☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第22話☆

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1名無しさん@ピンキー
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレです。


『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をしたほうが無難です。
  ・オリキャラ
  ・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
  ・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)

『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
  投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
   「1/10」「2/10」…「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
  読み手側には読む自由・読まない自由があります。
  読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶことが出来ます。
  書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけてください。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントすることが多発しています。
  読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。


リンクは>>2
2名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 09:47:38 ID:N391jewZ
『リンク』

【前スレ】
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第21話☆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184255330/
【クロスものはこちらに】
リリカルなのはクロスSSスレその6
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1183637309/l50


【書き手さん向け:マナー】
 読みやすいSSを書くために
 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/

【参考資料】
・Nanoha Wiki
 http://nanoha.julynet.jp/
・アリサだもんっ!
 ttp://homepage3.nifty.com/damenahito2000/
(キャラの一人称・他人への呼び方がまとめられてます)

☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫
 ttp://red.ribbon.to/~lyrical/nanoha/index.html  (旧)
 ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/d/  (wiki)
3名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 09:51:11 ID:4nsgTvfy
麻。
4名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 10:19:55 ID:kxfv9dgP
【クロスものはこちらに】
リリカルなのはクロスSSスレその8
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1184997868/l50
5名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 11:08:30 ID:hwjCZg0C
>>1め、天稟の才がありおるわ
6名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 11:21:57 ID:xSg0bg9k
>>1乙ー!
しかしまぁスレの確認くらいはしとけ

淫獣の続きを全裸wktk!
7名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 11:56:02 ID:9hz9vOCu
同じく淫獣の続きを希望
8名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 14:59:27 ID:Ao9FLN58
俺はフェイエリ待ち!!
9名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 16:29:33 ID:M5p5eDD6
ならば俺は性懲りもなくエリオ×ストラーダを待ち続ける
10名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 17:04:56 ID:+6F8qyOS
俺はまあ、随分先の話だけどベーシックにクロなの待ち。
11名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 17:27:32 ID:RcCMgllV
自分で書きたいと思いつつ
エリスバエロ
1238 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/07/22(日) 17:47:41 ID:Cj0SpRhJ
淫獣の続きでエリキャロ希望。

……書きかけのユノなのなのは快楽責めSSがあるんだが、クロスの方の連載忙しくて全然書けないorz

……ここにいる作者みんなでリレーやってみたいな(ぼそり)
13名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 17:52:10 ID:HgR6ZwxG
wikiのエリ×ルーからきますた続きwktk
14名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 17:53:19 ID:K/KyMJQy
絶望した!!

スバルとフェイトにカップリングできる男性新キャラがアニメに出てこないことに、絶望したッッ!!!


カチャ
;y=ー( ゚д゚) <>>1乙して氏んでやる!
\/| 13|)



>>12
よう相棒!生きてるか?

クロスも書く!
エロパロも書く!
両方載せるのはSS職人の辛い所だなヽ(゚∀゚)ノ 
15名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 17:53:33 ID:bXo4QkRt
なのエリマダー?
1614:2007/07/22(日) 17:55:27 ID:K/KyMJQy
うああああああああああああああああぁ
(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

13 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/07/22(日) 17:52:10 ID:HgR6ZwxG

14 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/07/22(日) 17:53:19 ID:K/KyMJQy


一分九秒の差に絶望した orz
17名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 19:30:25 ID:6BFTTZOt
じゃぁ男女の流れのところでなのフェイマダーって言ってやる
18名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 19:48:17 ID:I1DHqAgu
クロノと聖王教会シスターズとの不倫ものを期待する私
19246:2007/07/22(日) 20:00:36 ID:URUKtN2+
皆様、前回の SS エリオ君への感想ありがとうございました246です。

前スレでターン A 氏がコメントされていたので……ターン A 氏の本家淫獣 SS や
他の職人の皆様を待ちながら、全ての期待を裏切ってこんなものでもどうですかと
投下してみます。

……だって、勢いに任せて書いちゃったんだもんorz

たぶん、全3話。
一応エロあり、なのはとヴィヴィオです。

性懲りも無くまたなのはさんですが、前座にでもなれれば幸いです。

最初の一話は、なのはさん一人エッチ(微妙)。

ではでは。
20246:2007/07/22(日) 20:01:48 ID:URUKtN2+
 違和感と共に、目を開け時間を確認した。時計を見れば、まだ目覚めるのには早い
時間。
 視線の先にいるフェイトは、未だ深い眠りに沈んでいた。

「はぁ……ひゃんっ……!」

 不意の刺激に微かに声を上げ、零れたのは熱い息。
 慌てて布団をめくれば、最近すっかり定位置となったそこに、ヴィヴィオがなのはの腰にしがみついている――――はずだった。

「なのはままぁ……」

 甘えてくれるのは、とても嬉しい。
 ママと笑顔を見せながら甘えられるのは、感じたことの無い幸福感。

「はぁっ……ヴぃ、ヴィヴィオ……何、してるのっ……」

 熱い息を吐きながら、分かりきったことを口にした。
 甘えているのだと、そう先ほども言っていたはずなのに。

「フェイトちゃん……助けてよぉ……」

 涙を浮かべながらフェイトに手を伸ばし、助けを請う。
 焦り震えた指先が、フェイトの体に触れるか否かの距離。

「んにゃ……にゃのはぁ……んん……」
「ちょっ、ちょっと寝ぼけないでよぉ!」

 涎を垂らしていたフェイトが、差し出されていたなのはの指に吸い付いた。
 ちゅぱちゅぱと、赤ん坊のように吸われ続け今も感じる感覚と共に、なのはの額を
汗を噴出させる。

「……あんっ!」

 唇をかみ締めようにもそれすら叶わず、ヴィヴィオに視線を向けた。
 乱れた自分の寝間着。二つの乳房に口をつけているヴィヴィオ。
 もうそんな年齢であるはずが無いのに、ちゅぱちゅぱと美味しそうに乳首に吸い付
き口を涎まみれにしていた。
 何とかヴィヴィオを引き剥がしてベッドから抜け、なのはが荒くなった息を整える。

「はぁ、はぁ……」

 そっと股間に手を伸ばし青ざめた。
 無言で再び時計を見る。朝の訓練まではまだ多少、時間が残っている。
 火照った体を引きずって、なのはがシャワー室へ足を進めた。


魔法少女リリカルなのはStrikerS
―なのはさんの育児記録―
(1)
21246:2007/07/22(日) 20:02:43 ID:URUKtN2+
「みんなおはよう……じゃあ訓練、初めよっか」
「は、ハイ……」

 戸惑う声は、なのはの前に立つ四人から。

「あの、なのはさん……大丈夫ですか? 凄い、辛そうですけど……」
「だ、大丈夫だよっ! 気にしないで早く始めよ!」
「でも……」
「いいからっ、今日は模擬戦。私に一発当てたら終わりっ時間は15分……スタート!」
 代表して前に出たティアナに言いくるめ、なのはが手早く今日の訓練の始まりを告
げた。
 今にも撃ってきそうななのはから逃げるように、4人が離れなのはがほっと息をつ
く。

「な、なのはさんどうしたのかな!?」
「さぁ、風邪とかじゃなさそうだし……どうしたのかしらね」
 
崩れたビルの中に隠れながら、スバルとティアナがどうにかなのはの隙をつこうと伺
った。

「……やっぱり様子、おかしいわね。なのはさん、何もしないでぼうっとしてる」
「欲求不満とか? ほらヴィヴィオが来てからフェイトさんとしてなさそうだし……
って、うわぁっ!」
「あんたはっ、へんな事言うんじゃないわよ!」

 スバルにヘッドロックを掛けながら、横目でなのはの様子を伺い口を噤んだ。
 先ほどまでいたはずのなのはの姿が消えている。

「ふぅん、余裕だね。スバルとじゃれあってる暇なんか、無いはずなんだけど」

 代わりに目の前でレイジングハートを前に突き出しながら、ティアナとスバルを冷
たく見下ろしていた。
 ただ漏れているのは獣のような荒い息。二人が青ざめて逃げ出そうとするには、十
分な迫力だ。

「ティアッ、離れて!」
「スバル!?」

 何とかティアナだけでも逃がそうと、スバルがリボルバーナックルを突き出した。
 それを避けることすらせずバリアで防御し、なのはがスバルの体を吹き飛ばす。

「ティアナは……もうそっち行っちゃったか。じゃあスバル、避けないと痛いよ?」
「逃げます! そんなもの当てられたら死んじゃいます! 待ってティアァァァ、あ
たしもぉぉぉぉ!!」

 全力で離脱し、スバルが恐る恐る後ろを振り返る。
 既に発射体勢に入ったなのはの砲撃。その斜線上に自分がいた。
 避ける暇も、防御する暇も与えてくれない無慈悲な砲撃。慌てて体を捻り、なんと
かそれをやり過ごせたのは、ひとえになのはの日々のしごきが合ったゆえ。

「きゃぁぁぁぁ!!」
「あちゃ……ティアァァごめんねぇ!」

 しかし同じく斜線上にいたティアナは駄目だった。いきなり背中に直撃した砲撃に、
意識を根こそぎ持っていかれそうになりながら、ティアナが瓦礫の中に突っ込んだ。

「イタタ……良かった。私生きてる……」
22246:2007/07/22(日) 20:03:38 ID:URUKtN2+
 なのはの砲撃の痛さは、新人達の中で彼女が一番知っている。まだフェイトとヴィー
タには叶わないが、それでも砲撃を浴びて生きていることに、ティアナが心底安心したように息を吐いた。
 だが休んでいる暇は無い。慌てて駆けつけたスバルと合流し、作戦をたてていく。

「なのはさんいつもより怖いよ……どうしよぉ」
「怖いのは初めからよ。でも、少し焦ってるみたい……どうしちゃったのか知らない
けど、たぶんチャンスよ」

 視線の先、なのはが高速で飛びながら次の獲物に飛び掛っていた。
 砲撃の隙をつこうとしたのか、エリオがストラーダを構えながら対峙し、額から汗
を流していた。
 間を置かず、一瞬でなのはの前から消え、キャロの魔法で威力を増したストラーダで
なのはの背中に突撃する。
 それを防ぎ、なのはがみたのはキャロがなのはに向けて指を突き出しているところ。
 慌ててフリードの火炎を避けて距離を離し、エリオの追撃をバリアで防ぐ。誘導弾
でキャロの体勢を崩し、なのはがそのままキャロとの距離を一気に詰めた。

「はぁぁぁっ!」

 それに割って入ったのは、なのはがキャロに意識を向けた隙をうかがっていたスバ
ル。
 ダメージを与える一撃というよりは、そのなのはの隙を更に大きくする拳を一撃。
 歯を食い縛り、念話でティアナに合図を送る。

「……ティアナ!?」

 気づけばなのはを取り囲もうとしているのは、ティアナの誘導弾。
 器用にそれを交わしながら、何とかスバルを吹き飛ばしレイジングハートを横なぎ
にした。
 飛び掛ってきたエリオの一撃だ。バランスを崩したエリオの攻撃は、なのはの髪を
掠めただけ。
 依然、ティアナの誘導弾は自分に狙いをつけている。一つをかわし、二つ目を迎撃
し、最後の一つはレイジングハートのバリアで打ち消した。

「みんなで飛び掛ればいいってもんじゃないでしょ!? そんなの、全滅するだけなんだから!」

 なのはの叱咤に、フォワード陣が距離を取る。
 ギラついたなのはの瞳。それを向けられ、キャロが微かに青ざめた。

「な、なのはさん怒ってるよっエリオ君!?」
「分かってるよっ……とにかく一旦距離を取って体勢を整えなきゃ!」
「……そんな暇、あると思ってるの?」

 あってもそんな暇消し去るだけだ。逃げるエリオの背中を追いながら、なのはが誘
導弾を打ち続ける。

「止まりなさい! 抵抗しなきゃ痛いようにはしないからっ!」
「で、出来ません! う、うわっキャロはやくこっち!」
「うんっ……フリードも隠れてっ!」

 キャロがフリードの首を掴んで、なのはから見えない位置に隠す。
 エリオとキャロ、そしてフリードが荒い息を吐きながら、なのはの様子を伺うよう
に瓦礫から顔を覗かせた。
23246:2007/07/22(日) 20:04:34 ID:URUKtN2+
「エリオ君こっち来てる!」
「もう15分なんてとっくに経ってるのに……もしかして一撃与えなきゃ止まってくれないんじゃ……」
「む、無理だよっ! もしかしたら殺されちゃうかも!」
「ま、まさかなのはさんに限ってそんな……うわぁぁっ!?」
「エリオ君っ!」

 突然目の前に現れたなのはに、キャロは凍りついたように動けない。
 吹き飛ばされたエリオは体に力が入らず、ストラーダを杖代わりにようやく腰を浮
かせていた。

「はぁ……はぁ……」
「ご、ごめんなさい……許してください……」

 後ずさりながら震えているキャロに何もせず、俯いたまま荒くなった息を吐き続け
ていた。
 ポタポタと、顎から落ちていくの大量の汗。
 レイジングハートを持っている手が小刻みに震え、カタカタを音を鳴らし続ける。

「た、助けて……エリオ君、怖いよぉ……」

 懇願の視線をエリオに向ければ、エリオはキャロの視線から逃れるように俯いてい
た。
 しばらくして、エリオが申し訳なさそうにキャロを見る。

「ごめんキャロ……その、諦めてくれると凄いありがたいかな、と……」
「そ、そんな……エリオ君……」
「はぁ、はぁ……」

 駆けつけたスバルもティアナも、キャロから視線を逸らし目を瞑る。
 願わくは哀れな少女に少しばかりの慈悲を。
 皆が空に顔を上げ、手を合わせた。

「……今日の訓練は……これで、終わり……」

 どうやら願いは通じたらしい。レイジングハートを待機状態に戻したなのはがそう呟
き、走ってどこかへ消えていく。

「う、うぅ……みんな酷いよぉ……」

 涙を流して震えているキャロが、恥ずかしそうにバリアジャケットのスカートを掴
んで俯く。
 小さな水溜りが、少しずつ広がっていた。

「はぁ、はぁ……!」

 そんな事は知らず、なのはが六課に慌しく駆け込んだ。

「……む、なのはもう訓練は終わったのか?」
「し、シグナムさんっ、触らないでっ!」

 ぶつかり、なのはを抱きとめたシグナムを突き飛ばしなのはが走っていく。
 背中に浴びせられる静止の声も聞かず、自室の扉を開けベッドに転がり込んだ。

「やだ、私の体どうしちゃったのぉ……」

 震える手でどうにか服を脱ぎ、下着姿になったなのはが真っ赤になって股間を見つ
めた。
 既にそこは愛液でぐちゃぐちゃで、殆ど記憶に残っていない訓練の時からそうだっ
た。
24246:2007/07/22(日) 20:05:35 ID:URUKtN2+
「はぁっ、朝からっ……ヴィヴィオに胸舐められてっ……あんんっ!」

 思い出し、なのはが体を震わせても悶え続ける。
 手は知らず乳房を揉みしだき、左手は下着の上から秘所をなぞる。

「あくぅっ……最近、ふぇ、フェイトちゃんと……んんっ、してないからぁ、凄いっ
……ふぁっ、感じちゃう……!」

 既に乳首は固く尖り、ブラジャーの上からでも分かるほど。硬い布に擦れる感覚に、
なのはが背筋を仰け反らせながら喘いでいた。

「私、はぁっ、こんなになってるぅっ、ふあっん!」

 パンティ越しに擦りながら、段々と陰唇を割り中へ潜り込んでいく。端からはみ出た
陰毛に羞恥を感じる事すらなく、溢れた唾液を喉を鳴らせて飲み込んだ。

「ど、どうしよっ……んんっ、全然収まらないっ……あ、くぅっ!」

 火照った体は、未だなのはの頭を焦がし続ける。少し触れば収まると思っていた疼
きは更に悪化し、気づけばブラジャーを強引に外し乳首を痛みを感じるほどに抓って
いた。

「ひゃうっ、はぁっ、気持ちいい……ヴィヴィオッ……んくっ」

 脳裏に浮かぶのは、朝のヴィヴィオ。自分の胸に吸い付き、幸せそうに自分をママ
と呼ぶヴィヴィオの姿。
 鏡を見れば、映っている自分は涎を垂らし見たこともないようなイヤらしい笑みを
浮かべていた。

「はぁっ、とまらない……あんっ、ヴィヴィオでこんなのっ、ふあっ!」

 勃起した両の乳首を擦り合わせ、熱い息を吐く。
 何度も駄目と呟くのは、背徳感に悶える自分がそこにいたから。
 頭の中で大切な子を思い浮かべて、胸に吸い付いてきたその姿を思い浮かべて、何
度も何度もヴィヴィオの名前を呼び続けていた。

「なのはママー、ヴィヴィオのことよんだぁ?」
「ヴィヴィオッ、んくっ、はぁっ……んんっ!」

 声が聞こえた気がして、背中がゾクリと仰け反った。衝動のままパンティを
下ろし、片方の足に引っ掛かったままのだらしない格好で指を動かす。

「まーまぁ、なにしてるのー?」
「ひぁ、あんっ、はぁっ、ヴィ、ヴィオ……んんっ!」

 いつの間にか、ヴィヴィオの幻まで見えてきた。

「はぁっ……は……?」

 いつの間にか、ヴィヴィオがそこに立っていた。

「なのはママ、おもらししてるの?」
「……えっ、う、嘘……ヴィヴィオ、いつから、いたの?」
「ママがパンツ下ろしたところからだよぉ? ヴィヴィオなんかいもよんでるのに、ママちっともおへんじしてくれないんだもん」

 すぅっと、血の気が引くのを感じた。
 慌てて服を掴み、ヴィヴィオから隠すように服ごと抱きしめた。
25246:2007/07/22(日) 20:06:41 ID:URUKtN2+
「あのっ、ヴィヴィオ、ママ汗かいちゃったからシャワー浴びるから、その……アイナさんといい子にしててね?」
「ヴィヴィオもいくのぉ、ママといっしょにいくー。おっきいおふろがいいのー」
「わ、分かったからっ、ヴィヴィオお願いだからお外で待っててくれるかな?」

 首をかしげながら、それでも言いつけを守りヴィヴィオが部屋の外で出る。

「あぅ、見られちゃったよぉ……」

 真っ赤になりながら下着を変え、再び制服を着て部屋を出た。
 下を見れば、待ちくたびれた様子のヴィヴィオが、見上げながら頬を膨らませて
いた。

「ご、ごめんね待ちくたびれたったね、はやくいこっか?」
「うんっ、ヴィヴィオねおふろ大好きなの」
「そ、そっかぁ……んんっ!」

 歩くたびに勃起した乳首がこすれ、腰が砕けそうになる。
 変えたばかりの下着は既に湿り始め、疼きが収まっていないことを知らされた。

「まま、おかおまっか……かぜひいちゃったの? だいじょうぶ?」
「だ、大丈夫……」

 ふらつく体には、元気にはしゃぎながら歩くヴィヴィオにはついていけず、足をもつ
れさせながら必死でヴィヴィオについていく。

「あ、なのはさん……」
「きゃ、キャロっ……キャロもシャワー?」
「は、はい……今、上がったところです……」
「そ、そう今日はごめんねっ、ちょっと私調子が悪いみたいでっ……」

 何故か顔を真っ赤にさせているキャロが、恨めしそうになのはを見ていた。

「あ、あの私もしかして何かしちゃったかなっ? 練習の事何も覚えてなくてっ!」
「覚えてないんですか……? エリオ君にあんなところ見られて……泣いちゃうくらい恥ずかしくて…」

 目の涙を溜めたキャロが、拳を握りながらなのはを睨みつけた。その、普段とは違
う迫力にたじろぎ後ずさる。
 足音を響かせながら、キャロがなのはを追い詰めるように一歩を踏み出した。
 なのはが助けを求めようとするが、ヴィヴィオはおろおろとキャロを見るだけだ。助
けを求めることも出来ず、火照った体への焦りで何も出来ないなのはが、救いを求め
るようにキャロへ震える手を伸ばす。

「馬鹿……なのはさんの馬鹿ぁぁぁ!!」
「きゃっ!」

 キャロに体を突き飛ばされ、なのはが悲鳴をあげながら尻餅をつく。
 はぁはぁと荒い息を吐くキャロが、慌ててなのはに謝るがなのはは何も出来ずに俯
いたまま。

「な、なのはさんごめんなさいっ」
「さ、触らないでっ……いやっ、やだ……駄目っ、んんっ!」

 尻餅をついたためか、我慢が出来なくなったなのはが体を震わせている。駄目と何
かを堪えながら唇をかみ締めるも、衝撃に軽くイったなのはが力を込められるはずも
無い。

「……えっ、ええ?」
26246:2007/07/22(日) 20:07:45 ID:URUKtN2+
 弛緩した体が取った行動は、溜まっていたものを放出すること。
 耳までもを真っ赤に染めたなのはが、それでも開放感から息を零した。

「ど、どうしようっ」
「まま、またぁ?」

 うろたえ慌ててあたりを見下ろしたキャロと、呆れたようにため息をついたヴィヴ
ィオ。
 尻餅をついたままのなのはが、あまりの羞恥に泣きじゃくりながら顔を覆った。

「ひっく、こんな……19歳にもなって……ひっく……ふぇいとちゃぁぁぁん……」

 徐々に広がっていく水溜り。
 一度流れ出した尿は止まらず流れ続け、溜まっていたものを開放させ続ける。
 鼻をつく匂いも、それに気持ちよさを感じていることも。
 キャロとヴィヴィオが自分を見つめているのも、何もかもが恥ずかしい。
 こうして始まったのは、高町なのはの育児記録。
 ヴィヴィオママが、なのはを見ながらにっこりと微笑んだ。

「なのはママ、なんだか赤ちゃんみたいだねー?」







以上です。ありがとうございました。

本当はヴィヴィオを襲うはずだったのですが、気づいたら電波を受信してしまいまし
た。

スレの流れをぶった切るような投下申し訳ありません。

本当の育児記録を期待していた読んでいた皆様、砲撃とかその他もろもろ喰らってきますので許してください……orz

ではでは、次回は地獄の底から投下できたらいいな 246 でした。

最後に一言。

ヴェロッサ×クロノを待ち続けます。
27名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 21:32:06 ID:DGaxuoK5
>>26
GJ!!!!おもらしイイ!!!!
28名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 22:32:12 ID:7PlyYhIP
>>12
悪いことは言わん。リレーはやめておけ
確実に荒れる。
まあ、このスレではそういうこと提案してもスルーされるのがオチだがな
29名無しさん@ピンキー:2007/07/22(日) 22:48:22 ID:Df92ryxg
>>38 ◆KHEtQ2j5Nc
チラ裏でやれよ
30名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 00:14:55 ID:2EXSLy48
>>12(38氏)
やってみたいと思わなくもないけど
荒れそうだからやめた方が良いと思う。
31名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 01:41:38 ID:ItI/on7d
>>27
イイヽ(゚∀゚)ノ 凄くイイ!!
さあ!
次回はなのはとヴィヴィオと一緒に、
日頃の恨み(?)を込め、お風呂で3Pだッ!

キャロ「あれ〜?流しただけで、どんどんオツユがでてきますよ、なのはさん」
ヴィヴィオ「まま、キャロお姉ちゃんの前で、また、おもらししてる〜」


SSの内容が……固まった!
今までは“ユーノとなのはの場合”は二人っきりと想定していたが、
ヴィヴィオを加えて3Pにするのも良いなぁ……。

そういえばさ〜ラッド・カルタスっていたじゃん。
ギンガの上官でさ。
最近この二人がくっつきそうな可能性を考えちゃうんだ……。
……書いていいですか(´・ω・`)?
(信頼しあう上司部下の関係から一ランクUPして……ハァハァ)

あとゼストとシグナム
おお!主題はエリキャロだったはずなのに、物語が終らn……無限に続けそうだッ!!
とりあえず今日中にヴァイス×ティアナ二回戦目を載せるように努力はしてみる。




>>12ここでない理想郷でなら別にやっても私は一向にかまわんですよ?)
32名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 08:59:37 ID:j0im1lSJ
エリはやの続きを待つ!
33名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 09:27:20 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
34名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 09:27:55 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
35名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 09:32:02 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
36名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 09:32:41 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
37名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 09:33:25 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
38名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 09:34:16 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
39名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 09:37:10 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
40名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 09:38:29 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
41名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 09:40:15 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
42名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 09:41:06 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
43名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 10:24:31 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
44名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 10:25:03 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
45名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 10:25:48 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
46名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 10:26:18 ID:8jUabkcO
>>前スレ 660
>節制の14
死ねよ
47名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 10:51:40 ID:GxMegBNL
  ○
 く|)へ
  〉  ヾ○シ
 ̄ ̄7 ヘ/
  /  ノ
  |
48名無し@ピンキー:2007/07/23(月) 13:15:09 ID:iqeB6bJx
もうそんな季節か
49名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 13:50:45 ID:gniPYt5z
     ///////
    ///////____________
    ///////  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
   ///////              (~) チリンチリン
   ///////              ノ,,
  ///////     ∧_∧         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ///////     ( ´∀`)( 厨 ) )) <  夏だなあ〜
 ///////      (つ へへ つ      \______
///////   //△ ヽλ  ) ) 旦
//////  l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
/////    ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄
////     ^^^          ^^^

50名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 13:57:33 ID:arvjeBuS
なんか荒れてるようですが投下させてもらいます。

前スレでクロフェ書いたもんです。感想レスたくさんありがとうございました。
叩かれる覚悟で投下したんですが、好意的なお言葉に感謝。
以下注意書き。

・前回と同じく捏造クロフェルート。
・でもクロフェじゃありません。フェイクロです。
・二名ほどオヤジ化してる人がいますが全力で見逃してください。
・嫌な人はタイトルNGしてください。
51プラトニック&マニアック:2007/07/23(月) 13:58:54 ID:arvjeBuS

 フェイトには、恋人クロノとの関係について悩みがあった。
 それは彼が浮気するのだとか、自分のことを構ってくれないなどという深刻なもの
ではない。
 恋人持ちの女性が一回ぐらいは陥る悩みであり、同時に他人が聞いたら鼻で笑いそ
うな悩み。
「クロノは自分の身体に満足してくれているのか」


  プラトニック&マニアック


 昔から鈍感・朴念仁・堅物の通り名を引っさげていたクロノ。
 恋愛の感性は人並みだが奥手なフェイト。
 そんな二人であり、義理の兄妹ということもあって結ばれるにはたいへん時間がか
かった。肉体関係を持つようになってまだ半年も経っていない。
 そしてそうなるまで処女だったフェイトには、その手の技量についての知識がほと
んどなかった。かろうじて手と口を使う方法が存在することを知っているという程度
である。
 初めのうちは抱かれ啼くだけで精一杯だったが、若干慣れて余裕が出てきた最近に
なり、クロノの方はどうなんだろうと考えるようになってその悩みが出てきた。
 かといって、性知識を増やすためにどうすればいいかが思いつかない。その手の書
籍を本屋で買うのは、想像しただけで顔から火が出るほど恥ずかしい。やることをやっ
ておいて何を今更、と言われようとも恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。もっと生々
しいであろう映像モノなど論外だ。
 学生時代に周りがそういう会話をしていた時に聞き耳立てておくんだった、と後悔
しても遅い。
 結局、悩みぬいたフェイトは単純かつ効果的な手段を取ることにした。
 知ってる人に聞く。それも笑わず真剣に相談してくれ他人に言いふらすことのない
人物。
 条件に該当する数名の人物を思い浮かべ、その中から特に信頼が置けそうな二人を
選んで相談することにした。
52プラトニック&マニアック:2007/07/23(月) 14:00:44 ID:arvjeBuS


 そして今、フェイトはその決断を思い切り後悔している。
「ゲンヤさんはなぁ、年のせいでちょっと固さが足りひんけど長いんよ。先っぽも、
ちょうどこう抉るのにええ感じでふくれてて気持ちええねんでぇ〜」
「ユーノくんはね、普通はすっごく小さくて可愛いんだよ。それが私の裸見たとたん
にどんどん大きくなってね、両手で握らなきゃいけないくらいになるんだぁ〜」
「へえ…………」
 小声で相槌を打ちながら、フェイトは背中にだらだら冷や汗をかいていた。
 場所は自分の部屋。時間は夜の十一時。机の上にはビール瓶と大量のつまみ。目の
前にはたいそう楽しそうに自分の付き合ってる相手のモノについて語る親友二人。
 なんなのだろう、このドドメ色の不思議空間は。
 いったいなぜこうなったのか、フェイトは理由を思い返してみる。やっぱりビール
を出したのがまずかったのか。素面で話すのが恥ずかしかったのと、酒が入った方が
口が軽くなるだろうからと、いつもどおりの女同士のおしゃべり会を装ってある程度
飲ませてから訊ねようと小細工を弄したのが原因のようだ。
 それとも人選を間違えたのだろうか。こんなことになるのなら、第三候補の養母に
訊けばよかった。
 それにしても、ハイテンションで飛ばしているなのはとはやては随分と色々知って
いる。知りすぎている。フェイトには何を言ってるのか分からない単語や比喩がぽん
ぽん出てくる。蟻の門渡りってなんだ。土踏まずがそういう行為のどこで必要になる
のというのか。赤玉というのは商店街のくじびきで使うものだと信じたい。
 結婚暦ありで二児の父親であるゲンヤが経験豊富で、はやてにそういう行為を教え
込んだというのならまだ分かる。だが自分と同い年であるなのはとユーノがこれだけ
色々やっているのは説明がつかない。自分が無知すぎるだけで、これぐらいが世間の
平均なのだろうか。
 何はともあれ、この勉強になってるのかなってないのかいまいち分かりかねる状況
をなんとかしなければ不味い。混乱している頭でもそれぐらいははっきり分かり何か
手を打とうとした時、大人の玩具についてあれこれ力説していたはやての顔がいきな
りこっちを向いた。
「そういえばフェイトちゃん」
「な、なにかな」
 自分もクロノのアレについて白状させられたりするのか、と身構えるフェイトには
やては濁った視線を飛ばす。
「フェイトちゃんは胸が大きくてええなあ」
「そ、そんなに大きくないよ」
「なに言っとんねん。うちらん中でフェイトちゃんに対抗できるのは、もうシグナム
ぐらいしかおらんやんか」
「中学卒業するぐらいまではみんな同じぐらいの大きさだったのにね」
「お兄ちゃんへの愛が詰まりすぎて育っちゃいました、てことかいな。はははウラギ
リモノメ」
「あ、あははははははは」
 一緒に笑ってみるが、顔が引きつっただけだった。
53プラトニック&マニアック:2007/07/23(月) 14:04:03 ID:arvjeBuS
「でも本当に羨ましいよ。それだけ大きかったら色々やってあげられるもんね」
「やってあげられるって、なにを?」
 つい聞き返した己の迂闊さを呪った時には遅かった。
「へえ」
「ほう」
 ゆらりと立ち上がる二人。目には危ない光が宿っている。どっかで見た目だと思っ
たら、台所に出た鼠を追い詰めた時のアルフの目にそっくりだった。
「八神部隊長、目標は自分の持ってる優秀なデバイスの能力に気づいていない様子で
あります」
「ならば高町教導官、その職務に従い、使い方をとことん教え込んであげなさい」
「了解しました!」
「ひぃっ!」
 逃げようとしたフェイトだが、足首を掴まれて盛大に床と顔がご対面するはめになっ
ただけだった。
「さーてフェイトちゃん、とりあえず上着からブラまで全部脱ごうねー」
「いやぁぁぁ!」
「おや、こんなところにちょうどソーセージが。天の配剤ってやつやな」
「助けてクロノぉぉぉぉぉ!!」



 今晩は何かがある。直感でクロノは悟っていた。
 夕食後、風呂を沸かそうとした時にフェイトが言ったのだ。
「クロノ先に入っててくれる?私はクロノが出てから入るから」
 これは只事ではない。フェイトは風呂場で自分に髪の毛を洗ってもらうのが大好き
なのだ。それが、風呂を別々に入ろうと言い出したのだ。恋人同士になってから、二
人一緒に風呂に入らなかった記憶は、ない。
 まさか倦怠期に突入してしまったのかと心配してみたが、お帰りなさいのキスも食
事時のアーンもクロノの上にフェイトが座った状態でのテレビ鑑賞もいつもどおりだっ
た。
 風呂だけが特別だった理由をあれこれ考えてみるが、どうにも思いつかないのであ
きらめた。
 すると今度はやることが一気になくなった。クロノは空いた時間を潰す手段をほと
んど持っていない。そんな時間があれば、書類の一つにも目を通す癖がついている筋
金入りのワーカーホリックである。
 しかし、一緒に居るときはなるべく仕事は忘れて欲しいというフェイトのおねがい
により、仕事の類はいっさい自宅に持ち込んでいない。
 散歩でも行こうかと思うが、フェイトがいつ風呂から出てくるか分からないことと、
その後にやることを考えれば体力の消耗は少しでも抑えておくべきだ。明日もまた仕
事なのだ。
 読書は趣味では無いので、手近に暇つぶしになりそうな本はない。
 この間ユーノが勧めてた漫画でも借りてみようか。たしか「ぼくいも」とかいう妙
なタイトルだったな、などと益体もないことをあれこれ考えて過ごすこと数十分、い
い加減焦れてきていっそのこと風呂場に乱入しようかという普段のクロノにあるまじ
き行動まで思い浮かべだしたころ、ドアが控えめにノックされた。
「クロノ、入るね」
 恋人の声に、ベッドに寝そべっていたクロノは上体を起こす。
「ずいぶんと長風呂だったけど、なにかあっ…………たぁ!?」
 部屋に入ってきたフェイト。その身体は、一枚の薄いバスタオルで隠されているだ
けだった。
54プラトニック&マニアック:2007/07/23(月) 14:05:41 ID:arvjeBuS
 うっすらと赤く染まり、風呂上りの汗に濡れている皮膚。水気を吸って張りつき身
体の線くっきりと浮き上がらせているバスタオル。そのバスタオルに先端だけは隠さ
れているものの、谷間は惜しげなく覗かせている豊かな双丘。
 その布の下にあるものを想像してしまい、思わず喉仏がごくりと上下する。それこ
そ両手の指では数え切れないほど何度も見ているはずなのに、見えそうで見えないと
いうだけで心拍数が跳ね上がるほど興奮してしまうのはなぜなのか。
「遅くなってごめん」
 ひたひたとフェイトがベッドに歩み寄る。
「ちょっと練習してたから」
「練習って、なにを」
 起き上がりかけたまま固まっているクロノ。ベッドに上がったフェイトは、その足
元に四つんばいになり屈みこむ。その紅の瞳は濡れており、くすりと笑った口元から
は妖しさがこぼれいてる。
 抱いている時にやや似た表情を浮かべることはあるが、ここまで艶めいたものは初
めて見る。
「すぐにわかるよ」
 いきなり、フェイトはバスタオルの胸元を引き下ろした。
 ほとんど抵抗無く外されるバスタオル。だが、クロノにはブルンという音がはっき
りと聞こえた。
 大きい。ものすごく大きい。
 邪魔をしていた布が取り払われ全てがあらわになったフェイトのバストは、完璧と
呼んで差し支えないものだった。
 クリームのように柔らか気な白さで、手で掴みきれない程の大きさ。そしてそれだ
けの大きさなのに全く垂れておらず、綺麗な楕円を描いている。先端の突起は胸の大
きさに比べて小さめだが、赤く色づき飛び出してはっきりと自己主張している。
 腰に全身の血液が集中していくのが自分でも分かった。勃ち上がろうとするソレは
ズボンに押さえつけられて痛みを感じるほど興奮している。
 呆然としているクロノのベルトにフェイトの指がかかる。慣れた手つきでベルトが
外されファスナーが引き下げられる。圧迫から開放された男根が勢いよく顔をのぞか
せた。
 それにうっとりとした視線を這わせたフェイトの顔が上がる。
「今晩は、いろいろしてあげるからね」
 なにをする気だ、と問い返す暇さえなかった。
 フェイトの乳房が、男根にぴったりと押し当てられたのだ。
「うわっ!?」
 クロノの口から情けない悲鳴が漏れる。
 フェイトの胸の柔らかさは知っている。しかしそれは指と口が知っていることであ
り、それらよりはるかに神経が過敏な下半身には完全に未知の感触だった。
 触れられただけで危うく精を吐き出しそうになり、腰に力を込めて必死で我慢した。
「まだ出さないでね」
 腰のびくつき加減で察したのか、フェイトがささやく。
「本番はこれからなんだから」
 言い終わるのと同時に、フェイトの胸が完全にクロノのモノを挟み込んだ。
 ぎり、と噛み締めた奥歯が鳴った。
 押し当てられた時よりは予想できていた分だけ衝撃は少ないが、強烈に気持ちいい
ことに変わりはない。
 見下ろせば、恋人の乳房に完全に埋もれている自分の分身が目に入った。谷間から
わずかに出ている先端部からは、先走りの液があふれ出している。
「クロノのこれ。なんだか、いつもより熱いね」
 フェイトにとっても初めてのことなので、常とは違うように感じているらしい。
 しばし胸で味わうように目を閉じて動きを止めるフェイト。部屋に漂い始めていた
熱気が、少しだけ冷えた。
 だが、静寂は一瞬だった。
 見開かれる目。手が両側から双丘を押さえつけ、身体ごと上下させた。
「う、お、あああっ!?」
 視界が揺れるほどの快感が、腰から脳天まで突き抜けた。
55プラトニック&マニアック:2007/07/23(月) 14:07:38 ID:arvjeBuS
 潤滑油となっているのはクロノの先走りとフェイトの汗だけであり、擦り上げるに
は少々足りない。
 だがフェイトの胸の柔らかさは、ぬめりの少なさを補って余るものであった。
 膣の、締めつける固さと同時に存在する矛盾した柔らかさとは違う。
 口内にある舌の、細かい技巧を伴った柔らかさとも違う。
 ただひたすらとろけるような柔らかさが、隙間無くぴったりと男根全体を包み込ん
でいる。そしてそれが、柔らかいままで激しく動く。
 余裕など微塵も無い。前戯と言うには激しすぎる。いったんやめてくれ、と言おう
とするが。
「ふ、ふぇい……ふぇ、ぐぅ!」
 快感が言語中枢にまで及んでおり、クロノは名前すらまともに呼べない。言葉なの
か吐息なのか分からない声を出すだけであった。


 そんなクロノの顔を、フェイトはうっとりとした表情で見上げていた。
(クロノ、かわいい……)
 快楽に耐えて歪み口を半開きにして喘ぐ顔は、フェイトの見たことないものだった。
 いつか睦言で、フェイトがイク時の顔が可愛いと言われたことがあったが、そう言っ
た当の本人の顔もずいぶんと可愛い。
 先ほど風呂場でブラシの柄で練習した時に、クロノの顔を思い浮かべながらして思
わず興奮してしまい自分でいじって達してしまったが、想像の中の顔よりもずっとそ
そる。
 触れてもいないのに、下半身の花弁がゆるく開いて蜜が流れ出す。
 なのは達にやり方を教えられた時はあまりの恥かしさに顔が真っ赤になり、やろう
と決意するまで数日の時が必要だったが、こんなにいいものならもっと早くやってお
けばよかった。
 頭が陶然としている間も、身体は動いている。全身で上下するような動きから、手
と上体だけをうまく使って愛撫する動きに変わっている。少しだけ動きは控え目になっ
たはずだが、クロノは気づいてないのか吐き出される荒い息のペースは変わらない。
 そんな顔をいつまでも見続けていたいという欲望と同時に、苦しそうな顔に早く出
させてあげたいという思いも胸に沸いていた。
「我慢しなくていいよ……このまま、胸に出しちゃっていいから」
 だが、フェイトの言葉にクロノは首を振った。
 限界なはずなのになぜ我慢するのか。首をひねったフェイトだが、すぐに答えに思
い当たった。
 いつもフェイトに優しいクロノだが、ベッドの中だけは人が変わったように意地悪
になる。卑猥な言葉を口にするよう要求し、絶頂に至りかける寸前で止めることもし
たりする。
 そうやって翻弄してきた恋人に、一方的に攻め立てられて射精をしていまうのが、
クロノは嫌なのだ。
 だったら、なおさらこのまま射精させよう。フェイトの目が妖しく輝く。性の矜持
を打ち砕かれたら、はたしてクロノはどんな顔をするのか。是非とも見てみたい。
 もっと激しくしようか。それとも一度完全に動きを止めてしまおうか、と思案する
フェイトの目に、あるものが飛び込んできた。
 揺れる二つの乳房。その間に隠れており、下がった時にだけ顔を見せるもの。クロ
ノのペニス先端である。
56プラトニック&マニアック:2007/07/23(月) 14:10:03 ID:arvjeBuS
 フェイトの口元が吊り上がるようにして笑う。顔が下を向く。
 そして胸が下がるタイミングに合わせて、顔をのぞかせた先端を口に咥え込んだ。
「…………!!!!」
 もはや声すら出せないクロノ。身体だけが反応して浮き上がったほど大きく痙攣
した。
 だがフェイトは口を離さず、一気に吸い上げた。
 次の瞬間、クロノの欲望の結晶が、フェイトの喉を直撃した。
「!?……ごふっ!!」
 咳き込み、顔を上げてしまうフェイト。その美貌に、容赦なく白濁液がぶちまけ
られた。
「きゃっ!」
 頬に、目に、鼻に、額に、金髪に。首から上のありとあらゆる場所に白い欲望が
飛び散った。
「ああ……」
 熱い精のシャワーに呆然とするフェイト。射精は、顔全体が濡れきるまで続いた。


        続く



長くなったんで前後編に分けて投下します。後編は数日後に。
次回もまだフェイトのバトルフェイズは終わってないぜ編。
受けに回ることが多い人ですが、たまには攻めまくってもいーじゃんいーじゃん。
57名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 15:14:43 ID:XD6NYRx5
>>56
休憩とって携帯いじるとそこはエロス界でした…。

よっしゃああああぁぁっ!!!(どこぞの勇者王ボイスで)
我らが提督殿が受けに回っておられる!?
後半も是非是非宜しく御願い致します!
58名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 15:22:50 ID:P42OP20Z
>>56
エロGJ!


本編の展開が凄すぎて、何か執筆意欲がめちゃ下がる件orz
ボチボチゆっくり書くか・・・。
59名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 16:01:17 ID:c7Rtqv9b
今週の見ていて、境遇的にエリスバ、スバエリでもいけるんじゃないかと小一時間

>>11
是非ともお願いできないだろうか
60名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 18:53:23 ID:m5no/X4D
>>26
ヴィヴィオが攻めなんて何て素敵なエロアイディア&GJ!続きお待ちしてます。
>>31
その素晴らしい妄想を是非とも書いてもらえませんでしょうか。特に擬似親子(?)3Pの件とか。
>>50
重い空気を見事に浄化したよ!GJです!
ああ、何て純情なフェイトなんでしょう、対する二人の(性的に)穢れた親父モードは…クロノ受けは新鮮でよし
61名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 19:03:50 ID:vs6QKzo2
ギンねぇ…(´;ω;`)
62名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 19:18:07 ID:+ipIBN2I
まぁ、待て。ギン姉は貴重なサンプルor追加戦力(改造etc)の可能性があるわけだ。
即ち、今回の話でギン姉にぶっ飛んだ陵辱フラグがt(ディバイィィィンバスタァァァァ!!
63名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 19:23:33 ID:3u0vbXdy
>>26

ついでに「ルーテシアを保護/引き取った」という妄想はどうだろうか?

>>56

公式設定で「妄想癖」があるキャラが「恋愛の感性は人並み」か?という疑問が…
64名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 19:39:12 ID:15f7T5Sp
>>56

ひょおおおおおおお。
GJでした。
全裸で続きを待つことにします。

あと個人的に大人のおもちゃについて力説するはやてが見てみたい。
65名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 21:50:10 ID:5++q/uvS
某スレで某AAが貼られていたので、一部“改竄”してお送りします!


       ,;r''"~ ̄^'ヽ,
      ./       ;ヽ
      l  _,,,,,,,,_,;;;;i  <いいぞ ベイべー!
      l l''|~___;;、_y__ lミ;l 今週のStSを観ても設定をなおさず初期構成のままSSを続けられるのはエロパロSS職人だ!
      ゙l;| | `'",;_,i`'"|;i | 今週のStSを見て泣く泣く設定を作り直すのは訓練されていないエロパロSS職人だ!!
     ,r''i ヽ, '~rーj`c=/
   ,/  ヽ  ヽ`ー"/:: `ヽ
  /     ゙ヽ   ̄、:::::  ゙l, ホント 連載中作品のエロパロSSは地獄だぜ! フゥハハハーハァー
 |;/"⌒ヽ,  \  ヽ:   _l_        ri                   ri
 l l    ヽr‐─ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| |                   / |
 ゙l゙l,     l,|`゙゙゙''―ll___l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
 | ヽ     ヽ   _|_  _       "l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
 /"ヽ     'j_/ヽヽ, ̄ ,,,/"''''''''''''⊃r‐l'二二二T ̄ ̄ ̄  [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
/  ヽ    ー──''''''""(;;)   `゙,j"  |  | | !


ギ、ギンガ姉さんとラッドさんの絡みがああぁぁ orz
と絶望したが、
グリフィスとシャーリーの屋外プレイを書き終えたから別にそんなことはなかったぜ!!

あとヴァイス兄さん、ヤればできる人だったんで、そのこともSSに反映させ、さらに物語を長くする事に成功し……アアアアアア!!!
すみません、今夜中に載せるのはキツイかも……
66名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 22:02:24 ID:bgkAIiMh
>>65
死ねよ
67名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 22:55:02 ID:1HKqwo13
そういえばもう夏休みに入ってるんだっけ?
68名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 22:56:25 ID:X5Mn2R52
最大の関心はスバルのおっぱいは柔らかいのかどうかということだけだ
69名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 23:03:47 ID:3e7SzNMC
今週の展開を見て

エロ無しシリアス路線でのエリオ×ヴィヴィオも良いんじゃないかと思ったのは俺だけ?
なんか似た不幸な境遇というかなんというか
70名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 23:27:16 ID:iwuYYOjf
ギン姉をナンバーズが凌辱するSSマダー?(AA略
71名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 23:46:26 ID:X5Mn2R52
ちょっと暗い超短篇ギンスバ
何も分からずに書いてみた
ここまでではないことを信じてる
見てない人にはネタバレになるか?


私の体は普通の人とは、違う。
妹の体も普通の人とは、違う。
恋をしてみたいと思ったこともある。
家族を持って幸福に暮らしたいと思ったこともある。

「姉妹」

恋をして行き着く行為、家族を創る為の行為。
それは、私達にも出来る。
だが、感覚は違う。
普通に行為を行っても私達は、快楽に堕ちることはない。
だから…

「ぎ、ギン姉…そこぉ、あ…」
快楽に震える妹の顔を見て、手の力を変える。
豊満に実った妹の膨らみの形を手で変える。
いや、実際は快楽を感じ取る装置の部分を刺激する。
「ぅん…ギン姉…」
片手を妹の大切な部分へ向ける。
中へと侵入させると、あるポイントへ真っ先に向かい、指でグリグリと押し込む。
「あん!気持ち…ひゃん…いいよぉ…ギン姉…」
恍惚の紅に顔を染めながら、妹は震えながら快楽をそのまま口に出す。
機械としての部分が快楽を人間の脳へと伝え、機械が液を分泌させていく。
液が音を立てるほど溢れてくると、妹の体が弓なりに反っていく。
「いいよ、スバル。もっと気持ち良くなって、
もっと乱れちゃって…イッちゃっていいよ」
そう告げてもう1つのポイントにも刺激を与え、交互に激しく力を加えていく。
「あぁぁぁ…ギンね…ック…イッ…ク…はぁあぁぁぁぁ!」
妹の体が跳ね上がり、崩れ落ちる。
「スバルのイクの時の顔、可愛いかったよ」
耳元で囁くと妹は、照れ臭そうに笑った。
「じゃあ、次は私に…いい?」
妹は頷いて、私に近付き唇を重ねた。

私を溺れさせてくれるのは妹だけ。
妹を溺れさせてあげられるのは私だけ。

私達は姉妹だから。
2人で支えあって生きていくから。

お・わ・り・♪
72名無しさん@ピンキー:2007/07/23(月) 23:54:43 ID:50SfhllY
>>70
「ギン姉"が"ナンバーズ"を"〜」に見えた俺は疲れてるんだろうか…
73名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 00:02:26 ID:7u5ZDx/k
>>72
それイイ!
最初は中々言うことを聞かないギン姉にクァットロあたりが悪戯するんだけど、いつの間にか
ギン姉の歴戦のテクによって生まれたばかりで経験のないナンバーズは翻弄されいつしか……
って感じだな。
74名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 00:11:04 ID:lSsxi3x0
あれは、どの辺までサイボーグなんだろうな。

関節駆動と目(色が変わったのは、キレただけとも考えられるが)なんかの感覚器は人の手入ってそうだが、内蔵や神経、脳なんかは天然な気もする。
じゃないと、傷口から血じゃなくてオイルとか出そうなんだが。
75名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 00:20:36 ID:Lsmf1cRa
>>74
まぁ、花咲くくらいだから脳は天然だわなw
76名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 00:27:01 ID:b14asjku
それに、体のほうも成長してるみたいだったしなぁ。
77名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 00:40:09 ID:8aZ8rcQE
307 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/07/23(月) 23:51:21 ID:5SLDAHXk
バイオウェアによる強化を基本にしてんじゃねぇの?

と、こないだシャドウラン4thを読んだばっかのTRPG厨が言ってみる。

309 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/07/23(月) 23:54:01 ID:JWmDtuC2
>>305
骨格絡み(骨折、捻挫とか)は厳しいとオモ。少なくとも腕の骨は機械だったし。
……あ、そもそもしてないのか?でも、
ttp://wee.x0.to/i/80632.jpg
腹の傷見るに、皮膚はラバーとかシリコンとかそーゆー素材なんだよな。擦り傷さら無かったとは考え辛いし。

316 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/07/24(火) 00:14:48 ID:T18Ny5lj
目安としてサイボーグクロちゃんのクロは
素体のメカ部分は銀色なんだけど、その上に黒猫のぬいぐるみ(中国製)を
着る事で本来の黒猫の姿を取っていた。

スバルの顔の部分まで外皮が剥がれる様な事があれば
相当グロイ事になるに違いないな。生身でも十分グロイが。
78名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 04:13:30 ID:bHR5jr3H
>>77
雑談厨死ねよ
79名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 04:24:04 ID:dpJI1NUf
ギン姉凌辱SS待ち
80名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 08:24:32 ID:F9+FE0cz
それはグロ前提になるか
81名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 10:35:52 ID:JUR1IgD9
>>71
エロスGJ!
意外と少ないナカジマ姉妹百合ネタw
82名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 12:32:41 ID:ujTURuPx
エリはやの本番マダー?
あれじゃ不完全燃焼です・・・
83名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 16:23:09 ID:rMJR1jPu
大して出番もないのにギンガのあの扱い…かわいそす…………
84名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 16:40:22 ID:0kA2Z50k
かなりグロいの?
顔から血が流れてるのは見たけど…
85名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 16:43:55 ID:Xew0gaRd
ギン姉…これが黒都築か…
86224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/24(火) 18:16:02 ID:G1qdM6ey
>>72-73
あれ?俺がいる〜??
(こういうときはあのセリフだな)

「よう相棒!この蒸し暑い中、生きてるか?」

というわけで構想30分のSSを載せさせていただきます。
87侵略者 タイプ・ゼロ @:2007/07/24(火) 18:17:10 ID:G1qdM6ey

 遂に!ああ遂に、この時がやって来た!
 やって来てしまった!
 ギンガ・ナカジマがナンバーズ最後の砦、ウーノの攻略に取り掛かったのだッッ!!
 他の“妹達”に羽交い絞めにされ、大の字になったウーノに、ギンガのしなやかな指が、その、キレイなピンク色の秘所に入り込む。

「あれ〜〜?処女膜が無いよ、ウーノさん?」

 二本の指が、抵抗無くすんなりと入り込む。
 他のナンバーズは無理矢理に突き破って、破瓜の素晴らしさを教えてあげたのに、その楽しみがなくって少し(´・ω・`)ショボーンとする。

「やあああぁ……い、言わないで!!」
「………………もしかして……あの早漏野郎に捧げたか……!?」

 突然ドス黒いオーラを発し、紫のロングヘアの何割かがゆらゆらと持ち上がる。
 ギンガの眼が坐っているッ!
 長女の美しい裸体に見ほれていた妹達が、ギンガの気配を察知し思いっきり引くが、四肢を固定しているトーレ、クアットロ、チンク、セインは動けない。
 だめだ、逃げられない!
 「ボス戦においては絶対に逃げられない」原則も加わっているため、妹達も一歩下がるだけでそれ以上は行動できなかった。
 セインとクアットロが汗を流しながら必死にフォローする!

「ちちち違います!違います!ウーノ姉は断じてそんな穢れたことはしません!それに、あの男は二次元と数字の羅列にしか欲情できない男なんです!」
「そうです!最近は、『やっぱ地球製のゲームは良いな〜。あ〜、俺も岸辺先生見たくドシュドシュ漫画書けたらな〜』とか言ってるし、一昨年の夏のイベントに、サークル落選したことで管理局襲撃を決めたような男なんです!!」

 それを聞いたギンガはオーラ放出をやめる。
 浮かび上がっていた髪も戻り、サラサラの艶やかなロングヘアに戻る。

「ふ〜ん、そうなんだ。……じゃあ」

 グチャグチャグチャグチャニチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャニチャニチャ……。
 手をバイブレータのように動かして、すでに愛液を垂らせている膣内を激しくまさぐる。
 突然加えられた刺激に、ウーノが激しく仰け反り、タイプゼロの指をくわえた秘裂からプシュッと飛沫を上げる。
 飛沫はクワットロにまで飛び、彼女の眼鏡の水滴となる。
 クアットロは息を荒げながら、すぐに眼鏡を外し、いつもは威厳を漂わせるウーノの絶頂の証を舐め取る。
 それを見たウェンディは「私もメガネかけよっかな〜」と思った。
 手足は固定されているので、背中が限界まで反られるウーノの姿は痛々しく、ノーヴェは思わず目をそらせようとする。
 しかし、そのすぐ後ろにいたディエチが彼女の頭を掴み、無理矢理にでも陵辱される長女の姿を見せつけるのと同時に、ノーヴェの頭髪と同じ色をした下半身の赤い茂みのさらに下をまさぐる。。

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!カハッ……あぁッだめだめダメェ、中を掻き回さないで!!!」

 ボロボロに涙をながしながらウーノが叫ぶ。
 耳まで真っ赤にした顔。
 見られてる……。私、全員に見られてる!

「なんで膜が無いのかな〜?おかしいよね?私が言ってること間違ってるかな?」
「……ッッ!うぐぅ……ふええええええん……」
「こら〜泣いてもダメでしょ……。さあ、言ってごらん。“何”を使って初めてをしちゃったのかな?怒らないから、ね?」

 震えながらウーノは、ディードの方に唯一自由になる顔を向ける。
 ディードはウーノがなんでこちらを見つめたのかわからなかった。なぜ謝るような眼をするのかわからなかった。
 ウーノは視線を、恐るべき侵略者に向ける。
 そして、その口を開いた……。



< 続く >
88名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 18:45:31 ID:Hpswd5Q6
>223氏
最早ギン姉というか、支配者と姉と化しとるなw
だがGJ!
89名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 19:59:46 ID:5qD4IJUt
GJ!
この分だとスバルの純潔も危ういな
スカリエッティww
90名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 20:43:19 ID:8JNDNUN8
>89
『スカリの純潔も危うい』に見えた。

「やだ、初めては、****にって決めてたのに……」
91名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 20:46:33 ID:eCK68Ech
GJ!!
流石変態博士ひどい言われようだw
92名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 21:43:00 ID:mKIoJLvl
GJ
スカリエッティ・・・
93名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 22:25:57 ID:Cl33Uj/U
……つまり、あれか。
スバルもギン姉も、あのけしからんぷるるんおっぱいは偽乳だったってことか!?

何故だ!
94名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 22:49:44 ID:8JNDNUN8
>93
だが、太腿は……
95名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 23:14:09 ID:DJVpsMLP
>>93
そうすると、だ。
シグナムの魔乳もまたただのプログラムにすぎないという世知辛い話になるのだが。
96名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 23:27:22 ID:tb0uWq9R
どのくらいメカなのかが気になる所だな

某錬金術師みたいに肩から先とかだと
あの乳は本物だという事になるし

…お腹の皮膚破れてた気もするが
97名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 23:37:16 ID:8JNDNUN8
>95
二次元キャラに萌えている事を鑑みれば、それは大して重要ではない。
>96
バカヤロウ!

乳がモノホンとか偽とかパットとか、その程度で貴様の愛は揺らぐのか!?
98名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 23:44:01 ID:QNN+NjNg
フン!
フェイクのオパーイなど、キディ・フェニルで当の昔に経験済みじゃい!
その程度ではもはや揺らぎもせんわい!
99名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 23:44:23 ID:tb0uWq9R
いや、揺らぎはしないが単に気になってな

雑談失敬
100名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 23:50:33 ID:8JNDNUN8
でも、信念は揺らがなくても、胸は揺れて欲しいよな。
101名無しさん@ピンキー:2007/07/24(火) 23:56:48 ID:zp6nVcCJ
>>100
誰が本質を突けと(ry
102246:2007/07/25(水) 00:49:58 ID:Q539+x8e
前回読んでくださった皆様、感想レスをくださった皆様ありがとうございます246
です。

17話を見ながら書いていたせいか、所々テンションがおかしいというか、多分全て
がおかしいかもしれませんが気にしないでいただけると大変ありがたいです。

一応今回、次回に続くヴィヴィオ×なのはの冒頭がすこしだけ。

微エロくらい、かな?

ではでは。
103246:2007/07/25(水) 00:50:55 ID:Q539+x8e
「ヴィヴィオー、後始末終わったよ」
「うん、今ねなのはママのあたまあらってあげたのー」
「そっかぁ、ヴィヴィオは偉いね」

 ウンと満面の笑顔を見せるヴィヴィオに対し、なのはは未だしゃくりをあげたまま
だった。
 余程恥ずかしかったのか、ヴィヴィオにされるがまま俯いたままピクリとも動かな
い。

「なのはママー、こんどはヴィヴィオがからだあらってあげるね」

 キャロに渡されたタオルを一生懸命にあわ立て、ヴィヴィオがなのはの背中をゆっ
くり擦り始めた。
 くすぐったそうに体を動かしたなのはを、キャロが眺めながら微かな違和感を感じ
てヴィヴィオの腕を掴んだ。

「はぁ……はぁ……」
「な、なのはさん、大丈夫ですか……?」

 ヴィヴィオが体を洗い始めたと同時、荒い息を吐き始めたなのはの顔をキャロが覗
き込む。
 濡れた髪に隠れた表情は良く分からない。何とか隠れた表情を伺おうとするキャロ
の耳に、なのはの熱い息が吹きかけられた。

「ヴィヴィオ……やめてっ……」
「だーめ、なのはママのからだきたないんだからちゃんとあらうのっ!」
「いいからっ、触らないで……」

 必死に唇を噛みながら、なのはが必死に何かを堪え続けていた。
 キャロが慌ててヴィヴィオをとめようとするが、ヴィヴィオは背中を洗っていた手
を前に持っていき、後ろからなのはの胸を擦り始めた。

「あっ、んくっ……んんっ! やだやだっ触っちゃやだっ!」

 硬くなった乳首をヴィヴィオに擦られ、なのはが頭を振りながら泣き叫ぶ。
 堪らず逃げようとするなのはと、更に体を押し付けてなのはを洗いにかかったヴィ
ヴィオと、ヴィヴィオを引き剥がそうと何かに気づいて真っ赤になっているキャロがも
つれあった。

「きゃっ! ご、ごめんヴィヴィオ大丈夫……!?」

 最初になのはが石鹸で転び、ヴィヴィオが重なり、最後にキャロが追い討ちを掛け
た。

「あ……やだ……やだよぉ……」

 黄色い液体が、なのはの腰から流れている。タイルを伝い、排水溝へ流される量は、
先ほど出したばかりにもかかわらず大量だ。

「なのは、さん……」

 立ち上がることも忘れ、キャロが呆然となのはを見ていた。
 
「なん、でっ……わたし、おもらしなんてしたこと無かったのに……ひっく……うわぁぁぁぁ
んっ!」

 流れる尿と溢れ出た涙と。
 それに混じりながら、あまりにもあっけなく壊れてしまった。
104246:2007/07/25(水) 00:52:00 ID:Q539+x8e
「な、なのはさんっ! 気をしっかり持ってください! お漏らしなんて好きでやる人だっているじゃないですかっ!?」

 何かを口走っているキャロの声は届かず、なのははただ子供のように泣き叫ぶだけ
だ。
 いや、子供の様にではなく子供になって。
 何故ならば今ここにいるのは、魔王と恐れられ人々を恐怖のどん底に叩き落した存在とは違う存在なのだから――――。


魔法少女リリカルなのはStrikerS
―なのはさん育児記録―
(2)


「あ……」

 ボロッと落ちた料理を拾ってあげるものは誰もおらず、ただ無残に埃をまぶして
いくだけだ。
 
「だめだよー、ちゃんとたべなきゃ。そうだ、ヴィヴィオがたべさせてあげるね?」
「うん、ありがとー」

 その満面の笑みに、何人かの局員が発狂したように窓から飛び降りた。
 すぐ近くでは、泣き叫びながら抱き合っている男達。右から順に、会員番号1,2,
3だ。
 今、起動六課が絶対零度の吹雪に襲われていた。ガジェットの軍団など敵ではなく、
全てが凍りつくであろう。

「何があったんやっ、まさか二人の新しいプレイなんやろかっ?」
「し、しらねぇよっ、テスタロッサだって鼻血出しながら壊れかけてるよっ」

 あまりの恐怖に目に涙を溜めているヴィータと、血の気を引かせているはやてが声
量を落として囁きあう。
 隣にいるシグナムは落ち着いた様子で湯飲みに口をつけている。その手が震えてい
るのに気づいているのは、隣で頭から煙を上げたリィンだけ。
 シャマルが医務室に走っていくのを、犬がドックフードを食べながら眺めていた。

「ねぇ、ティア。あたし、ティアのお兄さんに会って来たよ。ティアは我侭なツンデ
レだけど、僕の代わりにフラグを立ててくれって。近くにいたのはお母さんとお
父さんかな? 二人とも、優しそうな笑顔で手招きしてくれたんだぁ……そういえば、
ギン姉何でいたんだろ? すっごい薄くだけど、ギン姉もいたよね……」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」

 うつろな目でトリップしているスバルと、いつかの砲撃の痛みに震えているティア
ナ。

「エリオ君はなしてっ! 私は自然保護隊に戻るんだからっ! みんないつでも戻っ
てきて良いって言ってくれたもんっ!」
「待ってよキャロ! 君が行ったら僕は誰の胸を揉めばいいんだよっ!?」
「パイズリもできないまな板なんていらないでしょっ!? エリオ君寝言で、フェイトさんのおっぱいやわらいですって笑ってたもん!」

 そして、隊舎の入り口で荷物を抱えて出て行こうとするキャロと、それをとめよう
と後ろから胸を揉み続けているエリオ。
 誰もがこの異常事態に混乱していた。日々の訓練も、常に苦境に立ち向かおうと高
めあっていた士気も、全てが無価値なものになって消えていく。

「はぁ、はぁ……このオムレツ鉄の味がするよ……」
105246:2007/07/25(水) 00:53:01 ID:Q539+x8e
 そして、彼女の隣でトマトケチャップたっぷりのオムレツを食べていたフェイトは、
耐え切れず口からケチャップを吐いて力尽きた。

「はーい、あーんっておくちあけて?」
「うんっ、あーん……ヴィヴィオ、このオムレツおいしいねー」
「もー、おくちのまわりケチャップだらけにしたらだめだよっ? はい、これでごしごしって」

 フェイトのリボンを掴み、ヴィヴィオが頬を膨らませて口を拭う。
 絶望、それはもしかしたら今のような時のことを言うのかもしれない。誰もが膝を
屈し、二度と立ち上がることは叶わないと諦めているこの状況を。
 今現在、起動六課で笑顔を振りまいているのはたった二人。

「はい、ちゃんとびじんさんにもどったよ? もうよごしちゃだめだからね?」

 いつもと変わらない笑顔で、苦手なピーマンを異様な器用さで端に寄せているヴィ
ヴィオ。

「あー、ヴィヴィオピーマン残してるっ! そんなことしたらおおきくなれないん
だよー?」

 そしてもう一人。全ての元凶。指先一つでトラウマを生み、放たれた魔砲は一度受
ければ生きては帰れないといわれている、管理局のエースオブエースだ。
 ヴィヴィオの運ぶ食事を美味しそうに食べ、時折ヴィヴィオに窘められて涙を溜め
ている姿は、普段の姿からは想像できないほど極悪だ。

「な、なのはっ……可愛いよっ、可愛いけどぉっ、何があったのっ? 何でそんなに壊れちゃってるのっ?」

 アルハザードで鞭を打たれてきたフェイトが、血だらけの指を震わせながらなのはを
見つめる。
 その瞳の奥に湛えられている光は、情欲とその他もろもろの危ないものを混ぜ合わ
せた危険なもの。

「ヴィヴィオ……こわいよー。ふぇいとちゃん、なのはのこと犯そうとしてるの……」
「なのはまま、なにいってるかわからないよー。でも、フェイトままもなのはままのこといじめちゃだめっ!」

 怯え、ヴィヴィオの後ろに隠れるようになのはが体を小さくする。それをヴィヴィ
オが守りながら、フェイトを大きな瞳で睨みつけた。

「はぁ……はぁ……なのはぁ……これ以上壊れないで……私もおかしくなっちゃうから
げほっ、げほっ……!」
「な、なのはままっ、おさんぽいこっ!」

 再び血を吐いて崩れたフェイトを避け、ヴィヴィオがなのはの手を引っ張って食堂
から姿を消した。
 無言の食堂に、フェイトの吐血の音だけが響いていた。

「は、はやくなのはちゃん捕まえなあかんっ! ヴィータッなのはちゃんの後追う
んや!」
「ひっ……は、はやて、そんな無茶なことできるわけないだろぉぉぉ!?」

 そんな中、いち早く我を取り戻したはやてが逃げるヴィータを怒鳴りつけ、フェイト
の為に担架を呼んだ。
 トップの行動に次々と我を取り戻していく局員達。
 スバルたちも気を取り直し、はやてに駆け寄り各々の恐怖を振り払おうと頭を振っ
た。
106246:2007/07/25(水) 00:54:10 ID:Q539+x8e
「なのはちゃんに何があったか、誰か知ってる人おらへんのかっ?」
「八神部隊長……たぶん、私のせいなんです……」

 ぽつんと、民族衣装のままのキャロが、皆の注目に体を小さくしながら手を上げた。
 勇気を振り絞って一歩を進み、涙を溜めてはやてを見上げる。

「キャロ……とりあえず、医務室で話そうか、フェイトちゃんもいたほうがええやろ?」「はい……」

 それ以降無言のはやてとキャロが医務室へ向かっていく。シグナムとスバルたちも
無言で後を追い、静寂がそれと共に広がっていく。
 誰も何もいえないまま、事態が帰結を見送った。

「おもらし? なのはちゃんが?」

 医務室へ入った直後、キャロが意を決して事情を話した。
 心の中で、睨みつけ見下ろすなのはに謝り続けながら。

「はい……私が、なのはさんに八つ当たりして……ごめんなさい……」
「それは、いまはええから……ん? シャマル何かあったんか?」

 顎に手を乗せたままのシャマルが、俯きながら目を瞑っていた。はやての言葉が届
かないほどに、何かを考え込んでいる。
 皆はシャマルが口を開くのをじっと待ちながら、長すぎる時間を感じていた。

「なのはちゃんとちゃんとお話しなくちゃ何ともいえないんですけど、えっと……すご
い聞きづらいこと今から聞きますけどいいですか?」
「ええよ、何や?」
「はやてちゃん、確か最後のお漏らしは小学校4年生の時でしたっけ?」
「な、何をいきなりっ?」
「大事なことです! はやてちゃんはそれが最後。テスタロッサちゃんは?」

 真っ赤になって何もいえないはやてを置き去りに、シャマルが真剣な表情でフェイ
トを見た。
 今も苦しそうに血を吐くフェイトが目を瞑り、過去の記憶を掘り起こす。

「……私はしたことないよ。記憶にはあるけど」
「そうですか、えーと」
「エリオは7歳の時が最後だよね。キャロは……」
「きょ、今日が最後です」

 シャマルの質問は、滞りなく進んでいた。
 あらかた聞き終わったシャマルが、再び唸り考えを固めていく。

「たぶん……なのはちゃんはおもらしをしてしまったショックで、子供に戻ってしまったんじゃないでしょうか……たぶんですけど」

 反論をする材料が無い皆は、俯き黙り込んだままだった。だが、ベッドで寝ている
フェイトだけは違った。ゆっくり首を振り、口を開く。

「なのははしたこと無いと思うよ。士郎さんが大変な時に桃子さん達に迷惑を掛けるようなこと、なのははしたくなかったはずだから」
「で、でもっ……そうかもしれませんけどっ」

 なのはの子供の頃を知っている者は、フェイトの言葉に何も言わず、先ほどまでの
考えを違うものかもしれないと、ただそう思った。
107246:2007/07/25(水) 00:55:27 ID:Q539+x8e
「でも、もしそうだったとしたら……子供に戻ったって言うより、子供になってるん
だよ。おもらししても恥ずかしくない、お漏らししても怒られない子供になってる
んだよ……やば、エリオティッシュとって。また鼻血出てきた……ハァ、ハァ……」

 きっとそれが一番正解に近い答え。
 けれど、そこから先が何もない。
 なのはをどうやって元に戻すかなど、誰にも考え付けないことだった。

「とりあえず、一旦解散や。午後の訓練はヴィータとシグナム、フェイトちゃんにや
ってもらう……みんな、ええか?」

 これ以上固まって考えても、事態は解決しない。そう判断したはやての一声で、皆
がそれぞれの持ち場へ消えていった。

「フェイトさん……」
「ん、なにエリオ?」

 残ったのはベッドに寝ているフェイトと、今まで一言も会話に入れなかったエリオ。
 真っ赤になって俯いているエリオは、フェイトを涙の堪った目で見つめて一言叫ん
だ。

「僕の最後は6歳の時です!」
「そ、そうごめん間違えた……でも、たいして変わらないよ?」

 叫びながら走り去るエリオの背中を見つめ、フェイトが長い息を吐く。

「なのは……子供になったらエッチなことできないよ」

 それは切実で、だが誰の心にも届かない下心満載の呟きだった。

「でも、赤ちゃんプレイって気もちいいのかな……」


 * * *


「なのはまま? どうしたの?」
「あのね、なんか変な感じなの……」

 散歩を終え、自室に戻った二人はじゃれあいながらベッドに寝転がって手を握って
いた。

「だいじょうぶ? どこか、いたいの? フェイトままよんでこよっか?」
「ううん、なのはお腹は痛くないよ……でも、なんかむずむずするの……」

 眉を下げて見上げるなのはの様子に、ヴィヴィオはどうしようかと涙を溜めた。

「まま……どうしよう……」
「んくっ、あ、あれっ……ヴィヴィオ、触っちゃイヤなのっ……!」

 ヴィヴィオに体を触られた途端、ビクンと体を震わせ、なのはがヴィヴィオから逃
げるように転がった。
 それを追うヴィヴィオが飛び掛り、なのはが小さな悲鳴をあげて悶絶した。

「んんっ、はぁっ、なにこれっ、ヴィヴィオに、触られると、ひぁっ、すごいビクン
ビクンって、あ、んんっ!」

 こんな感覚、自分は知らない。
 初めての感覚にとまどように、震えながらなのはが真っ赤になって悶え続けていた。
108246:2007/07/25(水) 00:56:32 ID:Q539+x8e
「なのはままぁ……おかおまっかになってるよ?」
「ひあっ……!」

 反応しているのは、大人の体。
 快楽を知っている、淫らな部分。
 だがそれを受けているのは、子供になったなのはの心。

「はんっ、あっついよ、なのはの体すっごく熱くなってるの……」

 その熱さに耐え切れず、服を脱ぎ捨て下着だけの姿になったなのはが、自分の股間
に絶句した。

「なのはまま、きょうはなんでおもらしいっぱいしてるのかな……」
「うぅっ……ごめんなさぁい……でも、なのは子供だから良いんだよ?」
「もうまだそんなこといってるー、ままはこどもじゃないでしょ? こんなおおきなおっぱいのこどもいないもんっ」
「や、触っちゃっ……ひゃっ!」

 眉を吊り上げたヴィヴィオが、なのはの胸を鷲づかみにして揉しだく。
 なのはが目を見開いて耐えていたのは、全身を打ち抜かれたような衝撃。背中を仰
け反らせ、ヴィヴィオの手から逃げるように体をよじるが、ヴィヴィオは力強く抱き
ついて離れない。

「ままのおっぱいの先、すっごいとがってるよ?」
「やめてっ、そんなところさわっちゃやなのっ!」

 ブラジャーをたくし上げられ、なのはが涙を流しながら頭を振って喘ぎ続けた。
 容赦ない、愛撫というにはあまりにも幼いじゃれあい。ヴィヴィオがなのはの体の
変化に不思議そうに首をかしげ、なのはは未知の感覚をどうにもすることが出来ずに
悶え続けた。

「あんっ、んくっ……ヴィヴィ、オ……やめてっ、ひっく……」

 とうとう嗚咽と共に泣き出したなのはに、慌ててヴィヴィオが離れるがなのはは熱
くなった体をどうすることも出来ない苦しさに頭までもを蕩けさせていた。

「ヴィヴィオ、なのは……すごいお胸が苦しいの……」
「まま、ごめんね……もうしないから泣かないで……ヴィヴィオも、泣いちゃうよー」

 つられて泣き出したヴィヴィオもなのはが抱きしめた。荒い息をヴィヴィオの柔ら
かい髪に吐きながら、小さく呟く。

「さっきの、もういっかいして……なのはのお胸もういっかい……」

 子供のようなたどたどしい口調の中に、微かに含まれていた淫らなもの。
 呟いた本人はそれに気づかず、呟かれた少女はそれを分かるはずも無く。
 頷いたのは、ただ彼女の事を純粋に助けてあげたかったから。

「うん、なのはママ……こう?」

 することの意味することすら分からないヴィヴィオが、なのはを見上げながら
赤い舌を突き出した。
 
109246:2007/07/25(水) 00:57:42 ID:Q539+x8e
以上です。ありがとうございました。

なのはさん、大変適当な設定で壊れていますが仕様です。
ヴィヴィオの喋り方、難しい……orz

次回、ヴィヴィオ×なのはをやりつつ、フェイトさんが動き出します。

ところで、ルー子さん。書いてみたいとは思いますが、攻めなのでしょうか受けな
のでしょうか……?

