2 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 02:27:38 ID:FkjQSF/4
2
3 :
新スレ記念:2007/10/17(水) 03:44:50 ID:WtCaKV1s
声変わりすらしていない少年のかん高い声が響く。
「止めてよ、リツコさん!
リツコさーん!!」
妖艶に笑うリツコ。
「恨むならお父さんを恨むのね、シンジ君」
薬を飲まされ手に力が入らないシンジ。
そして目の前の大きな鏡に映る自分の姿。
紺色のソックスにスカート、そう、中学校の女子の制服を身につけた自分。
「そうそう、これを忘れるところだったわね」
からかうように笑うリツコ。
その手には真っ赤なリボンがあった。
「さぁ、これを付けたらみんなに見てもらいましょう」
羞恥で手を震わせ、顔が耳の先まで赤く染まるシンジ。
鏡に映る自分を直視できず視線は宙を漂っていた。
4 :
誘導:2007/10/17(水) 04:11:59 ID:viLAszTz
>>4 それは男の子を股間はそのままにして女体化改造するスレだろ!
ここはあくまでも少年をそのままにスカートを穿かせて、「僕…あたしのケツマンコにぶち込んでおけつぶち壊して〜あ…大きなクリちゃんからカルピス出ちゃあう…」と言わせるスレ
電波受信乙。
ま、重複削除じゃね?
男→女の嗜好はやたらと細分化してて、しかも自分の好みじゃない
シチュエーションが混じると荒れる傾向があるから、
書くヤツがいるならこのまま存続でも良いんじゃないかと思う。
同種のスレがフェチ板にもあったけど、小説主体ならこっちの方がいいだろうし。
やたらと細分化してしかも過疎だらけなのが問題視されてるってのに、
なに言ってんだ?
10 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 17:05:49 ID:HYcqtKUV
誰かSS書こうぜ
じゃあ俺が書くよ
書いたんで投下するよ。
「ゆかりってさー、いつ見てもほんっと可愛いよねー」
「えー、突然何言い出すのよー」
「髪の毛すごいサラサラだよねー。シャンプー何使ってんの?」
「目も大きくてパッチリしてて羨ましー。これって付け睫毛じゃないんでしょ」
「やだもう皆して…そんなに言われたら恥ずかしいよ」
放課後。
帰り支度を整えている小桜池有菜(おおうち ありな)の耳に甲高い声が何重にも折り重なって飛び込んでくる。
(あいつ等いつもいつも同じようなこと話してて何が楽しいんだか……)
うんざりした表情で有菜は声の中心に目を向ける。
「だってホントのことだもーん。ねえ、そのリップって新作のやつ?」
「うん、この間発売したの。美穂も使ってみる?」
「えっ、いいの?」
「うん。だって私たち友達でしょ」
「…もうゆかりってば大好きッ!!」
(……何で女って友達同士でああやってベタベタするのかね)
男の有菜には全く理解できない形で友情を育んでいる女生徒たちの姿を見て、有菜は溜息を吐いた。
「……ねー、アイツさっきから私たちのほうジロジロ見てない?」
「え、ああ…小桜池のこと?」
「アイツ昼休みも私たちのこと見てなかった?」
「やだー、気色悪ぅー」
隠す気がないのか、わざと聞かせようとしているのか、
有菜に丸聞こえの声で陰口を言い始める女生徒たち。
「……別に見てなんかいないよ」
複数の女子から向けられる冷ややかな視線に耐え切れず、
帰り支度もそこそこに有菜は席を立った。
「……前から思ってたけどさー、小桜池ってキモくない?」
「あー、私も思ってたー。アイツいっつも下向いててボソボソ話すしさー」
「ゆかりもそう思わない?」
「……まあ、そんなこといいじゃん。それより今度駅前にさ…………」
「…………………………………………」
耳障りな話し声を有菜は乱暴にドアを閉めて遮断した。
「…………はあ……」
帰り道を歩きながら、有菜は本日二度目の溜息を吐いた。
「何で女子ってああやって群れたがるんだろうね……」
有菜は教室にいた女生徒たちを思い出す。
ほとんどの女子は顔も名前も朧げにしか記憶していなかったが、
彼女等の中心にいた少女だけは鮮明に有菜の脳裏に焼きついていた。
高須賀ゆかり。
その黒目がちな大きな眼も、高い鼻梁も、顎先がキュッと尖った輪郭も、
艶やかな光を放つ髪も、見ているだけで柔らかさが伝わってくるような唇も
目を閉じれば瞼の裏にはっきりと映し出すことが出来る。
「………………………………………」
有菜の通う高校の中でもずば抜けた美貌を持つ彼女の周りには
いつもその美しさを讃える生徒たち(時には教師までも)が入学当初から耐えることなく溢れかえっていた。
「何でアイツがあんなに人気があるんだか……」
ぶつぶつと独り言を呟きながら、有菜は自宅のマンションに辿り着いた。
ドアノブを回す。鍵は掛かっていない。
「ただいまー。……母さん帰ってきてんのー?」
靴を脱ぎながら声を掛けてみるが、返事はない。
「…………」
家に上がり、廊下を通りって居間に向かうと、
ソファーの上に母がスーツ姿のまま寝転がっていた。
「……母さん、ただいま」
「――――――――――――んっ……。
…………ああ、アンタか。おかえり」
有菜の母、夏実(なつみ)は息子の方に顔だけを向けて起き上がりもせずに出迎えの挨拶を告げた。
「あのさー、先に帰ってきたらまず洗濯物を取り込んどいてくれって何度も言ってんでしょ」
「うるっさいわねー……疲れてんのよあたしは」
声を出すのも面倒だと言わんばかりの態度で返答し、夏実は寝返りを打つ。
「それよりさ……早いとこ夕食作ってくんない?
あたし昼抜いたから腹減って仕方ないのよ」
「またぁ? 昨日も一昨日も僕が作ったじゃん。夕食は当番制って約束はどうなったの」
「うっさいわねー……誰に食わせてもらってると思ってんのよ」
「……子供を養うのは親の義務ですけど?」
「あーっ! もうやだやだ! 最近の若いやつはすぐ権利とか義務とか言い出して。
ウチの若い社員どももすぐ自分の権利ばっか主張しやがって……給料分働いてから物言えっつーの!!」
「もう分かったから……ソファーを蹴っ飛ばすのはやめてください」
洗濯物を取り込みながら、有菜は本日三度目の溜息を吐いた。
「ねー、まだ出来ないの?」
部屋着に着替えた夏実が冷蔵庫を開けながら調理場の有菜に文句を付ける。
「あと五分くらいで出来るからもうちょっと待ってて」
「アンタってさー、昔っからやることなすこと遅いのよねー。
グズっていうかノロマっていうかさー」
「……お惣菜も冷凍食品もないのにそんな短時間で用意できるわけないだろ」
「それで口を開けば言い訳ばっか。……誰に似たのかしらね本当」
憮然とした面持ちで手前勝手なことを言い放ち、
夏実は冷蔵庫から取り出した缶ビールの蓋を開けた。
「……そんなんだから父さんに逃げられるんだよ」
「ああッ!?」
「すいません。何でもないです」
そんな穏やかな母子の語らいの最中、
ふいにガチャンと、扉を開く音が聞こえた。
「……あ、おっかえりなさーい!!」
それを聞くやいなや、夏実は不機嫌な顔を破願させて玄関へと駆け出していった。
「ただいま、おばさん」
「遅かったわねー、おばさん心配してたのよー。
お腹空いてない? もうすぐ夕飯できるからね。あ、靴ベラ使う?」
「大丈夫です。有難うございます」
「もー、そんな畏まった話し方しなくてもいいっていつも言ってるでしょー」
「疲れてんじゃなかったのかよ……」
玄関から聞こえてくる母の浮付いた声に、有菜は不満を通り越して苦笑の笑みを浮かべる。
そんな有菜を余所に、夏実は鼻歌交じりの上機嫌で居間に戻ってきた。
「ボーっと突っ立ってないでさっさと皿でも並べなさいよ有菜」
「いや、鍋の様子を見てるんですけどね……」
そう言いながら振り向くと、母の後ろから現れた『もう一人』と有菜の視線が交錯した。
「……おかえり」
有菜がそう告げると、
「――――ただいま」
高須賀ゆかりは使い古された定番の言葉で返事をした。
小桜池夏実には妹がいた。
名を、冬美(ふゆみ)という。
冬美は高須賀亮(たかすか りょう)という男と結婚し、一人の女児を設けた。
それが高須賀ゆかりである。
……要するに有菜とゆかりは従兄妹同士の関係にあった。
「おばさんね、本当はゆかりちゃんみたいな女の子が欲しかったのよ」
有菜の作った鶏肉とインゲン豆のスープを味わいながら、
夏実は隣に座ったゆかりに緩みきった笑みを向ける。
「有菜って名前も、娘に付けようと思って考えてたのよね。
まあ、何故か男が産まれちゃったんで息子に付ける事になっちゃったんだけどーハハハ。
あ、ここ笑うトコね」
笑えねえよ、と有菜は心の内で思った。
思っただけで口には出さなかったが。
「……………………………………」
夏実は昔からこの美貌の姪御を可愛がっていた。
親戚同士の集まりの時は勿論、そうでなくても何かと理由をつけてはゆかりを家に招き入れては
息子の有菜をほったらかしにしてベタベタとした愛情を惜しみなく注いでいた。
ゆかりが高校に進学を決めた際、「高須賀家よりウチの方が学校に近いから」と
有菜の承諾も無しに小桜池家にゆかりを下宿をさせるよう取り計らったのも彼女だ。
ちなみにそれに際して、有菜は自分の部屋から荷物を全て――――ベッドから勉強机までを
物置として使われていた小部屋に一人で移し変え、自室をゆかりに明け渡したのだが
そのことに対して感謝やねぎらいの言葉を掛けられたことは一度も、誰からも、ない。
「まあ、嬉しい。私もおばさんのこと大好きですよ」
「やっだもー! 可愛いこと言ってくれちゃってこの子はっ!」
年甲斐もなく甘ったれた声を出してはしゃぐ夏実。
「…………………………………………」
まあ、母のことはこの際置いておこう。
ゆかりもゆかりだ。居候の身でありながら家事を手伝おうという素振りも一切見せず、
無償で家人から奉仕を受けること、目の前にいる実の息子を差し置いて夏実から耽溺されることに対して
何ら疑問も、遠慮も、呵責も抱いていない。
(コイツは昔からこういう奴だったな……)
従兄妹同士ということで、有菜とゆかりは乳飲み子の頃からの付き合いだ。
有菜の記憶の中の最も古いゆかりの姿を引き出してみても、
それは今のゆかりと何ら変わらず、宗教画に描かれた女神のように超然とした笑みを浮かべていた。
愛されることに慣れている。
与えられることに慣れている。
それが自分にとって当然の権利であると思っている。
高須賀ゆかりはそういう少女だった。
「…………………………はあ」
有菜はスープを啜りながら「冷蔵庫の中の食材が切れたから明日買ってこなきゃな」と考えていた。
溜息を吐いた数はもう忘れてしまった。
「ふー……」
有菜が一人で流し台に立って食器を洗っていると、風呂上りのゆかりが寝巻き姿で居間に入って来た。
タオルで髪をまとめ、白いうなじが剥き出しになっている。
「………………」
有菜はゆかりという人間に対して好意と呼べる感情はまるで持っていなかったが、
それでもその美しい姿を目の当たりにすると心臓がドクンと高鳴ってしまう。
普通なら、ブラウン管を通さなければまずお目にかかれないような極上の美少女。
それが手を伸ばせば届くほど近い距離で息衝いているという――――
「………何、ジロジロ見て」
そんな甘い感傷が、ゆかりの冷たい声によって一瞬で掻き消された。
「有菜さあ、学校でも私のことジロジロ見てたでしょ」
普段発している、聞く者の耳をくすぐるような甘い声とは打って変わった
冷ややかな声で有菜に語り掛けるゆかり。
学校や夏実の前では、皇家の国事行為のように笑顔と愛想を振りまいている彼女だったが、
有菜と二人きりのときはそうしたものは一切見せなかった。
「だから学校のあれは違うんだって……前の席に座ってんだから顔を上げれば
視界に入っちゃうのは当然だろ」
理由は、有菜にも良く分かっている。
自分がゆかりの事を嫌っているからだ。
他の者たちのように彼女の美しさを讃えようともせず、惜しみなく愛を捧げようともせず、
『お前の事が気に入らない』という態度で接している有菜には、ゆかりの方も
それ相応の態度で臨む、ということなのだろう。
「ふぅん……ま、別にどーでもいいけど……。
でもね、何度も言ってるけど私と有菜が従兄妹って事は学校の皆にバレないようにしてよね」
「だからそれは分かってるって……」
「アンタと私が従兄妹同士でしかも一緒に住んでるなんてことが
皆に知られたら何て言われるか……冗談じゃないわ」
『自分と有菜が従兄妹同士で、同居しているということは周囲に隠し通すこと』。
ゆかりが小桜池家に下宿する際に突きつけてきた条件だった。
何故下宿させてもらうほうが家人に条件を突きつけるのか、という瑣事についてはもう語るまでもないので省略する。
有菜としても、特にこの取り決めに異論はなかった。
自分だってゆかりと一緒に住んでるということが知られたら男子から何を言われるか分かったものではない。
「………………………………」
だからと言ってこうもあからさまに自分のことを汚点のように扱われては――――
「あ、そうそう」
ふと、何かを思い出したように呟くゆかり。
「明日ここに友達呼ぶからさあ、有菜はそのあいだ家から出てって」
「………………何時まで?」
「次の日の朝まで」
「朝!?」
危うく掴んでいた皿を落としかけたが、寸前の所で踏みとどまった。
「別いいでしょ? 有菜は男なんだからその辺の公園ででも寝れば」
「そんなこと出来る訳ないだろ!? お前ワガママもいい加減に……!」
「――――――――あ?」
異議を申し立てようと声を張り上げた有菜の叫びが、
ゆかりの発した、たった一音によって遮られた。
「何か――――文句、あるの?」
「……………………………………」
怒っている、という表情ではない。
常識から外れた狂人の所業を咎めるような、無表情の中に蔑みと哀れみの情を含んだ
そんな視線でゆかりは有菜を睨み付けた。
「……………ぅ……」
有菜は、ゆかりが時折見せるこうした顔が心底苦手だった。
笑みを捨て、眦を裂いたゆかりの美貌は女帝のごとき貫禄と凄みを持って有菜の心を打ち据える。
どう考えても無茶を言っているのはゆかりの方なのに、この顔を向けられるとその考えが揺らぐ。
自分の方が何かおかしなことを言っているのではないか? そんな疑念が頭の中に浮かんでくる。
この眼に睨まれると―――――逆らえない。
「………………分かっ……たよ」
首を絞められた人間が呻くような声で、有菜は承諾の言葉を告げた。
「っふー! いーいお湯だったわー」
居間に溜まった重苦しい空気をぶち破って夏実が入り込んで来た。
「ゆっかりちゃーん。今夜はおばさんと一緒に寝・な・い?」
「えー、そんなの恥ずかしいですよーう」
…………先ほどまでの凄みはどこに消えたのか。
愛らしい笑顔と媚びた声を発しながら夏実に応えるゆかり。
「そんなぁ、いいじゃなーい。……あ、有菜。
風呂場の隅の方に汚れが溜まってたから後で掃除しといて」
「………………………………………………………はい」
「はあ……」
女二人から押し付けられた家事を全てこなし、
有菜は深い溜息を吐きながらベッドに倒れこんだ。
「…………………」
首を傾げ、ベッドの横に置かれた鏡に自分の姿を映す。
隷属することに慣れてしまった、卑屈な目つきの少年が映り込んでいた。
負け犬の目だな、と思った。
「……………………………………」
有菜は自分の外見にコンプレックスを抱いていた。
顔に限ったことではない。日本男児の平均身長を5cmほど下回った背丈も、
ろくに筋肉の付いていない華奢な体躯も、全てが嫌いだった。
ゆかりのように自らの外見を誰かに誉められたことなど一度もない。
「………………………………………………………………………………」
もし、
もしも自分が男ではなく女に生まれていたら、
高須賀ゆかりのような、見た者が平伏さずにはいられないような美少女に生まれていたら……。
―――――馬鹿な。何を考えているんだ、僕は。
益体のない妄想を頭から振り払い、有菜は目を閉じた。
視界が黒一色の闇に覆われる。
(………………………)
闇はいい。
美少女も、醜男も、闇の中では全て塗りつぶされて、消え失せる。
平等な、世界。
(―――――――――――――――。)
有菜の意識は闇の底に沈んでいった。
投下終了。次回は女装シーンに入れると思う。
一日でよくここまで書けるな、乙
女装待ってるよ
GJ。
期待しながら待ってるぜ。
続きを投下するよ。あとタイトルを微妙に変えたよ。
土曜日。
世間の人々にとって今日は休暇を謳歌し、一週間の疲れを癒すために作られた安息日であったが
小桜池家ではその慈悲に預かれる者は少なかった。
夏実は海外出張ということで、今日は日も昇らぬ内から出勤していった。
帰宅予定は明後日とのことである。
小規模とはいえ、経営者としての一つの会社を背負う身となると、
週休二日制の恩恵を当然のように享受することは出来ないようだ。
一方、有菜は一週間で溜まった家事を消化するために孤軍奮闘していた。
手伝ってくれる者はいない。現在、小桜池家の家事全般はすべて有菜一人の手に委ねられていた。
以前は夏実と折半して行っていたのだが、有菜が成長し、一人前の家事能力を身に付ける様になると
夏実は家事に対する協力を放棄し、全てを有菜に一任するようになった。
「………………」
そのことについて、有菜は不満がないわけではなかったが、
夏実を本気で責めるつもりもなかった。
夏実が多忙で、いつも心身ともに疲れきった状態で帰ってくることは有菜が一番よく分かっている。
女手一つで自分を育てるために、その細い体で社会の荒波と闘っているのだ。
家事くらいはある程度自分がやって、夏実の負担を少しでも軽減するよう努めるのは当然のことだと思う。
まあ、その有菜の内助の功に対して夏実がまるで感謝の意を示そうとしない点は多少腹立たしくもあったが。
だが―――――それより何より本当に腹立たしいのは『もう一人』の方だ。
「……あ、」
有菜がリビングフロアに掃除機を掛けていると、ヘッドが何か硬いものにぶつかってガチリと音を立てた。
視線をそちらに向けると、小さい化粧瓶が一つ床に転がっていた。
「……何回片付けろって言えば分かるんだ……ゆかりの奴は」
リビングを見回すと、この化粧瓶の他にもゆかりの私物があちらこちらに散らばっていた。
十分な広さの部屋を自室として一人で占拠しているにも関わらず、
ゆかりは家族全員の憩いの場であるはずの居間に、平気な顔で自分の私物を大量に持ち込んで、
私室であるかのように置きっ放しにしていた。
このままだと小桜池家の全てがゆかりの『自室』として占領されるのも時間の問題かな……と、
有菜は洒落にならない冗談を思い浮かべ、苦笑した。
「何一人でニヤニヤ笑ってんの? 気持ち悪い」
―――――いつの間にか、
有菜の背後に高須賀ゆかりが立っていた。
「てゆーかまだ家にいたの、有菜」
「……いちゃ悪いかよ」
そもそもお前の家じゃないだろ。
「私、7時くらいには友達連れて帰ってくるからさー。
それまでには昨日言った通り家から出てってよね」
「……………………………………………………………」
今日は随分気合が入ってるな…と、有菜はゆかりの姿を見て思った。
上半身を着飾るのは、襟から体の中心線に掛けてフリルがあしらわれた白いパフスリーブブラウス。
腰には折り目正しくプリーツの入った黒いミニスカート。
サイハイソックスとスカートの裾の隙間から、肉感的な太腿がチラチラと見え隠れしている。
視線を上に戻す。
白く滑らかな頬にはうっすらと紅が差し、唇は艶やかなピンク色に染まっている。
普段は肩に掛かるくらいの長さしかないゆかりの髪だが、
今日は胸元にウェーブの掛かった房が垂れるまでに伸びている。エクステ……付け毛を用いているのだろう。
そのまますぐにでも少女向けファッション雑誌の表紙を飾れそうな、華やかで愛らしい装いだった。
(朝から部屋にこもって何をしてるのかと思ったら……)
ゆかりは午前10時頃に起床し、有菜の用意した朝食を食い散らかしてから
今現在までずっと自室に閉じこもっていた。
どうやら、今のこの姿を作り出すためにひたすら自分の飾り立てに勤しんでいた様だ。
全くもって気楽な女子高生の休日そのものである。
「……ゆかり、それなんだけどさ……」
「何よ」
「やっぱり……幾らなんでも無理だよ。一晩中外に出てろなんてさ……。
僕、ホテルに泊まれるようなお金も持ってないし……だから……」
「は?」
こくん、と首を傾げるゆかり。
「何、言ってんの?」
まるで、小さい子供が何かトンチンカンな発言をするのを聞いた大人のような、
嘲笑めいた余裕の笑み。
「………………………………………………………」
黙って言う事を聞けという支配的な意志は感じられない。
あくまで正しいのは自分、理は明々白々に自分にあるというのに
何故この男はそれが判らないのだろうと不思議に感じているような
そんな様子の、ゆかり。
(こいつは―――――)
こいつは自分が無茶な要求を“していない”と本気で思っているのか―――?
「…………いや、
何でもないよ」
もうこの女には何を言っても無駄だ。
そう言葉少なに悟った有菜は、それ以上の言及はしなかった。
「あ、そう」
それだけ言ってリビングのソファーの上に置かれたハンドバッグを手に取るゆかり。
「それじゃあ出掛けて来るから……あ、そうだ。
この部屋、私が帰ってくる前に綺麗に片付けておいてよ。友達連れてきても恥ずかしくないようにさ。
有菜に任せたからね。じゃ、そういうことでー」
ひたすら一方的に言い放って、ゆかりは扉を開き、外の世界へと駆け出していった。
最後まで堂々とした、気高さすら感じられる態度だった。
「はあぁぁぁぁぁぁぁ…………」
ゆかりを見送って、有菜は肺に溜まった空気を思いっきり吐き出した。
いつものことだが、ゆかりと会話していると本当に疲れる。息が詰まる。
別世界の住人と手探りでコミュニケーションしているかのように精神を消耗させられる。
「それにしても……」
有菜と二人きりだというのに、ゆかりはいつものような無表情ではなく笑顔だった。
全く珍しい……よほど機嫌が良いのだろう。
「……………」
男かな、と有菜は思った。
念入りにお洒落をして出かけて行き、保護者のいないときを見計らって
自宅に招き、朝まで……ということは、まあ、そういうことなのだろう。
ゆかりに言い寄る男が星の数ほどいることは有菜も良く知っている。
彼氏の一人や二人、いない筈がない。
「……まあ、どうでもいいか」
そんなことより今は目の前の、好き放題に散らかされたリビングの処置だ。
散らばっているゆかりの私物を一つ一つチェックしていく。
化粧品やアクセサリーだけではない。脱ぎっ放しで放置されたシャツやスカート、
信じられないことに下着まで転がっていた。
「どんだけだよ……おい」
楚々とした外見からは想像もつかないが、ゆかりは非常にだらしのない少女だった。
まあ、親戚一同から友人知人に到るまで、周囲の人間全てに
幼児期から現在までひたすらに甘やかされて生きてきた女だ。あれでしっかりした性格に育つわけがない。
それに……自分もその、ゆかりを甘やかしている人間の一人である。
「だからってなあ……男の僕と一緒に暮らしてるっていうのに恥ずかしくないのか……アイツは」
苦々しい顔で呟く有菜。
とは言うものの、自分とゆかりは従兄妹同士であり幼馴染。旧知の仲である。
今更異性として意識することは難しいのかもしれない。
事実、自分だってゆかりのことを恋愛や性の対象としては見ていない。
そういう目で見るには……あまりに嫌な部分を知りすぎてしまった。
「…………………………」
まあ、自分の場合はそれ以前にゆかりの眼鏡に適うような男でないというのが大きな理由であろうが。
「はぁ……」
有菜はまた溜息を吐いた。
高須賀ゆかり。
目の前からいなくなっても、彼女は有菜の精神を消耗させていた。
「とにかく片付けなきゃな……」
有菜は、リビングに落ちている雑多な物を一つ一つ拾って仕分けしていく。
化粧品や装身具はゆかりの部屋にある化粧台の上に置いてくればいいだろう。
衣類はまず洗濯が必要だ。洗って、乾かし、アイロンを掛けて洋服ダンスに仕舞う。
「……………………」
杜撰に脱ぎ捨てられたゆかりの服を一つ一つ手に取って、有菜は思う。
こうしてゆかりの服を見るとどれも、ろくにファッションの知識を持たない有菜にも
一瞥しただけで上等の品と分かる質感と手触りのものばかりだ。
アルバイトをしているわけでもないのに、よくここまで大量に買い集められるものだ。
「……いや、自分で買ってるわけないか」
おそらくどれもこれも、ここに散らばっている衣類全てが、
誰かから買い与えられた物だろう。
『誰か』から。
その『誰か』の中には―――有菜の母、夏実も含まれていることだろう。
「……………………………………」
自分が夏実に買ってもらった服を思い出す。
どれも皆、何処で仕入れてきたのか分からないようなヨレヨレとした安物ばかり。
ここに無造作に脱ぎ散らかされたゆかりの物とは雲泥の差。
「…………………………………………………………………………」
昔から、そうだ。
たまたま美少女に産まれ付いたというだけで、ゆかりは何もせずに何もかもを、
有菜が決して手に入れることの出来ない何もかもを平然と掻っ攫って行った。
昔から。
本当に昔から―――高須賀ゆかりはそういう女だった。
まだ、有菜とゆかりが幼稚園児の頃の話だ。
「会計を済ませてくるから、二人ともここで待っていなさいね」
夏実に連れられて有菜とゆかりが百貨店へ買い物に行ったときの話。
二人でベンチに座って、夏実が戻るのを待っていたときの話だ。
「……ねえ、ちょっと見て。あの子超可愛くない?」
「え? ……ホントだー。すっごい可愛い」
「すごーい。お人形さんみたーい!」
ただ座っているだけで、ゆかりの周りに二十歳くらいのお姉さんたちがワラワラと集まってきた。
「ねえ、お嬢ちゃんお名前は?」
「たかすか、ゆかりです」
「やだー! ねえ、この子喋った! 喋ったよぅ!!」
「声も超可愛いー! ねえ、お菓子あげるから後で食べて」
「どうもありがとう。おねえさん」
「きゃー!!」
「もう持って帰りたいくらい可愛いわーこの子!!」
はしゃぐお姉さんたち。
「…………………………………………………………………………」
すぐ傍らにいる自分は、道端に転がった石ころのように無視され続けた。
どうして?
どうしてゆかりちゃんだけあんなに可愛がってもらえるの?
どうしてゆかりちゃんだけお菓子もらえるの?
どうして? どうして? どうしてなの?
当時の有菜は小さい頭で必死にその謎を解き明かそうとしていた。
そしてある時、一つの結論に辿りついた。
「ぼくもゆかりちゃんとおなじ服がきたい!
フリフリしたシャツとか、スカートがはきたい!!」
そんな駄々を捏ねたことがあった。
美醜という概念が根付いていない幼少時の有菜には、
自分とゆかりの違いが、身に付けている衣服の違いくらいにしか見出せなかったのだろう。
自分も女の子の服を着れば、ゆかりのように皆からチヤホヤして貰えるに違いない―――
何とも子供らしい、単純な発想である。
ちなみにこの要望は夏実に「馬鹿なことをぬかすな」と一蹴され、
有菜は自分のわがままが容易には通らないという世の摂理を学ぶことになったのだが。
これと似たような経験を、有菜は幾度となく味あわされてきた。
自分とゆかりの間にある超えられない壁。生まれ持っての格の違い。
美少女として生まれてきたゆかり。そう生まれなかった自分。
それを見せ付けられるたび、有菜の頭にはいやが上にも一つの想いが浮かんでしまう。
もし、
もしも自分が男ではなく女に生まれていたら、
高須賀ゆかりのような、見た者が平伏せずにはいられないような美少女に生まれていたら……。
「……………………………………………………」
そんなのは全く持って無意味な妄想にすぎない。
だがそれでも、考えずにはいられない。
もしも自分が男ではなく女に生まれていたら。
きっと、ゆかりのような顔だけが取り得のだらしのない女ではない。
料理だって作れる。家事は全部出来る。他人に対する気配りも持ち合わせている。
ゆかりなんかよりずっと魅力的な女の子になっていたはずだ。
ゆかりなんかよりずっと、
ゆかりなんかより、ゆかりなんかより、ゆかりなんかよりずっとずっとずっとずっと!!
「…………………………………………………………………………」
.. . . ... . ..
――――――なればいいじゃないか。
そうだ、自分が今持っているゆかりの服を着ればいいのだ。
ゆかりは申し分のないスタイルをしているが、何故か体の線を出すのを嫌っているようで
所有している衣服はどれも大きめのサイズの物ばかりだ。
これならば……痩せた自分の身体なら何とか袖を通すことが出来るはず。
そうだ、これを着よう。
これを着ればゆかりのように、皆から愛される少女になれる。
ゆかりのように。
ゆかりのように。
ゆかりのようにゆかりのようにゆかりのようにゆかりのようにゆかりのようにゆかりのように
ゆかりのようにゆかりのようにゆかりのようにゆかりのようにゆかりのようにゆかりのように―――――
(――――――馬鹿! 落ち着け!!)
暴走していく己の思考回路にギリギリの所で理性がブレーキを掛けた。
「………………は、
はぁ……はぁっ……」
いつの間にか荒くなっていた呼吸を落ち着け、気分を鎮める。
冷静に考えてみろ、男が女物の服を着たくらいで美少女に変身できるわけがない。
第一、他人の服を……しかも異性の物を勝手に着るなんてことが許されるわけがない。
「何を幼稚園児の頃と同レベルのことを考えているんだ僕は……」
落ち着いて、あくまで落ち着いて有菜はリビングを見回した。
―――――散らばっているのは衣類だけではない。
ファンデーションがある。口紅がある。アイシャドーパレットがある。
香水がある。ビューラーがある。マニキュアがある。ウィッグやヘアーエクステンションがある。
人を女の子らしく見せるための道具が無数に存在している。
ここにあるものを、
ここにあるものを総動員すれば自分も―――――
「……いや、でも」
だが、しかし、
「…………………………」
(化粧品が一回分減ったぐらいでバレるはずがない)
(服を着たって、すぐに脱いで綺麗に洗濯すればいいじゃないか?)
「そういえば……」
ゆかりが出掛ける直前に言った言葉を思い出す。
『この部屋、私が帰ってくる前に綺麗に片付けておいてよ。友達連れてきても恥ずかしくないようにさ。
有菜に任せたからね』
そう、確かにゆかりはそう言った。
. . .. .. .. . . . . . .. . . . . . .
この部屋にあるものの扱いは全て有菜に任せると言ったのだ。
「……………」
有菜は眼球を動かして壁に掛かった時計に目をやった。
現在の時刻は午後一時を少し回ったばかり。
ゆかりは午後七時ごろに帰宅すると言っていた。
時間は―――――充分すぎるほどに、ある。
「…」
もう、迷いはなかった。
「―――――さて、」
リビングに散らかっていたゆかりの私物を整理し、有菜は一息ついた。
「どこから取り掛かろうか……」
有菜は指を振りながら、目の前に置かれた『女の子用品』を一つ一つ吟味していく。
「……これからやるか」
そう言って、有菜は一つの道具を手に取った。
ハサミの先端に湾曲した板が二枚、平行に取り付けられている奇怪な形の道具。
確か『ビューラー』という、睫毛を上向きにカールさせるための道具だ。
「えーっと、これは確か……」
ゆかりがソファーに寝転がって、この道具を使っていたときの事を思い出す。
「こう、左手で鏡を持って、右手で……」
近くにあった手鏡を顔の正面に構え、
ゆっくりとビューラーを睫毛に添えて、挟む。
「……あだっ!」
―――瞼の肉を挟んでしまった。
「……鏡がフラフラしててやりにくいな」
手鏡を捨て、置き鏡をテーブルの上に備えて有菜はその前に座った。
顔を斜めに向けて、ビューラーと顔の距離がよく分かるように注意する。
そして再び、ビューラーを睫毛に近づけ、挟む。……今度は上手く行った。
「確かこの後しばらく挟んだままにするんだよな……」
ギュッと力を入れてビューラーを数秒間握り締める。
そしてゆっくりと、ビューラーを手にした腕を上へ上へと持ち上げていく。
「……よし」
だがこれで終わりではない。これだと睫毛が根元から三分の一しかカールしていない。
もう一度、今度はビューラーを浅く入れて中心の辺りをカールさせる必要があるのだ。
そしてその後で今度は更に先端三分の一をカールさせる。確かゆかりはそのようにやっていたはずだ。
ビューラーの挟む部分を先端へ……、慎重に、ゆっくりと手を動かしていく。
「何か妙に疲れるなこれ……」
右目の睫毛の先端をカールさせながら呟く有菜。
だがこれでまだ半分。次は同じようにして左睫毛を持ち上げなければ。
「……はぁーっ…」
両睫毛のカールを終えて、有菜は大きく息を吐いた。
どうも細かさが要求される作業を行うときは呼吸が止まってしまう。
「ゆかりは毎日こんな細かいことを平然とこなしていたのか……」
それで何故野菜のみじん切りも満足に出来ないのか、有菜は不思議で仕方がなかった。
「………………」
ビューラーを掛けた自分の顔を、鏡に映しまじまじと覗き込む有菜。
ただ睫毛が上向きに反り上がったというだけなのに、
暗く沈んだ印象だった有菜の顔は、光が差し込んだように明るくなった気がする。
「こうして見ると僕って睫毛長いなあ。眼も大きいし……」
自分の顔にコンプレックスを持っていた有菜は、あまり真剣に
鏡で自分の顔を見るということをしなかった。
しかしこうしてじっくりと向き合ってみると……結構整った顔をしている。
傍系とはいえ、ゆかりと血が繋がっているだけの事はある。
「睫毛一つで大分印象って変わるんだな……」
有菜は感心した表情で手に持ったビューラーを、
ソファーに並べられた多種多様の化粧道具を見つめる。
他の道具を使えばもっと……
もっと……どんどん綺麗になれる。
「……はは」
有菜は笑っていた。
こんなに心が弾むのは本当に久しぶりだ。
投下終了。前振りばかり長くなっちゃってスマン。
ここからはずっと女装のターンだから。
35 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 02:23:19 ID:UN1rAEqb
(・∀・)イイヨイイヨー
36 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 15:08:53 ID:i2vjj94X
女装ネタというと定番は文化祭と演劇ですかねぇ。
あと、興味本位で姉妹の下着はいてそれがばれる→言うこと聞かないと親に言いつける→しかたないから女装 みたいな
あああ・・・本気でムカついてきた
有菜の逆転に期待したい。
てか、女性のイヤな側面書くのが上手すぎる。
同人ゲーの不機嫌ななつみさんとか、二次元ドリーム文庫のゴスロリ生徒会とかこのスレ的には参考になるよね
41 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 00:46:10 ID:kA1XZQ2c
>34
GJ、wktkしてるよ。
43 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 19:40:11 ID:ru2ZXNAj
続きマダー
継続決定ダナ
どう見ても打ち切りです
俺は投下されると信じてる
信じるー!
たかが2週かそこら
待ったうちには入らんよ
ていうかもう女装より
この糞女に天誅が下るところが見たい
50 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 23:50:39 ID:nZ3KpiRn
続きマダー?
52 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 22:47:37 ID:+pzWdjNw
続きマダー
どうみても打ち切りです
54 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 00:32:58 ID:AQHgX3od
俺は投下されると信じてる
ってまたこの流れかよ
俺は小さい頃から気に入らない事があるとすぐ切れる子だったから友達がいないんだね
ちゃんとおにゃのこに服従してたら良かったんだなうんわかってるよくわかったのあはははははははははは
ところで女装少年が俺の知り合いに居るんだが
とりあえずゴスロリ着させて犯せ
続きマダー
どうみても打ち切りです
60 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 11:46:16 ID:e6GFicN4
保守
俺の妄想でも書こうか
62 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 01:25:17 ID:KBHcwbIj
頼む
ごめん、パソコン今2ちゃんねる規制されてて書けない…
65 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 08:13:13 ID:6PsQQntw
こんな糞過疎スレで救世主気取りで恥ずかしい駄文を投下して
ヲチされてるともしらずに投下する馬鹿の得意げなレスをみたいんでw
67 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 01:21:58 ID:vP0yCBW0
続きまだー
68 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 20:31:30 ID:/1GeOOca
続きwktk
職人よ降臨せよ!!
いまなら神になれる!
70 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 22:19:38 ID:fXE95qDU
こんな過疎スレなんかに職人なんかこねーよ
さっさと削除申請しておけ
71 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 23:55:36 ID:POHtNBE0
男が同級生に女装させてニヨニヨってのは板違いだろうか
他の似たスレだと女が強要てのばかりな印象だから、このスレで良いのかな?
どうみても板違いです。オナニ−は自分のブログにでも書いてろ
75 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:06:47 ID:M+useQKk BE:137400825-2BP(1000)
hssh
76 :
偽装彼女:2007/12/27(木) 20:06:16 ID:Z5dpZUoh
「…須藤……?」
ビクリと震える肩は、そいつがクラスメイトの須藤豊だということを、俺に確信させた
だけだった。
ただ問題は、青ざめた顔で振り返るセーラー服姿の須藤が、数時間前は俺と同じブレザ
ーを着ていた、紛うことなき男子生徒だったことである。
土曜日の午後、大型スーパーの婦人服売り場。
売り物の女性用下着を掴んで更衣室に入るというのは、品行方正な優等生の彼にはとて
も似つかわしくないシチュエーションであった。
「っ……!?」
ああ、女だったらなあと入学当初奴を知った頃から常々思っていた、可愛らしく整った
顔の、これまたぱっちりした黒い双眸が、俺を認識したのか信じられないものでも見たか
のように見開かれる。
元から色白な顔が、すっかり血の気を失っていた。
同じクラスになって二年、黙って男女共通のジャージ姿で校外学習に出れば他校の男子
にナンパされるという須藤のこんな表情を見るのは初めてで、俺は多分相手とは別の意味
で言葉を失う。
だが、先に我に帰ったのは俺の方だった。
「…なに、やってんの?」
できるだけ軽薄そうに聞こえるように言ってやる。驚愕の次には、絶望のお手本のよう
な顔をしやがった。
「なんでそんなカッコでこんなトコいんの?ていうかお前ん家この辺だっけ?」
浮かべる表情に、予測が確信に変わる。
「…もしかして、そーゆー趣味?」
「……っ!」
青ざめた顔が一気に紅潮した。
「ぃ…言わないでくれっ!」
第一声が懇願という、素晴らしいリアクションを決めてくれた。
声を押し殺してはいるが、相当切羽詰まっている。そりゃあ膝丈セーラーにカーデ羽織
ってブラジャー引っ掴んでるところを同級生に見られたら…俺だったら死にたい。
しかし俺は須藤ではないので、この状況を逃すつもりはさらさらなかった。
「とりあえず、それ置いてきたら?」
77 :
偽装彼女:2007/12/27(木) 20:07:45 ID:Z5dpZUoh
>>65さんのイラストに激しく燃え上がってインスピもらったので、とりあえずその場面を
目標に書きます。
「Imitation Girl」や他の方も気にせず投下ください。楽しみにしてます!
超期待
昼間外に出たのは初めてなのだと、奴は言った。
ホモというわけではなく、単に女装をするのが、女の子になった自分を見るのが興奮す
るのだという、その顔がなければナルシスト乙。と言いたくなるような動機で、家を出た
叔母の若い頃の制服をこっそり着て、家の中や上っ張りだけでは飽きたらず、しかし近所
で隠し通す自信もなく、学校や自宅から離れたこの駅まで来て、「おんなのこごっこ」を
したのだそうだ。
なるほど、校則が緩いとはいえ染めもせずに肩まで髪を伸ばしているのも、今まで足し
げく通った彼女の家があるこの駅で今日初めて遭遇した(奴にとっては「してしまった」)
のも、そんなわけか。
そんなことを聞き出しながら、俺は何をしてたかというと、
ずっと須藤の赤らんだ顔やら、見慣れないはずのセーラー服やら、裾から覗く膝やらを
見まくっていた。
本人はそれについて何も言いはしなかったが、見られていることは分かりきっているの
かずっとそわそわと落ち着き無く視線をさまよわせたり、学校では体育の時くらいしか出
してない膝頭を撫でさすっていたりしていた。
店の中で見た須藤の「恥ずかしくて死にそう」な顔をもっと見てやりたくて、こうして
寒い中スーパーの喫煙所という名の外ベンチまで連れ出して、奴の委員会やホームルーム
の時の弁舌はどこへやらな質疑応答をしているのだ。
ついでに言うと、初めてサシで話しているうちに、普段からかすれ気味な細い声も、ち
ょいハスキーな女の声だと思えるようになってきた。
案の定いっそ殺してくれとでも言わんばかりに、女装優等生はこの羞恥プレイと今後の
自分に苦悩している。
ああ、なんて楽しいんだ!
ついさっき色んな意味で別れた彼女に辟易していた気分がすっかり晴れている。
可愛い「女の子」は恥ずかしさに嫌がるのが、羞じらう表情が最高にクるものだと思う。
そして俺は、仕上げに一言言ってやった。
「あーだこーだ言ってるけどさぁ…つまり、変態なんだろ?お前」
「…っ!」
その三点リーダーと声にならない息遣いは何回目かな?須藤君。
「はぁーっ、ヒトは見た目によらないモンだなあ。まさかお前がスカート穿いておっ勃て
るような変態だったとは」
「…っやめてく」
「どこ?」
もう泣きそうになりながら訴えかけた奴がうろたえる。
「だから、その格好はどこからしてきたんだよ?その格好で『ママぁ、行ってきま〜す』
とでも出てきたのか?」
「…カラオケ」
「は?」
「すぐそばの、先払いのカラオケボックスの部屋で」
そこで上手いこと化けたと言うわけか。さすが秀才君。エロい方面にも頭が回る。
それを言うと長い睫毛を伏せて「言わないで」と絞り出すような声でささやいた。
そんな恥ずかしいこと言わないで、という意味か、他の奴等に、という意味かは分から
ないが、こいつに命令する権利はない。
「じゃあ、お前の提案通りにそこに行こうか」
わっふる、わっふる!
82 :
偽装彼女:2007/12/29(土) 18:20:14 ID:92XFdJ/z
付き合い始めの頃は初々しいのに、一度セックスしたとたん大胆になる女って、俺的に
は萎え萎えだったりする。
腕組むだけでも恥ずかしがってたくせに、今日部屋入った途端ケツ揉んできたり、通販
のエロ下着見せたらノリノリで着てみせようとするなんて論外だ。
だから「やっぱいいわ」って言って、「帰るってこと!?別れるってこと!?」という
逆ギレに「両方」って言って出てきたわけだ。
その点、「カーデ着れば胸なくても様になるよなあ」と言っただけで顔を真っ赤にして
俯いてしまう須藤の反応は、古臭いセーラーでも可愛らしい容貌とあいまって、俺の理想
ど真ん中だった。
それがたとえ自分から着たのだとしても、こうやって第三者、つまり俺に辱められると
いうのは奴の予定に入っていないのだから。
週末の午後にカラオケに来る高校生カップルなんて珍しくない。
運良く入口から遠い、まあ行って見れば二人ギリギリな狭い部屋に配置されたので、さ
っさと用を済ますことにした。
ドリンクバー何にするか聞いても疲れた顔で首を振るだけだったので、仕方なく俺はコ
ーラと、もう一つは白濁液がエロい気がしたのでカルピスを取った。
悪あがきは無駄だと悟ったのか、さして抵抗なく俺に続いて部屋に入った須藤にコップ
を渡す。押し返そうとはしたが、俺がグビグビ飲むのを見て喉の渇きに気付いたのか、形
の良い唇でストローを咥えた。
ちくしょう、原液垂らしてやりてぇ。
黒髪セーラーの美少女がチュウチュウ音を立ててジュースを啜るのを見届けて、俺はソ
ファに座った。無論、歌うためにではない。
「それ、似合ってなくもないけど、いまいちダサい」
「は…?」
鞄を下ろし頬杖をついて言ってやると、潤った喉から裏返った声が洩れた。
「なに、言って…何が望みだよ!?」
強請られるとでも思っていたのだろうか。肩から提げっぱなしの自分のスポーツバッグ
を抱えるようにして須藤は後退さる。
「いけないなあ、そんな可愛い格好でそんな言葉遣いじゃあ」
にっこり笑いかけてやると、余計に不安げな顔で一歩下がり、
こつん。
奴のスニーカーの踵が、閉まった扉にぶつかった。ここから逃げ出すという向こう見ず
さはないらしい。
「俺がお前の望み通りの女にしてやるよ」
(本文ないです)
質問と言うかちょっと気になったので。
地の文での性器描写って、直接的なのと間接的なのとどっちが良いですかね?
今のところ間接的なのを幾つか使い回す予定。
まあ今後出る会話文では「チンコ」連呼してしまうので、地の文にもし希望あったら教え
てくださいな。
特になければこのまま続けます。
女装っコ側のモノはむしろ生々しく「ペニス」とか萌える
文章と合わないようであればスルーしてくだされ
「はぁ!?」
何言ってるのか分からないとでも言いたげに、彼は憤りを露わにした。
「とりあえずカーデと…ピンクのブラ見てたくらいだから、パンツは自分のなんだろ?そ
れも脱いでスカート上げてみせろよ」
「なんでそんなこと…っ」
「あっそ。じゃあそのまま可愛くポーズとってよ。クラス中に回してやるから」
これ見よがしに携帯を出して見せると、少しばかりの反抗心は途端に萎えたようだ。
「…っわ、わかった!言う通りにするからやめろ!」
「『やめろ』じゃなくて『やめて』な」
「……っ」
唇を噛んで座った俺を睨みつける。
しかし賢い彼は、自分の赤らんだ目元は俺を楽しませるだけだということに気付いたの
か、憮然とした顔で乱暴にバッグを床に置き、言われた通りの行動をとりだした。
上着を脱いだら、誤魔化しようもないぺたんこの上半身が露わになる。
しかし、こうなる前にもちらりと思いはしたが、薄い胸板とウエストのバランスは貧相
と言うより華奢な体つきだから、「まじ貧乳なんですぅ〜!」とでも言えばそのままセー
ラー上下だけでもいけるんじゃないかと思った。ぶっちゃけ巨乳自慢する女って、腹も尻
もヤバいし。
「……どしたん?」
男らしく上着もボクサーも脱ぎ捨てたものの、スカートの裾をいじったまま途方に暮れ
たように下を向いた相手に気付く。
「…ベルトとか、そういうのないから、無理だ」
最後の命令が、ということか。
「あのさぁ、ちょっとは考えろよ」
学年首席にそんなこと言えちゃう奇跡。
「ほら、どうせ腹んとこ余ってんだろ?皆やってるみたいにねじっちゃえばいいじゃん」
立ち上がり、須藤の服に手をかけた。
やはりガバガバで腰骨に引っ掛かっていたウエストの、留め具が付いた部分を平行に折
り上げていく。こーゆーのも駅のホームとか彼氏の目の前でやられると萎えるんだが、何
されるのか訳が分からず立ち尽くされると、事故を装って尻を撫でたりしたくなる。
はっきりと拒絶もできずにふるりとむき出しの尻に包まれたスカートが揺れる。
クローゼットに長いこと入ってた服だったのか木の匂いと、多分こいつのシャンプーの
匂いがした。
プリーツが崩れないよう注意しながら一段折上げる。膝頭が完全に出た。
「ほら。いい感じ」
もう一段。無駄な肉の付いていない腿が覗く。
「み、短すぎるんじゃないか?」
「クラスの女なんか、パンツ丸出しで歩いてんじゃん」
顔も見ずにもう一段。
「やぁ…っ…」
もう、羞恥に裏返った悲鳴をあげて、しかし弱々しく俺の手を押さえてきた。
見上げてみると、嗜虐心を煽られるお目々が涙を溜めて俺を見つめている。
なんてこった、このくらいでメーター振り切れちゃうのかよ!
風呂場での痴漢プレイにアンアン言ってた前カノを思い出し、カルチャーショックとい
うかジェネレーションギャップと言うか、性差を思い知る。
「わーった、じゃあ今はこんくらいにしとく」
腿の半ばくらい、ギャルじゃなくても出してるだろとは思いつつも、裾を引いてプリー
ツを直してやった。
「ひっ…ぃあっ!」
「え?」
ただならぬ声色と、布地を引っ張った時の抵抗によくよく見てみると、
「…マジかよ」
紺色のスカートを捲り上げると、二次元でありがちなのとは違って毛の生えた、それな
りに立派なモノが起き上がっていた。
「なに?お前。ミニ穿かせてもらって興奮してんの?」
先端に我慢汁がにじんでいるそれに無造作に触ろうとすると、過剰なほどに拒否してきた。
「……っやだ、他をあたれっ!」
「は?」
「お前はどうか知らないけど、俺は男が好きなんじゃない!」
「………ぅえ?」
あ、もしかして俺まで絶賛勃起中に思われてる?
「あのさあー」
気の抜けた呼び掛けにも身を竦めている。嬉しくない予感的中だ。
「お前と一緒で、男とエッチする気はねえから」
たっぷり間をおいた後、少し安心したように顔を見上げてきた。
「ただ、こういう『変態』をいじめるのは大好きなんだよ」
貞操の危機と社会的生命の危機に、同時に瀕した表情というのは初めて見た。
「お前の喜びそうなとこ連れてってやるよ」
怯えつつも訝しげな顔をする須藤をとりあえずソファに座らせて、俺はさっき飲んだコ
ーラを出しに行った。
(本文ないです)
>>84さん
回答サンクス!地味に悩んでたので助かりました。
今回投下分には出てこないのですが、次回以降に使わせてもらいます。
被虐感に勃起しちゃう彼女(?)萌え
続きにwktk
89 :
偽装彼女:2007/12/30(日) 08:54:55 ID:Om/ZaEzg
用を足して部屋に戻ると、ノーパン勃起女装野郎は、さっき座らせたところから微動だ
にせず待っていたようだ。
何をされると思っていたのか、奴は手ぶらの俺に安堵したような顔を向けてくる。
馬鹿だなあ。逃げちまえばよかったのに。と口には出さない。何だかんだ言ってこの状
況に頬を上気させてるのは、さっきのように下半身熱くさせてるのはこいつ自身だからだ。
直接ソファに触れる尻がスースーするのか、膝をぴったり合わせて心許なげに見上げてくる。
短くした服の裾から、すんなりした太腿が半ばまで露出していた。体毛が薄いのか見え
ないところまで剃っておいたのか、まあ俺を現実に引き戻さないスペックに感謝する。
「来いよ」
言われるままに立ち上がる須藤を連れ、さっき来たばかりの場所…の隣に行く。
「一度ソレ抜いて、トイレ済ませて来い」
簡単な話だが、奴にとって十六、七年間生きてきて初めての行為は、はいそうですかと
気軽に従えるものではないようだ。
まあ今は誰も入っていないとはいえ、女子トイレで精液と小便出して来いというのは、
初屋外女装な彼にはなかなかハードルが高いのかもしれない。
まあそれでもスカートの前を見る限り勃起し続けてるあたり、こいつの趣味も真性なん
だろう。
「テント張った女子高生がどこにいるんだよ」
観念したかのように、しかし後ろやら周りやらをやたら気にしながら、前屈みの女子高
生は女子トイレの中に入って行った。
スカートの裾を捲り上げ、そそり立った自身のペニスを扱く美少女の倒錯的な姿を想像してみる。
自分の家のと変わらないのに、便器の前で途方に暮れてるところを想像してみる。
すでにギンギンだったくせに、たっぷり十分くらい時間を置いて、須藤は出てきた。
「してきた?」
「………してきた」
できることなら消えてしまいたい、と心の声が聞こえてきそうな奴の泣きそうな表情に、
もう一度トイレのお世話になりそうになった。
わっふるわっふる
よく漫画とかで、他人の記憶を操作したりする奴が出て来るけど、こいつが今その力を
手に入れたら、まず真っ先に俺の記憶を消すんだろう。
涼しい顔して女子にキャアキャア言われてる優等生が、自分からセーラー服着てノーパ
ンで歩いてるなんて、なかなか貴重な光景だ。
そんなことを考えながらニヤニヤ見てやると、不安の色濃く見上げてきたので、「あの
後女子トイレから苦情来てねーかな?『イカ臭いです』って」と言ってやった。
ぷりぷりした赤い唇を震わせて、結局何も言えないまま下を向いてしまうのをさらにニ
ヤニヤ眺めてやる。
「転ぶなよ〜中身丸見えんなるぞ」
小さく呼び掛けると、分かってるとでも言いたげにスカートの裾を押さえ付けた。いっ
そ転んでしまえば俺も共犯にできるのに。嫌だけど。
カーディガンを元通り羽織らせ、脱いだ下着は着替えが入っているというスポーツバッ
グにしまわせて俺が持った。これで彼は俺の支配下に置かれるというわけだ。
奴が持っていたのより軽い俺の学生鞄を持たせ、知らない他人が見たら「部活帰りの彼
氏とデートする女子高生」になった須藤は、はっきりと態度には出さないが、自分の格好
の恥ずかしさと同じくらい、どこへ連れて行かれるのか不安でたまらない、といった感じ
で俺の斜め後ろを歩いている。
ドナドナの子牛みたいだ。見たことないけど。
今自分が持ってる鞄の中身を知ったら、どんな顔をするのだろう?そう思いながら須藤
の肩に腕を回した。
「連行されてるような顔してんなよ。怪しまれたいのか?」
注目されてまた勃っちゃうかもなとニヤニヤしながらささやくと、真っ赤になって顔を
そむけた。
周りには、彼氏に意地悪を言われて拗ねているように見えるだろう。
目当ての場所の前まで来て、俺は立ち止まった。
「着いたよ」
ピンクの看板もやらしく見える…オープンなランジェリーショップ。
若い子受けの良さげな可愛い下着やら、ちょいお姉様が狙う勝負下着やらを身に着けた
マネキンが、ショーケースの中で挑発的なポーズを決めている…そう見えるのは男だけな
んだろうな。
対して須藤の顔を見ると、呆然というか、拍子抜けしたような顔をしていた。
あれ?なんでだよ。
「ここ…で良いのか?」
きょとんとして十センチ低い位置から見上げてくる。
いつも耳にかけてる黒髪が頬にかかって、アジアンビューティーを演出していた。これ
ではナルシーな変態趣味に走っても仕方ない。
「え?なんかもっとすごいとこ期待されてた?」
勢いよく首を振って否定した後、小さな声でぼそぼそと答えた。
「色んな女の子と、その…遊んでるって聞くから」
どんだけだよ、俺の評判。
まぁご期待に添えるだけの思いを味わわせてやるから、とは言わずに、俺は須藤の背を
押した。
読者って…自分だけ?
時期柄仕方ないのかもしれないけど、
応援してます。
ノシ
wktk
今時よくある、彼氏連れ歓迎なランジェリーショップ。
自動ドアの中は、俺にとっては彼女とよく行った店の中。奴にとっては新世界。
「いらっしゃいませ〜…!」
条件反射で営業スマイルをくれた顔なじみの店長のサキさんが、俺の顔を見て寄ってき
た。
セーターの上からも分かる、彼女の形の良い乳がぱよんぽよんする。須藤の目が釘付け
になっていて、噴きそうになった。
「おひさしぶり〜!シンちゃんと…あ」
「前連れてた子と違うじゃない」と俺に目で咎めるだけで口には出さない。空気を読む
人だ。
「あ、今日からマミじゃないんで〜」
心遣いをぶち壊してやると、サキさんと隣の「彼女」がギョッとした顔をした。
お構いなしに、俺は今日初めて優しい声を、肩を抱き寄せた相手にかけてやる。
「授業早く終わったから一緒に買い物に来たんだよな……なぁ、ユカ?」
「豊」だからユーカとかユカなんて、我ながら安易にして最高のセンスだ。
須藤は俺と第三者を前に一瞬の逡巡の後、
「………うん」
顔を赤らめて奴がコックリうなずくと、なぜかサキさんが照れだした。
「やだ、ごめんねあたし邪魔しちゃって。ゆっくり見ていってね!」
たゆゆんたゆんと揺れる胸と共に、サキさんはレジに引っ込んでしまった。
今まで連れて来た彼女らと同じノリかと思っていたのなら、さぞかし面食らったことだ
ろう。
まあ下半身丸出しでミニスカセーラー姿で巨乳さんと対峙しちゃ、もじもじしたくもな
るわなと、向こうは知るよしもないことを思う。
「すっげぇじゃん。本物だましちゃって」
回した腕を離して耳打ちすると、困った顔をして唇を噛んだ。
「ほら、どんなんがいい?」
須藤が何か言う前に俺は手近な棚に呼び寄せる。
どんな行動をとれば良いか分からないが、先程のスーパーにあったのとはかなり系統の
違う下着を前に、恥ずかしげな表情を奴は浮かべた。
たしかに、値段に見合わない布量の黒レースはちょっと早い。清楚なこいつの見てくれ
にも、懐的にも。
「俺が声かけなかったら、あのまま普通に買ってけたかもな。残念」
キッとにらみ付けて来る彼に小さく笑って、俺は別の棚を指した。
「あ、ほらこっちのがお前好きじゃね?ピンクピンク」
なんてことないセリフに耳まで真っ赤にしてキョロキョロする。うぶな反応に、レジで
作業していたサキさんも違う棚に居る店員も、こちらを見ないようにしつつ笑いを堪えて
悶えているのが見えた。
ブラと揃いのパンティーがセットになっている棚を物色しながら、俺は須藤の頭を冷や
してやるために短く命令する。
「上脱いで合うの着けて待ってろよ」
「え…き、着るの!?ぉ…わたし、が?」
俺と言いかけて一瞬理性と戦い、結果たどたどしく一人称を変えるのに、なんかムラッ
ときた。
「だってせっかく試着室あるんだから、お前が気に入ったの着て欲しいじゃん」
こいつを辱めるためのセリフのはずが、なんか俺までニヤニヤ見られてる気がした。
たしかに今まで彼女が選んでる間ずーっとサキさん達とだべってましたが何か?と、ヤ
ケになって「これも可愛いなぁ」とか甘々なセリフを吐いてやる。
「すんませーん!試着室借ります!」
「………」
結局、彼の持つ鞄と引き換えにデザインを変えつつアンダー三種類くらいずらしたハン
ガーを持たせて、更衣室に追い立ててやった。奴の胸囲なんぞ知らないが、まあ一つくら
いは合うのがあるだろ。
(本文ないです)
>>93、
>>94さん
ありがとうございます。
>>65さんの画像期限が切れてしまうまでに、目的のシーンにたどりつきたいです。
それこそ時期柄保守も兼ねて投下しますのでよろしくお願いします。
そして、他の書き手さん描き手さんカモンプリー!
凄いハイペースだ。ガンガレ!
続き期待してます
「ちょっ、シンちゃんどしたのあの子!?マミちゃんともレイカちゃんともメグミちゃん
とも違うじゃない!」
更衣室のドアがしまった途端、フロアを滑り寄ったサキさんに小声で詰め寄られる。
レイカではなくレイコです、と訂正しかけたが、まあどうでも良いか。
「だろ?今までにないタイプに一目ぼれしちゃってさぁ、ダメ元でアタックしたらオッケ
ーもらえちゃったんだよ」
歩きながら考えた嘘をにこやかに並べると、やっぱり訝しげな視線を向けてきた。
「アンタみたいなだらしない男が、あんな清純派をどうやって引っ掛けられるのよ?」
もう一人離れたところに居た店員が頷きながら聞いている。
ここでも何なの、俺の評判。
「だからまだ清いお付き合いでラブラブなんだって!あのセーラーだってあいつのガッコ
私服だから親戚に借りて来てくれたんだって!」
「あ、そうなんだ。道理で見たことない制服だと思った」
…危なかった。にしても、よくもまあ細かいところに鼻が利くな。
通う学校の話題になったら面倒なのでさりげなく視線を逸らすと、その先に思わぬ伏兵
がいた。
「いかがですか、お客様ー?」
どっから湧いたのか、別の店員が須藤の入った更衣室の扉に手を掛けながら声を掛けて
いる。聞いてねえよ!さすがに同性相手にゃ誤魔化せないだろ。
「お姉さんのように、友達のように」なコンセプトに合った店員らしく、「サイズ違い
持ってくるかお測りしましょうか?」などと呑気に声かけしているが、サイズってドコの
!?ナニの!?
「中よろしいですかー?」
返事のない…というか、おそらくパニクっているだろう室内に、彼女は今にも入りそう
だ。
「あーっダメダメ!俺が行く!」
なんてこった、ここでバレたら俺まで終わりじゃないか!
焼きもち焼く彼氏の顔を必死で作り、更衣室にすっ飛んで行く。
「あーもう!あいつ超恥ずかしがり屋なんだって!」
「じゃあ余計に入るなよ」という顔をする店員を押しのけて、一人分ギリギリに細く開
けた戸の隙間から滑り込んだ。
「イタズラしないでよー」とサキさんの声が、扉を閉じた向こう側から届く。部屋に、
という意味か、奥にいる奴に、という意味か。
狭い店のくせに更衣室は気合い入っていて、扉の奥にさらにカーテンを引いたところに
一段上がって着替えるところがある。
几帳面に揃えた奴のスニーカーを一瞥してからカーテンをつまんで「どんな感じ?」と
聞くと、隠れられるはずもないのに忙しない衣擦れの音がした。
「ま、待っ……!」
返事なんて聞いてないので全開にしてやる。
「…なんだ、ちゃんと着れたんだ」
言われた通りの格好をした須藤が、脱いだセーラーで身体の前を隠して立ち尽くしてい
た。
着けることもできず裸でいるかと思っていたが、むき出しの両肩にはブラの紐がきちん
とかかり、奴が背を向けた鏡にも、後ろのホックがかかっているのが映っている。
「さっすが、優等生」
スーパーで遭遇した時から、男子高校生の須藤豊であることをちらつかせる度に、面白
いほど過敏に反応する。
今回もまた、抱えた服に顎をうずめるようにして朱の走る顔を下に向けた。
そうだよ、お前は俺と同じ野郎で、俺よりも立派な生徒なのに、スカート穿いて勃起し
たり、嫌がりながらもこうして女の下着着けて内心喜んでいる変態なんだろう。
口には出さずに突っ立ったままの奴の姿を舐めるように眺めながら二つの鞄を下ろし、
靴を脱いで中へ上がる。
壁の端にカーテンをぴったり付けるようにして、万一扉を開けられても取り繕う猶予を
作った。
今更だけど、これって失敗したら俺もヤバいんじゃね?
捨て身の反撃にも出られない憐れな優等生は、何も言わずに笑う俺に怯えたように見つ
め返す。
緊張しているのか興奮しているのか、頬がうっすら上気して、羞恥に潤んだ瞳は俺の一
挙一動も逃すまいとしている。
無自覚マゾっぷりに敬意を表して、思う存分いじめてやろうじゃないか。
深夜までお疲れ様です。
>100の真ん中よりちょい下あたりの
心の中での責め言葉(そうだよ〜変態なんだろう)とか
たまらん…
102 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 03:26:49 ID:oC5TfEM4
すばらすいです。
次は服でも買いに行くのかな??ww
可愛らしい服を着せてあげて欲しいですねw
すごいイイです!
