1 :
名無しさん@ピンキー:
復活させてみました。
作品別の本スレで発表しにくいSS、オリジナルでも加虐嗜好にあふれたSSなどの
投下先としてご利用ください
3 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/06(土) 20:29:34 ID:cX0yzB4t
リョナ系って何?
ありがとう乙!
地球防衛軍のペリ子を実は最強の変態である陸男が
訓練と称してブチ殺しちゃうのを書きたいな
8 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/07(日) 17:17:09 ID:tELd/pyt
保管庫ってないの?
タイムリープ能力って面白そうだ
人を殺しても過去に戻れば罪にはならん
だよな〜、どんなことをしても過去に戻れば問題なしだ!
まずはアニメの時かけに出ていた小娘どもを犯っていたぶって惨たらしくぶっ殺してから
タイムリープ、んでまた違うやり方で殺ってからタイムリープ、犯って孕ませて
出産を見届けてからタイムリープ、とくにマコトちゃんは念入りに犯って殺ってやるべきだな!
即死回避保守
ところで、某D氏は、戻って、くる、ん、だ、ろ、う、か。
16 :
おはよう村物語:2007/10/12(金) 23:29:32 ID:Z2RZli2S
ほしゅ、直径15センチの、保守。
復活記念ほしゅ
ROM専だった俺が復活記念保守
19 :
XDA:2007/10/14(日) 14:33:08 ID:5ypUX856
保守代わりに再録、残念でした(はぶて半分)。
・・気に入らない人は、自分で何か書いて下さいお願いします。
・・最近ストレス溜まってるから口悪いなあ・・、すいません。
******
果てし無く広がる、荒野。
連なる、岩山。
巨石を組み上げた巨大建造物の、廃墟。
平原の一角に、特殊合金製の広大な床のみで観客席の無い、円形闘技場があり、
その周囲の空中に、階段状の客席に闘技場の様子を見つめる観客を乗せた、遊覧船が、何十隻も、浮遊している。
闘士の戦う様を観覧させる為だけに、元来無人であった惑星を改造した、
或る闘技場惑星の、一角にて。
円形闘技場の外周部分には、包囲する様に、
複雑に直線を組み合わせたアウトラインの全高2.5メートル程の人型戦闘機械が、数百機、待機している。
闘技場の中央に近い辺りの床が左右に開き、エレベーター状に地下から部分床が上昇してきて、
一人の、首に鎖付きの漆黒の首輪を嵌められた、一糸纏わぬ少女が、5体のアンドロイドの機械の腕に捕えられた状態で、現れる。
少女の名前は、月村由香里(ツキムラ ユカリ)、小学4年生、10歳。
遺伝子レベルでの肉体改造を施されたその肢体は、10歳としても小柄な、可憐な細身でありながら、
乳房の丸みも、尻の丸みも、驚く程豊かで美しく、太股も優美に育って、脚が長く、肉体全体が美しくなめらかな曲線を描いている。
乳房の丸みより心持ち下程度までストレートに整えられた豊かな髪は、闘技場の明るい照明に照らされて、漆黒の光沢に、輝いている。
無数の観客のデジタルオペラグラス越しの視線に嬲られて、
幼稚園児の様に、幼く、可憐で美しい由香里の面差しが、止まらない涙に濡れ続けている。
人型戦闘機械群を見つめる、由香里の瞳は、
限り無く深い、漆黒の、淵を、秘めている。
その淵の、奥底に、何が宿っているのか、由香里自身以外の誰も、知らない。
由香里自身も、その全てを、知っては、いない。
その、様子を、由香里のクラスメートの少女、雪沢未香(ユキサワ ミカ)が、遊覧船の観客席から、見つめている。
普段、小学校では、必要以上の事は何も語らず、静かに微笑む事が多い、由香里が、
今、こんな姿を、晒している。
(・・・・・何で・・・・こんな・・・事・・・・・・・・?)
未香が、眼元にあてがっているオペラグラスが、震え続けている。
20 :
XDA:2007/10/14(日) 14:34:40 ID:5ypUX856
由香里の両脚両腕を、それぞれ1体ずつのアンドロイドが掴み、
心持ち内股気味に、逆V字状に脚を開かせて立たせた状態で、逃れられない様にして、
1体のアンドロイドが、特殊合金製の、漆黒の、巨大な機械雄根を、由香里の秘唇に、あてがう。
機械雄根には、無数の、光沢を放つ鋭い棘が、生えていて、その、棘の一つ一つが、それぞれ、異なる波長で、振動しており、
機械雄根の幾つものパーツがそれぞれ異なる方向に小さく動き続けて、
まるで機械雄根そのものがうごめいている様な、妖しい、動きを、続けている。
「・・・ぁう・・・・っ・・・!!!!」胴体直径12センチ強の、恐ろしく長い機械雄根が、由香里の秘肉を酷く押し広げて、突き入れられていく。
震える、棘が、由香里の、澄んだピンクの、秘唇を、秘肉を、えぐり、裂いて、
「・・・・っ・・・・ぅ・・・!!!!・・・・ぐぅ・・・・・っ・・・・・・・・!!!!」
妙に美しい真紅の鮮血が、由香里の、可愛らしい白さの、内股の柔肌を、彩っていく。
アンドロイドの手が、腕が、容赦無い力を込めて、機械雄根を、少しずつ、少しずつ、さらに奥へ、突き込んでいく。
膣肉を酷く裂かれ、子宮に棘が無数に刺さり、えぐられる。
少しずつ、少しずつ、由香里の可愛らしい臍の辺りを通り過ぎて、さらに、機械雄根が、由香里の子宮肉を内側から圧迫しつつ、捻じ込まれていく。
切り裂かれ続ける子宮肉を一つ一つの棘の振動にえぐられ、えぐられながら一層酷く、押し広げられ、責め嬲られる。
「・・・ぅう・・っ・・・・ぅ・・・・・ぅあ・・・ぁ・・・・・ぁああ・・・・っ・・・・・・!!!!」
凄まじい、激痛に、苦しみに、あえぎ、上下する、由香里の豊満な乳房の丸みの辺りに、太過ぎる機械雄根の先端部が届き、
それでもなお、手を止める事無く、アンドロイドは、由香里の子宮肉に、機械雄根を、突き入れていく。
由香里の可憐な薄紅の唇から、鮮血が、溢れ続ける。
限り無く、酷くなっていく、激痛の、苦しみの、只中で、なぜか、
由香里は、絶頂に、泣き震えてしまっている。
子宮肉を、延々と、千切られ、苛まれて、際限無く増幅されていく、絶頂に、
「・・・んぅ・・・っ・・・・く・・・・ぅ・・・・んぅう・・・・・っ・・・・・・!!!!・・・ぅ・・ぅぁ・・・あぁ・・っ・・!!!!」
なぜか、どこか、とろける様に、切なげに、頬を染めて、由香里が泣き悶える。
不意に、凄まじく重く、激しく、衝撃を込めて、アンドロイドが、機械雄根を、捻じ込み、
胴体直径12センチを越える漆黒の機械雄根が、根元まで、由香里の鎖骨の横をわずかに超えるまで、由香里の子宮肉に、撃ち込まれてしまう。
21 :
XDA:2007/10/14(日) 14:36:16 ID:5ypUX856
「・・ぅぐぁあ・・・っ・・・!!!!・・・・ぁ・・・ぁあ・・・・・・っ・・・・!!!!」無限の、苦しみに、無限の、激痛に、無限の、絶頂に、
耐えかねて、身をよじり、やわらかなラインの美しい裸身の曲線を、くねらせて、頬を紅潮させて泣き悶える、由香里の、アヌスに、アンドロイドが、
それぞれが胴体直径6センチを超えて、一つ一つが異なる波長で震える無数の棘の生えた、漆黒の、機械触手が、2本、絡み合い、うねり続ける、
螺旋状の機械触手を、あてがう。
「・・!!」機械触手の感触に、どうしようもなく、ほのかに、逃れようとする様に、由香里の尻の丸みの柔肉が、くねり、震える。
容赦無く、アンドロイドが、由香里のアヌスに、内臓肉に、螺旋状の機械触手を、突きこんでいく。
無数の棘が、事前に内容物を完全に除去し洗浄してある由香里の内臓肉を、えぐっていく。
「・・・ぅ・・う・・・・っ・・!!!!・・・く・・っ・・・・・ぅぐぁあ・・・・っ・・・・・!!!!」由香里の、下腹の白く幼い柔肉が、一層増していく苦しみに、あえぐ。
螺旋状の機械触手が、由香里の小腸にまで届き、さらに深く、内臓肉を裂き切り、くねり、圧迫し、震える棘で苛みながら、もぐり込んでいく。
「・・ぅぁあ・・・っ!!!!・・・ぁ・・あ・・っ!!!!・・・ぅぁ・・!!!!・・ぁあああ・・っ!!!!」
螺旋状の機械触手に圧迫されて、由香里の子宮肉を押し広げている機械雄根の無数の棘がさらに子宮肉にくい込み、
振動で無数の傷を嬲り、裂き千切り、由香里の苦しみが、激痛が、容赦無く、限り無く、増幅されていく。
ふと、激しく、機械触手が、うねり、
小腸を全てえぐり抜いて、ついに由香里の胃の中にまで、螺旋状の機械触手が、勢い良く、もぐり込んでしまう。
「・・・ぅぁあああっ・・!!!!」増幅され続ける無限の激痛が、無限の絶頂をさらに増幅して、
可愛らしい頬を紅潮させて、由香里が、泣いてのけぞり、身をよじる。
空間圧縮により、由香里の華奢なプロポーションは、明らかに容積を遥かに超えるものを捻じ込まれているのに、ほんのわずかも膨らんでおらず、
なまめかしく愛らしい曲線のラインが、そのまま、保たれている。
空間圧縮の、3次元レベルを遥かに超えた苛烈な負荷が、
機械雄根の無数の棘に、螺旋状の機械触手の無数の棘に、千切られ続け、えぐられ続けている、内臓肉の、子宮肉の、無数の傷に、
容赦無く、加わって、限り無く苛まれて、
「・・・ぁああああ・・っ!!!!・・ぁ・・・ぁ・・・ぁぁ・・・・ぁ・・・っ・・!!!!・・・ぅうぁあ・・・っ・・・・!!!!」
限り無く激しい苦痛に、限り無い絶頂に、由香里が、幼い頬に涙を伝わせて、酷く、震え、身悶える。
螺旋状の機械触手が、さらに、由香里の胃の肉の内部でのたうちながら、もぐり込んでいく。
機械触手の無数の棘が、胃の肉を内側から圧迫しつつ、震えて、さらに傷を、えぐる。
「・・・っ・・・ぐ・・・!!!!・・・ぇふぅ・・・っ・・・・!!!!・・・ん・・ぐ・・・・ぅ・・・ぅあ・・・・!!!!・・・ぁあ・・ああ・・・ああ・・ああああ・・っ!!!!」
限界を遥かに超えてさらに酷く、空間ごと内臓肉を、子宮肉を、凄まじく圧迫され、苛まれ、傷付けられて、
耐えかねて、由香里が、泣きじゃくる。
それぞれが胴体直径6センチを越える螺旋状の機械触手が、由香里の胃の内部で何重にもとぐろを巻いて、
ついに、由香里の乳房の丸みの半ば辺りまで、胃の肉を押し上げる様に拡張して、もぐり込んでしまい、
アヌスから胃の奥までの由香里の内臓肉を限り無く圧迫し、ゆるやかに、獰猛に、くねる動きで、限り無く傷付け、
由香里の秘唇から鎖骨の横まで子宮肉をえぐっている胴体直径12センチを超える機械雄根と、呼応して、
無数の震える棘で、由香里の子宮肉を、限り無く裂き千切り、無限の負荷を加えて、限り無く、苛む。
「・・ぅうぁあああ・・っ!!!!!!!!」
限り無く増幅され続ける、無限の苦しみに、無限の激痛に、無限の絶頂に、泣き震えて、のたうち回る、由香里の、
紅潮した可愛らしい面差しが、裸身が、
数多くの観客の視線に、晒される。
22 :
XDA:2007/10/14(日) 14:38:13 ID:5ypUX856
アンドロイド達が、由香里の裸身に、漆黒に光り輝く特殊合金製の機械甲冑を、装着していく。
脚の表側と背面側、腕の甲側と裏側に、それぞれ分割された部分甲冑のパーツの、内側には、振動する鋭い棘が、幾本も、生えており、
挟み込む形で、脚に、腕に、装着されると、
擦れ違う棘が、由香里の、脛の、太股の、肘から先の腕の、二の腕の、肉をえぐり、骨を砕き、骨髄神経を千切り、苛み、
「・・ぐぁあっ・・!!!!・・・ぁ・・・ぁ・・・・あ・・っ・・!!!!!!!!」限り無い激痛が、さらに、酷く、増していく。
両足の爪先から両太股の半ばまで、両手の指先から両の二の腕の半ばまでは、完全に覆われているが、
あとはハイレグビキニ形状の部分甲冑のみで、由香里の血色の良い白く優美な柔肌が容赦無くさらけ出されてしまっていて、
豊満で悩ましい胸の谷間もほぼ露わ、秘所もかろうじて隠れているのみ、
尻の部分は、Tバック形状で、丸みの柔肌がほぼ完全にさらけ出されてしまっている。
機械雄根に押し広げられた由香里の澄んだピンクの可愛らしい秘唇と、機械触手に押し広げられた澄んだ薄紅の可愛らしいアヌスは、
機械雄根と付け根部分で2本の触手が接続された螺旋状の機械触手の基底部に笠状にわずかに張り出す様に装着された、
特殊な軟質素材で出来た漆黒のカバーを、上からTバック形状の部分甲冑で押さえ込んでわずかにくい込ませる様にして、覆ってあり、
かろうじて露出していない。
由香里の優美な裸身と組み合わせる事を前提に造形された、その、機械甲冑は、
直線と曲線の組み合わさったアウトラインが、むしろ、由香里の肢体の曲線の優美さと呼応して、対照的であるが故に一層彩る様に調和し、
漆黒の光沢が、淡く澄んだピンクを刷いた由香里の白く優美な柔肌と合わさって、光と闇の交錯を成し、
この上なく美しい様を、生み出している。
その、由香里の様を、無数の視線が、無数の表情を過ぎらせて、凝視している。
5体のアンドロイドが、床のエレベーターで地下へと、姿を消す。
一人、残された由香里を、人型戦闘機械の軍団が、遠巻きに包囲している。
「・・・・ぁ・・・・・・・・」無限の激痛の、無限の絶頂の、只中で、辛うじて立っている由香里が、機械軍団を見つめて、力無く、泣き震えている。
人型戦闘機械群の、数百機全てが、重く、どこか異様な、機械音を、円形闘技場に響かせて、臨戦態勢を取る。
光子を凝集させた機械大剣を構え、大型の光線砲を、ミサイルランチャーを、発射体勢に移行する。
由香里只一人の、小さく、華奢な、肢体を、攻撃目標として。
鎖を外された首輪が、由香里の華奢な首を、漆黒の光沢で彩っている。
23 :
XDA:2007/10/14(日) 14:39:21 ID:5ypUX856
1体の人型戦闘機械が、スラスター噴射で急加速し、わずかに浮遊しつつ突進して、
由香里の、機械雄根と機械触手を内部に捻じ込まれて尚、全く変わり無く、折れそうに細く、どこか大胆に、可憐に、くびれたウェストを、両断しようと、機械光子大剣を、横薙ぎに、撃ち込む。
光の刃に、切り裂かれる、寸前、
「・・っ!!」不意に、由香里が、心持ち後方の上空に、跳躍する。
敏捷な、無駄の無い、優美な仕草で。
「・・・!」人型戦闘機械が、戸惑う様な動作と共に、唸る様な機械音を立てる。
「・・ぅあ・・・っ・・!!!!」跳躍の動きの、反動が、機械雄根に、機械触手に、無数の棘に、四肢の機械甲冑の内側の棘に、加わり、
脚の砕けた骨を、腕の砕けた骨を、内臓肉の傷を、子宮肉の傷を、自分自身で、容赦無く、えぐってしまって、
特殊合金の、限り無く硬く、強靭な、鋭い、感触に、限り無く、苛まれてしまって、
「・・ぁあ・・っ・・・!!!!」頬を染めて、さらに増幅されていく、無限の激痛に、無限の絶頂に、泣きじゃくり、悶えながら、
同時に、由香里が、空間転移で手元に出現した大型の突撃銃型光線砲を、左手で構えて、間髪入れず撃ち放つ。
突撃銃型光線砲から放たれた凄まじい光条が、人型戦闘機械の中枢を、寸分違わず撃ち抜き、
一瞬で、爆裂四散させる。
観客の間に、どよめきが、広がる。
機械甲冑に内蔵された重力制御機構を作動させて、空中に浮遊しつつ、
「・・・ぅ・・・ぅう・・・・」震えている、由香里の、
唇から、腕の機械甲冑の隙間から、脚の機械甲冑の隙間から、アヌスの辺りから、秘唇の辺りから、白い内股を濡らして、
鮮血が、伝い、滴る。
うごめき続ける、機械雄根に、うねり続ける、機械触手に、内臓肉を、子宮肉を、傷付けられ続けて、
「・・・ぁああ・・っ・・!!!!」無限の激痛に、無限の絶頂に、耐えかねて、由香里が、泣いて、身をよじる。
その隙を逃さず、4機の人型戦闘機械が大型光線砲を、3機の人型戦闘機械がそれぞれ6連装ミサイルを、由香里目掛けて発射し、
それに呼応する様に、7機の人型戦闘機械が、機械光子大剣を振りかざして、次々に上空へと飛び立ち、
由香里にいつでも襲い掛かれる間合いへと、踏み込んでいく。
4本の大型光線砲のエネルギー弾が、上空を斬り裂き、
由香里が、舞う様な仕草で、右に、左に、前に、後ろに、最小限の動きでエネルギー弾を回避し、飛翔しつつ、
上下に、前後に、左右に、身を翻しながら、左手の突撃銃型光線砲を、パワーレベル最小で13発、連射し、
その内の1撃で、ミサイルを2発同時に撃ち落し、13撃で14発のミサイルを撃墜し、
尚も追尾し追ってくる4発のミサイルを、咄嗟に右手で抜き放った片手仕様の光線剣の、左右の袈裟懸け二閃で、切り砕き、爆散させる。
由香里の一挙手一投足が、由香里の全身の傷に、さらに、棘をくい込ませて、苛む。
「・・・ぁ・・・・!!」あえぐ、由香里目掛けて、容赦無く、7本の機械光子大剣が、撃ち込まれる。
「・・っ・・・!!」咄嗟に、突き込まれてきた光子大剣の刃を、由香里が、光線剣で受け止め、勢い良く弾き、
真向両断に、由香里の肢体を縦に斬り裂こうと撃ち込まれてきた、光子大剣を、握っている、人型戦闘機械の手を、
優美な動きで曲線を描きつつ大きく蹴り上げて横殴りに蹴り込んだ、機械甲冑に覆われた由香里の脚の、爪先で、砕いて、
横一線に、左から、背後から、袈裟懸けに斬り込まれた、3本の光子大剣を、
由香里の右腕の甲側に、左腕の甲側に、装着されている、光子防盾で、次々と受け止め、光子防盾の側部の光の刃で光子大剣を砕き、
急に水平回転しつつ、前後から撃ち込まれてきた残り2本の光子大剣の柄元目掛けて、突撃銃型光線砲の2連射を放ち、
光子大剣ごと、2機の人型戦闘機械を、ほぼ二瞬で、爆砕してしまう。
激しい、脚の、腕の、肢体の動きが、全て衝撃となって、無数の棘に加わり、
呼応する様に、機械雄根が、酷く、のたうち、機械触手が、酷く、うねり、
由香里の、傷付いた内臓肉を、傷付いた四肢の骨を、四肢の肉を、傷付いた子宮肉を、重みを込めて、傷付け、嬲る。
「・・・っ・・ぅぁ・・!!!!・・・ぁ・・・ぁ・・ぁあ・・っ!!!!」
限り無く酷い苦しみに、限り無い激痛に、限り無い絶頂に、可愛らしい面差しを紅潮させて、由香里が、泣いて、のけぞり、
「・・・っ・・・ぐっ・・!!!!・・・ぇふぅ・・・っ・・・・!!!!」激しく、鮮血を、唇から迸らせる。
由香里のさらけ出された豊かな胸の谷間が、伝う鮮血に彩られて、息づき、大きく、上下する。
自分も記念保守&投下
FFスレで投下して「リョナはよそでやれ」と叩かれたヤツです。
二次パロも確かおkだよね?
FF7のティファ拷問ものです。
「う……ん」
ゆっくりと自分に意識が戻っていくのを感じる。頭はまだ少し痛い。だがその痛さのおかげで、少し記憶が鮮明になる。そうだ、メテオが発動して、すぐにバレットと一緒に新羅に……
「目が覚めた?」
「!」
私の両腕はそれぞれ両側に拘束され、壁に磔にされていた。部屋は薄暗くてよく分からないが、そこには一人居た。それは……少年。年端もいかない、10才程度の男の子。
「お姉さんはね、処刑されるんだ。メテオを呼び出した張本人としてね」
「なっ……」
処刑、という言葉を聞いて恐怖で体が引きつる。じゃあ今から? ここで、私は……
「ああ大丈夫、まだずっと後だよ。でも……」
「ひぅっ!」
その時、体に電気のようなものが走る。いや違う、今のはそう……鞭。目の前の少年の持っていた鞭が、私の肌を切り裂いたのだ。
「折角だから、楽しませてもらおうと思って。無理聞いてもらったんだ」
「な、何を……んぁっ!」
もう一度、少年の手の鞭が私を襲う。少年の手にあるのは乗馬鞭。その一撃は重く、打たれた痕が熱くなっていくのを感じる。
「ねぇ、お姉さん」
「ひっ……」
少年の顔が、私の目の前に。今はそれが、悪魔の顔にしか見えない。
「僕の奴隷になってよ。それなら、処刑されなくて済むよ?」
「だ、誰がそんな……はぅぅっ!」
近距離からの鞭に、体が悶絶する。
「だっていいの? このままじゃ処刑されちゃうよ?」
「……」
確かに、その言葉に私は恐怖している。でもまだ信じている。仲間が……来てくれることを。
「そっか、じゃあ」
私の視線が少年をにらみつけたのに気がついたのか、私の目の前から離れる。諦めてくれた……そう安心した私が、馬鹿だった。
「じゃあ……奴隷になりたくなるまで、苛めてあげるよ」
「!」
その時、私は始めて気がついた。私を磔にしている拘束具から伸びている、コードに。それに気がついたときには……もう遅かった。
「それっ」
「きゃ、ああああああああああああああっ!?」
少年が近くのレバーを倒すのと同時だった。私の体を電流が駆け抜け、絶叫がコダマした。さっきの鞭なんかは比じゃない。体は自然と反り返り、まだ痙攣している。
「あはは、一瞬だけなのにすごいね」
「ひぁ、ひっ……」
まだ体が熱い。汗が全身を流れ、喘ぐことしか出来ない。半開きの口からは涎がみっともなく落ちていく。
「さぁ、僕に忠誠を近いなよ」
「ひっ……うっ」
駄目、だ。負けちゃ、駄目。絶対に皆が……助けに来てくれる。
「強情だなぁ」
「きゃああああああああぁっ! あああぁぁぁああああああぁぁぁぁああああぁあぁあぁあああぁぁああぁぁああ」
もう一度レバーが下ろされ、私の体がガクガクと悶え続ける。
「ふふ、どう? お姉さん、痺れて気持ちよくなってきたかな?」
「ひ、うぅっ……」
「……返事がないなぁ」
「あぅっ!」
彼の手の鞭がまた私を襲う。
「返事も出来ない悪い子は、電圧を上げちゃおうかな」
「ひっ……」
その言葉に、恐怖するしか出来ない。
「お、お願いっ……やめて」
「ふふっ、僕に忠誠を誓うかい?」
レバーに手をかけ、少年が私に問いかける。忠誠を誓う? こんな子供に? そんなの……そんなの、絶対に嫌っ。でも、この拷問に……耐えられるとも思えない。そうだ、きっと仲間が来てくれる。だから、それまでフリをすればいいじゃないか。忠誠を誓う、フリを。
「わ、分かった……から」
「うん? 聞こえないなぁ」
「ちゅ、忠誠を……誓……」
その時、だった。何故か、頭には……クラウドの顔が。私の、大好きな人の顔が……
「ち……誓うわけないでしょ! この変態っ!!」
気がつけば叫んでいた。後悔は……なかった。
「あはは面白いなぁ、お姉さん。ますます奴隷にしたくなったよ……あはははっ」
少年は、笑っていた。心から、声に出して。その笑いを続けながら……レバーを下に下ろした。
「キャアアアアアアアアアァァッ!! ああぁああァああアアアアアァアあああぁああアアアァあァああ!!」
その時間は、一瞬。それでいて、永遠にも感じられた。
「あ、ぅ……」
体の力が抜けていく。もう何も……考えられなかった。
「あれ? あれあれ? お姉さんおもらししちゃったんだ。あははっ、みっともないね、アハハハッ」
少年の声だけが、遠くなる意識の中に響いていた。
「それじゃあ……またお仕置きが必要、だね」
(続)
続かないかも
>>26 GJ!
屈しないティファ、責めがいがありそうですね
さらなるお仕置き待ってます
30 :
名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 13:15:22 ID:kN/nmmCs
日頃の感謝の意味をこめてGIGA FOR FREEKと禅ピクチャーズのベアハッグシーンをUPします。
ファイルのコメントが「失礼しますお借りします」は私がUPしたものです。
ダウンロードパスワードはbearhugです。
著作権の問題もあるから消される可能性もありますが、このサイトのDDOアップローダ 100MBにUPしてあります。
ttp://ddo-jp.ddo.jp/index.php
>>25-26 自分はFF7はよく知らないけど少年の無邪気に拷問する姿と
女の安っぽそうなプライドの対比がかなりツボに来ました。
この少年はかなり応援したいです。書き手さんも応援しています
ども、上でティファ拷問もの書いたものです
GJとか言われて調子に乗って、勢いで続き書いてみました
↓2レスほど拝借
次に目を覚ました時、事態は少し変化していた。私が拘束されているのは変わらない。ただ今度は両手が一緒に拘束され、天井から伸びる鎖に繋がっている。さらに視界に広がるのは、壁。そしてもう一つ……。
「やぁ、目が覚めた?」
「む、ぅ……」
私の口からだらしなく涎が落ちる。口にはめられた丸い口枷が、口を閉じる事を許さないからだ。その涎が体を伝い、不快感と恥辱が私を襲う。
「ふふ、お姉さんがおもらしなんかするから片付けが大変だったよ」
少年の笑い声が、私に屈辱を重ねていく。悔しい……こんな子供の前で、私は……。
「じゃあ、お仕置きの続きといこうか」
「!」
何時の間にか、少年の声が真後ろに。そのまま私の首筋に何かを近づける。それは鋭利に光ったナイフ……その切っ先の冷たさが喉から体中に伝わり、涎と冷や汗が混じりあう。
「怖い? またおもらしする?」
ケラケラと笑うたびにそのナイフが揺れ、私の喉に冷たい感触が波打つ。それにただ、恐怖するしかない。それを押し当てて横に引き抜くだけで私は……。
「大丈夫だよ、殺しちゃうなんてもったいないよ……せっかくの僕の奴隷なのに」
「んぅっ!」
その時だ、少年の手のナイフが私の背中を上から下に切り裂く。だが切り裂かれたのは私の肌じゃない……服。露になった背中に、少年が舌を這わせる。それが不快で……屈辱。
「ああ、この白い肌……すぐに真っ赤に染めてあげるね」
少年の舌がようやく離れ、少し私から離れる。それに安心した……矢先だった。
「んむぅっ!?」
ヒュン、と風を切る音が耳を劈いた瞬間だった。背中に熱と激痛が同時に走る。
「さっきのより、気持ち良いでしょ?」
「う、ぅ……」
体に走った激痛に身を悶えさせる。口から零れた涎は辺りに飛び散り、私の体をさらに汚していく。少年の手にあったのは長い一本鞭。振り回されたそれの威力は、遠心力も加わって先程の乗馬鞭とは比べ物にならない。
「んぅっ! んっ……むぅっ!」
少年の手の鞭が振り回され、私の背中を襲っていく。その度に私の口からは喘ぎと涎が漏れ、少年をただ恍惚させる。
「あはっ……はははっ、良いよ、喘ぎ声も最高だよっ!」
「ぅっっ! あぅううっ!」
私の背中に走っていく激痛。いつしか背中には、無数に赤い線が走っていた。そしてようやく、その鞭の連打が止まる。
「あぁ、いいよ。凄くいい……ねぇ、お姉さんもでしょ?」
「ふ、ぅ……」
私の涙と涎の混ざり合った顔を少年が覗き込む。そして口枷に手を伸ばすと、ようやく私の口に自由が戻る。
「ねぇ、言いなよ? 気持ち良いって」
私の髪を掴み、顔を無理矢理上げる。外された口枷から零れた涎がさらなる不快感と屈辱を私に与え続ける。
「……」
「返事は?」
「ひぅっ!」
長い一本鞭を地面に捨て、壁にかかっていた先程の乗馬鞭を少年が手に取る。それを力任せに私の背中に叩きつける。
「うっ……ひっ、うぅっ」
さらには縦横無尽に鞭が叩きつけられ、腕や太ももまでもを襲う。いつしか、私の体中には鞭の痕が走っていた。
「ほら、へ・ん・じ」
「だ、れ……が」
涎に塗れた口から必死に言葉を振り絞る。決めたんだ、諦めないって。こんな拷問に、こんな子供になんか屈しないって。
「ふぅ……頑固だなぁ」
「きゃっ!」
その時だ。少年が近くの壁を弄ると、私の体が宙に浮く。いや、これは逆だ。吊り上げていた鎖が緩み、重力に負けて私の体が地面に叩きつけられた。
「そろそろ観念しなよ、そうだなぁ……ご主人様、って言えばいいや」
「だ……誰が、そん、な……ひぐぅっ!」
俯けに倒れた私の背中を、少年が片足で踏みつける。散々弄ばれた私の体は、そんな子供の力にも逆らえないほど弱っていた。
さらに両手も拘束されているため、些細な抵抗すらも許してくれない。今出来るのは、ただ四つん這いで耐えるだけ。
「言いなよ、ほら。ほらっ!」
「あぅ、うぅううううっ」
踏みつけた足に力を込め、鞭の痕を責め続ける。傷跡の痛みが増していき、四つん這いの状態すらも辛くなってくる。
「い……わないっ」
「……」
その時少年の足がようやく私の背中から離れる。それに気がつき視線を上げる私を……恐怖が襲った。もう少年の顔に、馬鹿にした笑顔はなかった。ただ……冷たい目。
「うぁあっ!?」
それに反応する間もなく、私の腹部に激痛が走る。少年の足が私の腹を蹴り上げたのだ。
「あっ……はっ、あっ」
突然の痛みに悶絶し、地面に崩れる私。その髪を乱暴に掴み上げると、首に何かを巻きつける。
「よく似合ってるよ、お姉さん」
冷たい目のまま、少年の顔が笑う。もうさっきの馬鹿にした笑いじゃない。嗜虐を喜ぶ、サディストの顔だ。私の首に巻きつけられたのは、首輪。そこから伸びた鎖は、少年の手の中に。
「は、外し、てっ……こんなの」
まだ腹部の激痛が治まらず、掠れた声で嘆願する。これじゃあまるで、動物と同じだ。愛でるだけの、愛玩動物と。
「外して欲しい? じゃあ……」
「ひぅっ!」
少年が私の顔を踏みつけ、手の鎖を力強く引っ張る。首輪が首を締め上げ、呼吸を困難にしていく。
「……かっ、はっ」
締め上げられていく首。だが少年の手がすぐに緩む。
「じゃあほら、忠誠を近いなよ」
少年の足が私の顔を踏みつけながら、命令する。でも私は息を整えるのに必死。それがまた少年の癇に障り、腹を蹴り上げられ、鞭で体を打たれ、首を締め上げられた。
「あ、ぅ……う」
「……じゃあ、これで最後にしよう」
その行為が数十回繰り返されたあとだ。少年の足が私の顔から退く。そしてその足を、私の顔の……今度は前に。
「舐めてよ」
「……!」
ボロボロの体に、弛緩した脳。それでもその言葉の意味は分かる。舐めれば……この苦痛の拷問から抜け出せる。そう悪魔の声が囁く。麻痺した感覚が、私を自暴自棄にしていく。もう……嫌。こんな拷問、耐えられない。
「……」
激痛に耐え、体を起こす。そして少年の前に跪き、足に顔を近づける。
屈辱。恥辱。少年の冷たい目と、冷たい笑いが……ただ私を責めていく。私は今から、この少年に屈する。こんな……一回りは違おうかという子供に。私はもう、負けたんだ……。
そして私の舌が、少年の足の指を舐めた。
「……はい、よく出来ました」
少年の顔に、馬鹿にしたあの笑いが戻る。それが悔しくて……屈辱だった。悔しい……こんな、子供に……。
「じゃあ、ご褒美」
「んぅっ!」
その時だ。絶望した私の口に、今舐めた少年の足の指が突っ込む。
喉をも貫きそうな勢いで口の中を暴れるそれに耐えられず、引き抜かれたそれと共に私は嘔吐する。
涎にまみれ、埃にまみれ、汚物にまみれ……もう私はただの、少年の玩具でしかなかった。
「じゃあ」
「ひぁっ……」
少年が手の鎖を引っ張り、私は無理矢理中腰にさせられる。そして次の言葉が……私を凍りつかせた。
「続きは、ベッドでしようか」
(続)
続くとか書いて投下してから思ったけど
ベッドの上じゃあもう、リョナじゃないよね。エロパロ板だしおk?
ダメなら違うところで書きます
36 :
おはよう村物語:2007/10/17(水) 23:06:24 ID:7GGrGp51
>>35 いや・・・ここはリョナも扱うけど、あくまで猟奇(残虐>エロ)スレだから。
別に性行為に至ったところで特に問題なし。
何が言いたいかというと、すなわちGJ!続き書いてくれ。
・・・ちゅーか、またの機会にはエアリスも苛めてくれ!w
ああいうカワイコぶった女を苛めるのもまた一興。
37 :
35:2007/10/18(木) 23:57:37 ID:5ACN9Mqo
説明あり!
頑張っていじめるよ俺!
>>35 超GJ!
テファもFF7も知らないけど、いいシチュでした。
俺も
>>36と同意見です。是非続きを。
処女をズタズタに引き裂かれるような展開なら幾分リョナに近いものがあるかと。
何にせよ超期待!!
どもティファを虐めてる人です
つーわけでオチを考えた結果結局普通のベッドシーンになりました、めんご
ティファ拷問もの完結編↓2レスほど拝借
「まずは、綺麗にしないとね」
連れて来られたのは、さっきとは別の部屋。壁には電気椅子や三角木馬などの拷問具もない、なんの変哲もない部屋。そこのベッドの上に、両手を後ろで拘束されたまま寝かされる。
そして私の体中の涎や涙、私の吐いた汚物を少年が湿った布で拭いていく。私はただ少年の膝の上に仰向けになり、抵抗も出来ない。それが情けなくて……悔しい。
「そろそろこれも、いいよね」
「!」
少年の手が、私の服を剥ぎ取る。ナイフで切られ、鞭を打たれた服はあっけなく千切れ、私の乳房が露になる。
「じゃあまずは、味見といこうか」
「ひぅっ!」
私の胸に、冷たい何かが纏わり付く。粘り気のあるそれが私の体を伝い、体がビクンッと反応する。
「や、やめてっ!」
「あれ? 僕に忠誠を誓ったんでしょ? お姉さん」
「う、あっ……あぅっ!」
少年の手がそのローションを私の体中に伸ばしていく。その手が乳房をもみ、さらには乳首に爪を立てる。
「あーあ、こんなに固くして……胸を責められるのもしかして、好きなの?」
「っ……あ、んぅっ!」
必死に体を動かし抵抗しようとするが、少年の手に体が反応して上手くいかない。左手で私の乳房を責めながら、もう片方の手で体中にローションを伸ばしていく。
「さぁ、そろそろ」
「やっ……ま、待ってっ!」
少年の手が、私の下半身に伸びる。そのまま、私の下着の中に侵入してくる。
「ひ……ぅっん」
「あはは、可愛い声」
私の恥部を弄るように指を動かし続け、その度に私の体が反応していく。口から漏れる喘ぎは、ただ少年に恍惚を与え続ける。
「あれ、もうクタクタなのお姉さん? 抵抗しなくなってきたね」
「んんんんぅっ!!」
その時だ。少年の人差し指が、私の膣を貫く。初めてのその感覚に、体が混乱する。痙攣するようなその感覚は、快楽にも似た光悦。それが私を貫いていく。
「あっ……うぁあっ!」
その指がゆっくりと動く。その度に私は快楽に支配され、言葉さえもままならない。
「あはは、面白いね……こっちもほら」
「ひぅうっ!」
グチュグチュと私の下着の中で暴れる右手。乳首に愛撫し続ける左手。私の全ての快楽は……この少年に支配されていた。
「ほら、イキなよ」
「うっ、や……やぁああっ!」
「……五月蝿いなぁ」
「む、ぅっ」
少年の唇が、みっともなく喘ぎ声を漏らす私の口を塞ぐ。そこから侵入した舌が口の中を暴れまわり、脳を弛緩していく。
快楽が体に充満し、何も考えられなくなっていく。イカされる……こんな、こんな子供に。
「ぅ、ん……む、んんんんんんっ!!!」
少年の舌に犯され、乳首を弄ばれ、膣を責められ……私は絶頂を向かえた。
「ぷはぁっ……あ、うぅうぅ」
少年がそれを確認し、私の口から唇を離す。ようやく戻った息も今ではありがたみを感じない。
それより体を貫いた快楽にまだ体が痙攣している。体はブルブルと悶え、口からは定期的に荒い息が漏れる。
「おっと、まだ休んじゃ駄目だよ」
「んっ……ぅ」
少年が私の後ろから今度は両手で、私の乳房を揉み始める。先程の絶頂の余韻が体を蝕み、口からは喘ぎ声が漏れていく。
「や、っめ……」
「あれ、まだそんな事言えるんだ」
「むぅっ」
少年の指が私の口に侵入してくる。舌とは違い、今度は乱暴な指が私の口を犯していく。
「ほら美味しいでしょ? お姉さんの愛液だよ?」
その手は先程私の膣をかき混ぜた手。そして余った手が私の乳房から離れ、また私の下半身に伸びる。
「そうだ。ここにはまだだったよね?」
「むぅうううっ!」
下半身に冷たい何かが流れ込む。私の下着の中に少年がローションの瓶をひっくり返したのだ。そしてまた下着の中に侵入し、一通りローションを広げた後に膣に指を挿入する。
「あはは、さっきので大分緩くなったね」
「う、ぅうううっ、んぅっ!」
絶頂して敏感になった体が、自分の意思とは関係なく悶絶する。今絶頂を向かえたはずの体が熱くなり、また同じ道を辿っていくのが分かる。
「じゃあもう一本、行こうか」
「んんぅっ!」
その時だ。私の体を快楽が走る。もう一本……人差し指だけでなく、中指まで私の膣に挿入されたからだ。
「お姉さんってさ、マゾだよね」
「うっ、うぅっ、むぅぅっ!」
少年の両手が私を犯しながら、言葉で私を責めていく。
「僕みたいな子供に犯されて、縛られてこんなに濡らしてさ……凄い変態だよ」
「はぁっ、ぅっ……そ、そんな、事」
ようやく口から指が離れ、涎がまた私の体を伝う。
「え? 聞こえないよ」
「んぁっ!」
その指がまた私の乳首を責めあげ、快楽がまた襲ってくる。今絶頂を向かえたばかりの体を、少年が弄んでいく。
「ほら、どんどん入ってくよ? お姉さんの中に」
「駄っ……目、駄目ぇえええっ!」
乳首を責めていた指までもを私の下半身に伸ばす。下着の中で暴れる指に加え、もう一つの手でクリトリスを弄り始める。二つの手に責められ、私が二度目の絶頂を向かえるのにそう時間はかからなかった。
「ひっ、ぅ……あぁぁああああああっ!」
私の体がグタリとベッドにうつ伏せに倒れる。連続で迎えた絶頂に、体が痙攣している。こんな子供に抵抗も出来ない悔しさが涙になり流れる。
「もう……やめてっ、お願い……」
「何言ってるのさ、こんなのまだ……前戯だよ?」
「!」
少年の手が、うつ伏せになった私の背中にもローションを這わせていく。鞭打たれた痕にもそれが染みていき、体が反応する。
「ここも、綺麗にしてあげるよ」
「ひぃっ!」
その時、少年の手が私の下着をはぎとる。とうとう私は少年の前で一糸纏わぬ姿に。いや、体を拘束する縄だけが私の全てだった。そして少年の指が……私の肛門に侵入した。
「やめっ、う、うあっ! あぁあああっ!」
指が少しずつ侵入していく。
「ほら、力抜かないと入らないよ」
「あっ、ひっ……ひぅうううっ!」
ローションをそこにたらし、優しく愛撫しながら指を奥へと進めていく。その度に体が痙攣し、体を電気が走っていく。そしてその指がとうとう根元まで突き刺さる。
「ふふ、お姉さんの中。熱いよ……でもまだきついや」
「あぅんんっ!!」
根元まで突き刺した指を一度抜き、また私を貫く。その単調な作業の快楽が私を支配し、苦痛とともに襲い掛かる。
「じゃあ指、増やすよ?」
「だ、駄目……駄ひぁああああああああああっ」
指が二本、三本と増えていき、さらなる苦痛が私を襲う。どんどん広げられていく肛門の中で、少年の指が暴れていく。
「そろそろ、いいかな」
「!」
少年の指が引き抜かれ、私の体が苦痛から開放される。でもすぐに私を……恐怖が襲った。
「挿れるよ」
「ひぃっ!」
いつしか私の後ろには、少年の男性器がそそり立っていた。それが視界に入り、私を恐怖が包む。嘘……嘘、嘘っ!
「ふふふふ」
少年の笑いだけが、頭の中にコダマする。
「いやっ……やめてぇっ!」
最後の力で縄に力を入れ、抵抗する。その抵抗はただ空しくて、少年を恍惚にさせるだけで。
「いや、あ、あぁああああああああああああ!」
私の叫びと共に……少年が、私を貫いた。強烈な痛みと快楽が下半身から飛び上がり、私の全身が爆発する。私は今、犯されている……こんな子供に、少年に……。
「あっ、あぁっ!」
「あはは、僕のでもきついや」
少年が腰を激しく動かし、私の中を出入りする。屈辱と、恥辱……苦痛と快楽。その全てが混じり……私を壊していく。
「最高の気分でしょ? 僕みたいな子供にお尻を犯されてさ!」
「ぅぁああっ! ひぁうっ!」
少年の言葉の責めが私の耳から侵入してくる。それに返事も出来ずにただ、みっともなく喘ぐ。
「ほら、こっちも」
「……!」
少年の手が私の下半身に伸び、恥部を刺激する。そしてもう一つの指が、膣を犯す。あとはただ、快楽に身を任せるだけだった。
「あ、あ……ああああああああああっ!」
少年の熱い精液が、体の中ではじけたのを感じる。その三度目の絶頂とともに体の力が抜け、失禁したと思ったのが最後の記憶だ……もう、私に考える力は残っていなかった。私の心は、壊れてしまったのだ。
遠くで聞こえるのは仲間達の声。
助けにも来てくれなかった、愚鈍な仲間達。
ただ私は仲間を憎んで、世界を憎んで……壊れていった。
(完)
3レスでした
ティファを知らない人へ(wikiから)
ティファ・ロックハート(Tifa Lockhart)
20歳 ニブルヘイム出身 血液型:B型 168cm
あとはイメージ検索とかすれば、エロさが分かるよ!
お付き合いくださった方、どうもでした!
>>44 いいように弄ばれて崩壊とは、いい〆ですね
GJでした
そういえば猟奇スレの作品でヒロインが死なずに済んだケースって初めてかも
>>44 GJ!
>>44のSSを読んで抜いた。今更だがググッてみた。抜いた。
>>44のSSを読み返して抜いた。
一日に3本やったのは久しぶりだぜ。
戦闘員との戦いに敗れたボクが連れ込まれたのは、悪の秘密結社の地下にある手術室だった。
手術室には、薬品の匂いと、鉄の錆びた匂いと、そして空気に染みこんだ血の匂いとが渾然としていた。
ボクはバトルコスチュームのまま手術台に手足を拘束され、その生臭さの中に置き去りにされた。
やがて、ボクが時間の感覚を失いはじめたころ、手術室のドアが開く音が聞こえ、
「むひひ……つ、つ、ついに流星天使タンをいじめられるんだぁ……」
と、陰湿な笑みを浮かべる白衣姿の小太りの男が、ボクの視界を覗き込んできた。
彼に続き、白衣姿の男達が手術台を取り囲む。戦闘員ではない。おそらく研究員だ。
彼等の、嗜虐心に満ちた眼差しをひしと感じる。男達の荒い鼻息にじりじりと焦燥を煽られる。
「このっ……ボクにちょっとでも触ったら、ただで済むと思うなよ!」
ボクは、身体の芯からこみあげる戦慄を封じ込むように、叫んだ。
すると、男達はびくりと表情を強張らせ、ボクから一歩遠ざかった。
――所詮、彼等は戦闘員ですらない、単なる悪の秘密結社の研究員に過ぎない。
いざ戦闘となれば、『シューティングスター』に変身した状態のボクに勝てるわけがないのだ。
ボクが身に纏うレオタード風のバトルコスチュームは、ボク自身の身体能力を倍増させてくれる。
だが――、
「何言ってるの、流星天使タン?
うちの戦闘員にやられて、スーツの戦闘能力は完全に壊れちゃったんでしょ?
今の君は生命力が高いだけの女子中学生に過ぎないってことはわかってるんだよハァハァ」
そう言って、小太りの男はいつのまにか手にしていたメスの先を胸に押しつけてくる。
その刃の鋭さが、照り返す光の鈍さが、セラミックの硬さが、ボクの身体を震わせた。
「ぼ、ボクは……どんなことされても、何も吐かないからな」
「むふっ、むふふっ、俺達は別に拷問するわけじゃないよ」
「……え?」
うひひ、と笑う小太りの口の端から、どろりと涎が垂れる。
すると、他の研究員達も、いやらしい笑みを浮かべながら手術台に戻ってきた。
「俺達はそのスーツの生命維持能力の限界が知りたいんだ。
だからね、みんなで流星天使タンをか、か、解剖して、生体実験しちゃうんだよ」
――と、高校時代の雑文を改訂してみたけどどうか
俺に文才があれば続きを・・・orz
て感じ
ほす。
51 :
死亡集:2007/11/05(月) 16:44:42 ID:8JuWlUUB
休載先生は最近どうしてるの?
最近サイト巡ってるとリョナとだけ書いている時があるけど、
残酷なSS・絵を載せている場合は、グロ・猟奇など一言入れてもらいたいな。
休載先生は白血病で死にかけでしゅ。(嘘)
55 :
XDA:2007/11/10(土) 04:18:34 ID:AG/3nTox
ビルの立ち並ぶ街の、一角に、一台の自動車が止まり、
「・・・ぐぅう・・・・っ・・・・!!!」漆黒の首輪以外一糸纏わぬ少女が、中から、放り出される。
幼く可憐な声音が、苦悶に、あえぐ。
この上なく可愛らしい面差しで、乳房のすぐ下の裏側辺りまで伸ばした豊かなストレートの黒髪の、
その少女の名は、本原麻由香(モトハラ マユカ)。近隣の中学校に通う一年生、12歳の少女だ。
頬を染めて泣きじゃくる麻由香の、右の肩甲骨のすぐ下辺りに、鋸状の刃を柄元よりの峰に備えたサバイバルナイフが、突き立てられて、
鮮血が、なめらかな白い背中から、豊かな尻の美しい丸みに掛けて、伝っている。
激しい痛みと共に、無数の視線に見つめられているのを、麻由香は、感じている。
澄み通って雲一つ無い青空の下、眩い陽光が、麻由香のさらけ出された白い柔肌に弾かれて、光の欠片が散っている。
(・・・嫌ぁ・・・・っ・・・・!!!!)
恥辱に耐えかねて、近くのビルに駆け込もうとした麻由香の、可愛らしい臍から左脇腹までの半ば辺りの柔肌に、
通りすがりの女がなぜか手にしていたサバイバルナイフが、深く、突き立てられ、
内臓が裂け千切れて、「・・・っ・・!!!!・・・ぐぁあ・・っ・・・!!!!」激痛に、麻由香が泣き叫ぶ。
「・・・ぁ・・・・ぁあ・・・・・・ぁ・・・・・・・・」愕然とした表情で、一歩、二歩、後退る麻由香の眼に、
周囲の通行人達が手にした、無数のサバイバルナイフの、輝く鋭い刃が、映る。
「・・・・・っ・・・!!!!」絶望を瞳に過ぎらせて、歩道を素足で逃走し始める、麻由香の右の脇腹を、
老いた男の手にしたサバイバルナイフが、斬り裂く。
「・・・ぅぁあ・・・っ!!!!」さらなる痛覚に、麻由香の折れそうな程華奢に優美にくびれたウェストが、激しく、よじれ、
幼い面差しに似合わぬ恐ろしく豊満な麻由香の乳房の形良く悩ましい丸みが、酷く、あえいで、
可憐な薄紅の乳首が、愛らしい薄紅の乳輪が、震える。
右脇腹の傷を小さく華奢な手で押さえて、懸命に走ろうとする、麻由香の、胸の谷間に、
高校生らしい少女の手にしたサバイバルナイフが、深く、捻じ込まれ、
胸骨が砕けて、骨の欠片が、肉に、くい込む。
「・・・ぐあ・・・ぁ・・・っ!!!!」酷い、痛みに、麻由香の長く美しい脚がもつれ、優美で豊かな太股が、悶えて、
麻由香の瞳から、涙の粒が、飛び散る。
(・・・どうして・・・・・・・・?)
(・・・・・どうして・・・みんな・・・・・・こんな・・・・・事・・・・・・・・・・?)
56 :
XDA:2007/11/10(土) 04:19:38 ID:AG/3nTox
激痛に耐えかねて、それでも、懸命に逃げようと歩む麻由香の背面、ウェスト辺りの脊椎の左脇に、
少年の手にしたサバイバルナイフが、激しく、撃ち込まれる。
麻由香の脊椎が少し砕けて、細片が脊髄をえぐり、激痛が脳髄まで突き上げる。
「ぁああ・・っ!!!!」酷く、のけぞり、涙を飛び散らせて、震える、麻由香の、右の乳房のすぐ下に、
老女が、両手で強く握り締めたサバイバルナイフを、渾身の力で、柄元まで、撃ち込む。
鋸上の刃に肋骨をえぐられ、内臓を、肉を、容赦無く、斬り裂かれて、
「ぐぁ・・!!!!・・・・ぇふ・・・っ・・・・!!!!」さらに酷い痛みに、泣き悶える、麻由香の、幼い唇から、鮮血が溢れる。
通行人達の手にした無数のサバイバルナイフが、麻由香の裸身を、包囲し続けている。
(・・・・いや・・・・・・・)
(・・・・・もう・・・・許して・・・・・・・・)
激痛に耐えかねて、よろめきながら、必死に、一歩、また一歩、何とか逃れ様と、麻由香が、歩む。
ビルの谷間から見上げる青空は、誰かを祝福しているかの様に目映く、
激しく渦を巻いて重く麻由香に圧し掛かる様にも感じられる。
(・・・・・ぁ・・・・・・・・・・・・・)
男の手が不意に強く麻由香の右の手首を掴み、麻由香の二の腕に、サバイバルナイフを、反対側に刃が飛び出す寸前まで、えぐり込む。
腕の骨が砕けて、骨髄神経を、肉を、斬り裂かれて、「ぁああっ!!!!」激痛に泣き叫ぶ麻由香の、
左の手首も、別の男に掴まれ、麻由香の左の二の腕にも、サバイバルナイフが、反対側に刃が飛び出す寸前まで、突き込まれる。
「ぁああああっ!!!!・・・っ・・・・がぁあ・・っ・・・!!!!」耐えかねて泣き悶え、震える、麻由香自身の動きで、
麻由香の、胸に、背中に、腹に撃ち込まれている、5本のサバイバルナイフの刃に、激しく、内臓肉の傷をえぐられて、
「・・・ぁ・・っ・・・!!!!・・・ぐぁ・・・ぁああ・・・・っ・・・!!!!」荒れ狂う激痛に、嬲られて、麻由香が、酷く、泣きじゃくる。
その麻由香の背中を、女が、手の平で激しく突く。
倒れかけて咄嗟に手を突こうとした両腕から激痛が走り、どうしようもなく、路上にうつ伏せに突き倒されてしまい、
麻由香の上体が、幼い頬が、路面に叩き付けられて、
麻由香の左腹に、右の乳房の下に、それぞれ刺さっていたサバイバルナイフが、路面に撃ち当たった衝撃を込めてさらに深くえぐり込まれ、
容赦無く、麻由香の内臓肉の傷が、刺激され、さらに裂かれ、激痛が増幅される。
「ぁあぁあ・・・っ!!!!」泣いてのたうつ麻由香の、両の太股に、それぞれ、サバイバルナイフが、勢い良く柄元まで、撃ち込まれる。
いつの間に復活してたんだ…?
前スレのエヴァの人、戻ってこねえかな?
DAさんだー!お帰りなさい。
60 :
XDA:2007/11/10(土) 23:15:11 ID:nZnDyIdz
>59さん
暖かいお言葉感謝です。
21で投下した由香里の話も実は続き書いてるんですが、
このスレでの投下はやはりやめようかと。
まあ、表向き戦闘シーンばっかりとか、確かに欠点だらけなのも事実ですしねえ。
麻由香の話の方は・・、この先どうなるものやら・・、です。
使徒との戦いから10年…。
再会したアスカに、ヒカリは告げた。
「鈴原の赤ちゃんが産みたいの…協力して…」
規模を縮小されたとはいえ未だ、法の枠外に存在するNERV。
その高官となったアスカの力によって、
保管されていた3号機パイロットの遺体から抽出された精子が、
ヒカリの子宮で新しい命となった。
「ヒカリ、もう、会わないほうが良いわ」
頷くヒカリを見て、アスカは背を向けた。
NERVと関係を持つ事の危険性をアスカは十分過ぎるほど知っていた。
だが、既に手遅れだった。
>エヴァの人
俺のことだったら嬉しいね。
こんな設定だけ思いついてはいるんだが、文章には…orz
>>55-56 正直前回は付いていけなかったけど、今回かなり良かった。
痛そうな描写に力を入れてるのがツボ。
64 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/16(金) 00:32:40 ID:eDM8QBAi BE:989496094-2BP(4444)
保守
過疎じゃないんだ、みんななかなか筆が進まないだけなんだ。
という状況だと思いながら保守。
にしても、猟奇的なSSを書きたいキャラと書きたくないキャラという
区別が自分の中であったりするけど、こういう心理は何が原因なんだろう。
好き嫌いには関係ないし、他人が書く分にはほぼ平気だし。
筆が進まないのは猟奇SSって難しいからじゃないか?
ですぅ口調もお嬢様口調も悲鳴になれば関係無いし、キャラの個性が出しにくいと思うんだ。
いや、素人考えだが。
俺的には、猟奇は書くのに必要なリビドーが通常エロよりも大きいからなかなか進まない、だな。
68 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/19(月) 22:27:05 ID:DjVC2PZW
保守
中身出ちゃってるのが好きなん?
女が苦しんでるのが好きなん。
グロは嫌いだけどエログロは好きなん。
ここってジャンルは何でも良いんだよな?
だったらポップン13のバウムに誰か喰わせる事にしようか。
74 :
名無しさん@ピンキー:2007/11/22(木) 18:41:39 ID:b/ALTzJs
夜は暮れ、森はすっかりその姿を不気味なものへと変えていた。
イチゴ狩りにきた少女―――ベリーはイチゴが摘んであるカゴを小脇に抱え、暗い森からの帰り道を必死に探していた。
「おかしいなぁ…。やっぱりここはさっき来た所だし、どうしよう…?」
この森は美味しいイチゴがある事でイチゴの国の人達からは重宝されているが、同時に危険を孕む森としても恐れられていた。
森の奥には恐ろしい怪物が潜んでおり、迷いこんだ者を喰らうという話があるのだ。
ベリーもこの話を親から何度も聞かされ、絶対に一人では行ってはいけないという約束を守るように、とも何度も言われた。
「寒いなぁ…。お父さんとお母さんはどこに行ったんだろう?心配してるのかな?」
少し疲れたベリーはかじかむ手を温めて、道端に座り込んだ。
元々性格の素直なベリーは約束をちゃんと守っていたのだが、今日は両親とはぐれてしまったのだ。
「お父さん、お母さん…。」
すっかり疲れた私は、野宿するつもりで座り込んだ。
メリーも連れて行けば良かったなぁ。メリーは足が速いから、すぐに森から出られたかもしれないし。
それにしても寒いなぁ。この森で一晩を過ごす事になるのかな?
もしクマとかが出てきたらどうすればいいんだろう?イチゴをあげれば帰ってくれるのかな?
考えれば考えるほど、不安がいっぱいになって怖くなってくる。
寒さに体を丸めて、早く寝て次の日になれば良いと願って目をつむった時だった。
ふと、何かの匂いが漂ってきた。
「あれ?何だろう、この匂い。」
腹の虫が元気良くなり、たまらなくなった私は思わず立ち上がって匂いの元を探し始めた。
森を歩いていると、匂いはだんだん強くなり、遠くに明かりの点いた小屋を見つけた。
食人とかも有りかな?