このカオスなお話、受け入れられるのかかなり心配な246でした。
110名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 01:16:24 ID:+0w6dzcs
カップリング書いてくれないと……
ゼスト相手なら誘い受け
アギト相手なら攻め
クアットロ相手なら受け
ゼスト、アギトと3Pなら二人でアギト攻めかな
111名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 01:34:47 ID:of6VPTXS
攫われたことだし、凌辱、脳改造、発狂のごっつい凌辱物書いてもいい?
112名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 01:39:48 ID:iWphBMmH
>>109
GJ!

何気になのはさんよりフェイトやキャロの方が壊れてる気がする
113名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 01:40:55 ID:lymmrsVe
ちゃんとトリとタイトルつけて
投下前に注意書きを忘れずに書くなら良いんでない?

個人的には脳改造じゃなくて洗脳くらいで勘弁願いたいが
114名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 01:42:01 ID:NRZXLmf+
どっちかというとそういうのはナンバーズのほうがいいかなあ…
本スレでもすっかり憎まれ役状態だし。

まあ描写から来るイメージがあまりにグロいと逆に引くようになっちゃうけど、
勢いとしては某オルタみたいな無情な快楽責めも読んでみたくはある。
115名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 01:45:10 ID:EQRomI93
まぁ、読んでみてダメだったらスルーすればいいんだし。
注意書きさえ先に書いてれば問題なしだよ
116結・ある少年とある少女の話 case FTH:2007/07/25(水) 04:36:34 ID:mV2dDecX
誰もいませんね〜と確認してみます。

久々に覗いたらクロフェイの続き来てるっ!?
うっわぁすげぇ嬉しい!実はクロフェイからなのはに嵌ったんですよ私。
今回はエリフェイなので正直逃げ出したい気分で一杯ですが
敢えて挑んでみます。

カップリングは先述したとおりエリフェイです。
続き物なので以前のを受けつけなかった方はスルーを。
あと、ストラーダのセカンドモードのみネタバレしてるんで
駄目な方はスルーしてください。

ではでは。
117結・ある少年とある少女の話 case FTH:2007/07/25(水) 04:37:27 ID:mV2dDecX
その少女はかつて自分の愛を拒絶された事が一度だけあった。その出来事はとても深い傷を彼女の心に残していた。
時は経ち、少女の心の傷も風化していき、彼女の心は綺麗な水晶のように澄みきっていた。
しかし、ひとつの事件が起こる。

「いい加減にしてくださいよっ!」

その言葉と共に振り払われた手。拒絶された彼女の愛。
ぴしり、と彼女の心にひびが入る。


翌日には体調も回復し、フェイトは朝食を取りに食堂へと向かった。
ひとつ、大きな悩み事がある。昨日、看病をしてくていたエリオを本気で怒らせてしまった事だ。
しかし心優しく、また物分りのいい彼の事だ。一晩立てば機嫌も戻っている筈である。
食堂に入り、視線を巡らせる。と、程なくして見慣れた赤色と桃色の髪を見つけた。
今日は珍しくエリオとキャロの二人だけで食べているようだ。
「おはよう。昨日は良く眠れた?」
と、普段どおりの言葉をかけてみる。
「はい!」
一人はこちらに向かって満面の笑み。
「はい」
しかし…もう一人は違った。エリオの表情は無表情で視線は料理の皿にそそがれたままだ。
「あ、私もすぐにとってくるから、一緒に食べてもいいかな?」
「はい!」
「はい」
一人は元気一杯の声、だがもう一人は違う。その声音にフェイトはひどく不安を感じた。
「じゃ、ちょっと取ってくるから待っててね?」
そういって二人のテーブルから離れ、食堂のカウンターへと向かう。
ちらりと振り返ってみるとエリオとキャロは楽しそうに会話している。
エリオに優しく微笑みかけて貰えるキャロにいくらかの嫉妬を覚えた。
トレイに朝食のメニューを載せ、エリオとキャロのテーブルに向かう。
エリオの隣はキャロに占拠されていたので妥協してエリオの反対側の席にすわった。
「はい、お待たせ。じゃいただきます」
しかし、彼女が食事を始めた瞬間、和やかだったテーブルの雰囲気が変わる。
正確にはエリオの雰囲気が、だ。
黙々と食事を続け、キャロが何度話しかけても一言二言しか返さない。
挙句には、一人食べ終わると席を立ったのだ。
「エリオ?どうしたの?」
フェイトの問いかけにもエリオは答えない。そのまま立ち去った。

また、ぴしりと音が鳴る。
118結・ある少年とある少女の話 case FTH:2007/07/25(水) 04:39:20 ID:mV2dDecX
午後の訓練が終わり、フォワードの四人が楽しく会話していた。
疲労しているがその顔に浮かぶのは充実感に裏打ちされた笑顔だ。エリオも確かに笑っている。
だが
「皆、何の話してるのかな?」
と、フェイトが声をかけた瞬間にエリオの笑顔は消えた。

また、ぴしりと。

ここに来てようやくフェイトもエリオの機嫌が戻っていない…というかフェイトに対してだけ
きつくあたっているという事が理解出来た。
スバル達との会話も耳には入るが理解出来ない。震える心を抑え、フェイトは意を決してエリオに声をかける。
「エリオ、今日の訓練で気付いた事あるからちょっと今から時間貰えないかな?」
「…それは命令ですか?」

ぴしり。

そのあまりの返答の仕方にティアナとスバルが眉をひそめる。
それに気付いたエリオは表情を即座に笑顔に変えた。
「あ、すいません。ちょっとボーっとしてたみたいで…
勿論大丈夫ですよ?皆さんは先に行っててください」

そうしてフェイトとエリオの二人がその場所に残された。
三人を見送って振り向いたエリオはまた無表情へと戻っている。
「あのね…エリオ…あの…」
「何ですか?」
今日の朝と同じ声色の言葉がフェイトの胸に突き刺さる。フェイトはエリオの冷たい視線に耐え切れず、視線を伏せた。
待機状態のバルディッシュを指でいじりながら、声を絞り出す。
「あの…そのね?」
「早く言って下さい」
「あの…昨日の事なんだけどね?」
「訓練の事じゃなかったんですか」
「ぁ…その…」
「じゃ、僕も帰りますよ」
エリオの言葉が逐一フェイトの心を抉る。興味をなくした様にエリオが背を向けた。
距離はわずかだ。だが今のフェイトにはその距離を詰める勇気も手段も無い。
エリオの背が離れていく。手を伸ばすが届かない。足は震えて動かない。
「ぇ…エリオ!」
ようやく声が出た。
「何ですか」
だが、その返事を聞いた時にフェイトの心がまた折れそうになる。
振り向いたエリオの目に宿るのは敵意だ。今まで一度もエリオから受けたことの無い感情。
そのあまりの冷たさにフェイトの背筋に怖気が走る。視線が嫌で、ごまかすように頭を下げた。
「ごめんなさい!」
「何がですか」
嫌だ。嫌だ。エリオにこんな表情をされたくない。エリオに嫌われたくない。
「ぁの…昨日…怒らせたから…」
「怒ってなんかいませんよ」
嘘だ。エリオの声に宿るのは苛立ちだと言う事ぐらいは今のフェイトにも理解できる。
「でも…」
「怒ってなんかいませんよっ!じゃ、もう行きますねっ!」
駆け出すエリオ。今度こそフェイトには何も出来なくなった。


ぴしり、ぴしり、ぴしりと。すこしずつ、欠片が零れ落ちていく。
119結・ある少年とある少女の話 case FTH:2007/07/25(水) 04:42:33 ID:mV2dDecX
自室に戻ったフェイトは昔の写真を一心不乱に探し始めた。
先程のエリオの表情を早く忘れたくて、あの冷たい表情が脳裏に浮かぶのを防ぎたくて、
とにかく笑っているエリオが見たかったのだ。
とりだしたのは昔、二人でとった写真。写真にうつるエリオは今よりまだ幼くて戸惑い気味の笑顔を向けてくれた。
その背後には微笑む自分。
(…………)
心に浮かぶのは写真に写る自分への羨望。エリオと笑顔を共有出来ている、この女が羨ましかった。
(……ぇ……エリオぉ…エリオぉ…………)
心の中で必死に呼ぶが、写真の中のエリオの表情は変わらない。写真だから当然だ。
写真の中のエリオは自分に笑顔を向けてくれている。その事だけが今、フェイトの心を確かに支えていた。
「……フェイトママ?」
いきなりの声にフェイトが顔をあげるとそこにはフェイトとはまた色の違う金の髪があった。
「ヴィヴィオ、どうしたの?」
咄嗟に、顔に笑顔を浮かべる。ちゃんと笑顔を浮かべれられた事に安心した。
「あのね」
舌足らずの声。
「フェイトママ…どうかしたの?いま、とてもつらそうだったの…」
その優しさに涙が出そうになるが、ここで涙を流せばヴィヴィオの心配はより深くなるだろう。
フェイトはグッとその衝動を堪えて笑顔を維持し続けた。
「大丈夫だよ。心配しないで?さ、なのはママが帰ってくるまで本でも読んでいよう?」
ヴィヴィオに聞かせる本を探して棚を探る。と、ヴィヴィオがひとつの本を指差した。
「これがいい!」
「これがいいの?」
「うん、このほん!おにいちゃんがよんでくれたのっ!」
その言葉にフェイトの動きが止まる。ヴィヴィオが『おにいちゃん』と呼ぶ相手はエリオしかいない。
(…ヴィヴィオには…優しいんだ…)
彼女の心に浮かぶのはヴィヴィオに対する紛れもない嫉妬だった。

もし…もしもの話だ。ヴィヴィオもキャロもいなかったら…もっとエリオといれる時間が―――

(…!?私、今…何考えてたのっ!?)
頭に浮かんだ発想を必死にかき消し、表情を取り繕う。
「はい、この話だね?昔々――――」


エリオは、彼には珍しく、非常にイラついていた。
原因は解っている。だが…認めたくなかったのだ。それが原因だと。
フェイトに会うたびに本当はつらくて、フェイトにあんな対応をされるたびに悲しくて仕方が無い。
何よりも、自分の行動でフェイトを傷つけている事が腹立だしい。
だが、そこまで解っていて尚、エリオはそれを認めたくなかった。
120結・ある少年とある少女の話 case FTH:2007/07/25(水) 04:45:10 ID:mV2dDecX
次の日の早朝訓練。
フェイトはキャロのレッスン、エリオはシグナムと模擬戦を行っている。
と、エリオが吹き飛ばされ、森に突っ込んだ。フェイトの思考がフリーズし、体は勝手に駆け出す。
「エリオっ!!」
森に入ると視線の先に木に叩きつけられたエリオがいた。駆け寄る。
「大丈夫っ!?」
その声にエリオがピクリと反応した。起き上がる。
「〜〜…う……は、はい。大丈夫ですよ」
久しぶりに聞く、普通のエリオの声にフェイトの心はたやすく蕩ける。
と、エリオの右腕にどこかにひっかけたのか、赤い線を見つけた。
それは見る見るうちに玉となり零れ落ちる。
「エリオ、腕見せて?」
訓練では素直にフェイトの言う事に従うエリオは、大人しく腕を差し出した。
エリオの腕に触ると、訓練中であった為に熱を持っている。
その熱を失いたくないと、そう願うフェイトはこのまま腕を離さない為の口実を探す。
(何か…何かないの?……そうだ!)
「今から応急で消毒するからちょっと我慢して?」
そう言い、腕を掴み、そっと傷口に舌を這わせる。舌に伝わるのはエリオの汗と血の混ざった味。

(……ぁはぁ……甘い…おいしいぃ……)

もっとなめていたい…その欲望にかられたが、それ以上にエリオにまた拒絶される事の恐怖が脳裏に浮かび、
最後にもう一度舌を這わせてから、つっと口を離した。
唾液の糸がエリオの腕とフェイトに舌を一瞬繋ぎ、切れる。
「ゴメンね?嫌だったかな?」
「い、いえ、そんな事ないです。ありがとうございます」
ようやくエリオと普通のやりとりが出来た事がたまらなく嬉しい。
「うん。じゃ、一度医務室に行ってちゃんと止血してもらって来てね?」

医務室へと駆け出すエリオの背中を見送りながら、フェイトは先程の味を思い出した。
どんな高価なワインよりも彼女の思考を蕩けさせる味だった。
もう一度、味わいたい。しかもエリオは怪我したらちゃんと自分と会話してくれる。
(…そっか…訓練でエリオが怪我すればいいんだ…)
そうすればエリオに触れられる。エリオの傷をそっと舐め、エリオの血の味をまた味わえる。
何より、エリオがちゃんと自分に向き合ってくれる。
(そっか…何だ、簡単な事だったんだ…)


ぴしり、ぴしり、ぴしりと、傷口が開き、欠片が零れ落ちていく。
121結・ある少年とある少女の話 case FTH:2007/07/25(水) 04:47:53 ID:mV2dDecX
午後からのデスクワークをスバルとティアナに担当してもらい、
最早ほぼ定番となったヴィヴィオの相手をしに寄宿舎へ向かったエリオとキャロ。
しかし、そこで非常に珍しいものを見る事になる。
それはぬいぐるみを胸に抱き、二人を…というかエリオを睨むヴィヴィオだった。
愛らしい彼女が本気で誰かを睨んでも結局かわいいだけなのだが、彼女の本気の目が笑う事を押しとどめた。
「あの…ヴィヴィオ、どうしたの?」
キャロがヴィヴィオに聞くと彼女は精一杯の声を張り上げてこう叫んだ。
「フェイトママをいじめないで!」
何の事を言っているのか解らないエリオは鸚鵡返しに聞く。
「フェイトさんを…いじめるって?」
「ヴィヴィオみたもん!フェイトママがおにいちゃんのしゃしんみてなきそうにしてたもん!
 フェイトママをいじめたらゆるさないんだからっ!」
ヴィヴィオの言っている事は支離滅裂で意味が解らなかったが…どうやらフェイトの様子を見て
エリオに怒りを覚えた事は確かなようだ。
「あ、あの…エリオ君…」
キャロがエリオの体を押す。どうやら部屋の外に行こうという事らしいのでエリオはそれに従った。
「あの…ね?ヴィヴィオが言ってる事はわからないけど…でも、今エリオ君はここにいない方がいいと思うの。
 ヴィヴィオをなだめるのに邪魔だと思うし」
「いや、でも、スバルさん達に仕事まで変わってもらったのに僕だけ何もしないなんて…」
キャロがエリオの目を正面から見据えた。
「それに…ね?最近、エリオ君とフェイトさんの様子がおかしいの、気付いてたんだ」
キャロの言葉に、エリオの動きが止まる。
「フェイトさん、今日はデスクワークしてる筈だから今なら時間あると思うの」
彼女の視線に耐え切れず、エリオは目を伏せた。
「…関係ないよ。フェイトさんがどこで何してるかなん――――」

「関係なくなんかないっ!!!」

遮る声。そのあまりの迫力にエリオはそれが誰の声が一瞬解らなかった。
視線を思わず上げるとそこには変わらずこちらを捕らえているキャロの瞳。
「私は…嫌なの。フェイトさんがつらそうにしてるのも…エリオ君がつらそうにしてるのもっ!!!」
キャロの叫びに返す言葉をエリオは必死に探す。だが見つからなかった。
「何があったのか私にはわからないけど…でも、エリオ君が今いるべき場所は…ここじゃないと思うの。
 だから…行って?どこでもいいから、エリオ君の行きたい場所に」
そう言って部屋の扉が閉められた。


「エリオ君は別のお仕事が出来たからふたりで遊ぼうね?」
「…ヴィヴィオ、おにいちゃんきらい…」
「うん、私もエリオ君なんて大嫌い…大嫌いなんだよ…?」
「?」
122結・ある少年とある少女の話 case FTH:2007/07/25(水) 04:50:18 ID:mV2dDecX
一人締め出されたエリオは、当ても無く隊舎のまわりを彷徨う。晴れの青空を見上げながら、先程のキャロの言葉を思い出した。
(…つらそうって…思いっきりバレてた…)
つらい理由なんて解りきっている。そうだ、それなら認めよう。認めてしまえ。
(僕は…フェイトさんの事が……好き、なんだ……)
今まではそんな事に気付きもしなかった。
何故ならエリオにとってフェイトは姉であり母であり、また完璧過ぎてとても手の届かない存在だったからだ。
だが、この前のロストロギアの一件で自分より小さいフェイトを見た時に、初めて彼女が女の子に見えた。
時折浮かべる何かを耐えるような表情を見つけるたびに、支えてあげたくなった。
本格的に気付いたのはあの時だ。
フェイトが倒れたと聞かされて駆けつけた医務室では、無防備な寝顔があった。
その寝顔はまるで幼子のように無垢で、彼女があの小さい女の子と変わらないんじゃないかと思ってしまった。
その時初めて、その感情が憧れではなく恋だと悟ったのだ。
だが、フェイトにとって自分は子供だ。男としては見られていない。
だからあんなに無邪気に触ってきたり、体を拭くなんてお願いも出来るのだ。
それが悔しくて、悲しくて、何よりつらかった。
思い出して、思考がネガティブな方向に加速していく。
ぞれはそうだ。自分は弱く、幼く、男として見られる要素など欠片も存在しない。
上を向いたまま、呟いた。
「…ストラーダ…どうしたらいいと思う?」
だが、彼の相棒はアームドデバイスだ。この様な複雑な問題に答える術は持たない。
故に彼の右手にまきついた相棒は沈黙を保った。鬱屈した気持ちがどんどん彼の心に溜まっていく。
何も出来ないもどかしさ。エリオは思い切り、胸に空気を蓄え、衝動のまま空へ向かって叫ぶ。
わからないなら、会いにいけばいい。会って話せばいい。先の事など知った事か。
どうせ上手くいかないんだから派手に失敗してしまえばいい。
「フェイトさんに会いに行こう!」
そう叫んで駆け出した。


フェイトは自身の机に向かい、デスクワークをこなそうとし…30分で諦めた。
集中力が続かない。午前の久しぶりのエリオとのふれあいが脳内で何度も繰り返される。
至福、その一言に尽きた。
エリオの画像データを呼び出し、それを眺める。どのエリオも、慣れない写真に少し恥ずかしがっている。
だが、本当に欲しい本物のエリオは彼女にそんな表情を全然見せてくれない。
誰かの足音がした。
視線を上げる。
そこには、今一番会いたくて会いたくない人物がいた。エリオだ。
フェイトの表情がおびえに変わる。

エリオは勢いのまま来てみたが、何を話そうか全く考えていない事に気付いた。
フェイトのおびえた表情が胸に突き刺さる。
そんな表情をさせたのは自分だ。
自分が、もどかしさからとった行動でフェイトを傷つけていたことを改めて実感する。
だがだからといって今の態度がそう簡単に直せるとは思えない。それほどに真剣なのだ。
唯一、訓練なら割りきってフェイトと話せる事を思い出した。その思い付きがそのまま口から零れ落ちる。
「あの…今から訓練してもらえませんか?」
123結・ある少年とある少女の話 case FTH:2007/07/25(水) 04:52:24 ID:mV2dDecX
訓練場で二人は対峙する。既に防護服は装着済みで、その表情はお互いに穏やかだ。
(……エリオが怪我したら…また……)
(もし…フェイトさんから一本でもとれたなら…その時は!)
「じゃ、始めようか」
「はい!」
まずはエリオが一直線に駆け出し、叫ぶ。
「フォルムツヴァイ!」
『Glitten form!』
ストラーダの穂先が変形し、左右三対の噴射口をそなえる。また、石突にもひとつ噴射口が生まれた。
本来なら空戦を想定したこのモードを地上戦であるここで呼び出した事に疑問を覚えながらフェイトは叫ぶ。
「バルディッシュ!」
『Haken Form!』
刃の部分が変形し、光の刃を生み、戦斧は死神の鎌と化す。
「ハーケン、セイバあぁっ!」
振りかぶり、思い切り振りぬいた。刃は勢いそのままに解き放たれる。
地を這うように低空で飛ぶ光刃。エリオは跳躍する事で回避とする。
が、フェイトはそれを呼んでいる。
かざした右手にはふたつのスフィア。それは光の槍となり空中のエリオに迫る!
「行くよ!」
『explosion!』
瞬間、カートリッジをロードしたストラーダは穂先の噴射口から下向きの推進力を生み出す。
急降下したエリオの髪を掠めていく光槍。
大きく開いた足で着地の衝撃を堪え、今度は石突の噴射口に光が灯り、前向きの推進力を生み出した。
突っ込む。
だが、彼に戦闘の基本を教えたのはフェイトだ。彼の突撃は簡単にバルディッシュで弾かれた。
本来ならたたらを踏んで体勢を崩す筈のエリオは―――――

「ストラーダああぁっっ!」
吼えた。
『ok!』
穂先の噴射口に光が灯り、弾かれた向きに更に加速し、一回転して斬撃を放つ!

「!」
『protection!』
虚をつかれたフェイトにかわり、バルディッシュが判断してシールドを張る。
ストラーダの刃とシールドが激突する。
(――――重いっ!)
更にストラーダの穂先から迸る炎が大きくなる。
押し込まれた。
フェイトが、大きく吹き飛ばされる。
流石に空中で体勢を立て直し、着地したが既にエリオは目の前までつめている。
大上段からの加速した一撃。
『sonic move!』
フェイトは加速して一気に距離をとる事で回避。
124結・ある少年とある少女の話 case FTH:2007/07/25(水) 04:54:59 ID:mV2dDecX
質量と威力の間には密接な関係がある。
力とは質量と加速度の積で求められるものであるからだ。同じ加速度であるならば質量が二倍になれば力も二倍になる。
エリオはまだ少年である。
その体重は軽く、故に一撃の威力には限界があった。それをストラーダの加速力で補ってきたのだ。
必然的に、彼が必殺を狙う一撃はストラーダの加速が得られる突きに限定されてきた。
だが、この通称フォルムツヴァイ、グリッテンフォルムでは違う。
左右三対の噴射口が備えられたが故に、斬撃でもストラーダの加速力が得られるようになった。
本来想定されていない、無茶な使い方だ。
だが、エリオの意思はストラーダに伝わり、ストラーダはそれを叶える。
槍と騎士のコンビネーションがその無茶を可能にした。

「おぉおあぁっ!」
ストラーダの加速を受けた横なぎの一撃。
先程の経験から受けきれないと判断したフェイトは高く跳躍した。
「させないっ!」
フェイトに空中を飛ばれたらまずエリオに勝ち目は無い。
ストラーダの穂先と石突から炎を迸らせ、舞い上がる。と、フェイトがいきなり空中で停止し、急降下してきた。
しかしもう空中にいるエリオには突っ込むしか選択肢が無い。
突っ込んだ。

案の定、突きをかわされ、したたかに背中を打たれる。
「―――がっ!!!」
肺から息が搾り出される。そのまま落下し、地面の寸前でフェイトの魔法に受け止められた。
「わたしの勝ち…だね?」
「…かっ………も、もう一本お願いします!」

フェイトは…最初の歪んだ願望などもう忘れてしまっていた。
それ以上の歓喜が目の前にあるからだ。
エリオの本気の目が自分を捕らえている。エリオの本気の一撃が自分を狙っている。
エリオの本気が、むき出しのエリオが彼女の為だけに存在している。それが、嬉しくてたまらなかった。
このグリッテンフォームの使い方の工夫も、彼女の戦法を読んだ戦い方も、
今は全部自分のために存在している。エリオの全てが今は自分のものだ。
歓喜はさらに心を動かし、彼女は惜しみなく全力をそそぎこむ。


歓喜に打ち震えた心はまたぴしり、ぴしりと欠けていく。
125結・ある少年とある少女の話 case FTH:2007/07/25(水) 04:58:18 ID:mV2dDecX
時間にして一時間後、本数にして18本。
ボロボロに負けたエリオはボロボロになって地面の上に大の字になっていた。
擦り傷、切り傷、打撲。数えるのがいやになるほどの種類と数の傷がエリオの体には刻まれている。
もう指一本動かす事さえ出来ぬ程疲労し、ただただ広がる青空を眺め続ける。
(……届かなくても……でも……)
右手を、空に伸ばそうとし…動かないので諦めた。目を閉じる。
胸に宿るのは爽快感と、そしてひとつの決意。

すっと、地面に降り立ったフェイトは、ようやく自分のした事に気付いた。
目の前には自分にボロボロに打ちのめされたエリオが大の字に寝そべっている。
(…ぁ…あぁ…?また…わたし…嫌わ…れる……?)
逃げ出したい。決定的な言葉を言われる前に。今、拒絶されたら自分は耐え切れない。
左足が一歩、後ろへと下がった。
「ふぇ…イトさん…」
エリオの声が響く。駆け出そうとした足が止まった。
「ぁの…聞いてくださぃ…」

怖い。怖い。嫌だ。拒絶の言葉なんて聞きたくない。

「僕…フェイトさんの事がす、す…きなん…です…」

嫌だ。嫌だ。拒絶されたくない。

「あの…家族って意味じゃなくて…その…お、とこと…して…」

聞きたくない。聞きたくない。拒絶なんてされたくない。

「だ…から…その…つきあって…くれ…ませんか…?」
126結・ある少年とある少女の話 case FTH:2007/07/25(水) 05:01:06 ID:mV2dDecX
もう呼吸するのさえつらいのによくここまで喋れたとエリオは自分の体を賞賛する。
これで、終わりだ。フェイトに拒絶されて終わりだ。
きっと今までみたいに親しく話しかけられる事も少なくなるだろう。
それでも、エリオに悔いはなかった。絶対にこの思いは伝えたかったのだから。
「……………ぇ…今…?」
案の定、フェイトが発するのは戸惑いの声だ。
ここでごまかす事も出来るが、もうエリオは自分の気持ちから逃げたくない。
「…すき…で…す…。ぁ…いしてるん…です…」
『愛してる』という決定的な言葉も使った。もう、おしまいだ。
そっと頭を持ちげられた。そして次は硬い地面ではなく何か柔らかいものの上に頭が置かれる。
頬に、何かが当たって弾けた。その感触に、エリオは目を開く。
そこにあるのは涙をボロボロとこぼすフェイトの顔だった。
「……ほんと…?」
問いかけ。鉄の味が広がる口を動かし、答える。
「…ぇぇ…」
悔いは無い。そう改めて思うエリオが、次に聞かされた言葉は、彼の予想とかけ離れたものだった。

「エリオ…エリオ、エリオ、エリオ!わ、わたしもっ!わたしもっ!
 エリオの事好き!愛してるんだよ!」
「は?」
「愛してるのっ!エリオが好きなのっ!好き!大好きっ!好きなのっ!愛し―――」
あまりに非現実的な事態に、エリオは意識を手放す事を選択した。

「エリオっ!?エリオっ!?聞いてる?私も好きなのっ!エリオの事愛してるんだよっ!」
127結・ある少年とある少女の話 case FTH:2007/07/25(水) 05:04:35 ID:mV2dDecX
機動六課医務室。
少年はベッドにくくりつけられている。
横にはフェイトの姿があった。ウサギに切ったリンゴを差し出す。
その表情は満面の笑みである。
「はい、あーん♪」
「いや、だからそれ恥ずかしいから遠慮します!」
「あーん♪」
「いや、だからその!」
「あーん♪」
「実は怒ってるんですねっ!?」
「そんな事無いよ?恋人なんだからこれくらいが普通なんだよ」
「こ、ここい…ゆ、夢じゃないんですよ…ね…」
「そうだよ?だから…あーん♪」
少年はがっくりと肩を落とし、そのリンゴを齧った。
「もう勘弁してください…フェイトさん…」
顔を真っ赤にして少年は呻く。
フェイトはそれを見て、とても幸せそうな、極上の笑みを浮かべた。

「……フェイトで…いいよ?」
「絶対に無理ですっ!」

128結・ある少年とある少女の話 case FTH:2007/07/25(水) 05:06:51 ID:mV2dDecX
ここまでお付き合い頂きありがとうございましたっ!

エヘ☆ヤンじゃった♪
自分なりに精一杯ヤンでみましたが…
駄目ですかそーですかこの程度じゃ足りませんか。

ヤンじゃったフェイトさんと彼女のヤンに気付かないド天然エリオきゅんの
ただれた生活なんてのをこれから書ければ…とか思いつつ。

あとセカンドフォームは絶対コッチの使い方の方がいいと思うんですが…まぁいいか。
次はエリはやか接吻王を皆様にお届け出来ればと思いますので
その際にはまたお付き合いしていただけると幸いです。
129名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 05:10:24 ID:9a1WFJ07
>>128
どうせなら全力全開でヤンじゃったフェイトさんを見たくもあったが、まあこれはこれでよし、というか素直にGJと言えんのか俺は!
フェイエリはよし!俺によし!お前によし!皆によし!
130名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 07:59:28 ID:ZMdziGY1
GJ!
今の状態で体を拭くとかしたら、とてもエロくなりそうですね。
131名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 08:27:31 ID:az1eDEC8
ヴィヴィオ陵辱まだ〜
132名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 09:03:28 ID:CRmpZET8
エリオがフェイトの下着をオカズに自慰するのを目撃してしまうフェイトとかもいいよな…
133名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 10:23:34 ID:CRQBAAo+
>>132
で、フェイトもそれをオカズにして自慰してしまう…と。
134名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 11:03:25 ID:vU5iodCt
>>128
自演厨乙wwwwww
135名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 12:05:33 ID:FX2H2Jg2
>>128
GJ!!
F執務官壊れすぎだwww
でも個人的に最高だ!
エリはやも期待しとる!
136名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 13:45:23 ID:y2DXMBJK
>>133
いやいや、ここは現場を抑えてお説教だ
そしてその後に…
137名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 16:10:58 ID:ID1VC6Y5
>>109
続きあるんですよね?書くんですよね??

>>128
よし、これから貴方の事を
「奇跡のヤン」「魔術師ヤン」と呼(ry
そして次の話は黒竜召喚したキャロとの決戦なんですね!?
138名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 19:04:47 ID:hTCjijiq
>>「うん、私もエリオ君なんて大嫌い…大嫌いなんだよ…?」

キャロ…
139名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 20:19:29 ID:+hUdQI9q
>>137

キャロの場合、瀕死にして召喚モンスター契約するのでは?(ポ○モン風に)

140名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 21:30:20 ID:KJGu+T+1
>138
そんなキャロにマクラレーン三佐を。
141名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 21:44:08 ID:UhGdvXa5
>>140
中の人が執筆難航してる隙にうちのオリキャラ取られちゃ困るw


すごく今更な気がするけど
連作だったら投下時にはコテハンつけたほうがよさげ?
142名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 21:49:27 ID:AEugx286
一応つけたほうがよろしいかと……
143名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 21:52:51 ID:Rn5dDNDP
タイトル付けてくれりゃ私は問題ない。
144名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 21:53:53 ID:D+TDSm/r
できればタイトルも付けるべき。

でないと別の嗜好の作品書いたとしても内容に関係なく弾かれる。
145名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:10:16 ID:2lXt+RVr
名前欄に
前置き・後書き:コテ名(○○スレ○○○(レス番くらいでいいと思う))
本編:タイトル

こうやれば大概大丈夫じゃない?
146y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:12:51 ID:qBwnPrd3
どうも遅くなりました
『ユーノの君の華麗な性活 』 最終パート 後半です…相変わらず長いす

・微エロ? キャロ×エリオ
・オリキャラ少々、呪文セリフ改竄一部

以上の事だめな人ご注意下さい
147名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:13:21 ID:UhGdvXa5
>>142-145
すばやい返答多謝。
次に投下するときは>>145のようにします。



単位落としたっぽいから存分に執筆するぜ
148y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:14:22 ID:qBwnPrd3
エリ・キャロ1





お風呂場に向かう弧影

ズシン…何か遠くで衝撃音が聞こえて床が揺れエリオは少しフラついた
パラパラと天井から埃が落ちる

「…っと、今のは…フェイトさん達かな…?」
心配げに上を向いてそう呟いた
さっきの変な生物がフェイトさん達、今頃どうしているのかなぁ…

それよりも今は…両腕に力が篭る

バランス感覚の鋭いこの少年が先ほど程度の揺れで足元がおぼつかなくなっていたのは
その両腕に抱えた荷物のせいだった
(ボクは…与えられた任務を着実に完了しないと…
  でも完了って…)

「だ、大丈夫エリオくん…?」
きゅっと胸のシーツを合わせたキャロが心配そうな目で見上げる
「わ、わたしが…重い?…あの…やっぱり降りて歩くから…」
全裸にシーツを被っただけのキャロが申し訳なさそうに俯く
先の出来事で腰が抜けて立ち上がれないのをエリオに抱っこされてここまで来たのだった

「え…!?、そ、そんな事全然無いよ、ホント気にしないでいいから…」
心から驚いたようにエリオが応えた
そんな事より…実際にお風呂場についたらどうしよう…ホントにボクが洗うのか?
少年の頭は事前の考えで一杯だった

「で、でも…」
「い、いや!、いいんだ!、これ…って言うか全部ボクのせいみたいなものだし…任務だし…」
「そ、そんな…事…わたし…」

「………」
「………」


それきり無言で前を向いて歩くエリオ、キャロは揺れる中自分を運ぶ少年の横顔をそっと見た
いつもより厳しい目つきのエリオ君…
キャロは少しぼぅっ…としていた、つい先ほどまで男の人に組み伏せられて
体が熱くなっていた

(今日は…わたし…いろんな事がありすぎて…ユーノさんと…その…しちゃったし
でも、でもやっぱり…わたしには…)
(エリオ君…暖かくて…頼もしくて…やっぱりカッコいいよ…)
ぽふっと鼻先を赤毛の少年の訓練着に埋めた

埋められた方は、おかしな考えで
ドキドキする自分の心音がキャロに伝わって無いか心配で仕方ないエリオだった

(う…うぅ……う…うー…キャ、キャロの体って…な、何でこんなに…柔らかいんだ
  なんか妙に熱くなってる気も…)

少女の発するフェロモンに何か鼻から鼻血でも出そうで、真っ直ぐ歩くのが精一杯の幼い槍騎士だった
(ば、馬鹿馬鹿、ボクは何考えているんだボクは…これじゃ、確か送りオオカミじゃないか…)
149y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:15:03 ID:qBwnPrd3
しっかりしろエリオ・モンディアル…
お前は紳士たる騎士を…
心の中でポカポカと自分の頭を殴るエリオだった



「も、もうすぐ大浴場に着くからね」
エリオは声を上げた、あげないと、とても張り詰めたものがもたなかったのだ
「え?…う、うん…」
驚いてエリオの胸から顔を離し頷くキャロ


またそれきり黙り込む二人だった
てくてくと歩みを進める
が、それも永遠に続くわけもなく

「つ、着いたよ!」
「は、ハイ…」

大浴場前に着き、律儀に大きな声でアナウンスする少年と緊張して復唱する少女だった
深夜も近く静まり返る6課内、元々ここに泊り込んでいる住人はそう多くは無い
他に誰も居そうに無かった

年若い二人の眼前には右と左に別れた女湯と男湯がある
エリオの額に汗が流れ
キャロの喉がコクンと鳴った

またしても沈黙して今度はいり口で立ち尽くすエリオだった
今正に少年は決断を迫られていた

(…で…こ、これからボクはどうすれば!?)



150y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:16:06 ID:qBwnPrd3
なのは・ユーノ



人影の無い廊下を疾走する影…ユーノが6課を駆け抜ける

「…や、やばいやばいやばいやばいやばいよ!…と、とりあえず別次元にでも高飛びするしか…!!」

本格的にまずい事になった、緊急停止して、ささっと周囲を見回すユーノ

さっきは久々のアクションに若い子相手についつい調子こいてしまったが…

冷静に考えると…
本格的にフェイトを怒らせてしまった事になる…冷えた頭にその事実が沁みた
あ、あの子はそうじゃなくても何かと昔からなのはの事で、ボクの事を敵視してたし…
(…まぁそれはボクも似たようなもんだったけど…)
顔を合わすたびに敵意の視線の架け橋を築いていた二人だった
もっとも当のなのはは気がついていないようだったが…

フェレット姿のままピピピと携帯を操作して我が家のデータベースを宙に呼び出した
文明社会はすぐ足がつく…逃走先としてはダメだ
「…そ、そうだ…!」
…確か、去年実態調査に行った第78管理外世界のとこの長老がインスタントコーヒーに最近嵌ってたよな…
お土産に一ダースぐらい缶で買いこんで行けば…
ピュンピュンピュン3個ほど別窓を呼び出す、ピースサインする白髪長髭の長老と
村人との集合写真が浮かぶ中央にサファリルックのユーノ、文明とは程遠い世界…いや長老はアロハシャツだけど…
当面あそこの村にごやっかいになろう…ほとぼりが冷めるまで身を隠せば……て、む?
留守電に緊急メッセージのマークが…

チャチャっと手早く別画面を展開する
と空中に苦笑いして頭を掻く赤毛の少女、ヴィータの上半身が写った
(!?)

「あーあー…もういいのか?…んー、あーあー…
 おーい、あたしだユーノ、ヴィータ様だ、…やー、悪い悪い!実はさっきさー…うっかり
  はやてにバレちゃった
 …やははwー悪い悪いw…お前死にたくなかったらさっさとそこから逃げ…いてて尻が…」

「………ー」
絶句するユーノ

悪びれず照れたように笑うヴィータとその傍らで
ちょっと引きつった笑いのリインちゃんがお尻をすりすりしてる
「エヘへ…です…」

ブツンッ
を横目で見ながら
パパパパパ
全ての画面を閉じた

……
ハーハー…
激しい動悸を抑え、息を吐く偽フェレット
目つきが少し妖しくなっていた



151y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:16:53 ID:qBwnPrd3
(お、落ち着けボク…素数でも数えよう…
  …冷静に…冷静に状況を分析するんだ…一つづつ…
状況は…フェイトちゃんが本気で怒ってて、殺気を纏ったはやてさんがこっちに向かってて
ヴィータちゃんが笑ってて…リインちゃんがお尻をさすってて…なのはにも知れたよなきっと…
…うむ)

「ふー………」
腰に手を当てて額の汗をぬぐった
「…………」

「ってぇ!!…う”あああ”!!ヤバイ、ヤヴァイよヤヴァイってもんじゃ無い!!!!
 フェイトだけじゃなく、はやてまでぇ!!!」

あわあわと頭をつかみ、バタバタとその場を回るユーノ、軽くパニックが入っていた

「へぇ…どっちなのユーノ君?そんなにはやてちゃんが怖いの?…」
「そ、そりゃもちろん!ヤバイに決まってる…フェイトももちろんストレートに怖いけど、
  『あの』はやての本気で怒った時の…恐ろ…しさは…」

末尾が切れ切れになる
ユーノの顔から血の気が引いた
恐る恐る振り向いたユーノの視線の先に愛しい人が居た
プシュー…
カートリッジの排気をゆるく漂わせたレイジングハートを構えたエースオブエース
高町なのは、その人の姿が

「…私も怒ると相当怖いよ…ユーノ君忘れちゃったのかな?」
にっこり笑ったその姿は既にバリアジャケットに包まれていた

しかも、先ほど攻撃を退けたのフェイトの時とは明らかに違う
体全体から膨大な魔力が陽炎のようにゆらゆらと揺れて立ち上るのが見えた
昔よく見慣れたその光景…いやあの頃より更に…ボクより…怒りの…

「そ、そうでしたね…」

カタカタ震える小動物が見てこっくりと頷いた

レイジングハートの穂先がこちらを向いた




「ギャアアアアアアアアア!!!!!!!」

ズパッ、キキキキー!
悲鳴を上げつつも廊下を尻振り高速ドリフトで曲がる淫獣の小さな尻尾をかすめて

カカッ!…           …ドゴオォン!!!!
廊下一杯に拡がった桃色の光の柱が走り抜け、そのまま厚い外壁を難なく突き破った
閑静な夜の海辺の6課の建物一部から水平に伸びる一条の光

ひいいいいぃぃぃぃぃ…
必死で逃げ去るユーノ、その後ろから慌てる素振りも無く
ゆっくりと廊下を曲がる人影
チャキっと音をさせてレイジングハートを掲げなのは呟いた

「ユーノくん…ちょっと頭を冷やそうか…」
『firing lock is cancelled』
ガシャン
薬莢が一発排出されて固い金属音を上げて床に跳ねた
152y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:17:44 ID:qBwnPrd3
エリ・キャロ2




「エリオ君…」
「キャ、…キャロ…」

キャロの胸からかけられたバスタオルが外れて
気持ち程度膨らんだ未成熟の胸が露わになっていた
で、その胸の上にはエリオの手が重ねられていた
なし崩し的にこうなって、見詰め合っている二人だった

(…な、なぜこんな事に…?)
グルグルと目と頭が回る
そうだ…

こ、この時間帯なら…じゃなくても…6課は男性が少ないからって事で…
ヴァイスさんは訓練終ったら即シャワーだし…グリフィスさんはそもそも帰宅組み
…だ
だから男湯でいいかなっ…てボクが!…それで、キャロが何も言わずに頷いてついて来てくれて…
それから…それから、それから…
まだ足がふらつくキャロを抱っこしてここまで連れてきたら…
足元が滑って…

…こうなっていた
空港といい、今回の事といい…
どうしてボクの手はなぜこうも…ピンポイントに
キャロの胸に引き寄せられるんだろうかorz?
頭を抱えたいエリオだった


「ご、ごめッ!」
慌てて立ち上がろうとする
エリオもまた腰にタオルを巻いているだけの姿だ
「………」
顔を赤らめたキャロが無言で後ろを向いてタイルの床に座りこんだ
「キャ、キャロ…」
キャロのタオルは前しか隠しておらず、エリオの側からキャロの白く可愛いお尻が丸見えだった
ごくっ…目を反らす事も忘れてその白い桃に思わず唾を飲み込んで
あわてて目をそらした

エリオの耳にとつとつとキャロの言葉が響く
「…エリオ君…あの…私の事…洗って…くれるんじゃ…?」

「え!?…えっ…あっ…あ…ああ…」

思わず返事してしまったエリオが再び「ええっ!?」と声を上げた
しかしキャロは下を向いたまま沈黙してる
「あ、あの…キャロ…でも…」
「お願い…お願い…だから…エリオ君…」

それきりキャロ黙ってしまった
だだっぴろい大浴場の空間に立ち尽くしていたエリオがドギマギと左右を見回して
ぐびっとつばを飲み込んだ、キャロの裸身の後ろで立ち上がりウロウロした
やがて自然素材の垢すりを見つけ、慌ててボディーソープを垂らし
ドキドキしながらしゃがみこんでキャロの背中にそっと当てた
(本当に雪みたいに白いんだキャロの背中…)
「し、失礼します…」
コシュコシュとこする
153y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:18:38 ID:qBwnPrd3
「痛っ…」
わっと手を離した、キャロの背中が少し赤くなっている
な、なんて弱い肌なんだ…
エリオが呟いた

「ご、ごめん…ボク、力加減がわからなくて…」
下を向いたエリオが、ふいと顔を上げまた声を上げた
「てっ…うぁ!」

「キャ、キャロ!?」
タオルを膝に置いて胸を素手で隠したキャロが恥ずかしそうに俯いて向き直っていた
「…直接エリオ君の手で洗って…」
「手っ…手って……!!」
すいとキャロの小さな手が伸びると
エリオは手を取られ、その掌をぴったりとキャロの胸に掌を当てられた
ごくっ…
エリオはそこから先のセリフを飲み込んだ
掌にキャロの胸の先端を感じていた、そこは固くなっていた

ドキドキして固まっているエリオの掌にキャロはトロトロとボディソープを垂らし
自分の胸に当てて円を描くようにゆっくりまわさせた
「んっ……」
キャロの切ない声が漏れ
エリオの掌の中にキャロの小さな乳首が転がるのが感じられドキドキした

「キャ…キャロ…」
そう言うのが精一杯で、エリオは呼吸するのも苦しくなっていた
ぼうっとした表情のキャロ、自然に股間のものがぐぐっと持ち上がってきていた
ドッドッドッ
自分の鼓動が…うるさい
「キャロ…ま、まずいよ…こんな…」
エリオは血が昇った顔で、ドキドキしながらそう言った

ふいに新たな感触に声を漏らした
「うぁ…!」
キャロの小さな手が勃起したエリオのものを握り、するすると上下に動かしていた
細い指にはボディーソープが垂らされ、ぬるぬるとして微妙な形の部分を刺激してくる
「キャ…キャロ…」
苦しげに呻く
何でこんな事を知って…あぁ!
くっちゅくっちゅ…キャロの細い指に刺激されてエリオが呻く

固くなった男性器が自分でも信じられないぐらいカチコチに固くなってるのが解った
血管の浮いた部分が
半分皮の被った部分がキャロのローションでぬるぬるの親指でしごかれて
「うっ…あぁっ…だ、だめ…キャロっ…それ…気持ちよすぎて…」
ドピュっピュッピュッ…
「うぁ…!」

「あっ…」
キャロの顔と胸とお腹と、白濁が少女を汚した
そっと手を当ててエリオの精液の糸を引かせて見るキャロ
「ご、ごめ…!」
とっさに慌てて動き、ソープの容器を膝で潰した、勢いよく液体が飛び散り
滑ってエリオはキャロの上に多い被さった
「うわあ!っ…」
「え?…キャっ…」

ボディーソープが全身にかかり、ぬるぬる滑る二人の全身がぴったりと重なった
ドッドッドッド…二人は互いの心音を感じた
154y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:19:51 ID:qBwnPrd3
至近距離でお互いの火照った顔を見つめ合う
相手の熱い体温を感じた
熱く膨張したエリオのものが二人の間に挟まってキャロの顔が紅潮して背けられた
エリオは思わずキャロの頬に手を当ててこちらを向かせた


「キャロ…」
「エリオ君…」

「あ、あのエ、…エリオ君わたしね…今日…エリオ君以外の…人と…でも…
 でも…でも…わたし…女の子の大事な所は…んっ…」
エリオの唇がキャロの口に重ねられていた
ユーノとは違う、つたない舌使いで、しかし夢中で自分を求めてくる少年の舌先
んっんんっ…うっ…うぅん…
エリオの手がキャロの胸に当てられ、やさしく小さな丘を揉みしだいた
「あっ…んんっ…うっ…んっん…」
ぷは……
その舌が離れ唾液を引いた、二人の瞳が濡れていた

「エリオ君…」
潤んだ瞳のキャロが呟いた
「ごめん…キャロ…ボクが馬鹿だった…
 ボクが…大事な時に居なくてこんな事になって…ごめんよキャロ
  …大好きだよ…ボクの大事なキャロ…」
「!?…」
少年の真っ直ぐな瞳が見つめてくる
キャロの瞳に見る見る涙が盛り上がり、その頬を熱く流れた
「…ホ、ホントに?」
少年は頷いてキャロの額にキスした、親愛を表すキスを
「騎士の名にかけて誓うよ…神聖なる誓い」

キスされた額から暖かなものが注ぎ込まれてくるようにキャロは感じた
その熱はキャロの今まで心にわだかまっていたものを
春先の氷のように、どんどん溶かし去るように彼女には感じられた
「…っ!!」
「わっと!?…」
突然思わず強く首に抱きついてきたキャロに少し声を上げるエリオ
「エリオ君…エリオくぅん…」
キャロがグスグスと嗚咽を上げていた
少し驚いたエリオは優しく微笑んで
そっと後ろに手を添えてキャロの髪を撫でた


しばらくして落ち着いて来た様子のキャロがそっと目をつむり
今度はエリオはゆっくりと優しく口付けした
そのまま倒れ込んでいく二人


その間建物全体がグラグラと激しく何度も揺れたが
情熱的に互いを求め合う若い二人には大した問題では無かった
155y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:20:40 ID:qBwnPrd3
ユーノ乙の1



アクセルシューターに追いまくられ、ユーノが廊下を駆け抜ける、その後から
ホーミングされた魔力弾が急激に弾道を曲げて追尾していく
衝撃波でその後ろを追うように次々に廊下の窓が弾けて行く

「う”、お、あ、あああああああああ!!!!!!!!ーーーーーっと…む!?」
新たに前方に魔力弾の輝きを見て急制御をかけ、
ターンして脇道へ飛び込んで行くユーノ

「ティ、ティア!ちょ…流石にヤバイんじゃ建物が…」
「うっさいわね!黙ってて、とにかく数撃ちまくって面で止めなきゃしょうがいないでしょ
  …当たんないんだから!」
膝立ちでシューティングを続けるティアナ

シュバ!
「わっ!?」
その背後にいつの間にかアクセルフィンで高速移動で来ていた
「なのはさん!?」
スバルが振り向く
「ありがと、上手いよティアナ…その調子でお願い、ユー…じゃなくて『アレ』の逃走経路を出来る限り限定…お願い
 スバルもゴメン!がんばってね…」
「ハイ!」
ティアナが姿勢を保ったまま頷き、スバルもコクコクと頷く

またそのなのはの姿がスバル達の前から一瞬で掻き消えて
スバルが慌てて首をめぐらすと
はるか先の廊下の角にに一瞬そのBJの後ろ姿が見え、消えた
廊下にレイジングハートの赤い残影だけが薄く線を引いて残っていた

「………」
言葉を失うスバル
(あ、あれがなのはさんの本気のスピード?…
 自分もかなりの自信があったつもりだったけど…)
ケタが違う
いつもの訓練は…本当になのはさん達は手加減してくれてたんだ、としみじみ実感した


「…見たでしょ、スバル、私達が小手先の技術でどうこうできるレベルじゃないのよ『アレ』は
 …悔しいけど今回のは…」
スバルがティアを見る
「ティア…」
「 解ったら…私達に出来る事を確実にしなきゃ…だからスバルはあっち」

クロスミラージュの構えを解いて指差す
「う、うん解ったよティア…行くよマッハキャリバー!
    …あたし達は機動力を生かして、アイツの行く先の道を塞ごう」
『yes sir』
ギュル…ル…ズギャッ…!
スバルが走り去る
ティアナもその後ろ姿を見てヤレヤレとクロスミラージュを降ろした
クロスのグリップで頭を掻く
「はー…それにしても…どうしてこうなのはさん関係の人達って…いや動物も含めて
 常識外れの規格外の人ばっかなんだろう…」

なんだか、またぞろ凡人の悲しさを感じてしまうティアナだったが、以前の彼女とは確かに違った
「あーもう考えるの止め止め!走るのよティアナ!」
エイ!と気合を入れるとまた走り出した
156y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:21:34 ID:qBwnPrd3
「はー…はー…、ここならとりあえずは…」
男子トイレに逃げ込んだユーノが荒い息をついた

バン!
僅かな静寂が破られると扉が乱暴に開かれる音がした
(うぎゃあああ―!)
内心で悲鳴を上げ、慌てて口元を押さえるユーノ
心音が顎の下で高鳴った


「居ない…」
ガチャ…ギィ…バタン…
「こっちも違う…」
ガチャ…ギィ…バタン…
「ここでも無い…」

(こ、声からして…フェイトか…)
ユーノは便座の上に立ち上がっていた
入り口から個室をチェックしてるようだ

ガチャ…ギィ…バタン…
「…」

ガチャ…ギィ…

音が段々近づいてくる

音が自分の前の個室で止まった
両手で口元を覆うフェレットが冷や汗をだらだら流した

(………!!!!!!)

しかし、静まり返ったまま扉は開かなかった

(…?い、行った…?のか…)

そ〜っとドアに耳をつけて外の様子を窺った、何も聞こえない…
隙間から覗こうとして、ふいにゾクリと寒気を感じて
ユーノは上を向いた

そこに宙に浮いたフェイトがドアと天井の隙間から
ランランと光る目覗きんでいるのと目が合った
「…見ぃつけ…た…」
ニヤリと微笑む金髪の美女

「……ッっ!!!!!!」
ガチャ!
フェイトは笑みを浮べてバルディッシュを狭い個室の隙間から差し込んだ
「バルデッシュ!」
『sir』
「プラズマスマッシャー!!!!!!!!!」
ギャリリリ…ドドン!
リボルバーが回転して連続してカートリッジが2発排出された

「ギャーーーーーー!!!!!」

暗い男子トイレが眩しく輝き中から悲鳴と閃光が迸った
157y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:22:41 ID:qBwnPrd3
「ふん、ふん♪ふふん♪、…っと、おっしゃー!綺麗になったぞストームレイダー〜」
上機嫌で窓を拭いていたヴァイスが顔を上げた
『感謝します』

―格納庫―

「ははっw、なーに…良いって事よ、パイロットとしては当然だからな…
 普段からの相棒の世話はさ、ま、心がけってもんよ
  …しっかし…さっきのは何だったのかな?すげー振動だったけど…」
上の方を見上げるヴァイス
『私にも解りかねます』
操縦席から電子合成された音声が応える
「んーっそっかー」
…ズッ
愛機に背をあずけプルトップの口を開け、コーヒーに口をつけた
「おーうめー…」
その時ストームレイダーの音声が警告を告げた、『アラート…避難…高圧電…ジジッ…
「ん?」
一瞬電灯が瞬いた

ドッガァアアアアアア!!!!
「ぐわッ!?」
激しい衝撃に飲んでいたコーヒーを口と鼻から噴出した
突如巨大なビーム状の雷光が天井をブチ抜いて
そのままストームレイダーの後部ローターを直撃して粉砕していた
周り一体が土埃につつまれた

「ゲホケホ…!・なな…!?何だぁ!?ーっ
 …て、…うぁあああ!オ、オレのストームレイダーああああ!!!」

壁の細かい破片がパラパラと落ち、パリパリと周囲に余剰魔力が放電する中
腕で涙と鼻を拭きながら、ヴァイスは先ほどまでのピカピカに磨き上げた機体
に駆け寄った
「うぁあああ!後部がいっちゃってるーー!!」

その足元にトンと上から変な動物が降り立った
先程の雷撃で空いた穴から降りてきたようだ、ケホケホと咳き込むと目を擦り
キョロキョロっと左右を見回すとヴァイスを見上げて目を光らせた
「な、なんだこの変なの!?」
「パス」
「へ?」
小さな動物は何かをヒョイとヴァイスに投げ渡した、思わず両手で受け取ると
それは女物の下着のようだった同時に投げられたブラジャーが頭に引っ掛かった
黒のパンティとブラジャー
…逃亡中に途中、とある部屋からユーノがちゃっかり
ちょろまかしてきた6課隊員の下着だった

「な、何だこれ…」
思わずパンティを摘んで伸ばしてみるヴァイス
ふと見るといつの間にかユーノは格納庫の入り口から走り去って
そこで止まりこちらに親指を立てた
『ヨロシク!』
…ように見えた
「………?」

ガッ
数瞬後に同じ穴からフェイトが黒のマントを翻し飛び降りてきた
ハーハーと息をつき、ギッ!と顔を上げるとヴァイスと目が合った
「ラ、ライトニングの?」
158y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:23:23 ID:qBwnPrd3
その目がヴァイスの伸ばしている物体を捉えた、頭にブラジャーを被ってるその姿を
「そ、それ私の…下着…ヴァ…ヴァイス陸曹…あ、貴方までグルだったのね…」
「え…?な…ちょっ…」

広げた小さな布切れと、ブルブル肩を震えさせるフェイトを見比べるヴァイス
頭に血が昇ったフェイトが叫ぶ
「…男なんて…おとこなんてぇええええーーーーーーーーー!!!」
バルデッシュがヴァイスに向けられた
「…んなッ!?」
「ハーケンセイバああああーーーーーーーー!!!!!!」
『sir』






…ぎゃあああ!!


後にしてきた格納庫らしき辺りがピカピカと光り輝き
荒れ狂う電撃…爆発音が響くのが聞こえユーノは一瞬立ち止まって振り返った

一瞬チョコンと額に手を当て、敬礼のポーズをとる

「スマン…名も知らぬ戦友(とも)よ…君の尊い犠牲は決して無駄には…」
と言いかけたところで飛び出してくる金髪の執務官が見えたので
ユーノは戦友の事は忘れて、再び逃走を開始した

ズズン…
…カッ
ドドドド…ドカッ…

夜の闇の中で6課の宿舎は桃色に輝き、窓を雷光が突きぬけ
あるいは一部がカットされたカステラのように崩れ落ちていった

「…っあっ!?…フェイトちゃんそっち居た!?」
「ごめんなのは…見失った…」

廊下で鉢合わせて言葉を交わす隊長二人
首を振るフェイト
なのはの胸のポケットが鳴り
通信でスバルとティアナからこちらも確認できないと連絡を受けた
「あっちも見うしなったみたいね…」
「くそっあいつめ…」
フェイトが悔しそうに顔を歪めた
何か言おうとしたなのはに新たな通信が入った、手を上げてフェイトを制す
「え…うん、うん…うん、解った」
顔を上げてなのはがフェイトを見て微笑んだ
「フェイトちゃん、行こう、はやてちゃんが来たみたい」




月明かりの夜空に月を背後に黒い人影が浮いていた
その口元が開く
「ロングアーチ!、準備はええか?」
ヒュッ
月光を煌かせ、はやてはシュベルトクロイツを一振りした
159y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:24:54 ID:qBwnPrd3
ユーノ乙その2


「…ふーやれやれ…どうにか巻いたか…」

ぷかぷかと水面に浮かぶフェレットもどき
体の小ささを生かして排水溝を辿りまんまと6課宿舎を抜け出し
海岸への脱出を果たしたのであった

(逃げたのはいいけど、これからどうするかなぁ…)
夜空に浮かぶ月を見上げる
ラッコのように胸で腕を組んでパッシャパッシャとバタ足で進む

「とりあえず…空港へ…ん?」
かなり沖合いに来たユーノが陸の方を見ると膨大な魔力を収束して二つの魔方陣が
展開されるのが見えた
「あれは…フェイトとなのはの…おっ」

ズオ!
海岸から沖へ向かって金色と桜色の二筋の巨大なエネルギーの奔流が放たれた
「どわっ…………!」
海面が大きく揺れ、そこらに浮かんでた流木に必死でしがみつくユーノ
夜の沖が真昼のように照らされて大波が揺れた
「とっ…!わっと…な、何だなんだ?ヤケになったのか二人共…」
あの距離からこの暗闇でボクを補足できるはずもない、一体…
チャプチャプと波間に揺られながらユーノは呟いた



同刻
「…目標発見、位置特定…しました!」
「はやてさん、座標送ります!」

2隊長の砲撃によって真昼のように照らされた海面を高感度カメラが映し出し
瞬時に有能なオペレーター二人の手によって、ポケっと見上げる小動物が捕捉されていた

6課司令室、緊急指令で呼び出されたアルトとルキノの手元が忙しく動いて唱和する
その建物の上空でははやてが既に呪文の詠唱を完了しようとしていた

来よ、白銀の風
天より注ぐ矢羽となれ…


「…周囲500m…
 …飽和…集中攻撃…私の全力全開…

  逃げれるもんなら逃げてみぃやあーーーー!!!」

気合と共にはやてはデバイスを振り下ろした
周囲に展開した純白の魔方陣が砲撃に備えて緩やかに回転していた

「フリスベルグ!」







160y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:25:37 ID:qBwnPrd3
「ん?」
なのはとフェイトの砲撃が消えて一時の静寂が戻った暗い海面から
ユーノが上を見上げた、キラッキラ光が瞬く…
流星…?

