高津カリノ総合エロパロ【WORKING!!】no.2

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1名無しさん@ピンキー
ヤングガンガン連載中のファミレスバイト4コマ漫画WORKING!!の他
web上で連載中のブタイウラ/WORKING!!などの高津カリノ作品の総合エロパロスレです。

【スレ住人達のお約束】
・かりのん(現隠しページ)は簡単に見つかります。がんばって。
・うろん内のアドレスを貼るのと現在見られない画像のアップはやめましょう。
・801ネタはヤオイ板でお願いします。
・荒らし、煽りはスルーでお願いします。
・同人誌&隠しの話題&ネタバレOK。
・うろん内のアドレスを貼るのと現在見られない画像のアップはやめましょう。
・ここはスレヲチ禁止です。またここは避難所ではありません。関連スレに避難するのもやめましょう。
・まとめサイトに投下された絵の転用、転載はやめてください。

高津カリノのパロディまとめサイト
ttp://adult.csx.jp/~nonsense/gahako/index.html

WORKING!!データベース
ttp://51209.web.fc2.com/

前スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1139171678/

関連スレ
【高津カリノ】 WORKING!! を語ろう no.19
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1142849536/

【高津カリノ】WORKING!!を語ろう 待合所 その2
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1142790731/
2http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gaysaloon/1142817497/1:2006/03/28(火) 15:33:49 ID:93cfTYox
ああっ、もうダメッ!
ぁあ…ATP出るっ、ATP出ますうっ!!
アッ、アルファッ、ケトグルタル酸ーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!アルドース開裂しないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
イヤアアアアアアッッッッ!!!!
グルコースーーーーっっっ!!!コハクッッ!!リンゴ酸ッッ、フマル酸ッッ!!!
おおっ!クレブス!!クッ、クレッ、クレブスッッ!!!クレブス回路回してっ! ああっ、もう
TCAサイクル回してぇっ ああっ、もうダメッ!!ミトコンドリアーーーーっっっ!!!
無理イッ!限界ッ!乳酸発酵にしてェェェェッッッッ!!!!
いやぁぁっ!アセチルCoA、38分子もATP出してるゥゥッ!
運動ゥゥゥゥゥっっっっ!!!!通貨ァァアッッ!!!
3前スレ825:2006/03/28(火) 15:40:00 ID:u5IsodXA
>>1
新スレお疲れ様です。

早速ですが投下させていただきます。
河野×ミリのエロ有り。
タイトルは「それでも2人は青ライン」です。
4http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gaysaloon/1142817497/1:2006/03/28(火) 15:40:07 ID:93cfTYox
ああっ、もう便意ッ!
ぁあ…便意催すっ、便意催しますうっ!!
ベッ、ベンッ、便意便意便意ィィィーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
便意ッ!便意イイイイーーーーーーッッッ…便意ッ!
便便便便便便意イイイイイイッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ベッ、ベンッ、便意ィィィッッ!!!
便意便意イッッ!!便意便意ッッ、便意便意便意ィィッッ!!!
おおっ!便意ッ!!ベッ、ベンッ、便意ッッ!!!便意催してるうっ ああっ、もう
便意ッ!!便意いいいーーーーっっっ!!!
便意イッ!便意ッ!便意便意便意ィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい便意催してるゥゥッ!
便便便便便便便意ぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!便意便意便意ィィィッッ!!
5「それでも2人は青ライン」 ◆YURIP0osUk :2006/03/28(火) 15:43:12 ID:u5IsodXA
「河野のにーちゃん…それ何…?」
店も閉店時間になりちょうど休憩している所にマフラーをした女の子が俺の食べているパフェを物欲しそうに見つめている。
「ん?さっき自分で作ってたパフェだけど」
「おいしそうなので私にちょーだい…」
「……いや、いいけどさ」
この女の子、柳葉ミリはフロアスタッフである東田君のクラスメイトでこの店の常連客なのだが結構仲がよかったりする。
ちょっと変わった女の子だけれどツインテールの似合うやや幼い感じの顔立ちが可愛らしくそんな子と仲良しであるのはかなり嬉しい。
バレンタインデーの時にはチョコをくれた…と彼女は言っていたはずなのだがもらった記憶が無いのは気のせいだろうか。
ミリっちは以前食べかけのカレーをあげて以来よく晩飯を食べている俺の所に来ては食べ物をねだりに来ている。
まあ女の子におねだりされるのは悪い気はしないのでそれはいいのだけれど…
さっきまで俺が口をつけていたスプーンとストローで普通に食べてるし…。
「今更思ったんだけどこれって間接キスじゃ…」
「本当に今更ね河野君」
「のわぁ!」
突然村っちに声をかけられた。
6「それでも2人は青ライン」 ◆YURIP0osUk :2006/03/28(火) 15:46:07 ID:u5IsodXA
「いきなり話しかけられたらビックリするよ村っち」
「だって同じ料理を2人で食べていたからすっかりそういう仲だと思っていたのに驚いたから」
「なあ村っち、やっぱり同じスプーンとかでそのまま食べるのって変かなぁ…」
「食器とか関係なく男女で同じ食べ物に口をつけるのは恋人同士とかでない限り普通しないわね」
「いやそこはまあ笑いを取るためって事で」
「そんな事で笑いなんて取れないでしょう」
「…ごもっともで」
確かに村っちの言う通り普通恋人同士でも無いのに間接キスをするというのは…
「あら足立君、そのソフトクリームおいしそうね。私も一口いいかしら?」
「――――――っ!!」
………いやちょっと村っち。
まあなんというかがんばれ足立!
「ところであの子はあのまま放っておいていいのかしら?」
村っちが指差した方向に振り向いてみる。
「zzz・・・」
パフェを食べ終わっていたミリっちがテーブルに突っ伏してぐっすり眠っていた。
「というわけで河野、遅くまでいてもいいが鍵渡しておくから戸締りとかしっかりしろ。ちゃんと明日私に返せよ」
「あ、やっぱり俺がミリっちの面倒見るんだ…」
妃の姉御に鍵を手渡された。なぜ店長でなく姉御が店の鍵を管理しているかに関しては深く追求しないでおこう。
7「それでも2人は青ライン」 ◆YURIP0osUk :2006/03/28(火) 15:46:59 ID:u5IsodXA
そのまま皆が帰り、店には俺とミリっちの2人が残された。
「zzz・・・」
相変わらず寝ているし。でもなんだかんだでかわいいなぁ。
「このままだと風邪引くよなぁ…」
とりあえず休憩室のベッドに寝かせようと思い、ミリっちをどうやって運ぶか考える。
まずテーブルに突っ伏している為体を起して椅子にそっともたれかけさせる。
「すー……すー……」
結構静かに寝入っており規則正しく胸が上下している。
……改めて思うけれどミリっちって結構胸が大きいよなぁ。
「・・・・・・・・・・・・はっ!」
いかんいかん、思わず胸に見とれてしまった。
そのまま膝の裏側と肩の部分に腕を通し、お姫様抱っこの形で持ち上げる。
…………以前にも何度かこうして持ち上げた事があるのだが相変わらず不自然に軽い…まあ今回はそれが好都合なのだが。
「ん…」
(あ、いけね!)
できるだけ起さないようにチャレンジしてみたのだがさすがに無理があったらしくミリっちが目を覚ました。
8http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gaysaloon/1142817497/1:2006/03/28(火) 15:47:05 ID:93cfTYox
ああっ、もうダメッ!
ぁあ…欠点出るっ、欠点出ますうっ!!
現代文っっっっっっっ、12てぇぇんっっっっ!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
数学4てぇぇぇんっっっっっっっっっっ!
日本史20てぇぇぇぇぇぇぇんっっっっっっ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!けっ、けっ、けってぇぇぇぇぇん!!!
英語ついに0てぇぇんっ!0てぇんっっっっっっっ!!!
おおっ!0点ッッ!!まっ、まっ、丸がないっっっっ!!!0点見てぇっ ああっ、もう
ダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
補習っっ!追試っっっ!!補講っっっっ!!!
9http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gaysaloon/1142817497/1:2006/03/28(火) 15:47:37 ID:93cfTYox
ああっ、もうダメッ!
ぁあ…ランドセルの中身出るっ、中身出ますうっ!!
ドッ、ドサッ、ドサドサドサァァァーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
グシャッ!ドサドサドサーーーーーーッッッ…ベシャッ!
ドババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!きょッ、教ッ、教科書ォォォッッ!!!
ゴトゴトッッ!!ドサドサッッ、カラカラカランッッ!!!
おおっ!テストッ!!ひゃッ、百点ッ、満点ッッ!!!テスト見てぇっ ああっ、もう
ダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ガシャンッ!ドッ!ドサドサドサァァァァッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいランドセルの中身出してるゥゥッ!
ガシャガシャガシャァァァァァァっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…筆箱出るっ、筆箱出ますうっ!!
ガッ、ガシャッ、ボトボトボトォォォーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ガザッ!ドサアアアアーーーーーーッッッ…ビリッ!
ガタタタタタアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!きゅッ、給食ッ、給食セットォォォッッ!!!
ポトポトッッ!!ガシャンッッ、ドサドサドサァッッ!!!
10「それでも2人は青ライン」 ◆YURIP0osUk :2006/03/28(火) 15:48:09 ID:u5IsodXA
「あ…河野のにーちゃん…おはよう…」
「まだ思いっきり夜だよミリっち」
そう言われたミリっちは辺りをきょろきょろ見回して状況確認をする。
「夜?…そういえば私寝ちゃったんだ…とゆー事は河野のにーちゃんは夜這い…?」
「なっ……!」
言われて言葉に詰まる。
確かに夜に2人きりの状態で女の子を抱きかかえてベッドに移動しようとしていればそりゃ誤解だってするよな。
「まあ河野のにーちゃんにならいいけど…」
「いやいや、違うんだミリっち。これは…って、エエエエ!?」
いつも通りの調子でいきなりとんでもない事を言われた。
しかも「河野のにーちゃんになら」という部分が男としてかなり嬉しい。いやいやそういう問題ではなく
「いつも食べ物もらってるし感謝の気持ちも込めてエッチな事されてもいいかなと…」
「ちょっ!エッチな事って…!」
「河野のにーちゃん皆の中で1番そういう事に興味ありそうだしお礼になるかなと思って…」
「あー……それは確かに否定しづらいけどさぁ…」
確かに店長はそういった雰囲気は無いし東田君も改造であんなのになっちゃっている。
進藤君は興味あるかもしれないけどいろんな意味でそんな余裕は無いだろうし。
足立は…以前エロ本を貸したら怖くて見れないと言われてそのまま返された。
足立…相方としてお前の将来が心配だよ…。
いや、今は足立の心配をしている場合ではなくミリっちである。
11http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gaysaloon/1142817497/1:2006/03/28(火) 15:48:41 ID:93cfTYox
ぁあ…筆箱出るっ、筆箱出ますうっ!!
ガッ、ガシャッ、ボトボトボトォォォーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ガザッ!ドサアアアアーーーーーーッッッ…ビリッ!
ガタタタタタアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!きゅッ、給食ッ、給食セットォォォッッ!!!
ポトポトッッ!!ガシャンッッ、ドサドサドサァッッ!!!
おおっ!リコーダーッ!!じょッ、じょうッ、定規ッッ!!!ねりけし見てぇっ ああっ、もう
ダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ボトッ!ガサッ!ガッシャーーーーンッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱい墨汁こぼしてるゥゥッ!
ビシャァァアァアっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…ノート出るっ、ノート出ますうっ!!
ビッ、ビリィッ、ガサガサガサァァァーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!パラパラ漫画見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ゴトッ!バサアアアアーーーーーーッッッ…ビリッ!
ドサササササアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ラッ、ランッ、ランドセルゥゥゥッッ!
12「それでも2人は青ライン」 ◆YURIP0osUk :2006/03/28(火) 15:49:10 ID:u5IsodXA
「あ…もしかして私じゃお礼にならない…?」
「いや、そうじゃないんだ」
俺はミリっちを一度ベッドに降ろし(そういえばさっきからずっと抱っこしていた)肩に手を乗せた。
「…?」
「そりゃ俺だってミリっちとエッチしたいって思うけどさ…やっぱりそういう事はお礼とかは無しでしたいんだ。
だからミリっちにその気がないのなら無理しなくても…」
「嫌だったらはじめからこんな事言うわけないじゃん…河野のにーちゃんのあわてんぼー…」
「・・・え?」
「隙あり…」
そう言うといきなりミリっちが顔を近づけてきてそのまま…
「ん………」
「(!!?)」
しばらくの間唇と唇を触れさせてきた。まごうことなくキスである。
「なななななななな!」
いきなりの事にさすがにパニくる俺。心臓がバクンバクンいってるし。
「さっきなんか間接キスの話をしていたから…とりあえず普通のキスはどんな感じなのかなーと…」
どうやら聞かれていたらしい。ていうかそんな理由でキスしたんかい。
「ってそうそう、普通に俺の残りを食べてたけど気にならないの?」
「だって気にしてたら他の人の残り物食べる事できないじゃん…」
なんていうかもうそのままの答えである。いやなんとなくそんな答えかなと思ってたんだけどさ。
13前スレ825:2006/03/28(火) 15:50:13 ID:u5IsodXA
ってこれ投下するのもうちょっと待った方がよさそうな感じですね…。
残りはもう少し後に投下する事にします。
14http://love3.2ch.net/test/read.cgi/gaysaloon/1142817497/1:2006/03/28(火) 15:50:14 ID:93cfTYox
はああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
シャキィッ!サクッ!シャキシャキシャキッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいモヤシ出してるゥゥッ!
シャキキキキキキっっっっ!!!!シャァォォッッ!!!
ぁあ…モヤシ出るっ、モヤシ出ますうっ!!
シャッ、シャクッ、シャクシャクゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブシャッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!モッ、モヤッ、モヤシィィィッッ!!!
シャキシャキッッ!!ブシュブシュッッ、ゴシュゴユッッ!!!
おおっ!モヤシッ!!モッ、モヤッ、モヤシッッ!!!モヤシ見てぇっ!!!
15名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 16:01:37 ID:rsvInmMM
見づらいし読むとき邪魔だからできれば最初から投下してほしいお
…あ、でもまとめに入ればいいか…
16名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 16:03:45 ID:KTpU3kI9
>>1

>>前スレ825
とりあえずうpろだ借りとくとかどうですか
17 ◆VXUCBz7U0U :2006/03/28(火) 17:33:32 ID:6ISmFA/K
>>1

>>前スレ825

>>16をしたあとに再投下するという方法はどうですか
18前スレ825:2006/03/28(火) 17:37:14 ID:u5IsodXA
そうですね…行為に甘えさせてもらってうpろだを借りてからまたはじめから再投下させてもらいますね。
19 ◆VXUCBz7U0U :2006/03/28(火) 20:58:36 ID:RQLR3JCF
>>18様GJ!!
積極的なミリにハァハァ
オチも面白かったです

俺も河野×ミリ書いてるんだが先を越された!!
あなたに負けぬようがんばりたいと思いますが、
勝てる気がしません

次回作も期待しております。
20前スレ825 ◆YURIP0osUk :2006/03/29(水) 00:17:09 ID:S3mdNGsY
んー…はじめから投下しようとも思いましたけれどうpろだにうpして改めて投下しようとするとちょっと抵抗ありますね。
このまま投下してもいいのでしょうか?
21名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 00:26:34 ID:PfoNwfUK
あー、どうだべな…まぁいいんジャマイカ?容量増えれば次スレいけばいいんだしw
とりあえず俺は読んだぜ!GJ!!!
22前スレ825 ◆YURIP0osUk :2006/03/29(水) 00:38:43 ID:S3mdNGsY
それじゃ投下しますね。
まあ見難かったらまとめページで見てくださいという事でとりあえず続きからって事で。
23「それでも2人は青ライン」 ◆YURIP0osUk :2006/03/29(水) 00:39:27 ID:S3mdNGsY
あれ、なんか途中から話がずれたような…
「ってそうだった。結局ミリっちは…えっと…その…俺とエッチしてもいいって事?」
「そうだよー…私も結構興味あるし…というかお礼なんて口実だよ口実…」
またえらく普通に答えられる。
「それはつまり…ミリっちも俺のことが好きって事でいいんだよね?」
「分かんない…」
「ええーーーーー!!」
「だって私恋愛とかした事ないし…他の人の恋愛を見てるのは楽しいけど自分自身のはあんまり興味ないし…
だから河野のにーちゃんの事は気に入っているけどそれがどんな感情かは正直分かんない…
でもまあエッチをするなら河野のにーちゃんとかなって…そんな感じー…」
その答えを聞いてなんとなく「ああ、そうか」って思った。
ミリっちはとにかく自分の感情に正直なんだ。
だからいつもマイペースに行動するし今みたいに自分の思った事もそのまま素直に言う。
そんな所が何かものすごくミリっちらしくてかわいいなと思う。
俺はそのままミリっちを抱きしめた。
「わ…」
「でも俺の事を気に入ってくれてるんだよね。だったらやっぱりすごく嬉しいよ」
今度は俺の方からミリっちに口付けをした。
「ん………もー、いきなりー…」
「あはははは、さっきのお返しだよ」
今度はミリっちからキスをしてきた。俺はそれを拒まずに唇を重ね続ける。
24「それでも2人は青ライン」 ◆YURIP0osUk :2006/03/29(水) 00:40:23 ID:S3mdNGsY
長い間キスをして大分気持ちが高まってきた。
もう色々と我慢の限界なのだけれど胸を触ってもいいのだろうか。
キスしたままの状態でミリっちの豊満な胸に手を触れてみる。
「んー……」
ミリっちは少しの間唇を離し胸元に目を向けたけれどすぐに何事も無かったように再び唇を合わせる。
これはつまり抵抗しないって事で要するに触ってもOKって事ですよね奥さん!
そのまま円を描くようにしてミリっちの胸を揉む。
柔らかくて大きなこの膨らみを思う存分に堪能している俺は今現在間違いなく幸せだと断言できます。
「ぷはぁー……にーちゃんのえっちー…」
長いキスを終えた後開口一番にそう言われた。
「おう、えっちさ!」
せっかくなので開き直ってみた。今度は両手でミリっちの両胸に手を伸ばす。
「もー、しょうがないなー河野のにーちゃんは…」
そういいながらもミリっちは抵抗せず、好き放題にされている自分の胸を興味深げに見つめている。
しばらくしてミリっちも俺の胸に手を伸ばしてそのまま撫でるようにして揉みはじめた。
少しくすぐったいけれどもミリっちの小さい手の感触も悪くはなく…ってそうじゃなくて。
「えっとミリっち…なんで俺の胸触ってるの?」
「だって河野のにーちゃんばっかり触って不公平じゃん…それに気持ちよさそうに揉んでたからどんな感じかなって」
そのまましばらくお互いの胸を揉みあうという奇妙な光景が続いた。
25「それでも2人は青ライン」 ◆YURIP0osUk :2006/03/29(水) 00:41:15 ID:S3mdNGsY
「そろそろ服脱ごうかー…服は自分で脱ぐね…」
そう言ってミリっちはいそいそと上着を脱ぎ、スカートを降ろし…その下はもう下着だった。
改めて思うけれど…うーん、でかい。
「河野のにーちゃんぼーっとしてるー…にーちゃんも脱いでよー…」
スイマセン、思いっきり見とれてました。
(何故か)薄着のミリっちより俺の方が時間かかるだろうしさっさと服を脱ごう。
全部脱ぎ終え、パンツ一丁になった所でミリっちの方を見ると一糸纏わぬ姿になった少女がそこにいた。
………マフラーを除いて。
「ミリっち、マフラーはつけたままなの?」
「だって今冬だよ…マフラーまで外したら風邪引いちゃうよ…」
先ほども言ったように現在彼女はマフラー以外何も身に着けていない。
……つっこむのはやめておこう。
いや、そうじゃないな。きっと何か他にマフラーを外したくない理由があるんじゃないだろうか。
もしそうなら検索するのは…
「でもまあ今は邪魔だしいいかな…」
そう言ってマフラーも取って外した。
特に何もなかったーーーーー!!
「どうしたの…?」
「いえ、何でもアリマセン」
もう気にしないでおこう。
26「それでも2人は青ライン」 ◆YURIP0osUk :2006/03/29(水) 00:42:07 ID:S3mdNGsY
お互い裸になった所でまた口付けを交わし、そのままミリっちをベッドに押し倒す。
キスを終えた後ミリっちの足を開き、大事な部分をあらわにする。
「わー……」
先ほど裸になっても隠そうともしていなかったミリっちだけれどさすがにこの格好は少し恥ずかしいみたいだ。
そこは綺麗なピンク色をしていて、毛も少ししか生えていなくて、よく見ると既に少し濡れている。
ちゃんと気持ちよくなってくれていたという事に安心する。
そのまま俺はミリっちの秘部に舌で愛撫をする。
「んっ………河野のにーちゃん……」
さすがのミリっちも顔を赤くしながら声をもらしている。
今までマイペースだったミリっちもかわいかったけれどこんな風に甘い声を漏らすミリっちもすごくかわいい。
やばい…俺もうそろそろ理性がやばいかも。
「河野のにーちゃん我慢してるでしょ…もういいよ…私の中にいれても…」
そんな事を知ってか知らずか、ミリっちが声をかけて来た。
前から思っていたけれどミリっちって結構鋭い所がある気がする…。
「ところでミリっち…今日ってその…中で出しても大丈夫な日なの?」
「分かんない…」
分かんない言われたよ。
「分かんないってミリっち…」
「大丈夫な日っていつだっけ…?」
「いや、俺もよく知らないけどとりあえず生理の日は比較的安全だって話が」
「それならちょっと前に来たよ…」
とりあえず大丈夫だと信じておこう。
というかそもそも外に出したからって避妊にはならないって話だし。
………念の為今度妊娠の検査もしておいたほうがいいよな。
27「それでも2人は青ライン」 ◆YURIP0osUk :2006/03/29(水) 00:42:49 ID:S3mdNGsY
「それじゃ入れるよ、ミリっち…」
秘部に自身をあてがい、挿入する。
「ひぅっ……ううー……」
膣内で何かを突き破る感触とミリっちの苦しそうな表情と声から容易に彼女が処女だと分かる。
「ミリっち…やっぱり初めてだったんだ」
「やだなぁ私引き篭もりだよ…経験あるわけないじゃん…」
何言ってるのもーといった感じで手をちょいちょいと動かしながらそう言う。
お互い初めて同士だというのになんかもうムードもへったくれも無い。
「いや、なんかやたら軽い感じで言ってるけどさ…大丈夫?」
「大丈夫かって言われると大丈夫じゃないって答えたいかも…いやもうほんと痛くて痛くて…」
そう言うミリっちの目元からはうっすらと涙が出ている。恐らく秘部からは血も出ているだろう。
「痛いんなら無理しなくてもいいんじゃ…」
「別に無理してるわけじゃないんだけどー…でも出来ればまだ動かないでくれると嬉しい…」
今にもはちきれんばかりの欲望なこの状態でなかなかきつい事をおっしゃる。
このままじっとしているのも出来そうにない為ミリっちの胸に吸い付く。
「ん…はむ…ちゅぷ…ちゅぷ…」
「んっ……おいしい…?」
おいしいと答える代わりに引き続き中央の突起を口に含み、舌で舐め回し、転がし、また吸い続ける。
「もしかして河野のにーちゃんはおっぱい星人…?」
そうかもしれない。
一旦口を離し、反対の方の胸にも同じことをした。
28「それでも2人は青ライン」 ◆YURIP0osUk :2006/03/29(水) 00:43:31 ID:S3mdNGsY
「結構痛みが引いてきたからもう動いてもいいよ…」
その言葉を聞き、俺は腰を動かし始める。
「あっ……にーちゃんっ……んぁっ…」
「ミリっち…本当に大丈夫?」
「ん……まだ少し……じんじんするけど……あ……大丈夫……」
それを聞いてほっと一安心する。
既に欲望に歯止めが聞かなくなっており腰の動きを止める事が出来ない。
ミリっちの中はきつく、とてつもない快感が息子を刺激する。
正直な所、もう限界に近かった。
(ん?もうかい?意外に早いんだな)
何か幻聴が聞こえたがそんな事言われたって限界である。
ラストスパートとばかりに腰を打ち付ける。
「んぁっ!……ああっ!……」
「ミリっち…もう俺…」
「んっ……いいよ……」
そのまま俺は腰を深く突き上げ…
ビュクッ…ビュクッ……ビュクッ……。
俺はミリっちの膣内に精子を思いっきり注ぎ込んだ。
29「それでも2人は青ライン」 ◆YURIP0osUk :2006/03/29(水) 00:44:21 ID:S3mdNGsY
繋がったままの状態でベッドで一緒に横になり、余韻に浸る。
「うー…お腹の中が熱いのでいっぱい…」
いつもの調子に戻ったミリっちがそんな事を言う。
「ところで河野のにーちゃん…」
「ん?」
「にーちゃんの…まだ大きいままなんだけど…」
実はそうなんです。
「ごめんよミリっち…まだ全然おさまらない」
「もーしょうがないなー…河野のにーちゃんの気が済むまでいいよ…」
うう…ホントいい子だ…。
「じゃあ今度は別の体勢でしようか?」
「別の体勢?……わっ……」
繋がったままの状態でミリっちを抱きかかえて立ち上がりそのまま腰を動かす。
いわゆる駅弁という体位である。
「すご…い……河野のにーちゃん……力持ちだね…」
実際の所俺が力持ちなわけではなくミリっちが軽いからこんな事も出来るんだけれど。
この体勢だと体が密着し、ミリっちの温もりをとても感じる事ができる。
また体全体で打ち付ける形になる為まるでミリっちを無理やり犯しているような錯覚を感じる。
一度出したばかりだというのに自分でも驚くほど欲望が抑えられず、腰を突き上げ続ける。
「ふぁっ……あっ!……にーちゃん……激しいよ…」
そう言いながらもミリっちは俺にしっかりとしがみついておりそこがまた非常に興奮する。
2度目の限界が来るのはそう遅くは無かった。
「ミリっち…また中に出すよ…」
「うん……」
こうして俺は2度目の白い欲望をミリっちの体内に放出した。
「お腹の中がいっぱいだって言ったのにー…河野のにーちゃんはしょうがないなー…」
ミリっちがそのまま俺にもたれかかり、不満げにそう言う。
「それにまだおさまってないみたいだし…」
2度目の射精を終えたと言うのにまだまだ元気な俺の息子。
かくしてこのまま第3ラウンド突入となった。
30「それでも2人は青ライン」 ◆YURIP0osUk :2006/03/29(水) 00:45:02 ID:S3mdNGsY
結局合計5回もミリっちの中に出してしまった…。
ミリっちはもう立つのもやっとという状態である為俺がおぶって家まで送っている最中である。
「河野のにーちゃんって結構絶倫なんだね…もうへとへとー…」
うれしいこと言ってくれるじゃないの。
「でも楽しかったー…」
嬉しかったでも気持ちよかったでもなく「楽しかった」と彼女は言った。
その答えがなんだかとてもミリっちらしく感じ、同時に楽しんでくれたという事に嬉しく思う。
「俺も楽しかったよミリっち。機会があったらまたしようか?」
「やっぱり河野のにーちゃんはえっちだなー…」
まるで世間話のようにそんな会話をしながら夜の道を歩く2人。
以前ミリっちの用意した人物関係の紙に引かれた俺とミリっちの間にある青いライン。
今日ミリっちとは肉体関係を持ったけれど結局は2人の中はそんな感じなんじゃないだろうか。
でもそれはそれでいいかなと思う。
ミリっちとは恋人同士だとかその前に何よりもまずこんな風に仲良しでありたいと願う。



「そういえば河野君、お得意様があなたの事を呪ってやるって言っていたけれど何かあったのかしら?」
「――っ!!」
Chase! ここは ひとつ 笑うしかない
31前スレ825 ◆YURIP0osUk :2006/03/29(水) 00:51:34 ID:S3mdNGsY
以上です。
できるだけミリっちらしさを出すために極力色気が出ないように頑張ってみました。
それはエロSSとしてどうよとかそんな事は知りません。

といいますか応援用のつもりでしたのにもう残り1日しかありませんし全然応援用になってないw

次回策…もしかしたら作るかもしれませんがものすごく筆が遅いので期待するのはちょっと勘弁〜。
河野のにーちゃんが思いっきり開き直っちゃってますしどこでもミリっち襲いそうな感じもw
32名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 11:18:02 ID:iVABMPJt
出鼻を挫かれたせいか
新スレ早々作品投下なのに伸びが悪いなぁ・・・・・・

前スレも雑談ですごすにはちょっと残容量も残レス数も多いし
どーしたもんでしょ
33名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 17:53:54 ID:RqFWbJWc
>>32
こんなもんじゃない?
作品投下もないし。
34名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 17:58:21 ID:PfoNwfUK
うん、他の高津スレの進み方が異様に早いだけでw
職人さんだって毎日投下できるわけじゃないだろうし、のんびりいこうぜ。
35名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 18:11:00 ID:RqFWbJWc
名前の割りにSS短いとかって話題があったけど、
短ければ毎日投下できそうじゃないかな?あの人。
36名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 19:12:38 ID:oBwbKFs5
どんな職人さんでも毎日の投下は難しいと思う
37名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 19:22:30 ID:NTvWtbmr
>>30
最後の一行…パキか…
いや、GJ!!
38前スレ825 ◆YURIP0osUk :2006/03/29(水) 19:57:25 ID:S3mdNGsY
>>37
バレたーーっ!
いや知っている人がいて光栄です。
ポップンミュージック好きなんですよね。
39 ◆VXUCBz7U0U :2006/03/30(木) 10:26:59 ID:O4g+oh8+
恥ずかしながら、トメちゃん書いてみました

http://a.pic.to/4lyku
40 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/30(木) 12:53:05 ID:ZwZj5drz
普段過疎スレにしかいないもんだからスレの速さに驚愕した。

エロまで持ち込めなかったんですが、杏子×八千代書いてきたので
ちょっと投下させていただきます。
エロ無し・百合なので苦手な方はトリをNGに指定してください。
41 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/30(木) 12:54:02 ID:ZwZj5drz
 杏子さんは世界一恰好良い。
 杏子さんは世界一優しい。
 杏子さんは世界一素敵。
 杏子さんが、世界一好き。

【わたしのすきなひと】

 杏子が何かを食べている姿を眺めているのが好きだった。
 今だって彼女は八千代の作ったパフェを黙々と口に運んでいる。キッチンで立ったまま
食べるのはちょっと行儀が悪いけれど、そういう所も格好良いなと八千代は思う。
 一日の仕事が終わって他の仲間はもうみんな帰ってしまったけれど、杏子と八千代は
まだ二人だけ店に残っていた。忙しいわけではなくて、暇だからなんとなくなのだけれど。
 この所みんなで騒いでばかりだったから、二人きりだなんて久しぶりだ。
 パフェを食べる杏子の嬉しそうな空気がこちらにまで伝わってくるものだから、思わず
八千代の頬がにこにこと緩む。彼女はあまり表情を変えない――無愛想ともいう――人だ
けれど、10年も前からずっとそばについてきている八千代には些細な変化も分かるような
気がするのだ。
 杏子にしてもそれは同じようで、以前風邪を引いてしまった時に彼女だけが八千代の不調に
気付いてくれた事を思い出してみる。
 迷惑をかけてしまったけれど、すごくすごく嬉しかった。
 杏子と一緒に居られればそれで幸せだと思う。
 お世話をしてあげられるだけで幸せだと思う。
 思っていた。
「……そういえば、音尾はいつ帰ってくるんだろうな」
 ああ、まただ。
 物憂げに溜め息をつく杏子にちくりと胸の奥が痛む。
 音尾自身に用があるわけじゃなくて、彼が持って帰るお土産が恋しいのだというのは
分かっているけれど、それでも今彼女が考えているのは自分ではなく音尾の事なのだと思うと
寂しくなってしまう。
42 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/30(木) 12:55:32 ID:ZwZj5drz
 音尾に杏子を餌付けされてしまわれそうなのは堪えられない。
 でも杏子がお土産を食べられないのも可哀相で堪えられない。
 結局は自分の我が儘な独占欲なのだけれど、八千代の事だけを見てくれるなんて所詮
夢物語なんだろうか。
(杏子さんは、本当に食べ物に弱いもの……)
 そんな所も確かに好きだけれど、そのせいで彼女がいつか自分から他へ乗り換えて
しまったらと不安感がこみあげてくる。
 もしも八千代がパフェを作らなくなったら彼女はどうするだろう。パフェどころかお菓子
だってパンだって、何もあげなくなったら? 一緒に居ても食べ物が貰えないなら、
つまらなく思ってどこかへ離れてしまわないだろうか。
 こんなのに例えるのは失礼だけれど、野良犬だって餌を貰えなくなれば寄り付かない
じゃないか。
 想像してみただけで泣きたくなる。必死に繋ぎ止めようとしている自分が情けない。
贅沢にも今まで通りでは物足りなくて、それ以上のものを求めて心が疼くのだ。
 そばにいるだけなんて嫌で、もっと近くで触れて、もっとたくさん触れて、もっと――
「――八千代?」
「え、あ、なんですか杏子さん。おかわりですか?」
 怪訝そうに声をかけられて慌てて顔をあげる。パフェのおかわりかなと思って容器を
受け取ったけれど、中にはクリームがまだ少し残っていた。
 いつもは綺麗に食べ終えてしまうのに、ちょっと珍しい。
「さっきからどうした」
「……」
 気遣うようにぽんと頭に手のひらを置かれて口をつぐんでしまう。杏子は怖そうに見える
けれどすごく優しい。昔から、初めて会った時からずっと八千代のヒーローだった。
43 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/30(木) 12:56:24 ID:ZwZj5drz
「……杏子さんは」
「ん?」
 心の中にざらざらと溜まった嫌なものを吐き出してみたくなった。
 ぽつりと声を漏らすと杏子が屈むようにようにしながら八千代の顔を覗き込む。綺麗な
黒髪がさらりと揺れるのが見えて、シャンプーか何かの良い匂いがした。
 もう、そんな格好で話を聞かれるほど子供じゃないのだけれど。
「杏子さんは、音尾さんのお土産と私どっちが好きですか?」
 声がわずかに震えた。
 実際に尋ねるのは、思ったよりずっと怖い。
「どっちって言われてもなぁ……お土産も八千代のパフェも、食えるもんなら何でも――」
「違います!」
 呑気に答えようとしたのを切羽詰まったような強い調子で遮られて、杏子が驚いたように
瞬きする。
 これ以上想いを吐露すれば彼女を困らせてしまうかもしれない。
 でも、もう止まらなかった。
「わたし……私です。パフェじゃなくて、私でっ……」
 言葉が上手くまとまらない。なんだか喋りにくいなと思ったら涙が溢れてきたせいだった。
 やっぱり杏子は困ったように眉根を寄せる。
「なんで急にそんな事聞くんだ?」
「だって杏子さん食べ物が好きで、私より、おとおさんのお土産が好きで……
 食べ物なかったら、私なんていらなくてぇ……」
「ちょっと待て、落ち着け八千代。泣くな」
 声に出すと余計悲しくなる。こうだったら嫌だな、というただの想像だったはずなのに、
まるで本当にそうみたいに感じてしまう。
 杏子がしゃくりあげる八千代を抱き寄せてあやすように背中を叩いた。やっぱり自分は
まだまだ子供だ。
44 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/30(木) 12:57:36 ID:ZwZj5drz
 泣きやむ様子のない八千代に、まいったなと杏子はぽりぽりと後頭部を掻く。
「八千代」
「ひゃ……!?」
 目元に何か暖かいものが触れて間抜けな声が出る。
 涙を拭うように動いたそれが、杏子の舌だと理解するまで数秒かかった。
「っ、きょーこさ……!」
 耳まで赤くなるのが自分でも分かる。脳の処理能力が追いつかなくなって、涙もぴたっと
止まってしまった。
 表情一つ変えていない杏子を八千代はただただ呆然と見つめる。いや、卒倒しそうなほど
嬉しいし恥ずかしくもあるのだけれど、ただでさえぐちゃぐちゃになっていた脳みそを余計
に掻き混ぜられたような気分だ。
「泣くんじゃない」
「……は、はい」
 息がかかるほどの距離で言われて、身動ぎもできずに答えてしまう。
 涙は止まったけれど、代わりに心臓が壊れてしまうくらいドキドキしていた。
「……何を勘違いしてるのか分からんが」
 はぁ、と呆れたように杏子は溜め息を吐く。それに合わせて八千代の前髪が小さく揺れた。
「飯をくれるだけなら、八千代がいなくても音尾や便利な後輩がいる」
「じゃあやっぱり――」
「だから」
 やっぱり私はいらないんでしょうか、そう続けようとしたのを遮られる。
 ちゃんと聞けとでも言うように、ぐりぐりと乱暴に頭を撫でられた。同時に強く抱き締め
られて杏子の胸元に顔を埋める格好になったせいでよく分からなかったけれど、彼女の頬が
少し赤く見えたのは気のせいだろうか。
45 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/30(木) 12:58:31 ID:ZwZj5drz
「飯よりも、八千代が好きだから一緒にいるんだろうが。いらないとか、寂しい事を言うんじゃない」
「杏子さん……」
 ぶっきらぼうだが優しい声が、じわりと心に染み込んでくる。
 自分は馬鹿だ。
 一人で勝手に悪い方へ悪い方へと考えて、彼女と過ごした長い年月を自ら否定して
しまったんだから。
「……あと、泣いてる八千代よりもその、なんだ。笑ってる方が私は好きだ」
「はいっ!」
 照れるように言われて自然といつもの笑みが八千代に浮かぶ。
 心がふわふわと軽くなった。この人は、何故こうも自分を幸せにするのが上手なんだろう。
「じゃあ、そろそろ帰るか。さっき残したの食ってからな」
「はい、杏子さん」
 体を離して伸びをしてから杏子はまたパフェをつつき始める。
 ふと、考え込むようにむぅと口を一文字に結んだ。
「……やっぱ食いもんも好きだな」
「私は、そんな杏子さんが好きなんです」
「んん……そうか」
 頬が赤く見えたのは、やはり気のせいではなかったらしい。
 彼女が好きだ。
 全部全部好きだ。
 だから自分は幸せだし、だからいつも笑顔でいられる。
 杏子さんが、世界一好き。
46 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/30(木) 13:00:13 ID:ZwZj5drz
   □ □ □

 ぽりぽりと音がする。
 ああ、クッキーを食べている杏子さんも素敵だ。
 八千代が思うに、お土産のクッキーに罪はないと思う。むしろ、杏子が喜んでいるから
褒めてあげたいくらいだ。
「と、轟さん? それ危ないからしまった方が! しまって! お願い!」
 つまり悪いのはお土産を買ってきた、この情けなさそうな男である。
「音尾さん、やっぱり私には無理です……!」
「無理って斬る気満々だよ!?」
「切らないと無理なの!」
 涙を滲ませながらすらりとした刀身を腰元の鞘から抜き取る。何も昨日の今日でふらりと
帰ってくる事はないじゃないか。
 確かにもう無駄な嫉妬で不安がる事はないし斬らなくてもいいかな、なんて思ってはみた
けれど、やはりこうして実際に見ると斬らずにはいられない。
 床にへたりこむ音尾に真剣を振りかざす八千代を眺めて、佐藤がぽつりと呟いた。
「オッサンがいなくなったら土産食えないんじゃねーの?」
「……」
 黙り込む。
 それは杏子が可哀相だ。自分の幸せのために彼女の幸せを壊したくはない。
「だから死なない程度にしないと」
「それだわ佐藤くん」
「助けてくれるんじゃなかったの!?」
 音尾の悲痛な叫び声が店内に響いた。
 八千代は今日も、愛のために暴走する。
47 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/30(木) 13:02:23 ID:ZwZj5drz
終わり。

やちきょこが大好きなんです・・・
やっぱりエロ分が足りないので、次はエロをひっさげてきます。
48名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 13:22:15 ID:+aZt8xt6
>>47
GJ!!!!
やちよの苦悩がよく描かれていて、なんか、こう、良い!
あらためてGJ!!!!


