レンタルマギカでエロパロ

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1名無しさん@ピンキー
今のうちに立てておく
2名無しさん@ピンキー :2007/10/08(月) 02:17:28 ID:Nal73p9r
クソスレ乙
3名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 17:21:41 ID:f5Mdby3l
今までなかったのか
4名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:18:49 ID:9rESTEl8
いよいよ後7時間
5名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:50:51 ID:izEP0Uql
>>1
青田買い感覚で立てるなド低脳が。
6名無しさん@ピンキー:2007/10/08(月) 18:59:37 ID:gTo8dVIk
アディかわいいよアディ。このまま落ちるの勿体無いな。
ラノベ総合にも一回も出てきてないよな。
7名無しさん@ピンキー:2007/10/09(火) 13:26:00 ID:G7jg2CXr
こりゃ落ちるかな?
8名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 01:42:51 ID:RAyafmbL
じゃあみんなの見たいシチュはなんかある?
初々しいアディのえちーのとか、
無理やりやられちゃうアディとか
9名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 07:15:30 ID:joo3rAqa
あげ
10名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 10:20:57 ID:vx7BsAKv
>>8
無理やりヤられそうになる所をイツキが助けに来て、それでデレたアディの初々しい初えっち
11名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 12:32:18 ID:MoVec+6H
みかんとラピスのダブル幼女攻め
幼女退行した穂波
黒羽は触れないからどうすればいいんだろうか
あとアニメの委員長がエロくてよかったから委員長もいいな
12名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 14:42:23 ID:q3ceuXT0
ドリルファックで
13名無しさん@ピンキー:2007/10/10(水) 16:40:46 ID:4/P0ze4g
アガルタの義母さんはー?
14名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 02:35:34 ID:6oWM56/T
>>11
みかん「あれぇ?お兄ちゃん社長のここ段々おっきくなってるよ?クスクス」
15名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 05:50:18 ID:c8bPs6yP
>>10
いいな
16名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 12:36:05 ID:277DsM3Q
誰か書いてくれないかな
17名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 14:18:50 ID:mOK1k3N/
アニメがブラクラな件について
18名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 14:24:25 ID:4sqGZpdO
ラジオドラマの時点で既に地雷だから、今更ね…
19名無しさん@ピンキー:2007/10/11(木) 16:55:23 ID:WsOo7HuO
1粒で2倍美味しいキャラがたくさん。エロパロ的に文句ナシ。
たとえば…

眼帯付社長=受 「わ、ちょ、ま、待って下さい、アディリシアさん!」
眼帯無社長=攻 「やってくれたなアディリシア…お仕置きだ…」

1回で2回プレイができるじゃないか。必要十分。
20名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 18:22:48 ID:E3j2Ce3m
もうすぐアニメage
21名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 23:06:25 ID:xvUuUDY8
期待あげ
22名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 13:48:32 ID:g6uUTGiN
「お願い、アディリシアさん、今回もアストラルに協力してほしいんだ」
「私と契約するのならば、それ相応の契約料が必要ですわよ」
「社長、今月出せる予算はもう限界ですが……」
「じゃ、じゃあさ、足りない分は体で払うから……ってのはどうかな?」
「……! イ、イツキがそこまで言うのならば、考えてあげないこともありませんわよ!」


「……なんでこんなことになったんだろう」
「イツキ……私、初めてなのでなるべく優しくしてくださいね」
「あのさ、アディリシアさん、やっぱりこんなことはやめたほうが……」
「そんな!酷いですわ!私をその気にさせておきながら、乙女の純情を踏みにじるなんて!」
「(体で払うってのは労働で払うつもりで言ったんだけどなあ……)」
23名無しさん@ピンキー:2007/10/16(火) 17:20:01 ID:tvC6Zihp
>>22
アディがカワイイ(*´Д`)ハァハァ
24名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 16:50:52 ID:Lz7R5oXB
私の身体も霊体も、細胞の一片の例外もなく、魔術の色に染まっている
でも、だけど……だからこそ――――

学校の帰り道、夕暮れに染まる公園をアディリシアは、少し怒ったような顔をしながら歩いている
その様子にびくびくしながら隣を歩く少年、いつきの顔を横目で見ながらアディリシアは、今日何度目かになる溜め息をこぼした

メイザースの家に生れ落ちて十数年、これまで魔術の特訓中、失敗や挫折はあれど、それでも、
自分の意思を曲げたり自分の弱さに負けたことなどなかった
ゲーティアの首領として、ソロモンの末裔として、そして、一人の魔女として自分は人の上に立つ存在、
魔を総べる存在であると信じていたから
自分の全てに誇りを持っていたから
そんな自分のデートへの誘いをこの少年は――――
『すみません……その日はちょっと依頼があって…』
言葉を濁しながらもいつきは、はっきりとアディリシアの誘いを断った
聞けば、その日は発生した呪波汚染を浄化しに遠くの町まで出かけるというのだ
それはいい。自分も協会に組みしている以上仕事の事情も、魔法使いの仕事もわかっている
わかってはいるのだが……

アディリシアは再びいつきの横顔を見つめる
(だからって……)

いつきの話によると、発生した呪波汚染は、その町の一角にある小さな空き地に発生したモノであり
まだ小さい汚染ながら、近所の子供たちに少なからず影響を与えていると言うのだ
「空き地でキャッチボールができないよ〜」「オレ達の遊び場がなくなっちゃった…」
「お母さんが、あそこではもう遊んじゃいけないって…」
魔法のことなどなにも知らないとはいえ、遊び場が無くなるかもしれないことは、
小さな子供にとっては死活問題とも言えるほどに大事なコトだった
だけど、あまりにも小さな場所、レベルの低い汚染度のためどこも入札するところが現れないでいた
そこに名乗りをあげたのがアストラルだというわけだ

「あ、あのアディリシアさん。ホントにゴメンなさい…その、せっかくの誘い断っちゃって」
アディリシアは前を向いたままなにも応えない
いつきの立場もアストラルの経営状態もわかっている。わかっているからこそ歯がゆい
電車で数時間もかかるところまでわざわざ行くことにも
最低レベルの仕事も引き受けなくてはならないことにも
誰もしない様な仕事を怖がりながら自信無さげに、それでも引き受けてしまういつきの性格に
さらに、何度言っても直してくれない名前の呼び方
「あの。アディリシアさん?」
(ほら、またアディリシア『さん』)
アディリシアの顔はますますムッとしたものに変わっていく
25名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 16:52:36 ID:Lz7R5oXB
隣を歩くいつきは相変わらずおどおどしているが、それでも自分を気遣ってか心配げな顔をしている
そんないつきの全てがアディリシアの心を複雑にさせる
本当のところ、自分の誘いを断ったいつきに最初こそムッとなったが、決して本気で怒ってなどいなかった
そればかりか、理由を聞いている内に「相変わらず」と感じてしまういつきの性格
いつも怖がりで、びくびくしていて、今にも逃げ出してしまいそうな少年
それでも、どんな相手にもどんな状況にも立ち向かっていく小さな強さがあった
キズ付き、ボロボロになりながらも、それでも前に進もうとする
誰かのため、なにかを守るため
いつきの力はいつも己以外の全てに向けられる
それは、強大な力をその身に宿す者にはあまりにも似合わない不釣合いなやさしさ
だけどそのやさしさに、その温かい心に助けられた人たちが大勢いる
そして、それは自分も……
いつきのそばにいるとあったかい気持ちになれる
いつきのぬくもりはいつも自分を幸せにしてくれる
アディリシアはいつきの顔を見つめた
その顔はまだ曇ってはいたが、アディリシアの視線に気付いたいつきの表情がだんだんとやわらかくなっていく
夕日を背に立つアディリシアの姿は、誰が見ても凛々しく、そして、美しかった
いつきの喉がゴクリと音を立てる
アディリシアの体がいつきのぬくもりに誘われるかの様に近づいていく
鼻先数センチの距離で見詰め合う二人
じっと見つめ続けるアディリシアは、やがて顔をほころばさせる
それは、甘くとろける様なやわらかい笑み
いつき以外の誰にも見せないその笑顔は、いつきの心をつかんで離さない
「あ、あの。アディリシア…さん?」
「……」
アディリシアは一瞬考え込む様に長い睫を伏せると、再びいつきに向き直る
「明後日の仕事私も一緒にいきますわ」
「え!?」
「私が行けばあの様な呪波汚染はすぐに片付くでしょう。そうしたら、その後お茶にでも付き合ってもらいますわよ」
なにも言ってこないいつきにアディリシアは、少し不安な面持ちで尋ねる
「ダメですの?」
普段の強気な声とはかけ離れたアディリシアの小さな声に、いつきは慌てて身振り手振りで否定をする
「え!だ、ダメっていうか断るワケないっていうか…」
「本当に?」
すがる様な小さな声
いつきは真剣な目でアディリシアを見つめると、精一杯の思いを込めて口を開く
「ぼ、僕でよかったら…よろしくお願いします」
「まぁ!」
先ほどまでの暗い表情がウソの様なアディリシアの満面の笑顔
いつきの胸がドキリと高鳴る
26名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 16:53:15 ID:Lz7R5oXB
(やっぱりアディリシアさんすごくキレイ…だなぁ)
ぼーっと何かに見とれているいつきの手を掴むとアディリシアは、そのまま歩き出す
「え!?あ、ちょ、ちょっと待ってアディリシアさん…」
一人頭を沸騰させているいつきにクスっと微笑むと
アディリシアは心の中だけでそっと呟く

私の身体も霊体も、細胞の一片の例外もなく、魔術の色に染まっている
でも、だけど……だからこそ――――
この心だけはイツキの、私の一番大事なモノだけはイツキだけの物

魔術にその身を捧げると誓ったあの時と同じぐらい、それ以上の気持ちでアディリシアは静かに願う
ただ一度の生だからこそ、ただ一人の人に自分の心を捧げたいと
イツキと共に、これからも、ずっとイツキのそばに――――
イツキと共に生きていきたいから――――

夕暮れの公園の中、二つの手が絡み合い、そして、結ばれる。
強く、強く
離れないように、離さないように
27名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 16:54:29 ID:Lz7R5oXB
終わり
短いしエロもなくて申し訳ないです
原作はまだ4巻までしか読んでないので、全部読んだらエロ部分書きたいと思います
28名無しさん@ピンキー:2007/10/17(水) 23:29:48 ID:TTxOTlrd
まあ、なんだ。
GJと言わせて頂こう
29名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 22:13:35 ID:FFXeVEws
>>27
このスレ初めてのSS投下乙。GJだったよ。ほのぼのした
30名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 00:10:44 ID:2aw/r0rm
いつき×みかんはまだか
31名無しさん@ピンキー:2007/10/20(土) 00:53:33 ID:A+gnaqo0
GJと言わせてもらう
あと個人的に辰巳×香を頼む
32ユーダイクス:2007/10/20(土) 00:56:53 ID:rcu9EeOh
アディがいい
33名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 10:27:28 ID:4KAzxkMB
アストラル社員総出でアディリシアを性的にもてなす株主総会を希望
34名無しさん@ピンキー:2007/10/21(日) 19:19:46 ID:pOG2hyF/
期待age
35名無しさん@ピンキー:2007/10/22(月) 21:56:04 ID:JmnPkOPV
ここで妖精眼イツキ×オルトをあげてみる
36名無しさん@ピンキー:2007/10/23(火) 00:38:13 ID:XyA7r78L
それを言うなら猫屋敷×みかんだろ
糸目は鬼畜がお約束で。
37名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 00:22:08 ID:mfumMGlT
>>35
腐女子乙てか801はここじゃねーだろwwwwwwwww
ユーダイクス×ラピスで
38名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 14:17:58 ID:76nM6k27
ある日、気が付けばみかんは蝋燭の灯る薄暗い部屋にいた。
下校途中に何者かにスタンガンを押し付けられて拉致されたのである。
みかんは、衣服を全て剥ぎ取られて、代わりに犬の首輪の様な物で鎖に繋がれて、
両手は後ろ手に革手錠を嵌められていた。
39名無しさん@ピンキー:2007/10/24(水) 22:43:10 ID:mfumMGlT
うほwww
40名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 09:56:18 ID:VX3tSskG
「ガチャ」
と、扉が開き、見知らぬ男が入って来るや否や、
「君のために素晴らしい部屋を用意したよ。今日からここが君の家だ」
と男が呟いた。
みかんは男をきっと睨みつけ
「うるさいうるさいうるさい。私をお家に帰してよ」
の男に罵った。
すると男は、手に持っていた鞭をみかんの身体に振り落とした。
「いやぁー。ごめんさいごめんなさいごめんなさい。何でも言うこと聞きますから」
みるみるうちにみかんの白い肌が幾条にも赤く染まっていく。
41名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 15:20:11 ID:VX3tSskG
男は、みかんの頭を踏みつけて尻を突き出させた。
それから、みかんの肛門に人差し指と中指を入れてワセリンの様な物を塗りたくった。
「きゃは、やだぁ、くすぐったいよ〜」
男の指先が肛門のを弄るたびに、括約筋がきゅっと締まる。
男は人肌に暖めていた浣腸器の先端をみかんの肛門に軽く押し当てる。
そして、直径1センチはあろうかと思われる器具が肛門に入っていった。
『ぬぷぷっ』
「あっ」
男は容赦なくみかんの肛門にグリセリンを流し込むや否や、
「ふええーん、気持ち悪いよ、出ちゃいそうだよ」
とみかんが急激に便意を催した。
この部屋には便器はもちろん排水溝の類は存在しないので、
みかんの肛門にシリコン製の器具を挿入した。
42名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 15:52:20 ID:VX3tSskG
「何でもしますから、トイレに連れてって下さい」
と、みかんは男に懇願した。
みかんの表情から徐々に血の気が引いて、みかんは肩で息をしている常態だった。
すると男は、みかんの両乳首にヨードチンキをすり込んで、注射針の様な物を押し当てた。
「いやだぁ、何するのよ。酷い事しないで」
みかんの目が潤んだ。
男は、
「どんな事でもするって言っただろが、このくそガキャ〜」
男は容赦なくみかんの乳首を貫いた。
『ぷつっ』『ぷつっ』
「いやぁー痛い痛い。何てことするのよ」
みかんは大粒の涙をこぼしながら、男を罵った。
「約束どおり、トイレに行かせてやろう、この部屋でな」
と男はアルマイトの盥をみかんの尻元に持って行った。
「やだやだ、こんな所で出来ないよ、ちゃんとしたトイレに連れて行ってよ」
みかんの声が男の耳に入ることなく、男はみかんの頬を数回平手打ちした。
「そんなに嫌なら、死ぬまで我慢するんだな」
と言い放ち、男が部屋を後にしようとする。
みかんは、
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、ここでしますからどうか許して〜」
と懇願した。
43名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 16:28:13 ID:VX3tSskG
男は、みかんの革手錠を外して、四つん這いにさせた。
そして、みかんの肛門よりシリコン製の器具を一気に引き抜いた。
『ブバブバブバブバブバー』
と、みかんの肛門より浣腸液に混じった糞便が噴出した。
「いやぁー、お願い、見ないでぇー」
とみかんの叫び声が部屋にこだまする。
男は、みかんの尻や下腹部に付いた糞便を丁寧に拭い、アルコールのような物で消毒した。
そして、みかんの乳首の針を引き抜くや否や、銀色に光るピアスを挿入し、特殊なペンチのような器具で固定した。
男は、一物をみかんの肛門に押し当てて、一気に挿入した。
みかんの顔が苦痛に歪む。
「いやぁーやめて、痛い痛い痛い、死んじゃう」
『ぷちっ。ぷちっ』
と何かが切れるような音がした。
男は幾分もの前後運動の後に、脈打ったペニスをみかんの顔の前に突き出して、
玉袋、裏筋の順に舐めさせて、みかんの糞便のこびり付いた亀頭を口に含ませた。
「あたっ」
みかんの歯が男の亀頭に当たったようだ。
男は、みかんのピアスをつまみ、まだ傷口の癒えていない乳首を捻った。
「ぎゃあー。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。許して下さい」
みかんの両乳首が赤く充血した。
「あむっあむっ、ちゅぱちゅぱ」
とみかんは男のペニスに舌を這わせた。
「さあ、顔を上げるんだ」
と男は言い、ぴくん、ぴくんと
みかんの顔、口内、銀色に光る乳首ピアスをぶら下げた幼い乳房に射精した。
男は、部屋を後にして、三日三晩みかんの嗚咽が止まる事はなかった。


第一部 完
44名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 19:25:26 ID:KPtkuWWA
     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |  ・・・はて、
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /
45名無しさん@ピンキー:2007/10/25(木) 20:36:53 ID:zBWexqx+
イマイチだな
46名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 00:59:45 ID:z/xjgtI8
いつき×アディ
いつき×みかん
いつき×黒羽はまだか
47名無しさん@ピンキー:2007/10/26(金) 08:56:40 ID:blj6YYYI
ネ申降臨キター
犯せ、もっとやれ
48名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 15:41:11 ID:8YXdeGHR
なんかイメージあってなくない?
49名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 18:09:18 ID:eIftajb8
うるさいうるさいうるさい
に吹いたwww
50名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 09:38:13 ID:kW4/295H
猫屋敷×アディリシア書いたんだが
需要ってあるか?
51名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 10:57:30 ID:hPl/fqVL
期待age
52名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 14:01:54 ID:zxkAf0Ea
需要ならここにある。
アディが責められるのを待っていた俺がここにいる。
猫屋敷が本気を出すのを求めていた俺がここにいる。
需要はここにある!!
53名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 18:54:46 ID:kW4/295H
猫屋敷×アディリシア投下
あくびでもしながらどーぞ



「…にあ」
「にゃあ」
「うにゃ」
「にぃーあ」

四匹の猫の鳴き声のみが響き渡るアストラル社内には二人の人影が佇んでいた。
片や猫を愛して止まぬ灰色の髪の陰陽師、猫屋敷蓮。
片や堂々足る歴史と実力とを持ち合わせる、魔術結社ゲーティアの美しき首領、アディリシア=レン==メイザース。

アディリシアは憂鬱そうに目を細め窓の外を見遣った。
夕暮れ色に染まった風景に更に気怠さを促される。
「イツキ達はまだかしら…」
思わず心中を零して、ちらりと強つく陰陽師も見れば、さも幸せそうに猫の顎といわず背といわずさすりさすり、幸せ一辺といった感じであった。
さする手つきがなんだかいやらしくてさっと顔を背けた。
アディリシアの少し顔が赤く見えるのは夕焼けのせいではないだろう。

ああ、なんだか無性に腹立たしい。
アディリシアは思う。人の憂いなどお構いなし。むしろここにアディリシアが存在することすら眼中に無いのではないかと。
気高い彼女がそのような事我慢できるはずも無い。
外はいよいよ暗くなる。
屈辱だ屈辱だ屈辱だ、これは一種の拷問だ。
激昂を沸々とたぎらせ黄金の呪力が体の内から染み出さんとした時だった。

「社長達、遅いですねぇ」
その猫馬鹿はようやくのんびりとした声を発した。

「『遅いですねぇ』…じゃありませんわ!本当に、ええ、本当にイツキ達はいつ仕事から帰って来ますの!?」
「いやぁ、それがさっぱり。実の所、社長達が出掛けるとき原稿の為に部屋にこもっておりまして」

アディリシアの顔からサーッと血の気が引いた。
まさか、まさか。
嫌な予感が脳裏をよぎる。
「いつ戻るか…聞いてませんでしたの!?」
恐ろしいまでの剣幕で迫ったにも関わらず、言われた本人の返答は、開き直った、最悪のものだった。
「いやぁ、お恥ずかしい。人間集中すると周りが見えなくなるものですねぇ」
あっはっはと笑うその様子に、アディリシアは自分の中の何かが切れたのを感じた。
「それならそうと最初からそう言いなさいっ、全く、時間の浪費も良い所ですわ!!」
「いやいや、申し上げたじゃあないですか。社長達は留守にしてますよって。それでもアディリシアさんが『なら待たせていただきますわ』と仰った訳で…」
「黙りなさいつ!」

猫屋敷の言い分をぴしゃりとはねつけ、長い睫毛に縁取られた碧眼で睨めつける。
怒りも深々といった様子に流石の猫屋敷も肩を竦めた。

「まぁまぁ、短気は損気ですよ。我々のような魔法使いなら尚更です。ご存知でしょう?」
「そんな事は言われなくても重々承知していますわ!貴方のその態度がいけないんです!!」
「まぁ、ほら、冷静になさって下さい。そんなんだから、螺旋なる蛇(オピオン)に遅れをとってしまうわけで。」
「そんな話を何故今持ち出しますの!」



続く
54名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 18:59:07 ID:kW4/295H

アディリシアは自分でも頭に血が上っているのはわかっていた。
わかってはいたのだが、この強つく者の人を小馬鹿にした態度が許せなかったのだ。
アディリシアの誇りが、それを許さなかったのだ。
だからこそ、彼女は必死に自分を抑えようとしていた。

「私は、ちゃんと勝ちましたよ?」
「だから、その話は今は関係ないでしょう」
「魔法使いなら、敗れたことへの反省はした方がいいと思うんですが」
「確かに、それは正論ですわね」

アディリシアは一つ頷いて、言う。
猫屋敷を真っ直ぐに見つめた強い言葉だった。

「でもやはり、それは貴方に言われることではありません。私、人に説教を受けるほど未熟でも浅慮でもありませんもの」

「―…なるほど」
これには猫屋敷が頷いた。

「これは失礼、ただ、宜しければ私が色々と助言差し上げようと思いまして」
「助言?」

アディリシアは白い首を微かに傾げた。
黄金の縦ロールが、それにつられて僅かに揺れる。
猫屋敷は猫達をあやしながら笑って応えた。

「これでも、いろんなタイプの魔法使いと一戦交えたりしてますからね、やっぱり色々と対策も考じて来た訳なんですよ」
「あら、その経験を生かしてご教授頂けるのかしら?随分ご親切な話ですこと」

すん、と小さく鼻を鳴らしてアディリシアは答えた。
優雅に微笑を浮かべて猫屋敷の出方を窺う。
以前別の陰陽師に無償の情報を流され、結果良いように動かされていたという苦い経験があるのだ。
同じような過ちは犯すまい。

「そう構えないで頂けると有り難いんですがねぇ、別にアディリシアさんから見返りに何かぼったくろうという訳じゃあありませんし」
「尚更怪しいですわ」
「そうですか?困りましたね、あっ、ほら」

猫屋敷は思い付いたように人差し指を立てた。

「アディリシアさんとて社長とお茶するために入札したことがあったじゃないですか。今回のも、友好を深めるため、じゃあいけませんか」
「……友好…ですの」

アディリシアは一瞬目を丸くしたが、すぐに笑みを浮かべた。

「アストラルの大株主としては、確かに必要なことですわね。」
納得の表情を見せ、更に尋ねる。
「それで、何をもって友好の証といたしますの?失礼ですけれど、二人きりでお茶というのは賛同しかねますわよ」

猫屋敷は尚、笑って答える。

「そんなお手間をとらせはいたしませんよ。そうですね、社長達が帰ってくるまでに終わらしちゃいましょう」
「…?えらく手短ですのね。で、何を?」

猫屋敷の笑みが、一層深くなった。
55名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 19:11:38 ID:kW4/295H

「社長達が帰ってくる迄の間、」
「間?」

「私の子猫になって下さい」

「………………………は?」

アディリシアは一瞬意味がわからなかったが、見る見るうちに赤面して耳まで真っ赤になった。

「ふ、ふざけないで!!」

一言言い放つと、瞬時に踵を返しドアに向かおうとする。
あのように愛玩されるなど冗談では無い。無視に勝る屈辱だ。

「ああ待ってください、ちょっと鳴いてもらったり、触らせていただいたり、舐めていただければ良いだけなんですって」

とんでもないことを日常行動のように言ってのける猫屋敷に目眩を覚えて、早々と立ち去ろうとするが細い手首を掴まれそれも叶わない。
あっという間に抱き込まれ体の自由を奪われた。

「は、離しなさい!さもないと…」
「魔神を呼び出しますか?無駄ですよ。アストラル社内は一通り私の術式を組み込んでありますから。ご存知でしょう、私、呪力の操作は得意なんです」
霊体が実体化する前に散開するでしょうねぇと猫屋敷は付け加えた。
「………っ」
アディリシアは絶句する。
絶句すると共に後悔していた。
アセイミの一つでも持ってこなかった事を。
此処を、アストラルを全く敵地だと思っていなかった事を。

心の内で歯噛みするも今の自分にはどうしようもない。
すぐに事は始まりを告げた。

猫屋敷の手が頬から、顎から、首元まで、撫でるように触ってくる。
その気持ち悪いようなくすぐったいような感覚にアディリシアは身を震わせた。
「や、やめなさいっ!こんな事は…」
精一杯の抵抗を試みるも、力で敵うはずも無い。
ただ猫屋敷の興奮が高ぶるだけだった。

「おや、おかしいですね。猫は皆生まれたままの姿をしているんですよ?」
後ろから抱きすくめたまま、にっこりと笑ってアディリシアのドレスに手を掛ける。
「えっ」
もうあまりの恥ずかしさに顔が燃え、アディリシアはどうすれば良いのかよくわからなくなって来た。
ただじたばた猫屋敷の手から逃れようともがく。

その様子を見ても猫屋敷は楽しそうに言った。
「ははぁ、本当に、まだ馴れていない子猫さんのようですよ。可愛いですねぇ」
言って、一気にドレスを剥ぎ取ると、アディリシアの白い肌が露になった。
恥ずかしさのためか、うっすらとピンク色に染まっている。
「例えば、青龍。あの子は何て言うかシャイで、躾るのに時間がかかったんですよ。意外でしょう。」
一方的に喋り続けながらも手は休むことを知らない。
体中さすって、遂にブラジャーの下に潜り込む。
胸の先端をいじくり、弾くと、アディリシアの熱い息と共に短い悲鳴が漏れた。
「あっ、ゃ、いやっ…いやぁ!」
きめ細やかな肌の形のよい胸はしっとりと手に吸い付くようである。
その感触を楽しみながら何度と無く揉みしだく。
そして空いているほうの手はアディリシアの下肢へと迫った。
ショーツの上から割れ目をなぞると、うっすらと濡れているのが感じられる。
56名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 19:19:55 ID:kW4/295H
「アディリシアさん、嫌とか言いながら満更でもないんじゃあないですか?お好きなんでしょう、こういうプレイ。」
「違います…違います…こんな……」
かぶりを振って否定すれば、クリトリスを強く押し潰された。
「ああっ!」
切なげに細い眉を寄せ、悲鳴をあげてしまう。
その声が僅かながらも快楽の色を帯びていることに気付き、アディリシアは情けなくなった。
2ヵ所を同時に攻められて嫌でも性感が高まっていく。
「ほらほら、トロトロですよ。ご覧なさい」
アディリシアの頭を押さえつけ下を向かせると、ぐりぐりと弄られ続けた割れ目からは、愛液がしとどに溢れていた。
「……っ…やぁ」
ぐっしょりと濡れたショーツを取り払って更に猫屋敷は告げる。
「そうですねぇ、じゃあ次は舐めていただきましょうか」
アディリシアは朦朧とした意識の中でその声を聞いた。
強い光を帯びていた碧眼は朧げであった。
「舐…める?」
猫屋敷の笑みがますます深くなる。
「いやだなぁ、わかっているでしょう?舐めると言ったら決まっているじゃあないですか」
事もなげに言う声を聞きながら、アディリシアは自身の下のほうに当たる固いものに気付いた。
今度こそ心底震え上がる。
猫屋敷に奉仕する自分の恥辱の姿をありありと想像してしまった。
「いやっ、それだけは…出来ません!」
「出来ない?はて、やり方がわからないんでしょうか」
猫屋敷はふむと頷くと四匹の猫の名を呼ばわった。
「白虎、朱雀、青龍、玄武、アディリシアさんにレクチャーして差し上げなさい」

「…にあ」
「にゃあ」
「うにゃ」
「にぃーあ」

呑気な声と共に四匹の猫が動き出した。
すると猫屋敷はアディリシアの脚を後ろから抱え、大きく開かせる。
「なっ、なにをするつもりですの!」
「アディリシアさんは慣れていない子猫さんですから、優しくしてあげてくださいね」
その言葉を皮切りに、猫達はそれぞれ、乳首を、クリトリスを、肛門をペロペロと舐め始めた。
「あんっ、だめっ、だめぇぇええっ!!」
ざらざらとした舌の触感にアディリシアは翻弄されてしまう。
ビクッビクッと大きく体を震わせ珠のような涙を散らした。
脚を閉じようとしても固定され、快感をやり過ごすことが出来ない。

乳首は時々猫の牙が掠め、時には割れ目に舌が挿し込まれる。肛門はヒクヒク痙攣していた。
アディリシアの可憐な唇からは絶え間無く嬌声がもれた。
猫達の攻勢が止むことは無かった。

「いやあぁぁぁぁぁっーっ!」
眼帯を付けた少年の顔が一瞬脳裏を掠め、
大きく背を弓なりに反らしてアディリシアは果てた。
57名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 19:31:45 ID:kW4/295H

ぐったりと自分にに体を預ける恰好となったアディリシアを見て、猫屋敷は満足そうに微笑む。
「皆さん、お疲れ様です。子猫さんもようやく大人しくなったようなので、休んで頂いて結構ですよ」
猫達はにゃあと鳴いて向かいのソファーに転がった。

猫屋敷はそれを確認するとアディリシアをソファーに寝かせる。
「もう、この様子だと舐めてもらうのはむりそうですねぇ」
そう苦笑してアディリシアに覆いかぶさる。
いつの間に脱いでいたのか、焦点を失ったアディリシアの瞳に巨大な男根がぼんやりと映った。
「…ぁ」
何か言おうとするのだが体がいうことを聞かない。
アディリシアの気持ちに反して、体はこれから起こるであろうことに興奮し、割れ目から新たな蜜を溢れさせた。
「これだけ濡れているのならこれ以上慣らす必要はありませんね」
猫屋敷が指でアディリシアのナカを掻き回して言う。
脚を持ち上げ割れ目をよく見えるように開かせると、自身をそこにあてがった。

アディリシアの心臓が、ドクンっと跳ねる。
体は小刻みに震え、目には涙が浮いた。

そして――――…
グチュリ、と猫屋敷は一気に奥まで挿入した。

「ひ、ぁああああああっ、痛ぁあっ…抜いて、抜いてください!」
あまりの痛みに、アディリシアは恥もプライドも捨てて泣き叫んだ。
「おや、アディリシアさん非処女だったんですか。純情そうにみえて、やりますねぇ。それに『抜いて』だなんて」
面白そうに言うと、アディリシアの懇願もよそに猫屋敷は動き始めた。
痛い、痛いという声が聞こえるたび、ピストン運動が徐々に激しくなる。
「本当はこうして犯される事を望んでいたんじゃありませんか?」
魔法に全てを捧げたはずのアディリシアは、揺さぶられながらも猫屋敷の言葉が聞こえてしまった。
聞こえてしまって、悲しくて涙が溢れた。
そんな最中でも、動く度にグチョグチョと淫猥な音をたて、接合面から愛液が零れる。
「あふっ、ぅう…、止めてぇ…」
「良い絞まりですよアディリシアさん、名器ですねぇ。流石はメイザース家の御令嬢」
そう言って何度も何度も打ち付けた、ぱんっぱんっという音がリズミカルに続く。
58名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 19:46:21 ID:kW4/295H
「いやぁ!イく…っ、またイッちゃう!!」
泣き声に近い悲鳴をあげてアディリシアは無意識のうちに腰を降っていた。
膣が猫屋敷に男根をぎゅうぎゅうと締め付け、精感をもよおさせる。
「いやぁ、そろそろ私も限界で。中に出しちゃいましょうか」
猫屋敷がにんまりと笑う。
「それだけは…それだけはダメェェエっ!」
「そうですねぇ、それも失礼です」
最奥を突いて、猫屋敷は自身を引き抜くとアディリシアの顔に白濁した液を浴びせた。
それと同時にアディリシアは勢い良く潮を吹いていた。




結局いつき達が帰って来たのは翌朝のことである。
「そういえば、ご助言のほう如何しましょう」
と、素知らぬ顔で尋ねて来た猫屋敷とそれから暫く目も合わせなかったのは言うまでもなく。
『あの陰陽師、しっかり教育しておいてくださいませ!イツキ!!』
そう言われがてら頬をおもいっきりぶたれた伊庭いつきが、わけもわからず涙目になっていたのは想像に難くない。



おしまい
59名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 19:56:26 ID:kW4/295H
以上で終わりなわけだが、なにぶんエロパロ処女作なもので読みづらいとことかも多々あったと思うんだ
直したほうがいいとこなんかあったら今後のために教えてほしい


では最後にアディたんはぁはぁして終わるとするか
アディたんはぁはぁ(´Д`)
60sage:2007/10/28(日) 20:22:25 ID:Zocrglah
乙!こういうのを待っていた。
>>59いつきとアディたんを是非依頼したい。
61名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 00:27:38 ID:tgJCvYX6
神降臨キターー!!職人愛してる!お礼に俺のケツを掘ってもいいぜ!
しかしあれだな、自分の嫌いなヤツにヤラれるアディはやばいな。
猫屋敷も鬼畜でGJだ。ヘタレいつきではできないプレイじゃないかぁ、諸君。
願わくは、せっかく猫プレイなんだから
あえぎ声をにゃーっとかにしてほしかった位だが
文も読みやすいしエロいしアディや猫屋敷の話し方も違和感ないしGJとしか言いようがない。
俺は猫屋敷×みかんを依頼しようかね。
62名無しさん@ピンキー:2007/10/29(月) 09:41:50 ID:sjk4pKTC
落ち着けw
63名無しさん@ピンキー:2007/10/30(火) 07:46:50 ID:f2tZml4c
いつき×黒羽
マダー?
64sage:2007/11/02(金) 15:17:43 ID:Hu8lTVlF
GJ!職人!>>59

いつき×黒羽。それもイケル。イケルゾ。
65名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 18:30:42 ID:Znubo6ns
黒羽とセクロスできるのか?
透けるぞ
66名無しさん@ピンキー:2007/11/02(金) 20:53:04 ID:PEvYzVjS
見えるくらいなら実体化みたいなことになってもおかしくない気が
67名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 14:28:10 ID:mP5x1ohk
黒羽の方から触るのは可能なんでない?
格好は自我で変えれるし,脱ぐのも可能。
…ただしいつきは触れないと(視姦のみ)wwww

「視てやる!」
「幽霊なのにっ!感じちゃうっ!」

ストリップショーだな
68名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 15:25:01 ID:XBJIMvEw
>>67
是非それで書いてもらおうか
69名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 15:29:58 ID:b3rCm+z+
>>67
wktk
70名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 18:54:17 ID:asMTatoo
仮に触れられたとして、
余裕無くなると幽体化してすり抜けそうだな。
 
具体的にはイきそうになると
71名無しさん@ピンキー:2007/11/03(土) 19:36:44 ID:+HDOqb33
吸血鬼が霊体を掴んでいたから、希望はある
72名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 16:29:53 ID:x6SBN8JJ
アニメしか知らんのだが
主人公が黒の騎士団団長にしか見えない件について
73名無しさん@ピンキー:2007/11/04(日) 19:28:21 ID:cMFIscrd
気持ちはわかるぞww
74名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 19:51:25 ID:XwVMqHBm
>>53-58
職人GJ!
キャラのらしさとエロさが混ざっててスゲー良かった。
また書いてくれ。
75名無しさん@ピンキー:2007/11/07(水) 01:08:14 ID:PmnKPAyO
気持ちはわかるが、それは言うなw
ほらほら、原作読んで、そのイメージで書けばイインダヨー
76名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 00:50:50 ID:P3qmtReJ
何度も言われてるけど、話も中の人もこっちのほうが先なんやからね。
けどやっぱり穂波はここでも不人気なんやね。悲しいわ…
次で穂波乙したらあかんよ。
77名無しさん@ピンキー:2007/11/12(月) 02:44:31 ID:T2DGMoNC
>>76
あえての穂波乙
78名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 10:06:13 ID:yOlscnZP
マギカの同人誌が出てると聞いたんだがマジか?
79名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 22:38:14 ID:kk45hTH7
アディは最初だけ積極的だけど下克上されてからは受け一辺倒なタイプだろうか。
80名無しさん@ピンキー:2007/11/13(火) 23:17:24 ID:WhDJBDwD
誘い受けか
81名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 14:10:21 ID:GWMcO+j/
ああいう真っ白でタカビーな女をそのままメでるのもいいが、
男の都合のいいようにシツケて色んな色で塗って小汚くして
反抗心を骨の髄まで引っこ抜くように真っ黒に塗り潰してしまうのもいい。

穂波?中の人がうえだだしなあ…
82名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 14:51:02 ID:pueXRUyw
>>79
漫画版とか見る限り、最初は積極的どころか社長がほんの少しでも攻めっ気
見せたら一瞬で落ちそうなんだがw
83名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 21:54:51 ID:xD1w2ZWj
普通の人間からは見えないという理由で人のいる場所で自慰をする癖がついてしまった黒羽。
日に日に露出も多くなり過激になっていく行為。
それをある日
→いつきに目撃されてしまう。
→フィンに目撃されてしまう。

→いつきに目撃されてしまう。
いつきは耐性がなくて真っ赤になり、妖精眼も相俟って暴走。
犯しつくしたところで我に返り謝るも、黒羽の収まりがつかず続行。
涙目のいつきが搾り取られているとこに穂波登場、阿鼻叫喚。
次の日、そこには病院で天井と見詰め合ういつきの姿が!!

→フィンに目撃されてしまう。
じわじわ嬲る感じで煽りながら徹底的に犯される。
正規ルート→いつき達が登場して戦闘orあっさり逃走。その後いつきと。
黒ルート→連れ帰られ、組織の手で徹底的に仕込まれて完全な淫乱霊人形と化す。

案が出たけど進まない。
むしろ誰か書いてくれ……。
84名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:47:08 ID:Wxj7B5rV
だが待って欲しい
悪魔扱う黒魔術系統の女ならサバト系の乱交や性魔術は基本ではないか
85名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 23:51:42 ID:+8ieuqlH
隻蓮×ダフネもいいかもしれない
86名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 09:17:57 ID:PSFCdhK6
>>84
同じようなネタとして、そもそもソロモン72柱のシトリーは召喚するとすんごい
セックステクニックを授けてくれる、という話がある。
これによってアディが処女でありながら超絶技巧持ちの魔女に!
いつき逃げて逃げていつき
87名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 18:33:49 ID:HDuKSzuG
魔女は悪魔と契約するとき素っ裸になるらしいな
88名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 20:26:51 ID:l6qkW0H2
>>87
ぬ〜べ〜読んでただろw
89名無しさん@ピンキー:2007/11/15(木) 23:38:53 ID:RXJjrDaw
アディは「H」の塊
いつきは「食」の塊。
穂波は「欲」と「休」の塊。
90名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 13:30:48 ID:9oxszECt
>>88
ソロモン72柱の悪魔は地獄の鬼ごときに圧倒されません
91名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 17:01:43 ID:8Z9ybsnS
原作はあんまりエロくないよね
92名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 08:10:13 ID:l/ICVcWv
そんかわしニヤニヤする描写が多いぞ。
オルトのツンは致死級。
93名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 08:57:27 ID:vyKgcCYp
アディは雑魚顔のくせに妙にエロイ
94名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 14:28:59 ID:eZyIoybO
水着回でどんな水着かはっきり書かないような作者だからな。
11巻の軟膏塗り合いもエロくなかったし。
95名無しさん@ピンキー:2007/11/21(水) 20:31:17 ID:Te7vWBcU
正直pakoの絵は神懸かってると思う
96名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 00:36:38 ID:Mtn0tzK7
オーフェンの絵とちょっと似た雰囲気あるけどオーフェンより色っぽいとは思う
97名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 15:57:59 ID:5t00Fm+E
保守
98名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 17:58:45 ID:gb8dDKdh
温泉の回はまだ観てないんだが期待通りのものだったのかね?
99名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 23:25:26 ID:uaH2J0/o
>>98
エロ屋敷現る
脳内呪波汚染
湯煙ガード

の三本でお送りします
100名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 00:26:59 ID:lWTwbytQ
>>98
温泉事態は機体に応えるほどのものではなかったが、
それ以外の面で間違いなく神回であったと言っておこう
101名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 04:52:30 ID:UQLsN3tL
あのアニメ見てて初めて面白いと思ったよ
102名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 16:20:33 ID:ULLZKYKy
103名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 17:05:19 ID:N0o3hPW2
三枚目の黒羽が際どすぐるwww
104名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 19:17:10 ID:wRIEPKlA
ほほう
105名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 20:02:26 ID:ORfXmwAo
社員をレンタル(お持ち帰り)してもいいですよね!?
106名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 20:04:16 ID:R5ztPpDx
昔々、レンタルボディガードという裏ジョブがあってですね……
107名無しさん@ピンキー:2007/11/28(水) 23:09:22 ID:VOztIosY
そういや以前、ビデオデッキのいらないレンタル娘とかいうエロ漫画もあったなあ。
108名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:40:05 ID:MQTdzqZR
それ持ってたw
109名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:53:06 ID:Xoy/SNr5
>>102
もう消えてる・・・_| ̄|○
再うp!
110名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 15:08:28 ID:wrEly9az
>>106
KOOL!KOOL!KOOL!
111名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 00:46:10 ID:ZTqug51R
ほっしゅ!!ミ・д・ミ
112名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 04:10:01 ID:K6rdAH6i
あげ
113ゲーティアの夜:2007/12/04(火) 18:11:40 ID:CRh8glq6
薄暗い部屋。
月明かりを頼りに目を凝らせば豪華な家具や調度品が見えてくる。
その中で一際目を引く天蓋付きのベッドの中で裸の男女が絡み合っていた。
「んんっ、ああ、そ、そんなに激しくしては、んんっ、お、おかしくなってしまいますわ!!」
男に組み敷かれ艶かしい歓喜の声を上げているのはこの部屋の主、アディリシア・レン・メイザースである。
美しい金髪を純白のシーツの上に乱れさせながらその両腕と両足を男に絡めている。
いやその相手は男、というよりもまだ少年といったほうがいいであろう。
右半分を眼帯で覆われたそのあどけない顔からは相手を悦ばせようという必死さが見て取れる。
眉間にしわを寄せながらもベッドのスプリングの反動を利用した力強い腰使いでアディリシアの急所をえぐっていく。
少年の名は伊庭いつき。
魔法使い派遣会社アストラルの元社長である。
そしてそんな二人の愛の営みを眺めながら穂波・高瀬・アンブラーは思った。
(どうしてこんなことになってしまったのやろか・・・・・・)

そもそもの発端は三ヶ月ほど前になる。
魔法使い派遣会社アストラルは度重なる巨額の出費と資金繰りの行き詰まりから倒産に追い込まれていた。
その危機を救ったのがアディリシアが首領を務めるイギリスの魔術結社ゲーティアであり、以後アストラルはゲーティアの傘下におさめられることとなった。
元より伊庭いつきに興味と好意を持っていたアディリシアはいつきを首領補佐に任じ、そして穂波をいつきから遠ざけた。
穂波はそれに不満があったが、何も言う事はできなかった。
首領に異を唱えることが出来ないというのもあったが、いつきは自分のことが好きなのだから大丈夫、という根拠のない自信も頭の片隅にあった。
114ゲーティアの夜:2007/12/04(火) 18:12:41 ID:CRh8glq6
そんなある日のことだった。
「ホナミ、今晩空いているかしら」
アディリシアに呼び止められた穂波は首をかしげた。
「めずらしいですね、首領。どないな風の吹き回しですか?」
アディリシアは微笑む。
その笑顔は今までアディリシアが見せたことがない妖艶な笑みで、穂波は少したじろいでしまう。
「今晩、私の私室にいらしてください。そこであなたに重大な任務を差し上げますから」
そういって踵を返すアディリシアを穂波はどこか不安な気持ちで見送った。

