【FFXI】ミスラとまんこしたい11夜目【エロ総合】
1 :
名無しさん@ピンキー:
落ちっぱなしなので立ててみた
新スレ記念保守
4 :
名もなきタル好き:2007/06/03(日) 00:00:19 ID:6yLC2dB7
スレを重複させちゃってごめんなさいorz
シャントットに暴れるモルつる入れられて逝ってきます
前スレのDATどなたか下さいな。
6 :
名もなきタル好き:2007/06/03(日) 03:09:06 ID:3mdanaiG
こんばんわ。名もなきタル好きです。新スレ1発目は、前スレからの続き。
博士の異常な愛情?・4
「・ヒウォン・ビウォンの甘美な受難(シャントット×ヒウォン・ビウォン)」
ちょいと長いですが、いかせていただきます!
7 :
名もなきタル好き:2007/06/03(日) 03:10:06 ID:3mdanaiG
・ヒウォン・ビウォンの甘美な受難(シャントット×ヒウォン・ビウォン)
ウインダス石の区・シャントットの庵。「週刊魔法パラダイス」の記者ヒウォン・ビウォンは、今度こそシャントット博士に正式に取材の申し込みが
できるという確固たる自信をもって、シャントットの庵のドアをノックした。
「…どちらさまで…?またお前か。お前ごときに話すネタなどないと言ってるだろう!さっさと失せろ!」
ガチャリと音をたててドアが開き、アジド・マルジドが顔を出したが、ヒウォンの顔を見た瞬間に拒否のセリフをまくしたて、そのまま素早くドアを
閉めてしまおうとした。しかし、今日のヒウォンは一味ちがった。
「アジド・マルジドさん、今日は取引をしに来たんです!どうかこれをごらんになってください!」
一息でそう言うと、ヒウォンは素早くカバンから水晶玉を取り出し、アジドの手に押し付けた。アジドとしては、取引などハナッからするつもりは
なかったのだが、押し付けられた水晶玉への好奇心の方が勝ったらしく、水晶玉の表面をつるりと手でなでた。水晶玉はたちまち、録画したての
淫らな映像を再生しはじめ、それを観ているアジドの顔がみるみるうちに青ざめていく…。
それは彼にとってまさに信じられない光景であった。愛する妹が、巨大な男根をかたどった張型を下半身につけたカーディアンと交わって、
甘い吐息と共に腰をくねらせ、淫らに喘いでいた。ところが、だんだんと絶頂に近づくにつれて、その愛らしい唇がつぶやいたのは、まぎれも
なく彼女の兄、アジドの名だったのだ。彼女は、そのまま何度もアジドの名をつぶやきながらカーディアンの張型に貫かれて淫らに腰を振り
続ける。そして最後、彼女はイク瞬間にこうつぶやいたのだ。
「…おにいちゃん…責任…とってよぉ…!」…。
「貴様……こ、こんなの…こんなの…嘘に決まってる…アプルル…。あぁ…アプルル…。」
真っ青になってガクガク震えながらうわごとのようにつぶやくアジド。
「この映像がまぎれもない真実であるということぐらい、あなたほどの魔道士であればすぐ分かるはずですよ?」
ヒウォンが言うと、アジドは水晶玉を両手で抱えて持ち上げて額にあて、目を閉じて何事か念じ始める。彼はしばらくそのまま動かなかったが、
やがてゆっくりと顔を上げ、やや自嘲気味にため息をつきながら水晶玉をヒウォンの掌の上に戻した。
「…確かに、この映像には不正もヤラセも合成も使われていないようだな。」
アジドの顔はまだ青ざめてはいたが、先程よりは幾分かマシになっているようだった。
「この映像を撮る前に、それとなく手の院や口の院のスタッフ達に話を聞いてみたんですが、元口の院院長のシャントット博士も含めて、彼らは
みんな、アプルルさんが結婚できない…いや、正確には結婚しない本当の理由を知っているようですよ。当人ばかりが自分の中にある本当の
理由に気づこうともしないんだと…そんなことを話してくれました。」
ちなみに、数日前にシャントットが手の院を訪れ、院長であるアプルルと何か密談していた…。その翌日からアプルルは、夕方になると1人で
院長室に引きこもり、何やら秘密の実験にいそしむようになった。という情報も得たことをヒウォンが得意そうに付け加えると、アジドはやむなく、
ヒウォンが最初に提示した取引に応じる気になったようだ。悲痛をこらえて何とか声をしぼりだす。
「…。…で、何が望みだ?」
「もちろん、シャントット博士への取材許可です。」
「しばらく待っていろ。博士に事情を話して許可を得てくる。」
ついにやったぞ!ヒウォンは心の中で密かに勝どきをあげた。
8 :
名もなきタル好き:2007/06/03(日) 03:11:40 ID:3mdanaiG
「よろしくお願いいたします。」
勝ち誇ったようなヒウォンの声を背中に聞きながら、アジドは憔悴しきった表情のままドアを閉めた。その音に、シャントットが暖炉に薪を
継ぎ足す手を止めてたずねてくる。
「アジド、どうしましたの?薪がまだ外に幾束か放ったままですのよ。」
「…あ、わ、分かっています。……その…。」
ここでヘタに言い訳してもすぐにバレるし、そもそも言い訳の仕様がない…。アジドは、ありのままを正直に伝える覚悟を決めた。
「…例の新聞記者が来ました。しかもとんでもない土産を持って。」
シャントットは耳をぴくりと動かして反応した。どうやら「土産」に興味を示したらしく、じっとアジドを見つめて話の続きを促してくる。
「……博士。博士は、妹が…アプルルがなかなか結婚できない…いや、しない本当の理由をご存知だったのですか?」
アジドは水晶玉で見た、愛する妹の痴態を、言葉で説明することがどうしてもできなかった。あまりにも生々しくて、艶かしすぎて…。しかし、
その説明がなくても、彼のこの質問でシャントットは、ヒウォンが何を持ってきたのかおぼろげにでも察しがついたらしい。
「もちろんですわ。何もご存じないのはあなた達本人だけですことよ。…妹さんの本当の気持ちも、あなたご自身の気持ちもね。」
「…。」
確かに俺は何も知らないらしいな…アジドは認めざるを得なかったので、仕方なくうなずいた。しかし、それを認めたからといって、これから
俺はどう行動すればいいのか?混乱した頭ではいくら考えても妙案など浮かぶはずがない。呆然と突っ立ったまま考えあぐねているアジドに、
シャントットはゆっくりと近づいてその手をとり、彼自身の胸に当てさせた。
「さ、アジド。ご自分の胸に聞いてみなさい。ヒウォンが何かの手を使って、アプルルの秘密をつかんだのでしょう?その秘密を見せつけ
られたとき、どういう気持ちになりましたの?」
その質問が耳に入った瞬間、アジドの胸にちくりと痛みが走る。その痛みの本当の原因にたどり着きたい。彼は必死にその時の自分の
気持ちを探った。
「…まさかアプルルが、俺を心配するあまり、俺がいるせいで、俺を思う余りに、結婚できないでいるなんて…。」
シャントットはゆっくりとうなずき、自分の胸に手を当てているアジドの手に、今度は自分の手を重ねてきた。
「…そう。そしてあなた自身はどうなんですの?」
「…ぁ……ぅぅ…。」
どくん…どくん…。自分を何よりも心配してくれているアプルル、そしてさっき、水晶玉の中で快感のあまり淫らに腰をくねらせてヨガっていた
アプルルのことを思うだけで、頭は真っ白になり、自分の心拍音がやけにうるさく聞こえる。でも、この胸の高鳴りが、シャントット博士の質問へ
の何よりの答えだ。その上で彼はこの現状に対する考えを慌しくまとめ、ゆっくりと顔を上げた。
「シャントット博士。あの記者…ヒウォンは、水晶玉を手の院の院長室にしかけてアプルルの秘密をつかんだようです。それで俺をおどして
博士への取材許可を得ようとしているのです。」
「…そう…。」
きっちりと真実を伝えると、シャントットはニヤリと笑って薬棚の上にいくつか置いてあった怪しいピンクの液体が詰まったビンの内の1本を
手に取り、アジドに何事か耳打ちしながらそのビンを手渡した。彼がうなずいてそのビンをローブのポケットにしまうと、シャントットもまた大きく
うなずいた。
「…では、こちらはわたくしに全て任せて、あなたは大切な人に自分の思いをしっかり伝えておいでなさい。」
「はい!」
9 :
名もなきタル好き:2007/06/03(日) 03:14:24 ID:3mdanaiG
アジド・マルジドは自分のローブのポケットを少し探り、満足そうにうなずくと、庵のドアを開けた。ヒウォン・ビウォンはずっとそこで直立不動で
待ち続けていた。
「…喜べ。許可が取れたぞ。」
いかにもしぶしぶ取り次いでやったといわんばかりの仏頂面をつくって言うと、ヒウォンは喜色満面の表情でぴょこりと頭を下げた。
「…ありがとうございます!」
喜びいさんで庵に踏み込もうとするヒウォンをアジドはちょっと止めた。ローブのポケットから怪しいピンクの液体が詰まったビンを
取り出し、彼の手に押し付けたのだ。
「今この場で飲んでおけ。取材はすごく長い時間かかるかもしれん。これはその体力を維持するための薬だ。」
「え?この場で、ですか?」
ヒウォンは怪訝な表情になった。しかしアジドはそんな彼の肩をぐっと両手で押さえて言い聞かせた。
「博士は、せっかく取材に応じるのだからと、とことんまでお話しになる心積もりなのだそうだ。お前も記者なら、とことんまで話を
聞きたいだろう?」
「そ、そうですね…。」
確かに、とヒウォンは納得し、ビンの栓を引き抜いて中身を一気に飲み干した。熱い塊がのどを通り、全身が一気に燃え上がったような
感触がした。しかしそれは一瞬で消えてしまったようだ。…こ、これでいいのかな…?ヒウォンはアジドに軽く頭を下げ、庵のドアを軽くノック
して入っていった。アジドはその後姿を見送ってから、掌の中の懐中時計に目を落として少しの間考えこんでいたが、すぐに向き直り、一路
森の区の郊外にある兄妹2人で暮らしている家を目指して走り出した。
ヒウォン・ビウォンは、庵のドアを入ってすぐのところで、今回の取材相手・シャントット博士と向き合っていた。いよいよ憧れの人と2人きりで、
とことんまで取材ができる…!そう思うだけでヒウォンの胸は高鳴り、身体は火照る一方であった。
「さて、ここで立ったまま取材というのも何ですから、あちらの寝室へ行きませんこと?」
ヒウォンの取材意思を聞いたシャントットが優雅な手つきで奥の寝室を指差すと、ヒウォンは素直に従った。シャントットは彼と入れ替わる
ようにドアのところへ行き、しっかりとカギをかけた。寝室の窓も全て閉まっている。ここはもう密室だ。
「…ヒウォン・ビウォン。もう用意はよろしくて?」
急激にシャントットの声が色を帯びたことに気づき、ヒウォンはびくりとした。彼を勝気な瞳で見つめながら、シャントットは素早く印を結ぶ。
魔法の知識がないために彼女が何の印を結んだのかは分からなかったが、確実に命の危険を感じたヒウォンはサッと両腕で顔から上半身を
覆い、防御の姿勢をとった。
「<エアロ>!!」びゅうぅうぅうぅ…!シャキシャキシャキ…!
「…うわぁ!!」
風が渦を巻き、見えない刃となってヒウォンを襲う。1分ほどが過ぎ、自分を包み込んでいた風が収まったことに気づいてヒウォンはようやく
防御の姿勢をといた。しかし、自分の姿を見た彼は、目を疑った。…風の刃は、ヒウォンの着衣だけを残らず切り裂いていたのだ。そして、
彼の股間にある男性の証は、(先ほどアジドに飲まされた薬の効果で)今までに見たことがないくらいに赤黒く変色して巨大化し、血管を浮き
立たせて脈打っていたのだった…。
「あらあら…すっかりよろしいようですわね。」
「…あ…あ?」
突如自分に起こった変化を理解する間もなく、ヒウォンはただただあわてるのみ。しかしシャントットはそんな彼にかまわず、いつも着て
いる連邦軍師制式コートの後ろに垂れている仕掛け紐を引っ張った。瞬く間に着衣がバラリと床に落ち、ヒウォンが毎晩夢にまで見た憧れの
女性の裸体が目の前に現れた。その魅惑的な姿を見て、ヒウォンの股間が無反応なわけはない。ますます赤黒い血管を浮き立たせて
びくんびくんと震えるように脈打つ。シャントットはそれを見て、大好物を見つけたミスラのようにペロリと舌なめずりしながら、ずんずんと
近づいてきた。やがてその顔が見えないくらいにアップになって、目の前が真っ暗になって…。
「…んっ…。」
シャントットが片手でヒウォンのほほをとらえ、ゆっくりと口づけてきた。いきなりの刺激に、ヒウォンの冷静な思考がとろける。すっかり油断
してゆるみきっていた口内に、遠慮のかけらもなく彼女の舌がさしこまれてきた。ちょ、す、すごい舌技だけど、まずは取材が先!これはまだ
ちょっと早すぎる!第一、こっちにも心の準備ってモノが…。ヒウォンは何とかしてシャントットの暖かい手と唇から逃れようと後ずさるものの、
彼の動きにあわせてシャントットも前に前にと身体を進めてくる。
「ぅっ……んぅ…!?」
くぐもったうなり声を上げながらゆるゆると後ずさり続けていたヒウォンだったが、彼は今更になってようやく、自分がシャントットに見事に
ハメられたことを悟った。2人が立っていたのは、庵の奥の部屋、シャントットの寝室だったのだから。ここでシャントットはようやくヒウォンから
唇を離し、勝ち誇ったように笑いかけて言った。
「わたくし、欲求が大変不満しておりますの…しばらくの間、お相手していただけませんこと?」
「…!?」
混乱して固まる彼の返事を待たずして、シャントットは彼の両肩を両手で柔らかくつかみ、ベッドに押し倒していた。そのままヒウォンに
抱きつき、一際敏感なタルタル族特有の長い耳にゆっくりと舌をはわせ始めた。ちゅぷっ……っちゅぅ…
「…っぁあっ…ぁ……はぁっ…。」
さっきのキスといい、シャントットの舌技は巧緻を極めていた。耳たぶにそってゆっくりと舌をはわせるかと思えば、耳の先をそっと口に
含まれてちゅっちゅっと吸われる。ヒウォンは恥ずかしいぐらいに感じて喘いでしまい、だんだんと思考力が失われていくのを止めることが
できなかった。
「ぁ…ぁあぁっ……っは…ぁはぁっ…!」
やがてシャントットの唇は耳からほほへと這い回っていき、ついに唇をとらえるに至る。先ほどいきなり舌を入れてきたのとは違い、優しく
何度もちゅっちゅっと唇をついばみ、徐々に舌で口の中をほぐしてくる。ヒウォンの口からだんだんと力が抜けてきたのを確認すると、唇を
丁寧についばんでは舌をからめあわせ、充分に蹂躙してから舌に吸い付いて愛撫する。
「…っん……んふ…っ……ぅん…。」
鼻にかかった甘い吐息が双方から漏れる。やがてシャントットの唇と舌は首筋を通って胸をなぞり始めた。手でゆっくりと胸板を撫で回し、
先端の敏感な突起を指先でこりこりとつまんだり転がしたりした後、唇と舌とでゆっくりと丁寧に愛撫する。
「ぁあっ!……っはぁ…ぁぁ…んはぁ…っ…。」
ヒウォンはびくびくと全身を震わせながら、まるで女の子になったかのように甘く激しく喘ぐ。猛りくるった下半身にはずーっとノータッチの
まま、耳や胸など感じやすい箇所ばかりを責められているせいで、もはや分身が暴発寸前といってもいいくらいにいきり立ち、先端から
透明な露が染み出し、こぼれ落ちていた。
「もうこちらは、余裕がないようですわね。」
猛りたったヒウォン自身に目をやったシャントットが妖艶な笑みを浮かべて言う。息つくヒマもないほど連続で快感を与えられ、文字通り
余裕のないヒウォンは、返事の代わりにハァハァと息を荒げてすがるような目でシャントットを見つめた。しかし彼女は、ニヤリと意地悪な
笑顔を作って言った。
「何をどうしてほしいのか、ちゃんとお言いなさい。」
「ぁっ……はぁっ…はぁっ…。」
ヒウォンが激しく喘ぐたびに、彼の分身がびくびくと震える。…恥ずかしい…とてつもなく恥ずかしい…。でも言わないと、きっとこのまま
生殺しにされてしまう…。
「……ぁあっ…ぼ、ぼくの…いきり立ってガマン汁まみれの、恥ずかしい…おちんちんを…しゃぶってください…。」
耳の先まで真っ赤になりながら恥ずかしいお願いを口にするヒウォン。シャントットはニヤリと笑みを浮かべながらぺろりと舌を出し、舌先
だけでつつーっと筋にそって肉棒をなめ上げた。それだけでヒウォンの息は上がり、肉棒はますます熱く脈うつ。
「軽くなめただけでイッたら、許しませんことよ?」
「…はっ……ぁはい…っ…。」
ヒウォンの必死の返事を待つこともなく、シャントットは肉棒に手を添えてしごきながら、先端部分をゆっくりと口にくわえた。鈴口を舌で
チロチロとくすぐるのと同時に、カリ首を唇でやんわりと包み込んでこすり上げる。
「…っ……ぁっ…あぁっ!」
「んぅ……んふ…。」
喘ぐ彼を上目使いに見つめながら、シャントットはじゅぷじゅぷと音を立てて気持ちよさそうに肉棒をしゃぶっている。…ぼくのモノを
しゃぶって、シャントット博士が気持ちよくなってくれてる…!!その事実は、彼を一気に快感の絶頂へと押し上げていった。
「…ぁ……は、博士…出る、出ちゃいます…うぁあっ!!」
「…んぶっ!?」
びゅくん!!と激しく腰を震わせ、ヒウォンはシャントットの口内で果てた。吹き出た白濁液は一瞬でシャントットの口内を満たし、あまつさえ
トロリと口の端からこぼれ出てしまう。口を離してもなお白濁液の放出は続き、シャントットの顔を、胸を、お腹を白く汚していった。