ここって流れ早いよなぁ。
一日三レスあれば良い方だ、っていうスレもあるしなぁ
49名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 13:28:27 ID:Lvb5ODM8
SS投下もいいけど>>39にコメントしてやれよ
50名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 14:18:57 ID:+aZt8xt6
絵を投下する勇気は認めるが、なんともコメントしがたい。
51名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 14:21:51 ID:zDVPJRVC
まぁそんなこと言わずにさ
良くかけてるとは思うよ

皆がはこの絵で舌が肥えてて贅沢になってるだけさね。
多分有名な作家ががはこの絵を描いたところで皆文句言うと思う。それぐらいがはこの絵には愛着があるってことだ。
52名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 16:57:25 ID:LZ90WJfu
正直あんまり上手くないのになw>がはこの絵
でも>>39GJ

>>47
俺も百合大好きwwGJwww
やちこがえらい可愛かったです。エロも期待!
53名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 21:03:56 ID:YrrxZrM1
>>47
シュガーGJ!!www
54名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 23:27:27 ID:t7UIX1UN
PBBSに投下キターー!
ドエロスwwww
55名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 23:49:31 ID:xrVQpu4c
>>54
これはエロスww
56名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 23:54:43 ID:YrrxZrM1
エロエロやんけーーーーwwwww
57 ◆VXUCBz7U0U :2006/03/31(金) 00:23:54 ID:phdiNxKs
>>47様GJ!!私も百合スキーだからな ヤチヨカワイスww
音尾さんカワイソス

>>PBBSこれはエロい
神光臨ですね
どうやったらこんなすばらしい絵が描けるか小一時間t(ry
いつかこの絵師みたいなエロい絵を描きたいわ
58 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/31(金) 23:32:29 ID:amyBDiJA
>>49
いつもはロム専なものでいっぱいいっぱいになって、つい。
気分を害したならすいません。

一応エロも書いたので、>>41の続編というか後編のようなのを投下。
杏子×八千代の百合なので苦手な方はNGお願いします。
59 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/31(金) 23:33:47 ID:amyBDiJA
 八千代といるのは美味しい。
 八千代といるのは楽しい。
 八千代といるのは安らぐ。
 八千代といるのが、好きだ。

【私の好きな人】

 八千代の作ってくれるパフェは好きだ。
 アイスと生クリームの配分だとか、コーンフレークとソースの絡み具合だとか、実に絶妙
で美味しい。
 仕事は終わったから他の連中はもういない。用事があるからと杏子は八千代にだけ店に
残ってもらっていた。
 隣りで嬉しそうにパフェを作っている彼女をスプーンを咥えながらぼんやりと眺める。
昨日みたいに泣いている八千代よりも、やはり幸せそうに微笑んでいる八千代の方が好きだ。
 彼女は良い子だけれど、たまに暴走してしまいがちなのが少し気になっていた。
 斬られそうな音尾が心配なわけではなくて、八千代がまた一人で思い悩んでしまうのが
心配なのだ。お土産があるなら音尾は別にいい。
 ああも悲しそうに泣かれたのでは、さすがに自分も八千代の想いに気付かないほど鈍くは
ない、と思う。第一、杏子自身八千代の事は好きだ。恋愛感情だかはよく分からないが、
大切である事には違いはない。
 いつの間にか八千代がそばにいるのが当たり前に感じていたし、八千代がいないとどこか
心が落ち着かないのだ。
「杏子さん、出来ましたよー」
「ん」
 作りたてのパフェを受け取って口に運ぶ。やはり、美味しい。
 こちらをにこにこと見つめている八千代の視線がいつもよりくすぐったかった。つい意識
してしまっている証拠だろうか。
60 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/31(金) 23:35:07 ID:amyBDiJA
「なぁ、八千代」
「何ですか?」
 食べかけのパフェをそばに置いてから声をかけると、八千代が小さく首を傾げる。
動物の耳や尻尾でも付けたら、なんだか妙に似合いそうだなと思った。
「私は八千代が好きだが」
「はいっ……え!? あの、はい」
 唐突に切り出したせいか八千代は頬を紅潮させながら焦ったように頷く。
 杏子は淡々と続ける事にした。顔には出さないものの、内心結構恥ずかしい。
「どれくらい好きかってーのを、どうやって伝えようかな、と」
 言いながら彼女の背中に腕をまわしてみる。抱き締めると首元に八千代の息がこもるのが
変な気分だ。抱き心地は、良い。腰の刀が当たるのがちょっと邪魔だけれど。
 ひょっとすると八千代の事を言えないくらい、今の自分は暴走してしまっているんだろうか。
 たまには、いいかもしれない。
「思ってみたわけなんだが」
「……ふぇ」
 杏子が息をつくと、腕の中で八千代が変な風に呻く。
 全身を強張らせているものだから、怖がられたか嫌がられでもしたかと少々不安になって
しまった。
「すまん、嫌か? すぐ離れ――」
「ちがっ、あの、だめです!」
「うお」
 しがみつくように抱き返されて今度は杏子が呻く。
 ぎゅっと密着したせいで、はっきりと八千代の体温と鼓動が伝わってきた。とくとくと早鐘を
打っているのが可愛らしい。
 もっとも、杏子の心臓も随分乱れていたが。
61 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/31(金) 23:37:01 ID:amyBDiJA
「嫌じゃないです」
「そ、そうか」
「私も杏子さんが大好きです」
「……ん」
 こういう甘ったるい雰囲気も悪くはないと思う。
 昔から戯れる程度には触れ合っていたけれど、相手をきちんと意識するという事はなかったから。
「……」
「あぅ」
 緊張に耐え兼ねて八千代の頬を指でつついてみた。きめ細かい肌は子供のようにぷにぷにと
柔らかい。急に何ですかと不思議そうに見上げてくる八千代を見ていると、ふいに悪戯心が
沸き起こった。
「食うか?」
「え、パフェをですか?」
 わけが分からず頷く八千代を抱き締めたまま、杏子は手を伸ばして先程のパフェから
生クリームを救い取る。
 その指先をそのまま八千代の口元へと持っていった。
「ほら八千代。食え」
「きょ、杏子さん……?」
 目をぱちくりさせる八千代に吹き出しそうになるのをなんとか堪えながら、杏子は彼女の
動向を眺めた。想定外の餌を出された動物のようで可愛い。
「いらないのか?」
「そ、そんな事ないです!」
 意を決したようにぱくりと彼女は杏子の指先を咥えた。神経が集中している箇所だから
こちらもくすぐったい。温かい口内でぬめった舌に触れられるのは意外と気持ちが良かった。
62 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/31(金) 23:37:51 ID:amyBDiJA
 クリームを全て舐め終え、八千代は真っ赤になって顔を離す。今度は彼女の手を取って
容器の中身を掬わせた。
「……私も食いたいんだが」
「うぅ……はい」
 観念したように指先を差し出す八千代に小さく笑ってから、綺麗に整えられた爪に
舌を這わす。甘い。
「ひゃっ……」
「まだ残ってるだろう」
 腕を引っ込めようとするのを咎めるように手首を掴んで、啄むような口付けを手の甲
から先端まで落としていく。やはりくすぐったいのか、ぴくりと八千代の肩が震えた。
 5本の指を1本ずつ丁寧に口に含んで、舌を纏わりつかせる。ちゅくちゅくと吸い
なぶりながら、目を伏せている八千代をじっと見つめた。
 冗談のはずなのに、思いの他没頭してしまっている自分がいる。
「ん……美味かったぞ」
 クリームはとっくになくなっていたのにしばらく舐めしゃぶっていた指を、ようやく
杏子は解放した。指先から伝わる妙な刺激に耐えていた八千代は、唾液でてらてらと
濡れ光る自分の指を惚けたように眺める。
 その表情がやけに扇情的でくらりとした。今ならまだ行き過ぎた冗談で終わるかも
しれないけれど、脳の一部が加速度的に熱を上げていく。
 止まらなかった。
「八千代」
「きょ…こさん……」
 僅かに掠れた声で彼女の名前を呼んだ。ふっくらとした唇に化粧でも施すように
クリームを塗り付けていく。
63 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/31(金) 23:38:40 ID:amyBDiJA
 息が混じり合うほど顔を近付けて、囁いた。
「……食ってもいいか?」
「はっ……い……」
 返事と同時に唇を重ね合わせる。伝わる感触に心臓が跳ねた。
 緊張で固く閉じた合わせ目を舌先でくすぐるようになぞって、下唇を食むように貪る。
とんとんと背中を小さく叩いて口を開かせた。
「ふ…ぅ……」
 舌をそっと潜り込ませると、おずおずといった感じに八千代の舌が触れてくる。
柔らかなそれを絡め取るように舌同士を擦り合わせると、彼女がぎゅっと強くしがみついて
きた。ぴちゃぴちゃとした水音が鼓膜に響いて、興奮を更に高めていく。
 軽く舌を噛んで唾液を啜り、自分の唾液とミックスしたものを八千代に送り込む。
彼女はこくこくと喉を鳴らして懸命にそれを飲み込んだ。
「んっ……ぷぁ……杏子さぁん……」
「はぁ……八千代、そこ座れ」
 透明な糸を伝わらせながら唇を離すと、八千代がとろんと潤んだ目で名残惜しそうな声を
出す。抱き抱えてキッチン台の上に腰掛けさせると、八千代の視線が杏子より高くなった。
「その、あれだ。……私はもっと欲しい」
「え、え、それって……」
 うろたえる八千代の首元のリボンを静かに解いていく。布が擦れる音がやけに大きく
聞こえた。
「嫌ならちゃんと言えよ? お前が悲しむのは、私が辛いからな」
「いや……じゃないです……」
「……脱がすぞ」
 背中に腕をまわしてエプロンの結び目を解いた。腰の刀をそばに置くとガチャリと
金属音がする。ブラウスのボタンを一つずつ外していく度に白い肌が露になった。
 少し考えあぐねてからスカートのフックを外す。肩に手をつかせてから腰を浮かす
ようにしてもらって抜き取った。
64 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/31(金) 23:39:17 ID:amyBDiJA
「ほぅ」
「あ、あんまり見ないで下さい……」
 小さく感嘆の声をあげる杏子に、下着姿になった八千代が恥ずかしそうに膝を合わせる。
彼女からしてみれば、食べられる前の料理にでもなった気分なんだろうか。
 染み一つない肌に適度な胸の膨らみ、無駄な肉のない細い腰や肉感的な太腿は、同性の
杏子から見ても実に魅力的だ。
「見ないと何もできないだろうが」
「ふぁ……!」
 首筋を舌でなぞりながら手のひらを脇腹に這わせる。上の方へと滑らせていって
手早くブラを外した。
 零れた乳房を片手でそっと掴んで、先端の頂にはわざと触れないようにゆっくりと揉み
しだいていく。弾力のある柔らかさに指が軽く沈んで、手に心地良い。
「あっ……きょう…こさん……」
 八千代の声がだんだん蕩けてきて、吐息が荒く熱を持ち始める。鎖骨に口付けながら
下着に手をかけた。
「汚れると困るからな……」
「っ……」
 今度は八千代も自発的に腰を浮かせる。するすると下着を足から抜き取ったが、
一糸纏わぬ姿とはいえ靴下と靴は履いたままだったせいで、随分倒錯的な格好に見えた。
「まだ、ちょっと冷たいかもしれん」
「ひゃわっ!?」
 容器ごと手に取ったパフェの中身をとろとろと八千代の胸から下腹部にかけて垂らして
いく。すっかり溶けたアイスと生クリームの混合物は甘い匂いを漂わせながら八千代の
肌に張り付いた。
65 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/31(金) 23:39:50 ID:amyBDiJA
 驚いたように目を瞑る彼女の瞼に唇を落としてから、デコレートされた胸の頂を口に含む。
「あま……」
「んくぅぅ……!」
 硬く肥大した桃色の突起を唇に挟んでこりこりと食感を楽しんでいると、じんわりと
甘い味が広がった。空いた方の乳房はクリームを塗り込むように撫で擦り、滑らかな皮膚の
上を手のひらがぬめる感触にぞくぞくする。時折きゅうっと先端を指で摘んで扱きたてた。
「ひっ……ふわぁ……きょーこさん……!」
 八千代が甘く啼きながらびくびくと体を震わせる。元々敏感なのか、それともこういう
経験がないからだろうか。ずっと杏子に付きっきりだったから、そういう機会は無かった
ように思う。
「八千代も、食べような……」
 声が興奮で上擦ってしまう。べとつく手を小さく喘ぐ八千代の口元へ運ぶと、赤い舌が
ちろりと見えた。子犬のようにぺろぺろと舌を動かす姿がたまらなく劣情をそそる。
「ぷは……あ、やっ……! だめ、そっちだめです……!」
「うん?」
 床に膝立ちになった杏子が八千代の形の良いへそに浅く舌を潜り込ませながら足を
開かせると、いやいやと子供のように首を振られる。
 そう言われても彼女の薄く柔らかな茂みの下はすでにふっくらとしているし、ぽってりと
充血した赤桃色の花弁は目に分かるほど濡れ光っていた。
 反応だけ見れば、むしろ杏子に触れられるのを待ちわびているようにも思える。
「まあ、嫌ならもうやめるが」
「あっ……!」
 指で秘裂をなぞると、たっぷりと溢れた蜜が纏わりついた。クリームとは違うくちゅりと
粘着質な音がして、八千代が恥ずかしそうに俯く。
「本当に、嫌なのか?」
 尋ねると彼女は違うのかそうでないのか曖昧に頭を振る。
 指の動きを止めると、むずがるように八千代の腰が揺れた。
66 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/31(金) 23:40:36 ID:amyBDiJA
「ちなみに私は我慢するのが苦手だ」
「やぁぁ……杏子さっ……!」
 クリームと彼女の蜜に塗れた秘裂を直接舐め上げると、泣きそうな声で八千代が杏子の
頭を掴む。
 ただ、押し退けるほどの力は入っていなくて、杏子の髪が軽く乱れる程度だった。
 唇を押しつけ、尖らせた舌で中の蜜を掻き出すように啜る。鼻先がぐりぐりと敏感な
突起に当たって、八千代が啼いた。
 菓子と八千代の入り交じった甘い味と匂いに頭がくらくらする。
「いや、いやじゃないです、きょうこさん……! うれしい……ですっ……!」
 背中を丸めてしがみつきながら彼女が快楽に融けた声で咽び泣いた。
 無意識に力の込められた八千代の太腿ががっちりと杏子の頭を挟み、とどまる事のない
蜜が杏子の顔をべとべとに汚す。
 少し苦しいけれど、彼女が嬉しいなら自分も嬉しかった。
「八千代は可愛いな……」
「ふやああ……!?」
 充血し膨らんだ突起を舌先で転がし、半分ほど剥けていた包皮を完全に露出させた。
 神経の塊のような箇所を集中的になぶられて八千代はパニックに陥ったように
がくがくと腰を震わせ、一層艶めかしく喘ぐ。
「ひぁっ……! あ、あ、あ……っ!」
 八千代が涙を零しながら体を強張らせ、断続的に跳ねた。
 ひくひくと収縮を強める秘裂からどろりと溢れた蜜を最後に啜って、杏子は自分の唇を
舐めながら顔をあげる。
 ぐったりと脱力する八千代の唇にもう一度口付けると、なんともいえない満足感が杏子
の心を満たした。
 さすがにこのまま服を着るわけにもいかないので、店のおしぼりで彼女の体を綺麗に
拭いてやる。少し消毒液臭いけれど、蟻にたかられるより良いだろう。
「ありがとうございます」
 くすぐったそうに八千代は微笑んだ。
67 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/31(金) 23:41:43 ID:amyBDiJA
 二人で私服に着替えて、キッチンを簡単に掃除――これは八千代がしてくれた――して
から店を出る。戸締まりをしながら杏子はぼそりと呟いた。
「その、すまなかったな。……順序がおかしいというか、早いというか」
 ムードや場所なども含めるとなんだか申し訳ない気分になってくる。昨日の今日でこれだ
なんて、我慢弱い自分が情けなかった。
 珍しくしおらしい杏子に、八千代はそんな事ないですと首を振る。
「私と杏子さんは、もう10年も付き合ってるじゃないですか」
「まあ……そりゃそうだが」
「それに、私は杏子さんがいいんです」
 あれはそういう意味での付き合っている内には入るのだろうか。今更恋人だなんだというのも、
確かに変な気はするけれど。
 でも、と八千代は苦笑しながら続ける。
「……初めてであれは、ちょっとマニア過ぎました」
「むぅ……」
 杏子自身そう思う。
 正直、まだ体が少しべとべとしていた。自分がこれでは彼女はもっと酷いだろう。
「じゃあ、うちで風呂でも入るか?」
「きょ、杏子さんのお家ですか……?」
「待て八千代。今のは変な意味じゃないぞ」
 八千代の頭を乱暴に撫でながら一緒に歩き出す。
 歩幅は違うのに当然のように歩調が合うのが心地良かった。
 一朝一夕ではこうはいかない。長い時間を一緒に過ごしたからこそだろう。
 八千代といるのが、好きだ。
68 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/31(金) 23:42:25 ID:amyBDiJA
   □ □ □

 八千代のパフェは相変わらず美味い。
 昨日の事を思い出すせいで少し妙な気分にはなるけれど、美味いものは美味い。
「杏子さん杏子さん。あーんしてください」
「……あー」
 いつにも増して八千代が甲斐甲斐しく杏子の世話をする。
 スプーンに乗せられたパフェを彼女に食べさせて貰うのはさすがに恥ずかしいのだが、
断るのも何なのでされるがままだ。
 まあ、嫌な気はしない。
 八千代と距離が離れてしまう方がもっと嫌だし、むしろ今まで以上に心が触れあえた
ようで嬉しかった。
「……」
「かたなし君助けて! さとーさんが苛める!」
「佐藤さん! 先輩に八つ当たりしないで下さい佐藤さん!」
 後ろの方で3人が騒いでいるけれど、いつもの事なので杏子と八千代は特に気にしない。
 一体いつも何の話で盛り上がっているんだろうか。飽きない奴らだ。
 ファミリーレストランワグナリアは毎日平和である。
 そして今日も、店長杏子は働かない。
69 ◆b.2fAKsG5U :2006/03/31(金) 23:45:26 ID:amyBDiJA
終わり。
なんか連投ですいません。

指舐めはえろいなって事と、YGペアが榊より低くても泣かない。

>>PBBS
エロ神様じゃ。エロ神様が現れもうした。
70名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 23:58:23 ID:K3AzWnxK
GJ!!
この前のと対になる作品なのですね
しかし杏子さん一行目から本音が丸見えだw
71名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 00:13:37 ID:VnvBZFxe
GJ!!
杏子さんが良いなw

ってか日にちがおかしくなってるーーwww
72名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 01:16:18 ID:00PA5PSR
GJ!!!バカップルの兆候がwww
ラブラブで良かったッス。また期待。
73名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 09:41:43 ID:+EXmf0eU
投下します。
東田宮越
エロあり
黒め
74名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 09:42:17 ID:+EXmf0eU
ほんの気休め、というか冗談のつもりだった。

たまたま書店で見つけたいかがわしいハウツー本。
そのアオリ文句、『学力向上も可能!!』
この一文に目を惹かれ、購入してしまった。
もちろん必要なのは俺ではなかった。

宮越華

同じレストランでバイトをしている彼女は、有体に言ってバカだった。
それも筋金入りの。
あるきっかけで(それも酷く強引な理屈で)彼女に勉強を教える羽目になり、
その後もテストの時期が来るたびに面倒を見るのが恒例となってしまった。
しかし、彼女への教育は並大抵のものではなく、ほとほと困り果てていたところにこの本に出会った。

『催眠術』
75名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 09:42:50 ID:+EXmf0eU
そして、……彼女はあっさりとその術にかかってしまった。
簡単に勉強が出来るようになる方法がある、そう言うと彼女は簡単に飛びついてきた。
『やっぱりそんな方法があったのか!卑怯だぞ!すぐ教えろ!』
そう言った時の彼女の表情は、今はもう無い。
目も耳も、全ていつもと同じパーツだが、それが形作るものはいつもと全く異なっている。
彼女は目を開いてはいるが、何も見えてはいない。
耳も聞こえているが、何を聞いているか認識できてはいない。
触られても、……そう例え口付けをしても、胸を揉んでもその事を理解することが出来ない……。

普段の強気な顔、バイト中の笑顔そのどれとも違う彼女のその何の感情も表さない顔を見た時、
俺の中に今までに持ったことの無い強い欲求が生まれた。

―――女は、間違いなく美人の部類に入るものであり、
   男は、多少捻くれてはいたが間違いなく年頃のオスであった―――

『彼女を、俺のものにしたい』

今までそんなこと考えたこともなかった、そしてそんなことが可能なはずもなかった。
しかし今は違う。今の彼女なら間違いなく自分のものに……
76名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 09:43:50 ID:+EXmf0eU

廊下で足音がする。家族の誰かが近づいてきている。
俺は一瞬前まで煮え滾る様に強烈だった欲求を押し込め、
即座に二つの暗示を彼女に与えた。
一つは『キーワード』
いつでも俺がそれを一言言えば彼女はこの状態に戻る。
もう一つは『催眠術を掛けられたことを忘れる』こと。
そして彼女の催眠を解く。

コンコン
ドアをノックする音が聞こえる。
入ってきたのは母さんだった。お盆にジュースとお菓子をのせている。
「勉強頑張ってる?華ちゃん、ウチの大輔の相手してくれてありがとうね」
「いいえぇ、おばさま。大輔君にはいつも勉強を見てもらって、華とっても感謝してるんですぅ」
「あらまぁ、嬉しいこと言ってくれるわねぇ。コレ食べてちょうだいね」
「ありがとうございますぅ、おばさま」
母さんがお盆を置き部屋を出る。
「なー東田、私今なにしてたっけ?」
「テスト勉強に決まってるでしょう、宮越さん」
「それはそーなんだが、……なんかおかしいんだよなぁ」
「集中していないからですよ。ところで宮越さん、○○○○○」
彼女が一瞬『え?』という顔をする。
しかしそれは本当に一瞬のこと、すぐにあの表情へと変化した。

危なかった。
自室とはいえ鍵は無く、そしてあの家族のこと、いつ部屋をのぞきに来るかわかったもんじゃない。
危険な橋は渡りたくない。今ここで手を出すのはあまりに危険すぎる。
それに、……ちょっとした意趣返し、というものだろうか。
このまま彼女を落とすのは惜しい気がする。
できるだけ焦らして、ゆっくりと。
そう、そして、……できれば自分から。
俺は彼女に新たな暗示を与えた。
77名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 09:44:24 ID:+EXmf0eU
カラダがだるい。
このところずっと寝不足が続いている。
それというのもある匂い、それがずっと鼻について離れないからだ。
何の匂いなのか、どこかで嗅いだことがあるような気もするし、
とても身近で、それでいて私自身とはかけ離れたもののような気もする。
いつからか、それはわからない。
普段は周りの匂いに紛れるほど薄くて、意識しないと感じることが出来ない。
でも、夜になると……
その匂いはとても濃くなり、そして背筋がゾクゾクしてくる。
興奮が、欲求が抑えられなくなる。
アソコが濡れる。
手が勝手に動いてしまう。
私の手は、胸を、アソコを好き勝手に弄りまくる。

でも、イケない。
いくら気持ちよくなっても、いくら気持ちが高ぶっても決してイクことができない。
もう手は勝手に動いてるわけじゃない。自分で、私自身の意思で動かしている。
体中をむちゃくちゃに触りまくっても、もうそれ以上にはならない。

『なんで!?なんで!?なんで!?』

今日も、私は眠ることが出来なかった。
78名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 09:45:24 ID:+EXmf0eU
『かなり、衰弱してきたな』
彼女のここ最近のバイト先での働きぶりは、精彩を欠いている。
ミスこそしないものの、普段の何分の一程度かにまで効率が落ちている。
他のバイト仲間もそのことには気付いている。
心配して、休むように、とか仕事を代わってあげようか?と幾度と無く声をかけている。
しかし、彼女はその申し出を跳ね除けて仕事を続けている。
普段の、営業笑顔でない彼女を知っているバイト仲間達は、
単純に彼女の負けん気の強さがそうさせていると思っている。

それは、違う。
俺だけが、その理由を知っている。

休憩時間、彼女がトイレにたった。
こっそりとその後をつける。
小走りの彼女は俺がついて来ていることに気付いていない。
彼女は従業員用のトイレを行き過ぎ、店の裏手に出た。
垣根のせいで周りからは目に触れないところだ。
彼女の足音が止んだ事を確認して、俺もゆっくりと外に出た。
彼女は室外機の陰で、壁にもたれかかっているようだった。
姿を見られることの無い位置に立ち、耳を澄ます。

「ンッ!……ヒアッ…………なんでぇ?……まだ、夜じゃ……
 無いンァァ、無い、のに……とまらな……イィ!
 とまらないッ…のォ!……ヤァァ……」

押し殺した声が聞こえてくる。
……そろそろ頃合か。
俺は彼女に気付かれないよう先に店に戻った。
79名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 09:45:56 ID:+EXmf0eU
「………………、……………………よ」
「え?」
あれ、ここどこだ?
「更衣室開きましたよ、どうかしたんですか?」
「え、いや、ちょっとぼうっとして……」
ああ、バイト終わったから着替えようとして、それで更衣室誰かが使ってたから待ってたんだった。
体がまだだるい、さっきのアレのせいだな。
早く……着替えて帰ろう。
「しっかりしてくださいよ、俺先に帰りますから」
「ん、あぁ。東田お疲れー」

「今日は、ゆっくり寝れるといいですね」
「え?」
擦れ違いざま小声で、でもはっきりとそう聞こえた。
なんで寝てないの知ってるんだ……?
「おい、東……田?」
振り返った先には東田はいなかった。
なにか、おかしい。そういえばこの前東田んちに行った時……
考えながら更衣室に入った。
80名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 09:46:30 ID:+EXmf0eU
「あ、あれ?」
気がつくと、外だった。
ちょうど店と家との中間辺り。
「あれ?確か、今更衣室に……」
確かめてみると、すでに着替えていた。いつもの服、いつもの鞄、それと……
「なんだ?この紙袋」
いつのまにか、紙袋を抱えていた。こんなもの、店には持っていってない。
中を見てみる。
これは……バイト先の制服だ。でも私のじゃない、男用だ。
しわがよっているから多分着た後、クリーニングに出すためにまとめてあったものだと思う。
「なんでこんなもの持ってきたんだ?」
紙袋から制服を引きずり出そうとする、と……

!!!!
これ、この匂い!
あの匂い!
ずっとずっと探していたあの匂い!!
ダメ、もう我慢できない
早く家まで帰らないと
81名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 09:47:15 ID:+EXmf0eU
「オイ、華!帰ってきたらちゃんと手ぇ洗え!」
おかんを無視して自分の部屋に。
もう体はガタガタだ。でもこれがあれば。
部屋に入ってすぐ、私は服を全て脱いだ。
紙袋から制服を出す、そのまま思い切り顔に押し当て胸いっぱいに匂いを吸い込む。
!!!!!!!!
凄い!今までと比べ物にならないくらいに感じる!
もう、立っていられない。
私はベッドに倒れこみ、オナニーを始めた。
「ハァァ……凄いぃ……、こんなに凄いなんてぇぇ……!!」
昨日までのオナニーとは違う、昨日までよりももっと感じる。
私はもっと、もっとと制服を顔に押し当てた。
「イイィィ……!!もうちょっと、もうちょっとでイケるのぉぉ……!!」
その時、制服に名札が付けられたままなのに気付いた。
私をこんなに感じさせてくれる人が誰なのか、凄く気になった。
『東田』
「アァァァ……!東田ぁぁッ!!」
その瞬間、私はイッた。

「こんな、あっ……だめぇ……止まんないよぅ、東田ぁ……」
止まらない。一度イッたくらいでは満足できない。
私は制服を羽織ってオナニーを続けていた。
全身で東田の匂いを感じる。
東田に抱かれているような、そんな気分になってくる。
「また……!もうイクッ!東田ぁ……!!」
全身がのけぞり、さっきよりもさらに高い絶頂。
それでもまだ、私の体は止まらない。
もっと、もっと感じたい!!
82名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 09:47:55 ID:+EXmf0eU
深夜2時、携帯が震える。
寝てはいなかった。この電話を待っていた。
相手は……もちろん彼女だ。
さらに5分ほど待った後電話に出た。
「もしもし」
「………………ンぅ……!……ハァ…………」
「もしもし」
「!!あぁぁ…東田ぁ」
「どうしたんですか、宮越さん。こんな時間に」
「あぁ……東田が、私を呼んでくれてるぅ…」
「なにしてるんですか?ふざけてるんなら切りますよ」
「ま、まって!切らないで!おねがいだからぁ……」
彼女は相当に追い詰められている、もう間違いないだろう。
「こんな夜遅くに意味のわからない電話を掛けてこられたら困るんですよ」
「ぁ……ごめんなさい……」
少し語気を強めただけで彼女は大人しくなった。
「それで、何の用事ですか?」
「あ、あのこれからウチに来……ううん、今から東田の家に行ってもいいかな?」
「何時だと思ってるんですか。何か用があるなら電話で言えばいいでしょう」
「ぅ……ぁ……」
「じゃあ切りますよ」
「!!まっ、待って!東田、私を……抱いて……欲しいんだ」
とうとう言った。彼女に与えた暗示の最後のキー。
彼女は完全に堕ちた。
「よく言えました。でも今からは無理です」
「ぇ?あ、あの……」
「だから、代わりのご褒美をあげます。よく聞いてください、
 おやすみ、華―――
83名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 09:48:37 ID:+EXmf0eU
 ―――いい夢を」
「ぁ」
電話が切れた。
急に眠気が襲ってくる。私はそのまま眠った。
夢の中には東田がいた。
私は何度も東田に抱かれた。
夢の中の東田は私を何度と無く絶頂に導いてくれた。
そしてそれと一緒にたくさんのことを私に教えてくれた。
もちろんそれは学校の勉強なんてつまらないものではなくて、
私にとってなににも代えられない真理だった。

私は、夢の中で身も心も東田の物として生まれ変わった。
84名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 09:49:26 ID:+EXmf0eU
 ―――いい夢を」
「ぁ」
電話を切った。
これで明日には完全な状態になっているだろう。
俺は深い満足感を覚えた。

……でも、
でもたった一人でいいのか?
たった一人で満足するのか?
一人だけで満足できるのか?

そんな筈が無い。
そんな筈、あるわけが無かった。
85302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/03/32(土) 09:51:45 ID:+EXmf0eU
以上です。
PBBSのNo16の絵師様の場面を勝手に拝借して
上から自分色でべったり塗り潰してしまいました。どうもすみません。

最近黒くなってきてますか、私。
86302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/03/32(土) 09:53:48 ID:+EXmf0eU
いつもタイトルを忘れる……
『罠』でお願いします。
あと恐らくアクの強い話なんでちょっと注意事項が足らなかったかと思います。
どうもすいませんでした。特に絵師様
87 ◆VXUCBz7U0U :2006/03/32(土) 10:09:35 ID:A/AzKNwr
>>69様GJ!!!
杏子さんやるなww
八千代もカワユス

>>302様GJ!!!
黒い東田好きになりました
次回も期待


3月32日なのはエイプリルフールだからだと思われ
88No16:2006/03/32(土) 13:57:32 ID:dCSb3TgG
>>302
私ごときの稚拙な絵でテキストまで書いて頂きありがとうございます。
少しでもインスピレーションの足しにでもしていただけたのならば本望です。

てゆーかナイスエロス!
89 ◆VXUCBz7U0U :2006/03/32(土) 23:37:16 ID:hohtuGgG
前スレ718だった者です。

SSを一つしかかいていないにもかかわらず、前スレでマサルさんとのパロ書いたり、トメちゃん描いたり、すみません

今回はSS投下したいと思います。

今度のは種島の凌辱者ですので注意してください。
90種島凌辱 ◆VXUCBz7U0U :2006/03/32(土) 23:38:07 ID:hohtuGgG
「うぅん…」
「おお起きたか、種島。」
(あれ…?杏子さん…?)
「ん…杏子さん…?」
「あぁあんま動くな。おまえそんな体なんだから。」
(そういえば体のあちこちが痛い。)
種島は起きたとき自分のからだがどうなっているかよくわかっていなかった。
いや、むしろ体が思い出さないようにしようとした。
「大丈夫だ種島。あの馬鹿どもは私の便利な後輩が――」
『べんりな後輩が始末した』と言おうと杏子は言おうとした。
そのとき種島はすべてを思い出した。
いや、思い出してしまった。
「あぁ…杏子さん私…私…」
種島の体は震え目には涙が浮かんでいた。
「種島、すまんかった。私の一言で思い出してしまったか。」



事が起きたのは数時間前。
91種島凌辱 ◆VXUCBz7U0U :2006/03/32(土) 23:39:16 ID:hohtuGgG
「お疲れ様〜」
いつも通りワグナリアの店員達は帰っていった。



帰り道。

種島は小鳥遊をバイトに誘った公園に差し掛かった。
昼ならば人が多いのだが今は夜。この時間帯はほとんど人気がない。
(ここ、暗くてなんか怖いな…
早く帰ろ…)
そう思ったとき、

「うぐぅっ」

種島は後ろからいきなり羽交い締めにされた。
必死にもがき逃げようとしたがその思いもむなしく、力ではかなわなかった。
助けを呼ぼうにも周囲に人はいない。
それ以前に口がふさがれていては声も出せない
種島は訳がわからないまま、公園のトイレまで連れ込まれ、乱暴に、地面にたたきつけられるようにしてようやく解放された。
とはいっても男達に行く手を阻まれ逃げられるような状況でもない
(この人達――――ッ)
そこには男一人…
92種島凌辱 ◆VXUCBz7U0U :2006/03/32(土) 23:40:01 ID:hohtuGgG
以前種島にちょっかいを出し、杏子に追い出された客の一人であった。

「おいっ!てめぇのせいでな俺らは半殺しにされたんだぞ!」

「そ、それはあなたがいけないんじゃない!!」

「うるせぇ!てめぇはだまっとけ!!」
ドカッ
種島の鳩尾に一発。強烈な打撃。
その一撃から始まり、種島はどんどん男から殴られたり蹴られたりした。
何度も、何度も、何度も。
(何発殴られたんだろう…)
理不尽な暴力の中、意識が朦朧としながら、ふとそう思った。
そしてまた鳩尾に一撃。
その一撃が決めてとなり、種島は意識を失った。
「あ?こいつ気絶したのか?
あぁ、くそっ!殴っただけじゃ気がすまねぇ!!」
そう言いながら、男のうちの一人が種島の服を脱がしていく。
いや、むしろ破いていくといった方が適切かもしれない。
そして種島はほとんど下着姿となった。
衣服は破け、下着を隠す物はない。
体は小さいが、体に合わないほど豊満な胸。
それを包み込むピンク色のかわいらしい下着。
「こいつ…体は小さいが結構いい体つきしているじゃねぇか…」
そう言いながら男は種島のブラをたくし上げ胸をもむ。
「おぉやわらけぇっ…」
揉むというよりも、むしろ握りつぶすような形である。
男は、今度はショーツに手を伸ばし脱がした。
毛もろくに生えそろってない種島の秘所があらわとなる。
秘所はすでに湿っており、密がトロリとあふれていた。
「ははっこいつ濡れてやがる。殴られたりしたからか?それとも乳を揉まれていたからか?どっちにせよこいつは真性マゾだな。」
男は自分の物を取り出し、種島の秘所へ、一気に挿入した。
93種島凌辱 ◆VXUCBz7U0U :2006/03/32(土) 23:40:39 ID:hohtuGgG
「はぁっ…きつ…こいつ処女か?ははっ」
男と種島の結合部からは血と愛液が混じった液があふれていた。
「はぁ…はぁ…こ、こいつはいいな。は、初物は気持ちいいぜ。
はぁ…はぁ…も、もう限界だ、出すぜ。うっっ…」
びゅるるるるびゅるるるるっ
種島の中に男の精液が注ぎ込まれた。
「はぁ…はぁ…まだ…おさまんねぇ…」
そして男は、何度も種島を犯した。



「うぅ寒…ちょっとトイレ行ってくるわ。」
「おう行ってこい。」
男が五回目にはいろうとしたとき、外から会話が聞こえてきた。
男は予想していなかった事態にパニックになった。

所謂ヤンキーとよばれる風貌の男が入ってきた。
ヤンキーは種島の存在に気づき、そして男を問いつめた。
「おい、てめえ何してんだ?」
「い、いやこれは…」
「あ?うぜぇ。だまっとけ。」
そう言い、トイレに入ってきたヤンキーは種島に目を向けた。
「?こいつどっっかで見たことあるな…
そうだ!種島さんだ!杏子さんとこで働いてる種島さんだ!
おう、こら!てめぇなにしとんじゃぁぼけぇ
みんなぁちょっと来い!!」
ヤンキーは仲間を呼んだ。
するとほかのヤンキーが5,6人入ってきた。
「おいあのぐったりした女を見ろ。
あいつ杏子さんとこで働いてる種島さんじゃねぇか?」
「ほんとだ」
「誰がやったんだ?」
「あの男だ!!」
「おいよくみろ!こいつ確か杏子さんに頼まれて半殺しにした奴だ!!」

ヤンキー達はどんどん会話を進めていき、仲間の一人は杏子に連絡を取っていた。
94種島凌辱 ◆VXUCBz7U0U :2006/03/32(土) 23:41:16 ID:hohtuGgG
男は逃げようとしたが、唯一の出口はヤンキー達で固められ、逃げられない状況にあった。

数分後、杏子が着いた。
正確には、「暴飲暴食」のマスクをした杏子と十数人のヤンキー達+八千代である。
「杏子さん!あいつです。」
杏子は男に目をやり、そして種島にも目をやる。
杏子は、男に尋ねた。
「おい!てめぇがやったのか?」
「は…はぃ…」
「あ?聞こえねぇよ!!手めぇがやったの勝手聞いてるんだよ!!」
「す、すみません…私が…やりました…」
男は震えながら答えた。
「ったく…ただじゃおかねぇぞ?うちのモンに手ぇ出しやがって…
おいてめぇら!!私は種島の手当をするから、そいつをどうにかしとけ!!」
「了解しました!姐さん!」
杏子は種島を抱きかかえワグナリアへ運び八千代の助けを借りながら種島の手当をした。


そして、現在に至る。
「意識がなかったんでな、心配したぞ。」
「杏子さんありがとうございました…」
「まぁそう気を落とすな。」
「……」
言葉が思いつかない。
「仕方ないか…
まぁ種島、生きていればいいことはたくさんある。
こんな事を吹き飛ばせるほどのな」
「わかった。がんばります。」
種島に笑顔が少し戻った気がした。




これは余談だが次の日カラーコーンが根本まで尻の穴にささった男性が発見された。
95種島凌辱 ◆VXUCBz7U0U :2006/03/32(土) 23:44:40 ID:hohtuGgG
すみません。
終わりをHPにしようとがんばったのですが…
文全体がまとまりのない物になりました。

>>88No.16様 あなたの絵は一言で言って「最高」です。
これからもがんばってください。
96 ◆VXUCBz7U0U :2006/03/32(土) 23:46:29 ID:hohtuGgG
あ、あと保管庫の中の方
前スレのマサルさんのパロも保管してもらえないでしょうか?
面倒ならいいですが・
97名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 23:49:02 ID:+EXmf0eU
>>VXUCBz7U0U 様
凌辱者よりむしろ便利な後輩の方がオソロシスw
感想もありがとうございました。
ところで、もしかしてですがおぼれっ子という言葉に聞き覚えは……?