「首領、穂波・高瀬・アンブラー参りました」
ドアをノックしながら呼びかける。
「開いていますわ、ホナミ。どうぞお入りなさい」
「失礼します、っ!!!?」
ドアを開け、室内に入った穂波は息を呑んだ。
アディリシアはベッドの上に座っていた。
全裸で。
美しい金髪は窓から差し込む月明かりに照らされ黄金のような光を放っている。
雪のように白い肌は興奮のためかほのかに赤みが差している。
その美しさはまるで一枚の神聖な絵画のようであった。
だが穂波にとってそれよりももっと衝撃的だったのはその隣に立っている少年の姿だった。
「いっちゃん・・・・・・」
アディリシアと同じように生まれたままの姿で、穂波の想い人の少年はそこに立っていた。
穂波と視線が合うと、いつきは慌てて視線を逸らした。
「ふふふふ、そんなところで立っていないでこちらにいらっしゃい、ホナミ」
挑戦的なような、勝ち誇ったような笑みを浮かべながらアディリシアは穂波にそう促した。
まるで催眠術にでもかかったかのように穂波はふらふらと二人に近づいていった。
115ゲーティアの夜:2007/12/04(火) 18:13:28 ID:CRh8glq6
二人の間近にまで来た穂波。
いつきは相変わらず視線を逸らしたままである。
穂波の視線は思わずいつきの下腹部にいってしまう。
いつきのあどけない顔立ちとは裏腹にそこは雄雄しくそそり立っている。
血管の浮き出た幹、大きく黒く膨らんでいる亀頭。
てらてらと輝いているのはそれが先程までアディリシアの口の中に納められていたからなのだが、それは穂波にはあずかり知らぬことであった。
幼馴染だった少年の思いがけない男らしさに穂波は無意識のうちに唾を飲み込んだ。
「くすくす、ホナミったらどこを見ているのかしら?」
アディリシアの愉快そうな声に穂波は慌てて視線をいつきの男の象徴から逸らした。
「まあいいわ。それより先程もいった通り、あなたに重大な任務を授けますわ」
「え・・・?」
そういえばそんな話であたしはここに呼ばれたのだっけ。
今更のように穂波はそのことを思い出したが、こんな状況で自分に何をさせるつもりなのか、皆目見当がつかない。
困惑する穂波を楽しそうに眺めながらアディリシアは口を開く。
「実は今度ある魔法薬を作成しようと思っているのです」
「・・・・・・なんですか、その魔法薬って」
「媚薬ですわ」
「び、媚薬!?」
「ええ、でもそれを作成するのにどうしても必要なものがあるのですが、それをあなたに作ってもらいたいのです、ホナミ」
「・・・・・・なんですか、そのどうしても必要なものって」
「乙女の愛液ですわ」
「なっ・・・・・・!」
今度こそ、穂波は絶句した。
116ゲーティアの夜:2007/12/04(火) 18:14:12 ID:CRh8glq6
「それを作るためにはどうしても必要なんですの。それもできれば強力な魔力をもった乙女の愛液が望ましいのです。
本来であれば私のそれがよろしいのですが・・・」
アディリシアはそこで一旦言葉を切り、ちらりといつきの方をみる。
「私は残念ながらその資格を失ってしまったものですから」
頬を赤らめながらそういうアディリシアに穂波はついに限界を超えた。
「ふざけるのいいかげんにしときいや!!そないな命令に従う義務も義理もあらへん!!」
穂波の魔神でも殺さんとばかりの剣幕にもしかしアディリシアは余裕の笑みを浮かべたままだ。
「どうしても協力してくれませんの?」
「あたりまえや!!」
「イツキ、あなたからもいってくださいな。私とあなたの愛のために協力してくださいと」
「な!!!」
それまで黙っていたいつきが口を開く。
「穂波・・・その、悪いんだけど・・・協力してくれないか・・・僕と、アディリシアの愛のために・・・」
「なんでや・・・いっちゃん、なんでそないこというん・・・!!」
悔しくて涙が滲んだ。
アディリシアに言わされていることはわかっている。
しかしいつきがアディリシアのことを呼び捨てにしているのがひどく穂波の心をざわつかせた。
「ホナミ、どうしても協力しいただけませんの?」
「・・・・・・・・・・・」
「ならばイツキにお仕置きをしなくてはなりませんね」
「なんでや!いっちゃん関係ないやんか!」
「関係なくありませんわ。あなたがこの私に反抗的なのは元社長の社員教育がなっていなかったから。その責任はイツキにありますわ」
「・・・・・・」
「ホナミ、これが最後ですわ。協力しいただけませんか?」
穂波は唇を血が出るほど噛み締めながら、首を縦に振ったのだった。
117ゲーティアの夜:2007/12/04(火) 18:14:53 ID:CRh8glq6
「それではこれがいっぱいになるくらいお願いしますわ」
アディリシアが小瓶を差し出してくる。
「・・・今、ここで?」
「もちろんですわ。あなたが不正をしないようにしっかり見張っておかなければなりませんもの」
アディリシアから小瓶を受け取ったものの、穂波は途方に暮れていた。
愛液を出せ、ということここで自慰に耽れということであろうか。
いつきの前で、どんな格好で、どんな顔してそんなことをすればいいというのか。
「そんなに緊張しなくても、あなたが普段しているようにすればいいのですわ」
「くっ・・・」
穂波は羞恥にその身を焼かれながらも目を閉じ身に着けていた縞柄の下着をズリ下ろす。
まずは右足を抜き取り、続いて左足。
そして生暖かいそれを脇に放り投げる。
「いっちゃん・・・・・・お願いやから見んといて・・・」
穂波のストリップに熱い視線を注いでいた純朴な少年は、その言葉に我に返り、己を恥じながら慌てて視線をそらす。
だが嗜虐に目覚めた彼の女主人はそれすら許さない。
「だめですわ、イツキ。ちゃんと彼女のはしたない姿をその目に焼き付けておきなさい」
結局穂波は少年の視線を痛いほどに感じながらその場にしゃがみこんでいくことになった。
ちょうど和式便所で用を足すときのような格好である。
「ホナミ、肝心の部分がよく見えませんわ。もっと足を開いてくれますか」
言われるままに穂波は足を開いていくと、少女の最も隠しておきたい部分が外気に晒される。
厚めの肉唇はぴったりと閉じられていながらも呼吸に合わせてわずかに震えている。
それはこれから始まる行為に怯えているかのようでもあった。
穂波の股間をしげしげと覗き込みながらアディリシアは楽しげに語る。
「ホナミは随分と毛深いのですわね。冬だからといって油断してないでしっかりと手入れするのが淑女のたしなみ。そんなことではイツキに嫌われてしまいますわよ」
確かにアディリシアの指摘どおり穂波の陰毛は黒々と必要以上に生い茂っていた。
姫貝の上だけでなくその周りを囲うように、そして下はひっそりと息づく肛門の周りにまで覆われている。
そのぶしつけな感想に穂波は悔し涙を滲ませるのだった。
118ゲーティアの夜:2007/12/04(火) 18:15:38 ID:CRh8glq6
「さて、ではそろそろ始めてもらいましょうか。でもその前に確認させていただきますが、ホナミ、あなたは確かに処女なのですね?」
「ええ、間違いなく処女や・・・」
「結構ですわ。それでは始めてください」
アディリシアにそういわれ覚悟を決めた穂波は、股の間に小瓶をセットし、おずおずと指を動かし始める。
左手で人より大きめな乳房をこね回し始めながら、右手の人差し指で割れ目を上下になぞり上げる。
最初は緊張のためぎこちない指の動きであったが、今までに何十回と繰り返してきた行為でもあり、次第にリズミカルになってくる。
何度も何度も執拗に指で刺激を受けた花弁は綻び、内臓の朱をさらけだしていく。
そこがくちゅくちゅといういやらしい水音を奏で始め、静かな部屋の中でその音は嫌に大きく響く。
恐らく、アディリシアだけでなくいつきの耳にもそれは届いているであろう。
「うう、くぅ、ふぅん・・・」
穂波の口からも押し殺したあえぎ声が漏れ始めた。
女性器からもたらされる快感が徐々に耐え難いものになってきたのである。
にじみ出た愛液のぬめりのおかげで指の動きは更にスムーズになっていく。
左手もいつのまにか乳房全体への愛撫から、硬くしこった乳首への集中攻撃へと変わっていた。
(く、なにやってるんや・・・うう、いっちゃんに見られてるゆうのに・・・!)
穂波の内心の葛藤とは裏腹に性的な快感はますます高まっていき、指の動きはもはや止められそうにない。
むしろライバルの少女と愛しい少年に見られているという恥ずかしさが燃料となり官能の炎を大きく燃え上がらせているのである。
「あらあら、ホナミは随分と手慣れていらっしゃるのね。週に何回くらいしてらしたのですか?」
アディリシアの意地の悪い質問にも、羞恥の公開オナニーに没頭し始めた穂波は素直に答えてしまう。
「うう、あふっ、しゅ、週に、さ、3回くらいや――――――――」
「まあ、3回も!!!ホナミはとてもいやらしいのですわね」
その回答にアディリシアは大げさに驚いてみせる。
「それで、一体どのようなことを考えながらしていたのですか?」
「そ、それは、んんっ、いっ、いっちゃん・・・」
それは穂波が幼いころより胸に秘めてきた大切な思い。
「なんですの?聞こえませんわ」
アディリシアの言葉が穂波を追い詰めていく。
「いっちゃんのことを考えながら、オナニーしてました・・・・・・!!」
119ゲーティアの夜:2007/12/04(火) 18:16:19 ID:CRh8glq6
(あああ、言ってしもうた・・・こないな形で、伝えとうなかったのに・・・)
あまりにも汚らわしい愛の告白。
しかしそれでも想いを伝えることができたことに、穂波は奇妙なカタルシスを感じていた。
「聞きました、イツキ?ホナミは貴方のことを思いながら夜毎自慰に耽っていたそうですわよ」
「穂波・・・・・・」
意外な告白にいつきは絶句した。
(あああ、いっちゃん、そないな、そないな汚いものでも見るかのような目であたしを見んといてぇ・・・・・・!!)
頭ではそう考えているはずなのに、穂波は爛れきった己の女性器をいつきに見せつけるかのように腰を大きく突き出していた。
その間も指の動きは止まらず、より快感を引き出せる動きへとシフトしていく。
男性経験のない穂波は体内に直接指をねじ込むことが余り好きではなかった。
そのため人差し指と中指は普段から行っている通りにクリトリスへと伸びていき、皮に包まれた陰核を挟み、それを剥いたり再び皮で包み込んだりを繰り返す。
クリトリスの皮オナニーである。
今までの経験から、穂波はどうすれば気持ちよくなれるか自分の肉体を熟知していた。
(でも、でも、今日のが、一番、気持ちイイ・・・!いっちゃんに、見られて、するのが・・・気持ちイイ・・・!)
「ああ、イクッ!イクッ!いっちゃん、見てて、あたしがイクとこ、見ててぇえ〜〜〜!!!」
絶頂宣言と同時に穂波の身体に細かい痙攣が走った。
靴の中の足指が床を掻く。
右手はクリトリスに当てたまま、左手で小瓶を鷲掴み、太股の筋が出るほど大きく突き出された股間にそれをあてがう。
クリトリスからの官能が背骨を通り抜け、脳内で炸裂する。
「うあ!!うっ!!うっ!」
穂波の腰がビクッ、ビクッと大きく爆ぜ、そのたびに尿道口から大量の潮が小瓶の中に吐き出された。
それに合わせ陰毛に覆われた肛門がキュ、キュとわななく。
あまりにも無様な排泄行為を披露した稀代の魔法使いはその場にへたり込んだのだった。
120ゲーティアの夜:2007/12/04(火) 18:17:07 ID:CRh8glq6
「見事な潮吹きでしたわね、ホナミ。ですがその小瓶がいっぱいになるには程遠いですわよ。早く続けてくださいな」
「少し・・・休ませてえな・・・そんなには無理や・・・」
「では貴女がその気になるようにして差し上げますわ」
「・・・え?」
アディリシアはいつきの方へ向き直る。
「あらあらこんなに硬くして。イツキったらホナミの恥ずかしい姿を見て興奮していたのね」
そういうアディリシアもいつになく興奮した面持ちである。
「え、アディリシア、ちょ?うわぁ!」
そのまま何のためらいもなくいつきの男根を口に含む。
「んん、むちゅ、ちゅぱ、んふう、ちゅぽ」
歯を立てないように唇で陰茎を押さえつけ、その亀頭部分に刺激を与えていく。
汚れの溜まりやすいエラの部分に舌を這わせてそこを清めると、次に先走りのにじみ出た鈴口を舌でほじくる。
亀頭への奉仕が一段落すると今度は陰茎へと舌を纏わり付かせていく。
「ア、アディリシア、んんん!!」
口奉仕を続けながらいつきの顔を上目使いに見上げるアディリシア。
以前のアディリシアは男性のモノを口に含むなど想像もつかない行為であった。
しかし今はこうしていつきの性器を口に含み、その快感にゆがむ顔を観察するのが何よりの楽しみになっていた。
そうして行為の手応えを感じたアディリシアは奉仕をより激しくしていく。
「ずちゅる、ずちゅ、ちゅぱあ、ずちゅうう」
その上品な顔立ちを歪め、頬をへこまし、思いっきり下品な音を立てながらいつきの性器を吸い上げる。
更には右手で陰嚢を優しく揉んであげながら、頭を大きくピストンして唇で男根全体をしごき上げていく。
121ゲーティアの夜:2007/12/04(火) 18:17:57 ID:CRh8glq6
その様子を見ていた穂波はいつの間にか自慰を再開していた。
(ああ、いっちゃん、そないな気持ちよさそうな顔して、アディの口そないにきもちいいの・・・?)
いつきとアディリシアのオーラルセックスをオカズにオナニーをする自分が惨めで、情けなくてしょうがない。
だがその惨めさが穂波により被虐的な倒錯感をもたらし、脳髄を痺れさせる。
(言ってくれればあたしがしてあげたのに・・・)
両足を広げて皮オナニーをしながらそんなことを思う。
(あたしの方が、もっともっとずっと気持ちよくしてあげるのに・・・)
いつきのモノを口に含むアディリシアを妄想の中で自分に置き換えながら腰を振り、涎を垂らしながら自慰に没頭していく。
(美味しいよ、いつちゃんのおちんちん、すごく美味しい!)
穂波が高ぶっていく一方で、いつきの方もいよいよ切羽詰ってきた。
「うう、アディリシア、もう・・・!」
それを聞いたアディリシアは陰茎から一旦口を離す。
アディリシアの形のいい唇といつきのグロテスクな亀頭とがきらきらした唾液の橋で繋がる。
「イツキ、私の顔にかけるのと口の中に出すの、どちらがいいのですか?」
そう訊ねる間も右手で陰茎を扱くのを忘れない。
「うう、か、顔に、かけたいです」
それは口に出すのは失礼だろうといういつきの気遣いなのだが、アディリシアはそうは受け取らなかったようだ。
「まあ、イツキは私の顔をご自分の精液でどろどろに汚すのがお好きなのですね。そうやって殿方の征服欲を充たすのですわね」
アディリシアは右手の動きを加速させながら自らの顔を鈴口の正面に持っていく。
そして静かに目を閉じそのときを待った。
「アディリシア、出るぅ!!」
大量の白濁液がアディリシアの顔に降り注ぐ。
それは美しい金髪にねっとりと絡みつき、通った鼻梁から零れ落ち、閉じられた両のまぶたが開けなるなるくらいに顔中をコーティングした。
顔中を精液パックされたアディリシアは、それでもうっとりとした表情で鼻から大きく息を吸い込む。
精液特有の生臭い、青臭い臭いで肺が満たされる。
「んあ・・・イツキ、濃すぎますわあ・・・」
まるで体の奥底までいつきのものにされたかのような幸せな屈服感を、アディリシアは味わっていた。
122ゲーティアの夜:2007/12/04(火) 18:18:39 ID:CRh8glq6
若い二人がこの程度でおさまるわけもなく、二人はそのまま抱き合い、ベッドの上に倒れこんだ。
「イツキ、私を思うがままに貫いて、征服してください・・・」
いつきは誘われるままアディリシアに覆いかぶさっていく。
「あんっ!」
すでに穂波のオナニー鑑賞といつきへの口淫ですっかり潤っていたアディリシアの女穴は恥ずかしいくらい簡単に少年のペニスをくわえ込んでいく。
かといってその締め付けが緩いわけではない。
はじめは狭く何人もの侵入をも拒んでいたそこは、いまやちょうどいつきのペニスの形に開発され、膣襞はオーダーメイドされたかのようにぴったりと吸い付いてくる。
吸い付き、締め付け、蠕動し、貪欲に愛しい少年の精液を搾り取ろうする。
アディリシアは類稀な名器の持ち主なのであった。
だがその恩恵はいつきだけではなく、アディリシア本人にも向けられる。
「んんっ、ああ、そ、そんなに激しくしては、んんっ、お、おかしくなってしまいますわ!!」
あまりの快感にはやくも腰を振りはじめたいつきにより、アディリシアもまた乱れさせられる。
彼女の名器は男を悦ばせるだけではなく、その感度もまた極上でもたらされる刺激をすべからく快楽へと変換し主をも悦ばせる。
いつきとアディリシア、二人は睦みあい、とろけあい、溶け合うかのように法悦へと上り詰めていく。
そんな二人を眺めながら穂波は思った。
(どうしてこんなことになってしまったのやろか・・・・・・)
しかしその一方で目の前の光景から目が離せないのも事実であった。
食い入るようにいつきの逞しい腰使いを見つめながら陰核をいじくりまわす。
この快楽がいつきから与えられているのだと自分に思い込ませるために。
粘度の濃い愛液が小瓶の中に滴り落ちていった。
123ゲーティアの夜:2007/12/04(火) 18:20:05 ID:CRh8glq6
アディリシアは早くも一度目の絶頂を迎えようとしていた。
普段ならいつきのほうが先に音をあげるのだが、今日は先に一度精を放っていたぶん長持ちするようだ。
だが原因はそれだけではない。
(あふんっ、いつ、もより、なんか、気持ちひぃ、いい、んんっ)
アディリシア自身も普段より大分ペースが速い。
(ホナミ、に、見られている、いえ、あふっ、見せつけて、いるから)
魔法使いとしてのライバルであり、恋敵でもあった穂波にいつきとのセックスを見せつけている。
しかもそれをオカズに穂波にオナニーまでさせている。
その優越感が快楽のスパイスとなり、アディリシアは今までにない絶頂感を味わうこととなった。
「イツキ、私、もう、イキますわぁ!!」
アディリシアの中で大量の脳内麻薬が分泌され、その高潔な精神、理性がどろどろに溶けていく。
この瞬間はゲーティアの首領としての立場、責任、重圧が全て真っ白く塗りつぶされ、そこから解放される。
「アディリシア、う、僕も、出そうです・・・・・・!!」
「あああ、膣に、なかに出してくださいぃ・・・あああああああ――――――――!!」
アディリシアの全身が震え、それと同時に膣襞も今までにない複雑な動きでいつきの男根を締め上げる。
それに耐えられるはずもなくいつきは、アディリシアのはしたない中出しおねだりに答えるべく、少女の最奥で射精しようと腰を突き出す。
アディリシアもいつきの腰に足を絡ませ、二人は一つになってしまったかのようにしっかりと密着する。
「ああ、出てる・・・・・・・!いつきの精液が私のお腹の中に・・・」
体内に熱い迸りを感じたアディリシアは恍惚とした表情でそうつぶやく。
多幸感で胸がいっぱいになる。これ以上ないほど幸せだ。
それと同時に、穂波もまた果てていた。
人知れずに。

夜明けはまだ程遠く、ゲーティアの夜は続く――――――――
124あとがき:2007/12/04(火) 18:21:18 ID:CRh8glq6
アニメを見てアディリシアさんのかわいさにすっかりやられてしまい、思わず書き始めてしまいました。
原作は読んだことがないのですが、恐らくこんな感じなのではないか、こうだったらいいなあ、と想像しながら書いてみました。
違っていたらごめんなさい。
それでは失礼します。
125名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 20:02:49 ID:y7JdkjON
GJです
126名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 20:12:48 ID:1kEZGiGB
>>124
全く間違っていません。GJ!
127名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 21:06:58 ID:eU3X7Yk4
職人様キター!
GJです。
128名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 22:55:18 ID:wDxXmGro
>>124
GJです。
だけど穂波は周5のペースで耽っているような気がするw
そしてアディが周3くらい
129名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 01:39:54 ID:eKq+l1/k
まなみ=週1
みかん=週7
130名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 04:51:27 ID:pHq/GVCV
>>124
良いねぇGJ!
131名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 05:09:24 ID:8BGM2HcM
>>124
なんだこのハァハァ小説は
けしからん(*´Д`)ハァハァ
132名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 07:18:19 ID:4vg2HkeK
アディ最高ですた
133名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 15:31:20 ID:6e4leHwC
なんという神・・・
134名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 17:34:34 ID:iW1YppKG
>>129
アニメの穂波=周7
アニメのアディ=周5

いつきは原作アニメ共に夢精で終わってそう
135名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 21:03:51 ID:QjUnQPzG
人気者だなアディ。
136名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 20:35:46 ID:H9vnhZMX
穂波んマダー? チンチン☆
137名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 23:20:23 ID:/slHCvKj
アディマダー
138名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 16:30:48 ID:zY3aoN2G
転用です消える前にみてね!!
ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date61375.jpg
139名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 02:23:06 ID:UPi/mhZ/
>>138
まなみ?
幽霊って温泉入れたのか・・・
140名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 01:04:56 ID:nKo9hgUq
はい、まなみです。
入れるみたいですね〜あとなんかみかんちゃんにお湯ぶっかけられてたし。
141名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 01:38:06 ID:nKo9hgUq
142名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 01:50:12 ID:nKo9hgUq
>>139
おまけです!!他にも温泉回見てない人もう一度見たい人ニヤニヤしながら見てください。
http://www.veoh.com/videos/v1538384JE4H78n5?searchId=6862445457505971726&rank=2
143名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 04:36:45 ID:O9qfwaPJ
age
144名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 19:53:17 ID:X0grBTkm
穂波んまだかよ?
145名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 23:59:34 ID:woJ1PLsp
いつき×まなみマダー?
146名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 01:37:58 ID:9K9muqSm
いつき×アディ希望
147名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 02:54:36 ID:UwdQvzTm
「は、恥ずかしいから、そんなトコ見んといて!」

「見てやる!」
「視てやる!」
「観てやる!」

妖精眼をそんなのに使ってしまう社長
148名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 02:57:59 ID:niDFAmuG
そんなどうでもいい関西弁はイラネ
まなみ希望
149名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 03:11:45 ID:QzDQMqlR
穂波は品が無いからな
俺もいつき×まなみ希望
150名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 03:13:29 ID:v1qLAVse
俺はいつき×アディでいくぜ
151名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 14:52:03 ID:BLPBlNd7
「視姦てやる!」
152名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 14:53:53 ID:JpIPrNio
アニメで押し倒しがあったなw
あのまま事に及んで(ry
153名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 15:58:45 ID:4AQJd5Im
いつき×まなみ希望
154名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 17:02:52 ID:tLgssat3
アディ×いつきが見たいね
155名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 18:30:33 ID:jesczHa3
ラピスを忘れてもらっちゃ困るぜ
156名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 19:02:11 ID:mYxK1I7A
いつき×まなみかその逆だろう・・・jk
157名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 00:53:11 ID:hC+mpkBx
いつき×アディ
158名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 01:20:05 ID:0JN+pOW4
影崎×まなみは俺だけだってわかってるさ…
159名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 03:22:50 ID:N2nGBp6g
ほなみ×アディだろう、常考
160名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 03:25:28 ID:QmYYOfYF
穂波×アディだろう
161名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 16:07:25 ID:8L3AwAG+
いつき×いつき妹だろう
まだ出て無いけど
162名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 16:44:15 ID:Vwu2IooC
みんな分かってないな


猫屋敷×玄武、白虎、朱雀、青龍だろ
163名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 17:27:30 ID:MXcfS0+g
何でもいいから 誰か書いてくれ・・・そんな俺はまなみ×いつき だがな・・・
164名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 17:31:14 ID:/NY9jdTF
いつき×アディだな
165名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 10:22:33 ID:CV0EfoHk
いつき×ラピスまだー
166名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 10:24:05 ID:ZzoU7nrl
いつき×アディ
167名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 08:41:26 ID:m93V58PF
168名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 08:44:22 ID:aCKpD9UH
いつき×アディ見たい
169名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 13:43:15 ID:2W0TjzAy
いつき受けでお願いしたい俺が通りますよ・・・
170名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 15:14:45 ID:f2UYsOtn
いっそのことカップリングの投票でもしたらどうだろう
171名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 16:18:44 ID:X1qIGuSt
おk
みなさんのために頼んでみます!!
でも自己虫なので期待しないでね・・・
172名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 16:29:01 ID:nhlPcK/s
いつき×アディ見たい
173名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 00:24:59 ID:QgiuTmv8
アディ×いつき
174名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 17:06:01 ID:bkWR4bN3
いつき×ラピス
175名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 17:45:20 ID:e9fDLZ2k
いつき×ラピス
176名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 18:10:28 ID:1wD/xlL1
掛け算をするスレと聞いて飛んできました。
177名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:59:43 ID:mLLSrPor
ttp://moepic3.dip.jp/gazo/remodk/files/remodk16669.png
       ヽ|/
     / ̄ ̄ ̄`ヽ、
    /         ヽ
   /  \,, ,,/    |
   | (●) (●)|||  |
   |  / ̄⌒ ̄ヽ U.|   ・・・・・・・・ゴクリ。
   |  | .l~ ̄~ヽ |   |
   |U ヽ  ̄~ ̄ ノ   |
   |    ̄ ̄ ̄    |
178名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 09:21:52 ID:AwtxFIHB
>>177
何だこれwww
179名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 23:51:48 ID:xo0zY8yF
ほなみんかわいいよほなみん。
誰か苦しい会社の経営に苦労するいっちゃんを助ける為に
ほなみんが体を売ろうとする所を、アディに止められて
そのまま百合に・・・。ってSS書いてくれ。
自分で書いたのじゃ抜けないんだよ!
180名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 01:03:55 ID:z18LizZW
>>179
よっしゃ、まかせとけ。
代わりにおまいには穂波がそのまま体売っちゃって、しかも相手が悪くてそのまま廃人になるまで
ヤられちゃう鬼畜ものか、もしくは腹パンの後ユーダイクスにヤられちゃう話期待してるぞ。
ちなみに俺純愛とか百合とか専門外だから、下手なのは勘弁してね。
181名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 03:12:22 ID:gK4+8ZWF
穂波×アディリシア×まなみ×みかん
182名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 03:20:52 ID:z18LizZW
「いっちゃん…。」
深夜のアストラル社内、疲れ果てて机に突っ伏したまま眠っている少年に、毛布を持って傍らに立つ
少女が、呟くように呼びかける。
少女の視線の先で眠る少年は、亡き父からこの会社を継いでまだ日が浅く、ただでさえ馴れない社長業に
苦労が多い上、会社の経営状態はすこぶる悪く、連日早朝から深夜まで金策や営業に走り回っているが、
その努力も虚しく、会社の経営は苦しくなる一方であり、今日も夜遅く帰って来て、そのままこの机で
眠ってしまったのだ。
「もう、いっちゃんにばっかり苦労させへんからね…。」
少女は眠っている少年に小声でそう囁くと、持ってきた毛布を少年にかけ、更に、じっと少年の顔を見つめた。
窓から差し込む月明かりの中、少女の目に映る少年は、度重なる心労の為に以前よりずいぶんと痩せて
しまっており、疲労の極みにある事が容易に見て取れる。
子供の頃からずっと好意を寄せ、また、あの事件以来、何があっても守ると誓った少年のその姿に
少女の胸は締め付けられ、自らの無力さに歯噛みすると共に、少女はある決意を一層固くする。
「ごめんね…。」
少女は搾り出すようにその言葉を発すると、眠っている少年の顔に自らの顔を近付けると、少年の頬に
そっと唇を触れさせ、彼の右目を覆っている眼帯を優しく撫でる。
眼鏡の奥の瞳にうっすらと涙が浮かべた彼女は、やがて意を決したように身を起こし、眠っている少年を
起こさないように、そっと部屋から出ていった…。
183名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 03:21:18 ID:z18LizZW
うわあぁぁぁ!きめぇ、俺きめぇ。
冒頭だけでさぶいぼ出てきた、済まん>>179、やっぱり俺にはこの手の話は無理だ。
>>180は忘れてくれ。
184名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 03:28:43 ID:gK4+8ZWF
続きwktk
185名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 03:52:30 ID:TJ1ZWFK3
(春を売るより技術売った方が金になるんじゃ? とか突っ込んだら負けだろうか)
186名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 05:30:40 ID:J00YUl06
>>183
普通に続きが読みたい件
187名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 07:08:03 ID:iZasTtjv
>>185
エロSSに合理性を求めてはいけない、っておばあちゃんが言ってた。
188名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 07:12:07 ID:bwHmhTBR
>>182
いいなこれw
NTRスキにはたまらん
189名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 09:51:58 ID:zPlhVWni
>>185
つっても、勝手に仕事取ったら魔法使いのエライ人から怒られないか?
怒られない仕事つーと、基本的に占いとか、ハーブのお守りの販売とかだろうし。
190名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 21:18:42 ID:K2as8wUt
>>189
原作でも勝手に仕事取ってることがあるんだから別に怒られんだろ。
191名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 23:04:34 ID:Vx1+1QRB
あれはバレたら怒られるんじゃないのか?
192名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 11:08:58 ID:iZNomN39
まぁようするに、続きwktk
193名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 19:42:29 ID:J6llBS6Q
つまり、
仕事勝手にとったのがバレて入札の無期限停止。
そして、悪化する経営を食い止めるべく穂波は…
ですね!?
194名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 21:09:38 ID:1ELd2met
クリスマスなのになんの用事も無くて暇な俺が、暇に任せて>>179>>182の続きを勝手に書きましたよ。


アストラルでそんな事があった翌日の昼、魔術結社ゲーティア首領、アディリシア・レン・メイザースは、
執務室で裏社会の情報が交換される闇サイトに目を通していた。非正規での魔術師派遣・怪しげな薬や
武器の売買・犯罪計画・売春…今日も様々な情報が尽きる事無く遣り取りされていた。
「ふぅ…」
アディリシアは画面から目を離すと、溜息をついて紅茶を啜る。
大手魔術結社の首領と言う立場上、こういった裏情報にもある程度精通しておかなくてはならないのだが、
それは彼女の性格上不愉快極まる作業なのであった。
憂鬱な気分になりつつ画面を流し読んでいたアディリシアの目に、突然見知った顔写真が飛び込んできた、
「穂波…!?」
アディリシアは驚いて紅茶のカップを置くと、画面を食い入るように見つめる。
売春を斡旋しているそこに表示されているのは確かに穂波の写真であり、そこには今夜一夜の穂波の値段が
オークション形式で提示されており、既に最高入札額はかなりの値段だ。
アディリシアは一瞬、これは穂波の写真を使った詐欺ではないかと疑っが、伝え聞くアストラルの
経営状況、そして、先日アストラルに出向いた折の穂波の思い詰めた様子を思い出すと、嫌な予感を
拭い去る事ができない。
アディリシアはとっさに立ち上がって電話を取り、アストラルに連絡を取ろうとしたが、我に返って手を止めた。
(もし本当だったら…)
アディリシアは受話器を片手にその状況をシミュレートしてみたが、どう考えてみてもまともな結果にはならない。
冷静さを取り戻したアディリシアは、受話器を置いて椅子に腰を下ろすと、モニタに向き直り
最高入札額を上回る値段を入力すると、じっと入札の締め切り時間を待った…。
195名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 21:09:55 ID:1ELd2met
その日の夕方、アディリシアは繁華街の外れにあるホテルに向かって、夕闇迫る街を歩いていた。
「まったく、なんで私がこんな事を…」
思わず愚痴が口を突いて出るが、彼女はあの後数度に渡って最高入札額を争い、かなりの額を注ぎ込んで
競争相手に競り勝ち、お金を振り込んで、今指定された場所へ向かっているのだ。
「これで詐欺だったら許しませんわよ…。」
そう独り言を口にしつつ、目的のホテルの近くまでやってきたアディリシアは、そこに立っている人影を見て
思わずその場に立ちすくんでしまった。
栗色の髪に四角い眼鏡をかけたその少女は、紛う方なくアディリシアのよく知る、穂波・高瀬・アンブラー
その人であった。
よもやとは思っていたが、実際に自分で目にしたその光景は、アディリシアを激しく動揺させるのに十分であり、
アディリシアは思わず傍らの物陰に隠れてしまう。
数秒して冷静さを取り戻したアディリシアは、物陰から再びホテルの前に立つ穂波の様子を覗う。
斡旋所ででも借りたのであろうか、普段の穂波であれば絶対に着ないような、胸と腰回りだけを僅かな衣服で
覆っただけで、肩も臍も太股も大きく露出した煽情的な服装をし、視線を伏せて壁に寄り掛かっている様は、
まるで本職の娼婦が客待ちをしているようでさえあったが、よく見れば赤い夕日に照らされているにも関わらず
顔は青ざめ、もう夜でも暖かい季節だと言うのに膝は小刻みに震え、かなり無理をしているのが分かる。
「どうしてこんな事を…」
アディリシアの口から思わずそんな言葉が零れるが、理由は考えるまでもなく明らかである。穂波が心を寄せ、
アディリシア自身も強い好意を抱く、あの少年のためであろう。
アディリシアはなおもしばらく物陰から穂波の様子を見ていたが、やがて意を決して歩を進め、穂波に
近付いて行く…。
196名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 21:11:07 ID:1ELd2met
穂波は視線を伏せて立っていたが、自分に近付いてくる人間の気配を感じ、ついに来るべき時が来たと
覚悟を決めて顔を上げる。しかし穂波の視界に映ったその人物は彼女の予想に反して女性であり、しかも、
穂波のよく見知った人物であった。
「アディ…?」
一瞬(まずい所を見られた)と思うが、よく考えればこんな時間にこんな場所で遭うような相手ではない。
この現実に適正な答えを導き出す事ができずに困惑する穂波の耳に、アディリシアの声が響く。
「穂波…貴女、どうして…」
同情や嘲笑ではない、真に悲しそうな表情でその言葉を発したアディリシアに、穂波は全てを悟った、
(アディは全ての事情を承知した上でここにいるのだ)と。
途端に穂波の眼鏡の奥の目が潤む、張り詰めていた緊張の糸が切れたのだろう、穂波はアディリシアに
寄り掛かるように倒れ込むと、声を詰まらせて泣きだした。
一方のアディリシアも、目に一杯涙を溜めながら穂波を抱きしめる。
しばらくの間そうしていた二人であったが、このまま路上でこんな事をしている訳にもいかない、
アディリシアはまだ泣き続ける穂波を抱き抱えるようにしてホテルに入り、斡旋所で渡された鍵の部屋を
探すと、穂波を運び込んだ。

「本当に貴女ときたら、何故こんな馬鹿な事を…。」
部屋に入ってもなお泣き続ける穂波に、アディリシアが声をかける。
穂波は何かを言おうとするが、声が詰まって言葉にならない。
そんな穂波を見て、アディリシアは再び穂波を優しく抱きしめる。
「アディ、ごめんね…、ごめんね…」
しばらくして、穂波が涙声で言葉を発した。それは、いつもの凛とした穂波しか知らなかった
アディリシアにとって、想像だにしなかった年頃の女の娘らしい、繊細で弱々しい穂波の姿だった。
「穂波…」
今まで知らなかった穂波の少女らしい一面を見て、アディリシアには穂波が堪らなく愛おしく感じられた。
思えば、今までの穂波とアディリシアは、宿敵とも言うべきもので、互いに一目置く魔術師として、また、
互いにいつきに心を寄せる女として、顔を合わせる度に互いを牽制し、幾度も喧嘩をしてきた。それが
今までの二人の関係であった。
しかし、今自らの腕の中で弱々しく泣くこの少女は、今までアディリシアが知っていた穂波とは、全く別の
存在であった。
「貴女程の魔術師なら、こんな事をしなくとも他に幾らでもお金を稼ぐ方法があったでしょうに、
 なぜこんな馬鹿な事を…」
昼間見た裏社会の情報交換所を思い出しながら、アディリシアが同じような質問を繰り返す。
「だって、悪い事したら、バレた時いっちゃんに迷惑が掛かるよ…これ以上いっちゃんを苦しめたくないよ…。」
穂波は弱々しくではあるが、ようやく返事を返す。
「穂波、貴女はこの事をいつきが知ったら、苦しまないと思いますの?」
アディリシアの問いに、穂波は再びアディリシアの胸に顔をうずめて涙を流す。
アディリシアもまた、穂波を抱きしめ頭を撫でる。
アディリシアは今自分の胸の中にいるこの少女が、あの穂波ではなく弱々しく震える子猫のようにさえ思われた。
「アディ…」
今までアディリシアが聞いた事のないような甘い声で、穂波がアディリシアの名前を呼ぶ。
「アディ…ありがとうな…」
普段の穂波からは想像もできない素直なその言葉に、アディリシアも優しく微笑み返す。
(まったく、いつもこんなでしたら可愛げがありますのに…)
と、心の中で呟くアディリシア。
二人はそのまま、互いの温もりを感じながら数時間を過ごしたのであった…。
197名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 21:11:17 ID:1ELd2met
陽はすっかり落ち、夜霧が町を覆う頃、二人の少女が並んで歩いている、泣き腫らした目をしているが、
表情に明るさを取り戻した少女。彼女を見ながらアディリシアは考えていた、もしも今回の立場が
逆であったら、自分も穂波と同じ事をしていたかも知れない。しかし、その時にはきっと、穂波が
私を助けてくれただろう…訳ねーですよ、むしろ屈強な男共を雇って、恐怖に怯えるアディを
無理矢理押さえ込んで、前戯も無しで前後同時に二本挿しですよ。
で、処女喪失の痛みと強引に入れられて裂けちゃったアナルの激痛に、背中仰け反らせて悲鳴上げる
アディを、容赦なく前後から乱暴に突きまくりですよ。
そして、穂波はマンコとアナルから鮮血流して泣き叫ぶアデイを見ながら、ケラケラ大笑いですよ。
更に、涙流しての必死の懇願も聞き入れて貰えず、中出しされて血と精液が混じった液体が足を伝って流れるのを、
指で掬って一発ギャグ「いちごみるく」で奏でて〜夢〜♪

せっかくのクリスマスだ、みんな不快な気分にな〜れ。
198名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 17:21:03 ID:HtkQ1Cmv
( ゚д゚)ポカーン
199名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 17:33:06 ID:riKqz9vD
GJ!
200名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 16:01:57 ID:CKUBpeT6
保守しとこっと。
201名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 16:20:10 ID:Glc+7/TL
>>194
最高だw
202名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 19:46:20 ID:N5GS2wWc
保守。
203名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 22:33:03 ID:r9z5eEG1
>>197
「いちごみるく」ワロタ保守。
204名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 22:36:51 ID:3Ud/Cn3H
停滞気味だな(^_^;)
205名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 23:17:00 ID:9rufFIYS
アディ最高
206238:2007/12/30(日) 01:29:11 ID:CD4nt9hA
いきなりですまんが隻蓮×ダフネ好きな人いる?
207突発的にも程がある:2007/12/30(日) 10:28:10 ID:dd3vxY6Y

ここでははじめまして、昨夜寝る前に突然思い付いて書いた小説投下します。


注意事項:
@ 投下する小説は陵辱ものです。陵辱ものが嫌な人読まないことをオススメします。

A 小説ではいつきが壊れてます。いつき好きの人は覚悟した方が良いです(笑)
B 続きが読みたい方は言って下さい。人数によっては書きます。(続きは主要キャラを変えたりもします)


208突発的にも程がある:2007/12/30(日) 10:38:28 ID:dd3vxY6Y
注意事項(続)

C 私の関西弁は適当ですので関西人の方々にはお見苦しいことになってると思います。すみません

209MEDICINES KISS 1-1:2007/12/30(日) 10:56:03 ID:dd3vxY6Y
「全く!何でいっちゃんはああなんやろ!」


アストラルの一室で数々の薬品に囲まれて穂波は抑えられぬ怒りを剥き出しにしていた。


「アディといい、黒羽さんといい、気が付いたらイチャイチャしとるんやから!…しまいにはディアナさんとはキスまでして!」


穂波の剣幕はかなり恐い。もし、いつきがいたら…否、誰が見ても全力で逃げ出すだろう。


「こっちの気も知らんでいい御身分や。その前に社長としてやるべきことがあるやろ!」


相当な鬱憤が溜まっているらしいが、それは冤罪である。
いつきにはその気は全く無い。普通に接しているだけである。
しかも、キスの件においてはディアナが勝手にしたのだ。と言ってもほっぺにだが…


(まっ、いっちゃんやからな)


穂波も分かっているのだ。いつきは普段はおどおどして頼りないが、常に一生懸命でここぞという時にはやる人物なのだ。
そして、その人柄から周りの人に慕われることを
210MEDICINES KISS 1-2:2007/12/30(日) 11:02:01 ID:dd3vxY6Y
・・・しかし、やはり怒りは込み上げてくるのである。

「ほんと、いっちゃんももう少し自重してほしいわ」

これが我が儘であることは分かっているのだが、恋する乙女としては切実な悩みなのだ。
とか言いながら薬品の調合をする。作っているのは一つはいつきの目の薬だ。そして、もう一つは・・・

(最近は社長として頑張っとるからな、少しは疲れがとれると良いんやけど)

どうやら栄養剤(?)のようなものを作っているようだ。
怒っていてもいつきの為に色々なことをしているのである。

「お兄ちゃん社長〜♪今日はもうお仕事無いから一緒に遊びに行こう♪」

「うわぁ!…みかんちゃんいきなり抱きつかないで」

部屋の外からいつきの声が聞こえた。

−ブチッ−

「い、いっちゃんの・・・」

その時カチャリとドアが開いた。

「穂波、皆でご飯でも食べに行こうかと思ってるけどどうかなァァァ!?」

「アァァァホォォォ!!!!」

それは不幸としか良いようが無い。偶然にもいつきが部屋に入ってきた。
そして、怒りでその事に気付かなかった穂波は作りかけの栄養剤?をいつきに向かって思いっきり投げつけてしまったのだ。

−バリン−

「うわぁぁぁ!」

「…えっ?」

栄養剤をもろに顔に被ったいつきはそのまま倒れてしまう。しかし、そこには数々の薬の入った試験管があった。

「あ、あかん!」

−ボォン−

助けようとした穂波だが間に合わず、いつきは様々な薬の中にダイブした。
いつきの身体からはシュウーと煙が出ている。

「…い、いっちゃん?」

恐る恐るいつきに駆け寄るが、いつきの反応は無い。穂波は一気に青ざめた。
魔法遣いが使う薬品はどれも劇薬なのだ。調合しだいでは毒にもなる。

「ね、猫屋敷さん!!」


211MEDICINES KISS 1-3:2007/12/30(日) 11:07:19 ID:dd3vxY6Y



−数時間後−

穂波の行動は早かった。猫屋敷さんを呼び、いつきをベッドに移すと急いで置いてあった薬品を調べ、治療をした。
早期の対処により、命に別状は無い。
だが、穂波の顔には焦りと後悔の色が常にあった。

「いつき君の様子はどうですか?」

幽霊の黒羽まなみが心配そうな様子で聞いてくる。

「分からへん、命に別状は無いんやけど、どの薬をどの位あびたのかが分からんのや。
もしかしたら何らかの副作用があるかもしれへん。最悪このまま目覚めないことも・・・」

その言葉に集まったアストラルの社員達は顔をうつ向かせる。

(…私の、私のせいや…)

その中でも穂波は責任を感じ、病人ではないかと思わせる顔をしている。

「とりあえず今日はもう遅いですから皆さんも帰りましょう。社長は私が看ていますから」

既に23時近くである。猫屋敷さんが進言した。
皆がその言葉に渋るがここに居ても出来る事が無いため帰ろうとする。

「いや、猫屋敷さんも帰ってええよ。社長は私が看る」

それを言ったのは穂波である。

「…しかし…」

「猫屋敷さん、ここ連日は雑誌の〆切で寝てないやろ。私なら大丈夫やから今日はゆっくり休んで」

穂波の言うとおり、昨日まで雑誌の原稿を書いていたため、猫屋敷さんは徹夜だったのである。

(私のせいでいっちゃんがこんな風になったんや。看病くらいせな)

穂波の気持ちを分かったのか猫屋敷さんは納得して皆と一緒に帰った。

212MEDICINES KISS 1-4:2007/12/30(日) 11:16:13 ID:dd3vxY6Y
部屋にはいつきと穂波だけが残されている。

(…いっちゃん…)

穂波は今は眠るいつきの横で自分の行動を悔いている。

(あの時に薬を投げたりしなければいっちゃんはこんな目にあわへんかったのに)

穂波が自分を責めているといつきの腕がピクリと動く。

「!…いっちゃん、目が覚めたんか?」

「…うーん?…穂波?…」

いつきはベッドに寝たまま目を薄く開けて返事をした。

「いっちゃん…良かった。心配したんよ」

いつきはまだ完全に意識が覚めていないようだがゆっくりと起き上がる。良く見ると穂波は安心したのか目に少し涙を溜めていた

「…ごめんね穂波…心配かけた見たいで…うぐっ!」

「いっちゃん!?」

いつきが頭を押さえてうつ向く姿に穂波は側による。

「…体が熱い…」

「待ってて、今冷たい水を持ってくる!」

穂波は急いで部屋を出ていった。

(な、なんだドンドン熱くなる…それに何だか頭がボーッとする)

いつきが体の異常に戸惑っていると穂波が氷と水の入ったディッシャーとグラスを持って帰ってくる。

「いっちゃん、水やで」

グラスに水を注ぐといつきの口に近づけ少しずつ飲んで貰う。

「ありがとう穂波、楽になったよ」

笑顔で答えるいつきに穂波は、いつきの顔に汗が浮かんでいることに気付く。そして、気を引き締め

213MEDICINES KISS 1-5:2007/12/30(日) 11:33:39 ID:dd3vxY6Y
「社長、今日はごめんな。私のせいで」

「へっ?」

「私のせいでこんな風になったんや。本当にごめん」

いつきは穂波の顔をマジマジと見る。そして今度は本当に笑顔で答える。

「大丈夫だよ穂波は悪くない。元はと言えばノックもしないで部屋に入った僕も悪いしさ。」

「でも!私が薬を投げなかったらこんな事にはならなかったんやで!」

「じゃあ、お互いに悪い所があったからおあいこ。今度はお互い気を付ければようよ」

いつきは笑顔を崩さずに言う。いつきの言葉は慰めではなく本当に本心で言っているのが穂波にはよく分かった。

(ありがとう、いっちゃん)

穂波は密かに心の中でいつきにお礼を言う。

「それにもうこんな時間だ。穂波も今日は寝よう。僕もォ…っ!?」

−ドックン−

いつきの表情が一変する。胸を押さえてハァハァと息をはく。

「いっちゃん、どないしたん?」

「・・・ほ、穂波・・・」
(体がさっきよりも全然熱い。頭も霞がかかったみたいだ…ダメだ)

いつきは意識を失う。穂波はいつきの肩を支える。

「いっちゃん!いっちゃん!」

しかし、いつきは今回は直ぐに眼を覚ます。しかし、何か様子がおかしい。

「いっちゃん、やっぱり私はここにおるから今は寝とき!」

穂波の言葉にいつきは真っ直ぐ穂波を見る。

「大丈夫だよ、穂波」

「あかんよ、無理して倒れたら皆が心配するゥ…んむっ、んー!?」

いつきは穂波の唇を奪った。穂波は突然の事に何が起こったのか理解できなかった。

214MEDICINES KISS 1-6:2007/12/30(日) 11:40:36 ID:dd3vxY6Y
(な、何キス?私いっちゃんとキスしとるの?)

当のいつきは自分の舌を穂波の舌に絡ませたり、それを吸ったりする。俗にいうディープキスである。
それを穂波が理解すると同時にいつきを押し退ける。
「い、いきなり何するんや!い、いくらいっちゃんでも許さへ…ん…で」

いつきから距離をとるつもりだったのだがペタリと床に座り込んでしまう。

(ち、力が入らん…それに少しずつやけど体が熱うなってきとる)

先程までは気付かなかったが穂波は身体が痺れて上手く立てなくなっていた。
更に身体の奥から何とも言えない快美感が生まれ、全身が熱くなってきている。

(ま、まさか…これは、!)

「…穂波、大丈夫だよ。直ぐに気持ち良くなるからね」

顔を挙げるといつきが直ぐ近くまで来ていた。身体の異常に戸惑っていたために気付かなかったのだ。

「穂波、綺麗だよ」

そう言うと再びキスをした。穂波はまた押し退けようとするが上手く力が入らず抵抗できない。

「んー!んむ、んっ、んー」
(ダメや、抵抗したいのに力が抜けてく。それに何か頭もボーッとするわ)

チュプチュプと音が響く。1分程続けるといつきの方から離れる。

「穂波はおてんばだな。でも、もうこれで動けないかな?」

いつきの言うように穂波は床に座り、ハァハァと息を吐くだけで立ち上がることができなかった。
顔は紅潮し、白い肌は火照って赤みがさしている。

(…み、認めたくあらへんけど…これは媚薬!)

薬を作っていた部屋には栄養剤を作る為に精力増強薬や神経系の薬も何種類も置いてあった。しかし、まさかあんなデタラメな事でこんな風になるとは夢にも思っていなかったのだ。

(何とかせえへんとマズイ!)

そんな穂波を他所にいつきが次の行動に移る。
穂波を支えて起こすと、ベッドに床り穂波をその上にに座らせる。それから制服の上から胸を揉みだした。

「やっ!いっちゃんやめ…あっ、あん…だめや、うん、あっ、やっ…んっ!」
(な、なんやコレ?)