77 :
XDA:2007/11/25(日) 09:30:07 ID:5vsZX9MM
56の続きです。
******
「ぁああああっ!!!!・・・っ・・・・あ・・・ぁあ・・・・ぁああ・・・・っ・・!!!!」
激痛にのたうち回ろうとする、麻由香自身の動きで、四肢の、内臓の傷をえぐり、苛んでしまい、
悶え、泣き震える、麻由香の激痛が、一層酷くなっていく。
悶え続ける麻由香の左脇腹に、無造作に、若い男の金具を植え込んだ黒靴が、撃ち込まれる。
激しく蹴られた痛みよりも遥かに酷く、衝撃が、全身の傷に深く刺さっている9本のサバイバルナイフに響き、
衝撃に斬り裂かれる激痛に、「ぁあああっ!!!!!!」耐えかねて、泣き悶えて、
必死に、四つん這いになって、麻由香が、かろうじて逃げ始める。
「・・・っ!!!!・・・ぅ・・ぅうっ!!!!・・・っぁ・・・・ぅぁあ・・・・っ・・!!!!」
腕を、太股を、もつれさせながら、懸命に這う、麻由香の、些細な動作の一つ一つが、傷に響いて、
泣きながら、麻由香が、たどたどしく、逃げ続ける。
さらけ出されている、自身の、秘唇に、アヌスに、周囲の視線を感じて、
(・・・お願い・・・・見ないで・・・・・・・・・・)あまりの恥辱に耐えかねて、泣きじゃくりながら、雌犬の様な首輪を着けて雌犬の姿勢で這い続ける、
麻由香の、悩ましく揺らぎ続ける美しく豊満な尻の丸みの柔肉が、無数の視線に嬲られ続けて、
どうしようもなく増していく恥辱に、どうしようもなく増していく激痛に、苛まれ続け、泣き続けながら、
延々と、必死に逃げ続ける麻由香の、右脇腹の裂け傷に、容赦無く、
別の若い男の金具を植え込んだ黒靴が、叩き込まれる。
酷い衝撃と共に麻由香の右脇腹がさらに裂け、内臓肉をえぐられて、
「がぁ・・!!!!・・っ!!!!・・・ああぁあっ・・!!!!」
激しく横倒しに地面に叩き付けられた衝撃で、また、9本のサバイバルナイフに全身の傷を斬り嬲られ、
酷く身をよじって、麻由香が泣き震える。
酷過ぎる激痛に身を起こす事も出来ず、「・・・ぁ・・・ぁあ・・・・ぁぁ・・・・っ・・・!!!!」泣き続け、あえかに悶え続けて、
漸く、身を起こして、麻由香は、また、たどたどしい動きで、必死に、四つん這いで逃げ始める。
延々と時間を費やして、絶え間無く恥辱と激痛に泣き悶え続けて、
漸くの事で、公園まで、麻由香が辿り着く。
人影は無い。
(・・・・やっと・・・・・逃げ切れ・・・・・・・・・・)
うつむいて、泣き震える麻由香が、
ふと、足音に面差しを上げると、
一人の男が、四つん這いの麻由香を見下ろしている。
次々に、公園に人が集まってくる。
何時の間にか、膨大な群集が麻由香を取り囲んで、無数の視線を、麻由香の傷まみれの裸身に、撃ち込んでいる。
78 :
XDA:2007/11/25(日) 09:32:55 ID:5vsZX9MM
「・・・・・ぁ・・・・・・・・・・・・・」どうしようもなく、泣き震える、麻由香の、両腕を、二人の男が掴んで、無理矢理に立たせる。
「ぁあ・・っ・・!!!!」
泣いて、もがき掛けて、激痛でもがき切れずにいる麻由香の両手首を麻由香の頭上で交差させ、
サバイバルナイフで、両手首の重なった箇所を、一気に撃ち抜いてしまう。
両手首の骨が砕け、腱が千切れ、神経を斬り裂かれて、
「がぁあ・・っ!!!!」凄まじい激痛に、麻由香が泣き悶える。
公園の広場に、上下端に桁を渡した2本の木製の柱が立てられる。
上の桁の中央辺りから垂れ下がっている鋼鉄の鎖で、麻由香の両手首が縛り上げられ、
鎖が引かれて、地面から1メートル程爪先が離れるまで、麻由香の肢体が吊り上げられる。
「・・うぁあ・・っ・・!!!!」サバイバルナイフでえぐられた両手首に全体重が掛かり、激痛に泣いて身をよじる麻由香の、
左右の脚を、一人ずつの男が掴み、無理に開かせて、
右足首は右の柱に、左足首は左の柱に、それぞれ、鉄杭をハンマーで叩き込んで撃ち付け、
麻由香の裸身を、逆Y字状に、固定してしまう。
「あぁあっ!!!!・・・ぁあああっ!!!!」
激痛に身悶える麻由香自身の動きで、両手首両足首のえぐられた骨を、腱を、神経を、さらに苛んでしまい、
一層酷い激痛に激しく震えて身をくねらせると、9本のサバイバルナイフに嬲られている、両の二の腕の傷が、両太股の傷が、内臓肉の傷が、
容赦無く刺激されて、激痛が一層増幅されて、
「・・・うぅぁあ・・・っ!!!!・・・ぁ・・ぁっ・・!!!!・・・・ぅぁあ・・っ・・!!!!」麻由香が、泣いてのけぞり、のたうつ。
脚を閉じる事が出来ず、麻由香の、秘唇も、アヌスも、無数の眼差しに晒されてしまっている。
「・・・・・ぁ・・・・・ぅぅ・・・・っ・・・・・・・!!!!」
どうしようもなく泣き震えている麻由香の秘唇に、一人の男が、槍の鋭い穂先を突き付ける。
槍の先端部の刃の部分には、刺した後容易に抜ける事がない様に、逆鉤(カエリ)と呼ばれる逆向きの刃が備えてあり、
刃の部分から手元の辺りまでの間の柄の部分には、直径5ミリ程の荒縄が密に巻き付けてあり、
荒縄も含めた槍の直径は、3センチ強程度になっている。
(・・・・・ぇ・・・・・・・・?)
茫然とする麻由香の秘唇に、穂先の刃が、ほのかに、触れる。
「・・っ・・!!!!」鋭い感触に、怯え、震える、麻由香の、
秘唇に、勢い良く、槍がえぐり込まれる。
79 :
XDA:2007/11/25(日) 09:40:55 ID:5vsZX9MM
膣肉が裂け、子宮頸部に刃が激しく刺さり、「・・ぁあああっ!!!!」新たな激痛に、麻由香が、涙を飛び散らせて、激しく震える。
さらに槍が突き込まれて、子宮内部を刃がえぐり回し、斬られた膣肉を強靭な繊維の絡み合った荒縄がなぞり、苛む。
子宮肉を刃で斬り嬲られて、凄まじい激痛が絶頂となって、
「・・んぅぁああ・・・っ・・!!!!」麻由香が、頬を染めて、身をよじり、激しく泣きじゃくる。
その、麻由香自身の動きで、10本のサバイバルナイフと2本の鉄杭に撃ち抜かれている全身の傷を、さらに嬲ってしまい、
その苛烈な激痛に身悶える動きで、さらに、子宮肉を槍の刃で自分から斬り裂いてしまい、
酷く増幅された激痛が、絶頂を増幅してしまって、
「・・ぁああっ!!!!・・・うぅぁあ・・っ!!!!」麻由香が、一層頬を紅潮させて、酷く、身悶え、泣き震える。
泣いて、震え続ける麻由香を、無数の視線が見つめている。
(・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!)
子宮を槍でえぐられて絶頂に頬を染めてしまっている麻由香自身が、無数の眼差しに晒されている事を、麻由香が、意識し、
身体の奥底から、震えが、突き上げてくる。
(・・・・・・わたし・・・・・・・・・・・・・)
(・・・・・・・・・・マゾヒスト・・・・・・・・なんて・・・・・ものじゃ・・・・・・・・・・わたし・・・・・・・・化け物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!)
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
(・・・・・ぃ・・・ぃや・・・・・見ない・・・・見ないで・・・・・っ・・・!!!!)
「・・・・ぁ・・・ぁ・・・・ぁあ・・っ・・!!!!!!!!」
容赦無く見つめられ続けて、酷く震え続け、泣き続ける麻由香の、子宮肉に、さらに深く、槍が撃ち込まれる。
勢い良くみぞおち辺りまで子宮肉を刃が突きえぐり、
ふと、槍が激しく傾けられて、少し抜き気味に、麻由香の右側の肋骨から、細くくびれたウェストの辺り、右脇腹辺りの内部の肉に掛けて、
穂先の刃が、逆鉤が、酷く、斬り嬲る。
子宮肉を、内臓肉を、激しく裂かれ、圧迫され、千切られ、苛まれ、激痛が、苦しみが、さらに増幅されて、
「・・・ぁああああっ!!!!・・ぁ・・ぁ・・!!!!・・・んぅぁあ・・っ!!!!」激しい、絶頂に、麻由香が、泣いてのたうつ。
いつの間にか新作が二個も!
83 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 15:54:29 ID:EYsFVjcx BE:439777128-PLT(12001)
ほ
ひえええ!!
何時もまにか復活してる!!
今回建っていなかったら、自分が建て様かと思ってました。
今はARIAが書きたいなぁ、と思っています。
好きな人は、メ欄にでも好きな会社書いておいてくださひ。
ARIAは好きだけど、あのほんわかワールドでのグロを読むのは
要求する耐性レベルが高くて自分には無理だから、ノーコメントだぜ
アリシアさん(会社じゃねぇ)
会社というか制服はオレンジプラネットが好きだ
とりあえずほしゅ。
ネタ切れで過疎ってるな。
リョナのSSサイトとかねーの?
ほす。
92 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 06:50:54 ID:KgutScSn
jj
93 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 16:00:31 ID:kXWi09FJ
保守
94 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 08:17:57 ID:7PICkJ3w
ほす
95 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 19:21:34 ID:g/xwf/Fj
なんかクソスレ爆撃来てるな・・・
ほ
96 :
名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 09:26:35 ID:AWBE/asX
hp
97 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 07:33:03 ID:1Dc8EAxA
o
BAMBOO BLADE
か
しゅごキャラ!
で
書いてくれる方いないか?
可愛らしい女の子が戦って内臓でちゃうようなSSはここでいいんですか?
いいんす
吸血鬼に血を吸われながら内臓を引きずり出されるようなSSはここでいいんですか?
おk。
やべぇ吸血鬼とか設定かぶってら
じゃあ、バンパイアにすればいい。
パイパンマン
この分野やっぱ人少ないな
永遠となったはじめてのおるすばん
108 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 12:57:23 ID:Kkv7JsrT
さすがに死ぬのまではやだな、顔が傷つけられるのも
顔はきれいなままでえぐいのがいい
対象は人間形に近いモンスターとか獣人でもいいのか?
フェリシアみたいなの?
>>108 首から下は傷一つ無く綺麗なままなのに、頭を叩き潰されて脳漿撒き散らしながらビクビクと痙攣を繰り返す(元)美少女。
・・・これに激しくおっきする俺重症
>>111 俺とはまったく逆だな
顔は傷ひとつなくきれいなのに腹を裂かれて内臓を引きずり出されながら痙攣する美少女に激しくおっきする
まぁ、重症には変わりないな
>>112 さらにそれが女装少年だったらもっとおっきする漏れは重症どころじゃないお(=^ω^)
毒を飲ませてピクピクしながら今にも死にそうになってたりするのが最高だな
おまえら全員重傷だ
ま、その書き込み見てドキドキした俺もだけどな
筋弛緩剤ってあるじゃん。過剰に投与すると意識はあるけど体が動かなくなり声も出せずやがて息もできなくなり死ぬっての
それ大量注射してピクリとも動けなくなり、ゆっくりと死んでいく女の子に絶命するまで添い寝とかしてあげるなんてのを妄想した
ちょっと重症か
触手や矢がオヘソを貫通するのが萌えます。
中世の極刑のやり方だったかで、杭をお尻の穴に突っ込むというのがあったけど
それのマンコ版に燃える
書こうと思ってるけど受験終わるまで書けねー・・・
そんな俺も顔はきれいなままで内臓とか抉り出して苦悶の表情を浮かべる美少女におっき
大丈夫さ!どんな重症な傷だって、ホラよく見ると絵で描かれた傷だろう?
ギャラガ!
すまん誤爆してた、かわりに
>>103のが書きあがって推敲に入ったので設定など置いとく
明日には出せるかな
雨夜 百合佳
高校1年生16歳 身長160センチ 47キロ 83-54-82
人間と吸血鬼の混血児、いわゆるヴァンパイアハーフ。
腰まであるロングストレートの黒い髪と黒の瞳は母親譲り。
顔の系統はパッチリとした大きな目とちいさな唇に長いまつげと綺麗というより
可愛いといった方が強い。
色白で体型は細身だが出てるところは出てる、化粧っ気はない…というかなくて
も十分可愛い。
ハーフな分だけ水に弱いとか日光で灰になるとかそういうことは無いが、吸血鬼と
しての能力も純血種よりはかなり劣る。
しかし銀はやはり苦手な様子でアクセサリーを触っただけでも炎症のようなものを
起こして力が出なくなってしまう。
吸血は週に1度程度で主に美少女を好む、みずほの血がやっぱりお気に入りらしい。
吸血鬼の能力としては羽で空を飛ぶ、爪で攻撃、人間なら死んでしまうような怪我でも
体力の続く限り生きていられるといったところ。
小林 みずほ
高校1年生16歳 身長155センチ 45キロ 78-55-80
普通の人間。
肩くらいまでのブラウンの髪に知的な可愛らしさをもったメガネっ娘。
身長は同年代からすると低めで女子平均よりもちょっぴり胸が無いが
バランスの取れた身体つき。
由里佳とは仲良しさんで今は二人でひとつのマンションに暮らしている、医者の
娘だけ会ってかなりの高級マンション。
部屋の一室が手術室に改造されている…。
由里佳がヴァンパイアハーフだということを知っている唯一の人物。
医者の娘で小さいころから英才教育を施されておりその腕はかなりのもの。
たまに由里佳に血を提供している。
わりとツッコミ型。
以前、血を提供する見返りに由里佳の腹部を手術室で開いたことがある。
曰く今まで見た中で一番美しくて手触りのいい内臓だった…らしい。
wktk
123 :
SAGE:2008/01/14(月) 13:21:01 ID:L4RV0Aw7
あーなんか飯食うのもだるい
マジすまん
なんかよくわからんがイキロ
すまん、生きる。
そして完成したのでSS投下、楽しんでくれればいいと思います。
誤字脱字や医学的におかしいところがあったら目をつぶってくだされ
ぴちゃり、くちゃ…くちゃ…
暗闇の中に水っぽいような、それでいて何か粘っこいような不気味な音が響き渡った。
あたりに人の気配はなく…いや、気配はある。
黒い雰囲気をまとった人影と、失われようとしている命の揺らめき。
ずるっ、ぶちゅるるっ…
「ひあ…あっ、ぁ…」
何かを、引きずり出すような音とともに聞こえてくるのはかすかな少女の声。
クックッと淫猥な引き笑いの声が耳障りに響いた。
闇で塗りつぶされたような景色の中、何の気まぐれか厚い雲が一瞬だけ途切れその切れ目
から月明かりが一瞬辺りを明るく照らした。
まるで抱きしめあうかのような男女のシルエットが浮かび上がる、しかし…どこか違和感があった。
男に寄り添うように顔を胸にうずめていた女…少女の表情は恐怖と激痛に襲われているよ
うで、口の端からは一筋の血のあとが。
そして男の表情は…嗤っていた、これ以上ないという楽しげでそして残忍な笑顔。
睦事のように抱き合い、男の手が女の身体をまさぐった…しかし、どこか変だ。
その豊かな乳房を?桃のようなみずみずしい尻を?熱くぬかるむような秘所を?
そのどれにも当てはまらない、そこは…白く柔らかそうな腹。
男の手首が見えない、どこに消えているのか?…答えはすぐに分かった、女の腹の中をまさぐっているのだ。
腕が動く…そのたびに悲鳴とぐちゃりとした音と血が流れ、ポタポタと落ちていく音が聞こえてくる。
少女の臓物をなぶり物にする残酷な儀式、それは女の命の灯が消えるまで続くのであった…。
午前7時現在の天気は晴れ、日中もいい天気が続くでしょう、気温は…』
さわやかな朝日が窓から差し込み、今日一日もすばらしいことが約束されたような、そんな時間。
キッチンのテーブルにはサラダやベーコンエッグなどモーニングセットが置かれ空腹を増幅させるような
香りを漂わせていた。
「ふんふん、ふ〜ん♪」
鼻歌を歌いながらリンゴをむいている少女の名はみずほ、朝食の用意は毎日の日課だった。
というより一緒に暮らしている由里佳は朝が恐ろしく弱いために彼女に朝食を任せる、イコール朝食抜き
といえばなんとなくニュアンスは伝わるだろうか?
むいていたリンゴがテーブルに置かれたと同時にチンとトーストが焼けたようだ。
「さて、と」
エプロンで手を拭き拭きしつつパタパタとこれもいつもの日課である由里佳の部屋に向かった。
カチャ…
カーテンを2重にしているせいか部屋の中は真っ暗、そしてすうすうと可愛らしい寝息が聞こえてくる。
「やれやれ、まったくいつもこうなんだから」
つかつかと部屋の中に入ったみずほはカーテンをバッと開けた、とたんに朝日が部屋の中に差し込んでくる。
朝のさわやかで気持ちのよい日差し、しかしいまだ夢の中の少女にとってそれは邪魔者以外の何者でもなかった。
「う〜ん」
ベットの中で寝ていた由里佳はそのまぶしさに無意識に布団を深くかぶりむにゃむにゃと渋い顔をした。
「由里佳、朝だよ。早く起きないと遅刻するよ」
「むにゃ〜」
「むにゃじゃないってば」
ゆさゆさと由里佳の身体をゆすってみるが…あまり効果は無い。
「うぅん、まだねるぅ〜」
うっすらとまぶたを明けた由里佳は、それだけ言うとまた夢の中へ…。
「まったく…」
みずほは机の上にあった箱を開けた、その中に入っているのはキラリと輝くメスが一振り。
それを握り締めるとベットの横からしゅるりと滑り込ませた、そして由里佳の耳元に唇を寄せて。
「早く起きないと、あけちゃうよ?」
いいながらツンとお腹の辺りをメスの先でつついた、チクリとした痛みを感じた由里佳はゆっくりと目を開けた。
「んう〜、それはやだ〜」
「ほらほら、ならサッサと起きる!顔でも洗ってすっきりさせてきなさい」
「あう〜」
のろのろと由里佳が起き出すのを確認しみずほはキッチンに戻っていった。
「ふあ、おはよ」
「おはよう、いい加減一人で起きれるようになりなさいよね、小学生じゃないんだから」
「いいじゃん〜みずほちゃんが起こしてくれるんだし〜」
「わたしゃあんたの母親かいっ!」
びしっとツッコミが入ったところでコーヒーが入ったようだ、眠気覚ましにちょうどよいと由里佳は
カップに注いでこくんと喉を潤す。
今の由里佳は寝ていた状態そのままの格好だ、大き目のワイシャツを一枚羽織っただけのラフな格好。
ボタンは上二つが外されておりノーブラの胸の谷間が覗いていた。
脚を組んで座っているせいで太ももが惜しげもなく晒されて白と青のしましまのパンツがその存在感を示していた。
「制服くらい着てきなさいよ」
「やだ、コーヒーこぼしたらまた着替えなきゃいけないもん」
「子供かっ!」
本日2度目のツッコミ、まぁこの二人の朝の日常ではあった。
『さて、次のニュースです。また一人連続少女猟奇殺人事件の被害者が出てしまいました。県内の高校に通う
飯田咲さん(16)で今日今朝早く、家近くの公園で遺体となって発見されました。遺体さんは胸や腹、背中数
箇所に切り傷があり出血多量によるショック死と…』
もふもふと朝食を取っていると朝から血なまぐさいニュースがテレビから飛び込んできた、そして犠牲者は
二人が通う高校の生徒だった。
みずほはやれやれといった様子で呟く。
「また?これでもう7件目よ?いい加減犯人捕まらないのかしら」
「ん〜、警察もがんばってるみたいだけどね〜、成果は上がってないみたい」
「最近夜に出歩きにくくなっちゃって困るわよ」
「そうだね、きっとみずほちゃんは狙われるタイプなんじゃないかな?かわいいし」
「こ、こらっ!」
くすくすと笑う由里佳に顔を真っ赤にして瑞穂は怒鳴った。
しかし由里佳の言ったことももっともだ、少女連続猟奇殺人…狙われているのはいずれも14〜18歳くらいの
容姿が極めてよい少女だけだったのだから。
その基準からすれば二人は間違いなく狙われるであろう可愛らしさを持つ美少女だ。
「怖いよね〜、みんな身体中切り裂かれて殺されてるんだもん、テレビじゃ言ってないけどどの死体も内臓
出ちゃってたって話だよ」
「うへ、そりゃスプラッタだわ」
「みずほちゃんじゃないの?」
「あほかっ!」
「…いたい」
すぱこーんと本日3回目の突っ込み、割と本気。
「でも〜、これは由々しき事態だよ〜、美少女ばかり狙われてあたしのご飯が少なくなる〜」
「あ〜、あんた可愛い子の血しか吸わないもんね」
「えへ〜、みずほちゃんもとっても可愛いいよ〜、それにおいしいし〜」
「…コメントしずらいわ、それ」
苦虫を噛み潰すような表情をするみずほ。
顔面に新聞紙を叩きつけられてちょっと涙目の由里佳、しかしその表情は真面目なものへと変わる。
「これ以上被害者が増えると候補減っちゃうし、なにより夜に誰も出なくなっちゃうからそもそもご飯に
ありつけないし…あたし犯人捕まえようかな」
「えー?アテはあんの?警察だって捜査空振りしてるみたいよ?」
「確か目撃例があるんでしょトレンチコートを着てシルクハットを着たマスク男」
「そんだけ怪しけりゃすぐ捕まりそうなものよね」
「ま、あたしが夜道を歩いて囮になれば襲われるかも、犯人のお眼鏡にかなえばだけどね〜」
「由里佳ならかなうでしょ」
「あ、あたしのこと可愛いって思ってくれてたんだ、嬉しいな〜」
ニコニコと笑顔を見せる由里佳にうっ、とみずほは言葉が詰まるった、それをごまかすようにパンをかじる。
「モグモグ…でも大丈夫なの?みんな抵抗らしい抵抗も見せずに殺されちゃってるじゃない?危なくない?」
「う〜ん、大丈夫だと思うよ、少しくらい斬られても地面に引きずり倒せばいいんだし、力じゃ負けないよ〜」
「まぁ、ヴァンパイアの力で引きずり倒されたら何も出来ないでしょうね…って、怪我前提かい」
由里佳の腕は細い、しかしその見かけで舐めてかかると100%痛い目にあうのはみずほはよく分かっていた。
それに…確かに警察に任せておくよりはこっちのほうが手っ取り早いとも正直、思う。
「ほんなわけで、今日からドキドキ囮大作戦始めるんでよろしく〜」
「止めろといっても聞かないでしょうからね、まぁ怪我には気をつけてよね」
「うん、でも怪我したら…血、頂戴ね」
「う、ま、まぁ考えておくわ」
ヴァンパイアにとって血液には癒し効果がある、これにより多少の傷ならその場で完治してしまうのだ。
このときは二人は割りとお気楽な気分でいた、しかし…これがなかなか一筋縄ではいかなかったようで…。
-------------------------------------------------------------------------------------
夜の空に白く輝く月が浮かんでいた、今日は三日月…雲ひとつ無い今日はその姿がはっきりと見える。
時刻は午後10時を回ったところ、このところの事件のせいか辺りに人の姿は無い。
所々に街灯の明かりはあるが、静けさとあいまってかえって雰囲気は不気味に感じるだろう。
「さ〜て、出てくるかな〜通り魔さんは」
なんとなく場違いな明るい少女の声が聞こえてくる、その声の主はもちろん由里佳だった。
指定のブラウスにネクタイを締め、プリーツスカートという学校帰りそのままのスタイル。
学校が終わってからいったん家に帰りかばんを置いて手ぶらになり、時間を潰して囮大作戦決行!
と相成ったためにそうなったのだ。
襲われた少女たちがみな制服姿だったことから、こっちのほうが襲われやすいと判断したのだった。
「昨日の今日で出てきてくれるかな…昨日の今日っていうのはやっぱり無茶だったかな〜」
ぶつぶつと独り言を言いながらわざと人気の無いような道を選びぷらぷらと歩いていく…さすがに誰にも
会わない、時折バイクや車が横切っていくのみだった。
目撃証言による犯人と思われる容姿は分かりやすいもののため居ればすぐに分かるだろう。
まぁ居てもいきなり襲い掛かることも出来ないだろうけれど、人違いで押し倒したりなんかしたら下手をしたら
自分が犯人にされかねないパワーを由里佳は持っている。
「ま、なんとかなるかな〜」
あくまで彼女はお気楽だった。
・
・
・
由里佳は携帯電話の時計を見た、時刻は11時半を回ろうかといったところ。
一向に犯人らしき容姿の人物は現れなかった、やはり今日は警察の動きも警戒して出ないのだろうか。
ディスプレイにはみずほからのメールが映し出されていた。
『そろそろ、帰ってきなさい』
みずほのメールはいつも簡潔だ、しかし今メールが来るということはこの時間まで起きて待っているという
こと、やはり何だかんだ言って心配なのだろう。
みずほの気持ちが分かっているからこそ、由里佳の顔にも自然に笑みがこぼれた。
(う〜ん、今日は出そうに無いよね…あまり待たせるのも悪いし、今日は帰ろうかな)
携帯電話を胸ポケットにしまうとふう、とひとつため息をついた、今日はもうだめだろう。
収穫なしという徒労感が疲労に変わるのを感じつつトボトボと家路に着こうとした、そのとき。
「…いた」
前方から歩いてくる人影、そいつはグレーのトレンチコートを着込みシルクハットをかぶっていた、そして…顔にはマスク。
目撃証言そのままの姿が、こちらに近づいてくる。
(わ〜、ほんとに出ちゃった、どうしよ…で、でもいきなり殴り倒すのもアレだよね、人違いだったらまずいし)
心臓の鼓動が早まる、緊張感が高まり口の中が乾いてくる、どうするか考えるまもなく一歩、また一歩とお互いの距離が近づいて…。
すれ違った、男には殺気が無くほんとうに、ただすれ違っただけ。
由里佳はものすごく緊張したというのに正直肩透かしを食らった感じだ。
(あ、あれ?何もしてこない?お眼鏡にかなわなかったのかな、それとも人違いなのかな?)
頭の中でぐるぐる回る思考、そうしているうちにどんどんと遠ざかるその背中、焦りが生じる。
一瞬の躊躇の後、少しつけてみようかと歩き出したその時。
がしっ!
「!」
まったく気にしていない方向からいきなり肩をつかまれた、一瞬で血液がぶわっと活性化するのが分かる。
肩を掴んでこちらを向かせようとするその力に一瞬その瞳が輝く、ヴァンパイア特有の紅色。
ザッ!と足を広げスタンスを保ち、振り向きざまその人物を引きずり倒そうとした瞬間…!
「何をしている!」
「…へ?」
振り返ったそこには巡回中と思われる一人の警察官が居た、懐中電灯を持ち厳しい表情をしている。
「え?…あれ?」
掴みかかろうとした手のやり場に困りなにか泳ぐような感じになってしまった、どうやらこの警官は…怒っているようだ。
「こんな夜中に、一人で何をしていると聞いている、君高校生だな?その制服は昨日殺された女の子と同じ
じゃないか、なんで出歩いているんだ!学校から注意が無かったのか!」
「え、あー、あ、その、じゅ、塾の帰り…ですけど」
「嘘をつくな、かばんも何も持たずにか?」
「あうー、そ、その…そそうだ!さっき殺人事件の目撃証言と同じ格好をしたひとが居たんです!ほ、ほらそこに!」
指をさした路地には何も無かった…ひゅうと寒々とした風が吹き抜けていくのが分かる。
「あは、あはは…」
「ごまかそうとしても無駄だぞ、大体こんな時間に一人で出歩くなんて事件のことを知らないのか?」
「知ってます、けど〜」
どうにも語尾に強さが無い。
「家はどこだ、送っていってやろう…それと、このことは君の学校に連絡しておくからな、指導を徹底してもらう必要がある」
「あ〜それはやめて〜」
「自業自得だ、さぁ来るんだ」
「あ〜〜〜〜」
哀れ、警官に引きずられていったのだった…
------------------------------------------------------------------------------
「す、すいませんでした〜」
ガラガラと扉を開けて職員室から出てきたのは由里佳、その顔はげんなりとしていた。
ばっちりと警官から学校に連絡が来ていたのだ、自校の生徒が殺人事件の犠牲者になっていたこと
もあり、それはもうすごい剣幕で怒られた。
身体に疲労感がどっと押し寄せてくる…教室に戻った由里佳は自分の席に座ると机に突っ伏した。
みずほが呆れ顔でお昼のパンを用意して待ってくれていた。
「絞られたわね」
「あうあ〜、耳が痛い〜」
「まぁ、それも仕方が無いわよね、昨日の今日なんだから」
「あの時そっくりの男さえ居なければ、おまわりさんと会うことも無かったのに〜」
「というか、巡回強化するのは当たり前じゃないの、もう何件も起きてるんだし起きたばかりなんだし」
「あうあ〜」
もふもふとパンをかじりながら苦虫を噛み潰したような顔をしている由里佳、それでもなお可愛らしさが残っている。
「ま、しばらくは控えておいたら?また捕まったら今度は停学くらい考えられるんじゃない?」
「それはやだ〜、みずほちゃんが代わりに定額になって〜」
「アホかっ!」
駄々っ子のようにぶんぶんと首を振った由里佳にすかさずツッコミが入った。
しかし、しばらく大人しくしているしかないだろうかと心に決めた由里佳であった。
しくじった夜から一週間後の午後10時、由里佳は再び夜の路地を歩いていた、格好は前回と同じブラウスと
ネクタイ、プリーツスカート。
あれから被害者は出ては居ないがやはり出歩く人影は無かった、あの殺人事件以来小さな町から活気が失われ
たように感じる。
そしてそれは由里佳の夜のお食事にも大打撃であった、狙われるのが美少女のせいでめっきり女の子の姿が
まるで夜はなくなってしまっていた。
「も〜、犯人出てきてよ〜!こっちにも事情があるんだから〜」
殺人犯に出会いたがる女子高生という奇妙な絵がそこに繰り広げられていた…。
夜の静まり返った街に、そこだけ気の抜けたような雰囲気があるというか、なんとなく場違いな感じもする。
しかし、やはりそう都合よく犯人のような姿をしたものが現れる訳も無く、いつしか街灯も無い町外れの空き地に来ていた。
ここは昼間でも訪れる人が少ないなんとなく陰気なところだった、そして…何回か殺人事件が起きた場所
でもある、訪れる人は余計にいなくなっているのだ。
犯人は現場に帰る、そこに一縷の望みをかけてやってきたのだが…。
現れた人影、手には懐中電灯…それを見た瞬間に思わず地面に座り込んでしまった。
「…またお前か、学校に連絡したと思ったんだがな…」
「はい、ものすごく怒られました…」
呆れ顔の警官にどよ〜んと力の抜けた表情の由里佳が対照的、一番見つかりたくない人に見つかったのだからそれも仕方が無いか。
「大人の言うことは聞け、殺人犯に襲われたらどうするつもりだ、命がいらないのか」
「いえ、命はいりますけど、その…うあ〜」
「…ま、また怒られるんだな、自分で撒いた種だ」
「あう〜、連絡はしないでください〜、犯人を捕まえようと思っただけなんです〜」
「はぁ!?」
由里佳の一言に警官の顔がぽかんと間抜けなものになった、それはそうだろう…ただのの女子高生が人を
何人も殺している殺人犯を捕まえようというのだ、無茶にもほどがある。
もっとも、由里佳は普通の女子高生ではないのだが…。
「言っている意味が分からん、するとお前は、わざわざ犯人に会うためにこんな時間に歩いている、と」
「そうなんです〜、囮って奴ですよ〜」
もはや疲れたといった表情でのろのろと立ち上がるが…言って気づいた、こんなことを学校にばらされれば
怒られるどころじゃ無くなるのではないかと。
「な、内緒にしててください〜、学校には言わないで〜!」
「…そうか、そんなことを思っていたとは、思わなかったな、すまない事をした」
「お願いしますよ〜…って、え?」
警官の声音が変わる、その瞳に…怪しい光が差し込む。
ズ・・ブリ・・・
「あんっ!」
由里佳の腹に突然走る灼熱感、そして激痛…突然のことで何が何だか分からない。
その様子を楽しげに見ていた警官が呟いた。
「いきなり、試合終了になっちゃったかな?勇敢な女子高校生君?」
腹に感じた痛みが、奥のほうまで突き進んでこようとする感触を覚えた、とっさの判断で後ろにステップで
距離をとる、ぬぷっという音が聞こえた。
そして腹部を押さえるとぬるっとした生暖かい感触、恐る恐る視線を落としてみるとその手のひらは…真っ赤に染まっていた。
「うあっ!」
「おや、勘が鋭い子だ…そしてイキもいいね」
腹を押さえてくの字に折れる身体、痛みにくらむ目で警官を見るとその手に握られているのは鋼の色に輝く
サバイバルナイフ…そしてべったりと血がついていた、それは…由里佳の血。
由里佳は瞬時に理解した、犯人は…こいつだ!
「おしいね、押し込めば中まで届いたのに…ほら、ここまでしか血がついていない…他の子はね、根元まで刺さったのに」
「くぁ、い、いたっ…」
サバイバルナイフを見せながら楽しげに語る警官の表情は先ほどまでとはまったく違っていた、まるで獲物を
前にした狼のような顔をしている。
(ゆ、油断したぁ〜、いたたっ)
普通の人間ならば動けなくなるところだろうが由里佳はヴァンパイアハーフだ、この傷ならまだまだ動ける…
ぐっ、と脚に力を込めると警官に掴みかかろうと飛び出した。
「なにっ!?…ほほう、まだ動けるんだ…傷が浅かったようだな?」
「は、外れた〜」
警官の頬に一筋の傷が刻まれている、由里佳の爪がかすったのだ、そこからたらりと赤い血が流れだした。
これには警官もいささか驚いた、腹をさされた少女が反撃してくるとは思わなかったからだ、警戒感を強める。
一方の由里佳はこの一発で引きずり倒してやりたかったところだが当てが外れて苦い顔をしている。
「まてっ!やあ!うりゃっ!」
少女の鋭い掛け声が当たりに響く、一度外されたくらいであきらめてなんていられないといわんばかりの気迫。
しかし警官の動きは軽やか…というか異常に早かった、ヴァンパイアハーフの攻撃を捌き切るほど。
まるで鏡に反射した光を追っているような感じだ。
「はぁっ、はぁっ、つ、捕まえられない…」
「その傷でそれだけ動けるとは、お嬢ちゃん…只者じゃないな」
「うっわ、余裕しゃくしゃくって感じ…頭にくる〜!」
動き回ったせいで傷口からの出血は増すばかり、ブラウスの腹部部分は鮮血で真っ赤に染まっていた。
それと同時に、この警官の動きに違和感を覚えていた、どうやら痛みで身体の動きが鈍っているだけでは
なさそうだ、この警官には秘密がある、動きが人間にしては速すぎる。
由里佳の身体に緊張が走る、集中力を高める…そして、疾走。
「やああっ!」
「うおっ…あぶねぇ、こいつは驚いた」
「うぅ、もう少しだったのに…」
警官の制服、わき腹の辺りがバックリと裂けていた、由里佳の渾身の一撃…無傷であれば、間違いなく当たっていただろう。
強く地面を蹴った瞬間、腹部の強い痛みで反応が鈍ったのだ、警官の額に冷や汗がにじんでいる。
「これはこれは…ずいぶんと鋭い爪をお持ちで、俺と同じく人間じゃないなお穣ちゃん」
「えっ?」
警官の言葉にはっと驚いた表情を見せる、自分がただの人間ではないと見破られたこと、そして…わたしと、おなじく?
「元気な少女は嫌いではないがな、少し大人しくしてもらおうか」
パチン
警官が指を鳴らした、周りの空気がざわめいたように由里佳は感じた…そして。
ぶつっ、ぶつっ
「うあ…」
少女の身体ががくん!と前のめりにつんのめった、足首に痛み、そして身体を支えていられなくなった。
とっさに手を前に出して顔面から地面に転ぶのは避けた、四つんばいの体勢から再び立ち上がろうとするが足首がぷらぷらして立てない。
「ぐっ、いたっ…なに、これ」
「ふ、君の動きは厄介だからな…アキレス腱を切らせてもらった」
「うそっ!」
あわててかかとのところを見る…何か鋭いものに深く切り裂かれたような傷と、あふれ出る血液が目に映った。
いつの間に嫌えたのか理解できない、それ以前に自分の目の前に相手はいたではないか。
「驚いたかい?よく切れるだろう…私の風の刃は」
「風の刃…!風を操る…?もしかしてっ!」
「そうさ、さっきはナイフなんか使って見せたけどね、我々鎌いたちはこっちが本業なんだ…こういう風に」
「かまいたち!?風の…妖怪!」
ヒュン!シュバ!チュイン!
「んっ、きゃあっ!」
「いい声だ、くくっ、久々だからな、力が入っちまう」
見えざる風の刃がいくつも由里佳の身体を襲った、背中、太もも…そして左腕。
恐ろしい切れ味のそれは少女の柔らかい身体など簡単に切り裂いた、骨まで見えそうな腕、どこまで
届いているか分からない背中の傷、そして太ももは筋肉の筋が目で見えるほど、数秒たってぶわっと傷口に血液があふれる。
どさりと少女の身体が地面に転がった。
まさか警官が鎌イタチだったとは…しかし、あの俊敏な動きや風の刃を操るそれは紛れもなく鎌イタチそのものだ。
抵抗らいい抵抗も出来ずにみな襲われたのはこのためか、警官の制服も油断させるのに一役買っていたのだろう。
「うああっ、いた…ふえ…」
「痛いだろうねぇ、でも、まだまだこれからなんだよ、宴は」
「こ、このっ!」
由里佳は手近にあった石を掴むと警官に思いっきり投げつけた、唸りを上げながら飛んでいったそれは顔の横を
通り過ぎ夕闇の中に見えなくなっていった、少女とは思えないパワー。
「そんなになってもまだ反撃できるとはすばらしい、あながち俺を捕まえようと思うのもうなずけるな」
「うぅ…」
「君、いいね…今夜は楽しめそうだ…くくっ」
再びうなりを上げる風、そして白銀の月夜に鮮血が舞う。
由里佳は両肩をざっくりとえぐられていた、腕が上がらない…どうやら腱を斬られた、アキレス腱と肩…
両方やられてはもはや由里佳は逃げることも出来なくなっていた。
「くく、どうだい?絶望と恐怖の世界へようこそ」
「…っ!」
「おやおや、まだそんな目を出来るとは、ふふ、いつまで持つか楽しみだ」
警官は倒れた由里佳を足で蹴って仰向けにさせるとナイフでネクタイを切り払い、ブラウスのボタンをナイフで
器用に弾き飛ばしていく、月の光で照らされた由里佳の素肌は白く滑らかで美しく映える、そして血で赤く染まった
腹部が一種異様な色彩をかもし出していた。
「白いブラジャーね、顔に似てかわいらしいものだ」
「う、うるさいよっ!」
フロントホック部分をナイフでなぞると簡単にブラジャーが壊れた、圧力から開放されてカップがふわっと浮き上がる。
乱暴に警官がそれを払いのければ現れるのは柔らかそうに膨らんだ乳房と先端のピンク色。
由里佳の顔が羞恥で真っ赤に染まった。
「へぇ、細い割りに結構あるね…最近の女子高生は発育がいいって本当だよ」
「〜〜〜〜!」
警官の手がモニモニと由里佳の膨らみを弄ぶ、腕が動かず立てないために身体をくねらせて逃れようとするが
徒労に終わった、その抵抗がかえって男の嗜虐心をそそった。
警官の目が妖しく光る、胸を弄んでいた指がつつっと下の方に下がってきたのだ。
胸の下のふくらみをなぞり、みぞおちを刺激してうっすらと浮き出した肋骨をなぞって…。
最初に刺したナイフの傷口にその指先が到着した。
「っぅ!」
「くくく、いい声で鳴いてくれよ、我慢なんかしなくていいんだ…思う存分声を聞かせてくれ」
にいっと、警官の顔がゆがんだ快楽に呼応するように不気味な笑顔を見せた。
次の瞬間、その指先は由里佳の傷口に埋没した。
「くああっ!」
「狭いな…まぁ、そのうち大きくなるだろう」
腹部にあいた傷口は指三本はいるのがやっとの大きさ、そこに4本指を突っ込んだのだから無理やり傷口が
広げられて由里佳は激痛に声を上げた。
由里佳の腹がヒクヒクと痙攣している、異物を進入させまいと腹筋が抵抗しているのだ。
しかし警官の爪は鋭くぷちっ、ぷちっと筋肉が裂けていく…ヴァンパイアハーフとはいえ少女の腹筋は柔らかいものだ。
入り口を広げるように入れたり出したりしていくうちに、手の動きは窮屈そうな感じはなくなってスムーズな
動きに変わる、そしてそのたびに警官の手は由里佳の血で真っ赤に染まっていく。
「いたい、いた…んんっ!」
「くく、ほらほら広がってきた、親指もはいるかな…ぬん!」
ぶちゅりっ!
「あああああああああ!」
一際響く由里佳の悲鳴、そしてぴぴっ、と警官の顔に血が飛んだ。
なんということか、警官の5本の指全てが由里佳の体内に埋没した、そしてその指先に触れるのはぬるぬるとしたもの。
「…やっぱり刺しが甘かったね、腹膜に傷がついてない…もっとも、楽しみがひとつ増えたけど」
「ぅぁ…う・・・っ」
「くく、これで下ごしらえは終わるよ」
ずるりっ!
「かはあっ!」
警官にしてみれば簡単な作業だった、そのまま力を込めただけで由里佳の腹はずぶずぶとその手首まで手を飲み込んでいった。
警官は慎重に手を進め、腹膜を傷つけないように手を広げると由里佳の腹膜にべったりと手をついた。
腹膜越しに蠕動する内臓の感触が警官の手を刺激する。
「くく、どうだい?この薄い腹膜一枚で僕の手と君の内臓は隔てられている…いわば君の最後の砦といっていいだろう。
それを今から突き破り君の中身が僕の手の中に落ちる…ゾクゾクするね、感想はあるかい?」
「……」
楽しげに話す警官を由里佳は涙目になりながらも睨み付けた、自分は決して屈しないという決意の現れである。
全身に響き渡るような痛みが身体を支配する中、時折身体をヒクつかせながらも心はこんな外道には
折れない、とその決意は悲痛なほど健気だった。
「可愛い顔してにらみつけちゃって、君は本当にソソるね・・・じゃ、君の内臓の処女…もらうね」
どうやら由里佳の腹膜を処女膜と見立てているようだ、つぷっ、と腹膜に爪が立てられ。
ぶちっ!ぶちぶちぶちぶちっ!
「あう、ああっ!うんぁ!!やあああああああっ!」
びくっ!びくっ!と由里佳の身体が痙攣を起こす、背中が反り返りその白い喉が顔を反らせたせいで露わになる。
鳩尾辺りから下腹部まで、ほぼ一直線に腹膜を引きちぎられた、四本の指で蹂躙されたそれはその一撃でずたずたに
されてしまった、その激痛は容赦なく由里佳の身体を襲う。
その悲痛だが可愛らしい悲鳴があたりに響き渡った、その声はことさら警官の耳に心地よく響いた。
さらに警官はその裂け目から手を滑り込ませれば暖かくぬめる由里佳の内臓についにたどり着いてしまった。
「暖かい…これが君の命のぬくもりか、それに弾力も良いね」
「ぅぁ…びくっ、…くふ…っ」
「ふふ、さすがに口も利けないか、しかし暴れまわらないのはたいしたもんだね」
指先で小腸を弄びながら手のひらを動かしていく警官、手を動かして鳩尾の辺り…手に触れる袋状のものからずるりと
内臓の表面を手のひらで触れながら移動させる。
するとまずは胃、そして横に走る大腸に複雑かつ精密に収められている小腸と臓器器官ごとの凹凸がはっきりと感じられた。
警官は何度も手を往復させてその感触を楽しむ、その無骨な手は何の遠慮もなしに少女の繊細な内臓を撫で回していった。
「んあっ、はぁ…はぁぁ…ぐ…ふ…」
由里佳の瞳に光る涙、しすて薄くあいた可憐な唇からは透明な唾液がトロトロと流れ出していた。
その呼吸は苦しげで痛々しかったがそれでもなお可愛らしさは失われていなかった。
「さて、ちょっと奥に行って見ようか…」
内臓表面の感触を楽しんでいた警官の手に変化が生じた、ぐねぐねと収まっている腸と腸の間からさらに奥へと侵入する。
その細い腹の奥へ、温かい内臓の奥へと。
くちゃ…くちゅ…にちゃ…
「ふあああっ!な、なかに…!」
「おお、手に腸が絡みついてくるよ…君は内臓までいい女だな」
差し込んだ指と指の間に腸が絡まる、手の甲にまでぬるぬるとした熱い小腸が覆いかぶさる。
ヴァンパイアの生命力が逆に警官を楽しませる皮肉な結果になってしまっていた。
さらに手が進入していく、鳩尾の辺りがボコボコと不自然に盛り上がっていくのが身体の表面からも観察できた。
「あった、これをね、こうするとみんないい反応を見せてくれるんだ」
ぐにゅっ!
「ごぶっ!ごほっ!うえぇっ!」
ぎゅ!と体内で何かを握られたと同時に、由里佳の口からごぶりと黄色がかった液体が大量に吐き出された。
ぐっ!ぐっ!と握られるたびに強制的に吐き出される…胃液。
警官の手はまるで水袋を握り潰すようにじかに由里佳の胃袋を握っているのだ。
さすがにこれは耐えられない、身体が胃を握られるペースと同じ周期で跳ね上がり、瞳を覗いてみると意思を
持っていた光はうすれ瞳孔がきゅ、きゅと広がったり縮んだりしていた。
「おや、目の光が…君もここでリタイアか、まぁしょうがないかもね」
「ぅ…ぁ…」
既にその腹部は真っ赤に血で染め上げられて薄い腹筋が痙攣する、太ももがびくっ、と時折跳ね上がりスカートからは
縞々のパンツまで血に濡れていた。
冬の寒空の中、警官は残酷な遊戯を楽しんでいく、しかし。
ふと、由里佳がかすかに動いたように見える。
「じめてじゃ…ない」
「ん?」
かすかに由里佳の唇が動いたのが警官にみえた、その動きはうめき声のような無作為なものではなく、意思を持った動き。
「はじめてじゃ、ない」
「…なにがだね?」
何をしゃべろうとしているのか警官は興味を持った、ここまでされてまでいまだしゃべろうという意識があることに感嘆した。
そして由里佳の言葉にその表情、喜びの感情は一変することになる。
「あ、あたしは前にもお腹を開かれてる、中を触られてる、ううっ、だ、だから、貴方ははじめてじゃ…ない…」
「な、なんだとっ!」
警官の表情が見る見るうちに憤怒の表情に変わる、思いっきり冷や水を浴びせかけられたような錯覚を味わっていることだろう。
歯軋りが聞こえてきそうなほど歯を食いしばり悔しがっているのがありありとわかり、由里佳は苦しみの中少しだけ溜飲を下げた。
「貴様、病気か何かでか!…クソッ!」
「…きゃああっ!うぐ!うぐっっ!」
警官は無造作に腸を鷲掴みにして握り締める、今までのような弄ぶような手つきではない本当に、無造作に。
握り締められた腸がぐにゃりと変形し潰れ由里佳の身体が跳ねるように痙攣した。
「チッ、しらけさせやがって…ぶちまけて死ね」
腸を握られたままその手が引き抜かれそうになる、お腹の中の腸がずずっと引っ張られそうになり…。
警官の手が動いたのはそこまでだった、肘の少し下をほっそりとした手が掴んでいる。
紛れも無くそれは動けなくしたはずの由里佳の右手。
「な、なにっ!お前の肩は切り裂いて動けないようにしたはず!」
「うぐっ…ざ、残念、あたしも、人間じゃないんだ…半分だけ、はぁ…はぁ…」
「半分だと、じゃあお前は…ぐあああああ!?」
メキ、ボキボキッ!
男の悲鳴が上がる、由里佳の手は恐ろしい力で警官の腕を握りつぶしていた、フルパワーで。
痛みに叫ぶ警官を腕力だけで引きずりこむと男の耳元でささやいた。
「おしえたげる…ヴァンパイアだよ」
その瞳は母親譲りの黒色が消え、真っ赤に怪しく光る。
由里佳はただされるがままになっていたわけではなかった、右肩にだけ集中して自己治癒能力を高めることに心血ををそそいでいた。
普通のヴァンパイアならばもっと早く、しかも全身の傷を治すことが出来るだろうが由里佳にはそこまでの力は無い。
それならばと一点集中で反撃できるように、身を犠牲にするような作戦。
決して楽なわけではない方法、いいように内臓を弄ばれながら、屈辱に耐えながらここまで来たのだ。
それら全てを返すように由里佳は男に噛み付いた。
ぶつっ!
由里佳の牙が男の首筋に突き刺さり男は痙攣を起こした、そして急速に力が抜けていくのを感じる。
いつものように少しだけ血をもらうような生温い吸い方ではない、全身の血液を生命を、その存在までをも吸い尽くすような容赦の無い吸血。
すべてが吸い取られていく、警官の顔が恐怖で引きつった。
「ごああ、や、やめ…ロオォォ」
「…やだ」
いつしか片方の手も回復していた、吸血によって身体の治癒力を高めているのだ。
命ごと吸い取っているからこそできる芸当だ。
「しにた…く、な…」
「バイバイ」
渇きを失った警官の顔、手、体…牙を離した由里佳が軽くぽんとその体を押すとまるで砂で出来た人形のように
サラサラと崩れ落ちていく…後に残るのはその制服と握りつぶされた肘から先、いまだ由里佳の体内に埋没している。
握り潰していた為にこの部分は吸えなかったのだろう、生前のみずみずしさを保っていた。
連続少女猟奇殺人事件の犯人はその存在すら吸い尽くされ、事件に幕が下ろされることとなったのだ。
「はぁ…はぁ…お、おわった〜」
少女の瞳から赤い光が消えてもとの黒色に戻った、よっこいしょと身体を起こしてひとつため息をついた。
見れば背中や太もも、そして切られたアキレス腱がすっかり治癒していた…男の血、生命を使って癒されてるのだ。
腹だけは吸血の間警官が逃げないように腹に埋没させたまま掴んでいたのでそのままだった、異物があるまま癒すことは出来ない。
とにかくうまく倒せてよかったと由里佳は安堵していた、もうこれで少女たちが犠牲になることはなくなるだろうし…
ひいては夜のお食事にも平和が戻ることになる。
「さて、これ抜かなきゃ…いてて」
ぺたんとお尻を地面につけて太ももをすり合わせた女の子座りでうずくまっていた身体を起こし、お腹に埋まった
ままの腕を掴みぐっと引き抜こうと力を込めた、ずずっと少し抜けた時点でお腹の中に違和感を感じた、何かが引っ張られてくるような感触。
「うぁ…っ、おもいっきり内臓掴まれてる、引っ張ったら、うぐっ!出てきちゃう…」
警官の手がまるで怨念のように由里佳の腸を鷲掴んだままになっている、最後まで厄介な男だった。
由里佳は思案する、自分の手も腹の中に突っ込んで指を引き剥がしてもいいがそれは傷口を大きく広げる
ことになってしまうだろう、新たに傷がつくわけだから痛みがまた増えることになるし傷口が広がれば別の問題も出てくる。
しかしこのままにしておくわけにもいかない…由里佳は決心した。
「うっ、ふんぅ…あああ…っ、んぐうっ!!」
警官の手がゆっくりと傷口から姿をあらわしてきた、由里佳の血で真っ赤に染まっていた。
そして腹の中に生じる引っ張られる力…由里佳はそれを合えて無視した。
ずっ…ずずっ…ずるりっ!
「んあああああっ!」
ぱちゃ、ぱちゃという音とともに血がしぶく、びくっ、びくっ、と少女の肩が震える。
警官の手が引き抜かれた、由里佳の小腸と一緒に…。
細い管のようなその臓器は鮮やかな桃色で血にまみれていた、まるで違う生き物のようにヒクヒクとうごめいている。
しかし手に掴まれていた部分は押し潰されて血行が阻害され、白く変色してしまっている。
由里佳は背中を丸めてひとしきり苦しんだ後、警官の指を切り落としながら完全に異物を取り除いた。
太ももの上、血を吸ったプリーツスカートの上に開放された腸がぺちゃりと落ちていく、外気に
晒されたそれはうっすらと白い湯気を立てて…。
「ひうっ、うっ、んふ…ぅ、あぁぁ…」
ぽろぽろと涙をこぼしながら荒い息をついていた由里佳はしばらく悶えていた、風が内臓をなでるだけでうめき声が漏れる。
しかしこのままここにいるわけにも行かない、万が一誰か来るかもしれないし、自分の身体も
直さなければならない…由里佳は一息つくと腹の傷口を片手で押さえ、もう片方の手で露出してしまった腸を
零れ落ちないように掴んだ、くちゃっと湿った音が響く。
初めて触る自分の内臓に奇妙な感覚を覚えた。
「うっぁ…はやく…帰ろ…」
由里佳の背中、肩甲骨の辺りが盛り上がりブラウスを突き破って何かが出てきた。
闇夜に溶け込むそれは漆黒の羽、月明かりに照らされたコウモリのような翼はヴァンパイアの証である。
バサッとゆっくりと羽ばたくと由里佳の身体が浮き上がった、少しずつ地面が遠ざかっていく。
腹部からの出血が太ももを伝いポタポタと滴り落ちていく、それはたしかにここにいたという少女の証。
ハーフである彼女が蓄えられる力はそれほど多くない、他の傷を治すのにも使ってしまったし無事に家までたどり着けるか…。
「おそいわねー、どこをプラプラしてるのかしらまったく、連絡くらいよこせばいいのに」
みずほは自室で出された課題をこなしつつ由里佳の帰りを待っていた、心なしかいつもより課題のペースが乱れている。
やはり由里佳のことが心配で手についていないのだろう。
もしかしたら遭遇しているのかもしれないと思うときが気ではなかった、時々無鉄砲とも言える行動力で墓穴を
掘ることもある由里佳のことだ、もしかしたら…と。
そして、その予感は的中することとなる…。
バン!カラカラ…どさっ
「ん?」
リビングのほうから窓が開く音がした、しかしそれはおかしい。
この部屋は高層マンションで33階にあるために外からの侵入はほぼ不可能であり普通は中からしか開けることが出来ない。
玄関はしまっているから中から他の誰かとは絶対にありえない。
ひとつの例外を除いて。
「帰ってきたかな、まったく、玄関から入ってといつも言ってあるのに」
そう、たまに外から由里佳が飛んで帰ってくることがあるのだ、確かにそのほうが楽なのだろう。
しかし、もし万が一誰かに見られては大変なことになってしまう、だからいつもは鍵を閉めているのだ。
今日はたまたまこの時間まで起きていたので戸締り前であり…それは由里佳には幸運だったか。
「ちょっと由里佳、窓から入らないでっていつも言って…由里佳っ!?」
リビングに入ったみずほの目に飛び込んできたのは凄惨な光景だった。
床の上に由里佳が倒れている、上半身は半裸で血にまみれて…ワックスのかけられたフローリングの上には
体内から引きずり出された小腸が零れ落ちて広がっていた。
既にこうもりの羽は掻き消えて、窓ガラスには血でできた手形がべったりとあとを残していた。
「由里佳っ!ちょっと、…ひどい怪我!」
「んぅ…」
みずほは素早く由里佳に駆け寄ると優しく抱き起こす、その身体は小刻みに痙攣を繰り返していた、その顔は
真っ白で大きな瞳は見開かれ、瞳の中の光はなく瞳孔が開いている。
みずほは近く似合ったカッターで自分の指を少し傷つけると、ぷくっと珠のように出てくるそれを由里佳の口に押し込んだ。
吸血鬼には血が特効薬、さすがにこんな怪我を治すには足り無すぎるがそれでも由里佳はうすらと目を開けた。
「ぁ…みずほちゃ…た、ただいま…」
「ただいまじゃないわよ、こんな怪我…!ばか…!」
「さ。寒い…よぉ」
みずほは素早く由里佳の状態を確認する。
「…腹部創傷及び臓器体外露出、それに出血がひどいわね…あとは上空高層を飛翔による低体温化、か、これはまず…身体を温めないと」
みずほは二人三脚のように由里佳に肩を貸すとあふれた臓物ごと腹の傷口を押さえる。
とにかく身体を温めてあげなければ、それに汚れを落とさないと治療もままならない。
ふたりはそのままバスルームへ向かっていった。
ザアアアアア…
シャワーからは体温より少し温かめに調整されたお湯が流れ出していた。
さすが高級マンションだけあって浴室は広々としていた、湯船も少女二人で入ってもまだ十分な余裕がある。
服を脱がされて全裸になった由里佳は磨き抜かれて曇りひとつ無い風呂場の床に寝かされていた。
呼吸のたびにかすかに上下する胸が少女にまだ命があることを示している。
ヴァンパイアハーフとしての生命力とわずかに舐めとったみずほの血液で命をつなぎとめていた。
「んっ…」
同じく一糸まとわぬ姿になっているみずほは茶色いビンから薬液を口に含むと由里佳の唇に己の唇を重ねた。
「んふっ…こくっ、こくっ」
器用に舌を唇から割り込ませると薬液が流れていき、由里佳の細い喉が鳴った。
「んんぅ…な、何を飲ませたの?」
「治療の間暴れないようにするための身体の弛緩剤とちょっとした痛み止め、少しは楽になると思う」
「…うん、ちょっと効いてる、か、感じがする、でも身体が動かない…よ〜」
「ごめんね、でも治療の間だけだから辛抱して」
「ん…ありがと」
「いいって、ま、こっちも…ね」
シャワーの水流を若干弱めにして、みずほは由里佳の汚れを洗い流す。
ほとんどが血の汚れのせいで温かいお湯に簡単に解け落ちていき白く滑らかな肌をお湯が伝っていった。
ほっそりとした肩から続く鎖骨のくぼみは色っぽさをかもし出して、やわらかく膨らんだ胸は16歳にしては大きめだろうか?