>>No16 様
どうもありがとうございます。
自分の趣味丸出しのものにしてしまいましたが、喜んでいただけたら幸いです。
また思わず「エロスwww」と言ってしまうような作品を期待しております
98 ◆VXUCBz7U0U :2006/04/02(日) 00:23:19 ID:yvW2/8Sa
ふぅ…いかん…
もう少しで人の道を外すところだった。
99名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 03:22:39 ID:1GWhWIuM
これは酷い
100名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 03:31:30 ID:JSn4bPE+
>>99
ちょっwwwおまwww 俺だって言いたくても言わなかったのにwww
101名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 03:38:35 ID:PqOR+/Oa
もはや言ったも同じだ
102名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 03:57:02 ID:3PFF1zxQ
ココはエロパロスレだし、
レイプもの苦手でもスルーしろよ。
はっきり言ってお前らよりは良い文書けてる。
酷くなんかないから気にすんなよ?
いくら丼食べたいなぁ
103名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 08:24:57 ID:lfqwmKBt
真面目な話いやならスルーしとけ。

書き手>>>越えられない壁>>>読み手

というのがこの板の原則だ。
猟奇に走ったりしたら話は別だが。
104302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/04/02(日) 10:01:50 ID:rjgTi601
>>103
猟奇やってました...orz
105名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 10:28:53 ID:wdqRsG1z
よっぽど特殊なジャンルじゃないかぎり適当に読み流せる自信はある
けど口調とかが元ネタと全然違ったすると激しく萎えない?
誰の作品がってわけじゃなくて一般論としてね
106名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 11:37:56 ID:d6zwbn06
どうどう。

読む側は注意書き読んでそれでもあえて読むなら文句言わない、
書く側はグロや陵辱ものは(このスレでは)反論も出てくるということも一応覚悟しとく、

もちついていこうぜ。
107名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 12:54:11 ID:WymYzhQA
まあ、作品以外のレスでも少々はっちゃけすぎというかなんというか
春の香りはするよ。
108名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 17:58:22 ID:7fPAaZOU
春だなあ
109名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 20:31:20 ID:6sWNg03+
110名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 06:19:03 ID:4F9ximbL
sage
111名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 10:59:41 ID:hWz10h84
パロディになってるのは名前だけか
112名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 15:29:20 ID:jNow8A5T
>>302さん
ありがとうございました。修正しました。
113 ◆VXUCBz7U0U :2006/04/03(月) 19:41:10 ID:tW/5Ilft
申し訳ございませんでした
私があのような物を作らなければこのような殺伐とした雰囲気になら無かったはずです。
次回から気をつけます。
皆様の気分を害し、誠に申し訳ございませんでした。
114名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 19:48:31 ID:urEN/n0l
何か気の毒になってくる
115名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 20:12:16 ID:XKojoebi
元気出せノシ

高津スレの住民は潔癖なヤシが多いようだノシ
116名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 02:25:04 ID:RLFx8E8b
>>112
そろそろ現行スレもこちらに移された方がよろしいかと思われます
117名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 19:15:01 ID:baG+iLQN
>>116
?何のことなんだろう?
118名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 20:40:32 ID:3W6Y6xWe
>>116
忘れてました… ご指摘ありがとうです。 修正致しました。

>>117
気にしない気にしないw
119名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 21:00:57 ID:W3dZ/4TL
余計気になる
120名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 21:11:05 ID:baG+iLQN
>>118
なるへそ。なるへそ。
121名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 21:14:18 ID:uT37zwvX
なにがなるへそなんだ?
122名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 21:24:52 ID:ylHN4BQ/
プチ荒れするから教えてやれよww

まとめサイトの現行スレが1のままだったのを2に直したという話だ。
123名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 23:27:33 ID:BEvcpMBU
メ欄に注目しなきゃいけなかったのかwww
124名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 23:47:12 ID:baG+iLQN
伊波×宗太の新作が欲しい。
泉姉さん×宗太も読みたい。
125名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 01:13:33 ID:xYcxJW3d
それはwktkだな

泉姉さんと宗ちゃんはどっちが攻めなのやら
126名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 01:20:35 ID:rG4CLoKm
姉さんに決まってるじゃないか!!!
127前スレ188 ◆HDuBmsHLTY :2006/04/05(水) 03:05:41 ID:ICTFf3n2
えーお久しぶりの188です。
ルーセリの方で苦戦してしまいしばらく来ることが出来ませんでした。
ルーセリはまだもうちょっとかかるのですが、代わりにパロディ作品が出来上がったので投下しようと思います。

特に注意書きはしませんが、ギャグが嫌いな方のみご注意下さい。では
 昔々ある所におじいさんとおばあさんが居ました。この二人は仲むつましく暮らしていましたが、何せおばあさんが男に触れない身体だったものですからこの夫婦は子宝に恵まれませんでした。
「じゃあ、なんで結婚したんだろうね……僕達……」
「し、知りません!配役の都合だから仕方ないっていうか……あああ!この線から先には近づかないでください!!!」
「いや、だって寝室そっちだし……」
 とまぁ日常がこんな感じでした。
 ともあれ、子宝に恵まれないことに嘆いた夫婦は神社に行ってお祈りしたところ、なんとその帰り道に子供の入った籠を見つけてしまいました。
 これは天からの贈り物だと思った夫婦はその子供を拾い育てることにしました。
 その女の子は背丈が一寸しかなかったので、おじいさんとおばあさんは一寸ぽぷらとその子に名をつけ、それはそれは大事に育てました。
 ところが何年たっても一寸ぽぷらは大きくなりません。何かの病気と思ったおじいさんとおばあさんは色々と調べ上げ、一寸ぽぷらを大きくするには打ち出の小槌という宝物が必要だということを知りました。
「それがあれば私はおっきくなれるんだね。じゃあ行ってくるよ!!」
 元気が取り柄の一寸ぽぷらは喜び勇んで旅支度をはじめました。旅に出るその日、一寸ぽぷらはおじいさんとおばあさんから縫い針の刀と新しい着物、そしておわんの船に箸の櫂を貰い旅立っていきました。
 どんぶらこっこ どんぶらこっこ、途中激しい船酔いにあったりもしましたが、一寸ぽぷらはなんとか都に着くことが出来ました。 都につくと、一寸ぽぷらはすぐに犬に襲われてしまいます。ところがそこをタバコを吹かした宰相殿に助けてもらうことが出来ました。
「種島、お前こんなところで何やってんだ?」
 役どころというのを全く理解してない宰相殿です……
「あ、佐藤さん! じゃなかった……宰相様、私は一寸ぽぷらと申します。身体を大きくする打ち出の小槌を探して旅をしてまいりました。」
「ん? あ〜、打ち出の小槌ね。うちにそんなのがあった気がするなぁ。」
「ホント!?」
 目をぱっと輝かせながら一寸ぽぷらは宰相様に近寄ります。といっても小さいので足にしがみつくことしか出来ません。
「あぁ、でも悪い鬼にうちの姫ごと盗まれちまったからな……取り返してきてくれたらやってもいいぞ。」
「うんわかった!じゃあ行ってくるね!!」
 そう言って一寸ぽぷらは再び船に乗り、鬼のいる島を目指していきました。宰相殿は最後までやる気の無い目をしていましたが小さな一寸ぽぷらにはそれがわかるはずもありませんでした。
 鬼のいる島にはすぐに到着することが出来ました。
「鬼さ〜ん、打ち出の小槌とお姫様を返してくださ〜い。」
 ご丁寧に入り口で大きな声を出して鬼を呼ぶ一寸ぽぷら、鬼がどんなものかわかっていないのでしょう。
 しばらくすると、ものすごい地響きとともに山ほどの大きさはあろうかという鬼が二体出てきました。
 と、いっても山ほどの大きさというのは一寸ぽぷらから見ての大きさで、実際の大きさは宰相殿と同じくらい、ごく普通のサイズです。
 鬼は女の鬼と男の鬼がいました。。女の鬼のほうはどこかで見たことのある虎柄のビキニをしています。
「やぁ一寸ぽぷらちゃんいらっしゃい。」
 目は笑っているのに顔はまったく笑っていない男の鬼が言います。手には複数枚の写真を持っていました。
「残念だけど打ち出の小槌もお姫様も返すわけにはいかないな。ほら、こっちの杏子鬼さんが食べ物を大きくするのに使いたいって言って聞かないんだよ。」
「失礼なことを言うな相馬、八千代の作る飯は美味いんだ。それを大きくして何が悪い。」
 女の鬼が口を開くと、再び地響きが轟きます。どうやら地響きと思っていたものは女の鬼の腹の虫の音だったようです。
「そんなこといわないでよぅ。それがないと私おっきくなれないんだよぅ」
 ぐすんぐすんと涙を流しながら一寸ぽぷらはお願いします。
「んー………そういわれてもなぁ………」
 その涙には流石の杏子鬼もたじたじです。
「まぁまぁ店長、一寸ぽぷらちゃんもああ言ってることですし、ここは一つ交換条件を出すのはどうですか?」
 隣にいた相馬鬼さんがすかさずフォローに入ります。
「交換条件?」
 希望の光が見えたのか、一寸ぽぷらはぱっと明るい顔を取り戻します。
「そ、実は僕の大事な写真が、杏子鬼さんの食事の中に入っちゃってそれを食べちゃったんだ。一寸ぽぷらちゃんぐらい小さいなら杏子鬼さんのお腹の中に入ってとってこれると思うんだけど、その写真と打ち出の小槌とお姫様を交換するっていうのはどうかな?」
「ホント!わかった。じゃあ私頑張っててんちょ……じゃなかった。杏子鬼さんのお腹の中に入って写真をとってくるね!」
 天使のような微笑みでにぱっと笑うと、一寸ぽぷらは喜び勇んで杏子おにさんの口からお腹の中に入っていきました。
 細い食道を抜けて胃袋に到着すると、一寸ぽぷらはそこで驚きの光景を目にしました。

 なんとビックリ!お腹の中には一寸ぽぷらよりちょっと大きいサイズまで縮んだ杏子鬼さんがいたのです。
 小さな杏子鬼さん(以下チビ杏子)は、胃袋に入っている食べ物をかたっぱしからガツガツと食べ漁っています。一寸ぽぷらが来たときにはちょうど26本目のうまい棒(めんたい味)を食べているところでした。
「きょ、杏子鬼さんが二人!?」
 ハウワ!とビックリした表情でいたのもつかの間、チビ杏子さんはうまい棒をあっという間に飲み込むと一寸ぽぷらに話しかけてきました。
「よぉ種島、用件はわかってる。あそこにある写真だろ?」
 チビ杏子さんが指差した所には、何枚かの写真が落ちていました。食べ物などが付着している様子はありません。
「本体が一気に飯をかきこんだ時に入ってきたらしい。こんなのがあると胃袋の容量が減るからとっとと持って帰ってくれ。」
 一体どこをどうすれば写真を丸飲みできるのか、一寸ぽぷらは不思議でたまりませんでしたが、これで打ち出の小槌がもらえると思うとささいなことは気になりません。写真を一生懸命かかえながら外を目指してかけていきました。
 え?写真抱えたままどうやって口から出てくるんだって?そこはほら、お話ですから細かいことを気にしてはいけませんよ?
「相馬鬼さん相馬鬼さん!ほら、この写真でしょ!!」
 なんとか外へ出てくると一寸ぽぷらは開口一番、相馬鬼さんに報告をしました。その写真をジロジロと良く眺めると、相馬鬼さんは満足したように頷いてから
「うん、僕の写真だね。ありがとう一寸ぽぷらちゃん。約束通り打ち出の小槌とお姫様を返してあげるよ。」
 と、言ってくれました。
 やっと大きくなれる!一寸ぽぷらはぴょんぴょん跳ねて喜びました。
「まぁ、約束なら仕方がない。」
 大きな杏子鬼さんも頷きます。
「ほらほらお姫様、お迎えが来たから出ておいで。」
 相馬鬼さんが洞窟の奥に声をかけると、艶やかな十二単に身を包みながらも何故か刀をさしている美しいお姫様が出てきました。十二単が鎧兜だったのならさぞ立派な武者姿になっていたことでしょう。
「あらあら、お迎えが来ちゃったの?」
 困った顔でお姫様は言いました。
「お姫様!この一寸ぽぷらがお迎えに参りました!!一緒にお屋敷まで帰りましょう!!」
「お父様(宰相殿)には悪いけど、私は帰れないわ。だって……ここで杏子さんのお世話をしないといけないんですもの!!」
 そこまで言い切るとお姫様は一気にテンションを上げて騒ぎ出しました。どうやら杏子鬼さんの虎柄ビキニ姿に興奮しているようです。
「そ、そんな……それじゃあ私おっきくなれないよ……」
 お姫様の言葉に深い絶望を覚えた一寸ぽぷらは、めそめそと泣き出してしまいました。無理もありません。お姫様を連れて帰らないと打ち出の小槌も手に入らないのですから。
「あらあらぽぷらちゃん泣かないで。お屋敷に帰るわけにはいかないけれど、打ち出の小槌を使ってあげることならできるわ♪」
 そういうとお姫様は袖の中に手を入れてゴソゴソと探ると、そこから一つの木槌を取り出しました。言うまでもありません。一寸ぽぷらが探し続けていた打ち出の小槌です。
「これを使って「おおきくなぁれ」って言いながらものに向けて振るとソレが大きくなるのよ。今大きくしてあげるわね♪」
「ほ、ホント!ホントなの杏子さん!!!!」
「もちろん♪ いい?いくわよ?」
 そう言ってはやる一寸ぽぷらをなだめてからお姫様は打ち出の小槌を…………打ち出の小槌を…………


「おおきくなぁ……」
──だぁー!!!!!ダメですよそんな勿体無いこと!!!!!!!──
「え?え?え?か、カタナシ君どうしたの?カタナシ君ナレーターじゃなかったの?」
──えぇ、確かに今まではナレーターとして影から見守ってきましたけどね。もう我慢できません!!先輩!!!なんでこんなに小さくて可愛いのに勿体無い!!──
「だ、だって大きくならないとお話がおわらな……」
──終わる必要なんかないじゃないですか!先輩は一生このままでいいんですよ!!あぁ〜、可愛いなぁ1寸しかない先輩。もうナレーターの仕事中ずっと抱きつきたくてたまらなかったんですよー♪──
「か、カタナシ君痛い、痛いよぉ〜」
「あのぉ〜、小鳥遊君?この小槌を使わないとお話が終わらないんだけどぉ〜」
──相馬さんは黙ってて下さい!先輩は大きくならなくったっていいんです。無理に大きくしようっていうんならこんな小槌……とりゃあ!!──

ブン!! ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!

「あー!!!!!!打ち出の小槌がぁ〜〜!!!ひどいよカタナシ君!!」
──心配しないで下さい!先輩は俺が育てますから!手始めに俺の家に行きましょう。姉達のお古のリ○ちゃんハウスがあるからそれに住めば万事解決です!──
「えーん離してぇ、離してよぉカタナシくぅ〜ん、もぉ、カタナシ君のばかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」




ナレーター代行佐藤「と、言うわけで一寸ぽぷらはナレーター業を放棄した小鳥遊と末永く暮らしましたとさ、めでたしめでたし………って、これ全然めでたくねぇだろ。」

〜おしまい〜
131前スレ188 ◆HDuBmsHLTY :2006/04/05(水) 03:18:43 ID:ICTFf3n2
というわけで以上です。超短編な上に若干訳のわからない仕上がりになってしまいましたがお楽しみいただけると幸いです。
そもそもこのネタはうろんのらくがき(種島の大きさは胎児くらい…とか)などから考えついたもので、殆どノリだけで書いちゃったものです。

ホントは伊波と小鳥遊を夫婦にしたかったんですが、そうすると一寸ぽぷらが大きくなるために旅立つのを許してはくれないだろうなぁと思いあの位置に収まってもらいました。
というわけで伊波の夫役は音尾さんです。(一応補足


さて、次のネタですが……次こそルーセリがいけたらいいなぁと思いつつ何が出るかわからない状態です。
今あっためてるのは

堕天使の脚本の続き

小鳥遊&伊波の続き(前スレの最初の頃に投下した奴の続きです。)

小鳥遊&杏子

村主&斉藤大地

村主&足立(初夜)

とかって感じでぽちぽち書き進めてます。今のところルーセリ優先で書いてはいますが、要望が多ければそちらを優先することになるかもしれません。
なにやら職人さんも増えてくれたようでこのスレもにぎやかになってきましたし、皆さんのご活躍を私も楽しみにしています。

それでは
132302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/04/05(水) 04:50:54 ID:wbS7TML/
>>188 様
エースが帰ってきた!
新しいパターンのパロディですけど、すんなり読むことが出来たのは
やっぱりキャラの特徴を上手く押さえて書いてらっしゃるからでしょうね。うらやましい。
補足を読むまで誰だかわからなかったおじいさんの空気っぷりも素晴らしいw

個人的には堕天使の〜に期待しているわけですが(しつこいですね…)
どうぞお好きなものからお書きください。読めれば満足、なのです。

というか連鎖堕ちが読みたくて結局自分で「罠」書いたわけですけど、
続きが余りに妄想大爆発過ぎて…
皆様できれば私にもご意見・ご要望などください
133名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 05:05:36 ID:beXryqpL
エースとファンタジスタが降臨してるww

>>131
小鳥遊が爺だと思ったけど、一人称があああと思ってたけど、音尾さんだったのね。
もうホントどれもwktkなんで好きにしちゃって下さい!!

>>132
次回作はどの×ですか?あたためてる話とかどんな感じです?


あと待合所がまたアレなんでこっちになにか来てもスルーの方向でお願いします。
134302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/04/05(水) 05:42:09 ID:wbS7TML/
>>133
一応続き物としては
罠:葉子さん堕として拠点作り、その後順次…みたいな
  凌辱ではないですけど別の意味でキャラ打っ潰し
寂しくない:河野がミリの奇行に振り回される
新規には、まだ自分で書いてない組合せで
前スレに投下してたようなカップル誕生話でも…と
考えるだけでまだ殆ど手は付けてないんですけども。
135名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 09:18:06 ID:1AulHPJp
>>131GJ!!!
ぽぷらカワユスw
パロディのレベルが違いますね…
個人的には村主と足立に期待


>>134 罠とミリ×河野に期待
次は葉子さんか…
これからどんどん増えていくんですね

136名無しさん@ピンキー:2006/04/06(木) 00:49:04 ID:X1xRr7zz
遅れたけどGJ!!!! 
ルーセリは職人泣かせだなwww
ルーセリルーセリ言ってたの俺だけどどうか無理せず。

個人的にはやっぱり村主足立と小鳥遊伊波だな…
137前スレ188 ◆HDuBmsHLTY :2006/04/06(木) 01:05:54 ID:s55/YGqZ
今見て気付いた……

「これを使って「おおきくなぁれ」って言いながらものに向けて振るとソレが大きくなるのよ。今大きくしてあげるわね♪」
「ほ、ホント!ホントなの杏子さん!!!!」

ここのぽぷらのセリフ正しくは八千代さん ですね。
失礼致しました。
138名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 01:26:28 ID:9Mvm4jyv
ラブエロ分が不足している!!!!!!!
139名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 11:13:12 ID:SxVfvW73
エロ魔人グランさんがいない!!!!!!
140名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 08:50:39 ID:n7KGrMBI
ttp://www.sweetnote.com/images/8ce81eda14912f14dea7daf07c7adfde.jpg

いなみんと梢姉さんでこれやってほしい
141名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 00:43:26 ID:sb848uKB
投下をまつてか
142名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 01:16:06 ID:+VW1Jd02
一寸法師パロの後に本家で昔話シリーズが続いてるのにビックリした。
143名無しさん@ピンキー:2006/04/10(月) 01:55:03 ID:A2dWyFZL
なんていうかアレだ、雪女と魚売りの秘め事を是非
144名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 01:09:26 ID:fKtNMnxO
       、--‐冖'⌒ ̄ ̄`ー-、
     /⌒`         三ミヽー-ヘ,_
   __,{ ;;,,             ミミ   i ´Z,
   ゝ   ''〃//,,,      ,,..`ミミ、_ノリ}j; f彡  なに伊波?
  _)        〃///, ,;彡'rffッ、ィ彡'ノ从iノ彡
  >';;,,       ノ丿川j !川|;  :.`7ラ公 '>了  タカナシが小さい物ばかり愛でて困っている?
 _く彡川f゙ノ'ノノ ノ_ノノノイシノ| }.: '〈八ミ、、;.)
  ヽ.:.:.:.:.:.;=、彡/‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一ヾ`~;.;.;) 伊波 
  く .:.:.:.:.:!ハ.Yイ  ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 `|ィ"~
   ):.:.:.:.:|.Y }: :!    `二´/' ; |丶ニ  ノノ    それは無理矢理治そうとするからだよ
    ) :.: ト、リ: :!ヾ:、   丶 ; | ゙  イ:} 
   { .:.: l {: : }  `    ,.__(__,}   /ノ   逆に考えるんだ
    ヽ !  `'゙!       ,.,,.`三'゙、,_  /´   
    ,/´{  ミ l    /゙,:-…-〜、 ) |        「浮気の心配をしなくていい」と
  ,r{   \ ミ  \   `' '≡≡' " ノ  
__ノ  ヽ   \  ヽ\    彡  ,イ_           考えるんだ
      \   \ ヽ 丶.     ノ!|ヽ`ヽ、
         \   \ヽ `¨¨¨¨´/ |l ト、 `'ー-、__
            \  `'ー-、  // /:.:.}       `'ー、_
          `、\   /⌒ヽ  /!:.:.|
          `、 \ /ヽLf___ハ/  {
              ′ / ! ヽ
145名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 01:37:09 ID:NJzAyI8J
浮気の心配もないけど愛される事もないよ!!
146名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 10:51:56 ID:e5UoCcmb
冷え性の雪女たんを、魚売りはつい暖めてあげてしまったんですね
魚売りの胸元が温かいのを、雪女たんは身をもって知ってしまっているんですね
なにこの萌え展開
147名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 16:23:24 ID:vnKYI8sf
村主×足立
アレス×リナカ
好きです、マジで。
148名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 16:29:30 ID:5xsO84OQ
職人さんもだけど、
まとめサイトの中の人もこない・・・
149名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 16:35:22 ID:E5skx5vT
職人叩きがあったからROMってるけど、書き込みしてないと予想。
15087、88:2006/04/11(火) 16:41:29 ID:ITE355V+
書く書くと言ってずっと最後まで書いてないからこの機会に雪女魚売りを
書こうと思ったけど、投下していいのか・・・?
本スレもここも前みたいにならないかな・・・・
151名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 16:42:03 ID:5xsO84OQ
>>149
いや一寸ぽぷらがまとめサイトに入ってないからさ
見ていないんじゃないかと

あと職人叩きと言うか
SS投下に対する書き込みでさ、
GJだと二つくらいなのに批判だとその倍くらい付くのはどうなんだろう・・
152名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 16:42:48 ID:5xsO84OQ
>>150
どうぞどうぞ
153名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 16:48:56 ID:E5skx5vT
>>151
なるへそ。まとめの人も忙しいのかもな。

GJも形式的にGJと書いてるだけで、どこがGJなのかも書いてないよな。
批判はポイントを抑えてるんだけど…。

わかった、職人さんは褒めたらできる子なんだ。
だから褒めれば筆のスピードも上がるんだ、きっと。
154名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 17:05:34 ID:NJzAyI8J
えー俺はGJだからGJ書いてただけなんだけどなー。

新年度だしみんないそがしんじゃね?
つうか今までの投下ペースが凄すぎただけだしw
155名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 17:08:20 ID:5xsO84OQ
>GJも形式的にGJと書いてるだけで、どこがGJなのかも書いてないよな。
これは痛いところを突かれた。うまく文章に出来ないんだよな…

>>154
前にもここは他のところより投下が多いみたいなこと聞いたな
やっぱりそうなのか
156名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 17:13:06 ID:E5skx5vT
あと職人さんって新人が多い?
隠し設定とか多いから、うろんによっぽど精通してないと職人になれないよな。

>>154
GJだけじゃなくて、
「どこどこがどんな感じで良かったよ」って具体的なポイントを書いたら、
今後の参考になるし、励みになるんじゃないかな?
157名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 17:16:51 ID:NJzAyI8J
>>156
なるへそ。なるべく励みになるGJを頑張るぜ。アドバイスd。

>うろんによっぽど精通してないと
そういう意味だと犬組が一番描きやすいのかもな。
ヤンガン読んでればだいたいは把握できるし



ということで投下wktk。
158名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 17:20:08 ID:E5skx5vT
>>157
犬組が書きやすいのは
矢印があるキャラが伊波、シュガー、八千代、音尾さん、相馬と多いのもあると思う。
猫組は志保ちゃん、足立、ながたん、斉藤ぐらいだし。
159名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 17:26:31 ID:E5skx5vT
スマン。矢印があるキャラの数そんなに変わらないな。
160名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 18:48:25 ID:1trg+it9
まあ新年度はみんな忙しいだろうし、
これくらいの方がやっと春休みが終わったって感じでいいよ
161名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 20:34:41 ID:RDed1pLE
音尾さん?
162名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 21:06:35 ID:+NcDOxu8
>>154
たしかに投下間隔が短かったよね
163名無しさん@ピンキー:2006/04/11(火) 22:58:29 ID:E5skx5vT
>>161
つ音尾夫妻

>>162
他のスレから見たらここの投下間隔は常時祭り状態
エロティックな作品でないのに異常なほどの賑わいだった
164名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 02:17:02 ID:U4170ic8
さゆりんが足立に向かって笑ったのって、初回とバレンタイン後の2回だけだっけか?
案外少ないのな・・・
165名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 02:45:25 ID:S41tEO0W
>>156
新規古参議論になると嫌だけど、いつぐらいからいると「精通している」人になるのでしょうか。
ちなみに私は本スレで言うと2スレ目辺り、
手持ちの2chのログを追うとワンピ祭りがあったらしくて、…その辺がどうもさくっと消された後か…。
166名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 02:56:31 ID:jPFuWHh0
精通するのに新規も古参もないと思う
読み込んでるかどうかの話でしょ

>>164
8月編を忘れてる
167名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 03:01:29 ID:S41tEO0W
>>166
確かに仰られる通りで。
新人と言う言葉があったのでつい。
168164:2006/04/12(水) 03:32:19 ID:U4170ic8
>>166
それか煤i ̄□ ̄) 何か3回あった気がしたんだよ!すっきりしたthx。
169名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 03:49:30 ID:G6CHgKCJ
>>166
でも、今は見れない絵等からの設定はある程度古参でないとわからないはず。
170名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 04:12:17 ID:Hs1E1dyN
でも古参でもあんまり設定とかわかってない人いるとおもわれだがな。
171名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 04:39:13 ID:G6CHgKCJ
つまり、古参で設定に精通してる人間が最強。


みんなで設定を調べてまとめないか?
172名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 07:59:35 ID:r2fBn2on
今見れる分だけでも書くのには十分だと思うけどな
173名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 08:48:10 ID:1yYy4b24
いつのまにかまとめサイト更新されてた。
前スレのログとDATまで。
中の人乙です。
174名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 13:28:59 ID:QNOOI+z3
>>171
そういう話題になるとうp厨が沸くよ…
>>172
確かに無くても書けるけど矛盾が出た時にツッコミが出る。
例えばセリの処女喪失の相手をルースにしたり、東田と永田を結婚させて宮越と不倫ってことにしたり。
そういうパラレルも二次創作の醍醐味だけど、そういうとこをツッコンでくる人もいるでしょ?
175名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 13:44:32 ID:G6CHgKCJ
設定があると逆に書きやすくなると思ったんだが…

>東田と永田を結婚させて宮越と不倫
これはもう普通に未来パラレルでありじゃん。
ここを突っ込むのは東田×宮越派なだけじゃないの?
もしくは職人叩き厨
176名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 15:19:37 ID:QNOOI+z3
確かに設定はっきりしてたほうが書きやすい。
でも仮のとかの話題出たら「文章じゃわかりにくいからうpしろよ」とか言う奴絶対出てくる。っつーか俺が言いそう(ぉ
まぁとにかく荒らしに餌になるような話題は避けたほうがスレのためなんじゃないかと。
177名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 15:28:37 ID:UJv57AYG
原作設定にこだわるなら公式赤ライン以外のエロなんて論外だよね
赤ラインでも現在の時間軸じゃエロなんてやりそうにないし
178名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 21:10:27 ID:i+YkXiQE
つかなんでうp禁止なん?がはこが嫌がるから?
そりゃ当時は相馬とかまずかったけど今ならもう見られて困るもんでもないだろ。
179名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 21:15:13 ID:GfniqHW+
>>178は広辞苑とかの時にいなかったんだろうな……
そこらへんは関連スレでも色々語られてるけど、しつこいクレクレ君が他サイトに迷惑をかけまくったあげくがはこが怒って(悲しんで?)当時の隠しコンテンツをたたんじまったことがあるらしい。

またそういうことが起こると今度はサイト閉鎖になりかねないから一切うpしないようにしよう。ってことになってるんだってさ


まぁそれは置いといて、設定を纏めるっていうんなら漏れ達でwikiでも作ったらどうだろうか?
wikiなら見たくない人は見なくていいわけだし、ネタバレ度ハイパーでいっても平気だろう。
どうせだったら本スレにも話を持っていって正式に作ってもらうとかさ
180名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 21:20:27 ID:1yYy4b24
纏めとまではいかなくても、簡単な人物相関表みたいなものでいいと思うんだ
ただまあ最近は色々ややこしいことになってるみたいだし、結構難しいと思うな
181名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 22:16:41 ID:Hs1E1dyN
うん、今の状況じゃむずかしいんじゃまいかな。

パラレル東田宮越足立村主を描こうとさえしなければ、
うろんを読み込んで想像膨らませりゃ大体解決すると思うけどな。
182名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 17:18:24 ID:SlvBHiM0
とりあえずSS職人&絵師ぬか喜ばせ隊でも結成してみようか
183名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 21:49:41 ID:GDzFTjJX
ぬかじゃなくwktk
184魚売り×雪女@146:2006/04/14(金) 09:16:18 ID:2TKs29jB
 吹雪のなかを訪れた彼女と俺との生活は、淡白なものだった。暖をすすめれば応じるし、
吹雪はまったくやまなかったので、次の日も、また次の日もと滞在をすすめたのは自分だ。
世話になっているからと、やがて彼女は家の掃除をはじめ、料理をつくり、洗濯をするように
なった。お嫁さんをもらったようだ、と心のどこかで思っていた。妻を娶るなどそれまで考えも
しなかった自分にとってそれはいささかこそばゆく、それでも、おそらく世間一般の男性が女性と
婚礼をあげる際に伴うのであろう高揚がわずかにあった。

 一人暮らしの家には一組の布団しか無かった。最初の夜、彼女に布団をすすめたが不意の
訪問なのだからと頑なに拒み、囲炉裏の側に座り続けたものだった。女性をおいて布団にもぐ
りこむなど出来る筈が無い。向かい合い、少ない会話をして、夜が明ける頃に睡魔に負けたの
だろう瞳を閉じ傾いた体を抱きとめると、ひんやりと冷たかった。暖めなければ、と、ただ思った。
雪女なのにね?
 着物を取るのはためらわれた。着衣のまま、眠ってしまった彼女と共に布団にはいり、睦み合
いの後の男女のように彼女の体に腕をまわした。冷たい。これでは寒いだろう。俺も寒い。でも
彼女はきっともっと寒い。ちょうど掌があたる背中を摩った。彼女は少しは温かくなるだろうかと。
やがて俺の体温がうつったのか、冷え冷えとしていた細い体はほんのりと温かくなった。

………
ついカッとなってやった。反省はしていない。
もう仕事に行かなければいけないので、続きは今夜か明日書く。導入だけでごめんなさい。
185名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 09:23:59 ID:svW0WdpW
朝っぱらから生殺された。反省しろ。だからお願い続きを書いて。
186名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 14:48:00 ID:q4ljl+QZ
鼻血吹いた
18787、88:2006/04/14(金) 17:39:57 ID:um7UYFob
うを>>184に先越された!!
仕事行く前に生殺しされた。
頑張ってください。
188名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 20:26:50 ID:dnWLfBSR
これは嬉しい不意打ち
今日でも明日でも待ってます
189No.16:2006/04/14(金) 21:49:22 ID:VWGen+Fp
「No16」改め「No.16」です、ピリオド忘れてたよ……

とりあえず新作が出来たのですが、
PBBSに投下すると完全に連投になってしまうのでどうしたものか悩んでいます。
もうしばらく寝かせといた方が良いのかな……。

ちなみに内容は
「バックから小鳥遊にガツガツ突かれながら後ろの穴弄られてふにゃーな伊波」です。
どうしたもんでしょう?
190名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 21:54:59 ID:svW0WdpW
連投上等っすよノシ週末万歳。
191名無しさん@ピンキー:2006/04/14(金) 21:57:19 ID:dnWLfBSR
連投上等!!と言ってる人もいますし大丈夫だと思いますが。

ていうかすでに字面だけでもう・・・w
192名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 00:36:27 ID:q+87LO+m
週末は絵も文も何か来そうな予感wktk
193No.16:2006/04/15(土) 00:36:29 ID:lIYdqmS/
>>190
>>191
アドバイスありがとうございました。
たった今投下して参りました。
194名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 00:38:25 ID:q+87LO+m
>>193
ぐぐぐぐぐぐぐGJ!!!!!

ああだめだ、ちゃんとどこが良かったか文章にしてGJとかせななとおもったが
GJとしか言いようがないw
195名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 00:44:45 ID:Xs+I2Xyh
ていうかこれはスパンキングもやってますね?w
コレをネタにまた一本書けないものか
196 ◆/GC/jpQHAM :2006/04/15(土) 06:54:04 ID:hJxU5WDj
カップリングなりきり100の質問

小鳥遊×伊波です
197カップリングなりきり100の質問:2006/04/15(土) 06:54:51 ID:hJxU5WDj
1 あなたの名前を教えてください
「ことりあそぶと書いて、小鳥遊 宗太です」
「伊波まひるです」

2 年齢は?
「16です」
「17歳です」

3 性別は?
「……どこからどうみても男ですよ…」
「(強制された女装のトラウマが…)女です」

4 貴方の性格は?
「小さいものが好きなだけで別に普通です」
「男性が苦手です」

5 相手の性格は?
「男性が苦手で肩に力が入ってるけどまじめ」
「意外と優しくて面倒見がいい」
「意外と?」
「うん、意外と」

6 二人の出会いはいつ?どこで?
「バイト先ですね」
「彼がバイトに入ってきて、私とシフトが一緒になりました」

7 相手の第一印象は?
「いきなり殴られたから凶暴な人」
「失礼な人」

8 相手のどんなところが好き?
「特にないですね」
「えっ…そうなんだ……」
「そういう意味じゃなくて、あー、何て言えば良いかな?…そうだ、全部です。全部」
「じゃあ、私も全部」

9 相手のどんなところが嫌い?
「すぐ殴るところ」
「小さいものに夢中になり過ぎて周りが見えなくなること」

10 貴方と相手の相性はいいと思う?
「良い方なんじゃないですか?」
「うん、一応上手くいってるしね」

11 相手のことを何で呼んでる?
「伊波さん」
「小鳥遊君」

12 相手に何て呼ばれたい?
「今のままでいいです」
「まひるって呼んで欲しい。宗太くんって呼びたい」(非常に小さな声)
「どうしたんですか?」
「な、なんでもない」
198カップリングなりきり100の質問:2006/04/15(土) 06:55:47 ID:hJxU5WDj
13 相手を動物に例えたら何?
「猫です」
「なんで?」
「猫コスをよくしてるから」

14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
「ヘアピンです。毎日変えてるらしいから足しになればと思って」
「えっ、……何をあげたいのかわかりません」

15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい?
「特にないです」
「ないんだ…。あっ、私は小鳥遊君からもらえるならなんでもいい」

16 相手に対して不満はある?それはどんなこと?
「照れ隠しで殴るところ」
「鈍感なところ」

17 貴方の癖って何?
「特にないです」
「緊張したら慌てます」

18 相手の癖って何?
「すぐに赤くなる」
「小さいものにすぐ飛びつく」

19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
「うーん…、ないですね」
「私もない」

20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
「最近はないですね」
「そうね、昔はあったけど」
199カップリングなりきり100の質問:2006/04/15(土) 06:57:49 ID:hJxU5WDj
21 二人はどこまでの関係?
「ど、どこまでって…。どこまでも」
「さ、最後まで」

22 二人の初デートはどこ?
「その辺プラプラしただけです」
「そうね」

23 その時の二人の雰囲気は?
「伊波さんがすごく赤かった」
「小鳥遊君は普通だった、いつもと変わらなかった」

24 その時どこまで進んだ?
「特に何もしませんでした」
「手を繋いだ位です」

25 よく行くデートスポットは?
「バイト帰りの公園です」
「あとは私の部屋かな」

26 相手の誕生日。どう演出する?
「相手が喜ぶことをやってあげる」
「私も同じです」

27 告白はどちらから?
「私からです」
「そうでしたね」

28 相手のことを、どれくらい好き?
「一番ですね。そうでないと付き合えないです」
「よく分からない…。でも一番好きなのは事実」

29 では、愛してる?
「はい」
「わ、私も」

30 言われると弱い相手の一言は?
「私服の伊波さん可愛いー」
「俺、そんなこと言いましたっけ?」
200カップリングなりきり100の質問:2006/04/15(土) 06:58:32 ID:hJxU5WDj
31 相手に浮気の疑惑が! どうする?
「ダメー!絶対ダメ!考えたくない」
「俺は浮気はしませんね」

32 浮気を許せる?
「無理!怒っちゃう!」
「伊波さんが俺のところに帰ってくるのならまあ大丈夫です」

33 相手がデートに1時間遅れた! どうする?
「心配しますね」
「待ってます」

34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこ?
「全体の雰囲気です」
「全部です」

35 相手の色っぽい仕種ってどんなの?
「普段の仕草が色っぽいと言うより可愛いです」
「じっと見つめる時の目」

36 二人でいてドキっとするのはどんな時?
「可愛いって言われる時」
「それで真っ赤になってる時」

37 相手に嘘をつける? 嘘はうまい?
「面倒くさいです」
「私は嘘はつけないし、下手です」

38 何をしている時が一番幸せ?
「小さいものを見てる時、ブヘッ!!」
「ヒドイ!」
「ち、違いますよ、小さいものを見てる時と伊波さんと居る時って言おうとしたんですよ」
「あっ、ああ…ごめんなさい」

39 ケンカをしたことがある?
「ケンカと言うより一方的に殴られてる」
「だって…悪いとは思ってるんだけど…」

40 どんなケンカをするの?
「伊波さんの勘違いですね」
「小鳥遊君が鈍いんだもん」

41 どうやって仲直りするの?
「そういえば、すぐに機嫌直しますよね」
「小鳥遊君が意識せずに優しいことを言ってくれるからです」
201カップリングなりきり100の質問:2006/04/15(土) 06:59:34 ID:hJxU5WDj
42 生まれ変わっても恋人になりたい?
「なれるならなりたいですね」
「うん、小鳥遊君がいいです」

43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時?
「キスとかしてる時とか?」
「相手に触れたいなって時に相手が私に触れてくる時」

44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
「ないです」
「たまにあるかも…」

45 貴方の愛の表現方法はどんなの?
「普通です。特にコレといってないです」
「恥ずかしくて表現できない」

46 もし死ぬなら相手より先がいい? 後がいい?
「俺はどっちでもいい」
「私は一緒がいいです」

47 二人の間に隠し事はある?
「あると思いますよ。もうそこまで子供じゃないんですし」
「そうね、隠すこともないけど、話すことでもないって感じです」

48 貴方のコンプレックスは何?
「俺はないです」
「む、胸が小さいことです」

49 二人の仲は周りの人に公認? 極秘?
「姉さん達にはバレてますね」
「お店の人には秘密にしてるつもりです」
「っていうか、気づいてないのは先輩だけでしょ、他の人みんな知ってますよ」
「そ、そうなの?」

50 二人の愛は永遠だと思う?
「永遠とかうそ臭いですけど、今はつきあってますし、そう思います」
「そうだと良いです。希望ってことにしときます」
202 ◆/GC/jpQHAM :2006/04/15(土) 07:00:31 ID:hJxU5WDj
以上が普通の質問です

ココからはエッチ有カップルの質問です
203 ◆/GC/jpQHAM :2006/04/15(土) 07:01:42 ID:hJxU5WDj
51 貴方は受け? 攻め?
「いや…攻めですけど」
「受けです」

52 どうしてそう決まったの?
「いつもそういった雰囲気だからです」
「だって…」

53 その状態に満足してる?
「はい、満足してます」
「はい」

54 初エッチはどこで?
「伊波さんの部屋です」
「そうです」

55 その時の感想を・・・・
「すこし照れくさかった」
「意識しすぎて緊張しすぎてよく分からなかった」

56 その時、相手はどんな様子でした?
「混乱してました」
「私はよく覚えてません」

57 初夜の朝、最初の言葉は?
「ごめんさなさいって謝りました」
「私は恥ずかしくて喋れなかった」

58 エッチは週に何回くらいする?
「お互い家に家族いますし、そんなにしょっちゅうやってないです」
「たまにかな?」

59 理想は週に何回?
「あんまり多いと悪いから2、3回ってことで」
「特に希望はないです」

60 どんなエッチなの?
「別に普通ですよね?」
「うん、多分。比べたことないからよく分からないけど」

61 自分が一番感じるのはどこ?
「どこですか?」
「……言えない」
「参考として聞いときたいんですけど」

62 相手が一番感じているのはどこ?
「よく分からないですね、強いて言えば全部」
「そんなの見てる余裕がない」
204 ◆/GC/jpQHAM :2006/04/15(土) 07:10:11 ID:hJxU5WDj
63 エッチの時の相手を一言で言うと?
「びくびくしてて真っ赤になってる小動物」
「小鳥遊君は少し可愛いく見えます」

64 エッチははっきり言って好き? 嫌い?
「まあ、そりゃ好きです」
「嫌いじゃないです」

65 普段どんなシチュエーションでエッチするの?
「制服で会った時は制服で私服で会った時は私服ですね」
「だから、普通だよね?」
「でしょうね」

66 やってみたいシチュエーションは?(場所、時間、コスチューム等)
「チアコスとかメイド服とか猫コスとかウサギの服着てましたよね?」
「だって、あれはお母さん(がはこ)に着せられたから。ああいうの好きなの?」
「興味がわかない」
「………」

67 シャワーはエッチの前? 後?
「その時によりますよね」
「うん、そうだね」

68 エッチの時の二人の約束ってある?
「優しくするとか?」
「そういうのでいいの?」
「ちゃんと取り決めたものはないですから」

69 相手以外とエッチしたことはある?
「ないです」
「ありません。小鳥遊君以外は無理です」

70 「心が得られないなら身体だけでも」という考えについて。賛成? 反対?
「賛成はしませんね。自分で実行もしないです」
「その人によるんじゃないかな?」

71 相手が悪者に強姦されてしまいました! どうする?
「俺が強姦されるんですか?」
「そんなの想像できない…」

72 エッチの前と後、より恥ずかしいのはどっち?
「俺はどっちも恥ずかしくないです」
「私は両方恥ずかしい」

73 親友が「今夜だけ、寂しいから・・・」とエッチを求めてきました。どうする?
「親友は男ですけど…。俺はノーマルなんで無理です」
「多分、異性の親友って意味じゃない?」
「ああ、そういうことですか」
205 ◆/GC/jpQHAM :2006/04/15(土) 07:11:10 ID:hJxU5WDj
74 自分はエッチが巧いと思う?
「どうですか?俺、巧いです?」
「知らない!!」
「顔赤いですよ」

75 相手はエッチが巧い?
「どうなんでしょうね?個人的には伊波さんは巧いと思いますよ」
「えっ…」

76 エッチ中に相手に言ってほしい言葉は?
「特にないですね」
「好きとか可愛いとか言われると嬉しい」
「いつも言ってますよ」
「だって一杯一杯で耳に入らないだもん」

77 エッチ中に相手が見せる顔で好きな顔はどんなの?
「イッタ時の顔です。なんか可愛いです」
「ふうん」

78 恋人以外ともエッチしてもいいと思う?
「ダメ、しないで、絶対に」
「やりませんよ、伊波さん以外とは」

79 SMとかに興味はある?
「ないですね」
「痛そう…」
「よく考えたら、俺いつも殴られてますけどこれもSMですか?」
「絶対、違うと思う」

80 突然相手が身体を求めてこなくなったらどうする?
「なんか悪い事したかなと思いますね」
「私がこんなだから愛想つかされたと考える」

81 強姦をどう思いますか?
「犯罪」
「恐そう」

82 エッチでツライのは何?
「俺はないです」
「私は少し疲れがでること」

83 今までエッチした場所で一番スリリングだったのはどこ?
「スリリング………どこでしたか?」
「お店の休憩室」

84 受けの側からエッチに誘ったことはある?
「たまに誘った時、ものすごく可愛い顔してます」
「そうなの?なら、誘えるように努力します」

85 その時の攻めの反応は?
「そのまま押し倒しますね」
「私から誘わなくてもいつも押し倒す癖に」

86 攻めが強姦したことはある?
「ないですね」
「私、抵抗できないし…」
206 ◆/GC/jpQHAM :2006/04/15(土) 07:16:00 ID:hJxU5WDj
87 その時の受けの反応は?
「されるがままでしょうね、多分」
「うん、そうだと思う」