正座&全裸で待ってます。
「いい格好」
言って、真正面から焦らすようにゆっくりと彼のむき出しの背を覗き込む。
決して太っているわけではないのだが、筋肉の隆起がほとんど目立たない、つるりとし
た上半身だった。今まで水泳の授業がなかったことを悔やむ。
それがちょうど合っているのか、ホックを留めたブラも背中に食い込まず、白い肌にぴ
たりとサテンのピンクが這っている。背中ニキビ?何ですかそれは、なするんするんのマ
ット感。
「服下げろよ」
そんなつもりはなかったが、ビクリと細い首を竦めて、言われた通りに奴は服を傍らの
スツールに置いたスカーフの上に放る。
膝上スカートと紺ハイソ、花柄ブラだけを着けた痩身が、俺の目の前にさらされた。
腹もうっすら縦筋が一本へそに続いているくらいで、ちょっと前に流行ったエクササイ
ズビデオの外国人女性のが逞しい。
胸筋も同じく、一番小さいカップがガバガバに余っている。元から入ってる底上げパッ
ドが可哀想だ。
「着てみたかったんだろ?どう?」
「どうって……」
耳まで赤くして、両手でスカートの裾をギュッと握りしめる。
できることならその手で恥ずかしい上半身を隠すなり、脱いでしまうなり…俺を突き飛
ばして逃げるなりしてしまいたいだろう。
「『言葉にできないくらい嬉しいです』とか?」
「なっ……っぁ!」
反射的に抗議の声を上げる須藤の胸元に、俺は手を伸ばした。
逃げようとする肩をもう片方の手で掴み、身動きをとれなくする。
肩紐から、あれば谷間へ続く縁飾りを指先でなぞると、ビクンと奴の身体が震えた。
「似合ってんじゃん」
ない乳房があるように手のひらでブラを揉んでやる。
「やっ……っ」
パッドの入った柔らかい裏地が、奴の胸板をふにふにとくすぐるのか、掠れた悲鳴があ
がった。
「店ちょ…あのおねーさんの乳見てたろ?」
上がぱっくり開いたブラの隙間に手を突っ込み、女の子にしてやるように乳頭をぐりぐ
りいじってやると、真っ正面で潤んだ瞳を伏せて小さく喘ぐ。
「…ふっ……ぅ…」
「もうオナニーで開発済み?」
「………っ……やめ…」
すがるように俺の両腕を奴が掴む。ちょっと驚くが、乳首をつまんだ指を動かす度に膝
が笑っているのを見て、両手で胸を攻めてやることにした。
「ほら、どうなんだよ?聞いてるんだけど」
乳房は揉んでも、ここまで先っぽをいじくり続けるのは初めてかもしれない。すっかり
芯を持っているのが見なくても分かった。
「……ぁ…そこ、好きぃ…っ!」
そこまで聞いてないのに、とんだ淫乱だよ。
「…へぇ」
正直な奴は嫌いではないので、お望みどおりこねくり回してさしあげた。
「……っひ、ぁ…っ」
ほっそりした喉をのけぞらせて、奴の両足から力が抜けたところで、長い長い乳首責め
を終えた。あー、指疲れた。
よろよろしながらも健気に自分の足で立つのを待って、俺は先程から気付いていたこと
を言ってやった。
「なんかさっきから足に何か当たるんだけど」
ビクリと身を竦め奴が腰を引くよりも、俺が彼の背に片腕を回す方が早かった。
「ぁ…やめ……っ」
片手でスカートの裾をつまみ前をめくり上げる。
「…チンコまた勃ってんじゃん」
分かりきってはいたが揶揄してやると、ふるりと奴の唇とペニスが震えた。
「え?こここうされて、こっちも感じちゃったわけ?」
スカートを捲り上げた手はそのまま、背に回していた方の手で再び下着の上から胸に触
れる。
「ん…っぅ!」
「お前今どんなカッコしてっか分かる?」
「やめ、て……っ」
大声を出すわけにも、激しく抵抗するわけにもいかず、あっさり俺の胸に背を預け、鏡
の方に身体を向けられてしまった。
「……っ!?…」
黒髪の少女が、サイズの合わないブラの上から胸をまさぐられ、むき出しのペニスを鏡
に見せつけている。
「…恥ずかしい……」
蚊の鳴くような声でささやいて、拘束されていない両手で自分の顔を覆ってしまった。
もったいない!
胸を撫でていた手をポケットに忍ばせ、低く命じた。
(本文ないです)
やっとこ休みなのでちょぼちょぼ投下します。
感想ありがたくいただきつつネタにしますw
下着屋編が長くなってしまったので、とりあえずの予定には入らないのですが、可愛い服
ネタも書いてみたいので、あれば次の参考にさせていただきます!
改行など読みづらいところあったら突っ込んでください。
(自分が気にしないのでいまいち読みやすい基準が分かっていないので)
GJ!!
支援&保守!
たっちゃった…
「手ぇ下ろせ、鏡見ろ」
有無を言わせぬ口調に、彼が半泣きで言う通りにしたところで、
シャラーン、と間抜けな電子音。
「なっ…!?」
「記念撮影」
シャッター音に負けないくらい軽薄に笑い、痴態のバッチリ撮れた画面を無理やり見せ
つけてやった。
「っ…やだ、ぁ…」
小さく悲鳴をあげ、俺の腕の中で身をよじる。
でも命令の上塗りはされていないから俺の手を払いのけることも、自分の痴態を隠すこ
ともできずに、奴はただいやいやをするように首を振り、濡れた目やペニスから涙をこぼ
すだけだった。
あんまり部屋汚したらやばいよなあ。
そう思って俺は足で須藤のスポーツバッグを寄せた。
「ちょっと持ってろ」
染み付くぞと脅して自分でスカートを上げさせておき、相手のバッグの中から目当ての
ものを引っ張り出した。
「…っ!何、して……?」
半泣きしつつも、奴が咎めるような声を出す。うるさい、俺だって好き好んで野郎の使
用済みパンツなんか触んねーよ。
色気のかけらもない黒の綿ボクサーを、我慢汁で濡れ濡れの亀頭にかぶせるようにして
竿に巻き付ける。
「大好きなトコいじってやるから、チンコから潮噴けよ」
言って、今度はブラの上から乳首を責めてやった。
「…っぁ、んっ…ん!」
乳頭に柔らかな裏地が擦れる度に須藤は身じろぎし、限界の近いペニスがパンツ越しの俺の手にしごかれる。
耐えられないのか俺の腰に当たっている奴の薄い尻がもじもじと動いた。そこ俺の息子
だっての!
「や…でちゃ、う……」
「だから出せって」
やらしい格好見ててやるよとささやきかけると、倒錯的な快感に黒い目の焦点が揺らい
だ。
「あっぁ……っ!」
自分でスカートを捲りあげたまま、ほとんど乳首と言葉責めだけで、鏡の中の少女は果
ててしまった。
ビクンと身を強張らせる度に、彼のペニスを包んだ下着に生暖かい精液が噴き上がるの
が伝わる。
射精が終わり、あらかた熱が引いてから須藤を突き放した。
力なくその場に座り込む奴の目の前で、彼自身の精液を受け止めた下着を広げてみせる。
「うわすっげ」
ドロッとした白濁が、布地に模様を作っていた。
「あーあー、きったねえの」
わざと言うのにも気付けず、むき出しの尻を絨毯に乗せたまま恥じ入るように俯いてし
まう。スカートを掴んだままの手が、羞恥に小刻みに震えていた。
「もうコレ、穿いて帰れないよなぁ」
汚れが室内に付かないように注意して下着を置くと、絶望的な顔をする奴に笑いかけて
やる。
着てないものも含めて、壁のフックに丁寧にかけられたブラのハンガーを、一つ取る。 そして、
「はい、新しいの」
言って、今着けてるブラと対になったパンティー(精液付けた野郎の下着がパンツなら、
レースとリボンで飾られたこれはまさしくパンティーだ)を突き付けてやる。当然、奴は
面食らった。
「え…?だってこれ」
「いつまでココにいるんだよ、乗り込まれるぞ」
思わず受け取った、値札が付いたままのそれに彼は戸惑いをみせたが、追い立ててやる
と諦め良く、一度足を入れるところを間違えてから身に着ける。
捲れ上がったスカートはそのままに、白とピンクのレースやら刺繍やらに彩られた花柄
ブラとそろいのパンティ姿を、須藤は披露してくれた。
「お客様、どこか苦しくないですか〜?」
おどけたように言ってひざまづき、足下から相手の顔をうかがう。
羞恥に俯いていた目が俺を捕らえ、見ないでと言いたげにぎゅっと閉じられる。いやい
や、それ丸見えですから。
その拍子にポロリと涙がこぼれ、初めて見るまともな泣き顔に俺の息子が少し疼いた。
「あぁ〜っと。ココがちょっぴり辛そうですね〜」
パンティーの前面中央を指して、白々しく言う。
勝負系ではないとはいえ、決して短小ではない彼のペニスがすっぽり収まるほどには、
布面積は広くない。
華奢な身体には不釣り合いな、年相応に立派なそれは、濃くはないが黒い毛と共にツヤ
ツヤした薄ピンクの布地に透けて見え、清楚な下着姿の少女に違和感を醸していた。
「お客様、こちらはサイズ一個しかないんですよぅ〜」
「……っつ、ぅっ!」
ふにゅふにゅの布越しに袋をつつくと、イったばかりの竿にまた熱が下りてきた。お盛
んなことで。
「女の子なんだからガマンしてくださいね〜」
宥めるように窮屈そうなペニスを撫でてやると、おおげさなほどに彼は身を竦めた。
「ひぅ……っ!」
勃起はしていないものの、ジンワリとごく小さな染みが付いてしまい、須藤が息を飲む。
そろそろ潮時だな。
うおおおおおおしばらく見ないうちに神降臨!!!!
超絶GJ!!
これからも楽しみ
連日の神投下を今はじめて知った
もう男×女装男のカップルでも良いじゃない!
そう感じた大晦日の午後でした
(本文ないです)
*誤字訂正です
投下分全体を通して、
「試着室」の殆どが「更衣室」になっていました。更衣室代わりにしてはいかんだろ。
もう下着屋場面少ないですが、以降の投下分は気をつけます。
どっかの更衣室でイヤンイヤンなのも良いよなあとか、変なこと考えてたせいです。
脳内変換お願いします&大変失礼しましたorz
他にも漢変や言い回しがおかしいところがありますが、読み飛ばしていただければ幸いです。
「待ってな」
言って、俺の鞄のポケットから小さなハサミを出す。枝毛切るのにも、彼女にプリクラ
切るから貸してって言われた時も便利だったりする。
「サキさぁ〜ん!これ着せて行きたいから値札取っちゃうよ!」
外に向かって怒鳴り、返事を聞かずに奴の後ろに回りブラの値札を外した。
プチン、とループの切れる音に、うっすら汗をかいた背が硬直する。
「動くなよ」
刃が肌を滑る感触にも感じる敏感さは非常に興味深いが、それを楽しむには時間が無い。
パンティーの値札を取るべく軽く後ろを引っ張ると、胸とペニスにばかりかまけて気付
かなかったが、ぷりんとした白い尻が直に見えた。
「良いカタチしてんじゃん」
「ひゃん!?…っ!」
からかうように掴むと、不意に高い悲鳴が上がった。
慌てて口をつぐむが、外にその可愛い声はばっちり聞こえちゃってると思う。
笑いを堪えながら値札を外し、制汗剤を軽く噴く。寒いけど鞄に入れっ放しで良かった。
残りのブラと、汚れた下着を入れた奴のや俺の鞄を持って俺は更衣室を出た。
手ぶらで下着だけ脱いでこられるものなら、やってみな。
呆れと興味半分のまなざしで俺を迎えた店員に必要ないハンガーやブラを預け、レジに
二枚の値札を出すとサキさんがウンザリした顔でため息をついた。
「いちゃいちゃしてんの聞こえてたわよ。主にアンタのヤニ下がった声」
カップとよくあるデザインにふさわしく、手頃な値段が表示される。メシも食わずに別
れてきたから、大して痛くない出費だ。
「マジ?やだなー聞こえないふりしてよー」
「本番行っちゃわないかハラハラしちゃったじゃない」
冗談めかして言っているが、「絶対にやるんじゃねえぞ」と目が訴えてる。
お釣りを受け取ったところで、元通りセーラーを着て本人が出てきた。寂しがりの彼女
みたく俺を見つけてレジに駆け寄ったが、俺が財布を手にしてるのを見てオロオロする。
「あの、わたし…の鞄……」
嫌がらせの小道具代をみずから払おうとするなんて、これ以上弱みを握られたくないの
か、筋金入りの真面目というか天然なのか。
笑いだしたいのを堪えて、優しい彼氏の顔を作ってみせる。
「せっかくだから俺にプレゼントさせてよ」
「そうよ気にしない気にしない。この子いっつも女の子に払わせてんだから」
「ちょっとサキさん、一言余計」
事情を知らないサキさんにまで逃げ道を阻まれ、初々しい「彼女」は困った顔をした。
「…ありがとう、ございます」
恥辱に赤らんだ顔を見られたくないのか奴がペコリと頭を下げると、巨乳(というか肩)
を震わせてサキさんが悶える。小動物系に弱いのか、この人。
「またいらしてくださいね」
顔を上げた須藤には無駄に爽やかな姉御笑顔を見せて、支払いをした俺には釘を刺すよ
うな笑顔を向けてきた。
こーゆータイプには気をつけないとな、俺。
店を出て歩きながら、俺はスポーツバッグのポケットに入っていた須藤の携帯を勝手に
取り出し、俺のアドレスを打ち込み送信した。
本人はというと、上半身にまとわりつくブラや窮屈なパンティーが気になるのか、しき
りに襟やスカートの裾をいじっている。まぁどうせ後で気付くだろ。
俺の携帯が奴のメアドを受信したところで、駅が見えてきた。
「どっかで着替えて帰るの?」
顔を上げる須藤の背景は薄暗く、赤みの引いた白い頬がきれいな曲線を描いていた。
無言でうなずく奴に、ずっと預かっていたスポーツバッグを差し出す。
「明日予定ある?」
「……用件なら今ここで言え」
うわっ、可愛くない!とてもその、ぷりっぷりの唇から出たとは思えないセリフ!
「…正直に質問に答えないと、返さない」
「………ないよ」
予定のない日曜日に、塾にも何も通ってないらしいこいつは何してるんだろう?
「あっそ」
鞄を奪い取る須藤は、長かった拷問に肩を落とした。
「……どうしたらいいんだ」
わずかに内股のまま、とぼとぼ俺の横を歩く彼に、俺はにこやかに告げた。
「じゃあそれについては今夜メールすっから!気をつけて帰れよ!」
駅に入ってく俺を、返事の代わりにセーラー美少女の恨みがましい目が追った。
さて、寝る前までに今日の「記念写真」と一緒に送るメールの文面を考えなくては。
デートにはアフターフォローが肝心だ。
(本文ないです)
ここまでが土曜日で、次回からが日曜日編です。
早く目的達成せねばとアワアワしているうちにスレ占領してしまってますが、どうぞ他の
書き描き手さんもお願いします。
保守や感想ありがとうございます!
>>113さん
普通系の女の子の格好させてアレコレとか考えてましたが、メイドやロリという大好物を
忘れていました!ありがとうございます。
あえてブツが隠れる服着せるのもまた良しですな!
上手く絡まるよう妄想してきます。
118 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 17:19:01 ID:amyn4Kzs
下着屋編素晴らしかったGJ!
俺も友人から誕生日プレゼントに下着上下貰ったけど毛がはみ出るんだよなあ
どうしても下に引っ張られるし
はみ出た分はちゃんと剃ってお手入れしましょう
(本文ないです)
これから投下予定の「日曜日編」はエロまでの前フリというか、お膳立てが長くなってし
まったので、今回投下分はエロっ気がほとんどないです。ご注意を。
>>113さん
申し訳ないです、
せっかく画像つけてくださってたのに、スクロールしきれず見逃してましたorz(携帯)
メイドさん画像ありがとうございます!
下着屋編ではまさしくああいうのイメージしてたので、妄想が現実に!?な気分です。
さらに、白ニーソにあえてのロングスカートに何か目覚めそうです、感謝です!
メイドやロリなど、フリフリ資料があまりないので、ありがたくおかずに…いえ、参考に
させていただきます。
今日は休みだったので多めに投下できたのですが、明日以降はぼちぼちになりそうです。
保守ありがとうございますた&良いお年を!
日曜だってのに、これでもかってくらい学生がいて、うざったい。
ちんたらだべりながら歩きタバコしている浪人生集団を追い越し、ぶつぶつ単語帳を捲
る現役生を舌打ちで退かし駅に向かう。
普段なら踏切を渡って帰るのだが、今日は定期を使って構内から反対側の改札口に出た。
塾も店もろくにないので、地元住民しか使わない小さいそこは例によって寂しく、セー
ラー襟の揺れる細い背中はすぐに見つかった。
「待たせたっ?」
駅の中から来るとは思わなかったのは、心底驚いたかのように奴は振り返った。
肩まで伸ばしたサラサラの黒髪、人形めいた白い肌に、ぱっちりした睫毛の濃い目や滑
らかな紅唇といったパーツが絶妙なバランスで配置された面。そして、
「…待ってない。あと三分ある」
それらをすべてぶち壊す、無愛想というか、感情を押し殺したような細い声が、俺を迎
えた。
赤いスカーフも可愛らしいセーラーに大きめのカーデを羽織った美少女を、誰が須藤豊
だと…俺の同級生である、優秀な男子生徒だと思うだろう。
「あっそう。じゃあ三分早く行くか!」
思い詰めた顔で何か言いかける相手を無視して、たったか駅を出る。どうせ振り返らな
くたって、折り上げたスカートの裾を気にしながらついてくるだろう。
実際角を二つ曲がる頃には、須藤は黙って俺の隣りを歩いていた。
「午前中、出かけたのか?」
人通りがないので、普段と変わらない静かな声で彼は尋ねた。男にしてはやや高い、ハ
スキーな女の声にも聞こえる声音。
閑静な住宅街で本題に入るのは諦めたようだ。
うっかりご近所さんと遭遇したらまずいので、言葉遣いについては目をつぶってやる。
「授業だよ、予備校の」
トートバッグから参考書をチラ見せる。
「まあ塾も通わないで百点とっちゃう須藤君には関係ないな」
「っ……そんなこと、ない」
名前を呼ばれたところでビクリと肩を震わせたが、小さく言い返して来た。
黙り込むだけだと思ったので、ちょっと興味が湧く。
「……へえ。なんで?」
「…塾は通ったことあるけど、合わなくて止めた。それに」
言いよどむ須藤に「それに?」と促す。
「受験は知らないけど、定期試験はやったところが出るから。お前だって授業で答えられた単元の課題は出してるじゃないか」
授業はほとんど寝てるから、予備校でやったとこしか分かんないんですけどね。
面白くなさそうな顔でクラスの課題ノートを集めながら、そんなとこまで観察してくだ
さってたんですか、このミニスカセーラーな優等生君は。
学校でその顔以外には特に自己主張することのないこいつに、委員会の先輩まで黄色い
声を上げる理由が少し分かった。
それにしても、高潔な人格に趣味の良さは伴わないのだろうか。
「は?じゃあ俺もやればお前レベルくらいにはなれますよってこと?」
「うん」
真面目くさった奴の表情に、学校に居るような気分になり腹が立ったので、世間話を終
えることにする。
「『宿題』はしたか?」
「………した」
俺の声音に気付いて奴は頬を染め、視線を逸らした。
昨晩、記念写真と共にメールで送った「宿題」は二つ。
昨日と全く同じ格好で待ち合わせることと、多分これが今涙目になるほどキツかったん
だろう、
「あそこがツルツルだと、余計気分出るだろ?」
「……っ」
意地悪く耳打ちすると、たまらず彼は俯いた。だから、言われた通りやっちゃうのがい
けないんだって。
「かわいーなぁ、俺のためにオシャレしてくれたんだ」
当たり障りのない砂を吐きそうなセリフを言って、腕を回した肩を軽く叩いてやる。
「っ……やめ、」
「て?」
怒ったように払いのけてきたが強引に肩を掴み、赤く染まった目元を見て言う。
少しの間睨み返してきはしたが、きゅ、と唇を噛みしめ視線を下向けた。
「…やめて……」
「はい、わかりました」
あっさり手を放してやると、紺ハイソを穿いた足が少しもつれた。
126 :
偽装彼女の中:2008/01/01(火) 00:26:38 ID:NcmPPqIW
(本文ないです)
>>125さん
新年早々にだましてしまい申し訳ない。剃毛はもともと打ってたので、レスを見て「ウフ
フ、じゃあこれ頂きね」とやったわけではないですorzそんな字書きになりたいものです。
剃毛も萌えなので、タイムリーにお手入れレスがあるのを見て「よっしゃ」と思い昨日中
に投下しましたw
プレイの一環としての剃毛も機会があれば書いてみたいです
(今のキャラじゃなくても、「メイドのたしなみなのだぞ」「ああっ」みたいなw)
携帯のためか、PCビューアーでもちょっと開けないのですが画像?もありがとうございます。
とても気になるので、見られるようにもう少し頑張ってみます。
128 :
偽装彼女:2008/01/01(火) 11:50:03 ID:NcmPPqIW
大音量でCDかけたまま出かけるなんて、マジありえないんだけど。しかもご丁寧にオー
トリバース。
兄貴の部屋でがなり続けるコンポを消してから、廊下に突っ立っていた須藤を奥の俺の
部屋に入れた。
靴の多い玄関を物珍しげに眺めてたので、聞いてみたらやっぱり一人っ子。
無理やり連れて行かれた俺の家に上がる時でさえ「お邪魔します」とか小さく言うのを
見て、昨日のレジでのことを思い出した。
お茶菓子出すようなしつけはされてないので、喉が渇いてないか聞いただけで、カーペ
ット張りの床に座る。
俺の向かいに腰を下ろしかけて短いスカートの中が見えるのに気付き、ぴったり合わせ
た膝からそろりと正座をする須藤の頬が上気する程度には、今日は寒くなかった。
「パンツもちゃんと穿いてきたんだ」
「…お前が命令したんだろ」
むっとしたように言い返してくる。なんだよ、そんなにサキさんに嫌われたくなかった
か。
なけなしの虚勢を張られるのも、こちらが優位である限りは可愛いものなので悪くない。
「へぇー……でもお前、チンコぎゅうぎゅうで染み付けてなかった?ほら、前んとこに…」
「洗ったに決まってるだろ!」
昨日の試着室でのことを思い出したのか泣きそうな顔をして怒鳴る。元が上品なので怒
鳴るといっても吐き捨てるような語気だが。
たしかに、こいつが取り乱すのも分からなくもない。目の前の同級生に乳首いじくられ
てイっちゃうなんて、全国の男子高校生何万人に一人の割合?
そんな不幸なあちらさんは、元の生活を取り戻すために俺に言われた通り下着から何ま
で女装して、こうして泣きそうになるくらい人生かけて苦悩しているんだろうけど、俺的
には可愛いオモチャかペットがヘソ曲げちゃったよぅ〜どうしよう☆な気分だ。
自然と、返す言葉も軽薄なものになる。
「洗ったって、自分でやったん?どうせ洗っちゃうんだからって、着けたまま一人でオナ
ニーしちゃった?」
「っ……!」
女の子と別れる原因の一つでもある、思ったことを残らず口にしてしまう俺の癖を目の
当たりにし、怒りを通り越して呆然としていたが、彼は黙って自分の鞄を引き寄せた。
反応しない須藤の顔を覗き込むようにして身を乗りだす。
「なぁ、おい…っ!?」
昨日と同じスポーツバッグから出した何かを、突然目の前に突きつけてきた。
(本文ないです)
>>127さん
画像わざわざ変換くださり感謝です!
携帯だとメイドさんの方だけ何とか表示されたのですがデータ量が大きく保存できなかっ
たので、これで両方ともオフラインで見られます。
メイドさんはガーターとラッピングなリボンに、セーラーちゃんは表情とない乳いじられ
てるのが萌えますた。
新年に良いものいただけルンルンです。
それでは重ね重ねありがとうございました。
新年早々乙です。
これから何が始まるのか…wktk
(本文ないです)
今更ですが、あけましておめでとうございます。
これから投下するのは、今打ってる「偽装彼女」の続きではありません。
外出したくせにお参りにもいってないのに、何か和服妄想が舞い降りました。
「偽装彼女」と同じキャラですが、エロ描写のみです。
今年もよろしくお願いします。
俺が右利きなことと、和服の合わせに感謝する。
「…ぁ……っん」
後ろから抱え込んだ身体を包む、萌葱色だか若草色だかの振袖の合わせ目から、緋色の
襦袢との間に手を潜り込ませる。
寒空の下ですっかり冷えた白い頬の上で、ヘアピンから零れたいわゆる烏の濡れ羽色な
サラサラストレートヘアが揺れている。エロ美しい日本万々歳だ。
本人は認めないだろうが期待にツンと尖った乳首を、俺の指先が襦袢の上からかすめる
と、控え目な喘ぎがもれた。
「っ……くすぐったい…」
「え?直接触って欲しいって?本当やらしいなぁ、お前」
顔をのぞき込んでやると、紅をのせた唇を震わせて瞳を伏せる。
外では女にまで振り返られた、楚々とした佇まいをしていたこいつが、こうして同級生
の部屋で言葉責めされてる変態野郎だなんて、誰が思うだろう。
「ノーブラだと気になるなんて、すっかり女の子だよなぁ」
耳の中に吹き込むようにささやきかけてやると、目の端がかあっと赤く染まった。
「……っゃ、あ…!」
襦袢の下に指を潜り込ませると、両手で俺の手首を掴んできた。
「どしたん?」
「っあの……座らない、の…?」
動きを中断して聞くと、おそるおそるといった感じで尋ねてくる。
汚い部屋とはいえ、足の踏み場も腰を下ろす場所もあるのに、足袋や草履に慣れない足
で歩き続けたからだろうか。そういえば学校にいる時はもちろん、こうしている時も必要
以上に触ってこないこいつが、部屋のドアを背に立つ俺にもたれかかるのがいつもより早
かった。
「うん、もー少しこのまま。寄りかかっていいから」
そう言われて、はいそうですかと体重を預けることがないから良い。
直に襦袢の下の肌に触れた俺の手のひらの冷たさに身を竦めても、震える膝で健気に立
とうとする彼だからこそ、落とし甲斐ってものがあるのだ。
ない乳を持ち上げるように、薄い胸板を撫でまわす。
帯が当たっている隙間まで指先をのばして腹をくすぐると、抱え込んだ身体がびくんと
跳ねた。
「ひゃっ…ぁ、違……っ」
「何?さっきからおねだりしまくりじゃね?」
新年早々サカってんの?と苛める口は休めずに、胸を責めていない方の手で、服に合わ
せてアップにしていた相手の髪をいじくる。
ヘアピンを一本ずつ抜きながら、親指の腹で硬くなった乳頭を押しつぶした。
「ぁ……んんっ…」
ずっと出していた細く白いうなじを這うように、止め癖の付いた黒髪が降りる。
気付いているのかいないのか、俺の指の動きに合わせて身体をビクビクさせている須藤
の両足は、すっかり支える力を失っていた。
「ふ……っぅ…」
下着なんか穿かせてないから、奴が寄りかかると俺の腿に押しつけられる尻の割れ目が
はっきりと分かる。
「ひぁっ!?ん……っ」
片手をその間に滑らせて尻たぶを揉みしだくと、薄い肉付きながらもぷりんとした弾力
が俺の指を押し返した。
「あぁ……っもう、だめ…っ」
全然ダメっぽくない声色だったが、一応聞いてみる。
「なに?ケツ掴まれただけでイきそう?」
「…っそうじゃなく、て……ふ、服…」
「服ぅ!?」
尻揉まれて感じてるのは事実のくせに、窮屈な振袖にケチをつけてきた。こいつは和服
のロマンをまるで分かっちゃいない!
「せっかく本読んでビデオ見て頑張って着付けたんだから、もうちょっとさぁ…」
「ぬ…脱ぎたいわけじゃなくて……っ」
言って俺の腿に密着した尻をもじもじさせる。あー、窮屈って、そっちの方ね。
「チンコ勃ってんの?」
「………うん」
少しためらった後、蚊のなくような声で肯定した。
「どれどれ?」
合わせ目から手を抜き、掴んでいた尻も放すと、力の抜けた身体はズルリと床に落ちた。
「足だせよ」
傍らに立った俺に言われるまま、膝を伸ばして両足を投げだす。
「…どのへんが?」
襦袢やおはしょりで何重にも覆われてて、勃つモノも勃てないのだろう。本人の申告に
あるような隆起は、服の上から見る限りはなかった。
まあ振袖着て勃起する奴に配慮してデザインされているわけがないから、しょうがない。
犬でいったら腹出して降伏状態な須藤に、俺はもったいをつけるように問いかけた。
「チンコ苦しいんだ?」
「……うん」
「乳とケツ揉まれて感じまくったんだ?」
「っ………」
答えないまま、もぞ、と腰を動かすが、そのくらいで着物がはだけたら時代劇なんて成
人指定だ。
「答えろよ。違うなら何とかしてやる必要ないだろ」
品の良い薄化粧を施した面は明らかに狼狽している。姉貴のなのに、ギャルメイクとナ
チュラルメイクとの差激しすぎ。
「女の子みたいにおっぱいとお尻揉まれちゃって、おっきしちゃったんですか?」
「…………ぅん…」
こいつ自身に変なこと言わせたわけでもないのに、俺の顔を見ることもできないようだ。
すっかり上気した奴の頬に、一足早く桜色を見た。
「そっか。じゃあ見てやるよ」
安堵したように相手が息をつくのを確認してから、俺は彼の無防備なそこに片足を下ろ
した。
「ここか?」
「ひゃうっ!」
土踏まずに不自然な感触のあるモノが当たる。
めったに聞けない面白い悲鳴に、俺はわざとそこを爪先で撫でてやった。
「あれー?どこかなあ?わっかんねえなあ」
「ひゃ…ぁ、やめ、やめてっ!」
足袋を履いたままの奴の爪先が、ぎゅっと縮こまる。再び足裏で、そこを包むように踏
んでみた。
「何を?」
かなり適当に足を上下させているだけなのに、痛気持ちいいってやつだろうか。足裏に
伝わるペニスの感触は、萎えるどころか硬く俺の足を押し上げてくる。
「ほら、何をどうすることをやめて欲しいんだよ」
踵や親指で軽く踏みつけてやると、身をくねらせて必死に言葉を紡ごうとする。
「やっあ…っ、グリグリしないでぇっ!」
生真面目な優等生が呂律まわらなくなるくらい、目隠し足コキは堪らないみたいだ。
いいかげん泣き入っちゃいそうな振袖乙女の哀れな姿に、俺は焦らすのをやめてやるこ
とにした。
「ほらよ」
床に膝をつき、奴の着る着物と襦袢の端を一緒に掴んで、帯はそのままに前を割る。
ずっと押さえつけられていたペニスが、作られた隙間から勢い良く起き上がった。
「うわすっげ」
振袖の合わせ目から、服や顔にそぐわない立派なペニスがニョッキリ生えてる図は、違
和感があるなんてレベルじゃない。
すっかり勃起しきっているそれから溢れた我慢汁が、竿を伝って服の隙間からちらりと
覗く太股まで濡らしているのが見える。
「あー、こんなになってるんだったら早く出してやれば良かったなあ。ゴメンな」
白々しく謝ってみせるが、長いこと焦らされては中途半端にいじくられた相手はそれど
ころではないようだった。
須藤の顔を覗き込み、聞いてみる。
「…イきたい?」
「いきたい……っ」
熱に浮かされたように、俺にすがるように彼は訴えた。
「そうか」
俺はにっこりと笑って、奴の震える両手をとる。そして、
「ほら」
下半身よりはマシだがはだけた胸元と、汁を垂らし続けるペニスとに持っていった。
「やってみろよ」
優しくささやきかけてやると、おずおずと自分からそこへ指をのばす。
「見ててやるから、好きにイってみせろよ」
重ねて言っても、不安げな瞳が俺をうかがうように揺れる。相変わらず信用してもらえ
てないなあ。
「返事は?」
「………は、い…」
そろりと動かし始めた白い手が、無我夢中で自身を愛撫するようになるまでは、さして
時間はかからなかった。
「…ん……んっ…」
片手で自分の乳首をいじくりながら、血管の浮いたペニスを扱く。
御利益あるんだか分からない破魔矢やお札を買うよりも、こっちのがずっと俺の心を満
たしていた。
「ん、ぅ…っ……ぁあ…っ!」
着崩れた振袖の間から、美少女の顔をした変態野郎は今年最初の精液を噴き上げた。
(おしまい)
レスが予告よりはみ出てしまいました。新年早々申し訳ない。
良い正月をお過ごしください!
御利益様です(-人-)
GJ!!
色々な細かい表現がエルくていいです。
なんだかんだ言ってお似合いの
いいカップル(?)な気がするw
………一葉さん?
「昨日の代金」
「に…二千四百円なんだけど」
「やる」
床に両手を突いて腰を浮かせたままの俺を睨みすえて、五千円札を突きつける。
ムカつく相手を消すお札だったら、たぶん俺は死んでただろう。
うるうるな瞳に気圧されそうになったが、こんなはした金で立場をイーブンにする気は
ない。
「要らねえよ、そんなもん」
本音はちょっぴり欲しいけど、そんな色は微塵も見せずに首を振る。
そうかそうか、奴はすべてをチャラにする取引をするためにここまで来たのか。
正直それなら下着や剃毛までは従わなくても良いんじゃないかとは思うが、果敢な女装
っ子M心が出ただけだと思おう。
金で少しは動くだろうと思っていたのか、奴の硬い表情に動揺が走る。それでも正座を
崩すことなくぴったり閉じた太腿を可愛いなあと思いながら、俺はゆっくり携帯を開いた。
「値段分はいいものもらったから」
「!?」
ここでそれを出されるとは思わなかったのか、かなり焦っている。あんな良いモノを、
今日こいつを呼び出すためだけにしか使わないとでも思ったのか。
「昨日の写真どうだった?自分で言うのも何だけど俺すごくね?」
昨晩、知ったばかりのこいつのアドレスに送った画像を出して見せると、慌てて顔を真
っ赤にしてそっぽを向いた。
「なんたってモデルが良いからなあ…なあ須藤?」
「っ言…わない、で……」
言わないでとは何をだろう。女装して入った試着室の中で、ブラジャーつけて猛るペニ
スを鏡に見せつけていたことを?それとも、このことは他の人には…ということか?
「皆にコレ見せたら、何て言ってもらいたい?」
「!?…そんな……」
とりあえず、こんな写真撮って喜ぶ俺もかなりの変態扱いされて、日頃の素行的に下手
したらこいつが一方的に被害者扱いされるかもしれないんだけど。
やるわけない脅しに気付けないのが可愛くて、もう少しいたぶろうとは思ったが、
「頼む…何でもするから…っ」
素敵なセリフを吐いてくれたので、作戦変更することにした。
「…お前に指図する権利なんてねーよ」
さっきまでとうって変わって冷たく言い放つと、怯えたように見上げて来た。
「お前が勝手にこんなカッコしてチンコおっ勃てたから、事実をそのまま撮っただけじゃ
ねえか。それとも何だ?今もこうしてこっぱずかしい命令ホイホイ聞いてるお前は変態じ
ゃないとでも?」
絶望の色に塗りつぶされる瞳が、わずかに違うものに揺らいだのを確認して、俺はにわ
かに笑顔を作った。
「あれ?…そうか、『何でも』ってことは、コレとかを皆にバラしさえしなければ、ずっ
とお前、俺の言うこと聞くわけ?」
「はぁ!?何勝手なこと言って……え?」
わざとらしく傷ついた顔を向けると、思いっきり狼狽した。
数秒前には、他でもない俺に変態だのなんだの詰問されていたくせに。
「そっかぁ、俺騙されちゃったんだあ……じゃあ、俺もコレをどうしたって構わないよな?」
「………!」
「記念写真」の映る携帯を手にニッコリしてやると、色を失った唇が震えた。
どうした学年首席!?外でこいつに言われた通り、俺もやればできる子なのか?
内心固唾を呑んで見守っていると、何か自分の中で色々闘ったっぽい須藤はガクリと下
を向いた。
ふるふると肩を震わせ、搾りだすような声を発する。
「…ゅ…言うこと聞く、から……」
セーラー美少女が正座して俺に奴隷宣言しちゃうなんて、どうしよう、ムービー撮れば
よかった!
そんな不謹慎なこと考えてるとは知らずに、奴は黙ったままの俺を前に頭を垂れている。
彼の覚悟なんて知ったこっちゃないので、俺は朗らかに笑いかけた。
「そう?じゃあこの画像は俺とお前で厳重に保管しようなぁ!」
他に何か方法はなかったのか、何か間違っていないかとグルグルしてそうな秀才の顔を
上げさせる。
涙の溜まった黒い瞳に映る自分の笑顔を確認して、俺は高らかに命令した。
「それじゃほら、早く俺の言うこと聞けよ」
(本文ないです)
女装っ子に新しく着せる衣装の色なのですが、
ショッキングピンクと紫、どちらが良いでしょうか?
ご希望あれば教えてください。
特に回答なくてもどちらかにしますので、もしあればよろしくお願いします。
どういったデザインか良くわからないけど、
とりあえずショッキングピンクに一票
GJ!
むずかしいが、ピンクで
ここは紫だ
ピンクも捨て難いが、ここは紫に一票
146 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 17:00:27 ID:b0n3pPyx
ここは紫で
淫靡な感じがするので、ここは紫
「上脱いで」
狭い俺の部屋で向かい合わせに座ったまま、昨日と比べても一番優しく命令する。威圧
しなくとも、彼が自分から「言うことを聞きます」と言ったからだ。
しかし、あまりに近い距離に須藤は早速躊躇した。
「こ…このまま?」
「そう。そのまま」
片膝立てて頬杖をつく。気分は特別来賓席。
「早く」
急かされて渋々、上着のボタンに細長い指をかけた。
スカートの中が見えないよう正座したまま慎重に片腕ずつ抜いていく。丈が長いので尻
と足の間に挟まれた後ろ身頃は膝立ちになって脱いだ。
昨日は鏡に向かって精液噴いたり、それでも足りずに売り物のパンティーぱつんぱつん
にして汁垂らしたりと、今パンチラするよりずっと恥ずかしいモノを見せてたくせに。
「昨日より胸あるんじゃね?」
パッドが重なった部分がほんの少し布地を持ち上げていた。
「揉まれるとでかくなるって言うよなあ」
「……っ…」
ニヤニヤする俺にしつこく乳首責めされたことを思い出したのか、小さく身震いして彼
はそっぽを向いた。まあ悔しそうな恥ずかしそうなお顔は俺から丸見えなんですけどね。
赤いスカーフを抜いたあたりで、カーデより下を脱ぐところは店の試着室でも見てなか
ったことを思い出す。
脇のファスナーを緩めて頭からかぶる型のセーラーみたいで、裾に両手をかけた時にち
らりと俺を見た。
俺が手を伸ばしたらどこでも触られてしまう距離で、周りが見えない無防備な時に変な
ことされないか心配なんだろう。どんだけ信用ないんだ、俺。
「寒いならエアコン入れるけど?」
「早くしろ」って直接言うよりも、匂わせる程度の方が強制力はあるみたいだ。
悪代官の前で帯を解く生娘みたいな覚悟を白い面に浮かべて、奴は俺の目の前でセーラ
ーの上を脱いだ。
腕を抜こうとしてもぞもぞ身体を動かすのに合わせて、ふりふりと腿の上のプリーツが
揺れる。
薄く筋肉がのった脇腹に、折り上げたスカートのウエストが見えた。
どうせ駅の多目的トイレででも着替えたんだろう。鏡の前で昨日俺にされたようにスカ
ート折り上げて、同じように興奮していたんだろうか。
カーデやスカーフの上に脱いだ服を置いて、彼は試着室での時と同じように、サイズの
合わないブラジャー姿を披露してくれた。
「家でも着て遊んだりした?」
「…っ誰が…っ!」
「だってお前、そのためにあそこのスーパーまではるばる行ったんだろ?」
ガバガバのカップから覗く、まだ色づいていない乳頭を眺めてやってから、黙り込んで
しまった彼に「それも脱げ」と言った。
うなずいて、でも恥ずかしげに長い睫毛を伏せて、奴はブラの肩紐を伸ばして片腕を抜
いた。
………はい?
もう片腕のも外して、あまつさえアンダーを両手でつまむ。
おいおい、そのままずり下げる気かよ!?
「……?」
俺の奴を見る視線が変わったのに気付いたのか、けしからん手はそのままに怪訝そうに
こちらを見てきた。
「…あのさ」
「うん」
「念のため聞いとくんだけど、どうすんだよ?」
「…お前の言う通り脱ぐんだよ」
何言ってんだこいつって顔をするが、いやいや、それこっちのセリフだから!
「いや、だからさ、もしかしてそのまま下にずらしてグルっと回してホック外す気?」
「……何か問題でも?」
「大ありだよ!」
わけ分かんねえといった顔をしてくるが、逆になぜ分からないのかこっちが聞きたい。
「こうさ、後ろ手にこうやって外すのが良いんじゃん!」
熱心にジェスチャーまでつけてやったのに、対する相手はさっきまでの羞じらいはどこ
へやらな冷めた目を向けてくる。
「そんな、お前の勝手な趣味に合わせる理由なんて……」
ほほ笑む俺と携帯を見て、整った顔がひきつる。
あるんですよね?須藤君?
「…っ……」
そんなうるうるの瞳で睨まれましても。
「くやしいっ…こんなヤツなんかに…!」と思っているのが手にとるように分かるが、
彼が自分から言うことを聞くのを待つ。ビクンビクンとなるのも時間の問題だ。
「…か……身体固いから、届かない…」
「あっそう。じゃあ頑張りな」
にべもない俺の言葉を、唇を噛んでしばらく恨みがましく反芻してから、奴は肩紐を元
に戻した。
「…んっ……ぅん…っ」
軽く背を反らせるようにして、命令に従うが、可愛い声があがる割には終わる気配がな
い。
相手の横に回って背中を覗き込むが、わざとじゃなく本当に届かないようだ。意外。
しばらくの努力の後、消え入りそうな声で訴えてきた。
「……がんばった…」
「ほんと?」
片手を伸ばし、すんなりした二の腕を軽く押し上げてみる。
「ほら、もうちょっといけるだろ?」
「あ、あっぁ…痛いっ!無理、ぃ……っ!」
声だけ聞いてると、ナニやってんのか分からない。
黒髪乙女が下着姿で辛そうなのは少し可哀想だが、ここで妥協しては台無しになる、俺
の気分的に。
俺にうかがいをたてているという悔しさにうち震える相手を無視して、俺は言い放った。
「あんな脱ぎ方小学生か、せいぜい中学生までしかやんねーよ。高校生なんだから努力しなさい!」
気分は熱血教師だ。性的な意味で保健体育担当の。
「そんな…っ」
「やればできるんだろ?」
「……っ!」
嫌味で返してやると、記憶力の良い彼は潤んだ目で睨んできた。
座ったまま屈んでもう一度背中に手を伸ばしながら、唇が「いじわる」と動く。
そんなに「須藤豊」として扱われるのが嫌なんだったら、その格好でいる時くらいは女
の子にでもなりきっちまえばいいのに。
まぁ、優等生のプライドと、本人は認めないだろうけどマゾ入った女装願望との間でい
っぱいいっぱいになっちゃうところが俺的には良いんだけど。
「……っく、ふ…っ…」
俺の視姦から逃れたい一心で、自由にならない手を必死で動かす。
当然といえばそうだが、無い胸を突き出すような体勢になっていた。悪戦苦闘しながら
も視界に入るだろう自分の肌とカップとの間に開いた隙間に、彼は何を思うのだろうか。
「いい格好」
言ってわざとらしく須藤の正面に移動すると、頬を赤く染めて背を丸めようとする。
「ほらほら、手がお留守だぞー」
そんなことを何度か繰り返して、どうにかこうにか奴は目的を達成することができた。
「おーおー、頑張った頑張った。よくできました〜」
この上なく軽薄に褒めてやるが喜ぶわけがなく、腕の痛みと羞恥で泣きそうになってい
る。
奮闘の末、締めつけるものがなくなった背筋は淡く上気し、うっすら汗すらにじんでい
た。
そうか、言葉だけでは不服ですか。このやらしい子は。
教育はアメとムチっていうしな。ちょっとは甘やかしてみるか。
(本文ないです)
ご回答ありがとうございます!
「そこで悩むなよ」ってとこで行き詰まりがちなので、反応いただけるとそっから別の妄
想広がったりして嬉しいです(´∀`*)
ただ嬉しいことに、どちらにも複数ご希望いただけたので、どっちももったいないorz
該当箇所投下まで待って、圧倒的に差がなかったりしたら間とるかもしれません。
今投下中なのは最後まで決まっちゃってるのですが、「うつけ者め!こういう萌えプレイ
もあったのだぞ」とかありましたら是非お教えください。
(プレイがマンネリ化してしまうので)
偽装〜で今占拠してしまってる状態で心苦しいので、書き手の方も読み手の方も、どうか
お気になさらないでくださいorzセットクリョクネーヨ
乙です。
着替えシーンとか、中々こだわりが見え隠れしますな…
自分が投票したのはピンクだけど、
ここは多数決で紫でいいんじゃない?
GJ!
俺はもう一人のピンク派だけど多数決でいいと思う
しかしこの子やば可愛いな…
154 :
偽装彼女:2008/01/04(金) 11:43:38 ID:6xjIOdRU
「ごほうびやろうか?」
「…は?……っ!?」
脈絡のない単語に面食らう彼へと俺は手を伸ばし、
「ひぅっ!?」
肩紐だけで引っ掛かってるブラの下から指を突っ込み、乳首を押しつぶした。
「ゃ…やめ……」
「へえ、勃っちゃってるじゃん」
見られるだけで感じちゃうって、どんだけだよ。
そういえば、淫乱女装くんはここでもオナるって言ってたっけ。
ふと思い付いて、つまんだ手はそのままに俺は動きを止めた。
「俺が今触ってたの、どこ?」
「え……?」
「言ってみろよ、どこ感じるんだ?」
中途半端に刺激がやんで、たまらず素直に口を開く。
「…む……むね、が…」
もういっぱいいっぱいな感じだが、これでは昨日とたいして変わらない。
「『オッパイ感じる』って、言ってみな」
「…っ……」
生まれてこの方口にしたことないようなセリフに、須藤は濡れた目を見開いた。
「言わないと、この格好で外に放り出すぞ」
「…っ!?………」
動揺を隠せないまま、須藤は必死にもつれる舌を動かした。すがるように両の瞳が、俺の顔をちらりと見、恥ずかしげに下を向く。
「…ぉ………お…ぱい…かんじる……」
恥辱に震える唇が、どうにかこうにか恥ずかしい言葉を紡いだ。
「よくできました」
グリグリと乳頭を押しつぶすように撫でてから、ブラを脱がせてやった。
「ひぅっ!ぁ……」
元々の目的が何だったか、今さら気付いたんだろう。楽になった両手で慌ててスカートの裾を伸ばした。
でももう遅い。しっかりとは確認できなかったけど、胸に気をとられている間に開いた足から、明るいピンク色がチラチラ覗いちゃってました。
俺にしても、予想してなかったイベントが入ったおかげで、思ったより時間を食ってしまった。携帯で時刻を確認し、この後の予定から時間を逆算しながら昨日持ち歩いていた通学鞄を引き寄せる。
俺のとる行動に、自分にとってろくな結果が伴わないことを理解しきっている彼は、警戒心をむき出しに俺の手元を注視する。
平らな胸の美少女からパンティーにスカート一枚なんてしどけない格好で、そんなに期待されちゃ俺、ちょー緊張しちゃうっ。
無駄口は叩かずに俺は鞄の中に入った紙袋から、中身のうちの片方を掴みあげて須藤に渡した。
(本文ないです)
>>152、
>>153さん
お心遣いありがとうございます。
展開は紫にしますが、ピンクネタは後日別に使わせていただきますね。
156 :
偽装彼女:2008/01/04(金) 22:17:25 ID:6xjIOdRU
「ほい」
「あ、えっ?」
思わず両手で受け取る模範生。知らない人と弱み握られた同級生から物をもらってはい
けません。泥沼にはまりたくなければ、だけど。
「……何、これ?」
パッケから出して彼女に見せたは良いけど、使わないまま乱暴に戻して帰ったから、く
しゃくしゃになっていて何だか分からないようだ。
平たいゴム紐に所々共布でフリルをあしらったこれは、奴に着せる今日の衣装の一つだ。
昨日買った可憐なピンクのブラとは違って、淡いパープルの安っぽい布地。ペラペラし
た軽薄さと、どぎつい光沢が非常に俺好みな下品さだ。
「脱いだブラの代わりにこっちのにお着替えしましょうねー」
「ブ……?」
両手の中の物をじっと見て、直後、
至近距離で俺の顔に投げつけてきた。あとちょっと手出すの遅れたら目に入ったぞ!
「っ…そんな、前も後ろもよく分からないもの着れるか!」
「おやおや、ユカちゃんはエッチな下着は初めてですか〜?じゃあお兄さんが着せてあげ
ようねぇ〜」
しまった、これでは俺が変態ロリコンだ。
俺が配役を間違えたことには気付かず(むしろ目の前の布切れというか、フリル紐に夢
中で気付けず)、須藤は突っ返したはずの下着をガン見している。気になるんだ。
「っ近付けるなよ!」
興味津津なそれを、奴でもブラと分かるよう広げて再び差し出してやると、慌てふため
き距離を置こうとする。猫だったら尻尾ボワらせてる感じだ。
「だ、第一それじゃあ下着の意味ないじゃないか!」
必死で着なくて済むよう俺に訴える。こんな風に憔悴を露わにする必死な様子は珍しく
て、俺は切り札を後に出すことにした。
「え?そう?単にカップのない三角ブラじゃん」
「だからそれが意味なくしてるんだろ!」
のれんに腕押し状態な俺の返事に、さっきみたくふるふるしながら一生懸命主張する。
半裸な上にスカートなので、締まらないことこの上ない。
「たしかに、そのピンク色した、やらしいオッパイは隠しとかないと困るよなあ〜」
ピンクは言い過ぎだが、色づきツンと立った乳頭を指さすと顔を赤らめて腕で覆おうと
する。
説得されるのにも飽きたので、ジョーカーを出すことにした。
「でも、俺は困らないから!」
須藤の陳情のすべてを棄却する俺のスルーっぷりに、奴は絶句する。それでも健気に小
さな口をぱくぱくさせるが、声も出ないようだ。
(本文ないです)
本当に今さらなのですが、女装パンツ表現は今のままで良いでしょうか?
語り手が「辱めてやるでゲヘヘ」目線だから、加齢臭がしても「パンティー」で良いかな
と思ったのですが、今時の若い子(キャラは高校生)は「ショーツ」と呼ぶのが普通なの
でしょうか?
(久しぶりに雑誌読んで悩んでしまった)
下着の色といい、些末事ではあるのですがもし特に好みが偏るようでしたら、ご回答お願
いします。
特になければ「パンティー」連呼で続投します。
これから投下するのは、今続いている「偽装〜」とは別の日の話です。
「偽装〜」でショッキングピンクと紫の希望をお答えいただいた結果、紫に決定しました
が、ピンクにもご希望いただいたので、それにまつわる小ネタです。
時期外してしまいましたが、よかったらどうぞ。
「…っ……もっ…無理、い……っ!」
上気して桜色になった肌の上で、目にも鮮やかなショッキングピンクがサテンの光沢を
放つ。白いドットプリントがちかついた。
俺の部屋に持ち込んだ、姉貴から拝借した大きなスタンドミラーは、その扇情的な姿を
偽りなく映しだしていた。
「ほらほら、外すのはできたんだから頑張れよ」
同級生にして成績優秀眉目秀麗な須藤豊くんがミニのプリーツスカート一枚といういで
たちで、身に着けたホルターネックのブラのホックに四苦八苦している。
正確には、首にだけ引っかけたブラのホックを留めるため、硬い腕の筋を叱咤しながら
動かしているのだ。
「一つ大人になったんだから、一つ何かできるようになりなさい」
声音だけは優しく厳しく言ってやると、花の17歳になった女装優等生は屈辱と興奮に美
しい顔をゆがめた。
「誕生日おめでとう」
「は…?」
自前のセーラー服の上に羽織っていたコートを脱いだ彼は、部屋に入って最初の俺の発
言にきょとんとした。
十二月も半ばで寒いからと、奴が着替える駅まで持って行ってやったのだ。俺って超優
しい!
「十二月十日。誕生日だったんだろ?」
期末試験終了後の週の半ばの昼休みに、女子がキャンキャンしながら奴の席に集まって
お菓子だのコンビニのデザートだのを持ち寄っていたのを、あの場に居て忘れる奴なんて
いるのだろうか。
「食べきれないから、皆で食べようよ」と日の打ち所のない微笑みに、僻みも忘れてそ
ばの席の野郎共まで女子らと仲良く奴を囲んで食っていたのを思い出し……非常にムカつ
いた。
しかし、奴に手作りプレゼントか何かと共に特攻して告った後輩が、後になって自分か
ら「あたし、彼のこと好きになって良かった…!」と言っちゃえたくらい紳士に、かつ丁
重にお断りしたという噂も思い出し、ぐっと堪えて笑顔を作る。
「早く教えてくれれば良かったのに」とやんわり続けると、裏のなさそうな優しい言葉
を俺にかけられたことのない彼は赤くなってオロオロした。
「ぇ…あ、ごめん…なさい……」
そのセーラー服も、下に着ているだろうブラやパンティーも俺の命令なのに、思わず謝
ってしまう。
嫌われているわけではないが、あまりに生真面目で住む世界が違うと距離を置かれてい
る模範生のこんな顔は、俺しか知らないはずだ。
そして、
「遅くなったけど、プレゼント。着てみなよ」
俺が差し出すクリスマスを意識した真っ赤な紙袋と、下心見え見えの発言に困惑してい
た顔が凍りつく。
さっき謝罪した自分を思いっきり責める悔しげな表情も、俺だけがさせているのだ。
そんなこんなで、冒頭に至る。
ホックが一つだけなのもあり(最初に買った薄桃は二つだから、まだちょっと難しそう
だ)、どうにかこうにか須藤はホルターネックのブラを着け終えた。
「おー、似合うじゃん」
「み…みないで……っ…」
ド派手な色や柄なんだから水着だと思えばいいのに、きれいな黒髪や大人しげな顔に合
わないデザインに、恥ずかしげに胸を両手で覆ってしまった。
まあすぐ使うハメになるから、好きなだけ羞じらわせといてやろう。
「袋ん中にもう一個あるだろ」
泣きそうになりながら渋々奴はそれを取り出し、首を傾げた。
「……?…」
三角に折ったバンダナを二つ組み合わせたような、展開図が幅広の砂時計なそれ。
ブラと同じ布地の、いわゆるヒモパンだ。
「片方先に結んで穿くと良いよ」
それとも一緒に結ぼうか?と尋ねると、ようやく行きたくもないだろう合点が行ったの
か、勢いよく首を横に振った。
逆らうのは無駄というか、余計にまずい状況に陥ると知っているので、彼は速やかかつ
乱暴にスカートと、毛がないだけで形も大きさも申し分ないペニスがきゅうきゅうになっ
ているパンティーを脱いだ。
完全に勃ってはいないが、ほんの少し傾斜を持ったペニスが揺れる。
積極的に誘ってくるのは好きではないが、過程を見られたくて焦って脱ぐ様は、それは
それで鑑賞し甲斐があるので、どっちにしろ俺を喜ばすだけなのに優等生は気付かない。
「あーそうそう、一人でやるんだねえ。おりこうさんだねえ」
サイドのリボンは蝶結びできる長さなのに、ほどけないようにと不器用に固結びにして
しまう。服に浮いちゃうだろとは思ったが、初めてなので目をつぶってやることにした。
「反対側は、穿いたらチョウチョ結びにしろよ」
経験を考慮して譲歩してやったのに、恨みがましく睨んでくるなんて恩知らずな奴だ。
それでもさすがに初めての形に躊躇してから、そろりそろりとパンティーを引き上げた。
すべすべの白いお肌を、どぎつい水玉ピンクが滑り上がっていく。
「……っ……う…」
さっきまで穿いていたモノに比べたら伸縮性がないので、緩く結ぶと落ちてしまう。熱
を持ったペニスを押し込むようにして、ギュッとサイドを結んだ。俺のオーダーどおり、
可愛い可愛いリボン結び。
扇情的な下着姿で、須藤は俺の目の前に立った。
美少女のパンティーの前が膨らんでいる異様さと卑猥さは、ボディビルダーのビキニパ
ンツがもっこりしてるのとはわけが違う。
「えっろーい」
穿く前より気持ち大きくなったそこを隠すように、両手を前に重ねた。
「ほら、手は身体の横!隠さない」
ぴしゃりと命じるとビクリとして直立不動になる。股間もそれに倣おうとして、窮屈な
布に押しつぶされた。
潤んだ目で何か訴えてくる須藤に、俺は尋ねてやる。
「どうした?」
「……ぬがせて…ください…」
おやおや、自分からお願いしてくるなんて、よほど辛いのだろうか。
「どうして?ただ下着を着替えただけじゃん」
「く…苦しいから……」
とは言いつつも、前面にプリント以外の模様がにじんできているのは誤魔化せない。
「あっれぇ〜?フリーサイズだから女の子なら合わないわけないのに、ナニが苦しいのか
なぁ?」
おおげさに首をかしげて目の前にしゃがみこんでみせると、少しためらってから奴は再
び口を開いた。
「ま…前、が……」
「前?ユカちゃんはお股の前に何があるんですかー?」
今この瞬間、殺してやりたいほど俺が憎いだろう。
「女の子なのにお股の前がきついなんて、おかしいですねぇ〜」
「………ぅ……」
とうとう両手で顔を覆ってしまった。ぐずぐずとパンティーと瞳を濡らして、座った俺
の前で上下とも下着姿のまま立ち尽くしてしまう。
優しく寛大な俺は、助け船を出してやることにした。
「『モロ感のオチンチンがギンギンです』って、言ってみな」
短いセリフに最大限に卑猥な単語を盛り込んで、低く言ってやる。
奴の頭は、初めて口にさせられる淫語でクラクラになっているのだろう。それでも下半
身の欲求には勝てず、震える紅唇をみずから動かした。
「…も……も…かんの…お………ぉ……んち……が……っ」
ベロチューも何もしたことなさそうなピンクの舌にこんな言葉言わせてるのが俺だなん
て、これ以上の興奮はないだろう。
セリフの途中だが、たまらず俺は片側の紐を乱暴に解いた。
スルリと足を伝って落ちるパンティーの中から、押さえつけられていたペニスがブルン
っと起き上がる。
「……ギンギン、だな」
俺の慈悲深さに感動したのか、ショッキングピンクの水玉ブラ一枚の美少女は、その大
きな瞳とペニスから涙を流しながら俯いた。
(おしまい)
十二月十日の誕生花は「椿」
花言葉は「高潔な理性」とか「冷ややかな美しさ」だそうです。
こんな理由で花言葉をググるとは思わなんだ。
紫に希望くださった方も、ピンクに希望くださった方も、本当にありがとうございました!
ふおお本編も小ネタもGJ!!須藤はホント苛めたくなる子ですねー可愛いすぐる
パンツの呼び方はショーツの方が良いかなぁと個人的に思ってみたり。
個人的には男子高生が使う言葉だからパンティでいいと思うけどね。
つかGJ過ぎる。
展開上本番まで行けないのが歯がゆいのう。
仕事の量と質の良さに感動。
主人公目線だから、「パンティ」か「パンティー」でいいと思います。
>166に加えて、仕事の速さもね!
あえて気になった点があったとしたら、
>160の期末試験終了後〜オロオロした。 の間のセリフが、
どの場面で誰がどの人に言ったのか良くわからず、
何回も読んで考えてしまった。
>159の回想で>160が始まって、更にその中の回想場面で
更に二人以外にも登場人物が増えていたので、
混乱してしまったのだと思う。
今読むと、きちんと内容はわかるので、
単に私の理解不足だけの話だったらごめんなさい。
何はともあれGJ!
(本文ないです)
パンティーorショーツについてのご意見ありがとうございます。
同じブツなのに奥が深いですな、パンツパンツ。
ちょっと悩んだのですが間取って、とりあえず今回投下分から地の文は「ショーツ」に、
会話文で「パンティー」と言わせてみます。
試行錯誤しまくりですが、主題や双方のノンケ設定はそのまま、当初の目的シーンまで行
きたいと思いますので、投下続けさせてください。
>>167さん
ご指摘ありがとうございます!
読み返して「非の打ち所」が「 日 の打ち所」になってたりと恥ずかしい間違いに気付き
つつ、「たしかにワケ分かんない…orz」と潰れました。読みづらくて申し訳ないです。
書いたものを読んでいただけて、今回のように反応いただけることがとても嬉しいです。
ちゃんとした文になるよう頑張りますので、よろしければもうしばらくよろしくお願いし
ます。
「大丈夫。きっと昨日みたく似合うから!」
両手で広げて持ち上げながら俺が身体を寄せると、裏返った悲鳴をあげた。
「っゃ、やだぁっ!絶対嫌だ!」
ついに足を崩し後じさりながら、ぶんぶん細い首と黒髪を振って拒否する須藤。それで
もそれを付けた自分を想像したのか、目元が真っ赤になっている。
そうだよ、この顔が見たかったんだよ。セリフに期待したほど色気がないけど。
「まぁまぁ、そんなこといわずに」
俺が寄ると、奴が逃げる。狭い部屋はその追いかけっこをすぐに決着付けてくれた。
「ひゃ、あっあ……っ」
脇を掴んで無理やりこっちを向かせる。
片手に持ったままのエロブラを、恐ろしいモノでもあるかのように見て、身震いした。
そして、
「…む、村瀬っ!」
あらら、学校以外で名前呼んでくれたの初めてじゃね?今さらながら。
「それだけは勘弁してくれ!」
「…『それだけは』?」
「頼むから!」
おうむ返しな俺のセリフにコクコクとうなずく奴に、俺は朗らかに問いかけた。
「じゃあ『記念写真』回してもいいんだ?」
俺の手にある華々しい拷問道具と、床の上に放置された携帯を彼の瞳が交互に見る。そ
して、
「………っ……き…着ま、す……」
「『着せてください』だろ?着れないって自分で言ったんだから」
「……きせて…」
とてもそうは聞こえない声色が、俺にそうねだった。
羞恥と屈辱にうち震えながら、みずから卑猥な衣装を着せてほしいのだと、ぷりっぷり
の愛されリップが訴える。
そうそう、この羞じらいが欲しかったんだよ。「やだー、着て欲しい?」なんてノリノ
リで手を出すなんて、つくづく萎え萎えだ。あんな恥知らずな淫乱女に着せなくて良かっ
た。
もっとも、淫乱なのは目の前の女装優等生も同じか、むしろこちらの方が真性かもしれ
ないが。
「はーい。じゃあ手ぇ前に出そうねえ〜」
俺の猫なで声に嫌悪を露わに、でも大人しく須藤は従う。
なけなしの理性で拒んでは、逆らっても無駄なことに気付く。賢い頭はその不毛な繰り
返しをいつ理解するのだろうか。
背中と、ここだけフリルの付いていない肩紐を華奢な両腕に通し、次の行動をどうする
かちょっと悩む。
「はい、バンザイして」
「……?」
頬を染めつつも言われた通りにする彼の上半身に、俺は前からブラを回した。
無防備な体勢でいるところに俺に接近され、緊張する奴の脇腹を俺の袖がかすめる。
「はぅっ!」
「え?何?俺何もしてないよね?」
ビクンと跳ねる肢体と、白い腿を少しずつさらしていくスカートの裾。どちらも見逃せ
ない。
「動くと後ろ留めらんないんだけど」
感じやすい身体は、くすぐったさにも耐性がないらしい。
ピアスなんて開いてない耳たぶや首筋に息を吹きかけたりと、さんざん焦らしてやって
から手探りでホックを留めてやった。
俺、こいつより器用じゃね?女装する趣味はこれっぽっちもないけど。
「はい、できあがり〜!」
恥辱からくる興奮と、俺にされたいたずらとで息の上がった相手から離れ、仕上がりを
確認する。
小さな胸にはちょっと早い紫色が、張りのある肌を彩っていた。
女だったらポロンとこぼれてしまう、肝心なところが隠れないブラを着けた姿は、何も
身にまとっていない先ほどまでよりも、かえっていやらしい。
カップもワイヤーもない三角の輪郭に沿ってフリルに飾られた胸の中央に、乳房がない
代わりにぷっくり勃った乳首が、白い肌の上で存在を主張していた。ほら、触ってつねっ
ていじくって!っておねだりしているみたい。
胸の真ん中の、小さなリボンが淫靡なデザインを少しだけ和らげていた。
期待以上の出来栄えに満足していると、両手を膝の上に重ねそわそわしだした。
理由はわかるが、察してなんかやらない。
「うん?どうしたよ」
「あ…あの……もう服、着て良い…?」
声が上ずって視線が揺らいでいる。嘘つけないんだなあ、こいつ。
「だぁーめ。立ちな」
「っ……」
腕をつかんで無理やり立たせると、ひどく緩慢な動きで細い腰を上げる。
前屈みになりかけた奴の桃尻をつかむように持ち上げると、「はぁうっ!?」とか裏返
った声を出して背筋を伸ばした。アヌスでなく尻たぶが性感帯って、女でもそうそう居な
いんじゃね?
