【作品を投下される職人さんへ】
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E:各SSリストを開き、そこで「編集」から「このページを編集」をクリック
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何か失敗するかどうしても無理そうなら、そのときに言ってくれれば誰かしら対処しますのでご安心を。
チェス盤を>>1乙だぜ
ひとがいないから保守しよう
新スレ一発目を待ちながら
知恵先生のお手々でシャセイ
6月に入ったばかりだというのに雛見沢分校の校庭には暑気の陽炎が、地上から立ち昇る
妖精のように、あらゆる残像を歪ませながら漂っていた。
生徒たちは誰もがあまりの暑さに不平を言いながら、首筋に噴きでる汗をぬぐいつつ、
帰り道を急いでいる。それらは日常の出来事の一つで、ごく平均的な風景にすぎない。
けれども保健室にだけは、異様な空気が張りつめていた。
その部屋にいるのは、唯一の教師である知恵留美子と、都会から転校してきて間もない
前原圭一である。
二人は教師と生徒という立場で向かい合っているわりには、交わされる内容が緊迫した
ものだった。いや、それが病院の診察室で、経験豊かな男性医師と思春期にさしかかった
少年であったなら、ありふれた診察風景だったかもしれない。
分校には、保健室はあるが保健の先生はいない。ちょっとした怪我なら、生徒達が自分
で絆創膏を貼ったり、留美子が消毒してあげたりするのだ。
留美子は一応保健の先生も兼任しているだけに、生徒の体の悩みなども聞いてあげたり
する事もあるのだが、実際そういうことは滅多にない。
まして性の悩みをあけすけに相談してくる生徒など、今までに一人もいなかった。
それだけに、圭一の相談に戸惑いを覚え、思わず声がうわずってしまった…。
「それで、そのう……」
圭一に動揺を悟られまいと、留美子はできるだけ平静を装ったものの、いつものように
言葉がスムーズにロをついて出なかった。大きく唾を呑みこむ、その音にさえ気をつかっ
た。
「…せ…精子が出なくなったというのは、いつ頃からなの?」
圭一の顔を見ないようにして、メモを取るふりをした。
「転校してきて、少したってからです。一ヶ月ぐらい前かな」
「それまでは、ちゃ、ちゃんと出ていたわけね?」
「はい」
「でも、どうやってわかったの?」
その質問をしてから留美子は、それがいかに少年の性の核心に踏みこんでしまうかに気
づいてあわてた。
「オナニーをしても、出ないんです。前は出たのに……」
留美子は体内の血がざわめくのを感じた。オナニーという言葉さえ、留美子には刺激的
であった。
空咳をした。それさえも喉に引っかかって、いかに自分が狼狽しているかをあからさま
に露呈してしまっている。
「おれ、中学生になってからオナニーを覚えたんだけど、そのときから精液はいっぱい出
ました。それからずっと、今年の春前までは普通だったんだけど……」
留美子にとってはハラハラする内容の相談であったが、この年頃の少年には切実なこと
なのかもしれない。
「先生、おれ、どうしたらいいんでしょう。勉強も手につかないんです。診察してくださ
い。お願いします」
相手が都会っ子で秀才なだけに、適当な問診では済みそうになかった。
「そうねえ…ともかく、診察してみて、先生にわからないようなら、病院に行って貰うし
かないけど…」
たたみかけるような圭一の気迫にたじろぎながら、留美子は言った。そのあとでまた、
ほぞを噛んだ。
この場合、診察というのは、聴診器を当てたり脈を測るのではない。男子の股間を診る
ということだ。
留美子が次の言葉を探しているうちに、圭一は後ろを向いて、その場でズボンを脱ぎ
はじめた。
留美子は男の下半身をさらした姿を見たことがない。
今さら、待ちなさいとも言えない。留美子はただハラハラしなが圭一の後ろ姿を眺めて
いた。
トランクスも脱いだ圭一が、真っ赤に緊張した顔を振り向けた。下半身は片手で覆われ
ている。
圭一は立ったままだった。そのほうが、診察には都合がいいと思っていた。
圭一は、留美子がどぎまぎする姿を見ながら、自分の無謀な行動にすっかり酔っていた。
美しい担任の因った顔や、恥ずかしそうな態度が、彼の興奮をいやがうえにも高めていっ
た。
「先生、診察してください」
圭一は体ごと振りかえり、股間から手を離した。すべてをさらけだして、女教師に近づ
いた。
一メートルと離れていないところで、うなだれている少年の陰茎を、留美子は初めてまと
もに見た。それは、大人と変わりないほビ生えそろった恥毛のなかに、ひっそりと埋もれ
ていた。
「私は、医師じゃないから…」
言いわけがましいと思いながらも、そう言わずにはいられない。そして机の引き出しか
ら出した、薄いゴム手袋をはめた。じかに触るなど、とてもできそうになかった。
(あっ……)
再び少年の股間を見つめた留美子は、心のなかで小さく叫んだ。目の前の縮んだ陰茎に、
ある種の変化が起きようとしていたのだ。
初めて男性器に接する興奮から、自分の目に幻覚症状でも起きたかと思ったが、そうで
はなかった。陰毛のなかに遠慮がちに埋もれていたものは、周囲の黒々とした恥毛を静か
に押しのけるようにして膨らみかけていた。
「先生、ちゃんと診察してください」
「………」
自分でも不思議だった。無意識のうちに、手袋をはめた右手が伸び、怒張しつつある肉
の柱をつまんでいた。
肉柱には、柔らかさと硬さが同居していた。つまり…半勃起状態になっていたのだ。
肉の柱は留美子の指先でとらえられると、それを待っていたかのように一気に膨張した。
「あぁ、駄目よ…」
留美子の口から飛びだした言葉は、およそ教師としてはふさわしくないものだった。
ベテランの教師ならば、一笑に付して、その場を切り抜けたに違いない。けれども男の
性の悩みを受けることなど初めての留美子は、なすすべもなく、ただ呆然と、目の前で起
きている信じ難い光景を凝視するばかりだった。
「先生、は、早く診察して……」
実は圭一が、こんな相談をもちかけたのは、実は仲間たちとのゲームで最下位になった
ためのバツゲームであった。
−知恵先生に性の悩みを相談!−
圭一には性の悩みなんてものはなかったが、いっそ思いっきり恥ずかしい悩みをデッチ
あげて、知恵先生の狼狽する様子を後で仲間に教えてり、湧かせてやろうと思ったのであ
る。
ひょっとして「なんの真似です」と一喝されるか、相談した段階で専門医に紹介されるの
がオチかもしれないな、と考えていたのに、先生は「診察する」と言ってくれたのだ。
この段階で圭一は、オナニーの対象としてずっと思い描いてきた担任教師に自分のペニ
スを掴ませるという願望を、現実のものとすることに決めたのである。
圭一は、勉強にも長じていたが、何事にも機敏に即応する、要領のよさと、口先の魔術師
とまで呼ばれる奇妙な誘導力も持ち合わせていた。
今の圭一は、自分の勃起したペニスを見せつけることで興奮していた。うろたえている
留美子の、驚愕と興奮と混乱に彩られた表情は、何ものにも代え難い心地よさを圭一の脳
髄に送りつけ、刺激してやまなかった。
被虐的な歓びを、圭一は生まれて初めて味わった。これまで秀才と言われつづけてきた圭
一にとって、今経験している羞恥は、大いなる興奮と歓喜をもたらしてくれるものだった。
若いペニスは、あるじの内心の爆発しそうな喜びを忠実に表わしていた。
潤んだような留美子の視線を注がれ、ペニスは天を突く勢いでますます膨らんだ。仮性包
茎だった一物も、中身の膨張に堪えきれず、亀頭が完全に剥けきっていた。張ちきれそう
に突っ張った表皮の端が痛くてたまらない。しかしそれさえも今は快感に変わろうとして
いる。
圭一は、留美子に握られているペニスヘ視線を落とした。薄いゴム手袋をしているが、
素手でじかに触られているのと同じ感触だ。
繊細で、これ以上女を意識させる指は他にない。単にペニスに触られているということ
にさえ、圭一は人生の歓びを実感せずにはいられなかった。
「せ、先生……なんだか、おれ、変なんです……切なくて……あっ、ああっ……」
圭一が催促するように腰を振った。それは男と女の歓びを迎える直前の、やむにやまれ
ぬ行為によく似ていた。
留美子はうろたえた。男が歓びの頂点に達する瞬間がどんなものであるか、見当がつか
ない。
「もしかすると……出るかもしれません…ああっ、先生…擦ってください…で、出そうだ
…ずっと出なかったのに……出るかも…先生、は、早くしてっ…」
圭一の切羽詰まった声にうながされ、そうするのが教師としての義務であるかのように
留美子は指先でつまんでいた肉の帆柱を、今度は五本の指でしっかりと握り直した。そし
て、まるで咄嗟に思いついたように、肉柱を握った手を動かしはじめた。
圭一は、あまりの興奮と快感に体がふらつくのをこらえ、両手を留美子の肩に置いて我
が身を支えた。
留美子は男の勃起をまともに見た。
少年の体に似つかわしくない、ふてぶてしい肉棒が、毒々しいまでに血管を浮きあがら
せていなないた。
(あ、いやっ…)
その時、留美子にとって、思いがけないことが起こった。下腹部の秘められた部分を、
稲妻に打たれたような衝撃が走ったかと思うと、肉片が小刻みに震え、明らかにそれとわ
かる生温かい溶液が湧きだして、パンティに流れだしたのである。
予期しない自分の女性に驚き、圭一に知られたわけでもないのに赤面した。
(私いったい、何をしているの…)
そんな疑問は、今となっては全く意味をなさないことがよくわかっていた。
肩に置かれた少年の手に、カが加わった。同時に、せわしない息遣いが一段と速まった。
何が起こるか、留美子にもわかっていた。しかし、圭一の言っているのが真実であるか
どうかは、結果を見ないことには判断がつきかねた。勃起しても精通しないという問題に
見識を持っていないからだ。陰茎をしごき続けながら、疑問が頭をよぎる。
(本当に精液が出ないの…?)
こんなに逞しく勃起し、脈動していながら、精液が出ないとは信じられない。しかし結
果を見なくては断定はできない。
「あ−っ、先生ー…」
アッー、先生ーwwww
気張った声をしぽりあげた圭一が、全身を一枚岩のように硬直させて突っ張った。
圭一は、ペニスをしごいている留美子の手に自分の手を重ね、無理矢理にグラインドの
スピードをアップさせた。逆らう暇もない。
直後に留美子は、留美子は肉茎が、てのひらのなかで力いっぱい跳ねるのを実感した。
避ける暇はなかった。
速射砲から放たれた弾丸のように、白い塊りが顔面を直撃した。一瞬のうちに、脳髄を
錯乱させるような濃密な匂いが鼻腔に入りこんだ。
続いて噴出するスペルマが、段々と勢いを失いながら、ワンピースの胸元、腹に降り注ぐ。
少年の五体が小気味よく痙攣した。肉棒から放たれた精液の量は、留美子の想像をはる
かに超える多さであった。
射精を終えて数秒ほど経って、ようやく圭一は手の動きを止め、留美子の手を自由にした。
「先生、顔に…」
圭一に声をかけられるまで、留美子は縮んでゆく少年の肉茎を握ったまま、ただ呆然と
していた。
顔にかかった精液が、たれて口元に流れこもうとしているのに気付いてハッとなる。
あわてて白濁の液をガーゼで拭き取っている間に、圭一はさっさと身支度を整えていた。
「先生、ありがとう。先生にしてもらったら大丈夫でした。これで勉強に専念できます。
本当にありがとうございました」
そう言い残して、圭一はそそくさと保健室を出ていってしまった。
少年の行動が、あまりに呆気なかっただけに、かえって留美子の心に負担として残るこ
ととなった。
ひとけのない保健室に、薬品の匂いに混じって、男の匂いが漂っていることに留美子は
気づいた。
窓を開け放つ。暑気が押し寄せてきた。
外気を胸いっぱいに吸いこんだ。しかし男の匂いは消えるどころか、いっそう胸の奥深
くに入りこんだようだった。
留美子は激しく頭を振り、たった今起こった衝撃的な事態を頭から払いのけようとした。
しかし、自分のとった行為を忘れようとすればするほど、てのひらで跳ねていた少年の
力強い躍動が、再び生々しく思い出された。股間のヒンヤリとした感触に気付く。
留美子はあわててトイレに駆け込んだ。
−了−
(・3・)< …
二度と来るなって言ったじゃん池沼
(・3・)< だが琴割る
みんなスルーしてね
俺ももうこの阿呆無視するから
レナと詩音てどっちが気が強いんだろうか。
もの怖じしないぶんレナが強いかな。
(・3・)< やったぁ
みんなスルーしてくれるんなら
もう罵倒されずに済むぞ
>>20 日常では詩音じゃないの?
非日常ならレナだと思うけど
皆さんこんばんは。
[れなぱん!]の続きが完成したので投下させて頂きます。
前回感想を下さった方、wikiにまとめて下さった方ありがとうございます。
次レスから投下しますので、良かったら呼んでやってください。
[れなぱん!(4)]
『レナと一緒に寝て欲しいな・・・』
私にだって、この言葉が何を意味しているのかくらい分かっている。
それは今より一段階進んだ関係になる事。
「レナ・・・それって・・・さ」
圭一くんも立ち上がって、私の方を向きながら言った。
「女の子に全部言わせる気なのかな。かな・・・?」
ちょっと挑発する様な口調で問いを問いで返す。
「でも・・・さ。俺達まだ・・・その早く無いか?」
『もっと時間を掛けて、お互いの事を知ってから』
圭一くんは、そう言いたいのだろう。
私はそう思わない。だって好きな人に・・・圭一くんに、身体も心も愛されたいと想っているから。
私は川縁に向かってゆっくり歩いて行く。
「レナはね・・・圭一くんに線香花火みたいに綺麗に輝かせて貰いたいの」
夜空を見上げて続ける。
「もっとレナの事知って欲しい・・・私も圭一くんの事を、もっと沢山知りたいんだよ。だよ」
私は一呼吸置いて振り返る。
「別に背伸びしたくて言っている訳じゃないよ。今より圭一くんと仲良しになりたい・・・
それって駄目な事なのかな。かな?」
私は目を閉じて佇む。圭一くんが答えてくれるのを待っているのだ。
「俺はさ、まだガキだし・・・本当の意味で自分の考えってのも持ってねぇ」
しばらくして圭一くんが私に近付きながら話し始める。
「自分で言うのもアレだけど鈍感らしい。俺自身に自覚は無いけどさ」
私は目を閉じているから、勿論見えてはいない。でも音と気配で分かる。
「だからレナが勇気を振り絞って言ってくれるまで、まだそんな事考えて無かった」
確かに私から言うのは勇気が必要だった。
でもそれは私の想いを伝えるためだから、圭一くんが気にする事では無い。
「俺から言うべきだったんだよな。ゴメン」
圭一くんが私の頬を撫でながら謝る。
謝るべきなのは私の方。自分の事だけ考えて、圭一くんの都合を無視しているのだから。
「俺、レナの事が好きだから・・・レナと一つになりたい」
私をゆっくり目を開いて、圭一くんを見る。
真面目な顔の圭一くんは格好良くて、頼り甲斐があった・・・私は胸をドキドキさせながら圭一くんのタンクトップの端を指で摘む。
「嬉しいな・・・凄く嬉しくて、レナ泣いちゃそうなんだよ。だよ」
「圭一くん。ありがとう。ちゃんと考えてくれて・・・突然だったから驚いたよね?」
「まあ、そりゃあな。レナとは色々してるけど、まさか今日言われるとは思わなかったからな」
「うん。ごめんね・・・でも二人で一緒にお泊まりできるのは今日だけかも知れないから・・・
まだ付き合って短いけど・・・レナ、圭一くんと一緒に居たくて」
今さらだが緊張してきて上手く言えない。ただ単文を並べているだけ・・・。
それでも自分の言いたい事だけは分かって貰える様に、言葉を選びながら伝えた。
「分かってるから。ほら行こうぜ?」
圭一くんが私の頬から手を離して、手を繋いでくれる。私は指を絡ませて手を握って頷く。
.
「ふぅ・・・」
シャワーを浴び身体を綺麗にした私は、髪をタオルで拭きながら冷蔵庫の中から麦茶を取り出す。
圭一くんはお家に戻ってお風呂に入って来る。と言って私と一旦別れた。
私のお家で入れば良いのに『恥ずかしいから、今回は自分の家で入る』って言ってた。
コップに麦茶を入れて飲み干す。そろそろ圭一くんも来るだろうし、私も準備をしないと。
洗面所に行き歯を磨く。十分位時間を掛けて丁寧に磨いた後、部屋に向かってベッドから汚れたシーツを剥いで、新しい物と交換した。
その上に枕を二つ並べて、手が届く位置にティッシュを置く。
「はう・・・何だかHなお部屋になってきたんだよ。だよ」
何処をどう見たって、ヌイグルミやかぁぃぃ小物の置いてある自分の部屋。
でもベッド周りだけは、別世界になりかけている。ちょっとした変化だが、やっぱり違和感がある。
何と表現したら良いのか・・・露骨過ぎ?いや、やる気満々な感じ。うん、どっちも同じ意味だ。
何にせよ準備はできた。後はこのベッドの中で圭一くんに抱いてもらうだけ。
自分の身体を大人にしてもらう期待と不安。言い出しっぺは私だけど、やっぱり初めてだから本当は怖くて・・・。
初めての時は痛かったって詩ぃちゃんが言ってた。でも段々気持ち良くなってくるんだとも言ってた。
手や口でして貰うより気持ち良かったりして・・・ちょっと想像出来ないけど。
私は鏡の前に立って自分の格好がおかしく無いか確認する。
うん。大丈夫。お気に入りの寝間着と上下淡いピンク色の下着・・・特におかしい事は無い。
「圭一くん・・・早く来ないかな」
私は台所に戻り食卓に座って圭一くんが来るのをソワソワしながら待っている。
そういえば、誰かとお泊まりなんて小学生の時以来だ。
両親が離婚する前なんかは友達と自宅でお泊まり会をしていた・・・止めよう。
あの頃の事を思い出すと、あの人・・・母の事を思い出してしまう。
圭一くんと素敵な時間を過ごす前に、余計な事を考えたりしては駄目。
ピンポーン♪
来た。
私は玄関まで圭一くんを迎えに行く。大きく深呼吸した後、私は引き戸を開けた。
「レナ、遅れてゴメン。待ったか?」
「ううん。レナも準備が終わったばかりだから、全然待って無いよ。
それより圭一くん入って・・・近所の人に見られたら大変なんだよ。だよ」
「ああ、そうだな。御邪魔します」
もう夜中と言っても良い時間だから見られる心配は無いだろうが、念の為である。
お隣の小母さんは噂好きだから、こんな所を見られたら・・・ね?
私達は無言で部屋に行く。お互い緊張しているのだろう、少なくとも私は緊張している。
部屋の中に入って、小さなガラステーブルを挟んで座った。
チラッと圭一くんの顔を見てみる。真っ先に血色の良い唇が目に入って、私は慌てて目を逸した。
何か話さないと・・・
「圭一くん」「レナ」
同時に私達は相手に話しかけてしまう。
「あ、あはは!な、何かな圭一くん?」
「は、ははは!レナこそ俺に話しかけてこようとしたろ?」
「え、えぇ〜?レナより圭一くんの方が先じゃないかな。かな?」
「そ、そうか!そうかもな!ははは!」
顔を真っ赤にしてギクシャクしたやり取りをして、また私達は無言になる。
時計の音以外は無音。このままでは先に進まない。
私は圭一くんの隣に座る。緊張をほぐすにはお互いの距離が近い方が良いと思ったからだ。
「圭一くん」
「ん?」
「・・・お布団の中入ろ?」
私は圭一くんの手を握って一緒に立ち上がり、電灯のスイッチを切ってベッドの上に座った。
ギシッ・・・。
「圭一くんも来て」
圭一くんが私の横に座って言った。
「あのさ俺・・・凄く緊張してて、上手く出来るか分からないけど・・・ん」
私は圭一くんの唇をキスして塞ぐ。
重ね合わせるだけの軽いキス。
「上手いとか下手じゃなくて、レナは圭一くんとなら何時間掛かっても良いよ。
だから二人で一緒に頑張ろう?」
私は唇を離して圭一くんを抱き締めて、頭を撫でてあげた。
「レナ、いっぱい頑張るから・・・だから・・・」
私は圭一くんを抱き締めたまま押し倒す。
「Hしよう?」
圭一くんの唇に再び口付けて、親指と人差し指で顎を優しく持って少し口を開けさせる。
舌を口の中へ潜り込ませ、圭一くんの舌を自分の口の中に誘導する。
「ふぅ・・・んん・・・ふふ・・・」
オットセイにしてあげる時みたいに、唇で舌を咥えて舐め回す。
「ちゅっ。はあ・・・んむ・・・ちゅっ」
軽く吸い、舌を絡め合ってから私を口を離した。
「レナ悪い子だから、圭一くんを押し倒してチュウしちゃったんだよ。だよ」
私はクスクスと笑いながら圭一くんと額同士を重ね合わせる。
「いや悪い猫の方がピッタリだな。いや子犬?」
圭一くんも笑いながら私の背中に手を回して呟く。
「何か緊張が少し和らいだよ。サンキューなレナ」
「えへへ・・・お礼なんて良いよ。レナも同じだから」
「じゃあ・・・さ。始めようか?」
「うん」
私は身体を起こして圭一くんの横に移動した。暗闇に目が慣れてきて、圭一の顔がボンヤリとだが見える。
圭一くんも起き上がって私の肩を抱いて抱き寄せる。
「っあ・・・う・・・」
私の首筋に圭一くんが優しくキスしてくれる。くすぐったい・・・。
「ふ・・・ふあ・・・」
でも・・・ゾクゾクする位気持ち良くて、私は圭一くんの胸元を握り締めて吐息を漏らす。
寝間着の上から胸を撫でられながら、一番上のボタンを外され、鎖骨を何度も舐められる。
「はぅ・・・んん・・・圭一くん。レナ身体がピクピクしちゃうんだよ・・・はあ・・・だよ」
七割のくすぐったさと、三割の気持ち良さって所だ。私は鎖骨を舐められるのは苦手かもしれない。
「そうか。そうだよな。レナはこっちの方が好きだもんな?」
もう一つボタンが外され胸元に手を滑り込ませて、手の平で優しく揉みほぐされる。
「あん・・・ん・・・ん」
「この格好だと揉み難いな・・・」
そう言って圭一くんが私の後ろに移動して、寝間着の下から手を差し入れて愛撫を続ける。
ただ胸を揉まれているだけなのに、私の身体は熱を帯びて敏感になってくる。
下着越しに伝わる圭一くんの手の温かさと、胸の柔らかさを味わうかの様な指使い・・・私は圭一くんに溶かされていく。
「・・・はあっんっっ・・・あんっ・・・ふ・・・う」
「どうだレナ。気持ち良いか?」
「うん・・・圭一くん上手だから・・・気持ち良いよ・・・・・・
でも、レナ・・・もう我慢できないんだよ?」
圭一くんの両手に自分の手を添えて私はおねだりする。
「レナのおっぱい・・・もっと圭一くんにイジメて欲しいの・・・お願い、コレ外して揉み揉みして?」
ブラの上をなぞる様に添えた手を動かして言うと、圭一くんが嬉しそうな声で叫ぶ。
「あ〜もう!可愛いなレナは!よし任せろ!俺が存分に揉みしだいてやるぜっ!・・・って・・・あれ?」
私をギュッと抱き締めた後、圭一くんが手を背中に移動させて探る様に触り始める。ブラのホックを探しているのだろう。
「なあレナ。ブラジャーのホックが無いぞ、どこにあるんだ?」
「ここなんだよ。だよ」
私は圭一くんの手を胸の前に誘導してホックを外させる。
「おお・・・まさか前にあるとは・・・なんか大人っぽいな。うん」
「はう。何で大人っぽいんだろ。だろ?」
「いや、俺的に前側にホックがあるブラジャーって大人の女の人が着けるイメージなんだよ。だから大人っぽいなあって・・・」
私の寝間着のボタンを外しながら、圭一くんが問いに答えてくれる。
「あはは♪じゃあ圭一くんにとってレナは大人の女の人なんだ?」
寝間着を脱がされた後、私は身体を圭一くんの方に向けて聞いてみる。
「どうかな?まあ、それは置いておくとして・・・」
私の問いを受け流して、圭一くんが胸に手を伸ばす。
「んっ・・・」
「レナのスベスベでマシュマロみたいに柔らかいおっぱいの感触を楽しませてくれよ」
手の平で胸を包み込んで、優しく揉みながら圭一くんが私と共に布団の上に寝転がる。
「ふぁ・・・あっ」
人差し指を素早く動かして乳首を弾かれて、私は再び蕩けそうな甘い気持ち良さを貰う。
「あっ・・・あっ!けぇ、圭一くんっ!始めから、はあ・・・!そんなに強くしたら・・・ひうっ!」
少し強めの力で乳首を指で摘みグリグリと刺激され、私は身体を震わせて悶える。
「はぁんっ!んっ!あっ!あっ!んむっ!」
圭一くんが唇に吸い付いて、夕方の仕返しとばかりに口の中を舌で蹂躙し始める。
「は・・・うんんっ!・・・ちゅぷっ!んっ!んっ!ちゅっ!」
絶えず送り込まれる唾液を喉を鳴らして飲み込み、同じ様に私も圭一くんの口内に唾液を舌で運ぶ。
「んふぅっ!っ〜!んはぁ・・・・・・あふっ!!」
舌を吸われて甘噛みされる・・・もちろん胸への愛撫も忘れずに。
圭一くんは私が胸、特に乳首が敏感なのを知っている。だから執拗に責めてくるのだ。
「へへ・・・レナ。次は何をして欲しい?言ってみろよ」
唇を離して耳に舌を這わせながら圭一くんが言った。
「あうっ・・・お、おっぱい」
圭一くんは私に恥ずかしい事を言われるのが好きらしい。普段なら言いそうに無い事を私が口にすると萌えるんだとか。
「それじゃあ分かんねぇよ。昨日教えてやった言い方で言わなきゃ駄目だぜ」
蕩けきった頭で、私は圭一くんに昨日言われた事を思い出し、顔が熱くなってくる。
「は、恥ずかしいよ・・・言わなきゃ駄目なの?」
「ああ。ほら夕方レナがしてくれた気持ち良い事、俺もしてやるから恥ずかしがらずに言ってみ?」
そう言って、耳を口内に含まれ、いやらしい舌使いで舐め回される。
耳の奥の方まで舌が入り込んできて、舌先で舐められると身体がゾクゾクと反応してしまう。
「あっ!・・・うう・・・んうっ!」
身を捩らせて私は圭一くんの舌から逃れようとする。
耳を愛撫されるのが、こんなに気持ち良いなんて・・・反則だ。
私は圭一くんの身体に腕と足を絡ませて、責めに耐える。
「ほら・・・我慢するなって」
耳にダイレクトに聞こえる圭一くんの声、息を耳の奥に吹き掛けられながら舐められたら・・・私は降参するしか無い。
「ひうっ・・・んあっ!レナの・・・レナのおっぱいを・・・あっ!」
「レナのおっぱいを?」
「レ、レナおっぱいをいっぱいペロペロし・・・ながらっ!
んんっ!!お・・・おまんこをイジメ・・・あんっ!てぇ・・・んうっ!!」
「へぇ・・・おまんこをどうイジメられたいんだよ」
「は、はうぅっ!!意地悪しちゃ嫌ぁ・・・!あ・・・お願い・・・なんだよ!だよ!」
「よく頑張ったな・・・御褒美に言った通りにしてやるよ」
耳への愛撫を止めて、私の口からこぼれた涎を舐め取って圭一くんが胸に舌を這わせる。
「口から涎を垂らす位気持ち良かったのか・・・レナってHだよな」
乳首の周りを舐めて焦らして私の返答を待っている。
言わなかったらずっと焦らされる、私は圭一くんの頭を抱き締め答える。
「んうっ・・・気持ち良くてレナのお耳おかしくなっちゃいそうだったんだよ。だよ・・・はあんっ!」
圭一くんが乳首に舌を這わせ、赤ん坊の様に力強く吸い付いてくる。
むず痒さと強い刺激、痛い位に硬くなった乳首を愛撫され私の身体は艶声をあげて悦ぶ。
「うっ・・・ん!あはっ♪け、圭一くんが赤ちゃんになっちゃったんだよ!んあっ!あっ!あっ!
かぁぃぃよう・・・お持ち帰りしちゃおうかなっ!んうっ!」
ちゅっちゅっとかぁぃぃ音を出しながらおっぱいを吸う圭一くんの頭を撫でつつ、私の中で母性と女の喜びが燻る。
普段は頼り甲斐のある圭一くんも今は赤ん坊と一緒。私の胸を夢中で吸う姿がかぁぃぃ『大きな赤ちゃん』なのだ。
「もう俺はレナにお持ち帰りされてるだろ?色々な意味で」
そう言って舌先で乳首を転がされ唇で挟んでハムハムと甘噛みされる。
「ひあっ!う、うん!そうだったねっ!あっ!レナがっ・・・
もう圭一くんお持ち帰りしちゃってるんだよねっ・・・あんっ!」
残った寝間着のズボン越しに下腹部を擦られて、私は少しだけ身体をのけ反らせる。
五分かそこらの愛撫とは言え、熱くほてった身体は少しの刺激にも貪欲に反応する。
それに大好きな圭一くんに女にして貰える喜びと期待・・・つまりメンタル面も関係しているのだろうか?
いや、している。確実に。
今、私は凄く興奮・・・欲情している。圭一くんがしてくれる愛撫全てに反応して、アソコの奥がキュッと締まる様な感覚がするのだ。
している事はいつもと変わらないのに、身体が敏感過ぎるくらい感じてしまう。
「はあ・・・はあっ!あっ!あんっ!」
「すげぇ・・・寝間着越しでも分かるくらい、もうトロットロに濡れてるぞ」
「いやぁ・・・!恥ずかしいよ・・・!んあ・・・はうっ!」
私は圭一くんに言われた事が恥ずかしくて、顔を左に背ける。すると圭一くんが右耳に舌を這わせてきた。
「くっくっく!隙あり・・・ってやつだ。別に恥ずかしがらなくても良いじゃねぇか」
秘部と耳を優しく愛撫しながら圭一くんが耳元で呟く。
「俺にだけ見せてくれるんだろ?レナのかぁぃぃ所を全部。俺も隠さず見せるよ。
だからさ恥ずかしがらずに素直になっちゃおうぜ」
「はうっ・・・んっ。でも、でもレナの本当にHな所・・・全部見せちゃったら圭一くんに嫌われちゃう・・・」
耳への愛撫を止めて私の頭を撫でながら圭一くんが優しい声で言う。
「大丈夫。俺がレナを嫌うなんて有り得ないから。だから一緒に悪いネコさんになっちまおうぜ」
やっぱり口では圭一くんには敵わない。
そうだ。一緒に頑張ろうって私から言ったのに私が、あれは嫌、これは駄目。って言ったら駄目じゃないか。
「じゃあ・・・レナ、もう我慢しないよ。恥ずかしいけど・・・Hなレナ見せちゃうよ?」
顔を正面に向けて圭一くんの目を見ながら私は呟く。
「見せちまえよ。俺が全部受け止めるから・・・さ」
「んぅ・・・ふぁ・・・圭一くん・・・ならレナのHな女の子の部分・・・全部見て・・・う、んんっ」
中指で秘部を上下に擦る圭一くんの手を持って下着の中へ潜り込ませる。
そして空いている片手を使って、圭一くんのズボンのチャックを下げる。
「ふぁ・・・あ・・・」中に手を差し入れてオットセイを中から出そうと探るが、大きくなっていて引っ掛かって出て来ない。
だからズボンのボタンを外して下着と一緒に脱がせた。
こんにちはしたオットセイは、おヘソに付くんじゃないかってくらい元気いっぱいで私の手の中でヒクヒクしている。
「あっ・・・あ・・・あっ!」
膣内に指が二本入ってくる。二本挿入されるのは初めてで、腰が砕けそうな快感に私は圭一くんに絡ませていた足を左右に広げて喘ぐ。
「っあ!ああっ!」
二本の指が私の膣内を揉みほぐす様に優しく少しづつ入ってくる。
幸い痛みは無く、異物感と強い刺激だけが私の身体を駆け巡っていく。
「あんっ!・・・ふぅ・・・あ」
そして私の舌に圭一君が舌を絡める。私は夢中で圭一くんと舌を絡め合い貪る。
「ふぅっ・・・ふぅ・・・!あむ・・・んんっ!」
膣口から少し入った所で圭一くんが指をくの字に曲げてゆっくり動かす。
私の意識は自分の秘部に集中する、頭が甘く痺れる気持ち良さに身体の力が抜けていった。
「ん。いっぱいほぐしておかないと痛いかもしれないからさ・・・。レナ、痛くないか?」
圭一くんは舌を絡ませるのを止めて、私の肩に頭を乗せて心配そうに聞いてくる。
「ふあ・・・大丈夫。すご・・・く気持ち良い。腰がガクガクしちゃうくらい気持ち良いんだよ。だよ」
オットセイをゆっくり上下に擦りながら、私は息も絶え絶えに答える。
「じゃあこれは?」
そう言って、私の膣内を指で広げる様に少しずつ開いていく。
「んっ!ちょっと痛いかも・・・ゴメン。それ以上は無理だよ。だよ」
ピリッとした軽い痛みが私の秘部に走る、多分1cmも拡げられていないのに・・・。
「っと・・・悪い。大丈夫か?」
「う、うん。そこを拡げるのはオットセイの役目なんだよ。だよ。だから今はいっぱい指でクチュクチュして欲しいかな」
「分かった。じゃあ・・・もっと柔らかくほぐれるまで指でしてやるから」
「はう・・・お願いなんだよ。だよ」
そう言うと、ゆっくり小さな円を描く様に指で愛撫してくれる。そして優しい指使いで抽出をしながら、親指でクリトリスを圧迫される。
「あふっ・・・あっ!・・・くぅ・・・!」
いつの間にか二人とも服を脱いで裸になっていた。夢中だったから今気付いた。
私は何分も同じスピードと動きで愛撫され、始め膣に感じていた異物感が薄れ、抽出する指の動きもスムーズになっていくのを感じる。
「はあ・・・レナ・・・っ!」
オットセイを扱く私の手も徐々に力強くなっていく。射精しないギリギリの刺激で愛撫すると、圭一くんが気持ち良さそうに私の名を呼んで喘ぐ。
「あっ!けぇ・・・いちくぅん・・・レナの・・・レナのおまんこ蕩けちゃうよ・・・んあっ!」
生温い風が微かに吹く部屋の中で、私達は汗だくになって互いの性器を慰める。
「はあはあ・・・お、俺・・・そろそろ・・・」
「んっ。・・・うん」
圭一くんが身体を起こして、私の股間に腰を割り込ませる。
とうとう圭一くんと結ばれるのだ。嬉しい、そして怖い・・・。
でも、これでやっと圭一くんと本当の意味で『恋人』になれる。
「よ、よし・・・じゃあ入れるぞ?」
私は頷いて目を閉じ、身体の力を抜いた・・・
「あ、あれ?」
そんな声が聞こえて、私は顔を上げて圭一くんを見る。
「どうしたの?」
「いや・・・そのさ、何か急に萎えちまったんだよ」
目線を下げてオットセイを見ると、確かに小さくなってフニャフニャになっている。
「くそっ。こんな肝心な時に・・・このっ!」
焦った顔で圭一くんがオットセイを大きくしようと色々しているのを見て、私は気付いた。
『緊張し過ぎてフニャフニャになってしまった』のだと。
私は身体を起こして、圭一くんの手に自分の手を添えて言った。
「大丈夫・・・レナが元気にしてあげるんだよ。だよ」
オットセイを優しく持って扱いてみる。・・・ピクリとも反応しない。だったら・・・
私は身体を動かして圭一くんの股間に顔を埋めて口の中にオットセイを含む。
「んっ・・・」
唇でオットセイの頭を咥えて小刻みに動かし、同時に舌先で転がす。
続いて、オットセイの先っちょを舌で素早く上下に擦る。
「ぴちゅ・・・ちゅっ!」
微かに反応したのを見て、私は根元まで飲み込んで唇で締めて数回軽い力で吸う。もちろん舌は休めずに裏筋に這わせる。
「レナ・・・っ」
大きいオットセイを根元まで咥える事は出来ないけど、小さくなっていたら話は別だ。
甘噛みしてみたり、普段は口の中で舐めてあげれない場所を刺激してみたりと、私は色々試してみた。
「ちゅぽんっ!ふ・・・じゅっ!」
しばらくすると、少しずつ硬さを取り戻していく。唾液を絡めて舌でオットセイ全体を舐め回しながら頭を上下させる。
「じゅっぽ!じゅるっ!んう・・・ちゅぱっ!ふう・・・んん」
口内で上顎や頬にオットセイを擦り付けて愛撫すると、オットセイがヒクヒクして元気に跳ねる。
「あっ!うぅ・・・それ凄い・・・」
ちょっと苦しいけど喉に少しだけオットセイを当てて顔を左右に動かすと圭一くんが気持ち良さそうな声で鳴く。
それを聞いて私は嬉しくなって、強い力で吸いながら顔を何度も上下させる。
「じゅっ!んっ!んっ!んっ!」
私の頭を圭一くんは手を震わせて撫でてくれる。
私はオットセイから口を離して、手で撫でてあげる。頑張って元気になったオットセイを褒めてあげたのだ。
「圭一くん・・・もう大丈夫だよね。だから・・・ねっ?」
私は再び寝転がり、圭一くんに秘部が良く見える様に足を広げる。
恥ずかしい・・・でも圭一くんが失敗しない様に私もリードしなくてはいけない。
「レナを・・・圭一くんの物にして・・・」
両手で秘部を拡げておねだりすると、圭一くんが生唾を飲み込む音がした。
「おう・・・。じゃあ改めて」
そう言って圭一くんが私の秘部の前に割って入る。
「痛かったら言ってくれよ」
「うん」
秘部にあてがわれたオットセイを少しづつ膣内に挿入していく。
「んん・・・う・・・」
指とは比べ物にならない太くて硬い物が私の中に入ってくる。ちょっと苦しいけど気持ち良い。
そして純潔の証にオットセイの先が当たって動きを止めた。
「よ、よし・・・じゃあ本当に良いんだな?」
「良いよ・・・来て」
私がそう言うと、圭一くんが腰を進め、膣を押し拡げて進入する。
微かな痛みを感じて私は身体をちぢこませる。でも痛みより・・・・・気持ち良さの方が大きい
「はあ・・・あ・・・んあ・・・」
上手く言葉で言い表せ無いけど、硬いオットセイが私の膣壁をゴリゴリと拡張しながら入ってくる感じ。
私は初めて味わう『男の味』に身体を震わせて悶える。話に聞いていた『痛み』なんて感じる事も無く、私は圭一くんと融けていく・・・。
やがて私の膣がオットセイを根元まで飲み込んで圭一くんが口を開く。
「レナ・・・っ。大丈夫か。痛くないか?」
「はあ・・・あ。痛くないよ・・・凄いんだ・・・よ」
ボーッとする頭で圭一くんの問いに答える。言葉足らずに言ってしまったけど、今の私の状態を見れば圭一くんも分かってくれる筈。
「レナの中・・・すげぇ。暖くて、トロトロで、キュウキュウに締まってるけど柔らけぇ・・・気持ち良過ぎて今動いたら出ちまう」
「ん。レナのおまんこ、すぐにミルクピュッピュッしちゃいそうなくらい気持ち良いの?」
「ああ。だから少し落ち着くまで待ってくれ」
圭一くんが身体を倒し、私の顔に近付く。
どちらからともなく口付けして私達はお互いの身体の温もりを感じ合う。
膣内でトクントクンと微かに脈打つオットセイと口内を愛撫する圭一くんが愛しくて、私は圭一くんの背中に手を回して抱き付く。
「んう・・・あっ・・・うんん」
射精感が収まったのだろう、圭一くんがゆっくりと腰を引いて、またゆっくりと進める。口内で蠢く舌も動きを止めずウネウネと動き回る。
それらが凄く気持ち良くて身体の奥がほてって甘く疼く。
「はあ・・・けぇいちくぅん・・・レ、レナ・・・おまんこがジンジンしちゃってる・・・んあっ!」
オットセイが抜けるギリギリまで引き抜かれた後、根元まで一気に叩きこまれた私は身体を大きく震わせて鳴く。
「はあっ!気持ち良い・・・もっと強く動くぞ」
「はうぅっ!あっ!あっ!ら、らめぇっ!」
圭一くんが力強く腰を何度も秘部に打ち付ける。その度に私は圭一くんの下で身体を跳ねさせ強い快感の虜になっていく。
「あんっ!はあっ!あんっ!す、凄いよぉ!オットセイがレナの中で暴れてるっ!ふああっ!!」
私が快楽から逃れようと腰を捻るとオットセイが色々と違う場所に擦れて、新たな刺激が加わる。
また膣の奥、多分子宮口にオットセイの頭がゴツゴツと当たって痛い。
それでいて脳天が痺れる刺激に私は圭一くんの腰を絡ませて首筋に吸い付く。
「あっん!んうっ!はあっ・・・ちゅっ!あっ!あっ!」
「はっ!この奥のコリコリした所を突いたら、キュッて締まってチンポが揉まれるっ!すげぇよ!レナ!すげぇな!セックスって!」
「う、うんっ!せっくす凄いよぉっ!んあうっ!レナ・・・レナ!バカになっちゃう!
おまんこが気持ち良過ぎてバカになっちゃうよぉ!」
「一緒にバカになっちまおうぜ!はあっ!また締まる!おまんこが吸い付いてくる!堪らねぇ!」
腰を小刻みに振りながら、圭一くんが気持ち良さそうに私の膣の『具合』を叫ぶ。
「やぁっ・・・!あうっ!んんっ!あっ!もっとコツコツしてぇっ!」
頭を左右に振って嫌々しながら、圭一くんに子宮を小突いてとおねだりする。
「お、おう!こうか?!」
「あくっ!うんっ!それ!良い!オットセイがレナの大事な所にキスしてるんだよ。だよ!気持ち良いよっ!
はあっ!」
圭一くんがオットセイを深々と膣内に沈めて円を描く様に捻る。身体が溶かされてしまいそうな甘い刺激が何度も私を襲う。
「あっ!あっ!駄目っ!駄目っ!腰が勝手に動いちゃうよぅ!け、圭一くん!あふっ!気持ち良い?
レナの中気持ち良い?」
「最高だぜ・・・うう・・・!」
「あんっ!あっ!あっ!」
「くぅっ・・・ゴメン!俺イッちまいそうっ!」
「あんっ!良いよ!圭一くんのミルク中に出してぇ!あっ!あっ!」
圭一くんが腰を激しく打ち付け始め、私も絶頂を迎えそうになる。
「レナもイッちゃう・・・!け、圭一くん一緒に・・・!」
「はあっはあ・・・!んっ!くぅっ!」
「んうっ!」
私の膣奥にオットセイが精液を吐き出す。熱くて、ちょっぴりくすぐったくて・・・でも気持ち良くて。
「っ〜〜!!はあっ!あ・・・あ」
膣内に射精された刺激で私も絶頂を迎える。
一瞬息が詰まり目の前がチカチカして、フワフワ飛んでいる様な心地良さ。全身の筋肉が弛緩して、すぐに強張る。
「んぁ・・・ま、まだ出てるんだよ。だよ・・・はうぅ」
私の膣内でオットセイがビクビクと大きく跳ねて、何度も何度も射精する。
そして吐き出す物が無くなってもオットセイがヒクヒクしている。
「ふう・・・気持ち良かった」
そう圭一くんが私の胸元に顔を埋めて呟く。
「レナもだよ・・・癖になっちゃいそう」
私達は汗だくで余韻に浸る。
しばらくして圭一くんが私の身体から離れようとする。でも私はもう少し圭一くんの温もりを感じていたい。
だから私は腰に絡み付かせている足を強く締めて離れれない様にする。
「駄目・・・まだ離れちゃヤダなんだよ。だよ」
ギュッと抱き付いて、圭一くんの頬に口付けする。
「レナは甘えん坊だな。よしよし」
圭一くんが私の額に張り付いた髪の毛を手で直して、頭を優しく撫でてくれる。
数分そのままの状態でいた後、私は足を解いて圭一くんを開放する。
「よいしょ・・・っと」
圭一くんが私の足元に座ってティッシュでオットセイを拭くのを見ながら、私も横に座る。
肩に頭を乗せて熱っぽくなった身体を冷やしながら口を開く。
「ねぇ・・・圭一くん。レナ・・・今幸せだよ・・・ありがとう」
「俺も・・・何つ〜か・・・うん。幸せだな。それ以外の言葉が思い付かねぇや」
「その一言だけで嬉しいんだよ。だよ」
こうして私達は結ばれた。
人生でたった一回の『初めて』
それを圭一くんにあげれて、又、私も圭一くんの『初めて』を貰った。
嬉しくて、ちょっと照れくさい。
蒸し熱い夏の夜、大好きな圭一くんの身体は大きくて暖かった・・・。
続く。
今回は以上です。
続きが完成したらまた来ます。
ただ、新生活の準備や資格の試験が近いので、投下が遅くなるかも知れませんのでご了承ください。
では
ノシ
>>49おおおおお待ちしておりましたッ!!素晴らしかったです
>>49 今まで俺が見たどんな作品よりエロスwwwww
GJです!
52 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 00:11:31 ID:fRTTaxY0
>>49最高です!! やはりすごく最高です!!
これは無駄な言葉は要らない。
とにかく最高です!!
>>49 圭レナものでここまで執拗にエロエロなものって案外めずらしいよな。
ともかくGJ!
長編乙です!
何か唐突にネトラレナ思い出して妙な感慨が沸いたよ…
あの作者さんキャラ崩壊させるのうまいよな
NTRのもレナ最後壊れちゃってたし。
おさわり会の続き読みてぇなぁ
56 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 01:52:25 ID:fRTTaxY0
ネトラレナか。
すごくエロかったなあれは。
少しダークな気分にはなったが完成度はものすごく高かったことは覚えてる。
てか、3日前も読み直したしな。
でもやっぱり純愛の方が気分いいな
正直あれは圭一レナが可哀想っていうのよりトミーが悪役なのが悲しかった
58 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 02:10:20 ID:fRTTaxY0
その意見には同意だな。
まぁ自分はトミーのことよりも圭一がかわいそうだと感じたことのほうが大きかったが。
失礼だが、かなりハイペースで書いてるせいか結構粗が目立つしな
まあキャラ崩壊してるのはじっくり読むようなものでもないんだけども
>>57-58 それなら「俺は純愛が好きだ!」だけでいいんじゃないの?
職人のヤル気を削ぐような事言う必要はないと思うが
だから保管庫に直接投下して注意書き入れてるんじゃないか…
注意書き無視して読んで文句言うのって自分勝手だよ
話振った俺にも責任はあるかもしれないが…何て言うか、ごめん
62 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 02:25:20 ID:fRTTaxY0
>>60 む、別にやる気を削ぐつもりで言ったわけではないのだが。
まぁでも確かに書いてる側からみればやる気削がれるか。
すまんかった。
そして、どうでもいいが確かに純愛のほうが好きな傾向はあるな。 自分
すまんかった。自重する。
誰が純愛が好きかどうかなんか知りません
良い作品なら何でも歓迎
同意
いつもと違う作風読んだら自分の中で新しいジャンルが開けるかもだしなw
もうお前らのその熱いパトスをぶつけた作品を書いちゃえよ。
俺は鬼曝しで書こうとして挫折したがなー。
エロに持ってくシチュエーションが全然浮かばないよ
67 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 05:42:12 ID:fRTTaxY0
すまん、熱いパトスをぶつけても特に何も書けなかったんだぜ。
エロは書けねぇよと、改めて思い知ったんだぜ。
68 :
一様投下:2008/03/08(土) 05:43:43 ID:fRTTaxY0
私は竜宮レナ。
ここで毎日圭一くんを待ってるの。
冬は寒いだろ? 待ってなくていいんだぞとか、以前言われたけど。
圭一くんといると心が温かいから大丈夫とか危うく言いかけたのはいい思い出なんだよ。
そんな圭一くんは明るくて、とても元気……少し鈍感だけど面白い男の子なの。
そして、今日は圭一くんに……
「おはようレナ」
「わぁ!」
私は後ろから急に離しかけられてびっくりした。
何せ、考えていたことが考えていたことだからだ。
69 :
一様投下:2008/03/08(土) 05:44:13 ID:fRTTaxY0
「びっくりしたー……」
それにしても今日は早い、いつもの圭一くんならもっと時間ギリギリなのに。
「おはよう圭一くん。 今日はいつもより早いんだ……ね」
私は圭一くんを見て固まってしまった。
いつもの圭一くんとなにか違う。
何が違うと言われると困っちゃうけど、何か違う。
色っぽいというか、熱っぽいというか。
とにかく今日の圭一くんは見てるだけで、胸がドキドキしちゃう……はぅ……
「どうしたレナ? なんか変だぞ?」
圭一くんの親しみのある笑顔が私の前に回りこんでくる。
「な、なんでもないんだよ! だよ! レナは全然変じゃないんだよ!」
私は慌ててなんでもないといったが、かえって変に見えたのかな。
「熱でもあるんじゃないのか? ……どれ」
そういって圭一くんがレナのおでこに手を添える。
どうということもない行動なのに、レナは酷く混乱してしまった。
<すまんが書けないので省略>
70 :
一様投下:2008/03/08(土) 05:44:48 ID:fRTTaxY0
翌日
レナは圭一くんの風邪がうつっちゃって学校をお休み。
そして圭一くんも、俺の風邪をうつしちまったと言って、看病のために学校を休んじゃった。
魅ぃちゃんに回覧板で良からぬことが書かれないか不安なんだよ、だよ。
そんなこんなで今日は圭一くんが付きっ切りでレナの看病なんだ。
「圭一くん、学校サボっちゃ駄目なんだよ、だよ」
「なにいってんだレナ、レナだって昔に俺が風邪引いた時同じことしたろ?」
「レナはいいの、圭一くんが好きだから」
「だったら俺もレナが好きだからいいだろ?」
そう言うと圭一くんの顔が近づいてきた
71 :
一様投下:2008/03/08(土) 05:45:25 ID:fRTTaxY0
「圭一くんは看病に来たんじゃないのかな、かな? 」
「キスは圭一くんに風邪を移しちゃうから御預けなんだよ、だよ」
本当はしたいけど、また圭一くんに風邪をうつすのもどうかなと考えたから私は拒否した。
そしたら圭一くんが。
「なんだ、レナは俺がおデコで熱を測ろうとしただけでそんなことを想像しちゃったのかー」
なんて意地悪く笑ってからかってくるもんだから。
遠慮するのをやめることにしたんだよ。
「そうだよ、圭一くんがレナのやわらかい唇お持ち帰り〜♪ すると思ったんだよ、だよ」
「なんだ、信用ないなー。 ……それにしてもレナはして欲しいのか? 俺にキスを」
「うん、圭一くんのことが好きだから」
これで、いつもの圭一くんなら顔を真っ赤にして対処に困るとレナは思った。
そしたら。
72 :
一様投下:2008/03/08(土) 05:45:52 ID:fRTTaxY0
「じゃあ、レナの唇お持ちかえるとしますか」
圭一くんらしいといえばらしいのかな。
そういうと、また圭一くんの顔が近づいてきて……
唇が重なった……
昨日はもっと恥ずかしいことをしたはずなのに、今日またキスをしただけでレナは熱くなっていた。
「圭一くん、風邪がうつっちゃうんだよ、だよ?」
「なぁに、そしたらレナが看病してくれるだろ?」
「また二人っきりでのんびりできるぜ?」
そういって圭一くんは再びレナの唇を奪った。
何度しても、それはやはり心地よかった。
73 :
一様投下:2008/03/08(土) 05:47:10 ID:fRTTaxY0
Tips
「圭一くん、大丈夫?」
不覚にも俺はレナが心配していた通り、風邪を引いた。
もちろん二人きりになれることは喜ばしいが、こうも何度も風邪のうつし合いをしていると出来ないこともある。
「なぁレナ?」
「なにかな? 圭一くん」
「汗かいたら……風邪治らないかな?」
74 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 05:52:53 ID:fRTTaxY0
うん、実にスマンかった。OTL
やはり、何かこう……書いてみると書けないもんだな。
エロの道は遠い……
それ以前に文が書けてない訳だが気にしない方向でw
一様って一応のことか?
お前はまず日本語の勉強してからこい
76 :
一様投下:2008/03/08(土) 06:39:00 ID:fRTTaxY0
一様ではなく一応だったな。
我ながら恥ずかしい。 言われて間違ってることに気づいたぜw
とりあえず前スレのログ確認してくれ。頼みます。
78 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 06:46:46 ID:ZX9iYEZJ
>>76 頑張れwwww
18禁板には18歳になってから来てくださいね
>>68 ・・・昨日の反応でそうだと思ってたがやっぱ春厨か・・・
オナニーは自サイトで、レナニーはレナスレでやれば?
>>76 何回も書いたら上手になるさ。言葉を間違えたりは、そのうち無くなる筈。
とりあえず作品投稿でageになってると、妙な誤解受けるよ
もうちょっと言い方もあるだろうに・・・
>>76とにかく書いてあと他の作品を読んでれば
うまくなるからがんばれ! 期待してる
レナに視力障害にされた男子が
仕返しにやってきて、下校途中のレナをブチブチに強姦したあと
「これがお前が俺に叩きつけたバットだ!」と叫んで
性器にバットをねじり込んで、膣が引き裂けるという作品を執筆中
>>83 過去ログ読まずに、もしくは読んでも空気読まない奴にどう言えと?
また他のちょっとおしゃべりなだけの良職人まで叩かれる元になるのに擁護しろと?
>>81 文章力は経年で上がる訳じゃない。まず学べ。ここで練習するな。学校卒業してからこい
荒れるから一々偉そうな君が帰ってくれ
前スレ埋めたものです。
6レス予定が7レスに、1/7投下ミスなど
色々とお見苦しい点がありまして、大変失礼しました。では。
>>87 今回もGJでした!レナも魅音も可愛い
このスレの終わりにも梅期待してるぜw
>>87 うひょおおおおおお
あんた最高すぎるよ!!
旧スレの埋め頃に毎回投下とか期待しちゃうじゃないか
非常にGJ!
詩魅もしくは魅詩が書きたいんだがネタがない…
魅音→詩音→悟史みたいなのはどうかな
詩魅多いけど詩音の事を思う魅音みたいなのもいいと思う
魅音が詩音に片思いみたいな事があったら萌える
過去、優しくしてくれたお姉ちゃんみたいなのもいい
>>66 鬼曝し好きとしては、今一度頑張ってほしいぞ…!
>>87 前回といい今回といいGJ!
>>87のおかげで悟史モノにはまったよw特に悟魅
埋めの職人にはいつも新しい萌に目覚めさせられる
キャラがらしくて素晴らしい
秘密の方gjです。
レナ悟は初見でした。
れなぱんの方もありがとうございます。
超純愛エロをいただきます。
当たり前のことなんだろうけど質問
作者に頼まれるとかの例外を除いて
作者以外の人がWiki編集とかしちゃいけないんだよね?
Wikiってもんを勘違いしてないか?
だよねぇ
総合覧にしかないSSをカプ別覧とかジャンル別覧とかにも
追加したいんだけど駄目だよねぇ
そんな感じの編集ならかなりやって欲しいんだが
ていうかやっていいだろ
文章の加筆修正かと思った
誤解があったみたいでごめんねー
じゃあちょっとやるかもしれません
以前シリーズ物を書いた時に、自分で入庫した後、
誰かが末尾へ「○○編へ」というリンクを追加してくれたことがあった。
抜けてたジャンルとか作者別とかも補足してくれてありがたかったなぁ。
106 :
深奥の記憶:2008/03/09(日) 00:36:42 ID:4Q9z4yWI
詩音の顔が真っ青だ。ほんの数分前はいつもみたいにじゃれあって笑いあってたのに。
詩音に何があったのか、私には分からない。分かるわけない。
でも一つだけ私に分かるのは詩音が何かに怯えてるっていうことだけだった。
いつものように部屋で漫画を読んでいたらピンポーンと呼び鈴の鳴る音がした。葛西が何かの用件で訪ねて来たのかと思ってドアを開けてみたら、そこにいたのは私と瓜二つの容姿をもつ姉の魅音だった。
「ごめんね〜詩音。いきなり来ちゃって。でもさ駅前の詩音が食べたがってたケーキ屋のケーキ買って来たんだよ。一緒に食べよ!」
107 :
深奥の記憶:2008/03/09(日) 00:40:26 ID:4Q9z4yWI
「お姉単体ならお断りですが、ケーキも一緒なら話は別です。さ、上がって下さい。紅茶いれますよ。」
そうしてケーキを一緒に食べながら雑談に華を咲かせていたときだった。
「詩音。聞いて聞いて。私ねまた新しいスキル身につけたんだ!何だと思う?」
予想もつかない。
だって園崎家次期頭主としての修行で身につけたスキルはともかくお姉自身が趣味で身につけたスキルなんて今までろくなものがなかった。
「なんとなんと!マッサージのスキルなんだよ〜。おじさんねー無駄に頑張ったんだからさー。ほらっ詩音そこに寝て!今からやってあげるからさ!」
そうして私はお姉の強引さになすすべなく、練習台とされたのだった。
108 :
深奥の記憶:2008/03/09(日) 00:43:23 ID:4Q9z4yWI
最初は侮っていたお姉のマッサージの技術だけどこれはなかなか…
「さすが次期頭主ですねぇ。なんでも器用にこなしますね。感心します。」
「べっ別に。次期頭主だからとか関係ないじゃん!たださ、最近詩音バイト夜ばっかだし、沙都子の面倒みたりで疲れてるな〜って思ったから体の疲れくらい和らげてあげたいなって思って」
お姉のこういう所が私は大好きだ。なんだか急にまだ私たち二人が幼かった頃に戻ったような気がした。回想に浸りすぎていたのだろうか、どうやらボーッとしすぎていたようだ。お姉の私を呼ぶ声で現実に引き戻される。
「詩音?どう?気持ちいい?」
「ん〜?もうちょいそこのあたり強くです。」
「え?ここらへん?」
109 :
深奥の記憶:2008/03/09(日) 00:44:45 ID:4Q9z4yWI
マッサージをしているうちにだいぶ体勢がかわっていたらしい。完全にお姉が上、私が下になってしまった。
…不思議な既視感。なんだろう。この感じ。ふいに脳裏にあの出来事がフラッシュバックする。思い出したくない封印したはずの記憶が蘇ってくる。
あれは、あの最悪の出来事は、私がルチーアに幽閉されてから三ヶ月後のことだった…。
幼少期の不運な事故。それと相まって生じた『詩音』としての冷遇。今まで『魅音』としての寵愛を受けていた私には辛いものだった。そして鬼婆が下したルチーア学園への入学。
私の精神面は最悪だった。
110 :
深奥の記憶:2008/03/09(日) 00:46:57 ID:4Q9z4yWI
ルチーアに入学してからも毎日が無気力で生きた心地がしなかった。毎日が地獄だった。
いっそ生まれた時に殺してくれていたら…と考えたことも一度や二度じゃない。
もともと朝が弱かったのもあって遅刻を繰り返していたうちに私は入学早々問題児のレッテルをはられてしまった。規律に厳しいルチーアのことだ。私の存在が気にくわなかったのだろう。私は上級生にも睨まれてしまっていた。
入浴が終わり自室でベッドに突っ伏していた時の事だった。ノックの音がする。
私の部屋に訪ねてくる人なんか今まで一人もいなかったから誰かなんて見当もつかない。
ドアを開けるとそこには全然面識のない上級生三人。
111 :
深奥の記憶:2008/03/09(日) 00:49:57 ID:4Q9z4yWI
「今日はシスター不在のため、私たち三人がこのフロアの部屋の巡回を務めさせていただいています。」
なるほど、腕に着けた腕章。風紀委員だ。シスター不在の時は風紀委員が見回りだっけ。
この学校では勉学に関係ない所有物はいかなる理由があろうと没収される。まぁ私は雑誌だのなんだの上手く持ち込んでいたけれど。
適当に社交辞令でも述べてからさっさと帰してしまおう。
そう思っていた矢先の事。いきなり後ろから羽交い締めにされた。身動きがとれない。そのまま抵抗することも出来ずに私は押し倒された。
112 :
深奥の記憶:2008/03/09(日) 00:58:01 ID:4Q9z4yWI
視界が真っ暗になる。どうやら目隠しをされたらしい。相手の表情が分からない。突然の出来事で全く頭が働いてくれない。怖い。
ひやっと身体に感じる冷気。それだけでも視界を失って敏感になった私の身体には刺激となったようで、ビクッと反応してしまう。
二人がかりに両手両足を押さえられて、ただ私は抵抗することも出来ず裸にされるだけだった。
胸に不快感。卑猥な水音がするたびに顔をしかめたが、舐められてるうちに不快感は快感へと推移していく。
相手は何も喋らない。部屋にはただ私の喘ぐ声と水音が響くだけ。それが一層女に犯されて感じてる自分への嫌悪感に繋がる。
113 :
深奥の記憶:2008/03/09(日) 01:01:21 ID:4Q9z4yWI
私が気にくわなかったのなら顔でもぶん殴ればいい、いくらでも蹴ればいい、それでもこんな事をされるよりは、はるかにマシだ。
性的な手段で私の抵抗力を削いでから鬱憤を晴らすなんてやり方が下劣だ。
しかし頭とは違い身体は相当に敏感になってしまっているので下を弄られる時にはそんな考えは吹き飛んでしまっていた。
一人が私の秘所を舐める。充分濡れたのを確かめると指を私の中にいれてくる。グチャという卑猥な音。そして中を掻き回すために生じる音と喘ぎ声。
自分の声とは思えない程の甲高い声が響く。秘所から与えられる快感はもはや私の羞恥心を凌駕してしまっていた。だんだん絶頂が近づき私はそのまま意識を手放した。
翌朝目を覚ますと私はベッドの中にいた。身体に付着したであろう自身の体液は綺麗に拭き取られていた。しかし腰に残る鈍痛が昨日の出来事を思い出させる。
そっか。私、女にヤられちゃったんだ…
自分で再認識すると急に悲しくなっていつの間にか両頬には涙が伝っていた。
114 :
深奥の記憶:2008/03/09(日) 01:05:20 ID:4Q9z4yWI
私が鬼婆の決めた命令をやぶってルチーアを脱走したのも、あの出来事があったことは大きい。
あれ以上ルチーアで生きていける自信がなかった。
勿論この事は誰にも言ってない。私にとって思い出したくもない悪夢だったから
魅音の声で意識が戻った。どうやら私はルチーアでの記憶がフラッシュバックしてきたときに顔面蒼白になったあと気を失ってしまっていたらしい。
魅音の心配そうな顔が目に入る。
私は魅音に抱きつくと、この嫌な思い出を消し去るために私の片割れからするこの世で一番安心できる甘い香りに身を任せるのだった。
支援?
よわよわ詩音ていいよね普段とのギャップが。
gjです。
117 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 09:21:52 ID:YrGL2KMF
乙です。こういう詩音もいいね。
でも詩音の部屋はルームメイトがいたんじゃなかったっけ?