キュ・ル…ル…




「んぎゃあッ!………」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!


「…命中!着弾確認…続いて…第2波…3…2…1…全弾命中…」
ルキノの声が二人だけの司令室に響く
『当然や!』
はやての横顔が巨大モニターに映し出され
次いで沖合に盛大に立ち上る巨大な水柱が画面一杯に広がった
 (この辺⇒×)
とターゲットの位置が小さく表示されている
……!!!
ー!!…
台風の中の枯葉のようにターゲットの位置はクルクル舞っている

「ふ、またつまらぬモノを撃ってしまった…」
はやてが夜空で呟き

地上では
「あーなんか終ったみたいだね」
「こっちの照明弾は無駄になっちゃったわね」
ティアナがクロスミラージュを降ろした
路面に座りこんだ同僚を見る
潮の香りのする夜風がスバルの髪をなびかせていた

この日夜はようやく平和な時を取り戻した

画面が段階的にズームされてターゲットがプカプカ波間に漂っているのを発見した

「海面に目標発見…微弱ながら生命反応あり…
   スターズ01、ライトニング01回収に向かってます」
アルトの声が告げる

ふぅ…と息をついてルキノを見た
ルキノはトントンと肩を叩いている

二人とも私服姿だ、突然の出動には馴れていたし仕事柄しょうがないと思っていたが
今回のは何か…はやて部隊長の剣幕がものすごかったよねぇ…

「ねぇ、今夜の事は…」
チラリと視線を交わす
「うん、まぁ…あんまり詮索しない方がいい…と思う」
ウンウンと二人は頷いた

161y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:26:17 ID:qBwnPrd3
「それじゃ、私達はこれで失礼します〜」
『ご苦労さんや二人共〜この埋め合わせはちゃんとするよってな〜』

画面にはやての笑顔が大写しになり小さく手を振っている
その後ろになのは隊長とフェイト隊長が飛行してくるのが見えた
なのは隊長が持つレイジングハートに何か引っ掛けられているのが
今回のターゲットなのだろう

ルキノとアルトはチラっと『ソレ』を見ると、そろって会釈して
無人になった司令室を後にした

「何なんだろーね『アレ』?」
「だからもう忘れなさいって…ロストロギアでも
  新手の戦闘機人…獣…でも何でもいいじゃない…ふぁ…触らぬ神に何とかよ…」
「だね、うーん早く帰って寝なきゃ…」
162y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:26:59 ID:qBwnPrd3
ユーノ乙その3 リインV



「うっ…ここは…」

ユーノは目を覚ました、体を見回す
元に…人間の体に戻ってる…ボクは一体…

「お目覚めになられましたか…」
「うわ!」
背後で声がして慌てて飛び退いた
「き…君は…」

ユーノの目の前に現在この世に居ないはずの人物が立っていた
「リインフォース  …?」
そこに居たボディにピッタリとした黒の装束に身を包んだ女性には見覚えがあった
かつてボク達、なのはと共に戦った…

「いえ私は…」

と言う相手の言葉はユーノの耳には入って居なかった
(こ、これは…ついに、ついに…ボクは死んだのか…いやそれとも夢…
 と、とにかく…もう
がっくりとうなだれるユーノ
「あの…」
銀髪の女性が当惑したように屈み込む
(どちらにしても、ならばっやる事は…一つだ!)


「…あの、何を?」
リインフォース…と思われる女性の後ろに回りこんでモミモミとその豊かな形よい胸を
揉みしだくユーノ、顔がだらしなく緩んだ

「え?…あ、いや、やっぱり間近で見ると、立派なおっぱいだなぁ…って」
エヘへとにやけながらその感触を満喫する
「消えたと聞いた時はそりゃあ悲しくてね…あんないい体を…」
呆れているのか感情が無いのかその自分の胸を揉む手を見つめるリインフォース

『いい加減にせんかいボケーーーーーーーー!!!!!』
「うわぁ!」
突然暗闇に響き渡った声に驚いてユーノは飛びのいた
リインフォースが上空を見上げている
「な、何?」

『あ、映像今出しますねーユーノさん』
シャーリーの声が響いた

パッ
空間に大写しに画面が切り取られ、そこに眉を吊り上げたはやてと
シャーリーの姿が映し出された
背後は6課の調整室のようだ
はやての横にはリインUが浮かんで、驚いた顔でこちらを見ている
『ね、姉さま…?』

163y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:27:54 ID:qBwnPrd3
「いえ、私は…」
そう言いかけた謎の美女に、画面のはやてから命令が下った
『かまへん!、一発ガツーンといったり!殴れ!リインフォースV!』
「え、V?」
「解りました主はやて、…ガツーン」

ヒュッ
ひょいと軽く手を出したリインフォース
ユーノの頬にその華奢な拳がめり込み、ユーノは瞬間的に新幹線に跳ねられたスズメのように
彼方に吹き飛ばされた
「うぎゃあああああぁぁぁぁぁ……」

『うあぁ…流石にすごいですねぇ…』
『姉さま凄いです〜』
『ちゃうねん、リインこの子はな〜』





なな…何が一体…
かなり遠くに吹き飛ばされたはずなのに…また目の前にリインフォースが見下ろしているのを見て
ユーノが愕然としていた、空間の感覚が妙だ…?

ビュビュン
画面がまたすぐ近くに現れシャーリーの顔が映った

『えっと、ユーノさん紹介しますねー、制御プログラム、リインフォースVさん(仮名)です…
 外見と能力は便宜上初代リインフォースさんのものを参考にさせて頂ました、製作私、協力はやてさん…』
『そっからは私が説明するでー』

はやてが腕組みをしてふっふっふ…と不敵な笑顔を浮べている、

『ええかー?よく聞き…
 このプログラムはなー…犯罪被害者の為にミッドチルダでも研究が始まった
 <優しい拷問…もといお仕置き>シリーズの官製試作品なんや、被害者ばっかり酷い目に合って、加害者はお咎めなし
 …ってそんな世の不公平に対する、一つの取り組みの形でな…ま、今はまだ世間にはナイショやけど…
 なんぼ痛い目に合っても本体へはまぁったく肉体的苦痛を与えない
 それはそれは人道的な取り組みでな〜…まぁそれでも実験動物でもなかなか問題があってやね…』

笑顔でチョイチョイと後ろを指差すはやて
えぇっ…
ユーノは呻いた
そこに写っていたのはヘンなヘルメットを被せられて歯医者のイスみたいな装置に
横たわる自分の姿だった、トランクス一丁の…

『せっかく格好の協力者も見つかった事やし…この通り
 万全の体制でデータ取れるって事で…
 シャーリーもこれこの通り、乗り気でなーバッチリ協力してくれるそうや
 …しかもこれ、時間感覚の操作も可能…たった一日でも一ヶ月に相当する時間の間…』

『つまりですね〜精神と○の部屋効果なんですよ〜』
シャーリーが合いの手を入れる
『それ言うたらしまいやろ…ヤバイんちゃう?』
『えー、まずいでしょうか?…』
『一応…やからなぁ…』

な、何を言ってるんだあの人達は…
ユーノはガクガク震えた
そのユーノの傍らでリインフォースVが何を考えているのか無表情な目で見つめている
164y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:29:13 ID:qBwnPrd3
『このプログラムの優秀なとこは他にもな…V!、海底、』
『承知しました、わが主よ』
Vが画面のはやてを見てこっくりと頷いた

ヴン

急にユーノの周りが青くなりユーノは凄まじい圧力に呻いた
「ごぼごぼ…ぎゃう…がぶ……!!…!!!」
推定200m以上下の海の底に居た、上の方にうっすらと光が見える
そして周りには優雅に魚さえ泳いでいる
「!!!!…ッ!!!……」

『とまぁ…このように、被験者の脳が知ってる全ての知識を…実際に行った事が無くてもや
 シュミレートして再生、…利用してほぼ無限の種類の拷問…じゃなくてお仕置きメニューを」

『組み立てる事ができるんです!』
エッヘンとシャーリーが胸を張った

画面の中では…はやて側から見てユーノの体がぴくっ…ぴくっ…と痙攣していた



「ぷはぁ!…はぁっ…はぁ…はぁ…」
ユーノが次に目を覚めると何やら妙に体が重かった
(な、なんだコレ…腕が…上がらない、いや…ヘンな感覚が…ボクの…触手??)

そう喋ったつもりだったが口から出たのは「アーアー」と言う女性的な音声だった
「!???」

「周期プログラムスタート…パターン07…プログラム名…『フルボッコ』…申請者はやて」

見上げるとリインフォースVが淡々とした声で何事か告げている

「ちゃんと合わせろよ高町なのは!」
「ヴィータちゃんもね!」

(な、…その声は…)
こ、これは…まさか…
恐る恐る上を見ると
懐かしい光景が頭上に広がっている、自分も参加した『あの』光景が…
う、上に見える赤いのと白いのは…

「豪天爆砕…!、ギガントシュラーク!」
(ひぃいいいいいいいいい!!!!!やっぱりいいいいい!!!!)
「エクセリオンバスター…ブレイク・シュート!!!!」
(ちょ、なの…ぎゃあああああああああ!!!!!)

165y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:29:56 ID:qBwnPrd3
『…ほな、とりあえず72時間コースに設定しといたから、よーく反省するんやで
 ーそん中では体感で大体…3ヶ月くらいや』
『ユーノさん、一応点滴とおむつつけときますので、こっちの事は心配しないで下さいね〜』
 画面の向こうではやてとシャーリーが帰り支度を始めた
 ニコニコと手を振っている、その横で心配そうにリインちゃんが見てる

(ちょっ…これを3ヶ月って、む、無茶…た、助けてリインちゃー…)
と言う声は全て アーアーと言う声に変換されて意味を成していなかった

リインが済まなさそうに片目をつぶって拝んでいる
その口が「死なないでです〜」
と言っている
それもはやてに付いて退室して行った

画面の中は軽快なBGMと共に
現ライトニング副隊長の必殺技が炸裂するところだった

「駆けよハヤブサ!」
『シュトルムファルケン!』

(うっぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!)



166y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:31:18 ID:qBwnPrd3
エピローグ1


ピ、ピピピピ、ピン、ピ、ピ………ヴン…

「……はぁ…」

ようやく無限書庫職員一同からの必死の嘆願により
6課からユーノ司書長が『返却』されてから数日が経っていた…

餓鬼のようにやせ細った『元は司書長の干物』から
職員の必死の手当てにより
ようやく元の風貌に立ち戻れたユーノだった
どこまでも無限に続く書棚、本の海の中に浮かんで作業の中動き続けていた指が止まり
ユーノはいったん仕事中の画面を閉じた

ああ…また戻ってきちゃったかこの日常に…暗黒の中に浮かび
足を引き寄せると胡坐をかいたフ…と寂しげに自嘲の笑みを浮べた

(いやよくぞ戻れたと言うべきか…)
地獄巡りのプログラムの事を思い出してゾッとした
静まり返る周囲を見渡すとこの数日がウソのようだった

(うん、やっぱりボクの居場所はここなんだ…な
そうだよ…この数週間が異常だったんだ、あんなエロゲみたいな…
誰かの陰謀に違いないよ…)


もや〜んと脳裏に広がる1週間ほどの前の夢のような日々

「あぁん…ユーノさぁん〜リインもう駄目ですぅ…」
「…あ、ば、バッカ…お前そ、そんなトコ…」
「あ、…や…お腹…あ、熱い…です…」

(……………ど…どうせならもっと…もっと…
あんなことやこんな事したかった…なぁ……くそぅぅ…)




「はっ…!?」

「い、いかん!いかん!」
涎を拭き、ブンブンと握り締めていた拳と頭を振る
去れよ雑念、来たれ聡明なボク!
努めてキリッと表情を引き締める

忘れろ!…
…終ったんだ、全部…あれは…一時の夢だったんだ
五体満足で戻れただけでもよしとせねば…、ホント…運が良かったとしか言いようが無いよ
嘆願書出してくれた職員の人達にもお礼言っとかないと
例えそれが

チラリと未処理のファイルの山を見る
実際的にこの書類の山に困ったからだからだろうと…


これは神様がくれた最後の最後のチャンスに違いない…
そうだよ…考えてみればボクが本当に好きなのは…
167y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:32:00 ID:qBwnPrd3
せめて…せめて、なのはの信頼だけでも何とか取り戻さないとね…
おもむろにと手を上げ、素早く宙を走らせる
ピッピッピ
再び複数の情報窓を目の前に展開させた

「よぉし!やるぞー」
気合を入れ直し再び作業に取り掛かろうとした司書長

「お〜い、ユーノぉ〜」
「ん?」
なんだよ?せっかく人が心気一転やる気に…溜息をついてメガネを直して上を見た
よく見知った顔が降りてくる、アルフだ、省エネ少女バージョンの

「なーにー?今忙しいんだけど〜?」
思わず不機嫌そうな声で返事してしまう
「なに〜?そうなのか〜?お客だよ〜」

客?
ユーノの顔が微妙に歪む、またかと思う…
最近多い
何とか中将絡みのアレかな…
あそこのオヤジ…いや軍関係者は須らくそうだがエラそーで…

特に文民代表の無限書庫の人間使うのは無料だと思ってるかのように居丈高に雑用を命令してくる…
だいたい連中は角ばった男ばっかりで…色気もへったくれもない
せめて美人の陸士さんでも使いに出してくれればボクだって…
ブツブツと呟く

…もう、人がせっかくやる気になったって時に…
またメンドクサイ連中の相手もしなくちゃいけないのか…

「悪いけど、後にしてもらえないかな〜ちょっと待っててもらえないかと…?」
心底忙しそうに画面に目を走らせ手元のパネルを操作しながら応える
ああ、もうできれば諦めて帰ってくれないかな…

「6課のシャマルさんとシグナム副隊長さんなんだけど〜」

ピタリとユーノ指が止まった

「え?何?」
168y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:32:52 ID:qBwnPrd3
「ママ〜すごいよ〜浮いてる〜」
「…あはは、ママから離れちゃだめだよヴィヴィオ?」


きゃっきゃと喜ぶヴィヴィオの手を引き
小さなバスケットを小脇に抱えた私服姿のなのはが
こぼれる笑顔で応える
音も無く無限書庫の暗闇を意識的には下に進む二人


ほんの少し考えた末
なのははそっと切り出してみた

「…ねぇヴィヴィオは…えっと…あのね…パパとか…その…欲しい?…かな」

なのはの腰に嬉しそうに抱きついていたヴィヴィオが
「?」と不思議そうに前を見るなのはママを見上げた
「…パパ…?フェイトママ…?」

「う〜ん違うの、フェイトママは…パパじゃないんだよね」
やっぱりちょっと解らないかなぁ…なのははヴィヴィオを見つめ苦笑した

?、?とヴィヴィオ
「…うん、あはは、ゴメンねヴィヴィオ、ヴィヴィオは小さいし…
 そんなの急に言われても、解んないよね、…ホントは…なのはママも良くわからないの…」
ふわりとヴィヴィオを抱きしめた
ヴィヴィオは抱きしめられて嬉しそうに表情を和ませた

(ユーノ君の今回のは…もう、何て言うか…本当にどうにもフォローの仕様が無かったし
  私も…けど)
ハァ…と溜息をついた
まったくもぅ…ユーノ君ったら…
 暴風雨ののような怒りが心中を荒れ狂ったここ数日間
収まって心の中を見渡すと、…ある事に気が付いて考えこんでいたなのはだった

(やっぱり…仕事に没頭して…放ったらかしだった…わたしも…悪いのかな…
 ずっと曖昧なまま…、ずっと、…まだまだ先の事だと思ってた…私達…でも
 ユーノ君も健康な男の子だもんね…男の子だもんねユーノ君だって…)

小脇に抱えた今朝こしらえたサンドイッチの入ったバスケットと
赤みかかった金髪の少女を見つめた

(やっぱりヴィヴィオにもお父さんは必要…なのかな)

父である、高町士郎を思い浮べる…
 が、どうにもユーノ君とは外見も内面もイメージがかけ離れ過ぎて
ピンとこないなのはは苦笑した
(お父さんは若い頃は…どうだったんだろう…今度お母さんに聞いてみようかな……)
            
少し首を振った
止めよう、今日はとにかく…ユーノ君も反省してるだろうし…
少しだけ慰めてあげても…いいよね、ユーノ君は…その
…相当…Hだけど、…ホントは…ホントは頼りになるし…いい人なんだから
初めて会った時の事、二人で頑張った少女時代の事を思い出すなのはだった
記憶の中のユーノ君は多少美化かかってカッコ良かった

「フェイトママには内緒で来ちゃったけど…まだフェイトちゃん怒ってたみたいだしなぁ…
  …あ、アルフさん?」

169y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:33:34 ID:qBwnPrd3
お?と下からこちらに向かってくる
本の山を前に抱えたオレンジに獣耳の使い魔が気がついた
ここのところフェイトになるべく負担をかけないようにアルフは少女バージョンで行動しているらしい
抱えている本の山の横からヒョイと首を出して言った

「やっほ〜おひさだね〜なのは〜  …と、あれ?その子…」

「うん、えっと…この子」
近くに来た知らない人に警戒心からなのはの後ろに回りこんで興味深そうに
見つめるアルフを見つめ返すヴィヴィオの頭に手を置くなのは
「こんにちはは?ヴィヴィオ?」
「…こんにちは」
「ハイ、こんにちは」
ニカっと笑ってアルフが答える、それでヴィヴィオも少し微笑んだ

「えっとユーノ君は…」
「あぁ、もうちょい下層の方だよ、じゃあたしは、用があるからご自由にどうぞ」
「うん、ありがとうアルフさん」
ペコリと頭を下げるなのは、それに習いちょこんと頭を下げるヴィヴィオ
アルフがニッコリ笑って応えた





170y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:34:48 ID:qBwnPrd3
「あっ…見えてきた見えてきた…」
薄くぼんやりとした視界の暗闇の中数々の書籍が浮遊する中
なのはとヴィヴィオの眼下にビーダマほどの明かりが小さく下の方に現れて来ていた
少しづつ光源が大きくなってくる

「…そろそろ声をかけてみようか、ヴィヴィオ、おっきな声で、ユーノくーんっ
                …て言ってみようか?」
ヴィヴィオに笑いかけた
「うん!解った…ママ、えっと…せーの……わぷ…?」
弾けるような笑顔でヴィヴィオが大きく口を開けたところに何やら布切れが引っかかった
「ぅー…?何これー?」
ヴィヴィオが顔を覆う『それ』を払う
「?」
なのはが摘んで目の前で拡げて見た

ズボン…
「わっ…」
なのはの顔にも何か被さってそれを引き離した
じっと見る
男物の上着…


?ヴィヴィオがなのはママを見上げる
その目の前に今度は大きめのカップのブラジャーが流れてきた
「ママー…コレ何…?」
頭に少なくともDカップ以上のサイズのブラジャーを被った少女が
愛するママに声をかけた
ママは下を向いたまま黙ってしまっていた
?覗き込むヴィヴィオ

細く、切れ切れに男女の声が聞こえてきた
「ホラもうシグナムも脱ぎ脱ぎしましょ〜ね〜ゆーのさぁん♪」
「ま、待てシャマル、私はその…そういうつもりはだな…」
「う・お”・お”・お”、シャ、シャマルさん凄杉っす!」

ヴィヴィオが気を取り直して大きく叫ぼうとした口をなのはが押さえた
「わぷっ!?」
驚いてオッドアイを見開くヴィヴィオ、眼を動かしてなのはママを見ると
…暗くてよく見えないけど…何だかママがいつもと違う…怖い

「…ヴィヴィオ」
「え?…ママ…」
不安そうにその声に応える娘

「こないだから教えてるアレ、もう一人でできるかな?」
「え?…う、うん、ヴィヴィオ…もう一人でもできるよ…いっぱい練習したもん…」
こっくりと頷く
「そっか…じゃあママと一緒にやろうか!」
ニッコリととなのはママが笑った
ヴィヴィオの顔も綻んだ良かった、いつもの優しいママだ!

ヴィヴィオも笑顔になった よっし…ヴィヴィオ頑張る…
練習の成果をママに見てもらうんだ…、ママも一緒…頑張らなきゃ

「じゃあ…いくよヴィヴィオ!タカマチ家の家訓…何だったかな?」
「うん、ママ…全力全開!」
「当たり、ヴィヴィオは良い子だね、じゃあいくよ、せーの…」
「うん、せーの…」
171y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:35:29 ID:qBwnPrd3
二人の声が阿吽の呼吸で合わさり、ハモる

「「星の輝きよ集え…」」

「「邪悪な魂を昇華させたまえ…」」



「「Wッ!…」」
「「スターライト……」」

『ブレイカーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!』

カカッ!
なのはのレイジングハートと
ヴィヴィオのうさぎのヌイグルミに仕込まれた護身用デバイスが
凄まじい閃光を発した




「ん?…あれ?やけに明るい…な?」
「…やっはぁ…やっ…コ、コラ貴様!…胸から手を…」
もみもみとシグナムの胸を揉みながらシャマルにちゅっちゅしていたユーノが上を見上げた
そして3人は眩しい光に包まれた




その日無限書庫を貫く巨大な輝く光の柱が立ったと言う
甚大な被害を書庫に与えながらも、奇跡的に死者は0と報告されたその原因不明の爆発事故は
ある人はその桜色と金色の重なる巨大な十字を見たと言い
またある人は、いや、あれは何か変な動物が直立したような感じに見えたが…と証言したと言う
現在、詳しくは原因を調査中である


無限書庫襲撃事件―一次報告―
                 執務官=ヴェロッサ・アコース

ピッ…ピピッ…ピッ

「やれやれ、はやてくんも人使いが荒い…」

ピュルンとパネルが閉じられるとそれは、そのまま空中に消えた
「さてと…これからがボクのお仕事だね…」


172y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:36:27 ID:qBwnPrd3
エピローグ2






それから数日

「はいエリオ君あーん…」
「あーん」

ウフフ
アハハ
「…ってうぉッ…眩しっ!!!…ってー何や!?、このラブラブオーラは…」
入室してきた部隊長はやてが
ライトニングの若いカップルを見て眩しそうに目を細めた
「あの日以来ずっとこの調子なんだ…」
困ったような顔でフェイトがはやてに顔をむけた
はやてがフェイトの方を向いた

「な、なんか知らんけど…まぁキャロが元気で良かったやん…一時はどうなるかと…雨降って何とやらや…」
「でも、ちょっと…行きすぎだと思うんだけど…」

「うーん…」

二人を見るとこちらの様子などまったく気にする様子も無く二人の世界を作っている
何を言うべきか困った二人が顔を見合わせる
「えっとな…あの」
その時
頭上のスピーカーから男性の大声が聞こえてきた
これ幸いと隊長2人はそちらを見た



TVでヒゲ面の陸上部隊の偉い人が何か叫んでいる

「知らん!これは誰かの陰謀だ!ワシがこ、こんな…チャチで姑息な罠に…
 ええぃ!貴様!ワシを誰だと思ってる!この!
 糞っ!あの老人どもかっ!?くっ…それとも…6課の小娘…おぉのれおのれ!…はぁなぁせえええ!!!」

騒ぐオジサンは、そのまま両脇を抱えられ、報道陣を掻き分けると車に連れ込まれて護送されていった
TV画面を見つめる6課の男を除く女性陣の面々主要メンバーは思い思いの表情で顔を見合わせた
うち頭に包帯を巻いた者が約2名、ピンクの頭とくすんだ金髪の頭

「はー…まぁ…悪人が終る時はこんなもんやなー、あの人も議会とかにイロイロこねあったみたいやけど
 …落ちてく人に手のばすような人は…そもそも政治家にはおらわなぁ…
  …人情紙風船…渡る世間は鬼ばかり…薄情なこっちゃ……んー…ナンマイダブや…」

やっと調子を取り戻したかのように
はやてがチーンと両手を合わせた
何か言い足そうな目で全員目がその黒幕ぽい上司を見詰めていた

気の毒な人も居たもんだ…
「まぁ…アレや、ちょっとうっとおしいかなー?と思ってたとこやったし、私としてはちょうど良かったかな〜」
しらじらしく独語する

「まぁ、ウチも季節外れの巨大竜巻なんかが…局の近くで発生して直撃…大変やったしねぇ…」
はやてがわざとらしく溜息をついた
173y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:37:09 ID:qBwnPrd3
大損害を受けた6課の建物及び機材の修理費は概ね自然災害という事で処理され
どうやら予算も降りたようだ
フェイトは苦笑して首を振った
自分もその一端を担ったわけだから大きな口も叩けない
(兄さんも後始末大変だったろうな…)


「…あのぉ…それで話は戻るんですが…その、隊長…えと…エリオとキャロの事なんですが」
スバルが声をひそめて困ったようにはやての近くに来て口を寄せた

「ん?何?…あーあのふたりなぁ…そやなぁ…」
チラリと向こうを見る
周りに磁場でも発散してるかのように誰も近づけない二人

「…確かにラブラブ過ぎて…ちょいアレやけど…
 まぁその分エリオは前よりキャロの事よう見るようになったし…
 キャロはキャロでエリオへの信頼感も増して
 自信…みたいなもん付けたみたいやし…私としては少々の局内恋愛ぐらいは多めに見ても…」

はやてが、そそそっとスバルに身を寄せて呟き返す
「いえ…そうじゃなくて…」
言いかけるスバルに代わって
はやての反対側にまわったティアが耳元に囁く
「…その、私達の部屋、あの二人と隣り合わせでして…
 うちの隊舎…意外と外壁以外では壁も薄くて…毎晩隣からアレの時の声が…」
と赤くなりながら告げる


「え”そうなん?」はやてが流石にパチクリと目を見開く
コクコクと頷く二人指をいじいじしている
…遥か年下の、そのくせ自分達よりかなり進んでいる
否進み過ぎてるカップルがお隣…そして毎晩…という
 辛い状況をどうにか察して欲しい…
切実な想いが、二人のその声と表情にに篭っていた


う…確かにソレはキツイかもなぁ…
真摯な部下の眼差しに軽く引いたはやて
「か、考えとくわ……そっか、あの年で毎晩はなぁ…そりゃちょっとマズイか…」

ちょっとじゃないと思う、机に突っ伏したフェイトがプルプルと震えていた




傍らでそれらの事を聞いているヴォルケンズ女性陣
コメントしようの無いシグナムが眼帯をした顔で俯き
右腕を包帯で吊ったシャマルが「アハハ、あっちも大変ね〜」
と困った表情で髪を掻いた
笑いながらもヴィータとの念話を続ける

(…でね、ユーノ君の能力に関するデータなんだけど…)
シャマルが意外と真面目に調べたところによると
 ―スクライア一族には代々
古代遺産に対して特異な能力を発現する者がたまに出るのだそうだ
記録に残ってるだけでも、ある者は古代ベルカの遺産の記憶を読み取る能力…またある者は修復と…
案外それらの能力が、遺失文明に携わる彼らの一族のルーツなのかもしれない…と
シャマルは仮説を立てていた
174y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:38:15 ID:qBwnPrd3
(ユーノさんの能力もこの一端だと思われるの…
…流石にHして古代遺物を回復させると言う能力は記録にも無く前代未聞でしょうけど…)
クスリと笑う


(ふーん…)
ヴィータも興味深そうに聞いている
(…後ね、中には私達みたいな守護騎士の人と結婚して子まで為した人もいたそうよ…
                      ね、ヴィータちゃんにもチャンスありそうね?)
(ぶっ!?…な、なんだよそれ)
(アハハーやっぱりヴィータちゃん少しはその気があったんじゃない?)
(バーカ、シャマルやシグナムだろ、それこそ)
(な、コラ、ヴィータ!わ、私は副隊長としてだな…)
……

はやて達も会話を続けている
「ま、そうやなー…それはまた…なのはちゃんとフェイトちゃんも交えてゆっくり相談しよか
 …下手するとフェイトちゃんなんか20代でおばあちゃんやしねぇ…」
ギクリとするフェイト、母(リンディ)の顔を思い浮べた
笑い事じゃない…っ!

ワリと深刻そうな顔のフェイトを見て頷く部隊長だった
「さ、流石にそれは…困るかも…」とフェイト


余裕かましてるけど…それは自動的に貴女も同じなのでは
…と傍で敬愛する上司を見てそう思うシャーリーであった
「あ、そう言えばユーノさんの事ですけど…」
「おー、そろそろ点滴の砂糖水代えてやらんといかんかなぁ
  …食堂のコーヒー用の奴で期限切れのやつあったよな〜?」






―地下室

「…では次…メニュー02番…申請者、高町 なのは

 バインドで身動きできない状態で『全力全開SLB、受けてみて!』…、プログラム、リピート」
リインフォースVが淡々と周期プログラムを読み上げる

「いゃあああああああ!もうSLBはいやぁあああああ!!!」
画面に顔面蒼白の9歳時のフェイトの姿が写っている
(9歳フェイト=中の人ユーノ)
「受けてみて…DBのバリエーション…これが私の全力全開…スターライト…ブレイカーーー!!!!!!!!」
きゃああああああぁぁぁ…!!!!

その悲鳴は仮想空間内に響き渡ったが
うららかな日差しの当たる地上までは決して届く事はなかった…

世は全て事も無し
桜の花びらが風に舞って、6課の空を彩り…
その下では
青々とした芝生の上なのはとヴィヴィオが二人で仲良くサンドイッチを頬張っていた
「おいしーねママー」
「ほぉら!ヴィヴィオ、ほっぺにタマゴクリーム付いてるぞ…」

そして…
175y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:39:05 ID:qBwnPrd3
「…では次は、身動き取れない状態で…
 ザフィーラさん、クロノさん、ヴァイスさんによる…申請者…Drシャマル

「誰か助ぁすけてえええぇぇ………!!!!!!!!   


                                 ………ッアーーーーーー!!!」




―END―
176名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:39:24 ID:xtszSWm5
支援いるかな?
177名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:43:03 ID:xtszSWm5
GJ!
178y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/25(水) 22:43:58 ID:qBwnPrd3
おしまいです、凄い長くなりました…読んでくれる人に感謝を!いやマジで…

振り返って今回の誤算…は多すぎるので割愛
しかし17話     …すごすぎて昨日投下するつもりが凹んでましたorz

SS書きにはマジ大打撃ですね…次のティアエリで既に子持ちのスバル出すつもりだったので
どうしようかとオロオロ…

ではでは〜
179名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:44:39 ID:Rn5dDNDP
フェイトがパパで何の問題もないと(ry
180名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:47:41 ID:HRVBRuoS
>>175
GJ!!

>「うん、ママ…全力全開!」
こんなこと教えたら情操教育として悪いんじゃないのかww
181名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:49:14 ID:J9cxuiLh
お見事さんでした。まあユーノは自業自得ですが。

レジアスさんお気の毒。どう考えてもはやての方が悪人です。
……個人的には原作でもはやての方が悪な気がしますが、まあそこは考えない方向で。

自分はレジアスさんにもいい役割り振ってあげたいのですがねえ……。
182名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:50:07 ID:b91PxDlh
ってかスターライトブレイカー撃てるんかいヴィヴィオw
183名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:50:27 ID:y2DXMBJK
エリオは基本的に受けキャラだと思うんだ…
しかも年上相手だと更に輝くと思うんだ……
184名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:50:33 ID:2lXt+RVr
おいた→撃墜→お仕置き→(書庫に)返却
 ↑____________________________________|

きっと無限ループw
185名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:52:30 ID:e39C+G63
ミッドチルダって一夫多妻制とかないのかな…
186名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:52:49 ID:xtszSWm5
中将が気の毒過ぎるw
そして流石はやて!六課を立ち上げた手腕は伊達じゃない!
187名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:54:11 ID:ktN7Tdm8
>>102
俺も鼻血出して倒れるwなのヴィヴィでリバは考えなかったわ・・・
マジ完敗・・・・・ありがとう!血が足りないのでレバー食ってくる!
188名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:54:22 ID:UhGdvXa5
>>178
GJ!!

そして投下直前の割り込みすんませんorz
しかしこの淫獣は本編だけじゃなくSSでも報われねえw
しかし、護身用デバイスでSLBってどれだけ過保護w

>>大打撃を受けたSS書き
捏造の一つや二つ大丈夫だと言い張りますよ。
放送中のアニメはこれがあるから辛いw
189名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/07/25(水) 22:56:49 ID:iQsZx29m
なんというか、淫獣大暴れ吹いたw
というかヴィータフラグしっかり立ってるじゃねぇかw
あと砂糖水吹いたw

とりあえず素晴らしい仕事でした。GJwww
190名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:58:24 ID:xtszSWm5
何気にシャマルの趣味が明らかになってる件
191名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 22:58:31 ID:ty0/fYIp
このシリーズ、ユーノが独り身の毒男みたいでカナシスだったw
しかし淫獣懲りてねえな。
192名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:01:15 ID:mV2dDecX
>>175
激しくGJ!
一度はユーなのに辿り着くと思わせて…ってアンタ外道ですか!?
全ユーノファン号泣ですよ!
193名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:01:32 ID:cRM/Khh4
鬼畜王と読み比べてみて、ユーノの待遇の悪さに涙が出そう。
どうでもいいがシャマル、テメェだけは自重しろwww
194名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:02:11 ID:+hUdQI9q
>>185

ミッドチルダには無いだろうが・・・「多次元世界」だからな。

「封建社会の世界」とか「力こそ全て!な世界」とか幾らでもあるだろ〜な。

195名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/07/25(水) 23:03:26 ID:iQsZx29m
しかし、なんだかんだでフラグ立てまくってるし
実は地味に待遇いいんじゃないだろうかと思ってしまう。

けどシグナムとシャマルはタイミング悪すぎだw
196名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/07/25(水) 23:06:12 ID:iQsZx29m
>>185
上でも言われてるように多次元世界だし、かなりの他民族が交流してそうだからね。
ぶっちゃけスクライアの一族が一夫多妻でもおかしくは無いかも。
197名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:09:09 ID:HRVBRuoS
今回はエロシーンよりも淫獣がどういった制裁を受けるかに眼が行った(ぉ
それは置いといてもヴァイスとレジアスに敬礼…
198名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:11:21 ID:o+vD81xv
淫獣、あわれだ。
しかし、シグナムとシャマルさんが誘ったのに、お仕置きはユーノだけはちょっとだけ
可愛そうに思ってしまった。
まあ、確かに誘いを受けたのは悪いことなんでしょうが。
シグナムとシャマルさんの、だぶるおっぱいの誘いを受けない男はいないと思う・
199名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:14:11 ID:ZMdziGY1
ディモールト!
ユーノの逃走劇にテンションあがりました。
あとエリキャロがエロくてGJです。
少年少女カップルは妄想膨らみます。
200名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:24:26 ID:HkhjxOOH
さすがにここまでやると、ユーノ無限書庫に引きこもってしまいそうだな。
なのは達が近付くと奇声を発して逃げ出すんだ。訪ねてきても顔すら見せずに……通信とかも一切受け付けずに。
うわ、すっげぇあわれだ……誰か救ってやってくれよ、いい意味で……
201名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:27:20 ID:4JeVzmjJ
y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA 氏、GJです。大いに堪能させてもらいました。
散々やらかしてた分凄絶なおしおき描写に大満足ですw
トイレ怪談を彷彿とさせるフェイトの追撃が結構マジに怖いw
202名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:30:01 ID:Ofp+rnKN
>>200
そこまで追い詰められれば、業務に支障が出るからって、司書達が6課メインスタッフを立入禁止にするさ。
まあ、なんだ。悪いことは悪いことだが、本当にユーノ「だけ」が悪いのかと問われれば、答えはノーなんだが。
やっぱ身内補正が入るんだな。
6課連中も、ここまでやれるんならユーノに未練も思い入れもないだろうが。
203名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:31:07 ID:HRVBRuoS
>>200
何のために夜天の書メンバー{−(主・野郎)}のフラグが立ったと思ってるんだッ
204名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/07/25(水) 23:35:48 ID:iQsZx29m
>>201
あのトイレの怪談は林間学校や夏の怪談大会の定番だなw
でもオチによってはフェイトさんが吊ることに(ry
205名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:36:14 ID:wDF7fr5T
>>203
いや、フラグ立っても、お仕置き終わった頃には廃人だってw
つかあのメンバーのフラグだと、ある意味修羅場エンドだぞw
206名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:38:37 ID:2lXt+RVr
なのは・フェイト・はやてに手を出して…
スクールデイズをさらにややこしく、凄惨にしたような修羅場が…
それでもユーノなら生きてそうだw
207名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:39:48 ID:+hUdQI9q
>>185

ミッドチルダから出れば簡単だと思うが…

どうやらたとえ「管理世界」であっても現地の風習や法は尊重してるっぽいし…
(キャロの追放理由は「一族の掟」…普通の文明社会ならどう考えても違法)

スクライア一族みたいに放浪生活してても特には問題視されない訳だしな。
208名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:41:57 ID:e39C+G63
>>206
そして最終的にはリンディさんが正式の妻になるんだn…(青い光の剣に串刺しにされました
209名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:42:34 ID:vU5iodCt
>>178
激しくGJ!
しかしあまりに可哀想なのでユーなのルートに
進む結末なんてのもアリじゃない?
210名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:45:50 ID:FJZrRf4u
>>175
ターンA氏GJ!!
お仕置きのシーンのフェイト(in トイレ)がちょっと怖くて面白かったw
211名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:48:44 ID:HRVBRuoS
>>209
この世界ではそれは極めて近く、限りなく遠い世界なんだよ
半ば、というかほとんど自業自得で招いたことだしな
212名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 23:53:42 ID:H2srypLH
>200
そのうち、引きこもったユーノを心配したクロノあたりが様子を見に行って、
「おーい! ユーノ、僕だ、クロノだ! 出てきてくれないか〜?」
……
……
……
……
『僕は誰も何も信じないぞー!』(奥から返事)

ってなるのか(w
213名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:00:07 ID:YeEOTJpG
>211
増えるユーノですか。
214名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:07:41 ID:hKLJggNE
古今東西のハーレム系主人公は愛され度と被ドメスティック度が比例するという法則が有るとか無いとか。

つまり主立ってフラグの立ったヴォルケンガールズよりも、
お仕置き役に回ったNFHの方がベタ惚れなんだと歪んだ解釈を叫んでみる。

ともかく、お疲れ様でございます。
215名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:11:09 ID:ZiSioZn0
>>172
レジアス中将の退場シーン、なんか某気象解説の岸尾さんを思い出した。
216名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:15:42 ID:k0+eQAVm
>>214
そうするとお仕置きを実行している三代目が一番ベタ惚れという解釈にn(擬似SLB
217名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/07/26(木) 00:22:15 ID:15fAKdbC
>>216
何かね、すると君は今はやて達が認識している映像はVの作ったダミーで
実際はプログラムの世界でずっとユーノといたしていると言いたいのかね(ぁ
218名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:33:28 ID:jjJKLi1E
>>208

1、高町美由希に手を出して恭也参戦

2、高町桃子に手を出して士郎参戦

3、レティ提督に手を出してグリフィス君…は要らないか
219名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:40:17 ID:b8CVzWX+
もう少しユーノが得してもいいんじゃないかな
なんて思う
220名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:43:35 ID:M4dMMvMq
三期キャラにも慣れようと思ってエリオメイン考えたのはいいけど…
17話の展開とか見てると三期の終わり方によってはお蔵入りさせた方がよかんべ的お話になりそうだなあ…
221名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:45:50 ID:qLeWpE9G
>>220
M大杉ワラタ
222名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:48:07 ID:TV79yV8a
なるほど、魔性のMか
223わさび:2007/07/26(木) 00:50:03 ID:NPUe110h
どうも、フェイトお見合いの作者です。
コテハンつけました。とりあえず3つ目出来上がりました。
1時くらいになったら投下しようと思います。


注意事項
オリキャラ
オリキャラ×フェイト
オリキャラ出番多め&活躍

ここ10日ほどのエリックの仕事は壮絶だった。その日程、移動距離ももちろんだが、
何よりその内容がもっとも壮絶だった。
エリックが所属している特定災害対策救援部隊、通称・トクサイは自然被害や人的被害に
かかわらず、通常の対災部隊や救助隊の手に負えない時、または手が足りないときなどに
出動することが主な部隊である。SATやハイパーレスキューみたいな物だと思ってくれていい。(ハズ)

まず、大型のハリケーンがきて、自然保護区画にかなりの被害が出た。
交通網も麻痺し、まともに救助・事後対策ができないこともあり、本部とトクサイから
救援部隊を出すことになった。大雨・洪水・暴風・土砂災害の対策はもちろん、
通常部隊でどうにもならない人命救助・二次被害対策など任務は熾烈を極めた。
そしてエリックを始めするトクサイの活躍によって被害は最小限に抑えたれた。

普段はこれでとりあえず任務終了である。しかし、今回は間が悪かったらしい。
続いて、大規模な地震が起きた。被害はかなり大きいものとなった。
これは現地の対災部隊や救助隊、中央から派遣された援軍部隊だけでは
対処しきれない規模の災害だったので、今回もトクサイが出動した。
その中には先日のハリケーンでMVP級の活躍をみせたエリックも入っていた。
今回もまた、連携の取れた対策・救助、そしてトクサイ部隊の優れた現場判断と
個々の能力によって、被害は最小限に抑えられた。

しかし、悪いことは続いた。帰ってきたと思ったら、今度は首都で
大規模な火災が起きた。そして(ryの勢いでトクサイに援軍の要請が入ったのである。
とは言っても、先の2件でふらふらな隊員ばかりで『比較的』動けるのは研修を
終えたばかりのルーキーたちを含めた十数名だった。
それでも出動しないわけにも行かないので動ける人間を連れてトクサイは出動した。
その中には大型ハリケーン・大地震にも出動したエリックも含まれていた。

前振りがかなり長くなったが、今回はその火災の救助活動の
途中ほどから話を進めてみることにした。
225名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 00:59:39 ID:bP8eSGkx
何回もお仕置きされてリインフォース3にもフラグを立てるユーノとか
むしろお仕置きプログラムが極楽と感じてしまう淫獣がいたっていいじゃん

>>223
支援
いまだに燃え盛るビルを囲いながら消火活動を続ける消防部隊。
その後方では救助された人々の手当てに当たる救助部隊。
その中にはやてを始めとした、機動6課の姿があった。
「ロストロギア反応があった以上、テロの可能性も視野に入れて捜査しなきゃね。」
「うん。でもここの建物の中には博物館があって、そこにはロストロギアが展示されてた
らしいから、とりあえずは事件と事故の両面から……かな。」
今まで得た情報を元に話すなのはとフェイト。二人ともBJを身にまとっているあたり、
この火災が悲惨さが伺える。
はやては始めに軽く事情を聞くと、リィンとユニゾンし、消火活動に当たっている。
以前のような空港火災と違い、ここは市街地の真ん中であるため、大掛かりな魔法が
使えないため、リィンとユニゾンを果たしたはやてでも消火にかなりてこずっていた。
なのはとフェイトはこの場合、有効な魔法を持っていないため、もっぱら裏方になる。
二人が何もできない自分に悔しさを募らせながらビルを見ていると、
子供を守る様に抱えた『全身鎧』がビルの入り口から出てきた。
足の部分はスバルやギンガのキャリバーのようなキャタピラーがついている。
そして、その『鎧』が消火活動を続ける隊員の近くで止まった。
それから展開していた結果魔法を解除し、抱えていた3人の子供たちを下ろした。
すると次は、ブシューっと鎧の胴の部分がまるでテレビアニメのロボット様に開き、
その中からさらに2人の子供たちが出てきた。
子供の親を探すよう近くにいた隊員に言うと、その『鎧』は兜の部分を解除した。
その中から出てきたのはエリックだった。どうやら全身鎧は彼のBJらしい。
「エリック!!」
慌てて、フェイトがエリック近寄る。なのはもその後を追って、エリックの前に立つ。
「ん……ああ、フェイトさんに高町さん。来てたのか。」
普段礼儀正しい彼が敬語を使えていない。それだけ余裕がないのだろうと二人はすぐに察した。
「八神隊長も……ということが機動6課の主力はほとんど来てるのか。」
「はい。ロストロギアの反応があってそれから火災が発生したので、調査のために。」
「そうしたら、まだ調査できる段階ではなかったので消火活動に協力しています。」
二人が自分たちが分かっている情報を説明していると、救助した人たちの中から
一人の男の子がビルの方に走り出して、エリオに止められているのが見えた。
「離せ!離せよ!!」
「君があの中に入らないって約束するなら離すよ!!」
エリオに後ろから抱きかかえられてもがく男の子。それを不思議に思った3人は
エリオと男の子の方に向かっていった。
「どうしたの、エリオ?」
「あ、フェイトさん。実は」
「離せよ!!母ちゃんを!母ちゃんを助けに行くんだ!!」
「……うん、大体わかったよ。」
あちこち煤がついた体と服。今にも倒れそうなほど頼りない体。にもかかわらず、
炎に包まれたビルに駆け込んで行きそうな『母』を呼んだ少年。
まだこの子の母親はあのビルの中にいるのだ。
「離せ!あんた達が行かないなら俺がいくしか、母ちゃん助けられないじゃんか!!」
涙を流しながらエリオから逃げようとする男の子。だが、エリオは小さいとはいえ
正規の訓練を受けている局員なのだ。逃げれるはずがない。
「……坊主。」
そんな仲、エリックは男の子に声をかけた。
「ぐす……ダイだ。」
「そうか、すまんな。ダイ。お前が母ちゃんと離れたのは何階のどのあたりだ?」
「よくわかんねぇけど……博物館があったとこ。」
「……よりによって17階か。」
出火原因とみられている、ロストロギアが展示されていた博物館のあるフロア。
当然、この非常時にエレベータなど動いてるわけもないので歩いて上るしかない。
飛んで進入しようにも、セキュリティの関係上外部から入れるのは非常口と1Fの入り口だけ。
「お前ら!!俺はこれからもう1回中へ救命に向かう!!通常消火が不可能と感じたら
 結果展開して破壊消火だ!!」
「はいっ!!」
近くにいた同僚にそれだけ伝えてエリックは再び少年と向き合った。
どんなに困難でもそこに助けれる可能性のある『命』がある限り、助けに行く。
それが『トクサイ』であり、『守護神』なのだ。
「安心しろ坊主。お前の母さんは俺が必ず助けてやる。」
「……絶対?」
「ああ、絶対だ。」
少年の頭にその大きな手を置いて、エリックはそう微笑みながら言った。
だが、フェイトは当然いい顔はしない。だが、止めることもできない。
「エリック……大丈夫だよね?」
「心配なら、可能な限りの医療班の準備をしておいてください。
とりあえず生きては帰ってきますから。それから、エリオくん。」
「は、はい!!」
余裕を取り戻したのか、エリックはいつもの口調に戻ってそう言ってフェイトに
そう言い、続けてエリオを呼んだ
「キャロさんと一緒にその子についてあげていてください。一人では不安でしょうから。」
「わかりました!!」
そう答えたエリオにエリックは優しい笑みを浮かべた後、ビルへと向き合った。
そして解除していたBJの兜の部分を再度構築した。
「いくぞ、バルバトス。」
『応!主!』
今にもブルァとか言いそうな渋い声で応答したデバイスは戦斧の形になり、それを持ち
エリックはキャタピラーを全開機動させて再びビルの中に入っていった。
「……それじゃあ、エリオ。その子のことはお願いね。わたしはシャマルさんに言って
 動かせれる医療班の確認と準備してもらってくるから。」
「わかりました。……あの」
「ん?どうしたの?」
「あ、いえ……やっぱり、なんでもないです。」
「そう?なにか不安な事とかわからないことがあったらすぐに連絡入れるんだよ?
 わからないまま、自分だけでやろうとしちゃだめだからね。」
「はい。それじゃあ、キャロと一緒にこの子の応急手当とか家族への連絡とかしておきます。」
そう言ってからエリオはキャロと合流し、少年の治療やの家族たちへの連絡をした。
しばらくすると、彼の父親が迎えに来てとりあえず病院へ一緒に行った。
消火活動はまだ続いているものの、救命活動・応急処置は落ち着き、自分たちにできることはない。
そんな中、エリオは先ほどフェイトに言いかけた自分の疑問をキャロに聞いてみることにした。
「ねえ、キャロ。」
「うん?」
「父さんってどんな感じなんだろう?」
「お父さん?……あの子のお父さん見て恋しくなっちゃったの?」
「いや、そういうんじゃ……あるかもしれないけど。」
父親、それは二人にとってよく分からないものだった。『母親』はいるが『父親』はいない。
一応以前はいた経験はあるが、もう4.5年前の話になる。6課に来る前に年上の男性で
面倒よく見てくれた人はいたがそれはどちらかというと、『兄』に近いものだった。
故に父親が恋しくなるという感覚は二人には、非常に思い出しにくいものだった。
「なんていうか……三佐見てたら、父さんってこんな感じだったのかなって思って。」
「あ、うん。それはわたしも思ったよ。話してても、一緒にいるだけでもなんか安心できるし、
 なんていうか……あったかいよね。もちろんフェイトさんもそうだけど。」
エリオもキャロも同じ様なことを感じていたらしい。
フェイトは『母親』として頑張っている。それは6課メンバーをはじめとした
多くの人がよく分かっている。無論、それを一番理解しているのはエリオとキャロだ。
だがそれでも、『父親』だけが与えられるものは『母親』が与えられるものとはまた別だ
そんな自分でもよくわからない思いを抱きながら、エリオはビルを見ていた。

一向に消えない鎮火の兆しを見せない炎。トクサイの隊員たちは破壊消火の準備を進めていた。
まだエリックはビルの中から戻ってきていない。そんな状況で破壊消火という最終手段の
準備を進めることにフェイトは疑問を抱いていた。
破壊消火はエリックが最終手段とはいえエリック自身が指示した方法だ。
自分たちの上司は中に入ったままで、救助対象はまだ残っているかもしれない。
このままでは周囲に飛び火する可能性もあるし、周囲の住民を避難させて続けておくこともできない。
部隊としての正しい行動というのは分かっている。だが、中にはまだ仲間と市民がいる。
それに加えて中にいるのは自分の恋人というのがフェイトの疑問を増幅させる。
「あー、あー、マクラーレン先輩、聞こえますか?」
『あー、はぃ(ガー)nとか聞こえ(ザー)mすよ。』
「あと15分後に破壊消火を開始します。戻ってくるかどうかの判断は任せますが、
とりあえず防御障壁の出力は最大にしておいてください。」
「了解でss(ガーーー)ど、17階の探索m(ガーーーー)kしなんで、これ終w(ザ)t見つからn(ザザザ)らさらに上ります。」
「わかりました。……生きて戻ってきてくださいよ。」
「了解でs(ザーー)。」
エリックが了解を言い終わる前に通信は切れた。
「……ハラオウン執務官、明日か明後日から数日間休みが取れるでしょうか?」
「え?え〜と……八神部隊長に聞いてみないとなんともいえませんが、機動6課は休みは
結構融通が利くので大丈夫だと思いますが。」
なぜこの場で、この流れで自分の休みなど聞いてくるのか?
突然の話にフェイトは呆気にとられながらも問いに答える。
「本来、トクサイとしての出撃はその全てが特殊任務扱いです。ですから、ひとつの任務が
終わればかなりの褒賞と休暇が与えられるんですが……」
「……エリック、これで3連出撃でしたっけ?」
「ええ。しかも今回はルーキー・若手たちが結構いるので、隊長・副隊長と同等の
 仕事もこなしてます。働きすぎなんですよ、先輩は。」
自分の親友と姿を重ねて不安がさらに増大する。たまった疲労はミスを生む。
そしてそれが命にかかわったりすることも珍しくはない。なのはがそうだったように。
「そんなわけで、上からこれがすんだら何が何でも休暇をとらせるらしいんです。
 それで、もしよければ先輩が無茶しないように見張りと休日中の彼の相手を頼めないかと思いまして。」
自分たちでは見張りも相手もうまくできないんだと、彼は苦笑いをしていった。
フェイトは苦笑いで返して、その提案を引き受けることにした。
「わかりました。エリックのケアと相手はしっかりやらせていただきます。」
「ありがとうごz『(ガ、ガ、ガ)tら、マクラーレン!!応t(ザザ)願います!!』
こちら、ハミルトン。どうしました?」
礼の言葉の途中で話題に上がっていたエリックが通信を入れてきた。
通信状況は悪いが、声がずいぶん明るいのはすぐに分かった。
『女性一名と、それっぽいロストロギアを発見!!すぐに下に下ります!!』
「了解、おつかれさんです。急いでください、後8分切ったんで。」
『了解。よっしゃあ!!行くぜバルバトス!!』
『『応!主!出力全開!!』』
なんか非常に生き生きとして、妙に不安を不安を煽るような声色が聞こえてきた。
例えるなら『全力全開でフルボッコなの』モードの親友のような。
と思ったら次の瞬間。

ドガーン!!

上からなにやら破壊音が聞こえてきた。
その音につられて皆が上を向くと瓦礫と一緒に鎧が降ってきた。

ドスーン!!

着地するとしばらく静止し、キャラピラーでこっちの方にやってきた。
「……いてぇ。」
「あほですか。いくらなんでも飛び降りるってのはないですよ。そもそも先輩飛べないじゃないすか。」
「いや、救助した人のこと考えるとこっちのがいいかなって。」
そう言って胸のハッチ(?)を開ける。そこには20代後半ほどの女性がいた。
「とりあえず、応急処置はしたから病院連れて行ってくれ。」
「了解。……つーか、先輩。無茶しすぎっすよ?」
「んー、まあ。有能な後輩にして分隊長がいるからな。無茶しやすんだよ。」
「後始末する身にもなってください。つか、後輩で職位も下なのになんで俺が今回の分隊長なんすか!」
二人が言い争いをしている間にビルの破壊消火は進んでいく。
その中には白色のBJに身をまとった管理局の白い魔王が嬉々として
桃色魔力を打ちまくっていますが、無害です。
「あ〜、フェイトさん。これ。」
そういうとエリックは回収したロストロギアをフェイトに手渡した。
ぱっと見アルコールランプのようなそれはまだ燃え続けていた。
「はい、確かに。原因のひとつとしてお預かりさせていただきます。
 ここからは6課と執務間の仕事です。」
そういうとフェイトは無限書庫へと繋ぎ、このロストロギアの情報を送ってもらうよう言った。
そこからは6課の面々とフェイトの活躍によってすさまじい速さで事後処理がすんでいった。
事故から3日後。結局、火災の原因はロストロギアの封印が弱まったことで発動し、
久々に発動したロストロギアが最大出力で暴走した所為らしい。
「エリオ〜、キャロ〜。準備できた〜?」
「はい、準備OKです。」
「あ、あとちょっとだけ待ってください〜。」
すでに準備ができて準備のできているエリオと忙しそうにまだ準備を続けるキャロ。
その光景をフェイトは微笑みながら見ていた。
ちなみに3人はこれから任務のために出張ということになるのだが。
「フェイトさん。」
「ん?どうしたのエリオ?」
「これ、本当に仕事なんですか?」
「仕事だよ?」
「休養出されたはずのエリックさんと、その養娘のプリムまでいっしょなのに?」
「仕事だよ。」
「しかもその行き先がフェイトさんの実家のある地球の鳴海町なのに?」
「し ご と だ よ !」
有無を言わさぬその口調ではっきりというものだからエリオはなんだか頭が痛くなってきた。
どう考えてもこれは普通の休暇、もっと言えば帰省である。
でも直属の上司がそう言ってるのだから納得しようとする。
だが、納得するにはどうしても聞いておきたいことがあった。
「……ならなんで仕事なのにフェイトさんはそんなに気合の入った服着てるんですか?」
「出張だからだよ。」
もうわけが分からない。
「お待たせしました〜。準備できました。」
「うん。それじゃ行こうか。ザフィーラ、出発するよ。」
「心得た。」
本編では非常にアレな扱いの犬が人型も一緒にきた。
エリオは真剣に泣きそうになった。
「エリオー、追いてっちゃうよー?」
「はぁ……すぐいきまーす!!」
休暇だ。これは休暇を取るという仕事なんだ。
そういうことでエリオは自分を無理矢理納得させ、フェイト達の後を追った。
追いついた先にはすでに、エリックとプリムが待っていた。
二人との挨拶もそこそこに計6人は出張という名の休暇へと旅立った。
鳴海に、フェイトの実家に着いてからは大変だった。
久しぶりに帰省したこともフェイトとエイミィとリンディの話が弾んだ。
ついでに……というよりも実質のところの新の目的である、エリックの紹介も
特に何の問題もなくすんだ。
これはいい。エリオの予想の範囲内だ。だが、以下の二点だけは予想できなかった。

その1
アルフが幼女フォームでザフィーラに抱きついたと思ったら、いきなりキスをはじめた。
ザフィーラは(見た目)大人なので犯罪臭が漂っていた。
と思ったら、アルフがでっかくなった。エリオとキャロは初めて見たのでとてもびっくりした。
さらに、その状態で二人の行為はヒートアップ。エイミィが止めてくれたおかげで
ザフィーラがアルフを抱えて部屋に消えていった。そこから先はしらない。知りたくもない。
でも、知ろうとしなくても予想できてしまう自分が悲しいエリオ君、10歳。男の子。
ちなみにキャロはキスの時点で顔を真っ赤にしてダウンしていた。

その2
フェイト、エイミィ、リンディ、エリックが話をしているので、双子の相手をすることになった。
これがなかなかに辛いものがあった。
なにせ相手はまだやっと言葉を話し始めた(?)ばかりの子供なのだ。言うことなんて聞いてくれるわけがない。
さらに、プリムも混ざってエライこっちゃ。2+1の疲労度は5くらいになった。
頼みの相棒も先ほどからダウンしたままで一向におきてくれそうにない。
2+1-1だと疲労度は10くらいになった。
それでもエリオは双子とプリムが遊び疲れて寝て、キャロが復活するまで
きっちりと任された仕事をこなした。お兄ちゃんはがんばったのである。
「はぁ〜〜〜。」
湯船につかりながらエリオは大きなため息を吐く。疲れた。非常に疲れた。
ザフィーラとアルフの二人に驚かされ(本人たちは無自覚だが)初めて子守もやった。
「ある意味、普段の訓練よりも疲れたな〜。」
訓練のそれとは全く異なるが、疲労の量でいえば間違いなくこっちの方が上だった。
もし兄弟がいたらあんな感じなんだろうか。
ふとそんなことを考えていると浴室の扉が音を立てて開いた。
「失礼するよ。」
「え?あ、エリックさん。」
「ご一緒させてもらっていいかな?」
「もちろんですよ。」
それを聞くとエリックはかけ湯をして体を洗い始めた。
エリオはエリックの体を見て思った。『大きい』と。
何度かシャワー室でヴァイスやグリフィスの体を見たことがあるがそれとは次元が違った。
劣悪な環境の最前線で救助に向かうための防御力とタフネス。
その状況下で救助対象を安全なところまで守り、運ぶ大きく太い腕と足。
そして戦闘ではやはり最前線立ち後衛を守ると同時に、後衛に絶大な安心感をもたらすその広い背中。
自分はスピード型のガードウィングだ。この人とはそもそもこなす仕事が違う。
だが、それでもこの『最強の守護神』に対して憧れを抱かざるを得なかった。
「今日はすまなかったね。プリムの面倒まで見てもらって。」
「あ、いえ、そんなことはないです。確かに疲れましたけど、ちょっと楽しかったですから。」
それはよかったと笑みを返すエリックに、エリオは先日抱いた感情がまたこみ上げてきた。
その体に、そのオーラに、その笑顔に。
「……父さん。」
「ん?……はは、まだ流石にそれはないんじゃないかな?まだフェイトさんと結婚が決まったわけじゃないんだし。」
「あ、いえ!そういうんじゃなくて!……その……そう思っちゃったんで。」
そう言いながらエリオは顔を真っ赤にして俯いてしまった。
その姿をみてエリックは先ほどのプリムの話をしたようなやさしい笑顔でエリオの頭をなでた。
「そう思ってくれるのはうれしいよ。自分がちゃんと『父親』できてるって思えるからね。」
「他人なのにエリックさん以上に『父親』を思わせれる人はいないと思いますよ?」
「はは、うれしいことを言ってくれるね。でも、俺は孤児だったから本当の『父親の温もり』
というのは分からないんだよ。だから自分に父がいたらして欲しかったことをしたり、
こうあって欲しいっていう『父親像』に重ねて行動しているだけなんだよ。」
エリックが笑いながら話すその言葉を聴いてエリオはさらに抱いていた『憧れ』が強くなった。
言ってしまえば『憧れ』を目指してそのすべてを実行できているということになる。
それは普通はなかなかできないことだ。しかも本人はそれをできて当然のように言っている。
エリックの『軍人』として、『父親』として、『人間』としての強さを会話の中だけで感じてしまった。
「そうだ。エリオ君はこの世界に何回か来たことがあるんだよね?」
「あ、はい。小さいころはこっちに住んでたこともありましたから。」
「それじゃあ、明日この近辺を案内してもらえるかな?せっかくだから観光しておきたいからね。」
「あ……はい!わかりました!!それとこの後ちょっとお時間いただけますか?
任務のこととか色々聞きたいことがあって。」
「ああ、それくらいならお安いごようさ。他にも『父親』としての相談も乗るよ?」
「はは、もしそういう相談事があったらそのときにまたお願いします。」
「ああ、わかったよ。それじゃあ、そろそろあがろうか。あんまり浸かってるとのぼせるからね。」
そうして二人は風呂から上がり、風呂上りのビールとジュースを飲みながら話に花を咲かせた。
その姿はまるで『父』と『息子』のようだった。
フェイトがお風呂から上がりリビングに戻るとそこにはエリックの膝を枕にして
眠るエリオとキャロとプリムの姿があった。
「あれ?3人とも寝ちゃったんですか?」
「ええ、なんだかんだで子守は疲れたようで。プリムは遊び疲れでしょうね。」
そう言ってエリックは苦笑いを浮かべて3人の頭を優しくなでた。
フェイトもその様子を微笑みながら見つめていた。
「とりあえず、3人を部屋まで連れて行きましょうか。」
「そうですね。エリオ、キャロ。起きて寝るなら部屋で寝よ?」
「「ん〜。」」
フェイトが二人に声をかけるも、ぐっすり眠っている二人は起きそうになかった。
その姿に少し呆れたような、困ったような顔をしてフェイトとエリックは苦笑いを浮かべる。
「起こすのもかわいそうですね。」
「そうですね……フェイトさん、誰を運びます?」
「う〜ん。それじゃエリオを。もうすぐわたしよりも大きくなっちゃうだろうから、
今のうちに抱っこしておきます。」
「それじゃ、キャロさんとプリムは俺が。」
そう言って、フェイトはエリオを。エリックはキャロとプリムを抱き上げた。
いつまでこんなことをしてあげられるだろう。
いつまでこんなことをさせてくれるだろう。
そんなことを思いながら二人は子供たちを寝室に連れて行き、ベッドに寝かせた。
「おやすみ、エリオ、キャロ、プリムちゃん。」
フェイトは寝ている3人におやすみを言ってから部屋をでた。
「さて、俺たちも寝ますか?」
「あ、もしよろしければ少し飲みませんか?義姉さんがワインくれたので。」
「そういうことなら、よろこんで」

リビングの自分たちが座っている付近の電気だけつけて二人は向かい合っていた。
テーブルの上には1本のワインと先ほどフェイトが作った料理がおかれていた。
「簡単なものですみません。」
「いえ、十分ですよ。それに寝る前ですからこれくらい軽い方がいいですよ。」
そう言ってエリックはフェイトと自分のグラスにワインを注いだ。
「さて、今日は何に乾杯します?」
「そうですね……あ、わたし今日プリムちゃんに『おかーさん』って呼ばれました。」
少し照れながら、けれどもとてもうれしそうにフェイトは言った。
「お?奇遇ですね。俺も今日エリオ君に『父さん』っていわれましたよ。
 そういえばキャロちゃんも寝言で『おとうさん』って言ってたな。」
同じようにエリックもいった。その顔は子供を溺愛する『父』そのものだった。
「じゃあ、あの子達がわたしたちを親と認めてくれたことに。で。」
エリックがそう言ってグラスを少し上げる。するとフェイトが止めた。
「あ、あと一つだけ……お母さんに言われたことなんですけど……」
「ほう?」
フェイトは顔を赤くしてうつむいて、上目遣いでエリックを見てモジモジしている。
何か言おうとしているのはわかるが、とても恥ずかしいらしい。
『やべ、すげえ可愛い。』
エリックがそんなことを思っていると、フェイトが意を決したように顔を上げて言った。
「あの、もう出会って結構立ちますし……その、付き合い始めてからもそれなりに
経ってるんだから、そろそろ『さん』付けと敬語やめにしたらどうかなって。」
真っ赤になった顔で言い切った。
実はフェイトも常々思っていたことなのだが、どうにも切り出せなかったのだ。
リンディにも言われ、こういう場で2人きり。言い出すには絶好のチャンスだった。
「……ああ、わかったよ。『フェイト』。」
「あ!うん!それじゃ、わたしたちが『親と認められたこと』と」
「俺たちの『敬語なし』と『呼び捨てになったこと』に」
「「乾杯」」
乾杯と同時に二人は軽くグラスを合わせる。
本来は無作法なことだけど、なぜかどうしてもグラスを合わせたい気分だった。
その夜のワインと料理はどんな高級レストランのものよりもおしかった。
234わさび:2007/07/26(木) 01:17:03 ID:NPUe110h
以上です。

本編がアレなのでSSが書きづらくてしょうがない。
捏造も度が過ぎないように努力はしてます。

書いてみて思ったこと。
エリオとエリックの風呂のシーンが『くそみそ』っぽくて嫌になった。

さて、次はロッサ×はやてのエロでも……ダメだ、需要が足りない
235名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 01:29:23 ID:QV+HAms9
>>234
GJ!
賛否両論あるでしょうが、私は面白いと思いました。
236名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/07/26(木) 01:30:44 ID:15fAKdbC
>>234
いいね。オリキャラも悪くないしいい作品だと思います。GJ!
237名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 01:38:26 ID:IhiCc/bX
>>178
おおおっっ!GJだよ。
完走乙です。

ああ、惜しむらくはヴィヴィオがグズったせいで無限書庫に着くのが遅くなり
なのはが出くわしたのがシャマルとシグナムを成敗した後だと・・・嬉しかったのになあ(´・ω・`)
238名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 01:39:00 ID:Mxnif1lu
>>234
原作の高町夫妻の馴れ初めを思い出した。
GJ。
239名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 02:08:27 ID:DSnGrOY/
さて、投下を気長に待つか…
240名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 02:30:27 ID:3f53mCrz
>>220
そういう書き方されるとどんな作品か気になる
241名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 02:33:11 ID:Xw3Z1+vZ
>>234
ターンA氏
超GJです!!!
242名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 02:37:38 ID:o8nnmCIi
エロスレ保管庫にちゃんとすばゆーがあったのでちと安心。
誰か最近某所で見たユーノ×ギンガキボンヌ
セーラー服・ブルマ体操着・スク水ネームラベル付きでユーノに講義を乞うスバル、
秘書・シスター・メイドコスで世話妬くギンガの水面下争奪戦
243名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 03:21:38 ID:c3uOev2e
また暗めの短篇 超微エロ タイトルに意味無し


憎い…あの女が憎い。
ただひたすらに難かった。
上司であるスターズ隊長、高町なのはが憎かった。


『せめて憎しみとともに』

「ぁ…す、スバル…ぁ…あぁ!」
沈黙の暗闇の中で少女の微かな声だけが響いた。
孤に反った背筋が、やがて力無く崩れる。
はぁはぁ、と絶頂に達した体に、足りなくなった酸素を取り込もうと体がもがく。

今、いつもなら上で寝ているはずのパートナー、いや、彼女の想い人はいない。
そう、あの女の、高町なのはの元にいるから。
同性間の恋愛感情は、やっぱり異質なもので。
自分がそんなものに陥るなんて思ってもいなかった。
でも、恋に落ちた。
いつも一緒にいる少女に。
スバル・ナカジマに。

こうやって彼女のことを考え、自分を慰める日がどれだけ続いたか…

ティアナは言えなかった。
女の子から女の子への、ライではなくラブである感情を。
退かれたらどうしよう。
避けられたらどうしよう。
蔑まれたらどうしよう。
失望されたらどうしよう。
そんな感情が、彼女の口が想いを吐き出すのを、止めていた。

だが、高町なのはは、奪い去った。
愛するスバルをいとも簡単に。
スバルがなのはに、憧れを抱いていたことも知っていたし、それに嫉妬したこともあった。
直接の上司になった時は、危惧もした。
そして、その危惧は的中し、彼女はスバルの初々しい体を手に入れた。
自分の方が長くスバルと一緒にいた。
自分の方が長くスバルを想っていた。
そんな“時”を彼女は、塵にしてしまったのだ。

憎い。
憎い。
憎い。
消えてしまえばいい。
消えて。
消えろ。

憎しみをぶつけたいのに、出来ない。
なのはに、憎しみを直接ぶつけたらスバルに嫌われるかもしれない。
244名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 03:25:21 ID:c3uOev2e
そうやって、負の感情が積もっていく。

何より自分が許せない。
想いを言葉に出来なかった自分が。
なのはに取られて何も出来なかった、今も何も出来ずにいる自分が。

愛する彼女が写った写真を手元に寄せる。
透き通った肌。
自分には無い眩しい笑顔。
年下とは、思えないほど洗礼された肉体。
彼女の全てが愛おしくて、彼女の全てを手に入れたくて。
それなのに自分は…

体が再び、熱を帯びるのを感じる。
指先が秘部へ向かう。
スバルがそこへ指を入れてくれる様を、そこを舌で弄ってくれる様を思い浮かべる。
「スバルぅ…」
彼女を思い浮かべれば、彼女の名を呟けば、液が溢れ出てくる。

もう遅い。
相手は、エースオブエース。
実績も実力も地位も精神も体も…何もかもが自分より遥かに上。
もう遅いのだ。

こうやってティアナは、今日もなのはへの憎しみを潰して、自分を慰める。

245名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 04:07:49 ID:9Jkjnmu2
>「いくぞ、バルバトス。」
>『応!主!』
>今にもブルァとか言いそうな渋い声

自重w
246224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/26(木) 04:59:10 ID:M5YKGNiE
うおおおおおおおおお!