「あれえ?なんか変だなぁ?」
紺色のプリーツスカートの上部が、何かに引っかかって少しだけ短くなっていた。まあ
分かってるんだけど。
「これがおっきしたくなかった理由かなぁ〜?」
スカートの裾から手を入れてその隆起を直接なぞると、ショーツの前面を突き破らんば
かりに充血した彼のペニスが触れた。
「ぁ……や、んっ!」
ずっと押さえつけていたそれを下着越しとはいえ直接刺激され、嫌悪より快感に喘いで
しまう。カラダは正直ってやつ?すげえ俺好みだね。
「…いけない子ですねえ」
優しく羞恥心を煽るようにささやきかけながら、俺は折り上げたスカートを直してファ
スナーを下ろす。
手を放すとスカートは重力に従って、日に焼けていない形の良い腿やふくらはぎを伝い
パサリと床に落ちた。されるがままの須藤は、ぎゅっと目を閉じて、この一対一のストリ
ップショーに耐えている。
恥ずかしい乳頭を強調するパープルのフリルブラジャーに、男にしとくにはもったいな
い尻と、剃毛されてはいるが立派な濡れ濡れペニスを覆う薄桃のレースショーツ。
「そのブラにこのパンティーは合いませんねえー」
「っひ……!」
ショーツのウエストに指先を引っかけ、ツツーッと奴の下腹を一周すると、前の方を引
っ張った辺りで勃起しきったペニスが飛び出した。
「あぅ……っふ、う…」
俺の指を軽く打つ衝撃に、ブルッと身を震わせて須藤は喘ぐのを堪える。
「元気じゃん」
笑って、俺の顔も自分の痴態も見ることができない奴のショーツをずり下げていった。
汗で腰や尻に張り付いたところは、もちろん丁寧にはがしてやる。
腹に付かんばかりに屹立した奴のペニスをはじめとする下腹部に、昨日ショーツから黒
く透かし見えたモノはない。
「…剃りながら、勃った?」
生尻揉みながら尋ねると、身を堅くして口をつぐむ。
「正直に答えろよ」
「…た……たっ、た…」
虚勢を張るかと思ったら素直に答えてくれた。自分が命令したこととはいえ、顔がニヤ
ついてしまう。
「それは、いい年してガキみたくツルッツルになったから?それとも、その後パンティー
穿く自分を想像して?」
言って、ペニスを避けるようにして彼が慰めたところを撫でる。
昨晩剃ったばかりらしいそこは、それこそ子供のようにすべすべしていた。
「ふ……ぅ…っ…」
「チンコ擦ってオナニーするなんて、ユカちゃんてばいけない子」
滑らかな肌にまとわりつくショーツを一気に下ろすと、奴の股間を覆うものは何もなく
なる。
上半身を飾るエロ下着を抜きにしても、血管を浮かべているズル剥けペニスに、ツルッ
ツルの陰部はとても不自然だった。
すらりと伸びた足の膝辺りに丸まったショーツが引っかかっているのは、なかなか良い
光景なのだが、促して片足ずつ脱がせた。
「変態首席の使用済みパンティーって、需要あるかな?」
汗や我慢汁で湿ってクタッとしたそれを手に笑ってやるが、ちらりと見るだけで何も答
えられずに再び目を閉じてしまった。長い睫毛も涙をたたえている。
その奥の瞳が見せる感情が見たくて、俺は再び紙袋に手を伸ばした。
>>173さん
読みにくくないよう気をつけます宣言の直後に失礼しましたorz
ご質問のところ、補足すると
「とてもそうは聞こえない声色が、俺にそう(着せてくれと)ねだった」
になります。
自分もレス見て「そうね+だった」と読んでしまい、「何だこりゃ」と思いました。
「ねだる」を「強請る」と漢字変換すべきか悩んだのですが、「ゆする」とも読めちゃう
しなあと平仮名だらけのままスルーしてしまってました。ごめんなさい。
今打ってて思ったのですが、いっそのこと
「とてもそうは聞こえない声色が、俺におねだりしてきた」
とかのが見やすいかもですね。
そして、制服画像ありがとうございます!
指くわえてる表情や、場にそぐわないファンシーなぞうさんクッションが萌えです(´∀`*)
スレ趣旨的にもあくまで「女装っ子」をいじめて「恥ずかしがる顔萌えーな俺」がウヘヘ
する設定なので、今のところ互いにアナルには興味を持っていないつもりです。
とりあえず
「ああっ、村瀬のおっきいの、俺のお尻にちょうだいぃっ!」
という展開にはなる予定はありません。
(「女の子の気持ちを味わわせる」って意味で持って行くのもありそうですが)
女装っ子(偽装〜の須藤の場合は)的には女の子の服に包まれることや、それについて辱
められることが快感ぽくしてくつもりですので、よろしければお付き合いください。
それでは、長文失礼しました&ご質問と画像ありがとうございます!
俺に そう 強請った
なるほど、「俺に そう ねだった」でしたか!
読解力なくてすみませんでした&解説ありがとうございました。
177 :
偽装彼女:2008/01/06(日) 12:36:27 ID:JzDp+smk
「じゃあ、コレ穿いて」
言って、放り捨てたショーツの代わりにブラと同色のTバックを取り出す。これにもサ
イドの紐に共布のフリルがある。
股のところに穴の開いたやつもカタログにはあったが、尻が出る方が良いのでこちらに
したのだ。一週間前の俺グッジョブ!
「っ……」
一瞬目を見開くが、「パイパンでいる方が好き?」と尋ねると唇を噛んで受け取った。
「自分で穿けるかな?」
悲壮な表情を前におちょくらずにはいられない俺は、奴と正反対な顔をしながら斜め前
に移動。泣きそうな顔も恥ずかしいペニスも、ぷりんぷりんな尻も楽しみたいからだ。
ブラとほとんど変わらない布量なそれを、優等生は難問にでも出会ったかのようにしば
らくクルクル回してから、足を通す。
足の付け根まで上げたところで奴は一度動きを止めたが、バックの紐を尻に咥えさせな
ければ前を隠せないことを思い知り、ぐっと引き上げた。
締まりの良い上向きヒップに、紫のゴム紐がキュッと食い込む。
あー、こんな乳にパイズリされたら堪んねえよなあ。
「き……きまし、た…」
考えても詮方無いことを妄想し、吸いつくような白い桃尻にうっとりしていたら、消え
入りそうな声で奴は告げた。
更新乙です。
>あー、こんな乳にパイズリされたら堪んねえよなあ。
一瞬、村瀬が須藤で尻ズリ(?)している場面を連想したw
現実問題として、尻じゃ挟めないよな…
179 :
偽装彼女:2008/01/06(日) 19:18:36 ID:JzDp+smk
「……へぇー」
兄貴の名義で買った「魅惑のナイトランジェリーセット(紫)!恥ずかしがり屋な貴女も、
これで大胆にカレを誘惑してみて!?彼氏さんはちょっとオクテなあの娘にいかが?いつ
もより熱い夜(プレイ)になることをお約束します!」、略してエロ下着の破壊力は凄まじ
いものがあった。
頬を赤らめた清純派黒髪美少女が生まれたままの姿で、AV女優みたいな衣装に身を包
んでいるだけでも「ごちそうさまです」なのに、ましてやそいつには毛のないズル剥けペ
ニスが付いているのだ。
一見、白い柔肌には不釣り合いに見えるパープルが、かえってその肢体を淫靡に彩って
いた。
上半身にまとうのは胸丸見せのブラ。真ん中の小さなリボン以外は両胸の回りに三角に
縁取られたフリルだけで、色づき硬くなった乳首が主役の飾りなのよ!と主張している。
ように俺には見える。
極めつけはハイレグのフリルショーツで、さっきは尻にばかり目が行っていたが、汁を
垂らし続ける亀頭が浅すぎる股上からこんにちはしていた。
「はみ出てちゃってる」
指摘して、俺が割れ目をじっと見つめると、またジュワッとにじみ出してきた。
「…っ……」
恥辱に身震いして、須藤がそっぽを向く。自分がどんなになっているのか、一番理解し
ているくせに。
股布は下へ行くほどに小さくなっており、ブラでは見られなかったポロリ映像はこちら
で拝めた。まあ薄い布地なので、ギンギンなペニスの裏側もナニも丸分かりなのだが。
サイドはハイレグみたいに穿き込みが深く、淡いパープルのフリルに飾られて、たるみ
とは無縁な足の付け根が露出していた。
昨日が初めての女の子下着デビューな奴には、気が遠くなるような格好。
たしかにこんなん着るの着せられるのしていれば、それだけで盛り上がることだろう。
今は昼だが、まあ商品名を守らないといけない道理はない。
「すっげえオシャレじゃん」
からかってやると、フリルに飾られた細い肩とはみ出したペニスを震わせて首を振る。
「……ゃ…みないで……っ」
「うん、後でゆっくり見てやるよ」
「え……?」
一度も射精できていないまま汁をこぼし続けるペニスを、どうにかしたいのだろう。不
穏な俺のセリフに、見ないでと自分で言っていたくせに彼は俺の顔を見た。
欲情しきった奴を可愛がってやりたいのは山々だが、「らめぇ」なことに持ち込むには
いい加減時間がない。
(本文ないです)
>>178さん
まさに打ちながら同じこと考えてたw>尻ズリ
んだども仰る通り、はみ出すってか肉厚でも胸ほど奥行きはないですよね。アナル責めな
ら先っぽだけ挟んでうりうりとかアリだけど、それでは「俺」生殺しだし、穴でなく外を
攻めたいお年頃。
ギリギリ指ならキューッと挟ませてオラオラできそうだから、いっそ「俺」のナニが細い
ことにするとか…あぁ、だから女の子がコロコロ変わるのか、と色々考えてしまいましたw
また別のエロ衣装着た女装っ子の尻をひたすら揉み倒すいじくり倒す話とか、書いてみた
いですw
「偽装」投下がそろそろ終わったらしばらく連日ネットは出来なくなりそうなのですが、
その時にまだココが健在だったらまたお世話になりたいです。
(2ちゃんシステム詳しくないのですが、年末みたく爆撃受けたりするみたいなので)
女装尻への反応嬉しかったです。ありがとうございました。
(本文なしです)
できれば今日で最後まで投下しきりたいので、しばらく連投させていただきます。
「お前が焦らすから、もう行かないと間に合わねーよ」
実際そのセリフに嘘はないので、俺は手早く支度し、激しく抵抗するフル勃起女装優等
生を引きずるようにして家を出た。
яяя
露出狂ってのは、素っ裸にロングコートと相場が決まっている。
薄いベージュのダッフルコートの下で、女物のエロ下着で勃起している奴は何と呼ばれ
るのだろうか?
「……変態?」
ビクンと首をすくめて隣を歩く俺を見る。「なんで疑問系!?」と突っ込む余裕もない。
なぜなら、俺と来た道を駅へと戻っている彼…今日のヒロインの衣装が、まさしくそれ
だからだ。
ちょっと大きい俺の上着が、儚げな美少女を演出している。去年彼女がくれたものだが
、他の服と合わせにくくて真新しいままクローゼットで眠っていたものだ。
股下何センチなんてミニスカの女子高生がいるのだ、腿の半ばまであるコートの裾から
紺ハイソを穿いた足だけが見えても、誰も気にしない。中身を知っている俺と、奴自身以
外は。
さっき着せた下着以外は靴下とスニーカーしか身に着けていないので、少し寒いかと思
ったが、裏地が肌やらナニやらを擦るのか頬が赤くなっている。風邪をひく心配も、萎え
る心配もなさそうだ。
「そのコート、良いじゃん」
当たり障りない会話を振ると、困ったような顔をして須藤は辺りを見回した。時間帯や
駅が見えてきただけあって、先程より人通りが多い。
「似合ってるよ、すっごく」
「…ぅん……ありがとう…」
ギャル受けの良さだけが命の俺のセリフに、微笑ましくも頬を染めて下を向いてしまっ
た。入学早々先輩の女から直々にお声をかけられても、清閑な微笑みを返してクールに辞
退した男とはとても思えない。
ああ、女に口説かれるのはどうか知らないけど、「女の子」として口説かれるのは慣れ
てないんだ。
そうと分かったら、そこを責めずにはいられない。
「照れてる?かっわい〜」
「っ……やだ…!?」
顔を真っ赤にして俺とは逆方向を見ると、俺の声に呆れ半分でニヤニヤ見ていたおっさ
んに気付き、慌てて下を向いてしまった。だから俺らには丸見えだってば。
端から見れば、休日の昼下がりにデートする非常に健全なカップルを演じながら、俺は
携帯をいじる。
羞恥と恐怖と、猛ったままのペニスに苦しみながら俺について来る相手は、俺がどんな
に一生懸命今日の準備を進めているか知らない。
昨日と同じく、どこに連れて行かれるのか不安がる奴を煽るように、人の多い方へと踏
切を渡る。
さらに信号が青なのにわざと歩道橋を上らせ、裾を気にする須藤を思いっきり恥ずかし
がらせてやってから、やっと目的の場所に到着した。
学生街の…というか、俺の通う予備校の近所にあるファミレスには不文律がある。
自習や数人でのだべり目的なら手前のカウンター席、奥のボックス席はたとえ空いてい
ても、一般人というか、予備校生以外優先ってやつだ。
後者にあたる俺たちは、ちょうど空いたところなのか一番奥の窓際ボックスに座ること
ができた。
隣のボックスには、食事をする女の二人連れ。おしゃべりに夢中でこちらにまったく注
意を向けない。
ロケーションは完璧。あとはさっきからメールしている残りの役者を待つばかりだ。
壁際ではなく手前のソファに須藤を座らせ、その隣に座る。二人並んで壁とご対面、だ。
呆れた顔をして水を置く年増のウェイトレス、いいや店員が去ってから、奴はおもむろ
に口を開いた。
「…むら」
「あのさぁ」
うんざり感を強調して、俺はため息をつく。
「お前、バレたくないならそれなりに演技してくれよ?」
俺が女だったら、絶対に俺みたいな男の彼女なんかになりたくない。
「…し……慎吾、くん…」
好きでもない、ましてや同性の名前を無理やり呼ばせて楽しむなんて、われながら良い
趣味している。
「どうしたん?」
「その…なんで向こうに座らないの…?」
テーブルの下、コートの上から腿に置かれた俺の手を気にしながら、控え目に尋ねる。
「こっちが良いなら、ぉ…わたし、が向こう行っても良いよ?」
本音は一刻も早く離れたいが、下手に俺の機嫌を損ねたくないのだろう。
この状況で、俺の連れはコートの下エロ下着一枚で興奮している変態なんですよと叫ぶ
とでも思っているのだろうか。だとしたら彼は相当に俺の度胸を買いかぶってくれている。
その方がこちらとしては都合が良いので、訂正はしてやらない。
「いんや。後から友達来るから」
「……え?」
上気していた顔が、にわかに血の気を失う。
「と…友達!?」
「うん。予備校の友達。そろそろ休憩時間だから」
家出てからここに着くまでに、予備ダチに「新しい彼女と行くから見に来いよ」と送っ
ていたのだ。「会う度違う女だからわけ分かんねー」と文句を言っていたから、確認のた
めにも暇つぶしに来てくれるだろう。
「大丈夫だって。変なことする奴等じゃないから」
言って、コートの裾から指を滑り込ませ、なめらかな太腿を直接撫でた。
「ひゃぅ……や、やめて……っ」
声を出したり抵抗できない分、余計に気になるのか耳まで真っ赤にして訴えてくる。
何言ってやろうか考えていると、ポケットの中の携帯が震えた。何だよ。
メールを読んで、足の付け根まで伸ばしていた指を引く。
「ひぁ……っ…」
「すんませーん!チョコパフェ一個注文ね!」
聞こえたなら来なくても良いのに、シフトが足りないのか忙しそうなさっきの店員が駆
け寄って来て、ひっついてる俺達を「うぜーっ」と言いたげに一瞥してから顔も見ずに注
文を取って行った。感じ悪っ。
落ちた気分を上げようと、ふと思いついたことを尋ねてみた。
「そういやさ、お前昔塾通ってたって言ったよな?」
頬杖ついて尋ねると、ボディタッチに身構えていたような相手が一瞬戸惑う。ご期待に
添えなかったか。
「……うん」
「何年生ん時?」
「小学校の三、四年で…その頃流行ってたから」
たしかに、中学受験も四年生からって言うもんなあ。予定がなくとも親は気になるだろ
うと、当時景品欲しさに通信教材をねだった俺は思う。
「へえー、なんでやめたの?」
「………」
あれ?聞いちゃいけなかったか?
「…言いたくない系?」
「……笑われると思うけど」
「うん」
「塾の先生が、男子にだけ厳しかったから」
「は?」
「女子には優しいのに、それでその…怖くて、やめた」
昨日、奴の女装癖を聞き出した時と同じかそれ以上に言いにくそうに、シンプルな告白
を終えた。
「ふーん。じゃあ、その反動でその趣味に目覚めたの?」
軽く尋ねると彼は一瞬目を見開き、小さな声で「わからない…」と答えた。
そのまま黙り込むかと思えば、奴は俺をちらりと見上げて来た。
「…笑わないんだ」
笑うどころか、今の様子に非常に納得しちゃいました。
そうか、そういうことか。
「笑うわけないじゃん。よくあることだよ」
さっきまで太腿撫で回していた同じ手で細い肩を叩いてやり、誠実そうな笑顔を見せて
やると、呆れたことにほんのちょっとだけ奴は口許を緩めた。
「…よかった」
勃起した素っ裸にエロ下着とコートだけ着せるような奴に話して何が良かったのかは分
からないが、とりあえず彼の心のツボをほんの少しだけ心得た。
追い詰めて追い詰めて追い詰めてやって、ちょっぴり優しい言葉をかけてやれば、この
変態Mっ娘(男)は逆らえないらしい。変態だの何だの罵ったかと思えば彼女ごっこしてあ
げたりと、俺は無意識のうちに調教していたようだ。
素晴らしきかなわが才能!と密やかに自賛していたら、愛想もくそもない店員が目の前
に注文したパフェと伝票を乱暴に置いた。
これ、俺らが食べるわけじゃないけどカップルにやったらアウトじゃね?気ぃ利かせて
スプーン二つ付けろよ
汚しては入れ替わり立ち替わるカウンター席を片付ける店員に、隣のボックス席の客も
注文はせず食事を終えた皿もそのまま話し続けていた。
待ち人、いまだ来ず。
生クリームとチョコシロップに飾られた頂上が、照明に反射してつやめいている。
「…食べちゃおっか」
「え…だから頼んだんじゃ、」
ないの?って可愛く言うのを最後まで聞きたかった。
(本文ないです)
分数表記を誤り、4/5が二つになってしまいました。
レス順は間違ってないので、脳内あぼんよろしくお願いします。
かえってややこしくしてしまい、失礼しました。
今日中に〜と書いてしまいましたが、今見直してみたら量が多いので、最後は明日にまたがるかもしれません。
当初は画像のワンシーンを書きたいがために始めたものでしたが、お陰様でアレもコレも
と膨らんでいき、とても楽しく打たせていただいております。
読んでくださりありがとうございます!
(本文ないです)
たびたび不備で申し訳ないです。
>>182と
>>183のあいだに
「 この分だと、手ぶらな奴の代わりに持ったバッグに入れたマフラーを使うことはない
だろう。」
の一文を入れ忘れました。
これだと二人とも手ぶらで財布なし?食い逃げ?と違う意味で捕まってしまいそうなので、
脳内変換よろしくお願いしますorz
「お、タイムリーじゃん!」
こっちはタイムリーじゃない。
後ろからかかった声に振り返ると、待ち人二人が立っていた。
「お初で〜す!」
「お邪魔しますぅー!」
合コンかキャバクラの女みたいな口調で向かいの席に座るのは女でもオカマでもなく、
普通に俺の予備ダチだ。
須藤の真向かいに座ったツンツンの黒髪が、いそいそとパフェを引き寄せスプーンを取
った。
「いただきまーす!」
そいつと並んで座る、白っぽい金髪が店員に「すぐ出るんで」と失礼極まりない水の辞
退をしているのを尻目に、俺は身を固くする須藤を無視してぼやく。
「十分も居ないのにパフェ食うって、どんだけだよ」
「せっかく休憩に役得で広い席座れたんだから、食わなきゃもったいないっしょ!」
「……別にいいけど」
「彼女の前でそんなツラしてんなよ」
ニヤニヤしながら金髪が「彼女」を指してきたので、俺はちらりと隣を見る。かあーっ
と頬を赤く染める奴の背を軽く叩き、にこやかに嘘をつく。
「この子、ゆーか。可愛いだろ?」
「よろしく」とコート越しに背を撫でると、消え入りそうな声でそれに倣う。
「うわなにこの子どうしたん!?ちまっこい!」
目の前に居たはずのリョウが、今さら須藤に気付き、スプーンを咥えたまま驚愕した。
正確にはこいつだって女子よりは背が高いはずなのだが、肩も袖も余るコートを着てお
行儀良く華奢な手を揃えている姿は、必要以上にちんまりして見えるのだろう。
「ずいぶんとまあ…正統派なのを引っかけたな」
カツヤまで苦笑しながら人聞きの悪いことを言う。
「あ、ユカ紹介するよ。こっちのゲロ甘党がリョウで、こっちの髪薄いのがカツヤな」
「色が!正確に言えよこの腹上死予備軍」
「ちょっとこの子の前でそんな言葉使わないでよ、エッチ!」
ノリについていけない須藤の前に、白いテロテロしたのが乗っかった長いモノ…アイス
を掬ったスプーンがリョウによって差し出される。
「ゆーかちゃん、パフェ好き?」
「え!?ぁ、あの……っ」
救いを求めるように俺を見上げるのに爆笑しそうになりながら、必死で「独占欲が強い
彼氏」の顔を作る。
「おいコラ初対面で『はいあーん』とかお前マジ殺すぞ」
「うわこっわ!てことはまだなの?まだなんですかシンちゃあん?」
「村ちゃんのクセに、いっがーい」
スプーンを引かれ、対象が俺に移ったことに須藤が胸をなで下ろすのが見えた。
「でも、ずいぶんとその…お前のイメージに合わない子だなあ」
以前の彼女らに比べて、ということか。
「マミとか?」
カツヤが言葉を濁した部分を名指してやると二人は一瞬戸惑いをみせたが、俺たちが平
然としている(というか、須藤は彼女らも知らなければ俺のこともろくに知らない)のを
見て安心したようにうなずいた。
「そうそう。いや、ゆーかちゃんは悪くないよ?ただこんな子にお前が好かれる要素があ
ったっけ?」
「だって、俺から声かけたんだもん。アイツと別れた後で」
「マジで?」
「じゃあゆーかちゃんを好きになったからじゃなくって、単にマミちゃん振ったの?」
ちらりと隣の奴と目が合う。
「うん」
「うっわ悲惨」
「聞いたゆーかちゃん。まだ本気じゃなかったらやめとけよ」
「え……ぁ…」
不意に矛先を向けられ困惑する須藤。本気も何も、自分にその権限がないからどうしよ
うもない。
それにしても、別れた淫乱女と今の恥辱に悶えるこいつを比べるなんて、なんて失礼な
!俺に対して。
「あんなんの話すんなよ」
吐き捨てて水を口に運ぶと、須藤を含め三人とも一瞬動きを止めた。
「うっわお前そういうこと女の前で言うか?」
「ゆーかちゃ〜ん、ドコが良くてこいつと付き合ってんの?」
完全に女だと思っている同年代の男二人に見つめられ、羞恥に頬が真っ赤になる。
「あ…あの……」
「言ってやってくれよ、ユカ」
下を向いてしまった奴の肩に腕を回してささやきかける。向かいの二人に覚られないよ
うに、もう片方の手をダッフルコートに覆われた下半身に伸ばし、
「っ!?」
「ほら」
「………ゃ……やさしい、から……すき、です…」
相手が逃げられない状況で、達することもできない可哀想なペニスを押さえ付けるよう
な男が優しいなら、この世に悪人ははたしているのだろうか?
嘘発見器の必要がないくらい無理やりひねり出したような、しどろもどろとした証言だ
が、二人の目には初々しく映ったらしい。
「うわー……可哀想に、すっかりだまされちゃって」
「お前もう授業来んな。一生来るなよごちそうさま……!?」
スプーン片手に目を細めていたリョウが、店の中の時計に気付いた。
「うわやっべ時間だ」
ここは牛丼屋かと聞きたくなる勢いでガツガツとピアス付きの口にかき込まれていくパ
フェを、下半身の疼きも忘れ興味深げに見つめる須藤。
「ごめんなぁ〜、品のない奴で」
「お前が言うなよ」
顔を覗き込むようにして言ってやると、器の底のチョコソースに夢中なリョウの代わり
にカツヤが突っ込む。
リョウが瞬く間に空にした器をテーブルに置き、中に入ったスプーンが軽い音をたてた。
「ごち!」
「払えよ!」
伝票を突き付けると「自分らは何も頼んでねーくせに」と言いつつも、六百三十円をテ
ーブルに置く。
鞄を手に帰り支度を始めた二人に聞いてみた。
「後いくつあんの?」
「二コマ。マジだるい」
「にしてもお前、いつの間に単元終わらせてたわけ?」
「バイトない時にみっちり入れとくんだよ」
言って「それがキツいんだよ」とあからさまに疲れた顔をする二人に「彼女怖いしな」
と笑い返した。
最後に一口水を含み、二人の居た席に移動しようと立ち上がりかけるが、
「じゃあまた……っあ?」
片腕をぐいっと引かれ、それはかなわなかった。
コート越しにもほっそりした両腕が、俺を引き止めるように絡んでいた。
須藤が自分の意思で俺に接触してくるなんて、昨日から…というか同じクラスになって
から初めてではないだろうか。
振り払おうとも思ったが、様子がおかしいので元のように座り、聞いてみる。
「…どしたん?」
「……いかないで………」
赤い顔を隠すように俺の袖にうずめ、小さくささやく。
子供のように腕にしがみついていやいやをする様は、まんま「甘えんぼうの彼女」だっ
た。
「ありゃりゃーこら」
「あーやだやだ、休憩に消化に悪いモノ見せられちゃったよ」
呆れたようにからかってきてくれたので、とりあえずのろけておく。
「悪いなあ、お前ら嫉妬されちゃってるよ」
「マジで?やめてよ冗談きっつい」
「ゆーかちゃんはともかく、コイツはカナリお断りだから!」
気を悪くすることはなかったが、「またすぐ別れんなよ」と不吉なセリフを残して行き
やがった。まあ普段の俺の行いを知っているのだから、仕方ないか。
二人が店を出るのを確認してから、俺は先ほどまでの愛想も何もなく言い放った。
「…いつまでくっついてんの?」
「っぁ……!」
パッと身を離す須藤。羞じらいが高じて、男に目覚めたわけではないようだ。良かった。
立ち上がり、向かいの席に座り直した俺を見て、拍子抜けしたような顔をする。店を出
ていくとでも思ったのだろうか。
「どっか行くと困るわけ?」
「………立てない…」
涙をにじませ、かすれた声で訴える。
そうかそうか、立つと大変なのか。
「…前全部外して、開いて見せろ」
思いがけない俺の言葉に、奴は弾かれたように顔をあげた。
「!?っやだ…そんな、できない……!」
慌てて必死に首を振る須藤。今日のメインイベントに期待が持てる。
「あれぇー?なんでそんなに嫌がるのかなあ?」
「だってここ…」
「俺にも見られるとヤバい感じ?」
何も言えず俯くところをみると、図星らしい。
たしかに、こんなファミレスの店内で裸以上に恥ずかしい格好を露出するなど、今まで
の彼の人生からは想像もつかない罪深さだろう。自分では周りをうかがえない席でなら、
なおさらだ。
しかし、それは俺が命令を下げる理由にはならない。
「できるできないじゃねーよ。やれ」
「………っ!」
冷たく言い放つと、ビクリと肩を震わせる。ほんの少し前、俺が優しく撫でてやった細
い肩。
「大丈夫、誰も来ねえよ」
他人が来ないかも、お前の恥ずかしい格好も全部見ててやるから、言われた通りそうや
って好きなだけ恥ずかしがれ。
こんな倒錯的な、屈辱的な仕打ちを受けてなお興奮している奴の痴態を想像し、俺の下
腹まで熱くなる。
「早くしろよ」
ヒロインのご開帳に、俺は何気ない顔をしながら、周りに人が来ないことを確認してい
た。
もう一度事務的に告げると、寒さのせいではなく細かく震える指が、ダッフルを一つ一
つ外していき…ためらいつつも、前の合わせをそれぞれ掴んだ。
俺は最後に短く一言命じる。
「やれ」
哀れなほどに震え怯え…紛れもなく興奮しながら、奴は両手でコートの前を開いてみせ
た。
大量投下乙です&寸止めつれ〜w
わっふる、わっふる!
今回はこの表現萌え>フル勃起女装優等生
ひょっとして完結?
なんという寸止めwww
須藤君が女装アナニーしてる姿を妄想しながら全裸待機してます
須藤の可愛さは異常
(本文ないです)
書き込みしたはずが一時間たっても表示されないので、もう一度やってみます。
二重になったらごめんなさい。
さっきの書き込みはできたのに本文がどうしても表示されないですorz
後3レス分でおしまいなので、夕方か夜にまたチャレンジします。
最後の最後で失礼しますorz
どうもお久しぶりです。『Imitation Girl』の作者です。投下が遅れてすいません。
PCを修理する際、うっかり◆5MQX3IqBgoのトリップを紛失してしまったので、とりあえず別のトリップで投下します。
本人かどうかは文体から判断してもらえればと思います。
「……うーん……」
しかし、こうして睫毛を持ち上げ目元を引き立たせてみると
それに付随して否応無しにその存在が強調されるものがある。
目の下の、隈だ。
「やっぱコレ、かなり酷いな…」
食事の支度や雑用の処理に時間を追われ、小桜池家で最も遅い時間に眠り、
最も早い時間に起床することを余儀なくされている有菜は慢性的な疲労と寝不足を抱えており、
その目の下の皮膚は絶えることなく、血行不良を示す暗い青色に染まっていた。
「確か隈を隠す道具ってのがあったような…………」
有菜は化粧用品の中から、肌色の朱肉のような物を取り上げた。
ファンデーション……ではない。
確か『コンシーラー』という名前の道具だ。
「これを指に付けて……」
つい、とパウダーを人差し指で掬い取り、
「隈に塗る……んだよな」
その指を目元へ運ぶ。
塗るといってもゴシゴシと擦り付けるわけではない。
ポン、ポン、と指先で叩くようにして隈に肌色を乗せる。
叩き、馴染ませ、青黒いラインを周囲の肌色に同化させて塗り潰していく。
目の下の隈が消え去ると同時に、
有菜の顔に絶えず浮かんでいた陰鬱な影は完全に消え去っていた。
有菜はそのまま人差し指を上へ運び、瞼に塗料を乗せる。
これで瞼のくすみを塗り潰し、顔の皮膚を均一な肌色で統一。
顔面を自由に彩色可能な無地のキャンバスへと作り変えていく。
下地が整ったことを確認して、有菜は指先に付着したコンシーラーのパウダーを
ティッシュで拭き取って、アイシャドーパレットから淡いベージュの粉を拾い、
閉じた瞼に撫で付けていく。
「……っと…」
瞼全体をベージュに染め上げると、次はブラウンを中指で掬い取って
目の際に乗せ、そこからそっと瞼の上へと引き伸ばし、立体的なグラデーションを描く。
そして最後にアイライナーペンシルで目の周囲を縁取って全体を引き立たせる。
上睫毛と下睫毛の生え際、およそ1mmにも満たない眼球スレスレの僅かな隙間にペン先を走らせていく……
そんな緻密な作業を、有菜は寸分の狂いもなく完遂していた。
「…………………………………ふぅ……」
有菜は、この自身の持つ集中力と技能の発見に驚いていた。
今手元に置かれている数々の化粧用品は、どれもついさっき初めて手に取ったものばかり。
にも関わらず、誰に教わったわけでもないのに自分はこれらを愛用品のように使いこなしていた。
『何、ジロジロ見て』
『有菜さあ、学校でも私のこと見てたでしょ』
昨晩、ゆかりが口にした言葉が脳裏に蘇る。
有菜は以前から幾度となく、この手の苦言をゆかりから呈されてきた。
その度に、そんなのは向こうの自意識過剰に違いないと聞き流していたが……
こうしてみると、実際に自分は絶えずゆかりの姿を注視し続け、
その一挙手一投足を脳裏に焼き付けていたのかもしれない。
完璧な再現が可能なほど鮮明な記憶として―――。
「まあいいや」
そんなことより今は化粧を完成させる方が先決だ。
有菜はチークブラシにパウダーを付着させ、頬骨を中心に円を描くように撫で付けていく。
頬が淡いピンク色に染まったことを確認して、ブラシを口紅に持ち替える。
初心者には鬼門とされるスティックからの直塗りを危なげなくこなし、
ついに有菜の顔面はくまなく甘い匂いと鮮やかな色彩に包まれた。
「……」
鏡を覗き込んで、有菜は嘆息を零した。
覇気も生気も、年相応の若さすら感じられない、暗く平坦な男の顔はそこには無い。
映っているのは白く瑞々しい肌と、大きく輝く瞳と、赤ん坊のように無垢な桃色の頬と、艶やかな薔薇色の唇。
それらがミリ単位のズレも許されない絶妙な配置によって形作られる“美しい女”の顔だった。
素晴らしい。これなら……
有菜は歓喜に緩んだ眼差しでもって、ゆかりが脱ぎ散らかして放置した衣類をまじまじと見つめた。
これならば……何の気兼ねなく女の子の服を着ることが出来る。
“女の子の服が着たい”
幼少時の苦い体験が発端となって生まれたこの願望は、心身の成長とともに影を潜めつつも
確たる想いとして風化することなく有菜の心の奥底に在り続けていた。
しかしながら、それが実行されることがなかったのは、道徳的・社会的観念に反するということよりも
単純に美意識の問題が大半を占めていた。
いかに美しい衣装といえども、その上に自分の首を据え付けてはただの奇怪で悪趣味なコラージュアートにしかならない。
女の子の服を着たところで、美少女になるどころかより一層、己の醜さが浮き彫りになるだけだ。
そうした理由から有菜は自分の女装欲求を精神の深層に封じ込め、目を背け続けてきた。
だが、今は違う。
今の自分は紛れも無い“女の顔”をしているのだ。
これならば、顔の下に女物の衣服があっても醜悪な印象が発露することは無く、
むしろ美しい調和が生まれることだろう。
そう、了解した有菜はたちまちの内に着ていたTシャツを脱ぎ捨てて
ゆかりの放置した衣類の中で比較的皺の少ない一枚を手に取っていた。
「これを……」
手に取ったブラウスから微かにゆかりの残り香が薫る。
その甘い匂いが鼻腔をくすぐった瞬間、ほんの少しだけ罪悪感が募り、胸が痛んだ。
やはり辞めておこうかという迷いが心を掠めた……が、
「…………………」
次の瞬間には有菜の右腕はブラウスの袖の内側に入り込んでいた。
目測通り、ゆかりの服は大きめのサイズで、有菜の細腕と薄い胸板を収めるに足りる大きさだった。
両腕を袖に通し、体の正面でボタンを一つ一つ繋ぎ止めていく。
女物の服は男のそれとは違って打ち合わせが左前だという発見も、
今の有菜には取るに足らない些事でしかない。
ボタンを止める手を通して胸の高鳴りが伝わってくる。
沈鬱と諦観に枯れきった自分がこれほどの興奮を伴って何かに挑むのは一体いつ以来のことだろう。
ボタンを全てホールに通し、自身の上半身をゆかりのブラウスで隙間なく包み込むと、
心臓の鼓動はよりいっそう激しさを増した。
だが、まだ始まったばかり。
上着を羽織った程度では“女装”には程遠い。
本番はこれからだ。
有菜は、本来なら決して男性が身に着けることのない筒状の布を手に取った。
目の前にあるのは、総丈80cm程の藍色のウエストリブロングスカート。
何の変哲もないそれを、有菜は感慨に耽りながら見つめていた。
思えばこれほど端的かつ確然と“女性”を象徴するものが他にあるだろうか。
北欧の国には男性がこれを身に着ける文化も存在するが、そんなことは日本から出たことのない有菜には関係ない。
これを履く権利は女性にしか許されていない。
故にこれを身に纏った姿を見れば、誰しも直感的にその人物を“女性”と定義してしまう力を持った道具。
有菜はスカートという衣服をそんな風に捉えていた。
「……ふぅ」
吐息と共に有菜はズボンを脱ぎ捨て、手にしたロングスカートに足をくぐらせる。
そして腰の高さまで持ち上げ、ホックを……止めた。
「…………………」
スカートを履いて、最初に感じたのは“本当に履いているのか?”という違和感だった。
内腿と内腿が擦れ合うこそばゆい感触は、下半身に何も身に着けていないかのような錯覚をもたらしてくる。
(これが……スカートの感触なのか)
これが“女性”の感触なのか―――。
スカートの内側を吹き抜ける微風の肌触りに自分の確たる変革を感じ取りながら、
有菜はロングヘアのウィッグを頭に被せ、女性らしさの表現に最後の彩りを添える。
―――完璧だ。
今の自分は頭の頂から爪の先まで見紛うことなく女性そのものだ。
決して届かぬと知りながら、それでもなお憧れ望んだ姿をついに手に入れ………
「………いや、」
待て、本当に自分は今の状態で完璧なのか?
何か決定的に外れているものがあるんじゃないか?
部屋の中を動き回る有菜の視線は、一枚の小さな布切れの上ではたと、静止した。
それは、ゆかりの下着だった。
今、自分が身につけているのは灰色のボクサーパンツ。
とてもじゃないが、女性が下半身に纏うような代物ではない。
真に完璧な女性の装いを目指すならば、下着も相応しいものに変えるべきではないのか?
「…………」
ここまでほとんど滞ることなく手を進めてきた有菜だったが、
この一点に来て初めて容易に拭い切れない躊躇が足を竦ませた。
(いや、流石に下着はちょっと……マズイっていうか…その…)
今更何をと思うかもしれないが、有菜にとってこれは越えることの憚られる一線。
これまでの段階で幾度となく一線を踏み越えてきたが、
これは最後に残った極めつけの一本だ。
これを越えたらもう、戻ることの叶わない決定的な変革が自分に訪れる気がする。
その“決定的”を求めて今まで奮闘してきたのだが、
いざ、その瞬間を目の前にしてみると今まで形も見当たらなかった未練が背中に圧し掛かり足元を掬う。
未練。
あれ程嫌っていた自分に、変化に対する未練があったのか…と、
自嘲とも安堵ともつかぬ感情が口元に苦笑を昇らせる。
鏡に目を向ける。見違えるほどに美しくなった自分の面貌に、
どことなく…普段の自分の面影が蘇ったように見える。
迷いが表情を曇らせ、美しさに影を刺しているのだ。
―――これでいいのか?
このまま決定的な変革を避け、片手落ちのままズルズルと普段の自分へと逆戻りしてしまっていいのか?
ゆかりの下着を手にとって開き見る。ピンク色のレース地で出来たそれは驚くほど小さく
どうしてこれに人間の腰部が入るのか不思議に思えるほどだ。
自分が履こうとしたらうっかり破いてしまうんじゃないか?
そんなことになれば、自分がこのような倒錯的行為に耽溺していたという証拠を残してしまうことになる。
今ならまだ引き換えせる。服を脱いで洗濯機に掛けて、化粧を落とせばそれで終わり。
何もかもなかったことにして、いつも通りの日常に帰る事が出来るだろう。
いつも通りの、劣等感と自己嫌悪に満ちた負け犬の日々に。
……何だ、
自分はそんなものに未練を感じていたのか。
全くもって取るに足らない馬鹿げた未練だ。
そんなもの、全部ぶち壊しになったところで一向に構わないじゃないか。
ロングスカートをたくし上げてボクサーパンツを脱ぎ下ろし、
有菜はゆかりの下着に両の足首を通した。
そのままゆっくりと、引き裂いたりしないようゆっくりと小さな布を持ち上げていく。
最も半径の大きい大腿筋をギリギリの所でくぐり抜け、ついぞ有菜の腰はゆかりの下着の内に収まった。
「………………………………ハ……」
心臓が一際大きく高鳴り、息が弾み出す。
今度こそ、一切の瑕疵なく有菜の肉体は完璧な女性の装いとなった。
股間を窮屈に締め付ける圧迫感とは裏腹に、心中にはこれまで味わったことのない開放感が溢れていた。
震える足を引きずり、有菜は姿見の前へ立つ。
……少女が立っていた。
美しい、少女だった。
瞳は歓喜の涙で潤み、睫毛は震え、
肌は頬紅など必要ないほどに上気して桃色に染まっている。
まるで恋する乙女のようだと思った。
「………ハハ…」
形のよい唇から感嘆の吐息が零れ出る。
完璧だった。
完璧な形の美少女がそこにいた。
高須賀ゆかりにだって負けてはいない、稀有の美貌がそこにあった。
これが――――――これが自分なのか!
「ハハっ……ハハ、ハハハハハハハハハハハハ……」
激情でガクガクと震える膝を押さえつけるのにしばらく時間を要した。
投下終了。偽装彼女の作者さんも頑張ってください。応援してます。
筆が早くて羨ましい。
(本文ないです)
有菜たんの直後に申し訳ないですが、8〜10レスほど失礼します。
長時間ネットいじれるのが今日までなので、どうかご容赦くださいorz
(本文ないです)
「偽装」の本文だけが反映されないので、ちょっと様子をみます。何度も申し訳ないです。
「偽装〜」のキャラですが今投下中のとは別の話です。
最終部分がなかなか送信できなかったので、「ああん」と小ネタを。
途中まで微妙ですが、ちゃんと女装っ子です。
Imitationの人キター
ずっと、ずっと待ってたんだから・・・
(本文ないです)
ブラウザの機嫌が悪いのか、長文だけ反映されませんでした。
また数日後〜一週間後、ネットできた時にチャレンジすることにします。
度々失礼しました。
>>201さん
待ってました!
細かな化粧描写にポルァポルァ(´д`*)しました。
心の中で有菜たんのことをシンデレラと呼んでたのですが、舞踏会が楽しみです!
朝投稿できず「ついてないなあ」と思ってたのですが、ついてたよ自分!と脳内で飛び跳
ねてしまいました。
しばらくROM専かネットできなくなるのですが、続きすんごい楽しみにしてます!
横レス長レス失礼しました。
215 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 18:39:39 ID:ltcFAv2M
>>209 長い間待っていただけあって、これからどうなるのか、かなり楽しみだぜ
>>213 いくらでも待つからエロ描写たっぷり希望
戻って来られた・・・
王が・・・戻って来られた・・・!
217 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 22:17:32 ID:RvGXP1PR
有菜、いいね。
凄いスレが盛り上がってきましたね
どちらの作者さんのも楽しく読ませて頂いてます
あと偽装彼女の作者の方、書き込みが反映されないってことですが、
今日オレも別なスレで長文投下したら反映されなかったです
何か調子悪いのかもしんないですね
二大巨頭ktkr
王の帰還wwwwww
(1/3)
俺の予想が、期待以上に反映されていた。
うっすら汗をまとう華奢な白い身体に、所々いやらしく張り付いた薄紫の下着が、ファ
ミレスの中でこの空間だけを異様なモノに仕立てあげていた。
外を歩いたというのに余計色づいた乳頭は堅くなったまま、コートの中で存在を主張し
ている。薄紫のふりふりや真ん中のリボンが、照明の加減で部屋で見た時よりアダルトな
色味になっていた。
身を乗り出して、来る前に言ってやった通り奴の下半身もじっくり見てやる。
へその下には先ほど服の上から掴んだ感触そのままに、無毛の立派なペニスが小さな布
地に収まりきらずウエストから飛び出しており、露出した亀頭がダラダラと我慢汁をこぼ
していた。
ずっと座っていたためショーツの前も、股布から片方はみ出した睾丸を伝いソファまで
汚すほど垂れ流した汁に濡れそぼって、ツルツルの生地がテラテラ透け透けになっている。
「あららー、こんなおもらししちゃってたら、そりゃあ立てないはずだよなあ」
「っ……」
言われた格好のまま視線を落とす須藤。ショーツから飛び出すペニスや、ベタベタにな
ったビニール張りのソファを見る訳にもいかず、水しかない自分のテーブルの上を見つめ
た。
腰を浮かしたまま俺は手を伸ばし、
シャラーン。
「!?なっ……」
驚いて顔を上げた奴の目が、身を乗り出した俺の笑顔と、構えた携帯のレンズを捉える。
「撮っちゃった」
言って顔から下半身まで映った画面を見せ、愕然としてもなお美しい彼の顔ににっこり
笑いかけた。
「それでさー……?」
店内のざわめきの間をぬって不意に聞こえたシャッター音に、隣のボックス席の客が気
付いた。
須藤と背中合わせになった茶髪の女と向かいの女二人ともがこちらを見るが、赤く染ま
った奴の耳と、そいつに携帯を向けてニコニコしている俺を見て「なんだ、バカップルか
よ」と興味を失う。大丈夫、お前らなんざ撮ってねーから。
「やだ…やだ……消して…っ」
身を乗り出した俺だけに聞こえる、奴のかすかな泣き声。
しかし俺が奴に返したのは、それに対する反応ではなかった。
(2/3)
「チンコ握れ。イってみせろ」
「そしたらどうにかしてやる」と、主語も目的語も端折って言ってやると、度を過ぎた
屈辱と…耐えがたい欲求に、言われた通り彼は白い両手でハイレグショーツから飛び出た
ペニスを掴んだ。
「……ひ、ぅ………ん…っ」
俺が見ているとはいえ、いや、俺が見ているからこそ誰に見られるか信用ならない状況
で、背中合わせに見知らぬ他人が居る状況で、須藤は卑猥な下着姿を露出し、コートの影
でショーツの上から、指を入れた中から自分のペニスを一心に扱く。
「……っぁ……ふ………っ!…」
慌てて亀頭を手のひらで覆うが、表情を見るに間に合わなかったらしい。
「…っ……く……」
熱が一度引くと慌てて前を隠し、今度は別の意味で身を震わせた。
公共の場で、それも昨日と違って同じ空間に第三者が大勢居る状況で絶頂を迎えてしま
ったことに、優等生が苛まれる羞恥と自己嫌悪はどれほどのものだろう。
「あーあ。本当にイっちゃった。信じらんねえ」
「……っ!」
奴は俺がやるわけがないことに怯えている。しかし、やるわけないことを盾に下される
俺からの命令に、こうしてペニスから涎を垂らして従うのも、俺からどんな屈辱的な仕打
ちを受けてもなお興奮しているのも、すべてこいつ自身であり、そのいやらしい身体のせ
いなのだ。
たとえ俺がこの画像を見せて説明したって、誰が須藤豊だなんて信じるだろう?
しかし実際こうして、同級生の命令とはいえ誰かに見られるかもしれない危険をおかし
てまで恥部を露出し、あまつさえ射精すらしたのは、他ならぬ教師からも生徒からも人望
を集めるイケメン優等生なのだ。
自分を騙り被虐に陶酔する本性を理性で塗り固め覆い隠して、高潔な自分を装い偽る女
装野郎。奴の本当の姿は、たぶん彼自身もまだ分かっちゃいない。
(3/3)
俺の笑みの意味も知らず、射精の解放感と恥辱に意識を手放しそうになっている奴を眺
めながら、俺は携帯を左手に持ち替え、パフェの器を倒した。
完食されていたので、溶けた取りこぼしのアイスやチョコレートソースがわずかにテー
ブルや俺の指にかかるだけで終わる。
「すいませーん、汚れちゃったんでおしぼりいくつかくださーい!」
個別注文の多いカウンター席でワタワタしていた店員が、「面倒臭え」という顔をして
パック詰めのウェットティッシュを三つばかし俺の前に落とし、せかせかと去って行った。
ばーか。彼氏の前でだけで猫被っても、いつかボロ出すぞ。
心の中で悪態をつきながら、不意に俺が立てた音や他人が来たことにビクつきまくって
いる須藤に二つ差し出した。
「拭けよ」
残りで指とテーブルを拭きつつ、左手に握ったままの携帯で奴の痴態の端に映る時刻を
確かめる。そろそろ出ようか。
白濁が勢い良く飛び散っただろう机の裏や、汁でベタベタになった股とソファを奴が拭
き終えたら、女子トイレに行かせてやろう。
ぐちょぐちょになったショーツの代わりに、バッグに入ったセーラー服を着させてやる
のだ。
下着は上下とも俺の部屋だから、少なくともノーパンにはなるわけだ。
もちろん、コートの裾よりスカートを短くしないと怪しまれるぞと釘を刺しておくのは
忘れない。
羞恥と紛れもない快感に悶えながらセーラー服を身に着ける彼を想像して、俺はセック
スよりも自分の性欲を満たしてくれる相手に笑いかけ、口を開いた。
(おしまい)
(本文ないです)
女装っ子の長い土日はこれにて終了です。
予定(画像期限内)に間に合って良かった!
妄想元の萌え保守画像を投下くださった
>>65さんに感謝いたします。
そして、後で悶えてしまった誤字をスルーして読んでくださったり、支援やら感想やらご
指摘等くださりありがとうございました!
(情報くださった
>>218さん、トリップも今まで忘れて本文なしで連投してしまったためgk
brしてたので助かりました!)
「俺(読み手)と女装っ子」というコンセプトだったので、いじめたいとかそういうのは最
高の褒め言葉でした*´∀`*
普段あまり書いたものについて言ってもらう機会がないので、良いスレに出会えてよかっ
たです。
この後また小ネタ投下させていただいたり、いただいた感想の中にも書きたいネタがあっ
たのでまたお邪魔すると思いますがとりあえず、
最後まで投下させてくださり、ありがとうございました!
仕事中にケータイで覗きに来たら何か来てた!!!
本当にGJ!
次も期待してます
おー、やっと例の画像シーンの所まで辿り着きましたね!
GJ!GJ!
お疲れさまでした。
(本文ないです)
「偽装〜」のキャラですが別の話です。
当時、最終部分がなかなか送信できなかったので、「ああん」と小ネタを。
途中まで微妙ですが、ちゃんと女装っ子です。
(1/4)
・・・・・
投稿日:2008/01/07(Mon)
投稿者:ゆうか(10代/?)
初カキコです///(照)
ちょっぴり恥ずかしぃケド、ゆうかのエッチなお話聞いてください↑↑
わたしは某市の公立高校に通う二年生です。
学校でのわたしはとっても真面目な顔をしているので、みんなはきっと、わたしがこん
なトコを見てるなんて思わないでしょう。
でも、その真面目なゆうかは本当のゆうかじゃないんです。
同じクラスのご主人様に、わたしは毎週のように調教していただいてます。
ご主人様は背が高くってカッコ良くって、とってもやさしいので、わたしはこんなステ
キなご主人様にめぐりあえてとっても幸せです↑↑
それに、ご主人様はとってもエッチが上手なので、淫乱奴隷なゆうかを、いっつもフラ
フラになっちゃうまで可愛がってくださるのです。
今日もわたしは、ご主人様がご用意くださったブラとパンティーを着て、これを打って
います。
ゆうかのお家はキビしいので、いつもは全然可愛くない普通の下着しか着てないのです
が、ご主人様に出会ってからはいろんな可愛い…エッチな下着を着られるのでとっても嬉
しいです↑↑
今日の下着は赤のギンガムチェックで、白いレース(チロリアンテープって言うんです
か?とってもカントリーな感じで可愛いvv)がブラの縁と、パンティーのサイドに飾られ
ています。
わたしはおっぱいが同級生の女の子にくらべてとっても小さいので、75AAカップのブラ
がガバガバに余っちゃうんです(涙)
揉むと大きくなるってよく聞くんですけど、あれは嘘ですょ。
ゆうかはオナニーの時乳首をいっつもクリクリしちゃうのに、ちっとも変わらないんだ
もの、くすん。
でも、「小さいから、これだけ感じやすいのかな?」っていつもご主人様が言ってくれ
るので、前よりは気にならなくなりました↑↑
(でももし将来おっきくなったら、絶対ご主人様のおっきいのをパイ×リしてさしあげた
いです)
打ってるとおっぱいがキュンキュンしてきちゃったので、次行っちゃいますね。
(2/4)
(つづきです☆)
ブラもガバガバで困るんですけど、パンティーもなかなかに困りものなんです。
前レスにも書いたとおり、わたしは普段可愛い下着を着られないから、ご主人様が用意
してくださるのを楽しみにしているのですが、淫乱なゆうかはそれを着るだけで、ご主人
様が褒めてくださるゆうかのお尻までエッチなお汁が垂れてすぐグチャグチャになってし
まうんです↓↓
こないだも、とても打てないようなエッチな下着を着せていただいて、なんとお外(!)
に連れて行ってくださったので、ゆうかはとっても興奮して、その場でいっぱい濡れちゃ
いました///
今、ご主人様(後ろに立ってらっしゃいます)が「ユカのいやらしいところが苦しそう
だね」とおっしゃいました。
わたしは恥ずかしいところをみんな見られてしまい、「やだ、見ないで」って言ってし
まいました。本当は見て欲しいしいぢめていただきたいのに、ゆうかは本当にいけない子
なんです。
でもご主人様はそんなゆうかのことをお見通しなので、「見ていてあげるから、楽にし
なさい。でも、イくのはダメだよ」って言ってくれました。
イくのはダメだなんて意地悪みたいですが、ゆうかは焦らされれば焦らされるほどドキ
ドキしちゃいます///
ご主人様は「どこを」とは言われませんでしたが、わたしは一番苦しいパンティーへと
手をのばします。
赤のチェックがパツンパツンになって、エッチなお汁で湿っていて、苦しいような気持
ち悪いような、とっても興奮しちゃいます。
こないだご主人様の目の前で、下のヘアーの処理をさせていただいたことも思い出し、
ツルツルのお股から布をはがすようにパンティーをひっぱりながら、わたしは「ああ、見
ないで」とまた言っちゃいました。
(3/4)
ビショビショのパンティーの前をひっぱると、あぁ……いやらしいお汁をこぼすオチ×
チンが飛び出してしまいました。
ふ×なり?いいえ、実はわたしは男の子なんです。
男の子なのにおっぱいやお尻がキュンキュンしちゃうゆうかは、本当にどうしようもな
い女装M奴隷です。
ゆうかはこれを、ご主人様の目の前で打っています。
「お前のいやらしいところを、他の人にも見てもらいなさい」って、ご主人様はちょっ
ぴりキチクなんです。
でも、ヒドいこと言われるほどお股が濡れちゃうわたしは、きっととっても淫乱な女装
奴隷なんでしょう。
これを送信したら、ご主人様にいっぱい可愛がってもらうんです///
ああ、早くゆうかのエッチなおっぱいもお尻も…いけないオチ×チンも、いっぱいいっ
ぱい可愛がって欲しいなぁ↑↑
(4/4)
・・・・・
「…ぉ……送れない、です…」
俺に言われるままの文章を、ほれぼれするような早さでキーボードの上の指を滑らせ打
ち込んでいた須藤が、小さく訴えてきた。
誰も居ない俺の家のリビングで、ジャージ着て傍らに立つ俺に対し、パソコンに向かう
彼は書き込み通り赤のギンガムチェックの下着上下だけという格好。
「何今さら恥ずかしがってんだよ、顔も見えないんだから覚悟決めろって」
「そうじゃなくて!クリックしてるのに反映されないんだって!」
「えー?クリックって、どこを?」
「だからこの『送信』って…っ!?ひゃ、あ……っ!」
片手をブラに滑り込ませ乳首をつまみ上げると、すっとんきょうな声をあげる。
「こんな風にちゃんと心込めて押したんですかあ〜?」
胸板をマウスに見立て手のひらに包み込み、ぐりぐりと乳頭をつぶす。われながらオヤ
ジ臭い。
「…こ、心って何だよ……ひぁんっ!」
パソコン机の前に座った奴の尻と椅子の間にもう片方の手も滑り込ませて揉んでやる。
「これは、書き込み内容に嘘がないか確認しなさいってことかなぁ〜?じゃあ、一つ一つ
チェックしないとね!」
「っや、ぁ…っ……うぅー…」
恨めしげにディスプレイを見上げる奴を責めたてながら、居ないとは分かっていつつも
俺はサーバの中の人に感謝した。
(おしまい)
(本文ないです)
ギャル口調が変なのは、「俺」が指示しているからということで一つ。
また小ネタとネットができ次第お邪魔させていただきます。
(偽装以外のキャラやシチュとかも含めて)
それではありがとうございました。
新手の萌えシチュキター
>>228超GJ
乳首攻め好きなんで、シリーズ通して非常に萌えさせてもらってます
オチGJ!w
(本文ないです)
これから投下するのは「偽装」と同じキャラですが、女装っ子過去編です。
(今回は「俺」ではなく女装っ子視点です)
しばらくエロありませんが、よろしければどうぞ。
(1/2)
昔から、男女問わず「カッコいい」と言われるのが嫌だった。
幼いのもあって、それがなぜなのかまでは分からなかったが、とにかくその言葉を自分
を対象としてかけられる度に心に引っかかり、澱のように胸の奥底に溜まっていったのだ。
もちろんそんな不満を表に出すことは好ましくないと分かっていたから、いつも自分は
生来の整った顔を崩さない程度のはにかみ笑いを浮かべ、やんわりと否定する。
そうしてずっと嫌われることなく、輪から外れることなくここまできたのだ。
γγγ
花嫁と同じ、白いセーラー服を着ていた。
「ゆうちゃん、可愛い」
共働きの親に代わって、自分の面倒を見てくれたのは主に父方の叔母だった。
祖父母が早くに事故死し、ずっと寂しかった家が母親が来たおかげで明るくなったのだ
と、涙もろい叔母は何度も自分に話してくれた。
母親は自分も高校生の時に父親を亡くしていたのと、兄弟が居なかったせいか、当時ま
だ学生の義妹が不憫な以上に可愛かったのだろう。
時に夫に息子を預けてまで共に居たその可愛がりようと、叔母の懐きようはいわゆる嫁
と小姑ではなく、並んでいれば実の姉妹のように息子の自分からも見受けられるほどだっ
た。
「ゆうちゃんは女の子みたいに可愛いねぇ」
被服系の専門に通っていた叔母は趣味や課題に自分の服をいくつも作ってくれ、時には
兄嫁が許すのを良いことに女児用の服まで自分に着せ替えさせていた。
自分はといえば、人見知りに加え叔母に甘えてばかりだったので、彼女の作ってくれる
白や水色、ピンクのふわふわした服も喜んで着ていた。
実際外を歩けば誰もが褒めてくれるなりほほ笑みを投げかけてくれたし、鏡の前に立て
ば自分は絵本の中のお姫様のような気分になれた。
(2/2)
「可愛い」、「可愛いわね」といった言葉にどっぷり漬かり、現に小学校に上がって髪
を短くしても、女子と間違われてばかりいたのだ。
さすがにランドセルを背負う頃には女児服を着せられることはなかったが、可愛らしい
フードの付いたシャツだの、ポンポンの付いた上着だのを彼女が作る度にはしゃぎ、仮縫
いのまま外に出ようとしてたしなめられていた記憶がある。
γγγ
しかしそんな日々は、叔母の結婚により終わりを告げた。
国際結婚で相手がどこかの国を拠点に起業するらしく、そのそばで自分の夢を叶えるこ
とに希望を抱きつつも、兄である自分の父親よりも母親や自分と別れることに彼女は涙した。
そして「最後に私の服を着て、お祝いしてね」と、自分も結婚の準備で忙しい中、甥へ
最後のプレゼントを作った。
それは、花嫁と同じ真っ白なセーラー服だった。式場でひときわ目を引くようにと、当
時服飾メーカーに勤めていた彼女は同僚や上司のコネを使って、自分の気に入った材料探
しに奔走したという。
もちろん下は半ズボンだったが、水色のリボンでラインの入れたセーラーカラーは、そ
の場でクルリと回ると軽やかになびき、幼い自分は鼻高々だった。新郎よりも叔母のそば
にいる方が多かったかもしれない。
「よく似合ってるわ、とても可愛いわよ」
「これは可愛らしいお子さんだ」
思えば、幼い自分が最後にかけられた女性的な賛辞はこの時だったかもしれない。
>>233さん
乳首責め同志!と嬉しくなりました、ありがとうございます。
尻揉みたおし編も書きたいですが、今度是非胸責め多いのも書きたいです。
またまた以下も希望があれば、なのですが、
女装っ子に先走りまたは精液を呼ばせるのに、お好きな表現があったらぜひ教えてくださ
いorz
(「俺」の命令で「あぁ〜、えっちミルクでちゃうぅっ!」と言う…的な使い方予定)
これもやはり特になくてもできたら投下してしまいますし、今投下中で使うのではないの
ですが、もしご希望あればそっちのが打ってて自分も楽しいのでw
お、須藤の女装事始めは知りたいと思ってた所になんたるGJ!w
俺(村瀬)が須藤に強制的に言わせるセリフか…
先走り>「ぬるぬるに濡れちゃう」
イク>「おチンコイッちゃう」
スマソ、あんまいいの思い浮かばん…
なんか2人には鬼畜攻め×受けの関係のままラブラブになって欲しくなってきた
俺、ホモでも女装者でもないけど
村瀬には調教されたい・・・
(打ち込み中)
・・・・・
「………書けるかこんなもんっ!」
パソコンデスクに向かっていた奴が座したまま振り返り、俺を睨み上げた。
白く細い肩にかかっていた黒髪が、シャンプーのCMのように遅れて浮き、またサラリ
と落ち着く。日本の女装は美しい。byツ○キ(棒読み)。
「いや、肉筆まではいいから」
「そうじゃなくて…だいたい何だよこの小文字と記号の乱舞は!?」
「いやいや、これくらいで怒ってちゃギャル文字や絵文字解読できないって」
「そんな翻訳能力要らない!」
「そんなに怒るってことは、実はお前携帯使いこなせないんだろ?そういや俺が気合い入
れて記念写真アレコレしてデコメしてやったのに、お前の返信いっつも『はい、分かりま
した』の一行レスだもんなあ」
「!……つ、使う機会がないから使ってないだけだし、そもそもお前にそんなの送る理由
なんてない!」
「はいはい」
「第一、ご主人様って何だよみっともない!カッコいいとか、エ……が上手いとか、お前
自分で言ってて恥ずかしくないのか!?」
「ぇえ〜?じゃあ須藤君は、脂ギッシュな短小粗チン親父に下手っぴにエッチな事された
いんだ?」
「はぁ!?」
「あー、だから今までイヤイヤ言ってたわけか。そうかそうか」
「っ!そんなわけな」
「じゃあお前のためにももっとカウンタ回ってる掲示板行って、顔写真とお前の住所付き
で募集かけてみる?『淫乱女子高生ゆうか(男)のご主人様募集でぇす☆』…って感じで」
「あぁあああっ!打つ!打つから!お前の言う文を何でも打つから!」
「…『打つから』?」
「っ………打たせて、ください…」
仕方ないからやってやる!という、文化祭の実行委員や合唱発表会の伴奏をすることに
なった時と同じ頼れる背中を向けてくれた。
まあ、赤チェックのブラショーツ姿なんですけどね。
「何を打つんですか、『ゆうか』ちゃん?」
「…っ……ご、ご主人様のおっしゃる事を………ゅ…ぅかに打たせて、ください……」
「よくできました」
яяя
後日須藤から、黒背景に赤文字で「朝礼があるので7:50までに教室に着くこと。2限に
数学の課題ノートを提出。」と書かれたデコメが届いた。
やけにリアルなナマハゲの画像が付いてたんだけど…あんなもん、どこで探したんだ?
(おしまい)
(本文ないです)
申し訳ない、但し書きというか前書きを投下し忘れた上に、名前欄を豪快に間違えましたorz
上のレスのタイトルは「投稿彼女(打ち込み中)」のハズでした。
偽装〜の続きのつもりで読まれた方いらっしゃったら申し訳ないです!
先ほど投下したのは、先日の「投稿彼女」中の一場面です。
基本的に小ネタは、それだけ読んでも通じるようにしてるつもりなのですが、今回のに限
っては「投稿彼女」のオマケということで、ご了承ください。
エロ無し、ほぼ会話のみですがよろしければ。
>>239さん
ご回答ありがとうございます(´∀`*)
「〜ちゃう」系は自分も好物ですw
次の「なんたら彼女」とか、別のモノに使わせていただきます!
それでは大変失礼しました。
お疲れ様です!