ルームメイトは裸の詩音に声もかけずに普通に過ごした・・・。
ルーチアの生徒は全員レズなのかww
地の文で一人称使う時いつも思うんだが、昭和の時代ってぶっちゃけ横文字なんて身近じゃないよね。
やっぱ雛見沢のキャラクターが語り手の時って、極力横文字避けた方がいいんだろうか。
気にしなくていいんじゃない
本編でも横文字結構使ってたし
コスプレ、メイド、ゲーム、エンジェルモート、シュークリーム、スタンガン
原作やってたとき「すごい○○」って言い方が気になって仕方なかった
その微妙な日本語はあの時代にはなかろうと
こんにちは。ssを投下します。
カップリングはレナ×羽入です。
百合、ダーク系なので注意してください。
l
「あぅあぅ。レナのお弁当はすごく美味しそうなのです!! 」
お弁当の蓋を取った瞬間、隣にいた羽入ちゃんは食い付いて来た。
「特にその春巻が美味しそうなのです、あう! 」
「駄目ですわ、羽入さん! ねーねーは私のためにおかずを用意してくださいましたのよ」
沙都子ちゃんが羽入ちゃんを咎めた。あの日以来、私は沙都子ちゃんのねーねーに
なった。まあそれは私の欲望を満たすために演じているだけ。姉という立場を興じている
だけなのだけれども。
「私の嫌いな食べ物をとても美味しくしてくださるの、レナねーねーは」
この春巻も皮に沙都子ちゃんの嫌いな南瓜を練りこんで仕立てている。作るのは結構
大変なのだが、それに見合うだけの対価はいただいているからまあ良い。昨日だって、
マッサージと称して口で犯してやった。乳首の腫れがひどい、指でやっちゃあ刺激が
強すぎるとかこつけて、舌先で転がしてやった。乱れっぷりは相当なものだった……
「……いいのです……沙都子はレナの手料理を堪能できて……」
「ふふふ、大丈夫だよ羽入ちゃん。羽入ちゃんの分もちゃんとあるからね」
ぱっと羽入ちゃんの顔が晴れていくのが分かる。ああ……良い。その顔に口をつけて
毛穴に舌を這わせてやりたい。
「いただきなのです〜」
春巻を頬張る羽入ちゃん。皮から油が染み出て羽入ちゃんの唇に艶やかなグロスを
掛ける。そのてかてかした唇を私の乳房に塗りつけて欲しい。
「頬が落ちちゃいそうなのです……」
美味しそうな羽入ちゃんを見て私も頬が落ちる思いだ。
『レナ! 俺も俺にも分けてくれよ!! 』
「あっ……」
空気を読めない二号が許可も無しに春巻に箸をつけた。
……この恥知らずの雄豚め……せっかく女の子たちに食べてもらおうと……あんたに
やって何を返してくれるのだ? 汚い白い液体を撒き散らすしか能のない痴漢め。
だから男という奴は何も魅力を持たないのだ。こんな汚い男が私の沙都子ちゃんや
羽入ちゃんに牙を剥いたら……想像もしたくない。その時はその汚い下半身を
鉈か何かで切ってやろう。沼に打ち捨ててやろう。
「はうぅ圭一君、許しも無しに食べちゃ駄目だよう」
『いいじゃんレナ、また作れば良いし』
優しく出れば調子に乗りやがって。今度食べ物に何か盛ってやろうか……
……盛る……か
圭一君じゃなくて羽入ちゃんの食べ物に何か盛れば……簡単に持ち帰れるのでは……
妙案だ。毒ではなく睡眠薬か何かを混ぜて食わせば良い。即効性じゃなくなるべく
遅効性のやつを。しかも羽入ちゃんは私の料理にゾッコンだ。甘い菓子か何かを作って
やれば諸手を挙げて食い付くだろう。
───角幼女を持ち帰れる。
ありがとう圭一君。ゴミ山での発掘作業だけの能無しだと思ってたけど少しは
役に立つんだね。内心の感謝と共に私は餌撒きに食らい付く角の生えた幼女を
静かに見据える。さあ、準備準備。今週の土曜日までに、羽入ちゃんの好物をリサーチし
手篭めプランを構築していかねば……
ロリ組三人の話を聞いていると、どうやら羽入ちゃんはシュークリームが
大の好物らしい。甘甘の紅茶とともに食すのが至上の幸せと話していた。シュークリームか。
少し手間が掛かりそうだが作ることはできる。甘く仕立てたクリームと紅茶に薬を盛ればバレる事は無いはず。
薬は実はもうある。私が不安定なときのために常駐している
睡眠薬がある。過去、精神を患っていたときに貰っていた薬だ。すっと入り込まれる
ように眠気が襲ってくるやつだ。私ほど耐性の無い、しかも幼女の羽入ちゃんは
すぐさま眠りの世界へと飛んでいくだろう。眠っている間にその体を犯す。
意識の無い世界でも体は正直に反応する。先日に沙都子ちゃんで試してみたから間違い
は無い。膨らみのある胸や未成熟の股間を指と舌で犯し、覚醒する瞬間に
羽入ちゃんの性のスイッチを入れる。後はあの子の持っている
特有のエロさに賭けてみよう。思惑通りなら、快楽欲しさに私の体を欲しがって
来るはず。
プランは決まった。後は誘うだけ。うまい事羽入ちゃん一人だけ釣り出すように
試みる。授業の終わり、沙都子ちゃんと梨花ちゃんが席を立った瞬間を見計らって
声を掛けた。
「ねえ、羽入ちゃん、今度の土曜日は何か用事ある? 」
唐突だったのか、少し驚きの表情を見せた。
「特には無いのですけど……どうしてなのです? 」
「ふふ、実はシュークリームを初めて焼くんだけど……羽入ちゃんに食べてもらおうかな
なんて考えてるの」
シューという言葉が出てきた瞬間にがっつくように席を乗り出して迫って来た。
「あうあうあうあう!! 本当なのですか! レナはすごい器量の利くお姉さん
なのです」
予想以上の食いつきの良さに内心驚きながらも、言葉を続けた。
「それで、実は羽入ちゃん……実はあなただけを家に招きたいの……どうしてかって
言うと……」
「わかってますのです! 僕一人だけに味わって貰いたいのですね。沙都子や梨花
なんかに食べさせてたまるもんかなのです! 」
あは。自ら網に突っ込んで来てくれた。シュークリームがよほど魅力的なんだろう。
いいよ、羽入ちゃん心行くまで食べさせてあげる。夜も眠れなくなるほど美味しい
レナ特製シュークリームを。二つのお口で二度楽しめる、とっておきの奴を。
当日、既にシューは焼きあげた私は、羽入ちゃんが来る前に薬入りクリームの作成に
入った。果たしてクリームに混ぜて効くのか心配だったので事前に沙都子ちゃんに
毒見をして貰った。美味しいと連呼していた沙都子ちゃんはすっと意識を失っていった。
くーくー寝息を立てる彼女に我慢できず体を弄んでしまったのだがそのあとしっかりと
覚醒してくれたので薬の効き目は問題は無い。あ、もちろん薬入りだってことは流石に
あの子には言ってはいないけれど。
家の訪問を知らせるチャイムの音が鳴った。来たか。胸の高鳴りが一層のものになって
いくのを感じた。
「こんにちはなのですよ、レナ」
「こんにちは、羽入ちゃん」
ピンク色のワンピースを着た羽入ちゃんがニコニコ顔で佇んでいた。くんくんと鼻を
鳴らした羽入ちゃんは言った。
「すごい良い匂いがするのです! あうあう」
「今焼きあがったところなんだよ。さ、あがってあがって」
律儀に一人で罠に掛かりに来た角の生えたかぁいい女の子に内心の笑みを浮かべて
私は自室へと招いた。
紅茶とシュ−クリームを乗せたトレーをテーブルの上に置いた。粉砂糖のまぶされた
シューに嬌声をあげる羽入ちゃん。
「あうあう! もういたただいてもいいのですか!? 」
「いいよ……全部独り占めしてもいいんだよ」
「それじゃあ、いただきますなのです」
まず一つ手に取りもぐもぐと口を動かす羽入ちゃん。味は完璧なはずだ。薬の味は
ほとんどしないからばれる事は……
「ああううああうう、頬がとろけちゃいそうなのです」
やっぱり無かった。
「ふふふ、そう言ってもらえるとレナもとても嬉しいな。紅茶も注いであげるからね」
そういって私は羽入ちゃんの目の前に紅茶を置く。まあこれにも盛ってあるのだが。
「レナのお菓子とお紅茶に囲まれて、僕は果報者なのです……」
何も知らずに頬張っていく角幼女を見て思わずほくそ笑んでしまう。3個目か4個目を
取ろうとしたときだった。
「レナは食べないのですか? 」
……まずった。確かに私が食わないのは少しおかしい。とりあえず1個手に取った私は
とっさに言い訳を述べた。
「ええと、羽入ちゃんが満足するまで食べてからレナはいただこうかな……」
苦しい言い訳だ。こうなれば半ば強制的に勧めてやろう。
「ほ、ほら羽入ちゃん。レナが食べさせてあげから……」
一口サイズにちぎり、羽入ちゃんの口元に持っていく。
「変なレナなのです……でも気にせず、あーん」
よしよし。このまま食わせ続けて眠りまで持たせよう。奇妙なお酌を何度か繰り返して
次のシューを羽入ちゃんに舌に乗せようとしたときだった。
「あうあぅ……なんだか……急に」
ようやく効き始めたか。まるで酔ったかのようにまぶたを落としかけている。すかさず
羽入ちゃんの後ろに回って声を掛けた。
「どうしたのかな、羽入ちゃん……どうしたのかな」
「急に……眠気が……きた……ので……す」
眠りの世界へ落ちかけている羽入ちゃんに更なる追い討ちを目論む。シューから
クリームだけを指に取り、眠り姫の口元に持っていった。
「ほら、羽入ちゃんの大好きなクリームだよ……だよう」
朦朧とした羽入ちゃんは弱々しく口を開けクリームを舐り取ろうと試みた。
「あう」
私の指をくわえ込んだ羽入ちゃん。その艶めかしい舌先の動きに背筋がくっと
震えるのが分かる。
「クリーム……美味し……・・・・・・」
ついに意識を失った羽入ちゃんは私にもたれかかるようにして体の力を失った。
すやすやと眠りを立てる角幼女。クリームでつやつやに光る唇に魅了された私は
意識の無い彼女の唇に無意識のまま口をつけていた。
私にもたれかかるようにして寝息を立てている羽入ちゃんを見る。さて、
どうしてあげようか。多少乱雑にしても起きることはないはずだ。まずは
そのワンピースの上から膨らみを揉んでやることにしよう。薬が効いている
のをいいことに両手でわしわしと揉んでやった。
「ん……」
うぁぁ、いい柔らかさ……大きさは沙都子ちゃんと同じくらいだろうか。
この年でこのくらいなのだから成長すればもっと大きくなってしまうだろう。
どうせこの子も発育したらその胸で大人たちを虜にしていくのだろうか……
いいさ、それが運命ならその前に食べてしまえばいいのだから。ていうか
今から、食ってしまうのだから。少し力を込めて膨らみを後ろから揉み込む。
「……ぁ……う」
寝息に漏れて羽入ちゃんが声を漏らす。やはり意識が無くても体は素直なのだろう。
そうか。この子はもともとエロ幼女だったんだ。もしかしたら下半身のほうは
すごい反応してるのかも。まあ、それは後から攻めてあげることにして……
しばらくの愛撫によって肩紐が肌けたのを見た私はそこから両手を中に
滑り込ませる。下着に手が掛かったのだがそれを無視して生乳を目指す。
「……あ! 」
羽入ちゃんの声が少しうわずった。起きてしまったのかと思い、咄嗟に手を止めた。
「……」
再び、寝息を立てたのを見た私は安心して動きを再開させた。
……って言うか何これ。何でこの子、こんなにおっ立てちゃってるの。服の上から
揉んだだけなのに既にびんびんに羽入ちゃんの乳首は勃起していた。やっぱり
この幼女は淫乱だったのか。二つの突起はまるで生えている角のようにそそり立っていた。
まあいい。エロいほどこちらも扱いやすいものだ。
生の膨らみを手のひらに収めて直接指でその突起を弄ぶことにする。
「……ぅ……あう」
ふふ、いいでしょ羽入ちゃん。こんなに立たせてるんだからさ。私は人差し指を
用いて、ぴんと弾いてやる。弾くたびに体を震わせてうわずりを
聞かせてくれる羽入ちゃんの唇に吸い付く。舌と舌を絡ませたいのだが、
歯を閉じていてそれはできなかった。代わりに硬くて尖った犬歯とぷりっとした
ピンク色の歯茎に舌に添わす。甘い砂糖の味がした。犬歯の尖ったところに
舌をあてがって少しだけその刺さる痛みに酔う。
さて、今日の本題だったその角に取り掛かることにする。恐る恐るその角に
触れてみる。……何だろうか。少しだけ潤いがあるというか……形容しがたい感触
だが、癖になるような感じ。薬が効いていることにすっかり強気になった私は
握りこむようにして角を掴んだ。そしてやはりここにも舌を添わせた。
まるで牛の角を舐めているような感じ……舐めたことは無いけど。そんなに味は
惹かれるようなものではないので、次はにおいを嗅いでやろうか。すんと
鼻を鳴らして嗅いでみた。石鹸のいい匂いがした。やっぱり本人も気には掛けている
のだろうか。でも……まだ。その角の根元はどうだ。髪と地肌と角が面したその部分は
どんなにおいがするのか……癖の掛かった毛髪を押し分けてその面に鼻をつけた。
そして大きく大きく吸った。
───うふふふふふふ。
芳しい臭い。汗と皮脂と角の老廃物が混じり合った臭い。一般的に言ったら、
頭くさい。
やはり、洗髪が十分行きと届かないのだろう。手入れをしているのにも関わらず
臭いは残ってしまう。この子はきっとコンプレックスと感じているのだろう。
───可哀想な子……
そのしおらしさに言い表せない愛情を感じた私は再び羽入ちゃんの唇を奪った。
その……臭い角に自分の股間を押し付けたい衝動に駆られるが、まだ我慢する。
だって美味しいものは後で食べる派だから……
次はこの子の下半身に手を添わす。白色の木綿のパンツか。幼女御用達だね
羽入ちゃん。両膝を抱えてちょうど秘所が露出するような体勢を取らせた。
……はいはい。それに関して少しは考えていたが……この幼女濡らしている。
それだけならいいが、その染みの範囲が半端じゃあなかった。親指大なんて
ものじゃない、本当にお漏らしをしてしまったような濡れ方だった、はじめは
本当に失禁しちゃったのかと考えたぐらいだ。
……ていうかこの濡らし様……実は開発済みなのでは? 家で毎日オナっている
のでないのか? ……
染みの部分をぐっと押し込んでやる。
「んんぁう……くぅん」
今までよりも大きな嬌声を出した。このエロ幼女め……化けの皮を剥いでやる。下着に
手を入れ既に勃起したクリトリスを摘んでやる。
「あっ……ああ」
頬を上気させるはにゅ……エロ幼女は眉を少し曲げその快感に酔っているようだった。
既に指がふやけそうなほどにこの子は愛液を分泌していた。ただ漏れになっている
その秘所を攻めようとした瞬間だった。
「あああぅ! ああ……んぁ……」
するっと私の指を羽入ちゃんは咥え込んでしまった。しかも2本も。
「あう……良い……」
良いだと……? とりあえず指を出し入れさせてやる。
「あっあっあっ……! 」
───はっ?
なんだこいつ。もしかして処女でもないのか? この年で? まさか汚い大人の逸物を
何度も咥え込んでんじゃないのか? 幼女なのに体は汚れきって……
間違いは無い。だって指2本まるまる飲み込んで、愛液垂れ流しまくりで……
……子供の皮を被った汚い幼女め……賞味期限が切れた○物め……
幼女が床に投げ出されるがそれに対して歯牙にも掛けずに立ち上がり、私は自室の引き出しに足を運んだ。
オナニー用の数本のバイブの内、細めの奴を選択する。直径はそれほど無いから、あの淫乱なら簡単に飲んじゃうだろう。
ローションを付けてやろうと思ったがあの濡れ方だ。付けても付けなくても同じだろ。
沸々と怒りが湧いている私を尻目に快感の余韻に浸っている角。目を覚まさせてやろう。
すっと下着をずらして躊躇も無くバイブを突っ込んでやった。
「……うあう!! ひぁぁう! 」
ぬぷりと全て押し込んだ私は角幼女の下着を戻してやる。下着がこんもり
膨らんで、傍からみると男子がペニスを勃起させているみたいになった。……まだ
起きないのか。あ、起きたときのことも考えて手錠を掛けておこう。罰ゲーム用の
手錠を持ち出し、あえて後ろ手ではなく体面の前ではめてやった。準備はOK。
あとはスイッチを入れるだけ。入れ直した紅茶とリモコンを手に持ち一口すする。
優雅な午後のひと時を過ごすような感じで足を組んだ後に、私はリモコンのスイッチを
オンにした。午後から始まるメロドラマを見るような感じで。
「……うああう! な、何……くぅあんん! 」
やれやれやっとお目覚めか。
「レナ……これは、あう! 何なのですか! 」
それはこっちの台詞だろうに。この淫乱角めが。
「まさか、羽入ちゃんがこんな淫らな子だとは思わなかったよ……」
手錠の戒めに逆らって股間の疼きを必死に止めようとする羽入ちゃんに声を掛けた。
「あぅ……はあん! 放してください……なのです」
「こんな醜態を見せられて放せるわけ無いよ……」
「レナが……何を……言っているのか……分からないのです」
まだ皮を被るのかこの幼女は。
「たらたらよだれ垂らして、張り型ずっぷり銜え込んでる羽入ちゃんは……」
すっと息を吸って、できるだけ冷酷を込めて言う。
「変態淫乱幼女だって言ってるんだよ? わかんない? 」
「そんな、ぼ、僕はそんな……こと」
悪いけど瞳にいっぱいの涙を貯めていても、快楽に溺れているようにしか見えない。
はい、今さら今さら。
「ふん、そんな悪い子は一人でオナってなよ。なんとか手は届くでしょ? 」
本人からしたら両手を必死に伸ばしてバイブを取り払おうとしているのだろうが、
私から見たらバイブをさらに食い込ませようとしか思えなかった。
この際だ。私もこの子を使ってやろう。常駐のローションを手に取り、そそり立った
角に塗りこめていく。2本のうち角ばったほうにだけ塗りこめていく。
量が多すぎたのか髪の毛や顔面に垂れてしまったが気にしない。
むしろ悪戯心が湧いてきて顔にも塗りたくってやった。
「んむぅぅう! や、やめ、んんん! 」
無抵抗の羽入ちゃんに情欲をそそられた私は下着を脱ぎ、いよいよ角に腰を下ろす。
他人から見たら顔面騎乗を行ってるようだろう。ごつごつした角の感触が私を包み込む。
「はあぅ……」
ぬるぬるの角に自分のクリトリスを擦り付けていく。髪の毛の感触も感じることが
できてすごい良い。
「い、良いよ、羽入ちゃん。最高のオナペだよぅ……んん」
「ああぅ、レナが、僕の角を……」
私の愛液とローションと羽入ちゃんの角の底部の臭い部分が混じり合う。
「ほら、レナと羽入ちゃんとで作った特製クリームだよ……」
「んむぅぅ……! うくぅぅう!! 」
指でそのクリームを掬い取った私は、顔を振って嫌がる幼女の口にねじり込んでやった。
快感とS気が徐々にこみ上げてきた私は、羽入ちゃんの顔を膝とももで挟み込み快感が
ぶれない様にする。
「ほら、羽入ちゃんも動かしなよっと」
「ああ! だ、駄目なのです!! 」
突き刺さったバイブを固定している下着を裾を引っ張り上げた。さらに深くへと
押し込んであげる。
「れ、レナ、もうすぐイキそう……羽入ちゃんも……一緒にイこうね」
ぐっと手の力をいれて羽入ちゃんのバイブを食い込ませる。既にバイブの全面を
飲み込んでしまいそうになっている。
「ああ……あっあうあうあうあう!! もう……だめぇぇ!!!! 」
「レナも……変態幼女の角でイっちゃうぅぅぅ!! 」
私たちはほぼ同時に達した。羽入ちゃんは下着を通り越して床に溜まりを作った。
私は羽入ちゃんの髪の毛の中に淫液を垂れ流していた。
「あ、やっと起きたね羽入ちゃん」
「あう……僕は眠っていたのですか……? 」
何も憶えていない様な羽入ちゃんは寝ぼけ眼で私を見つめてきた。
「そう、ずっとお昼寝してたんだよ……」
あの後、後処理を必死に行ったのだ。絶頂に達した羽入ちゃんは運良くまた寝息を
立て始めた。その間に濡れタオルを用意して、体についた色んな液体を拭ってやった。
お菓子の廃棄やその他もろもろ……覚醒したときに私の攻めがばれてしまうのでは
ないかと内心冷や冷やしていた。しかし、何か悪い夢を見ていたのです、
シュークリームに食べられるような感じだったのです、と羽入ちゃんは言ってきた。
彼女の夢見の良さに感謝しつつその場を私は凌いだのだった。
まあ、別に羽入ちゃんに嫌われたくない思いで後処理を行ったのではない。この子に所業がばれたら、たちまち村のみんなに広まって暮らしてはいけなくなる。いわば証拠隠滅のための処理だった。羽入ちゃんなんて非処女で純真さもないただの淫乱だもの。
私の守備範囲ではない。あの角の感触だけは最高によかったんだけど。それが良かった
分、残念だ。
「あうあう、レナのシュークリームとっても美味しかったのです。また、食べに
来てもいい良いですか? 」
帰りがけに羽入ちゃんはそう言った。一応は承諾してやったのだが心のうちは黒に
染まっていた。
───ふん、誰が羽入ちゃんのようなけだものに食べさせてやるものか。
淫乱幼女は男の肉棒でも食ってりゃいいのに。あ、もう食べてるか。あなたの角が
欲しくなったらまたお菓子作ってあげるね。そのときまで角磨いて待っててね。
また角を使ってあげるからね。
残る幼女は一人、古手梨花ちゃん。あの子は妙に勘がいい部分がある。この村の巫女
として一目置かれた存在になっている。にぱにぱ振りまいてのらりくらりと都合の
悪いことはかわして行ってしまうとってもいけない子。レナが捕まえなきゃ。
さすがにこの子は羽入ちゃんのように非処女ではないだろう。だって……全然
発育してないし。洗濯板だしね。もし捕まえられたら久々に青い果実を食うことが
できるだろう。どう嵌めようか。今回は罰ゲームを利用して私の隠れ家に
連れて行ってやろうか。そして、あの子の好きな猫さんのプレーを強要してやろう。
黒髪の洗濯板幼女の夢を見ながら、私は羽入ちゃんの愛液の付いたままのバイブを
下の口で飲み込んでいった。
d’に続く
以上です。
梨花編は以前書いた保管庫のd’という作品になります。
ありがとうございました。
すごくお待ちしてました、素晴らしすぎる!
Sレナ様と無意識にエロい角幼女がたまりません。
新たなレナ×梨花wktkしてたんで勝手ながら残ねn…とにかくGJでした。
圭一のいない世界のレナがペドレズって設定が凄いなぁ
是非魅音を喰っていただきたい
近頃はレナ祭みたいですなあ。
職人の皆さんにGJと言いたい。
GJ!ありがとう!
しかも他ではまず見られないジャンルやカップリングの宝庫
おまけにハイクオリティ。すごいスレだ…
そりゃもう甘々や鬼畜はもちろん果てはホモまであるからなw
>>134見て気付いたがちょっと設定ミスがあるなw
作者さん頑張れwwwww
失礼します。
前スレでFF投下させて頂いたものですが、続きが書けたので、また投下させてもらいに来ました。
まだ終わってません。
携帯に慣れてないので、遅くて本当にすいません。
あと保管庫への保存して下さった方がいるみたいで、本当にありがとうございます。
やり方が分からないので、出来れば今回もお願いしたいのですが、あとタイトル直してくださると更に嬉しかったりします。
言い訳と注文ばかりで、本当にすいません、それでは投下させてもらいます。
詩音に、そう言ってもらえてひとしきり泣いたけど、やっぱり結局事態は解決してなかった。
一向に治まりを見せない俺の一物は、詩音の頬と口にぺたーっとくっつけられたままだったし、腰を持たれてる事で俺の顔は更に詩音の下腹部に近づいて余計に興奮してしまうという事もあった。
「なあ、詩音…やっぱり少し離れるよ、マズイってこのままじゃ…」
相変わらず詩音の顔は見えない。
「…あのですね、圭ちゃん、本当にそれで私が嬉しいと思いますか、自分は何もないのに圭ちゃんにだけ火傷させて」
詩音の言葉は、本当にいつになく優しい。
「…いや、別にだからって男の子のこれ、押しつけられて嬉しいって訳じゃないんですけどね、アハ、ハハハ…」
そう言って詩音は、けだるげに笑った。
そう言えば、俺も何だか全身熱っぽくてやけにだるい気がする…。
何というか…身体に力が入らなくて何だか頭がぼんやりする。
…当たり前か、こたつの中にこんなに長い時間いる事なんて普通あり得ない。
呼吸が鈍くなっているのが分かる、俺も詩音も小さく息を吸って、また小さく吐く。
「…にしても、これ、痛くないんですか?、こんなんなっちゃってますけど…」
それは余りにも唐突だったから、俺は一瞬何の事を言ってるのか分からなかった。
「い、いきなり何言いだすんだよ!」
「…いや、だって全然小さくならないですし…、ぴちぴちで痛くならないんですかねー、って…」
…正直にいうと、今までにないぐらい、痛いぐらいに勃起していた。
全身がだるい中、その部分だけがまるで神経剥き出しになってるみたいに敏感になってる気がする。
理由は、詩音、だ。
正確には、詩音という女の子だと思う。
今までの人生でこんな風に長い時間、女の子と全身が密着するぐらいくっついていた事なんてなかった。
おまけに、それは控え目に見ても相当の美少女で、普段は絶対に見れないような部分まで目の前にあるのだ。
視覚が詩音の柔らかそうな太腿と隠されている下着の部分を捉えている。
触覚が詩音の身体の女の子らしい柔らかさと鼓動を感じている。
聴覚が詩音のけだるげな呼吸と僅かな衣擦れの音を聞き取っている。
嗅覚が俺と詩音のが交じりあった獣みたいな汗の匂いと僅かに残った爽やかな匂いの趾を感じている。
俺は、詩音を大事な仲間だと思っている。
だからこんなのを感じたい訳じゃない、大事な仲間をそんな目で見たいわけじゃない!
なのに、身体は少しも言う事を聞いてくれなくて全身が詩音を女だと感じて。
理性だけがそれにあらがっているのに、ゆっくりまるで溶けていく様に何もかもが朧気になっていってしまっている。
…俺は、詩音を仲間だと思っているのに。
だから俺は、その質問にあえて答えないで黙っている事にした。
後になって考えたら、あの質問は俺が泣いてしまったせいで沈んだ空気を詩音なりに戻してくれようとしたんじゃないかな、と思った。
でもこの時はそんな事を考えもしなかった。
けだるい沈黙と空気が、しばらく漂った後、ふいに詩音が大きく溜め息をついた。
俺は緊張しきった自分のモノに、ふいに熱い吐息が吹き掛けられたのを感じて、思わずびくんとそれを震わせてしまった。
…詩音の吐息が、一瞬途絶えた気がした。
しばらくしてもう一度、同じ場所に息を吹き掛けられる、今度はもっと強く!
袋の部分が縮み上がって、竿がびくびくっと震えた。
背筋がぞくぞくして、腰の奥がきゅっと疼くような感覚。
「……そっかぁ、分かりました、圭ちゃん…痛いんじゃなくて…」
…敏感ニナッテルンデスネ?
そう言って詩音が嗤った気がした。
俺のモノに更に息が吹き掛けられる。
激しく柔らかく色んな部分に、まるで試す様に。
俺はもう言葉も発する事が出来なくて、まるで呻き声みたいな喘ぎを繰り返すだけになっている。
熱さでぼんやりしてる頭に気持ち良さだけが伝わって、まるで自分が白痴になったみたいだった。
「…圭ぇちゃんのこれ…、面白いです…、男の子って皆、こうなんですか…?」
詩音の声が甘ったるく聞こえたその瞬間、モノを細くて柔らかい何かが大量に撫でていく。
下半身全体に蟻が這っているような痺れを感じて、腰が砕けそうになった。
「…やっぱり髪でも気持ちいいんですね、圭ちゃんのさっきからびくびく震えてます…」
詩音の声はまるで子供みたいに甘くてとろけそうにも聞こえた。
「…しおっ、詩音…やめ、やめてっ…」
何かが崩れていた。
それが怖くて、俺は懇願するように詩音に何回も呼び掛ける。
でも詩音は止めてはくれない。
髪で俺のアレの全てをくすぐる様に撫で回してくる…。
腰が無意識にかくかくと動いて、きっと詩音の肌なんだろう何か柔らかいものにぶつかっていた。
「…?圭ちゃんのから何か…出てきました、…これが…精子ってヤツ…ですか?」
先走りだ、と俺は頭の中でだけ思った、言葉にする余裕はとても無かった。
詩音の動きが止まる。
俺はそれを望んでいた筈なのに、その瞬間、憶えたのは気が狂いそうなぐらいの焦燥感だった。
次の瞬間、何かヌメヌメして温かいモノに俺のが触れているのを感じた。
さっきよりも強い刺激が俺の傘の部分全体を這い回っていた。
…これ…、舌…だ…
詩音が俺のを舐めている、そう、頭が理解した瞬間、腕が勝手に詩音の腰を抱き締め始めて、足が詩音の身体に巻き付き始める。
腰が不器用な前後を繰り返して、詩音の舌が色んな場所に当たるのを感じた。
身体が何かを吐き出したがっていた。
でもまるで何かに遮られるようなもどかしい感じがして、ぼんやりした頭の中がそれだけに埋められていた。
ふいに目の前にあるモノを理解した。
詩音の薄い緑色の下着の向こう側にあるモノの事を考えた。
…構わないよな?
頭の中で何かに問い掛けた。
…もう構わないよな?
…もう我慢できなくても仕方がないよな?
頭が自然にその場所に近づいた。
そして詩音の下着の部分に大きな染みと、肌色の何かが透けてみえた瞬間、俺は理性を手放して思わずその場所に吸い付いてしまっていた。
今回分は以上です。
続きが書けたら、また投下させてもらいに来ます。
スレを利用させて頂き、ありがとうございました。
これいいわ
かなりエロい
147 :
サブロー:2008/03/10(月) 19:07:24 ID:Y90vxMB7
新作投下っす
前回と違ってエロっす
悟魅詩っす
この三人の関係は色々あってトライアングルラバーっす
では次レスからいきまっす
148 :
そのざきけ:2008/03/10(月) 19:08:28 ID:Y90vxMB7
夕焼けの光が閉じられたカーテンから僅かに差し込み、オレンジ色に染まった園崎詩音の寝室で、
彼ら、いや彼女達は淫行に没頭していた。
紺色のスカートを足首までずり下げて、垂れた上着が股間にまで垂れるの防ぐ為に、
裾の先を摘んでたくし上げた状態で、北条悟史は喘いだ。
「ふうぅぅっ!…あっく!」
今悟史はセーラー服を着崩したような格好で、脚をふるわせている。
前には園崎姉妹双子の姉、園崎魅音が。後ろには妹の園崎詩音が。
二人はそれぞれ口と手を上手に使って悟史に快楽を与えている。
これぞまさしく前門の虎、後門の狼状態であった。
何故こんなことになったのか?
後方から詩音に与えられる刺激に身をよじらせながら必死に思考する。
すると、前方にいる魅音が「ちゅううぅぅっ」と大きな音を立てて悟史のものを吸い上げた。
「うくっ………つうぅ」
今している行為以外のことは考えさせまいとするかの様に、
双子は絶妙のコンビネーションで愛しい少年を責め立てる。
膝をついて悟史のお尻の柔肉を揉み、舐め、甘噛みしていた詩音は右手で彼の腰の辺りの肌を撫でた。
やがてその手はある一点で動きを止めた。
魅音が同じく膝をついてくわえている、大変立派な肉棒へと。
更に、詩音は人差し指と親指で作った輪をはめて、肉棒の根本を扱き始めた。
一方で魅音は亀頭部分を全て口内に収納し、れろれろれるれると悟史が悦ぶように一生懸命悟史自身を嬲る。
内股でもじもじと快楽に耐えていた悟史は限界が来たらしく、これまでにない体の震えを見せた。
それを察したようで詩音は扱いていた手に一層力を込め、魅音は可能な限り深く悟史のものをくわえ込んだ。
「くううぅぅぅぅっ、うっ、ううっ!う!」
堪えきれずに悟史が甲高い声を上げたと同時に、姉妹念願の悟史製特濃ミルクが放出された。
そこで、それまで無言で行為を続けていた詩音がようやく口を開いた
「あ、悟史君ったら、やっと…うふふ。…お姉、貴重なものなんですから残しちゃ駄目ですよ」
こくん、と小さく頷いて魅音の方も久しぶりに声を漏らす。
「……ん」
だがそれは、悟史の精液を飲み込むのに集中している為に、消え入りそうで、それもくぐもったものだったが。
「んーん、んむ…んん、ん」
「そうですよお姉、喉の奥でじっくり味わった後に飲み込んで…」
149 :
そのざきけ:2008/03/10(月) 19:09:14 ID:Y90vxMB7
跪いて自分の性器に群がる姉妹達。
その淫猥すぎる光景が悟史の射精を更に促した。
「……っ!…!、!!」
脈が打つ度に悟史の下半身が弾け、詩音の手の中のものが暴れ、魅音の口内を満たす。
ようやく射出が終わると魅音は悟史のものから唇を離して、ぽーっとした表情で宙を見つめた。
そんな姉に妹は「どうでした?美味しいでしょう悟史君のは」と、とんでもない問いをしたが、
姉の方も「うん…ちょっと苦くて、喉に引っかかるけど、でも」
と、すっかり出来上がってる為に、常からはありえないほど抵抗なく答えた。
「………」
ここで悟史は、この淫らな問答の最中の姉妹をとりあえず一旦置いといて、
先程中断させられた思考を再開することにした。
『何故こんなことになったのか』
話は放課後に遡ることになる。
この日の部活動の敗者らしい敗者は悟史唯一人だった。
しかし一番の勝者である沙都子が実の妹であるったから、悟史は比較的軽めな罰ゲームで済んだ。
その内容は「セーラー服着用」
まずそれを聞いた圭一が先日自分が受けた扱いとの差から不平を叫び、
早くもセーラー服に着替えた敗者を見たレナは「お持ち帰りい〜!」と興奮し、
その光景を三メートル離れて観察していた古手コンビが一見愛らしい、しかしその実腹黒い微笑みを浮かべた。
兄にだけは甘い沙都子はというとそっぽを向いて圭一を無視し、
魅音は「まあまあ、勝利者は絶対だからさ」と圭一をなだめ、
当の悟史はむぅ、と俯いて一言漏らすのみだった。
部活メンバーが各々いつも通りの反応を示す中、誰も気付いていなかった。
本来ならばレナを越える暴走ぶりをておかしくない人物が、異常に静かな事実に。
そして獲物を狙う獣を思わせる瞳光を、その目に浮かばせていることに。
腰まで届く長髪を揺らすことなく如何に悟史を「お持ち帰り」するか企てるのは園崎詩音、その人だった。
150 :
そのざきけ:2008/03/10(月) 19:09:53 ID:Y90vxMB7
確かに悟史のセーラー服姿は異様なまでに似合っていた。
一年以上眠っていたことが、もともとの童顔細身に拍車をかけ、
その恥じらいの表情や所作は女の子そのものと言っても差し支えないくらい可憐だった。
その女の子へと変身した悟史の姿態を見た時、詩音は即座に「戴きます」しようと決心し、
それからしばらくもしない内にその「祭り」に双子の姉を強制参加させることに決定した。勝手に。
以前に姉と悟史を美事に「ご馳走様」した詩音だが、
それ以来性行為は疎遠だったので、「溜まっていた」のだ。色々と。
とにかく今それを表に出せば警戒されて計画はパアになると悟り、
詩音は湧き上がる情欲を誰にも知られまいと必死に抑えた。
悟史と魅音は寸前までこの恐るべき少女の計画に気付くことはなかったが、なんだか嫌な予感がして身震いした。
詩音にとってこの二人は必要以上に扱いやすく、いとも容易く自宅へと誘き寄せることに成功した。
更に言葉巧みに魅音をその気にさせ、計画の最終段階であり、目的でもあった行為を強引に開始した。
悟史は性的欲求は平均より遙か劣るが、それでも一応年頃の男の子だ。
始まってしまえばまず体が反応し、抗う意思は霧散してしまう。
ちなみに、罰ゲームは帰宅するまでなので、その間ずっと悟史はセーラー服姿だったのは言うまでもない。
151 :
そのざきけ:2008/03/10(月) 19:10:21 ID:Y90vxMB7
そんな訳で始まった第一ラウンド終盤が冒頭へ回帰したところで、姉妹達の声が耳に届いた。
「じゃあ詩音、前と後ろ交代しよ?」
「お姉ったら相変わらず変態さんですねぇ、そんなに悟史君のお尻食べたいんですか?」
「そ、そんなんじゃないってばあ!ただ…ほら、せっかくなんだし…ね?」
「じゃあやっぱりそういうことなんじゃないですか、まあいいですよ。
ていうか望むところです。私も欲しかったんですよね、悟史君のあっつ〜いミルク。」
そんな会話を聞けば悟史は逃げようとするに決まってる。
それを十分に理解しているから、二人は脱出不可能なように悟史の脚をがっちりホールドしていた。
「む、むうぅぅ〜!」
どうしようもない状態で泣き声のような音を出す悟史を軸に、魅音と詩音は周りながら互いのポジションを交換した。
「第二ラウンド開始ですね♪」
前に移動した詩音が悟史のものを両手で優しくつかみながら宣言した。
魅音は、悟史のお尻の両側を掻き分けて顔を突っ込むと、その奥にある蕾へと唇を当てた。
「み、みおん…っ!!!」
「あらま、いきなりそれですか。やっぱりお姉の変態さんぶりには敵いませんね。」
魅音は聞こえないふりをして、更に唇から舌を出して強く押し当てる。
「うああ、あああぁ」
かつてない感覚に悟史は耐えきれず、悲鳴にも似た声を出しながら腰を反らした。
魅音の攻めから逃げる為の苦肉の策だったが、前方にいる存在を一瞬でも忘れたのが致命的なミスだった。
「それじゃ私も負けるわけにはいきませんから、張り切っていきますよ。…ん」
ちゅっと音を立てて一度肉棒の先端にくちづけすると、詩音は裏筋や鈴口等の急所に重点を置いて悟史を苛めた。
「ふ、うわあっ!!」
慌てて腰を引いて逃れようとするが、今度は後方からの刺激にカウンターで直撃してしまう。
「んんうっ…ううん!」
前後に身体を傾ければ、その分どちらかの攻撃を通常以上に喰らってしまう。
結局の所、直立して喘ぐことしか悟史にはやることがないのだ
152 :
そのざきけ:2008/03/10(月) 19:11:00 ID:Y90vxMB7
しばらくして悟史の下半身を渦巻いていたねっとりとした感覚が、外に出たいと騒ぎ始めた。
再びの射精衝動が訪れた時には、悟史の膝はがくがくと揺れ、
魅音の舌は舐めると言うよりも、ほじくるように蕾を弄くっていた。
詩音はというと、激しく頭を前後させていたが、
その間にも舌をちょん、と亀頭お先端に当てて細かく振るわせていた。
「も、もう!駄目だよ!!おかしくなっちゃ…うくぅっ!」
限界を通り越して、飛び出た熱い汁が詩音の口を蹂躙した。
「んむっ、んんんんっ!んぐっ」
射出している間も、詩音の舌先はちろちろと鈴口をくすぐり続けた。
そのせいで、悟史はもう我慢なんてしないとばかりに腰を前に突き出す。
今度は逃げるためではなく、もっと気持ちよくなるために。
一方で魅音も前に出る悟史を追いかけて、小振りなお尻に指が埋まるほどわし掴み、ラストスパートをかけた。
喉を鳴らして精液を飲み干した詩音は、「お掃除です♪」と言って
舌と唇で優しく、愛おしむように悟史のものを包み、残った精液を吸い取った。文字通りのリップサービスだった。
最後にもう一度、先端にキスをして第二ラウンドが終了し、悟史は床に倒れ込んだ。
153 :
そのざきけ:2008/03/10(月) 19:36:00 ID:Y90vxMB7
ベッドの上で息を整えた後、悟史は口を開いた。
「ありがとうね…二人とも」
半ば逆強姦のようなノリだったが、それでもお礼の言葉を述べた。
魅音は最初からだったが、詩音も途中からただ悟史に感じて欲しい一心で行為を続けたので
結果的に、その礼は的を射ていた。
「あはは…おじさんは逆に謝りたい気分なんだけどね。」
「確かに、誰もあそこまでしろとは言ってないのに…流石お姉です。」
「う、もとはといえば詩音が言い出したことでしょー!」
「むぅ、き、近所の人に聞こえちゃうよ…」
それぞれ自分の両脇にいる双子のやりとりを制する悟史。
その姿容は未だ半裸だった。
前もそうだったようにこの三人が色々する時は、必然的に悟史が疲労困憊してしまうので、
寝ころぶ彼に添い寝する形で三人は休憩を取った。
「それに…詩音、今日みたいなことは前もって言っておいて欲しいな。」
「うん、ごめんね悟史君。今日はちょっとやりすぎだったかなって思います。
ちょっとというところに些か以上に疑問が残るが、素直に謝った詩音の頭を撫でながら、
悟史は「うん、わかってくれたならいいんだ」と快く許した。
それを見ていた魅音の頬が、本人は気付いていないようだがぷうっと膨らんだのに気付いて、
詩音は「はいはい、私が代わりに撫でてあげますから嫉妬しないの」と姉をからかった。
当然、魅音は反論するが詩音には軽くあしらわれてしまう。
そんな彼女たちを悟史はこれ以上なく愛おしく思う。
154 :
そのざきけ:2008/03/10(月) 19:36:28 ID:Y90vxMB7
幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた魅音。
自らの身をなげうってまで護ろうとしてくれた詩音。
彼女たちは自分が目を覚ました後にも、山積みだった問題に一緒に取り組んでくれた。
この関係を持ち出された時は流石に迷ったけれども、
彼女達の為なら、自分の中のちっぽけなモラルなんて無きしにも非ずと、行き着くに時間はかからなかった。
「魅音、詩音。」
呼びかける。
「ん?」「なんですか悟史君?」
微笑みかける。
「………」
そして告げる。
「大事にするからね。」
いつ芽生えたかもわからない、必然のように生まれた決意を。
「…さ、さとし」「さとし…きゅん」
「だから、頑張ろうね」
一緒に、と付け加えて二人の恋人を包み込むように抱きしめた。
155 :
サブロー:2008/03/10(月) 19:37:05 ID:Y90vxMB7
おわりっす感想下さい
>>155 おおGJ
しかしその口調はもうちょいなんとかならんのか
なんだか既視感が
>>141 ご挨拶よりまずカプを書いてけるとありがたい
161 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 23:12:54 ID:p8/oPnxD
>>155 圭一がいる状態で悟史が好きな魅音が気になった
この3人の場合は圭一転校前の方がいいかも
そんなこと気にしてたらきりないじゃないか
レナと58年魅音は圭一以外駄目だとでも言いたいのか?
詩音は悟史じゃないと駄目だってか?
魅音…というか女性キャラが誰を好きでも別にいいと思うけど。
このスレ色んなカップリング見られるのも長所の一つだし。
ところでヤンデレナと見慣れた悪夢の続きはどうなったんだ…
一度思い出したらもう気になってたまらん
>>164-165 感想が欲しいそうだから感想として設定に違和感あるんじゃない?って返したんじゃないの?
読んでないから知らんが
少なくとも悟詩は絶対
はいはい、自分は大好き!て言えばいいよ
>>165 俺もその2つの続きが凄く気になる
ただの妄想だが、幼女をコンプリート、圭一もよくMに目覚めさせてらっしゃるレナ様には一度詩ぃ魅ぃを家畜化、姉妹丼して頂きたい
「ぷにぷに巨乳の一卵性姉妹…レア物お持ち帰りぃ〜☆」
見回り日和
ある夜。
嘉音は、持て余していた。
右代宮に仕えて3年目。その体に心も宿さず――無論、忠誠心諸々は除いて――いつだって従ってきた。
福音の家で使用人としての教育を受けたときから、それとも記憶にも無い遠い昔からだったのか。
見当はつかなくともすでに人間ではなく、あるがままに家具としての一生を終えるはずだった。
そんな者に、くだらない欲が湧き始めた。
あってはならないものを最初は我慢できると思っていた。それがなくても今日までを生きていたから。
次に苛立ち始めた。晴らせなく、とても惨めな行為に思えたから。
彼は必死に闘っていた。でも、でもでも…。それは儚くて…薄い葛藤だったのだ……。
「……………………。」
性急な計画を嘉音はもう一度無言で考える。
使用人は、この大きな屋敷の扉をほとんど開くことができる。
魔法なんて大層なものでもない。…鍵だ。屋敷の主である金蔵からの信頼が一握りの形となり、扉を開けさせる。
嘉音は躊躇をする。せっかく得た信頼を蹴ってまで扉を開くことがどういうことか判らない馬鹿ではないつもりだから。
それでも彼は開けてしまうだろう。自らの欲のためだけに。
この日の見回りは嘉音ひとり。
消灯後の一寸先も窺えぬ闇の中、彼は明かりもつけずに廊下に立っていた。
普段なら電灯片手の見回りなのだが、今日だけは違う。
目的の、よく見知った扉を確認して、ひとつずつ確かめるように上着のポケットから鍵だけを取り出す。
鍵穴に挿し込んで一捻りするのも困難なくらい手が震えている。
できるだけ焦らぬように近づけていく。誰かがこの蛮行を見届けているのではという恐怖に耐えながら近づけていく…。
ゆっくり、すこしずつ音を立てずに急ぐダレニモバレナイヨウニ慎重に……!
………キ。……そんな何でもない軋みにしか聞こえない音が、部屋の施錠をといた。逡巡せず、ノブを回す。
失礼します…とは言えなかった。
この時間にはいつも部屋の主は深い眠りに落ちているし、自身も望まない理由があり、何より『してはならない』。
すぐに一歩踏み出す。手早く扉を後ろ手で閉じ、侵入が成功したことを実感する。
不審者が来るかもしれないから施錠はしておいたほうがいい、なんてことはあまりに高揚している不審者には思い浮かばない。
部屋の内部をあらためる。
消さずに眠るとは、なんて今後の行為に都合のいい――偶然だろうが、灯りはベッドの枕元の電気スタンドが点いているだけ。
薄暗い雰囲気を醸し出した部屋の窓際、カーテンはしっかりと閉じられている。
不利な要素は何ひとつない。そう確信した。
………ト………ギシッ……………カッ……。この程度の足音は仕方がないのだ。
普段忙しない家具であっても、人間らしかった。……人間の持つ欲に従っているからだろうか。
……そして、嘉音がベッドの近くまで来たときにはもう、その瞳は情欲で満たされていた。
ドアを開けたときには明かりが漏れていて驚いたがそんなことはどうでもいい。
僕のことを嘉音くんと馴れ馴れしく呼んでいるお嬢様が、今、目の前で眠っている!
笑顔を見ることがほとんどだ。こんなふうに目を瞑って気持ちよさそうにしている姿を直視したことはない。
もちろんおてんばなお嬢様だから、昼間にソファーで惰眠を貪るということもなくはないし、実際見かけるのは少なくない。
……けれど、違った。………決定的に違った。部屋は暗いけれど、それが余計に煽情的に………!!
「お嬢様……。」
小さく、僕にだけ聞こえるように呟いてみる。一見すると彼女のベッドは乱れていて寒そうだとしか思えなかった。
………もうちょっと近づく。傍まで来ると、もっと気になるのは服だった。
かわいらしいクマ柄のパジャマの胸元がだらしなくはだけている。
そして、よくよく目を凝らしてみると大きくふくらんだ胸元のそこに…ふくらみの先端に……小さなピンク色の突起が――
――ピンクの――、ぁ……………あれ………あれは、……おっ、……………あれはッ!!!!!ほ、ほんとに……!!!
本物だ……!?ほんとに……!………すごい……!……こんな夜中に素っ頓狂な大声を上げそうになった、それくらい、………っ…!!!
…………はぁっ、…はァ…はっ………未知の領域に思わず呼吸が荒くなってしまう。見つめつづける……。
一瞬で我慢の限界に来た。もう、してしまいたい。目的を果たして、満足して。はやく、帰らなければ………!
………。ここでバレたら、ぜんぶおしまいなんだ。姉さんからもお館様からもお嬢様からも誰からも非難轟々、
使用人として、この島の敷居を跨ぐことは生涯無くなる。だからさっさと性欲なんか処理して、早いところ切り上げるんだ……。
思考を停止させるんだ。僕のやっていることは間違っていない僕のためなんだから。
両手をズボンの両脇に伸ばす。チャックからなんて物足りないしそうする気もない、パンツも一緒に脱いでしまう。
……お嬢様の顔を見ながらねっとりと味わうように脱ぐ。…こうふんするこうふんする興奮する!衣擦れの音を気にしている様子もない。
膝の辺りまで下ろしきる。否応なしに視覚が、僕も一介の男に過ぎないことを証明してしまう。
恐らくさっきから…こんなにいきり立っていたのだろう。
わずかな光が男性器を照らし、先端からほとばしる透明な液体を強調する。…右手でにぎる。冷たい、………始めた。
「………、……っ。………………ん…………。」
お嬢様の顔と胸を交互に、連続して見る。見ながら、しごく。
無防備に見つめる。
ストレートではなくてゆるいウェーブのかかった髪、おおきくてはっきりした目、鼻が高くて、美人。正直言うとタイプだ。
しかし、僕がこんなことをしているのは……。それらの対象物を全部、愛ではなく性として捉えているからで……。
使用人として不貞な関係は許されない。…だからこれは苦し紛れな方法。
………でも、お嬢様。いいですよね?僕は本当にあなたをそういう目でしか見ていないのですから…。
どれくらい自慰に耽っているかはわからない。懐中時計を持ち合わせているがそんな余裕も、ない。
手の冷たさも感じない、こすれてきもちがいい、それが思考の大部分を占めてきた。…ハァハァ……。まだ、まだだ…。
これだけじゃ、……。………そうだ、よし……!
思いついたらすぐ。空いた左の手で、お嬢様の、やわらかそうな2つのふくらみに手を伸ばし始めていた……。
起きるんじゃないかとも不安になったが、多少の光でも息遣いでも反応しやしない。
大丈夫だろう。そう決めたが先か、遂に触れてしまった。
触覚だけではなく、もっともっと心底まで悦びが伝わってくる!
………お嬢様…………これが、お嬢様の、…お嬢様のっっ…………!!!!
こんな不道徳な真似をしているのにも関わらず、そこは僕のためにあるかのような温もりで溢れていた。
左手は利き腕じゃないがなかなかどうして新鮮だった。不器用に表面に触れているだけでも幸せ。
「……はぁっ…はぁはぁ、……僕………。」
想いを晴らすために存分になでまわす。
てのひら全体で鷲づかみ。吸い付くようで、弾力を帯びていて、何度も何度も繰り返した。
乳首を摘んでみる。…指の腹で、こう……コリコリと。
僕みたいに硬くなった。性感帯を攻めていても身動きひとつしないがお嬢様はいやらしかった。
ベッドに体を預けるようにして右手は自身をこすったまま、左手は寝ている女の胸に。
情けない格好を骨の髄まで愉しむ。
夢中になって飽きるまでやった。
そんなことだから、他人と性的な接触をした経験のなかった僕は簡単に絶頂を迎えそうになる…っ!
胸への愛撫をやめてからすぐに押し寄せてきた。欲望をぶちまける波がやってきた。
こんな部屋でも判別がつくくらい性器が真っ赤になっていて、今にもイきそ…う……、……あ、……
…………そこでやっと気付く。僕は馬鹿だった。処理の仕方すら決めていなかった。
見つからなければいいのは僕の姿だけではない。ホコリひとつすら残さず退室、仕事に戻らなければいけないのに…ぃぃ!!
股間にうずまく快感はそんな悩みも知らずそれどころか余計に考えづらくなっていってううううううっ、くうぅ……。
そう右手を動かさなければいいのにそうすれば止まるでもお嬢様お嬢様お嬢様お嬢様お嬢様ぁぁぁああああああああ!!!!!
お嬢様が悪い全部悪いッッ僕に異性として好意があるのは知っていたでも僕は家具だから愛せないから
ひどいひどいひどいお嬢様が僕を誘惑したんだ悪いのはお嬢様っ!!!!だからなんだッ、だから
僕はこういうことをしているんだ他に何もないんだっ、うっ……!!!あっ…ぃ…………
……くっ、………畜生、…畜生畜生、あああああ畜生ッ、はぁっ…………んっ…くそおおおおおおおお…!!!
…おまえの、そんな愛、なんか、知る、もんかッッッッッ!!!!!
「………ィく………ぅ…………うっ……お嬢様ぁぁぁ……!!!!!!!」
無垢な寝顔を見ながらの自慰の終点はまさにそこだった。
お嬢様の繊細の髪に、かわいらしい小振りな顔に。
情けない声を合図として僕の白い精液が遠慮なくふりかかった。
……本当に、………至福だった………。
ヒトとしての欲を満たすことが出来て、僕は最高の幸せ者だ。
例えそれが背徳感だらけの黒い欲でもそれはお嬢様の責任、僕には関係が無い。
そう、なにひとつ悪いことはしていない。
こうなることが必然だったのだ。
僕は当然のように何食わぬ顔で明日からも右代宮家に仕えて、この部屋の扉をノックする。
誰にも迷惑をかけずひとりが満足することが出来る最良の選択。
後悔はしていない。
それからすぐ、意外にも近くにあったティッシュを手に取り、精液を拭き取ってズボンとパンツを履き直す。
見つからずに戻るという目的はまだ達せられていないのに安心しすぎた。
悩みが消え失せたことを祝い、惚けてしまったのだ……。
――脳内に理性が戻ってくると、不思議な光景が広がっていた。
先ほどまで閉じられていたはずの目が開いている。
僕はあれから身動ぎせず立ち尽くしたままのはず。
世界は、動いていない。僕の思惑通りに、いくはずなのに。
……………なぜ…?
…なぜお嬢様が起きているのだろう?
僕に何か用があって呼んだのか。……こんな夜中に呼びつけることなど滅多にない。
「嘉音くん」
お嬢様の声。ベッドから半身を起こして、パジャマの乱れたまま僕を見据える。
「…………あのさ……。」
ああ、ああ…。そうかそうか。怠けた頭を捻ってやっと思い出した。
この真剣な眼差しは僕の正当な行為を咎めるのか?そのためにこの世に生を受けたのか?!
ふざけた奴だッ!!!その体で僕をわざと困らせて、それで、耐えられなくなったところに追い討ちを!!!
肢体にしか価値の無いニンゲン。嫌いだ。嫌いだから、いやでもわかるくらい冷たい眼で返してやる。
「私……嘉音くんがそういう人だとは思わなかったぜ。」
沈黙する僕にまっすぐ話し掛け続ける。
「気付いてるかもしれないけど、私さ。……嘉音くんが好き。大好きだぜ。いつからかはわからないけど――
――わからないけれど………。きっと世界で一番嘉音くんが好きだった。」
そこでお嬢様は一旦止めた。涙が光っている。
「でも……!!そういうんじゃないんだよっ!!!私は、私はあんなふうに嘉音くんを見てなかった。
一緒にいるだけで楽しいんだ。少し無愛想なところもあったけど、……そんな嘉音くんが好きだったんだ!!!」
会話というより胸の内を叫んでいるだけだった。夜中にはしたないですよ、お嬢様。
「………なのに、……なんだよ、今日の…。」
あれですか。ただの自慰ですが。
「嘉音くんがそんな人だったなんて知らなかったぜ。……本当に、…くやしい、くやしいよっ……。」
もうかったるかった。僕がどう思われていようと、家具は家具だ。
「…僕にはお嬢様の考えがわかりません。家具ですから。」
「なんでそんなこと言うんだよおおっ!!嘉音くんは今の私を見て、何も思わないのかよッ!?!?」
「……今日のことは内密にしてください。」
「…え………それ……?」
「無礼が過ぎました。どうかご内密に。」
「…ち、違う!!そうじゃなくて、他に、」
「希望ですか。出来るならばお嬢様が僕の性欲の捌け口になってくださりませんか?
僕が今日こんなことをしてしまったのはお嬢様の責任です。
ニンゲンと家具で恋愛は出来なくとも、そういった関係にはなれるでしょうから」
静かに嗚咽を漏らす少女を見つめていた。
悩んだ挙句、僕が望むことなら何でも受け容れると言ってくれたお嬢様に一礼して退室した。
明日からはもう性について悩むこともなさそうだ。
僕は廊下から使用人室へ歩を進め、誰にも今夜の騒動が気付かれていないことを祈りながら扉を開ける。
完
>>177 これは素晴らしい…GJ
この歪んだエロさと文体がうみねこらしいな。嘉音の内なる傲慢さもそれっぽい
だが朱志香は哀れだなー
>>155 句読点増やしたりと前回から成長しようとする気概が感じられるけど
プレイの濃さや文章に間違いがないか等に重点を置きすぎて
キャラクターや、いわゆる「ひぐらしっぽさ」がおろそかになっている傾向にある
そこんとこ注意してやればいいと思うよ
次回に期待…と言いたいが浪人生なら勉強しなさい
>>177 >あれですか。ただの自慰ですが。
嘉音カッコよすぎわろた
家具である強みってのもあるかもしれんね。作者さんGJでした
, --――--- 、
/;/;◇_|_;;;;;;;;;ヽ
}。。。。。。\;;;;;;;;}
∠二二二二ヽ____l
/{ i N\リーソヽ lハi;;;ヽ
|;ヽル-‐ ‐‐- ソ }l;;;;;|
{;;;;| { _, ∠ノ |;;;/ セイセイセイ! あぅあぅあぅ!
ヾハ ゝ、 _ , イルノi.イ あぅあぅ〜あぅあぅ〜!
ノイ/< ! ,/,ゝヽ / | フォー!!
/ ,/l:l/|\l;;:l l/ |
>>177 GJ!!!
ep2で朱志香と嘉音の関係が細かく描写されてたのを読んで以来、
密かにこのふたりがマイブームだった俺にとって、あなたは神だ!
こう、陰鬱でドロドロした雰囲気がいいな。朱志香は哀れ。だがそれがいい。
是非嘉音にはこれからも頑張ってお嬢様の貞操まで奪ってほしいところだ。
っていうか朱志香の外見といい、活発だけど脆いところといい、
男らしく見せてるけど実は健気で恋する乙女なところといい、魅音のキャラ受け継いでるよな本当。
作者の個性ってのもあるからな
特に主人公、ヒロインは同じ性格になりやすい
うみねこのヒロインはベアトリーチェ様だと思ってる
前回は申し訳ありませんでした、見よう見まねで投下してみたのですが、カップリング表記にはまるで気付いてませんでした。
以後、気を付けますので、どうかご容赦を。
では投下させて頂きます。
と、その前に一応、ジャンルは微妙に純愛でカップリングは圭詩のつもりです。
では次から投下します。
口を付けた瞬間、感じたのは布を舐めた時のすべすべした感じと強い塩気だった。
詩音の身体が大きく痙攣するみたいに動いた。
「やっ、いやです、圭ぇちゃん、あっ、あっ、あっ、きたっ、汚いですっ、そんなとこっ!」
詩音が自分の事を棚に上げて何か言っていたけど、俺の頭にはよく分からなかった。
背中と腰が、まるでトイレを我慢している時みたいに何かに駆り立てられていて、俺はそれを堪える為に必死でただ目の前の部分を吸い続けていた。
詩音の足がぐにゃぐにゃとくすぐられてる時みたいに膝と膝を擦り合わせながら動いていて、口からは短い悲鳴みたいな声とだめといやという言葉がもどかしげに発せられていた。
息苦しくなってそこから口を離す。
ハアハアとまるで全力疾走した後みたいな息が出て、もう出尽くしたと思っていた汗がだらだら出てくる。
詩音の足が、力が抜けたみたいに床に落ちた。
気が付いたら、詩音の呼吸も俺みたいに荒くなってハアハアと声が重なる様に聞こえてきた。
目の前がテレビに砂嵐が走るみたいになって、身体がフラフラしていた。
それなのに、身体は、まるで火が付いたみたいに盛って、消えそうにも無かった。
力が抜け切っている身体をまたゆっくり起こして、詩音のその部分に近付ける。
「……け、圭ちゃん、…だめ…だめです…」
詩音が、とても弱々しい声でだめと繰り返す、その声が聞こえていたのに、俺は止まれなかった、止まりたく、なかった。
「だめ…だめっ!ふあっ、あああああっ…」
詩音のその部分に、舌を這わせる。
ぐっしょりと濡れたその場所をぴちゃぴちゃと犬みたいに舐めた。
詩音が、甘ったるい鳴いてるみたいな声を出した。
構わず舌で濡れてる場所を舐めとるみたいにして、舌を動かし続ける。
足がまた痙攣するみたいに跳ねた。
…何だか身体の中の火が少し消えた気がした。
188 :
g:2008/03/12(水) 18:50:14 ID:n+KwIjt/
g
そのまま、しばらくは何にも言わずにただ舐め続けた。
詩音は途中で声も出せなくなったみたいで、時折、身体を跳ね上げながら、短い喘ぎをあげるだけになっていた。
詩音の秘められた部分は、自身から溢れた液体と俺の舌でべちょべちょになって、薄い肌色が透けて見える程で酷くエッチに見えた。
思わず息を飲み込む、少し震えてしまった。
見ているだけなのに、肩口が震えるぐらい、身体に快感が走って、俺のソレがびくびくと動いた。
訳が分からないぐらい、気持ち良かった。
「……圭ぇ、ちゃんの、また、出てる…」
詩音がまた甘いか細い声で、それを指摘した。
俺はそれを見せてしまっている事にすら、倒錯的な快感を得ていたと思う。
ふいに、ちゅという僅かな音と共にくすぐったいような感触を傘の頭に感じた。
「う、あっ…」
自分でも女の子みたいだ、と思えるような声が出た。
身体が跳ね上がる。
まるで温かいゼリーに指を突っ込んだみたいな感触が、指より遥かに敏感な部分に感じられて、俺はその頃になってようやくそこが詩音の口の中だというのを理解した。
ゆっくりと飲み込まれていくのと同時に、舌が俺の先端をくすぐってくる。
俺のまだ少しだけ被ってる皮が気になるらしい。
舌でいじくられる度に、ピリッとした痛みが襲ってくるのと一緒に今までにない強い快感が襲ってくるのが分かった。
息が、上手く、出来ない。
だから代わりに思いっきり詩音のその部分に吸い付いた。
詩音がくぐもった声をあげた。
俺のその部分に更にキツい痛みと快楽が走ったかと思うと、くるんとした感触が走った。
皮が、剥けた…?
それは、今までに味わった事のない感覚だった。
まるでかさぶたを剥いだ内側に舌をあてられたみたいにキツすぎる快楽と痛みが同時に襲ってくる。
ここに至って、ようやく射精の兆候があった。
頭が焼け付いた様に、身体の中の何かを吐き出す事だけを求め始めていた。
俺は自分のそれが詩音の口の中にあるのを、理解しながら思わず反射的に腰を振っていた。
ようやく楽になれる…
それだけを考えて、心臓がばくんばくんと動き始める。
腕が自然と詩音のその部分に動いていた。
そして下着を横にずらして直接吸い付こうとした、その瞬間、詩音が俺のモノから口を離した。
「やめっ…、やめてください、圭ちゃん…、お願いっ、…お願いしますっ…」
最初は、今更何を言うんだよと思った。
初めにこんな事始めたのはそっちじゃねぇかよと。
俺がやめてって言った時にやめてくれなかったのに、何で今更…と。
だから構わず、下着を横にズラした。
詩音は、圭ちゃん、圭ちゃんと甘ったるく繰り返しながら、ただ、やめてと口にした。
下着の内側の初めて見るその場所は、肌色の慎ましやかな外側の中に少しだけ大きく口を開いたピンク色の何かが覗いていた。
俺は、誘われる様に、そこに口を伸ばして…
「…ご、ごめんなさい、圭ちゃん…、でも、でも許して下さい…、お願いします…」
動けなくなった。
頭が、今更みたいにゆっくりと思考を始める。
今にも詩音に向かって、襲い掛かりでもしそうな身体を必死で抑える。
そして頭が最初に俺が、考えていた事を思い出した時に俺はもう動く事が出来なくなっていた。
今回はここまでです。
できれば次回で、長くともあと二回で終わると思います。
遅筆で申し訳ありません。今回もスレを利用させて頂きありがとうございました。
気味わりいんだよ
礼儀正しくすりゃ
もてはやされっと
思ってんじゃねえ
すぐ上で表記のことや作者の口数で荒れてるのに
注意書きは書かないし携帯がどうとかいらんこと言う、
自分で編集する方法を調べもせずに
好意で保管してくれてる人に注文ばっかつける人を
礼儀正しいとは言わない。もちろん俺もだが。
腐れ乞食は黙ってろよ
我々は黙ってGJすべきだ
続きwktk
文句言うなら出てけよカス共
何様のつもりだっつの
(・3・)ぷぇー
最初にカプと傾向表記
余計な事は語らずサッと投下
今まで散々揉めてるんだからこれ位は書き手の方も気に留めて頂けると嬉しい。変なのに噛みつかれない為にも
投下待ってます
読み手の反応が過剰なだけだと思うがな。
書き手は余計なこと言わずにさっさと作品だけ投下してろと言うのなら、
読み手は余計な罵倒はせずに賛美の言葉だけ贈ってろ。
ちょっとでも自分の気に食わないことがあれば、スルー出来ないクズ乞食が。
職人のやる気削ぐ真似ばっかしてんじゃねーよ。
>>199 まあちょっと言葉が過激だとは思うが
>ちょっとでも自分の気に食わないことがあれば、スルー出来ない
に同意
そりゃ何もかもあんたの思い通りにやってくれる職人なんておらんがね
書き手も読み手も気を付けるべき部分は気を付けてマターリすれば良い話
馬鹿が騒いでますが
ぜひ最後まで読みたいので
続き楽しみにまってます
書き手読み手関係なく
スレの流れを確認してちょっと気をつけるだけで荒れずに済む。
それだけの話じゃないか。
なら、マターリしようぜw
すごい関係ないんだけど、とあるスレに部活メンバーが酒を飲んだら……
ってネタを見て俺の中で妄想が膨らんだ。
羽入・部活メンにK1の落とし方の(性的な意味での)集中講義を行う。
結局、羽入がおいしく頂いてK1にフラグ立てる。
レナ・絡み酒。K1の鈍感さに痺れを切らして押し倒す。
魅音・素直に甘えまくる。
幼女組の梨花・沙都子が今一想像しにくい。
おまいらは、どんな固有結界を展開する?
206 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 00:50:56 ID:HrFhills
>>205 サトコ・酔ってにーにーと見間違え手コキ
梨花・足コキ
>>205 デレ度三倍増しの沙都子
圭一を罵りながら髪コキ梨花
なんてどうよ?