なんか知らんがネ申様のオンパレードや!
そして結構激しいアルフとザフィーラに燃えた!

>>234
>ロッサ×はやて
いや!むしろ書くんだ!!
保管庫の無い、だれも成し遂げていない、そういうカップルを書くんだ!!

247名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 05:31:03 ID:yL/fcDz6
>その中には白色のBJに身をまとった管理局の白い魔王が嬉々として
>桃色魔力を打ちまくっていますが、無害です。

いいぞ、もっとやっちまえwwww
248名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 06:41:43 ID:RNjyI7zd
>>246
ロッサ×はやてよりロッサ×シャッハが
好きな俺が通りますよ。
SS02聞いてからいろいろ妄想が止まりません。
ロッサがだらしないのはシャッハにかまってもらいたいからに違いない!
249名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 07:02:20 ID:4Wkfps/V
>>220
どんな内容なのか気になるな
投下しちゃって良いんじゃない?最初に注意書きとか付ければ
250名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 07:45:19 ID:6ORfUUow
ターンA氏、GJ!
なんか最終的に「責任取ってや」とか言われてヴィータと結婚させられそうな気がw
251名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 10:36:03 ID:hGP8HdOy
ターンA氏
GJ!
次回作のティアエリ大いに期待しております!
個人的にはスバルに子供できていても問題ないと思うのですが・・・
252名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 10:46:57 ID:B8ZHKu46
>>234
超GJ!
>その中には白色のBJに身をまとった管理局の白い魔王が(ry
なのはさん自重wwwwwwww
253サイヒ:2007/07/26(木) 11:26:12 ID:DZq4v5/F
クロフェ書いてるもんです。
良作の大量投下の後で気が引けますが、後編を投下。
注意書きは>>50と同じ。
今回からおれもコテつけます。

>>116
気にしないでどうぞリピドーのままにお書きください。
ていうかむしろ俺の方が違法カップリングなんで逃げ出したい(汗)
254プラトニック&マニアック:2007/07/26(木) 11:28:20 ID:DZq4v5/F

 たっぷり十は数えられる時間が経ち、ようやくクロノの肉棒は精を吐き出すのを
止めた。
「ふぅ……」
 一つ大きく息をつき、フェイトは自分の顔に人差し指をやる。頬の表面を指の腹
でこそげ落とすようにして、精液を拭っていく。
 片頬の汚れが取り終わった時には、人差し指はべったりと白濁液にまみれていた。
その指を今度は口に入れ、もごもごと舐める。
(……苦い)
 何度か口にしたことのある恋人の精液の味は、やはりお世辞にも良いものとは言
えなかった。
 なのは達はおいしいおいしいと言っていたが、味覚が狂いでもしない限りとても
そうとは思えない。
 だが、これはクロノの精液だ。ティッシュで拭いて捨てるのはもったいない。体
内に放たれていれば、自分と彼の子供になったかもしれないものの集まりなのだ。
 ならば、形は違えど自分の中に容れてやるべきだろう。
 丁寧に顔を拭い、その度に口に指を運ぶ。そうしながら、フェイトは横目でクロ
ノの顔をうかがった。
 完全に虚脱しきっている。視線はふらふらと中空を漂い、口からは病人のように
頼りない息が漏れている。
 自分の奉仕でそうなったのだと思うと、征服感に似た満足が胸の内に沸いてくる。
 だが一番肝心な絶頂の瞬間の表情は、精液を顔に浴びせられたことに驚いて見逃
してしまった。
 今度こそ見逃さないようにもう一度胸でしようとした時、脳裏をはやての言葉が
よぎった。
(やっぱりあたしはあの体位が好きやな。自分で調整できるからタイミングあわせ
やすいし、上から顔見下ろせるんもポイント高いでぇ)
 それに続いてはやてが微に入り細を穿ち、それはそれは丁寧に説明してくれた体
位を思い出す。あの時は、そんなこと自分には一生できそうもないと思ったが。
 視線をクロノの股間にやる。陰茎は激しい射精のなごりでひくひくと震えている
が、少しも萎えることなく直立している。
 クロノの顔に視線を戻す。まだ放心して天井を見上げており、フェイトが動いて
も気づきそうにない。 
 それらを見定めて、フェイトはベッドの上で立ち上がった。まだ身体にひっかかっ
ていたバスタオルを完全に脱ぎ捨てる。
 自分の秘所に指を伸ばせば、風呂場での自慰の余韻と胸での奉仕中の興奮で濡れ
ている。少し愛液の湿りが足りない気もするが、今が千載一遇の機会なのだ。
 そっと、フェイトはクロノの身体に跨った。
255プラトニック&マニアック:2007/07/26(木) 11:30:14 ID:DZq4v5/F


(どこで覚えてきたんだあんなこと……)
 ようやくはっきりしてきた頭で、クロノはうめくように思った。
 性知識の乏しいフェイトに色々と教え込むのは、クロノの他人に言えないささや
かな楽しみだったのだ。だいぶフェイトも抱かれるのに慣れてきたので、そろそろ
一歩進んだ領域、具体的には足とかその辺りを教えようと思っていた矢先のこれで
ある。あまりに予想外すぎて、完全に手玉に取られてしまった。
 模擬戦で初めて自分の上を行かれた時は、成長を喜ぶのと同時に一抹の悔しさが
あったが、これはそれよりも段違いに悔しい。
(呆けてる場合じゃないな)
 このままでは、今夜は主導権を握られっぱなしのまま終わってしまいそうだ。早
く態勢を立て直して反撃しなければ。
 頭の中でこれからすることを数通りシミュレートし、いざ行動に移らんとした時、
肉棒が軽く握られた。
「え?」
 間抜けな声を上げて股間を見てみれば、白く細い指が自分の分身を支えるように
している。
 もう片方の手は、先端に触れるか触れないかのところで止まっている秘裂を人差
し指と中指で広げている。
 何事が起きたのかと顔を上げていくクロノ。股間の金色の茂み。形のいいヘソと、
余分な肉のない腹。さっき自分を限界まで追い込んだ胸と来て、ようやく視線が顔
にたどり着いた。
「あ、気づいたんだクロノ」
 そこには、花のような笑みを浮かべたフェイトの顔があった。
 その極上に可愛い顔を見て、なぜかクロノは全身に鳥肌が立った。
「あの、フェイトさん、なにを、するんでしょうか」
 思わず、生まれて初めて恋人に敬語を使ってしまうクロノ。
「クロノはなにもしなくていいよ」
 その問いには答えず、笑顔のままフェイトは告げる。
「私が、クロノを抱いてあげるから」
 それが本番開始の合図だった。
256プラトニック&マニアック:2007/07/26(木) 11:32:21 ID:DZq4v5/F
 一気に腰が落とされる。フェイトの陰唇は、一瞬でクロノのモノを根元まで飲み
込んだ。
「あぁああんっ!!」
「つぅっ……!」
 貫かれる感触と貫く感触に、二人は同時に声を漏らす。
 準備が足りていなかったのか、フェイトの膣内は固い。湿り気の足りない壁に肉
棒の表皮が擦りつけられ、快感よりも痛みが大きい。
「あっ、はぁぁ……少し、痛いね」
 フェイトも同じなのか、細い眉がひそめられている。
「けど、こっちの方が……クロノが入ってるのがよく分かって、うれしい……かな……」
 形を確かめるように、フェイトのナカが伸縮する。手でぴったりと握られている
ような感触。
 さらに、フェイトは腰を左右に回しだした。
「あ、あふぅ!…………これ、クロノの毛が擦れて……はぁ、気持ちいい……!」
 変な方向に体重がかからないように加減しながらも、フェイトの腰はどんどん激
しくなっていく。
 それに伴い、クロノが感じているものも変質する。
 肉から泥へ。それも、火で焙られて溶けて流れ出した熱い泥。それが表面だけで
なく、亀頭から侵入して身体の内部を犯していく。
「んん……もう、十分だよね?」
 フェイトの言葉は、十分だから終わりにしようという意味ではない。準備が十分
か、と訊ねたのだ。
「もっと動くよ……!」
 クロノの返答を待たず、フェイトの動きが変化する。
 横から縦へ。
 それこそ抜けてしまう寸前まで腰を高く上げ、そこで全身の力を抜いて落下する。
「ふぁっ、ああああああぁぁぁっ……!」
「あ、はあっ……ああ……っ!!」
 二人の声が部屋に響き渡り、後を追うように肉を打つ音がする。
 一度勢いを得たフェイトの腰は止まらない。
 何度も上下し、思い出したように左右のひねりも加わる。
「あ、こ、ここっ……すごくいいっ!」
 さらに腰の角度を微妙に変えることで、亀頭を普段は当たらない場所に当てて腰
を揺すってくる。
 尿道口に押し寄せてくる刺激に、あまりにも早すぎる限界が訪れようとしていた。
257プラトニック&マニアック:2007/07/26(木) 11:34:35 ID:DZq4v5/F
「先っぽが、はあっ……膨らんできてるよ。もう出すの?」
 答える余裕は微塵も無い。我慢する余裕は、もっと無い。
 せめて声だけは出さないようにと、手の平で口を防ぐ。まるでこちらが女の子の
ようだ。
 だが自嘲する間もなく、手首を捕られて顔が露わにされた。
「だめだよ。今度は、ちゃんと顔見せてもらうんだから」
 肩が押さえつけられ、フェイトの顔が迫ってくる。口づけする一秒前のような近
さで、濡れた紅眼がこちらの心の底までのぞき込んでくる。
「イッちゃうクロノの顔、全部ぜんぶみせてっ!」
 これまでで最大の締めつけが、クロノを襲う。特に強い根元の部分は、食いちぎ
られたかと錯覚するほどのものであった。
 そしてその締めつけのまま、力任せに雁首まで擦り上げられる。
「くはぁっ!?」
 クロノの視界が、真っ白に光った。


 どぷり、と精が吐き出される。
「ん、……あったかい……」
 腹の中に子種が注がれる感触を、フェイトはじっくりと噛み締めた。
 子宮にびしゃりと叩きつけられる熱さ。それが膣全体に飛び散っていき、身体に
染み透っていく。
「あふぅ……」
 フェイトは絶頂を迎えたわけではないが、その場合に似た蕩けた吐息が吐き出さ
れる。
 上の口と違って、下の口には精液は何物にも変えがたいご馳走のようだ。
 さらに、目の前には待望のクロノの絶頂顔がある。
 口を閉じるのは防いだが、眼だけはそうはいかず瞼は固く閉じられている。
 しかし唇からは舌が出ており、唾液のこぼれたぬらりとした痕が唇から頬に残っ
ている。いつもの凛とした提督の顔はどこにもなく、精を絞りつくされ弛緩したど
こにでもいる男の顔になっている。
 その緩んでいた顔の筋肉が、少しずつ元に戻りだす。余韻から抜け出しつつある
ようだ。
 もう少し見つめ続けたかったが、仕方がない。
 軽く唇を合わせると、身体を起こして元の体勢に戻る。
 腰をかすかに揺すると、呻き声と共にクロノの眼が開かれた。
「まだ、だよ。私はまだ……満足してないんだからぁ……」
258プラトニック&マニアック:2007/07/26(木) 11:37:30 ID:DZq4v5/F
 いきなりさっき以上の激しさで腰を上下させる。そのたびに、吐き出された精液
と愛液がぐしゅぅと音を立てて吹き出す。
 少しだけ萎えていたクロノの肉棒が、すぐに固さを取り戻す。しかし本人は苦し
そうにうう、と声を漏らすだけである。
 だが、フェイトは構わず自分の望むままに腰を振り立てる。もう頭には、自分の
悦楽を満足させることしかない。
 前後に身体をゆすった時、二の腕に当たるものがあった。まだ、今日は一度も彼
がふれていない乳房であった。
 快楽が導くまま、自分の胸を掴む。力加減を考えず、思い切り。
「はうぅぅんん!!」
 いつもなら間違いなく痛みをを感じるであろう強さも、おかしくなった頭は気持
ち良さとしか思えない。
 握る位置を変え、乳首をそれこそひねり潰すようにつまむ。神経という神経に電
流が走り、一瞬意識が完全に飛ぶ。
 それでも身体の動きは止まらない。片手だけでは物足りず両手で粘土のように胸
を揉み、下半身は愛しい男を喰らい続ける。
 だがそんな際限のない性衝動にも、ようやく終わりが見えてきた。
 視界が点滅する。脳の裏側がツンとし出す。
「クロノっ! 出してっ! いっぱい出して!!」
 彼の感じている顔が見たいという下心ではなく、恋人を満足させたいという愛情
でもない。ただ、種の理で雌が雄を求める本能のままに、フェイトはクロノの精液
を渇望した。
 言葉での答えはなかった。だが身体が応えた。
 死んだようになっていたクロノが動きだし、下からフェイトの胎内を突き上げた。
「ひはぁぁあんっ!!」
 衝撃に涙をこぼしながらも、フェイトも腰を打ち下ろす。
 折れて抉れるほどの勢いで亀頭と子宮口がぶつかり合い、二人は完全に一つになっ
た。
 びゅくびゅく、と精液がほとばしる。
 一度目ですでに満ちていた膣内から、入りきらなかった精子がごぷりとこぼれ出
る。
「ひゃうぅぅんっ!!」
 淫口と同じく、フェイトの上の口からも嬌声と涎がとめどなくこぼれ落ちる。
 自分が感じている女の悦びを世界に知らしめるように、肺の中の空気が空になる
までフェイトは叫び続けた。
259プラトニック&マニアック:2007/07/26(木) 11:40:43 ID:DZq4v5/F

 フェイトの声が途切れるのと、射精が止まるのはほとんど同時だった。
「はぁん……」
 力尽きたフェイトの身体が倒れこむ。体重をまともに受けたクロノがうめくが、
忘我の域にいるフェイトは気づかない。
 クロノの胸板に顔を預け、はぁはぁと喘ぐ。
 初めての騎乗位は、とてつもなく気持ちよかった。自分で快感をある程度コント
ロールできるという点では自慰と同じだが、上れる高みは比べ物にならない。
 もっとこの快感を貪りたいと、欲望も肉も言っている。
 今晩は騎乗位一本で気絶するまでヤりぬこうとフェイトが思った時、頬に感じて
いたクロノの体温がいきなり消えた。
「え?」
 自分の体が持ち上げられたと気づく間もなく、シーツの上に下ろされ背後から覆
いかぶさるようにして体の自由が奪われる。
「ええ?」
 さらに駄目押しで、手足になにかがはまる。慌てて左右を見てみれば、バインド
の魔方陣が手首で光っていた。
「えええええっ?」
 状況に思考が追いつかないフェイト。その耳元でささやき声がした。
「すごくよかったよ。ありがとうフェイト」
 恋人からの賛辞と感謝の言葉。本来なら喜ぶべき言葉が、なぜかフェイトの背筋
を凍らせた。
「お礼をしないといけないな」
「そ、そんなのいいよ。クロノだって疲れてるだろうし……」
「僕は三回も出したのに、君は一回だけっていうのは不公平だし」
 耳たぶを舐められる。背筋の冷や汗が増えた。
「フェイトが満足するまで、ゆっくりたっぷり色々してあげるよ」
 まずはここからかなと呟き声がし、指がつつっと背骨をなぞって下りていく。
「今晩は初めてなことばっかりだ。だから、ここの初めても貰っていいだろ?」
 クロノの指が尻の一点、すぼまった部分で止まった。
「いきなりだとやっぱり痛いだろうし、良くほぐしてからだな」
「やめて! そんなところ…………あーーっ!!」
260プラトニック&マニアック:2007/07/26(木) 11:42:39 ID:DZq4v5/F


 フェイトには、恋人クロノとの関係について悩みがあった。
 それは彼が浮気するのだとか、自分のことを構ってくれないなどという深刻なもの
ではない。
 恋人持ちの女性でもあんまり陥ることは無い悩みであり、同時に他人が聞いたらご
ちそうさまと言うか、同情的な目をする悩み。


 起動六課の昼休み。シャマルは自分の城である医務室にいた。
 ご機嫌に鼻歌を歌いながら、はやてに教えてもらい最近はまっているサクランボの
茎を口の中で結ぶことに挑戦している。固結びはクリアしたが、蝶々結びがうまくい
かない。
 ちなみにはやては蝶々結びも楽勝で、普通に結ぶのもシャマルの倍の速度でやれる。
 あまりやりすぎると舌が攣るのでこれで最後にしようと茎を口に入れた時、医務室
の扉が開いた。
 含んだばかりの茎をこっそり吐き出し、足元のゴミ箱に捨ててから満面の営業スマ
イルで振り返る。
「いらっしゃい……あらフェイトちゃん」
「こんにちは」
 入ってきたのはライトニング分隊の隊長だった。
 起動六課発足当初は、訓練で生傷が絶えなかった子供たちの付き添いでよく顔を出
していたが、実力がつき怪我することが少なくなった今はあまり医務室を訪れること
はない。最後に来たのは十日ぐらい前だったか、とシャマルは思い出す。
 一向に用件をしゃべろうとせずもじもじしているだけだったので、よく覚えている。
歩き方と椅子に座った時の反応から痔だろうと見当つけて薬を出したら、噴火しそう
な勢いで顔を紅潮させ飛び出て行ってしまった。薬はしっかり持っていってたが。
「どこを怪我したのかしら? それとも怪我したのはエリオ君たちの方かしら?」
「いえ、その、今日は怪我ではなくて……」
 前回と同じく、うつむいて小声でしゃべるフェイト。今度も口にしづらいことらし
い。
 また尻絡みのことだろうか。根本の原因であろうと思われる、お通じの薬も出して
やるべきかもしれない、などとシャマルが勝手に頭の中で処方箋を考えていると、つ
いに意を決したのかフェイトが顔を上げた。
「あの、男の人の精力を抑える薬って、ありますか?」


     終わり
261サイヒ:2007/07/26(木) 11:45:50 ID:DZq4v5/F
以上です。
タイトルに反してそこまでマニアックになりませんでした。反省。
クロノは受け手に回ると意外と弱い。しかしてその後三倍返し。
フェイトは基本受けだが、スイッチが入るとコンプリートでアクセルエロフォームになる。
自分の内部で二人はそんな感じ。ブラスターフォームなど無い。


次回があったらこのクロフェ時空でのエリオの話か、ごった煮風味か。
262名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 11:48:43 ID:qLeWpE9G
乙ー
263名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 12:16:27 ID:Z2ky26U3
フェイエリのエロい合体に期待して…
264名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 12:43:20 ID:84jMmWM3
>>128
GJ!!
でもcase FTHはこれで終了なんですか?!
少し病んじゃっているフェイトさんとエリオきゅんの絡みが少なすぎますよう・・・
せめて二人の初夜を(ry

エリはやも期待してますよエリはや!
265名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 12:55:02 ID:jjJKLi1E
捏造20話くらい

ギン「排除、排除、排除、排除、排除、排除…」

スバ「ギン姉ーッ!」

シュート!シュート!シュート!バスター!バスター!バスター!
ブレイカー!ブレイカー!シュート!シュート!バスター!シュート!
〜(中略)〜
エクセリオンバスター!(ズゴゴゴゴゴゴゴゴ…)

なの「洗脳はショック療法が効くの♪」

266名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 14:52:09 ID:lNBkcWZI
>>265
なのはさんまじ外道!
267名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 15:46:25 ID:fRL5ACT5
>>261
マジでGJ!やっぱ責めるフェイトさんもマジ可愛いなぁ…
次の作品も激しく期待しております!
268名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 16:37:42 ID:jjJKLi1E
>>260

Q:フェ「あの、男の人の精力を抑える薬って、ありますか?」

A:シャ「性転換薬を処方してあげるわ」



>>266

まぁ実際に「かつての仲間は敵の手先」なんていう展開になったら上記のような
内容のMADが量産されることでしょう。

269名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 19:49:42 ID:48k4g5mj
>268
フェイトに後ろから犯されるエロノ、まで読んだ。

「悔しいっ、でも、感じちゃう!!」
270名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 20:10:50 ID:jjJKLi1E
>>260

リーゼ姉妹を援軍に呼んで頑張ってもらえばいいのでは?
271名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 20:18:47 ID:c3uOev2e
17話のスバルが気を失ってるシーンで医者がいたが、あの状況で医者は自分を抑えれるわけない
と思って書いた


今、私の目の前には、気を失っている少女がいる。
包帯を巻いた左腕。
その包帯の下…機械が呼ぶのが相応しいであろう部分からのスパークも、もう落ち着いているだろう。
データによると、15才とあるが、同年代の女子と比べると、明らかに発育が素晴らしい。
これは、医者として調べる必要があるのではないか。そう、医者として…


 医者の探求 男の欲求


助手に取って来てほしいものがあると言って、私はこの少女、スバル・ナカジマと2人きりになった。
「戦闘機人」
そう呼ばれる存在であることに感づいた。
今も戦闘は行われているだろうが、医者としてこの状況を見逃すわけにはいかない。
特筆すべきは、この豊満な胸だ。
駆動系など動きを司る部分を機械とし、運動能力を高めつつ、臓器など生命を司る部分は一般の肉体なのだろう。
ならばこの胸は。
普通に考えれば、一般の肉体だろうが、機械かもしれない。
色香はいつの時代、どこの世界だって女の大きな武器だ。
それをより効率の良いものにする為、機械で大きくしているのかも知れない。
確かめる必要がある。
…触診で。
卑猥な考えでは決して無く、医者として研究者として探求心によるものだ。
繰り返す、卑猥な考えでは決して無い。
人差し指を伸ばし、近付けていく。
むに
や、柔らかい…本物の乳のようだ。
とりあえずVIPに「巨乳少女が目の前で寝てる」スレを立てるべきか。
落ち着け。
まだ、本物と決まったわけではない。
もっと確かめなければ。
次は、両手を双方の胸へ近付ける。
触れた。
良し、力を加えよう。
272名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 20:22:11 ID:c3uOev2e
…や、柔らかい…なんと素晴らしい乳だ。
これは正しく本物だ。
いや、待て、機械でこの感触を作り出しているのかもしれない。
もっと揉んで確かめなければ。
繰り返すが卑猥な考えなど、一切無い。
指を更に深めると、柔らかな弾力が弾き返してくる。
弾力に負けぬように力わ加えれば、乳の形がいやらしく変わる。
揉む、揉む、揉む。
私の手の中で、少女の乳は踊るようにこねられていく。
揉む、揉む、揉む。
「ん…」
目覚めてしまったか!?

いや、まだ気を失っているようだ。
気が付けば、とうに枯れてしまったと思っていた私の息子が「狭い、出してくれ」と悲鳴を上げ、痛みに曝されていた。
この乳は本物であると確信した。
これで私の探求心は、満たされた。



…し、下の方は…
私に新たな探求心が芽生えた。
戦闘機人に生殖能力があるのか確かめなければならない。
見る必要がある、医者として。
再三繰り返しているが、卑猥な考えなどないと誓える。
少女の下半身のバリアジャケットを降ろす。
うっすらとした淡い青の茂みが現れた。
毛は生えているようだな。
そして、脱がせきった時、私の目の前には、まごうことなき女性器が現れた。
綺麗なピンク色のそれは、男性に触れられたことがないだけでなく、自分で触れたこともないように美しかった。
快感を伝える機能が機械によって排除されている為からかもしれない。
確かめる必要がある、医者として。
何度も言うが、卑猥な考えなど1ミリも無い。
震える指、握りしめて、静かに探求心を込めた。
ま、まずはクリトリスからだ。
指で押してみる。
反応は無い。
やはり、快感が排除されているのか?
次は捩るように押した。
反応は無い。
273名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 20:25:31 ID:c3uOev2e
な、ならば…皮をめくった。
本当に触れたことがないのだろう、白い垢が溜まっていた。
指で擦ると、少女の体がピクっと動いた。
快感はあるみたいだ。
いや、まだ分からない。
もう少し正確に確かめよう。
顔を近付けると、僅かだが特有の香りが鼻孔をくすぐった。
舌を伸ばし、舐めてみたが反応は無い。
更に顔を近付け、口を開き、そしてクリトリスを優しく甘噛した。
「んふぅ」
少女の無意識の声が聞こえ、体が震えた。
こ、こんな体験、もう2度と出来ないかもしれない。
この日を私は一生忘れない。
勿論、医者としてだ。
次は…中だ。
その奥の秘密、吸い込まれそうな膣の裏の真実に、快感を私が届けに行く。
中指を恐る恐る入れていく。
キツイ、ギュウギュウだ。
濡れていないので、簡単に奥へ進めない。
私は、指を一先ず抜き、顔を近付け舐め上げた。
「ん〜」
少女の甘い声が漏れる。
私は荒く息をしながら、舌を侵入させていく。
舐めることの出来る範囲を全て舐め、円滑に指を入れれるようにする。
その間、少女の体はピクピクと震えていた。
非常に興奮した男として…いや、医者としてだ。
卑猥な考えなど存在しない。
良し、充分だ。
再び、指を入れると、先ほどよりスムーズに入った。
出し入れをしながら段々と奥に進んでいく。
進めば進むほど、落ち着いていた少女の体が再び、震える。
もう1本指を加える。
ギチギチでこれ以上入りそうにない。
「んむぅ〜ん」
2本の指で刺激を与えていくと、少女の声が漏れ、私の唾液とは別の水気が満たされてきた。
快感も愛液の分泌も正常だ。
ならば、生殖は出来るのか?処女膜は?
男とし…医者として確かめなければならない。
卑猥な考えはこれっぽっちもない。
指を抜き、ズボンとパンツを一気に降ろす。
274名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 20:27:36 ID:c3uOev2e
久し振りに元気な息子が「こんにちは」と言うように、飛び出てきた。
そ、それでは…
これは医者としての探求心から来るものだ。
男の欲求などによるものではない。
先が引っ付く。
未知なる秘境へ息子と共にいざ行かん!
からん
「先生…何をやってるんですか…」
振り返ると、驚きに道具を落とし、呆然としている助手がいた。
「こ、これは、彼女が人間としての機能がHかどうか確かめていて、
む、胸はとてつもなく柔らかくて、いや、卑猥な考えなど無いんだよ」
ダラダラと汗を流して私は無茶苦茶な説明を続けた。
「スバルー!」
「スバルー!」
こ、この声は、エースオブエース、高町なのはさんではありませんか。
それてツインテールの少女、六課の人間か。
「え!?」
「スバル?」
呆然とする2人。
「い、いや、これはですね。彼女の胸の膨らみに触れてみたくてとか、そんなんでなくてはですね」
おぉ、息子よ、すっかり元気が無くなっているではないか!
感じる!感じるぞ!!怒りの魔力が!!!
こ、これが管理局の白いあkギャーーーーーーーーーー

オチなんていらないの!
275名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 20:39:54 ID:oY8SzNay
>>264
毎日自演ご苦労様ですwwww
276名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 20:51:52 ID:b5bhYPhj
>>265
なにその排除君なギン姉?
もちろんギン姉を殺しちゃったりすると、特攻兵器が全次元世界に出没して文明を滅ぼすんですよね!??

>>274
きさまぁ……!
この私の息子をどうしてくれる!!
277名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 21:52:29 ID:6xX+kJck
今執筆しているんだがキャラの呼称表みたいのないかな?
接点ほとんどないキャラのからみが書けん。アニメも削除されたっぽいしorz

エロい人教えて
278名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 21:56:30 ID:CC5BErFg
279名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 22:02:43 ID:6xX+kJck
>>278
ぐおお。ちゃんと見てなかった、すみません。

ただちに作品を投棄。SLBで死んでお詫びを。
||λ======3
280名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 22:44:01 ID:jjJKLi1E
>>276

ギン姉が死亡、もしくは再起不能になった場合はスバルが覚醒して

新人類な勇者王になります。
281名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 22:59:30 ID:wpEWyao7
>>261
GJ!
とてもエロエロでした!

クロノのささやかな趣味はフェイトの開発・・・っと。メモメモ。
282名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 23:16:07 ID:lNBkcWZI
新OPがスパロボみたいな曲の件。

来週からはスーパー魔法大戦リリカルなのはだな
283名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 23:33:03 ID:OJqBehH7
それを名乗るならJAMに歌ってもらわないと駄目だな
284名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 23:47:11 ID:1qeMUSjF
feat. 水樹奈々ならなおよし。
285名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 23:48:04 ID:LTjQMbjl
ちょっと間違って
feat.水木一郎に
286名無しさん@ピンキー:2007/07/26(木) 23:58:31 ID:jiVFaSeQ
>>285
STORMのMAD思い出して吹いた
287名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 00:04:01 ID:rGT3HMcm
>>274はマジ名作だと断言出来る
288名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 01:50:03 ID:Zp955sVE
>>261
GJ!最近クロフェ少なかったから嬉しかった

>>284
あの連中の中に入ったら間違いなく消えるので却下
あの人達は色んな意味で半端じゃないぞ
やっぱりfeat.水木一郎で
289名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 01:58:43 ID:v8I4KTO3
タイミング的に、そろそろ投下オッケーかな?
もうしばらくして動きがないようなら、初投下、いってみようと思うけど。
290名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:14:53 ID:v8I4KTO3
えー、と。それではいっちょ、これから投下やってみます。
カプはユーなの。エロは……微、かなぁ。
291名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:15:09 ID://k30avP
>>289
ワッフルワッフル
292名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:15:50 ID:IIixo2sc
>>289
俺的には投下していいと思いますよ?
注意書きとかあるなら書いたがいいでしょうが、タイミング的にはおkかと。
293名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:16:38 ID:v8I4KTO3

 時空管理局本局内には、局員用の宿舎が用意されている。組織である以上、ましてや多くの次元世界出身者を抱えているのだ。福利厚生の面にも当然注意を払う。
 本局勤めの勤務員の大半は、ここを利用していた。出身世界や近場の世界から通う者もいるにはいるが、宿舎を利用する方が勤務上は都合がいいのが現実である。
 その、宿舎のある一室。独身用の独り部屋。

 部屋にいるのは2人。
 1人は長いハニーブロンドをリボンで束ねた、一見女性にも見えるメガネの少年。時空管理局のデータベース「無限書庫」の司書長を務めるユーノ・スクライア。
 もう1人は、栗色の髪をサイドポニーにした、管理外世界の中学校の制服を着た少女。航空戦技教導隊所属の高町なのは。
 2人はテーブルを挟んで座り、談笑していた。
 働く部署が違う上に業務上の接点もほとんどなく、なかなか会うことができないが、休みの日以外でたまに時間がとれると、こうなることもある。
 今日はたまたま仕事が早く済んだなのはが無限書庫で勤務中だったユーノの元へ訪れ、少し仕事を手伝った。ユーノの方も今日の仕事のメドはついていたので、終了後、そのお礼に、ということで夕食を共にし、今はユーノの部屋でお茶をしているというわけである。
「さて、と。なのは」
 会話が一区切りついたところで、ユーノは目の前の恋人に声をかけ、部屋にある時計に視線を移した。
「そろそろ帰らないと。士郎さん達が心配するよ」
 現在のなのはは、管理局の局員ではあるものの、元の世界ではまだ中学生だ。故に、管理局に部屋はないし、別世界に宿を持っているわけでもなく、自分の世界の自分の家から通っている。
 今の時間は、なのはの世界の時間を基準にするなら、晩の9時過ぎ。15歳の少女ならば、家に帰っていなくてはいけない時間だ。
 しかし普段ならば「もうこんな時間!?」と驚き席を立つはずのなのはが、動かない。
 俯いたまま、何やらブツブツとなのはは呟いていたが、何やら一度、大きく頷くと顔を上げた。
 緊張した面持ちで、しかしその顔は真っ赤で。
「きょ、今日は……帰りたくないな……」
 高町なのはは、確かにそう言った。
294名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:18:09 ID:v8I4KTO3
 事の発端は2日前、学校での一幕だった。
「ところで、なのはちゃん」
 昼休み、いつもの仲良し5人組で昼食をとっていた時のこと。
「なに、はやてちゃん?」
 親友であり、同僚でもある魔導師、八神はやての声に、なのはは箸を止め、お茶を口に含もうとして
「ユーノくんとはどこまで進んだん?」
 噴いた。
 咄嗟にコップを傾けたので、それがはやてに直撃することはなかったが。
 そんななのはを気にすることなく、周囲の少女達は話に食いついた。
「付き合い始めて、どれくらいだっけ?」
「中1の頃、だよね。付き合い始めたの」
 なのはとの付き合いがこの中で一番長い親友、アリサ・バニングスが首を傾げると、はやてと同じく親友であり、同僚であるフェイト・T・ハラオウンが、なのはの背をさすってやりながらそれに答えた。
 なのはとユーノが、いわゆるお付き合いを始めたのは、2人が13歳の頃。当時はまだ中学生になったばかりの子供、ということもあったが、今ではもう15歳。そうなると、当然「色々」と気になってくるのがこの年頃の少女達の常である。
「ど、どうしてそんなこと聞くの?」
「この中で彼氏がいるの、なのはちゃんだけだから」
 呼吸を整え、問い質すなのはに、おっとりとした声で答えたのはアリサと同じ頃からの親友である月村すずか。
 その一言で、何故かズーン、とへこむはやてとアリサ。それを見てフェイトは苦笑し
「と、とにかく! その辺どうなんよ? 付き合いも長いし。ほら、色々あるやろ〜?」
 数秒後立ち直ったはやてはビシッ、と行儀悪く手にしたフォークをなのはに向けた。ニヤリと笑みを浮かべて。
「そ、そんなこと、人に話す事じゃないよ……それに、何を期待してるのか想像つくけど、まだ中学生なんだよ?」
 顔を赤くしてブンブン手を振るなのはに対し、その反応を楽しんでいるのか、更にはやては続けた。
「別に中学生だからあかん、ちゅうこともないやろ?」
「まあ、皆無ってわけじゃないのも現状だけどね、中学生で経験あるってのも」
 軽く肩をすくめて、アリサもやはりなのはに注目する。あう、となのはは身を縮こませた。
 結局のところ、そういう話題は割と耳に入るし、目にも付くのが現実だ。情報自体は溢れていると言っていい。故に、彼氏持ちに対して、そういう質問が飛ぶのも、おかしな話ではないのだ。
「アリサちゃん、はやてちゃん。一応、中学生の年齢で、そういうのは……法に触れるんじゃ?」
 なのはを不憫に思ったか、すずかが口を挟むが
「その辺、色々ややこしいらしいけど、交際自体は親も知ってて、認めてるし。ユーノは私達と同じ年齢でしょ? そういう場合は確か法律的には問題なかったはずよ。補導はされても、犯罪にはならないわ」
 ちちち、と人さし指を振るアリサ。うんうん、とはやても頷く。
「それに、それはこっちの話やろ? ミッドチルダはどうなんか、っちゅう話や。ユーノくんはミッドの住人やし」
 そういえばさー、とアリサは、やや顔を赤らめて聞いているだけだったフェイトに話を振った。この中で唯一の異世界人だ。
「ミッドチルダってそういうの進んでるの?」
「ど、どうなんだろう……低年齢で職に就く人は多いけど、そういった方面のことは、私にはちょっと……」
 私は生活の主体はこっちだし、とますます顔を赤くするフェイト。どうにもこのテの話題は苦手なようだ。
「てことで」
「キリキリ白状してもらおか?」
 アリサとはやてが、なのはににじり寄る。
 なのはは真っ赤になったまま後ずさり、フェイトはそんな両者を交互に見比べおろおろし、すずかはそんな皆を生温かく見守るのだった。
295名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:19:37 ID:v8I4KTO3
 実際のところ。親友達に煽られたから、というわけではないのだが。それがきっかけになったのも事実だった。
 今まで過ごしてきた時間を思い返してみて、それが大切なものだということに疑いはない。ユーノと一緒にいる時間は、なのはにとって何ものにも代えがたい幸せなものだ。だから、今のままで十分、という想いがあった。
 一方で、それ以上を望む自分というものもまた、確かに存在した。付き合い始めたあの頃とは違う。大人、とは言い切れないが、もう子供ではない、と思う。そういったことに興味もあるし、相手がユーノであるなら何の問題もない。
 不安が全くないと言えば嘘になるが、それでも、好きな異性とそういう関係になる、というのは憧れであり、間違いなく自分の望みだ。
 だからこそ、勇気を出して、意志を示した。のだが
「あの……どうしたの、なのは? 帰りたくない、って……家で何かあった?」
 想い人はあっさりと、その決意を躱してくれたのだった。
「そ、そういう意味じゃ、なくて……っ」
 どう言ったものかと、なのはは考える。今のでもかなり直球だと思っていたのだが、ユーノには通用しなかった。もっとストレートに言うべきだろうか。抱いて、とか。
 しかしさすがに、そこまで言う勇気は湧いてこなかった。
「あ、あのね、ユーノくん……!」
「うん、何?」
「わ、私達、恋人同士だよね?」
「う、うん」
 ようやく、僅かに動揺を見せるユーノ。それを逃さず、なのはは続ける。
「付き合い始めて、結構経つよね?」
「そ、そうだね」
「デートだって何回もしたし、キ、キスだって……」
「う……うん……」
 次第にユーノの顔が赤くなっていく。今までのことを思い出したのか。それとも、自分が言おうとしていることを察したのか。
「そ、それに。当時ならともかく、私達ももう、15歳だし! だ、だから……ね……?」
 自分の顔がこれでもかと熱くなっていることを自覚し、また、今までにないくらい真っ赤になっているだろうなと思いつつ
「そ、そろそろ……次に進んでも、いいと思うの!」
 ついに、言った。
296名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:21:13 ID:v8I4KTO3
(あー、言っちゃった……)
 なのはのSLB級の発言を聞いて、ユーノは内心、溜息をついた。 このテの事をなのはの方から持ち掛けてくるとは思っていなかったのだ。
 告白したのは自分からだし、初めてのデートもユーノが申し込んだ。初めてキスした時も同様だ。だから、帰宅をうながした時のなのはの言葉も、性的な意味ではなく、真面目な話として受け止めようとした。が、実際は前者。
(どうしよう……)
 考える。据え膳食わぬは男の恥、という言葉がなのはの世界にはあるらしい。まさにその状況、なのだろうが、正直、もう少し先だと思っていたので心の準備はできていない。まだ早い。ユーノはそう思っていた。
 しかし顔を朱に、否、紅に染め、潤んだ瞳を向けてくる恋人を、どう躱したものか。

 打開策その1。何とか言いくるめる。
 打開策その2。有り難くいただきます。
 打開策その3。逃げる。

 ユーノだって男だ。ここまで言われればその2を是非とも採用したいところなのだが、そうできない理由もある。物理的な準備が今はないし、何よりなのはを犯罪者にするわけにはいかない。
 かと言って、その1とその3はどうか。3は考えてみれば論外だし、1だってうまく納得させなければ結果は同じだ。乙女にここまで言わせておいて拒絶するなど、下手すれば今の関係にヒビが入るし、最悪ピンクの魔力光が迫ってくることになる。
 などと考えている間も、なのははテーブルの反対側に座って、じっとこちらを見つめて、反応を待っている。あまり時間をかけるわけにもいかない。
 そういうことで打開策その4。なのはに応えつつも、境界を踏み越えないようにする。時間があれば何か他の手を思いつくかもしれないが、現状ではこれが精一杯だ。
 ただこれも、下手すれば理性の壁が崩壊して、その2と同じことをしてしまいかねないという諸刃の剣なのだが。
 落ち着け、落ち着けと心の中で唱えつつ、ユーノは席を立った。そのままなのはの側まで歩いていき、何も言わずに手を差し出す。
「ユーノ、くん?」
 期待と不安の色を見せつつ、それでもなのはがその手を取った。力を入れて彼女を立たせ、胸に押しつけると、両手を背中に回し、少し力を込める。ここまでは問題ない。今までにも経験済みだ。
(さて、ここからか……)
 片手を背から離し、なのはの頬にそえると、びくり、と一瞬震えた。熱い視線はこちらを見つめたままだが、緊張しているのが分かる。
「なのは……」
「ユーノくん……」
 互いに名を呼び合った後、ユーノはなのはに唇を落とした。
297名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:22:19 ID:v8I4KTO3
 重ねた唇に伝わる、温かく、柔らかな感触。今までに何度も繰り返した、互いの気持ちを確かめ合う儀式。
 が、いつもならばここで終わりだが、今日は違う。ここから更に踏み込まねばならなかった。
 合わせた唇を少し開き、舌を出す。そして、なのはの上唇を、軽く撫でた。
「にゃっ……っ!?」
 驚いたのか、なのはの顔が離れる。身体は固定しているのでそれ以上離れることはないが、ユーノは再び顔を近づけ、キスをし、今度は下唇を一舐め。
「あ、あの、ユ――」
 何やら言いかけるなのはを無視し、唇の間をなぞるように舌を左右に動かす。そして、僅かに隙間が空いたところで、舌をねじ込んだ。
「ふぇっ!?」
 逃げるようになのはが退いた。今度はこちらの手を振り解いたが、逃がすつもりはない。同じだけ前に出て、唇を合わせ、舌を使う。
「ち、ちょっ――んうっ」
 なのはが退くだけ前に出て、ついに壁際まで追い詰めると、ユーノはなのはの両手を握り、拘束。壁に押しつけるようにして、更に片膝をなのはの脚の間に割り込ませ、左右への動きも封じた。
(あんなことを言っておきながら、この段階で怯むなんて……やっぱり、まだこれ以上は早いよなぁ)
 なのはの態度に内心で苦笑しつつ、ユーノは行動を再開した。若干、怯え気味のなのはを落ち着かせるように、いつもやる、優しく唇を重ねるだけのキスをする。短く、しかしゆっくりと合わせる時間を長くしながら、シンプルなキスを繰り返す。
 こわばっていたなのはの表情も、次第に柔らかくなっていく。
 それを待ってから、ユーノは第二段階に移った。握っていた手を離し、なのはの両頬を挟むように触れる。逃げられないように。
 そして――ゆっくり息を吸いながら、なのはが息を吐いた瞬間を狙って
「むぐ……っ、んんっ!?」
 なのはの口内に侵入する。しっかりと唇を合わせ、とにかく舌を暴れさせた。
 というより、意図を持って舌を使うこと自体が無理だ。なにせ、自分も今回みたいな深いキスは初めてなのだから。映画のワンシーンで見かけたことがある、程度の知識しか持ち合わせていない。
 だから今できるのは、縦横無尽に動かしてみることだけ。
「ん……っ! んぐっ、は……っ! ゆ――!」
 熱い口内を、ただひたすらに、息の続く限りかき回す。その感触と熱が、ほのかな甘みが、そしてやや苦しげな、しかしそれでいて艶っぽい声が、頭の中を駆け巡った。
 息継ぎを兼ねて、一度離れる。自分よりも、はるかに荒い呼吸のなのはが、やや涙目になりながらこちらを見ていた。
「はぁ、はぁ、ゆ、ユーノく――っん!」
 何か言おうとしたが、無視して2撃目。初めての行為に興奮しながら、しかし一方で冷静になのはの反応を観察しながら続ける。
 手慣れた、とはいかないが、一通りやってみて、どの辺りがツボなのかは分かってきた。それを確認しながら、少し苦しくなってきたのでまた離れる。
 そして、なのはが落ち着く間を与えずに、3撃目。
「ふぅっ……あぁ、んんっ……はぁっ! や、らめひゃっ! んくっ、あ、ふ……っ、は――!」
 歯の表面を舐め、舌を絡ませ、吸い、歯ぐきをなぞり上げる。まともに呼吸できないようにして酸欠に近い状態にして思考を混乱させ、その上で、過敏な反応を示す箇所を重点的に責めてみる。それを繰り返した。
298名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:23:40 ID:v8I4KTO3
 何度目かの行為の最中に、ユーノはふと気付いた。主に息ができないからだろうが、胸元辺りにあったこちらを押しのけようとしていた圧力が消えていた。代わりに今、なのはの手はこちらのシャツをぎゅっと握り締めている。
 そこで、ユーノは一度動きを止めた。
「あ……」
 途端、切なげな声がなのはの口から漏れた。
 ほんの少しだけ唇を離し、軽く舌を出してみる。やや躊躇った後、それに触れてくる熱く湿った肉があった。最初はこちらに蹂躙されるだけだったなのはの方から、求めてきている。
 やや乱暴な、小賢しいやり口だったが、何とかここまで漕ぎ着けた。これで、無理矢理する必要はなくなった。
 ユーノは手を離し、片手を背中に回してなのはを抱きしめ、もう一方の手で後頭部から首筋辺りを撫でながら舌を動かした。それに応えるようになのはの舌が絡みついてくる。
 舌が絡み合うことで生まれる水音。荒くなる呼吸音。艶を増していくなのはの喘ぎ声。それらの音が嫌でもユーノの脳髄を刺激する。
 昂ぶる情動が、その先を求めた。さあ、そのまま突き進め、と。
 しかしこらえる。それは駄目だ、と。
 欲望と理性をマルチタスクで争わせながら、ユーノは別の思考を現状の観察に向ける。やや、なのはの身体が沈んだような気がしたのだ。
 口の動きを休めることなく、ユーノはなのはの両脚に割り込ませていた膝を、左右に振ってみた。
「ふあっ!?」
 触れる、というより撫でるように当たった膝は、なのはの口から奇妙な発声をさせた。今まで以上に、色に満ちた声だった。
 考えてみれば、なのはの今の服装は聖祥大付属中の制服だ。小学生の頃とは違い、そのスカートは短めで、眩しい脚がのぞいている。
(んー……今のは……)
 今度は意識して、膝を当ててみる。
「うん……っ!」
 やはり返ってくる、予想通りの反応。
「ユ、ユーノくん……っ! それは――ひゃんっ!」
「それは、なにかな?」
 少し意地悪く言ってやって、口付け。同時に、膝でいぢってやる。
「だ、駄目っ! むぐっ! んうっ、ひゃっ! あぁっんっ……!」
 撫でる度に震えるなのはの身体。随分といい反応をしてくれる。それが更にユーノを興奮させた。
(そろそろ「満足」してもらわないと……僕が保たないなぁ)
 理性がそろそろヤバげだった。もう数分も同じことを続けていると、そのまま押し倒してしまうだろう、間違いなく。そうなっては意味がない。
 ディープキスを続け、頭を撫でていた手は耳と首筋を重点的に。膝はなのはの内腿を責め続ける。
「あっ! んっ! ぷはっ! ユ――んっ! らっ、らめ――っ! んあっ!」
 なのはの嬌声が激しくなる。そうなるだけのことをやれているからだが、理性ゲージが急激に下がっていくのも分かった。あ、あと数分どころか数秒も保たないや、と確信できる。
 だからここまで、とばかりにユーノはなのはを力一杯抱き締めた。同時に舌を、なのはの一番反応した部分――上歯茎の裏側に這わせる。
 膝は強めに擦り上げたが、勢いが強すぎて、太腿どころかその付け根の微妙な部分に押しつける形になってしまったが、結局それで正解だったのか。
「――――――っ!!」
 びくん、と大きく跳ね、力を失ったなのはの身体が、こちらにもたれかかってきた。それを受け止めながら、ユーノは最後の仕上げに入る。強烈な抱擁を優しい抱擁に変え、
「今日はもう遅いから……家に帰ろうね。僕のかわいいなのは」
「はぁ、はぁ……っ、あ、は……ぁ……はい……」
 囁くように呟いてやると、息も絶え絶えに、なのはは答えた。
299名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:24:53 ID:v8I4KTO3
 結局、独りで帰らせるには不安が残る状態だったので、海鳴の自宅前までなのはを送り届けてから、ユーノは自室に戻ってきた。
 そのまま自分のベッドにダイブし、今日のことを思い返す。
「あー……」
 そのままゴロンと転がり、天井を見上げた。
 何だかとんでもないことをしてしまったのではないか、と、今更だが思う。
 初めての大人のキスで、しかもそれ以外にも色々と。よくやれたものだと感心すると同時に、僕ってこういう奴だったかなぁと少し自己嫌悪。本当なら大人のキスで止めるつもりだったのに、エスカレートしてしまったし。
「やっぱり……あのまま一気に――って、だめだってそれは」
 大きく溜息を吐く。
 ユーノは男だ。それも健全で、健康な。あの流れなら、当然突っ走るのが雄というものだと自分でも思っている。それでもその先に進めなかった、否、進まなかったのは、理由がある。
 そうなることを予想していなかったのでいわゆる避妊具の用意がなかったこと。初めてで暴発した挙げ句クリティカルヒットなどということになったら目も当てられない。
 しかしそれ以上に重要な理由がある。なのはと付き合い始めた頃に、ある幼なじみが言った言葉。

『ユーノくん。私らの世界ではな、男は18、女は16にならんと、エッチなことしたらあかん、って法律で決まっとるんよ。いくらなのはちゃんが可愛いからって、襲ったりしたらあかんよー』

 当時は全く気にしなかった言葉だ。なにせ、そういう方向へ進むにはまだ幼かったから、実感が全くなかった。せいぜい、一緒に風呂に入るとかはタブーなのだ、くらいの感覚だった。
 しかし今は違う。それなりに成長しているし、意識も変わっている。ユーノ自身はミッドチルダの人間だから、管理外世界の法律なんて関係はないが、なのははその世界の住人なのだ。だったら、一時の欲望に負けてなのはを犯罪者にするわけにはいかない。
 だから耐えたのだ。ばれなきゃ問題ない、とも言えるが、そういうものでもないと思ったし。やはりけじめはけじめだ。
 その割に、なのはの方からアプローチがあったのは、そういう意味ではおかしな話なのだが。その辺りは自分よりもなのはの方が詳しくて当然なのに。
「まぁ、今回はギリギリだったなぁ」
 耐えきった自分に、おめでとう、だ。
「でも、そろそろ、かなぁ」
 なのはの誕生日はもう少し先だし、16になったら即関係、というつもりもないが、準備はしておいた方がいいのかな、と思う。まあ、避妊具は直前あたりに調達すればいいが、問題は――
「そういうの、少しは勉強しておくべきかなぁ」
 性技レベル1では、問題あり、だろう。その時に失敗はしたくないし。かといって実践を積むわけにもいかないので、当面は知識の収集だろうが。
 無限書庫の司書長なんてやってはいるが、そんな知識をいちいち検索かけたことなどなかったし。いや、そういうのは公私混同だしある意味情けないものもあるし。
「まぁ、追々ってことで……」
 思考を止め、当面の問題に移ることにした。天井から視線を動かせば、目にはいるのはテントを張った自分のズボン。先程の行為を思い出しただけでこれだ。はち切れんばかりに自己主張する愚息に目をやりながら、手を枕元へ伸ばすと、触れたのはティッシュの箱。
「はぁ……」
 僕って最低、なんだろうか、と思いつつ、ユーノは大きな溜息を吐いた。
300名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:26:07 ID:v8I4KTO3
以上、初投下&初エロ挑戦でした。まぁ、微エロですが。
しかしそれでもすごく気力使った気がします。エロかける人って凄いね。
こんな作品ですが、楽しんでいただければ幸いです。

あ、タイトル入れ忘れてましたが。
「ステップアップ:15歳」と、一応考えてました。
301名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:27:53 ID:hBBUAtdf
>>300
リアルタイムきた!
GJです!
302名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:32:40 ID:C7kuuR6M
GJ
真相がばれたときのはやてが憐れでなりません
303名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:37:53 ID:VTcqtdLy
ああ……やっぱ15歳くらいが……何かこう……良いよね!!
304名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:41:05 ID:IIixo2sc
GJ!リアルタイムGJ!!
305名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/07/27(金) 02:44:54 ID:8jkLx53L
>>300
純愛ユーなのktkr。GJGJGJ!蝶GJ!
いや、こういう初々しいのいいよね!
というか、ユーノ君上手いこと事を進めたようで、最後の最後でちょっとカワイソスw
でもあと少しの辛抱だ、そんときは一気にケコーンまで進んでしまえw

って、俺何でこんな廃テンションなんだ(´・ω・`)
306名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 02:53:20 ID://k30avP
>>300
神降臨!GJ。

このユーノかっこいい,できれば続き読みたいです
307名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 04:17:09 ID:PR5+FgqT
クトゥ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ル !!!!!
308名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 05:25:56 ID:fTaDR3QC
case FTHの方
GJ!!
エリオよくがんばった!フェイト病んでるよ!
でもエロはとてもハアハアしそうだと思ってたら
エロはないんでつか・・・
309名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 06:20:20 ID:XZRomOml
>>300
なんか久々にこういうの見た気がする
正統派GJだ!
310名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 07:49:07 ID:e/Vpzo2j
GJ!

なのはに迫られるはやてが見たいです。
311名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 07:50:51 ID:uYSNinVg
みんな苦しめばいいのに
ttp://www7.axfc.net/uploader/2/so/N2_1908.zip.html
312名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 10:29:31 ID:8zExci5V
>>300
God Job!!
正統派ユーなのは初々しくて…ユーノのテクがはじめてっぽくないけど
そこがまた良い!