須藤君の反抗になってない反抗がかわいいなぁww
突然脳裡に「妹は年上の男」という単語が浮かび上がった
SS書く能力がない自分がうらめしい(´・ω・`)
(本文ないです)
>>245さん
「妹は年上の男」
この言葉になんかすげー萌えましたw
語り手が中坊でエロ無しですが、よかったらどうぞ。
(ちょっとショタっぽいです)
(6/1)
「僕、妹が欲しい!」
僕の発言に、タカ兄ちゃんの顔から表情が抜けた。
茶色く染めたふわふわの癖っ毛に両耳で五つのピアス、高校生になってから遠くなった
気がしてたけど、やっぱりタカ兄ちゃんは僕の兄ちゃんだ。だって、ビックリした時の顔
が小さい頃から全然変わらない。
タカ兄ちゃんは高三、僕は中三。通う学校も兄ちゃんは県内有数の進学高で、僕は受験
が楽だからと親に入れられた中高一緒の中学と違うんだけど、家が隣同士だから未だに僕
の勉強を見てくれたり、一緒に遊んだりしてくれる。
今だって、ナントカ推薦で早々と進路が決まったからと、親が出張中の僕に「健太の面
倒は俺が見てやるからな!」と言ってくれて、家庭教師をかって出てくれているのだ。推
薦入試万々歳だよ。
おかげさまで兄ちゃんが見てくれる単語や計算テストは花丸もらえるし、大好きなタカ
兄ちゃんといっぱい遊べるしで、兄ちゃん子な僕は親の出張が長引けば良いのにとすら思
っている。
ただ唯一、なかなか覚えられない…というかわけ分からなさすぎて覚える気がなかった
英語の完了形を、タカ兄ちゃんは「今度の小テストで満点だったら、何でも好きなもの買
ってやる!」と豪語する事で僕に覚えさせようとしたのだ。
俄然やる気になった僕に驚きつつも「頑張れよ」って頭を撫でてくれたのも、満点の答
案を持ち帰った僕に「約束だ。俺にできる金額ないなら何でも言ってみろ!」と男らしく
言ってくれたのも兄ちゃんだ。
だから僕はキッパリハッキリおねだりしたんだ。
「僕、妹が欲しい!」って。
§§§
(2/6)
僕がそんなの欲しがるなんて思ってもみなかったのだろう。面食らいつつも真面目な顔
で、しどもどとタカ兄ちゃんはうなずいた。
「そ…そうか。じゃあその、俺の方からご両親に伝えてみるけど…」
「そうじゃなくって、今欲しいの!」
「…てことはお前、もしかしてそーゆーゲームとかあぁああ可愛い健太が…俺の健太がオタクの道に……っ!」
よく分からない言葉を口走ってヨヨヨと泣き崩れてるが、誤魔化されるわけがない。
「何わけ分かんないこといってるのさ。兄ちゃん早く妹になってよ」
「はあ!?」
いよいよ兄ちゃんはわけが分からないといった顔をした。
隣に立つと、ほんのちょっぴり見上げる位置にいるタカ兄ちゃん。バスケ部に入ってか
らなのか、急に背が伸び出した僕に時々敵意を燃やしてるっけ。
「去年タカ兄ちゃん、高校の文化祭でメイドさんしてただろ?僕、その時からずっと兄ち
ゃんみたいな妹が欲しかったんだ」
「妹ぉ!?」
僕のお母さんが口を開けば「貴明くんはお利口さんね」と言う優秀なタカ兄ちゃんの頭
でも、僕のお願いは理解してくれないようだ。
「お前ほんと、マジ冗談カンベンだから!しまいにゃ怒るぞ!」
「冗談なんかじゃない!僕は兄ちゃんに妹になって欲しいんだ!」
「じゃあなおさらだっ!俺は男だし、第一お前より年上だっての!」
埒が明かないので、僕は最終手段に出ることにした。
「…なんでも」
「う」
「なんでもしてくれるって言ったじゃないかあー!」
半泣きでわめき出す僕に、タカ兄ちゃんは激しくうろたえた。学校の友達が僕を見たら
ビックリするだろう。
身体は大きくなったけど、兄ちゃんに対してだけは僕はずっと「弟みたいな幼馴染み」
のままだからだ。
(3/6)
「だ、だからそのそれはオモチャとかランドとかそういう意味で言ったんであって…第一
お前そのケあるわけ!?」
「ひっぐ…何それ?僕がタカ兄ちゃん好きだと兄ちゃん嫌なの?僕のこと嫌いなの?」
「そそそそんなわけないだろ!お前が風邪ひいたクリスマス、『ガキとアタシとどっち取
るの!?』って詰め寄られてノータイムで『弟!』つった俺だぞ!?お前が嫌いなわけな
いじゃないか!」
「…じゃあ、頑張った僕のお願い聞いてくれる?」
「うん、わかったよわかった!約束だもんな!」
言ってから「いや待てちょっと待て」と言いだすが、もう言質は取ったからこちらのも
の。「ゲンチ」なんて言葉が出るなんて、これも兄ちゃんの教育の賜物だ。
「わぁい!やっぱりタカ兄ちゃんは僕の兄ちゃんだ!」
嬉しくなって飛びつくと、小さい頃と違って体格差がないのでタカ兄ちゃんがよろめく。
それでも弟分に甘えられて悪い気分じゃないらしい。
「うん…うん、そうだよな。犬に手を噛まれたって思えば、台本読むくらいどうってこと
ないよな」
「何ぶつぶつ言ってるの?早くこれに着替えてよ」
「ぶふっ!?」
僕の部屋の隅に置いていた、クラスの背の高い女の子に借りた紙袋の中身を逆さにする
とタカ兄ちゃんは盛大に噴いた。
「ちょ!おまっ…それはカナリ重症だ!」
「何言ってるの兄ちゃん、まさか『おにいたまだいちゅき』ってアニメキャラのセリフ言
うので済ませる気だったの?」
それはこの二週間でアタマの大改造を行った僕に対して失礼ってもんだ。
「俺はリ○ちゃん、俺は○ェニーちゃん…」
なんか怪しい呪文を唱えてるけど、タカ兄ちゃんの身体は透けないし、目の前の服も僕
の意識も消える気配はない。
むくれている僕に気付いたのか、タカ兄ちゃんはかなり迷いながらも床に落ちた服に、
ついに手を伸ばした。
(4/6)
何てことない、黒タイツにブラウス、ピンクのチェックのミニスカート。
「どうしたの?早くしなよ」
「いやその…これはやり過ぎじゃないのかな?健太君」
「文化祭の時は、ストッキングにナントカベルト着けてたって、兄ちゃんのクラスの人か
ら聞きました」
「誰だよそいつ絶対殺す!」
兄ちゃんを前科持ちにしないため、僕は貝になることにした。
僕が一向に「嘘だよ〜ん☆」と言わないので、兄ちゃんは「ええい、どうにでもなっち
まえ!」と言わんばかりにカーゴパンツとTシャツを脱ぎ捨てた。
カラフルなトランクス一枚の、引き締まった身体でポーズを決め、タカ兄ちゃんは言い
放つ。
「どうだ、萎えただろっ!?」
「うん、これがあのメイドさんみたく可愛くなるんだと思うと、なんだかか僕、ドキドキ
してきちゃった」
「………」
遠い目をするタカ兄ちゃんに、拾った衣服を渡すと、もうなんか機械的に着替え始めた。
兄ちゃんのクラスメイトも、この生着替えを見てたのかと思うとちょっと嫉妬しちゃう
けど、あの人達だってピンクだの白だのの衣装を着てたんだから、まいっか。
私服の学校の僕とは違い制服だから慣れているのか躊躇なくブラウスに腕を通したけれ
ど、両手をクロスさせるようにしてボタンを留めている。ああ、貸してくれた子が「アワ
セがナントカだから」って言ってたけど、そういうことか。
僕がじっと見ているせいか何度かボタンをかけ違えた挙句、どうにかタカ兄ちゃんはブ
ラウスを着終えた。
白いレースやフリルで飾られたブラウスの襟には、ベルベットの黒リボンが付いている
が、朝のお父さんのネクタイみたく解けたままでブラブラだ。
「結んだげるね」
「いや、自分ででき…っ」
「お兄ちゃんにまかせなさい!」
たいして背の変わらない僕に強く言われて、タカ兄ちゃんは黙り込んでしまう。甘えん
ぼな僕が兄ちゃんを手伝ってあげてるなんて、何かウキウキしちゃうな。
(5/6)
リボン結びにしてあげると、タカ兄ちゃんは「ちょっと後ろ見てろ」と言ってきた。
「なんで?兄ちゃんもしかして逃げる気?」
「このパンツをタイツに押し込むところを見てみろ。お前も俺も一生トラウマんなるぞ!
てゆーかこれくらい許してくれないんなら俺は約束を破る!」
「ちぇー」
言われた通り後ろ…というか、部屋のドアの方を向いてあげる。その格好で二階の僕の
部屋の窓から逃げるなら、大声でご近所さんを呼んでやる。
物騒な事を考えてたら、震える声が僕を呼んだ。
「…ほ……ほらよ…」
振り返ると、タカ兄ちゃんが変身していた。
黒タイツを穿いた足もスラッとした細身の身体に、ブラウスとチェックのスカート。気
の強そうな目元が、そこらのグラビアアイドルなんか目じゃない感じ。
「兄ちゃん…じゃなくてタカちゃん、可愛い」
ツインテールのウィッグつけて、やけくそになって僕に「よう、おかえり!」と呼びか
けてくれたタカ兄ちゃんの姿を僕は忘れない。視界の端になんか精神的ブラクラなメイド
というよりは冥土な人も居たけど、兄ちゃんのキラキラで記憶にない。
男子校なのにクラスメイトからバレンタインチョコをもらって、「成人未満の野郎は健
太以外死ねば良い!」と物騒な事を言っていたが、あれはきっと、文化祭のせいなんだと
思う。
(僕の友達は三人までなら生きてて良いらしい)
「こ…これで満足か!?脱いでいいか!?」
「だぁーめ。仕上げがまだだよ」
「仕上げ?」
首をかしげるタカ兄ちゃん。ふわふわ茶髪がほっぺたや襟にかかっているのはいつもの
ことなのに、首のリボンやフリフリとあいまってとっても可愛い。
(6/6)
「あのね、僕のこと『お兄ちゃん』て呼んで?」
「………っ!?」
可愛くおねだりしたのに、タカ兄ちゃんの顔は青くなる。いつもなら満面の笑顔で「お
う!」って言ってくれるのに。
「僕、妹欲しいのになぁ……くすん」
「…ぉ……お兄ちゃん!お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!これで満足か!?」
慌てて連呼するタカ兄ちゃんに飛びついて、僕はコクコクうなずいてみせた。
「うん!ありがとうタカに…タカちゃん!お兄ちゃん嬉しいっ!」
ぎゅーっと抱き付くとスカートを穿いたタカ兄ちゃんの足がふらつく。目の前に赤くな
った耳があるので、ペロンとピアスごと耳たぶを舐めてみた。変な感触。
「うひゃ!」
友達に借りたビデオでは「あぁん」って言うハズなんだけど、男と女で違うのかな?
そう思ってしばらくしゃぶって見ると、兄ちゃんの声がおかしくなってきた。
「ひゃ…ぁ…ちょ、ちょっとやめっ……やあ…っ!」
僕から逃げようとするんだけど、力が入らないのかなんか前屈みになってへたりこんじ
ゃった。
ベタベタになった耳を放してあげると、僕はチュッと音を立ててタカ兄ちゃんのほっぺ
たにキスをした。
「タカちゃんはお顔もお洋服も、お耳もとっても可愛いですねぇ〜」
「ちくしょう、健…お兄ちゃんなんか、好きだけど嫌いだ…っく」
「よしよし、泣いちゃダメだよ〜」
僕はタカ兄ちゃ…年上の妹の頭をなでなでしてあげた。
(おしまい)
(本文ないです)
以上です。
猫耳メイドや体育着、スク水とかばかりに気を取られており
「女の子のポジションでカナリの萌え上位にくる『妹』を忘れるとは何事!?」
と愕然としてしまってましたw
>>245さんの思ってたのとは違うかもしれませんが、素敵キーワードをありがとうございます!
>>241さん
字書きとしては、読んでくださる方々(住人の皆さん)に女装っ子を責めつつニヨニヨ可
愛がっていただくのが目標なので、「俺」に調教されたいという事は…w
読んでくださりありがとうございます!
(本文ないです)
>>247の兄ちゃんのセリフ
「金額ない」ではなく「金額内」でした。
もうしわけない&脳内変換ヨロですノシ
テーブルの上に萌えフレーズを一つだけ置いておけば翌朝には萌え萌えストーリーに編み上げてくれる小人が住んでいるスレはここですね?
黒タイツ萌え。GJ!
いっそ下着まで女装して欲しかったw
257 :
245:2008/01/14(月) 14:41:33 ID:WnY4odBM
おおおおおおおおおおおおおおお
読んでゴロンゴロンもだえてしまいました!
本当に脳裡に浮かんだフレーズを書いただけなのに、
本当にありがとうございました!!!
(1/2)
叔母が家を出て以来、それまで自分を取り巻いていた世界は変わった。
小学校の中学年にもなれば、身体が変わらずともそれなりに男女を意識し始める。奇し
くもちょうどそんな時期に、無条件に自分の容姿を「可愛い」と称賛してくれる存在も、
自分を飾るものも成長につれなくなった。
もちろん両親は少ないはずの時間をやりくりして息子に愛情をかけてくれたが、自分が
欲しかったものとは何かが違った。息子を女の子として扱うなど、ありえないことだから
無理もない。
「豊クン、カッコいい!」
「須藤はクラスで一番女の子にモテるんだってさ」
ませた子供の発言に大人は苦笑し、自分はその言葉に引っかかりを感じつつも、誰の機
嫌も損ねないよう何も言わずにほほ笑むことにした。
一人っ子なのもありあまり突っ込んだ付き合いをしなかったのも、男女から羨望のまな
ざしと、嫌がらせを受けない程度の嫉妬を集めていたのだと思う。
γγγ
「カッコいい」という言葉に違和感を覚える理由をはっきりと自覚したのは、四年生の
秋だった。
当時クラスの誰も彼もが習い事だの塾だのにいくつも通っていて、自身が空いた時間に
趣味程度のピアノを教えるくらいだった母親も、成績に不安はなかったが息子が孤立しな
いようにと級友が多く行く個人塾に通わせ始めた。
自分はといえば、別に行きたくはなかったが親の言うことに間違いはないので、良いと
も嫌とも言わずに級友の背を追って駅前のそのビルへと入った。
(2/2)
塾の講師はいかにも体育会系だったような、壮年の男性だった。
今思うと、幼女趣味というよりも単に女児への接し方が分からなかったのだろう。泣か
せてしまわないように、悪い噂を流されないようにと女子に対しては慎重すぎるほどに彼
は「優しい先生」として振る舞った。
逆に男子にはそういった気遣いは一切せずに、感情を込めずにただ提出してきた課題を
添削し、必要があれば間違いを指摘して「あとは自分で考えろ」と突き返すだけ。課題を
怠ければ、怒られていない自分まで怯えるような怒鳴り声で叱責した。
それまで出会った教師は厳しくとも甘くとも、自分を含め男女の区別はつけていなかっ
たように感じていたので、対象によって態度が変わるその講師は、ひどく恐ろしい存在と
して自分に刷り込まれた。
「須藤クンはいっぱいマルもらってるね!うらやましいなあ」
「すごいね」や「カッコいい」等と自分に笑いかける相手の方が、何もしなくても講師
に優しくしてもらえる彼女らの方がよっぽどうらやましかった。
「僕も、僕だって可愛がってもらえるはずなのに!」
声に出しはしなかったが、自分の凡ミスを冷ややかに指摘される度に、同じ箇所を何度
も間違える女子が優しく指導されるのを見る度に、問題を解きつつも頭の中はその思いで
いっぱいだった。
表向きには塾にも講師にも問題はなかったが、その学年が終わる頃ついに耐えきれず、
ある日の夕食後に親に頭を下げた。
「家で勉強を頑張るから、もう塾には行きたくない」
めったに物をねだらない息子の涙ながらの訴えに、両親は黙ってうなずき、母親は「ご
めんね」と優しく抱きしめてくれた。
妹が兄の女装現場を発見して、立場が逆転しちゃうSSが読みたいです。
261 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 17:23:38 ID:sESWmDEC
上下関係が兄>妹だったのに、女装趣味がばれて妹>兄になっちゃうわけだな
いいな、それ
そして、妹と妹の友達の奴隷になっちゃうとか・・・
って俺エロ漫画の読みすぎ・・orz
>>262 もしくは何かしら弱味を握られてとか
全校生徒の中で自分だけ男で女子に無理矢理女装で登校させられる……
いっぺん死ぬべきだな俺
>>242 ナマハゲバロスwww
たまたま見かけたのを使っただけなのか、
ナマハゲを求めて検索しまくったのかw
二人が割りと普通の友達っぽい雰囲気なのに萌えました。
>>258-
>>259 須藤きゅん最初の自発女装は小学生にまで遡るのかっ…!
>>264 そんで、何らかの事情で転学はできなくってお姉様(生徒会長)とかに、
「この学園の理念は『和を以て貴しとす』ですわ。女性ばかりのこの学園の和のために、
あなたも相応しい姿になさい!」
って強要されちゃうとか想像しますた(´д`*
昔途中まで読んだので、女子高に修行として女形の男が入学するってのがあったんだけど、
普通に男のままハーレムしてて、それはそれで楽しんだが「修行は!?ねえ修行は!?」
と切なくなったのを思い出した。
(1/2)
γγγ
中学に進学し、あいかわらず自分の容姿や成績をもてはやしてくれる女子らはいたが、
当然ながら「女の子」として扱ってくれる存在はいなかった。
日々の課題や任された委員会の仕事に忙殺されて、そんなコンプレックスを忘れかけて
いた頃、契機がおとずれた。
その時質問で職員室に入ったのに、課題の未提出者に催促してくれと教師に頼まれ、自
分は顔には出さないがあまり良い気分ではなかった。
「お前が言うと女子の頑張りが違うんだ」と冗談混じりのセリフに少し釈然としない思
いを抱きつつ、教室に戻る。
入った途端、休み時間とはいえうんざりするような喧騒が耳に飛び込んできた。
「うっわすっげうわーっ!」
「もう、あいつらマジ嫌なんだけどー」
部屋の真ん中に固まり何かを見ている男子らと、それを遠巻きにして呆れつつも興味津
々といった表情の女子たち。
次の授業が始まったら、少し時間をもらおうと決め席に戻ろうとした自分を、輪の中央
に居た一人が呼び止めた。
「あ、おーい須藤須藤!」
「田口、お前だけじゃないけど理科Bの課題、先生が出せって」
「あー、ごめんそれはまた今度!それよりさぁ、」
「おい、やめとけよ」
生真面目な自分が眉をひそめ教師に告げ口することを懸念したのか、別のクラスメイト
がたしなめるが、
「大丈夫だよ!須藤良い奴だもん!…でさ、女教師モノ興味ある?」
「教師…?」
うなずきも断りもせず首を傾げる自分に業を煮やしたのか、小学校から同じクラスだっ
た彼は手にしていた雑誌を広げ、中のページを見せてきた。
(2/2)
そこにあったのは、異常にスカート丈の短いスーツ姿の女が、学ランの少年(今思うと
青年だろう)の前にひざまずいている写真だった。
学ランは教室(と思われる)の椅子に座り、女の引き裂けたブラウスの中からこぼれる
豊かな乳房を、靴を履いたままのその足でたわませている。
「なっ…何見てるんだよ!」
「うわ須藤赤くなってるよ」
「かっわいー!」
「やだ、須藤クンにそんなの見せないでよー!」
こんな開かれた場所で、そんなモノを見せられたという羞恥に赤らむ自分の顔を見て彼
らは、そして周囲は笑った。
もちろんそれは嘲笑ではなく、予想通りの反応にからかうといった類のものではあった
が、恥ずかしい思いをしている自分を皆が見ているという状況に、なぜだかひどく興奮し
た。
そして写真を見せられた時、一瞬学ランではなく辱められている女の方に自身を重ねて
しまった自分に戸惑った。
お堅い黒スーツのスカートを足の付け根まで捲り上げ、彼女は設定的に教え子であろう
学ランにかしずいていた。
それだけなら硬質な印象を与えるだろう黒縁の眼鏡の奥から学ランを見上げる、隷属す
る者の瞳に、屈辱を与えられてなおモノ欲しげに薄く開いた唇に、わけもなく嫉妬してい
る自分が居た。
(…嫉妬……?)
「分かったから先生来るまでにちゃんと隠せよ。後みんな課題出せ課題」
反感を買わない程度に呆れた声で場を収めつつも自分の感情に困惑し、同時に小学生の
頃のトラウマが沸き上がるのを必死に抑えながら、不可解な気持ちの正体を探り心を鎮め
るために、あることを計画した。
γγγ
>>265さん
「ナマハゲを求めて〜」ってので、
奴隷にはなってるけど内心嫌いな「俺」にバカにされてムカつくから、デコメは送ってや
る!(頑張って作成)
→せっかくだからクラス連絡しつつ嫌なものにしてやる!(クラス委員の性)
→嫌な画像はどんなのにするか悩む(良い子だからグロ画像送るなんて思いつきもしない)
が、自分がナマハゲで小さい頃泣いたのを思い出し「Σ(゜∀ ゜*)これだ!」
…という女装っ子(自宅で女装してないけど)を想像しましたw
須藤はイザちょっかい出されなくなると、さみしくなっちゃうタイプとみた
(本文ないです)
「妹が兄の女装現場を発見しちゃって、立場が逆転」
な、なんか禁断の匂いだなあ(´д`*)
今さらながらギャグなのと、エロ無になってしまったのですが、楽しく書けました。あり
がとうございます!
>>260さん
もしよろしければドゾー。
(1/8)
「三条さん家のお兄さんは立派ね」
小さい頃から、私たちはその言葉を聞く度に誇らしかった。
兄貴が中学生で私が小学生、弟の幸二に至っては幼稚園の時に、親戚の家に世話になり
始めた頃から兄貴は私たちの両親代わりであり、何より私たちの兄だった。
一般センターで有名国立大学を一発でパスし、奨学生どころか優待生となることが決ま
った兄貴は、中学から新聞や郵便配達で貯め続けていたお金で私たちを連れて家を出た。
伯父さんも伯母さんも良い人だけど、だからこそその憐れみと優しさが居心地悪かった
私たちは兄貴の行動力に驚かされつつも、両親が死んでから初めて気兼ねなく「ただいま
」と言えることに安らいだ。
ちょっと自分の妹弟に対してだけ愛情過多というか、シスコンブラコンのケが激しいく
らいなんてこと…なくもないけど、まあ全体的に見て私たちはうまくやってきた。
兄貴は立派だ。他人の知らないところで、彼がどれだけ努力してきたか私たちは良く知
ってるし、私たちの知らないところでどれだけ彼が大変な思いをしてきたのかも知りたい
と思う。
幸二はまだ中坊だけど、私は後見人の同意さえ得られれば結婚できる年だ。兄貴の言葉
に甘えて勉強は続けさせてもらうけど、その重荷を少しくらい分けてもらったってバチも
当たらないだろう。
兄貴の誕生日が近いので、その言葉とともに送るプレゼントをどうしようか考えながら
帰路につく。
平日の真っ昼間に制服でぶらつく私を、散歩中のじいさんがうさんくさげに見てくるん
だけど、今日は急に生物の先生がノロでダウンして下校だなんて知るよしもないから、ま
あいっか。
妹や弟に温かいご飯を食べさせるため、午前の最初の講義を受けたら家に帰り、私たち
が箸をつけてから大学から特別に二部に回してもらった授業に向かう兄貴。
今日はいっぱい手伝ってやろう、野菜炒めしか作れないけど。
そう思って、いい年して寄り道もせずに家の前に着いた私は、インターフォンを鳴らし
た。
(2/8)
よそ行き声の誰何に「ただいま」って返したら、兄貴はどんなリアクションをするんだ
ろう。
そう思ってたら、スピーカーからの応答の代わりに、小走りにこちらに向かってくる足
音がした。宅急便か集金でもくる予定だったのかな?不用心だなあ。
冗談で「金を出せ」とか言ってやろうか考えてたら、ガチャリとドアが開き、
「はぁ〜い!ご苦労さまで……」
「す」と、最後までルージュを引いた唇が紡ぐことはなかった。
見知らぬ女が、目の前に出てきた。
その瞬間私が思ったこと。
一、間違って違う部屋に来てしまった。
残念、斜め上のネームプレートにははっきりくっきり兄貴の字で「押し売り勧誘かどわ
かしお断り・三条」と書かれている。
二、兄貴の彼女。
私の彼氏に少女漫画のライバルのような圧力をかけてきた彼には、早いとこ女でも作っ
て欲しいと思ってたところなので諸手を挙げて大歓迎なのだが、平素のフラグクラッシャ
ーぶりから考えて、ちょっと無理がある。
何よりかにより、無視しがたい直感が私の仮説をことごとく否定していた。
「……伸子?」
ほらね。
モデルのような長身にハイネックセーターとスカートを身に着けて、栗色のゆるふわロ
ングヘアを髪に垂らした女は、間違いなく兄貴だった。眼鏡はかけてないけど、二次元キ
ャラではないのでそれくらいで分からなくはならない。
こんな時、私はどうすれば良いのだろう?
「…えーと、もう一度ピンポンする?」
妹の苦肉の策に、女、もとい兄貴は首を振って私の腕を掴むと、そのまま中に引きずり
込んだ。
「……おかえり」
玄関のドアを閉めてからそう言った兄貴に、その間固まっていた私の舌が動き出す。
「な、なななななんなの兄貴!?それ、何の冗談?」
靴を脱いで上がりながら必死で軽い感じに尋ねるが、顔面の筋肉と言う筋肉が引きつっ
てしまい大変なことになっている。
(3/8)
「冗談じゃないよ」
私の目を見て短く答える兄貴。兄貴のスカート姿なんてものを見るのは、高校の頃創作
劇「ロミ子とジュリ男」で男の体になってしまったお姫様役をしてた時以来だ。
「意外にハマってる」と幸二と爆笑したが、今は爆笑どころではない。ある意味笑うし
かないが。
顔を飾るのはやや濃いが決して下品でないメイクに、自然な栗色のウィッグ。マダムキ
ラーな兄貴の顔に、今はどこぞの令嬢のような華やかさがある。
たまに、ごくたま〜に覚えのない場所にファンデ跡らしき色があったり、私の髪にして
はクセのある毛が洗面所に落ちてたりしたことがあったが、これか?
均整のとれたボディラインをアピールするような、薄手のハイネックセーターの胸元に
も自然なふくらみがある。身内じゃなかったら野郎と分からないどころか、思わず振り返
ってしまいそうだ。
足元は上品なシフォンの膝丈スカートに、蝶の模様がふくらはぎを飾るストッキング。
こりゃア○スイか?金かかってんな。
兄貴の本気具合に打ちのめされている私を、さらなる責めが襲った。
「冗談じゃないぞ伸子。俺はお前と幸二の次に、女の子の格好するのが大好きなんだ!」
腰に手を当て盛大なカミングアウト。小学生の頃親が居ないのに引け目を感じたあの頃
の自分はちっぽけだったなあ、うん。
「…って、威張っていうことか!……ぁ?」
ピンポーン。
近付く足音に動きを止めると、インターフォンの音と「三条さん、お荷物でーす」とい
う男の声。
刹那、
「あ、はぁ〜い!」
さっきより二オクターブ高い声で兄貴が応え、私を押しのけて玄関に出た。歌手の物真
似が上手いとは思っていたが、そんな才能をここで発揮しないで欲しい。
「毎度どうも」
玄関を開けると兄貴より少し年上っぽい兄ちゃん。ムキムキだけど、兄貴に向ける馴々
しい笑顔が「奥さん米屋です」と言い出しそうな伊達男だ。
(4/8)
「いつもありがとうございまぁす!」
代引きなのかお金を出す兄貴の後ろに立つ私に、兄ちゃんが気付いた。
「あ、妹さんですか?」
「ええ。ほら、ご挨拶なさい」
優雅に振り返りほほ笑む兄貴、設定的には姉貴。
「こんにちは…」
「お姉さんに似て、可愛らしいですね」
「もう、お上手なんだからっ」
下心見え見えな配達員のセリフを軽くあしらう兄貴。おっとりしたうら若きレディー(
死語)っぷりに、私も米屋(設定)とは別の意味で悩殺だ。
「それでは、また!」
永遠に訪れない昼メロ展開を期待している兄ちゃんを見送り、受け取った小包を持って
リビングに向かう兄貴を無言で追う。
ローテーブルに包みを置くと、カーペットに座る私の方をパッと見た。
そして、
「バレてしまっては仕方がない。見よ、妹よ!」
言ってグワッとほわほわシフォンスカートの裾を捲り上げた。
「……うわぁ」
中身を見た私の第一声は、そんな無感動なものだった。人間、何事も度を超すとこうな
るものなのか。
ピンクのショートガードルは、やっぱりその道用なのか一物が見事に隠れている。いる
のだが…ガーターリングから垂れるストラップで留められた、ストッキングが描く脚線美
に気が遠くなりそうだ。
「どうだ!さっき届いた荷物にはバラ模様ストッキングもあるぞ!」
「…てことは、上も?」
「やだ、伸子ちゃんったらダ・イ・タ・ンっ!」
「要らんわバカ兄貴!」
スカートから手を離し、いそいそとセーターに手をかける変態を怒鳴りつけると、にわ
かに傷ついた顔を兄貴は浮かべた。
「やっぱり……175センチでクマさん刺繍のブラはキモいかしら…?」
言ってる事は変質者極まりないのだが、すっかり乙女になった顔でそんな表情向けられ
ると困る、非常に困る。
(5/8)
「ぃ…いや、そんなキモいってほどじゃないと思うよ。ほら、さっきの配達の人だって、
ありゃあ兄貴に惚れてたね」
「やっだー伸子ちゃんたらっ!メグミちょー嬉しくってよ!」
火(バカ)に油(燃料)注いじゃったー!
というか何なのメグミって!?女装名までちゃんと付けちゃってるの!?
大喜びの元・恵一さんがひとしきりピョンコラ飛び跳ね終わるのを待ってから、私はで
きるだけ冷静に尋ねた。
「兄貴、あたしたちできる限り受け入れるよう頑張るから正直に言って?ぶっちゃけゲイ
とかオカマとかなの?」
「何言ってるんだ。俺は伸子や幸二以外の男女に興味はない!」
「じゃあなおさらおかしいよ絶対!なんでそんな格好しちゃうのさ!?」
「だってこうしたいんだもん、仕方ないじゃん!」
一年次の兄貴にくっついてった、偉い教授のフロイトの講義を思い出す。えーと、これ
はナニ期に失敗したらなるケースかな?
とりあえず学業人物ともに優秀な兄貴が、こんな変わり果てた…美女に変わるような事
例は聞いたことがない。
「そこで妹よ、これを見て逃げてくれなかったよしみで頼みがある!」
秘密の楽しみを暴いてなおお元気なことだ。
「……なに?」
「俺の…メグミのお姉様になってくれ!」
最近のノロウイルスは、聴覚にくるのかな?なんか胃と頭が痛くなってきた上に、幻聴
が聞こえるよ。
「…何だって?」
「俺だって『お姉様』とか『〜〜でよろしくってよ』とか言ってみたい!」
いや、それ女でも言わねーから!
メディアの刷り込みですっかり勘違いしているバカ兄貴は、両手をぐーっと握りしめて
ふるふるしながら目に涙を浮かべている。キリッとした切れ長の目がそんな弱気な表情を
見せることは、たぶん私の前では初めてだ。
ぐらっ。
不意に目眩を覚え、私は頭を抱えた。
(6/8)
「あれ?伸子どうしたの?」
どうしたもこうしたもないだろ。ずっと私たちを守ってきた兄貴が、大好きな兄貴が初
めて私だけに頼みごとをしてくれたんだ。
私はもう大きいから、兄貴の重荷を、兄貴の願いを…
「…って、そんな頼み聞けるかーっ!」
それは社会的にとか経済的にって意味だ。間違ってもこんな変態趣味を助長させるため
に、私の健気な妹心を無駄にしてはならない!
気圧されてはダメだと睨みつける私を、女の顔をした兄貴は静かに見つめ、
「……そっか」
ドラマに出てくる美しき未亡人のような、ちょっと寂しげな笑顔を浮かべた。
「わかった。じゃあお姉様ごっこは諦める。変なこと言ってごめん」
やけにあっさり引いて、兄貴は栗色の頭を下げた。
そう、断れば良かったんだ。そうしたらまた元通り私たちは普通の兄弟で、また元通り
兄貴は一人の時に女装して……え?
ちょっと待て、私が断ればこの変態はどこへ行く?
また今日みたいに何かの加減で、今度は幸二と対面しちゃったりしたら…?
私の脳裏に、背徳とかキンシン何とかいう言葉がよぎる。
まだ女の子にそんな免疫がないだろう弟に、この悔しいけどビジュアルだけはポワワン
お姉様系色香に対抗できる理性はあるだろうか?
ならばそれに押し切られない自信のある女の私なら、妹の私なら…
「…わ、わかった!付き合ってあげるよその変態ごっこに!」
「ほんと!?」
私の胸の裡も知らず、パッと花咲くような顔をする兄貴。
「ただし!あたしと一緒に居る時だけにして、幸二には絶対バレないようにすること!そ
うしないと幸二と一緒にきょ…兄弟の縁切ってやる!」
そんなことできるわけない。ちくしょう、声が震えちゃったじゃないか。
(7/8)
「わ…わかった」
真剣な表情でコックリうなずく兄貴。その服装と化粧がなくて眼鏡かけていればいつも
の自慢の兄貴なのに。
うん、「たられば」が多過ぎるのは承知している。
「じゃあ、さっそく言って良い?」
ウキウキが押さえきれないのか、夢見る少女のように胸の前で指を組む兄貴に、私は引
きつらないように注意しながら笑みを向けた。
「さあ、どこからでもかかってきなさい!」
ええい、どうにでもなっちまえ!
シャドーの濃淡バランスが絶妙な瞼を伏せて深呼吸した後、兄貴は身構える私の目をじ
っと見つめた。
「……お姉様?」
コンタクトをつけてないのか、焦点の合わない目はふわふわと頼りなげなオーラを放っ
ている。うぅ、これに弱いから私は後輩に懐かれるのか?
「な…なぁに?メグミちゃん」
「やだ、お姉様。メグって呼んで」
あだ名まで設定済みかい。
「め……メグ?」
「きゃ、お姉様ったら!」
頬をほんのり薔薇色に染めた兄貴はたおやかな仕草で膝をつき、私にもたれかかってき
た。
ほわん、と化粧品以外の良い匂いがする。
「兄貴」の顔で私や幸二を抱きしめてくれる時とは違って、ちょっと遠慮がちに肩に指
を置かれた。
「ど、どうなさったの?メグ」
もっと女らしい言葉遣いをしなさいと小学生の頃から言われてきたが、発表会とか以外
で自分から意識して話すのは初めてだ。
「抱っこして。お姉様」
言って、私の着ている制服のリボンあたりに顔を寄せた。何詰めてるのか、兄貴のセー
ターの下にあるフニフニのニセモノ乳と、彼氏以外には女子にしか揉ませてない私の胸が
ムギュムギュぶつかる。
「メグ、お姉様のことうらやましい。お姉様は可愛いし、お勉強もできるし、おっぱいも
おっきいんですもの」
あのー、なんかセクハラされてません?私。
(8/8)
「…まさか兄、いやメグ。あたしの居ない間に変なことしてなかったでしょうね?」
「いやだわお姉様。メグに妹の服が合うわけないじゃない」
兄貴がでかいのと自分が平均身長なのに、今は亡き両親に深く感謝する。
頬に当たるふわふわの髪の毛と、程よく甘い香水の香りにムズムズしてきたのを誤魔化
すように私は口を開いた。
「あら、メグちゃんだってすぐ大きくなるし…その、今のままでとっても可愛らしくって
よ」
なんだこの女言葉。
自分で自分に悶えたくなるが、兄貴は気にならないのかクスリと小さく笑った。
「うれしいな…お姉様、大好き」
普段ではありえない、低い位置から聞こえる兄貴の、いつもと違う声。抱きしめた腕か
ら、密着した胸から伝わる声。
「…それに、メグはとってもお利口さんよ」
わずかに濃くした睫毛にかかる前髪をよけてやると、兄貴が私を見上げてきた。
「…お姉様。お姉様は、メグのこと好きですか?」
わずかに震える声と、私の肩にかけられた指。
「……ええ、もちろん」
この言葉に嘘はない。
腕の中の兄貴の姿に嘘はあっても、私の気持ちに嘘はない。
「あたしも、メグのこと大好きよ」
一瞬とても複雑な表情を浮かべてから、兄貴はとてもきれいな笑顔を見せてきた。
「お姉様、好きよ。大好き」
頬ずり(非常にすべすべしている)してくる兄貴の背を撫でてやりながら、私は誕生日
プレゼントは女物のオーデコロンだな、と思っていた。
この「妹」に、ジ○ンシーはまだ早い。
(おしまい)
(本文ないです)
下克上っぽいのが好きなのですが、女装っ子が攻めまくったり相手が弱気っぽいのも好き
なので、妹をヘタレにしてみますた。
「妹が兄の〜」だけ読んで妄想したので、イメージと違ったらスマソorz
秀才のインフレがひどいのは「権威の失墜」とか「あんなイケメンがこんな事を…!」っ
ていうギャップが好きだからなのですが、今度は別に普通な女装っ子も書いてみたいぞ!
とネタをこねくり回してますので、もし良かったらまたお付き合いください。
休みが重なったのと萌えたのとで、自分がネタかっさらってしまいましたが、
どうぞ他の方もお気になさらないでくださいorz
(自分だけ楽しんで申し訳ない)
読んでくださり(レスくださり)ありがとうございました!
またスゴイのキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
なんたる速筆GJ!
284 :
260:2008/01/16(水) 01:57:20 ID:GyR8HGfo
自分のエロ妄想をまさか書いていただけるとは・・・
感謝です!
>>270 中の人、レストン!
何から何まで萌えっ子だ…
そうだよね、こんな可愛い子が女の子のはずないよね。
あー、同人誌作りたくなってきたwww
(1/2)
その月は土曜日も両親は仕事で、日中は自分一人が家に残っていた。
普段は宿題の後ぶらぶらと本屋に行ったり、気が向けば中古ゲームを買ってきたりとし
ていたのだが、その日だけは先約があった。
別に休みに自宅にどれだけ居ようと構わないのに、これからやることを思い緊張しなが
らハウスキーパーが掃除を終え出て行くのを見送った。
彼らが忘れ物をしてないか確認してから、入らなくなって久しい部屋へと向かう。
開けた扉は少女趣味なプレートのかかる、人だけが居なくなって何年も変わらない叔母
の部屋のもの。
「別に客間もあるんだから、あの子がいつ帰っても良いようにしときましょう」と、義
妹の実の兄である夫にきっぱりと宣言し、母親が家具もそのままに掃除だけをさせている
のだ。
それでも生活臭のないせいでわずかにほこりっぽい絨毯を、自分の足はそろりと踏みし
めた。
その懐かしさと、今や連絡もろくに取れない叔母への恋しさに涙すら出そうになったが、
そんな感傷に浸るためにこうして入ったのではない。
「お邪魔します」
間抜けなセリフとともに、クローゼットの戸を開く。目当ての物はすぐに見つかった。
それは、叔母が高校生の時着ていたという制服だった。
自分が着たそれより少しだけ色のあせた、白いセーラー服。紺色の襟には三本白いライ
ンが入っていて、赤いスカーフとともにその学年を表すのだと、聞いた覚えがある。
スカートをかけたハンガーから外し、手に取る。久しぶりに間近で見るセーラーカラー
と、クローゼットと防虫剤の匂いに混じってかすかに残る叔母の懐かしい香りに、鼓動が
早まった。
(2/2)
そっと持ち上げ、胸の前に合わせてみる。
若い頃から彼女は背が高かったのだろう、小柄な自分は十分この身を収めることができ
そうだ。
部屋着のポロシャツを脱ぎ、スカーフとファスナーを緩めたセーラー服の上をかぶる。
布や脇腹の皮膚を挟まないよう、クローゼットに付いた鏡を見ながらファスナーを閉め
直し、どこか知らない校章の付いたループにスカーフを留める。
いい年して母親の剃刀で十分処理できる薄いひげや体毛も、合宿先の大浴場ではないこ
の場では、自身の背を押す材料でしかなかった。
着ていたジーパンや靴下を脱ぎ、女学生服に一番違和感がなさそうだと、自室から持っ
て来たハイソックスを穿き、凹凸のないふくらはぎを包んだ。
冬の間防寒のためにズボンの下にあったこれを、今日は見せるために身に着けるのだと
思うと指が震えた。
多数の生徒に着られることを想定しているためかスカートのウエストは緩く、腰骨でど
うにか一番細いところが引っかかる感じだった。細身の叔母もきっと今の自分のように、
ホックを留めても落ちてしまいそうなスカートに手を焼いたのだろうか。
せいぜい上半身しか映せないクローゼットの鏡を見ないようにしてその場を離れ、部屋
の隅に置かれた大きなスタンドミラーの前に立つ。
叔母が高校生になった時、祖父母がプレゼントしてくれたのだというその姿見は、縁や
裏側に凝った彫刻が施されていて、自分も幼い頃叔母の服を着てその前に立つ度に、おと
ぎ話に出てくる鏡みたいだと思ったものだった。
震える両手を叱咤しながら、ほこり除けにかけられていた布を取り去った。
うわーー大好きだわこれ…
背徳の香りがたまらん…
初女装のわくわくどきどき感スバラシス
(1/3)
「……ぁ………」
かすれた喘ぎは、紛れもなく歓喜に満ちたものだった。
少し大きな制服に身を包む女生徒が、その中に居た。
かすかに震える膝が触れ、折り目正しいプリーツスカートがひらりと揺れる。それすら
もそれを着ているのだという、自分を喜ばせるもの以外の何物でもなかった。
倒錯した昂揚を、薔薇色に染まった頬は如実に現していた。
苦労しながらほんの少し口角を持ち上げると、まるで着慣れない制服に緊張しながらも
はにかむ新入生のようだ。清潔感のあるショートカットが、やせっぽちの身体や強張る笑
顔を幼いものに見せている。
『ゆうちゃんは可愛いねえ』
『よく頑張ったね』
『おりこうさんだねえ』
少年の自分には向けられなかったかつての講師の言葉が、少女の姿形をした今の自分に
は与えられる価値がある。
自分には可愛がられる、愛される根拠があるんだ!だってほら、セーラー服もスカート
も、赤いスカーフだってこんなに似合っているじゃないか!
両親の帰宅に間に合う時間になるまで飽くことなく自分の姿に見入り、アラームの音に
驚いてようやく自分が長時間姿見の前に立っていたことに気付いた。
未練がましくゆっくり着替えていたら、自分の性器が勃起していた。淫らに熱を持ちヒ
クヒクと脈打つそれに、自分のものながら困惑する。
性欲に乏しいと思っていた自分の、紛れもない悦楽の萌芽を見つけ、ここで初めて、ほ
んの少しだけ罪悪感を覚えた。
(2/3)
γγγ
叔母が結婚した時とは別の意味で、自分の世界は変わった。
学業に支障のない範囲で、自宅で一人の時間さえできればセーラー服をまとい、鏡の中
の自分の姿や立ち居振る舞いの「女性としての」違和感を減らしていく努力をした。
今までたいして気を使わなかった肌の手入れを、「年頃だから、身だしなみに気を使い
だしたのね」と周囲に怪しまれない程度に始めた。その影では、母親や同級生の女子の仕
草やネットで情報収集し、ほんの少しずつ母親の化粧品を使いこなせるよう、容貌に合っ
たメイクを覚えるようにした。
髪を伸ばしだしたのも、周囲には「セットが楽だから」と「真面目な須藤クンの意外な
一面」を垣間見せることで誤魔化し、その影では鏡の中の少女がより女性らしくなってい
くことに酔った。
ジャージや大きなコートを着て校外活動なり街を歩けば、声をかけてくる同年代や年上
の男に苦笑しながら首を振り、愕然とされる度に笑う周囲に覚られないよう満足感に浸っ
ていた。
(3/3)
秋波を投げかける女性では満たされない。頬を染め身を乗り出してくる、自分の見た目
を性愛の対象としてくれる同性の視線が欲しかった。
自分は同性愛者なのかとも思ったが、試しにそういったモノをネットで漁り見てみても
逞しい肉体や精悍な顔を見て食指は動かされなかったし、肛門に性器を突き入れる画像は
最後まで見ることができなかった。
あくまで女の姿をした、魅力的な女性として扱われる自分に興奮するということが分か
り、自身に呆れつつも安心した。
これならばれない限り、他の誰も、自分さえも傷つけることなくこの秘密の遊戯を楽し
むことができるからだ。
うまくやる自信はあった。どういうわけか中身まで要領良く生んでもらったおかげで、
短い人生であの塾時代以外に挫折した経験は一度もない。
「きみ、可愛いね」
「彼氏待ち?もし良かったら…」
「すみません、ちょっと時間ある?」
「えっ!?男なの?」
「須藤…さん、でいいのかな?」
「ちくしょう、だまされた!」
困ったようにはにかみ、周囲にとりなしてもらう。「まいったな」等と言いつつも、胸
の内では達成感にあふれていた。
エロパートじゃないのに読んでるだけでおっきした ふしぎ!
女装の背徳・倒錯・興奮が詰まっている。
素晴らしい。
GJ!
(1/2)
γγγ
スカートの中、下着の下にまで手を伸ばし、みずからを慰めるようになったのはいつか
らだろう。
雑誌や画面の中の女性でなく、女の格好をした自身に欲情するという自分の悪趣味さに
負い目を感じつつも、その後ろめたさがかえって気分を盛り上げた。
「は……っ…あふ………っ」
大きな鏡の前で下着を下ろし、セーラー服の上下を着たまま屹立した性器を一心に擦る。
セミロングの黒髪を汗で頬に貼り付けて、汚さないようにとスカートの裾を咥え、みず
からの男性器を扱く少女というその異様な姿を、鏡面は偽りなく映し出していた。
「ぁ……あ…ごめんなさい……っ!」
妄想の中で自分はたいてい誰かに罵られ、その相手に許しを乞うていた。
それは学校で自分に頼りつつも気安く笑いかけてきた級友であったり、自分の発言に眼
鏡の奥の目を細めた厳格な教師であったり、果ては自分に憧憬のまなざしを向けた女生徒
であったりした。
『すました顔しているくせに、そうやって女の格好して…気持ち悪い』
『目をかけてやったのに、どうしようもない変態だ』
『うわぁ、幻滅…』
色事に乏しい自分の語彙では、この程度で自身を責めるのが精一杯だ。
「可愛がられたい」という願いがどういうわけか歪み、こうして自分を苛み辱める事を
求める。これはきっと、あの時見せられた写真のせいなのだろう。
「あぁ……そう、そうなの…」
教科書の朗読にはともかく、演説には向かないと評された声で、衣装にふさわしい、女
のような口上を紡ぐ。
「ゆるして…お願い、出ちゃ、う……っ」
居もしない誰かに媚びを売るような色に自分で怖気が走るが、同時に今まで味わったこ
ともないような興奮を覚えた。
(2/2)
当時から目に焼き付いて離れない、辱められてなお教え子を求め、被虐に酔いしれる女
の顔を思い浮かべ、空いた手でセーラー服の上から胸をさする。
うっすら筋肉がのっているだけの、つまらない胸板。写真のように踏みつけられたり、
ネットで見た画像のように乱暴に揉みしだかれてみたらどんな感触だろう?どんな気持ち
になるのだろう?
分かるはずもないが、それでも下着を着けていない素肌に服越しに触れると、自分の手
ではなく誰かに撫でられているようで、ゾクゾクとした。
あれらに出ていた女性ほど大きくはないが、乳房よりはそれに近い乳頭に布地が擦れる
と、ピリッとした甘い痺れが背筋を這い上がる。性器を扱くのとはまた違った刺激を、夢
中になって求めた。
「…ぁ…もうだめ、あ……ぁ…っ!」
甘やかな夢想に耽りながら、今日もまた汚らわしい欲望を放った。
(おしまい)
おまけ
某月某日。
須藤に『無双』で野球拳しようと言ったら、マジ切れでコントローラーぶつけてきた上
に泣きながら出て行ってしまった。
白衣の天使ルックのまま、どこで着替えたんだろう?
「純白の思い出を汚すなぁ!」とか、マジわけ分かんないし。
(ほんとにおしまい)
(本文ないです)
女装っ子の過去と目覚めは以上です。
エロ少ないのが続いたので、次回以降またエロ沢山書きたいです(´∀`*)
読んでくださり、ありがとうございました!
(本文ないです)
打ち忘れがありましたorz申し訳ナス
次回すぐに出すのではないのですが、女装っ子に着せるモノでネタ二つ分迷ってます。
・ブルマは紺か赤か。
・文化祭でありがちな喫茶店のミニスカエプロンドレスの色で、
白かピンクか水色(すべてパステルカラー)のどれにするか。
(メイド服はまた別の話で使いたいので、ウェイトレス制服のイメージでお願いします)
これもまた希望なければこちらで決めて投下しますので、もしご希望があったらお願いします。
(ブルマ、ドレス共に該当箇所までに多かったものにします)
それでは何レスも失礼しました。
紺!紺でお願いします!
エプロンは水色がいいな。下着とかでピンク着てるし。
まぁ何色だって須藤君には似合うんだけどw
ブルマは紺、2本ラインで(1本でも)
あと、ウェディングドレスとか・・・いえ、なんでもないです
(本文ないです)
「偽装彼女」の続きです。小ネタよりも「偽装」の話題が含まれます。
「偽装〜」がちょい長くなったので、もしこちらから読まれる方へ↓
概要
イケメン優等生な須藤くんのMっ子女装趣味が、ひょんな事からクラスメイトで精神的S
な「俺(村瀬)」にバレてしまい、色んな意味で可愛がられる話です。
今回からしばらくは女装描写薄いですが、ご了承ください。
(1/3)
13日ではないけれど、ついてない金曜日だ。
しばらく予備校漬けになった後久々にバイト先に行ったら、シフトを勘違いしていた。
今月はまだ入ってなかったらしい。
高校から電車に乗ってまで無駄足踏んでしまったことと、それならもっと平日は緩やか
な時間割を組むんだったと少し後悔したが、しばらくは平日遊んで帰れるとポジティブに
考えることにした。
が、歩きながら見えた駅前のドラッグストアの看板に、前の彼女の下着やら化粧品やら
といった私物がまだ俺の部屋に残っていたことを思い出してしまった。
バイト先で知り合った、学校は違うけど同い年の彼女。あちらは先に辞めてしまったが
、この駅で一人暮らしをしていた彼女とはそれなりに刺激的な付き合いを続けていたのだ。
俺的地雷をガッツリ踏みまくってくれた挙句、あちらも俺にブチ切れて衝動的に別れて
しまったままだったのを、一週間近く経ってようやく実感した。別れた直後に、立て続け
にイベントがいくつも起こったせいだろう。
イベントの内容を思い出してニヤニヤしつつも、置いてかれたのを勝手に捨てちゃあマ
ズいかなあ、でもぶっちゃけウザいからどうにかしたいなあと気分は沈み気味で駅構内に
入ろうとした途端、
「あ」
「あ」
前カノご本人とご対面してしまった。
しかも相手は彼氏連れ。別れて何日もしないうちからなんて、どんだけだよ。
…まあ、俺も他人のこと言えないけど。
このまま人違いを装うこともできるが、せっかくだしお互い清算しとこう。そう思って
俺はにこやかに声をかけた。
「あ、マミちゃんおひさー!」
「知り合い?」と俺を警戒しつつ尋ねる男と腕を組んだ彼女は気まずげな表情。あー、
こりゃあこっちに有利だわ。
(2/3)
「あれ、覚えてる?村瀬だよムラ!」
一週間前は目の前の男ポジションだった片鱗も少しも見せずに、他人行儀にニッコリ笑
う。気まずさに引きつる笑顔を無理やり浮かべた彼女は、「前のバイト友達」と彼氏に耳
打ちした。
「ま…まだバイトここだったっけ?」
「うん、今日はシフト確認だけだけど…彼氏さん?お初でっす!」
俺のチャラい愛想笑いに、身構えてた男はぎこちなく「どうも」と返してきた。余裕な
いなあ、こいつ。
「いやーでもマミちゃん彼氏居たんだ!仕事中そんな素振り見せてなかったから、うっか
り合コン誘うとこだったよ、良かったー」
「そう、なんだ…ゴメンねー」
はた目には和やかな友人同士の再会を演じつつ、俺は本題に入る。
「あっ!そうそうせっかくだから今聞きたいんだけど、マミちゃん辞める前マンガ貸して
くれたじゃんマンガ。あれさー皆で回し読み又貸ししてるうちに誰が誰んトコにあるか分
かんなくなっちゃって、何冊かはロッカーに残ってんだけど、どうしたらいっかな?」
「マンガ…?」
怪訝な顔をするが、俺の目を見て何か察したみたいだ。
「あ、ああ!アレね!思い出した、うん!」
「なんならバイトん時回収してポストに届けるけど…マミちゃん家この辺だったっけ?」
彼氏の見ている前で腹を探り合う元カレカノだなんて、笑えない。
「…もういいからそっちで処分してよ。あたしもムラ達から借りたMDか何か、又貸しし
ちゃってワケ分かんなくなっちゃったし」
「りょーかい。んじゃ、邪魔してゴメンね〜!」
「またねっ!」
「また」が来ないことはあちらもこちらも承知済みだが、俺たちは互いに作り笑いを浮
かべ手を振った。
振り返りもせず改札を通りホームに着いてから、やっと俺は顔を楽にした。気分にふさ
わしい仏頂面。
「………ぁー」
色々いたしてた相手捕まえて言うのも何だが、見たくもない顔見ちゃってマジ落ちたわ。
(3/3)
まったく変わらない、腕組んだ相手に媚びまくりなエロ女。
大きな胸と、ちょっと気が強いトコが良いかなと思って付き合い始めた気がするが、ち
ょっと実感わかない。
なかなかエッチさせてくれなかったから意外と処女と思ったら、単に俺の身体値踏みし
てたみたいだったとか、いざ一回ヤったら会う度に部屋連れ込んでケツ触ってくるわ、あ
んまりアレな顔で「イヤイヤ」いうから萎えて止めたら逆ギレするわ……なんであんなん
と付き合って楽しんでたんだ?俺。
実質的にすでに別れていた相手について残ったのが、あんまり嫌な思い出ばかりでイラ
ついたので、俺は携帯を取り出した。
強制的に入手した番号にかけるのは初めてなので、着拒されることなくつながる…あれ
?留守電かよ。
「はーいユカちゃん?こないだの記念写真これから送るから、ちゃんと見てね〜!」
メッセージを聞くのと、嫌々開くメールを見るのとどっちが先になるんだろう?相手の
反応を想像してみると、数分前に事実上にも終わった関係なんてどうでも良くなった。
送る画像は、先週の日曜に撮ったもの。
明るいファミレスの座席で、中にはエロ下着しか身に着けていないのを、羽織ったコー
トの前を開いてカメラに見せつけているという「それなんてエロゲ?」なシチュエーショ
ンな代物なのだが、特筆すべきはその配役だ。
羞じらいつつも被虐の悦びに上気した頬も、サラサラの黒髪の下から覗く、涙をいっぱ
いに溜めた大きな瞳も、ブラの意味をなしていないフリルの枠に縁取られた、ぷっくりと
色付いた乳首も、薄いパープルが淫靡に映える白い肌も、すべて女性のものではない。
凹凸のない滑らかな胸板や、ショーツから飛び出した無毛の勃起ペニスや睾丸が、被写
体が紛れもなく男であることを証明していた。
そして俺は、こうして公共の場で倒錯的な姿をさらして欲情しているのが、クラスメイ
トにして誰もが羨むイケメン優等生の須藤豊だと知る、本人以外で唯一の人物だった。
яяя
(本文ないです)
度々間違い失礼します、
>>298のレス内、
白かピンクか水色
じゃなくて、
白(基調) に ピンクか水色
でしたorz白にエプロンじゃマッチロケじゃないか。
そんな中ご回答ありがとうございます!
>>301さん
赤にしろ黒にしろ、二本ラインは入れる気満々でしたw
あまりのど真ん中具合に、寝てる間に自分でレス書いたか!?と思いましたw
ウェディングドレスも萌えますな(´д`*書いてみたいです。
>>302さん
ご回答どころか画像までありがとうございます!
上の画像は「お姉ちゃんのイケナイ保健体育」なんてベタなタイトルが頭をよぎりましたw
下の「お客様」は是非次回以降ネタにしたいです。
(本文ないです)
これから投下するのは「偽装〜」キャラのウェディングドレスネタです。
エロなしで女装っ子暴走になりましたがもしよろしければ。
>>301さん、素敵ワードありがとうございました!
投下中の「協定〜」もエロまでが長いので、次の小ネタはエロ沢山にしたいです。
(1/3)
ベールもブーケもないが、本物なのだ。
レンタル落ちで格安だったウェディングドレスをクリーニングしてもらって、真新しい
色になったそれを須藤に着せた。
背中とウエストに編み上げるような赤いリボンの飾りがあって、奴の白い肌と艶やかな
黒髪とあいまって「白雪姫」なんてベタな単語が頭をよぎったくらい可憐なデザイン。
背中のファスナーを身体の硬い奴の代わりに上げてやりながら「すげー可愛い」とかか
らかってた時は、いつも通り顔を赤らめて「ふざけるな」とか言ってたはずだ。
長い裾に動きづらそうな奴を机の上に置いた鏡の前に座らせて、俺は洋風かんざしとい
うか、針金を折り曲げたようなヘアスティックを手に後ろに立ち、奴の髪を飾ってやろう
と手櫛で解かしていたのだが。
気付けばさめざめと涙する彼が、俺がまとめ髪のバランスを確かめようとして見た鏡に
映っていた。
別にやらしいことしたわけでも、とりたてて言葉責めしてやったわけでもない…という
か、それはこれからだったのだが、何の具合か花嫁姿の優等生は俺に髪を触らせたまま泣
いている。
はじめは髪の毛を引っ張りすぎたのかと思ったが、痛い思いをさせるのは趣味ではない
ので慎重にやっていたから、それはないだろう。
だったら純白の乙女の夢を叶えてしまった自分に悲しくなったのだろうか?いやいやそ
れでは一番始めに着せられた時点でアウトだろうし、今の状況以上に泣きたくなるほど恥
ずかしい思いは沢山させたはずだ。
とにかく、表向きは嫌々従っているはずの俺の前で奴が自発的に「いや」だとか「恥ず
かしい」以外の感情を見せることはなかったので、俺は柄にもなくうろたえてしまった。
(2/3)
「ど、どしたん?」
「………なんでもない…」
「いやいやそれなら聞かないって!」
「…ごめん……っ」
俺に謝るだなんて、これは由々しき事態だ。何か変なスイッチ入っちゃってるのか、し
ゃくりあげながらついに顔を覆ってしまう。髪をアップにするどころではなさそうだ。
そう思いつつも、泣き顔が絵になるだなんて創作の世界だけじゃなかったんだ!とひっ
そり感動してみたりしている。本人が気付かないのをいいことに、鏡で正面から、のぞき
込んで斜め上からと、世にも貴重なウェディングドレス姿の女装優等生の泣き顔というも
のを鑑賞した。
「…えーと、もしかして、先祖代々伝わる家訓が『ウェディングドレスを着たら勘当』だ
ったことに気付いたとか?」
「……ゃんが…」
「あ?」
「襟子お姉ちゃ……叔母と、さいごに一緒にいた時、これ着てたから…」
叔母って、こいつと俺の趣味のきっかけになったセーラー服の持ち主だったよな。「さ
いご」って、故人だったんですか?
便利キャラで終わると思いきや、どうやらこいつにとって重要な存在なようだ。そんな
大切な人のなら、俺なら着衣オナニーなんてできないんだけど、優秀な奴の考えってわか
らない。
「えーとその…なんだ、大事な人なんだなっ?」
黙ってコックリうなずく。顔だけ見れば、家族への感謝の手紙を読んだ花嫁のようだ。
「…あー……」
黒髪を一房手にしたまま、次の行動に悩む。
可愛い弟相手に血も涙もない姉貴に金払ってクリーニングしてもらったことを思い出す。
こいつの感傷なんて、あの女に借りを作ってしまった俺に比べたら一銭の価値もない。
俺は自分の手の中にある黒髪やスティックと、奴の片手で覆われた泣き顔とを見比べた
め息をついた。
(3/3)
そして、
「……っ!?…」
髪から手を離し、奴の頭を撫でてやった。
「やり方ど忘れしちゃったから、また今度な」
先程までと違い目的なく髪を梳いてやると、肩を震わせて「遅すぎだろ」と小さくつぶ
やいた。
うん、俺も珍しく言い訳失敗したみたいだ。
「初めての共同作業は新婦のチンコをふたりエッチです〜」とか、「ここで新婦による
キャンドルサービス!(白い火を噴かせます)」とかいろいろ考えてはいたのだが、今日だ
けはお預けにしておこう。
ただし、次回これを着せる時は今日の分もしっかり取り返させていただくが。
(おしまい)
おまけ
最近、土日やメール以外でやたら村瀬が関わってくる。
学校で妙に視界に入ってきてウロウロした挙句、「今日もリア充だね!」とよく分から
ないことをいって肩を叩いてくるのだ。当然無視すると、今度は「朝飯ちゃんと食った?」
とか周りを巻き込んで世間話を始めようとする。
隠しているはずの関係を匂わされているのかと、近付かれる度に内心ひやひやする。や
めて欲しい。
今日の昼休みなんか、珍しく図書室に来たかと思えばわざわざ俺に貸し出し手続きをと
らせた本を押しつけて行った。
あいつのことだから中学生が喜びそうなきわどい小説かと思ったら、「オーバー・ザ・
ロス〜大切な人を失った時に」とかいう、事故死や病死によって残された家族への心のケ
アに関する本だった。
ここ数年、遠縁の曾祖父以外に身内に不幸はないのに、新手のいやがらせだろうか?
腹は立ったが、夕食の時母親に襟子お姉ちゃんから届いた近況を教えてもらったので、
彼女に免じて忘れてやることにする。
相変わらず年に一、二回メールしかできないほど、毎日が充実しているようだ。
(勘違いはしばらくつづく)
村瀬、何気にいいヤツだなw
情が移ってきたというやつだな
数字板のいけない腐ったお姉さんたちが喜びそうなシチュだ
ウェディングドレスの調達までやってしまう辺りすでに填ってる気もするがw
しかし村瀬は器用だな、着付けやらメイクやら…
あれだ、将来はそっち系に進んだらいいんじゃね?
>>310 白は間違いとの事だけど、
以前見た白×白のエプロンドレスが萌えだった事を報告しておくw
(1/3)
そのまま留守電もメールもスルーされたが、見てもらえたことは翌朝教室で目が合った
時、奴が一瞬遅れて下を向いたことから確認できた。
月曜に「クラスメイトの須藤君」としていつも通り登校した彼は、土日のできごとが嘘
だったかのように皆に対しても、俺に対しても振る舞っていた。
話しかけられればその整った顔に笑みも浮かべるが、用事がなければ基本的に無関心。
開いた時間も黙って本を読んでたりという具合だ。なまじ顔がいいので、根暗どころか後
輩には「孤高な王子様」呼ばわりされる始末。なんでも王子王子つけるなっての。
午前授業中の休み時間に、朝家のポストから持ってきた模試結果を開いていると、その
王子様とやらが俺の机まで来た。ブレザーのボタンを開けていても、きちんと締められた
ネクタイのせいか折り目正しいスラックスのせいか、生真面目な印象が崩れることがない。
普段は互いに気にもかけてなかったのだが、日曜にセーラー姿で俺の家を出てから一言
も話してない彼が俺にどんな用なのか、非常に興味深い。
周りに覚られないよう、肩の力を抜いて奴を見上げた。
「…何?」
「沢田と矢野は?」
入学早々から女子とくっついたり離れたりを繰り返していてあんまり評判の良くない俺
と、教師のおぼえめでたい奴が向かいあったことに主に女子が注目していたが、優等生の
セリフに「ああ、また仕事か」と興味をなくしたようだ。
たしかに、女癖の悪評高い俺と「真面目な須藤クン」の共通項なんて、クラスが同じこ
とくらいしかないだろう。先週までは。
「知らね、便所じゃね?」
それこそ女子じゃあるまいし、つるんでるからって逐一居場所なんか把握してない。
「こないだの数Uの補習、課題出してないのに帰ったろ」
「あぁー…」
まさしく俺の手の内にある結果を出した、予備校の共通模試の日だった。放課後そんな
ものがあった気もしたが、そんなのより偏差値がしっかり出る方を優先して三人で下校し
た気がする。
(2/3)
「未提出者対象だって、知ってたよな?せっかく…」
「おい聞けよムラ!こいつ俺より英語できてんのにバックれてやがんの!」
男にしては柔らかな声色による厳しい詰問が、後ろからの声にかき消された。これで、
補習欠席者三名勢揃い。
「…あれ?須藤何か用?」
矢野の呑気な声に須藤が口を開く前に、俺が答えた。
「…これ。模試があったから、予備校の」
自分のと、横に立つ二人の持つそれを示すと、形の良い眉根を寄せる。アイドルのよう
な顔で、そんな悩ましい表情されましても。
「……予備校?」
ちらりと俺を見る目は、言外に日曜俺が話したことと、その真偽を尋ねていた。
あー、疑っちゃってるわけね。あの時呼んだ奴と違うから。
「ほんとだよ。俺だけ地元のトコだけど、三人とも同じのに行ってんの」
大手予備校の一つの名前を挙げ、嫌がる沢田と矢野の模試結果と俺のを名前の部分だけ
見えるように並べて見せると、表情を変えずに須藤が尋ねた。
「これがあったから帰ったって?」
「うん」
こんな言い訳通じるかは分からないが、単にサボりでバックれたと思われるのも癪なの
で弁解してみる。
「あー、まぁ俺らも何も言わないで帰っちゃったから、しゃあないけど」
どうやら責められているらしいことに気付いた二人もコクコクとうなずく。普段無口な
須藤君がご立腹なのはなかなか迫力があるようだ。
その模範生を女物の下着姿で泣かせちゃった俺には、いまいち分かんないけど。
俺の考えてることも知らずに涼しい顔をしたまま、須藤が口を開いた。
「…なんだ。言えば良かったのに」
「は?」
「だって、それじゃ仕方ないだろ…先生には言っとくから、なるべく早く課題出せよ」
無愛想ではあるが、素晴らしく慈愛溢れる情状酌量。
「マジで!?サンキュー須藤!」
模試の結果に浮かない顔していたくせに、沢田も矢野も拝むように手を合わせる。いつ
も通り、頼れる須藤君にクラスメイトが頼る光景。
それに倣って、俺も奴に片手を上げてみせた。
「わり。じゃあまたな」
「また」というところでわずかに須藤の動きが止まったが、何事もなかったかのように
彼はうなずき、教室を出て行った。このまま俺の顔を気にするよりも、教師相手に交渉す
る方が良いのだろう。
(3/3)
奴の後を追って数人の女子が教室を飛び出し、わらわらと「須藤クン」に群がる。
「須藤クンかっこいー!あんなガラ悪い奴らにあんな優しい事言っちゃうなんてー」
「知ってる須藤クン?村瀬があそこ通ってるのって、こっちより女子の比率が多いからな
んだって!」
俺も初耳な噂に、俺から模試の結果を奪い返した二人が苦笑している。教室の窓から見
える上に扉開けっぱだから、バッチリ聞こえてるっつーの。あと地元ではまだ引っかけて
ませんから。
ていうか三人居たのに、なんで俺だけ評判悪いの?やっぱ一年の頃バトン部の先輩と遊
びまくってたから?そんですぐ飽きて別れちゃったから?