すらりとのびた手足は少女っぽさを残しつつも大人の香りもただよわせ、ほくろひとつ無い白い肌はどこまでも滑らかだ。
いつもと違うのはその腹部…うっすらと肋骨のうかぶそこはいつもの柔らかで華奢なお腹のはずなのにおへそのすぐ上辺りに
刻まれた赤い傷跡、そして通常なら決して見ることが出来ない、見えてはいけないものが見えてしまっている。
少女のお腹の中に大切に納められているはずの内臓がもつれて絡み合いながらお腹の上に乗せられ残酷に少女の身体に彩りを添えていた。
「由里佳、ちょっとだけ我慢してね」
「ん…んぅ、くふ…!」
全身を洗い流したみずほは最後に残った腹部にシャワーを当てた、傷口の周りや腸にべったりとついていた血が
洗い流されていく、由里佳のうめき声が小さく響く。
どうやら破れた血管の回復が進んでいるようで後から滲み出してくる血の量はそれほど多くは無かった。
しかし臓器に直接シャワーの水流が当てられるとやはり刺激が強すぎるようで由里佳は苦しげな表情を見せながら身体を痙攣させた。
「由里佳、血を吐いたとかそういうのはある?」
「ぅぁ…、な、ないよぉ」
「臓器そのものの損傷は無い…か、よかったわ」
「で、でもお腹のあたりがすごく痛くて…冷たいよぉ…」
キュッとシャワーを止めるとみずほは改めて横たわる由里佳の身体に寄り添った。
血が洗い流されてきれいになった由里佳の身体だったが、それが皮肉にも腹部の損傷を際立たせることになってしまっている。
苦しげな表情を浮かべて身体を時折ひくつかせながら臓器を晒して悶え苦しむ少女の姿は粋を飲むほど残酷で…美しかった。
しかし、みのりにはこの少女の美しさはまだ失われていると感じている、露出した腸が変色してしまっているからだ。
普段は体内にあり守られているそれは繊細なのだ、体外に晒すという事態は想定されていない。
寒空のなか帰ってくるまで長時間冷たい外気に晒された小腸はいつもの色を失い青紫色に変色している、記憶の中にある
彼女の臓器はもっと美しい桃色をしていたはずだ。
一瞬みずほは泣きそうになったが、身体を由里佳の腹部に移動させた。
「由里佳…あたし、貴方を救ってあげたい…」
「うん、みのりちゃん…」
「我慢してね、大丈夫、任せて…」
「…んぁっ!」
みずほはそっと傷口に手を伸ばし…その指先が臓器に触れた、由里佳の背中がびくっと一瞬反りあがる。
青紫に変色したそれはぬくもりを失い冷たくなっていた、普通の人なら目を背けるか下手をしたら嘔吐してしまいそうな
光景だったが、みずほはお構いなしにそれに触れていく。
みずほの白く細い指が優しく優しく絡み合ってくちゃくちゃの腸をほぐしていく、由里佳はきゅっと握りこぶしを作って
耐えていた、その健気さがみずほにはたまらなく愛しい。
もつれた腸が解かれるとそれは一本の肉の管のように見えることだろう、その両端は体内へと続いている、1メートルほどの小腸露出。
みずほは冷たくなった腸を手のひらに乗せるとゆっくりと顔を近づけていく、そして…
ぺちゃっ
「うっんあぅっ…」
よく室内に響く由里佳の悲鳴、みずほの唇からチロリと出ている舌が腸に触れた。
そしてそのまま唾液を絡ませるようにゆっくりと、そしてねっとりと腸に舌を這わせていく。
ぴくっ、ぴくっと由里佳の身体が痙攣した瞳が大きく見開かれ口の端からは唾液が一筋たれて流れていく。
みずほはかまわずに口をあけると、はむっと腸を唇で挟み込むと舌全体を口に含んだ腸に絡みつかせていく。
ぴちゃ、くちゅっ…
「はんっふ、んふ、はっ…」
「うっくつ!あっ!み、みずほちゃぁ…ん・・・」
大切に、大切に…けして歯を立てることなく慈しんで行く、思春期の少女の腸はまるで甘い香りを放つように
感じみずほの心が高ぶっていった。
冷たい小腸に伝わる少女の口内の熱いぬくもりを分け与えるように舌を腸管に這わせていく。
やがて口内でぴくっと腸が反応した、みずほは敏感にそれを感じ取ると確かめるように目をつぶり神経を集中させる。
ぴくっ、ぴくっと2度3度と反応するのを確かめた後、手のひらの上に口を持って行き口をあけると唾液にまみれた小腸が
口内と糸を引きながらぺちゃりと手のひらの上に落ちていった。
ぬくもりを与えられたそれは青紫色がすっかり消えてもとの鮮やかな桃色を取り戻しピクンピクンと蠕動していた。
「もうちょっと、がんばって…」
「ふあっ、や、やぁっ…!」
みずほは再び由里佳の変色した腸を手に取ると舌を這わせ…。
「はぁ…はひっ、んあぁ…んぅ…」
「がんばったね、由里佳…」
ぺちゃっと最後の腸を口から出すと由里佳のお腹の上には色鮮やかな桃色を取り戻した小腸が広がっていた、蠕動を
取り戻したそれは早く体内に戻り守られたいとピクピクと緩やかに動いている。。
その代償は大きかったか…由里佳の目じりからは涙が流れ出して口元は唾液でべたべたになっていた。
ほんのりピンク色に上気したほっぺたとはぁはぁと可憐な息遣いが可愛らしさを倍増させている。
一方のみずほも頬を赤く染めて荒い息をついていた、そして…太ももから床にかけてぬるっとした愛液が秘裂から
溢れ出していた、由里佳の命そのものを口に含んでいたような錯覚に陥り溢れ出すのをとめられなかったのだ。
久しぶりに触れた由里佳の臓器の感触に心の中は高鳴りっぱなしだったのだ。
由里佳の姿にたまらなくなったみずほはその華奢な身体に覆いかぶさるとぎゅっと抱きしめた。
乳房同士がぐにゅっと優しく押し潰されてゆがむ、すらっとした脚が絡みつく、そして密着した腹部で腸が潰れて
みずのほ腹部にくにゅくにゅとした感触が広がった。
みずほの舌は由里佳の鎖骨からその首筋を這い上がり再び二人の唇が重なった。
「んんっ!、ぁ」
「由里佳…由里佳…!」
ぷはっと唇を離すとみずほは自分の首筋に由里佳の口元を当てると耳元でささやいた。
「由里佳…あたしの血で傷を癒して、吸って…あたしが死に掛けるまで吸ってもいいから…」
「ふえっ、そ、そこまではい、いらないよ〜」
「いいの、大丈夫だから…今日はあなたにいっぱいあげたい…」
「みずほちゃん…ん、ありがと」
「うん…」
由里佳の目の前にはほっそりとしたみずほの首筋がある、血を飲めば腹の傷口などすぐに治ってしまうだろう、みずほの血は一番相性がいいのだ。
心の中で感謝しつつぷつっと牙を突き立てるとみずほの身体がびくんとはねた。
「うっ…ん…あふっ」
少しの痛み、血が吸われていく喪失感、そして流れ込んでくるのは快感だった。
吸血時にはさまざまな感覚や感情を流し込むことも出来る、警官には恐怖を強烈に流し込むことによって
その動きを封じ、みずほには快感を流し込んだのだ。
その証拠にみずほの愛液の分泌は激しくなり二人の秘所はべとべとになるほどだ。
みずほの血を得たことにより尽き掛けていた力が急速に回復していく、飛び出した腸がまるでビデオの逆再生のように
傷口の中に納まっていく、腹と腹で潰されていたそれがこすれるように動くたびに二人は声を上げた。
体内で臓器が元の位置に動いていく、ずたずたになった腹膜が再生し臓器表面を守るように覆っていく。
ぶちぶちとちぎれた腹筋も繋ぎ合わさり少女らしい身体のラインを作り上げている脂肪もくっつきあい…数秒後にはもはや
傷があったとは誰も信じられないほど滑らかな腹部に再生されていた。
やがて由里佳はみずほのうなじから牙を離した、そして動けなくなってしまったみずほを優しく抱きとめた、身体にかかっていた
弛緩剤の効力もすでに打ち消していた。
「みずほちゃん…ありがと、ね」
「ん…」
「今日は久々に一緒に寝よ…」
浴室に入ってきたときとは既に立場は逆になっていた、みずほの頭を優しくなでながら身体にシャワーをかけていく。
やがて由里佳はみずほを抱きかかえると脱衣所へ向かった、柔らかく仕上げられたバスタオルは今の二人の肌に
心地よく感じる、もはやみずほはされるがままになっていた。
由里佳はひとつみずほの唇にキスをすると、二人は一糸まとわぬまま寝室へと消えて…。
END
以上です、久々に書いて自分も楽しかった。
やはり美少女と重傷と内臓は切っても切れない縁がありますなぁ。
ではでは。
句読点が少なくて読みやすいなぁ
GJ!
えのあきらの「オルラシリーズ」のキャラをイメージしながら読んだ。
抜けた。
感想ありがとうです、正直受け入れてもらえなかったのかなとヒヤヒヤしてました
>>149 読みやすさには一応気をつけました、ディスプレイ横書きですと疲れますから。
しかしメモ帳とやっぱり映り方が違うところもあり。
>>150 あれも吸血鬼でしたねそういえば、ぺかぺかが好きだったなー。
シャナのキャラが大好きなのであれでグロ書いて見たいけど設定とか分からん。
小説でも読んでみよう。
hoshu
なんという文才 不覚にも抜きながら感動した
>>151 遅ればせながら、ブラボー!本当に素晴らしかった(ちょいマジレス)。
何よりオチがとても良かったよ。まあ今更だけど、この手の作品の殆どは、陰惨な問答無用バッドエンドになりがちだから、こんな板にいるくせに何故かそういうの苦手な俺は、ユリカちゃんが結局最後は殺られちまうんじゃないかとヒヤヒヤしながら読んでたww。
連チャン、ごめん。
リョナで超エログロだけど、どこか救いもある、そんな作品を書ける
>>151には、稀有な才能があると思うと同時に、意外に優しいんだなとも感じてしまったw。
出勤途中にイイもの読ませてもらった、有難う。こんな場で書くのも変だけど、応援しています。
感想ありがとうですー
>>153 抜きながら感動・・・!
しかしもっと語彙とか増やさなければナーとかも思いました。
>>154 自分もあまりバットエンドは好きじゃないのであ行った形になりました。
しかしあえて凄惨な部分に挑んでみてもいいかもとも思ったりしてます。
157 :
名無しさん@ピンキー:2008/01/29(火) 04:09:25 ID:h6XrrV4t
きもい
ここの住人なら誰か知っていまいか
CGイラストの個人サイトで、パッと見ペイントで描いてるぽい。
大体の絵はカラー。オリジナル中心だけど版権もある。
結構鬼畜で、調教やら、スカ、ダルマとか内臓が出てるのもあった。
版権は、あずま○ががあったのは覚えてる。
サイト名分かる人いたらお願い
774保管庫?
kwsk
詳しくもなにもぐぐればでるよ・・・
ほしゅ。
164 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/06(水) 18:39:29 ID:cn5BlzM5
リョナ系スレ初投稿です
今回は簡単な物語で
ちなみに「メイド兵」とは主人に絶対服従を誓う戦闘メイドのことです
メイド兵が若い女ばかりである理由は、
歳を取る前に「処分」されているからだという。
ある屋敷の古い噂によると、「処分」が近くなったメイド兵は
まず主人によって抱かれて種付けされ、孕んだところを
「勝手に我が子を孕むとは何事か」と問い詰め、
服を脱がせ裸にして胸元に銃を突きつけ、
一気に心臓を打ち抜いて殺すのだという。
※しかし、現代では中絶技術が発達しているため、
この理由は通じ難いと思われる
あるメイド兵の処分の話
ちょっと癖のあるブロンドの髪にマンゴーのような大きな乳房が
魅力のナンシーは、その日までは館の若い主人に愛されていた。
しかしある日ナンシーは、自分の体の異変に気づいた。
そう、主人の子を孕んでいたのである。
嬉しくなってすぐに館の主人に報告をしに行くと、主人は
何か考えるような顔をして、ある部屋に来るように命じた。
主人が喜ばないことを気にしつつも、ナンシーはそれに従った。
そこはベッドが中央に一台あるだけの簡素な部屋だった。
主人はベッドの上でナンシーに裸になるよう命じた。ベッドに乗り、
服を脱ぎ終えたナンシーは異変に気づいた。
主人が、自分の下腹部に銃を突きつけていたのである。
実際のところ、訓練されていたナンシーは主人の一連の行動に気づいて
いたのだが、信じられなかったのだ。
主人は「お前は勝手に子を孕んだ悪い女だから、罰を受けてもらう」と言って
銃弾を二発、ナンシーの下腹部に打ち込んだ。
銃弾はナンシーの皮膚を破り、子宮を破壊して、そのまま体を貫いた。
普通の人間なら、それだけで気絶し失血死するか、もしくは即死しているだろう。
だがナンシーは鍛えられているせいか、意識をしっかり保ったままで、
「これで子供は作れません。どうか私を許してください」と懇願した。
しかし主人はそれを聞き入れず、ただ無言でナンシーの下腹部の傷に
銃を押し付け、ぐりぐりと何度も強くねじ込んだ。
数十秒後、ついにナンシーは「痛い、痛い、助けてください」と
涙を流しながら言った。それでも主人は黙って行為を続けたため、ナンシーは
「どうか私を殺してください」と言った。
主人はナンシーの大きな乳房の内側に銃口を突きいれると、
そのまま引き金を引いて二発を撃ち込み、ナンシーの心臓を貫いた。
ナンシーは最後に、
「最後まで自分勝手でごめんなさい。愛しています、ご主人様」
と言って、息を引き取ったという。
主人は動かなくなったナンシーの体をそのままベッドに敷かれた布団で包み、
その日のうちに焼却炉に入れて燃やした。
残された木製のベッドには恐ろしい数の弾痕が残っていたそうだ。
以上!これ以降も気が向いたら投下します
主に現代が舞台ですが、ファンタジー世界を舞台にしたメイド兵の物語も考えています
基本は「女戦闘員でリョナ」に近いノリです
hoshu
初投稿作品ですので、グロが上手く書けるか心配ですが。
ポップンミュージックというゲームから、ベリーです。
くろまんが大王(笑)
ゴキまんが大王w
173 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/12(火) 18:01:28 ID:8kBkQtqm
528 :へーちょ名無しさん :2004/03/25(木) 12:44 ID:???
>>524 >僕のことも荒らしと見ているのかな。でも、なんでそう思うのかわからないんだ。
荒らしを養ひたるものは亦荒らしとみなさるべし
>Nさんはさ、人の意見に耳を傾けてくれる以上、自分の行いを反省する意志はあるわけでしょ?
口先にて然りといふのみにて、行ひを革めたる素振りなし。
これを以つて耳を借すといふべからず。
>君が今、何に捕らわれているかちょっと理解できないなけど、とにかく落ち着いてからもう一度話そうよ
我はただ直言するのみ。なれこそ心を直くすべかめれ。
>「荒らしに反応したら荒らし」……という2chのルールで考えると、君が荒らしと見なしたNさんに反応した君は荒らしということにならないのかな。
荒らしを叩く事をば荒らしといふべからず。「反応」に異なれり。
夫れ、荒らしを叩かんとすれば、おのづから「放置」か「叩き」あるべし。 放置すれば荒れ、放置せざれども荒れる、此れを之「荒らし」といふべし。
その元を問はば、先んじて荒らしを此すれっどに招き、かかる議論を押してせしむるは汝にあらざりしや?
>同一人物だとわかるようにトリップを入れたり
かかることたれぞ言ひける。我知らず。
>言葉遣いを丁寧なものにするようにと
我、すでにその辞を和らげたり。いずくんぞ、かかる下郎にことさらに述ぶべけん。
>あと……善意は災厄を招いてしまうかもしれないけど、悪意は災厄しか招かないよ
をこなる善意は悪意に近し。
故に「小善は大悪に通じ、大善は非情に似たり」とぞ曰ふ。
↑チョンまんが大王さんが真面目に話し合う気など微塵もない事がありありと伝わってくる貴重なカキコですw
ばっかみてwwwwwwww
>>75の者です。すっかり忘れてて
>>170として書き込んでしまったorz
続きちゃんと書くのでしばらく待ってください。
あいよ。
楽しみにしてるぜ。
178 :
名無しさん@ピンキー:2008/02/18(月) 02:27:21 ID:tlZFE0gQ
ふぅちゃーん!ふ、ふぅーっ!ふああーっ!ふあーっ!
ごめんなさい、まちがえました
ワロタw
絵本に出てくるような可愛らしいキノコ型の家だった。人がいるんだ、良かった…。
空腹と寒さの中での突然の救いに、私は必死にその扉をノックした。
「ごめんください!」
中からガタガタと音がし、足音が扉へと近づいてくる。
そしてゆっくりとドアが開いた………だけど、目の前に人はいない。
視線を下に動かすと、私よりも頭一つ分背の低い、青い三角帽子を深く被った可愛い小人さんが立っていた。
大きな目が私をじっと見つめてる。
「あの、道に迷っちゃって…。今夜だけで良いから、泊めてくれませんか?」
「子供か。何でこんな時間に森に来たんだ?」
「イチゴをとってたら、いつの間にかお父さん達とはぐれちゃって……ずっと森を歩いてたんです。」
ふーん、と小人さんは呟いて、私の体をくまなく見ていた。
ずっと歩いてたから、服も足もきっと随分汚れちゃってるんだろう。多分、小人さんはそれを見てるんだろう。
「そうか。それはとても疲れただろ?まだ食事の準備が出来てないから少し時間がかかるぜ?」
「あっ、ありがとうございます!」
良かった!この小人さんが泊めてくれるみたい。私は嬉しくて思わず声が上がってしまった。
中に入ると木の香りがしてきた。
少し古びた木製の家具が、余計に我が家を思い出させてさびしくなってしまう。
「適当にかけてくれ。今キノコのスープを煮てるんだ。」
小人さんは奥へ消えると、私に気さくに話しかけてくれた。
「そいうや、名前を聞いてなかったな。何て言うんだ?」
「ベリーっていうの。」
「オイラはバウムだ。お前らの世界にあるだろ?バウムクーヘンって食べ物。あれに名前が似てるな。」
バウムさんと楽しく話してる間に、バウムさんが美味しそうなキノコスープを持ってきてくれた。
どうした
反応が無いからむなしく
おやおや、俺は楽しみにしてたんだけどな(^_^)。
執筆の途中でレスするのは野暮だと思って、しない奴が多いだけなんじゃねえかな。
お兄ちゃん、殺していい?
あはっ、お兄ちゃんの中、温かいね。
凄ぉい。もう、こんなにびしょびしょだよ。血管少ないトコ狙って刺したんだけどな。
ねぇ、痛い?もっと痛くしたげよっか?
うわぁ、さすがにお腹は血が一杯出るね。
あ、腸が見えるよ。
あたしね、焼き肉とかでホルモンが一番好きなんだぁ。ちょっとだけ貰うね。
へぇー、内臓には痛覚が無いって言うけど、ホントなんだね。つまんない。
あれ?どうしたの、お兄ちゃん?
あっ、横隔膜傷付けちゃったんだ。呼吸、出来ないの?
苦しそう。すごく、かわいいよ
大好き、お兄ちゃん
>>185 好きだけど
これはリョナに入るのかな?
>>186 確かに、リョナとは言わないだろうね。
でも板的には趣向としてOKなんじゃね?
BLACK LAGOONのヘンゼルとグレーテル姉弟(兄妹)をなんか思い出しちまったよw。
ただなんとなく、俺達みたいなのに対する嫌みも感じなくはねえが・・まぁそうだとしても仕方ねえかな(^_^)。
今週の範馬刃牙みてピクルに食われる女格闘家(あるいは女戦士)
を想像した
ほ
人間が女を食うカニバルものは
ここの担当?
担当ではないがスレ的におk
カニバルカーニバル
Woo!
人類の三大タブーって知ってる?
殺人(マーダー)、近親相姦(インセスト)、人食(カニバリズム)
この三つを同時にやってみた事があるの。
あなたも試してみる?
このスレって死姦とかはどうなの?
バッチコイ
猫がトラックに轢き殺された時の、絶望にまみれた断末魔の叫び声
199 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/14(金) 03:36:34 ID:S4zoh0Ti
a
↑のイラストは昔描いた四肢切断、脳姦、眼姦モノです。保守代わりに投下しました。
シュールww
203 :
名無しさん@ピンキー:2008/03/18(火) 21:40:23 ID:7wrxjcmQ
とりあえず、みんな同じ体験してみろよ。勃起したまま逝けるかもよwwW
「すごい速度が出るから、首を固定しておかないと危ないんだ。」
そして、動かせなくなる頭
「これは栄養剤を投与してくれるパイプさ、急いで補給しないといけないからね。」
そして、口の中にパイプが繋がれる
「騙してごめんね。今から始めるのは拷問なんだ。」
それから私は恐ろしい目に遭う
「これから何度か、死と蘇生を繰り返してもらう。」
体が恐怖を記憶していく、足音を聞くだけで壊れてしまいそうになる
「ついに壊れてしまったようだね、壊れた君を送り返せばお父様も嘆くことだろう」
汚れた私を、お父様には見て欲しくない
「君をメチャクチャにする任務を引き受けたのは、僕なんだ」
え?
「他の男に君が弄ばれるんなんて我慢がならないのさ」
この人は何を言ってるんだろう・・・。
鬼畜スレにややここ向きのSSがきてた
四肢切断
hoshu
ほ
このスレの人間は捕食スレなんかも
見てる?
無論見てる
あるところに頭の良い姉と頭の悪い妹がいました。
姉は妹を嫌い、妹は姉を慕っていました。
ある日妹が尋ねました。
「なんで幽霊には足が無いの」
姉は答えました。
「それはね、空を飛んでいるからだよ」
妹は驚きました。
「そうなんだ!じゃあ足が無ければ空を飛べるんだ!」
姉は答えました。
「そうだね、あなたも足を切れば飛べるんだよ」
妹は言いました。
「そうなんだ!全然知らなかった!」
次の日、若い女の他殺死体が部屋のベッドから発見された。
死因は両足を斧で切断されたことによるショック死だった。
犯人は被害者の妹。なぜ姉を殺したのか質問された時、彼女はこう答えたという。
「お姉ちゃんに“あの幽霊”みたいに飛んでほしかったから」
“あの幽霊”の正体は誰も知らない。
ボカロリョナとか読みたいな
あいつら人間じゃねーから死なんし
>>212 VIPに先日立ってた
腕もいだり爪剥いだり虐た
213ではないが「初音ミク 虐待」とかでググると幸せになるかもしれない
とりあえずほしゅ。
優しく殺してあげたいなぁ
キリン組ー祖父とリー
220 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/15(火) 00:32:09 ID:mFxYdFGv
やべー
久々に頭弱い奴キタ!!!!!
ホンマや
ここまでオツムの弱そうなヤツはひさびさだ
だれか水中窒息物かいてくれんかなー
影響力発揮するのマダー?
コピペに触るくらいにまで過疎ってんのな
226 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/21(月) 05:15:29 ID:xptJrTJj
227 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/23(水) 09:04:23 ID:DK4F5cg0
検察 2人殺害し金品を奪い強姦までした被告に死刑を求刑する。
弁護人 2人が殺害されたのはそこに2人が存在したからであり、いなければ殺害されていない、よって被告は無罪である。
被告 僕が入った家に2人がいたから殺して強姦しただけで、弁護人が言うようにいなければこの事件は起こってません、よって僕に罪はないのです。
悪いのはそこにいた2人で僕は被害者です。
/ ̄ ̄ ̄ ̄\
( 人____)
|ミ/ ー◎-◎-)
(6 (_ _) )
_| ∴ ノ 3 ノ <他人の設定を使うNなる馬鹿は、これに当たらない
(__/\_____ノ_____∩___
/ (__)) ))_|__|_E) ̄´
[]_ | | どれみ命ヽ
|[] | |______) ←ぜんぜん反省の色が無いくろまんが大王◆jHCuM/6C1s
\_(___)三三三[□]三)
/(_)\:::::::::::::::::::::::/
|Sofmap|::::::::/:::::::/
(_____);;;;;/;;;;;;;/
(___|)_|)
臭のしけめ、シネーーーーーーー!!!! ・・・・
オタタタタタタタタタタタタタタタタタ・・・・・ ∧_∧
へ (´<_` )
/ ̄ ̄ ̄ ̄\ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⌒ \
( 人____)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ )
|ミ/ ー◎-◎-) |、 ノ .|
(6 (_ _) ) | | |
| ∴ ノ 3 ノ _ | | |
\_____ノ _ E〕 | | |
( ))___〕__E〕 | |_丿
| ヽ__〕_E〕 | /ヽ |
|_________) | | | |
(三三三三三[□]三). | | | |
\::::::::::::::::::::::::::::::::/ | | 〉. )
|::::::::::::::::::/:::::::/ | ノ / /
|;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;/ | |/ /
(___|)_|) / /\ ヽ
|_ / ヽ-'
バカ爵め……俺をバカにしやがって
\____________/
∨
|/-O-O-ヽ| ブツブツ・・・
| . : )'e'( : . |
` ‐-=-‐
/ \
||\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
||\\. \ ∧_∧
||. .\\ \ ( ;´Д`) (オイ、くろまんが大王◆jHCuM/6C1sがいるぞ)
. \\ \ / ヽ.
. \\ / .| | |
. \∧_∧ (⌒\|__./ ./
( ´,_・・`)目合わせるなって ∧_∧
. _/ ヽ \ ( ) うわー、こっち見てるよ
232 :
華麗にオナニー:2008/04/25(金) 00:32:51 ID:l41RQECY
死後一ヶ月。
皮膚は緑色。
口腔、陰門は腫れあがる。膨張した腹部は生前の三倍ほど肥大し、孵化後の繭の様にぱくっと割れる。
一般的に眼球は融解する。顔に生前の面影は一切残ってはいない。
今の彼女が正にそれだった。
私は思わず恍惚としてしまう。
開口部から湧きだす蛆が、我が物顔で這っている。
冷えた彼女の頬に手をあて撫でると、同時に皮膚がヌルッと剥がれる。そしてその剥がれた彼女の皮を私は自分の顔面に押し当てる。
激烈な悪臭とぬめぬめとした触りに興奮する。
屍体が好きだ。腐敗の行程が、あの悪臭が、蠢めく蛆が、たまらなく好きだ。
屍は美しい。屍は花だ。
―・―・―・―・―・―・―
「ちょっと花を見にね」と私は微笑をつくり、階段下で出くわした大家の娘に応えた。娘がみるみる赤面するのがわかる。
「一緒に行きますか?」
娘は小さく頷いた。
そして今日もまた深く山中にある廃墟の隔離病棟へ向かう
美しき彼女らを愛で、新しき花の開花を祝おうじゃないか
いつまで自分叩きで自作自演を繰り返してんだ?
この馬鹿は
真性バカには何言っても無駄だよ
スルーすれ
235 :
名無しさん@ピンキー:2008/04/26(土) 03:31:50 ID:K6uNv/8N
そうだな、馬鹿には勝てねぇ
「ねえ、私が誰だかわかる・・?」
私は全裸で手足をガムテープで巻きつけ、目隠しをされている女を見つめながら質問した。
なぜ、彼女が拘束されているか?私がそうしたからだ。
「ねえ、聞こえてる?私は誰って聞いてるんだけど・・」
彼女は震えている。怖いのかな?
「ねえ、ほんとに聞こえないのかな?」
三度質問する。でもやっぱり彼女は怯えているだけで何も言わない。
「・・・きこえないんだね。じゃあ、この耳は飾りなんだね」
私は彼女に歩み寄り彼女の耳を指でなぞると、人差し指と親指で力いっぱい摘む。
「飾りならいらないよね。知ってる?耳って案外簡単に取れちゃうんだよ?」
そう言い、耳を軽く引っ張ると彼女はハッとしたように表情がこわばり、話し始める。
「・・ゆ、雪奈・・さん?」
彼女は震えた声で私の名前を呼んだ。それを聞き私は耳を放してあげる。
「そうだよ成実ちゃん。ちゃんと聞こえてるんならもっと早く返事してよ。危うく成実ちゃんの耳無くなっちゃうところだったんだよ?」
私は彼女・・成実ちゃんに微笑む。まあ、目隠ししているから見えてなんかいないだろうけど。
「ところで成実ちゃん。何でここにいるの・・?」
笑顔も束の間。私はまた成実ちゃんに問いかける。
「・・・・」
成実ちゃんは困ったような表情だ。目隠ししているからわかりにくいけど、この口元はそうに違いない。
「・・・成実ちゃん?どうしたの?やっぱりこの耳は飾り物?」
私は再び耳を摘んだ。
「ねえ、どうして?」
「・・・・ここが弘孝の家だから・・・」
「・・・うん、そうだね。ここは弘孝の家だよね」
私はこの1LKのアパートの一室を見渡す。昔とぜんぜん変わっていない。
いや、変わっているところもあった。それは壁にかけてあるコルクボードだ。そのコルクボードには成実ちゃんと弘孝の2人が楽しそうに写る写真が何枚も何枚も貼ってある。
「ねえ・・・成実ちゃん。なんで成実ちゃんは弘孝の家にいるの?」
耳をつまむ指にいっそう力を入れる。
「ねえ、なんで?」
「・・・弘孝は私の彼氏だかッキャッ!?」
私は成実ちゃんが言い終えるよりも早く成実ちゃんの頬を殴っていた。
「違う!違う違う!!弘孝はお前の恋人なんかじゃない!!!弘孝は私の・・私の彼氏だもん!!」
気がついたら成実ちゃんの頬は赤く腫れていた。なんで?
そうだ。私が叩いたからだ。
本当はこんなことするつもりなんてなかったのに、成実ちゃんの言葉を聞いたらついやっちゃた。
「ねえ、成実ちゃん。痛い?ごめんね・・・ほんとはこんなことするつもりなんてなかったの。でもつい・・・」
「・・・・・・」
成実ちゃんは黙っている。そりゃそうだよね。女の顔は女の命なのにあんなにも叩いちゃったんだから。
「でも、成実ちゃんも悪いんだよ?あんな嘘つくから・・・」
そう。成実ちゃんが弘孝の恋人だなんてあるはずないもん。だって、私は弘孝に振られてないもん。
それなのに、成実ちゃんがあんなこというから・・・
「・・う・・じゃない」
私が誤っていると成実ちゃんが何かをつぶやいた。小さい声だからなんて言ったかは聞こえなかったけど。
「?・・なんて言ったの聞こえなかった。成実ちゃんもう一回言ってくれない?」
成実ちゃんに歩み寄り、今度こそ聞き逃さないようにする。
「嘘じゃない。弘孝と私は付き合っている。同棲している。雪奈は・・弘孝は雪奈が海外に留学する時に別れたって言った!今弘孝と付き合っているのは私だ」
・・・・・???
わかれた?ワカレタ?解かれた?分かれた?判れた?沸かれた?別れた?
何言ってるのこの女。
私は弘孝と別れてなんていない。遠距離恋愛をしていただけだ。
そうだ・・・この女だ。
この女が寝取ったんだ。私のいないときを狙って!私の友だちだったのに!!
「ねえ、弘孝と付き合ってるのは私だよね?」
「違う・・私だ。雪奈さんじゃない」
・・・・・
素直に謝って、身を引けば許してあげたのに・・・じゃあ、もう・・・・
やるしかないよね?そうだよね?
私はキッチンのコンロに火をつける。そして、持参した鉄パイプを熱する。
熱したパイプは徐々に鉄色から変化していく。赤く、紅く・・・
「ねえ、弘孝とはもうした・・・?」
「・・・」
答えない。まあ、寝る以外にこの女が私から弘孝を奪うなんてできる訳ないか・・・私はまだしたことないのに・・・・
「ねえ、弘孝とするのって気持ちいい?」
「・・・・」
また答えない。どこまでもいらだたせる女だ。
私の中に黒い感情が貯まっていくのがわかる。知っている。これは憎悪と嫉妬だ。
私はこの女の陰部を見ていた。さっき殴ったときに失禁したから汚れている・・・汚い。これが私たちを邪魔する元凶。
・・・・・
「ぃぎゃああぁっつあああっ」
沈黙を守っていた女が肉に焼ける香ばしい匂いをさせながら叫んでいる。
「どお?痛い?熱い?苦しい?叫んでるだけじゃわからないよ?」
私は熱したパイプを汚い穴に挿れたのだ。
耳障りな声を上げながら、この女が叫んでいる。
それを見ていると私の背筋はゾクゾクと寒気に似た感覚が走る。口元が緩む。
恐怖している?・・違う!!これは快感だ。
したことが無いからわからないけど、きっと弘孝とセックスすればこれと同じ「もの」を感じられるんだろう思う。
「・・・うるさい」
それにしても、この女はうるさい。少しは黙れないものか・・・
私は肉を焼く音の立てている鉄パイプをさらに押し込む。
「ぎゃっっつうッ・・・・」
するとどうだろう。この女が静かになったのだ。おそらく気を失ったのだろう。人間の本能というやつか・・・
私はパイプを抜いてみた。
女の性器を見てみると、こんがり真っ黒に焼けていた。いや、もう半ば炭に近いか。
「これならもう弘孝を誘惑できないよね・・?」
自分でもわかるくらいに口元がにやけている。うれしいのだ。快感だったのだ。
まるで、RPGのラスボスを倒した時のような満足感。この上ない喜び。
しかし、まだ終わりじゃない。
私はこの女のあえて指だけ出るようにガムテープを巻いた手を見つめ、右の人差し指を握る。
「っあっつぁぁあああ!!!」
ペキッという音と同時に女が目覚める。
「おはよう。気分はどう?」
私はその時、笑顔だっただろう。私の声を聞くと女の顔は痛みとは別に恐怖の色に染まっていく。
それを見ると私はまたキッチンに行き、火をつける。
「ねえ、さっきの痛かった?熱かった?反省した?」
私はパイプをまた熱し始めると、女に聞く。
「・・・・・」
「聞いてる?」
女はおそらく恐怖でもう声が出ないのだろう。
でも、私にとってはそれは「反省していません」というようにしか見えない。
じゃあ、しかたがないよね?やるしかないよね?
弘孝・・・私、2人のためにがんばってこの女を追い払うからね。
私は女を蹴り倒すとお尻を突き出させる。
「こっちの穴でもセックスできるんだよね?じゃあ、やるしかないよね?」
「あ、ぎゃあkkむうっじいいおッつぁ!!」
部屋にはまた悲鳴と香ばしい匂いが立ち込めた。
「反省した?謝るならこれで終わりにしてあげるよ?」
そう質問しては返事の無い相手をいたぶる。
その行為を私は3時間は続けていた。
だってしょうがないよね?この女が私の言葉を無視するんだもん・・・
私は女を見る。その見た目は吐き気すら催すものだ。
性器と肛門、乳首は焼かれ、爪は手足どちらも残ってはいない。指だって20本とも折れている。
「どお、反省した?したならここで許してあげるよ?」
「んー、んー」
女がなにか言っている。でもわからない。
だって、あまりにも耳障りな声だから口にもガムテープを貼ったから。
でもそんなこと関係ない。
「反省してないんだね?」
私は熱した果物ナイフで女の腹部に浅く切り込みを入れる。
「さ」と・・・
「後一文字だね」
女の腹には「ごめんなさい ゆるしてくださ」と刻まれている。
もちろん全部私がやったものだ。
だって、反省しないんだもん。
「どう、反省した?」
私がまた聞くと女が首を縦に振る。
・・・この女、謝罪を声にする気は無いらしい。
「そっか、反省してないんだね?」
私は最後の文字を刻み始めた。
時計を見る。もう8時だ。
弘孝は今日、友達と遊びに行っているけどそろそろ帰ってくる時間だ。
だって弘孝は絶対夕ご飯は家で食べていたから・・・
きっと驚くだろうな弘孝。だって私が留学先から帰ってきたこと教えてないもん。
でも、弘孝は喜ぶはずだ。だって恋人の私がいるんだもん。それに迷惑にも私との関係を邪魔する女はもういないんだから。
そうすべては元通りだ。コルクボードの写真も戻したし、あの女の持ち物も処分して私の持ち物に戻した。
すべて元通り・・・2年前の留学前と。
いや、ちがう。元通りじゃない。今日から私もここに住むんだから。
それで、それで、私は今夜弘孝に抱いてもらうんだ・・・
口元が緩んでいる。
だってしょうがないよね。うれしいんだもん。心のそこから!
そして、ガチャリと玄関の鍵が開く音がする。弘孝が帰ってきたんだ。
「お帰りなさい弘孝。今日の夕ご飯は焼肉だよ」
案の定弘孝は驚いていた・・・
投下完了ー
まあ、つまらん内容だけどね
何か指摘すべきところがあったら教えてちょ
ナイス焼き肉
愛が重いッ!!
246 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/02(金) 00:25:22 ID:4jVopBtr
山彦さん知らネェのかよ・・・
>>242 焼き肉が良かった!
指摘って事なんで――ハード過ぎる責めに対して女がぴんぴんしてるのが違和感あったです。
次作に期待大
らきすたでグロ書きます
お題とか希望とかあったらなんなりと ただしスカは大便だけに勘弁
ただグロだけなじゃなくて性的に力を入れてグロってくれると嬉しい。
252 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/06(火) 00:09:29 ID:bvd+3i6d
>>246 お兄さんの釣り針を無くしちゃった人だよ。有名だろう?w
自分に付きまとったヒッキーこと臭のしけが居なくなったようなので、
そろそろ復活したいと思います。
誰かリクを
おらおら、とっととリクよこせってんだよ乞食どもwwww
じゃあ消えてください
本物には悪いような気もするが
なんとなくワロタw
80 名前:萌えBBSはキモヲタのオナニー糞掲示板[sage] :2006/03/27(月) 03:10:29 ID:+QJ2MpHE
萌えBBSはクズ掲示板。
一見2ちゃんと違って「人に優しい掲示板」にみえるが、
実態はお山の大将(バカ爵とか)と追従者との力関係で展開される
ヘドが出そうな「腹芸」の披露場。つまり、現実社会での負け犬である
キモヲタたちが現実社会の陰部をカリカチュア的に再現している場に他ならない。
現に萌えBBSでは削除や運営は2ちゃんのように機械的に行われるのではなく、
情状を交えた恣意的な判定基準によるのであり、それを覆い隠すため
「話し合い」というオブラージュに包んで行われる。
これが健常者が萌え「BBS」に対して抱く嫌悪感の理由であり、
一般人が直感的に見ぬいて「キモい」と感じる臭の発生源である。
88 名前:萌えBBSはキモヲタのオナニー糞掲示板[sage] :2006/03/28(火) 02:14:33 ID:46rW6Xk+
「萌えBBSはキモヲタの巣窟」と十把一絡げにいうと失礼かも知れない。
なぜなら、キモヲタ中のカスは特定の人種、つまり深夜のオナニーチャット参加者だからだ。
どういうことかというと、オナニーチャットに参加しているのは萌え糞BBSの住人でも一部であり、
そしてこれは強い発言権を持つ派閥でもある。
その強さの秘密はクズ同志徒党を組んでいるからとか、オフ会に参加し削除権に近いからとかのみではない。
オナニーチャットに参加すること自体が一種の示威行為である。
もし仮に萌え糞BBSや2chのあずまんが関連スレなどで自分たちに敵対する発言や
その統べる秩序を乱す発言、及びこれに類する書き込みがあると、必ずオナニーチャットで誰かによって言及される。
「あそこで荒らしがいる」「バカがこんなことを書いている」という具合だ。
ただの雑談の場所が人物評の行われる場所として機能していることからも明かだろう。
これはそうやって圧力をかけて言論を統制するとともに、グループの共通の敵を指定することによって内外への影響力を強めるという意味がある。
内では体制ができあがり翼賛が強いられ、外ではそこがオナニーグループの勢力の範囲内であると認識させられる。
つまり、現実社会で行われている人間関係の権力システムをそのままネットの世界に構築することによって萌え糞BBSは勢力を維持しているのだ。
キモい集団ではある。
そもそも、現実社会での負け犬であり最下層であるキモヲタが、ネットで同じ手段を用いて示威(自慰)をしているというのは実にアイロニカルなことではある。
(中でもバカ糞掲示板のお山の大将といえば言うまでもなくバカ爵であろう。こいつのクズっぷりは群を抜く)
まあ、毎晩深夜の二時三時から明け方にかけて糞みたいなおしゃべりに明け暮れている時点で人間として終わっているのだが。
132 名前:名無しさん@ピンキー[sage] :2006/03/30(木) 02:38:26 ID:4UGXlvDj
>>127=
>>131 自演乙w
猟奇スレ荒らし犯のくっさいキモヲタが集まるスレッドはここですかぁ??
心配しなくても向こうにはここと違って荒らすバカはいませんよ、
>妙な輩が増えるやもしれんから
それはおまえ等たちのことだろょwww
マジで頭悪いんだな(ぷぷ
235 名前:名無しさん@ピンキー[sage] :2006/04/03(月) 00:30:09 ID:BfgaCpKd
何故あずまんがスレにはキモヲタが多いのか?
いい年して萌えアニメにはまり込んでいるカスやガキばかりだからキモいのは当然だが、
あずまんが大王の作品自体に理由のいくらかがある。
まず、登場人物が女性だけ。しかも殆どが女性高生と女教師からなる。
男性で人格と名前を与えられている人物は極めて少ない。
次に彼女たちに男の影がまったくない。
六人は全員美少女ばかりなのに全四巻、作品内時間で三年にわたって異性との交際はまったくない。
今時の女子高生ではまったくあり得ない話である。
また、年頃の女子が持つ男性に不快を与える要素はまったく表現されていない。
女同士の会話なのに男性への露骨な評価だとか、中年男性に対する生理的嫌悪、
体毛の処理や月経にまつわる話、女子同士の角逐やグループ間の力関係、コスメ、美への猛烈な執着などは無い。
(代わりに同性愛はある)
つまり、これはヲタク男性にとって都合の良いイデアとしての美少女像なのだ。
その証拠にそれぞれ天然・メガネ・体育会系・方言・クール系・ロリと、まるでエロゲーのごとく何でも用意されている。
これがキモヲタ漫画と言わずして何と言えよう。
同じ作者の続編であるよつばとでは同じように近所に住む理想の美少女姉妹が描かれているが、
支持者層が重なる事からキモヲタの趣向は変わらない事を示す。
238 名前:名無しさん@ピンキー[sage] :2006/04/03(月) 06:17:15 ID:BfgaCpKd
あずまんが自体がキモヲタが群がる作品ということは分かったが、
その中でもエロパロのあずまんがスレッドに集まるキモさとはどういうことか。
エロパロにして楽しむという事は漫画の登場人物をセックスの対象にするということである。
これは牛や豚をセックスの対象にする事と変わらない。否、より人間性の低い行為である。
例えば小説や文学作品を読みその登場人物に恋してしまった女性がいるとする。
この場合、恋愛対象は生身の人間ではなく架空の人間の思考様式・性格・人生観・行動などであり、
小説の表現形式上容姿に触れられる事はあっても、それは中核ではない。
従って架空の人間の精神性それ自体に心を動かされ恋愛感情を抱くということである。
これに対し漫画やアニメの場合は人格(キャラクター)は重要ではあるが、何よりも見た目の綺麗さ「容姿」である。
容姿が悪ければ人気はでない。他がいくら面白くても絵が汚い漫画は、少なくとも萌えの対象にされることはない。
これは人間誰しも容姿の良いものに惹かれるものだから、無理が無いように思えるが、根本的なのは漫画の人物は人間ではないということだ。
あくまで人間をまねて作った言わば「できそこない」なのである。
アニメや漫画の登場人物を紙面から具現化してみれば分かるように、
人間にはあり得ない髪の色、異常に大きな目玉、ないか殆どない鼻、歪んだ頭身の比率等等、
できあがるのはまったく気色の悪い化け物であろう。つまり、漫画やアニメの人物は人間としてはまったく破綻している。
ところがキモヲタはこれを尊崇し、三次元化すれば気色の悪いできそこないを、紙面の上では一個の女性として認識する。
しまいには存在しない肉体のセックスまで考察する。
そうまでして紙に書かれた美少女に熱中するのは、現実の女性の代替物だからであって、
手の届かない現実の女に対して自分の中でのみ自由にできる理想の美少女だからである。
従って現実社会で女性に縁がなく虐げられていればいるほどこれにのめり込む事になり、
漫画・アニメの美少女を自分の恋人だと認識して、これを汚すものは必死になって排撃する。
一般人がヲタを見て直感的にキモいと感じる原因はここにある。
その偏執の究極の形が漫画・アニメの人物のセックスを妄想することである。
自分で妄想して物足りないから、他人の妄想にすがる。
またはその妄想を文章化して他人の覧にさらす。
どちらも犬畜生以下の代物だが、より病状が深刻なのは後者であろう。
しかも、己の恥部を晒したその上で他人からの賞賛レスを受けて喜ぶのだから救いようがない。
病状がさらに進行すると他人からの賞賛の数を自分の能力に対する賞賛の数だと思うようになり、
脆弱な自尊心の砦を強化する補強材に使うようになる。
ここまで来ると獣姦や肛門姦、近親相姦や猟奇殺人と根は変わらないが、
これらは古代の「国つ罪」に馬姦・牛姦・鶏姦が禁じられているように、古くから社会のタブーである。
ネットの匿名性に隠れてその社会的タブーを犯して愉しむのがあずまんがスレのキモヲタであり、これは現代の賎民階級である。
242 名前:名無しさん@ピンキー[sage] :2006/04/03(月) 16:14:36 ID:ZgDRDK42
サンビキか。思ったより釣れてる。
つスルー とか言ってたキモをたが笑わせるw
しかも時間帯からしてひきこもり確実なのが二匹w
あずまんがスレに張り付く前に学校行けよ(プゲラ
解説:>261-262に対し、住民が反応した事に対するくろまんが大王さんのすばらしい発言です。
後釣り宣言、煽り、誤字などから火病っぷりが伺えます。
何この中二病
>>263 お前のこの後の予定を言い当ててやろうか?
IDが変わった今夜あたり、ここか大王スレに現れて
『臭のしけがファビョっていますwwww』とか、
『他人の設定を使うNにリョナスレが荒らされてる』とか言い出すんだろ? なぁ
くろまんが大王さん
>>254 ご本人かどうか知らないけど、
名乗る必要あったのかなぁ…?
デモノフォビア フリーのリョナゲーではハナカンムリと並んでトップクラスの出来
>>268 ググったんだが、どこで手に入るのか、さっぱりわからんです
>>269 ググったんだが、どこで手に入るのか、さっぱりわからんです
>>266 グダグダうるせぇ!
これまで書いてきてやったんだから感謝しろカスが!!
>>251 今更ながら同意
性器やおっぱいを破壊する描写があるとすごく興奮する
>>272 おまえが本人かどうかわからんがひとつ言っておく
くろまんが大王の書いたものは全然面白くない
以上
デモノフォビアは三角木馬で万個突かれるわ、
鉄製の三角木馬で人間がさっくり半分に割れるわ、
モグラに食われるわでおもろいな。
>>274 あんまn調子にノンナよ、テメーだって事はばれてんだよ他人の設定を使うN=臭のしけ
いいか、あんたは俺の著作権を侵害した
お ま え は 犯 罪 者 な ん だ よ N
てめーは俺に対して謝意の気持ちが無いのかコラ? ええ
277 :
名無しさん@ピンキー:2008/05/28(水) 13:32:00 ID:+vHksBnq
いいから死ね
名前:くろまんが大王 ◆jHCuM/6C1s [] 投稿日:2007/01/15(月) 13:51:29 ID:VbognklH
全面降伏状
個人の私怨のため、このスレに粘着した事、いまさらながら謝罪します。
すべての利用者の皆さん済みませんでした。
萌えBBSのみなさん、臭ヲタBBSと侮辱して済みませんでした。
特におたのしけ氏、あなたが「ヒキコモリ」であるという事実を突っついて
あなたの心に癒されようのない傷をつけたこと、心から陳謝いたします。
この際公開しますが、私のトリップは#1596です。好きなよーに悪用してください。
今後は私に対するいかなる罵倒侮辱雑言も甘受する所存にあります、
最悪板に新スレをたててもかまいません。
代わりに関係のない場所、特に猟奇スレッドを荒らすのをやめてください。
攻撃するなら俺を叩けばいい。
以上、まことに済みませんでした。
※但し「他人の設定を使うN」なるバカに関してはこの限りではない。
>あなたが「ヒキコモリ」であるという 事 実 を 突 っ つ い て
>トリップは#1596です。好きなよーに 悪 用 し て く だ さ い 。
>攻撃するなら 俺 を 叩 け ば い い 。
>※但し「他人の設定を使うN」なるバカに関してはこの限りではない。
なんだよ、反省する気なんてこれっぱかしもねーじゃねえかこのテロもどきは。
口調はバカ丁寧だが、自分が理不尽に罵倒した相手を更におちょくって、あげくの果てに
『Nは俺を叩くな!』と開き直り。
実際、ココ最近沸いてるのもチョンまんが本人の自演なんじゃねーの?
このスレに出てたデモノフォビアやって見たが個人的にかなりツボに入った
そしてゴアの名前も出しとく
ダウンロードできるの今月中までだったな。
>>279 くろまんが君はアスペルガー症候群なんだから仕方がない。
今までの行動を見ても、常軌を逸した粘着質、こだわり、人間性に欠けたレスからしてアスペルガーなのは間違いない。
アスペルガー症候群は一生直らない。だから社会に適応するには幼少からの訓練が必要なんだ。
大人になってもこんな風なくろまんが君は、恐らくそういった診断を今まで受けておらず、
だから社会に適応するための訓練も施されていないんだ。もう更正は不可能なんだよ。
今後社会に適応するのは100%無理。
気の毒な障害者なんだから、生温かく見守ってあげませう。
一年前のレスじゃねーか。
そんなことより俺は猟奇SSが読みたいんだ。
>>282 そう考えるとそいつの両親がかわいそうだね。
死ぬまで食わせて面倒見てやんなきゃいけないんだろうし。
小さい頃ならまだ愛情で何とかなっただろうけど、今なら殺してやりたいと思ってるんじゃない?
本当に両親が気の毒だ。
アスカの自殺(切腹編)
[1]
「君はこれから自殺させられるんだ」
突きつけられた言葉にアスカは蔑むような口調で言い放った。
「アンタ、バカァ?」
超然と言い放ってから数時間後、帰宅途中に拉致され
自殺を強要されることを知らされたアスカは憔悴しきっていた。
自分に逃げ道が無い事を、助けが来る見込みが無い事を、自分の選んだ方法で命を絶たされる事を、
自分が願えば自殺する前に処女を捨てられる事を、自殺したら遺体を辱められる事を。
全てを、優秀なアスカの頭脳は残酷なまでに理解できてしまっていた。
自分に残された自由は、命を絶つ方法を選ぶことだけだという事を。
死んだ後に辱められる事すら耐えがたい絶望なのに、死ぬ前に処女を奪われるなんて考えるまでも無かった。
絞首・・・アスカの脳裏に病室で首を吊って死んだ、大好きなママの惨たらしい死に様が蘇り、アスカは凄惨な記憶を振り払った。
溺死・・・独逸支部に居た頃、LCL浄化装置の不備から被験者が死亡した事故を思い出した。 目を背けたくなるような姿を・・・
ガス・・・教科書で見た気がする。 第2次大戦中、収容所で裸にされて折り重なるように死んでいった人々の姿を。
etc etc・・・
自分が死ぬ方法を思い浮かべるアスカの意識が、引き寄せられた。
切腹・・・TVで見た、時代がかったセットの荘厳な雰囲気の中、昔の武人が己の腹部に刃を突き立て壮絶に果てる姿。
誇張され装飾された、その武人の死の瞬間までの強い意思の宿った目。
「・・・切腹が、いいわ」
アスカは、死ぬ為の方法を、決めた。
アスカの自殺(切腹編)
[2]
今、アスカは拉致された時のままの制服姿で、用意された場に立っていた。
地下室だろうか、コンクリート剥き出しの広い部屋の中央に白い正方形の布が敷かれていた。
その中央に、なんだろうか? 木製の台が置かれ、アスカが腹を切る為の短刀が置かれていた。
ここに来る前のことを思い出し、アスカは少し後悔した。
「死ぬ前にシャワーぐらい浴びて体を清めたらどうかな?」
優しげに、残酷な内容を告げる声に耳を貸さず、アスカは死に場所を用意しろと言い放った。
だが、自分がこれから死ぬのだと思うと、帰宅途中に拉致された姿のままであった事が妙に気になってしまう。
(今日は体育があったせいで、汗をかいたから、このまま死んだら汗臭い死体を辱められるのだろうか)、と。
そんな想像をしてしまった事に嫌悪を感じ、想像を振り払ってアスカは白布の中央にぎこちなく正座した。
「やり方はわかっているかな? あくまで自殺だから、介錯はしてあげられないんだ。 がんばって」
まるで幼い子を励ますかのような口調に、アスカは静かに答えた。
「見てなさい、アタシの死に様を、ね」
ジャンパースカートから両肩を抜き、ブラウスのボタンを下の方だけ外してから膝立ちの姿勢になって、
スカートのウエスト部分とショーツを押し下げ下腹部を晒す。
胸元は閉じたままブラウスの裾を左右に開く。
汗の匂いが香ってちょっと恥ずかしい気持ちになりながら、アスカは短刀を手に取った。
「・・・・・・アスカ、行くわよ」
声も、逆手に短刀を握った両手も、震えを隠せては居なかった。
恐怖を理性で押さえ込んではいても、瑞々しい体が死を拒むのはどうしようもなかった。
短刀の切っ先を脇腹にそっと着けて、アスカは数度、大きく息を吸い、吐く動作を繰り返した。
背筋を伸ばし、顎を引いて呼吸を整えるアスカが息を止めた次の瞬間。
アスカは指が白くなるほどに握り締めた短刀を半ばまで下腹部、左脇腹に突き入れることに成功した。
「ひぅっ……ん……」
小さく吐息と声を漏らしたアスカは、しかし唇を噛み締めて息を詰めたまま短刀を右脇腹に向けて動かし始める。
「はっ……かっ………がっ……あぁ……」
臍の下を通り過ぎたあたりでアスカは身を仰け反らせて短刀を引き抜くと、自分の下腹部に目を向けてかわいらしい声を漏らした。
切り裂かれた腹から瞬く間に鮮血が溢れ、続いて臓物が床に零れていく。
「…くぅっ……やっ……んっ……ゲホッ…」
下腹部を、スカートを、床の白布を真紅に染め上げていく溢れ出した血と臓物を震えながら見つめるアスカが咳き込み、口の端から血を零した。
「やだっ……アタ…シ…………ガ…ハァッ…」
膝立ちの姿勢を保てなくなったアスカはぺたんとお尻を床に着け、宙を仰いで血の泡と言葉を漏らしたかと思うと、
前のめりに倒れこみ、左手で辛うじて上半身を支えたものの口元を押さえた右手を吐血で血に塗れさせながら倒れこんだ。
血塗れの右腕を下にして、震える左手で臓物を零す傷口を押さえるようにして横たわったアスカは、浅く早い呼吸を繰り返していた。
床に広がった血と、自らが切り裂いた下腹部の傷、血の気の失せた顔、それらはアスカが助からないことを如実に示していた。
だが、アスカの若い命がまだしばらくは死に抗うことが出来てしまうのもまた、事実だった。
アスカの自殺(切腹編)
[3]
事前に室温を高めに設定し、自殺の直前に空調を切っておいた室内に入ると濃厚な、血と汗の交じり合った濃厚な匂いが充満していた。
足音が聞こえているはずだが、アスカは反応を見せなかった。
正直なところ、予想外の展開だった。
怯え、躊躇い傷だらけになって恐怖と絶望の中で命を絶つ様を見届けようと思っていたものだが、
予想に反してアスカは壮絶な切腹を見せつけてくれた。
だから、横たわり死を待つだけとなったアスカに、少しだけ手を貸してあげたくなった。
介錯はしてあげられないが、手伝ってあげるぐらいは良いだろう、と。
「アスカ、もう少しだよ。 さぁ、がんばって」
声を掛けながらアスカの体を抱き起こすと、アスカは小さく震えながら声をあげた。
崩れた正座のような、お尻をぺたんと床に着けた姿勢にされたアスカのお腹から、血と臓器が零れだす。
「…ふぁ……ひぅっ……ひぁ……」
汗の浮いた額に髪を張り付かせ、青褪め苦痛に歪んでいるとはいえ、アスカは美しかった。
「さぁ、アスカ、これで終わりだよ」
もう自分の力では真っ直ぐ座っていることも出来ずにもたれかかって来るアスカを抱きとめ、耳元で囁きながらアスカの手に短刀を握らせる。
血の気の失せた白い素肌を彩る鮮血、匂い立つ血と汗、少女らしい柔らかな肢体を感じながら短刀を握らされたアスカの両手を胸の中央に誘導する。
「アスカ、ちゃんと出切るよね」
短刀の先端を胸の中央やや左寄り、左の乳房の下辺にあてがってやり囁くと、アスカは微かに頷いてみせた。
短刀を握る両手を、細い肩を、汗ばんだ体を小さく震わせて、短刀を乳房にあてたままアスカは体を前に投げ出した。
乳房に押し当てられた短刀の柄が床に激突し硬い音を立てる。
アスカの上半身の、身を投げ出した勢いと重さによって短刀が滑らかに乳房に滑り込んでいく。
「ひっ…………ぁ……」
短い悲鳴と、吐息とともに漏れた、喘ぎにも似た声がアスカの最期の言葉となった。
倒れた際に投げ出された、ソックスに包まれた足先が数度、痙攣した後はアスカは動きを止めた。
「…立派だったよ、アスカ」
うつ伏せに横たわったままのアスカを抱き起こし、仰向けに横たえて、固く固く短刀を握り締めている両手を解きほぐしてあげる。
左乳房の下に短刀を突き立てて横たわるアスカは、最期まで肌の露出を最小限に留めていた。
ブラウスのボタンこそ弾けてしまっていたが、乳房は血に染まったブラジャーに包まれたままで、
下半身も太腿の半ばまでちゃんとスカートに覆われているその姿は、純潔を守ったまま死ぬことを選んだアスカらしい姿だった。
アスカの自殺(切腹編)
[4]
凄惨な姿でありながら美しいアスカが命の熱を失わない間に、処女を奪ってあげたくなる。
額に張り付いた髪をよけ、アスカの死顔を見る。
閉じかかった瞳は涙に濡れ、小さく開いた口の端からは血が溢れていた。
首筋から乳房の谷間までは汗の雫が浮き、少女の色香を漂わせていた。
突き刺さったままだった短刀を引き抜くと、胸腔に溜まっていたのか少しの血が溢れ、純白のブラに染みていく。
腹部から床に零れた臓物を避けてスカートのホックを外し丁寧に脱がしてやると、スカートの内側に篭っていた汗臭い空気が拡散していった。
ブラ同様、純白のショーツは、股間を中心に失禁による染みが広がっていた。
短刀を腹へ突き入れた時か、抜いた時か、横たわった時の衝撃か、はたまた絶命してからなのか、
自分が失禁によって下着を汚したことに、生前、アスカは気づいたのだろうか。
と、ショーツの股布に血の色が滲んでいることに気がついた。
ナプキンを着けていない事から生理ではないだろう。
そう、アスカは下腹部を切り裂いたとき、子宮までも傷つけていたのだろう。
一度も、好きな人の精を浴びること無く、ましてや子を育むことも出来ないままアスカの子宮は
自らが命を絶つ際に傷を受け、流れた血が下着を汚したのだ。
体の奥深くへと短刀を突き入れたのは、汚されるぐらいなら自分で女性器を破壊してやろうというアスカの、
せめてもの抵抗だったのかもしれないと思うと、失禁によって滲んだ血の染みがより愛しく感じられた。
ブラウスを脱がされブラジャーを、ショーツとソックスを脱がされたアスカの、白い素肌に黒ずんだ血が良く映えた。
「きれいだよ、アスカ。 本当に、きれいだ。 約束どおり、犯してあげるよ」
薄目の視線を宙に彷徨わせ、乳房と下腹部に凄惨な傷を負い、血と汗と涙と唾液と尿にまみれて横たわるアスカ。
リボンを解かれ広がった髪、血の気の失せた白い死顔、細い首筋から繋がる汗にまみれた清らかな白い乳房、
傷を負った左の乳房に触れてみても、当然ながらもう鼓動は感じられない。
そして、いつか母になり子の口に含ませるはずだった乳頭は死の苦痛と緊張からか充血して薄紅色に染まり勃起していた。
アスカの命を奪った、乳房の傷からの血も、もう零れていなかった。
腹を裂き、乳房に短刀を突き入れた細腕は、今は力なく腹の上であわせられている。
そして細く括れた腰、臍の下、アスカが自分で割いた凄惨な傷口からも出血は止まり、黒ずんだ臓物が見え隠れしている。
わずかな恥毛に覆われた、血とも尿とも汗とも異なる体液で湿った股間、健康的な太股から流れるふくらはぎから足先。
そして全身から匂い立つ血と汗と体臭が、アスカの美しさを際立たせていた。
アスカは少しずつ命の熱を失いつつあったが、発育途上ながら形良く育った乳房の触感や、
そして死ぬまで守りつづけられた未だ熱を失わない処女膣の、破瓜の刺激と強烈な締め付けは、命を失っているとは思えぬ快楽をもたらしてくれた。
アスカの自殺(切腹編)
[5]
惣流・アスカ・ラングレー 享年14歳
処女のまま立派に命を絶った後、遺体を辱められ処女を散らされ、傷ついた子宮に精を浴びたアスカに敬意を表し、
遺体は洗い清めた後に清潔なシーツで包み、遺品となった、アスカが最期に身に着けていた制服や下着とともに
棺に納めて彼女の通っていた学校に送り届けてあげよう。
クラスメイトに発見されたアスカは、後に関係者だけで密葬が執り行われ、荼毘に付された後に遺骨が独逸に運ばるだろう。
そして、大好きなママと同じお墓で、アスカはようやく訪れた安らかな眠りにつくのだろう。
「立派な自殺だったよ。 ママの胸に抱かれて、安らかにおやすみ」
アスカの険の無い死顔にささやいて、棺の蓋をそっと閉じた。
規制食らってるから、書ける環境でついでに書いとこう。
>>61 は、まだ未完成。
なんだがな、それを書きながら並行して
「子供産んだ知り合いに祝儀送らにゃぁ」とか
考えてる俺は死んだ方が良いかもしれんなー。
書かない方がいいんだろうが…スマンな、各位。
hoshu
はてなようせいスレにショタ×ロリ猟奇な作品があがってるよー(笑)
ってか、アレってここの職人さんが書いているんじゃないの?
昔見た妖精リョナ絵なんだが
・プラ製虫かごに2〜3匹の妖精が入れられてて、一匹が窓を叩いてて
もう一匹が体育すわりでうつむいてる。
・虫かごの外にメスとか注射器とか標本道具が置かれてる。
この絵知ってる人居ないかな?