「んくっ…ちゅっ…んん…おいし…。」
ようやく放出を終えて息を整えているヒウォンが見ている中、シャントットは指の腹で全身にかかった白濁液をぬぐいとっては口に運んでいく。
顔をピンク色に火照らせたまま、自分を汚した白濁液を次々にぬぐってなめとっていく姿を見て、ヒウォンの分身は再び固く立ち上がった。
「しゃぶっただけで自分だけイクなんて、ずるいですことよ。」
白濁液を全てなめ取り終わったシャントットが、瞳を潤ませながら再びヒウォンの上に乗ってきた。今度は彼の顔面近くにまでにじり寄り、これ
からの快感への期待に濡れそぼった花びらを見せ付けてくる。漂ってくる甘いメスの香りがヒウォンの脳をとろけさせてゆく。彼は、そろそろと
手をのばして溝の周辺を指でそっとなぞってみた。くちゅっ!……ぬちゅぅ…くちっ…。それだけで喜びの蜜があふれ出てきて彼の指を濡らし、
シャントットの口からは耐え切れないような甘い鳴き声が漏れる。
「ん……ぁふんっ…っはぁん…。」
その声に興奮したヒウォンは、溝をなぞるスピードを増した。愛液をかきまぜるような動きだけでなく、少し中に指を入れ、愛液をほじくり出す
ような動きも交える。くちゃくちゃと淫らな水音が上がり、シャントットはヒウォンの上で淫らに腰を振って鳴いた。
「ぁんっ…やぁ……キモチ…イイですわ…ぁん!……はぁん…もっとぉ…!」
ヒウォンは初めて見るシャントットの痴態に息を荒げながら、なおもくちゃくちゃと秘所をかきまぜ、ほじくった。しばらくして少し余裕が出て
きた頃、溝の端っこの辺りに、ぷっくりと立ち上がり、いかにも触ってほしそうにひくひくと震えている肉芽を発見した。ヒウォンがソコをそっと
指でこねた瞬間、シャントットの全身に凄まじい快感の電撃が走った。
「ぁんイクッ……イッちゃ…ぁはぁあぁあぁあぁんっ…!!」
びくびくっと腰を震わせ、シャントットは高く鳴いて絶頂に達した。愛液があふれて飛び散り、強烈な甘い香りが2人の間をたゆたっている。
「ぁん…はぁ…。」
絶頂の余韻がまだ残っているであろう中、シャントットはゆっくりとヒウォンの上から身を起こした。彼の下半身に回り、先ほどまでの痴態を
目にしてますますギンギンにいきり立っているヒウォン自身を片手で支えながら、もう片方の手で自分の秘所を割り開く。
「ぅ…ぁあ…!」
ヒウォンは、巨大化した自らのモノがシャントットのソコを壊してしまうのではないかと、一瞬恐れた。しかし、先ほどの前戯によってとろとろに
とろけてほぐれているシャントットのソコは、大した躊躇もなくヒウォン自身を飲み込んでゆく。…ぬちっ…ぐちゅ……にゅる…!やわらかくて
ぬるぬるして、とろけそうなくらいに熱い肉壁の感触を肉棒全体で感じ、ヒウォンは今にも暴発してしまいそうだった。
「…はぁん……奥に…ズンズン…当たってる…ぁん!…んぁはっ…やぁあっん…!キモチ、イイ…!!」
肉壁がヒウォンのモノを全て飲み込んだのを確認すると、シャントットは自ら激しく腰を振り始めた。ぴたん、くちゅん、ぴたん、くちゅん…。
「く……ぁぅ…っ…あぁっ…!」
激しく肉棒をしぼられる鈍い痛みとぬるぬるの肉がまとわりついてくる快感で今にも暴発しそうになるのを、ヒウォンはぐっと歯を食いしばって
耐えた。自分の上に跨って腰を振りたて、自ら胸を激しく揉みしだいてヨガリ鳴くシャントットの姿はとてつもなく艶かしく、愛しかった。
2人の結合部からは、肌がぶつかりあうぴたんぴたんという音と、ヒウォンの肉棒がシャントットの泉をかきまぜるくちゅんくちゅんという音が
交互に聞こえていた。そしてその音の間隔はどんどん速くなっていく。ぴたんぴたんくちゅんぴたんぴたんぴたんくちゅん…!
「…ぁあんっ……イイ…ですわ……ぁっ…ダメ…わたくし…ぁん…もう…ぁはあぁんっ!!」
「ぅ…くっ…!は、博士……ぼくも、も…ぅ…!」
すっかり締め切った庵の密室に、しばらくの間、シャントットの甘く淫らな鳴き声と、ヒウォン・ビウォンの押し殺したようなうめき声、そして
くちゅんくちゅんといういやらしい水音が響き続けた…。そして…。
――ぴたんぴたんぴたんぴたんぴたぴたぴたぴたぴた…!!
「…はぁん!…ぁんダメェ…イク…イク…ぁん、イッちゃ…ぁあぁあぁあぁ―――ッ!!」
「ぐ…っ!…ぅぁ出る…―――ッ!!」
――どくんっ!びゅくっっ…びゅるるるるる…!
自分の上でシャントットが腰をがくがくと振りたて、身体を弓なりにそらせてイクのを見ながら、ヒウォンは白濁液が自分の生命力と共に
搾り取られていくのを感じていた。…そして、彼は絶頂の真っ白な光の中、気を失った…。
…☆…☆…
―ちゅぷっ……ぬちゅ…れろれろれろ…。
疲労のあまり、もうぴくりとも身体は動かせないはずなのに、下半身の一部だけが熱い気がする。そして誰かが、ソコに舌をはわせている
のが感じられる。いったいこれは何事だ?ヒウォン・ビウォンは重いまぶたを動かし、ゆっくりと目を開けた…。
「あら、ヒウォン・ビウォン。ようやく目が覚めましたの?」
「…っ!シャントット博士…!?」
シャントット博士がヒウォンの下半身にとりつき、未だに天井に向けて屹立しているペニスをくわえ込み、激しくしゃぶっていたのだ!もはや
突っ込む体力もないヒウォンだったが、力を振り絞って質問を発する。
「…は、博士…。ぼくの、いったいどうなっちゃったんでしょうか…?もう、身体はぴくりとも…動かせないのに…。」
その質問を待っていたとばかりに、シャントットは勝ち誇って高笑いした。
「オーッホッホッホッ!!見事に引っかかってくれましたわねヒウォン。あなたがアジドに飲まされたあのピンクの薬、あれにはね、あなたの
生命力そのものをペニスに集中させる効果があるの。例え体力が尽きても、どんなにイッても、ソコだけはあと半年くらいは屹立し続けるのよ。
今のあなたはもはやペニスだけで生きるタルタル、略してペニタルなのよオーッホッホッホッ!!」
「そ、そんな…ってことは…。」
今の状況とこれからどうなるかを悟ったヒウォンの顔が一気に絶望の色にそまる。
「オーッホッホッホッホッホッ!!覚悟なさい!これから毎日たっぷりかわいがって差し上げますわ…。」
「…いやぁぁぁぁ〜〜〜!!」
深夜、ウインダス石の区に、謎のタルタルの情けない悲鳴が響き渡った…。
うーん。ヒウォン・ビウォンってドMだったんだな。書いてて初めて気づいた(/ω\)w
さて、次はいよいよ最終話。自宅へ向かったアジド・マルジドの運命やいかに!?
博士の異常な愛情?・5
「・兄妹の幸福な愛の魔法(アジド・マルジド×アプルル)」
近親相姦モノですが、背徳感とか痛々しさとかはないので、ご安心ください(/ω\)w
GJ!
半年後の彼はいったいどんな姿になっているやら…w
16 :
名もなきタル好き:2007/06/04(月) 22:50:09 ID:KMninFFR
ありがとうございます(/ω\)w
>半年後の彼
きっとかわいがられ過ぎて、一生分以上の愛をもらってエライことに…(/ω\)w
スレ保守age
17 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/07(木) 21:52:55 ID:Dg5DQoPh
タル好きさん 大変面白かったです^^
ミスラものもぜひお願いしたいです
タル好きさんだからミスラは興味ないかな…泣
ありがとうございます(/ω\)w
ミスラものですか…いいですなw何とか考えてみまっす
連続投稿ごめんなさいm(_ _ )m
博士の異常な愛情?・5
「兄妹の幸福な愛の魔法(アジド・マルジド×アプルル)」
かなり長いですが、イカせていただきます!(=>ω<)ノ
20 :
名もなきタル好き:2007/06/10(日) 02:11:42 ID:15jx6+by
・兄妹の幸福な愛の魔法(アジド・マルジド×アプルル)
アジド・マルジドは、しばらくヒウォン・ビウォンが消えていったシャントット博士の庵のドアを見つめていた。
「…シャントット博士のことだ。ヒウォンのような一般人では、あの薬がなくてはまともに相手がつとまるまい。」
薬を渡される際にその効果をシャントットから聞いていたアジドは、ヒウォンの行く末を思ってちょっとだけ同情した。しかし、シャントット博士
自身がスキャンダルに見舞われる危険性も、アジドや妹アプルルがスキャンダルに見舞われる危険性も、これでなくなったわけだ。アジドは
感傷を捨て、掌の中の懐中時計を確認した。
「もう、手の院は仕事が終わっている頃だな。」
アジドは時計を懐にしまい、一路、森の区の郊外にある自宅を目指して走り出した。
…☆…☆…
森の区の郊外。アジド・マルジドと妹アプルルが2人で暮らしている小さな家は、そこにあった。夕方、アプルルはいつもの通り、1人で
帰宅した。カバンの中に職場から持ち出した「とあるモノ」を忍ばせたまま…。
「…ん…っ。」
小さな家の中には、明かりが1つ。その明かりに照らされたベッドの上には、一糸まとわぬ姿のアプルルがいた。その手に、職場である
手の院の院長室から持ち出したカーディアンの張型のアタッチメントを握りしめて。
「まさか、本当に持って帰ってきちゃうなんて…。やっぱこの数日で私、おかしくなってる…。」
数日前にシャントットが手の院にやってきて、カーディアンに男性器の張型をつけられるよう改造してほしいと頼まれて以来、アプルルは
張型を削ったりカーディアンの駆動部分を改造したりする度に、自らの身体でその使い心地を実験してきていたのだ。いい年をした女性が
結婚もせずにカーディアンと淫らな行為に耽って悦んでいる…そんなみじめさをちょっとでも忘れようと、自分を愛撫してくるカーディアンに、
かつて自分と愛し合い、婚約寸前までいった彼氏の姿を重ねあわせることで、何とか自分を慰めてきたのであった。
しかし、いくら頼まれた仕事の一環であるとはいえ、こう毎日身体を重ねていると、多分慣れというものが出てくるのであろう。昨日などは
1回しただけでは身体の火照りが収まらず、2回してからようやくアタッチメントを片付けたほどだ。イッた後の余韻を楽しむ意味も込めて、
今日は、自分がイッたことを認識させてからさらに数分間、回転とピストン運動を続けるようプログラムしてみたのだが、それでも身体の
火照りは収まらなかったようだ。2回目をするヒマがなくてやむなく張型を外して洗浄したのだが、もう一度したいという肉体の欲求に意思が
負けてしまったらしい。気がつくと、張型を自分のカバンの中にしまいこんで院長室の扉にカギをかける自分がいたのだ。
「…まぁ、いいわ。私が作った物だし、そもそもシャントット博士からの依頼は私しか知らない内容なんだから。コレさえ他人に見つから
なければ大丈夫だわ。」
確かにその通りだ。元々自分のものを自分で持ち出すわけだから。アプルルは自分で納得し、張型をすぐ手にとれるように枕元に置いた。
そして、指先をそっとなめて濡らし、申し訳程度に膨らんでいる胸をゆっくりと揉み始める。
「…んぅ…っ……ふ…。」
すぐに敏感な先端が反応し、立ち上がる。ピンク色の先端を濡れた指でそっとつついたりつまんだりしてみると、快感の電流が全身を走り、
アプルルはびくびくと身体を震わせた。
「ぁ…っ。…んふっ…はぁ…ん…。」
下半身が物欲しそうにもじもじと蠢くが、アプルルはまだそこに触れない。ふとももや内股のあたりをやわやわと掌でなでるだけで、ぴくん
ぴくんと腰が震え、熱い液体が秘所から染み出るのが分かる。触りやすくするために脚を少し動かすと、液体がにちゃ…と音を立てた。
どれだけ濡れ、蜜があふれているのだろう…?アプルルは少し躊躇した後、ソコにゆっくりと手を伸ばした。
「…ぁん…!」
くちゃ…。アプルルが予想していた以上に、ソコは熱く潤み、泉のように愛液があふれ出ていた。指に愛液をまとわせ、花びらや溝を
ほじくるようにかき混ぜると、くちょくちょと淫らな水音が部屋に響いた。
「あぁ…っはぁん……。キモチイイ…よ…おにいちゃん…!」
ごく自然に「おにいちゃん」という言葉が口から飛び出した。しかし、快感の熱に浮かされているアプルルはもうそんなことも全く気にならない
ようだ。彼女の想像の中では、兄であるアジド・マルジドがあの低い声で、意地悪な言葉を耳元で優しくささやきながら、アプルルのとろとろに
とろけた秘所をかきまぜているのだ。
21 :
名もなきタル好き:2007/06/10(日) 02:13:02 ID:15jx6+by
「おにい…ちゃん…。もう、私ガマンできない…おにいちゃんのが、欲しぃ…。」
誰も耳をそばだてる者のいない自宅の寝室。アプルルのピンク色の愛らしい唇はそんな言葉を漏らし、彼女の手がまるで夢遊病者のように
ふらふらと宙を泳いで枕元に置いてある張型を掴んだ。
「ん……ちゅっ…れろ…くちゅ…。」
とろんとした瞳で張型を見つめていたアプルルは、おもむろにそれを口に持っていった。いとおしむように何度も口づけ、張型がぬらぬらに
濡れるまでいやらしく舌をはわせる。
「おにいちゃん…入れて…。私の中でイッて…!」
熱にうかされたようにつぶやき、アプルルは張型を自分の秘所に導いてゆく。よく濡れた先端が、ぬちぬちと音を立てて花びらを押し広げ、
中に飲み込まれていくと、彼女はびくんびくんと腰を振って悦んだ。
「ぁ…ぁんっ……お、おにいちゃんのが…入ってくる…ぁあん…っ…。」
ゆっくりと感触を確かめるように押し込んでいくと、やがて先端が最奥部にこつんとあたる。その感触にアプルルは一旦びくりと震え、少しの
間じっとしていた。天井を見つめて息を整える。
「はぁ…っ…んぅ……ぁ…突いて…おにいちゃん…。」
快感に眉根を寄せながら懇願するようにつぶやくアプルル。張型を握った左手が、ゆっくりと抽送を始めた。自分といつも身体を重ねている
カーディアンにそうさせているように、手首を軽くスナップさせて回転を加えながら引き、奥まで押し込む。張型がアプルルの愛液をかきまぜる
ぐちゃ、ぐちゃ、という淫らな水音が聞こえ、その度にアプルルの腰がはね、愛らしい唇からは甘い鳴き声が漏れる。
「はぁん!やぁ…、ぁはんっ…ぃやぁん!…ぁあ…イイよぅ…!」
最初の方こそゆっくりとした動きだったが、快感が増していくにつれてだんだんと抽送のスピードが速まってゆく。同時に、それまで緩慢に
乳首をこねまわしていた右手が、張型が出入りしている花びらの近くでぷっくりと膨れ上がってひくひくと痙攣している敏感な肉芽に伸びる。
指先でそっとこねると、たったそれだけで全身を快感の電撃が走り、アプルルは一気に絶頂へとのぼり詰めていった。
「…ぁ…っはぁんっ!!…らめぇ…おにいちゃん…イッちゃうよ…ぉ…。」
そして。それと同時に部屋のドアがガチャリと開き、兄アジド・マルジドが愛用の帽子を片手に帰ってきてしまったのだ。アプルルの顔が一気に
絶望の色に染まるが、その両手は止まることなく快楽を追ってくちゅくちゅと動き続けていた。
「…帰ったぞ。…なっ…!!アプルル!?」
「…ぁぁあっ!見ちゃらめぇ、おにいちゃん…イク、イッちゃ…ぅ…ぁはぁあぁっ――――ッ!!」
アジドが呆然と見守る中、アプルルは愛液を飛び散らせ、全身を震わせながら淫らにイッてしまった。
22 :
名もなきタル好き:2007/06/10(日) 02:15:44 ID:15jx6+by
「…。」
部屋に入ったら言おうと思っていた言葉が全て吹っ飛び、アジド・マルジドの脳内は真っ白になっていた。しかし、それでも大切な人に
想いを告げたいという気持ちは変わりはしない。アジドはもう、いてもたってもいられないという感じでその場にカバンと帽子を落とすと、
フードごとローブを脱ぎ捨てた。生まれたままの姿になると、絶頂の余韻でひくひくと身体を震わせているアプルルのそばに近づいていった。
ベッドによじのぼると、彼女を後ろから優しく抱きすくめ、耳元に囁く。
「…アプルル。もう、カカシや張型なんかで、自分を慰めるようなマネはやめろ。」
「ぇ…おにぃ…ちゃん…?」
ようやく余韻から抜け出そうとしていたアプルルが、理性の戻った目で兄を見つめた。兄は動じずに妹の身体をぎゅっと抱きしめ、長い耳に
そっと舌をはわせながらもう一度囁いた。
「もう二度と…『結婚できないからカーディアンと結婚する』なんて、寂しいことを言うな。」
「…ぁっ…!」
敏感な耳を柔らかい舌がはい、アプルルはぴくんと身をよじらせた。アジドの腕の中で、アプルルは身体を少しずつよじり、正面から兄と
向き合う姿勢をとる。そのままアプルルは腕を伸ばし、アジドの胸に抱きついた。たくましい胸板にゆっくりとほほを押し付け、アプルルは
切ないくらいにずっと心の奥底に秘めていた想いを兄に告げた。
「おにいちゃん…。…好きなの。…愛してるの……抱いて…欲しいの…。」
アジドは妹の身体を包み込むように抱きしめ返し、片手で彼女のほほを支えて自分と向かい合わせた。アプルルはその時、初めて見て
しまったのだ…耳の先まで真っ赤になって、自分に想いを告げてくれる兄の顔を。
「俺も…お前がいちばん大切で、愛しくて、抱きたいと分かった…。」
アジドは片手でアプルルのほほを支えたまま、軽く目を閉じて近づいてきた。…あぁ…この時を、この瞬間を、どれだけ待ちわびたことか!!