88 「エッチの相手にするなら・・・」という理想像はある?
「うーん……?あると言えばありますけど、伊波さんが良いですね」
「私は好きな人です」

89 相手は理想にかなってる?
「理想にかなってるからつきあってると思います」
「そういうことよね」

90 エッチに小道具を使う?
「使いません」
「そういうの持ってません」

91 貴方の「はじめて」は何歳の時?
「16です」
「17です」

92 それは今の相手?
「はい」
「そうです」

93 どこにキスされるのが一番好き?
「私は唇」
「俺も同じく、唇です」

94 どこにキスするのが一番好き?
「首筋にするのが好きです」
「私はほっぺたかな?」

95 エッチ中に相手が一番喜ぶことは何?
「抱きしめてギュッとしたら一番喜んでくれますね」
「とても口では言えない」

96 エッチの時、何を考えてる?
「伊波さんのこと」
「私は考え事なんかできない」
207 ◆/GC/jpQHAM :2006/04/15(土) 07:16:30 ID:hJxU5WDj
97 一晩に何回くらいやる?
「1回で終わる時もあるけど、2回ぐらいはしますね」
「小鳥遊君が一晩にできる回数」

98 エッチの時、服は自分で脱ぐ? 脱がせてもらう?
「大抵、俺が脱がします」
「私もそのほうが良いです」

99 貴方にとってエッチとは?
「可愛い伊波さんが一番見れる行為です」
「なんか嬉しいような恥ずかしいようなことです」

100 相手に一言どうぞ
「質問長かったですね」
「うん、少し疲れちゃった」
「改まって言うのも変ですし、何を言いましょうか?」
「うーん…挨拶とかかな?」
「えーと、それじゃあ、これからもよろしくお願いします」
「はい、こちらこそよろしく。…これでいいの?」
「いいんじゃないですか。じゃあ行きましょうか」
「うん」
208名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 07:20:50 ID:zBFbax0U
なんか二人の初々しさがでてていい感じ
GJ
209 ◆/GC/jpQHAM :2006/04/15(土) 07:21:32 ID:hJxU5WDj
以上です
210名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 07:55:18 ID:QK3Njq6g
一瞬パラ東田と宮越かと思った……

つか伊波エロ質問にもそれなりに普通に答えられるようになっちゃってまあ。
GJでした。
211名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 10:13:15 ID:U+QNiG/3
おもしろいか?これ
212名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 10:19:26 ID:QSbc12vj
俺は面白かった
213名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 11:30:31 ID:gvj8uPJH
正直脳内設定の垂れ流しにしか見えなかった
214No.16:2006/04/15(土) 12:19:29 ID:+NjIJp6P
個人的には、こう言うのもたまにはアリかな、と……

>>194
ありがとうございます、充分嬉しいです。
>>195
えー、「スパンキング」ではなく、
「感じすぎて紅潮」と言うヤツです……。画力不足……。
あぁでもスパンキングも良いなぁ、思考の虚を衝かれましたよ。
今度描いてみようかしらん。
215名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 13:06:34 ID:FfW8lvyq
あれ?PBBS落ちてる・・・

しかし久々に賑わってまいりました
いやぁSS職人&絵師ぬか喜ばせ隊を結成した甲斐があるというもの(何もやってない
216名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 15:50:54 ID:AueW7Rqf
佐藤→八千代→杏子ネタ。
まだ途中までですが、おつまみにでもどうぞ。
217名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 15:51:32 ID:AueW7Rqf
「あ、ヤベ」
携帯を仕事場に忘れたと気付いたのは、あと少しで家に着いてしまう頃だった。
帰って取りに行くべきか、今日の所は放置して帰宅してしまうか。
僅かに悩んだ後で、佐藤はくるりと踵を返し来た道を足早に戻り始めた。
今しがた通ったばかりの道路は、夜遅いせいもあって人通りなど殆ど無い。
その中を駆け足で抜けて行く彼の顔には、しかし面倒だという想いとは裏腹に微かな笑みが浮かんでいた。
(……轟、まだいるかな)
確か彼女は、事務作業が終わってないから今夜は残業だわとか何とかぼやいていた筈だ。
この時間なら他のアルバイト達は勿論、仕事に不真面目な店長だって当然帰ってしまっているだろう。
ラッキーなら、彼女と二人きりになれるかもしれない。
そう思うと、普段から皆に無愛想だと言われる顔も、自然、期待からにんまりと崩れてしまうのだった。

心持ち逸る鼓動を抑えて、裏口の扉をそうっと開ける。
店内に足を踏み入れると、予想通り事務所には煌々と蛍光灯が灯っていた。
数ミリほど開いたままのドアから覗く明かりに、未だ轟がその奥にいるであろうことを予想する。
何気ない風を装ってそのドアから中へと入ろうとした彼は、そこから聞こえた微かな声にびくんと身を竦めた。
「やっ、駄目です……」
「嘘吐くなよ、八千代」
――身体が、軋んで動きを止めた。
何が起こっているのか理解できないのは、俺が馬鹿だからなのか?
床に縫い止められその場を去ることすらできない足に代わって、目だけはその光景をぎょろぎょろと追い求める。
218名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 15:52:18 ID:AueW7Rqf

(嘘……だろ、おい。何だよこれ)

事務用の机の上に腰を下ろした轟が、顔を赤く染めて苦しそうに喘いでいる。
両手はリボンタイで頭の上に括られ、シャツは全てボタンを外された状態で何とか肩に掛かっているだけの有様。
完全に下までおろされた制服のスカートが、彼女の足首の辺りでぐちゃぐちゃに丸まっていた。
そして、その轟の胸元に唇を寄せ、鴇色の乳首をちゅうちゅうと吸い上げているのは、――在ろう事か白藤杏子だった。
彼女の唇にそこを執拗に吸引される度に、轟の全身がびくんびくんと魚のように跳ね上がる。
漏れ出る嬌声はただ甘く、盗み聞く佐藤の耳すらも簡単に蕩かせた。
「きょ、こさん、それ、嫌……」
「だから、嘘は止めろって。気持ちいいんだろ?」
「って……、そんないっぱい……んんっ!!」
空いているほうの乳房を店長の片手でくにくにと弄ばれて、何か言いかせた轟の台詞はあっけなく掻き消える。
代わりに喉を突いて出た悲鳴は快感の熱に塗れていて、彼女の真の気持ちを如実に言い表していた。
初めて見る轟の身体は、想像の通り白く柔らかそうで、まるでマシュマロか何かみたいだ。
けれどその身体のところどころに付いた赤い跡が、常時からの淫らな行いを容易に想起させる。
首筋から鎖骨の上、臍周り、腰。
全身様々に付けられたキスマークが、余りにも目に痛い。
そりゃ、轟が店長を好きなことは、自分どころかワグナリアのバイト全員にとって周知の事実だろう。
けれどそれは、あくまで仕事上の尊敬や、単なる憧れに過ぎないものだと思っていたのに。
まさか、二人が本当にこんな関係だったなんて。
219名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 15:53:32 ID:AueW7Rqf

偏頭痛のする後頭部を片手で軽く押さえて、佐藤は今にも倒れそうな身体を無理に抑え込んだ。
吐き気すらする最悪のコンディションの中、このままそっと店を後にすることを決める。
こそこそと音を立てぬよう注意してその場を離れようとした彼に、しかし後ろから掛けられた声は店長のものだった。
「佐藤、覗きは犯罪だぞ」
足が、再び動きを止める。鼓動がばくばくとうるさいくらいに響く中、佐藤は息を張り詰め振り返った。
いつの間にここまで接近していたのか、眼前に在るのはこちらをじぃと見つめる店長の姿だ。
その冷静な表情に、彼女が最初から佐藤の存在に気付いていたことを漸く分からされる。
感情の薄いいつもの顔で窘められて、気まずさと苛立ちの混ざり合った奇妙な想いが俺の心中を荒らした。
一秒前まで轟を抱いてた割りに随分と冷静な顔でいられるもんだと思いながら、佐藤はぽつりと呟いた。
「いるの、気付いてたのか」
「まあな」
当然だろとでも言いたげな顔でこくりと首を縦に振ると、杏子はとびきりの悪戯を思いついた子供の様に唇を歪めた。
その口唇から出た次の言葉に、佐藤は思わず両目を見開いて硬直する。
「見てるだけじゃ辛抱できないだろう。どうせなら、お前もまじってったらどうだ」
「……何、言ってんだ、阿呆」
喉が渇いていく。カラカラと干からびて、声が割れたようにしわがれるのが分かる。
そんな俺の様子などお構いなしで、相手は俺にずいとにじり寄った。
アルコール臭の漂う息が俺の唇をふいと掠めてから、前髪を軽く揺らす。
「八千代は、男としたことないんだよ。あの年で未経験ってのも何だし、提案してみたんだが」
「馬鹿なこと言うな。俺は、アイツの恋人でもなんでもない」
220名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 15:56:07 ID:AueW7Rqf
「分かってる」
「だったら、くだらない事言……」
「でも」
佐藤の言葉を途中で遮ると、杏子は全てお見通しと言わんばかりの顔で告げる。
「惚れてはいるんだろ?」
「そ、れは……」
声が震えるのを何とか誤魔化そうとした佐藤を、しかし彼女は余りに単純な方法で一刀両断する。
「八千代の裸見てこんなにしてんのに、今更否定はできないだろ」
笑って言いながら、杏子は彼の股間をズボン越しにぞわりと撫で上げた。
そこが布越しでも簡単に分かるほど硬くなっているのに、楽しそうな顔を見せる。
チチチ……と硬質な金属音をさせてジッパーを下げ、彼女はその性器を引っ張り出した。
「ほら、な?」
反論できない。佐藤のそこは、確かに大きく勃っていた。
轟の表情に、声に、その痴態に興奮して、これ以上ないくらいに猛りきっていた。
「八千代の初めて、欲しくないのか?」
耳元でそう囁かれて、理性がクラクラと欲望の海に呑み込まれて行く。
歓楽に陥落するのに、それ以上の時間は必要なかった。
「欲しい。……すごく、欲しい」
221名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 15:57:37 ID:AueW7Rqf

「……佐藤、くん?」
突然の彼の出現に驚いた轟は、一瞬遅れて自分の格好に気付いたのか、頬を羞恥に赤く染めた。
自由にならない身体をよじって、どうにか裸体を隠そうとするものの、両腕を縛られていては無駄な努力でしかない。
「轟」
彼女を目の前にして青年が口にした声は余りに暗く、汚泥の澱のように深く淀んでいた。

222名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 15:58:39 ID:AueW7Rqf
とりあえず、ここまで。
続きはすぐ書きますが、ほぼ確実に陵辱系3Pな上、
杏子さん→黒い
佐藤→暗い
八千代→可哀想 なんで、苦手な人はお気をつけを
223名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 18:36:12 ID:q+87LO+m
さ、3Kwww
何かされてるやちはどこに行ってもかわうぃいな。GJ。

100質もなかなかどうして初々しかった。
でも全ペア分やったらダメだぞwww



週末じゃ、週末じゃ…
224名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 20:52:32 ID:Xs+I2Xyh
>>214
うわぁ、自らの内面の黒さを露呈しただけか・・orz

SSも賑わってきましたね、それぞれ完成が待ち遠しいなぁ
特に黒いのは大好物なんで
225名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 00:09:02 ID:I7HBzsis
続きモノまみれ…orz
ナンテナマゴロシダ
226名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 00:36:43 ID:edls1N3k
本物はさすがだ
服着てるのになんてエロさだw
227名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 00:40:24 ID:M1CfSrK3
>>216
レズを犯すというのはどうしてこうも興奮するシチュなんでしょうかGJ!!
期待してます!!

で、>>216氏に対抗するわけでもないんですが、小鳥遊X杏子というありえねーカプ投下します。
単行本一巻読み直してたら、年増言われて静かにキレる杏子さんかわいかったから……
NGワードは目欄に『小鳥遊店長』です
228名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 00:42:08 ID:M1CfSrK3
それは、既に日常となった週七回のバイトの時間のこと。
 小鳥遊が裏口から店内へ足を踏み入れた瞬間、小さな陰が目の前に飛び出した。
「小鳥遊君、大変!! 大変だよー!!」
「へーそれは大変ですね(慌ててる先輩も可愛いなあ)」
 慌てふためく種島ぽぷら。
 そしてそれを見て、一人悦に入る小鳥遊。
「小鳥遊君、また話聞いてないーー!! ちゃんと目を合わせてーー!!」
(うわあ背伸び……)
 いつものように種島の可愛さを満喫する小鳥遊に、らちがあかないと思ったのか、
「ほ、本当に大変なのよ小鳥遊君……」
 と、誰かが声をかけた。
 小鳥遊が振り返ると、そこには眼を潤ませた轟の姿がある。とりあえず小さくないものを見て、小鳥遊の眼も覚めた。 
「きょ、杏子さんが、杏子さんがあ〜〜〜」
 『おろおろ』といった言葉が似合う表情で、眼を潤ませながら轟が言う。その表情は佐藤が物凄く複雑な顔をするほど可憐な物

だったりするが、小鳥遊はむしろ冷静に言葉を受け止めることが出来た。小さくないというだけで。
「店長が、どうかしたんですか?」
 小鳥遊の言葉に、轟がブルブルと震える指先をある場所へ向けた。
 反射的に指先の示す方向に眼を移せば、いつも通りやけにスッキリとした店内がある。そう、居るのはやみつきになったらしい

、わずかな常連さんだけという、いつも通りの光景だ。
 その広く感じられる店内で、一人の女性がテーブルを雑巾でふいていることを除けば。
 そこに居るのは小鳥遊も見知った女性、同時にその場に最も似つかわしくない―――白藤杏子の姿だった。
229名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 00:42:51 ID:M1CfSrK3
「て、店長が……?」
 今までサボってるか何か食べてるかのどちらかの姿しか見たことの無い人が。
 真冬にいつもの制服姿だけで雪かきをする、小鳥遊が見た仕事風景といえばそれだけの人が。
 『仕事しないのが仕事』とまで言い放った人が。
 客が去った後のテーブルを片付けるという、ファミレスでは当たり前の仕事を、普通にこなしていた。
「店長が働いてる!?」
 思わず、声を上げてしまった。
 その声に気づいた杏子が、睨むような仏頂面を小鳥遊に向ける。その顔だけはいつも通りなので、少しだけ安心してしまう。
「小鳥遊か。とっとと着替えて、ヒマなら掃除かなんかやってろ」
 これまた、ファミレスの店長としては至極まともなセリフである。
「いや、あのなんで働いてるんですか……?」
「おまえだってしょっちゅう働けって言ってたろーが。文句つけられる筋合いは無い」
 食器を載せたトレーを抱え、割と多めに残っている食べ残しにも手をつけることなく、キッチンに運んでいく。以前のように触

れるだけで皿をパリパリと割ることもなく、普通に皿を洗い始める杏子だった。



 とりあえず気を取り直して自分のいつもの仕事を始める小鳥遊だったが、ふと視線を向ければ普通に働く杏子の姿が映っていた

。ただ働いているだけなのに、こうも人を落ち着かない気分にさせるのも珍しいと思う。
 常連の客までが、杏子の一挙一動にハラハラとした視線を向けていた。客の料理に手をつけることもなく、テーブルまで運んだ

時には周りか驚愕の声が響いた程だ。
「あ、あのう杏子さん……」
 轟がおどおどといった様子で、客にお冷を配ってきたばかりの杏子に歩み寄る。
「デザートはいかがですか? 今週は苺フェアで」
「いらない」
 轟が全て言い終わる前に、普段の彼女からはありえない台詞を吐いた。いきなりカウンターを食らったような顔の轟へ、更に
「仕事中だし。腹減ってないから」
 と、これまた彼女からは絶対にありえないはずの台詞を浴びせていく。
 見事撃沈された轟は、パンチドランカーのようにふらふらとキッチンへと引っ込んだ。
「さ、佐藤君〜〜〜杏子さんが〜〜〜杏子さんが〜〜〜〜」
「あーそりゃ大変だなー」
 涙目+上目使いの轟に、なるべく眼を合わせないように答える佐藤。複雑な事情があるのを察したのか、小鳥遊が助け舟のよう

に口を開いた。
「しかし、店長ちゃんと仕事できるんですね……この前やった時は散々だったのに」
 轟が風邪で倒れた時、試しに仕事をやってみたことがあった。皿は当たり前のように割るし、パフェの材料は食い尽くすし、と

散々だったはずだが。
 小鳥遊それを話すと、轟が憤慨した様子で
「当たり前でしょう!! 杏子さんは、やる気が無いだけなのよ!! やればできる子なの!! やらないけど!!」
「一番タチわりーよな」
「これじゃ杏子さんをお世話できない……でも、働いてる杏子さんもかっこいい!! どうしよう佐藤君!?」
「知るか」
 あうあうとわめく轟を一言で切り捨て、イラついたような表情を小鳥遊に向ける。
「とりあえず小鳥遊、こいつもこんなんでうぜーから、お前がなんとかしろ」
「なんとかしろと言われても……」
 なんだかんだで轟に甘い佐藤らしいが、それで自分に振られても困ると思う小鳥遊だった。 
230名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 00:43:36 ID:M1CfSrK3
 少しでも白藤杏子を知る人間には信じられない事態が起こったものの、ワグナリアの営業自体は何事もなく終了した。当たり前

だ、単に働いてただけなのだから。
 帰宅の途につきながら、常連の客から『こーいうアクシデントがあるからやめられないよね!!』という、ファミレスとしては

ありえない評価を頂いたのを思い出す小鳥遊。とりあえず、気分を落ち着けるために何か飲もう、そう思って自販機の前に立った

瞬間、気がついた。
 財布がない。そういえば、着替える時にズボンから落ちたので、ロッカー内の棚に入れておいたのを思い出す。そのまま置き忘

れてしまったのだろうか。
「なんてことだ……」
 急いで道を引き返し、ワグナリアへと戻る。
 もう閉店時間は過ぎていたので、当然、表の自動ドアはしまっていた。店内の電気も消されている。だが、いつも自分が使って

いる裏口に回ると、こちらは開いた。
 ほっと一息をついて店内へ入り、更衣室へ。自分のロッカーを空けると、思ったとおりの場所に財布が置かれていた。
「助かった……」
 安心しながら更衣室を出ると同時に、事務所の方から灯りが漏れている。鍵が開いていたのだから、まだ誰か残っているのが当

たり前だ、と今更ながら気がついた。
 この流れからするともしや―――そう思い事務所を覗くと。
 白藤杏子が、座っていた。机の脇に書類の束を置き、カリカリと何かを書いているような仕草をしながら。
 もしかして、これは残業というやつか。彼女にとっては絶対にありえないはずの行為か。
 そんなことを考えていると、不意に杏子が顔を向けた。
「………なんだ小鳥遊か」
「て、店長、なにしてるんですか?」
 小鳥遊の言葉に、『見りゃわかんだろ』とでも言いたげな顔をしつつ、答える。
「溜まってた仕事、私でもできる分だけやっとこうと思っただけだ。音尾なんていつ帰ってくるからわかんねーから」
 誰かが聞いてたら卒倒しそうな、まともな台詞だ。ここに轟がいればどうなっていたことやら。
「あ、財布取りに来ただけなんで……お疲れ様です」
「ああ」
 短く言うと、再び視線を書類へ戻す。そのまま、小鳥遊など眼中に無いかのように仕事を再開した。
 せっかくやる気になっているのを邪魔するのも悪いだろう、そう思って自分も帰ろうとする小鳥遊だったが、ふと佐藤の『なん

とかしろ』という言葉を思い出す。
「……あの、店長なにかあったんですか?」
 反射的に、そう口を開いてしまった。瞬間、仕事をしていたはずの杏子の指も止まる。
 ペンを机に置くと、いつも以上に不機嫌そうな顔で小鳥遊を見た。
「なんでそんなこと聞くんだ」
231名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 00:44:27 ID:M1CfSrK3
「いや、だっておかしいでしょう。普通に働いてるし」
「さっきも言ってただろそれ。なんで働いてるだけで文句言われなきゃならんのだ」
「いや、別に文句はないんですが」
「だったらいいだろうが。どいつもこいつも、人のこと珍獣でも見るような眼でみやがって」
 自分の胸に手ぇあてて聞いてみろこの年間、と心の中だけで呟く小鳥遊だった。
 杏子が再び、ペンを取って書類に視線を戻す。
 まあいい、自分にできることはやった。佐藤さんすいません、俺の力不足です。もう一度心の中で叫びながら、小鳥遊は帰ろう

とした、が。
「……おい小鳥遊」
 背を向けた瞬間、今度は杏子が口を開く。視線は目の前の書類に向けられたままだ。
 そのまま、呟くように聞いた。
「男って、女は若い方が好きなのか」
「当たり前ですよ。十二歳未満で小さいのがいいに決まってます。あ、でも先輩は別ですよ。先輩の可愛さは―――」
「お前の好みじゃない」
 持論を一蹴されるのは気に入らないが、小鳥遊にも自分の好みが常識とは『少しだけ』外れているというのは理解している。だ

から、世間的な常識で答えることにした。杏子が望む答えもそっちの方だろうと思ったから。
「えと、まあ……一般的にも、若い方がいいんじゃないんですか? 若すぎても困るらしいですけど」
「そうか」
 短く答えると、また書類に眼を移し―――いや、書類の向こうにある何かを探すような視線で
「友達が、結婚した」
 ポツリと呟いた。
「―――え?」
「そいつは私とタメだけど。相手は二十歳らしい」
「は、はあ……」
 いきなりの予想外な言葉に、ただ聞いているだけしか出来ない小鳥遊。
「その相手は、子持ちらしいんだが。父親は私の友達じゃないらしい」
「はあ!?」
「そいつも、若い方がよかったのか?」
「いや、子持ちの女性受け入れるような人が、若いってだけで結婚までしないと思いますけど」
 自分なら、子供のほうと結婚するというのは敢えて言わない。
「たぶん、その人のことが本気で好きだったんじゃ」
 そう小鳥遊が答えた瞬間、杏子の手からパサリと書類が落ちた。
 それは机の上からも零れ落ちて床へ広がるが、それを拾おうともせずに、いや落ちていることすら気づかないような様子で、彼

女は続ける。
「私は、けっこう楽しかったのに」
 視線を宙へと向ける。思い出すように。
「私は、あいつと遊んだり。メシ驕らせたり。ケンカしたり。そんなんだけでけっこう楽しかったのに」
 今、彼女が見ているのは部屋の壁では無いだろう。小鳥遊には見えないものを見ながら、杏子は続ける。
「あいつにとっては、そうじゃなかったんだな」
 言うと同時に、眼を伏せた。なにかを終わらせたように。
 そんな杏子の仕草を見ていた小鳥遊だったが、不意に言葉が漏れた。 
 言わずにはいられなかったから。
「……あの、店長って年の割りにガキですよね」
「ケンカ売ってんのか」
「いや、そーじゃなくて」
 先ほどまでの杏子の行動を見て思ったこと。
 あれは、何か大切な物を探していて。でも、それは自分の届かないところにあって。
 そんな悲しいことがあったとしたら―――
「ガキなら、別に泣いたっていいと思うんですが」
232名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 00:45:36 ID:M1CfSrK3
 
 ガタン、と音が響いた。

 小鳥遊の言葉の直後、急に立ち上がった杏子によって椅子が倒れた音だ。
 小鳥遊をギロリと睨みつけ、杏子が動く。ツカツカと靴の音を鳴らせながら小鳥遊へと近づき、両の腕を彼へと叩きつけ、
「………うっ」
 額を、彼の胸へと擦りつけ、
「う、う、うううううう」
 そのまま、搾り出すように、溜め込んできた物を全て吐き出すように、
「うああああああああああああああああああああああああああああ!!」
 泣いた。




 泣いたっていいと言ったのは確かに自分だが、こうなるとは思っていなかった。すがりついたまま泣いている杏子をどうするこ

とも出来なかったが、彼女の泣き声が徐々に収まっていくのがわかったので思い切って、言う。
「あ、あの店長」
「……悪い、つまんない物見せた」
 杏子が、小鳥遊の胸へ預けていた顔を上げた。
 目元には涙を残し、紅潮した杏子の顔が小鳥遊へ向けられる。普段の彼女からは想像も出来ない表情が、小鳥遊を捕らえる。
 気がつけば、小鳥遊は杏子を抱きしめていた。
(……えっ!?)
 抱きしめられた杏子より、抱きしめた小鳥遊のほうが驚く。
「……小鳥遊? なにしてる?」
「す、すすすすいません!! 今すぐ離し―――」
 離します、そう言って腕を解けば済むことだった。
 だが、できなかった。というより、したくなかった。
 今、自分の胸の中で泣いた女性を離すことが、出来なかった。
(なに考えてんだ俺!? 相手は店長なんだぞ!?)
 そう、相手はは白藤杏子だ。年増で、でかくて、働かなくて、自分が大嫌いな―――はずの。
「……俺、店長のこと大嫌いです」
「知ってる」
「年増だし、でかいし。働かないし……俺の嫌いな人間の条件、これでもかってくらい満たしてるんです」
「知ってる」
 そうだ、自分は彼女を嫌っている。
 大嫌いな、はずだ。
 それでも、今は
 今は
「それでも、今は店長を離したくないんです」
 杏子を抱く手に力をこめる、すると、
「じゃ、離すなよ」
 彼女の方からも、自分を抱きしめてくれた。
 小鳥遊と杏子は、身長がほとんど変わらない。だからこれだけ接近していれば、必然的に互いの顔が目の前に来る。先ほど、自

分をこんな風に駆り立てた彼女の顔がそこにあった。
 視線が、杏子の口元へと移る。いつも、何かを食べているとは思えない、小さく艶々とした唇が。
「私も離してほしくない」
 杏子が呟くと同時に、小鳥遊は彼女の唇を塞いだ。
233名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 00:46:39 ID:M1CfSrK3
 舌を絡めながら、見えないその動きを代弁するかのように、互いの腕が互いの体を探り合う。
 小鳥遊の腕が、杏子の胸元へものびる。引きちぎることの無いように注意しながら、無理矢理引きちぎってしまいたくなる自分

を抑えながら、シャツのボタンを一つ一つ外していく。
 あまりデザインに気を使っているとは思えない、白いブラが現われた。真ん中を掴んで上に引き上げると、杏子の胸が露になる


「あ……」
 杏子の呼吸に合わせるように、豊かな胸がフルフルと揺れる。そんな魅惑的な光景に、小鳥遊は反射的に手を伸ばした。
 豊乳が、小鳥遊の手でグニャリと淫靡に形を変える。力をこめるたびに、指が吸い込まれそうな感覚と共に。
「んっ!!」
 杏子の声に、思わず手をひっこめる。
「あ、痛かったですか!?」
「いや、大丈夫……このくらいがいい。よかったから……」
 顔を赤らめながら話す彼女を見て、答える代わりに胸への愛撫を強めた。杏子もそれに答えるように、小鳥遊にしがみつきなが

らビクビクと震えを伝える。
(大きい……のは嫌だったのに)
 巨乳など見慣れた、というか梢に散々見せ付けられていた小鳥遊にとって、そんな物は何の魅力も無い。それどころか嫌悪して

いたといっても言い。
 それが、杏子の胸だと思うだけでいつまでも弄んでいたくなってしまう。
 時折杏子が漏らす吐息をBGMに、小鳥遊は胸をほぐし続けた。
「……小鳥遊、当たってる」
「え?」
 何のことかわからなかったが、杏子の視線が下に向けられているのに気がついた。自分もその視線を追うと、学校指定のズボン

が大きく膨らんでいた。しかも、それを杏子の太股に押し付けるような形で。
「す、すいません!!」
 慌てて飛びのいた。無意識とはいえ、道具を使うように女性に欲望を押し付けていたのは事実だから。
「小鳥遊、もういい」
 その台詞に、ここまできて拒まれてしまったのかと青くなる小鳥遊。だか、彼女は自分の腰に手を伸ばし、
「今度はおまえが気持ちよくなってくれ」
 そう言いながら、タイトスカートを下ろした。
 飾り気の無い下着を露にしながら、手近な机の上に腰を預けた。そのまま、Mの字を描くようにして脚を開く。
「て、店長……」
 杏子の手が下着に伸びた。そこは既に濡れており、形が鮮明にわかるようにピッタリと肌に張り付いている。
 その中心部、もっとも重要な部分を隠している部分に指をひっかけ―――ずらした。
 置くに隠されていた、潤った箇所が小鳥遊の眼に晒される。
「……いいから、こい」
 その言葉がスイッチとなったかのように、小鳥遊の腕がM字開脚をしている杏子の脚を捕らえた。自らもズボンを下ろし、杏子

の指によって開かれたそれへ、ペニスをこすりつける。
234名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 00:47:26 ID:M1CfSrK3
 特異な境遇と、それによって生まれた性癖のせいで、小鳥遊には当然こういった経験などない。そのため、ペニスは杏子のヴァ

ギナをこねくり回すだけで、なかなか挿入には至らなかった。だが、それでも小鳥遊はペニスからビリビリとした快楽を感じてい

る。杏子の方も、潤滑液が奥から溢れ出すのを感じていた。
 それによって、ついに小鳥遊のペニスがその穴を捉える。明らかに感触の違う部分へと踏み入ったのが、小鳥遊にも感じられた


 もうその場所を見失わないことを願うように、小鳥遊がペニスを最奥まで突き入れる。
 今まで以上の快楽が小鳥遊を襲う中、ひとつの声が聞こえた。
「う、く……」
 杏子が眉根を寄せて、絞り出すような声を上げている。苦痛に耐えるような表情は、もしや―――
「あ、あの……店長、もしかして」
「ああ……うん」
 小鳥遊の意図を察して、杏子が答えた。
「あいつは、こういうことしてくれなかったから」
 その言葉を聴いた瞬間、小鳥遊の指が杏子のクリトリスを弾いた。
「ひっ!!」
 杏子の体がビクリと震え、膣がペニスを引き絞るような動きをみせる。その快楽に抗いながら、小鳥遊は言った。
「店長、男女問わず、こういうときに他の人のことを考えるのは失礼だと思います」
「そ、そうなのか……ごめん」
 杏子は、自分が悪いと思わなければ絶対に謝らない。だが、そうでないなら驚くほど素直に謝罪する。
 そんな杏子の様子を見て、小鳥遊は思ったままの台詞を呟いた。
「……可愛いですよね、店長」
「ばっ、ん!?」
 慣れない台詞に狼狽する杏子を、ディープキスで黙らせる。そのまま舌を絡めながら、ゆっくりと腰を動かした。まだ痛みを堪

える段階にある彼女を抱きしめ、舌の愛撫を行いながら、行為を続ける。
 膣壁をゆっくりと伸ばしていくような動きを繰り返すうちに、目の前にある彼女の顔が、段々と和らいでいくように見えた。杏

子の眼が、何かを訴えるように感じられる。それを許可だと受け取り、小鳥遊は腰の動きを早めた。
 ジュプジュプと、粘膜が声を上げる音がする。未だキスしたままの彼女の声は聞こえないが、代わりに声そのものをぶつけるよ

うな舌の動きが、小鳥遊の口内で踊っていた。
 ペニスと口内からの刺激は、経験の無い小鳥遊を追い詰めるのには充分過ぎるほどだった。快楽の嵐の中、自分の限界が近いの

を感じる。
 同時に、腕の中にある彼女にも限界が近づいていた。
「む……んーーーーーーーーーーー!!」
 小鳥遊と舌を絡ませたまま、杏子が叫ぶ。絶頂と共に膣壁が収縮し、小鳥遊のペニスを締め付けた。
「うっ………!!」
 予想外の刺激に、小鳥遊にも限界が訪れる。腰を引いてペニスを抜こうとした、が。
(あ……)
 杏子の腕が、強く、強く小鳥遊を抱きしめる。同時に、その脚を小鳥遊の腰へと絡めた。
 そうは言っても、先ほど絶頂を迎えたばかりの脱力した体だ。男の小鳥遊なら、簡単に振りほどくことはできる。
 だが、
(言っちゃったからな……離したく無いって)
 杏子に答えるように強く抱きしめ、腰を密着させて、ペニスを最深部まで突き入れて―――放った。
 全てを吐き出しつくすような快楽の中、杏子の体もビクビクと震えるのを感じる。自分が汚していく感覚に酔いしれた。
 射精が終わった後も、余韻を楽しむかのようにしばらくつながったままでいたが、腕を解き、唇を離すと同時に、ペニスを引き

抜く。
「ああ……」
 名残惜しいような顔をする彼女のヴァギナから、立った今自分が放ったはずの欲望がダラリと零れ落ちていた。
 そんな彼女が妙に愛しくて、小鳥遊は唇を寄せた。
 一瞬だけ、触れるだけのキスを。 
235名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 00:48:00 ID:M1CfSrK3



 翌日のことである。
 店内に入るなり、小鳥遊は伊波へ声をかけた。
「……伊波さん、ちょっといいですか」
「え?」
 伊波が答える前に、小鳥遊は彼女へ詰め寄った。いつも取っている筈の、安全距離まで無視して。
「え、ええええええ???」
 余りにも予想外な事態に、反射的に出るはずの拳さえ硬直している。そんな伊波を真正面から鋭い眼光で見つめ、彼は言った。
「……よし、全然可愛くない!!」
「いきなりなんなの!?」
 怒号と共に、拳が飛んだ。
 顔面、顎、鳩尾を的確に打ち抜かれながらも、小鳥遊は満足げな表情を浮かべていた。
「佐藤さん、俺は正常ですよ!!」
「そりゃよかったな」
 あからさまに適当に答える佐藤だが、そんなことは気にならない。
(全く、小さくも可愛くもない店長とあんなことになるなんて……どうかしてたに決まってるよな)
 昨夜、杏子との行為の後のことはよく覚えていない。はっきりしない意識のまま帰宅し、そのまま布団へと飛び込んだ記憶しか

ない。次に起きたのは、朝っぱらから酔っ払っていた梢のダイビングボディプレスを食らった時だった。
 もしかしたら、全部夢だったというような気さえしてくる。
(そうだよな、大体あんなことありえるはずが無いんだし……)
 夢に決まっている、夢にしてしまえ。
 そう思い出した矢先、
「杏子さんおはようございまーす」
 と、種島の元気な声が響いた。その名前に、必要以上に反応してしまう自分がいる。
「おう」
 スプーンをくわえながら話す彼女の手には、パフェの器がある。傍らにはほくほく笑顔の轟が。
 いつも通りの杏子に戻ったということらしい。
 そう、いつも通りのはずの彼女と、眼が合った。
 その瞬間、杏子の頬に一瞬だけ赤みがさす。それを隠すかのようにプイと横を向いた。
 そして小鳥遊も、彼女のそんな仕草が可愛いと思ってしまった。年増ででかい、嫌いなはずの彼女のことを。
「お、おはようございます店長」
「ん……」
 短くそう告げると、新たな食べ物を求めてキッチンの奥に消えていった。そんな様子でさえ、今では彼女らしくていいじゃない

かと思えてしまう。
 轟の気持ちでさえ、今では理解できてしまうような―――
「……佐藤さん」
「あん?」





「俺、変態になってしまいました」
「ああ。知ってる」

236名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 00:50:39 ID:M1CfSrK3
以上です。
店長が処女なのは、年増処女萌えーって単なる歪んだ性癖による物です。
237名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 00:58:50 ID:0CoX6rg4
>>226
あのポーズで泣き顔はヤバいw
238名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 01:01:35 ID:fdAsZ+eg
>>236
GJ!!
小鳥遊女たらしの素質全開ですね
どう考えても後で斬殺されますが・・・

途中変なところに改行が入ってるみたいですがコピペのミスでしょうか?
239名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 12:00:51 ID:1gQBhTBc
さりげなく混ぜられている榊×妃に吹いたw
240名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 00:55:53 ID:Wq9LbH2E
wktk継続中

最近は新たな職人さんが頑張られてますなぁ。
241名無しさん@ピンキー:2006/04/17(月) 10:06:00 ID:2bPTqWIW
一ヶ月ぐらいで職人が変わっていってるんだな
242名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 07:41:33 ID:1Oc46upJ
最近、人いなみん。


シチュエーションでも語ろうか。
いなみんが××されて宗太がry
243名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 09:05:24 ID:nXIg6z5H
また次の週末になれば職人が帰ってくるさ
244名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 16:17:00 ID:1Oc46upJ
じゃあ、今までの作品について語るか。

ブタが少ないよな。設定的にブタのほうが執筆難しいのかな?
個人的には非エロのブタも読んでみたい。
245名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 16:42:48 ID:GYnaU8/+
公式にやっちゃってるであろうアレリナが一本しかないのがすげえw
246名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 16:49:30 ID:1Oc46upJ
兄×がはことか書いたらある意味神
247名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 20:10:37 ID:JD4shrKc
公式にやっちゃってるから無いのかもw
248名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 20:57:11 ID:nXIg6z5H
>>247
アンカーつけてないのはわざとか!?w

まぁ確かに曲がりなりにもエロパロ板のスレなんだし、
非18禁にもかかわらず原作の方がエロいというのはちょっとなぁ、っていう意識が働くのかも
249名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 22:16:06 ID:P6y3xeKw
個人的にはみんなの(ryにあったクイズの鎌倉進藤を越える物はまだでてないな
250名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 22:38:42 ID:GYnaU8/+
あれはよいものだったな。
キャラほとんどうろん通りだったし、クイズ面白かったし。
251名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 22:41:56 ID:nXIg6z5H
そういえば結局みんなの〜を見るの忘れてた
そうか良いのがあったのか...
252名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 00:09:31 ID:MVHTdE7D
俺にとって、ぶっちゃけ実用性がないにも関わらず
ここまでwktkするエロパロスレを見た事が無い。
253名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 00:23:06 ID:aMWLM8To
たしかにwktk度は早いな。

しかしあれだな、正直途中投下は勘弁して欲しいwwww
254名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 00:24:07 ID:aMWLM8To
早いじゃない、高い。
255名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 00:55:59 ID:sXX2uSBO
そういや、雪女の続きはどうなったんだろうか
256名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 07:45:22 ID:MVHTdE7D
あと、志保ちゃんの話も続きだったよな。
257名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 17:15:25 ID:1004aYFC
きょこやちシュガーも

時間があいたので前スレ読み返したら、長い人がスレ立ててたんだな
何で気付かなかったんだろ
ていうか一時はたった3人の職人で今では考えられないような投下ペースだったのか
258名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 21:33:02 ID:MVHTdE7D
っていうかスレ1も2も長い人がスレ立ててたんだな
で、いまんとこ最後に投下したのが100質みたいだけど、コテ名が無くなってるのな

188 ◆HDuBmsHLTY 「一寸ぽぷら」
302◆eQ/o7VO3ZI 罠
長い人 ◆/GC/jpQHAM 100質
この3人ってもう来ないのかな?上記の作品のあとから音沙汰ないけど。
投下量はもの凄かった3人だった。
259名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 21:45:27 ID:MVHTdE7D
ヤングガンガン系のエロ画像
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1128851071/

こんなスレを見つけた
260前スレ188 ◆HDuBmsHLTY :2006/04/20(木) 21:53:15 ID:n5ufOET+
>>258
いますいます生きてますw
たまに覗いてるんですが書き込みはしてませんでした。
4月になって春学期がはじまったんでなかなか思うように執筆する時間が取れませんで…
お待たせしてしまってスミマセン。
連休中に一本ぐらいは投下したいと考えてはいるんですが時間が許してくれるかどうか……
長期休暇が待ち遠しいこのごろです。
261302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/04/20(木) 22:03:47 ID:q5zLF0wM
>>258
私もいます・・・名無しで感想レス書き込んだり
この所働き口を探してバタバタ、昨日も筆記・面接と
一段落着いたんでいま罠の続き書こうかな、と思っているところです・・・母3片手に

ああ〜>>222さん黒い話の続き書いてくれないかなぁwww
262名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 22:10:47 ID:MVHTdE7D
うわレス早ス

みなさん居たんですね。マイペースで良いですよ。
こちらはwktkして作品を待ってます。

やっぱ職人さんは投下以外の時は名無しなんですか?
263名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 22:18:13 ID:q5zLF0wM
>>262
私は馴れ合いが過ぎてしまうことが多いので・・・
コテが馴れ合いやるとスレの流れが悪くなる、と聞きますし。
まぁもう充分やっちゃってるなと自覚はしております、はい。
264名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 02:22:24 ID:JoFFESzI
おお、過疎ってるなw
何かイラスト投下でもするかな…
16氏が連投を気にせずまた投稿してくれるようにw
265名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 04:13:38 ID:pGAHzTt2
>>264
おお、PBBS見たら凄い絵が
きょこやちGJ!!
266名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 14:10:37 ID:LBMM4jHg
ノーマルカプでリクを聞いてみる
267名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 14:21:37 ID:pGAHzTt2
>>266
柏葉さんと葉子さん
268名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 14:55:34 ID:JoFFESzI
>>265
どうもノシ似なかったからフィルタでごまかしたwww



>>266
アレリナで。
269名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 21:30:14 ID:px83pnUM
>>266
耕作君と幸子さん
270名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 19:30:48 ID:D4yT8/5o
ちょっと確認を

柏葉さんと葉子さんが一緒にいる絵って全部で3回?
柏葉さんの年齢って出てましたっけ(葉子さんより結構上?)
その他文章で設定補足とかありましたでしょうか
271270:2006/04/27(木) 20:02:05 ID:4sa7t/GU
人イナス(´・ω・`)
272名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 22:09:29 ID:JkgZxeL2
投下がないからなぁー。wktkはしてるぞ。

>>270
企画モノのひよさんの回と八月編と
らくがきまんがの「宮越葉子の女は黙ってもう一品」
あとはかりのん、らくがきのツンデレ若奥様
位しかしらんす。
273名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 00:23:49 ID:cWv2M+HT
そういう設定の話ならここより人の多い本スレで聞けばいいのに
274名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 01:20:36 ID:3pNgGe5L
>>272
やっぱりそれくらいですか。
かりのんで「オッサンめ」って言ってるから年齢差があるのかなと
とりあえずその設定で書くつもりなんですが