215MEDICINES KISS 1-7:2007/12/30(日) 11:46:18 ID:dd3vxY6Y
穂波は想像以上の快楽に身を震わせた。

しかし、それは当たり前なのだ。
先程の時にいつきは大量の様々な栄養剤を始めに精力増強剤、神経系の薬に頭をスッキリさせる薬など様々な薬を浴びた。
その結果、薬は相手を痺れさせ、神経を敏感にする媚薬になった。
そして、いつきの身体で調合したことから体に順応し、媚薬が唾液に混ざり、キスした所はそれらを直接塗るのと同じ効果がある。また、調合がデタラメな為にその効果も普通の数倍なのだ。
ちなみにディープなんてしたらその媚薬を飲むのと同様なので全身が痺れ、敏感になる。
そして、頭がスッキリして冷静に物事を考えて相手の一番感じやすい責め方をすることができるのである。

「まだ胸を揉んでるだけなのに穂波はエッチだね」

「ハァハァ…な、何いっとるんや、これはいっちゃんの…あっ、や、やめ…あぁん!」

いつきは穂波の右耳を甘噛みしたのだ。

「穂波のGスポット見っけ♪」

いつきの言うように穂波は右耳が弱かった。
いつきは軽く噛んだり、そのまま引っ張って見たり、耳の奥までピチャピチャ舐めたりと耳ばかりを責めた。

「んっ、やめ…あっあっあっ、…こんなん…ふぅん、耐えられへん…」

「我慢なんかしなくていいよ。穂波は少し素直にならなきゃ♪」

216MEDICINES KISS 1-8:2007/12/30(日) 11:50:31 ID:dd3vxY6Y
耳だけを責めてから10分が発った。媚薬の効果もあり耳はさらに敏感になっていた。

−ピチャピチャ−

「あっあっ、はん、いつまで…あっ、あん続けるんや…」

「そろそろ、良いか」

いつきは制服の中に腕を入れてブラを下にずらすとそのまま揉みだした。

「ひゃあっっ!…あかん、それ…あかん」

「え?なんで?」

穂波は最初は抵抗していたが思うように体が動かず、次第に快感に翻弄されていった。いつきは胸と耳を同時に責める。

「あん…あかんって言うてるのに!…あっあっ、はぁん」

穂波の眼鏡の奥にある蒼氷色の瞳からは涙が流れ、口からは涎が出ている。
そして、いつきは止めとばかりに乳首をクリクリする。

「あっ、あっ、はぁ〜ん…だめや…胸と耳だけやのに…あぁぁん、イク、イッてまうぅぅぅ」

そして、乳首を引っ張る。

「あっ、はぁぁぁぁん、イクゥゥゥゥ!!」

その声と共に穂波は生まれてはじめて潮を吹いた。
スカートの下から伸びる健康的な足からは愛液がピチャピチャと滴り落ちていた。


217あとがき:2007/12/30(日) 11:53:26 ID:dd3vxY6Y
以上で投下終了です。

はじめてのエロ小説なので読みにくい所が多々あると思いますがお付き合い下さい。
218名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 16:39:22 ID:XbVydR6B
GJ!!!!!
続きの本番も頼むm(_ _)m
219名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 22:34:52 ID:DXF+MHNu
>>217
GJ!
続きに期待
220名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 01:40:40 ID:PhBYX+5A
おつおつ
続きも期待してるぜ
221名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 07:53:39 ID:jRtjGFD9
朝起きたら、いつきがツェツィーリエに逆レイプされるという電波を受信した
222名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 09:10:40 ID:h9oWDtF+
誰もいないのか・・・・
223名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 22:34:43 ID:lwUZ1Wkz
…いなくもない。
224>>217の人:2008/01/05(土) 06:42:10 ID:R9ZUuW1y
ちゃんといますよ。

年末年始は忙しくてあんまり書けていませんが、せめて穂波ストーリーを書ききるまでは保守します。
…できたら、まなみとアディリシアも書きたい(あるのかよ!/笑)

続きを期待してくれている方には申し訳ないですが、気長に待って下さい。


225名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 21:09:46 ID:0EDYjqb2
まなみとアディたんもあるのか。楽しみだぜ!
気長に待ってますね。
226名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 00:57:38 ID:3hyrS26q
>>224
書いてくれるのはありがたいがsageて欲しい

続きには大いに期待してる。
227名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 19:13:44 ID:zR9HH7ea
agesageはどうでもいいから
228名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 00:03:52 ID:f0uGsJfn
待つわ
229sage:2008/01/10(木) 02:12:14 ID:XQjUiMnT
いつまでも 待つわ
230名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 00:29:20 ID:tObQJSK8
たとえ貴方がエロ書いてくれなくても
231名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 03:53:18 ID:CU51eGjo
つか
何気に同人多いな
232名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 22:31:39 ID:bjPyeHst
マジで!?
行きたかったな・・
233名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 16:49:02 ID:YK5ntlVu
なんでアニキャラ個の穂波スレやまなみスレにSS投下があるのに、このスレが過疎っているのか?
マギカはエロに向かないとでも言うのか。
234山猫:2008/01/13(日) 02:03:43 ID:QBy6j/D7
オルト×みかんだろ
235名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 16:43:31 ID:NmUQeaPf
ラピス×みかん×社長
236名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 17:32:50 ID:hUSI5BGj
同上
237名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 15:25:59 ID:ENbcPUVp
We Are 穂波! We Are 穂波! We Are 穂な(ry


続きはもう無くなった方向でよかですか
238名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 00:38:14 ID:7YYDA9yN
いーやまだ諦めるのは早いw
1ヶ月先だろうが半年先だろうが1億2000万年後だろうが俺は待ち続ける!!
239名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 16:55:49 ID:ZAcrWI3W
アディ×いつき いつき×黒羽まだ?
240魔法使いの結婚:2008/01/15(火) 17:54:42 ID:ZAcrWI3W
それでは。
〜「それでは、誓いの口づけを。」
そして二人は、多くの人々が見守るなか、ゆっくりと口づけをかわした。
「社長、ご結婚おめでとうございます。いゃ〜すばらしいですねぇ。」
とかなり酔った猫又陰陽師が言う。
「ありがとうございます。猫屋敷さん。」
そう答えたのは、短めの髪に、黒のスーツ。
 やや幼い顔立ちに、黒い眼帯を身につけた青年。
名前を、伊庭いつきという。
241魔法使いの結婚:2008/01/15(火) 18:22:42 ID:ZAcrWI3W
いつきはこうつづけた。
「大丈夫ですか?かなり酔ってるみたいですけど。」
「大丈夫です。」と答え猫屋敷が去っていった。
「じゃあ、オルト君もまたね。」といつき、
「フン!今やAランクの魔術結社の社長であり、ゲーティアの首領候補がそれでどうする、馬鹿。」
とだけ言い残し去っていった。
それに続いて無言で去っていった、ほなみと「結婚おめでとう!お兄ちゃん社長!」
と声をかけていったみかんを、
追いかけるように、黒羽がすこし悲しそうな顔をして去っていった。
「これでやっと二人きりですわね、イツキ。」
242魔法使いの結婚:2008/01/15(火) 18:50:34 ID:ZAcrWI3W
「これで、やっと二人きりですわね。イツキ」
いつきのとなりで、世のすべての宝石をかき集めてもかなわない、
金髪、碧眼の絢爛豪奢の生きる宝石が
純白のウエディングドレスに身をつつみ、いつきに微笑みかけている。そして
「少し疲れましたわ、イツキ部屋にもどりましょう」とつづけた。
「そうだね。アディリシア。」いつきも、アヂィリシアに微笑みかけた。

続きは、明日以降になる、続きが気になる、
続きを思いついた人
続きと本番よろ〜
アディ様でハァハァさせてくれー!
243名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 18:57:32 ID:26E/fZPi
葛城姉妹×社長で

Wロリ巫女ハァハァ・・・
244マントヒヒ:2008/01/15(火) 20:01:49 ID:6zTLFeGA
社長×みかん×ラピスなんて考えてみた。
暴走しまくり注意
245マントヒヒ:2008/01/15(火) 20:08:31 ID:6zTLFeGA
社長×みかん×ラピスなんて考えてみた。
自信ねけど貼ってみっかな…
246マントヒヒ:2008/01/15(火) 20:13:04 ID:6zTLFeGA
間違い。おんなじようなの二個貼っちまったワ。
247三人遊戯:2008/01/15(火) 20:56:41 ID:6zTLFeGA
アストラルの応接間、今ここではひとつの戦争が始まっていた。
「お兄ちゃん社長はわたしのものだもん!さっさと離れなさいよう!」
片や、巫女装束に身を包み頬を膨らませる少女、葛城みかん。
「いつきは、ラピスのもの。・・・離れる必要ない。」
片や、燃えるような赤い髪でツンとすました少女、ラピス。
そしてその中心に・・・
「あ、あの・・・僕は別にどちらのモノでもないんだけど・・・」
「いつきは」「お兄ちゃん社長は」
「「黙ってて!!」」
まだ幼いはずの二人から発せられる妙な迫力に当のいつきは押し黙る。
248三人遊戯:2008/01/15(火) 21:24:22 ID:6zTLFeGA
ことの始まりは、ユーダイクスが眼帯の材料を求めて、日本に帰ってきたことからだった。
「ラピス、お前が本当に役に立つか否か、今のアストラルで確認してもらう必要がある。」
と言い残し、白いインバネスの巨漢はどこかに行ってしまった。
・・・こうしてラピスが一時的にアストラルに入ったのだが、信用しているのが、唯一いつきだけということもあり、なかなか離れようとしない。このことが、みかんの気に触れたのだろう。毎回こうしていがみあっていた。
はじめは、止めにかかっていたアストラルのメンバーも徐々に慣れ、この三人を放っておいていた。
そのためか今日は、
「社長一人でも、子供の世話ぐらいできるやろ。」
との提案で、ほかには誰もいなくなっていた。
いつきは助け船もないまま、二人に挟まれ、為す術もない。
249名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 21:31:57 ID:A/o66r9w
書きながらの投下は止めとけ
メモ帳に全部書いて、推敲してからにしな

続き、待ってるからさ。
250マントヒヒ:2008/01/15(火) 21:52:28 ID:6zTLFeGA
いや、出来てるんだけど…いまいち自信なくて…修正しながら貼ってますゆえご勘弁をm(_ _)m
251三人遊戯(やと微エロ):2008/01/15(火) 21:55:46 ID:6zTLFeGA
「ちょ、ちょっと二人とも・・・止めようよ。って・・・あ、みかんちゃん!ラピスちゃんのほっぺたつねっちゃダメでしょ!あぁ、ラピスちゃんもやり返したら・・・」
いつきはもうすでにパニック状態である。
「ラピスのほうが・・・役に立てる・・・」
「何よう!ろくにお兄ちゃん社長を助けたことないくせに〜!」
「・・・じゃあ、証明するだけ。ラピスはあなたより優秀だってこと」
・・・というと、今までみかんをつねっていた両手を放し、みかんの両手を払い除け、・・・その身に纏っていた黒いツーピースを脱ぎ始めたのだ。
これにははじめ、みかんもいつきも唖然とするだけだった。
黒い衣服とは裏腹に陶磁のような白い肌が徐々に露わになり、小さいが形の整った双丘が姿をみせた。
つねられたせいなのか、はたまた上気したせいなのか、その頬と耳は真っ赤に染まり、秘部を守る白い布一枚だけの姿になっていた。
252三人遊戯:2008/01/15(火) 22:03:00 ID:6zTLFeGA
「う・・・わ、何してるの!?早く服を着て・・・」
我に返ったいつきはラピスに服を着せようとして、体の異変に気が付いた。
「あ・・・れ?なんで動かな・・・」
「・・・バジリスクの眼の応用、体の自由を奪うのは造作もない・・・一時間ほどで解ける」
事実、みかんも動く気配がない。
そんな二人を、ラピスは裸のまま軽々と持ち上げ、ベッドのある治療室に運んだ。
「みかん、・・・そこでずっと見てて。」
ラピスは、勝ち誇ったかのように無表情でみかんに告げた。
いつきの耳には、微かに「お兄ちゃん社長・・・」と聞こえたが、ラピスはすでに次の作業に取り掛かっていた。
いつきの上の服を脱がす所まではとてもスムーズにことがはこんだ。しかし、いざ、いつきの下半身に取り掛かろうとした時、急にラピスの手付きは初々しいものになっていった。
まだ少し怯えているかのように・・
少女の小さく繊細な指は微かに震え、緊迫した表情であった。
253三人遊戯:2008/01/15(火) 22:13:14 ID:6zTLFeGA
ラピスが、思いきりいつきの最後の一枚を脱がした時、いつきの陰茎はまだ勃ってはいなかった。
それもそうだろう。いつきには、この後起こるであろうことに関して、まったくの無知であった。
当のラピスははじめは困惑していたが、興味津々にいつきのソレを撫で始めた。
「・・・これが・・・いつきのおチンチン・・・」
ラピスの手と指は様々な動きをし、少年の陰部をいじりはじめる。
「うはぁッ!くっ・・・、ラピスちゃん・・・!」
いつきは苦悶の表情で為すがままにされている。
ラピスの動作は、小さかったソレを徐々に膨らませ、遂には、立派な塔のようにしていた。
ラピスは、いつきのソレを愛しいかのように一撫でした後、
「いつき・・・」と言ってから、震えながらも小さな舌で、亀頭を一舐めした。
254三人遊戯(みかんがこねぇ):2008/01/15(火) 22:26:37 ID:6zTLFeGA
慣れない手付きと舌遣いながらも、確実にいつきに快楽を与えていく。
左手はいまだに、睾丸をこねくりまわしたり、包皮を上下させたりと、試行錯誤を繰り返している。
舌で亀頭を中心に舐めるといつきの表情が変わるのを見て、様々な方法で、敏感な部分を責めていた。
これ自体はラピスも無意識にやり始めたのだろう。ショーツの下に右手を忍ばせ、幼いワレメに沿って指を動かし始めたのだ。
いつきの表情も重なって段々、快感が加速していく。
「いつき、気持ちいい?ラピスにされて…っあ、気持ちいい?」
言葉にあえぎ声が混じってくる。
「う・・・、ラピスちゃん・・・な、なんか来ちゃう、もうやめ・・・て・・・・・・っはッ!!」
いつきの鈴口から、白濁した液がラピスの幼い顔立ちに向かって発せられた。少年の人生初の精液は、脈を打つかのように、止まることなく、少女を覆っていく。
微かな明かりで輝く精液は、少女の赤い髪やまだ幼い顔にまんべんなく降りかかった。
255三人遊戯(みかん登場):2008/01/15(火) 22:34:26 ID:6zTLFeGA
まだ生暖かくきつい雄の匂いのする白液のなか、ラピスは達成感と、幸福感を味わっていた。
しかし、一度始めた自慰によって、高ぶった感情はまだ収まりがつかない。
最後の、もうすでにしっとりと濡れた一枚を脱ぎ、
「・・・ラピス、いつきとひとつになりたい。いつき、じっとしてて・・・」
というと、まだ未発達の下の口にいつきの陰茎をあてがい、一気に自らの腰を落とした。
「い・・・痛ぁい!!あにさま!あにさまぁ!!」と泣き叫びながらも、上下運動を止めようとはしない。
(もうやめないと・・・)といつきが在らん限りの声で制止しようとするが、一つの影がそれを遮る。
「お・・・お兄ちゃん社長ぉ・・・オマタが・・・オマタがムズムズするよう、切ないよう・・・」
といいながら裸になり、秘部からは洪水のように愛液を溢れさせたみかんが、いつきの顔にのしかかってきたのだ。
「!?み・・・みかんちゃ・・・!」
「止まらないよう!舐めてぇ・・・お兄ちゃん社長ぉ・・・」
256三人遊戯(暴走注意):2008/01/15(火) 22:40:27 ID:6zTLFeGA
みかんの〈神道〉の霊的加護が高いせいだろう、いつきよりもはやく、ラピスの予想よりもはやく体の硬直が解けたのだ。
無論、いつきはまだ動くことはできず、まだ少し幼児体型の面影のある少女の、ヒクヒクと物欲しそうに動めくワレメと肛門が迫ってくるのをただ見ているしかなかった。
快楽と痛みで何も考えられないラピスの耳に、みかんの言葉がはいってくる。
「ラピスの・・・っひゃう!せいなんだからぁ・・・あん!」
そういいながら、ラピスの硬くピンと伸びた乳首をつまむ。
「ラピス・・・っはぁん!悪くな、ッひぅ!」
またこちらも、みかんの小さな赤いつまみを引っ張る。
「はぅ〜・・・あッ!ラピス!もっと強くひっはってぇ〜!!」
「うン・・・ハァ・・・ひもひィ!ッあァん・・・みかんもぉ、もっとラピスのこといじめてぇ!!」
二人の幼女の宴にいつきは、イチモツを与え、みかんの秘部を舐めて腰を浮かせ、息をすることしかできない。「んぷぁ!出る!・・・アレが来る!」
「お兄ひゃん・・・ひゃちょゥ・・・」
「いつき!そのまま・・・ラピスの膣内にだしてぇ!!」
なんの因果か、三人が果てたのはほぼ同時であった。
257三人遊戯(キャラ壊れ注意):2008/01/15(火) 22:58:49 ID:6zTLFeGA
二人の幼い身体は、お互いに抱きあって痙攣し、恍惚の目で互いを見ていた。
ここで、いつきも体が動くことに気付き、いまだに精液を絞ろうとうごめくラピスの小さな肉壷から陰茎を引き抜き、甘酸っぱい芳香を放ち、愛液を垂れ流すみかんの尻を顔からどける。
(・・・はぁー・・・穂波になんて言われるかなぁ・・・)
などと考え、少しでも早く行動しようとした矢先、何かが割れる音がしてこそばゆい匂いが鼻をくすぐった。
「まら・・・足りない。いつきィ、・・・ラピスまだ満足してらい。」
「お兄ちゃん社長ぉ!つぎは・・・わたひの番〜・・・わたひがお兄ひゃんしゃちょーに挿れてもらうのぉ・・・」
おそるおそる振り返ると、呂律の回っていない少女がいつきを誘っていた。腰を浮かせて小さなお尻を振るみかんに、いつきの体は引っ張られる。「媚薬のひとつ・・・薬をつくるのは・・・得意。」
割れた試験管をもつラピスに青ざめるいつき、しかし我に返って状況をみれば、みかんの股に自身のイチモツを擦りつけている。
「お・・・オマメがッ!潰れひゃうよぅ!!」
膨らんで懸命に自己主張していた少女の陰核が、いつきの動きにあわせて少女に快楽の波を送る。
「もうラメェ!!は・・・はやくいれてよう!」
明らかに小さ過ぎる少女のワレメは、難無くいつきのイチモツを呑み込んでいく。
(き・・・ついッ!でも、もっとメチャクチャにしたい!!)
「ひゃあっっ!!痛いのに・・・スゴくっあん、気持ちいいのぉ!!・・・ラピスゥ、オマメ舐めてぇ!」
「みかんもぉ・・・ラピスのアソコに・・はぁッ・・・お仕置きしてぇ!!」
涙ながらに訴える少女達をみて、少年の動きはさらに加速する。
258三人遊戯(終):2008/01/15(火) 23:12:14 ID:6zTLFeGA
「ラピスがぁ・・・っひぅ!悪かっ、きゃん!・・・たからぁ、いつきは・・・私達の・・・ぁん、ものォ!!」
「お兄ちゃん社長わぁ、ひぐぅ・・・二人だけのもの・・・あぅん!なんだからぁ!!」
いまや、三人全員が性の虜になっていた。
みかんは、ラピスの中から溢れるいつきの精液を吸いだし、
ラピスは、みかんに出入りするいつきを下から覗きつつみかんの陰核をなぶり、
いつきは、少女を征服せんと最奥へと欲望をぶつける。
果てるタイミングはそれぞれで違えど、二桁を越えてやがて三人は、気を失った。

再び起きたいつきの眼前には、幸せそうに眠る二人と怒りに震えた三人がいて・・・このあとのアストラル内部の乱闘は語らずとも、想像はつくだろう。

Fin
259マントヒヒ:2008/01/15(火) 23:15:38 ID:6zTLFeGA
なんか、貼り終わってから改めてみると・・・文脈が厨房くさい?oTZ
なんか、他の書き方あったよなぁ…
260名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 23:18:25 ID:A/o66r9w
一番槍GJ!
結構好きなシチュだから楽しめたよ。
261名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 23:22:27 ID:DsF8FZUp
>>259
GJ!!
ただ、時間をとりすぎてるから先に見直してから投下してくれると一気に読めてよかったかもしれない
もっと言えば、2レス分を1レス内に収めれたと思うし・・・

とは言え、文章は悪くなかった。 と言うかよかった
次があるなら期待してる
262名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 05:25:04 ID:mQaRu3/D
>>259
投下は非常にありがたい
だが、sageで投下をお願いしたい
263マントヒヒ:2008/01/16(水) 23:21:31 ID:vRw9G8PG
いつかの「魔法使いの結婚」て続きやらないの?

気になる…
264名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 14:30:26 ID:4MYRuKVm
怒りに燃える3人・・・猫屋敷、オルト君、影崎か。
社長男にもモテモテだな。
265名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 01:56:19 ID:8/aszXZf
アディと穂波と社長の・・・

アディと穂波はセットと思ってる俺ガイル
266名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 04:45:49 ID:eDuS8kro
ちなみに原作でなるとしたら穂波とアディーのいつき争奪戦はどうなると思う?
267名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 06:34:33 ID:NjzVqlun
どっちとも曖昧な感じのまま終わるか
アディが引っ込むかだろ
268名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 07:15:38 ID:RbTgE8DH
今時どっちか選ぶなんてないだろ
269名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 16:37:37 ID:YLfMI9hg
>>268
フルメタル・パニックorz
270名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 20:05:04 ID:blfpViUB
アディに勝ち目はないよ><
271名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 20:09:59 ID:RKMdqKNF
曖昧な感じで終わって欲しいなぁ・・・
272名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 21:36:17 ID:IDa9WMey
正妻:アディ
妾兼秘書:穂波

できぼんぬ。
273名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 01:55:11 ID:zQyXbVGa
アニメは曖昧で終わるんじゃね?
原作はきっちり白黒つけると思うけど。

アディは身を引きそうだなぁ。
274名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 04:17:24 ID:W5rpLJZw
まなみが実は生霊で(ry
275名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 10:48:41 ID:QkI04P1s
華の異種魔術バトルロイヤル勃発だな

戦わなければ添い遂げられない!
276名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 11:27:55 ID:P44OkgyT
普通に二人と同時に結婚しそうで嫌<原作
277名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 17:13:03 ID:cgSSW4C+
嫌ってw
278名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 17:32:00 ID:cTt36HQo
最近のラノベでハーレムエンドというと空鐘のフェリオだな。
「幼馴染神官男のふりをしていたけど実は女でした」のウルクと
「異世界からやって来たガールミーツボーイな戦女神」リセリナ
2人を相手に頑張っちゃった。まあフェリオは中世的な世界観の国の王子だからな。
279名無しさん@ピンキー:2008/01/21(月) 22:36:22 ID:uD6x1U7G
>>274
おキヌちゃんを思い出した

きっと魔法使いの世界にありきたりな倫理なんて意味の無いものなんだよ
むしろ妖精眼なんてレアモノは血筋に入れとこう、ってことでハーレムエンド
280名無しさん@ピンキー:2008/01/24(木) 15:52:07 ID:Wkyq2Ibl
いつみかがいいです。
または香×みかんで姉妹レズ
281名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 01:34:34 ID:HwjQblW3
いつきとアディがアンアンしてるとこをタシーロする黒羽まだー
282名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 14:08:35 ID:Gme46BMu
アディと穂波がキャッキャウフフしてるとこをタシーロすいつきまだー
283名無しさん@ピンキー:2008/01/25(金) 14:28:54 ID:+oZRKBaD
>>282
見てやる!
視てやる!
観てやるとも!
284名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 14:25:40 ID:vXC9owMU
保守
285名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 11:52:04 ID:iBBtOHDO
水着回でムラムラしまくりでゴワス
286名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 21:43:20 ID:wDMWrtkc
ヒャッホ────!やっとDIONのアク禁解けた。
アク禁中に書いた作品投下しますっ。



「ほなm…じゃなかった、まなみ、ちょっといいかな?」
少年の言葉に、その場に居る少女二人が露骨に不機嫌な顔になる。
「ちょっと社長、いいかげん間違いすぎやで。」
「そうですよ、何度も名前間違うなんて失礼ですよぉ。」
「ご…ごめんなさい…。」
二人に詰め寄られて、少年は思わず後ずさる。

アストラルの女性社員の中で、自分だけ名字で呼ばれている事に黒羽から異論が出たのは一週間前。
緊急社内会議の結果、黒羽の事も皆と同じく名前で呼ぶ事に決まったものの、いつきが名前を
間違うのは、これで24回目である。
「大体、社長は社長としての自覚が足らんのや、社員の名前くらいちゃんと言えんでどないすんねん。」
「ホントです。いつきくん、女の子の名前を間違うなんて最低ですよ。」
「ごめん…ついクセで……。」
「クセってなんやねん、緊張感を持って仕事してへん証拠や。」
「そうですよぉ。私達一人一人をちゃんと見ててくれれば、間違ったりしない筈ですよ。」
「──ぅぅ……。」
二人に凄い剣幕で問い詰められて、少年は早くも涙目である。

「前から言おう思うててんけど、社長ボケ過ぎやで。こないだお茶淹れてくれた時も、私のカップと
 アディが無理矢理置いていったマイカップ間違えたやろ。」
「私がお願いしていた買い物もみかんちゃんに渡してましたよね。ひょっとして、いつきくんは
 女の子なんて皆同じに見てるんですか!?」
「なんやて、ホンマかいな社長!」
「ぃゃ…その……。」
「あー、否定しないって事はやっぱりそうなんですね。いつきくん酷いです!」
「これは教育が必要やね。社長、ちょっとこっち来ぃ(きぃ)。まなみもや。」
「はいっ。」
「そんな事h…って、え、ちょ…ちょっと〜。」
実際は二人の勢いに押されて返事に詰まっただけなのだが、そうと説明する間もなく、二人に
引きずられるようにしてどこかに連れて行かれる少年。一連の騒動を見ていたみかんが傍らの
猫屋敷に聞く

「ねぇ、穂波お姉ちゃん達どこに行ったの?」
猫屋敷はそれには答えず、みかんの頭を撫でながら諭すように言う。
「いいかい、みかんさん。人生何度も窮地に陥る事があるだろうけど、何もしないでいて状況が
 好転するのは風邪ひいた時くらいだよ。行動すべき時は行動する、言う時は言わないと、相手には
 伝わらないんだ。分かったかい?」
「うん、わかった。」
「みかんさんは良い子ですねぇ、社長もちょっとは見習ってくれると良いんですが…。」
猫屋敷はいつきが連れ去られて行った扉を見ながら、溜息をつくのだった。
287名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 21:43:40 ID:wDMWrtkc
バタンッ、ドタドタ。
ここはアストラルからほど近くにある、穂波が一人で住んでいるマンションの一室。
乱暴に扉が開けられ、二人の少女が勢いよく入ってくる。
二人は一直線に寝室へと直行すると、一人用にしては大き目のベッドに、抱えて来た少年を投げ落す。
少年は乱暴な扱いに抗議をする事もせず、新しい家に来たばかりの子猫のようにビクビクした様子で、
尻餅をついたままの姿勢でベッドの端奥に後ずさると、
「ちょ、ちょっと待ってよ…話せば、そう、話せば分かるから……。」
と、必死に話し合いを求めるが、その要求に穂波が笑顔で答える。
「社長、70年前にその台詞言うた人がどうなったか知ってる?」
「え? え〜と……。」
学校の授業で習った記憶を辿っていた少年の背中に、冷たいものが走る。
「思い出したみたいやね、ほなそう言う事で。」
「あわわ、助けて。ほな…じゃなかった、まなみ。」
穂波の説得は諦めて、黒羽に助けを求めようとした少年であったが、思わず出てしまったその言葉に
二人の少女の目が光り、少年自身も蒼ざめる。

「社長〜、全然反省してへんみたいやね〜。」
ドスの効いた声と眼鏡越しの鋭い視線、はっきり言って怖い。ヘビに睨まれたカエルとはこう言う
様子を表現したものであろう、少年は体を強張らせて言葉を失う。
そんないつきの様子を見て穂波が言う、
「社長、知ってる?昔の人の言葉に『心に誤り無きて人を恐れず』言うのがあるんや、やましい事が
 ないならなにをそんなに怯えとるんや?」
(それはちょっと無茶でしょう)と隣で見ていた黒羽は思ったが、口には出さず、代わりに
「これはもう、徹底的に体に教え込んであげないといけませんね。」
と、楽しそうな笑みを浮かべつつ怖い事を口走る。
「せやな、二度と間違わんように、遺伝子レベルにまで叩き込んだらなな。」
そう言うと、穂波はおもむろに制服のリボンを外し、それを使っていつきに目隠しをする。
只でさえ今の状況に頭がついていっていないのに、更に視界を奪われて、かわいそうなくらい怯え
きっている少年に、黒羽が声をかける。
「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ、いつきくんに女の子の区別がつくようになって貰おうって
 だけですから。」
それは誤解で、区別ならちゃんとついているのだが、今のいつきにそれを説明するだけの余裕は無い。
288名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 21:44:25 ID:wDMWrtkc
そうこうしている間に、
「さぁ、特別授業の始まりや。」
そう言うと、穂波は自分もベッドに乗り、唐突にいつきの手を取って制服の上から自分の胸へ押し当てる。
視界を奪われた分敏感になっている少年の手が、弾力に富んだ柔らかい感触を少年の脳へと伝える。
「ちょ、ちょっと穂波…!?」
幾らこういった事に疎いとは言え、流石に自分が何を触っているのか分かったのだろう。少年が耳まで
真っ赤にして、裏返った声を上げる。
「あら、目ぇ見えへんのに私の胸やって分かるんやね。」
穂波は悪戯っぽくそう言うと、少年の手をゆっくりと動かし、自分でも胸を押し当てるように体を動かす。
決して大きくはないが整った形をした胸。そして、服の上からでも穂波の体温と高鳴る心臓の鼓動が
掌を通じて伝わってくる。
「いっちゃん、これが私の胸やで。よう覚えとってな。」
穂波はそう言うと、黒羽に目配せをする。黒羽も万事承知で、すかさず穂波と位置を入れ替わると、
「いつきくん、今度は私ね。」
と言うや否やいつきの手を取り、穂波と同じように自分の胸へと押し当てる。

「あ、わわっ! まなみ!?」
呆然とした様子で為されるがままだった少年が、我に返ったように慌てふためく。
黒羽は自分の胸の輪郭をなぞるように少年の手を動かす。幽霊である黒羽に体温や鼓動がある筈は
無いし、そもそも触れる事さえできない筈なのだが、少年の手は穂波の時と同様に体温や鼓動を
感じ取っていた。
「あれ、どうして…?」
思わず少年が疑問の言葉を発すると、言葉の意味を察したのだろう、黒羽が答える。
「えへへ、凄いでしょう。ディアナさんの所でね、短時間だけど霊体を実体化できる秘薬を
 見つけたんだ。」
黒羽はそう言うと、更に
「だから、幽霊か生身の人間かで区別しようとしたってダメだよ。ちゃんと、私を私として
 認識してくれないと。」
と言って、嬉しそうに笑う。
目隠しをされている少年には直接見えないが、黒羽の嬉しくて楽しそうな様子は、少年にも感じる事ができた。
「いつきくん、これが私だからね…。」
黒羽はそう言って少年の手を一旦強く握ると、手を放して少年の前からも離れる。

「さぁ、ここらで一回試験やな。」
穂波の声と共に再び自分の前に誰かが座る気配。そして、手を掴まれ、掌には柔らかい感触…。
「はい、今触っているのはどっちでしょう?」
穂波の声が問うてくるが、少年は返答に詰まる。誘導されて触れただけではサイズの違いも
分からないし、まして緊張と動揺で細かい違いなど感じ取れている筈がなかった。

「さぁ、どっちや?」
穂波の声が回答を迫る。
「え、ええと…。」
ここで間違ったら、また何を言われるか分からない。少年は必死に情報を得ようとして、始めて
自分から手を動かした。
「あんっ…。」
次の瞬間、黒羽の声で小さく色味がかった悲鳴が漏れる。
「あわわわ…ご、ごめんなさい。」
反射的に謝罪の言葉を口にする少年。
「ちょっと、喋ったらあかんやないの。」
と、穂波の声。
「ごめんなさい。いきなりだったので、つい…。」
黒羽が穂波に謝る。

「はぁ…まぁしゃあないか。ほな、次いこか。」
「はいっ。」
「え?次って??」
穂波の声と黒羽の楽しそうな返事に、少年は困惑する。
「当たり前やないの、まさかこれで終わりやと思うとったんちゃうやろな?」
「そうですよ、『徹底的に』って言ったじゃないですか。」
「ええ〜っ。」
289名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 21:44:56 ID:wDMWrtkc
「ほな、次はこれやね」
穂波がそう言うのが聞こえたかと思うと、少年の頭を抱くように手が回り込んできて、唇に
柔らかいものが触れる。
「んんっ!」
驚いて逃げようとする少年だったが、頭を押さえられていてそうもいかない。
「ちょっといっちゃん、逃げたらあかんやないの。」
一旦唇を離した穂波がそう言うと、再び少年の唇に柔らかいものが触れ、今度は舌が少年の上下の
歯の間を割り入って口内に侵入してくる。

くちゅ…ぴちゃ……ちゅぱ…。
艶かしい音が聞こえ、互いの唇の結合部から唾液が零れ落ちる。
「んっ…んん……ん…んんっ……ぷはっ。」
その間たっぷり三分はあっただろうか、ようやく穂波は唇を離す。穂波の舌と少年の口内との間に
唾液が糸を引いて橋を架けた。
「はぁ…はぁっ…。」
キスの間満足に呼吸ができなかったのだろう、少年は肩で息をして苦しそうだ。

「さぁ、次はまなみの番やで。」
一方の穂波は多少顔を上気させているものの、息を切らせる事もなく黒羽に声をかける。
「はいっ、いつきくんいきますよ。」
そう言うと、まだ完全に呼吸の整っていない少年の頬に手を添えると、黒羽が唇を合わせてくる。

「んんっ…。」
少年は生来の気の弱さからか、それともこの場の雰囲気に呑まれてしまってか、満足な抵抗を
する事もなく、再び口内への侵入を許してしまう。
ちゅぷ…ちゅぱ……くちゅ…。
再び部屋に淫靡な音が響き、黒羽の舌が少年の舌を絡めとり、歯の裏側をなぞる。
そして、今回もおよそ三分。少年が苦しそうにしているのを見て、黒羽は少年の口内から舌を
抜くと、少し顔をずらして名残惜しそうに少年の下唇に吸い付き、唇を離した。
290名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 21:45:16 ID:wDMWrtkc
「さぁ、二回目の試験やな。」
穂波がそう言うと、少年の息が落ち付くのを待って三度唇が重ねられ、同じように舌が侵入してくる。
どうやら少年はキスをされている間中息を止めているらしく、それが苦しそうにしている原因のよう
だった。
そして今回も約三分、唇が解放された所で穂波が尋ねる。
「さぁ、今のはどっちやったでしょう?」
「はぁはぁ…ええと……?」
少年は軽い酸欠状態で頭が回っていないようで、中々答えが出ない。もっとも、頭が正常に機能して
いても、正解が分かったかどうかは怪しいものであるが…。

「ほら、はよ答えてぇな。」
今回も穂波に急かされて、少年はしどろもどろで言葉を発する。
「う〜んと…まなm…いや、穂波……かな?」
なんとも自信なさげな返答ではあるが、とりあえず回答を返す。

「ちょっと社長。一応正解やけど、今また名前間違わんかった?」
穂波が低い声で言う。
「い…いやいや、どっちか迷ってただけで、決して間違えそうになった訳では…。」
ようやく少し頭がはっきりしてきた少年が、頭を激しく左右に振って慌てて否定する。
「でも、どっちか迷ってたって事は、結局どっちかはっきり分からなかったって事ですよね。」
「うっ…。」
黒羽の指摘に少年は言葉を詰まらせる。

「まぁええわ、じゃあ次な。」
「え、次って。正解したから終わりじゃないの??」
穂波の言葉に驚いて、異議を唱える少年。
「確信なくて当てずっぽうで出した正解なんて、正解って言わへんのや。ちゃんとしっかり判別が
 つくようになってもらわんとな。」
「そ、そんな〜。」
「ほな、次いくで。」
少年の異議をにべもなく却下すると、穂波は次の行動に移る。
291名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 21:45:43 ID:wDMWrtkc
「まなみ、ちょっといっちゃん押さえとって。」
「了解です。」
「え、え?」
相変わらず目隠しで視界を奪われている少年が、不安そうに頭を左右に振る。

今までだって拘束はされていなかったのに、目隠しを取る事も抵抗する事もしなかった。それなのに
なんで今更…?
少年の頭に不安がよぎる。
「いつきくん、ちょっとごめんね。」
そう言うと、背後に回った黒羽が少年を羽交い締めにする。
少年の背中に黒羽の胸が当って心地よい感触を伝えてくるが、今の少年にはそんな事を気にしている
余裕は全く無い。
と、少年は自分のヘソの下辺りに誰かが触れるのを感じた。黒羽は今少年の後ろにいるので、
後この部屋に居るのは穂波だけである。

「ほ、穂波…? 何してるの??」
恐る恐る尋ねる少年の言葉を完全に無視して、穂波は少年のベルトに手をやると、留め具を外し、
更にズボンのボタンも外すと、ファスナーを一気に下ろす。
「ちょ、ちょっと穂波!!」
流石の少年も、これには暴れて抵抗を試みる。
しかし、後ろから黒羽に羽交い締めされている為満足な抵抗もできず、穂波は何事もないかのように
易々とズボンとパンツを一緒に少年の膝下まで下ろしてしまう。
少年は視界が効かないながら、自分の下半身が外気に晒されるのを感じ、恥ずかしさに顔を真っ赤にして
言葉を失う。

「ほな、お先にな。」
穂波はそう言うと、少年のペニスを掴んでおもむろに口に含む。
「うわっ、ちょっと穂波。ダメだよそんな事。」
少年が慌てて叫ぶが、穂波は構わずに少年のペニスに舌を這わせ、手で根元をしごくように刺激する。
「うわっ…。」
温かくぬるぬるとした舌と、自分のものではない手による刺激。更に、柔らかい吐息がかかる。
理性の塊のような少年も流石にここまで直接的な刺激に抗う術は無く、少年のペニスは次第に大きさと
固さを増していく。

穂波はそれに気をよくしたのか、少年のペニスを更に喉奥まで咥え込むと、口内を窄めて更なる快楽を
送り込もうと務める。
一旦口を離し、雁首の部分を舌先でくすぐるように刺激したかと思うと、裏スジへと舌を這わせる。
かと思えば再び根元まで咥え込むと、歯を立てないように気を付けつつ何かを飲み込むように
喉を鳴らす。その喉の動きは絶妙な刺激となって少年のペニスを刺激し、先端からは透明な液が
染み出してくる。
292名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 21:46:13 ID:wDMWrtkc
「くっ…穂波……。」
少年が苦しそうに呻くの聞き、穂波は更に刺激を加速する。一方、後ろから少年の肩越しにその様子を
見ていた黒羽も、釣られるように少年の耳の裏に舌を這わせ、耳たぶを甘噛みしてくる。
二方向からの刺激に、少年の我慢も限界に達しつつあった。穂波はそんな少年の様子を敏感に感じ取ると、
少年のペニスを一気に根元まで咥え込む。先端が咽頭を突き、反射的にえづいてしまうが、それさえも
快感となって少年に伝わる。

「穂波、だめ…離れて……!!」
そう叫ぶと同時に少年の快感は絶頂に達した。穂波の喉の奥まで咥え込まれたペニスから白濁液が
ほとばしり、穂波の喉へと勢いよく流れ込んでくる。
「んっ…んんっ……。」
喉奥で放出された精液は穂波が飲み込もうとしなくても、無理矢理喉を押し通ってくる。
人間には咽頭反射と言う機能があり、本来こういった行為はかなりの苦痛を伴う筈なのだが、穂波は
少し目尻に涙を滲ませているものの、頭を引く事もせずに断続的に放出される少年の精液を
飲み下していく。
「う…うぅ…。」
繰り返し襲って来る射精に伴う快感の波に、少年の意識は白く染まってしまう─────。

「ケホッ、ケホッ……。」
射精が終わったのを確認すると、頭を後退させてペニスを口から抜いた穂波が、流石に軽く咽る。
「穂波。ゴメン、大丈夫!?」
我に返った少年が穂波の身を気遣うが、穂波は一つ咳払いをすると、
「大丈夫や…。無理矢理こんな事したのに、心配してくれてありがとうな。」
と、穏やかな声で返事を返し、その声に少年もホッと一安心する。

「でも、それとこれとは話が別やで。」
「え?」
穂波は楽しそうな声でそう言うと、黒羽に代わって少年を後ろから押さえ込む。
「え、え? ちょっと…??」
「ふふっ。いつきくん、次は私だからよろしくね。」
と、今度は黒羽が少年の前に回り込んできた。目隠しをされている少年には見えないが、長い黒髪を
邪魔にならないように後ろで一つに束ねて、やる気十分である。
293名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 21:46:42 ID:wDMWrtkc
「ま、まなみ!? だ…ダメだって、そんな事。」
少年は穂波の時と同じように身を捩って逃げようとするが、後ろから穂波に押さえられていて
それも叶わない。しかも黒羽に、
「あら、穂波さんはよくて私はダメなんて酷いじゃないですか。」
と言われると、
「いや…穂波だからとかまなみだからとか、そう言う事じゃなくて……。」
と、途端に勢いを失って大人しくなってしまう。
黒羽はそんな少年を愛おしそうに見つめつつ、少年のペニスへと手を伸ばす。

少年のペニスはまだ半分勃起した状態で、穂波の唾液と穂波が口を離した後に染み出してきた精液とで
濡れそぼって、怪しい光りを放っている。
黒羽は尚も弱々しい声で止めようとする少年の声を聞きながら、先端から一筋流れ落ちている精液を
指で掬い取ると、舌で舐めとる。青臭い匂いが鼻に抜けるが、不快そうな顔をする事も無く、逆に
嬉しそうな表情で
「いつきくん、いくよ。」
と言うと、黒羽は口内に溜めた唾液を少年のペニスへと垂らし、舌を使って全体に塗り広げていく。
まるで残っている穂波の痕跡を洗い流すかのように丁寧に全体に行き渡らせると、一旦体を起こして
右手でペニスを包み込むと、慈しむように上下に摺擦する。
黒羽の細くしなやかな指が唾液で濡れた少年のペニスを擦る度に淫らな音が部屋に響き渡り、少年の
ペニスは急速に大きさと強度を回復していく。

「う…くっ……。」
必死に快感を押し殺そうとしている少年の口から苦しそうな声が漏れる。
少年の後ろでは、穂波が先ほどまでの黒羽と同じく、少年の耳を攻めたり首筋にキスをしたりしている。
黒羽は手を少年のペニスから陰嚢へと移すと、優しく撫でるように揉み、再び舌を使って少年の
ペニスへの愛撫を再開する。
根元から先端までゆっくりと舐め上げ、先端から滲んでくる透明な先走り液を吸い付くようにして
啜りとる。
ペニスと陰嚢の両方から送り込まれてくる快感、更に後ろから耳や首筋にも刺激を加えられ、少年は
再び限界に達しようとしていた。

黒羽が射精を促すように陰嚢を少し強く握ると、少年の口から呻き声が漏れ、少年は再び絶頂に達した。
勢いよく吐き出される白濁液はすぐそこにあった黒羽の顔を直撃し、彼女の顔や黒髪を白く染めていく。
黒羽はうっとりとした表情でそれを受けとめ、滴り落ちてくる精液を指で受けると、美味しそうに
口に含む。
「あ〜あ、こんなに髪に付けちゃって。私は霊体に戻れば平気だけど、これ髪に付いたら中々落ちない
 んだよ。」
ちょっと意地悪っぽく言う黒羽。少年は視界が塞がれているので見る事ができないが、つややかで
さらりとした緑の黒髪に、白い精液が所々こびり付いている絵は、非常に扇情的である。
少年は視界を奪われている関係でまなみの言葉の意味を理解できずにいたが、穂波が背後から
「こう言う事や。」
と言って、少年の目隠しを外す。
294名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:41:42 ID:JI25rtAz
ごめん、ちょっと回線トラブル…。
295名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:47:02 ID:JI25rtAz
穂波が少年の目隠しを外した途端、周囲の空気が一変し、呪力の波が辺りを駆け巡る。
穂波がとっさに目隠しを外した右手を見ると、目隠しに使っていた制服のリボンと一緒に少年の眼帯も
掴んでいた。どうやら、勢い余って一緒に外してしまったようだ。
妖精眼が発動した少年が低い声で言葉を発する
「穂波、まなみ。お前達には少しばかりお仕置きが必要なようだな。」
そう言うと、先程までとは全く違う空気をまとった少年は、リボンと眼帯を握ったまま呆気にとられている
穂波に向き直り、鼻先が触れ合うほど顔を近づけると、不適な笑みを浮かべて問い掛けを発する
「どう、穂波。僕の精液は美味しかった?」
その問いに穂波の顔がみるみる真っ赤に染まっていき、目線を下に逸らして口篭もってしまう。

「穂波。社長命令だ、はっきり答えろ。」
その声に穂波の体がピクンと動き、顔を上げて少年に目線を合わせると、
「はい、いっちゃんの精液とっても美味しかったです。」
と答え、次の瞬間耳まで真っ赤にして再び目を逸らす。
「ふふ、そうなんだ。じゃあこっちの口でも味わわせてあげるよ。」
そう言うと、少年は右手を穂波のパンツの中に滑り込ませた。
「おや、もうぬるぬるじゃないか。僕のペニスをしゃぶりながら感じていたのかな?」
そう言いつつ、少年は穂波の割れ目に重ねた中指をくいっと曲げる。
「あうっ……」
その感覚に穂波は背を仰け反らせ、少年の言葉を否定する事もできずに、そのまま仰向けにシーツの
上に倒れ込む。

「まぁいいや、じゃあいくよ。」
そう言うと、少年は手早く穂波のパンツを抜き去ってしまう。
「ま、待って。」
穂波の言葉にも耳を貸さず、少年は穂波の足を抱え込むと、自らのペニスを穂波の秘所にあてがう…。
「いっちゃん…。お願いや、入れる前に嘘でもええから『好き』って言うて…。」
少年が今まさにペニスを突き入れんとした瞬間、穂波が涙声で訴える。
しかし、少年は穂波の目を覗き込み、
「だ〜め、おしおきだって言ったでしょう。」
と優しい口調で言ったかと思うと、一気にペニスを突き入れる。
296名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:47:42 ID:JI25rtAz
「ああああんっ……」
背中を仰け反らせ、目を見開いて叫び声を上げる穂波の秘所から、鮮血が滴り落ちる。
それを見て少年は少し驚いたようだったが、とっさに半分程で挿入を止めると
「まなみ。見ているだけでは退屈だろう。こっちに来て穂波の胸を揉んでやれ。」
と、傍らでずっと様子を見ていた黒羽を呼び寄せる。
「はいっ。」
黒羽は喜色満面に湛えて穂波に近付き、リボンを外した事で多少はだけている胸元を更に押し広げると、
胸を覆っているブラを手際よく外し、露になった乳房をやや乱暴に鷲掴みにする。

「ん…まなみっ……。」
体を硬直させて息を荒げている穂波の口から、弱々しい声が漏れる。
まなみは穂波の胸に顔を寄せると、乳首を舐め、軽く歯を立て、指先でこねまわしてみたりと、胸の
先端を集中して攻めていく。その度に穂波の口からは、苦しい息の中にも甘い吐息や快感による
小さな悲鳴が混じってくる。

(流石に女同士、手馴れたものだ…。)
少年はそう思いながらしばらくその光景を眺めていたが、穂波の吐息が色を増し、秘所が潤んで
きたのを感じると、
「そろそろいいようだな。いくぞ、穂波。」
そう言うと、ペニスを一息に根元まで押し込む。
「うああああぁぁぁ」
多少ほぐれてきているとは言え、初めて異物の侵入を受ける穂波の秘所はきつい。しかし、抵抗を
押し破るようにして、少年のペニスは根元まで挿し込まれた。

「どうだ穂波。上の口で味わうのとどっちが良い?」
しかし、穂波は少年の問いに答える余裕も無く、目に涙を浮かべ、唇を噛んで初めてペニスを受け入れた
痛みに耐えている。
黒羽はそんな穂波を上目使いで見ながら、苦痛が少しでも和らぐようにと穂波の胸への愛撫を続ける。
297名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:48:55 ID:JI25rtAz
「そろそろ動くよ。」
しばらく間を置いて少年が言うと、穂波の返事も待たずにゆっくりと抽挿を開始する。
「あううっ……、あぁっ………」
ペニスが突き入れられる度に穂波は苦しそうなうめきを漏らし、手はシーツを強く握り締めて耐えている。
破瓜の血と愛液が混じったものがシーツに染みをつくり、穂波の肌に汗が滲む。
「いつきくん、穂波さんまだ辛そうです。もう少し優しくしてあげてください…。」
穂波の辛そうな様子に黒羽が思わず進言するが、少年は
「おしおきだからね、少し辛いくらいでいいんだよ。」
と言うと、逆にペースを速めていく。