絵師とかHPがどうしても思い出せないんだ。
データが飛んじゃって…
298 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 21:32:26 ID:n39wFmLs
洗脳されて、拷問された挙句焼き鳥みたいに身体に野菜詰め込まれて死にたい二次♀いない?
299 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/16(月) 21:34:50 ID:n39wFmLs
洗脳を受け暇潰しに拷問された挙句焼き鳥みたいに身体に野菜詰め込まれて死にたい二次♀いない?
自分で創造している架空キャラということにして実在の人物のSSを書くのはだめですか?
本名などは伏せてあだ名で呼んだりなど…
VIPにいた『ふゆう』さんって人の書く話が大好きだった
今も書いていらっしゃるのかなあ
>>300 わざわざ言わんとオリジナルって言うたらいいやん。
モロ実名出さないで最大限ぼかせば
>>302 ありがとうございます。
最大限にぼかして多分これから投下していくと思うのでお目汚しかと思いますがよろしくお願いします
304 :
1/3:2008/06/19(木) 00:44:50 ID:6TJM5nHX
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
彼の居場所を見つけるのは至極簡単なことだった。
XXの山奥、彼がそこにいるであろう家にぽつりと明かりがともっている。
僕は山を一瞥し、大きくいきを吸い込む。緑の、深い自然の臭いが鼻を掠めた。
一歩、また一歩踏み込むごとに砂利の音が真夜中にこだまする。
――あと数メートル先にいけば彼がいる。
そう思っただけで喉の乾きが増し、呼吸が荒くなり、手の震えも酷くなった。
だめだ。壊してはいけない。
すこしでも彼に自分のこの苦しさを伝えて、わかってもらおう。
でも何を?何を彼にわかってもらう?
拒絶される以外何もないだろう。
そう頭でわかってはいても、僕は彼とすこしでも通じ合いたい、
などと僕の欲望とは矛盾した気持ちが湧き出ていた。
そんな気持ちがでていたことにいまさらながら気づいた僕は、一人自嘲する。
彼を目前にしたら、欲望をむき出しにした僕が現れるというのに。
全くもって馬鹿げている、と頭を横に振っていた時、
これから赴く彼がいる家から、声が聞こえてきた。
305 :
2/3:2008/06/19(木) 00:46:27 ID:6TJM5nHX
「ちょ、もおおおお!!どーするっちゅーねんこれええ!!!!」
マイクも何も通してない、彼の声帯から発せられる生の声が僕の耳に届いた。
その声は電子音ではなく今かれが呼吸し脈打っているだろうそのものだった。
彼の脈、彼の血液、彼の心音、呼吸。
声が発せられる度に彼の肺は収縮しているだろうか。心臓はどくどくと脈うっているんだろうか。
知りたい。知りたい。この手でその感触を確かめたい。ビクンビクンと波打つ心臓を直接触りたい。
彼と気持ちを交わしたいなどセンチメンタルな考えは一気に吹き飛び、
肺の奥の奥からごーっ、ごーっという呼吸音が僕の耳を支配した。
目の瞳孔は開き、頭はくらくらとし、酷く喉が枯渇した。乾いて乾いて、死にそうだった。
あまりの押さえきれない高揚に、僕は落ち着きを払おうと深呼吸をしようとするも、
呼吸が乱れ獣のように前かがみになり涎を垂らすだけだった。
彼の声はあらかじめ沢山聞いていたつもりでも実際の声とは比べ物にならない。
新鮮度があったためなのだろうか。僕は自分のあまりの変化に驚きを隠せなかった。
彼の白く柔らかい腹を引き裂いたら一体何色なんだろう。綺麗なピンクかな。赤黒いのかな。
きっとジャンクフードを食べたり不摂生ばかりしているから、あまり綺麗な色じゃないはずだ。
タバコも吸っているし、肺は真っ黒だろう。
貪りつきたい。貪りつきたい。腹を優しくすっと裂いたら赤い一筋が浮き上がる。
そこに貪りつくように侵入していく。彼を犯すんだ。彼と僕はひとつになる。
306 :
3/3:2008/06/19(木) 00:47:47 ID:6TJM5nHX
いけないいけない。妄想に引き込まれそうな僕は自身を落ち着かせるため、
手持ちのナイフですっと優しく自分の腕を軽く押し付けた。
じわりと赤い筋が浮かんだそこを吸い出すように舐めとると、
すー・・・っと心が落ち着いていくのがわかった。
「ほらみろ打開じゃい!!!!!!!いえええええい!!!」
その証拠に、彼の声が聞こえてきても先ほどのようにはならず、
子供を愛しむ母親のような笑みを浮かべることができているまでになった。
これで落ち着いて彼とまともに会話することができそうだ。
しかし武者震いなのだろうか、体の奮えはとめることができそうになかった。
・
こんな感じで細々と続いていくと思います。
よろしくお願いします。
310 :
1/3:2008/06/19(木) 14:38:21 ID:eZhB4VBW
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
扉はあっけなく開いた。鍵もかかっていなかった。
こんなへんぴな田舎の山奥に夜中訪れる人もいないから当たり前なのだろうか。
それにしても何の隔たりもなく彼の生活に侵入することは僕にすこしのためらいを感じさせた。
僕は音もなくすっ、と彼の家にお邪魔する。
入ってすぐの扉の向こうに彼の声がもう間近に聞こえていた。
ごくり、と生唾を飲み込む音が彼に聞こえないか不安だったが、
ボリュームの大きめなゲーム音と喋る彼の声が些細な音や僕の気配を掻き消す。
先ほどから僕の意志とは裏腹に呼吸が速く浅く、心なしか右手拳がびきびきと痙攣している。
穀りたくてたまらないのだ。僕の中にいる獣。どうしようもなく抑えられないものが暴れている。
それを抑えるように小さく深く深呼吸をし、彼の部屋にお邪魔する前に家の中を見回すことにした。
家全体にHろくんの楽しそうな声がこだまする。
お兄さんはこの現状の中まともに睡眠ができるのだろうか?すこし微笑が浮かぶ。
そんな疑問が脳裏によぎると同時に、彼の兄の存在をすっかり忘れていたことに気づく僕。
お兄さんがいたら僕はどうしよう。
処分しようにも、彼以外の臓物や血液はとてもじゃないが気持ち悪くて見れない。
しかし幸いにも、誰も家にいなかった。第三者が見たら不気味であっただろう僕の顔に笑みがこぼれる。
とにかく、誰も僕と彼を隔てているものはもうなにもないのだ。あるのはこの一枚の扉のみ。
その事実が僕を高揚させた。はるばる北の端から南の端の彼の田舎まで来た僕。
ずっとこの日を夢見て、幾度となく自慰をしてきた僕。
これからその願いがかなうのだ。僕の欲望が、全て解放されるのだ。
僕は高揚する気持ちを抑え、僕と彼を隔てる一枚の扉に耳を押し当て、このもどかしさをもう少し楽しむことにした。
311 :
2/3:2008/06/19(木) 14:41:53 ID:eZhB4VBW
「じゃあ次は朗読配信するか?武器防具講座、いいだろがあ!
布団ひいて寝るやつはねろねろぉ!武器の素晴らしさをわかってないんだよ君たちは!
いいから読め、あ、はい、じゃあ読みます」
えー、古代ギリシャでは…とHろくんの朗読の単調な声が扉一枚隔てて僕の耳に心地よく届く。
しばらく僕はその朗読に心を預けた。この声ももうすぐ悲鳴に変わる。
唯一残念なのは、僕の前でこの和やかな声を出してくれないだろうことだった。
僕が彼の声を聞けるのは怯え、恐怖、怒り、など負の面だけだろう。
しかしそれは諦めなくてはいけないことだった。
Hろくんと笑いあったり語りあったりすることは不可能ではない。
何度も連絡をし、彼の趣味趣向を学べばきっと友達にもなれただろう。
幾度と無くそれを思い描いてみても、結局最後は欲望をぶちまけた獣に支配された僕が残るだだった。
無理なのだ。何もかもが。彼という存在と僕という存在はまるで火と水。
水が火にどんな形の愛を示したとしてもそれは火を苦しめるだけでいつか消してしまうだろう。
仮に自分を抑えていけたとしても、いつかは火に耐えきれなくなり蒸発してしまう。
無理なのだ。僕たちは。
僕は哀しみでいっぱいになる。だからもう僕達はひとつになるしか方法がない。
僕はHろくんの朗読をもうすこし聞いていたかったが、
すでに色々なものが限界だったのでゆっくり扉をノックすることにした。
コン、コン
扉を叩く乾いた音が一瞬にして全ての音を吸い込んだ。
312 :
3/3:2008/06/19(木) 14:43:20 ID:eZhB4VBW
「お?ん?なんぞ」
バサリ、と本の置く音が聞こえた。その後にマイクをOFFにしたカチッ、という音。
さきほどまでの和やかな空気は一気に消え去り、緊張感があたりを包む。
彼がさきほどまでしていたゲーム音が静かにBGMとして静かに流れている。
和やかで楽しい雰囲気を一瞬にして壊してしまった事実に僕は酷く哀しくなった。
「ジーコか?帰ってきたんか?おい」
おい、という声に警戒の声が明らかに含まれている。
―Hろくんが怯えている。
扉の向こうの見えない存在に怯えている。先ほどまでの感情は消え去り、
僕はHろくんが怯えているという事実、たったそれだけのことで興奮していた。
もうすこし、冷静だったらきっと泣き出していただろう。
情けない僕。どうしようもできない感情。そういって泣き崩れるに違いない。
僕の右拳がぶるぶると震えている。呼吸も浅く速い獣の呼吸音になってきている。
「おい、誰ぞ」
いまだに黙っている僕に、Hろくんはまだ僕を身内の誰かだと思っているのだろう、
すこし不安と警戒が入り混じった声で彼はもう一度僕に声をかけてきた。
僕は静かに深呼吸をした。もう右手拳は震えていない。
穏やかで静寂な空間が僕を包み込んでいるだけだ。
「こんな時間にすみません、ジーコの知り合いで今日居酒屋で一緒に飲んでいたんですが、
途中友人と合流しておまえは先に帰ってくれといわれて…」
彼の警戒を拭い去るべく僕は早口に、しかし焦るそぶりを見せずに丁重に僕という存在を伝えた。
布と布の擦れあう音と床がきしむ音が聞こえた。彼はきっと立ち上がってこの扉を開けるだろう。
僕が思っている通りに、ガチャリ、と扉が開いた。
楽しみなんだが永井先生が頭に浮かんでどうしたものかw
みんな続きをコッソリ期待してるようです
315 :
1/3:2008/06/20(金) 00:06:58 ID:KeOpqTtU
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
僕の瞳に彼がくっきりと映し出される。
反射的に僕の目がぐっ、と見開いた。あますところなく、彼をこの眼に焼き付けたいが為に。
彼は明らかに不快感を表しつつも、彼の兄の客人であろう僕に失礼のないよう接さなければ、そんな表情をしていた。
僕はできるだけ表情が不自然になるのを抑え、丁寧に人当たりよく彼に微笑む。
「すみません、次郎が弟の三郎君に今日の寝床を確保してもらえ、といわれたもので…
お言葉に甘えて伺わせていただきました」
「ああ、そうなん・・・しかし次郎もひどいやっちゃのう」
僕の笑顔にすこし警戒心をといた三郎くんの顔を僕は改めて見据えた。
短めの黒髪に、面長の顔、重たげな一重の目。そして彼の大きな特徴ともいえる高い鼻。お兄さんにそっくりだ。
八重歯の目立つ口元はすこし笑ってはいるが不安げに半開きになっている。
とても30代に差し掛かる男性には見えなかった。26の僕のほうが老けて見えるかもしれない。
とある視聴者が以前彼の家に訪問したときに述べていた外観の通りだった。
何より配信上で事故として見えてしまった彼の顔や、彼の兄と三郎くんの腕がよく映し出されていたが、
全く寸部の狂いもない、そのままの彼が僕の目前にいた。
なかでも僕はその彼の肌の白さによく目を奪われたものだった。
カルタ配信をしていた時の彼の白い腕や手を食い入るように見つめていた僕。
それもまったく配信で写っていた通りの、綺麗な色の白い肌をしていた。
しかし、僕も比較的色白の部類に入るが、それでも彼の抜けるように白い肌の前では
軽く日焼けした程度に見れるほど、三郎君の肌は白く、美しかった。
316 :
2/3:2008/06/20(金) 00:07:56 ID:KeOpqTtU
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
僕の瞳に彼がくっきりと映し出される。
反射的に僕の目がぐっ、と見開いた。あますところなく、彼をこの眼に焼き付けたいが為に。
彼は明らかに不快感を表しつつも、彼の兄の客人であろう僕に失礼のないよう接さなければ、そんな表情をしていた。
僕はできるだけ表情が不自然になるのを抑え、丁寧に人当たりよく彼に微笑む。
「すみません、次郎が弟の三郎君に今日の寝床を確保してもらえ、といわれたもので…
お言葉に甘えて伺わせていただきました」
「ああ、そうなん・・・しかし次郎もひどいやっちゃのう」
僕の笑顔にすこし警戒心をといた三郎くんの顔を僕は改めて見据えた。
短めの黒髪に、面長の顔、重たげな一重の目。そして彼の大きな特徴ともいえる高い鼻。お兄さんにそっくりだ。
八重歯の目立つ口元はすこし笑ってはいるが不安げに半開きになっている。
とても30代に差し掛かる男性には見えなかった。26の僕のほうが老けて見えるかもしれない。
とある視聴者が以前彼の家に訪問したときに述べていた外観の通りだった。
何より配信上で事故として見えてしまった彼の顔や、彼の兄と三郎くんの腕がよく映し出されていたが、
全く寸部の狂いもない、そのままの彼が僕の目前にいた。
なかでも僕はその彼の肌の白さによく目を奪われたものだった。
カルタ配信をしていた時の彼の白い腕や手を食い入るように見つめていた僕。
それもまったく配信で写っていた通りの、綺麗な色の白い肌をしていた。
しかし、僕も比較的色白の部類に入るが、それでも彼の抜けるように白い肌の前では
軽く日焼けした程度に見れるほど、三郎君の肌は白く、美しかった。
そして、配信ではわからなかった彼の体格もまじまじとみることができた。
細い体つきの割りに胸板があり肩回りもがっしりとしている体格、やや猫背気味で、
がっしりなわりに筋肉質すぎるわけではなく、細身で綺麗な体つき。
細く長い白い首や手足がよりいっそう彼の美しさを惹きたてた。
身長は170前半ぐらいだろうか。僕より13センチほど低いが、なんら変わりはない。
彼はきっと骨も筋肉も、細胞のひとつひとつまでが余すところ無く綺麗なのだろう。
ともかく、目の前の彼は僕の想像の通りの、完璧な青年であった。
「・・・でもなあ、悪いんやけど俺今配信中やけんな・・・」
ずっと凝視している僕に戸惑っているのか、この状況に戸惑っているのかはわからないが、
とにかく今の彼はこの状況を快くは思っていないのは間違いなかった。
しかし決して僕を責めたてる言い方ではない、相手を労う彼の物言いは見事なまでのものだった。
そもそも僕を狂わせたのは、彼の声だった。
子供特有のあどけなさが抜けきれないくぐもった低い声。
その声は媚があり、僕をいじめないでね、なんてニュアンスすら受け取れそうな、
XりXしたくなるような声だった。僕は彼の声を聞いた瞬間から、本能的に彼をXりXしたくなった。
その声が今、何の電子機具も通さず目の前の僕に差し出されている。
どこにもアップロードされていない彼の声。ここにいる僕のためだけに差し出されている彼の声。
僕は本能的に彼の内臓を、彼の脈打つ心臓に齧り付きたい欲望に駆られた。
何度目かわからない生唾を僕は飲み込む。
318 :
3/3 :2008/06/20(金) 00:09:21 ID:KeOpqTtU
「本当すみません、配信中に…」
僕は深く頭を下げる。それに反応するように頭上からええから、ええから、
というそんなことしないでくれ、というニュアンスが含まれる困った彼の言葉が降り注ぐ。
「あいつはすこし勝手なところがあるけんなあ」
兄をどれだけ慕っているか、この言葉から全てを汲み取れたように思う。
それぐらい、優しさのこもった温かみのある台詞だった。
僕には一生かけてもらえそうにない、彼の温かみがこもった台詞だった。
「次郎が帰ってくるまで、どこかぶらついてますよ。俺、車で来たので」
「いやいや〜せっかく来てくれた人にそんなことはできないでしょうよ」
初対面、しかも真夜中に訪れた非常識極まりないこの客人に、三郎くんは冗談交じりに僕の申し出を優しく断った。
僕は胸の奥がずきりと痛むと同時に、また心音が早くなる。
僕と三郎くんが水と火なんじゃない。僕と僕自身の中の獣が水と火なんだ。
決して交わることのない、理解し合えない理性と欲望。
どちらかが消えるしかない、醜い葛藤。そもそも、理性と欲望自体、わかりあえない存在なのかもしれない。
僕はこれから、とてつもないことを彼にするんじゃないだろうか。
そんなことを僕はぼんやりと他人事のように思っていた。
「前やったらなあ・・・配信で紹介とかできたんやけど、最近兄貴がな・・・」
「あ、それなら次郎が言ってました。もし弟が配信中だったら、顔出させてもらえって」
今思えば、僕がこんな咄嗟な嘘をついたのは、
僕は彼と僕のすこしでも交わした関係を皆に焼き付けておいてもらいたかったからかもしれない。
虚像でも偽りでも、彼と僕の関係を皆に知ってもらいたかった。
そうすれば、僕と三郎くんの関係は永遠に、彼等の脳の片隅に生き続けるだろうから。
三郎くんは間の抜けた、意外だという顔で一言、あ、ほうなん?と述べただけで、
僕はすんなり彼の配信にお邪魔することになった。
着々と、僕と三郎くんの関係は進行しつつある。
続きwktk
これは楽しみだ。
盛り上がってきたねえ
続き楽しみにしてます。
323 :
1/1:2008/06/20(金) 12:41:02 ID:9iLQecxL
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
目の前のモニターには、ジローきたのか?
配信しろよジーパンジー、乞食ジーロ、糞ジロー、などといったレスが陳列されていた。
そんな書き込みをよそに三郎くんはしれっとしている。
「・・・配信というのも大変なんですね」
「言ってるだけタダやからな、まあこんなんは読まなきゃええんよ」
駄々をこねる子供に対して手馴れている親のような口調で、三郎くんは苦笑しながら笑って答えた。
僕はまた胸の奥がきゅん、と締め付けられる。こういうとき、僕は何を責めていいのかわからなくなる。
そういいながら三郎くんは僕の座るスペースを作ってくれ、促されるように僕もそこに座り込んだ。
三郎くんが僕の右隣、僕が三郎くんの左隣。距離も近い。すぐにでも接吻ができそうな距離だ。
乙女のような感情の高ぶりも束の間、ふと、床が暖かいことに気がつく。
三郎くんが先ほど配信をしているとき座っていた場所だったのだろうか?三郎君の命の残り香。
その瞬間再び僕に跳ねるようなドクッ、ドクッという酷い脈打ちが始まった。
「お、おい、どしたん?」
僕の目の前に三郎くんの、僕を心配してくれている表情が広がる。
僕はとても抑えきれなくなって、三郎くんの二の腕をぎゅっと掴んだ。
手だけが三郎くんを捉えて離さず、残りの体は重力に従うようにだらりと床に突っ伏してしまいそうだ。
もう片方の手で自身の体を必死に支えるも、うなだれた頭は持ち上げることができず、
ごうごうと音をたてながら喉の奥で僕の中の何かが蠢いている。
「おい、まじでどしたん?きゅ、救急車よぼか?!」
三郎君が僕の肩手をぐっ、と掴む。
ああ。もう僕はそれだけで彼を壊す十分な理由が揃ってしまった。
しかし僕はそれでも尚、善人の面を被っていたいというのか。羊の皮をかぶっている醜い怪物。
とめどない欲望との葛藤。その先に待っているのは蒸発。
壊したい。貪り食いたい。三郎君の腸に顔を埋め、三郎君の命の海に顔を埋め、溺れたい。
ひとつになることが許されないのならば、僕の血となり肉となれば一生ずっと一緒にいられる。
どんなときでも。辛い時でも。僕たちはひとつになって永遠の輪廻の上を回るんだ。
三郎君の内臓は何色なんだろう。命の灯が消えるとなったとき、どんな表情をするんだろう。
どんな声をあげるのかな。どんな顔をして、僕を罵倒するのかな。
どんな思いをしながら、自らの腸を貪る僕を見下ろすのだろう。
信じられない光景に、真っ青になるのかな。喉がつぶれるまで叫ぶのだろうか。
この世のものとは思えない悲鳴をあげて絶命するのだろうか。
僕は、もう限界だった。
また夜に投下させていただきます。
ここをもっとぼかしたほうがいい、などありましたら助言お願いします。
正直、今後の展開を投下してゆくにあたってフィクションと現実を混同した方よる
通報の二文字が目の前をちらついており恐れております。
何度も言いますがこの物語はフィクションですので、
どうぞその点を履き違えないようよろしくお願い致します。
イイヨイイヨー
オリジナルなんで何とも言えんのだが、
主人公は男性?
まだ直接的な描写がないからいいけど、
もし性行為含む描写やる予定なら注意文入れた方がいいんでないかい
>>325 アドバイスをありがとうございます。主人公は男性です。
過激な描写はそこまでないかと思いますが、
そういった描写はあるので苦手な方はお気をつけください。
投稿を今夜したく思ったのですが間に合いませんでした…申し訳ありません。
納得のゆく文書になり次第投下したく思います。
「・・・すみません、度々発作がこうしてくるんですよ、もう喘息持ちって本当、いやんなっちゃいますよね」
服の下に忍ばせていたナイフで欲望のままにずたずたに彼を引き裂いたわけでもなく、
涎を垂らしながら彼の喉元に噛み付くわけでもなく、
現実の僕は欲望を胸の奥深くに押しやって息をぐっと飲み、
不自然すぎるぐらいの笑顔を浮かべながら顔をぐいと上げ心配してくれている彼を見上げた。
「ちょぉ・・・まじびっくりしたわ・・・もう平気なん?外の空気でも吸い行くか?」
僕の顔を覗き込む三郎君。僕の歪んだ心まで見られた気がして、
彼の視線を振りほどくように僕は咳をするフリをしてなんとかその場をしのんだ。
「いえ、大丈夫です。先ほどからご迷惑をかけることばかりしていて、本当すみません」
「そんな水臭いこというなと。敬語もなんかこそばゆいけん、やめようや」
ひたすらに優しい彼に僕は小声ですみません…というしかなかった。
こういう時僕は何を責めていいのかわからなくなる。
僕のこの歪んだ愛がなければ、僕も、彼も苦しむ必要など何もないのに。
何が悪いんだ。何が、僕をこうまでさせてしまったんだ。
行き場のない怒りがぐるぐると僕の中を駆け回った。
「あ、しもた!配信しとったんやった」
無邪気な可愛い声で慌てる三郎君に、僕はとめどもない愛おしさを感じた。
まだこの空間で耐えしのぐことができる。僕は温かい何かを感じることができる。
それまで、僕はこの破壊衝動を抑えることに決めた。
これは僕の中の理性と欲望の決闘なのだ。どちらが勝っても、消える運命にあるけれど。
「配信してええか?喘息はもう平気んなったか?」
「・・・っありがとう、もう大丈夫」
三郎君がおしっ、といいマイクの電源をONにする。僕はこのときの瞬間を決して忘れない。
僅かだが三郎君と僕はアイコンタクトをし、気持ちがひとつになっていた瞬間だったからだ。
これから五月蝿く泣き喚く子供の群れに飛び込む逞しい母のように、戦場にいく戦友同士のように。
このとき確かに僕達はひとつになっていた。僕はそれだけで胸がいっぱいになる。
「あー、お疲れ様です、ちょっとね、今取り込み中でした。女かよ市ねって女じゃねーよ!ちげーよ!
お疲れ様じゃねえよくそハゲさぶってね、はーいどうもありがとうございまーす」
モニターに向ける数々の罵倒の言葉と中傷のAAでスレは埋まっていた。
それを彼はすらすらと音読し、さらりとかわしてゆく。
流石、だてに配信者をずっとやっているわけじゃなさそうだ。
その彼の有志はなんだか頼もしく見えたが、僕のほうはというとマイクに向かって離している彼の白いうなじに夢中だった。
「まあ色々書かれてるけど、ジーロの友達の人がね、きてくれまして。挨拶なんかをね、
しましょうかという流れになったわけなんだよ君たち」
自動更新されているモニターに目を向けると今度は僕に矛先が向いてきた。面白い世界だ。
「はじめまして、内臓です」
途端、スレには知る人ぞ知る驚愕の事実を知った人たちの書き込みが溢れかえる。
ちょwwwwおまwww内臓wwwww
内臓房きたああああああ!!!!
ジーロの友達が内臓房の正体だったんか?!
逃げてー!さぶくん逃げてー!
さぶくんオワタ
怒涛の勢いで掲示板に文字が羅列しては消え、また新しい言葉が投稿されている。
目がぐるぐる回りそうだ。
三郎君はこんな流れの中視聴者の書き込みを拾っていたというのか。すごい。
「えっ、なんなん?おまえら内臓房って?知ってるん?」
さぶくんが困り笑いをしながらモニターと僕の顔を交互に見合わせる。なんて、なんて可愛いんだろう。
きっと今の僕は目玉を素手でほじくりだしたとしても何も痛みを感じないかもしれない。
僕もさぶくんの笑顔につられて、はにかんだ。
「内臓房、という人が以前よく書き込みをしてたんだよね。それを思い出して今とっさにいってみました」
今日の僕は驚くほどすらすらと嘘が湧き出てくる。
「ああそうなん?えー、内臓さんがきてくれたぞおまえら!」
何も知らないさぶくん。これからどうなるかをしらないさぶくん。欲望が再び僕を支配する。
しかしそれを掻き消すかのように皆が次から次へと質問を降り注いでくれたので、
僕は質問に答えることに集中することができた。
次郎の友達ということ。先に三郎の家に帰ってくれといわれていたこと。
次から次へと事実の如くすらすらと嘘が口から出た。
さぶくんの合いの手に助けられながらひとしきり僕という存在の説明も終わると、今度は視聴者による僕の暴露が始まった。
わかっている。僕の嘘なんて一瞬のつなぎにしかすぎないことは。事がばれるのはどうでもいい。
僕はさぶくんと僕が同じ空間に生きて交流していたということだけを彼等に見せ付けたいだけだから。
「『そいつまじもんの内臓マニアで、くそさぶの内臓想像して抜いてた奴なんだぜ』・・・って、なんぞそれぇ!」
「あはは、だから、その人を見て面白い人だなぁと思って、
その人から内臓ってニックネームを今咄嗟に思いついたんですよ。ネットで本名言ってもつまらないだろうし」
「つまり・・・勘違いおつぅ!おまえらおつぅ!!!なかなかやるじゃないか、内臓君」
「あははっそれを狙っていってみました。みんな、焦るかなあって」
和やかな空間があたりを包む。僕はやっていけるかもしれない。
僕の中の欲望―醜い獣を静める術さえ思いつけば、
僕はいつでも三郎君と仲良くお友達で居られるのかもしれない。
もしくは、夏でも冬でも、今日みたいに下半身がうまく隠れる服装をしていれば案外、平気かもしれない。
非現実的すぎる空間に全く僕は馬鹿げたことを想像していた。
そこには平和に毎日楽しく配信するさぶくんと僕。
僕とさぶくん以外はモニターの向こう以外、誰も邪魔するものはいない。
「えーでも本名はなんなん?なんていう・・・あっ、配信上やしまずいけんな・・」
「いえ、大丈夫です。そういえばまだ言ってませんでしたね」
僕の存在を、彼等に、そして三郎君に。マイクを手に取り、口元に添えた。
「こうき、っていいます。光るに輝くで光輝、です」
僕は、目の前の三郎君を真っ直ぐ見据え、自分の名前を述べた。
三郎君はすこし戸惑っていたように見えた。
名は体をあらわすなんて誰がいったんだろう。
それとも別の意味で僕はおどろおどろしく光を放ち、狂気の光に満ち溢れ輝いているのだろうか。
「見た目もさることながら名前もイケメンじゃないですかあ光輝君!」
僕は三郎君の口から僕の名前を呼ばれたという事実にげほげほと咽る。全く三郎君は、本当に社交辞令が上手だ。
僕は咽ながら手のひらをさぶくんに向け、
苦しいというジェスチャーをする振りをしたが、本当いうと恥ずかしくて仕方がなかった。
この感情は、一体なんなんだろう。とめどもなく溢れる温かい何か。その後すぐに襲ってくる破壊衝動。
僕は欲望なんぞに負けたくない。確実に今、僕は理性の味方についていた。
欲望に支配された生き物は破滅のみだ。ヒトは理性を与えられた生き物のはずだ。
ヒトは善悪を判断しそれを実行に移せる生き物なのだから。僕は人間だ。獣じゃあない。
「『光輝、くそさぶの頭はやっぱりハゲてるんか?』ってそんなこと聞くなぁ!なんなんだお前らわぁ!」
和やかな空気。ははは、とそれに対して笑う僕。何も苦しむことはない。平和が訪れようとしている。
僕は許されるのかもしれない。ずっとこの時が続けばいいと思った。
束の間の平和。薄い氷の上に立っているようだからこそ、脆くも儚い、美しい平和な世界。
僕はどうして正しい手順を踏まずに、彼に会うことをしてしまったんだろう。
僕がこの内なる欲望を抑えられる限り、ずっと僕は火を護る水で居続けたい。
いつか蒸発してしまってもいい。僕が消えるほうの存在になればいい。
僕は手遅れの後悔に見舞われ、頭がぐるぐると混乱してきた。
そして物事には良くも悪くも追い風が吹くように、さぶくんがひとつのレスに目をとめた。
487 :名無しさん:99/08/18 02:16:13 ID:Sb98TuJN
今すぐ次郎に連絡して確かめろ そいつの言ってることなんか矛盾してる
332 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/22(日) 01:44:30 ID:cQ/wjgoN
続き待ってます。ゆっくりでいいですから
333 :
1/1:2008/06/23(月) 01:07:30 ID:hCbqu8mC
やめてくれ。僕は怪物なんかじゃない。
羊の面がべりべりと剥がれていく間隔に襲われる。
僕は理性ある世界に生きて行きたい。
興奮とどうしようもない後悔の念に捕らわれて、うまく息ができない。
「ちょ、住民が光輝君のこと怪しい怪しい言うけん、ジーロに電話して確認とってもええか?」
うそつきな三郎君。本当は怖くなったんだろう?不自然だと思ったんだろ?僕という不透明な存在が。
よく考えれば居酒屋にいってきた帰りというのに酒の臭いがまったくしない僕に気づいたんだろ?
住民に指摘されてそこではじめて不安が過ぎったんだろう?
そうやって、住民の言葉を、他人の言葉を借り、自分に矛先が向かないようにこれからも生きていくの?
そんなのはいけないよ。ちゃんと自分の言葉でしっかり生きていかなきゃ、三郎君。
羊の皮がめりめりと剥がれ落ちる。醜悪な欲望が、顔を出してゆく。
僕は今まで水に溶ける紙のような薄っぺらい偽りの面を被っていたんだろうか。
布切れにすらならないその面を被って自分は必死に羊なのだと主張していたのかと思うと、
情けなくて心臓の辺りがくしゃくしゃと潰れる感覚に襲われる。
―――僕に平穏は許されない。
束の間の平和に身を委ね、一瞬でも自分が真っ当な人間だと思いこんでいた愚かな僕。
全く愚かで、どうしようもない狂気に毒されていた僕がどうして平和の道を歩めるとでも思ったんだろう。
そうだ、僕は怪物だったんだ。僕は僕の中の怪物にようやく気づかされた。
「・・・いいですよ」
自分でも驚くほど低い声が部屋中に静かに響く。
マイクの電源はまだONになっている。
「気悪くしとったらほんとごめんな・・・!リスナーのやつら、本当こういうところだけはうるさいんよ」
言葉を発さず僕はにこり、と自然に彼に微笑みを向ける。
最初で最後の微笑みになるということを理解したうえでの微笑みだった。
僕の微笑みをすこしの不安が混じる表情で申し訳なさそうに受け止めた三郎君は僕の前にあるマイクに近づいた。
僕の目前に三郎君の細くしなやかなうなじが視界いっぱいに広がる。
高揚し息が乱れる僕。ごくり、と僕の喉が鳴った。
そうか、こういうことを我慢しなくていいのか。怪物とやらは随分素直な性格をしている。
「じゃあこれからちょっと確認作業に入るから、また・・・そうやな、15分後!
15分後に戻ってきますんで!ちょっと待っとってや!じゃ、また後で!」
ブツッ
マイクをOFFにしたその音は、僕の理性もOFFにされたかのように部屋中に響き渡った。
光輝君いい感じでイカれてんなぁ
僕は静かに先ほど配信していた部屋に正座をしながら三郎君を待っていた。
今度は三郎君が半開きの扉の向こうで電話を片手に立っている。
若干の焦燥感からなのだろうか、さぶくんは落ち着き無くいったりきたりを繰り返している。
外に出て電話をしなかったのは三郎君なりの気遣いだったと思う。
どちらにせよ、傍にいてくれたほうが僕には都合が良い。
時計の規則正しいカチッ、カチッ、という音を背景に、さぶ君の電話口から発せられるくぐもった呼び出し音が僕の耳に届く。
コールは5回目で止まり、電話先の声と三郎君の声が聞こえてくる。
僕は静かに深呼吸をし、目を瞑った。
「・・・んなん・・・・らんよ・・!・・・れぞ・・・そいつ・・・!」
さぶくんが気づかれないように外にいくのがわかった。僕は苦笑を漏らす。
「光輝っちゅう背の高い黒髪の青年よ!
おまえと居酒屋にいっとったけどおまえがダチと合流するけん先に帰れと光輝君に言うとったないんか?!」
ひろくんはあえて僕を疑う問いかけではなく、真偽を確かめる言い方だった。
なんて優しいんだろうと思うと同時に僕自身の理性や良心がチクリと痛んだ。
なんとなく手持ち無沙汰だったのでモニターに目を向けると、相変わらず画面は書き込みで溢れかえっていた。
ユーモア溢れる残酷な書き込みの数々に、僕はおもわず息を漏らし苦笑する。
しかしどうして一瞬でも僕に夢をみさせるようなことをしたんだこいつらは。酷い奴らだ、全く。
337 :
.:2008/06/23(月) 15:43:41 ID:7J8HxS5w
「・・・・どうでした?ジーロ、酷く酔っ払っていたでしょう?」
ふと後ろに気配を感じ、僕はそこにいるだろう三郎君に問いかけた。
見なくてもわかる。きっと真偽を知った三郎君は困った顔で、
僕を警戒し責めるような面持ちで扉の前に立っているのだろう。
モニターには視聴者たちの書き込みが驚くほどの早さで羅列しては消えてゆく。
>863 :名無しさん:99/08/18 02:42:23 ID:2Nccpawz
>さぶくん内臓みして〜(*´д`*)
「・・・ジーロはお前のことなんぞ知らん言いよったで」
マウスのスクロールする音。かりかりかり。
>887 :名無しさん:99/08/18 02:43:09 ID:92pql231h
>さっきの内臓のいいですよ、って声、なんかすげぇ怖かった
>まじで大丈夫なのかよ三郎
「酔っ払っていたからですよ」
>894 :名無しさん:99/08/18 02:43:48 ID:deeth765
>おまえら心配しすぎw
>光輝って人に対して失礼だろ 三郎も気まずいはず
「・・・・・あいつはダチと飲むときは潰れるほど飲むような男じゃないんよ」
カチッ、カチッ。マウスの押す音。
338 :
.:2008/06/23(月) 15:44:15 ID:7J8HxS5w
>901 :名無しさん:99/08/18 02:48:02 ID:LEhvvv08
>三郎「もしもし、実は今家に光輝ちゅうんがかくかくしかじか」
>次郎「おう光輝もう家着いとったんか、俺も後で帰るけんの」
>三郎「・・お、おう・・・」
>光輝「どうでした?」
>三郎「・・・あ、いや、なんかごめんな」
>光輝「いえ・・・いいですよ」
>三郎「・・・・・」
>光輝「・・・・・」
>907 :名無しさん:99/08/18 02:48:41 ID:XplqvJRA
>>901 >やめーやwwww
カリカリカリ。
「・・・僕を、疑っているんですか?」
>918 :名無しさん:99/08/18 02:49:51 ID:oooKCyw
>さぶくん内臓みして〜(*´д`*)
一瞬の静寂。
最初で最後の静寂があたりを包んだ。
339 :
.:2008/06/23(月) 15:44:45 ID:7J8HxS5w
「今なら許してやるけん、はよここから」
>921 :名無しさん:99/08/18 02:53:05 ID:khRoBngg
>>887 >それ俺も思った さっきまでの明るい声とギャップありすぎてびびった
カリカリカリ、
「許してやるから、」
1000 :名無しさん:99/08/18 03:00:00 ID:ggbyesub
1000なら三郎光輝に内臓食べられて志望
「許してやるから、何ですか?」
ガタンッ、と大きな音を立てて僕は立ち上がり、三郎君へ振り返った。
マウスがハデに音をたてて跳ねた。三郎君が用意してくれた座椅子がひっくり返る。
ごうごうという呼吸音、頭の中でぶちぶちと何かが切れてゆく音が鳴っている。
飛び出るほど見開かれた目も不気味貼り付けられた笑顔もきっと、三郎君を怯えさせる要因のひとつでしかないだろう。
僕には全くそんなつもりはないんだけれど、僕の中の獣、怪物が全身で欲望を抑えきれないと体全身で主張しているようだった。
理性に負け怪物だとわかってしまった僕にもうそれを抑える術はない。
三郎君は声を発さず、突然立ち上がった僕に驚いたのだろう、小動物のようにビクンと体がはねていた。
僕はもう羊の皮なんて一片も残ってやいない。
怪物が僕を飲み込みつくした。
欲望の勝利はすなわちお腹の空く合図。
340 :
.:2008/06/23(月) 15:45:30 ID:7J8HxS5w
僕が三郎君に手を伸ばしたのと同時に彼は全速力で逃げ出した。
でも僕は怪物。君は子羊。捕えられないわけがないんだよ、三郎君。
ぐんっ、という大きな反動を腕に感じ、僕は動物の首根っこを捕えた獣のように彼の後ろ首の服を掴み捕えた。
荒い呼吸音を発しながら、三郎君はばたばたともがいている。
命の危険を察知しての呼吸音。ヒューッ、ゼイッ、ヒューッ、ヒューッ。
僕の腕にこれでもかと爪をたてている。爪をたてているというより、肉を抉られる感じだ。
ここに来る前に自分を静めようと傷つけた傷にまで三郎君は爪をめり込ませてくるので、ちょっと痛かった。
僕の腕に次から次へと赤い筋が浮かび上がる。
僕の腕がキャンバスで、三郎君がその上に赤い絵の具をひいているみたいだ。
手荒な真似はしたくないけど、と少年漫画さながら悪役の台詞を思い浮かべつつ
僕は三郎君の両手をぐいとねじあげ首を締め付けた。
声にならないうめき声をあげ、三郎君はまだもがいている。三郎君の呼吸がどんどん荒くなっていく。
こんな生命溢れる呼吸音、聞いたことがない。ああ、もっと、もっと!
そのときだ。車のエンジンが止まる音がしたのは。
僕は瞬時にわかった。三郎君のお兄さん、次郎が心配して帰ってきたんだ。
僕は反射的に傍にあった電器コードを引きちぎり、さぶくんの両手両足を縛り上げる。
手馴れたものだ。幾度となくこういったことを想定して練習してきたじゃないか。
僕は一体今までどうしてこういった事柄を忘れていたのだろう。一体何に淡い夢を抱いていたんだろう。
「さぶろう!さぶろう!どこぞ?!」
三郎君の暴れている音を聞きつけて、ただどとではないと思った兄の次郎が声を荒げこちらに近づいてきた。
「じろう!来るな!こいつまじもんや!来るな゛あ゛ああああ!!!!」
床に両手足を縛られ突っ伏している三郎君がばたばたともがきながら首を必死に持ち上げ、
額に血管を浮かび上がらせながら顔を真っ赤にして絶叫に近い声をあげる。
その様子にとてつもないエクスタシーを感じた僕は今日一番の生唾を飲み込んだ。ごきゅり、という大きな音。
341 :
.:2008/06/23(月) 15:46:23 ID:7J8HxS5w
「さぶろう!」
彼が勢い良く扉を空けたのと僕が次郎の喉元にナイフをすべりこませ彼の喉を勢いよく引き裂いたのはほぼ同時だった。
げごごぉ、というさぶろう、と叫ぶ予定だっただろう喉の潰れた音と同時に勢いよく鮮血が噴出す。
「あっ、あっ!そんなん、うそや、うそや!あっ、あ、
わ゛あ゛ぁああああぁあぁぁぁあぁあああああああ゛あ゛あ゛あああ!!!!!!!!!!!」
床に転がっている三郎君が次郎の命のシャワーを全身に浴びながら目を見開き発狂する。
足首はズボンをはいているのでわからなかったが彼の手首に血が滲んでいることから本気で電器コードを引き千切ろうとしたのだろう、
兄を本当に救いたかったという意図が縛り上げた手首のうっ血具合からも読み取れた。
なんて綺麗な表情だろう。僕の思った通りに、三郎君の白い肌に赤い鮮血はよく映えていた。
僕は顔面に兄の血を浴び叫び続けている三郎君を無表情に見下ろす。手が次郎の命の液体でべちょべちょだ。
次郎を手放すとどさり、ばちゃ、という音とともに三郎君の前に次郎が倒れこむ。
「あ゛あああああああああああああ!!!た゛すげで!たすげて゛ぇ゛!誰か!誰があああああ!!!」
喉がぱっくり開いて絶命している次郎を目の当たりにして三郎君はさらに絶叫する。
「三郎君、落ち着いて、落ち着いてよ」
しかし僕の言葉は彼に全く届いていないようだ。三郎君は半狂乱になって叫び続けている。
しかし落ち着かなければならないのは僕のほうだった。
死を予感した三郎君の表情とその叫びは、僕のものを限界にまで硬くさせていた。
三郎君の涙と涎が顔面に浴びた次郎の血液と交じり合っている。
優しく舐めとってやりたいが、生憎僕は三郎以外のを口にしたくはない。
うーん。僕は随分ハデにやってしまったとすこし後悔する。太ももの根元を狙えばよかったかな。
そこなら喉を裂くのと同じぐらいのダメージで、かつ三郎君の精神にダメージを与えずに済んだかもしれない。
342 :
.:2008/06/23(月) 15:47:12 ID:7J8HxS5w
僕は次郎の血液でべちゃべちゃになった三郎君を抱き上げた。
三郎君の体はとても軽くて、拍子抜けするほどだった。
次郎の血を通して三郎君の体温が伝わる。あたたかい。
僕にはずっと、この温かさのほうが心地よく、気持ちがよかったんだった。
もっとこのエクスタシーを感じていたかったが、先ほどから耳の鼓膜が三郎君の絶叫で破れそうだ。
まあそれも本望だが、僕はこれからもっと、僕の知らない、誰も知らない三郎君の声を聞かなくてはならない。
でも、ああ、でもでも。三郎君の絶叫をこんな特等席で堪能できるなんて。とてつもない破壊衝動が湧き出てくる。
抑えきれずに僕は三郎君を再び血溜りの中に叩きつけた。
ばちゃ、という音とあぐっ、という三郎君の小さな悲鳴。
僕は肺の奥の奥から息を吐き出しながら両手で三郎君の顔を優しく包み込む。
こぉぉぉぉ、という僕の吐き出す呼吸音が血だらけの部屋にこだまする。
三郎君はもう声を発してはおらず、ただ死を覚悟した小動物のように唇を噛みしめびっくりするぐらいぶるぶると全身で震えていた。
「だいじょうぶ・・・なにもこわくない、こわく、ない・・」
諭すようにそう言い、三郎君の青ざめた顔に僕の顔をどんどん近づけてゆく。
僕は固く閉ざしている三郎君の口を片方の手でごりりとこじ開けた。
三郎君は目を瞑り今にも泣き出しそうな顔をしている。三郎君は眉間の皺まできれいだ。
くちゅ、という音と共に僕は三郎君の口の中のありったけの粘液を貪る。
次郎の血の味と三郎君の味が口いっぱいに広がる。ぬと、ぬと、と僕は思う存分三郎君の舌の感触と味を堪能する。
このまま三郎君の舌を噛み千切りたい衝動に駆られたがそれはまだだめだ。
ごきゅ、と喉を鳴らし唇を離すと、小さな気泡がいくつも含まれた桃色の粘液がつーっ、と糸をひいた。
三郎君は恐怖のあまり硬直してしまったんだろうか。僕が口を離した後もがくがくと震え口を開けたままの状態で硬直している。
血溜りの中にいる三郎君はまるで白い薔薇のようだ。赤と白のコントラストで三郎君はぐっと美しく見える。
「とりあえず、体を綺麗にしようか」
三郎君の粘液を啜り、幾分か気持ちが落ち着いた僕はひとまず彼を綺麗にすることからはじめた。
これからは三郎君自身の赤色に染まるのだから、邪魔な絵の具は洗い落とさなくてはいけない。
光輝君相変わらずキレてんなぁ
345 :
.:2008/06/28(土) 00:17:45 ID:NECwly70
お風呂場でゆっくりと丹念に、三郎君にこびりついている汚く醜い血をぬるま湯で優しく洗い流す。
「お湯加減はこのくらいで大丈夫?冷たくはない?」
僕が優しくそう問いかけても、狭い浴槽の中で三郎君は力の抜けた人形のように無造作にぐったりとしていて返事はなかった。
それもそのはず、先ほど僕が暴れてまともに脱衣もできず洗うことができない三郎君を気絶させる程度に殴ったからだ。
返答はないとわかっていても、声をかけたかった。妊婦さんがまだ見ぬお腹の中の子に語りかける感覚と同じように。
シャワーの静かな音と白く温かい湯気が先ほどの惨劇を忘れさせるほど柔らかな空間を作り出している。
服を脱がせた白い愁美な三郎君の体を見たときは二の腕の内側の肉あたりをいただこうとも思ったが、
生まれたままの三郎君をじっくり眺めたかったのでそこはなんとか堪えた。
下半身の部分も申し分ない。皮がむけている立派な大人の陰茎だ。
長さ太さも申し分なく、形の整った上品な彼のものに僕は今すぐにでもかぶりつきたくなる。
そんな数々の誘惑と葛藤をしながら、僕は丹念にさぶくんを洗い上げ、首から下の毛をすべて丁寧に剃りあげた。
意外と三郎君は無駄毛の薄い僕と違って濃いほうで、乳首には5cmほどの太く長い毛が一本生えていたほどだ。
お湯で温まったのか先ほどの青ざめていた三郎君の顔色がすこし良くなっていた。
「綺麗になったね」
そういい、三郎君の額にはりついている髪の毛を優しく手で撫で上げる。
すこし申し訳なかったのが、両手足を縛った箇所がひどくうっ血していて見ていて痛々しいことだった。
紐を解いてもそのうっ血具合はとれそうにもなかった。
さぶくんの細く長い美しかった指も今や赤黒い紫色に腫れ上がり、
マッサージをしても、水と湯交互に浸し血行をよくしてみてもだめだった。
本当は手から足の先まで怪我ひとつない三郎君を眺めたかったけれど、この世の中完璧という言葉は皆無に等しい。
僕は小さな溜息をつき、白く柔らかいタオルで壊れ物を扱うようにさぶくんを優しく拭きあげた。
再びさぶくんを抱き上げる。先ほどと違って気を失っているので首が据わるよう慎重に抱き上げた。
抱き上げ、僕は改めてさぶくんの顔を見つめる。
短く綺麗にそろったまつげに、すっと筋の通っている大きめの鼻。口が半開きになっていて八重歯が見え隠れしている。
この顔があるのも僕は傷つかせぬよう後頭部を狙い一発で彼を確実に気絶させたからだ。
たまらなく愛おしくなった僕は今度は貪るキスではない恋人同士がするような小鳥のキスを三郎君にする。
お湯で温かくなったさぶくんの唇は柔らかく、ほのかに石鹸の味がした。僕はぎゅうっとさぶくんを抱きしめる。
―さっきは仕方なかったとはいえ、殴ってしまってごめんね。
346 :
.:2008/06/28(土) 00:20:46 ID:NECwly70
次郎の鮮血でまみれた部屋の向こうに、三郎君の部屋があることに気づいた。
すこし狭いけれど、ここで三郎君との愛を育むとしよう。
三郎君の部屋にはベッドがあったので、僕は小さな子供を起こさぬ親のように慎重に三郎君をそこに寝かせる。
瞼がぴくぴくと痙攣しすこしうなり声も上げているのでそろそろ彼も目覚める頃だろう。
僕はてきぱきと正確に彼の両手足をベッドの4隅に縛り付けた。
僕が小人でないことを抜かせばまるでガリバーの大冒険みたいだ。さぶくんの大冒険。
さぶくんはこれからこの僕、小人にどんなことをされてしまうのだろう。
今は比較的冷静な僕だけれど、またいつ怪物が暴れだしてしまうかわからない。
でも先ほどからもう僕のものが痛いほどギンギンに反りあがっているのは事実だった。
でもまだだめだ。僕は一番好きな食べ物は最後まで残しておく性質だから。
我慢して我慢して壊す快感が待っていると思えばいくらでも耐えることができる。
考える人顔負けのポーズを一人真剣に考えこみながらにやけていると
いきなりガタガタガタッ!という音がし、一気に僕を現実に引き戻す。
視線を向けると意識を取り戻した三郎君が暴れていた。
気絶させられ再び意識を取り戻しても三郎君は再び同じ行動をはじめていた。
先ほどよりはるかに凌ぐ暴れ方だ。恐怖で逃げ出したいのだろう。
僕は苦笑する。
「三郎君」
だんだん息が荒くなっていき再び冷静さを失おうとしている彼に僕は優しく呼びかけた。
さぶくんは哀しいぐらい張り詰めた表情をしている。
「さぶくん」
それでも三郎君は暴れるのをやめない。顔がどんどん真っ赤になってきている。
まるで僕を全身で拒絶しているようだ。
「・・・さぶろう」
彼を静めるため頬にそっと触れようとした瞬間、彼は僕の手に触れまいと体全身を仰け反らせ打てば響く早さで叫んだ。
「ぅ゛さわるな゛ぁ!!!!!こんのくそがぁぁあああっっ!!!!」
僕の手がピタリと硬直する。細く白い首筋に浮かぶ美しい血管。続いて腕に走る激痛。
三郎君はふーっ、ふーっと息を荒げ凄まじい形相で僕の腕に噛み付いていた。
ぎりぎりと腕の肉は白くなり次にぎりぎりと肉を噛み千切ろうとしている音。
とても痛かったけれど、三郎君が僕を食べて三郎君の中に僕のものが巡るのも悪くないなあ、
そんなことを他人事のほうに思いながら必死に僕の腕の肉を噛み千切ろうとしている三郎君を見下ろしていた。
347 :
.:2008/06/28(土) 00:26:03 ID:NECwly70
三郎君は何度もためらいを見せていたがうんともすんとも言わない僕に対し宣戦布告をとったのだろう、
見事に僕の腕の肉を噛み千切った。
「・・・・っ!」
これはさすがにすごい激痛だ。僕の顔がすこし歪む。
三郎君は噛み千切った僕の肉をぺっ、と酷く反抗的に吐き出した。
「次近づいてきてみぃ触ろうとしてみぃやあ゛!!!!次はこんなんじゃすまんどぉ!!!!!!!!!」
三郎君はベッドに仰向けの状態で縛り付けられているにもかかわらず、
賢明に―しかしがたがたと震え涙や嗚咽を漏らしながら―必死に僕に威嚇をしてきた。
三郎君の勇敢な姿より、恐怖から必死に威嚇してくる様や、表情、そして声で僕は腕の痛みや出血にかまわず、
自身の顔が自然とにやけているのがわかった。どくんどくん、と僕のモノが熱く脈打つ。
一向にひるまないどころか笑顔を浮かべている僕に対しさぶくんの顔がおぞましいものでも見るような顔つきになってゆくのがわかった。
ああ、その表情もたまらないよ・・・。
とりあえずこのままではいけないので僕はすぐさま自身の腕に落ち着いた動作でするすると止血の応急処置を施した。
全く大丈夫だ。欠けた部分はこれから三郎君が補ってくれるのだから。
ぎりっ、と服を裂いた布で自身の腕を縛りあげ終え、僕の次の行動に怯えているだろう三郎君を見上げた。
三郎君は怒りを示しつつもがたがたと震え、硬直したかのように僕を見つめている。
僕はごくり、と喉を鳴らす。股間がはちきれそうに痛い。
「今度は僕の番だね」
そういったと同時に再び僕の中の怪物が姿を現した。
噛み付こうとしている僕に三郎君がうわああああ、だか、あああああ、だか喉が潰れそうな声で叫んでいるのだけはわかった。
耳の奥がごうごうと鳴り出すので、三郎君の悲鳴が一枚の硝子を隔てたかのように遠くに聞こえる。
がぶり、ではなくぎちゅ、といった擬音を立て、怪物は見事なまでに三郎君に噛み付いた。
「ぁあ゛あぁあああぁぁぁ!!!!!や、あ゛ぁぐぅぁっあがぁぐぅ゛ゃめややめやや゛め゛や゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
すこしリミッターを外してもかまわないよ。そう冷静な僕が怪物の僕に指示をしたのかもしれない。
ぎちゅぎちゅぎゅぎゅぎ、という肉を噛み千切る音が僕の頭に響く。それと同時に僕の獣のような息遣い。
遠慮なく、何のためらいもなく血に飢えた怪物は三郎君の白く秀美な腕の肉を噛み千切った。
348 :
.:2008/06/28(土) 00:30:48 ID:NECwly70
「あ゛ぁぐ゛ぎゃああぁぁぁぁあ゛ぁぁああぁあああああ !!!!!!!」
三郎君が僕の口いっぱいに広がる。三郎君の肉で僕の頬はいっぱいに満たされる。唇から肉の筋がはみでている。
今まで我慢に我慢を重ねてきた僕は遂にオーガズムに達していた。
ビクンビクン、と僕の下半身が波打ち、陰茎に何の刺激も加えず僕は射精した。
そして余韻に浸ることも無く怪物はひたすらに三郎君の肉片を味わっていた。
三郎君のお肉の味は血の味で占められていてよくわからないけれど、
ほどよい弾力と歯ごたえが僕を満足させる。歯の間に三郎君の肉がはさまる事柄だけでも、幸せすぎる出来事だった。
僕の中でずっと欲を抑え続けてきた怪物。ずっとこの苦しみを訴え続けていた怪物。
それが今叶ったのだ。怪物と化した僕は――目の前にいる三郎君を、この状況を忘れ、
鼻の穴が広がるほど鼻息を荒くし、焦点のあってない見開いた目―でひたすらに三郎君の肉をぎちゅぎちゅと咀嚼していた。
三郎君の肉汁が唇から漏れ、顎からぽたぽたと滴り落ちる。
背中を丸めごうごうと息をし前のめりになっている今の僕の姿は怪物と確実にひとつになっていた。
ごめんね、僕はずっと君をひとりぼっちにさせてきてしまったね。でももう僕と君はひとつだ。
そしてこれから君の望みを叶えてあげる。三郎君とひとつになりたいんだろう?
三郎君の血肉が欲しいのはわかってる。でも三郎君の魂は僕に頂戴。
三郎君の声や心や思い出を僕は食らいたい。君には三郎君の肉体をあげる。
これでもう、僕たちが争うことはないんだね。
君は三郎君の体、僕は三郎君の心と、ひとつに。
僕はたしかに今怪物とひとつになった。
リョナ好きには前世紀劇場版エヴァの弐号機陵辱のシーンで勃つ奴が多そうだ
351 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/28(土) 10:44:24 ID:l8fsorHD
むしろあれでリョナ好きになった奴も多そうだ
俺は、幼稚園以前からリョナに目覚めてたけどなw
フェアリーとかエルフがリョナられるのが昔から好きだった。
今はさぼうるで補充してる
さぶくんには申し訳ないけどすごい面白いです
生唾ではない、今度はよく咀嚼した三郎君の肉をごくんと飲み込み僕は喉を鳴らした。
僕は―怪物は満足げに鼻から息をし口からゆっくりと息を吐く。
それと同時に回りの音や視界が鮮明になってきた。そうだ、三郎君は。
ベッドに縛り付けられている三郎君はどうしようもないくらい泣いていた。
痛い痛いと、小さな子供のように泣き叫んでいた。
白いシーツは真っ赤に染まっている。恐ろしく陥没した腕からはどくどくと止め処もなく出血している。
両手両足を縛られてはりつけられているのだ、痛い箇所を押さえ込むこともできないのだろう。
僕はすぐさま止血の準備にとりかかった。
先ほど自分に施したように着ていた黒いTシャツを破き、ぎゅっと縛りあげる。
怪物は見事に三郎君の上腕筋を噛み千切っていた。
それに比べると三郎君が僕にしたのは皮とともにすこし肉を噛み千切った程度のかわいいもの。
どれだけ怪物が我慢してきていたのかがわかった。
派手に食らいついたものだから、三郎君の腕はひどく削げており―これは上腕の二頭筋の腱だろうか
―がひどく露出していた。どうやら橈骨動脈から橈骨反回動脈あたりまで貪り食ってしまったようだ。
総骨間動脈まで傷ついているのかもしれない。ひどい出血だ。縛りあげてもどくどくとそこから血液が溢れてくる。
白いベッドシーツがどんどん三郎君の血液をおいしそうに赤く染めながら憎たらしく吸いあげてゆく。
「さぶくん、さぶくん」
僕はぺちぺちと三郎君の頬を叩く。
三郎君は大口を開けて可愛い八重歯を見せながら泣き叫んでいた。
「このままだとちょっとまずい。止血したいから、僕は今から車に戻って針と糸を持ってくる、
それまで頑張るんだ、いいね?三郎君」
僕はそういい、傷の上の部分のあたりを今度は腕がちぎれるぐらいにきつく縛った。
続いてぎゃあああ、という三郎君の声。
僕は急いで車にある鞄を取りに行った。
356 :
.:2008/06/29(日) 12:14:00 ID:Dqeb/GMm
田舎の山奥だから当たり前なのだが、外はもうすっかり暗闇に多い尽くされていた。
民家もほとんどない山奥なので明かりひとつない。この世界に三郎君と僕だけが世界から切り取られてしまったみたいだ。
僕と三郎君の世界。僕は三郎君を殺してこれから一人生きていけるだろうか。もう充分じゃないか。
三郎君を殺してしまったら、もう三郎君の声も、配信も、見ることができなくなってしまうのに。
鞄をとりだして急いで三郎君のもとへ向かっている時にも、
三郎君の出血からどれくらい時間が経ってしまっているのかを気にしつつ時計をチェックしている時でも
邪魔をするようにいらぬ僕の良心が僕に語りかけてきて酷く頭の中がうるさかった。どんどん声が大きくなる。
うるさいうるさいうるさい。僕はもう彼を喰らい尽くすときめたんだ、ひとつになるって怪物と仲直りしたんだ。
誰にも理解されないこの想いに病名をつけられるのも、哀れみをもった目で非難されるのも、もう、そんなのは嫌なんだよ。
三郎君を殺すんじゃない。僕は三郎君とひとつになる、たったそれだけのこと、過程のひとつに過ぎないんだよ。
それを殺人というんだ。自身の欲望のためだけに人の命を奪い上げた瞬間、僕は本当に人ではなくなってしまう。
うるさいうるさいうるさい。三郎君を殺すんじゃない。
僕は三郎君とひとつになるだけなんだよ、たったそれだけのことなんだ。
それだけなのに、どうして正常じゃないの?何が正しくて、何が異常なんだよ!!!!!!!!!