アプルルが喜びに震えながら目を閉じるとすぐに、アジドの唇が彼女の唇をふさいできた。
「…ん…。」
力強く荒々しく、それでいてとても優しい唇が、ちゅくちゅくと音を立てて何度もアプルルの唇をついばんでくる。熱く柔らかい感触が
彼女の脳をとろけさせ、全身の力が抜けてゆくのが感じられる。ほどなくして、ゆっくりと舌が進入してきた。アプルルの口内を思う様蹂躙し、
その後直接舌に吸い付いてねっとりと愛撫する。
「んふっ…っ……んぅ…。」
さんざん口内をこねまわし、ようやく2人の口が離れた。どちらのものか分からない唾液が、銀色の糸となって両者をつないでいる。しばらく
息を荒げてそれを見つめていたアジドだったが、おもむろにアプルルの肩に両手をやわらかく乗せ、ベッドに押し倒した。そのまま覆いかぶさり、
額・ほほ・耳と順番に柔らかく口づけてゆく。兄の唇が這い回るたびに、アプルルの口からは快感に浮かされたような甘い吐息が漏れた。
「ぁはぁっ……ぁっ…んはぁ…っ。」
「まだキスだけなのに、そんなに感じるのか?」
揶揄まじりのアジドの質問。どうやらその声自体に感じてしまったらしく、アプルルは恥ずかしがって顔を手で覆い隠し(当然、隠しきれて
いない長い耳は真っ赤に染まって垂れている)、身をよじりながら答えた。
「…ぁっ…ん……。だって…。おにいちゃんに、あんなに優しく…キスしてもらってるって思うだけで、もぅ…。」
「もっと感じたいか?」
低く、涼しい声が、火照った身体に気持ちいい。アプルルは顔を隠している手の指の間から兄を見つめ、「ぅん…。」と小さくうなずいた。
23 :
名もなきタル好き:2007/06/10(日) 02:16:42 ID:15jx6+by
「じゃあ…。」
アジド・マルジドはゆっくりとアプルルの顔を覆っている両手をはずした。そのままゆっくりと唇に口づけ、しばらく唇をついばんで楽しむ。
「…んふ…ぅん…。」
ほほを紅潮させ、とろんとした目で兄を見つめるアプルル。アジドは唇を離し、見つめ返しながら下に移動した。目を潤ませて自分を
見つめてくる妹の反応を見ながら、ふっくらとふくらんだ胸をゆっくり撫で回し始めたのだ。さらに感じてしまったらしいアプルルが目を閉じて
顔をそらし、快感に身を任せようとすると、アジドは手を伸ばして彼女のほほをとらえ、正面にむけ直した。きょとんとするアプルル。
「アプルル。ちゃんと見てて。俺が、お前を感じさせるところ、ちゃんと見てて…。」
そうささやくと、再び手が胸をやわやわと揉み始め、熱い舌がピンク色の突起に近づく。あぁ…なめられちゃう、吸われちゃう…!不安と期待で
潤んで震えるアプルルの目を見て、アジドは一旦舌を引っ込めてニヤッと笑った。一息つくと、再び乳首に舌を伸ばす。熱く柔らかい舌が
ピンク色の乳首をつつっとなぞるようになめまわす様がハッキリと目に映った。そしてその瞬間、電撃のような快感がアプルルの全身を走り、
自分でも予想できないような甘く激しい鳴き声を上げてしまう。
「…ぁっ…ぁはあぁん!…っ…。」
余りに大きな声が出てしまい、アプルルは紅潮した顔をますます赤くして今さらのように両手で口をふさぐ。アジドはその手をひょいとつかみ、
真っ赤になって恥らう妹の瞳をのぞきこんでささやいた。
「心配いらない。その声を聞くのは俺だけだから。お前の感じてる顔も、かわいい鳴き声も、全部、俺だけのものだから…。」
「ぁ…。…おにいちゃん…。」
アプルルにとって、この兄の言葉は、今までに聞いたどんな告白よりも、どんな口説き文句よりもハートに直接響くものだった。彼女は
返答の代わりに自ら手を引き、兄の手を自分の胸に導いた。導かれるままにアジドの手が、再び胸をこねはじめると、アプルルは快感に目を
閉じる代わりに、こらえきれないような甘い吐息をつきながら、兄の手の動き、舌や唇の動きを目で追うようになった。
「ん…ぁふん……はぁっ…んふ…恥ずかしい…ぁあん!…ぁはっ…。」
アジドがピンク色の突起を指でクリクリとこねると、アプルルはびくんびくんと腰をはねさせて甘く喘いだ。もどかしそうに下半身をよじると、
すでにあふれた蜜がにちゃ、ぬちゃ…と音をたてる。
「いやらしい音だな。もうそんなに濡らしてるのか?」
「…やんっ…お、おにいちゃんの、キモチよすぎて…ぁん、はぁん…。」
兄の意地悪な質問にも身体がぴくんぴくんと反応してしまい、甘い喘ぎが口から漏れるのが止まらない。
「アプルルはいやらしいんだな。兄の俺に見られたり、胸をこねられたりしただけで…ほら、こんなにぐちょぐちょに。」
声だけは冷静につぶやきながら、アジドはアプルルの両脚をM字に開き、膝を手で支えさせた。ソコは文字通りぐちょぐちょで、アジドが
じっと見つめているだけでも蜜壷から新たな蜜がじゅわ、じゅわ、と湧き出てきている。
「ぁ、そ、そんな…ぁん…ぃやぁ…。」
真っ赤になって首を横に振り、イヤイヤと口では言いつつ、アプルルは腰をくねらせて秘所を兄に見せつけているように見える。アジドは
くすりと笑うと、両腿をさらに上に押し上げて真上にくるようにした。秘所は明かりを受けてぬらぬらと淫らに濡れ光っている。その様子が
アプルル本人の目にもはっきりと見えた。
「はぁん……こんなの、いやらしい…ょぅ…。」
手で顔を覆い、必死で否定の意を表すアプルル。その言葉に、アジド・マルジドは声をたてて笑った。
「ははっ…。何言ってんだか。恥ずかしいとかいやらしいとか言いながら、俺に見せつけてるじゃないか。…ホントは触ってほしいんだろ?」
「…っ……ぁっ…んっ……っはぁっん…。」
アプルルは力なく首を横に振った。しかし、快感ですっかり脱力してしまってる口からは甘い喘ぎしか漏れない。
「…言ってみろよ…『おにいちゃんに見つめられただけで濡らしてしまう淫乱なおまんこを弄ってください』って…。」
兄の意地悪な注文に、アプルルは真っ赤になって首を横に振った。まだ理性があるのか…。アジドはさらに意地悪になり、言い放つ。
「じゃあ、俺は触らない。見つめ続けるからな。」
「…ぇ…?」
24 :
名もなきタル好き:2007/06/10(日) 02:17:41 ID:15jx6+by
アジドはアプルルの腿を支え、ひくひくと蠢く蜜壷をなめまわすように見つめた。ただそれだけ。おにいちゃんの視線が、熱い…。そう
感じた途端、蜜壷が熱くうずき、どくん、どくんと脈うつ度に大量の蜜があふれる。
「ぁっ……はぁんっ…。ぃやぁ…っ……ぁはぁっ…ん…。」
秘所丸出しの恥ずかしい姿を光の下にさらし、動けないままに視線のみで秘所を思う様犯され、アプルルは恥ずかしいくらいに感じて
しまっていた。ヨダレのたれる口からは甘い喘ぎがとめどもなく漏れ、兄にがっちりと下半身を固定されているにもかかわらず、腰が
だらしなくびくんびくんと不規則にはね続ける。
「…ぁ…ぁあ……も、らめぇ…。」
うわごとのようにつぶやくアプルル。しかし、アジドは意地悪な笑みを口の端に浮かべて言った。
「触ってほしいなら、おねだりしてみろよ。」
「ぁ……あぁ…。」
もはやアプルルには、恥ずかしいという理性はカケラも残っていなかった。実の兄に視姦されることで、理性的な感情が全て洗い流されて
しまっているようだ。こらえきれないような甘い吐息と共に、アプルルはおねだりの言葉を口にした。
「お…おにぃちゃんに、見つめられただけで、ぐちょぐちょに濡らしてしまう…ぃ、淫乱な…ぉ…お、おまんこを…弄ってください…。」
その言葉を聞いた途端、アジドは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。片手で妹の腿を支えながら、蜜のあふれる蜜壷の周辺をそーっと
指でなぞるアジド。アプルルの腰はその瞬間、兄の指を避けるかのように大きくはね、淫らな鳴き声が口から発せられた。
「はぁぁんっ!…やぁ……ぁんっ、イイッ!……おにいちゃん、キモチイイよぅ…!」
「アプルルはホントに淫乱だなぁ…。ホラ、恥ずかしいお豆さんがこんなに膨れ上がってる。」
アプルルの蜜にまみれた指をペロリとなめ、アジドは笑いながら彼女の腿を持ち上げて、本人にも恥ずかしいお豆さんが見えるように
してやった。アプルルはとろんととろけた目でお豆を見つめ、顔を赤らめて兄にねだる。
「ぁっ…恥ずかしい…淫乱な…お豆さん……こねてぇ…おにいちゃん…。」
「よぉし。じゃあ、俺がお豆さんこねるの、ちゃんと見てろよ。」
想像以上に淫らな妹の痴態に、アジドは表面は冷静で意地悪なところを装っていたものの、内心興奮しまくっていた。荒い息をつき
ながら、彼は指先でアプルルのクリトリスの皮をそっと剥いた。中身は少し白っぽく、いかにも触ってほしそうにふるふると震えている。
アジドは自分の欲求に正直に従い、その恥ずかしいお豆さんをそっと指の腹でなでた。
「…あっ……ぁっあぁあぁんっ!!」
全身を電撃のように快感が走り、アプルルは高く鳴いた。その声にアジドは更に興奮し、クリトリスを指の先で軽くひっかいたり、押したり、
2本の指で挟んでクリクリとこねたりしてみた。その度に彼女の腰がいやらしくはね、甘い鳴き声が上がる。
「あぁんっ!ぃやぁあん!ぁはっ…やんっ……っはぁんっらめぇ、おにいちゃん、イッちゃうよぉ…!」
切なげなアプルルの嬌声。アジドはさらに指の動きを速め、くちゅくちゅと大量の愛液を飛び散らせながらクリをいじめ、蜜壷を激しく
かきまぜ続けた。愛する兄の指で、アプルルはどんどん追い詰められてゆく…。
「ほら、ほら、イッていいぞ。俺が全部見てるから…!」
「やん、ぁん!おにいちゃん、私がイクとこ、見てて…はぁあん!…ぁんイクぅ……ぁああ!ぁはぁあぁ―――――ッ!!」
25 :
名もなきタル好き:2007/06/10(日) 02:19:50 ID:15jx6+by
びくん!びくびくっ!ぷしゃぁあーっ…!アプルルの腰ががくがくとはね、秘所から勢いよく潮が吹き上がった。アジドは愛液と潮でびしょ
濡れになった手をレロッとなめ、強烈なメスの香りと味をゆっくりと味わった。
「………ぁっ……はぅ…ぁあ…。」
イッた後のけだるさを楽しむように、アプルルはしばらく漂っていた。だんだん回復してくると、ゆっくりと目を兄に向けた。彼女自身が
望んだ通り、アジドは自分自身をギンギンにいきり立たせていた。2人で身体を重ねて、イキたい…その思いに従い、アプルルは指で
秘所を割り開き、兄を妖しく誘った。
「…おにいちゃん、来て…。私の中で、一緒に、イッて…。」
兄もまた、不敵に笑ってみせた。
「…どうなっても、知らないぞ、アプルル…。」
アジド・マルジドはいきり立った自身をつかみ、蜜があふれる蜜壷にゆっくりとあてがった。少しの間、軽くぷちゅぷちゅと出し入れしたり、
入り口をこねたりして、感触を楽しむ。焦らされたアプルルが腰を振っておねだりしてくるまで…。
「ぁ…おにぃ…ちゃん…。もどかしい…よぉ…!」
案の定、アプルルはもじもじと腰を振りながら切なげに訴えてきた。アジドはこれからの快感への期待で、すっかり興奮して息が上がっている。
「…ほしいなら、ちゃんとお願いしてくれなきゃ。」
意地悪な笑みを浮かべて言うと、よほど余裕がないのだろう、アプルルは少し顔を赤らめながら、おねだりしてきた。
「…んっ…ぁ…ぉ、おにいちゃんの、おっきなおちんちんを…私の、ぐちょぐちょの、ぉ、おまんこに、入れて、ください…。」
「ふふ…ようし…。」
たっぷりと愛液をまぶしたアジド自身を蜜壷にあてがい、ゆっくりと挿入していく。赤黒い肉棒が、ピンクの花びらを押し広げてずちゅずちゅと
入っていき、アジドはぬるぬるの柔らかい肉壁にしぼりとられてしまいそうな痛みと快感を覚えた。
「ぁ、うぅぅ…!アプルルの中、すごくキツイ…。」
「おにぃちゃんの…ぁっ…すごく……すごくおっきぃよ…中が、こすれて…ぁあっ…。」
アプルルが甘く喘ぐ度に、中がぎゅんぎゅんと締まり、アジドのモノをしぼりあげてくる。鈍い痛みに耐えながらアジドは腰を進めていき、やがて
最奥部にこつんと先端が当たった。組み敷いたアプルルの顔を見ると、痛みに耐えるような顔のまま、ひくひくと不規則に震えている。…やはり、
ものすごく感じてる。俺の妹は、とてつもなく魅力的で、淫乱だ。もう誰にも渡さない。アジドは愛情を込めて妹の身体を抱きしめ、耳元に囁いた。
「…動くぞ。」
アプルルがかすかにうなずいたのを確認し、アジドはゆっくりと腰を動かし始めた。彼女の全てを味わうように、じっくりと、こねまわすように。
「…んはっ…ぁあっ!……やぁん…ぁはぁあっん…。」
兄の首に腕を回してしがみつき、アプルルは淫らに腰を振ってヨガリ鳴く。大好きなおにいちゃんが、私のことを愛しいって言ってくれた。抱いて
キスして、恥ずかしい場所をいっぱい愛してくれた。身体と身体で、繋がってくれた…。アプルルは幸せのあまり、いつ達してもおかしくない
くらいに全身で兄を、いやアジド・マルジドという男を感じていた。…と、自分に覆いかぶさるように抱きしめてきていたアジドがゆっくりと上半身を
起こした。興奮のあまり紅潮して、息が乱れに乱れている。動きながら器用に深呼吸を繰り返し、何とか息を整えたアジドは、真剣なまなざしで
アプルルを見つめた。アプルルも甘く喘ぎながら、兄をじっと見つめ返す。
「…アプルル…愛している。」
――きゅぅん!