さとこ 泣き上戸になる
梨花 圭一を飲ませまくって逆レ
レナ:ベタベタ甘えん坊でちゅっちゅしそう
魅音:圭一に日頃の愚痴言いつつアピールするも気付かないので結局押し倒しそう。でも立場逆転される
梨花:襲う
沙都子:可愛い
210 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 09:38:54 ID:KY7ujtBn
レナ:ふにゃふにゃになって甘えるが、圭一の何気ない一言で豹変。押し倒す
魅音:圭一に対し、普段溜まりに溜まった愚痴をする。最終的に「何で気づいてくれないの?」と泣きだし押し倒す
沙都子:にーにーと泣きだし、あやす圭一に兄を見て、押し倒す
梨花:他の世界の有ること無いことを圭一に話、「責任取って」と押し倒す
詩音:酔ったふりして悟子と密室に行き、押し倒す
羽入:酔いつぶれて色々される
流れ切って申し訳ないんですが、
作品の二連続投下って、問題ありますかね?
あるわけがない
是非いくらでも投下してください
わかりました、ありがとうございます
来週中には投下できると思います
ちょww来週かよwww
いや、申し訳ないw
作っている途中でふと気になったもんで
圭一が放課後こっそり下駄箱に入ってる魅音の上履きの匂いを嗅いでるところを
教室に忘れ物を取りに戻ってきた魅音に見られてしまう、そんなシチュのSSキボンヌ!
逆の方が想像しやすいw
218 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 18:59:46 ID:/Ai1glX9
>>218キモい
職人を萎えさせるような奴はスレに一番いらない子
220 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 19:17:23 ID:/Ai1glX9
ごく普通の質問に噛み付くのは
流石にどうかと思うんだ…
とりあえずガチレズ梨花ちゃまが
白黒梨花を駆使して部活女メンバーを落とし
百合ハーレムを築き上げる様を妄想
詩音がL5になって悟史くんのビクついたチンポ噛み切る話が読みたい
223 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 19:34:06 ID:/Ai1glX9
225 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 20:21:21 ID:/Ai1glX9
227 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 20:44:18 ID:/Ai1glX9
228 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 20:46:38 ID:qk6DYjMu
229 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 20:51:29 ID:/Ai1glX9
>>228 /Ai1glX9をNGにしたら良いんじゃないのかな、かな?
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
その角ひっ掴んで、力任せに180度回転させて
ゴリンッという音とともに脳味噌がシェイクされ
目玉がグリンッと上を向いて白目になり
「あう…あう…」と喘いでいるところで
足払いをかけてスッ転ばせて、手元にはズルリと抜けた角だけが残り
そのまま昇天させて、これまでの怠慢の罪を償わせてやりたい
231 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/13(木) 23:17:55 ID:/Ai1glX9
今更だけど保管庫に投下されてるチジョレナいいな!
結構アクセスカウンターまわってるし
もしこのスレも見てくれてたらGJと言いたい
>>229 お前の存在自体がNGなんじゃないかな、かな?
235 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 11:59:35 ID:3AxNmLVG
アクセスカウンターってどこに付いてる?
スマン!誰か教えてください。沙都子萌えなのって富田君だっけか?
正解だよアフォが
保管庫の作品の最後にある数字の羅列がアクセス数です。一部の作品に付います
ssを投下します。
ダーク系です。注意してください。
m
「な、レナ。次の祭日開いてるか? 」
帰り支度をしていた私にいきなり空気読めない2号こと、圭一君が話を掛けていた。
「……えと、何かな圭一君? 」
正直、男の子と話すのは面倒くさいのだが一応は友達として通っている。ここは
話を聞いてやる。つんと無視するわけにもいかない。
「あのさ、映画見に行かないか。一緒に」
どうやらデートのお誘いのようだった。無論私はそれを断る。大事な沙都子ちゃんの
お勉強と体を見なくてはならないし、何よりなんで圭一君なんかと遊びに行かなくちゃ
いけないのだ? どうせ遊び終わった後は私とセックスを求めてくるのだろう。男子って
そんな生き物だ。下半身が全ての厭らしい獣だ。気持ち悪い。
そんなに寝たけりゃ魅ぃちゃんを誘えばいいのに。あの子は圭一君に惚れているよう
だし、純情で押しには弱そうな感じだし。
魅ぃちゃんがもっと年下だったらきっと私は魅ぃちゃんを手篭めにしてた。もったい
ないなあ。しかも魅ぃちゃんは双子の姉。生まれがもう少し遅かったら、双子幼女の
姉妹丼を私はきっと企てていただろう。なんだかんだ言って魅ぃちゃんは美人だし、
双子の妹のほうも気は強いが私と同じくらい可愛いしね。今度あの二人の幼い頃の写真を借りようか。新しいおかずにはなってくれるかもしれない。
話題は戻るが最近、圭一君に悩まされている。毎回のようにデートやらお泊りやらを求めてくる。しかも結構しつこい。やんわり断ってはいるのだが本人は気にも掛けずに
繰り返し誘ってくる。馬鹿な男子だ。私は沙都子ちゃんたちにしか興味ないのに。
「そ、そっか、じゃあまた暇ができたら今度は行こうぜ」
「うん、いつかまた」
そのいつかは二度とくることは無いよ。卑しい圭一君。身の程を少しはわきまえて
くれないかな。すっごく迷惑だし。
その日のHRの終わった後、私は学校に戻っていた。うっかりして忘れ物をしてしまったのだ。
放課後にはほとんど誰もいなくなる夕方の分校。急ぎ足で自分の教室に向かった。
「ぁ……はぁはあ……ナ……」
自分の教室から何か妙な声のようなものがかすかに聞こえ、思わず足を止めた。
その気味の悪いような声の正体を確かめようと、ゆっくりと教室に忍んでいった。
「あ、ああ、レナ! レナぁ!! 」
その気味の悪い声は、私の名前を連呼していた。恐る恐る、
閉められたドアの窓からそっと中を私は見た。
───!
それを見た瞬間、一瞬で嫌悪がこみ上げてきた。圭一君が、あの雄豚が、誰かの
リコーダーを舐りながら……ズボンを下ろしていた。
「レナの……臭いが、味が……」
信じたくはなかったがその笛には竜宮という名前が刻印されていた。圭一君は私の
リコーダーをおかずにし、みんながいない放課後を見計らって自慰をしていたのだ。
がくがくと手が震えていくのが分かる。恐ろしさではない……怒りでだ。意識を怒りに
染められた私は無意識のうちに教室のドアに手を掛けていた。
「ぁ、なっ! れ、レナっ!? 」
冷めた目で無様な豚の狼狽を見据える。圭一君は右手を硬直させたまま佇んでいた。
汚い汚い肉の塊を勃起させながら。
「圭一君、何をやっているのかな」
「れ、レナ。これ……これは……ああ」
いきなりの訪問に驚いてしまったのか、まるで口が動いていない。
「とりあえず、説明してもらえるかな」
ゆっくりと圭一君に近づき、声の抑揚を出さずに言った。
「ち、違うんだ……レナ……全然……あの……」
「説明」
圭一君の目の前にあった椅子に腰を掛け、その豚が何を説明してくれるのかを待った。
「……あのその……レナの笛で……」
片手で股間を隠してるのがとっても無様だ。しかも説明するスピードが遅いし……
ぼそぼそ言ってて声が小さいし。
「オナ……オナニーを、あう!!」
苛苛し過ぎて考えるより先に手が飛んでしまっていた。ひりひりと右の掌が痛い。
ぱんと小気味の良い音が教室に響いた。ちょっといい音だと感じてしまう。
ぞくぞくしたS心が少しずつ湧いてきているのがわかる。
「この変態の恥知らず、しかもその笛誰の? 竜宮って書いてあるけれど」
「はい……ごめんなさい……必ず弁償を……!!」
そばにあった机の脚を蹴り上げる。びくっと圭一君の体が震える。
「弁償とかじゃないの圭一君。圭一君さ、つまり私をおかずにしてたんだよね」
「……」
聞こえないようなのでもう一度けたぐりを入れる。
「何黙ってんの犯罪者。聞こえなかったの? 」
「は、はい……レナをおかずに……してて」
相も変わらずぼそぼそぼそぼそ声が小さい。
「ふーん。ちょっと、手どけて」
圭一君ははっと顔を上げこちらをじっと見てきた。
「手をどけてって言ったの。ていうかあんまりこっちみないでくれる。気持ち悪いから」
圭一君の気色悪い視線に耐えられずに私は言った。
少しの逡巡の後に圭一君は股間を隠していた手をどけた。……あんなに罵ったのにも
関らず、圭一君のは天を目指すようにそそり立っていた。Mっぽいからなあ圭一君。
グロテスクなそれから今にも白濁が発射されそうだった。
「反省の色無しだね」
「あ……あぁレナ……」
びくびく震えているそれを見ながら私は妙案を思いついた。圭一君に私の恐さを教え
今後、近寄らせなくする冴えた方法。しかも視覚的にも結構面白いかも。
「いいよ、圭一君続けて」
「……えっ? 」
「続けてよ」
「続けるって……」
「頭やられたの? オナニー続けるに決まってるでしょ? 」
本当にバカになっちゃたのかと思ったが理解はできているようだ。きっと股間に血が
回りすぎて頭の処理が遅れたのだろう。
「さっさとやって。じゃないとみんなにばらしちゃうよ? 」
ふふ、初めはどうなることかと思ったけれど、今日はちょっとだけ面白い余興が
見られそう……
ゆっくりとした動作で圭一君はペニスを右手で上下し始めた。
「へえ、男子ってそんな感じでやってるんだね」
「はあはあ……」
突き刺さる視線が快感に変わっているのか、ペニスをしごく速度が格段に上がっている。
「ねえ圭一君恥ずかしくないの? 人前で、クラスメイトの前で自慰してるのに」
「あ、ああ……レナ……」
ちらちらと痛い視線を感じる。申し訳なさそうな視線が私のSっ気を
燻らせていく。もっと近くで虐めてやろうか。その方が圭一君もうれしいだろうから。
「ふふ……」
席を立った私は圭一君の真横まで移動する。突然の私の行動にびっくりしたようで
その右手の動きを止めた。
「レ、レナ? 」
そのまま接近し圭一君の横から肩を抱いてやる。私の横乳を少しだけ当ててあげる。
「……ねえ圭一君。自分の手だけでやってて気持ちいい? 本当はさあ……ほら、手を
休めないで……レナの手でやって欲しいって思ってるんでしょ? ……違う? 」
レナの手という言葉が出た瞬間、圭一君はくぐもった息を吐き出してきた。
「ほら、こうやって……」
「あ、あう! 」
───ふふふ、まだ触ってないのに……
男って本当に変態。私の指をペニスに触れるか触れないかのところにかざしている
だけでこんなにも興奮しているんだもの。
「ほらぁレナのお手手でしごいて欲しいいんでしょ? もう少しで触れちゃうよう? 」
高速でしごかれているペニスのすぐ真横で指でしごく仕草をしてやる。
「あ、ああ、レナの……手が……指がぁ」
「もう少し我慢したら、してあげるから……もうちょっと頑張るんだよ? 」
艶めかしく動く私の指を圭一君はおかずにしてるようだった。もう尿道口からは
多量の我慢汁が垂れている。しゅっしゅっと肉棒を動かす音が教室に響く。
「ほら、もう少し、もう少し」
「レナ……! もう……俺! 」
圭一君のはもう爆発寸前。もうすぐに臭くて白い液体が飛び出てきちゃうだろう。
馬鹿な圭一君。もちろん私がそんな汚物をしごく……触れてやるわけが無い。
このまま煽るだけ煽って帰ってやろう。ごめん圭一君夕飯の支度しないといけないから
帰るね、とか言って。圭一君の情けない顔が想像できてとっても愉快だ。
と、思っていた瞬間だった。
「ああっ! もう我慢……! 」
───つまらない男……もう出してしまうのか……っ?!
イってしまうのかと思ったがそうではなかった。圭一君はペニスの真横にあった
私の手を掴むとそのままペニスに添わせた。そして私の手の上からペニスを握り締める。
無理やり手コキを強要させられたのだ。男の力に抗うことができずに私は圭一君の
ペニスから手を離すことができなかった。そのまま高速でしごかされてしまう。
「……ちょっと、圭一君」
「ああ、ごめんレナぁ! ごめんなさい! 」
気持ち悪い肉の感触が私の手のひらを包み込んだ。圭一君の謝罪が何度も耳に障る。
「あっあっあ!! うああ!! 」
しごかされていた指から脈動が感じられた。尿道口へと位置を変えられた私の掌に
圭一君は全てをぶちまけたのだ。熱い液体のほとばしりが数度に渡って感じられる。
体を震わせて射精の余韻に浸る圭一君は、だらしなく口を大開きにして荒い呼吸を
繰り返していた。
「……きたな……うわぁ……きたない……」
臭くてねばつく白濁が私の掌のほとんどを染めていた。
「ごめん……な……レナ」
こいつ……私の掌で……しかも勝手に、予告も無しに……!!
かっとなった私は汚された左手で思いっきり圭一君の頬を叩いていた。べちゃりと
白濁が飛び付き圭一君の頬を濡らした。
「この変態のオス豚! ※※※※※!! 」
そのまま、豚の髪の毛を掴み思いつく限りの罵詈を吐いてやった。できるだけ髪を
使って手についた精液を取り除く。豚はあうあう言いながら顔を伏せていた。
付き合わなければ良かったという後味の悪さが全身を取り巻いていた。
「良かったね、圭一君……汚い精液私にかけて満足でしょ? ……この犯罪者……」
気付くと蝉のうるさい鳴き声が教室の中まで届いていた。
「圭一君、その笛、ちゃんと新しいのに取り替えておいてね。圭一君の金持ちだから
なんともないよね」
何も言わずにうつむく圭一君にさらなる言葉を吐いてやる。
「あとさ、いっつも遊びに誘うのもやめてくれる? 気持ち悪いから本当に」
「あ、ぅああ……」
気の抜けた返事をした圭一君に最後の言葉を掛けた。
「あとさ、もし私の沙都子ちゃんに手を出したら………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………
言わなくてもわかるよね? 」
べたつく左手に悪態をつきながら、私は豚小屋を後にした。
「あーあ……」
まさかこんなところで圭一君のお遊戯に突き合わされるとは思わなかった。
私は水道の蛇口に手を掛けた。ひねりを効かせると勢い良く水が流れてくる。
汚れた手を水にさらして清めていく。石鹸を手に取り丹念に消毒を行った。まるで
全身を犯されたような感じがして体がだるい。汚された体は汚れの無い綺麗な
体で清めなくては。それができる存在は……いた。古手梨花ちゃんだ。三人の幼女の
うちの最後の砦。幼女っぽく全く発育していない体はまさに聖なる存在だ。彼女を
抱くことができたら私の受けた辱めは解消されるはず。
「待っててね梨花ちゃん、必ず犯しちゃうから」
泡立つ指先をまじまじと見つめながら、私は再び水流に手をさらした。
以上です。
設定の矛盾のご指摘ありがとうございました。
ちゃんと梨花編書きます。
ありがとうございました。
>>245 このままレナ様には是非お友達をコンプリートして頂きたいんですが
ドSたまりませんハァハァ
>>245 GJ!レナの反応がリアルw逆に新鮮だw
てかムカつくから圭一もっと頑張ってくれ。
>>245 待ってましたGJ、梨花編ktkre!
mだからM圭一か、と思ってしまった私をお許し下さい。
祭具殿から若返りの宝具(魅音ょぅι゛ょ化フラグ)が
1日でも早く発見されることをお祈り申し上げます。
>>245 今回のもGJです!
レナのドSっぷりがたまんねぇw
そのまま双子姉妹も食ってくんねぇかなぁ…
圭一レナって純愛ばっかだから新鮮だなぁ
是非魅音編がみたいんですが駄目ですよね
ロリペドなレナ様は年上は食べないよ
今のレナ様ならソウルブラザーに入れそうだ
レナ梨花もすごい楽しみだが
もし魅音詩音の幼女化が実現すれば
前代未聞の真魅詩双子丼(しかも百合)か。すごいな
>>239 GJ! 斬新な作品いつも楽しませてもらってます
次の梨花編も待ってます!
圭一はいつも無駄に良い思いしてるんだから
たまにはこういうのもいいw
しかし一方で、圭一にこのロリペドなレナ様を成敗してもらいたいという欲求もあって悩ましい
それやばいな
徹底して百合思考のレナが凄く良かったw男に靡かない感じが最高
双子の幼女時代の写真をオカズにするレナを想像するだけでまた美味しい。次回も楽しみにしてる
>>252の幼女百合姉妹丼も新ジャンル過ぎてもう辛抱ならん
最初はレナのペースだったのが、次第に梨花のペースになって
あれこれされている内に遂には梨花の奴隷に…、な展開も見てみたいな
違う世界でレナを相手にした時の経験で性感の場所に詳しかったりとか
姉妹幼女とか無理でしょ
昨日悟史くんの日だったのに無視しすぎ
古手神社なら…古手神社なら、何とかしてくれるっ…!
勿論ここでは職人さんは
書きたい時に書きたいものを書くってのは
理解してるけどな。
悟史の日はむうむうの日だけという俺のジャスティス
重要なのは迸る妄想であって
記念日など不要と思ってる
平成20年にやっと目覚めた無職の北条悟史(40)と詩音がくっつく話が読みたいのですが
そんなに長い間眠ってりなんて流石に悲惨過ぎて
考える気にもならんわ
267 :
ヤンデレレナ:2008/03/16(日) 02:39:01 ID:mrz7j2Jc
カプ:圭一、レナ
ジャンル:シリアス
268 :
ヤンデレレナ:2008/03/16(日) 02:40:16 ID:mrz7j2Jc
レナ。
竜宮レナ。
名前が思考の中で飛び交う。
急き立てるように頭を叩くお湯。両耳を、絶え間なくノイズが走り抜けている。視界にま
とまる湯の塊で、見えるものが少なくなっていた。秒数を刻むよりずっと早く、次々に足元
に落ちる様子は、まるで世界が崩れていくような感覚を起こさせる。しかし、そんな中にも
レナだけは居た。翳る瞳。その過程を俺は理解できなかった。一体何が、レナの暗い感情を
引き出し瞳に宿しているのか。一瞬で、そう、何をと思う間もなく俺はいつも息を呑んでい
る。底抜けに明るかったり、底も見えず無表情だったり。好意というには抵抗がある。
……誰かに、相談したほうがいいだろうか。
シャワーを浴びている間ずっと考えていた。レナは今せっせと夕食を準備しているのだろ
う。もしかして、扉越しに突きつけていたかもしれない包丁を片手に。好きなメロディーで
も奏でながら。
髪の毛でも詰まっているのか、身体の汚れを流した湯に両足が少しずつ浸されていく。崩
れ行く世界が目の前にあるのなら、それは残骸だった。縋りつきたかった。実際に膝をつい
て、そこここの波紋で歪む水面を見つめた。背中に当たるお湯が冷たさと痛みを誘う。レナ
につけられた傷だ。
「……」
排水溝を開けゴミを取り除く。シャワーも止めた。
深刻に考えすぎだ、と頭を振る。今ここにある現実は、気が滅入るほどに酷いものではな
い。雛見沢に来る直前に俺が身をおいていたものと比べれば……。そこでふと思いつく。話
してみようか。俺がなぜ都会を離れることになったのか。親父の仕事で、というには、画家
の肩書きは一般的な知見からすると謎めいていて都合がいいのかもしれない。寂れつつある
雛見沢にあって、都会から田舎へという構図も案外あっさりと受け入れられる。しかし親父
がたびたび家を空けることを皆知っている。都会に住んでいたほうがよかったのではないか、
と思わない人はいないだろう。
体を拭いていく。シャワーで済ますと体の冷えは早かった。後ろ髪から垂れる水滴に、背
中が震えそうになる。
忘れたい過去のはずだった。人を、それも幼い子どもを傷つけて爽快感を得ようとした。
溜まるばかりだったストレスのはけ口を人として最低なところに求めた。俺が犯人だと知っ
たときの、両親の驚きと怒りと悲しみと軽蔑を今もはっきり覚えている。何をどう思って俺
がそんな行動に出たのか。要求されて話したら理解をしてくれたが、仮に親以外の第三者に
話そうとしたのなら、ほとんど客観的事実を並べるだけになる。そうして、俺は完全に嫌わ
れる自信があった。だから、封印していた。ずっと。仲間と呼べる者たちと出会ってから。
懺悔のつもりだろうか。許しを得たいのだろうか。しかしそんなことは自己満足に過ぎな
い上、レナに話したところで十字架が軽くなるはずもない。ならばどうして。どうして今更
になって、俺はほとんど思いつきに近い形で過去を曝け出そうと思ったのか。わかっている。
わかっていた。俺は、レナに軽蔑されたかった。そうして遠ざけたかった。俺から距離をと
ることができないのなら、レナの意思でその行動をとってくれればいい。そう考えたんだ。
ただ、日々の楽しさに埋もれていたはずの過去の露呈が、今の俺にどこまでの影響を与える
かは想像もつかない。平静を保とうと努めても、受け止めきれない反応がレナからくるかも
しれない。そう思うと怯える。
結局どっちつかずの考えを胸に抱えたまま、俺は食卓についた。
269 :
ヤンデレレナ:2008/03/16(日) 02:42:48 ID:mrz7j2Jc
「圭一くんって子どもは男の子がいい? それとも女の子?」
どきりとした。思わず動作を止めてしまい、箸の先端のご飯粒が離れがたそうに落ちる。残
りを口に含み咀嚼した。そのたびに溶けて舌に馴染み、粘り気をもっていく。レナの激しいキ
スを思い出し急いで飲み込んだ。やはり昨日の行為のことを指して聞いているのだろうか。そ
う考え答えようも無く沈黙していると、レナのほうが口を開いた。
「レナはね。男の子がいいかなぁ」
「……どうして」
「だって、女の子だったらパパに恋しちゃうかもでしょ?」
微笑みながら、俺が掬うより半分以上も少ない白飯を口に運ぶ。
「そしたら、レナ困っちゃうなーと思って」
俺は昨日の行為を指して質問されているのかと考えて、内心で焦っていた。しかしレナの口
ぶりと態度は、そんなこととは関係なくただ純粋に話題として出しただけのようだった。……
それもそうか。昨夜のことはお互いに一言も触れていないのだから。だがそうであるなら余計
に気になることがあった。
何で、そんなに心から困ったように溜息をつくんだ? その答えはすぐに返された。
「圭一くんはレナのものだから」
「――ッ」
自然だった。その一言まで。レナは俺が料理に向かうフリをして視線を合わそうとしないこ
とに何も言わず、ろくな返答がなくても止めた箸をすぐに動かしたり俺のコップにお茶を注い
だりと、途切れそうな間を辛うじて繋げていた。一方で、俺が顔を上げたときは下を向く。そ
うして交わらない視線の応酬が続いていた。しかし――。
「とても、困るよ」
今は俺を捉えている。瞼の重量感に震える。鉛のような瞳孔。それが沈まぬようにと、俺を
焦点から外さぬようにと必死に支えているのが瞼だった。なのに瞳は一瞬たりとも揺らぐこと
なく、鈍い光を携えてただ俺を凝視していた。瞬きもしない。無意識に腰が浮きかけた。
この態度の豹変は何を意味している? さっきまではお互いに探り探りでコミュニケーショ
ンをとっていたはず。手当てをしたときのぎこちない空気はそれを暗に証明するものだろう。
一歩、さらに一歩と踏み込むような行動はなかった。しかしここにきて。レナは無遠慮に俺を
見据え、激情というにはあまりに静かすぎる感情の奔流を、臆すことなく向けている。そのせ
いか食卓の空気は完全に凍り付いてしまった。食事など続けられる雰囲気ではない。こうなる
ことは分かっていたんじゃないのか? 分かっていた上であえてそんな目で俺を見るのなら―
―。
この先レナがどんな行動をとっても不思議ではなかった。
270 :
ヤンデレレナ:2008/03/16(日) 02:44:04 ID:mrz7j2Jc
「俺っ、が……レナのもの、だって……?」
針を持つ手がわかりやすく震えるように、その言葉は怯えと警戒とをあっさりレナに伝えて
しまっていた。それに対してレナは何も言わなかった。ああ、さっき手当てをした際の、レナ
の気持ちがよく分かる。沈黙は、耐え難いほどの圧力を俺の肩に乗せている。あの後レナは何
事もなかったように笑顔になっていたが、俺にはとてもできそうにない。――沈黙は肯定。そ
う無理やり納得させられるほど、レナの箸をすすめる所作は自然だった。
「おかしい、ん…じゃないのか……?」
よせばいいのに、言葉を紡ぐ。
レナの肩がぴくりと動いたのを、沈黙の裂け目だと勝手に解し、俺はかすかに声を荒げて続
ける。
「だいたい子どもなんてっ。存在すらしていない者にッ――!」
抱く、おそらく嫉妬。異常だ。そうなじろうとして俺はある事実に気づく。簡潔だった。単
純明快。俺は今のレナを理解している。異常な嫉妬。であるならば、なぜ学校では普通に振舞
えているんだ? あまりにも普通な日常こそが違和感の元だった。魅音や沙都子や梨花ちゃん
と、俺は変わらず同じ態度で接することができている。それは、レナがそうだったから。とこ
ろが今はどうだ。心臓が針の筵にされるような、焼けた鉄に両足を置くような、反射的に逃げ
出したくてたまらなくなる感情が、際立って目に映る。それは二人でいるときだけ。
『存在すらしていない者にッ――!』
たった今発した言葉が頭の中に響いていた。
正確に言うならば。あの電話があってから、だ。
『うん。誰か、知らない女の人』
そうレナが形容した電話の相手。不自然に女という単語が強調されていた。それに、女の子
だったら困るというあの一言。魅音たちと笑いあうレナ。俺が、レナ以外と過剰に接すること
になっていても、そのときどきでまるっきりレナらしいと思える反応をしていた。……こう言
うと何か思惑があってわざとそう振舞っていたようにも感じられるが、そうは見えなくて、本
当に自然だった。
『暗闇の中で感じるのって、自分だけなんだ。見えないもの触れないもの聞けないものを信じ
ることなんて、できっこないよね?』
昨晩のレナの言葉が脳裏を過ぎる。混乱していた頭でもちゃんと聞き取れていたようだ。
容易に推測できた。レナが何より恐れているのは、存在しない誰かだと。赤ん坊の話はそう
いうことだろう。電話の相手は厳密に言えばどこかに生きているが、ただ声を聞いただけだ。
俺ならすぐに忘れるだろう。間違い電話ならなおさらそうだ。しかし、レナの心にはいつまで
も引っかかっているのかもしれない。
「……」
俺から目を離さないレナ。もしも今、再びコール音に空間が震えたならば――。
はっ、と短い息を吐きそれ以上に吸い込んでしまった酸素に肺が悲鳴を上げかけた。
――考えてみればいい。人間と霊というものを。どちらを恐れるかということを。確実に存
在を感じられる者と存在があやふやな物。大半が後者を選択するはずだ。俺とレナはまだ子ど
もで人生経験もほとんど積めていない。きっとそう選択する。なぜなら。
はっきり分かる形で存在さえしていれば。
どうにだってなるだろうから。どうということはないだろうから。
つまりレナは。
俺と魅音たちとの間に何かあったとしても、どうにでもなるし、できると考えている……?
瞬間、背筋をざわりと覆うものを感じた。その気配は流れる冷や汗を、速度に合わせてじぃ
っと凝視しているかのようだった。
271 :
ヤンデレレナ:2008/03/16(日) 02:44:47 ID:mrz7j2Jc
「座ろうよ、圭一くん」
「……ぁ」
芽生えた疑問があまりにも恐ろしく、その恐怖のままにレナを見たからかもしれない。そん
な気配、感じるはずもないのに。レナの声は穏やかだった。少なくとも、俺の創りだした幻影
が醸し出す雰囲気よりは。
ふっと足の力が抜けた。椅子の冷たさがジャージ越しに伝わる。レナの言葉で初めて気づい
たが、俺はいつからか立ち上がっていたらしい。小声で謝りつつ箸をとった。夕食は、まだ半
分以上も残っている。腹は一杯だった。それも料理の匂いすら留める空きがないほどで、一体
何にここまで満たされたのかと思う。
しかし満腹からくるものではない脱力感が肩から脚にかけてあった。ほぼ普段と同じ生活様
式で衣食住を行っているにも関わらず、常に気を張っている。そのせいで色々考えてしまう。
そうしなければ変わらず心安らげる一日であったろうに、足元に線引かれている境界から目が
離せない。すぐ目の前に日常があるという認識が、帰りたいというもどかしさと何故こっちに
いるんだという恨めしさを生んでいる。
端的に言うなら俺は疲れ始めていた。だからだろうか。
「レナは……俺のこと、好きなのか?」
独り言のように、気がつけばそんなことを聞いてしまっていた。表面上、紛れもなく平和な
日々を再現している今に縋りつこうとしたのか。それともただ単に諦めただけなのか。声にど
んな感情を込めたのか自分でも計りかねた俺は、喉の震えの余韻だけを静かに感じていた。
「……」
レナはきょとんとした表情で俺を見ていた。
だがすぐに頬が緩む。色づき始めの花のように控えめで未成熟な笑みは、それが照れを表し
ているものだと、少しして気づく。目を伏せて一度大きく頷くと。
「うんっ、大好きだよっ!」
と元気に叫んだ。その後はしおしおと肩を窄め、子犬のような鳴き声を時折小さく発しなが
ら、飯をつついていた。俺はしばし呆然とする。何より純粋、想いの全てがその一言に込めら
れていたような気がして、レナは本当に恋をしているだけなのだと思わざるを得なかったから
だ。体裁も生活も何も気にしないでいい、相手と自分さえ居れば成り立つこの瞬間。俺たちは
そんな時代を生きているのだと。……しかしだからこそ、子どもでもあるんだろう。
少しだけ腹の空きを感じた俺は、再び料理に手を出した。
272 :
ヤンデレレナ:2008/03/16(日) 02:47:01 ID:mrz7j2Jc
レナはなかなか帰ろうとしなかった。もう夜の九時を回ろうという時間なのに、何かと理由
をつけては俺の言葉をのらりくらりとかわしている。茶碗を洗いたいから、という。宿題を見
てほしいから、という。そして今度は。
「ねぇ圭一くん。お風呂お借りしてもいいかな、かな?」
「わざわざうちで入ることはないだろ」
テレビのチャンネルを変えながら、きっぱりと言う。身構えることなく片手間で拒絶できる
ほどに、そのお願いへの俺の態度ははっきりしていた。後ろにいるレナもそれ以上は何も言っ
てこない。
「本当に……そろそろ帰らないとまずいだろう、レナ」
「うん……うん」
「……レナ」
諭すように言う。
「あ、あのね圭一くん、今日、その……泊まっちゃ、ダメかな……」
「……」
風呂に入りたいといった時点で、ある程度は予想していたことだった。そのときは遠まわし
に体の関係を望んでいるのだと、瞬時に思い浮かんだ。が、必ずしもそうと断定できない、考
えてみるべき他の可能性が、風呂に入るといった行為くらいならいくらでもあると思ったので
、特に意に介していない素振りをすることができた。しかし一泊するということなら話は別だ
った。
「圭一くんのこと、大好きだよ」
俺が口を開こうとするのに被せてレナは言った。
「好きかって聞いてくれて嬉しかった。当たり前のことだけど、確認し合うって大事だよね。
でもレナ謝らなくちゃいけない。そう確認したのは、圭一くんが不安になっていたってことだ
もんね」
思惑が筒抜けであることを理解し、その前提で喋っているように見える。さらには俺の意思
がレナのそれと合致しているものだと、勝手に思い込んでいる節もある。だからさっきまでの
ようなこちらの言い分に気を遣う様子は一切感じられない。別人だ。まるで俺に好きだと伝え
ることがレナにとっての魔法であったかのように。
「……不安?」
俺は訊き返す。
「やっぱり嘘はだめだなぁ、あはは。圭一くんにはすぐバレちゃうよね。分かっていたことな
のに、レナって本当馬鹿だよね」
嘘。その不吉な響きのせいかレナの声に冷たさを覚え始めた。本人は嬉々として喋っている
ように見えるのに。聴覚だけが異常を察したのだろうか。
「電話、男の人からだったんだよ。圭一くんが心配するかと思って嘘ついたんだ。関係ないこ
とだけど、女の人からだって嘘つくだけでレナは少し恐くなっちゃった」
273 :
ヤンデレレナ:2008/03/16(日) 02:48:53 ID:mrz7j2Jc
前髪から覗く瞳一杯に俺を映してレナが近づいてくる。
わけが分からなかった。心配? そんな要素は電話にはない。いつだってお前に向いていた
んだ。曝け出したい本音はしかしその意に沿わず、端から見れば俺は大人しくレナの言葉を待
っているだけの情けない男に違いない。
「大丈夫だよ、レナが一番好きなのは圭一くんだけだから。心配しないで、ね? 他の誰より
、何より一番だよ。圭一くんにならどんなことをされてもいいと思ってる。壊されたって構わ
ない。圭一くんのもので喉を乱暴に突かれて声が出なくなっても、きっと好きって言えるよ」
「何を、言っているんだ……」
「だってレナは圭一くんのものだから。そして……圭一くんもレナのものだよ」
語尾は囁くようだった。それで十分だったのだ。何故なら既に目の前にいるのだから。
もうそれは声よりも吐息のほうが強く感じられて、半ば強制的に脳内へと染み込んでくる。
「してみようよ。昨日はレナばっかりがしちゃったから。今日は圭一くんの好きなようにして
ほしいよ。邪魔は入らないから。ね?」
「……」
レナが俺に覆いかぶさる形で、二人ソファーに寝る。昨晩と全く同じ状況なのにも関わらず
俺はあまり警戒していない。部屋が明るいからだろうか。レナが破壊的ともいえる女の行動を
起こしてこないからだろうか。またそうしない保証がされたからだろうか。所詮、俺も雄。身
の安全に重きを置きながらも、同級生からの一線を越えた甘美な誘惑に動かされないはずがな
かった。昨晩の記憶には快感だけしかなかったと都合よく解釈し始めて、いよいよ思考はひど
く感情的な性欲のみによって埋め尽くされていこうとする。
そのときになって周囲の有様を強く感じたのは、その本能の侵蝕を、辛うじて危険だと判断
できたからかもしれない。だがそれもすぐに掻き消える。俺は鋭敏になった五感覚にただ身を
奮わせていただけだった。
テレビの音量は、気づかぬうちにほとんど聴き取れない程度に調整されており、轟く秒針の
足音は時が進むことの重さを部屋に刻み込む。どこまでも冷静でいながら心の奥底はつかみど
ころのない炎に燻っていた。いつ燃え上がってもその果てに燃え尽きてもおかしくなかった。
そんな感覚でレナを見る。
たくし上げられたスリットの奥で、俺以外の男には秘められた熱が宿り始めている。それが
感じられたのは、布を数枚隔てたところで男と女の象徴が触れ合っていた、から。何を求めて
いるのか頭で理解せずとも、体が率先して動いた。凍り付いたようだった四肢は嘘のように流
動し、体勢を整えていく。半身を起こした俺の目の前に、レナの胸があった。薄い紫のリボン
が左右均等に見事な蝶を作っており、まるで俺のために設えられたかのように映る。丁重に扱
えということでもないだろう。壊してもいい、とレナは言うのだから。乱暴に剥ぎ取り、その
勢いでスリットの裂け目まで通り道を作るのもいいかもしれない。さすがにまずいだろうか、
そう思ってレナを仰ぎ見たが本人もそれを望んでいるようだった。期待に満ちた表情が、俺の
手元を見つめている。
「……」
右手を、腰からお尻にかけた敏感なラインに絡ませる。そのままぐいっと僅かに力を入れて
引き寄せた。猛る性器とさらに密着度が高まると、レナが喉奥から小さな声を漏らした。空い
た左手でリボンを緩めた。はらりと床に落ちる。ひらけた胸元から、一気に女の匂いが溢れて
きた。その白く滑らかな肌に顔を埋める。下着の覆わない双丘の膨らみ始めを、舌先で幾度も
昇り降りする。もどかしそうな嬌声が押し損ねた鍵盤から発せられるような控えめさで、頭上
から降ってくる。舌を休めぬままふと見ると、乳房の大きさに比して下着のそれが合っていな
いように思った。成長途上であるのだろう。そのとおりレナの体はまだ熟し始めだが、ここか
ら息が長そうな、男を虜にする魔性の魅力を放っていた。
「圭一、くんぅ…」
274 :
ヤンデレレナ:2008/03/16(日) 02:50:10 ID:mrz7j2Jc
肩にレナの重さを感じて、胸から口を離した。香りよい茶髪のさざ波に頬を撫ぜられながら
しばし乱れる吐息に耳を傾けていた。その最中、看過できない匂いのあることに気づく。ガー
ゼだった。手当てをした頭の怪我。つんと鼻を刺激する。勘違いかもそれないが、かすかに血
の匂いも混じっていたような気がする。ほぼ同時に、背中の傷が疼いた。
「……」
ぐっと目を閉じる。
それから無言でレナを引き剥がし、今度は俺が上になるように寝かせた。情欲のうねりは留
まることを知らず、あとは丸ごと吐き出すだけのはずだったのに。
「レナ、聞いてくれるか」
「なんでも、聞くよ」
躊躇いのない返答に一瞬だけ気後れしたが、決心が鈍るほどではなかった。
「……俺は、雛見沢に引っ越してきた」
姿勢は変えないまま話し始める。最初はゆっくりと、徐々にペースを上げて。
俺がモデルガンを遊びのおもちゃにしていたこと。そのおもちゃで幼い女の子を傷つけたこ
と。罪は社会的にはお金で許され、事件は解決をみたこと。ただのストレス解消というには大
仰すぎたその事件名も、ただの馬鹿ガキだった俺と世間との認識の違いを示すため、話に出し
た。とにかく迷惑をかけた。謝罪してもしきれないほど。それなのに、俺はまるで逃げるよう
にして都会を離れた……。
「……」
割と冷静に話せた。第三者の視点からそうしたからだろう。もしも過去を追体験するよう振
り返っていたのなら話はまったく進まず、レナにとっては訳の分からない状況になっていたに
違いない。しかし話の途中で目を合わせることは、終ぞできなかった。レナは一片も身じろぎ
をせず、ずっと耳を傾けていたようだった。反応があったとしても困ったが、逆に何もないの
も嫌だった。……自己中心的だ。だから所々同情を引くように語った部分も、多分あった。
本当に、情けない。軽蔑に値するほど。小さい人間だ。
唇を噛む。喉が渇いていた。普通に会話をするのとは違う後味が口の中に残っている。もし
かしたらと思ったがやはり、すっきりとした感覚もありはしなかった。一生消えることはない
、それはこういうことなのだろう。
「圭一くん」
拒絶された、と反射的に思った俺は、上半身をずっと支えていた両腕から力を抜きすぐにレ
ナと距離をとる。とはいってもソファーの端による、といった程度のものだったが。恐るおそ
るにレナを見た。
瞳は――暗かった。
……当然だろう。一体何を期待していたというのか。汚い部分を曝け出してもなお俺を好き
といってくれるなら、と悲劇の主人公にでもなったつもりだったのか? 百人居れば百人とも、
俺を蔑視するに決まっている。くそっ……。そう考えている癖に、ほんの少しでも落胆の色を
隠せていない自分に心底腹が立つ。次に投げかけられる言葉はどんなものだろうか。仲間に裏
切られたという感情が言葉に乗れば、相当にきついものに違いない。俺はそれを待った。
「その女の子が悪いんだよね?」
「え?」
275 :
ヤンデレレナ:2008/03/16(日) 02:52:25 ID:mrz7j2Jc
一瞬、呆ける。
「圭一くんは悪くないよ」
「いや……俺が、悪いんだよ……」
「こんなに苦しんで……。レナ、許せないよ……」
頬が優しく包まれた。人肌のぬくもりが、無条件に安らぎを与えようとする。しかしレナの
瞳は俺に向けられたものではなくて、違和感を覚えた。
一体誰に?
考えるともなく脳をついた答えに、俺は恐ろしく震えた。
「違うっ。悪いのは俺だっ。俺が傷つけてしまったんだっ」
「本当に? 傷つけられる理由があったんじゃないのかな? 圭一くんは悪くないよ」
「……っ! 話聞いてたのかよっ!? 原因は全部俺なんだよ! 女の子もその家族も、不幸
にしたのは俺なんだよっ!」
「……じゃあ、悪いのは、……ご両親なのかな?」
瞬間、俺の中で何かが弾けた。心臓の半分ずつがそれぞれ別々の火打石のように。痛いほど
鋭く音を立て炎を上げた。すぐに頭に血が昇った俺は、右手に添えられたレナの手を思い切り
振りほどいていた。
「違うって言ってるだろ!」
声が反響する。
「そうかな? 圭一くんがストレスで苦しんだのはそういうことじゃないのかな」
「なっ……」
「だいたいおかしいよ。昨日も今日も圭一くんを一人残して。レナならずっと一緒にいるのに
。だから圭一くん、悪くないよ。自分を責めないでね?」
「……誰が、悪いっていうんだよ……」
半ば脱力しかけた状態で俺は立ち上がり、レナを見下ろす。
「圭一くんじゃない誰か」
首を傾げてにっこり笑う。我なんてとっくに忘れていた。脱力したのはこれから爆発させる
感情に、体を備えるため。じりじりと背を焼くような我慢をしながら、俺は声を絞り出した。
「それ、なら……。俺が悪いっていうんじゃないのなら……っ!」
近づいてこようとするレナを睨んで。
「レナが悪いんだろっ!」
「え……?」
「そうだろっ!? 俺が悪いに決まってるっ! なのに悪くないなんて言う、レナが悪いんだ
ろっ!? だいたい……一体なんなんだよ昨日から! いい加減にしてくれよ!」
「圭一、くん?」
喉が張り裂けそうなほどに叫んだ。
俺の怒号を受けたレナは、茫然自失とした表情で固まり俺が息を落ち着ける頃になってわな
わなと震えだした。心底怯えた様子だった。みるみるうちに涙が溜まっていき、瞳の頼りなさ
に信じられない者を見る色を掴んだが、なおそれに縋り付こうと手を伸ばしてもくる。
「もう帰れよ!」
「ど、どうしたの……? 圭一くん、どうして、どうしてそんなひどいこと……?」
「帰れって言ってる!」
「圭一くん…圭一くん……圭一くん……。そんなひどいこと言わないで。お願いだから…レナ
謝るから……圭一くんのこと大好きだから……」
276 :
ヤンデレレナ:2008/03/16(日) 02:54:21 ID:mrz7j2Jc
やり切れない思いを抱える。
俺は足音荒く自室に向かった。
レナのむせび泣きが背に聞こえたが拒絶した。
もう一度、帰れと叫ぶことによって。
寝てしまおう。胸糞の悪さを寝て忘れよう。
俺は敷きっぱなしの布団にもぐりこんだ。
目覚めたら朝、ということにはならなかった。時計は深夜二時を指している。同時に空腹を
感じた。ふらつきながら歩く。一階に下りてもレナはいなかった。冷蔵庫を開けると、見慣れ
ぬ皿に盛られたデザートのようなものが目に入った。その下に挟んであった掌ほどの紙切れが
開けた拍子に一度揺らいだ。
手に取る。
『明日の朝、食べてね。 レナ』
可愛らしい文字でそう書き記してあった。
不意に、目頭が熱くなった。抑えた指がじわりと濡れる。
意識が覚醒していく。これは夕食と一緒に作ったものを予め入れておいたのだろうか。それ
とも、帰る直前に作ったものだろうか。分からない。どちらにしろ、俺はレナに対して罪悪感
で一杯になるのを防ぎようがなかった。
嗚咽が漏れる。
どうしてこんなことになってしまったのか。これ以上、一人でどうにかするなんて考えられ
なかった。俺とレナの問題なのだろうが、それほどに俺は参っていた。
「相談、しよう……」
しばらくその場で泣いてから、呟いた。
真っ先に浮かんだのは、雛見沢分校の委員長にして俺たちの部長、魅音だった。
続く
/ ̄\
| |
\_/
|
/  ̄  ̄ \. 実に乙であった
/ \ / \
/ ⌒ ⌒ \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / ☆
/ヽ、--ー、__,-‐´ \─/
/ > ヽ▼●▼<\ ||ー、.
/ ヽ、 \ i |。| |/ ヽ (ニ、`ヽ.
.l ヽ l |。| | r-、y `ニ ノ \
l | |ー─ |  ̄ l `~ヽ_ノ
ダーク系にハッピーエンド望んでみる
もういいっ!休め!圭一っ!レナと一緒に休め!
梨花教からレナ教に変えようと思うよ。俺
怖っ! もうレナ様を呼び捨てにできないw
作者GJ
やっぱりこの人文章上手だな!
それと鬼隠し思い出してレナがかわいそうに思った
保管庫は切断、改造、レイプといった鬼畜
グロ要素の高い隔離保管庫も用意すべき
需要は間違いなく高い
現状維持でいいよ面倒臭い…
スルー能力くらい持ってるしweb閲覧は自己責任って知ってますから。
18歳未満の子供じゃあるまいし。
それにしてもここはかなり投下頻度高いよな
キモい勢いで保管庫とスレをチェックしてしまう。
ありがたいことです。
a
287 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 01:29:32 ID:WlwYakal
連投すまん
ヤンデレキター!
続きが気になるよ
やっぱヤンデレものはヒロイン側を応援してしまうよな?
wktk!
290 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/17(月) 09:24:42 ID:nJSO+ufK
>>211で2作投下すると言っていた者ですが。
……申し訳ない、片方のストーリーが上手くまとまらず、
結局、投下するのは既に完成した一作だけという事にしました。
と言うわけで、投下です。
テーマは詩×悟で、純愛モノです。
「悟史くんが目を覚ましましたっ!」
監督の、そんな嬉しそうな報告を聞いてから約一週間が経った日。その日も、
私は悟史くんの病室へ看病に来ていた。
「悪いね、詩音。毎日わざわざ来て貰って」
ベッドに寝ている悟史くんが言う。
「良いんです! 病人は余計な事を言わない!」
私はベッドの傍らの椅子に座り、リンゴの皮を剥いていた。
「でも、詩音も学校とかあるんだろ? そっちの方は大丈夫なのかい?」
「大丈夫です! 病人は余計な心配をしない!」
学校は、このところずっと休んでいる。しかし、今の私にとって、悟史くん
の看病以外に重要な事など、この世界にありはしない。
朝自分の家で起きて、診療所へ看病に行き、そしてまた自分の家へ戻って休
む。単調な生活だが、私はそれが出来る事をこれまでずっと待っていた。だか
ら、今の生活に何の不満も持っていない。むしろ、幸福を感じているくらいだ。
「不良だなぁ、詩音は」
「ん〜? 私が不良なら、何年も学校を無断欠席していた悟史くんはどうなるん
です? さしずめ、番長ですかぁ?」
「む、むぅ」
彼は、困ったようにお決まりの台詞を呟いた。この可愛らしい彼に、番長な
んて肩書きは似合わなすぎるな、と自分で言って思った。
「さ、リンゴが剥けましたよ。悟史くん、口を開けてください」
一欠片のリンゴをフォークに刺し、私はそれを悟史くんの前に差し出す。
「い、いいよ。それくらい、自分で食べられるから」
そう言って、彼はフォークを自分で掴もうとする。私はそれを避けるように
持っているフォークを動かす。そして、二人で揉み合う形になった。
「強情ですね悟史くんは。昨日もそう言って夕食全部自分で食べちゃったじゃ
ないですか」
「あ、当たり前だろ。手が使えない訳じゃないんだから」
「悟史くんの都合なんて関係ないです。私が悟史くんに食べさせてあげたいん
ですから」
「な、なんだよそれ」
このようなやり取りもまた、私にとって嬉しい事だった。いや、悟史くんと
会話できている事、悟史くんとふれ合っている事自体が今の私にとって嬉しい
事なのだ。
一週間前までは、そんなことすら出来なかった。私には、ただ悟史くんを見
ている事しかできなかった。その悲しい過去が、今この瞬間の幸福を更に大き
く私に感じさせるのだ。
「さぁ、そろそろ観念してください、悟史くん」
そう言って私は片手で悟史くんの両手を押さえつける。
「くっくっく。これでもう、無駄な抵抗は出来まい!」
「む、むぅ!」
尚も抵抗する悟史くんの口に向け、私はゆっくりとフォークを近づけた。
「あっ」
私と悟史くんは同時に声を上げる。悟史くんの抵抗が予想以上に大きかった
ため、フォークをベッドの上に落としてしまったのだ。フォークは、私が座っ
ている場所の反対側へ転がる。
「あちゃ〜。ごめんね、悟史くん。今取りますから」
そう言って、私は椅子から立ち上がり、フォークを取りに体を伸ばした。と、
その時私の足に何かが引っかかった。そして、それによりバランスを崩し、私
は悟史くんに向かって思いっきり倒れかかってしまった。
「ご、ごめん。大丈夫、悟史くん?」
「へ、平気だよ」
悟史くんはそう言ったが、何処か様子がおかしかった。目を明後日の方向へ
向け、顔を少し紅潮させている。
「どうしました、悟史くん?」
私が聞くが、悟史くんは何も言おうとしない。ただ、何かに対して慌てた様
子だった。
不思議に思い、私は周囲に目を回す。すると、その原因はすぐに見つかった。
胸だ。私の胸が、悟史くんの膝に当たり、つぶれているのだ。だから、悟史く
んは恥ずかしそうに顔を赤らめているのだろう。
私は、悟史くんが急に愛おしくなった。彼が、私を女の子として見てくれて
いる事が改めてわかり、嬉しかったからかもしれない。もしくは、女性の胸が
触れたくらいで大慌てになる彼の可愛らしい様子に、私の中の何処かが引っか
かったからかもしれない。
私は、悟史くんの目の前まで顔を近づけた。悟史くんが、驚いたような表情
をする。
「詩音……?」
「ごめんなさい悟史くん。私もう……」
言って、私はベッドの上の彼に体全体を預けるように倒れかかる。そして彼
の口元へ向かって、私の唇を徐々に近づけていった。
「ん……」
二つの唇がふれ合う。最初、悟史くんは驚いたように全身を強ばらせた。し
かし時間が流れるにつれ、力が抜けてゆく。そして、最後には私の背中に手を
回し、優しく抱いてくれた。
それはつまり、悟史くんが私を受け入れてくれたという事。それを理解し、
私の心の中は幸せで満たされ、彼と唇で繋がっているこの一秒一秒を、私は深
く噛みしめた。
しばらく経って、私たちの唇が一旦離れる。私も悟史くんも、顔を真っ赤に
していた。私の心臓がドキドキと鳴る。そして、悟史くんの心臓の鼓動も、抱
き合っている私の体に激しく伝わってきた。
「私……悟史くんが好きです」
胸に詰まったこの思いを、私はそっと彼に向かって言った。
悟史くんはにっこりと笑う。
「僕も……君の事が好きだよ、詩音」
そう言って、いつかのように私の頭を優しく撫でてくれた。
――思いが伝わった。ずっとずっと伝えたくて、ずっとずっとその瞬間を待
っていたこの思いが、悟史くんに伝わった。
私の中に幸せが巡る。もう、絶対に悟史くんを手放さない。もう、絶対にあ
んな悲しい思いはしない。そう思いながら、私はその幸せを全身で感じていた。
いつの間にか、瞳から涙がこぼれた。でも、私はそれを拭おうとはしなかっ
た。だって、これは幸福の涙だから。あの時流した悲しい涙とは違う、永遠に
流す日は無いと思っていた涙だから。だから、それを拭うと目の前の幸せが壊
れてしまうように感じて、私はただポロポロと大粒の涙をこぼし、悟史くんの
胸を濡らした。
悟史くんが心配そうにこちらを見つめる。だけど、少ししてすぐにそれは優
しい笑顔に変わった。そして、再び私の頭を、そっとあやすように撫でてくれ
た。伝わったのだ。この涙が、悲しみにあふれた涙でない事を。拭う必要の無
い涙である事を。
しばらくして、涙が止まる。そして、再び私は悟史くんが愛おしくなった。
もっと、悟史くんとふれ合いたい。もっと、悟史くんを感じたい――。そんな
思いが、涙の代わりに私の中でいっぱいになった。
「ん……」
自然と私たちは再び唇を重ねていた。でも今度はさっきと少し違う。ちょっ
と大人な、深い口づけ。
「くちゅ……ん」
ベッドの上でお互いに強く体を抱きしめながら、獰猛な獣のように私たちは
互いの唇を求めた。私と彼の口の間では二人の唾液が混ざり合い、そして小さ
く水音をたてる。私たちは、その音を欲しているかのように、執拗に互いの舌
と唇を舐め合った。私は、その中で確かに悟史くんの味を感じたような気がし
た。
どれくらい時間が経ったのだろう。いつしか、私たちは塗れた唇を離し、恍
惚とした表情で見つめ合っていた。長い長いキスだったからだろうか、私たち
の呼吸は少し荒い。
と、その時、私の内股に何か硬いモノが当たった。何だろうと目を落とすと、
ソレは悟史くんの股間部にあった。
「……悟史くん。雰囲気ぶちこわし過ぎですよ」
「ご、ごめん……」
本当に悪い事をしたかのように悟史くんは謝罪した。しかし、私は悪い気分
ではなかった。悟史くんが、私の体で快感を得てくれた事が嬉しかったのだ。
そして同時に、もっと悟史くんに快感を与えてあげたいという感情が、私の中
に芽生えてきた。
「悟史くんって、もうどれだけオナニーしてないんですか?」
私の直球的な質問に、悟史くんは狼狽える。
「……え? ……ぇと、ここに来てから、ずっとかな……」
耳を澄まさなければ聞き漏らしそうな声で、悟史くんは言った。
「へぇ、そうなんですか」
つまり、それだけの精子が悟史くんのここには溜まっているのか。まぁ、そ
れも当然だろう。寝たきりで自慰行為をしていたなら、さすがに驚く。
「じゃあ、今日は私が出させてあげますっ☆」
「えっ!? で、でもこんな所で……」
「安心してください。今日は休日だから、この診療所には私と悟史くん以外誰
もいません。監督も、悟史くんの事は全面的に私を信頼してくれていますしっ」
「でも、だからって……」
この期に及んで尚も渋る悟史くんに対して、私は実力行使を行った。
「うっ……!」
「言っておきますけど、悟史くんの本心はバレバレですよ? さっきキスした
とき、やけに強く私の体を抱きしめてきましたよねぇ?」
言いながら、私は彼の股間部をゆっくり、しかし激しくパジャマの上から手
の平でなで回した。それに反応して、悟史くんのアレがビクビクと痙攣するの
が、直に手に伝わってくる。撫でるだけでこんなにも反応するとは、やはり相
当溜まっているらしい。
「出したいんですよねぇ?」
上目遣いで、悟史くんの目を見つめた。彼は苦悶の表情を見せている。だが、
その更に奥にある、快感への悦びの表情を、私は見逃さなかった。
もう抵抗するのは無駄と思ったのか、悟史くんは目を背けながら小さく頷く。
それを境に、私は手の動きを止め、彼のズボンとパンツを脱がしにかかった。
そうして、私の前に彼の陰部が露出される。少し小さめながらも硬く反り返
っているソレは、皮に包まれた先端から粘り気のある液体が流れており、更に
全体からむせ返るような男の子の臭いを出していた。さきほどの刺激がまだ残
っているのか、時折ビクビクとその身を跳ね上がらせる。
「凄いですね、これ……」
実際に見るのは初めてというのもあるが、ソレの凄まじい様子に、私は少し
驚いた。
「……は、はは」
悟史くんは苦笑いをする。恐らく、悟史くんもこういった形で他人に見られ
るのは初めてなのだろう。どう反応すれば良いのかといった感じだ。私も、こ
れをどう処理すればいいのかわからないでいた。
「悟史くん、どうして欲しいですか?」
わからないので、聞いてみた。
「さ、さぁ……」
そして、沈黙が訪れる。どうしよう。このままでは埒があかない。
「ん〜……、えぃっ☆」
なんとなく、指で先端を弾いてみた。
「痛っ! い、痛いよ詩音……!」
悟史くんが苦しそうに言う。どうやら、本気で痛いらしい。
「ご、ごめんなさい」
予想以上に痛そうだったので、私は慌てて謝った。そこまで敏感なのかコレ
は。どうも、扱いづらいなぁ……。さっき撫でたときは気持ち良さそうだったのに。
「じゃあ、これはどうですか?」
そう言って、私は悟史くんのソレを右手で包み込むように握った。硬い感触
が手のひらに伝わった。
「あ、あぁ、うん、今度は大丈夫……」
悟史くんは、少し顔を赤らめながら言う。
しかし、まだ快感はほとんど得ていないようだ。このまま握っていても、射
精に至る事は難しいだろう。……確か、こういう時は上下に動かせばいいはず
だ。
私はいつか興味本位で見たビデオを頭の中で再生させながら、その通りに手
を動かした。先端の辺りを包む皮が、上下にスライドする。
「うっ……」
悟史くんがうめき声を上げる。しかし、嫌がっている様子はない。多分、こ
れで正解なのだろう。
「き、気持ちいいですか悟史くん?」
恐る恐る私は訊いた。
「……はぁ、……っ……ぁ、う、うん」
悟史くんは顔を真っ赤にし、更にかなり呼吸が乱れている。苦悶と悦びに満
ちたその表情からは、これがかなり気持ちいいのだという事が、考えないでも
伝わってくる。
その反応が面白かったので、私は上下する手に更なる力を加えた。グチャグ
チャと悟史くんのソレの先端から溢れる汁が音を鳴らし始めた。その汁の量に
比例するかのように、悟史くんの呼吸が更に乱れてゆく。
「はぁっ……ぁあ、……ぅっ、……し、詩音……で、出ちゃう……」
しばらくして、悟史くんが必死の形相で何かを訴えてきた。
「へ、何です?」
私はそれがよく聞き取れず、悟史くんに聞き返す。が、悟史くんからの返事
は、乱れた呼吸と喘ぐような声が混じったもの以外、何も無かった。私は不思
議に思いつつも、右手を更に強く動かす。
「……うっ!!」
そんな声が聞こえ、悟史くんの体が大きく揺り動いたと思った瞬間、私の持
っているソレがビクビクと痙攣し、そして先端から何かが吹き出した。
「ひゃっ!」
私は思わず悲鳴を上げる。吹き出した何かは、凄まじい勢いで辺りに散らば
り、ベッドの上のシーツ、そして私の顔や服に降りかかった。
「こ、これが、精子ですか……?」
頬についたその液体を指で拭いながら、私は呆然と呟いた。指に、ヌルヌル
とした感触が伝わる。それは白い色をしていて、指で弄んでいると、糸が引く
ほどの粘着性を持つ液体だった。
辺りを見回す。シーツや布団は悟史くんの出した精子に濡れ、グチャグチャ
になっていた。よく洗濯しないと、もう使えそうにない。私自身も、顔だけで
なく髪にも大量にかかっており、また、服は胸の辺りを中心に濡れ、薄い生地
だったため、液体の冷たい感触が地肌にまで伝わってきた。そして、悟史くん
の問題のソレは、射精を終えて満足したのか、先端から少しの液体を流しつつ、
勃起していたさっきとは見違えるほど小さく萎み、腿の辺りに倒れ込んでいた。
「悟史くん、出し過ぎですよ……」
少なくとも、私が以前に見たビデオの男優より、二、三倍は出している。
「ご、ごめん、つい……」
心底申し訳なさそうに悟史くんが言った。かなり疲れた表情をしている。男
性にとって、射精とは結構エネルギーを使う行為らしい。
周囲には、精子独特の生臭い空気が漂っていた。さっき悟史くんのアレから
出ていたのと似たような濃い臭い。これが、男の子の臭いというもの何だろう。
トクン、と心臓が高鳴った。その臭いの発生源が自分の体にべったり付着し
ている事を意識すると、体の奥底から燃えるような何かが込み上げてくるのを
感じる。これは、いったい何なんだろう……?