このまま16歳の誕生日を迎えたなのはに迫られるのを期待させてもらいます。
313名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 11:07:58 ID:rGT3HMcm
俺も触発されてなのは×ユーノ書きたくなったぜ。
314名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 11:13:25 ID:My7ilBy4
なんで保管庫ってあんなに更新遅いんだ?
315名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 11:21:49 ID:DkNlu7Cy
鳥坂「まあそう言うな、人には持って生まれた性分という物があるのだ」

ぶっちゃけ火浦功よりは早いですから気にする必要ないと思う。


;゚д゚) <何しろ、我々は13年待った。

        Σ(゚Д゚;エーッ!!比較対象間違ってるよ!
316名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 11:29:36 ID:81zVCmbA
>>296

>打開策その1。何とか言いくるめる。
>打開策その2。有り難くいただきます。
>打開策その3。逃げる。


なぜ「打開策その4.調教する」がないんだっ!
317名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 12:07:22 ID:mlcY0elw
最初に火浦出されちゃ続けられないじゃないかw

佐藤とか。
318名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 12:28:31 ID:T+g4ZJTw
>佐藤
地連、パシスト、レッブラ……

やめて煉獄やめて
319名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 13:00:32 ID:NCBxd8hA
>>300
GJ!
やっぱ、ユーノが少し手慣れてるような感じだが、考えてみれば胸とか臀部とかには触れてないのな。最後はアレだけど、偶然だし。
律儀というかチキンというかw
ステップアップってコトは、これ以上があると期待するぜ!
320名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 14:25:21 ID:CUq2RS9M
>317
そういう時は、きくたけに逃げるんだ。
海砦の頃は掲載されたのが珍しい位だったのに、今じゃ毎月連載の取締役副社長だ。
321名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 15:41:19 ID:7qpbUX6n
>>314
善意でやってくれてる事に対して何様だよ
遅いと文句を言うくらいなら編集手伝えばいいだろうが。
以前のスレで手伝いを募集してたのを知らないとは言わせんぞ
322314:2007/07/27(金) 16:36:21 ID:QbVzjaj6
>>321
知らなかったわ
323名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 16:38:41 ID:+0JROBnx
>318
信長!信長!
324名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 18:08:32 ID:CUq2RS9M
遅筆の作家をなだめすかして書かせる、美人編集集団?
325名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 18:45:27 ID:AXMRG1fw
>>322
今からでも549氏(保管庫管理人)に「手伝います」って名乗りあげとけば?
326300:2007/07/27(金) 19:43:03 ID:CZ7K76Bf
うわ、仕事から帰って見てみれば、思ったより読んでもらえてるみたいだw

ちょっとユーノの初々しさというか、悪戦苦闘するところとか、もう少し描写できれば良かったなぁ、と今更ながら反省。普通のキスしかしたことない少年が初めてであそこまでは普通できんもんねぇ……(汗)
ユーノに才能があった、あるいはなのはが敏感だった、もしくはその両方てことで一つw
一応、続編は考えているので、時間は掛かると思いますが、できたら投下しに来ます。
327名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/07/27(金) 20:11:03 ID:8jkLx53L
>>300
おお!続編も考えられてるのですか。楽しみに待ってますぜ!
328名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 20:30:42 ID:QL0NskvW
>314
 というか、保管庫は前スレでお手伝いさんが増えたおかげで、一気に更新速度が
上がった。今はスレの進みが異様に速いだけだ。
329328:2007/07/27(金) 20:35:37 ID:QL0NskvW
訂正。「前スレ」じゃ無くてもっと前のスレだな確か。

あと>>300氏、続編期待してますッ!
330名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 22:37:01 ID:CUq2RS9M
ふと、フェイトのお見合い話で浮かんだ妄想。

エリックが助けたママさんに一目ぼれされたら……

しかも彼女、ヤンデレ系で……
331名無しさん@ピンキー:2007/07/27(金) 23:54:18 ID:NgWwLMlv
この期に及んでヴァイス×シグナムが見たいと思っているのは無駄だろうか・・・
332名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 00:25:13 ID:DgQ+pCMC
>>331
某所の20万HITキリリクは読まれました?
333名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 00:50:47 ID:qPfM2Xhv
>>332
某所って?
宜しかったら詳細を…
334名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 00:51:50 ID:xicWB3I0
335名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 00:59:51 ID:5ESiNKKS
ちょっとユーノが強引になのはにアレしてしまう話を書きますスンマセン
諸事情によりユーノのキャラが大きく変化してしまいますスンマセン
あと、ちょっとだけオリキャラも出ますスンマセン
以上の事をご了承頂いてから読んでくださいスンマセン
336酔った勢いで押し倒す編:2007/07/28(土) 01:01:10 ID:5ESiNKKS
ユーノはなのはが好きだった。表向きには「別に何も無い」とか言っていても
心の底ではなのはを愛する気持ちが強く残っている。
しかしその気持ちを正直に伝える勇気が無かった。
そんな歯痒い自分が許せなかった。

そうこうしている内に気付けばもう自分もなのはも19歳。
いい加減自分も腹をくくって正直に伝えないと不味いかもしれない。
そう考えていてもユーノは正直に伝える事が出来なかった。

「あ〜…僕はなんでこうなんだ!? なんで…。」
「何があったか知らないが…元気出せよ兄ちゃん…。」
夜のおでん屋の屋台で一人おでんをつつきながら嘆くユーノに
屋台のオヤジが何とか励まそうとしていた。
「あっ! そうだ! 悲しい時はやっぱこれに限るだろ!」
すると屋台のオヤジは日本酒の満載した一升瓶を取り出したでは無いか。
「地球の日本国から取り寄せた酒だ! これでパーッとやって悲しい事は忘れちまえ!」
「え!? でも僕はまだ19歳…。」
「かまうこたぁねぇ! 19歳も20歳も大して変わりゃしねぇよ! だから飲め飲め!」
屋台のオヤジは豪快に笑いながらコップに日本酒を注いで差し出す。
そして、彼の豪快な所やユーノにとっても見習いたい所でもあった。
「そうだ…僕にもこの人の様な豪快さがあれば…素直になのはに告白出来ていたはずなんだ…
でも僕にはその勇気が無い…くそ…くそっ…。」
そう考えれば考える程自分の不甲斐なさに腹が立ってくる。
「畜生ぉぉぉぉぉ!!」
ヤケクソになったユーノは一気に日本酒の入ったコップを手に取ると共に一気飲みしてしまった。
「っぷはぁぁぁぁ!! もう一杯ぃぃ!!」
「おお! 兄ちゃん! 顔の割りに派手な飲みっぷりだねぇ!」
ユーノの顔はもう真っ赤になってしまっており、完全に出来上がっていた。
「よしよし! もっと飲め! ジャンジャン飲め!」
「ぷはぁぁぁぁ!! 女が何だってんだよぉぉぉ!! ったくよぉぉぉぉ!!」
屋台のオヤジに薦められるままユーノは日本酒を何杯も飲んでいった。

しかし…それはまだこの物語の序章に過ぎなかった。
337酔った勢いで押し倒す編:2007/07/28(土) 01:02:32 ID:5ESiNKKS
それから間も無く、なのははユーノに呼ばれた。
「ユーノ君の方から私に連絡してくるなんて珍しいな〜。何かあったのかな?」
何気無くなのはがユーノの自室まで行くが、そこには誰もいない。
「あれ? ユーノ君? いないの?」
部屋の鍵は開いていると言うのに部屋の中は真っ暗で人の気配が無い。
不審に思ったなのはが部屋の中に入った時、突如して何者かが背後から襲い掛かって来た。
「キャァァァ!!」
不意の奇襲になのはは何者かに抱きかかえられ、そのまま部屋の中のベッドに
押し倒されてしまったでは無いか。
「キャア! 誰!? 一体誰がこんな事を…。」
やっと暗闇に目が慣れて来た時になのはは気付いた。奇襲をかけて来た張本人を…。
「ゆ…ユーノ君!?」
それは何とユーノであった。そして顔を真っ赤にさせたユーノが
なのはをベッドに強く押し付けていた。
「ユーノくん! 一体どうしたの!? 何でこんな事するの!?」
「な〜のは〜! 会いたかったよ〜! ヒック!」
「うっ! 酒臭い! まさか酔っぱらってるの!?」
ユーノの息はとてつもなく酒臭かったし、ユーノ自身も酒に酔ってヘベレケになっていた。
そう、おでん屋のオヤジに薦められるまま日本酒を何杯も飲んだユーノは当然ベロベロに
酔っぱらい、その勢いでなのはを呼び、ベッドに押し倒していたのである。
「ユーノ君!? どうしてお酒なんか! まだ19歳でお酒飲んじゃだめでしょ!?」
なのははユーノに身体をベッドに押さえ付けながらも注意するが、ユーノは
まるで話を聞いていないかのようにベッドの下から一升瓶を取り出していた。
「うるせぇよ! これが飲まずにいられるかってんだぁ〜。ヒック!」
「え!?」
なのはは絶句した。ユーノがあんな乱暴な言葉を使うとは…
確かに酒に酔うと人格が変わると言う事がある事はなのはも知っている。
しかし、ユーノがここまで乱暴に変貌する等…なのはには信じられない事だった。
そしてユーノは先程取り出した一升瓶のフタを開き、また飲み始めていた。
「ユーノ君だめだよ! お酒飲んじゃだめ!」
「うっせぇな〜、細かい事気にするなっての〜。それにこれから良い事するんだからよぉ…。ヒック!」
「アッ!」
その時、ユーノはなのはの左乳房を握り締めていた。
「痛い! 痛い! そんなに強く握らないで!」
「おうおう…立派に育ってるねぇ〜。ヒック!」
ユーノは不敵に笑いながら今度は右乳房にまで掴みかかった。
「ダメェ! ユーノ君ダメェェ!」
「そんな事言って抵抗してないのはなのはも何だかんだで感じてるんじゃないのか〜? ヒック!」
「そんな事無い! ユーノ君! ダメ! ア! ユーノ君!!」
流石のなのはだって怒ってユーノの手を掴んで己の乳房から引き離そうとする。
が、ユーノの手はまるで岩の様に固く動かず、その間もなのはの乳房を揉み解している。
338酔った勢いで押し倒す編:2007/07/28(土) 01:03:44 ID:5ESiNKKS
「え!? ユーノ君こんなに力強かったっけ!?」
何故!? 確かになのはは魔力こそ高いが運動神経は良い方では無いし、
力も強いとは言えない。だがそれはユーノも同じはずだ。いつも無限書庫に篭って
運動だってロクにやっていないだろうし…
「はっ! そう言えば!」
ユーノの力の強さに心当たりがあった。それは無限書庫でのユーノの仕事振りにある。
いつも分厚く重そうな本を何冊も重ねて一度に持ち運んでいた。
これを毎日続けていたのだろうから、知らず知らずの内に凄い力が付いていても
なんら可笑しい事ではない。こういう重い物を運んだりする運動で付いた力は
戦闘に関してはお世辞にも役に立つとは言えないが、今のなのはを押さえ付けるには十分だった。
「さ〜なのはも観念して僕と良い事しようよ〜、ヒック!」
「臭い! 臭いってば!」
ユーノは不敵な笑みを浮かべながら酒臭い息をなのはの顔面に放つ。
いくら酒に酔って人格が変わっているとは言えこれはあんまりだ。
そしてついにユーノはなのはのスカートにまで手をかけてしまう。
「え!? あ! ダメ! やめてユーノ君! 嫌ぁ!」
「嫌よ嫌よも好きの内ってね…ヒック!」
ユーノはなのはのスカートを思い切りずり下ろし、パンティーを露にさせていた。
「嫌ぁぁぁ!」
なのはは思わず両手で股間を押さえるが、その手さえユーノによって引き離されてしまう。
「そんな事したら見えないだろ〜? ヒック!」
「うっ…うっ…。」
なのはは目を背け、ユーノは興奮気味になのはの履いているパンティーを見つめていた。
「やっぱりなのはは最高だな〜、ヒック! それじゃぁ本命行って見るか!? ヒック!」
ユーノはついになのはのパンティーまで手をかけてしまった。
これにはなのはも顔を真っ赤にしながら両手で自分のパンティーを掴む。
「ダメェ!? これは絶対ダメェェ!!」
「何をするんだ!? もう僕の息子は出来ないと言ってるのに!! ヒック!」
ユーノのズボンによってその実像こそ明らかにはなっていないが、
確かにユーノの股間に輝く男性器は巨大に勃起しており、スボンの上から
その形が浮き出ている程だった。
「さぁなのは! そのパンティーを脱いで僕とユニゾンしようよぉ〜! ヒック!」
「嫌ぁぁぁぁ!! ダメダメダメェェ!!」
なのはは泣きながら必死に己のパンティーを下ろされまいとパンティーを
力一杯引いていた。が…
「いいじゃねぇかいいじゃねぇか…減るもんじゃあるまい…し…。」
突然ユーノの力が抜けた。
「え!?」
それどころか思い切りなのはに向けて倒れこんで来たでは無いか。
「え!? え!? どうしたの!? ユーノ君!?」
「うずず〜…。」
「あ…寝てる…。」
ユーノは何の脈絡も無く寝てしまっていた。酒に酔って人格が変わった人は
暴れた挙句に寝てしまうと言うパターンが確かにあるが、それを実際に
目の当たりにしてしまったなのはは呆れて眉を細めた。
そしてユーノをベッドに寝かすなのはだが、その時の顔は何処か悲しげだった。
「はぁ…ユーノ君…ユーノ君もケダモノだったの…? 残念だよ…。」
なのはの目には涙が浮かんでいた。
「ユーノ君どうして…どうしてこんな事をしてしまったの?
お酒で酔っていたからなの…? そんな事理由にならないよ…。
ユーノ君…もしかして今までの事は全て遊びだったのね…。
私…ユーノ君の事好きだったのに…いつか正直に伝えようと思っていたのに…。」
339酔った勢いで押し倒す編:2007/07/28(土) 01:05:32 ID:5ESiNKKS
ユーノがなのはを好きと言う気持ちを持ちながらも、その本心を正直に伝えられなかった様に
なのはもまたユーノを好きと言う気持ちを持ちながらも、その本心を正直に伝えられずにいた。
そして、他の女性局員から「男は所詮ケダモノ」と言う話を聞かされながらも
ユーノに限っては違う。ユーノは紳士だからそんな事は絶対にしないと…
そう心の中で信じていたと言うのに…酒に酔って人格が変わってしまっているとは言え、
あそこまでのユーノの変貌ぶりはなのはを失望させるに十分な物だった。

「ユーノ君…さようなら…。」
なのはが目から涙をボロボロ流しながら部屋から立ち去ろうとした時…
「ごめんよなのは〜…。」
「!!」
突然のユーノの声。なのはは思わずふり向くが、ユーノは寝ている。
と言う事は寝言…?
「ごめんよなのは…僕が自分の気持ちを正直に伝えられないばかりに迷惑かけて…
嫌われても当然だよね…。ごめんよ…。」
「やっぱり寝言なの?」
相変わらずユーノは寝たままである。しかし、その目からは涙が浮かんでいた。
「…。」
なのはは部屋から出るのを一まず止めた。なのはは完全にユーノに失望したワケではない。
酒に酔ってなのはを押し倒したユーノの行動が彼の本能による物なら…
今の寝言で謝るユーノの行動は彼の理性による物だとなのはは思いたかった。
例え少しでもこういう感情が残っているのなら…まだユーノを信じてみようと…

数時間後、ユーノが目を覚ました。
「うっ! 頭痛い…って言うか何で部屋にいるんだ? 確かおでん屋台のおじさんに
薦められた所までは覚えてるんだけど…ってアイタタタ…頭が痛いよ!
これが二日酔いって言う奴なの?」
ユーノが頭を痛そうに抱えていた時、ユーノのすぐ隣に腰掛けているなのはの姿があった。
「なのは! どうしてここにいるんだい!?」
「ユーノ君こそ覚えてないの? 私はユーノ君にここまで呼ばれたのに…。」
「え? そんな覚えは…っては!」
ユーノは真っ青になった。おでん屋台のオヤジに酒を薦められた以降の事は
記憶に無く、またその間になのはがユーノに部屋まで呼ばれた事になっている…
と言う事は…何が起こったのかはユーノにだって予想が付いた。
「なのは! まさか僕…なのはに何か取り返しの付かない事を…。」
「うん…したよ。色んな事を沢山…。」
「え…。」
その時の自分を睨み付けるなのはの目付きにユーノはなおも真っ青になった。
これは絶対嫌われると…と言うか殺されると…。
しかし、特になのはは何もする事は無かった。
「それじゃあユーノ君起きたから…私帰るね?」
「う…うん…。」
なのはは確かに何もしなかったが、その時の口調からユーノは悟った。
これで自分は完璧に嫌われたんだと…。が…
「次はお酒なんかに頼らなくて、何時も通りのユーノ君の状態で私を呼んでよ。
それなら私だってよっぽど忙しくない限りは付き合ってあげるから…ね?」
「え…?」
なのはは部屋から立ち去って行ったが、予想外のなのはの言葉に
ユーノは良い意味で唖然としていた。
                おわり
340335-339:2007/07/28(土) 01:06:26 ID:5ESiNKKS
なのはがユーノを許す理由が何か中途半端でスンマセン
と言うかエロスレなのに思い切り寸止めでスンマセン
駄文失礼しましたスンマセン
341名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 01:26:51 ID:DgQ+pCMC
>>334
バレバレのヒントだすつもりだったのですが・・・直は・・・いいのかな

>>340
続きで今度はユーノが忙しくてほったらかしのなのはさんが
ユーノを襲う逆verもできればよろしくおねがいします。
342名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 01:33:22 ID:dCkZKSn7
>>334
おお、シグヴァよりもユーティアがいいな、そこ。
>>340
許した理由はなのはさん自身も思っているように10年間飼い殺しにしているから、と脳内補完したのでおk。
ちゃんと入っていたらGJ
343名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 01:54:22 ID:ts2mGJyN
【リリカルなのは】ナンバーズを語る【Strikers】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1182163021/
より転載
--------------------------------------------------------------------------------

ぴっちりしたスーツに包まれた柔肉、
膨らんだ二つの山は、薄い布地ごしに触れれば、急に早くなった鼓動とマシュマロのような柔らかな温もりが伝わってくる。
なめらかな曲線、ピッチリとスーツの布地が張りついたおなかを撫でれば、「うっ、くっ……!」と声が漏れる。
スーツに包まれた恥丘はうっすらとぬくい湿り気を帯びていて、締まるスーツは秘部に密着しスジをつくる。
やさしく稜線をなぞると、二三度可愛らしくヒクヒクと震え、湿り気を増す。

力強さを感じるよく引き締まった両の太ももに手を当て、顔を秘部に向け静かに埋めようと近付けると



「くっ…………やめろ! そんなところ見るな……くだらん」
トーレは顔を真っ赤に染め、濡れそぼった股を強くとじた。

--------------------------------------------------------------------------------

強く閉じられた股を無理やり力でひらくと、そこには熱く濡れそぼった秘肉が、
温く湿ったスーツの布地に密着されて浮き出ている。
そこに容赦なく顔をうずめ、秘肉をスーツ越しに舐める。
すぐに全身がピクンとひくつき、秘肉がヒクヒクと震えだす。少ししょっぱい、
蜜が秘肉から盛れだすころには、脚から力も抜け、体は従順になっている。
暇になった手で、二つの柔肉の山を包むように掴むと、人差し指で、
乳首を回すように撫ぜながら、やさしく揉みあげてやった。
すぐに、爆ぜる吐息が速くなり、乳首が硬く立ち上がった。
舐める舌もより早く深くなり、舌先はすでに襞の内側へと、
スーツ越しに押し入りようとしている。

すっかりだれた身体は熱く火照りながら吐息に合わせ上下する。
柔肉を愛でていた両手を離し、腹の稜線に沿ってわき腹を撫ぜながら手を下に下げていき、
たどりついた股座で、秘肉を直接開こうと指をかけると



「あっ…はぁはぁ……も、もう…やめてくれ………はぁ、うっ、んっ……やめろ、セイン……」
顔を真っ赤にし、涙を流しながら息を荒くするトーレを凝視すると、セインはやらしく微笑んだ。
344名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 01:56:42 ID:ts2mGJyN
最後の理性で正気をつなぎ止めようと耐えるトーレをみて、最後の攻めに出た。
指で開いた下の唇を、舌の先で、内側の初々しい恥肉をしごきながら舐め回す。
ざらつく舌先を恥肉に強く当てる度に、「んっ、あっ、くうっ」と喘ぎが洩れ、ますますトーレの顔は紅潮する。
スーツの股のあたりはすっかり蜜でぐっしょりと濡れ、恥肉の襞は絶え間なくヒクヒクと震えている。
顔は耳まで真っ赤になり、涙と汗でぐちゃぐちゃになり、普段のクールな様など想像もできない。
息とともに嗚咽のような喘ぎが洩れ、すでに腰はガクガクである。
恥肉を広げていた指をやすめ、乳頭にクリップをつける。
きつく締めあげられるとともに体がビックンッと大きく海老反り、恥肉からは蜜が吹いた。
「もういやあ……やらぁぁ……やめろぉ…やめれくれぇぇ……」
とろとろにとけた顔、身体、秘肉。舌で蜜にまみれた股の突起を優しく撫ぜると、
身体が激しくビクつくと共に、舌先に突起がくいくいっと起きようとするのを感じた。

ガバッと突然身を離す。
眼下にはすっかり未曾有の快感に溺れた、普段はクールでならす姉の姿がある。
普段とのあまりのギャップに身震いすると、自らの身体が火照るのを感じた。


「…………いくよ」
セインはトーレに身体を重ね合わせ、自らの唇を、舌を、トーレの唇にうずめた。

--------------------------------------------------------------------------------

「ん……ぷはぁ!」
深く長い口付けは、舌絡み合い、とろけた涎がからんで甘く優しかった。
左手で秘部の柔肉をひらくと、自分の秘部をあてがう。自分のもすでに蜜でよく濡れていた。
ゆっくりと前後に動かす。スーツの薄い布地越しに双の柔肉がこすれ合い、ぴちゃぷちゃと音を立てる。
脳の奥底まで染み込んでくる熱に、腰の動きが早くなる。ちゅっちゅっ、と音を立て、蜜の飛沫があがる。
突起同士がこすれ合い、電撃が走る、身体が海老反り、汗が吹き出る。
「も、もうだめぇ! と、飛んじゃう!」
「ううっ……あっ……あああっ……い゙っ…ぐうううううううう!!」
二人して身体を引きつらせ、互いに強く抱き締めながら、達した。
蜜は噴水のように噴き、しばらくは身体がいうことをきかず、快楽の沼に沈んだ。


「これあげるから次からは一人でも頑張ってね〜、トーレ姉」
そういってローターを眠ったように動かないトーレのぐちょ濡れの秘肉に押しこんだ。

「たくさんあったから一個ぐらい盗ってもバレないでしょ〜♪ でもなんであんなに持ってんだろ、あの娘」




「あ、あれ!? ないっ!! あ、愛用のが……ま、ま、まさかヴィヴィオがオモチャと思って持っていったとか……
そ、それはない、……ないといいな……あれがないと、なの(禁則事項)のこと想って夜に耽ることもできないじゃない……」
345名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:00:08 ID:rLGR/eTL
2ちゃんで個人サイトあげるのは厨行為だと認識していたのだが
346名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:16:39 ID:YF1UIRQ0
あ……なんか先越されたような気がする(´・ω・`)ショボーン


>>340
OKOK
GJだぜ!!
さあ!次はなのはさんが酒を飲んでしまいユーノ君を(略
347名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:25:14 ID:PhKTbcxd
お前ら、電波が飛んできたんだがどうすればいい。
なのフェイやアリすずじゃなくなんでなのアリで電波が飛んでくるのかと。・・・・書きづれぇ。
348名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:33:53 ID:YF1UIRQ0
>>347
まず箇条書きにしてみる。

・どんなエロを望むのか?
・エロのシュチエーションは?
・道具は使うのか?言葉攻めか?
・エロに入る切っ掛けと、その後の展開は含まれるのか?
・シンプルにセクースシーンだけにするか?

等等……


いや、大好きですよ、なのアリw
349名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:34:20 ID:Q+k8lTFB
>>347
アリサ好きの俺のためにどうか頼む!!
350名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:40:29 ID:PhKTbcxd
ちと頑張って書いてみるか・・・SS書くの久しいから多分かなり時間食うしなのはSS書くの初めてなんだよね俺

少し疑問になったが設定の改竄ってどこまで許されるんだ?
たとえばなのは達がそのまま高校に通ってたり(勿論時空管理局と兼任ってな形で)、アリサ達が何らかの形で時空管理局入りしてたり。
今考えてるプロットが少々設定改竄したプロットなんだよな・・・原作設定に沿った話でも書けなくはないんだけど。
351名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:43:18 ID:dCkZKSn7
>>350
思うがままに。
352名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 02:45:30 ID:kfIrG93a
>>350
結構自由がきくと思うよ。
何せ二次創作だし
ただ、投下前に一レスその旨の断りを入れてほしいかな。

と、私の意見
353CRR:2007/07/28(土) 03:05:08 ID:09bOPr6g
ドモー。
ここんとこリアル生活が忙しくて……気分転換に、降りてきたものを書き殴り。

・エロ
・美由希&ユーノ

ではドゾー。
354Sweet Revenge:2007/07/28(土) 03:12:14 ID:09bOPr6g
「ゴメン……私、ユーノ君を友達以上の関係で見れないの」


……なのはに、フラれた。

ユーノ・スクライアの一世一代の勝負は見事に敗北。
帰路から寄り道をし、なのはの世界で年をごまかして自棄酒に走った。

公園のベンチで潰れていると、雨が降ってきた。
雨粒が、体の熱を奪うかのように、激しく僕の体を叩く。

……このスーツ、高かったんだけどな。
……まあ、いいか…何か…どうでもよくなっちゃったな……




Sweet Revenge




「んっ……はむ…ちゅ……ん……っ……」

第97管理外世界・日本・海鳴市。ここは、一人の魔法少女を輩出した一家の家だ。端的に言えば高町家。

「ふっ……んぅ……どう?気持ちいい?」

一人の女性が僕のの股間に顔を埋め、僕のモノを口に含んでいる。
長い髪を束ねた女性の顔には……

僕の顔にあるのと同じ視力補正具。つまり眼鏡をかけていた。

「美由希さん……っ……う!……いい…です……」

夕日がリビングに差し込む中、僕と美由希さんはお互いを求め合っていた。



―――――あの日。

たまたまコンビ二に買い物に出ていて、公園を通った美由希さんに僕は介抱された。
後で話を聞いてみると、どうやら僕は高熱で相当ヤバかったらしい。
つまり……僕はなのはに留まらず、美由希さんにも命を助けられたわけだ。
ホント、高町家にはお世話になりっぱなしで……

で、美由希さんに事情を洗いざらい吐かされた。
その後、

「……ふー、まったく、ウチの妹はどうしてこう見る目が無いのかなぁ……」

とつぶやいた後、

「……ねぇ、ユーノ。私と付き合わない?」
「…………へ?」

美由希さんは、僕にそんな提案を持ちかけてきた―――――――


355Sweet Revenge:2007/07/28(土) 03:14:35 ID:09bOPr6g
「うぁ……っ!!出る!!!」
「んぅっ!?!?!?」

射精の瞬間、思わず美由希さんの頭を鷲づかみにしてしまう。

「……っ!!!えはっ!!げほっ!!!はっ!!ぁ……」
「あっ!!……すみません……」
「もう!ユーノのバカ……」
「うっ……ホントにすみません」

見下ろすと、むせたせいで少し目がうるんでいる美由希さん。
その肌、その瞳、その体つき……
改めて見るととても二(ピー)歳とは思えない若さを見せる。

う……そんな事考えてたら、また起ってきた……

「んふ……やっぱ若いね、ユーノ」

……しょうがないですよ、そんなモン見せられたら……




「んんぅ……………っ!!!」

ゆっくりと美由希さんの中に侵入していく。
結構関係を持ってから何回もヤってるはずなのに、この包み込まれるような感覚はいつまでも飽きない。

「……っは、あ……ユーノ……いいよ……動いて……」

すっかり惚けた瞳を向けられ、せがまれた。
ならば、と僕は大きく腰を振り出してみた。

「はぁっっぅぅ!!!」

子宮の奥まで突き込み、

「んんんぅぅぅ……」

膣から抜けるような勢いで引く。
ゆっくり、大きく、それを繰り返す。




「はん!あっ…!!んう!あん!あん!あぅ!!っ!!」

次第に美由希さんの吐く声に余裕が無くなっていく。
僕も……その、さっき出したばかりで情けないけど、もうそろそろ出そうなわけで。
大きな動きから、ギヤを一段落としたようにピッチを上げてみる。

356Sweet Revenge:2007/07/28(土) 03:17:00 ID:09bOPr6g
「んぅ!?ちょ!!ん!!あ!!んん!!あん!あっ!ううぅ!!!」

リビングに響き渡る卑猥な音がいい感じに気分を高めてくれる。
……そろそろ、出そう……

「いきますよ……美由希さん……っ!!」
「えっ……!?ちょっと、もう少し待……!!」

……うん、申し訳ないけど先にイかせていただきます……
腰を掴んで、出そうになった瞬間に美由希さんの腰をぐいっと引き寄せる。

「くっ……!!!!」

腰の辺りが痺れるような感覚。射精感。
僕は美由希さんの中に欲望を放った。




「む………」

……美由希さんは、イけそうでイけない不満を顔に表していた。
じゃぁ、いつものもう一押しで……

「んひゃん!?!?」

子宮の上あたり、お腹を優しくさする。
3回目辺りだったかな?美由希さんはこれに弱いという事に気付いたのは。
何となく、昔フェレットモードで美由希さんにお腹をさすられていたのを思い出し、ちょっとやってみたところ、
いつもよりずっと敏感な反応をしてくれた。

「んぁ……!!っ!くぅ………ん!!!」

ちょっとしたリベンジのつもりで始めたこの行為は、すっかり僕と美由希さんの間の大事な決まり事になった。





「………ユーノ……これで終わりとか言わないよね……」
「へぇ!?で、でも僕、もう4回出してますけど……美由希さんだって」
「足ーりーなーいーのーっ!やっぱりユーノとタイミングが合わないと納得できないっ」
「………はは……タイミングですか……」

だだをこねられても無理なものは無理……あ。

「ふむっ……んく……ん……む……」

ちょっ!!!またフェラですか!?もう腰が痺れてなんか痛いのに!!

「ん……ぷぁっ、うん、まだまだいけるじゃない……今度こそ、満足させてね……」

……息子よ、もう起たなくてもよかったのに……
まあいいや、明日はどうせ有給とってるし……
357Sweet Revenge:2007/07/28(土) 03:20:08 ID:09bOPr6g





「はぁ………さすがに7発とかどんだけ……」

満足そうに眠る美由希さんをソファに寝かせたまま、立ち上がって水をいただく事にする。

ふと、テーブルの上の写真に目がいった。
高町家のポートレート。3年位前の写真だろうか。
士郎さん、恭也さん、桃子さん。美由希さん。
そして………なのは。

写真の中のなのはの笑顔に、何となく気まずくなってしまった。
僕と美由希さんの関係を、なのはは当然知らない。





この関係は……僕の、なのはへの無意識下でのリベンジなのだろうか?



おわり。
358CRR:2007/07/28(土) 03:22:36 ID:09bOPr6g
以上です。私はとらハシリーズは残念ながらやった事がありません。DL版検討中…
保管庫の初期作品にたしかみゆきち&淫獣があったような。
そんな記憶と、某教授のアルバムタイトルからのお告げでした。なんぞこれ。

ちょっと書いてなかっただけですぐブランクを感じる始末。
一段落したら17話やSS02ネタを使って何か書こう、うむ、それがいい!

では!
359224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/28(土) 03:58:48 ID:YF1UIRQ0
エロイ!
GJ!!!!!!!!!!!!

原作は良いですぞ〜!
機会があれば1・2・3もオススメします。
360名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 04:10:52 ID:HKnie6CK
>>358
面白かったよ(・∀・)
やっぱり話がわかりやすい方がよいな。
フラレ話は好きだぜ、アリサやすずか、なんでもいけるからなw

まぁ別にフラレじゃなくてもいいんだけど、最近旧背景キャラのメイン話が少ないなぁと感じる今日この頃。
StS流れだからしょうがないんだけどね(゚Д゚)
361名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 08:48:10 ID:nVrZtCqw
4話
はやて「まぁ、何があってもきっと大丈夫、カリムが力を貸してくれたおかげで部隊はもういつでも動かせる
     即戦力の隊長達は勿論、新人達も実践可能、予想外の緊急事態にもちゃんと対応できる下地が出来てる
     そやから、大丈夫」
15話
フェイト「まぁ、3人揃っていれば大抵の事は何とかなるよ」






16話
「やられた!」
17話「予言は覆らなかった」
「まだや、まだ六課は終わってない」
最高のギャグだな
362名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 09:39:03 ID:+3D+dMk5
>>361

その「大抵のこと」を超える事態が起きなきゃつまらんだろうが。

「大抵の事」所か「何でも解決」しちゃう某「打撃-自由」じゃあるまいし。
363名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 09:47:38 ID:D76cJ4Xl
>>362
定期的に湧く嵐さんでしょ
なまじ構ってやるから(ry
364名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 13:46:21 ID:lhXKEGmo
エリはやマダー?
365335-340:2007/07/28(土) 14:11:53 ID:5ESiNKKS
335-340を書いた当時は続編を想定していなかったのですが、
今度はなのはが酒に酔って…と言う希望がありましたし、自分も
それはそれで面白いのでは? と思ったので書きますスンマセン
あと、今回は寸止めではありませんスンマセン
マジエロで行かせてもらいますスンマセン
で、また少しオリキャラ出ます。
366酔った勢いで押し倒す編A's 1:2007/07/28(土) 14:14:24 ID:5ESiNKKS
前回酒に酔ったユーノに押し倒されて色々されそうになったなのはだが、色々あって
「次は酒に酔っていない何時もの状態で」と言う条件付きならきちんと付き合うと
言う事でその場は決着が付いた。が…ユーノがなのはを呼ぶ事は無かった。
確かにユーノだって無限書庫での仕事が何時も忙しくてそれ所では無い事は分かる。
そこで、きっとまだ以前のように恥かしがって正直な気持ちを伝える事が出来ないのでは?
となのはは考えた。確かにそうかもしれない。以前ユーノがなのはをベッドに押し倒したのは
酒に酔った勢いによるものだし、通常のユーノにそんな事が出来る度胸は無い。
だが、それはなのはも同様だ。あの時、
「次はお酒なんかに頼らなくて、何時も通りのユーノ君の状態で私を呼んでよ。
それなら私だってよっぽど忙しくない限りは付き合ってあげるから…ね?」
と言ったなのはであるが、これはあくまでもユーノの方から誘って来た時の事を
想定してのセリフであるし、実際ユーノから誘われれば正直に誘いに乗るつもりでもある。
しかし、逆に自分からユーノを誘う勇気がなのはには無かった。
本当はユーノと正直に色々したいと言う気持ちがあるのだが、同時に恥かしいと言う
気持ちもある為、中々上手く行かない。そしてそんな不甲斐ない自分が憎らしかった。

「どうして…どうして私は肝心な時にこうなの!?」
「どうしたんだい? お嬢ちゃん…。元気出せよ…。」
夜のおでん屋台で嘆きながら一人おでんをつつくなのはに
おでん屋台のオヤジも励まそうとしていた。
「こういう時はやっぱこれだろ!」
おでん屋台のオヤジは日本酒の入った一升瓶を取り出した。
「嬢ちゃん確か地球の日本国からここに来たって話じゃないか。
なら、これでも飲んで故郷の事を思い出しながらパーッとやって嫌な事は忘れちまえ!」
「え!? ちょっと待っておじさん! 私まだ19歳…。」
「かまうこたねぇ! 19歳も20歳も大して変わらねぇよ! ガッハッハッ!」
屋台のオヤジは豪快に笑いながらなのはのコップに日本酒を注いでいく。
そして、彼の豪快さはなのはにとっても見習いたい所であった。
確かになのはのファイトスタイルは重装甲大火力の豪快な物かもしれないが、
なのは自身の性格的観点からすれば、今のユーノに自分の正直な気持ちを伝えられない時点で
おせじにも豪快とは言えない。自分にもおでん屋台のオヤジの半分…いや四分の一位でも
豪快さがあればユーノに自分の正直な気持ちを伝えられるのに…と考えれば考える程
自分の不甲斐無さ、情け無さに腹が立って来る。
「ええええええい!!」
ヤケクソになったなのはは日本酒の入ったコップを手に取ると共に一気飲みしてしまった。
「っぷはぁぁぁぁぁ!! もう一杯ぃぃぃ!!」
「おうおう嬢ちゃん! 大人しそうな顔の割りに豪快な飲みっぷりだねぇ!」
なのはの顔は真っ赤になっており、もうすっかり出来上がってしまっていた。
「気に入ったぜ! かまうこたねぇ! どんどん飲んじまえ!」
「ぷはぁぁぁぁ!! 男が何だってんだよぉぉぉ!! ったくよぉぉぉぉ!!」
屋台のオヤジに薦められるままなのはは日本酒を何杯も飲んでいった。

しかし…それはまだこの物語の序章に過ぎなかった。
367酔った勢いで押し倒す編A's 2:2007/07/28(土) 14:15:48 ID:5ESiNKKS
それから間も無く、ユーノはなのはに呼ばれた。
「なのはの方から僕を呼ぶなんて…。あ、そうか…僕が忙しくてなのはを
呼べなかったからなのはの方から僕を呼んだんだ…。無限書庫の仕事で忙しいとは言え…
なのはには悪い事をしちゃったな。だからちゃんと謝ろう…。」
ユーノは申し訳なさそうになのはの自室まで行くが、そこには誰もいない。
「あれ? なのは? いないの?」
部屋の鍵は開いていると言うのに部屋の中は真っ暗で人の気配が無い。
不審に思ったユーノが部屋の中に入った時、突然自分の背中に何かが当てられた。
「大人しく手を上げるの…ヒック!」
「え!? その声は…。」
ユーノが手を上げながら後を見ると、そこにはバリアジャケットに身を包み、
レイジングハートを構え、先端をユーノの背中に押し付けているなのはの姿があった。
しかもその時のなのはの顔は真っ赤であり、また酒の匂いがプンプン漂っていた。
「酒臭い! なのはまさかお酒飲んだのかい!?」
「ユーノ君黙るの! 大人しく私の命令を聞くの! じゃないと撃つの! ヒック!」
「ヒッ!」
ここは大人しくなのはの言う事を聞いておいた方が良いとユーノは直感した。
酒に酔った勢いで冷静さを欠いた今のなのはなら、躊躇無く人を撃つ事が出来るだろうし、
また魔砲に関しても非殺傷設定をOFFにしているかもしれない。
「わっ! わかったよなのは! だから…レイジングハートを向けないで!」
「分かってるのならこのままベッドに行くの…。ヒック!」
ユーノはなのはに押されるままなのはの部屋のベッドにまで連れて行かれた。
そしれベッドの手前まで到着すると同時になのははユーノをベッドに押し倒したでは無いか。
「わぁ!」
「さ〜て〜…ユーノ君〜。今夜は寝かせないの! 一晩中私と良い事するの! ヒック!」
「ええ!? 勘弁してよ! 明日も仕事忙しいのに…。」
「つべこべうるさいの! 言う事聞かないとバスターするの! ヒック!」
「うわぁ! だからレイジングハート向けないで!」
ベッドの上に仰向けになって寝かされたユーノに乗りかかったなのはは
憎らしい顔でユーノの顔面にレイジングハートを向けており、ユーノの顔面は
冷や汗で一杯になっていた。
「バスターされたくなかったら私の言う事素直に聞けばいいの! ヒック!」
「わ…分かったよなのは…聞くよ! 言う事聞くから…。」
「ならユーノ君…オチンチン出すの! ヒック!」
「えええ!?」
ユーノは思わず顔を赤くしながら両手で股間を押さえた。
「ちょっとなのは! それは…。」
「私の言う事が聞けないの!? 私の言う事聞くって言うのは嘘だったの! ヒック!」
「で…でも…。」
人前で、しかも女性に自分の男性器を見せるなど、恥かしいのは当然だ。しかしなのはは
それを要求しているし、今のなのはの話はしっかり聞かないと大変な事になるのは必至だ。
「ユーノ君がオチンチン出せないなら私が出してやるの! ヒック!」
「わぁ! ダメェ!」
ユーノのズボンを掴み、下ろそうとするなのはを思わずユーノは止めた。
「わかったから! 自分で出すからなのはやめて!」
ユーノは恥かしさを我慢しながらズボンに手をかけ、ベルトを緩ませ、チャックを下ろしていくが
その行為はなのはには至極スローモーションに見えており、苛立っていた。
368酔った勢いで押し倒す編A's 3:2007/07/28(土) 14:17:22 ID:5ESiNKKS
「早くするの! じゃないと痛いじゃ済まないの! ヒック!」
「イッ!」
ユーノがズボンを下ろすのが遅くて腹が立ったなのははズボンの上からユーノの
男性器を強く握り締めていた。
「早く見せるの! じゃないとユーノ君のオチンチン握り潰しちゃうの!」
「わぁぁぁ! 分かった! 分かったからやめてよぉ!」
今のなのはは本気だ。マゴマゴしていると本当に握り潰しかけない。
誰だってそんな事される位なら恥を選ぶ! 故にユーノはズボンとパンツを一気に下ろして
自分の男性器をなのはに見せていた。
「こ…これで良いのかい?」
「わ〜凄いの! 大人しい顔して中々見事なオチンチンなの。ヒック!」
ユーノは顔を赤くしながら目を背けていたが、なのははとても嬉しそうに
ユーノの男性器を手に乗せ、睾丸を揉み転がしていた。
そうすればユーノの男性器は忽ちの内に固く大きく勃起してしまう。
「ユーノ君のオチンチン凄いの…。お兄ちゃんやお父さんのより大きいの! ヒック!」
なのはがユーノの男性器の大きさを示す際の引き合いに出した兄と父親のそれは
まだなのはが小さく、一緒に風呂に入っても変では無い頃の記憶に基いた物であるが、
実際になのはの兄・父より大きいかどうかは別としてなのはにとってユーノのそれが
凄まじく大きく見えるのは事実だった。
「ユーノ君のオチンチン大きいからやりがいがあるの! ペロペロしちゃうの! ヒック!」
「え!? アアア!」
なんとなのははユーノの男性器の先端をペロリと嘗めたではないか。
これにはユーノもビクッと身体を痙攣させる。
「うわ! なのは! やめっ! アア!」
「ちょっと嘗めただけなのにオーバーすぎるの! でもそんなユーノ君が面白くて好きなの! ヒック!」
なのはは面白がってユーノの男性器をますます激しく嘗め回し始めたでは無いか。
それはもう先端だけに終わらない。男性器の全体を満遍無く嘗め回し、睾丸さえ
舌で嘗め転がす程だった。
「あっ! なのは! らめぇぇぇ!」
ユーノはなのはのフェラチオ責めに耐えられなくなり、
ついになのはの顔面に真っ白な精液をぶちまけてしまったでは無いか。
そして真っ白に染まったなのはの顔を見てユーノは顔を赤くしながら申し訳ない気持ちになった。
「あ! ゴメン! なのは…。」
「あやまる事ないの! ユーノ君のお精子の量が凄くてビックリなの!
それに…まだまだ余裕あるみたいなの! ヒック!」
ユーノの精子で顔を真っ白に染め上げられながら、なのはは怒る所かむしろ喜んでいた。
そしてユーノの男性器もまた先程派手に射精したばかりだと言うのに
萎えもせず、まだまだ高々と勃起したままだった。
「さ〜て、ユーノ君のオチンチンもまだまだ元気一杯だし…本命行ってみるの! ヒック!」
「え!? 本命って…うわぁぁ!!」
なのははユーノの目の前で自分のパンティーを下ろし始めたじゃないか。
しかし、酒に酔ったなのはは恥かしさなど欠片も感じていない。
そして自分の女性器を誇らしげにユーノに見せ付けるのである。
「さ〜、ユーノ君? 私とユニゾンするの! ヒック!」
「うわぁぁ! なのは! うわぁ!」
ユーノは顔を赤くしながら思わず両手で目を塞いでしまった。
「ユーノ君!? どうしたの? どうして私を見てくれないの? ヒック!」
「だって…だって…なのはぁぁぁ!!」
369酔った勢いで押し倒す編A's 4:2007/07/28(土) 14:18:56 ID:5ESiNKKS
そりゃユーノだって正直な気持ちで言えばなのはの女性器を見たい。
しかし彼の理性がそうはさせない。なのはに対して申し訳無いと言う気持ちが
ユーノ自身の目を閉じさせていた。
「ユーノ君酷いの…。もうユーノ君は私にオチンチン見せてくれたから
私もユーノ君にオマ○コ見せてあげるのは当然なの。
でも…どうしてユーノ君は私を見てくれないの!? ヒック!」
なのはは泣き出してしまった。いわゆる一つの泣きじょうごモードに入ったのである。
「ユーノ君酷いよ! 私はこんなにもユーノ君を愛しているのに…。
どうしてユーノ君は私の気持ちを分かってくれないの? ヒック!」
なのはは泣きながらユーノに抱き付く。
「だっダメだよなのは! そんな事言っても…。」
ユーノだってなのはを愛しているし、こういう事をやりたいと言う気持ちだってある。
しかし、今の酒に酔ったなのはとやるのは、酒気が抜けて正気を取り戻した後の
なのはの事を考えると申し訳無くて嫌だった。
「そんな酒に酔った勢いでやるなんてダメだよ! 普段のなのは…
何時も通りのありのままのなのはが良いんだ! 僕は…。」
「何ワケの分からない事言ってるの〜? 私は酔ってなんかないの〜! ヒック!」
「思い切り酔ってるじゃないか!」
「酔ってないの〜! ヒック!」
なのははベロベロに酔っておきながら自身はそれを自覚していないのだから性質が悪かった。
「もういいの! ユーノ君意地悪でやらせてくれないから私がむりやりやっちゃうの! ヒック!」
「え!? あ! ダメだよ!」
なのはやユーノの男性器を摘み上げると、自分の女性器に当てた。
そして淫唇を押し広げながらゆっくりと押し込んでいくでは無いか。
「あっ! お…おっきいの…。ヒック!」
「ダメダメ! ダメだってなのは! アア!」
「ユーノ君ったら女の子みたいな叫び方して…そんなんじゃダメなの! ヒック!」
なのはは嘆くユーノを注意しながらなおも自分の女性器にユーノの男性器を押し込んでいく。
「あっ! ああああ! らめぇぇぇぇぇ!!」
ユーノの叫びも空しくユーノの男性器はなのはの女性器の中に全て挿入された。
無論なのはの処女膜は破られ、真っ赤な処女血が流れ出ていた。
「アア! 痛い! 痛いけど…凄い! ユーノ君のオチンチン凄いの! ヒック!」
「なのは! ダメ! やめて! 抜いて! ああ!」
ユーノは必死に抵抗しようとするが出来なかった。なのはの膣が自分の男性器を
強く締め付け、それでいて温かいのである。これはとてもキツイが…同時に気持ちよかった。
「あっ! らめ! らめぇぇぇ!」
「ユーノ君、口ではそんな事言ってても何だかんだで感じてるの…。
それじゃあ私もやっちゃうの! ヒック!」
気を良くしたなのはは腰を動かし始めた。なのはの膣からユーノの男性器が抜ける直前にまで
引き、そこから一気に押し込む。これを繰り返し始めたのである。
そのままでもユーノにとって凄まじかったのに、ここまでやられるとさらにとんでもない。
「アッ! ユーノ君凄いの! 凄いの! アアア! ヒック!」
「らめぇぇぇ! なのは腰動かしちゃらめぇぇぇ!!」
しかしユーノが何度言ってもなのはは止めない。それどころかより強く腰を動かし始めたじゃないか。
と、その時だ。ユーノは射精意を感じたのである。
「アッ! 出る! 出ちゃうよなのはぁぁぁ!」
「良いの! 出して良いの! 私の中に沢山出して良いの! ヒック!」
「ええ!? そんな事したらなのはが…。」
「良いの…。ユーノ君の赤ちゃんなら私…産んでも良いの…ヒック!」
「なのは…。」
370酔った勢いで押し倒す編A's 完:2007/07/28(土) 14:20:29 ID:5ESiNKKS
なのははユーノの唇にゆっくりと口付けをした。相変わらずなのはは酒臭いままだったが、
そんな事が気にならなくなる程…ユーノにとって柔らかい物だった。
「良いから出して! ユーノ君! ヒック!」
「で…でもらめぇぇぇぇぇぇ!!」
ユーノの叫びも空しくユーノの精子がなのはの膣内にぶちまけられた。
そしてなのはは力が抜けてベッドの上にグッタリと横たわるユーノの頭を軽く撫でた。
「ユーノ君良い子なの…。ヒック!」
なのはが嬉しそうに自分の膣からユーノの男性器を引き抜く…が…その時だった。
「え!?」
ユーノの男性器の先端に結界の様な物が展開されており、ユーノの精液はそこで止まっていた。
「ごめんなのは…。ちょっと僕なりに抵抗させてもらったよ…。
確かに僕だってなのはと何時かは…って考えてるけど…今はまだその時じゃない。
だから…本当にその時が来るまで我慢してくれないか?」
「ユーノ君!!」
せっかくユーノの精液を受け止める事が出来たと言うのにこれではなのはが怒るのも無理は無い。
そして怒りに任せてレイジングハートをユーノに向けようとしたが…次の瞬間なのはは倒れていた。
「あれ? なのは…。」
「す〜…す〜…。」
「あ…寝てる…。」

数時間後、なのはが目を覚ました。
「うっ! 頭痛い…って言うか何で部屋にいるの? 確かおでん屋台のおじさんに
お酒を薦められた所までは覚えてるんだけど…ってアイタタタ…頭が痛いよ!
これが二日酔いって言う奴なの?」
なのはが頭を痛そうに抱えていた時、なのはのすぐ隣に腰掛けているユーノの姿があった。
「ユーノ君! どうしてここにいるの!?」
「なのはこそ覚えてないの? 僕はなのはにここまで呼ばれたんだよ…。」
「え? そんな覚えは…っては!」
なのははは真っ青になった。おでん屋台のオヤジに酒を薦められた以降の事は
記憶に無く、またその間にユーノがなのはに部屋まで呼ばれた事になっている…
と言う事は…何が起こったのかはなのはにだって予想が付いた。
「ユーノ君 まさか私…ユーノ君に何か取り返しの付かない事を…。」
「うん…したよ。色んな事を沢山…。」
「え…。」
なのはは真っ青になった。そして気付いた。この状況はかつて自分が
酒に酔ったユーノに呼ばれて押し倒された後に似ていると。
「まさか…私…お酒に酔った勢いでユーノ君を…。」
「うん。」
「そんな…ユーノ君ごめんなさい!」
なのはは余りにもユーノに対し申し訳なかった。まさか自分がユーノに対して
ユーノが自分にやった事をそのままやってしまう等想像も付かなかったからである。
しかし、ユーノは別に怒る様子も無く、ニッコリ微笑んでいた。
「別に謝る事は無いよ。だって僕だってなのはに酷い事をしたんでしょ?
これであの時のなのはの気持ちが分かったから…。僕の方こそごめん…。」
「ユーノ君…。」
「次はお酒に頼らなくて、何時もの状態で僕を呼んでよ。
それならよっぽど忙しくない限りは付き合ってあげるから…ね?」
そうしてユーノはなのはの部屋から立ち去って行った。

とまあこんな感じのやりとりをしながらも、双方とも恥かしがって中々
何時もの状態では正直な気持ちを伝える事が出来なかった。
この二人…心配は無用かもしれないが…まだまだ真のゴールには程遠い様子である。
                 おわり
371365-370:2007/07/28(土) 14:23:05 ID:5ESiNKKS
なのはが「○○なの」口調になってるのは酒に酔った効果って事でお願いしますサーセン

>>358
ユーノがなのはにふられるのは悲しいですけど、
これはこれでユーノ×美由希と言う新しい視野を広げる事が出来ました。
GJです!
372名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 14:37:46 ID:l4hNcWtS
>371
えーと、屋台のオヤジ、ぐっぢょぶ。つうかアンタ何者よ。
このオヤジ、次はフェイトかはたまた二人揃えてか。
373名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 14:57:29 ID:bRJaZG4B
>>346です!

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
あんたサイコーだよ!!!


374名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 15:26:37 ID:D76cJ4Xl
日本酒をあおる魔法少女(19歳)w
375名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 16:19:51 ID:1v01f/Hc
なの上戸ktkr
376名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 16:48:26 ID:KWXorlt0
それにしてもこの酔っ払い共、実にノリノリである
377名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 17:04:26 ID:dCkZKSn7
>>371 うおおうおおお!! GJ
>>370
>ユーノの男性器の先端に結界の様な物が展開されており、ユーノの精液はそこで止まっていた。

結界魔導師キタ─ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ─!!!


378名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 17:17:06 ID:cqEcqG32
避妊魔法ktkt
379名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 19:00:36 ID:bRJaZG4B
今ふと電波様が降臨した。

これで、ふたり一緒に酒飲ましたら……



スバル「なのはさ〜ん。メーカーから創業記念でスペシャルチョコポットが届きました〜。
     そ・れ・と、八神部隊長が無限資料室にこの資料持っていくようにとのことです。
     さあ!向こうに行ったら、ユーノさんと一緒に召し上がってください!!」

  スペシャル・チョコポットとは、最高のブランデーを惜しげもなく使った(略

三ヵ月後

ヴィヴィオ「ままのおなかのなかで、あかちゃんがうごいてるの……わかる。
       ヴィヴィオは、もうすぐ、おねえちゃんになれるんだね♪」
380名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 19:05:17 ID:GTXLWAVc
>>364
休日のまっ昼間から自演てwwww
他にやる事ねーのかよwwww
381名無しさん@ピンキー:2007/07/28(土) 21:10:34 ID:WPaWpwY2
382名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 00:38:17 ID:OKO7C4IQ
>>380
どこから書き込んでるんだよw

>>379
うはっ これは・・・
383名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 00:38:46 ID:sXfWlBzA
まったく関係の無い話だが、
最近エロオもといエリオが某小学生教師に見えてしかたが無いorz
384名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 00:54:16 ID:ZfTPhOKU
>>383
しかし…戦闘能力と学力は子供教師が上!

確か子供教師は八極拳と槍が使えるな…
魔法属性は、光・雷・風、最近だが火が使えるようになったとか…

なのは達よりある意味強いです。
385246:2007/07/29(日) 01:11:28 ID:CNFN5ULp
読んでくださった皆様、感想レスをくれた皆様に感謝しつつ246です。

ルー子さんの疑問に答えてくださった方ありがとうです。
以前の感想レスにルー子さんの名前があったので、少し疑問に思った次第です。

ふと前を見れば、GJ な酔っ払い SS が投下されているではないですか。

書き上げてそれを見て、被ってると焦りながら、話に関係ないんでこのまま投下します。

今回、エロはヴィヴィオ×なのはです。

ヴィヴィオに痛いことは出来ないので、割と微妙。ていうか、無理やり進めてます。

ではでは。
386246:2007/07/29(日) 01:12:53 ID:CNFN5ULp
「くくく……まさか、本当に始めるとは思わへんかったけど、これで計画通り進めら
れるようやな……」

 眼下に広がる夜景を視界に納めながら、八神はやては掲げたワインに口を付け、声
をかみ殺して笑っていた。

「あの、さすがにこれは拙いのではないでしょうか……なのはさんにもプライバシーってものが……」

 はやての背中を見つめていたひとり、スバルが恐る恐るそう呟いた。
 はやてとスバルの間に備え付けられたデスク。そして、特大スクリーンで上映され
ているのは、なのはとヴィヴィオの交わりだ。

「ええか、スバル。確かにプライバシーっていうのは人に与えられた最低限のもの
や。せやけど、おもらしの恥ずかしさに自分を捨てるような愚か者に与えられるものや
無い……それにや、これは別に私が後で独りで楽しむものやない。なのはちゃんを救う
ためのものや」

 振り返り、はやてはエリオとキャロを見つめそう言った。
 青ざめたキャロと、真っ赤になったエリオ。その予想通りの反応に、はやてが口を歪ませた。

「まさか、八神部隊長……!」
「くくく……どうフェイトさんに言ったらええんやろうなぁ? まさかキャロが攻め
とは思わなかったわ。……なんやキャロ? 言いたい事があるなら言ってええよ?」
「悪魔め……」

 その言葉は、予想通りどころではない呆れるものだった。ため息を一つつき、キャ
ロを睨みつけたはやてが一気にワイングラスを傾けた。

「なぁ、キャロ。随分前やけど、私の友達も同じことを言われてな……まぁ、今は悪
魔なんてものやないけど、こう応えたらしいんや」
「……」
「悪魔でもいい悪魔らしいやり方で……ええ言葉やろ。でもなぁ、私は違う。悪魔な
んて生易しいものや無いっ!!」

 ドンと、割れるのではないかというほどに強くたたき付けられたワイングラス。そ
の迫力にキャロがたじろいだ。
 はやてが一同を見渡し手を広げる。酔っ払った顔に極悪の笑みを宿し、宣言した。

「ええか、私は神や! この起動六課の絶対神! ここでの私は無敵やっ、どんな横
暴でも許されるっ! さしずめ守護騎士は神の使徒ってところやな。シグナム……御代
わりや」
「主はやて、これ以上は体に――――」
「ええからはよ持って来てや! そうや、みんなも覚えておいてな……これが私に逆
らうもの、私に迷惑を掛ける者の末路や」

 スクリーンに映し出されたなのはのアップにはやてが嗤った。涎を零し、快楽に染
まりきっただらしの無い顔。
 すぅっと、はやての表情から笑みが消え冷酷な表情に変わっていく。

「まぁ、こんなんでも六課の戦技教導官や。いないと困ることもおおいやろ? 分かっ
たら、さっさと行動に移すんや」

 その声に誰も応えず俯いたままだ。
 早く。
 早く、訪れて欲しい。
 この、幼馴染のあまりの姿に微妙な敗北感を感じている、赤ら顔の独裁者を鎮めら
れる存在に――――。
387246:2007/07/29(日) 01:14:15 ID:CNFN5ULp
魔法少女リリカルなのはStrikerS
―なのはさん育児記録―
(3)


「ひぁんっ、ヴィヴィオ……んくっ……ふぁっ!」

 そんな事を全く知らないなのは達は、更に淫らに絡まりあっていた。
 ヴィヴィオがなのはの乳首に吸い付き、音をたてて味わった。その度になのはは、
たどたどしい言葉と共に、淫らな喘ぎを口から零す。

「なのはママ、体ピクンピクンってなってるよ?」
「はぁっ、んっ……だってぇ……!」
「ひあっ……! な、なのはままっ!」

 不意に、ヴィヴィオが目を見開いてなのはから離れようとするが、なのはに抱きしめ
られ叶わないことを悟ると、目を瞑ってそれに耐えはじめた。
 くちゅくちゅと、濡れていない割れ目を擦るように、なのはがヴィヴィオの割れ目
に指を這わす。時折強弱をつけながら割れ目に指を押し込み、その度にヴィヴィオは
顔を赤くして体を震わせた。

「ん……ヴィヴィオの、おっぱい……」

 なのはは何も考えていない。ただ、体が動くままに任せ、ヴィヴィオの小さく自己
主張をしている乳首に吸い付き舌で弄んだ。

「やだぁ、なのはママ赤ちゃんだよぉ……んんっ!」
「いいのー、これからなのは赤ちゃんになるから……あれ……ヴィヴィオもおもら
しかなぁ……」

 ほんの少し、ヴィヴィオのピッタリと閉じた割れ目からにじみ出てきたもの。
 なのはがそれを更に増やすように割れ目を強く擦り、ヴィヴィオはその度に腰を微
かに動かしながら、なのはから逃げようとしていた。

「ほら、なのはばっかり怒って、ヴィヴィオだっておもらししてるもん」
「ちがう、ちがうよっ、ヴィヴィオそんな事しない……な、なのはママみたいにわる
いい子じゃないもんっ!」
「きゃっ、ヴィ、ヴィヴィオッ!? いきなり何……ひあぁっ!!」

 抱きしめられていた腕を力任せにに解き、なのはを押し倒したヴィヴィオが、見下
ろしながら頬を膨らませていた。
 そしてなのはの目を見開かせたのは、ヴィヴィオの手。
 仕返しとでも言うように、なのはの秘所をヴィヴィオの小さな手が弄っていた。

「ヴィヴィオ見たよっ! なのはままフェイトママに同じことしてたっ!」
「し、しらないっ、なのは何もやってないもんっ! ヴィヴォオッ、あ、んんっ、や
だよっ! やめてよぉぉ!!」

 それは、愛撫というよりは容赦のない蹂躙のよう。たが手の平を押し付けるだけ
の稚拙で強引な蹂躙になのはは喘ぎ愛液を垂らしながら悶え続けた。
 ヴィヴィオの押し付けていた指が、なのはの膣を探り当てた。躊躇せずに指を突っ
込み、引っかくように折り曲げる。

「やめないよっ! フェイトママもやめてっていってたのに、なのはママやめな
かったでしょっ!? それにこんなにまたおもらししてっ!」

 それは、今のなのはがうっすらと思い出せる時の記憶。ヴィヴィオが初めて部屋で
寝た夜、我慢できずにフェイトを押し倒した時の事。
 ただそれは、このなのはにとってはどこか遠いい他人事。いわれの無い事で叱ら
れ、なのはの瞳から涙が零れた。
388246:2007/07/29(日) 01:15:46 ID:CNFN5ULp
「ひっく、んんっ、はぁっあぁんっ、ひっく……ヴィヴィオォ……」
「泣いたってだめなんだからっ、なのはままが悪いことしなくなるまでやめないか
らっ」
「あ、くっ、やだ、よぉぉぉ……ひぁんっ!」

 ヴィヴィオが折り曲げていた手を一気に抜き去り、すぐさま力任せに奥まで突
っ込む。
 なのはが盛大に喘ぎながら腰を震わせ、胸を上下に揺らしていた。その暴れる
胸をヴィヴィオが掴み、乳首を痛い程に抓って舐めた。

「あぁっ、ヴィヴィオッ、苦しいのっ、んくっ、ひぁぁっ!!」

 音をたてながら吸い付いていた乳首から口を離すと、今度は首筋にキスの雨を降ら
せていく。
 本能だけで動いていたなのはのようにではなく、見よう見まね。すべて、なのはが
フェイトにしていたことだった。

「フェイトママだって苦しそうだったよっ? なのに、なのはママ全然やめて上げないでフェイトママのこといじめてたでしょっ?」
「あ、んん! し、知らないっ、そんなのなのはじゃないもんっ! ……ひやぁぁ!!」
 一際大きな悲鳴のような喘ぎは、ヴィヴィオが弄っていた手がそれを見つけたから。固く小さな豆のようなそれを、なんだろうと爪をたてて確かめた。

「ヴィ、ヴィヴィオやだっ! そこ触っちゃイヤなのぉぉぉ!!!」

 目を見開き、なのはが涎を垂らして頭を振った。
 余りにも強い刺激に更に涙の量の増やしながら、懇願するようにヴィヴィオの名前
を呼んでいた。
 ヴィヴィオが爪をたてるのを止め、今度は指の腹で擦るように転がしていく。空いている手がなのはの乳首から離れ、愛液を垂らす陰唇に添えられた。
 指に愛液を塗りたくり、そのまま涎を垂らすなのはの口に突っ込みで震わせる。思
いがけない口への蹂躙に、なのはが驚きながら目を瞑った。

「んぐっ、あっ、んんっ!」
「なのはママ、こうやってフェイトママにおもらしなめさせてたっ! こんどは自分でなめるんだよっ!?」

 苦しさに喘ぐなのはを無視し、ヴィヴィオが口の中をかき混ぜる。大量の涎が零れ
ながら、それでもそんな事を気にする余裕が無い。
 されるがまま、言われたままにヴィヴィオの指を舐めしゃぶり、喉を犯すような指
の動きに舌を突き出した。
 その舌を引っ張りながら、ヴィヴィオが吊り上げた目でなのはを睨む。

「ごめんなさいっ、もうしないからっ、んぐっ、はぁっ! おもらしなんかしない
からっ! いい子になるからぁっ!!」
「だめっ! なのはママうそつきだもんっ! しないって言ってるのに今もこんなに
してっ! おとなはおもらしなんかしないんだよっ!?」
「ちがうもんっ! なのはは子供だっていってるでしょっ!? お、おもらししてい
いんだもんっ!!」
「もー、しないって言ったりしていいって言ったり! はっきりしないお口は駄
目だよ!?」
「んんっ……!」

 なのはの目が見開かれ、そのまま目の前のヴィヴィオを見た。ヴィヴィオもまた、
なのはを見つめながら、触れさせた唇から舌を出す。
 逃げようとするなのはの舌を捕まえ、その舌ごとなのはの唾液を啜っていく。
 たっぷり息が出来ないほどにキスをした後、ヴィヴィオが大きく息を吐きながらな
のはの唇から唇を離した。
389246:2007/07/29(日) 01:17:15 ID:CNFN5ULp
「ヴィヴィオ……駄目なんだよ? ちゅうは、好きな人とじゃないといけないん
だよ?」
「いいのっヴィヴィオ、なのはママのこと好きだもんっ! いっぱいちゅうしてあげ
るから……なのはまま、フェイトママのこと大好きだからいっぱいしてたんだよね?」

 もう一度、ヴィヴィオがなのはの唇を奪い舌を絡ませた。
 舌を絡ませるだけの稚拙なものに、なのはが真っ赤になりながら応え同じように舌
を動かす。
 ヴィヴィオの手がなのはの秘所を弄り続け、なのはが逃げるように腰を動かしてい
る。だが、唇だけは離れることは無かった。
 唇を離して一呼吸。ヴィヴィオが視線を落とし、また呆れたようにため息をつく。

「なのはママ、おもらしだめって言ったのに……さっきよりいっぱいだよ?」
「ごめんなさい……ひぁっ!」

 ヴィヴィオの指が、なのはの蜜を掻きだすように動かされた。なのはが目を瞑って
体を震わせ、耐えられないそれに耐え続ける。

「だめだって言ったでしょっ? いっぱいおしおきするからっ!」
「んんっ! ヴィヴィオッ……あ、くぅぅっ! はぁっ、や、駄目ぇぇ!!」

 再び再開された激しいヴィヴィオの手の動き。抵抗できないなのはは、されるがま
まだ。

「ご、ごめんなさいっ、なのはがんばるからぁぁっ……ひぁっ!」
「なのはままっ……おしっこする時はちゃんとヴィヴィオに言わなきゃだめだよっ!?
 ヴィヴィオ、なのはママのママになってあげるからっ!」
「あ、んんっ……分かったからぁぁっ、なのは、ヴィヴィオの言うことちゃんと聞いていい子になるからっ!」

 溢れた愛液を撒き散らせながら、ヴィヴィオが手を緩めずになのはの秘所を刺激し
続ける。喘ぎ続けるなのはの口を奪い、一方的に舌を絡ませる姿は、まるで子供のも
のとは思えないほどに淫らなもの。
 ヴィヴィオが見たたった一度の母達の交わりは、確実にヴィヴィオの手助けをし、
そしてそれを一心に受け止めながら、なのははただひたすらヴィヴィオに懇願してい
た。
 ヴィヴィオがなのはの陰核を抓りながら、同じように硬い乳首に歯をたてた。
 なのはが背を仰け反って喘ぐ中、糸を引いてヴィヴィオの口から離れた乳首は、更に
赤みを増し、気持ちいいと訴えているよう。
 なのはがヴィヴィオから逃げようとしても、跨られ、気持ちよさに力の入らない体
では抗えない。
 そして何より、本気で逃げようとしないのはこの快楽を体の方が欲しているから。
 意識せずとも腰を振り、もっととせがみながら、突き入れられたヴィヴィオの指を
絞めつけ、決して離すまいと脈動させる。

「ひあっ……! ゆ、許してよっ! あ、んんっ、はぁぁっ、もうしませんっ! もうおもらしなんか絶対しませんっ! ふぁっ!」

 ヴィヴィオのピストンする指の動き、そしてそれに合わさるように動くなのはの腰。
 動き続け疲労の溜まったヴィヴィオの荒い息と、なのはの喘ぎが響き渡る中、それ
に混じって聞こえる水音が、ぐちゅぐちゅといやらしい音を奏でていた。

「これからは絶対ヴィヴィオの言うこときかなきゃだめだよっ!? きかなかったらまたおしおきするからねっ!?」
「は、はいっ、ひぁんっ、分かりましたっ! なのはいい子にしてっ、んんっ! ヴ
ィヴィオの言うことちゃんと聞いてっ、フェイトちゃんも苛めないからぁぁ!!」
390246:2007/07/29(日) 01:19:36 ID:CNFN5ULp
 ヴィヴィオが体を動かし、限界寸前のなのはの足を大きく開く。
 そしてそのまま、しゃくりをあげて泣いているなのはの陰唇を割り開き、指を奥ま
で突っ込んだ。
 ぶしゅっと飛沫を上げた潮。そして、弧を描いて飛んでいく尿。
 慌てたなのはが力を入れようとするが、勢いは衰えずヴィヴィオの目の前で勢い良
く放出し続けた。

「もぅ、なのはままはしょうがないなぁ……また明日おしおきだから」
「ひっく……ごめんなさい。ヴィヴィオママ……」

 大きな子供を抱きかかえ、ヴィヴィオが汗だくの顔で笑顔をつくる。
 なのはが、ヴィヴィオママの乳首に吸い付きながら甘えていた――――。


* * *


「やっぱり蛙の子は蛙やなぁ……まぁ、本当の子供や無いけど恐れ入ったわ」

 4本目のワインのボトルを転がし、はやてがすぐさま置いておいた5本目のコルク
を引き抜いた。
 ごくごくと、喉を鳴らしながら直接口をつけ、自分を見つめるモニターの男に目を
向けた。

「……で、こんなものを僕に見せ付けてどうするつもりだ? 嬉しくもなんとも無い
よ」
「負け惜しみやな。……なぁ、ユーノ君。なのはちゃん、この10年で女らしく、いやらしく成長したと思うやろ?」
「それで、僕になのはを押し倒させて女の快楽を思い出させろっていうのかい? この子やフェイトで十分だろ?」

 ユーノがはやてを睨みつけ、汚いものでも見るかのようにモニターの中のなのはに
視線を移した。
 見ているだけで苛々するなのはの乱れきっていた表情。ユーノが奥歯をかんで苛立
ちを堪えていた。

「怖いなぁ……これはユーノ君にもいい話やと思うんやけどな。ラブジュースをおも
らし言うてる子供は論外。フェイトちゃんじゃ、このままなのはちゃんを元に戻さな
いのは確実や。フェイトちゃんは真性の変態やからな……最初はクロノ君に持ちかけ
た話だったんやけど……クロノ君、今は子供とお風呂に入るのに忙しいらしいんや。
くくく……自分の子供に欲情するなんて、変態通り越して犯罪やな……」

 ひとりで嗤い続けるはやてにため息をついて、ユーノが面倒くさそうにモニターなのはを見た。
 ヴィヴィオの胸に吸い付いているなのは。涎をたらしているその表情も、腰を痙攣
させながら太ももを汚しているその姿も、かつて愛した少女とは似ても似つかないも
のだった。

「悪いけど断るよ……僕はなのはの事なんか今はなんとも思ってない」
「……ユーノ君。今更これを見といてそれは無いやろ? ユーノ君は言われた通り、
なのはちゃんを押し倒して、その汚いもの突っ込んで喘がせればええんや? なんなら
中に出してもらってかまわへんよ?」
「いいかげんにしろっ! 僕はそんな事しないし今更なのはに何の未練も無い! フェイトに奪われたのだってもうどうでもいい過去の話だ!」

 そのユーノの迫力に、口をつけていたボトルをデスクに置いてはやてが無言でユー
ノを睨んだ。
 額から流れた汗は、この計画の破綻。予想外の事態に焦った心の現われ。
 それを無理やり押し込み、無表情のままユーノを心変わりを待った。
 だが、変わらない。
391246:2007/07/29(日) 01:20:44 ID:CNFN5ULp
「君にはちゃんと話さないといけないのかな。僕が、なのはに何故欲情しなくなったの
か。何故、なのはの事を諦められたのか……あれは、なのはが中学校に入った直後。僕がなのはに正式にフられた後の事だ」

 彼は、永遠になのはを愛さない。
 それは、忘れもしないあの時の記憶。

「フられた僕は、なのはを諦めることなんか出来なかった。ヴィータで妄想しようと
しても、リインで自家発電しようとしても、はやて……君でしようとしても満足する
どころか、起つことすらなかったんだ」

 目を瞑って語りだしたユーノを、はやてがワインに口をつけながら見つめていた。
 大人しく続きを待つ。それが、何かの打開策になると信じながら。

「フェイトと付き合うことになったからなのか、単純に中学校に上がったからか、な
のはは僕とお風呂に入ってくれなくなった。僕は焦った。このままじゃ、なのはに忘
れられるんじゃないか……なのはが、永遠に僕の事を見ないようになるんじゃないかっ
て……それで、しばらくしてから覗いたんだ。なのはがフェイトと一緒にお風呂に入
ってる時に、貯金をはたいて買ったビデオカメラと一緒にね」

 ユーノの表情は苦痛ではなく憎悪でもなく、一つの後悔。
 自分の心から、愛していた筈の少女が、木っ端微塵に砕けた瞬間に対する後悔だけ
だった。

「覗いて、僕はもう何もかもどうでも良くなった。その場でビデオカメラを叩き壊し
て、なのはとフェイトに攻撃されながら、このまま死にたいとすら思った」
「な、なにがあったんや……」
「あんなに可愛かったのに……あんなに綺麗で輝いていたのに……眩しいくらいの割れ目だったのにっ!! 僕のなのは……なのはまんこ……つるつるの割れ目がぁぁぁ
ぁぁ!!!」

 血走った目ではやてを見つめ、ユーノが荒くなった息を整えながら涙を零した。

「もう、僕が好きだったなのはの割れ目はいないんだ。……僕のなのはの割れ目は、
消えたんだ……永遠なんて無い、人は変わっていく……誰が言ったのかな……ごめん、
取り乱しちゃったね。そういうことだから……」

 何も映さなくなったモニターを見つめ、はやてはただ唇を噛むだけだった。
 そのすぐ近く、金色の閃光が辺りを照らしていた。

「ふぇいと……さん……」

 自分の胸を貫いた光刃を、キャロが呆然と見つめていた。
 視線を上げれば、涙を流して自分を見つめてくる大好きだった人。

「ごめんねキャロ……私は、なのはのところに行かなきゃいけないんだ」

 光刃を引き抜かれ支えを失ったキャロが崩れ落ちる。
 血は流れない。非殺傷設定の、フェイトの精一杯の優しさだった。
 なのはの自室へと繋がる通路。そこに倒れているのは数え切れない。
 スバル、ティアナ、エリオ、シグナム、ヴィータ、シャマル、リインフォース、犬。
 そして最後に地に伏せたキャロを、フェイトがバルディッシュを待機状態に戻し
て見下ろした。
 後悔は数え切れない。酔っ払いの命令に健気に応えてしまったのだろう。自分とな
のはの間に立った。それだけで、この体は全てを敵と見なしてしまった。

「みんな、本当にごめんね……後でちゃんと謝るから。今は無様に転がってて……」
392246:2007/07/29(日) 01:22:21 ID:CNFN5ULp
 目を瞑り、愛おしい人の事を思った。
 涙に混じって、鼻血がフェイトの顎を伝った。

「なのは、大丈夫だよ。今行くから……はぁ、はぁ……げほっげほっ!」

 もう体が限界だ。あまりの妄想に口から血を吐いたフェイトが崩れそうになり、壁
に手をついてそれを堪える。
 目の前には桃源郷。自分の行方を阻むものはもういない。
 それなのに。
 それなのに、この体に襲い掛かっている不安はなんなのだろう。
 この先には、自分の計り知れないなのはが喘いでいるのだろうか。

「あぁ、なのは……なのは……なのは……なのは……なのはぁぁぁぁ……」

 その不安を振り払い、桃源郷の扉に手をかけた。
 さぁ、行こう。
 なのはが、喘いでいるんだ――――。






以上です。ありがとうございました。

今回はヴィヴィオがなのはさん調教しましたが、次回はフェイトさんがなのはさんを
襲います。

ところで、ヤンじゃったフェイトさんを読みながら、かなり前から妄想の片隅にあっ
たユーなのの、ヤンデレなのはさんがあるのですが鬱展開鬱エンドなものなのです。
これ終わったら投下しても大丈夫でしょうか?
393名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 01:30:13 ID:LUyD+neY
>>392
乙ですたつか犬w

>ヤンデレユーなの
全然おkガンガレ
394名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/07/29(日) 01:33:34 ID:BwjfT2+C
というかユーノ真性ロリかよwwww
395名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 01:36:45 ID:QKjsPPrm
ユーノの乱れっぷりに吹いた
396365-371:2007/07/29(日) 01:37:44 ID:je0udOzW
>>392
・独裁者はやて
・なのはを手玉に取るヴィヴィオ
・登場キャラにそれぞれ変な性癖

テラカオスwwwwwww
でもそこが良いです! 最高です!!