そう言われた瞬間、アプルルは自分のソコが今までにないくらいにしぼられるのを感じた。直にアジドのモノを感じて目を閉じそうになるのを
必死でこらえ、見つめ返す。喘ぎ声が漏れそうになるのを抑え、アプルルは返事を返した。
「私も…愛してる。」
26 :
名もなきタル好き:2007/06/10(日) 02:20:43 ID:15jx6+by
そして、再びアジドの首に手を回して抱きしめ、自分から彼に口づけた。兄の目が一瞬驚きに見開かれるが、すぐに主導権を取り戻して、
繋がりながら激しく唇を貪りあう。アジドの片手がアプルルの背中を離れ、繋がっている下半身に伸びていった。アジドのモノを受け入れている
蜜壷のすぐ上にある恥ずかしいお豆をきゅっとつまんだのは、その直後だった。
「っぷぁ!…っぁあぁあぁあぁあんっ!!」
キスしていた唇を離し、アプルルは激しく喘ぐ。自分を激しく鳴かせてくるこの手が、この指が愛しい。いやらしい言葉をつむぎ、貪るような
キスをしてくるこの唇が愛しい。繋がっているソコが愛しい。愛しさと快感とが相乗作用で高まってゆく。
「ぁはぁん!キモチ、イイ…おにいちゃん…ギュッて…抱きしめて…ギュッてされて、イキたいの…やっ…ぁっはぁあぁん!」
アジドはギュッとアプルルを抱きしめ、絶頂に向けてひたすらに腰を振り続けた。片手の指がクリトリスをこねる度にびくんびくんと身体を
震わせ、さらに絶頂に向けてお互いを高めてゆく…そして。
――ぴたんぴたんぴたんぴたんぴたぴたぴたぴたぴた…!
「ぁん!はぁあぁん!…ぃやぁん!…イッちゃう…おにいちゃん、私…イッちゃう…!」
「ぁっ…はぁっ…お、俺も、もう、…出そうだ…っくぅ…!」
「はぁっ…んぅ……ぁんっ…おにいちゃん、一緒にイッて…私の中に出して…ぁん…ぃやぁん…おにいちゃん…!」
「ぁあっ…!アプルル…!」
激しく抱き合ってぴたんぴたんと腰を打ちつけあう2人。ひたすらに腰を振り、愛情を込めて妹を抱きしめるアジド。ひたすらにヨガリ鳴き、
普段の勤勉でまじめな仮面をかなぐり捨てて淫乱に愛を貪るアプルル。2人が登りつめたのは、それからほどなくしてからだった。
「…はぁん!ぁっ…ぃやぁん!イッちゃうぅ、おにいちゃん!ぁあイクッ!…っぁはぁあぁあぁあぁあぁあ――――ッ!!」
「…ぅぐっ!…アプルル…―――――ッ!!」
――びゅくんっ!!どくん…びゅるるっ!…どびゅうぅうぅーっ…!
今までにないほどの快感でびくんびくんとはねまわるアプルルの胎内に、アジドの白濁した欲望が何度も注ぎ込まれた…。
…☆…☆…
翌朝。アジドが目覚めると、隣の部屋から何ともいいにおいが漂ってきていた。昨日脱ぎ捨てたはずのローブと帽子が、ベッドの下にきちんと
たたまれている。
「おにいちゃん、おはよー!早くシャワー浴びておいでよ。朝ごはん作っとくからね。」
いつもと変わらない調子でアプルルが呼びかけてきた。昨日の痴態とは大違いだな…アジドは思わず苦笑してしまう。昨日まで、何かというと
かまってくるウザイ存在だった妹が、今朝はたまらなく愛しい伴侶として感じられる。今までとは違う自分になれたような気がして、アジドは
気分よくシャワーを浴びに行った。
身の回りを整え、朝食をとると、アジド・マルジドはいつもどおり、妹よりも先に出勤する。
「今日も、シャントット博士のところ?」
妹にそう訊かれて、アジドは思い出した。シャントット博士のところには、あの不運な新聞記者ヒウォン・ビウォンがいるのだった。今頃は
あの薬の効果で生きたバイブマシーンとなって、毎日博士を悦ばせることになっているだろう。…つまり俺は、当分毎日早めに家に帰って、
アプルルと愛し合える!!こんなことを考えつつ、アジドはいつもの冷静な顔のままつぶやいた。
「…いや。博士は今日からしばらく所用でお忙しいはずだ。たまには本業である口の院でひよっ子達を鍛えてやるのも悪くない。」
「そっか。じゃあ今日もがんばってきてね、おにいちゃん。」
「…あぁ。」
愛用の帽子とカバンを片手に、家を出ようとするアジド。と、アプルルが彼の背後からマントを引っ張って自分の方に振り向かせてきた。
「…おにいちゃん。」
「?」
怪訝な表情で妹を見つめるアジド。アプルルは兄の首に両手を回して抱きつき、「行ってらっしゃい♪」と囁いてほっぺにチュッとキスをした。
「〜〜〜。…ぃ、行ってくる。」
アジドは、こういう日常レベルでの愛情表現には全く慣れていないらしい。蒸気を吹き出さんばかりに真っ赤に染まった耳を隠そうと、帽子を
かなり目深にかぶり、テレかくしにわざと大きな足音をたてて家を出ていった。フラフラとおぼつかない足取り…たちまち木立にぶつかって
ハデにこけてしまう。その様子を窓から見て、アプルルは心底幸せそうに笑ったのであった。
-THE END-
いやー、キスって、いいですねえ…(/ω\)w
私はどちらかというと、反応がエンディングのアジドと同じなんですが。
ま、これで「博士の異常な愛情?」は終わりであります。
みなさんご愛読感謝であります(=>ω<)ノ
28 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 12:19:08 ID:EWkbxnu0
29 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/10(日) 14:59:39 ID:DEa+X5Lm
スレが復活してる!!!!!
しかも神降臨!!!!!!!
ご馳走様です。そして保守age
【よくやった!】
これからはアプルルを見る目が変わりそうw
シャントットが淫乱になるのは目に見えていたのですが、アプルルたんは
勤勉・まじめ・ひたむきのイメージがどこまで壊せるか楽しみですたw
…まさか、シャントット並みの淫乱になるとは予想もせなんだ…(/ω\)w
32 :
17です:2007/06/13(水) 23:16:02 ID:8IWmjONz
楽しませて頂きました^^
また宜しくお願いします^^
武練祭に勢いで書き上げた作品ですがもろもろの事情で周回遅れの投入です
季節外れだなあと思いつつ読んでください
マーゴ ミスラ8B
グェン ミスラ6A
練武祭の季節、毎年のように怪しげな噂が囁かれるこの祭り、マーゴは今年こそ噂の真相を確かめるつもりでいた。
曰く、祭りの供物に食べられる柏餅なる東方の菓子に、ウィンダス鼻の院が開発した妙薬が混ぜられたものが
出回っているという。その妙薬、食べると男子になれるとか・・。
柏餅自体手に入れるのはさして難しく無い。練武祭の時期になればそこら中で皆むしゃむしゃやっているぐらい
モーグリが配っているからだ。だが、例の薬入りの柏餅はどうやったら手に入るのか?毎年皆目見当もつかなかったが、
今年のマーゴには勝算があった。マーゴのモグハウスを世話しているモーグリが今年、モグハウス管理組合の
祭実行委員に参加しているからだ。何やら忙しそうにしているモーグリを捕まえて、締め上げる。
「ほら、アンタ持ってるんでしょ、出しなさいよ、ねえ!そんな面白そうなもんアタシに黙ってどっか
配るんじゃないでしょうねえ?」
「ご主人様駄目クポ、あの柏餅はサプライズ商品だから欲しいと言っても上げられるものじゃ無いク・・・グエ!
く、苦し、止めるクポ、解ったから首を絞めるのは・・クプウ」
白い毛がだいぶ逆立って来たので締め上げる腕を緩めると、渋々モーグリが柏餅の入った木箱を一つ取り出した。
なんでも薬の原価が高く、祭の予算上なかなか数を揃えられないのだという。意外と世知辛いモグハウス管理組合の
財政事情はさておき、妙薬入り柏餅は手に入れる事が出来た。さて本当に噂通りの代物なのだろうか・・。
モーグリが祭の準備に出かけたのを見計らって、マーゴは先ほどモーグリから巻き上げた木箱を開けてみる。
大きな木の葉に包まれた餅が綺麗に並んでおり、木の葉独特の匂いと餅と餡の甘い匂いが混ざってマーゴの鼻をくすぐった。
黒い鼻をヒクヒクさせて餅達の匂いを嗅ぐ、あんまり薬らしい匂いはしない、美味しそうな良い匂いにぐるると腹が鳴る。
誰に聞かれている訳でもないがちょっと恥ずかしくなったマーゴは、咳払いをしてその場を取り繕い、
改めてひょいと餅をつまみ上げ、そのままガブリとかじりつく。
「んまーふぃ!(うまーい)」
葉の匂いと味がうっすら染みた餅に、中から餡が飛び出して来て絶妙の取り合わせだ。餅をくわえたままベッドに
腰掛け足をブラブラ揺らす。そのままぺろりと一個平らげ上機嫌なマーゴだが、特に体に変化はない。
「ふふん、噂なんて所詮噂にすぎないのよねえ。まあでも美味しかったし、何個も残ってるし得はしたわね。」
口の中が甘ったるいので水でも飲もうと立ち上がり机の上にある水瓶をとろうとする。あれ?ガラスの水瓶に
写った顔に違和感を覚える。卵顔のマーゴが円筒状で首がくびれた水瓶に顔を写すといつもまん丸の顔になるのだが、
今日はちょっとシャープだ。ダイエットに成功したのかしら、ちょっと嬉しい。コップに水を注ぎ、ゴクゴクやりながら
もう一個食べようかななんて思っていると、なんだか妙に服がきつくなってくる。買ったばかりのチュニカがパンパンだ。
あれ、やっぱりダイエット失敗なの?などと思って胸回りや腹を擦ってみたマーゴは、その手触りにドキリとし、
急に全身の毛穴から冷や汗が流れ出すのを感じた。胸が無くなった代わりに肩幅が広がり、腕が太くなっている、
そのせいでチュニカの上体はパンパンだ。お腹も、太った訳ではないが何やらごつごつしていて、普段より一回り太い。
嘘!あわててマーゴは雑貨入れを漁り、手鏡を引っ張りだす。鏡の中には驚愕の表情を浮かべた美少年が居た。
だ、誰!?マーゴは部屋の中に居るはずのない男の子に驚き、さっと後ろを振り返る。・・誰もいない、
って私か!一通り一人芝居を終えたマーゴは、再び鏡を覗き込み、美少年の顔をぺたぺた触り、ためつすがめつしていると
やはりこれが自分の顔である事が解ってきた。友人のグェンが、山出しの小娘と評する垢抜けない顔と同じ特徴がある。
まず田舎者っぽい髪型、グェン曰く、今時いい歳してお下げは無いだろという二つお下げに整えて垂らした前髪。
だが男の顔だと垂らした長い前髪も、優男っぽくてカッコイイ気がする、お下げはまあ工夫の余地ありか。
少しシャープになってはいるが、卵形の丸顔もベビーフェイスでいい具合だ。女の時はガキっぽいと言われていたが、
男の子になってみると、可愛い系の美少年で良いね、実に良い。そんな顔にくりくりっと大きな目が少年から青年への
過渡期を思わせるように少し鋭さをもってきている。マーゴは自分の男になった姿をマジマジと見つめていたが、
徐々に口元がだらしなくにやけて来きていた。
「悪く無いじゃん、うひひ・・。」
手鏡では飽き足らず、姿鏡を引っ張りだして色々とポーズをとっている。モーグリの柏餅はすばらしい、絶品だ。
鏡の中の雄のミスラにすっかり惚れ込んだマーゴはご満悦だった。雄のミスラなんて見た事が無いけどきっと今の私だったら
結構良い線行くんじゃないだろうか、引き締まった逆三角形の肉体にスラリと伸びた脚、元が女性の肉体だったから
だろうかスタイルも中性的で暑苦しく無く、程よく締まっておりなかなかだ。チュニカの胸元の紐を緩めちょっと
はだけてみると、締まった胸板がチラリと見える、ああ、なんかちょっと自分に欲情しそう・・・?そんな頭の悪い事を
考えている最中、ホーズの股間の部分に違和感を感じてきた。そういえばここはどうなっているのだろう。
鏡の自分に興奮したマーゴに合わせて、股間の何かも変化しつつあるようだ。
(そういえば男の子は興奮すると大きくなるんだっけ。)
柏餅の効果で、全身くまなく男子になっているのは自分が一番よく解る。普段付いていないものが付いている事も解っていた、
が、やはり大きくなって来ると驚きを隠せない。マジマジとホーズの股間を眺めていると、女物のホーズには
収まりきらないのだろう、徐々に窮屈になって来る。
(男の子ってどうなってるのかな・・?)