「もぅ、服がべちゃべちゃじゃないですか」
そう言いながら、私は着ている服を脱いだ。精子で濡れてしまったからとい
うのは勿論だが、脱がなければ体が火照って仕方が無いという理由もあった。
あの燃えるような何かが、私の体を熱くさせるのだ。それはまるで、あの何か
に服を脱がされたような気分だった。
上半身に纏っている物はブラだけとなった。しかし、さきほどの暴発はよほ
ど凄まじかったようで、悟史くんの精子はブラにも染みこんでおり、更に少し
露出している私の乳房の谷間も濡らしていた。だというのに、まだ体は熱い。
本当に、何なんだろう……。
ふと、悟史くんの視線を感じた。不思議に思い、こちらから目を合わせよう
とすると、彼は目を明後日の方向へ動かす。
「どうしたんです、悟史くん?」
「い、いや……」
彼は気まずそうに何かを誤魔化した。しかし、彼のある部分の変化から、彼
が何を見ていたのか見当は付いた。
「悟史くん、私の胸、気になりますか?」
悟史くんは顔を真っ赤にして、何も答えない。私にはその様子が滑稽で仕方
がなかった。なぜなら、彼は必死に自分の本音を隠そうとしているが、彼の股
間部は元気そうに堂々と勃起しているのだから。
「くすくす。悟史くん、おっぱい好きなんですね」
私は笑いを堪える事が出来なかった。
もう、隠すのは無理と観念したのか、悟史くんは頭から湯気が出そうな程顔
を赤くしつつ、ゆっくりと頷く。そんな彼の様子を見て、私は自分の体が更に
熱くなるのを感じた。
「じゃあ、良いことしてあげます」
そう言って、私はブラを取り去った。これでもう、私の上半身を隠す物は何
もない。二つの乳房が――自分でも大きさと形に自身を持っている――、悟史
くんの前にさらけ出された。
悟史くんが生唾を飲んだのが、私からもわかった。私は、その様子に笑みを
こぼしながら、体を悟史くんの股間部の前、足の間に挟まれているような形に
移動する。そして、ゆっくりと体を下げ、二つの乳房を悟史くんのアレの目の
前まで持っていった。悟史くんは、何処か期待に満ちた表情でその様子を見つ
めていた。
「ぇっと、確かこうだったかな」
そう言って、私は二つの乳房を両手で持ち上げる。そして、悟史くんのアレ
をその中心で挟むように飲む込んだ。これも、ビデオから得た知識である。
「……う」
瞬間、悟史くんが声を上げる。射精したばかりで、まだ彼のソレはこの程度
の刺激にも敏感なようだ。悶える彼の様子は、少し可愛らしかった。
「ふふふ、動かしますね?」
言って、私は悟史くんのソレを更に強く挟み込む。そして、上下に擦りつけ
るように動かした。私の胸の中心で、悟史くんの勃起したソレがビクビクと反
応するのを感じた。
「うっ……ぁ」
悟史くんが、熱い吐息を漏らす。私は上目遣いでその様子を見ながら、手と
乳房を動かした。
しかし、少し思うようにいかない。何というか、所々で引っかかってしまい、
うまく悟史くんのソレを擦る事が出来ないのだ。どうやら、乳房にかかった精
子と私の汗だけでは、潤滑油としてはまだ足りないらしい。
「……ん」
そこで、私は唾液をたっぷりと口の中に溜め、それを悟史くんのソレの先端
部分にかけた。唾液は私の口から糸を引いて落ち、狙い通りに悟史くんの尿道
口の辺りを濡らす。
「……し、詩音?」
ビクッと悟史くんの体が反応した。男性器の先端は、特に敏感だという事を
どこかで聞いた事がある。大きな塊となって落ちた私の唾液は、悟史くんのソ
レに結構な刺激を与えたようだ。
私は、先端から竿の部分に垂れ落ちた唾液を、自分の乳房で全体に馴染むよ
うに伸ばした。ネチャっと音を立て、途端に私の乳房と悟史くんのソレの間の
滑りが良くなる。これなら、もう少し強めに擦っても大丈夫そうだ。
グチャグチャと、卑猥な音が室内に響いた。私の乳房は、悟史くんの精子や
先走り汁、そして吹き出た私の汗や、唾液に塗れ、艶やかな光を発した。その
中で、悟史くんのソレは嬉しそうに溺れている。
――悟史くんと私の出した体液が、混ざり合っている。そう考えると、自分
の中の熱い何かが、更に熱を帯びた気がした。
「はぁ……、どうですか悟史くん。ん……気持ちいいですか?」
いつの間にか、私も息を乱していた。体が、熱く上気して仕方がないのだ。
「ん……あっ……ぁあ、……はぁあ、……う、うん……、良いよ、詩音……はぁ」
そして、私以上に悟史くんは荒い息を吐き乱す。それに呼応するかのように、
私の胸の中で彼のソレは、狂ったようにビクビクとはね回る。
「……ん、はぁ……じゃあ、これはどうです?」
言って、私は既に硬くなっている自分の乳首で、彼のソレの先端部分を小突
いた。
「うぁあっ……!」
それがあまりに新鮮な刺激だったのか、悲鳴のような声を上げながら悟史く
んは急に体を反らす。私はそれを押さえつけるように、更に両手に力を込めた。
「……あぁっ! う、……し、詩音。もうだめ、……また、出る……よ……あ
ぁっ!」
「はぁ……、良いですよ。……思いっきり、出してください……!」
私は、上下させる乳房に限界まで力を込める。いち早く、悟史くんを射精に
導きたかった。それは、もはや悟史くんへの奉仕心からではない。悟史くんの
出す精子を、彼の欲望が詰まった液体を、一秒も早く私の熱を帯びた体が欲し
ていたのだ。
「ぁ……っ! 出る……っ!」
瞬間、これまでになく悟史くんのソレがビクビクと痙攣するのを感じた。そ
して、彼の体が私を跳ね飛ばしそうなくらい反り上がったかと思うと、ソレの
先端部分から再び白い液体が、火山が噴火するときのように吹き出した。
その量は、さきほどの比ではなく、私の顔や髪や乳房、もはや全身に近い部
分が彼の熱い精子によって汚された。
「はぁっ……! はぁっ……!」
悟史くんは、呼吸困難に陥ったかのように必死に酸素を求めて喘いでいた。
対称的に、彼のソレは、役目を終えたかのように静かに萎れ、動くとすればた
まにビクリと痙攣して、先端からまだ残っている精子を吹き出すくらいだった。
指に付着した彼の精子を、舌で舐める。それは、全くの無意識的行動だった。
自然に、私の体が彼の精液を得る事を欲したのだ。
味は、苦いような甘いような、よくわからない味だった。だけど、その奥底
から確かに悟史くんの味を感じる。これは、私の好きな人の精子。私の好きな
人が、快感の果てに出した体液――。
もっと欲しい。彼の体液を、もっと感じたい。こんな風に体にかけるだけじ
ゃない。私の中に、直接入れて欲しい。そんな考えが、私の中をいつの間にか
熱く支配していた。
「悟史くん、……まだいけますよね?」
私は訊いた。しかし、悟史くんは自分の呼吸を落ち着けるのに精一杯で、私
が何を言っているのかも理解できていないようだった。
……だけど、それでも構わない。例え悟史くんの返事がノーだったとしても、
私の体に湧き上がる欲求は、既に抑えられそうにないほど膨れあがっていたか
らだ。
私は精液がべったりと付着した自分のスカートを脱ぎ、更にその下に履いて
いた下着も脱ぎ去った。つまり、全裸となった。悟史くんは、そんな私の姿を
ボーッと見つめている。思考も呼吸も、まだ落ち着かないらしい。
私は、そんな悟史くんの股間部に手を伸ばす。手に取ったソレは、さっきま
で私の胸で溺れていたモノと同じモノだとは思えないほど小さく、そして柔ら
かい。
私は立ち上がって悟史くんに跨るような格好となり、だらしなく萎んでいる
ソレを無理矢理自分の股間部へとあてがった。私の股間部は、既に自らの出す
液体でグチャグチャに濡れていた。
「え……、詩音……?」
そこでようやく目の前の状況が理解できたらしい。悟史くんは、慌てたよう
に声を上げる。
「……ごめん悟史くん、私もう我慢できません」
言って、私はまだ柔らかい悟史くんのソレを、自らの中へ一気に挿入した。
その瞬間、鋭い痛みが私の体を貫く。
「し、詩音……大丈夫かいっ?」
結合部から流れる鮮血を見て驚いたのだろう。悟史くんは、心配そうに言っ
てくれた。
「だ、大丈夫です……」
破瓜の傷み。でも、私はそれに怯まなかった。そんな傷みより、悟史くんと
繋がったという悦びの方が、遙かに大きかったからだ。
私は、ゆっくりと体を上下させ、いわゆる騎乗位の形で行為を開始した。
「……う」
悟史くんが呻く。行為を開始して数秒も経たないうちに、悟史くんのソレが
私の中で硬さと大きさを取り戻しているのを感じた。それにつれて、膣を通じ
て私に伝わる快感も大きくなってゆく。
「はぁっ……さと……し、くん……ぁっ」
「し、……しおん……はぁっ……あぁ……」
息を乱しながら、私たちはお互いの名前を呼び合った。病室内には、私たち
の声と、結合部の粘着音以外、何も聞こえない。そんな卑猥な空間が、私の体
を大きく燃えたぎらせる。そして今頃に、その熱い何かの正体に気付く。そう、
それは悟史くんの体を求める、私の興奮の炎だった。
「んあぁっ……はぁっ……」
膣内で、悟史くんのソレが激しく擦りつけられる。そして、擦りつけられる
ごとに大きな快感と悦びがせり上がってくる。私はそれらの刺激を病的に欲し、
体を動かすスピードと力を更に強めた。
奥底から上り詰める興奮と快感、そして悟史くんと繋がっている事への悦び。
それらが私の中で混じり合い、これまで体験した事のない高揚感を発生させた。
「……ぁあ、も、もう出る……! し、詩音……、もう、出ちゃう……よ!」
息を詰まらせながら悟史くんが叫ぶ。そして、中へ出す事への遠慮だろう、
彼は両手で私の体を持ち上げ、繋がりを断とうとした。しかし、私は体に力を
込め、それを拒否する。
「……はぁ、……ぁん……。さ、悟史くん……良いです、……中に出してください」
驚く悟史くんに私は言った。それは、悟史くんへの許可と言うより、私自身
がそれを望んだ、悟史くんへの願望であった。最後の瞬間まで、悟史くんと繋
がっていたかったのだ。
それで悟史くんは覚悟を決めたのか、両手を私の体から離した。そして、悟
史くんのソレが私の中で一層反応したのがわかる。もうすぐ私の体に彼の精液
が注がれる。そう思うと、私の体の高揚感は限界まで高ぶった。そして私の感
じている性的快感もまた、あと少しで限界という状態だった。
「……悟史く、ん……はぁ、……一緒に、……イキましょう……ぁん」
「う……うん」
私の提案に、彼は息を乱しながら頷いてくれた。
――そして、私たちの体が大きく震える。
「ぁあぁあああああ……っ!」
私の体を、電撃が通ったかのように快感の波が貫いた。股間部の辺りが、激
しく痙攣を起こす。同時に、私の中へ熱いモノが注がれるのを感じた。
悟史くんの出した精液が、私の中に……。体は、自然とそれを理解し、それ
までの高揚感の代わりに、満足感のような物が全身を支配した。それはまるで、
海の上に浮かんでいるような、静かな感情だった。
行為が終わった後、私たちはベッドの上で余韻を楽しんでいた。私は悟史く
んの胸に寄り添うようにし、悟史くんはそんな私の肩を抱いてくれている。さ
っきまでの激しい行為など無かったかのように、この場にはゆったりとした時
間が流れていた。
「……詩音」
ふいに、悟史くんが呟いた。
「なんですか?」
私は、彼の胸の中で聞き返す。
「何というか……ありがとう」
「それは、さっきの事に対してですか?」
私は、いじわるに聞く。すると、悟史くんの頬が少し赤色に染まった。当た
りのようだ。普通、ああいう事に対してお礼は言わないと思うのだが、その不
器用さが私には逆に悟史くんらしく思えた。
「別に、構わないです。……私も、悟史くんと一緒になれて、嬉しかったです
から」
言いながら、私も顔が熱くなるのを感じた。あれだけの行為をした後だとい
うのに、こんな些細な事で恥ずかしく感じるというのは、妙に滑稽だ。
「……それだけじゃないよ」
「え?」
私は顔を上げる。
「さっきだけじゃない。僕は色々な事で君にお礼を言わなきゃいけない」
私は、黙ってそれを聞いていた。なぜなら、悟史くんの顔がいつの間にか真
面目な物へと変わっていたからだ。
「僕が眠っている間、君は沙都子の面倒を見ていてくれた。そして僕が目覚め
てからも、君はこうやって看病してくれている。それに対して、改めてお礼を
言いたい。――ありがとう、詩音」
そう、悟史くんは笑顔で言った。ずっと言いたかった事なのだろう、悟史く
んの笑顔からは、何か晴れ晴れしさのような物が感じられた。
「……別に、感謝の言葉なんていりません」
私がそう言うと、悟史くんの表情は、不思議そうなものへと変わった。
「どうしてだい?」
「それは……、悟史くんがこうして元気になってくれたからです」
そう、今日まで私は元気な彼の姿を見るために頑張ってきた。悟史くんと笑
いながら会話する事。悟史くんと一緒に楽しく過ごす事。それらの日常を取り
戻すために、私はずっと一生懸命でいた。
その、悟史くんが目覚めてくれたのだ。それは、私にとって感謝の言葉を言
われるよりも、遙かに嬉しい幸福。
だから、私は悟史くんの目を見つめて言った。あの時からずっとずっと言い
たかった事を。あの時からずっとずっと想い続けていた事を。
「――悟史くん、目を覚ましてくれて、本当にありがとう」
<了>
終わりです。
最後まで読んでいただいた方、お疲れ様です。そして、ありがとうございました。
GJなのです!
ぐっじょぶ!
これで初めてとか詩ぃはどんだけ素質あんだよwww
GJ!
ラブラブごっつぁんです
純愛いいよな
心が洗われたわ
エロイ人キテタ────(・3・)─────!!
詩音最高すぎだろ!
>>300 非常にGJ!
けど欲を言えば「悟史くん」使いすぎに感じたから
代名詞増やすとかして工夫したらもっといい感じ
149回も悟史くん使ってんじゃねえよ
数えるのは竜ちゃんの髪の毛だけで充分だよ
>>308 そんなまさか、せいぜい60回くらいだろうと確かめようとしたらマジっぽかったのでワラタ
乙
ダイガンダーのOP思い出した。
自分でも予想外の量です
悟史「自分でも予想外の量です(精子的な意味で)」
しかし本当に投下頻度凄いな
なかでも最近の悟史系の増度は異常
百合 注意
魅音×詩音
次レスから投下します
近頃のレナと詩音の作品の多さは凄いよな。
しかも甘物から鬼畜まで何でもござれだしさ。
「それで、どうしたんですか?」
カップを置くのと同時に静寂を断ち切った。
薄く立ちのぼる湯気を挟んだ先で、私の片割れは、
鬱々とチーズケーキにフォークを刺しては口に運び、
刺しては口に運ぶ動作を飽きもせず繰り返していた。
返事がない。どうやら今日は一段と重症のようだ。
彼女の目の前で手を打ち鳴らすと、間抜けな声がぽつり。
「な、ななななに?どうしたの?」
「それはこっちの台詞です。話がある、って押しかけてきたのは
お姉の方じゃないですか」
放課後、下校中の不可解な出来事だった。
部活で大いにはしゃぎ、最下位の圭ちゃんを散々からかったあと。
明日持っていく、かぼちゃ尽くし弁当の構想を練りながら
歩いていたところを引き止められた。
まあ、いたって普通。問題なのはここからだ。
私が引き止められたのは、マンションのドアに手をかけたとき。
学校の靴箱の前でもなく、
はたまた興宮に向かう私と別れる枝道でもない。
かといって邪険にするのも気が引けたので部屋にあがらせていた。
あれから数十分が過ぎたけど状況はまったく変わっていない。
何気なく訊ねると、うじうじ。問い詰めると、うじうじ。
ずっと、うじうじうじうじ。
かぼちゃ嫌いは直してあげたいな。
今日は徹夜してでもこしらえよう、なんてぬるくなったコーヒーの
水面を見つめていると、食器とフォークがぶつかる音。
それがした方に向くと、食べかけのケーキをそのままに
膝を抱えていた。今にも泣きそうな顔。
ああ、またか。
「……なんで、さ…構ってくれないのかな…」
また、あのデリカシーの欠片もない鈍感野郎の話か。
おおかた魅音は女の子らしかぬ、おじさん臭い行動でもして
関心を集められなかったんだろう。
「最近、…沙都子ばっかりで…私が…………ても」
おっと、これは意外。
いつもならそこでレナの名前が挙がるはずなのに。
まさか沙都子とは。やっと圭一もあの子の良さに気づいた、いや、
萌えたのか。なんだかんだいってかわいいもんなあ。
でも歳の差的にまだ妹みたいな意識しかないだろうし。
あ、でも、あと数年も経てば関係ないか。
となると幼女組はみんな同じ条件。将来、ますます激戦化。
ただでさえ今、泣きついてくる魅音が、生き残れるかどうか。
その前に圭一のストライクゾーンが低くなる可能性もある。
ということは、だ。つまり。
「……詩音、聞いてる?」
「え?ええ、聞いてますよ。もちろん」
しゅんとする魅音と向き合う。
すでに乙女モード全開。
この場に花の形をしたものがあれば花占いでもしだしそうだ。
寝る前に意中の人と目が合ったことを思い出しては布団の上で
転げ回って悶えるだろう。
人形に「おやすみ」と「おはよう」のキスを──これは違うか、
普段からしているみたいだし。
普段、表に滲ませない分、爆発すると凄まじいものがあった。
一応、外観は私に似ているのでかわいくないわけはない。
そういうところを私以外に、
気になる相手に、見せればいいだけなのに。
やれやれ。
私は立ち上がって向かいに回り、彼女の肩を抱いた。
できるかぎり優しく。
「細かいとこから改めていくって決めたばかりじゃないですか。
焦る必要はないです。ゆっくり、自分のペースで、ね?
まあ、余裕がなくなったらキスするなり強引に襲うなりして
で、…す……ね……」
声が出ない。
唇が動かない。
なんだろ。これ。甘い。
正確には甘い匂い。紅茶の。
あれ、おかしいな。
私が飲んでいたのはコーヒーなのに。
私の分のケーキはまだ手つかずのままなのに。
口内に甘ったるさが広がる。そして柔らかかった、なにかが
──なにが?
腕を押さえつけてくる指は華奢だ。だから違う。
背中にあたる床は硬い。だから違う。
それはそうと、もしかして、ううん、もしかしなくても、
この状況はよろしくない。
誰かさんの息遣いが耳を澄まさなくても間近で聞こえて、
逃げられないようにのしかかられている。まるで襲われる三秒前。
よ、よし、まず落ち着こう。深呼吸深呼吸。ひっひっふー。
きっと、いつもどおりに振る舞えば奇妙なこの世界が元に戻る。
いつもどおりに。
いつもどおりに。
「おこちゃまキスで満足してるんですか。
この様子じゃ、圭ちゃんをおとすなんて夢のまた夢ですね」
我ながら、なかなかの余裕に満ちた物言い。完璧だ。
COOLになれた自分を誉めてあげたい。
「っ……詩音のばかぁ…きらい……詩音、きらい」
言葉とは裏腹に彼女の手は服にしがみついて、
うちひしがれた子供みたいだった。
そんな姿を見せられると、正直、少し。
出せば和らぐだろう声を呑んで、私のなかの「姉」をひっこめる。
べつに後悔はない。これで優勢が保たれたも同然なんだから。
魅音を淡泊に見上げた。
そろそろいろんなものが重たい。
「…圭ちゃんのことは……今は、どうでもいいんだよ」
「じゃあ、なんです?」
「詩音が、いい」
「そうですか…………って、はい?」
「詩音に、構ってほしい」
さきほどの弱り具合はどこへやら、
突き抜けるような眼差しに射られた。
いきなり決心のついた顔をされても困るわけで。
きつく抱きしめられても戸惑うわけで。
一方でばらばらだったパズルのピースが徐々に噛み合っていく。
「下手だから、キスが下手だから構ってくれないんだよね」
「なにバカなこ…と…」
指に顎を固定されて発言を拒否された。
一度目ははずれる。
次は重なる。
どれくらいの時間が経ったんだろう。私は何をしているんだろう。
頭が朦朧としてきて、酸素欲しさにずれた唇を間髪入れず割られ、
侵入を許してしまう。甘いものが口内を隅々まで探る。
異物感に粘膜は麻痺していく。全身の力が奪われる。
そして、探りあてられた。押し返す間もなく絡みとられる。
まったく変わらない温もり。
それが、あまりにも馴染むものだから怖かった。
それは魅音も同じだったらしい。
唐突に体は離れて、あいだを糸が引く。
その艶めかしさを直視できるはずもなく、うつむいて
呼吸を整えるしかなかった。
寒い。
いつのまにかシャツの前がはだけていた。
露出されて肌は冷えるはずなのに微熱がこもる。
くすぐったい。
顔を上げると、信じがたい光景が広がっていた。
「お姉、あんた!なにして……ッ」
またしても拒否。強さを増す焦れったさに邪魔される。
直接、断続的に、胸を揉まれていた。
はっきり言って手つきは拙いし、この程度なら吐息するだけで済む。
でも、嬌声が零れた。そして、それは今も頭のなかで反芻している。
思い出すだけでもいやなのに。こんなの最悪だ。
とてつもない羞恥に下唇を噛みしめて耐えたけれど、無駄だった。
突起に吸いつかれてできたのは体を捩ることだけ。
「……や、やめてくださいっ………そんなことしなくても……
構ってあげますってば…」
無視しているのか、聞こえていないのか、魅音は従わない。
いくら咎めようが媚びようが止めなかった。
薄々は勘づいてる、今の私に説得力がないことくらい。
痛いくらい張り詰めて主張するのは片方の突起だけじゃない。
舌に弄ばれ唾液にまみれながら限界まで尖ろうとしている。
熱い。それなのに、無意識に脚を擦り合わせていた。
ふと覆いかぶさる人物と目が合いそうになって逸らした。
一瞬、彼女の表情が見えた。なんだか、ひっかかる。
顔が赤くて余裕がないのはわかる、ヘタレだからだ。だけど、
とろけそうな瞳は説明がつかない。
いや、まさか、片割れに欲情しているなんてことはない、と思う。
たしか小さい頃から、あの子が嬉しそうなときは私も自然と笑顔に
だったし、けがをしたときは一緒に泣いていたことがあった。
きっとそれなんだ。
魅音が興奮するのも私が気持ちよくて興奮してるからで――って、
そんなわけあるか!絶対に違う!私が興奮してるなんて嘘っぱちだ。
「…あっ……」
一番触られたくない場所だった。
まだ布越しだというのに腰がひくついてしまう。
「ここ?」
凄みはあっただろうか、私は魅音を睨みつけた。
それしか方法がなかった。体が抵抗するのを嫌がっていて
自分じゃどうしようもない。
だから、弱気になったように見えた彼女の姿に安心しきっていた。
「ご、ごめん。……詩音が気持ちよくなれるようにがんばるから」
下着を通り越して下腹部のその下へ、指が滑り降りていく。
そこまできたら阻むものはなにもない。
否応なしにそこを指にすられる。緩急をつけて、ねっとりと。
「ねぇ、どこがイイの」
形をたしかめるようになぞられる。
ある位置にさしかかったとき、びくっと体が反応を示した。
彼女が見逃してくれるはずもない。
ぷっくりと膨らむそこを柔らかい指の腹がさすっては押す。
駆け巡る感覚が強すぎて両脚を閉じるけど、むしろ逆効果。
掌全体で圧迫することになってしまった。
「っあ…!………ぁ……んッ」
開くのも曝け出した部位をいっそう攻め立てられるだけだ。
息をつく暇はない。快楽の波が次々に襲ってきた。
爪の先までほてることってあるんだろうか。とにかく熱い。
でも、まだ物足りない。全然足りない。
いつになれば次の段階に移行するのか。
期待――じゃなくて早く終わらせたい一心で待つが、
兆しは一向に現れない。
焦らしプレイにもほどがある。ここまでくると迷惑プレイだ。
感度が鈍くなってきた私に気づいて魅音は手を止めた。
そして、ぐずりやがりました。
「……ごめん」
「謝らなくてもいいです」
「でも」
「いいですって」
「でも……っ」
しゃくりあげながら「ごめん」としか言わない魅音。
このまま泣くことが目的になって、私を放置する可能性は
十分予測できた。
それは困る、私じゃなくてお姉が。
「つづき、……してください」
「…いいの?……でも」
やることがない、とか言いたいのか、もしかして。
不本意だけど私に触れていた指を一瞥する。
しかし魅音は不安そうに首を傾げるだけで、
しまいには両目いっぱいに涙を溜めてしまった。
泣くな、ばか。私の方が、今からやることが恥ずかしくて泣きたい。
「し…おん?……うぁ…」
魅音の指に舌を這わせた。
舌先で撫でるとまっすぐだった指はしなる。
口に含んで、しばらく彼女の緊張をほぐすようにしゃぶる。
舌を麻痺させるような味がした。水音が騒々しかった。
愛液と唾液にまみれた指は官能的だった。
嗅覚はすでに甘い匂いに支配されていた。
衣擦れさえも愛撫と錯覚してしまう。
まるで五感を犯されているような感覚。
もう、いいや。
「だから…そのっ………おねえ、が…ほしい…」
哀れっぽい口調で乞う。欲望に従順に。
魅音は小さく頷いた。
ベッドに場所を移した。体勢は変わらない。
下着はたどたどしく取り払われて、代わりにあてがわれたのは指。
湿り気を帯びた箇所をすりこんで、そのまま分け入ってくる。
「んっ………もっと、ゆっくり…っ…」
指先が沈んでいく。掘り進むように緩慢な動きである程度埋まると、
もぞもぞと入り口付近を掻き回した。
「あんっ…、ふぁ……ぁっ」
溢れる潤滑油に促されて指は滞りなく進んだ。
途中、肉襞の収縮に押し戻されるが、強引に乗り切る。
その一連の動作が忘れられなくて、でも言えるはずもなくて、
上目遣いでねだった。ほどなくして指が秘裂を抜き差しし始める。
きゅうとしめつける襞をまとったまま押しては引き押しては引く。
粘着音が室内に響き渡った。
縋りつきたくてシーツを握りしめたとき、動きは穏やかになった。
壁をひっかいているようだ。もどかしい。
「…おねぇ……そこ、じゃなくて──あ…ッ!」
鋭いなにかが体を軋ませる。声がまったく抑えられない。
執拗に指でつぶされる度に喘ぐしかなかった。
強すぎる感覚に耐えかねて、頬を涙が伝う。怖かった。
このまま意識が途切れてひとりになるのが、怖い。
真っ白の世界に取り残されて私は震えた。
声が、する。
「──ん、しおんっ、大丈夫?…痛かった?」
呼び戻されて視界が開けた。
慌てふためいた様子で魅音が囁き訊いてくる。
彼女の一挙一動が、いちいち柔らかった。
今だって本当は不安でたまらないだろうに、
彼女の腕はだいぶ前から私を抱きすくめている。
卑怯だ。
「…大丈夫。……気持ちいいよ、魅音」
頭を引き寄せて優しい口を塞いだ。
何度かついばむキスをしたところで、魅音が私の手を取り
自分のと握り固め、それを合図に互いに深く口付けた。
すると、あの感触が再び襲ってきた。恐怖はない。
あるのは、初めてのようで懐かしい、私たちにしか知りえない安堵。
手で繋ぎ止めて、二人の境界がぼやけるのをいとわずに触れ合った。
以上です
ありがとうございました
待ちに待った双子百合きたー!!
しかも魅音のヘタレ攻め!犬みたいで可愛いなー本当理想の魅詩だった!今凄い幸せだGJ!
魅詩派の俺大歓喜www
なんかもう嬉しすぎて涙目なんだぜ
ありがとう、本当にありがとう、諦めずに通い続けて良かった
ふおおおおおおおおおおおお
GJGJ!
魅詩GJ!
流行りの魅詩キター!!!ww
GJすぐるのでまた魅詩魅書きに来て下せえ
魅音謝りすぎワロタ
攻め方が姉妹で正反対可愛いなあ
×正反対可愛いなあ
○正反対で可愛いなあ
しかし投下はそこそこなのに
微妙に過疎気味な気もするな・・・
嫌だよ過疎なんて
みんな頑張ろうぜ
魅詩良いよ魅詩。詩音大好きな健気攻め良いよ
これだけ優しくされたら詩音も落ちるなwGJでした
飢えすぎて
>>328と同じくまた来て下さいと言ってしまう
過疎ってる原因もなんとなく分かるがな・・
この程度で過疎過疎言ってる奴は贅沢病にかかって地獄に落ちろ
って家具が言ってた
ちょっと言葉が行き過ぎるとすぐ叩きに走るカスが蔓延ってるのが原因かと
何であっても乞食は乞食らしくクレクレするしかないか・・・
というわけで冬の籠もり歌の人続き描いてくれないのかな?
この先の展開を楽しみにしてるんだが
ヤンデレレナや変態レナも続きまってるぜ!
魅詩gj!
ああいう感じの受け詩音いいぜ。
魅詩の人GJ!
ほのぼのした感じが良い!
てか、れなぱんの続きが早く見たい!ヤンデレナや変態レナも楽しみ
酔いどれ小ネタ
圭「お前らは法律を犯している!」
梨「……」
沙「……きゅぅ」
圭「梨花ちゃん、そのワイングラスの液体はなんだ!」
梨「……血」
圭「恐ろしいことを言うな!」
圭「沙都子はなんであんなに顔が赤い!?」
梨「……血」
沙「……きゅぅ」
圭「恥丘なんて今は関係ないだろう!」
梨「変態……」
沙「にーに…にーにー……にーに〜」
圭「うおっ。ど、どうした沙都子、気分悪いのか?」
沙「にーに〜にーに〜……」
圭「めちゃくちゃ甘えられてるんだが……」
梨「甘えさせときなさいよ、普段から気を張ってるんだから」
圭「そ、そうか……そうだな……」
沙「ぺろ」
圭「……何か舐められはじめたんだが……」
梨「舐めさせときなさいよ、普段からテント張ってるんだから」
圭「指だよ! 人差し指!」
沙「んん……んむぅ……んぅ……んちゅ」
圭「……沙都子はかなりテクニシャンのようだ、指がぞくぞくして仕方ない」
梨「……」
圭「あ、いや、そ、そうだ! 梨花ちゃんも舐めてみてくれよ、沙都子とどっちが上手いかさー……って何を言ってるんだ俺はー!」
梨「……ん、手、貸しなさいよ」
圭「え? い、いいのか?」
梨「そっちじゃない」
圭「は?」
梨「……ぺろ」
圭「あの……何でわざわざ沙都子と同じとこ舐めるんですか……?」
沙「にーにーにーにーにーにー……」
圭「甘え方がさらに激しくなってきたな……」
沙「にーにーにーにーにー2222222222222222222222」
圭「ちょwwwアラビア数字自重wwwww」
魅音になって「園崎家が連続怪死事件の犯人なんだろ! えぇ!?」とか
言われながら大石に掘られる夢を見た
死にたい
L5大石×園崎姉妹を今でも忘れられない。
発表会の人とか変態レナとか見慣れた悪夢の続きも待ってる。
ここまで書いて自分の鬼畜属性ぶりに絶望した
作品が未完ってわけじゃないけど、また投下してもらいたい作者さんがいる。
名指しは避けるが、その人の作品の影響でエロパロを書くようになったから、新作を読んでみたい気持ちで一杯です。
>>344 そうやって言われるとどの作品なのか気になるw
どのカップリングかヒントだけでも
あとは自分で探すから
>>343 発表会の人は自分も続き楽しみにしてる
いまだに保管庫をしょっちゅうチェックしてしまう
おさわり会の人の作品は圭一の突き抜けたどM・どSぶりが最高w
あとまだ先だけど密かにこのスレの埋めにも期待してる
それにしても良い職人さん沢山いて実に贅沢なスレだ
, -―-、__
,イ / , ヽ `ヽ、
/ { { lヽ } i !_
/{ i N\リーソヽ lハi;;;ヽ.
|;ヽル-‐ ‐‐- ソ }l;;;;;| あぅあぅあぅ
{;;;;| {"" _,"" ∠ノ |;;;/ 職人さんがいっぱいいるのは
(⌒)ゝ、 _ , イノ(⌒) ボクのおかげなのです
lヽ!rイ/ノ ! />、,!/ヽ
!:.:.:ヽイ l i// /{}.:.:.:.:.!
>>343 保管庫にある?なんて作品名?kwsk
俺も変態レナの続きが気になる
レナに殴られてオットセイを介抱してもらいたい
とか妄想している俺はれなぱん脳w
351 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 20:04:42 ID:teOfFI56
L5大石X園崎姉妹とかあるのかww
それはぜひ見たい。
そういや大石責めのSSってほとんどないな。
あ、クララは別ねww
過疎ってんなあ。
投下がなければそれを紛らわそうとリクエや雑談が増えるけど
最近の様にハイペースだとGJ以外に特に言うことないからな
というのが俺の見解
>GJ以外に特に言うことはない
まさにそんな感じ
GJ以外の余計なことは
言わない方が良いもんだと
最近思うようになった
でも前に感想下さいって言ってた職人いたけど
ああいう風に催促してきたなら遠慮はいらないと思うな
もちろん最低限の言葉使いは必要だが
ssを投下します。
カップリングはレナ、沙都子、梨花
ダーク系なので注意してください。
n
「あれ、レナ。リコーダーどうしたの? 」
「うん、前使ってたやつ汚れて壊れちゃったからさあ、新しく買い換えたの」
音楽の授業のときだった。魅ぃちゃんが話をかけてきた。新調された私の笛に
気がついたのだろう。みんなの笛とは違って私の笛はぴかぴかとした光沢を
引き放っていた。
「なんだか高そうな感じですわね。音も私たちのリコーダーとは違いますもの」
「もちろん! だって……」
私は圭一君のほうを見た。音楽の時間、特にリコーダーの授業になると最近
圭一君はいつも口数が少なくなっている。いわずもがなあの事件が起因しているのだろう。
「圭一君に選んでもらったんだもん! ねっ圭一君? 」
「お……おう、そうだな……そうだったな……」
私の問いかけにぎくりと体を振るわせた圭一君はぎこちない顔で返答してきた。
「なになに? プレゼント? もしかして……出来ちゃってる? 君ら二人? 」
それを聞いた魅ぃちゃんはまるで中年のおっさんのように小指を立てて聞いてきた。
日に日におっさん臭さが増している魅ぃちゃんを苦笑しつつ否定を述べる。
「もう、そんなんじゃないよう、魅ぃちゃん」
はは、笑えない冗談は勘弁して欲しいな。あんな雄豚の相手なんて……死んじゃった
ほうがましかも……圭一君には悪いけど。
あの事件以来、圭一君は大人しくなった。私にはまったく接近しようともしない。
話しかけてくるときも恐る恐る声を掛けてきている。
迷惑な言動が減ってかなりの好都合だ。しかしながら私の代わりに今度は魅ぃちゃんに
モーションを掛けているみたいだ。最近、二人でお出かけしているのをよく見かける。
魅ぃちゃんもまんざらでは無さそう。空気の読めない子同士惹かれあうものが
あるのかもしれない。でも魅ぃちゃんも圭一君の毒牙にかかる日が来るのだろう。純真な
魅ぃちゃんには耐え難いことになる。
……圭一君が私の笛でオナニーしてたの暴露したらどうなるだろう。
純真な魅ぃちゃんはショック受けて倒れるだろうか。もしくは圭一君の所業を激しく
咎め、圭一君を突き放すのだろうか。そして欝になって寝込む圭一君。
それで二人は破局と……
なんか面白そうなのでやってみたい。しかし今の幸せそうな二人を見てるとちょっと
可哀想な気がするので止めておこう。
……良いことを思いついた。あの二人を早めに結びつける。そして婚約し魅ぃちゃんは
子供を生む。そして……頃合になったとき、ちょうど十代になりたての時期に
私が魅ぃちゃんたちの子供を食べてしまう。友人の子供を玩ぶ妄想に
私の背筋がぞくぞくと震える。うまーく進めば魅ぃちゃんの子供を犯せちゃうかも……
十年近く後かもしれないけれどもそのフラグは今から温めておこう。二人をくっつける
ように仕向ければ、魅ぃちゃんたちの幸せを手助けできて同時に私の欲情も満たせる。
一石二鳥の素晴らしい思惑だ。曲がりなりにも、圭一君と魅ぃちゃんの子だ。
良い顔で生まれてくるだろう。後は女の子を産んでくれるのを祈るだけ。
とにかく圭一君の邪魔は無くなったから存分に私の趣味に走れる。ていうか早く
幼女分を補給したい。私の妹こと沙都子ちゃんを玩べばその代わりにはなるのだが
最近家に来てくれない。もちろん私の欲情がばれたとかではない。ねーねーと
いつも慕ってはくれるのだが遊びに来ることが本当に少なくなった。私のマッサージを
求めることも減って、最近は脇目も振らず自宅に帰っている。
欲求不満に陥った私は自宅で慰めることが多くなった。おかずは魅ぃちゃんから失敬した
写真。幼い頃の双子の写真だった。つんとした感じで気の強そうなのが妹で
その後ろで妹の腕に隠れるようにして写っているのが姉だろうか。同じ顔をしてるので
正直どっちが姉、妹なのかわからない。気の強い妹が姉に夜這いを掛けるような
日々が過去にあったんだろうか。気の弱い魅ぃちゃんは断りきれずに体を許してしまう。
血が繋がっているのに姉妹なのに体を求め合う二人。
その双子幼女の妄想をしていたのだがやはり生身の体が欲しい。汚れの知らない
幼女が欲しい。古手梨花ちゃんが食べたい。私はあの子だけその味を知らない。
沙都子ちゃんと羽入ちゃんはいただいたがあの子だけ残している。
「梨花ちゃん……美味しいんだろうなあ」
あの黒々とした髪の毛とつるつるのお胸と少しこう……裏のありそうな性格をまるごと
いただきたい。さてあの子をどう落とそうか。のらりくらりとかわしていく悪い子だ。
そこをどう串刺しにするか。回避がうまいということはその分当たればすぐ落ちてしまう
ということだろう。強い打撃を当てれさえすれば、ころっと梨花ちゃんは寝ちゃうはずだ。
「梨花ちゃんの弱みか……」
果たして探し出すことが出来るのか……明日から梨花ちゃんの言動、注意する
必要がある。なんとかして情報を捻り出さないと。
決意してから数日が経った。結果だけを言うとまったくの手ごたえなし。彼女の
言動やしぐさなどをつぶさにチェックしているのだが結果が出ない。羽入ちゃんを
落としたときのようにお料理で釣ろうとしても
「沙都子のお料理が待っているのですよ、にぱー」
とか言ってお誘いを猫のように軽々しく避けていってしまうのだ。男関係の影も見せない。
しかもあの子はこの村の巫女様とか何とか言われて神格化されている。欲に任せて
襲ってしまうと後が恐い。確実に私は村から追い出されてしまう。つまりあの二人を
落としたときのような軽い罠は通用しない。決定的な何かが必要なのだ。
ただの幼女だと思っていたが不落の城だった。うまくいかない状況に思わず唇を噛んだ。
そんな私を尻目に梨花ちゃんたち幼女組は無邪気に戯れている。溜まった性欲を
沙都子ちゃんで晴らしたいが彼女も最近つれない。悔しい。悔しすぎる。どうして……
結局今日も収穫無し。あらかじめクッキーを焼いて誘ってみたのだがまた逃げられた。
それに加えて梨花ちゃんは私に信じられないようなことを返してきた。
「最近レナの眼が血走っているのです。こわいこわい犬さんなのです。わんわん」
くっ……見抜かれちゃったのかな……あの子は妙に勘のいいところがあるし……
冷めてしまったクッキーをかごに詰めつつ私は玄関に手をかけた。とりあえず今日は
差し入れに向かってみよう。手篭めることも忘れて梨花ちゃんとお話してみよう。
梨花ちゃんと普通に遊べるだけでも楽しいし、梨花ちゃんの言ったような血走った犬の
ままでは駄目だしね。沙都子ちゃんも一緒にいるかもしれないし。
少しの時間の後、梨花ちゃんの家に到着した。お菓子を喜んでくれるだろうか。
少しの不安を持ちながら、私は声を掛けた。
「こんにちは、梨花ちゃん」
……誰も出ない。留守なのだろうか。そう思った私は家の裏手に回った。誰かいる
気配はするのだが返事が無かった。変に思った私は窓を覗き込んだ。カーテンが
されているのだが完全に閉まっているわけではなかった。隙間から中を見る。
「梨花ちゃ…………!! 」
頭が真っ白になった。胸の鼓動が急に高まって汗が噴出してくるのがわかった。
胸に抱いたかごがするりと腕から落ちていった。だって……あの二人……が。
「あっあっ……梨花……やぁ……そんなに強く……」
「どうしたのですか沙都子? 僕は沙都子の胸の疼きを取ってあげたいだけなのですよ」
梨花ちゃんが……沙都子ちゃんの乳房に……吸い付いて……吸い付いて……た。
「だって……梨花……梨花の歯がいっぱいあたって……あう! 」
「こうですか、沙都子? これがいいのですか? んむぅ」
梨花ちゃんが……沙都子ちゃんを食べてた……あ……あんなに沙都子ちゃん
涙目になって……外に聞こえるくらい喘いでて……
「あ、あ、梨花ちゃん、沙都子ちゃん……」
幼女のレズプレイを見せ付けられ、無意識に体をまさぐっていた。右手は乳房を
左手はスカートの中に突き入れた。情事を見てまだ時間は経っていないのに
私の指先にはじゅくりとした湿り気が感じられた。インモラルで甘美な光景が
目の前で行われていて……
梨花ちゃんは沙都子ちゃんのやや後ろ後方に位置取っていた。沙都子ちゃんの体を
受け止めつつ首を伸ばして乳房に口を付けていた。一方の沙都子ちゃんは両足の間に
腕を引き入れてもじもじと揺り動かしていた。そのほっぺはピンク色に染められて
湧き出る快感を必死に耐えようとしているのが伺える。
「沙都子はいけない子なのです。ただのマッサージなのにこんなにして……」
「……り、梨花のいじわる……あぁ、梨花ぁ」
梨花ちゃんは両腕を沙都子ちゃんの脇に突き入れて、彼女の突起を玩んでいた。ぴんと
はじくごとに、沙都子ちゃんは艶かしい息を吐きながら大きく体を震わせていた。
幼女たちのうごめきに耐えられなくなった私はその場にぱたりと膝を着く。気付いた
時には地面が濡れるほどによだれを両の口から垂らしていた。
「はぁ、んぁ……沙都子ちゃんが……んんん! 」
声を漏らすわけにはいけない。左手で口元を押さえ、情事の続きを求めた。
ぐしょぐしょの私は気がつくと高速で指を秘所に出し入れしていた。
「梨花……わた……くし、もう、達してしまいそう……ですの……」
「どうして欲しいのですか沙都子? 」
終始リードしていた梨花ちゃんが口角をあげて、にっと笑みを浮かべた。
「だから……いつものように……したのほう……も」
「ふふふ、いけない子ね、沙都子は……とっても悪い子……」
したのほう? 何を……
その言葉に渇望して次の光景を待つ。
───あ、ああ、したってまさか……そっちの……
沙都子ちゃんを静かに横にさせるとそのまま彼女のタイツを下ろした。つづいてくっと
履いていた下着をずらすと……
「あっ……ひぁぁああ!! 」
沙都子ちゃんの秘所に顔をうずめた……舌を添わせたその瞬間沙都子ちゃんは腰を
ぐっと浮かして……静かになった。梨花ちゃんは舌を使って彼女をイかしたのだ。
「……んん! ……んむう!! んんん! 」
非常識な幼女の……クンニを目の当たりにした私も静かに悟られないように達した。
信じられなかった。あの二人があんな関係だったなんて。いや違う。梨花ちゃんが
沙都子ちゃんを手懐けていたなんて。しかも沙都子ちゃん私の愛撫なんかより何倍も
気持ち良さそうにしていた。大好きな妹を寝取られたような感じがして心がふわふわと
宙に浮かんでいる。
そうだったのか。沙都子ちゃんは私よりも快感を与えてくれる梨花ちゃんを選んだ。
どおりで私の誘いを断ってしまうわけだ。最近の沙都子ちゃんのつれなさをその二人の
情事から体で理解した。
「梨花ぁ……大好き……」
「沙都子……」
情事を終えた二人は愛しい恋人のように口を付け合っていた。舌を絡ませあう二人が
私の心を締め上げていく。
そんな……沙都子ちゃん……私はあなたの大好きなねーねーじゃなかったの?
心のうちが真っ黒に染まっていった。目頭が熱くなって梨花に対して濁った感情が
燃え上がるのを感じた。でも……見つけた。沙都子ちゃんを大切な妹を寝取られた
代わりに……梨花ちゃんの弱点。揺るぎも無い決定的な弱みを手に入れた。
ぱっとスカートの埃を払い、かごを拾い上げると私は静かに踵を返す。
痛恨の極みと共に得た好機だ。絶対に逃がさない。鋼鉄の決意を固め、
私は溢れる涙を拭った。
「ねえ、梨花ちゃん今日は暇でしょ? 」
「みぃ? 」
私の妹を寝取られた日から数日が経ったその日、私は梨花ちゃんを再び誘いにかけた。
「今日はね、お菓子を作って梨花ちゃんに食べてもらおうかなと思うの」
梨花ちゃんは一瞬あきれたような顔を私に見せたがすぐに笑顔を見せた。
「みー。今日は僕は夕飯当番なのです。だから駄目なのです。また今度なのです」
───その今度はいつ来るのかなぁ……梨花ちゃん。
今回もどうせ断られると分かっていた。いつもどおりのことだったから。でも
今日は違う。魔の言葉をかけてやる。この子が一番聞きたい魅惑の言葉。
「そう、残念……沙都子ちゃんも一緒に作るんだけどな」
沙都子という言葉を出した瞬間、梨花ちゃんはぴくりと体を震わせた。すうっと
私の顔を見つめてきた。
「……沙都子も来るのですか? 」
ほら、食い付いてきた。初めての食い付きの感触に思わず顔が綻ぶ。
「そうだよ。あの子、梨花ちゃんのために一生懸命頑張るんだって」
ここまで来れば、あとは押し込むだけでいいのだ。今回の梨花ちゃんは相当揺れている
はずだ。そう、この子の弱点は北条沙都子ちゃんだ。恐らくこの子は沙都子ちゃんを
愛している。性的な意味も込めて沙都子ちゃんにぞっこんってやつだ。
私と同じ感じ、この子の性的指向は女の子のはず。つまり私と同じく女の子が大好き。
しかも自分には逆らわないような従順な子を好んでいるはずだ。だから気の弱い
沙都子ちゃんを手懐けた。その梨花ちゃんにとって大事な大事な沙都子ちゃんを餌に
してやったのだ。食わないはずが無い。
「……仕方ないのです。沙都子がそこまで頑張るんだったら行くしかないのです」
今までに無い確実な感触を手に覚えた。恐らくこの子は沙都子ちゃんが自分のために
献身してくれることに内心嬉しがっているはずだ。沙都子ちゃんと仲良くなっていて
良かったと痛感する。沙都子ちゃんがいなければ一生掛かっても梨花ちゃんを
落とすことはできなかったはずだ。
「それじゃあ、今日の……」
私の妹に大きな感謝をしつつ、私は梨花ちゃんに今後の日程を告げた。
決戦はやはり私の自宅だった。事前に沙都子ちゃんを呼びお菓子作りに私たちは
励んでいた。
「梨花ちゃんは喜んでくれるかな? 」
「当然ですわねーねー。だって私たちが真心込めて作ったのですもの」
クッキーやチョコレートを盛り付けた皿を私たちは見つめた。このお菓子には薬は
盛ってはいない。薬を盛るよりも効果的な罠を私はすでに仕込んでいる。後はあの
古手梨花ちゃんを待つのみだ。やっと、ついにあの梨花ちゃんを食い物にできる。
そう思うと心がだんだんと高揚していくのが分かった。
訪問を知らせるチャイムの音が家の中に響いた。梨花ちゃんの訪問に違いない。私は
玄関を開ける。かわいいかわいい薄緑のワンピースを着た梨花ちゃんが
そこにはいた。水魚のような張りのある肌を惜しげもなく露出させていて真っ黒で
張りのある黒髪が初夏の太陽をわずかに照り返していた。胸元の部分の布はだらりと垂れ
ており、全く発育の兆しを見せていないのが分かる。梨花ちゃんよりも背の高い私は
背を伸ばせば、もう少しでその隙間から突起が覗けそう。後、少し経てば
この突起を見ることができるのだ。にぱっとしたいつも通りの
挨拶を見せた梨花ちゃんに私も微笑を返す。
「こんにちは、梨花ちゃん。さ、上がって。沙都子ちゃんも待っているから……」
「梨花! お待ちしてましたのよ! 」
梨花ちゃんの顔を見た瞬間に沙都子ちゃんは飛び上がって駆けてきた。
「沙都子、レナの家でいい子にしてましたですか? 」
「何ですの梨花? 私はねーねーに心配かけるようなお子様ではありませんわよ」
まるで中のいい恋人のようにじゃれあう二人。それを見てちくりとした何か嫉妬感の
ようなものが湧いてくる。私の沙都子ちゃんを寝取った梨花ちゃんへの嫉みが無意識に
分泌してきたのだろうか。村の守り神扱いの尊い存在でありながら裏の顔は私の妹を
寝取った卑しい幼女……沙都子ちゃんを誘惑したそのいやらしい体をもうすぐ徹底的に
調べ上げてやる……猫を被ったその本性と性感帯を暴いてやろう。
「じゃ、二人ともレナの部屋に来て。今日はいっぱい盛り上がろうね」
とっても楽しい食事会だった。最近の出来事や気になる恋の話など3人で盛り上がった。
私たちの焼いたお菓子も梨花ちゃんは絶賛してくれたようで、あっという間にお皿に
盛られていたお菓子の山は消えていった。
「やっぱりねーねーのお料理の腕は天下一品ですわね」
「沙都子の愛情も感じられてとっても良かったのです」
「もう、梨花ったら……」
この期にも及んでのろけている二人。梨花ちゃんの顔も沙都子ちゃんを相手にするとき
にはデレデレのにやけ顔になっている。この後すぐにその端正なお顔が快楽で歪むことも
知らずに。
「それじゃあ、沙都子ちゃん。そろそろいいかな? 」
「もうこんな時間なのですね。それじゃあ梨花……」
私たちはすっと立ち上がった。不思議そうな顔をした梨花ちゃんが怪訝そうに私たちを
見上げた。
「みぃ? どうかしたのですか? 」
つられて立ち上がる梨花ちゃん。逆に好都合だ。
「梨花ちゃんもさあ、同じなんでしょ? 沙都子ちゃんと」
「……えっ? ! さ、沙都子? 何をするのですか?! 」
目の前で沙都子ちゃんが梨花ちゃんを後ろから抱きとめていた。
「梨花も……最近私と同じく……」
沙都子ちゃんは梨花ちゃんの黒髪に鼻をうずめてこう囁いた。
「疼くのでしょう? ……レナさんから聞きましたわ……」
「そんな……沙都子……レナっ……」
くっと梨花ちゃんが私を見つめた。
「沙都子に何を……言ったのですか? 」
「そんな、梨花。隠さなくてもいいのでしてよ。私とねーねーがいっぱい……」
「マッサージしてあげるからね……」
不安げに抱かれた梨花ちゃんを見据えて、私は沙都子ちゃんの言葉の続きを紡いだ。
事前に私は沙都子ちゃんに話をしていた。
『梨花ちゃんも最近、痛いんだって。沙都子ちゃんと同じで体が成長痛で疼くんだって。可哀想だよね? 』
こんな感じででたらめを吹き込んでやったのだ。純真な沙都子ちゃんは私を
疑いもしなかった。そして私たちは画策したのだ。梨花ちゃんにあのマッサージを
施してやろうと……
「くぅ……ぁ……沙都子……どうして……」
「どうしてって梨花。私、ねーねーに聞きましたのよ」
後ろから立ったままで梨花ちゃんは無い胸を揉まれていた。体格は沙都子ちゃんに
劣っているので梨花ちゃんは身動きが取れない様子だった。愛しい沙都子ちゃんに
絡まれて梨花ちゃんも本望だろう。
「梨花、あなたも私と同じく胸の疼きが激しくなり始めているって……
どうしておっしゃられなかったのですの? 」
「レナ……沙都子にそんなこと……あぅ……吹き込んで……」
梨花ちゃんは艶めかしく動く沙都子ちゃんの両手を必死に押さえようとしていた。
ぎゅっと沙都子ちゃんの両手を握ってその動きを抑えようする。その様子を
嘲笑しながら、ゆっくり梨花ちゃんの耳元に顔を近づけてこう私は囁いた。
「……いいじゃない梨花ちゃん。……あなたもこうやって沙都子ちゃんに攻めて
欲しかったんでしょ? それに……」
「……ひう!! 」
一度梨花ちゃんの耳に舌を添わせて私はさらにつぶやく。
「私の大切な妹を寝取った悪い悪い黒猫ちゃんには……おしおきが必要だよね? 」
「……あ、あっあ……」
顔を桃色に染めて沙都子ちゃんの攻めにあえぐ寝取り幼女。
「この変態の泥棒猫……! よくも私の沙都子ちゃんを……二度と変な気を
起さないようにしてあげるから」
私の罵詈にぴくりと梨花ちゃんは顔を震わせた。すでに涙目になっている梨花ちゃんの
口を無理やり私は塞いだ。
「……レ……ナ、んん! ……む……」
この子にとって大事な存在である沙都子ちゃんに攻め続けられて梨花ちゃんはもう
陥落寸前だった。完璧に崩してやりたいという気持ちが私の唇と舌を動かした。
「梨花……すごいですわ。もうこんなに尖らせて……」
強引に唇を開けると私の舌と唾液をたっぷりと送り込んでやった。唇を離すと
唾液が糸を引いて私と梨花ちゃんを繋いでいた。
「ふふ……沙都子ちゃんそろそろ、梨花ちゃんにマッサージしてあげよっか?
梨花ちゃんこんなに苦しそうだしね」
「はぁ……はぁ……沙都子……お願い……やめ……んん! 」
再び私は唇を奪った。静止の言葉を吐かせないために。
「……ええ、梨花待っててくださいませ。すぐに楽にして差し上げますわ」
沙都子ちゃんは梨花ちゃんのワンピースの肩口を肌蹴させてその洗濯板を露出させた。
「いけませんわ、梨花。こんなに腫らして……」
梨花ちゃんの突起はいやらしくも張り詰めていた。少しの抵抗を見せていたが
本性はこんなものだ。ぽうっと目を垂らしている梨花ちゃんの目の前で
いつものローションの瓶を掲げてやる。
いつものローションの瓶を掲げてやる。
「見える? 梨花ちゃん。これを使ってあなたの疼きを取ってあげるから」
「……あ……あぁレナ……」
私たち姉妹はローションを手にとって少しずつ、梨花ちゃんのぺたぺたお胸に
塗りこんでいった。可哀想な位の平坦なお胸。本当にこの子は情欲を湧き出させてくれる。
「うぁ……ううぁ……沙都子……駄目……」
着崩れを起こしている梨花ちゃんのワンピースに垂れたローションが染みを作って
いく。私たちはそんなことには構わずにどんどん塗りこんでいく。
「すごいね……沙都子ちゃん。梨花ちゃんもうこんなにしちゃってる」
私は張り詰めた梨花ちゃんの突起をぴんと弾いた。目を必死に瞑って梨花ちゃんは
耐えているようだったのだが、体はやはり正直だ。くぐもった吐息と共に梨花ちゃんは
体をくねらせた。
「かわいそうな梨花……でも心配しなくてもよろしいですわ」
そう言うと、梨花ちゃんの後ろにいた沙都子ちゃんは再び両手を使って揉みしだき
始めた。といっても梨花ちゃんには膨らみが皆無なので突起を中心にいじられてしまう。
「んはぁ……沙都子……もう……いやなの……です」
ふふ、よかったじゃない梨花ちゃん。愛しい沙都子ちゃんから犯されちゃってさ。
あなたもこれを望んでいたんでしょ?
ほくそ笑んだ私は沙都子ちゃんの激しい愛撫を見届けると、梨花ちゃんのスカートの
中に手を差し入れた。指先に布の引っ掛かりを感じた私はそのまますっと引き下ろす。
「! レナ、そ、そこは嫌なのです! 」
両足を揺り動かして抵抗を行うが所詮は幼女。そのまま下着を奪い取った。
そのままぽいっと投げ捨てると私は徐々にスカートを捲くり上げていった。
「どうして……こんなことをするのですかレナ? ぼ、僕は何もしていないのに……」
涙で真っ赤に目を腫らした梨花ちゃんは私に問いかけてきた。
「……何を寝ぼけたことを言っているのかな? 沙都子ちゃんを私から奪ったくせに……」
「……え」
「レナは全部知っているんだよ……梨花ちゃんが沙都子ちゃんを誘惑して寝取ったことも
……あなたは巫女なんかじゃなくてただの……」
この期に及んで猫を被る梨花ちゃんに私は心底むかつきを感じた。
「レズ幼女だってことをね……でしょ? 古手神社の梨花ちゃま……? 」
「う……あぅ」
あーあ、泣いちゃった。でもいいだろう。それを越える快楽で塗りこめていけば
いいのだから。
ぱっと私はスカートの中に顔を突っ込んだ。目の前には無毛の下半身があった。
躊躇などせず寝取り幼女の下半身の芯に舌を添わした。
「ひぁう!! だ……め」
そのまま食いつくようにして梨花ちゃんの突起を攻め上げていく。ぬるぬるとした
愛液が私の唇の中に入っていく。幼女特有のあの少しのおしっこ臭さを、私が渇望
しているその芳しい臭いに心が満たされていく。
「はぅ……良いよぅ梨花ちゃん。もっと懺悔していっぱいいっぱい出してね……」
「あっ! あっ! いやぁ……そ、そんなにしたら……! 僕…僕! 」
クリトリスを舌で摘み取ってあげるごとに、このレズ巫女は大きな嬌声を放った。
「いいですわね……梨花。ねーねーのお口のマッサージは最高でございましょう? 」
反対側で沙都子ちゃんが言った。スカートの中に頭を突っ込んでいるため様子は
伺えないが経験の少ない沙都子ちゃんのことだ。結構強引にいじりまくっているの
だろう。
「レナぁ……ごめんなさいなのです……! 僕が、あぅ! 僕が悪い猫さんだったんなら
謝りますから……! やぁ……もう……とめて……」
「梨花はなにも悪くないのですわよ……私たちに身を任せてくださいませ……」
遅すぎる謝罪を私たちは軽く流した。梨花ちゃんの両足はがくがくと仔馬のように
快楽に震えていた。そろそろ彼女も限界なのだろう。
「いいよ、梨花ちゃん、イかして欲しくて謝っているんでしょ? そんなにイきたいの
ならイかしてあげるね……」
私は口内で舌を尖らせ、ずぶりと梨花ちゃんの秘所に突き刺してやった。同時に
人差し指でぴんぴんと突起を強めに弾いた。
「やぁ! レナ! ごめんなさ……あっ!!!! ……ぅぁ」
一瞬、爪先立ちになってふるっと体を振るわせた梨花ちゃんはそのまま私に覆い被さる
ようにして意識を手放した。
「梨花? 」
「ふふふ、失神するほど良かったんだね……梨花ちゃん」
ローションで照らされた乳首を惜しげもなく露出させた梨花ちゃんは顔を紅潮させて
私に抱き留められていた。
「みぃ……沙都子? レナ? 」
あ、やっと目覚めたようだ。結構長い時間、お眠りしていた梨花ちゃんはくっと目を
見開いた。梨花ちゃんの唇が震えを増していった。
「……! 沙都子……」
「ああ……ねーねー! もっとクリクリしてくださいませぇ! 」
「いけない子ね……ここがいいのかな? 」
私は梨花ちゃんが起きるのを見計らって沙都子ちゃんを愛でていた。沙都子ちゃんの
下着の中に手を突っ込んでその突起を玩んでやっていた。見せ付けるようにして
沙都子ちゃんのよがりを聞かせる。
「いや……沙都子……」
この行為はやっておかなくてはならなかった。沙都子ちゃんを梨花ちゃんから
取り戻したという印を梨花ちゃんの心に刻み付けなくてはならない。
困惑を隠せない梨花ちゃんの前で私は沙都子ちゃんの唇を奪った。
「んん……ねーねーぇ……大好き……愛してますわ……」
数日が経った。昭和58年の綿流しの祭りがすぐそこまでに迫っていた。
ロリ組全員を食べた私はもうすぐやってくる祭りと夏休みに思いを馳せていた。
この夏休みを使ってロリ組と海に行って、花火をして、お祭りに行って……
浴衣で戯れるかぁいい幼女たち。そして夏の熱気に当てられて火照った幼女の体の
熱さを舌で舐め取っていく……
───ふふ、何、どうしたの?
私の小指をくいくいっと引っ張られた。真っ黒の長い髪の毛を携えた小さな
かぁいい幼女が私のそばにいた。膝立ちになって私はその子と視線の高さを合わせる。
「……レナ……僕、最近お祭りの演舞の練習でいっぱいいっぱいなのです。……また
レナに……レナに」
あははは……ふふふ
「口でしてもらいたいのです……お願いなのです……」
この子も手懐けちゃったし……もう恐いものは何も無いかな……
綿流しの祭りがもう近い。祭りを終えて少し経てば夏の、快楽に塗られた良き日々が
手に入るだろう。去年のお祭りは崇りかなんだかであまり楽しむことはできなかった。
でもそんなのは偶然の産物。私たちには関係ないことだ。まぁ、それが今年起きた
としても、私たちが巻き込まれるような大げさな事態にはならないよ。
「……今日はどこが疼いちゃったのかな? かな? それじゃあイこうか……
梨花ちゃん。」
ほっぺを桃色に染めた梨花ちゃんに手を私は優しく握り締めた。
「はいなのです…………………………どうせ、もうすぐ終わってしまうのですから……」
fin
以上です。
保管庫の作品の補足、校閲をしていただいた方ありがとうございました。
とても励みになります。
ありがとうございました。
370 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 20:38:21 ID:kzHVYLe7
>>369 GJ!
梨花もエロいな
そしてレナがやはり腹黒すぎるw
>>357 GJ過ぎて気絶しそうです
レナ×沙都子×梨花……なんという新ジャンル
>>369 GJGJGJ!
ちょうど今日レナ×梨花の夢を見たから嬉しかったw
あえて黒梨花にならないのもよかったぜ
ドSなレナ様ハァハァ
圭一のキャラが最高!
運命どころか金魚すくいの網も打ち破れなさそうな
駄目っぽさがいい
GJ!
レナ様えろすぎるw
こう黒いと逆に犯されてるとこも見てみたい気がする
376 :
刑:2008/03/23(日) 08:56:32 ID:asY5hnl1
初心者ですが、投下してみます…
詩音、沙都子で暗め
ばあさんとおっさんは存在消去してます。
377 :
刑:2008/03/23(日) 09:18:25 ID:asY5hnl1
雛見沢村の長い歴史の中、オヤシロさま信仰の影で暗躍し、次第にその権力を高めていったのが、園崎家だった。
園崎家にはある秘密があり、それは代々園崎家の名を継ぐ者たちへと脈脈と受け継がれた。そして今、次期頭首の園崎魅音がその闇を背負う時がやってきた。
魅音は私の双子の姉だった。双子が生まれた場合、取り決めとしてどちらか一方が頭首の証である「鬼」の文字を名前に継ぎ、もう片方は本家を追われ村を出てゆくことになっている。
そして私はしきたりに則り村を去った。魅音に頭首という重責を押し付けてたことに些かの心苦しさを覚えたが、暗い歴史を持つ本家から離れることができ、気は楽になった。
だから私は村で園崎家が何をしようが無関心でいられた。
…悟史君が失踪するまでは。
378 :
刑:2008/03/23(日) 09:37:15 ID:asY5hnl1
悟史君の失踪に園崎が絡んでいるのは明らかだった。そして魅音も…。
私はすぐ行動に移した。
園崎が抱える秘密の一つ、拷問部屋。
オヤシロさま信仰に仇なす者が連れて行かれるこの世の地獄は、園崎家の秘密の洞窟の中で誰にも知られる事無く存在した。
ひょんなことからその存在を知った私は、園崎を始め御三家、そして悟史君に依存し追い詰めた沙都子へと制裁を加えるため、ここを利用することにした。
園崎の拷問部屋の実体、それは性調教の為の場だった。
綿流しの伝統に端を発し、オヤシロさまを貶め村の結束を乱した者はここで自我が崩壊するまで苛烈な性調教を受け、その後園崎の性奴となり一生その身を捧げる。
私の復讐は姉の魅音を犯すことから始まり、そして現頭首で実の母の蒐、御三家である古手家の梨花を次々手に掛けた。
最後が、悟史君を精神的に追い詰めた元凶、沙都子の番だった。こいつを犯せば私の復讐は完結する。
「この……鬼畜っ…!」
沙都子は人型に切り出した木板に全裸で両手両足を縛られ身動きできない。隣で血を滲ませ、繋がれて気絶している蒐を見て吐き捨てた。
私は恐怖で染まった沙都子の顔を堪能し、それからゆっくりと沙都子の毛の生えていないアソコへ指を這わせた。
「あっ、ひぁ…!」
「やめてっ!詩音…!」
牢に拘束している魅音が叫んだ。
「聡司君の時はそんな風に言わなかったのに?
はっ、可笑しいわね…それとも、それはお姉ぇが同性愛者だから?
知ってるよ、私のことずっと嫌らしい目で見てたでしょう…実の妹に性妄想するなんて、お姉ぇは変態だね…」
「違う!…そ、そんな…こと……うぅ…」
379 :
刑:2008/03/23(日) 09:41:25 ID:asY5hnl1
言いながら撫で続けた沙都子の割れ目からは、ぽたぽたと滴が滴っていた。
「あんたが悟史君にどれだけ負担を掛けていたか、分かる?」
私が陰唇の内側に指を侵入させると、沙都子は拘束具をガチャガチャ鳴らしもがき、初めての感覚に怯えた。
「あっ!や、いやぁっ…!」
くちゅくちゅと卑猥な音がわざと大きく聞こえるように触ってやると、沙都子は目に涙を浮かべ顔を真っ赤にして、いやいやするように頭を振った。
拒絶する態度とは裏腹に体は正直なもので、沙都子の膣口からはとろりとした粘液が溢れだしているのだ。そんな沙都子の痴態は私を興奮させ満足させた。
指で掬った愛液を沙都子の目前に持っていき、糸を引いて見せると顔を背けたので、顎を掴み無理矢理正面を向かせ口に指を突っ込んだ。
「もがっ…んぐ……んっ、ぅえぇ…」
「ふふ…お味はどう?お前の体はこんなにいやらしいのよ。ほら、どんどん溢れてくる…」
人指し指を膣口に当てがい、狭い入り口を徐徐に押し広げゆっくり中へ沈ませた。肉壁が異物感に反応してみしみし締め付け、沙都子はびくっと震え苦痛の表情を浮かべた。
「あっ!いっ!痛いぃ!!」
私は沙都子の苦しむ姿に充足感を感じながら、ゆっくり指を上下させた。
380 :
刑:2008/03/23(日) 09:43:01 ID:asY5hnl1
「あぁっ!やぁっ!あん!…にぃにぃっ…うぅぅ…」
私が指を引く度、熱くなった膣内からはぐちゅぐちゅと液が掻き出され沙都子の太股に垂れた。
拘束具の金具をガチガチ鳴らし、なんとか足掻こうとする沙都子の腰の動きは私を興奮させるばかりだった。
「やっ!いやぁ!あっ!あんっ!んうぅっ!んあっ!」
指の動きと共に嬌声も激しさと艶めきを増し、私の指が膣を突き上げる度沙都子はいやらしく鳴いた。
処女膜が破け沙都子のアソコから鮮血が流れ落ち、指を引き抜いた。
「あ゙ぁあ!!痛い、痛いぃぃ!うぅぅ……はぁー、はぁーっ…」
「詩音…!お願い…もう、やめて……」
「はぁ?どの口がそれを言う訳!?」
「お願い……何でもしますから…どうか……」
「そうね、じゃあ『私は妹の妄想でおま○こを濡らすいやらしい女です。どうか私のおま○こぐちょぐちょに掻き回してください』って千回言ったらやめてあげる…」
「…私は妹の妄想でおま○こを濡らすいやらしい女です。どうか私のおま○こぐちょぐちょに掻き回してください……私は妹の妄想でおま○こを濡らすいやらしい女です……」
泣きながら繰り返す魅音は、唾液と涙で床を汚した。
381 :
刑:2008/03/23(日) 09:45:35 ID:asY5hnl1
「沙都子、気分はどう?苦しいでしょう?でもね、悟史君の受けた苦しみはこんなものじゃないの…!
だからお前に泣く資格なんて無いのよ!」
「…もう、泣かないのですわ……確かに、私はにぃにぃに依存して、追い詰めてしまったかもしれませんわ。
…でも、これからは違いますのよ…泣かないで強くなって、にぃにぃが帰ってきたら強くなった私を見てもらうんですの……」
「悟史君が…?帰ってくるって?…あはははははっ!あんた馬鹿ぁ!?聡司君はね、もう帰ってこないの!!」
「嘘ですわ!にぃにぃは帰ってきますのよ……っ!…」
頬を平手で打って黙らせ、沙都子の桜色の両乳首に器具を取りつけると、沙都子の表情がまた恐怖に染まった。
「な、何をする気ですの…?」
「リモート式のバイブ…スイッチを入れれば、ほら…」
乳首についている器具が振動し始め、僅かにふくらんだ沙都子の双丘がぷるぷると波打った。
「んっ…あぁっ!…やんっ!やぁっ!…はあぁぁ…!」
声を殺すことも出来ず、沙都子は切ない表情で頬を染め唾液を垂らし甘い息を吐いた。足元に血と汗と唾液と膣液が混ざり溜る。
382 :
刑:2008/03/23(日) 09:48:01 ID:asY5hnl1
沙都子の股間に手を伸ばすと、膣口から一気に指を二本突っ込み出し入れした。
乳首への刺激だけで感じ、アソコは既に潤滑液でぬるぬるになっており、指は難無く中に入っていった。
「お前さえ…お前さえいなければっ!」
「んあぁ!や、あぁんっ!!あんっ!…あ、あぁっ!…きもち、いっ…!…ですわぁっ!!」
異物感に慣れ苦痛は快楽に変わり、沙都子の膣は私の指を根元まで飲み込んだ。
指を小刻みに動かすと、ぐちゅぐちゅと淫音が拷問部屋中に響き沙都子は腰を振り始め、私の指は益々速なる。
沙都子の淫靡な姿と声に、一瞬復讐心を忘れ欲望のまま手を動かし続けた。人指し指と中指で膣内を掻き回し、親指では勃起した小さな陰核をぐにっと潰した。
「いけっ!いけっ!いってしまえっ…!!」
「詩音っ!やめて!やめてぇ!!」
「はああんっ!!…はっ、はあぁっ!!んっ!!…あ、あ、あっ、ああっ!ぃああぁあぁああ!!」
沙都子は絶頂を迎え何度かびくっと痙攣すると、ぴゅっと潮を吹き涙を流しながら頭をがくりと垂らた。
感度が最大になった頃を見計らい、その後も何度も犯して沙都子の体内から水分を絞りだした。
遂にやりとげた。みんな復讐してやった。…やったよ悟史君。ぜんぶできたよ…
383 :
刑:2008/03/23(日) 09:49:53 ID:asY5hnl1
以上です…お目汚し失礼しますた(´・ω・)
GJ!