「あうっ…あっ…くぅっ……」
それに伴って穂波の上げる声の間隔も短くなる。
少し心配そうに穂波の顔をちょっと見てから、再び胸への愛撫を再開した黒羽に少年が言う。
「それに、別段痛がってばかりいる訳でもないようだしな。」
その言葉に黒羽がもう一度穂波を見ると、確かに眉をひそめて苦しそうな声を出してはいるが、
吐息は僅かに熱を帯び、顔はほんのり上気している。

「まなみ、もういいぞ。次はお前の番だから準備をしておけ。」
「はい…。」
少年の言葉にまなみは穂波の乳房から離れ、穂波と少年の性交を見ながら傍らでオナニーを始める。
それを満足そうに見ると、少年は一段と腰の動きを速める。二人の結合部はジュプジュプと淫らな
水音をたて、少年が穂波の腰を掴んで自分の腰を打ちつける度に穂波の口から喘ぎ声が漏れる。

「穂波、そろそろ出すぞっ…。」
そう言うと共に少年は一際強く腰を打ちつけ、穂波の腰を強く引き寄せると、穂波の体内に
精を解き放つ。
「えっ? あああぁぁぁぁっ……」
穂波は甲高い悲鳴を上げて背中を逸らせると、そのままぐったりと倒れて気を失ってしまった。
少年は最後の一滴まで穂波の中に注ぎ込むと、ゆっくりとペニスを引き抜く。穂波の秘所からは
血と愛液に加えて、少年の精液も混じった物が滴り落ちてくる。

少年は気を失っている穂波に自分の上着を掛けてやり、耳元に顔を寄せると
「穂波、好きだよ…。」
と囁いた。
気を失っている穂波に聞こえる筈はないが、その言葉に穂波の口元が微かにほころび、閉じた目から
一筋の涙が零れ落ちた。
298名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:49:20 ID:JI25rtAz
「さて、と…。」
少年は体を起こすと、先程から二人の性交を見ながら一糸纏わぬ姿で自慰に浸っている黒羽に向き直る。
「どうする、まなみ? 目の前で他の女に告白された直後ではやりにくいだろう。」
その言葉に、黒羽が少年の胸に飛び込んできて、シャツ一枚になった少年の胸に顔を埋め、か細いが
しっかりした口調で言葉を紡ぐ
「大丈夫だよ…どうせ私は幽霊だもん。今は秘薬の力でこうしていつきくんにも触れられるけど、
 もうしばらくしたらまた霊体に戻っちゃって、いつきくんの温もりを感じる事もできなく
 なっちゃうんだから…。だから今のうちにいっぱいいつきくんを感じさせて…。」
涙目で訴える黒羽に、少年は少し苦笑を浮かべ、
「いいだろう。ところでお前も初めてか?」
と、返事と質問を返す。
それに対して、少し顔を赤くしてうなずく黒羽。
「そうか、穂波に手伝わせようにもしばらく起きないだろうしな…。」
隣に転がっている穂波に目を遣って少年が言う。

「じゃあ、いつきくん。私に自分で入れさせて。」
黒羽の提案に少年は一瞬驚いた風だったが、すぐに意味を理解すると、軽く笑って
「好きにしたらいいさ。」
と言って横になる。
黒羽は嬉しそうな笑顔を浮かべると、仰向けに横たわっている少年のペニスに舌を這わせはじめる。
先程の穂波とのSEXの跡を拭い去ろうとするかのように、全体に満遍なく舌を這わせ終わる頃には、
既に三度も射精しているにも関わらず、少年のペニスは以前と変わらない勢いを取り戻してきていた。

黒羽はそれを確認すると、少年の腰の両側に膝をつき、少年のペニスの先端を自らの秘所へとあてがう。
「まなみ、慌てるなよ。」
少年の声に笑顔で返答すると、黒羽は体を少しかがめて少年のペニスに手を添えると、ゆっくりと
腰を落とし始める。

少年のペニスの先端が黒羽の秘所を押すと、黒羽の口から
「んっ…。」
と小さな喘ぎ声が上がるが、動きを止める事はなく、更に腰を落としていく。
先程まで続けていた自慰のお陰で黒羽の秘所は十分過ぎる程濡れているし、少年のペニスも
黒羽の唾液をたっぷりとまとってはいるのだが、それでも初めて男性器を受け入れるのはかなりの
抵抗らしく、容易に事は進まない。

しばらくの格闘の末、やっとペニスの先端が黒羽の秘所の入り口を僅かに押し広げたかと思うと、
黒羽はおもむろに目を固く瞑り、一気に膝を横に滑らせた。
「あああぁぁぁぁぁ…………っ……。」
黒羽が天井を向いて叫び声を上げる。
体重が一度に掛かった事により、黒羽の秘所は一息に少年のペニスを殆ど根元近くまで呑み込んだ。
「まなみ、大丈夫か?」
少年が驚いた様子で尋ねるが、黒羽はじっと体を硬直させたまま返事をしない。黒羽と少年の
結合部からは、真っ赤な破瓜の血が染み出してきていた。

「だい…じょうぶ……だよ…」
やや間を置いて、視線を下に戻した黒羽がようやく搾り出すように言葉を発する。
目には涙を浮かべ、苦痛の為か顔は少し青ざめている。
「ごめん…ね……、いつきくん…。もう少し…待ってね……。」
黒羽は肩で息をしながら、なんとか切れ切れに言葉を繋ぐ。
少年はそんな黒羽を見ると軽く頭をもたげ、自分の唾液で指先を湿らせると、黒羽のクリトリスを
指の腹で撫でたり、指先で摘んだりして刺激を与え始めた。

「あんっ…。」
しばらくすると、黒羽の口から快感を含んだ声が漏れはじめた。
「いつきくん…ありがとう。もう大丈夫だから。」
そう言うと、黒羽はゆっくりと腰を上下に動かし始める。
299名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:49:44 ID:JI25rtAz
「平気なのか?まだ相当キツいようだが…。」
黒羽が動きだした事でクリトリスから手を引いた少年が、自分のペニスにかかる感覚から想像して
黒羽を気遣う。
「うん…平気だよ。それに、そろそろ時間も無いみたいだし…。」
その言葉に少年が黒羽の体をよく見ると、手足の先などの末梢部から徐々に実体化が解け始めている。
「いつきくんと触れ合えるうちに、最後まで行かないとね。」
少し無理をしている事が感じられる笑顔でそう言うと、黒羽は少しずつ動きを大きく、速くしていく。

黒羽の華奢な体が少年の上で躍り、体格の割りに豊満な乳房が体の動きに合わせて跳ねる。
長い黒髪が乱れ流れる様子と相俟って、少年の目に映るそれはとても美しい光景だった。
しばらくして抽挿が滑らかに進むようになり、黒羽の苦痛も和らいで来たのを感じると、少年も
黒羽の動きに合わせて腰を使いはじめる。
それが嬉しかったのか黒羽が更に動きを速め、少年もそれに合わせて動きを速めていく。

「うんっ…ああっ……ううんっ…。」
黒羽の声には次第に快感の占める割合が大きくなってくる。
そうしている間にも秘薬の効果は徐々に消えつつあり、少年が感じる黒羽の感覚も次第に薄れていくが、
それでも二人が感じる快楽の強さは逆にどんどん増していった。

「いつきくんっ…私もう……」
黒羽の声に少年も応じる。
「まなみ、いくよっ…。」
その声と共に少年のペニスから精液がほとばしり、黒羽は体内に熱いものが満ちていくのを感じた…。
「あぅっ……んん…っ………」
押し殺したような、何かを体内に留め置こうとするかのような悲鳴を上げ、黒羽の体が固く硬直して、
同時に黒羽の秘所が少年のペニスを締めつける。

そのまま二度…三度と繰り返される射精を最後まで受けとめると、黒羽は少年と繋がったままで、
全身の力が抜けたように少年の上に倒れ込んでくる。
その重さも殆ど感じない程に、既に黒羽の実体化の効果は切れつつあったが、黒羽は最後の温もりを
感じとらんと、あまり厚くはない少年の胸板の上に手を置き、頬を擦り寄せる。
「いつきくん…私ちょっと霊力を使い過ぎちゃったみたいだから、少し眠るね。大丈夫だよ、別に
 消えちゃう訳じゃないから…。」
そう言うと、黒羽は目を閉じて眠りにつく。
少年はまだ僅かに触れる事のできる黒羽の頭をそっと撫でてやり、回りを見渡す。
ベッドの上には幸せそうな顔をして眠る二人の少女。それを眺めていると、少年は自身にも強い
めまいを感じた。
長時間眼帯を外していた事で体力を消耗したのだろう、間もなく少年も深い眠りに落ちていく。
この日以降、少年が二人の名前を呼び間違える事はなくなりましたとさ。


おしまい。
300名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 22:50:43 ID:JI25rtAz
眼帯外した社長がルルーシュに見えるのは仕様です。
最大限回避に務めましたが、力不足でした。

途中で書き込みエラーが出て間空いてしまいました。
すみません。
301名無しさん@ピンキー:2008/01/28(月) 23:55:37 ID:Fi4QbNod
  n ∧_∧
 (ヨ(´∀` ) グッジョブ!
  Y    つ
302名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 04:03:56 ID:Icss/944
ナイスGJですね
303マントヒヒ:2008/01/29(火) 21:05:17 ID:sZL6QfvJ
ウマー!!!!!
Σ(°□°;))))
GJです!!モロ萌へ〜…
304名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 00:57:47 ID:+Cph4/+2
GJです。
305名無しさん@ピンキー:2008/01/30(水) 19:47:44 ID:NMmkbpMB
ほなみ派の俺がまなみの冥土服姿に釘付けになった後だったので、
組み合わせが超GJ!
306名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 00:20:15 ID:MD8y9nTu
書き込みないと落ちちゃうお。
307名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 10:55:21 ID:wh9SVhQL
hosyu
308名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 23:03:43 ID:FJDXgOL8
節分ネタで短編書いたので投下。

「う〜、寒い寒い……。」
雪がちらつくほど寒い二月三日の夕方、いつきが手を擦りながらアストラルへ帰ってくる。
部屋に入ると、片隅で穂波が壁に向かって何かをしているのを認めて声を掛ける。
「穂波、何してるの?」
しかし、穂波は壁に向かったまま振り向くどころか返事もしない。
いつもの穂波なら、どんなに忙しくてもいつきから呼び掛けられた時には、不機嫌そうな表情を
作りながら、必ず即座に反応を返してくる。
それが今日に限って無反応である事に違和感を感じた少年は、更に一回り大きな声で穂波を呼ぶが、
穂波はそれでも何の反応も示さず、相変わらず壁に向かって慌ただしげに何やらゴソゴソやって
いるだけである。
心配した少年が穂波の方に歩み寄り、肩に手を掛けて三度穂波を呼ぶ、
「穂波、どうしたの。大丈夫?」
そう言って覗き込んだ少年の目に映ったのは、口いっぱいに何かを頬張って涙目になっている
穂波の顔だった……。

「も〜、社長ってば。せっかくの恵方巻きが台無しやないの。」
「ご、ゴメン……。知らなくて、つい……」
そう言って謝る少年の前で、ひとしきり咽た後、口の中の太巻きをお茶で流し込んだ穂波が言う。
穂波の説明によると、「恵方巻き」と言うのは関西地方の行事で、節分の日に恵方の方角を向きながら
太巻きを丸かぶりし、一年の無病息災・商売繁盛等を願う物だそうで、その際の太巻きは無言で
食べるのがルールなのだそうだ。少年の呼びかけに反応しなかったのはその為だったようである。

「まぁ、ええわ。社長の分の太巻きもあるから、社長もやってな。」
そう言って、穂波が傍らのお皿を指差す。
「え…僕もやるの?」
「当然やないの。社長として、しっかり商売繁盛お願いしといてや。」
穂波に促がされて、少年はもう一度恵方の方角や食べ方を確認すると、太巻きにかぶりつく。
その様子を横から眺めている穂波の顔が心成しか赤く染まって見えるのは、この太巻きが昼から
かかって彼女が丹精込めて作った物だからであろうか。それとも、黒くて長い太巻きを咥えて
格闘する少年の姿に、何か官能的なものを感じてであろうか……。

「ふぅ、食べた〜。」
少年の声に、少年の姿に見惚れていた穂波はハッと我に返って、
「あっ…あぁ、御苦労さま。私お茶煎れてくるわ。」
と言うと、慌てて台所の方に駆けて行くのであった……。
309名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 23:04:07 ID:FJDXgOL8
「ななな…なんですって!?」
そう叫んで跳ねるように立ちあがったのは、魔術結社ゲーティア首領、アディリシア・レン・メイザース。
ここは同じ日の夜、アディリシアの執務室。アディリシアの前に居るのは、以前の騒動の時に喚起した
ミニエリゴールである。
あの時以来、その小ささを利用してアストラルの…というよりもいつきの監視に使われているのだ。
「い、いつきと穂波が…二人っきりで、黒くて長いものを口に咥えてモゴモゴしたり、咽たりしていた
 ですって!!!!」
ソロモンの魔神であるエリゴールが太巻きなど知っている筈も無いし、いつきでも知らなかった
恵方巻きを、イギリス育ちのアディリシアが知っている筈も無い。
アディリシアは机に叩きつけた拳をワナワナと奮わせていたかと思うと、おもむろに顔を上げ、
寒空の下アストラルへ向かって屋敷を飛び出して行くのであった。

一方ここは同時刻のアストラル。
猫屋敷は原稿の〆切りが近くて自室で執筆中、穂波は研究室、みかんは既に就寝中である為、
少年は一人でディスクワークをしていた。
バタンッ
突然扉が乱暴に開かれる音に、ビックリして振り向いた少年の視界に、息を切らせたアディリシアの
姿が飛び込んでくる。
「アディリシアさん、こんな時間にどうしたの?」
驚いた少年が尋ねるが、アディリシアはそれには答えず。ツカツカと少年の側まで歩み寄ると、鬼の
ような形相で
「いつき、穂波にだけなんて許しませんわよ。」
と言うや否や、椅子に座っている少年の股間に顔をうずめ、前歯を使って上手にファスナーを下ろすと
少年のペニスを取り出して口に含む。
「う、うわわわ……。アディリシアさん!?」
いきなりの事に呆然としていた少年が、慌ててアディリシアを止めようとするが、アディリシアは
一旦ペニスから口を離すと、上目使いに少年を睨みながら
「あら、穂波には許して、わたくしにはダメだとおっしゃるの? 穂波なんかよりずっと気持ちよく
 して差し上げましてよ。」
と言うと、再び少年のペニスを咥え込む。
310名無しさん@ピンキー:2008/02/03(日) 23:04:31 ID:FJDXgOL8
「いっちゃん、どないしたん!?」
物音と少年の声に慌てて駆け付けて来たのであろう穂波が、少年の前の怪しい影に向けてヤドリギを
放つ。空気を切り裂く鋭い音が聞こえ、数本のヤドリギが少年の周囲に突き刺さった。
「アディ〜、そこで何しとるんや〜。」
影の正体を確認したらしい、低く怒気のこもった穂波の声。とっさに身を躱したアディリシアが、
穂波に向き直る。
「あら、抜け駆けをした張本人が何を偉そうに。」
アディリシアは口の端に笑みを浮かべつつ、先程までの名残を堪能するかのように唇を舐めながら
構えをとる。

アディリシアの行為と突然のヤドリギに驚き、放心状態で固まっている少年に目を遣った穂波が
少年の股間の状況を認識するや、眼鏡が光り、
「アディ〜、今日こそ決着をつけんとあかんみたいやね〜。」
と言う言葉と共に、怒りに満ちた魔力が周囲を覆っていく。
「フン、望む所ですわ。今日こそどちらがいつきにふさわしいか教えてさしあげますわ。」
一方のアディリシアからも、負けじと闘気に満ちた魔力が立ち昇っている。
「イタタタタ……」
なんとか股間の物をしまった少年が、今度は眼帯を押さえてうずくまる。

「覚悟なさい、ミンチにしてフォルネウスのエサにして差し上げましてよ!」
「上等や、奥歯にドリルで穴開けて氷噛ませたる!」
およそライトノベルのヒロインらしくない台詞を吐く二人の少女が、魔術や召喚魔神を駆使して
一帯を戦場に変えていく。
騒ぎに気付いたのであろう、猫屋敷とみかんが姿を見せた、
「おやおや、これは一体なんの騒ぎですか?」
半ば呆れたように言う猫屋敷に、天井の方から降りてきた黒羽が事情を説明する。その詳細な
説明からすると、どうやら最初からずっと様子を見ていたようだ。
「やれやれまたですか……。豆でも投げときましょうかね。」
と言って、溜息をつく猫屋敷。
目の前で繰り広げられている惨劇にも馴れた様子で、眠そうにあくびをするみかん。
目を輝かせて成り行きを見守る黒羽。
眼帯を押さえてのた打ち回る少年。
今日もいつもと変わらぬアストラルの夜が更けていくのでした……。

おしまい。

エロほとんど無くてスマン。
311名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 09:26:47 ID:ydaS3H86
ほのぼのGJ!
つか黒羽タシーロすんなw
312名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 10:28:25 ID:orEycC9m
黒羽は本編でもタシーロしてなかったかw
確か鬼の祭りの話あたりで
313名無しさん@ピンキー:2008/02/04(月) 19:00:15 ID:rfKuE2Bk
GJ!
黒羽タシーロしてるなら、いつきに防壁ぐらい張ってやれよw
314名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 02:35:03 ID:P7it2IsY
アディは女神
みかんは天使
まなみは精霊
穂波はメガネ
315名無しさん@ピンキー:2008/02/07(木) 22:57:32 ID:ltRjYO66
では社長と女神、に精霊がちょっと加勢のをリクする
316名無しさん@ピンキー:2008/02/08(金) 00:58:59 ID:3YwC5ROo
>>314
穂波の扱いひどっw
317名無しさん@ピンキー:2008/02/10(日) 06:13:18 ID:ehFEbwVu
あげ
318名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 02:19:54 ID:Wf0zURne
誰かダフネ×隻蓮で一筆書いてくれ
319名無しさん@ピンキー:2008/02/11(月) 12:35:12 ID:QmLd2lpU
俺書いてたんだがしっくりこなかったのでオマエが書け。
320名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 00:39:32 ID:4KtSWNVi
321名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 11:34:42 ID:4KtSWNVi
でぃ
322名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 11:59:47 ID:4NuakNY8
萌え
323名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 18:44:47 ID:gHaqO9Og
('A`)
324名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 21:40:54 ID:NPYLFLsY
これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
325名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 13:38:22 ID:dtWoR+ow
326名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 17:44:17 ID:D7XSop0t
327名無しさん@ピンキー:2008/02/13(水) 17:45:35 ID:RddYDY4/
>>319
挫折しますた
ござる難しいよござる
328名無しさん@ピンキー:2008/02/15(金) 04:19:38 ID:5ZtB3G8x
そう言うときは書きかけの物の
隻蓮→いつき
ダフネ→アディ
に変えてみるんだ

細かい修正ですぐに完成だ!!
329名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 16:03:01 ID:M9Sg+fNH
アディ
330名無しさん@ピンキー:2008/02/16(土) 16:31:08 ID:/CWIvPve
可愛いよ
331名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 12:31:05 ID:lx5yehfF
あでぃ
332名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 12:40:26 ID:/fcaW/yj
りしあ
333名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 15:26:45 ID:nHgTA/E5
さーん
334名無しさん@ピンキー:2008/02/17(日) 18:41:23 ID:cmyUjeEy
いつきー
335名無しさん@ピンキー:2008/02/19(火) 23:17:20 ID:Kze8wY6P
byアディ
336名無しさん@ピンキー:2008/02/20(水) 11:15:47 ID:uXOOya2c
穂波のレンタルヴァギナきぼん
337名無しさん@ピンキー:2008/02/21(木) 17:08:10 ID:sJOkwMLC
アディの指フェラ期待
338名無しさん@ピンキー:2008/02/22(金) 13:42:58 ID:99QPa/HS
アディの足指舐めと申したか
339名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 19:45:27 ID:BS2SxK/G
アディの・・・・・・
340名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 21:20:44 ID:HVgZmbXK
ww
341名無しさん@ピンキー:2008/02/23(土) 23:05:16 ID:wR4atXE5
アディッ!!
『完』
342名無しさん@ピンキー:2008/02/24(日) 21:10:35 ID:yjEirfJ/
ヌヌネヌヌネヌヌネヌネヌネ
343名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 09:04:38 ID:mcJjzwg8
あげ
344名無しさん@ピンキー:2008/02/27(水) 19:35:00 ID:ceNczZze
         >ーヽィ
        イ从l^ヽ l  だれかおいらを基地まで送っておくれ
        ノ从Д`bレ お土産ももたせてね(はぁと
         /   /⌒ヽ
      _/⌒/⌒/ / |__
     / (つ /_/ /\ |  /\
   /  (_____/  ヽ/   \
  /| ̄ ̄         ̄ ̄|\   /
/  |             |  \/
    |             |/
コーラサワー・みかん・センチメンタリズム・ドーナツ・ミルク・中国産餃子
きのこ・絶望・大胸筋・貧乏籤・福助・変な服・ルイスの不幸、マリナの出番
1/100桃子・大佐の鉄拳×4 ・明太子・保坂
345名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 00:33:54 ID:YECpPuzm
+アディ
346名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 18:26:30 ID:gUeJPVFo
女性の身体を洗い、マッサージをする仕事になります。
射精の瞬間を見たいという要望も多数あります。
[email protected]
347名無しさん@ピンキー:2008/02/28(木) 18:44:44 ID:gVyx9WfL
アディの躰洗ってみてえ
348名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 01:10:12 ID:+8znGWF3
フォルネウスに喰われてしまえ
349名無しさん@ピンキー:2008/03/01(土) 19:39:54 ID:y1V2Awjo
「――来たれフォルネウス! 二十九の軍団を支配する侯爵!」
                    ____
  ,. -― 、         |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\         ┌ー-、
 (_,ィ===)         |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧        V.:.:.:.\
  i リl从リ))          ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧          ∨:.:.:.:.:\                >>
  ノ ||゚ ー゚ノト、 フォルネウス  _.ゝ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧       ,. -┘:.:.:.:.:.:.:.: ̄:.:.:―-..._          ∧_∧
 (ミ)l8:::Y::8つ☆     /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\__/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>..、      (  ´Д`)
 (ミくリ:::::::::lミ)     . /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ ̄ ̄/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.//:.:.:.:.:.:ゞ>‐―ァ     / つ  _つ
  /ノ::/::|:::ハ      ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ ム____,r――-、{/{ {´ ̄ ̄ __´/      人  Y
  `~(ノ~J~´     <:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>'" \_     ,|:.:.:.:.:.:.:./____´_/         し'(_)
                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        ̄ ̄/:.:.:.:./ 
                                 /__,/
350名無しさん@ピンキー:2008/03/03(月) 07:09:14 ID:nVYAAi6X
まなみ&アディ×いつきを強く所望する!1
351名無しさん@ピンキー:2008/03/04(火) 12:37:00 ID:+fhCUdMp
二人共お持ち帰りワロタ(´・ω・`)
352名無しさん@ピンキー:2008/03/05(水) 02:09:21 ID:83h1SmQI
お持ち帰りぃいいいいいいいい


いや・・・魔がさしたんだ・・・どう見てもL5ですね・・・ほなm(ry
353名無しさん@ピンキー:2008/03/06(木) 02:22:19 ID:MeXHH/zs
アディ寄りで良かった良かった
354名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 12:11:53 ID:OoswKWNW
あでぃ
355名無しさん@ピンキー:2008/03/07(金) 20:19:04 ID:bbWRCr1z
黒羽
356名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 12:59:14 ID:O1HpD5fm
映画の「卒業」みたいだった…
(映画と違って二人でしたが)
357名無しさん@ピンキー:2008/03/08(土) 13:53:17 ID:J+gMoP9B
>>344 回収
358名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 19:23:36 ID:f9LAS4K5
鈴香さんまだー?
359名無しさん@ピンキー:2008/03/09(日) 19:31:19 ID:V/GaSrEb
香×みかんで
360名無しさん@ピンキー:2008/03/10(月) 02:45:38 ID:v6xGp95n
あでぃでぃ
361名無しさん@ピンキー:2008/03/11(火) 14:09:57 ID:Ef2RiKjQ
穂波が依頼で作った惚れ薬をアディが誤ってのんでしまい穂波を襲う話希望。
362名無しさん@ピンキー:2008/03/12(水) 00:36:07 ID:8cdmd7+i
穂波が依頼で作った惚れ薬をいつきが誤ってのんでしまいアディを襲う話希望。
363名無しさん@ピンキー:2008/03/15(土) 21:05:16 ID:KDC6iqLh
保守
364名無しさん@ピンキー:2008/03/16(日) 04:57:50 ID:I65OEWuy
ほなみの作った薬で実体化したまなみがいつきを襲って
それを目撃したアディも参戦するお話まだー?
365名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 01:27:29 ID:af1MUDCd
>>364
さらにそれを目撃した穂波も参戦し
たまたま入ってきた陰陽師が社長の逃げ場を無くして「ごゆっくり〜」
と言って立ち去るり、社長やけくそみたいな話まだー?
366名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 01:54:43 ID:9NZtfwus
売上高
経常利益
当期純利益
資本金
発行済株式総数
純資産額
総資産額
一株当たり純資産額
一株当たり配当額
一株当たり当期純利益
自己資本比率
自己資本利益率
営業活動によるキャッシュフロー
投資活動によるキャッシュフロー
財務活動によるキャッシュフロー
現金及び現金同等物の期末残高
367名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 01:59:03 ID:EntLDUcF
なんだなんだ、穂波株がストップ安とでも言いたいのか?
368名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 15:38:13 ID:ECQsob1X
保守
369名無しさん@ピンキー:2008/03/19(水) 21:56:08 ID:t8duo2cI
パンチラはチラリズムの一種である。
チラリズムとは元々1951年(昭和26年)の流行語であり、女優の浅香光代が舞台での立ち回りの際に太ももをちらりと見せたことから発生した言葉である。

370名無しさん@ピンキー:2008/03/21(金) 11:31:27 ID:75DAifs/

371名無しさん@ピンキー:2008/03/22(土) 10:29:37 ID:wTgBpqEi
372名無しさん@ピンキー:2008/03/23(日) 13:38:48 ID:D0AVuahY
保守
373名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 03:33:38 ID:1UumpJK0
誰も居ない・・・今なら穂波をお持ち帰りしても気付かれない・・・
374名無しさん@ピンキー:2008/03/24(月) 09:03:15 ID:0hbkkOB8
別にかまわんが、手に負えるのか?
375名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 13:37:43 ID:MAY3h0wS
>>373
どうぞどうぞ。お好きなように。
376名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 17:07:30 ID:TYRBkDNg
>>375
俺がアディを連れて帰っても?
377名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 17:39:51 ID:HL4eDwT9
>>376
お前にアディを満足させられるならな
378名無しさん@ピンキー:2008/03/25(火) 20:34:15 ID:Go/EeaCP
SSも書かずに嫁だけ要求とな?
379名無しさん@ピンキー:2008/03/27(木) 02:35:23 ID:qYzeunjx
SSSSSSSSSSSSSSS
あでぃ
380名無しさん@ピンキー:2008/03/28(金) 13:30:41 ID:prmlxQ6x
a
381名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 23:31:49 ID:M3TyndxB
di
382名無しさん@ピンキー:2008/03/29(土) 23:43:40 ID:eY4BXtg5
ホント、人いないなー・・・
そんな自分は猫屋敷×みかんキボン。
383名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 09:41:13 ID:SSB1LxeG
これだけ過疎ってると途中でも投下しちゃおうかなとか思っちゃうけど、
書き終えるまで我慢するんだぜ。……投下する頃には誰もいなそうだけどな。
そしてそれは社長×みかんなんだ。>>382ごめん。
ずるずる後回しにしてるけど、きっと書ききるんだぜ。頑張れおれ。
384名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 10:46:54 ID:nUzg3H42
頑張れおまえ
385名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 11:52:38 ID:TLFV3OAX
皆御前を待ってる
386名無しさん@ピンキー:2008/03/30(日) 16:15:49 ID:NIQwUNrg
頑張れ>>383
期待してるぞ
387382:2008/03/31(月) 12:55:46 ID:2BQZ2vds
俺に謝る必要はないぜ。
むしろ応援してる。
がんがれノシ
388383:2008/03/31(月) 22:15:01 ID:ku8u3Vsa
>>383-387
ありがとう! 頑張るよ!
何話かに分かれちゃうかもしれないけどそのときはゴメン!
389名無しさん@ピンキー:2008/04/01(火) 21:32:15 ID:Ko1o8iLk

  ,. -― 、
 (_,ィ===)
  ノl'iノ从ハ〉 
. (ミ'.l|゚ ー゚ノ!(  
 (ミO[保守]O)
  くリ:::::::::|i)
  /ノ::/::|:::ハ
  `~~(ノJ
390名無しさん@ピンキー:2008/04/03(木) 15:04:18 ID:Pt3FNz2W

    ┌──────┐
    |スレッド 保守│
    └──┬┬──┘
   ,. -― 、 |│   
  (_,ィ===) |│   
   i リl从リ)) | │   
  ノ ||゚ ー゚ノト、| │   
  (ミ)l8:::Y::8つ@ 
  (ミくリ:::::::::lミ)   
   /ノ::/::|:::ハ   
   `~(ノ~J~´   

391名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 02:03:10 ID:kdhwRtN6
>>383が来るまで戦い続けろおお
392名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 02:57:09 ID:QH55mgOk
>>391
俺も戦うぜ!
393名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 13:16:34 ID:A4XKLlDd
猫屋敷×みかん書きたいが、お互いどう呼んでたっけ?
394名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 13:59:14 ID:OGxNbcBC
>>393
猫屋敷「みかんさん」
みかん「ロリコン」


・・・嘘。
猫屋敷「みかんさん」
みかん「猫屋敷さん」
395名無しさん@ピンキー:2008/04/04(金) 18:30:27 ID:A4XKLlDd
>>394
確かにwww

挫折するかもしれんが頑張って書いてみる。
396ロリコン:2008/04/05(土) 03:50:36 ID:IUw+H09G
文章書けないかわりに描いてみた。
あんまりエロくなくてすまん。


ttp://www.uploader.jp/home/7177/
397383:2008/04/05(土) 08:52:26 ID:KUJtWHCc
>>396
充分可愛かったですぜ! もうひと頑張りする力を貰ったんだぜ。
今夜あたりになんとか一区切りするとこまで投下できればいいんですけど。
398383:2008/04/06(日) 00:39:41 ID:f8LJFs8L
ぐはーダメだったー。明日の夜になりそーだー。
399ロリコン:2008/04/07(月) 04:00:28 ID:RbwDMFSF
>>383
ずっと待ってますよー。

そして駄絵を投下。
自分の趣味ですまん。猫屋敷×みかんで。

ttp://www.uploader.jp/dl/7177/7177_uljp00259.jpg.html
積極的なみかんが見たいのです。
400名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 18:56:39 ID:L5CHVLJF
久しぶりのSSに期待大。
401名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 22:22:57 ID:7FxSH3c0
┌────────────┐
| 我等ゲーティアが占領した │
└─────┬┬─────┘
    ,. -― 、 |│   
   (_,ィ===) |│   
    i リl从リ)) | │   
   ノ ||゚ ー゚ノト、| │   
   (ミ)l8:::Y::8つ@ 
   (ミくリ:::::::::lミ)   
    /ノ::/::|:::ハ   
    `~(ノ~J~´
402名無しさん@ピンキー:2008/04/07(月) 23:35:40 ID:wjUAayAp
>>401
じゃ、SSを供給しろよ。
>>383です。それではいきまする。
社長×みかん 13レス使用で微エロ。
『葛城みかんはおにーちゃんしゃちょーと大変なことになりました』
キーンコーンカーンコーン……

ホームルームの終了を告げる鐘の音が響き、放課後が訪れる。
元気に手を振ってクラスメート達を送り出したのは、ピンク色の髪をツインテールにした少女、葛城みかん。
魔法使い派遣会社〈アストラル〉で神道課契約社員を務めている小学二年生は、着替えの準備を開始する。
放課後の教室で巫女服に着替えてから社員寮兼職場の建物に向かうのが彼女の習慣だった。

教室が無人になるのを待ってからカーテンを閉め、手提げ袋から襦袢と赤い掛襟、白衣と緋袴を取り出す。
それだけなら一般的な巫女装束なのだが、みかんはさらにV字の白地に赤い縁取りの胸元丈の前掛けと、
そこから赤い紐の編みこみで左右に結ばれた両腕をゆったり覆う白い袂を取り出した。葛城家特有の装束だ。

みかんは他に深いサイドスリットの入った少し短めのスカート状の緋袴も持っていたが、現在は洗濯中。
普段着るなら動きやすさや通気性に優れたそっちの方が良かったのだが、仕方のないことだった。
――もっとも、今日着るものの方がより正式な装束なので、楽ではないだけで嫌いではなかったが。

「ん〜、ふんふ〜ん♪」

陽の光がやや遮られて薄暗くなった教室に、軽やかな鼻歌に混じって衣擦れの音が響く。
窓の向こうから元気に下校する生徒たちの声を遠くに聞きながら、みかんはてきぱきと服を着替えた。
冷たい水で身体を清めるような禊はできなかったが、着替えだけでも気持ちを一新することができる。
自分の姿をくるくると確かめて満足すると、洋服を丁寧に畳んで手提げに納めた。

「うん、完成っ! 今日もおしごとがんばろっと」

準備を終えたみかんは屈託なく気合を入れると、赤いランドセルを背負って学校を後にした。

                  ○

てくてくと、通学路をピンク髪のツインテール巫女服美少女小学生が下校する。
その姿は当然ながら、人目をこれでもかというほど惹いていた。

「おにーちゃんしゃちょーの、あたまのうえにもようせいさーん」

視線やら意識やらが微妙に集まるなか、みかんはそれに気付いた様子もなく下校する。
家族同然の職場の面々に会えるのが嬉しいのか、上機嫌に自作っぽい歌を歌っていた。

「おにーちゃんしゃちょーの、あしのうらにもようせいさーん」

ふわふわとくせっ毛を揺らして、にこにこしながらてくてく歩くみかん。
意識を向けていた周囲の人たちは、歌詞の内容が気になって仕方がなかった。
少女に直接尋ねることも出来ず、微妙にグロい歌詞に思わずビクッとして足の裏を見たりしている。
とりあえず彼ら彼女らの共通の認識は「おにーちゃんしゃちょーってなんなんだろう」だった。
そんな微妙な空気に気付かず、みかんが元気に口を開く。

「おにーちゃんしゃちょーの、あたまのなかにもようせいさーん」

それを聞いた通行人たちは、一瞬の間を置いてブゥッと一斉に吹きながらそっぽを向いた。
面識のない通行人たちの心が、諮らずも一つになる。
想像の中で、お花畑でトリップしたあっぱっぱーかつメルヘンな感じの謎の少年の姿が浮かぶ。
そんなイメージ改変を受ける歌を歌われた見ず知らずの相手を、全員が憐れに思った。
眼帯をつけた見知らぬ少年が青空に笑顔でキメをしていたような気がするのは気のせいだと思いたい。

「……ふぇ?」

周囲の微妙な反応に気付いたみかんが、足を止めてキョロキョロする。
だが通行人たちは良識ある善良な大人たち。それ以上ボロを出すようなことはしなかった。
んー、と小首を傾げてから、みかんは「ま、いっか」と再び歩き出す。
胸を撫で下ろした人々は三々五々、小話のネタを胸に普段の生活に戻っていった。
                    ○

「――……おにーちゃんしゃちょーの、みぎのおめめは、よーせーがんっ。ぐらむさいとー!」

魔法使い派遣会社〈アストラル〉の社屋に到着し、元気に歌い終わる。
両手を上にあげてビシッと元気に歌を締めたみかんは、充実した笑顔で扉を開いた。
歩きながら歌うのは疲れるのか少しだけ息が上がっているが、笑顔に翳りはない。
むしろ白い肌がかすかに上気していて、笑顔に軽やかな彩りを添えていた。

「ただいまーっ」

屈託のない元気な挨拶が社屋に響く。
それに答えたのは、ガタッ! と誰かが席を立つ音だった。


  レンタルマギカ いつき×みかんSS
  『葛城みかんはおにーちゃんしゃちょーと大変なことになりました』


テーブルに手をついて音高く席を立った青年の名前は、伊庭いつき。
魔法使い派遣会社〈アストラル〉の高校生社長にして、現在唯一社屋にいる人物だった。
腕を突っ張らせて俯いていたいつきは、バッと顔を上げて革靴に包まれた踵を返す。
ズカズカと歩くその先には、ランドセルの肩ベルトを掴みながら小首を傾げる巫女服小学二年生。

「おにーちゃんしゃちょー?」

耳をくすぐる愛くるしい声にくらくらしながら、伊庭いつきは改めて思っていた。
素晴らしい。最高だ。エクセレント。みかんちゃん可愛すぎる。と。
そう。伊庭いつきはみかんちゃん萌えだった。もう容赦なくそうだった。
ちっこい背丈にピンクのふわふわなくせっ毛、淡く煌く水色と薄緑色の中間のようなマリンブルーの瞳。
鮮やかな紅白に彩られた飾り気のある葛城家特有の巫女装束に、元気で愛嬌のある甘えた仕草。
『おにーちゃんしゃちょー』と自分を呼ぶ、高く透き通る甘やかな声色――。

正直に言ってしまうのなら。
もうたまらなかった。伊庭いつきは、もうたまらなかったのである。

「ふえ? ほえ?」

ズカズカ近寄るいつきの剣幕に、みかんが一歩、二歩とあとずさる。
ビックリはしているものの、その瞳には相手に対する絶対の信頼があるため脅えはない。
後退したみかんの脚の動きに少し遅れて、ゆらゆらと揺れていた赤い袴が動きを止める。
それとほぼ同時に、いつきはみかんの肩を両手で掴んでいた。

「おにーちゃんしゃちょ「みかんちゃん、好きだッ!!」」

みかんの言葉を遮って、いつきが告白する。
右目は眼帯に覆われていて判らないが、残る左目の輝きは真剣そのものだった。

じっとみかんを見つめるいつき。
きょとんとしていつきを見返しているみかん。
真っ直ぐ見つめ合う二人の間に、沈黙の時間が流れる。――そして。

「……ふぇっ? ほえええええええっ!?」

ぱちぱちと瞬きしていたみかんが遅まきながら言葉の意味を理解して、素っ頓狂な声をあげた。
二人がいる場所が玄関にかなり近いため、きっと御近所さんにも声が響いているに違いない。
だが、みかんにもいつきにもそれを気にする余裕はなかった。

「みかんちゃんっ! ボクは! キミのことが! 大好きなんだーーーー!!!」
もう一度、いつきが声を大にして告白する。
それは告白だった。一心不乱の告白だった。
情け容赦のない、曲解のしようのない大告白だった。

「ふえ、はわ、ほえ」

上機嫌のまま帰宅して、玄関開けたら五秒で告白。
そんな玄関の扉が実は騙し絵で顔面を痛打して前歯が欠けたようなサプライズにみかんは混乱した。
契約社員という肩書きはあれど、葛城みかんはまだ小学二年生の女子児童。告白なんて生まれてはじめての経験だ。
それを高校生の年上のお兄さんかつ雇用主であり、ちょっとだけ好きかもしれない人からされたのだ。
混乱しないはずがない。心のメーターは針がMAXの所にある止め具をカンカン叩いている。

(えーっとえーっと、あれ? わたし告白されたの? おにーちゃんしゃちょーに? ふえ、あわわ、
 ほえ、あれ? えーっと、どーゆーこと? おにーちゃんしゃちょーはほなみおねーちゃんで
 あでぃりしあおねーちゃんがらぴすでねこやしきさんなゆーだいくすであれれ? えーっとえーっと)

真っ白な頭で何かを考えようとするのだが、とても形になるはずがない。
みかんは極太マジックで渦巻きを描かれたようにグルグルと目を回していた。

(なにかこたえなきゃ、おにーちゃんしゃちょーがこくはくしてくれたんだから、こくはく……はわ)

肩を掴んで真剣な眼差しでみかんを見つめ続けているいつき。
その前で、なんとかしなきゃ、なんとかしなきゃ、と混乱したまま慌てるみかん。

考えてもなにも纏まらず、軽く涙目になってきたみかんを前にして、いつきが再び動いた。
どこか蛇を思わせる真紅の右目を覆う眼帯を外し――例の、いつもより低く深く威厳のある声を発する。

「みかんちゃん、好きだ! どうか僕の恋人になって欲しい!!」

妖精眼〈グラムサイト〉を発動したいつきだったが、言葉の内容は相変わらず告白だった。

(ふえええええっ!! ぐぐぐぐらむさいとーーーーっ!?)

もう一度みかんが物凄い勢いでビックリする。
心のメーターは針がMAXの所にあった止め具を突き破ってグルグル回っていた。
身体に負担が発生する妖精眼の使用。それが意味することを、ビックリした状態でもみかんは悟った。

(うわーー!! おにーちゃんしゃちょー本気だ!! これ本当に本気だよーーーーーっっ!!!)

まさか妖精眼まで用いた上で告白してくるなんて予想外だった。いったいどれだけ本気なのだろうか。
しかも普段であれば妖精眼発動中は冷徹な命令口調なのに、今は丁寧にお願いされている。
いつもより凛々しい声で、けれどもお願いをしてくるという姿勢には、深い真摯さが感じられた。
そのことに気付いて、みかんはようやく混乱からほんの少しだけ立ち直ることができた。
まだ驚きに頭はぐらぐらしていたし、心はふわふわしたままだし、瞳はぐるぐるしたままだったが、
心のメーターの針がが十回転くらいしてゼロの場所を示したかのように、少しだけ思考が回りだす。

(えーっとえーっと、おにーちゃんしゃちょーはぐらむさいとを使ってて、それは本気っていうことで、
 わたしを好きって言ったってことは、おにーちゃんしゃちょーは本気でわたしが好きってことで)

ぐるぐるしたままの瞳で、自分に告白してきた相手の顔を見る。
右目に妖精眼という異形を宿していても、その双眸は真剣そのものだった。
不意に息が出来なくなって、ごくっと咽喉を鳴らしてしまう。

(こ、告白されちゃったから、みかんは答えなくちゃいけなくて、うう、すごくしんけんなめだよ……
 えーっとえーっと、わたし、おにーちゃんしゃちょーのこと好きだっけ? えっと、好きだよね?
 嫌いじゃないし。優しいし、頭なでられるとふわーって気持ちよくなるし、だから、つまりえっと、)

「えっと、えっと………………う、うん…………いい、よ」

くらくらしたままの頭でなんとか答えを出したみかんは、ふわふわした気持ちのままぽろりと返事をした。
                    ○

告白の返事をしようと慌てていたみかんは、それが果たせた安堵から落ち着きを取り戻していく。
すると頭を漂白するような混乱が収まるに連れて、今度は恥ずかしさが少しずつ大きくなっていった。
生まれてはじめての愛の告白と、それに『YES』と答えた自分。
その二つの大きく感情を揺らす出来事が、みかんの心を羞恥心で熱く染め上げていた。

水色とも薄緑色ともつかないマリンブルーの瞳をぱちぱちと瞬きさせ、ぐるぐるの状態から復活させる。
真っ白だった頭も今は落ち着いているのに――早鐘を打つ心臓の鼓動だけは収まらなかった。

(……は、はいって、返事しちゃった……えっと、わたし、おにーちゃんしゃちょーの恋人になったの?)

恋人というものは小学二年生の子供であり、清廉な巫女でもあるみかんにとってあまりにかけ離れた存在だった。
けれどもその一方で未来に希望を抱く一人の少女として、恋愛や恋人という存在に憧れを抱いていたりもする。
大人の世界への階段を三段抜かししたような感覚に、みかんは恋人関係になった実感がなくてもドキドキしていた。
壁がなくなったような、風通しや見晴らしが良くなったような、不思議な感覚が心を包んでいく。
それは心の内を焼いていた羞恥心と溶けあって淡い恋心へと変化し、みかんをほんの少しだけ大人に近づけていた。
――本当に、ほんの少しだけ。喩えるのなら、つま先立ちになるくらいにささやかに。

告白に対する返事の作法など知らないせいか、みかんの返事はひどく頼りないものだった。
そのせいかいまいち実感がわかず、みかんは頬を染めたまま、恐る恐るいつきのことを上目遣いに見上げる。
見上げた視線のその先で、小学二年生女子に本気で告白した高校生男子はブルブル震えてガッツポーズをしていた。

「いいいいいいいい、いやったーーーーーーーーー!!!」

わっしょーーーい!! と伊庭いつき、魔法使い派遣会社〈アストラル〉の高校生社長が諸手を上げる。
まるで念願の志望校に受かった受験生のように喝采するいつきに、みかんは目を丸くして驚いていた。
右目の真っ赤な妖精眼を開放したままの状態で無邪気に喜ぶいつきの姿は微妙にホラーだった。
妖精眼に慣れ親しんだみかんには苦ではないのだが、それでもアンバランスさにどう反応すべきか迷ってしまう。
喜びのあまりその場でくるっと一回転したいつきは、床に膝をつくとみかんの小さな手をぎゅっと握った。

「嬉しいよみかんちゃんっ! みかんちゃんと恋人になれて本当に嬉しいっ!!」

健常な左目の端に涙の雫を浮かべて、思いっきり喜びの声をあげるいつき。
溢れるほどの思いをそのまま形にしたような言葉に、みかんは心が貫かれるような思いがした。
喜んでいる気持ちが言葉に乗って身体に入りこみ、自分の心も同じように弾ませるような不思議な感覚。
言霊という魔術を実感するような体験に、幼いながらも巫女をしている少女は心が震えるのを感じた。
それを自分と恋人になれたことを喜んだ相手からされたのだからたまらない。

(……ふえ……ふわぁ……っ、な、なんだかすごいよ、おにーちゃんしゃちょーっ……)

ざわざわっと、肌が粟立つような感じが全身を駆け抜ける。
あまりにダイレクトに伝わった言葉は、みかんの白い肌をうっすらとしたピンク色に上気させた。
まるで心だけ半歩前に出ているような感覚になり、いつきのことしか感じなくなってしまう。
ぽやーっとしてしまうみかんの前で、いつきは心からの笑顔を浮かべたまま――

「これから――――痛っ、あいたた。ゴメン、ちょっと眼帯着けるね」

――話そうとして、妖精眼の開放に頭痛を覚えたいつきは、断りを入れて眼帯を着ける。
前髪を軽くいじって形を整えると、ふはーーーっとため息をついて、苦笑した。

「あはは、ゴメンね、カッコつかなくて」

照れ笑いするいつきに、彼が眼帯を着けている間に少しだけ落ち着いたみかんが首を横に振る。
つい先ほど感じた心奪われるような感覚は薄まっていたが、それでも相手への好意は覆らなかった。

「そんなことないよ、おにーちゃんしゃちょー」

上手に声が出せるか少し心配しながらも、みかんは声に出していつきの言葉を否定する。
気恥ずかしさが手伝ってか、浮かべた微笑みは貞淑な女性を思わせるようなたおやかなものだった。
                    ○

それが控えめなものでも、言葉を能動的に発することは、みかんが自己を再認識するトリガーになった。
さっきまで浮き立って身体からぶれたようになっていた心が、ピタリと身体と一致する。
もしかすると妖精眼が眼帯で覆われたことも、落ち着くことに一役買ったのかもしれない。
いつきにみかんに対して妖精眼を悪用する意図がなくとも、呪波の影響が皆無とは断定できなかった。

とにかく自分の意志で言葉を発したみかんは、やっと自分のリズムを取り戻すことができた。
突然の告白や、妖精眼の使用に揺さぶられていた思考や感情が、波が引くように落ち着いてくる。
それらの感情の波は、引き終わると浜辺に貝殻を残すように一つの結実を残した。

『伊庭いつきと葛城みかんが恋人になった』という、事実に基づく認識。

心の中でキラキラと輝くその貝殻は、手に取るだけで微笑みが浮かび、どきどきわくわくしてくる。
まるで宝物のようなその認識を実感していくうちに――みかんもまたテンションが上がってきた。

(……恋人が、できたんだ。……うわ、すごい。これすごいことだよ!? 恋人ができちゃった!!)