ちょっとだけウェストを緩め、中身をチラリと確認する。自分のものとはいえ、やはりマジマジとは見れず、
さっとまた隠す。なにかグロテスクなのが収まっていたように見え、どきりと心臓が高鳴り、冷や汗が吹き出す。
(あーもういつ女の子に戻れるんだろう?モーグリに聞いとけばよかったよ)
急に怖くなったマーゴはベットに潜り、掛け布団を頭まですっぽり被る。早く戻れと念じつつもなかなか元に戻らない。
さっき覗いたホーズの中身が気になってしょうがないし、服がきつくて過ごしにくい。真っ暗な掛け布団の中でなら
裸になってもいいだろうと服を脱ぎだす。すっかり裸になると、やはり体が気になる、引き締まった胸板、うっすら割れた
腹筋を少し触ってみる。やっぱり男だ、戻る気配もない、そしてどうしても手は気になる部分へと移動してしまう。
目をギュッとつむり、あそこに触れてみる。なにか凄いものが生えてしまっている、グニャリとした長いものを握ったり、
球状のものを触ったりして形を確認する。事前知識と大体同じ形状だ、気色悪いと思いながらも、なぜかぺたぺたと触ってしまう。
あんまり気持ちよくは無い、女のものの方が敏感なのだろうか、男の方がしたがるって聞くけど気持ちよくは無いのだろうか?
(うっ、ああ、こうやって使うのか・・なるほど・・)
いろいろと試しているうちに、感じる触り方を発見してしまった、要するにあの時の動きを再現すればいいという訳か。
握ってゆっくり上下に擦ると、何ともいえない感触、急激に固く大きく膨らみだす。もう止めようと何度も思うが、手が止まらない、
というよりも止められない。ついにガチガチに膨張してしまったそれを夢中に擦り、止めよう止めようとは思いつつも
手の動きはむしろいっそう激しくなる。
(あー何かごりごりしてあんま気持ちよく無いなあ・・・あ?)
急に下半身がムラムラと、何かが込み上げて来る。
(ん・・よくなってきた、ってアタシ何してんだろう、もうやめ・・)
男が気持ち良くなってきたらそれは終了の合図なのだが、もちろんマーゴはそんな事は知らなかった。
「う、・・う、んんんんんん!!」
思わずうなり声を上げるマーゴ。
(ダメ、ダメ、止まって!苦しいよ、、#$%&¥!!)
突然、膨張しきったものから何かが噴き出す感触を覚え、手で擦るたびに激しい快感を覚える。軽いめまいに動悸が襲ってきて、
体がビクンビクンと反り跳ねる。間抜けな声を出して喘ぐマーゴ、擦っていた手は完全に自分の意思から離れより
動きを激しくしている、もはや擦るというより絞り出すと言った具合に力を込めていた。
(なんかすごい出てる、気持ちいい・・!もっと、もっと・・)
絶頂のピークを過ぎると急にモノから力が抜け、そして恐ろしく敏感になる。それを激しく搾ってしまったマーゴは
目眩を覚える程の刺激を味わった。
「ひぎっ!・・・・
ぼやけた頭で先ほどの快感を反芻する、男の子が皆やらしい訳だ、と妙に納得したマーゴ。絶頂からどれほど時間が
経ったのだろうか、ごく一瞬気を失った気もするし、長い事眠ってしまった気もする、時間の感覚が無くなってしまった。
すごく気怠い体の具合、このまま寝てしまおうかと思いつつ、一応処理はしておこうと手を動かし体をまさぐってみる。
プニプニと柔らかい体、ああ、ダイエットしなきゃ、などと思いつつ自分が女に戻った事に安堵した。股間に手を差し
伸べると先ほどまで在ったモノは綺麗さっぱり無くなっていた。下半身がびしょ濡れだ、絶頂感と一緒に味わった
何かを噴き出した感覚を思い出し、自分が何を噴き出したのか確認する。さらさらとした透明の液体、自分の股間から、
太もも、ベットに対してしぶきのように噴き出した形跡がある。男性器から噴き出した感覚があったが、実際は違ったようだ。
(ああ、吹いちゃったのか・・初めてだよ、もう。
まったく、モーグリもウィンダスの学者もろくなもの作らないんだから・・)
びしょ濡れのシーツや脱ぎっぱなしの服を片付け、最後に柏餅の箱も片付けておこうと思い、開けっ放しの蓋を拾い上げる。
モーグリから奪った木箱の蓋の裏に注意書きのようなものがかいてあった。
(ああん。こんなのあったのか、気がつかないっての。どれどれ・・この柏餅には魔法の薬を注入してあります。
男児の成長を祈る練武祭をよりいっそう楽しんで頂く為に、男児に変身出来るよう一種の呪いがかかるように出来ています。
外見上若返ったり、女性の場合でも男児に変身しますが、あくまで“男児を模倣するアストラル体を作る呪い”ですので
実際肉体を変質させたり、性転換を引き起こす程強力な薬は使用しておりませんのでご安心ください。なお魔法薬に
アレルギーのある方はご使用をさけ、使用により体調を崩された方はウィンダス鼻の院まで・・う〜ん。)
なるほど、とマーゴは納得した。魔法で一時的に男児に変身していたとはいえ、体は本質的には女だったのだ。
アストラル体で作られた男性器を刺激し、快感を幻覚として味わったとはいえ、絶頂したのは幻覚の快感を流し込まれた
女の体だったという訳だ。ということは、とピーンとひらめくマーゴ、所詮幻体で子種など出ないなら、安全じゃあないか。
「グェン、ねえ開けてよ、どうせ居るんでしょ?グェーン!」
大声を出しながら、グェンのモグハウスの扉をがんがん叩く。その後ろを小綺麗で垢抜けた格好のエルヴァーンの
女性がクスリと笑みをこぼしながら通り過ぎて行く。
「もう、うるさいねアンタ。だから田舎者っていわれるのよ!家の前で騒がれても恥ずかしいから、入りなさい!」
グェンはマーゴと同じ頃に冒険者になり、一緒にチームを組む事が多かったため自然と友達になったミスラだった。
年はあまり変わらないが、姉御肌なのだろう、マーゴの世話役のような事をしていた。
夕飯を一緒に食べようとマーゴがもってきた串焼きを二人で平らげ、特にやる事もない時間をだらだらと過ごす。
グェンが雑誌を片手にベットの上に横たわった、チャンス!とばかりに串焼きと一緒にもってきた木箱をごそりと開ける。
「グェン、グーエーン、ふふふ・・・」
雑誌をぺらぺらやっていたグェンは急に背中からのしかかってきたマーゴにびっくりするも、まあ手持ちぶさたに構って
欲しいだけだろうと特に嫌がる事もしなかった。が、この判断がグェンの失敗であった。お互いの服越しに感じていた、
ぽちゃりと背中に乗っていたマーゴの双房の感触が、急に締まって固くなって行く。脇を固める腕も急にゴツくなった気がする。
!?
異常事態に驚くグェンに、ハスキーボイスになったマーゴが囁きかける。
「グェン、可愛いよ・・」
ぎょっとして、振り返ろうとするも、体を押さえつけられて首しか回らない。後ろが見えない!首を回すだけ回し、
目を動かし背後の視界を確保しようとすると、急に視界に整った顔立ちの男の顔が飛び込んで来る。
「お、お前誰だ!マーゴ、どこ?助けて!」
男の顔が近づいてきてグェンの視界を埋める、私だって、男が耳元でそう囁き頬にキスをして来る。
脇を固めていた腕がもぞりと動き、グェンの胸を捕える、卑猥な動きに鳥肌が立つ。
「や、やめろ!ほんとにマーゴなの!?こら止め、おい!」
自分の尻に妙に固いモノが押し付けられている事に気がつき、パニックに陥るグェン。
(犯られる!)
自分の下着に男の親指が掛かったのが解る、冗談じゃない。ホントにマーゴか?部屋に鍵をかけたっけ?
ヤバい男が襲いかかってきたんじゃないだろうか?
「グェン・・落ち着きなよ。大丈夫、私だよ。ふふん、可愛いなあ、なんか普段よりこう・・」
イヤラシイ、マーゴはそう言いかけて言葉を止める。薬の効能だろうか、なんだか普段のグェンより女性らしく見え、
自分の股間が張り裂けんばかりに膨張していく。そろそろ限界だ、じたばたしているグェンを押さえつけ、耳たぶを甘噛みし、吐息を吹きかける。
「うわ、止めろ、くすぐったい・・ゥグ!」
耳を攻められた直後、股間がカッと熱くなる、太くて固いものが自分を貫いて侵入してくる、グェンはたまらず唸った。
(ああ、グェンの中すごい柔らかい・・・)
一方でマーゴは自分の幻体でグェンの全てを感じようとしている、
幻とは思えないようなリアルな感覚に早速込上げてきていた。
(あん、早いよ、もっともっとグェンを!ああ、でもすごいヌルヌルで我慢が・・)
無遠慮に腰を振り立てるマーゴ。
「やめ、やめ、あ、あん!おいマー・・はう!ダメだって、止めろー!出すな!絶対ダメ!あん、中は!
あ、もうイキそうなんじゃないのか!?抜けって!嫌だ!あん」
グェンの指摘通り、もうマーゴは限界だった、だがグェンの指示に反して一層奥に捩じ込み、奥底で律動を繰り返す。
「だ、大丈夫、さっき試したから、ホントは出ないの!・・ああ、ああ、出そう、出る、出る!」
相反する事を言いながら、今にも果てそうなマーゴが切なそうに声を振り絞る、男の声に変わっているその声は、
あまりに生々しく、グェンはギュッとシーツを掴み涙目になってしまった。
「バカー!出すなアァァー!嫌だ、おい、止めぇ・・」
遂に、マーゴの体が痙攣し、手足でしっかり組み付いて来る。マーゴは驚く程の力で腰を捩じ込んで来る、
終わった、グェンはそう思い涙を流す。全く状況をつかめなかったが、マーゴに犯され、孕まされるんだ。
急にマーゴの性器が力を失い小さくなって行き、ブリュ、っと膣から飛び出た。力の抜けたマーゴを振りほどくと、
そこにはいつもの、緊張感の無い顔の“女の”マーゴが横たわっていた。しかも口を半開きにして惚けているので救いようの無いアホ面だ。
??
自分の股間に慌てて手を差し入れるグェン、ぐちゃぐちゃに犯されているが、恐れていたものは流し込まれていないようだ。
「気持ちよかったァ・・・、どうだった?グェン。」
すっきりしましたといった風体のマーゴを見て、グェンの頭の中にカチン、と何かが壊れる音が響く。
何も考えていないであろうマーゴの姿を見下ろすとすぐ側に大きな木の葉が落ちている、ある事情もあって、
グェンはようやく全てを理解した。
「ふん、そう言う事だった訳ね。・・・・・許せないわ。」
枕元に置いてあった木箱を乱暴に引き寄せるグェン。あれ!?っとマーゴは思う。どこかで見た箱にそっくりだ。
「そろそろおいとましますね・・。」
グェンはそろりと帰ろうとするマーゴを押さえつけ、押し倒し、マウントポジションをとる。
口には白い餅をくわえモゴモゴやっていた。
「私もね、アンタが来る前に食べてたのよこれ・・お互い出所は似たようなとこだと思うけど。まあ、
アンタみたいに馬鹿な使い方は思いつかなかったけどね・・」
みるみるうちに整った顔立ちの青年に変わって行くグェン、元々ボーイッシュな顔立ちは、
目鼻立ちがよりいっそうハッキリし、短い銀髪によく映える。意志の強そうなその顔は、キッとマーゴを捕えていた。
「試したとか、出ないとか言ってたわね。まさか一人で試したの?まあアンタらしいわ、フン。」
厳しい表情でマーゴをにらんでいたグェンの顔が徐々にほころびだす。マーゴの姿に反応しているようだ。
「あら、アンタ・・普段は緊張感の無い膨れっ面だと思ってたけど、ちょっと可愛いんじゃないの?
磨けば光りそうって感じ。・・私の彼女にして磨いてあげよっか?」
マーゴは首を横にぶんぶん振る、元々気っ風のいいグェンはより男っぽくなるのだろうか、
組み伏せたマーゴを見て興奮しているようだ。
「その田舎者っぽい髪型も、狙ってやってるの?なんか男心をくすぐられるわ。割ったらチョコボが生まれそうな
卵頭もキュートよ、何も考えてなさそうな大きな目もくりくりしてて可愛い・・、それにこの半端な体、
胸だってほらこんなにプニプニしてて気持ちいい、ダイエットしたら無くなっちゃいそうな大きさがたまらないの。」
半分女の本能が残っているのだろう、褒め言葉にもブレーキを踏んでいるあたり女性間の熾烈な容姿争いを伺わせる。
チュニカをめくり上げ、胸を触ろうとするグェンの手を必死に退けようとするマーゴ、
「ダメ、ダメ、私まだなのよ。わかるよね?グェン、勘弁して。」
必死のマーゴを見下ろしながらにやけるグェン。
「フン、私だって初めてだったんだから、アンタだけ奪っておいてノウノウと逃げようなんて許さないわよ。そ
れに初物なんてなんかそそるじゃない?うふふ、とっても痛くしてあげるわ、さっきは無遠慮によくもやってくれたわね。」
げっ、っと心の中で叫ぶマーゴ、まさかグェンがそんなにウブだったとは思いもよらなかった。
ホーズを引きむしられ、必死に抵抗するマーゴ。
「許してグェン!やめ、くすぐったい、そんなとこ触っちゃダメだよ!・・・あ、うわ、ダメえええええ・・・・!」
自分の下でキャアキャア騒ぐマーゴの言葉など、グェンには届かなくなっていた。細い腰をしっかりと掴み、
みなぎる劣情の固まりを、マーゴの一点に押し付ける。必死の懇願が耳に入りはするが、意味を咀嚼する事の無い
ただの雑音の様な不思議な感覚。本能の赴くままにマーゴの純潔を断つ、至福とも言える征服感に満たされた。
「マーゴ!マーゴ!アンタ今すごい可愛いよ、全部、全部ちょうだい、アンタのすべてを。はァン!時々思ってたの、
アタシは男に産まれるべきだったんじゃないかって!ハハっ、フハハ、ヒ・・・
マァーーーゴ!もっと嫌がってよ、可愛いよ、ハハハ、ほらほらほらほらほら!体に余分なものが
ぶら下がってるだけでこうも世界が違って見えるとはねェ!さあ、今度は甘えて頂戴、いつもみたいにアタシに頼りきって、
腕の中で甘えてよ、喘いで媚びて、ハハハッ!すごいでしょ?我慢出来ないでしょ?アタシの$#%がさァ!アーッハッハッハッ・・・
汗だくのミスラが二人、ベットの上で抱き合っている。上気した顔で頬を紅に染めていたが、
お互い気まずそうに目を合わせようとしない。
「ねえグェン、まだ柏餅残ってる・・?」
「・・・・・もう無い。」
結局お互い順番に食べあって、柏餅は全て食べ尽くしてしまった。
「そっか。・・・今年こそ彼氏作ろうね。」
「・・・・うん。」
まさか二人仲良く大人の一歩を踏み出してしまうとは、仲がいいにもほどがある。
さてさて、モーグリの催した祭の多くは大概ろくでもない騒動を引き起こすものだ、皆さんも
祭を楽しむのは大いに結構だけど、くれぐれも油断はしないようご用心。
おしまい
43 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/16(土) 01:25:43 ID:1X2/BwYv
ミスラ×ミスラの意外な展開にご馳走様でした^^
読めて良かった〜
(・∀・)イイ!
タル好き氏も裸族氏も激しくGJ!