詩音→沙都子のダーク系って久しぶりに見た気がする
また思いついたら投下してください
あとばあさん消してくれてよかったw
>>376 じいさんもいなくて良かったwww
茜と魅音と梨花を制裁する(性的な意味で)詩音に妄想が止まりません
グッジョブ。また二回目三回目の投下も待ってます。
普通ひぐらし本編で抜くよね?
何回か悟史の泣き顔で抜いたなぁ
俺は幼女双子の気の強いほうが気の弱い片割れに
対して興味本位で性の遊びを行うというシーンがあれば抜くんだけどな
l
l ∧∧
l / 漢 \ 非暴力と無抵抗が 我輩の支配に不可欠アル
l ( `ハ´ ) _
l(m9 ) 「] ̄]]‐┘ 小日本は 我輩が占領に行くまで
_「l,-------、─--≧「「 ̄l
「エエエo ─-、_二二__ _二 ̄ ̄`-、_ _ _ 憲法9条を大切にしておくヨロシ
Lエエ88 l ★ 「l ( ( ̄( ̄( ((_(_(二(:::)
___  ̄7'´_ __l___, -'_ ` ̄_ ̄l  ̄` ̄」__
l´ l_lil_l  ̄l``┬-、二二二_ ̄、三三三三三>─ 、 ̄ニ─-、_
/| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ「Ol`ー=三-'´ 「Ol、ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
ヽ| | | | | | | 〉───‐' 、__宀──宀 __,≦´───‐'
ヾl旦l旦l旦l旦l旦l旦l__/7圭圭圭l!  ̄ ̄ / 蔵\  ̄  ̄ /::7/ 蔵\
l!:::|/ 蔵\|||l:::7亙亙亙/ 蔵\(´Д`;)_/ 蔵\(;´Д`)
ヾ::ヾ( ´Д`;)/ 蔵\/ 蔵\ (´Д`;)(_つノノl|つ(´Д`;)(つノノl|つ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
>>388 だよな?いいよな?どうだった?気分はどうだった?よかった?
392 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 09:55:34 ID:Ubqw4jQP
>>389 俺も
姉が妹で性妄想したり復讐で犯されたりするのもあればなおよし
女キャラが悟史を虐める(性的な意味で)所を妄想なら幾度なく
394 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 13:58:03 ID:henhGgpd
お前ら悟史大好きだなw
>>357 腹黒ドSレナ様もいいけど
やっぱり俺は純愛な圭レナが一番好きだな…
GJ
>>389 押しに負けて許しちゃう気の弱い方とその気質を分かってて弄んじゃう気の強い方ですね
レナの妄想の幼女双子にハァハァが収まらん。さすがレナ様は分かってらっしゃる
たしかにレナ様の妄想は萌え過ぎたw
年少組に夢中なレナ様、姉妹で愛し合う双子詩魅、
レズ巫女梨花ちゃま、疑うことを知らない沙都子、エロ神羽入…
何という百合の桃源郷
きめぇw
ここにいる時点で皆大して変わらない思うが敢えて言わせてもらう
きめぇwww
ありがとう
最高の褒め言葉だ
ですよねー
妄想することがどうして気持ち悪いのか、いや気持ち悪くない
ということで幼女双子の秘め事のSSをきぼんぬ
じゃあ俺はいつもレナ詩音梨花のS組に攻められるのが悔しくて
反撃に出るべく性的な意味で特訓し合う魅音と沙都子を妄想するよ
変態レナ終わってしまったし・・
次はヤンデレレナの続きが待ち遠しい
>>402 全ては妄想から始まりますからね
同じく幼女双子希望
それもこれも妄想逞しいレナ様のせいだ責任取りなさい全く
レナママは激しくエロかった。
俺もレナのおぱーいにしゃぶりつきたいぜ
純愛圭レナ投下待ちな俺
そろそろ圭魅が読みたい俺
つまりまとめると…
年少組に夢中なロリコンレナ様と
妹(…姉?)に首ったけなシスコン魅ぃ
両方美味しく喰ってしまう圭一
こうですか、わかりまry ><
>>410 いいえ、梨花沙都の百合に乱入するKが見たいのです
年長組百合の燃料が枯渇気味ですんね
てめぇでやれよ
大石×富竹
俺も圭魅読みたい
最近圭魅の投下無くて寂しい('・ω・`)
416 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/26(水) 00:12:46 ID:cPTns6cc
きめぇ
うみねこ投下全然無いな。もう2話も出たのに
420 :
刑:2008/03/26(水) 08:40:12 ID:iNC7OJoQ
投下します…
圭一と部活メンバー(魅音、レナ、梨花、沙都子)
421 :
刑:2008/03/26(水) 08:41:23 ID:iNC7OJoQ
『竿回し編』
「だー!また負けたぁ!」
俺は持っていたトランプを放り投げた。
「無様ですわね、圭一さん」
「圭一君、弱いね〜」
「よし、じゃあ圭ちゃん罰ゲーム!」
すっかりお馴染になってしまった罰ゲームに、俺は溜め息をついた。
何か罰ゲームが日毎過激になってる気がするのだ。
さて、今日はどんな罰ゲームなのやら…
「じゃ、圭ちゃん。ズボン脱いで」
「へ?」
おいおい…詰まらん冗談はよしてくれ。…え、本気…?
「今度はこれにしようって、皆で決めたんだよ。ねー♪」
ちょっと待て、その皆ってのに俺は含まれているのか?
「圭一には拒否する権利はないのですよ。罰ですから」
拒否権くらい認めてくれてもいいだろう。せめて弁護士を付けさせてくれ。そうだな、大石さんで手を打とう。
「往生際が悪いですのよ!」
魅音とレナに両腕を押さえられ、身動きできない。沙都子がズボンを下ろしにかかる。
分かった、すまん俺が悪かった、ごめん、だから許して…それだけは…
謝罪も虚しくズボンと下着が一気に下ろされ、俺はこのまま外に出たら間違いなく白黒の車に連れていかれそうな格好になった。
「さぁ、まずはわたくしですわね」
422 :
刑:2008/03/26(水) 08:51:23 ID:iNC7OJoQ
沙都子が俺のアレの前で屈んだ。見る見る大きくなる俺のマグナム。
沙都子の小さな手がそれを鷲掴み、動かした。そうなるともう俺は快楽に身を任せるしかなかった。
「…ふふ、圭一さん以外と大きいんですのね」
「…うあ…」
「直ぐにいかせてあげますわ…」
速くなったかと思えば、ゆっくり焦らすように動かしたり、我慢汁でびちょびちょの亀頭を指でくりっと弄ったり、何かすごく上手だった。
限界が来た俺はそのまま出してしまった。
沙都子の顔面に精液が放たれる。
「うっ…」
「ふぁ!…あぁ…熱いですわぁ…!」
指で掬って口に含み、沙都子が言った。
「次は僕なのですよ〜」
ぐったりと垂れたアレがまた大きくなり始めると、今度は梨花ちゃんがそれの前に屈んだ。
「圭一のおちんちん、元気元気、なのです〜僕がお口でしてあげますよ〜」
ナニを掴み、小さな口一杯に頬張った。先端の方しか口に入らない。残りは両手で動かしている。
舌で舐めたり、吸ったりしながら頭を振っている梨花ちゃん。時々歯で刺激したり口を離して舌先で亀頭をつついたり、これもまたすごく上手だった。
臨界点を突破した俺は、マグナムから白濁した弾丸を梨花ちゃんの口内に発射した。
「んむ…んんぅっ…!」
「うあっ」
ぷはっ、と口を離すと、その唇とアレの間に粘液が糸を引いた。
梨花ちゃんはごくりと精飲し、唇に付いた物をぺろりと舐めると、俺の耳元で囁いた。
「…はぁ…美味しかったわ、坊や…」
423 :
刑:2008/03/26(水) 08:52:52 ID:iNC7OJoQ
「次、あたしの番っ!」
俺は椅子に座らされ、魅音が前に出た。沙都子が代わりに俺を拘束する。大丈夫、逃げる気力なんて無いから。
魅音が服を脱ぎ出した。下着をはずし放り投げ、上半身裸になる。また勃起した。
魅音の胸は…脱ぐと分かるが、かなりでかかった。
俺は股をぐっと広げられ、その間に魅音が入ってきた。
「さぁ、圭ちゃん、気持よくしてあげる…」
魅音が見上げてくる。すでに勃起して尖った乳首がエロい。
ふっくらとした双丘が、俺のナニを挟み、そのまま上下に振る。魅音が垂らした唾液が滑りを良くした。
魅音の体が揺れる度、ふわっと浮く髪からいい香りがする。
「はっ…は、あっ、圭ちゃんっ!ふぁっ!…顔に、出してっ、いいよっ…んん!」
言われずともそうなってしまう。谷間に出たり入ったりするムスコを見ていたら、もう限界だった。
「ぐっ…」
「んんっ!…あぁん…ぁ…圭ちゃん…熱いよぉ…」
乳に挟まれナニが上を向いたまま、魅音の顔面へ精子を浴びせた。胸も顔もベトベトにしてしまった。
「…圭ちゃん、ごちそうさまっ!」
顔を拭って、俺に笑い掛けた。
俺は変にテンションが高くなっていた。罰ゲーム・ハイ。
さぁ、次は何だ?かかってこいや。
「次はわたしだね」
424 :
刑:2008/03/26(水) 08:54:01 ID:iNC7OJoQ
俺は床に仰向けで寝かせられた。両手足は未だ拘束されている。両手を押さえる魅音はまだ裸で、俺の目の前にけしからん乳が垂れ下がる。いい眺めだ。また勃起した。
レナはスカートを穿いたまま下着だけをずり下げた。
スカートをたくし上げ、薄毛のアソコを指差す。
「圭一君、また元気になったね。レナのココ、欲しいのかな?かな?」
御託はいい。とっとと始めようぜ。早く解放してほしいんだよ。
内心、ちょっと楽しみだったが。レナは処女なのかな?かな?
レナは俺に跨がると、俺のナニを掴み下の口に当てがい、一気に沈み込ませた。
「…あ…はぁっ…!」
「ぐう…!」
結構きつい、が、処女ではないな。
「圭一君の…おっきいよ…かぁいい…」
レナはゆっくり動き始めた。少し浮いては、座って奥まで突き込む。
「…はう…あっ……ん……んっ…んぁっ…!」
俺のはそんなにいいのか、声を殺しきれない様子だった。
「あぁん…圭一君の、おっきくて…ぁっ…太くて…っ!…あんっ!…いいのぉっ!」
レナが腰を激しく降り始めた。
レナはスカートを両手で捲りながら跳ねるので、接合部からカウパー液と愛液が混ざった物がぐぷぐぷと流れるのが丸見えだった。
425 :
刑:2008/03/26(水) 08:55:23 ID:iNC7OJoQ
「はぁっ、はぁっ!気持ち、いいぃっ!…んん!…い、いっちゃうぅぅ!」
レナも限界っぽいが、俺ももうやばい。
「レナどけっ!出るぞ…!」
「んあっ!はぁっ!わ、わたしもっ…も…いっちゃ…うぅっ!…はあぁっ!…このままっ!このままだしてっ!はあぁん!」
神様すみません。これは罰ゲームなんです。だから許して…
そして、レナの膣へとぶちまけた。
「うっ!レナっ…」
「あぁっ!熱いよぉっ!圭一君んん!中にっ、中にっ熱いのぉっ!あ、あぁあああああっ!!」
直ぐにレナもイった。
レナは後ろに反り返り、すぐに倒れそうになったが、俺の両足を押さえていた梨花ちゃんと沙都子が体を支えていた。
「レナさん、気持ち良さそうですわぁ」
「いっぱい、いっぱい出たのです〜」
「はいっ、皆お疲れ!じゃあ帰ろうか!」
やっと終わった…
帰り道、女子四人が談笑する中、俺は一人げっそりやつれ後方を歩いていた。
「じゃあね!圭ちゃん、またやろうね!」
「圭一さん、今度はわたくしも気持ちよくしてくださいませ」
「僕もしてほしいのです〜」
「圭一君、いっぱいくれてありがとう♪またね!」
俺は引きつった笑顔で手を降っていた。
それから一週間はオナニーを控えた。
426 :
刑:2008/03/26(水) 08:56:59 ID:iNC7OJoQ
以上です…
何かあったらお願いします…
うあ、上げちまった…すませんorz
嫌いじゃないよ。
魅音挿入とレナ処女あったなら神だった
あと刑ってのはコテハンかい?
430 :
刑:2008/03/26(水) 12:31:33 ID:iNC7OJoQ
はい
このスレでは、投下時のみこの名前名乗ってます。
沙都子の時のと今のと作品名かと勘違い出来そうだったから一応聞いたんだw
まとめるときなんかアレだしな
投下します。
カップリング:圭一×レナ
予定消費レス数:11
「ただいまー。頼まれた物買ってきたぜー」
俺は買い物袋を玄関の上に置き、家の中へとあがった。
やれやれ、これでようやくこの重たい荷物から解放されるぜ。
「あ、圭一君おかえり〜」
……へ? この声って??
家の奥から、ぱたぱたと足音が近づいてくる。
「れ……レナっ!? おま……どうして俺の家にっ!?」
玄関に俺の驚いた声が響く。
そう、台所から俺の目の前に現れたのは紛れもないレナだった。
「うん。圭一君のお母さんにね。頼まれたんだよ。だよ。急に圭一君のお父さんと一緒に東京に行くことになったから、今日の夕食を作って欲しいって」
「ええっ!? マジかよ? だって俺がお使いを頼まれたのってほんの一時間ほど前だぜ? そんな様子全然無かったしよ」
「う〜ん、レナにもよく分からないけど……昨日出したはずの荷物の一部を出し忘れていたみたい。それで、大至急それを届けないといけないみたいなこと言ってた。明日の夕方には帰るみたいだよ」
「ははあ。…………それでお袋の奴、レナに電話したという訳か。別に一日くらい、菓子パンとかインスタントで何とかするってのに。レナの都合も考えろよな、まったく」
それでなくとも、うちの両親はレナに頼りすぎというか……そんな気がするというのに。
「あはははは。レナのことなら全然気にしなくていいよ。代わりに圭一君を好きにしていいって言ってくれたしね」
「何いっ!? 実の息子を売ったのかよお袋っ!? レナに好き勝手される? ……レナがその欲望に流されるまま……俺の若い体を思う様に……貪るように、弄んで……はぁはぁ☆ じゃない……とにかく、俺のことをなんだと思ってるんだよお袋おおぉぉ〜〜っ!?」
俺は思わず頭を抱えた。
「あははは、覚悟してね☆ 圭一君☆」
……うあ、何だか嫌な汗が流れるなあ。冗談抜きにしてどんな目に遭わせる気なんだレナ?
しかしそれはそれとして……。
俺はレナの格好をまじまじと見る……というか、見てしまう。
「なあレナ? ひょっとして家に帰ってすぐに俺の家に来たのか?」
「うん。電話をもらったのがそれくらいだったんだけど、圭一君のお母さんに急いで来て欲しいって言われたから……」
「なるほど、それで制服なのか」
律儀なレナらしいといえばレナらしいかも知れない。
きっとお袋の慌てた声につられてレナも慌てて家を飛び出し、そしてその結果……セーラー服の上にエプロンなんてナチュラルな萌えコスチュームになっているという訳か。お袋……GJ。
いや、セーラー服の上にエプロンって萌えだよな? なんかこう、幼妻というか若奥様みたいで……その上の白のふりふりが付いたエプロンがまた男心をくすぐるというか……。それともそんなこと考えるのって俺だけか?
そんでもって――
「お帰りなさい圭一君。ご飯にする? お風呂にする? それとも……レナ……かな? かな?」
とか言われようものなら、俺は理性を保てるか自信がありませ……って、あれ? なんだかレナの声がやけにリアルに聞こえてきたような??
思わずレナを見返す俺。
そして、くすくす笑いながら俺を見るレナ。その顔は少し赤い。
見つめ合う俺達。
「なあレナ? ひょっとしてまた俺……」
「うん、口に出していたんだよ。だよ」
それを聞いた瞬間、俺の顔が一気に赤くなるのを自覚する。
「レナにする? 圭一君?」
「いえ。……ごめんなさい。思わず口が滑りました。許して下さい」
微笑むレナに、俺はぺこぺこと頭を下げた。
……まあ、正直言うと本気でその申し出に乗ってしまいたかったけどよ……。
【TIPS:Kの妄想劇場(台所編)】
軽快な音を立てて、レナの使う包丁の音が台所に響く。
セーラー服にエプロンという格好で、レナが台所に立っている。
俺はそんな光景を眺めて……背後からゆっくりと彼女に近づいた。
「あ、圭一君? もうちょっと待っててね。すぐに出来るから」
俺の気配に気づいたのか、振り返らずに、明るい声でレナがそう言ってくる。
それは――このシチュエーションは、どうにも形容しがたいほどに、彼女を愛おしいと感じさせた。
そして、その愛おしいと思うと同時に湧き上がってくる表裏一体の感情は……嗚呼、もうダメだ……。とてもこれ以上は我慢できそうにない。
「はぅっ!? けっ……圭一……君?」
元々、全く下心がなかった訳じゃない。ただもう、欲望を抑えることが出来なくなっただけだ。
だから俺は、レナを背後から抱きしめた。
「……あ、あのね。圭一君……そんな……とこ…………触っちゃ……だめ……なんだよ。だよ」
それも、ただ普通に抱きしめるんじゃない。欲情に任せて右手をレナの乳房の上に置き、そして左手をレナの股の間に差し入れる。
「じょ……冗談なら、止めてよ圭一君。レナ……ご飯、作れなく…………なっちゃうよぅ」
両腿にきゅっと力を込め、そして脇を締めてレナが身悶えする。
けれど俺はレナの抗議の声に構わず、レナの体を弄ぶ。あまつさえ、固く膨らんだ自分自身をレナのお尻の上に擦り付ける。
ただただ、腕の中のレナの温もりや柔らかさがどうしようもなく愛おしくて……。
「ごめんレナ。……冗談じゃ……ねぇんだよ。俺はレナのこと、本気で……」
“本気で好きなんだ”
“本気で犯したいんだ”
その止められない感情を口に出すことは出来なかった。
「圭一……くぅんっ!?」
俺の欲望は止まることを知らず、俺はレナの体に直に触れようと……今度はエプロンの上からじゃない、その隙間からセーラー服の間に手を入れ、そしてブラウスのボタンを……。
左手もレナのスカート越しじゃなく、腰から直接突っ込んでいく。
「やだ……。やめてよ圭一君。そんなところ……触らないでよ。は……恥ずかしいんだよ。はぁ……んんっ。それも、こんなところで……」
けれでも俺はあくまでも強引に、そして執拗にレナの胸を……秘部をまさぐり続ける。それぞれの指から伝わるレナの柔らかい感触が、ますます俺の欲望を加速させていく。
レナの声に甘いものが混じっているのも、さらに俺の欲情を刺激する。
「レナ……レナ……」
我知らず、俺はレナの名前を呼び続ける。
「ダメ……。なんだよ。だってそれ以上は…………レナは……あぁっ!」
やがてレナは小さく達したのか、俺の腕の中で身震いした。
荒く息を吐くレナ。
そしてレナ以上に荒い息の俺。
左手を秘部から抜いてみると、その先に粘っこい物がまとわりついていた。
その意味を理解するよりも早く、俺は次の行動に移っていく。
「圭一君っ!? やっ…………そんな……こと……」
しかし、そう言いながらもレナも本気で抵抗はしてこない。口ではやめて欲しいと言いながらも、その実、心の底では期待している……?
俺は右手をレナの胸から離し、そしてズボンのベルトを外して怒張を取り出す。
「レナ。…………いくぜ?」
レナは答えない。
けれど、数秒の沈黙の後…………こくりと、小さく頷いた。
その直後、俺は数瞬すら惜しんでレナのスカートを捲り上げ、パンティを下ろし、レナの秘部を怒張で貫いていった。
「あっ…………はぁっ……ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
俺の目の前で、再びレナが身を震わせる。
レナの小さな入り口に、俺自身が挿入されていく感触は堪らなく心地よくて……。
「お願い圭一君……優しく……して」
その上、そんなレナのか細い声が堪らなく愛おしくて、そのくせそれは俺の欲情を煽り立ててきて……。
俺はなるべくレナに負担が掛からないように気を遣いながらも、夢中で腰を振り――
「圭一君。ご飯出来たんだよ。だよ」
のあああああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜っ!!??
不意に居間に響いたレナの声に、俺は心の中で絶叫した。
「……?? どうかしたの圭一君? そんなに驚いた顔して」
「え!? あ、ああ……いや、別に何でもない。予想よりも随分と早く出来たから、ちょっと驚いただけだって」
「そうなの? まあいいけど。でも、もうご飯出来たから冷めないうちに来てね圭一君」
「おう、分かった。今行くよ」
や……やっべぇ……最初はニュースを見ていたはずなのに、完全に妄想に浸ってたぜ。あ、危ないところだった……。
廊下から顔を引っ込め、台所に戻っていくレナを見ながら、俺の背中には滝のような汗が流れていた。
「圭一君。美味しい?」
「ああ。この顔見りゃ分かるだろ? いやー、やっぱりレナの作ってくれるご飯は美味いよなあ☆ 昨日もらったこの漬け物なんて最高だしよー」
「うん、冷蔵庫の中見てみたけどずいぶん減ってたよね。気に入ってくれたみたいで、レナも嬉しいよ」
「うんうん。それにこのご飯の炊き加減やみそ汁もそうだけど、この肉じゃがなんてもう美味いの一言以外言えないぜーっ!!」
「あはは、冷蔵庫の中の物も全部好きに使っていいって言われたから、適当に作ったんだけどね」
にこにこと笑ってくれるレナが本当に見ていて嬉しくて……。俺は精一杯にレナの手料理を口に運んだ。
俺一人だけだったら、きっとこれだけ楽しくはなかったんだと思う。お袋の急な我が儘に応えてくれたレナに、俺は心の底から感謝した。
「――けどさ、帰らなくていいのか? 確かにレナと一緒の方が楽しくていいけど、何もずっと俺の食事に付き合わなくてもいいんだぜ? レナも一緒に食べてるってわけじゃないしさ」
「ううん、気にしないでよ。…………圭一君が食べ終わって、食器を洗ったら帰るつもりだから」
「そうか? まあ、洗い物ぐらいなら俺がやるつもりだったけど……」
けれどレナは苦笑を浮かべてくる。
「う〜ん。でも、お皿とか割らないかちょっぴり不安かな。かな」
「ひでぇなあ。確かに家事は苦手だけど、いくらなんでもそこまで非道くは…………ない……と思うぞ? 多分」
「あははは。うん…………そうだね。でも、圭一君が嫌じゃないなら洗い物を片付けるところまでやさせてくれないかな?」
「いや、俺も別に嫌って訳じゃないぜ? ……レナが大丈夫だって言うなら、よろしく頼むよ」
俺がそう答えると、レナは笑顔で頷いた。
(…………?)
…………けれど、俺はそんなレナの笑顔に、どこか違和感を覚えた気がした。それはなんだか、彼女がほっとしたように見えたようだったからだ。
何故ほっとしたように見えることが、違和感に繋がるのかはよく分からなかったけれど。
「はぁ〜☆ 極楽極楽☆」
湯船に浸かって、俺はお決まりの台詞を口にする。
我ながら年寄り臭い気もするけど、……まあやっぱり風呂に入ったときのお約束だからな。いやむしろ日本人の本能と言えるか?
「圭一君、湯加減はどうかな? かな?」
「ああ、丁度いいぜ。しかしまさか夕食だけじゃなくて、風呂まで用意してくれるなんて……。本当にありがとう、レナ」
「ううん。気にしなくていいよ。お水を張ってガスを点火するだけだもの。お夕食の準備とかしているときに、一緒に出来るんだよ?」
「いや、それは分かってるって。それでも……レナにそこまでしてもらえて、嬉しいっていうかさ」
そりゃ、俺だってそんな年頃の健全な男であるわけで……。こういうシチュエーションに憧れが無かった訳じゃない。
そういう意味でも、どこかいつもの風呂とは違っている気がした。
「そう? うふふふ。なんだか圭一君にそんなこと言われると照れくさいかな。かな」
曇りガラス一枚を隔てた向こうで、レナが笑う。
「でも圭一君。それ、圭一君のお母さんにも言ってあげないとダメだよ?」
「……ああ、そうだな。いつも俺達の夕食を作ってくれて、お風呂だって沸かしてくれるもんな」
「そうだよ。ちゃんと感謝しなくちゃね」
そう言ってくるレナの言葉には、静かだけれど不思議なくらいに胸に響く力が籠もっていた。
「なあレナ。まだ帰らなくていいのか? ……もう、だいぶ夜も更けてきたけどよ」
「うん。…………圭一君がお風呂を出たら帰るつもり」
「そうなのか? じゃあ、なるべく早くあがるようにするよ。悪かったな」
「あ、……ううん。そうじゃない。そんなつもりじゃないの。だから圭一君はゆっくり入っててよ」
「いや、そうは言ってもさ……」
「いいから……」
「あっ、おいレナ?」
しかし、話はそれでおしまいと言わんばかりに、レナは脱衣所から出て行った。
でもそう言われて早く出てしまうと……かえってレナに気を遣わせてしまいそうで……。
俺は折角だから、いつもより長めに風呂に入ることにした。
【TIPS:Kの妄想劇場(お風呂編)】
湯船から上がり、俺はシャワーの蛇口を開く。
湯加減を調節して、タオルに石鹸を――
「ねえ圭一君。……背中、流してあげようか?」
「おわあああぁぁぁ〜〜っ!?」
不意に背後から声を掛けられ、風呂場に俺の声が響き渡る。
「れ、レナっ!?」
慌てて俺は背後を振り返って……そこで、硬直する。
あ……あの、レナさん? そこで何をなされているのですか?
「は、はぅ〜。あんまり見ないでよ。恥ずかしいよぅ」
「あっ……ああぁぁっ!? あぅあぅ……その……すまん」
俺は急いでレナに頭を下げ、目を固く瞑った。顔も元の方向に戻す。
「い……いやでもちょっと待てよレナ? どうしていきなり……? というか、タオルとか……」
一気にのぼせた頭で、そんな疑問が湧いて……でもやっぱりわけが分からなくて、頭の中が益々熱くなる。
「ふふっ☆ 圭一君……こういうの嫌い?」
「いやそんなことは……ねぇ……けどさ」
なんだかんだ言って、しっかりはっきりとさっきの光景は脳内に焼き付けたし……。
や……やべぇ、そんなこと考えたら、オットセイ☆が……はぅ。
「あれれ? 圭一君、どうしたのかな? かな? そんなところ手で押さえて……」
「ごご……ごめんレナ。俺……そんなつもりは無くて……でも、その……つい」
恥ずかしさで、消えてしまいたい。
「うふふ。……圭一君の、えっち☆」
ううぅ、本当にごめんよレナ。今すぐ何とか抑えるから。えーと……羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹……って、羊は「頭」で数えるんじゃないのか? いや、そもそもそのツッコミもおかしいってっ!? これは眠れないときの暗示だろっ!?
「ねえ……圭一君」
「おひゃああああぁぁぁぁ〜〜っ!?」
風呂場に俺の絶叫が響く。
だっ……だってあれだぜ? 急に背中にあったかくてすべすべして温かくてふにっ☆としたやぁらかいものが押し付けられたんだぜ? そんでもってその真ん中に固い芯があるんだぜ?
こ……これはひょっとしなくても、レナのおっぱい……だよな?
しかも胸を背中に押し付けながら、裸のレナが俺に抱きついてくる。
レナの手のひらが……細い指が俺の胸を愛撫した。
「ん……凄い。圭一君の胸、凄くドキドキしてる。レナと一緒だね」
「あ、……あああ」
レナが俺の耳元で囁いて……その甘い口調に、俺の理性は吹き飛びそうになる。オットセイ☆は収まるどころか更にギンギンに固く大きくなっていく。
レナの頬が俺の頬に当たる。レナに抱かれながら……レナの温もりを感じながら、頭ではここで止めないといけないと思っているのに、彼女を振り解くことが出来ない。
ああ、レナの手が胸から腹へと下ってくる。
「レ……レナ。ダメだ……その。それ以上されると俺……もう。さっきからずっと……」
「ううん。……は、恥ずかしいのはレナも一緒だよ。だよ。でも……やっぱり嫌かな? かな? レナなんかに圭一君の大事なオットセイ☆を触られるのは、やっぱり嫌かな?」
そう言って、オットセイ☆を抑える俺の手のひらにレナが手を重ねてくる。
「いや、別に……そういうわけじゃ、ないんだぜ?」
本音を言ってしまえば、今すぐにでもレナの手首を掴んで、レナの細い指を俺のものに絡めてしごいてしまいたいくらいだ。
「じゃあ……いいよね?」
その言葉はまるで魔法のように、俺から意思を奪った。ふと、女っていうのは男にとっては生まれながらの魔女なんだと思った。
力無く、レナにされるがままに、俺は自分のものから手を離した。そして、俺の欲望の通りにレナの指が俺のものに絡み付いてくる。
思わず呻き声が漏れた。
「凄い。男の子のって、こんな風になるんだ。凄く固くて、熱くて、血管がどくんどくんっていってる」
「レ……レナ。はぁっ……ああぁっ!?」
全身が強ばる。もう、射精したくてしたくて堪らない。
「ごめんレナ。……俺……俺、もう。頼むから……その、こ……擦ってくれ。このままだと頭がおかしくなりそうだ」
俺は半ば涙目になりながら、レナに懇願した。
「う、うん。……分かった……よ」
どうして急にレナがこんなことをしに来たのか、俺には分からない。けれど、今となってはもうどうでもいい。
……レナがゆっくりと、俺のものをしごく。
それが気持ちよくて……でも優しすぎて、かえって生殺しを味わう。
俺はもう、喘ぐことしかできない。
緩慢な高まりに、気が狂う。
「どう……かな? かな? やっぱり……変?」
俺は必死で首を横に振り、否定する。違う。気持ちよすぎるんだよレナ。
「いいから……そのままで」
それだけを言うのが限界だった
じわじわと、迸りが俺のものへと駆け上がってくる。
「はっ……ああぁっ! くっ! うぅ」
そして、俺はレナの手によって、白濁した欲望を吐き出した。
……びくんびくんと、レナの手に包まれながら、俺のものが激しく脈動して、どろりとした精液がレナの指を汚していって――
(――いや、んなことあるわけないのは分かってる)
そう、よく分かっているのだが……。
どうにも、オットセイ☆が収まってくれない。
一体俺は何を妄想してしまってるんだよ? しかもレナでっ!?
ああ……頭がのぼせる。
オットセイ☆をギンギンにおっきさせながら、俺はなかなか湯船から出られずにいた。
「あー、いい湯だった」
やっぱりお決まりの台詞だよなあと思いながら、俺はパジャマに着替えて居間へと向かった。レナはソファーに座りながら、テレビを見ていた。
そして、レナが笑って俺を迎えてくれる。
(……ああ、やっぱりいいよな。なんかこう、新婚さんみたいでさ)
ふと、そんなことを考えてしまい。どこか和むと同時に照れくさいものが沸き上がる。……何考えてるんだよ俺? そんなの、レナに失礼だろうが? いや、そりゃあついさっきまでもっととんでもないこと考えてしまっていたけどさ。
思わず顔が赤くなる。
「あ……それじゃあレナ、今日は本当にありがとうな。もう帰るんだろ?」
…………あれ? そうじゃなかったのか?
どうしてレナ、そんな寂しそうな顔するんだよ?
「あ、あははは。それなんだけど圭一君、レナもお風呂使わせて貰っていいかな? かな? ちょっと汗が気持ち悪くて……」
笑顔を浮かべながら、レナがそんなことを言ってくる。
けれど、その笑顔がどこか虚ろに見えたのは気のせいなのだろうか?
「あ、ああ……別にそれくらい構わないけど」
何か引っ掛かるものを感じながら、俺はレナにOKを出した。いや……断る理由が思い付かなかったから、ついOKを出してしまった。
「本当? ありがとう、圭一君☆」
やっぱり気のせいなのだろうか? 今度浮かべるレナの笑顔は、本当にほっとしたように輝いていた。
【TIPS:戻れない道】
湯船につかりながら、私は溜め息を吐く。
……本当に、最初は圭一君がご飯を食べたら帰るつもりだった。圭一君がお風呂から上がったら、今度こそ帰るつもりだった。けれど……。
(図々しいって思われちゃったかな?)
ううん、確かによその家にこんな夜遅くまでいるのは図々しい。きっと圭一君はそうは思わないだろうけど、でも変に思ったんじゃないかとは思う。そんなの、嫌だけど。
ああ、このまま時間が止まってしまえばいい。ううん、いっそのこと時間が巻き戻ってしまえばいいと思う。
風呂は命の洗濯? 嘘だ。そんなの嘘だ。逃避すら許してくれないじゃないかっ!!
「……っく……うぅ」
湯船の中で、私は裸の自分を抱き締める。
もう、涙も出ない。
――すみません。今晩は以上です。
お久しぶりです。
と言っても、もうかなり間が空いてるのですけどね。orz
それと、正確には新作ではないのですが、圭一×知恵ものを保管庫に入れておきます。
お目汚し失礼しました。
後半は……なるべく早く出せるよう、頑張りたいです。
>>445 何という寸止めw
しかしGJと言う他あるまいて
GJ!
>>445 GJ!!
制服エプロンは裸エプロンよりそそられるぜ
自分はこういう雰囲気の作品大好きなんで次回も楽しみにしてるよ
クララ☆の人キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
GJです!
圭一×知恵と聞いて飛んで来ました!
ありがとうございます二作共にGJ!
超激GJデス!
前作のクララのときからずっと待ってたんだぜ
それにしても圭レナ純愛ものって王道といわれながらも
まだまだ需用あるな
なんかエロの切り口が斬新だ。グッジョブ!
参考にします。
レナみたいな嫁系ヒロインは
もっともっと嫁っぽくイチャイチャさせてほしい。
家事から子作りまで尽くしまくるレナかわいいよレナ
詩音だって想い人に対しては超が付くほどの尽くすタイプになるんだぜ?
なんとなくんだけど、梨花は育児放棄しそうなタイプ。。
なんとなくなんだけど
知恵先生は子供にカレーばかり食べさせそう。。
>>456 確信があるじゃないか。
知恵先生可愛いよ
知恵先生
>>454 年長組は嫁属性持ちばっかだよね。
ヤンデレるほど愛情深いキャラって最高だよな。
やっぱ時代はツンデレよりデレデレだよ。
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く | |:.:.:.:.:.:.:::::::l ヽ _. ィ:.:.:.:.:.:/:.:/:.:イ::.:.:.:.:.:.:.:,′
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ま |:.:.:.:.:.:.:::::l::::::::::::::::::::::l !:::/.:.:.:.:./:.:.:.:::::/l:::.:.:.:.:.:.:.:l
す |:.:.:.:.:.:.::::l:::::::__,rvィ´ j ∨.:.:.:.:./:.:.::::::/:::l:::.:.:.:.:.:.:.:!
よ |:.:.:.:.:.:.:::l/ // ' ./:.:.:.:.:/:.:.::::::/:::::l:::.:.:.:.:.:.:.l
う |:.:.:.:.:.:::::l ./ / /:.:.:.:.:/:.:.::::::入:::::l:::.:.:.:.:.:.:l
に |:.:.:.:.:.:::::l / / ` ,__ /:.:.:.:.:/:.:.:::::::/ ヽl::::.:.:.:.:.i:l
FREE TIBET
>>453 よう同志w
大丈夫だ。俺達にはれなぱんの人が居るじゃないか。
あの方なら俺達の願いを叶えてくれるさw
孕ませを描くなら
彼女らの胎内に子種を植えつけるあたりを
丹念に描いてもらいたい
ネトラレナみたいなノリが俺の理想。
時期頭首という立場と臆病な性格故に
「ど、どうしよう…まだ中学生なのに!もし出来ちゃってたら…婆っちゃに何て言えば良いの…どうしようどうしようどうしよう」
みたいに怯えそうな魅音物を妄想した。鬼畜系孕ませが似合いそうだな
確かに魅音は虐待されるのが似合う
ヘタレのくせに強がって余裕ぶってるのを
泣くまで苛め抜いて追い詰めるのが良い。
ネトラレナも実に良かったなぁ…レナの壊れ具合がエロくて。
あと圭一のテンパりっぷりに爆笑
…アンチじゃないです。いやホント。
いまだにここの住人に影響を与えてる
ネトラレの作者すげー
また新作描いてくれないかな?
「私のほうが」の続きも気になるし
>>445 GJ。圭一×知恵ものもGJだぜ。
でも語り口がすげえ穏やかで知恵先生も自然だったからむしろまったりエロなし進行のがよかった。
題材が原作準拠で文体も完璧にトレースしてる感じなのにエロが急すぎて作品全体に違和感。
なので今度は知恵先生視点で読みたいと思った。
あまり書き手が出しゃばるものじゃないのは分かってる
つもりだけど、一言だけごめん。
>>465 実は圭一×知恵は自分でも少しエロ無しの方がいいよう
な気もして、一度エロを削って公式に出した話なんだ。
ただ、元々エロを入れる予定で考えてた話だったから、
エロありのものも晒してみたかった。
身のある意見をありがと。今後の参考にさせて貰うです。
忘れてはいけないこと:alterのシチュが
以前俺が書いてたけど断念した物とほぼかぶってるorz
まあ俺よりかなり良く書けてるんだけどw
「あっああぁぁん」
「ん…おいしいよ…鷹野さんのお汁おいしいよ…!ちゅぷちゅぷ」
「ひいぃいんっジロウさん…ジロウさあああぁぁんっ!!」
プシャアアアアァァァ……
………………。
ぺら。
「ハァ…ハァ…」
「ちゅ…ゴク…ゴクン。こんなに…吹く程よかったんだね?鷹野さん。」
「い…言わないでぇ…虐めないでぇ……うっく…ひっく。……え?あ…。っはあぁぁぁぁん!!」
ずんずんばっこずんずんばっこ
「やあぁん!すごいっ…すごいのおおぉぉ…!」
ばっこん☆ばっこん☆
……………。
ぺら(一枚戻る)
「あっ(ry」
「ん…おいしいよ…(ry」
ここで視線が止まる。
「おいしいよ…鷹野さんのお汁おいしいよ…!」
という科白と共に男が女の股間に顔を埋めちゅぷちゅぷやってるシーンである。
おいしいよ…おいしいよ…
「……おいしいの?」
そう呟いて首を可愛く傾けた金髪タテロールツインテールっ娘。
暴食のベルゼブブ。実は美食家。
それが美食であれば自身を食材にすることだって厭わない。
なんだって賞味してみせよう。それが美食というならば。
「おしる…おしる…おいしい…ぷしゃあああ………。」
ゆぅらりと
暴食は立ち上がり本を片手にふわふわ歩き出す。
恍惚とした顔で。締まりなく緩んだ口許にはちょっぴりよだれを垂らして。
いけに…美食を求めて。
未だ見ぬ美味を求めて。
「どうした暴食。」
嗚呼そこに
運悪く鉢合わせてしまった煉獄姉妹が主、黄金の魔女ベアトリーチェ。
又はベアト様。ドS。…と思わせて実はドMでもよいよい。
彼の女は我が身に迫る危機などこれっぽっちも気付いていなかった。
>>468 お前の話なんざ聞いてねえよ
チラ裏にでも書いとけカス
確かに何が言いたいか分からないレスだけどな
ネタがかぶった、ということだ
ネタかぶりというか既出なシチュかも知れないが「もう明日には死ぬのね」
と自暴自棄になった梨花ちゃんが沙都子を犯しまくったり、圭一とはめまく
ったりという話が読んでみたい。
476 :
嫉妬:2008/03/30(日) 19:39:11 ID:sOUyoAda
SS投下します。
双子百合ものです。
お姉が最近冷たい。ってゆうか私を全く相手にしてくれない。
本家に遊びにいって迫ってもうまくはぐらかされてしまう。
たまに一緒の布団で寝てくれても、朝になるとお姉は別の布団で寝てる。
学校でも必要以上に私と接点を持とうとしない。
お昼の時だって、私とお姉の距離は一番離れてる。
勿論興宮の私のマンションには頼んだって来てくれない。いつも村の重鎮との会議だの宴会だの稽古だと理由をつけて来てくれない。
せっかくお姉の好きなお菓子とか紅茶とか常備してるのに。
雛見沢分校に転校するときのけじめだって頑張ったのに。(勿論爪剥ぎよりはドライだけど)
ルチーアの生活だって頑張ったのに。
なにより…『詩音』を頑張ったのに。
私は圭ちゃんも、梨花ちゃまもレナさんも沙都子もみんな好きだ。だけどそれは仲間として好きなんであって、特別な感情はない。
まぁ…若干沙都子には当てはまらないかもしれない。
そして悟史くんの事は異性として好きだ。これは完全な恋愛感情。否定はしない女が男に惹かれるのは当たり前の事だから。
お姉の事は…好きだけど、きっとどんな好きとも違う。言葉では表せないと思う。姉
477 :
嫉妬:2008/03/30(日) 19:42:44 ID:sOUyoAda
恋愛感情とは勿論違う。
私とお姉は双子だからっていうのが一番納得できる理由かもしれない。
生まれた時に別れてしまった自分の半身を求めずにはいられないんだと思う。
…こうして考えると私は相当シスコンだなーなんて笑えてくるけど。
シスコンでも良いから私はお姉が欲しい。私の為だけに笑って欲しい。私を見て欲しい。名前を読んで欲しい。
自分の半身にまで見捨てられたら誰が私を見てくれるんだろう。魅音には次期頭首って肩書きがある、権力がある、皆が見てくれる。私には何もない。忌み子の私を誰も見てくれない。存在だって認めてくれない。
幼い頃のあの子は今の私と同じだったのだろうか。唯一の救いが自分の片割れだったのだろうか。
ずっと昔、まだ『魅音』だったとき、親族会議の後は裏山でただ一人遊んでいるあの子を迎えに行くのが私の役目だった。私の声が聞こえると嬉しそうにこっちに駆けてきたっけ。そんなあの子を見ると私までなんだか嬉しくなってきて。
その後は裏山で二人で遊んだっけ。
あの子が昔よく言った『待ってるから、ずっとここで待ってるから、必ず迎えに来てよ。絶対だよ。』
今ごろになってあの言葉の真意が分かるなんて、なんて笑える話なんだろう。自分が同じ立場に立たないと分からなかったなんて私はつくづく姉失格だなと思う。
私がちゃんとしてた姉だったなら、あの子にあんな重荷を背負わせなくて良かった。
…だから私はあの子にもっと構って欲しいだなんて言う資格はない。
478 :
嫉妬:2008/03/30(日) 19:45:34 ID:sOUyoAda
冷たい風が窓から入り、私に時間の経過を教えてくれる。物思いに耽り過ぎていたようだ。
「お姉、私待ってますから」呟いた私の言葉に返事はなかった。
始めはちょっとした悪戯だった。詩音があまりにも沙都子沙都子って言うもんだから私が拗ねて詩音を相手にしなくなっただけだった。これで詩音は私の事見てくれたらいいなーとか思ったり。詩音を妬かせるためにいろいろ頑張ってみたつもりだった。
詩音の嫉妬したような顔とか驚いた顔とか見るのは本当に楽しかった。原因が自分だと思うと余計楽しくなった。いつも私ばっか遊ばれてばっかだったし。
だけどだんだんそうも笑えない状況になってきた。詩音の顔がだんだん曇ってきた。いつも悲しそうな表情ばかり浮かべてた。
私もここまでしちゃった手前何事もなかったように振る舞えなくなってしまった。つくづく自分は馬鹿だなぁと今更遅い後悔ばかりが募る。『ごめんね。お姉ちゃん。』呟いた私の声に返事はなかった。
今、私は学校のベッドの上にいる。今日は頭痛いなーなんて思いながら授業を受けていたら気絶してた。座りながら気絶するなんて相当器用だと我ながら感心した。
体が相当熱いから熱があると思う。本心はとっとと家に帰って寝たい。だけどここから動くのが面倒だ。
後で葛西でも呼んで車を回してもらうよう手配しよう。
ガラリとドアの開く音。緑の髪に赤いネクタイ。
いるはずのない人物の姿に驚く。お姉は私の事が嫌いなんじゃなかったっけ…?
「お姉…」
「詩音。体の具合はどう?」
479 :
嫉妬:2008/03/30(日) 19:48:34 ID:sOUyoAda
うつむいたお姉の表情は読みとれない。もしかしたら委員長だからって理由で来たのかもしれない。
「かなりダルいですけど、大丈夫です。後で葛西に車回して貰いますから。家に帰って寝てれば多少よくなりますよ。」
嘘だった。本当はお姉に看病して欲しかった。私の側についていて欲しかった。
「そう…。じゃあ大丈夫だね。私はもう行くね。葛西さんには私から連絡しておくから。」
お姉からの返事は冷たかった。嘘でもいいから「看病してあげる」って言って欲しかった。予想以上に冷たい返事は私の心を深く抉るのには十分だった。
気付いたらお姉の背中に抱きついていた。もう何も考えられやしなかった。
ひたすら背中に顔を埋めて泣く事しか出来なかった。
「お姉は…私の事が嫌いなんですか。嫌いなら嫌いだってはっきり言って下さいよ!もっと早くに分かっていたら、こんな思いをしなくて済んだのに…」
嫌いなら嫌いだって面と向かっていってくれたらどんなに楽だったことか。急に避けられ始めて、距離置かれて。私は何も分からないからただ不安に思うだけで。悔しかった。悲しかった。
「いっつもお姉はそうじゃない!大事な事は何も言ってくれないし!そのくせはぐらかすのだけは無駄に上手くて!そんなに私って信用ない!?何も話せない!?」
怒りに任せて一気にまくし立てた。お姉は終始俯いたまま何も言わなかった。
それが余計に苛ついた。
だからもうどうでもよくなった。何もかもがどうでもよくなった。私は半身に見捨てられた。それがどうしようもなく悲しかった。
力任せにお姉をベッドに押し倒す。激しいキスをした後にネクタイを緩め、シャツのボタンを外していく。上手く手が動かない。クソクソクソ!
最後の方はもうシャツを剥ぎ取るって形に近かった。
480 :
嫉妬:2008/03/30(日) 19:51:49 ID:sOUyoAda
また―詩音を怒らせてしまった。つくづく私はどうしようもない馬鹿だ。
詩音が泣いたのを私は久しく見てないような気がした。ルチーアに送られる時も気丈に笑っていたし、でもきっと心は泣いていたと思う。今の詩音を私は見ていられない。だから顔を伏せていた。
勿論弁解したかったけど、何て言ったらいいか分からなかった。詩音の必死な思いに当てはまる言葉が見つからなかった。
だから押し倒された時も何も抵抗はしなかった。
詩音とこういう事をするのは初めてじゃないし、慣れていたのもあるけど。
どうしようもなく不甲斐ない私をめちゃくちゃにして壊して欲しい。
そんな感情すら持っていた。
お姉は抵抗しなかった。私のなすがままだった。口内に舌を入れても、抵抗一つしなかった。それが面白くなかった。私なしじゃいられない身体にしてやりたい。私を求めずにはいられなくしてやりたい。
このまま一つに溶けて消えて無くなりたい。
ブラのホックを外し、もう主張し始めた突起を弄ぶ。理性はもうない。あるのは加虐心だけ。
絡みあっていた唇と唇を離せば間には銀色の糸。この糸ですら私たちを結び付ける仲介をしてくれる。
邪魔するモノは何もない。
やっと本来在るべき姿に戻れる。魅音と詩音は二人で一つなんだから。
突起に吸い付く、先端部を舐めてやる。
「詩音っ…、そこじゃないっ、はぁ…んっ」
わざとポイントから外れた所を執拗に舐める。
「お姉はさ、ココが気持ちいいんだよね…?」
481 :
嫉妬:2008/03/30(日) 19:54:58 ID:sOUyoAda
グリグリと突起を押し潰す。左手はお姉の下腹部を常に弄っている。
トロトロと溢れる蜜が丁度いい潤滑油になってくれる。
「んっ…あっ、そんなとこっ、舐めたら、汚いっ…
汚いってば!あ…ん」
「そんな事ないよ。すごく綺麗だって」
お姉の蜜はすごく甘くて私を酔わせる。
いやらしく音を立ててソコから溢れる蜜を舐める。一滴たりとも無駄になんてしたくなかった。
ぷくりと膨らんできた豆を指で弄ったり、舌で舐め回したりするたびにお姉は嬌声をあげる。
「しおんっ…はぁっ、んっ
あぁっ…ふっ…ん、も…もうダメ…だって、イきたいっ!」
「魅音だけ、イかせてなんてあげないから。」
「そんっ…な…、しお…ん、おね、お願いだから…私を…イかせてよっ…」
今日のお姉は早すぎる。私だってお姉に気持ちよくして欲しいのに。ここでイかれて気絶でもされたら堪らない。いつもお姉がイった後に私は一人で自分を慰めなきゃいけないんだから。たまには…イかせて欲しい。
「ねぇ、魅音。いつもさ、ヤった後に私がどうしてるか分かる?」
「えっ…、それは…えっと、あのー」
顔を真っ赤にして目を回している。今の自分の状況のがよっぽど恥ずかしいのに。魅音はほぼ全裸で私はしっかり制服を着ている。
まぁ…私も服が汚れるのは嫌だから後で脱ぐ事になるが。
「だ、か、ら。いつもアンタが一人だけいい思いした後に私は一人でヤってんのよ。…結構惨めなんだよ。たまにはアンタが私にやってくれてもいいんじゃないの?」
482 :
嫉妬:2008/03/30(日) 19:57:38 ID:sOUyoAda
「えっ!?でも…やり方分かんないってば…」
「いつも私がアンタにしてる事をそのままやればいいんだよ」
今日はして欲しい。熱のせいなのか分からないけど体がすごく熱い。それになんだか疼く。
自分でも息が荒いのが分かる。相当サカってると思う。それにしても熱い、こんなに熱くなった事なんか今までなかった。汗を吸い込んだシャツが急に煩わしくなってきた。
―そうだ。魅音に脱がせてもらおう。
「服。脱がして。それでヤって。アンタに拒否権ないから。早くしないと『嫌だよ?』」
「…っ。分かった。」
たどたどしく服が剥ぎ取られていく、下着の代わりはあの子の舌。陰核を舐められる度に体が反応してしまう。手付きは拙いくせに的確に私のイイ所を責めてくる。
「詩音…?気持ちいい…?」「っ…ふぁ…んっ、そこっ、もっと…せめ…て、はぁっ」
ヤバい。イきそうだ。頭がふわふわしてきた。
指でピンっと私のソコを弾く。上手く弄ってくる。
やり方がわからないとか言ってたのはどこのどいつだよ…。
気が付いたら自分で腰を振っていた。
「詩音…腰揺れてる。そんなに気持ちいいんだ。」
「そういうことはっ…いわ…言わないもんなんだよ…んっ」
恥ずかしい。立場が逆になってる。体に力が入らない。
483 :
嫉妬:2008/03/30(日) 20:00:49 ID:sOUyoAda
「んっ…ふぁ…そこっ、そこもっと…はぁっ…」
喘ぎ声しかでない。私ってこんな感度良かったっけ?もういい。そんな事はどうでもいい。もっと責めて欲しい。イかせて欲しい「イっていいよ。詩音。」「みおんっ…もぉダメっ、あっ…あぁっん」
腰が痛い。体が重い。だけど気持ち良かった。自分でやるのとはわけが違う。魅音があんなに上手いとは思わなかった。やっぱり何回もヤってたから段々覚えたのかもしれない。
これは病み付きになるかもしれない。ってどうして私があの子の体に依存してるんだろう。本末転倒じゃないか。ありえない。ありえない。
重い腰を引きずりながら魅音の上に馬乗りになる。今度は私がこの子に私の体を覚えさせなきゃいけない。
そうそういい道具があった。アレを使おう。
スカートのポケットからミンティアを取り出す。本来はお菓子だがこれには別の使い道もある。
つまり簡単な事だ。これをあそこに突っ込めばいい。普段とは違うシチュエーションにゾクゾクしてきた。今の私は相当いやらしい顔をしているに違いない。
準備はもう充分だった。刺激が欲しくてひくついているそこに指を這わせる。
最初は優しく、次第に激しく。最初から快感を与えてなんかやらない。この子が自分から求めてくるまで与えてやるもんか。
「魅音…もうこんなにして。グチョグチョだって、もしかして私の裸で興奮した?実の妹に興奮するなんて、アンタも淫乱だねぇ」
いうやいなや、指を中に入れてやる。わざと音をたてて責めれば響くのは卑猥な水音と嬌声。
―もう、いいだろう。
ミンティアを魅音の秘所に擦り付ける。中にもいれてやる。
「ひゃっ…な…なに!?なんかスースーすんだけどっ」
「これ。ミンティア。これが今アンタの中に入ってんの」
「えっ…、やだってば…取れなくなったらどうするの…?」
484 :
嫉妬:2008/03/30(日) 20:03:46 ID:sOUyoAda
「大丈夫。私が後で責任もってとってあげるから、それよりどう?いつもと違う?」
「うん…なんか…へんな感じする…」
ちょっとお姉の様子を見ると顔が真っ赤。息も荒い。ひどく扇情的だ。正直焦らしてないで早くヤりたい。でも我慢しなきゃ、お姉に私の体を教えこまなきゃ
…もっともっと焦らさないと。
あぁボンヤリしすぎていた。なんだろう。魅音が何か言っている。
「しおんっ、しおん…も、もう無理っ、早くっ…」
理性の糸が切れる音がした。
後はもうひたすら本能のままにお姉を貪った。絡みあって、しがみついて、ここが学校だって事も気にならなかった。
全身にキスをして魅音が私の物だっていう印をつける。すぐに消えてしまう印でも良かった。この間だけは魅音は私の物だから。
私の全身で魅音を愛してやる。私の体を覚えこませてやる。体の結び付きだけでも構わない。だからお願い。お願いだから。いなくならないで。私を見捨てないで。
泣きながら責めたてる私は酷く滑稽だったに違いない。体は快楽を貪っていたけど心は違う。そうじゃない。ずっと笑顔でいて欲しかった。隣で笑っていて欲しかった。傍目からみれば今の魅音には快楽しかない。
485 :
嫉妬:2008/03/30(日) 20:06:09 ID:sOUyoAda
だけど違う。私には分かる。目が、その私を見つめてくる目が違う。哀れむような目。そんな目でどうして私を見るの?
おもむろに魅音のネクタイを手に取って、目隠しをする。
相手の視界を奪うということはこんなにも興奮するものだったのだろうか。ビクビクと怯える魅音の行動一つ一つが私の加虐心を加速させるアクセルとなる。
私はもう駄目だった。ブレーキが効かない。魅音を泣かせて、啼かせて。
そして悲しませて。
どうしようもなかった。ただただこんなやり方でしか感情を処理できない自分に嫌気がさした。
ズキリと頭に鋭い痛み。視界がだんだんぼやけてきた。感情に任せたせいだろうか、体が悲鳴をあげているのが分かる。ふわりと体が宙に浮くような感じがし、遠くで魅音の私を呼ぶ声が聞こえたような気がした。
「熱あるのに…無理しちゃって…」私は詩音を抱き止めると、その涙にまみれた顔とその…彼女と私の体液が付いた体を清めて制服を着せてやる。こんなになるまでなんの対処もとれなかった自分が心底嫌になる。
詩音を苦しませたのは私だ。私がいつまでもウジウジしてたから、全部全部私のせいだ。こんな言葉で許して貰えるとは思わない。だけど聞いて欲しかった。
486 :
嫉妬:2008/03/30(日) 20:09:36 ID:sOUyoAda
「ごめん…詩音」
嗚咽交じりの声で彼女の背中にそっと囁いた。
目覚めたのは夕方。何故か興宮の自室にいた。あの後の事は覚えてない。隣が暖かかった。誰がいたのだろうか。一体誰だろう?と寝起きの頭で考えていると、キッチンから包丁を扱う音がするのに気が付いた。「お姉…。」
「あ、詩音気が付いた?そこにお粥作ってあるから」
合わせる顔がなかった。昨日あれだけの事をしたのに。感情に任せてお姉を傷つけてしまった。労りの言葉をかけて貰える資格なんかない。
黙ったままうつ向いていると背中に暖かいぬくもり、「詩音。ごめんね。最近さ、詩音が構ってくれないからちょっと面白くなくて。冷たくすれば構ってくれるかなーなんて思った。だけどっ…こんなに苦しませるなんて思ってなかった。………ごめん。」
「そんな
487 :
嫉妬:2008/03/30(日) 20:15:46 ID:sOUyoAda
お姉の言葉が信じられなかった。だってお姉は私の事が嫌いで…だから相手にしなかったんじゃないのか?この言葉が真実だったなら私は一人で不安に思ったり、とんでもなくネガティブになったり…してた事になる。
「…お姉は私の事が嫌いなんじゃなかったんですか…?変な慰めならいらないです。」私がポツリと呟いたのと同時に頬を両手で挟まれる。目の前にはお姉の顔。
「そんなわけない。私は詩音が大好きだから。」
力強い目で真っ直ぐに見られるともう逆らえない。
どんな言葉よりも強い意思がその瞳にはあった。
今までの心配が杞憂だったと分かった途端、へなへなと力が抜けその場にペタンと座り込んでしまった。
488 :
嫉妬:2008/03/30(日) 20:17:30 ID:sOUyoAda
「詩音!?大丈夫?まだ具合悪いの?」
あぁ。全く見当違いの心配をしてくる。全部全部お姉のせいなのに。でもそんな鈍感でどうしようもないお姉がいとおしくていとおしくて堪らなかった。
側にお姉がいてくれる。それだけでもう十分だった。「私が…どこにいても、何をしててもお姉は…私を待っててくれますか?」
「うん。待ってる絶対待ってる。だから絶対来てね。絶対だよ」
涙はもう止まっていた。背中から伝わる体温が心地良かった。
幼い頃交わした約束は長い年月を経て再び交わされた。今度は大丈夫。きっと違える事はない。
夕焼けが綺麗だった。そういえばここ最近は天気なんか気にする余裕なんかなかったっけ。
ボンヤリと夕焼けを見てると気分が次第に晴れていくのを感じた。
489 :
嫉妬:2008/03/30(日) 20:19:27 ID:sOUyoAda
TIPS「その後」
あの後の処理が大変だった。最初に詩音の体を拭いて服を着せてやって。あぁもうブラのホックが留まらない。時間に余裕はない。もうすぐ放課後だから知恵先生が様子を見にきてしまう。もしバレたら…卒倒ものだ。実の姉妹同士でこんなことをしてるんだから。
母さんにも婆っちゃにも連絡がいって…。考えただけでも恐ろしい。
シーツは私たちの汗と体液で散々な有り様だった。
今から洗わなきゃ…言い訳どうしよっかな。
それにシャツも汚れてる。上手く誤魔化すしかない。流石にシャツを洗うわけにはいかないし…走って帰って速攻で着替えるしかないや。
あぁあと一つ。葛西さんに連絡しなきゃいけないんだけど…職員室にしか電話ないじゃん…。
詩音のやつめ、やるだけやってからダウンするなんて…ミンティアだって…取ってくれなかったし。
でもどうやって知恵先生を誤魔化そう、考えただけでも頭が痛くなってくる。
頼みの綱の部活メンバーも役にたたない。頼れるのは自分だけ。クールになれ!園崎魅音!考えろ!考えろ!
……………………学校は諦めよう。公衆電話まで走ろう
――数日後異常に前屈姿勢で疾走してた私の目撃談が絶えなかったのは言うまでもない
490 :
嫉妬:2008/03/30(日) 20:20:31 ID:sOUyoAda
以上です
見てるこっちが恥ずかしくなるバカップルのような双子GJ!!
冒頭の健気な詩音もそっけない魅音も萌えまくった
いつまでも片割れは恋人以上に特別な存在なんだろうな
双子百合GJ!!!!
追い詰められる詩音いいなあ。また書きに来て下さい。
>>490の書き手だが誤解が生じそうなので一言。
その魅スレの職人さんと俺は別だよ。ネタは漫画目明しからひっぱってきたから。
でしゃばってスマン
視点を分かりづらくしてるのは演出じゃないのか?
交じり合ってどっちが姉か?妹か?ってかんじの
詩魅詩いいなあ。こういうお互い想いあってるのは最高だ。
すごい幸せな気分になったよ。
GJ!
両想いなのにすれ違ってるとこせつなかった
でも最終的には双子の絆が強まったみたいで嬉しくなったし
その過程では存分に萌えさせてもらいました
gj!
悟史以外に必死な詩音萌え
>>490 GJ
保管庫の詩音読み返したんだけど、圭ちゃんと*音ってのとMiwotsukushiって同じ作者なんかな
なんか書き方似てない?
投下いいですか?
悟史×圭一のBLものです
801板で投下した方がいい気がする
ごめんなさい。嘘です。
知ってたよ
505 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/02(水) 07:17:32 ID:X82VUbNT
百合 これってなんて読むんですか?
低脳な中学生でスミマセン
ゆり
ってか厨は来るな
>>505 ・検索すらしない
・18禁の板で義務教育段階とか言っちゃう
本当に救いようの無い低脳だな。
今すぐ氏ね。
>>505 ここは18禁板です。
18歳になってから来いマセガキ。
気持ちは分かるがお前ら殺伐としすぎだ
職人の降臨をなごやかに待とうぜ
皆さんこんばんは。
[れなぱん!]の続きが完成したので投下します。
感想を下さった方々、wikiにまとめて下さった方ありがとうございます。
では次レスから投下しますので、よろしかったら読んでやってください。
[れなぱん!(5 前編)]
夏。
私達学生にとっては楽しい夏休みの季節。
私は皆と遊んだり、圭一くんと一緒に過ごしたりして毎日が楽しくて、とても充実している。
既に夏休みの課題もやり終えてしまい、私と圭一くんは時間を持て余している訳で・・・。
覚えたての『気持ち良い事』に精を出してばかりになるのは仕方の無い事だった。
何事も覚えたてが楽しいのだから。
.
「凄い雨降ってるな・・・こりゃ今日の部活は中止かな?」
「うん・・・中止かも。これじゃお外に出れないんだよ。だよ」
窓から外を二人で見ながら私は返事を返す、今日は皆で沢に泳ぎに行く予定だった。
だが早朝から降り始めた雨が九時前から土砂降りに変わり、泳ぐどころでは無くなったのだ。
「魅音に電話で聞いてみるよ。ちょっと待っててくれ」
そう言って圭一くんが電話を掛けに階下に降りて行った。私は窓を閉め、その場に座って胸元のリボンを指で弄び始める。
五分程経ち戻って来た圭一くんに電話の結果を聞いてみると
『来週まで延期』
だそうだ。
ちょっと残念。まあ雨が止んで増水した沢ですぐに泳ぐのは危険だし当然だろう。
「あ、それと魅音が昼過ぎに来るらしいぞ。」
「魅ぃちゃんが?何か用事でもあるのかな」
「さあ。暇だからとかだったりして」
圭一くんが寝転がり私の膝の上に頭を乗せて答える。
「そうかな・・・えいっ」
何となく私は指で圭一の頬を軽くつついてみる。
「お・・・何だよレナ。暇なのか?」
「ん・・・だって圭一くんがレナの相手してくれないんだもん。だから御仕置なんだよ。だよ」
圭一くんの頬を軽く引っ張ってみたり、またつついてみたりしていると何だか楽しくなってきた。
「はうぅ〜!モチモチプリプリして・・・か、かぁぃぃよう!はぅっ!」
手の平で頬をグッと押したりグニグニと動かして遊んでいると圭一くんが口を開く。
「レニャ・・・ひゃめてくれ。俺はハムスターじゃらいんだぞ」
「で、でもすっごく柔らかくて気持ち良いんだよ。だよ!お持ち帰りしたいくらいかぁぃぃんだよ!」
「分かった。レナ分かったから涎拭けよ」
圭一くんが起き上がって私の膝から離れる。つまんない・・・もう少し楽しみたかったのに。
・・・そうだ。
「圭一くん・・・レナのお口拭いて?ねっ?」
私は圭一くんの手を取っておねだりする。
「ん?ああ良いぜ」
ティッシュ箱に伸びる圭一くんの手を引っ張って私は言った。
「はぅ・・・違うよう。レナは圭一くんに『綺麗』にしてもらいたいんだよ。だよ」
「あっ・・・ああ〜。なるほどね・・・うん。そうかそうか。そういう事か」
「う、うん。そういう事なんだよ。だよ」
私の顎に手が添えられて圭一くんの顔が近付いて来る。
普段は二人で戯れ合って徐々に事に到るのだが今日は私から誘ってみたのだ。
どうせ昼までやる事なんて無いし、魅ぃちゃんが来る前に・・・。
そして私は朝から少しムラムラしていると言うか・・・お月様が近いから?