>>273
本スレで柏葉さんの話出てましたよね…
ちょうどその時いなくて、タイミングを逸したなぁと
275名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 17:21:44 ID:YpqM2AtM
保守を兼ねて上げておくかな
276名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 22:45:20 ID:xyzHyGhP
職人さんに聞くけど、執筆って難しいの?
構想はあるけど、作品書いたことが無いんだけど…気になる。
277302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/04/28(金) 23:16:05 ID:3pNgGe5L
>>276
私みたいな者でよろしければ

実際のところここに投下したのが初めて創作で書いた文章なので意欲さえあれば・・・!という感じです
それなりに本とかを読んでいればその文体を真似たりして書いてみるというのも良いかも知れません
なにより私も含めて現在作品に飢えていますので、とりあえず構想をぶつけてみてはいかがでしょうか
・・・物凄く投げやりですみません
278名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 23:33:42 ID:xyzHyGhP
そうですか、レスありがとう。ございます。
歴戦の職人さん達でさえこのスレでは作品の悪いところをポイントをつかれてますので、
初心者の作品で満足していただけるか、出来が悪い作品なぞは投下しないほうが良いのではと思いまして。
そもそも胡乱キャラで一方通行以外の恋愛感情がマレなので執筆が難しいのでしょうね。

ところで、本スレで柏葉さんの年齢が…
279名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 23:41:25 ID:3pNgGe5L
>>278
イヤ私も稚拙な作品しか書けませんで、精進あるのみでございます。

あちらでは、引くと宣言しちゃったので
>>338さん本当にありがとうございます。
本スレまで届け、私の思い!w
280名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 22:58:10 ID:krnXDHez
犬組の二次創作をしてるサイトを発見した
もちろんエロはなかったけど
281名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 23:20:05 ID:qC06vOAI
>>280
ヒントぷりーず
282名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 02:56:17 ID:JajjztW9
伊波「小鳥遊君、朝だよー」
伊波「ん…あと10分」
伊波「だめだめ!それじゃバイトに遅刻するよ!ホラ、ちゃんと起きるの!」
伊波「眠ぃですよぉ…」
伊波「夜遅くまでお…オナニーなんかしてるからでしょ…!」
伊波「だって伊波さんがさせてくれないから…」
伊波「えっ…?」
伊波「俺の気持ち知ってるくせに、何でいつもはぐらかすんですか?」
伊波「だ、だって…あたしたち恋人じゃないし。ダメだよ…そんな」
伊波「でも、俺は伊波さんの事が好きになったんです!どうすればいんですか!」
伊波「………じゃあ、キスならいいよ?」
伊波「え……」
伊波「私も小鳥遊君のことが…好き、なの…」
伊波「…!好きです!大好きです!」
伊波「きゃあんっ!小鳥遊く〜ん…」
伊波「なーんちゃって、なーんちゃって!キャー、恥ずかしい!」
283名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 04:32:45 ID:JgvbJS3I
伊波妄想オモシロスwww
284302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/04/30(日) 13:55:32 ID:GqQypkxI
真昼間ですが投下します。
柏葉さんと宮越さん
エロなし、二人の出会いです。
285名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 13:56:23 ID:GqQypkxI
「え〜、毎週おなじみの学校巡り。今日お邪魔する高校は―――」

どこにでもある地元密着型の情報番組。
そしてどこにでもある地元の学校訪問コーナー。
極普通の番組は極普通に進行していました。
でも唯一違っていたのは、リポーターの彼は地獄を見ていたのです。

「はい、というわけで今回もやってきてしまいました“お弁当拝見!”
 3年生のクラスにお邪魔しております。
 さて……、今週はどんな個性的なお弁当が集まったのでしょうか?」
ひとしきり学校内を巡った後、リポーターは一つの教室で学生達に囲まれていました。
外はまるでこれからの運命を暗示するように、雨雲が立ち込めまるで嵐の前の静けさ、と言う状態でした。
机がリポーターを囲むように配置され、そして机の上には様々な弁当の包みが置かれています。
リポーターと机を挟んで、その弁当の持ち主である学生達が座っています。
この学校訪問コーナーの目玉である、学生達による手製のお弁当の味比べです。
学生達が思い思いに作ったとても個性的なお弁当をリポーターが食べ、
その味や意外な材料にのたうちまわる、というのが恒例になっています。
「毎週この時が来るたびに寿命が縮まっているような気がしますが……、
 ええと、ではどれからいただきましょうか」
リポーターが机に置かれた弁当を見ながら迷っています。
そして自分の弁当の近くにリポーターが来るとなんともいえない含み笑いをする学生達がいます。

始まった当初は普通のお弁当食べ比べだったのですが、ある時一人の学生が大幅に調味を間違え、
それを食べたリポーターが卒倒する、というアクシデントが起こりました。
そしてそのシーンがそのまま放送され、さらに全国放送のアクシデント映像集にまで取り上げられてすっかり名物となってしまいました。
現在では大半の学生が確信犯的にお弁当に何か仕込みをしているようです。
286名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 13:57:00 ID:GqQypkxI
「うう、どうしましょうか」
毎週のことではありましたが、学生達の好奇の視線、リアクションへの期待からリポーターは順番を決めあぐねていました。
「じゃあ、……そうですね先週は名前の若い順から頂いたので、今日は後ろの方から頂きましょうか」
リポーターが意を決したのを見て、学生達からわぁっと声が上がります。
そして集団の中から一人の女子生徒が押し出されてきました。
「はい、それではお名前をお願いします」
「え〜と、渡辺ですぅ。朝早く起きてがんばって作りましたぁ」
女子生徒が温厚そうなのを見て、リポーターは明らかに安堵の表情を浮かべました。
「それではお弁当を見せていただけますか?」
「はい……、……?
 あれれー?、わたしのおべんとうがないよぉ?」
どうやら机に並べた中に自分の物が無いようです。
しばらく探している様子を見て、ディレクターがリポーターに指示を出しました。
「あ、はい。ではすみませんが次の方お願いできますか?」
学生の集団が渡辺さんを引き下げ、次の生徒を押し出しました。

ここからの5人の生徒の弁当は、悪ふざけと言う名の塊でした。
287名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 13:57:36 ID:GqQypkxI
「ぐふっ、え、では……次の方…」
しかしさすがにプロのリポーター、5人くらいではまだ進行を止めたりはしません。
「……」
次に出てきた生徒を見て、リポーターは嫌な予感を覚えました。
長髪で目つきも鋭く無愛想な感じで、いわゆるスケバンのような女子生徒だったからです。
リポーターの脳裏に前々回訪れた高校での悪夢がよぎ、……りかけましたがあまりにも酷い記憶だったので無理矢理脳内の引き出しの奥にしまいこみました。
「え、えとお名前をお願いします」
若干及び腰です。
「……宮越」
「……、あ、はい……あの、お弁当をお願いできますか?」
「……」
ん、と無言のまま女子生徒が机においてある弁当箱を指差しました。
それはそっけないシンプルな弁当箱でした。
リポーターが箱を開けると、弁当特有の振動による崩れ方とはまた違う、なんとも雑な盛り付け方がされたおかずが並んでいました。
「あ、それでは、いただきます……」
恐る恐る、と言った感じでリポーターは弁当に箸を伸ばし弁当の中の一つを口に運びました。
「……、……?
 ……! これ、おいしいですよ!」
ゆっくりと咀嚼した後、リポーターは突然声を上げ、そのままさらにいくつかのおかずを次々口に運んでいきました。
「すごいですね、宮越さん!これ全て一人で作ったんですか?」
「ん、……ああ、そうだよ」
突然テンションの上がったりポーターに、女子生徒は少し驚いていました。
「すごいです、どれもすごくおいしいですよ!
 いやー、あなたのお婿さんになる人は幸せでしょうねぇ」
「……ッ、バ、バカか!オッサン、何言ってんだ!」
女子生徒は一瞬顔を真っ赤に染め上げましたが、一言言い放つとそのまま部屋を走って出て行ってしまいました。
その場の全員があっけに取られて硬直しましたが、さすがはディレクター、いち早く硬直から脱しリポーターに進行を続けさせました。

その後のおよそ30人分の弁当は、リポーターにとって生涯二度目の悪夢となる内容でした。
288名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 13:58:14 ID:GqQypkxI
「おー柏葉、やっと起きてきたか。もう大丈夫か?」
「ええ、まぁ何とか」
「人気コーナーとは言え大変だなぁ。ま、若いからなんとかなるだろ」
「いやぁ、でも今日はオッサンなんて呼ばれましたけどね」
「ハッハッハ、高校生のガキから見ればそうかも知れんがな。ま、気にすんな」
リポーターは高校紹介の撮影に出た日は決まってテレビ局内の仮眠室で寝込んでいました。
「しかし今日のはまたキツかったんだって?いつもより仮眠室から出てくるの遅いぞ」
「え?……うわぁ、もうこんな時間ですか」
「確か明日もロケだったよな、今日のところは帰れ」
「あ、すみません。じゃあお先に失礼します」
「おう、明日遅れんなよ」
289名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 13:58:58 ID:GqQypkxI
柏葉さんが局から出ると、昼からの暗雲が大雨になっていました。
そして、そこには傘を差した人影がありました。
「あれ?君は……」
「ん、これ」
それは今日唯一真っ当なお弁当を作ってきた女子生徒、宮越さんでした。
手にはタッパーを持っています。
「宮越さん、だったよね?これはどうしたの?」
「あの後酷いもん一杯食わされたんだろ?色々作ったから食えよ」
「え、わざわざ僕のために?」
「ち、違うぞ!勘違いすんな!
 今日は家族いないの忘れてちょっと作りすぎたから持ってきただけだ!」
「あ、うん。……ありがとう。でもずっとここで待ってたの?」
「い、今ちょうど来たところだ!」
「でも……」
と、リポーターはタッパーを持っていた宮越さんの手に触れました。
さぁっと宮越さんの顔が赤くなりましたが、柏葉さんは気付いていないようです。
「もうすっかり冷え切ってるじゃないか。家は近いのかい?」
「あ、あ、一時間くらい……」
「そんなに……。じゃあ僕のウチの方が近いな。
 これから僕も帰るところだから寄って行くかい?
「いーよ!このまま帰るから!」
「でも、そのままじゃあ風邪をひくよ。料理を貰ったままと言うのも悪いし、
 せめてタオルくらい貸してあげるから、寄っていきなよ」
「そ、そこまで言うんだったら。……でも、ちょっと寄るだけだからな!?」
二人はそのまま雨の町を歩いていきました。
290名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 13:59:52 ID:GqQypkxI
「着いたよ」
そこは小さめのマンションでした。
「こんなとこ住んでるのか。一人で?」
「ああ、うん。そろそろ身を固めなくちゃとは思ってるんだけどね」
「ふーん」
「狭い部屋だけど、ごめんね」
柏葉さんが宮越さんを部屋に招き入れました。
「ちょっと待っててね。綺麗なタオル出してくるから」
「お、おう」
柏葉さんがタンスからタオルを出し、宮越さんに手渡しました。
「はい。あ、それとこの料理早速頂いてもいいかな?
 実はお昼から何も食べてないんだ」
「ん、ああ。あ!でも冷えてるから……」
「じゃあちょっと温めて来る」
男は台所の方にタッパーを持って出て行きました。
宮越さんが気になって台所を見に行ってみると、柏葉さんはタッパーをそのままレンジに入れようとしていました。
「おい!油モノが入ってるからそのままじゃ溶けるぞ!
 それに区分けにアルミホイルも使ってるから危ない!」
「え?ああ、ごめん。あんまり使ったことなくて……」
「皿出して来い、全部分けて出すから」
「うん、わかった」
柏葉さんが出してきた不揃いな皿に宮越さんが料理ごとに分けて並べていきます。
一つずつレンジにかけて、温まった料理を柏葉さんが小さなテーブルに並べました。
そして割箸を二膳。
291名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 14:00:26 ID:GqQypkxI
「おい、なんで二つも箸出してんだ」
「いや、時間も時間だし食べていきなよ
 ……作ってもらった料理で言うのもなんだけど」
「う、ウチに帰ったらあるからいいよ!」
「体も冷えてるだろうからさ」
「う、……じゃあ、ちょっとだけだからな!」
「はい。さぁどうぞ」
パキッと二人揃って箸を割って食べ始めました。
「うん、やっぱり宮越さんの料理はおいしいなぁ」
「う、うっせー!黙って食え!」
「うん……」
それからしばらくは二人とも黙って料理を食べました。
料理がなくなりかけた頃、宮越さんが口を開きました。
「……普段は何食べてんだ?皿も箸もちゃんと揃ったのが無いみたいだし」
「え?う〜ん普段は局で一括して頼む弁当とか、外食が多いかなぁ」
「そうなのか」
「あとは週に一回高校で学生さん達のお弁当」
「週に一回もあんなの食べてんのか!?」
「うん、まぁ仕事だからね。今日も局の人に若いから大丈夫だろ、なんて言われちゃったし」
「……あ〜、あのさ……その、今日はオッサンなんて呼んで悪かったよ」
「アハハ、気にしなくていいよ。一回り近く歳が離れてるんだし」
「き、気にしてないんだったらいいんだ」
「もしかしてそのことを気にして料理を持ってきてくれたの?」
「あ……、ち、違うって言ってんだろ!作りすぎたんだって!
 ―――……あ、あと」
292名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 14:01:12 ID:GqQypkxI
「あと?」
「私の料理褒めてくれた奴なんて家族以外では初めてだし……
 !べ、別に嬉しいとかそういうんじゃないからな!勘違いするなよ!」
「……あ、うん、わかったよ」
またしばらくの沈黙。
そしてまた、今度は顔を真っ赤にした宮越さんが口を開きました。
「……そ、その外食とか多いと体に悪いって聞くし、
 たまに暇だったらまた料理持ってきてやっても……
 あ、べ、別にお前の体のこと心配してるとかじゃないぞ!」
「え、本当にいいのかい?」
「うちの学校でも結構あの番組見てる奴がいるんだ。
 お前に倒れられたりとかしてあのコーナー無くなったらつまらないと思う奴が多いから……、
 そう!別に私がどうとかじゃなくって、あの番組見てる奴のためだからな!」
「ああ、うん。ありがとう。
 ―――……あー、なんだか」
「なんだか?」
「なんだか彼女が出来たみたいだなぁ、と思って」
柏葉さんがほがらかに笑いながら言いました。
「!!あ!……う、ぅ
 ……お、お前なんて、お前なんてオッサンで充分だよ!バーカ!!」
言い放った宮越さんの顔はとても嬉しそうでした。
293302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/04/30(日) 14:07:12 ID:GqQypkxI
というわけでお久しぶりでございました。
罠を書くといっていましたが、ちょっと方向を変えました。
というか>>266さんがリク受け付けてる時に柏葉さんと宮越さんを言った>>267が私でして・・・
でも自分でもネタ思いついたので書いちゃえ、となりました。

次はこの幸せな葉子さんを堕とす方向で
294 ◆/GC/jpQHAM :2006/04/30(日) 17:54:01 ID:JajjztW9
>>293
頬を染めつつ読みふけってしまいました。GJです。


リハビリ代わりに>>282を投下して、
短編を執筆したんですが、エロくもなくラブも薄く痛いのですが投下大丈夫でしょうか?
個人的には他の職人さんの作品に埋もれつつ投下したいのですが…
295名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 19:07:52 ID:mKmUeP+l
>>293
いいなぁいいなぁGJです!!!

>>294
おk! かもーんwww
296名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 20:09:18 ID:p/rs/g/M
>>282ってなんかの改変じゃなかったのか
297名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 21:15:02 ID:kP61jCeH
>>293
見事なツンデレでございました。GJ!
あーひさしぶりに潤った。


引き続き投下wktk
298名無しさん@ピンキー:2006/04/30(日) 22:18:21 ID:tA80Ld+2
299 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/01(月) 00:05:05 ID:w92xTpWy
痛い心

佐藤と伊波
300 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/01(月) 00:05:50 ID:JajjztW9
春。
その日、桜の花びら満開に咲き、風が吹き、花びらはゆらゆらと揺れて、舞い、落ちている。
私は目の前に佇む人物を見て露骨に顔をしかめてから、露骨にしたのはまずかったかなと考えた。
「分かりやすい反応だな。そこまで嫌な顔しなくてもいいじゃないか」
案の定、佐藤さんにそれを指摘された。
佐藤さんはそんな私の態度を大して気にもしない様子でにっこりと微笑んでみるものの、喜怒哀楽が伝わりにくい淡々とした無表情にしかならなかった。
どこか作り物のように感じる無表情だった。そしてそれは、きっと気のせいではない。
佐藤さんはいつもこうなのだろうか?

柔らかな風が吹いて、短く切った髪がさらさらと風に流れた。

こういう時の佐藤さんは苦手だ。
無関心を装っているけど、心の中じゃ何を考えているのか分かったもんじゃないからで、
それは裏で絶対何かを考えている相馬さんよりもある意味恐くて苦手だ。
きっと、これは考えてるのか考えてないのかが分からない人と絶対何かを考えてる人の違いだ。
今回の場合は…何かを考えてるんだろうなとぼんやり思った。
結論から言えばこの人は私を蔑んでると思う。理由もなんとなくだけど分かる。
そしてその事を…私が気付いてるのを知っている。
知っていて、それでも微笑みかけるんだ。その微笑が他人から見ても無表情だとしても蔑みながら笑ってるんだ。
私には痛い程それが伝わってくる。
「何か用ですか?」
「まぁな。ちょっとあそこに座って話でもしないか?」
溜め息交じりに訊ねると、佐藤さんはそう言ってベンチを目で差した。
きっと断っても無駄だろう。返事の変わりにベンチに向かって歩き出す。
歩き出す。一歩一歩が緊張の連続だ。
こんな所でわけの分からない事を言われたくないのに。
私は佐藤さんよりもあの人に会いたいのに。無意識のうちに舌打ちをしてしまった。
佐藤さんは舌打ちに気づいてこっちを見る。
気まずそうに私は視線を重ねた。
そんなの私の様子を見る佐藤さんの顔は、相変わらず無表情ながら微笑んでいる。
今日はバイトに行くのに少し早くに家を出てしまった。
理由は彼に会えるという期待からだ。
確か今日は彼以外にも佐藤さんも私とシフトの時間が一緒だったんだ。
301 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/01(月) 00:06:38 ID:w92xTpWy
「ねぇ、何でお前はあいつなんか好きになったんだ?」
ベンチに腰をかけ、長い前髪を指でつまみながら俺は聞いた。
「……」
「ルックスがいいからか。それともお前にとって初めてだったからか?」
「……何が初めてなんですか?」
口に出してから、無理に答えたって気づいた。言わなければ良かった。
「バカみたいだな…」
本当にバカなのは俺だけどな。なんで伊波にこんな事を言ってるんだろうか?
俺が言わなくちゃいけないのはこんな事じゃない。
なんでこんな情けなく、かっこ悪いマネをしてるんだ?

言ってから佐藤さんは自分の髪についた桜の花びらをつまんで指に力をこめる。
あっけなく、花びらは潰れ、ちぎれ、その指から落ちた。
その瞬間だけはスローモーションに見える。
今度は佐藤さんは私の髪についた花びらをとった。
さっきとは違って潰すことなく、風に流した。
無表情な佐藤さんの横顔が、泣いているように見えるのは気のせいだろうか。
「なぁ……何で俺はこんな事してるんだと思う?何でこんな自虐行為みたいな事続けてるんだろ?」
何もない指先をぼんやりと見つめながら問う。
「知りません。…佐藤さんの事でしょ。なんで私に聞くんですか?」
突き放すように言ってみて、そんな事私が聞きたいくらいだ、と心の中で呟いた。
多分、言ってしまっても誰にも聞こえないと思う。
言葉にはしない。佐藤さんの気まぐれ……気まぐれじゃないかもしてないけど、佐藤さんに振り回されるのはごめんだった。
他人に私のこの事について触れて欲しくない、そんな感情と混じって考える。
佐藤さんが何を考えて、そして何をしようと私の知ったことじゃない。
どうでもいい。
そう、どうでもいいんだ。こんな事はどうでもいい。
心の中で、自身に言い聞かせるように何度も繰り返す、繰り返した。
うん、大丈夫、私の心は強い。
「ねぇ、佐藤さんは誰に対してもそういった態度なんですか?」
佐藤さんは何が可笑しいのか、くすくす笑いながら言う。
それでも相変わらず無表情で笑うんだけど。
あぁ、この笑顔はきっと本物だ、いつもの無表情での笑いと違って全然恐くないとぼんやり考える。
「そんなに敵意丸出ししないで欲しいな」
「そんなつもりはありません。…一体何が言いたいんですか?」
「別にお前に火をつけてやろうと思ってな」
そう言って佐藤さんは笑うのをやめた。その無表情は完璧で心が読めなかった。
そのおかげで胸の奥がむかむかした。それならそれで私にかまわないで欲しい。
自分の欲求を言ってみたいけど、そんな事を言っても無駄なことくらい分かっている。
これでも私と佐藤さんの関係はそれなに長い、だからこのぐらいの事は理解できる。
「……用がないなら先に行きますね、遅刻したくないんで」
イライラを押さえるようにベンチから立ち上がる。
その瞬間、伸びてきた腕に襟首をぐいと引っ張られた。
目の前には佐藤さんの顔。
綺麗な顔に見惚れてたわけじゃないけど、時が止まった。
しばらく時間が経ってから佐藤さんは口を開いた。
「頑張れよ」
そう言って無表情な佐藤さんの笑顔は、いつもと何一つ変わらなかった。
私の心を潰した。
悲鳴をあげた。
潰されて、もう一度元に戻った時はもっと強くなってると思う。
302 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/01(月) 00:07:25 ID:JajjztW9
風が吹いた。
花びらは舞い落ちた。
顔を上げれば、そこには呆然と立ちすくむ伊波がいる。
なんで俺は『あいつ』に何一つ言えないのに伊波の尻に火をつけてるんだろうな、と自分で自分に疑問を重ねた。
ああ、そういえば小さいのは恋愛対象じゃないというのを聞いたな。
なんだ、伊波は俺よりも条件が良いじゃないか。
じゃあ、簡単だ。伊波は振り向かせられる事ができる。
前と違って、女言葉を使わなくても俺を殴ったりしなかったから、だいぶ病気も治ってるな。
それなら結果も見えてるじゃないか。
「伊波、俺が女言葉を使わなくても殴ったりしないんだな」
「…………」
「じゃあ、心配するな。大丈夫だ」
「…………」
俺は立ち上がり店に向かって歩き出し、呆然と立ちつくす伊波に言った。
「遅れるぜ。さっさと行くぞ」

ズキズキと相手の心を痛ませて、自分も痛んでる。
303 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/01(月) 00:09:50 ID:w92xTpWy
以上です。

>>296
すいません、リハビリを兼ねて改変をしたのです。
言わなくても改変だと言う事には気づかれてらっしゃると思ってましたので。
304名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 21:46:17 ID:DdwH06OI
>>職人様方
久々に訪れたらいきなり良作の嵐www
GJです!!!! 続きwktk!
305名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 21:47:49 ID:DdwH06OI
さげ忘れたorz
306名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 15:10:04 ID:LByzH0am
公式設定が来る前に新キャラを使った作品を執筆してくれw
307名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 17:39:35 ID:SxV7DCyq
308名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 21:28:19 ID:0ZUUjK5f
「へっへっへ、さすが格闘家なんてやってるコは体のしまりが違うねえ〜」
「アソコのしまりも良さそうだなウヒヒ」
「ッッ・・・・!!」
口を下着で塞がれた少女の目が恐怖と嫌悪に震える。
一人の男が掴んだ彼女の両手を掲げるように持ち上げ、もう一人は
ナイフをちらつかせながら衣服の上から少女の肢体を撫でまわす。
「ん〜カワイイポッチ、ちょっと味見しちゃうよ〜」
そう言うやいなや、男の口は乳先の部分を軽く噛んだ。
「ふい゙い゙い゙い゙━━━ッッ!!!ひい゙い゙い゙い゙━━━!!!」
少女の全身が引きつり、言葉にならない絶叫がほとばしる。
男の歯に布地越しに噛まれた乳首から、異様な感覚が全身に走った。
固い感触がコリコリと乳首に突き立てられ、更には舌までもが乳先を責めたてる。
「ヴッ!フッ!ヴヴヴ━━ッ!!!ゥフヴヴヴヴ━━━ッッ!!!!」
「おおっ、なんか結構感じてるみたいだぜ」「じゃあ両方してあげないとな」
そしてもう片方も責められた乳首は、衣服の上からわかるほど勃起した姿を浮かび上がらせた。
「ひゃはは見ろよ、格闘娘のビンビン乳首だぜ!こいつぁいいや!」
「体鍛えてる分感じやすいのかもな、ゲラゲラ」
「ウッ・・ウウッ・・・ウウ・・・」
男達の罵声に涙ぐむ少女。
無理やり拘束され、ナイフで脅されたあげくの理不尽な仕打ちは彼女の心を容赦なく踏みにじった。
(兄貴・・・兄貴助けて・・・)
だが現実は拙い望みをことごとく打ち砕く。
「なあ、お前ばっか楽しんでないで俺にもやらせろよ」
「あ、わりいわりい、じゃ手錠掛けるか」
さっそく二人の男は少女の腕を後ろに回すと手錠で繋いだ。
「いい格好だ。たっぷり楽しもうぜ」
少女の手を掴まえていた男は彼女を床に倒すと、見下ろしながら下品な笑みを浮かべた。
「ウッ、ウッ、ヴグゥゥ〜〜、」
床を這って逃れようとした少女に男がのしかかる。
男は少女の左足に腰を下ろして動きを封じると、右足を掴み上げた。
両脚は完全に開かれ、布地の食い込んだ切れ股が露わになる。
「さあ、格闘娘のアソコのご開帳だ!」
「ン゙ン゙ン゙ン゙━━━ッッ!!!」
股布の端に掛かる男の指。次の瞬間指は股布を思いっきり引っ張った。

(省略されました 続きを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください)
309302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/05/02(火) 21:29:00 ID:7EoEbjNl
>>306
前スレで似たようなこと要望して結局自分で書いた者です。
あなたもその衝動を自ら形にしてみませんか?w
普段土曜発売の地域は明日には書店に並んでくれるのかなぁ、新キャラ早く見たい

そしてPBBSに…
16氏GJ!!
310名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 22:52:11 ID:wVZDZ1cg
>>303
グッドジョブ

っていうか、雰囲気がエロパロスレと違うおw
311名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 22:33:00 ID:943BD5CK
で、久しぶりに来てみたけど、作品数が結構増えてるのね。
面白い投下作品はって聞いたら荒れそうだから聞かないぞ、全部読んでみるべw

このスレ的に人気のあるカプって何?
312名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 01:37:16 ID:phDvR2NO
小鳥遊×伊波
東田×宮越じゃね?やっぱり。

あと地味に杏子×八千代
313302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/05/08(月) 00:03:56 ID:b1D9itK7
GW最後の忘れ形見に投下します。
罠第2話
基本的に注意事項は前回と同じ
むちゃくちゃやっておりますので適宜よろしくお願いします
314罠第2話:2006/05/08(月) 00:04:34 ID:b1D9itK7
「なー東田、ちょっといいか?」
「どうしたんですか、宮越さん」
とても普通のやりとり、なのにこれだけでもすごくドキドキする。
でも、これじゃダメなんだ。
「前にも言っただろ、名前で呼んでくれよ」
「はいはい華さん」
「呼び捨てで!」
「華」
―――ゾクッ
「そ、それでいいんだよ。私たちは付き合ってるんだから」
喋るのは今までどおり私が強気で押している。でも、本当は違う。
私は東田のものなんだ。だから名前も呼び捨てで、そしてできれば私のことを好きにしてほしい。
あの夢を見た日から、私は変わった。

ずっと私は飢えていた。私はずっと満足できないでいた。
その日、私は自分でも気づかないうちに東田の制服を持って帰って、それで何度もイッた。
でも私はまだ満足できずに、東田に抱いてほしいって言ったんだった。
その時、電話越しに東田は私のことを華って呼んでくれた。
ううん、もしかしたら私をそう呼んだのはその後私の夢の中で会った東田なのかもしれない。
それくらいあの夢はすごかった。
翌日すぐに私は東田に会いに行って、改めて頼んだ。「彼女にしてください」って。
315罠第2話:2006/05/08(月) 00:05:16 ID:cv6aLLSO
「付き合ってるとは言っても、そっちから一方的に彼女にしてくれって言いに来ただけじゃないですか」
俺はいまだに華には突き放した態度を続けていた。
あの時は彼女を手に入れた、という満足感があったがそれも一時のこと。
すぐに空しくなった。
結局のところ、一人手に入れるだけならば催眠術も何もいらないのではないか、と。
催眠術を使えばもっと大きなこともできるはずだと。
そのために、華にもいまだに直接手は付けていない。
ここしばらくは華を介していろいろ仕込みをしておいた。
今日はその決行日になる。
「まぁ、いいですけど。それでなんなんですか?」
「その、……今日さウチに来ないか?また今日からおかんがしばらくウチ空けるらしいんだよ」
「いいですよ」
「いや別に深い意味とかはないぞ?その、ちょっと……―――え?」
「いいですよ、って言ったんですが」
「あ、い、いいの……か?今まで何回も誘ったのに一回も来なかったじゃ……」
「今日だからいいんですよ、今日だから」
「?……ん、まぁいいや。じゃあまた後で……」
「いえ、このまま行きましょう。準備はもう全て終わっているはずですから」
「え?それってどういう意味だ?」
「さ、行きましょう」
316罠第2話:2006/05/08(月) 00:05:51 ID:cv6aLLSO
近頃娘の、華の様子がおかしい。
気が付いたのはもうしばらく前になる。
最初は毎日、まるで夢遊病者のようにぼうっとしたまま、熱に浮かされたような表情をしていた。
しかししばらくすると、今度は妙に上機嫌になるようになった。
なにを聞いてもはっきりしたことは答えねえし、それ以外おかしなこともしない。
だがなんとも言葉にはしづらい嫌な予感だけは間違いなくある。女の勘ってやつだ。
というわけで、本当なら今日から3日間出張する予定だったが、それを蹴ってウチに帰ってきた。
今日は確か華のやつ、バイトも無いからもう帰ってるはずだ。
ガチャッ
華の靴がある、……が、もう一つ見慣れない靴がある。
誰だ?華の友達……か?
いや、これは男物だ……ってことは華のやつ男を連れ込んでやがるな。
まさか華に恋人?今までのあれも彼氏ができて浮かれてたってのか?
どうもそういうのとは違う感じがする。
……考えても仕方ない、直接確かめればすむことだ。
華の部屋の前についた、……ドアが少し開いている。

「らめっ、東田ぁ……深いのっ、気持ちイイのぉっ」

「あっ、イク……イッちゃ、う……」

「お願い……最後は東田の顔、見ながら、イかせてぇ……」
317罠第2話:2006/05/08(月) 00:06:57 ID:cv6aLLSO
聞こえてきたのは華の声だった。それも、嬌声。
華は座ったまま後ろから抱きつかれるような体勢で犯されていた。
後ろの男の顔は、華の影になっていて見えない。
「さて、じゃあお望みどおりイかせてあげますよ」
男の声、まだガキの声だ。それも……聞き覚えのある。
「ヒッ、……!イくぅ!イくッ!イくぅ!ッヒィ!……!―――」
「失神、したみたいだな。
 ……ところで、そろそろ入ってきたらどうですか?娘の痴態を覗き見なんて趣味が悪いですね」

気付いて、たのか……。
「大丈夫ですよ、彼女は見られていたことに気付いてませんから」
「堂々としたもんだな。もうちょっと罰が悪そうな表情でもしたらどうなんだ」
仕方が無いので、部屋の中に入った。華は同じ体勢のまま気を失っている。
「そうですか?あなただってこんなところを目撃したわりには落ち着いてるように見えますけど」
あの愛想のないクソガキだ。まだ片手で華の胸を弄っている。
「嫌なガキだとは思ってたが、ここまでふてぶてしいとは思ってなかったよ」
「褒め言葉だと思っておきますよ」
「それで、どういうことだ?前に嫁にやるって言ったからか?」
「それはお断りしたはずですよ。
 ……ただ、性格はともかくこの体を他人に渡すのは惜しいとは思ったんで俺のものにさせて貰いましたけどね」
「は?それはどういう……」
「華、起きろ」
私の質問を聞かずに奴が声を上げる。
すると、今まで気を失っていた華が目を覚ました。
が、様子がおかしい。ただ目を開けているだけに見える。
318罠第2話:2006/05/08(月) 00:07:31 ID:cv6aLLSO
「お前、華に何をした!?」
「催眠術って知ってますか?」
「な、まさか……お前そんなので華を……」
「正直かかるとは思ってませんでしたけど、やってみるもんですよね。
 ああ、でも誤解はしないでください。催眠術で無理矢理って訳でもないんですよ。
 彼女には自分から求めさせるようにしましたから。催眠術をかけられている、ということも知りません」
「ふざけるな!そうか、華が最近おかしかったのもお前のせいだな!」
「ああ、やっぱり気付いてたんですね。
 早めに手を打っておいてよかった。華」
「おかん、動くな」
「え……?」
突然華が喋った。というより“言わされた”のか?
「華?」
「どうですか?動けますか?」
「一体何を言ってやが……る?」
体が、動かない。
喋ることはできるし、眼を動かすこともできるのに、手が、足が全く動いてくれない。
「な、んでだ?体が……」
「ちょっとした賭けではあったんですけどね」
「お前……!私にも催眠術を……!?」
「ええ、でも俺が直接かけたわけじゃないですよ
 華にかけさせたんです、暗示を与えて。
 だからもちろん華は自分の母親に催眠術をかけたことを覚えてはいませんけど」
ムカツク、あのクソガキ完全にこっちをナメきっている。
「正直なところ、本当にかけられるかは賭けだったんですが……
 まぁ失敗したところで俺がやらせたということもバレないようにしておきましたから
 上手くいってラッキーといったところですね」
「……それで、どうするつもりだ。なにが望みなんだ」
「へぇ、結構冷静なんですね。彼女の母親にしては。
 とりあえず“基地”が欲しいんですよ。安心して好きなことを出来る場所が」
と言いながら、物陰においてあった袋に手を伸ばした。
中から出したのは……ビデオテープ?
「これ、わかりますか?」
結構古そうな型のテープだ、何も書いていないラベルが張って……まさか!?
「!お前、なんでそれ……!?」
「なんでしょうね、このテープ。なにが録画されてるんでしょう。
 その前に俺も聞いていいですか?それ、なんですか?」
「……何のことを言ってるんだ?」
「その手に持ってる紙袋ですよ」
言われて気付く。確かに左手に紙袋を持っていた。
無地で口がテープで閉じられた紙袋だ。
でも、こんなもの全く記憶にない。
319罠第2話:2006/05/08(月) 00:08:07 ID:b1D9itK7
混乱している私に奴がさらに言ってくる。
「そもそも、おかしいとは思わないんですか?本当なら今日から3日間出かける予定だったんでしょ?」
「え、な、なんでそのことを……?」
「どこに行くつもりだったか覚えてますか?
 いや、それよりも……今日この時間までどこにいたか覚えてますか?」
「き、今日は仕事で……でも華のことが気になったから……
 朝、家を出て……! わ、私はどこにいたんだ!?」
わからない!家を出てから何をしていたのか!
思い出せるのは華のことが気になって帰ろうとしたところから……
「あまり焦らしても悪いですね。というか気付かないんですか?
 催眠術ですよ、それで暗示をかけました。
 出かける、というのもその紙袋も華に暗示で指示させたんです
 そして、このビデオテープもそうです。あなたにとって一番大事なものを聞き出しました」
一体、いつのまに……!
「じゃあ、これ壊させてもらいましょうか。あなたに言うことを聞いてもらうために。
 催眠術に完璧に従ってもらおうと思ったら、心を折るのが手っ取り早いんですよね。
 華に壊させましょうか?それともあなたの手でやりますか?」
「ま、待ってくれ!それだけはやめてくれ!!」
華を好きにされて、そのうえアレまで壊されるわけにはいかない……!
「もちろん、そんなすぐにやるわけないじゃないですか。
 じっくりと、できれば最後は自分で壊すって言って欲しいですね」
「なにを、バカな……」
320罠第2話:2006/05/08(月) 00:08:43 ID:b1D9itK7
「さて、じゃあ後は頼んだ。華」
「……はい」
奴は服を着て、部屋を出ようとしている。
私の体はいまだに固まったままで、どうすることも出来ない。
「その紙袋は自由に使え、明日朝に連絡する」
「はい」
「お、お前!一体どういうつもりなんだ!華をどうするんだ!?」
「違いますよ。華をどうする、ではなくあなたが華に“される”んです」
される?それに、紙袋は結局なんなんだ?
「では」
奴が部屋を出て行った。後には裸のままの華と動くことの出来ない私が残された。
「華!華!どうしたんだ!華!」
いくら叫んでも華はぼんやりした表情で反応しない。
その表情のままこちらに近づき、私の手から紙袋を奪い取った。
華がその紙袋を破り、中身を床にばら撒いた。
袋に入っていたのは……ローター、バイブ、双頭ディルドー……
こんなもの、私が集めたのか?奴の催眠術にかかってか?
「さぁ、おかん。始めようか」
華が床に散らばった道具からいくつかを拾ってこちらに近寄ってくる。
「やめろ!華!正気に戻れ!」
「正気?おかしいのはおかんの方だ。これから私たちは同じになるんだから」
「やめろ!!……――――――」
321罠第2話:2006/05/08(月) 00:09:15 ID:b1D9itK7
ジリリリリリリリリ―――
目覚ましの音で目を覚ます。
ん、あれ?自分の部屋だ。
昨日は何してたんだっけ?……と、思い出す。
そうだ、昨日は東田が私の部屋に来て、……そして、初めて結ばれたんだった。
思い出すと顔が真っ赤になった。やっと、念願の……
それにしてもなんで私一人で部屋にいるんだ?東田はどこにいったんだ?
考えていると、枕元においてある携帯が震えているのに気付いた。
あ、東田からだ。
ピッ
「もしもし!?東田?どこにいるんだ?」
「いきなりですね……。昨日は宮越さんが気絶してしまったから帰ったんですよ」
「名前で呼べ!じゃなくて、じゃあ気絶した私一人置いて帰ったのか!?」
「一人じゃありませんよ。葉子さんが帰ってきたから預けていきました」
「え!?おかん帰ってきてるのか!?」
「はい。それじゃまた今日夜に行きますんで、葉子さんにもそう伝えてください」
「おい!?ちょっと……」
こっちが聞き返す前に切れた。
……?あれ、そういえば東田、おかんのこと「葉子さん」なんて呼んでたな。
前からそうだっけ?
う〜ん
322罠第2話:2006/05/08(月) 00:09:50 ID:b1D9itK7
「華!さっさと起きろ!!」
悩んでいると、おかんの声が聞こえた。
本当に帰ってきているらしい。
「わかったよ!」
とりあえず着替えて、台所に向かおうとした……となんだこれ?
床に黒いものが落ちていた。ビデオテープか?テープが引き出されて所々ちぎられてるように見える。
「変なの」
適当に端っこの方にやっておいて台所に行った。
おかんはいつものように朝食を作っていた。
「おはよー、なぁおかん?」
「なんだ?」
「昨日、東田が……」
「ああ、お前がノビたからって帰ったぞ」
「ん、そう、なのか。ああ、それで東田からさっき電話があって、今日また来るって」
ピクッとおかんが反応したように見えた。
「そそ、そうか。今日来るって言ってたのか」
「んん。ああ、それとなんかおかんのこと葉子さんとか呼んでた」
「よ、よ、よ、葉子さん!?あ、あのヤロー」
どうしたんだ?おかん。なんかおとんの電話があった時みたいな慌て方だ。
「オイ華、ぼんやりしてないでさっさと飯食ってガッコー行け!」
「うん、わかったよ」
ちょっと考え事をしてたら怒られた。変なのはおかんのほうなのに。

まぁいいか。また夜になったら東田に会えるし、今度は気絶しないで最後まで……
323302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/05/08(月) 00:14:25 ID:b1D9itK7
というわけで、また絵師のNo.16様のパク……インスパイヤを
致命的にエロシーンが想像できないし描写できないのは依然変わりなくッ!
エロが全般的に半端でごめんなさい


今晩は、この類の趣味を持つ一因となった特撮界の偉大なる魔女のため
喪に服します
324名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 22:41:59 ID:JjBCHumd
>>323
GJ!EROERO!
葉子さんにwktk!!

ところで絵をモチーフに書くのって難しいですか?
325名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 22:52:51 ID:4yLyB+no
>>323
グジョーヴおかんエロいよおかん

ところで、ビデオってなに?
てっきりエロ盗撮してるとでも思ったが、だったら壊すのに躊躇しないよな。
326302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/05/08(月) 23:55:09 ID:b1D9itK7
どうもありがとうございます。
>絵をモチーフに書く
私の場合はエロシーンが想像できない・エロより過程重視なもので
むしろ絵があった方が…、ということで勝手にパクって使っています。

>ビデオ
屈服させた証として使うネタに迷って罠第2話書くのに時間かけてたんですが
無いなら作っちゃえ、ということで前の柏葉さんと宮越さん書きました。
つまりビデオに写っていたのはあの番組です。
327No.16:2006/05/09(火) 01:27:22 ID:zX19uLm+
>>326
娘にねっちりと調教される葉子おかん……エロス! 302様、GJ!!