マリンブルーの瞳でいつきを見ると、眼帯で右目を覆った線の細い少年は心から嬉しそうに微笑んでいる。
その姿を見るだけで、心の奥からざわざわっとした感覚が身体全体を撫でていった。ぶるっと震えが走る。

(……うわ、うわ、おにーちゃんしゃちょーが、みかんの恋人なんだ……)

今まではどこか相手に引っ張られたようになっていた心が、自分のリズムで喜びを実感していく。
みかんはだんだんと、はしゃいで踊りだしたいような明るく元気な喜びに包まれていった。
みかんの瞳がキラキラ輝いていくことがわかるのか、いつきも改めてみかんの手を取る。

「みかんちゃん」
「おにーちゃんしゃちょー」

「今日から、恋人だね。これからよろしくね」
「えへへ……うんっ!」

にこっと笑うみかんのあまりの可愛らしさに、いつきはみかんのことをぎゅっと抱きしめた。
最初こそ「ふやっ?」と驚いた声を出したみかんだが、包みこむようないつきの抱擁に身を任せていく。
ふぎゅっと背中の向こうが押される感覚に、みかんは自分がまだランドセルを背負ってたことを思い出した。

「うー、おにーちゃんしゃちょー、ランドセル潰れちゃうよー」
「あっと、ゴメンね、みかんちゃん」

パッと手を離したいつきの前で、みかんがまだ二年弱しか使ってない真っ赤なランドセルを床に下ろす。
身軽になった巫女服小学生は、軽く身なりを整えると、少しもじもじした後で、

「えっと、えっと…………はい」

両手を広げていつきに向かって差し出した。上目遣いに小首をかしげ、抱きしめてとおねだりをする。
その可愛らしい仕草に、いつきは今なら妖精眼から極太レーザーが出せるんじゃないかと思うほど感動していた。
意味なくダッシュしたり五行拳の修練を始めたり、喜びのたけを思う様ご町内に向けて叫びたくなってくる。
そんなデタラメなテンションを押さえこんで、いつきは改めてみかんの身体を自分の胸に引き寄せた。

ふわふわの髪が、小柄で細くても柔らかさを持っている身体が、しっとりと絡み付いてくる。
全身から伝わってくる感触に、いつきは陶然とした息を漏らした。みかんもまた、甘えるように鼻を鳴らす。

「はぁ……、みかんちゃん……」
「んぅ……、おにーちゃ、しゃ、ちょー……」

ランドセルを背負っていたときよりずっと深い抱擁に、みかんは身も心も溶けそうになっていた。
年上の異性の、平均よりやや細くとも、引き締まっていて頼りがいのある身体の感触。
それは恋人という絶対の信頼関係を構築したいま、喩えようもなく心地良いものだった。
安住の地に辿り着いたような、深く安らかな感動と共に、みかんはいつきに身体を委ねていた。
                    ○

伊庭いつきは健全な高校生男子である。
たとえ小学二年生で巫女をしている葛城みかんに恋をしていてもそれは変わらない。
現在アストラルの社屋にはいつきとみかんの二人しかいないという、この千載一遇のチャンス。
恋人と甘い抱擁を交わす健全な男子のリビドーが、ただ抱き合うだけで満たされるはずがなかった。
オスとしての本能が当然のように鎌首をもたげ、――いけるとこまでいきたいな、と思う。
性欲に支配されたわけではなかったが、愛情もまた同じ方向を向いていたのだから仕方ない。
念願かなって好きな人と恋人になれたのだから、ここで欲張らなきゃウソだった。

「……みかんちゃん。大好きだよ」
「ん……。おにーちゃんしゃちょー……」

耳元で囁いたいつきは、甘えるように鼻を鳴らすみかんを一度強く抱きしめてから身体を離す。
ピンク色のくせっ毛を撫でつけると、葛城家の巫女服少女は子猫のようにうっとりと瞳を細めた。
いつきはそのまま前髪を少しよけて、露出したみかんのすべすべの額に口付けをする。
少し長めに唇をつけてから離すと、みかんはおでこに手を当てて目と口を丸くした。

「お、おにーちゃんしゃちょー!?」

両手をおでこに当てたまま驚いているみかんに、いつきが笑顔を浮かべる。

「だって、僕たち恋人になったんだから。……嫌だった?」
「ふえ!? い、いやじゃないよ。ビックリしたけど」
「そっか、良かった」

人懐っこい笑顔を浮かべるいつきの前で、みかんは赤面してオロオロとする。
おでこにキスをされるなんて、みかんにとって外国の映画の中の出来事のようだった。
嬉しいやら恥ずかしいやら照れくさいやらビックリしたやらで困惑してしまう。

瞳をぱちぱちして、吸いこんだまま忘れていた息をはぁーっと深く吐くみかん。
吐息と共に下ろされた手をそっと両手で包みながら、いつきは真剣な表情で口を開いた。

「みかんちゃん。僕たちは恋人になったよね」
「う、うん」
「だから僕はみかんちゃんにキスがしたいんだ。おでこだけじゃなくて、ほっぺや、唇にも」

構築したばかりの恋人関係に慣れた矢先、額にキスをされて驚いたみかんだったが、
満足に落ち着く暇も与えられずに、いつきから更なる要求をされてさらに驚いてしまう。
けれども、額へのキスの心地良さや、相手が自分を求めてくることの喜びも同じくらい強かった。
また、恋人としていつか進むはずのステップに、好奇心を抱いてもいる。
結局みかんは、いつきの求めに応じることにした。

こくんと肯いたみかんに、いつきは安心したような笑顔になって、頬と肩に手を伸ばす。
大きくて温かな手に頬を撫でられたみかんは、心地良さに身体を震わせながら頬へのキスを受けた。
ぷにぷにと柔らかな感触のほっぺに、いつきが唇を押し当てるだけのキスを何度もする。
一度唇を離したいつきは、逆のほっぺにも同じようにキスをして、頬へのキスを終えた。

いつきが優しい微笑みを浮かべ、ぽーっとしたみかんが頬を染めて俯く。
宣言した順序通りなら、次は唇へのキスになる。その予感に小さな胸がドキドキ鳴った。
だが次に進む前に、身体を密着させたままのいつきがゆっくりと口を開く。

「みかんちゃん。キスをする前に、お願いがあるんだ」
「え、えっと……お願い?」

ぽやっとしていたみかんは、はたと目を覚ましていつきの言葉を復唱する。

「うん。やっぱり唇へのキスって特別なものだから、なんていうか、宣言が欲しいんだ」
「……せんげん……なんだか、それって魔術の儀式みたいだね。……なんて宣言すればいいの?」
照れたように頬を掻いて言ういつきに、みかんはきょとんとして、くすくすと笑う。
制服の裾を掴んで先をせがむみかんに、いつきも目元を微笑ませながら言葉を続けた。

「特別なことはないよ。ただ、僕はみかんちゃんの恋人になったことを、みかんちゃんは僕の恋人に
 なったことを、それぞれ言葉にするだけでいいんだ。……お願いできるかな」

とても簡単なことだったが、みかんにとってもそれは大切なことのように思えた。
思えばみかんはいつきの言葉に対して肯くことはしても、自分から言葉にしたことはない。

(おにーちゃんしゃちょーが、みかんの恋人だって、言葉に出して言う……なんか、すごいかも)

お互いにそう宣言してからキスをするなんて。
それではまるで結婚式の一番肝心な場所だけを、規模を小さくして行うようなものだ。
結婚もまた魔術儀式であるため、その劣化版に似た行為も、魔術的意味を持つように感じてしまう。
宣言する言葉に魂が宿って強い力を持ち、交わす口付けによってパスが繋がるような――……。

「うん、いいよ。……なんだかちょっとドキドキするけど、みかんもちゃんとやる!」

けれども、みかんに戸惑いはなかった。むしろ、深く結びつく結果になるなら素晴らしいとさえ思う。
なにしろ初めての恋人と交わすファーストキスなのだ。こうした多少の演出はあってもいいと思った。
ぐっと決意を表明して、みかんは深呼吸して気持ちを落ち着ける。

「ありがとう、みかんちゃん。それじゃあ……」

みかんが落ち着くのを待ってから、いつきはゆっくりと武術用の呼吸で気持ちを整えて宣言する。

「僕、伊庭いつきは、みかんちゃん――……葛城みかんの、恋人になることをここに誓います」

いつきの言葉を大切に心に刻んでから、みかんはあたかも祝詞を捧げるように宣言する。

「私、葛城みかんは、おにーちゃんしゃちょー……伊庭いつきの、恋人になることをここに誓います」

いつきもまたみかんの言葉を大切に心に刻み、宣言を終えた二人が見つめ合う。

「みかんちゃん、大好きだよ……」
「みかんも、おにーちゃんしゃちょーのこと、……大好き」

いつきは堂々と、みかんは恥ずかしげに、お互いへの好意を言の葉に乗せる。
微笑みを交わした二人はそっと顔を近づけていって――ゆっくりとくちびるをかさねた。

                    ○

一秒、二秒、三秒。
ファーストキスの唇を重ねたまま時間が流れる。

(……えっと、まだかな) 瞳を閉じたまま、睫毛を揺らしているみかんが思う。

四秒、五秒、六秒。
(……その、だんだん恥ずかしくなってきたんだけどな、その、息もできないし) 頬がさっと赤くなる。

七秒、八秒、九秒。
(……くちびるがふにゅふにゅってなってくすぐったいし、も、もう限界だよ……)ふるふると身体が震えてきて。

十一秒、十二秒、十三――……と経過して、ここでいつきがやっと唇を離した。

「ぷはっ、はー、はー」
「ふはっ……ふわ……はぁーっ……はぁーっ……」

息を止めて初めてのキスをしていた二人が、ぜーぜーと呼吸を整える。
肺活量の差からか高校生のいつきよりも小学生のみかんのほうが苦しそうにしていた。
なぜか書けないのでテスト
みかんはへなへなと膝をつき、そのままぺたんと女の子座りをする。
いつきもまた、みかんのすぐそばの床に腰を降ろした。
しばらくの間、二人は何も喋らずに呼吸を整える。
原因はもちろん酸素の欠乏だったが、キスの余韻に頭が沸騰していたことも手伝っていた。
唇同士が触れ合う独特の感触と、頭の裏側に真っ白になるような感覚。
恋人になることを誓いあって重ねた唇は、離れがたく思うほど甘く心地の良いものだった。

「……も、もう……」

ぜーぜー息をついていたみかんが、やっと口を開く。
少し上唇と下唇をむにゅむにゅと擦り合わせているのは、長いキスの余韻が残っているせいだった。

「……おにーちゃん、しゃちょー、の、ばか……ぁっ! 息が、でき、なかった、じゃないっ」

ずーっとキスしていた恥ずかしさも手伝って、みかんはついつい乱暴な物言いになる。
ぺちりと紅葉のような手で床についていた腕を叩かれても、いつきは照れ混じりの苦笑のままだった

「ごめ……その……すごく、気持ちよくって……」

みかんの苦情に対するいつきの答えは、どこまでも自分の気持ちに素直だった。
なんだかどちらが大人でどちらが子供かわからなくなり、みかんもううーっと唸って黙ってしまう。
じっといつきが視線で許しを請うと、みかんはほっぺをぷくっと膨らませてそっぽを向いた。

「ああっ! みかんちゃん、機嫌直してっ!」
「べーだ。おにーちゃんしゃちょーなんて知らないんだからっ」

慌てて四つん這いになり、身を乗り出して謝るいつき。
みかんは一度いつきの方を向いて、べーっとピンク色の舌を出してから、ぷいっと再びそっぽを向く。
赤いリボンで結ばれたふわふわのツインテールが揺れて、可愛らしく横顔を隠した。
「そんなぁ、誓いのキスの直後にケンカするなんてやだよー」
「別に結婚じゃないもん。だから誓いのキスじゃないんだもんっ」

ぺたぺた四つん這いで歩いてみかんの顔が見える位置に回り込もうとするいつき。
みかんは緋袴で隠れたお尻をちょこちょこ動かしてそれから逃げる。

「そんな、お願いだよみかんちゃん、みかんちゃんの可愛いお顔こっちに見せてよっ」
「ふーんだ。知りませんーっ。またずっとちゅーってされて苦しくなりたくないもんっ」

いつきの謝罪を言葉の上ではすげなく扱っているみかんだったが、内心ではとても楽しんでいた。
拗ねてわがままを言う自分と、それをなんとか宥めようと頑張っている恋人。
まるで恋愛漫画や恋愛小説に出てくる女の子そのままのようで、とても面白かった。

イメージしたままの恋人同士のじゃれ合いをみかんが楽しんでいると、不意に後ろから肩を抱かれる。
ビックリして目を丸くしていると、耳元でいつきが囁いた。

「ごめんね、みかんちゃん。これからちゃんと大切にするから、許して欲しいな」

甘えるような囁きと共に小さな耳に息を吹きかけ、耳の後ろや頬のラインにキスをする。
くすぐったさに内腿をビクッと閉じてもじもじするみかんは、笑いながら甲高い声を上げた。

「ひゃっ、やぁんっ! ……ううー、もー、おにーちゃんのえっちーっ!」

きゃははっと笑うみかんに安心したいつきは、巫女装束を着た小さな恋人の身体を抱きしめる。
そしてそのまま斜め後ろに引き倒すと、緋袴を広げて仰向けになったみかんに覆い被さった。

「つかまえたよ、みかんちゃん」

マリンブルーの瞳を見開くみかんに、いつきが片方だけの黒い瞳を優しげに細める。
そのまま身体を密着させて、いつきはぎゅっとみかんの身体を抱きしめた。
「みかんちゃんは、また唇にキスされて苦しくなるのがやなんだよね?」
「えっと、う、うん……。そ、そうだよっ、苦しくされるの、みかんやだもんっ」

囁く声の真意がわからなくて、みかんが戸惑う。
いつきに乱暴に扱われるという懸念は皆無だったが、嫌われたらどうしようという思いはあった。
もし本当にいつきがもうキスはしないと言ってきたら、なんだかとても寂しい気がする。
そんな不安を密かに持ちながらも気丈に返事をするみかんに、いつきは悪戯っぽい笑みを浮かべた。

「じゃあみかんちゃんが唇にキスしていいって許してくれるまで、他の場所にキスするね」
「……ぁっ」

言っていつきはピンクの前髪を手で避けて、つるんとしたおでこにキスをする。
ちゅっと軽く音を立てた口付けに、ぎゅっと目を瞑ったみかんは小さく声をあげた。
そのままおでこのあちこちに、何度も何度もキスされる。髪の生え際や、そこから少し上の頭にも。
少しくすぐったかったが、優しく包まれている感覚にみかんの頬が熱くなる。

いつきのキスは、さらにそこから頬へと移動していった。
おでこよりもふにふにとした肉付きのある頬は、上気して熱くなっている。
くすぐるようにちゅっちゅっと音を立ててキスすると、柔らかな頬がふるふると震えた。
その感触が楽しくて、いつきは軽く唇を開いてほっぺの肉をついばんだりしてもてあそぶ。
抱きしめられたまま優しいキスを繰り返されたみかんは、ドキドキしながらいつきの服をギュッと掴んでいた。

「……はぁ……はぁ……おにーちゃ、ひゃぁんっ!」

熱い吐息を漏らしながらいつきの名を呼ぼうとしたみかんが、身体をビクッと跳ねさせる。
いつきの唇は頬から移動して、みかんの小さな貝殻のような耳への愛撫を始めていた。
唇で耳たぶを挟み込んで軽く吸い、折り重なるように走る浅い溝を舌先でくすぐる。

「ふぇっ、ふやああっ、み、耳、お耳ダメだよっ、おにーちゃんしゃちょーっ!」
じたばたと自分の身体の下で暴れるみかんを押さえつけ、いつきは敏感な耳への愛撫を続けた。
産毛に守られている小さな穴にふぅーっと息を吹きかけ、尖った軟骨をちろちろと舐め転がす。
そのあまりのくすぐったさと心地良さに、みかんは顎を上向けてブルブルと震えた。

いつきに組み敷かれたみかんのスニーカーに包まれた脚がバタバタと暴れ、床をゴム底で強く踏みしめる。
可愛らしい反応を楽しんだいつきは耳の下に長めのキスをすると、少し汗ばんだ顔をみかんから離した。

「……唇にキスさせてくれる気になった?」

天井を背に影を落としながらにっこりと微笑むいつき。
悪戯っぽいその問いかけに、みかんは頬を染めながらも視線を横にそらす。

「……ず、ずるいよ、おにーちゃんしゃちょー……」
「だって、みかんちゃんの唇にキスしたいんだもん。おでこやほっぺにするキスも好きだけどね」

どこまでも素直に言ういつきに、みかんがチラチラと視線を向ける。
もじもじとする紅白の鮮やかな衣装を着た少女に、いつきは言葉を続けた。

「……このままだと、みかんちゃんの耳にずーっとキスして、可愛がることになっちゃうね」

その言葉に、みかんが慌てて耳をガードする。耳へのキスはくすぐった過ぎてどうにも苦手だった。
あのむずむずもじょもじょした感覚は、身体全体をざわざわさせてしまう。

「ね、お願いみかんちゃん。唇にキスさせて。優しくする。大切にするって約束するから」

いつきの優しい声色とお願いに、みかんは少し沈黙した後、こくんと肯いた。
小さな胸を前後させて深く呼吸してから、横を向いていた顔を正面に向けていつきを見つめる。
ピンク色のふわふわの髪の毛を背にマリンブルーの瞳を輝かせるみかんの姿は美しかった。
くりくりとした瞳は潤んで輝きを増していたが、まだ少しだけ喧嘩の続きのような気の強さも残していた。
ごくりと小さく鳴る白い咽喉。微かな身体の震えが、緊張を伝えてくる――……。
もう一度みかんとキスができると実感したいつきは、心が歓喜に震えるのを感じた。
みかんは頬を染めながらも少し強気にいつきを見返していて、その仕草がたまらなく可愛らしい。
いつきがみかんを見つめたのは一秒あったかどうか。覚悟を固めた恋人を待たせたくなかった。

いつきがゆっくりと顔を近づけていくと、みかんは顎を少し上げて瞼を閉じた。
口付けを待つ少女の仕草に大人びた色香を感じながら、いつきが瞳細めていく。

いつきの唇の先に、みかんの柔らかく瑞々しい薄い唇の感触。
二回目の唇同士のキスは短いながらも大切に重ねられ、名残惜しそうにゆっくり離されていった。

ちゅ……と、小さな音が二人の間に響く。
唇が離れたのを感じて瞳を開いたみかんは、間近にあるいつきの瞳に瞬きした。
髪を撫でながら窺うように見つめてくる左だけの瞳に、少しだけ瞳を細めて答える。

瞼を閉じると、三回目のキスがすぐにやってきた。

                    ○

三度重ねられたキスからは、いつきの唇が動きを見せるようになった。
みかんの唇の表面をくすぐるようにこすり、薄い桜色の唇を挟みこむ。
そうして唇全体を満遍なく愛撫すると、今度は舌をちろりと出した。

「ん……んんっ……」

上唇と下唇の間をちろちろ舐めると、みかんが少し苦しげな表情をする。
いつきは一度唇への愛撫をやめると、ほっと息をついた少女に優しく囁いた。

「キスしてるとき、軽く開いた口とか鼻とかで呼吸すると苦しくないよ。さっき気付いたんだ」
「う、うん……やってみるね……」
いつきが額や頬にたくさんのキスをした中で気付いたことを教えてあげる。
ふぅふぅ息をついていたみかんは、自分の無知に少し恥じ入りながら、こくんと肯いた。
みかんの両手は、ほんの少しだけ薄く隆起した胸の前で祈るように重ねられている。
まるで童話に出てくる花畑で眠るお姫様のような巫女服少女に、いつきは改めて唇を重ねた。

「んっ……ふ……っ」

きゅっと閉じた唇をちろちろと舐められ、みかんは小さく息をのんだ。
ぬらぬらとした舌は生き物のように細かく動き、唇を濡らしながらくすぐっていく。
みかんは生まれて初めて、口唇という部位がとても敏感だということを体感した。

いつきは一瞬だけ顔を上げ、眉を寄せて目を閉じているみかんの顔を見る。
このまま自然にディープキスに移行したかったが、それはどうやら望めそうにない。
そう判断すると、ぴったり閉じた上唇と下唇の間に溜まった唾液を啜り上げた。

ずちゅ、ちゅるっと音がして、みかんの口元を汚していた唾液が除去される。
音に驚いたみかんだったが、唇を覆っていた唾液の膜が綺麗にされたと知って安心する。
柔らかな唇の感触を堪能したいつきは、少しだけ顔を離して口を開いた。

「……みかんちゃん。試しに少しだけ口を開いて息をしてみて」

頭を撫でながらのいつきの言葉に、目元から強張りを解いたみかんが素直に従う。
うっすらと開いた瞳でいつきの顔をぼんやり見ながら、みかんは唇から力を抜いた。
ぴったり合わさった粘膜がぱくっと開き、呼吸が可能な小さな穴が出来る。
呼吸をはじめると、身体の外の冷たい空気に舌先がぴりぴりと寒さと乾燥を訴えた。

最初は少し早かった呼吸は、しだいにゆっくりとしたものになっていく。
それに合わせて身体から強張りも消えていって、リラックスしていくのがいつきにもわかった。
唇を開かせることに成功したいつきは、みかんの気持ちが完全に醒めないうちに次の手を打つ。
ふにふにとした頬を優しく撫でながら、いつきは再び口を開いた。
「みかんちゃん。もう一度キスするから、口を開いたままでいてね。口が塞がってたら鼻で息するんだよ」

宣言してから、そっと唇を重ねる。
挨拶をするようにみかんの唇を2〜3回ついばむと、いつきは舌を伸ばした。

(――っ、わ……また、おにーちゃんしゃちょーの舌が……っ)

唇をちろちろと舐められる感触に、みかんがぴくんと身体を跳ねさせる。
思っていたよりずっと敏感な唇は、ぴりぴりとくすぐったさを伝えてくる。
浅く呼吸をしながらそれを受けていたみかんは、さらに潜りこんできた舌の感触にパチッと目を開いた。

(く、口の中に入ってきちゃった……! くちびるのうらがわ、んん、ぬるぬるされてるっ……)

キスをしている最中では、視界は相手の顔にほぼ覆われている。
驚きに見開いたマリンブルーの瞳をゆっくり閉じたみかんは、いつきの制服をギュッと握った。
唇の裏側と前歯の間をくすぐっていた舌先は、つるんとした前歯のエナメル質をすべる。
いつきの片手が制服の胸元を握っていた小さな手を取ると、みかんはそれを強く握り返した。

自分の口内――……体内に誰かの侵入を許すという初めての体験に、得体の知れない不安が生まれる。
まるで自分という存在が侵食を受けているような感覚に、みかんは縋るようにいつきの手を握っていた。
閉じられない口に篭めたい力を回したように手に力を入れ、震えながらもキスを受け入れる。

ちろちろと歯並びを確かめるように舌を這わせていたいつきの舌は、前歯の奥に侵入していく。
前歯の裏を軽く舐めるように下に進路を取ると、口内に伏せられていたみかんの舌に先端が触れた。

まるでヒルかなめくじが触れ合うような感覚。
ぬるんとしたその刺激に、みかんは慌てて舌を奥に引っ込めた。
緊張を引っ込めようとごくっと咽喉を鳴らし――ふと気付く。

(あ……いま、おにーちゃんしゃちょーのつばも飲んじゃったのかな……)
ドキッとした。もしそうだとしても汚らしさは感じなくて、そんな自分の心に少し驚く。

(これも恋人になったってことなのかな……なんだか、すごいなぁ……)

唾液を飲んでしまうことを受け入れるほど、相手のことを許している。
近くにいることや、触れあうこと、こうして身体の中までも触れあうことを許しあう。
恋人関係とはなんて特別なものなんだろうと、みかんは改めて思った。

――求め合うことが、触れ合うことが恋人の証明だというのなら――

そこから反転した思考が、されるがままになっていたみかんに積極性を与える。
もう一度咽喉を鳴らして意を決したみかんは、引っ込めていた舌を少しずつ伸ばした。

(うう……すごく恥ずかしいけど、みかんだって、おにーちゃんしゃちょーの恋人なんだから……っ)

みかんの恐る恐る伸ばされた薄い舌粘膜が、行き場を失っていたいつきの舌先につんっと触れる。
電流が走ったように一瞬舌を引いたみかんだが、今度はすぐに伸ばし直した。

つんつんと挨拶を交わすように触れ合った舌が、ゆっくりと絡み合う。
くちゅりと舌が絡み合うと、今までは曖昧だった唾液の交換を強く感じてしまう。
舌の裏の根元の辺りから湧き出す唾液が、自分の舌を濡らしていく様子がよくわかった。
それがいつきの舌と絡み合う中で混じりあい、愛の雫のような新しい液体に変容していく。
おずおずともう一度咽喉を鳴らすと、心とろかすような潤いが食道を伝っていった。

(すごい……ぴちゃぴちゃ、ぬるぬるって……舌が、触れ合ったり、抱き合ったりしてるみたい……)

唾液の膜に覆われた舌粘膜。大きく厚いいつきのそれに、みかんは強く異性を感じた。
まだ生え変わりきっていない乳歯や舌の裏側も、いつきの大人の舌は撫でていく。
口腔内をまんべんなく愛撫されながら、みかんは頭の奥が白くなるような痺れを感じていた。
                    ○

ぴちゃり、くちゅりと濡れた音を立てて、大きく厚い舌が小さく薄い舌をすみずみまで味わう。
恋焦がれていた相手との深い口付けに、いつきは身体の火照りを感じながら酔い痴れていた。
口内粘膜の儚い柔らかさ、舌のぬめる淫らな感触。小さな乳歯のつるつるした舌触り。
頬と耳に触れるように添えた手はきめ細かな感触を伝え、喜びにぴりぴりと痺れていた。
舌を蠢かすたびに揺れる前髪が、ふわふわのくせっ毛と擦れあってくすぐったい。
小さな鼻からかかる一生懸命な吐息が鼻の下にかかり、健気に頑張っている様子を伝えてくる。

清廉な巫女装束に身を包みながら懸命にディープキスを受ける、恋人になったばかりの幼い少女。
その仕草の一つ一つがいつきの心を揺さぶり、みかんへの想いをどこまでも深いものに変えていく。
兄のように包みたい深い愛情、獣のように襲いたい強い欲望、泣きたくなる様な心震える歓喜。
それらがない交ぜになって、葛城みかんという存在にひたすらに耽溺していく。

ちゅぱちゅぱと上唇と下唇を順に強めに吸ったいつきは、パッと顔を離す。
細めの身体はガタガタと小刻みに震え、中性的な顔立ちは深い交わりに上気していた。
キスの余韻が残る唇から熱っぽい呼吸を浅く繰り返し、熱に浮かされたような状態で口を開く。

「――みかんちゃん。好きだよ。本当に、本当に大好きなんだ」

震える声で何度目かの告白をする。そうやって言葉にしないと頭の中が爆発しそうだった。
どこまでも率直な言葉。だというのにそれはまるで罪人の懺悔のようにも聞こえて。

「――おにー、ちゃん、しゃ、んみゅぅぅっ!?」

息も絶え絶えになりながらも尋ねようとしたみかんは、最後まで喋れず唇を奪われた。
二人の唾液にぬらつていた可愛らしい唇が勢い良く奪われて、みかんの身体がビクンと跳ねる。
咄嗟にいつきの身体を押し返そうと胸に両手を押し当てたが、その手首をいつきに掴まれる。
戸惑ったのも束の間、みかんの細腕が大きくバンザイしたような姿勢で床に拘束される。
自由を奪われて背中を弓反らせた巫女服小学生の唇に、いつきは押さえつけるように口付けていた。
(ふええっ!? お、おにーちゃんしゃちょー!? はみゅっ、ふにゅううっ!?)

ディープキスの余韻に白濁した思考と驚きの感情がぶつかりあい、さらに再開したキスに翻弄される。
みかんは拘束を解こうと手足をじたばたさせて抵抗したが、それは二人の力の差を思い知るだけになった。
拘束は腕だけに留まらず、いつきの片脚を両脚の間に捻りこまれ、脚を閉じることが出来なくさせられる。
やがて抵抗は無駄だと悟ると、みかんの意識はどこまでも深く求めてくるいつきのキスへと集中していく。
絡めあう舌から多量の唾液を流しこんでくるいつきに、みかんは背筋を震わせながらもドキドキしていた。

狭い口腔内を獰猛に荒れ狂う舌と、どろどろと流し込まれてくる泡立ちのない唾液。
口の中を満たしていく唾液をこくっと嚥下すると、みかんはゾクゾクと身体が震わせた。

(……なんだか、みかんの身体の中が、おにーちゃんしゃちょーのものになっていくみたい……)

うっすらと開いた瞼にチカチカと光が走り、頭の奥が薄ぼんやりとしていく。
力を抜いた両腕を、まだ逃さぬように強く掴んでいる両手。細い両脚の間に捻じ込まれた太い片脚。
普段は優しく穏やかないつきが、ここまで自分のことを強く求めてくる――。
それは、みかんにとってとても嬉しくて誇らしいことだった。

(なんかすごい……おにーちゃんしゃちょー、みかんのこと全部欲しいって、ほんとに思ってるんだ……)

いつきと年齢差も体格差もあるみかんにとって、いつきと恋人同士だと実感できる要素は少ない。
相手と対等であるという実感が生まれにくいため、恋人より兄のようなイメージが強くなってしまうのだ。
だがいつきがこうして強く自分を求めてくる今の状況は違う。対等だと心から実感することができる。
いつきが全身全霊で自分に向かってきていて、自分の全てを欲していることがわかるからだ。

(……本当に、恋人なんだ……嬉しいなぁ……キス気持ちいい……つば、おいしいよぉ……)

こくこくと咽喉を鳴らして注がれる唾液を飲み下し、頬を染めてディープキスに耽溺するみかん。
その姿は幼くとも、正真正銘、恋人に自分の身体を委ねる女の姿だった。
女の本能によるものなのか、うっすらと快楽を感じはじめたみかんが身体をもじもじとさせる。
重ねた唇は動かさないまま、みかんは巫女装束に覆われた身体をいつきの身体に擦りつけた。
抱擁を交わせない代わりに甘えるように身体を寄せ、緋袴に包まれた細い太腿でいつきの脚を挟む。

「んふっ……んん……ぁん……っ」

甘えるように鼻を鳴らすみかんは、くちゅくちゅと舌を絡めていつきの求めに答えた。
薄い唇の端からは唾液がとろりと垂れ、顎を伝って首までも濡らしている。
その感触や冷たさを意識の端で感じながらも、みかんの心はどこまでもいつきに向いていた。

(おにーちゃんしゃちょーに、全部もらってほしいな……みかんのこと、全部あげたいよ……)

このまま食べられても、溶け合って一つになってしまっても構わない。そうみかんは思っていた。
まだ性について知識が薄いみかんだが、いつきの深く求める思いに答えるうちに、自然にそう思い至る。
いつきのことを深く受け入れたみかんには、力ずくで組み伏せられたような屈辱的な状況さえ心地良かった。
支配してほしい。蹂躙して欲しい。獲物を貪り食らう飢えた獣のように、どこまでも深く求めて欲しい。
そうぼんやりと思っていると、いつきの片手が腕から離されて――みかんの胸に触れた。

びくっ! とみかんの身体が仰け反った。
通常の巫女装束の上から葛城家特有の前掛けをしたみかんの衣服は、厚く彼女の身体を護っている。
それでもなお、『いつきが自分の胸に触れている』という実感は、みかんに強い反応を促した。
感覚が服の上にまで広がっているような気がして、手の形の圧迫を受けた乳房に震えが走る。
甘い感覚が胸の先端から心臓を伝って下腹部に走り、泣きたくなるようなもどかしさが身体を焦がした。

(ふわ……なんだか、すごい……すごいよぉ……おにーちゃんしゃちょー……っ)

じゅるじゅると下品な音を立てて唇を啜られながら、朦朧としたみかんが身体をわななかせる。
身体の奥から滲むようにして現れた未知の感覚に、何も知らない少女の心と身体が翻弄される。
まるで身体が作り変わっていくような感覚――。それをみかんは、自然に、解釈していた。
(わたしの身体……おにーちゃんしゃちょーのものに、なっていってるんだ……)

いつきとの触れあいでもたらされる変化は全て、自分がいつきの恋人になりつつある証であると。
そう解釈したみかんは、まるで自分を蛹から羽化する蝶のように思いながら、変化を受け入れていた。
幼い身体に淡く走る――性的な快楽という、まだ早い変化を。

                    ○

口付けを交わしながら、巫女装束に包まれたみかんの身体に触れるいつき。
されるがままになりながら、淡い性快楽に身体を震わせるみかん。
いつまでも続くと思われた行為は、突如鳴り響いた電話の音によって遮られた。

パチッと目を開いたみかんと、驚きに左目だけを丸くしたいつきの視線が間近で衝突する。
重ねられたままの唇。ピタッと止まったいつきの手は前掛けをくぐって白衣の上から胸に触れている。
元々根の部分は真面目な二人に、電話の音を無視することができるわけがなく――。
一瞬にして感情がリセットされた二人は、羞恥によってかーっと顔を赤くして身体を離した。

冷静になってはじめて、自分たちが熱に浮かされたままどこまでも突っ走っていたことを悟る。
背を向けた二人はごしごしと唾液で汚れた口元を拭うと、軽く着衣を整えた。

まだ鳴り響いている電話の音を聞きながら、二人はちらりとお互いを見て、微笑みを交わす。
お互いを深く求める性的な衝動は引いていたが、恋人同士になったという絆は変わらずに残っていた。
いつきはみかんの頬に軽くキスをすると、電話を取りに走っていく。
みかんはそれを見送ってから立ち上がり、床に寝たせいで汚れてしまった緋袴をパタパタと叩いた。

汚れを落として一息つくと、みかんはゾクゾクと震えが走る自分の身体を抱きしめる。
キスの余韻も、胸に触れられた快楽の残滓も、みかんの身体の奥にいまだゆらゆらとくすぶっていた。
汗ばんだ身体の感触を不快に感じ、内股のあたりがむずむずと痺れる感覚に戸惑いを覚える。
だが、それらもいつきとの交わりによって生まれたものだと思うと、素直に受け入れることができた。

巫女装束の小学生は、唇と胸の中央に手を当てて、恋人になった相手を思いながら深呼吸する。
くすぶるものを飲み込むと、荷物を手に電話の対応をしている恋人の声のほうへ歩いていった。
投下終了です。ありがとうございました。
途中で一度書き込みができなくなって1レスを短めにしたため、使用レス数が膨らみました。
すみませんでした。原因とかはよくわかりませんです。

いちおうここまでで第一話みたいな感じです。
完結させてなくてすみません。ぽつぽつと続きを投下していくつもりです。

そのうちまたお邪魔すると思います。よろしくどうぞ。では。ノシ
425名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 09:35:53 ID:h+Y8t/Xl
なんていうものを書いてくれたんだ!
早く続きを読ませてくれ。
426名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 16:24:30 ID:9u2zbtDl
>>424
うおおおおおおおGJ!!
みかん可愛いよみかん
告白に妖精眼使ういつきワロタ
是非とも続きをお願いします
427名無しさん@ピンキー:2008/04/08(火) 16:42:12 ID:erHqAYlF
    ┌──────┐
    | 感動した! │
    └──┬┬──┘
   ,. -― 、 |│   
  (_,ィ===) |│   
   i リl从リ)) | │   
  ノ ||゚ ー゚ノト、| │   
  (ミ)l8:::Y::8つ@ 
  (ミくリ:::::::::lミ)   
   /ノ::/::|:::ハ   
   `~(ノ~J~´  
428名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 00:29:50 ID:jzry3v2u
ロリっ娘とのキスがねちっこくて最高
429名無しさん@ピンキー:2008/04/09(水) 20:22:56 ID:9fXPI4Wl
描写が丁寧でGJ
この後、二人の関係を知った周りが、どう反応するか気になる
430名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 00:55:24 ID:a1pnHbI+
>>429
社長はロリが好き・・・

ランドセル背負って無理にロリ化を図ろうとするアディと穂波を想像した
431名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 01:48:49 ID:VvNHSrot
>>430
いやいや、そこは一歩進んで園児コスで……って想像したら燃えてきた!
432名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 03:51:48 ID:hVIQqAod
シリル〜
433名無しさん@ピンキー:2008/04/10(木) 15:56:18 ID:Q2Kql3KU
みかんかわいいみかん
小学2年生の巫女がお腹大きくなる期待
434名無しさん@ピンキー:2008/04/11(金) 01:03:15 ID:p8HADShA
>>431
まだだ!さらに一歩進んで・・・おしゃぶr(ry
435名無しさん@ピンキー:2008/04/12(土) 20:06:06 ID:n+X8arR2
>>424
GJ!
続きに期待する
436424:2008/04/14(月) 21:14:42 ID:mdiokV4O
こんばんは。>>424 にっぷしです。
みなさん感想ありがとうございました。
アニメ2板マギカスレに感想書いてくださった方もありがとうございました。

さて続きなのですが、明日の夜くらいになんとか仕上がりそうです。
しかもまだ続いちゃうんだぜ。うわぁい。

予告って言うか事前レスってどうなのかと自分でも思いますが、
誰もいないんじゃないかと心配になって書いちゃいました。ごめんなさい。
そんなわけで頑張れオレ。誰か読んでくれると信じて! ……いるよね?
437名無しさん@ピンキー:2008/04/14(月) 23:21:46 ID:Y3T0asg8
心配しなくても俺はずっと待ってる
438名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:48:58 ID:cEqAZWXN
久々に原作読み返してスーパータルマギタイムして何気なくエロパロ板探したらこれかよ!
ユーレカ!

だんなさんしゃちょー
439名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 11:26:51 ID:JvqHX1m/
俺も待ってたぜ。あんたになら掘られてもいい!
440名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 22:06:49 ID:z5HtkH3W
既に全裸で待機してるぜ
441436:2008/04/16(水) 00:27:19 ID:FegZ/uIh
こんばんは。>>436 にっぷしです。
たぶん1:00〜1:30くらいになったら投下します。
それではいきます。
社長×みかん 14レス使用で微エロ。
『葛城みかんはおにーちゃんしゃちょーと大変なことになりました』 の2
ランドセルの肩ベルトを片方だけ肩にひっかけ、洋服が入った手提げ袋を逆の手に持つ。
学校から持ち帰った荷物を纏めた巫女装束を着た少女、葛城みかんは、周囲を見渡して改めて驚いた。

『おにーちゃんしゃちょー』こと、魔法使い派遣会社〈アストラル〉の高校生社長、伊庭いつき。
アストラルで神道課契約社員をしているみかんの、雇用主でもあり、兄のような存在でもある少年。
みかんはつい先ほど彼から愛の告白をされ、それに応じて恋人関係になり、何度も何度も唇を重ねた。

そんな濃密な時間を過ごしたというのに、帰宅してから廊下までしか進んでいない。
いつもなら通り過ぎるだけの廊下で起こった出来事の多さに、みかんは違和感を感じずにはいられなかった。

(……なんだか、本当に特別な時間だったみたい……まだ頭くらくらするもん)

短い間に何度も驚かされて、たくさんの未知の経験をしていたみかんは、意識が完全に開ききっていた。
身体中の感覚が鋭敏になり、思考や心まで敏感になって、どんな些細な情報も逃さないように頑張っていた。
そのために体感時間が長くなり、その反動として、今は少し流れる時間と思考速度が不一致を起こしていた。

加速していた思考がゆっくりと落ち着いていくのを感じながら、スニーカーを履いた小さな足で廊下を歩く。
開いたままの扉からビジネススペースを覗くと、いつきが立ったまま電話の応対をしていた。
聞こえてくる気安い口調から、みかんは相手が社員――恐らくは猫屋敷蓮であることを察する。
雑誌の打ち合わせなどで外に出ることが多い専務取締役兼陰陽道課課長は、電話連絡をすることが多かった。

開いた扉の前に立っていると、受話器を手に談笑しているいつきが気付いて微笑みを浮かべる。
離れてしまった距離に戸惑っていたみかんは、ひらひらと手を振るいつきの姿に笑顔の花を咲かせた。
荷物をソファーに投げ出して小走りになり、電話を続けているいつきの脇腹にぎゅーっとしがみつく。

「――っと」
『どうしました?』
「いえ、なんでもないです」

いつきはみかんの抱擁に左目を丸くしたが、すぐに立ち直って猫屋敷との通話を再開する。
受話器を持ち替えて身体の正面を向けると、みかんはいつきのお腹にしがみつき直した。

『それで、編集者との打ち合わせなんですけど――』
「――はい、はい」

電話の応対をしながら、いつきが赤い紐でツインテールに結ばれた頭の上に手を乗せてくる。
ふわふわのくせっ毛を優しく撫でられると、みかんは肩をふるるっと震わせて子猫のように瞳を細めた。
いつきの手はどこまでも優しく、時にツインテールをサラサラと弄び、時に頭を撫でつけてくる。
そのじんわりと優しい特別な触れあいが、いつきが自分の恋人であることをみかんに実感させていた。

(えへへ……恋人なんだ……みかんとおにーちゃんしゃちょー、恋人なんだっ……嬉しいなぁ……)

まだ結んだばかりの恋人関係だからこそ、みかんはそれが本当だと何度でも確かめたいと思っていた。
抱き合った感触も、深く口付けを交わした余韻も残っていたが、それでもどこか今までの出来事が夢のようで、
こうして直接触れ合って、自分たちが触れ合うことを許しあった関係なのだと、確認して安心したかった。

自分の匂いを移すように身体を擦りつけ、いつきの身体に顔を埋めて胸いっぱいに恋人の匂いを吸いこむ。
電話の応対をしているいつきが動けないのをいいことに、みかんは思いっきり甘えていた。
いつきの意識が全て自分に向いていないからこそ、心の奥底まで開くように率直に行動することが出来る。
恋人ができたことの喜び、恋人への愛しさ、自分に関心を向けて欲しいという甘えが露骨に行動に表れていた。

(おにーちゃんしゃちょーのからだ、あったかい……ぽかぽかしてる……いーにおいがするー……)

ほんの少し離れた寂しさを払拭して余りあるほど甘えたみかんは、深く息を吐くといつきを見上げた。
水色とも薄緑色ともつかないマリンブルーの双眸は、恋人への信頼と愛情に熱く潤んでいる。
視線に気付いたいつきは柔らかな微笑みを浮かべ、電話を続けながらみかんの頬に手を触れた。

みかんの紅葉のようなそれと違い、大きくて厚みがある温かないつきの手。
優しく頬や耳を撫でてくるその感触に、みかんは甘い微笑みを浮かべて瞳を閉じた。
いつきの手は男性としては華奢な部類だったが、それが逆にみかんに丁度良い安心感を与えている。
まだ成長途上のみかんにとって威圧的でなく、それでいて頼れる確かな重みがあるからだ。

自分の手に触れて安らいだ微笑みを浮かべるみかんに、いつきもまた温かな感情が胸に宿る。
まどろむように優しい雰囲気が二人の間に流れたが、いつきのそれは電話口からの声によって遮られた。

『おや、どうしました? 社長』
「――えっと、なにがです?」

不意に尋ねられたいつきは、猫屋敷の言葉の意味がわからずに問い返す。
電話の向こうの陰陽道課課長は、『いえ……ふむ』となにか軽く思案してから口を開いた。

『なにか良い事でもありましたか? 声がなんだか優しげでしたので』

独特の色香のある声色で楽しげに尋ねられ、いつきが健常な左目を丸くする。
頬を撫でる手が止まったのに気付いたみかんが、小首を傾げていつきを見つめる。
幼い恋人の愛らしい仕草に、いつきは再び微笑みを浮かべて口を開いた。

「……そうですね、少し、いいことがあったんです。そのせいだと思います。すみません」
『いえいえ、構いませんよ。それでお話の続きですが――』

みかんの髪を再び撫でつけて言ったいつきの言葉に、電話の向こうの猫屋敷は楽しげに笑って話を続ける。
電話に集中し直したいつきは、みかんがまだ自分を見上げているのに気付いて、その頬をふにふにと摘んだ。
いつきの悪戯にみかんはクスクスとくすぐったく笑い、逃れるようにお腹に顔を埋めてくる。
声を出さずに笑っていることが身体越しに伝わってくることさえ、いつきには嬉しくてたまらなかった。

――――なにか良い事でもありましたか?

猫屋敷の言葉を、いつきが心の中で繰り返す。
電話の上では控えめに言葉を濁したいつきは、自ら繰り返した問いに高らかに答えた。

――――はい! みかんちゃんと恋人になったんです!!