うん。そうだ、アレが来ちゃったら圭一くんと色々出来なくなるから。
とか自分を納得させてみる。
「ふ・・・あ・・・ふふ♪んっ」
圭一くんの舌が私の唇の周りを這う。ちょっぴりザラザラした舌の感触がくすぐったくて思わず笑ってしまった。
「う・・・・ん」
圭一くんにそのまま押し倒されて舐め続けられる。
「はあ・・・んっ・・・はあ」
「ほら・・・レナ綺麗になったぞ。次はさ・・・俺にもしてくれよ」
「良いよ・・・レナが上になるね」
私達は身体を動かして位置を入れ替わる。
圭一くんの上に馬乗りになった私は身体を倒して、かぁぃぃ唇に吸い付く。もう我慢出来なかった。
「ちゅっ・・・んうっ・・・はふ・・・ん・・・ちゅっ」
両手で圭一くんの手を押さえ込み、悪戯出来ない様にして主導権を握る。意外な事に圭一くんは何も抵抗しなくて私にされるがままだ。
「ふ・・・圭一くんのお口の中をお持ち帰りしちゃうんだよ・・・んんっ」
口内の奥まで舌を差し入れ蹂躙し始めた。舌は勿論、歯茎から頬までネットリと唾液を絡めて私は愛情を込めて圭一くんに奉仕する。
「ふぅ・・・っあう・・・ちゅる」
互いの口内が涎でドロドロになる位愛撫し合っていると、ふと思い出す。
一階には圭一くんの御両親が居る。もしかしたら見つかってしまうかもしれない。でも一度スイッチが入ったら止められ無い。
「・・・っは。圭一くん。魅ぃちゃんが来る前にHしちゃおっか?」「初めからそのつもりだったんだろう?でも下に親が居るからさ。バレない様にしないとな」
「大丈夫。レナが上になったら音なんて出ないよ」
「そうだな。じゃあ布団の中入ろうぜ」
「うん!」
二人で万年床な布団の中に入り私が圭一くんの上に乗る。
「今日はレナが頑張ってみるね。圭一くんは動かなくて良いんだよ。だよ」
「そりゃ楽しみだな!よしっ!始めよう!今すぐっ!」
「もう・・・焦っちゃ駄目だよ圭一くん」
せっかちな圭一くんがかぁぃくてクスクスと笑いながら私は掛布団を被り、再び身体を倒していく。
「まずは・・・チュウからだよ。だよ・・・あむ」
圭一くんの頭の横に肘を付いて頭を抱き抱えて口付ける。
私は圭一くんとキスするのが好き。時間が経つのを忘れてしまう位・・・いやキスだけじゃなくて一緒にする事なら全部好きだ。
お話ししたり、デートしたり、身体に触れ合ったり、勿論Hだって。
「んむ・・・ちゅっ。ふぁ・・・あ・・・」
圭一くんの手が私の背中からお尻に動かされて行く。圭一くんは甘えん坊だから油断していると、すぐ悪戯してくる。
「っあ・・・だぁめ・・・圭一くんは何もしなくて良いんだよ・・・んんっ」
そう言っても聞く耳を持たない圭一くん。だったら・・・。
私は近くに置いてあるトートバックの中からタオルを取り出した後、圭一くんの手を捕まえて手早く縛った。それも途中で外れない様に二重に交差させて。
「レ、レナ・・・これはどういう事だよ?」
「圭一くんが悪戯ばかりする悪い子だからいけないんだよ。だよ」
「ひ、ひでぇ・・・こんな事をして・・・レナは俺の事嫌いなのかよ?」
う・・・。そんな目をウルウルさせて見られたら私がイジメているみたいではないか。
けど圭一くんの『こういう顔』も良い・・・。
「レナは圭一くんの事大好きだよ。だからこそいっぱい気持ち良くさせたいな・・・受け身なのは嫌?」
「・・・嫌じゃないけど、やっぱりレナの身体に触りたいって言うか・・・」
「うん・・・でも今日はレナが頑張るって言ったよね?・・・それに圭一くんは見てみたくないかな。かな?」
「何をだよ・・・」
「・・・圭一くんが何もしないで良いって事は・・・レナのおまんこは誰がどうやってトロトロにしちゃうのかな。かな」
「んっ・・・それは・・・あっ」
そこまで言って圭一くんは気付いた様だ。
「レナが自分でするしか無いよね。
ねぇ、圭一くんは見てみたくない?レナの一人H」
「レ、レナの生オナニー・・・」
「この先見れないかもしれないレナの一人Hが目の前で見れるんだよ。だよ。」
吐息を圭一くんの耳に当てながら私は続ける。
「例えば・・・レナが圭一くんのオットセイをおしゃぶりしながら、おまんこクチュクチュしているの・・・
大好きな圭一くんになら見せてあげる・・・・・・どうかな?」
生唾を飲み込む音が聞こえ、少しして圭一くんが口を開く。
「うぅ・・・是非お願いします」
「うん☆圭一くんは良い子なんだよ。だよ。これが終わったらレナの身体触らせてあげるから我慢してね」
私は頭を優しく撫でながら思った。
『私も大胆になったな』って。
初体験を済ませてから、こういう事を恥ずかしくも無くできる様になってしまった。
勿論、普段は『いつものレナ』だけど圭一くんと愛し合う時、
つまりHな気分になると『女のレナ』になって淫乱みたいに大胆になってしまう。
だって圭一くんが我慢しなくても良いって言ってくれたのだ、私のスケベな部分を隠さずに見せて良いって・・・。
こんなHな女の子になったのは圭一くんのせいだよ・・・。
.
「んあ・・・あ・・・あふ・・・んむ・・・・・・」
私は圭一くんを万歳させて手で押さえ付け、口内を舌で犯しつつ、下着の上から秘部に指を這わせる。
それだけでオットセイは凄く元気になっている。
「んあ・・・あっっ・・・はあはあ・・・」
時折指に当たるオットセイの感じで分かるのだ。ズボンに大きなテントを作って外に出たいって言っている。
圭一くん以上に甘えん坊さんなオットセイは私の事が大好きで、起きちゃうと遊んでってせがんでくる。
でも私は今手が離せないし・・・ああ、そうか。良い方法が有るじゃないか。
「・・・んうっ。圭一くんのオットセイ凄く大きくなってるよう。ズボンの中だと苦しそうだね。だね・・・あうっ・・・」
「はあ・・・はあ・・・半端無く苦しい・・・かも」
「ふふふ♪っん・・・楽にして欲しいかな。かな?あんっ!」
私が焦らす様に聞いてみたら秘部にオットセイを押しつけられてグリグリと刺激される。
「分かってる癖に・・・」
「んっ!悪戯しちゃ駄目って言ってるのに・・・」
二人でクスクスと笑い合って私はズボンを脱がせ、オットセイを優しく擦る。
「レナと遊ぼっか?」
そしてオットセイの上に乗って秘部を押し付けて腰をゆっくり前後に動かす。
これ・・・気持ち良い。抱き枕を抱き締めて自慰するのと似た感じ。
ただ一つ違うとしたら、硬いオットセイがクリトリスを刺激する所・・・。
「っく・・・柔らけぇ・・・はぁ」
「あっ・・・あっ・・・けぇ・・・いちくぅん・・・き、気持ち良いよう」
この緩慢な動きが丁度良い。
だって早く動かしたら気持ち良過ぎて、大きな声が出てしまうから。
「ふぅっ・・・レナさ・・・凄く濡れてないか?」
「んぅ・・・?だって・・・・・・だもん。あっ・・・」
「えっ?ゴメン。何だって」
聞こえ無かったのか・・・仕方無いな。
私は身体を倒して耳元で呟いた。
「レナね・・・ふぁあ・・・もう何日かしたら女の子の日が来ちゃうの・・・だから凄くムラムラしてて・・・
チュウしただけで気持ち良くなっちゃった・・・んっ!」
そう言うとオットセイがビクッて震えて、更に大きくなった・・・スケベ。
「はうぅ・・・圭一くんは変態さんなんだよ・・・はあっ・・・レナがアレが近いって言ったら・・・はあ
またオットセイが大きくなっちゃったんだよ。だよ・・・んっ。んっ」
私も・・・まあ変態だけど・・・彼氏を拘束して股間にオットセイを擦り付けて悦んでいるのだから。
お腹の奥が熱い。もうオットセイが欲しくて仕方無い。でもまだ我慢だ。
身体を起こしてワンピースの両端を摘んでゆっくり上に上げていく。
「ほら・・・見える?レナのHなお露でぇっ・・・んっ・・・圭一くんのオットセイ凄いヌルヌルになってるよ・・・あふっ」
「うわ・・・これはエロい。眼福ってヤツだな・・・あ・・・うっ!」
それを聞いた私はオットセイの頭の上で動くのを止めて腰をグリッと捻ってみる。
「クスクス・・・これ気持ちっ・・・あっ・・・良いんだ?んう・・・レナも気持ち良い・・・よ。もっとしてあげるね」
私は持ち上げていたワンピースを降ろして、自分の背中に手を回してジッパーを下げる。
ちなみに、この間も腰の動きは止まってはいない。上下、左右、ついで円を描く様にオットセイの上で腰を捻りながら刺激しているのだ。
「くぅっ!レナ頼む!もっと速くしてくれ!これじゃあ生殺しだ!」
「はうぅ駄目だよう!これ以上速くしちゃったらHな声が下に聞こえちゃうよ・・・」
「で、でも辛いんだよっ!なあ後生だ!なっ!?」
「んうっ・・・じゃあ少しだけ・・・・・・だよ?」
「んっ!んはぁ!」
ワンピースを脱いで腰まで降ろし、ブラを外して畳の上に放り投げた後、私は少しだけ速く腰を前後に動かす。
「あはあぁっ♪レ、レナのぉ!おまんこビクビクしちゃっ!っくぅ!ってる!凄いようぅ!はあはぁ・・・
こ、こうしたら、もっと・・・もっと!気持ち良くなれるかなっ!?かなぁ!?」
そんな事を胸を揉みしだきながら言って、 片手で下着を横にずらす。
そして先程と同じ様にオットセイに秘部を擦り付けて身体を小刻みに震わせる。
「くううぅぅぅっっ!!レナぁっ!!た、堪らねぇ!!これがっ・・・天国っ・・・むぐっ!!」
「あっ!・・・はあ・・・・・・そんな大きな声・・・ふう・・・
出しちゃ駄目っ!圭一くんのお母さんにバレちゃうよ?んっ!んうっ!」
私は慌てて手で圭一くんの口を塞いで注意する。
「くあっ!あうぅ・・・わ、分かった・・・静かにするからっ!はあはあっ!続けてくれよ!」
「あはっ♪良いよ・・・。し・て・あ・げ・る・・・ん・・・・・・うぅん」
クチュ・・・クチュ・・・。
そんないやらしい水音と私達の荒い息遣い、それに私の服の衣擦れの音。それらだけが部屋の中を支配する。
外で激しく響く雨音なんて私達の耳には聞こえ無い。それくらい自分達の世界に入ってしまっているのだ。
「んっく・・・あふぅ・・・あっ・・・あっ」
圭一くんのシャツの上に私の額から垂れた汗が、小さな染みを何個も作っていく。ふと私は思い付いた事を口に出す。
「あうっ。けぇいちくぅん・・・レ、レナ・・・はう・・・・・・オットセイにぃ・・・
おまんこスリスリして・・・オナニー・・・しちゃってるぅ・・・んう・・・?」
と、甘えきった声で圭一くんが喜びそうな事を、息も絶え絶えに言いつつ私は気付く。
いや前から気付いていた筈、私は夢中になっていて気付かないフリをしていた。
圭一くんが身体を時折くねらせて何かに耐えている事を・・・。
この動作を私は何となく知っている。
射精したいのに出来なくて切ない時の動き、多分そうだ。
圭一くんは私が激しくしてあげるか、自分のペースで動かないと射精出来ない・・・。
今は私のペースで動いているから・・・イケないのだろう。
私はネットリと時間を掛けてイクのが好きだから物足りない・・・かな?
「・・・くぅっ!うぅ・・・っはあ・・・」
「けぇ・・・いちくん・・・ふあぁ・・・イケ・・・ない?あっん・・・イキたくてもイケないんだ?」
ちなみに私はあと少しでイケそうだ。クリトリスがジンジンする位ギュッと押し付けてスリスリしているから。
「あ、いや・・・べ、別にそんな訳じゃあ無いぞ・・・ふぅ・・・アレだ。
そのだな。レナのプリンプリンな・・・はあ・・・おまんこの感触を・・・楽しんでいるっっ・・・だけだ・・・よ」
優しいな・・・圭一くんは。私のせいだとは言わない。
「・・・嘘だ」
「う、嘘じゃねぇ。ん、本当だよ」
「はあはあ・・・あっ・・・やっぱり嘘・・・だよ。だってぇ圭一くん・・・」
腰を動かすをピタリと止めて私はニヤリと笑いながら言った。
「嘘をついたらお鼻がヒクヒクするんだもん」
と。
そして焦った顔で何か言おうとする圭一くんを遮って私は続ける。
「ゴメンね圭一くん。レナのペースに付き合わせちゃって・・・凄い我慢・・・させちゃったんだよ。だよ。反省、反省っ!」
舌をペロッと出して自分の頭を軽く小突く。
「いやレナが謝ることじゃないさ」
手が自由だったら、頭を撫でてくれながら言ってくれているだろう。ちょっと惜しい。
「ありがとう。でも・・・悪い事しちゃったんだよ。
だからピュッてしちゃおう?
圭一くんはレナのお口の中で出したい?それとも・・・ココかな。かな?」
再び腰を小刻みに、ゆっくり前後させながら私は問う。
「うぅ・・・どっちも捨てがたい。両方甲乙付けがたい気持ち良さなんだよな」
真剣に悩む圭一くんに私は助け船を出す。
「じゃあ・・・両方しちゃうね。まずは・・・こっち」
私は舐め合いっこする時みたいに圭一くんの上に跨がる。ただ、いつもと違うのは圭一くんは見てるだけという事。
つまり先程圭一くんに言ったフェラチオしながら自慰するっていうソレを実践する訳だ。
変態。いや痴女?ああ、同じ事か。『女のレナ』は貪欲だからオットセイをおしゃぶりしながら圭一くんに見て貰いたいのだ、はしたない自分の姿を。
好きな人に見られて興奮して果てる姿を・・・。
「ねぇ?圭一くん。レナの一人H・・・見てくれる・・・・・・かな?」
「お、おう!」
「・・・じゃあ始めちゃうよ」
私はそう言ってオットセイの裏筋に舌を這わせる。下から上へ味わう様に。
外の雨に負けない位に激しくキスの雨を降せ、血管や陰嚢に吸い付く。愛液でベタベタになって少し生臭いと言うか。
でも圭一くんはコレを舐めてくれているのだ。そう考えたら苦にならない。それに自分の体液だから、抵抗が無いと言えば嘘になるけど大丈夫。
「ちゅっ・・・ちゅうぅ・・・ふぅ」
睾丸を口に含んで吸う、そして飴玉を舐める様に舐め回す。キュッと唇で締め付けて両方の睾丸を交互に愛撫すると気持ち良さそうな声で呻く。
「あ・・・うあっ・・・は・・・あぁ」
そんな声を聞きつつ、秘部へ手を伸ばして、指で拡げる。
圭一くんに私の大事な所を見せつけた後、中指に愛液を纏わりつかせてクリトリスに添えた。
「ふぅっ・・・んうぅ・・・んうぅぅっ」
中指を控え目に上下させて、たまにピンと弾く。切なげに鳴き声を出しながら身体をピクピクと跳ねさせながら自分を慰める。
ちゅぱちゅぱと美味しそうにオットセイを舐めながらこんな事をしている私。
そう思うだけで、お腹の中・・・子宮がキュッと締まって切ない。
「うぅっ!んうぅ!・・・はあ・・・んっ」
遊ばせていた左の手の平に唾液を垂らしてオットセイの頭を握る。優しく、それでいて絡み付く様に揉みしだく。
「うあっ!ああっ・・・くうぅっ!」
気持ち良い?と睾丸から口を離して呟く。返事を返す余裕なんて無いと分かってはいる。
大好きな圭一くんが気持ち良くなってくれていて嬉しい。もっと気持ち良くさせたい。
「あっ・・・うぅん・・・ふあぁ・・・!!」
クリトリスを指で転がして甘い刺激に蕩けてフワフワ飛んでしまいそうになりながら、オットセイの先を舌でクリクリと拡げる様に舐めてみる。
苦くて青臭い圭一くんの味・・・美味しい。もっと頂戴。
「あふっ・・・ぴちゃ・・・」
先走って出て来た粘液を舐め取って、また手の平で弄ぶ。圭一くんが言ってた事を思い出しながら。
『レナの中って凄いな。オットセイを揉み揉み・・・って・・・ああ〜っ!堪らねぇ!!』
っていつも言いながら私を抱いているのだ。
勿論、私が意識してしている訳では無いから分からないけど、こんな感じかな?
「あっ!あはっ!け、けぇいちくぅん・・・ああんっ!揉み揉み、気持ちっ!良い!?はうぅっ!」
膣内に指を二本挿入して控え目に動かしながら聞いてみた。
「おおっ!?これっ!は!ヤ、ヤバいって!」
何が『ヤバい』のだろう?気持ち良過ぎてバカになっちゃいそう?それとも下の部屋にまで聞こえているから?
私は・・・前者なら嬉しい。理由はさっきも言ったから話さない。後者でも良い、だって私、もう我慢出来ないもん。気持ち良くて声が出てしまうから。
「あっ!あっ!あむっ!ちゅぽっ!くぷっ!!」
オットセイを口内でトロトロに溶かしてあげながら思考を続ける。
圭一くんの御両親にバレても恥ずかしく無い、怒られても別に良い。
だって恋人同士が愛し合う事は変な事では無いし、尊い事。そりゃあ私達には少し背伸びした行為かもしれないけど。
こんなに気持ち良くて、仲良く出来る事を覚えたら・・・誰だって我慢出来ないよね?
その結果赤ちゃん出来ても・・・私はむしろ圭一くんの赤ちゃんなら・・・・・・勿論避妊はするけど。
「ちゅぷっっ!ちゅぽっん!はあっ!・・・ぴちゃっぴちゃっ!」
力一杯吸い付いて、オットセイの先を舌先で小刻みに刺激してあげる。これが腰が思わず浮いちゃう位気持ち良いんだと言っていた。
「うああっ!イクッ!イッちまうって!!」
私はオットセイから口を離して、根本をギュッと握る。
「あっ・・・はあぁ!も、もうちょっ!っと我慢・・・だよ。レナ欲張りだからっ!あうぅん!
両方のお口で圭一くんのミルク・・・飲みっ!んうぅ!たいな!!」
これ以上奥まで入らないって所まで指を挿入して掻き回しながら、続けて言う。
「で、でもね!下のお口ぃっ!んっ!おまんこは今日っ!あうぅ!!危ないから・・・
はあっあっ!上のお口で・・・おっ持ち帰りぃ!なんだよ!だよ!」
『いっぱい我慢した方が気持ち良くて、いっぱいピュッピュッ出来るよね?』と言ってオットセイを締めたまま、再びしゃぶりつく。
先程までとは言っている事が違うって圭一くんが叫ぶけど、気が変わったのだ。
イジメにイジメ抜いて・・・って、私の中の欲張りな『レナ』が言っているから。
「も、もう良いだろっ!はあっ!あうっ!もう限界なんだよ!なあっ!レナったら!くぅっっ!」
口の中いっぱいにオットセイを飲み込んで吸う。
舌全体で包み込む様にして、圭一くんの大好きなオットセイの頭の下をネットリと愛撫して強い刺激を与え続ける。
オットセイは早く出してスッキリしたい!ってビクビクと私の口内で暴れているけど、あと少し我慢してね。『レナ』が満足するまで。
「んふぅっ!ちゅばっ!ちゅばっ!ちゅばっ!ふあぁ・・・!あんんっ!んむっ!」
お返しとばかりに圭一くんが私の秘部に凄い勢いで吸い付いてきて、私は媚びる様な甘えた声で鳴いてしまう。
圭一くんは何もしなくて良いって言ったのに・・・仕方無いな。甘えん坊さん♪
「んんっ!んうぅ!?ちゅぷっ!ふうっ!じゅぱ!」
圭一くん・・・必死だな。射精出来ないっていう、気が狂っちゃいそうなのを私の秘部に必死で吸って舐めて堪えている。
頑張っておっぱいを吸う赤ちゃんみたい・・・かぁぃぃよ。圭一くん。
「ちゅうううっっ!ちゅばっ!」
私の自慰をアシストしているみたいにクリトリスを荒々しく舐め回す圭一くんの為に、秘部をまさぐる手の位置を少し横にずらす。
そして私を気持ち良くしてくれている御褒美に渾身の力で吸ってあげて、締めていた手を離す。
「んむっ!?んうっ!!んん〜〜〜っっ!?」
その瞬間、口内でオットセイが大暴れながら射精する。同時に圭一がクリトリスに甘噛みしてきて不意に絶頂を迎えさせられた。
「っくあ!・・・ふあっ!はっ・・・はあはあ」
オットセイの長い長い射精が終わって、私は手の平に精液を吐き出し、呼吸を整える。
予想外な大量の射精で息継ぎが出来なくて息苦しかった。
「はあ・・・はあ・・・。ん・・・圭一くん元気良過ぎ・・・だよ」
「っはあ・・・そりゃあ仕方無いっ・・・だろ?レナが・・・凄い頑張ってくれたからな」
グッタリした圭一くんが肩で息をしながら答えてくれる。
「あはは♪良かったかな?凄いいっぱい出たんだよ・・・っん」
手の平に口を付けて精液を飲み込む。喉に絡み付くくらい『濃厚なミルク』・・・。
「んくっ・・・。ご馳走さま☆」
「あ、ああ。それにしても大声出しちまったから親にバレちゃったかな・・・。なんて言い訳しよう」
「ふふふ♪レナと赤ちゃんを作る練習してたって言えば良いんだよ・・・はうぅ☆」
上機嫌になった私は『圭一くんとレナの赤ちゃん・・・かぁぃぃよう』と言いながら、圭一くんに向き直る。
「どうせバレてるなら・・・開き直っちゃおうよ。レナの事が好きなら、お母さんやお父さんに聞かれても言い訳・・・して欲しくないかな」
「そうだな・・・。うん。レナとこういう事してるのだって悪い事じゃないし、むしろ当たり前の事だからな。
恋人同士なら」
と、圭一くんが確認する様に言った言葉が嬉しかった。
身体を倒して圭一くんの頬に頬擦りしながら私は答える。
「うん。コソコソしているより、堂々としてる方が変に勘ぐられなくて良い・・・かな?」
「違いねぇ!堂々としていた方が心配掛けずに済むしな!」
「そうだよ。自然な事なんだよ・・・」
圭一くんの頬から顔を離してワンピースのポケットの中を探りながら片手でオットセイを扱く。
「本当はこんなの着けずに気持ち良くさせてあげたいけど・・・」
避妊具を取り出して口で包装を開ける。
「まだ赤ちゃんはレナ達には早いから・・・帽子さん着けるね」
オットセイに避妊具を被せて根元まで降ろし、片膝をついて秘部をなぞる様に擦り付ける。
「ふう・・・レナの頑張る所・・・見て?」
「うん・・・」
それを聞いて私はゆっくり腰を沈めていく。「んっ・・・うぅ」
年不相応な太い大きなオットセイが、私の膣に飲み込まれて嬉しそうにヒクヒクしているのを感じる。
圭一くんのオットセイに合うサイズの避妊具を探して、薬局を何件も回ったのは内緒だ。
わざわざ言う事では無いし、恥ずかしい想いをするのは私だけで良い。
「っはあ・・・。気持ち良い・・・よう」
オットセイを全部咥え込んで身体が悦びに震える。
圭一くんのお腹に手を乗せて足を広げてみた。分かりやすく言うなら排尿している時みたいな感じかな?
これは圭一くんが大好きなHなお馬さんゴッコの格好。
ちなみに、これは私も好き。凄いHっぽくて興奮するから。
「・・・ふう。レナが・・・いっぱいミルク絞り取ってあげるから・・・良い子にしててね。圭一くん」
続く。
以上です。
続きが完成したら、また来ます。
では
ノシ
相変わらずエロいww
レナが献身的過ぎて萌え。GJです!
GJ!!
GJ!
どんどんレナが変態になってるな
フェチ好きにはたまらん!
これは・・エロ過ぎる!
やっぱり作者さんは神だよ
なんというかただのエロだけじゃなくて
作品に愛があるんだよな
というわけでGJ! 続きも楽しみにしてる
あー確かに。れなぱんも好きだけど圭魅や圭詩のシリーズも良かったな。
いつもエロい作品ありがとうございます、GJです。
保管庫、なんで「たった一つの冴えたワッフル」が今更上がってるんだ?w
これはエロ過ぎw
最近圭レナ多めで嬉しいな
圭魅悟とか男2:女1の話も読んでみたい
なるほど、それでいつの間にか女なんかほっといて
お互いのヨーグルトを注ぎ込み合う作業に没頭してしまう展開ですねわかります
ヨーグルトといえば、あれの続きも見たいな。
あれじゃ生殺しだ
>>546 そして女が自らを慰めているわけか。それはそれで萌えるような気もするが。
そこは鼻血出して喜ぶところだろう、バッチコイ編的に考えて。
>>547ヨーグルトの続きは見たいな
それとヤンデレレナの続編はまだかなー
展開が気になる
最近レナもの良作多すぎ
百合 注意
ロリ双子 です
次レスから投下します
外はかりかり、中はふわふわの、イチゴジャムをぬったトーストが一枚、二枚……あ、そうだ、
のどが渇くからオレンジジュースも一ぱい……あれ、いっぱい?
コップに入らないし、これじゃ数えられないや。
よし、食べてから飲むことにしよう。うん、それがいい。
ごぉん、ごぉんと低い音がした。ろう下にある、ぼろっちい振り子時計だ。
ばっちゃは好きって言ってたけど、嫌いだ。お姉ちゃんとトイレに行くときによく鳴るから怖い。
ハト時計だったらかわいいからいいのに。
そういえばトーストの前におはぎを数えてたときも鳴った気がする。
それじゃあ歯をみがいてから一時間ぐらいたったんだ。でも、ぜんぜん眠くならない。
やっぱり羊を数えたほうがよかったのかな、って思ったけど、
布団にくるまり、指を折ってトーストを数えた。…九枚、十枚、じゅうい……。
「どうしよ、お姉ちゃん。指が足りない」
無視された。
しかたないので足の指を使うことにした。温かい毛布から足を出すのはつらかったたけど、がまん。
できなかった。なんだかさっきよりも寒くなった気がして頭までかぶって縮こまる。
そういえばお姉ちゃんは学校から帰ってきて、夕ごはんができるまでずっと同じ本を読んでた。
きっと、それがおもしろすぎて読むのに熱中してるにちがいない。ずるいなあ、私も読みたい。
たしかめようと思った。だけど寒いのはいやだから、毛布で体を巻いて芋虫になり、
歩いて二、三歩のお姉ちゃんの布団を目指す。お尻を突きだしながら両足をおなかまで曲げて、
あごを前に持っていけば進むことができる。
のろいし、少ししか動けないけど、私は一生けんめい、のそのそした。
お姉ちゃんがちらっと私を見る。
「おもしろい?」
「うん」
「どんな本?」
「ふつうの本」
やっと覗ける距離まで来たときに、ぱたん。閉じた本は枕元に置かれた。
私の手が届かない反対側に、だ。ちょっとためらったけどすぐに毛布から這い出て、
そこに回りこんだのに、本はさっき私がいたところへ。
「……いじわる」
「あんたにはまだ早いの。もうちょっと大人になってから」
双子なんだから、私が子どもならお姉ちゃんも子どもじゃないとおかしい。
でも、まあ、たしかにお姉ちゃんは物知りで大人っぽい。
昨日は「ふぁーすときすはレモンの味がする」って意味はわからないけど教えてもらったし、
一昨日だって先週だっていろんなことを教えてくれた。
やっぱりお姉ちゃんは私より大人なのかもしれない。
体がぶるっと震えた。パジャマ一枚に、はだしで畳の上にいるのはものすごく寒かった。
温かい布団のなかのお姉ちゃんと目が合った。ため息をついてる。
「おいで」
袖を引っ張られて、迷わず布団にもぐりこんだ。狭かった。足になにかが当たる。
私の冷たい指先と正反対のもの。長く触れるとそれは逃げる。温かくて気持ちよくて、楽しくて、
しばらく追い回していた。突然、鳥肌がたった。氷のような指におなかを触られた。
お姉ちゃんは笑ってる。私も笑った。すると今までのことがどうでもよくなった。
お姉ちゃんとこうしてるのがとても楽しい。
「──詩音は、きょにゅーになりたい?」
「きょうりゅう?」
恐竜はやだな。なりたくない。
「恐竜じゃなくて、きょにゅー」
「なにそれ?」
「さぁ、わかんない。なんかさ、胸を揉むとね、きょにゅーになるんだって」
胸のあたりを見られてた。
「だ、だめだよ…っ」
背を向けた。自分の布団に戻ろうかと思った。
そのとき、うしろから伸びたものが腰に巻きついてきた。声が、すぐ近くで聞こえる。
「痛くないから……ね?」
耳元でお姉ちゃんが喋るたびに、びくっとしてしまう。腕を振りほどきたくて体を捩ると、
今度は髪の毛で首がくすぐったかった。骨がふにゃふにゃになったみたいだ。力が入らない。
なんとか体を丸くして、足をばたつかせて抵抗したけどムダだった。
蹴った掛け布団が脇に追いやられただけ。いつのまにか仰向けに、馬乗りされて、こわかった。
「えっ……ちょっ…な、泣いてるの?」
お姉ちゃんに言われて、自分が泣いてることを知った。さらに泣きたくなった。
もうぐちゃぐちゃだった。涙がとまらなかった。鼻水がとまらなかった。
拭くのも忘れて泣きじゃくった。
お姉ちゃんがおりる。私は体を起こして、泣く。
「泣かないでよ。大丈夫だってば」
「やだぁ……っく、ぜったい…いたい…もん……っうぅ」
「だーかーら……あー、もう、めんどくさいなぁ」
むずと、手を、ちょうどパジャマのクマさんがいるところまで引っ張られた。
「触ってみて、詩音。お姉ちゃんは痛くないからさ」
指先だけ出る大きめの袖で目をこすると、ぼやけていた目の前がはっきりした。
ずるずる鼻をすすっていると、顔に張りついていた髪の毛は掻き上げられた。
いっきに視界が広がる。肩の震えが、だんだん、おさまってきた。
しばらくすると泣きたい気分もやわらいだ。目だけで見上げた。微笑んでた。
なんだか照れくさくて手元に視線を移す。
ちょっと、本当にちょっとだけ、クマさんは膨らんでいる。
ぺしゃんこだったのに、最近、こうなってきたのは私も同じだ。
でも、自分のも、まだ触ったことはなかった。
深く息をすって、クマさんの右耳のあたりを軽く掴む。
「ほら、ね、大丈夫でしょ?」
「……………ちっちゃいね」
頭突きされた。
「あんたのも同じくらい小さいくせに」
じんじんする額を押さえて、目頭にたまる涙を拭いた。
お姉ちゃんはうつむいて手を動かしている。
「着替えるの?」
ボタンが全部はずれて、パジャマの前が開かれてく。することがなくて、ぼうっとしていた。
おへそが三つに見えた。急に、手の中がむにむに。
あくびを噛み殺して目を向け、逸らし、また向けた。
上にある手が、私の手を、その下のものを揉む。
マシュマロみたいな柔らかさのあとに硬い芯があった。そして、温かかった。
なにも言えなくて、逆らうこともできなくて、ちらちらとそこを見ていた。
感触がなじんできた頃、手の甲にあった手はなくなった。胸の上に取り残される。
だから、もう、やめていいのに、やめたかったはずなのに。
「……触って…いいん、だよ、ね…?」
「ん…いいよ」
お姉ちゃんがどきどきしてるのがわかった、ううん、もしかしたら私の方がどきどきしてた。
まだ触るのに慣れなくて、少しのあいだ弱く揉んでいた。
指先を押しつけると浅くへこんで、ゆっくり元に戻ろうとする。
そこで力を抜けば押し返されてもどかしい。
逆に力を入れて柔らかいのをつぶしていくのは気持ちがいい。
強く揉んだ。指と指の隙間にぷにぷにしたのが入りこんでくる。なにをしても柔らかい。
こんなに柔らかいのに、一カ所だけ硬かった。ずらしてみると桃色のとんがりがちょこんとあった。
それをつつくのと同時に袖をぎゅっとされた。お姉ちゃんの顔はほんのり赤くて、口からため息、
にしては多すぎるし熱いものを吐き出している。初めて見た。
さっきから無言だったから、そろそろ話をしたかったけど、
恥ずかしくなってなにも言わずに視線を戻した。
すくうように持つと、ぷっくりしてるのが余計に目立つ。
さきっぽがとがってきて真っ赤になる。
無意識に体は傾いてた。
けど、さすがにいきなりは戸惑った。
それにまた頭突きされたくないから、最初は唇でつまむ。
豆つぶみたいに小さいのに熱がどこよりも高かった。
しばらくそのままでいてお姉ちゃんが怒ってないのを確認して、とんがりに吸いつく。
手で触ってたときよりも硬くなってる気がした。顔を離したら、ぬるぬるで光っている。
絵の具でぬったようなキレイなピンク色。丸っこくて、お菓子みたい。
お姉ちゃんには言えないけど、心の中で、すごくおいしそうだと思った。
真ん中のとんがりだけじゃなくて、肌色と同じくらい色の薄い部分もかぷっとした。
音が鳴りそうなくらい吸って、口の中ではむはむする。くわえたままでいると懐かしい感じがした。
頭になにかが乗る。お姉ちゃんにもたれかかって見てみた。
さっき暴れたせいでくしゃくしゃだった髪をとかしている。
瞼が、重い。
「んっ……詩音、赤ちゃんみたい…」
からかう口調にむっとして、いたずらに噛んだ。強くやったわけじゃない。前歯ではさむ程度だ。
お姉ちゃんの苦しそうな声がする。
やっちゃった。痛かったかもしれない。
急いで体を離して正座する。頭突きされる準備はできた。
畳のきしむ音がした。ひざの上でこぶしを握る。固く目をつぶる。
どっちの肩もつかまれて横に押された。たぶん布団に倒されたんだと思う。
右のほっぺたのあたりが柔らかい。
でも、どうして、鼻や唇まで柔らかいのにうもれてるのか気になって、片目で盗み見た。
肌色しかなかった。
頭を動かすと、あれがあって、吸いついた、かもしれない。
もう、ねむくて、どうでもよかった。
「つぎ、詩音の番だよ」
「…ふえっ……」
てきぱきとボタンがはずされていく。脱がされることはなかった。
袖は通したままパジャマの前を開く。
そしたら、やっぱり、お姉ちゃんとおんなじものがあった。
ちっちゃい。
寒くて目が覚めた。とっさに腕で隠す。
「いくじなし」
「……やめようよ…もう寝ようよ」
「今やらないとだめっ!明日、お姉ちゃんだけきょにゅーになってたら
入れ替われなくなるんだよ?いいの?」
それはいやだ。二人に違いがあったら、いろんなことが不自由になる。
大人のひとがお菓子をくれるとき、交代で『魅音』になってもらってたんだけど、できなくなる。
あとは、そうだ、缶詰めのおかずが出たとき、お姉ちゃんが隠れてるあいだに
私が『魅音』になって食べるのもできなくなる。
おやつ一口分と引き替えだから、これができなくなるのは困る。
でも、こわい。あのときのお姉ちゃんみたいに私もなるのかな。
風邪のときみたいに熱が上がっちゃうのかな。
あんなとこ触られたら、どんな気分がするんだろ。
「心配しなくていいよ。くすぐったいだけだから」
前みたいに無理に引き剥がそうとしない。手を添えるだけだった。
見上げると、お姉ちゃんがうなずく。
私は腕をどけた。
すぐには触らなかった。おなかを撫でて、少しずつ、少しずつ、近づいてきた。
触るよ、と言われた瞬間、呼吸をとめる。体が、がちがちだった。手も汗でべとべと。
だけど、十秒ぐらいしたら息苦しくなって、口を大きくあけて空気を吸うと肩の力が抜けた。
落ち着いて、うん、と返事をする。
すっぽりと、そこは、お姉ちゃんの手にはまった。そして柔らかいとこに指が沈んだけど、
どうってことなかった。ほっぺたをつつかれるのと一緒の感覚。
ただ、ちょっとだけ、こっちのほうが恥ずかしい。
風船をわらないようにつかんでたのが、粘土をこねる手つきになった。
ぐいと押したり持ち上げたりされて形がどんどん変わっていく。
間近で観察するのは変な感じだった。それに、こそばゆい。
「痛くない?お姉ちゃんにどんな感じか教えて」
「ぁ……むずむず…する…」
手が動くのに合わせて口から変な声がした。
くすぐったいときにはおなかの底から笑うはずなのに、胸のとこからなにかが溶けて
じわじわ出てくる。
自分のじゃないみたいだった。
笛の音ぐらい高くて、言葉のはしっこが震えてて、うまく話せないちっちゃい子。
ずっと聞いてたらおかしくなりそうだった。
ざらざらしたものが肌をすべってる。それが通ったあとは濡れていた。そっか、舐められてるんだ。
突然、とがってたところを無理やり押しこまれる。
背中のうしろがびりびり痺れた。
「あ…っ!…お、ねえちゃ…ん……」
叫んでしまった。
顔を上げたお姉ちゃんは目を丸くしていた。
「どうしたの?」
「っう、わかんない……わかんないよぉ…」
頭がいっぱいいっぱいで、なにも考えられなかった。
体が熱っぽくなるから、やめたくて、やめたくなかった。なにがなんだか、わからない。
お姉ちゃんのパジャマを握りながら耐えた。すると、優しく名前を呼ばれて頭を撫でられる。
「やめよっか」
その声は明るかった。笑顔も見せてくれたけど、私は悲しかった。
悲しいことは二人ではんぶんこだからだ。
きっと、今、お姉ちゃんは悲しい。
だって、明日、きょにゅーになっちゃうかもしれないから。しかも、ひとりで。
それはとても不安で、悲しいこと。
「……やめちゃ…やだ」
お姉ちゃんを悲しませたくなんかないんだよ。
「がんばる。がんばるから。…お姉ちゃん、…泣かないで」
「…詩音が先に泣くからじゃん……ばか」
次の日、お昼ごはんに出た缶詰めのサバ味噌煮を二人分食べた。おいしかった。
以上です
ありがとうございました
558 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 17:36:39 ID:7xbLMbok
ここは雛見沢村という小さな村の、大きなお屋敷。
その一室で、一人の少年が苦しそうな声をあふげている。
「レナ、俺、俺もう・・・」
そう言いながら荒い息で自分の性器をしごいている少年、前原圭一14歳である。
左手には今名前を呼んだ少女、竜宮レナの秘蔵写真が握られている。教室で水着に着替える彼女を
盗撮したものだ。
今の圭一は口からよだれをたらし、全身から汗をびっしりと噴出しているという、他人からみれば
気持ち悪くなるような姿で自分の性器をいじっているのだ。
そしてついに、彼の性器が我慢の限界に達した。
ドピュドピュドピュ...
汚い白い液が圭一の性器からマグマのように噴出し、彼の腹を汚していく。
後始末が終わると、圭一はけだるさと睡魔に襲われ、そのまま眠りについた。
(・・・最近オナるのにも飽きてきたな・・・そろそろ本番にいくか・・・)
圭一の脳内では、明日訪れるだろうその瞬間の映像が、くっきりと表示されていた。
その次の日の昼休み、圭一はレナを呼び出すとそっと耳元でささやいた。
「今日いっしょに宝探しに行こう。」
それを聞いたレナは、いつものように顔を真っ赤にしてうなづく。この後なにを
されるかも知らないまま。
圭一はレナの後姿を見つめながら、邪悪な笑みを浮かべるのだった。
559 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 18:19:47 ID:6nUUj8T8
「圭一君、今日はなに見つかるのかな?かな?ケンタ君人形みたいにかぁいいものみつかるかな?
かな?」
レナは廃品置き場に着いたとたん、そう言って粗大ごみの山を登っていく。
(本当にかぁいいのはお前だよ)
そう思いながら圭一はレナの後ろにつき、まじまじとパンティーを覗いた。
純白ながらレースのついた少し大人っぽい下着。食い込みもすこしキツめで、
年の割りに発育のよい太ももやお尻とあいまって色気を感じさせる。
初めて会ったときから、この体に目を付けていた。
自分のことを慕い、いつも気を遣ってくれるこの天使のような少女の体に。
(こんなもの見せ付けられちゃ、やっぱヤッちまうしかねぇな。)
心の中で圭一はそう決意を固めると、平静を装った声で話しかけた。
「なあレナ、下の方にいいもん見つけたんだけど、降りてきてくれないか?」
レナは圭一の言葉を聞くと、言われたとおりに廃品の山を降りてくる。これから何を
されるのかまったく知らない顔で。
「圭一君、いいものってな・・・」
レナの言葉が終わる前に、圭一は彼女の体を押し倒すと、そのまま地面にたたきつける。
恐怖よりも驚き、といった表情で自分を見つめるレナの顔に向かって、圭一はにっこりと笑いかけた。
「レナは俺のこと好きなんだろ?俺もお前のこと、好きだぜ。」
「えっ?そ、それは・・・」
茹蛸のように顔を赤らめるレナの顔に圭一はふたたび笑いを浮かべた。
「だから・・・お前のこと・・・ヤッちまってもいいよな?」
ぞっとするような悪魔の笑みを。
その瞬間、レナの顔は先ほどまでの真っ赤な色から、血の気の引いた蒼白い色に変わった。
「い、いやああああああああ!!!!!!」
自分を突き飛ばそうとするレナの腕を払いのけながら、圭一はレナのセーラー服をめくり上げ、ブラジャーをかいくぐり、
まだ青い果実をもみしだく。
(へへへ。魅音ほどじゃねえけど、でかい胸してんじゃん。)
マシュマロのような双丘の感触に満足しながら圭一はレナの唇に自分のそれを重ねた。
「う、うぅ・・・」
涙を流しながらこちらをにらみつける少女に、圭一はあざ笑うかのような表情を見せる。
560 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 18:20:51 ID:6nUUj8T8
「どうしたんだよレナ?大好きな圭一君とキスしたんだぞ。もっと喜んでくれたっていいじゃないか?」
レナはその言葉を聞くと、口元を歪ませ目を見開いた。
「違う・・・違う違う違う違う違う!!!!!!!こんなのあたしがしたかったことじゃない!」
その叫びは、並みの男ならひるませただろうほどの迫力があった。だがこの男の前ではかえって
嗜虐心を掻き立てさせるだけのものでしかなかった。
「くく・・・なに言ってるんだよレナ、愛し合うってのはな」
そういって圭一はレナの両脚の間に自分の体をねじ込む。
「マンコにチンポを突っ込むってことなんだよな!」
そのまま両脚を開かせ、M字開脚の状態にさせた。純白のパンティーが丸見えになる。
「・・・エロいパンティー履いてやがるぜ。お前も見かけによらず淫乱なんだな。」
「離せ!離せ、この屑野郎!オス豚!犯罪者!あたしのスカートの中身を覗いていいって誰が言ったあああああ!!!」
口調も表情も変わり、狂ったように圭一の体を殴り、蹴飛ばすレナ。圭一はうっとしそうに
その攻撃をあしらっていたが、とうとう堪忍袋の緒が切れたのか、拳を振り上げるとそのまま
レナの首に何発か強烈なパンチを打ち込んだ。
「いい加減にしろこの屑女!おとなしくしねえとマジで*しちまうぞ!」
そう脅したのが効いたのか、それとも首を殴られた痛みのせいか、レナの抵抗が弱まった瞬間を
ついて、圭一はレナの腰に手をかけると、そのままパンティーをずり下ろした。
レナが再び金切り声を挙げ、それを阻止しようとするが、時既に遅く膝元までパンティーは
ずりおろされてしまっていた。
露になったレナの秘所は、薄い陰毛に覆われており、ピンク色の貝殻もきっちりと
閉じている。
圭一はもう辛抱できないのか、ズボンとブリーフをずりおろすと、勃起してひくついた性器を露出させた。
それを見た瞬間、レナの瞳に絶望の色がくっきりと浮かんでいくのを、圭一は興奮とともに眺めていた。
いつも可憐で、清楚で、天使のように自分を慕ってくれた少女、
その少女が、さんざん自分を口汚くののしり、抵抗した後、ついに自分に屈服する。
それを思うだけで圭一の脳は、自分の性器が暴発するかのような快感を覚えるのだった。
「それじゃあいよいよ、雛見沢のアイドル、竜宮レナの開通式だ。」
圭一はレナの両脚を手で固定し、必死でそれを閉じようとする彼女の努力を封じると、そのまま
思いっきり腰を前に突き出した。
「いやあああああああああああ!!!!!!」
その瞬間、竜宮レナはまるで断末魔のような、今まで聞いた中でもっともすさまじい金切り声を挙げた。
ロリ双子GJ!魅音の幼さ具合がたまらんな。
後、保管庫に新しく作品保存してくれた人有り難う。書いたはいいが、保存が上手く出来なくて半ば諦めてた所だったんだ。
この場を借りて礼がいいたい
>>557 GJ!! こうして姉妹の立派な乳が出来たのですね。
全くけしからん双子だw
>>557 非常に非常にGJ!今の二人のばいんばいんな乳にはそんな逸話がww
詩音の読んでた本は何なんだろうなあ
565 :
560続きAエンド:2008/04/05(土) 00:54:49 ID:eqzsUtV/
自身の性器が竜宮レナの秘所に侵入した瞬間、前原圭一は何か細いトンネルを
自分の性器が無理やりこじ開けるかのような感触を味わった。
それが処女膜を突破した感触だと気づくと、圭一は笑みを浮かべてレナの顔を覗き込む。
「感じたかレナ?俺のちんぽがお前の処女膜をぶち抜いたんだぜ。
どうした喜んでくれよ、レナの大好きな圭一君に処女を捧げられたんだぞ!」
だがレナは涙を流しながら、ただ痛みに耐えているのが精一杯らしい。
レナの秘所からは処女膜を突破された証拠に、鮮血が流れ出していた。
圭一はそんなレナの様子にはお構いなしに、まるで猿の交尾のように激しく腰を振り始めた。
腰が打ち付けられるたびに、レナの秘所から血が流れ、圭一の性器に絡みつく。
(最高だ、最高だぜ竜宮レナ。お前の処女をいただくのが俺の筆おろしだなんてな。)
レナが痛みに耐え、涙を流すさまが余計に興奮を高める。つい先ほどまで
童貞だった圭一には、限界に近い刺激だった。
(このまま中に出しちまえ)
心の中のささやきに身を任せ、圭一は思いっきり腰をレナに打ち付けた。
亀頭の先端が子宮口をたたいた瞬間、すさまじい快感と共に精液が
どくどくとレナの膣内に吐き出される。
圭一は今までの自慰とは比べ物にならない射精の快感を前に、しばしその感触に浸った。
「あ、ああぅぅ・・・」
レナが虚ろな目で呻きとも嘆きとも付かない声を挙げる。
(もう壊れちまったか?まあそれならそれで構うもんか。)
圭一は性器をレナの中から引き抜くと、持ってきたティッシュで血と精液をふき取り、
服を調えた。そしてレナの顔に自分の顔を近づけると先ほどまでとは打って変わったやさしい
笑顔を浮かべながら、やはりやさしい声色でいうのだった。
「レナ、俺はレナが好きだからこういうことをしたんだぞ。俺はレナのことを“愛している”んだ。
だからちょっと痛かったかもしれないけど恨むなよ。それと・・・」
そこまでいうと圭一の表情が変わる。相変わらず表面的には笑顔を浮かべたままだが、その
目の奥には邪悪な光が宿っていた。
「今日のことセンコーやケーサツにチクろうとしたら、どうなるか分かってるよな?オヤシロさまに代わっておしおきだぞ?」
「はい・・・」
圭一の言葉にレナはただ怯えたような表情で頷いた。圭一は自分の精液と破瓜の
血で汚れた彼女の秘所をティッシュで拭くと、服を着せてレナを家まで送り届けたのだった。
別れ際、竜宮家の玄関で圭一はレナの顔を覗き込むと、あの邪気の篭った笑顔で
いうのだった。
「じゃあなレナ、明日も学校で待ってるぜ。」
続きワクテカ!
あのさ…とりあえずsageて、投下予告と続くならせめて数レス書き溜めてから投下するとかしてくれないか?
他の職人さんにも迷惑かかるし、読み手も混乱すると思うんだ
568 :
560続きBエンド1:2008/04/05(土) 01:47:43 ID:eqzsUtV/
すさまじい金切り声をものともせず、圭一の性器がレナの秘所を貫いた瞬間、
彼はある違和感に気づいた。
あのトンネルを押し広げるような感触、彼がいつも読んでいたエロ小説の説くところに従えば、
処女膜を破るときに必ず感じるはずの“あの”感触がない。
まさかと思いつつ、圭一は恐る恐るレナに尋ねてみる。
「なあレナ、お前もしかして・・・処女じゃないのか?」
レナは陵辱された衝撃で瞳から涙を流していたが、圭一の質問に頷くと口を開いた。
「そうだよ・・・レナ前の、茨城の学校にいた時に男子にレイプされて・・・」
それを聞いた瞬間、圭一の心は一瞬ショックで呆然となった。
(レナが処女じゃない・・・?)
あの天使のような少女、いつも優しく自分を慕ってくれた、清純な美少女が、
まさかもうセックスを済ませた中古品の非処女だったなんて。
裏切られたという思いと共に、圭一の中で何かがはじけた。
圭一はレナの首に痛恨の一撃を見舞うと、すさまじい表情で怒鳴り声を挙げた。
「ふざけんじゃねえこの売女!あばずれ!雌豚!テメエ何俺より先にセックス済ませてんだ?
この、この・・・」
「うぐぅ・・・あっ、あれは、あれはレイプだったんだよ。レナの意思に関係なく・・・だから
圭一君ももうこんなことは・・・」
「煩え、そんなこと俺の知ったことか!それに一回レイプされたんだったら二回目も
どうってことねえだろこの中古女!いまさら処女ぶって抵抗すんじゃねえ!」
そういって圭一は腰をふりはじめた。レナが非処女だったことへの怒りもあってか、
狂ったような勢いで腰を振る。
あっという間に圭一の性器は限界に達した。
「うう、糞もう駄目だ・・・こうなったらお前の中に思いっきりぶちまけてやる!この売女!」
「いや、中だけは、中だけは許して!今日は危ない・・・」
レナの最後の嘆願も、聞き入れられることはなかった。
圭一の性器がレナの奥深くを思いっきり貫いた瞬間、レナは自分の胎内に
生暖かい液体が放たれるのを感じた。
「あああ・・・嘘だ!嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だああああああ!!!!!!」
狂ったように叫ぶレナを、圭一は勝ち誇ったような表情で見下ろし、言い放った。
「嘘じゃないぜレナ、お前はたった今俺にレイプされて、俺の汚い汁を危険日に中だしされちまったんだよ。
安心しろ、妊娠しても俺が腹蹴飛ばしておろしてやるから。」
圭一はいまだ“嘘だ”とうわごとのようにつぶやくレナの中から性器を引き出すと、後始末をして
服を着ようとした。
圭一は気づかなかった。自分が下着とズボンを履こうとした瞬間、レナが起き上がり、たまたま近くに落ちていた金属バットを手にしたことを。
そしてレナはそのバットを、渾身の力で圭一の脳天に振り落とした。
「うぎゃあああああああああああ!!!!!」
そう表記するしかないほど単純な、それでいておぞましい悲鳴があがる。圭一の額は割れ、血がだらだらと流れ落ちていた。
だがレナはそんな圭一の様子など気も留めず、ひたすらバットをその脳天めがけて打ち込む。
「あはははははははっ!!ケーイチ君どうしたの?女の子みたいに悲鳴上げちゃってさ、さっきまでの
威勢はどうしちゃったのかな?かな?」
完全に狂気に染まった表情でバットを振るうレナ。圭一は二撃目以降腕で頭を
かばっていたが、もうその腕も限界だった。
「ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・」
膝をつき、頭を庇いながら許しを請う圭一。だがレナは表情をまったく変えず攻撃を続ける。
「はは、ケーイチ君偉いね。ちゃあんとレナにごめんなさいするんだね・・・ゴメンで済んだら
ケーサツはいらないんだよこのオス豚!脳みそぶちまけてやろうか、え!?」
そういって猶も攻撃を続けるレナ。その猛攻の前に圭一はとうとう力尽き、地面に倒れ付した。
「・・・*してはいない。脈はあるし、気絶しただけのようね。」
竜宮レナは、目の前に横たわる男の生死を確認すると、バットを置き地面に座り込んだ。
目の前に横たわっている男は、つい先ほどまでレナが心の底で一番愛しく想っていた初恋の人。
そして、先ほどレナをレイプし、散々に罵倒し侮辱した最低の犯罪者。
「結局、こいつもあの豚たちと同じだった、ってことなのね・・・」
そうつぶやくと、いつの間にかレナの瞳に涙が浮かんでいた。先ほど陵辱されていた
時とは別種の涙が。
彼のことは本当に好きだった。だから告白されたときは、正直天にも昇る様な気持ちだった。
キスぐらいなら、されてもいいと思った。
あんな男に、そのような甘い感情を抱いてしまった自分が、どうしようもなく情けない。
レナはそのまま、ずっと泣いた。涙がかれるまで泣いた。
(サヨナラ、あたしの初恋。)
それは、ひぐらしのなく頃のお話。
【お目汚し&空気読まず&サゲ忘れその他を深くお詫びして、終わりに代えさせて
いただきます】
サゲ→sageな
>>557 超GJ!ロリ双子に萌えたぜ
双子の胸にそんなヒミツがw
改めて
>>557GJ!
魅音視点の子供っぽい文章が可愛いな
あなたの双子物好きだ
574 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/05(土) 15:36:40 ID:d1jG66LP
ほんと双子GJ!!
幼いやりとりと、そのあとの二人の関係とかも想像できてよかったぜ!!
遅まきながら、れなぱんや双子の職人さんGJ!
どうやったらこんなエロくて甘いSSを書けるのやら・・・。
続きも期待してます!
投下させて頂きます。
それでも彼女が好きだからの後編になります。
予想消費レス数:11
どうしたんだろう? レナの奴、やたらと風呂が長い気がする。それとも、女の子のお風呂っていうのは長いっていうし……やっぱりこんなものなのだろうか?
ふと、壁に掛けられた時計を見る。……もう、かなり遅い時間だ。そろそろレナの家に電話した方がいいのかも知れない。
い、いやいや待て? でもどうやって説明する?
Q:「レナは今どうしてるんですか?」
A:「お風呂に入ってます」」
Q:「今、御両親はどちらに?」
A:「東京に行って留守です」
こんな事答えたら俺、下手すれば殺されないか?
お、落ち着け前原圭一。クールに、クールになるんだ。相手だって人間だ。落ち着いて誠意を持って事情を説明すれば、きっと分かってくれるはずだ。だって俺はやましいことは何一つしていないんだからなっ!?
ああ、しかしレナ、早く風呂から上がってくれえええぇぇ〜〜っ!?
俺は思わず頭を抱えた。
――と、風呂場の方から扉の閉まる音がする。よ、よかった。どうやらもう出てきたみたいだな。
俺は安堵の息を吐いた。
とたとたと足音が近付いてくる。
「よおレナ、湯加減はどうだったよ? ……って、どうした? そんな顔して? しかもそんな…………格好で」
再び俺の前に姿を現したレナは、タオル一枚しか身に付けていなかった。しかも、その目はとても決意に満ちていて、でもどこか虚ろで……。
俺は目を丸くする。
レナは無言で、薄く笑みを浮かべながら俺に近付いてくる。
「ちょっ!? ……ちょっと? おい? レナっ!?」
俺の目の前で、唇を震わせながら、レナが立ち尽くす。
その顔は風呂上がりということを差し引いても、赤かった。
「………………レナ?」
俺が彼女の名前を呼ぶと、レナはポツリと口を開いた。
「ねえ圭一君? レナね。……お願いがあるの。冗談なんかじゃない。本気の本気。こんなこと言ったら、圭一君はきっとレナのこと軽蔑する。でも、それでも頼みたいの」
「ああ……なんだよレナ? それと……俺は何を言われようとレナのことを軽蔑なんてしないぜ? 何て言っても、最高の仲間の一人なんだしよ」
けれど、何がまずかったのか益々レナの表情が重く歪んだ。
「……仲間…………か。うん、そうだったね。分かってたよ」
そして、見ているこっちの胸が痛むような笑みをレナは浮かべた。
「ありがとう圭一君、それじゃあ言うね?」
ふっと、レナが小さく息を吐く。
“圭一君、レナを抱いてくれない?”
…………え?
レナ? お前さっき一体なんて言った?
「おいっ!? レナっ!?」
レナが何を口走ったのかはよく分かっていない。けれど、分かってなくても俺は思わずその場に立ち上がった。
レナの両肩を掴む。
「さっき言った事って……どういう意味だよ?」
そりゃあ、俺だってレナのことは可愛いと思う。よくないことだって分かっていても、妄想してしまうことだってある。けれど本気でこういうのってのは……。
「そのままの意味だよ。圭一君、レナを抱いてくれない?」
「あ、…………あの……その……。ええっ!?」
俺はあまりにも突然の……この現実離れしたレナの台詞に、もう頭の中がぐちゃぐちゃだった。本気でこれが夢か何かのような気がしてくる。
そんな俺を見て、レナが苦笑する。
「やっぱりダメかな? そうだよね。いきなりこんなこと言う女の子なんて、圭一君だって嫌だよね。それも、レナみたいにこんな大人っぽくない体じゃ仕方ないよね。魅ぃちゃんや詩ぃちゃんみたいにスタイルよく無いもんね」
違う……違うからレナ。そんなことないから。そうじゃなくて……。
俺はただ、首を横に振ることしか出来ない。
「どうしたんだよレナ? どうしていきなりそんなこと言うんだよ? 俺は…………レナのことが好きだ。好きだけど、でもだからってこういうのはさ……」
ああくそ……一体どう言えばいいんだ? 俺はレナを拒絶したい訳じゃない。けれど、どう言っても……。
「だ、だから……さ。その……本当に、どうしてなんだ? 俺が聞きたいのはそれだけで……」
しかし、俺が懸命に断る理由を探そうとすればするほど、レナが寂しそうな瞳で俺を見詰めてくる。無言で、今は何も聞かないでくれと訴えてくる。
その瞳が、見ている俺の胸を締め付けてきて……。
それが、俺の頭の中にある何かのスイッチを切り替えさせた。
結局……俺は深く息を吸って、レナを抱き締めた。何故なら、いまここでこいつを抱いてやらないと、もう二度と笑ってくれないような気がしたから。今にも壊れてしまいそうな不安が俺を襲ったから。
「……本当にいいのかレナ? 俺なんかで」
「………………うん」
俺の胸の中で、レナが頷いた。
そして、柔らかくて小さな彼女を力一杯抱き締めた後、俺はレナの体を離した。
もう一度レナの肩に手を置いて、その小さな唇へと顔を近付けていく。
「んっ」
レナの唇は、柔らかくて、温かくて、むっちりと俺の唇に吸い付いてきた。その肉の感触が生々しくも心地いい。
ああ、キスってこういうものだったんだな。
目を閉じながら、優しく唇を押し付け合う。
「んんっ……ふぅっ!?」
俺は少し口を開いて、レナの口の中へとしたを挿入する。
レナも少し驚いたようだけれど、すぐに応じてくれた。互いに唇を貪り合い、舌を絡め、唾液を啜る。
くちゅくちゅと、いやらしい水音が俺達の頭の中に響いた。けれど、それを嫌悪するどころかますます本能的なものが刺激され、互いを追い求めていく。
窒息しそうなくらい、俺達はもうこの行為に夢中になり始めていた。
俺はレナの肩から手を下ろしていき、バスタオルに手を掛けた。
ばさりと音を立てて、あまりにも呆気なくバスタオルが床に落ちる。
もう、これでレナを覆うものは何も無い。
互いに生まれたままの姿で、たっぷりと互いの唇を貪り続けていく。
……と、不意にレナが俺から唇を離した。
「圭一君のも、脱がすね?」
上目遣いで見上げるレナに、俺は頷いた。
ぷつりぷつりと、パジャマのボタンが外されていく。俺の目の前には全裸のレナ。彼女によってパジャマが脱がされていくという事実ただそれだけで、俺の体にぞくりとしたものが湧き上がる。
上着も脱がされ、ズボンも……そしてパンツも下ろされて、俺のものが露出する。レナの目の前で、それはヒクヒクと脈打っていた。
「……あっ」
それを見て、レナが小さく驚きの声をあげる。
そして、レナはじっと俺のものを見詰めた。その様子から、何をしようとしているのか、だいたい想像が付く。
「無理……しなくていいんだぜ?」
「ううん、そんなこと無いよ」
けれど、レナはほんの一瞬躊躇しただけで、首を横に振った。
「はふっ……んっ」
俺のものがレナの口の中に収まる。
レナが……あのレナが俺のものを口にくわえている。時折当たる歯が、どうしようもなく確かに、レナが口で俺のものを愛しているという事実を伝えてくる。生暖かく粘っこい感覚が俺のものを包み込んできて、それがまた気持ちいい。
「んくっ……んんっ……ふぅっ」
レナの舌が俺の亀頭を舐め回し、頬をすぼませて吸う。
上手いのかどうか何てのは知らない。けれど、懸命なその姿が見ていて胸を締め付けた。
自然と俺の口から呻き声が漏れる。
「あぁっ……くっ、気持ちいいぜ。レナ」
俺は荒い息を吐きながら、レナの髪を撫でた。その瞬間、ほんのちょっぴりだけど、レナの表情が和らいだ気がした。
湿ったレナの髪は細く滑らかで、まるで子猫か子犬に触れているような気になる。……優しく撫でてやると、不思議と気持ちが落ち着いていった。
「……レナ。今度は俺もその……レナにしてみたいんだけどさ。いいか?」
「え? ……うん、いいよ」
俺がそう言うと、どこか物足りなさそうな……それでいて自分が奉仕されるんだという期待の色が混じったような表情をレナが浮かべた。
レナが俺のものから口を離すと、唾液が銀色の糸を引いた。
「でも……どうすればいいのかな? かな?」
「そうだな。とりあえず、そこで立ってくれよ」
俺の言葉に従って、レナが立ち上がる。
そして俺はあらためてレナの生まれたままの姿を見る。未成熟とはいっても、それは言い換えると成長途中な熟し始めの果実。健康的で白い肌に、引き締まった太股。……そして、ふっくらと美しく双丘が盛り上がっていた。
やっぱり、女の子なんだよな……。
そして、それを見ていきり立つ自分の本能に、どうしようもなく俺は雄なんだと再認識させられる。
俺はごくりと喉を上下させた。
「じゃあ……いくぜ?」
「う、うん……」
俺はレナが頷くのも見ずに、レナの胸へとむしゃぶりついた。両腕をレナの背中に回して、愛撫する。レナの温もりが……レナの柔らかさが、愛おしかった。
「あっ……はぁっ。うっ……んんっ」
欲望の赴くままに、俺はレナの乳首に吸い付く。舌で乳首を転がし、唇で甘噛みして愛撫する。張りのある弾力が気持ちいい。舌触りも滑らかで、実に……こういうのも美味って言うのだろうか?