ちなみに個人的には、自分の絵の絡んだエロテキストが読めるというのは
結構嬉しかったりします。
328名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 02:04:59 ID:RJZSquXY
302氏とNo.16氏が良ければ、まとめさんに
彼女の選択のようにテキストの下に絵をセットしてはどうでしょうか?
329No.16:2006/05/09(火) 17:22:26 ID:QzcYt3L+
>>328
私の方は異存ないですよ、
PBBSに投下させていただいている身ですから
まとめサイト内での再利用に関しては全く問題ありません。
330302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/05/09(火) 22:28:24 ID:rb3uyhyV
私も全く異存ございません、というか光栄です

No.16様
いつも(勝手に)お世話になっております
またエロいのを期待しておりますw
331名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 01:02:47 ID:gLlSuqlQ
陵辱もいいがラブエロ分が足りない・・・・
332名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 02:49:11 ID:zzpqvSBd
昔の神々に戻って来ていただきたい今日この頃ですね
けして最近の投下作品が悪いわけじゃないですが、一日に複数投下があった頃はwktkしてたものです

もしかしてあの頃は神々同士がお互いにより多くの作品を投下しようとしていて、張り合っていたのですか?
そして張り合って執筆する事に疲れ、新学期により寂れてしまったと…




以上、妄想でした
333名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 10:24:02 ID:l9MmLpUv
>>332
妄想はもっと有益に使おうぜw
334名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 23:48:25 ID:zzpqvSBd
ブタ見てて思ったけど、
リリザは

・→ヒシン
・→裏ヒシン
・→表ヒシン

どれなんですかね?
335まとめ連絡 ◆0oknYz/rKY :2006/05/12(金) 23:55:40 ID:pjmqg4nw
>>職人様方
なんでこんなにエロイ話が書けるのかw 
GJです!! 陵辱エロイよ陵辱w

小説+画像、了解しました。 とりあえずページの一番下に貼らせていただきました。
場所を指定していただければその場所に変更いたしますのでお申し付けください。

連絡。  CSCの鯖が重過ぎて不快なので、鯖を変えました。

ttp://www.room01.com/~wish/gahako/index.html

CSCの鯖は生かしておきますが、更新はしないかもです。

では。
336名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 23:56:42 ID:pjmqg4nw
>>334
→ヒシンに一票。 裏も表も含めて好きー。
337名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 00:14:20 ID:lU8GguOd
>>302様、No.16様、まとめ連絡様
罠の第一話も小説と絵が繋がってますよね?
罠の第一話も小説+画像にしてはどうでしょうか?


>>336
裏と表の性格の違いにドッキン、ドッキンしてるのでしょww
338名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 23:17:24 ID:cnO8Ysdq
便乗するけど、足立×村主で村主ってちゃんと足立のこと好きだと思う?
猫組女性陣では赤ラインの相手を好きな度合いの順は
志保>>村主>>宮越>>妃(相手は榊) だと思うんだけど
339名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 23:42:48 ID:9zavWTF/
好きの度合いに順序付けるのは難しいと思うけどねぇ
公式の相関図中で好きという言葉が使われてる永田→東田ですら半ば義務で好き扱いだから
とりあえず、今のところ村主→足立はいじりがいがある相手どまりなんじゃないかと個人的には
340名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 23:48:37 ID:cnO8Ysdq
>>339
明確な好きってのが出てるのは、
やち、シュガー、志保、妃(対相馬)、吉田、古賀さんぐらいか?
341名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 23:59:56 ID:9zavWTF/
そんなとこかなー
志保ちゃんのは、もうねじくれすぎて好きなのかどうかわからないけどw
342名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 01:05:18 ID:KpE0EODn
なぁ、かかかかかりのんの学ラン絵
小鳥遊が脱いだ学ランを伊波に着せてる
無論伊波は下はいてない



ということで、いいかなぁ?
343名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 01:08:21 ID:3s73MsAR
東田は宮越のおかんに迫られて無理矢理宮越と付き合うことになる
344 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/16(火) 17:14:06 ID:6tNopHyb
学ラン編
小鳥遊×伊波

エロ有り
345学ラン編:2006/05/16(火) 17:14:50 ID:6tNopHyb
「ハァ、ハァ、ハァ、伊波さんおはようございます」
「こんばんは小鳥遊君、どうしてそんなに息を切らせてるの?寝坊でもしたの?」
「実は今日は土曜で学校が休みなんですけど、同じ委員会の子に朝一で呼び出だされたんですよ」
「同じ委員なら女の子?あの、共学は男女で委員を組むって聞いたけど…」
「ええ、そうですけど。伊波さんは女子高だから共学の不思議な事とかあるんですか?」
「うん、少しあるかな。それよりも朝早くて、た、大変だったんだね」
「まあ、昨日シフトが早くて委員の仕事ができないから今日するって約束してましたしね」
や、約束!約束までしてるんだ…
「あっ、小鳥遊君、制服の襟が」
「え?」
私は小鳥遊君の制服の乱れを直そうとして手を伸ばした────────ガズッ!!!!



「い、伊波さん…何をするんですか?」
「わ、悪気はないの、ただ、襟を直してあげようとしただけなの」
私は赤くなって小鳥遊君から距離を取って謝った。
本当に殴るつもりはなかった。
ただ小鳥遊君が学校の子と親しそうな感じで喋るから私もアピールしなくちゃみたいに思ったの。
「今度は殴らないから、私に直させて」
「別にいいですよ。自分で直しますから」
「私にやらせて!!」
「は、はい」
私の強い態度に小鳥遊君が珍しく私に押された。
今度は少しづつ手を伸ばす。
緊張しつつも小鳥遊君に少し近づけて嬉しかった。
346学ラン編:2006/05/16(火) 17:15:25 ID:6tNopHyb
なんとか襟を直した。
「伊波さんもこんなふうにできるなら病気も良くなってきてますね」
あんまりにもにこやかに小鳥遊君が言うもんだから私は照れて赤くなって何も言えなかった。
「伊波さんどうしたんですか?」
「お二人はいつもこんなふうにいちゃついてるんですか?」
「「えっ!!」」
突然横から声がして驚いた。
驚いたのは小鳥遊君も一緒で声がハモった。
こんな些細な事でもうれしい。
声の主は山田さんだった。
「どういう意味ですか?」
「いえ、初めてここに来た時から思ってたんですけど、お二人は仲がいいなと思うですよ」
「仲は良いかもしれませんけど、いちゃついてはいませんよ」
小鳥遊君が私と仲が良いと言ったので私は心の中でガッツポーズを取りまくった。
山田さんは釣り目を更に釣りあがらせて続けた。
「そうですか、それは失礼しました」
それから、山田さんは担当の小鳥遊君に教えて欲しい仕事があると言って二人で移動していった。



今日もお客さんは少なく暇な時間が多かった。
暇っと言っても、杏子さんと八千代さんによれば同じチェーンの他店舗よりも儲かってるらしいとの事。
暇な時間はなんとなく自分が小鳥遊君に恋したように山田さんも小鳥遊君に恋をしたらどうしようと不安がチラついた。
私が少し男性恐怖症が治ってるように小鳥遊君も小さいもの好きが少し治ってると思う。
だから山田さんが小鳥遊君にトキメク事もあるんじゃないのかなって考えてしまう。
347学ラン編:2006/05/16(火) 17:16:55 ID:6tNopHyb
そんなこんなでバイトの時間が終わりに近づいてきてた。

「うえーん!佐藤さんのバカー!!」
いつものように種島さんが佐藤さんにからかわれて騒いでた。
走った種島さんはお冷が入ったポッドの入れ替えをしてた私にぶつかった。
つまりはこういう事だ。


バッシャーン!

「伊波ちゃん、ごめんなさい、ごめんなさい」
種島さんが半分泣きながら私に謝る。
こんな種島さんを責められるわけも無く、私もこれぐらいで怒ったりしないから気にしなくて良いよと告げた。
水に濡れて下着が透けないように胸元を押さえてたら、小鳥遊君がキッチンからタオルを持って来てくれた。
「伊波さん、これ使って下さい」
「ありがとう、小鳥遊君」
私は右手で胸元を隠しながら左手で受け取った。
小鳥遊君は私を気遣ってなのか、私から終始、目を逸らしていた。
杏子さんが騒動に気づいたようで、こっちに来た。
「伊波、今日は暇だし、もう上がっていいぞ」
「はい…」
「あと、ここ片付けて置きますから」
「わかりました、お願いします」
私は頭を下げてお礼を言って、種島さんに気にしないでねと言って休憩室の奥の女子更衣室まで行った。
休憩室に入ると、目に入ってきたのが小鳥遊君の学ランだった。
今日は遅刻しそうだったみたいだし、よっぽど慌てたんだろうな。
慌てる小鳥遊を想像したらなんだか可愛くてふふっと笑った。
私は濡れた部分を拭いてから、小鳥遊君の学ランを畳んであげようとした。
私は畳むはずの学ランを何故か着てしまった。
学ラン、上着だけでなく、しっかりと小鳥遊君のカッターシャツまで着てた。
まるで変態みたいだけど小鳥遊君の温もりみたいなのがしっかりと感じられた。
348学ラン編:2006/05/16(火) 17:17:47 ID:6tNopHyb
俺はバイトが終わったんで、休憩室に行った。
制服を脱ぎ散らかしたままだったな、伊波さん見てるだろうな、恥ずかしいなと思いながらドアを開けた。
休憩室には俺のものと思われる学ランを着た伊波さんがいた。
俺の学ランは伊波さんには少し大きくて袖が可笑しなことになってるけど、
伊波さんは髪も短いし、胸もその…梢姉さんとかと比べると、
ちいさな方だから女の子なのに事情があって男のふりしてる的な様子にも見える。
俺がジッと伊波さんを見てた事に気づいたようで、伊波さんはとてもばつが悪いような顔を向けた。
「ご、ごめんなさい!変な意味はないの」
あまりにも自信なさげな顔をするから、なんとかフォローをしようと思った。
「あれですか?女子高だから学ランが珍しいんですか?」
「そ、そうよ、そうなのよ。珍しくてつい着ちゃったのよ。別に深い意味は無いから」
学ランを着たまま真っ赤な顔で慌てて言い訳をする伊波さんがとても可愛く見えた。
だから、伊波さんを抱き寄せてた。
「え、ちょっ……」
「伊波さん……好きなんです」
そう呟いて、少し強引にキスをした。
初めてのキスなのに長いキスだった。
抱き寄せた伊波さんから感じられたのは甘い匂いとやわらかな感触だった。
唇を離してから伊波さんを見つめた。
伊波さんは目を逸らして、下を向いてから答えてくれた、「私も」と。
それから俺はもう一回キスをした。
今度は舌を絡ませた深いキス。
クチャクチャと舌を絡ませる音がした。

俺は伊波さんの姿をもう一度じっくり見た。
上にぶかぶかの学ランを着てるせいか下は一見何も履いてなさそうに見える。
そんな庇護欲をそそるマニアックな格好のせいで更に俺は興奮した。
伊波さんの折れそうな細い脚を眺めたあとで太ももに手を這わし、下はファミレスの制服の下を履いてるのだろうかと探ってみる。
どうやら、下は下着のみのようで手を伸ばすと伊波さんが「やっ」と甘い反応をするが、その反応をされて止まれるわけがない。
俺は伊波さんを壁際まで押して、右手で学ランのボタンを外しブラジャーの上から胸を触った。
どうやら感度がかなり良いようで、少し触っただけで「うっ、うんっ」と喘ぎ声がする。
左手はショーツの上から伊波さんの秘部を何度もなぞった。
伊波さんは目を瞑ったまま俺の責めに喘ぎ声と濡れる秘部で反応する。
349学ラン編:2006/05/16(火) 17:18:37 ID:6tNopHyb
「小鳥遊君、ここ……膨らんでる」
伊波さんが俺の膨張したモノにズボンの上から触る。
ちょっと邪な考えが浮かんだ。
俺はチャックを開けて、モノを出して伊波さんに舐めて欲しいと頼んだ。
「初めて見た…男の人の……。こんなの舐めるの」
「お願いします。伊波さんにやって欲しいんです」
「わかったわ」
恥じらいながら、伊波さんは俺のモノを口にした。
最初のうちは戸惑ってたようだけど、だんだんと慣れてきたのか上手い具合に俺のと舌を絡ませて気持ちよくさせてくれる。
「たかぁ…なしくん、なんか大ひくなってきへる」
伊波さんは咥えながら喋る。
確かに伊波さんのお陰で気持ちよくなっているけど、伊波さんの口だけでイケるわけじゃない。
「もういいですよ、離して下さい」
「えっ、私じゃ小鳥遊君はダメなんだ…」
何を勘違いしたのかしたのか俺が伊波さんを拒絶したかのように思われてる。
「そういう意味じゃないんです」
そう言ってから、俺のモノを咥える為にしゃがりこんでた伊波さんを立たせてショーツを静かにとった。
「伊波さん、良いですか?」
「……うん」
返事を聞いて俺は立ったままの伊波さんを抱きとめながら自分のモノを少しづつ伊波さんに入れた。
伊波さんは俺の行為に耐えるように声を漏らしながら、俺を抱きしめてくる。
伊波さんの中は初めてということもあって、膜を破った感触もした。
ただ、よく濡れていたせいか上手く入らないという事は無かった。
俺は自分のモノを動かすという趣旨を伝え、腰を振った。
伊波さんは最初は苦しそうな声を出してたけど、次第に可愛い声になった。
「何でそんな可愛い声が出るんですか?」
「わからないょ…んっ…あっ…!!……アア…!!」
伊波さんの絶頂が近いことが分かった。
「俺ももうイキます」
「ンっ…うん」

俺は伊波さんの中で発射し、二人同時に果てた


350学ラン編:2006/05/16(火) 17:19:52 ID:6tNopHyb




はずだけど、伊波さんの中で俺のモノはまだおさまらずにいる事に気づいた伊波さんがもう一回良いよと言ってくれた。
俺はお言葉に甘えてそのままもう一回した。
二回目の伊波さんは何回か腰を振って絶頂を迎えたが、俺は伊波さんがイッタ後も自身の満足の為に何回か腰を振った。




行為がすんだ後、俺は伊波さんに労いの言葉をかけて学ランを脱がしてあげた。
よく考えればさっきもそうだけど、伊波さんが俺を殴らないのが不思議だなと思って笑ってみた。
伊波さんはどうして笑ってるのと言うので何でも無いと答えて、二人で服を着替えて、後片付けをして休憩室を出た。
休憩室の前の廊下には相馬さんと山田さんがいた。
相馬さんは例の邪悪な笑みで、山田さんはニヤリと立っていた。
冷静に考えれば店でこういう事をするべきでなかった。
「いやあ〜小鳥遊君、出歯亀するつもりはなかったんだけどね。ああ山田さんと僕以外は気づいてないからね、安心してね。
えっ?他の人をどうやって近づけさせなくしたかだって?それは聞かないで欲しいな」
「やはり二人は付き合ってたのですね。でも場所を弁えて下さい」

俺と伊波さんは相馬さんと山田さんに弱みを握られた。
伊波さんは赤くなって、俺を殴るし、今日は最高の幸せの後に最高に最悪が来るというのを身を持って知った。
351 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/16(火) 17:20:51 ID:6tNopHyb
以上です
352名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 00:25:06 ID:TTZrqTwu
ちょwwファミレスでやるなよw!!!
久しぶりにラブラブでGJ。
353 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/17(水) 23:07:22 ID:F535HjdD
榊×杏子を投下します。

エロ有りです。

杏子×八千代、榊×妃しか認めないって人は無視してください。
354 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/17(水) 23:08:42 ID:F535HjdD
キーン〜コーン〜カーン〜コーン キ〜ンーコ〜ンーカ〜ンーコ〜ン


授業の終わり、放課後の始まりをチャイムが告げた。
眼鏡をかけて、少し髪の色が薄くなってきてる古典の先生が授業の終わりを告げるとクラスの皆が騒ぎ出す。
俺は一応真面目に授業を聞いてるけどバカだから分からない所があるので先生に質問しようとしたがそそくさと教室から去って行った。
少し俺の様子を伺ってから教室から去るあたりから、まるで俺には質問されたくないと明示してるようだ。
わざわざ先生を追ってまで質問する気も無いし、先生も放課後に用事があるかもしれないから質問するのはあきらめて立ち上がりかけた体を椅子に深く落とした。
周りから聞こえてくるのは部活やゲームの話題、いわゆる友達同士の会話だ。
ほぼ学校中で無視されてる俺にとってはそんな友達との会話というものに縁がない。
たまに用事があってクラスメイトに話しかけても嫌われてるのが分かる。
それに話しかける前に自然と距離を取られるから友達同士という雰囲気なんてない。
今となっては自分がどうして苛められてるのか原因もよく分からないし、どうしようもないと考えてる。
机の上の勉強道具をいつものように机の中にしまう、置き勉して、頭の上のミヨちゃんを一撫でして立ち上がった。
クラス中から視線が注がれる中、教室を出る。こういった周りの視線が一番嫌だ。人から好かれない自分が嫌いになってしまう。

暗い思考を続けながら廊下を歩いてると二人の人間から声をかけられた。
「榊先輩、こんにちは!」
「よう、榊」
少し幼い声変わりも微妙に終わりきってない声の主は金髪でサングラスをかけてる男の子、田坂君だ。
田坂君は俺の2歳年下で俺の事を先輩と慕ってくれる良い子だ。
少し悪ぶってるのか、不良みたいな行為をするのが玉にキズだけど…。
渋い声の方は茶髪でオールバックで顔に怪我があり、絆創膏がいくつか張ってある。
彼は俺と同級生でうちの学校の番長だ。ミヨちゃんに良い餌を買ってくれるし、苛められっ子の俺と友達してくれるし、彼も良い奴だ。
「榊先輩、姉さん来てますよ。校門の所で榊先輩を待ってましたよ」
「うん、ありがと」
「榊先輩は姉さんといつも会ってますけど、本当に付き合ってたりはしてないんですか?」
「してないよ。よく言われるけど友達だから」
田坂君は毎度のように俺と『姉さん』の仲を疑ってる。
「えっ、でも…」
「コラ!田坂。榊が困ってるだろ」
「あっ、スイマセン。それよりも姉さん待ってるみたいだから早く行ってあげて下さいよ」
「うん、それじゃ、バイバイ」
二人に別れを告げて、俺は校門の所に行った。
355 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/17(水) 23:10:01 ID:F535HjdD

『姉さん』は目立ってた。
生徒がチラチラと校門脇に立っている『姉さん』を腫れ物のように避けて下校してる。
『姉さん』が放課後に校門脇に立ってるのはいつもの事でもう慣れてもいいはずなのに、未だこんなにも腫れ物になってるのは『姉さん』の見た目が原因なんだろう。
『姉さん』は俺が来た事に気づいたようで声を出す。
「榊、遅いぞー」
「分かったから、そんな叫ばないでよ、シロちゃん」

白藤杏子。18歳。俺とは別の学校に通う高校生。制服はセーラー服。スカートが長くてヤンキーみたいだ。
喧嘩が非常に強い。いつもしてるマスクには暴飲暴食と書かれてる。愛用の武器は釘バット。
黒い髪が長くとても綺麗。ものすごく食べる。極一部の子供に好かれる。極一部の子供曰く、クールビューティー、凛々しくて綺麗、カッコイイ。

あだ名はシロちゃん。俺の親友。

「あれ?今日は八千代ちゃんいないの?」
シロちゃんが一人なのは珍しいな。いつもは八千代ちゃんという小学生とべったり一緒なのに。
「今日は家にいるらしいぞ」
「ふーん、シロちゃんは八千代ちゃんといつもいるせいか、シロちゃん一人だと変な感覚だよ」
「私だっていつも八千代と一緒ってわけじゃないぞ」
「はいはい。今日はどうするの?どっか行くの」
シロちゃんはしばらく考えてからどこでも良い、食べ物さえあればと言った。シロちゃんはいつも食べ物を求めてる。
例えば小学生からパンを貰ったり、猫や小学生女子を食べるものだと勘違いされたりだ。適当にぶらつこうと学校から離れる。
校門の所でシロちゃんと居ると学校の人に奇異な目で見られるけど、苛められっ子の俺にとってシロちゃんと一緒に居る時間は暗い事を考えなくてすむから楽しい。

その日、町をぶらついてたら、シロちゃんがなんとなく肌寒いから屋内で食事がしたいと言うから俺の家に行った。
相変わらず猫まみれだなとシロちゃんは苦言を吐いて、何度もうちに来てるせいか、勝手よく俺の部屋にあがる。
俺は頭から離れないミヨちゃんをどうにか家の中ではどうにか離して他の猫と遊ばせておく。
台所の書置きを見ると今日も母親は帰って来ないらしい。紙の上で踊ってる母親の字は急いで書いたせいなのか、飛び跳ねているようだ。
適当に冷蔵庫の中から飲み物を取って自室に向かった。
356 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/17(水) 23:12:43 ID:F535HjdD

シロちゃんは俺のベットの上で横になって自分の家のようにくつろいでいた。
シロちゃんは自分が女の子だという事を余り気にしてないのかスカートから覗く足を自由気ままに伸ばしている。
スカートがもう少し短かったら、中身が見えるかもしれない。
もしかしてスカートが長いのは自由に足を伸ばしても中身を見えなくするため?
なら、別方向に向かってはいるけど少しは女の子らしいなと思った。
「これ飲んでよ」
「ん」
俺は適当に持ってきた飲み物をシロちゃんに渡した。シロちゃんはもの凄い早さでそれを飲み干す。
「あいかわらず豪快だね」
「そうか?それよりもうないのか?」
シロちゃんは厚かましい態度でおかわりを要求する。
食べ物に関して…、イヤ、食べ物意外に関しても厚かましいというよりもふてぶてしいのは日常茶飯事だ。
「もうないよ。これは俺の分だから」
と告げて俺はシロちゃんの横に座った。
「今日、榊を待ってる時にお前の後輩に会った」
「後輩……田坂君だよね?」
「多分、そいつだと思う」
「田坂君がどうかしたの?」
自分の分の飲み物を口に含みながら質問した。
「そいつに私が榊の事を好きなのか聞かれた」
「へえ…ゴフッ!!」
俺は飲み物を盛大に吹いた。
「榊、大丈夫か?」
「ゲフッ、ゴホッ……大丈夫だから。それで」
吹いた飲み物をティッシュで拭きながら、シロちゃんの意図が何なのかを考える。
「それで私は答えた」
「なんて答えたの?」
「もちろん好きだと答えたに決まってる」
「好きって?好き?すき焼きじゃなくて?」
「すき焼きも好きだが榊も好きだぞ」
「へっ、へー。そんなやり取りがあったんだ」
表面上は冷静を保ってみせるが、正直驚いてる。シロちゃんが俺の事を好きだと田坂君に言った事。
なんでこんな事を俺に言うのだろうか?これは恋の告白なの?都合よく取っても良いものじゃないよね?
俺は混乱したまま続きを促させた。
「で、それで田坂君はどう言ったの?」
「そいつはやっぱりとか驚いてブツブツ言って去って行ったぞ」
「あ、そうなんだ」
「私が好きって言っても榊は何も思わないのか?」
「あっ、えっと、俺も好きだよ。だって友達じゃん」
「…………」
シロちゃんは俺をギッと睨む。その睨みで喧嘩の時に幾人が逃げたのか数知れず。
「違う、こういう意味だ」
シロちゃんは俺に抱きついた。
「サッカー選手が感動した時に抱擁するのと同じ意味?」
「そうじゃない。ちゃんと答えてくれないか?分からないわけじゃないだろ?」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
沈黙が起きた。
俺はシロちゃんが好きだ。だけど、そこには恋愛感情なんてものが無かった。
唯一無二の親友だと俺は思ってた。シロちゃんも同じだと思ってた。でも、それは違った。
シロちゃんは俺に恋してたんだ。
何でなのかは知らないけどシロちゃんは俺に恋してたんだ。
理由なんてないのかもしれないけどシロちゃんは俺に恋してたんだ。
俺はシロちゃんに恋してはないと思う、多分。
数少ない友達、ただ一人の親友を失いたくない。
そんな考えしか浮かばない。
357 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/17(水) 23:14:14 ID:F535HjdD

「悪かったな。帰るよ」
数分後、シロちゃんはそれだけ告げて帰って行った。
その後ろ姿はとても悲しそうだった。
何か喋ろうとしても声が出なかった。



次の日もその次の日もそのまた次の日もシロちゃんは放課後、校門の所にいなかった。
あれから俺はシロちゃんと会ってない。

授業中、窓から見える雲の数を数えながらシロちゃんの事をぼんやりと考えていた。
「榊先輩!」
田坂君が俺を教室の扉から大きな声で呼んだせいで授業が中断した。
先生がびくつきながらの怪訝そうな顔をする。俺は先生に謝りながら教室を抜け出した。
「一体どうしたの?」
「姉さんが大変なんですよ。姉さんはいつもの川原で喧嘩してるみたいです。姉さんの学校の人はなんとか抜け出して、榊先輩を呼んでくれと。
姉さんが榊先輩と一緒にいない所を大人数で囲ったらし」
そこまで聞いてミヨちゃんを頭から離した。ミヨちゃんは一人でも家に帰れる。それぐらい賢い猫だ。
そして俺は走った。
いつもの川原まで全速力で走った。
空でも飛べるんじゃないかってぐらいの勢いで走った。

川原には凄い人数の不良と一人で立ち向かってるシロちゃんがいた。
「シロちゃん!」
俺はおもいっきり叫んだ。そして土手の上から不良の波を力ずくで渡り、川原の真ん中で独りでいるシロちゃんの元に向かった。
「榊……何でここに?」
シロちゃんの表情はずっと困惑したままだ。何で俺がここにいるのかを聞きたいのだろう。
「そんな事はいいから、今はこれをどうにかしよう」
「分かった」
シロちゃんは不敵に笑った。俺はシロちゃんのこの顔が好きだ。
誰にも屈しなくて、自分を突き通すそんなシロちゃんに憧れる。
その時気づいた。あれからずっとシロちゃんの事を考えてた。
俺はずっと前からシロちゃんに心を奪われてたんだ。
だって、俺の隣りには初めからシロちゃんしかいなかったんだから。
そしてシロちゃんの隣りには俺以外の誰かにいて欲しくない。
これが恋愛感情なのかどうかは分からないけど、正直な気持ちだ。

今度、抱きしめられたら抱き返すと誓った。

俺達は地元じゃ負け知らずだった。
だから二人揃えばどんな人数にも負けない。事実、今回も二人揃えばあっという間に喧嘩は終わった。
俺は少し怪我をしたシロちゃんの手当てをするために嫌がるシロちゃんを無理矢理俺の家に腕を引っ張って行った。
358 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/17(水) 23:16:01 ID:F535HjdD


「まったく、無茶だよ。一人であの人数は」
「無茶じゃない」
俺は救急箱を使ってシロちゃんの手当てをしながら説教するけど、シロちゃんはムスッとしながら拗ねた事を言う。
「だいたい、何だ?その…私の事を拒否してたのに助けに来るしどういうつもりなんだ?」
「シロちゃんが心配だったから。はい、おしまい。手当ては終わり」
「ああ。すまない」
「あれからシロちゃんの事をたくさん考えた。頭が痛くなるほど」
ぽつりぽつりと俺は少し恥ずかしい事を語りだす。
「…………」
「俺は一人ぼっちだし、シロちゃんが唯一の親友だからそういう関係になるのは恐かった。だから恋愛感情は無いと思ってた。
でもあれからシロちゃんが隣りにいなくて、凄く寂しいし、胸にぽっかりと穴が空いてた。
それで気づいた俺にはシロちゃんが必要なんだと。それが好きって事なら恋愛感情かもしれないし、そうじゃないかもしれない。
でも俺はシロちゃんの隣りにいたいし、シロちゃんの隣りには俺以外の誰かにいて欲しくない」
「榊………」
「シロちゃん……ごめん」
「もういい。気にするな。それよりもシャワー借りるぞ。喧嘩したせいか埃ぽいから」
「うん」
シロちゃんはドアの前でゆっくりと振り返った。
「榊、お前も来い」
「えっ?」
「いいから来い」
さっき腕を引っ張ったのは俺だったけど今度は腕が手を引っ張られた。

シロちゃんは脱衣所で自分の服を脱いでから俺の服を脱がした。ブレザーは無理矢理シロちゃんに脱がされたけど、それ以外は渋々自分で脱いだ。
とにかく二人共無言だった。でも自然と空気が重たくはなかった。
俺にはシロちゃんの事は拒む理由ももう無いし、今度はしっかりと受け止めると決めた。
俺はできるだけシロちゃんの裸を見ないように視線を逸らしたらシロちゃんが無造作に脱いだセーラー服が目に入った。
「榊はセーラー着てる方が好きなのか?」
「違うよ…」
断じて違う。俺にはそんな趣味は無い。
シロちゃんはそうかとだけ言って、頭からシャワーを浴びだした。
長く、黒く美しい髪が次第に濡れていく様は、その姿は妖艶とはかけ離れていて、ただ綺麗だった。
思わず抱きしめたくなる衝動を抑えた。
ただ後ろ姿をじっと眺めていた。
359 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/17(水) 23:18:15 ID:F535HjdD
訂正お願いします
>>358
>さっき腕を引っ張ったのは俺だったけど今度は腕が手を引っ張られた。

>さっき腕を引っ張ったのは俺だったけど今度は俺が腕を引っ張られた。
にお願いします。

すいません。引き続き投下させてもらいます。
360 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/17(水) 23:19:49 ID:F535HjdD
「榊、私はもういいぞ」
「………」
「榊」
「………」
「榊、榊!」
「えっ、あ、うん」
声をかけられてる事に3回目で気づいた。
シロちゃんは先に戻ってるからなと告げて、バスタオルを一枚だけ持って出て行った。
俺は手早くシャワーを浴びて部屋に戻った。
部屋に入るとシロちゃんはいつものように俺のベットの中にいた。いつもと違うのは制服を纏ってない事。
シロちゃんは俺がベットに腰を降ろすと語った。
「榊、さっきお前が私の隣にいたいと言ってくれて本当に嬉しかった。私も榊じゃなきゃダメなんだ。もし良かったら私に応えてくれないか?」
「うん」

俺は静かにベットに入って、シロちゃんにゆっくりと重なった。
まだ少し濡れたままの蒸気するシロちゃんの頬に手をやり、唇と唇を重ねた。
いつもおかしな事しか言わない、食べ物を求めるだけの唇がえらく甘かった。
何回も唇を重ねた。次第に舌を絡めて互いの唾液が混ざった。
「なあ、榊…」
「ん?」
「胸でしてやろうか?」
「え?」
「だって、さっきから私の胸ばかり触ってるし…」
確かに、さっきから俺はキスをしながらシロちゃんの大きくて柔らかな胸を揉み解している。
361 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/17(水) 23:21:22 ID:F535HjdD

「気持ち良いのか?」
「…うん、とっても…」
シロちゃんは胸で俺のペニスを挟んで上下させる。胸でされるのがこんなにも気持ち良いものだとは知らなかった。
シロちゃんは俺を奉仕しながら上目遣いで俺をじっと見つめる。正直たまらない。
「う……ッツ…ン」
俺は自分の限界が近いのを感じた。
「あっ、シロちゃん!でる!」
熱く、白い、精液がシロちゃんの胸にこぼれた。
「ぺろっ、ちゅ」
やや固さを無くしたペニスをシロちゃんは咥え、舌を絡ませる。
先ほど放った精液の残骸も綺麗にシロちゃんは舐めた。
何度もくちゅくちゅとシロちゃんは俺のペニスを舐めた。
「もういいよ、今度は俺がやるよ」
「ああ…」
シロちゃんと視線を合わせてから、シロちゃんのアソコに指を入れる。
「んん!!……アッアー!」
まだ指を一本入れただけなのにシロちゃんは激しく反応する。
指を二本、三本と増やす度に少しづつ慣らせたせいか、シロちゃんの反応も和らいできた。
「なぁ、榊……」
「…………」
俺は無言で頷いてから、シロちゃんのアソコにゆっくりとペニスを進入させる。
「ふぇ……ふ……ん」
シロちゃんは喘ぎながらシーツを拳で握る。
俺は両手でシロちゃんの身体を持って、膝をついて、腰をシロちゃんに密着させた。
身体を動かす度にベットのスプリングが軋む。
「ああ、あああっ、あああああっっ!」
「シッ、シロちゃん、俺、もう」
「わっ、私もだ」
最後の瞬間は強くシロちゃんの体を抱きしめて、シロちゃんの中に勢いよく放った。


「なあ、榊」
「ん?シロちゃん、何?」
「……いや、何でもない」
シロちゃんも俺も敢えて何も言わなかった。
俺は以前に刀を持った八千代ちゃんに恋愛感情は本当に無いのと聞かれた時の事を思い出した。
だから、ベットの中でシロちゃんを抱きしめながら、耳打ちをした。
「八千代ちゃんにはこのことは秘密にしとこう。もちろん他の人にもね、シロちゃん」
「わかった」
少し眠たそうなシロちゃんはもう一度シャワーを浴びて俺のベットで一緒に眠った。
362 ◆/GC/jpQHAM :2006/05/17(水) 23:23:07 ID:F535HjdD
以上です。

無駄に臭くてすみませんでした。

>>まとめサイトの人
タイトルが思い浮かばなかったので適当にタイトルをつけて貰えませんか?
363名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 22:43:24 ID:9t8biwEr
>>◆/GC/jpQHAM



なんか投下があってもこの雰囲気だと過疎ってるだけなのか、
◆/GC/jpQHAMが嫌われてるだけなのかよく分からんなwww
364名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 23:56:40 ID:9mDV+Qrp
エロパロスレのはずなのに、何故か郷愁を覚えたw
365名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 00:04:39 ID:9t8biwEr
ところでさ、職人さんって女?
なんか所々、女性ぽいような作品があるような気がするんだが


>>364
366名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 00:05:42 ID:N49fj1oZ
>>364
普通のエロパロスレってエロでバカな作品ばっかだよな?
367名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 00:49:46 ID:kDCf5SRL
GJ〜!!
俺は榊杏子派だぜwww

>>363
投下少ないから毎日来る人少ないかもしれんし
変な煽り方イクナイ
368名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 02:42:14 ID:N49fj1oZ
>>367
すまん。
◆/GC/jpQHAMと◆VXUCBz7U0Uは陵辱作品とかを投下しなくてもよく叩かれた記憶があるから、
特定の職人が嫌われてるんじゃねーのかよと思ったんだ。
369名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 07:11:46 ID:LkmaRYMm
◆/GC/jpQHAMはなりきり100質とかやったから。
◆VXUCBz7U0Uは単に才能の問題。
370名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 12:23:25 ID:jK0x0cOV
職人叩きに繋がるような話はしないほうがいいと思うが
371名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 14:52:23 ID:RRlIA8on
◆/GC/jpQHAMは別に悪くないような気もするが
いつも擬音で文章始められると、前スレの一番最初に投下されたクズとイメージがかぶって萎える
372名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 19:50:48 ID:N49fj1oZ
>>371
前スレの一番最初に投下されたクズって↓のこと?

2 :名無しさん@ピンキー :2006/02/06(月) 05:35:57 ID:Y3J54IeK
とりあえず、作品投下


チッチッチッチ・・・
「ん・・・、もう朝か・・・」
明るい朝の日差しに、俺は目を覚ました・・・。
体じゅうに脂が行き渡ったようで、体の調子もいい。
すぐ隣からは、「すー、すー」という寝息が聞こえる・・・
誰だろう・・・?
その方向を見て、俺は焦った。
373名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 21:22:42 ID:sZhqx/qe
やめなさいっちゅの
374名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 21:53:19 ID:N49fj1oZ
じゃあ、客観的に今までの感想を

そもそも二次創作の素人が書いた文章で長編を読むのは辛い。
長編になればなるほどオリジナルからかけ離れてくるとも思うので、短編の方が読みやすい。
これはネットで気軽に読み捨てれるからって理由が強い。

作品として面白いかは別として、オリジナルの設定がたくさんある話は賛否両論だとは思う。
もちろんなりきり100質も賛否両論。



◆HDuBmsHLTYの「一寸ぽぷら」は二次創作だからこそできる内容だと思う。
百合も書けるし、エロもあるし、エロパロスレとして問題ない。
そんな二人の日曜日はエロ無しでもクオリティーが高いものが書けると証明できてる。

◆eQ/o7VO3ZIは完結してる作品がチョコの効力、寂しくないしかないから、あまり言えないが、長さ的にも内容にも問題ない。
ただ、この人はエロ作品がないから否定されるかもしれない。
彼女の選択とか罠とかの雰囲気でこの人は多分男だと思う。

◆/GC/jpQHAM は長い人だよね?コテ名の割りに短編ばかりだけど、短いから読みやすいんじゃないかな?
作品のクオリティーに差が結構あるから作品数は多いけど、何回も読み返すのはそんなに無いかもしれない。
エロ無しの方がクオリティー高いのはエロパロスレとしてry
時々、明らかに女性ぽいような表現だとか行間があるような…。

◆VXUCBz7U0Uはマサルパロ、HELLSINGパロが微妙で、ズレてる気がするかもな。
ほかにはミリ×永田、種島陵辱しかないから、百合、陵辱で叩かれる要素はあるのかも…。
375名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 18:00:49 ID:oZupe0q3
>>374
君のキャッチコピーじゃが『なにか☆かんちGUY』に決定する。
376名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 23:06:18 ID:lME/cy2z
>>1にネタバレOKってあるから話ふるけど、

今回の話でいなみんは恋してるのは確定だと思う?
377名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 23:56:19 ID:SSPiVy5c
がはこは多分
小鳥遊君と仲良くしてる山田、より
普通に男子と話せる女の子が入ってきたなぁ的な
「うらやましい」を描いた気がするが


俺の中では確定な。
378名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 00:25:11 ID:beLziS5u
>>377
あれおかしいな 昨日PCに触ってないのに俺の書き込みがある
379名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 00:32:51 ID:949ag7UO
確定させてないやつがまだ居るのか!
380名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 15:37:34 ID:NW3fKVlE
いなみん→そうたんは確定としても、
そうたんがいなみんを恋愛対象とするかだよな。

投下作品を見る限りではこのスレでは恋愛対象としてると判断してもいいのか?
381名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 16:12:15 ID:8FClKvPn
投下作品はともかく
宗太も前よりはマシというか、同情的というか、好意的にはみてるんじゃない
382名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 16:18:30 ID:NW3fKVlE
個人的には知らず知らずのうちに恋愛対象に入ってると考えてる
383名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 18:37:42 ID:0oE1atoG
個人的な妄想を語るのか公式の設定を推測するのかどっちの流れなんだ
384名無しさん@ピンキー:2006/05/21(日) 18:42:49 ID:NW3fKVlE
公式の設定では恋愛感情の有無を言ってないが…


そこはそこ、ここはここで積を求めるスレだから別物と考えなさい
385名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 23:21:00 ID:PkBTDQqI
801ネタもこのスレでしないかって案があるがどうします?
理由は↓

704 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 21:55:18 ID:???
最近過疎ってるし、エロパロスレで801話もすれば良いと思う
わざわざスレ立ての必要が無い

706 :マロン名無しさん :2006/05/22(月) 21:59:19 ID:???
別個に801スレ立てても職人がいなけりゃ落ちるだけ
鯖の負担になるだけ
エロパロスレで801話も可能にすれば、
まとめサイトもあるし、職人もいるし、環境的に新たにスレ立てするより良いに決まってる
386名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 23:27:15 ID:zDhEZ3TQ
個人的には801ネタは他所でやってもらいたいな
387名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 23:30:32 ID:5EgmWHig
スレ違い…じゃないのか?アリなの?
なんつーか男女・女女と男男じゃ
相容れないもんがあるような…。
なんか生徒の数が少ないから男子更衣室と女子更衣室一緒にしちゃったみたいな
カオスを感じるのは俺だけ?
388名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 23:43:41 ID:PkBTDQqI
しかし、百合はここでも良いってことになってるから801を否定する理由はない


強いて言えば八千代が百合だからか?
389名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 23:47:09 ID:kCTdgLbY
>>388
案が出てますが、って言ってますが実際貴方がやりたいの?
あとマロン見に行ったらそのレス無かったんだがアンチの方?
わざわざアンチの意見にまで丁寧に反応しなくていいと思うよ
一応801に関してはテンプレにも一言あるので
390名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 23:52:35 ID:PkBTDQqI
>>398
やりたくないが、アンチがまたうろん系のスレ立て乱立するよりは
こっちでやるかは別にして何か意見をまとめておけば、
乱立等の荒らし行為がマシになると思って意見を出した。
391名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 23:58:51 ID:kCTdgLbY
過去ここの関連スレが荒れてきたのは
貴方の様に気を回しすぎな人が毎回毎回わざわざ細かな点をつついてつついて
結果本当に荒したい人を釣り上げてくるからだと思う
貴方自身が必要としてるならともかく、なぜそこまで人の心情を勝手に汲み取ろうとするのか
小さな親切大きなお世話とはこのことだと思う

一度言っておきたかったので、空気悪くして申し訳ない
392名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:01:26 ID:5EgmWHig
アンチスレの意見なのか。何でまた唐突にw
801系の人もそもそもエロパロには来たくないと思うんだが。
PkBTDQqIが801話題したくないんなら、ほっとけばいいんじゃまいか
393名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:41:08 ID:pn5h26ZV
エロパロスレで801して何の問題がある?
自分達は百合やってんだろうがあ!!
394名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:43:34 ID:pn5h26ZV
冷静になったから>>393の意見は無視してくれ
395名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:44:52 ID:n0Jq364r
>>394
冷静になったところ悪いが、>>393の主張も間違っちゃいないぜ?
396名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:49:11 ID:pn5h26ZV
ぶっちゃけ、職人が801を書けるかだよな?
誰か、職人さん居ませんか?
今の現状に何かありませんか?
397名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 06:16:44 ID:RKCRt1vC
職人が書ける書けないは別問題かと
801は801で分けた方が無難だと思うんだが
398名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 10:35:50 ID:wcNch27c
801は801でやらないと駄目だろ
399名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 10:53:52 ID:pn5h26ZV
じゃあ、何でここでは百合がおkなの?
百合板でやってないじゃんという意見がありました

400名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 11:36:41 ID:wcNch27c
長文すまん。
先に要約すると、スペースをごちゃまぜにするよりはきちんと整理してから好きな場所を行き来した方が
お互い気持ち良く過ごせるだろって話ね。

>>393でもそうだけど、>>399がそこまで801を承認させたい理由がよく分からない。
自分が読みたいからってだけなら、それを他人に押しつけるのは少し違うと思う。
801を受け入れられる人よりも受け入れられない人の方が確実に多いだろうし、
仮にエロパロ板で801を書く職人さんが出ても、叩かれる事が多いかもしれないよ。
>>399だって不快な気分じゃなくて気持ち良く萌えたいだろ?
自分は別に801を見るのは平気だけど、わざわざ荒れる可能性を含めてまで承認する事は無いと思う。
百合については、心理的な要素を差し引けば(あくまで差し引いた場合)
レズプレイっていう割りと昔からあるエロにはなるにはなるし。男色もあっただろとかは無しね。
このスレは非エロ作品が多いけど、あくまでこのスレがある板はエロパロ。
SMレズふたなり獣姦凌辱スカトロその他諸々エロとしてのジャンルはあっても、
801は他と一緒には出来ない部分があるんじゃないかな。
401名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 12:13:08 ID:ygYo52aj
単純にここは男が多いからでしょ
男に百合と薔薇どっちの方がマシ?って聞いたら薔薇って答える人は少ないと思うよ
402名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 15:53:23 ID:pn5h26ZV
正直な所、俺は801が読みたくない

ただ、801派の意見もあるんだぞってのを教えたいだけ
頭ごなしに801を否定する気がないから、このスレの意見を聞いただけ
403名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 15:55:07 ID:ygYo52aj
404名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 16:12:58 ID:pn5h26ZV
ただ、801をここでしたいという人も少なからずいるわけで、
そういった人に801キメーと言って終わらそうとしてるんじゃない?と感じるわけである
405名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 16:19:36 ID:55FKMoAl
801とノーマルエロは相容れないと思う・・・十中八九、空気悪くなると思うな
スルーすれば良いだけの話、と言われればそれまでだけど
「それすらできないヤツ」ってのは何処にでもいるから
801混同に肯定的な意見だけを早急に汲み上げるのは少々危険を伴うかと。
406名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 16:32:21 ID:cngHETeW
>正直な所、俺は801が読みたくない

801派の意見といってもID:pn5h26ZVしか言ってなくね?