色々と道徳とか法律的な意味で問題があるため言うことは出来なかったが、せめて心の中では元気良く。
それこそ世界の中心から人工衛星を伝って全世界に発信したいほど、いつきは力いっぱい堂々と宣言していた。


  レンタルマギカ いつき×みかんSS
  『葛城みかんはおにーちゃんしゃちょーと大変なことになりました』の2


「――はい。それじゃあ気をつけて帰ってきてくださいね」

長引いた打ち合わせの疲労をそこはかとなく含んだ猫屋敷の通話にも、ようやく幕が訪れる。
みかんを撫でながら通話していたいつきは、最後の挨拶をして静かに受話器を置いた。

「おにーちゃんしゃちょー、お電話、猫屋敷さんから?」

電話が終わるのを待っていたみかんが、抱きついたまま見上げてくる。
いつきはふわふわのピンク髪を優しく撫でてやりながら、うん、と肯いた。

「うん。そうだよ。打ち合わせが終わって、あと一時間ちょっとくらいで帰ってくるって」
「そうなんだ。……そういえば、今日は穂波お姉ちゃんは?」

電話をしてきた猫屋敷のことを聞いたあと、みかんは穂波のことを尋ねてくる。
穂波・高瀬・アンブラー。いつきの幼馴染であり同じ学校に通うアストラルのケルト魔術課社員。
魔術知識の先生でもある少女のことを尋ねられ、いつきは帰り際のことを思い出して答えた。

「穂波は学校で頼まれてた占いをまとめて片付けてくるって言ってたから、まだ少しかかると思う」
「穂波お姉ちゃん、恋占いとかも得意だもんね」
『お姉ちゃん』と呼んで慕っている家族のような少女が活躍しているのが嬉しいのだろう。
いつきに抱きついたままのみかんは、自分のことのように喜んで笑顔になる。
魔法使いという社会の裏側に存在する者としては、普通の人達に必要とされることは喜ばしいことだった。
特に才能がないことにコンプレックスを抱いているみかんは、その思いをいっそう強く持っている。
それでも嫉妬したりせず、憧れと共に素直に穂波を褒めるみかんの頭を、いつきはよしよしと撫でてやった。

頭を撫でられて嬉しげに微笑んでいたみかんは、唐突に思いついたように顔を上げていつきを見上げる。
マリンブルーの瞳に悪戯っぽい光を湛え、小さな唇を開いて囁いたのは大人の真似事のようなセリフだった。

「――じゃあ、もう少しの間だけ、私がおにーちゃんしゃちょーを独り占めできるんだね」

密着した身体を左右によじらせるみかんの甘えるような言葉に、いつきの手がピタッと止まる。
それは状況に相応しい大人びた冗談のようで、けれども決して冗談だけではない言葉だった。

二人しかいない社屋に静けさが戻り、和気あいあいとした空気が引っ込んで甘い雰囲気が漂ってくる。
つい先ほど愛の言葉を交わして口付けをした二人が、今もこうして間近に寄り添っているのだ。
一度意識してしまえば、再び火がついてしまうのは無理も無いことだった。

「……………………」
「……………………」

みかんのマリンブルーの瞳と、いつきの片方だけの黒い瞳が、真っ直ぐに見つめ合う。
呼吸も忘れて見つめ合う二人は、状況や雰囲気を感じ取って少しずつ赤面していった。
みかんの瞳が潤いに揺らめき、いつきの咽喉がゴクッと鳴る。期待していることは同じだった。

「えっと……」
「う、うん……」

恥らう二人が、沈黙に耐え切れず曖昧な言葉で場を繋ぐ。
期待に胸を高鳴らせながらも、いつきは頭の片隅で、さて、どうしよう、と悩んでいた。
このまま屈んでキスをしてもよかったが、それでは先ほどの焼き直しに近くなる。
少し考えたいつきは、軽く屈んでみかんの両脇に手を入れると、みかんの身体を持ち上げた。

「ふきゅっ」

脇に触られて少しくすぐったそうにしたみかんが、小動物の鳴き声のような不明瞭な声を上げる。
緋袴に包まれた小さなお尻を事務机に乗せられると、みかんはきょとんとした顔でいつきを見た。
机に座らされたことでほぼ同じ高さになった視点から、マリンブルーの瞳でいつきの思惑を尋ねる。
けれど、その眼差しを受けたいつきもまた、少し驚いたような表情でみかんを見つめていた。

「えっと……おにーちゃんしゃちょー?」

まだ脇の下に添えられたままの手にもじもじと身体をよじらせて、みかんが尋ねる。
葛城家特有の巫女装束の追加衣装である前掛けや腕を覆う袂は、胴回りまでは覆っていない。
そのため脇の下に入れられたいつきの手は、みかんにくすぐったい刺激を与えていた。
みかんの呼びかけに、いつきはハッとして、呆けていた自分に恥じ入るように頬を染める。
右目を眼帯で塞いだ少年は左目だけを少し泳がせて、小さく咳払いしてから再びみかんを見つめた。

「あはは、ごめん。少しビックリして」

事務机に両脚を揃えて座るみかんに、いつきは膝を避けるように斜め前から半歩身体を近づけた。
その動きに合わせて、いつきが近くに寄れるように、みかんは閉じ合わせた膝の位置を斜めに傾ける。
膝を傾けた方向とは逆――いつきの方に上体を向けると、女の子らしさのあるしなやかな姿勢になった。

「こうしてみかんちゃんを机に座らせれば、お互い楽な姿勢でキスできると思ったんだ」

いつきの率直な説明にみかんの肩がピクンと跳ね、頬がうっすらと上気する。
まだ脇に差し込まれたままの手にもじもじしつつも期待に瞳を潤ませる少女に、いつきは言葉を続けた。

「それでみかんちゃんの身体を持ち上げたんだけど――」
言葉の途中でいつきはみかんの両脇に差し込んだ手を、キュッと軽く揉むように動かす。
敏感な脇の下をくすぐられたみかんは、思わず事務机を軽く揺らして身体を跳ねさせた。

「ふきゅっ!?」

肩をビクッと竦めてくすぐったがるみかんの声に、いつきはゾクゾクッと背筋を震わせた。
みかんは瞳を閉じて手から逃れようと身体を左右に動かすが、いつきは脇を掴んで離さない。
俯く幼い恋人の耳元に唇を寄せると、いつきは熱に潤んだ囁きを口にした。

「――みかんちゃんのくすぐったがる声がすごく可愛くて、ちょっとビックリしちゃったんだ」

ちゅっちゅっとみかんの耳元にキスをしながら、両脇に差し込んだ手をさわさわと動かす。
両脇と片耳。敏感な三箇所同時のくすぐり責めに、みかんはすぐに可愛らしい悲鳴を上げた。

「ふきゃああっ! やぁぁんっ、おにーちゃ、しゃちょ、くひゅ、くすぐったいよーっ!」

いつきの側にある片手で制服をギュッと握り締め、緋袴とスニーカーに包んだ脚をパタパタと振る。
目尻に涙を浮かべて笑うみかんは、ツインテールに結んだピンク髪を揺らしていやいやをした。

「みかんちゃんのその声、すっごく可愛いよ。もっともっと聞きたいな」
「ふきゅううっ、やらぁぁっ! ひっ、んっ……やぁーっ、もぉーえっちぃーっ!! ひゃぅぅっ!」

巫女装束越しにみかんの身体がサッと熱を帯びるのを感じながら、いつきがくすぐりを続ける。
キャハハと甘い声を上げるみかんは、息も絶え絶えになりながらいつきへの抗議を口にした。
しかし笑い混じりの抗議はまるで迫力がなく、いつきの耳を楽しませるだけの結果に終わる。
それでもいつきは深追いせずに、ほどなくしてくすぐる手を少しずつ緩めていった。

「はぁー……はぁー……はぅぅ……、――んむっ!?」

そしてその代わりとばかりに、息を満足に整えないうちに小さな唇を奪う。
瑞々しい唇を二度三度ゆっくりと吸って顔を離すと、みかんは荒く息をしながらも瞳を潤ませていった。
なおも呼吸を整えるみかんのとろんとした瞳を見つめ、もう一度、今度は二人とも近づいて唇を重ねる。
いつきがそっと舌を差し入れると、みかんは荒い息に混じって熱くなった舌を力なく絡めてきた。

くちゅ、ぴちゅ、と円を描くように軽く舌を絡め、余韻を残しながらそっと唇を離していく。
二人の舌の間に細く伸びた唾液が銀糸の橋のように架かり、ぷつんと切れて舌先に冷たさを残した。
みかんはこくりと咽喉を鳴らして混ざりあった唾液を嚥下して、恍惚とした震える息をはく。
いつきもまた心地よさげに深く息をつくと、みかんの身体を優しく抱きしめた。

「みかんちゃん、好きだよ。大好き」
「……おにーちゃんしゃちょー……」
「くすぐったときの声、すっごく可愛かったよ」
「…………ばか……」

触れ合わせた頬をすりすりしながら言ういつきに、みかんが小さく不満を口にする。
けれどもその文句に少しも怒気は無く、恥ずかしさを誤魔化すために言ったことがありありとわかった。

じゃれあうようにくすぐられ、直後に口付けされたみかんは、翻弄されながらも心地良さを感じていた。
身体の奥に秘められていた廊下での触れあいの余韻を、くすぐりという鋭敏な刺激は再び目覚めさせていた。
まるで内と外から身体をほぐされたように、みかんの幼い身体は火照りを帯びて力を抜かされる。
そこに恋人から甘い口付けをされれば、身も心もとろけたような感覚に包まれるのは当然だった。

(ふわ……すごいよぉ……からだじゅうがふわふわして、ぴりぴりしてる……きもちいいよぉ……)

くったりと力を抜いて、みかんは自分に悪戯をした少年に身体を預けている。
くすぐられた微かな悔しさも、笑い声を上げた恥ずかしさも、今は心地良い余韻に絡め取られて霞んでいた。
優しく頭を撫でるいつきの手に嬉しげに瞳を閉じ、細くとも均整の取れた身体に頬をすり寄せる。
下腹部には再び不思議な甘い痺れが走っていて、みかんは緋袴に包まれた内腿をこっそりともじもじさせた。

                    ○
ややあって抱擁を解いたいつきは、膝と肩を逆によじった姿勢のみかんが心配になる。
少しの間なら問題ないかもしれなかったが、長時間同じ姿勢でいさせるのは良くないと感じはじめていた。

「みかんちゃん、身体をよじった姿勢にさせちゃってるけど、辛くない?」
「……ちょっとだけ。あ、でもホントにちょっとだけだよ? 私もおにーちゃんしゃちょーと近くでキスしたいもん」

言ってから「あっ」と呟いて頬を染めるみかん。どうやらキスという単語が恥ずかしかったらしい。
幼い恋人の可愛らしい仕草に微笑したいつきは、ツインテールの髪をよしよしと撫でてあげる。
頭から湯気を出しているかのように赤面して俯くみかんに、いつきは諭すような口調で言葉を続けた。

「ありがとう。すごく嬉しいけど……でもやっぱり、ずっとその姿勢でいると良くないと思うんだ」
「ん……。えっと、じゃあ、降りよっか……?」
「ううん。座ったままで、一度真っ直ぐな姿勢になってくれる?」

いつきが身体を離してみかんの正面に立つと、言葉に従ったみかんは身体の歪みを直して気をつけの姿勢をした。
軽く気息を整えて背筋を伸ばして胸を張り、両手は緋袴に包まれた脚の付け根近くの太腿の上に指を揃えて置く。
白い肌をうっすら上気させて柔らかく微笑んでなお、凛とした雰囲気を放つ躾の良さを感じさせる座り姿勢。
巫女装束に身を包んだ少女が、行儀悪く事務机に座りながら行儀良く気をつけをするのは不思議な光景だった。

みかんは太腿の半ばまでを机に乗せているため、正面を向くと膝が邪魔になっていつきとの距離が開いてしまう。
背筋を伸ばした気をつけの姿勢をしているとそれはより顕著になって、みかんとしては面白くなかった。

「こう……で、いいのかな」
「うん。そのままでいてね」

みかんが温もりを感じられない寂しさを感じていると、いつきが緋袴に包まれた太腿に手を伸ばしていく。
ピクッと身体を少し反応させるみかんに構わず、いつきは触れるか触れないかの近さで手を滑らせていった。
太腿から事務机の外へはみ出した膝へ表面を滑った手は、するりと左右に開きながら膝の裏に潜りこむ。

「ふえ?」

緋袴越しに両膝の裏を軽く持ち上げられたみかんが、きょとんとした声を上げる。
バランスを崩したみかんが後ろに手をつくのに構わず、いつきは両手に持った細脚を左右に開いていった。

「ふええ!? わわっ、ちょ、おにーちゃんしゃちょーっ!?」

両脚をはしたなく開かされたみかんが、恥じらいながら驚きの声を上げる。
いつきは開かれた両膝の間に一歩を踏み出し、事務机に座るみかんの間近に接近した。
開くために抱えていた脚を下ろすと、崩れていたバランスが復活してみかんの上体が垂直に戻る。

「わ……」

すると途端にいつきとの距離が縮まってしまい、みかんは思わず息を詰まらせてしまった。
ドキドキと胸を高鳴らせる幼い恋人に、その両膝の間に立つ少年が優しい声色で微笑する。

「これなら、みかんちゃんの姿勢も真っ直ぐなまま、近くに寄れるよね」

名案を誇るような、それでいて悪戯っぽい雰囲気を漂わせたくすぐったい声。
そこに混じった色香を感じ取れないほど、今のみかんは鈍感ではなかった。

「で、でも、ちょっと恥ずかしいよ、おにーちゃんしゃちょー……」

太腿の上に乗せていた小さな手をキュッと握って、俯いたみかんが上目遣いにいつきを見上げる。
いつきは上体を少しだけ前に傾けると、両手をみかん腰の両側より少し奥の机についた。距離がさらに近づく。

誘うように微笑むいつきに見つめられると、みかんの心はふわふわと浮き立って抵抗の意志を失ってしまう。
そのことに気付きながらも抗うことはできず、巫女装束を着た少女は淡い色の睫毛を震わせながら瞳を閉じていった。
唇がそっと重ねられ、瑞々しい唇を優しく吸われる。身体から心地良く力が抜けていくのをみかんは感じていた。

                    ○
二人以外誰もいないオフィススペースに、舌が絡み合う淫らな水音が響いている。
広いけれど味気ない空間。小さな窓から覗く空や地面はまだ明るく、室内の灯りも煌々と輝いていた。

書籍が並ぶ本棚や書類が積まれた机ばかりの素っ気無い場所に、しかし今は一輪の花が咲いていた。
事務机に鮮やかな緋色の袴を広げて座る少女。〈アストラル〉神道課契約社員、葛城みかん。
わずか小学二年生でしかない女子児童は、しかし花と喩えるに相応しい清らかな色香を漂わせていた。

「ん……っ、ちゅ……ぷはっ……んくっ……。……はぁ……はぁ……」

微かに開いたままの唇をそっと離し、絡めていた舌をゆっくりと離していく。
絡み合った唾液を咽喉を鳴らして大切に飲むと、みかんは熱い吐息をはいて余韻に浸った。
寄りかかるように身体を前に傾けた恋人は、僅かに俯いた顔を頬に寄せ、同じように呼吸を整えている。
開いた脚の間に身体を割りこまされているみかんは、不思議な恥じらいに下腹部を痺れさせていた。

(……なんだろう、これ……さっきから、うずうずする……おしっこしたいわけじゃないのに……)

まだ性快楽に疎いみかんは、自分の身体に走る感覚の正体を理解できていない。
未知の違和感に翻弄されている少女は、軽く握った手を胸元に寄せてもじもじとさせていた。

「ねえ、みかんちゃん」

腕をすっぽり包む大きな袂を擦り合わせる少女に、眼帯で右目を覆った少年が話しかける。
呼吸を整えつつある少年――伊庭いつきの表情は、まだ赤みを残しているものの余裕を感じさせた。

「……ん、なぁに? おにーちゃんしゃちょー」
「お願いが――って、その前に」
「ふえ?」

キスをする中で熱を帯びていった二人の身体は、自分たちを取り巻く空気をも温めている。
唇を離してなお近くにいる二人は、お互いが温めた空気を肌に感じながら見つめあった。
まるでお互いがお互いの内側にいるような一体感が包む中で、いつきが言葉を続ける。

「――せっかく恋人になったんだし、二人きりの時は僕のこと名前で呼んで欲しいなって」

それは特別な関係を築いた者が願う、ありふれた申し出だった。

「えっと、なんて呼んだらいいのかな、伊庭さん? いつきさん? いっちゃんは穂波おねーちゃんのだし……」

突然の要求に戸惑うみかんが、それでもなんとか候補を挙げる。
挙げたなかでは『いっちゃん』が好きだったが、それはもう他の人に取られていた。

「みかんちゃんが呼びたいようにしていいよ。でも、名前は混ぜて欲しいな。『いつき』って」
「えっと、えっと……」

夢見るような口調でお願いする年上の恋人に、みかんは一生懸命考えを巡らせる。

(たしか、おにーちゃんしゃちょーの呼び方って、猫屋敷さんは『社長』で、穂波お姉ちゃんは『社長』か『いっちゃん』
 黒羽お姉ちゃんが『いつきくん』、アディリシアお姉ちゃんが『いつき』で、ラピスも『いつき』だったっけ……)

まず最初に知人の呼び方を挙げていき、それらに片っ端から×をつけていく。誰かと同じ呼び名はイヤだった。
それで言えば『おにーちゃんしゃちょー』こそみかんのオリジナルだったのだが、これもダメになってしまった。
不満は無い。言われてみれば確かに、恋人と二人きりの時に、『社長』と呼ぶのはヘンなような気がしたからだ。
あれこれ考えた末、みかんがようやく返事をする。

「えっと……そ、それじゃあ、い……『いつきおにーちゃん』って呼んでもいーい?」

俯いて恥ずかしがりながら上目遣いに言った後、みかんは慌てて言葉を続けた。

「その、本当は『いつきさん』って言おうと思ったんだけど、なんだかまだみかんには大人っぽくて……。
 もう少しお姉さんになったら、そう呼びたいけど、今は『いつきおにーちゃん』がいいな……」
慌てて付け加えた補足説明も、最後には消え入りながらのお願いに変わる。
恋人とは対等な間柄であるべきで、みかん自身もそうありたいと願っている。
それなのに呼び方を妹のように甘えたものにしてしまうのが、なんだか申し訳なかった。

「そっか。…………うん。すごくいいと思う。嬉しいよ、みかんちゃん」
「ほんとっ!?」

けれどいつきは気にした様子もなく、心の中で復唱するように瞳を閉じてから嬉しそうに答える。
自分のお願いが聞き入れられ、呼び方を褒められたみかんは、ぱぁっと笑顔を咲かせた。
安心して笑顔を浮かべるみかんに、いつきは笑顔を返してから耳元に口を寄せる。

「うん。すごく嬉しい。……ね、呼んでみて」

甘く囁かれたみかんは、再び顔を上げたいつきとおでこが触れそうな距離で見つめあいながら、

「えっと…………い、いつき、おにーちゃん……」

ぼしょぼしょとむずがるように恥じらいながら小さな唇を動かした。
クスクスとくすぐったそうに笑いながら、いつきが甘えるような口調で要求を続ける。

「もう少し、大きな声で呼んで欲しいな」

もっともな指摘に、みかんは、すぅ、と息を吸いこんでリトライする。
いつきは胸をドキドキさせながら、新たに紡がれる自分の呼び名を待っていた。


「ぅ……、いつき、おにーちゃん……」

――――少し大きくて、まだ少したどたどしい声が、

「うん。もっと呼んで」

――――さらなる求めによって、

「……いつきおにーちゃん」

――――ためらいながらも、なめらかに滑り出し、

「うん」

――――やわらかな返事をうけて、

「いつきおにーちゃん」

――――自信を持って紡がれ、

「うんっ」

――――嬉しげな声をうけて――

「いつきおにーちゃんっ」

――――元気な産声をあげる。

「うんっ!」


全身を駆け抜ける喜びと共に、いつきはみかんを抱きしめた。恋人として新たに得た絆がただただ嬉しい。
みかんもまた、繰り返し呼ぶうちに定着していく新しい呼び名に、恋人としての新たなステップを感じていた。
二人はお互いが感じている喜びを感じて、さらに喜びを覚えて――ぎゅーっとお互いを深く強く抱きしめた。
                    ○

「えへへ、いつきおにーちゃんっ」
「みかんちゃんっ」

抱擁を解いた二人は、お互いを呼び合って唇を重ねる。
その姿は誰がどう見てもらぶらぶバカップルのそれだった。

お互いの唇をはむはむと味わった二人は、ゆっくり身体を離して微笑み合う。
そこでいつきは、キスの間、みかんが胸元に手を寄せていることに気がついた。
戸惑うようにも祈るようにも見えるその姿勢は可愛らしかったが、どこかよそよそしい。
いつきは柔らかな頬にキスを落としたあと、ゆっくりとした口調でお願いした。

「ね、みかんちゃん。腕を僕の首に回してくれないかな。こんな感じで」
「ふえ?」

いつきは身体を一旦起こして、自分の要求を実演してみせる。
みかんの細く白い首の両側に腕を通したいつきは、ツインテールを避けながら手を重ねた。
映画やドラマのラブシーンで見たことがある、女性が男性の首に腕を絡めるしどけない姿。
大人びた色気のあるその仕草をすることに、みかんは自分に相応しくないような気後れを感じた。

「でも、わたしがやったら、ヘンじゃないかなー……」
「そんなことないよ。せっかく今は同じ高さなんだし試してみよ? やってイヤなら降ろしていいから」
「えっと……う、うん」

みかんの返事を聞いていつきが腕を下ろし、期待に左目を輝かせながら上体を傾ける。
みかんは大人びたことをする自分にドキドキしながら、いつきの両肩にすっと腕を伸ばした。

上向いた袂の裾からほっそりとした腕がのぞき、小さな手がたどたどしく肩に触れる。
制服越しに触れた柔らかな感触は、するりとすべって耳の裏側へと進んでいった。
袂の裾が少し遅れて肩に乗り、制服に包まれたいつきの肩と二の腕に白い覆いをかけていく。

首の後ろに回した手を重ね、間近でいつきと見つめあったみかんは、サッと頬を染めた。
マリンブルーの双眸をキラキラ輝かせながら見開き、すぐ側にいる恋人を真っ直ぐに見つめる。
より一層恋人同士のそれに近づいた触れ合いに、みかんは胸の高鳴りを覚えながら瞳を閉じた。
形のいいおとがいを上げて唇を差し出す幼い恋人に、いつきが嬉しそうに優しく口付ける。

「ん……っ、ちゅ……ふぁ、むゅ……」

みかんの唇から漏れる甘い声を聞きながら、いつきは両手を細いウエストに回した。
幼い恋人の胴回りは驚くほど細く、いつきの手に容易く収まってしまう。
その華奢さに驚いたいつきは、少し手を動かして身体の脇のラインを確かめてしまった。
白衣越しに敏感な横腹を撫でられて、みかんの身体がビクンと跳ねる。

「ふにゃ! ちゅぱ……はぅぅ……、おにーちゃ……いつきおにーちゃん、わきやだよぉっ……」

唐突に離した唇から唾液の糸が垂れるのにも構わず、みかんは涙目で哀願した。
手を首に回したみかんには防ぐ手立てがないため、弱気な懇願になってしまっている。
もじもじと身体を揺すって逃げようとするみかんに、いつきは素直に謝った。

「あ、ゴメンね。もうしないから。……ほら、こうして抱きしめれば安心でしょ?」

片手を緋袴に包まれた腰に、片手を首と頭の後ろ――うなじ近くに触れるように、抱きしめる。
包むような抱擁に変えたいつきに安心したみかんは、身体から力を抜いてキスの再開を受け入れた。

「ん…………。ふぁ、はみゅ……ちゅ」

薄い唇を優しく奪われたみかんは、小さく唇を開いていつきの舌が訪れるのを待つ。
やがて唇の裏側を撫で、歯をつるつると舐める舌が訪れると、みかんは肩を震わせて舌を絡めていった。
                    ○

事務机の上に緋袴に包んだ脚を広げて座り、首に細い腕を絡め、抱きしめられて口付けを受ける小さな恋人。
少しだけ余裕を持ってキスすることができるようになったいつきは、改めて恋人との身体の違いを実感していた。

肩に乗った腕の細さや軽さ。包むように抱くと腕が驚くほど余る華奢な身体。男と女というだけではない。
自分と彼女の身体には、大人と子供という、全く別の生き物のような圧倒的な差があることをいつきは実感した。

重ねている瑞々しい桜色の唇も、絡めあっているぬるついた薄い舌も、ミニチュアのように小さい。
つるつるとした舌触りの歯も、まだ永久歯に生え変わっていない乳歯の状態だ。歯の総数さえ違う。
歯が生え変わったのっていつだったっけ、と、いつきはちらりと考える。思い出せないくらい古い記憶だった。

自分にとってそんな記憶の彼方の頃の年頃の少女に、恋をして、告白をして、こうしてキスを交わしている。
小学二年生――八歳では初潮も来ていないだろう。男性を受け入れられる身体ではないに違いない。

改めて考えると本当に凄いことだった。そして困ったことではあるのだが、どう考えても犯罪だった。
だというのに、少しも後悔や罪悪感が芽生えることがない自分に気付いて――思い知らされる。


    伊庭いつきが、どうしようもなく、葛城みかんのことが好きだということを。


人を好きなるということは、すごいことだ。いつきは改めてそう思わざるを得なかった。
『のび太の魔界大冒険』を見て気絶するほど臆病な自分が、こうも大胆になるのだから。

絡めていた舌の速度をゆっくりと落としていって、最後にちろちろと少し硬い舌先を触れあわせる。
舌を引いてディープキスを中断させたいつきは、唇を吸い上げるキスを何度も繰り返してから顔を離した。
みかんも情熱的に幕を引かれたキスを素直に受け入れ、熱く火照った頬を触れあわせながら息を整える。
しっとりぷにぷにしたみかんの頬触りに、いつきは味わうように頬をすり寄せた。

自分の恋人がどれほど稀有な存在なのかを改めて感じ、いつきは思っていた。
もっと今の時間を楽しみたい。すみずみまで目の前の恋人のことを味わってみたい。
いろんなことをして、けれども優しく大切に扱って、恋人同士の時間を重ねていきたい。

悪戯心や遊び心を交えたような、恋人を深く想う潤んだ切望。
その思いはまず最初に、今まで散々交わしてきたキスに向けられていた。
もっとたくさんキスがしたい。いろんな種類のキスを楽しみたい。
そんな思いがわくわくとした感情と共に湧きあがり、いつきを駆り立てる。

呼吸がある程度整ったのを見計らってから、いつきは口を開いた。
これからまた新しく紡がれる、恋人同士の素敵な時間に思いを馳せながら。

「――ねえ、みかんちゃん。舌を、出してくれないかな」

                    ○

「――ねえ、みかんちゃん。舌を、出してくれないかな」

いつきが発したその言葉に、みかんはマリンブルーの瞳をしばたかせた。
まだ呼吸は少しだけ荒く、口の中には年上の恋人の唾液の感触を色濃く残している。
一度咽喉を鳴らして甘い唾液を飲み干すと、みかんは深く息を吐いて恋人のことを見つめた。

「こんな感じで」

言いながら、いつきが実演して小さく舌を出す。
思いきり出すのではなく、舌先を軽く伸ばすように。

いつきの舌を見たみかんは、なんだかドキドキしてしまった。
赤白くぬらつくその粘膜は、今まで散々みかんの口内に侵入してものだから、思い出してしまうのだ。
何度も重ねた唇や、絡めていた舌の心地良さ、流し込まれた唾液を飲む甘い感覚。なにもかも。
そうして身体に熱が灯ると、みかんは自分の舌を見せることが恥ずかしくなってしまった。
口内に侵入してきた舌を、何度も何度も優しく迎え入れ、絡めあって心地良さを味わったピンク色の舌粘膜。
まるで新妻が帰宅した夫に尽くすように媚びて甘えていたそれは、自分のいやらしさの象徴のような気がした。

「……あの、恥ずかしいよ……いつきおにーちゃん……」

軽く俯いて上目遣いに哀願するが、いつきに譲歩する気はないようだった。
後頭部に回していた手を白衣を着た背中にすべらせ、優しく撫でながらお願いしてくる。

「恥ずかしいことなんてないよ。ここには僕とみかんちゃんしかいないんだから」

キスが終わってみかんの手はいつきの両肩に乗っていたが、それでも二人の距離はとても近い。
眼帯に覆われた右目、健常な左目。不揃いな双眸に見つめられてみかんの抵抗は弱くなっていく。

「みかんちゃんは全部可愛いよ。僕が保証する。……だから、可愛い舌を見せて欲しいな」

結局、いつきの甘えるような優しいお願いにみかんが折れる。
褒めながらも恥ずかしい行為を促す恋人のこういった仕草に、みかんはどうしても弱かった。

「う、うん……」

小さく返事をして、顎を引いて微かに震えながら深呼吸する。
ただ唇を開いて舌を見せるということが、今のみかんには裸を晒すくらいに恥ずかしかった。
いつきの身体を挟んで開かれたままの脚が視界に入り、ピクッと内腿に力が入る。
恥じらいに身を焦がすみかんの身体に、両脚の中心から小さな甘い痺れが背筋を駆け上った。

(んっ……、なんだろ、今の……ときどき、きゅんってなる……。……うう、べろ出すの恥ずかしいよ……)

一瞬走った不思議な感覚に気を向けたが、すぐにするべきことを思い出す。
ゴクッと咽喉を鳴らして覚悟を決めると、みかんは顔を上げて唇を開いてった。

ぴったり閉じていた上唇と下唇が少しべたつきながら、くぱっと開かれる。
ゆっくりと出した舌は最初横に広がっていたが、力を入れて少しずつ尖らせていく。
舌を尖らせながら真っ直ぐ外に出すのは初めてのことで、慣れないことに舌先がぷるぷると震えた。

(べろにこんなに力入れたの初めてかも……尖らせるとべろの裏側がピンとして痛くなるんだ……)

薄紅色とピンクと白が混ざったような淡い色合いの、小さく尖った舌が白日の下に晒される。
きめ細かな舌粘膜は唾液をうっすらと纏って濡れ、舌先の震えによって光を受ける角度が変わりキラキラ輝いていた。

舌を出しながら上目遣いにいつきを見るみかんが、これでいいのか尋ねるような視線を向ける。
いつきは小さく出された海辺に輝く宝石のようなピンクの舌に、すっかり心奪われていた。

「……すごい。綺麗だよ、みかんちゃん。キラキラ光ってて、ピンク色で……すごく美味しそうな舌だ」

興奮醒めやらぬ感じで頬を上気させるいつきは、微かに震える唇でみかんの舌に吸い付く。
はぷ、と舌先を唇に咥えられたみかんは、舌を柔らかく締め付ける口唇の感触にビクッと身体を震わせた。

(!! ひゃ……みかんのべろ、食べられちゃった……ていうか、ちゅーって吸われてるみたい……っ!)

唇同士が微かに震えるくすぐったさも、舌を吸われる初めての感覚の前では薄いものだった。
咥えられたみかんの舌先はいつきの口腔内に入り、その奥でちろちろと舐められている。
相手の領域内に囚われて愛撫されている舌先に、みかんの背筋をゾクゾクとしたものが駆けていった。

(いつきおにーちゃんの口の中で、ぺろぺろされてる……捕まって、いじわるされてるみたいだよ……)

舌を吸われたときに肩から奥へすべったみかんの手は、再びいつきの頭の後ろで重ねられている。
恋人におねだりをするような姿勢をしているみかんは、翻弄されている実状とのギャップに心を震わせた。
自由を奪われた舌先を思うままに味わわれる被虐感に、みかんの胸がきゅんと甘い悲鳴をあげる。
(あううっ……これじゃあ、いじわるしてって、みかんがおねだりしてるみたいだよっ……ちがうのに……っ)

恥ずかしさに目尻に涙を浮かべながら、誰に見られてるでもないのにみかんが心の中で必死に弁解する。
閉じた瞼を震わせながら舌先を舐め回される感触を味わっていると、いつきは今度は唇を動かしはじめた。

顔を前後に動かして、みかんの瑞々しい唇を吸い、そのまま露出した舌先まで唇でしごきあげる。
舌先から唇に戻るまでは吸い付かないため、みかんの舌は外へ引っ張られるような愛撫を繰り返された。

(わ、わ、なんだかすごいえっちだよ……くちびるもべろも、ぜんぶぬるぬるされてくすぐったいっ……)

深く唇を重ねたときには、口腔内に入ったみかんの舌に、いつきの舌がたっぷりと唾液を塗りつけていく。
それを舌先まで唇でしごく中で吸われ、こそげ落とされるため、舌を繰り返し食べられているような錯覚を覚えた。

(食べられてるんだ……みかんのべろもくちびるも、いつきおにーちゃんに食べられちゃってるんだ……あうう……)

ちゅぷちゅぷと舌を味わう水音に、みかんは身体をぶるっと震わせた。
まるで自分が差し出した食べ物を食べて貰っているような、捧げているような不思議な感覚。
それは幼い被虐心に火をつけて、身体全体にじんわりと痺れるような感覚を広げていった。

                    ○

差し出した舌先を嬲られるのは、不思議な感覚だったが心地良く、みかんの身体をとろかせている。
しかしその一方で、舌を伸ばしてじっとしているしかない状況を、物足りなく思う気持ちも感じていた。
その気持ちはみかんの中で少しずつ大きくなり――やがて、ポツリと思う。

(――……なんだか、いつきおにーちゃん、ズルイ)

ぷくー、と心の中で頬を膨らませる。『いつきおにーちゃんだけ楽しそう』と。
みかんはいつきと舌を絡めてする、深くて甘い口付けが大好きだった。
とろとろになった唾液を舌で絡めながら愛しあい、それを飲むことが大好きだった。

そんなみかんにとって、満足に舌を絡ませられず、いつきの唾液も飲めない今の状況は楽しくない。
唇と舌を使って丹念に愛撫される舌に心地良さを覚えつつも、みかんの中の不満は次第に大きくなっていった。

やがて、みかんの小さなピンクの舌先を堪能し終えたのか、いつきがゆっくりと唇を離す。
しばらくぶりの自由を得た舌を、みかんは口の中に引っ込めて休憩させた。
ぴんと張って疲れていた舌の裏側を休ませ、渇きつつあった舌先を唾液に浸らせる。
舌を洗うようにもごもごさせて唾液を飲むと、少しだけ恋人の味を味わえたような気がした。

顔を離されたときに首に回した手が解かれ、両肩に軽くかかるだけになっている。
軽く俯いたいつきは満足げな表情で、どこか恍惚としながら呼吸を整えていた。
注意がこちらに向いていないことを見て取って、みかんの瞳がキラリと光る。

(ちゃんす!)

舌を愛撫されている間じっとしていたみかんは、いつきよりも体力を残していた。
身体をスッと前に傾けて腕を伸ばし、白い腕を蛇のようにいつきの首に絡ませる。
太腿とふくらはぎで事務机と身体を固定すると、みかんはいつきの身体を引っ張った。
きょとんとしたいつきの顔が上がってみかんを見つめるが、その身体は抵抗できずに引き寄せられる。

触れあう直前の一瞬、ちょっと恥ずかしい気もしたが――

(私だって、いつきおにーちゃんにキスしたいんだもん!)

――みかんは思い切って、いつきに初めて自分から口付けをした。

「んむっ!? ん、んーっ、……っ」

初めていつきから驚いたような反応を引き出すことができて、みかんが赤くなった頬を緩ませる。
ちっちゃな唇で年上の恋人の唇を奪った巫女服少女は、薄い舌をちろちろと使って相手の唇を舐めはじめた。
突然唇を奪われたいつきは、身体をビクッと跳ねさせて硬直している。
そんな今までの自分のような反応を全身で感じ、みかんは新鮮な喜びを感じていた。

(……わ。自分からキスするのって、けっこう良いかも……いつきおにーちゃんかわいい……)

白衣に包まれた背筋がゾクゾクと震え、テンションが上がってくるのを自覚する。
左目を白黒させるいつきに、みかんは逃がさないように頭を抱きこんでキスを続ける。
いつきの自分のそれと比べて厚く硬い唇は、唾液に濡れた舌先でちろちろと舐めると弛緩していった。

はじめは驚いていたいつきだが、キスされていることを悟ると落ち着きを取り戻していく。
ぬめぬめと温かく舐めてくる舌の優しい感触もあって、心身の強張りはすぐにほぐれていった。

(みかんちゃんにキスされてるんだ……うわ、すごく気持ちいい……どうしよう。すごく嬉しい)

自分よりずっと年下の少女の口付けに翻弄された少年は、口内に入ろうとする小さな舌を受け入れる。
小さいながらも懸命にこちらの唇や前歯を舐めてくる舌の感触に、いつきはゾクゾクと背筋を震わせた。
たまらずに舌を伸ばし、長さのせいか前歯の辺りで止まっている薄い舌粘膜につんつんと挨拶する。
一瞬ビックリしたみかんだったが、それがいつきの舌だと理解すると嬉しさが湧きあがってきた。

(♪ あ、いつきおにーちゃんのべろだっ! こんにちはー、おじゃましてまーすっ)

心の中で挨拶を返しながら、つんつんと可愛らしくいつきの舌を突付き返す。
挨拶は受け入れてくれた証。初めて自分からしたキスを受け入れて貰えて、みかんの心が喜びに満ちる。
はしゃぎたくなるような喜びは、愛情と交じり合ってどこまでも甘い恋心に昇華していった。

(えっと、みかんのつばをこうして送って……えい。……あ、いつきおにーちゃんが送り返してきた。
 つばが行ったり来たりして混ざりあって……あははっ、べろが温かいプールの中で遊んでるみたい
 ぜんぶきもちいいや……くちびるも、べろも、つばも、みんなみんなすごくきもちいい……っ)

みかんは心の中と頭の中をピンクのハートで埋め尽くしながら、いつきとのキスを楽しむ。
みかんが仕掛け、いつきが受け入れたことで、二人のキスは初めて対等なものになっていた。

無垢なみかんは今まで終始受けに回っていて、いつきは常に自分からリードしてキスをしていた。
それが初めて逆転したことで、二人とも攻めることも受けることも覚えることができた。
そんな二人がお互いを求め合っている今のキスは、真に対等な、恋人同士のキスであると言えた。

「んみゅ、ふぁ……、はぅぅ、いつきおにーひゃぁん……しゅきらよぉ……」
「みかんちゃん……んむ、ぷは、僕も、みかんちゃんのことが、大好きだよ……んんっ」

お互いがお互いの唇を甘く食み、唾液を送りあい、伸ばしあった舌を絡めあう。
相手の唇からヨダレが垂れてしまえば、顎から舐めあげてやり、そのままキスに戻っていった。
時折おでこをコツンと合わせてインターバルを挟みながら、何度も何度もお互いを求め合う。
今まで積み重ねたキスの集大成のような交わりに、二人は疲れ果てるまで耽溺し続けていった。

                    ○

二人以外誰もいないオフィススペースに、呼吸を整える荒い息の音が響いている。
広いけれど味気ない空間。小さな窓から覗く空や地面には軽く茜が射し、室内の灯りをより眩しく感じさせた。

書籍が並ぶ本棚や書類が積まれた机ばかりの素っ気無い場所に、やや乱れた風情の花が一輪咲いていた。
事務机に鮮やかな緋色の袴を広げて座る少女。〈アストラル〉神道課契約社員、葛城みかん。
わずか小学二年生でしかない女子児童は、はしたなく脚を広げて年上の恋人に抱きつき、荒い呼吸をしていた。

お互いの唇を深く求めあう中で、みかんの身体はいつきに引き寄せられて密着していた。
最初太腿の半ばまで事務机の上にあったみかんの身体は、今は机の縁に辛うじてお尻が乗っているだけに過ぎない。
床に滑り落ちそうな細い身体は、いつきが事務机に寄りかかることで繋ぎとめていた。

巫女服の少女が緋袴に包まれた脚を開き、その間に学生服の少年が腰を突きこんでいる。
腰が密着した今の姿勢は、見る者が見れば、性交をしているのかと疑いかねない危ういものだ。
しかしその疑いは、完全な誤りとも言えないだろう。二人が交わした口付けはそれほど濃密なものだった。
「はぁ……はぁ……。……はぅぅぅぅ、へとへとらよぉ…………」

涙目になったみかんが、ふるふると身体を力なく震わせながら声をあげる。
唇も舌も疲れて痺れてしまい、いまいち呂律が回っていない。

「うん……そう、だね……。ちょっと、やりすぎ、ちゃった、かもね……」

対する彼女の恋人――伊庭いつきの声も、辛うじて呂律が回っているものの疲労の色がありありと出ていた。

ぎゅっとお互いを抱きしめて、顔を恋人の身体に埋めるように密着させながら息を整える。
濃密なキスを繰り返した余韻は果てしなく深く、まだ二人を夢心地の状態から解放してはくれなかった。
痺れた身体はガクガクと震えていて、力が抜けているのか、過剰な力が入っているのかもわからない。
頭の中は真っ白な場所が大半を占めていて、キィーンと耳鳴りがするように快楽過多の異常を訴えていた。

頼りない身体を繋ぎとめるように、いつきとみかんはお互いを抱きしめる。
まさかキスでここまで気持ちよくなれると思っていなかった二人は、深い余韻にクラクラとしていた。


たっぷりと十分弱ほど時間をかけて、二人がやっと身体の調子を整える。
いつきは緋袴に包まれたみかんの脚の付け根付近を抱えると、前傾させていた身体を立て直した。

「ひゃ……」
「ソファーまで運ぶから、捕まってて」

事務机を離れてふわりと浮いた身体に、みかんはいつきの首に回した腕に力を入れる。
緋袴に包まれた脚の間から身体を器用に抜いたいつきは、細い両足を片腕で絡めて持ち上げた。
身体がするりと横を向き、いわゆるお姫様抱っこの姿勢にされたみかんが、微かに頬を染める。
荷物を隅によけ、膝を折ってみかんを座らせると、いつきはそのまま緋袴に包まれた膝元に顔を埋めた。

「……つか……れたー……」

へたりこんだいつきの頭を、ソファーに身を沈めたみかんがよしよしと撫でてあげる。
求め合うキスを重ねたことによって、みかんは自分からいつきに何かを与えることを覚えていた。
こうしてお姉さんじみた優しさを見せるのも、その発露の一つの形だった。

「みかんも、疲れちゃった…………キスって、あんなにすごいんだね……」

恋人の黒髪をくすぐるように撫でてあげながら、恥ずかしがりながらみかんが感想を口にする。
相変わらず疲れ果てた力ない言葉だったが、そこには真新しい過去への甘い追憶が滲んでいた。

「……でも、すごく気持ちよかった。本当に」

やっと顔をあげたいつきが、健常な黒い左瞳に清々しい光を宿してみかんを見つめる。
みかんもまた、水色とも薄緑色ともつかないマリンブルーの瞳に明るい光を宿していつきを見返した。

いつきが背を伸ばして、そっと優しくみかんにキスをする。
みかんはうっとりと瞳を閉じてそれを受け入れ、長い交わりに幕を引いた。


                    ○


それからさらに少しの間ソファーで休憩していた二人だったが、やがてみかんが身体を起こす。
なにかを決意したようにパッと立ち上がったみかんに、いつきも背もたれから身体を起こした。

「どうかした? みかんちゃん」
「うん。えっとね、たくさん汗かいちゃったから、服を着替えたいの」
「あ……そっか」

申し訳なさそうなみかんの言葉に、いつきが納得する。
抱き合ったみかんの身体はいつだって熱を持っていたし、くすぐって暴れさせもした。
汗をかいて衣服の肌触りが不快になっていても仕方がない。
着替えるなら他に誰も帰ってきていない間が好ましいため、このタイミングで切り出したのだろう。
そのあたりの事情を察すると、いつきとしても引き止めることはできなかった。

「うん。その方がいいかもね。まだ誰も帰ってないし、今のうちに」
「ありがとう。……ごめんね」

名残惜しそうに伸ばしたみかんの手を、いつきもまた同じ気持ちで握り返す。
男女の基礎体温の差か、小さくて真っ白なみかんの手はひんやりと冷たかった。
儚いほど小さく柔らかな手は愛しくて離れがたかったが、なんとか気持ちに折り合いをつけていく。
みかんもまた温かな手から伝わる熱で、しばしの別れに向けて温もりを充填していた。
じっと見つめあいながらいつきと手を握り合っていたみかんだったが、ふと思いついて口を開く。

「……いっしょに、お部屋に来る?」
「行きたいけど、やっぱり一人くらい待ってないとね」
「そっか。そうだよね」
「でも、できれば今度、お邪魔したいかな」
「うんっ」

いつきの答えに、みかんは少しも気分を害した風も無く笑顔を見せた。
繋いでいた手から力が抜かれていき、やがてするりとほどかれる。
温まった手を胸元に寄せて微笑んだみかんは、気持ちを切り替えるように明るい声を出した。

「それじゃ、いってくるね、いつきおにーちゃん!」
「ホントはちょっとだけ寂しいんだけどね。……いってらっしゃい、みかんちゃん」

それに対して女々しい返事をするいつきの言葉に、みかんはきょとんとしてから笑顔になった。
マリンブルーの瞳をキラキラと輝かせ、ソファーに座るいつきの正面にちょこんと立つ。
開いた脚の間に立つ姿は、事務机でのお互いの立場を逆転したような位置関係になっていた。

「いつきおにーちゃん、そのままこっちに来て」
「えっと、うん」

手招きに素直に従って上体を自分の方に倒してくるいつきを、みかんはぎゅっと抱きしめた。
葛城家特有の厚い巫女装束で覆われた薄い胸に抱かれて、いつきが呆然とする。

「もー、しょーがないんだからっ」

楽しくてたまらないといった雰囲気で、みかんはお姉さんっぽい喋り方をする。
まだまるで幼い身体つきとはいえ、その抱擁は女性からのものだといつきは感じることができた。

「みかんはいつきおにーちゃんの恋人だよ。いつきおにーちゃんだけのものだよ。
 どこにもいったりしないんだから、いい子で待ってなきゃダメなんだからねっ!」

最初は優しく、最後は元気に言うと、みかんはいつきの額に柔らかな唇を落とす。
眼帯の紐が邪魔で額というより髪の毛の生え際あたりになってしまったが、おおむね満足だった。
イメージ通りのお姉さんを演じたみかんは、ゆっくりと一歩後ろに下がって身体を離す。
耳まで赤くしたいつきが上体を起こすのを待つと、にこっと笑って踵を返した。

軽快な足取りでソファーの隅によけていた荷物を拾い、いつきを振り返って小さく手を振る。
廊下に続く扉の前でもう一度いつきを振り返って小さく手を振ると、今度こそ立ち去った。

ピンク色のツインテールをなびかせて去った小さな恋人を、いつきは呆然と見送る。
ドキドキと胸を高鳴らせた少年は、火が出るほどの恥ずかしさに遅ればせながら顔を燃え上がらせた。
お姉さんぶった幼い恋人に抱きしめられ、慰められ――それが、本当に気持ちよくて。

「……うん。いい子で待ってよう」

魔法使い派遣会社〈アストラル〉の高校生社長、伊庭いつきは、拳をグッと握り締めて心から誓うのだった。
以上です。ありがとうございました。
やりたいこと全部詰めこんだらえらい量に。
やっと次から身体を使えるかなーという感じです。

次の投下は少し遠くなりそうです。
たぶんまた一日か二日前くらいに予告すると思います。寂しさゆえに。

そのときはまたよろしくお願いします。では。ノシ
458名無しさん@ピンキー:2008/04/16(水) 15:23:31 ID:m1FBUTVA
自重しようとして全然しない社長GJ

犯罪臭いのを分かりながら、まったく躊躇わないし
この二人、恋人になった日に何処まで進むつもりだよwww
459名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 14:07:20 ID:oX8DJCtE
>>457
GJ!
いつきやみかんがしっかり書かれ心理描写等も丁寧で良かったです。
これなら例えエロなしでも十分楽しめると思います。

次回作を楽しみに待っていますね。
460名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 19:00:51 ID:YL/MVE8w
レンタルマギカのアディリシアはイツキのものカワイイ9

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/16(水) 22:47:46 ID:+topPA9A(このレスのみ)いろいろアディ投票
作ってほしい抱き枕投票所
http://shop.m-matching.jp/chara/votec/votec.cgi
お嬢様キャラ 人気投票2
http://www.vote5.net/animechara/htm/1205835399.html
ツンデレ・キャラ 人気投票
http://www.vote5.net/animechara/htm/1205836730.html


413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/18(金) 00:02:14 ID:50wUg0s1(このレスのみ)>>395
おいっ 投票といえば、これを忘れてるぞ!

ttp://www.e-ohkoku.sakura.ne.jp/votec/votec.cgi

皆、9位のアディに投票しよう。
上にある やきゅう拳関連スレ3の199には、ご褒美があるぞ。
461名無しさん@ピンキー:2008/04/18(金) 19:10:08 ID:CEnFC4iv
>>457GJ!これは濃いいな
462名無しさん@ピンキー:2008/04/20(日) 23:24:45 ID:mn8OIHfq
>>457
キスしかしてねーのにエロいぞこんちくしょー!

いいぞもっとやれw
463名無しさん@ピンキー:2008/04/22(火) 22:14:25 ID:t6ai2aPY
464名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 14:22:29 ID:lhP37ghc



>>457
レベル高ス!!
是非続きをお願いします。
465名無しさん@ピンキー:2008/04/24(木) 21:19:14 ID:5i9CZZCA
ttp://15.dtiblog.com/o/ohkoku/file/adelicia1.jpg

このアディどう思う?