新作の方もどうなるか楽しみにしてます
397名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 01:44:06 ID:JrQvZBwV
>>392
つるつるがいいなら除毛用の魔法じゃなんとかならんのか。
無限書庫ならあるだろうに。と言いたく(ry

投げる直前に鬱展開鬱エンドの注意書きを書くことと
名前を246(鬱注意)にでもするかorタイトルを付けること
を忘れなければ大丈夫。
でも忘れると荒れるので忘れないで。
398名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 01:46:04 ID:5xR+2nC6
>>392
はやてさんテラ外道バロスw
もうみんな変態でいいと思います
新しいジャンルの開拓ありがとう〜!
399名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 01:46:40 ID:GWkHEW+F
>>292
後半笑いがとまらんww
GJ!
400名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 01:47:36 ID:BerB8MMX
今回も野郎ども(二人だが)自重www
というかユーノ、何がお前をそうさせたんだw

>ヤンデレなのはさんがあるのですが
NoProblem,Sir. (注意書さえあれば)
401名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 02:07:35 ID:voo+wam7
うはwwwwwwww

イロイロとキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

ヤンでる、すごくヤンでる!
でもそこに痺れる憧れるゥーーーーッッッ!!!


そして犬に俺の中の全米泣いた!
402名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 08:26:30 ID:j0wJrxiF
もはや犬程度では泣けない俺もいる。

むしろ、息子ばかりで妻と風呂に入れないエロノが泣けるで。
403名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 09:52:40 ID:6WO2TlnC
リリカルなのはクロスSSその9
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1185640072/l50

クロススレ移行済み
あっちも結構消費スピード速いな
404名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 11:27:04 ID:JBLfRXUW
>>386

あれ?オレの記憶だとその時の台詞は

「魔王でいいよ。そのかわり本性を現しちゃうからね」だったはず…
405題無し:2007/07/29(日) 12:18:42 ID:uoPeWEYY
幕間劇を思いついたのでちょっと書いてみる

カプとかエロ、そんなものは無い。
オリキャラもちょっと出ます
406名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 12:29:18 ID:6WO2TlnC
さて>>405は予告から10分経過したわけだが?
投下しないの?それともこれから書くって決意表明だったのか?
407名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 12:38:02 ID:Dq2cWxsQ
まあ、書いてみるっていってるしな…
投下は早くて今晩くらいじゃね?
408名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 13:04:41 ID:lz9uyCYj
>>405は「幕間劇〜」のいつもの人とは違うのかな?もし同じ人なら前スレの
15話の後編に期待してみる。違う人なら何時の幕間劇なのか期待する。
いずれにせよ楽しみだ。
409名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 13:37:17 ID:YSlKpAau
お約束だが言ってみる


「 『投下した』なら使っていい! 」
410題無し:2007/07/29(日) 13:52:00 ID:uoPeWEYY
前スレノ人とは別人です。
一応他の話を作ってるときに思いついたんであまり出来はよろしくありませんが投下
411題無し:2007/07/29(日) 13:55:35 ID:uoPeWEYY

  ―ミッドチルダ・連防軍―

「管理局地上本部への襲撃は?」
「テロリストたちは撤退した模様。通信も回復しています」
「現在出動できる部隊は?」
「112・117二個降下猟兵旅団の即応部隊が待機中」
「後続の猟兵師団も12時間以内に出撃可能です」
「大統領官邸からは?」

  ―管理局・地上本部―

「賊はどうした?」
「撤退したようです」
レジアスとオーリスの会話を横目で見ながらはやてはカリムと話していた。
「今回は負けや。だけどまだ終わっていない」
「でもどうやって・・・」
「まずは被害の確認に再編成をしてからや。それからやつらを追う」


412題無し:2007/07/29(日) 13:57:37 ID:uoPeWEYY
「中将、外線です」
「こんなときに外部から通信?何処の輩だ?」
「ホットラインです」
その一言に議場にいた高級士官たちが注目する。
受けた当のレジアスも動揺が見えた。
「ホットラインって・・・」
「まさか・・・」
さすがのはやて・カリムの二人も動揺を隠しきれていない。
「わかった。すぐに部屋で・・・」
「いえ、議場のいる要人の前がいいとのことです・・・」
「・・・」
少し震えながらレジアスが通信を開く。
「レジアス中将?」
「はい、大統領」
通信用のウインドウに写ったのは髪の毛が白くなり、顔も歳相応に皺のよった意志の強そうな老人だった。
413題無し:2007/07/29(日) 14:00:06 ID:uoPeWEYY
「私は君たちに治安維持を負託しているとはいえ、ミッドチルダ大統領として治安の最高責任者でもある」
「は、分かっております」
「しかし、今回の事件で治安維持能力に疑問を持たざるを得なくなった」
その言葉に議場は途端に凍りつく。
「そこでだ、君たちとは別の手段を採ることにした」
「まさか・・・」
レジアスが一人語散る。他の士官達もその言葉の意味を察したのか震えていた。
「連防軍に対して治安維持出動を下命するつもりだ」

「それに併せて君たちには事後編成される司令部の指揮下に入ってもらう」
陸の存在が否定されたも同然の決定。今まで陸の任務に誇りを持っていたレジアスには堪える決定である。
「これは事前の連絡だと思って・・・」
「ちょっと待ってください!!」



414題無し:2007/07/29(日) 14:02:51 ID:uoPeWEYY
思わぬ横からの発言に議場が凍りつく。
「確かに阻止できませんでした!!でもまだ、終わっていません!!まだ戦力は残っています、
それにまだ追跡できます!!」
「八神二佐!!」
思わぬ横槍をレジアスがとめる。
「今ここで守りに回れば次の襲撃まで何もできませ・・・」
そういうはやてをオーリス以下男性士官たちが羽交い絞めにして議場より連れ出す。
「離せ、離せぇ・・・」
「失礼いたしました、大統領」
「いや、良い部下だな」
そういうと少し考え込む体勢をとる。
「猶予は24時間だ。これだけあれば追跡にも、君ご自慢のアインヘルニアも使えるだろう?」
「は!!ありがとうございます」
「無様な混乱さえしなければ良い。君たちが丸く治めてくれれば其れで良いのだがな」
415題無し:2007/07/29(日) 14:05:00 ID:uoPeWEYY
「はやて・・・」
「大丈夫や、カリム」
オーリスから開放された後、二人は一階エントランスホールにいた。
「これからが私の仕事や。機動六課がある限り、うちらに負けは無い」
そういうと入り口の方へ向かうはやて。
その背中を見送りながらカリムははやての背負う物の多さに気付いた様な気がした。
「私の仕事・・・、か・・・。行きましょうか、シャッハ」
「はい、騎士カリム」
416題無し:2007/07/29(日) 14:07:04 ID:uoPeWEYY
とりあえず投下完了。
いつか別のの作品を投下したいです。

一応六課Vs特殊部隊というのを考えてはいるのですが・・・
いつ投下できるかなぁ・・・。エロは昔書いたけど体力使うからなぁ・・・、書けん。

ちなみに選挙には行きましたよ、と・・・。
417名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:12:36 ID:6WO2TlnC
>>416
乙。
幕間劇にしてもちょっと短いような。まあ、ぱっと思いついて書いたのならこんなもんか
六課vs特殊部隊はぜひ読んでみたい
418名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:40:35 ID:YSlKpAau
乙〜

419名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 16:55:29 ID:7mRl7abe
>>414
ちょっと、「アインヘルニア」ってw
420名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 17:20:42 ID:DPt/KSpV
エリティア、ティアエリをひたすら待ち続ける俺・・・
421名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 17:23:22 ID:ycNgjDkU
ザフィ×アルフじゃ?
422名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 17:33:04 ID:o04v3ceh
いや、ここははやて分を…
423名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 17:38:47 ID:ycNgjDkU
間を取ってはやて×ティアナ?
424名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 17:56:00 ID:j0wJrxiF
フェイトのお見合い話に出て来たハミルトン分隊長とシャッハとか。

【ニッチとかマイナーとか言う以前の問題】

冗談はさておき、ロッサって、性的には未熟者な気がするんだ。
425名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 18:08:18 ID:je0udOzW
アリサ(バニングス)×アリサ(ローウェル)
426名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 18:42:40 ID:BerB8MMX
じゃあ
なのはさん(StS)×なのはちゃん(箱)で
427名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 18:45:20 ID:06aaqXn0
それより、リンディさんの再婚相手をだな
428名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 19:17:54 ID:JmwMfOOh
リンディ×ゲンヤならピッタリじゃないか
人間関係がすっごい複雑になりそうだけど
429名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 19:20:42 ID:yVAizofk
ギン×エリを待ってる俺もここに
いくらなんでもギンねぇのあの扱いは酷すぎるとおもうんだ…
430名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 19:52:56 ID:lz9uyCYj
>>416
乙。
431名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 20:03:08 ID:jJSyak1m
>>416
乙!
てっきり大統領が専用デバイスで大暴れを始めるかと思った
432名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 20:21:02 ID:j0wJrxiF
>431
激しく同意だが、それはクロススレだ。
433名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 20:58:53 ID:VKeBmfmq
>>426
つまり俺は
クロノ(ハラオウン)×クロノ(ハーヴェイ)
を押せばいいわけだな?
434名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 21:00:25 ID:7mRl7abe
>>431
なぜなら、私は合衆国大統領だからだ!!
435名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 21:30:53 ID:ZfTPhOKU
>>リンディさんの再婚相手

ユーノがいいな…年下に思いを寄せる未亡人とか萌える!

毒電波を受信した…
管理局と六課にお払い箱にされるユーノ。
過去の自分を捨て、新たな自分で新たなる物事に挑む。
街の政治家や労働者、マフィア、法律家などに利用され利用し街のボスになり上がる。

そんなストーリー…
436名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 21:36:03 ID:j0wJrxiF
むしろ、リンディ×レティで。リバシ可。
437名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 21:40:50 ID:eaPnci7B
全く絡みの無い所からでもカップリングをひねり出すと案外凄い事になったりする

ヴィヴィオ×リンディで提督誘い受けな
438名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 21:47:09 ID:JBLfRXUW
ユーノネタだったら「ユーノ×アリサ×すずか」とかいうのは?

機動六課が激戦を繰り広げている頃、淫獣は二人を篭絡しようと

暗躍していたとか…(まさに魔王の居ぬまに)
439名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 22:09:59 ID:0CuNH/8Q
なのは×アリサ ・・・・って言おうと思ったら既に書いてる人がいた罠

ここはグリフィス×シャリオと言っておこうか
440名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 22:16:24 ID:JmwMfOOh
あおそこひさんの幕間劇の続きを待ってる
441名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 22:38:19 ID:eRiTK56N
440に同じく。
ああ、でもじっくり話を練ってるんなら急がなくてもおk
442名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 22:38:22 ID:j0wJrxiF
>439
実はそれが一番の王道な気がする。

時に、保管庫に無いという事は、それだけでロッサは経験低そうだ。
性的な意味で。
443名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 23:02:40 ID:oTzdJMUK
ロッサ×クロノ押しておく
444名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 23:08:47 ID:BerB8MMX0
何故、何故カリムがないんだ
ということで、はやて×カリムを推しておく
445名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 23:25:53 ID:f9q+7QGg0
シグナム(攻め)×フェイト(受け)の需要ってある? 
446名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 23:39:07 ID:GWkHEW+F0
よほどニッチなものでなければ大抵あると思うよ。
要するに、ここに需要1
447名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 23:55:37 ID:FwIVJMqK0
StS開始後のこのスレでシグナムの本格的なエロってほとんどないんだよな。
ということで需要2。
448名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 23:57:17 ID:573ovAcwO
同じく需要3。
449名無しさん@ピンキー:2007/07/29(日) 23:57:18 ID:VKeBmfmqO
そういや上の方で書こうかって出てた囚われのギン姉凌辱は。
450名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 00:03:53 ID:931uPStZ
自分はギン姉「が」凌辱しているアレの続きを楽しみにしている訳なのだが
451名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 00:25:59 ID:yZ5x8w+1
雑談する時間があるなら書こうぜ。



うまくまとまらねえな、ロッはや
452名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 00:29:13 ID:q2fOeq0F
>>444 俺はカリム×エリオを推薦する
453名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 00:38:33 ID:JEbPIVpY
ちょwww時の歌wwww
454名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 00:58:27 ID:Z1Sv6GHu
なら、俺は空気を読まずにヴァイティア希望
455名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 01:02:21 ID:Jq0u5Uo0
んじゃ基本に忠実にクロなの希望
456名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 01:07:53 ID:cmqhjiEn
では、エリオ×ヴィヴィオを希望
457名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 01:08:41 ID:qxIe6+xE
ギンエリ書こうとしたけど、アニメの展開がああなっちゃったからもう少し様子見ないと上手く書けそうにない。
期待してる方、ごめんよ
458名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 01:28:33 ID:ZiCKg1E7
ここで、クロはやを希望
459453:2007/07/30(月) 01:30:03 ID:JEbPIVpY
思いっきり誤爆orz
460名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 03:01:11 ID:wbAaj/6k
>>457
激しく見たいです。見たすぎます
いずれかはどうかお願いします!
461名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 03:38:54 ID:6vQQ3+qK
ヴァイスのお見舞いをするティアナ、本編で描写ほしかったな・・・
462名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 03:49:51 ID:j2Uv9Rxb
>>461
でも普通に面会謝絶だな。あの状態じゃ。
463名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/07/30(月) 04:15:44 ID:BD8B42rE
上でもあったがリンディさんとユーノとかいいよな。
自分の息子よりもさらに年若い(女性的な容姿の)少年と関係を持ってしまい苦悩する。
しかも少年が自分の義娘とも関係をもってた日にゃぁ・・・・・・。
464224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/30(月) 04:44:13 ID:LCPlfjcC
>>439

ついにやったぞ!

因果を捻じ曲げて、グリフィスをフェムト化させることに成功したッッ!!
465224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/30(月) 04:56:19 ID:LCPlfjcC
注意事項

・ゴッドハンドなグリフィスが苦手な方
・スバルとシャーリーが可哀想だと思う方
・血液が苦手な方


以上の方々は回避処置をとっていただけるか、無視していただけると幸いです。

それでは行きます

【エリキャロSS "グリフィス×シャーリーの場合"】
466224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/30(月) 05:00:51 ID:LCPlfjcC
【エリキャロSS "グリフィス×シャーリーの場合"】

 機動六課管制室はエリオの服選びで、遂に『Blood in 管制室♪』になっていた。
 モニターに張り付く血しぶき。
 コンソロールを使い物ならなくする血潮。
 部隊長の机の上は、部隊長本人の血液で一部の隙間なく塗装されていた。
 そして床を埋め尽くす、血塗れのティッシュの山、山、山!!

「メディーク!メディーク!ってシャマル先生はどこですか〜〜!」
「だめです!出血が止まりません!!」
「あ、あかん……。ティッシュが……切れてもうた……」
「アパム!アパーム!はやく次のボックスティッシュをッ!」
「ティッシュをくれ!!ティッシュだ!!ティッシュよこせ!!」
「テッシュだ!!ティッシュをくれ!!」
「動くな。今鼻に詰める。死んじまうぞ」
「機動一課から返信"そろそろ戦闘が起こりそうだからそっちに救援は送れない。鼻血くらいトイレットペー(略"だそうです」
「……あ、あの……ウォー・モンガーども……」
「ハァハァ……部隊長!!こいつを!!このポケットティッシュでカンバンです」
「もうお終いだ!」
「黙ってろ」
「救援要請なんか出したら全員なぶり殺されるぞ!今回は特にフェイトから!!」
「相手はオーバーSだ!!食われちまう!!」
「まるであの時と一緒です。遊園地!!高町隊長とユーノ君のデート追跡監視研究作戦!!」
「あの時はヴァイスとグリフィスの買出しが間に合いました。今回は……クソ、駄目ですか」
「アホ抜かせヴィーt……」

 声を荒げた途端、鼻から勢いよく噴出す鮮血。
 
「クッあの時と違い、コッチには追跡に出したヴァイスとティアナ、スバルの他に、グリフィスとシャーリー、ついでにシグナムも……おらへん。あの三人に有給だしたんはマズ……かった……(ガク)」
467224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/30(月) 05:13:29 ID:LCPlfjcC
 
 エリオの服選びが佳境に入り(面長の男性の肖像画がプリントされたシャツを選び出されそうになって必死に別なのを探していた)、
ヴァイスとティアナが公衆のトイレで互いの愛を確かめ合っている頃、スバルはクレープ屋台で買った美味しそうな大量のクレープを頬張っていた。
 地下の食品コーナの混雑の中を掻き分けて、なんとかバレない位置でエリオ達の会話の盗聴に成功した喜びもあって、クレープが美味しい。
 苺生クリーム、ショコラアイス、マカロニ&マッシュポテト、チョコクリーム、ツナマヨネーズ、バナナチョコカスタード、ツナカレーチーズ、
あずき生クリーム、チョコスペシャル、喫茶店"山脈"風甘口苺スパ、喫茶店"山脈"風甘口抹茶小倉スパetcetc……。
 様々な具が入ったクレープがどんどん消費されていく。
 まさに満悦そのものな笑みを浮かべるスバル。
 髪を金髪に染め、ハンチングキャップを被ってはいたが、昼食時のスバルを知ってる者なら否定の仕様が無かったであろう。
 まあ、エリオ達が移動したらティアナが教えてくれるからその心配は無いが……。
 ちなみに購入したクレープ屋台は、以前エリオとキャロからそこのクレープが美味しかったと聞いていたので、場所が同じデパートと聞いて楽しみにしていたのだ。

「うんうん、やっぱ労働の後に食べる甘いのは最高よね〜〜〜」

 恐るべき事に、スバルは懐の心配も無いので屋台のメニューを全て選んでいた。
 今回の作戦を聞かされていた段階で、自分達の預金口座にちょっとした金額が振り込まれていたのだ。
 当然送金主は二重三重のペーパーカンパニー(勿論はやてのコネではなく機動一課が非公式に公的に使っているシステムの一つ)を通してわからなくしてある。
 そして、見事成功した暁には同じ金額がまた振り込まれる"らしい"意味に取れる発言を、はやては最後に言ったのだ。
 つまり前金と報酬。それと当然口止め。
 ちなみにスバルが夕食を満喫している場所は、中央に洒落た噴水が見える屋内広場である。
 周りを取り囲むように軽食屋がならび、買ったものを広場のテーブルで飲食できるようになっている。
 スバル達追跡チームの待ち合わせも此処だった。
 追跡は三部構成で成り立つ。
 行き返りの車中の盗聴はヴァイス。
 食品コーナーの盗聴はティアナ。
 衣類コーナーの盗聴はスバル。
 食品と衣類の振り分けは、ティアナ曰く「あんたが食料品売り場に行ったら、美味しそうな食べ物に目移りしちゃってエリオ達を見失っちゃうでしょ」だそうで。
 こんな感じで初めの頃は決まっていたのだが、ティアナはバイクで一人で移動するよりもヴァイスの運転する車に相乗りしたいと言ったのが切っ掛けで、色々と変更が起きた。
 その変更を決めたのが、ティアナ達よりも先に到着したスバルが地下総合食料品売り場を偵察し、その壮絶な繁盛具合を確かめた後のことだった。
 映像記録を撮って、ティアナに会い次第、意見具申をして自分の案を通した。
 混雑した中に、離れられないカップル二人組みを行かせるよりは単独の私のほうが都合が良い、と。
 あと、ティアナとヴァイスを二人きりにさせて比較的目立たなそうなのはブティック関係のほうが良いと思ったのもあるし、なにより二人で服を選ばせるのもデートになると思ったからである。
 
468224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/30(月) 05:28:02 ID:LCPlfjcC
 
 こう見えても、シューティングアーツの使い手はパートナーの幸せを本気で考えているのだ。
 しかし、六課施設から出発する前、ヴァイスと一緒に居たいと素直に言えないティアナが変てこな理由を思いついては言うのを繰り返すのを見ていて、楽しくて面白いと思うと同時にちょっと羨ましくなり……最後に何故かとても悲しくなってしまったことは心の内に秘める。
 スバルが何枚目になるかわからないクレープをモグモグゴックンしてふと思う。

(……これってひょっとして……やけ食い?)

 そう思ったのは、クレープの残りが二個になり、そのうちの1個、喫茶店"山脈"風おしるこスパ入りクレープを齧り付いた時だった。
 一瞬、エリオ達の後を追い、エスカレータで上に向ったティアナとヴァイスの後姿を思い出した。
 口の動きが止まった。
 スバルの報告を聞いてエスカレータに乗った後、軽口を叩きながら腕を絡め合わせて密着する二人の姿。
 ……涙が滲み出てくる。
 スバルは一口食べたクレープを置き、ハンカチで両目に溜まった涙を拭う。
 私がティアとヴァイスさんのこと応援してるん……だからって……あんまり見せ付けないでよォ〜〜…。
 また涙が溢れる。今度はボロボロとこぼれるが、ハンカチを持った手は停まっている。
 実は、スバルは一人きりになると、時々発作的に泣いてしまうようになってしまったのだ。
 原因は良〜くわかっている。
 訓練校以来の付き合いがあるパートナーに彼氏ができてしまったからだ。
 ティアナがヴァイスと一緒にいる時間が増えたせいで、スターズ分隊フロントアタッカーとセンターガードの心の距離が、微妙に疎遠になってしまった。
 スバルの脳裏に、あの日の記憶が蘇る。



 もう何日前だか覚えていないある晩、ふとスバルが目を覚ますと、もう一つのベッドにはパートナーの姿がなかった。
 お手洗い?とも思ったら、自分自身もトイレに行きたくて起きた事に気付く。
 のそのそと女子トイレに入って用を済ませて自室に戻ったとき、中に誰も居なかった。
 トイレに誰も居なかったのに、部屋に戻っても誰も居ない。
 トイレまでは、ほぼ一本道で行けるのに、すれ違わなかった。
 少し覚醒した頭でスバルは考えた。
 また自主トレしてんのかなと思い、明日というより今朝の早朝錬は休みでも無茶しないでと一言言いたくてティアナの姿を捜しに行った。
 この前一緒に特訓した屋外に出る。
 雲ひとつ無い夜空。大小二つの満月があたりを照らす。
 スバルは寝ぼけ眼で、僅かながら聞こえる音に向かい歩く。
 木々が邪魔して近づくまで見えなかったというのもあるが……その時どうして声も掛けず、足音も忍ばせたのか今もって解らない。
 林の中に動いてる人影を視野に入れたことで、寝ぼけていた頭は完全に覚醒した。

469224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/30(月) 05:28:55 ID:LCPlfjcC

「ウソ……」

 思わずつぶやいた声を飲み込む。
 スバルは目の前で繰り広げられている光景を信じられないように見つめた。

「あっ…あんっあんっあんっやッやんッあっあっあっあンッッ……んっんっんっふぅっ……ふぁああッ!」
「うっ……うっ……ウッ……うっうっうっうッうックゥッ!」

 二人の人影が交じり合っていた。
 一体化した肉体から漏れ聞こえて来る、とろけるような甘い声が、15歳の少女の頬を無条件に火照らせる。
 頬の次に、顔も頭も胸も秘部も余す所なく桜色に染まっていき、熱を持つのがスバルは良くわかった。
 お似合いのカップルだとかルキノさんが言ってたのをスバルは思い出した。
 愛し合う行為を、生でその目で始めて観て、ゴクッと唾を飲み込む。
 スバルも無知ではない。学校では友達とドラマのお色気シーンをネタに顔を真っ赤にして笑いながら話したりもした。
 だがスバルの目に映るのは違った。月光が照らし出す二人の肉体は神秘的であり、あまりにも凌辱的であった。
 全裸の身体に浮かんだ珠のような汗がキラキラとダイヤモンドのように輝く。

「うッうッうッふ…うッウッウッうッウッ……うお………ッッ!!」
「ンッやあああァ…………やあ、も、もっと…ゆっくり……あっ…あっああっあっあっあんッあんっアッッ!!」

 最後に短く、しかし高めの嬌声を出し17歳の少女が達した。
 少女を支えながら貫いている青年が重く呻くのと、ほぼ同時だった……。
 ビクンッと大きく震え、少女の身体が仰け反る。
 それを支える青年の身体は、臀部をビクビクとヒクつかせていた。
 ドクッドクッドブッ……。
 スバルの耳に、信じられない鈍い噴出音が入る。
 すごい……中に出されちゃってるんだ……。
 少女の長く艶やかなロングヘアが、身体の動きに合わせて、まるでスローモーションのように振り乱れるように見えた。
 ファサアァ…、と空中に舞う黒髪は、月明かりによって、えも言われぬ美しさをスバルに与える。
 腰の上まで伸ばした黒い髪が、汗で湿った身体にまとわりつく様は、スバルが到着する前に激しい動きをしていたことを物語っていた。
 二人が繋がる接合部と思われる辺りから、地面にポタリポタリと雫が落ちるのがスバルに良く見えた。
 雫が落ちた先の土には、大量の液体が染み込んだであろう大きめな黒い円が出来上がっていた。
 そこに今の射精で少女の秘唇から溢れ出てこぼれる。
大地に吸収しきれない白濁した液体が、奇妙な模様を作った。

 青年は少女の柔らかそうな大腿部を両手でガッシリ支え、少女は青年の首に腕を回している。
 少女の足は、直立する青年の腰をシッカリと挟んでいた。
 青年の肉体は、立ったまま少女の全体重を持ち上げて行為を行えるだけあって引き締まっていた。
 スバルにとって青年の身体つきは、業務で見せる態度では信じられるものではなかった。
 いつもはやて部隊長の斜め後ろに控えている姿と、少女を駅弁スタイルで責め上げる姿が一致しない!
 裸を見たことがあるのは、女性陣のみだから仕方が無いといえば仕方が無いが。
 少女は上半身をさっきの絶頂でぴくつかせながら反らしているが、下半身はシッカリ青年のと密着させていた。
 天を向いた少女の顔は、大きな眼鏡の下の目を瞑って眉を八の字にし、目尻から涙を流して実に気持ち良さそうな表情をしていた。
 開いた口の端からツーと涎がたれる。
 大きく仰け反っているせいで普段は前髪で隠れているおでこを露出させていた。
 それはスバルの全く知い彼女の顔。
470224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/30(月) 05:37:14 ID:LCPlfjcC

「ハァーッ、ハァーッ………シャーリー……」
「ハァ……ハァ…んゥ……グリフィス……」

 男は荒く、少女は儚げに呼吸をし、そして確かめ合うように互いの名前を呼んだ。
 スバルはルキノの話しを思い出した。二人は幼馴染であると……。
 あの時はそんな少女コミックスじゃあるまいしと言って、自分は笑っていた。
 職場でそういう男女な関係というものも、一切うかがう事はなかった。
 良くて時々、ティアナとヴァイス陸曹が中むつまじく話し合ってるのを目にした事がある程度だ。

 機動六課の通信主任とデバイスマスターを兼ねる才女、シャリオ・フィニーノが反らしていた姿勢を戻し、直立する男にしがみ付く様に密着する。
 愛称はシャーリーと公言する17歳の、豊かな胸が青年の厚い胸板に押しつけられる。
 チュ…

「ん…」

 自分からキスをして感じるシャーリー。
 キスをされた機動六課交替部隊責任者にして部隊長補佐を務める、偉大な提督の息子、グリフィス・ロウランが幼馴染の口内に侵攻と攻撃を開始する。
 舌が絡み、縺れ合う。
 ピチャ…チュル……。
 スバルは眼鏡を"掛けていない"グリフィスの顔が怖いように感じた。
 どこか、カミソリのような怜悧な感じがする。
 紅く上気し、トロンと蕩けたシャーリーの顔とは全く正反対だ。
 眼鏡を外したグリフィスの目が、細まる。
 シャーリーが強く瞼を閉じて呻く。

「んぐゥ……ッッ!」
 ジュッジュルッ。

 シャーリーの口に唾液が溜まったのを見計らい、グリフィスが一方的に吸いだしたのだ。
 ゴクリ、とグリフィスが17歳の幼馴染の分泌物を飲み込む。
 液体だけでは終らない。

「フッ…んンッん……」
 ズルゥ……。

 グリフィスはシャーリーの舌を吸着し、唇の外に伸ばす。
 少女のピンクの艶やかな舌が、グリフィスに咥えられている。
 先っぽだけ咥えてズルズルと飲み込んでいったり、またその逆を行う。
 グリフィスがシャーリーの舌に与える前後運動は下半身にも影響を与える。
 いまだに剛性を保った勃起を、先ほど放たれた精液と彼女自身から溢れ出す愛液でぬめった膣壁が締め付けをはじめる。
 
471224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/30(月) 05:52:27 ID:LCPlfjcC
 
 扇情的すぎる光景に、スバルもまた己で己の唾を飲み込む。
 
 チュポ……
 散々もてあそんだ舌を、ようやく解放する。
 舌の交合を惜しむかのように、シャーリーとグリフィスの間に、月光で反射しきらめく銀色の糸が掛かった。
 潤んだ瞳をした眼鏡っ娘を見て、グリフィスは唇の端っこがキュウッと歪ませた。
 恋人の瞳を見つめながら、薄い唇が開き、短い呪文を詠唱する。
 
「……?…グリフィ…キャッ!」

 突然青年の首に巻いていたシャーリーの腕が解けた。
 見えざる力で、少女のスレンダーな腕をYの字に広げ、そのままゆっくりと少女の上半身が後ろに倒されていく。
 驚きと恐怖に目を見開くシャーリー。目尻から涙が流れる。
 
 眺めているスバルは何が起こったの理解した。
 シャーリーの二の腕に、光量を落とした紫色のバインドが巻きついていた。
 バインドの光で鈍く灯され、かえって17歳の少女の裸体を妖しく彩る。
 ハァハァとシャーリーの息が恐怖と期待感で荒くなる。
 "櫓立ち"
……今風に言うと駅弁スタイルで緊密に繋がっていただけに、両手の自由が利かなくなるだけで、落ちるかもしれないという恐ろしさがこみ上げる。
 スバルからも、シャーリーが危なっかしそうに見えてしまう。
 そんな幼馴染の恋人の顔を眺めるグリフィスは……薄く笑っていた。
 
 とうとうシャーリーの身体が、見えないテーブルに横たわったように水平になる。
 足にもバインドが巻きつかれて拘束していた。
 伸ばされた足だが、それでもピッタリと互いの腰は繋がっていた。
 肉体の間隔が開いたおかげで、グリフィスがシャーリーのお椀の状の見事なオッパイに手を添えることができた。

「…!…はッ」

 絶頂の余韻が残る身体。その状態で胸を揉まれたためにシャーリーは目を閉じて喘ぐ。
 バインドが動き、シャーリーの身体がゆっくりと地面に降ろされる。
 静かに降ろされたことで、シャーリーの特徴的な、長い黒髪が扇状に広がった。
 そんなシャーリーに被さる様にグリフィスは上になり、腰を動かしはじめる。
 さっきとは違い、グリフィスは無言のためシャーリーの苦しそうに発せられる声だけがスバルの耳に入る。
 それはシャーリーが感じている事を意味していた。

「ん…、あ…、…は…、あ…う」

 グリフィスの腰の動きに合わせ、シャーリーの乳がプルンと揺れる。
 青年が少女の右胸を掴むと、少女の出していた声が高まった。
472224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/30(月) 05:55:21 ID:LCPlfjcC

「ん…!んん……!」
「……!!」

 その変化を知ったスバルは、歯をかみ締め、声にならない声を挙げてしまった。
 それを無視するかのように目の前の行為は続く。
 シャーリーは涙を流し、新たに分泌し始めた愛液をグリフィスのモノにまとわりつける。
 出入りを繰り返す男性の勃起がテカテカきらめくのを見て、スバルは思わず思ってしまった。

(美しい…胸にせまっちゃう……。愛、憎悪、苦痛、快楽、生、死、全てがあそこに……。これが人間。これがSEX)

 シャーリーの揺れる胸から、玉となった汗が飛ぶ。
 それを、スバルの頭は見えない手でギリギリと掴まれたように固定し、見ていた。
 グリフィスは一度スバルを見たあと、彼女に見せ付けるためにシャーリーの身体を動かした。
 シャーリーの右足首を掴んで開かせる。
 スバルに向けて横になったシャーリーの身体。足は開かれ繋がっている所がスバルに丸見えになる。
 グリフィスは容赦なく、さらに加速した挿入を続ける。
 スバルの脳に、根元まで入れられてはカリ首まで出され、また挿入れられる光景が焼き付けられる。
 グチュ…ジュブ…
 スバルの耳にも挿入のたびに立つ水音が良く聴こえた。
 攻めらよがる少女にも変化が訪れはじめた。頭の中に、白く弾けるものが顕れはじめる。
 その変化を感じ取ったグリフィスはシャーリーを起き上がらせ、再び駅弁スタイルに持っていく。

「ふあ……ッ!」

 向かい合わせたシャーリーの首筋と右肩に舌を這わせ、数日前まで無垢だった少女の気持ちを高ぶらせる。

「………あッ」

 なおも続くピストン運動と、愛する人から舐められた行為でシャーリーの頭の中に大きく白いものが弾けたのを実感した。
 スバルは、青年の舐めるという行為で少女が達したことが、その発せられたわかった声色でわかってしまった。
 グリフィスはシャーリーが絶頂にイッても手を緩めない。
 少しシャーリーの身体を反らせ、男なら誰しもがしゃぶりつきたくなるような豊満な丘の頂にあるピンクの乳首を口に含む。
 クチュ。
 口内で丹念に舌で転がしながら、時々チュッと強めに吸う。
 もし17歳の少女のオッパイからミルクが出るなら、とっくに恋人に授乳させていておかしくない執拗さであった。
 いや、今のシャーリーならグリフィスに自分のことを感じてもらいたくってミルクを飲んでもらう事を望むだろう。

「は…」

 少女は達してしまったため、その喘ぎ声はかすれ、途切れ途切れにしか出せなくなっていた。
 スバルは吸われた後の乳首が、その存在を主張するように勃起しているのを見た。
 グリフィスは、シャーリーの両手足にかかるバインドを操作し、繋がったまま正面体位から後背位に変えた。
 激しいピストン運動を開始するグリフィス。バックから愛液という潤滑液であふれたシャーリーの膣内をグロフィスの勃起が蹂躙する。
 コツン、コツンと亀頭が少女の子宮の扉をノックする。

「あ……はあ…ん!」

 接合部から、グリフィスの出し入れの度に精液交じりの愛液が滴る。
 幼少の時から連れ添った恋人に、強引に攻められて感じている17歳の少女の証が、太ももを伝わり大地に新たな染みを作る。
473224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/30(月) 05:56:54 ID:LCPlfjcC
「いや……あ…あん…あん……やああぁ!」

 愛液だけにならず、汗と涙がグリフィスの動きによって飛散する。
 それは月光によって煌いた。
 キレイと思ったスバルをよそに、シャーリーはまた絶頂に近づく。

「……!…ふ…んん…!」

 ガクっと頭を垂らして、声にならない鼻声でよがる。
 恋人が一方的に与える激しい動きは、少女の自慢の長い髪を旗のようにはためかせた。
 震わせながら頭を上げたシャーリーは、パニック状態になってガチガチと歯を合わせるスバルを見つめた。

「…い、やぁあ…」

 大地に着いたシャーリーの足が快感でガクガクと震えはじめる。
 足から、そして遂に少女の身体全体が震える。
 少女の身になにが起きても挿入運動を緩めないグリフィス。

「あ、ああ!…………ス、スバル…見ないでェ……」

 バックから突かれて絶頂に達する直前の少女が、涙を流して自分達を見つめる年下の少女に訴えた。
 スバルは、そこでようやく自分のことは先輩達に最初から知られていることに気づいた。
 膝の力が抜き、ペタンと尻餅をつく。
 シャーリーがお風呂で自慢するロングヘアの数本が、汗と涙と涎で濡れる本人の顔にへばりつく。
 眼鏡と髪が、少女の淫らなアクセサリーと化す。
 昨日の夜のお風呂では、キャロとヴィヴィオが一生懸命に、かつ優しくシャーリーの髪を洗っていたのをスバルは思い出してしまった。
 特にキャロはシャーリーの豊かなロングヘアが好きだった。
 お風呂上りには丁寧にドライヤーで乾かしてあげていたのもキャロだった。
 自分も髪を伸ばしたいなと言っていたのを思い出した。
 キャロの思いを穢してしまった気がして本格的に泣き出してしまったスバル。
 そんなスバルを冷徹に見つめ続けるグリフィスは、幼馴染を頂に昇らせるラストスパートに入った。
 バインドでシャーリーの身体を上げ、立位後背位という通常では不可能な体位に持っていく。
 拘束されたシャーリーの身体をまさぐるグリフィスの手。
 左の胸を掬い上げる様に揉みながら、残る手の指をシャーリーの口元に持って行きしゃぶらせる。
 しゃぶらせるのに飽きたらしく、しゃぶらせていた唾液まみれの指でシャーリーの顔を固定し、その唇に自分の舌を入れ、ディープキスをした。
 スバルに見せつけるためか、唇は重ねず、わざと隙間を開けて淫らな舌を動かす。
 その間も腰の動きは止めない。
 卑猥な音を立てて舌を絡ませながら、様々な技法で胸と乳首をいじりながら、真下から17歳の少女の子宮口を突き上げる。
 シャーリーは、もう喘ぎ声も出せない。
 突然ビクンとシャーリーの体が大きく震えたかと思うと、スバルの耳に、あの粘ついた液体が凄まじい勢いで膣内に吐き出される独特の音が入った。
 スバルは滝のように涙を流しながら耳を塞いだが、それでも何故か聴こえてしまった。
 ドグッ…ドグッ…ビュグッ…ドグン……
474224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/30(月) 05:57:57 ID:LCPlfjcC

(シャーリーさんの膣内に……グリフィスさんの精液が出してる音が聞こえちゃう………いやあああぁ……)

 それからどのくらい経ったかわからない。
 とにかくグリフィスの膣内射精は長く続いた。
 シャーリーとグリフィスが舌を離したとき、ツーと銀色の橋がかかった。
 そのままシャーリーはバインドに導かれるまま大地に横たわった。
 長い髪を乱し、恍惚とした表情でゆっくりとした息遣いをするシャーリーの姿。
 グリフィスの太さに開いたままの秘唇から、ゴプッと精液が噴き出した。
 しばらく直立してその幼馴染の痴態を眺めていたグリフィスは、ようやく動き出した。
 その目に剣呑さは消えていた。
 シャーリーを愛おしそうにお姫様抱っこしたグリフィスが隊舎へと歩き出す。
 スバルの横に来たとき、グリフィスは日中の業務と同じ柔らかい声で言った。

「ナカジマさん。ランスターさんでしたらヘリ格納庫にいますよ。行くかどうかは貴方しだいですが……」

 一部始終をスバルは見続けた。
 いや、見続けてしまった……。
 そしてスバルは選択することになる。
475224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/07/30(月) 06:02:59 ID:LCPlfjcC
< 続く >

……今ふと思った。
『ヴァイス×ティアナ×スバル』も良いなあ、と

>>450
スマンです。
ナンバーズを、グッチャグチャにしたくて、書いた事のない百合乱交物で遅くなっちゃいますorz

そして読んでくれたうえに、感想も書いてくれた皆さん……
感謝の、極み!です。
476名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 08:46:33 ID:7jP4n00q
>>475

GJ
単純にSEXやるだけじゃなく、「スバルが見てる」
と言う状況がさらにエロさを感じさせました。

>『ヴァイス×ティアナ×スバル』も良いなあ、と

これもいつかキボン
477名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 09:16:55 ID:bKn1Lf2/
>475
えーと、まず、

山脈ってあの山脈かよ改装中ミッドに移転してたんかい!
それと一課自重しろそこまでしてボーイミーツガールを追うない!
面長の男性って誰だよまさか缶詰になって世界を渡る御大だったりしないよな?

……こんな突っ込みどころ満載なのは滅多に無いです。
後、最初はグリシャリでなくヴァイティアと思ったとか。

しかし、エローイ。とても、
『数日前まで無垢だった少女』に見えないっス。
478名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 09:59:19 ID:WlmSOgPy
>>475
ごめん、俺も最初ヴァイティアかと思って読んでたw
黒髪って時点で「?」となったけどw

でも髪フェチの俺にはハァハァでしたエロGJ!
479名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 11:38:13 ID:+/J0U9vm
エリオが六課のおにゃのこ達を次から次へと潮噴き。
480名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 11:57:28 ID:IJwWB66C
そして最後は管理局の白い悪魔の手で、一杯白いモノを吐き出されるのか。
481名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 12:55:47 ID:cx/1PEBh
>>475
ど〜出もいいがとりあえずなぜにヘ●シング?
いやものすごくマッチしてますけどねwwwww
482名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 13:08:02 ID:vpBLmJe9
エリはやの人が来てくれることを待ち続けております
483名無しさん@ピンキー[sage]:2007/07/30(月) 13:11:52 ID:BFyNABSB
職人さんGJです♪

俺、今日家庭教師な八神はやてに課外授業してもらってる夢見たw

 「んふふ、女の子の身体の勉強したいんかぁ♪」と言われた

個人的には良い夢だったが人としては駄目だと痛感したwww
484名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 13:23:05 ID:eG1jaIrU
>>483
しょっちゅう見ますが?そんな夢wwww

相手はリンディさんやプレシアとかですがwwww
485名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 14:14:58 ID:itnPGUvp
>>484
リンディさんはともかく、プレシア……

鞭で打たれたいと申したか。
486名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 14:15:53 ID:KQMNJSdE
>>483-484
お前等、もうそれでゲーム作れwww

いや、そういう俺も夢で罵られたクチだが。
しかもリインフォース(T)に。
487名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 14:38:14 ID:EPfTqGtk
>>475
アパムと聞いてプライベートライアンを思い出した。
488一階の名無し:2007/07/30(月) 15:00:12 ID:TVrNMVAN
ちょいとある理由でコテハンつけました。
「ある〜話」の中の人です。
一応エリはやとエリフェイ書いたのですが
本編見て心が折れたので少し投下まで時間を下さい。
ではではまたその時に。
489名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 16:19:30 ID:jq9jNv+b
地味にスクライア一族のユーフェイのあの話を待ちわびている。
490名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 17:03:10 ID:eG1jaIrU
>>485
鞭もいいが…
優しいバージョンのプレシアにギュッとして貰いたい。
怖いバージョンでもおk!
491名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 17:05:35 ID:eG1jaIrU
>>488
そんなに本編、酷いのですか?
落ち着いたら投下して下さい♪待ってます!
492名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 17:33:33 ID:cuZoryoh
>>483
はやエリで妄想してみた…
前屈みになった
493名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 17:38:31 ID:SqMD22Rq
>>491
エリオスレを覗けばその惨状が分かるかと
アレは酷い……パパンはそんなにエリオが嫌いなのか(´;ω;`)ウッ…

>>488
そんなわけで、落ち着いたら投下してやってください、お願いします
494名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 17:53:12 ID:m3y64RlO
>>488
自演がコテハンつけたwwww
これでNG登録が楽になるわwwww
マジで乙wwww
495名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 18:10:44 ID:652V4kYt
>>493
それいうとユーノ、ザフィ、ヴァイススレはもう死亡者しかいねえよw
てことでもうここだけが男性キャラの活躍をみる唯一の場所になってしまったな
496名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 18:46:26 ID:7jP4n00q
アリサがローウェルの方のアリサみたいにさらわれて色々される話とかダメですか?
あ、でもバニングスの方のアリサにはなのはとフェイトがいますから、
その二人のおかげでちゃんと救出生存する展開にはなってますから。
でも微陵辱はありますけど(多分人によって受け取り方が違うかもしれませんが)
あと、オリキャラも若干出てきます。

今からでも投下出来る次第ですがどうでしょう?
497ローウェルの二の舞だけは踏むな! 1:2007/07/30(月) 18:57:42 ID:7jP4n00q
「あのさ…二人とも…。」
「何? アリサちゃん?」
「二人とも仲が良いのは分かるけど…程々にしようよ…。」
小学校からの下校中。アリサはなのはとフェイトを注意していた。
なのはとフェイトは本当に仲が良いし、その事はアリサにも分かっている。
しかし、余りにもベタベタしすぎてアリサも呆れてしまう程だったのである。
「まだ小学生だから分からない事も無いけど…限度もわきまえた方が良いよ。」
「わ…分かったよアリサちゃん。」
「ごめんね…。」
と、なのはとフェイトは謝っていたが、また直ぐにベタベタを再開していた。
「あーもー! 言ってる側から!」
本当に二人のベタベタ振りにはアリサもほとほと困り果てていた。

なのはとフェイトと分かれた後アリサは一人帰路に付いていた。
が、その時にそれは起こった。突然後方からバイクに乗った集団が現れたのである。
「うるさいわね…。今時珍走団?」
普通ならバイクに乗った集団はそのまま走り去るだけだったのだろうが、今回は違った。
「狙いはそのガキだ! 捕まえろ!」
「え!? キャァァァァ!!」
バイクに乗った集団はアリサ目掛けて突っ込んで来た。
そしてアリサはバイクに乗った集団に捕まり、さらわれてしまった。

「わっ私をどうするつもり!?」
港の薄暗い倉庫まで拉致されたアリサはそのバイクに乗っていた男達に囲まれていた。
おまけにその男達は素顔が分からない様にサングラスとマスクで顔を隠している。
「おうおう、威勢の良いお嬢さんだ。」
するとその声と共に彼等の背後からスーツを着用し、葉巻を銜えていると言う
何かマフィアのボスみたいな雰囲気を持った中年男が現れた。
「実はな〜、おじさん達が経営している会社がな〜?
お嬢ちゃんのパパさんがやってる会社に押されてるんだよこれが〜。
でな〜? お嬢ちゃんにはお嬢ちゃんのパパさんの会社を潰す為の
生贄になってもらおうと思ったんだよこれが〜。」
「え!?」
アリサは青ざめた。確かに目の前の中年の男は見た事がある。
アリサの父親が経営している会社のライバル会社の社長の顔を
写真でとは言え見た事があったのだが、まさに目の前のマフィアみたいな
中年男こそがそのライバル会社の社長だった。
「おっさん! コイツ好きにして良いんですかい!?」
「おう、良いとも良いとも。でもちゃんと逐一写真に取りなさいよ。
その写真をバニングスの奴に送り付けたいしね…。」
「わかりましたぜ! それにしても女の子をレイプ出来る上に
大金ももらえるなんてこんな美味い話は無いな!」
「これが終わったら新しいバイクを買おうぜ!」
どうやらアリサを拉致したバイクの男達は父親の会社のライバル会社の社長が
雇ったゴロツキの様子であり、話が纏まるなりアリサに掴みかかっていた。
「いやぁ! 離しなさい!」
アリサは手を、脚を振って必死に抵抗するが男達の方が遥かに強く、身動きが取れなくなった。
498ローウェルの二の舞だけは踏むな! 2:2007/07/30(月) 18:58:15 ID:7jP4n00q
「嫌ぁ! やめてぇ!」
男の手がアリサのスカートの中に突っ込まれ、真っ白なパンティーを下ろされる。
「おお! すげぇ! ツルツルだぜ!」
「嫌ぁぁ! 嫌ぁぁ!」
アリサのまだ陰毛の生えていない女性器に男達は興奮していたが、
アリサにとってはたまった物では無い。必死に助けを求めて泣き叫ぶが
その口に男の一人が巨大な男性器を押し込んで塞いでしまった。
「ん! んん! んんんんん!!」
「じゃあ俺がフェラチオ一番乗りって事で良いかな?」
「ああ! それは俺がやりたかったのに…。でもまあおかげで少し静かになったから良いか。」
「んんんんん!!」
いきなり口に男の男性器を押し込められてた為にアリサは息苦しい思いとなった。
その上汚く臭いのだから、涙もボロボロと流れてしまう。
必死に口から離そうとしても、男がより奥へ奥へと押し込もうとする。
「じゃあ俺は代わりにこっちを一番乗りさせてもらうぜ。」
今度は別の男がそう言い、アリサに正面から抱き付くと共に女性器に男性器をねじ込んだ。
「ん!! んんんんんんんんん!!」
「おお! すげぇ締りだ!」
「んじゃぁ俺はこっちの一番乗りだぜ!」
何と今度はまた別の男が背後からアリサを抱き、尻に男性器をぶち込んでしまった。
「んんんんんんんんんんん!!!」
三方向からの同時攻撃にアリサの全身に稲妻が走った。
「よーし! それじゃあ記念撮影行くぞ!」
「おー!」
カメラを持った別の男が彼等の前に達、アリサを中心にしてアリサの三部位を
それぞれ犯す男がピースサインを送る。
「それじゃあハイ! チーズ!」
しかし…カメラのシャッターが押される事は無かった。
何故なら次の瞬間その男は吹き飛んでいたのだから…
「ウギャァァァァァ!!」
「な! 何!? 一体何が起こったんだ!?」
「はっ!」
男達の前に白い服を着た茶髪の少女と黒い服を着た金髪の少女の二人が立っていた。
普通なら相手は子供と恐れる事は無いだろうが…男達はまるで蛇に睨まれた蛙のように動けなかった。
何故なら…彼等でさえ驚愕してしまう程の殺気が二人の少女から放たれていたのだから。
「私達の友達に何をするの…。」
「少し頭冷やそうか…。」
その二人はなのはとフェイトだった。二人がアリサを救出する為に駆けつけて来たのである。
二人がアリサのピンチを知ってここまで駆けつけて来る事が出来た理由、
それはアリサが持っていた防犯用の小型発信機の力によるものだった。
伊達に金持ちの令嬢はやってない。
そしてなのはとフェイトの二人は男達を一蹴し、アリサを救出。
男達の記憶は魔術的に消去して、後は警察に逮捕させる
(勿論なのはとフェイトの存在がバレないように)事で決着が付いた。
しかし…まだめでたしめでたしとは行かなかった。
499ローウェルの二の舞だけは踏むな! 3:2007/07/30(月) 18:58:59 ID:7jP4n00q
その事件を境にアリサは学校に来なくなった。
勿論アリサがレイプされたと言う事は公にされいない故に知る者は
ほんの一部の者のみであるし、その一部の者も秘密を公にするつもりは無い。
だから安心しても良いのだが、アリサにとってはそうは行かない。
レイプされたと言う事実がアリサの精神を強く傷付けていたのである。
それ故にアリサは自室に閉じこもり、学校にも来ないのである。
なのはとフェイトもお見舞いにバニングス家を訪ねるが、アリサはその二人にも会ってくれない。
「二人がもっと早く助けに来てくれれば私はレイプされずに済んだのに!」
挙句の果てにはドアの向こう側からその様な暴言を穿かれる始末。
せっかく助けた恩人に酷いと思われるかもしれないが、それだけアリサにとって
ショックだったと言う事であるし、この言葉はなのはとフェイトにとっても
強く胸に突き刺さっていた。ただ助ければそれで良いと言うワケでは無い。
可能な限り被害を出さないように助ける事が大切である事をなのはとフェイトに痛感させていた。
しかし今はアリサ自身を何とかする事の方が大切。その上バニングス家で働いている
使用人からアリサが睡眠薬自殺を図り、それを止める為に大騒ぎになったと言う話も
聞かされ、早くしないと本当に大変な事になると感じさせた。
…と、そこで思わぬ助け舟が現れるのである。

「アリサちゃん? 何があったのか知らないけど…元気出してよ。」
それはすずかだった。そしてすずかはアリサの部屋のドアの向こう側から
アリサに話しかけていた。
「帰って! 私は誰とも会いたくないの! すずかでもダメ!」
「アリサちゃん…。」
アリサと一番親しいすずかならば…と皆も考えていたのだが、それもやはりダメな様子だった。
「分かったなら早く帰りなさい! 帰って!! まったく誰も私の気も知らないで…。」
「分かってないのはアリサちゃんの方だよ!!」
「!!」
バニングス邸の大きな廊下中にすずかの怒鳴り声が響き渡り、
アリサも他の皆も思わず黙り込んだ。普段大人しく、むしろオドオドしている方な
すずかがこんなにも大きな声で怒鳴る等誰にも想像が出来なかったのである。
すずかはアリサの部屋のドアを強引に開いて部屋の中に上がりこんだ。
「どうして! どうしてアリサちゃんはそんな事するの!?」
「うるさい! 私は終わったのよ! もう何もかも! 私は大切な物を奪われた!
もう生きていけない! うわあああああああああああん!!」
必死に叫ぶ中、男達にレイプされた時の光景を思い出してしまったアリサは頭を抱えて泣き叫び始めた。
「うあああああ!! やめて!! 私を穢さないで!! お願い!! うあああああ!!」
「アリサちゃん!!」
「!!!」
500ローウェルの二の舞だけは踏むな! 4:2007/07/30(月) 18:59:32 ID:7jP4n00q
次の瞬間、すずかはアリサを優しく抱き、なんと口付けまでしていた。
アリサも一瞬驚いていた様子であったが、先程まで泣き叫んでいたのが
嘘のように静かになっていた。
「ん…ん…ん…。」
二人は目を閉じてゆっくりと唇を合わせ、舌を絡み合わせる。
そして十秒後に離れた時、二人の口の間からは唾液が糸の様に引いて繋がっていた。
「アリサちゃん…私の大好きなアリサちゃん…アリサちゃんがこんなんじゃ…
私も悲しいよ。だから…だから元気になってよ…。」
「す…すずか…。」
ニッコリと微笑むすずかにアリサは自分が恥かしくなった。
そう、自分をこんなに想ってくれる人がいると言うのに自分は何て事をしてしまったのだと。
「うわぁぁぁぁぁん!! すずかごめんなさぁぁぁぁい!!」
アリサは泣きながらすずかに抱き付き、すずかはアリサの頭を優しく撫でていた。
「アリサちゃん!」
「すずかぁ!」
二人は抱き合いながらベッドに倒れこみ、再び口付けをした。

翌日、アリサは笑顔を取り戻し、学校にも来ていた。
「ごめんね、なのは、フェイト、私酷い事言って…。」
「別にそれは構わないよ。」
なのはとフェイトとも仲直りした後、アリサの後からすずかもやって来た。
「アリサちゃん!」
「すずか!」
出会うなりアリサとすずかは抱き合い、ベタベタし始めてしまった。
「すずか…好きだよ…。」
「私もアリサちゃん大好き…。」
「あ…あの〜…。アリサちゃんにすずかちゃん?」
アリサとすずかの百合ぶりはなのはとフェイトさえ退く程の物だった。
「フェイトちゃん…あの時アリサちゃんに言われた事だけど…。」
「うん…やっぱり…程々にしといた方が良いね。」
「じゃ…今日はユーノ君と遊ぶから…。」
「私はクロノの所に行く…。」

【人のふり見て我がふり直せ】

アリサとすずかからこの言葉を学ぶなのはとフェイトの二人であった。

                  完
501>>496-500:2007/07/30(月) 19:00:46 ID:7jP4n00q
一応ハッピーエンドにしましたが、アリサをこんな目にあわせてしまってスンマセン
502名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 20:11:13 ID:FtDMbTFw
>>501
おーけ、おーけ!
GJですよ!!
題名で思いっきり吹きましたw



あ、あと>>477さんにコレを送りたい!
いや〜捜せばあるもんですねw

つ『tp://www.upsold.com/imshop/app/d/nbi555/?main_page=index&design_id=19196』
503300:2007/07/30(月) 22:03:08 ID:/hNpa1kz
なんかさ、最近、特定のジャンルに自演乙、てのが目につくけどさ。何を根拠に言ってるのん?

職人さんに不快な思いさせそうで、何か素直に、自分が読みたい作品を口にできない雰囲気になりそうなんだが。
やっぱ夏だから?
504名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 22:07:01 ID:G46T8bCL
夏だからな
ほっとけ
505名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 22:07:15 ID:WIqVreHA
>>503
自演乙
506名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 22:08:04 ID:/hNpa1kz
うわ、誤爆った……すまんorz
300のひと、もしいたらスマン
507名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 22:13:49 ID:WO0Xik1h
タイムリーすぎるww
508名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 22:23:01 ID:tBhe7C7N
506
誤爆先が気になるが、タイミング悪すぎだw
おまけに名無しならともかく、300氏は職人だぞw
509名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 22:39:44 ID:9dyVmGNS
これはちょっとタイミング悪いwwww
510名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 22:58:29 ID:yvO/4Gwg
誤爆かいwええい紛らわしいwwww
511名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 23:12:03 ID:2bVlm2GL
>300を職人って…
SSにタイトルも入れず
投下するようなのを職人って…
512名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 23:18:30 ID:KQMNJSdE
なんだろうこのgdgdはww
513名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 23:24:28 ID:tBhe7C7N
タイトル入れ忘れたって後書きで書いてたなw
まあ、初投稿らしいし続き書くって言ってたから卵ってとこか。

まあ、誰か作品投稿して空気を変えてくれ。
514一階の名無し:2007/07/30(月) 23:28:55 ID:TVrNMVAN
じゃ、思ったより長くなったんで

ようやく本編の百合百合感を割り切れたのと
長くなってしまったという理由から
本来三本立てだったヤツの一本だけ投下。


続きものなので前のが駄目だった方はスルーしてください。
設定はエリオ17歳、はやて26歳という原作破壊設定です。

ではでは。
515ある少年とある少女の話 case HY After3:2007/07/30(月) 23:32:46 ID:TVrNMVAN
副題:WABISABIべいべぇ

時空管理局本局第六会議室。
「だからそれはこちらの責任ではなく三課の連絡が滞っていたからだと!」
「それを言うなら二課の捜査の遅延も問題ではないのかねっ!?」
議論は白熱している。それはそうだ。
上の立場に立てば立つほど部下は増え、その部下や自分の為にやすやすと責任を被れなくなる。
結果、何か問題が起こったときは往々としてこのような水掛け論になる事もしょうがない。
…が、八神はやて26才・独身には全く興味の無い事も事実だ。
堂々めぐりに入ってはや二時間。待ち合わせの時間はとうに過ぎていた。
(……全員その口ミストルティンで閉じさせたろか…)
こいつらが黙ればもう議会はお開きだ。少し剣十字を握る手に力が入る。
今日は大事な日だ。正確には大事な日になる予定だ。
組織を動かすものにとって情報とは非常に重要な価値を持つ。
それを理解しているはやての情報網は確かであり、その情報はほぼ確実の筈だ。
つまり、今日この日が大事な日になるかもしれない、というかほぼ確実になる、というのに。
(……アンタら何遍同じ事言えば気が済むんっ!?)
髪で隠れている為他人からは見えないが、
その時はやてのこめかみには見事に静脈が浮き出していた。

結局会議が終わったのは予定時間から4時間が経過したころだった。
6時に終わると思っていたのでエリオとは7時に
地上本部で待ち合わせをしていたというのに、現在時刻は既に10時を回っている。
一抹の不安がはやての心に宿る。
(…エリオ君の事やからそんな事ないと思うけど…)
もしかしたらもう帰ってしまったのかもしれない。鞄を持って駆け出す。
廊下を走る姿を他の局員に怪訝な目で見られるが今はそれどころではなかった。
地上本部への転送装置に飛び乗り、転送。
転送が終わればすぐにまたダッシュだ。ヒールがもどかしい。
待ち合わせ場所のロビーは既に明かりが落とされ、薄暗くなっていた。
見渡すが…そこに人影は無い。
はやての顔からサッと血の気がひいた。
しょうがないといえばしょうがない。三時間も予定に遅れたのだ。
何かメッセージは無いかとデバイスをいじるがそれもなかった。
「……どないしよ…」
はやての形の良い眉が歪む。エリオはすっかり機嫌を損ねてしまったと考えるのが自然だ。
「…何で…何でいつもこうなんやろぉな…?」
いつもそうだ。周りに振り回されて、周りを気にし過ぎて、色々なものを取りこぼしていく。
しかも、今日この手をすり抜けていったのはかけがえのないものだ。
折角用意したというのに鞄が手からすり落ちる。
「………んん……」
と、その時かすかに声がした。よく見ると、ある長椅子から足だけはみ出している。
その椅子にかけよると、そこには見慣れた寝顔があった。
下がっていた眉尻が跳ね上がり、年上のお姉さんとしての表情を取り戻す。
「ホラ、駄目やんエリオ君。こんなトコで寝とったら風邪引くよ?」

ミッドチルダの道路をエリオの運転する車がひた走る。
と、いつもは曲がらない筈のところで方向指示器を出し、曲がった。
何故かもどこに行くかも知りながら、敢えてはやては質問する。
「アレ?どこ行くん?」
我ながら白々しい演技だとはやては感じたがエリオは特に疑問に思わなかったようだ。
「いえ、ちょっと今日は行きたい所がありまして」
知っている。それがどこかも何故そこかも。そして何をしたいかも。
全て知っているはやては自分の表情を押し殺すのに必死だ。
最大限の努力を費やし、きょとんとした表情を作り出す。
「ふぅん…一体どこなん?」
「すぐそこですからもう少し待ってて下さい」
すぐそこも何も、目的地はもう目の前にある豪華なホテルだ。
吊りあがろうとする口の端を下げるのにまた多大な努力を必要とした。
516ある少年とある少女の話 case HY After3:2007/07/30(月) 23:34:49 ID:TVrNMVAN
エレベータを登るとそこは最上階だ。いわゆるロイヤルスィートというやつである。
豪華な装飾品よりもテーブルの上のフルーツの盛り合わせや見事な花よりも
何よりもまず窓から見える夜景に心を奪われた。
まるで夜空の星を全部地上に落としたようなきらきら光る光景が広がっている。
思わず口から声が漏れた。
「……うっわぁ……」
そのはやての表情を見て、エリオは無理してココにして良かったと実感する。
あまり使い道がなくて膨らんでいた貯金額が一連の費用でかなり目減りしたが
この表情にはかえがたい。
しかし、実は予定が大幅に狂っている事も事実である。
本来ならこのホテルのレストランで食事をしてからここに連れてきて、
この夜景を見せて勝負と行きたかったのだが…
三時間も遅れてしまった為レストランはキャンセルせざるを得なかった。
「夕食ですけどどうします?ルームサービスをとりましょうか?」
「……うん?あぁ、えぇよそんなん。今胸が一杯やし」
はやての目はまだ夜景に奪われたままだ。暫く会話が止まる。
(…えっと……どうしよう?思い出せ!こんな時は…)
この日の為に脳に詰め込んだマニュアル本の内容を思い返す。
と、その時はやての方から声をかけてきた。
「……あ、あのな?……この前ヴィータから聞いたんやけど……ほ、本気なん?」
ヴィータに伝言を頼んだというのは後衛の訓練の話だ。
「はい。僕には必要な事だと思いますから」
だがそれを言った途端はやての様子が急変した。
顔は一気に真っ赤になり、大きく目が見開かれ、明らかに焦りを感じさせる。
「ひっ必要っ!?そんな…そんなに重要なんっ!?」
「えぇ。ちょっと限界感じてますからしておこうかな…と」
今度は視線をふせ、指をいじりはじめるはやて。
「げ、限界なんか…私の方はいっぱいいっぱいやから今のままで充分なんやけど…」
「そんな事ないですよ!今のままじゃまだまだですからっ!」
今度はフリーズした。その口から
「……ま…まだまだなん?もっとすごくなるん?…ついていけるやろか…」
とか細い声が漏れたがエリオの耳までは届かない。
また沈黙が訪れる。
「エリオ君がそこまで言うんやったら…今から準備してくるけど…絶対に覗いたらあかんよっ!?」
そう言いきるはやてのあまりの剣幕にエリオは頷く事しか出来ない。
コクコクと首を何度も縦に動かし、直立不動を維持する。
はやては何故か鞄を持ってまずトイレに入り、暫くしてから出てきた。
また鞄をもったまま今度は風呂場に向かう。
一緒に入ってはやての体を洗い、そこでまず軽く…と
予定を立てていたエリオは少しそれを残念に思う。
が、先程の剣幕だ。もし破ればどれだけはやてが怒るか解らない。
というかはやてが何故あんな剣幕で一緒にお風呂に入るのを嫌がったのかがまず解らない。
(……嫌われたのかな?でもさっきまではすごく喜んでくれてたし…)
しばらくシャワーの音が響き、そして止まる。
それから…また沈黙の時間が過ぎる。
ストラーダを見るとシャワーの音が止まってから既に20分が経過していた。
「……あれ?」
流石に体を拭くのに20分は長すぎる。
これは何か事故があったのだろうか?確認しに行くべきか…?
そう考えた時、風呂場のドアが開いた。
そして出てきたのは―――――――
517ある少年とある少女の話 case HY After3:2007/07/30(月) 23:37:49 ID:TVrNMVAN
艶やかな浴衣姿のはやてであった。
いつかのドレスと同じく髪を後ろで軽くまとめ、赤い髪留めで止めている。
ルージュは薄いピンク色。そして柔らかい色の肌が薄水色の浴衣に映える。
エリオの口はポカンと開いて塞がらない。
「どうや?私の生まれたところの民族衣装なんやけど…?」
エリオの口は塞がらない。
「…どうなん?…………もしかして、似合わへんかな?」
その言葉にエリオの意識がようやく戻る。
「そっそんな事無いです!何ていうかっ!その!表現出来ないんですけどっ!」
「よかったぁ…」
そう微笑むはやてに更にエリオの脈拍が跳ね上がる。
彼は疑問に思う。浴衣は肌の露出が多いワケではない。むしろ露出はほとんど無いと言っていい。
だが…何故これほどまでに涼しげで…
(何で…すごく…その…そ、そそるのかなぁ…?)
解らない。だが…そんな疑問に関係なく彼の自制心はもうこの数十秒で使い切った。
(…暫くしてなかったしなぁ…)
確かに、したのは一ヶ月以上前であり、毎日クタクタになっている為二週間程抜いていない。
そんな彼の欲求不満の影響もある事にはあるのだが…
それ以上に恐るべきは浴衣の魔力。
隠された事によって逆に強調される女性特有のライン。
ついつい、視線がはやての全身を嘗め回してしまう。
(…エロいなぁ…)
しみじみと思う。あぁ、これが話に聞く『ニポンのワビサビ』か。
リンディにお茶会に誘われた時はお茶も茶菓子も甘くて
何て地球の文化とはしつこいものなのかと思ったが…これは違う。
さりげない主張、そこに確かに感じる本気がある。ヤバイ。これはヤバイ。
「エリオ君…ちょっとこっち来てな?」
と、はやてが手招きするので近づく。すぐ近くまで近づいたらはやてがくるりと背中を向けた。
「どや?」
一瞬エリオは何の事だか解らなかった。だが、気付く。
肩越しにこちらを見るはやての視線の魅力、そして何より襟から覗くうなじの魔力に。
唯一露出された肌、髪をあげた事で強調されるその部分にエリオの視線は釘付けになる。
(あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ!WABISABI最高っ!)
思わず心の中でガッツボーズを2セットに万歳三唱をフルコーラス。
彼の中の全米がスタンディングオベーション。
股間のストラーダは勿論カートリッジロードしてエクスプロージョンでフォルムツヴァイだ。
思わず、はやての唇を奪う。
最初はわずかに残った理性が優しくさせたが、久しぶりのはやての味に段々と行為が凶暴化していく。
啄ばむだけだった唇ははやての唇にむしゃぶりつき、
舌は彼女の唾液をせっせと口内に運ぶ。右手はするりと服の中へと伸び、胸に到達した。
(…凄い!何て機能的なんだっ!)
かつてコレほどまでに胸に直に触りやすい服装があっただろうか?
少なくともエリオは他に知らない。
その柔らかい感触をしばらく右手で堪能する。勿論口の動きが緩むこともない。
左手はガッチリとはやての腰を抱え、時折はねたり震えたりする彼女をホールド。
「――んぁ…ふぅんっ!…ン、ン、ん、…ふぁ…はぁ…」
ようやく開放された彼女の目はすでに少しとろけていた。
その表情にエリオの中の嗜虐性が首をもたげていく。
(いじめたい)
上司という事が影響しているのか、普段は彼女に怒られてばかりだ。
それを不満に思うエリオではなかったが…今はとにかく
(……はやてさんをいじめたい)
そう、思う。
もう一度、唇を奪う。はやてのくぐもった悲鳴が響いた。
518ある少年とある少女の話 case HY After3:2007/07/30(月) 23:40:43 ID:TVrNMVAN
時間にして十一分、たったそれだけの時間がはやてには非常に長く感じられた。
達する事は無かったものの、何度もその際まで追い詰められた。
しかもどうやら我慢した結果達しなかったのではなく、エリオの手加減の結果であるらしい。
その証拠にまだ一度もそれらの部分には触れてこなかったのだ。
エリオの視線を感じる。
こんな事をするときの彼の願いなど決まっている。
普段は凄く従順で優しい癖にこの時だけこうなるのは何故なのだろうか?
とろけきった思考でその答えが得られる筈も無いし、何より彼女の我慢が限界だ。
すでに準備してある為、両方がエリオのを求めて彼女の脳に信号を送ってくる。
初めての刺激に飢えた後ろか…それとも久しぶりの期待に疼く前か。
どちらに頼むべきか彼女は逡巡し…そしてやめた。
どうせならエリオに決めてもらおうと思ったのだ。
声が上手く出ないからエリオの耳元まで口を持っていき、掠れた声で
「あ…のな…いれ…て?エリオく…んのすきなほうで…ぇえからぁ…」
哀願した。
そのままぎゅっとだきつく。きっと彼は意地悪に笑っているだろうから。
「はい。じゃ、避妊魔法を…」
と、自身に近代ベルカ式の避妊魔法をかけようとして
「そんなんえぇからぁ…」
はやてに止められた。
「え?でも…」
はやては考え方のしっかりした女性だ。
最初の一回と次の七年後の一回だけは忘れていたがそれ以降は必ず避妊をさせられたのだ。
かと言ってゴムを使うと『エリオ君の温度があまり感じられへん』と駄々をこねられたので
結構恥ずかしい思いをして近代ベルカ式の性関連の魔道教本を買いにいったのもいい思い出だ。
その教本は何やら神経に電流を流してスゴい事にならせる魔法など
色々と興味が尽きなかったが、はやてに使用が許可されたのは避妊魔法だけである。
「きょうはぁ…だいじょうぶやから…やからはやくぅ…」
耳元で囁く最愛の女性の甘い声。コレに逆らえる男がいたら自分の性染色体を疑え。
エリオはそっとはやての腰をかかえあげると、ベッドへと運んだ。
そしてベッドの淵に座る。
「…ぇ…リオ君…?」
ベッドの上に転がされ、蹂躙されると思っていたはやてが疑問を感じるが、
次の瞬間に答えが来た。

エリオのが彼女の前の穴に侵入していく。
それが
(…ふっふかいぃっっ!!)
口から息が漏れるが言葉にならない。思わずエリオにしがみつく。
対面座位。女性の全体重がかかる点で言えば騎乗位と同じだが、
(コレっ!駄目っ!うごかさんといてぇっ!)
男性の自由度には大きく差がある。対面座位では女性の腰を抱える事で自由に動かせるのだ。
既に口から漏れる全ては嬌声であり言葉に出来ないので必死にエリオに念話を飛ばす。
(これだめっ!これだめっ!ちょっととめてっ!?)
だが、届いているはずなのに彼は全く動きを止めない。むしろ動きが加速した。
抉られる。グラインドさせられ奇妙な角度で擦られる。
腰を持ち上げられ、引きずり出されそうになる。
まずは軽く一回達した。背筋が跳ねる。
酸素を求めて口が大きく開くが、そのタイミングで唇を奪われる。
口腔内をエリオの舌に蹂躙され、必死に鼻の穴から空気を求めた。
くぐもった悲鳴が響く。いや、嬌声か。
ついでもう一度達した。今度は先程よりも深い絶頂。
腰が跳ねる。が、また押さえつけられた。深く刺さる。
立て続けに三度目の絶頂。
そして広がる熱。
視界が白に染まってゆき―――――
519ある少年とある少女の話 case HY After3:2007/07/30(月) 23:43:47 ID:TVrNMVAN
「…ぁ…ぁ…ぁぁ…ぁぁ…」
口から漏れる音は意味を持たないが止める事も出来ない。
彼の首筋に顔を埋める。久しぶりの充足感。
この余韻を存分に味わおうと目を閉じた時――――

もう一度動きが再開された。

(エリオ君っ!?ちょっ!もっとゆっ―――)
だが彼は止まらない。卑猥な音を立て、結合部から溢れた精液がこぼれていく。
(ちょっ!ひどっ!聞いて――――)
既に念話でさえまともな言葉をつむげないところまで追い詰められた。
あとは頂上まで一気だ。




気だるい体。
そして体を包むやわらかい浴衣の生地とそして股間に感じる盛大な違和感とカピカピ感。
この浴衣はもう二度と着れないだろうなぁと少し惜しむ。
が、彼はいつもよりも激しかったし酷かった。それだけの価値はあったなぁとも思う。
「起きましたか?」
寝起きに聞く彼の声は本当に久しぶりだ。ついつい頬がとろけてしまう。
「…ん。ちょっとだるいけどな?」
そういって目元をこすろうとし…そこで気付く。
小さな、しかし煌びやかに輝く赤。深い深い真紅の光を放つそれが左手の薬指にあった。
はやての視線に気付いたエリオがしどろもどろに答える。
「あ、あのっ!勝手にすみませんっ!でも、はやてさんの指に嵌ってるのが見たくてっ!」
その必死なエリオに答えるはやての言葉は
520ある少年とある少女の話 case HY After3:2007/07/30(月) 23:46:16 ID:TVrNMVAN
「うん、ええよ〜」
実に気の抜けたものであった。
「は?」
「やから、ええよ〜って」
「いえ、あの、…左手の薬指なんですけど…」
「やから、それでええねん」
暫くエリオに沈黙が訪れ…
「――――軽っ!?」
そのまま驚きは叫びとなった。
「あのなぁ…エリオ君?普通こんなホテルでディナーに誘うなんてもうコレしかないやろ?」
つまりホテルに入った時点でバレバレだったのだ。
と、いうか彼の浮気調査を彼の周囲の職員に頼んだり
彼の預金通帳を確認したりしているはやてにはその前の時点からバレていた。
「やからいったやん?ナカに出しても大丈夫やって」
そういって微笑むはやてにエリオの思考は追いつけない。


「バッチリ危険日やからね?さ、一緒に子供の名前考えよーか?」
八神はやて。若干19歳にして機動六課を立ち上げたその手腕は健在であった。


「あ、まだチェックアウトまで時間あるんよね?次はうしろ試してみよか?」
521一階の名無し:2007/07/30(月) 23:50:38 ID:TVrNMVAN
ここまでお付き合い頂き
ありがとうございましたっ!