45 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/18(月) 19:09:25 ID:fSC95+ju
kitaaaaaaaaaaaaaaaaqaaaaaaaaaqaaaaaaaaaaaaadfgvhjk
こういう生き生きとしつつやや品性に欠けるミスラを待っていた
仲良しミスラの後でこれとは、
タイミングがいいのか悪いのか…(笑
ダラン 首♂F6B ターナ 猫 F6A
<鍵>
1度繋がってしまうと不思議なもので、それだけでうんとターナに触れる事に対して後
ろめたいとか思うことは無くなってしまった。
いや、想像以上の絶叫を上げる彼女を忘れてはいない。
包み込まれる自分さえも痛く感じるほどの想像以上の受け皿の狭さに驚き、逃げないよ
うに掴んでいたターナの手を取り、指を絡める。
消え入りそうだと感じるくらいの細い肩を抱き、俺も歯を食いしばって奥へ奥へと腰を
突いて進める。
「いやぁぁぁ、ああ、助けて、痛い、痛いぃぃ!」
何度か他の男を受け入れていたのならまだしも、初めての男を入れるターナにとっては
この行為は苦痛でしかない。
それが更に、こんなものを入れるとなれば洒落にならないだろう。
カハッ、カハッ、とむせ込み、また絶叫を上げる。
こんな風にやって、将来的にはドウナノヨ。
俺達のこの行為が失敗に終わる事をとても首を長くして待っている女達が作り上げる、
お前専用の檻へと帰るんじゃねぇのかね。
待ちに待った今の行為は何ともまぁ、お粗末な結果になりそうで、その時の俺はターナ
を突きながらもどこか頭の隅が冷えていた。
(たったこれだけで、俺に寄り付かなくなりそうよな。こんな事になる位だったら、他の
奴に開通してもらえたらよかった)
簡単にそう思えてしまうくらい、彼女の絶叫は俺の耳を塞ぎたくなるほどすさまじかっ
た。
結果的にはターナに助言をしてくれていた健全なるミスラ族の女達のお陰で、この行為
は無事に乗り切る事が出来たけれど、それが無ければどうなっていたか、今思うとぞっと
する。
熱い息を吐いて、ターナが俺の太ももに舌を這わす。
息を呑んで俺の熱くなった、彼女の言う所の“鍵”に手を伸ばす。
最初はそうやって自分が教え込んだ言葉ではない“鍵”という表現に怒りと嫉妬を感じ
たが、しかし何故ターナがこれの事を“鍵”と呼ぶのかその理由を知った後は別にどうで
も良くなった。
ちゅ、と何度も鍵の先を軽く吸う。
愛おしそうな顔でそれをやってくれるものだから、俺はいつだって気分よくそれを受け
取ることが出来る。
鍵に胸を擦り付けながら、ターナが俺の手を取って指をしゃぶり始めた。
ターナにとってお気に入りは、俺が持つその“鍵”と手だ。手はダントツで、誰もいな
い隙を見つけてどこかを撫でてくれと手を掴んでくるくらいだ。
そのお陰で人前でくっつくのが嫌な俺はますますくっつけなくなってしまった。
そうやってねだられるとそれだけで、俺の鍵で彼女の鍵穴をグシャグシャにしてしまい
たくなるからだ。
しゃぶられて糸を引くほど濡らされた指を、ターナの…これまた彼女が言う“鍵穴”の
近くへと持っていく。
その鍵穴の周りをゆっくりと撫でると、ターナは体を震わせた。
彼女に指を濡らされなくてもそこは既に溢れ出すほど濡れていて、鍵穴の近くのキモチ
ガイイ突起も滑るようにいじることが出来た。
俺が指を鍵穴に入れると一瞬尻尾がピンと立ち、力なくゆるゆると落ちていく。
そこをいじればいじるほど、そこは俺を受け入れるのを心待ちにするように液体があふ
れ出す。たまにクチュッといやらしい音も聞こえてくる。
甘い声を出して俺の腹の上で悶えるターナはやっぱりいやらしくて可愛い女だ。
―――あんな、うんと年上で力の強い冒険者の同族の女に胸などをいじられながらも、
何の反応も無くぼんやりと宙を眺める彼女ではない。
ターナは俺が、自分が冒険に出るまでずっと、ここの一部の女達にそういう扱いを受け
ていた女だと知らないと思っている。ただ幼さを残す子供達がまとわりついて、それらが
邪魔をし続けた故に冒険に出られなかったのだと思っていると思っている。
だから俺もそれを知らない振りをしてターナを抱く。
「ダラン、ダラン」
ねだるように俺の顔に手を伸ばし、よじ登るように俺の体の上を這い、自分から唇を重
ねて舌を絡ませてくる。あふ、あふ、と息を切らせて俺にいじられながらも貪欲に求めて
くる。
『…覚えておきな、ダランディーガ。あれらが本物のターナの檻だよ。あの手の女達がお
前の本物の“敵”さ。今まであの子を連れ出そうとした冒険者達は皆、ターナをああやっ
て可愛がる女達によって潰されている。…まあ、今までは女しかいなかったけれどねぇ』
俺はターナの舌を自分の舌と絡ませながら、鍵穴をこねた。ターナから絡めてくるその
舌の動きも鈍くなり、う、うんっ、と小さく我慢しながらも我慢しきれない声がその口か
ら漏れた。
『だからまとわりつく子供達を拒否しないのさ。あの子達はまだまだ可愛い方だからね。
このままだとミスラ族の男を受け入れる事も出来やしないから子供を生む事も出来ないし、
かといって冒険にも出られないんだよ』
『男のように扱われているから、外に出してもらえねぇんだろう。まぁ、俺ほどの悪評だ
らけの男なら、今更1つくらい悪評が付こうが何とも無いな。既にあのクソガキ共にくさ
ったバナナの王様とかいうふざけた名前を広められているし、な。…ああいう調子で無邪
気なガキを使って潰しまくるんだろう』
『くさったバナナって…。可笑しすぎて笑ってしまう名前だが、中身を考えりゃじわじわ
と効いていきそうだね。あたしも手は知らないけどねぇ。まあ、お前さんならあの女達か
らターナを奪って逃げられるさ。…頑張ってくれ。あたしだってターナがここでドロドロ
に腐り落ちる姿を見ていたくないんだ。お前が駄目なら他のあいつが気に入った男の冒険
者をここに通すだけさ。そしてあたしもアンタの事をくさったバナナと呼ぶさ』
『それだけは勘弁だな。…しばらくしたらそろそろ冒険の旅に出ると言ってみよう。それ
で俺に付いてくると言ったらまたこっちに話を持ってくるから俺達を逃がしてくれ。ここ
以上の外の楽しさを体に染み込ませてやろう。付いていきたいと言わない場合は…残念だ
が、ここにいる内は抱くかもしれんが、外に連れ出す事はせん。それでもいいけどな、抱
きたいのは抱きたい女だ』
ターナが俺を濡れた目で覗き込んだ。熱い息を吐いて、口をパクパクとしている。
「どうして欲しい、ターナ」
俺は体を反転させてターナをベッドに横たわらす。それだけで甘い声を1つ漏らした。
「あ、あ、あたし、鍵、が、鍵が、欲しい」
「…いい子だ。じゃあ、あげようか」
俺は、ターナにとっての檻から解放させる為の鍵だ。
俺にとっても気持ちのいい瞬間へと潜り込む為に濡れた鍵穴へとその鍵をあてがう。
…グシュ。
鍵を入れた瞬間のターナはとても悦びに満ち溢れている顔をする。
待ちわびた快感の渦に巻き込まれ、助けを求める事無く、おぼれる。
鍵は今、難無く鍵穴に入るようになった。最初の4回か5回は苦しそうだった鍵穴の持
ち主は、今は激しく突き続けない限りは気持ちよさそうに顔をゆがめ、喘いでいる。
ターナは俺を選んだ。
外に出たいと、冒険者の見習いとなりたいと願った。
その目はここから逃げたいと助けを求める目ではなく、心強く人を射抜く目をしていた。
ターナはあの時、本気で外の世界で駆け回りたいが為に俺を冒険者の師匠として選んだ
のだ。その目に負けた俺は、女ではなく冒険者としてターナをあの檻から連れ出した。
だから、今の俺達がいる。随分と遠回りもしたが、こうやって繋がる俺達がいる。
「ああ、いや、いやぁ、ダラン、ダラン!やめちゃやだぁ、もっとちょうだい、ねぇもっ
と、ちょうだい!」
グシュグシュと正当に擦れる音がして、それに合わせてターナが乱れる。俺はその音の
中で激しく乱れるターナに酔った。
俺は動きを止めてターナの体位を変え、後ろから突く。
引き締まった体から伸びる尻尾の根元を撫で、前にある彼女の敏感な突起もこねる。
それだけでターナは一気に昇天をする。
俺は何度もそうやってターナを昇らせては落として、その度に俺の鍵を締め付けてくる
ターナの鍵穴を楽しんだ。
「お前、今日はどうしたの。すげぇ、熱くて締めてくるじゃねぇかよ」
愛欲に濡れて涙を流す目もそのままで、涎をこぼす口元を拭う事無く、ターナは俺に突
かれて乱れ続ける。改めて後で俺が教えた卑猥な言葉だって、今なら抵抗なく言うだろう。
でも俺は相変わらずターナに“鍵”と“鍵穴”という言葉を使わせる。
ターナは気が付いていないが、ターナをまた自分達の檻に入れようとたくらむ、そんな
女達が作る檻から飛び出させる鍵は、この俺の“鍵”だからだ。
(あの女達はターナのこんな顔なんて知らねぇんだよなぁ…。ザマァミロ)
俺は誰ともなく優越感を感じながら、そうやって俺の腕の中でだけ乱れる…そんなター
ナの鍵穴の向こうの彼女の小箱へ、鍵からほとばしる自分の液体を今日もたらふく、流し
込んだ。
51 :
47:2007/06/19(火) 01:55:40 ID:KhDr4zB8
以上です。
長文、駄文失礼しました。
ぬるくてすみません。
続きを要求せざるをえない
53 :
ゴブ沢:2007/06/21(木) 19:56:46 ID:Fhn7DJL+
「どうよこれ!」
「どうよこれ!といわれましても…」
目の前のデスクの上は淫具ワールド。皮製のショーツの内側に何故か張型が二本もついていたり、
どうみても指に嵌らないサイズの指輪のようなもの。あと見事なまでに可愛い色合いのトロッとした薬。
エトセトラエトセトラ…。
これらを目の前のミスラが作り上げ、鼻息荒くこの編集室までやってきたのだ。
はぁ。
最初はファンレターを送ってくる珍しい女性読者だと思っていたのに。
ゴブ沢は頬に手を当て、かすかにため息をついた。
「こういう道具で責めてくれる王子様を探してるの!ここの編集部ならそういう人にアタリつくでしょ!?」
あにはからんや、このミスラさんは我々が編集した雑誌やDVDで隠れた性癖を発掘されている。
そう。Mさんなのである。
54 :
名無しさん@ピンキー:2007/06/21(木) 19:57:25 ID:Fhn7DJL+
「コレがねぇ、クリカップってやつでぇ、人間の分泌する体液に反応して収縮運動をするの。
だから、これをクリの皮をめくってから嵌めると…キュンキュンしちゃうんだからぁ!」
「スゴイデスネ」
「あと、こっちのモルボルショーツだけど、趣味的な男性も使えるように、位置の調節と前の
モルボルのツル型を取り外せるんだよ!あと、魔力伝達で遠隔操作可能!」
「マースバラシー」
「このリングは乳首やクリの根元に嵌めて、魔力でキュンキュンさせちゃうの」
「キャーエッチー」
「こっちの薬は粘度を高めてあって、そらもうネットネトのトッロトロ。触覚を高める効果も…って
ちょっと」
「イヤダワミスラサンッタラー」
「私の話し聞いてないでしょ!」
「はい」
「キーッ! みてらっしゃい!今度こそ貴方をギャフンと言わせるエッチ道具開発してやるんだから!」
「あの…別に私に見せなくても…」
しかしヒートアップした彼女は止まらない。
「待ってて私の王子様!かぼちゃの馬車、もといゴブ沢さんのツテで貴方に会いにいくわー!」
「だからそういう人は既に大抵パートナーを…って、行っちゃった…」
ガル姉妹も出向中、ひとりぽつんと残され、机の上は淫具だらけ。
私、何か悪いことしたかなぁ…? 実はレイズが効くんですよ、私。あとシグネットも。所属はウィンダスってことになってます。
「はー・・・・」
思わず再びため息が出てしまいます。
「ぎゃふん…」
さあ、次の本の編集をしなくちゃ…。…疲れたなぁ。
-----------------
(゚Д゚)ノひさしぶりー
55 :
ゴブ沢:2007/06/21(木) 20:45:12 ID:Fhn7DJL+
ままままま間違えてあげちゃった。マジすまそ
>>47 続きを要求せざるをえない
>>ゴブ沢
久しぶりー(´∀`)
保守保守。
ヒュム♀F1のエロいSS希望と言ってみる!
こんちわー!(=>ω<)ノ
以前
>>17さんにミスラものをリクエストされたので、書いてみました。
「ジャグナーの百合」
イカせていただきまっす!
