
「――ねえ、鈴」
「なぁに、祥瓊?」
「平和、よねぇ…」
「ん、平和ね。見てよあの二人。いっぱい首筋に営みの跡」
「瞳だって兎みたいに赤いし」
「若いわねえ」
憮然として祥瓊が言い返す。
941景x陽 9:2007/02/10(土) 01:30:54 ID:g+j8xJDa
「やめてよ、私たちが年増みたいじゃない」
「あら、『私』は若いわよ。あっ、やだわ祥瓊、貴方、目の端に皴が――」
ぎろりと祥瓊が鈴を睨むとぎゅう、とふっくらとした尻に爪を立てた。
「痛たたたたっ!!」
「慣れてるわね、悲鳴が。可愛くないわよ」
「……ばれた?だって、百戦錬磨だもの」
「私も」
「私も、よ」
はぁ、と二人は溜め息を吐く。
「初々しいって良いわね」
「見てよ、あれ。猫みたい。二匹」

陽子は景麒の髪を引っ張る。
すかさず景麒がその手を掴み、ぎゅう、と腰を抱く。
可愛らしく見上げる陽子の視線に耐え切れず景麒が唇を合わせる。
口付けると陽子は、ふーーーーっと息を吹き込んで景麒を咳き込ませた。
景麒はゲホゲホと咳き込んで、懲りずに主の身体をぎゅううう、と抱く。

「無限るーぷね」
「本当。でも、良いんじゃない?経験の浅い者同士」
「発情期の猫ね」
「そ。それ。発情期」
鈴と祥瓊が苦笑する。

じゃれあう猫が、朝議の場に近づくに連れて真剣になる。
場に入る前に、ちらりと互いを見つめあった。
(今日も、荒れるぞ――)
(御意)
「ねねね」
「何ですか?」
「荒れるよ、本当」
「御意」
「ぎょい、ぎょい、って莫迦の一つ覚え!」
陽子が景麒の鬣を引っ張る。
ふふん、と陽子が胸を張る。
「昨日――一回しかしてないから今日は荒れるから。それが嫌なら今晩いっぱいしろ!」
にんまり笑う陽子を見て景麒は苦笑する。

遠くから、きゃらきゃらと笑う声がする。
陽子は赤面して言う。

「何か言ってよ、景麒」
「……御意」

陽子がまた景麒を蹴る。
懲りずに景麒は一つ、陽子に口付けた。

<了>
942名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 01:42:47 ID:g+j8xJDa
くっだらねーなぁ、もう。神々の降臨の前の前菜にもならねぇorz
でも、私は陽子と景麒のカップルがすっげ好きなんだ。すまん。許してくれ。
>>925 李斎モノ書く
叩頭してお待ちしております。
943名無しさん@ピンキー:2007/02/10(土) 12:00:23 ID:1yH42Dme
gj!
いやいやくだらんとか言わずにまた書いてくだされ。楽しみにしております。
今回のも掛け合いがよかったw
944名無しさん@ピンキー
(・∀・)イイ!!