じゃあ三郎君は僕とひとつになることをいつ望んだ?
もしかして、三郎君はそれを望んでいないんじゃないのかい?
僕は絶叫した。
358 :
名無しさん@ピンキー:2008/06/29(日) 12:42:56 ID:5Et7CMTb
頻繁に出してくれたほうがいいな
リアルタイムで読んでく楽しみがあるから
先生の裁量にゆだねます
最終的に全部読めればなんでもいいな
書けるペースでやってくれ
俺はまとめてかな〜
連載になると皆が待ちの体勢になって他の書き手が落し辛くなりやすいし…
我に返ったとき、もう三郎君は死んでしまっただろうと思った。額や背中に恐ろしくぐっしょりと汗をかいている。
出血から何分時間が経ったのか腕時計をみると、なんと数十秒もたっていなかった。
僕は、僕は確実におかしくなりはじめている。
これは非常に由々しき事態だ。
"僕"という人格があるうちに三郎君を取り込まないと、全部怪物の僕にもっていかれてしまう。
僕の中で一時間も二時間も経ってしまった感覚にとらわれていたので、三郎君のもとへ行くのは
手遅れの患者に医者が絶望の中向かう感覚のようであった。
三郎君は――真っ青な顔で、ひゅっ、ひゅっ、ひゅーっ、ひゅっ、と不規則に小さく喉を鳴らしながら必死に激痛と戦っていた。
泣き叫んではいないが、三郎君は目をしぱしぱと開けては閉じてを繰り返し、
そこからはぽろぽろと銀色の雫が三郎君の目尻を伝い、耳に落ちていった。
絶望するほどの強烈な痛みと自身の血液によってベッドシーツが真っ赤になっている惨劇。
三郎君の死を目の当たりにした表情とこの光景はこれからもずっと目に焼きついていくことだろうと、
焦る気持ちとは裏腹に僕はそんなことを思った。帰ったらこの光景を絵にしよう。そんなことまで考えていた。
きつく縛り上げた甲斐があったのか、僕の縫合と止血剤、
それから僕特性の栄養剤を投与したおかけなのだろうか、三郎君はみるみると元気を取り戻した。
しかし左腕だけ青色と赤、それからすこしの紫色―を腕に塗ったかのように斑模様になってしまった。
でも僕はこれもまた美しいと思う。
だって三郎君の美しい肌の白さがなければ、ここまできっと鮮明に浮かび上がらなかったはずだろうから。
こうやってどんどん、僕の手によって白い三郎君というカンバスの上に色を足してゆくのだ。
さて僕の人格が保てているうちに三郎君とひとつにならなくては。
僕は鞄からたくさんの薬剤と注射器をとりだし、てきぱきと三郎君に投与していった。
発狂やショック死、気絶を防ぐ薬、出血量を抑える薬etc...
それからもしもの時の為に即席で輸血用血液パックを作っておいた。
僕と三郎君はA型。(実は今回このような踏ん切りがついたのはネットで彼の血液型と僕の血液型が同じだということが同じだったから。
馬鹿馬鹿しい理由かもしれないが、三郎君がA型とわかった時、もうこれはひとつになる運命なんだと僕は感じた。)
僕も人間なので、あまり自分自身の血を抜くことはできない。どうしようかと考えていたらふと思いついた。
次郎もたしかA型だったはずだ。もう一人の三郎君。
363 :
.:2008/07/03(木) 14:12:05 ID:TVCo788u
世界で二番目に三郎君と同じ造りをしているだろう彼、次郎。容貌も、よく似ている。
彼等は終わらない負の共依存をし合っているにも関わらず、互いがいないと生きていけないと思い込んでいる。
それはまるで緩やかな自殺。次郎が煙草を教え、三郎君の美しい―ぷりっとしたピンク色―だったろう肺を真っ黒にし、
悪い酒の飲み方を教え、そしてギャンブルまで教えた、醜悪な三郎君の兄、次郎。
彼等は似通っているがまるで異なり、対となっている。例えるならば醜と美。黒と白。悪魔と天使。
悪いものすべてを次郎が持ってきてしまったから、もう残されたものは美しか残っていなかった。
だから三郎君は穢れのない美しい天使として生まれてきたのだと、僕は本気でそう思っている。
結果美しさに嫉妬した悪魔が天使を穢れに染め上げたのだけれど。
でも僕は感謝している。彼がいなかったら、三郎君の存在には気づけなかっただろうから。
誰ともひとつになれないまま孤独死してゆくだろう僕の運命の覆してくれたのは他でもない彼、次郎だから。
それだけは、本当に感謝している。
「さぶくん、ちょっと待っててね」
僕は薬の副作用でぼぅっとしている三郎君を額を優しく撫で、形の整った白い額に唇を落とした。
次郎の体内に血液は残っているだろうか。
絶命してから時間もたっているので、新鮮な血ではないが無いよりかはましだ。
部屋に入り血の海に沈んでいる次男の腕を掬い上げ色黒い肌にぷつっ、と針をさし血をするすると抜く。
これが本当に三郎君の兄の腕なのだろうか。
固くてまずそうな筋肉の上に垢が浮き上がっている浅黒い皮膚で覆われている次郎の腕。
しなやかな筋肉を包み込むように在る透き通るような白い肌の三郎君の腕とは全く異なっている。
以外と次郎の体内に血液は残っていた。
まだパソコンの電源が入ったままなことに気づき、なんとなく目を向けてみる。
そこには僕の望んでいない出来事が書かれていた。
15分たってから後で戻ってくると言い残した三郎君が戻ってこない異常事態に、掲示板全体が異常な熱気に包まれていた。
この様子なら、確実に警察に連絡しただろう。中には同じ県在住の視聴者が確かめにいこうと言っている輩までいた。
五月蝿く喚くことしかしらない哀れな小蠅共。僕と三郎君の仲を邪魔する奴らは皆殺しだ。
僕は三郎君を連れ出して逃走、ということも考えたが、やはり三郎君の拠点とするこの場所で事を実行したい。
とりあえず時間がないことだけは確かだ。
次郎の血を抜き終え、三郎君のもとへと帰る。
364 :
.:2008/07/03(木) 14:16:18 ID:TVCo788u
「すこし落ち着いた?さぶくん」
次郎と掲示板のやつらの現実にうんざりして帰ってきた僕は、三郎君の元に帰ってきたのが嬉しかったのだろう、
腕をごっそり食いちぎられてそれどころではない彼についつい声高らかに声を掛けてしまった。自分の声の調子に驚く僕。
三郎君は返事のかわりに重そうな瞼をゆっくり開いて、目だけでこちらを見つめた。
はたから見ればわからないが、その目には嬉しそうな僕を不気味に思っているだろう色も含ませていた。
長年僕のような性癖を抱えている者はこういった事柄はすぐわかる。
三郎君にもそれを無意識にしてしまった自分がとても嫌だった。
先ほど大量に投与した薬の副作用で今だ意識が朦朧としているのだろう。三郎君の目はどよんとしている。
患部の状態や三郎君の脈拍を調べていると、三郎君は初めて僕に話しかけてきた。
「・・・・俺を殺すんやろ」
一般人が聞いたら心にひどくダメージを負った声と捉えただろう。
たしかに僕にも衰弱しきった声というニュアンスは読み取れたのだが、それよりもはじめてきく三郎君の声に僕はドキドキした。
擦れていて、ものすごく低いセクシーな三郎君の声。
それに加え生きることを諦めた三郎君の表情は、僕にはとても格好よくに見えた。
時計の音がカチカチと響く。
しかし僕は悪いことをした自覚をもてない子供のように目をきょとんとさせ困惑していた。
三郎君を殺すという概念がないからだ。ひとつになる、と僕は思っている。
それが結果的に三郎君を殺す、ということになるとは僕には到底思えなかったのだ。
「殺されるんに・・・延命させられるようなことだけはせんといてくれや・・・」
答えない僕に三郎君は今にも消え入りそうな声で僕に訴えかける。
なるほど三郎君もまた腕を噛み千切った張本人に再び怪我の治療をさせられていることに困惑しているようだった。
僕はなんていっていいのかわからなかったが他に答えも見つからないので三郎君に正直に話すことにした。
僕は三郎君のベットの横に椅子をもってきてそこに両肘を両膝にのせ、手を組みながら三郎君の顔を見据えた。
365 :
.:2008/07/03(木) 14:22:54 ID:TVCo788u
「僕に三郎君を殺す、という概念はないよ。ひとつになる、ただそれだけだよ」
なんの邪気も含まない真っ直ぐな声が部屋中に響く。
誤解を解いてほしい罪人のように、僕は声を大にして彼に諭した。
「・・・ぐじゅぐじゅに俺は喰われるんか」
目線だけ自身の恐ろしく削げてしまった腕を見下ろす三郎君。
三郎君は僕の想いをふざけて受け取っており全然相手にしてくれない。
「三郎君はわからないと思うけど」
どんよりした目で再びこちらに視線を向ける三郎君。
もう瞳に光が宿っていない。何の訴えも希望も三郎君の瞳には映っていなかった。
僕はその事実にすごく心が痛くなる。彼をそうしたのは僕なのだから。たとえ僕の中の怪物がしたとしても。
「僕は三郎君のことを愛してるんだ、誰よりも、ずっと ずっと」
三郎君は顔色ひとつ変えずに―むしろ僕の声なぞ聞こえなかったぐらいの無反応さで―
ただ僕の顔を曇り眼でどんよりと見つめていた。僕は続ける。
「でも僕のなかにふたつの僕がいる。三郎君を喰らい尽くしたい怪物の僕。
三郎君と普通に付き合って幸せに暮らして生きたい、人間の僕。」
何も答えない三郎君が怖くて、僕はまくしたてた。もう引き返せないところまで来ているということはわかっていた。
「でもさっき仲直りしたんだ!
僕が三郎君の心や思い出を、怪物が三郎君の血肉を分け与えるって」
拳の胸の前でぎゅっと握り締め、腕を静かに下ろす。
ベッドに大の字に縛り付けられている全裸の三郎君に覆いかぶさる。
ぎしっ、とベッドの軋む音。
「だから僕を愛してると言って。そうしないと、また怪物が暴れだす。
さっきみたいに、三郎君の腕を欲望のままに噛み千切ってしまう。
僕は三郎君とひとつになる前に怪物になんか飲み込まれたくない」
三郎君の白く彫りの深い可愛らしい顔立ちを指先で優しく撫でても、彼の表情は彫刻のようにぴくりとも動かなかった。
しかしだんだん意識が鮮明になってきたからか僕が間近で彼を見たからかはわからないが、
僕は彼の肩がかすかに震えているのがわかった。
366 :
.:2008/07/03(木) 14:30:00 ID:TVCo788u
「三郎君」
僕はもう一度名前を呼ぶ。
彼は答えない。先ほどより体を硬直させて、奥歯を噛みしめただ小さく震えている。
今は人間の僕、僕が僕であるのに怯えさせてしまっている事実にどうしようもなく悲しくなった。
僕は努めてありったけの柔らかい声と慈しみに溢れる表情を三郎君に向ける。
「大丈夫。今の僕は人間の僕だよ。痛いことなんて、何も、しない」
すると突然、三郎君の目に大量の涙がじわりと沸いてでてきた。
みるみるうちに三郎君の顔が歪んでゆく。
こんな間近に彼の泣く過程を見れたなんて!
しかし嬉しい反面、怖がらせるつもりがなかった僕は一人複雑な気持ちになる。
「っ・・・光輝・・・っ・・・!っなぁっ・・・!たのむけん・・・!たのむ・・・!俺を逃がしたってや・・・・っ!俺死にたないっ・・!っ死にた・・ないっ・・・」
抑えていた感情があふれ出るように、三郎君は小さな子供のように泣き出した。
僕は彼をこんなにさせるまで追い詰めてしまったのだろうか。
僕は子を愛する母親のようにさぶくんの頭をぎゅうっと抱え、彼の石鹸の臭いがする柔らかい髪に鼻を埋めた。
「痛ぃんは・・・いゃゃ・・・痛いんゎっ・・・いっぃゃや゛ぁっ・・・あっ・・・う゛っ・・・あ゛ぁぁあぁあああああん」
三郎君の頭を優しく撫でる。ひたすらに優しく。頬と頬を合わせると、三郎君の涙の熱が痛いほど僕の頬を通して伝わってくる。
僕は両掌で三郎君の顔を優しく包み込み、額、瞼、鼻、唇についばむようなキスを落としていった。
しゃっくりをあげる三郎君。嗚咽がなんとも痛々しかった。本当に怖いのだろう。
「・・・そうだね、今度は、気持ちのいいことをしよう」
終わらない負の共依存吹いたwwww
名前:風と木の名無しさん[sage] 投稿日:2008/07/03(木) 10:55:31 ID:siB2C1Gd0
時期的に一般人生物猟奇はアウアウになるかもしれないから気をつけてね
>>368 草を生やしているのは君だけだということに気づこう
スレの雰囲気を掴むまで半年ROMるかもうここには来ないでくれ
ちょっと過敏すぎでは?
良い悪いかは別にしても、真正面からこの黒い世界を表現しようとする作者の姿勢に感動した。
>>369 ※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
フィクションと現実を混同してしまう方は読むのをただちにやめてください。
>>370は作品やスレの雰囲気を壊したくないからそういったのかもしれないがちょっと過敏すぎですよ
余所のスレなら問題あると思うが、このスレではあまり問題ないと思うがな。
俺は作者を応援したい。
376 :
名無しさん@ピンキー:2008/07/09(水) 21:20:56 ID:9xbf/2eh
「ヴァンパイアハーフの生活」の続きがみたいな〜。
>121
由里佳ちゃんとみずほちゃん、初めての解剖プレーあたりを是非!!
人間は死ぬ間際になると子孫を繁栄させようと本能が働くらしい。
信じられない状況下の中で、三郎君のモノは見事に勃起していた。
僕はぺろりと唇を舐め、三郎君のモノを舐め始める。
同時に「ぁぐっ」という三郎君のか細い声。
汗で湿った髪を撫でながら、三郎君の股間をゆるゆると刺激していった。
大きくビクリと三郎君は小さな悲鳴をあげ泣きながら嗚咽を漏らしている。
白く大きい綺麗な形をした三郎君の陰茎は、口に含みきれないほどの大きさまで膨れ上がっていた。
最期の射精。それを多分三郎君の体は本能で覚悟したのかもしれない。
裏筋をつーっ、と舐めると、三郎君の小さい口から形容しがたいほど情けない声が漏れ出す。
喉の奥で彼のものをしごきあげる。
三郎君の我慢汁があふれ出ているからだろう、僕の口いっぱいに苦味が広がる。
僕が動きをはやめるとそれに比例するように三郎君のあえぎ声も増していった。
僕は頃合いを見てじゅぽんっ、と小気味良い音をたて唇を離し、三郎君を仰ぎ見る。
そのときの三郎君の情けない表情といったらなかった。笑いが出るほど三郎君は情けない顔をしていた。
顔を真っ赤にし、陰茎は破裂する寸前まで膨れ上がり、あとちょっとのところで射精できるのに、
とでもいいたげなように腰までびくびくと痙攣させながら我慢汁を情けなく垂れ流していた。
さっきまで次郎が殺されて嘆いていたというのに。情けない三郎君。
僕は涎と三郎君の我慢汁でどろどろになった口元を手で掬い舐めとった。
378 :
.:2008/07/09(水) 22:44:57 ID:A9Sz701D
「さあ三郎、光輝を、僕を愛していると言え」
恥ずかしさに顔を真っ赤にした三郎君が涙を流していた目をぎゅっとつむり、
快楽に屈しないよう悔しそうに奥歯を噛みしめていた。荒い呼吸をたてながら首を左右に振っている。
抵抗でもしているつもりなのだろうか。なるほど、なかなか三郎君は意志が強い。
僕はもう一度手で彼を刺激しはじめた。
「っはぁっ・・・!ぅう゛・・・ぐっ・・・っは・・・っは・・・」
くちゅくちゅと卑劣な音と三郎君の快楽に耐え凌ぐあえぎ声が静かな空間に響き渡る。
これ以上大きくなることはないだろうと思った三郎君のものはさらにぎちぎちに限界まで膨張していった。
僕は三郎君のものをしごきあげながら耳元にわざと音をたてるような接吻をし、囁く。
「三郎、愛してるよ」
そして再び手を離す。
「さあ、僕を愛しているというんだ。
そしたら、気持ちよくなれるんだよ?我慢しないですむんだよ?」
「っふぅ゛っ・・・・う゛ぅぅぅ」
悔しさや羞恥心が涙となって三郎君の目からあふれ出る。
理性とは裏腹に彼のものは悲しいほど勃起していた。
まだ意地をはっている三郎君の耳元に、僕は再び優しく語りかける。
「たった一言、言うだけだ」
三郎君は羞恥で顔を真っ赤に染めながら、噛みしめていた震える唇をわなわなと開いた。
「・・・・・・っ・・・ふっ・・ぅっ・・・・・・すっ・・す・・・きや・・・」
体の芯から痺れる快感。ぞくぞくと僕の脳に三郎君の告白が届いた。
不十分だがそんなことはどうでもいい。欲望に屈したことには変わりはない。
にやりと笑う僕。三郎君の心がついにこちら側にきた瞬間だった。
379 :
.:2008/07/09(水) 22:47:18 ID:A9Sz701D
「ねぇ、さぶくん?実の兄を殺した相手に高揚させられ、
射精という快楽を味わいたいがために自分の心を売った気分はどう?」
僕は愉快でおかしくて、三郎君の陰茎はまだいじらず彼の乳首をねじり上げながら耳元で小さく彼を責めたてた。
彼の心にも欲望に負ける理性があったのだ。それだけで僕は愉快で嬉しくて、楽しくて仕方がない。
理性と欲望の狭間におかれた三郎くんは返事の代わりに奥歯を噛みしめ顔を真っ赤にしただひたすらに泣いていた。
三郎君の股間ははやく射精をしたくてびくびくと痙攣している。
「でもご褒美はご褒美だ。いっぱい出していいからね、さぶくん」
そう言い再び三郎君のものを口に含み喉の奥まで彼のものを咥えこんだ瞬間、
三郎君の小さな悲鳴と共に僕の喉奥に焼け付くような苦味と臭み、強烈な粘り気が一気に口いっぱいに広がった。
よっぽど我慢の限界だったのだろう。咥えただけで彼は絶頂に達したのだ。
三郎君の陰茎の根元がびくん、びくんと激しく脈うつ。飲み込む速度が追いつかない。
口から三郎君の精液がどんどん漏れ出る。
僕は急いでもう片方の手で唇から零れた精液を受け止め、一滴残らず啜り舐めた。
三郎君の精液は予想以上に濃く生臭い、生命に溢れた精液だった。僕にとって最高の嗜好品。
380 :
.:2008/07/09(水) 22:58:12 ID:A9Sz701D
しかし気持ちの良い思いをしたはずの三郎君は先ほどより激しく泣いていた。
三郎君は顔を真っ赤に染めながら奥歯をぎりぎりと噛みしめ目をちぎれるほどつむり悔しさに耐えている。
僕はまだ彼のものが粘りついているだろう唇で三郎君に深い接吻をし、顔を撫でた。
「さぶくん、泣かなくていい。これは自然の摂理だから。
そして、三郎君も僕と同じになった。ひとつになる準備ができあがった」
そういい、すばやく立ち上がり僕はもうひとつの茶色い皮製の鞄をバツンと開けた。
カチャカチャという金属音が響いた瞬間打てば響く早さで三郎君は快楽の波から引き戻され首ごとこちらに顔を向けた。
「へ、えっっ、な、なにするん、や、やめ、まさか、そんなん、ちょ、あっ、なあ、すすするわけないやろ?
なあ光輝、たのむけん、光輝、こうき、こう」
暴れるさぶくんの上にのしかかる形で押さえ込み、僕は一気にメスを鳩尾から股間まで一直線に引いた。
「kわ゛ぁ゛ぁ゛あああ゛あぁぁぁあ゛あ゛あああああ゛あ゛あ゛ぁあ゛ぁぁああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あぁぁああ゛あ゛ああ゛あ゛ああ゛あああああ゛あ゛あ゛!!!!!!!」
すこしの肌のぷつっ、という抵抗のあと、あとはハサミで紙を切るようにすーっ、とメスは三郎君の白いお腹の上を走った。
先ほど投与した薬のおかげで出血の量はさほど多くはなく、三郎くんは気絶することもなく、捌かれている事実に絶叫している。
僕もまた同じように気持ちのいいことがしたかった。はやく、三郎君で気持ちよくなりたい。
彼の口から欲望に支配された告白が聞けた以上、もう何も惜しむ必要などない。
僕ははやく三郎君できもちよくなりたい。
皮が剥がれると黄色い皮下脂肪があふれ出すように出てきた。
黄色の脂肪と真っ赤な肉がまばらになっている三郎君のお腹。白い三郎君のお腹は見事に綺麗に咲いたのだ。
皮下脂肪というものは後からついてきたもので、三郎君の血肉ではないと僕は思っている。
邪魔な色は排除するのみ。僕は黄色く醜い皮下脂肪を取り除いた。三郎君に白と赤以外の色はいらない。
三郎君はがたがたと痙攣し白い泡を吹いている。痛みとこの光景にショックを受けているのだろう。
しかし僕は手を休めない。五月蝿い小蠅共もいつやってくるかわからない。
続いてそこに覆いかぶさる肉を、更に剥がしとる。
途中三郎くんがびくびくと白目を向きながら痙攣するので彼の両腕を何回もメスで誤って刺してしまった。
そんなトラブルもある中、しかし見事に三郎君の美しい内臓が僕の眼下に現れた。
―次郎を彷彿とさせる真っ黒な肺を除いて。
妖しく濡れ濡れと色づく三郎君の内臓。
僕は生唾を飲み込む。
ずっと見たくて見たくて見たくて見たくて見たくて見たくて見たくて見たくて見たくてたまらなかった三郎君の内臓。
禁断の花園。僕はついに辿り着いた。
381 :
.:2008/07/09(水) 23:13:25 ID:A9Sz701D
「さ、さぶくん、すこし痛いろうけど、が我慢してぃえね」
やっと叶う夢を目前にして高揚を通り越してしまっていたのだろう、
頭では冷静だったのつもりだったのに、ひくひくと笑顔が痙攣し呂律もうまく回らなかった。
僕はなんのためらいもなく彼の小腸、腸の部分にぎんぎんに勃起した陰茎を勢いよく突っ込んだ。
じゅぐっ。勢いのある音とさぶろうくんの断末魔が僕の耳に遠くに響く。
もう悲鳴にも絶叫にもなっていない叫び声だった。
僕は膝立ちで三郎君の顔を胸に抱え欲望のまま三郎君の腸に腰をついた。
じゅぶじゅじゅぐちゃじゅぶ、と二人きりの空間に腸と陰茎の交わる音がこだまする。
ずんずんと僕は腰を突き上げる。それにあわせて三郎君もがくがくと揺れる。
三郎君の小腸や大腸が僕の陰茎にねっとりと絡みつき、僕は下半身が砕ける感覚に襲われた。
あまりの快感に目は瞼の裏に反り返り、白目を向き天井を仰ぎずんずんと三郎君の内臓を突き上げた。
三郎君はもう言葉という言葉を発していない。壊れたラジカセのように言葉に変換できない叫び声を上げ続けている。
人間の声ではない何か宇宙人のような声みたいだ。どちらにせよ快楽の海に溺れている僕にはよく聞こえなかった。
「ア゛ア゛あ゛ぁあああ三郎君いくよいくよいくよ」
三郎君の顔をみながら絶頂を迎えたかったので胸から三郎君の頭を離したとき、
僕の口から垂れている涎がべちゃりと三郎君の顔に降りかかった。
三郎君は白目を向き舌をだらんと垂らしながら血のあぶくを吹き出している。
顔面蒼白、愁美な三郎君の白い肌は自身の吐いた血と涎でべちゃべちゃになっていた。
腰を突き上げるたびにげごごぉ、というような声に水が混じり言ったような音が喉から漏れ出している。
僕はそんな三郎君の苦悶に満ちた表情を目を見開き焼き付けながら、勢いよく彼の中に射精した。
382 :
.:2008/07/09(水) 23:26:32 ID:A9Sz701D
これほどの苦痛の中、僕の特性剤のおかげで三郎君は1度たりとも気絶することなく僕の行為を耐えぬいた。
耐えぬく、という表現方法は変かもしれないが、とにかく三郎君は生きていた。
ドクッドクッ、ドクッ・・・と腰を突き抜ける快感が僕を襲う。びくびくと腰が波打つ。
あまりの快感に僕はだらしくなく口から涎を垂らし三郎君をぎっちり抱えながら快感のうめき声をあげ天井を仰いでいた。
その目は白めを向いて瞼も快感の波に抑えられないのかびくびくと痙攣している。
恍惚の表情を浮かべながら肺から搾り出すように息を吐き出し、ゆっくりと胸に抱えていた三郎君の頭を離す。
がっちり固定していたためか、それとも快感に酔いしれていたからかわからなかったが、
三郎君は血のあぶくを吐き白目をむきながら、痛みの限界を通り超えたのか細かい痙攣を繰り返していた。
僕はすばやく脈を計る。
・・・流石僕。投薬のおかげで脈はすこし乱れているものの、命に別状はなさそうだ。
片手でおさえていた三郎君の上半身をベットに寝かせ、じゅぐっ、と音をたて腸から自身の陰茎を引き抜く。
と同時に大きくビクンと痙攣をする三郎君。
僕は改めて余韻に浸り深呼吸をする。
すー・・・っと頭の先から足の先に爽やかな風が僕を吹き抜ける。
ゆっくり瞼を開き、僕は"常識的な"人間に戻る。
そうすると欲望を吐き捨て清らかになった心の瞳ですっ、と三郎君に目を向けられるのだ。
一般人から見れば気持ち悪い、という印象しか抱かないだろう彼の表情は、
僕から見れば三郎君だからこそ許される美しき表情だった。
顔中がべったりと三郎君自身の吐いた血、涎、胃液その他粘膜で三郎君の顔を彩っていた。
僕はズボンを穿きなおしながら満足感に満ち溢れ三郎君の頭の先から足の先まで丹念に見渡す。
髪の毛は僕が興奮のあまり掴んでいたのでベッドに引きちぎられた形で三郎君の細く柔らかい毛髪がベッドに散乱している。
ただでさえ毛量の少ない三郎君の頭皮は僕が掴んでいた為かその部分が完全に抜け落ちていた。
真っ赤な舌をだらりと垂らしげごげごと血の泡を吐きながら鳴いて痙攣している三郎君はまるでカエルさんみたいだ。
そして改めてさぶくんの内臓を見つめる。彼の内臓は艶だっており本当に綺麗だ。
胸の鳩尾から股間までぱっくりと開かれている三郎君。白い骨と赤黒い内臓のコントラストが本当に美しいと思う。
僕が欲望をぶちまけた腸の部分はそこにあるべき場所をかき回され散らばってしまったパズルのピースのように、
もしくはきっちりとまとめられていたロープを子供が悪戯心のままにひっちゃかめっちゃかにしてしまったかのように、
ベッドからも零れ落ち散乱していた。うっかり床をみないで歩くと踏んづけてしまいそうだ。
僕の精液が彼の腸にドレッシングのように散りばめられていて、なんだかおいしそう。
(さすがに僕自身の精液だから食べたくはないが、
三郎君のさっきの精液を飲まずにとっておいてこっちに使うのもよかったなあとすこし後悔した)
ベッドの四隅に縛り付けて有る手足首は激痛から逃げ出したい一心で暴れていた痕跡がありありと残っていた。
きめの粗いざりざりした縄だったのでなんども摩擦運動を繰り返した三郎君の手足首は皮膚が裂け肉が抉れていた。
縄が美味しそうに三郎君の血液を吸ってほんのりと赤茶色に染まっている。
そんな三郎君の様子を僕は非常に落ち着いた眼差し
――何かを成し遂げた、苦しみの一線を越えた眼差し―で満足感に満ち溢れた表情で三郎君を眺めていた。
とりあえずこのままにしておくのも彼の精神衛生上よくないので、散らばった彼の腸を元の定位置に戻してあげようかな。
まだまだ死なれてはこまる。これはほんの序盤にすぎないのだから。
凄いなアンタ
ここまで書いたんだ。最後まで書ききれよ。
名前:だれぞこれー[sage] 投稿日:08/07/10(木) 23:15:55 ID:UsumREJ8
内臓へ
そろそろ自重しないと
貼るよ
すげー いよいよクライマックスですね
いつも楽しみにしてます 頑張ってください
楽しみにしてます
散らばったパズルピース―さぶくんのはらわた―を完全ではないがある程度元の場所に戻し、
もう散らばらないように丁寧にさぶくんの体に敷き詰めた。
今度は鳩尾から鎖骨あたりまで開くので、さぶくんには頑張ってもらわなければいけない。
これから始まるのは怪物のご飯タイムでもあり僕とさぶくんがひとつになる儀式でもあるからだ。
三郎君がよく配信でもやっていたご飯たいむ。僕はすこしも美味しいと思わないジャンクフードを買って、
モニターの向こうのさぶくんと一緒にカップラーメンを食べていたものだ。
同じカップラーメンを買ってきた日はもう大当たりで、
僕と彼の食道を同じ時間に同じ食材が胃に落ちてると思うだけで、それだけで僕は幸せいっぱいだった。
少なくともあの頃の僕はそうして彼と僕との唯一の共通点を一生懸命見出していた青年だったはずだ。
あの時の僕のほうが三郎君にとっては今の僕なんかよりずっとずっとよかったのだろうか。
そして僕自身もまだあの頃のほうがヒトとして近しい存在だったのだろうか。
僕はもう人間というものから随分と遠ざかってしまったのだろうか。
鞄から清潔で柔らかい白タオルをとりだし、そこにすこしの清潔な冷たい水を含ませ、彼の顔を優しく拭う。
ものすごい粘り気と強烈な臭いを放つ粘液だ。
一部分だけタオルであてがうだけで後に続いて三郎君の顔中にかかっている粘液がくっついてくる。
僕が顔を拭いているときでも三郎君は軽く痙攣しており白目を向いていて僕と目をあわせてくれなかった。
粘液をほぼ全部拭い、そしてまた新しい清潔なタオル(今度は僕の好きな薄紫色)に石鹸水を浸して優しく優しく、
三郎君にまとわりついている血と胃液の臭みも落とす。
髪の毛を櫛で優しくすいてあげると、
三郎君の心の荒み具合と比例しているかのように三郎君の柔らかく細い毛髪が櫛にごっそりとついた。
僕はそれを手でそっととり、お母さんが赤ちゃんの毛を記念にとっておく事柄と同じように、
木綿の白い布で抜けた髪の毛を包み込んで木箱にしまい、さらにその木箱を鞄にしまった。
次に、さぶくんが半分錯乱状態になっていたので鎮静剤と麻酔、そして僕特性栄養剤、さらに輸血まで施した。
悲しいぐらいみるみると顔色がよくなる三郎君。
脳がまともな精神状態では現状を把握できないと判断し三郎君を失神させようとしているにも関わらず
そこに邪魔するように僕は無理やり三郎君を現実に引き戻す。ずっとこの繰り返しになりそうだ。
いくら僕お手製の栄養剤といっても限界がある。肉体的にも精神的にも、あと2、3回が限度だろう。
投与し終わり優しく何度もさぶくんの頭を撫でた。もっとゆっくりと三郎くんと限られた時間をすごしたいけど、
何しろ僕には時間がない。そして僕自身あまり人を殺めたくない、というのも本音だった。
ジーロは前から嫉妬の対象だったから何の後腐れもなにもないけど、それ以外の人はなんの罪も背負ってない人たちだ。
よしっ、と声を出し僕は三郎君の形の整った白い額にキスをし台所に向かった。
ほどよい大きさの鍋を棚から取り出し、そこに水を入れる。
蛇口をから勢いよくでる水の音は本当に日常的で平和な音だと思う。
今の状況とは全く正反対すぎて、なんだか間抜けに聞こえるほどだ。
塩に醤油にフライパン。油はいらない。あ、わさびもいいかもしれない。これで十分だろう。
フライパンに包丁と箸も入れ、上からまな板と水の入ったボウルものせる。これらを一気に抱え三郎君の部屋へと戻っていった。
―鎮静剤と麻酔が効いているうちにやってあげないと可哀相かな。
臓器には痛覚はないが、なんとなくかわいそうだ。
そう思いながら急ぎ足でガスコンロと鍋をセットする。
カチッ、カチッ、ボッという単調的な音が三郎君の部屋にこだました。
血まみれのベッドシーツの上で魚の開きのようにぱっくり開かれ内臓を露にしている両手両足を縛られた青年と、
そのベッドの隣でまな板と包丁を並べにこにこ笑みを浮かべてガスコンロに火をかけている返り血まみれの青年一人。
三郎君に目を向けると、鎮静剤のおかげかすうすうと寝息を立てて眠っていた。
僕お手製の栄養剤をちょっと多めに投与したので、三郎君の唇や頬は薔薇色に染まっている。
痛覚がなく意識が覚醒している状態で内臓を抜き取られる三郎君はどんな表情をするんだろうか。
389 :
.:2008/07/12(土) 00:47:49 ID:blXQLYQ0
三郎君の部屋にあったCDプレーヤーに僕が持ってきたCDを入れ、音量を心地よい程度の大きさで流す。
パッヘルベルのカノン、主よ人の望みの喜びよ、G線上のアリアなどが含まれる僕のお気に入りの一枚だ。.
これはまさにひとつになる瞬間にうってつけの音楽チョイスなのである。
CDプレーヤーから三郎君へ視線を移す。
白い肌に綺麗なほどの血色を発色させ、三郎君はまだ夢の世界へと漂っていた。
僕は深呼吸をし、さぶくんを眩しい目つきで見つめる。実際、さぶくんは僕にとってとても眩しい。
皆に愛され、愛を受けすくすくと育ってきた三郎君。三郎君は甘えと愛と美の塊だと思う。
口に入れた瞬間しゅわっと溶けてしまう、美しく甘い、白いお菓子。
対して僕は、善人の面をずっと被ってきた醜いケダモノ。怪物。
それでも、嗅覚の鋭い人間には僕が異常者とわかるのだろう、僕は徹底的に排除されてきた。
異常者、変態、気狂い野郎。その度に僕は善人の面をさらに厚く硬くし、健常者になろうとした。
何を責めていいかわからず、僕はただ自分のこの怪物を恨むしかなかった。
そして怪物はそれに反抗するかのように欲望を肥大させていった。
怪物を沈める薬はもうさぶくん以外ほかになかった。僕自身が飲み込まれてしまいそうだった。
それが今、静めるどころか僕は怪物と仲直りし、そして僕の体にはさぶくんの血肉が駆け巡っている。
さぶくんは僕を助けるために今まで生きてきてくれたのだ。今日の、この日の為に。今日の、この日まで。
さぶくんは僕を救うために今までずっとインターネットという海の中で僕に静かに存在を主張していたのだ。
怪物とひとつになった僕は、とても穏やかで静かな波に包まれていた。
コンロの鍋がふつふつと湯だってきた。そろそろはじめよう。
そうだ、その前に助骨の切断だ。きれいな骨に見とれていて、すっかり忘れていた。
起きている時にやってしまったらきっと気分が悪くなってしまうだろうから、先に始めてしまおう。
骨は硬いのでどうしても大きい器具を使わないと切断はできない。
鎖骨から下の皮をメスでゆっくりと裂き、三郎君の肺や内臓を傷つけないよう、ゆっくりと慎重に僕は露になった骨を切除していった。
じょりりり、ぞり、ばきん、という音と共に僕の手首に伝わる。
出血が酷くなってきたので、薬剤投与と止血、輸血を施しながら作業を進めた。
傷ひとつない三郎君の白い顔と、首から下の惨劇のコントラストはまさに美そのものだ。
こんな状態にさせられても彼はまだ寝息を立てて生きているのだ。
もちろん、僕が徹夜して作った特性栄養剤や鎮静剤のおかげであって、普通だったら死んでいるだろう。
390 :
.:2008/07/12(土) 00:49:09 ID:blXQLYQ0
作業を進めていくうちに肺や心臓が露になってきた。僕は生唾を飲み込む。
心膜に包まれた三郎君の心臓。びゅくびゅく、びゅくびゅくっ、と心臓は元気にうごめいていた。
嗚呼、さぶくん、さぶくん、さぶくん・・・!
切除した骨を沸騰している鍋に入れる。かたかたと鍋の中で骨が煮えたぎる湯の中で元気よく踊りだす。
きっといい出汁が出るだろう。僕はぐっしょりと湿った自身の額を拭った。
さぶくんが昏睡している間に作業を終えたおかげで彼の臓器ひとつたりとも傷をつけずに済んだ。
一息いれないまま僕は茶色い鞄から消毒液が染込んだナフキンを取り出し、両手をよく拭う。
そしてまだ寝息を立てているさぶくんの顔を優しく見つめ、僕はゆっくりと手をさぶくんの体の奥深くに忍ばせた。
腸の奥深くに手をいれる。ずぶずぶと僕の手はさぶくんの中に侵入していった。
蚕豆の形をしていることを手で何度も撫で確認し、ゆっくり、ゆっくり、さぶくんが壊れないように引き抜いた。
ぶちぶちと途中できれているが体の外から取り出しても色々な神経がくっついてきている。
それをそうっとメスで切除した。
「これが、さぶくんのそらまめさん」
僕は嬉しそうに血にまみれた腕を天井に掲げ、彼の腎臓を大きく仰ぎ見た。
二の腕にさぶくんの血液がつーっと流れ込む。僕は機嫌よくそれを舐めとった。
水の入ったボウルにいれ、よく洗う。とれたてほやほやのさぶくんの腎臓は、ぴくぴくとまだ動いていた。
水でよく洗い血を洗い落とす。てかてかとこげ茶色に光輝くさぶくんの腎臓はとても綺麗だ。
さぶくん28年物の腎臓だ!べろりとひと舐めし、それを沸騰している鍋に放り込む。
てかてかと水々しいさぶくんの腎臓は白く灰色に変色した。色が変わっらすぐさま僕はそれを鍋から出す。
そしてもう一度水の入ったボウルへ浸し、熱を冷まさせ、まな板へ。
手際よく包丁でスライスし、まずは何もつけないで口の中へ放り入れた。
うん、うん、うぅぅぅうん!美味しい!美味しい!おいしい!!!!!!!
食感は鳥の砂肝と似ているけれど、味は全くの段違いだ!スライスしていた手を止め、
湯だった腎臓丸ごと齧り付いた。じょりざりごりごりっ、一心不乱に僕は咀嚼する。
調味料なんていらないじゃないか!人間はまずくて食べられたものじゃないといっていたがどうだ、
なんだこの美味しさは!それとも!それとも三郎君だからだろうか?半端ない、半端ないぞ!
僕は飲み込み終わらないうちに興奮した面持ちで再び残されたもうひとつのさぶくんの腎臓を取り出した。
しかし今度はゆっくり丁寧にやらなかったので尿管まで引き抜いてしまった。下大静脈だろうか?
それまでひっぱりだしてしまったときは焦ったが、食欲が勝ってしまい粗雑にそれも引き抜いてしまった。
かすかにぴくんと反応するさぶくんの体。僕はもう水で洗うこともせずに取り出した腎臓そのままに貪りついた。
荒い息遣いとぐちゃぐちゃと腎臓を咀嚼する音がCDプレーヤから流れるクラシック音楽と交じり合う。
おいしい。ゆでないときは食感が物足りないが、それでもジューシーで美味しい。美味しい。お腹が空く。もっと。もっと。
今度は脾臓が食べたい。ああぼくはゆっくりとさぶくんとひとつになっていっている。
さぶくんの命の心配をしていた僕は思考が吹き飛び、遠慮なく手を入れてはぐちゃぐちゃと三郎君の中を掻き回す。
そして遠慮なく引き抜く。そのとき三郎君の体がびくんと大きく跳ね、血を口からごぼりと吹き出した。
ようやくそこで我に返る僕。
391 :
.:2008/07/12(土) 00:50:15 ID:blXQLYQ0
「ああしまった。ごめん、ごめんよさぶくん」
あわてた手つきで僕は最後の特製栄養剤輸血パック、そして応急処置を施しながらさぶくんに語りかけた。
赤いというよりどす黒い色に近い血がさぶくんの口から漏れ出していた。
輸血も足りなくなったので急いで自身の腕から血を引き抜く。僕よりさぶくんのほうが死なれては困る。
血液を抜き取っているとき、三郎君が意識を取り戻してしまった。しまった、鎮静剤が切れたんだ。
急いで鞄を漁るも、もう鎮静剤もなくなっていた。
「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あぁ゛゛あ゛あ゛あぁ゛ぁ゛ぁ゛゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛!!!!」
絶叫しているさぶくん。痛みは先ほど麻酔を投薬したのでないはずなのに、何に絶叫しているというんだ。
絶叫しているさぶくんの肺は激しく収縮を繰り返し、心臓は壊れそうなほど鼓動を繰り返していた。
腹部に力を入れてしまっているので血液が出血する。ああもう。叫ばないで。痛くはないんだから。
僕は作り終わった即席輸血パックをすぐ三郎君に投与した。
「お、おれの、なっ、ないぞうが、ど、どうなって、おれ、まだ生きて、あっ、はっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ
は、はい?これ肺なん?ふくれて、あっ、いやや、あああきもちわるい、あああああきもちわるい、はぁはぁはぁはぁ・・・」
次にくることが予想できていた僕はすぐさま三郎君の首を横に向かせ、ビニール袋を口にあてがった。
血液のまじった黄土色の吐しゃ物がビニール袋にどぼどぼと落ちる。
「うぉぇ゛っ、ぇぇえ゛・・・・はぁっはぁっ、はぁはぁはぁはぁ」
さぶくんは顔を真っ青をにし、(血液量は足りているのでおそらく精神的なものだろう)
はぁはぁ、と息を吐き出す擬音を声に上げていた。
涙を浮かべて自分自身の内臓を見ないよう、首を上に向けている。
392 :
.:2008/07/12(土) 00:50:52 ID:blXQLYQ0
「さぶくん、大丈夫だよ。死なないから落ち着いて。全くうまくいっているから」
「はぁっ・・・・俺っ・・もうっ・・・はぁはぁはぁぁあああはぁはぁっ・・・・・・て・・・ておく・・・れやん・・・っはぁ・・っはぁ・・はっ・・はぁはぁ」
「手遅れじゃないよ、あとちょっとだから、頑張ってさぶくん、ほら、しっかり」
そういい顔面蒼白になっているさぶくんの額の汗を拭う。目が裂けるほど見開かれ、そこからは涙が滴っていた。
ぎょろり、と視線だけ僕に向けるさぶくん。
「・・っはぁ・・・っはぁ・・・・なぁっ・・たのむ・・・はよっ・・・殺してっ・・・殺してくれやっ・・・はぁっ・・んはぁ・・・はああはぁはぁ・・・
いっ・・・痛みは全くないし・・・きっ・・・・っきもちわるいんこれ・・・な・・・たのむ・・・」
僕は悲しみでいっぱいになった目を三郎君に向けた。
どうして殺すだなんていうんだ。僕はさぶくんを殺すだなんてことは、自分の命にかけてもしないというのに。
それとも、殺されるように感じてしまっているのだろうか。
僕はひとつになると先ほどから何度もいっているのに、三郎君は全く何もわかっていない。
「さぶろう、とりあえず落ち着いて。深呼吸しよう」
「っいやよ・・・はいが・・・はいがすごい・・・ふくれる・・・・んきもちわるいわ・・・・っはぁあぁはぁはぁはあはぁ
ああ今もふくれとるんやないんかぁああ・・・っはぁああうぅぅう゛゛・・・・」
再び僕は三郎くんの頭を横に向けさせ口にビニール袋をあてがった。
吐くものがもう残されていないさぶろうくんの胃は、絞り出るように濃い胃液が吐き出されただけだった。
これじゃ埒があかない。仕方がないが三郎君にはこのまま耐えてもらうしかなさそうだ。
393 :
.:2008/07/12(土) 00:51:30 ID:blXQLYQ0
すっかり新鮮さを失われてしまったまな板の上の脾臓を、手で掴み一口で頬張る。
三郎君は自分の惨状を見たくないため首を反らしているので僕の行動は見えていない。
露になっている肺や心臓がせわくなく動いているのをよっぽど見たくないのだろう。
こんなに美しい動きを目にしないなんて、なんて勿体無いのだろう。
僕は三郎君の視線の先に回りこみ、口の広げ中のものを見せた。
瞬間、三郎君は顔が真っ青に硬直する。
射抜くような視線の前でじゅぐじゅぐと咀嚼し、ごっくんと飲み込んだ。
口の周りが血の汁でぐしょぐしょだ。
脾臓はちょっと生臭かった。さっと湯がいたほうがよかったかもしれない。
「いまのが三郎君の脾臓だよ」
もう叫び声すら上げなくなった三郎君は、
押し寄せてくる吐き気を抑えるように口をぎっちり閉ざし、目を見開いたまま絶句している。
見開かれた目玉は口から吐いた血が混入しているのかさぶくんの目玉は赤く染まっていた。
狂気に包まれたさぶくんに僕はにこりと優しく微笑みを向けた。
「次は、肝臓」
僕はさぶくんの中にじゅぐぐと腕を大胆に入れた。薬が聞いているので多少大胆でも大丈夫だろう。
痛みを感じないはずのさぶくんの両手両足がガタガタと震えている。
なんの痛覚も触られている感じもなく自身の内臓を抜き取られている事実に怯えているのだろう。
でも大丈夫だ。ちゃんとひとつひとつ、僕とさぶくんはひとつになっていっているから。
さぶくんの腕の肉丸齧りひとつに、腎臓ふたつ、脾臓がひとつ。
肝臓についている横隔膜ごと一緒に引き剥がし、横隔膜だけさっと湯がいてわさび醤油で味付けをした。
さぶくんの肝臓は軽く水で洗い、まな板の上でスライスした。てろんと垂れる肝臓の欠片を僕は口に放る。
とろりとしたジューシーな肉々しい味が口いっぱいに広がったと同時に、口の中でするりと溶けてゆくさぶくんの肝臓。
牛のレバーなんかよりずっとずっととろけるほど甘くて美味しかった。僕は飲み物を飲む勢いで一気に啜る。
さぶくんの肝臓に舌鼓を打っている間も、さぶくんはがたがたと震えていた。
僕は鍋の前で噛み応えのある横隔膜をガムのように咀嚼しながら、さぶくんに声をかける。
「さぶくん、さぶくんのレバー、とっても美味しかったよ」
明るく声をかけても、さぶくんはこちらを向かない。ずっと自分の体を見ないように首を反らし震えている。
僕は再び彼の顔の前まで移動した。
「さぶくん、だんだん僕とひとつになっていっている感覚、わかるよね?
正気を失いそうなんじゃなくて、僕に心がきているんだよ、今」
僕は笑顔が零れるほどの嬉しい声で彼に声をかけた。
薬の所為で意識を飛ばせないさぶくんの視線は、すごい速さで右に左に、いったりきたりを繰り返していた。
よく耳を欹てるとなにやら人物の名前を順繰りに呼んでいる。僕の知っている名前は次郎しかわからなかった。
どうして僕がそこに入っていないのかよくわからなかったが、とりあえず、着々と物事は進んでいるようだ。
僕は心の底からほっとした。
394 :
.:2008/07/12(土) 00:51:58 ID:blXQLYQ0
先ほどから空腹がおさまらない。それに酷く喉も乾く。
喉の乾きを潤したいかの如く、僕は急いで作業にとりかかった。次は腸だ。
さすがに腸は苦味が強くて食べられたものではないので、よく塩で揉みこみ、ぬめりを取り、水洗いを繰り返す。
そしてこれは焼いて調理することにした。さぶくんのホルモン焼きだ。
油はそう、先ほどさぶくんのお腹を裂いたときに取り除いた脂肪を使う。
それをフライパンに入れ、油をまんべんなくフライパンに広げる。
フライパンが充分温まったところで、先ほど洗った小腸のぶつ切りをフライパンに入れ、よく火を通す。
そうして見事にさぶくんのホルモン焼きの完成。
ほこほこと湯気をたてているさぶくんのホルモンを口に入れる。
あちちちっ、少々がっつきすぎた。あっ、これはご飯が欲しくなる・・・!
噛む度に甘みのある脂が口いっぱいに広がる。ぷりぷりこりこりと食感も楽しい。
量が多くみえた小腸も焼くと縮んで食べられない量ではない。
僕は小腸を包丁でぶつ切りにし焼いては口に焼いては口に放りを無我夢中で繰り返していた。
乾ききった喉にさぶくんの脂が染み渡る。それでも喉が渇いたので、
僕はぜぇぜぇと興奮した面持ちで砂漠で遭難した遭難者がオアシスを見つけ頭ごと湖に入れごくごくと飲み干すように
さぶくんの内臓に顔ごと突っ込み血をごくごくと飲み込んだ。
ひと飲みごとに僕の中が潤っていく。
人間の血液には嘔吐作用が含まれているのだが、不思議とその気配もない。
やはりこれは確実にひとつになっているんだ。ああ、さぶくん、僕嬉しいよ。さぶくん・・・。
顔をあげた僕はもうすでに狂気に捕らわれていた。
目に映るさぶくんの体全てを食べたがっている状態だったからだ。
怪物がまた顔を現したのだ。でも大丈夫、僕と怪物は仲直りしたのだから。
だからうまくやれるさ。怪物には血肉を与え僕はさぶくんの心とひとつに。そう約束をしたのだから。
395 :
.:2008/07/12(土) 00:54:49 ID:blXQLYQ0
僕は包丁を凄まじい速さで手に取り、さぶくんの睾丸に手をかけた。
ふたつの玉をぐっとにぎりしめ、根元の皮を包丁で切り離す。
皮を包丁で丁寧に取り除くと、白い膜で覆われた玉ふたつが顔をだした。
ひとつめは舌で転がし生のまま噛み砕いた。先ほどのさぶくんの精子の味が口いっぱいに広がる。
一度でも吐き出してしまったらさぶくんに申し訳ないことになるので僕は急いで水で流し込んだ。
もうひとつは先ほどの小腸と同じように調理をしてみる。
塩をふって食べてみるとざりじょりとしており砂肝みたいだ。ん、まだちょっと半生だったか。
でもこれもいける。美味しい。ビールでももってくればよかった。
怪物がまだ顔を出している。ひとつになるのは僕はさぶくんの"中身"を食べれば終わるのだが、
どうやら怪物はそれ以外のものを欲している。
僕はふぅふぅと顔に笑みを浮かべ息を荒げながらさぶくんの陰茎を切断せずそのまま齧り付いた。
思い切り噛み切るもののなかなか噛み千切れない。
手で根元を掴み噛み千切ろうとするも皮が伸びるだけでなかなか千切れない。ゴムみたいだ。
亀頭の部分だけ噛み千切った。ぐにぐにとしている。味は特になかった。
僕は涎で顔中をべたべたにしながら獣のように陰茎を引き千切るように咀嚼していった。
半分ぐらいまで食べたところで抑えきれなくなった僕は、
根元の部分まで口に含み体を強く後ろに引き陰茎を引きちぎった。
薬で出血量を抑えていても流石にこれには耐え切れなかったのがどばぁと血が湧き出る。
食いちぎった陰茎をすぐ飲み込み吹き出る血に口をあてがいごくごくと飲み込んだ。
はぁっ、はぁ、はぁっ・・・僕の脳みそに直接呼吸音が響く。曇り硝子を一枚隔てたかのように世界が濁って見える。
音が遠くに聞こえる。怪物の欲望がむき出しになってしまった。
でも大丈夫、さっき約束をしたから、大丈夫なはずだ。僕は僕を信じているし、僕は怪物を信じている。
腕の肉ひと丸齧り、腎臓ふたつ、脾臓ひとつ、肝臓ひとつに小腸全部、睾丸に陰茎。
大腸はさすがに排泄物が含まれている為食べないと思っていた僕だったが、今はそんなことすら吹っ飛んでいた。
ほとんど咀嚼しないでずるずると蛇を丸呑みするように飲み込む。
続いて胃と十二指腸、食道まで一気に貪り食った。さぶくん、さぶくん!
僕おいしいよ、僕うれしいよ、おいしいとうれしいを同時に味あわさせてくれるのはさぶくんだけだ、
ああ、さぶくん、ありがとうさぶくん、おいしいよ、うれしいよ!
味がわからないほど高揚してしまった僕はさぶくんの命が危ういことをすっかり忘れていた。
薬にも限界というものがある。今やさぶくんの心臓の鼓動は弱弱しくなっていた。
肺も先ほどより活発に動いていない。手足の震えももう止まっている。
僕は血肉でぐちゃぐちゃになった顔でさぶくんの顔を仰ぎ見た。
さぶくんはもう視線を泳がせてはおらず、目に穴が空いてしまったかのように虚空を見つめていた。
三郎君自身が吐き出したどす黒い血が顔中にべったりと染み付いている。
さぶくん!さぶくんの心が僕のところまでもう半分きているんだね!ああよかった!
さあ、あとは心臓だ!僕がこれを取り込めれば、食べれば!!!
そしたら僕たちはついに、ついにひとつだ!!
ああああさぶくん、さぶくん!!!!!
ついに!ああ!ついにこのときがああああきたんだ!さぶくん!!!
さぶくん!さぶくんさぶくんさぶくんさぶくんさぶくん!!!
さぶくん、さぶくん!さぶくんさぶくんさぶくんさぶくんさぶくんさぶくん・・・!!!
さぶくんサブくんさぶくんさぶくんサブくんさぶくんさぶくんサブくんさぶくんサブくんサブくんサブサブくんサブくん
さぶろうさぶろうさぶろうさぶろうさぶろうさぶろう三郎さぶろう三郎三郎三郎さぶろうあああああああ!!!!!!!!!!!!!
僕は三郎の心臓にいきおいよく齧りついた。
素敵すぎる
GJ
こういう世間的に見れば危ない性欲でも、
創作衝動によって昇華出来るのなら別に良いと思えてきた。
素晴らしい
最終章頑張ってください
毎回楽しみです^^
最終章wktk
ここまで来たんだから、最後まで書き切って欲しいな。
最終章マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
最終章だから作者さんも気合い入れて書いてるんだろ
楽しみに待ってますよ
さぶくんの心臓は先ほどの弱弱しい鼓動が嘘かのように、
僕が齧り付いた途端びくびくと最後の抵抗をするように激しく脈打った。
口の中で暴れるさぶくんの心臓。さぶくん自身もがたんがたんと体全体を波打たせてながら痙攣している。
心臓で一番太い上大静脈と下大静脈を噛み千切ると、鼓動に合わせてそこからびゅーっ、びゅーっと血が吹き出る。
その血液も一滴たりとも零してはいけない。その血液にはさぶくんのこころが溶け込んでいるからだ。
僕は大口を開けてその血液をとりのがさなように飲み込みながらさぶくんの心臓を丸ごと口に含み、さぶくんの体から心臓を引きちぎった。
何本もの動脈や血管がずるりと引きずりだされる。
それも手でひっぱり全て口に含みいれ、咀嚼した。心臓は、さぶくんの中で一番美味しい臓器だった。
こりこりとしていて、まだ口のなかでびくびくと動いている。さぶくん、さあ僕の中に。
半分だけ咀嚼したところで僕は待ちきれずにさぶくんの心臓を丸呑みした。胃にずっしりとさぶくんの命の重みを感じる。
そしてその瞬間、今までの暴走が嘘のように僕の中の醜悪な欲望と怪物が消えていくのを感じた。
体から、すーっと抜けるような、怪物がまるで成仏でもしていったかのような、不思議な感覚が僕を包み込んだ。
曇り硝子一枚隔てていた世界が鮮明になる。CDプレーヤからG線上のアリアが流れていることに今初めて気づいた。
僕は鮮明になった思考回路と視界にうろたえながら、今の現状、僕の状態を把握することに努めた。
そして僕は気づく。
怪物が満足して僕の中から消えていったのはいいが、肝心の人間の僕、
さぶくんの心を欲している僕がそれをまだ手に入れておらず取り残されていることに。
405 :
.:2008/07/21(月) 02:40:22 ID:XB1H+z/B
おかしい。おかしいぞ。僕の予定では、怪物が血肉を貪っている間に僕が彼の心も同時にゆっくりと手にしていたはずだ。
それがどうだ。三郎君という禁断の果実を腹いっぱいに食べた怪物だけが満足し僕が取り残された状態じゃないか。
おかしい。おかしい。僕の予定では、怪物が血肉を貪っている間に僕が彼の心を手にしていたはずだ。
それなのに、怪物に欲望のまま食い尽くされた三郎君が横たわっているだけで僕はまったく満たされていないじゃないか。
それとも今までの僕が正気じゃなかった?僕は僕の意志すら怪物に支配されていた?
僕は、僕はさぶくんとひとつになれないままただ彼の命だけを奪ってしまった?
怪物だけが腹を膨らせ満足し美しいさぶくんを食い尽くしただけなのか?
怪物が完全にいなくなった今、哀しいほど冷静に僕の意識がはっきりしてくる。
「あ゛・・あ゛あ゛ぁ゛」
目の前にかざす僕の掌をみると、真っ赤に染まっていた。
赤黒く、レバーの塊のような筋や粘膜が指の間に絡み付いている。
僕は自分の手が自分じゃないような気がした。怪物の事後を正気を取り戻した人間が恐ろしく見つめているようだった。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
目の前の出来事に受け入れられない子供のように僕の喉からだらしなく声が漏れる。
どうしよう。怪物だけがさぶくんを貪って去っていったなんて、そんなのあんまりだ。
何よりさぶくんが浮かばれない。僕はひどく動揺した。手が震えている。
「お、おかしいよ。僕たちひとつになったはずなのに」
そういって僕は目の前の"中身"がなくなったさぶくんを見つめる。
ぼっこりと鳩尾から腹にかけて大きな空洞が空いているさぶくんの体。
唯一残っているのは真っ黒な肺だけだった。
肺にはさぶくんのこころがいないのは前からわかっていた。次郎に毒されて死んでしまった臓器だから。
今やほとんど中身のない肺だけ残った彼の胴体は、不揃いに切断されたあばら骨と背骨があるだけのハリボテみたいだ。
406 :
.:2008/07/21(月) 02:42:54 ID:XB1H+z/B
「さぶくんはどこにいるの?さぶくん、さぶくん、僕まださぶくん、感じないよ」
絶望的に僕は彼の抜け落ちた胴体の中身全てが収まっている膨れ上がった腹をさすった。
比較的細い体型の僕にこの大きさの腹をしている様はまるで餓鬼のようだ。
姿は怪物でも、今の僕は確実に人間の僕のはずだ。なのに。
「さぶくん、どこどこ?どこにいるの?僕、さぶくんの血肉しか感じない」
僕は半ばどうしようもなく泣きながら血色のない赤黒い血にまみれた青白いさぶくんの顔をべたべたとさわる。
泣きながら僕は彼の顔を撫で回す。
「もしかして怪物が全部もってっちゃったの?怪物が全部さぶくん連れてっちゃった?」
さぶくんは返事をしない。もう抵抗して噛み付いたり、僕を睨みつけることすらしてくれない。
若干白目がちになっている左右に散った目が宙を泳いでいるだけだ。
「だめだよだめだめ、そんなの許さないよ。ほら、さぶくんこっちをしっかり見なきゃ」
僕は彼の両目玉をつぶれないように指で動かし無理やりこちらに向けさせた。
でもゴムのようにしばらくするとまたさぶくんは無機質に空間を泳ぎ見てしまう。
僕はほとんど絶望的になった。
さぶくんは怪物にもっていかれちゃった?