「ちょっとモテるからって、サイテーだよねー」
うん、俺も先週の土日にあいつにセーラー服着てるの見つかっちゃって、君らが着てる
のと同じような下着を着せられちゃったり、もっととんでもない格好してイかされまくっ
ちゃったんだ…なんて本当の事、言うわけねーだろな。
それに対する須藤のいらえは、当然ながら俺の予想とも、彼女らのそれとも違った。
「……それは、本人に直接聞いたの?」
穏やかな問いかけに、それまでかしましく喚いていた声が静まった。
それを指摘することなくすべてに平等な笑みを浮かべ、気まずげに黙る女子らを彼は優
しくたしなめる。
「…違うなら、そんなこと言うものじゃないよね」
その面のせいで嫌味の抜けた模範回答に、ほぅ…と言葉もなく学年首席の美しい横顔に
見とれる女子。
うんうん、これだけ清く正しく美しいんだから、ちょっとマゾっ気ある女装趣味でもな
いと、釣り合いとれないよな。
他ならぬ自分自身の痴態が映る画像とともに送られた「明日の終礼後、日曜と同じ格好
で直接俺ん家来い」なんて命令に、渋々だろうと「はい、わかりました」と返信できるく
らい異常じゃないと。
奴の失敗は、そんな性癖を持ってしまったことだろうか。それとも、俺みたいなタチの
悪い「ご主人様」にとっ捕まってしまったことだろうか?
яяя
(本文ないです)
該当箇所を書き始めたので、ブルマとドレス希望はいただいた回答から決めます。
ご回答ありがとうございました!
(そして
>>318さんも気になる情報dクスです(´д`*)
>>315-317さん
もし「俺」がガチホモだったら、あまりに報われなさすぎだ…w
今日初めてPCから見たんですが、時間経過や段落のために開けてたつもりの改行が反映さ
れずに、ギチギチになってました。読みづらくて申し訳なかったですorz
次回から気をつけます。
こんだけ美少年で女子に人気あるならば、
普通に女装していても
「キャーーー、須藤クンかわいいーー」
って言いそうだなw>クラスの女子
そんな囃し立てに顔を真っ赤にする須藤きゅん…ハァハァ
でもスカートの中ではチンポおっ勃ててそうだ
なんつー王子様……でも本性はマゾい女装王女様なんだよなぁ
素晴らしい
(本文ないです)
これから投下するのは「偽装〜」キャラの小ネタです。
奇しくも
>>323さんのレス内容と似てるとこがあってドッキリしましたw
「俺」不在で女装っ子視点、凌辱(複数)ものです。
(尻は犯しません)
自分の中のエロ分が足りなくなったので、ちょっとバランスとるために「協定」と並行し
てしばらく投下させていただきます。
夢オチですがもしよろしければどうぞ。
>>324さん
「マゾい女装王女様」って言葉の響きに魂が揺さぶられましたwすばらすぃセンスだ…
(´д`*
(1/3)
寝苦しさを感じてはじめて、自分が眠っていたことに気付いた。
身体は疲れ切っていたが、かぎ慣れない匂いに意識ははっきりしてくる。壁に寄りかか
り、足を投げだしているようだ。
「…ぅ……ん……?」
そうだった、今日は高校の文化祭。自分のクラスは喫茶店をする事になって、女子のウ
ェイトレスの衣装作りに一番時間がかかって…ギリギリまで今自分が居る、模擬店出店ク
ラスにあてがわれた普段は生徒に開放していない倉庫の中で、皆で作業していたのだ。
重い瞼を持ち上げた途端目に入ったのは、白いニーソックスの先にある自分の上履き。
……ニーソックス?
ガバッと起き上がると、眠る前とは明らかに肌に触れるモノが変わっていた。
冬服のブレザーを着ていたはずが、半袖のパフスリーブブラウスを着ている。
ぴったりとしたエプロンが、腰をぎゅうぎゅうと締めつけていた。寝苦しかったのも無
理もない。
下半身にはパニエでボリュームを持たせたパステルブルーのフリルスカートに、最初に
目に入った白のニーソックス。
「こ…これって、」
ついさっきまで女子らが着ていた、クラスの模擬店の衣装だ。
例によって誰もやりたがらないので買って出た実行委員は、それだけやる気があるなら
代わってくれと言いたくなるくらい女子らがこれを着た姿を見ることができた。
外では自分の趣味を隠してはいたが、可愛らしい服にやはり胸の奥が疼いたのは事実。
そして、少し前の景気づけに皆で乾杯した時に「一着余ってるんだけど、須藤クン着て
みる?なんちゃってー!」などと言われて、表向きには苦笑しつつも高鳴る鼓動を抑える
のに必死だったのも。
受け取ったジュースを一口飲んだら急に文化祭の準備や、本来の図書委員の仕事での疲
れが押し寄せてしまい、開場までちょっと休もうと座ったのだと思う。
顔を上げると皆の鞄や空の段ボール、飲んだ後の紙コップ等が散らばる床に、なぜだか
大きなスタンドミラーがあった。演劇部から借りてきたのだろうか。
(2/3)
たちの悪い冗談に、後でクラスメイトを何と問い詰めようか考えつつも、ふらふらと姿
見に向かう。なんだか頭が重いし、耳がくすぐったいが、気にしてなどいられなかった。
誰も知らない、明かすわけにはいかない自分の趣味。皆に羨まれ尊敬される、模範生の
自分の女装趣味。
今は仕方ない。だって、皆が勝手にいたずらして、寝ている自分を置いてさっさと出て
行ってしまったのだもの。
言い訳をしながらも鏡の前に立ち、自分の姿を正面から見た。
「……っ!…」
ほう、と思わずこぼれたため息には、学校にはそぐわない情欲が混じっている。
普段はそんな素振りを見せていないが少女めいた自分の顔は、その可憐な衣装によって
華やかに演出されていた。
均整のとれた華奢な身体を、愛らしいウェイトレスの制服が飾っていた。
半袖のブラウスは胸を強調するようなダーツの入ったデザインだが、襟にはスカートと
同じ水色の千鳥格子柄の大きなリボンが付いているので、薄い胸板の自分が着ていてもお
かしくはない。と思う。
フリルの多いエプロンは、引き締まった腰のラインを強調させるように後ろできつめに
結ばれている。向きを変えて見ると、細い腰で蝶結びにされたレースの幅広リボンがスカ
ートの裾に垂れ、身動ぎに合わせてヒラヒラと揺れていた。
少し屈んだら中が見えるのではと思うような、ふんわりしたミニスカートから伸びる、
脂肪も筋肉の凹凸も少ないすらりと長い足は、白というある意味下半身には反則とも言え
る色のニーソックスを、問題なく穿きこなしていた。
極めつけは、本物のように見えるよく出来たツインテールのウィッグである。
胸のそれ同じパステルブルーのリボンで結ばれた地毛と同じ黒髪が、わずかに顔を動か
す度に耳の横でゆらゆら揺れる。これでは頭も重いはずだ。
鏡の中の少女にしばしみとれてから、我に返る。こんなところ誰かに見られたら大変だ。
「馬鹿馬鹿しいことをするな」とクラスメイトに見せるためのお堅い委員の顔を努めて
作り、携帯が入った自分の制服や鞄を探す。
(3/3)
「……あれ?」
他人の荷物がごちゃごちゃと散乱している中、自分のものだけが見つからない。それど
ころか、もともと着ていたはずの服すら、影も形もないのだ。
ちょっと不安になってスカートをめくり上げる。大丈夫、下着までは着せ替えられてな
い。というかそこまでやったらマズいだろう。
エプロン姿なのはあきらめて、せめて髪だけは直そうとツインテールを掴む。文字通り
後ろ髪を引かれる思いだが、嫌がっているのをアピールしなくてはならない。
「……あ、あれ…?」
どこかピンで留まっているはずなのだが、リボンや生え際の当たりを探しても指にその
感触がない。少々乱暴にツインテールを引っ張ると、外れるどころか地肌が痛くなった。
手の込んだいたずらに肩を落とし、仕方なく倉庫を後にした。露出した腕や太腿が涼し
いが、寒いと言う程ではない。
廊下に出ると、臨時開放ということで今日入ったばかりの倉庫なこともあり一瞬どちら
に行けば良いのか迷った。一度来た道は忘れないはずなのに、まだ寝ているみたいだ。
必死に数時間前の記憶を手繰り寄せていると、少し離れた部屋から何か音が聞こえてき
た。腕時計を見るともう開場時間なのに、誰だろう。
「……?」
あんまり見られたい格好でもないので足を忍ばせてその部屋の前まで行き、開いた扉の
陰からそっと中をうかがう。
(1/2)
「お邪魔します」
二度目の不本意な口上を発しながら、叔母のだと言う女学生服姿の優等生は俺の家に上
がった。
短いスカートから伸びる白く細い足からスニーカーを脱ぎ、丁寧に揃える。
屈む時に左手でスカートの後ろを押されているのが、やけにやらしかった。見えそうで
見えないってやつ?
通学鞄の他に、午前中教室で見た覚えのないスポーツバッグを抱えているのに気付き聞
いてみると、前例のない持ち検に備えて最寄り駅近くのコインロッカーに入れておいたら
しい。
実に慎重深い奴だ。俺に見つかっちゃっただなんて、昨日の俺以上についてないんだろ
う、本人的に。
俺の自宅が魑魅魍魎の巣窟でないことは先週理解したようで、前回のように興味深げな
顔をすることもなく、俺の部屋に入るとそのまま鞄を置き床に座った。
ぴったりと合わせた張りのある腿を見て、その上に重ねて置かれた奴の白い手がちょっ
とうらやましくなる。
なんていうかこう、ぐわっとスカートめくり上げて、折った膝から足の付け根までをひ
たすらスリスリしたいっ!…って感じ。キャバクラ行くおっさんの気持ちがよく分かった。
ソファに座ってる時にも足触ったけど、下にふくらはぎがある分正座の方が手応えが柔
らかそうだ。
なんか学校にいる時以上の仏頂面で黙りこくられて、珍しくご機嫌うかがいをしてしま
う。ツンと尖った小さな唇を動かしてみたい。
「道迷わなかった?」
「…二度通ったから」
口もききたくないのか短い返答。嫌われたもんだね。
「そこ座れ」
どっちが家主か分からないほど重々しく言って、須藤が自分の目の前を指差した。
「言われなくても座るっての」
憎まれ口を叩く俺を、何も言わずにじっと見つめる。やや長い前髪の間からのぞく黒い
瞳の目力は、世が世ならというか女だったらスカウトに引っ張りだこだろう。
(2/2)
男に生まれたばっかりに、こんな格好をするのにいちいち緊張したり、興奮したりして
るんだから、可哀想っちゃ可哀想だ。そういや男子にだけ怒る塾の先生が怖かったとか何
とか言ってたっけ。
まあ俺にはこいつの葛藤なんざ関係ないし、そのおかしな趣味のおかげで、こうして顔
だけは最高に好みドンピシャな「女の子」を好きにできてるんだから、こいつの親にも、
この趣味を開花させるきっかけになった奴にも大感謝だ。
今にも三つ指ついてお辞儀しそうだと思っていたら、膝に置いていた手を俺の前に置き、
「お願いします」
短いスカートにも険しい面にもそぐわない楚々とした仕草で、本当にテレビか何かで見
た作法通りのお辞儀をした。
深く頭を下げたので、セミロングの黒髪の間からのぞく白いうなじがやわっこそうだと
か、何か習ってたの?とか突っ込みどころは多いのだが、とりあえずの問題は、
俺の目の前に差し出された諭吉さん二枚。
その手(女子よりはやや骨張ってるが、楽器の良く似合う薄い手のひらに細長い指をし
ている)のドコに隠してたんですか!?と一瞬違う事を聞きたくなったが、奴の羽織るダ
ボダボのカーデにポケットが付いてるのに気付き、見当外れなリアクションをせずに済ん
だ。
「なん…だよ、これ?」
「その……画像、を売ってくれ」
思っても見なかった発言に、俺は呆気にとられた。床の上の紙幣と、下げられたままの
奴の頭を交互に見る。
「……は?」
「とりあえず今まとまって出せるのはこれだけだけど、足りないならまた貯めるから」
「ちょ、ちょっと待てちょっと待て!」
おいおい、俺だから良かったけど、うっかり相手間違えてたら金ヅル決定だぞ。育ちが
良さそうなくせにお小遣いがつましいなあとか、いやだからこそ持たない主義か?とかい
ろいろ聞きたいけど!
カモ候補生になるという、よりにもよって一番厄介なことになる行動をとってしまう彼
がある意味憐れでならない。
ゲームで言えば、最高の装備で泥沼に突き進んでいく勇者のようだ。どの道、女装して
興奮してるんじゃ魔王倒せないけど。
並行彼女お疲れ様です。
>夢オチですがもしよろしければどうぞ。
こ、こんな素敵な作品のネタバレを最初にしなくても orz
頼む、騙されてもいいので夢を見させてくれw
(1/2)
優秀な須藤君な判断力なくしちゃうくらい、奴的には俺が一番厄介な相手なのかと思う
と…やばい、すごく楽しくなってきた。
「…で?お前はこれで俺にどうして欲しいわけ?」
「っ…もう……自由にしてくれ…」
顔を上げ、再び膝の上に置いた両手を握りしめて、湿った睫毛を伏せて訴える。
これがダメ男に借金させられた女の子なら心も痛むが、先週この部屋で今と同じ格好で
フル勃起して喘ぎまくっていたのを知っている俺は煽られるだけだ。
「…自由に?また一人で家でそのカッコしてオナニーすんの?」
ビクンと細い肩が震える。
「勘違いすんなよ?お前が何したって、真面目な須藤君が女の子のカッコしてマスかいて
る変態だって俺が知ってる事実は消えないんだよ……それに」
相手が怯えるのに気付き、俺は語調を和らげた。
「先週言ったよな?『お前の望み通りの女にしてやる』って。お前は望み通り女の格好を
する。俺はお前がそれで喜ぶのを見て楽しむ。完璧じゃないか」
「そんな……勝手すぎる…」
肩を落とし嘆く須藤。伏せられた長い睫毛と、サラサラと白い頬にかかる黒髪の清楚な
感じが、時代劇で身売りに出される生娘のようだ。
こういうのが落ちて行くのが大好きな俺は、それこそ悪代官のような素敵な笑顔になっ
てしまう。憐れな美少女(男)は、その羞恥心が災いして奉行所へ訴えることもできない。
「…でもせっかくだから、これでユカちゃんの欲しいものを買いに行こうか?」
これでまた先週と同じ。優秀な須藤君とクラスメイトの俺ではなく、淫乱マゾ女装っ子
と奴を好きにできる俺という関係になった。
交渉の余地もないことを俺が明言してしまったので、彼がここから抜け出すには自分の
変態趣味を皆にバラしてしまうか、俺が飽きるか死ぬかしないと叶わない。
もっとも、一人では味わえなかった羞恥や快感を覚えてしまった奴が、それに耐えられ
るかは分からないけど。
(2/2)
ティッシュケースを引き寄せ一枚抜く。
「ほら、拭けよ。可愛いお顔が台無しですよぅ〜?」
黙って受け取り、目尻に溜まった涙をぬぐう須藤。
「あーあー、ちゃんと押さえるように拭けよ」
「っ…るさい……」
そのすべすべ美肌が傷まないよう心配してやったのに、分かってない。
先週俺に見つかってしまい、叶わなかった奴の「おんなのこごっこ」の舞台をどこにし
ようか考えながらクローゼットを開ける。
学校にあまり着て行かないブルゾンを引っ張り出し、フードをかぶってみた。暑苦しい
かな。
客を無視して鏡に向かう俺を、うさん臭げに眺める須藤の顔がその端に映る。
「……何してるの?」
「知ってる奴居てもパッと見で分かんないようにって。先週はこっちだったから良かった
けど…あ、お前も化粧してやろっか?」
できもしない事でカマかけてみると、予想外の答えが返ってきた。
(1/3)
自分の服装とは別の意味で、カラフルな面々が溜まっていた。
招待券制とはいえ、規制しろよと受付係に言いたくなるような柄の悪い輩三名が、引き
払った教室の机や椅子の置き場である部屋でたむろしている。髪を真っ赤に染めた背の高
いのと不自然に日焼けした鼻ピアス、白っぽい金髪に剃り込みを入れた細身。
すべて若い男だが、気怠げな表情と肌のくたびれ具合から同年代より少し上といったと
ころか。煙草をふかしながら下品な笑い声をあげている。
正直しり込みしたが、火事でも起こされたらかなわない。散々な日だとため息をついて
から、扉を完全に開けた。
「お客様。喫煙所なら職員室前にございますよ」
声音ににじみ出る棘を隠すことはできただろうか。驚いたように一斉にこちらを見た三
人と視線が合う。少しだけ自分の行動を後悔した。
「…誰?アンタ」
煙草を咥えたまま色黒が尋ねる。
「…ここの生徒です」
「こんな子の居たクラスなんて、あったっけ?」
「あのカッコだから、模擬店じゃね?」
「誰だよつまんねーから店はパスつった奴!」
幸か不幸か、やはり第三者には自分は女子だと思われているようだ。理性や警戒とは別
の感情が高まるのを抑えつける。
このまま女生徒だと思わせたまま退去させて、すぐに受付に文句を言わなければ。でも
その前にこの格好をどうにかしないと…
「こ…こちらは関係者以外立ち入り禁止と書いてあったはずです。お引き取りください」
考えつつ言葉を継ぐと、火の管理はきちんとしているのか床に落とした煙草を念入りに
踏みつけて三人が立ち上がった。
「キミ、一人?」
金髪が馴々しく手を伸ばしてきたので、思わず後ずさる。黙るのを肯定ととったのか、
三人の笑みが深くなった。
「冷たいなあ。話しかけてきたのはそっちなのに」
こりずに伸ばされた手が、自分の肩を掴んだ。
「っ…やめてください!」
「まあまあ、そう言わずに」
色黒に後ろに回り込まれ、文字通り逃げ場がなくなる。警戒が具体性を増した。
(2/3)
「あのっ!」
「胸だけ不合格だなあ」
真正面から自分を観察しながら、赤髪がつぶやく。値踏みされるように頭のてっぺんか
ら白いニーソックスに覆われた足まで眺め回され、場違いにも鼓動が高鳴る。
自分の性癖にうんざりしつつ、精一杯毅然とした声をあげた。
「ぁ…当たり前です!俺男ですからっ!」
「はぁ!?」
間の抜けた声が三様にあがる。
「今さら何言ってんのさ。アンタそのカッコで…」
後ろから胸を押さえてきた色黒が黙ってしまった。
「どうしたよ?」
面倒臭げに促す赤髪に、色黒がおずおずと続ける。
「…貧乳すぎてブラしてないとか?」
「何言ってんだお前、これで男なら」
あきれ声を上げる赤髪に、金髪も掴んだ自分の腕を上げて訴えた。
「マジじゃね?時計もこれ、男物だし」
「………」
訪れる沈黙に内心胸をなで下ろした。
「…分かったら、離していただけますか?お客様」
同性に好まれる容姿をした自分は好きだが、男女問わず恋愛感情は抱けないし、正直気
持ち悪い。今まで自分を女だと思って声をかけてきた男達は皆、そうと分かれば離れてい
った。
今回もそのはずなのだが、掴まれた腕や囲まれた状況はなかなか変わらない。
「あの……?」
「お前さ、なんでそんなカッコしてんの?」
不意に赤髪が顔を寄せてきた。かぎ慣れない紫煙の臭いに顔をしかめそうになるが、ど
うにか堪える。
「その…いろいろあって、こんなにされました」
引きつりつつも愛想笑いを浮かべたが、赤髪は興味をなくしたように仲間に声をかけた。
「ふぅん……なぁ、ゴム持ってる?」
「女とするつもりだったから、ねーよ」
「俺も」
「そっか。じゃあケツは使えねーなぁ」
不穏な会話と、自分の腕を掴む力が緩まないのに不安になる。
「…あの、」
「まぁこんだけ顔が良ければ、それなりに楽しみようもあるだろ」
「な」
「それなりもなにも、俺的には十分」
三人の含み笑いに、「まさか」という不安が現実味を帯びてきた。
(3/3)
「俺らさー、ナンパしに来たんだけど、ココの女って良い感じなのは皆彼氏持ちなのな」
「へ…へえ……」
そんなこと知るか、さっさと手を離して出会い系でも漁ってろと言いたいが、舌が強張
りうまく動かせない。
「でも、こんな可愛いウェイトレス見つけちゃったから、テキトーなの引っかけなくて良
かったよ」
「俺たち『お客様』なんだろ?接待してくれるよね?」
「まあとりあえず、そこ這いつくばれ」
畳みかけられるように話しかけられ頭が混乱したが、最後の赤髪のセリフで現実に引き
戻された。
「ふ…ふざけるな!離せっ!」
乱暴に腕を振りほどこうとすると、色黒に両肩を掴まれてしまう。
「あーあー、そんな怖い声出さないでよ。もったいないよ〜?」
柔らかな語調の割に強い力で、金髪が腕をひねってきた。
「痛っ!……っなにす…!?」
赤髪に胸倉を乱暴に掴まれ、言葉を継ぐことができない。
「うるせーよ」
ギラギラとした目で睨まれ、腹の底がスッと冷える。紛れもなく、自分は怯えていた。
わっふるわっふる
ツンデレ展開か?>協定彼女
両方とも続きに期待
(1/4)
「…あるなら、自分でやる」
取り出したニット帽をかぶったまま思わず振り返って見ると、鏡面に映っていたのと同
じ至極真面目くさった顔があった。
「マジで?」
「親のしか使ったことないから、あんま個性的なのは無理だけど」
つまり、最低限眉墨とライナーの区別くらいはつくわけか。
「マジ?うわぁ、ちょー楽しみなんだけど!」
心変わりに大げさに喜んでみせると、困ったように視線を逸らされてしまう。
「……俺だって知られたくないし」
それはその格好をしている事をかな?それとも俺と一緒にいる事をかな?
「両方」と吐き捨てられるのが目に見えてるので、今日帰ってから奴が来るまで片付け
に使っていたゴミ袋に手を突っ込んだ。
「これ、さっき開けた袋だから。使用済みだけど好きに使っちゃっていいよ」
ファスナーが閉まったままのポーチを放ると、誰の使用済みなのか見当がついているの
だろう、黙って受け取り中身を開けた。
…詮索されるのは嫌だけど、これはこれでちょっとつまらない気もする。別に「若いう
ちからスレた女付き合いしててやーねー」とか言われたかったわけでもないけど。
俺の複雑な表情などに見向きもしない奴はポーチからファンデやら何やらを一通り出し
て並べ、使うと思われるものだけ長い指でつまみ引き寄せていく。
ある程度物色を終えたところで、黒髪乙女の顔をした優等生は、ちらりと俺を見て俯い
てしまった。
「…どしたん?」
「み……見られると、手元狂う」
とことん可愛くない奴だな。ツンデレじゃなくデレツンか?
しかし俺は優しいので、奴が緊張しちゃわないようにベッドでゴロゴロしながら待って
やることにした。
(2/4)
先程の発言通り、メーカーは違うかもしれないがモノは扱いなれているようで、丁寧か
つテキパキと顔を控え目に彩っていく。
俺が視界から消えたことでノってきたのか、こちらに注意を払わず黙々と作業する彼を
観察して、グロスは色付きよりも元からの小振りな唇の形や血色をアピールするようなの
が合ってるみたいだとか、睫毛はマスカラ塗りたくるよりもホットビューラーでしっかり
上げるのがお好みらしいとか、別に知らなくても良い優等生流女装法を入手。別に要らね
ーけど。
まあとりあえず、装うというよりは化粧のりの良い肌に元からの造作を際立たせるメイ
クをしたおかげで、いわゆるガッツリメイクするとどの子も同じ顔〜っていう負のスパイ
ラルに陥らなかった。さっすが須藤君。
「…終わった」
まっすぐこちらを見やった彼は、もはやクラスメイトの「カッコいい須藤クン」ではなかった。
(3/4)
今までだって十分掃き溜めに鶴と言いたくなるような面ではあったのだが、あくまでそ
れは男子の中に居る時であって、入学当初の俺やそれと知らずナンパしてきた奴らみたい
に、前知識を持たない奴しかだまされない男っぽさがあった。先週俺がセーラーを着たこ
いつを見抜いたのだって、「女だったら良いのに」と思いながら顔をよく眺めていなけれ
ば、須藤とは気付かずに通り過ぎていただろう。
そんな単に整っただけだった顔が、そこにあるだけで「可愛く」なっていた。
女子に騒がれる涼やかな目元は形の良さをグレイでくっきりと強調した眉と、絡まるこ
となくきれいにカールした睫毛をはじめとするアイメイクで華やかなものになっている。
異性受け以上に同性からもモテそうな、隙のない女の子のまなざし。
エラのない滑らかな弧を描く輪郭は、頬にかかる黒髪と軽くのせたチークで普段の爽や
かな印象とは打って変わって甘やかなラインになっていた。そのままニッコリ笑われたら、
ちょっとヤバいかもしれない。
ポーチにあった大量の道具から最低限の、それも地味な色ばっかり使って、奴の顔はす
っかり「女の子」のものになっていた。
化粧に興味なかったりパッと見だとノーメイクに見えるけど、分かる人には上品なメイ
クだってのが分かる感じ。どこまで完璧なんだこいつ…って、女装してる時点で何かに気
付け。
「うんうん、良いんじゃね?」
「…これで良いのか?」
「は?なんで?」
俺にまじまじと見つめられているのに、ヤケというよりも疑問形でこられたので、ちょ
っと面食らう。
須藤は言葉を探しながら使わなかった化粧品を示した。
「だってこの…色とか、いかにもって感じだから」
「いかにも」ギャル好きっぽく見られてますか、俺は。
「ああ、あれはその女の好みだから、俺関係ないし」
「なんだ…」
拍子抜けしたように肩を落とす。
地味メイクに幻滅して欲しかった割には集中してませんでしたか?真面目すぎるのも困
りものだね。
(4/4)
「まあこれですぐ須藤君と分かるのは、よっぽど鋭いか、そのケがある奴だな」
あながち冗談でもないのだが、あからさまに眉をひそめられた。元から整えてあったと
ころを強調するようにアーチを描いているので、表情がはっきりと分かる。
「変な事言うなよ…気持ち悪い」
先生、自己愛激しい模範生が自分を棚に上げて酷い事言ってます!
可愛い可愛い自分が勃起しちゃうくらい大好きな相手のご機嫌を直すため、俺は話題を
戻した。
「その顔で外に出たことは?」
「だから…先週が初めてだって」
「そっか。じゃあ今日がその可愛い顔の初披露だな」
首を傾げてするんとした頬をつつくと、電流でも走ったかのようにビクリとして身を引
いた。俺がこの笑顔を見せると、年上も同い年も「もう、しょうがないわね」って言うは
ずなんだけど。
「へ…変なこと、言うな……っ」
内容は同じなのだが、明らかにうろたえている。あんなに完璧な須藤君なのに、褒めら
れる事に慣れてないらしい。
触られた頬を真っ赤にして声を震わせるのが面白くて、俺はわざとすっとぼけて手を伸
ばした。
「どうして?先週以上にほら、セーラーもすっごく似合って、可愛いよ」
ユカちゃん、と赤いスカーフをいじりながらささやきかけると、何かを堪えるように口
を引き結んでしまった。
クラスメイトの真ん前で「女の子」に化けてみせるくせに、こいつの恥ずかしいポイン
トがよく分からない。
相手への理解を深めるために、俺は準備の仕上げに入ることにした。
ベッドでメイク観察…
シチュだけみると、初めてのお泊りカップルみたいで甘酸っぱいwww
(1/4)
抵抗がなくなったことに金髪がようやく腕を放してくれたが、かすかに震える肩には先
程のように力は入らず、後ろから掴まれていなければ座り込んでしまいそうだった。
「あーあー、怖がっちゃってるじゃん」
「そんくらいでちょうど良いだろ」
吐き捨てる赤髪に笑いかけてから、金髪が自分の前に立つ。
「今日は何も用意してないからさ、あんまヒドいことしないから、ね?」
「お前それ説得力ねーよ」
色黒も笑うのが、掴まれた肩から伝わった。
「…やめて……っ」
「やめてください」と言いたかったのだが、金髪の指がブラウスのボタンにかかるのに
思わず息を呑んでしまった。
「やめるよー、終わったらね」
鼻歌さえ歌いながら、リボンの付いた第一ボタンとエプロンのかぶさった所以外のボタ
ンを外していく。
「ひゃ…ぅ……」
あらわになった胸板の中心を自分と違う体温の指が撫でるのに、思わず声が漏れた。
「イイ声じゃね?」
「ねー乳撫でくり回すシュミねーよ」
興味をなくしたように離れてしまった赤髪のすげない返事に、金髪が自分と背後の色黒
にだけ見えるように舌を出してみせる。
そして、あろう事かそのままブラウスの間からのぞく自分の肌を舐めてきた。
「!ぁ…だ、だめ……っふ!」
ヌルヌルと生温い生き物のような触感に、嫌悪と共に甘い痺れが背筋を走る。
「うわぁ、すっげスベスベしてる」
「は…ぅ………っ!?」
気持ち悪いような良いような、とにかく奇妙な感覚から逃れたくて色黒の方に寄ると、
片手で肩を掴まれたまま尻を撫でられた。
「締まり良さそうだなぁ、ほんとゴム持ってくりゃ良かった」
スカートの上から谷間に指を突っ込まれ、恥ずかしさと発言内容の恐ろしさにブルリと
震えてしまう。
(2/4)
「あっれぇ?」
不意に金髪がスカートの前を押さえつけてきた。
「……っ!?」
下着の中で、自分のペニスが熱を持っていることに今さら気付き、そしてそれを相手に
指摘されたことに堪えがたい怒りを覚える。
なんでこんな状況でそうなるんだ!?
「胸とお尻、どっちで感じちゃったのかなぁ?」
「っうぅ………あ、」
下卑たからかいに目を伏せて耐えていると、後ろからスカートを捲り上げられた。
「うわー。こりゃイカンよ」
色黒の発言に金髪もその視線の先を追った。
「ほんとだ。パンツもちゃんと着替えろよなー俺白希望」
「ここは黄緑の縞パンだろ」
好き勝手文句をつける二人に挟まれ、胸と下着をさらされている。赤髪は面白くなさそ
うにこちらを眺め、自分と目が合うと小馬鹿にするように口の端を持ち上げた。
「間とって、脱がしちまえよ」
「あ、そっかそっか!頭イイ〜!」
「というわけで、こんな無粋なモノは脱いじゃおうね〜」
赤髪の提案に二人は子供のようにはしゃぎ、自分の下着に手をかけてきた。
「支えてろよ」
「おう」
先程のように色黒に肩をしっかりと掴まれて、金髪に下着を下ろされる。
しゃがみ込んだ金髪を蹴り飛ばしたい気持ちは山々だが、視界の端に映る赤髪の冷たい
視線に足が竦んでしまい、何もできない。
「あ、今チンポぷるんってしたよ。でっけぇなあー!」
窮屈なボクサーから飛び出たペニスを笑われ、消えてしまいたくなる。それをのぞき込
もうと、色黒が掴んだままの肩に自分の顎をのせてくる。ツインテールと男の息が耳や頬
に当たって、くすぐったい。
「何?お前よりデカい?」
「バカ言え。でもこんな可愛い顔して、ナニはデカいって反則だよなー」
「スケベだからじゃね?ほら、女でも処女ぶってる奴のがよっぽど淫乱じゃん」
「あーあーありえるぅ!」
軽口をたたきながら金髪が自分の両足から下着を抜いたところで、色黒が自分の首筋に
顔をうずめてきた。鼻のピアスが当たってヒヤリとするのだが、本人は痛くないのだろう
か。
(3/4)
「あーなんか、やわこくて良い匂いするんだけど」
「ひゃ……ゃ、あ…っ」
喉の薄い皮膚を吸われて、頭が真っ白になる。初めての刺激は痛みよりも「汚されてい
る」という甘美な…普通の人にしてみれば異常な感覚に強く訴えかけた。
「…でも、他は皆可愛いのにココだけってのもなんだかなあ」
エプロンごとスカートをめくり上げ、先走りをにじませる自分のペニスをしげしげと眺
めていた金髪が、「あ」と嬉しそうな声をあげる。
「ウェイトレスさん、それちょーだいっ!」
言って、首のリボンに手をかけた。蝶結びにされただけのそれは、あっさりとほどけ金
髪の手に渡った。
「……?…」
「何すんの?」
わけが分からない自分と色黒に笑いかけてから、金髪は上向いたペニスの先をちょんとついた。
「っ!?」
「このチンポ、可愛くしてあげようねぇ〜」
息を詰める自分にお構いなしに、淡い水色のリボンをむき出しのペニスに巻きつけだし
た。わざとなのか不器用なのか、やけにゆっくりとした手つきで蝶結びにしていく。
「…へったくそ」
赤髪がぼそりと評した通り、長さが余っている割には不格好な縦結びで、ペニスをパス
テルブルーが飾った。
「だって、あんまキツくしたら可哀想じゃん」
「掘るならその方が締まりそうだけどな」
たしかに、と大声で笑う三人。この声に気付いて誰かが来るだろうか。というか、自分
は来て欲しいだろうか。
男になぶられて、隆起したペニスにリボンを巻かれた、女装をしている自分を?
「可愛いなあ。ねぇ、ウェイトレスさん?」
金髪がリボンをちょいちょいと引っ張るのだが、充血したそこをぞんざいに扱われて自
分はそれどころではない。
「ひぁう…っや、やめて……」
「んもう、イヤイヤばっかり言っちゃって!」
「俺ら客だぜ客」
こんなサービスをする高校の文化祭があるのなら、ぜひとも教えてもらいたいものだ。
絶対糾弾してやる。
(4/4)
こんな最低な輩に涙は見せたくないので、怒りで必死に恥ずかしさをこらえていると、
自分が本能的に恐れている低い声がかかった。
「いいかげん、おせーぞ」
赤髪の苛ついたような声に、「おおコワっ!」と耳元で色黒がささやく。ウィッグと他
人の吐息に耳や首筋をくすぐられ、リボンを巻かれたペニスが疼いた。
「はぁい、ごめんごめん」
「美味しいトコどりなんだから、カンベンしてよ」
あまり反省していない声で、二人が自分から手を離した。恐怖と恥辱に力が入らず、ガ
クリと膝と手を床についてしまう。先程自分が拒んだはずの、情けない格好。その上今は
下着すら身に着けていないのだ。
「ダセえから、こーゆーとこでやるのは嫌なんだけど」
ぼやきながら再び自分の正面まで来た赤髪がしゃがみ、下を向いた自分の顎に手をかけ
た。
「フェラしたことある?さっきあんだけヨがってたから、後ろもイけるとか?」
頭が耳に入ってくる言葉を理解することを拒否しているのか、何を言われているのか分
からない。
ただ、顎を上げられ無理やり合わせられた赤髪の瞳がひどく冷たく、それでいて凶暴に
光っているのに、自分が怯えきっているのは嫌というほど理解できた。
妙に女性メイクに詳しい村瀬萌え。
>345,346 ハァハァ
>>347 最後は村瀬に助けられるところで目が覚めたりして
(1/4)
「じゃあ、下にコレ穿いてこっか!」
言って、部屋の隅にあったモノを拾い、広げて見せる。
両側にそれぞれ二本のラインが入った、つぶれた六角形をした紺色のそれ。
「…何、それ?」
「ブルマ」
紛うことなきブルマ…女子の体操着の下であるのだが、それを前に優等生は激怒した。
「そんなの見れば分かる!」
「だって、『何』って聞いたから」
元々はブルマー何とかさんが崇高な志の下に考案したらしいが、「ハミパン恥ずかしー
い!」と廃止の相次ぐ今となっては、一部の男を惑わし喜ばせる小道具と化している。
誕生秘話は知っているだろうが、こいつもやっぱり後者の目的だと思っているようだ。
まあ図星なんですが。
「こっ…こないだも思ったけどなんでそんなモノがあるんだよっ!?」
残念。家自体はごく一般的な安普請なんですが、俺の部屋はカオスなんです。
「なんでも何も、通販で買ったから」
言って部屋に転がるカタログを開いて見せると、先週以上に破廉恥な衣装だの、大人の
オモチャだのによる色彩鮮やかなページに、ファンデやチークの上からでも分かるほど奴
の頬が赤くなる。
「み、見せるなそんなものっ!」
「だってお前が聞いてきたからー」
そっぽを向かれてしまったので、カタログを放りまたブルマを手にする。
ちょっと考えて、聞いてみた。
「…穿きたくない?」
無言でコクコクうなずく須藤。俺の良心に一縷の望みを懸けているんだろう。ないけど。
「悪ぃなあ。俺ドSだから、嫌なら無理やり穿かせますっ!」
そう宣言するや否や、目の前の薄い肩を掴んで押し倒した。
(2/4)
「ひゃ、あ…っ!?」
出来の良い頭を守るため回した左手で受け止めてやったが、正座した状態で無理やり仰
向けにされた奴の硬い両足が悲鳴をあげた。化粧を施した顔を痛そうにしかめるのに、肉
体的には限りなく優しい俺は少し気の毒になる。
あ、でもなんか痛いのとナニされるか怖いのとでいっぱいいっぱいな感じが良いかも。
スカートが完全に捲れ上がって、女にはありえない隆起で前がぴっちりしたピンクのシ
ョーツが丸見えだ。さっきまで一生懸命隠してたのに、そんなことに構ってられないのか
、俺の身体の下で両足を必死でばたつかせる。
「…っや、やだあっ!やめてくれっ!」
「やめませ〜ん!はい、じっとしてねぇ」
穿かぬなら、穿かせてやろう女装っ子☆とかアタマ腐った狂歌がよぎる。
「わ、わかったから!自分でやるから離してっ!」
「…穿かせて欲しくない?」
「欲しくない!……ぁ」
にやーっと笑う俺の顔に、慌てて口を手で押さえるがもう遅い。
「悪ぃなあ。俺ドSだからカッコ以下略」
「か、カッコとか言うな…っあ!」
思わず突っ込みを入れる須藤の片足を掴むと、今さらスカートが捲れ上がっていたのに
気付き、両手で裾を押さえようとした。
しかしその努力はむなしく、ショーツの上からペニスや下腹を撫でる俺の手に意味を為
さなくなる。
「ちゃんと手入れしてんじゃん。ピンク似合ってる」
「っ……」
剃毛を命令してから一週間経ったのに、布地から生えかけの毛が飛び出すこともなけれ
ば、俺の手にチクリとも刺激を与えない。
少女めいた顔に似合わず立派なペニスをショーツ越しに軽く揉んでやると、化粧に没頭
したり押し倒された時の痛みに萎えていたのだろうそれがわずかに熱を帯びた。
「コレ、外で元気になっちゃあ大変だろ?」
だから、と優しくささやきかけると、先週屋外でさんざんな目に遭わされたことを思い
出したのか黙り込んでしまった。突っ張っていた足も俺の手に預けてしまう。
(3/4)
「あれ?いいの?」
ニヤニヤしながら尋ねると、顔を横に向けてしまった。
前髪に隠されてはいるが滑らかな額と高く通った鼻筋、薄すぎも厚すぎもしない小さな
唇が絶妙なラインを描いている。化粧だけでは誤魔化しきれない、お人形さんみたいな美
貌がペニスを包んだショーツ丸見せでむくれているのが俺のせいだなんて、今さらな背徳
感にゾクゾクしちゃう。
グロスでプリプリ感の増したモテリップを動かしたくて、俺はさらに問いかけた。
「こんな格好して、どうしたいのかな?ユカちゃんは」
「っ………は……はかせて……くださ、ぃ……っ…」
嫌なことをお願いするのって、どんな気分なんだろう?くるんと愛らしくカールした睫
毛や、俺と同じ色が流れてるとは思えない、吸いつきたくなるような赤い唇を震わせちゃ
うくらいエネルギーが必要なんだろうけど。
「そっか、じゃあ可愛いパンティー見えちゃわないようにしようねぇ〜」
紺ハイソに覆われた細い足首にブルマを通す。今さらだけど俺、ちょっと変態臭くね?
「はい、足浮かせて〜」
抵抗することなく言われた通りの体勢をとる奴の両足に、ブルマを引き上げていく。ス
ラリと長いそこにはむだ毛も毛穴もほとんどなく、残念な例を女で嫌というほど知った俺
には、それが一朝一夕で得られるものじゃないのが分かる。
筋金入りの変態なこいつには負けるな。
五十歩百歩なセリフを自分の中で繰り返しながら、すべすべしたふくらはぎから震える
膝、無駄な脂肪のない適度な張りのある腿へと、ブルマを穿かせながら指先でツィーっと
なぞった。
(4/4)
「…っふ……やめ…っ」
「穿かせてって言ったのはどこの誰かなぁ?」
「それはお前が…ひゃ!?ぅ…っ!」
ショーツの裾から、床に当たって少したわんだ尻たぶに指を突っ込むと、文句を言おう
と開いた口から高い悲鳴があがった。さっきみたく慌てて両手で押さえるが、だからもう
遅いって。
「こないだも思ったんだけどさ、ココ弱いの?」
刺激にビクンビクンと腰が浮くのを良いことに、俺は穿かせかけのブルマから手を離し
て、両手で奴の尻を掴んだ。
「…はぁ?そんなわけ……っぁ、んんっ!」
手の甲にはカーペットの固い感触。手のひらにはショーツ越しに発育途上の乳房のよう
な、程良い弾力の尻。プチ天国と地獄だ。
「ふぅん?じゃあも少し触ってていい?」
「ひゃ……あっ…やだ……っやめて、くださ…っ!」
もにゅもにゅと全部の指で感触を楽しむと、それに合わせて須藤が喘ぎ腰が跳ねる。
もうそんな余裕がないのだろう、スカートから離してしまった両手をギュッと握って健
気に耐えているのだが、おかげで丸見えのショーツの前がさっきより膨らみ、ジワリと染
みが広がってきているのがよく分かった。
「感じすぎて辛いならやめてやるよ?」
「あ……っか、かんじる、感じますっ!だから……ひぅっ!」
ぎゅぅっと小ぶりな尻たぶの感触を、最後に一回楽しんでから名残惜しく手を離す。ブ
ルマを穿きかけたままの白い太腿が余韻に震えていて、付け根でショーツを押し上げるモ
ノが見えてるのに思わずむしゃぶりつきたくなりそうだ。
聖人君子も真っ青な理性で、俺はそれ以上いたずらをすることなくブルマを腰まで引き
上げてやった。
染み付き勃起ショーツ萌え。GJ!
GJ!
ド変態だな二人とも!(誉め言葉
(1/3)
「ほら、髪直して」
起き上がる須藤に100均のスタンドミラーを手渡すと、黙って開いて先程寝かされた時
に乱れた黒髪を梳く。
サラサラストレートヘアが再び清純派美少女を演出するのを、部屋着のジャージを上下
とも脱ぎながら眺めて、呼びかけた。
「ちょっとそっち見てろよ」
「え?何する……!?」
思わず鏡から顔を上げた須藤はシャツも脱いだ俺に気付き、慌てて後ろを向いてしまう。
「っ…ごめんなさい……」
「いや、別に見てもいいけど」
「け、結構です!」
同性でもそんな見てくれで羞じらわれちゃうと、俺がデリカシーないみたいじゃないか。
男相手にストリップショーをしたかったわけではないので、さっさと先に決めたブルゾ
ンに合わせたシャツとジーパンを着る。
ブローとワックスでセットしていた頭にニット帽をかぶり、クローゼットの鏡で午前中
と印象が変わっていることを確認した。
「俺が男前すぎてバレちゃったらごめんね〜」
立ち上がりながら、ちらりと俺を見ただけで答えない。冗談とはいえ、ちょっとショッ
クなんですが。
ショーツ越しに勃起したのをそのまま放置したので頬は上気したままだが、ぴったりと
したブルマのおかげでスカートの上からは奴が男だという証拠はさっぱり分からなくなっ
ている。
仕上がりに満足しつつ床に置かれたままだった二枚の紙幣を財布に突っ込んでいると、
黙っていた奴が声を出した。
「…あ、あのっ!トイレお借りしたいんだけどっ!」
「えーなんで?ションベン?」
品のない俺の言葉を咎めもせずに、激しく首を縦に振る。何て言うか…嘘なのが見え見
えだ。
「それに着替える時に寄って来ただろ?電車間に合わないから後でな」
かくして、膀胱以外からの欲求を抱えた前屈みセーラー美少女を追い立てるようにして
俺は家を出た。
яяя
(2/3)
すれ違う時は男女問わず凝視してくる。そしてその内、野郎は百パーの確率でわざわざ
振り返る。
どう見ても場違いです、本当にありがとうございましたと言いたくなるような黒髪セー
ラーの美少女を隣で歩かせて、俺は上機嫌だった。
電車に乗せてまでどこへ連れて行かれるのかと憂い顔の須藤は、女にしてはやや長身な
自分の表情がどれだけ他人を引きつけているか気付けていない。
大きめのカーデの上からも分かるすんなりした手で俺の横の吊り革を掴み、停車駅が近
いのでゆっくり流れる景色よりも、窓に映る自分の浮かない顔を眺めているようだ。もっ
たいない。
自分が紛れもなく女性として、それも思わず見とれてしまうような、彼氏面の俺がねめ
つけられるような視線を受けるほどの魅力的な美少女として見られていると知れば、きっ
と喜んで…スカートの中のペニスを疼かせるだろう。
そう思って横を見ると、定期入れだけカーデのポケットに入れて来させた須藤の片手が
所在なげに自分の袖をいじっていたのに気付く。先週の日曜はそれどころじゃない格好だ
ったから気にしてなかったみたいだけど、手持ちぶさたみたいだ。
奴とは別の意味で他人の視線を楽しんでいたせいで、俺としたことがうっかりしていた!
到着駅の改札を出たところで、俺は奴の片腕を掴んだ。
一瞬抵抗しかけたが、奴の身体は素直に俺のそばに引き寄せられる。
「……何?」
「手、寒いだろ?」
腕を掴んだ力を緩めて笑いかけると、不承不承といった風に腕を絡めてきた。まったく
もって自然なカップルの形なのだが、嫌々従うのとそれを楽しむという感情の相違を現す
かのように、ひどくいびつな体勢になる。強張る奴の身体がなるたけ俺に触れないように
しているからだ。
(3/3)
「ユカ」
通行人に聞かれても問題ない声色で、しかし相手の顔を見ずに呼びかけると、少しため
らってから奴の身体が俺の腕に押し当てられた。
連れだって歩く仲の良い男女のように、俺が顔を近付けてニッコリしていると、数人が
こちらを凝視するのが分かった。
整った顔で姿勢良く佇む、いかにもどこぞの令嬢然とした奴と、軽薄な笑みを浮かべる
アタマが下半身に直結してそうな俺ではどう考えてもおかしな取り合わせだ。悪い友達に
そそのかされでもしなければ、俺だってこんな女とは付き合えないはずだって分かってる。
しかし実際こうして誰もが羨む美少女を連れているのも、お上品な顔をしたこいつがと
んでもない変態野郎だと知っているのも、他ならぬ俺なのだ。
ちょっとやそっとじゃ味わえないような優越感に浸りながら、俺は話しかける。
「こうするとさぁ…つくづく胸ちっちゃいな〜、ユカちゃんは」
「!ぁ………っ…」
「あってたまるか馬鹿野郎!」とでも言おうとしたのか、一瞬その目に険しさが戻った
のだが、往来であることに奴の理性が働いたらしい。
くっきりとした眉を八時二十分にして、押し殺した声で須藤は抗議した。
「…そんな事……言わないで……っ」
はた目には恥ずかしがってるように見えるが、悔しいのを知っている俺は奴の真珠のよ
うな歯がグロスを塗った唇に食い込む前に口を開いた。
「こないだは下着見たから、今日は何か可愛い服探そうなっ?」
「……」
俺の腕を掴んだ手に力が入るが、奴の救難信号なんて誰も気付かない。
二種類の対照的な足取りではあったが、目的のショッピングモールには無事たどり着けた。
яяя
お買い物! お買い物!!
しかし村瀬は実に面食いなのだなーという事が、
ユカちゃんの容姿への描写から如実に伝わってくるなw
(1/4)
「お願い……はなし、て…」
震える声でどうにかこうにか懇願するが、背後で閉められる扉の音にかき消された。
「閉場まで、ココは使わないだろ?」
「んーでも、念のため」
金髪の問い掛けに色黒が答えるのが聞こえる。
黙ってじっと自分の目を見つめていた赤髪の顔が、不意に和らいだ。
「…顔は、すげー好みかも」
「『顔は』ぁ!?」
「お前どんだけワガママなんだよ?」
呆れ声を出す二人を「うるせーよ」と睨みつけてから、赤髪が手を離す。
「口開けろ」
膝立ちになりズボンの前を緩めながら言われて、自分が何をされるのかがようやく分か
った。
「っ!?……ぃ、っ!」
顔を引こうとしたら鼻をつままれる。驚いて口を開けたところに、赤髪の肉棒を突き入
れられた。
「ぁぐっ!?…っふ、ぅうんっ!」
「噛んだらブッ殺すぞ」
前髪を乱暴に掴み上げられながら、冷めた声で命令される。
「ぅ、ぐ……っぅ!」
生臭い味や臭い、腔内いっぱいに頬張らされたモノへの生理的な嫌悪に吐き気がする。
うめきとともに、あれほど耐えたと言うのに涙がこぼれてしまった。
悔しい…悔しいっ!
「しゃぶれ。イかせたら抜いてやるよ」
「まぁ、次は俺らだけどねえ〜」
「余力残しといてよ」
赤髪に続き金髪と色黒が自分の両腕にそれぞれ手をかける。わけの分からないまま、な
んだか生温い、ヌルリと硬いモノを握らされた。
「あ、あ…やっぱお手てもスベスベして、可愛いっ」
「ちゃんとシゴけるかなぁ〜?」
握らされた上から手を重ねられ、はじめて触る他人の性器…それも、自分をいたぶるた
めのモノを無理やり擦らされている。
(2/4)
「おい、舌使えよ。ゲロ吐かすぞ」
「ぁぐっ!?…っう、う……っ」
喉奥を抉るように赤髪が腰を突き出してくるのに思わずえずくと、二人が同時に声をあげた。
「ちょっとやめろよ、そんなトコ突っ込みたくないって!」
「次の人のことを考えてくださーい」
「うるせー」と毒づきつつも、赤髪は腰を引く。
「っは!はふっ……は…っ」
空気を求め肩と胸を上下させる自分の背を、色黒か金髪が撫でた。
「初めてだったら仕方ないよねえ、喉はいいから、頑張ってペロペロしなね」
「先っちょが狙い目だから、こいつ」
「好き勝手言ってんなよ、早くしゃぶれ」
赤髪に追い立てられ、恐ろしさにたまらず舌先でそろりと口腔にあるそれをなぞる。味
だとか感触だとかなんて、もはや構っていられない。彼らを怒らせたら…それだけは避け
たい。
「…ん、んっ…ぅ……っ」
言われた通り歯を立てないよう気をつけて、必死で乏しい雑誌やネットによる知識を思
い出しながら肉棒をしゃぶる。
「ウェイトレスさーん、手がお留守ですよう」
「他のお客様にも構ってくださーい」
両側からの声に、慌てて両手を動かす。手探りどころか自分のモノでもない性器を慰め
るには、どうしたら良いのだろう?
「下手くそ」
冷たくかけられる赤髪の声に震え、一度口を離して舌を突き出す。尖らせた舌先で根元
から裏筋をなぞり上げると、目の前に立つ膝がわずかに震えた。
「…できんじゃねーか」
ここで初めて赤髪が穏やかな声を出した。ゾリゾリと顎や鼻の下を擦る陰毛に眉をひそ
めてしまったが、気付かれなかったのか怒りを買わずに済む。
(3/4)
「ふぁ…っん…ん、む……っ」
「んー、手は口ほどにモノをしごけないなあ」
両手で二人の肉棒をしごくのは…特に利き手ではない左手でそれをするのは、どうして
も単調に手首をひねるだけになってしまう。
金髪のぼやきに、どちらの手か分からないがビクリと震えてしまった。この状況で機嫌
を損ねられたら…そして、これ以上ひどい目とはどんな事をされるのか、想像もつかない。
「っご……ごめんなさ……っん、ぅ…」
しゃくりあげながら、涎と赤髪の先走りまみれになった唇で亀頭を咥え込む。両手をギ
ュッと握りしめて、指に絡むヌルヌルしたものを二人の肉棒に擦り付けていくと、左右か
ら尻を撫でられた。
「っ…あ、ダイジョブダイジョブ。上手だよ〜」
「それ、もっとギュって……ぁ」
色黒が小さく声を上げると、尻を撫でていた手を止めスカートを掴んだ。
「はふっ……む、ぅうんっ……っ!?」
顔を上下させて赤髪がうめくところを重点的にしゃぶっていたのだが、急に尻を外気に
さらされ動きを止めてしまう。
そして、
ぱぁんっ!
「んぅっ!?……っう!」
おそらく色黒の手のひらが、むき出しの自分の尻を打った。衝撃に思わず口の中のモノ
に吸いつき、両手を強く握りしめてしまう。
どうにかこうにか、歯や爪を立てずに済んだのは不幸中の幸いだろう。
「あー、かっわいそ〜」
金髪が非難の声をあげるが、加減したのか音の割には痛みはひどくはない。それどころ
かじんわりとした痺れが尻たぶを伝って…浅ましく勃起したままの自分のペニスを刺激し
た。
家畜のように尻をぶたれて、屈辱的な命令に従わされている。そんな自身の境遇に、場
違いにも酔っている。
「っ…でも、お前らも良かったろ?」
色黒のセリフに答えない二人。まさか、と嫌な予感がした。
「はぁい、もう一回!」
ぱぁん!
楽しげな声とともに尻に下ろされる平手に、ビクンと背がしなる。
(4/4)
自分の痛みに伴う反応がお気に召したのか、スパンキングが止んだのは自分でも何回目
か分からなくなってからだった。
「いいかげん…っ出そう、なんだけど」
「あ、待って待って」
赤髪のわずかに掠れた声に、やはり上擦った金髪の声が重なる。
「ウェイトレスさん頑張ってくれたから、ご褒美あげないとねぇ〜」
「?ふ、あ……っ!?」
金髪の手が先程平手を受けた尻を素通りして、股間に来た。そして、
「はぁ〜い、クチクチしたげようねえ〜」
ずっと放っておかれてはいたが、この異常な状況下においてなお高ぶり続けていたペニ
スを握られ、リボンごと上下に動かされた。
「あふっ!…ん、ぅうっ!んんっ!」
ちゅぷちゅぷという自分の舌や唇のたてる湿った音に、リボンを巻いたペニスからの粘
着質な音が混じる。
「お前…ほんとマメだなあ…っ」
「っ…でも、ほら、俺らにも返ってくる、し!」
呆れ声もはしゃぎ声も、食いしばった歯の間から漏れる息も、切羽詰まったものになっ
てきている。
「…ぁむ……ふ、ぅ…んんっ…っ!」
自分の亀頭を抉られた時、咥え込んだ赤髪の肉棒も、両手にある二人のそれも我を忘れ
て締めつけてしまった。
リボンで飾られたペニスから精液を吐き出しながら小刻みに震える自分の口腔に赤髪が、
むき出しの腕やニーソックスに覆われた足などに二人が、それぞれ自分たちの劣情を放っ
た。
もはや自分の身体は、彼らに汚されていないところを探すのが難しいくらいだろう。
そろそろ胸パッドも欲しい気分。
なんというか、○○彼女の新作が毎日待ち遠しい自分がいる
あれ?俺がいる
(1/2)
「…おつかれさん」
達してから最初に声を発したのは、自分の口を犯していた赤髪だった。
「え?続けねえの?」
「インターバルおいてやれよ」
「あー、自分がヌいたからって余裕〜!」
あーだこーだ言いつつも三人から突き放され、とうに支える力を失っていた身体はくた
りと床に横たわる。
「次さあ、俺お口もらっていーい?」
「ああ、二回やったらいい加減慣れるだろ」
頭の上を飛び交う会話に、まだ続くのかと気が遠くなる。
「たどたどしいのが可愛いんじゃん…あーあー、いっぱいひっぱたかれちゃったね。かわ
いそ〜」
さんざん叩かれて赤くなった尻を、金髪が労るように撫でてきた。
「手コキもなかなか良かったよ、えーっと…」
「そういや俺ら、名前も知らなかったな」
何がおかしいのか色黒が馬鹿笑いする。
「…あ、踵に書いてた!えーと、須藤ちゃん、だってさ!」
上履きに気付いた金髪が歓声をあげた。
「へぇー、須藤クンって言うんだ」
「須藤ちゃ〜ん、どこのお店なんですかぁ?」
「…今はほっとけよ」
赤髪の言葉に、金髪も色黒も首を傾げる。
「こいつと同じ服着たクラス行って、メアド聞き出せば良いだろ」
「そっかあ!アッタマ良い!」
「ケツダメにする前に、よーっくしつけないとな!」
どっと笑う三人は、今度は自分たちの携帯で思い思いに凌辱対象…自分の痴態を撮り始
めた。
だらしなく開いた口の端から流れる精液や自身の唾液を無意識のうちに舌先で掬いなが
ら、ツインテールのウイッグを無理やり外さなくて良かったと思う。
この被虐がしばらくは続くのだという悦びに、知らず浮かんでくる笑みを隠すことがで
きるからだ。
яяя
(2/2)
「…っていう夢をみたんだけど、どうよ一人だけ女装喫茶!?」
「却下!」
「えー?だってウチのガッコにゃ倉庫だってないし、都合良くバイのチンピラが登場する
とか、俺がなぜか全方向ビデオポジションだとか、夢でしかありえないだろー?」
「とにかく却下!」
結局うちのクラスの模擬店は、無難なお好み焼き屋になった。
(おしまい)
おまけ
「…っていうか何なんだよ始めの俺の自己陶酔しきった独白部分は!?お前どれだけ俺の
こと馬鹿にしてるんだ!?」
「そうだよなあ、ユカちゃんなら絶対『ご主人様ならもっとヨくしてくれるのにぃ…っ!』
ってモノローグ入れるよなあ」
「ご主人様って何だよご主人様って!?」
「んじゃ『慎吾くぅん』」
「呼ぶか!」
すっかりご立腹な奴の桃尻を膝に乗せたまま(たぶんこれも不機嫌の理由だろう)、む
きだしの太腿を撫で回す。
「そうだよなあ〜。俺だったら絶対、真っ先にお前のところに駆けつけるもんなぁ」
「……はぁ?」
やってることにそぐわない、男気溢れる俺のセリフに怪訝な顔をする須藤。しかしすぐ
に困ったように可愛い唇を尖らせ視線をそらせてしまった。ちょっと嬉しいんだ?
「だって、そんな貴重なプレイにゃ参加しなかったら損だろ損!?」
「………」
せっかく姉貴のツテで借りた、ピンクのアン○ラ制服を脱ぎ捨てられる前に、俺は下着
の中へ指を伸ばした。
(ほんとにおしまい)
(本文ないです)
エプロンドレス(というか制服か?想像と違ってたらスンマセン)の色はピンク水色同数
だったので本編水色おまけピンクにしました。
>>331さん
レス読んで初めてネタバレしてたことに自分で気付きましたorzオソスギダ
ご回答、レス、投下させていただきありがとうございました。
「協定〜」はもう少しエロ無しが続きますが、よろしければお付き合いください。
>>364さん
自分の鬱憤を晴らすかのように、後半はガッツリ乳責めの予定ですw
そして毎度連投ばかりで申し訳ないorz気にせずお願いします
>>369 奉仕完結乙でした!
>>331とは逆に、実は最初にネタバレあったので安心して読めたw
しかしご主人様の方の、だとは思わなかったwww
何だこの爽やかなほどのアホっぷりwwwスバラシス
ちょwwww
久しぶりに見たら、いきなりGJすぎですwwwwww
なにげにラブラブにしか見えない
GJ!
慎吾になら掘られても良いわ。
GJ!
お疲れさまです、GJ!
段々バカップルになっていくなw
(1/4)
それこそ塾でもあるのか、それとも学校帰りに寄って帰ってしまったのか、繁華街の駅
ビル近くという立地にもかかわらず、見知った顔はとりあえずないようだ。
この好機を逃す手はないので予告通り、当然レディースのカジュアルショップに入った。
カジュアルと言っても、中坊が好みそうなのからいわゆるお姉系まで揃っているから、
清純派なこいつの見てくれに合いそうなモノはいくらでもあるだろう。
店の半ばまで入ったところで、カーディガンに包まれたそれから腕を抜く。
「んじゃ分かれよっか。俺向こう見てくるわ」
「…え?ちょ、ちょっと待っ……」
店に入ってからはさらに緊張気味だった奴は、慌てて俺の袖をつまんだ。さっきまで嫌
々組んでたくせに。
「お前すぐ迷子になるんだから、俺がまた来るまでこっち見てろ、なっ?」
表向きは世話焼きな彼氏の顔をして命令する。賢い頭は俺の意図を理解したのか、入口
近くのワゴンに向かう俺を今度は引き止めなかった。
ハンガーにかけられたアンサンブルだの何だのを見るふりをして、俺に連れられて来た
棚の前に立ち尽くす須藤をガン見する。気分はストーカーだが、俺以上に目標のブルマの
中が犯罪だ。
落ち着かなげにキョロキョロしてはいたが、自分が挙動不審なことに気付いたのか棚の
前に向き直る。先週俺に見つかることなく下着を買えたならば、こうした店に行くことも
夢見ていたのだろうか?
手近の段にあった、モスグリーンのブラウスを奴の手がそろりと掴む。何気なく品定め
している風を装っているが、そんな目で睨みつけてはスーパーのタイムセールみたいだ。
腹がよじれそうなのを堪えながら俺がワゴンの服を漁っていると、奴の後ろに店員が来
た。
(2/4)
「それ、今シーズンの人気商品なんですよ」
「っ!?……」
「あ、ごめんなさいお客様」
ギクリと奴が細い肩を震わせたのは、急に声をかけられたせいだけではないと思うのだ
が、店員がそんなこと知っているわけがない。
「ぃ、いえ…」
引きつり笑いを浮かべる奴に、ニッコリと営業用とは思えない笑顔を向ける店員。
150あるだろうか?奴と並ぶと余計小さく見える、えらく可愛らしい二十歳前後の女だ
った。フリルの付いたブラウスに、小花模様のシザーバッグを下げたジーパン姿が、今の
須藤とは別の種類の人形みたい。
あと二歳若いか俺が年食ってれば声かけるのになあと思っていると、うろたえる奴に気
付かないのか店員はにこやかにセールストークを続ける。
「これ、このまま着ても良いんですけど、襟にもボタンついてるから…ほら、上まで留め
ても可愛くなるんですよ?お客様だったら、こちらのピンクもお似合いかと」
須藤が取ったのと色違いを手に取り、小首を傾げる店員。学校に居る時は大量の女子に
囲まれて涼しい顔してるくせに、今は小柄な女性店員一人に動揺しまくりの奴の様子に、
俺は他の客に覚られないよう笑いを堪えるのに必死だ。
「あ!でもそのグリーンなら、あちらにあるショートパンツと合わせても良いですよね。
お客様スレンダーだから、きっとお似合いですよ!」
無邪気に褒めつつちゃっかりと勧めるあたり、あの姉ちゃん油断ならないな。
「…あ、ありがとうございます………あ!」
逃げ場を求め視線を泳がせた須藤が、俺を見つけたようだ。
「す、すみません!ひ…人、待たせちゃってるので!」
大慌てで、それでも手にした服は丁寧に畳んで返してから、奴はセーラー服のスカート
を翻して俺のそばに駆け寄ってきた。
「……待ってろって言わなかった?」
「っ…み……見てたなら来てくれたって良いじゃないか…っ!」
両手をギュッと握りしめて、小さな声で俺を非難する。
「ふぅん。ユカちゃんは一人でお洋服も見られないんだ?」
別のワゴンに移動しながら意地悪く尋ねると、俺の後を追いつつも悔しそうに頬を赤ら
める須藤。
「できるなら、俺にくっついてないで見ておいで?」
377 :
協定彼女:2008/01/27(日) 00:19:26 ID:4aMl48LZ
(3/4)
怒ってどっか行くと思ったら、俺の上着の裾を掴んで俯く。そんなにあのおねーちゃん
にビビっちゃったんですか?