・登場人物
リココ・タル♀F7-B・モンク(AFフル装備・プ○ッシュばりの男勝り)
ラナ・ミスラ♀F6-A・白魔道士(AFフル装備・素直でぽわ〜んと天然系)
――ジャグナー森林の奥で、満月の夜に1輪だけ白く輝いてる百合を見つけると、幸せになれるんだって。
「ったくラナは夢見がちだなぁ。そんなのよくあるうわさの1つに決まってるだろーによー。」
萌黄色の道着に身を包み、金髪をツインテールにしたタルタルが呆れたようにつぶやき、獣道に落ちている石ころを思い切り蹴っ飛ばした。
「夢は見るからいいのよ〜。リココだって、幸せになりたいって気持ち、あるでしょ?」
白と赤のだんだら模様のローブを羽織った銀髪のミスラの女性、ラナが、そこら辺のモノ全てに八つ当たりしそうなリココを苦笑まじりに
なだめながら、森の奥にあるという百合を鋭く探している。
「そ、そりゃ、そーだけどよ…俺はさ、幸せは、自分の手で、掴み取るもんだろー…って思うぞ?」
リココは何とかラナにカッコつけたいつもりで拳をぐっとにぎり、ポーズを決めてみる。しかし。
「あはは、リココはえらいなー。」
ラナはシッポを振り振り、ぽわーんとした感じでただ笑っている。リココは軽く落ち込んだ。俺の気持ちなんて、ラナには結局一種の友情と
してしか伝わらないのかもしれないな、と。落ち込んだ気持ちを何とか晴らすために、あえて明るい声を出して訊いてみる。
「ラナはさ、ここで百合を見つけて、どういう幸せを手に入れたいのさ?…やっぱ、彼氏…か?」
「…え?ま、まあ、そんなようなモン…かな?」
おや?ラナがちょっと口ごもっている…。リココはひょいと振り向いて相棒の白魔道士を見つめた。リココの視線を感じたラナは、なぜか
真っ赤になってそっぽを向いてしまう。
「…ラナ?」
「…え?な、何でもないよぉ!」
…言えない。ここで伝説の百合を見つけるまでは、とてもじゃないけど言えない。ラナは自分の顔が熱くなるのを感じながらぶんぶんと
首を横に振った。幼馴染のモンクの少女、リココは、そのかわいらしい外見に似合わない男勝りっぷりと気風のよさで、他の男性達や女性達
からもとても人気が高かった。小さいころからずーっと一緒にいたから、きっと意識すらもしてもらえてないだろうな…でも、ここで伝説の
百合を見つけてからなら、この想いを伝えられる…ラナはその一心で、百合探しにリココを誘ったのだった。
リココはしばらくラナの表情を観察していたが、素早く向き直ってさっさと歩き出した。
「…急いで探しちまおうぜ。他のカップル達が狙ってないとも限らないしな。」
「…うん!」
ラナがちゃんとついて来てるのを肩越しに確認しつつ、リココは本来の獣道を離れて茂みの中へガサガサと分け入っていく。
「あれ?リココ〜、道なりに行かないの?」
ラナが不思議そうに訊いてくると、リココは振り向いて笑顔で答えた。
「俺、すぐ奥まで行ける近道知ってんだ。そこから入り口に向かって探していけば早いだろ?」
「そうだね♪」
…そうしてしばらく2人は歩き続けた。森林の奥深く。獣道はすっかり見えなくなり、人の姿はおろか気配さえも感じられないくらいのところ
までやってきた。木々の間から漏れ落ちてくる月の光が、幻想的な風景を形作っている…。
――ガサッ!「ぅわぁ!」
「リココ!大丈夫?」
いきなり声が上がり、リココの姿が消えてしまった!石にでもつまずいてこけ、茂みの間に倒れているに違いない。ラナは急いでかがみ
込み、さっきまでリココがいたであろう茂みの辺りをガサガサとひっかきまわした。…その時だった。
「ばぁ!!」
「ぅにゃぁ!?…っ。」
茂みの中から突如リココが飛び出しておどかしてきたのだ。ラナはショックでぺたんと地面に座り込んでしまい、なおもリココが自分に
迫ってくるので目をつぶってふるふると震えていた。ラナに近づいたリココは、そのままラナの開いた膝の間にちょこんと入り込み…そして。
「…っ…。」
リココはラナの顔をやわらかく両手で包み、今がチャンスとばかりにはやる気持ちを抑えつつ、ゆっくりと唇を重ねた。ラナの目が一瞬
驚きに見開かれたが、唇を重ねてきているのが耳までピンク色に染めたリココだと分かって安心したらしく、快感に酔って細く流れて
いった。
「…っはぁ、はぁ…。知らないとでも、思ってたのか?」
一旦唇を離したリココが、まだ顔を火照らせたまま訊いてきた。ラナはきょとんとしている。
「俺と同じくらい小さかった頃からの付き合いだったお前の気持ち、俺が知らないとでも思ってたのか?」 リココのまっすぐな瞳と言葉に、ラナは首を力なくふるふると振った。
「…リココは、すごく人気者だから…きっともう彼氏とかいると思ってた…。」
「…いないよ。でも、俺も似たようなこと思ってた。ラナってセクシーだからさ、きっと、もうカッコイイお相手がいるもんだと…。」
リココの意外な言葉に、ラナは目を見張った。互いにそういう人がいるのかもって遠慮しあってただけなんだ…。
「いないよ、そんなの。…だって、私…。」
そう言ってラナは、リココをぎゅっと胸に抱きしめた。切なくなるくらいの想いを込めて。そして、胸に埋まって既に真っ赤に染まった
長い耳にそっと口づけ、続いてほほにも口づけた。
「ぁ、ぅ…ラ、ラナ…。」
ラナの腕の中で、リココが身じろぎした。短い腕を目いっぱい伸ばしてラナの顔を包み、自分の方に向かせると、そのままゆっくりと
唇を重ねた。さっきは驚きのあまり唇を閉じたままキスに応じていたラナだったが、今度は積極的に動き始めた。唇を交互に何度も
ついばみ、快感で軽く開いた口内に軽く舌を差し入れてからませる。
「……ん、ふっ…。」
ちゅくちゅくと音を立てて舌を絡ませあい、互いの口内を思う存分蹂躙した後、リココはラナの腰に巻かれたロープをしゅるりとほどき、
小さな掌でヒーラーブリオーの上から豊かな胸をやわやわと揉みながら、ゆっくりとブリオーをたくし上げ始めた。
「ん…。」
リココの意図を察したラナは、シッポをリココの胴体に巻きつけて身体を支えてやりながら自らブリオーを胸の上ぐらいまでたくし上げ、
少し腰を浮かせてヒーラーパンタロンを膝ぐらいまでずらした。月光に照らされた乙女の白い柔肌が目にまぶしい。
「…キレイだ…。」
唇を離したリココはそうつぶやき、ラナの唇との間に引いていた銀の糸がつーっと切れるのを見てからもう一度唇にキスをした。その
次はほほ、そして首筋、胸元へと順々にキスを落としていった。
「ぁっ…ん…にゃぁ…。」
小さい頃からの憧れだったリココが、ずっと自分のことを好きでいてくれて、月光の差す幻想的な森の中で自分のことを愛して
くれようとしている…ラナはたったそれだけで天にも昇るほどうれしかった。たった今、聖なるヒーラーブリオーをたくし上げた時も、この
下にある自分の肌にリココが触れてくれる、口づけてくれると思っただけで頭はぼうっとし、お酒でも飲んだかのように顔が熱くなる。唇だけ
じゃない、ほほや首筋、果ては胸元に手や唇が触れるだけで、ラナは息が熱く乱れ、甘い鳴き声をあげ続けるのであった。
「ぁん……にゃぁ…。ん、ぁふ…やぁん…。」
ラナの胸は、ミスラにしては規格外とすら思えるくらいに大きく、豊満だった。リココは小さな掌全体でその柔らかな感触を楽しみ
ながら、ピンク色の敏感な先端に舌を這わせたり唇でちゅっと吸ったり、時には指の先でこねくりまわしたりもしてみた。そのたびに
ラナは甘く鳴き、腰がリココを誘うように妖しく揺れる。もちろんリココはその誘いに乗り、片手で胸をこねて舌を這わせつつ、もう片方の
手をラナの下半身に伸ばした。
――ぬちゃ…。
「にゃあぁっ!…ぁはっ…ん…やぁ…。」
予想外に大きく淫らな水音がして、ラナが相当にリココの唇や舌で感じていたことが明確に分かる。思わず真っ赤になって激しく
かぶりを振るラナにリココはニヤニヤと笑いながら言った。
「すごく感じてるんだな。ぐちょぐちょじゃないか。」
リココが秘所に伸ばした手を少し動かすだけで、ぬちゃ、くちゃと淫らな水音が響き、ラナの腰が奇妙に動く。ラナはそれを恥ずかしく
思いながらも、腰が動いたり声が出たりするのを止めることができないようだ。
「んにゃぁ〜…言わないでぇ……ぁん…やぁん…。」
「言うよ。ラナのかわいい声、もっと聞きたいから…。」
リココは一旦ラナの唇を自分の唇でふさぎ、耳元にささやいた。ラナがますます顔を赤くしたのを見てくすりと笑い、愛液をあふれ
させる泉のすぐそばでひくひくと頼りなげに震えている敏感なお豆さんを、皮の上からコリコリと弄る。
「ぁあぁあぁあっん!…ひゃぁぅ……。」
ソコから電撃のように快感が全身を走り、ラナはびくびくと腰を震わせて鳴いた。その声にリココはすっかり気をよくし、ツメの先で
そっと皮を剥いて、外に晒されたクリ豆を指の腹で優しく可愛がった。
「っはぁん!にゃぁう……リココ…私、おかしくなっ…ちゃ、ぁはぁあぁっ!」
ラナが甘く鳴くたびに、熱い蜜が秘所からあふれ、下の茂みにこぼれ落ちていく。リココはそんな彼女に、ちょっと顔を赤らめながら
笑いかけてみせた。
「…いいぜ、おかしくなっても…コレで、俺と一緒に、おかしくなろう?」
そう言ってリココは茂みに置いたカバンに手を伸ばし、少し小ぶりなモルボルのつるを取り出した。そして、うねうねと蠢くそれの
太い方をラナの蜜壷にあてがい、ゆっくりと挿入し始めた。…ずぷっ!…ぬちっ…。
「…ぁんっ……っはぁん…おっきぃ…にゃぅ…。」
「あ、ここ押さえといて。暴れて逃げ出そうとするから。」
モルボルの根元を半分ラナに埋め込むと、リココはラナにそこを押さえておいてもらい、自分は帯を解いてブーツと萌黄色の下穿きを
ゆっくりと脱いだ。今までにラナにした行為で興奮した所為か、彼女の下着から透明な悦びの蜜がつーっと糸をひく。それを見たリココは
ぽーっと顔を赤らめ、それでもじっとラナを見つめて言った。
「…ようやく、ラナと1つになれると思うとさ…うれしくて、こんななっちゃったんだ。」
リココのこの言葉にすら、ラナは頭が真っ白になりそうなぐらいに感じてしまうようだ。快感に目を潤ませ、彼女の意思に関係なく腰が
ぴくんぴくんとはねている。
「…ん、ふぁ…ぁ…リ、リココ…1つに、なろ?」
「うん。」
こくりとうなずき、リココはつるの先をつかんで自分の秘所に導き、ゆっくりとこすりつけて愛液をまとわせる。時々わざとクリ豆にこすり
つけているらしく、ぴくぴくと身体を震わせて喘ぎ声をあげながら…。
「…っ…ぁ、……ぁはぁっ!…ゃん…。」
ほどなくぬとぬとに濡れたつるの先端を、リココはゆっくりと自分の中に挿入し始めた。半分ほどで奥に達してしまったらしく、彼女は
しばらくその感触を楽しむように目を閉じて耐えていたが、やがてはっきりと目を開いてラナを見つめ、確認をとるように優しくささやいた。
「…動くぞ?」
ラナが涙の浮かんだ目のままこくりとうなずくと、リココはゆっくりと茂みにラナを押し倒し、騎乗位の状態になって、腰を振り始めた。
――ぴたんぴたんくちゃんくちゅんぴたんぴたんくちゅんくちゃん…!
「…ぁあっ!…にゃぁあん、キモチイイ……リココ、キモチイイよ…。」
ラナは身体を起こし、リココをぎゅっと抱きしめて激しく腰を押し付けた。その衝撃は暴れるモルボルのつるを通じてリココへと伝わり、
リココの口からは今まで漢(おとこ)らしくラナをリードしていたとはとても思えないような甘い鳴き声が漏れた。
「ゃぁあん!…ぁっ……はぁん…ラ、ラナ……はぁっ…俺も…キモチイ…イ…ぁはぁあっ!…ぃやぁあん…。」
高く鳴きながらリココは激しく腰を振り、ラナの身体にしがみつく。快感に顔をゆがめながらも、その目だけは真剣さをたたえて、ひたと
ラナの目を見つめていた。ラナも快感をこらえながらリココの目を見つめ返す。
「…ラナ…好きだよ…。」
リココが、初めてちゃんと「好き」と言ってくれた…。その事実がラナの奥底を今までにないくらいにぎゅぅんと収縮させ、中で暴れる
モルボルのつるの動きをよりはっきりと感じさせる。思わず声を上げつつ、ラナははっきりと答えた。
「ぁんっ!…わ、私も…好きよ、リココ…。」
その答えを聞き、リココは心底安心したような表情でにこっと笑った。そして再び脚をふんばり、ラナの身体にしがみついて一旦息を
整えた。…次の瞬間、いきなりトップスピードで腰を振り始めた。モルボルのつるもそのショックを受け、びちびちと暴れだす。
「あっ!…ぁはん、にゃぁん!…っはぁん…っ…!…そ、そんな…激しいの…イッちゃう…イッちゃうよ…っ…。」
「ぅぁあっ…!…ラナ…お、俺も…もぅ…イキそう…ぁはぁあっ…。」
2人は途切れ途切れの喘ぎ声を上げながらぴったりと身体を密着させて乱れ続けた。
――ぴたんぴたんぴたんぴたんぴたぴたぴたぴた…!
「っはぁあん!にゃあぁん…ぁイッちゃう…よぉ…ぁんイク、イク、イクイクイクイク…っぁっはぁあぁっ―――――ッ!!」
「んぁあっ、…っはぁあぁん…っ…ぁあ…イッちゃ…ぅ…ぁん、ぁんイクぅっ…イッちゃ…ぁ――――ッ!!」
――びくんっ!!びくびくっ…!
2人の身体が一際大きくはね、声にならない声を上げて絶頂に達してしまった。月光が辺りを照らす深い森の中、しばらくの間、2人は
余韻を楽しみ、名残惜しむかのように甘い口づけを交し合っている。その2人を、茂みの奥で月光を浴びて白く輝く1輪の百合が、じっと
見守っていた…。
夜明け前のラテーヌ高原を、タルタルのモンクと、ミスラの白魔道士が歩いていた。タルタルの方は、なぜかしきりとうなだれている…。
「…ご、ごめんな、ラナ。」
リココが頭をポリポリかきながらぼそりとあやまる。
「え、何であやまるの?」
ラナがシッポをひょこっと立てながら訊き返すと、リココはますます頭をバリバリかきながら目線をそらしてしまう。
「…ぃ、いやその…ラナはさ、あの森に咲く伝説の百合を探しに来たんだろ?俺が余計なコトをしたばかりに…。」
「あははっ♪そのことならもういいの!」
ころころと笑い、ラナは前を歩くリココの小さな身体をおもむろに抱き上げた。
「ぉわっ!?」
いきなりのことにあわてて手足をばたつかせるリココ。かまわずラナはリココを胸に抱きしめ、ほほに優しくキスをした。
「ぁわっわっぁわわわわ…!!」
顔から耳の先まで、完熟したミスラントマトみたいに真っ赤になって硬直するリココ。
「ぅにゃぁ〜〜ん!リココ真っ赤になってる〜かわいい〜!」
「…バ、バカ!離せぇ〜〜〜!」
朝日の昇り始めたラテーヌに、タルタルとミスラの悲鳴と笑い声が高らかに響きわたった…。
-THE END-
ってなもんです^−^
>>17さん
どうでしたでしょうか?(/ω\)
173じゃないけど
GJ!
17さんって言いたかったorz
ミスラxミスラかと思ってたらしっかりタルが!
これだからタル好きさんが好きだ
タル好きさん毎度のことながらGJ(゚∀゚)b
68 :
17です^^:2007/07/06(金) 04:38:57 ID:Bdrnckyc
リクエストに本当にこたえてくださって
ありがとうございました^^
とっても楽しかったです^^
ノーマルでも全然イケたかも^^
これからもタル好きさんを応援します!