いや、百合嫌いじゃないんですが、
こんなモン書いてると真っ向から否定されてるんでキツかった…。

か弱いはやてちゃんばっかり書いてきたんで
したたかで強いはやてさん分もフォロー。
まぁアレです。
『はやて自重』か『はやて外道』と思ってもらえれば満足。

では、他の二本はまた誰もいない時間帯にでも投下しますので
その時もお付き合いして頂けると嬉しいです。
522名無しさん@ピンキー:2007/07/30(月) 23:54:57 ID:j2Uv9Rxb
>>521

GJ。
近代ベルカ式避妊魔法ktkr
やっぱりはやて部隊長は「ちびだぬき」だねえ。
523名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 00:04:13 ID:HGYU5eyK
>>521
ぐっじょぶ!

エリオの股関の比喩めっちゃわろたwww
524名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 00:14:21 ID:Ju9Fao0W
>と、いうか彼の浮気調査を彼の周囲の職員に頼んだり
>彼の預金通帳を確認したりしているはやてにはその前の時点からバレていた。

はやてさん、それは所謂職権乱よ・・・ぐはっ!えおrmt943ん5dんd9gn
525名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 00:37:36 ID:N3FwYtwl
>>521
グッジョブであります!!

それにしても、あいかわらず恐ろしい調査能力でワラタwww


あと本編の中将の底が浅くて泣いた(´・ω・`)ショボーン
526名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 00:37:50 ID:E6ScZfp+
>>521
GJ!!
しかし、『WABISABI』が『WASABI』に見えた俺オワットル。

orz
527名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 01:12:54 ID:cecN8mdf
>>495
ゼストがまだいるじゃないか!
アギトがでっかくなれれば……
528名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 02:04:20 ID:8MCvRtzy
529名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 02:10:21 ID:DqQinZXL
>>528
エリオが一瞬一方通行に見えたw
530名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 03:00:05 ID:lnC7Edzk
>>512
残り2本にも期待
531名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 06:05:28 ID:N3FwYtwl
>>527
今週の新OPで
ゼスト×シグナムフラグが立ったから困るw

>>528
エリオ君、こんなスバラシイ時期があったんでつね!
532名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 07:14:16 ID:yzssS6b8
>>528

危険日とははやておそろしい子……ッ
533名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 07:35:18 ID:tDLAsqmE
今週のOP前の台詞がまんま6課の落日だったんで噴いた!
やっぱ6課は襲撃されてこそなんぼ・・・逆に相手を捕らえるのもありだが。
534名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 08:22:30 ID:UMi0vmrz
>>528
きっとフェイトさんの暖かくて優しいスキンシップにメロメロにされたんだな…
535名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 11:03:56 ID:8MCvRtzy
>>528の前ページ
ttp://nullpo.vip2ch.com/ga8146.jpg

わたくし妄想が止まりませぬ
536名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 11:09:41 ID:ltmGRLBA
>>534
性的な意味で?
537名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 11:30:03 ID:iBgIs2+S
>>535
これは良い
538名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 11:54:29 ID:OuUjLHn+
なんきん 0 【軟禁】
(名)スル
身体は自由にしておくが、外部との接触を許さない状態におくこと。
「自宅に―する」
539名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 11:56:11 ID:DqQinZXL
>>538
その意味からすると、これは軟禁じゃねぇなw
拘束してるし
540名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 12:22:00 ID:nmSzEeIt
これどう見ても監禁だよな〜。
軟禁は外には出られないけど結構自由にしてもらえるし。
541名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 12:26:03 ID:lnC7Edzk
これなんで本編でやらないんだろう
いつかの昼食の時の「僕はフェイトさんに育ててもらったと〜〜
の会話のところが軽く感動できるシーンに変わるじゃないか
542名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 12:35:12 ID:0VNbZwKP
>>535
良い……実に良い!!
これは昔は「やればできる子」だったという証拠ですね!


この二枚の画像だけでこんな妄想が出来るぜ!

・ある日、何かがきっかけとなって昔の人格が出現。
 ↓
・たまたま一緒にいたキャロを……。
 ↓
・過去の事を知っているキャロがエリオのを受け入れる
 ↓
・以下御約束につき省略
543名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 14:01:28 ID:J0y6fHTq
改造されたヴィヴィオ次第では
ヴィヴィオがなのはをレイプと言う新ジャンルが確立ささるよね
544名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 14:09:50 ID:Ulk2HJsG
>>543
俺と同じこと考えてる奴発見w
545名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 14:20:41 ID:mJDzkXoc
そりゃ「ふた」ってことかい?
546名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 15:27:54 ID:2dqIUs9G
俺は>>528の次ページからの3ページで(親子としての)フェイエリの良さを再認識した・・・・あれは良い。
547名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 15:38:16 ID:cm5j9QHP
>>521
 遅ればせながらエリはやGJ!“ちびだぬき”め…やりおるわ!

>>541
 同意。でも、17話の過去回想で件の昼食時に言ってた(ハズの)「物心付いた時から〜」
の台詞が嘘だと分かったわけだし、キャロと違ってエリオは本編では「フェイトに救われた」
シーンをまだやって無いし、可能性はあるんで無い?

 それはそうと、>>542のシチュは是非見たい!
548名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 16:24:02 ID:UMi0vmrz
>>546
親子関係としても、異性関係としてもフェイエリはいいよな!
549547:2007/07/31(火) 17:52:42 ID:cm5j9QHP
 そういえば、俺は今んとこメガミ読めてないけど、>>528辺りのシーンってキャロ
いるのか?いないなら本編でこの辺りの話がでる可能性が上がりそうだけど。
550名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 17:54:30 ID:8TZ+T3ZH
>>549
キャロは別の研究所じゃないのかい?
初対面で初揉みだろ?
551名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 18:18:41 ID:J8zg2jQm
エリオがブチ切れて監禁されてたあの頃のテンションに戻ってナンバーズを討つ
552名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 18:24:35 ID:FeblgANc
ユーノもあのテンションを見習えと、思わず言いたくなったw

して、酔っ払いカップルの続きマダー?(チンチン
553あおそこひ:2007/07/31(火) 18:45:01 ID:0/SPG4nS
前スレで「幕間劇15話(前)」を投下した者です。
遅れましたが後編が完成いたしましたので投下します。
554幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:46:27 ID:0/SPG4nS
『シグナムだ。戦闘空域の真下で、広域魔法陣の敷設をするフォワードメンバーを見付けた。エリオと、キャロだ』
『こちらフェイト。上空で残りの三人と交戦中です、シグナム』
『そうか。位置は全員把握できたな。シフトからして、今回は短期決着が目的か』
『シグナムとしては、フォワード陣の作戦、どう評価します?』
『とりあえず結果が出てからだな。過程で得られるものも重要だが、成し遂げられたかどうかが、評価の分かれ目だ』
『相変わらずですね、シグナム』
『本質はそう変われるものでもないだろう、テスタロッサ』

そう思念通話を締めくくると、シグナムは交戦中のエリオへと向き直った。

シグナムと刃を交えるエリオの向こう側では、通常の召喚魔法陣よりもさらに広大な魔法陣を敷くキャロの姿がある。
詳細は不明だが、シグナムの見立てでは、召喚魔法と、補助魔法との連動を行うための儀式魔法。
召喚と同時に対象を直接強化する。あるいは、召喚した対象になんらかの特殊能力を与える。
いずれにせよ、戦闘空域の真下で展開されるには、見過ごせないレベルの剣呑な代物。

魔法陣自体は、まだ構築途中で、何の魔力もない。
この手の魔法陣は、設置に時間が掛かる上、術者は無防備になるという共通した欠点がある。
エリオの役割は、術者であるキャロが魔法陣を構築するまでの護衛だろうと、シグナムは推測した。

開幕直後からフォワード陣が積極的に戦闘を仕掛けたのは、広域魔法陣の敷設から目をそらせるため。
ならば、作戦の要となるキャロを撃墜することにより、今回の模擬戦そのものの決着にもなりうる。
シグナムの行動は決まった。
555幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:47:14 ID:0/SPG4nS
シグナムとエリオは激しく位置を入れ替え、打ち合う。
エリオの勝利条件はシグナムを倒す事ではなく、広域魔法陣の構築までの時間を稼ぐ事だ。
高機動力による一撃離脱と防御行動を優先した戦術で立ち回り、キャロを守りつつシグナムの攻撃をしのぐ。
両者の戦闘技量の差を考慮すれば十分に評価に値するほどの時間、エリオはシグナムをその場にとどめていた。

(いける。倒すのは無理だけど、時間を稼ぐことなら…)
何度目かのシグナムの連続攻撃をやり過ごし、高速移動魔法で離脱。
しかし、シグナムはエリオのその行動を全て把握していたかのように後を追い、高速移動魔法の終点へと剣を振り下ろした。

「どうした、エリオ。予想以上の善戦に油断したか?動きが雑になったぞ」
「あっ…!」

伏線は幾重にも張られていた。
シグナムの立ち位置。重心。間合い。視線。呼吸。斬撃の方向と連続攻撃の組み立て。

エリオはシグナムの連続攻撃をしのいだ後、キャロを守れる距離を保ちつつ、シグナムが最も攻撃しにくい位置へと移動した。
最良の行動は、すなわち最も単調な動きでもある。
すべてはエリオを意図した場所へと誘導する、シグナムの仕掛けだった。

「しまった、キャロ!」
シグナムの斬撃に弾かれ、エリオはキャロへの道を空けてしまった。
まだキャロは広域魔法陣の構築を終わらせていない。
このままキャロがシグナムに撃墜されれば、作戦の全てが瓦解する。

当然の選択として、即座にキャロへと向き直るシグナム。

キャロは今だ、無防備で魔法陣の構築を続けている。
その目は自分に向き直るシグナムと、その先のエリオを見据えていた。

キャロには、魔法陣の構築を中断して、エリオと共に一時撤退する選択肢もある。
しかし、目をそらさず状況を理解した上で、それでも無防備に魔法陣の構築を続けているのだ。
自分のガード役であるエリオへの、信頼の現れ。二人でなら成し遂げられるという確固たる意志。

キャロの意志を察知したシグナムは、向かい合うキャロですら分からないほど薄く、口元をほころばせた。

(本質は変えられない、か。その通りだな、テスタロッサ)

十年前、敵として出会ったときのなのはとフェイトの姿が、今のエリオとキャロにだぶる。
戦闘で勝利を得るよりも、その瞬間の戦い自体を愉しみたいという気持ちにさせたフェイトの、意志を継ぐ子供たち。
そんな記憶に触発されたのか。
公務においてはあまり出る事の無い、戦闘自体を愉しみたいという高揚感が、シグナムの中に湧き上がった。
556幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:47:57 ID:0/SPG4nS
(ソニックムーブ、間に合うか?)
キャロに向かうはずのシグナムに対してストラーダを向け、攻撃の構えを取るエリオ。
しかし、エリオの予想に反して、シグナムにその動きが無い。
(…え?)
戸惑うエリオ。思わずシグナムを見上げた。
シグナムは一拍の間をおくと、剣を胸の高さで真横に寝かせて突進。
ただしその刃は、第一目標であるはずのキャロではなく、エリオへと向けられていた。

戦術的に言えば、エリオに合わせてここで勝負を仕掛ける意味が、シグナムには無い。
まるでこの瞬間だけは戦術的に妥当な行動を破棄して、別の意図の下に動いたような違和感を、エリオは感じていた。

『最後の一撃、エリオならどうした?』

エリオの頭の中に突然、模擬戦開始前の、シグナムから向けられた質問がフラッシュバックした。
定石通りの防御行動では回避できないタイミングでの、攻め手による突進攻撃。
今の状況は、スバルとギンガによる模擬戦の決着時に酷似している。
いや、あえてシグナムが同じ状況を『演出』したのだ。

(あの答えを僕がどう出すかを、試されている)

頭で考えて出した答えではなく、戦いの中で実際にどう動くのかを、体で問われている。
戦技の師が愛弟子の成長を確かめるような、厳格な剣士が戦いの中で見せた、ほんの少しの『遊び心』。
しかし、その切っ先に手加減は無い。剣の騎士シグナムの全力を込めた一撃だ。

(僕の答えは…)
<Explosion>

足元に近代ベルカ式魔法陣を展開。カートリッジをロードし、その魔力全てを推進力にあてる。
エリオはストラーダを腰だめに構え、体ごと全力でシグナムに向かって突進した。

「前へ!」

相打ち狙いの単純な判断ではない。
今の状況はスバルとギンガの決着時に酷似しているが、逆に言えば同じではないのだ。
スバルとギンガは互いに同じ武器を携えていたが、シグナムとエリオではそれが異なる。
シグナムが突き出すのは剣、エリオの手の中にあるストラーダは槍。純粋な間合いの利は、エリオにこそあった。
そして、あの時とは異なる事がもうひとつ。
557幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:48:44 ID:0/SPG4nS
「ツインブースト…スラッシュ・アンド・ストライク!」

明確な合図も、アイコンタクトすら必要とせず、最良のタイミングでキャロからエリオへと支援魔法が飛ぶ。
キャロがエリオを信頼していたように。
この瞬間におけるエリオの一連の行動は、すべて、キャロへの信頼の上に成り立っていた。

『魔法陣、組み立て終わったよ、エリオ君。あとは発動の合図まで維持するだけ。…戦えるよ、私も一緒に』
『ありがとう、キャロ』
『ううん。わたしこそありがとう。…ずっと、守ってくれたよね』

あのとき一人で戦っていたスバルと異なり、今の彼の後ろには、心の通じたパートナーがいるのだ。

キャロの同時支援魔法を受け、エリオの突進力と刃に宿る魔力がさらに跳ね上がる。
それは一瞬だが、シグナムとの確固たる技量の差を補うほどにまで高まった。

「一閃必中…貫け、ストラーダ!」
<Stahlmesser>
キャロの魔力光に彩られ、力を増したストラーダの刃が、シグナムのレヴァンテインの切っ先と接触。
レヴァンテインを押し退けてその軌道を外側に逸らせ、シグナムの胸元まで到達する。

エリオがシグナムにストラーダを突きつけた状態で、両者は静止した。

「…さっきの答えになるかどうかは分かりません。でも、これが今の状況における『僕たち』の答えです」
槍を突きつけたままシグナムに視線を合わせ、生真面目にエリオは答える。

「そうだな、いい答えだ。立場もわきまえず遊びが過ぎた。我侭に付き合わせて悪かったな」
そう言って、シグナムはバリアジャケットを解いた。

「あの、シグナム副隊長…」
「とりあえず話は、全てが終わった後だ」

『撃墜』されたシグナムは、近付いてくるエリオを手で制した。
続いて、指先で上空の一点を指し示す。
「…まだ模擬戦は続いている」

シグナムの指先につられ、エリオとキャロは、飼い猫のようにそろって視線を同じ方向に向けた。
上空。見慣れた人影。近付いてくる。いや…

「ティアナさんが落ちてきてる!」
ヴィータにウイングロードから弾き出されたティアナが、戦闘空域の真下にいた三人の所に落ちてきたのだ。
思念通話で大体の状況は聞いていたが、今までそれどころではなかったエリオとキャロは、一斉に目を丸くした。

「フ、フリードを大きくして受け止めて…」
「いや、間に合わないから。キャロ、魔法陣のこともあるし、とにかく落下地点にいこう。シグナム副隊長、失礼します!」

あいさつもそこそこに、大慌てでティアナのもとへと向かうエリオとキャロ。
そんな二人のかしましさに被せるように、シグナムはそっと言葉を吐いた。

「少しは強くなったな、エリオ、キャロ。身も、心もだ」
558幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:49:24 ID:0/SPG4nS
「ああ、もう、なんかいろいろ気にいらねえ!」
「なのはもテスタロッサも連中を見てニヤニヤしてやがるし!」
「シグナムは気まぐれ起こして決闘趣味に走ったあげくリタイヤしちまうし!」
「一人だけ真面目にやってるあたしがバカみたいじゃねーか!」

ティアナを追って地上付近を索敵するヴィータ。
シグナムが撃墜されたため、そこにいたはずのエリオとキャロまであわせて捜索する必要が出たのだ。
ところどころで息継ぎを交えながらも、ヴィータは溜まっていたものを吐き出すように一気に叫んだ。

『ヴィータちゃん』
『あんだよ、なのは』
『ティアナは見付かった?』
『ティアナもエリオもキャロも見付かんねーな。こっちを警戒してシルエットで隠れてると思うぜ』
『そう。こっちは、スバルとギンガがそっちの方に移動したよ。始まるみたいだね』
『シグナムが言ってた例の仕掛けってヤツか。じゃ、おめーらも早くこっち合流しろよ。さっさと使わせて叩き潰そうぜ』
『了解。すぐに行くからね』

思念通話を終えると、ヴィータはこちらに移動しているというスバルとギンガを確認するため、その場に停止。
叫んだ事で少しでも気が晴れたのか、すでに気分を切り替え、スターズ副隊長としての鋭さを取り戻していた。

『スバル、ギンガさん、そっちの状況は?』
『なんとかそっちに合流できそうだよ、ティア』
『でも、このままだと位置的にヴィータ副隊長に挟撃される危険も、ありそうね』
『了解。ヴィータ副隊長はこちらで足止めします。では、手短に最終確認しますね』

『スバルはアッタカーを継続。ギンガさんは、加えてサポートもお願いします』
『オッケー、ティア』
『了解』
『キャロ、準備のほうは?』
『広域魔法陣の配置は終わりました。三次元データのほうも、ティアさんのクロスミラージュから転送済みです』
『エリオ、ガードからアタッカーに配置変わるけど準備はいい?』
『はい、ティアナさん。準備完了です』

『了解。エリオ、キャロ、行くわよ。最終シフト開始!』
559幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:50:16 ID:0/SPG4nS
低空飛行で索敵を行うヴィータを狙い、森の中からティアナの射撃魔法が放たれる。

「シルエットじゃあ、ねーみてえだな!」
ヴィータは魔力弾を回避すると、目の前に四つの鉄球を生成、グラーフアイゼンで殴打。
ティアナへと打ち返すと、鉄球を追って自身も地上に移動。

「でえぃ!」
しかし、ティアナのもとへ飛行しだした瞬間、横合いから空色のウイングロードと共にスバルが現れ、ヴィータへと殴りかかる。
周囲を見回せば、金色や桜色の魔力弾が飛び交う中で、藍色のウイングロードを駆るギンガの姿も確認できた。
先程の報告にあった、スバルとギンガの移動。
それを追って戦場を移行するなのはとフェイト。
分割されていた戦場がひとつになり、すでに撃墜されたシグナムを除けば、初めて全員が同じ戦場に合流した。

スバルやギンガのウイングロードは地上付近にまで伸ばされ、そこからティアナやエリオがウイングロード上に移動。
縦横無尽に展開される二色のウイングロードを起点として、上空での総力戦が繰り広げられた。

「クロスミラージュとのリンク継続、測量実行。スターズ01及び02、ライトニング01、空間座標特定。対象として設定終了」
「マッハキャリバー、ブリッツキャリバー、ストターダ、クロスミラージュ。各デバイス及び所有者の非対象設定、完了」

ただ一人後方に残り、魔法陣の最終起動を行うキャロ。
次第に集まり、高まる魔力。
キャロの足元に、広大な召喚魔法陣が現れた。

『みなさん、準備が出来ました。広域召喚…始めます』
560幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:50:59 ID:0/SPG4nS
『なのは、あそこ』
『うん。シグナムさんから報告があったあれだね』
『私が、行こうか?』
『ううん。ヴィータちゃんもいるけど、やっぱりガードが固くて近付き難いみたい。ここから、砲撃で狙ってみるよ』

森の一角に現れた、広大な魔法陣
それはなのはたちからも確認されていた。

「クロスファイアー、シュート!」
フォワード陣による連携攻撃をかわしながら、なのはは右手をかざし、複数の魔力スフィアを展開。
眼下に現れた桃色の魔力光を放つ広大な魔法陣に対し、集束魔力砲撃を撃ち下ろした。

『砲撃!』
『キャロ!』
『黙ってなさい、スバル、エリオ。止めてみせるから!』

ティアナはクロスミラージュのカートリッジを制御可能な限界までロード、即座に周囲に無数の魔力弾を形成。
上空から撃ち下ろされたなのはの砲撃に対し、展開した射撃魔法の連弾をひとつにして撃ち上げた。

「クロスファイアー…シュート!」

効果の異なる同じ名前の魔法同士が中距離で激突、余波でその場にいた全員が揺れるほどの衝撃が発生。
なのはの集束砲撃は、ティアナの擬似砲撃で、不完全ながらも相殺。
キャロの魔法陣は、守られた。

『キャロ、いける?』
『はい、ティアさん。いきます!』

「広域召喚…アルケミックチェーン!」

儀式魔法による、複数の魔法の連結。
効果を拡大し、通常時よりはるかに多く、視界を埋め尽くすほどのチェーンを召喚。
チェーン自体にも精密操作性が付与され、捕縛能力が大幅にレベルアップしている。

ケリュケイオン内に即興で構築された捕縛プログラムに従い、チェーンは一斉に上空へと枝葉を伸ばす。
通常、チェーンは身近なものを無差別に捕縛するだけだが、今回はキャロが直接操作に介入。
キャロは操作にかかりきりで動けなくなるが、逆にフォワード陣がチェーンの捕縛対象になることもない。

戦闘空域は瞬く間に、伸びて広がる多数のチェーンで埋め尽くされた。

鎖による物理拘束の前には、なのはの堅牢な魔法防御力も意味がない。
加えて、通常の魔力ダメージ設定では、鎖の破壊は困難だ。
下方全域から伸び上がる鎖の瞬発力と速度はかなりのもので、なのはたち隊長陣三人を押し包むように迫る。
ティアナが考え抜いた、今回の模擬戦における最終シフト、その切り札だった。
561幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:51:41 ID:0/SPG4nS
四方から群がる無数のチェーンと、その間隙を縫って攻撃してくるスバルとエリオ。
チェーンは、縦横無尽に展開するウイングロードとその上を移動する二人の邪魔になることなく、的確に隊長陣だけを狙う。
なのはたちは、物理拘束を狙うチェーンと攻撃してくるフォワード陣の対応に追われ、一瞬にして後手に回った。

『あー、ウゼえ。魔法陣のほうを潰したほうが早えーだろ!』
『でも、キャロも魔法陣も、特に厚く鎖にガードされてて、直接は狙えないよ』
『じゃあ、突破口を開こう。こっちから攻める方が性に合ってるしね。悪いけど二人ともフォローお願い』

ごく短く議論を纏めたなのはたちは、即座にシフトを変更。
足を止めたなのはをチェーンとフォワード陣から守るため、フェイトとヴィータはなのはを中心として集合。

「レイジングハート、ファイアリングロック解除」
<o.k. A firing lock is cancelled>
「みんなに当たらないように、注意しなきゃね」
<all right>

『フェイトちゃん、ヴィータちゃん、いくよ!』
『うん』
『おう!』

「ディバイン…バスター!」

なのはは、全方向から襲い掛かるアルケミックチェーンに対しあえて防御行動をとらず、その場に留まって魔法に集中。
効果範囲内にフォワードメンバーがいないことを確認し、物理干渉モードを一時的に起動。
余分な物理ダメージを与えないよう精密に軌道計算された砲撃魔法を、前方下方=キャロの支配する召喚魔法陣の方向へと発射。
砲撃は、一薙ぎで障害となる枝分かれしたアルケミックチェーンや、ウイングロードを貫通。
力技で、キャロへの直通ルートを作り上げた。

『いくぜっ』
断ち切られた鎖はすぐになのはたちを捕縛するためへ枝葉を広げ、結果として砲撃により出来た空白が埋まり始める。
なのはの作った突破口を、ヴィータが高速飛行で通り抜けた。

防御を放棄して魔法を行使したなのはは、襲い掛かるアルケミックチェーンに拘束される。
しかし、エリオとスバルを牽制しつつ後ろから高速で移動してきたフェイトが、なのはを追い越しざまにバルディッシュを一閃。
なのはには傷ひとつつけず、拘束していたチェーンを切り裂いた。

『ありがと、フェイトちゃん。私も、すぐに後を追うから』
『うん。先に行ってるね、なのは』

フェイトは止まらず、ヴィータを追って前方へと飛行。すでに埋まりつつある突破口の中に消えた。
562幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:52:23 ID:0/SPG4nS
広域魔法陣を維持するキャロ。
その前方で警戒にあたるティアナの目の前で、キャロの操るチェーンが、砲撃の爆炎に灼き払われた。
炎と煙の中から現れたのは、なのはの開けた突破口を高速飛行でくぐり抜けてきたヴィータ。
ヴィータは正面にティアナの姿を確認すると、ニヤリと笑みを浮かべてグラーフアイゼンを握り直した。
「二度目だなティアナ。終わりにするぜ!」

「さっきみたいには!」
ティアナは、ヴィータがキャロではなく自分を攻撃対象にしている事を確認、即座にクロスミラージュをヴィータへと照準。
躊躇なく射撃魔法の連弾をヴィータへと発射。
ヴィータは前方にバリアを展開、魔力弾をガードしながらティアナへと強行に突き進む。

ヴィータの行動を見てティアナはマガジンを交換、カートリッジもロード。魔力弾の形質を、バリア貫通能力の高いものへ変更。
なのはから教え込まれた技法のひとつ。
強固なバリアをもつ標的を撃ち落すため、威力を底上げし貫通力に特化した、射撃魔法バリエーション。

「クロスファイアー…」
しかし、ティアナが装填した魔力弾をヴィータへと放とうとした瞬間。
ふさがりかけた突破口から、絡み合うチェーンをすり抜け、ヴィータを追い越して、数本の稲妻の槍がティアナへと降り注いだ。

「フェイト副隊長まで!?」
ヴィータに続いて現れたフェイトによる、無詠唱のプラズマランサー。
ティアナの意識がヴィータに集中した瞬間を狙っての援護射撃。
無詠唱のため数は少ないが、すべてがティアナへの直撃コース。
ティアナは装填した魔力弾を、プラズマランサーの迎撃に当てざるを得ない。

「…シュート!」
放たれた魔力弾は、誤りなくプラズマランサーを撃ち落す。
高速戦闘中、とっさの標的変更があった状態では、驚異的ともいえる射撃技能。
が、ティアナの対応もそこまでが限界で、後に続くヴィータの迎撃に手が回らない。
目前に迫るヴィータ。真上からティアナへと振り下ろされるグラーフアイゼン。

『ティア!』
『シフト維持しなさい、スバル。今からじゃフォローに来てもらっても間に合わないから!』

ティアナは意を決し、ダガーモードのクロスミラージュを頭上にかざして、グラーフアイゼンを受け止める。
衝撃を逃しきれず、直接両腕にかかる負荷。
一度目ほどうまく受け流すことはできず、ティアナは地面へと叩きつけられた。

「『撃墜』だ、ティアナ。ま、ちっとはマシな指揮官ぶりだったな」
地面に這うティアナにグラーフアイゼンを突きつけ、ヴィータが宣言した。
563名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 18:52:49 ID:aumP5dIv
>>551
何故かシーザー思い出した。
564幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:53:05 ID:0/SPG4nS
ティアナを撃墜するためその場に留まるヴィータを追い越し、フェイトは後方のキャロをターゲットにとらえた。

「バルディッシュ!」
<Haken Saber>
フェイトは広域魔法陣の制御のため身動きが取れないキャロに対し、バルディッシュの魔力刃を撃ち出した。
飛翔するハーケンセイバー。キャロとの間を遮るものは無い。
しかし、旋回する三日月型の魔力刃は、キャロの直前、何も無いはずの空間で突如、薙ぎ払われたように消失した。

ティアナの射撃魔法ではない。キャロの防御魔法とも違う。
もっと直接的な、物理的攻撃手段での破壊。

同時に、キャロの近くから青紫の帯状魔法陣が展開。
空中にいるフェイトを取り巻くように、青紫色のウイングロードが形成された。

「ティアナの…迷彩!?」
キャロの傍らに、ティアナの幻影魔法によってあらかじめ不可視となっていたギンガが現れる。
フォワード陣の最強戦力である、不可視のサポート役。ハーケンセイバーの破壊も、彼女の仕業だった。

「キャロ、お願い」
「はい、ギンガさん」
<Boost Up Acceleration>

広域召喚魔法の制御の合間を縫い、キャロが補助魔法でギンガの機動力を増強。
拳を振りぬいた姿勢で現れたギンガは、すぐに両手を地面について身を屈ませる。
スバルがそうしていたように、初動から一気にトップスピードまで加速するためのクラウチングスタート。

「いこう、ブリッツキャリバー」
<Yes>
ギンガは、爆発的な機動力で急発進、フェイトへと続くウイングロードを疾走。
スピードと機動力に長けたフェイトにすら回避の機会を与えない、瞬間移動のごとき速さでフェイトの懐へと入り込んだ。

「はあぁぁぁ!」
<Stun Tilt>
ブリッツキャリバーの耐久限界ギリギリの速度と負荷から繰り出される、最速にして最大威力の攻撃。
ギンガの拳をピンポイントのバリアでガードするフェイトだが、バリアは負荷に耐え切れず即座に崩壊。

「!」
バリアを貫いたギンガの拳を、フェイトは両手を添え体の前で構えたバルディッシュでさらにガード。
デバイスの直撃は回避したために『撃墜』は免れたが、フェイトは衝撃で後方に弾き飛ばされた。
565幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:53:51 ID:0/SPG4nS
『エリオ、そっちに!』
『わかってます、ギンガさん!』

「いくよ、ストラーダ!」
<Explosion>
高速移動魔法でギンガのウイングロードを駆け上がり、弾き飛ばされたフェイトのもとに先回りするエリオ。
高速移動魔法の終了直後にカートリッジをロード、ストラーダによる魔力噴出で再加速。
急から緩、そしてさらに急への制動も完璧にこなし、エリオは構えたストラーダを体ごとフェイトへとぶつける勢いで突貫。

そして。
そのままエリオは、フェイトが『いるべきはずの場所』を、何の抵抗もなく通り抜けてしまった。

「…え?」
あるべきはずの手ごたえがなく驚愕するエリオ。
すぐに停止して通り抜けた場所を振り返るが、そこにいるべきフェイトの姿がない。

「だめだよ、エリオ」
咎めるフェイトの声は、エリオのすぐ後ろから聞こえた。
「相手が防御できない最良のタイミングに攻撃するなら、バリアごと貫通するような魔力の上乗せはいらないんだよ」
トン、と、エリオの肩にバルディッシュが乗せられる。
大鎌状の魔力刃は、エリオの首を刈り取るかのように、内側に向けられていた。

同時に、エリオの周囲にバラバラといくつもの金属片が降り注ぐ。
寸断された、キャロのアルケミックチェーンの断片。

「相手に少しでも余裕を与えちゃダメだよ。あのまま止まらずに普通の攻撃でこられたら、私も本当に危なかったんだから」

エリオがカートリッジを弾き、突進攻撃を仕掛けた一瞬の『溜め』の間に、フェイトは体勢を立て直してエリオの槍を回避。
加えて、エリオも気付かぬ間にサポートとしてキャロが放った無数の鎖までも全て断ち切り、エリオの背後に回りこんだのだ。

「惜しかったね、エリオ。『撃墜』だよ」
566幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:54:33 ID:0/SPG4nS
ギンガが、フェイトを弾き飛ばした直後。

「させねーよ!」
エリオと共にフェイトを追撃しようとするギンガを狙って、赤い魔力光を纏う四つの鉄球が飛来。
ティアナを撃墜し、今またギンガを標的に定めたヴィータからの中距離攻撃。
先程のティアナ撃墜時とは逆に、ヴィータがフェイトをフォローする形になった。

ギンガはフェイトへの追撃を中断し、ヴィータの放った鉄球へと対応。
ブリッツキャリバーの機動力と急制動を駆使して誘導性のある鉄球を回避、うち一つをすれ違いざまに破壊。
そのままブリッツキャリバーを吹かせ、ウイングロードの上をヴィータへと滑走。
ヴィータもギンガを迎え撃つため、グラーフアイゼンを右肩越しに振り上げて空中を突き進んだ。

『サポートします、ギンガさん』
『こっちもいくよ、ギン姉!』

ギンガとヴィータが激突する寸前、召喚された無数のチェーンが下方から一斉に伸び上がる。
鎖の効果範囲から逃れたヴィータたちを捕縛するため、キャロが召喚範囲を修正してきていたのだ。

キャロのチェーンの展開とタイミングを合わせて、スバルもヴィータの周囲にウイングロードを展開。
一呼吸遅れて、ギンガへと続いた。

「しゃらくせえ!」

キャロの操作により四方から襲い掛かるチェーンを、ヴィータはグラーフアイゼンで一蹴。
鉄槌の一振りで千切れ飛ぶ鎖。

ヴィータが鉄槌を振るうために足を止めた瞬間を逃さず、ギンガはリボルバーナックルを叩きつける。
グラーフアイゼンを大振りしたために回避行動がとれないヴィータは、シールドを展開してギンガの拳撃をガード。
拳をさらに捻りこみ、シールドごとさらにヴィータを押し込むギンガ。力が拮抗し、一瞬、両者の動きが止まった。

「スバル!」
「ナイス、ギン姉!」

「一撃必倒…ディバイィィン・バスター!」
ギンガに続いたスバルが、カートリッジをロードすると共に大きく跳躍。
拳を引き絞り、砲撃をヴィータへと叩き込んだ。
567幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:55:15 ID:0/SPG4nS
「なめんな!」
<Panzerhindernis>
ヴィータはギンガの拳をシールドで止めたまま、広範囲をカバーするバリアタイプへと防御魔法を変更。
平坦なシールドが、宝石のような形状の、ヴィータの全身を覆う多面体の完全防御型バリアへと変化。
ギンガの拳を受け止めつつ、別方向から放たれたスバルのディバインバスターをもガードした。

「「はあぁぁっ」」

障壁に受け止められた状態から、ギンガが左拳の魔力を、スバルが右拳のディバインバスターの出力を振り絞る。
押し付けられたスバルとギンガの拳を中心に、障壁に過負荷による亀裂が生じた。

外側から見れば完全に行き詰まった状況。
しかし、ヴィータに焦りはなく、ただ短い思念通話を交わしていた。

『じゃ、ヴィータちゃん、いくよ』
『遅せーよ、なのは。こっちの位置は掴んでるんだろうな!』
『うん、レイジングハートからの情報でばっちりだよ。衝撃で弾くから気を付けてね』

そういった思念通話のやり取りの直後。
バリアの押し合いを続ける三人の周囲に、桜色の魔力が炸裂。
隊長陣の中で唯一、広域召喚されたチェーンの密度の濃い部分に残っていたなのはが、砲撃で二度目の突破口を開いたのだ。

幾重にも絡み合うチェーンを薙ぎ払った砲撃は、そのままヴィータたち三人の至近距離に着弾。
衝撃でスバルとギンガはヴィータの側から弾かれ、キャリバーのローラーを滑らせながら後退。

ヴィータも衝撃にさらされたが、あらかじめ展開していた障壁が砲撃の余波をシャットアウト。
直後、さすがに負荷に耐えかねた障壁は崩壊したが、ヴィータは衝撃波の影響を受けることなく即座に前進。
まだ砲撃の衝撃から体勢を立て直しきれていないギンガとスバルを追撃する。

そして。
砲撃で開いた突破口から、なのはが姿を現した。
568幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:55:56 ID:0/SPG4nS
スバルとギンガとの間合いを詰めるヴィータを遮るように、下方から再度チェーンが来襲。

『キャロだね。いいサポートしてる』
『けど、決めさせてもらうぜ、なのは。あたしはギンガを沈める!』
『分かってるよ、ヴィータちゃん。スバルはまかせといて』

「アイゼン…」
前方を無数のチェーンに遮られても足を止めず、ヴィータは小振りの鉄球を一つ掌に生成。グラーフアイゼンを叩き付けた。
「ゲホイル!」

鉄球が、周囲に赤い閃光と金切り音を撒き散らす。

「うわぁ、目が!」
「くっ」
『まぶしい…!』

閃光と音で視界と聴覚を奪われたスバルとギンガの動きが止まる。
魔法的感覚を一時的にジャミングされたキャロの操作も滞り、チェーンは前進するヴィータを捕らえられない。

「トライ…シールド!」
反射的に前方へシールドを展開するギンガ。
そこに叩きつけられるグラーフアイゼン。
一瞬にせよ視覚と聴覚を奪われた状況でヴィータの殴打を受け止めるのは至難の業だが、ギンガはそれをやり遂げた。

「ハ、ジリ貧だがやるじゃねーか。まだまだいくぜっ!」
「く…」
<Defenser>
さらなるヴィータの追撃を、今度はブリッツキャリバーのオートガードがカバー。
次いで、わずかに回復した視力を頼りにヴィータへと蹴りで反撃するが、三度目の鉄槌がカウンターでヒット。
ギンガの抵抗は潰えた。

「『撃墜』だギンガ。さすがにいい腕はしてるな」
569幕間劇15話(後):2007/07/31(火) 18:56:41 ID:0/SPG4nS
「バ…インド!?」
専用シールドで音と閃光を遮断したなのはは、チェーンの間隙を縫って飛行、その向こう側のスバルへと接近。
まだ視力も聴覚も回復せず闇雲に動くだけのスバルを、バインドで拘束。
飛行速度を緩めずそのままスバルへと体当たりし、スバルをウイングロード上へと押し倒した。

「う、ぐっ…」
予期せぬなのはの体当たりに、息を詰まらせるスバル。
目と耳が効かない状態でも、なのはに体当たりで押し倒され、胴体に馬乗りになられたことは理解できた。
両手をバインドで拘束されたうえでのマウントポジション。

格闘戦に縁の無い、ミッド式砲撃魔導師には経験の無い状況のはずだが、なのはのマウントは実に堂に入ったものだった。
バランス、位置取り共に完璧で、付け入る隙がない。
専門の格闘訓練を受けたスバルが完調だったとしても、逃れられないと実感できるほどに。

わずかに回復したスバルの目にうっすらと、拳を振り上げるなのはの姿が映し出される。
目を閉じていても分かる、圧迫感さえ感じるほどに凝縮された魔力が、その拳には宿っていた。
振り下ろされる事は、つまり、砲撃の直撃に等しい。

「あ、あの…なのは…さん?」
「ん?どうしたのスバル」
「あ、いえ、その…こうなった以上、仕方ないことではあるんですが…できれば、穏便にというか…出来るだけ優しく…」
「何事も経験だよ、スバル。…最初にちょっとは痛いほうが、後でいろいろ覚えるのも早いと思うしね」

いつもどおりに迷いの無い、透き通るような笑顔で、なのはは答えた。

『キャロは?』
『テスタロッサが降伏させたってさ。ま、最後に一人残ったバックスをあたしら全員でボコっても、訓練にはならねーだろ』
『そうだね。じゃあ、訓練はここまでかな。新人のみんなもいい動きだったし』
『その前に、てめーら遊びすぎだ。もっとマジメにやれよ!』
『まあ、このくらいはいいと思うよ。すぐ戦場から退場させちゃったら、能力の限界まで振り絞らせることはできないしね』
『チッ、勝手にしろ』
570あおそこひ:2007/07/31(火) 19:01:58 ID:0/SPG4nS
以上でした。
5対4の乱戦とか、並列進行が多すぎて吐きます orz
脳内では、本気で動いた隊長陣はフォワード陣を瞬殺してしまうので、隊長陣は結構遊んで(手を抜いて)います。
前編から遅れたのは申し訳ありません。
失礼します。
571名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 19:08:19 ID:J8zg2jQm
初めての一番槍?
超GJ!素晴らしいとしか言いようが無い
572名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 19:09:21 ID:wpuNeBIY
GJ!

シグナムさん仕事しるw
スバルの「初めて」はなのはさんが頂いたと言うことですね?
573名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 19:15:31 ID:2dqIUs9G
>>570
GJ。戦闘描写上手いなあ。




>>549
あの場にはキャロもいる。ただ、それよりも前からキャロはエリオの過去を詳細に本人から聞かされてるっぽい。ただ人造人間だということまでエリオが話したかは不明。

漫画によると、エリオとキャロはよく自分の過去の事とかもいろいろ話し合っている(一晩中語れるほど)らしい。
で、スバルとティアナが「どうして六課に来るまで2人が会わなかったのか」をキャロに尋ね、そこで場面が変わって車の中でのフェイトとシグナムの会話。
そこでフェイトによってまずキャロの過去が語られ(本編5話のとほぼ一緒)、その次にエリオの過去の話に移り>>535へ、そしてまた場面転換してエリオ自身が語る>>528に至る。
>>528の次ページ以降がなかなか泣けるのだがうpする手段が無い。メガミ買って読んでくだされ。



574名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 19:35:45 ID:ByZhaTzH
>>521
エリはや超GJ!!!
待ち続けていたかいがありました!

575547:2007/07/31(火) 19:38:04 ID:cm5j9QHP
 あおそこひ氏、お待ちしておりました!そして超GJ!隊長たちにあそこまで
させるほどに成長しているとは流石だな新人達。あと、
>戦闘自体を愉しみたい
 こういうことを考えてしまう辺り、やっぱり「人にものを教える質でない」という
自己評価は正しいなシグナムw それでもさり気に課題を込めた攻撃をするのは
なかなかどうして。

>>573
 回答サンクス。それならやっぱり本編でやって欲しかったかなぁ。まぁそれでも
視聴者に情報を与える意味で語られる可能性はまだ残ってるかな?
 あと、以前のヴィヴィオを寝かしつけたシーンとかの雰囲気からするとさすがに
人造生命云々は知らなさそうな感じ。
 
>>550
 あれは、「エリオが過去を語ってるシーン」に、スバルとティア、あとアルト(?)が
描かれてたので、「キャロもその場で話を聞いてるのか」という意味。分かりにくかった
ようで申し訳ない。
576名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 19:40:06 ID:dZoyyVp8
>>570
GJ!!ヴィータが苦労性になってるのに萌えたw
つか、なのはさん何処でマウントなんて覚えてきたんだと小一時間(ry
577名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 19:57:50 ID:xuIwUI0Z
そりゃ執務官殿と日々、夜の特別格闘訓練に励んでるからだろう。
578名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 19:59:01 ID:FeblgANc
>>570
見事な戦闘シーン!
超GJ!!

しかし殴りを覚えるとは…さすがw


>>573
そうだったのか…
買って来るか!
(でも表紙で恥ずかしくて買いに行きたくないチキンな俺様orz)
579名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 20:04:57 ID:J9cHYtD0
>>576-577

無限書庫の隅でこっそりと、とか考えた俺は異端
580名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 20:09:40 ID:dZoyyVp8
>>577
なのはさんが毎晩、格闘訓練と称して、フェイトをバインドで縛り、
マウントポジションをとってめちゃめちゃに攻め倒していると申したか!
581名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 20:47:43 ID:OYcFLsun
>>579
我が同志よ!
582名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 21:06:03 ID:FeblgANc
>>579
なるほど……こういうことか!

マウント
 ↓
魔拳
 ↓
気絶したユーノ君をハァハァ

なんて恥ずかしがり屋なんだ!!
ていうかデレツンっていうやつか?
58338 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/07/31(火) 21:21:25 ID:dGiyITvR
某クロススレの執筆忙しくてこっちも自前のサイトの更新も不可能な俺orz
早く640氏のアレに参加したいんですけどねorz

ターンA氏へ。
「もしも『ユーノくんの性活』の最後で来たのがシグナム+シャマルではなくなのはだったら」の妄想が止まりませんw
暇が出来たら、ですが、その設定で書いてもいいですか?
書くとしたら多分「ユーノ君をめろめろにするなの」→押し倒す→ユーノの性力に逆にめろめろにされる
こうなると思いますw
584名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 21:29:07 ID:FeblgANc
>>583
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
自分も某クロススレ見てたり書いてたりしてますよーw

ところで自前のサイトとは!?

>「もしも『ユーノくんの性活』の最後で来たのがシグナム+シャマルではなくなのはだったら」の妄想が止まりませんw
むしろカイテ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
自分としては是非とも読みたいですねw



そういえば
エロクロスって最近見ませんよね。
585y=ー( ゚д゚)・∵. ターンA:2007/07/31(火) 22:00:26 ID:J8zg2jQm
あおそこひ氏の作品読んで気合ハイター、おっしゃーそろそろエリティア書くかー!
→その前に景気付けに18話でも見とくか!→    …また凹んだー     …orz ←今ココ
ちなみにエロ無し…

>>583
どーぞどーぞ、自分ので良ければ改変OKです、好きにしちゃって下さい、一人の読み手として期待してまー
て、言うかシグナム+シャマルは本当はガチでやっちゃうとこまで書き進めていたんですよね、ハッと気がついて
この展開だと、なのはさんと完全に終ってしまう…と思ってたので全部カットしたんですよねヴィヴィオも一緒だし…ロリ話なのにおっぱいは本筋外れるし
結局前の鬼畜王の扱いがあんまり、と言うご意見に、今回はユーノ君となのはさんは相思相愛なんですよ〜とお応えしたつもりだったんですが
やっぱりちょっと印象薄かったかなぁ…

>>584
エロクロスってどこでやってるんですか?
シグナムのそれ系書こうとしたら向こうはエロダメとあったので頓挫してたり
586名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 22:24:47 ID:mKg/gtzd
>585
生きろ、エリオはこれから何とか持ち返すかも試練。
犬化の可能性も否定できないが...。
587名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 22:42:59 ID:7RksL2ko
「エリオ・オリジナル」の話は…本編で出無いだろうなぁ…

ちょっと話を作り難そうだし。
588584:2007/07/31(火) 22:45:34 ID:FeblgANc
>>585
イ`
実は今イヤンな想像をしてしまった……。

ヴァイスが亡くなり悲嘆にくれるティアナを励まそうとしたエリオが、錯乱したティアナに関係をせまられ……
ウアアorz

一応このスレはエロクロス容認しているかと思ったんですが、
まとめサイト見た限りだと全く無くって……orz


いちおうエロクロススレは存在しています
「▲【夢の】クロスオーバー【共演】▼」
tp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168773593/l50
589名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 22:56:46 ID:iBgIs2+S
ちょっと待てw兄貴一応生きてるよw
590名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 23:10:14 ID:vcf3qW+6
ICU出て個室に移ったヴァイスの下のお世話をしてあげるティ穴キボン
591名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 23:15:10 ID:rQsK5vsi
保護されたナンバーズを、自分の過去のこともあって優しく親身に接しているうちに、男に免疫なかった彼女たちに惚れられるエリオとか。
592名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 23:19:16 ID:vzHr4KhO
>>591
ちょっと読みたくなったぜ。
593名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 23:25:38 ID:uUhVIxYw
>>591
そんな夢展開が出てくるのは一体何話ですか
是非読んでみたい
ってかsneg
594246:2007/07/31(火) 23:44:03 ID:QJiqlLxY
 前回読んで頂いた皆様、感想レスをくれた皆様、ありがとうございます246です。

 おもらしなのはさん最終話投下します。

 今回は、フェイト×ヴィヴィオ×なのはです。

 相変わらず、本編を全く気にしない話の流れですが、とりあえずヴィヴィオに助かって
欲しい今日この頃です。

 ではでは。
595246:2007/07/31(火) 23:45:11 ID:QJiqlLxY
「ふふふ……なのはぁ、本当に可愛いねぇ……」

 口から溢れる涎を飲み込み、フェイトはヴィヴィオの胸に吸い付いていたなのはを
見た。
 もう事は終わっていたのだろう。最中を見たい気持ちがあったが、それはこの後見
ればいいだけのこと。
 気合で鼻血をとめたフェイトは、なのはとヴィヴィオ、二人を交互に見下ろし顔を
にやけさせた。

「ヴィヴィオー、今度はフェイトママに、なのはママの事気持ち良くさせてくれないか
なぁ」
「フェイトママ……なのはママ、こわがってるよ……もう、お仕置きはおわったん
だよ?」

 ヴィヴィオの後ろに隠れ、なのはが血の気を引かせてフェイトを見上げた。
 その表情、自分を見上げる恐怖の表情にフェイトが口を歪ませ歩みだす。

「そっかぁ、なのは……お仕置きされちゃったんだぁ。そうだよね、おもらしなんかし
て、お仕置きされるしかないよね」
「ひっ……助けてヴィヴィオママ……」
「……なっ!?」

 足ががくがくと震えていた。ヴィヴィオの後ろに隠れるなのはを血走った目で見つ
め、すぐさまヴィヴィオも見た。
 なのはを守っているのだろうか、怯えながらも懸命にフェイトを真っ直ぐ見つめる
ヴィヴィオが口を開いた。

「ヴィヴィオは、なのはママのママになったの……だから、なのはママを守らなきゃい
けないの。フェイトママ……なのはママのこと苛めないで?」
「ヴィヴィオママ……ありがと……」

 もし許されるなら、この場でヴィヴィオを亡き者にしてやろう。そう、百万回ほど
考え自重した。もしかしたら、なのはがいなかったら本気でやっていたかもしれない。

「な、なのは……いつの間にそんな結界防御魔法を……!!」

 遂にこの体に限界が来たようだ。鼻と口、両方から血を撒き散らしながらフェイトは
崩れ動かなくなった。
 恐る恐るヴィヴィオがフェイトの頭を踏みつける。地面に擦りつけ、反応が無いこと
を確認し安堵の息を吐いた。

「だ、だいじょうぶだよなのはママ。フェイトママ……たぶんもうおき上がらな
いから……」
「ほ、ほんとかな……えい……」

 安心しきれないなのはが、レイジングハートを取り出して魔力を込める。それを小
さな声と共に、フェイトの頭に振り下ろした。
 フェイトの体がビクンと痙攣し、動かなくなる。もう一度、今度はカートリッジを
ロードして、躊躇せずに振り下ろした。
 間を置かず広がっていく赤い水溜り。そのままピクリとも動かなくなったフェイト
に、やっとなのはも安心したようだ。その場に崩れ額から流れる汗を拭って絶句した。

「痛いなぁ……駄目だよなのは。SMプレイはヴィヴィオにはまだ早いよぉぉ……」
「ひっ……フェ、フェイトちゃん……!」

 血だらけの手で足首を掴まれ、なのはは逃げられない。
 ヴィヴィオは泣きながらなのはを逃がそうと、フェイトを踏み続けその度にフェイ
トは体を痙攣させて逝きそうになる。
 血だらけのフェイトが顔を上げ、なのはを見つめてにやりと笑った。
596246:2007/07/31(火) 23:46:10 ID:QJiqlLxY
「ふふふ……それよりなのはぁ……私の目は誤魔化せないよぉぉぉ?」
「な、何のこと……」

 フラフラと立ち上がったフェイトが、全身に回復魔法を施しながら呟いた。

「なのは、もう元に戻ってるよねぇぇぇ……?」

 無言で、言い逃れが出来ない事を悟った。
 真っ赤になりながら、なのはが微かに頷いた。


魔法少女リリカルなのはStrikerS
―なのはさん育児記録―
(4)


「フェ、フェイトちゃん離してよっ、こんな格好させないでっ!」
「ふふふ……ヴィヴィオの前だからかな? いつもは私に恥ずかしいことさせてるの
に、今日は随分受身だね?」

 足を大きく開かされ、なのはを後ろから抱きしめたフェイトがヴィヴィオの目の前
で陰唇を左右に割った。
 糸を引いて零れていく愛液になのはが身震いし、顔を真っ赤に染めながらヴィヴィオ
に見ないで懇願する。

「フェイトママ……なのはママ、さっきからおもらし全然止まらないの……」
「ヴィヴィオ、これはねおもらしじゃないんだよ? 愛液って言ってなのはママが気持
ちいいって悦んでるんだ」
「フェイトちゃん、後でいっぱいしてあげるからもうやめよ? ほら、ヴィヴィオだっ
て疲れたでしょ?」

 ね、と眉を下げたなのはがヴィヴィオを見つめた。お仕置きはもう終わったのだか
ら、ヴィヴィオなら助けてくれるであろうと、期待を込めて。

「フェイトママ……ここ、かたくなってるの」
「ん? あぁ、そこはねなのはママが一番気持ちいいところだから触ってあげて」
「なっ、ヴィヴィオー、なのはママのこと助けてよぉぉ!」

 その期待を裏切って、ヴィヴィオが問答無用でなのはの陰核に爪をたてた。悲鳴
をあげながらなのはが逃げようとするが、後ろからフェイトに乳房を揉まれて動けない。 ヴィヴィオが陰核を転がし、フェイトが乳首に爪をたてて。
 その、二箇所の刺激に悶えながら、なのははヴィヴィオに助けを求め続けていた。

「ヴィヴィオッ、いいから助けてっ! 助けなさいっ! ひあっ……! ヴヴィ
オォォォ!!」
「……なのはママやっぱりうそつきだもんっ! 助けないてあげないもん!」

 頬を膨らませたヴィヴィオが、なのはの膣に指を深く突っ込んで振るわせた。
 涙を溜めて喘ぐなのはの耳に、フェイトの興奮で熱くなった息が吹きかけられた。

「ほら、怒っちゃってるよぉ、どうするのかなぁ? このままじゃヴィヴィオママに助
けてもらえないよ?」

 耳元でクスクスと笑っているフェイトを恨めしそうに見つめ、唾を飲み込んだ。
 喘ぎながらヴィヴィオを見つめ、真っ赤になって彼女を呼んだ。

「ヴィ、ヴィヴィオママ……なのはのこと苛めないで……」
597246:2007/07/31(火) 23:47:21 ID:QJiqlLxY
 言った瞬間、背中がゾクリとなって仰け反った。
 ママと呼ばれ満足したのか、ヴィヴィオがなのはを責めるのをやめ微笑んだ。なのは
の頭を撫で、言うことを守った子供へのささやかな愛情表現。

「うん、なのはママいい子にしたら、ヴィヴィオママおしおきしないからね?」
「あ、ありがとう……ヴィヴィオママ……あ、くっ、フェイトちゃんもやめてよぉぉ!」
 だがここで終わる変態ではない。ヴィヴィオの代わりに、なのはの陰唇を割り開き、
同じように指を突っ込んでかき混ぜる。
 涙目のなのはの乳房を片手で揉みしだきながら、フェイトがなのはの耳元でクスリと
笑った。

「良かったねなのは……ヴィヴィオママに許してもらえて。くすくすくす……」
「んんっ、フェ、フェイトちゃんも許して、あ、くぅぅっ……はぁぁっ……!」
「フェ・イ・ト・ママ……って呼んで?」

 もう何度目か分からないほどの貧血と共に、なのはは思った。自分がエッチなことを
好きになったのも、もう何もかも全てがフェイトのせいなのではないかと。

「ねぇ、なのはぁ……なのはは元に戻ってたのに、ずっとヴィヴィオに甘えてたのは、
何でなのかなぁ? 自分の事なのはって言って、ヴィヴィオのことママって呼んでおっ
ぱい吸う様なことして、興奮してたのかな?」
「あぅ……」
「ほらぁ、恥ずかしがるのも可愛いけど今は、フェイトママって呼んで欲しいなぁ……」「呼んだら何もしない? おしおきしない?」
「もちろんだよ」

 その、全く信じる価値が見つからない笑顔に、なのはが顔を引くつかせる。引くつ
かせたまま、精一杯の勇気と羞恥と、敗北感を込めて小さく呟いた。

「フェ、フェイト……ママ……」
「もっと」
「フェイトママ……」
「も、もっと……」
「っ……フェイトママッ、フェイトママッ、フェイトママッ……呼んだっ、いっぱい呼
んだからっもう離してよぉぉぉ!!」

 その願いが通じたのかは分からない。ただ、鼻血を流したフェイトがなのはを開放
し、どこかへ走り去っていくのを見送っただけ。
 真っ赤になって涙を堪えるなのはと、そんななのはをあやしているヴィヴィオ。二
人が、再びフェイトの姿を見たのはそのすぐ後。

「お仕置きはしないけど、なのはにご褒美上げるから」

 股間にそそり立つ桜色のディルドーは、なのはは愛用している自慢の一品。右手に
握り締められた剃刀は、こんなこともあろうかとフェイトが用意していた一品。

「な、な、な……」
「フェ、フェイトママ……変なの生えてる……」
「ヴィヴィオ、これはね? なのはママがフェイトママを苛めるのに使ってたやつな
の。今から、これでなのはママの事悦ばせてあげるんだ。ヴィヴィオも、手伝ってくれ
るよね?」

 絶句し言葉が出ないなのはの予想通り、ヴィヴィオは特に何も考えずに頷いた。

「でも、その前になのははちゃんと綺麗にしないとね」
「まさか……」
「はい、じゃあ今から、なのはのあそこをツルツルの生まれたままの姿に戻しましょ
う」
598246:2007/07/31(火) 23:49:10 ID:QJiqlLxY
 なのはが逃げようとした瞬間、その四肢をフェイトがバインドで拘束する。にやつ
いたフェイトが、左手に持ったシェービングクリームの缶を振り準備万端。

「やめてフェイトちゃん……それだけは……」
「何言ってるのかな……昔はツルツルだったじゃない。それに、子供はこんなエッチな
ものは生やしちゃいけないの。後、フェイトママね」
「フェイトままぁ……ひゃんっ!」

 大きく開かれた股の間。生え揃った陰毛にクリームが塗られ、その冷たさになのは
が小さく悲鳴をあげた。

「ヴィヴィオ、なのはママ抑えててあげてね?」
「うん、なのはママちゃんといい子にしてね?」

 ヴィヴィオに逆らえないなのはを、無慈悲な凶刃が一撫でした。ジョリっと心地よ
い音をたてて、なのはの成長の証が失われていく。

「んんっ、くぅぅっ……ひあっ……!」
「あれぇ、なのはえっちな蜜が溢れてきたね……そうだよね、子供の真似して感じる変
態だもんね、こういうのされたらすぐ感じちゃうかな?」

 剃刀の刃がなのはを撫でるたび、真っ赤になりながら体を震わせなのはが喘ぎと共に
息を吐く。
 フェイトがなのはを子供に戻していく様を、ヴィヴィオをじっくり見つめていた。
それが、何もしなくてもなのはの羞恥を煽っているのは言うまでもないこと。

「もうすぐ終わるから我慢しててねー? ヴィヴィオ、もうすぐなのはママもヴィヴィ
オと同じつるつるになるからね?」
「うん……なのはママもヴィヴィオと同じで嬉しい?」
「うぅ……」