「………て……ぃ…」
「えぇ?聞こえないんだけど」
わざとらしく大声で聞き返すと、俺の服を掴む手に力がこもった。
「ぃ…っ……いっしょに、見て…くださ…い」
今までに服屋で、こんな可愛いおねだりをされたことがあっただろうか。中坊臭いガキ
が変なモノを見る目で、にやつく俺を見てきた。うっぜえ。こっちのがお前よりよっぽど
良いケツしてんだよバーカ!
「…こんなのは、どう?」
ワゴンから一着取り出して奴に見せる。
えんじ色のワンピース…といっても、今時の重ね着前提なノースリーブだが、毛の混紡
なのか見た目よりずっと柔らかい。
胸の前に共布のリボンが付いてて、高い位置で切り替えがあるのでちょっと幼い印象に
なる。まあぶっちゃけ半端に胸ある子が着るとマタニティになりそうなAラインワンピ。
「かぶるだけだから、これなら一人でも着れるんじゃね?」
顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまった奴の肩に勝手に合わせていると、店前のマネ
キンの服を直していた兄ちゃん店員が俺たちに気付き「お似合いですよ」とほほ笑みかけ
てきた。接客というか、売り込みに気合い入ってんな、この店。
「あ、やっぱそう思います〜?」
何も言えず下を向いてしまう奴に代わって応えてやる。
「ええ。中に鏡もございますし、それに合わせるものもご一緒に、どうぞお試しください」
こーゆー店行く度に思うんだが、服にしてもアクセにしても、なんで連れの方に熱心に
勧めるんだ?
まあ今まで連れ回されてきた買い物と違って、今日は俺の方がノリノリだから良いんだ
けど。
(4/4)
店の奥へ行く店員の背を見送って、ワンピを肩で合わせられたまま俯く須藤の耳にささ
やきかける。
「似合うってさ」
「…聞こえてた」
ムッとしたように言い返してきた。可愛くない通り越して可愛いぞ、いじめたいくらい。
「ちょっとは嬉しそうな顔しろよ」
「誰が……っ」
キッと顔を上げ俺を睨みかけるが、周りの客に気付きまた俯いてしまった。
「そっか、自分で合わせてないモノをどうこう言われても困るよなぁ。んじゃあ着てみよ
っか!」
「……え?何を?」
「何って、コレを」
須藤の肩から離したワンピを示し、俺は続ける。
「店員さんも言ってくれたし、せっかくだからコレん中に着るのも一緒に試着しようか」
「しちゃ……!」
前回入った試着室でのアレコレを思い出したのか、メイクしてもなお白い面が赤くなっ
たり青くなったりした。
「いや、そんな…わざわざ時間取らせるから悪い!申し訳ない!」
それまでの寡黙ぶりが嘘だったかのように、両手と首をぶんぶん振って固辞する。先週
の二の舞になるまいとしてか、元凶の俺を気遣うほどの必死ぶりだ。だからあからさます
ぎて嘘なのが丸分かりだって。
「だってお前の大事な金使うんだから、お前が気に入ったのじゃないと、それこそ悪いじ
ゃん」
「き…気に入った!すごく可愛いコレ!これ欲しい!」
頬を赤らめて俺が手にするワンピを指差す。
「…色はこれでいいの?赤好き?」
「好きです!大好き!これが良いです!」
大人しそうな顔したモデル級の美少女が、突然大好きだのなんだの連呼しだしたのに、
そばで服を眺めていた女が驚いたようにこちらを見てきた。
「…そうなんだ、これ欲しいんだ?」
「うん!とっても!……ぁ」
苦笑する俺に気付き、我に返った須藤の顔が固まる。
「じゃあなおさら自分で確認しようねえ〜!」
激しく自責の念にかられる優等生の手を引いて、俺は店の奥へと向かった。
あー!もう!!
須藤かわいいなぁ!!!
>>378 須藤も勿論だが、
これほどエロパロ板の俺様な野郎サイドに(いや須藤も厳密には野郎か)
好感を覚えたことがあっただろうか、いやない
GJ!
(1/3)
「すんませーん、これに合うの欲しいんですけど」
ワンピを上げてさっきのお姉さんに声をかけると、須藤に向けたのと同じ笑みを浮かべ
てカットソーの棚を指してくれた。
「ご試着でしたらお預かりしますよ」
お言葉に甘えハンガーごとワンピを預け、中に合わせる物を物色する。
「あの、むら……慎吾、くん」
嫌がる割に学習能力の高い頭は、俺の発言をよく覚えているようだ。
「んー?」
「その…やっぱり、試着は要らないって。ほら、化粧しちゃったから汚したら悪いし」
「フェイスカバーございますから、どうぞお試しくださいね!」
斜め後ろからかかった邪気のないセリフに、角度的に俺にだけ見える顔がげんなりする。
「これなんかどうよ?」
「……はい…」
オフホワイトとクリームの中間みたいな色のハイネックを渡すと、今度は素直に受け取
った。
俺に背中を押され、小柄なお姉さんから試着室に連行される須藤。三つあるうち一つだ
けが使用中だった。
「こん中までは無理だから、ちゃんと一人で着替えろよ」
先週行った下着屋の試着室とは違って、カーテン隔てて即売り場だから変なことはでき
ない。第一膝から下が丸見えの長さのカーテンでは、いかに器用な俺でも難しい。
「ぁ…当たり前…で、しょ……」
店員の目を気にして、女の子みたいに返してきた。
「じゃあ着たら教えろよー」
無責任に手を振る俺を恨みがましく見つめる須藤の姿が、カーテンで隠される。試着室
の前で脱いだ、女にしてはやや大きいスニーカーを揃えて、店員が話しかけてきた。
「モデルさんみたいですねぇ」
「そうですかあ?…嬉しいっす」
胸ないけどチンコはでかいんですよ…なんて、言うわけがない。
「何か必要があればお申しつけください」とペコリと頭を下げて店員が離れる。近くの
棚のマフラーだの帽子だのを眺めつつ、カーテンの裾から覗くほっそりした足からスカー
トが落ちるのを見て、あー今ブルマ姿なんだろうなあ、勃ってんのかななんて想像してた
ら、わりかし早くにカーテンが細く開いた。
(2/3)
「き…きた……よ…」
顔と片腕だけ出してぼそぼそと申告する須藤を、隣の試着室から出てきた客がほほ笑ま
しい顔をして見ている。
「ちゃんと見せろよ」
「…はずかしい……」
本人にしてみれば切実なのだろうが、子供じみたセリフに思わず噴き出してしまった。
「なにそれ、わかったよ」
身を引く奴の代わりに、開けられたカーテンの隙間に半身突っ込んでやる。先週よりず
っと狭い空間で、着せ替え人形よろしく真新しい服に身を包んだ美少女が立ち尽くしてい
た。
俺の見立て通り、着る体型を選ぶストンとしたシルエットのワンピを、華奢な身体は可
愛らしく着こなしている。腿の半ばよりちょっと短い裾からは形の良い足がスラリと伸び
て、膝下ハイソックスだけなのに下品な感じはしなかった。
中に着たハイネックも、肌やワンピになじむ柔らかな色合いで、手にした時は気付かな
かったが袖の肩に近いあたりにパフスリーブのようなギャザーが寄せてある。華美なデザ
インではないが落ち着いた可憐さと、ほっそりした二の腕を十二分に演出していた。
「良いじゃん、似合ってる」
言って手を伸ばすと、須藤が逃れようと後ずさる。狭い試着室はそれを許さなかったが。
「…っ………」
切り替えのある胸を押さえると、元から下部にパッドが入っているにもかかわらずカッ
プの余ったブラの感触。服の上から肌との隙間に指を突っ込めそうだ。
ない乳をまさぐって、そのまま下ろした手でひき締まった腹を撫でる。くすぐったさに
息を漏らすが、すぐにびくりと身を強張らせた。
裾でふんわりとドレープを描くワンピの上から、足の付け根あたりをぐりぐりと押さえ
つけると、顔や服にそぐわない感触がある。
エログッズにあっただけあって本来の用途のものよりぴったりめのブルマの中で、奴の
ペニスはちゃっかり元気になっていた。
(3/3)
「…喜んでる?」
「……やめて…っ…」
逃げ場がないことを思い知ったのか、その場に立ち尽くしたまま小さく声を上げる。ワ
ンピやブルマ、中に穿いたピンクのショーツの下から、奴のペニスは健気に俺の手のひら
を押し返してきた。
あまり顔突っ込んだままグダグダしてても怪しまれるので、お望みどおりスカートを放
してやる。カーテンが短いのでワンピの下をさらして座り込むわけにもいかず、ふらふら
と壁に寄りかかる奴に、俺は聞かれても良い声で尋ねた。
「じゃあ、それ二つ買ってこっか?」
恥ずかしさに長い睫毛を伏せて、須藤はうなずいた。
「うん……」
「あーでもこのワンピにそのハイソは合わないから、後で靴下と…あ、靴も見に行こうな!」
自分のあやまちに気付いたのか、「や、やっぱり別のも見たい」と言いかけるがもう遅
い。
「じゃあ早く着替えろよ。すいません、これくださーい!」
カーテンを勢い良く閉めながら、俺は奴の逃げ道をふさいだ。
яяя
ちょwww
筆が早いにも程があるwwww
またもやGJ!
何じゃこの性的バカップルwww
村瀬がユカたんをいじめたくなる気持ちがよくわかるよ…
実に素晴らしい掘り出し物だよ>須藤クン
○○彼女の中の人さんのせいで、日に何度もこのスレ確認してるよw
いつも楽しみにしてます。ありがと!
この筆の速さと質は神の領域!
(1/3)
他の店でも同じように「人見知りの彼女と世話焼きの彼氏」を演じつつ演じさせ、黒ニ
ーソとエナメルっぽいビニールの赤いベルトパンプスを買ったころには、俺も奴もいい加
減足が疲れていた。
「俺、ちょっと便所」
モール内の化粧室の前でそう言うと、気を利かせたのか俺と接触しない理由が欲しかっ
たからなのか、さっと両手を差し出してきた。
「はい」
「中に更衣室あるはずだから、それに着替えて、袋まとめろよ?」
「はい……え?」
奴と腕を組んでない方の手に提げていた、服屋のと残りを買った雑貨屋の紙袋を素直に
受け取りながらうなずきかけ、ギョッとして俺の顔を見る。
「え…その、全部?く…靴も?」
「合わなかったら交換できるだろ?」
足が25センチの女なんてざらにいるので、Lサイズで安可愛い靴ならいくらでもある。
「空いてるみたいだから、今のうちに行っとけよ?」
「あの、えっと……どっちで?」
「どっちも何も、更衣室女子トイレにしかないし」
「………ひ…人が居るから…」
空いてるとはいえ、他の女性客もいる中で単身着替えたり、用を足すのは奴的に抵抗が
あるのだろう。カラオケボックスでも女子トイレに行かせたが、あの時は無人だったし、
第一外に俺が居た。
「そんなに俺と離れるのが寂しいならアレだけど、そのカッコで男子トイレなんかに入ら
れたら、きっと痴女扱いだろうなあ〜…あぁ、痴女を装った痴漢だっけ、ユカちゃんは?」
「っ……ぇ…駅じゃ、ダメ…ですか?」
「ちょっと休んでから、もう少しブラつく予定だから、だぁめ」
俺の家を出てからしばらく経つから、嫌でも女だけの列に並ぶことになるだろう細い肩
を掴み顔を寄せる。
「…着替える時もトイレん中でも、オナニー禁止な?」
耳元でささやくと弾かれたようにこちらを睨みつけた。そんな過剰反応されちゃうと、
余計怪しいじゃないか。
(2/3)
「っ……!するわけない、だろ…っ!」
「どうだかね」
カーッと赤くなった目元を隠すようにして、奴は先程までの躊躇が嘘のように女子トイ
レにズカズカ入っていった。すれ違った客がおそらくむくれてるのであろう美少女の顔に
首を傾げて、ニヤニヤしながら手を振る俺をみて「痴話喧嘩かよ」と興味を失う。
痴話どころか、内容バレたら二人ともおしまいなんですけどね。
яяя
人それぞれ規範意識って違うと思うが、異性だけが許される空間に自分を偽って入り込
むというのは、そういう趣味の変質者でもない限りなかなかハードルが高いと思う。
たとえそれが、外のプレートの色の違いだったり小用便器の有無の差であるだけだとし
ても、普段至極真っ当に生きている奴なら耐えがたい苦痛になるだろう。
化粧室の前のベンチに座りそんな事を考えてると、入る前より浮かない表情で真新しい
服に身を包んだ須藤が出てきて俺の前へと歩み寄った。
えんじ色のワンピと白いハイネックが似合っているのはすでに確認していたが、タグを
取り去って明るい中で見ると「着せられてる」感がなくなり、あつらえたかのように均整
のとれた身体になじんでいる。幼いラインの服が、華やかな面と姿勢の良さとで年相応の
色気を出していた。
甲に細いベルトの付いた赤いパンプスの下には、長い足をこれでもかとにアピールする
ような黒のニーソックス。ゴムの部分が締まりの良い腿にほんの少し食い込んでいるのと、
ワンピの裾との間に覗く白い肌が悩ましい。いわゆる絶対領域ってやつ?
「…ぉ……おまたせ…」
俺と並んで連れを待っていた男数人が一様に奴を凝視する。
(どうでもいいが、同じようなカッコしてて野郎より数も多いはずなのに、どうして女の
トイレって無駄に長いんだろう?)
そりゃあ、「目がおっきくてぇ〜、さくらんぼみたいな唇でぇ〜、白くてすべすべな肌
でぇ〜」といった勝手な理想を具現化したような美少女が、画面越しでなく生身の状態で
しゃべって動いているのだ。この場に居もしない彼女の目なんて気にしていられないだろ
う。
(3/3)
胸が大きくてどこもかしこも華奢だなんて、一般人にはそうそうありえない。その点今
のこいつは、胸がない以上に「男が好む女の子」としての魅力を存分に発揮しているのだ。
羨望と嫉妬の視線を気分良く浴びつつ俺は立ち上がり、恥ずかしそうに俯く奴の顔を覗
き込む。
「似合ってんじゃん…可愛い」
頬を赤らめて俺の視線から逃れそうとした奴の目が、自分自身に見とれる男とかち合っ
たのか慌ててまた下を向いた。
「か……かわいいとか言わないで…」
「どうして?可愛いから可愛いって言ったのに。ユカは『可愛い』って言われて嬉しくな
い?」
ウザいほどに熱っぽく連呼し、サラサラの黒髪を梳きながら俺は続ける。
「せっかくだから結ぼっか?座れよ」
さっきまで俺が座っていたベンチに並んで腰を下ろし、紙袋を持ったままの奴に横を向
かせた。須藤が顔を向けた方の男が居ずまいを正しつつ、ちらちらとこちらを気にしてく
る。もっとやってくれ、こいつも服の中すんごい事になるから。
手触りの良い髪の毛を手櫛で梳き、時折ほっそりしたうなじやなめらかな耳の裏とかに
指を滑らせると、懸命抑えつつもふるりと肩を震わせる。
「っ!…ふ……やだ…っ…」
「なんだよ、お前本当くすぐったがりなのな」
乳繰り合ってるようにしか見えない俺たちを、化粧室から出てきた女が須藤に釘付けに
なっていた彼氏を引きずりながら、軽蔑するような顔をしてきた。悔しかったらこいつく
らいになってみろよ。
セミロングの髪を片一方でまとめ、俺の部屋に置いてかれた処分品の一つであるピンク
のシュシュで括る。
立ち上がって前から奴の顔を確認すると、狙い通り耳の下辺りでホワホワしたレースが
黒髪を彩っていた。選んだわけではないが、服にも似合っている。
「はい、できあがり」
「ぁ……ありがと、う…」
顔を真っ赤にして下を向く様子は、初デートで彼氏にプレゼントをもらった少女のよう
だ。シュシュをリサイクルしたことをちょっぴり後悔。
「何か食べよっか」と言って、俺は紙袋を掴んだ奴の手を引っ張った。
яяя
ちょっと質問
なぜここまで筆が早いのですか?
なぜこうもGJなのですか?
>390
そりゃ決まっている、神だからさ!
(1/3)
建物内でもオープンカフェって言葉は使えるだろうか?開けたスペースに小さなテーブ
ルと椅子をごちゃごちゃと置いてある、セルフサービスの喫茶店。
そのうちの一つに向かい合わせに座るという、ドラマか何かで見るようなシチュエーシ
ョンで俺が買ってきたのは、やっぱりお約束な氷菓子だった。
「ほれ」
コーンに乗ったジェラートに、ぱっちりした瞳が一瞬見入ったのを見逃さなかった。
「何?食うの初めて?」
「はっ…初めてなんかじゃ、ない………けど」
ムッとしたように言いかけるが、なぜだか口ごもってしまう。
「けど?」
「その……そういうのに乗っかってるのは、食べたことない…」
マジかよ。あとそれって「初めて」だと思います。
いろんな意味で思わず噴き出しそうになるが、うち震えながら机に置いた白い手を握り
しめるのを見てなんとか堪える。お口が震えちゃいます先生!
「…変な顔してないで笑えばいいだろ」
「笑うわけないだろぉ〜?さあ、初ジェラート召し上がれ!」
「さ、皿に乗ったのなら食べた事あるから!」
「ほら溶けちゃうから、初コーン食べな?」
むきになる奴をせっつくと、慌ててコーンを受け取った。そんなすぐ溶けるわけないだ
ろ。ジェラートから抜いたスプーンを舐めつつ奴の反応をニヤニヤ観察する。
おおかたカップアイスのが好きだからそればかり選んでたとか、お利口さんだから外で
無駄遣いしないでいるうちに今に至ったクチだろう。ところが奴的には俺に遅れをとった
事が許せないのか、悔しげに憎らしげに、でも慎重に支えるジェラートを睨みつけている。
三百円でこんな楽しめるとは、なんてお買い得なんだ!
「……食べないの?」
「スプーン返せよ」
当然のように差し出された須藤の手のひらに、何も持ってない手を乗せるとイライラし
たように払いのけられた。あまりのつれなさに傷ついちゃう。
「こっちは俺が使うから、直接食べろよ」
言って、一口掬って口に運ぶ。舌にのせた途端溶ける氷の粒と、性的な意味ではない濃
厚ミルクが乾いた喉を滑り落ちていった。
「あーっ、うまいなあ!すぐ食べないと溶けちゃうなあ!」
わざとらしくウットリしてやると、あきらめたように口を付けようとする。ぱくりと上
から食らいつく気だ。
(2/3)
「ちょっとタンマ!」
「…今度はなんだよ」
「そのまま食ったらリップ剥げるだろ、ちゃんと舐めて食べなさい」
「……いちいちうるさい」
「な・め・ろ」
手の中のジェラートと俺を交互に見て、わざとらしくため息をついてから須藤は言われ
たとおりに食べ始めた。
光沢のあるぷりんとした唇から覗く赤い舌が、白い半溶けクリームを掬いかすかな音を
たてて嚥下する。
なんてことない、ごく普通に自分もしていることなのだが、これだけの美少女に目の前
でやられると、中身があの優等生と分かっていても凝視してしまう。
ペロン。ちゅるん。ゴクン。
時々バランスをとるように、溶けかけた反対側を下から舐め上げる。首を少し傾けて、
溶けたのが手に垂れないようにレロリと掬う。
俺と同じく喉が渇いていたのか疲れも手伝ってか、しばらく黙々と食べていた須藤だっ
たが、まだ三分の一もなくならないうちにペースが落ち、俺に差し出してしまった。
「…食べないの?」
「……この状況で食欲湧くほど無神経じゃない」
せっかく可愛い格好をさせてやったというのに、何なんだこの嫌われようは。
コーンを受け取り、スプーンを突き刺すと恨みがましい目でそれを見る。美味しかった
んだ。
ちょっと考えて、一口掬う。目の高さに上げたスプーンをそのまま前に差し出し、
「はい、あーん」
「……え?あ、あっ!…」
こぼれそうになるジェラートに慌ててスプーンを咥えたところで、笑いを堪える俺に優
等生が気付く。だからもう遅いって。
少しの沈黙の後、チュッと小さな音をたてて奴の口からスプーンを抜いた。
「美味しかった?」
「…………」
子供のような真似をしてしまったことに自己嫌悪しつつも、同じようにまたスプーンを
口の前に差し出されると律義に咥えてしまう。そのまま軽くスプーンを下げると、ふるり
と艶やかな下唇が柄を押し返してきた。
口に含んだ分をしっかり飲み込んでから、恥ずかしそうに俺を睨みつける。
「た…食べろよ、おま……慎吾君、も」
「残ったので良いや。ほれ、あーん」
「もう要らな…あ、あー…」
今時小学生でもやらないようなデートごっこを、それもこんな美少女が俺みたいなのと
やっていることに周りの席の、特に男が注目している。
(3/3)
ヤケになったように機械的に口を開けてスプーンを舐める相手に、少し意地悪をしたく
なった。
同じようにスプーンを運ぶが、さっきまでよりちょっと手前で止める。当然奴には届か
ないのだが、ルーチンワークで口を開けかけた奴は慌ててそれを追った。
「あ…あ、こぼれる…っ!」
なんかきわどい発言と共に、腰を浮かせる。椅子とスカートの間から覗いたのだろう腿
の裏側に、奴の後方に居た男が大注目。
またちょっと手前に引くと、テーブルに手をついて身を乗り出してきた。
「…あ…ちょっと……あ」
わずかに舌を覗かせて、赤い唇がジェラートを追う。
ぷよんぷよんしたそこに、ジェラートを乗せたままのスプーンを急に押し当てた。
「ひゃっ!………?」
思わぬ冷たさに小さく声をあげた奴が睨んでくるが、意にも介さずニヤつく俺に怪訝な
顔をし、俺の視線の先である背後をうかがった。そして、
「…っ!……」
元通り椅子に座ってしまった須藤に、ペーパーナプキンを渡しつつ白々しく尋ねる。
「あれ?もう良いの?」
「要らない!」
口を拭きながら拗ねたように横を向いてしまったが、その先でずっと前からこいつの挙
動に夢中になってた男の一人に気付いたのか、困ったようにテーブルの上に視線を落とし
た。それでもなお、恥ずかしげに赤くなった奴の頬や耳を凝視しつつ、こんな子を怒らせ
るなんてと羨望混じりの視線を俺にぶつけてくる野郎は一人二人ではない。
彼らが大注目してる美少女が、こんな格好して大興奮でチンコおっ勃ててる優等生なん
だと知っているのが俺だけという優越感と、その瞳を羞恥に潤ませてしまっているのが他
ならぬ俺だという事実に腹の底が熱くなる。
しかし俺は素知らぬ顔をして、目の前の奴にはさせなかった食べ方で、溶けかけのジェ
ラートを平らげた。がっついたから、口の中がヒューヒューする。
「ごっそさん」
レジそばの時計を見ると、けっこう良い時間。先週と同じく、思わぬ反応を見せてくれ
ちゃうから、予定よりも時間を食ってしまった。
おおむね清らかな「おんなのこごっこ」の首尾は、初めてにしては上々なのではないだろうか?
яяя
(本文ないです)
>>390さん
仕事中も妄想がデフォのキモオタだからです。
って冗談だったら良いのにななマジレスは置いといて、
自分が楽しんで打ってるので、楽しんでいただけたら禿げしくウレスィです(´∀`*レ
スくださる方マリガトン
自分の時間的に連日細切れ連投してしまってるので迷惑になってないか心配なのと、ちょ
っと前みたく別口で小ネタ打つことができないでいるので、早く何とかしたいです。
(いただいたレスの中で妄想かきたてられるのが色々あったのでそれも早く書いてみたい)
キモヲタですって?
何をバカな・・・
「SS書きの神」と言うヤシでしょう?
ちなみに、細切れで投下して頂いてもなんだか焦らされてるw感じで逆に悦しみになってますwwww
そろそろ才能と賞賛に嫉妬して、やっかみでいちゃもん付けてくる人が出てきそうな
気もするけどなあ。
1人か、多くても2人がIP変えつつ「つまんねー」って連呼すると、せっかくの作者が
創作意欲を失ってそこでストップ、という例が多すぎる。
ご注意、ご注意。
>>397 むしろそこまでいったら物書きとして一人前だと思う
(本文ないです)
これから投下するのは、今投下中の「協定〜」内の一場面です。
(女装っ子を女の子だと思ってる第三者視点、エロ無し)
「協定〜」読んでない方へ↓
女装っ子がご主人様とデート(羞恥プレイ)帰りの電車ん中で…って内容です。
「おんなのこごっこ」が長くなりましたが、帰宅後はひたすらアンアンらめえ〜予定なの
で、もう少しお付き合いください。
(1/5)
時間割を組み間違えたことに気付いても、半期は変えることができない。大学の融通の
きかなさにウンザリしつつも、帰宅ラッシュを読めなかった自分のせいだと言い聞かせな
がら、僕は今日のレジュメと窓の外を交互に眺めていた。
電車の規則的な揺れが足裏から伝わると同時に、不規則に他人の足だの肩だのが当たる。
混み具合に読む気もしなくなってレジュメを左肩にかけた鞄にしまった。窮屈な車内で
は、そのわずかな動きも邪魔になる。左側のおっさんが小さく舌打ちした。
「すみません」と胸の前に上げた右腕を下ろすと、ちょうどカーブに差し掛かったのか
揺れが大きくなった。左手の吊り革に必死ですがりつく。
と、右の腕に誰かが寄りかかってきた。バランスを崩したのか、一瞬右足の靴を踏まれ
る。気付いたのかすぐにどけられたので痛くはないが、ちらりと相手の方を見る。
「ごめんなさい」
至近距離で僕に詫びたのは、ふっくりした赤い唇だった。
すごく可愛い女の子が、僕のすぐそばに立っていた。
「っ……」
驚いて身を引くとまた左のおっさんが舌打ち。でもそんなことに構っていられなかった。
白いハイネックを着た肩に、染めてない真っ直ぐな髪がふわりとかかっている。背が高
いのか、男子の中で小柄な方の僕と同じくらいの目線。モデルさんみたいだ。
「その…足、ごめんなさい」
無反応の僕が怒ってると思ったのか、彼女はもう一度謝った。
高校生くらいだろうに、ずいぶん大人びた掠れ声だったが、車内のためか音量を押さえ
た細い声色はその風貌にふさわしい、優しく耳をくすぐるものだった。
「いや…い、痛くなかったし、仕方ないから気にしないで」
対して発された僕の声は、どもった上に上擦ってしまっている。良い人ぶって失敗だ。
しかしその子ははにかんで、会釈するように軽く頭を下げた。彼女は明らかに年下だろ
うにこの落ち着きよう、余計に自分が恥ずかしい。
気まずくなって彼女の顔から視線を下に落とす。別にジロジロ見るつもりはなかったの
だが、胸にリボンの付いた赤っぽいワンピースが似合ってて、とても可愛い。
(2/5)
位置的に、さっき腕に当たったのはそのリボンのあたりかなと考えて、慌てて思考を止
める。こんな大人しそうな子相手に、何を考えてるんだ。
「どしたん?」
不意にかけられた男の声に、あんまり知られたくないことを思い浮かべていた僕はドキ
リとした。女の子の連れらしく、すこしくだけたような口調で彼女が答える。
「…さっき、ぶつかったから」
「気を付けろよ」
ちらりと見えたのは、いかにも今時の高校生といった感じの男。ニット帽の下から覗く
耳にはいくつかピアスが見える。呆れたようにかけられた声は、どうやら彼女に向けられ
ているらしく、女の子は困った顔をしてうなずいた。
なんというか…この女の子の連れには不釣り合いというか、この男には彼女は合わない
んじゃないかというか、とにかくそんな悪印象を抱いてしまった。それくらい対照的な二
人連れ。
「こっちそんな混んでないから、俺が奥行けば良かったな」
「大丈夫だよ…荷物、持たせてるし」
どうやら僕が思うほど仲が悪いわけではないようだ。嫉妬のせいだろうか、ますます自
分が嫌になる。
右腕に残る正体不明…というか、考えるとちょっとマズい感触を忘れようと、僕が吊り
革を右手に持ち替えると、彼氏の声がまたした。
「次の駅で場所、交替しよっか」
できたらしないで欲しいなあ。他人とはいえこんな可愛い子と同じ窓に並んで映るなん
てこと、めったにない。
横目で右側を見ると、彼氏と間近で対面するのが恥ずかしいのかこちら側を向いている
ので、長い睫毛が桜色の頬に影を作っているのも、ぷるんとした唇が揺れに耐えるように
きゅっと結ばれているのも特等席で見ることができた。
それしか空いてるのがなかったらしく、身体を支えるには無理のある位置の吊り革につ
かまっている彼女の短いワンピースの裾が、少し持ち上がっているのが横目に見え、わけ
もなくドキドキした。
スラリとした白い足を、黒のニーソックスが包んでいる。こんな混んでる電車で、何か
の加減で引っ掛かったりしたら太腿どころか下着まで見えるんじゃないだろうか。
いけない、また何考えてるんだ。
(3/5)
彼氏と話していたように、思うように位置も変えられない車内では、女の子なら少なか
らず不安だろう。
停車駅が近いのかぐっと減速した。慣性で進行方向である僕の左側に身体が傾ぐ。右隣
の彼女も例外ではなかった。
「…っ……」
彼氏やさらに向こうの人に押されてしまっているのか、腕を上げた僕の右脇に女の子の
身体が押し当てられる。さっきぶつかった時に互いに身体の向きをずらしていたので、彼
女の左胸のあたりが僕のあばらに密着した。
ぎゅうぎゅうと押しつけられたそこは期待したほど柔らかくなかったが、脇という敏感
なところにこんな美少女の胸が押し当てられていると思うと、場違いにもドキドキする。
気にしていないふりをして左側を向いた僕の首筋に、おそらく彼女の髪や吐息が一瞬かか
った。くすぐったさと、シャンプーや化粧品の甘やかな匂い。
プシューッと音を立ててドアが開くと、ぱっと彼女は身を離した。
「っ…すみません」
頬を染めて俯いてしまう彼女。羞じらうように胸の前に当てられた両手が、僕の推測が
正しかったことを証明していた。
あまり下りる人が居なかったみたいで、彼氏が言っていたように位置を交換できる空間
はできなかった。
足に触れる赤いワンピースの裾の感触にわけもなく緊張していると、不意に女の子が
「ひゃ」と小さな声をあげる。
(4/5)
ちらりと見ると、可愛い紙袋を二つ下げた彼氏の腕が、たっぷりした布越しにも分かる
彼女の細い腰に回されていた。
引き寄せられた彼女は困ったように彼氏の顔を見ようとするが、後ろから抱え込まれて
いるので相手の横顔くらいしか確認できない。
「お前危なっかしいから、これ持ってろ」
言って彼氏は元々彼女のなのだろう紙袋を持たせると、その下に手を通して抱き寄せた。
先程僕にぶつかった時以上に密着してるのに、彼は余裕な顔して苦笑している。うらや
ましく思わずにはいられない。
「…ひ……一人で大丈夫だから…」
僕の脇に胸を押し当ててしまった時以上に恥ずかしがって、彼女は小さく訴えた。背中
もお尻も足も背後の彼氏とぴったりくっついてるみたいで、落ち着かなげにモジモジして
いる。
「大丈夫じゃないからこうしてんだろ?掴んどいてやるから、無理して吊り革探すな」
聞いてられなくて目を転じると、混雑した車内でイチャつく若者に座っている人が呆れ
たような目をしていた。
いつもの僕なら、同じように眉すらひそめただろう。しかし、あきらめたように吊り革
から手を離して彼氏にその身を預け羞じらうように目を伏せてる彼女は、とんでもなく愛
らしいのだ。
彼氏に何か言われたのか、赤い唇が拗ねたようにキュッとすぼまる。小ぶりで、キスし
やすそうな形だなと思ったところで我に返った。
またしても何考えてるんだ、僕は。
いくら彼女が魅力的でこちらに気付いていないとはいえ、ずっとジロジロ見てて良いわ
けがない。ましてやそんな、変な妄想に使うなんて…
つまらなくても良いから窓の外でも見てようと、未練がましく彼女に釘付けになってい
た目をそらすが、ふと気付いた違和感にもう一度彼女の方をうかがって、ぎょっとした。
(5/5)
彼氏から受け取った紙袋を抱えた女の子のスカートが、足の付け根あたりまで捲れ上が
っている。少し残念なことに…というか上手い具合に紙袋がかぶさって下着までは見えな
いので、セーフなのかアウトなのか判別しがたいのだが、ニーソックスの上のほっそりと
してるが吸いつくような白い肌が丸見えになっていた。
気付いてないのか彼女は目を閉じたまま、電車の揺れと彼氏に身を任せている。腕を回
されるの以上に恥ずかしい格好だと思うのだけど。
彼氏の袖にでも引っかかってるんだろうか。こいつもこいつで何か彼女に話しかけてク
スクス笑ってるけど、気付けよ!
もう頭の中には今日の講義内容なんて残っていない。本人も周囲も気付いていないこと
を良いことに、僕の両目はただその…見えそうで見えない、彼女の足元に釘付けになって
いた。
もうちょっと、何かの加減で彼女か彼氏が動いてしまったら、見えてしまう。それがい
わゆる「見せパン」とかだったとしても、男にしてみれば隠されている「下着」と変わら
ない。
凝視してた白い肌をワンピースの裾が覆い隠してはじめて、電車が止まったことに気付
いた。
「すんません、下りまーす!」
再び紙袋を持った彼氏が、彼女の肩を抱くようにして下車する。もう顔は見えないけれ
ど、黒髪の間からちらりと覗いた頬はほんのり上気していた。初々しいなあ。
あの彼氏には悪いけれど、腕に当たった彼女の身体の感触と、先程目に焼きついてしま
った白い太腿は、しばらく忘れることができなさそうだ。
(誤解したままおしまい)
不特定多数にとか、夢いっぱいですなw >車内プレイ
女性専用車両ならぬ、女装(っ子に色々する)専用車両とかあったら、実にけしからんハァハァ
(1/3)
ショッピングモールでいろんな意味でいくつも初体験をし、立ち寄ったゲーセンではラ
イフル構えて無防備になったところで俺にスカートを捲り上げられ、二本ラインの紺ブル
マというマニアックさで野郎どもの注目を浴びた。
さらに帰りの混んでた電車での「おっと失礼」的ななんちゃって痴漢プレイを経て俺の
家に戻った須藤は、履き慣れない靴を脱ぐなり廊下にへたり込んでしまった。
「あらら、疲れちゃった?」
「…っ当たり前だ!あんなとこで…っ」
思い出したのか目の端をかあっと赤く染めて黙り込んでしまう。
俺はといえば、「あんなとこ」で思い当たる場所がいくつもあるので、いまいち親身に
なれそうにない。
上着やニット帽を脱ぎつつ、寝てしまった髪をわしゃわしゃとかき上げながら声をかけ
る。
「やー、でもあそこのモサ男たちも眼福だったでしょ。体操着萌え〜ってやつ?」
無責任なセリフに返事もしたくないのか、先週も使った洗面所で奴は勝手に手を洗い始
めた。もう出ないからか、薄化粧だから気にしないのか、手酌でうがいまでする。
俺が手を拭くのを待ってから、須藤は台所を指した。
「…水飲みたい。コップ貸してくれ」
お行儀が良いのか、憎い相手の冷蔵庫や棚にも手を出さない。勝手にやれば良いのに。
「ミネラルウォーターならミニボトルあるけど」
中を開けて呼びかけると、奴は首を横に振った。
「コップだけで良い、自分で汲む」
「そんな遠慮しないで、ナントカ山の天然水お酌してやるよ」
「お前の施しより、水道水の残留塩素の方がよっぽど信用できる!」
喉乾いてるくせに何なの、その知的な攻撃は。
デレてくれない美少女(男)にグラスを渡すと、本当に自分で蛇口から水を注いだ。ジェ
ラートを少し食べただけだからか、細い顎を上向けてクピクピと一杯分飲む。
「人心地ついた?」
「……ごちそうさまでした」
差し出した俺の手に空のグラスを渡し、不本意そうに言う。
先週と同じく、俺の部屋に入って何もせずに帰してもらえるわけがないと理解している
ので、喉を潤してもそのおきれいな顔が晴れることはない。
(2/3)
それでも、俺の部屋に入るなりワンピの裾をめくり上げられるとは思わなかったようだ。
「!やっ…やだ……」
「見えても良いように穿いたんだろ?」
抵抗する須藤のワンピを捲り上げたまま、片手を尻に滑らせる。ゲーセンでは据え付け
型のコントローラーである銃を構えて腰を突き出したところにイタズラしてやったのだが
、その可愛らしい悲鳴のおかげでブルマ姿を多くの客に見てもらえた。
「せっかく良いスコアだったのに、もったいなかったなあ」
「…っよく言うよ……」
さんざん尻を撫で回してから、憎まれ口をたたく奴の下腹を押さえた。
「ぁ……っ…く…」
「電車乗ってた時も勃ってたよな」
変態、と耳元に口を寄せてささやくと、ビクンと身を震わせ目を閉じる。
「な、なんであんなとこで……っ」
ワンピースの下から手を突っ込んで、ブルマ越しにペニスをいじった事だろうか。それ
とも、もう片方の手でしつこく尻たぶを揉みまくった事だろうか。とにかく、いまだ熱が
引かないほどに奴が感じまくっていたのは確かである。
「…い……ゃっ…!」
布を押し上げてくるモノを手のひらでグリグリと押さえつけながら、閉めたドアに奴の
背を押しつける。
「お前の隣に立ってた兄ちゃん居たじゃん」
俺が混雑に乗じてぎゅうぎゅうと押し込んだこいつに、身体がぶつかる度にキョドって
いた学生風の男。俺のせいとも言えず申し訳なさそうに謝る奴の顔を、一目惚れでもした
かのように凝視していた。
「あいつ絶対お前のこと女だと思って、今頃オナってんじゃね?」
気を利かせてもう一度ぶつからせてやると、ないはずの胸の感触にひどく動揺していた
男の顔を思い出し低く笑う。
「やだ……やめて…っ」
「お前のこと、すっげーガン見してたから、もしかしたらこれも見えちゃったかもなあ」
「…ぁ……んんっ…!」
ブルマ越しに無理やり竿を掴み上げようとすると、奴の膝がガクガクと震えた。その場
で座らせながら、ブルマの縁にそって足の付け根を指先でなぞる。
「ひぅ…っ……」
(3/3)
膝を折って座ったから、ニーソを穿いた腿が適度にむちっとしている。昼の分を取り返
すように撫でさすると逃げるように身動ぎするので、ニーソを膝までずり下ろして直に触
ってやった。
「…どうして欲しい?」
すべすべした太腿の感触を楽しみつつ尋ねると、両側に下ろした手をギュッと握りしめ
た。
「っ……もう、好きにしろよ…っ」
嬉しい事を言ってくれるじゃないの。
「膝立てて」
足から手を離し促すと、よろよろしながらも腰を浮かせた。逆らって余計恥ずかしい目
にあいたくないのだろうが、素直に受け入れても俺の要求がエスカレートするだけだ。
体育座りのように膝を合わせようとしたので、その間にすかさず割り込む。
「足開け」
短く告げると屈辱に黒い瞳を潤ませつつ、それでも奴は従った。
優等生が女装してM字開脚。中には紺ブルマというサービスっぷりに涙が出てきそうだ、
笑いの。
下半身を突き出すような態勢になると、ぴったりめとはいえ股間の盛り上がりはさすが
に隠せない。
しかし俺はブルマ越しに軽く撫でただけで、次の命令を下す。
「服、上げろ」
ワンピの裾を掴ませると、先程俺がしてやったように腰までめくり上げる。これもこれ
で傑作なのだが、今はココが主役ではない。
「中の白いのも一緒に、肩まで捲れ」
「っ!……」
一瞬目を見開くが、俺が命令の上塗りをしない以上従うしかない。なんたって、
「好きにしろっつったのはお前だろ?」
優秀な須藤君があんな軽率な発言するなんて、昼間の金の件といい、よっぽど俺と相性
が悪いらしい。
屈辱にうち震えながら、それでも果敢に俺を睨み上げてきた。
「さ…最低、だ……!」
全身で目一杯嫌悪を表しつつも、しかしその張本人に良いようにされて勃起している。
「カラダは正直」なんて、よく言ったものだ。
「はいはい、早くしてねぇ〜」
開いた奴の足の間に座り、身を乗り出してニッと笑いかける。至近距離のそれに応える
ことなく、須藤は俺から顔を隠すように勢い良く服を捲り上げた。
えんじ色のワンピと、中の白いハイネックの裾が、着ている本人の手で裏っ返される。
ほんのり上気した白い肌が、ブルマとピンクのブラだけを残して俺の前にさらされた。
(本文ないです)
さっき興奮してアンカ付け忘れました(406のレス)
405さん宛てです。おはずかしいorz
406打ちながら思ったのですが、
集団痴漢したら男の娘(こ)だったけどまあいっか☆な乗客ズでも、「うわーキモッ!」と
引きつつ続行するのでも、美味しくいただけそうですw
ハァハァ、わっふるわっふる!
せっかく履かせたブルマ、脱がさないで欲しい。
そのままブルマに射精おもらしハァハァ
wktk
GJ!
(1/3)
「…やーらしーい、ユカちゃん」
服を持ち上げた手で顔を覆っているが、奴は認めないだろうがどこを触られるのか期待
しているのが丸分かりだ。ペニスに至っては、窮屈な布を早く脱がしてくれと言わんばか
りに健気に起立し続けている。
女子用体操着にあるまじき隆起に、紺のブルマがぱつんぱつんになっていて、とっても
卑猥で良い眺め。
「ひぅ……んんっ!」
片足の裾から股間に指を差し入れると、黒ニーソを半脱ぎにされた腿がヒクリと震える。
奴の腕と服の奥からくぐもった悲鳴を聞きながら、気分良くブルマの股部だけを持ち上
げた。
「あれれ〜?パンティーの色違くない?こんな色だったっけ?」
わざとらしく声をあげるのに何も言わないが、手に触れる奴の内腿が緊張に強張る。
何度も絶頂寸前まで刺激されては射精を許されなかったので、我慢汁でブルマの下から
覗く薄ピンクのショーツはすっかり濡れそぼり、その色を深くしていた。
「どうしてこうなったのかなぁ?」
「答えろよ」と軽くショーツを引っ張ると、中でペニスを刺激されるのか、あらわにな
った腹の薄い筋肉がヒクヒクした。
「やだ…ぁ……」
くぐもった声には、早くも泣きが入っている。顔が見えない分、ちょっぴり正直だ。
奴にふさわしい模範回答ではなかったが、俺は寛大なので、お手本を示してやる。
「ユカちゃん、濡れちゃったんですか?」
「……ぬ………ぬれちゃ、い…ました……っ…」
「なんで濡れちゃったのかなあ?」
また黙ってしまう。ブルマの裾をずらし紺とピンクと白い肌のトリコロールを作りなが
ら、優しく俺は続けてやった。
「ユカちゃんエッチだから、可愛いお洋服着てビンビンに感じちゃったのかなぁ〜?」
さっきより少し躊躇したが、ショーツと肌の間に指をかけると、おずおずと恥ずかしい
セリフを発する。
「ぉ…およ……く、きて………っか、感じちゃい、ました…」
ここらで及第点にしといてやるか。
「そう。じゃあ出してあげないとね」
言って、ブルマとショーツを股間に向けぐいっと引っ張る。大きく開いた片側の裾から
ポロンと勃起ペニスが飛び出し、睾丸も片方顔を出した。
「っ……ゃ…」
ノーパンより恥ずかしいかもしれない、ブルマからハミパンならぬハミチン姿を披露し
てくれた須藤君に敬意を表して、俺はケツのポケットから携帯を出して構える。
(2/3)
「顔、見せな」
先程より冷たく命令すると、怯えたように服を掴んだ両手を胸までそろりと下げた。そ
して、
「……っ!?」
シャラーン。
すっかりおなじみのシャッター音に、半泣きだった奴の華やかな面が絶望の一色に染ま
る。
「あー、いい感じだよ。ほら」
見せる画面にはカップの余ったピンクのブラを着けた胸と、ピンクのショーツが覗く紺
ブルマの裾から横チンさらした、可憐な少女のM字開脚という素晴らしい画(え)があった。
「っ!……やだ…っやだ……なんで…そんな……っ…」
愛らしく演出された頬を、ぱっちりとした目から溢れる涙が伝う。服を掴んだ両手に力
がこもり、真新しいワンピの裾に細かくしわを作った。
「『好きにしろ』って言ったの、誰だったっけ?」
この上なく無邪気に尋ねて奴の頭を撫でる。涙が汚した頬を袖で拭ってやってから、小
刻みに震える手を包み込んだ。
「えらいねぇ、しっかり上げてたねぇ」
強張る指を一本ずつ緩めてやり優しく握ってやると、小さくしゃくり上げたが何も言わ
ない。
支えを失って滑り落ちかけた服が露出したペニスに触れないよう持ち上げながら、伏せ
られた長い睫毛から涙が伝わなくなったのを確認した。
…アメはこんなもんで良いだろう。
シュシュからこぼれて頬にかかっていた髪を耳にかけてやり、俺はワンピの裾から両手を突っ込んだ。
「……っふ………」
脇腹を撫であげると、くすぐったさが先立つのか首をすくめる。相手が逃げられないの
を良いことに、手のひらをなめらかな背や腹に滑らせながら、スルスルと再び服を捲り上
げていった。
「ひゃぅ……っ…」
肋骨の段々をねちっこくなぞりながら、俺の指がホックを留めたままのブラの真下に到
達する。元から入っているパッド分の膨らみしかないカップを、両手で包み込んだ。
「っ………」
「思いっきり当たってたよな?あの兄ちゃんに」
手のひらで覆った胸を、ぐっと押さえつける。俺に伝わるのはぷにゅっとした、中綿の
頼りない感触だが、奴にとっては電車の中での羞恥をよみがえらせるモノのようだ。
ブラを押さえ付けたままグリグリ手を動かすと、裏地に乳首が擦れるのか床についた尻
をもじもじとくねらせ、ブルマから飛び出したペニスから我慢汁をにじませる。
(3/3)
「こんな風に当たってた?なんかすげー興奮してたみたいだけど」
「……や、ぁ………っく…んん……っ」
電車の揺れにぶつかってきた美少女にずっと見とれてた男は、バレるんじゃなかろうか
と危ぶむこいつに負けず劣らずうろたえていた。下半身が押し当てられてたら、どんな楽
しい反応をしてくれたのだろう?そんなバクチ打つ気はさらさらないが。
身体の横についた両手を握りしめ、乳首への半端な刺激に須藤は耐えている。本当に胸
だけでイっちゃえそうなモロ感ぶりだ。
「…揉むと、デカくなるっていうよな?」
「……は?っひゃう!あ、ぁっ……!」
俺の発言に瞼を持ち上げたが、すぐにまたギュッと閉じてしまう。俺が言葉通り、ガバ
ガバのカップごと薄い胸の皮膚を揉みだしたからだ。
「ユカちゃん、おっぱいおっきくなりたいですかぁ〜?」
「やぁっ…な、何言って……っひ、はうっ!」
痛くない程度に力をこめて、脂肪どころか胸筋の盛り上がりも少ない肌をぎゅうぎゅう
指圧する。俺は素晴らしい演技力で、本物の女にそうするように奴のない乳を揉みしだい
てみせた。
「あんまりおっきすぎても、今みたいな可愛いブラが似合わなくなっちゃうけどねぇ〜」
「…っは、ひゃ……ひゃめてっ!…や、やだ…ぁっ!」
感じているのかくすぐったいのか判別しがたいが、俺の手を弱々しく掴みながら悲鳴を
あげる。呂律まわってませんよ、須藤君〜。
酸欠にしたいわけではないので、ご要望通りなんちゃって豊乳マッサージを終えること
にした。
「っは、はあっ……はあ…」
全力疾走でもしたかのように肩で息をつく優等生。たしかこいつ、運動もそれなりにで
きるんだよな。校庭でこんな喘がれてたら、タオルだのスポーツドリンクだのを持った女
子たちが放っとかないだろう。
「キャー、須藤ク〜ン!」と口の中でつぶやいて思わず笑いながら、俺は再び奴のブラ
に手を伸ばした。
おっぱい責めキター!!!!
最高!ハァハァ
もう一度ブルマの中に押し込んだら、
その刺激だけでイッちゃいそうだな
「だ、だめぇ、戻しちゃだめぇ…」
「ん?何がダメなんだ?」
優等生が答えるよりも速く、身体は反応していた。
パツンパツンに膨らんだブルマの隆起は、
ビクン、ビクンと震えると、先端部分から
じわりと濡れた液体を滲み出してきた。
極限までじらされた優等生のペニスは、
ブルマがペニスを押し付ける感触さえ、
我慢できなかったのだ。
ブルマの中を覗くと、まだヒクヒクしているペニスが
精にまみれて、まるで夢精後のように惨めな
姿を晒していた。とてもこの美少女の持ち物とは
思えない。
ごめんなさい、まだ本編も終わってないのに
自分の脳内で妄想が暴走してしまいました orz
>>407 > デレてくれない美少女
今くらいの玄妙なデレ具合が個人的には恐ろしく好みなんだけど、一回だけ全力で
デレ状態になる須藤たんを読んでみたい気がした。
往来でベロチューねだるくらいの勢いで。
夢オチじゃないと無理かなあ。
420 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 07:35:21 ID:xdY5ScfH
いやーすごいね。このスレに天才がいるよ。こういう女装小説を書ける人
少ないから同人誌とか出すと相当売れる気がするよ。今女装子って人気
あるしね。
本当に
>>397に挙げられてる現象が心配だわ…
作者さんご注意ご注意
(1/3)
リボンの付いた中央部に両手の人差し指を突っ込んで、そのままワイヤーの通る左右に
滑らせる。
平らな胸板というものは、正直貧乳は好きではないから守備範囲外のはずだが、吹き出
物も日焼け跡もない柔肌は例外で良いだろう。
ブラの上からさんざん責め立てたせいか汗でうっすら湿ってはいるが、すべすべした感
触に夢中で指を這わせる。爪の先が軽く乳頭をかする度に、目の前の赤い唇がわなないた。
「…ひ、ぅ……っ…ん……」
あえて不自由な状況下で文字通り吸いつくようなモチ肌を堪能してから俺は手を放し、
肘で押さえていた奴のワンピの裾を掴む。
「ちょっとごめんね〜」
首をすくめていた奴の耳元に片手をやり、黒髪を緩く括っていたシュシュを取ると、須
藤が怪訝な顔をした。
「…?なに……?」
目を開けた奴にほほ笑みかけてから、この部屋に置いてかれたピンク色のそれをワンピ
の裾に括りつけ、簡単に落ちないようにする。捨てる予定だった物なので、気にせず二重
三重にきつく巻いた。
「今度は、ファーのポンポン付いたのなんてどう?」
俺の予想的に、ちょっと子供っぽい感じがハマる気がするのだが、恥ずかしい格好の続
投決定に奴の返事はなし。
「はーい、後ろ取ろうねぇ〜」
先週みたく脇から両手を奴の背に回し、ブラのホックを外した。
「っは…ふ……」
身体を締めつけていたブラが浮いたのに、須藤が小さく息をつく。しかし同時に、その
窮屈さにも興奮していたのだろう。そうでもなければ、こいつみたいに長時間着けなくて
も良いモノを着られるわけがない。
刺繍で花模様が描かれた可憐なそれをずらし、ぺたんこの胸をさらしてやる。ブラの上
からいじられて、やらしく色付いた乳首はぷっくりと起き上がっていた。
「…こっちもあっちも、ギンギンだな」
クスリと笑うとやつは恥辱に震え、なお勃起し続けるペニスも重たげに揺れる。
先週のように乳首をいじり倒すのも楽しそうではあるが、せっかく「好きにしろ」とま
で言ってくれたのだから、それなりに報いなければならないだろう。
(2/3)
ブラの下に両手を潜らせて、浮き出た鎖骨をそれぞれなぞる。そのまま両脇に指を滑ら
せて、薄く付いた筋肉に沿って指圧していった。
「胸もねーのに、感じるわけないだろ」と言っていた俺の乳首を「らめぇ」と泣かせる
ほど開発してくれた、最初に付き合った年上の女を思い出しながら奴の胸に指を這わせる。
清らかだった俺になんつーことしてくれたんだろう。まあお陰様でこうして活用してます
が。
何ともなかったのを敏感にさせられたあの頃と逆で、元からビンビンになっている乳頭
をわざと避けてマッサージしてやると、案の定奴の身体が悲鳴をあげてきた。
「は、ぁ……っやだ、も………いや…」
身をよじらせ切なげに訴えてくるが、「何が?」と空とぼけて手を動かし続ける。わざ
と袖口をかすらせるとビクンと背を反らせるが、後ろがドアなので俺に胸を押しつけるよ
うな具合になった。
血管の浮き出た奴のペニスを伝う先走りはジワジワと根元のショーツを濡らし続けてい
る。
「あれれ〜?誘ってるんですか?ユカちゃんは」
「ち、ちがっ…ひゃう!」
本人によってすっかり性感帯にされていた乳首に爪の先で触れると、否定しかけた口が
高い悲鳴をこぼした。すぐに指を離しまた周りを刺激すると、恥ずかしさと欲求不満とで
潤んだ瞳がすがるように俺を映す。
「ぁ………もっと、んっ……ちゃんと…っ」
「『もっと』、何だよ?『ちゃんと』言わないと分かんないんだけど」
嫌味ったらしく返すと悔しげに唇を震わせるが、それでも奴は口を開いた。
「…さ……さわって…っ……」
「どこを?」
「……っ……む、胸、を…」
もういっぱいいっぱいな感じではあるが、先週は「おっぱい感じる」まで言わせたので
もう少し頑張って欲しい。
「胸…って、今まさしく俺が触ってるのって、ココじゃね?」
クリクリと指の関節で脇に続く筋をマッサージ。肩こりに効きそうだ。
しばらく「やだ」とか「そんな」とか抵抗していたが、淫らなカラダが我慢ならないの
か須藤はためらいながらも言葉を紡いだ。
(3/3)
「ち……ちく…び、を………っあ、あ…やだ…っ」
ブラを掴み、そこに触れるか触れないかのギリギリの距離でくすぐると、そんな刺激で
もたまらないのか両手を握りしめて喘ぐ。
人差し指で乳輪をくすぐりながら親指の腹で同じように軽くかすめてやると、ついに泣
きそうな声で訴えてきた。
「やだ、あっ!…っもっとさわって!コリコリしてぇっ!」
うわあ、携帯で録音しとけばよかった。
小論の授業でよどみなく素晴らしい発表をされていた須藤君とは思えない、あまりにた
どたどしいおねだりに笑いがこみあげる。
中途半端な刺激を与えられ続けて耐えきれず懇願してきた奴の言う通り、さんざん放置
してきたそこを片方つまんでやった。
「ひゃんっ!?…っあ、ぁ……んんっ…」
「コリコリ」って、こんな感じかなあと考えつつ指の腹でつねったり滑らせたりしてみ
るのだが、良いとも悪いとも言わず悲鳴をあげている。腹に付かんばかりにそそり立った
ペニスは萎えそうにないから、いっか。
片方だけで十分イけそうな勢いだが、俺はもう一方の手を奴の顔の前に上げ、声をかけ
た。
「はい、おくちちょーだい」
「?なにす……っふ!?」
喘ぎに薄く開いた口に親指を突っ込むと、グロスが滑りぬるんとする。ローションだと
思えば悪くもないけど、メイクさせるのは絶対にこいつだとバレてはいけない外に出る時
だけで良いかもしれない。
きれいな顔を汚すのは、前後不覚になるくらい乱れさせた挙句の涎か、ぶっかけられる
精液と相場が決まっている。元が良いなら、なおさらだ。
「…っふ、ぅうっ!……っ」
逃げ場がないので顔を引くわけにもいかず、舌で必死に口に突き入れられた俺の指を押
し返そうとしてくる。指フェラって言葉をご存じだろうか、この良い子ちゃんは。
「うんうん、そんな感じでチュパチュパしてね〜」
俺のセリフにはっとして、今さら歯を立ててきた。乱暴な真似は慣れてないのか、前歯
で挟む程度で威嚇してくる。ぶっちゃけ、こそばゆい。
「…違うの咥えさせても良いんだけど、嫌だろ?」
下品なセリフが通じるかちょっと危ぶんだが、ワンテンポ遅れて奴の目の縁がカーッと
赤くなった。なんだ、そういう知識はあるんだ。さすが博識な須藤君。
(本文ないです)
ブラウザのご機嫌が斜めみたいで、別のビューアー(?)にすると投稿できたりできなかっ
たりでした。(携帯です)
こちらで確認できる限りでは問題なかったのですが、もし重複したら申し訳ないorz
>>419さん
では間をとって妄想オチでw >デレ全開
というか、他の方のレスから妄想中のネタが少しデレな妄想オチ
(「アンアン村瀬愛してるチュッチュ」にはならないけんどもw)
なので、その時に書いてみたいです(´∀`*打つ前から夢広がるな
426 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 18:11:25 ID:XyNC44DV
追いついた。
このスレには神がいるな。
427 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/31(木) 18:32:02 ID:0BjChTci
このスレのメインライターは凄い。凄過ぎる・・・
いい仕事してるね。
美少女チンポ舐めたい
中の人はツボをわかっていらっしゃる
(1/2)
「さっきアイス食ったみたいにさ、チュッチュしてよ」
小さな口をこじ開けるようにして人差し指も含ませると、困ったように見上げてきた。
プニプニした下唇の感触を、俺の手は過敏に伝えてくる。
生ぬるい口内で奴の唾液が俺の指先に絡んでくのが分かり、なんかちょっとゾクゾクし
たが、これが目的ってわけでもないので、さっさと用を済ますことにする。
「ほら」
動きを止めていた指で再び乳頭を押しつぶすと、なめらかな口腔がキュッとすぼまった。
「っ!?…ん、ぅ…っ!」
別にそれがスイッチでもないのだろうが、刺激欲しさにか俺の指に奴の舌が絡み、クチ
ュクチュと音をたてる。
思わず頭の中で「おにいちゃんスイッチ、ちー!」「乳首をいじる〜」と、某教育番組
の一コーナーをパロっている間にも優等生のおしゃぶりは続き、俺の手のひらや奴の唇も
ベタベタしていった。
「はあーい、よくできました」
「っふぁ、あ……っ」
わずかに開いた口から覗く赤い舌と短い糸を引く俺の指を引き抜き、そのまま手つかず
だった方の乳首に下ろす。
「ひゃ!ゃ…っ、あ」
奴の唾液にまみれた俺の指が挟もうとすると、芯を持ったそれはにゅるんと逃げた。
乾いた指と濡れたのとで同時に乳首責めしてやると、待ちに待っていた刺激にブルマか
ら飛び出したペニスがダラダラと汁を垂らして喜ぶ。
「ひぁっ、あっ……あ…っ」
小ぶりな唇をグロス以外でてらつかせ、びくびくとペニスや太腿をわななかせる須藤に
俺は聞いてみた。
「…これ、どう?どんな感じ?気持ち良い?」
未知の感覚に、須藤はたまらず口走る。
「あ……っ、ぬ…ヌルヌルしてぇ……ひゃ、んっ………きもちいい、です…っ!」
素直なお返事に気を良くした俺は、指が疲れるまで「コリコリヌルヌル」してやること
にした。
(2/2)
乳首に擦りつけて乾いてきた指をもう一度口に運んでやると、今度は何も言わないうち
からねぶってくれる。頭の良い奴って、こーゆーのにも才能を発揮するんだ。
「おしゃぶり上手だねぇ、ユカちゃんは」
「…っん…ふ………む……」
親指の腹を撫でられ人差し指の先を強く吸われる。あんまり計算の感じられない舌遣い
だが、可愛らしい形の唇が、ねじ込まれた指で歪んでいるのが屈伏させた感があってムラ
ムラする。
「ふぁ、あ……はふ…」
ペニスをひくつかせながら美少女がたっぷり唾液を絡めてくれた指を引き抜くと、ちゅ
るりとかすかな音をたてた。スプーンを咥えるこいつを見てた野郎どもは、こんな口にキ
スしたりフェラさせたりする幻想を抱いてたのだろうか?
弱みを握られているとはいえ、同級生の男の指にしゃぶりつきながらチンコおっ勃てる
ような変態とも知らずに、だ。
その変態優等生が、ずっと握りしめていた手を自分の腿と膝の間に滑らせたので、俺は
すかさず声をかけた。
「コソコソしないで、なんかして欲しいなら言いなさい」
ビクリと動きを止め俺の顔をうかがったが、その間も休みなく乳首を責められて誤魔化
すこともできずに訴えてくる。
「さ…さわって……っ」
「触ってって、どこに?」
「…その、し…した、に…」
処女のような羞じらいっぷりに噴き出すと、目からもペニスからも涙をこぼしてしまう。
「下ぁ?」
またはしたない言葉を言わされるのかと身構えられたので、趣向を変えることにした。
「…そのまま両手で足開けよ」
「………っく……」
唇を噛みしめつつも両手で膝の裏を掴み、硬い身体で必死に俺の言う通りの体勢をとる。
自ら黒ニーソの足を抱え広げる美少女は、ピンクのブラから覗く勃起乳首も、紺ブルマ
にも染みるんじゃないかと言うほど先走りをこぼすツルツルのナニも、すべて俺の前にさ
らけ出した。
わっふるわっふる!
GJ!と言う言葉さえ陳腐なものに思えてきた・・・・
でもやっぱりGJ!
中の人乙です!
おにいちゃんスイッチがツボだww
曲がるストローのアンテナで乳首いじるとこまで妄想した
(1/2)
重たげに揺れるペニスの頭に手を近付けながら、俺は次の命令を下す。
「いじってやるけど、イくなよ」
「…っ!?そんな、待っ……ひぅんっ!」
無茶な注文に慌てる奴に構わず、お望みどおり「下」を触ってやった。
手のひらで亀頭を包み込み、元から濡れ濡れだったそこにさらに塗り広げる。クチュク
チュと指を舐めさせた時とは微妙に異なる、くぐもった音をたててそこは喜んだ。
「ぁ、んっ…ん……だ、だめ………やあ…っ…」
「『ダメ』じゃない。我慢しなさい」
粘つく指を竿に這わせ、時折片方覗いた睾丸を軽く撫でる。命令に従おうと必死で快感
に耐えながら喘ぐ、奴の腹や腿に緊張が走った。
「はぅ……っあ、む、無理ぃ…っ……!」
早くも泣き言を言いつつも、必死でやり過ごそうと靴下に覆われた爪先がカーペットを
強く擦る。極めて軽薄に聞こえるよう注意しながら、俺は尋ねてみた。
「そんなに、イっちゃいそう?」
「あ…あ、いっちゃう、いっちゃう……っ!」
うわ言のように繰り返し、いやいやをする。他の時もこんだけ素直だったら…たぶん俺
が飽きるのだが、こいつはそんな事知るよしもない。
(2/2)
「…『おチンコイっちゃう』って、言ってみ?」
一瞬息を呑むが、また先っぽを手のひらで撫でつけると、腿を震わせて口を開いた。
「ぉ…おち………い、いっちゃう、いっちゃう……っ」
わあー、本当録音欲しいわ。
「…よく聞こえないなあ。も一度言ってよ、何だって?」
意地悪く尋ねながら乳首になすり付けた唾液を塗り広げる。もちろんペニスの筋をなぞ
りあげるのも同時進行だ。
「あ…ぁ……いや…もぉ、無理…っ……いっちゃう…っ!」
ぷりぷりっとした乳首に気が迷って、思わずレロリと舌先で舐めあげると、ガクガクと
奴の膝が震えた。舌の上で転がる優等生の勃起乳首は、うっすら汗と石鹸の匂いがして、
甘噛みすると適度な弾力で俺の前歯を押し返してくる。
汁をこぼし続けるペニスごと腰を揺すって、いやいやをするように須藤は首を振った。
「ひぁ、あ……だめ…っ……ぁ、あ……!」
ほっそりした喉をのけ反らせ、M字開脚の女装模範生はついに達してしまった。真後ろ
のドアに頭を擦りつけるようにして、ヒクヒクと薄い肩や腹を痙攣させる。
上向いたペニスから勢い良く吐き出された白濁は、奴の胸や腹を汚すのにとどまらず俺
の袖やめくり上げたワンピの裾にまでかかり、真新しい布地を汚した。
「…あーあ、汚れちゃった」
絶頂の波が過ぎ去ってから無感動につぶやくと、奴は怯えたように唇を震わせる。
「っ……ごめ、なさ………っく…」
一日中我慢させられた末の射精による解放感に浸る間もなく、俺のセリフにいたたまれ
なくなっているのだろう。伏せられた目からこぼれる涙が、先程のように頬を伝った。
学校では完璧な「王子様」として振る舞う彼を、俺は今日何回泣かしたのだろうか?