さっきまで確かに彼の魂を感じていたのに、さぶくんは怪物にもっていかれちゃった?
「怪物がさぶくんの魂まで食べちゃったんだろうか・・・」
消え入る声でそういい、さぶくんの心臓があった場所にほとんど放心状態で手を置く。
ぬちゃっとした感触と生暖かさが僕の掌から伝わる。
心の場所は、心臓だ。
嬉しくなったりどうしようもなく悲しくなったりした時は胸が痛くなるのはどうして?
幼い頃の僕の問いに母親は心がそこにあるからよ、と言い聞かせてくれた。
でも心で物事を考えないよ、という幼い僕の不満に、今の人間は脳でものを考え心でものを考えてないから、
もしかしたら現代人には頭のほうに心があるのかもね、と優しく僕の頭を撫でながら母はすこし悲しい顔をして言っていた。
確かにあのとき僕は母の膝に乗りながら心の場所はふたつあるのだと学んだのだった。
幼少の頃の記憶なんて今日まで思い出したことなどない僕がふいにこれを思い出したのは残された希望だったからだろうか。
もう僕には今日の出来事と今思い出した記憶しか残っていなかった。
407 :
.:2008/07/21(月) 02:45:09 ID:XB1H+z/B
「あ、あーっ!わかったぞ!さぶくん、シャイだっていってたもんね。頭のほうに隠れたんだなぁ!」
そういい、僕はさぶくんの頭をつかみ揺する。
さぶくんの口から血まみれの舌がべろんと垂れ下がった。同時にその舌からどす黒い血が伝う。
「あ、ふふっ!あっかんべーしてるってことは、そうなんだなぁあ〜!」
僕に希望が生まれた。さぶくんの魂は脳みそに逃げ込んだんだ。もうそうとしか考えられない。
僕は急いでさぶくんを拘束していた縄を取り外し、床に寝かせた。さぶくんは悲しいぐらい軽かった。
そして鞄から金鎚を取り出し勢いよく腕を振り上げさぶくんの頭を割る。ばきょん、と頭蓋骨のあっけなく割れる音。
さぶくんの頭の中身があたりに飛び散る。僕の衣類や顔にもはねた。
僕は急いでさぶくんのココロが逃げないように両手で交互にさぶくんの脳みそを掬いあげ口に運ぶ。
床の上であおむけに寝転ぶさぶくんの頭を貪っていても僕はまだ人間だ。
している事柄は怪物に見えるかもしれないけど、僕はここにちゃんと僕の意志がここに在るから、僕は人間だ。
さぶくんのココロをはやく手に入れたくて。
怪物ならこの最高の食事に舌鼓を打って味わっていただろうが、僕はあいにく怪物じゃない。
脳を掌に掬っては口に掌に掬っては口に運び。急いで貪っているため脳みそが地面や服に、口からこぼれ落ちる。
カケラひとつ残してはいけない。そこにココロが隠れているかもしれないから。
半ば僕は狂気に包まれながら一心不乱にさぶくんの脳みそを貪った。
しかし、掬いあげた脳にくっついてきた掌の上の目玉と目が合った時、僕の手がぴたりととまった。
僕の手というより、時間やこの部屋をとりまく空間や外から聞こえる鳥のさえずり、草木や空や太陽、
世界のすべてが止まった瞬間だった。
硬直した僕の掌から脳みそにひきづられるように目玉もずるりと床に落ちる。
びちゃっ。落ちた音が僕の頭にどうしようもなく響いた。
僕は急に怖くなり、さぶくんに助けてもらいたくさぶくんに目を向ける。
見ると、内臓も両目も頭も深い闇のように真っ黒に抜け落ちているからっぽのさぶくんがそこにいた。
「あっ。」
僕の脳が追いつけない。人間はあまりの絶望的な現実を受け入れるとき、思考が停止してしまうという。案の定僕もそうだった。
おかしいぞ。なにもかもがおかしい。それよりもうそろそろ帰らないと。
もしかしたら今日は兄弟配信があるかもしれない。
こういう気持ちの時は家に真っ直ぐ帰って彼等の配信をみるに限る。なんだか気分が悪くなってきた。
そのとき突然、僕のあたまの中に記憶が雪崩れ込んできた。
408 :
.:2008/07/21(月) 02:46:28 ID:XB1H+z/B
(・・・配信というのも大変なんですね)
(言ってるだけタダやからな、まあこんなんは読まなきゃええんよ。まあまあ、ここに座ってや)
ぼくの座るスペースを作り、ぽんぽんとそこを叩いて笑顔を向けてくれたさぶくんが見える。
(ちょぉ・・・まじびっくりしたわ・・・もう平気なん?外の空気でも吸い行くか?
ここ空気悪いけんな、穢れのない人間には厳しい場所だったかもしれんなぁ)
冗談めかせ気分が悪くなっていたぼくの気持ちを和ませようと、
ぼくのせなかを優しくさすってくれたさぶくん。
(見た目もさることながら名前もイケメンじゃないですかあ光輝君!)
初めて僕の名前を笑顔で呼んでくれたさぶくん。
僕の意志とは裏腹に大粒の涙が次から次へと勝手にぽろぽろと零れては僕の血まみれの口に入ってくる。
すごくしょっぱい。初めて僕は血の味というものはなんて哀しい味なんだろうと思った。
(ジーロは光輝のことは知らん言いよったけどもよ・・・なあ光輝君、こういうのはやめよや、な?)
(光輝とは馬が合うって俺思ってたけん、嘘ついても悲しい想いするだけやんか、光輝君も俺も・・・)
(酔っ払っていたからですよ)
(あいつはダチと飲むときは潰れるほど飲むような男じゃないんよ・・・。
なあ光輝君、嘘はやめよや、な・・・?ホテル予約して今日はそこで寝や、な?俺が車で送っちゃるから)
(・・・僕を、疑っているんですか?)
(疑ってなんかないと。ただ嘘はついたらいかんことを俺はいっとるんよ・・・
今からでもやってるホテルはあるけん、はよそこに)
(許してやるから、)
(光輝、とりあえず落ち着・・・っ)
(許してやるから、何ですか?)
次に写ったのは興奮する僕に対し怯えているさぶくんを、
この世のものとは思えない不気味な笑顔を浮かべけたたましく笑い声を上げている僕が彼を締め上げている光景だった。
409 :
.:2008/07/21(月) 02:51:36 ID:XB1H+z/B
「う゛わ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あぁ゛ぁ゛゛あ゛あぁぁ゛ぁ゛゛あ゛あぁ゛ぁ゛゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛゛あ゛あぁ゛ぁ゛゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
絶叫した直後、胃の中のさぶくんが僕を拒絶するようかのように溢れ出てきた。
ぼとぼとと、さぶくんのぼっかり空いた胴体に落下し戻っていくさぶくんの血肉たち。
息ができない苦しさに視線だけがもがく。苦しい。
床に転がったさぶくんの目と目があった。その目はしっかり僕を見据えていて。
責めたてるわけでなく、怒りや悲しみに満ち溢れたものでもなく、ただ、僕をじっと見据えていた。
「・・・・っ!!!!」
目があったと同時に、口から大きな塊がぼとん、と血肉と僕の胃液で満たされたさぶくんの中にぼちゃん、と落ちた。
ぷかりと浮いたそれは、半分になったさぶくんの心臓だった。
くるくると液体の中で螺旋を描く心臓は、元いた場所に帰ってきた喜びを表現するようにさぶくんの中を泳いでいる。
「いたぞ!ここだ!」
ばたばたとたくさんの人間の足音が僕の耳になだれこんでくる。バンっ、と乱暴に扉の開く音。
続いて警察官の短い悲鳴。僕はぼうっとした表情で警官のほうに顔を向ける。
からっぽになった頭で僕は目の前で嘔吐している警官をぼんやりと見つめていた。
嘔吐しなかったほうの警察官が僕に何か大声で話しかけてきているけど、何を言っているのかよくわからない。
ぼうっとし意識がはっきり定まらなくても、もう僕に時間がほとんどないということだけははっきりわかっていた。
僕はからっぽになった表情で床に落ちている肉切り包丁を震える手で弱々しく、しかし確実な動作で手に取った。
瞬間、警官がさらに声を荒げ黒い鉄の塊のようなものをこちらに向けているのが横目で見えたけど、そんなことどうでもいい。
僕は勢いよく自分の鳩尾あたりに深く包丁を突き刺した。
そしてすばやく手を入れ自身の心臓を掴む。
どくどくっ、どくどくっ、と掌に僕の心音が直に伝わる。僕の心はまだここに在る。僕はまだここに在る。
どんどん床に赤い海が広がる。
さぶくんの血溜りと僕の鳩尾から止め処もなく溢れ出る血が交じり合い血の海が広がってゆく。
さぶくんが僕とひとつになることを拒絶したならば、僕からさぶくんのもとへひとつになるようお願いしにいけばいい。
僕は大きく息を吸い込み意識を研ぎ澄ませ、自身の心臓を引き千切った。
そしてすぐ、さぶくんの心臓を掬い上げ、僕の心臓と三郎君の心臓を震える手で合わせる。
これで、僕とさぶくんのこころとこころが、ふれあった。
体が動けなくなるまで、意識がなくなるまで、僕の命のともし火が消えるまで、
僕は何度も何度も何度も僕と三郎君の心臓をこすり合わせた。
目から勝手に流れ落ちる雫がぽたぽたと僕と三郎君の心臓を濡らす。
さぶろうくん。よくぼうのかいぶつにしはいされたぼくをゆるして。ゆるして。ゆるして。ゆるして。
僕の唇が動かなくなってくる。瞼がどんどん重くなる。手からちからがぬけてゆく。
ぼちゃんと三郎君の中に落ちる僕と三郎君の心臓。
めのまえがどんどんかすんでいく。三郎君に覆いかぶさるように倒れる。
顔半分が三郎君と僕の血の海で温かい。
薄れていく意識の中、床に転がっているさぶくんの目玉と目が合った。
410 :
.:2008/07/21(月) 02:56:54 ID:XB1H+z/B
「俺ずっと、さぶろうさんの配信をみて元気をもらってました」
澄み渡るほど晴れた青空の下、三郎君の家の前で僕と三郎君は石段に腰掛て並んでいた。
「そんなたいそうなもんやないけん、まあでも、あんな糞みたいな配信で君に元気を与えられるなんて俺もうれしいわい」
日差しで眩しいのか照れてなのか、三郎君は微笑を含ませた目を細めながらタバコに火をつける。
小鳥のさえずりが澄んだ青空に優しく響き渡る。
「あ、俺の名前、光輝です、光るに輝くで光輝、です」
「ほお、光輝君ね。まさに名前の通り光かがやいているお人やないの!」
「・・・名前だけ先走ってるだけです、本人は全然」
「あれだね!光輝君は笑顔がまさに光かがやいてていいね!」
「っ流石さぶろうさん、配信で鍛えたおべっかもなんのそのじゃないですか」
ふーっ、と煙草の煙を吐きながら、笑う三郎君。
411 :
.:2008/07/21(月) 02:59:07 ID:XB1H+z/B
僕は顔が赤いことを悟られないよう顔を地面に伏せると、次郎の元気な声が聞こえてきた。
「おーい!おまえらー!バーベキューの準備できたぞー!はよこっちこいや!」
眩しいほどの日差し。バーベキューの匂い。
「お、準備できたみたいやね。ほないこか、光輝君」
「あっ、さぶろうさん」
立ち上がる三郎君を呼び止める。
「ん?どしたん?」
「俺達、もう友達ですよね」
立ち上がった三郎君の顔を恐る恐る見上げるも逆光でよく見えない。
そして目の前に差し出される手。
「当たり前やないの。ほな、次郎んとこ行こで」
眩しいほどの光。止まらない涙。
僕はその手を掴み、立ち上がる。
逆光で見えなかった三郎君の表情は、確かに僕の全てを許すように優しく笑っていた。
僕達の笑い声は青空に響き、どこまでも清らかに澄み渡っていった。
どこまでも、ずっと、ずっと。
END
前月から始めた連載も無事終わることができました。
こちらの場を長期に渡りお借りしたこと、深くお詫び申し上げます。
そして最後までお読みしてくださった方々に心よりの感謝を。
本当にどうもありがとうございました。
あまり理解されない性癖でありアングラ扱いのスレではありますが、
世間の風に負けずこのスレが繁栄してゆくことを願っております。
うおおおおおおおおおおおおおおおお
。゚(゚´Д`゚)
ホントに・・・ホントに面白かったッ!!
ありがとう!!
最後にほろりとさせられた…。
元ネタ知らずにずっと読んでましたが、最高に面白かったです
お疲れ様でした!
>>413 あまりにも凄すぎて言葉が出てこない…
本当に良かったです、お疲れ様でした!
普通に泣いた
文才あるっていいなあ
すごく考えさせられた内容でした。今でも涙が止まりません・・・。
圧倒された。
感動した。
だめだ、上手く言葉にできない・・・
乙でした。
長期に渡る連載、乙。
文章・表現共に高レベルな感じで読み応えがあり、
他の住人同様俺も、とにかく圧倒されてしまった。
ひょっとして元ネタは、
日本の恥曝し…糞佐川事件だったんかな?
ただ、
……好きだからといって相手に何をしても良い訳ではない…byフルバ……
光輝は、三郎や次郎と一緒に光の世界には行けねぇよ。
真っ暗な地獄で未来永劫のた打ち回る姿がお似合いだろうぜ。
まあここで言うことでもあるまい
424 :
.:2008/07/22(火) 13:32:22 ID:zbhY841O
乙でした。
元ネタ知らないけどそういったのを関係なしにここまで惹きこむのはすごい
最後は光輝の妄想だったのかそれとも本当に三郎が許してくれたのかだけが気になります
三郎は大体わかるけど光輝の顔が気になる
元ネタ知らない方が楽しめる気がするね
元ネタとか言ってる奴はなんなの?
想像上の人物で架空の話だって言ってるだろ
以下、元ネタうんぬん禁止
続編というか、次回作はないの?
こういうの全然興味ないんだけど引き込まれました。
オレが言うのも失礼だけど、ポテンシャルがすごいですね。尊敬します。
元々物書きの人なんでしょうか?
>>429 物書きではないらしい。
そういう職業目指していたわけでもないとか。
2chにおいて立つ鳥跡を濁さず、なのですが有難くもご質問をいただきましたので、
そちらの返答をさせていただきたく思います。スレに再びお邪魔することをお許しください。
>>421 元ネタというか、この話は光輝という仮想の人物を立て、
自身の性癖に関する悩みや訴えなど光輝を通して全て作品にぶつけました。
もっとわかりやすくいうと、光輝のモデルは自分自身でもあります
なので元ネタは自身と妄想、ということになります
>>424 最期の結末は読み手さんに託した形で終えさせていただきました
なのでご自身が感じ受け取った印象が答えだと思います
>>425 そちらの描写を添えられなかったこと、深くお詫びいたします
>>428 予定はございません
再び自身の欲望や妄想が抑えきれなくなった時、投下させていただきたく思います
>>429 勿体無い言葉をありがとうございます
普通の凡人の妄想文章ですので、全くそういった経験はありません
どこにも吐き出せない気持ちや訴えを作品にぶつけていたらこうなりました
また何かの形でこちらのスレにお邪魔することになった際はよろしくお願いします。
本当に、どうもありがとうございました。
>>431 わざわざ丁寧な返レスを
ありがとよ
その趣向はともかくw…
作者さんは相当な文才の持ち主だし、
もし次回作を執筆する気になったら、
個人的には、是非また読ませてもらいたいもんだな
ホモものっぽいから見てないが、叩かれずに受け入れられてるのが不思議。
それとも、ホモものっぽいという見立ての方が間違いだったか。
ここの趣旨に沿ってきちんと書いてあれば何でもそれなりに受け入れられるんだな。排他的だと思ってたが。
誤解されやすい性癖同士だからかも知れんがw
でも大作とかいうものが出てしまったら、後から小説投下しようとしてた奴が可哀想な気がするが……。
少なからず比べられちゃうもんだからなぁ。
別に長編至上主義じゃないし遠慮する必要があるものかね
437 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/07(木) 20:25:04 ID:tllB7JSE
/レ'/
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(/⌒/
,__/`y' __,,,... . . ...,,,,_
/´ `-i ,rへ、 _,,. -‐ ''''"゙´ : : : : : : : : : :`:'': 、、
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┌-∠_ / ,ィメ彡三ミミメ、 / / ノ ,.ニ、' ゙ ';.: : : : : : ;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ヽ
|  ̄ ̄/ ,彡彡彡三ミミヾヾヽ / / r'ry',., ヽ: : : : :.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;゙i,
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| , -,i_ ,彡彡彡ヘ ・ ナ弋 ・ フミミミヾ \/ /` ,}^i, ノ;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;/
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././ | '.| . . .| / | `i / \,,,zz i゙´ ̄ ̄`゛''
やっぱりやるなら藤堂志摩子だなー
ああいう清純そうな美少女を
人間としての尊厳をなくすぐらい散々レイプしたあと
フランス人形のような美しい顔をグチャグチャにして
虫の息の志摩子をどうやって殺すか考えるだけで勃起してしまう
殺して屍姦した後もどうやってこの死体で遊ぼうか考えると勃起が止まらないよ
ずぃこごがぇおがじあくきぎげおがぅこすぃごくざぃじぎええぇごすぃごさぅぅごおしごくげがしくおくじぉぅけずじがけごぃざさかぃこえぐぇお
ごぐざかずかしけぉぐぃざかぎぃううきかあごきざぉぉここぃきけすささけさけうがぇしざえぎおずざけくぃぇざげこすげこけぃずこげぇきか
ぐがすげいがすざげかすぉぉかいあごさぐげじぎいうしげあきぅいくけえぇあぇぃずざごぉざじぉこがおぉざえこごじぉがぎざくぉずぉいぉす
きざうあけぐぐかぉしかきぇうくずこけおしこぐさぇあすぎけずあすすがけがかすぐじいぐぇすうこざしすぅおいずきくあかおぉうざげぉぇこが
ぎききぐおおざえけぇずけぎうけかすぅおぉすあぉすあいかがきざこかおおかぎしぐさおがざくぎこきいうぃざざがぎしごすあかがけきぇえ
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しすずしけぐずげがすかげしえくぃえかこうすうおさかおずぇずぇごじくうぃいくじかこうさぇおざしぇおしあげぐぉこぅええきさしああぎすこご
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ぐがすげいがすざげかすぉぉかいあごさぐげじぎいうしげあきぅいくけえぇあぇぃずざごぉざじぉこがおぉざえこごじぉがぎざくぉずぉいぉす
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ぎききぐおおざえけぇずけぎうけかすぅおぉすあぉすあいかがきざこかおおかぎしぐさおがざくぎこきいうぃざざがぎしごすあかがけきぇえ
けけすぃかげかぃぅきぅいきごずじがけくこげぅじうぅうぉぉおがげえあぅいけすがすこかえごうぃざずがさきげぐしくかがぇぃあしこぎがすお
おけじずげおこぇくこおがけこおざしじぎじぉずかこぅごすぎぇがぅざきざぉずあこごごこがぉぉぉおぎずこすくじさずえしざぅずぇざざこいぇぃ
しすずしけぐずげがすかげしえくぃえかこうすうおさかおずぇずぇごじくうぃいくじかこうさぇおざしぇおしあげぐぉこぅええきさしああぎすこご
ずえあがぇじぇぎがえげうけじぅげいぃきあおうがかじぃきごじごいじぅぇぐじしおぉおざぇぎずががぇぇおえぎぃごかさごいぅずざけじざざきえ
おすがじこげくごいすけぃあぃぃしあぐかざがかしおいぃこきぎげえずずくうくあじいおかぉさぉぅじずずげけくうずげぉぃじすくしいごさきいこ
ざくごおおさこずすくえがくじあおくえぃおくぎぉぇえぎけぅかぎがぎぇけげごあじざぎきかががぉいくすぇいじえずがきざぉいいおぎぇざざぇぐ
いさしぇじじおくさがいおぃあかけきごぅずぉしぉうずがげすぃがあさきさぃきこぃこじぎずじうかうくけげあがうぎぃうぐこあけぇぃすかきえすこ
ぐぅしおざじしきさずごぅざしさぎがごえけくおぅあぅがぉおけぅくけごうかぃげあしこげぇここぇげえごぃずがかごずこああいきえすかぎくじこが
くけぅくしあけうおこさかざげいぎくじごけぎぅおおじずぉぉぉぇさいぃこしくぉぉくしさしがうけうざいぇうきぃあしずざごこぉあくぇきじいぅぇこおげ
ざさいぉこぎこおあごえきがあけずしかじぉじぎきごうずかしいずがいぅがぇさきすがこじすけえぐざきぉきぎごあううしがぃぎいおあすがげぇ
しがしぅぃしがさぇおぅげきしかあざかぐかけぎえいかがくしぎかさおくいじうしこ
ずぃこごがぇおがじあくきぎげおがぅこすぃごくざぃじぎええぇごすぃごさぅぅごおしごくげがしくおくじぉぅけずじがけごぃざさかぃこえぐぇお
ごぐざかずかしけぉぐぃざかぎぃううきかあごきざぉぉここぃきけすささけさけうがぇしざえぎおずざけくぃぇざげこすげこけぃずこげぇきか
ぐがすげいがすざげかすぉぉかいあごさぐげじぎいうしげあきぅいくけえぇあぇぃずざごぉざじぉこがおぉざえこごじぉがぎざくぉずぉいぉす
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ぎききぐおおざえけぇずけぎうけかすぅおぉすあぉすあいかがきざこかおおかぎしぐさおがざくぎこきいうぃざざがぎしごすあかがけきぇえ
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しすずしけぐずげがすかげしえくぃえかこうすうおさかおずぇずぇごじくうぃいくじかこうさぇおざしぇおしあげぐぉこぅええきさしああぎすこご
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ぐぅしおざじしきさずごぅざしさぎがごえけくおぅあぅがぉおけぅくけごうかぃげあしこげぇここぇげえごぃずがかごずこああいきえすかぎくじこが
くけぅくしあけうおこさかざげいぎくじごけぎぅおおじずぉぉぉぇさいぃこしくぉぉくしさしがうけうざいぇうきぃあしずざごこぉあくぇきじいぅぇこおげ
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しがしぅぃしがさぇおぅげきしかあざかぐかけぎえいかがくしぎかさおくいじうしこ
ttp://www.nijibox4.com/magical/futaba/who-is-this/src/1219285697803.jpg エルフや妖精がこういうシチュになるのを想像するとタマラン
無邪気に畑の野菜を取って食べてるところを弱装弾でズドン!
何が起こったか訳が分からないまま、目をパチクリさせて内臓と血の飛び散った腹に手を当ててる。
やがて自分の身体に起こった異常事態を認識して、一気に崩れ落ちる。
必死に力を振り絞って身体を引きずりながら逃げようとするのを追跡。
涙目で怯えながらどんどん弱っていく様を観察。
こんなことになっても、まだ食べかけの野菜を握り締めてるお手手に萌えつつ
命の灯火がじわじわゆっくり消えるのを愛でる。
リアルに存在する生物だと想像するのもイヤなのに
架空生物ではどんどん妄想が膨らむ。
童話もどきまで書けそうな勢い。
詳細を訊こうか
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内臓さん良いものを読ませていただきました。
趣向・嗜好は確かにアングラですが
何より三郎に対する光輝の想いの描写が素晴らしかったです。
お疲れ様!!そしてありがとう!!
>>442 そこまで想像すると可哀想に感じてしまうなぁ。
性欲よりも小動物を殺してるようなイメージで。
ずぃこごがぇおがじあくきぎげおがぅこすぃごくざぃじぎええぇごすぃごさぅぅごおしごくげがしくおくじぉぅけずじがけごぃざさかぃこえぐぇお
ごぐざかずかしけぉぐぃざかぎぃううきかあごきざぉぉここぃきけすささけさけうがぇしざえぎおずざけくぃぇざげこすげこけぃずこげぇきか
ぐがすげいがすざげかすぉぉかいあごさぐげじぎいうしげあきぅいくけえぇあぇぃずざごぉざじぉこがおぉざえこごじぉがぎざくぉずぉいぉす
きざうあけぐぐかぉしかきぇうくずこけおしこぐさぇあすぎけずあすすがけがかすぐじいぐぇすうこざしすぅおいずきくあかおぉうざげぉぇこが
ぎききぐおおざえけぇずけぎうけかすぅおぉすあぉすあいかがきざこかおおかぎしぐさおがざくぎこきいうぃざざがぎしごすあかがけきぇえ
けけすぃかげかぃぅきぅいきごずじがけくこげぅじうぅうぉぉおがげえあぅいけすがすこかえごうぃざずがさきげぐしくかがぇぃあしこぎがすお
おけじずげおこぇくこおがけこおざしじぎじぉずかこぅごすぎぇがぅざきざぉずあこごごこがぉぉぉおぎずこすくじさずえしざぅずぇざざこいぇぃ
しすずしけぐずげがすかげしえくぃえかこうすうおさかおずぇずぇごじくうぃいくじかこうさぇおざしぇおしあげぐぉこぅええきさしああぎすこご
ずえあがぇじぇぎがえげうけじぅげいぃきあおうがかじぃきごじごいじぅぇぐじしおぉおざぇぎずががぇぇおえぎぃごかさごいぅずざけじざざきえ
おすがじこげくごいすけぃあぃぃしあぐかざがかしおいぃこきぎげえずずくうくあじいおかぉさぉぅじずずげけくうずげぉぃじすくしいごさきいこ
ざくごおおさこずすくえがくじあおくえぃおくぎぉぇえぎけぅかぎがぎぇけげごあじざぎきかががぉいくすぇいじえずがきざぉいいおぎぇざざぇぐ
いさしぇじじおくさがいおぃあかけきごぅずぉしぉうずがげすぃがあさきさぃきこぃこじぎずじうかうくけげあがうぎぃうぐこあけぇぃすかきえすこ
ぐぅしおざじしきさずごぅざしさぎがごえけくおぅあぅがぉおけぅくけごうかぃげあしこげぇここぇげえごぃずがかごずこああいきえすかぎくじこが
くけぅくしあけうおこさかざげいぎくじごけぎぅおおじずぉぉぉぇさいぃこしくぉぉくしさしがうけうざいぇうきぃあしずざごこぉあくぇきじいぅぇこおげ
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452 :
名無しさん@ピンキー:2008/08/28(木) 06:48:02 ID:7NaUTGf+
age
やっぱここで投稿するもんは四肢切断複雑骨折デフォぐらいのハードな内容じゃないと
いけませんかね
やたら丈夫な娘を延々いたぶる内容が好きなんだよね、怪我描写もせいぜい吐血か痣ぐらいで
格ゲーのリョナ的なもんだと思うけど
>>453 >怪我描写もせいぜい吐血か痣
いやいや、スレタイの「嗜虐」や「リョナ」の範囲に充分含まれると思いますよ。
投稿楽しみに待ってます。
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暇で暇でどうしようもなくなったら、リリなので一本書いてみるお( ^ω^)
長編小説投下での後でかなりやり辛くなっちゃったけど、カロリーヌ×ヤンゲルスでもどうだろうか?
いちいち言わずに投下していけばいいじゃないか
もともと過疎スレだし投下はスレも活性化するから職人は遠慮せずやっていこう
拷問ネタだからこのスレに書いた方がいいのかな
対象が女の子じゃなくてショタなのはすまない
ttp://nicovideo.jp/watch/sm979645/ この動画の7:50辺りからの展開で、ぬるめの拷問小説書いて下さる暇人はいないだろうか
死んだりはせず、拷問はこれからも続く…みたいな終わり方で。
敵に取っ捕まって仲間の救助はなく放っとけばダークサイドに堕ちるであろうバットエンド
液状の有害物質にむせるのとカオスが体内に入ってくる苦痛にもがき苦しんで
耐えきれずに気絶したら引き上げて水でもぶっかけて覚醒させて
意識取り戻したら質問をして、答えなかったらまたドボン
体力的に限界くるまで痛めつけたら、拷問は終わりにして牢屋にでも閉じ込めて終了
そんな感じの小説を書いて欲しい…
くろまんが大王のガイドライン
例:上のソースから、俺の設定を使うのは犯罪だ!!
解説:どっかのサイトのURLを晒しただけで、全く反論になってません。
具体的な箇所を記さない事からくろまんが大王の頭の悪さが伺えます。
そもそも、自分のクズSSの設定を使われて通報してやるなど、独りよがりオナニーもいいとこです。
例:他人の設定を使うNは確信して荒らしてる!!
解説:くろまんが大王が、論破されて反論できなくなった時に使ってくる論点のすり替えです。
まともに議論をしようとする人は、たいがいこの脈絡の無いすり替えに戸惑うでしょう。
例:何度言ってもわからない奴に、意見を言う価値は無い!
解説:くろまんが大王は、萌えBBSでもただ問題をややこしくしただけに過ぎません。
肝心な意見は他人任せ、自身は汚い罵詈雑言で荒らしただけ。
ようやく終わりかけていた問題を、『さかちー』なる感情論ぶちまけコテと一緒に泥沼に発展させただけ。
盗人猛々しいとはこの事です。
例:言っておくけど、俺は他人の設定を使うNを法的手段を使って通報しますからね
解説:たぶん、自分の事がカッコいいと思ってるのでしょう。バカです。
464 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/17(水) 22:27:14 ID:BfS0zc5x
保守
エリーのアトリエの
アイゼル、知ってる人いる?
ちと書いてみるので、投下され始めたらよろしく。
凌辱系になりそう。では、しばらく後にまた再見。
期待して待ってます
ヒッ!
イャーアアア!
イタイイタイイタイ!!
ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサ
アアアアアアアアア!!!
ゲボッ…
こんな悲鳴が住んでるマンションの地下から聞こえたらちょっとヤダかも…
本日千葉県東金市で
5歳の幼児が全裸で
路上に放置されているのが発見された…
リアルリョナorz
>>468 リョナのリの字もねーよカス
お前みたいな屑は本当に死ねばいいよ
全裸なんて、ただ服を着てないってだけじゃない。
そんなありふれた状態の何に興奮するんだか理解できんとですたい。
ちなみに報道で「全裸」っていう露骨な表現を使ったのは朝日系だけでしたねw
スレ汚し失礼。
ソフトリョナ好きってどこにいけばいいんでしょう?
ちなみにKJ MLはトラウマです。
あれはホラー系の雰囲気が耐えられん。
五歳の幼児が全裸と聞いて
埼玉県春日部市の某幼稚園児を想像してしまった
>>471 ここでいいんじゃね?表現がソフトだと一応断りいれてさ。
>>471は読む側だろ。
リョナ系スレはここしか無いと思うが。
腹責めスレは?
1.
ザールブルグ―
シグザール城を中心に、円を描く様な形を成して、その境界に
高い城壁を築いて、日々の平穏を保つ街。
そんな街の片隅に、冒険者たちが集い賑わう酒場、飛翔亭はあった。
「ディオさん、もう一杯…」
その酒場で、今、冒険者とは思えない若い娘が、誰が見ても、
無茶をしていると分かる程、顔を真っ赤にして、酒に溺れていた。
「悪い事は言わねぇ…もうやめときな、お嬢ちゃん…いや、アイゼル」
「な、何よ!…ッく…アンタはこの酒場の、ッ、マスターなんでしょ!
客が酒を催促してんのに、断る、てな…なってないわ!」
「悪いが、呂律が回らん様な泥酔者は、もうお客様扱いは出来んよ、アイゼル」
酒場のマスター、ディオはピシャリと言い放った。 アイゼルはそのハッキリとした拒絶に、一瞬キョトンとしたが、
直ぐに我を取り戻し、悪びれるでもなく、懐に手を入れて財布を出し、マスターに銀貨を差し出す。
「…これで、足りるわよね?」
「悪いが、追加には応じれねぇな…―ん?」
「違うわよ、もう帰るわ。今まで飲んだ分よ」
ディオはそれをも拒否した。
アイゼルは少し驚いた。 「え?だって…」
ディオは薄々感づいていた。
彼女が、アイゼルが何故この酒場に飲みに来たかを。
「今日の酒代は、俺の奢りにしておいてやる」
「…分かったわ。庶民様の気が変わらない内に、その好意に甘えさせてもらうわ」
ディオに、極めて陰湿な嫌味を声に含ませてお礼を言い、
アイゼルは銀貨を手に取り戻して酒場を後にした。
2.
酒場を後にしたアイゼルは、一路、錬金術アカデミーへと歩を進めていた。
(ノルディス…)
アイゼルは想い人の名を、心の中で呼んだ。
もう彼の眼中に、自分の姿など映ってなどいないと分かっていても、
想い慕う事を裁ち切れずにいた。
しかし―
その彼の傍らには今―
ふと足が止まる。
いつの間にかアイゼルは、アカデミー内部に到着していた。
そこで偶然、今だけ、少なくとも今だけは、最も会いたくなかった最悪な二人と、
最悪な気分でご対面となった。
「ノルディス〜」
「あ、エリーじゃないか」
(あの田舎娘―!)
(あの―××●●●)
アイゼルは言い知れぬドス黒い感情の荒波を、必死に無表情の仮面下に納める。
そして極めて冷淡を装い、エリーの眼を見つめて一瞥し、踵を返しアカデミーを後にした。
「アイゼル…」
一瞬、エリーは申し訳なさそうな顔をして俯いたが、
次に顔を上げた時に、その不安げな顔は消えていた。
ハッキリと、ノルディスとうまくやっていく、とした意思を剥き出しにして。
3.
アカデミーを後にしたアイゼルは、エリーのアトリエのすぐ近くまで来ていた。
(…何やってんだろう…私……)
しばらくして―
当然、アトリエの主が帰ってきた。
こちらには気付いていない様子だった。
(エリー…)
会わないでこのまま引き返し、また酒場で酒に溺れ、全てを無かった事にして水に流したい、
そんな感情に流されかけたが―
アイゼルは決意した。
せめて最後は潔く、敗北を認めて―
そんな覚悟を決め、アトリエの扉をノックした。
「は〜い!開いてま…」
ガチャ。
「…」
「…あ、アイゼル…」
アイゼルはエリーの顔をマジマジと見つめた。
去来する様々な過去の思い出、記憶。
やがて―
「(要約すると皮肉)!」
「(その大半は罵倒)!」
「(かなり意味不明)!」
溜まっていたモノを、全部ブチまけてしまった。
そして知ってしまった。
『だから』
自分はノルディスに選ばれず、エリーが選ばれたんだと。
そして、エリーの哀れみの瞳に映っている情けない自分の姿こそ、紛れもない
『負け犬』だったんだと。
4.
アイゼルはエリーに散々言いたい放題喚き散らし、アトリエを後にした。
始めは、とぼとぼと歩いていたが、いつしか走り出し、逃げ出していた。
(あんたなんて!あんたなんて!あんたなんてッ!)
天気が変わる。
にわか雨。
直ぐに全身ビショ濡れ。
アイゼルはこの雨に感謝した。
泣いても、それが涙か雨か、わからなくなるから。
「うっ、うっ…うわああああぁああぁああああああああああああぁああああああ!!」
号泣。
ひたすら泣いた。
身に迫る危機を全く感知する余裕も無く―
手練れの冒険者達さえ、警戒する街の外側で、一人の少女が、
ただ1時間近くも立ち尽くすのは、極めて自殺行為に等しかった。
アイゼルは、あっさりと数人の賊達に囲まれた。
5.
アイゼルは、盗賊達に囲まれてからやっと、自身の迂濶さ、無防備さ加減に気付かされていた。
(しまった―!)
人数は6人。
アイゼルは魔法の杖を所持していたので、丸腰では無かったが、
魔法の杖の力は、精々人一人をぶっ飛ばすのが限界、しかも
それを相手に見られたら、間違いなく後の残り5人は、その力に怯えるでもなく、
こちらに飛びかかってくるだろう。
そして―
無情にも戦闘が開始され、アイゼルの想定通りに、一人をぶっ飛ばしたものの、後の
5人に、アイゼルはあっさりとやられ、身体を拘束されてしまった。
「へっへっ、いい身体してんじゃねーかよぉ」
「よくも俺らのダチをあんな目にあわせてくれたなぁ?ああ?」
(仲間意識なんか皆無のクセに、ぬけぬけと―)
「か弱い女の子に手を出した、当然の報いじゃなくて?」
毅然と言い放つアイゼルに対し、盗賊達は下卑た笑いでアイゼルを嘲笑した。
「こんな物騒な杖を持った女がか弱い?あり得ねー!ぐひゃひゃひゃ!」
「か弱い女ってのはなぁ…」
盗賊の一人が、アイゼルの服の、胸辺りを力任せに引き裂いた。
「きゃああああッ!?」
「そうそう!そうやって素直に悲鳴をあげる様な、可愛い娘を言うんだよ!」
6.
盗賊の一人が、アイゼルの小柄に膨らんだ胸を揉みしだいた。
「…ッ!やめ……て!」
「おいおい、これからが本番だろうがよぉ?仲良くやろうぜぇ?」
(げ、下衆が―!)
アイゼルはこれから起きる事に想像が及び、恐怖した。
しかし、ソレを避けられない事もまた、想像ついてしまう自身に自己嫌悪を抱いた。
(…ああ、でも…)
アイゼルは、ふと思う。
もう自分に、誇りや純潔を守る意味がどれほどあるのかと―
堕落した思考がアイゼルの脳裏を支配し始める。
もう、自分に生きている価値は残っているのか?
賊達が更にアイゼルの服を引き裂き、蛮行がエスカレートする程、
アイゼルは抵抗する気力を失い、やがて―
「おっ、観念したか?」
アイゼルは賊にされるがまま、裸にされる頃には、
もうその顔に覇気もなく、 「…やめて…くだ…さい」 意味の無い空虚な言葉を繰り返すだけだった。
7.
それからアイゼルは、手足を縛られ、大の男達を5人も相手する羽目に陥っていた。
賊の一人が、媚薬に相当する妙薬を所持していたらしく、アイゼルは、それを患部に塗り込まれると、
容易く意識を鈍らせ、男達に色目を送ってしまう程に恥態を晒しだした。
「はあ……ぁん」
「くくく…いい気味だなぁ、おい」
盗賊の一人が、アイゼルの頭を鷲掴みして持ち上げ、
その顔が半分、既に正気を失っている事を確かめると、そのまま
アイゼルを放り投げ捨てるる。
(わ、私……何で…)
何でこんなに身体が火照ってるの?
何でこんなに身体が敏感になってるの?
何でこんなに無様な有り様なのに―
濡れていた。
(感じてる…のね)
アイゼルは媚薬によって強引に開発されていく、自身の身体に起きている変化を、
自身の恥態を頭の中に描く言い訳で正当化し、堕落していく道を選んでしまった。
「ん、観念したか?」
アイゼルは芋虫の様に這い進み、賊の一人の肉棒にしゃぶりついた。
(…ノルディス―)
そうよ。
私は、もう貴族の娘でも、ノルディスに追い付け追い越せの、練金術アカデミーの優等生でもない。
夢破れた、ただの負け犬。
だから、こんなにも無様に、下衆な男達に弄ばれても感じてる。
「お、自分から腰を動かしやがったぜ!」
深々と子宮に注ぎ込まれた肉棒、アイゼルはそれを逞しくする運動に徹した。
「あ…あッ…あッ、あ!」
4
8.
上下する身体は、そのままアイゼルの性器を刺激し、彼女を快楽の虜にしていった。
(こんな下衆たちに、私は股を開いて喜んでる―)
既にアイゼルの股下は、精液が滴り落ち、繰り返しの上下運動の、十分な潤滑油となっていた。
(私、きっと本当に淫乱なだけの小娘だったのね…)
「くくく、激しく動きやがって。もう、この…」
アイゼルを突き上げていた賊が、時折リズムを変えて変調な
リズムで小刻みに身体を震わせ、再びアイゼルを突き上げる。
「あひ!う!…ん!」
「男の刺激から逃げられない雌犬に仕上げてやるぜぇ!」
(ああ…)
アイゼルは激しく身体を上下させながら、堕ちていく自身の意識に、言い訳すら出来なくなっていた。
(す、凄い……気持ちいい。もう、もう私は―)
「……して」
「ん?何だ?」
アイゼルは泣き笑いで、自身を突き上げてた賊に、心の、精神の敗北を吐露し、認めた。
「わ、私を…あなた達の、雌にして……ください…」
もう、私は誰にも必要とされないのだから、こんな賊達にさえ、
雌としてでも、必要とされていると思える事は、もしかしたら、
逆の救いかもしれなかった。
9.
アイゼルは肉欲のままに賊達に弄ばれて、ひたすら絶頂まで
イカされては、また違う賊との絡みを強引に強要され繰り返す、まさに雌奴隷と化していた。
(見て…ノルディス…)
アイゼルは、身体に押し寄せる快楽のままに、賊達に穴と言う穴を突かれ、塞がれ、
弄り回され、沸きだす液は垂れ流しのまま、男達に、乱雑に扱われる程に昂った。
(私って、こんなに…)
アイゼルはビクンビクンと、時折激しく身体を「く」の字から、逆の字の形「>」を描く程に揺れ動き、
それに伴って靡く乱れた髪が、彼女を、アカデミーの一女生徒から、淫靡さを醸し出す女へと彩った。
(卑猥な身体をしてたのね)
更に、だらしなく半開きになった、うがいが出来る程に唾液が貯まった口からは、ゴパッ!と
不定期に唾液が吹き出されて、凛とした表情の面影も失い、
盗賊達の肉棒を美味しそうにくわえてしゃぶる、娼婦の顔のそれに堕していた。
「さあ、これから何をどうしてほしい?自分から、おねだりしてみな」
「……ぅん、これ…を」
アイゼルは、賊の肉棒を美味そうにしゃぶりながら、素直におねだりした。
「私の…オマンコにぶち込んで……ください…」
10.
はっきりと、口に出しておねだりしたアイゼルは、もはや、賊達の性欲処理の便器でしかなかった。
(…もっと、…私を責めて…)
「お望み通り、ぶち込まれた感想はどうだ?おら!」
「うッ!ん!」
アイゼルはビクンと反応した。
それから激しくピストン運動で責められ続ける中で、叫ぶ様に哀願した。
「き、気持ちいい!凄いッ!気持ちッ…いいのッ!もっと、奥まで突いてッ!い、入れてえぇッ!」
(この無様な姿が、本来の私なのよ!―)
アイゼルはひたすら弄ばれる中、意識はやがて別な事を思い描いていた。
(ノルディス…)
好きな人。
惚れた人。
そして夢破れ、今。
(私の、この姿を見たら、きっと…私を選ばなくて良かった、と思うわ…)
身体はもう、盗賊達に奥の奥まで愛撫され尽くし、それに敏感に反応し、女の悦びに目覚め、
歯止めの効かない快楽の渦の中に溺れ、アイゼルは、自身が恋焦がれた人に相応しく無い事を悟る。
(そうよ……私みたいな、こんな淫乱な女、貴方に相応しくなかった…)
「あッ!あッ!もっと、激しく、つ、突いてッ!お願いいッ!!」
(ああ、私―)
ペニスに貫かれ、それが口から突き出てきそうな錯覚さえ覚えて、
ドクン、ドクンと脈打つ快感を全身に染み渡らせて、アイゼルは、
自分の身体は、もう愛した人の元へは帰れない身体になった事も悟った。
(…もう、壊れてる…壊れてるよぉ……あは、あはははは…)
11.
アイゼルは繰り返される凌辱と快楽の中、その精神は、もうぐちゃぐちゃに乱れ壊されていた。
やがて―
思考する事を止めた。
後は、自分の身体を支配する快感が全てとなり―
(か、快感ッ―!)
(私、この刺激に飢えてただけなのね!)
(ペニス欲しがってる今のこの私が、本来の自分だったのよぉッ!)
完全に性欲に呑まれて、アイゼルは理性を砕かれ、
およそ、人、と言うより、獣、に近い存在までに堕ちていた。
「はひ、あへへへ…」
(ノルディスぅ…)
そして、それでも―
アイゼルは。
「…の、ノ…」
「の?」
(―愛してる)
フラれても、裏切られても、結局忘れられない。
こんなにも賊達との乱交に身を堕としてさえ、結局、アイゼルはノルディスを忘れられず。
気絶するまで、その名を叫んでしまっていた。
「ノルディス!ノルディス、ノルディスうぅ!」
(こんな、汚物でも!)
(こんな、変態でも!)
(許して!私…やっぱりあなたの、貴方の事がッ!ノルディスが、ノルディスの事がッ!好きなのぉ!)
アイゼルの意識が遠退く。
限界だった。
彼女が、真っ当な人間であれる時間の―
―― ―― ―― ――
「……ここまで、ね」
ヘルミーナは自身の研究室棟の研究室の中、目覚める。
12.
「…せい、先生!」
「!」
顔にこそ出さなかったが、ヘルミーナは心臓が口から吐き出されるかと思う程、驚いていた。
「あ、アイゼル…部屋に入る前にはノックくら…」 そうか。
ヘルミーナはすぐ、アイゼルがノックしなかったのでは無く、自身が(寝ていた)から気付かなかったのだとわかった。
「…その、いえ、何度もノックしたのに、全く何の応答もないので…心配して」
「余計なお世話よ…けれど、今度から気をつけるわ」
「はい、ではこれで…」
アイゼルは足早にヘルミーナの研究室から出て行こうとしたが、それをヘルミーナは呼び止めた。
「あ、あの何か?」
「アナタ確か、今、ノルディスとか言う生徒と仲がいいのよね?」
「え?……まぁ…はい」
一応、相手は先生だったので、アイゼルも渋々頷く。
「……気をつけなさい」
「はい…って、え?」
「私の、予感、かしらね」
アイゼルは狐につままれた様な顔でヘルミーナの方を見た。
「あなたがノルディスとうまくやっていくつもりなら、私の元にはあまりいない方がいいのかもね…」
「あの…先生が何を仰っているのか、話が見えないんですけれど…」
「気にしないで。あくまで私の予感だからね」
アイゼルは余計に気になったが、詮索を嫌う相手で、そういう先生だった事を知っていたので、
それ以上は聞かず、再度、会釈、挨拶をして部屋を出ていった。
(まさか、ノルディスと破局した先に、こんな破滅もあったなんて、ね…)
仮定の夢見。
ヘルミーナが開発した、『イフ(IF)』の世界を垣間見れる秘薬。
それが見せた幻。
特定されたキーワードと条件を頭に思い描き、昏倒する様に眠る事で、仮定された未来世界を旅する事が叶う、調合品。
「まあ、仮定の域をでないけれど、アイゼルには、この夢見の事は話せないわね」
言ったところで、私の方が変人、狂人扱いされるだけだろうが―
「……次は、誰の未来を仮定してみようかしらね…ふふふ…フフフフフフ」
E N D
いつかのコメントを入れた責務として最低限はやった。
気に入らなかったら、保守がわり、だとでも思って、諦めて忘れてくれ。
正直
勃起した
良く頑張ったな。エラいぞ!
492 :
名無しさん@ピンキー:2008/09/30(火) 19:36:49 ID:Qc8MsOvZ
勃起age
20分ほどの動画ですね。
御覧なさい、牢屋らしい薄暗い空間に、少女が一人、全裸で居ます。
これから何が起こるのか、きっと良識あるあなたには考えられないでしょう。
どうやらこの牢屋は地下にあるようですね。
天井に安っぽい蛍光灯が光っていて、無機質なコンクリートと少女をぼんやりと照らしてる。
画面の左奥にはベッドですかね。鉄パイプで組み立てたような簡易なベッドが備えられていてます。
右奥には便器が置いてあります。転がっている銀色のものはおそらく皿ですね。
住むところも食べるものも、到底人間のものとは思えない。
画面中央で佇んでいる少女がアップになりましたね。
直立不動を命じられているのか、鎖で首を繋がれたまま人形のように動きません。
目隠しをされているので表情は分かりませんが、およそ感情というものが見受けられない。
少女は目隠しを外すことを許されないんですかね。おそらく目隠しされたままずっと生活してるのかもしれません。
手足は棒のように細く、乳房はわずかに膨らんでいる程度。黒髪はまっすぐ腰のあたりまで伸びています。
その体付きから察するに、年齢は12〜14くらいでしょうか。
腹ですか?腹は大きく膨らんでいますね。
妊娠後期、すでに臨月くらいでしょうか。
幼い身体にアンバランスなほど、胎児を孕んだその腹は丸々と突き出ています。
その身体を頭から爪先まで舐めるように映して、場面が変わりました。
少女が部屋の隅の便器に固定されてますね、口をあんぐりと開きながら。
このペニスは撮影者のものでしょう。
尿が少女の口に音を立てて注がれます。
本来、たくさんの言葉を話し、おいしいものを食べ、やさしいキスもするはずなんですがね。
その口は今や便器同様の扱いですね。細い喉がコクリコクリと音を立てて男の尿を飲み込みますが
ほら、それでも唇の端からは黄色い液体が流れだしてる。
全て飲み干すのでしょうか。いや、むせ返りました。気管に尿が進入したのでしょうな。
仰向けのまま固定されているので口腔内に残った尿を吐き出せず、ひどく苦しんでます。
おや、男の硬そうな拳が、少女の顔面めがけて飛んできました。
1発、2発、3発、重い音を立てて少女の、頬へ、鼻へ、叩きつけられてますね。
画面が暗くなって、また場面が変わりました。
少女の膨らんだ腹がアップになってます。男が指で何やら腹に文字を書いていますね。
赤いインクのようなものでアルファベットが綴られてますが、それが少女の鼻血であることは言うまでもありますまい。
次第に血文字がかすれてきましたね。男は少女の鼻に指をねじ込みました。
少女の上半身が映りましたが、どうやらベッドに固定されているようですね。
両手をバンザイの状態で鎖に繋がれていて、殴られた顔は血にまみれ、すでに痛々しく腫れてますね。
「J」「A」「P」「A」まで綴ったところで血が足りなくなったようですね。
鼻にいくら指を突っ込んでも、すでに鼻血は止まってしまったみたいです。
ふたたび少女の顔面に男の拳が振り下ろされるところで、またもや画面が暗くなりました。
次の場面ですね。
少女の妊婦腹に「JAPANESE PUSSY」と綴られてます。
意味?まあ、この少女を侮辱する言葉ですよ。
ここでカメラが少女の顔を映しましたね。ああ、目を背けないで。
ほら、鼻はいびつに折れ曲がり、唇は何箇所か裂けている。
鮮血のせいで顔の下半分は大きな赤いマスクをしたようになってますね。
ゆるゆると流れ出る血は、少女の顔の下に大きな血溜まりを作ってます。
画質が悪いんでよく分かりませんが、シーツには他にも古い血と思われる赤黒いシミが点々と残っているようです。
少女がここでどういう毎日を送っているか、想像ができる。
少女はぐったりとして動きませんね。アイマスクのせいで分かりませんが、意識は無いようですね。
男は少女の頬を数度叩き、ぴくんと身体を震わせ、ああ、少女は気を取り戻しました。
また場面は変わり、血の辱めを受けた少女の腹が、ゆさゆさと上下に動いています。
カメラはゆっくりと下へ降りてゆき、ペニスに貫かれた少女の秘部が映し出されましたよ。
少女が上下するたびに鼻血が一滴一滴飛び散ってますね。
太ももの内側に筋を浮かび上がらせながら、必死でピストン運動を繰り返します。
慣れているようです。一定の速さで、機械的に、腰を動かしてますよ。
ハメ撮りってやつですかね。まるで見てる私の腹の上で少女が動いてるように思えます。
それにしても、これほどまでひどい仕打ちを受けた相手に、懸命に奉仕しなければならないなんて。
全身を使ってペニスをしごいているようなものですよ。その屈辱は察するに余りある。
鼻があの通りなので、口で必死に呼吸している。
疲れて動きが遅くなるたびにその腹を平手でピシャンと叩かれて、まるで少女は家畜のようですね。
たとえ新しい命を宿していようとも、もはや少女を思いやる者は一人もいない。
ああ、ようやく男が射精しましたね。
ペニスが引き抜かれたあとの秘部から白くて濃い精子が流れ出る。
少女はだいぶ疲労したようで、息が荒い。
え?少女の指先ですか?
ああ、これは私も気付かなかった。画質が良くないもので。
よく見ると足の指もですね。二十本全部に包帯のような布が雑に巻かれている。
血が滲んでいるように見えますね。先ほどの鼻血とは違い、だいぶ古いようだ。
きっと剥がされたんでしょうね。一枚一枚。そういう拷問もやっているのか。
あれ?どうしました?あなたさっきから顔色が悪いようですが。
ああ、ほら、見て下さい、ぐったりしてる少女の腹にタバコの火を押し付けましたよ。
さすがに悲鳴を上げましたね。それでもだいぶ押し殺してましたが。
また場面が変わりましたね。
コンクリの上で股をM字に開いたまま、両腕は後ろ手に縛られている。
男が持ってるのは、金づち?いや木づち、ですかね。
白い布を何重にも巻き付けた木づちのよう。
もう大体、何をするか想像ができますね。
リアルタイムで見ているがスレ違いじゃないか
まるで氷を砕くみたいですね。
何度も、こう、少女の顔面に力いっぱい打ち付けている。
場面が変わりました。コンクリ一面まっ赤ですね。
少女の脚は血の海に投げ出されたまま、ちっとも動かない。
おや男が何かつまみ上げましたよ。少女の、奥歯ですかね。よく見ると何本も落ちてる。
カメラは次第に、上に、ああ、少女の胸から妊婦腹まで血に染まってる。赤いぼろぼろのエプロンみたいだ。
顔は、うなだれていてよく分かりませんが、あっ、髪の毛を乱暴に掴み顔を上げさせましたね。
ぐしゃぐしゃですね。鼻や口から流れるように血を吐き出してます。ひどいものですね。
男が手を離すと、まるで糸の切れた人形のようにガクンと頭が落ちる。
また場面が変わりましたね。男が少女を犯してます。
ぜんぜん動かずまるでダッチワイフみたいだ。
少女はアイマスクの代わりに頭からすっぽりと枕カバーのようなものを被せられてますね。
白いカバーの下半分は血に染まってます。おや、右目のあるあたりが、赤く丸いシミになってますよ。
これはきっと右の目玉が潰れたんでしょうね。
男がまたもや精子を吐き出しましたよ。
少女は終始ピクリとも動かなかったですね。大きなお腹がゆっさゆっさ揺れるだけで。
少女の身体を横向けにして、さっきの血溜まりを指でこね回し、背中に字を書いてますね。
「h」「t」「t」「p」「:」「/」「/」ああ、URLだ。
この文字を書くために少女の顔を破壊したんですね。
URLが長いからいっぱい血が必要だったのか。
血文字のURLがアップになって、動画が、終了しましたね。
さて、どうでしたか?楽しめましたか?
おや、あなた青い顔をしてどうしたのですか。それにひどく震えている。
そんなに怯えなくてもいいんですよ。
・・・もう一度、少女の顔がマトモな頃に巻き戻しましょうか。
そういえば、この少女の口元、以前に大雨で増水した川に流されて行方不明になった子に似てますな。
いくつかの遺留品が海の方で見付かったそうですが・・・死体は上がらなかった。
警察も遺族も事故ってことで納得したそうですが、本当にそうでしょうかねぇ?
私みたいな邪な人間は、「きっと本当は誘拐されて遠い国にでも売られてしまったのだろう」と想像してしまうんですが。
それはそうと、私ね、実はこの続きの動画を耳に挟みましてね。
この少女のその後はといいますと
顔面を包帯でぐるぐる巻きにされて犯されて殴られて犯されて出産して犯されてまた妊娠して犯されて殴られて
殴られたり折られたり切られたり焼かれたり貫かれたり磔られたりしながらも、まだ不幸にも生きてるそうです。
この前は耳を削ぎ落とされて、包丁でみじん切りにされて、エサに混ぜられて喰わされたとか。
さて、そろそろ車を出しますよ。
今日は大雨が降るそうです。
END
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
フィクションと現実を混同してしまう方は読むのをただちにやめてください。
このスレは二次創作限定なのかな?
でも、これ読んでちょっとでも「おえっ」としてくれたなら嬉しいです。
自分で書いててサイコーに気持ち悪かったし。
うおっ!単なる少女拉致監禁暴行モノと思いきや・・・
そういうオチ(いわゆる考えオチ)かよっ!GJ!
実際のスナッフビデオのコピペ荒らしのやつかと思ったよすまない
俺は愛あるリョナじゃないと理解できないがとりあえず乙でした
いいね、おえっとなったよ
こういうタイプの話は割と好きだからGJ!
>>500 惨たらしい情景が浮かんでくるSS、GJです!
今、本当に大雨が降っている中で読んだので設定と現実のリンクが感じられて面白かったです。
うえっとくるけど最後まで読んじゃったよ
GJ!
たださ、注意書きって最初につけなきゃ意味なくねw
56 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2006/06/07(水) 14:17:52 ID:6Z6CdIGx
「臭のしけ」(おたのしけ)=「他人の設定を使うN」
(amns ◆FqzSak5tNk, MADWRITER ◆UYleBl5vm 萌えBBS駐在)の
白 日 の 下 に 曝 さ れ た 恐 る べ き 罪 業 の 数 々
・厨房のふりをして気に食わないSS書き(くろまんが大王)に嫌がらせ。
・散々粘着しておきながら、当のくろまんが大王にダブハンを指摘されると、
それを逆手にとって自分の粘着を正当化。被害者を装う。
・その後、思い出したように関係のないリョナスレに長期に亘って粘着。
のみならず前スレ(あずまんが大王のエロいのないんかねぇ-10-)に対して
くろまんが大王のふりをしてしつこく粘着。一人相撲で荒らす。
・Nというダブハンで関係ない所を荒らしまくっていた事を暴露されると、削除議論で火病。削除人に叩き出される。
・挙句、これだけの事をしでかしながら揉み消しの為削除依頼スレに泣き付くw
・それさえ却下されると、次スレ(あずまんが大王のエロいのないんかねぇ-11-)自体を潰そうと荒らし再開。
・今度は最悪板で自演を行い、頽勢の巻き返しを企画。
まさにクズの極み……
ゴキブリ=おたのしけクオリティw
56 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:2006/06/07(水) 14:17:52 ID:6Z6CdIGx
「臭のしけ」(おたのしけ)=「他人の設定を使うN」
(amns ◆FqzSak5tNk, MADWRITER ◆UYleBl5vm 萌えBBS駐在)の
白 日 の 下 に 曝 さ れ た 恐 る べ き 罪 業 の 数 々
・厨房のふりをして気に食わないSS書き(くろまんが大王)に嫌がらせ。
・散々粘着しておきながら、当のくろまんが大王にダブハンを指摘されると、
それを逆手にとって自分の粘着を正当化。被害者を装う。
・その後、思い出したように関係のないリョナスレに長期に亘って粘着。
のみならず前スレ(あずまんが大王のエロいのないんかねぇ-10-)に対して
くろまんが大王のふりをしてしつこく粘着。一人相撲で荒らす。
・Nというダブハンで関係ない所を荒らしまくっていた事を暴露されると、削除議論で火病。削除人に叩き出される。
・挙句、これだけの事をしでかしながら揉み消しの為削除依頼スレに泣き付くw
・それさえ却下されると、次スレ(あずまんが大王のエロいのないんかねぇ-11-)自体を潰そうと荒らし再開。
・今度は最悪板で自演を行い、頽勢の巻き返しを企画。
まさにクズの極み……
ゴキブリ=おたのしけクオリティw
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
フィクションと現実を混同してしまう方は読むのをただちにやめてください。
ぼくの家のごはんは今日もお肉です。
でも、となりに住むサエコちゃんの家は、お肉を食べれません。
どうしてなの?とお母さんに聞いたら「そういうお家だからよ」とだけ答えてくれました。
サエコちゃんはかわいいです。
ぼくと同じ小学校に通い、同じクラスで勉強してます。席もとなり同士です。
だけど、サエコちゃんは、ぼくやみんなと同じランドセルを買ってもらえません。
どうしてなの?とサエコちゃんに聞いたら「そういう家だからよ」とだけ答えてくれました。
サエコちゃんはスポーツがすごく得意です。
脚なんてこーんなに長くて、ぼくと一緒にスタートしても3秒も4秒も早くゴールします。
サエコちゃんの髪の毛はやわらかいので、走ると風にさらさらとなびきます。
ぼくは走ってるときのサエコちゃんの姿がいちばん好きです。
だけど、サエコちゃんの靴はボロボロで、親指まで突き出ててすごくかわいそうです。
どうしてなの?と先生に聞いたら「そういう家だからだよ」とだけ答えてくれました。
けれど、ぼくにはそれがよく分かりません。
ぼくもサエコちゃんも同じなのに、どうして違うのでしょうか?