「はぁん……くっ……圭一君。そ、そんなっ!?」
俺はレナの胸を口で責めながら、手をレナの股間へと伸ばしていく。レナの秘所に指を添えると、レナの体がびくりと震えた。
へえ……ここってこんな風にふにふにというかぷにぷにというか……そんな感じだったんだな。初めて知った。そりゃまあ……キスもフェラも胸も……全部が全部初めてなんだが。
レナの割れ目をなぞるように、俺はあてがった指を上下させる。
「はぅっ……んっ……くぅんっ」
愛撫を続けていくにつれて、レナの声に含まれる甘さが増した気がする。
なるべく優しくって思っているけれど、こんなのは俺も初めての経験で……俺のやっていることっていうのは、きっと拙いものなんだって思う。
けれど、それでもレナが……少しでも感じてくれてるみたいで、それが何だか嬉しかった。
あっ……今、レナの体が軽く跳ねた。
「レナ? ……その……気持ちいいか?」
一旦、レナの胸から顔を離して訊いてみる。
「は……うぅ。ん……んんっ」
レナは目を瞑りながら、首を横に振る。
その姿が、どうにもいじらしいと感じさせた。
「そっか……」
俺はそんなレナを見ながら、微笑む。
指の先に、粘り気のある感触が混じった。
きゅっと強ばるレナの太股から手を離して、しゃがみ込む。
「……け、圭一君? やだ……やだよぅ。そんなとこ……見ないで」
「綺麗だぜ、レナ」
それが俺の嘘偽りの無い感想だった。
幾重もの恥毛に覆われた秘部は、ともすればグロテスクな見た目かもしれない。けれど、俺が自分のものを見て異様だとは思わないように……いや、今の俺にはレナのすべてが愛おしかった。
「ひゃぅっ!? ……んんっ……あぁっ……」
俺はレナの秘部に唇を当て、舌で愛撫した。とろりとした愛液が俺の唾液と混じって、それを舐め取っていく。
「だめ……だよ。圭一君、そんなのって……汚いよ。はぅ……うぅ」
何言ってるんだよレナ? お前だって俺のものに同じ事をしただろ? お返しだって。
俺は何度もレナの秘唇にキスをして、レナの中へと舌を挿入する。濃密なレナの香りに、俺の意識が痺れそうになる。
「はぁ……はぁ……。あぁ……はぅうぅ……ん」
俺の頭の上から、レナの喘ぎ声が振ってくる。甲高くて、くぐもっていて、嗜虐心を……それだけで男の欲望を猛らせてくる雌の鳴き声。
ぞくりとしたものが俺の背中を駆け上がってくる。それをもう、これ以上押しとどめるのは限界だと、俺の中のもう一人の俺が囁いてきた気がした。
……俺はレナの秘部から、顔を離した。
「レナ。……横になってくれ。その……さ……」
「……うん」
レナは荒い息を吐きながら、お風呂場から持ってきたタオルの上に横になった。
つまるところ……その意味はレナも、初めてという意味で……。
体が熱い。頭が熱い。俺がレナの処女を散らすという悦びと、その意味の大きさに身が竦みそうになる。
ゆっくりと、俺はレナの上に覆い被さっていく。
レナを見下ろしながら、もう一度だけ訊く。
「本当にいいんだよな? レナ?」
レナは顔を赤らめながら頷く。
……どのみち、ここまで来て止めるなんて真似、出来そうになかったけれど……。
レナの花弁は、俺のものを迎え入れようと、花開いて潤っている。入り口は、すんなりと探り当てることが出来た。
「…………あっ…………はぁっ」
俺のものがレナの膣内へと侵入していく。狭い隙間をこじ開けるように……強引に……。
きゅうっと、痛いくらいにレナの膣壁が俺のものを締め上げた。
「大丈夫か? レナ?」
けれど、本当に痛いのはレナのはずだ。
体を強ばらしながら、必死になって俺の背中に手を回してしがみついてくる。
自分は平気だと、何度も頷くけれど……。
俺はまた、いつものようにレナの頭を撫で、それから額にキスをした。
「ごめん。……動くからな?」
「…………うん」
動くといっても、激しくは出来ない。レナの方もそうだけれど、俺だって激しくしようものなら、今すぐ果ててしまいそうだから。
レナを抱き締め、肌と肌を摺り合わせる。
狭いけれど、それでも俺のものを温かく包み込むレナの膣内が、どうしようもなく気持ちいい。
痛くて痛くて苦しいほどに俺のものが、レナの膣内で固く膨張し、存在を誇示している。レナの膣壁を擦り上げるたび、俺のものがびくりと脈打つ。粘っこいものを結合部で感じるたびに、意識が遠のきそうになる。
「くぅ……んっ……ん……」
俺の下で、レナが喘ぐ。
その声には、痛々しさよりも甘味が混じっているような気がした。
「レナ……俺はお前のこと、本当に……」
俺は腰を振りながら、レナの名前を呼ぶ。
……何故だかよく分からないけど、涙が出た。
どうしてこんな事をしているのか、自分でも分かっていたはずなのに……。
強引に意識を今の営みに戻していく。……ダメだ。さっきのような思考はダメだ。そんなことを考えたら醒めてしまう。
「レナ。気持ちいいぜ。本当に凄く気持ちいい」
「……うん」
レナが嬉しそうに頷く。
俺は喘ぎながら、レナの膣内を掻き回し、そしてレナを感じる。
今俺が胸に抱いているこの想いが届くように願って……何度も自分の分身をレナの億へと打ち据える。
そんなつもりはなかったけど、どうやら今まで俺はSEXをただの肉欲だと思っていたようだ。けれど違う、実際にレナと交わってみて、コミュニケーションだっていう意味が、少しだけ分かった気がした。
ああ……レナともっと深く交わり合いたい。一つに溶け合うところまでいきたい。
熱く痺れる俺のものが、限界を訴えてくる。
「はぁ……ああぁっ……くぅん。圭一君……圭一君」
「レナ……レナ……」
いつしか、俺達は互いの名前を呼び合い、リビングに嬌声を響かせていた。
レナが俺の腰に脚を絡める。
「はぁっ……あっ……………ああああああぁぁぁっ!」
そして、俺はレナの中に射精した。
レナが俺の迸りをその身に受けながら、身悶えする。
「……はぁ…………圭一君のが……温かいよぅ」
陶酔したように、レナが呟く。
俺は、無言でレナを抱き締めた。何処までも強く……そして出来るだけ優しく。
屹立していたものが萎えてからも、俺はレナを抱き締め続けた。そしてレナは、目を瞑りながら、小さな子供のように俺の胸に頬を押し当ててくる。
「なあレナ。……何があったんだ?」
そう訊くと、レナの体がびくりと震えた。
「…………別に…………何も無いよ」
けれど、レナのそんな台詞は嘘だ。
「じゃあ、何で泣いてるんだよ?」
「……何言ってるの?」
俺の言葉が的外れだと言いたげに、平静な口調でレナが応えてくる。
けれどそれは嘘だ。実際、レナは涙を流して何ていない。けれど、今の俺には分かる。レナはさっきからずっと泣いている。俺の胸の中で泣きじゃくっている。
「ならさ。……どうしてこんな真似したんだ? 何の理由も無いのに、こんなことって……しないんじゃないのか? それに、どうしてレナのお父さんから何の連絡も無いんだよ?」
「それは…………ん……」
レナが言葉に詰まる。
「なあレナ? 俺は……今さらだけど、レナのことが好きだ」
「そんなの……圭一君の錯覚だよ。レナとその……こういうことして、そんな気になってるだけ。私なんて……」
俺は首を横に振る。
「そんなことない。確かに、さっきまでずっとレナのことを仲間だって思っていたし、それだけだと思ってた。世界で一番大切な仲間の一人だって思ってた。……そう思い込もうとしてた。でも違うんだ」
俺の腕の中にいる温もりが愛おしい。
「俺は、レナのことが好きだ。……好きだから抱いたんだ。大切だっていうだけだったら、そんなことしなかった」
「……嘘だよ」
「嘘じゃねえ」
「嘘だよ。だって私は……そんなのじゃ……ないもの」
レナの声が震える。
「私は……私は、圭一君が思っているような、そんなつもりなんかじゃないの。もっと狡くて、卑怯で我が儘で……本当の私を知ったら圭一君、絶対に軽蔑するくらい狡いもの。……今だって、こんなこと言って同情を誘って……本当に、汚いんだもの」
俺はレナの髪を撫でる。少しでも彼女が落ち着くように……。
「構わねぇぜ。それでも……たとえどんなでも、レナはレナだ。言っただろ? 俺は絶対にレナのことを軽蔑なんかしない。俺を……信じてくれ」
どこか嘲笑うように、レナが息を吐く。
「馬鹿だよ、圭一君。本当に馬鹿。……そしてやっぱり狡くて非道い。自分で全然気付いてないのも狡い」
レナの声に熱がこもっていく。
「そんな風に言われたら、レナがどう言えばいいか分からなくなっちゃうじゃない。レナが圭一君に比べて、ますます嫌な人間になってしまうじゃない。何も知らない圭一君を騙して弄んで……それだけなんだっていうことになっちゃうじゃないっ!
愛してる? 綺麗事言わないでよ。ああいうことさせてくれる女の子を……レナをそうやって繋ぎ止めて、あわよくばまた……って考えてるだけなんだよね? いいよ? それならレナも同じだもの。だってレナは……私は……」
レナの口から嗚咽が漏れる。
「……圭一君を利用したんだの」
「……ああ」
何となく、気付いていた。気付いてしまっていた。
でもそれでも構わなかった。邪な気持ちが全く混じらなかったかと訊かれれば嘘になるのかもしれない。けれど、それでも……ほんの少しでもレナの心の隙間を埋めることが出来るなら、それでいいと思った。
だから俺は、敢えてレナの誘いに乗ることを決断した。リスクだって覚悟の上で。
「どうしてこんなことをしたのか、レナにもよく分からない。お父さんがね……離婚してから、ずっと家でごろごろしていて……でも、いつの頃からか水商売の女の人と仲良くなって……最近は夜に外出することも多くなって……金遣いだって荒くなって……」
「……うん」
「どうすればいいのか分からなくなって……何だか、色々と忘れたくて……でも忘れられなくて、落ち着かなくて、体がざわざわして……。こういうことすれば、ちょっとは忘れられるかなって。……どうせお父さんだってやってるんだしっ!」
レナの涙が止まらない。
「最初はそんなつもりじゃなかった。ただあの家に帰るのが嫌だった。圭一君と一緒にいたかっただけだった。でも……でももう、何が何だか分かんなくて……」
レナの悲しみが止まらない。
そして、そんなレナを見る俺の悲しみが止まらない。
「あははは……。じゃあ、もうどうでもいいや……お父さん、どんどんお金遣ってる。きっとそのうち、一文無しになっちゃう。それならレナ、圭一君の子供作ってしまおうか? 子供が出来たら、圭一君も責任取らなきゃね? レナと結婚して……それで――」
それから先をレナは続けなかった。
「それで」……俺の家のお金で、面倒を見てもらおう。もし続きをレナが言うとしたら、きっとそんな言葉だったのだろう。
「ごめん……なさい。本当に……ごめんね。圭一君」
泣きじゃくりながら、レナはごめんなさいを繰り返す。
「いいから……それでもいいから……。それでも俺は、レナのことが好きだから。今まで、そんなレナの苦しみに気付けなくて……本当にごめん」
そして俺は、一緒に涙を流した。
それからその晩、俺達はこれからどうするかを話し合った。まずはレナの家の問題、そしてもし、本当にこれで子供が出来てしまったときの問題。
一つ目の問題は、泣いて少しは落ち着いたのか、結局……レナはほとんど自分で、何をどうするべきかを決断した。俺もちょっとは提案したけど、でもほとんど相づちを打つことくらいしかすることがなかった。それでも、レナの支えにはなれたみたいで、嬉しかった。
二つ目の問題は……もう、レナを抱いたときから覚悟を決めていた。俺にとってレナは何よりも大切な存在だ。だから、たとえどれだけ怒られようと、そのときは正直に両親とレナのお父さんに打ち明けて、そして一緒になる。……俺はレナにそう言った。
レナは本当にそれでいいのかと、何度も訊いてきたけど、俺の決心は変わらない。
むしろレナの気持ちの方が、俺には不安だった。でもそれも杞憂だった。俺を利用しただけだと言っていたけれど、その相手に選んだのはやっぱり俺が好きだからだと……そう言ってくれた。
そして俺はその翌朝――今日も、何事もなかったように、待ち合わせ場所に向かった。
レナはいつものように、既に先に来て待っていてくれた。
「おはよ〜う♪ 圭一君」
その笑顔は、俺の大好きな……輝くような笑顔だった。
「おう、おはよう」
片手を上げて、駆け寄っていく。
爽やかな朝の日差しと、ひぐらしの鳴く声が、俺達を祝福しているような気がする。
……ひょっとしたら、これから数日後……もしくは数ヶ月後には、俺達の状況は一変しているのかも知れない。
けれどそれでも構わない。俺はレナをどんなことからも守っていく。たとえ世界が壊れようと……たとえ世界が俺達を許さなくても……それでも彼女が好きだから。
そして今日も俺達は笑いながら、学校へと向かった。
―END―
続きをお待たせして申し訳ありませんでした。
今回は以上です。
お目汚し失礼致しました。
リアルタイムで読みました。GJ
最近レナ祭だなwGJです。
機会があれば沙都子ものを…
>>587 GJ。
題材としたら結構ありがちってか王道な感じだね。
ひぐらしが18禁以上ならこんな展開あるんだろうな〜とオモタ。
>>589 なんか周期があるんかな?
前はレナもの少ないとか言ってたような気がするが。
>>590 俺もまったく同じこと思った
ひぐらしがエロゲでレナが罪以前のレナならこういう展開になるだろなって思った
かなりリアルなSSだったな。
それにしても最近レナものの多さとそれのクオリティの高さは異常だな
レナ祭って感じだなw
それにしても近頃の職人さんはエロい・・・
ヤンデレナや、れなぱん。他にもエロ過ぎて堪らんw
皆さんGJ!
どうでも良いがロリ双子のSS読んであのロリペドレナが歓喜しそうだと思ったw
何故題名にそれでも〜なのか気になってたらそういうことだったんだな
得ろパロなのに原作の設定に添っていて二人の初々しさもそのままで萌えた
前回もだけど台詞のやり取りがいいなぁ!GJ
レナ祭りか これは周期だな 少し前はレナもの全く無かった
ヤンデレレナやれなぱん続き待ってます
ひぐらし18禁か…
圭一が無神経な言動ばかりして
レナと魅音を悟史に寝取られたり
レナ様がロリペドに目覚めたりするんですね。わかります。
tr
Miwotsukushiの作者です。
完成したので投稿。
長いのでご注意を。
事後。あぁ、なんて今にぴったりの単語だろう。
ベッドの上で目が覚めた時には、まだ圭ちゃんは眠っていた。
まぁ、あれだけ暴れれば、細身の彼じゃあ体力が持たないと思う。
辺りを見渡し、一糸纏わないこの状況を打破する布を探す。
ベッドの下に落っこちていたパジャマを発見し、トイレに向かいながら上を羽織った。
下腹部の違和感。いつもと違って躰が重い……。
「あ……」
用を足そうと座って気が緩んだ瞬間、どろりとしたモノが排出された。
思わず腰を浮かせてそれを確認してしまう。白と透明が半々の、固体と液体が半々のものが付着している。
昨日圭ちゃんと性交をした証拠。私は愛してくれた証拠がここにある。
「……まさか受精なんてしてないわよね」
安全日とは言え、百パーセントしない訳じゃないことは知っていたので、今更不安が頭をよぎる。
これからはコンドームなるものがあった方が良いわけだけど、どちらが用意すれば良いのだろうか……。
女性の尊厳から言えば、圭ちゃんにしてもらいたいわけだが、圭ちゃん自身が乗り気でないのは分かっている。
誘った方のマナーとして、やはり部屋に備えているべきかもしれない。
する事を済ませてトイレを出た私は、朝食を作ろうと冷蔵庫を開けた。
適当に卵やらハムやらを取って、台所に並べる。
時刻は十二時半。訂正しよう。昼食のために私は冷蔵庫を開けたんだ。
油で熱せられたフライパンに、卵の水分が弾かれる。ばちばちと大きな音が耳をつんざく。
「……おはよう。詩音」
乱れた髪をいじくりながら圭ちゃんが台所を覗く。まだまだ睡眠が欲しいのか瞼が重そうだった。
「おはようございます、圭ちゃん。昨日はお疲れ様でした」
フライ返しを掲げてウィンクしてみせる。あー、なんかマンガに影響されやすいお姉みたいじゃないか。
「うっ……、そう言われると恥ずかしいじゃねえかよ」
本当からかい甲斐のある人だ。一番血が通いにくい耳たぶまで真っ赤になっている。
「ふふ。昨日の圭ちゃんはまさに獣でしたからね。あんなこっぱずかしいセリフまで言っちゃってー」
フライ返しを握ったままくるくる回して圭ちゃんを挑発する。
どうも目を合わすことも恥ずかしいらしく、視線が床へと落ちている。
「昨日のこと考えたらまた濡れてきちゃいましたよー、圭ちゃん」
「嘘をつけ」
そこは冷静なのか、と心でツッコミを入れる。
「まぁ嘘ですし」
痴女と思われるのは嫌だったので、私もあっさり認める。
こんな所で圭ちゃんをからかえるとは思わなかったので、自然気持ちが高ぶる。
鼻歌も歌いながら体をキッチンへと戻した。
瞬間、目に入る。異臭を放つ真っ黒い異物がフライパンにこびりついていた。
「……」
しばらく静止した私に、圭ちゃんがなにか私へ言葉を投げかける。
だが、何を言ってるかまでは識別できない。依然プスプス焦げ続ける異物を見つめるだけだ。
とりあえず火を消す。青い炎が消えても余熱で異物は未だ焦げるのをやめてくれない。
水をぶちこんでやると白い水蒸気がぼわっと発生し、視界が軽く塞がれる。
また圭ちゃんの声が後ろで起こった気がするが気にしない。
フライ返しで何度か削ってやるとその異物は剥がれた。あぁ忌々しい。さっさと流し台にでも押し込んでおこう。
「詩音、俺あんま腹減ってねぇから……、な?」
……それは慰めと言うより、終止符ってやつだろう……。
このフライパンを振り回したい気分だが、それをぐっと堪えてため息を漏らした。
しばらくは圭ちゃんの中に、料理下手のイメージが定着するのかなぁ……と思いながら。
いや、昨日の夕食で多少評価は高いと思うから……って、あの時は味なんて考えられる状況じゃないか、と勝手に焦っていると部屋のチャイムが鳴った。
園崎の黒い奴らが住むこんなマンションにわざわざ足を運ぶと言えば一人しか居ない。
「詩音、誰だ?」
「黒いのの親分ですよ」
はぁ?、と聞き返す声を流しながら、私は玄関戸の小さな窓を覗いた。
大柄のサングラス髭オヤジが、最近の小学生に見せてやりたいほどの『気を付け』をしている。
とりあえず他の園崎関係の奴じゃないことだけ確認して、私は扉を開けた。
「お迎えに参りました、詩音さん」
開口一番ドスの効いた低い声が唸る。
明日の朝まで離れる、と言った割にはえらい遅く来たもんだなと思う。
空気が読める、と言うかヤクザらしくない、執事のような一面がある。
執事よりも格段にボディガードの名称が似合う彼の顔を見てると、ふと余計なことを気付いた。
あんまり空気読めてるから気付きにくかったが、私を学校行かせるなら当然早朝に来るはずだ。
てめぇ、絶対私が登校しないことを前提に行動してるだろう。
残念なのは、その前提を私が確実に消化してしまっているので、これからも葛西は私の不登校癖を踏まえて関わるのだろう。
絶対いつか見返してやろう、と切りをつけて私は圭ちゃんを呼んだ。
ピンクの寝間着で登場し、葛西を見つけてかすぐに引っ込む。
そりゃぁ、罰ゲームとは違う恥ずかしさがあるから、コントのような一連の流れも至極納得できた。
「妙に可愛らしい格好でしたね」
口元を緩めて葛西が言う。幾らこの葛西と言えども、圭一の一挙一足は面白みを感じるらしい。
「私のチョイスですからね、なかなか似合ってるでしょう」
「ええ」
小さく頷きながら、またサングラスで若干隠されている表情が明るくなる。
事実、もうちょっと男の子向けのモノもあったが、そこは家の主の権限として圭ちゃんに無理をしてもらった。
お陰で一時期の目の保養と、しばらくのからかうネタが出来たので、大成功と言えるだろう。
引っ込んでからなかなか反応がなかったと思うと、自分の服を着込んで圭ちゃんが再登場した。
葛西にちらりと目線を配る。葛西がわざとらしく視線を避ける。圭ちゃんの目が一瞬絶望を映した気がした。
「圭一さんも雛見沢にお戻りになりますよね?」
顔を背けたまま葛西が言う。意外としつこくいたぶるモノだ。
「あ、はい」
力のない声で圭ちゃんが答える。肩が下がり、視線も下方修正されて見るからに面白い。
この反応が一層楽しませているのを気付くのは、一体どれほど先なのだろう。
「行きましょう、圭ちゃん」
自然明るくなった声で私は扉を開ける。
右手で握った圭ちゃんの温かさを感じて、私は小走り気味に駆けだした。
数十分車に揺られて、自然の度合いが増すごとに記憶にある道になっていく。
別に幾多の道に分かれている訳ではないが、周りが木で囲われている分、どうしてもすべてが似通った風景となり覚えるのが難しい。
それでありながら記憶にある道とはどういう事だろう。
こんな遠くまで遊びに来たことはないはずだ。
だが既視感のような感覚がある。ふわふわとして少し気持ちが悪い。
「既視感か……」
ならばこれは梨花ちゃんの言う別の世界で体験したことなのだろうか。
どれも同じに見える木々を、俺が『一度見た』と特別にするのはそんな理由なのか。
視線を窓から前方の助手席に座る詩音へと移す。
詩音も俺のような感覚を沙都子の時に感じたようだ。
恐らくは俺のように種明かしはされていない。
いや、たとえされていたとしても、俺でさえ半信半疑なのだから、詩音だったら冗句と片づけるかもしれない。
だが確かに感じる既視感――おかしな表現だとは自分でも思う――で、詩音は何かしら行動を修正している。
本人が語る沙都子の件だけかもしれない。
しかしもし俺を好いているのもその既視感の影響があるなら……。
やはり俺は心から詩音に愛を与えられない。
そんなあやふやで人の気持ちは背負えない。
無駄に頑固だと、冗長に理想論だと分かっているけど、やはり俺は俺に逆らえなかった。
既視感の霧の記憶から、確固な実体を持つ記憶になっていく。
この道を進めば、すぐ通学路に出るはずだ。
時間はさすがに帰宅時間と重なってはいなかった。
教室の掃除を終えて、そこらを駆けながら帰ってもずいぶんお釣りが来る頃合いだ。
魅音と待ち合わせをする水車小屋が見えてきた。
ここを通り過ぎれば後少し……と、車は減速し、葛西さんはハンドルを左に切る。
この道の先には一つしか建物はない。
「園崎家に寄るんですか?」
魅音の家とは言わず、あえて他人事のように言う自分に驚いた。
「私がちょっと……。圭ちゃんも付いてきてもらえますか?」
「ん。お、おう」
魅音と喧嘩別れして丸一日が経っている。本当なら朝仲直りしておきたかったのだが、それが叶わなかったのである意味機会となるかもしれない。
詩音の用が気になる所だが、あまり魅音と関係ないことなのだったら、俺は彼女の部屋に行き解決するのも一つの案か。
どちらにしろ腹はある程度括った方が良いだろう。
詩音の後ろを付いていくと詩音が茂みの中へと入っていく。
玄関とは方向が反対だったのだが、恐らく別の入り口があるのだろう。
青々と色づいた茂みを払いながら、俺は奥へと進んで行く。
所々が朽ちている木製の戸を開く。
手入れがされていない茂みがまた現れ、二人は身をかがめて進んでいった。
軽快に進んでいく詩音に対し、圭一は肌が露出している部分を中心に傷を負いながら付いていく。
枝の先やらで引っかかれた皮膚が痛い。
慣れている詩音には造作ないことだったが、圭一は悪戦苦闘を強いられたのだった。
「ストップ、圭ちゃん」
前を歩いていた詩音が止まる。差し込む光の量から出口が近いことを直感した。
目を凝らして誰かが居ないかを確認する。
次いで顔を出して最終確認してから茂みの外へと出た。
何もない縁側の所で靴を脱ぎ、その下へと靴を隠す。
「見つかったら面倒なんで、慎重にお願いしますよ」
圭一へ釘を刺しておいて、詩音は再び歩き出した。
広い園崎家で居るのはお魎、魅音、使用人は今日居ないはずなのでその二人である。
半分は当たりであるし見つかる可能性はごく僅かだが、あの人は勘が恐ろしく鋭いので油断をしないのが当然だろう。
圭一はと言えば場違いにもただ広い家に口を開けて眺めているだけだった。
この先起こる修羅場など想像せず、一応足音だけ気を付けながら付いていく。
「ここです」
旅館のようにひたすら続くふすまのパレードの中、詩音は一つのふすまの前で圭一へと振り返る。表情は落ち着いていていて、むしろ精悍ともとれた。
「詩音です、入ります」
礼儀正しく詩音が正座をしてふすまを開く。圭一は中から死角となる位置から、状況を見守る。
ふすまの先には一式の布団があった。
圭一の言ったことのある魅音の部屋とは比べる必要もないほど広い。
宴会さえも楽に出来るような部屋だった。
その空間に生活をするための物としてあるのはその布団だけ。
中で上体を起こして存在する人物。白髪に覆われているものの、目が彼女を園崎の者であることを証明する。
その側で和服姿の凛とした女性が座っていた。彼女もまた園崎の人物であるのが一目で分かる。
「どうしたんだいアンタ、こんな所に来て」
絹肌の顔の中で、園崎の目、紅に塗られた唇が動く。
圭一は一度この女性を見たことがあった。
思いを馳せる。梨花ちゃんの件で雄弁を振るったあの時。あぁ、もしかしたらその時と同じ部屋かもしれない。
梨花ちゃんが山狗の元から抜け出し沙都子の救出を嘆願した際、あの梨花ちゃん臆することなく説教し、かつ魅音へと日本刀を振るった暴力団側の人。
魅音との会話から、彼女が魅音、詩音の母親であることがあの時分かった。
つまりこの場に園崎の三世代が集結したわけだ。
普段あれほど大きくーー畏怖ともとれるーー見える詩音がいかに小さく見るか。
雰囲気よりも一つ上の、オーラともとれるものが二人にはあった。
「お隣は……、ふふ、雛見沢のヒーローかい」
急に話を振られて、圭一は一歩足を退いた。
表情は微笑そのものなのに、なぜ自分はこれほどびびっているのだろう。
威圧、を初めて感じる圭一。我夢舎羅だった時ではなく、理性が繋がっているとこの人はこんなに怖いのか。
「なーにしにきたんね」
一喝。冷めていた空気が一層凍る。
雛見沢で一番の発言権を持ち――――否、雛見沢の発言権を掌握している者の声。
口調が『感情』を表し、視線が『対象』を表しているのだろう。
詩音――もちろんその先には圭一も含まれているのだが――に対する感情が隠されることなく伝わってくる。
「話しておきたい人がいるので」
そう言い、詩音は圭一へと顔を向ける。慌てて圭一が姿勢を正して正座した。
「……っと、前原圭一と言います」
辞儀をして、ちらりと視線をお魎へと移す。視線は既にこちらにはなかったが、代わりに茜の目が圭一をえぐっていた。
そして再び圭一は頭を下げる。
「圭ちゃんには私が雛見沢に来た時いつも可愛がってもらっています。過去、北条悟史についての一件がありますので、こちらから来させて頂きました」
過去愛した男と、現在(いま)愛する男の名を詩音は出す。
「勘当されているとは言え私も園崎の者です。母さんの時と似通った道だと思いますが、こう言った『関係』は報告した方が良いかと思いました」
「必要ないね」
声は予想に反し後方からした。
詩音は畳を見続けたまま。圭一は声の主へ振り返る。
青に近いパンツと黄色のシャツ。肩からモデルガンを入れるホールダーを羽織っている。
一蹴するような声は、詩音も含めて一番若く聞こえた。だが詩音には無い雰囲気を彼女は纏っていた。
「お姉、なかなか良いタイミングで来ましたね」
視線は畳へと一点に注がれる。魅音と目を合わせようとは毛頭もないらしい。
「ずっと傍観してたからね。暴走しそうだったから止めさせてもらったよ」
と言う姉。
「気付きませんでしたね、じゃあ庭から入った所からお見通しですか」
と問う妹。
「部屋にいたらそれぐらいは分かるよ、物騒だからね今は」
と答えた姉。
まるで姉妹の会話とは思えない憎悪めいたものがぶつかる。
圭一がすぐに魅音を特定できなかったのは、声色ではなくやはり目だった。
他の雛見沢の住人を見ても分かる。自分が住んでいた都会と、雛見沢とでは一番目が違う。
普段なら気にならないことでも、状況が変調すると途端視線に力がこもる。
当然それらを束ねる彼女らの眼力は、圭一からすればただ恐怖の一言だった。
「姉妹喧嘩なら余所でやってくれるかい。私たちの前でするような話じゃないだろう?」
母親が娘たちを叱る一般的な光景。圭一はそれさえにも身震いをする。
しかし状況だけ考えるなら茜の一言は助け船だった。
私たちの前から消えろ、と言うのだから少なくともこの二人からは離れることが出来る。
精神力が消える前に、少しでも消耗を減らした方が圭一のためになっているに決まっている。
「圭ちゃん、行こう」
声を掛けたのは連れてきた詩音ではなく魅音だった。
詩音は動かない。未だ正座で上体を下ろしたまま硬直している。
反論もなにも詩音から出ないのを見計らい、圭一が腰を上げる。
「じゃあ詩音。またな」
一声掛けてから、既に先を行った魅音の後を追う。ここで初めて自身が汗を吹き出していたのを圭一は知った。
「あれが新しい恋人かい?」
二人が去り部屋にはお魎と茜、詩音が在った。表情は崩れ、一家族の何ら変わらない会話である。
「新しい……とはやめてください」
悟史を少しでも否定するのを許さない詩音は言う。
だが『恋人』の箇所は否定しなかった。
「予定……ですけどね」
正座の脚を崩して詩音が続けた。
その表情はコミカルで、金魚を逃した後のような少女の顔だった。
「ふふっ、魅音の奴も入れ込んでるようだし……。前原の坊っちゃんもご苦労なこったね」
「あんのボンズのどこが良いと言うんじゃ」
お魎が唸るも声はどこか軽い。茜のように状況を楽しんでいるだけかもしれない。
「詩音が恋する男だ。そりゃあとんでもない大物に決まってるさ」
表情が笑顔となる。お魎も「くっ」と笑いを吹き出した。
「お願いだから魅音とポン刀で斬り合う真似だけはよしてくれよ? これ以上この刀に血を吸わせたくないからね」
魅音が頭首としての覚悟を見せた場面が茜の頭に浮かぶ。
だが当の場に居なかった詩音は、抗争で母さんが使ったのだろうと誤った方向に考えた。
「保証できませんね、圭ちゃんの為ならそれぐらいはするかもしれません」
豪快に詩音が茜の意見を吹き飛ばした。お魎の笑い声がまた漏れる。
「血じゃろぅか」
ひとつ鼻で笑い、同じく園崎家を勘当された茜を移す。お互いに名に鬼は入っていない。
だが血にはやはり『園崎』が脈々と流れているようだ。
「私と違って、圭一くんはカタギだよ? さすがに母さんも認めてあげんなきゃあね」
「分―かっとるわ、じゃかぁしぃ……。あの小僧を相手にする元気は残っとらんわ」
「圭ちゃんばかりは何をするか分かりませんからね。だけど敵に回さなければからかい甲斐のある人ですよ」
三者三様に圭一の評価を下す三人。
秘密の組織など言う少年漫画よろしくの展開を、迷うことなく信念を貫き通し救った中学生。
茜の例もあり、他が見えなくなるぐらい人情に熱い男を、園崎は好む傾向があるらしい。
「母親としてはどっちも応援したいけどね。私としては魅音と繋がって欲しいものだよ」
怒り混じりに出て行った少女の名前を出し、茜が呟く。
自分が応援されないことに詩音は肩を竦めて応えた。
「アンタは悟史くんのことがあったけど、あの娘が積極的になったのは圭一くんが初めてだからね。初恋ってのは本当実って欲しいわ」
これ以上自分に挫折をさせたいのか、と異議を唱えたいのを堪えつつ、詩音は生返事で会話を終わらせた。
お姉こと園崎魅音には様々な面でハンデを抱えていることを詩音は自覚していた。
確かに魅音は性別を意識させないような仕方で圭一と接してきたが、友好が恋愛に転するのは本当に小さなきっかけだ。
いつ圭一が魅音を女と意識し始めるかによるが、そこまで達すればあとは一気に魅音へと傾いてしまう。
築き上げたものが違う。なぜなら魅音は詩音よりもはるか前に自身の恋慕に気付き、鈍感な圭一へとアピールしてたのだから。
「それで諦める園崎詩音じゃないんですよ」
シニカルな笑いに確固たる信念が宿る。
笑い話であっても、詩音は冗談を一度もこの場で発していない。
それぐらい圭一が好き。例え姉――――、いや妹であっても取られたくは――――ない。
「葛西を待たせているので帰りますね。次会う時は、またさっきと同じ人連れてきますよ」
「じゃかぁしぃわ」
最後にお魎が笑い飛ばし、詩音はふすまの外に出た。
ひぐらしの声が少しだけ強くなった気がする。蝉の声も混じるようになってきた。
初夏の陽を浴びながら、今度は堂々と正門へと向かう。圭一が魅音と何をしているのか、考えようとはしなかった。
「待てよ、魅音」
一度も目を合わせられないまま呼びかけられ、連れてこられた俺は魅音の肩に手を掛けた。
その手を振り向きもせず払われ、魅音は構わず歩き出す。
どうなっちまったんだ、本当に。魅音はまだ俺のことを許してくれないのだろうか。
俺の方から行動を起こしたいのは山々なのだが、相変わらず俺は問題そのものが分かっていないのだ。あくまでも魅音に何らかの行為で傷つけてしまった、その程度の自覚しかない。
塾で学んだ知識は問題用紙が配られて初めて役に立つ。
俺は解答用紙に番号と名前を書いて、まだテストがどんなものか想像するにすぎない。
それでいて問題用紙は一向に配ってくれる気配がない。
刻一刻と試験時間は終わりに近づいているのに。
時間さえ分からない俺は、鉛筆を回して遊んでいろとでも言うのか。
ふざけるな。そんなことをするために、俺たちは綿流しを乗り越えたわけではない。
今度は肩ではなく手首を掴む。
それをも払おうとしたのか、魅音は掴まれた側の腕を大きく振り上げた。
そんなに俺の顔を見るのが嫌だったら、無理矢理にでも向かせてやる。
振り上げられた手を俺は大きく引いた。
独楽の原理で魅音は回転して、自然俺と視線が合うようになる。
魅音の顔は俺の想像とは違っていた。
今にも泣き出してしまいそうな、涙腺を必死に抑え込んでいる悲愴な顔。
歯を食いしばり、目の周りを赤らめて、瞳の中のこみ上げる液体が揺れている。
「離してよっ、圭ちゃん!」
拒絶をやめない魅音は、顔を背けて俺が掴んだ手を引きはがそうとする。
「私のことはもういいからっ。もう帰っていいよ!」
お前が連れてきたのだろう。と言うのは今はナシだ。
火に天ぷら油入れたら、いかに料理下手の俺――料理下手だからこそかもしれないが――でも大変なことになることは分かる。
魅音は今倒錯している。精神的に病んでいる状態かもしれない。
だから俺がこいつを守ってやらなければいけない。
雛見沢をこれから背負っていく使命のある彼女に、男として接せられるのは俺しかいない。
「もういいわけないだろ! お前は俺の――――――」
俺――――――の…………?
『魅音。俺とお前は仲間だろ? なんか困ったことがあったら話してくれよ』
飛び散った俺の弁当箱。転げ回った椅子。静まりかえった教室。何も言えない周りの面々。一人立ち上がり少年を突き飛ばした少女。
何を思い何を感じ何を痛み少女は少年を拒絶したのだろう。
何を厭と思い何を否と感じ何を真と痛み拒絶したのだろう。
『仲間』と言うのは素晴らしい言葉だ。支え合い、助け合い、励まし合う最高の繋がりだ。
だけど自らが支えられないなら『仲間』はどれほど重荷に感じる?
今自分がすることができないのに、今はただ救って欲しいだけの人に、『仲間』を強制することがどれほど鋭い刃となる?
正しいことが当然の委員長と言う役職。引っ張ることを前提の部長と言う立場。強いことが強制される頭首と言う運命。
俺はそんな彼女に、まだ「がんばれ」と促すのか?
それが『俺を好いてくれた彼女』へ掛ける言葉なの……か?
「大事な……お前は、俺にとって今一番大事な奴だから! 放っておけないだろっ」
魅音を俺の体へと寄せる。前の晩こいつの妹を抱いた俺が吐ける台詞じゃない。
だが資格だの出来る出来ないだの、『俺についての問題』を考えるべきでないと判断した。
嘘偽りない言葉を吐け。素直になってみろ。そう脳が命令しただけの話。
こんな奴が女たらしになるのかな、とふと思った。
一時の感情に流されてその場しのぎの戯言を言って生きる。俺が一番恥じた人種なのだが。
だが今は考えないようにしよう。今はこいつのことだけを考えよう。
俺の胸で涙を流す緑髪の少女にとって理想の犬となろうじゃないか。
温もりが残った自らの手を眺める。
あれほど詩音や婆っちゃの前で萎縮していた圭ちゃんが、大胆にここまでするとは思わなかった。
鏡に映った私の顔は未だ目元が赤い。
ここ最近涙腺のダムが決壊しているとしか思えないほど泣いてばかりなので、この顔も見飽きてしまった。
このトイレを出れば、私は圭ちゃんの元に行かなくてはならない。
勿論嫌なはずがない。今すぐにでも走っていき、抱きつきたい気持ちでいっぱいだ。
ただ少しでも紙を潰したような私の表情を整えてから行きたいだけだった。
洗面台に手を置いて、鏡へと大きく前に乗り出す。
何度か顔の角度を変えて、確認を何度も実行し終わった私は、トイレの扉を開けた。
数メーター歩けば私の部屋。同時に私を圭ちゃんへと晒す行為でもある。
晒す……か。余程私は諧謔的になっているのか、自らを貶す発言が目立つようになってきた。
レナへと気持ちを吐露していなければ、果たしてこのレベルで済んでいたのだろうか。
まるで一度体験したことがあるかのように、私は悲惨な結末を鮮明に思い浮かべることが出来た。
思い出そうと脳が勝手に作動するとこめかみの辺りが痛くなる。
記憶と言うよりは躰に刻まれた記録のような文字列が、私にそれ以上の思考を妨げる。
それよりも圭ちゃんへと今すぐに足を動かせ、と信号が走る。
ドアノブを視認しろ。
ドアノブをつかめ。
ドアノブを時計回りへと回せ。
一歩右足を後退させろ。
右腕を引きドアを開けろ。
ドアノブを離せ。
前原圭一を視認しろ。
足を部屋へと動かせ。
動かせ。動かせ。動かせ。
起点もない。脈絡もない。その中で私は圭ちゃんの元へ走り寄り、そして抱きついた。
冷めてしまった体温を再び温めるように、私は強く彼を抱きしめる。
圭ちゃんは最初こそ戸惑っていたようだったが、ゆっくり私の背へと腕を回し慰めるように包み込む。
華奢だと思っていた圭ちゃんの躰が、厚く大きく力強い。
ベッドに座っていた体勢をそのまま押し倒し、私は全体重を圭ちゃんに預ける形となった。
重いかな、と一瞬頭をよぎったが、ここは女性としての沽券に関わるので、何も言わず甘えさせて貰う。
男子の汗ばんだ匂いや、シャツに付着したのだろう土の匂いが鼻腔を刺激するが、不快感はあまりしない。
匂いの元が圭ちゃんと言う情報だけで、脳が勝手に不快の信号を出していないのかもしれない。
それは妙に科学的でありながら、御伽噺のような可愛らしさを備えている話だ。
「温かい……」
体温の共有以上に私の体が熱を帯びる。
恥ずかしさから来るものなのかどうかは分からないが、血流が顔へとどんどん集まる。
好きな異性との接触がこれほど情熱的な感情を生み出すとは。
その感覚を楽しみながら、私は何度も体勢を変えて圭ちゃんに甘えた。
嫉妬。私はあまり雑学に詳しい方ではないし、ましてや漢字の起源だとか熟語の構成をとやかく語れる知識を持っていない。
だがこの『嫉妬』と言う単語は、私のような中学生にでも至極簡単にルーツを知れるのではないかと思う。
まさに読んで如く。嫉は女が疾風のように奔走する様。妬は『女友達に妬く』のように訓読みできる。
勿論この文字が作られた当時、女と言う偏が文字通り女性を意味していたのかと聞かれれば、私のレトロ脳みそが答を導き出してくれるわけじゃない。
だが充分それで意味をぶち通すことができる、とのことだけである。
魅いちゃんの行動はまさに嫉妬から来るのだろう。
詩いちゃんの予想外だった圭ちゃんとの接近に妬き、奔走しているのだ。
私自身魅いちゃんの恋慕には、かなり初期の状態から気付いているつもりだ。
伊達に常日頃から彼女と行動を共にしていた訳じゃないし、勘が鋭い私の事情もある。
しかし詩いちゃんがまさか圭ちゃんへと恋をすると思わなかった。
どうしても詩いちゃんイコール悟史くんの等式が頭にあり、無意識に圭ちゃんへと結びつけるのを拒否していた。
それを気付けず、魅いちゃんを混乱させたのは私の責任だろう。
私も、竜宮レナも前原圭一は好きだ。
だがその好きは、魅いちゃんと詩いちゃんのモノとは一線を画する。
私がその感情に気付いたのは本当にごく最近だ。
それまではそれこそ魅いちゃん達のように、男女としての、恋愛の好きだと錯覚していた。
だが違う。恋愛とは独占欲の派生であり、結局はエゴイズムから生まれる感情だ。
私は違う。魅いちゃんのように詩いちゃんが圭ちゃんを好き、と聞いただけで取り乱すような想いはない。
むしろ応援したい、叶って欲しい、と願う立場だ。
友愛、と言う単語は今の私にぴったりだろう。側にいたいと思うが、一緒に寝たいとは思わないのだ。
「それは恋愛と友愛を別個と前提した話だけど」
無音の部屋に私の生気のない声が響く。
友愛が恋愛のなり損ねとでも表現するなら、圭ちゃんを独占することを諦めた結果とするなら、また話は変わってくる。
しかし充分今私は満足している。抱きしめたい。キスをしたい。と言う色話に私は関係ない。
ただ傍観者として、時には助言者としてこの三角関係を見守るだけ。
止まらなさそうな暴走にいち早く気付き、歯止めを掛けるのが私に出来る仕事なのだろう。
大丈夫だ。それで私は満足しているのだから。
「うぅ……ひっく……、……っ」
だからこの涙も偽物だ。シーツを濡らすこれも贋物に決まっている。
満足している。満足している。私は満足している。
「うわああああぁぁぁぁん」
そう。私は満足しているのだから。
双子って言うのは同じでぃーえぬえーを持つらしい。
単に一つの受精卵が分裂してどちらも成長した結果なのだから、体そのものの構造は同じに決まっている、との寸法だ。
だから魅音と詩音は同じ土台を持っていると考えて良いんだと思う。
後は生まれてからの環境とかで成長の度合いが違うにしても、瓜二つなのには変わりがない。
俺は言わずもがな詩音とは一夜を過ごしているので、彼女の体をある程度体験している。
頬であったり、唇であったり、肩であったり、詩音を今は魅音をも堪能している。
魅音の滑らかな頬を撫でる。魅音の柔らかい唇をなぞる。魅音の微震する肩を抱く。
どれもが違う。妹のものとは全く違う躰。
同じ遺伝子を持とうが、彼女らには違いが生まれているのだ。
列挙できるわけではないが指から伝わる感触が確かに、俺の脳内で記憶との差異を教えている。
罪悪感を持っていないわけじゃない。犬になろう、と決意したとしても俺は今の行動に百の確信を込めていない。
ただ魅音への好意と己の欲情と勝手な信念で彼女を抱いているだけ。
彼女の名前を呟く。
文字通り目と鼻の先にある彼女の顔が、俺の視界いっぱいに映り今更ながらこっぱずかしい気分となった。
赤らむ彼女の顔を更に接近させ、唇を触れさせる。
びくん、と魅音の振動が伝わってきたが、彼女の手を握りキスを続けた。
被さるようにゆっくり魅音をベッドへと倒し、魅音の身体的自由を奪う。
俺の体重を一身に受け肺からの空気を吐き出した所で、俺は魅音の口腔へと舌を侵入させた。
あちらはそこまでを予想していなかったようで、身をよじらせて若干の抵抗をするが、俺は構わずディープキスを続けさせて貰う。
比較するものでもないが、詩音がある程度自らも舌を動かしこの行為を愉しんでいたのに対し、魅音は完全に俺のされるがままになっていた。
嗜虐心をそそられる彼女の態度に、自然俺の行為も繊細なモノではなくなっていく。
魅音の口を犯すように舌を暴れさせた俺は、性的に彼女を追い詰めたくなり一度唇を離した。
否、離すと言う距離とは到底言えない。発声して震える唇が彼女に触れたり触れなかったりするような零距離。
「マゾなのか? 魅音は」
彼女は荒ぶる息を整えさせようと呼吸を繰り返す。俺の質問に答える気はないらしい。
唇の端から端を俺の舌でなぞる。目をつぶって眼前の行為を背けようとする魅音。
ダメだ……、こいつの一挙一動は本当に加虐心を生む。
彼女を落ち着かせようと握っていた手が、彼女を高ぶらせようと胸へ走る。
詩音の時よりも大胆に、掴むように俺は胸を揉み始めた。
「あうぅ……」
恐らくは痛みと悦びが入り交じった感覚が彼女に流れているはずだ。
この歳として恐らくは行きすぎの成長をしている膨らみを、八割方自分の欲求を晴らすため堪能した。
その手のフェチズムを持っていると思われても致し方なかったが、この歳の男子はやはり下半身よりも上半身なのだ、と痛感する。
言い方を悪くすれば内臓である性器よりも、普段から意識しそれでありながら常にベールで包まれている胸の方が、露わになった時の感動が違う。
とは言ってもまだ露わとなってはいなかったので、そろそろ脱衣をお願いするとしよう。
「脱がすぞ、いいな?」
無言の首肯を視界の端に映し、黄色のシャツへと手を掛ける。
へそ、あばらと肌が現れ、薄い桃色のブラジャが乳房を隠し、最後に肩が見えた。
さすがに首から上は俺から脱がすのは困難だったので、魅音が自らシャツを脱いだ。
半裸となった魅音の唇に再び俺はキスする。
詩音とのセックスを思い出しながら、前戯の手順を探る。
温もりを帯びた肌を撫でながら、舌を唇から頬へと移動させた。
うなじの辺りを舐めてみるが大きな反応はない。
詩音はここが弱かったのだが……。やはりイメージ通りに行かないものだ。
頸動脈の所にキスしてみたり、胸を揉む強さを変えてみたりするのだが、なかなか俺が望む反応は得られない。
いらつきが募る俺は、誤魔化すように舌を絡め、紛らわすように愛撫する。
「ねぇ、圭ちゃん……」
だからだろう。この魅音の問いかけにも俺は聞こえていながら無視した。
その口から不満足の言葉を聞くのが嫌だったから。俺が魅音をリードしたかったから。
「圭ちゃん……、聞こえてるよね……?」
「……なんだよ」
ひどく不機嫌を装って俺は答える。言い終わってから、この言動はただ悪化させるだけだ、と言うことに気付いた。
「……あのね」
そう言って、下から魅音が接吻を求めてきた。
俺の首にぶら下がるように魅音は上半身を浮かし、俺の口に魅音の舌が入ってくる。
俺は両手をベッドと支えにして、魅音のキスを味わっている。
時々歯が俺の口先に当たって痛みが走るが、その懸命さがまた官能となる。
魅音が俺の首に回してた手を放す。ベッドに再び身を預けず、そのまま上体を起こしてお互い座りながら見つめる形になった。
「……ね、私だって頑張れるんだよ?」
だから無理しないで
そんな言葉が続いて出てきそうだった。
あぁ、俺はなにを考えていたんだ。
狗だと? それこそ魅音を侮蔑している思惑じゃないか。
魅音は俺を愛している。認めるのは恥ずかしいが、それは事実だ。
色話に奥手な魅音が俺を求めてくれた。
ならば俺は『前原圭一』として彼女とセックスするのが、一番彼女に応えているに決まっている。
そんな簡単なことに、俺は勝手な正義感を振りかざして気付かなかったのか。
「圭ちゃん、好き」
ぎゅっと、そんな擬音が似合いそうな抱擁を受ける。
俺も腕を回し、晴れた気分と時計の音だけを心地よく味わった。
ベッドの下に捨てられた着衣は魅音のシャツだけでなく、スカート、圭一のシャツとズボンと増えていた。
魅音の提案で圭一は初めての刺激を味わっていた。
「んぐっ……んっ……んん」
圭一のペニスを、魅音が口をすぼめてフェラチオしている。
口いっぱいに頬張った魅音は、鼻から必死に呼吸しているがやはり酸素が足りないようで、時折フェラをやめて口から息を吸い込んだ。
故に圭一もなかなか絶頂へと向かわず、登っては降り登っては降りるもどかしい感覚を体験していた。
フェラを再開すると、圭一はシーツを握ってその快感に耐える。
フェラを中断すると、圭一はシーツを放して大きく呼吸する。
この繰り返し。慣れない大人びた『行為』は客観的に見れば、ただただもどかしいものでしかない。
しかし確かに二人は愉しんでいた。
圭一は眼下で行われる親しい友人の必死な姿に胸を打たれる。
魅音は好意を寄せるクラスメイトが恍惚としている表情に一層気持ちが高ぶる。
「うっ……」
初めてきた射精の予兆。
亀頭に唾液が絡みつき、舌が竿を舐め回し、全体をすぼめた口内が刺激を与える。
中学生が耐えるには大きすぎる快感。爆ぜようとする感情に、圭一は一度流され掛けたが何とか理性を再起動した。
圭一の浅はかな性の知識は裏ビデオに由来するのが多い。
そこでは確かに男優が女優の口内へと精液を放出するシーンを映し出していた。
その時圭一は当然欲情したが、同時にどこかで男優への嫌悪感を抱いた。
そもそも当時の圭一は、アダルトビデオを台本通りの企画モノであることを知らなかった。
情事を了承の元撮影していると認識しており、『アレ』が通常の大人のセックスだとしていたのだった。
だからフェラの後にそのまま口腔に射精する、または顔にかけるのは当たり前と思っていた。
いざ自らがそのシチュエーションにあると、確かに本音はそのまま果てたい、と告げている。
しかし臭いもきつく液体とは言えない状態のアレを、自分を好いてくれた女性に出すのは酷く下劣に思えた。
「魅音」
一言彼女の名前を告げて視線を合わせる。
魅音は未だ圭一の一物をしゃぶっており、上目遣いで目を合わせる姿は圭一の欲情を更に駆り立てた。
しかし、なんとか堪えて彼女の顔を自分のペニスから剥がす。
「今度は俺な……?」
魅音の体を脇の下から持ち上げ、ベットの端へと座らせる。
「きゃっ」
突然の行動に声を上げる魅音。
下着に指を入れて、ゆっくりと下に下ろす。
陰毛が見え、次第に桃色の彼女の性器が現れる。
片手でパンティを下ろしながら、圭一は人差し指を魅音のナカへと挿れた。
指にまとわりつく感触が心地よい。恐らくは魅音も微かな快感を覚えているはずだ。
しばらく指で弄るのも一計だったが、圭一は指を抜き小陰唇に沿ってなぞった所で手を離した。
魅音が不思議そうな表情で圭一を見つめる。まだ彼女は「今度は俺」の意味を理解していなかった。
両方の太股を圭一が押さえる。そして間も置かず魅音の陰部へと吸い付いた。
「っひゃああぁ?」
驚嘆の声を上げる魅音。圭一は顔も上げずただ舌で刺激を送り続ける。
「っちゃ……けぃちゃん……!」
ぐちゃ、ぴちゃ、ぐちゃ。
「ダメだよっ……きたなひっ……っ」
ぴちゃ、ぴちゃ、ぐちゅ。
「んんん……っ!」
ぐちゅぐちゅぐちゅ、ぴちゃ。
「……っ……はぁ、はぁ」
抵抗の声を上げるのを止めた魅音は、しばし圭一の舌使いに酔っていた。
魅音のフェラチオと同様に、到底褒められる技量ではない。
それでも味わえる快感。想い人だから許される世界。
「だめぇ……圭ちゃん、そこだめぇ」
時々クリトリスへの直接の刺激が起こり、その度に魅音は体を震わせる。
一人では決して味わえない快楽。圭一の舌によって、着実に魅音は絶頂へと近づいていく。
ブラの隙間から手を入れて、乳首を親指で転がす。
興奮は相当のようで、双丘は熱を帯びて屹立していた。
つまむように乳房の先を刺激する。魅音が一層大きい嬌声をあげた。
魅音の体を半回転させながらベッドへと倒す。
口は一瞬たりとも陰部からは離さない。
貪るように口づけを止めることはない。
圭一自身も再びベッドの上へと上がり、互い寝そべったまま行為を続けた。
粘液でいっぱいになった口内を飲み干す。
喉にまとわりつく感覚はとても気持ちの良いものではない。
無味でありながら、残り続ける感覚は今までにないものであった。
「やべぇ……、魅音。俺止まらねぇよ」
右手の指を魅音のヴァギナへと挿れる。
舌が届かない所を圭一は指先で優しく掻く。圭一の唾液ではない分泌液が、爪の周りに付着した。
誤った知識ではあるのだが、この感触で圭一は彼女が感じていると認識した。
指二本分を容易にくわえ込む魅音のナカは温かく、圭一自身に直接の快感はないものの、充分この行為は男を愉しませる魅力がある。
「っつ……あああぁぁ!」
この数十分で最も大きく高い声が響く。
圭一が指で刺激する部分を上部へと切り替えた時だ。
わずかに窪んでいる部分を圭一が中指で掻いた部分が、丁度Gスポットを刺激した形となった。
魅音が自慰をしている際、数度この場所を慰めた経験があったが、恐怖が好奇心に勝ってあまり強く触ったことはなかった。
それを突然予兆もなく、しかも自らの指よりも太いモノでなぞられ、魅音の躰に電気が走る。
波打った魅音の躰。圭一が既視感を覚える。
詩音も同じように、ある場所だけを敏感に反応していた。
感触自体に大きな違いはない。『場所』を特定するには魅音の反応を観察するしかない。
圭一が一度横の膣壁を二本の指で弄ぶ。魅音の息が少しだけ落ち着く。起こる快感を堪えている表情だ。
そして突然『場所』へと人差し指を擦りつけた。嬌声。堪えきれなくなった声が部屋中に響いた。
圭一は確信する。間違いない。ここは女性の弱い場所なのだと。
そろそろ剛直も我慢がし切れないのを圭一は自覚している。
己の理性も正直な所もう少しが限界であろう。
「イかせてやるからな」
荒ぶる息を整えながら圭一が呟いた。
絶頂へと必ず魅音を導く。
その決意を秘め、圭一は大きく息を吸い込んだ。
圭ちゃんが何かを呟いた。
私にはそれが聞こえない。
圭ちゃんの呼吸が激しいこともある。私の頭がぼーっとしていることもある。
私が聞き返そうとすると、圭ちゃんが口を大きく開けて息を吸い込んだ。
クリトリスを唇で挟まれる。指を膣へと挿れられる。乳首に圭ちゃんの指が当たる。
嫌な予感と悦な予感が起こる。私は滅茶苦茶にされてしまう予想が簡単に立った。
「んんっっ!」
三カ所同時に刺激が起こる。
あぁ、なんだこれは。電気が走る。電気電気電気。
膣の一番敏感な部分がかき回される。舌でクリトリスが遊ばれる。執拗に乳首を転がされる。
反則だ、こんなの。性感帯を三つも犯されているのだ。
圭ちゃんが大きく呼吸した意味も次第に分かる。
圭ちゃんはクリトリスへのキスを一度たりとも止めない。
私がいかに身をよじらせようとも、抵抗の声をあげても、圭ちゃんは私へのエッチをやめてくれない。
奥からわき上がる『イく』前兆を感じつつ、その感覚が恐怖を覚えずむしろ期待すらしている自分に気付く。
あぁ、圭ちゃん、ダメ。クリトリスをそんなに舐めないで。頭がどうにかしちゃう、どこかへ飛んでしまいそう。
囓ってもダメ。あぁ、痛い。痛いよ圭ちゃん。でも……全然嫌にならない。
凄い。これがセックスなのだと躰が覚える。
こればかりは居るか分からない神様に感謝しよう。人間にこれほどの悦楽を与えてくれたことを讃歌したい。
「あぁっ、凄い。凄いよ、圭ちゃんっ」
恥じらいが遠くへ飛ぶ。理性が音を立てて切れる。良心が闇に染まる。
もっとぐちゃぐちゃにして欲しい。肉欲を満たして欲しい。このままイかせて欲しい。
キた。わき上がる絶頂が腹の奥底から頭へと登っていく。
大きい。未体験のオーガズムが……飛び散った。
躰が意志に反して跳ね上がる。
弓なりに反った私は、想像に逆らって声も上げずに真っ白の世界へ包まれる。
数秒その世界での浮遊感を持った後、天井につるされた電光の周りから色を帯び始め、私の意識がこの躰へと戻った。
顎を引いて天井から正面へと視線を移すと、圭ちゃんが息を荒げながら私の顔を直視していた。
何か確認しようとしているのだろうか。視線は定まらずに、不安そうな目で私を観察している。
私は疲労感でいっぱいの体を鞭打ち、起こして圭ちゃんへとキスする。
なんだか舌を絡めるよりも恥ずかしかったが、圭ちゃんが背へと腕を回して抱きしめてくれて、そんな気分も晴れてしまった。
「圭ちゃん、来て?」
さぁ、今度は圭ちゃんが愉しむ番だ。
目一杯の笑顔を彼の前でして、私は体を倒した。
どうやら俺は魅音を満足させることができたらしい。
そう言えば英語でもイくことをcomeと俗に言うらしいから、あの感覚は世界一般のものなんだなぁ、と場違いな妄想にふけった。
我慢しきれなくなって溢れた汁で濡れる亀頭を、魅音のソレへとあてがう。
数度挿れるのに失敗して、一度目を閉じて深呼吸した。
そんな滑稽な俺を見てか、魅音の顔がまた笑みに変わる。
もう一度「行くぞ」と宣言して、魅音がうなずいた。
慎重に俺のモノを股の下あたりに当てて、ゆっくりと体重を掛ける。
「あっ……」
魅音が違う反応を見せる。体重を掛ければ掛けるほど、俺と魅音の距離が縮まっていく。
「つっ……」
痛みを堪える眉間に皺が寄った苦悶の表情。
俺の腕を握る魅音の爪が皮膚へと刺さる。
これで少しでも彼女の激痛が紛れるなら安いモノだ。
俺は更に体重を掛けて魅音のナカへと侵入していく。
シーツに滴る赤色の液体が、魅音の未体験の痛みを物語る。
結局俺は全てを挿れ終わるまで数分を要した。全てが埋没した今でも、魅音の表情は変わらず痛々しい。
「圭ちゃん、動いて良いよ」
馬鹿野郎、全然大丈夫そうな声じゃねえよ。
俺が上半身を動かす僅かなズレでさえ、魅音は歯を食いしばる。
何とか彼女の眼前へと俺は顔を持って行き、唇を触れさせる。
親指で乳首を弄り、他の指で乳房を包む。
これで幾らか紛れるだろうか。憶測の域を超えない俺の手助け。そうして俺はゆっくり腰を動かし出した。
ぐっと魅音が歯を更に食いしばったのを、唇からの振動で感じる。
短い距離をゆっくりと動かし、彼女がこの感覚に慣れるのを俺はしばし待った。
十数回ピストンした所で、次第と出し入れするのがスムーズになる。
膣自体が異物に適応したのだろう。きつすぎて愉しむ所じゃなかった魅音のナカが、快楽に耽るのに相応しい包容力となる。
もうそろそろ良いだろうか……。もはや魅音のことを考える余地のなくなった俺は、動きやすいように腰を浮かす。
ゆっくりとはもう形容できない運動。
ぐちゅっと小気味よい水音がはっきり聞こえるように、俺は快楽を貪る。
魅音の口は俺が未だ塞いだままだ。
吐いた息はそのまま俺の肺へと入っていき、密着も手伝ってお互いの体温はどんどん上昇しているだろう。
なかなかこれは体力を消耗する運動で、俺自身も鼻からしか呼吸できない為、胸の奥が酸素を欲して苦しくなってきた。
酸素を欲すれば欲するほど、俺は早く射精を迎えようとピストンの速度を速める。
鳴る音のペースが速まり、俺が左手で固定し切れなくなった魅音の腰ががくがくと震え始めた。
もっと奥へ。もっともっと。
ペニスよりも下腹を突き入れるイメージで、俺は何度も膣の限界へノックする。
俺の我慢汁と魅音の愛液どちらだか分からないモノで、ピストンはスムーズになっていた。
握るように締め付ける膣を俺の剛直が押し広げる。
俺は魅音を犯している。彼女をこの手で犯しているのだ。
そう悟った瞬間、俺自身もう絶頂が近いことが分かった。
唇を離し、上体を勢いよく起こして俺はピストンに没頭する。
何度も何度も突き上げて、既に準備万端の精液を放出させようと最後のスパートを掛けた。
魅音が喘ぐ。体をよじらせて、逃げられない感覚に遊ばれているようだった。
膨らみ始めた俺のモノで、最後の、最後の挿入を……。
どくんっ、どくん。
繋がった状態で俺は魅音へと射精した。ナカで出してしまうのが、危険なことであるのは事前に確認していたはずだった。
いざ始まってしまえば、そんなもの快楽を邪魔するウィルスのようなもので、躊躇いもせず俺は中出ししてしまったのだ。
七度脈打った所で俺のモノは放出を終了した。
引き抜くと亀頭の先から糸状に精液が繋がり、それ以外にもあふれ出した液体が陰部の形にそって流出する。
こうやって汗ばんだ胸と逆流した精液を見るのは罪悪感と同時に征服感に駆られる。
半透明の液体と真っ赤な血がシーツを汚して、改めて俺は魅音とセックスを済ませたのだ、と思った。
魅音の顔をのぞき込む。
薄ら笑いを浮かべながら生暖かい息を吐く姿は、やはりエロチックだった。
「キスして」
彼女の要求に俺はお望みのもので応える。
心臓が十回ぐらい鳴った辺りで唇を離し、俺は乱れた緑色の髪を軽く直してやった。
「すっげぇ、良かったよ。魅音」
「……私も」
もう何度目か分からないキス。
でも恥ずかしくない。こいつはもう友達なんかじゃないから。
俺の好きな……想い人。
竜宮レナにとってこの日の学校は、到底望んだ登校と言えなかった。
魅音に辛く当たってしまったこともある。
当然間違ったことは言っていないつもりだ。しかし私情が挟んでいなかったと言えば嘘になる。
魅音のあの馬鹿正直さに、己にはないあの強さに嫉妬したのだ。
人の前で涙を流したのと、孤独に涙を流すのとでは一体どちらが弱いのだろう。
幾度考えても答は見つからず、気付けば圭一のシルエットが遠目に見える。
いけない、こんな表情(カオ)をしていては駄目だ。
一日休んでいたんだから、もしかしたら圭一くんは体調を崩していたのかも知れない。
オブラートに包みながら聞き出して、良好的な関係を続けなきゃ。
目印としている木を圭一が通過した所でレナは大きく手を振る。
満面の笑み。「けーいちくーん」とあたかも可憐な少女のような声で、圭一へと呼びかける。
「圭一くん、昨日休んだよね? レナ達心配したんだよ、だよ?」
言って虫酸が走るような馬鹿らしい口調。
だけど今は竜宮礼奈ではなく竜宮レナなのだ。イやなことは何もない。そう、何もない。
「あー、ちょっとな」
自覚なしに分かりやすく圭一はレナの言葉を流す。
当然正直に包み隠さず話せる力量はなかった。
園崎姉妹どっちも俺のモノになったぜっっ!