奴のしゃくり上げる音だけが聞こえる中、捲り上げたワンピの汚れてない部分で手を拭
う。袖は…まあ、俺が着替えればいいだろ。
射精の余韻にいまだわずかに頭をもたげている奴のペニスは、精液と我慢汁で下のショ
ーツと同じくぐちゃぐちゃになっていた。剃毛され子供のような下腹にはそぐわない有様
が、優等生のくせにこんな目にあって興奮してしまう奴にはお似合いだ。
これがエロスというものか。頭がクラクラしてきた
(本文ないです)
これから投下するのは、「偽装彼女」のキャラでストローによる乳首責め小ネタです。
>>434さん、まさかそこに反応もらえるとは思わなかったので嬉しいです(´∀`*
萌えレス本当にdクス!
なお、元ネタとして「おとうさんスイッチ」が出てきます。
ご存じない方へ↓
ピタゴラス○ッチという番組内のコーナーで、視聴者の父子または祖父子が登場します。
あいうえお五十音でどれか一つの行を選び、子供が「お父さんスイッチ『か(以下き〜こ)』
ー!」と手作りスイッチを押すと、お父さんなりお祖父さんなりが「かっぱを着る(以下
き〜こで始まる動作)」をするって感じです。
(いい年してガン見してたのが何年も前なので、変わってたらすみませぬ)
ストロー責めは他にも書いてみたいシチュもあるので、今回はピタ○ラに特化したものを
投下します。
(1/4)
「ば…馬鹿だろっ!お前絶対馬鹿だろ!」
学年首席にそんなこと連呼されちゃうと、さすがにちょっと凹みそう。
「うん、馬鹿だから許してねぇ〜」
力の抜けた両足はカーペットを擦るだけで、ヘラヘラしながら身体を寄せる俺から逃れ
られない。
「やっ、嫌だっ!来るなぁっ…あ!」
奴の悲鳴の後ろには、ほのぼのと二匹のペンギン人形が戯れる声。かたや毛糸の帽子か
たやバケツって、差別じゃね?
「はぁい、『お兄ちゃんスイッチ』はじめましょうねえ〜!」
яяя
いつも通りの週末。ただ奴は学校で行われる外部模試の設置係の仕事があったので、俺
の家に着いたのは夕方近かった。自分が受けるわけでもないのによく引き受けるものだ。
向こうが疲れてるみたいだったのもありお出かけはやめにして、親も兄貴も姉貴も今日
は泊まりか午前様だからと、のびのびとリビングで事に及んでいた。
やっぱり始めは言葉責めで遅れて来た奴を苛み、ギリギリのところで労ってやるとあっ
さり床に寝かされ太腿やら乳首やらをこね回されて喜びまくった。
不自然に隆起したショーツにいよいよ手をかける…というところで、須藤が逃げるよう
に身体を反らせてカーペットに肘をつき、
「ひぁ…あっ、あっ?」
プチッ。聞き慣れたスイッチ音に、奴が座ってたあたりにテレビのリモコンを置きっ放
しだったことを思い出す。
「っ…ごめ……っ!」
「あーあー、大丈夫大丈夫」
『…それじゃあ次回をお楽しみに!まったね〜え!』
慌てて起き上がる奴の身体の下からリモコンを取ろうとしていると、突然聞こえだした
アニメ声に続き、画面が浮かびあがってきた。ちびっ子と年増のお姉さんが並んで手を振
っている。
(2/4)
「…なっつかしー」
教育テレビなんて何年ぶりだろと、リモコン持ったまま思わず二人して眺める。ちょう
ど番組が終わるところだったのか、パッと白い背景に変わった。そして、
コロロー…
「おぉー」
テレッテレッテテッレテッレテーレレーテレッ♪と気の抜ける音とともに、落とされた
ピンポン玉が微妙な早さでコースを滑ってゆく。途中ドミノ倒しのコマやパチンコ玉にた
すきを渡しつつ、独特な脱力メロディーをバックに着々と目的地へ。
どうでも良いはずなのに思わず無言で見入ってしまう。よく考えてるなあ。
一ミリのブレも許されないミッションをクリアして、パチンコ玉は音楽の終了とともに
フライパンに勢い良く当たった。カーン。
そしてその乾いた音は、俺の頭を閃かせた。
「………ちょっと、ごめん」
「……うん」
捲り上げたスカートやブラから手を放すと、須藤は肩まで脱げていたフリルブラウスの
前を合わせる。背中のホックは外されたままだ。よく分かってらっしゃる。
ピタ○ラ装置の行く末を真剣に見守って、さっきまでみたいに乳首舐められて脇腹くす
ぐられてアンアンらめぇ〜な気分に、ちょっとすぐには再燃できないみたいだ。
台所で用を済ませてリビングに戻ると、惰性で人形劇を眺めていた須藤が振り返り、
「…あ、何して………」
ティッシュの空き箱に蛇の目ストロー貼っ付けて再登場した俺を見て、元から人形のよ
うに整った顔をこおりつかせた。
яяя
それからさんざん馬鹿だの頭おかしいだのわめかれたが、先程のように仰向けに押し倒
し奴に跨った俺が、にこやかにマジックで箱に書き込みを始めた頃には無抵抗になってい
た。というか、つぶれていた。
「おにーちゃんスイッチ、イきますよぅ〜♪」
「かっ、考え直せ村瀬!お前どう考えてもおかしいから!」
「ああ、そっか。ユカちゃん女の子だから、『お姉ちゃんスイッチ』だよねぇ」
「考えるのはそこじゃない!」
体格で負けているというのに果敢に俺を押しのけようとしてくるので、ちゃっちゃか準
備することにした。
(3/4)
「はいはい、聞き分けないこと言わないの〜」
箱をとりあえず脇に置き、ホックが外れた分浮き上がったブラに押し上げられている胸
元に手をかける。
「あららーユカちゃん、ボタンかけちがえちゃってるよ〜?」
奴らしくないミスをからかいながら、三つばかし留められていた白いブラウスをはだけ
た。
「っ…やだ……」
さっきはあんなに「グリグリしてぇっ!」っておねだりしてきたくせに、余韻に勃ちあ
がったままの乳首が可哀想だ。
「おねーちゃんスイッチ、イきますよ〜♪」
ストローの蛇腹を曲げてアンテナを立てる。なんだこりゃ、すっげ楽しいかも。「地獄
に落ちろ」という電波が飛んできた気もするが、気のせいということにしておく。
「使うのはマ行な。ルール知ってるよな?」
「………早くどけよ」
画面の中の彼らのように「こどもだから、わっかりませーん!」と答えたいことだろう。
しかしそうしたとしても俺はエロい百科お兄さんなので、「じゃあ俺のページの代わりに、
パンツをお口で下ろしてみてねー」と言うだけだ。
「はぁ〜い、じゃあ…『ま』!」
スイッチを押す真似をするが、当然奴は動かない。
「…ノリ悪いなあ」
「……これで乗り気になれる奴がいるのか?」
重ねて「早く下りろ」と冷たく言ってくる。白いブラウスの間からは、それにひびかな
いようにとシンプルなデザインにしたパステルピンクのブラとツルすべ美白な愛され肌の
胸板、さっきまで俺の手でいじられまくっていたプリプリの乳頭が覗いている。
「アンテナの感度が悪いのかなぁ〜?」
「なに馬鹿なこと言って……ひっ!?」
箱を奴に近付けて、その可愛らしい乳首にストローをかすめると、刺激に敏感になって
いたそこは持ち主の意思と関係なく快感として受け入れた。
「ひゃ、ん……っだ、だめっ…!」
「…『まだダメぇと言いつつモロ感』」
単品でなく箱を持って動かしてるので、力加減がうまくできないのだが、不規則な強弱
がかえって気持ち良さそうだ。結果オーライ。
(4/4)
「何言って…ぁ、あ、そこダメ……っ」
ストローの穴に先端を突っ込むように押しつけると、いやいやをするように首を振るが、
奴の下腹に跨がった俺の尻にはスカート越しに硬いモノが押しつけられている。
「次はぁ、『み』!何かケツに当たってるんですけど」
「…っぃ、いやあっ……は、早くどいて…」
「『見ちゃいやぁと言いつつ、ビンビン』」
「……っく…」
楽しそうに続ける俺に、何を言っても墓穴だと黙り込む須藤。
「あれー?感想ないの?」
「…別に」
「『そんなんじゃ足りないのぉっ!』とかさ」
「……っ…特に、ありません」
何なのこのエ○カ様は。
唇を噛みしめてはせっかくの悲鳴が楽しめないので、ちょっと趣向を変えることにした。
「じゃあ『む』!『村瀬君になんかお願いはありますか』?」
ちょんちょんとストローの先端で左右の乳頭をつつき回しながら、聞いた。疑うような
目で見上げてくるので、乳輪をツィーッとなぞる。
「っそれ、を……やめ…ぁ…っ」
ツルツルした軸でクリクリと転がすと、ストローとの温度差にか面で与えられる刺激に
か、ピクンッと俺の身体の下で奴の腰が震えた。そうかそうか、これが気持ち良いのか。
左右とも丁寧にストローを転がせながら、言葉を紡げないぷるぷるの唇…というか奴の
顔に顔を寄せる。
「えーと…『め』!…『目を見て言いなさい』」
「命令じゃないか!」
反射的に突っ込まれるが、ルールは俺なので気にしない。さっきだって質問でしたー。
「はいはい、あと一文字だから、自分でやってみようねえ〜?」
合わせた瞳は「そんな馬鹿な真似できるか!」と訴えていたが、ストローの先でさんざ
んいじくったそこを焦らすようにつつくと、たまらず口を開いた。
「…も……『もうダメ』ぇ…っ」
テレビは次の番組を映していたが、こちらのコーナーはまだまだ続きそうだ。
(おしまい)
443 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 19:20:17 ID:wpqW/chl
何だこのラブラブバカップルwww
GJすぐる!
二人ともアホすぎるwww
こういう仲良しなネタ読むと、何かほのぼのするなあ…
そして協定彼女…指フェラ、テラエロス。
オチワラタw GJ!
446 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 00:22:31 ID:kS+TdAft
GJ! GJ! GJ! GJ!
部分部分が脳内再生されて、これからピュアな心で見れないじゃないかww>ピ○ゴラ
GJすぎるので今からアルゴ○ズム体操一人で練習してくる。全裸で
ちょ、なにこのバカップル!GJ!!
つーか村瀬が素敵なバカすぎるww
(1/3)
「…ガマンできないくらい気持ち良かったんだ?」
拭った手で「怒ってないよ」と頭を撫でてやると、おずおずと首肯する。
「おっぱいとチンコでイっちゃうなんて、ユカちゃんはやらしい女の子ですねぇ〜」
グロスとこいつの唾液とで汚れた口の端を拭うと、チロリと俺の指を舐めてきた。ジェ
ラートに指フェラにと、さんざん酷使してやった舌は無意識のうちに俺の命令をこなそう
としている。
ちょっと迷ったが、奴の精液がかかった方の手を顔のそばに持っていってやると、うつ
ろな瞳のまま青臭い指を口に含んだ。
舌先を尖らせ指の股や、一度口を離して手のひらなんかを舐められると、ジーパンの中
に押し込めた自分の息子が疼いてしまう。
「…ユカちゃん、お利口さんですねえ」
「んっ……んぅ………っ」
なかば恍惚としたように俺の指をしゃぶる美少女のペニスも、再び熱くなり始めていた。
яяя
それからブルマとショーツを脱がして汚れたワンピを下ろし、イケメン優等生によるノ
ーパン女装オナニーショーを今日のラストイベントに見納めてから、俺はデートの後始末
に奔走した。
嫌がる奴を外れたブラ一枚に剥いて洗面所に追いやり、シュシュや化粧品と同じくゴミ
袋行きだったクレンジングやら何やらでメイクをきれいに落とさせる間に、買ったばかり
のイカ臭い奴のワンピやら何やらをビニール袋に入れてから奴のスポーツバッグに押し込
む。
額やうなじに悩ましく黒髪を貼りつかせ戻ってきた相手にドライヤーとセーラー一式を
放って、袖がカピカピになったシャツを着替えつつ奴を急かした。あまりの手際の良さに
自分を褒めてやりたい。
(2/3)
奴が「イっちゃうのぉ!」と最後に泣いてから三十分足らずで、ちょっと髪が乱れてバ
ッグが膨らんだ以外は昼間俺ん家に来た時と変わらない格好の須藤と家を出ることができ
た。
落ち着かなげにスカートに手をやりつつ駅へ向かう奴を、隣でニヤニヤ眺め回しながら
歩く。通行人には、暗くなったから可愛い彼女を送ってあげる優しい彼氏に見えることだ
ろう。
穿かせっ放しだったショーツはすっかりぐちょぐちょだったので、今彼は汚れを拭き取
ったブルマを直に穿いている。「お願いだから下着を穿かせて」と懇願する奴に、満面の
笑みで「ダメ」と言った時の爽快感といったらなかった。
「先週と違って覗かれても平気なんだから、シャキシャキ歩けよ」
「っ勝手なこと……ひゃうっ!?」
「ユカちゃんスタイル良いから、変な格好してるとかえって目立っちゃうよぉ〜?」
プリーツスカートの上からスキンシップの範囲内で尻を撫でると、慣れないブルマの感
触に変な声を出した。あーあー、塾帰りの小学生が不思議そうな顔で「きれいなお姉さん
がすっとんきょうな声をあげてる」のを見つめてるよ。
小さく噴きつつも奴が泣きそうな顔をしてるので、必死に笑いの波をやり過ごす。腹が
よじれそうだ。
「……あ、あーあと、今着てんのは、俺が指示しない限りしまっとけよ」
「…え?」
「寒いしどこのか勘繰られるし。第一いくらタンスに入れっぱでも、こうして外に出して
たらいい加減誤魔化せなくなるだろ。とりあえず次は今日買ったワンピ着て来いよ。あー
あと、手出せ」
ポンポンまくし立てられ、思わず言われた通り差し出してきた右手に、俺は昼預かった
ものを押しつけた。
(3/3)
「え?……っ!」
手付かずの諭吉二枚に目を見張る須藤。最初から俺が五千円や青札で出してたの見とけ
よ。
「今日のは俺の趣味だったから、それは返す。今度から自分で買えな」
第一、それを受け取ることで立場を勘違いされてはかなわない。利害は一致していたと
しても、あくまで俺が優位なのが大前提だ。
赤いスカーフの前に札を持った手を寄せ、須藤が途方に暮れたようにつぶやく。
「…わけ、わからない……」
「分かんなくねーよ。俺はあーゆーのを着せてお前の反応見て楽しむ、お前はそれで興奮
する。どっちもどっちな変態趣味だよ」
簡単な話だろ?その優秀な頭で理解するのには。
「現ナマべろべろ出しとくなよ、ほら」
言われた通り自分の財布にしまいながら黙りこくってしまった相手を放っとくことにし
て、ポケットに突っ込もうとした手を急に掴まれた。
「ぅわっ、何?」
「今日の代金」
言って、紙幣を一枚握らせた俺の手ごとギュッと両手で包むように握りしめる。
はたから見れば、恥ずかしがり屋な彼女の精一杯の愛情表現。実際は先日の、前カノと
の清算みたいなもの。
ただ前カノと交わしたそれとも、先週や今日の昼間との彼とも違うのは、
「半額分、だから」
はあ、たしかに握らされたのは先週突っ返した一葉さんです。
「趣味…なんだろう?」
どこまでも生真面目なまなざしに俺はまた噴き出してしまい、長い睫毛の奥から睨まれ
た。
(おしまい)
(本文ないです)
「協定彼女」は以上です。物価は若造の店ということでヨロ。
これで継続した上下関係ができて、「和装〜」だの「桃色〜」だのといった小ネタにつな
がる感じです。
>>239さん、遅くなりましたがセリフ使わせていただきました(´∀`*
いつ使おうかとwktkしながら打ちましたwありがとうございます!
>>411さん
ギリギリ「穿かせたまま」になってれば良いのですが。
ちゃんとした着衣射精おもらし(すごい字面だ)も書いてみたいですw
>>418さん
レスいただいた時点でノーパンブルマ書いちゃってた(思い付いたシーンをバラバラに打
ってつなげてる)のですが、「なんて鬼畜!(褒め言葉)」とハァハァしてしまいましたw
>戻しちゃらめぇっ!
長レス失礼しました&最後まで投下させていただきありがとうございました!
昨日の夜から
>>1からずっと読んでたらいつの間にかラストがうpされてる…!?
完結乙でした!神の御技!
野郎同士でこんな萌えるSSがあるなんて…ユカきゅんもいいけど村瀬もイイ!
また小ネタでも新シリーズでも書いてください!
>>453 あなたは神か。いや、あなたも神か。
こう言わざるを得ない。
Good Job!
(ってそれ、調べてみたらどっかのサイト(閉鎖済み?)にアップされてた画像の転載かー。
移転先とかないのかね。kwsk! kwsk!)
彼女の中の人乙でした
またネタが浮かんだら投下して欲しい
エロいし面白いし最高だった
マジGJ!
>456
私もどっかの画像掲示板の拾い物なので、詳しい事は何とも…
サイトそのものは閉鎖しているようですね。
(本文ないです)
これから投下するのは、ボクっ子シスター(女装)が、先輩に性的に教育される話です。
本番描写はないけど尻までいっちゃいます。
ショタっぽい&ふたなり要素有なので、もしよろしかったらどうぞ。
(1/2)
祭壇で一日のお勤めを果たしたお花やぶどう酒を片付けて、今日もおしまい。
「毎晩助かるわ…あなたは本当に働き者ね」
「とんでもない!シスター・エイミーこそ、ここは新参者にまかせて、早くお休みになっ
てください!」
オルガンをピカピカに磨き終えた先輩シスターに優しくほほ笑みかけられ、ボクは慌て
て首を横に振った。
「あら、そんなわけには…まあ、小さいのにそんなに持って!」
大布をかけた腕に花器と空の杯、燭台を抱えるボクを見て彼女は白魚のような手を差し
出してくる。
「私も運びますわ」
正直、これくらい麦の束や小麦粉の袋に比べたら、なんてことない。お母さんを乗せて
収穫後の荷車を押して畑から帰ったこともある。
それでも「ボクは女の子、ボクは女の子」と自分に言い聞かせ、先輩のお言葉に甘える
ことにした。
「はい!ええと…おそれいりますわ、シスター・エイミー」
ボクは今、お母さん似の息子ではなく、尼僧服に身を包んだ新米シスターなのだから。
πππ
十三歳以上十五歳以下の処女(おとめ)で、心身ともに健康な者…これが、巡礼の条件だ
った。
今、ボクの村にはお金も、それを稼ぐ力もない。
去年来たケタ外れな台風によって畑が全滅しちゃって、男手はボクのお父さんも隣のお
兄ちゃんも、皆町へ出稼ぎに行ってしまったからだ。
とはいえ慣れない仕事で充分に稼げるわけもなく、彼らが自分達も苦しい中毎月送って
くれるお給金をやりくりして、年寄りや女子供しか居ない村はなんとか食いつないでいる
という状況。
そんな時に舞い込んだ、破格の仕事は、修道院の短期巡礼への参加というものだった。
報酬はむろん奉仕料としてという名目だが、貧乏な村にこの話が入った時は、その金額
に皆が沸き立った。
しかし、ボクの村には男手もないが子供も少ない。唯一三姉妹の居るお家も一番下が十
六とギリギリ条件に満たない。
修道院の掲げた十三歳から十五歳という枠のみでは、ボクと隣の幼馴染みのフレアちゃ
んしかいなかったのだ。
(2/2)
女の子である頼みの綱のフレアちゃんは、この巡礼に参加できない。十五歳の誕生日に
今町に出ている旦那さんと結婚して…その、お腹に赤ちゃんまでいるからだ。
「こんなに苦しいんだ、神様もきっと許してくださる」
村人総出で話し合った結果、身体も小さく顔もなよなよしいボクが村を救うために女装
することとなった。
青い尼僧服を着て村を発つ朝、フレアちゃんはボクを抱きしめて泣いた。
『ごめんね、リオル。あたしが行ければ良かったのに』
『平気だよ、フレアちゃん。ボクが帰ったらそのお金でいっぱい美味しいものを食べて、
元気な赤ちゃんを生んでね』
『いやだ、リオル…あんたなんでそんな格好してる時に、珍しく男らしいこと言っちゃう
のよ!』
思えば、フレアちゃんが小さい頃木登り中に落ちて腕の骨を折った時以外にボクの前で
涙を見せたのは、あの時が初めてだったかもしれない。
そんなわけで、当然ながら女性ばかりの巡礼に潜り込むことになったボクはなかなか大
変な…ことにはならなかった。
各馬車に警護の人が付いて、明るいうちに行商用の安全なルートを通って次の町へ。村
々の修道院からやって来たらしいうら若きシスターたちも、皆おしとやかなお嬢様ばかり
で、夜休む時は一人一人にお風呂まで付いた小部屋をあてがわれる。
小さい頃から男の子も女の子もいっしょくたで、食事をしたりお風呂に入っていたボク
はホッとしつつも、自分の村の辺鄙さにちょっぴりショックを受けてしまったが、そんな
田舎者を世話役のシスターを始めとする皆はあたたかく迎えてくれた。
初日にうっかり「ボク」呼ばわりしてしまった時は肝を冷やしたが「あらまあ、そんな
お転婆ではいけませんわよ」と事なきを得た。
この調子で一か月、地方の町々の修道院をくるりと一周すればお金…いや、奉仕料がも
らえるのだ。
出稼ぎ三か月分のお金があれば、もっと効率の良い農具をそろえることができる。お父
さんたちに暖かい服も送れるかもしれない。
そのためには、何がなんでもボクが男だとバレないようにしなくっちゃ…
(本文ないです)
>>453さん
ショートカットにリボンセーラーに縞パンと、萌えどころ多過ぎてどうしたら良いんだろ
う(´д`*
>>459さん
く、口からなんか飛び出るかと思った!そうだよそれ描きたかったから書いたんだよと。
て言うか当初ヘアピン着けるか迷ってたので、読まれた!?とビビりましたw素晴らしい
ものを本当ありがとうございます。
百回保存は容量的にできないので即保存&バックアップとりました!
素敵エロの後で何ですが嬉しさにまかせてチラ裏に描いてたのを
(どっちもエロじゃない&鉛筆)
ブルマ↓
ttp://imepita.jp/20080202/706530 協定の服装↓
ttp://imepita.jp/20080202/712201 「なんたら彼女」キャラでは、いただいたレスから書いてみたいネタが色々あるので、ま
たでき次第お邪魔したいと思ってます。
読んでくださりありがとうございます!
おお、絵師まで来てGJ!
むしろ待ってましたw>尻までいっちゃいます
>>460 うおいっwww!
16歳の女の子がいるならソイツが行けよwww!
年齢詐称と性別詐称じゃあ比べるまでもねーよ!
騙されてる!騙されてるよ!
気づいてー!
フレアは15歳で16歳は別にいるんじゃないの?
(本文ないです)
ちょっと時間ないので訂正だけ失礼します。
>>465、466、467さん
村にはフレア15歳(妊娠)と、一番下が16歳の三姉妹(不明)が居ます。
>>465さんのレス読んではじめて「そっか!そうだよな!」と自分が気付きました。恥ず
かしすぎて言い訳の余地もありませんorz
>16歳の女が行けよ(本当だよ)
仕方ないので、
・彼女(16歳)は周知の非処女だった
か、
・女装っ子も村中の人も皆ズレてる
以上のどちらかお好きな方で脳内補完お願いしますw
シチュが萌えれば理由なんてこじつけでもいいですw
他は病気がちで「心身ともに〜」の条件に合わなかったとか。
しかしさっそく新作が読めるなんて…ここは巡回スレにしなければ。
年齢詐称と性別詐称を送り出して3Pフラグ
(1/3)
「お外に大きなお風呂があるみたいだわ…よかったらご一緒しませんこと?シスター・リ
オル」
「おふぁっ!?」
片付けを終えて先輩と部屋に戻る途中、いきなり大ピンチに見舞われた。
「なっ、なっな…何を突然!?」
「だってあなたはいつも一人でお勤めをされているじゃない。そんなに小さいのに…本当
はご家族と離れて寂しいのではなくって?」
「い、いえいえいえそんなっ!小さいったってボク十五歳ですしっ!きっと同い年ですし
っ!」
「まあ」と目を見張る先輩はたしかにボクより身体が大きい。具体的に言うと…白い尼
僧服を押し上げるお胸がボクの目の前の位置で、非常に心臓によろしくない。
「だったらなおさらそんな遠慮なさらないで。私たちもっと仲良くなれますわ!」
キラキラした黒い瞳がボクを映す。緑の目を困ったように垂らした、くるくるの茶髪が
青い頭巾から覗く女の子。
「いや、恥ずかしがってるわけでは…あ!そ、そうそう!ボク今晩イリーナさんに呼ばれ
てるんでした!」
このセリフに嘘はない。世話役シスターの名に、先輩は「あら」と顔をほころばせた。
「私もこちらに入ったばかりの頃呼ばれたわ…美味しい紅茶を淹れてくださって、たくさ
んお話をして…とてもお優しい方よ。それに、とっても頼れる方」
それじゃあ私とはまた今度、ともったいないお誘いを最後に、ボクは先輩と別れた。
「おやすみなさい、シスター・エイミー」
「よい夢を、シスター・リオル」
うん、何度やってもこの挨拶に慣れないや。
ともあれ、突然世話役から直々にお呼びがかかったことに内心冷や冷やだったボクは、
先輩の言葉に安心して自分の部屋のお風呂に入った後、イリーナさんのお部屋へと向かっ
た。
πππ
(2/3)
「リオルです。よろしいですか?」
「…お入りなさい」
ノックとともに名乗ったボクに、柔らかな声がかけられる。
「失礼します」と扉を開けると、目の前にイリーナさんが立っていた。
『私のことは名前で呼んで、何でも相談なさい』
巡礼に参加した初日、ガチガチのボクの肩を抱いてイリーナさんは笑いかけてくれた。
正直緊張していたのは村を離れること以上に、女装がバレるんじゃないかという不安の
ためだったのだが、艶やかな面に浮かべられた笑みにボクはこっくりうなずいた。
見たことないけど、聖母のようなとはこんな人を指すのだろう。わけもなくドキドキし
つつ、ボクはイリーナさんから目が離せなかった。
頭巾からこぼれるまばゆい金髪に、雲一つない空のような瞳。ミルク色の肌の上に、そ
れらと形のよい唇や鼻といった、ボクと同じものとは思えないほど美しいパーツがバラン
ス良く並んでいる。そのままお城のお姫様をした方が良いんじゃないかってくらい、キレ
イだった。
そんな彼女が、目の前に立っている。
各地の修道院から集っているので、色んな尼僧服を目にするのだが、中でも大都市の出
身というイリーナさんのは個性的だった。
白と紺のシックな色合いで…胸がばーん!と開いていて、おっきなおっぱいの上半分が
見えている。銀のロザリオの下半分は、白く悩ましい谷間に埋もれて見えなかった。
こんなエッチな服を着せるなんて!…って、まあボクも人のこと言えないけど。
頭巾や上衣は普通なんだけど、マイクロミニのスカートに太股までのピタッとしたスパ
ッツ。村のお姉ちゃんたちが「この方がかえって女の子に見えるわよ!」と張り切って作
ってくれたもので、たしかに動きやすいし「ボク」と言ってしまっても誤魔化せる、はず
なのだが。
「…あなた、女の子じゃないでしょう?」
勧められた椅子に座り小さなテーブルを挟んで対面した、イリーナさんの第一声に、ボクは激しく動揺した。
(3/3)
「な、何ですかいきなり!?」
「あら、ちがうの?」
ガタンッと椅子から立ち上がり、悠然と座すイリーナさんに訴える。
「そんな、こんななりですけど…ボクは女の子ですっ!」
「なら、今すぐこの場で裸になってもらえるかしら?」
女の子なら、その証拠を見せてみろ。言外にそう詰め寄られ、証拠を持たないボクは立
ち尽くすしかない。
「そんな…」
うろたえるボクの姿は、イリーナさんの指摘が正しいのを証明するには十分だった。
「ここに居るのは処女だけのはず…どうして男の子が紛れ込んだのかしら?」
もうダメだ…にっこりとほほ笑むイリーナさんの足下に、たまらずボクは跪いた。
「お願いですっ…どうか、どうか内緒にしてください…っ!」
断罪されたり罰を受けることより、ここで帰されてしまってはお金が手に入らないとい
うことがおそろしかった。
ボクがお金を持って帰らなければ、村はどうなってしまう?
出稼ぎのお金ではとても足りないのは、お父さんたちも知っている。だからいつまでも
帰れないし、ボクたちも苦しい生活を知られたくないから帰ってきてとも言えない。
ボクがこの仕事を終えれば、また家族で一緒に暮らす日が近くなるかもしれない。
力仕事をしていたボクの代わりに、身重のフレアちゃんや裏のおじいちゃんが、病弱な
お母さんを助けてくれると言っていた。
ボクが出発する日、そんな余裕なんてないはずなのに村の皆はこうして服を用意してく
れたり、自分たちもお腹がすいてるのにたくさんお弁当を持たせてくれた。
ボクの持ち帰るお金のを待って、皆必死で貧しい生活を耐えている。
お母さんが、おばあちゃんが、お父さんが、フレアちゃんが…
「……リオル?」
「…っおねが、です…っ!ここに……ひっく…」
しゃくり上げるボクの顔を、不意に柔らかく温かいものが包んできた。
(1/4)
「泣かないで、リオル」
席を立ったイリーナさんがボクを抱きしめている…どうして?ボクは彼女に問い詰めら
れていたはずなのに。
「大丈夫よ。あなたが悪い心をもって私たちを騙そうとしたのではないことは、あなたと
私が知ってるし…神様もきっとご存じよ」
豊かな胸にボクの顔をうずめて、イリーナさんが優しくささやいてくれた。柔らかなぬ
くもりと声に、さっきとは別の意味で涙があふれてくる。
「っく……ごめんなさい…っ…」
なかなか泣きやめないボクの頭を撫でながら、イリーナさんが静かに続ける。
「あなたの村の境遇は知っていました…リオル、あなたもあなたのご家族も、どんなに辛
かったでしょう。そんな中でこうして優しい子に育った子を、どうして見捨てることがで
きるかしら?」
「……?それじゃあ、イリーナさん」
びっくりして涙も引っ込む。胸の間から顔を上げたボクに、彼女はにっこりと笑いかけ
た。
「大丈夫よ。私はあなたを追い出したりなんかしない……ただ」
「ただ?」
まだ何か問題があるのか不安になったボクの目を、イリーナさんの青い瞳がじっと見つ
めてくる。
「あなたを試すために、私はひどいことをいってしまったわ…それでもあなたは私を頼っ
てくれるの?」
「そんな…」
床に座り込んだまま、イリーナさんから身を離す。
「ボクは…ボクは、許されるのならここに居たいです!あなたのそばに居たいです!」
自分を偽ったボクに優しくほほ笑みかけてくれたイリーナさん、責められ罰されても文
句も言えないボクを慰めてくれただけでなく、当然のことをした自分自身を省みるイリー
ナさん。
彼女はとっても魅力的な女性だけど、それ以上に素晴らしい人だ。それこそ聖母か慈母
のように。
「それは…私のもとで、女の子として過ごすということかしら?」
「はい、ボクは女の子になります。どうかお願いします!」
頭を下げるボクに、イリーナさんがふっとほほ笑むのを感じた。
「…シスター・リオル、顔をお上げなさい」
(2/4)
「はい」
言われた通りにすると、目の前にはイリーナさんの満面の笑み。その美しさと可愛らし
に思わずドキンとしてしまう。
いけない、女の子が女の人にドキドキしちゃおかしいじゃないか。
熱くなるボクの頬に気付いているのかいないのか、笑みを浮かべたままイリーナさんが
ボクの顎に手をかけた。そして、
「……!?んぅっ…」
薄くルージュを引いた唇が、ボクの口をふさいだ。ていうか、キスされた!
「んっ、んん……っ!?」
ペタリとして、ぷるんと柔らかい、初めての他人の唇の感触とイリーナさんからただよ
う良い匂いに抗うこともできずウットリしてると、にゅるんと何かが口に入ってきた。
「ふぇ?……っひゃ!ん、むっ……」
し、舌!舌が、イリーナさんの舌がボクの口の中を舐めている。唇の裏や歯茎、上顎を
くすぐって…あ、あ?
コロン、と舌の上に何か落ちた。
「……飲みなさい」
ボクの口を放して、イリーナさんが言う。
ファーストキスの余韻にポーッとしたまま、ちっちゃな飴玉みたいなのをボクは飲み込
んだ。
「いいコね」
もう一度唇を重ねられる。今度は上唇と下唇を舌先でチロチロと舐められた。さっき自
分の部屋でお風呂入った時、歯も磨いてて良かったと今さら思う。
「あ…の……イリーナさん?」
「どう思った?」
ボクの頬を両手で挟み、イリーナさんが首を傾げる。
「…え……?」
「お口を吸われて、あなたはどう思ったの?」
ほっぺたをつつかれ、口の中でのイリーナさんの舌の動きを思い出し、またドキドキし
てきた。
「そ、その……ビックリしました…」
「ドキドキしてる」
「………はぃ…」
「悪い子ね」
ニコニコしながらイリーナさんはそう言い放つ。
「女の子なのに、私にキスされてドキドキするなんて、あなたはまだ男の子だわ」
女の子でもいきなりされたらビックリすると思うんだけど…さっき別れた先輩とかは、
しないのかな?
とはいえ自分から言い出したことなので、ボクはさっそく誓いを破ったことに小さくな
った。
「ご、ごめんなさい…」
(3/4)
下を向くと、イリーナさんの胸の上半球が丸見えだ。抱きしめられた時感じた、尼僧服
越しのおっぱいの感触を思い出し、胸の奥がキュンとした。
顔を赤らめて視線をどこに向けるか困ってるボクに、イリーナさんは鷹揚にうなずく。
「いいのよ、リオル…他の子と同じく、あなたも私が責任を持って『女の子』にしてあげ
るわ」
そしてイリーナさんはボクを軽々と抱き上げると、さっきまでついていたテーブルや椅
子を通り過ぎ…ベッドに下ろしてくれた。
「い…イリーナさん?」
「他のシスターと生活していく中で、さっきみたいに真っ赤になってドキドキしてたら怪
しまれるわよ。あなたがちゃんと女性らしく振る舞えるように、今から訓練します」
きびきびと告げられ、ベッドに寝かされたままボクはこっくりうなずく。
「よ…よろしくお願いします…」
なんかよく分からないけど、ボクが女の子としてやっていけるようにしてくれるみたい
だ。屈んだイリーナさんの胸の谷間からこぼれたロザリオをうらやましがるなんて、不謹
慎なこと考えてちゃいけな……あれ?
な、なんか身体がおかしいぞ?
「…あら、もう顔が真っ赤だわ」
「ぁ……」
頭が熱でもあるみたいにポーッとするんだけど、身体はフラフラするどころか、服や頭
巾、背にしたシーツが擦れるのも敏感に感じて…な、なんかお腹の奥がジンジンしてきた。
「い、イリーナさぁん…」
「なあに?リオル」
「なんか…なんか身体が変ですっ!ピリピリしてきてぇっ…!」
たまらず起き上がろうとしたら肩を押さえつけられ、それはかなわなかった。
「…あ、あ……」
イリーナさんが寝転がったボクに身体を寄せてくるが、それどころではない。
フレアちゃんはもうお母さんになるというのに、時々朝に下着を濡らすだけの、その…
ボクのオチンチンが膨らんでしまっているのだ。
ぴったりしたスパッツとスカートで見えないはずなんだけど、腿を擦り合わせるボクに
気付いたのかイリーナさんは「あら」と言った。
「そこ…大きくなってるの?」
「……っなんで……ぁ!」
思い当たるモノを少し前に飲まされたことに今さら気付いたボクに、先生みたいな顔を
してイリーナさんはうなずいた。
(4/4)
「他の子も、それを乗り越えて『女の子』になれたんだから、頑張りましょうね」
「…ほ……ほか、の?」
「あら、気付かなかったの?あなたの他にも、シスター・アリスはアレン、シスター・エ
ミルはエーミール。どっちもれっきとした男の子だったけど、今ではすっかり貞淑なシス
ターよ」
ボクと同じようなのが他にも居たのか…だからボクみたいのが受け入れられたり、巡礼
とは思えないほどの待遇だったのかと納得するが、身体はそれどころではない。
スカートの下に手を突っ込んでたしかめると…マズい、なんかジュワッてした。
またも泣きそうな顔をしてしまったボクの頭巾に、イリーナさんが手をかけた。
「汚してしまう前に、脱いでしまいましょう、ね?」
「嫌です」なんて言えるわけもなく…というか、頭がぼうっとして身体がムズムズジン
ジンして、話すどころじゃないボクの頭巾や服を、イリーナさんが剥いでゆく。畑仕事で
日焼けした肌が、どんどんあらわになっていった。
横たわったままスパッツ一枚にされたボクの服を丁寧に畳むと、イリーナさんはさっき
まで自分が座っていた椅子に置く。
次にあれらに袖を通す頃には…ボクは女の子になってるのだろうか?
そんなことを思ってる間にイリーナさんはベッドに戻り、屈み込んでボクの顔をじっと
見つめてきた。青い瞳の中に、頬を染め見上げる…男の子の顔。
「可愛いわよ、リオル」
ボクの短い巻き毛に指を絡ませ、「もっと可愛くしてあげる」とほっぺたにキスされた。
窮屈なスパッツの中で、ボクのオチンチンが悲鳴をあげる。
リアル遭遇記念GJ
うはwwwGJすぐるwwww
すぱっちゅハァハァ
(1/3)
もじもじするボクにイリーナさんはニッコリ笑いかけて、そして、
「うひゃっ!?」
胸の先をつまみあげられ、驚きとくすぐったさに変な声が出てしまったボクにお構いな
しに、長い指でボクの胸やお腹を這いまわる。
「ひゃう…ひゃ、く、くすぐったいっ!」
「あら、そうなの?…困ったわね」
きれいな眉を寄せてしまうイリーナさん。な、なんかマズかったのかな?
「女の子は、ここをこうされると気持ち良くなるのよ」
「そ、そうなんですか?」
初耳だが、こんなにおっきなおっぱいを持つ彼女がいうのだから、きっとそうなんだろ
う。
「くすぐったがってごめんなさい。ボク…」
せっかくイリーナさんがボクのためにしてくれているというのに、薬のせいとはいえオ
チンチンを濡らしちゃったり、気持ち良くならないなんて、申し訳ない気持ちでいっぱい
だ。
ポーッとした頭のまま落ち込んでしまったボクに、イリーナさんは首を横に振って優し
く髪を撫でてくれた。
「大丈夫よ…じゃあ、ここから女の子になっていきましょうね?」
こっくりうなずくボクの手を、イリーナさんの大きく柔らかい手がシーツから離す。そ
のままそうっと引き上げてくれて…
「はい」
さっきからずっと気になってた、自分のおっきなおっぱいに当てた。
「は…はい?」
ほゆんというか、たゆんというか…とにかくうまく言葉にできないけど、柔らかい感触
がボクの手のひらから伝わってくる。正直、嬉しい。でも…でも、女の子が女の人の胸を
触って喜ぶわけにはいかない。
「私がやるように指を動かして。一緒に気持ち良くなりましょう」
「はい!?」
あの、つまり、その…さっきされたみたいに、このおっきくって柔らかいのを触れって
ことなのだろうか?
(2/3)
ドキドキしてしまうボクに、先生の顔をしてイリーナさんは尋ねる。
「お返事は?」
「は、はいっ!」
どうしよう…イリーナさんの豊かな乳房を両手で掴んでいるという現実に、まだ頭がつ
いていかない。当たってるのは服越しなんだけど、ボクの目には屈み込んだイリーナさん
の、むき出しの上半球が当てられた手にまあるく持ち上げられてるのが、息遣いに合わせ
てふるんと揺れるのがばっちり入ってくる。
…でも、ちゃんと言われた通りしなくっちゃ。女の子になるためには胸で気持ち良くな
らないといけなくて、そのためにはイリーナさんのおっぱいを…って、あれ?
「あん…そういうふうに、ちょっと痛いのが好きなの?」
「ぁ…ごごごごめんなさいっ!」
緊張で力が入ってしまったようだ。慌てて手を離すと、むぎゅるんと指に食い込んだの
が元に戻る。広く開いた襟ぐりからは、それがぷるるんと震えるのがよく見えた。
「怖がらなくていいのよ、リオル。ほら…やってみて?」
怖がってるわけではないけれど…あ、胸を撫でられた。
自分がされたようにしてみるが、何分ボクのは真っ平らなのに対しこちらはポヨンポヨ
ンなので、おっぱいが押し上げる服をクルクルすることになる。
「…ふふ……そんなやり方では、それこそくすぐったいわよ。しっかり掴んで、揉んでみ
て?」
「もっ……!?」
「あら?女同士なんだから、何も恥ずかしくないじゃない」
女の子でしょと言われては従うしかない。
初めての感触に緊張しながら、さっきみたいに力を入れすぎないよう気をつけて、イリ
ーナさんのおっぱいを揉む。
「あ、あ……えぇ、そうよ…っん…」
小さく声を上げるイリーナさんの吐息がボクの胸にかかり、くすぐったさは変わらない
はずなのに変な気持ちになった。
(3/3)
ボクは女の子、女の子…気持ち良い、気持ち良い…
目を閉じて、ボクの胸をいじるイリーナさんの手の動きに集中すると、時折ちょっとゾ
クッとする場所があることに気付いた。
これが…気持ち良いってことなのかな?
指先で脇をツィーッとなぞって、乳首の周りをクリクリってされると、腰から背中にか
けてキュッと痺れたみたいになる。
「…っひゃ……あ…」
思わず裏返った声が出たのが恥ずかしくって、誤魔化すようにボクはイリーナさんの服
の上から、ツンと尖ったところを同じようにクリクリした。
「ひゃん……ふふっ…気持ち良くなってきた…?」
「…は、はい……きゃうっ!?」
イリーナさんに顔を寄せられ甘くささやかれ、ドキドキしてたら急に乳首を強くつまみ
上げられた。痛い!…と思ったら、さっき飲んだポーッとするのが回ってきたのか、ビリ
ビリと刺激が腰に下りてくる。たまらずお尻をモジモジさせながら、必死にイリーナさん
を止めようとした。
「あ、あっ…イリーナ、さんっ!」
「あらあら、手がお留守になってるわよ?…そんなに、気持ち良いのかしら?」
人差し指と親指でクルクルとこね回され、ボクはあれほど気持ち良かったのにイリーナ
さんのおっぱいから手を放してしまう。下半身を締めつけるスパッツが、なんかジンワリ
してきた。
「や、やだぁっ…あ、気持ち良いっ!気持ち良いですぅっ!だ、だから放して…ひゃあっ!」
堪えきれずじたばたするボクの足に乗り上げ、乳首をいじったままイリーナさんはスパ
ッツのウエストに手をかける。下から見上げるお胸も、素晴らしく形良く迫力があった。
どーしよ…
GJ過ぎる
うわーーなんという神っぷり!GJ!
一つだけ教えてくれ。どうしたらそんなに速く書き続けられるんだ?
(1/3)
「っあ、だめっ…!」
ボクの制止もむなしく、湿ったスパッツが引き下ろされる。ブルンっ!とエッチな汁を
こぼしながら、ボクの…その、あんまりおっきくないオチンチンが飛び出した。
「あら、びちょびちょね」
「はうぅ……っ」
恥ずかしさに顔を覆ったが、よく考えてみたらこの両手はイリーナさんのおっぱいを掴
んでたんだ。
顔に手をやることに葛藤するボクにお構いなしに、イリーナさんはボクの恥ずかしいと
ころをしげしげと眺める。
「こんなに濡れちゃうなんて…本当に気持ち良かったのね、合格よ」
「はぁ……」
は、恥ずかしかったけど、どうやら良かったみたいだ。ホッと息をつくボクの胸から手
を離し、イリーナさんがボクの身体の上から退いた。
そのままボクも起き上がろうとすると、太腿を強い力で押さえつけられる。
「あら、まだ終わってないわよ?可愛いけれど、コレもちゃんと女の子にしなくっちゃ」
「え…え、えええっ!?」
あの、それってあの…
「やだあっ!切らないでえっ!」
パニックになるボクにイリーナさんは首を傾げる。そ、そりゃあイリーナさんにはない
モノだから分からないかもだけど、ちょっとぶつけるだけで痛いのだ。いくらその…ち、
小さいからといって、女の子になるから「はい、どうぞ」って取れるモノじゃない。
「…何を言ってるの、リオル?」
ボクの懇願にキョトンとしていたイリーナさんが、声をあげて笑った。
「そんなひどいことするわけないじゃない。これから女の子として馴染めるよう、さっき
のなんかじゃ何ともないくらいにしないとねって意味よ」
「そ…そうなんだ…」
ひとまず安心はしたけれど、じゃあなんで気持ち良くなるまで胸をいじったんだろう?
女の子って難しい。
(2/3)
「さ!誤解も解けたところで、いっぱいココに教えてあげないとね!」
楽しそうな声とともに、イリーナさんのキレイな手がボクのオチンチンをむんずと掴ん
だ。
「ひゃあっ!?」
「まだ薄いけど、ココもちゃあんと茶色いのね。可愛いわぁ」
指がベタベタになるのも構わず、イリーナさんの手が動く。昼に賛美歌を弾いた指でボ
クのオチンチンを絡めて、ぎゅうっと締めあげてきた。
「ひゃ…っああっ!?やだやだ…っあ、あっ!」
痛いのと気持ちいいのと身体の奥がムズムズするのと、ボクの頭が処理しきれない。
たまらず目をつぶっていると、先っぽを覆われなんかクチュクチュされた。そして、
「はぁうっ!?」
「ほら、ご覧なさい。ツルンとして、とっても可愛らしいわよ」
触ったこともなかった皮を剥かれ、充血したそこがヒリヒリピリピリする…自分のモノ
じゃないみたいだ。
目を離せないでいると、イリーナさんが顔を近付けてきた。
「ねえ、リオル?」
「は…はい?」
「私のココは、どうだった?」
言って、ボクのオチンチンを触ってなかった方の手で乳房をグイッと持ち上げる。服越
しにもいやらしくたわんでるのが丸分かりで、ボクは自分のそこがピクンとしたのがバレ
ないか心配だった。
「ど、どうって…?」
「気持ち良かったか、もう二度と触りたくないか」
なんてひどい選択肢なんだろう。
「………きもち…よかった、です…」
「そう、嬉しいわ!」
怒られると思ったら、ほっぺたにキスしてくれた。胸の谷間からこぼれたロザリオがむ
き出しの肩に当たって、ヒヤッとする。
「じゃあ、もっと気持ち良くしてあげるわね」
言って、イリーナさんは半ばほど胸を覆っていた服を片手でグイッと下ろした。当然、
中のモノがポロンとこぼれ出る。
「…ぁ……!?」
ぷるるんっと弾んで、おっきなおっぱいが完全にあらわになった。ボクとは違って柔ら
かな曲線を描く二つの隆起はシミ一つないミルク色で、先端をぷりんとした赤い乳首が飾
っている。
思わず凝視してしまってから、慌てて両手で目を覆う。
「ぃ…イリーナさんっ!?」
(3/3)
「あらあら、女の子なのに…それに、あんなにいっぱい揉んでおいて、今さら恥ずかしい
のかしら?」
イリーナさんの笑い声が耳元から離れ、そして、
「ひゃうっ!?」
オチンチンを何か温かいモノが包み込んできた。乾いた感触が、露出したばかりの先っ
ぽや、袋の方までする。
おそるおそる目を開いて、ボクは言葉を失った。
「……な、な…っ!?」
イリーナさんのふくよかな胸が、ボクのオチンチンを挟み込んでいる。彼女の両手が両
脇から押さえつけているので、動かされる度にムギュムギュッといろんなところが刺激さ
れた。
「ぁ…ひゃふっ!?や、やだぁっ…!」
気持ちいいのか苦しいのか…気持ちいいんだろう。ボクのいやらしいオチンチンはエッ
チな汁でイリーナさんの白い胸を汚していく。
「ふふっ…ほら、リオル。あなたのだけですごいグチュグチュ言ってるわよ?」
「ひぁ、あんっ…やだ、あ…っ!きゃうっ!」
イリーナさんの言葉通り、ボクの悲鳴の合間には大きなおっぱいとボクのオチンチンが
擦れる濡れた音が聞こえてきた。
恥ずかしい、すごく恥ずかしいのに…気持ち良くてたまらない。
挟まれたそこが弾けてしまいそうなのを必死に耐えるボクをからかうように、イリーナ
さんは激しくおっぱいを押しつけ、ボクのオチンチンをグチュグチュにしてきた。
「ひゃ、あ、あぁ……んぁあっ!」
イリーナさんの胸の間から、起きている時は初めての白いネバネバが噴き上がる。止め
ようとしても止まらないそれは挟まれたおっぱいだけでなく、イリーナさんの服や顔まで
飛んでしまった。
「ひぅっ……ご、ごめんなさぃ………っ」
はしたない声をあげた上に汚してしまって、申し訳なさにボクは縮こまるのだが、飴玉
のせいなのかオチンチンは再び起き上がってきている。それどころか、それを伝って下に
…お尻の方に汁が流れてくる感触に、おかしいほどにゾクゾクッとした。
「ん…ひぅっ……!」
「あら、やっと効いてきたみたいね」
肩をすくめるボクの目の前で、顎に付いたボクのネバネバを指で掬ってチュルンと舐め
ながらイリーナさんは涼しい顔をしている。
「き…きいてきた…?」
(本文ないです)
>>486さん
隠れオタなので現実逃避したいと進みまくりんぐですw
あと(ふだん電波オフ状態ですが)携帯なので開いた時間にすぐ立ち上げられるのと、妄
想かきたてられるレスのおかげです。
書けたら可能な限り早く投下してしまいたいのですが、細切れ続きで結果ずっと自分のタ
ーン状態で申し訳ないです。
度々説得力ないですが、他の書き(描き)手さんもどうかお気になさらずorz
早っw
でもGJ!
(1/3)
「ええ、さっきあなたに飲んでもらったお薬には、二種類の媚薬が入ってたのよ」
「びやく…?」
耳慣れない言葉に首をひねるが、たぶんこんな風にポーッとしてエッチな気分になるの
だろう……って、
「に、二種類!?」
ということは、今までと同じようなのがさらに出てきちゃうの!?
「そんな…ボク、もうダメぇ……」
「何言ってるの、リオル。まだ一つ残ってるわよ…女の子にならないといけないトコロが」
言ってイリーナさんは、ボクのオチンチンを先から指でなぞる。
「んあ……や…」
ツツーッと根元へ、袋へ、さらに後ろへと指は進み、
「即効性のと…遅効性で」
ちゅぷん。
「ひゃあんっ!?」
「ココが気持ちよくなっちゃうお薬」
ボクのお尻の穴に、イリーナさんの長い指が入ってしまった。
「い…イリ…ナ、さんっ…汚いっ!汚いよぉっ!」
慌てるボクに笑いかけながら、イリーナさんはさらにもう一本指を入れてきた…なんで
入っちゃうの!?
「心配しなくて大丈夫よ、特殊なお薬だから…『そういう趣味のない方も安心してアナル
ファックライフ!』がコレのコンセプトだもの」
言葉の意味は分かんないけど、そういう問題じゃないのは分かった!お尻の穴が開きっ
ぱなしで、中を動き回る指の感触に、なんかムズムズくらくらしてきた。これもその、ち
こーせいとかいうお薬のせい?
「ひゃだ…抜いて、抜いてぇえっ!」
「だぁめ。まだ入れたばっかりよ」
甘い声でボクの訴えを一蹴し、ボクのお尻の中でイリーナさんの指がグリュンッと曲が
った。
「きゃあうっ!?」
爪先から頭のてっぺんまで電流でも流されたような衝撃。
(2/3)
「ココを…女の子のアソコみたいにしてあげないとね」
艶やかにほほ笑みながら、イリーナさんの指がそこを強く擦る。ボクはそれこそ女の子
みたいな高い悲鳴をあげ続けた。そして…
「ひゃっ、ぃやあっ!あっ…も、もっとぉっ!」
「あらあら、すっかり感じちゃってるみたいね?」
「はぁう、ん……っ」
お尻をいじられるのがこんなに切なくって気持ち良くなっちゃうなんて…今までの胸へ
の刺激も、オチンチンに直接触られるのも、この目のくらむような感覚にはかなわない。
「はぁっ……ぁ…?」
頭が真っ白になるような刺激が不意にやみ、お尻の中を擦りあげてた指が手前まで出て
いってしまう。
そのまま浅いところで出し入れされ、たまらずボクは声をあげた。
「やだぁっ…にゅ、ニュルニュルしないでぇえっ!」
「あらぁ?じゃあ、どうして欲しいのかしら?」
小首を傾げて意地悪してくる。
もう一度、さっきのところを思いっきり擦りあげて欲しい。何がなんだか分からなくな
るくらい頭の中をトロトロにして欲しい…もう、我慢なんてできない!
「お、お尻にいっぱいゴリゴリしてっ!オチンチン、イかせてぇっ!!」
口やオチンチンから涎を垂らしながらボクは泣き叫んだ。みっともないけど、今のとこ
ろじゃなくて、もっともっと強く抉って欲しい。お尻を気持ち良いのでいっぱいにして欲
しい。
「お尻に欲しいだなんて、すっかりいやらしい女の子になっちゃったわね…いいわよ」
クスリと笑って、イリーナさんはボクのお尻から指を抜いた。ニュプンっとはしたない
音がして、消えてしまいたいくらいなんだけど…ダメだ、こんなエッチな音にすらドキド
キしちゃって、オチンチンがビクンビクンする。
今度はどんな恥ずかしい…気持ち良いことをされるのか、熱に浮かされたような頭の中
にあるのはそれだけだった。
(3/3)
「それじゃあ、女の子の仕上げに入りましょうね…私もあなたも気持ち良く、ね」
さっきまでボクのお尻をズポズポしていたとは思えないくらいチャーミングに、それで
いて色っぽくウィンクし、イリーナさんは半脱ぎだった修道服をストンと床に落とした。
慌ててそっぽを向いたボクの目の前に、脱いだのか黒いヒモみたいな下着を見せてくる。
こんなエッチな服を着て、神様はお怒りにならないのかな?それとも神様もイリーナさん
にメロメロ?
あれだけ素敵なおっぱいだから、お尻もお股もとっても素敵なんだろう…そう思ってこ
っそり(がっついてるみたいで、恥ずかしいじゃないか)視線を下ろしたボクは息を呑ん
だ。
「……っ!?」
「あら、驚いた?」
イリーナさんのむっちりとしたおみ足の間には、その……お母さんやフレアちゃんに付
いてたのじゃなくって、ボクと同じだけどそれよりずっとずっと立派なモノが、黄金の茂
みの中からニョッキリと生えていた。
「大丈夫よ、これであなたのお仲間もすっかり女の子に、身も心も貞淑なシスターになれ
たんだから」
慈母の笑みを浮かべる、凶暴な男性器を持った修道女。
それはとても異様な光景なはずなのに、イリーナさんの美しさのまえには「おっぱいも
ナニもあって当然ですから!」ってな気にされてしまう。
「はぁん……あぁ…」
もうお尻にとどめをさしてくれるのなら、ソレが何でも…イリーナさんのモノでも、い
や、イリーナさんのモノだからこそ欲しくなってしまっている。
…お母さん、お父さん、フレアちゃん、皆ごめんなさい。ボクはエッチな女の子になり
ます。
涎を垂らしてだらしなくイリーナさんの股間を見上げるボクに、イリーナさんはその豊
かな胸と立派なおチンポを揺らして妖艶に笑う。
「ふふっ…大丈夫、夜はまだまだ長いわよ……?」
その一晩でボクは、身も心も女の子にされてしまいました。
(おしまい)
(本文ないです)
以上です。
当初女装っ子は金髪碧眼予定でしたが、某ブリきゅんになることに気付き茶髪にしました。
そして注意書き、「頭弱い」も入れるべきだったと投下中に気付きました。
苦手な方いらっしゃったら申し訳ないです。
投下中ウッカリばかりでしたが、楽しく書かせていただきました。
読んでくださりありがとうございました!
>>492さん
お、恐ろしい子…!w
足コキがたまりませんな(´д`*ええもんをdクスです
こんな…こんな…こんなぁ!
G、GJ!
こんなマロい二人がシスター服でくっちょくっちょ絡み合うとか最高過ぎる!
お疲れ様でした!またね!またね!
で、最後に質問なんだけどイリーナさんってフタナリなん?
つーかあまりにGJすぎて、もはやGJという言葉すら陳腐に思えてくる
自分もなんか書いてみようかなぁ・・・ステキワードが脳内に降臨したらだけど
もはやこの御大にGJ!と言うのが日課になっている俺がイルw
(本文ないです)
>>497さん
自分の中ではフタナリだと思って書いてました。というか、
「巨乳に攻められる少年シスター書きたいなあ」
→「あ、いっそ尻まで掘ってもらいたいなあ」
→「じゃあ巨乳さんを巨根さんにしちゃえ!」
と、あんまり考えてなかったというw
女性器がない状態で乳とペニスがある状態ってどういうのか分からず、とりあえずフタナ
リ「要素」としてしまったのですが、もしフタナリのルールに外れていたらスマソですorz
個人的には豊胸手術か薬で巨乳んなった元男の娘が「アタシの時代キター!」と暴走してるの希望ですw
読んでくださりありがとうございました(´∀`*
(本文ないです)
これから投下するのは「偽装」キャラの言葉責め小ネタです。
今回投下分は女装っ子×「俺」っぽいですが、ちゃんと女装っ子を責めます。
直接的なエロ描写はないのですが、もし良かったらどうぞ。
(1/3)
「…『家族からは何と呼ばれてますか』?」
「……慎吾、おい、お前、アンタ、歩くチンコ…」
「……は、『初めてのオカズは』?」
「…兄貴の部屋のフラッ○ュダイ○マイト」
オセロ盤を挟んで差し向かっているのは、俺の高校の女子制服に身を包んだ黒髪美少女。見た目は乙女中身は変態M女装っ子のイケメン優等生須藤豊君である。
今日もこいつを愉快に破廉恥に攻め立てるのは俺のはずだった。だったのだが…
「え…ええと……『自分だけのせ、性感帯は』?」
なんで俺がこんなセク質されちゃってんですか!?
「…………フェ、フェラされてる時のへそ…」
正直に答えつつ恨みがましく睨みつけるのは、ほぼ黒一色な盤面。本来ならこれは純白に染まるはずだったのだ。
腕には自信があった。中学の修学旅行でも、去年の合宿でもこれのおかげで俺は班員にレポートを押しつけることが…純粋に観光を楽しむことができた。
だから自分の学校の女子制服を着た背徳感に興奮しつつ俺の部屋に来たこいつに、この盤面を出してみせたのだ。
「せっかくだから、負けた方はなんか罰ゲームしよっか」と用意していたルーズリーフとボールペンで、不安がる奴の目の前でわざとらしく隠しながら五つの質問を書いた。
あとは俺が華麗に圧勝。何を答えさせられるのかビクビクの相手にねちっこく問いかけるはずだったのだが。
…が、学力とゲームって比例するんですか!?
「あんまりやったことないから」と奴が言った通り、端っこと直線斜め三番目をキープするという非常にオーソドックスな戦略のはずなのに、気付けば俺が打てる場所がなかった。
先攻を譲ってしまったのを後悔したが、逆だったからといって何が変わっただろう。真っ黒がまっちろけにされるだけではなかろうか。そんなくらい奴の圧勝。
(2/3)
「……黒の勝ち…」
俺が何も裏っ返すモノのない白いコマを置くと、小さく須藤が判定を下す。
呆然とする俺を気にしながら、奴の手がおずおずと伏せられたルーズリーフを取り、
「じゃあ…質問」
そして冒頭に至ったのである。
俺の秘密の性感帯を聞かされた奴は、何ともいえない顔でルーズリーフを持ったまま黙り込む。
「早く続き読めよ……楽しんでんのか?」
そりゃあ滑稽だろう。さんざん大口たたいた俺が思いっきり凹みつつ、奴の質問に素直に答えてるのだから。
しかし須藤のいらえは、ずいぶんと歯切れの悪いものだった。
「…その……もう、いいんだけど…」
「いいって、何が?」
苛々と聞き返すと、びくりと首をすくめつつもルーズリーフを目の高さに持ち上げた。
「この、質問…」
「……それしたら罰ゲームの意味ねーだろ。それともなんだ?そーやって俺をいたぶる時間稼ぎか?」
ちょっと言い過ぎたかもしれないが、こんくらい許されるだろう。なんたって今は奴に主導権がある。
須藤は可愛らしい顔を困ったようにしかめ、それでも声を荒げることなく応えた。
「だって、なんか嫌そうだから…」
「そりゃあお前が嫌がるだろうから作ったんだからな」
ほらほら、ムカつくだろ?とっととこの拷問終わらせてくれよ。腹いせに思いっきり恥ずかしいことしてやるから。今ちょっと思いつかないけど。
(3/3)
俺が腹黒いこと考えてると知ってか知らずか、ちょっとためらってから奴は言った。
「だから、俺は嫌がることはさせたくないから」
「……は?」
俺の幻聴でなければ今こいつが言ったことは、自分を陥れようとした男を返り討ちにしているというのに、その相手を許そうとしていることになる。
「…今、なんて?」
「お前が嫌なら、これはもうおしまいにしようって」
間違ってないみたいだ。
ぽかんとしたまま、間抜けな質問をする。
「これ…って、罰ゲームを?」
「うん」
こっくりうなずく奴の顔が、ネクタイ締めて女子にほほ笑みかけている時に近い優しさに満ちている。気がする。
「ほんとっ?」
「うん」
身を乗り出して聞き返す俺に、ぎこちなく口角を持ち上げてみせる須藤。
ネクタイがリボンに、スラックスがスカートに、合わせが逆になった以外は基本印象の変わらない制服姿なのだが、学年問わず女子に黄色い悲鳴をあげさせてる奴とは思えないほど襟元のリボンやボックスプリーツのミニスカートが可憐にハマっている。
「だって俺、これお前に聞こうとして書いたんだけど」
「たかがゲームだろ?そこまでして嫌がるお前に聞きたくない」
こいつはなんて立派な男、いや女装っ子なんだ!奴の黒い瞳には今までに俺に色々とされた恨みだの策謀だのといった影はなく、清楚な美貌にも一点の曇りもない。
今まで意地悪してごめん、今度から背中のホックは最初から俺が留めてあげようか、「イきたい」って言ってきたら、なるべく焦らさず三回以内にイかせてあげようかと、俺らしくもなく甘やかすことを考えてみる。調教が足りないって、本人に怒られちゃったらどうしよう。
「お前、本当に良い奴なんだな…」
純粋な感動に身を震わせる俺の前で、須藤がホッとしたように息をつくのが見える。
そうか、そんなに俺が不憫だったのか。なんて思いやり溢れる可愛い奴なんだ。そんな自分が嫌がるようなことをする相手に……あれ?
次以降の質問の中身を思い出し、俺は首を横に振った。
「……いや、やっぱ続ける」
乙
協定彼女の続編を俺は待っていた・・・
ついに投下されたか
ちょwww村瀬はホントにユカタンいぢめの天才だなwww
GJ!