僕の家のごはんは今日もお肉です。
でも、となりに住むサエコちゃんの家は、お肉を食べられません。
高学年なっても、サエコちゃんと同じクラスです。
気付けばこの何年かで本当に仲良くなったと思います。
教科書のないサエコちゃんのために、机を寄せ合ったりして一緒に勉強したりもします。
サエコちゃんのシャツはヨレヨレで、ちょっと覗くとオッパイの先っぽまで見えます。
僕はなぜか、もっとサエコちゃんのことを知りたいと思うようになりました。
僕は友達のお家で遊んでるときに、気付きました。
そういえば僕はサエコちゃんの家に一度も遊びに行ったことがない。
お互いとなり同士なのに、僕はなんてバカなんだ!
僕はみんなに言いました。今度一緒にサエコちゃん家に遊びに行こうよ、と。
だけどみんなは、サエコちゃん家には行っちゃダメなんだよ、と言いました。
どうしてなの?とみんなに聞いたら「そういう家だからだよ」とだけ答えてくれました。
僕の家の夕飯は今日もお肉だ。
でも、隣に住むサエコちゃんの家は、お肉を食べられない。
中学生になっても同じクラスで、僕は嬉しく思う。
しかし、相変わらずサエコちゃんは教科書も満足に買い揃えることができない。
入学式のときだってそうだ。制服を用意できなかったので一人だけ私服のままで写真に載ってしまったのだ。
・・・サエコちゃんは、奨学金などの「制度」は知らないのだろうか?
それでもサエコちゃんは、一生懸命勉強している。
中学になると学力というものが、偏差値という新しい数値で測ることができるようになる。
サエコちゃんは僕より10も高かった。
僕だって決して悪くないのに、だ。
出来ない奴らは、頭の良い奴は違うね〜などとはやし立てるのだが
僕は知っている。サエコちゃんは本当の本当に努力してるということを。
サエコちゃんは僕と同じ部活に入った。文芸部だ。
僕は適当にゆるい部活を選んだだけだったが、サエコちゃんはどうしてだろうか。
中学に上がったらバスケット部か陸上部かなどと言ってたサエコちゃんなのに。
どうしてなの?と僕は思ったが、「そういう家だからだ」と納得した。
なるほど、文芸部ならばシューズを買う必要も無い。
彼女の白いブラウスは学校指定のものと少し違っている。
・・・僕らは同じ地点からスタートしたはず、ではなかったのか?
僕の家の夕飯は今日もお肉だ。
でも、隣に住む彼女の家は、お肉を食べられない。
中学2年の秋のことだった。
彼女が学校に姿を見せなくなって、どれくらい経っただろうか?
一学期の期末テストを最後に、夏休みを挟んで、たっぷり三ヶ月は会っていない。
先生も、クラスメイトも、彼女のことを心配してる。
先輩だって、後輩だって、彼女のことを心配しているのだ。
みんな彼女のような気の優しい子に惹かれているのだ、そう僕だって。
―――僕は考えてみる。一年前、サエコちゃんが部活を選んだときのことを。
金のかからない部活の中から、よりによって僕と同じ部活を選んだ理由を、僕は考えてみる。
これから僕は、彼女の「家」を、訪ねることにした。
僕の家では今頃、鍋の中で肉がコトコトと美味しく煮えているのだろう。
しかし、サエコちゃんの家は。住むところも、食べるものも、ほとんど家畜同様の彼女の家は。
まるで白痴のような父親だった。
根元まで吸ったタバコを指に挟み現れた父親は、顔がゴムのように黒ずんでいた。
白髪交じりの中年で、それでいながら何も知らぬ少年のような笑みを浮かべるから、心底ぞっとする。
彼女の家の中は、靴、靴、靴、狭い玄関では粗末に脱ぎ捨てられた靴の上に、靴が重なり、どれも汚れている。
雑貨、日用品、ゴミ袋、ゴミ袋、ほこり、食いカス、ダンボール、ムカデ、子供、子供、ゴキブリ、子供、子供、子供
空き缶、吸殻、吸殻、子供、子供、子供、子供、ブタ、子供、母親、父親・・・。みんな半裸だった。
サエコちゃんは10女5男の、上から三番目だった。
次女は17歳で2人も子供を産んでいて、18歳の長女は3人目の子供を出産したばかりだそうだ。
それでいながら母親は、惨めに肉が弛みながらそれでいながら未だ淫乱な母親は、まだ子供を作る気でいるらしい。
「つーかねそもそも計画的に子作りとかバカらしい」と父親。「生活とか、金とか、そういうんじゃなくて結局は愛が・・・」
「ありきたりの大人になっちゃいけねぇと思うのね、やっぱ。俺らはコイツらを育てる・・つーか酒!酒どこ行った酒!」
この家族、全てあわせると、20人家族・・・いや・・・21・・・もうどうでもよかった。
サエコちゃんは妊娠していた。
ずいぶん前に受精したのだろう。すでにお腹は大きく膨らんでいた。
誰よりも早く走るその身体は、少女から牝へと変貌を遂げ、幼い顔とアンバランスな丸みを帯びていた。
かつて覗いていたピンクの乳首からは母乳が溢れ出し、長女と次女の赤ん坊に両の胸を使いそれぞれ授乳していた。
うつむいたまま顔を上げないのは、おそらく泣いているから。
相手は、おそらく父親か、それとも兄弟か。
いや、この狭い家で孕まされたのだから家族全員が共犯と同じだ。
妹や弟、兄や姉、父母の前で、繰り返し種付けされたのだろう。
兄妹の布団の上で結合し、寝息と嬌声が混ざり、枕元で乳房が揺れ、寝顔に精液が垂れる。
だが、それも、もう、どうでもよかった。
僕の家の夕飯は今日もお肉だ。
彼女は高校に進学できなかった。
あれだけ成績が優秀であっても、学費が払えなくては意味が無い。
また、あの両親が補助金などの制度を知るはずもなかった。
彼女であれば無利子の第一種奨学金が受け取れたはずなのに。
思えば彼女は僕と同じスタートラインになんて立っていなかった。
どうしようもなく、絶望的な、距離にいて、僕らと「同じ」では決してなかったのだ。
彼女の家は跡形も無く消えていた。
僕は心の中で彼女にサヨナラを告げた。
この国の今の制度だと、彼女はもう人間として生きていけないからだ。
なぜなら、この国では貧困層の固定化による負の連鎖を止めるべく、とある制度が設けられているのだ。
納税も教育も労働も満足に出来ぬどうしようもなく底辺に位置する親。及びその親と同じ道を辿る子。
さまざまな条件を満たしたときに適用される制度。
その制度に引っかかった者は、住民票から国籍、そして人権の全てを破棄されて、屠殺場へ送られ解体されるのだ。
彼らは豚や牛などの家畜と「同じ」ように並べられ、「同じ」扱いを受けて、「同じ」ように塊りとして吊るされる。
そして「同じ」ように食材としてスーパーの生肉コーナーに並ぶ。
食糧問題も抱えるこの国では、食肉の多くが、こういった「人間」の肉によって賄われているのだ。
僕の家の夕飯は今日もお肉だ。
ハンバーグになったサエコちゃんを舌の上で味わう。 END
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
フィクションと現実を混同してしまう方は読むのをただちにやめてください。
・・・あえて何も言いません。
そうきたか。
小林泰三は好きかい?
俺は大好きなんだ。
ソフトなリョナを求めてここを覗いてたんで、猟奇やグロが好きなわけではないんだが、
>>515に嫉妬とともに激しいGJを送りたい。
>>515 むむ、なんだかコトコト煮られた気分になった。GJ。
>>515 いいな、いいね、とてもいい
俺もそろそろなんか短い話を書きたくなったな…
上手いな。短いながらもテンポ良くまとまってて、想像力を掻き立てられるよ。GJ
>>515 GJ。 面白かった。
なんか筒井康隆や星新一のジュブナイル短編にありそうな話(ホメ言葉)だな。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
フィクションと現実を混同してしまう方は読むのをただちにやめてください。
それは何百年も生きている妖怪だった。
彼女が、何故、何処で、どの様にして生まれたのかは誰にも分からない。
その時代の権力者が栄えて滅ぶ。そのさまを何代と繰り返し見てきたから
何百年と認識してるだけであって、本当のところは彼女自身にも分からない。
夜を好む彼女は闇を舞い、梟や鴉の声を聴きながら草枕に寝転ぶ。
満月の晩には、山の上の一番背の高い樹に登り、物思いに耽る。
それが彼女の唯一の愉しみだった。
かつては人間と共に住み、人間を心から好いていた。
さまざまな奇跡を見せては神と呼ばれていたのだが
彼女の持つ、とある「性」が、それを許さなかった。
困ったことに彼女は人肉を喰らうのだ。
百年に一度ほどではあるが、彼女の身体が無性に人間の肉を欲する時期がある。
そのたびに、人を攫い、首を折り、内臓を引きずり出し、血を啜り、肉を喰う。
彼女の身体は一人や二人の肉では足りない。
親子を喰らい、家族を喰らい、親戚を喰らい、集落を丸ごと喰らうことすらあった。
彼女は特に、若い人間の、それも女の肉を好んで喰った。
それも度し難いまでの破壊衝動に身を任せ、できるだけ残酷に殺し喰らうことで
彼女は満ち足りたのだった。
さらに、彼女が人間を喰ったあと奇妙なことが起こるのだ。
その里は決まって天災や疫病に見舞われて全滅する。
なんとも不吉で忌まわしい存在であった。
こうして彼女は忌み嫌われる者として人間たちから追放された。
山奥にひっそりと棲むようになって、さらに百年が経った。
この頃から、なぜか人間を喰いたいとは思わなくなった。
人間が彼女を嫌う一方で、彼女もまた人間を嫌うようになった。
夜空に白い真円を描く満月を眺めながら、彼女は想う。
「私が何もせずとも、奴ら人間は百年も待たずして老いて死んでゆく。なんともちっぽけなものだ。」
そう言い聞かせることで不思議と愉快な気分になった。彼女は無意識の中で自分自身を守ったのだった。
そんな彼女が変わったのは、とある巫女に出会ってからであった。
いつものように夜の闇を飛び回っていたとき、山奥に古ぼけた神社を見付けた。
月光の下で参道を掃き清める巫女の姿を彼女は確認した。
めでたい色の衣装をまとった背丈の低い巫女であった。
「へえ、里に住む少女は空を飛ぶのかい」
「里になんて棲んじゃいない。あと、私は少女なんかじゃない」
「私と似たような歳に見えるよ」
「そうか。それは人の肉を喰ってるからだ」
「ふうん」
「―――それだけか?」
「何がさ」
「私が怖ろしくないのか?」
巫女はケラケラと笑った。
「怖ろしいことがあるかい。お前さんの顔はまるで何も知らぬ赤子のようだよ。誰が赤子を怖れるかい」
何を言ってる。と思った。
おかしな奴だ。と思った。
もっと話したい。と思った。
また会いたい。と思うころにはすっかりこの巫女に惹かれていた。
数百年の妖怪はあっさりと心を許したのだった。
この不思議な巫女の前では彼女は、その姿同様、ただの少女であった。
「この神社には一人で住んでるのか?」
「そうだよ」
「両親や兄弟や身寄りはいないのか?」
「みんな先に死んだ」
「一人でどうやって飯を食ってるんだ?」
「山で獣や山菜を採るのさ」
「そんなにいっぱい取れるのか?」
「あとはお賽銭頼みだね」
「賽銭はどれくらい入ってるんだ?」
「滅多に入ってないさ」
「どうして入れてくれないんだろう。山奥だからか?ご利益がないからか?」
巫女はコロコロと笑った。
「嫌われてるんだよ。うちは代々嫌われ者らしいからねぇ」
「・・・・・・ミツキって呼んでいいかい?」
「なんだいそりゃ」
「私は満月が好きなんだ」
「あんた本当におかしな奴だねえ」
彼女がミツキと暮らすようになって一年が過ぎた。
数百年を生きてきた彼女であったが、その歴史の中でこれほど充実した時間は無かった。
参拝客など滅多に来ない境内を、ミツキは掃き清める。
太陽を好まない彼女は、朝日に目を細めながら、そんなミツキの姿を寝ぼけ眼で眺める。
夜に生きてきた彼女にとってミツキの白い衣装は少しまぶしすぎて、目がくらんだ。
太陽が高く上る頃、彼女はようやく表に出る。
「寝坊助め」
ミツキはそう言いコロコロと笑い、それが彼女にとってなんとも心地よかった。
陳腐にも、こんな毎日が続いて欲しいと本気で願った。
日が暮れるころになると俄然元気になり、夕闇を切り裂いて獣を狩りにでかける。
この日は満月で、彼女はとりわけ機嫌が良かった。
今日は、兎がいいか、猪がいいか、それとも鳥にしようか。
最近では食生活が良くなってきたせいか、ミツキの黒髪につやが出てきた。
これは私のおかげに違いない。と彼女はにやけていた。―――が。
『化け物!』
村人の怒号に彼女はとっさに怯んだ。
次の瞬間、彼女に激痛が走った。
「あうっ」
ふくらはぎを矢が貫いていた。
二本、三本、四本。
あっと言う間に彼女は全身に矢を突き立てられた矢車になった。
・・・・・・・・・
「大丈夫かい」
「平気だ。すぐ、癒える」
「ぶるぶる震えているよ」
「・・・うん」
怖かった。
私を憎む人間の眼が。
むき出しの悪意を突き立てられている心地だった。
自分でも忘れかけていた人食いの「性」にいつか自分自身が殺されるのだろう。
「お前は、ミツキは」
「え?」
「ミツキは違うよな?奴らとは違うよな?私を殺さないよな?」
「何を言ってるんだい私は―――」
遠くで犬の吠える声が聞こえた。
いたぞ。ここだ。この神社に隠れてる。妖怪め。人食いめ。退治してくれるわ。
月明かりは白い障子の向こう側の血気盛んな村人たちを、二十とも三十ともきかぬ影を映した。
薄い紙を一枚隔てた向こうには己を憎む敵がいる。
いつだってそうであった。彼女はそれを愚かにも忘れていただけであった。
仮そめの平穏の向こうはいつだって―――
竹槍が勢いよく、障子をざらりと引き裂いた。
「ミツキ、お願いだから目を瞑っててくれないか」
「馬鹿言ってるんじゃない。早く逃げるよ」
「お願いだミツキ。お願いだから。お願いだから」
竹槍の群れが二人に襲いかかろうとしたその時である。
村人たちの、腕が、脚が、首が、腸が、宙を舞った。
骨は砕け、肉は爆ぜ、耳や鼻が切り裂かれ、血がしぶきを上げた。
彼女の身体は、妖怪へと、変化を遂げていた。
口は裂け、牙が伸び、蝙蝠のような、蛇のような、いや、何とも似付かない。おぞましい化け物だ。
彼女の破壊衝動を体現したかのような姿は、醜い。忌まわしい。そして愚かしかった。
満月を眺めて彼女は想う。
「私は人間を嫌った。だが、その人間の誰よりも、私は愚かだ。あのまま串刺しになって死ねばよかった」
満月に照らされた彼女の横顔はなんとも幼い。少女そのままだった。
しかし一度闇に戻ればどうだろう。その本質は鬼や畜生に等しい。
目を瞑ると黒い何かに押し潰されそうな気がして、彼女はいつまでも満月を眺め続けていた。
鮮血に濡れた頬を冷たい夜風が撫でた。どこかで梟がないている。
山の頂上の一本松の上に佇んでいた彼女は、眼下の草むらが動くのを見付けた。
その肌は月明かりを浴びて、かすかに白く光っているようにすら見えた。
ミツキだった。
「探したよ。こんなところに居たのかい」
「・・・うん」
「さ、一緒に帰ろう。帰ってさっさと飯を作っておくれ。腹が減ったよ」
さっきの私の姿を見ただろう?
彼女はそう言いたいのをこらえ、うつむいて何も答えなかった。
「私の両親は私が幼いころに死んだよ」
「ああ」
「あれは病気や怪我で死んだんじゃない。喰われたんだよ」
「・・・っ」
「私の親を喰ったのはあんただね。今なら信じられるよ」
「私を、殺しに、来たのか」
「馬鹿だねぇ」
ミツキはコロコロと笑った。
「私はね、そんなあんたと一緒に居たいって言ってるんだよ。この意味。分かるかい?」
頬をつたう涙が、血を洗った。
百年の妖怪は、どうしようもなく弱くて、そしてちっぽけだった。
彼女がミツキと共に暮らして数年が過ぎた。
今の彼女は人間に対しトラウマにも近い感情を抱いていて近付こうともしなかった。
当然、人間のほうから近付いてくることも二度と無かった。
誰も寄り付かなくなった神社には賽銭が途絶えたが、それでも彼女とミツキは慎ましやかに過ごした。
移り変わる四季以外に何も変化の無い退屈な日々であった。しかし、愛しかった。
手と手が重ね合うだけで二人は幸せを感じていた。
その美しい黒髪に触れるだけで満たされた。
それは、ささやかで、ほのかな感覚だった。
彼女はいつも心のどこかで「いつかミツキを喰ってしまうのではないか」と怖れていたが
これも不思議とそのような欲求が起きないのだ。これは良き兆候と彼女は捉えていた。
生きた年月が人を成長させるのではない。
こうした日々が彼女を少しずつ大きくさせるのだ。
だ、が、―――やはり、彼女、は、妖怪、で
「月が綺麗だねえ」
「月?そんなもの出てない」
「何を言ってるんだい、ほら、向こうの空に三日月だよ」
「ああ、少しでも欠けた月は月とは言わないよミツキ。月というのは満月のことを言うんだ」
「おかしな奴だねぇ」
彼女と出会って十年が経った。
相も変らぬ毎日が過ぎ、この日も、常と変わらぬ夜更けだった。
二人はいつものように縁側に腰をかけ、満月を眺めていた。
こうしているときはお互いに何も言わなくても充実していた。
沈黙に耐えうるまでに二人の関係は成熟していたのだった。
「―――いつ見ても綺麗だねえ」
ミツキが夜空に言葉を浮かべた。
しかし妖怪は
「満月だからね」
と答えた。二人の気付かぬ違和だった。
「あら、欠けた月もまたいいものさ」
「いいや。満月は特別なんだ。満月は―――満月だけは―――」
「どうしたんだい・・・?」
月光が、ミツキの目尻に走る一条のしわを浮かび上がらせた。妖怪は、それを見逃さなかった。
頭の中に亀裂が入った心地だった。やはりミツキも人間で。人間は醜く年老いて。人間とはそういうものだ。
百年も経たぬうちにその肉体は白骨と土に分離される。この美しいミツキが老いるのだ。
どうしようもなく耐え難かった。ミツキが欠けたのだから。
その時、人食いの魔性が姿を現した。
妖怪はミツキの白い首に手を伸ばし、怪力でぎりぎりと締め上げた。捻り切るような勢いで細い首をひねった。
ミツキは口の端から泡を吹いて非力な手足をばたばたともがいて苦しんでいる。鈍い音を立てて頚椎が砕けた。
しばしの痙攣ののち動かなくなった。この瞬間だけは人間も蟲も等しい。生物から物質へ戻った瞬間だ。
妖怪はそのまま力任せに頭部を胴体から引きちぎった。鮮血をすすり、肉を剥がして喰らい。内臓をひっぱり出した。
ぼりぼりと音を立てて骨を喰らい、頭蓋を割って舐めまわし、妖怪は喰らい尽くす。
これは妖怪の魔性としか説明できないのだが、彼女は人間の死をどこかで察知するのだ。
それは事故か、怪我か、疫病か、天災か。「別れ」の時を知った彼女はいたたまれなくなり
愛する者の肉を喰らい、腹の中に収め、共に生きる。
だが、その「性」を、彼女は最後まで自覚することは無かった。
ただ、漠然と、欲求や衝動としか感知できなかったのである。
かつて、彼女は好いた少女の肉を喰った。同性に恋をするのは彼女の性癖だった。
好いた少女の、親も、家族も、集落ごと喰らうことすらあった。
そして、その里は決まって天災や疫病に襲われる。
ミツキの場合はどうだろうか?
やはり自ら「別れ」を自覚したからではないだろうか。
しかし、彼女が三日月の美しさを知っていたならば、あるいは―――
翌日、妖怪はひっそりと死んでいた。
彼女を喰らう者は、誰もいない。 完
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
フィクションと現実を混同してしまう方は読むのをただちにやめてください。
ソフト残酷猟奇、百合、純愛、せつない系、でした。
頭の中にフワ〜って出てきたものをギュ〜と短くする練習中。投稿したあとにミスに気付くのはいつものこと。
練習とあって好き放題に書いてるので、読めない人や好きになれないひとは多いと予想。
>>533 乙。素晴らしかった
人間と人外の恋愛っていいなあ
>>533 なかなか面白かった。
あと、ただの個人的な好みなんだが、出来れば533のコメントは523に書いておいて欲しかったなとちょっと思った。
こちらも先に前後読んでるから、問題はないんだけどねw
>>533 いいなぁ、GJ!
読み応えもあったし、民話やお伽噺っぽい世界観もいい感じですね。
>>533 すげー面白かった。GJ!
ラスト妖怪さんは死んでしまうのか。
生き続けた方がミツキの無駄死に感とか人間と妖怪の力関係が出そうな気もしたけど、
考えてみれば特別好きだったみたいだから、これはこれでスマートなのかな。
とにかくGJでした!
539 :
名無しさん@ピンキー:2008/10/20(月) 13:38:52 ID:ViYYIQgG
ほしゅ。
ほしゅほしゅ
ほしゅ
なんという過疎スレw
つか、お前らが初めてリョナ意識し始めたのってどの作品よ?
俺は富江って漫画なんだけどさ
なんだったかなあ…
最初はセーラー服美少女戦士だったかな
切断モノが好きになったのはエルフェンリート見てから
>>544 ドラクエをプレイ中、女キャラがダメージを受けているのに興奮してっていう人は俺だけではないはずだ
防御力低そうなビジュアルの女戦士さんとかマーニャさんとか、
ザックリやられてそうでハァハァしますな。
あとは小柄な女武闘家ちゃんやアリーナちゃんが巨大モンスターの一撃で
十数メートル吹っ飛ばされるのを想像するとハァハァしますな。
女僧侶さん女賢者さんミネアさんとかは捕まえたあとにじっくり拷問したい感じですな。
馬姫様は馬姿のまま巨大モンスターのコックでガスガス犯したいですな。
個人的にはですが。
格ゲーが最初ってのは多数派だと思ってたんだが、そうでもないのかな?俺にとっては格ゲー=リョナだったんだが
最初にリョナを意識したのは間違いなくスト2だな、それでなくても格ゲー界にはリョナ向けキャラにあふれてて、ガチプレイしなくなった今でも注目してるわ
キャミィ、さくら、シャオユウ、ソフィーティア・・・・・列挙しだしたらキリが無いね
>546-547
DQ6の闇の世界(?)にいた、囚われのシスターのバッドエンドを想像して萌えた。
550 :
549:2008/11/13(木) 23:55:43 ID:Nnwgx5T6
あ、すまん。
>>544さんの質問に答えるの忘れてしまった。
はじめてリョナっていうか猟奇萌えを意識したのは
友達から借りた七瀬3部作(家族八景・七瀬ふたたび・エディプスの恋人)がきっかけで、筒井ににハマって
高校生の時に、そのままいきおいで読んだ『問題外科』かなぁ?w
多分、物心ついたときからカニバリズムの気がありましたが、何か?
もっとも、二次コンなもんでアニメやマンガのキャラにしか「食欲」が湧きませんな。
それを意識したのは子供の頃に読んだ「注文の多い料理店」かな?
ところで、私が初めて書いた小説はウェンディゴが出てくるホラー小説でした。
中学の頃に読んだ本でその名を知ったとき、どんな怪物なのか分からぬままに心惹かれたものでした。
そして、RPG用の怪物辞典でその存在を知ったとき、その思いを一気にぶちまけてホラーを書いのです。
そして近年知ったのですが、
【ウェンディゴ憑き】
カナダ原住民特有の精神疾患。
鬱の後に起こるもので、発症者は人肉を食いたくなる。
伝承によれば、患者にはウェンディゴが取り付き、その心臓は氷と化すと言う。
なお、食人前の患者に酒か動物の脂身を摂取させると回復するとも伝えられている。
子宮を食べて見たい
噛み切れないらしいから
ガムみたいにずっと噛んで味が出なくなるまで味わいたい
猟奇犯罪者なんたらでのチカチロのやった事読んでたらそう思った
猟奇萌えは小学校以来。ひょっとしたらそれ以前から。はじまりは神話。
多神教神話は猟奇の宝庫で良い。最初は星座の神話から興味を持っただけだったのにいつの間にやらそっち方面へ。
それから筒井は「偽魔王」が最高だと思う。
猟奇はほんと好きなんだけど、自分で書こうとするとどうも人体解剖の実況中継みたいな文になってしまうから困る。
下手に死体解剖やったことあるとイマジネーションが阻害されるのかなぁ。
俺はつっこまないぞ
他スレではNGの凄惨な話でも此処でやると生ぬるいと云われそうだw
みんな猟奇作品を書いたり読んだりする時はやっぱり加虐側に視点を置く?
解体される方に感情移入して萌えてる人間は少数派かな。
終わらない夏休み?を読んだあと
自分のレバーが麻酔無しで焼かれる事を想像して萌えたな
ネギま!の奴を投下します。
遅筆&携帯ですが、ご勘弁を・・・。
ゲロ注意
感想や悪い所などを指摘してもらえれば幸いです。
---人を斬りたい。
そう思い始めたのはいつからだろう。
戦での死をよしとする戦士ではなく、感情が見られない動物ではなく、死の概念が少ない鬼や魔族ではなく、圧倒的なまでの弱者。
一般人を斬りたいと思い始めたのはいつからだろう。そんな衝動を必死に抑えながら、私は今日も学園での生活を送る。
そんな私の理性が崩壊するのに長くはかからなかった。
「刹那さん。今日も相手よろしくね」
---早朝
明日菜さんはアーティファクトを構え、私と対峙する。
「こちらこそ。よろしくお願いします」
私は頭を少し下げ、愛刀の夕凪を鞘から抜いた。
エヴァンジェリンさんからの言い付けで修行は手加減抜きで行われている。
当然、明日菜さんの持つアーティファクトもハリセンなどではなく、立派な大剣である。
空気が張り詰める。
こちらの動きを伺っているのがよくわかる。
私はわざとらしくない程度に隙を見せる。
これを機とばかりに明日菜さんが瞬時に間合いを詰めてくる。
以前、修学旅行の時とは比べ物にならないスピードと技のキレ。
「やあ!!」
こちらに着くと同時にアーティファクトを横に一線。
少し後ろに下がり攻撃を躱す。
剣先が私の服を掠めた。
想像以上に私の懐に踏み込まれていたようだ。
「素晴らしい攻撃です」
その言葉を明日菜さんが聞き取ると共に、私は懐に飛び込んだ。
大剣は大振りでこそ最大限の威力を発揮するが、外した時の隙が大きいことが弱点である。
明日菜さんほどなら、その隙も限りなく少ないが、私を相手に隙があるのは致命的だ。
「隙あり」
「っく!!」
ピタリと私の剣が明日菜さんの首筋で止まる。
>>560 「ま、参りました」
視線を夕凪にくれるだけで体をピクリとも動かさず、明日菜さんは降参を宣言した。
「ふう、お疲れ様でした」
「お疲れ、刹那さん。やっぱり、まだ敵わないかぁ〜」
「不用意に相手の懐に飛び込むのはよくありませんね。むしろ、そのアーティファクトならカウンターを狙った“待ち”の方があっているかもしれません」
「ね、刹那さん。もう一回しよう?」
人差し指を立てて提案をしてくる。
「ええ、別に構いませんが・・・」
特に断る理由もないので快く了承した。
「負けた方は勝った方の命令を一つだけ聞くと言うのはどうでしょう?」
「え?」
我ながら私らしくない。
明日菜さんも困惑しているようだ。
---ここから、私は欲望を抑えられなくなっていたのかもしれない。
「別に構わないけど、少し刹那さんが有利じゃない?」
最もな理由だった。
先程も明日菜さんはきっと本気だったのであろう。
それに対し私は幾分かの余裕を残して、圧勝したのである。
手加減なしでと言われているが、本気など出してしまうと“今”の明日菜さんでは攻め込むことすらできないだろう。
それでは修行にならない。
「わかりました。では、こうしましょう」
私はカードを取り出し、アデアットと言って、十六ある短刀の内一本を手に持った。
「私が使うのはこの一本だけです」
「それなら、いいかな」
納得しきってはいないようだが、了解はしてくれた。
「それでは、参ったと言った方が負けということで---」
「---始めましょう!」
心なしか、私の声はさっきよりも凜としていた。
私の声を合図に明日菜さんは戦闘大勢に入った。
先程までとは雰囲気そのものが違う。
この集中力や切り替えの早さ、どちらも既に一流のものだ。
私は短刀を左手に持ち、そっちの腕を相手に狙いを定?%
なんか、前回の投下で最後の部分が途切れていたのですみません。
そこを補って今回の投下入ります。
>>561 私は短刀を左手に持ち、その腕を相手に狙いを定めるようにまっすぐ伸ばした。
大勢はやや前屈み、右腕を引き、脇を締め、拳を握る。
私のさっきの言葉を守っているのか、明日菜さんは攻め込まずに私の攻撃を待っていた。
---カウンター狙いなら対策はいくらでもある。しかし・・・
常人では見切れぬであろう速度を持って明日菜さんに向かう。
目はしっかりと私を見据えていた。
そして、間合いに入った瞬間、黒い塊が頭上から振り下ろされてきた。
左手のアーティファクトでそれをいなし、脇に据えた右の拳を力任せに明日菜さんの鳩尾に叩き込んだ。
なんとかその場に踏み止まったが、そのせいで私の拳は彼女の中へとめり込んでいった。
「うぅ・・・」
明日菜さんがうめき声をあげた。
そのまま二人とも数秒動かなかった。
拳から体温が伝わってくる。
「げぶっ!うえぇぇえぇっ!!」
突如、彼女の口から吐瀉物が吐き出された。
明日菜さんの下に潜り込むようにしていた私の体中に吐瀉物が降り注ぐ。
髪も顔も制服も酸性の黄色く酸っぱい液体と未消化の食べ物に彩られた。
明日菜さんは気を失っていた。
「これは・・・予想外だったな」
私はそう言って、口の周りの汚物を舐め取った。
「・・・ん」
「目が覚めましたか?」
あの後、私は明日菜さんを自室に運び、備え付けのシャワールームで体を洗った。
「あれ?刹那さ・・・っ!!」「大丈夫ですか?すみません、力を入れすぎたようで」
体を起こそうとして、鳩尾の痛みに顔を歪める。
「うん、平気だから気にしないで」
どこか辛そうにしながら、笑って右手をあげた。
「あの・・・こんな時に何ですが、先程の約束を覚えてますか?」
「あー、あの負けた方が命令に従うやつね。やっぱり、私の負け?」
「はい。やり過ぎたかなとも思うのですが負けは負けですので」
納得がいかないといった表情で私に尋ねてくるが、一撃で勝負が決まったのだからその反応も当然に思えた。
「さっそくですが、立ち上がって目をつぶってください。それと、出来るだけ動かないように」
「こ、こう?」
立ち上がる動作が傷に響くのか、辛そうに立ち上がった。
そして、しっかりと目をつぶり微動だにしないよう努めていた。
「せ、刹那さん・・・?」
「・・・・・・」
きっと何をされるかわからないのが不安なのだろう。
明日菜さんの声を無視して私は正面に立った。
「失礼します」
「っえ?・・・っん」
私は言うが早いか、明日菜さんの唇を奪った。
驚き距離をとろうとするが、私の両手が彼女の頬を挟んでいるため逃げることも出来ない。
私の口から唾液を送り、舌で口膣を蹂躙する。
そんな事を5分程行い私は口と手を離した。
「い、いいいいきなり何を!!」
すぐに私との距離をとって顔を真っ赤にしながら明日菜さんは言い放った。
私を指差しながら動揺している様はおかしくもかわいらしいと感じる。
「最後にいい思い出をと思ったのですが、そうではなかったようですね」
「あ、当たり前じゃない!?・・・え、最後ってどういう---」
言葉が終わらない間に私は彼女の背後に回り込み両の足の腱を切った。
「え・・・あ、っつ!!」
普段の彼女ならかわす事も出来ただろうが傷と動揺のせいでほとんど反応できていなかった。
「思ったより悲鳴をあげませんね。アキレス腱を断たれる痛みは相当のものと聞きますが・・・」
痛みからか恐怖からかは定かではないが明らかな不安の表情、そして一言。
「どうして?」
もっともな一言だった。
「一度でいいから、こうして一方的に人を斬りたかったから・・・が一番の理由ですね。なぜ明日菜さんかと言われれば偶然としか言えませんが」
そう言って更に両肩の腱を切った。
「くぅっ」
甲高い僅かな悲鳴。
嗜虐心がそそられる。
そして、私の股間が少し湿っていることに気付いた。
「もっと大声を出しても構いませんよ?ネギ先生に欠席の旨を伝えてありますから。誰も居ない寮に二人きりです」
私は微笑みながら夕凪を軽く持ち明日菜さんへと切っ先を向ける。
「うぅ・・・」
身動きのとれない明日菜さんは目尻に涙を溜めながら、逃げようと体を必死に動かしていた。
まるで蓑虫のようで非常に滑稽だった。
刀を軽く振るう。
彼女の肌は切れずに服だけが真ん中で切れる。
今まで隠れていた発育のいい胸が姿を現した。
私の胸と比較してみるがやはり大きい。
「やだっ!見ないで」
胸を隠そうとするが、腕は動かないので体が揺れるだけで何も隠すことが出来ない。
私は彼女のへそに剣先を押し当てた。
「っひ」
短い悲鳴が上がる。
普段は悪には絶対屈しないような明日菜さんも恐怖しているようだった。
私は少しだけ力を込めて、へそから下腹部目掛けて一気に刀を滑らせた。
支援いるかい?
wktk支援
支援ありがとうございます。
改善点があれば是非言ってください。
では、今回の投下入ります。
>>564 柔肌に一筋の線が入り、すぐに鮮血が溢れ線を見えなくする。
声を出すまいと口を結んでいるが、その瞳からは涙が既に通り道を作っていた。
「明日菜さんはもうセックスとかしましたか?」
私は明日菜さんの下腹部から流れ出す血を傷に沿って舐めながら言った。
傷を舐める度にピクッと反応する様が楽しく、質問に答えるまでの間に何度も執拗に舐め続けた。
それなりに深い傷だが、塞がってしまわないように時折傷の中まで舌を入れた。
「・・・・・・」
小さな悲鳴や鳴咽は何度も聞こえてたが私への答えは返ってこなかった。
「それとも、一人で盛ってたんですか?」
更に言及するとようやく返事が返って来た。
その返事も今にも泣き出しそうな弱々しいものではあったが。
「違う・・・セックスなんかしてないし、オナニーも・・・したことない」
自慰の経験すらもないというのは予想外だった。
性格を考慮して、彼女が言うのだから間違いないのであろう。
「そうですか。毎日ネギ先生と寝ていると聞くので、私はてっきり既に開通済みかと思っていました」
「そんなこと・・・してない」
今朝までの彼女からは考えられないくらいか弱い声だった。
個人的にはもう少し噛み付いて来てもらいたかったのだが、これはこれでそそられるものがある。
多少の出血のせいか、いつもの桜色の顔がどこか青ざめているように見えた。
「それでは自慰の気持ちよさを教えてあげます」
私はそう言って右手を明日菜さんの傷口にゆっくりと差し込んだ。
「うぅ、ぁぁぁああああ!!」
指が沈んでいく深さと明日菜さんの叫び声の大きさは比例していた
肉の裂ける感触が私の手を駆け巡る。
そして、柔らかな肉の海を泳ぎ、私の手は目的地、子宮へと到達していた。
「わかりますか?明日菜さん」
私は握り潰してしまわないように力を加減し子宮を掴む。
「わかるから。わかるから抜いて・・・」
今にも燃え尽きそうなか細い声で懇願する。
こういった行動全てが私の嗜虐心をそそり、満たしてくれる。
そのお礼と言わんばかりに私は力一杯(子宮が潰れない程度にだが)握った。
わっふるわっふる!
ほす。
もしゅ
ういっしゅ
スレチなのは承知の上だが、他に聞けそうな所が見つからないので許してくれ。
ハナカンムリってリョナゲで、イベントで順番にキー押していくところがあるんだけど
Zを押すと何故かステージリセットされてしまう。
回避方法わかる人いたら教えてください
575 :
573:2008/12/14(日) 17:46:25 ID:nsKLF8pX
おお、ありがとう。
2chのスレしか頭になかったから、探しだせなかったようだ
どーいたしまして
保守
ほしゅ
4レスほどの小ネタ投下させていただきます。
自分もそうですが、お勤めの方の多くは明日仕事始めかと思いますのでブルーマンデー症候群を
ネタにリョナ、グロ風味の小文を書いてみました。
お楽しみいただければ嬉しいです。
人々の安息と希望の源である聖なる秘宝「ホリデークリスタル」、それを護るのは「蓮弓(れんきゅう)天女」。
そして秘宝を狙うのは悪の五人姉妹「ヘイジツーシスターズ」。
今宵も人々を苦しめる魔力ロウドウーを力の源にして戦うヘイジツーシスターズと、クリスタルからもたらされる
聖なる力ホリデーの加護の元に戦う蓮弓天女との死闘が繰り広げられていた。
ドガシャガガガーン!
窓ガラスを割る激しい音と共に、店を閉じた喫茶店に影が飛び込んでくる。
店内の椅子や机を薙ぎ倒し、壁にぶち当たって止まった影。
「うっ、あ、あぐっ……う……」
呻き声を漏らし、壁を支えによろよろと身を起こす影の正体は20才ほどに見えるまだ年若い女だった。
アップに纏めた黒髪の下の普段なら穏やかさを感じさせるであろう美貌は苦しげに歪んでいる。
スタイルの良い肢体は透明感のある虹色をした羽衣のような衣に包まれていた。
だがその羽衣もあちこちが裂け、僅かに血を滲ませていた。
彼女の名はマサツキ(正月)、秘宝ホリデークリスタルを護る蓮弓天女の一人「正月天女」だった。
ヘイジツーシスターズの5人全員を一度は退けた彼女、だが今対峙している敵は恐るべきものだった。
ガリッ
割れた窓ガラスを踏みながら店内に入ってくる幼い少女。
背まで届く切り揃えられた黒髪、漆黒のゴスロリで身を包んだ可愛らしい少女だ。
だがマサツキより5才ほど年下に見える彼女こそ、ヘイジツーシスターズの長姉「月曜日」だった。
今回は一年に一度の「ファーストマンデー効果」によってマサツキと前回戦った時と比べて凄まじいパワーアップを遂げている。
かたや五連戦という長い戦いの末疲労しているマサツキ、もはや彼女に勝ち目は無いように思えた。
「くっ、うぐぅ…………ぐ」
傷ついた肌から絶え間なく伝わる痛みを我慢し、強敵に対して何とか構えを取るマサツキ。
(強過ぎる!前回戦った時とは比べ物にならない……)
天女の心が恐怖で泡立つ。ガクガクと震える膝は負傷したことだけ原因ではない。
(でも、わたしは蓮弓天女。何があってもホリデークリスタルは護らないといけない。)
しかし彼女は蓮弓天女第一の天女「正月天女」なのだ。決して悪に屈するわけにはいかない。
心を奮い立たせ、真っ直ぐと敵に向かって伸ばされた左手に手に光り輝く弓が出現する。
それが蓮弓天女最強の武器「蓮弓」だった。
(この一撃に全てをかける。お願いクリスタル、力を貸して!)
自らの体内に埋め込むことでで悪の手から護っている秘宝に語りかけるマサツキ。
するとそれに応じるように彼女の身体の奥深くからホリデーが湧いてくる。
そのホリデーをマサツキは右の白絹の手袋に包まれた艶かしい手指を光る弦に添えて弓に注ぎ込む。
彼女の瞳は月曜日の小柄な体躯を見据えたままだ。
「正月天女奥義、九連弓!」
若い女性のものとは思えない裂帛の叫び声と共に、光る矢が九本連続弓から目にも止まらぬ速さで月曜日に放たれる。
次の瞬間、轟音が店を揺らした。月曜日がいた辺りは土煙に覆われている。
(やったぁ……全弾命中したわ。)
マサツキは避けられるかもと危惧していたが、彼女の瞳は確かに月曜日に九本とも矢が突き刺さり爆発する瞬間を捉えていた。
彼女の奥義「九連弓」は今までの5人のヘイジツーシスターズを退けた必殺の技なのだ。命中すれば敵を葬ることは確実だった。
張り詰めていた表情を緩ませ、ふぅーと息をつくマサツキ。穏やかさを取り戻した彼女の美貌は見事なものだった。
アップに纏められ幾本かの簪で彩られた黒髪。端整な眉と目尻が下がって優しげな光を放つ瞳にすっと透った鼻梁と瑞々しい朱色の口唇。
細い顎のラインや陶磁器のような白い頬は擦り傷や土ぼこりで汚されていたが、逆にそれが清廉な容貌に凛々しさを添えていた。
苦戦から勝利を勝ち取った喜びに浸るマサツキ。だがその瞳に土煙の僅かな揺らぎが映る。
次の瞬間、目の前に月曜日が出現していた。
それも全くの無傷、正月天女の胸元ほど高さの顔はニヤッとした笑みで彼女を見上げている。
ただ呆然とした表情のマサツキと月曜日の視線がぶつかる。
「たのしい夢は見れた?でももうおしまい、今度はあたしが楽しむ番ね。」
月曜日が嘲るように言い放ち、握った右拳を正月天女の腹に下から突き入れた。
凄まじい衝撃で正月天女のウエストを覆うホリデーの加護を受けている羽衣は弾け飛び、そのまま白肌に拳が突き入れられる。
「ぐぉふぁっ!」
胃液、涎、そして濁った叫び声を吐き出したマサツキ。
その身体はそのまま天井に叩きつけられた。
ズガァァァーン
破壊音と共に力を失った正月天女の肢体は天井板を突き破り、そして重力に従い天井の残骸と共に落ちた。
「あがっ!」
そのまま受身も取れずに床に叩きつけられる。
「はぁがっ!ふぁながっ!」
腹から突き上げる嘔吐感と鈍い痛み、そして床に落ちた衝撃で潰れた鼻梁から脳に突き通る様な痛みで苦しむマサツキ。
ひしゃげた鼻からの血、口唇の隙間から悲鳴と共に漏れる胃液や涎で痛みで歪めた顔をびちゃびちゃにしていく。
顔をそのように汚したマサツキは海老のように身体を丸めた無抵抗な姿で、傷ついたお腹に右腕を当てて苦悶に耐える。
月曜日はそんな格好の正月天女のスラリとした右脚の脛を掴み、捻りあげる様に振り回す。
バキッ!
乾いた音が彼女の膝から響く。
膝からの激痛にマサツキが苦悶の叫びを上げようとした時、月曜日は彼女の脚を掴む手を離しそのまま投げ飛ばした。
ガゴォォォーン
壁に叩きつけられたマサツキ。彼女を中心に壁に走った蜘蛛の巣のようなひび割れが衝撃の強さを物語る。
「……がぁっ……ぐぉ……」
背中を初めとする身体中からの激痛に意識が切れ切れに飛ぶマサツキ。目も白目を剥き呻き声しか漏らせない。
飛ばされた衝撃で解けた背の半ばまで届く黒髪を広げながら、ゆっくりと半ば埋まっていた壁から肢体が崩れ落ちる。
「っあぎぃぃぃぃいいいいっ!」
立て膝になる様な形で崩れ落ち、その破壊された右膝が自重で折れ曲がり床に付いたのだ。
激しい痛みに埋め尽くされるマサツキの脳髄。
視界も火花が明滅し、ほとんど閉ざされてしまった。
「んぐぅうううっ!」
床に伏し、苦痛に耐えるマサツキ。そんな彼女に月曜日の足音が近づく。
乱れた黒髪が汗で身体に張り付き、麗しかった羽衣はただの端切れと化し胸元や下腹部を覆っているに過ぎない。
露わになったなだらかな腹の白肌には紫色の大痣が刻まれている。
そんな正月天女の姿を見下ろした月曜日は嗜虐心を更に昂ぶらせて彼女に近づいた。
正月天女のすぐ真横に月曜日は立つ。月曜日の接近を悟ったマサツキは身体をビクッと震わせるだけで何も出来ない。
「震える事しか出来ない可愛い小鹿ちゃん、今日は蚊の痛みほども感じなかったけど先週あなたの矢を撃ち込まれた時
すごく痛かったのよ。だからあなたも同じような目にあわせて上げる。」
そう正月天女を見下ろしながら囁いた月曜日。すると彼女の身体から黒い影が立ち上がり、やがて幾本もの触手を形どる。
そのまま身を丸める正月天女の四肢に巻きついて身体を床から剥がし、空中で×の字の体勢をとらせた。
「あごぉっ!」
痛みがはしる右膝をも強引に伸ばされ、更に強くなる痛みに呻くマサツキ。
だが彼女の心は未だ戦士の強さを持っていた。
「うっ!?」
正月天女の口から吐かれた赤く染まった涎がビチャとした音と共に月曜日の頬に当たったのだ。
「いい気味ね。確かにわたしはお前には勝てない、けど決して屈しないわ。お前にホリデークリスタルは渡さないっ!」
憤怒の表情を向ける月曜日に向かって、マサツキはそう言い放つ。
「ふっふふふ、いいわっ!あなたを壊してその綺麗な身体を滅茶苦茶にしてでも見つけるから。」
黒い笑みで応じた月曜日。そしてその右手に黒い矢が出現する。
「これは、あなたの光の矢のまがい物。あなたの奥義と同じ数、9本をその身体に突き刺してあげるわ。そしてその矢であなたの
身体の中をグリグリ探ってあげる。」
正月天女の身体に左手を這わせながら宣告する月曜日。
身体に走るむず痒さ、そして抑えきれない恐怖に身を縮ませる正月天女。
「一本目はここー!」
月曜日が手を止め満面に笑みを浮かべそう叫ぶ。彼女の左手が触れているのは正月天女の腹部の痣、月曜日のパンチを浴びた所だった。
霞む視界と痛みのせいで鈍くなった触覚で狙われている場所に気づくのが遅れたマサツキが身構える前に素早く矢が刺し込まれた。
「むぐぅぅぅうううっ!」
ある者は酒、ある者はテレビ番組の笑いに逃避して月曜日の恐怖を少しでも忘れようとしている夜。
この九日間、人々の安息を見守ってきた正月天女は一足早く月曜日の魔の手に落ちていた。
「……っ……あ……う……っぐ……」
ふくよかな二つの乳房、たおやかな二の腕、キュッとくびれたお腹、むっちりとした太腿。
女性の美を輝かせるその肢体は七本の黒い矢に貫かれ、白い肌を汚しながら滴り落ちた鮮血は×の字に空中に吊るされた彼女の足元に
血溜まりを作っている。
深く傷ついた聖なる戦士は瞳を半ば閉じ、頤を僅かに揺らして呻き声を漏らす事しか出来なくなっていた。
「ホリデークリスタルはどこなの?もういい加減吐きなさい?」
新たな矢を片手に問い掛ける月曜日。それに対して敗残の天女は弱々しくも決意のこもった眼差しで答える。
「ふーん、まだそんな目を出来るのね。じゃあ8本目はどこにしようかしら?」
傷ついた正月天女の肢体を無遠慮に眺め回す月曜日。
しばらくして彼女の視線の動きが止まり、目が細められる。
「ここが良いかしら?」
月曜日の眼差しが向けられているのは、脚を開かれ何にも妨げられず晒されている正月天女の秘所だった。
股の間に滴り流れる鮮やかな血、麗しい白き肌、楚々とした黒い繁みの3色のコントラスト。清楚な天女に印象からかけ離れた背徳的な印象
を放っている。
「くっ……」
月曜日の狙いを悟り、一瞬息を呑むマサツキ。だが覚悟を決めたかのように目を固く閉じる。
「図星なの?まあいいわ、少し遅い姫始めをしてあげる。」
そう言って月曜日は矢を探るように黒い繁みの中に差し入れる。
目を固く閉じ、口唇をも噛み締めてやがて訪れる苦痛を耐えようとしている正月天女。
そんな年上の美女の健気な表情に笑いを誘われる月曜日は勢い良く黒き矢を秘所に刺し込んだ。
「アギギギギギィィィイイイイイッ!」
思いっきりの力で刺し込まれた黒き矢は一気に子宮の入口まで届く。鋭い刃でマサツキの柔らかい淫肉を切り裂きながら。
深く傷つき、それでも屈せず悪の少女の責めを耐え抜いてきたマサツキだったが、身体の内部を破壊される痛みに目を見開いて絶叫してしまう。
正月天女の陰唇と矢の隙間から流れ落ちる血、そして激痛に耐え切れずに噴き出される尿が月曜日の腕を汚す。
「汚いっ!」
驚いた月曜日が右腕を引く。それはつまり刺し込まれた矢が抜く方向に動くということでもあり。
「ギイガガガガァァァアアアッ!」
矢の返しによって再び膣を滅茶苦茶に切り裂かれ、絶叫を上げるマサツキ。
「もう汚いな。煩いし一気に行ってあげる。」
そう悲痛な声で喚く正月天女に残酷な宣告をする月曜日は一拍の溜めを置いた次の瞬間一気に矢を突き入れた。
「ヒギャアアアァァァァァァァアッ!」
マサツキの子宮口の狭い肉の門を切り開いた黒き矢、彼女は膣の粘肉のみならず何人にも汚された事の無い子宮をも刃で裂かれる激痛で脳を焼かれ
部屋一杯に絶叫を轟かせる。
「あがっ!…………ぐ、がぐぁっ!」
ざんばらな黒髪を振り乱し泣き叫ぶマサツキ。その彼女の狂乱の理由は激痛だけではなかった。
(見つけ……くっぅぅっ!……み、見つけられてしまう!)
秘宝に近づく魔の手に恐れおののく正月天女。そして彼女の耳に絶望を告げる声が聞こえる。
「んっ?」
黒き矢の刃が硬いものに触れたことに気づいた月曜日。
ためしに矢で突いてみるが壊れることも無く感触は変わらない。
確信を持った月曜日が喜びの声を上げる。
「みーつけた。これだね、ホリデークリスタル!」
絶体絶命の窮地に追い込まれた正月天女。彼女には更なる苦悶が訪れる。
「ぎッ!……がッ!……ぐッ!」
ビクンビクンと手足を突っ張らせ、背を折れんとするほど反らす。
彼女の身体の奥深く、子宮内部に隠されていたホリデークリスタルが黒き刃に突かれる度に凄まじい苦痛が走るのだ。
蓮弓天女の力の源でもあるホリデークリスタル、それはいまや魔少女の目の前に曝け出された弱点でしかなかった。
コツ、コツと突かれるたびに剥き出しの神経を潰されるような感覚を味わうマサツキ。
「ェッ……ォッ………がッ!」
大きく見開かれた瞳からは涙がとめどなく流れ落ち、舌を突き出した口からは絞り出すような濁音、そして泡のような涎を吹いている。
カツン、カツンと何度もホリデークリスタルを突き、子宮も切り裂き続けた月曜日だが秘宝が正月天女の子宮から剥がれる気配は無かった。
その度に背骨から脳、そして全身に激痛を響かせられた正月天女は白目を剥き、苦悶を貼りつかせた表情のまま意識を失ってしまっている。
「どうしてもとれないようね?……いいこと考えた!」
月曜日が新たな思いつきに顔を輝かせる。
バチンと月曜日は正月天女の頬を叩く。
「あ……うぁっ……」
「ちょうど思い出したの。あなたの矢、そう言えば爆発したわよね?」
気付けのビンタを浴び、意識を取り戻したマサツキ。
だが視線を彷徨わせ、現状を把握できない彼女に月曜日は告げる。
とともに正月天女の子宮に突っ込んだままの黒い矢に悪の力ロウドウーを注ぎ込んでいく。
「えぁ……?……っ!?……ま、まさか?」
月曜日の声と行動、その意味を悟ったマサツキが怯えた声を漏らす。
「そう、あなたの矢と同じようにこの矢も爆発させるの。そうすればあなたの身体が吹き飛んで私がホリデークリスタルを
手にすることが出来るわよね?」
恐るべき考えを告げる月曜日。
「ま、まってっ!お…おねがい!」
マサツキは顔を蒼白にして震えた声をあげるが
「だーめ。」
ニッと月曜日が笑いを返した瞬間。
閃光と共に部屋中に爆音が轟いた。
ようやく煙が晴れた室内。
そこにはしゃがみ込み床に散らばった肉片をあさる黒衣の少女、月曜日の姿があった。
「おっ、あったわ!」
肉片を掻き出し、飴玉ほどの真紅の玉を手にする月曜日。
これこそが蓮弓天女の力の源であると共に、人々に安息と希望をもたらす聖なる秘宝「ホリデークリスタル」だった。
「これがあなたのクリスタルね。」
立ち上がった月曜日が見上げた先、中に吊るされた正月天女の無惨な姿があった。
広げられて吊るされた両腕から胸の辺りまでは変わりない。だが腹部から下の下半身は爆発で肉片と化して吹き飛ばされ
上半身の断面からは赤黒い長く伸びた腸が床まで届いている。
だが彼女にはまだ息があった。ホリデークリスタルがある限りで蓮弓天女は限りなく不死に近い存在なのだ。
「……っ……ぁ……ぉ……」
しかし壮絶な痛みと恐怖によってマサツキの脳はショートし、意味の無い呟きを漏らすだけだった。
「もう何話してもつまんないわね。いいわ、さよなら。」
廃人と化した正月天女の姿を見て興味を失ったように月曜日は呟くと、クリスタルを摘む指に力を込める。
(みんな……ごめんね、ホリデーを護れなくて。でも…いつか必ずわたしの仲間が救いにくるから、それまで耐えて……)
その光景を光を失った瞳で眺めながらマサツキは僅かに働く理性で想った。
次の瞬間、赤い秘宝は砕け散る。
(…ゴ……メ……ン……ネ……)
こうして正月天女は月曜日の魔手によって散り、人々はヘイジツシスターズが放つ悪の力ロウドウーに支配されることとなった。
>>579 GJ!ネーミングにちょっとワロタけど、内容的には大満足でした。
うちの職場の蓮弓天女は、辛くも月曜日は倒せたようです。
が、パワーアップした火曜日に惨殺されました(ノ_・、)
月曜日にやられました
名前に吹かされたじゃねーかw
内容もネーミングもGJ!!
俺は平日シスターズ皆殺しにしたから
一年中ホリデークリスタルの加護の下
何も殺すことねえだろ
なんか勿体ない・・
天女は俺がもらって蘇生しときますねw
589 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/07(水) 20:03:46 ID:FBI6iFp9
つるぺた研究報告書って同人のzip持ってる人いる?
>>583 GJ! 面白かったw いいリョナでした。爆発後も息があるのがイイね!
ここって絵貼ってもいいの?
蘇生か…いいかも知れん
皆様こんばんは、多くの方にとって三連休最後の夜いかがお過ごしでしょうか?