 微かに早まっている、心臓の鼓動を抑えているヴィヴィオの声。応える余裕の無い
なのはが、露になっていく自分の秘所を見つめ更に真っ赤になっていく。
 男のものを咥えたことは無いけれど、それ以上に太いものもそれ以上の物も咥えた
ことのあるそこは、ヴィヴィオのピッタリと閉じた割れ目や記憶に微かに残っている
幼い自分のものとは、比べられないほどにイヤらしいような気がしていた。

「んんっ、なのはの……はぁっ、えっちになっちゃってる……」
「そうだね、可愛くて綺麗で……すごいイヤらしい……」

 最後、フェイトが残さず剃り終えた秘所を一撫でし、それになのはが腰を震わせて
反応した。
 露になったそこになのはが視線を落としながら、蜜が太ももを汚していくのを眺め
続けた。

「じゃあ、そろそろ……挿れっぱなしで、私もすごい濡れてるの……」
「……うん……フェイトママの……なのはに頂戴……?」

 なのはの溢れる蜜で濡らされた先端を、ヴィヴィオが不思議そうに眺めていた。
 なのはの肩越し、なのはを後ろから抱きかかえているフェイトが気づき微笑んだ。

「ヴィヴィオ、いい? 赤ちゃんって言うのはね、こやってつくるんだよ?」
「んんっ……! 太いのっ、なのはの中にはいってきてる……あ、んんっ!」

 なのはの陰唇が割れ、フェイトから生えたディルドーが間を進んでいく。ヴィヴィオ
が驚きの声を上げながら、なのはの中に入っていくディルドーをじっくりと凝視して
いた。
599246:2007/07/31(火) 23:51:00 ID:QJiqlLxY
「なのはママ……痛くないの……?」
「はぁっ、い、痛くないよっ……最初はねっ、あ、くぅっ、痛いんだけどねっ……は
ぁっ、どんどん、気持ちよくなってくるのっ!!」

 フェイトの引き締まった細い腕が、持ち上げたなのはを上下に揺らした。なのはの蜜
をディルドーが掻き出し、ヴィヴィオの真っ赤になった顔を汚した。

「おしっこじゃ……ないんだよね……?」
「うん、ヴィヴィオ。なのはママのことヴィヴィオも気持ちよくしてあげて。ペロペロって」

 頷き、ヴィヴィオが突き出した舌を近づけていく。最初に舌先ですくって味を確か
め、間をおかずに無毛の丘全体に舌を押し付けた。

「ふぁっ、き、気持ちいいよぉ……んんっ、ヴィヴィオママのペロペロって……!」

 子宮を通り越し、頭まで突き抜けるような衝撃も、ヴィヴィオに秘所を舐められるこ
とも、全く衰えない子供のような口調で喘ぐことや露になった羞恥も、全てが気持ち
よかった。
 自らも腰を振り、もう何もかもを忘れて気持ちよくなることだけを考えたかった。

「なのはまま……え、とアイエキいっぱいあふれてる……気持ちいいんだ……」

 ヴィヴィオが、なのはの陰核に舌を伸ばし転がした。甲高い喘ぎを上げるなのはの
耳にフェイトが噛み付き、なのはの性感帯を舐めていく。

「はぁっ、なのはっ……私もすっごい気持ちいいよっ……!」
「フェイトママもっと奥までっ、なのはのっ、なのはのぉっ……いっぱい太いので突いて欲しいのっ!!」

 ヴィヴィオの前だということを忘れたわけではなかった。ヴィヴィオの前だという
事実が、涙が出るほどに気持ちがいい。

「ひぁっ、あ、んんっ、あっ……んんっ!!」

 なのはの背が仰け反り、ヴィヴィオの目の前で腰をビクンと振るわせた。思わず目
を見開いてヴィヴィオがそれに魅入り、フェイトはそれに構わず突き続けた。

「はぁっ、あっ、わ、わたしもぉぉダメェェェ!!」

 最後になのはの最奥に一気に突っ込み、腰を同じように痙攣させた。なのはを抱え
ていた手に力が入らなくなり、ヴィヴィオの目の前で入り乱れながら二人が崩れ落ち
ていく。
 部屋を支配していた水音が無くなり、残ったのは荒い呼吸を繰り返しているなのは
とフェイト。そして、その二人の事を呆然と見ていたヴィヴィオだけ。

「まだ……入ってる気がする……」

 うっとりと、顔を火照らせたままなのはが余韻に浸っていた。陰唇を自分で割り、
先ほどまで入っていたものを愛しむかのように目を細める。
 目の前にあるのは、フェイトの股間から生えているピンクのディルドー。ためらい
無く舌を押し付け、自分の名残を舐め取った。

「なのはまま……フェイトママ……」

 不安げに呼ばれ、なのはとフェイトがヴィヴィオを見た。普段と違う淫靡なものを
瞳に宿した二人に、ヴィヴィオが後ずさり尻餅を突く。

「ヴィヴィオママも……すごい気持ちよかったよ?」
600246:2007/07/31(火) 23:52:10 ID:QJiqlLxY
 最初にふら付きながら立ち上がったなのはが、ヴィヴィオを抱きかかえ、舌を這わ
せた。

「ふふふ……じゃあ、次はヴィヴィオの番かな? 前は無理だよね……なのは、ヴィヴィオのお尻綺麗にしてあげようか?」
「はい……フェイトママ……」

 なのはがヴィヴィオの後ろの穴を舌でなぞり、それを嫌がるようにヴィヴィオが逃
げようとする。

「いや……フェイトママ……怖い……」

 恐怖の表情を張り付かせたヴィヴィオが、無残にもフェイトの前に小さな穴を露に
させた。
 収縮を繰り返すヴィヴィオのアナルと、フェイトの声を殺した笑い声。
 それを見ながら、なのはがヴィヴィオの唇に自分の唇を押し付けた――――。


* * *


「ティアッ、そっち行った!!」
「分かってるわよっ!! キャロッ、エリオッ……逃がしちゃ駄目よっ!!」

 朝の訓練が始まり、一日の業務の開始の時間が訪れたここ起動六課。そこにあるのは
いつもの空気ではなく、この2週間続いている珍騒動。
 荒い息を吐きながら逃げる逃亡者が、目の前に現れた4人と1匹の影に立ち止まっ
た。
 顔には恐怖の表情を張り付かせ、4人が掲げている白いデバイスを涙を溜めて見つ
めていた。

「もう、逃げられませんっ……リイン空曹長と八神部隊長が直接指揮を下さって
います……今日がっ、あなたの最後ですなのはさん!」
「くっ……」

 なのはを追い続け、息が乱れきっているティアナが前に出て高らかに宣言した。

「はぁ、はぁ……!」

 息が苦しい。まるで、子供の頃に戻ったように少しの距離で動けない。滴る汗は、
その疲労、そして未知の恐怖と少しの好奇心。
 その全てを殴り飛ばし、なのはがレイジングハートに魔力を込めた。

「な、なのはさんここ外じゃないんですよっ!?」
「知らないっ! 吹き飛ばされたくなかったら、私の前からどきなさい!」

 もう逃げられない。それは、この場からではなく毎日毎晩捕まり続けているが故。
 捕まり、涙を流しながらわめき続けなんとか今日まで逃げおおせた。だが、もうそ
れも限界だ。
 躊躇い無く砲撃を放ち、フォワード陣が慌てて避ける。その隙になのはが体に疲れた
体に鞭を打つ。

「逃げられた……シグナム副隊長、ヴィータ副隊長お願いします」
『了解した』
『オウッ! くくく……今日こそなのはに引導渡してやるぞ!』

 なのはが走る先、隊舎の入り口に佇んでいる二人の騎士。ひとりは、冷徹に己が剣に
力を込め、もう一人は両手に持った白いデバイスを振り回す。
 予想外ではない。なのはもまた、彼女達がいることは分かっている。だが、自分の進
む道を阻むなら、塵も残さず吹き飛ばすだけ。
601246:2007/07/31(火) 23:54:21 ID:QJiqlLxY
「レイジングハートッ、今日は絶対逃げ延びるよ!」

 なのはに信頼を受けたレイジングハートが、気だるそうな声を発した。カートリッジ
をロードし、主の望むままに爆発させる。
 高速で飛翔する誘導弾。その全てが、殺傷設定。油断無く躊躇いなく残酷に、全てが
目の前の騎士達に向かっていた。

「焦っているのか? 狙いが単調すぎる。レヴァンティン……!」

 だが、それで倒れる程この剣士は甘くない。無残に砕け散っていくなのはの魔力。連
結刃となった剣がなのはを囲み、その逃げ道を埋めていく。
 なのはが逃げ道を探すように視線をめぐらせれば、上空から襲い掛かる紅の騎士。両
手に持った凶器に目を逸らしそうになりながら、床を転がってやり過ごす。

「オラなのはっ毎日毎日逃げてんじゃねぇ!! 素直に従ったほうが楽になるんだ
ぞっ!?」
「ヴィータちゃんには分からないっ! 今度捕まったら私はもう逃げられない!! だ
からっ、絶対邪魔なんかさせない!!」
「な……待てなのはっ!!」

 なのはの周囲が、暴力的なまでの魔力に飲まれていく。
 もう関係ない。今この場を逃げられるなら、親友の夢の舞台を壊そうが構わない。
 重低音を響かせて地面が割れ、魔力に包まれ競りあがって行くのは無機物の塊だ。

「スターダスト……フォールッ!!!」

 物理破壊設定も殺傷設定もない、単純な物理攻撃。だがそれは、なのはを取り囲んで
いた刃を砕き、慌てて避けているシグナムとヴィータををやり過ごすには十分だ。
 弾丸となった岩や鉄の塊が、無残に隊舎を破壊する。それを呆然と二人が見つめ、
次の瞬間、ターゲットの捕獲に失敗したことをしらされた。
 目の前に、桜色の砲撃が迫っていたから。

「逃げられた……はぁぁ……」

 全力で二人から逃げ、振り返ればもう追っ手の姿は消えている。安堵と疲労からため
息をつき、壁に寄りかかって呼吸を整える。
 もうすぐ訓練の時間が終わる。そうすれば、皆も静かに昼食を取ってくれるだろうと
楽観して。

『なのはちゃん……や、やってくれたなぁ……だけど、これで終わりや!』

 あまりの怒りに震えているはやての声に、未だはやてとリインからは逃げられ
ていないことを悟ったなのはが慌てて動き出し、目を見張る。
 細い通路の奥、静かに歩いているのは、誰よりも愛おしい存在の二人。

「あ……」

 膝を砕き、レイジングハートを床に転がして二人を見上げた。

「なのはもう逃げられないよ」
「なのはママ、いっぱい悪いことして……!」

 にやけた笑顔で両手をワキワキさせるフェイトと、目を吊り上げて頬を膨らませてい
るヴィヴィオ。

「フェイトママ……ヴィヴィオママ……」

 知らず零れた声は、二人の前では逆らえない服従の証。満足そうに頷いたヴィヴィ
オがなのはを押し倒し、喘ぐ口に強引に舌をねじ込んだ。
602246:2007/07/31(火) 23:55:50 ID:QJiqlLxY
「んんっ……はぁっ……!」

 ヴィヴィオにタイトスカートを捲し上げられ、黄色のパンティを剥ぎ取られる。
 恥ずかしそうに目を瞑ったなのはの秘所はあの時の状態。ツルツルのままで、ヴィ
ヴィオとフェイトに視姦され続けている秘所が、厭らしくひくついた。

「なのはママ、いい子にしなきゃ駄目だよ?」
「だ、だってだって! なのはそんなのイヤだよぉ!」

 だーめ、と可愛らしく笑ったヴィヴィオがなのはにそれを見せ付ける。
 目の前に迫ってくる白い悪魔。柔らかそうな感触に、なのはが顔をこわばらせた。

「なのは、いつまでもそんなんだからツルツルのままなんだよ? ふふふ……でも、私はそんななのはが大好きだけど……」

 フェイトがなのはを押さえつけ、ヴィヴィオがなのはにそれを装着する。
 溢れた涙、体を震わせ始めたなのは。

「う、うぅ……うわぁぁぁぁん……!!」

 そのまま泣きじゃくったなのはを、ヴィヴィオが抱きしめて囁いた。

「かわいいよー? なのはママ、すごいオムツ似合ってるよ?」

 あれから2週間。フェイトとヴィヴィオの前以外では普通に戻った、19歳のいい大
人の唯一の弱点。
 朝起きれば下が冷たい。布団をめくればあるのは絶望。
 おもらしという、永遠の子供のシンボルを手にしたエースオブエースが、今日も高ら
かに泣き叫んだ。





以上ですありがとうございました。

 相変わらず微妙なエロでごめんなさい。

 次回は、前回言ったとおり、新作鬱展開鬱エンドのヤンデレなのはさんです。

 自分が投下するまでに、更なる純愛SSが投下される事を願ってます。

 では、3期で一番嬉しかったことは、なのはさん達に毛が生えたことだった246
でした。
603名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 23:57:25 ID:wpuNeBIY
三人ともママとかテラカオスww
GJ!
604名無しさん@ピンキー:2007/07/31(火) 23:58:57 ID:8TZ+T3ZH
GJ
他にいう事はない
でもできればオムツの交換とか書いてほしい・・・
605名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 00:17:23 ID:NVD2VpOw
こ、これは良いオチだったwww
GJです!
606名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 01:32:40 ID:JgnLPP5x
>>602 みんな壊れすぎwテラGJ
 なのはさんがエロいのはフェイトのせいじゃないな。うん。

 一つ聞きたいんだけど、今SS書いてるんだけど前編・後編に分けるとするなら何kb辺りが境目?
今の調子だと20kb近く行くから一度の投下じゃちょっと厳しいかなって・・・・10kb以上エロ無いけど。
607名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 01:50:48 ID:NVD2VpOw
>>606
しっかりと名前にわかりやすい題名書いてくれるなら
いくらでもOKっすよ!!

さあ、いつでも投下してください!!
608名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 01:59:39 ID:Ao4y+QBw
>>606
お好みの分け方でいいのでは?
シンプルに10kb×10kbとか。
60938 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/08/01(水) 02:30:54 ID:n4n4yePO
>>584
>自前のサイト
……どう言えばいいのか……。(検索サイトにも同盟サイトにも登録してない俺)
とりあえず今からポータル時空管理局に登録申請して来ます。

>>585
ありがとうございます。
……さて、登録終わったら一気に書くか!
61038 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/08/01(水) 02:44:04 ID:n4n4yePO
……時空管理局への登録の仕方が分からなかった……orz
とりあえずリリカルなのは同盟(管理局から飛べる同盟サイト)に登録しておきました。
自分のHN使っているので、38では見つからないかも。(一応一言欄に「某掲示板では38です」と書いておきましたが)
あ、HNは「双翼 義人」で登録してあります。
611名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 03:00:48 ID:JgnLPP5x
>>607 スマン、まだ完成してないw どうみても20kb近く行きそうだったんで聞いてみた。返答thx
 これで15kb前後なら笑えるな俺。今11kbだし。

>>609 時空管理局は管理人が補足したら追加・・・って感じだったはずだよ。
612名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 03:33:08 ID:jOz5kpx3
そろそろ次スレ立てたほうが安全かと。
613名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 07:15:32 ID:JSuHu1ON
それにしても機動六課の隊舎はよく壊れるなぁw
本編で壊れるだけじゃ飽きたらんかキミタチ
614名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 08:09:13 ID:R3uiukKh
漏れなく鬼神はやてがついてくるからね>隊舎破壊

しかしその皺寄せ食らうのは中将になりがちな気がするw
615名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 08:28:38 ID:a9irsiEa
>613
形あるモノは、何時か壊れるんや。
616名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 09:05:41 ID:bw2/jtF1
>>521
エリはやはいいものだエリはや
この展開を俺は待っていた!
甘いよ二人とも!最高です。妄想が止まりません
続きも楽しみにしています
617名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 10:23:01 ID:GnjC23kQ
自演厨晒しhagewwww
618名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 10:24:34 ID:W3QYJzY5
>>602
フェイトの逆襲キター!!!!!!!!GJでしたv
619名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 11:18:06 ID:eBlx53p5
>>602
投下乙でした。

なんだろうなぁ、フェイトの背後にガンマ団(元)総帥の顔が透けて見えるのは気のせいかなぁw
或いは(鼻)血の雨が降ると無敵な人。
620名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 11:46:07 ID:ZU2mPxlh
>>602
滅茶苦茶カオスで吹きました。
でもあの恐ろしい腹黒っぷりを発揮していたはやては結局どうなったんでしょう?

話が全然変わりますけど、まとめサイトの方を見てた時に何となく発見した
「魔法少女が終わる時」ってタイトルの話が凄く感動しました。
62138 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/08/01(水) 12:41:45 ID:n4n4yePO
>>620
ちょw俺のだw
果てしなくdクス。
622名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 14:33:07 ID:q9NpYaYt
アニメ最萌トーナメント2007 投票スレRound57
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1185900468/

<<シャリオ・フィニーノ(シャーリー)@魔法少女リリカルなのはStrikerS>>
<<セイン@魔法少女リリカルなのはStrikerS>>
623名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 15:20:54 ID:ZU2mPxlh
>>602
余計な追加突っ込みスマソけど、なのはがツルツルにされた時点で
ユーノがウワヒョーってなってなのはに突撃するって展開がったら
どうなってただろう
624名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 15:24:24 ID:GG42Fz9F
>>623
俺も思ったわ、それw
625名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 15:32:15 ID:lIOfMt3u
何故ユーノと思ったが、そういえばそうだったな。
626名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 19:34:59 ID:MNftTYL0
近づく前にフェイトさんが始末すると思う 消し炭位に。

というか胸の大きさの関係上興味持たなさそうだ
627名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 19:57:33 ID:Lwa8R/HE
>>625
本気でひでぇwwww
628名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:12:18 ID:HGOoHzGm
一連のユーノ君の扱いに、いろんな意味で泣いたw
629624:2007/08/01(水) 22:27:46 ID:GG42Fz9F
俺はユーノ大好きだぞ。
無論、性的な意味ではないからな
630名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/08/01(水) 22:31:48 ID:qqNktxHI
性的な意味で好きな俺が通りますよと。
女装したら瑞穂お姉さまとおんなじくらい美人になるとみた
631名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:40:24 ID:HcO4UK2Z
誰かエリオを助けてください
彼はアニメ以外の二次創作でないと生きられない
632名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:40:35 ID:/M5CC8uU
>>630
君とは良い関係が作れそうだ…

一番人間として、スペック高いのはユーノ。
高収入に安定した仕事、美形だし独身…六課のなのは達よりスペックは高いと思うよ。
軍人なんて大怪我したら終わりだし…
最後まで残れるかも不安定だからな…
633名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:43:50 ID:XMFVrv8S
>>631
アニメは二次じゃなくて、原作だww
634名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:45:42 ID:8EaveYT4
>>632
一番の難点としては運(女含む)が今一なところだろうなあ
女だったら薄倖の美少女となっていたであろうに
635名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:50:57 ID:/M5CC8uU
>>634
女装してなのは達と並んだら、迷わずユーノに一票いれるな!

ぶっちゃけ、ユーノだったら掘られても良い。
636名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 22:57:56 ID:XMFVrv8S
>>635
女装してるのに掘るのかwwwユーのは
637名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:00:15 ID:lIOfMt3u
思うに、女装少年は犯されてこそ輝く。
638名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:12:00 ID:ixW3vuvg
ペニパン装備のはやてに犯されるユーノと申したか。
639名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:23:27 ID:RGclTruU
言ってねえww
ペニパン装備のなのはに犯されるユーノと申した。
640名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:33:23 ID:wh5x7b3+
メガ○ガ表紙のなのはとフェイトビキニ見たけど、
こーいうの好みの方々には無礼承知で物申すが、正直ウザく感じる最近。
ユーノの出番とかエリキャロのラブコメだらけにしろとは言わないが、
なんでもあの二人出せばいいという物じゃないだろう。神○月の巫女でもまだ異性間の話できるぞ。
正味な話、見えない所で頑張ってるだろうユーノが哀れに思えて仕方ない…あれできっと恭也と忍の赤子の世話も善意でやってんだろうし。
いっそコード○アスのC2みたいな我侭系にグイグイ引っ張られてった方が幸せなんじゃないかアイツ。
641名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:37:21 ID:lIOfMt3u
>>640
自分に合わないものを無理に見る必要はないと思うよ?
642名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:37:43 ID:AEgGUCYS
>>640
その思いをSSに向けてみれば?
643名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:38:13 ID:XMFVrv8S
>>640
それは正直思った。
なんでそんなになのはとフェイトをくっつけたがるのか理解不能
644名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:45:02 ID:LbScXiFF
>>640
エロパロスレで言うべきことじゃないと思うんだが・・・・
645名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:49:34 ID:wh5x7b3+
>>644
どーにもやるせなくてな…申し訳ない。
646名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:54:14 ID:lIOfMt3u
>>643
なんでそんなにユーノと(ry
647名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:55:18 ID:R3uiukKh
女装したエリオと申したか
648名無しさん@ピンキー:2007/08/01(水) 23:57:41 ID:8EaveYT4
なるほど 女装したエリオとユーノがペニパン装備の六課メンバーに(ry
というわけだな
なかなかに奥が深い
649名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 00:01:34 ID:a9irsiEa
>648
いや、エリオはまだ子供だから、そんなに深くも無いかと思われ。
650名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 00:04:59 ID:FUdYk0Mi
>>649
誰が上手いこと(ry
651名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/08/02(木) 00:20:41 ID:M6+r/QYY
女装したユーノに一目ぼれして告白してしまうエリオとな
652名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/08/02(木) 00:24:37 ID:M6+r/QYY
っと、連投になってしまうが、こういった場所で人の性癖に何かをいうのは良くないぜ。

と、いかにクロノとユーノとエリオを女装美人に仕立て上げるかを妄想してる俺がほざいてみる
653名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 00:26:09 ID:90hX97Ti
そこで都合よく管理局が保管していたロストロギアが偶発的に暴走して、野郎二人だけ都合よくTS
全員で百合百合〜、という電波がさっき流れて行った
654名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 00:37:21 ID:b7+7rhyG
皆さんお祭りの応援ですか?と言いた(ry
655名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 00:43:20 ID:NbLqUa/N
メガマガのフェイトの水着姿を見て、フェイエリで海やプールに行くなんて面白そうだな…
と思った俺だ
656名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 00:45:22 ID:IYlYIpFK
>>655
機動六課でビーチの警備やで。
と海の家を運営し不正蓄財を行なう部隊長の姿が・・・
657名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 00:45:36 ID:jmqFQFji
その発想はなかった。
658名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 00:49:36 ID:90hX97Ti
そうして海の家の管理でプールした金で一体部隊長はナニを購入なさるんでしょうか
659名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 01:02:32 ID:U099k1vt
>>658
そりゃ当然部隊長の趣味であるとうさ(ry
まあとりあえずエリオとはやてのラブ物誰か書いてー
660名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 02:11:23 ID:8ENkV0iW
個人的な要望を言わせてもらえば、最近はユーなの分が圧倒的に不足しているので、ユーなの物を頼みたい
StSで
661名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 02:56:33 ID:hTwcwUBA
>>640
引き摺っていきそう系ならアリサかはやてかな。

(鳴り響く鐘の音)
「ふー、なのはちゃんとフェイトちゃんの結婚式かー。いやはや、ほんまにあの二人が結婚するとはなー」
「ミッドチルダは同姓婚や多夫多妻もある程度認められてるしね。それに二人が幸せそうだからいいんじゃないかな」
「と、言いながらちょっと辛そうな顔のユーノくん。…やっぱなのはちゃんのこと、気にかかってる?」
「まあ心の整理はついてるよ。この程度のは余禄かな。次に会う時は、きっぱりいい友人として会えると思う。
……さて、そろそろ僕も新しい恋を探さないとな。そっちもそろそろ結婚とか色々考えた方が良いんじゃない?」
「せやな」(ガシッ)
「……何故、腕を絡めてくるのかな。しかも『離さないぞ』的なロックなのはどうして?」
「さ、私らも行こかー」
「どこに」
「決まってるやん。や・く・しょ」(書類をぴらぴら見せながら)
「け、結婚届!?」
「後はユーノ君のサインと捺印でオッケーや♪」
「いや何をさらっと言ってるのはやてさん!?」
「前からこー狙ってたんやけどなー。何かと信頼できる相手やし、地位能力顔性格その他諸々超合格点やし。あの子らもユーノくんならOKくれそうやし。
これまではなのはちゃんのことあったからちょっと引いてたんやけど、なのはちゃんは見事フェイトちゃんとゴールインしたことやしオッケーかなと」
「だからって一生の問題でしょ!?そりゃ…まあ、はやてのことは嫌いじゃないけどさ!」
「最終判断ちょっと迷っててんけどなー、ブーケがこっちに来たのは神様となのはちゃんフェイトちゃんからの思し召しかと。こー「ユーノ(君)のことお願いね!」的な」
「何その物凄い解釈!てちょっと引き摺っていかないでー!!」(ずるずる)
「高らかに鳴り響く鐘の音はー♪晴れやかな今日がゴールじゃなくーて♪」(果てしなく笑顔で)


と、はやてのでこんなん想像した。彼女ならやりかねんかなと。
ちなみに最後にはやてに歌わせたのは晴れてハレルヤの別バージョン。すげぇいい結婚ソングなんでお薦め
662名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 03:29:21 ID:bymmhkgw
GJ!!
しかし、グルグルとは懐かしいw
663名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 04:47:10 ID:l0rVFg1D
ようつべで
『ETERNAL BLAZE』 『SECRET AMBITION』 『暗黒天国』 オリジナルピアノアレンジ
で検索してみろwww神がいますぜwwww
664名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 05:20:40 ID:OHR5CDAF
全5レスで投下させていただきます
一応ユーなのと言えない事もないです

※注意
・鬱エンド
・エロなし
・オリキャラ登場
・スカリエッティ大勝利
・機動六課全員死亡
・六課の関係者もかなり死亡
・ユーノ死亡
665聖暦24年 1/5:2007/08/02(木) 05:23:00 ID:OHR5CDAF
日の傾きかけた河川敷で、子供たちに囲まれた大人が一人何か儀式のようなものをしている
深く被った穴の空きかけた帽子にボロボロの衣服はどうみても浮浪者だった

「この右の魔方陣に乗せた缶が呪文を唱えると……ほら!」
「おおー!スゲー!マジスゲー!」
今まで見たこともない手品に子供たちから拍手が巻き起こる
「スーさんこれ絶対TV出れるって」
「ねーコレ手品じゃなくて魔法って言ってたけど本当?」
魔法という言葉にピクリ反応した男がどこか誇らしげな口調で答える
「本当だよ。昔はすごくたくさん魔法を使える人がいて色んなところで人々の役に立ってたんだ」
「えー魔法使いはいたけどみんな極悪人だったってばっちゃが言ってたよ」
「しってるーみんなで集まって弱いものいじめしてたんだ」
ほんの一瞬だけ、押し隠した怒りのようなものが男の瞳の奥に浮かんで消えた
「いや、本当は違うんだ。今の大人は、みんなそう言わされてるだけなんだ」
「パパは嘘なんかつかないもん!」
「魔法使いなんていないよー」
「スーさん手品はスゲーけど嘘つきだかんなー」
男も本気で信じてもらう気もなかったようで半ば自嘲気味にため息をつく
「本当に魔法があるって言うならさ、こんなしょぼいのじゃなくてもっとスゲーの見せてよ」
元は金髪なのだろうか、汚れと傷みで茶色にしか見えない髪を後ろでまとめた中年は被りを振って答えた
「ははは…ダメだよ、僕はもうリンカーコアっていう…魔法の心臓みたいなものがもうボロボロなんだ」
「嘘だー、やっぱり魔法なんて無いんだろ」
「でも、昔はあったって本にも書かれてるじゃん」
眼鏡の少年が図書館から借りたばかりの古びた本を掲げてみせる
「だって見たことないもーん」
「それ、近代史の本かい?ちょっと見せてくれるかな」
「スーさん字読めんだ」
「ハハ……まあ一応、ね」

『スカリエッティ』
管理局から犯罪者として指名手配され幾度も命を狙われるが
ナンバーズや多くの協力者に助けられながら
選民主義に毒された管理局と戦い続け、ついには管理局システムを崩壊させた救世主
第一回の大総統選挙では彼を推す声も多数だったが本人は
「英雄視されている自分自身が選挙に出る事はこれから育っていく民主主義に良い影響を与えない」
としてこれを蹴り、以後表舞台からは完全に姿を消す
現在は隠居し、ロストロギアの莫大なエネルギーを人々の生活に役立てるべく
数人の助手と供に研究生活を営んでいる

『ナンバーズ』
科学の力によって生み出され、スカリエッティの剣となり
管理局の走狗と直接戦ってきた偉大なる英雄たち
激しい戦いが続く中でひとり、またひとりとその使命に殉じて逝った。
今日の平和の礎として記念碑にその名が刻まれている
生き残った4人は名前を伏せられ現在はスカリエッティの盾となってその身辺を警護している

『管理局』
一握りの魔力を持つもの達がその他大勢の一般市民を掌握し
次元を超えてあらゆる世界を文字通り管理していた組織
魔法を行使できる人間「魔導士」を集め軍隊を作り数多の世界の弱者を虐げ搾取していた
管理局に従わない者はその武力によって例外なく抹殺され
長年に渡り技術と権力と富を独占し続けていた
自分達の優位を脅かす可能性のある質量兵器等の研究の一切を禁止し
その類の研究を行う者は利用目的を問わず犯罪者の烙印を押され
次元を超えて逮捕、投獄、あるいは処刑された
現在判明しているだけでも4桁は下らない数の研究者が犠牲になっているが
事故等を装い謀殺されたり次元振動を起こし虚数空間に葬られたケースなど
表に出ない犠牲者もかなりの数に上ると見られている
666聖暦24年 2/5:2007/08/02(木) 05:28:26 ID:OHR5CDAF
『機動六課』
戦後最大のテログループ。元は管理局に所属していた部隊のひとつ
一人一人が現在でいう戦車や武装ヘリや戦艦並の殺傷能力を持ち
管理局システムが崩壊した後も武装解除を拒みテロ行為を繰り返した
不定期にサミット会場やテレビ局を占拠する等してスカリエッティを糾弾し
管理局システムの復活を呼びかけたが、民衆に受け入れられるはずもなく
AMFによって無力化され事件の度にその構成員を減らしていった
最後の事件となった次元航行艦ハイジャック事件では政府は人道的に説得を試み投降を呼びかけたが
激しく抵抗する場合がほとんどで望まない形での決着を迎える者も多かった
特にリーダー格と見られる3人は改良を重ねたAMFでも無力化する事が出来なかったため悲劇的な結末に終わった

「ハハハ……やっぱりね」
「?」

武装を取り外し鉄クズとなった艦に今まで逮捕したメンバーや六課に縁のある人間を集め
助けに来た彼らをアルカンシェルで人質ごと葬り去った事実など記録されているはずもない
諦める事に慣れ、どうしようもなく大人になりすぎていたのか
真実が書き換えられている様を目にしても彼には何の憤りも湧いては来なかった
なによりも、遺跡の発掘を生業とする部族で育ち
あらゆる書物を管理する無限書庫で働いていた彼はよく知っていた
即ち歴史とは常に勝者によって記されるものである。という事を

「いや……何でもないよ、ありがとう。さあ、もうお家に帰ったほうが良い」
「明日さー、ほら、空に浮くヤツ見せてよ」
「え!スゲーそんなのあんの」
「はいはい、明日調子がよかったらね」


「まったねー」
「バイバーイ」
大きく手を振る子供達に手を振り返しながら、ある事に気付いて男の表情が固まる
後方から明らかにコントロールを失ったトラックが突っ込んでくる
「危ないっ!」
気付いた時には勝手に体が動いていた
子供たちの足元の地面が光り出し、一瞬にして緑色に輝く複雑な陣が浮き上がる
「キャーーー!」
「うわ!」
目の前に迫り来る巨大なバンパーに思わず身がすくんだ瞬間、

公園の中にいた
「…え?」
「…はい?」
「…何?」
事態を飲み込めない少年たちはしばらくあたりを見回したり
お互いのほっぺたをつねったりしていたが
結局はわけのわからないまま帰路につくしかなかった

667聖暦24年 3/5:2007/08/02(木) 05:35:02 ID:OHR5CDAF
視界や感覚がぼんやりとして五感が徐々に鈍っていく
「はは、やっぱり、ハァ…ハァ…無理が、あったみたいだね……」
胸の奥から大切な何かが消えていくのがわかる
「でも…最後に誰かが守れて…ハァ…ハァ…よかった…のかな、ただ、野垂れ死ぬより、は」
わかる もうすぐ 自分は死ぬのだ
「でも、結局、僕は、どうせ、一番、守りたかっ」

すっと

誰かの手が伸びて

うずくまるユーノの背中をなでる

二度、三度となぜられると不思議に苦しさが和らいでいく

『久しぶりだね、ユーノくん』

「!!」

顔を上げると、あの頃の、最後に会った制服の姿で、なのはが、いた

「な……のは?」

『フフ ユーノくんお仕事はどうしたの?』

「してないよ……司書は……もう何十年も前に辞めたんだ」

『よかったの?』

「いいんだ。もう嘘っぱちの歴史を残すのには耐えられなかったし、なのは達の――」

「そう、僕も頑張ったんだよ、影ながら援助したし」
(違う……こんな言い訳がしたいんじゃない)

「それでもいろんなしがらみとかあって段々むずかしくなったし……その……」
(僕は……僕は……!)

「自分の命かわいさになのは達を見捨てたんだ!!」
668聖暦24年 4/5:2007/08/02(木) 05:39:25 ID:OHR5CDAF
なのはは何も言わない

「……全部終わってから気付いたんだ……本当は……なのは達と一緒に戦いたかった!」

「たとえ死んでも、なのはを……守りたかった……」

『ありがとう ユーノくん』

「それなのに……僕は……僕は!!」

なのはは泣き崩れるユーノの頭を包み込むように抱きしめる

『ううん、そばにいなくても、遠くにいても、ユーノくんいつも見守ってくれたよね。
だから戦えたんだよ。
みんなに嫌われても、誰もおはなし聞いてくれなくても、心がいつも暖かかったから』

ユーノは泣いた

何十年分もの悲しみと何十年分もの後悔を全て涙に変えて流し続けた

なのはは一言もしゃべらずにただ優しくユーノの髪を撫で続けていた



泣き終わった時にはもうそこは川原ではなく

ひたすら大きな光の道が前に広がっていた

ユーノもなのはもあの頃の 出会った頃の子供の姿だ

『行こ?ユーノ君』
「うん、行こうなのは。 今度は…今度こそ…絶対に守るから!」
『うん!』

少女と少年は手を取り合って光の中へ走り出す

『こんなはずじゃなかった』未来を取り戻すために―――
669聖暦24年 5/5:2007/08/02(木) 05:42:34 ID:OHR5CDAF
「やっぱケーサツに連れてかれたんだって」
「でも服とかそのままだし……うげ、なんか動物死んでるー」
「これってイタチ?」
「スーさんが飼ってたんじゃないの」
「えー見たことないって」
「……まあ取り合えず埋めてあげようか」
「うん」

ザックザック
「……ねえ、魔法って本当にあるのかな」
「……あるわけないじゃん」
「でも……」
「……ないって」
「じゃあなんであの時助かったの?」

ザックザック
「……わかんないよ」
「……教科書に書いてある事って正しいんだよね」
「……わかんないよ」
「………………」
「……わかんないよ」
670名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 06:46:38 ID:P/E9BaWF
悲しいな・・・

だがGJ!
671名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 06:48:56 ID:aueoUq7t
頑張れ淫獣、マジ頑張れ・・・
お前なら出来るさ

ユーノの勇気が世界を救うと信じて!
672名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 07:37:59 ID:jmqFQFji
TOやFFT的空気を感じた。
673名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 09:21:02 ID:qrI+dpV6
リリカルなのはエロSSサイトでお勧めはどこでしょうか?
674名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 09:34:38 ID:ELCrFfeu
ところでやはり改造人間は「出し入れ自由のビッグマグナム」がついていないと

ダメだと思うんだが?
675名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 09:37:51 ID:5n8HnwGi
スバル「太いんです硬いんです暴れっぱなしなんです!」

こうで(ry
676名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 09:41:44 ID:wfHLKAwc
>>669
話としては悲しいけど、最後に二人が子供の姿に戻って光の中を走るシーンで涙が出た。
最後の最後でこの二人が…って点だけは救いだと思った。
マジGJとしか言い様が無い。
677名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 10:32:04 ID:IFMKcOv2
やっぱり、最終決戦じゃアースラは格好よく沈んでもらいたいんだ。
678名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 10:41:29 ID:OHR5CDAF
イイネ 煙を吐きながら特攻して自爆とかでもいいけど
中破状態で最後に無理矢理主砲をぶっ放して爆散するのも捨てがたい
679名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 10:42:53 ID:jvesu9tc
ルーテシアとか数の子にシステム乗っ取られそうな気になるのは気のせい?
680名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 10:48:57 ID:aueoUq7t
はやても出るだろうから指揮はグリフィスか・・・

グリフィス「この一撃が・・・歴史を変える!アルカンシェル発射用意!対ショック対閃光防御!」
681名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 10:50:28 ID:wfHLKAwc
破壊されたアースラの残骸をスバルが取り込んで巨大ロボ化する展開とか?
682名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 10:52:26 ID:aueoUq7t
クラウディア、アースラ、レジアス旗艦アインヘリアルの三隻合体ギガントハンマーで
683名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 10:58:19 ID:IFMKcOv2
「右舷エンジン大破! 高度を維持できません!」
「仕方あらへん、総員白兵戦用意! 強行着陸や!」
「部隊長!? しかし、それでは・・・!」
「スターズとライトニングが戻ってくるまで、持ち堪えればええ!」

堪忍なアースラ・・・もうちょっと、もうちょっとだけ頑張ってな。


こうですか(><)!?w
ヤマト世代なもんで、やっぱこういう展開に燃えるw
684名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 11:00:31 ID:5n8HnwGi
「あの砲撃の前やったらこの艦のシールドなんざ紙風船や!
 強行着陸!敵本拠地に……いや、奴(スカリエッティ)にぶつけえ!」

ヘルシング世代の俺。
685名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 11:02:08 ID:aueoUq7t
「この機を逃すな、チェエエエエエエエエエエエエエストオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

(ナンバーズの上に落下)

マリ○ナ厨の俺
686名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 11:05:56 ID:jvesu9tc
逆行物にならない事を祈ります
687名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 11:22:10 ID:y+G9C+3t
「アースラが、沈む……」

 何時の日か、この日本列島も沈む日が来るのかもしれない。

【イカテー世代】
688名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 11:32:31 ID:g0M59Q4p
「アースラが、沈みます…」
「…負け続けやったけど、今度は私の勝ちや」
「え?」
「よう見ぃ、なのはちゃん達は無事に飛び立った。それこそが私の勝利や」
「みんなが空中にある限り私の負けは無い。そしてみんななら、やってのけるやろ…」
「あぁ…」

なんてなw
689名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 11:36:53 ID:Tmw9b+S2
アースラの人気に嫉妬
690名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 11:41:35 ID:XCn+myQt
いまさらですが、エリはやの人超GJ!!
エリオ貴殿の気持ちはよくわかるぞ!
思考が暴走するのも無理はない。
691名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 11:41:36 ID:Q1+p50a9
俺もアーガマの人気に嫉妬!
692名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 11:44:21 ID:aueoUq7t
アーメマの人気にSHIT

で、マクロス世代はまだか?
693名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 11:52:38 ID:y+G9C+3t
>692
右手にアースラを左手に花束を……って!
これはガンダムウイングの外伝小説。
694名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 11:52:43 ID:VnhDiNbc
>>664
 GJ!確かに悲しいが、最後にほんの少しの救いがあった感じがして良かった!

>>689
 そりゃ仕方ないぜ。満を持してあのアースラが復活、しかもカリムの予言詩の
せいで沈むのがほぼ確定と思われてるからなw 艦が沈む時ってのはやっぱり色々
ドラマが生まれるもんなんだよ。
695名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 12:02:27 ID:IYlYIpFK
>>692
なのフェイやフォワードたちをスカの基地に放りこんだ後、フリルの付いた服にお着替えしたはやてが
部隊長権限でねじ込んだ曲を歌います。
 
は「私歌うんよ、思いっきり!」
グ「仕事してください八神部隊長!!」
696名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 12:02:51 ID:aueoUq7t
なのは「スターライトブレイカー・・・全力全開・・・確認するよ、バリアは張ってあるの?」
スカ「ふん、何を言っている・・・今更貴様一人に何が出来る?」
なのは「もう一度確認するよ・・・バリアは張ってあるの?」
スカ「勿論だ、貴様の無力を思い知るがいい」
なのは「そう・・・」

シュート!

スカ「馬鹿な、AMFガジェット郡が一撃で・・・」

シュート!

ウーノ「最終隔壁まで一気に損壊!!高町なのはの砲撃はコンマ二桁まで狂いがありません!!」
スカ「やめろー!此処には聖王の器もいるんだぞおお!!!」

シュート!

なのは「任務終了・・・後は・・・」

フェイト「スカリエッティは処刑した・・・これを持ってプロジェクトFを完全終了と、母さんへの手向けとする・・・」
697名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 12:13:13 ID:HUyBQtfJ
>>683
>ヤマト世代なもんで、やっぱこういう展開に燃えるw
最後は、はやてが1人アースラーでアクエリアスに向かうところを、
6課クルーが並んで敬礼とか。・・・こうですか><
698名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 12:27:24 ID:y+G9C+3t
>697
いや、それはやてちゃうから!
レジたんとカリムさんだから!
699名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 13:24:23 ID:ALpONN4S
レジアスが年食った数名の腹心の部下とともに旧式になったアースラで特攻するシーンを鮮明に浮かべた俺はVガン世代

「チャンスは一度だ!しくじるなよ!」
「了解!おのぞみどおりゼロ距離まで飛び込んでみせますよ!」
「そうだ、エネルギーは全て(アルカンシェルの)砲門にまわす!
…海の連中の真似事などしたくはなかったが…私は管理局の将校だ!」

BGM:いくつもの愛を重ねて


…バトルアニメならこんな渋い
おっさんの見せ場が一度くらいあってもいいと思うんだが
700名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 13:55:15 ID:duNHHbu4
アニメ最萌トーナメント2007 投票スレRound60
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/vote/1186029626/l50

<<リンディ・ハラオウン@魔法少女リリカルなのはStrikerS>>

01:00:00〜23:00:59
コード(PCは発行まで最大二時間かかります。携帯電話は即時発行されます。)
701名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 14:44:23 ID:bKdKs9cg
んー、SS完成したが今475kbで小説が22kbなんですけど大丈夫かな・・?
702名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 14:48:37 ID:jmqFQFji
書き込み不可は500kbだから、すぐスレ立てすればok。
703名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 14:52:32 ID:sU4GeEB1
んー、エロパロってスレたてに●使う必要あるんだっけ?
無いなら俺立ててくるけど、どうだろ?
704名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 15:07:08 ID:3nQUnSIs
足りないよ!雑誌もなのフェ!本編もなのフェイ!どうなってんだい!!
ティアスバはどうなってだい!!この憤りをあたいはどうすればいいだい…
705名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 15:10:55 ID:wfHLKAwc
戦闘で破損した際の修理ついでにフタナリ改造されたスバルがティアナをやるんですか?
706名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 15:11:50 ID:bKdKs9cg
書き込み禁止500kbだったか。512kbだった気がしたが違ったのな。
仕方ない、次スレ立つまで投下は止めとこ。別に今すぐ投稿しなくてもいいんだし。
707名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 15:44:36 ID:R4jWGHiF
エリティア、エリティアはまだですか?
禁断症状がああああああああああああ
708名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 16:19:33 ID:m/9mblr0
ユーなのプリーズ!!!って叫んでいたら、
自分に電波が降りてきた。
・・・・・・2年前に初SSを書けず挫折した俺にどうしろと。
709名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 16:30:46 ID:sNKmg6q7
四年前に初SSが書けずに挫折したが、
今はぼちぼちGJもらえるSSが書けるようになった俺が答えてあげよう。

叩けば通ずる。やれば書ける。
710名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 16:38:43 ID:n7phkBfS
>>708
大丈夫。やる気があれば何とかなる。
nanohawikiと呼称表で設定の確認は忘れずに。

>>706
500KB (512000Byte) のハズ。


480KB越えたら誰か次立ててね。
711名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 17:12:57 ID:MMYdM8U/
>>708 じゃぁ物書き熱が最近急上昇してきてる俺も。
 気合で書けば何とかなる。ただ、設定確認は忘れずにな。
71238 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/08/02(木) 17:51:22 ID:jaQt2UNJ
>>664
GJ! ユノなのの幸せを祈ります。
……と、思ってたらそれのエンド後で逆行物とか言う電波が飛んで来た俺は相当終わってる。
ターンA氏のIFエンドすら終わってないってのに……orz
しかも書くとしても明らかに大長編になるし(無印第1話から始まってスターズ全員+ライトニング全員+はやて+シャマル+ザフィーラ逆行なんだぜ?)、
ロリ無理な俺だからエロに走るとしてもどう考えてもA'sとSTSの間になる。
それで良かったら書かせてください。その場合は多分>>664がプロローグY&Nとなります。

>>708
設定だけ固めて、一気に書けばなんとかなります。
ルーズリーフか何かに下書き書けば挫折は少ないかと。

……某クロススレが荒らしに占拠されたので連載は自サイトでやる事にして撤退する事にした。
いや、こっちにはいますよ?
713名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 19:20:33 ID:IaYqunOH
んだばオラが次スレ立ててくる
714名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 19:27:33 ID:Tmw9b+S2
次スレ誤爆?
715名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 19:31:14 ID:31cSpFg7
微妙に判断に困る間だな・・・・・・w
716名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 19:45:13 ID:31cSpFg7
717名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 19:49:38 ID:YDSZM3B3
んじゃ埋め代わりにひとつ。メモ帳で1kbだし楽勝で入るだろうから。
AC06のトレーラー見てないと絶対分からないネタw
718名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 20:00:36 ID:YDSZM3B3
私は歩く
何も考えることができないまま
私は抜け殻になっている

<『地上本部』が落とされた!>
<ロングアーチより撤退命令や …機動六課隊舎を放棄する>
<待ってください!>
<聞いて!>
<一時撤退の後 次元航行艦アースラにて合流し――

<ナンバーズ総員出撃 ドクターに栄光有らんことを!>

――反攻に転じるんや!>

逃げなさい 一刻も早く この世界から
『舟』が落ちてくるのです

<ロングアーチから全部隊員へ 臨時に緊急編制を実施する>

<六課のハチマキ、つけを返しに来たぞ!>

<何だこれは? …アインヘルヤル!?>

<行くわよ、スバル!>


魔法少女リリカルなのはStrikerS 解放への戦火


<徹底的に叩き潰せ!>

<六課のみんな 聞こえてる?

私には予言や聖王の事はよく解らない

<なのはさん?>

でも、取り戻さなきゃならない人達がいるの!>

<敵防衛網、突破しました!>

<これよりヴィヴィオとギンガを奪還します!>


…やっぱ音と映像ないと想像しずらいな…orz
719名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 21:52:38 ID:qcQsLa2m
本編での予想ってことで、ゲンヤのとっつぁんの見せ場シーン書いたんだけど、
なんか少しだけ長くなって、一つじゃ無理そうなんで、二分割に分けて投下する
ことにした。
てことで、今は投下してOKですか?
720名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 22:04:20 ID:i1vUoZav
>>712
エヴァFFに慣れた身としては逆行物という言葉だけでワクワクしてしまうw
721名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 22:27:56 ID:QQTYtJ9x
ナデシコSSやエヴァSSを知っている身としては逆行物という言葉だけで身構えてしまう…
722名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 22:48:41 ID:qcQsLa2m
719です
なんかもう700超えてるので、次のスレに投下することにします
723名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 22:53:40 ID:IYlYIpFK
>>720-721
エヴァンゲリオンHは何時になったらオチがつくのだろう・・・
724名無しさん@ピンキー:2007/08/02(木) 23:51:56 ID:76iSpH6/
>>718
GJ!!
エースコンバットZEROでなのはやってる職人さんが居たからこれは激しく良い
725一階の名無し:2007/08/03(金) 05:28:40 ID:fRNE/KnG
誰もいませんね?いませんか。

埋め投下って事で二本のうち一本だけ。
続きものですので以前のが駄目だった方はスルーを。
ジャンルはエリフェイなんだかフェイエリなんだか。
少々キャラ狂ってますがそこはご愛嬌と言う事で。

ではでは。
726ある少年とある少女の話 case FTH After:2007/08/03(金) 05:31:01 ID:fRNE/KnG
機動六課医務室。
そこではベッドにくくりつけられたエリオとその横にぴたりと配置するフェイトの姿があった。
フェイトの目は『何か構う事は無いか』とエリオの顔にギラギラした視線をそそいでおり、
エリオは内心少しひいたが、これがフェイトの愛の形だと思い込む事にした。
とはいえ、食事も終了しあとは寝るだけだ。
怪我も酷いが疲労もかなりのものがあるエリオは
このまま寝かせてやる方がいいと理性が訴えてくるが
(もっと…エリオを感じたいなぁ…)
ここまで来るまでに少々のゴタゴタがあった。
その間エリオに邪険にされ続けたフェイトはエリオの愛に飢えている。
こんな触れ合いだけでは彼女は全然満足していない。
本人としてはちらりと、エリオからしてみるとギラリと視線を注いでみる。
そこには先程と変わらない包帯まみれのエリオだ。ちょっと額に汗をかいている。
(…汗?…)
彼女の脳裏にひらめくもの。

「エリオ…汗かいてない?体拭いてあげようか?」
その言葉にエリオの体が跳ね上がる。
実際のところ汗はかいている…が、それはフェイトの視線が原因の冷や汗だ。
出来ればそっとしてほしいのだが
「いえ、そんな」
「さ、まずは脱がせてあげるね?」
返答を聞かずにフェイトは服に手をかけてきた。
エリオは抵抗しようとするが、昼の負傷が原因で体を動かすとあちこちに痛みが走る。
上着が脱がされた。
晒されるのはあちこち包帯や絆創膏がはられた痛々しい姿。
だが、フェイトの目に入るのはそんなものではない。
(やっぱりかっこいい…!)
以前一緒にお風呂に入ったときにも見たが、今見るのでは意味が全然違う。
そこにあるのは少年らしからぬしなやかに鍛えられた体。
うっすらと脂肪に包まれて筋肉ばった感じはしないが、エリオがみじろぎしたときに
しっかりした動きが見えた。と、そこでようやく乳首の横にある絆創膏に気付く。
「ゴメンね?痛かったよね?」
彼女のいきなりの謝罪にエリオがうろたえる。
「いっいえ!こんなのすぐに治りますよっ!唾でもつけておけば大丈夫ですって!」
「そう?…じゃ、つけてあげるね?」
そういって絆創膏をゆっくりはがし、傷口をそっと舐めた。
口に広がるのは消毒液の味だ。
エリオの味など全くしないのでついでに横の乳首も舐めた。
727ある少年とある少女の話 case FTH After:2007/08/03(金) 05:34:29 ID:fRNE/KnG
「ひぁっ!?あ、あのフェイトさんっ!体を拭くんじゃ?」
「傷口全部舐め終わったら…ね?」
右肩に貼られた湿布を剥がすとそこに広がるのは打撲による内出血だ。
「いや、打撲には関係ないんじゃっ!?」
「大丈夫大丈夫」
何が大丈夫なのかもはやわからないがフェイトは肩口から首筋へと舌を這わせる。
こわばるエリオの体を見て頬に浮かぶのは笑み。
首筋を舐め上げると丁度目の前にエリオの唇があった。舌が疼く。
「ねぇ…エリオ?口の中も切ったよね?」
フェイトの考えてる事をエリオは察した。察した上で、逆らわなかった。
「………はい」
「そう…なら…そこも舐めなきゃ…ね?」
どちらからともなく目を閉じる。
触れ合う唇。小鳥のようにお互いを啄ばみ、慈しみあう。
繰り返されるむず痒さに、フェイトの方が我慢できずついつい舌を伸ばした。
その舌がエリオの舌にからめ取られる。
「――――ンっ!?」
そのままエリオの口内へと引き込まれた。まずは歯での甘噛み。
ついで舌の裏側をエリオの舌で嬲られる。その後に吸われた。
唇がエリオのそれに押し付けられる。今度はフェイトの口内へと侵略するエリオの舌。
まるで奇妙な生物のように複雑で激しい動きを繰り返すそれにフェイトは抗う術を持たない。
体が――――跳ねた。

唇が離れる。俯いたフェイトの顔は見えないが頬は紅潮している事にエリオは安心した。
が、次の瞬間それがぬか喜びだった事を悟る。
伸ばされたフェイトの腕がエリオの左肩をがっしり掴んだ。
エリオの肩がぎりぎりと握りつぶされる。
「―――いっ…あ、あの!フェイトさんっ!?」
「エリオ…?」
その声にエリオの心臓が鷲掴みにされる。初めて聞くフェイトの声だ。
「怒らないから正直に言って…?」
(こ…怖っ!?)
井戸から出てきた女性がそのまま井戸に戻るくらいの迫力。
「これ…誰に習ったの?」
そうだ。明らかに先程のエリオのキスはおかしい。
自身のク(ピー)との経験と比べても、明らかにエリオのそれは上手かった。
才能の一言で済ませるにはいかない。
「たたたたっ!?骨がっ!?砕け―――言いますっ!言いますから肩をっ!?」
その言葉にエリオの肩へかかっていた圧力が緩む。
フェイトの目を見ると仕事の時ですら見たこと無い程の厳しく真剣な視線。
「あの…ですね?僕のオリジナルが…その…お付きの女中さんに教えられて…」
728ある少年とある少女の話 case FTH After:2007/08/03(金) 05:36:44 ID:fRNE/KnG
(何て…何て事をっ!?エリオが可愛いのはわかるけどっ!
 でもこんな事教え込むなんてっ!年端もいかない男の子にっ!?
 そうだ!きっと動けないところを襲って無理矢理だったんだよ!
 酷いっ!スカリエッティも目じゃないくらいの最低最悪の犯罪者…広域指名手配申請を…)
フェイトー、鏡鏡。

何やら危ない表情でブツブツ呟き出したフェイトの様子にエリオは今まで以上の危機感を覚えた。
「あ、あのふぇ…フェイトさん…?その…僕自身はその女中さんとは会ってないですからっ!」
顔が跳ね上がり、笑顔になる。
「そっか…そうだよね?これがエリオのファーストキスだったんだね?」
(……実は母さんとキスした事があるけどコレはカウントしない方がいいんだろうなぁ…)
何となく彼女の性格が掴めてきたので言うべき事と言うべきでない事の選別も楽になってきた。
「そうです」
完璧な笑顔を浮かべたエリオにフェイトの表情は安堵へとシフト。
それを見届けてエリオは心の内側だけで安心の溜息と喜びのガッツポーズを同時に行う。
どうやら先程の危機は去ったようだ。
「ねぇ…他にはどんな事を教えられたの?」
「えっと…色んなところを舐めさせられたり…あと、器具を使わされたり…」
「じゃあ、コレはしたことないんだね?」
そう言ってフェイトはベッドの上に上がってきた。
エリオの上にまたがる。あまりの行動に少年の思考は事態に追いつけない。
「……………………あ、あの…」
「大丈夫、私にまかせて?」
そう微笑むフェイトの表情は扇情的で、そして背筋を振るわせる何かも漂わせていた。
ズボンがひき下ろされる。
そこにあるのは少し皮を被ったエリオの男性自身だ。
運動の後であるから少々匂いがキツいが、今のフェイトにはそれですら歓迎出来た。
何故ならそれがエリオのものだからだ。彼女が望むのはエリオであり、そうであるなら喜びに変わる。
そっと触った。
729ある少年とある少女の話 case FTH After:2007/08/03(金) 05:39:33 ID:fRNE/KnG
「―――ぁっ」
エリオの口から漏れた声に口の端が吊りあがる。皮を剥いた。
鼻を突き刺す匂いがフェイトの脳髄を蕩けさせる。
「駄目だよ?綺麗にしなきゃ…ね?」
舌がふちをなぞる。そこについていた汚れを綺麗に舐めとった。
お互いに呼吸が荒くなる。
エリオはフェイトから与えられる刺激から。フェイトはエリオの表情と声から。
咥えた。
「うぁっ!?」
硬さを得るまでそのまま口の中で弄ぶ。
すぼめた口で吸ったり、舌を巻きつけたり…とにかくいろいろな行為でエリオの形を確かめた。
膨張するそれがだんだん喉を圧迫してくる。耳に響くのはエリオの息の音。
体を支配するのは熱の疼きと味。
一度、口から出した。エリオにそれを見せ付ける。
「ホラ…ね?」
舌で裏側を舐め上げてからまた咥えた。舌の上に広がるのはカウパーの苦味。
一度眉をひそめるが、やがてそれも受け入れた。エリオがくれるものなのだから。
つい先程までふにゃふにゃだったものが骨でもはいっているのかと思うほど硬くなる。
「ぁ…はっ…」
見上げるとそこにはエリオの辛そうな顔。駄目だ。
そんな表情見せられたらフェイトの我慢の方が限界である。
「エリオ…?いい?」
「―――いいって…何を…?」
「もう…わかってるくせに…」
腰を浮かしてエリオの上にまたがる。
下着をずらしそっと自分の場所に指をあてると既に充分に湿っていた。
「…私に…まかせてくれればいいから…ね」
730ある少年とある少女の話 case FTH After:2007/08/03(金) 05:42:28 ID:fRNE/KnG
指でつまんだエリオのそれの上にそっと腰をおろす。触れた。
「ん」
期待に喉が鳴る。
つぷりと押し広げながら入ってくるそれが愛おしくて溜まらない。
「…はぁっ!」
腰を下ろした。エリオのそれの形を充分に堪能する。
「ふふっ、硬くて、熱くて、大きぃぃ…」
「―――うぁっ!」
だが、いつまでもそうしていられない。エリオのは先程からそりあがって奥を小突いてくる。
「動くよ?」
ゆっくりと腰を一度上げ、落とす。…………もう一度。……もう一度。……もう一度。
「待っ―――――ぁっ!…くっ!…っ!あくっ!」
もう一度。もう一度。
「…くっ!っ!ぁっ!ぃっ!」
連続。
必死にエリオは歯を食いしばる。彼なりの矜持でせめて、声だけは出すまいと。
それが可愛くて、フェイトはエリオの唇に自身のそれを押し付けた。
噛み締めた歯を誘うように舌でつつく。

そこで、思わぬ反撃にあった。

エリオの歯が開き、その奥から舌が伸びてきてフェイトの舌を捕らえた。
全身がほとんど動かないエリオの唯一の反撃手段に彼は全力を注ぐ。
今度はフェイトが耐える番だ。必死にエリオに嬲られる舌から意識をそらそうとするが、
そうすると必要以上に股間に意識がいってしまい自分を追い詰める結果となる。
と、そこにいきなり熱が来た。熱い何かが叩きつけられる。

「―――――ンんんンんぁあっ!!!」

背筋が引きつる。腰が跳ねる。光景が一瞬消える。
数秒の硬直。
そのまま、エリオの上に倒れふした。
731ある少年とある少女の話 case FTH After:2007/08/03(金) 05:46:39 ID:fRNE/KnG
その場所が満たされた事による安心感と心地よい疲労感は
フェイトをたやすく夢の世界へと導いて――――

一方エリオは
(――――息がっ!?息がっ!?)
胸で窒息死という暗殺方法の人類史上最初の被害者になろうとしていた。
732一階の名無し:2007/08/03(金) 05:48:38 ID:fRNE/KnG
ここまでお付き合い頂きありがとうございました!


なかなか責められる描写が上手くいかないのと
ヤン描写が辛いからネタを挟んでしまうせいで
どうしても微妙な出来に…やっぱ投下やめとけば良かったかなコレ…。
この時空のエリオきゅんの苦労度は異常。

あと、エリオきゅんが異常に上手い理由が
ようやく明かせてよかった。つかこのネタ使えてよかった。
つかエリオきゅんの家が金持ちってだけで
一足飛びにこの発想にいきつく自分の脳が理解出来ない。

もう一本も近いうちに投下しますので
その時もお付き合い頂ければ幸いです。
733名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 06:21:45 ID:LLno8Q0b
>>732
GJ!
リアルタイムで見させていただきました。
フェイトさんエロいよ!
そしてもっと投下してください!!
734名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 07:10:29 ID:JWBMjqEH
GJ!
エロ怖いぜフェイトさん!

>女中
青い果実ってレベルじゃねーぞ!
まだつぼみも付いてないじゃないか。
まったくもってけしからん。
735名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 07:53:22 ID:pOqHsPAU
GJ!

コミケ新刊を漁ってたがどこへ行ってもエリオきゅんが受け吹いたw



実はその女中さんは俺なんだ済まない
736名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 08:28:44 ID:QYIyQePQ
>735
今から史上最高のジョークと落語の『牛の首』をセットにして送り付けてやる。
覚悟し賜え。
737名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 08:40:11 ID:ah0oYrwS
>>732
GJ!
窒息しそうなところに、キャロ登場で修羅場になるまで読みました。
もっと、もっとエリフェを!

女中さんにいたづらされるエリオきゅんという妄想は最高じゃないかと。
いいぞ、もっとやれっ
738名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 10:35:27 ID:9nSelG+E
>>732
フェイトさん、避妊する気ゼロだな…
このままだとことあるごとに交わってそうだ……
更にフェイトさんの希望でエリオと相部屋になったりするんだな
739名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 13:22:35 ID:S5BuIl8v
エリオの上にフェイトとキャロが跨がっている光景が見えた
740名無しさん@ピンキー:2007/08/03(金) 17:55:49 ID:k7Q+GPqw
ク(ピー)はキス下手なのかw
741名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 14:38:13 ID:t/D0XklY
ho
742名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 15:31:16 ID:Vu6tBI3t
mo
743名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 17:20:26 ID:O6H2FkXy
アッー!
744名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 17:55:36 ID:rBHsJJHI
そしていい加減こっち埋めれw
745名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 18:24:30 ID:PfMhWpN1
746名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 18:25:44 ID:l6zakXx+
      A        _  
.    〔□X□〕  , ・´ ̄   ̄ ` ・、
      .'U'  ./  へ::::::::::::::へ   \
      |.| ,<, / ヘ ̄ ̄ ヘ ヽ   、>、  _ 
      ()()> y ./      丶 `.、>  <()(ノ
     (゜_゜ )/i i        、  i ヽ'( ゜_゜)
      |.| ヽ〃 |リル. i Nviノ| l │ i|_ノ
      |.|  レ!小l●ヽハノ ● 从 |、i|       埋めようか
      |.|  ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ノ|ノ.ノ
        /⌒ヽ (ヘ   ゝ._)  .ノノ /⌒i 
      \」~ ・へ>,、 __, イへ/w、/ 〉 
      |.| \    《 † 》     ∧_ 〉
.      〔〕  L_ i  /~∞~ヽ    _」 爪
747名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 19:09:36 ID:mAulkS6X
>>732
Fさん、暴走しすぎww
続き、続きっ!
748名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 19:11:36 ID:/qzXjP0G
自演乙って言ってた奴の気分が少し分かった気がする。
749名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 19:44:14 ID:uX047SDf
>>748
禿同

>>732
お前ウザい。ツマンねえからもう書き込むな。
750名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 22:14:57 ID:uX047SDf
埋め。
あと>>732自演ウザいから消えろ。
751名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 22:17:37 ID:uX047SDf
埋め。
あと>>732自演ウザいから消えろ。
752名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 22:19:54 ID:uX047SDf
埋め。
あと>>732自演ウザいから消えろ。
753名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 22:22:53 ID:uX047SDf
埋め。
あと>>732自演ウザいから消えろ。
754名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 22:26:30 ID:woLWlora
妄想の1つもかけない奴らが何を偉そうにwww
755名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 22:26:37 ID:uX047SDf
埋め。
あと>>732自演ウザいから消えろ。
756名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 22:27:39 ID:l6zakXx+
         〃     /::/: : /.: : : : :.:/:_:/_:∠斗匕l|'  _ヽ !ヽ: :.',: :ヽ :\ : : \
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.          Y|.     |:! : / :| : : : : : : l:|         /ー ‐一}     }: : : : |.: |  ∨
            Y    リ: ,':.:/| : : : : : : |;ゝ     /     ∨    /: : : : :|:八
            ヽ    /: :|:/:│.:.: : : : :.|.     {      /    イ: : : : : :|\:\
           \ /,: : |': :│.:.: :ハ: :| ヘ      `ー── '  /:.│: : : :l: |: : l\}
           ー=`くj: : : : : :| : :/l: 八:ヽ._丶、       /: |: : :|: :.:/|:ハ: }
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757名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 22:28:39 ID:l6zakXx+
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758名無しさん@ピンキー
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                 __|ハ :.|:l::.::.代.:.:\イ斥f^ヾ::.::lV::.::.::.:.
                /.:.:/ ̄.:.:Yヘ::.::トfk ̄ ゞ‐'' |.::.:jノ:l::.::.:::.:.
              /.:.:.r‐' .:.:.:.:.ヘ:.:.:l`小`'' , _   |.::.,'.::.:l:.::.::.::.:.
                /_.:.:.:|:.:.:.:.:.}ト、.:.:.ヽリ从::ゝ  ゝ'  /j.:∧.::.:l::.::.::.::.:.
             {/ .:.: | .:.:l.:斗-\:.:.}圷Yヽ.::>ァr'V://⌒ヽ:.::.::.::.:.
                /:/j.:ハ :.:l.:レ仟ハ ヽjゞ' V::|',.::.:|  j:.|/    ',.::.::.::.:.
            /ヘ:リ.:.:.ヽ.:.小 ゞ''  _' 从l∧.:|/∨     l:.::.::.::.:.
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              {'/  , -、   `<:::{  r< ̄\.   /.::l:.::.:l .::.::.::.:.::.
              (/ ̄   >     ̄ \    ∧ ∧:.::l:.::.:l::.::.::.::.:.::',
                _r1         >      \   ∨::.::! ::l::.::.l:.::.::.::.::.:.:ヽ
            _f| L!      二二二> 、    |    〉::.::l:.::l::.::.l:.::.::.::.::.:.::.::\
        _, -‐し'‐'     _______>ーヘ__/.::|::.:|.::.|::.::.|.::.::.::.::.:.::.::.::.:.ヽ
     _,イ |              ノ::::::::::::::::::::::::::::::::{.::.::.:.::.:|::.:|.::.|::.::.|.::.::.::.::.l::.::.::.::.::.::',
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