ホント、村瀬とユカたんはラブラブだなぁ
(本文ないです)
前回投下分、長文の改行を忘れてました。見づらくて申し訳なかったですorz
改行ついでに、携帯版では二三行の空白が反映されるのですが、こちらの見られるPC版だ
と反映されず、かなりキツキツでした。こちらはどうすれば良いか、ちょっと調べ中です。
(タグ不可らしいので全角スペース+改行をしています)
もし今後変えたとして、かえって見づらくなったりしたらどうぞ教えてやってください。
(1/3)
「え…えぇええっ!?」
急にあたふたする須藤。やっぱり、俺の目は誤魔化せない。
「いや、そんなっ!あ、あんなに嫌がってたんだからもういいってば!」
「それじゃあお前に対して失礼だ。俺はやるといったことはやり通す男だということをお
前に対して証明してやる義務がある」
「そんな気を遣ってくれなくていいから!気にしないでいいから!俺より自分をもっと大
事にしろ!」
相手の必死さ加減に、自分の予測が確信に変わった。
こいつはなんてセコい野郎なんだ。聖人君子に見せかけて、とんでもないキツネかタヌ
キだ。耳と尻尾つけてキュ〜ンとか一瞬想像したけど、今はそれどころではない。
こいつには、自分がどれだけエロエロMっ娘(男)なのかを、しっかりがっつり思い知ら
せてやらなければ!
「さあ、大きな声ではっきり質問してね!」
「……『…ぉ……オナ………で、一番い、いじる…ところは…』?」
やっぱり。二、三個目の質問で気付くべきだったが、俺自身がすっかり落ちてたので奴
の抑揚なんざ気にしていなかった。
自分からは決して発さないような言葉を読むことが、奴にとっては俺以上に精神を削ら
れるみたい。これは新発見と、にわかに元気が出てきた。
「あぁ?聞こえないんですけど、質問」
「だからその、『ぉ……ニー、で…一番いじる、ところは』?」
頬を赤らめて口ごもる須藤。手にしたルーズリーフの俺の文字が、どんなに憎いことだ
ろう。でも彼はイケメンの秀才だがマ○ルダのような超能力はないので、文字を消したり
変えることはできない。
「わっかんねーなあ。もっとハッキリおっきな声で言ってよぅ」
俺のわざとらしいセリフに、感づかれたことに感づいたのか奴が睨んできた。この場合、
どっちがキツネでタヌキなんだろう。
(2/3)
「わ…分かるだろ、自分で書いたんだから別に言われなくてもっ!それとも自分で見て答
えるか!?」
珍しく逆切れてきたが、羞恥に潤んだ瞳ではちょっと迫力不足だ。
「いやぁ〜、俺アッタマ悪いから忘れちゃってさ。それに口で言ってもらわなきゃ分かん
ない。テヘ☆」
「可愛い子ぶるな、気持ち悪い」
男のくせにクラスの女子と同じ制服着て、あまつさえニーソやブラショーツまで完全装
備しといて何だよ。
「じゃあその気持ち悪いのをこれ以上見なくて良いように、ちゃんと言ってよ。ユ・カ・
ちゃん?」
震える唇が「最低だ」と動くが、怒りと恥辱で声にならないようだ。
「ほら、四問目は?なんだったら二問目からやり直そっか?」
わざと奴のつっかえた箇所を指摘すると、慌てて奴はルーズリーフを掴んだ手に力を入
れた。パシッと、破れないか心配になるような音がする。
「っ…お、『オナニーで一番いじるところは』!どうだ、聞こえただろ!?」
情感豊かとはとても言えないが、奴的にはタブーな単語を言い放ったことでかなりキて
いるみたいなので、合格にしておく。
「やだユカちゃんったら、そんなエッチなこと聞いてくるなんて〜!」
「お前が書いたんじゃないか!は…早く答えろよっ!」
正座した膝にルーズリーフごと手を叩きつけて急かしてくる。俺への罰ゲームを楽しむ
どころか、これではどっちが負けたのかわからない。
「んー、自分でやるならやっぱチンコかなあ。あ、お前は乳首いじるんだろ?いっつも」
「ぉ…俺の話は関係ないだろ!」
矛先を向けられ慌てふためく須藤。いや、だからどうしてそうやって掘らなくて良い墓
穴掘るのさ。
(3/3)
「えー?別に、世間話の範囲だろ?…んでも、やっぱりいっつも自分でクリクリいじるん
だ?道理でちょっと触っただけで感じまくりなわけだ。へぇ〜はぁ〜ふぅ〜ん」
「今はお前に質問してるんだ!」
「……そんなに俺の一人エッチ聞きたいんだ?」
身を乗り出して下から顔を覗き込むと、気の毒なほど困った顔をした。「はい」とは言
いたいわけがないし、「いいえ」では自分が生贄になってしまう。
「…四番目の回答は満足かな?」
「質問終わり!もう終わり!」
我に返ったようにオセロ盤を俺に押しつけて距離を置く。あーあー、真っ黒けのままコ
マがぐちゃぐちゃになってしまった。
ルーズリーフに目を落とし絶望的な顔をする奴に対し、俺は自分の書いた最後の質問を
思い出してニヤニヤ笑いが堪えきれない。
「次の質問は、なんだったっけ?」
「『い、一番最後、に…した………その、ぉ……ニーの手順を細かく言え』……何なんだ
よこの質問!?」
そもそもこいつは、俺がどんな質問を用意してると思ったのだろうか?俺的には非常に
紳士的な範疇の質問なのだが、育ちの良い奴には想定の範囲外だったみたいだ。
「誤魔化さないで、ちゃんと真ん中んとこも言いなさい」
「っ……ぅ…」
悔しそうに恥ずかしそうに俺と手にしたルーズリーフを交互に見やり、ついに奴は下を
向いてしまった。
ふるふるとわななく唇に耳を寄せ、サービスで優しく促してやる。
「なんだって?」
「…っ『ぃ、一番最後にした…お、オナ、ニーのてじゅ、んを…細かく言え』…」
絞り出すような声で、どうでも良いところすら途切れ途切れに優等生は質問を読み上げ
た。
相変わらずの仕事の速さに、ただただ感心するばかりです。
これは良い展開ですね・・・おっきしてきました。
乙、続きも期待
GJ!
せんせー、最近の二人の仲良しっぷりに腐でもないのにニヤニヤが止まりませーん。
ユカたんの素がイイな。ほのぼのする。
(1/3)
「……りょーかい」
言って、役目を終えたルーズリーフを奴の手から取ってやる。こんな紙ペラ一枚に、ど
れだけ苦しんだのかと思うと胸が踊るようだ。
「顔上げて」
また元通り距離を置いて向かい合わせに座ると、戸惑いつつも従う。
「罰ゲームなんだから、ちゃんと見届けてくれなくっちゃねえ」
質問は終わったというのに何をされるのかと思いっきり身構えてくれたので、俺は気分
良く胡座に頬杖をついて口を開いた。
「やっぱ、ソレ調達した夜にヤったかな?先輩と付き合ってた時のお友達さんに譲っても
らってさあ、もう超ウキウキしちゃって、我慢できずに」
今着ているモノをオカズに抜いたと言われ、奴の落ち着きがなくなる。
「きっとお前に似合うと思ったから、俺だけが見るのはもったいないかなーとも思ったけ
ど、でもそれって超レアじゃね?って考え直したわけ」
「……それが何の関係が」
「せっつくなよ。そんで、お前がそれ着たらどんなことしてやろうかってのをネタにシコ
ったんだよ」
再び自分に矛先を向けられ、ブレザーに包まれた奴の細い肩がびくりと震える。
「まず最初に、着ただけでおっきしちゃわなかったかチェックかなあ?そのスカートの裾
を少しずつ、少しずつ捲り上げてってさ」
ニーソに包まれた足をじっと見ると、落ち着きなく奴の手のひらが膝を擦った。
「パンティーの色は、白も良いけどピンクでもブルーでも合いそうだよなあ。あ、黒でも
意外性あって良いかな?とか、そんなこと考えながら布団乗ってズボン下げたわけ」
ベッドの上に放ったジャージを指差すと、ちらりと目をやってまた下を向いてしまう。
俺がそこに横になって半ケツさらしているという、愉快な図を想像したのだろうか。恥じ
入るように膝に置いた自分の手をギュッと握りしめた。
「お前がイきまくってる間、俺ってお前に構ってやってばっかじゃん?だからけっこう溜
まっちゃってるから、そんくらいで結構勃ってきちゃってんの」
まだパンツの色もわかんねーのにと笑うが、奴が笑い返すことはない。
(2/3)
「こうさ、親指と中指で輪ぁ作ってカリんとこクルクルしながら、先っぽを人差し指でグ
リグリすんの。ちょーヤバい」
「っ……」
その形にした手を伸ばすと、のけ反るようにして身を引いた。面白い。
「きっとパンティーはキッツキツだろうから、『着ただけでなんでこんなになったのかな
あ?』って聞く気満々で、お前の泣きそうな顔想像したら何か出てきちゃってさあ、一度
手ぇ離して手のひらでグチグチっと塗りたくったんだけど、もうビンビン」
もぞ、と奴の足が動く。震える両手がスカートの裾を掴んだ。
「そんで、一度スカートは元通りにして、今度はその上を攻めようかなって。左手でタマ
撫でながら、お前のブレザーのボタン外すところ妄想。ブレザーは着せたまま今度はリボ
ンを解いて、それもやっぱそのまんまな。そしたらいよいよブラウスなんだけど、それは
お前に外させようかなって。超コーフンしちゃって、お前うまくボタンとれなくってさあ
、優しい俺におねだりすんの『脱がせてください』って」
ちょん、と白い襟をつつくと大袈裟なほどに身を竦ませる。かなりいい感じだ。
「脱げかけってのがエロい気がすっから、ブレザーもブラウスも袖通したまま肩まで開け
させるんだけど、まだ一個残ってるよな?そのせいでかえって感じちゃって、俺に鎖骨な
ぞられてビクビクってしちゃうの。そのあたりで俺のももうヤバくなっちゃってんだけど
、根元ギューッってやって、イかないように我慢我慢。俺かなり辛抱強いからさあ」
ニーソに覆われた両膝がキュッと擦り寄せられた。スカートの裾を握りしめた手は細か
く震えている。
「ホック留めたまま手を上から突っ込むと、びっくりして『ひゃん!』とか悲鳴上げるん
だけど、乳首はもうビンビンだから『やめて』なんて絶対言わないわけ。つまみ上げてコ
リコリってすると、涎垂らしてヨがるの。俺は俺で小指の先で裏筋ツツーッと撫で上げた
り、先っぽグチュグチュってして大興奮……って、聞いてる?お前」
(3/3)
「…き……聞いて、る……」
「あっそ」
掠れた声の返答を軽くスルーし、俺は続ける。
「んで、脇腹コチョコチョってしてお前がびっくりして動いた拍子に、そんな風にスカー
ト押さえてた手が離れちゃって、なんかでニョキッてなっちゃってんのが分かんの。スカ
ートめくったら案の定チンコビンビンで、パンティー突き破っちゃうくらい。『このまま
イっちゃう?』って俺が聞くと『やだ、汚しちゃうのはやだぁっ!』って泣くんだけど、
もうパンティーの盛り上がってるとこはびっちょびちょで、そのままイっても変わんない
感じ…その頃にはもう俺の両手もぐっちょぐちょのベッタベタで、しゃーないから追い込
みかけるわけだ」
ふるり。奴の腰がわずかに動き、スカートの裾が揺れる。
「お前のびちょびちょパンティー脱がせてやって、ずっと座ってて痺れた足揉んでやって
『もう、早くイかせてぇ!』って泣きつかれたらブラのホックも外しちゃうの。両方の乳
首チュッチュッて吸ってあげながらスカートの上からお前のチンコ掴んで扱いてやる。『
だめ、だめぇっ!スカート汚れちゃうぅっ!』って言うんだけど、もう今さらって感じだ
よな。もちろん俺の方も激しくシコる、手のひらでグリグリしつつ扱きまくり」
「…っ……ん…」
わずかに鼻に抜けるような声が、奴から漏れた。
「俺がもうイきそうになると、お前ももう限界な。ガクガクしながらもう何も考えられな
くなってんの『あっ、あ、あ…だめぇえっ!セーエキでちゃうぅうっ!』……で、俺もお
前もフィニッシュ」
俺のイき声でいっしょにビクついた奴の、不自然にスカートを押さえつけ膝を擦り合わ
せる姿をたっぷりと楽しんでから、俺は大きく息をついた。
「…以上、最後の回答で罰ゲーム終了〜!」
熱に浮かされたような奴は、膝立ちになり自分に身を寄せる俺をただ見上げている。ト
ロンとした黒い瞳は、まるでそれだけしか見えないかのように揺らぐことなく俺の笑みを
映していた。
「じゃあ、こっからが本番な?」
言って、先程の告白通り俺は奴のスカートの裾に手をかけた。
(おしまい)
(本文ないです)
「尋問」は以上です。
小ネタは「うわーこりゃ(するのはともかくされるのは)勘弁だなぁ」と思いながら打つ
ので、「仲良し」レスいただくと「そういう見方があったかっ!?」と新発見w
読んでくださりありがとうございます。
>>513さん
その上品な語り口が、観てもいないのに前夜の刑事ドラマの英国紳士の声で脳内再生され
て噴きましたw
次回投下は最後まで一気にできると思います。
おお、リアル投下に遭遇。
相変わらずGJです。
またまたGJ!
いつもGJで申し訳ないが、GJとしかいいようがないので、やはりGJ!
>>520 英国紳士調の声色で「おっきしてきました」とは・・・
新らしい時代のスタンダードを予感させる、斬新な組み合わせですね。( ´∀`)
村瀬に心身供に責められ、思わず欲情してしまうユカたんもよろしいですが、
当初は一貫して自らの男色を否定していた村瀬が、その男で自らを慰め、
嗜虐心とは又違った欲求を強めていく様もなかなかに面白いものです。
さて、早くも次が気になってきましたよwktk
ユーリリアの色仕掛けでウィンドの代わりに入ってもらえ
強い事は強いから
ご・ば・く・し・たあああああ!!!!!!!
エキューナSS書いてくる……
(本文ないです)
これから投下するのは「協定彼女」のおまけというか、その時の服装でのプレイです。
毎日のように眺めてしまう
>>459さんのイラストのシチュ(膝もナニも立ってる状態)で
妄想しました。
>>459さん、素ん晴らしいモノを本当ありがとうございます!
燃え上がる萌えの赴くままなので、ちょっと自分でも場の状況はよく分からんのですが、
もしよろしければ。
これから読む方へ↓
秘密の女装趣味を持つ、イケメン優等生の須藤豊くんを「俺」が性的にいじめる話です。
(1/5)
可愛らしい顔が恥辱と気持ち良さで歪むのを見るのも楽しいけれど、後ろから抱え込ん
でいじくるのも動物の交尾か痴漢プレイっぽくて燃える。
「ひぅっ!?ぁ、あ、やだ…っ」
片側にシュシュで髪をまとめたため丸見えのうなじに、外から帰ったばかりで冷えた鼻
先を押しつける。白くすべすべしたそこは思わずキスしたくなる程柔らかく、ほんのり温
かかった。
白いハイネックを引き下げて本格的にスリスリするが、我ながら変態くさい。
「あー、ぬくっこいわー」
「だっ…暖房でもつければ良いだろ…っ!」
こいつ絶対雪山で遭難したら、誰より早く冷静に火を起こすんだろうな。濡れた服を脱
いで人肌で暖めるという様式美だとか、ヒューマニズムに欠ける奴だ。
「ユカちゃんはツンツンですねぇ〜。どうしたらお利口さんになれるのかな〜?」
華奢な身体に回した俺の手がえんじ色のワンピの上を這い回ると、抱き込まれた奴がビ
クリと震えた。
「…っだ、誰、が……んんっ!」
「あ、ここかなぁ?」
リボンの上から薄い胸板をつついてから、ワンピの脇からハイネックとの間に手を滑り
込ませブラを掴みあげる。ない乳を揉まれて須藤が身をよじらせるが、布越しに乳頭をグ
リグリしてやると力が抜けた。
「は、ぅ………やめ……っ?」
自分で立っていられない奴の手を壁につかせ、胸をいじくりつつ奴のスカートを持ち上
げる。形の良い尻を包むモノはブラと揃いのショーツと…サイドに二本線の入る、ぴった
りとした紺ブルマ。
「っ……!?」
ウエストのゴムに指をかけると、奴の両手が俺の手を掴んできた。
「ブルマ穿いてたいの?…それとも脱いだら何か困るん?」
笑みを含んだ声で問いかけると一瞬息を呑み、それでもそろそろと手を引いた。
胸を撫でていた手を離して、両手で奴の下腹を包むものを引き下げる。前の方で何か抵
抗があったのは、今は気付かないふりだ。
(2/5)
股間からブルマごとショーツを離すと、誤魔化しのきかない青臭さが鼻をつく。膝をつ
いて奴のふくらはぎまで下ろし、黒ニーソに覆われた右足を撫でた。
「足上げて」
股布の内側が透明な汁でぐっちょりしているのも気付かないふり。見なくても分かりき
ってる奴はいたたまれないのか両目をつぶり、言われた通り片足を浮かせた。
「あ、こっちは良いから」
右足からブルマとショーツを抜くと、左足も上げようとした奴に呼びかける。
「グチョグチョ引っかけたまま続けたいから」
「…………っ…」
屈辱にうち震える奴の足首にブルマを残し、俺は元通り奴の背に身体を寄せた。
「……ぁ、ん………ん」
服の上から胸を揉まれてたまらず身を震わせるのだが、下半身が気になるのかもじもじ
と膝を擦り合わせる。
後ろから奴の方に顎を乗せ、上気した耳に口を寄せた。
「寒いのかな?ユカちゃんは」
「…ち、ちが……」
「じゃあこのままで良いよね?」
今さら否定してももう遅い。自分のあやまちに気付き後悔する奴の腰へと、俺は手のひ
らを滑らせた。
それ一枚しか覆うものがない尻の形に、ワンピの柔らかな布地が忠実に寄り添う。谷間
に沿って緩やかなカーブを描くそこの片方を掴むと、ニーソに包まれた膝がガクガクした。
「ひゃ、あ……やめて……っぁ、あ…」
「やめてって、おっぱい触るの?それとも…こっち?」
「ひゃうっ!?や……ど、どっちもっ!」
小ぶりな尻たぶを無理にギュウっと掴み上げる。耳に心地よい、チンコ付き美少女の高
い悲鳴。
「…ユカちゃんがあんまりエッチだから、こっちもこんなんなっちゃった」
言って、ジャージの中で元気になったそれを押しつけると、二人分の服越しに当たる硬
い感触に須藤がビクリとした。
「やっ…やだ、ぁ……っ!?」
ワンピ越しにもぷりんぷりんな尻の谷間に嵌まるように腰を擦りつける。自分と同じモ
ノの感触に、優等生は嫌悪と…それ以外の感情をあらわにした。
(3/5)
「っ……やだ、だめ…っだめ…!」
「だから、ダメだから何をやめて欲しいの?」
「分かんないなあ」とわざとらしく首をひねると、頬に俺の髪が当たるのかくすぐった
そうに身をよじる。
「おっぱいクリクリもみもみすんのをやめて欲しいの?それともお尻揉まれてチンコ押し
つけるのをやめて欲しいの?それとも…どっちもいっぱい感じちゃう?」
「っ………」
悔しげに奴が唇を噛むのが分かる。胸を触っていた手を細い顎に伸ばし、そのみずみず
しい下唇を人差し指でつついた。
「!?…っふ……」
「プヨプヨしてる。かーわいい、ユカちゃん」
指先と同じくらい、下唇は敏感だとか何かの授業で聞いた気がする。まさかこんなエロ
い意味ではなかったはずだが。
リップを塗るように、口角から左右になぞる。それが上唇まで行っても、奴の尻たぶを
責めるのはやめなかった。
「ん…んぅ………っ…」
猫にするみたく顎の下をくすぐってやって、唇責めはおしまい。
「…はぁい、お利口さんのお口になれたかな?」
「………」
顔を覗き込むと、ぷくりと赤く色付いたおねだりリップ。
「感じちゃった?」
「…か…かんじ……まし、た……」
羞じらうように視線を横に流しはしたが、及第点をやることにした。
「お利口さんだねぇ」
よしよしと頭を撫でてやると、湿った睫毛を伏せて身を震わせる。尻に密着させてた手
のひらと、ジャージの下で元気になってた息子を引くとその場にくずおれそうになった。
「だぁめ。もうちょっと頑張ろうね〜……あれ?」
ワンピの裾から手を差し入れ、俺はわざとらしく声をあげる。
今までずっとほったらかしにされていたペニスから溢れた我慢汁がニーソまでむき出し
の腿を伝い、張りのある肌がベトベトになっていた。
(4/5)
「…っ!ぅ……っ」
慌てて奴が膝を合わせるのだが、足の間に手を突っ込んでたので素股状態になる。ヌル
ヌルして生あったかい。
「あららーユカちゃん、誘ってんの?」
「!ちが……っ離して…!」
言われた通りにしてやると、支えを失った身体はぺたんと床に落ちてしまった。しかし
お行儀の良い彼はノーパンなのとさっきみたいな状態なのとでカーペットを汚さないよう
に、よろよろと手をつきつつ体勢を整える。
「……っ………は…」
ほぼ正座に近い格好だが前の裾を両手で押さえつけ、起き上がったそこのあたりを俺に
見せないよう必死なのは分かるが、壁の方を向かれてるので尻が丸見えだ。
「こっち見ろよ。お尻出ちゃってるよ」
「…っ!」
慌ててズルズルと位置を変える。不自然に押さえつけた手は小刻みに震えていた。
「手ぇ離しなよ」
案の定こちらを見もしない。奴の頭の中には今高速で萎えネタが駆け巡っていることだ
ろう。細木○子とかおすすめなんだけど、奴のそこが鎮まりそうな雰囲気はない。
「……嫌だ?」
「いや…です」
ワンピの裾をギュッと押さえ付けたまま素直にうなずく奴に、俺はニッコリ笑いかけた。
「じゃあ膝立ちになって、スカートの横持ち上げてよ」
フル勃起美少女が「ごきげんよう」だなんて、かなり良い構図だと思うのだが、本人は
激しく首を横に振った。
「ぃ……嫌!無理っ!できない!」
「お前に聞いてるんじゃなくて、やれって言ってんの」
奴の華麗なる三段論法をばっさり切り捨てる。非常に清々しい気分だ。
「やだ……できない…っ……」
堪えきれず俯いてしまうのだが、髪をまとめてやったのでそのおきれいな面が隠れるこ
とはない。
「…さっきみたく後ろから、お手々取ってやったげようか?」
「…っ……」
動揺しまくる須藤。あと一息だ。
(5/5)
「もちろん、携帯と鏡用意してからだけど」
「っや………やります……っ!」
震える声で宣言すると、そろそろと床に手をつく。前屈みになっているのでワンピの裾
がたるみ、奴が必死で隠していたところは分からなくなってしまった。
「………っぅ……」
膝立ちになり汁でテラつく腿をさらしたまま、最後の最後で躊躇してしまってるような
ので背中を押してやる。
「早くしろよ。はい、ごーよんさんにぃ」
気遣いも何もないカウントダウンに、奴は震える身を起こし、命令通りのポーズをとっ
てみせた。
「……わーお」
軽薄なことこの上ない俺の歓声に、伏せられた睫毛が上気した頬に影を作る。紺ブルマ
とピンクのショーツを引っかけたままの左足が、落ち着きなくカーペットを擦った。
奴自身のペニスによってワンピの正面に作られた山は、その頂点にハッキリと分かる染
みを作っていた。それでもなおにじみ出す汁が両の腿を伝い、黒ニーソに吸い込まれてい
る。
両手は裾をつまんでいるので、正面の隆起を隠すことはかなわない。可憐なワンピース
姿の美少女は、憎い相手に勃起したペニスを服越しに見せつけていた。
「最高」
笑いを堪える俺とは別の意味で肩を震わせ、白く滑らかな頬に涙をこぼす。それでも俺
からの命令の上書きがない限り、自分の痴態を隠すことは許されないことを、奴はよく理
解しているようだ。
聞き分けの良い「お利口さん」に、俺は優しく声をかける。
「…そのまんまのカッコで『可愛がってください』って、言ってみな?そしたらお望み通
りにしてやるよ」
「そ…な……」
「まぁ別に、そうやって俺にグチョグチョ濡れ濡れなの見せつけてたいんなら良いんだけ
ど」
奴が躊躇する間も楽しむ気満々な俺の様子に、平常より赤くなった唇がキュッと噛みし
められた。そして、
「………か……かわいがっ、て………くださぃ…」
愛らしい顔は恥ずかしげにうなだれたが、少女の服を押し上げるペニスがそれに倣うこ
とはなかった。
(おしまい)
激しくGJ!
534 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 04:23:17 ID:qiKQqMzH
ユカたんを、お嫁に貰いにきますた
後、2時間レス無けりゃ略奪成功
536 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 10:46:54 ID:ngI51e30
今度はおれがねらうわ
そうか
阻止ですよ。
>>527 ( д )゜ ゜
うわぁまさかそんな誉めてくださるなんてあわわわわ。
とにかくGJ!
(本文ないです)
これから投下するのは「偽装」キャラで
>>364さんの「胸パッド」から妄想したものです。
女装っ子のニセ乳を揉み揉みしたり、ありえんお道具(胸パッド型)が出てきたりするので、
もしよろしければどうぞ。
(今回投下分のみ女装描写少ない&女性が多く出てきます。)
あと、デレではないですが、
>>419さんの「往来で」要素が少し入るかもです。
今回から読む方へ↓
>>527の最終行の設定です。
>>534、536さん
おそらく本人が「ごめんなさい、そういう趣味はないんです」とイケメンカウンターをか
ますと思います。設定的にw
(1/4)
「サキさぁん、そんな風におっぱいデカく見えるブラってない?」
入店した俺の第一声に、その豊かな乳房を揺らしつつ出迎えてくれた顔なじみのランジ
ェリーショップの店長はこおりついた。
「…営業妨害で通報して良い?」
「ごめんなさいごめんなさい。でも今客居ないから許してください」
深々と頭を下げつつ反省の見られない俺のセリフに、別の店員がクスッと笑った。
年上に年下にと、お互いに守備範囲外なので、俺が何度も彼女を変えて連れて来てもサ
キさんとは良い関係を保てている。
「久しぶりに来たと思ったら、何言いだすのよ」
「いやー、ほら、前連れて来たのがさぁ」
「ユカちゃん!?」
いわゆる「エロカッコいい」彼女の目がギラッとしたのは気のせいだろうか。
「いや、今日は来てないです」
「なんだ……で、男性お一人様が何か用?」
サッと髪をかき上げた手を下ろし、肩を落とすサキさん。ガバッと開いたニットから、
ぱよよんぽよんな胸が半分見えてる。
彼女の言う「ユカちゃん」だって男性お一人様なのだが、以前来店した黒髪セーラーの
美少女が、俺の同級生であるイケメン優等生がノーパン女装した姿だとは夢にも思ってな
いようだ。
「だから、あいつの下着探しに来たんだけど」
「いらっしゃいませ!何をお探しですか!?」
にわかに瞳を輝かせるサキさんには、この界隈の女子高生に「サキ姉」と慕われる姐御
ぶりは微塵もない。ろくに会話もしてないくせに、奴は何という破壊力なんだ。
「んでさ、あいつ胸ちっちゃいじゃん?それ気にしてるみたいだから何か良いのないかな
あって」
「シンちゃんが勝負下着以外を買いに来たどころか、女の子のことを気にかけるだなんて
…」
ゴージャスな付け爪した手で器用に涙を拭く真似をしてみせるが、聞いてるだろうか?
「サキさんこーゆー下着詳しいだろうから、底上げ以外で何か良さげなの知らない?」
「お姉さんに!お姉さんの胸にユカちゃんの胸はまかせなさい!」
「あの、ブラだけで良いです」
鼻息荒く自らの胸を叩くサキさんと、ぱよんぽよんと弾む巨乳。須藤つぶれるだろ、絶
対。
(2/4)
「ていうか、なんで張本人のユカちゃんじゃなくてアンタが来るのよ?」
不満そうにグロスでツヤツヤした唇を尖らすサキさんに、何と言って誤魔化すべきか。
「前回の罪悪感でまた勃起しちゃうし、あなたの胸にドキドキしちゃうので無理です」と
はとても言えない。
「あー、その、家が厳しいみたいで、あんまこーゆートコに慣れてないみたい」
「なんでそんなお嬢様がお前と付き合ってるんだ」と彼女の心の声が聞こえてきそうだ
が、まあ良しとする。
「残念ねえ…ユカちゃん家はココから遠いの?もし来てくれたら、ユカちゃんにその…ピ
ッタリなのを探してあげられたりとかできるのに」
俺が入店してから、何度もあいつの名前を出してるんだろうか、サキさんは。
女装して買いに来た挙句、試着室で射精してしまいビビりまくりだった須藤がよっぽど
お気に召したようだが…この人彼氏居るはずだよな、すげー車乗ったゴ○ゴっぽいおっさ
ん。
「…サキさん、女の子はあーゆータイプが好みなの?」
素朴な俺の疑問に対し、大げさなほどにキョドるサキさん。
「べっ、別に一緒に試着室入って『胸の成長のためにも、ちゃんと採寸しなくっちゃね』
『そんな…サキさんみたいなおっぱい大きい人に見られちゃうなんて、わたし恥ずかしい
ですぅ…っ!』『何言ってるのよ…ほら、こんなにぷるんとして可愛いじゃない…あら、
ごめんなさい』『きゃん!や、やだぁっ!』とか、あわよくばスーパー銭湯誘って女同士
裸のお付き合いで、『ほらユカちゃん、お姉さんが揉んでおっきくしてあ・げ・る』『あ
ん…サキさん、わたしとっても恥ずかしい、恥ずかしいけど…ああっ!』なんて考えてな
いから!」
他人の彼女(設定上は)に、なんて妄想かましちゃってるんだこの人は。あと、後半の
は完全にエロ親父の思考です。俺もまんま同じこと言ってたが。
言葉も出ない俺と、妖しく悶えるサキさんに、店員が静かにアドバイスした。
「店長、フロントホックなら寄せて上げる分水増しされますよね?」
「あ、そうそうそれなら自前ので十分谷間を作れるんじゃない!?」
寄せて上げるモノがちょっとないんですが。
(3/4)
「んじゃそれのちょっと大きいのちょうだい」
「大きいの?まだ高校生なら、あんま詰め込んでも形悪くなるんじゃない?」
「まあちょっと目ぇつぶってあげてよ…俺の知り合いが巨乳ばっかでさあ、『慎吾クンが
恥ずかしくないような女の子になりたいの!』って、一生懸命なんだよ」
口から出まかせの俺のセリフに、わなわなと肩と乳を震わせるサキさん。今度はどんな
世迷い言を口走ってくれるのか。
「あ…あたしなら絶対『そんなキミのおっぱいを愛でたいんだ』って言うのに!」
「うんうん、ちゃんと伝えとくから。『貧乳萌えのおねーさんが居るから自信持て』って」
レズ疑惑な巨乳店長のサービスはあきらめて、店員がいくつか持って来てくれたブラシ
ョーツセットを吟味することにした。
「ほとんどが後ろで留めるので…前留めはこれだけです」
たしかに、たまにその時の彼女が着けてたのは知ってたが、店で見るのは初めてだ。身
体が硬くて自分で後ろのホックが留められない奴には、最初っからこれにしといた方が良
かったのかもしれない。
平気な顔して女物の下着の品定めをする俺に面食らったように、店員が見てくる。前回
はもっと挙動不審な美少女(男)が来たんですよ、お姉さん。
「んじゃあ、コレで」
白地に緑や赤で小花模様が刺繍されたのに決めた。そして、AAからどどーんとCカッ
プに増量。
「お客様、その…パッドはよろしいですか?」
財布を出す俺に、言いにくそうに店員が尋ねる。
「あ、中身はもうあるんで、大丈夫でっす」
兄貴名義で先日通販購入したブツを思い浮かべ、俺は満面の笑みで答えた。
яяя
女向けのオナニー道具を、まさか男に買ってやるとは思ってもみなかったと、届いた時
は部屋で商品を取り出しつつ感慨にふけった。
「本物そっくりな形と感触によるバストアップ効果と、たまらない吸着力によるフェロ
モン効果で意中の彼をメロメロに!プリティメロン」は言ってみればヌー○ラの肉厚版っ
て感じの、胸パッド型大人のオモチャだ。
(4/4)
乳頭のないお椀形の擬似乳房は特殊シリコンだかなんだかで絶妙な弾力があり、肌に触
れる面はそこがささやかな膨らみだろうと洗濯板だろうとぴったりフィットするようにプ
ヨプヨしている。
従来の吸盤型の乳首責めオモチャと違うのは、その手触りの良さとリアルさに相手も楽
しめ、ニセ乳を動かされる度に揉みしだかれているような感触が装着した本人にも伝わる
というところらしい。カレもアタシも大満足☆ってやつか。
売り文句の書かれたパッケだけを丁寧にはがし、専用ケースだけに入れた状態で見せら
れた奴は首を傾げ、その直後に真っ赤になった。
「今日だけおっぱい大きくなろうね〜」
「な…なに馬鹿なこと言って…っひゃあ!?」
立ち上がってしまう前に奴を仰向けに床に押さえつけ、背中に差し入れた手でブラを外
してしまう。
俺の部屋に来るなり下着を残してストリップショーを強要された奴は、すでに乳首を勃
たせてしまっていた。
「はーい、動かないでね〜」
「やめっ…あ……っ」
ブラを引き上げ胸板を撫でられて、奴のペニスが反応しているのが薄いショーツ越しに
足に伝わってくる。左右の向きを確認して、ケースから取り出した左乳房を奴の胸板にく
っつけた。
「ひぅっ!?つ、冷たっ…!」
「はいはい、すぐあったまるからね〜」
暴れる奴の股間を膝でグリグリしてやりながら、右側も慎重に貼りつける。垂れすぎず
上すぎず、自然な上向き美乳がチンコ付き美少女の上半身に出現した。
リアル投下ktkr
乙
精神的デレが来るまで俺は待ってる
ちょwww
なんという生殺しですかw
でもGJ!
おっぱい!おっぱい!
しかし村瀬はユカたんに幾ら掛けてるんだwww
方向性はアレだけどw村瀬がユカたんの事大事に可愛がってるので
和姦スキーとしては大変楽しく読ませてもらってますw
男になんて一切興味ないはずの俺がチン子立てましたがどうしてくれますか。
ほんと村瀬はこのままユカたんに溺れていけばいいw
おお、リクに応えて頂きありがとうございます!
乳首もチンコも勃たせちゃうのですねw
ユカたんが自分の膨らんだ胸をしげしげと眺めて
嬉しそうにするシーンキボンヌ
更に階段シーンとかあると、ユカたんが
自分の胸がタプタプするのを実感できるんだけど、
外出シーンは流石に無いか…
(1/4)
「はい、できあがり〜」
すんなりした二の腕を掴んで起こしてやると、あきれたように溜め息をつく。
「…ったく、いきなり何出すのかと思ったら……っ…え?」
ふるん、と揺れるそれに早くも肌を吸われたのか、困ったように俺を見上げた。大人の
オモチャ…それも女用のオナニー道具なんて奴の知識にはないようで、馬鹿馬鹿しい変な
モノに反応してしまう自分に戸惑いを隠せてない。
「うん?どしたん?」
「いや…な、何でもない…」
気付かないふりで無邪気に尋ねる俺に「なんかビンビン感じちゃうんだけど、これ何な
の?」とは聞けないのか、奴は頬を赤らめつつ首を振った。俺の視線に慌てて胸の上に押
しやられていたブラを下ろすのだが、CどころかDくらいありそうな擬似乳房が納まるわ
けがなく、下乳をさらして頼りなく浮いてしまう。
「あらら、ブラに入りきらないみたいだねぇ〜」
「じゃ…じゃあコレ、取って良い?」
「大丈夫!それに似合う服も用意してあるから!」
さっそくブラの中に手を突っ込んだ奴の前に、真新しい下着とグレーのセーターにクリ
ーム色のキャミ、焦げ茶のショートパンツを放る。少しの沈黙の後、渋々奴は手を出した。
「そのブラなら一人で着けられるだろ?」
今まで手にしたのとは違う形に戸惑いを見せたが、半裸で俺に胸を突き出して背中のホ
ックと格闘した挙句「エッチなわたしにブラジャーを着せてください」とおねだりさせら
れずに済むと分かると、ホッとしたような顔をする。
しかし上半身裸になって新しいブラの肩紐を通したところで、須藤は再び俺の目を気に
し始めた。
大きな乳房…というかモノを押し込まねばならないので、両脇ずつ軽く支えなければな
らない。奴が手に力を入れると、リアルにふるふるするシリコンを伝って密着した肌に刺
激が伝わる。
「…ん……っん…はぁ」
ちょっと息が上がってるのは、俺の前で着替えてるせいだけではないだろう。「プリテ
ィメロン」とやらの威力はなかなかのようだ。「メロン」って「メロンみたいな乳」って
意味なのか、「エログッズでメロメロ」って意味なのか、どっちなんだろう?
(2/4)
どうでも良いことを考える俺の前で、正座した足も崩れへたり込みながら彼はどうにか
こうにか前のホックを留めた。
「うっわー、ボインボイン」
自分の物でもないくせに恥ずかしげに俯いてしまう須藤。白い肌に対しブラから覗く乳
房が不自然なテラコッタなのを無視すれば、華奢な肩や腰に対し挑発的な胸という、かな
り反則なボディラインの美少女がそこにあった。
「じゃあ次はこれな」
「っ……うん…」
むぎゅうっと柔らかく胸を締めつける感触に眉をひそめつつ、何でもないようなふりを
してキャミを受け取る須藤。本当は身じろぎする度にない乳を揉みしだかれ大変なことに
なってるんだろう。薄桃のショーツの前が、スカート脱がせた時よりも盛り上がってる気
がするが、俺はあえて気付かないふりだ。
渡した白いキャミソールは、鎖骨の真下あたりまでコットンのレースが被さる重ね着用
のもの。見えない部分は身体にフィットするよう薄くシンプルなデザインだが、ストラッ
プやデコルテには細かな刺繍がたっぷり施されている。
ストラップとは別に肩に付いているホルターネックの飾り紐を残して奴が裾を下ろすと、
胸元がぱつんとした「女の子」の下着姿になった。
「後ろ結んでやるよ」
「要らないっ!」と逃げられてしまう前に奴の背後に回り込み、セミロングの黒髪をか
き上げてやる。あらわになった白いうなじに息を吹きかけると、ほっそりした肩がブルリ
と震えた。
「ゃ…やだ、早く……」
「うん?早く可愛いの着たいの?」
服を脱いだり寝かされたりして少し乱れた髪を梳いてから、紐に巻き込まないよう両側
に流す。浮き上がった左右の鎖骨をからかうようになぞってやってから、飾り紐を首の後
ろで結んでやった。下向いたりすることも考えて、きつすぎないところで可愛くリボン結
び。
「はい、バンザイして〜」
「……?はい」
何の疑いもなく両腕を上げた奴の脇から、キャミを押し上げるたわわな胸をわし掴みに
した。
(3/4)
「ひゃうっ!?な、何す…っ!あ……っぁ」
服の上から触る分には何の問題ない…というか、かなりリアルな弾み具合だ。もにゅも
にゅと両手で揉みあげると、肌やすでに勃起していた乳首を引っ張られるのか俺の胸に密
着した須藤の身体が震える。
「ほら、自分でも触ってみ。ホンモノっぽくね?」
抗うように俺の手に重ねてきた両手を逆に掴み、自分の乳房に押し当てる。技術大国日
本万歳と叫びたくなるようなシリコンのやわっこさに、手のひらで覆った奴のしなやかな
手がビクンとした。
「…本当の女の子みたいですねぇ〜」
奴の手の上から、今度はゆっくりと円を描くように揉みあげる。
「……ぅ…んんっ……ん!…」
堪えるように下を向いた奴の耳たぶを唇で噛むと、むき出しの腿がもぞ、と動いた。
「……あれ?なんか染みちゃってない?」
後ろから奴の肩越しにショーツを覗くと、キャミとは違うモノでぱつんぱつんになった
そこの色がちょっと変わっていた。パステルピンクの頂点に、ちょっと濃いピンクの水玉。
「く…くすぐったかったから…っ」
「くすぐったいって、このパッドが?感じちゃった?」
「!…ちがっ……」
これの本来の用途を知らない彼は、こんな「道具」なんかに快感を見出だしてしまう自
分の身体を認めたくないようだ。正直に言えば教えてやらなくもないのに…まぁ外しては
やらないけど。
必死に頭の中に萎えネタを駆け巡らせているだろう奴から、俺は身を離した。
「じゃあなおさら着替えなくっちゃね。オソロのパンティー汚すなよ」
気を使って後ろを向いてやる気配のない俺に悔しそうに唇を噛みしめつつ、悩ましい巨
乳キャミ姿の優等生は同級生の見ている前で脱いだショーツで濡れたペニスを拭う。こい
つの剃毛フルチン姿なんかを知ってるのは他人では俺だけだろうと思うと、素晴らしく愉
快な気分になった。
まだ興奮冷めやらない様子ではあったが、ブラと同じ白地に乙女な刺繍飾りのショーツ
に足を通し、スエードみたいな手触りのショートパンツを引き上げる。
(4/4)
グレーのセーターを手に取り広げると、案の定どこから着るのか迷ってたので思わず笑
ってしまった。赤くなった目元でキッと睨みつけてくるが、身構えた拍子にプルルンと揺
れる乳房に再び膝を擦り合わせる。
「分かんないなら手伝おっか?」
「だ、大丈夫…」
熱っぽい息をつき、あきらめたように袖を通す。今までなかった双丘に引っかかるセー
ターに四苦八苦しながら裾を下ろし、胸元で編み上げになったピンクのサテンリボンを結
んで、どうにか奴は着替えを済ませた。
こないだサキさんが着てたみたいなオフタートルのニットは、両肩からぎりぎり滑り落
ちるか落ちないかといったデザイン。落ち着かないのかしきりに肩口を引き上げるが、盛
り上がった胸やほっそりしたウエストを強調する身頃に対し袖はかなりゆったりしている
ので、奴の細い腕にすぐ遊んでしまう。
ふだん着せてるのはピンクだのフリルだのリボンだのと可愛らしさを前面に押し出した
モノなのだが、今日は胸があるので極めて大人しめな色合いにした。俺の見立て通り、身
体の線を見せつけるデザインの割に下品さのない、見た目だけは清楚な奴にふさわしい「
女の子」ができあがる。
(本文ないです)
>>547さん
一応「協定」後は折半してる設定なんですが、たしかにブルマだのオモチャだの買ってた
ら、たしかに間に合わねーw
(「協定」では総額一万円弱のつもり)
そんでは、洋服以外のモノはバイトしてる「俺」が買うことにして、優等生は学校の自販
機でジュース買ってたのを毎日水筒持ってくみたいな、地味な節約してれば良いだろうか
と、リアルチラ裏に金額書きながら考えてしまいましたw
>>551さん
せっかく夢の姿になったんですから、次回以降はお出かけして一般人にも見せつけますw
そのシーンは考えてなかったのですが、「嬉しそうに〜」ってくだりにすんごい萌えたの
で、それいただきますね!今から打つの楽しみだ(´д`*ありがdです!
557 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 02:15:14 ID:Xz/JRO19
くそ、書き込んだ後、寝るべきではなかった。阻止されてい様とは・・・
つーか、進むの早くて追いつけんww溜りに溜まってwktkだけが残ってる
続きキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
超GJ そしておでかけ超wktk
まだまだGJ!
>胸元がぱつんとした「女の子」の下着姿になった。
萌え。
すぐチンポ濡らしちゃうユカたんも萌え。
階段は下りシーンの方がより揺れると思います ><
(1/4)
「かーわいい、ユカちゃん」
言って、ぴったりとしたセーターの上から形の良い乳房をぷにぷにつつくと、恥ずかし
そうに身をよじらせて逃げようとした。
「ぃやあ……っ!」
この触感と過敏反応では、そうと知らなきゃ俺でも偽物とは分からないだろう。正直安
い買い物ではなかったが、ここまでで十分元は取れそうだ。
「…じゃあ、ちょっとお出かけしよっか?」
「ん、ぁ…………え?」
胸板への刺激に喘いでいた奴の顔が固まる。気付かないふりで、俺はにっこり笑ってう
なずいた。
「せっかく可愛いカッコしたんだから、ユカちゃんと一緒に外行きたいなあ、俺」
「あの……こ、この、まま?」
「何か問題でもある?」
あくまで疑問形ではあるが、奴に決定権がないことは二人とも…奴自身が熟知している。
「………ない、です…」
そんなわけで、誰もが羨む美乳彼女を連れて家を出た。
яяя
電車に乗って、以前行ったのとはまた別のカラオケボックスへ。
腕を組んだ奴とドアをくぐると、二組五人ばかしが会計だか案内待ちでフロアに居た。
カップルと、中坊の三人連れ。
受付で名前を書いてから、俺のダウンジャケットにピンクのマフラーを巻いた須藤の頬
が上気しているのに今さら気付いたようなふりで声をかける。
「暖房暑い?上着脱げよ」
そのせいではないことや、上体を動かせばかえって辛い目に遭うことは分かりきってい
るだろうに、腕を離し優しい彼氏の顔で俺に言われて渋々うなずいた。
本人的にはたかが「ただの胸パッド」で自分が感じてしまうとは、俺は夢にも思ってい
ない設定なのだろう。わざと奴の胸に触れた腕を揺すったり動かしたりする度に、不自然
に息を詰めつつも一言も発さなかったのだ。
自分自身の羞恥心が災いして、さらなる責め苦を味わってしまう相手が哀れで哀れで…
非常に楽しい。
(2/4)
のろのろとマフラーを外し黒いジャケットを脱ぐと、奴の可愛らしい顔に、こちらをチ
ラ見していた男が目を見張るのが分かった。うっわ超うけるわ。
まあ大人しそうな顔して上着脱いだらぽよんぽよんの乳が出てきちゃったら、凝視しち
ゃうのが男の性だろう。おまけに色白キャシャリンな美少女とくれば、それこそそれなん
てエロゲ?なステータスだ。
彼女に訝しい目で見られ、慌ててつつも未練がましく男が店を出て行く。しかし今度は
中坊ズがチラ見してきた。顔から先に見た奴も胸から先に見た奴も、結局は奴に釘付け。
当の本人はといえば、俺と並んでソファにかけたはいいが上着を前に抱えてはそれにた
わむ乳房が、横に置いてもぷるるんぷるんするそれと周りの目が気になる。ガキの不躾な
視線に奴が気付かないわけがない。
結局彼は膝下ロングブーツまで生足の腿に上着を置き、両手をその上に乗せた。足の冷
たさは和らいだだろうが、今までなかった膨らみに勝手が違うのか、肘を曲げたり伸ばし
たりと落ち着きがない。その度に編み上げリボンが窮屈そうな、はち切れそうなニセ乳が
たゆんたゆんした。
「わぁ…」と丸聞こえの感嘆の声をあげる彼らに負けないよう、つとめて無神経に須藤
の顔を覗き込んだ。
「…ブラ、小さいんじゃね?」
「……っ!…」
「可愛い巨乳お姉さん」に夢中になってたガキどもの目がそこに集中したのか、視線を
さまよわせ結局俺を睨みつける。カッと赤らめた目元と潤んだ瞳は、羞恥のためだけでは
ない。
「な、なに言って…っ」
「プリティメロン」の吸着力はなかなかのようで、絞り出す声は上擦り掠れていた。真
っ最中ん時の喘ぎみたい。
もう少し楽しみたい気もしたが、部屋に案内された中坊に続き受付から名前を呼ばれた
ので、ビクンと肩を震わせる奴の腕を引き立ち上がった。
яяя
(3/4)
「お二人様」にあてがわれたのは、逆L字型にソファが置かれた縦長の個室だった。
さりげなく室内を見回して、ちょうど角っこの短辺側に俺が座り、長辺側に奴を座らせ
る。受付のカウンターからチラ見したものを思い出し、位置を微調整。こんなもんだろ。
薄暗い室内で皓々と光るテレビ画面には、CMでアイドルグループが歌って踊っている。
あ、あの左から二番目のって、こないだ女子が「須藤クンにちょっと似てるかも」と騒い
でたイケメンじゃないか?
インタビュアーの女に爽やかな笑顔で接する彼と、黙って入室時に店員に運ばれたジュ
ースを飲む奴と見比べてみる。
うーん…どうだかなって感じ。
画面の中の男はたしかに美形だが、形の良い上唇はやや薄くビロビロしている。それに
対して、ストローを咥える赤い唇は程良い厚みがあり、胸とは違う次元でプリプリッとし
ていた。
極めつけはちょくちょく耳にする芸能ニュース。「須藤クン似」のイケメン君は女には
良い顔するがメンバーに対してはそうでもないのか、しょっちゅう掴み合いになっただの
大御所に苦言を呈されて逆ギレしただの、良い噂を聞かない。対してこいつは、この女装
趣味とマゾっ気さえなければ老若男女問わず頼りにされ尊敬されている、眉目秀麗文武両
道品行方正なでき過ぎ君だ。
アイドルの彼がハウス栽培農薬王子様なら、こいつは路地モノ天然王子様ってとこか。
満足感に浸る俺を、ジュースを置きつつうさん臭げに見やる須藤。せっかく心の中で褒
めてやったのに、なんて恩知らずなんだ。
「…どうしたの?『こんな近くで改めて見ると、村瀬クンってカッコいい…濡れちゃうぅ
っ!』?」
「そんな口がきけるおめでたさに、ある意味感動する」
顔をそむけ冷たく吐き捨てる天然女装王子。その拍子にぷるるんと揺れる、セーターに
包まれた乳房。
「ダメだなぁユカちゃん。こーんな可愛いおっぱいでそんなこと言っちゃうなんて」
「ひゃ、んっ……やめ……っ!?」
指を立てツンツンつつくと慌てて逃げようとしたので、肩に右腕を回し引き寄せた。
(4/4)
「ちょっと世間話でもしよっか?」
顔を近付けて耳に息を吹きかけると、性感帯である胸を長時間刺激され敏感になってい
た身体から力が抜ける。
「っん……な、何、だよ…?」
「お前、オナニーする時って手コキ?」
「………どこの世間の話だよ」
すっごい軽蔑したような目で見られ、モロ感状態の奴の様子に興奮してきていた俺の息
子がくじけそうになる。
「…まあそれでさ、女ってチンコないからさ、代わりに色々お道具使って楽しむんだって」
「………」
突然何を言いだすのかと首を傾げる須藤。間近でポヨンと弾む美乳。
「お前も知ってそうなバイブとローターの他にさ、どんなのがあると思う?」
俺の言葉にそれを思い浮かべたのか頬を染める美少女。こんな清純派になお責め苦を与
えちゃう自分の罪深さに、俺大興奮。
「……たとえば、自分の代わりにおっぱい可愛がってくれるオモチャとか」
「………?」
俺にじっと見つめられ、戸惑いつつも不思議そうに俺の顔を見てくる。見つめ合う男女
(設定上)。
狭い室内にしばし沈黙が訪れ、優等生の賢いおつむがフル回転しているのが分かった。
そして、
「!なっ……」
肩を抱かれたままではあるが、弾かれたように奴は俺から身を離した。
「うわ、何だよ?」
「じゃ…じゃあコレ、も?」
セーターをパツンパツンに押し上げるそれをおずおずと指差し、尋ねてくる。ようやく
気付きましたか。
「おっぱいプルンプルンされて、気持ちよかったでしょ?」
「……っ!?」
かあーっと耳まで真っ赤になる黒髪美少女。今なら胸もチンコも付いてきます。
ニヤニヤする俺にすべてを悟ったのか、ふるふると擬似乳房と肩を震わせながら須藤は
下を向いた。
「さ…最低、だ……っ」
その「最低」って、分かってて気付かないフリをしていた俺に対してかな?それとも「
ただの胸パッド」ではありえないだろう刺激に反応しちゃったのは、モロ感なカラダのせ
いだと思っちゃってた自分自身に対してかな?まあ十中八九前者だろうが。
>>564 GJ!
筆の速さといい、キャラの立ち方といい、こなれた文章といい
プロの作家さんが商業誌で書けないネタをパトス全開で投下してるのではないかと……
いや無粋な邪推は止めときましょう
村瀬がそのうち勢い余ってユカたんにキスしちゃうんじゃないかと心配ですw
すでに乳首は吸っちゃってるし……
なんかもう毎日これ読む度に何かがだだ漏れてる気がしマス。
今日もGJ!!
《《564
日本語には「ほめる」言葉が少ないというのが、これほどもどかしく感じるとは!!
とにかくGJです!
なんか、村瀬がそっけなくしたら、ユカたんは逆に寂しがって気を引きそうな予感
俺にも一言言わせろ!
GJ!!!
激しくGgggg J!
あと2時間レスがなければユカたんは俺の嫁w
>>568 日本で、重婚は、許可されて、おりません!!!
全力で阻止させていただく
あとユカタンは俺の嫁だ
残念、ゆかたんは村瀬の嫁
村瀬は逆にゆかたんに骨抜きにされればいいよ
阻止そしてGJ!
相変わらずエロいなあ二人とも
じゃあ俺は中の人の嫁になるわ
中の人はSなのかMなのか…
しかし盛り上がってるな。
盛り上がっている所悪いが、そろそろ次スレ立てないとマズいんじゃね?
このスレの容量的にも…。
こちらは携帯で立てられないから、立てられる人お願いします
(本文ないです)
>>576さん
一番容量食っておきながらお任せしてしまい申し訳ないです。
>>575さんのレスまで読んだ時点で「1000まで書けるんだから、もう半分あるんじゃ?」
と打ち込まず調べて良かったorz
(いつも携帯モードで投稿してたため、さっき慌ててビューアから確認しました)
本当に失礼いたしました&気付いてくださり、立ててくださりありがとうこざいます。
一つの小ネタをスレ跨がって投下することになりますので、もしよかったらお使いくださ
い↓
ttp://10.mbsp.jp/gisouK/ 「○○彼女」やこのトリップで投下した文を、誤字やご指摘いただいた箇所を直して保管
してます。
(新スレでもお世話になりますが)
2ちゃんで文を投稿したのはこちらのスレが初めてだったのですが、とても楽しく垂れ流
させていただきました。本当にありがとうございました!
>>565さん
いや、申し訳ないですがその形式にのっとると、
貧乏な隠れオタが他人に話せない妄想をパトス全開で打ち込んでいる。
という夢も希望もない現実を直視することになって切ないw
>>573さん
初めて貰う嫁さんが男なのも人生経験だろうかw
ではとりあえずセーラー服を着てください。そしてあなたがSならMプレイを、MならS
プレイを強要しますw
>>574さん
ご覧の通りHです。
「俺」の予備校
チャンポンして「中田塾」にする予定でした。
〜中田塾の歴史〜
その昔中田という無学な若者が、生まれてはじめて都に出てきた。
商売どころか右も左も分からぬ彼は、ずっと男所帯だったので女性経験も、女体の何た
るかも知らなかった。
そこで見目麗しい街娼に誘われホイホイついてゆき、ギシアンギシアンらめぇ〜!と中
田氏して後、自分が童貞を捧げた相手が「女の服を着た男」だったと知った彼は、弟らに
は自分の轍を踏ますまいと教育事業を始めることを誓ったのである。
(本題が違う話になりそうなのでやめました)
英国紳士ネタ
(
>>513さんのレスを見て頭をよぎりました)
居間で事に及んだのが、そもそもの間違いだった。
「あっ…あ、だめ、右○さんが…っ!」
「おいそこの高校生!エロと再放送のドラマと、どっちが大事なんだ!?」
「今は右○さんっ」
言いながらもぱっちりした両目はテレビに釘付けで、半脱ぎにされつつ意識の大半は謎解きに夢中だ。
仕方ない、最終手段に出よう。
ピーッ。
「…録画したから。帰りにDVDに焼いてやるから、消して良い?」
「……だめだ。これ本放送で観てないから、生で観たい」
「生もなにも、これ再放送だろっ!?」
結局、奴の買いそびれたオフィシャルファンブック(予備ダチ所有)で手を打ってもらうことになった。
(女装とつながらなくなった)
自分もあまりよく知らないのですが、全然観てない方スマソです。
ユカタンシリーズは中毒性が高過ぎる!「須藤君は汚れた下着を自宅で洗濯してるんだろうか?」とか「形が崩れないように注意を払いながら干してるんだろうか?」とかかなり頻繁に考えてしまうんだ
おやおやそうなんですか?
気になったら聞かない訳にはおけないのは僕の悪い癖です
もしかしてユカたんの好みって右○さん????
えらく村瀬君とギャップがwwwwwww
ユカたん、あまり別の男の人熱心に見てると村瀬君のお仕置きがキツクナルヨ。(読者としては期待w)
でも、俺もMOOK本持ってるからユカたん遊びにおいでwwwww
582 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 21:47:34 ID:NPYLFLsY
(本文ないです)
>>580さん
女装っ子の後始末も、今のが終わったら書いてみたいと思ってます(´∀`*タイムリー!
名前を考えるのがとても苦手なので、○○彼女も単発ものも、何となく思いついたのにし
てたのですが、前者の名前はかなり失敗したなあと先日思いました。
なぜかってーとマゾ女装っ子が須藤(S)で、ドSの「俺」が村瀬(M)なのは非常に看板
に偽り有りだなあと。
ただ気付いたのが十個くらい投下してからだったのと、逆にすると「俺」の名前がSSに
なってスーパーサドになりそうなので、このまま続きを打つつもりです。
容量は埋めた方が良いのかと思ってネタ未満を送信してるのですが、放っといても問題な
しなようでしたら言ってやってください。
M=Master
S=Slave
というのが西洋のお約束らしいので、無問題(w
(本文ないです)
(エラー出ちゃって約六時間前にあげられなかった分です)
>>581さん
「お仕置」って、ドラマの真面目なシーンでイっちゃって
「ほら、右○さんに謝りなさい」
「…ごめんなさい……っ」
ってのしか思いつかんorzそこから離れろ
今投下してるのの次に、女装っ子がパンツ洗いつつ下の毛処理する話を書きたいなと妄想
しつつ打ってるんですが、タイトルをはじめ
「剃毛彼女」
にしてました。
あんまりにもあんまりなので違うのにしました(´д`さすがになぁ
そして
>>584さん
それは素晴らしい!(西洋も584さんも)と今感動にうち震えてます。
こんな時間なのにw
逐一村瀬はマメだなぁ。紳士レス以降攻め台詞が右○さんボイスで再生されてしまい顔がニヤついて困る・・・
587 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/14(木) 17:23:53 ID:n3fIjPXZ
単発キャラが思いつかなかったので、偽装の女装っ子で考えました。
・チョコフォンデュのチョコを女装っ子の身体に塗り付けて舐めまわす。
(前カノと既にやってそうだし、そもそもチョコ鍋を用意してるところが嫌だ)
・イチゴチョコの入浴剤入れたピンクの湯船に、松田○子のようなイチゴの水着を着せ入らせる。
(安普請の風呂場に高校男子二人はきついわ)
というわけで、新スレみたいなのになりました。
>>586さん
もう…もう台詞書けない…っw
上のレスは自分です。
新スレあるのにageてしまいましたorz
本当に申し訳ないです。
(本文ないです)
女装っ子の楽しくない学校生活を投下します。
直接的に女装しては居ないのですが、内心羞恥プレイということで。
多分バイト数は良いはずです。
(1/3)
「おはよっ!須藤クン」
「おはよう…昨日はありがとう」
「そんな、あたしこそ、ごちそうさまっ!」
なんてことない朝の教室の会話だが、その時居たクラスの女子の大半が一瞬二人を凝視
した。
かたや一女生徒、かたや…誰もが羨むイケメン優等生の須藤豊という取り合わせは、多
感にしてかしましい乙女の耳をダンボにするには十分だった。
委員の仕事があるのか、机に鞄を置くと須藤は教室を出てしまう。途端、ダンボ達は相
手の女に詰め寄った。
「…ちょっと、あんた須藤クンと何があったの?」
「須藤クン」と何があった…というか、何をしたんだと、まんざらでもなさそうな顔の
女子に尋ねる。
眉目秀麗にして成績優秀、さらには誰に対しても温厚篤実な奴は口数が少なく、積極的
には他人と関わらない。しかし女子にしてみればそれは根暗要素になるどころか「それが
またクールでカッコいい!」らしく、孤高な王子様像はますます確固たるものになってし
まったのだ。
その「須藤クン」が特定の女と親しげに話すなんてと、嫉妬と牽制のギラギラしたオー
ラが離れた俺たち男子にも伝わってくる。
「いや、大したことじゃないんだけどね〜?」
「じゃあもったいぶらないで言いなさいっ!」
誤解で首を絞められるのはごめんなのか、慌てて彼女は友人らに向かって両手を上げた。
「ほんと、ほんとっ!単に昨日の帰りに見かけて、一緒に買い物しただけっ!」
「十分、大したことじゃない!」
「なんであんたとなのよっ!」
嫉妬に怒り狂う乙女らに、被害者候補生は必死に言葉を継いだ。
「えっとね、駅ビルに可愛い物屋さんあるじゃん?そこで何か迷ってたみたいだから、声
かけたら何かプレゼント探してたんだって!」
「女!?彼女!?」
怒りの対象が自分以外に向いたことで、ようやく彼女は息をついた。
(2/3)
おきれいな顔のくせに浮ついた噂のない王子様にちらつく女の影に、「誰が抜け駆けし
やがった!?」と色めき立つ女生徒たち。
学年問わずモーションかけられても告られても、やんわり紳士に断り続けているがゆえ
の「皆の須藤クン」が大好きなのは分かるが、怖いです、とっても。
「あたしだってもちろん聞いたよ〜。そしたらさ、なんか親戚の小学生宛てだって。二年
生だったかな?」
「なんだ〜、良かった」
「一桁ならまあ、しゃーないよね」
奴が五十になったら十歳の年齢差は十分圏内になると思うのだが、彼女らは目先のライ
バルだけで精一杯なようだ。
「なんか今度の休みに行くからお土産探してたみたいでー。『女の子ってどういうのが好
きなんだろう』って、何か困ってたの!もう、困った顔も良い男だったんだから!」
「あたしなら、須藤クンからなら何もらっても嬉しいのにっ!」と一人がうめき、全員
同意。もはや宗教だ。
「で、マフラー見てたみたいなんだけど、あーゆーのって結構好み分かれちゃうじゃん。
そう言ったら『もし時間あるようだったら、どういうのが良いか教えてもらえるかな?』
って!」
その単語を聞いて、俺はようやく得心した。
おーおー、苦しい言い訳しちゃって。
思わず苦笑すると、話していた矢野も「朝からすげーな」と笑う。いや、俺はそういう
意味ではないんだけどね。
奴が彼女を作らないわけ。それを知っているのは奴自身と…この俺だけだ。
週末に俺の家に来るあいつは、イケメン王子様の須藤豊ではない。
こないだまではカーデ羽織ったセーラーとプリーツスカートを、先週にはワンピースの
上に俺のジャケットを袖余らせて着ていた、可憐で淫乱な「女の子」なのだ。
奴がずっと隠していた女装趣味と、「女の子」になった自分を苛まれることで欲情して
しまう倒錯した性的嗜好を満たしてやるため、俺は奴を着飾り虐げることで、今までの彼
女らでは満たせなかった性欲を満たすために、学校では言葉を交わすどころか目も合わさ
ない同級生を調教している。
(3/3)
こないだの日曜、存分に楽しんで駅に送った「彼女」が、寒そうにダッフルの前を合わ
せているのを見て俺は宿題を出したのだった。
なんてことない、「ユカちゃんに似合うマフラーを買っときな」という命令。
変態の癖に羞恥心が強い彼は首を横に振りかけたが、自分の痴態の写る画像を俺に握ら
れていることを思い出したのか、渋々うなずいたのだった。
その日はもう遅い時間だったので、平日に任務を遂行することにしたのだろう。学校帰
りに、なんてことない顔して…それこそ居もしない、作る気もない彼女宛てを装って買う
つもりだったんだろう。
まっさか、俺以外に運の良い奴が居たとはね。
「―――で、結局ヌイグルミとハンカチにしたんだけど、ちょー可愛いの!ヌイグルミ抱
っこして『喜んでもらえるといいな』って、ヤバい、まじカッコいいの!」
「その小学生、憎いわ〜」
「でねでねっ、帰りになんとなく一緒に駅行ったんだけど、『ちょっと待ってね』ってエ
クセル寄って、出てきて何言ったと思う?『カフェオレとココア、どっちが好きかな?』
って!『付き合ってくれたお礼』だって!」
「そこでサ店に連れ込まないのがまた紳士だよねーっ!」
「てゆーかどこへでも連れてって欲しかったんだけどー」
それは奴も願い下げだろう。
結局、あいつは目的の物を買うどころか思わぬ出費をする羽目になったのか。愉快すぎ
て腹筋痛いっての。
「…あいつ、卒業までこのガッコじゃ彼女作れねーな」
女子の黄色い声に紛れこっそり言ってきた矢野に、俺はあいまいにうなずいて誤魔化し
た。
…さて、今週も楽しみだ。
(おしまい)