   ∩___∩         |
   | ノ\     ヽ        |
  /  ●゛  ● |        |
  | ∪  ( _●_) ミ       j
 彡、   |∪|   |        J
/     ∩ノ ⊃  ヽ 腐女子必死だな
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /
407名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 16:39:19 ID:pn5h26ZV
【高津カリノ】 WORKING!! カップリングスレ1
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1148369624/

            __
        ,..:::⌒::´:::::::::`:ヽ
       /:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
      /:::::::::::::,::::::::::,:::::::::::::::::::::、
     ,':::::::::/l::l|::|:{l;:|゙、:i_k::i::::::::::l
      |::::i,:!fΤ゙ト iハ! ´| l i|メ::::::::j ┌───────────┐
     i::::{l:|.ッ=ミ    r=t ,|::::f|  !                 |
       }f ハ! ,,,   ,  ,,, ノ^i八 | /)  ス レ ッ ド が    (\
     _.リゝj`   ┌‐┐  バノt:| / /〉             (_\ヽ,
       ハ::`::..、 弋_.フ ,.ィ゙:::カ{ `〈 '´之_.  新 し く  ★   iニヽY
         !ヾ::::::l゙ ー - l::! i´ 〉   | ´,--'             `ヽヽ〉
    , ヘ-‐tー{ ̄^7 .「 ̄'‐TT^ヽ!  ニィ  な り ま し た .     |ノ
   ./    ヽ ヽ ゙゙゙{'。'〉゙゙  ! |  |   }               |
  (      〉 \  Y     | i j  _ノ___________|
  /|       `、   \_|___ノ ./  /     ヽ、 /   /
  i        \       /   /    ,. - '´    /
  |        ,.-ゝ、  /    ,ハ!     /     /
  ノ      /    '´     / ∧   /\  /
408名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 17:29:10 ID:7/rx8+Q6
>>407
荒らしと同一人物だと疑われてるから今日中に本スレに書きこんで違うID見せといたほうがいいよ
409名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 00:33:05 ID:KIabn/Z4
もう投下ないかもな
410名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 02:10:29 ID:XbFikZ+O
佐藤は足立の秘所をあらわとする。秘所はすでに湿っており、密がトロリとあふれていた。
「ははっ足立濡れてやがる。殴られたりしたからか?それとも○ンコを揉まれていたからか?どっちにせよこいつは真性マゾだな」
佐藤は自分の物を取り出し、足立の穴へ、一気に挿入した。
「はぁっ…きつ…こいつ初めてか? ははっ」
佐藤と足立の結合部からは血と愛液が混じった液があふれていた。
「はぁ…はぁ…あ、足立はいいな。は、初物は気持ちいいぜ。はぁ…はぁ…も、もう限界だ、出すぜ。うっっ…」
びゅるるるるびゅるるるるっ
足立の中に佐藤の精液が注ぎ込まれた。
「はぁ…はぁ…まだ…おさまんねぇ…」
そして佐藤は、何度も足立を犯した。
411名無しさん@ピンキー:2006/05/24(水) 19:05:46 ID:uqcD6XyW
ハイハイぬふぅぬふぅ
412名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 12:14:53 ID:GztNZ3ap
保守
413名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 18:55:11 ID:MPpC/qxR
保守ー
414名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 03:29:54 ID:bAI/Gz56
あんまり過疎だと俺
伊波はとっくに男嫌い治す口実で女タラシの小鳥遊に押し倒されちゃってて(小鳥遊的には暇つぶし)
伊波も伊波でこんなのだめと思いつつも気持ちいいからだんだん嵌って行って
男嫌いは小鳥遊限定で治って行きーの色んな意味で小鳥遊無しではダメな状態になりーので
現在本編であんなにデレていると勝手に妄想するぞ!!いいのか!!!?

ちなみに小鳥遊は伊波の胸ばっか攻めるぞ!!!いいんだな!!!本気だぞ!!!
415名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 03:39:36 ID:GLIwOoKf
エッチなのはいけないと思います><

それより鬼畜小鳥遊が責めまくるんだけど最後は純愛の方が嬉しい
416名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 06:27:31 ID:XXfXX5NN
>>414
>ちなみに小鳥遊は伊波の胸ばっか攻めるぞ!!!いいんだな!!!本気だぞ!!!
つまり舐めたり揉んだり吸ったり甘噛みしたり
「伊波さんってほんと胸ないですよね。女性として恥ずかしくありません?」
とか言葉攻めしたりとかいいつつ
(弄り過ぎて大きくなったらヤダなぁ)
とか思ってる小鳥遊
ということでおk?
417名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 08:02:06 ID:VDdBNOGG
そして胸なぶりまくった後秘部に指突っ込んで弄びながら
「胸だけでこんなに濡らしてやらしいなぁ伊波さんは
「ふえぇ…
「足閉じても細いから隙間空いてて無意味ですよ(ぐちゅぐちゅ
「あぁっ…だめ…小鳥遊くん…たかなしくん!!………
「何ですか…?入れてほしいなら自分の口から言ってくださいよ
「…!や…だぁ…ぁ…恥ずかしいよ……
「…じゃあもうやめましょうか(弄びながら
「!…やっ…いじわる…
「足開いてね?(ニッコリ
「……………いっ……い れ て ……くださ……(脚開きつつ涙目赤面
「いい子だな伊波さんは……かわいい…(挿入
「!!あああっ!!たかなしくん!ああんっ(びくびく
「素直な伊波さんは…好きですよ……
「ああっ…あ…っうれしい……たかな…し君(感じ過ぎて意識朦朧


みたいな?
418名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 17:07:05 ID:bAI/Gz56
>>415-417
その通りだ。
419名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 17:58:33 ID:gKZC+iSK
おまえらwwww
420名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 00:52:09 ID:opYCOYY1
何か生々しいwww

しかしホントに投下ないなーやっぱり職人さん離れちったか。
シリーズとかリクとかこだわらないんでいいんで好きなの書いたら
また投下してホシスですよ。
421名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 00:55:16 ID:opYCOYY1
こだわらないでいいんで だった。
422名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 03:45:12 ID:3UDnONBr
そしてかたなしにしてもらえない日は一人エチ-に精を出すいなみん
423場繋ぎ:2006/06/04(日) 17:31:15 ID:7WyJeq6q
んっ、んぐ、じゅるじゅる……
口の端から溢れたよだれが零れ落ちる。
ぷはぁっ、はぁはぁ……
息も荒く、苦しそうにソレから口を離した。
「な、なぁ。本当にこんなので料理がうまくなるのか?」
「無駄口叩いてないでもっと集中してください。
 そんなのじゃ、いつまで経ってもよくなりませんよ」
「うう、わかったよ」
若干不満気な表情をしながらも、指摘されたことも尤もだと思ったのか女はソレに再び口をつけた。
「もうちょっと舌を使ってください。
 ただ口に入れてるだけじゃ駄目ですよ」
「ほんあほおいっへおはぁ」(そんなこといってもなぁ)

奉仕を料理上達のための特訓と誤認させられ頑張る宮越さんなのでした。(きょうのわんこ風に)
424名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 23:05:00 ID:opYCOYY1
ひ「俺そこまで甘党じゃないんですよ
み「甘党!?
ひ「だから口直しに欲しいものがあるんですよ、いたただきます(宮越にキス
み「うはぁ・・・・ぅあん・・・・(舌が絡む
ひ「この続きはエロパロs(ry


というのがまわって来たわけだが






…とりあえず宮越の下の口に99&カカオチョコつっこんどく?
425名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 23:16:45 ID:7WyJeq6q
ひ「宮越さんの口の中もチョコの味がしますね」
み「そ、そりゃそうだろ!さっきまで同じの食べてたんだから」
ひ「じゃあこっちの口はどうですか?」
み「ひゃぅん、な、どこに手をいれてんだよ!!」
ひ「なんだ、もう準備できてるじゃないですか。・・・もしかして期待してたりとか」
み(赤面)頷く


やっぱりエロ駄目だ
もうちょっと修行してくる
426名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 23:43:48 ID:y22w8a6g
ひ「その前にこっちのチョコを食べてください(ズボン下ろす
み「っっつ……(驚いた顔
ひ「もしかして初めて見て驚いたとか?
み(赤面)頷く
ひ「そんなことより早く食べてくださいよ
み おどおどしながら咥える
ひ「舌と口を動かすんですよ
み「わきゃ…た…(口に含みながら話す

み「ぬる・・・ちゅぷ・・く・・・
ひ「そう、初めてなのに上手だなんて宮越さんは本当にエロイですねー
み「ちょんな…こと…なひ…(口に含みながら話す
ひ「うっ、出ますよ、もうすぐ
み「んんーー?

 デュパ!!グパッ!!

み「口の中にいっぱい、東田のが
ひ「今度はそのホワイトチョコを食べてください
み(恥じらいながら赤面)頷く
427名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 00:09:56 ID:PEH9Efn0
なんか楽しそうなので漏れも混ぜてー

>>424>>425の続き(宮越デレ版)

ひ「なんだ、もう準備できてるじゃないですか。・・・もしかして期待してたりとか」
み(赤面)頷く
ひ「…(ちょっと考える)
み「き、休憩室とはいえ店だしな…誰かくるかもしれないしやめとくかっ(我に返って慌てつつ
ひ「(黙って宮越の下着を脱がす
み「ひゃっ、ひ、東田…
ひ「誰か来たら、それはそれで…(弄りながら
み「……!あっ… …
ひ「宮越さん敏感だから休憩時間内でイカせてあげられますよ…(服の上から胸も触る
み「ばっ…ばか……ああっ…
ひ「…ホラ、もうこんなになってる……  …(さっきのチョコを手に取る
み「んんっ……Σちょっ、ひがしだっ…何…
ひ「何って…こっちの口にもチョコを(楽しそう
み「や、やめて……あっ
ひ「…チョコ、溶けてる…宮越さんのが熱もってるから…
み「……!!ああっ……こんなの…ばかっ…
ひ「今きれいにしてあげますから(舐める
み「ひやああっ!!あっ、ああ…(びくびく
     …あ……東田…チョコと…わたしの…あまい……?
ひ「甘いですよ…さっきより


428名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 04:14:48 ID:5whq1s8c
お前らみんな全くもってエロスだな
429名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 05:37:03 ID:YG2DYXTW
なんだかなぁ
430名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 02:20:03 ID:JcfmdxOo
だーれもこないし
やっぱり自演なのか
431名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 02:39:31 ID:f5fgutRB
鬼畜な佐藤に押し倒されるやちがみたいよ
アソコに刀の鞘グリグリやってホシス
432名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 02:40:48 ID:yfo3+ZFQ
シュガーは頭は鬼畜でも実行できないヘタレ
433名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 03:00:18 ID:f5fgutRB
やちが一番淫乱だと思うんだがな、犬では
434名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 19:42:19 ID:n/Vgijhr
あげ
435名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 20:49:17 ID:Ukoo4rd/
さっきカプスレ見てきたが
せっかく風呂一緒に入るなら
いなみんには泡の付いた体摺り寄せて
小鳥遊を洗ってほしいな と ………



投下ないかなぁ…
436名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 00:16:29 ID:2E1ybOu9
半分ぐらいしかできてないのが数作あるので執筆時間があればチマチマと完成したのを順次投下できます
437名無しさん@ピンキー:2006/06/08(木) 00:22:51 ID:LRUYKbem
わぁい。常連さんかお初さんかワカラナスだけど楽しみにしてるよノシ
438名無しさん@ピンキー:2006/06/09(金) 00:48:19 ID:yPjbQQ3t
同じくノシ
439名無しさん@ピンキー:2006/06/11(日) 20:05:00 ID:nqjL6T7L
wktk!
440名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 05:37:14 ID:a6w9WUTE
保守がてら投下

エロ無し パラレル 小鳥遊×伊波
441未来系 小鳥遊×伊波:2006/06/13(火) 05:37:48 ID:a6w9WUTE


シャワーを浴びて、さっきまで私がいたベッドに戻る。
時刻は深夜。ベッドの中には最愛の人がいる。ついさっきまで私は彼に抱かれてた。
彼に付けられた赤い痕を確認する。
胸だけでなく首筋や腕にまである。
明日はいつもより少しばかり露出が少ない服を着なくてはいけないと考えながらベットに戻った。
「伊波さん」
ベットに入った途端、急に抱き寄せられた。
「小鳥遊君、ごめん。起こしちゃった?」
「さっきから起きてましたよ」
「そう。……あの…」
「どうしました?」
「その手は何?何で胸を触ってるの?」
「好きだから」
小鳥遊君はそう言って私を押し倒す。
暗闇の中小鳥遊君の腕が背中に回される。
さっきもやったでしょと非難するも私も本気で嫌なわけじゃない。
何だかんだ言って私は小鳥遊君に弱い。

今日は小鳥遊君と二回繋がった。

目が覚めると隣りには小鳥遊君はいなかった。
多分、いつものようにお姉さん達となずなちゃんと私の朝食を作ってる。
私が小鳥遊君の家に入り浸るようになってからの日常的な光景。
私は裸のまま眠りに落ちたので簡単に着替える。
小鳥遊君の部屋のタンスに私の着替えがある程度ある事からどれだけ私が小鳥遊君の家に居るのかが分かる。

「おはようございます」
見知った顔が並ぶ……泉お姉さんがいない。
きっと朝まで仕事してて今は寝てるのだろう。
お姉さん達やなずなちゃんと朝の挨拶を交わす。
「伊波ちゃん、昨日もお盛んだったわね。宗太もこんな可愛い彼女と毎日イチャイチャして〜。でもあれよ、ちゃんとひにギャフ!!」
「ヤメロ、梢姉さん」
「梢、朝から下品だぞ。第一なずなの教育に悪い」
「一枝お姉ちゃん大丈夫だよ。もう私も慣れちゃったし」
真っ赤になるほど恥ずかしい。
小鳥遊君の家族とはいえ、その、私が小鳥遊君としてる事がバレバレなのは。
でも、事実だから否定はできないし…。
とにかく小鳥遊君の家の朝はにぎやかだ。


残念ながら、私と小鳥遊君は大学が違う。
小鳥遊君は進学校に通ってたし頭も私なんかよりずっと良い。
私は付属の女子大に進学し、彼は地元で一番偏差値が良い大学に進学した。
意外と言うかその大学はなんと種島さんも通っている。
少しばかり、種島さんが羨ましい。
「伊波さんどうかしましたか?」
呆けていたところから現実に戻される。
手を繋いで歩けるのはここまで。
ここからは分かれ道。
じゃあ、伊波さんあとでと言い小鳥遊君は私にキスをした。
路上でキスするのは恥ずかしいからやめて欲しいけどそんな事は言えない。
病気は小鳥遊君限定で治ったせいかキスされても殴らなくても済むけど、
もの凄く恥ずかしいので小鳥遊君の顔を見れない。
私は走った。
高校生の頃、片思いをしてた頃の事を思い出しながら走った。


442名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 05:42:55 ID:a6w9WUTE
質問

「お客様をうろんに出そう」に出てる人は登場させない方が良いよね?
永田兄や村主母の同僚や東田の後輩はネタを広げるには魅力的だけど。
443名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 15:16:39 ID:V7PzeD7k
>>442
マズいと思う。
ただ、永田兄以外の、村主母の同僚とか東田の後輩とかだと、お客さん以外にも沢山居るだろうから、
全く別の名前や特徴として出すのは大丈夫かもしれない。
444名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 18:37:24 ID:dt2BmFX/
マズイって何がマズイのよ?書きたきゃ書けばいいじゃない
445名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 18:43:07 ID:5GaEhNpa
普通に出すのは大して問題じゃないけど
お客様は漫画になっているとはいえ一応実在する一般の人物だから
犯したり犯させたりはやめといた方が。常識的に。
いや、しないだろうけどな流石に。

村主母の同僚じゃなく宮越母の番組のスタッフじゃなかったっけ。
446名無しさん@ピンキー:2006/06/13(火) 23:59:38 ID:a6w9WUTE
犯したり犯させたりじゃなくて、話の展開的にサブキャラみたいな立場で登場させたいなと…
流石に受け攻めにしようとは思わないよ
447名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 02:37:24 ID:3D2d0aYo
非エロ漫画のキャラをエロやらせるのには抵抗がなくて
実在の人物を元ネタにしたキャラをサブで登場させるのは抵抗があるって

変なの
448名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 06:35:24 ID:r93/QAqH
エロ無し 
小鳥遊×伊波を投下します

「それは簡単な言葉だった」
449「それは簡単な言葉だった」 :2006/06/14(水) 06:36:13 ID:r93/QAqH

目の前には女の子。
場所は体育館裏。
放課後。
呼び出し。

これらの単語から連想できる事は女ヤンキーにシメられるか告白かどちらかだろう。
今回のケースは後者で、俺は告白された。

今朝、机の中に手紙が入っていた。
端的に説明すると伝えたい事があるので放課後に体育館裏まで来いという内容だ。

俺が来る前から待ってたのであろう彼女は俺と会うと早急に思いを告げた。
彼女は俺の同級生だがクラスも違うし、話した事はおろか俺は彼女の存在も知らなかった。
そもそも先輩を除く十二歳以上は対象外であり、俺は彼女を好きでもなんでもなく付き合う気なんか無い。
酷い言い方だが彼女に興味が無い。今もきっとこれからも。

俺と彼女の会話が聞こえたのか二人の女の子がこっちを見て何か喋ってる。
片方はおそらくバレー部であろうバレーウェアを着た長い黒髪の子、もう片方は茶髪でお団子頭にしている。
会話の内容はあんたもあの子のように頑張りなさいよ、無理だよといった感じである。
俺の視線に気づいたのかそそくさと逃げて言った。

俺に告白してきた彼女は俺とは違い余計なものに目をくれず俺をまっすぐ見ている。
どうやら答えを待っているらしい。
何て言えば彼女を傷つけずにできるか考えていると彼女は業を煮やしたのか、
口早に私の事が嫌いなのか、好きになれないのか、付き合ってる人がいるのか、好きな人がいるのかと聞いてくる。
この連呼で嫌気が差したので傷つけずに断るは考えずに質問には何も答えずにただ丁寧にお断りだけした。

呼び出しのお陰でバイトまで時間があまりなく、急ぎ足で店に向かった。
450「それは簡単な言葉だった」 :2006/06/14(水) 06:37:01 ID:r93/QAqH


「小鳥遊君、こんばんは」
「あ、相馬さんこんばんは」
「小鳥遊君告白されたんだって」
相馬さん相手に何で知ってるんですかと突っ込むなんて無粋な事だろう。
しかし、今回はあまりにも早過ぎる。あれから三十分も立ってないはずなのに。しかも相馬さんは店にいたんですよね?
「なかなか可愛らしい子みたいだったけど、ねぇ」
「からかわないで下さいよ」
「別にそんなつもりじゃないよ」
「はあー、ホント勘弁してくださいよ。そんなつもりは無いんですから」
「こんばんはー」
相馬さんがびくっとした声の主は伊波さん。
「何かあったんですか?」
男性恐怖症の伊波さんと言葉では暴力には敵わない相馬さんはお互いに距離を取る。
「いや、何でも無いよ。ただ小鳥遊君が告白されただけだから」
「…………告白ですか!?」
確かに小さいもの至上主義だからと言ってここまで驚かれるのはちょっと……。
相馬さんも小鳥遊君だって告白の一つや二つあるよと言って逃げ出すし。
あと、一つや二つと言われたが今回が初めてだし。
なんて言うか、バイトがまだ始まったばかりなのに疲れた。

ガシャッ!!
本日二回目の破損の音が響いた。
「伊波さん調子悪いんですか?なんだかボーッとしてますし、さっきも割ってましたし」
「うっ、別にそんなことないわ」
「なら良いですけど。ここは俺が片付けますから破損報告書に書いてきて下さい」
「………………」
何故か伊波さんは俺をずっと見てる。ひょっとしてキツク言い過ぎたのだろうか?
伊波さん、伊波さんと呼びかけながら目の前で手を振ってみるとようやく反応したのか破損報告書に書きに行った。
その後も伊波さんの様子はおかしかった。
例えば俺に何か言いたい事があるのか俺を見てるけど何も言って来ないし、俺からどうかしたのか聞いても何でも無いとしか言わない。
幸い食器等は何も持って無かったが何でも無い所で二回も転ぶし。
失礼だが、全体的に挙動不審だったし。
451「それは簡単な言葉だった」 :2006/06/14(水) 06:37:48 ID:r93/QAqH

「よう、小鳥遊」
「あっ、佐藤さんお疲れ様です」
「お疲れー。今日、伊波の様子がおかしかったな」
「そうですね。佐藤さんは何か理由知ってまっ痛っ!」
佐藤さん愛用の武器の一つお玉で殴られた。
「何するんですか?」
「胸に手を当ててよく考えてみろ」
「はっ?」
「お前のせいだ。お前の」
「いや意味分かりませんし。ちょっと丸投げですか?」
佐藤さんは俺に意味不明な事だけ言ってどっか行くし…。
一体、俺が何をしたんだろう?
よく思いだせ、今日は何があった?昨日は?一昨日は?その前は?
「小鳥遊君……」
何も無かったよな。
「ねぇ、小鳥遊君ってば!」
「えっ!?あ、はい。何ですか?」
「あ、…あの、…その…私」

この後の伊波さんの言葉で俺達の関係は変わった。
それは簡単な言葉だった。
それまで意識した事が無かったけど、同じ言葉でも他の誰かに貰うのとは違った。


小鳥遊と伊波を見守るように陰からこそこそと声がしている。
「まひるちゃん頑張ってね」
「これで男性スタッフも殴られなくて安心だね。それにしても佐藤君がこういった事に関して背中を押してあげるなんて意外だな」
「うるせーよ。轟がどうしてもって言うから仕方なくだ」
「山田には何がどうなってるのか分かたないんですが…。もしかしてあの二人、昼ドラばりのドロドロ愛憎劇を」
「お前はそんな事よりあの納豆の山をどうにかしろ!」
「ああ!佐藤さんは山田にヒドイです」
「佐藤君、葵ちゃんにあまりキツク言ったら駄目よ」
「(くっ……!)」
「いーーーーーーーーーーー」
「佐藤君も伊波さんのように頑張らなくちゃ」
─パコ!─
「余計なお世話だ」

訂正 こそこそでは無かった。
452名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 06:40:06 ID:r93/QAqH
短くてすみません。
453名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 10:52:23 ID:bVhYY41A
GJ!
もう山田(仮)が参入してるw
本物のほうは学校編とか描かないのかなぁ

ところで職人さんも代替わりしてきてるんですかね
前スレ盛り立てた1世代目、それを引き継いだ前スレ終盤から今のスレ前半の2代目
そして投下数が落ちたものの現在3代目?
454長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/06/14(水) 18:20:47 ID:r93/QAqH
>>453
>>441>>449-451のSSは私が投下しました。
なので3代目ではないと思いますが…。
455名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 07:42:27 ID:C7Ln2KAS
じゃあ名乗りなよw
456名無しさん@ピンキー:2006/06/15(木) 07:55:29 ID:cAwa/R5c
山田(仮)に萌。
乙!

ところで、まとめサイトの更新は停止したの?
457名無しさん@ピンキー:2006/06/18(日) 20:09:23 ID:ZGo1V9iM
188氏と絵師の人が再臨されることをいつまでも待っています・・・
458名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 19:51:19 ID:po5gyxW2
先月から更新されてないよね
459名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 22:21:21 ID:YzJMh+Iu
>>456
更新完了。       多分。
460名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 02:39:49 ID:lRdrsGGT
乙!でも…学ラン編が東田×宮越だったり>>454を…
461名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 06:57:06 ID:Eo4fVxWO
まとめのSSが見れないのは俺だけ?
462名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 09:53:28 ID:MCx3TOp/
萌えカプやシチュエーションを語っていれば触発されて
職人様が生まれたり、復活しないかな?




つーことで、ハルちゃんに萌え萌え
463名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 17:56:14 ID:mKp+fI8V
>>461
http://www.room01.com/~wish/gahako/ss.html
見られない?          一応、僕は見られましたよ。
464名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 04:40:59 ID:Y5fFwdK4
>>461
>>1のアドレスだと見れないみたい
465名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 16:54:44 ID:xZpspCTE
黒髪眼鏡娘が出てくる話が読みたいな!!
466名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 16:55:48 ID:xZpspCTE
黒髪眼鏡娘が出てくる話が読みたいな!!
467名無しさん@ピンキー:2006/06/23(金) 18:26:10 ID:VEMZsF4z
>>463

>>335を見てみてね
468名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 16:33:00 ID:ejAIVohP
たまに他のスレでも話題になるけど、黒髪眼鏡娘って何?
もしかして今は見れない隠しと関係ある?
469名無しさん@ピンキー:2006/06/24(土) 16:35:50 ID:z+oQgENR
たぶん1巻P23右3コマ目
470長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/06/25(日) 18:56:47 ID:qGT2hg4U
エロありの小鳥遊×伊波を投下します
471若さと勢いと ◆/GC/jpQHAM :2006/06/25(日) 18:57:29 ID:qGT2hg4U

「おいしいーですね」
「そう?褒めてもらえると嬉しいよ」
今日は珍しく伊波さんと相馬さんが話をしてる。
どうやら暴力にはあっさり屈する相馬さんが伊波さんに何か料理を作ったみたいだけど……餌付け?
いやいやいや、相手が店長ならともかく伊波さんに餌付けとか思い浮かばないから!
それにしても伊波さんと相馬さんが仲良さげにしてるのを見てるとちょっとダウナーになるような気がするが、この考えは俺の心の衛生上良くないので考えないようにしよう。
「ねぇ、小鳥遊君も食べてみたら?」
不意に伊波さんが俺に声をかけて箸を渡す。
そういえば相馬さんが料理したもの、
と言ってもファミレスのメニューなんである程度調理ができる人が作れば誰が作っても同じかと思いながら伊波さんも絶賛してた事だし、二、三品食べてみた。
自分も伊波さんのように相馬さんに賛辞を述べてからある事に気づく、伊波さんがさっきまで使ってた箸を自然に俺に渡すものだから、俺はその時気づかなかったのだ。
相馬さんは気づいたようで何か思う所があるようでニヤリと笑ってるけど、無視しておいた。触らぬ神にはなんとやらだ。
俺自身は伊波さんに深い意味は無いのだが一応、伊波さんをチラリと見てみる。
どうやら気づいているようで少し赤くなっている。伊波さんは照れたりするとすぐに赤くなる。分かりやすい人だ。そんな所がかわ─いや、何でもない。
俺と伊波さんは同じ箸えを使った、間接キスをした。
俺的には女性──姉達やなずなだけど、同じ箸を使ったりした事もあるけれど家族は例外だよな。
赤くなった伊波さんを見ると俺も遂意識してしまって照れてしまうじゃないか。

「それにしても今日も暇だねー。小鳥遊君と伊波さんは何時までなの?」
「俺も伊波さんも10時までですよ。それより遅いと法に触れますし」
ホールの壁に架かってる時計を見てみると九時だった。あと一時間、長いような短いような時間だ。
「それじゃあ、俺はもう上がりだからあとはヨロシク」
そう言って、手早く片付けをする相馬さんを眺めながらある異変に気づいた。
なんだか身体がムズムズする。それは伊波さんも同じで、伊波さんも身体をムズムズさせていた。
「相馬さん、何をしたんですか?」
原因の追究を図る。しかし、相手はあの相馬さん、一筋縄ではいかないと覚悟を決めたのだがあっさりと相馬さんは答えを吐いた。
「ただの媚薬と精力剤だよ」
472若さと勢いと ◆/GC/jpQHAM :2006/06/25(日) 18:58:51 ID:qGT2hg4U
一瞬の静寂。
その答えは身体に害はないはずだが安心できない。伊波さんは腰が抜けたかのようにクタクタとにその場へへたり込んで頬がひくひく震えている。
俺も腰が抜けたりはしなかったが身体に力が入らないが、最後の力を振り絞るように相馬さんを睨んで解剤みたいなのはないのかと問う。
相馬さんこちらの緊迫感なぞ関係なく無視してあっさりと無いよとだけ言う。自分の息子が強く強く前方へ自己主張してる事に気づく。
伊波さんの前なのにと思い沈めるのを必死に試みるが無駄であり、相馬さんのできちゃったには気をつけなよという言葉を告げ、コンドームの箱を投げて残して姿を消した。
誰を相手にできちゃったなのか体験談なのか今から伊波さんとしろという事なのか突っ込みたかったがそんな余力は今の俺には無い。
息子が硬く屹立し、ズボンを突き破らんばかりに盛り上げ、興奮から出る先走りがズボン少し濡らし始めている。ここまで凄いと媚薬の威力を感心してしまう。
伊波さんが真っ赤になって震えながらこっちを──俺の息子と手にしてるコンドームを見てる事に気づく。視線を感じ、ようやくは暴君と化した息子を隠した。
やはり勃起してる姿を人に見られるというのは情けなくもあり、恥ずかしい。
「伊波さん、俺、トイレに行ってきます」
俺はトイレに駆け込んだ。少し恥ずかしいがあのままあの場で仮にも店内のホールで果ててしまうよりはトイレで処理する方がマシなはずだ。
店に備え付けられた個室トイレをバタンと閉めた所で振り返る、そこには伊波さんが居て後ろ手で鍵を閉める。
二人が入れる程広くてもドア側にいる伊波さんをどうにかして脱出できる程は広くない。
冷や汗をかきながら見つめてしまった。


理性がもたなかった。
女の子特有の甘い匂いと媚薬による発汗による匂いが混じりあい鼻につく。
伊波さんに殴られないようにそれぞれの腕を押さえて首筋に口を近づけた。
一連の動作は驚くほど自然だった。
伊波さんの体が強張るのが伝わり、今にも俺を殴ろうとしてるのか腕が震えている。
膨らんだ股間を伊波さんの太ももにすり寄せ、グリグリと股間を押し付け唇と舌で交互に伊波さんを味わいながら伊波さんの唇に侵入する。
吐息を感じる。
伊波さんを拘束してる両手を引き、伊波さんを抱き寄せる形になった。
俺は閉じた便座の上に座り、俺の上に伊波さんが乗る。
素早くズボンのベルトを抜き伊波さんの両手首を背中側に回してから一つに縛る。
これで自由に両手を使って攻める事ができる。
まずは伊波さんの制服をはだけさせ、ブラジャーに手をかける。
普段から姉達やなずなの下着を洗濯してるおかげで簡単に外せた。
乳首を甘噛みしながら上目遣いで伊波さんを眺めると微笑していた。
そして伊波さんは喘いだ声を出すが俺は行為に及んでから何一つ発してない事に気がついた。
今更「好きだ」とか「良いですか?」とか言っても性欲の為に言ってるようで説得力無いし、この雰囲気で何を言えば良いのかよく分からない。
だから伊波さんの頭を撫でた。いつも先輩を撫でるように伊波さんを撫でた。
473若さと勢いと ◆/GC/jpQHAM :2006/06/25(日) 18:59:30 ID:qGT2hg4U

「小鳥遊君……好き」
俺は無言で頷いた。胸の鼓動が凄まじい勢いで響き、欲望のままスカートの下の下着に手をかけ、ゆっくりと下ろした。
俺と伊波さんは抱きつきあいながら座るという姿勢のせいか下着は全部降りずに太ももで止まった。
媚薬のせいなのか、俺のせいなのかそこは十分過ぎるほど濡れて、粘着性の糸が下着と絡んだ痕があった。
伊波さんを見ると羞恥してるのが分かる。その顔を見て少しばかりいじめたくなった。
「伊波さんってやらしんですね」
「だって……っぁあん!」
秘部を刺激する。かなり濡れていて感度も良い。
「俺、もう持ちそうに無いし、入れますね」
「……大丈夫、大丈夫……」
ブツブツと何かを繰り返す伊波さん。やはり不安なんだろう。
「ちゃんと優しくしますから大丈夫ですよ」
「…う…うん」
強張った伊波さんの腰を持ち上げゆっくりと降ろして自身を少しづつ埋め込んでいく。
「あ……」
狭い穴を突き進む。進入を阻む感触があるこれは処女膜だろう。
先端で感じそのまま突き進もうと考えたが女の子にとって処女喪失とは感慨深いものだろう。
やはりちゃんとしなくてはと思い、伊波さんの耳元で痛かったら痛いって言って下さいとつぶやいた。
瞳を閉じて頷く伊波さん。

─ブチッ─
474若さと勢いと ◆/GC/jpQHAM :2006/06/25(日) 19:00:17 ID:qGT2hg4U

かすかにだが破れた音がしたと同時に伊波さんが痛みを示す声を漏らす。
接続箇所からは初めての証である真っ赤な血が流れている。
悲痛な表情の伊波さんを抱きしめる。
どれ位経ったのだろうか、伊波さんが体を浮かせ上下運動を始めた。
「大丈夫なんですか?」
「……ぅぅあっ!」
俺が何を言っても今は会話にならないらしい。それに俺もそんな余裕はあまりない。
「くっ…あぁ………っあ……ぅん」
「うう……」
回数を重ねる毎に少しづつだけど痛さよりも快楽の声を伊波さんは出した。
「んんっ‥‥あ‥‥ん‥‥‥」
とてもつもなく甘い声にどぎまぎする。
ぎゅっと抱きついてキスをした。二回目のキスは二人が繋がっている時だった。
「た…かなし…くん」
ほんのりと伊波さんの目頭が濡れている。
ずっとこうしていたいけど、俺ももう…
「伊波さん、もう……」
「…んぁ、ひふ、あ、あうあ、あふっ、あ、あ、ああんっ!」
最後の最後で頭が真っ白になり、絶頂の快感とともに俺の精液が伊波さんの中に駆け抜けた。
伊波さん激しく痙攣しながら力が抜けたようにぐたっと動かなくなった。

「すみません、こんな事してしまって」
伊波さんの両腕を縛っていたベルトを外し謝罪した。
「………」
当たり前だけど怒っているのかブスっとしたままだ。
「俺、ちゃんと伊波さんの事が好きですからね」
「………小鳥遊君は…」
「はい?」
「小鳥遊君は何で私に謝るの?」
「ベルトで無理矢理縛ったことと…その、伊波さんに…そのやっちゃた事です」
「……別に私は怒ってなんかない…」
「じゃあ、何でそんなにいつもより殴るんですか?」
あれから、事が終わって伊波さんにいつもより多めに殴られた。
トイレの中での惨劇だ。
「だって……」
「俺は伊波さん─…」
「謝らないで。私嬉しかったから。例え薬がきっかけでも小鳥遊君が私を選んでくれて」
「へ?」
「だから、次からはもっと優しくして…欲しい」
とてつもなく伊波さんが可愛く見えた。

…未熟な俺の心は伊波さんに奪われた。
475長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/06/25(日) 19:01:36 ID:qGT2hg4U
終わりです。
476名無しさん@ピンキー:2006/06/25(日) 20:11:08 ID:KwHLiSCJ
久々にGJ!!!!
短編もままならない俺カナシス(´・ω・`)
477名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 00:43:48 ID:JXoil/mZ
GJエロスwwwww
相馬なんでそんなもん持ってるんだよwwww
478名無しさん@ピンキー:2006/06/26(月) 17:40:10 ID:ndmNm+r0
相馬黒いなwww


それにつけても小鳥遊×伊波の人気?書き易さ?はすごいな。
小鳥遊×伊波でこのスレはもってるよ。
479名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 20:55:21 ID:+8kVBNVz
相馬×ぽぷら好きなひとはいないのか?
ぽぷらが犯られたりするのはヤだが相馬ならなんか納得出来る
480名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 23:09:01 ID:IjAsRPcc
ぽぷらはなぁ……
だったら相馬×山田のがわかるな俺は
481名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 23:34:40 ID:IjAsRPcc
相馬は妃が本命は本命だけど
普通に別の女ともヤれそうだよな、愛情なく。

とカプスレに書き込もうとしてやめた
482名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 10:59:37 ID:8K5hZhS4
もしかして長い人以外に職人いないの?
誰か他に職人や執筆しようとしてる人いたりしない?
483名無しさん@ピンキー:2006/06/28(水) 20:22:39 ID:+SQkQMZ2
>>482
相馬×ぽぷらの反応を見てから書こうとしたんだけど、思った以上に相馬が良い人になったからやめた。

>>481
禿同
484名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 05:41:42 ID:mpEVVmQz
微妙に過疎っているようなので初投下。
エロ無しの小鳥遊×伊波。
485手をつないで歩く帰り道:2006/07/01(土) 05:42:12 ID:mpEVVmQz
小鳥遊宗太と伊波まひるが付き合いだしてから、しばらくがたつ。
どうして付き合いだしたのかは、当人たちが黙して語らずのトップシークレットとなっているので知ることは出来ない。
八千代やぽぷらなどワグナリアの仲間が寄せる心からの祝福に、微妙な顔をして頷くだけである。
その発端を、決して教えようとはしなかった。
ただ、相馬博臣がときおり胸元から取り出し見せようとする写真――転がった酒瓶や、荒れた寝室や、脱ぎ捨てられた下着の写っている寝室の写真――が、もしかしたら関係しているのかもしれない。
ぽぷらはその写真を見て、凄い喧嘩があったんだね、と感想を述べた。
シーツに血が付いているのだ、きっと凄い威力だったのだろう、と。
ともあれ、二人は付き合いだした。
めでたいことである。
相馬が殴り殺される日が近いと噂が立つほど、伊波のパンチが鋭く殺傷力を増しているが、それはきっと些事である。

「伊波さん……」
「な、なに!?」

だからこうして恋人らしく、二人並んで帰宅する。
夜道をひとりでは、さすがに危ないという配慮である。
もちろん危ないのは、伊波のパンチの先にいる被害者だ。

「もう少し、リラックスできませんか?」
「……」

伊波は普段以上にカチンコチンだった。
肩の強張りは鉄鉱石に匹敵し、頬の熱さはヒーター要らず、泳ぐ目の速さは世界を狙える。
なにせ『男の子と付き合っている』という、伊波にしてみれば今日から世界が天動説に戻りましたと言わんばかりの異常事態なのである。

「ムリ!」

照れ隠しに鞄を振る。
それは小鳥遊が避けた部分を、撲殺しかねない威力で通り過ぎた。
風圧でズレたメガネを直しつつ、

「あの、非常に不本意ですが、俺たち、付き合っているんですよね」
「〜〜〜〜」

顔がさらに赤くなる。
立ち止まり、上目使いに『うー』と睨む目に涙。
思わずたじろぐ小鳥遊に向け、追い討ちをかけるように、小声で「ばかぁ」と呟く。
486手をつないで歩く帰り道:2006/07/01(土) 05:42:48 ID:mpEVVmQz
「いえ、その、ですから……」

小鳥遊も『付き合うキッカケ』を思い出し、彼方を見ながらポリポリと頬を掻く。

「……ですからもう少し、恋人らしいことをしませんか?」
「な、なに……?」

恋人、という単語に対し、伊波は生まれたての小鹿のように震える。

「手、つなぎませんか?」

小鳥遊の傍を突風が過ぎた。
いや、突風などという生易しいものではなかった。
小鳥遊が反射的に蹴った地面に一直線の焦げ跡がつけられる、F1でよく聞くドップラー効果を伴ったものが通過し、右手側から巨大な破壊音が響き渡る。
焦げ跡は伊波が高速で動いた証であり、ドップラー効果は伊波が起こしたものであり、破壊音は伊波が殴った電柱である。

「な、なななああなんあなに言ってるのよ、小鳥遊君!?」

倒れる電柱と千切れた電線が放出する火花を背景に、彼女は慌てる。
まん丸の目で、あたふたと慌てる様子は可愛らしいと言えないこともない。
背景の映像がなければだが。

(増したなぁ、破壊力……)

見事に真っ二つになった電柱を見、焦げたアスファルトの臭いを嗅ぎながら、小鳥遊はひとり思う。
こんなことでは驚かない。
この程度のことで引いていては、伊波まひるとは付き合えない。
ごく当たり前の、日本の常識として受け入れる覚悟が必要だ。
ただ、帰宅する道を変えるまた必要はあるだろう。
この被害、客観的に見て、器物破損の犯人にされるのは小鳥遊だけである。
世の儚さと無常観に囚われた小鳥遊は、小さいものを目に留め心の平穏を取り戻しつつ、

「ですから……」

手をつなぎたい理由を話す。
目線は伊波の胸から離さずに、とうとうと述べる。
昨夜、彼女と共に帰っている所を目撃されたらしく、姉たちや妹に問い詰められたこと。
普段どのようなことをしているのかを、(無理矢理な尋問の末)答えさせられたこと。
(逃げ出そうとする足を貞子のようにつかまれて)じっくりと、細大余さずに日常の出来事を述べ、
(関節技と六法全書打撃と共に)「せめて手をつなげ」というアドバイスをもらい、
(小さい頃の女装写真や器物破損の証拠をそろえつつ)明日、実行しろと命令され、
そして今日、「新しいお姉ちゃんができるんだね♪」という(裏も打算もありそうな)応援を背後に送り出されたのだ。
逃げ道はもはやなかった。

「どうか俺の命を助けると思って、手をつないでくれませんか」

小鳥遊宗太は、自分の姉妹を甘く見ない。
帰宅し、嘘をつく選択肢なんて無かった。
あの姉のことだ、どうせどこかで見てるに決まっている。
心なしか、大吟醸の匂いすら漂ってきた。
487手をつないで歩く帰り道:2006/07/01(土) 05:45:01 ID:mpEVVmQz
「う、うぅ……」
「……涙を浮かべなくてもいいじゃないですか」
「だ、だって、だって……!」
「治らないどころか、一部悪化してますね、その病気」
「それは、たかなしくんの、せいだもん、ぜったい、ぜったいそうなんだもん!」
「はいはい、膨れっ面しないでください、幼児化しないでください、可愛い顔が台無しですよ?」
「ぅう」
「ほら、唸らない唸らない」

猛獣使い・小鳥遊宗太はその技量を上げていた。
怒る伊波を相手に、撫でることまで可能となった。
照れと怒りとよく分からない感情のブレンドされた目で、伊波は彼を見上げてる。
「もっと撫でて」と言ってるように見えないこともない。

「……そんなに嫌ですか?」

撫でるたびに伊波の怒りが徐々に沈静化に向かい、照れの成分が大きくなるのを眺めながら、小鳥遊はぽつりと呟いた。
夜の、しん、と静まった雰囲気の中で響く。

「え?」
「俺と手をつなぐの、やっぱり嫌ですか……」
「あ……」

見上げると、小鳥遊の表情は影に隠れていた。
街頭がひとつ潰されたせいである。
ひゅうと、さびしげな風が吹く。
猛獣に裏切られた猛獣使いの哀愁。

「ち、違うの!」

男慣れしてないどころか、これまでの人生で可能な限り男と極力接触しないようにしてきた伊波にとって、それは十分過ぎる破壊力だった。
小鳥遊が、帰宅してからの姉の仕打ちに思いをはせ、落ち込んでいることなど予想もしてない。

「ほら、こうやって髪にならまだ平気なんだけど直接肌と肌をっていうのはやっぱりまだ抵抗があるってでもでもあの時は別に嫌じゃな
かったというかむしろ気持ちよかったんだけど後から考えたらスゴイことしちゃったなって思って家の部屋の壁はもうボロボロというか
小鳥遊君見るたびにどうしていいか分からなくなってお店の皿はぱりぱり割れるしよく分かんないけど店長には暖房要らずだとか言われ
ちゃうしとにかく違うの!」
「落ち着いて、伊波さん」
「う、う、ううううー」
488手をつないで歩く帰り道:2006/07/01(土) 05:46:28 ID:mpEVVmQz
伊波まひるは唸る。
なんかもう、いっぱいいっぱいもいいとこだ。
自分から、意識して、小鳥遊宗太と仲良く手をつなぐ?