初めて書いてみました・・・。
ドキドキ投下。
エロほとんどないかもです・・・。
俺:ヒューム♂
彼女:ミスラ♀
彼:エルヴァーン♂
名前はまだない。
70 :
1:2007/07/10(火) 12:07:11 ID:BDdgJR3N
ヒュームの俺とミスラの彼女。
俺たち二人はいつも一緒にいる。
俺たちが初めて出会ったのは、
祖国から他国を回るよう指示されたミッションの最中だった。
もっとも彼女とは所属している国が違ったため、ともに行動したのは一日だけだったが。
それからすこしレベルも上がったころ、ジュノで再会した。
なんとなく、話すようになり・・・なんとなく、一緒に行動することが多くなった。
そんな日々が続いたある日、彼女が尻尾を揺らしながらこう言った。
「私の、パートナーになってくれない?」
「パートナー?」
「そう、パートナー。私たち気も合うみたいだし・・・ほら、それに私、吟遊詩人だから一人じゃ限界もあってさ・・・。」
「あ、恋人とかそんなんじゃなくて、なんだろ、んーと、共に戦う相棒!みたいなさ・・・。」
「だ、だめかな?だめならいいんだ、ゴメン!」
まくし立てている彼女の耳がしゅんとしてるのを見て思わずokした。
それから俺たちは以前よりも一緒にいるようになった。
彼女の所属国に移籍もした。
正直・・・俺は彼女に惹かれていっていた。
彼女は奔放で、どこか危なっかしく、いつでも笑っていた。
だけど、俺たちが、相棒の一線を越えることはなかった。
彼女には好きな男がいた。
俺には「憧れてるんだー!」なんて言っていたが
いつも彼女を見てる俺からすれば、その男を見る目は恋以外の何物でもなかった。
アーティファクトを揃えたばかりの俺たちとは違う・・・。
強い、男だった。
何度か一緒に行動したときも
その大鎌をふり、いつでも彼女を助けた。
「妹みたいなもんで、ほっとけないんだよな。」
なんて笑う、その男を見て彼女は少し寂しそうに笑ったのを覚えている。
彼に追いつこうとする彼女に合わせて、俺たちは急ぎ足でレベルを上げていった。
先日、彼からプレゼントされたという、シャイルマンティルに彼女が袖を通せるようになったころ・・・
初めて、彼女の涙を見ることになった。
71 :
2:2007/07/10(火) 12:08:04 ID:BDdgJR3N
その日も俺たちは一緒にいた。
レベル上げを急ぎすぎた疲れを癒すようにジャグナーに釣りに来ていた。
「滝ってきもちいいよねー!」
なんてわざわざ水しぶきがかかる位置で彼女ははしゃいでいる。
しばらくして、はしゃいでいた・・・その声が止まり、代わりに今まで聞いたことないような切羽詰った声が耳に届いた。
「うそ、なんで!」
「いやだ、そんなの!」
「お願い、行かないで・・・」
慌てて釣竿をしまい、彼女のほうへ振り向くと
彼女の頬を涙が伝っている。
「やっと、私・・・一緒に肩を並べれるって・・・」
呟くように言ってその場にへたり込んだ。
こんな風な彼女を見るのは初めてで、ともかくどうしたのか、落ち着くようにと
通信相手に聞こえないように言う。
涙で濡れた瞳が俺を捉える。
「・・・彼が・・・冒険者を辞めるって・・・通信・・・もう・・・届かない・・・。ねぇ・・・届かないよ!!」
「どうしたらいいの!?こんな風に終わるなんて、そんなのないよ!」
誰に聞くでもなく、誰に言うでもないように彼女は泣き叫ぶ。
ただ、俺にできたのは彼女を抱きしめることだけだった。
子供をなだめるように、その細い髪をすきつづけた。
長い時間がたったように思えた。
ひとつの約束をした。
「俺は、お前を置いていかないから。誓うよ。」
いつもなら言えないような台詞。
彼女は、嗚咽交じりにありがとう、と呟いた。
またしばらくの時がたち、いくらか落ち着いた彼女が
濡れたままの瞳で俺を見据えて言った。
「もうひとつ、お願い、しても、いいかな。」
「おう、なんでもこいや、絶対叶えてやるよ。」
と、言ったことを次の瞬間後悔することになる。
72 :
3:2007/07/10(火) 12:09:42 ID:BDdgJR3N
「抱いて。」
「は・・・?」
「何でも叶えてくれるんだよね?抱いて。今、ここで。」
「ここで、って・・・今・・・って・・・」
「私、このままじゃ進めない、戻れない、ここからどこへも行けない。」
「今の自分を壊さなきゃ、私・・・。」
そこまで言って、また瞳から涙をこぼす。
なにが正解なのか、わからなかった。俺にも、彼女にも。
ただ、望みを叶えることにした。
わかった。とだけ伝え彼女を強く抱きしめて唇を重ねた。
ぎこちなく、舌を絡ませる。
生暖かい彼女の口内を犯していく。
くちゅくちゅと、淫靡な音は滝の音がかき消してくれる。
左手で彼女の背を支え、右手をシャイルマンティルの下に滑り込ませた。
すでに硬くなり始めた突起ごと手のひらで胸の感触を楽しむ。
「んんっ・・・」
彼女の苦しそうな吐息が漏れる。
唇を離し、濡れた瞳にキスを落とす。
・・・好きだとは言えなかった。
滝の音と吐息しか聞こえない中で、キスを交わし、お互いの体温を感じていた。
シャイルマンティルをずりあげ、あらわになった突起を口に含んだ瞬間、彼女がびくっと震えた。
「大丈夫、だから・・・して・・・。」
わざと、彼女を見ないようにして、舌で突起を転がす。
「んぁ・・・ぁ・・・はぁ」
抑えた喘ぎが俺の欲情をそそる。
もう一度、唇を重ね、サラウィルを下へずらすと、
俺の背中に回された彼女の腕に力が入る。
気づかないふりをして、下着の上から彼女の敏感な部分に触れてみた。
73 :
4:2007/07/10(火) 12:10:23 ID:BDdgJR3N
「あぁっ!いやっ!やめて!お願い!」
重ねていた唇が離れ、背中に回していた腕で俺を突き放す。
その瞳からは、また涙がこぼれていた。
「ご・・・ごめん・・・だ、大丈夫だから、もう一度・・・。」
「もう、充分だろ?」
そういった俺から彼女は目をそらす。
「ごめん・・・」
もう一度、目を伏せたまま謝る彼女の額にキスを落とす。
はっと顔を上げる彼女に向かってニヤリと笑い、
「次はやめてやんねーからな。」
ちょっとかっこつけすぎたことを
後悔するのは股間に痛みを感じた次の瞬間だったりした。
ヒュームの俺とミスラの彼女。
俺たちは今日も一緒にいる。
ぬるすぎ【許してください。】
神降臨待ち・・・。
次回に期待
ラブラブになったところが見たいなw
続きを要求せざるを得ない。
自然と仲良くなって俺が告白したあと、彼が戻ってきて彼女どうしよう
みたいなのも期待w
>77
タルタルに激しく萌えた漏れが居る・・・
80 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/15(日) 13:35:41 ID:48NyJgYI
絶対に、大好きなあの人と結婚が出来ますように!
83 :
47:2007/07/18(水) 09:20:36 ID:saYIPIBU
こんにちは。
またしてもそれなりにエロく書けた物を投下していきます。
定番の媚薬ものです。
47でも書きましたが…
ダラン 首♂F6B ターナ 猫 F6A
またしても長いです。
84 :
47:2007/07/18(水) 09:21:08 ID:saYIPIBU
何かの甘い匂いが、香炉から香る。
ダランディーガが1人で風呂に入る前に炊いたものだ。
アトルガン地方へと渡るにはまだまだ強さが足りないターナに会う為に、ダランディー
ガはジュノへと戻ってきた。
ダランディーガは戻ってきたその足でターナを捕まえて、ダランディーガのジュノでの
部屋へとなだれ込む。
そうやってなだれ込んだ後で、ダランディーガは新大陸の匂いだけでも、と香を炊いた
のだ。
風呂から上がった後でベッドの上に腰掛けて、真剣な顔をしたダランディーガが時計を
見ていたが、その目をこの宿に来てからずっとソファに座ったままのターナに移した。
ターナは顔を赤らめながら顔をしかめ、鼻を押さえている。
「…鼻を押さえているようだが、きつい匂いか?新大陸の香をジーンが買いまくってさ。
それで、あてずっぽうかそれとも現地の人に調合の割合を聞いたのか、真似をして調合し
たものでさ。こういう香りが向こうでたまに香るんだよな」
「へ、へぇ。…きつくは、ない、よ」
「本当に?」
「本当に」
ターナが出すその声はどこか甘い事にダランディーガは気がついた。
「鎧、手入れ、しな…よ。汚い、まま…じゃ、駄目だよ」
「ああ、後でいい」
じっとダランディーガがターナを眺めている。
そのダランディーガのどこか観察するように眺める目を気持ち悪く感じ、ターナは顔を
背ける。ダランディーガがベッドの枕元に置いていた小瓶を手にしてターナに近寄ると、
ターナが拒否をするように近づくダランディーガの胸を手で押した。
そうやってダランディーガを押すターナの手がやけにくすぐったく感じる。
(…あれ)
防具越しにターナの腕にダランディーガの手が触れると、それだけで心臓だけではなく
体までが跳ねる。ターナ自身は熱い息を吐いていると自覚をしていたが、それ以上に勝手
に甘い声まで漏れてしまいそうになった。
今のターナが戦士のサポート用にと上げているのは忍者で、今着ている装備は確かに柔
らかい生地の道着だ。だけど、何かが違う気がする。
(何だろう、何か、妙…だよ。久しぶりに会うからってだけじゃないよ、これ)
シュルッと衣擦れの音をさせて、ダランディーガがターナの道着の帯を解く。
「嫌だ、って、ば。ねぇ、聞いてる?」
85 :
47:2007/07/18(水) 09:22:27 ID:saYIPIBU
ターナはそうは言うが、それでも拒みきれず、ダランディーガによって留め帯と太い帯
をはずされた。健康的な張りのあるターナの肌がいつも以上に血色よくなっているのを、
ダランディーガは見逃さない。帯を解くだけ解いて、道着は脱がさずに置いた。
「聞いてる、よ。喉渇いただろう」
「乾いてなんて、いません」
「甘くて旨いぞ。まあ飲みなよ」
ダランディーガは小瓶の蓋を開けて、それを自分が先に1口だけ飲み、再び口に含ませ
てちょっと嫌がるターナに口移しで飲ませる。
蜂蜜の味が強い、甘い飲み物だった。
そのまま舌を絡めて口を離すと、また口移しでダランディーガがターナに飲ませる。
その飲み物を口にすると、ターナの体の中が一気に熱くなり、ふわふわする。
(や、やだ、キスだけで…何、これ)
最後の一滴まで小瓶の液体をダランディーガが口にして、またターナに飲ませた。
何故かキスをするだけでうんといじられた後のような感覚に陥り、今度はその体からの
欲求に逆らえずにターナから舌を絡める。
ターナの体がキモチヨサを求めるのだ。
私の体を触って欲しい、相手の体を触りたい。
そんな欲求が湧き上がり、止まらない。
ターナの甘い腕がダランディーガに絡まる前に、ダランディーガがそっと離れてベッド
にまた腰掛ける。そうやって、離れた所からターナに向かって笑いかけた。
「おいで、ターナ」
そのダランディーガの甘い声に、ターナの体が快楽を求めて勝手に動く。
しかし何故か力が入らなくなっているターナの足のせいで、ダランディーガの腕の中に
収まる前にターナの体が床にペタンと崩れ落ちた。
「な、何、ねぇ、何…?」
明らかにおかしい自分の体にターナは泣きそうになる。体の芯が熱くなり、入れてもい
じられてもいないのに男を受け入れるその部分がうずいて止まらない。
今はもう、触って欲しいという気分だけではない。
もう、欲求が止まらないのだ。受け入れる部分がビクビクと痙攣して、下半身の下着が
濡れてぐしょぐしょになってしまっているとターナ自身がわかる。
「…どうだ、気分は」
ダランディーガがベッドから離れてターナの前にしゃがみこんで、うつ伏せで倒れこん
でいるターナの頬を撫でた。たったそれだけで、ターナは甘い声を出して喘ぐ。
ダランディーガが焦らすようにターナの耳をいじった。ターナはビクンと体を震わせて
声を上げる。
86 :
47:2007/07/18(水) 09:24:16 ID:saYIPIBU
「や、あ、ああん」
ダランディーガがターナの耳をいじり続けると、入れてもいないのにターナの体が跳ね
て、ターナの顔が高みに昇っていく時の顔になる。尻尾まで震えて、逆立っている。
ターナがダランディーガに助けを求めるように腕を伸ばした。
「…ふーん…。2つ盛ったら結構きついんだな。お前、感じやすすぎ。ここまで来ると、
薬だけで感じているのかと思えてちょっとつまらんな。様子を見るだけなら楽しいけど」
ハーッハーッと熱い息を吐いて、ターナがニヤニヤと口元を歪ますダランディーガの腕
を掴む。濡れた目でターナがダランディーガを見上げると、ダランディーガは皆の前では
滅多に見せない"男の顔"でターナを見下ろした。
「ねぇ、何、これぇ…。助けて、助けてぇ」
「じゃあお前が乗ってこいよ、乗れるならさ。そうすりゃ、楽になるって位お前自身がわ
かるだろう」
意地悪く言うダランディーガにターナは息を詰まらせて、歯を食いしばる。
「…っ、ダラン、大嫌い…!」
ターナがダランディーガから手を離して床に転がる。そして熱い息を吐いて丸くなった。
「ふ、あ、うあ…」
布が自分の肌に擦れるだけで声が出てしまうターナを、ダランディーガはジッと見てい
た。ターナがついに泣き出す。
「大嫌い、大嫌いだ…!」
「じゃあ収まるまでそうやってしていなさい。大嫌いな男に触られたくないだろう」
伏せていたターナの耳がビクンと揺れる。歯をカチカチと鳴らせながらターナがダラン
ディーガを見上げた。
「…俺は嫌いという言葉はそれが例え本気じゃなかったとしても聞きたくない。気を引く
為に言う言葉だとしても聞きたくない」
ボロボロと涙を流してターナがうつむく。
「は…っ、あ、や、あ、あたし」
ダランディーガが1つ息をついて再びターナに手を伸ばした。ターナの髪にダランディ
ーガが指をしのばせると、ターナがひあっと声を上げて体を震わす。
「触って欲しかったら…なんて、言うの」
楽しむようにダランディーガがつぶやく。
熱い息を漏らせながら、ターナは口をパクパクとさせた。
「入れて欲しかったら…言う言葉、あるでしょ。それは、大嫌いって言葉?」
髪をいじられただけで、ターナの体はビクビクと反応する。そんなターナは言われるが
まま、要求されている言葉を口にした。
「ダラン、が、好き…。好きだよぉ…!」
ハーッハーッと熱く息を吐きながら、再びターナが手を伸ばす。
その手を取って、ダランディーガは手のひらを自分の指先でなぞった。
「あ、や、ああっ、ああっ!」
87 :
47:2007/07/18(水) 09:25:44 ID:saYIPIBU
挿入しているような喘ぎ声を上げて、ターナが手のひらだけで乱れる。
そんなターナの腋に手を差し入れ、ダランディーガがターナを抱き上げる。ビクビクッ
と体を震わせて、また尻尾の毛まで逆立たせて、ターナが涙を流しながらぐったりとした。
「う…う、ふ…ぁ」
「もうお前だけ何度もイって、ずるいぞ」
ダランディーガはそう言いながらターナをベッドに横たわらせずにうつ伏せのまま上半
身だけ置くような形にする。ターナが尻をダランディーガに突き出す状態で、ターナの脚
のズボンを脱がせた。その間も甘い喘ぎ声を出し、ビクビクと震える。
そうやってずり降ろされたターナの下着は愛液でぐしょぐしょになっていて、糸まで引
く。ズボンもその溢れ出した愛液で黒いシミが出来ていた。
「欲しかったら、尻を振って誘いな」
もうくたくたでそんな余裕なんて無いターナにダランディーガがそう言うと、ターナは
弱々しくもゆっくりと尻を振る。
「ひぁ、あ」
そうやって尻を振るだけで前身に衣擦れが起きて、その刺激でターナが声を上げる。そ
んなターナのうなじにゆっくりとダランディーガが唇を近づけて、何度も強く吸った。
「いやぁ、ねぇ、やだぁ!早く、ねぇ、早く…ひっ、ひあぁ、あああ!」
泣き声に近い声を出してターナがダランディーガに懇願する。
懇願しながらもまたターナが頂点に達したようで、すいっと体を離したダランディーガ
からよく見えるその蜜壷が愛液を垂れ流しながらその上にある菊門まで引き連れてビクビ
クと痙攣していた。
ズボンを下ろした後に流れ出た愛液が床に零れ落ちて、床にシミを作る。
そんなターナにのしかかって、ダランディーガが剛直をターナに刺し入れようとした。
刺し入れようとダランディーガが蜜壷の入口を突くだけでまた、ターナの体がビクビク
と痙攣して更に蜜壷が締まる。そしてターナが悲鳴に近い嬌声を上げた。
「うあ、お前これ、きつすぎ」
もうターナの穴が締まりすぎて、どれだけ濡れていてもいつも以上にするりと入らない
のだ。ここまで狭ければ、グイグイと無理矢理差し込まないと入らない。
薬の物凄さを実感しながらもターナの処女を奪った時のようなその道の狭さに、ダラン
ディーガの頭がちょっと冷えて1つ息をつく。
「…しまったな、2つ一気に使ったのがまずかったか。こうなっちゃ意味がねぇよなぁ…。
最初から意地悪しねぇで入れたら違ったのかねぇ」
ダランディーガはうーんと唸りながらも、自分の2本の指をターナの蜜壷に刺す。
「いやぁぁ、あああ、いっちゃ、いっちゃぁぁ、ひああああ!」
すると10秒もしないうちに悲鳴を上げて、ターナが潮を吹きながらついに気を失った。
無臭の、愛液とは違う液体が床に水溜りを作る。
88 :
47:2007/07/18(水) 09:27:11 ID:saYIPIBU
「ちょっと、おい、待て待てぇ。これはきっと気持ちいいを通り越して締まりすぎて痛ぇ
ぞ。ってか、潮吹き…初めて見た」
気を失ってからも弛緩するターナの壷を指で感じながら、ダランディーガがまたうーん
と唸る。
ダランディーガはその指を抜いて自分の剛直を擦り、潮を吹くまでになっていた彼女の
体に挿入できなかった事に不満を感じながら、ターナのむき出しの尻に自分の精液を振り
かけた。
89 :
47:2007/07/18(水) 09:35:57 ID:saYIPIBU
以上です。駄文失礼。
…アトルガンで普通に売っていそうですが
それ以上にアズィマ婆さんの媚薬のその効き目が気になるところです。
(公式にそうなっていた…ハズ)
GJ!!
欲を言えばエピローグが見たかったな。
91 :
名無しさん@ピンキー:
保守