これから蓮弓天女もの第2話を投下させて頂きます。
前回、レスをして頂いた方、そしてお読みくださった皆様ありがとうございました。
今回は、
>>588氏と
>>593氏の蘇生というアイデアを取り入れさせて頂きました。
また、前回は「正月天女」と「マサツキ」という呼び名を分けましたが、読み返してみると
うまく使い分けられなかったので今回は「〜天女」と「天女」で統一してあります。
それでは9レス投下させて頂きます。
お楽しみいただければ嬉しいです。
人々の安息と希望の源である聖なる秘宝「ホリデークリスタル」、それを護るのは「蓮弓(れんきゅう)天女」。
そして秘宝を狙うのは悪の五人姉妹「ヘイジツーシスターズ」。
今宵も人々を苦しめる魔力ロウドウーを力の源にして戦うヘイジツーシスターズと、クリスタルからもたらされる
聖なる力ホリデーの加護の下に戦う蓮弓天女との死闘が繰り広げられていた。
「もう降参したら?このまま続けても痛い目に遭うだけよ。」
夜の闇の中、ハッキリとしたアルトボイスが響く。
月光に照らし出された声の持ち主は長身の女だった。彼女は真っ直ぐと前を見据えている。
彼女の視線の先、そこにはボロボロになった少女が立っていた。
少女の名は月曜日、1週間前に蓮弓天女の一人「正月天女」を屠ったヘイジツシスターズの長女だ。
身に纏ったゴスロリドレスはボロボロに破れ、あちこちから傷を覗かせている。
左腕は鋭利な刃物で断ち切ったかのように肩から失われていた。
そのような身体だが、敵意溢れる眼差しで目の前の女を睨む月曜日。
「まだやるの?お姉さん、子供をいたぶるのは好みじゃないんだけどね。」
悪の権化、人々に恐怖をもたらす月曜日をここまで追い詰めた長身の女こそ、第二の蓮弓天女「成人天女」だった。
「しねぇぇぇぇぇええええっ!」
余裕を見せる成人天女に鬼気迫る表情で月曜日が飛びかかる。
右手の指を揃え、成人天女の身体に衝きこむ構えだ。
「おおっ、怖っ!可愛い顔が台無しだよ。」
襲い掛かれる当の本人は穏やか声で応じるが、一塵の風と化した月曜日がその身に迫る。
「喜月壁(ハッピーマンデーフィールド)!」
月曜日が魔手を無防備な身体に突き込もうとした瞬間、成人天女が叫ぶと彼女の前に光る膜が現れた。
その膜に月曜日の右手が触れると
「ぎゃああああぁぁあああっ!」
月曜日の右腕を火花が走り、そのまま後方に弾き飛ばされた。
「何度やっても無駄だって、右腕も駄目になっちゃったじゃん。」
仰向けに倒れ、何とか起き上がろうとする月曜日。
だが光の膜に触れた右腕も肩から失われてしまい、なかなか起き上がれない。
月曜日をここまで圧倒的な力で打ち倒そうとする成人天女。
彼女は対月曜日の特別な法を身に付けた、選ばれし蓮弓天女だった。
その法の名は「喜月の秘法(ハッピーマンデー法)」。
秘法を身に付けた天女は、ホリデーを活かした様々な攻守の技を放つことが出来た。
彼女が今繰り出し、月曜日に深手を負わせた喜月壁もその一つだ。
月曜日を見据える成人天女。
その容貌に目を向けると端がキリッと吊り上がった眉、細く整った顎、ツンと尖った鼻筋からは怜悧な印象を受けるが
明るい光を放つ大きな瞳、真一文字に結ばれた口唇からは慈愛と意志の強さが感じられた。
長い黒髪を透き通るような白さの和紙で結んだポニーテールに、レオタードのような黒革の衣を纏い、身体に密着させた
白い薄絹の上に手は肘までの黒革の手袋、同じように脚も腿の半ばまでの長さの靴と一体化した黒革の長足袋で覆っている。
それぞれの黒革には赤いツバキの花々の意匠が施され、漆黒と真紅の双色で飾られていた。
20才過ぎに見えるその細く引き締まった肢体は凛々しさと麗しさに彩られていた。
「そろそろ終わりにしようか。」
何とかよろよろと立ち上がる月曜日に言い放つ成人天女。
「出でよ!蓮弓っ!」
掛け声と共に彼女の腕に光る弓が現れる。
長身を真っ直ぐ伸ばしてそのまま構えを取り、弓の狙いを月曜日に向けた。
「成人天女奥義っ、喜月矢(ハッピーマンデーアロー)!」
光る大きな矢が月曜日目がけ放たれた。
「があぁぁぁああああっ!」
傷を負った月曜日に豪速の矢を避ける事は出来ず、そのまま彼女のお腹に撃ち込まれた。
背中まで貫いた矢だがまだ勢いは収まらずに、彼女の身体を曳きながら飛び続ける。
「がはっ!」
そのまま壁まで飛ばされ、矢によって身体を壁に縫い止められた月曜日。
身体をビクッビクッと震わせる度にその口から血が吐かれる。
そのような無残な姿を晒す月曜日に弓を手にした成人天女が近づく。
勝利を確信しているものの彼女はまだ警戒を解かない。
弓を手にした腕を振い、蓮弓を刀に変化させる。これも喜月の秘法のひとつだ。
刀を片手に月曜日の側に立つ成人天女。
彼女の存在に気がついた月曜日がよろよろと顔を向ける。
「わ、わたしに勝ったぐらいで……カッ……いい気、に、ならないことね。」
成人天女を睨みつけ、血と共に声を吐く月曜日。
同時に矢に貫かれたままのお腹から彼女の身体がだんだんと透明になっていく。
彼女の中の悪の力ロウドウーが喜月矢に備わったホリデーに浄化されることで彼女が実体を保てなくなっているのだ。
「妹たちが必ずあなたを……ぃ……」
悪態をつく半ばで月曜日は瞳を閉じ、ガクッと頭を伏せた。
そのまま顔まで透明になり、どんどん彼女の身体は薄くなっていく。
「ごめんね……キミには罪はない、ただアタシの役割とキミの役割がぶつかっただけ。アタシはみんなの平穏を護るために
キミたちと戦わなくちゃいけないの。」
大きな瞳を悲しみに歪ませ、静かに話しかける成人天女。
「さようなら。」
月曜日が消え去る直前、彼女はそう呟いた。
成人の日の夜、大人の世界に迎えられた喜びに浸る若者たち。
街のあちこちで旧友との再会、新たな出会い、様々な人の交錯が成され賑わいは収まらない。
その街の外れ、今宵は誰も近づくことはないスタジアムに一人の女の姿があった。
照明に照らし出されたフィールドに立つのは成人天女。
その彼女の数メートル前の何もない空間に突如一人の少女が出現する。
少女は容姿は12歳ほど、純白のレオタードとタイツ、手にしたのはバトンとまるで新体操でもやるような格好だ。
ボブカットの黒髪と合わせて可愛らしい容貌をしている。
「待っていたわよ、始めましょうか。」
そう成人天女が言葉をかけた少女こそヘイジツシスターズ次女「火曜日」だった。
「はぁ、はぁ……はっ……」
荒い息をつく成人天女。
真冬というのにとめどなく汗が頬を滴り落ちていく。
彼女と対峙している火曜日は涼しい顔だ。
「キミ、強いね。」
成人天女は微笑んで話しかけるが、火曜日は無表情のままだ。
(ホントにっ、強い!このままじゃ……)
余裕のある年長者の声と違い、彼女の心の中の声はは感嘆と恐怖が入り混じったものだった。
刀を手に火曜日のバトンと接近戦を演じてきた彼女は、火曜日との力の差をまざまざと見せ付けられていた。
今までは何とか凌いでいるがもう持ち応えられないかもしれない。
「くっ……えっ!?」
そう弱気な想いに捉われてしまった瞬間、対峙していたはずの火曜日の姿が掻き消えた。
そして目前にに現れる。
「くっ!喜月壁っ!」
反射的に成人天女を護る光の膜が展開される。
だが、火曜日は無造作にその膜にバトンを当てた。ハッピーマンデーフィールドは攻撃を全て弾き返す無敵の防壁のはずだ。
次の瞬間火曜日が吹き飛ばされることを想像した成人天女。
「あっ!?」
しかし彼女の期待が裏切られる。何事もなく、それどころか光り輝く膜が瞬時にどす黒い膜に変わってしまったのだ。
「azaw on ibuoyak」
火曜日が聞き取れない呟きを漏らした瞬間、その黒い膜が成人天女に襲いかかった!
「きゃぁぁぁあああっ!」
その黒い膜が体に触れた瞬間、凄まじい痛みと衝撃が彼女にはしりそのまま吹き飛ばされる。
「がッ!、うッ!……うぐっ、うぅ…」
グラウンドを2,3度バウンドして動きを止めた成人天女の身体。
うめき声を上げながら彼女はよろよろと身を起こそうとする。
(何?今のは?……でも、こうなったら奥義にかけるしか……)
動揺する天女、だが喜月の秘法を持つ選ばれし蓮弓天女は覚悟を胸に立ち上がる。
「出でよ、蓮弓っ!」
彼女の掛け声と共に腕が光り、そのまま温かな光が指先から空中に流れ出た。
次の瞬間、その光は弓をかたどる。
身体を傾け、視線は真っ直ぐ火曜日を見据える。
彼女は動かず、じっと成人少女の動きを見つめている。
(なぜ、動かないの?まあいいわ、これだけの間合いがあれば一息で詰める事は出来ないはず。)
彼女は弦を握った右手にホリデーを注ぎ込む。
すると光の矢が現れ、どんどんその大きさを増していく。
月曜日を屠ったときと比べ、遥かにホリデーを溜めた強力な一撃を繰り出そうとしているのだ。
(よしっ!)
充分ホリデーが溜まったことを感じた成人天女。そのまま狙いを定め裂帛の叫びと共に矢を放とうとする。
「成人天女奥ぎぃ、っ!……」
ザシュ!
だがその叫びは、何かを切り裂く音と共に途切れる。
切り裂いたものは火曜日のバトン、いや金属の鞭へ変化した火曜日の武器の鋭い刃だ。
切り裂かれたものは
「っぁ……ぁぁぃ……ぃっ!」
悲鳴にならない掠れた息、そして真っ赤な血を高く噴き上げる成人天女の喉だった。
呆然とした眼差しで自分に降り注ぐ血の噴水を眺める成人天女。
だらりと垂れ下がった両腕、がくんと立て膝をつき力を失った肢体を彼女自身の血が染めていく。
やがて鮮血が吹き出る勢いも落ち着き、彼女の身体を流れて汚すほどになった。
だが、多くの血を失った成人天女は立つことも出来ずに跪いたままだ。
その美貌は呆然とした表情を張り付かせ、蒼白の肌を血で染めた凄絶なものと化している。
血の池の真ん中で正座する格好の彼女に向かって火曜日が歩みを進める。
「無様な敗北者さん、御機嫌いかが?」
初めてその口が意味のある言葉を吐く。
侮蔑の言葉をかけられた成人天女がゆっくりと顔を向ける。
ホリデークリスタルの力で不死の彼女も、常人なら失血死するほどの量の血を失って大きなダメージを
負い、腕の蓮弓も消失してしまって戦闘不能に追い込まれていた。
「労働者や学生は月曜日はブルーマンデーの憂鬱を感じるけど、火曜日からはさほど気にならなくなって
労働や勉学に励むでしょ?
それはわたしの技、チューズデーブースターとチューズデートランスデューサーの効果よ。」
成人天女の正面に立ち、彼女を見下ろしながら語りかける火曜日。
「チューズデーブースターは、ロウドウの力を数倍に増幅して送り込む効果を持った技。」
そのまま火曜日は成人天女の首に手をかける。
「っ…ぁ…」
「そしてチューズデートランスデューサーは人々の心に僅かに残ったホリデーの力、一般的には休日の
名残惜しさと感じるものね。それを吸い上げロウドウーの力に変換する効果をもった技よ。」
話しながら天女の首にかけた手に力を込めていく火曜日。
「ぁっ……ぇっ……」
「あとこの鞭も人々に振るえば更に労働意欲が湧くわ。さて、その二つの技を持ったわたしは
『喜月の秘法』とやらを持ったあなたたちのような蓮弓天女の天敵ってわけ。
ホリデーの力の使ったどんな技でもトランスデューサーで無効化出来るし、さらにブースターを
使ったらロウドウーのエネルギーを持ったわたしの技として使えるんだから。」
口をパクパク開き苦悶に眉をゆがめる成人天女、その彼女に向かって言葉を続ける火曜日。
「そもそもわたしは必殺技が繰り出されるのを待っている“お約束”は持ってないわ。放つのに
呪文のような言葉が鍵となるなら喉を切り裂いてしまえば放てなくなるのは当然よね?」
その天女の首を締め、彼女の血で染まっていく火曜日の白い腕。その腕が突如輝かしい光を放つ。
「いつまでも話せないといたぶりがいが無いから治してあげる。トランスデューサーのおかげで
ホリデーの技も使えるのよ、わたし。」
「…っぁ?…っ!……がッはッ!ゴホォ!…ガッ!」
首から腕を離した火曜日、天女の切り裂かれた喉の傷はすっかり塞がっていた。
ようやく充分に息を肺に吸えるようになった成人天女が咳き込む。
「さぁ、楽しませてね。」
そう言い放った火曜日は右脚を大きく振りかぶると、サッカーボールのように成人天女の顎を蹴り上げた。
「ガハッ!」
天女の脳にダイレクトに伝わる強烈な衝撃、彼女はそのまま蹴り飛ばされた。
「あぐッ!」
数メートル飛ばされ背中から床に叩きつけられた成人天女、背筋から全身に伝わる激痛が彼女を苦しめる。
「あなた、思ったより軽いのね。よく飛んだ……ぁ……」
軽口を叩きながら天女に近づく火曜日、だがその声は途中で途切れた。
「蓮弓天女を舐め過ぎないことね。」
火曜日の耳元で囁く成人天女。
その右手は火曜日の胸元を背まで貫き通していた。
手刀のように指を揃えた手が背中から突き出されている。
「喜月の法が通じないなら、アタシの肉体でキミを破壊する!」
彼女は火曜日の身体が力を失っていくような手応えを感じていた。
自らの肢体で勝利を勝ち取れる、そう成人天女が信じた瞬間だった。
「……フフッ、あ、はははははははっ!」
「!?……ぃっ!っあぎぃぃぃぃいいいいいっ!」
対称的な声。突然笑い声を上げ始める火曜日を訝しげに見る成人天女だったが
急に目を見開き悲鳴を上げる。
「だから、言ったでしょ?」
逆に天女の耳元で囁く火曜日。
大きな瞳を見開き、眉を歪ませて涙をとめどなく流す成人天女に話しかける。
「わたしはホリデーの力を吸い上げる事が出来るって。あなたの右腕、通電した電池のような
役割になっているわよ。」
そう彼女が言った通り、成人天女の火曜日の身体に衝き入れた右腕からホリデーの力が
どんどん失われていた。
ホリデーの力を失った腕にとって、ロウドウーの力が充満する火曜日の体内は猛毒に
包まれているようなものだった。
比喩ではなく強酸に包まれて次第に腐食し溶かされていっている優美だった天女の右腕。
「いぎぃぃぃいいいいっ!」
その痛みがどれほどのものか。天女の苦悶に満ちた容貌と叫び、そして電気仕掛けのからくりの様に
てんでばらばらの動きを見せる、火曜日の背中から突き出されている彼女の手指が物語っていた。
(ああああああっ!う、腕がぁっ!)
すでに黒革の手袋とその下の薄絹はホリデーの加護を失い完全に溶かされ、白肌から
肉や骨にロウドウーが次第に侵食を始める。
「ぎっぃぃぃいいいいっ!」
神経すらもロウドウーに侵され、焼け付くような痛みが全身を駆け巡る。
痛みで立つことすら叶わない成人天女は座り込み火曜日に衝き入れた右腕で身体を支えるような格好だ。
激痛に支配された神経が、ペタリと床に付いたむっちりとした桃尻を痙攣させる。
すると締まりを失った括約筋が緩み、彼女の衣の股の部分を小水が濡らしていく。
脂汗と血、そして尿で汚れたレオタード状の衣は無残なものだった。だがそれに劣らず衣を身に纏った天女も
悲惨な状態にあった。
「ぬっ、ぬいでぇぇぇぇえええっ!もう、やべでぐださぁあおぉぉぉおおおっ!」
鼻水や涎を吐き飛ばし、顔を振り乱しながら哀願する成人天女、その叫びは苦痛に邪魔されて
途中から意味の成さないものになる。
「あら、さっきまでの凛々しいお姉さん面はどこに行ったのかしら?」
皮肉っぽく囁く火曜日、そのまま口を動かし天女の耳にそっと息を吹きかける。
喉を切り裂かれ、今また右腕を失おうとしている彼女からは多くのホリデーが失われ
体内のクリスタルによる補充も追いつかない状況だ。
そうしてホリデーの加護を弱めた彼女の耳元から脳髄に直接、ロウドウーのこもった息が吹き込まれたのだ。
「イギッ!ォォッ……アッ……イッ!」
目をグルンと白目にし、大きく開かれた口唇からは声にならない苦悶が漏れる。
と、同時にボロッという湿って腐った枝が折れるような音と共に彼女の右腕が抜けた。
……二の腕から先を火曜日の体内に残して。
反動で弾き飛ばされた成人天女は、数メートル離れた地面に尻餅をつく。
「あ、ぐぅ……う、うぅ……」
右の二の腕の傷口に左手を添えて、痛みをこらえる天女。
だが、その視線を恐るべき敵、火曜日に向けたときに彼女は愕然とする。
「ひっ!?」
火曜日の胸元、天女と自分の血で汚れたそこから刀の柄が出現し、それを彼女が引っ張ると
彼女自身の体内から刀身が引き出されているのだ。
「ふふ、驚いた?あなたの腕だったものをどうしようかなって思ってね。そのまま身体に
入れていてもいいんだけど体重が増えちゃうし。
クスっ、せっかくだからあなたをいたぶるための刀として再利用することにしたの。」
笑いながら両腕に刀と鞭を手にした火曜日。
成人天女は眉をハの字に歪め、怯えた瞳を向けることしか出来ない。
「あなたのホリデークリスタルを奪うだけなら、あなたの身体を全て取り込んじゃえば簡単なんだよ。
だから今から始めるのはわたしの趣味。さぁ、始めましょうか。」
震える天女に刃を向ける火曜日の姿、それはまさに悪鬼羅刹のようだった。
ズリッ、ズリッと引き摺る音とポタッ、ポタッという滴が垂れる音がスタジアムの広い廊下に響く。
その音と共に暗がりを進む成人天女の姿がそこにはあった。
彼女の身体はいたるところに何かに貫かれ血がこびり付いた傷、切り裂かれた傷に覆われていた。
黒き衣もあちこちが裂かれ、白肌と傷を覗かせている。
何かが貫通した傷を左の太腿に負い、満足に動かない脚を引き摺って前に進む天女。
「あ……はぁ……うぁ……あぅ……」
荒い息を繰り返し、凛とした光を失った虚ろな瞳で彼女は前を見る。
右腕の傷を左腕で庇いながら、弱々しい足取りで歩みを進めるその姿は勇ましい天女のものではなく
怯え、逃げ惑う無力な女のものでしかなかった。
「みつけたっ!」
突如廊下に響くもう一つの声。
同時にタタタッという小刻みに床を蹴る音が成人天女に近づき、次の瞬間彼女の背が白刃によって切り裂かれた。
「あ゛あ゛ッ!」
ザシュッという音と共に悲鳴を上げる天女。
背は大きく縦に切り裂かれた。黒髪を結んでいた和紙も同時に裂かれ、長髪が背中いっぱいに広がる。
そのまま彼女はうつぶせに倒れた。
天女の背後に立った声の主は火曜日、その右手の刀は天女の血で赤く染まっている。
「もう、100数えるまで待ったのにこれだけしか進めていないの?まぁいいや、また始めようか。
痛い目にあいたくなかったら100数えるまでに逃げ隠れてね。いーち、にー、さーん。」
火曜日は恐ろしいカウントを始める。
有無を言わさず、彼女の“遊び相手”をさせられている天女は何とか凶刃から逃れるために痛みをこらえて
壁に寄りかかりながら立ち、再びよろめきながら歩み始める
火曜日はその天女の歩みの後に残される傷から垂れた血を目で追いながらニッと笑った。
しばらくして成人天女はロッカー室の古ぼけた大きな金属製のロッカーの中に身を潜めていた。
座り込み、痛み、そして恐怖に襲われる自らの身体を左腕で抱き締めて必死に震えを止めようとする。
自らを護る術をも失った彼女にとって、このロッカーの薄い金属板が恐怖の根源から我が身を護る最後の盾だった。
「ここかな?」
「ひっ!……」
ギィとドアを開ける音の後にロッカー室に響く幼い声。それを耳にした瞬間、成人天女は思わず怯えた声を漏らし
身体を強張らせる。
ロッカーの扉の板の僅かな隙間から覗くと、開け放たれたドアと火曜日の姿が見て取れた。
瞳を閉じ、震えを増した身体を抱き締めながら彼女は気づかれずに済む事を願う。
「まずは、ここ!」
火曜日の叫びと共に金属が裂けるキィーとした音が響く。
彼女がロッカーの扉を手にした刀で刺し貫いたのだ。
火曜日が刺し貫いたのは端のロッカー、成人天女が潜むロッカーからは間に4つ離れている。
「ハズレか。じゃあ、次はここ!」
扉がひしゃげる音、あと3つ。
「ここもだめか。じゃあ隣!」
ガッと壁まで刃が突き刺さる音、あと2つ
「ざんねんー。ここはどうかな!」
扉が真っ二つに切り裂かれ、金属の板が床にぶつかる音がすぐとなりから聞こえる。
恐怖に心を散り散りに乱れさせ怯え、身体の震えを止められない成人天女。
だがしばらく経ってもロッカーの扉の向こうからは何も聞こえない。
ひょっとしたら運よく助かったと心に安堵が広がった彼女が瞳を開いた瞬間
扉の板の隙間から覗く火曜日の二つの瞳と目が合った。
「ここだねー!」
火曜日の声と共に刺し込まれた刃に鳩尾を貫かれる成人天女。
「あぐァッ!」
「当たっりー!」
扉の向こうから陽気な声が聞こえる。
天女は内蔵ごと貫き、壁まで貫通した刃からの激痛に苦しむ。
だが彼女の悲劇はこれで終わらなかった。
「さて、この状態でチューズデーブースターを使ったらどうなるでしょう?」
「ぐゥッ!ぇ……あっ!?」
痛みに苦しむ天女がその明るい言葉の意味を悟った瞬間
「azaw on ibuoyak 」
聞き取れない呪文と共に悪の力ロウドウーが刀を通して一気に彼女の身体に注ぎ込まれた。
「ギャアッッッァァアアアッ!」
鳩尾から全身に伝わる灼熱感と激痛に苦悶の叫びをあげる成人天女。
電流のようにロウドウーのエネルギーは体内だけでなく、肌の上を火花を散らして奔り彼女を苦しめる。
「ギギギギギィィィィィイイイイッッッ!」
ロウドウーは彼女のボロボロになった衣を焼き尽くし、その肌を傷つけていく。
体内でも内臓、鍛え抜かれた筋肉、神経、そして奥深くに隠されたホリデークリスタルをも強烈な衝撃で
ダメージを与えていく。
「ィィィィィィヒィィィィィッッッ!」
大きな瞳を白く濁らせ、舌を突き出して意味を成さない声を上げ続ける成人天女。
身体も背骨が折れるのではないかと思えるほど大きく仰け反らせ、苦悶の奔流に弄ばされる。
「ァァァァァァギィィィィァァァアアアッ!」
その彼女の身体から溢れ出たロウドウのエネルギーは、ロッカーをあちらこちらを膨らませいびつに変形させる。
苦悶の叫びはしばらく続いた後途絶え、成人天女が頭を振り乱しロッカーの壁にぶつける音だけが繰り返された。
頭をぶつける音も途絶え、ロウドウーのバチバチッという電撃音のみが響くロッカー室。
「音しなくなっちゃった。」
そう呟いて火曜日は刀をロッカーから引き抜く。
引き抜かれる刀に引っ張られロッカーの扉、そして成人天女の身体が外に転がり出る。
うつぶせに転がった天女の身体を蹴り飛ばして、逆に仰向けに向かせる火曜日。
彼女の視線に晒された成人天女の姿は無惨なものだった。
大きく乱された長い髪はパサパサに乾いて荒れている。
白目を剥いた瞳にハの字に歪められた眉、大きく開けられ舌を突き出した口唇と
その容貌は苦悶を張り付かせている。
大の字に晒され、衣を失い全裸に剥かれたその肢体も右腕を失い、鳩尾を中心とした
あちこちに常人なら致命傷の刀傷を幾つも負っていた。
さすがにホリデークリスタルの加護で不死といわれている蓮弓天女でも
その命を失ってしまったかのように見える姿だった。
「んー、息してないね。」
跪き、成人天女の口元に顔を近づけた火曜日がそう呟く。
すると彼女は自らの口唇を変換したホリデーで輝かせ、そっと天女の口唇と触れ合わせる。
しばらく続けていると天女の白目だった瞳が黒い輝きを取り戻した。
「ぁ……ぃ……」
だが、瞳の前に霞がかかったかのように視線を彷徨わせ掠れた呟きを漏らす天女。
「どう、気付け薬のお味は?」
しかし上から覗き込んでいる火曜日がそう問い掛けた瞬間、目に怯えた光が戻り身体を震わせる。
「いやぁ…どうして?アタシ、死んだんじゃ!?」
「そう簡単に殺すわけないじゃない、大切な遊び相手なんだから。」
動揺する成人天女に優しげに語りかける火曜日。
すると次の瞬間、天女は思いも寄らぬ行動に出る。
「出でよ、ホリデークリスタル!」
彼女がそう告げると、その胸の谷間の肌の上に赤い飴玉ほどの大きさの宝玉が浮き出る。
火曜日が事態を飲み込めないままキョトンとしているうちに、天女はそれを左手で掴み取る。
(みんな、ゴメンなさいっ。アタシは蓮弓天女失格です、もうアタシの役割は果たせません。
だって、だって、痛いのや怖いのはもうイヤなのぉ…………)
第二の蓮弓天女、成人天女が完全に敗北した瞬間だった。
そのまま彼女は左手に力を込める。
命に代えても護るべき聖なる秘宝を、苦痛から逃れるために自ら破壊しようとしているのだ。
「えっ……あなた?何してるの!?」
ようやく事態に気がついた火曜日が驚きの声を漏らす。
だが、次の瞬間、赤い宝玉は成人天女の掌の中で砕け散った。
(…ゴ……メ……ン……ネ……)
成人天女は水面を漂っている。
温かい水、さわやかに水面を揺らす風。
天女として戦い続けた短い一生を追え、彼女はようやく安らぎを感じることが出来た。
(天女って命を失ったらどこに行くんだろう?……当分はこの穏やかな感じを味わいたいなぁ。)
そう想っていた彼女だが、突如水面が波打つ。
「えっ、きゃあ!」
そのまま浮かんでいた彼女の身体は波に飲まれ、溺れた彼女の意識は途絶えた。
「どう、人工呼吸のお味は?」
何か話しかける声で成人天女は意識を取り戻す。
見慣れぬ天井、ぼやけた視界、話しかける人影。
ようやく視界が晴れた時、彼女の心は恐怖に染まった。
「ひっ!」
「あら、御目覚めね。」
覗き込んでいるのは火曜日、そしてここは悪夢を味わされたロッカー室。
「いやぁ…どうして?アタシ、死んだんじゃ!?」
「さっきと同じことを言うのね。」
怯えた声で問い掛ける天女に笑って応じる火曜日。
「ホリデークリスタルを確かに砕いて……」
握り締められたままの左の掌を開くと、確かにそこには赤く宝玉の欠片があった。
「ええ、そう。確かに成人天女は死んだわ。護るべきクリスタルを自分で砕いてね。でも試してみようと思ったの
さっきと同じようにわたしのホリデーを注ぎ込めば生き返るのかなって。」
顔面を蒼白にさせた成人天女に告げる火曜日。
「そしたらうまくいってこうなったってわけ。さぁ、楽しみましょう。実質的にあなたは不死なんだから。
死んでも死んでもわたしが甦らせてあげる。」
「い、いやぁ……」
「まずは御仕置きね、主人に断りもなく玩具の分際で勝手に命を絶ったんだから。」
「いやぁぁあああああっっっ!」
こうして成人天女は火曜日の魔手に囚われ、人々はヘイジツシスターズが放つ悪の力ロウドウーに支配されることとなった。
604 :
588:2009/01/14(水) 23:35:19 ID:UwmAqTgM
>>594 俺の言った「蘇生」ってのは、手当てや療養させての蘇生なんだが...
思考や趣味までは流石に合わねーもんだな^ ^
ただ文章そのものは文句なく安定してるし、
苦痛や責めの描写も凝っていて高レベルのリョナSSだとは思った。
何よりオリジナルなのはすげぇ
今回の天女は救出してから嫁にもらいますね(・∀・)
なんという良作
投下乙です!
そのうち『黄金天女団の皐月5姉妹』なんてのも出てくるんだろうか?
607 :
名無しさん@ピンキー:2009/01/16(金) 19:50:37 ID:sMXMhFAj
16歳♀暇だから全レスします☆ こちらスネーク 1990年生まれ集まれ〜☆ 安価でお絵描き
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全力で釣られるのがVIPPERだろ!w ポケモン コテデビューする ら
が カレシと別れそう・・・ 初心者 鬱病♀だけど 彼氏/彼女いないVIPPERちょっとこぃ♪ き
っ 唇スレ mixi招待するお 釣った厨房に安価でメールwwwww ☆
こ さみしい・・・誰かかまって 425はどこも変えてなかった ピカ厨 自 す
う 時代の流れ デブきめぇんだよ 捨てアド晒してメル友 メンヘラ 殺 た
い VIPヌクモリティ 顔晒し 馴れ合いスレ 「〜だお」 コテ雑 し
き 今のVIPが嫌ならVIPから出てけww A雑 大阪VIPPER集まれ!!☆ ま
た 工作員 18歳♀が16歳♂に安価メール VIPでMMO ネタにマジレスの嵐 す
く 隠れオタ skype パートスレ Skype mp3垂れ流し
な 住所ギリギリまで晒して近かったらラーメン 二番煎じ
い 空気読め リア充 ニコニコ動画
>>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
お 付き合ってくだしあ>< 今から元カノに痛メする
>>3 ウチは高校生だぉ☆
>>9 うはwwこれがVIPクオリティw
∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !! V∩
>>2 自重しろwwwww Be
ハ (7ヌ) (/ /
>>7 ブラウザゲーやらないか?
ル / / ∧_∧ || モリタポ
ヒ / / ∧_∧ ∧_∧ _( ゚ω゚ ) ∧_∧ || 埼
>>5 2chって有料なんですか?
\ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄ ⌒ヽ( ゚ω゚ ) // 玉
>>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
\ /⌒ ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒ ⌒ / O
>>8 お母さんに何て言えば
| |ー、 / ̄| //`i構って女/ F 安価で絵描くお
低 | 恋愛 | | 厨房 / (ミ ミ) | | F 14歳♀中学生処女だけど質問ある? ハ
年 | | | | / \ | | ム
齢 | | ) / /\ \| ヽ PCに詳しい人ちょっときて!!! イ ス
化 / ノ | / ヽ ヽ、_/) (\ ) ゝ | 電車男 ミ タ
| | | / /| / レ \`ー ' | | / サーセンwwwwwwwwwwwwwww フ |
ごめん間違った
どこと間違えたんだwww
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
フィクションと現実を混同してしまう方は読むのをただちにやめてください。
桃太郎は色々あって鬼を征伐し、宝物を持ち帰って爺と婆と幸せに暮らしましたとさ。
めでたし。めでたし。
「まったく、めでたいことなどあるものかよ」
鬼が島を襲撃してから数年が経ち、桃太郎は酒に溺れていた。
爺と婆の住むボロ屋には、金も色気もありゃしない。
それもそのはずである。桃太郎が鬼から奪い返した宝物は、元々は人間の物であったのだ。
それを桃太郎が独占するなど、もちろんありえない話である。持ち主に返すのが筋というものなのだから。
鬼退治を終えて英雄扱いされていたのは一時のことであり、宝を独り占めする桃太郎はすぐに非難を浴びた。
「慈善事業だとでも思ったのかよ。畜生め」
桃太郎は生来どうしようもない怠け者であった。
それを疎む爺と婆が、味気の無いキビダンゴと日本一のボロ布を桃太郎に持たせ「鬼でも退治してこいや」
などと言い家を追い出したのがこの童話の真相である。
ゆえに桃太郎は爺と婆を心底嫌っていたし、爺と婆もまったく働かぬ桃太郎を嫌っていた。
「俺様は桃太郎であるぞぉ」
桃太郎は山に向かって叫んだ。はたして盟友の犬や猿や雉がこの声を聞いただろうか。
いや、彼らは畜生ゆえに野生に還ったまま二度と戻ってきやしなかった。
若き桃太郎は飢えていた。富と名誉と、そして肉欲に。
その滾った血潮をぶつける場も無く、桃太郎は酒を呑んでいた。
桃太郎は稀代の醜男であった。
町に出ても女子は桃太郎を見て笑うだけなので、桃太郎の性欲は主に動物に向けられた。
犬だろうが、豚だろうが、牛だろうが、木に空いた穴に肉棒をぶち込んでザーメンを放ったこともあった。
「富と名声さえあれば、人間の女を抱けるに違いない」
この偉大なる性欲が桃太郎を動かすことは無かった。美女を抱く姿を思い浮かべマスターベーションを行い
射精の後の喪失感でひたすら惰眠に耽るのみであったのだから。
そんな桃太郎であったが、たまには栄光の時代を思い浮かべることもある。
「それにしても、あの時はどうしてみんな俺を崇めていたのだろうか?」
確かに、鬼退治から帰ってきた直後は人という人が桃太郎を褒めちぎり奉った。
桃太郎にとっては実家を失いたくないという思いのみで動いたのみであり、人々のそれが理解できなかった。
桃太郎は射精という絶頂後の空虚な時間に、時折この奇妙な現象を考えるようになった。
「どうして鬼に暴力を働いたことが褒められるのだろうか?」
点と線が結ばれたのはとある事件がきっかけであった。
河原に罪人の首が二つ、さらされていたのだ。
若く美しい女の首と、同じくらいの年の男の首である。
桃太郎は腰を抜かした。
いくら相手が鬼であっても、拳を数十発ほど浴びせた程度であり、こんなことはしなかった。
この「さらし首」という残虐は人間が人間に対して行ったことは明白であるが、でもどうして?
その横の看板にはこのようなことが書いてある。
「この男女。共に配偶者がいるにも関わらず、姦通という不義を犯したため、ここに罰する」
桃太郎は字を殆ど理解できなかったが、大体このような内容であることが分かった。
「よ、よ、要するに浮気なんだな」
しかし、桃太郎は尚も納得できなかった。
おそらくこの二人の間には法を超えた愛が存在したに違いない。
一体どうしてそれを惨殺できるのだろうか?
その瞬間である。桃太郎の脳に雷光が煌めいた。
さらし首と鬼退治を、桃太郎は奇妙な形で結びつけたのだった。
「そうか、ようは大儀名分なのだ。正義があればいかなる残虐非道も称賛されるのだ」
桃太郎の解釈が正当かどうかは分からない。
ただ、鬼退治という暴力が正当化された理由と、法を犯した悪人の惨殺の理由を、桃太郎は愚かしくも結びつけたのだった。
桃太郎は喜び勇んだ。そして死後も美しい女の頭部を棒から引き抜いた。
桃太郎の肉棒は隆々と勃起している。
女の唇に自身のペニスをあてがい、挿入した。
桃太郎の肉棒はその体格と同じくたくましく、女の小さな口腔内はすみずみまで凌辱された。
「いいんだな。こいつらには当然の仕打ちなんだな。そうだろ」
女の頭部を物凄い勢いで動かし、腰に何度も打ちつけた。
肉棒は女の喉を貫き、首の切断面から亀頭部分が覗く。女の目は恨めしげに桃太郎の睾丸を睨んでいる。
「ええい。この悪人どもめ。不義を犯した罪人どもめ」
桃太郎には少なからず嫉妬が込められていたのだが、それがかえって桃太郎を欲情させた。
肉棒を一旦引き抜くと、今度は切断面の方から挿入した。
揺さぶるたびに女の口からペニスが出たり引っ込んだりする。
「見てるか男よ。貴様の細君は口から俺のちんこを出してるぞ。わははは」
桃太郎は男の首の目の前で、愛する者を猛烈に徹底的に犯した。
やがて桃太郎は絶頂へと達し、ザーメンは女の口から発射されて男の顔面を汚した。
「見たか!貴様の女は俺の精子を口から吐いたぞ!」
桃太郎の胸の中に喪失感が去来することは無かった。味わったことのない征服感と達成感に酔いしれた。
その様子を遠くで窺ってる村人の存在に気付いた。
桃太郎が振り返ると村人たちはさぁっと逃げて行った。
「やはりそうか。やはりそうか。わはははは」
村人は鬼か魔か分らぬ存在から逃げただけであったが、この光景は桃太郎にとって―――
「やい!爺!婆!俺のためにキビダンゴを作れ!日本一の旗を織れ!」
この言葉を受けて、爺も婆も大層喜んだ。
ならず者の乱暴者が家から居なくなって心底嬉しいのだ。
また、家の名誉も復活するに違いないと思った。
「こら!犬!猿!雉!今一度、鬼を征伐じゃ!」
こうして桃太郎は動物どもを従えて鬼が島へと旅立った。なぜか?
桃太郎は思い出したのである。そういえば鬼の女はセクシーであった、と。
「鬼め!また悪さをしただろう!いや、したに違いない!今さら許しを乞っても無駄じゃ!」
男の鬼を全員殺してしまえば女の鬼を独占できる。
桃太郎はその日の内に鬼の男を皆殺しにして、鬼の女を一人残らず徹底的に強姦した。
手足を釘で貫いて紐でグルグル巻きにして逃亡できないようにし、かくして鬼が島は桃太郎のものになった。
少しでも気に入らない態度を示した女はつま先から1cm単位で切り刻み殺し、他の女を恐怖させることで支配した。
幼い子供までも妊娠させては出産させて、支配の悦びを味わった。
犬や猿や雉とも無理やり交配させたので、まれに異形の生物が生まれることもあった。
しかし、鬼が島は枯れた島である。
資源は乏しく、やがて困窮する。
桃太郎は生産というものを知らなかった。
「そうだ、人間たちから宝物を奪えばいい。構わん。奴らは正義の名のもとで鬼畜外道の行為をする悪魔なり!」
・・・やがて海の彼方から一隻の船がやってきた。
船には人間が一人と、動物が数匹乗っているようである。
掲げた旗には「日本一」と書いてあった。 END
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
フィクションと現実を混同してしまう方は読むのをただちにやめてください。
深夜のテンションで書いた。反省してないけど後悔はしてる。
GJと言わざるを得ない
………なるほど、童話もアリなんだな
>>604 相変わらず最高でしたGJ!
殺しても終わらないのがいいね。
脅えて自殺して復活させられておしおきか。パーフェクトすぎる。
>>616 童話はさりげに残酷描写あったりするせいかすんなり読めましたGJ!
桃太郎強いw 鬼ヶ島二連続制圧w 動物たちも孕ませたり元気すぎ。
最後に出てきた桃太郎が凛とした美少女でフルボッコ孕ませ展開を想像してターンエンドだ。
これはwww
GJ!!
>>616 おおっ、これはっ!GJ!
他の昔話キャラ(が堕落する)の話ももっと見たいです。
そういえば数年前流行った
某派遣会社の「オー人事オー人事」ってCMで
無気力っちゅーか、やる気が無いっちゅーか、ダメ人間の桃太郎ってネタがあったな。
(・・・で 「上司に恵まれなかったら・・・・」 ってナレーションが入る)
>>621 別のリョナ関連板でも少し話題になってたヤツだね
しかし何でだろう・・・それなりにハードなのに
この板ん中に居ると、すげぇ健全に見えてしまうのが不思議だw
ん……?あれ?
>>621は作画がグロってネタじゃないの?
作画酷すぎてなんのアニメかわかんなかったよ
とらドラだよね?多分
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
フィクションと現実を混同してしまう方は読むのをただちにやめてください。
背が小さくて、可愛くて、生意気な、あの少女を
麻袋に詰め木刀で叩いたらどうなるだろうか?
私はこの数日間、そんな妄想に耽っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先日、こんな内容の本を読みました。
「猫の愛らしい手から、爪という爪を残らず引っこ抜いたらどうなるだろうか?」
ああ、なんとも残酷な想像ではありませんか。爪を失った猫は木登りができません。
たとえ塀の上に登ったとしても、支える爪が無いのですから、落下が不安で不安でブルブル震えてしまいます。
あの人を喰ったようなふてぶてしい態度はどこへやら。猫はきっと爪と同時に自信の全てを失うのでしょう。
そして絶え間無い落下の恐怖に苛まれ、やがて絶望し、―――死んでしまいます。
私の後ろを常に付きまとう少女。同学年にしてはあまりにも小柄なあの少女は、猫に似ているのではないでしょうか。
彼女はなんともわがままで傲慢で、胸も薄いその小さな身体から、耳が痛くなるほどの高い声を出してみんなを引きつけます。
それでいて時にそっぽを向いてみたり、時にべったりと甘えてみたり、彼女はまるで猫のようです。
彼女は知っています。自分の容姿が可愛いことを。そしてみんなに可愛がられる方法を。
一度でいい。そんな彼女の後ろからそぉ〜っと近付いて・・・
その頭に咲くピンク色のリボンを、ああ!切符のようにパチンと切ってみたい!
東京郊外に構えるこの女学校には、桜の花が咲いています。
春の上昇気流は花びらを青空の遠くへ運びます。
私がいつも彼女と待ち合わせるのはその樹の下で、その日にクラスで起こった出来事などを語りながらゆっくりと下校します。
楽しげに、不満げに、悲しげに、嬉しげに、友達や先生のことを語る彼女は、ころころと表情を変えるのですが
はたして彼女は気付いているのでしょうか。黙ってほほ笑んでいるように見える私が、頭の中では麻袋と木刀を用意していることを。
そして、彼女を袋に詰めて滅多打ちにしていることを。鮮血がゆるゆると土の上に溢れている様子を思い浮かべてることを。
この暖かな大気に紛れて、私がドス黒い思いを胸に抱いていると思うと愉快な気持ちになります。
何せ、この穢れなき無菌培養の学校には、楽しいことなんて一つも無いのですから。
私は生徒会に所属していてさまざまな運営に携わっているのですが、本当に笑ったことなど一回もありません。
たとえ見た目はほほ笑んでいるように見えても、それは嘘です。
なぜなら、周囲の子の健康的な笑顔に気圧されて、物事を素直に楽しめない自分が憂鬱に思えてくるのですから。
一体どうしてみんな愉快でいられるのか?満開の桜のような純真な笑みを浮かべることができるのか?
私にはどうしてもそれが信じられなくて塞ぎ込んでしまうのです。
それでいて周囲と同じような表情を作らねばならないので、いよいよ私は悲しくなってしまいます。
楽しいことなんて一つだってあるでしょうか?
でも、もう思い悩むことはないのです。
「あの少女を麻袋に詰めて滅多打ちにする!」
その美しい妄想は、私の鬱憤を晴らしてくれます。
その妄想を実行したならば、彼女はどうなるでしょうか?
クラスの中心的存在である彼女はどうなるでしょうか?
たとえば、空が紫に染まる夕暮れ時、桜の樹の下で、私を待つ彼女に背後から麻袋を被せます。
袋は小さいその身体をすっぽりと包んでしまいます。パニックに陥った彼女は何も出来ないに違いない。
出口を紐で固く縛り、太い枝にひっかけて吊るし上げます。暗闇と、地面から離れる恐怖。
そして、手にした木刀で袋を力いっぱい叩きます。
可愛い悲鳴など許しません。醜い叫び声が上がるまで徹底的に叩きます。
肋骨がひしゃげて、内臓が破裂するまで叩きます。脛をへし折り、腕を砕き、頭蓋骨を割るのです。眼球を叩き潰すのもいい。
袋の中に溜まった血は少しずつ染み出し、地面に赤い花びらのようなシミを点々と作るでしょう。
もはや、わずかにうめき声が聞こえるのみ。
かつて明らかに人が入っていると分かる形をしていた麻袋は、もはや檸檬のような紡錘形へと変化しています。
ぐしゃぐしゃに柔らかくなった肉体が袋本来の形に収まったのでしょう。
あの可愛らしい少女はどんなふうになったのか?なってしまったのか?
まるでママから貰ったプレゼントの中身を覗くような心地です。ああ、袋の中を早く覗きたい!
けれど、私はその衝動を必死に抑えて、そこを立ち去ります。
次の日、おそらく彼女は誰かに発見されるでしょう。
そして数週間もすれば学校に通えるようになるでしょう。
私の愉快は、まさにそこにある!
包帯を巻いているでしょうか、松葉杖をついて来るでしょうか。いや、そんなことはどうでもいいのです。
彼女は一体どんな目をしているでしょうか?昨日と同じように猫のような甘えた目ができるでしょうか?
いや、絶対にできない。できるはずがない。
彼女は袋の中で何を思うでしょうか。
この春もうららな陽気な季節に、何者かに殺されそうになったとしたら?
暗闇の中で激痛の叫びを上げてもその手を止めない残酷な残酷な何物かに襲われたのです。
心当たりなどあるものですか。彼女は誰からも愛されていて、恨みを買う憶えなど無いのですから。
だからこそ恐怖するのです。「それならば、一体誰が?」と。
きっと、この中のどこかに自分を殺したいほど憎んでいる人間がいる。
その不信感は彼女から笑顔を奪います。そして他人と深く関わることを避けるでしょう。
周囲の慰めの言葉も愛の言葉も、全て信じることができなくなる。
かつてクラスのマスコットとして愛されていた彼女に、その影はもはやありません。
彼女は、怯えて、恐怖して、沈痛な表情で椅子に縛り付けられる人形として学校生活を終えることでしょう。
どうですか。なんとも愉快な話ではないですか。
人間の「爪」は「信頼」だと思います。
それを引っこ抜いたとき、人は確実に正常でいられなくなる。
もはや周囲と同じような健全な笑顔を浮かべることはできなくなるでしょう。
彼女は、物理的には最も近くにいるのに、精神的には最も遠いところにいる。
そんな彼女の「爪」を抜くことで、私は彼女と本当の意味で向き合うことができそうです。
今年の桜は本当に綺麗です。
爛漫と咲き誇る花の下で、人々は和やかに楽しみ笑います。酔っ払ってゲロを吐いたり喧嘩することもあるでしょう。
私は今までその景色を遠ざけるようにしていました。私にはその姿が眩しくて直視できないのですから。
でも、今は違います。
あの素敵な妄想が私の心のバランスとなっているのです。
もう、桜の花にも、あの小さくて生意気で可愛らしい彼女にも、心を乱されることもありません。
だって、私はすでに麻袋も木刀も用意しているのです。いつだって実行できるのですよ?
今日も私は桜の樹の下で彼女を待ちます。
彼女はピンクのリボンを揺らしながらやってきます。
猫のような笑顔で私にじゃれつきます。
いつになく機嫌が良い私を見て不思議そうにしているのですが、その理由はきっと彼女には一生分からないでしょう。
どうやら私はみんなと平等に学校に通うことができそうです。
同じように桜の花を眺めることも、同じような笑顔を浮かべることもできそうです。
あの妄想は心の中に秘めたまま実行することはおそらく無いでしょうね。
彼女が私の側を離れようとしない限りは、きっと。 END
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等一切関係ありません。
フィクションと現実を混同してしまう方は読むのをただちにやめてください。
椎名林檎とかCooCoとか好きそうだよね。この女。
>>627 乙!かじいもとじろうみたいで感動したw
良作ご馳走様です
今まで百合に興味なかったが不覚にも萌えたw
これは一種のヤンデレっぽい気もする
離れちゃ駄目だよ猫娘ー
どうも、お初にお眼にかかります、名無しです(おい
果たして猟奇的作品なのかという物語をおいていきます。
☆危殆魔法と騒擾詩 第一話「騒擾詩の開演」
1
ファザロゥド大陸。
太古より魔法に支配されているこの大陸に、戦乱が絶えたことはない。
その中にあって、永く平和な国があった。
大陸東南に在る、ヴァデレキア王国。
自然が美しい温暖の国で、外交や政治も安定している。
特に隣国ゲニードベルドとは親交が深く、ヴァデレキアの人々の記憶に争いの火種などわずかにも残っていなかった。
しかし、陰暦九百二年……突如としてそれは起こったのである――
―――
魔法学院フェリスゴート。
ヴァデレキア王国の中でも名門と称えられる、由緒正しき学院である。
十三歳から入院可能な六年制の共学院で、親元を離れての寮生活が課せられる。
生徒達の私生活に対する干渉はまったくと言っていいほどないものの、もとよりそんな暇などありはしない。
毎日魔法の勉強と修練に明け暮れ、宿題や課題もどっさり出される。
それだけ徹底した教育体制をしいているのだが、同時に精神教育も強くふき込んでいる。
なんとこの学院からは有に六十年もの間、罪人が出ていないのだ。
卒業する者は年におよそ三十名ほどだから、平和なお国柄とはいえこれは驚異的である。
「――けどよ、俺が六十五年ぶりの罪人になるかもな?」
三年生の教室で背信的なことをのたまったのは、エレン=アキオールだ。
名前も見た目もれっきとした少女なのに、性格や素行、口調に至るまでまるで男そのものである。
澄んだ水色の瞳と銀髪をポニーテールに結った姿をみれば、彼女が最北の国・ワズックの生まれであることがわかる。
「……六十四年ぶりですわ、エレン。もう、本当に残念ですわ。頭の回転さえ良ければ、欠点が見当たらないというのに」
釘を刺したのはイグレーヌ=バルティマイデ。
エレンとは正反対のしとやかな雰囲気を持つ彼女は、実力も知性も申し分ない。
流れる黒髪にすみれ色の瞳が印象的な彼女は、隣国ゲニードベルドから越してきた名家の少女だ。
2
ただ、屈指の能力を有するふたりともがヴァデレキア人ではないことは、一部の生徒達にとってはそれがおもしろくない。
容姿もとびきり優れているものだから、女生徒達からは嫉妬と羨望の視線が絶えない。
一人を除いては。
「欠点ならあるじゃない。身体は女でも、中身は男。これはもう致命的だと思うわ」
遠慮もなしに口をはさんだのは、純粋なヴェデレキア人であるミリアム=オトニウェル。
ヴァデレキア人である証の金髪をみじかく揃え、大きな緑眼は自然を思い起こさせるきらめきを放っている。
二人に劣らない実力・容姿の持ち主であり、胆力に至っては比較にならないほど強い少女だ。
「おいおい、二人して遠慮ねえな。長所はどこやった長所は」
「あら、知っているのにどこやったもありませんことよ」
「エレンの場合、ちょっとお馬鹿なトコ以外に弱点ないからねぇ。妬まれても仕方ないわよ」
「いや、別にいくら妬かれようと構わないんだけどさ……」
何を思ったか、エレンは切れ長の碧眼をそらして言葉をつぐんだ。
「戦いをご所望ですわね?」
「それだ!」
ミリアムの物騒な発言にすぐさま賛意を表したエレンである。
「ちょ、ちょっと。ふたりとも、少しは控えなさいよ。ただでさえ目立つんだから」
危険な台詞の応酬が展開される前に、ミリアムは注意を促した。
確かに彼女達三人の姿が相当目を引くのは事実だ。
タイプは違えど、三年生はおろか学院内でも一、二を争う風貌の美少女達が一同に会しているのだ。
女子院であればともかく共院なので、高嶺の花を見る男子達の視線を否がおうにも感じなければならない。
「べつにぃ〜。目の保養でもさせてやりゃぁいんじゃねぇの?」
とか言いながら、短いスカート丈をことさら強調するかの如く、椅子に座りながら大きく足を組む銀髪少女。
「ちょ……やめなさいって!」
「そうですわ。変な気を起こしたら、血を見るどころでは済まなくてよ」
「なんて言いながら武者震いしないでってば!」
などとほほえましい(?)掛け合いを展開しながらも、彼女たち、そして院の生徒達は平和で忙しい日々を送っていた。
――この日までは。
「……なあ」
「あら……どうなさいました?」
黒髪少女に声をかけた銀髪少女の顔が、普段よりいっそう険しくなっている。
二人に比べれば、あくまでわずかにだが学がないと言われるエレンだが、見た目通りいわゆる野生の勘はするどい。
「エレンも気付いた? さっきから何か嫌なかんじなのよ。レーヌはどう?」
「……確かに……感じますわね。でも、これはまさか…………」
他の生徒は気付いていないようだが、三人の妖精は学院内に不穏な空気が流れているのを察していた。
彼女達は同時にこうも思っていた。
3
自分達が気付くくらいだから、教師陣がこれに気付かないはずは無いと。
そして、その予感は当たっていたのである。
教室外の廊下を、騒がしく駆ける音。次いで、間もなく扉が開かれ――
「みんなっ!! 大事な話があります! 真面目に聞きなさい!!」
若い女教師・アリッサ=エリザベトが声をはりあげたのである。
三年生の生徒二十八名は、三人の妖精を別として全員が驚いていた。
いつもは穏やかなエリザベト先生が想像だにしない大声をあげて、表情にも鬼気迫るものがあったからだ。
「隣国・ゲニードベルドが我が国に軍事侵攻を開始し、すでに国境の要塞都市ウェリウファを突破されました!」
教室内が大きくざわついた。
ヴァデレキアは大国ゲニードベルドとは最も親交が深く、文字通り今日の今日まで良き交流を絶やさなかった関係だったのだ。
それが突如、宣戦布告すらなく不可侵領域に攻め込んでくるなどというのは、到底考えられないし、ありえないことなのである。
「……みなさん、理不尽だと思うけれど、今は理由を考えている時じゃありません! あなたたちは国の掟に従い、男子は戦線に赴き、女子は王都に非難するのです!」
アリッサは整ったおもてに複雑な思いをうかべながら、生徒にむけて悲痛に訴えた。
これから起こりうることを想像すると、まだ若い彼女が取り乱さないだけでも立派なのかもしれない。
国の掟とはいえ、魔法学院在中の男子生徒は問答無用で戦場へと駆り出されるのだ。
どんなに納得がいかずとも、それが決まりであり、またそうしなければ国が滅ぼされる可能性だってある。
背に腹は代えられない。
「さあ早く! 男子は屋外におられる院長先生のもとへ、女子はわたしについてきなさい。急いで!!」
あどけなさが残る顔に似合わず、透きとおった声には有無を言わさない重みがひしひしと伝わってきた。
こうなると、三年生男子の動きは水を得た魚のようだった。
「行くぞ、みんな!」
「おおーーー!!」
男子全員が声高にさけび、次々と教室を出て行く。
誰一人として恐怖に動けないものはいなかったが、そこは名門たるゆえん、精神教育が行き届いているといえた。
彼らは死にに行くなどと考えているのではない。
国を守るため、ひいては裏切った逆賊のゲニードベルド人を打ち破るために戦うのが、いわば彼らにとっては使命であり誇りなのだ。
だが残念なことに、そうと判っていても動けなかった者がいた。
奇麗さっぱり居なくなった男子達をみて、戦争の現実を見いだした女子ふたりがへたり込んでしまったのである。
「やだよ…………戦争なんて……」
「先生……何かの、間違いですよね? ゲニードベルドが攻め込む……理由なんて――」
「考えちゃ駄目っ!!」
再び耳をつんざく剛声を発したアリッサだった。
ふたりはますます震えあがり、すわりこんだ床に張り付いてしまっている。
「わたしだって信じたくないけど、彼の国が侵攻してきたのは事実。どんなに考えられないことでもそれが現実なのだから、真摯に受け止め、対応しなくてはならないの」
ふたりは微かに震えながらこくこくと頷いている。
4
「分かったならさっさと立て。水攻め食らわされる前にな」
凄みがある声で駄目を押したのはエレンだった。
「アキオールさん……」
「先生も甘いですよ。立てないなら、無理にでも動けるだけの動機を与えてやればいいんです」
生徒が先生に対する諫言としては手厳しいものがあったが、これは効果てきめんだった。
「…………」
「……先生、ごめんなさい」
一人は黙ったまま、一人はあやまりつつ、ゆっくりと立ち上がったのである。
彼女達は、怒っているエレンがこうすると言ったらそれを実行するということを嫌というほど知っている。
またそれを実行できるだけの力があることも。
「分かりゃいいのさ。――先生、固まってる暇なんてありませんよ」
「! ……ごめんなさい。みんな、迅速にわたしについてきなさい」
本当に不思議な子だわ――と内心で呟きながら、あどけなさの残る女教師は生徒達を素早く引率しはじめたのである。
―――
魔法学院フェリスゴートが侵攻の情報をうけた、同刻。
要塞都市ウェリウファは文字通りの蹂躙をうけていた。
男はほぼ全員が虐殺され、女も嬲り殺されるか‘遊ばれるか’の二択という、余りにも惨い有様であった。
「ひゃあっ……ほぉう!」
「ぎあ゛っ!」
武器魔法『鉄球・投・一』が、十字架に磔にされている、みれば未だ十歳ちょっとの少女に炸裂した。
「う゛あっ………がはぁあ゛ああっ!」
むき出しの腹に黒い鉄球がめり込み、内臓を潰されたかと錯覚するほどの痛みに悶えた。
虚ろな瞳から涙を、口からは血を噴きながら声にならない悲鳴があがる。
「お・つ・ぎ・は♪ ……『大剣・刺突・一』っ!!」
いかにも気分が良さそうに、彼は武器魔法を放った。
何もない空間から大剣が具現化し、苦痛にあえぐ少女に一直線に向かっていった。
「ひ……いやぁっ、あ゛――」
少女の腹に突き立った剣はなんと、十字架ごと胴体を切り離してしまった。
宙に舞った少女はごふっ、と大量に吐血し、臓物を撒き散らしながら地面に投げ出された。
「ああ゛っ、がばア゛……ごボ………………」
微痙攣しながら数秒ほど究極の痛みを味わったあと、絶息した。
「あ、やっべ! 殺っちまったぜ!」
白々しく言い、次の標的を見る。
彼の眼前には、実に八十人ほど――すでに三十人くらい手にかけたので約五十人だが――の‘的’が磔にされていた。
5
中には十に満たぬ少女から上は三十歳くらいの女性まで、平均して二十歳前後の女人が胸と陰部だけを隠された格好でズラッとならんでいるのだ。
「嫌ぁああアぁ!! やめてええぇぇぇ!!」
男の切れ長の瞳に視姦られた二十代半ばの女性は泣き叫んだ。
自身の運命を先刻の少女に重ねたのだろうが、男はそんな女性ににやりと笑いかけ、こういった。
「なあお嬢さん――って齢でもないか――、俺の言うこと聞いてくれたら、特別に見逃してやらないでもないよっ」
現金なもので、彼女はえっとつぶやくと一瞬で泣きやんだ。
今までの約三十人の女人はただ惨殺されるだけだったのが、初めて声を掛けられたのだ。
内心では相当に喜んでいても不思議ではない。
大人しくなった女性の様子をみて、男はさらに唇をつり上げる。
「俺ってさ、女を犯すより斬り刻むほうが好きなわけよ。だから淫乱女は嫌いなんだ」
なにが‘だから’なのかよく分からない。
「だから、俺が使う淫楽魔法の攻めに耐えられるようなら……一切声をもらさなかったら、貴女を解放してあげよう。どうかな?」
女性としてはもう懸命に頷くしかなかった。
恥辱を受けても命が助かるなら安いものである。
「うんうん、賢明だねぇ♪ じゃあいくよ〜」
言下に、男は愉しげに投げキッスした。
瞬間、女性の肢体がビクンと跳ねあがった。
さっきもだが、彼は詠唱なしで魔法行使できる、かなりのやり手なのだ。
「おお、今の不意打ちに耐えたかぁ。じゃ、今度は……『手淫・膣内・二』!」
「っ!! ……っ…………!!!」
男が宣言してから、女性は双眸をきつく閉ざして身体をくねらせている。
他の女人達には何がおこっているのかよく分からなかったが、まもなくその女性から、淫猥な水音が漏れ出してきたのである。
よく見ると、陰部を隠す布もやや膨れ上がっている。
「おお、素晴らしいねぇ。んじゃ次は〜……『口淫・淫核・四』!」
彼は容赦がなかった。
絶妙な舌技によってクリトリスを攻め立てられ喉から嬌声が出そうになったが、必死に飲み込んだ。
既に下着からは愛液がことごとく流れ出してきている。
「おお、おお。よく耐えるなぁ。すごいすごい」
気のせいか、その声には少しも感情が籠もっていないように思えた。
「んじゃあごほうびに……五つ数えるまでに声を出さなかったら、解放してあげよう!」
女性の方には頷く余裕などない。それどころか聞こえているかも危うかったが、彼にはどうでもいいことだった。
「それじゃ数えるぞ〜……って、あら?」
男は疑念の声をだして女性を見た。
見るや、女性は口を大きく開けて眼を強く閉ざしたまま、身体を微震動させながら硬直している。
――絶頂を迎えていた。
6
それでもなお続く攻めに気を失うか喘ぐかをしないのは、もはや不思議ですらあった。
「……あれ、イっちゃったんだ…………」
なぜか落胆を含んだような声。
次いで、男はうつむいて、くつくつと薄ら寒い笑声を上げ始めた。
その場にいる女人全ての背筋が寒くなる、不気味な笑い声だった。
「だめだなぁ〜……イっちゃだめって言ったじゃん……つうわけで――」
そんなこと言っ……――口を開く暇などなかったが、心の中の呟きさえ遮られた女性だった。
彼が言下に右手を上げると、女性の上に具現化されたのは巨大な斧だ。
その顔が恐怖に満ちたのもつかの間。
振り下ろされた大斧は、十字架ごと女性を真っ二つに断殺したのである。
「…………!!」
場が凍りついた。
女性の死に様はもとより、彼の表情が異色の感情に塗られていたのである。
或いは怒りか。或いは哀しみか。或いは喜びか……
その表情からは彼が何を思っているのかなど読み取れはしない。
――と、ここでタイミングよく殺戮現場に走り立ち入ってきた男がいた。
「おい、ダミアン」
複雑な感情の隆起に浸っていた男は、それこそ一瞬で表情を引き締めた。
ふり返ると、彼――ダミアンの上官である将軍・デニス=バッグラルが、精気に満ちた顔を向けて起立していた。
「何でございましょう、閣下」
長身痩躯の男はひざまずいて一礼した。
とても先刻までの殺人狂の姿とは思えない。
「私は王都ヘ向かう。後のことは貴様に任せたぞ」
「御意に……」
低頭しきりのダミアンだった。
会話を簡潔に終えると、将軍は行動も早い。
すぐさま踵を返し、部隊へと戻っていったのである。
とたん、男の表情も元の快楽殺人者に戻るのだから、おかしな光景といえなくもなかった。
「さて…………続きをやりますか♪」
ついさっきまでの複雑怪奇な顔色はどこへやら。
彼に見据えられた少女はその狂気に満ちた笑顔を見るなり、全身に電流をとおされたかのような感覚におぼえ、失禁にいたってしまったのである―― 第一話・おわり
猟奇的シーン少ないですね……次からはもちっと多めに入れておきます。
って貼りミスorz ごめんなさい……