レナの鞄から鉈が出てきても何らおかしくない未来が浮かぶ。
だからと言っていつまでも隠せるわけないことを、圭一は分かっている。
いつどのタイミングがベストなのだろうか、と思考しつつ圭一は歩を進める。
レナは質問を止めない。腕にしがみついてねだるように、圭一へと欠席の理由を聞き出していた。
そこを圭一は得意の話術と社会人顔負けの営業スマイルで場を保つ。
しばらく傍目から見れば仲良く見える登校風景を演じた彼らは、水車小屋へと近づいて来た。
クラス委員長のポジションに立つ魅音が、鞄を持つ手を掲げてこちらへ手を振る。
レナは敏感に感づいた。妙に視線がレナへと向かっていること。
いつもなら圭一くんへと真っ先にがっつくはずなのだが、急ぐように私と会話を始めた。
圭一くんも魅いちゃんと目を合わせようとしないのを見ると……。
はじき出された答は決して喜べるものではない。恐らくぎくしゃくした関係が修復された以上の進展があったのだろう。
これが諦めた者とそうでない者の差か。とレナは痛感した。
間に挟まれている自分が惨めだ。私が居なければこの二人はまるで違う空気を纏うだろう。
私が居なければ……。
レナにとって憂鬱な授業が始まる。
元々好きではない勉学に加え、甘酸っぱい二人の関係を知ってしまったことも大きい。
三時限目の終業のベルが鳴り、知恵が教室を出て行く。
いつもなら沙都子と圭一の暴走劇を魅音たちと楽しむのだが、到底そんな気分ではなかった。
窓際から見える殺風景なグラウンドを眺める。
いつものように沙都子へと圭一が怒りをあらわにしているらしい。
教室を所狭しと駆け回る音がレナの耳から伝わる。
「レナ、どうしたのですか?」
レナが顔を向けると梨花がちょこんと立っている。
不安そうな表情を浮かべて顔を少し傾けて。いつもなら「お持ち帰りぃ」と喝采するところだが、今のレナにできるはずもない。
「んー? どうもしないよっ。レナは今日も元気元気っ」
ファイティングポーズをとってレナは元気であることをジェスチャする。
梨花はそのレナを少し眺めていたかと思えば、にやりと顔を歪めた。
そう、レナにとって梨花の表情の変化は歪みであった。
笑顔であることに変わりない。しかしその奥に潜んだモノが違いすぎる。
なんて人を小馬鹿にした笑み。まだ因数も知らない子の作る顔ではなかった。
「圭一と魅音が憎い?」
魅いちゃんではなく魅音。ワントーン低くなった声が、レナを凍り付かせる。
「ふふ、図星ではなくとも遠からず、かしら」
梨花の視線がレナから、沙都子を追い回す圭一へと動く。
達観したような表情は、ある意味古手の巫女には相応しいのかもしれない。
「『諦める』なんてね、あなたにはまだ百年早いわ」
くるり、と踵を返して梨花が自分の席へと戻りだした。
三歩歩いた所で顔だけレナの方を向き、いつもの調子で「みぃ」と笑った。
この一分間がまるでレナの夢だったかのように、梨花は変わらない姿で富田や岡村の輪に加わる。
今のは何だったのか、と様々な思考がレナの頭をよぎる。
やはり古手の教育と言うのは余程濃密なものなのかもしれない。
あの歳で早くも二面性を作れるほど、巫女と言う役割は辛いものなのだ、とレナは胸が痛くなった。
「『諦める』には早い……か」
始業のベルが鳴ったのにまだ沙都子を許さない圭一を見つめる。
そろそろ知恵先生が扉を開けると言うのに、まったく成長しない男だ。
なぜ私はあんな男の為にこんな一喜一憂しなきゃいけないのか。
そう考えるとレナは無性に腹が立ってくる。
宝探しの誘いを断る権利を剥奪するぐらいの見返りが、恐らく自分にはあるはずだ、とレナは笑った。
そうだ。昨日の涙の分を返して貰うまでは、彼を許すつもりはない。
今日にでも誰より早く圭一を捕まえて、あの秘密の場所へと連行しなければ。
考えると自然に自分が笑っていることにレナは気付いた。
なんだ、まだまだこんなに学校は楽しいじゃないか。そしてまだまだ私は楽しむことができるのだ。
知恵が教室の扉を開ける。がらり、と軋む音と擦る音が混じった雑音。
その雑音にかき消され「世話が焼けるわね」と言う声は誰の耳にも届かなかった。
分校の昼休みまであと五分ほど。
私は葛西の車に送られて雛見沢へと沙都子への弁当を持ってきている。
今日はカボチャの煮付けにカボチャのコロッケにカボチャのケーキと、毎度の如くカボチャ尽くしだ。
それを山吹色のナプキンで包み、私の手提げ袋の中に入っている。
その上には水色のナプキンで包まれたもう一つの弁当箱。
言わずもがな圭ちゃんへの差し入れである。予告していなかったから、恐らく圭ちゃんのお母さんのと被っているだろうが、無理矢理にでも胃袋に収めて貰おう。
何せお姉まで圭ちゃんと事を済ませているはずだ。
昨日幾ら電話を掛けても誰も出ないのを考えると、十中八九間違いない。
私はとにかく大胆に彼へと迫るしか、お姉に勝つ見込みはない。
それで、この弁当である。
定番中の定番。さすがにご飯の所にloveと入れるのは止めておいたが、可愛らしさ抜群のメニュで揃えてきた。
こう言うのは最初にやったもん勝ちだから、お昼の時間だけはお姉よりも優位に立てる。
終業のベルは鳴っていなかったが、知恵先生が教室から出てくる。
私を発見すると、大人っぽい仕草で一礼した。
私の方も既に慣れた挨拶で先生へ頭を下げ、職員室へと戻るまで彼女を見送る。
そして閉めてあった扉を勢いよく開け、仁王立ちにも近い形で教室へと君臨する。
丁度圭ちゃんが私の分の机を用意していてくれた所だ。
あぁ、なんて素敵な笑顔。
綺麗な肌。
輝く瞳。
細い眉。
シニカルな笑みが似合う口。
強く芯の通った声。
すべてが好き。すべてが愛おしい。
彼のためになら私はこの身を容易く捨てるだろう
彼のためになら私はこの心を躊躇なく捧げるだろう。
彼のためになら私はこの過去を捨てるだろう。
もう右の爪は痛まない。疼かずに静かに再生を待つだけの状態になっている。
私の全てが彼を認めた証拠。この爪が私と過去を決別した証。
きっとまだまだ大変な障壁はあるだろうけど、圭ちゃんのためにならそんな努力は惜しまない。
『今』、『私』は『前原圭一』が『好き』なのだから。
「沙都子っ、今日も作ってきましたよっ」
身を尽くし、アナタをアイします。
――――――――――了
以上です。
全五万弱の文字に付き合って頂きありがとうございます。
619 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 17:31:18 ID:j5udhj3Z
GJです!表現がエロいな
続編等でもカップリングやジャンルを書くべき
これは……圭一氏ねと言わざるを得ないww
今読み終わって
>>621と全く同じこと思ったwww
>>618 五万wなっげえwwwGJ!
でも視点がころころ変わりすぎなのがちょい気になった。
こうまで視点が変わるならもっと長くなってもよかったかも。
なんにせよ長編乙でした。
これはマジで圭一殴りたいんですがwww
あと前にも指摘されてたことだけど
レナの圭一に対する呼称は「圭一くん」であって「圭ちゃん」じゃない
こういうとこはちゃんと直そうぜ
直ってたよ
技量が高すぎる!
GJ!!
あんた最高だぁ
圭一死ね
誠死ね
圭一が羨ましすぎるんだよおおお! だがGJ!
あとカップリング書いた方が良かったかも。
圭詩だと思って読んだからちとびっくりした
…まあ圭一に殺意がわきすぎてそれどころじゃないけどな!
可愛い魅音にはハァハァしたが、すまん圭一に本気でムカついたw
詩音にレナに…この女泣かせめ!
Miwotsukushi きたー
GJ!
>>587もだけどエロ以外にもストーリーが
しっかり描いてるの好きだなぁ
個人的に対象ヒロイン以外の女性キャラはどうしても描写が必要な時除いて書くべきじゃないと思うんだ
圭詩の時の魅音とか圭魅の時のレナとか圭レナの時の魅音とかさ。
都合良く書かれてる感がどうしても感じられて作品の質を落としてる気がするんだ
キャラ設定崩壊しがちなエロパロに言うのも難だけどさ
個人的にってんならチラ裏使えば?
気に入らないなら途中から読むのやめればいいじゃない
先にカプさえ書いてくれればそれでいい
>>633の言いたい事は分からなくもない。
所謂当て馬じゃないが残ったヒロインの事を考えると俺は苦しくなるタイプだから。
でもそれはSS職人の自由だしな。好きにやってくれていいと思う。
ただSS投下の前にカプ表記と特殊な傾向がある場合はその表記もお願いしたい。
この辺はちゃんとテンプレに入れた方がよくないか?
俺も読み物としては楽しむがやっぱり他の女キャラが可哀想になるし、
いい加減な奴にされた男にムカついたりする事はあるw
だが職人さんがちゃんと意味があってその描写を入れてるのなら不満を言うつもりはない
しかし他キャラを納得いくように絡ませるのって技量が要りそうだなーといつも思う
カプとジャンルの注意書きについてはテンプレ入れた方がいいかもな。
最近ずっと話題ループしてるし…
ちなみに読み手の言うキャラ設定がどうとかは
自分の好きなカプやシチュのSS=キャラが原作通り
嫌いなカプやシチュのSS=キャラ崩壊
全部じゃないけどこれくらい当てにならないから
気にしなくて良いと思うw
それは聞き捨てならない
随分と酷い偏見だな
まあエロに持ってく時点でキャラ設定がおかしいっちゃおかしいんだけどな
全部じゃないと言ったじゃないか…
上の書き込みがそうだとも言ってないし。
ただ作品の中身にまであれこれ言うのはどうかと思うよ
注意書きとか職人は喋るなとか
見る方の都合で散々注文つけてるんだしさ…
他人が書いたSSの不満点も踏まえて自分の妄想をSSという形にすればいいんだよ!
魔女達のゲームって負けたらペナルティ(主にエロい)とかあってもいいよな
またギスギスしてるのか
今回は保管庫に直接投下した方がよかったかもな
じゃあこれからSSは保管庫に投下して
ここは感想を書き込む場所にしようか
平和かもしれんがあんまり面白い状態じゃないだろ
>>643 >>644 自分のチープなパソコンじゃ、あの文字量をペーストしようとすると止まっちまう。
誰か頼む。
批判してるやつもちんちん大きくさせながらじゃ説得力ないよ?w
謎が多すぎて完結するか心配だ。
むしろ続いて欲しい
了、ってあるし終わりだろう
>>647 そんなけがわらしいものはえてません><
>>587 亀レスだけどGJ!
妊娠エンドが見てみたいw
そんときゃはっぺーな感じで頼むぜ!
確かに続きが気になるな
14才の夫婦か・・いいなぁ!
梨花沙都連載の続きを
今でも待ってるんだ…!
ヨーグルトのと
>>587、発表会、梨花沙都の続きが気になる
自分はヤンデレレナの続きを
今でも待ってる!
羅針盤の続きを期待しているのだが。
「早く元気になぁれ」
「魅音…、どこに向かって話しかけてるんだ?」
「お姉も言うようになりましたねぇ♪」
てな感じで。
あ、今気付いたけど
もうそろそろ次スレか?
秘密シリーズの人は今回は現れないのかな…
俺の中で密かに勝手「埋神様」と名付けられたあの人は
>>633 よく分かる。んで、大抵のギャルゲやエロゲはそこをきちんと分かってるから、
そういう部分でストレスが溜まることがない。PC版東鳩の志保シナリオは酷かったがな!
鬼畜王まだかなー
まだ途中ですがきりがいいところまで書けたので投下します
今のところは悟史×詩音です 悟史が鬼畜気味です
前から鬼畜な悟史ってどんなのだろうな〜って考えてたんでw
したがってほのぼのではないので苦手な方はスルーしてください
小鳥のさえずりが聞こえる。
目を覚ましてみると、もう夜は明け、清々しいような日光が部屋に差し込んでいる。
キッチンからは包丁がまな板を叩く音がする。
朝の空気を存分に味わってから北条悟史は体を起こした。
そして、まるで忍者のように足音を消しキッチンに向かう。
そこにはエプロンを着た詩音の姿が。彼女は僕の言うことをよく聞いているようだ。
しかし、その光景に普通なら驚くだろう。
エプロンの下からはみ出ているべきである詩音の服はどこにもなく、素肌が晒されている。
背中はもはや裸と言ってもいい。いわゆる「裸エプロン」である。
彼女のたわわに実った果実はエプロンの横から覗くことができ、彼女がトントンと包丁で野菜をリズミカルに切ると同時に
その果実はもぎ取ってくれと言わんばかりにわずかに揺れてその存在を主張する。
そしてお尻も同じように主張が激しい。まるでこちらを誘っているかのような気さえもする。
だから、僕は朝のフルーツとして彼女をいただく。鼻歌を歌って上機嫌に料理をしている詩音にこっそり忍び寄ると
まずは後ろから彼女の上半身についていたメロンに手をだした。
両手で彼女のメロンを鷲掴みにしてほぐすように揉む。
「あっ。悟史くん……やめてください……んっ」
否定の言葉を口にしながらも身体はまったく抵抗しない詩音。
その様子を見た悟史は彼女のナカに中指を入れる。
「してほしかったんだろ、詩音。だってほら……こんなに濡れてるなんて」
言いながらも悟史は責める手を休めない。それどころか責める手は荒々しくなっていく。
「悟史くぅん、あぁっ!気持ちいいです!ひゃあ!」
「欲しいのなら最初から言えばよかったのに……」
胸を片手で弄びながら、片手で自分のモノをズボンから出し詩音のナカに突き刺す。
「んあぁぁぁぁぁぁ!!」
胸を再び両手で鷲掴みにした悟史は、まるで獣のように詩音を貫く。
詩音は自分の体勢を保つために必死にキッチンにしがみ付いていた。
「あっ!はぁん!もっと突いてください!悟史君の精液を、あんっ!この私にぶちまけてください!」
あられのない言葉を発しながら乱れる詩音。
すぐに限界は近づいきた。己の限界を感じ取った悟史は詩音に精液を注いでやる。
「ふあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
悟史が手を離すと詩音は床に倒れ、ビクビクと痙攣した。
口からはだらしなく涎が垂れ、詩音のナカからは精液がはみ出している。
悟史は詩音が気絶しているのを確認すると不敵に嘲笑い始める。
「ククク……アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!
まずは一人墜とした。この手で実行した。この雛見沢の女どもを墜とすための計画の第一歩は切って落とされた。
次の計画に移ろうじゃないか……クックククク!」
どうか嘆かないで
世界があなたを許さなくても私はあなたを許します。
どうか嘆かないで
あなたが世界を許さなくても私はあなたを許します。
だから教えてください
あなたはどうしたら私を許してくれますか?
Frederica Bernkastel
昭和57年6月。
叔母を撲殺する前の悟史のストレスは極限まで高まっていた。
周りには仲間がいるのにも関わらずその誰もが助けてくれない。
レナは仕方がないだろう。転校してきたばかりの彼女にそこまで求めすぎてはいけない。
しかしだ……。魅音なんてどうだろうか。村における発言権はお魎を除けば一番だったにも関わらず
部活と呼ばれる遊戯をやってくれるだけでその実、根本的な解決は何もしてくれなかった。
梨花もそうだ。御三家の一角である古手家の娘でありオヤシロ様の生まれ変わりと称された神社の巫女も
発言権はあるのに、やはり何もやってくれない。ただ何かわからない幼児言葉のようなことを言って、頭を撫でるだけ。
そして何よりストレスを溜める要因となったのは実の妹、沙都子の存在だった。
──何故、自分はこんな妹の世話をしなければならないのだろうか?
ふと、悟史の後ろで泣きながらしがみつく沙都子を見て思った。
こんな妹が居なければ僕はもっと幸せになれた。こんな妹がいるから僕が殴られる。そもそも何故僕はこんな妹を庇っている。
こいつこそが全ての元凶では無いのか?
悟史は沙都子を撫でている手に力が入るのを感じた。
この耐え難い凶暴的な衝動にその身を任せてこいつの首をへし折ってやろうか……。
そうすればこの先どんなに楽なことか。
こいつさえ居なければ円満でなくても最低限の幸せを体験することができる。
ふと沙都子を見る。
沙都子はそんな僕の心の奥底に住まう獣のような感情に気づきもしない。
たった一人の肉親である僕を頼りきっている。そこにはぼろ人形のように変わり果てて、死者のような瞳をした妹の姿。
その顔を見ていると、何故だが沙都子を恨むのはひどいことのように思え、後で沙都子を恨んだことを恥じた。
しかし、溜まったストレスは一向に減りはしない。
そのストレスは悟史を狂気に駆り立て、叔母の殺害を実行させた。
叔母の死はバットで殴って数回で訪れたが、悟史の気はそれで治まらなかった。
執拗なまでに何度も何度もバットを振り下ろす。
叔母に対する積年の恨みと、仲間に対する絶望、自己のストレスを叩き付けるように。
その数日後。
今まで押さえつけていた精神的疲労がピークになり雛見沢症候群の末期を迎えてしまい、入江診療所に隔離された。
悟史が目を冷ました時、悟史は何かがはじけるような気がした。
様々なストレスによって追い詰められた悟史は、女を征服したいという変な方向性をたどってしまい、今に至る。
もちろん女というのは部活メンバー全員のことだった。
そして、その最初の犠牲者となったのが詩音だったのだ。
目を冷ましてから毎日、入院中の僕の元に詩音という魅音の双子の妹がお見舞いに来た。
見た目はそっくりだったが、性格はまったく違う。男勝りな魅音と比べていかにも女の子らしい詩音。
さっきから小悪魔的な笑みを浮かべたり、突然顔を赤くしたりと扱いが難しい。
犯したい。その大きな胸を存分に弄び、むっちりした肢体に舌を這わせたい。
詩音だけではなく部活メンバー全員にもこの欲望を突きつけたい。
レナの可愛らしい小さな口でこの肉棒を処理してほしい。
魅音のアナルを開発して墜としてやりたい。
沙都子の未開発の性感帯に僕の味を染みつけたい。
梨花の鉄板のような胸についた乳首を舐め回したい。
診療所ではいつも自慰をしていたが、そろそろ限界だ。
女にこの息子をぶち込んでやりたい。女がよがり狂うところがみたい。
だが、僕にも一応常識という半ばありがた迷惑なものは備わっている。
無理矢理犯そうとすれば今度こそ永久隔離かもしれない。
クールになれ、北条悟史……。この女の股を開かせるためにはどうしたらいい……?
ちらりと詩音を見る。今は疲れて眠っているようだ。隙だらけで無用心。それほど僕は信頼されているということだ。
そうさ、僕は北条悟史。部活メンバーには優しくて気の弱い友達程度にしか認識されていないだろう。
その隙こそが僕の攻め入るポイント。
だが流石に僕一人ではやりづらいだろう。レナと梨花の鋭い観察眼に驚かされたこともある。
だからこそ共犯者の存在は必要不可欠。部活メンバーとも仲がよく且つ僕の言うことなら従いそうな人物。
──すぐ隣にいるじゃないか。園崎詩音。まずはこいつを墜とすことが最重要課題だ。
どうするべきか……。などと考えていると眠っていた詩音の身体が動いた。
起きるのかと思って見ていたが、まだ眠っているようだ。
しかしその手は僕の手に絡み付いてくる。そしてその口からはとんでもない言葉が飛び出してきたのだ。
「好きだよ……悟史君………悟史君………大好き………」
心臓が止まるかと思った。まさか寝言でそんなことを言われるなんて思ってもみなかった。完全な不意打ち。
しばらく一人で慌てふためいていたがクールになって考えて見ると、これは奇跡と言えるぐらいの幸運だった。
詩音は自分のその口で自分の弱点を教えてくれたのだ。
よくよく考えて見ると今までのお見舞いは僕を好きだから来てくれていたのか。
なぜ今までこれに気づかなかった!?
……まぁいいさ。その失態は今からでも取り戻せる。
今までは詩音が僕をなんとも思っていないという算段で計画していたが、詩音が僕を好きだと言うなら話は別だ。
もちろん嫌われているよりも好かれている方が遥かにやりやすい。
だが好かれるだけでは駄目なのだ。僕無しには生きられないようにする。
そして今、その計画も練られた!今すぐ襲おうという魂胆ではない。
目を冷ました詩音を出口まで見送りながら、心の中では舌なめずりをする。
じっくりじっくり……まるで料理をこの手で盛り付けるように……詩音を墜とすのだ……!
そして一週間後。診療所を退院した僕は自分の家に帰ってきた。
沙都子がこの家に居ると思っていたのだが、沙都子は梨花と一緒に暮らしているようだ。
しかも家は誰が掃除しているのかは知らないがかなり片付いている。
好 都 合 !
この家はしばらく計画の拠点となるだろう。
家の周りには結構離れたところに2、3軒の家があるだけでほかは何も無い。
つまり。
この家からたとえ「どんな声」が上がろうとそれに気づける者はおそらく居ないということだ。
この家で「どんなこと」が行われても誰も分からないのだ。
僕はこれから行う計画に思いを馳せながら準備に取り掛かるのだった……。
雛見沢分校。そこは学年と性別がバラバラで少人数の特異な学校だった。
何よりも奇妙だったのはそんな学校なのに、その中には美少女と呼ぶことのできる少女が5人もいることだ。
復学した悟史はその奇妙さを改めて実感した。一年前よりも成長した部活メンバー。
沙都子にいたってはすでに胸のふくらみができている。まあ、対照的に平らな少女もいるが……。
しかし、その少女たち全員を僕がいただく。
策はすでに練ってある。とりあえず、一人ずつ……ね。クククククッ……!
放課後部活をするべく集まった部活メンバー達だったが、僕と詩音は抜けさせてもらった。
これからの生活の準備をしたいといったら、詩音も魅音も簡単に聞き入れてくれた。
沙都子は今日も梨花の家に泊まるそうだ。邪魔者は誰もいない。
そうして詩音を北条家に連れてきたのだった。
「えーと、悟史君?私はどうしたらいいんですか?」
部屋の中を見て回った詩音が訪ねてきた。それはそうだろう。
僕に必要な生活用品などは全て監督に買ってきてもらっていて、実際詩音に買ってきてもらったり手伝ってもらうことは無い。
「そうだね。大体僕に必要なものは揃っている。買ってきてもらう物はないよ」
「……?じゃあなんで私を呼んだんですか?意味が無いような気がしますけど……?」
「実はね、まだ僕には足りないモノがあるんだよ。なんだか分かる?」
詩音は首を傾げながら、足りない物がなにかを考えている。
「……冷蔵庫はあるし、テレビもあるし、食べ物だってありますよね……。足りない物なんてありませんよ?」
「違うんだよ詩音。今の僕に足りない物……それはね」
いったん区切ってはっきりと言う。
「詩音、君が欲しいんだ」
「へっ……?」
詩音の顔が真っ赤になっていく。目には見えないが今の頭の中はさぞや混乱していることだろう。
「冗談じゃないよ詩音。僕は本気で言ってるんだよ」
「ぁぅぁぅぁぅ……。そんな急に……言われても……」
普段のクールな雰囲気はどこへやら。すっかり落ち着きをなくして慌てる詩音。
詩音はストレートな言葉に弱い。
「僕は……怖いんだ。あの日以降足音は聞こえないけどいつ聞こえてくるか分からない。
その時に自分を保っていられるか凄く不安なんだ。もし自分を抑えられなくなったときに還るべき場所が無かったら
きっと僕はそのまま自分を取り戻せないと思う。だからこそ僕が真に還って来るべき場所が欲しいんだ。
そして僕の今までの傷も埋めて欲しい。君なら僕の居場所になれると信じている。だからお願いしてもいいかな……?
僕をこれからも支えていてくれないか、僕の『彼女』として」
心の裏側のドロドロした気持ちとは裏腹に口先の魔術師も真っ青な話術で詩音にお願いする。
圭一にはこんなキザっぽい言葉は言えまい。こんな台詞が言えるのも『北条悟史』だからだ。
もともと好きだった僕にこんなお願いをされた詩音の心はもはや陥没寸前だ。
「良いんですか……?こんな私で?逆に迷惑をかけるかもしれませんよ……?
最終関門だ。ここさえ開ければ詩音は墜としたも同然だろう。
だから、最後の言葉は優しくストレートに。
「うん。月並みな言葉だけど、君の事を愛してる。だから付き合って欲しい」
壁を突き抜けた気がした。
「こんな私でいいのなら……。どうかよろしくお願いします」
全ては 計 画 通 り 。
「じゃあ、まずは君を僕が抱いてもいいかな?僕がどれくらい君のことが好きなのか見せてあげたいんだ」
「抱くって……要するに……ぇえと……その……アレですよね?」
「セックスだね」
平然と言ってしまった僕を尻目に詩音はさっき以上に顔を赤くして俯いている。
いいよその顔……!もっとその顔を僕に見せてくれ……!くくくくくっ!
「大丈夫だよ。全て僕に任せてくれればいい。詩音は何も心配することなんてないよ」
「はぃ……じゃあお願いします……」
全権を僕に委ね、ベッドの上に寝転がる詩音。
もう服は脱いでおり、残るは白のブラジャーとこれまた白の下着のみ。
気づけば外も暗くなっており、月明かりが部屋に差し込む。
月明かりに晒された詩音の身体はとても扇情的に見えた。
ドクン……!今すぐにでも詩音を犯したい衝動に駆られる。
だが、まだだ……。『まだ』その時ではない。
あくまで『詩音の中での北条悟史像』を壊さないように。
僕は詩音に優しくキスをした。最初はゆっくり、丁寧に。
しかし徐々に激しく詩音の咥内を蹂躙する。
だんだん我慢できなくなってきてる。詩音の快楽に染まる顔が早くみたいんだよぉ……!
突然のスピードアップについていけなくなった詩音は僕に成されるがまま。
息も絶え絶えになった詩音をなおも蹂躙しつつ
片手で太ももを撫で回しながら残った手でブラ越しに詩音の胸を揉みしだく。
ブラ越しでも十分に伝わるその質量はさることながら、マシュマロのように柔らかい。
「ふっ……んぁ!あっ……ハァ…ハァ……」
呼吸をするのが困難なほどに僕に責められた詩音の口から時折甘い媚声があがる。
揉むことだけに飽きてきた僕は本格的に詩音を責めた。
ブラを外すとそこにはちょこんと大きな胸に釣り合わないほど可愛らしい乳首が姿をあらわす。
しかし、その乳首は痛々しいほどに尖っておりその存在感は強烈だった。
その乳首の周囲をなぞるように舌で弧を描き、詩音の身悶えた表情を見て取ると
もっと表情を見たくて乳首を舌で愛撫する。
「あっ!悟史君……それっ、駄目ぇ……!」
舌で乳首を突付いたり転がしたりしたあと、母乳がでてるかと思わせるくらいに強く乳首を吸う。
「あぁぁぁんっ!!」
詩音は左手の中指を咥えて必死に快楽に耐えようとする。
「我慢しなくていいんだよ詩音。ここには僕と詩音の二人しかいないんだから声も抑える必要も無いし」
そう。ここには僕と詩音の行為を邪魔する人間など居ないんだからさ……あははははは!
「分かってるんですけど……どうしても恥ずかしいんですよ……」
この恥じらいの表情がいいんだよねぇ……!
だがそんな感情は全く感じさせないように詩音を責める。
「乳首駄目なんです……!なんかこう体中が熱くなってどうしようもなくなるんです」
「いいじゃないか。もっと見せてよ。いろんな詩音がみたいんだよ僕は」
それは心からの本心。まあ実際にはもっとよがり狂った姿が見たいんだけどね。
「ふぁあ!駄目です駄目駄目!乳首吸っちゃダメェ!ああんっ!」
胸だけでここまで感じる詩音の下半身を責めたら詩音はどうなるのだろうか……?
考えただけでもゾクゾクする。
やがて僕は自分の手を詩音の下着の位置まで持ってくる。そしてその下着を脱がせてから
指を一本詩音のナカに入れて刺激する。
「ひあぁぁ!気持ち良いです!さ、悟史君!おかしくなりそうです!」
「いいよ。僕の前で全て晒して。そしておかしくなって」
すでにグチョグチョに濡れていたそこは僕の指をすんなり受け入れ、締め付ける。
2本目を入れた僕は詩音をおかしくさせるようにその二本を暴れさせる。
「んんあぁぁぁぁぁぁ!!ひぐっ!あぁぁぁぁぁぁ!!」
最後にトドメをさすように、詩音のクリトリスに口を近づけ、甘噛みした。
「ふあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
四肢が一瞬伸びきったかと思うとすぐに戻り、詩音がイッたと知る。
そのときの顔が忘れられない……!
詩音の恥ずかしいもの全てを開放するような、それでいて至福の瞬間のようなイキ顔。
その顔が見たかったんだよ僕は!
「はぁ……はぁ……悟史君……ちょっとキューケイ……疲れたよ」
「まだだよ詩音。まだ僕がイッてない」
そう言いながら、僕はそそりたつ自分のモノをズボンから出した
まだ続きますが、とりあえず今回はここまでです。
読んでくださった方ありがとうございます。
>好 都 合 !
だめだもう悟史が月にしか見えねえwww
月と海砂みたいにも見える
こういう悟史に口説かれる詩音可愛いな
むしろ童顔のくせに生意気に考えてる悟史が可愛い
レナ「圭一くんのこと好きだから…」
魅音「今はもう圭ちゃんしか好きじゃないから…
それに悟史には詩音がいるでしょ?」
悟史の言葉(例え鬼畜でも)にデレてる
詩音が普通にかわいいんだが・・・
今までサトシオンでこういうの無かった気がする
GJ!
悟史に堕とされてく部活メンバーか、新しくていいな
続き期待してる
圭一ばかりにいい思いをさせるこたあないよな
鬼畜悟史の続き楽しみにしてます!
圭一の無神経さに傷付いた魅音を慰めて、油断したところを喰ってしまう悟史が見たい……!
外の女キャラのところに悟史が行ったとして詩音がどうなるのか気になる
意外と泣きながら悟史にすがりそうなイメージが
悟史の為になるのなら構わないとまず身近な魅音からポンと与えちゃうようなとんでもない真っ直ぐさ希望
「今日は僕が圭一の料理の当番だったのです。今から行ってくるのですよ。」
「みぃ、ボクも行きたいのです。沙都子はどうですか?」
「えっ!? …ま、まあ…だらしのない圭一さんの面倒くらい見て差し上げなくもないですわよ、おほほ」
「あぅ… せっかく圭一と熱いひとときを過ごそうt「「そうはいかないわ(いきませんでして)よ!!!!」」
「…じゃ、にーにーはお留守番しててくださいましね。棚にカップめんがありますわ。それじゃ。」
悟史「……………。」
悟史・・・(ノ∀`)
〜TIPS〜
「あれぇ!悟史くんじゃないですか!どうしたんです?
独りでカップ麺なんか食べて?」
「むぅ、うっ、うおおおおおおおおおぉぉぉ!」 ガバッ
「ちょ、ちょっと悟史くん急に!しかもこんな所で・・・・
んぁ!あっ・・ハァハァでも・・悟史くんがどうしてもと言うなら・・」
( ・3・)からけ読みなよ
まあ冗談は置いといて
鬼畜悟史の続き期待してるよ
>>688 いいなそれ
でも自ら北条家に出向いたくせに「あれぇ!悟史くんじゃないですか」とはこれいかにw
梨花ちゃんと羽入がいるから古手の家じゃね
鬼畜悟史の続きができたので投下します
まだ悟史×詩音です。
前と同じで悟史が鬼畜。そして後半シリアスです
無慈悲にそそり立つ僕の息子、別名オットセイ☆は
ビクンビクンとそれはもう躍動感あふれた動きを詩音に見せ付ける。
「ぇえと……大きいですね……。それが私のナカに……」
詩音が喉を鳴らす音が聞こえた気がする。それはそうだろう。
僕のこの未使用のオットセイはあの妖艶な看護婦 鷹野三四にさえ
「大きくて素敵なおちんちん」だと言わしめた大層なモノだ。
一応言っておくが、別に鷹野さんとヤったわけではない。
たまたま自慰のシーンを見られただけだ。(これはこれで別種の興奮が湧き上がったが)
出て行くときに「ジロウさんのももうちょっと大きければ良いのに……」とか聞こえたような気がするが
富竹のは小さいのか?あの体つきで小さいと言うのは……。
おっと、関係無い方向に向かってしまったようだ。
とりあえず今の状況は最高だ。詩音は僕を疑おうなんて微塵も思ってないようだし
このままなら確実に詩音を堕とせるだろう。
あとは詩音にこのオットセイの味を叩き込むだけだ。
僕は心の奥底での笑みをなんとか抑えながら詩音のソコにオットセイをあてがう。
あくまで優しく、かつての『北条悟史』らしく……。
「じゃあ……挿入するよ?痛かったら遠慮なく言ってね」
「分かりました。優しくしてくださいね」
許可を得たので、ゆっくり慎重に挿入していくが想像以上に狭い。
そして……僕は詩音の処女膜をついに破り捨てた。
「つああっ!」
苦悶の表情を浮かべ痛みに耐える詩音。ああ……!この顔も詩音は素敵だよ!
「無理しなくていいんだよ、詩音。君が痛くなくなるまで僕は待ってる」
本当はもっと苦痛に歪む顔も見たいのだが、今のキャラがキャラだけにそんなことはできない。
「ありがとうございます悟史君。やっぱり悟史君は優しいですね。でも、少しずつくらいなら動いてもいいですよ」
今の僕は優しいのか。なんかもう本当に笑いが止まらなくなるよ……!
とりあえず少しずつ出し入れを開始する。
最初は痛みに耐えている様子だったが徐々にその中に官能の色が織り交ざっていく。
「さ、悟史君……!気持ち良いです!もっと激しくしてもいいですよ」
「詩音がそういうんだったら激しくするよ?いいね?」
僕は今までより一層深く腰を引くと、そのまま一気に腰を沈める。
僕の巨大なオットセイは詩音の奥底に強くノックしてはまた出て行く。
「ひゃあん!あっ!ひぅ!悟史君のが私の!中で!あっ!動いてます!」
「ねぇ詩音。僕のモノは気持ち良いかい?」
言いながらも僕の手は乳房に向かい鷲掴みにする。そして強いピストン運動もやめない。
「はい!悟史君のペニスはぁ!あぁんっ!大きくて太くて!気持ちよすぎです!ひゃん!」
「僕もね。詩音のナカは狭くて、気持ち良いよ!でも、もっと気持ちよくなれる方法があるから試してあげるね」
そういって腰を動かしながらも近くにあるテーブルの上に置いてあった紙袋の中から「それ」を取り出す。
それは遠隔操作できるローターだった。そのローターを2つ、詩音を連れ込む前にあらかじめ用意していたのだ。
全ては計画的犯行。その二つのローターをテープで両乳首に貼り付ける。
「悟史君!?それは、んあぁ!なに、あ!あっ!あっ!激しすぎ……!くひぃ!」
詩音には思考する隙を与えない。強烈な快感で全てを吹き飛ばしてやる。
そして僕はリモコンの出力を両方とも最大にする!!
「あああぁぁぁぁ!そんな!こんなのって!強すぎますぅ!ダメええええええ!」
このローターは興宮の親戚に頼み込んで買ってきてもらった特注品だ。
振動機能にかけてはかなりの強さを誇る高性能なもの。
この為に最初は準備したのさ!最初で手抜きして墜とせなかったらおしまいだからね!
そしてそのローターにあわせるかのように僕の腰の動きも最大にする!
「ひゃあぁぁぁぁ!ああぁん!こ、壊れます!こんなの、あんっ!!気持ちよすぎます!!」
「気持ち良いかい詩音!もっと続けて欲しいなら『これから園崎詩音は北条悟史の命令に従います』って言うんだね!」
「いいます!言いますから!私をもっと気持ちよくしてください!あっ!!私、園崎詩音は!
北条悟史くんの命令、にい!!従います、ああっ!」
「さらにこう言うんだ!『園崎詩音は初めてなのに淫乱で、もうイきそうな雌豚です』ってね!」
もはや誘導尋問のようなやり取りだが、頭が正常に働けない詩音は僕の命令に従う。
もう完全に園崎詩音は僕に墜とされたのさ!くけけけけけけけけ!
もはや呼吸をするのもままならない詩音にキスをして息を吸う事さえ許さない。
「ん!?んんっ!!んんんん!!ああっ!!ふぐうううう!!」
そして最後のイク間際になってようやく口を離す。詩音は快楽に操られるマリオネットのようだ。
完璧に身体が快楽に溺れてしまっている。
「あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!ああっ!!イク!イっちゃいますうううう!!」
こっちも既に限界だったので今まで溜めてきた性欲を詩音の中にぶちまける!
「おおおおお!出る!詩音!もう出る!受け止めろおおおおお!」
「ダメ!中は!ダメダメ!今日は!危な、あうあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
いまさら遅い。僕の性欲が詩音にほとばしる。
一度ではおさまらず、2度、3度。4度目は無いと思って引き抜いたら勢いよく精液が放出され
詩音の顔を穢す。そして、今にも失神しそうな詩音の耳元にささやく。
「今日は良かったよ、詩音。また今度も楽しませてね。あと、明日の朝は裸エプロンで待ってるように。
命令に従わないとひどいことするかも知れないよ」
聞こえていたのか聞こえていなかったのか。詩音は疲れからか眠ってしまった。
あはははははははははははははははははははは!!
まずは一人。次は誰にしようかな?くけけけけけけけけけけけけけけけけけ!
そして、園崎詩音は次の日、裸エプロンで料理を作っていた。
さて……後は4人だが問題はここからだと思って良いだろう。
学校の授業中。やはり授業に集中できず、今後の作戦を考えることにした。
詩音はもともと僕に好意があったから楽に墜とせたが、次からはこうはいかないだろう。
今後は次に墜とす人物によって大きく方針が変わってくる。
レナは、おそらく圭一が好きなので簡単には攻略できないだろう。
魅音も圭一が好きらしい。ちらっと圭一を見て、ぼそっと言った。
(あんな変体男のどこがいいんだ?理解に苦しむ)
するとどこからか「お前が言うなです、あぅあぅ」とか聞こえた気がしたがきっと気のせいだろう。
梨花に関しては誰が好きかさえもわかったものじゃない。狸だ。
すると自然に次の人物が限られてくる。実の妹、沙都子。
しかし、沙都子を墜として何かメリットになるだろうか?
今の状態と変わらない気もするし(この前なんて『好き好き∞にーにー』歌ってたくらいだ)
実際一番仲間に入れて役に立つのは魅音だ。園崎家の権力を振りかざしたりできるし、地下の拷問部屋なんて
良いものが沢山ありそうなんだが。
墜とすと言っても、別にレイプではない。やはり一番良いのは、相手の承諾を得て
最後に僕の虜にさせることだ。これなら、もし危うくなってもなんとか言い逃れができるだろう。
魅音をどうやったら墜とせるかだが……閃いた!
そうさ、魅音の場合は圭一が好きなことが逆に弱点になる。それはレナにも言える事。
魅音とレナのどちらを取るかと言われれば、よっぽどのことが無い限り
圭一はレナを選ぶ。そして、そのあたりが鍵のような気がする。
……そういえばこの前詩音が言ってたじゃないか。
最近、町で部活をしてきた魅音が泣きながら帰ってきたと。
確かその理由は圭一のデリカシーの無さが原因だったらしい。
しかもそれに圭一は気づいてないとか……。
これこそが天の導きか。
学校ももう終わるし、そうと決まれば早く用意しなければ!
そして大急ぎで学校から帰ってきた僕は、あるものを手に入れるために興宮へ急ぐのだった。
ジリリリリリン!!ジリリリリリン!!
部活が終わって学校から帰ってくると、電話が鳴っていることに気づいた。
今日は婆っちゃもいないしお手伝いさんもいない。
仕方なく私は受話器をとる。
「……もしもし。園崎ですが」
「北条と申しますが、魅音さんはそちらにいらっしゃるでしょうか?」
「ん〜?あ〜、悟史か。私だよ私。魅音だけどどしたの?学校終わったらすぐに走ってどっか行っちゃって。
なんか用事があったんじゃないの?」
「もう用事は終わったから大丈夫だよ。それよりさ、今日僕の家に遊びに来ない?
詩音が『復帰おめでとうパーティー』なんて開いてくれてるんだけど食べ物の量が多くて食べきれないんだよ」
「詩音のヤツ何やってんだか……。別にいいよ。どうせ暇だったし」
「ありがとう。じゃあすぐ来てね。またあとで!」
ガチャン!
たった二人で復帰パーティー?お二人さんやるねぇ〜!
なんか邪魔しちゃ悪い気がするけど、呼ばれたんだから行かなくちゃいけないよね。
……などと一人で考えながら着替えて、悟史の家に行く準備をする。
ふと時計を見ると、もう19時を過ぎたころだった。
服も着替え終わり、悟史の家に行くために外へ出る。
そろそろ20時なので明かりは全く無い。
その暗さはまるで私を混沌へと誘う悪魔の敷地のようにも感じられた。
(この年にもなって、私は何考えてるんだろうねぇ全く……)
私は心の中で何かに怯える自分を無視することにした。
こんな暗さぐらいもう慣れっこだ。
そうさ、例え圭ちゃんに女扱いされないことぐらいもう慣れっこだ。
そうして本当の自分に嘘をついて、男勝りだけど暗い殻を纏うのにも慣れっこだ。
その殻の中の暗さなどと比べればこんな暗闇などないにも等しい。
「ははっ…………」
いつの間にか自嘲気味になっていた自分に気づき苦笑いする。
私はこんなに卑屈なやつだっただろうか。
いけないいけない。今日は一応悟史の復帰祝いのパーティーじゃないか。
お祝いに来たほうが暗くてどうする。明るく、いつものノリで。
詩音だって来てるんだしね。
(いいなぁ……詩音は女の子らしくて……。だからきっと悟史とも仲がいいんだろうな……)
ふと湧き上がる嫉妬にも似た感情。
わかってる。男勝りなのは自分がそういう性格を作ったせい。
わかってる。この性格を変えなければ圭一はこちらを振り向かないことも。
わからない。どうして私はもっと素直になれないのだろうか。
そこで気がつく。そろそろ悟史の家に着くじゃないか。
とりあえずこのことは忘れるんだ。
ほら、悟史の家の明かりが見える。
いつものテンションはどうした私!?
家の玄関の前でテンションを切り替える。
そして私は悟史の家の中に入っていくのだった。
私はパーティーだと聞いていたから、派手にクラッカーとか飛び散っていてケーキとかが残ってるのかと思っていたが
部屋の中は普通。普通と言うかいつもと変わらない雰囲気。
一瞬、家を間違ってしまったかと思ったぐらい拍子抜けだった。
詩音はなぜか壁に寄りかかって寝ている。なんだろうね、これは……。
部屋の奥から悟史が出てくる。
「やぁ、こんばんわ魅音。よく来てくれたね」
「やぁ、じゃないよ!こんな時間に来てくれっていうから来て見たら食べ物無いし、詩音は寝てるし!
もしかしてあれか!?私に詩音を運んでもらいたいって魂胆か、この野郎め!あんたそれでも男かー!?」
「ごめんごめん。ちゃんとお詫びはするからさ。ほら」
悟史は手に持っていた紙袋から何かを取り出す。それは……え……?
それはお人形さんだった。外見はとても綺麗で見惚れる位だった。きっと高いんだろうなって思った。
……そうじゃない。もっと重要な部分がある。
その人形は『あの日』圭ちゃんに貰い損ねた人形だったのだ。
「え……?なんで……悟史がその人形を持ってるの?」
「僕が買ったからに決まってるじゃないか。魅音は何を言ってるんだい?」
そう言って悟史は私にその人形を手渡そうとする。
だけど私はその人形を受け取りたくなかった。受け取ったらもう圭ちゃんに振り向いてもらえない気がしたのだ。
「すまないけど私その人形持ってるんだ。だからそれいらない」
気づいたら私は嘘を付いていた。私はその人形が好きだ。
でも好きだからこそ圭ちゃんに渡してもらいたい。そんな思いが私の中で沸き立っていた。
「嘘だよね?魅音はこんな人形を持ってないはずだよ」
だけどすぐに私の嘘を見破る。
「どうして嘘だって言うの?」
私は何故こんなことを聞いているんだ。私が持っていない理由なんて一つしかないじゃないか……。
「だってさ、男勝りな魅音がこんなもの持ってるわけ無いじゃないか。それとも魅音はこんな乙女チックな物が欲しいの?」
聞きたくなかった。そうさ。こんな私がいくら着飾ったって『オンナノコ』になれるはずがなかった。
「大体僕はこの人形を魅音にあげるとは一言も言ってないよ。魅音はそれよりもこっちの方がいいもんね」
紙袋の中から今度はモデルガンを出して私の手の中に押し付ける。やめて……もうやめてよ……!
「この人形は詩音に渡すんだ。詩音はもっと女の子らしいし、まだ見せてないけどきっと喜ぶと思うな」
それが私に対するトドメだった。
「うああ……あ……あ……ああ……!」
涙が止まらない。私は両手で顔を覆いながら悟史の目の前で泣いた。
恐らく、これが男子が私に抱いている感情なんだ。
女物が似合わない、がさつで男勝りな私なんて誰も女として見てないんだ。
ならきっと圭ちゃんもこう思っているのだろう。
今からでも遅くは無いかな……?なんて、現実を見てないだけのただの戯言。
もう園崎魅音が女の子として見てもらえることなんて起こりえない。
今更どうやっても無駄なんだ……。
私が全てを諦めたその時、私の肩に悟史の手がかかる。でも、何故かその手はとても暖かく感じられた。
「でもね。男らしいって言うのも一つの魅力だって魅音は知ってるかい?」
突然なんてことを言い出すんだこいつは。今の今まで私を散々追い詰めた癖に。
「そんな言葉で私を慰めようとしても無駄だよ……。そんな魅力なんて無い」
「違うよ魅音。少なくとも魅力の無い女の子なんていない。それは魅音も同じ」
「女の子らしくない女の子に魅力を感じる男の子が居るって言うの?じゃあ、よっぽどその人は物好きなんだろうね」
投げやりに言葉を返す。そうさ、そんなの居るわけがな……
「僕がそうなんだよ魅音。僕は、君の男の子らしい元気で溢れる君が大好きなんだ」
え……?悟史が……私のことを好き……?
「勿論、仲間としての好きじゃないよ。圭一はそうみたいだけど、僕は違う。異性として君の事が好きなんだ。
僕はそんなに運動が得意じゃないし、およそ男の子って感じじゃないと思う。
だから君が羨ましかった。活発に動きまわって皆に元気を与える君に憧れた。
そしてその憧れが恋愛感情だとやっと気づけたんだ」
そんなにストレートに言われるとは思わず、心が動揺する。私も過去に悟史が好きだったという記憶が蘇る。
私も悟史が嫌いではない。
「で……でも。私は圭ちゃんの事が……」
しかし、そんな圭ちゃんへの未練を悟史はあっさりと切り捨てる。
「魅音は本当に圭一の事が好きなのかい?もしかしたらそれは、レナへの嫉妬じゃないのかな?」
意味が分からない。私がレナに嫉妬していた……?
「レナは女の子の模範とも言えるほど女の子の魅力に溢れた子だ。勿論、クラスの中での評判も高いし下級生達の憧れの的だよ。
でも、魅音はそんなレナを妬んだんじゃないのかな。そしてそのレナが好きだと言う圭一を振り向かせることで
自分がレナよりも女の子だと証明したかった。だけど嘘は続けると真実になる。
そう。魅音はいつの間にか圭一を好きだと勘違いしていたんだよ。それも自分で気づかぬ内に。違う……?魅音……?」
「私は……私は……」
私はそんな理由で圭ちゃんが好きになったのだろうか。
だとしたら、私のこの想いは所詮まがい物だったということなのだろうか。
私自身が分からなくなる。私と言う自己がふわふわと宙に浮いていて足が地に付かない感覚。
確かに一度くらいはレナを妬ましく思ったことがある。
でもだからって圭ちゃんをレナから引き剥がそうだなんて思ったことは……。
無いと断言できない。確証が得られない。もしかしたらそうなのかも知れないという思いを掻き消す事ができない。
好きだという想いすら確かめることができない。とても……苦しい。
そしてそんな私に悟史が囁く。
「僕だったらそんな君に愛を与えることができるんだ。君が僕を受け入れてくれるのなら
君はレナを、そして自分自身を疑わずに済む。そんな不確かな恋心を持ち続けてどうするの?
僕のところに来て楽になりなよ。もし僕と付き合ってくれるなら、僕は全霊を懸けて君を癒してあげられる」
頭が痛い。こんな苦しみは嫌だ。レナを、自分を疑うなんてもう嫌だ。
悟史はこんな私を好きだと言ってくれている。
圭ちゃんは私よりもレナが好きだと思う。
そして私は悟史が嫌いではない。付き合ってもいいと思う。
なら私に最初から選択肢など存在しなかったのかもしれない。
「魅音。君の返事を聞かせてくれないかな?」
「私は……園崎魅音は、北条悟史の想い……を受け入れるよ。こんな私だけど恋人としてよろしくね、悟史」
返事をしたことで心が緩くなったのか、涙が止まらない。
そんな私を悟史は黙って抱きしめる。それは言葉で慰めてもらうより、今の私には嬉しかった。
そしてその時悟史は思った。
計画通り……!
今回は以上です。読んでくださった方ありがとうございました。
GJ!!
悟史氏ねwwww
しかし、魅音は詩音のことを忘れてないか?
悟史氏ね!
それにしても最近魅音は哀れな役しかもらってないなww
これで魅音やレナが既に喰われてたら悟史発狂するだろうなw
GJ! ちょっと悟史を応援し始めてるw
ってか沙都子、落す前から墜ちてるよwww
ていうか沙都子は攻略しないの?
うみねこのSSってあるの?
>>711 鬼曝しとか怪のSSよりずっといっぱいある
713 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 02:29:32 ID:K0SP0CLs
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L:.:.:.:.:.:::/:.:.:.:.:.:.:.〃::.:.:.:_:〃:.:.:.:.:.:.:.l !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:l:.:.:.:V:.:.:.:.:.:l
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明 T¨¨ < `>r;=ト!ゝ- __l l:.:.:__:.:.-:、⊥:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.|!:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.!
日 |:.:.:.:.:.l ,〃戈::::::l ` `>≠ミ、:.l!`:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.l:l:.:.:.:l:.:.:.:.:.:j
の |:.:.:.:.:.l L! l:::::::::::! ' r._)::::::::`ムL_:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.l::l_ノ:.:.:.:./
カ |:.:.:.:.:.l トイrv,′ /:::::::::::::lヽト:.:`:.-:.」:.:.:.:.:l::.:.:.:.:.:.:.:./
レ |:.:.:.:.:.l `¨¨¨´ l:,ィ_r;::::;′ハ!:.:.:.:.:.:.T>'::.:.:.:.:.:.:.:.'
ン |:.:.:.:.:.ハ ' `弋ム∨ ,イ:.:.:.:.:.:.:.:::::/::/:.:.:.:.:.:.:.:.'
め ダ |:.:.:.:.:.:.::\ ` ー  ̄´ l:.:.:.:.:.:.:.:.:::/::/::.:.:.:.:.:..:,′
く | |:.:.:.:.:.:.:::::::l ヽ _. ィ:.:.:.:.:.:/:.:/:.:イ::.:.:.:.:.:.:.:,′
れ が |:.:.:.:.:.:.::::::l::::::::::` 、____ - 7::::/.:.:.:.:./:.:::::::::l!:::.:.:.:.:.:.:'
ま |:.:.:.:.:.:.:::::l::::::::::::::::::::::l !:::/.:.:.:.:./:.:.:.:::::/l:::.:.:.:.:.:.:.:l
す |:.:.:.:.:.:.::::l:::::::__,rvィ´ j ∨.:.:.:.:./:.:.::::::/:::l:::.:.:.:.:.:.:.:!
よ |:.:.:.:.:.:.:::l/ // ' ./:.:.:.:.:/:.:.::::::/:::::l:::.:.:.:.:.:.:.l
う |:.:.:.:.:.:::::l ./ / /:.:.:.:.:/:.:.::::::入:::::l:::.:.:.:.:.:.:l
に |:.:.:.:.:.:::::l / / ` ,__ /:.:.:.:.:/:.:.:::::::/ ヽl::::.:.:.:.:.i:l
FREE TIBET
悟史レナはかなり珍しいんじゃない?
待ってる
バレた瞬間あの世行きだなww
次々に落としてハーレムを築き上げた又は築き上げてゆく圭一レナ悟史…と来れば次は魅音の番だ!おじさんだってやっちゃうよ!
持ち前のドMオーラで次々と皆をドSに目覚めさせ、離れられないようにしちゃう新感覚のハーレム物希望
ドSな詩音がドSな誰かに徐々に屈伏されてドM化していくを話をきぼんぬ
そういえばイリーの話って少ないね
変態レナの詩音編が読みたいなぁ。…あり得ないだろうが
>>719 変態レナの世界ってあの双子だけが平和に暮らせてるんだよなw
写真以外は
>>717 ドMな百合ハーレム王…新しすぎる…!
つかすごい難易度高そう
>>716だった。間違った
まぁ頑張ってドSに振る舞う魅音が
詩音を責めるってのもありかもしれないけど
『マゾにだってハーレムは作れる』
人の心に潜む嗜虐心を膨らませる、ついついイジメたくさせる天才が確かに此処に存在した。
……彼女に出会って無事だった者はいない。誰もが皆サドに目覚め、その衝動に身を委ねてしまう。
そう、彼女こそが主にして奴隷。最高のマゾでありサドなのだ。
マゾの逆襲。魅音のサクセスストーリーが今幕を開け……
させるのは君だ!
(;・3・)??
ワロタwww
725 :
鬼畜悟史:2008/04/13(日) 13:02:05 ID:RyGZVyk1
続きができたので、投下。
今回は悟史(たまに詩音も)×魅音
そして悟史の鬼畜分が薄めですが、苦手な方はすっ飛ばしてください
あと、百合注意です
「魅音。約束通り僕が君を癒してあげるからね」
僕の胸の中で泣いていた魅音の顔を僕の顔の前のところまで向かせる。
期待と羞恥心を中に宿した魅音の目が僕の心を撃ち抜く。
自分がまんまと罠にかかった事に全く気づいていないようだ。くくく……馬鹿な女だな。
わざわざ興宮のおもちゃ屋まで行って、人形を買った甲斐もあったということだろう。
魅音とゆっくりと口付けをする。勿論、イニシアチブを取る為に魅音の口の中を僕が一方的に貪る。
こういうのは最初にきっちりと分からせないといけない。
「ん……んん……ふぅ……んん……」
魅音の舌を絡めとリ、僕の唾液を魅音の口内に運び込む。
そしてあらかた魅音の口内を味わった僕は、次に魅音の服を脱がす。
魅音の上着を全部脱がすとそこには詩音と全く変わらぬ胸が姿を現した。
ブラジャーを脱がした時の胸の震えが僕をさらに興奮へと導く。
そしてそのまま魅音の胸を両手で揉む。やはり柔らかい。
「あ……悟史……。もっと……激しくしてもいいんだよ……?」
魅音は結構乗り気のようだ。ご要望を承る。
「ああ……ふっ……ん、あぁ……!」
乳首は片方を舌で弄び、もう片方は手で強く摘んで魅音の巨乳を引っ張ってみたり。
詩音の時で要領は得ているのでかなり楽である。
様々な方法で胸を責めたあと、両乳首をひっぱり、ひねりをくわえる。
「んああぁ!!」
魅音のポニーテールで結ばれた髪が悩ましげに揺れる。
さあ、そろそろ下の方に……。と、そこで詩音が目を覚ました。
「詩音。君も参加してみないかい?一緒に魅音を癒してあげようよ」
声をかけると詩音は無言で頷き、魅音へと近づく。
「詩音…?」
「お姉ぇ……。一緒にキモチヨクなろう……ね?」
いいぞ詩音……!やはりお前を先に調教しておいて正解だった。
二人で存分に気持ちよくなってくれ!けけけけけけけけけ!
あなたの渇きを癒せない
真実を欲するあなたがそれを認めないから
あなたの渇きが癒せない
あなたの期待する真実が存在しないから
それでもあなたの渇きを癒したい
あなたを砂漠に放り出したのは私なのだから
Frederica Bernkastel
鬼畜悟史〜ソノザキシマイ〜
服を脱いで全裸になった詩音は魅音の首筋を舐めまわし、キスをする。
しかし男の僕がするのとは違う妖艶な口付けに思わず魅音を責める手が止まってしまった。
「ん……あぁ……くぅぁ……」
身悶える魅音だが、そんなことお構い無しに詩音は魅音の乳首を口に含む。
ちゅう……ちゅぱ……。
時が静止したかのように見える世界で、魅音の乳首を吸う音がとてもいやらしく響いた。
「あぁ!あっ……ん!詩音……こんなのダメだよぉ……」
「ふふっ……お姉可愛いですよ……。もっと気持ちよくしてあげますからね……」
おっと。手が止まっていたようだ。あまりの光景についつい見ほれてしまった。
僕は魅音のジーパンを脱がしたが、その先の作業は一旦断念し二人の行為を近くで見ていることにした。
魅音の口を詩音が自分の口で塞ぐ。
「くちゅ……ちゅ……ぷはぁ……ぁ……はぁ……」
今度は魅音も舌で詩音に対応する。お互いの舌を絡ませあい、舌と舌との間に唾液が繋がっている。
手と手を合わせ、熱い瞳で見つめあいながらキスをする双子。
突然、魅音は仕返しとばかりに詩音を逆に押し倒し、詩音の乳首を何度も指で弾く。
「はぁあん!あん!ああっ!」
積年の恨みを晴らすかのように魅音は詩音を責め立てる。
詩音はしばらくいじり倒されていたが、魅音の隙を見つけるとすぐに体勢を変え、今度は詩音が責める。
凄い光景だった。魅音と詩音がお互いを責め、責められる。
その光景に僕は耐え切れず、自分のペニスを取り出してシコる。
そして二人の行為はそんな僕を尻目にさらにエスカレートしていった。
お互いの巨乳をお互いが近づけ、お互いの乳首をすり合わせる。
「あっ!」
「んぁっ!」
上を向くように勃起している乳首をすり合わせ
二人は敏感に感じながらもその行為をやめようとはしない。
顔を紅潮させ、時折媚声を甲高くあげる。
そして二人は気づいているのだろうか?
彼女たちの股間からでている液体に。詩音は全裸なのでそれは丸分かりだったが
魅音もまた布から染みていた。
「あっ!はぁっ!イ、イク!詩音、私もうダメ!」
「ひぁ!あっ!あっ!お姉、私ももう限界です!」
双子は感度も同じなのだろうか。乳首をすり合わせる速度を上げながら
二人は同時に絶頂へと登りつめて……。
『ああ!ああん!あ、あ、あ!イク!イ……あああぁぁぁぁ!!』
同時に絶頂を迎える二人に僕はシコったペニスから白濁液をぶっかける。
仲良くビクビクと痙攣する二人の顔が汚らしい液体で穢された。
そろそろ僕も責めねばなるまい。
そう決めると、僕は隣で絶頂の余韻が取れない詩音から引き継ぐように魅音の下着をずり下ろし
そのナカを指で掻き回す。すでに洪水のように愛液で溢れている。
「あああ!ふあああ!さ、悟史!強すぎ、あぁっ!」
「かわいいよ魅音。もっと乱れていいからね」
そういって今度は舌で膣内を掻き乱す。
「んあっ!ああっ!あっ!あっ!ああ!」
「どう?気持ちいいかい魅音?」
「こ、こんなの、ダメだよ悟史!気持ちよすぎて……ひぃ!!!」
クリトリスを甘噛みすると魅音は再び甲高い声で喘いで四肢をビクつかせる。
詩音はもう復帰したみたいだ。顔から白濁液を垂らしながらこちらを見ている。
そして僕のモノも復活していた。そこで僕は一ついいことを思いつく。
「ねえ。二人とも。二人は気持ちいいかも知れないけど、僕はさっきから待ちぼうけなんだよ。
だからこれが凄くきついんだ。だから二人で僕を慰めてくれないかな?」
二人は頷くと、僕のモノを手にとって舐めあう。
すごく欲情を駆り立てる光景だった。
美人で有名な園崎姉妹が僕のモノを愛しいように舐めあっている。
「悟史くん。私の舌は気持ちいいですか……?」
「悟史。気持ちいい……?」
戸惑いながらも精一杯尽くそうとする二人。
たまらない……!こういう妄想は何度してきたか分からないがそれが実現する日が来るとは。
お前ら最高すぎるよ……!
左側を舐める詩音と右側を舐める魅音。
それだけでは飽きたらずに、魅音は僕のモノを口いっぱいに頬張り、口を上下させる。なんだ、巧いじゃないか。
「さとしぃ。こにょにひゃいのなに?」
魅音は口に僕のモノを含みながら話しかけてくる。しかもその手は僕の玉袋を揉んでいるじゃないか。
園崎家は性教育も教授されているのかと思うくらいうまい。
「我慢汁だよ。魅音に興奮しているから出てきてるんだよ」
「そうにゃんだ。じゃあ、もっとがんはるよ」
それを隣で見ていた詩音も我慢できなくなったのか、僕の隣に来てキスを強引にしてくる。
この姉妹はとんでもない雌豚たちだな、と心の中で思っていると、二人は交代した。
詩音は手で僕のモノを上下させながら、僕のモノの先端をしゃぶりつくように舐める。
それでも満足しなかったのか詩音は両胸で僕のモノを挟み上下させながら先端を舌で舐める。
これはすごい。詩音の胸の柔らかさをペニスで感じる。そして舐めながらも僕の顔色を伺うように上目遣いをしてくる。
「ふふっ……。どうですか悟史君?ぴちゃ…ぴちゃ…凄く気持ちよさそうな顔、ぴちゃ…してますよ」
そして最後に二人は最初のように僕のモノを仕上げと言わんばかりに舐めあげる。
流石にもう限界だ。
「くう……で、出る!!」
「きゃ!」
「やっ!」
勢いよく放出された精液を避ける暇などなく二人の顔はまたもや精液で穢される。
魅音は精液を指に付けて糸ができる様子を楽しんでいたが
詩音は顔に付いた精液を舌でぺロリと舐め取っていた。
その様子は、とても……淫靡な光景だった。
さあこっちもそろそろ仕上げだな……!
僕のモノはすぐさま体勢を立て直し、その硬さを復活させた。
たった二回ですぐしおれるようなモノではない。ククククク!
魅音をすぐさま押し倒し、たっぷり濡れたそこにあてがう。
「好きだよ悟史。大好き。私……悟史が気持ちよくなれるように頑張るからね」
もう心の奥底まで墜ちていることを確認する。
そして……これをもって魅音は完全に僕の女となる!
「っあああ!」
純潔を散らし、苦痛に耐える魅音。ナカからは処女『だった』ことを示す赤い液体が流れ出ている。
この僕が魅音と詩音両方の処女膜を破ったという事実が、さらに僕のモノを大きくさせていた。
「わっ!悟史のが、大きくなった……!」
突然の膨張に驚く魅音。僕はその声を無視して動きはじめる。
大量に濡れていたお陰か、魅音は痛みを感じていないようだった。
こちら側としても挿入がスムーズで助かる。
助かるがやはり痛がってくれたほうがぞくぞくするがな……!
「ひっ!あっ!あっ!あっ!んん!んあぁ!!」
魅音の胸が大きく上下に揺れる光景を目に焼き付けながらもなお、腰の速さは加速する。
響き渡る卑猥な音をバックミュージックにしながら、魅音のナカの最果てまで腰を打ち付けると
魅音もそれに見合うだけの媚声を返してくれる。
「お姉感じすぎですよ〜。そんなに感じてたら私も苛めたくなるじゃないですか♪」
「あああ!ああ!気持ちいい!ああんっ!セックスってこんなに、あぁ!いいんだね…ひゃあ!」
「そろそろ僕も限界だよ魅音!イ、イク!!」
僕は自身の欲望を魅音に放つ。
そしてそのとき詩音は、魅音の揺れる胸の中心に存在する乳首を手にとって思い切り摘んだ。
その二つの衝撃に魅音は耐え切れず……イッた。
「ひゃあああああああああああああ!!」
流石に処女で3度の絶頂は身体にきつかったのか、魅音はベッドの上で失神する。
しかし、詩音は僕を離してはくれなかった。今日はとことんヤられたいようだ。
いいだろう。こちらもとことん犯しつくし、僕から一生離れられない身体にしてやるよ!
ひゃはははははははははははははははははははははははは!!
さて……これで僕もずいぶんヤりやすくなったように思う……と
白濁液で身体を散々汚した魅音と詩音の隣で考える。
園崎姉妹を墜とすという大仕事をやり遂げた僕に、もはやできないことなど存在しないだろう。
しかし、念には念を。こういう余裕はそのうち自分の身を滅ぼすことにもなりかねない。
とりあえずここらで一旦、カテゴリーわけでもしてみることにした。
表に表すとこんな感じだろう。Lは難易度の意味だ。
L1沙都子
L2詩音
L3魅音
L4レナ
L5梨花
という感じだと思われる。レナと梨花の難易度の差は、好みが分かっているかどうかがポイントだ。
(ちなみに言うと、魅音は僕が詩音と付き合っていた事はどうでもいいらしい。
詩音も同じ。ただ僕に愛してもらえればそれでいいとか。全く持ってけしからん姉妹だ。)
レナは圭一が好きだということはもはや周知の事実。気づいてないのは、本人の圭一だけだ。
かぁいいものに見境無く喰らい付く、ある種危険人物でもある。
そしてオヤシロ様の存在を信じていることは本人の口から聞いている。
しかし、梨花の好みがさっぱり分からないのだ。好きな食べ物はキムチだということぐらいで
他に思い当たる節もない。全く持って掴み所の無い幼女である。しかも、部活スタイルは
一人で勝ち進むというより周りの状況を見て可能な限り漁夫の利を得る戦法。
部活スタイルが本人の性格を著しているのであれば、梨花はかなりの曲者だろう。
それに対して沙都子はもはや墜とす必要性すら感じられない。言わなくても僕に溺愛してるのは見てれば分かる。
……?待て待て。『好き好き∞にーにー』を歌っていることを根拠に僕は沙都子が僕を好きだと決めていたが
まさかその『にーにー』は圭一じゃあるまいな!?
なんでも圭一は僕が帰ってくる前まで、にーにーと言われていたそうじゃないか。
その可能性は十分にありえる。
圭一のヤツめ……。とことん僕の前に立ちはだかりやがって……!
……先に圭一を潰しておくべきか?
いや……今更遅いか。それよりも先に、沙都子の『にーにー』が誰かもう一度確認しておく必要があるな。
今回はここまでです。
読んでくださった方ありがとうございます。
そして保管庫に保管してくださっている方にもお礼を。
保管庫では「鬼畜悟史シリーズ」と分けられていたり、一部の文字が赤くなってたり
区切りのいいところに水平線を入れてくださっていたりと頭が上がりません。
(「オンナノコ」の『計画通り…!』がフォント変わっててふいたw)
それで作品の投下でお礼をしようとしたら、ここ3日くらい誰も投下してなくて
俺だけだったので投下し辛かったのですが、やはり作品の続きを早く書くことが
何よりの恩返しになると思い、投下させていただきました。
最後にもう一度、この場を借りてお礼します。ありがとう!
そして最近俺ばかりですみません。
乙ー
あと職人は投下以外書き込むなとか言う
基地外がでるかもしれんけど
出たらスルーね、スルー