466名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 01:15:18 ID:0b48nO3Y
凄く・・・良いです
467名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 14:13:51 ID:vPCf0ZFq
良いぞ!もっとやれ!
468名無しさん@ピンキー:2008/04/25(金) 23:12:01 ID:IrPMImc+
>>465
べ…別にこんなのどうだっていいんだけど
あ…あんたが見せたいっていうのなら見てあげてもいいわよ…
469名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 02:11:02 ID:UgQ/Rew8
アディはあんたではなく、あなたと言います
470名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 22:34:41 ID:lnV2zdA6
辰巳と香で誰か書いてくれないものか。
471名無しさん@ピンキー:2008/04/28(月) 01:03:55 ID:NXRyvBLB
自分で書くが吉
472名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 02:05:00 ID:yrRAQkcH
保守
473名無しさん@ピンキー:2008/05/01(木) 08:00:53 ID:35tdgPqU
妹は永遠保守
474名無しさん@ピンキー:2008/05/03(土) 00:56:50 ID:MBD7OeOO
  ,. -― 、
 (_,ィ===)
  ノl'iノ从ハ∩ 
. (ミ'.l|゚ ー゚ノ!彡  
 (ミ)l8:::Y⊂彡 おっぱい!おっぱい!
475名無しさん@ピンキー:2008/05/05(月) 00:09:55 ID:SxQWuBdB
  ,. -― 、
 (_,ィ===)
  ノl'iノ从ハ〉 
. (ミ'.l|゚ ー゚ノ!(  
 (ミO[あげ]O)
  くリ:::::::::|i)
  /ノ::/::|:::ハ
  `~~(ノJ
476にっぷし:2008/05/06(火) 05:22:38 ID:7+Kux+Ck
なかなか進まないんだぜ。みかんちゃん一人勝ち保守小ネタ。


今日も今日とてアストラルは仕事中。
穂波に魔法知識をスパルタで教えられているいつきの元に、
棒付きキャンディを咥えたみかんがとてとてと歩いてきた。
その手には包装紙に包まれた新しい飴を持っている。

「おにーちゃんしゃちょー、お疲れ様。アメあげるね」

唇の間から延びた棒をぴこぴこさせながら、器用に喋るみかん。
ぴりぴりと包装紙を破いていく可愛らしい姿に、いつきが笑顔を返す。

「ありがとう、みかんちゃん」
「ほら社長よそ見しない!」
「ちょっとだけだから、待ってよ穂波」
「……はぁ、まったく、しゃぁないなー」

いつきの言葉に穂波も少し気を抜き、事務用の椅子をギシッと揺らす。
ぼーっと見ている蒼氷色の瞳(アイスブルー・アイ)の視線の先で、
包装紙を破ってつやつやした飴を露出させた巫女服小学生が口を開く。

「はい。みかんが食べさせてあげるね。……目を閉じてあーんってして」
「えっと、こうかな。……あー」

素直に従ういつきに、みかんが悪戯っぽくマリンブルーの瞳を輝かせる。
自分が咥えていた棒を掴んで、可愛らしく舌で押し出しながらキャンディを取り出すと、
それをいつきの口の中に突っ込んだ。そして、手に持っていた新しい飴を自分で咥える。

呆然とした穂波が目を丸くする前で、飴を口に入れられたいつきが口を閉じて目を開いた。
表面が溶けた少し生暖かい飴を、(……あれ?) と思いながら転がし、甘く溶けた唾液を飲み下す。
ちょっとした疑問が氷解したのは、続くみかんの言葉によってだった。

「えへへ、間接きすだね、いつきおにーちゃんっ」
「え? ……あ!」
「ちょお、みかんちゃんっ!?」

頬を染めて悪戯っぽく笑うみかんに、いつきが状況を理解して赤面する。
声を荒げる穂波に一歩後ろに下がってから、ツインテールを揺らして微笑する。

「わたしだと思って味わってね〜」
「え、えっと……うん」

左目を丸くして赤面したいつきが肯くのを見て、満足げに踵をかえす。

(ええええ!? アリなんか? そんなんアリなんかーーー!?)

衝撃の光景を目の当たりにした穂波は色々と葛藤しながら心の中で頭を抱えていた。

                        ☆

後日。
「(大丈夫や、穂波、ウチならできる……) あ、あああ、あのな、社長」
「ん、なに? 穂波」
「き、き、今日は暑いし水分補給した方がええで?」 ←飲みかけのペットボトルを渡そうとする
「……は? なに言ってるの穂波」
「(ちくしょー!) な、なんでもないねん。ほななーー!」

その日のアストラルの裏庭には、ペットボトルを地面に置いた隣で三角すわりをして落ち込む
ケルト魔術・魔女術課正社員の姿があったとかなかったとか。 おしまい。また見てマギカ!!
477名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 02:18:29 ID:Sv40nuOK
みかん一人勝ちワロタ

支援になれば良いなと思いつつ落書き投下
http://kjm.kir.jp/?p=182747
478名無しさん@ピンキー:2008/05/08(木) 18:33:04 ID:8P7dMA3X
>>476>>477
二人とも最高だ
479名無しさん@ピンキー:2008/05/10(土) 13:18:21 ID:/N6fmDpk
http://www.e-ohkoku.sakura.ne.jp/contents/yakyuK/yakyu_K.html

↑びっくりするぞ

プレイしたら、
http://www.e-ohkoku.sakura.ne.jp/votec/votec.cgi
↑のどれかに投票頼む
480名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 00:52:47 ID:SmIfwxCB
保守がてら

なんか舐めてるみかん

http://kjm.kir.jp/?p=183484
481名無しさん@ピンキー:2008/05/13(火) 23:28:00 ID:3wHO1xjB
ちゅな
482名無しさん@ピンキー:2008/05/15(木) 11:12:16 ID:/YAq9gX9
保守
483名無しさん@ピンキー:2008/05/16(金) 23:35:45 ID:/tlVDFpG
みかん、マダー?
484名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 01:33:15 ID:D05Q3OL8
最近ちょっと過疎ってるな・・・・・



いつき×黒羽かいつき×みかんの続編を希望しつつ保守
485名無しさん@ピンキー:2008/05/18(日) 23:06:08 ID:9kOSFOZW
保守
486名無しさん@ピンキー:2008/05/19(月) 00:01:53 ID:uu/Gaatu
せっかくフロムソロモンの二巻が発売されたというのに
487名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 19:08:35 ID:RYTBo5Xl
保守代わりによくある小ネタ
「お兄ちゃん社長のフランクフルトおいしそう」
「ふふ、ヨダレまで出してしょうがないな」
「え、恥ずかしいよ〜」
「じゃあ、あ〜んして」
「えっと、これでいい」
「うん。わあ、中の綺麗なピンク色がよく見えるよ」
「う〜お兄ちゃん社長のエッチ」「ごめんごめん。じゃあ入れるね」
「あっそんな、いきなりダメ」
「でも、ヨダレがドンドン溢れてるみないだよ」
「だ、だってお兄ちゃん社長のフランクフルトがおいしすぎるんだもん」
「嬉しいな。僕もあげたかいがあったよ」
「えへへ、あのね今日は特性ヨーグルトもほしいんだ」
「え、でも、みかんちゃんには早いよ」
「そんなことないもん。えいえい」
「だ、駄目だよ。そんなことしたら特性ヨーグルトがこぼれちゃう。あ、あ〜」
「ふあ、すごい特性ヨーグルトてこんなに熱かったんだ」
「あ〜ぁ、しょうがないな。穂波達には内緒だよ」
「うん。二人だけの秘密だね」
488名無しさん@ピンキー:2008/05/20(火) 22:09:15 ID:no6EMdGn
特性って〈特製〉の間違いだろ。ちゃんと見直ししなきゃw
489名無しさん@ピンキー:2008/05/24(土) 09:02:48 ID:lTUIvpg1
社長×みかんの続きマダー?

http://kjm.kir.jp/?p=184694
490名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 23:01:53 ID:fMyNsrrs
保守がてら

この絵のアディどう思う
<a href="http://kjm.kir.jp/?p=185016">kjm.kir</a>

フロムソロモンは良作だったと思われ
491名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 23:04:09 ID:fMyNsrrs
打ち間違えた……
ちょっと吊ってくるわ
492名無しさん@ピンキー:2008/05/26(月) 23:20:30 ID:MBrwHpxk

493名無しさん@ピンキー:2008/05/27(火) 08:10:49 ID:+mW0A4XF
>>490
何てけしからんおっぱいだ!

もっとやれー!!
494名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 08:29:50 ID:DrAFO+O7
猫屋敷×みかん小ネタ
エロくない上に駄文で申し訳ない


「さて、お風呂に入りましょうか」
「うんっ」
猫屋敷とみかんの会話を聞いていたいつきは、思わず飲んでいたお茶を吹き出した。
「あー、お兄ちゃん社長、汚いんだー!」
みかんに指差され、穂波から出された宿題やテキストにかけてしまったお茶を拭き取りながら、いつきが尋ねる。
「お風呂に…って、猫屋敷さん、みかんちゃんと一緒に入ってるんですか?」
「はい、いつもそうですけど?」
「ええぇ!?だって一応みかんちゃん女の子だし…」
「でもみかんさんが小学校に入る前から知っていますし、家族みたいなものですよ。」
「そうだよー」
みかんまでがそう言うので、納得せざるをえない。
「そういうものなんだ…」
「それに、一人だと髪を洗うとき大変ですからね」
「むっ、みかんは一人でもちゃんと洗えるよぅ」
そんな二人のやりとりを見ていると、親子に見えなくもないような気がしてきた。
(女の子って、何年生までお父さんと一緒にお風呂入るんだろう…?)
そう思いながらいつきは浴室へ向う二人を見送った。

「…まぁ家族は家族でも、親子ではなく夫婦なんですけどね」
「えへへー、みかんは猫屋敷さんの奥さんだもーん」

浴室でこんな会話が繰り広げられていようとは、いつきは知る由も無かった。
495名無しさん@ピンキー:2008/05/29(木) 22:25:55 ID:PttPLgXS
むう、ナイス保守!
496名無しさん@ピンキー:2008/05/30(金) 07:58:21 ID:M5+lN9ox
>>494
今までの流れを読まぬカプに吹いたwww
いきます。社長×みかん 14レス使用で微エロ。
『葛城みかんはおにーちゃんしゃちょーと大変なことになりました』 の3

ちなみに、その1は>>404-410>>412-423 、その2は>>443-456 です。

・黒羽さん、穂波、猫屋敷さんがちらっと出ますよ注意
・もしかしたらキャラや魔法が掴めてないかもしれませんよ注意

NGワード にっぷし でお願いします
軽快な足取りで駆け去った巫女服姿の小学生の恋人を見送って、伊庭いつきは深々と息を吐いた。
魔法使い派遣会社〈アストラル〉の高校生社長でもある彼は、無人のオフィススペースでソファーに身を預けている。
時計を見ると、思いを寄せていた少女――葛城みかんに告白してからまだ小一時間ほどしか経過していなかった。

(――まだ、それだけしか経ってないんだ……)

まだ早鐘を打っている心臓を細く長い呼吸で落ち着かせながら、ぼんやりと思う。
告白が成就して、恋人関係を誓い合ってキスをして、つい先程は貪りあうように熱い口付けを交わした。
唇に残っている柔らかな感触、舌先に残っている痺れ、咽喉に残っているとろりとした潤い。
それらが渾然一体となった甘い余韻に、思考はぼんやりと霞みがかり、背筋がゾクゾクと震えてしまう。

とても素晴らしくて、満ち足りた時間だった。

なんて濃密な一時間だったのだろう。短い時間になんとたくさんの出来事が起こったのだろう。
意を決して告白してから急に転がりだした展開に、いつき自身驚きを隠せなかった。

まるで何も考えずに走った後、後ろを振り返って進んだ距離に驚くように。
恋の熱に浮かされて、欲望のままに過ごした今までの自分を回想して驚いてしまう。

しかし、いつきの心には後悔など微塵もなく、むしろ心地良い達成感が身体を包んでいた。
活性化した五感や脳の働きがじわじわと収束するのを感じながら、もう一度深く息を吐く。
心地良い疲労感が達成感と溶け合って、いつきの身体をぼんやりと痺れさせていた。

「………………でも、困ったな」

ややあって、ひとりごちる。
うつむいた先には制服のズボンに包まれた脚。
その中央の不自然に膨れ上がった場所を見てため息をつく。

「……えっちなことが、ものすごくしたいです」

瞼を閉じた顔を苦笑の形に歪ませて、ぽつりと心と身体の中で渦巻いている願望を素直に吐露する。
不自然な隆起の正体は、倦怠感に包まれてなお血を滾らせている男性器だった。

言葉にして改めて猛烈な恥ずかしさが押し寄せてきて、火がついたように赤面してしまう。
だが太ももの感覚が無くなるほど血を集めた下腹部の感覚は、いつきをどこまでも素直にさせていた。
羞恥心は心の表面をうっすら焼いているだけで、その内奥には性的な願望を深く根付かせている。
幼い少女に恋をしていても、健全な男子高校生の性欲は些かも減じてはいなかった。

「……もう少し落ち着かないと、動けないかなー……」

深い呼吸を繰り返して、身体から放熱することを試みる。
動くことはできない。僅かな身じろぎだけで快楽を感じてしまいそうなほど、いつきの感覚は鋭敏になっていた。
秒針の音が響く。みかんが着替えに向かってから少し時間が経過し、他の社員が出社するだろう時間も迫っている。
全身の血が滾っている感覚を心地良く思いながらも、いつきは急いで昂りを鎮めなければならなかった。

気持ちを鎮めながら、ぼんやりと幼い恋人とのこれからを考える。

(……さすがに、エッチはできないよね……なんていうか……裂けちゃうよね、きっと……)

怖い想像をしてしまってガクガク震える。臆病な性格の伊庭少年としては、血とかが本当に怖かった。
女性に生理があることや、破瓜による出血があることも知ってはいたが、潜在的な恐怖は拭えない。
せめてみかんの身体の準備がもう少し整うまでは、最終的な性交まで辿り着くことはできなさそうだった。

身体的な差異という問題だけでなく、心理的なブレーキも存在している。
いつきはみかんと抱き合うことや、キスすることは、幸せに想像することができる。
けれど、性器の挿入を伴ったセックスを想像すると、痛みに悲鳴をあげるみかんの姿が浮かんでしまうのだ。
とてもできやしない。だがその一方で、自分が性欲を抱いていることも、いつきは良く理解していた。

(我慢できるのかな……キスだけであんなになったのに……襲っちゃったらどうしよう……)
怖い想像が、ちらりと脳裏をよぎる。
ネガティブになりかけた考えを、いつきは深いため息と共に吐きだした。
落ちこむのも焦るのもよくないと、気持ちをなんとか切り替える。

(どっちにしても、焦っちゃダメだ。成長しきるまで待てないにしても、ゆっくり時間をかけて……)

そこで一旦思考を区切り、露骨な考えにちょっとした罪悪感と羞恥心を覚える。
それでも自分が深く抱いている願望からは逃れられず、心の中で明確に言葉を続けていった。

(……慣れさせていかなきゃ。気持ちよさを教えていけば、身体も受け入れやすくなるはずだから……
 いやな考え方になっちゃうけど、きっとそうするしかないと思う。優しくして、大切に扱わなきゃ……)

思考をひと段落させたいつきは、深く息を吸いこんで顔を上げる。
その表情には明るさが、左目だけ露出した瞳には前向きな光が宿っていた。
一度怖い想像をしてしまったせいか、下腹部に集中していた血液は引いている。
ソファーから立ち上がったいつきは、とりあえずみかんとの行為で乱れた机を整えることにした。

(なんだか、犯罪者が犯行の痕跡を消してるみたいだなー……。……いや、そのものなのかな)

そんなことを考えながら、書類等の位置を整えて、情熱的にキスを交わしていた痕跡を消していく。
窓を適度に開いて、少し熱がこもっていた部屋を風に洗わせると、清々しい気持ちになった。
まだ僅かに身体の中にくすぶっていた熱も、窓からそよぐ風に爽やかに吹き払われていく。
僅かな疲労感と共に、いつきはようやく自分がいつもの状態に戻れたことを自覚した。

(……よし、大丈夫。風で汗も少しは乾いたし、気持ちも落ち着いた)

リラックスできたことに満足して肯くと、玄関から出社を告げる声があがる。
独特のイントネーションの幼馴染の声に、いつきはかなりギリギリだったと思いながらも気持ちを整える。
そして、課題として出されていた魔術の勉強をしていなかったことを思い出して恐怖した。


  レンタルマギカ いつき×みかんSS
  『葛城みかんはおにーちゃんしゃちょーと大変なことになりました』の3


洋風の建物の静かな廊下に、ぱたぱたと軽快な足取りが響く。
別れ際に年上の恋人相手にお姉さんのように接した少女、葛城みかんは上機嫌に扉を開いた。
ここは魔法使い派遣会社〈アストラル〉と同一の建物内にある社員寮の一室。
神道課契約社員である小学二年生の女子児童、葛城みかんが一人暮らしをしている部屋だった。

「はぁーーーー」

バタンと扉を閉じて、満足げなため息と共にどさどさと荷物を置く。
葛城家特有のやや装飾された巫女服を纏う少女は、肩にかかったピンクの髪を払いながら真っ直ぐ立った。
先端近くの部分が結ばれたピンク色のツインテールが背中に落ちるのを感じながら、うっとりと瞼を閉じる。
別れ際のやり取りが随分お気に入りだったのか、小さな胸に手を当てて真新しい思い出に浸っていた。

「はぁ……いつきおにーちゃん、可愛かったなー……えへへ……」

恥ずかしさと初めての恋心が混ざった胸の高鳴りが、小さな身体を淡くさざ波立たせる。
猫がするようにふるるっと肩を震わせたみかんは、満足げなため息と共に瞼を開いた。
水色と薄緑色の中間のようなマリンブルーの瞳が、幸せな気持ちを反映するように淡く煌いている。
頬を微かに上気させた幼い美少女は、くすぐったそうな笑顔を浮かべながら着替えを始めた。

最初に葛城家特有のV字の前掛けと、そこから紐で左右に括られた大きな袂を脱ぐことにする。
白衣に覆われた腕を袂から抜くと、トレーナーでも脱ぐように前掛けごと上に引っこ抜いた。
身体を捻りながら肩の上をぐるりと回し、まだ前掛けに通ったままの髪ごと身体の前に持ってくる。
すぐにもう一度着るため、畳むのは省略することにした。

「白衣は……うーん、替えなくても平気かなー……」
前掛けを脱ぐと、葛城家特有の装束から、普通の神社にもいる巫女の姿に趣が変わる。
さっぱりとした巫女装束になったみかんは、本来の巫女の上着を摘んで考えながら、緋袴の帯に手をかけた。

まず、身体の前にある大きな帯の結び目をくっと強く引いてから、しゅるりと解いていく。
背中部分の紐に差し込まれてるへらを外して袴の後ろ側がめくれると、そこに隠れていた結び目に手をかける。
結び目を解き、緋袴の前部分から身体をぐるぐる巻いていた紐を解いていくと、ようやく身体が楽になった。

紐が解けてくったりとした緋袴の前側を片手で軽く支えながら、足を片方ずつ浮かして抜いていく。
膝下までを覆った白衣の閉じ合わせた隙間から、ちらちらと細く健康的な素足が覗き、また隠れていく。
緋袴が皺にならないように伸ばして床に置くと、白衣を縛っている細い腰紐に手を伸ばした。

腰紐を解くと、左側を上に閉じ合わせていた白衣が、ぱらりと左右に開いていく。
その奥には、同じように左側を上に閉じ合わせた白い襦袢とそれを縛る細い腰紐が着込まれている。
違うところがあるとすれば首周りが緋色の掛襟――襟だけの衣服が飾っていることくらいだった。

みかんは白衣を脱いて丁寧に置くと、掛襟を外して、腰紐を解いて白い襦袢もぱらりと左右に開かせる。
すると正中線に沿ってその中が露わになり、オレンジ色のタンクトップとショーツに覆われた素肌が覗いた。
巫女装束の戒めがすべて緩められ、みかんはようやく素肌に感じた部屋の空気にリラックスしたため息をつく。

「はー、暑かったー……」

ふにゃっとした表情をして言うと、汗に濡れてすっかり重くなった襦袢をのそのそと脱いだ。

「わー……すごい汗かいちゃってる。タンクトップもぱんつもびちゃびちゃだよー……」

汗に濡れて素肌に密着した薄いタンクトップには、淡く隆起した胸や、その頂の突起の形がはっきりと浮かんでいる。
それはショーツも同じで、ぴったりと張りついた薄布は、うっすらと隆起した恥丘や幼裂の形を浮き彫りにしていた。

部屋の空気に冷やされて冷たくなった下着は急に気持ち悪い肌触りになり、背筋をブルブル震わせてしまう。
みかんはさっさと服を脱ごうとして手を止め、ツインテールに結った髪をいったん解くことにした。

肩越しに片方の髪房に手を通し、くるりと絡めて身体の正面に持ってくる。
ツインテールの先端を纏めている緋色の紐を解いてから、左右の髪房の根元にある同色の紐を解いた。
ピンク色のふわふわの髪がぱらりと落ちて広がり、肩甲骨の形が浮かんでいた背中を覆い隠す。
髪を纏めていた紐を解り易い位置に置くと、オレンジ色のタンクトップに手をかけた。

汗を吸って濡れた服は本来の色よりずっと濃くなっていて、重さも硬さも増している。
交差させた手で裾をグッと握り締めたみかんは、力を入れて腕を上げた。
オレンジ色の肌着がめくられながら持ち上がるにつれ、その下に隠れていた素肌が露わになっていく。
細身の身体は余分な贅肉をつけておらず、腕を上げる仕草につられて伸びやかに反っていった。

髪を抜いたタンクトップを襦袢の上に放ると、ショーツの両側の縁に指を引っかけて引き下ろす。
ピンク色の髪が小振りなお尻に押されてふわりと揺れ、一瞬だけ、足の裏側を根元近くまで覗かせた。
膝裏の近くまで下ろしたショーツから、バランスを保ちながら細い脚を片方ずつ抜いていく。
脱いだショーツも襦袢の上に放って洗濯に回すものを纏めると、タオルを探すことにした。

ツインテールを下ろして少し大人びた雰囲気を漂わせるみかんは、一糸纏わぬ姿で部屋を徘徊する。
ぺたぺたと裸足で歩いて座りこんでゴソゴソすると、タオルを手に再び立ち上がった。
身体の正面をゆっくり拭いてから、髪を身体の前に持ってきて、背中をごしごし拭いていく。
汗に濡れていた身体がすっきりすると、みかんは満足げにため息をついた。

「はー……やっとスッキリしたよー……ふわー、気持ちいいー……」

タオル片手にベッドに腰掛け、以前に猫屋敷蓮から貰った扇子を開いてパタパタと身体を扇ぐ。
部屋に漂う白檀の香りが風に乗って、汗の残滓を纏わせていたみかんの身体を涼やかに香り付けていった。
素っ裸のまま脚を揺らしてリラックスしていると、身体の奥に隠れていた疲労が滲んでくる。
色々なことを初体験した幼い身体は、一時的に感覚が鋭敏になりすぎた代償に疲労を蓄積させていた。

ぱたりとベッドに横倒しになり、乱れて散った髪も整えずに瞼を閉じる。
寝息に似た呼吸をゆっくり繰り返すと、身体と意識は眠りの縁へ向かって弛緩していった。
「――って、寝るわけにもいかないよね。いつきおにーちゃんと約束したし」

眠りに似た仕草をしたのも束の間、パッとみかんが身体を起こす。
小回りの効く子供の身体は基本的に元気だった。

うにうにと顔をマッサージして目を覚まし、ベッドに座ったまま後ろに手をついて瞼を閉じる。
天井を見上げるように顔を上げて胸を反らすと、ピンク色の髪がさらりと肌を流れていく。
片側だけ身体の前に落ちていた髪は、片方の乳房を覆い隠しながら両太ももの間に垂れていた。

「ほんの少しだけ上手に寝られるなら、眠りたいんだけどなー……」

瞼を長く閉じることで少しだけ眠りに近い休息をしたみかんは、マリンブルーの瞳を開いてため息をつく。
顔を下ろした裸の巫女は、疲労と倦怠感でぼーっとした意識のまま、自分の身体を見下ろした。
この一時間で、まったく新しい感覚をいくつも自分に教えてくれた身体のことを。

好きな人に抱きしめられる心地良さ。唇の吸い付くような感触に、舌のとろりと絡みつく甘い感触。
混じりあった唾液を飲むときの咽喉が震えるような歓喜や、見つめ合うだけで心が潤んでいく感覚。
耳が舐められて身体がぞわぞわしたことや、脇の下をくすぐられた時に走った甘痒さ。
身体の芯が溶けていくような感覚。肌が敏感になって、軽い接触で胸がときめいてしまう感覚。
手を繋ぐだけで、心の奥から嬉しさがこみあげてきて、幸せでたまらなくなる感覚。

思い出していくたびに心の奥に温かなものが宿り、身体もまた内側から温かくなっていく。
少しずつ元気を取り戻していったみかんは、時折自分の身体に走る不思議な感覚を思い出していた。

(……そういえば、いつきおにーちゃんといた時、身体がヘンな感じになったんだよね)

身体を前に起こしてベッドについていた手を離し、ぼんやりと見つめる。
少し迷ったあと、みかんは恐る恐る淡く隆起した胸へと近づけていった。
身体の前に垂れていたピンクの髪を払い、一糸纏わぬ身体の前面を露出する。
指先を大きく開いて伸ばした手で、ほんの少しだけ膨らんだ胸をぴたっと覆うように触ってみた。

(いつきおにーちゃんに胸に触られたとき、びくってなったけど……うーん、なんともないかな)

ぴたぴたと触ってみても何も感じず、唇を軽く尖らせながら左右に小首を傾げていく。
しかし、胸を覆った手を上下にスライドさせてみると、桜色の先端に触れたときにビクッと身体が震えた。

(わぅっ!? なにいまの……くすぐったくて、なんか身体がぞわってした……)

マリンブルーの瞳をしばたたかせ、ビックリした身体が落ち着くのを待ってから両手の人差し指を伸ばす。
小高い乳輪の中央にある小さな乳首にツンツン触れると、身体の芯に響くような奥深いくすぐったさが走った。

(ひゃ……うぅ……)

ゾゾッと背筋に震えが走り、ギュッと小さな肩を竦める。
未知の感覚に戸惑ったみかんは、早くこの感覚を取り除きたくて身体を左右によじった。
内股にした足の指先をぴんと伸ばして身体を強張らせ、閉じ合わせた太ももにも力が入ってしまう。
顎の震えに合わせて歯がカチカチと鳴り、なんだか不安な気持ちがせり上がってきて手を離した。

(はぁー……っ、なんだったんだろ、今の……なんかヤな感じ……)

身体の感覚が元に戻ると、みかんは深く息を吐く。
次に興味を持ったのは、痺れたような感覚を覚えたことがある下腹部だった。
お腹にぺたんと手を当てて、するすると肌の上を下ろしていく。
小さく窪んだへその部分から足の付け根の近くを両手で撫でてみたが、特に何も感じない。
みかんはさらに手を下ろして左右の足の付け根の中心、スリットの入った場所に向かわせ――

(あの時は、もっと下のほうから不思議な感じがしたけど……うーん、ここっておしっこするトコだよね……)

――そこでピタッと手を止めて、少し考えこんでしまう。
トイレでもないのにその部分に触るのは、なんだか汚いことをしてるみたいで抵抗があった。
「でも、ヘンな感じがしたのはここからだし……、ちょっと、試すだけ……」

短い迷いの末に、つつつ、と更に手をスリットに近づけるみかんだが、直前で指を浮かせてしまう。
緊張に身体を強張らせてしまったみかんは、深く息を吸って両手を太ももの上に置いた。
止めていた息を吐き出し、緊張をほぐすために太ももをごしごしと強めに擦る。
深呼吸を二回三回と繰り返して落ち着くと、触れやすいように姿勢を変えることにした。

外に出していた足をベッドの上に乗せ、片手を後ろについて上体を後ろに傾ける。
腰を上向けて突き出すようにしながら、足は軽く左右に開いて手が通りやすい道を作った。

「えっと、これで……」

姿勢が整うと、みかんはいきなり幼裂に触れるのではなく、まずは太ももに手を伸ばした。
目的地に向かって狭まっている、すらりとした内ももで壁が作られた空間の道。
その壁――普段は閉じた足に隠れた内ももの皮膚をくすぐるように撫でてみる。
すると、ほどよいくすぐったさと、柔らかな甘い感覚が身体の中に広がっていった。

(あ……これ、気持ちいいかも……)

ぴりぴりとした心地良い感覚が、手の平の熱と共にじんわりと広がる。
それはみかんが自分の身体に触れて初めて感じた、いつきと共にいた時に感じたものに近い気持ちよさだった。
少しひんやりとした内ももを何度もくすぐるように撫で、身体が少しずつざわめいていく感覚を高めていく。
ときおり脚をひくっと震わせながら自分への愛撫を続けていたみかんは、そっとその手を股間に伸ばした。

本来の目的地であるそこは、太ももへの愛撫を経て微かに敏感になってきている。
生まれたままの姿の巫女は、紅葉のような手を淡い恥丘に走るスリットを覆うようにくっつけた。
まだ陰毛など少しも生えていない少女の幼裂は、ぴったりと閉じられていて花弁を内側に隠している。
覆うように触れただけでは粘膜部分に触れることはできず、ただ大切な場所を手で隠しただけに終わった。

(あったかくてヘンな感じだけど……これだけじゃダメだよね……)

片手を下着のように使っただけの状態のみかんは、じんわりとした熱を感じながらも考えを巡らせる。
少し悩むと、手を汚してしまうことに抵抗を覚えながらも、指を使ってスリットをくつろげていった。

白く細い指先が、きめ細かな肌を左右に開いて、その奥に息づくピンク色の部分を外気に晒す。
露わになった縦に長く咲いた淡い花に、みかんは恐る恐る、指先を伸ばしていった。
太ももに触れたときのような心地良さを期待して、会陰部にほど近い下方から恥丘のある上方へと撫で上げていく。
しかし緊張に萎縮した未発達の粘膜は、乾いた指先での接触にひきつれるような痛みしか訴えてこなかった。

「……ッた……!」

ビリッとした痛みの感覚に、みかんは慌てて手を離す。
左右にくつろげられていたスリットが閉じられ、淡く咲いた花は花弁をその中に秘めさせていった。
身体の重要な部分に痛みを覚えたことに少しだけ恐怖を感じ、小さな心臓が冷たい拍動をする。
しばらく息をすることを忘れて硬直していたみかんは、ややあって深く息を吐いた。

「はぁー……なんかよくわからないや。はやく着替えていつきおにーちゃんのところに行こ……」

好奇心によって行った、得るものの少ない冒険に終止符を打ち、タオルに手を伸ばす。
少しだけ浮いてしまった汗を拭うと、再び扇子を開いて身体の熱を冷ますことにした。
痛みが走ってしまった両太ももの間の大切な場所も、ぱたぱたと扇いで冷やしてやる。

んーっと背伸びをして気持ちを切り替えたみかんは、ようやく服を着替えることにした。
下ろしたふわふわのピンク髪を揺らして裸のまま部屋を闊歩し、新しいタンクトップとショーツと襦袢を用意する。
ちゅなちゅなと甘い響きの歌を口ずさみながらみかんが片脚を上げて白いショーツに通したとき、

「見てましたよ〜、みかんちゃん〜」

するっと壁を透過して、ストレートの黒髪が特徴的な美しい少女が姿を現した。
黒羽まなみ。アストラル幽霊課契約社員。エプロンドレスを着た彼女は、正真正銘の幽霊だった。
「く、くくくくろはおねーちゃん!? わっ、とっ、……ふきゃっ」

まなみの姿を見た瞬間、みかんは飛び上がらんばかりに驚いた。
浮かせた片脚をショーツに通した状態で驚いたものだから、左右にふらふらした挙句尻餅をついてしまう。
脱いだまま置いてあった緋色の袴にぺたりと座った裸身を晒す小学生巫女に、黒髪幽霊がにっこりと笑う。

「うふふ、可愛らしい格好ですね、みかんちゃん」
「ふえ!? わ、わっ」

全裸で片足首にショーツを引っかけてぺたん座りしたみかんは、自分の姿に気付いてカァッと赤面する。
慌てて座ったまま両脚を浮かせてショーツに突っ込んだみかんは、小さなお尻を浮かせて可愛い布地を引き上げた。

「も、もー、驚かさないでよ、黒羽お姉ちゃん」

広げられた緋袴の上に座った白いショーツ一枚のみかんが抗議の声を上げる。
ぷかぷか浮かんでいたまなみは、口元を押さえてクスクスと笑いながらも素直に謝った。

「ごめんなさい。ずっと見てたんだけど、声をかけるタイミングがわからなくって」

一般的な幽霊のイメージからかけ離れた、透き通るような声で流暢に話すまなみ。
どこか育ちの良さを感じさせる丁寧な口振りだったが、みかんの注目ポイントは言葉の中にあった。

「……ちょっと待って黒羽お姉ちゃん、ずっと見てたって……その、どこから?」

つい今しがた、こっそりと性器をいじっていた小学二年生が、カタカタ震えながら尋ねる。
宙に浮かんだメイドさんは、ややハイテンション気味に楽しく口を開いた。

「ずっとですよ? みかんちゃんが帰ってきたときからずっと。いやー、すごかったですねー」
(いやー! 触ってるとこ見られたー! ……でも帰ってきたって、この部屋かな、それとも)

拙い好奇心の発露を見られたみかんは心の中で頭を抱えながら、不確定情報に意識を向ける。
そんなみかんの葛藤など露知らず、まなみはやや興奮気味に言葉を続けた。

「いつきくんいきなり告白するんだもん! それをみかんちゃんが受け入れて……ああ、すごかったなぁ〜」

ほわほわと緩んだ頬を両手で挟み、いやんいやんと身体をよじらせる。
なんだか乙女チックに恥らう推定女子高生の幽霊(過去の記憶がないため不確定)の言葉は決定的なものだった。

(ちょっ、そこからーーーーー!? それ全部だよ! 一部始終だよ! 一切合財だよーーーー!!)

もの凄い勢いで恥ずかしくなってきて、かーっと全身に熱が灯る。

「み、見てたなんてズルいよー! 言うか見ないかしてよー!」
「だって、急にあんなの始められちゃったら、そんなの無理ですよー……って、そんなことより」

苦笑しながら手を振るまなみは、空中でくるっと一回転してみかんの身体を指差す。
両手を太ももの上に乗せ、マリンブルーの瞳をきょとんと見開いて小首を傾げるみかんにアドバイスする。

「いい加減服を着ないと、風邪を引いちゃいますよ?」

そのもっともな意見に、ショーツ一枚で座っていたみかんは着替えを再開した。

                      ○

タンクトップ、襦袢、腰紐、白衣、腰紐、緋袴――
小学生巫女がせっせと順番に着付けていくのを微笑ましく見つめながら、まなみが口を開く。
内容はもちろん、今まで覗き見ていたショッキングな映像、いつきとみかんのアレやソレだった。

「いつきくん、情熱的でしたねー! グラムサイトまで使って告白するなんてビックリしちゃいました。
 みかんちゃん、あれがファーストキスだったんですよね。いつきくんもきっとそうなんだろうなーいいなー」
地面に足を下ろした幽霊は、うきうきと歩きながら言葉を紡ぐ。
ときどき、くるっとターンしたりするその姿は、わかりやすいほど浮かれていた。

「ランドセルを置いてぎゅーって抱き合って、ああ、あの時のみかんちゃんのうっとりした顔……っ!
 廊下に寝転んでキスをする姿なんてすごかったですよ、緋袴がふわって広がって、色っぽかったです!」

腰まであるストレートの黒髪がふわりと揺れ、光沢を揺らめかせながら背中へ戻っていく。
夢見るようなまなみの姿は愛らしいと言って良かったが、聞かされるみかんはそれどころではなかった。

「うううう、は、恥ずかしいよ黒羽お姉ちゃん……やめてよぉ……」

赤面した顔を俯かせながらも、着替えの手を止めないみかん。
はやく部屋から飛び出して、二人きりの空間から逃れたくて仕方なかった。
しかし普通の服より遥かに複雑なプロセスが必要な巫女装束は、着るのにやや時間がかかる。
雑に着て着崩れするわけにもいかず、着替えに集中せざるを得ないみかんは、黒羽の口撃に晒されていた。

「でもやっぱり、電話が終わったあとの方がすごかったですよねー。くすぐったりしてじゃれたりして!
 舌をぺろぺろ舐めあって、えっちだったなー。みかんちゃんも積極的になったりして、ビックリしちゃいました」

あまりの恥ずかしさに身体が火照ってしまい、着替えたばかりの冷たかった服が急速に温まる。
全部見られていた。全部。今日経験した恥ずかしいこと全てが、余すところなく見られていた。
このまま蒸発して消えたくなるような羞恥に、着替えを進める手は止まったり進んだりを繰り返す。
みかんの心のメーターは針がMAXの所にある止め具をカンカン叩き、エマージェンシーを訴えていた。

「それにしても、キスってあんなにすごいんですね。お互いを食べちゃうんじゃないかってくらいはむはむってして。
 みかんちゃんがもじもじしながら小さなお口で頑張る姿、本当に可愛かったですよ。思い出すだけでドキドキです」

自分を抱きしめるようにしながら、まなみは右に左に身体を揺らす。
うっとりと浸っている想像の中でキスをしているのは、みかんなのか、彼女自身なのか。
ただ幸せに笑っている姿からは、そのどちらとも判断ができない。
テンションが上がりまくっているエプロンドレス姿の黒髪幽霊は、どこまでも饒舌に言葉を続けていった。

「それに、やっぱり一番可愛かったのは別れ際ですよね! みかんちゃんがお姉さんみたいにいつきくんに――」

羞恥にブルブル震えているみかんは、肩にぎゅうっと力を込めた姿で、緋袴の最後の帯を締めている。
固く閉じた口元をピンク色の髪で隠した姿は鬼気迫る雰囲気を持っていたが、まなみはそれに気付かなかった。

「『――どこにもいったりしないんだから、いい子で待ってなきゃダメなんだからねっ!』って――」

緋袴の帯を締め終えた瞬間、ブルブル震えていたみかんの心のメーターはついにMAXの止め具を突き破った。
着替えている間我慢していた恥ずかしさも加わって、針がグルグルと回りだす。
高まりすぎた羞恥心になにがなんだかわからなくなってしまったみかんは、

「わーーーーーーーーーーーーーー!」  だだっと駆け出して、

「わーーーーーーーーーーーーーー!」  玉串をがしっと掴み、

「わーーーーーーーーーーーーーー!」  勢い良く振り下ろした。

玉串から勢い良く放たれた浄化ビームが、笑顔を浮かべたメイド服幽霊の髪をかすって壁に激突する。
ぱらぱらと髪を数本散らした幽霊科契約社員は、笑顔のままサーッと美貌を青褪めさせた。

「ううううう〜〜〜〜!!」

羞恥にえぐえぐと半べそになりながら玉串で威嚇するみかんに、ガクブルしながらホールドアップ。
ようやく調子に乗りすぎていたことに気がついたまなみは、申し訳なさと共に大人しく降参した。

                      ○

静かになった部屋の中、みかんが軽く鼻をすすりながら、簡素な巫女服の上から葛城家特有の装束を着こんでいく。
V字の前掛けを着てそこから繋がる大きな袂に袖を通すと、首の後ろに手を通し、髪を装束の外へと持ち上げた。
ふわふわのピンク髪が背中に広がると、わかり易い場所に置いてあったリボンに手を伸ばす。
髪を纏めようとしていると、エプロンドレスに身を包んだ黒髪の幽霊が申し訳なさそうにぺこりと頭を下げた。

「えっと、……ごめんなさい、みかんちゃん」

どこか上品さが漂う所作でたおやかに謝る姿は、しかるべき教育を施されたメイドそのものといった風情だ。
頭を下げた拍子に艶やかな黒髪がぱらりと肩口からこぼれ、天使の輪のような光沢をサラサラと揺らす。
丁寧に謝るまなみに、みかんは目元を拭うとふるふると頭を左右に振った。

「ううん。いいよ。……私もやりすぎちゃった。ごめんなさい、黒羽お姉ちゃん」

まなみがそうしたように、重ねた手を緋袴に添えて、ぺこりと礼儀正しく頭を下げる。
ホッとした様子で顔を上げるまなみに、みかんが鼻をこすってえへへと笑顔を返す。
巫女と幽霊。もしかしたら天敵のような属性を持つ二人は、同僚であり大切なお友達でもあった。

「みかんちゃんは本当に優しいですね。……………………よし、決めました!」
「ふえ?」

みかんの許しに心を打たれたまなみは、しばしの沈黙のあと、強い意志を瞳に宿らせて拳を握り締める。
とても幽霊とは思えない気合十分の立ち姿に、みかんはきょとんとマリンブルーの瞳を見開いた。

「お詫びの意味もこめて、私、いつきくんとみかんちゃんを応援しちゃいます!」

燃えない幽霊はただの幽霊だとばかりに、声高らかに宣言するエプロンドレスの幽霊さん。
燃え盛る炎をバックに仁王立ちするようなまなみの言葉に、みかんは呆然と相手の名前を呟いた。

「黒羽お姉ちゃん……」
「いつきくんと上手くいくように手伝わせてください、みかんちゃん」

胸に手を当てて真摯に言葉を紡ぎながらにっこりと微笑み、みかんへと手を差し出すまなみ。
その自信に裏打ちされたような大人びた微笑みは、みかんにとって光明だった。
生まれてはじめて恋人を、それも年上の恋人を得たばかりの少女に、迷いや不安がないわけがない。
年上の女性が味方についてくれることは、みかんに深い安心感を抱かせるのに充分だった。

「……ありがとう! 黒羽お姉ちゃん! わたし頑張るね!」
「はい! その意気です、みかんちゃん!」

差し出された幽霊の手を小さな手で包むように覆い、みかんが心から嬉しそうな声をあげる。
触れることができない幽霊の身体で握手の真似事をしながら、まなみは明るい声を返すのだった。

自分たちの仲を認めてくれ、一緒に悩んで考えてくれる相手を得て、みかんの恋は強い後押しを得る。
初恋を叶えたばかりの小学二年生の女子児童巫女と、記憶が曖昧な女子高生風の外見の黒髪メイド服幽霊。
葛城みかんと伊庭いつきの恋人関係をより良くするための、少し頼りないが気合十分のコンビがここに誕生した。

                      ○

「もうそろそろ戻らないとまずいですから、今は簡単に済ませちゃいましょうね」

ふわふわのピンク髪をツインテールに結んでいるみかんに、まなみが声をかける。
髪を結わくための緋色の紐を咥えているみかんがこくんと肯くと、まなみは言葉を続けた。

「見ていた限りでは、いつきくんは言うのを忘れていたみたいですけど、重大なポイントがひとつあります。
 それは、みかんちゃんといつきくんが交際していることは、できるだけ隠したほうがいいということです」

きょとんとするみかん。一瞬止まった髪留め作業を、すぐに再開する。
その表情にまなみは説明の必要性を感じて、言い聞かせるように幽体の口を開いた。

「対外的な理由としては、最近は大きな男の人と小さな女の子が交際することが社会でタブー視されているからです。
 悪い噂がたってアストラルの評判が悪くなったり、いつきくんが逮捕されちゃったりしたら大変ですからね」
まなみの言葉に、最近のニュースや学校からの注意などを思い出して、みかんがコクコクうなずく。
もちろんみかんにとってそれら犯罪といつきとの関係は全く別なのだが、周囲に正しく伝わるとは限らなかった。
右の髪を留め終えて、残りの髪を左側に纏めるみかんを見やりながら、まなみは注意を喚起する口調で続ける。

「そして、秘密にするのにはもう一つ理由があります。それは、穂波さんとアディリシアさんのことです」
「穂波お姉ちゃんたち……みかんとおにーちゃんのこと、応援してくれないのかな……」

ツインテールができあがり、最後に両方の先端を纏めながら、自由になった口でみかんが尋ねる。
穂波・高瀬・アンブラー。アディリシア・レン・メイザース。魔法使いとしても女性としても尊敬している二人。
彼女たちが伊庭いつきに好意を寄せているとを知っていても、二人から否定されるのはとても辛いことだった。
みかんの消沈した様子に、まなみは安心させるように言葉を返す。

「そうは思いません。いつきくんがした決断だったら、最後は二人は認めてくれると思います。ただ……
 やっぱり、最初は思い直すように説得すると思います。穂波さんは社員でアディリシアさんは大株主です。
 さっき言った対外的な体裁を保つためにも、二人はそうしなければいけない立場だと思いますから」

ただでさえ経営難が続いているアストラルだ。悪いイメージは可能な限りつけたくない。
そのための説得は正当性があるし、彼に想いを寄せる個人的な感情もそれを後押しするに違いなかった。
いつきの偏った性癖を修正するためには、身体を張った努力だって厭わないに違いない。
そう考えてしまうまなみは、人差し指をぴっと立ててみかんに迫る。

「そして、穂波さん達はいつきくんが大人の女性を好きになるように、積極的にアプローチする可能性もあります。
 アディリシアさんも穂波さんもそれぞれとても魅力的ですから、そうなればいつきくんももしかしたら――」

ゴゴゴゴゴと背景に暗闇を背負って迫るまなみの言葉に、みかんの脳裏にある想像がよぎる。
いつきの肩に抱きつくアディリシアと、膝元にしなだれかかる穂波が、恋に潤んだ瞳を彼へと向ける。
アディリシアが「大人の女性の魅力を教えて差し上げますわ、いつき」と余裕に満ちた笑みを浮かべ、
穂波が「勘違いせんといてや! 歪んだ性癖を治すんわ、アストラルのためやからや」と照れ隠しに怒る。
みかんとは大違いの大人の身体つきの二人に挟まれたいつきは、たまらずに二人の身体に手を伸ばして――

「だめーーーー!! いつきおにーちゃんはみかんのだもん!! 誰にも渡さないもんっ!!」

髪を結び終えたみかんは、両手をぶんぶん振って必死になって抗議した。
頭に浮かんだ恐ろしいIFを振り払い、マリンブルーの綺麗な瞳に涙を浮かばせる。
小さな拳をぎゅっと握り締めて訴えるみかんに、まなみは肯いた。

「はい。ですから、みかんちゃんといつきくんがもっともっと親密になるまでは、秘密にしたほうがいいと思います」

みかんがこくこくと肯く。その真剣な表情は、絶対に秘密にしようという決意のほどを物語っていた。
すっかり真剣になったみかんは、自分の服装をチェックしながら、ふと気付いて口を開く。

「あ……、いつきおにーちゃんって呼ぶのも、やめたほうがいいのかな」
「そうですね。できれば他の皆さんがいるときは、今までの呼び方をしたほうがいいと思います」

恋人になってから得た呼び名。手に入れたばかりのそれを封印するのは少し寂しい。
後ろ髪を引かれる思いはあったが、みかんは「そっか」と短く呟いて肯いた。

服装や髪型を鏡でチェックし終えると、汗に濡れた服を替えた巫女服少女は満足げに肯いて微笑する。
随分と長くかかってしまった着替えも終わり、自分の部屋を後にすることにした。

「とりあえずはそんなところです。他のことはお仕事が終わってから改めてお話しましょうね。
 二人でいるときにはたくさん甘えて良いんですから、元気出していきましょう、みかんちゃん」
「うん! ありがとう黒羽お姉ちゃん。言われた通りに頑張ってみるね!」

励ますように微笑んで言うエプロンドレス姿の友霊に明るく肯きを返すと、みかんは部屋を後にした。
契約社員として大切なお仕事をするために。恋人と交わした約束を守って、愛しい恋人のもとへ戻るために。
まなみの言葉は少しだけみかんの心にブレーキをかけていたが、いつきと逢える喜びはそれを遥かに超えていた。
気をつけることはたくさんあるけれど、明るく元気に。みかんはそう心に誓い、軽やかに一歩を踏み出した。
                      ○

「でも、他のことって、例えばどんなこと?」

オフィススペースへ向かう道すがら、みかんがまなみに尋ねる。
巫女服少女と一緒に歩いていた黒髪に赤い髪留めが眩しい幽霊は、少し考えてからにこっと笑った。

「そうですねー、たとえば、一人エッチのしかたとかですね」
「一人エッチ……? なにそれ」

きょとんとして尋ねるみかんに、まなみもきょとんとしてから、あははと笑う。

「なにって、さっきしてたじゃないですか。自分の身体にあちこち触れて気持ちよくなろうとしてましたよね?」

やだなぁ、と笑いながら手をひらひらさせて言うまなみの言葉に、数拍置いてみかんが驚く。
マリンブルーの瞳を見開いた少女は、ビタッと廊下を歩く足を止めてまなみを振り返った。

「ええっ!? あれってエッチなことだったの!?」

ピンク色のツインテールと緋袴が揺れ、キュッとスニーカーが床を踏みしめる小気味良い音がする。
なんとなく好奇心が赴くままに行ったことがやらしいことだと知らされたみかんは、飛び上がらんばかりに驚いた。

「あれ、知らなかったんですか? たとえ知識がなくっても、自然に覚えていくものなんですねー……」

うんうん、と何か大切なことを学んだように肯くまなみは、形の良い唇で続く言葉を口にする。

「そうですよ。ああやって、自分の身体に触れて、気持ちよくなることを、一人エッチって言うんです。
 本当は好きな人に、みかんちゃんの場合はいつきくんですね、にして貰うことを自分一人でするからです。
 今も使いますけど昔っぽい言葉では自慰、今風の言葉だと一人エッチとか、オナニーとか言いますね」

えっへんと少し胸を張るまなみの言葉が、みかんの耳を通り抜ける。驚きのあまり半分くらいしか入ってこない。
知らなかったとはいえエッチなことをしてしまったのは、それほど衝撃的なことだった。
不思議なもので一度意識してしまうと、とたんにさっきの行いが大人びたいやらしさを伴って思い出されてしまう。
はしたないことをした恥ずかしさと、知らない間に少しだけ大人なことをしてしまった誇らしさのようなものが、
競い合うように心の中に湧き上がり、むずむずした感覚とともにみかんの幼い身体をぽかぽかと温めていった。

「ふええ……お……おにゃ……? おにゃにー……?」

ぽんっと赤面して目をグルグルにして呟くみかんに、まなみがクスクスと笑う。
自分もそれほど詳しいわけではなかったが、それでも性の知識を教えることは楽しかった。
無垢な少女が自分の言葉でどぎまぎする様子が、たまらなく愛しい。
もし肉体を持っていたなら、間違いなく力いっぱい抱きしめていたに違いない。

「ほらほら、行きますよ。もうだいぶ遅れちゃいましたからねー」

ひらりとみかんの後ろに回ったエプロンドレスの幽霊は、ぐいぐいと背中を押す。
霊体の手で直接押しているのではなく、ポルターガイスト現象を使ったちょっとした霊術だ。
押されたみかんはまだ心の中がふわふわとしたまま、オフィススペースまで連行されていった。

                      ○

まなみから教えられた驚愕の事実にくらくらとしていたみかんだが、それも歩いているうちに収まってくる。
もう数歩歩けば、オフィススペースに辿り着くところで、みかんとまなみの一人と一体は一旦停止した。
玄関へ続く廊下と、オフィススペースへ繋がっている扉。二つがみかんの視界に入る。
その二つの場所はいずれも、いつきと愛情のこもった口付けをたくさん交わした場所だった。

少しだけ離れ離れになってしまった恋人との再会に、みかんの小さな胸がドキドキと高鳴る。
抱き合って、舌を絡めあったキス。去り際に交わしたお姉さんぶった約束を思い出して赤面してしまう。

その耳元で、黒髪に赤い髪留めが印象的なエプロンドレスの幽霊が優しい口調で囁いた。
「おさらいですよ。みかんちゃんといつきくんが恋人同士だということは、今はまだ秘密です。
 二人っきりのとき意外は、なるべく今までどおり、お兄ちゃん社長って呼んで接すること。いいですね?」

道すがら話した衝撃的な話で忘れていないか心配し、みかんの部屋で忠告した内容を反芻させる。
いつきとの再開に胸を高鳴らせながらも、みかんはマリンブルーの瞳を強い意志に輝かせて肯いた。

「うん、大丈夫」

短く応えたみかんは、ぺちぺちと頬を叩いて気合を入れて、いざ恋人のいる場所へと一歩を踏み出す。
しかし、扉を開いて中に入ると、みかんの視界には寄り添って座っている穂波といつきの姿が飛び込んできた。

思わず、元気に挨拶しようとした言葉を飲み込んでしまう。


「――ウチの使う魔女術〈ウィッチクラフト〉は悪魔崇拝やなくて自然崇拝や。呪力に影響を与える構造を
 利用して力を導くのが主な使い道やね。ウチの場合はとんがり帽子の円錐がそれに当たるけど、他のは知っとる?」
「えっと、ピラミッドとかだよね」
「せやね。あとは月とかが代表的や。構造から力を導くのは割と簡単やから重宝するんや。覚えて損はない。
 魔術装置なんかに使われてるケースも多いから、構造を崩すことで効果を弱めるなんてことも可能やしね。
 魔法陣なんかと連動してると、場合によっちゃ影響を抑えることを考えなきゃあかんから、複雑になるけどな」
「なんだか爆弾の解体みたいだね」
「せやね。複雑な魔術の解除は大体そんな感じや。人為的なものならなおさらな。トラップとかもあるし」

みかんが開いた扉から遠く離れた机では、有能な社員による無能な社長の教育が行われていた。
肩が触れそうなほど近くで社長である伊庭いつきを教育しているのは、ケルト魔術課社員、穂波・高瀬・アンブラー。
同じ学校の制服を着た同い年の男女。寄り添う二人は似合いのカップルのようで、みかんの心を不安にさせた。

折りしもまなみから穂波の危険性を示唆されたばかりのため、思いのほか動揺が大きくなっていた。
まるで恋人が奪われてしまうような恐ろしさが心の奥に芽生え、身体中の血を冷たくさせる。

(え、あれ、なんか……言葉が出ないよ……)

どうしていいかわからずに部屋の入り口で佇んでいると、みかんの姿にいつきが気付く。
眼帯で右目を覆った恋人に嬉しそうな笑顔で手を振られると、みかんがぱぁっと花開くように笑顔を浮かべた。

(あ、いつきおにーちゃんっ…………って、そうじゃないよっ!)

くすぐったいような笑顔を浮かべたみかんは手を振り返してから、ハッとして不機嫌な表情を作った。
少し目を離した間に、いつきが穂波と接近していたことがなぜだか少しだけ許せなかったのだ。

怒っています、という表情をつくり、ぷいっとそっぽを向く。
それでも動き出すきっかけは得られたため、みかんは自分の机へと歩き出すことにした。

机を見つめて魔術知識を教えていた穂波も、ここでようやく気付いて顔を上げる。
みかんに続いてまなみも部屋に入ってきたことで、オフィスは少し賑やかさを増した。
小学生と幽霊といえども、魔法使い派遣会社〈アストラル〉の中では大切な社員のため、軽くは扱われない。
純粋に社員が倍になったとカウントされ、対等の存在として受け入れられていた。

「ごめんなさい、遅れました」 と、みかん。
「お帰りなさい、穂波さん」 と、まなみ。

ぺこりと礼儀正しく頭を下げるみかんと、明るく笑顔で会釈するまなみ。
小学生巫女とメイド服幽霊という風変わりな組み合わせも、アストラルでは御馴染みのものだ。
いつきと穂波も挨拶を返す。

「おかえり、みかんちゃん、黒羽さん」
「ただいま。結構時間かかってたけど、なにしてたん?」

笑顔を返すいつきと、さして咎める口調ではなく尋ねてくる穂波。
みかんが少し不機嫌な顔をしているのにいつきが戸惑うなか、まなみが穂波の質問に答えた。
「ごめんなさい、穂波さん。少し話しこんじゃって」
「ええけど、あまり長く席外さんといてね」
「はい」
「はぁい」

丁寧に返事をするまなみとは対照的に、みかんが雑な口調で返事をする。
事務用の素っ気無い椅子に小さなお尻を沈めると、キシッと軽い音がした。

「ありゃ、なんやみかんちゃん機嫌悪いんか?」

少し戸惑うような穂波の言葉に、みかんがいけないことをしてしまったと反省する。
ツインテールのピンク髪をぷるぷると横に振ると、ぺこりと改めて謝った。

「ううん。なんでもない。ごめんなさい、穂波お姉ちゃん」
「ええよ。そんなかしこまらんでも」

きちんと謝ってきたみかんに、穂波は苦笑しながらぱたぱたと手を振る。
そんな二人の様子を見ていたいつきは、みかんに向かって心配そうに口を開いた。

「みかんちゃん、どうしたの?」
「なんでもないっ」

ぷいっと横を向くと、その様子を見た穂波がニヤニヤと笑い出す。

「なんやー? 社長がなんかしたんかー?」
「ええっ、そんなことは……」

穂波にうりうりとヒジで突付かれるいつきが、困ったような笑顔を浮かべる。
それを横目に見ているみかんは、さらにちょっとだけ不機嫌になった。

そんな三人の様子を見て、まなみはポンとみかんの肩に手を置いてから口を開く。

「あ、私、お茶入れてきますね」

言うが早いか、まなみはパタパタとオフィスを後にした。
秘密を知っている味方がいなくなって、みかんは少し背中が寂しくなった感覚を覚える。

「えっと、あの、みかんちゃん?」
「ほら社長、ちゃんと仲直りせなアカンよー?」
「もう、やめてよ穂波」

その視界の端では、いつきと穂波が仲睦まじげにじゃれ合っている。
心の中が不機嫌さと寂しさでごちゃ混ぜになってしまった頃、ひょいっとまなみが顔を出した。

「すみませーん、穂波さん、ちょっと手伝って貰えますかー?」

いつきをからかっていた穂波が、まなみの言葉に振り返る。

「え? なに?」
「すみません、お願いしますー」
「んー、ええよ、ちょっと待ってなー」

困ったようなまなみの様子を見ると、軽く返事をして席を立った。
そっぽを向いていたみかんは、穂波の後を追うように視線を向け、まなみと目が合う。
パチッとウィンクされると、いつきと二人きりになる手助けをしてくれたのだと気がついた。

(黒羽お姉ちゃん……!)

思わぬ援護射撃に、みかんの心が急に温かさを取り戻していく。
ぎゅっと胸元で手を握ると、みかんは椅子を蹴っていつきの元へ駆け寄った。
「こっち来て、いつきおにーちゃんっ」

あまり時間がないと考えたみかんは、いつきの手を取って扉から見えにくいスペースへと連れて行く。
突然のことにびっくりしながらも、いつきは巫女服姿の幼い恋人に大人しく従った。

魔術資料や過去の調書が置かれた書棚は、扉からは影になっていて見ることができない。
そこにいつきを連れて行くと、みかんは堪えきれなくなったようにぎゅっと抱きついた。
少し前にたくさん味わった、大好きな人の温もりが伝わってくる。
深く息を吸えば、愛しい人の香りが小さな胸いっぱいに広がった。
失いかけたものを取り戻したような感覚が心の中に広がり、ようやくみかんは安心することができた。

「えっと、みかんちゃん?」
「なんでもないよ。……さっきはごめんなさい」

一旦言葉を切り、言い辛そうにしながら、苦しげに言葉を続ける。

「その……いつきおにーちゃんが、穂波お姉ちゃんと仲良くしてたから……」

そっと身体を離して、みかんが上目遣いにいつきを見上げる。
安心していてもやっぱり、これから口にする言葉には少し不安があった。

「……みかんは、いつきおにーちゃんの恋人だよね?」

少し潤みを帯びたマリンブルーの双眸が、まっすぐにいつきに向けられる。
右目を眼帯で覆った少年は、みかんが不安を抱いたこと、嫉妬を抱いたことにようやく気がついた。

「……あたりまえだよ、みかんちゃん」

軽く見開いた瞳を優しく微笑ませて、いつきが膝を折って屈みこむ。
考えが及ばなかった自分を責めながら、ピンクの髪を撫でつけて丁寧に言葉をかけていく。

「僕が好きなのは、みかんちゃんだけだよ」
「ほんと?」
「うん。本当だよ。そうだね……うん。グラムサイトに誓うよ」

右目を覆う眼帯を指差して、おどけたように笑う。
告白したときに見せられた真紅の魔眼を思い出して、みかんもくすりと笑った。
まなみも驚いたと語ったあの時のことは、みかんにとっても本当に驚きの出来事だった。
その時は思いもしなかった恋人関係がここにあると思うと、改めて大切なものに思えてくる。

「ああ、よかった。やっと笑ってくれたね」

みかんの笑顔に、安心したようにいつきが言う。
いつきの言葉に頬を染めたみかんは、小さな唇を湿らせると、ついっと少しだけ上向けた。

その可愛らしい誘いを受けて、いつきがみかんの頬に手を添え、そっと唇を重ねる。
何度も味わった桜色の小さな唇は、衰えることのない新鮮な喜びをいつきの心に与えていた。
瑞々しく吸い付いてくる唇をついばんでいると、軽く開いたみかんの唇から小さな舌が伸びてくる。
いつきもすぐに舌を差し伸ばし、お互いの口唇の狭間で、柔らかな粘膜同士にもキスをさせた。

ちゅっ、ちゅっ……くちゅ……れる、ぴちゃ……ちゅる……

舌先をくすぐりあうような、ちろちろとしたキス。
舌先を唇ですする、相手を食べてしまうようなキス。
舌を深く絡めあう、溶け合うようなキス。

いくつものキスを堪能し終えると、二人は改めてぎゅっと強く抱きあった。
力が抜けかけたみかんは、ふるふると身体を震わせながら恍惚とした吐息をつく。

「はぅぅ……しあわせだよぅ……いつきおにーちゃぁん……」
くったりとしなだれかかってくる年下の恋人の背中を、いつきは優しくなでつけた。
顔を埋めているピンクの髪からは、シャンプーと白檀の混じりあった香りが漂ってくる。
巫女のみかんに相応しいその香りは、いつきにとってとても心地良いものだった。

「……あ……そうだ……」

ぷにぷにとした頬や首筋に触れるだけのキスをしていると、みかんが思い出したように身体を離す。
まだ少し力が入らないのか、ゆっくりとした仕草には少しだけ大人びた色香が宿っていた。

こくっと咽喉を鳴らして混じりあった唾液を飲み、唇に手を添えてぬるりとした唾液を拭う。
体裁を整えたみかんは、屈んだいつきとすぐ近くで見つめ合いながら、そっと唇を開いた。

「あのね、いつきおにーちゃん。さっき、お部屋で黒羽お姉ちゃんと話したんだけど……」

みかんが話すのは、先ほど自分の部屋でまなみと話し合ったこと。
いつきはまなみに一部始終を見られていたことに驚いたものの、大人しく最後まで話を聞いた。
まなみが話した内容、交際を当面秘密にするという考えとその理由には、聞くべきところが多く含まれている。
特に風評被害の懸念や、従業員としての立場から注意されるという可能性について、いつきは軽視していた。
感情の赴くままに走っていると、どうしても見落としが生まれるということを思い知らされる。

「そっか……うん。ありがとう。確かに、しばらくは秘密にしたほうがいいかもね」
「うん……。『いつきおにーちゃん』ってみんなの前で言えないのは少し残念だけど」

秘密にする、嘘をつく、というのは、素直な二人にとってあまり楽しいことではない。
それでも気落ちしても始まらないことも二人は知っていたため、お互いを励ますように笑顔を浮かべた。

「二人っきりの時は、呼んでよね」
「うんっ、普段の分もすごーく甘えちゃうから、覚悟しててよねっ」

笑顔で言うみかんを、いつきが微笑みながら優しく抱き寄せる。
ちゅっちゅっと唇を重ねていると、扉の方から足音が聞こえてきた。

ぱちっとみかんは双眸を、いつきは左目だけを開き、こくんと肯きあう。
そそくさと机に戻ると、ティーセットを持ったまなみと、お茶請けを持った穂波がやってきた。

「お待ちどーさん」
「少し時間かかっちゃいました」

ポルターガイストを使ってティーカップを並べるまなみが、みかんをちらっと見る。
みかんが上機嫌に笑顔を浮かべるのを見ると、安心したように微笑みを返した。
その様子を見て、お茶請けのクッキーが乗った小皿を並べていた穂波が口を開く。

「ありゃ、なんやみかんちゃん機嫌ええなぁ」
「えへへ、なんでもないよー」

喜色を浮かべるみかんに、いつきとみかんが仲直りしたのかな、と想像する。
仲が良いことは良いことなので、穂波はそれ以上追求せずに、お茶の仕度を整えた。
そこに、新しい声が響いてくる。

「ただいま戻りました。――おや、これは丁度良いところに出くわしましたね」

扇子を口元に当てて微笑む猫屋敷蓮に、四人全員が明るく挨拶を返す。
大人の猫屋敷が加わると、アストラル全体がぐっと大きな広がりと確かな重みを持つようだった。
猫屋敷の懐からにゃーにゃーと猫が飛び出し、オフィスがいっそう賑やかになる。

それを遠く聞きながら、猫屋敷の分のティーカップを用意するまなみは、新たな決意を抱いていた。
いつきとみかんの仲を磐石にするための、次なる作戦を。何をすれば良いのか、彼女にはわかっていた。
そう。まなみは聞いていたのだ。みかんが着替えに去り、一人になったいつきが漏らした、心からの呟きを。

『……えっちなことが、ものすごくしたいです』
以上です。ありがとうございました。ノシ
513名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 08:19:09 ID:qvWt+f87
>>512
GJ
待っていた甲斐がありました。
みかん可愛すぎw
514名無しさん@ピンキー:2008/05/31(土) 11:35:44 ID:5JsMAc+n
GJ!
515名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 01:48:16 ID:fgjy1Mn+
GJ!
ってまなみ何たくらんでんだww
まあともかく続きが楽しみ。
待ってますぜ!
516名無しさん@ピンキー:2008/06/01(日) 03:27:50 ID:1Ml1c5MJ
GJ
ついニヤニヤしてしまう展開がいいな

黒羽が応援してくれること、関係を秘密にすることで
恋愛物っぽい面白さがでてきた
517名無しさん@ピンキー:2008/06/04(水) 22:03:20 ID:qKT4VN6d
>>512
他の社員がどう絡んでくるか気になってたが、黒羽さんがこんな役割とはw
俄然続きが楽しみですGJでした
518名無しさん@ピンキー:2008/06/10(火) 19:14:15 ID:X+uOiR+8
519名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 06:08:22 ID:vU2Lqdfv
にゃー
520名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 20:29:49 ID:gGRyJtA+
みー。
521名無しさん@ピンキー:2008/06/11(水) 23:23:42 ID:QxBq9eWd
ふしゃー!
522名無しさん@ピンキー:2008/06/12(木) 23:43:10 ID:qnCMLz7r
きゃらすれつながらない
523名無しさん@ピンキー:2008/06/14(土) 18:53:31 ID:a0aURn2L
きゃらすれつながた
524名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 23:05:05 ID:wAnpEBy7
いつき×みかんSSの続きが、すごく、見たいです・・・・・

525名無しさん@ピンキー:2008/06/19(木) 21:11:56 ID:0fRXFTZ6
続きがきになる・・・・・。
526名無しさん@ピンキー:2008/06/21(土) 17:59:51 ID:BLVsIwHk
まだ存続してることに驚きage
527名無しさん@ピンキー:2008/06/23(月) 18:46:16 ID:Rjgyh2M6
オルトきゅんが実は女の子だったなSSが投下されるまで落とすわけにはいかない……っ!
528名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 00:18:53 ID:Bsqya2L4
もはやこのスレには俺しかいないのか……っ! 寂しいのう、寂しいのう。
529名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 07:38:22 ID:3BqWFMvP
猫屋敷×みかんを待ち望んでいる俺ガイル
530名無しさん@ピンキー:2008/06/25(水) 17:31:54 ID:6RPWSv1F
小ネタ
「ペロペロ、あはっこんな大きくして我慢できへんの?
ええよ、いっちゃん。きて
あぁ、入ってくる。いっちゃんの……はぁはぁああぁ」


「あ、黒羽。穂波呼んできてくれた?」
「……あ、えっと、ちょっと調子がよくないみたいだったから
呼ばない方が……」
「え、それ本当?ちょっと僕見てくるよ」
「あー!ダメ!!いつきくん待って!ダメ!待ってー!」
531名無しさん@ピンキー:2008/06/26(木) 21:58:41 ID:p2/9ohoN
>>527
すごく…読みたいです。

>>530
GJ
532名無しさん@ピンキー:2008/06/27(金) 08:36:23 ID:JRV0deB0
>>530
自宅プロバのDIONがずっとアク禁な俺が果敢に会社からGJ。
533名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 00:23:49 ID:eubzk2kP
>>530
「……なんで?」
「なんでって……そりゃあ」
と言いかけた所でその先の言葉に赤面する
それに気付いたのか、いつきは
「どうしたの?黒羽も調子悪いとか――」
「な、なんでもないです!」
本当に?と顔を近づけて聞いた来たいつきに、何でも無いと答えるだけで精一杯だった
「ところでさっきの続きなんだけど……」
「……え?えーと……」

「い、いつきくんのエッチー!」
「え、えぇ?!」

こうですか分かりません
534名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 10:19:08 ID:4udwtTes
>>530
痛々しい……。社長が首領やみかんばかりとイチャイチャしてるから。
535名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 14:16:02 ID:dIqUtB/q
536名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 19:17:04 ID:XzN3rufb
にゃ
537名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 23:04:18 ID:T24nt6xp
視ろ
    見ろ

  観ろ
538名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 15:20:47 ID:ZWQ/49m7
視てやるとも!
539名無しさん@ピンキー:2008/07/02(水) 20:49:07 ID:h2Ev1O0U
性的な意味で!
540名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 15:29:01 ID:fHq0COr2
541名無しさん@ピンキー:2008/07/06(日) 22:31:04 ID:00Qg89TJ
新刊のタイトルにときめきが止まらない俺がいる。
542名無しさん@ピンキー:2008/07/08(火) 17:55:07 ID:UsYqtdVq
妹来襲!
543名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 09:01:17 ID:xEbSZ4Au
落ちどきかね、このスレも。
544名無しさん@ピンキー:2008/07/11(金) 18:23:39 ID:FLIXwp56
雑談でもいいから書いてみてよ。そこから広がる何かがあるって。
545名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 11:12:28 ID:7SWsJMOf
アニメしか知りませんが。
穂波は斜め上に健気なのでイジメたくなります。
アディリシアはストレートに健気なので可愛がりたくなります。
546名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 17:37:55 ID:FKjAlIGx
>>527

俺も諦めきれないんだぜ!?
547名無しさん@ピンキー:2008/07/12(土) 17:38:24 ID:FKjAlIGx
>>527

俺も諦めきれないんだぜ!?
548名無しさん@ピンキー:2008/07/13(日) 11:22:17 ID:tR9NNhnh
ブラコン勇花age
549名無しさん@ピンキー:2008/07/17(木) 22:34:50 ID:LtgQNbnN
ダブルツンデレage
550名無しさん@ピンキー:2008/07/20(日) 16:18:37 ID:vVNBpUvA
まだ残ってたことに正直驚き
551名無しさん@ピンキー:2008/07/23(水) 18:06:26 ID:HdKwLvzk
ロリ巫女&ロリホムンクルスage
552名無しさん@ピンキー:2008/07/28(月) 03:07:17 ID:iGLuh+Bs
おにゃのこオルト描いてみた。
誰かss書いてくれ!!


※女体化注意
http://niyaniya.info/pic/img/753.jpg
553名無しさん@ピンキー:2008/07/29(火) 09:46:46 ID:QBRZX5Li
>>552
ウホッこれはいいオルト
だが俺には無理だ
554名無しさん@ピンキー:2008/07/30(水) 21:44:26 ID:HWKBta1K
555名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 00:15:16 ID:7ygvZH0u
いつき×オルト…………ごめん。なんでもない。
556名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 00:43:05 ID:0hHZXIXc
>>552のオルトならアリだと思う
557名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 01:00:43 ID:hBYfbTFz
このスレのまとめはないのかな。
558名無しさん@ピンキー:2008/08/01(金) 16:32:51 ID:tq55N0o5
あると便利だよね(^_^)
559名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 00:55:40 ID:4WADWqwI
>>552
呪派汚染で女体化したオルトがアストラルご一行様に見つかって・・

まで書いて折れた。
560名無しさん@ピンキー:2008/08/02(土) 17:31:29 ID:qg7UBphe
>>559
がんばれ!!
俺は待ってるぞ!!
561名無しさん@ピンキー:2008/08/03(日) 20:23:06 ID:m7dwsREg
>>559
オルトって女の子だったらすげーいいよなって思ってました!
ファイトーッ!
562名無しさん@ピンキー:2008/08/04(月) 23:50:29 ID:WXb0vAtY
いっぱーつ!
・・・・先生、よく考えたら
オルトちゃんの皮膚って・・・。
563名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 15:57:39 ID:b2Gjd2Ol
そこは、ほら、心の目でだな…
564名無しさん@ピンキー:2008/08/05(火) 16:34:34 ID:Z0fnfkG4
傷痕やルーンを舐めながらのプレイって萌えると思うんだ。
性的な興奮は魔術的に正しいのですよ?
565名無しさん@ピンキー:2008/08/06(水) 10:19:32 ID:y95knXQ7
性奴隷オルト・・・いやなんでもない
566名無しさん@ピンキー:2008/08/08(金) 16:31:39 ID:/4zeAon0
>>565
ツェツィーリエにあんな事やこんな事されちゃうんですね?
567名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 11:11:42 ID:7BgsZQKu
あでぃ
568名無しさん@ピンキー:2008/08/10(日) 23:31:33 ID:wRLjHNiG
新刊の表紙を見て妄想が膨らみまくり。
帯に隠されたトラップ。
569名無しさん@ピンキー:2008/08/14(木) 01:45:09 ID:X4UN8lA8
ほしゅ
570名無しさん@ピンキー:2008/08/16(土) 21:40:13 ID:0U3Ri+pS
おにゃのこオルトマダー?
571名無しさん@ピンキー:2008/08/19(火) 23:47:56 ID:miFCgu+X
自給自足する


※女体化注意
http://niyaniya.info/pic/img/846.jpg
572名無しさん@ピンキー:2008/08/21(木) 14:46:41 ID:i/5oRQYK
他給自足した
573名無しさん@ピンキー:2008/08/24(日) 14:37:04 ID:Fask3bWw
ほしゅ
574名無しさん@ピンキー:2008/08/26(火) 19:05:17 ID:44QIEHny
誰もいない…
575名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 05:09:56 ID:7MLVTrUZ
居るよー。
576名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 21:13:16 ID:q5Z54DrO
いつき×おにゃのこオルト書いているんだが、ここに投下しても良いかな?
577名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 21:26:08 ID:d036K4P9
よし、落とせ。
578名無しさん@ピンキー:2008/08/27(水) 23:18:21 ID:AcgYKW4x
きみをまっている
579名無しさん@ピンキー:2008/08/31(日) 14:13:12 ID:Z1Tz7DFh
     ▼ '⌒ ▼
     i (,ノ)人)∩
     | リ ゚ ー゚ノ|彡  落ちちゃらめぇ!らめぇ!
        ⊂彡
     ,. -― 、
    (_,ィ===)
     ノl'iノ从ハ∩ 
.    (ミ'.l|゚ ー゚ノ!彡  
    (ミ)l8:::Y⊂彡  落ちちゃらめぇ!らめぇ!


580だっとさん:2008/09/03(水) 21:20:11 ID:bwm4Lz3G
いつき×おにゃのこオルト投下します。
苦手な方は名前をNGワード登録お願いします。
581だっとさん:2008/09/03(水) 21:22:48 ID:bwm4Lz3G
ここは、いつきの自宅。
自分のベッドの上でいつきは、亜麻色の長い髪をシーツに散らせた少女と深く繋がっていた。
「…っく、はぁ…
…だ、大丈夫?」
額に汗を滲ませ、いつきは目の前の少女に問掛ける。
「平気だ、痛みには慣れている」
「いやあの、そういう事じゃなくてね、オルト」
オルトと呼ばれた少女―オルトヴィーン―は、いつもの口調で応答するも、頬を染めて瞳を潤ませ、いつもと違った表情を見せていた。
「フン、今更大丈夫も何も」
いつもよりいくばくか機嫌が悪そうにしているのは照れ隠しのためなのか。
「ここまでやっといて、止めるのか?」
「う゛…」
確かに、今止めろと言われても、止められる自信が無い。
それどころか、少女の膣内は狭くて、少しでも動かせば射精してしまいそうな程気持ち良すぎた。
言い返せずに苦笑すると、オルトヴィーンはふん、と鼻を鳴らした。
(…どうしてこんな事になったんだろう?)

事の発端は昨日。
いつきはオルトヴィーンの着替えに遭遇し、彼が女性である事実を見てしまったのだ。
年齢の割には発育が遅いようだが、膨らんだ乳房は確かに女性のものであった。
582だっとさん:2008/09/03(水) 21:24:12 ID:bwm4Lz3G
たっぷり十数秒お互いに固まった後、それはもう恐ろしい顔でオルトヴィーンは言ったのだった。
「誰かに喋ったら殺す!!」
――と。

そして、今日。
アストラルでの業務を終え、自宅へと帰って来たいつき。
今日は早かったので、DVDでも見ようか、それともゲームでもやろうかと考えていると、チャイムが鳴った。
そこにはつい先刻会社で別れたばかりのオルトヴィーンが居た。
確か口止め料がどうとか言ってたいたような気がする。
その意味を理解する前に、唇を塞がれた。
(オルトの唇、柔らかかったなぁ…)
「…この状況で考え事とは、良い度胸だな」
「はっ!?い、いや、考え事なんかしてないよ!?」
図星をつかれて慌てながら、ふと結合部を見ると、確かに彼女が処女であったという証拠に、鮮血が滲んでいた。
改めて、自分が取り返しのつかない事をしてしまったのではないかという思いが、いつきを揺さぶった。
「……オルト、ごめん…」
「何故謝る?」
「だって…初めてだったのに、こんな……」
「……嫌か…?」
いつものオルトヴィーンらしくない、不安そうな声。
「やっぱり、穂波先輩やアディリシア先輩みたいな、女性らしい相手の方が良かったか?」
583だっとさん:2008/09/03(水) 21:54:40 ID:bwm4Lz3G
「そんな事無いよ!」
強い口調で反論するいつきに驚くオルトヴィーン。
「いや、その…
今更こんな事言っても、言い訳にしか聞こえないだろうけど、僕…オルトとこうなれて、嬉しいよ。」
いつきの言葉に、オルトヴィーンは耳まで真っ赤になる。
「ただ、出来れば口止料とかそういうのじゃなく、もっと自然にこうなりたかった」
「…お前、本当にボクがそんな理由で犯らせると思っているのか?」
「へっ!?」
いつきの驚き具合から、本当にオルトヴィーンの言葉を信じ込んでいた事が容易に想像できた。
オルトヴィーンは大きな溜め息をついた。
「いくら何でも、ボクはそんなに馬鹿じゃない。
初めてアストラルに来た時に言った様に、ボクは自分が認めた相手にしか従わない。
それと同じ事だ」
「…え、えと…それって…」
「お前だからだよ!馬鹿!!」
半ばヤケになったように怒鳴ったオルトヴィーンの顔は、湯気が出そうな位に真っ赤で、流石に鈍感ないつきにも理解出来た。
「……ごめん」
「だから謝るなよ」
目を合わせないよう顔を背けるオルトヴィーンをいつきはとても愛おしく感じた。
「オルト」
「何だ?」
「…キス、しても良いかな?」
「!!」
584だっとさん:2008/09/03(水) 22:07:03 ID:bwm4Lz3G
口をぱくぱくさせて、何か言いたげだったが、観念したように頷く。
いつきは微笑むと、オルトヴィーンの唇に自分の唇を重ねた。
ちゅ、と小さな音を立てて唇を吸う。
何度も何度もキスをした。
唇だけではなく、額や耳、髪の毛にも。
彼女を構成するすべてのものが愛おしく、いつきはオルトヴィーンの全てが欲しいと思った。
深くくちづけ、舌と舌とを絡ませる。
舌で八重歯をなぞると、僅かにオルトヴィーンの身体が震えた。
「んぁ…は…っ」
ゆっくりと唇を離すと、どちらのものとも判らぬ唾液の糸が伝い、切れた。
それを惚けたように見ているオルトヴィーンの表情は、今までに見た事が無いもので、ひどく煽情的に見えた。
いつきは堪らず、オルトヴィーンの耳元に囁いた。
「ごめん、オルト。我慢出来ない」
言うと同時に、いつきは腰を動かし始める。
「――っあ!!」
不意打ちに驚き、目を見開く。
先刻初めて男性を受け入れたばかりの膣内はやはり狭く、オルトヴィーンは苦痛に顔を歪ませる。
出来るだけ優しくしようと思っていたいつきだが、自分自身を止める事が出来ない。
突き上げる度に、オルトヴィーンが高い声を上げるのも、いつきをより興奮させた。
破爪の血といつきのものから出る分泌液で、多少滑りが良くなってきたものの、オルトヴィーンは痛みと圧迫感に慣れる事が出来ないでいた。
585だっとさん:2008/09/03(水) 22:08:14 ID:bwm4Lz3G
(っの……馬鹿…っ!)
文句を言おうにも声にならず、いつきを睨みつけるが、当のいつきは夢中で全く気が付いていない。
見ると、額に汗を流し、うわ言のようにオルトヴィーンの名を呼びながら夢中で腰を振るいつきが可愛く思えて来た。
そのうち、痛みはあるものの、余裕が出て来ると、違った感情がオルトヴィーンに沸き上がる。
甘く、痺れるような、心地良さに似た感覚。
好きな相手と結ばれたという悦びだと、オルトヴィーンは気付かなかった。
それでも、目の前の少年がたまらなく愛おしく感じて、知らぬうちに自分も相手の名前を呼んでいた。
「いつき、――いつきっ!」
「あぁっ、オルト!ごめん、僕…もう…っ!」
既に限界ギリギリだったいつきは、オルトヴィーンの身体を強く強く抱き締め、彼女の膣内の最奥で吐き出した。
熱いものが注ぎ込まれるのを感じ、オルトヴィーンは身体を震わせた。
586だっとさん:2008/09/03(水) 22:09:12 ID:bwm4Lz3G
ベッドの上で二人は余韻の中に居た。
ふと、オルトヴィーンがいつきの方を見やる。
「何をニヤニヤしているんだ?」
「ん?いや、ほら…嬉しくってさ。
オルトが僕の事、馬鹿でも社長でも無く、名前で呼んでくれたから」
「……っ、そんな事で喜ぶな!馬鹿っ!!」
顔を真っ赤にしてそっぽを向いたオルトヴィーンを見ながらいつきは、もっと恥ずかしい事をしたのに、と思ったが口には出さずにいた。
587だっとさん:2008/09/03(水) 22:18:25 ID:bwm4Lz3G
勢いで書いた。
反省している。
次はもっと上手くやろうと思った。
588名無しさん@ピンキー :2008/09/04(木) 12:00:28 ID:zpuPHRu3
GJ

待ってた甲斐がありました。

とてもよかったです。
589名無しさん@ピンキー:2008/09/05(金) 20:03:06 ID:5WbISnfV
涙が自然に溢れてきた
590名無しさん@ピンキー:2008/09/06(土) 12:52:29 ID:nWmwXek8
ふぅ…
591名無しさん@ピンキー:2008/09/07(日) 00:54:06 ID:JC5MJj+x
しばらく見てない間に投下があったとは何たる不覚!

GJだ!
592だっとさん:2008/09/08(月) 06:35:38 ID:MszxDphT
おぉ、GJ頂いてた!ありがとうです。
女体化?ものだったので、投下するの迷ったのですが、反応もらえて嬉しいっす。

おまけ。
ぶっかけてみた。
http://www.nigauri.sakura.ne.jp/src/up4960.jpg.html
593名無しさん@ピンキー:2008/09/08(月) 12:39:29 ID:5Ub8DBjT
新刊といえばおにゃのこオルトと勇花でしょ
という事でオルトは出たので勇花期待
594名無しさん@ピンキー:2008/09/10(水) 21:45:29 ID:lxiEjyin
おお、久しぶりに覗いたらSSが!
素晴らしい、オルトのツンデレっぷり最高だ。
595名無しさん@ピンキー:2008/09/14(日) 10:34:16 ID:s0AGc6WP
保守
596名無しさん@ピンキー:2008/09/18(木) 08:03:31 ID:8mSM56IL
ボス
597名無しさん@ピンキー :2008/09/20(土) 18:21:31 ID:A0etvh8+
俺はいつでも待ってるぜ
598名無しさん@ピンキー:2008/09/23(火) 16:39:48 ID:e6QiFJG6
みかんおいしい?
599名無しさん@ピンキー:2008/09/27(土) 22:23:59 ID:lZFjJo3K
保守
600名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 10:25:41 ID:MEbubuyi
一時間レスが無ければラピスは俺の嫁
601名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 10:58:41 ID:Vw4QNGrw
そういう書き込みしたときに限って誰か来るんだよなw
阻止
602名無しさん@ピンキー:2008/10/03(金) 23:46:58 ID:V5Cbv5uU
保守して寝る
603名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 01:34:49 ID:0zYUpMJR
七十二時間レスが無ければラピスとアディリシアとみかんと黒羽は俺の嫁
604名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 01:43:37 ID:v59iXflt
欲張りすぎだし、阻止しておこう
605名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 22:45:47 ID:YS3cSePv
72時間レスが無かったらオルト貰って行きますね
606名無しさん@ピンキー:2008/10/09(木) 23:00:30 ID:hW/ZUkyq
穂波さん陵辱SSまーだー?
607名無しさん@ピンキー:2008/10/13(月) 17:48:59 ID:qS7Kn7IT
( ´,_ゝ`) プッ
608名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 22:17:03 ID:t40qfHLy
一時間レスが無かったらラピスは俺の嫁
609名無しさん@ピンキー:2008/10/14(火) 22:18:02 ID:ecyC5Gno
610名無しさん@ピンキー:2008/10/16(木) 23:18:15 ID:81iVZbhP
広告に阻止されるとは。
611名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 08:24:44 ID:rGizGwmp
もう落ち時かな
612名無しさん@ピンキー:2008/10/25(土) 20:46:42 ID:aGrcSlSv
アディかわいいよアディ。
今月(あすか)会えなくて寂しいよ。
613名無しさん@ピンキー:2008/10/30(木) 17:11:34 ID:XG5trmRQ
保守
614名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 20:06:03 ID:GvrZx4vi
あげ

615名無しさん@ピンキー:2008/11/06(木) 04:13:48 ID:P/3u+wBP
まだまだ
616MJADJA:2008/11/07(金) 20:06:02 ID:FM+t5g58
諦めたらそこで終わりだっ!ってことで26時間後にレスがなければまなみは俺の嫁
617名無しさん@ピンキー:2008/11/07(金) 21:13:16 ID:V0I6C8zm
>>616
“26時間後”ってどういうこと?
26時間以内?
618名無しさん@ピンキー:2008/11/10(月) 01:02:36 ID:/bGDchWt
今書いてるのが書き終わるまで落ちないでくれ
619名無しさん@ピンキー:2008/11/12(水) 02:44:32 ID:v5mXrbsT
保守
620名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 08:34:30 ID:l/sYkRbG
>>618
待ってる。全裸で。
621名無しさん@ピンキー:2008/11/13(木) 08:48:54 ID:jrPZ/3ey
よかろう、ではageようか
622名無しさん@ピンキー:2008/11/15(土) 10:21:59 ID:X2VNmicz
保守
623名無しさん@ピンキー:2008/11/19(水) 00:08:32 ID:F7R01CxG
保守
624名無しさん@ピンキー:2008/11/22(土) 17:23:13 ID:hUjNXvqQ
保守主義
625名無しさん@ピンキー:2008/11/23(日) 00:21:34 ID:/LPsnI2b
まだ残ってたのかwwwwww
ワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

>>618
期待あげ
626名無しさん@ピンキー:2008/11/26(水) 02:37:38 ID:fTmUUwYE
保守主義
627名無しさん@ピンキー:2008/11/28(金) 04:23:05 ID:eGODnYaV
保守
628名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 00:28:51 ID:XiKOXm3u
保守
629名無しさん@ピンキー:2008/11/29(土) 03:14:14 ID:1b8wnWgC
ほしゅ?
630名無しさん@ピンキー:2008/11/30(日) 02:02:40 ID:p2f4xAi4
新刊が出ればいくらか話題も出るだろうに
631名無しさん@ピンキー:2008/12/03(水) 18:39:59 ID:6srVP8s7
保守
632名無しさん@ピンキー:2008/12/05(金) 02:03:24 ID:tePlQo+9
保守
633名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 02:35:47 ID:bDa39WLO
ほ……しゅ……
634名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 11:55:45 ID:Ek/Q0eLs
とりあえず来月はコミックス版の4巻が出るお
635名無しさん@ピンキー:2008/12/10(水) 11:58:22 ID:6xY6hFHx
最近載ってないけど、終わったのかな?
636名無しさん@ピンキー:2008/12/13(土) 01:00:26 ID:N3wVMqDC
性魔術って、原作に出てくる?
637名無しさん@ピンキー:2008/12/16(火) 00:51:38 ID:4dbqfUj1
性魔術はでてきてないんじゃね? 一般向けだし。
638名無しさん@ピンキー:2008/12/20(土) 11:36:01 ID:1OwCwKxz
エロパロで書く分には構わないんじゃね?
639名無しさん@ピンキー:2008/12/22(月) 23:46:59 ID:sKOTh9+5
勇花ちゃんはまだですか?
640名無しさん@ピンキー:2008/12/23(火) 00:14:05 ID:r4TLu7p1
待つ。それに尽きる
641名無しさん@ピンキー:2008/12/28(日) 23:31:44 ID:GKzibeQU
アディ
642名無しさん@ピンキー:2009/01/01(木) 14:15:01 ID:F+kzoCM+
あけましておめでとう
643名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 10:34:04 ID:90fjQyHp
GJ!
644名無しさん@ピンキー:2009/01/02(金) 18:29:03 ID:8Nk7gL7F
あけましておめでとうございます

期待あげ
645名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 08:02:17 ID:09hEmfrL
ほしゅ
646名無しさん@ピンキー:2009/01/09(金) 00:44:33 ID:fdSoBk1j
隻蓮×ダフネが好きだっ!
647名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 02:58:26 ID:wCQSG9Ff
|∧,,∧
| ・ω・) まなみさんのエロSSまだー?
|⊂ ノ
|ωJ 


|∧,,∧
| ・ω・) ごめん、丸見えだったわ!
|⊂ ノ
|●J 
648名無しさん@ピンキー:2009/01/22(木) 23:02:16 ID:cIHt9xkp
随分過疎ってるナ
649名無しさん@ピンキー:2009/01/24(土) 10:01:43 ID:Dtiu9Ak1
ほしゅ
650名無しさん@ピンキー:2009/01/25(日) 15:37:59 ID:xkAliWdn
みかんSSの人はどこへ行ったのだろう。
651名無しさん@ピンキー:2009/02/02(月) 21:49:35 ID:WNybcJ0z
明日は節分か。
なんぞ小ネタでもないかな。
652名無しさん@ピンキー:2009/02/04(水) 22:14:59 ID:UWEzijtQ
みかんのSSの人マダー
653名無しさん@ピンキー:2009/02/09(月) 00:45:14 ID:brD2/d/K
保守
654名無しさん@ピンキー:2009/02/16(月) 01:44:20 ID:2tQEqtRL

655名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 16:02:24 ID:Mvqn2Ipv
やっぱり待つだけじゃなくて自分でかこうと思う。

みんな一か月持ちこたえてくれ。
656名無しさん@ピンキー:2009/02/18(水) 16:58:09 ID:WZoCoZas
イエッサ!
657名無しさん@ピンキー:2009/02/19(木) 02:23:03 ID:PAiFit2L
>>655には期待せざるを得ない。
658名無しさん@ピンキー:2009/02/20(金) 21:41:08 ID:GdttG34e
待機中
659名無しさん@ピンキー:2009/02/21(土) 14:09:54 ID:2BBXGPJX
wktk
660名無しさん@ピンキー:2009/02/25(水) 05:38:42 ID:A1tUMxO9
黒羽かわいいよ黒羽。
661名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 03:09:11 ID:s9VsVZmm
生きてた記念保守!
662名無しさん@ピンキー:2009/03/01(日) 11:18:33 ID:+ek+r9aS
新刊出たんだね
昨日買った
663名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 01:29:01 ID:zbd4jab1
堕ちません
664名無しさん@ピンキー:2009/03/09(月) 04:30:09 ID:+17m8A8Q
SS見るまでは
665名無しさん@ピンキー:2009/03/14(土) 09:41:01 ID:Lirj1Rcj
>>664
そんなこと言われたら誰もスレのために投下できないだろw
666名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 05:26:47 ID:7MTgeAsq
ちなみにだがここに来る人ってどのキャラを期待してるんだろう?
667名無しさん@ピンキー:2009/03/16(月) 09:10:55 ID:8nIETPfF
オレンジ
668名無しさん@ピンキー:2009/03/17(火) 21:15:13 ID:sEHcUVe9
>>666
アディ。
669名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 01:44:47 ID:mu4YONZE
雑食
670名無しさん@ピンキー:2009/03/19(木) 07:25:15 ID:j8xz7NgW
>>655マダー?
671名無しさん@ピンキー:2009/03/21(土) 20:49:10 ID:nJZeKVkq
保守
672名無しさん@ピンキー:2009/03/27(金) 03:05:06 ID:QOBZOwE9
もうこのスレはダメなのか!?
673名無しさん@ピンキー:2009/04/03(金) 09:12:08 ID:EjVzNFL0
>>672
保守する人が居ればまだいけるだろ
職人くるまでネタは特に無いけどw
674名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 21:52:25 ID:tYXxJJsD
ネタになる会話すらないと保守する人も消えて落ちるけどなw
675名無しさん@ピンキー:2009/04/10(金) 21:57:26 ID:Y1fnZQbV
じゃあネタ振ろうぜ!
皆が求めてるシチュエーションってどんなのよ?
ハーレムとか修羅場とかツェツィーリエによるいっちゃん陵辱堕ちエンドとかあるでしょう
676名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 20:39:13 ID:a93BjWxH
眼の力が暴走して周りの女の子の服が透けて見えて……

レンタルマギカ関係ないな。
677名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 20:41:19 ID:cPseFqeF
それ超能力系のスレじゃね?
678名無しさん@ピンキー:2009/04/12(日) 23:40:06 ID:XQdY/N5E
ロンドンで、ユーダイクスを直す材料に童貞の精液が必要だと言って、いつきから採取しようとするラピスとか。

「え、あの、待って! 確か、ど、童貞のじゃないといけないんだよね!?」
「ラピスはホムンクルスだから大丈夫。……んっ」

ええ私はロリ攻めが大好きですとも。
679名無しさん@ピンキー:2009/04/18(土) 00:46:36 ID:X3+ks5VH
続かないのか!?
680名無しさん@ピンキー
>678
じゃあ発展させて。

アディ:「みかんちゃん! 魔術のためにも出来うる限り清純な乙女の涙が必要なの!」
みかん:「お兄ちゃん社長、どうしよう!?」
皆:『えっ?』

みたいな。