(そんなの、犯罪だよ……)

なにが犯罪なのかは伊波自身にも良く分からない。
とにかく伊波にとって異世界の出来事としか思えないのだ。
その場の勢いとか酒の勢いなど、理性や羞恥心を吹き飛ばすもの無しでの接触とは、なんかもうそれだけで『大好きです!』と宣言してるようなものではないだろうか。
普通と比べてあまりに小さい彼女の許容量を、軽くオーバーする行動だった。
二人はもう恋人だとか、それ以上のことを既にしているとかは、この際あまり関係ない。

……しかしながら、である。
ふと冷静になり考える。
ここで拒否すれば、小鳥遊が彼の姉たちのオモチャになることも分かっていた。
それもまた、面白くなかった。
特にあの、梢という姉は引っ付きすぎだと思う。
仮にも『彼女』である伊波より、接触する回数が多いのではないだろうか?

「……」
「はぁ、分かりました。今日は止めておきましょう、また今度にすれば……」
「――」
「……伊波さん?」

ため息まじりに諦めの返事をする小鳥遊の、その袖がつかまれた。
袖を持つ二本の指は、恨みがましく見つめる伊波に繋がっている。

「あの?」
「………………ぃぃょ、――」
「え? なにか言いましたか?」
「――」

伊波の声は、それこそ集音マイクがなければ聞き取れないレベルの音量であり、風が吹けばまぎれてしまうほどだった。
実際、小鳥遊の耳には聞き取れない、しかし、その意味は分かった。
その唇が、

て、つなご、

と形作っていた。
489手をつないで歩く帰り道:2006/07/01(土) 05:47:35 ID:mpEVVmQz
伊波まひるは全力で耐えていた。
左側の景色を端から端まで往復し、左手を無意味に振り回し、口元は引きつったような笑みが浮かんでいる。
手足が同時に勢い良く往復する様子は間違った軍隊の行進を思わせ、行動の挙動不審さはどの交番の前を通っても職質まちがいなしのレベルだ。
彼女は、決して右を見なかった。
右手もそこだけは不動である。
触感だけでこれ以上ないほど確かに伝わるものはあるが、それをあえて無視してみる。
これが他の『男』でれば人間大ナメクジ同然の気持ち悪さなのだが、相手が小鳥遊宗太であるとなにやら違う。
それが彼女を混乱させた。
しかもいつものように『とりあえず殴る』なんて行動も取れないから大変である。
自分から手を差し出しておいて、逆の手で殴ってどうする。

(うわーうわー)

伊波の頭はもはや臨界。
脳内はメルトダウン。
誰かに見られたらどうしよう、っていうかこれは夢だよね、夢に違いないよ現実じゃないようん、などと考えながら歩いてる。
ひょっとしたら、小鳥遊がいつの間にか別人に代わっていても気づかないんじゃないかと思えるほどに、思考が彼方のお星様である。
だから、彼女の右手側から時折する、濃いお酒の匂いや存在感の無い男が押すシャッター音などには、まったく、まるで気づかない。
実に致命的なミスだった。

「伊波さん」
「なぅひゃあ!?」

なに? と問い返そうとした言葉は、途中で悲鳴に変わってしまった。
小鳥遊が、伊波の手を握り直したのだ。
骨格の形を調べる医者のような、どこまでも冷静で、どこか無機質な動きは特に嫌ではなかったが、いきなり『死角』からそれをされては、たまったものではない。
伊波の心臓は「もうこれ以上はムリ!」と悲鳴を上げ、頭上からは湯気がぽかぽか量産中。
このままでは人類初の『死因・恋人と手をつないだ為』の栄冠に輝きそうだった。
490手をつないで歩く帰り道:2006/07/01(土) 05:48:07 ID:mpEVVmQz
「……手、小さいんですね」
「う」

恐る恐ると右隣を見ると、小鳥遊はなにやら幸せそうな顔だった。
メガネの奥の目を閉じて、伊波の手を確かめていた。
小さいもの好きの本領発揮。
指の一本まで丁寧に確かめる。

(う……)

その感触ですら、伊波は嫌ではなかった。
まして小鳥遊の素直な笑顔を直視するなんて滅多にありはしない。
いつも種島ぽぷらに向けられているものを、さらに濃く、深くしたような笑顔が目の前に。
恋愛レベル1、冒険者としてぺーぺーの伊波が、最終魔王渾身の一撃をくらったようなものだった。
おお、ゆうしゃよ、しんでしまうとはなさけない。

……小鳥遊が「ああ、こんなに手が小さいから力が一点に集中されるんだな」と冷や汗混じりに考えていることなんて、もちろん思いもしてない。
魂が消し飛ぶほどに見とれていてる、ただそれだけしかできなかった。
頭の中は真っ白だ。
「この人が彼氏なんだ」という今更の事実が、頭の中で繰り返し囁かれていた。
だから――

「伊波さんの手、俺、好きですよ?」

笑顔と共にそんなことを言われてしまったら、
ぎゅうっと全力でも目をつぶり、「きゃー!!!」と真っ赤な顔で叫び、『カンペキに全力で』手を握り締めたとしても、まったくもって仕方の無がない。
だってこれは犯罪だ。
小鳥遊宗太がぜんぶ悪い。
こんなの完全凶悪犯罪だ!

――夜道にゴキゴキと骨鳴り悲鳴の上がる、実に平和な帰宅の風景。
二人の観察者が、微妙な笑顔で合掌してた……
491名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 05:48:53 ID:mpEVVmQz
以上です。
492名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 08:16:18 ID:Nza2cLjt
いなみんカワユスごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろおおおおおおおーつ
493名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 09:24:28 ID:Nza2cLjt
494名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 09:44:51 ID:4H+tfGBc
>>492-493
落ち着けw
といいつつごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろごろおおおおおおおーつ
>>491GJ!!
495名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 13:51:00 ID:y70Aevj4
ちょwwwwwwwはげしく萌えたwwwwwwww
また暇になったら次回作キボンwwwwww
496名無しさん@ピンキー:2006/07/01(土) 14:12:11 ID:c4sJqlrT
>>491
GJ
パワーアップした伊波は恐ろしいな
497名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 00:36:38 ID:PlhZ+UWN
mpEVVmQzにはこの続きでキス編と
酔わずにエチ編も書いていただきたくwwwGJ!
498長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/02(日) 10:32:32 ID:r8RuTOtL
>>491
すごくよかったです。
特にユーモアで可愛い表現がよかったです。


悟→妃
エロ無しを投下します
499ぶくぶく  悟→妃 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/02(日) 10:33:28 ID:r8RuTOtL

妃姉ちゃんは綺麗だ。
この世で一番綺麗だ。


「よう、悟。姉貴はいないのか?」
「姉ちゃんはさっき出かけたけど」
「そうか…アポ取らずに来たからな。母親もか?
「今は俺一人だけだけど」
「ふーん。まあいい、これでも食べようぜ」

妃姉ちゃんはたまに、本当にたまに、極たまに、超気まぐれでアイスクリームやケーキを買ってきてくれる。
今日はアイスクリームを買って来てくれた。
いつもは俺と姉ちゃんと妃姉ちゃんと姫ちゃんの四人で食べるんだけど、今日は姉ちゃんがいない上に姫ちゃんもいない。

「ねえ、姫ちゃんはどうしたの?」
「うちのババアに預けてる…どうした?姫が気になるのか?」
「そんなつもりで言ったんじゃないよ!」

いつも妃姉ちゃんが来ると姉ちゃんと一緒になって俺が姫ちゃんを好きだとからかう。
俺が好きなのはむしろ……。

「妃姉ちゃん、聞きたいことがあるんだけど」
「何だ?」
「妃姉ちゃんは足立って人知ってる?」
「知ってるけどそいつがどうかしたのか?姉貴から何か聞いたのか?」
「……姉ちゃんがいつもより服とか髪とか気にして出かけてたからどうしたのか尋ねたら『足立君って人と出かけるの』って、
  こう言っちゃなんだけどいつも割りと無愛想な姉ちゃんが少し嬉しそうに言ってたから…」
「足立ってのはお前の姉ちゃんの男だ」
「マジで?」
「ああ、そうだ。同じバイトの奴だ」
「姉ちゃんに彼氏が居たんだ…」
「ショックか?」

少しだけショックだ。他の人の事はともかく姉ちゃんは自分の恋とかそういった事に興味が無いと思ってた。
500ぶくぶく  悟→妃 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/02(日) 10:34:11 ID:r8RuTOtL
妃姉ちゃんが持ってきたアイスクリームを食べながら足立って人の事を聞いた。

家が寿司屋だとか、バンドをやってるとか、髪が長いとか、気が弱いとかそんな当たり障りが無い事だった。
いつかもう少ししたら姉ちゃんが俺に紹介してくれたりするのかな?

足立って人の事を一通り聞いてから妃姉ちゃんはぽろっと言った。
「悟は私の昔の知り合いに似てる」と。


「あいつは意地が悪い奴でいつも人の嫌がる事ばかりやってたんだ。どことなくお前はあいつに似てる。
性格はてんで違うんだけど見た目が似てるんだ。そいつはいつも私を…怒らせて困らせてばかりいた」


あの妃姉ちゃんを怒らせたり困らせたりできる人がいたんだ…。ものすごく命知らずな人だ。

「その人は今は何をしてるの?」
「さあな?知らないな」

嘘をついてる顔をしてる。
妃姉ちゃんにとってはわずかなのかもしれないけど俺にとって、今まで意識して一番多く見てきたものは妃姉ちゃんなんだ。
だから嘘をついてるのが分かった。


「妃姉ちゃんはもう一度その人に会いたいの?」
「さあ、どうだろうな。会ってみないと分からないな。でも、多分会ったら殴ると思う。それにもう会う事は無いよ。二度と…」

その時の妃姉ちゃんの顔がやけに印象に残った。妃姉ちゃんはその人の前でしか見せれない顔があるんだろうな。
気が抜けてるせいなのか妃姉ちゃんは俺にそんな表情を初めて見せた。
そんな表情が見れて嬉しい反面、俺の力じゃ妃姉ちゃんのそんな表情を作れない事が悔しい。

もう少し、ほんの少しだけ年の差が縮まればいいのに。あと10年早く生まれて来なかった事を憎んだ。
もし早く生まれても何もできないくせに憎んだ。
501ぶくぶく  悟→妃 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/02(日) 10:35:05 ID:r8RuTOtL
自分の気持ちに気づいた時には妃姉ちゃんは俺の知らない大人と付き合ってると聞いた。
姉ちゃんに頼んで本当の事を教えて貰った。
不倫。
妃姉ちゃんも相手も本気では無いらしいけど今まで生きて来た中で一番の衝撃だった。

それから少しして姫ちゃんがお腹の中にいた。

俺が大人になるまで待って欲しい。妃姉ちゃんも姫ちゃんもまとめて俺が面倒見る。
そんな事は言えなかった。
俺が言えたのは当たり障りの無い事だった。

『妃姉ちゃんの子供ならきっと可愛い子が生まれてくるよ』



「妃姉ちゃんはその人の事が好きだったの?」
もの凄く勇気を振り絞って聞いた。
俺の恋ももう終わってる事なのに、聞く必要なんか無いのに聞いてしまった。
少しだけ聞いた事を後悔した。

いや、後悔すると分かってて敢えて聞いたんだ。


「そんなんじゃないよ。むしろ私はあいつが嫌いだ」

答えた時の表情が複雑すぎてどう思ってるのか俺には理解できない。
もしかしてその人は姫ちゃんのお父さんなのかな?でもそれは聞く事ができない。


私の事はどうでも良い、それよりもお前には好きな奴はいないのか、姫以外でと聞かれた。
妃姉ちゃんは俺の気持ちに気づいてるのだろうか?
気づいてても気づいてなくても答えは決まってる。


「いないよ」
502ぶくぶく  悟→妃 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/02(日) 10:35:53 ID:r8RuTOtL



「姉ちゃんは運命の出会いだとか、運命の人とかそんな人に出会ったの?」
「お前の姉貴の相手は決まってる。足立だ。足立は他の奴と違って私が何を言ってもお前の姉貴から逃げなかった。
 お前の姉貴は他の奴らからの好意に気付いてなかったから傷つかなかったのが幸いだったな。
 私はあいつが傷つくのはとてもじゃないが見てられないからな」

お前もいつか出会えるよと言って俺の頭をなでた。

「そんな奴に会ったら私の所に一番に連れてこいよ。お前に相応しい奴か判断してやるよ。あっ、お前が選ぶならそんな心配はいらないか」

決して対等な関係になれない事を悟った。



妃姉ちゃんは俺を見てない。





「今日は喋り過ぎだな。それじゃあ、邪魔したな」


妃姉ちゃんが玄関から出て行く時、俺は言った。

「妃姉ちゃんは綺麗だね」
そしたら妃姉ちゃんは笑ってこう言ったんだ。
「私を口説くのは十年早いぞ、悟」


その時、俺の中で何かが弾けた。
幾ら想ってみても思い通りの人生にならないと悟った。
余りにも遠く離れ過ぎている。心も身体も。


姉ちゃんが妃姉ちゃんが持って来たアイスクリームに付いてるドライアイスで凍傷しないように台所で水につけた。
白煙がぶくぶくと沸いた。ドライアイスがぶくぶくと。
503長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/02(日) 10:36:36 ID:r8RuTOtL
以上です
504名無しさん@ピンキー:2006/07/02(日) 19:22:49 ID:ZVCbbkAj
伊波で散々萌え転がった直後に読んだせいか
せっつねえええ!
胸が締め付けられる思いだ。頑張れ悟。
505名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 18:15:57 ID:qMPnciX6
ほ、ほろ苦ぇ(・ω・`)
悟ガンガレ、超ガンガレ

この雰囲気はかなりツボでした。長い人GJ!
乞食は次回作をwktkしながらゆっくり待つとします。
506長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/03(月) 20:49:14 ID:ZCUpYVOI
杏子→←榊×妃→←相馬を投下します

備考
パラレル 若干のエロありです
507終わってしまっている話 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/03(月) 20:49:54 ID:ZCUpYVOI


欠けた月、眠れぬ夜、明けぬ心──息苦しい。

気さくでお人よしで素敵な月が夜空に浮かぶ。
時刻はすでに零時を回っている。

榊は何を思いながら私を愛撫するのだろうか?
榊は何を考えながら私を愛撫するのだろうか?
榊は誰を思いながら私を愛撫するのだろうか?
榊は誰を考えながら私を愛撫するのだろうか?

私は何を思いながら榊に抱かれるのだろうか?
私は何を考えながら榊に抱かれるのだろうか?
私は誰を思いながら榊に抱かれるのだろうか?
私は誰を考えながら榊に抱かれるのだろうか?
榊はそんな事を思ってるだろう。
答えは出ないと決まっているのに情事の度に考える。


私の故郷──北海道と違ってここから見える夜空には綺麗な星が輝かない。
見えるのは建物から漏れる人工的な明かりと遠い故郷とは比べ物にならない微弱な星の輝き。

榊は幾度も重ねた身体を這わしながら私の急所を攻め立てる。
よほど、私の胸が気に入ってるのか幾つも胸に痕を付けていく。
私の所有権は自分にあるのだと示すように痕を付けていく。

榊との最初の夜は思い出せないのに相馬と最初で最後の夜の事が決まって頭に浮かんでしまう。
私の中であの夜は決して消せないものらしい。
もちろん消したくは無いが目の前にいる男だけを想えない事をすまなくも思う。


「わかったよ」
「じゃあな」
別れの言葉は無かった。
相馬は私の我侭を、全てを受け入れてくれた。
508終わってしまっている話 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/03(月) 20:50:47 ID:ZCUpYVOI

あれは私が二十二歳の冬だった。
村主が大学を卒業と同時に一年前に家を継いだ足立の元に嫁入りするのを聞いた矢先だった。
榊が遠く離れた本州に旅立つ事になった。
何でも私達が働いていたワグナリアが本州にチェーン展開して、まずまずの成果を収めたので更に進出する事になり経験のある店長を送り込む事になった。
そこで白羽の矢が立ったのは榊だった。
その日、足立と村主の結婚報告を店で聞いた後で私一人だけマネージャーの岡から聞いた。
「榊君は皆には内緒にして欲しいって言ってたけど、榊君と仲が良かった妃ちゃんには知らせとこうと思って。これから言う事をよく聞いてね──」
それを聞いて私は姫の元へ一番に向かった。

家に戻り、私の母親は大慌ての私に何があったのか尋ねたが私は姫を父親の元へ連れて行く、今まで世話になったとだけ告げた。
父親はその時家に居なかった。おそらく学会か何かだったのろう。
だから、あれから何年かたった今でも私は父親に別れを告げる機会が無かった事を後悔している。
私はあれだけ父親の事を嫌っていたのに…。

もう二度と会う事は無い、会わないと決めた相馬に数年ぶりに会った。
相馬の電話番号は知っていた。
毎月送られてくる養育費と共に緊急時の連絡先を教えられていた。
電話をするような事態は来ないと思っていたがそれはあっさりと来た。

相馬に全ての事情を話した。笑顔で許しを得た。
姫には恨まれ棘の道を歩む事は理解していた。
それでも榊と一緒に行きたかった。榊と一緒に生きたかった。離れたくなかった。

私は二人の男を愛してしまった。

「榊」と「相馬」

どちらを選ぶわけにもいかなかったはずなのに…榊が遠くに行き会えなくなる事を知り私は榊について行く事を決めた。
どれだけ卑劣で無様で滑稽だったろうか。

そして私は愚かな答えを出した。
509終わってしまっている話 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/03(月) 20:51:50 ID:ZCUpYVOI

姫は榊の事を父親だと思っている節があったがこれを機に実の父親の元に渡した。
私のような軽蔑されるような母親といるより血が繋がった父親の元にいる方が良いと思ったから…。
──実の所、これは自分自身を納得させるだけの理由であって、榊を選んで相馬と繋がりが無くなるのが恐かっただけである。
私の自己満足の為だけに姫に辛い思いをさせる事になった。



何度も秘部を攻められ溢れそうになっていた。
榊をじっくりと見つめた。
少しだけ年をとったなと思った。
そしてアルコールが入っていた缶が転がり散らかった薄暗い部屋の隅を見つめる。
温かい吐息が首元に少しだけかかる。
「もう少しだけこっちを見て…」
「………」
強く抱きしめられる。
彼は──榊は私を愛してくれてはいるけど、私「だけ」を愛してくれてはなかった。


榊には昔から好きだった女がいた。
その女とつきあっていたのかは知らないがその女も榊の事を好きらしい。
私は榊を脅してその女とどういった関係だったのか問いただした。

ただ、お互い好き合っていただけだった。
私にとって相馬が好きだとしても結ばれなかったように…榊とその女も簡単に言えばそんな関係だった。
もちろん本当の意味で、深い所では私達とは全然違っていてどこも似てなんか無いのに「対」になっているように考えてしまう。
まるで同じように考えてしまう。
ずうずうしい考えだ。

榊とその女が、私と相馬が愛しあい結ばれればどれだけ多くの人が幸福の道を歩み誰も傷つかなかっただろうか。

どんな女だったのか聞きたかったけど聞けなかった。
単純に恐かった。
私よりどれだけ美しいのか、どれだけ繋がりがあって、どれだけ一緒に過ごしていたのか、どれだけ思いあっていたのかが。


恐かった。


軟らかな黒髪に手を伸ばしくしゃくしゃと触ってみる。
今、そこに、目の前に榊が存在する事に安堵する。

私は蝕まれている。
510終わってしまっている話 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/03(月) 20:52:51 ID:ZCUpYVOI

「やっと、こっちを向いてくれた」
「言われなくても向いてやるよ、いくらでもな…」
榊が私の中にゆっくりと確実に侵入する。
もうウブな子供では無いので可愛らしい声などは出せずにいつもとなんら変わらない、慣れたものだ。
そう言えば昔から名前の通りに貫禄があったな。そういう所はこんな時でも一緒だ。


相馬と姫と別れた後で榊の元へ向かった。
荷物なんか何一つ無かった。
全てを捨てたから手ぶらだった。
着の身着のままで榊について行った。
あるのは胸の中の思い出だけだった。
その思い出を持ってるだけで、思い出すだけで酷く辛いものだけれど。

榊はひどく驚いていた──当たり前だな。今までそんな素振りなんか見せなかった女が全てを投げ出してついて行くと言っていたのだから。

ふざけるなと言って一発だけ頬を殴った。
「何で私に一言も言わないんだ。何で一人で行こうとするんだ」と言って自分は榊とどこまでもついて行く、一緒にいたいという趣旨を伝えた。
榊は黙って首を横に振り私の言葉を否定した。拒絶した。
納得がいかない私は理由を聞いた。
「それは駄目だ、姫ちゃんがいる」と答えられた。
続けて榊が言ったのは「それに妃さんは俺じゃない誰かも見ている」──私の薄っぺらな心は見抜かれていた。
「僕も似たようなものだし…。結局の所、一人を選べないから黙って一人で行く事にしたんだ。その方が傷つく人は少ないしね。妃さんはその人の元へ行くべきだよ、姫ちゃんと一緒にね」
榊の前では流すつもりなんて無かった涙が流れた。
初めて使った女の武器が有効だったのかは知らないが榊は涙の止まらない私を隣りで歩いていく事を許してくれた。

「僕には好きな人が二人いるんだ」
かつての続きを聞いたのはいつだったのだろうか?
いつもの情事が終わった後でベッドの中で二人で酒を飲んでいた時だ。
回ったアルコールのせいか昔の事は話さない榊がぽつりと一言言った。
だから次の日問いただした。
それは嫉妬心からなのか罪悪感なのかは分からなかった。
私自身が自分の心を理解できてなかった。
511終わってしまっている話 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/03(月) 20:53:54 ID:ZCUpYVOI


何度も榊は私の中で動く。
二人の影が重なり身体が絡み合う。
後ろから突かれ、腰に近い背中に口付けされながら、右側から腰を持たれ、左側から胸を触られていた。
さっきよりも喘ぐ声が高く響いていた。静かな部屋に響いていた。
双方の限界と終焉が近づく。


新しい土地での生活に落ち着いてから四通だけ手紙を書いた。
送り先は相馬、両親、斉木、村主だ。
両親と村主は今までの感謝と謝罪の言葉を、斉木には感謝と日本で生きていく上でのあれこれを羅列して記しておいた。
相馬には私の心の内を思いのまま書いておいた。
相馬にだけは教えておくべきだと直感し手紙にこちら側の住所を書いて、他の手紙には書かなかった。
ありがたい事に相馬は誰にもこちら側の住所を教えなかったのか相馬以外の手紙の返事は無かった。

月に一回だけ相馬から手紙が来る。
相馬からの手紙には相馬自身の言葉は無かった。
姫や村主の回りで何があったのか、姫や村主が何をしたとか何かのレポートのようにあったままを感情なく記録されている。
そこには姫やお腹が大きくなっている村主の写真が同封されていた。

声を聞こうと思えば、会おうと思えばすぐにできるのにそれをしないのは私の傲慢だ。
写真を見るだけで心を慰め、懐かしさを噛み締める。

絶望にも近い事をやっておいて今の不幸と紙一重の幸福を……蔑む。
私が行ったのは愛の逃避行なんかじゃない。ただの現実逃避かもしれない。
話に聞く愛の逃避行はあんなにロマンチックなのに私達にはロマンチックの欠片が一片たりとも無かった。
なんて大人は汚いんだという手本だった。
娘を捨て、都合よく男に押し付け、両親も友人とも縁を切り、他の女にも心がある男の元へ行く女。
どんな形容をして馬鹿にすれな良いのだろうか?是非とも誰か教えてくれないだろうか?
512終わってしまっている話 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/03(月) 20:54:47 ID:ZCUpYVOI

誰か一人も嫌いになれなかった。
もしも目の前いる榊か、遠く離れた想い人の相馬のどちらかを心の底から嫌いになれば私はどれだけ楽になれるのだろうか?
頼む、誰か私を楽にしてくれ。
都合良く神様に頼んだりしたりはしない、悪魔に魂を売ろう。
天国と地獄はよく似ている。
あの頃にように榊の側にいるのに…心は日々病んでいるように感じる。
あの頃の楽しかった、心から笑える日々は今と比べると天国だ。
さしずめ今は地獄か?
そんな事は無い。榊と共に暮らして行けるだけで幸福だ。
私は今までの全てと榊を天秤にかけて榊を選んだのだ。
何もむなしくも無いはずだ。
無様に走って煌めいた。
優雅に走り泥まみれになった。
それだけだ。
たったそれだけなのに何でこんなにも悲しいのだろうか?
たったそれだけなのに何でこんなにもこんなにも心に穴があるのだろうか?
答えは誰にも分からない。
答えは誰にも分かって欲しくない。

榊は自身を思う存分私の中に放ち満たしていく。
中が満たされるのは凄く好きだ。
「ごめん、中で出しちゃった…」
私は榊と相馬には避妊を求めなかった。
榊は私が避妊を敢えてしない事をしっている癖にいつも謝る。
心の綺麗さが表れている。
「別に構わない。それよりもどいてくれないか?重くてかなわん」
本当はくっ付いていると安心するのに天邪鬼な私は反対の事を言う。
「そんな事は言わないでもう少しだけで良いから…ほんの少しだけ、あとちょっとだけお願い」
「……………ああ」
繋がったまま抱き合う、裸の感触が安堵感を与えてくれる。
「榊は子供が欲しいか?」
「妃さんとの子供なら欲しいよ」
「まだ、できないな」
榊と共に暮ようになって数年が立ち、事実、幾度も情事を行ってるが新しい生命の息吹は感じられない。
たった一回だけで授かった事もあるというのに…。
私と榊─二人が望んでいるにも関わらず授からないのは神が私に対しての返答なのかもしれない。
だが、私達は反発するかのように求め合い愛を確認し、愛情の形を欲した。
「そのうちできるよ」と言って榊は頬を撫でてくれた。
私はひどく弱々しく手を握った。
榊は自身を私から抜いて右太股に痕を一つ付けた。

513終わってしまっている話 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/03(月) 20:56:09 ID:ZCUpYVOI


新しい街に来て私は自分の居場所を探した。
榊には「働かなくて良いよ。家でゆっくりしていてよ。その代わり僕は店長で忙しいから帰って来た時に笑顔でおかえりと言ってよ」と言われた。
勝手について来て自分だけ何もせずに榊の世話になるのは御免だったので働き口を探したが、結局は榊の店を、榊の仕事を手伝っている。
店長の女だとか、貢がせているとか、様々な噂を立てられて最初は榊に悪いと思ったが榊はそんな事は気にしてなかったから私も次第に気にならなくなった。

共に暮らし始めて半年程立った頃、遅くなって御免と左手の薬指に指輪がはめられた。
呼ぶ人間も呼べる人間も居ない為、式は行わずに指輪だけ貰って、苗字が変わった。
「近藤」という性が消えた事でまた一つ繋がりが消えた。


また身体が重なる。私は榊の背中に手を回した。
くちゃくちゃと秘部が弄られてるのが分かる。
もう感覚が麻痺してるのかもしれない。
恥じらいも無く陰茎を触る。
榊が呻き声を上げたが無視してゆっくりと丁寧に繊細に触って動かし、もてあそんだ。
さっき発射したばかりというのにすぐに大きくなる。
目を閉じて昔を思い出しながら続きを行った。


榊と共にいる今でも二人の男を愛してる。

「榊」と「相馬」

愛の形に何が欲しかったのか、傷つくのが構わなかったのか恐れなかったのかは分からない。
最初は眠れぬ日は続いたが肌に触れた感触が胸を焦がし、抱かれ愛しあいそして全てが変わった。
昨日には戻らない事がどれだけ悲しいのか分からない。
このままでは何もできなくて当たり前を無くした。

私が生きている限り終わってしまっている話は続いていく。
私が生きている限り二人の男を愛してる。

「榊」と「相馬」

私の最愛なる娘といつか再会する日を願ってる。
終わってしまっている日々の中で願ってる。
514長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/07/03(月) 20:57:16 ID:ZCUpYVOI
終わりです。
515名無しさん@ピンキー:2006/07/04(火) 02:35:38 ID:kGz8ucmC
ちょwゆっくり待つつもりがもう次回作来てるとはw
やたらしんみりしました。GJ...
516名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 00:30:22 ID:ltrJWAcT
アレリナのエロって一つしかないんだな。意外だ
517名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 00:48:57 ID:DUaXE5vJ
>>516
下手をすると原作の方がエロいということになりかねないからw
・・・って前にもこういう問答をやったような気がする

アレリナ挑戦してみたいなぁ、エロは難しそうだけど
過去のトラウマ話に絡めて、とか
次の週末辺り時間ができれば・・・
518名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 01:16:38 ID:ltrJWAcT
>>517
そういえばあった気がするww>問答
そうだよな、ソフトSMくらいはやってる感じをかもし出してるからなあいつら。


最近盛り上がってきたなぁ。
でもあんまりwktkすると負担になると前みたいに職人さんが消えちゃうから
のんびり期待して待ってるノシ


長い人は「早い人」に改名するべきだw
519名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 01:22:32 ID:mt0FE9P0
>>517-518

736 :名無しさん@ピンキー :2006/03/24(金) 02:11:00 ID:zsudOS4c
ありえまくりなのに少ないアレリナキボン

…とはいいつつ職人さんあんまりリクとか受けずに好きなの書けばいいじゃまいかとも思うw


737 :302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/03/24(金) 02:17:03 ID:5eABFrRP
>>736
少なくとも私が書くと
どうみても原作の方がエロいです。本当に(ry
ということになりかねない…

手錠伊波ウケが悪そうなんでまた別のを考えることにします。
ネタも書かないのにコテつけてちゃ駄目だなぁ。
520名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 01:31:08 ID:mt0FE9P0
>>517-518
>>245-248にも問答が…
521名無しさん@ピンキー:2006/07/05(水) 13:45:26 ID:zAMDc9bB
長い人 GOOD!!JOB!!
うろんとは思えないような大人ぽい作品だ!!
522名無しさん@ピンキー:2006/07/06(木) 00:50:44 ID:Q93ZX3/T
誰か妄想力巧みな奴相馬妃のエロ書いてww
523名無しさん@ピンキー:2006/07/08(土) 23:08:37 ID:QY12/mKx
ちょっと確認をしたいのですが
リナカのトラウマは母からの虐待で、
アレスは母からの溺愛(性的なもの含む?)でよかったんでしたっけ?
524名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 00:00:08 ID:bNOhdmrc
たぶんそう
525名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 00:00:47 ID:bNOhdmrc
ついでにたしかリナカの胸の傷は母親に刺されたっぽ
526名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 00:22:34 ID:0JwYd/2h
>>524-525
ありがとうございます。

もうちょっと書くのに時間がかかりそうなので
今ふっと思いついたネタを、物凄い短いですが
527名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 00:23:26 ID:0JwYd/2h
「いいか?これが……」
そう言うアレスが持っているのはハートのA。
「ここだ」
持った札をそっとリナカが右手をおいている近くに伏せる。
「で、こっちが……」
スペードのA。
「ここ」
今度は左手の近く。

「で、お前の番」
「うん……ほい」
自信満々に彼女が差し出すのはハートのAとダイヤの6。

「全然覚えてねーじゃねーか!!」
「ぎゃぼー」
528名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 00:24:32 ID:0JwYd/2h
絵がないと面白くない・・・
最近読んだ漫画とのパロですが元ネタ分かる人いますかね
529名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 00:26:17 ID:5YcGPK73
のだめ
530名無しさん@ピンキー:2006/07/09(日) 00:28:49 ID:0JwYd/2h
早っ
531名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 10:26:26 ID:FsEWBKnx
かりのんの葉子さんが果てしなく可愛い件について
532名無しさん@ピンキー:2006/07/13(木) 19:47:52 ID:iXngGDGO
そして10は歳離れたオッサンに孕まされる葉子さん…なんだアレはw
533302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/07/13(木) 23:41:10 ID:yrY2tymx
まさか柏葉さんと宮越さんの馴れ初めがきっちり描かれるとは・・・
本家にやられたら敵いませんわ


今度こそ、この週末にはアレリナ書いたりすると思いますので
コンゴトモ ヨロシク・・・
534名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 00:07:52 ID:eq+IQj6V
きっとあからさまに精のつく料理作るんだろうなぁわかばこさん
535名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 01:46:59 ID:Jvi6EBqW
アレリナwktk
536名無しさん@ピンキー:2006/07/14(金) 02:01:36 ID:sWxZ2AZT
302タンを煽るわけじゃないが「制作中」とか途中投下が大杉で若干wktk疲れ…。
特に途中投下の方は完結のめど立ってから投下してホシス
537名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 18:41:59 ID:O5Z0d9wh
このスレでマイノリティーな小鳥遊×ぽぷら投下しますね
538背のび1/9:2006/07/16(日) 18:42:48 ID:O5Z0d9wh
「かたなし君大丈夫?」
「大丈夫ですよ、ねえさ……じゃなくて……伊波さんのお陰で
受身とか得意なんで。まあ派手に出血はしましたけど
絆創膏張ったしすぐに直ります」
「ごめんね……私のせいで」
下校途中、ぽぷらを庇い下敷きになった小鳥遊は、
めがねのレンズが割れその破片で瞼の上を切ってしまった。

「その……じゃ、帰りますね」
「だめだよ!血だってまだちゃんと止まってないのに」
「いや……でもその、今この家、先輩だけじゃないですか。
そんな家にいつまでもいるのはちょっと良くないじゃないですか」
落ち着かない様子で辺りを見回す小鳥遊。

『身長の伸びる方法』と表紙に書かれた本とか、
『大人の女性に見える着こなし』という特集ページが開いたティーン誌とか、
たたまれたまま床に置かれた下着とか、
(ずぼらな)姉を持つ小鳥遊には見慣れた生理用品とか。

予期せぬ小鳥遊の訪問に片付けられることなく放置されたそれらは
思春期の男子高校生には刺激が強すぎた。

小鳥遊の視線に気づいたぽぷらは顔を真っ赤にしてそれらを彼の視界から排除する。

「やだ、お母さんったら、洗濯物出しっぱなし……あ、いつもはちゃんと片付けてるんだよ」
「じゃあ、そろそろ俺はおいとま……」
「だめだよ、ちゃんと服が乾いてからじゃないと」

まあ、血で汚れたため今は種島家の洗濯機できりもみ回転している
制服が乾くまでこの部屋にいるしかないのは確かだ。

「ごめんね、かたなし君……私がもっと大きければ
かたなし君も怪我しなかったのに」
「あのですねぇ、先輩はそのままでいいんです」
「でも、私がもうちょっと大きければ……あの子の風船、取って上げられたのに」
539背のび2/9:2006/07/16(日) 18:44:31 ID:O5Z0d9wh

帰り道、小鳥遊が見かけたのは重ねた木箱に乗り
木の枝に引っかかった風船に向かって背のびするぽぷらだった。

『お姉ちゃん、大丈夫?』
『えへへ、もう……ちょっとで、取れるから……、お姉ちゃんに任せなさい!』
木箱の横で心配そうに風船とぽぷらを見上げる小学生の女の子。
どうやら風船の持ち主らしい。
『先輩?危ないですよ!俺が取りましょうか?』

ぽぷらは一瞬ほっとした表情で小鳥遊を見るが、
すぐにきっと睨んで後輩を制する。
『来ちゃダメだよ!この子が私に風船取ってくれるようにお願いしてきてくれたんだからね!』
『いや、そんなこと言ってもかなり木箱が不安定な状態になっていますが』
『大丈夫だもん!もうちょっとで取れ……』
そして通学路に、人間二人分の重量がアスファルトに叩きつけられる大きな音が鳴り響いた。

「結局私のせいで……あの時つまらない意地張らずにかたなし君に変わってれば……
あの子の風船もどこかに行っちゃうし……ほんと私ってだめだなあ……」
「あの子、最後まで先輩にありがとうって言ってたじゃないですか。
危ない目に会いそうになりながら風船取ろうとしてくれたんですから、先輩に感謝してますよ」
「だめだよ……気持ちだけじゃ……結局私は」
「先輩、いい加減にしてください」
少し語気を強める小鳥遊。

「かたなし君……?」
「あのですねえ、たかだか一度失敗したぐらいでいつまでも落ち込まないで下さい」
まあ、どんなに失敗しても全く気にしない酔っ払いよかマシだが、と心の中で思うが口にはしない小鳥遊。
「でも」
「でもじゃありません。先輩にはいいトコがいっぱいあるんです。優しいし常識があるし一生懸命だし。
背が低いことだって十分長所になってるし」
「嘘だよ……だって、高いところにあるものに背が届かないし……」
「逆に言えば役に立たないのはそんな時だけじゃないですか。
先輩が背が低いのは接客では役に立ってるんですから」
「接客で……役に立ってるの?」
「子供と目線が近いから子供が安心して話せるじゃないですか。
今日だって、あの人通りの多い通学路であの子が先輩に話しかけたのは偶然じゃないですよ」
540名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 18:47:58 ID:O5Z0d9wh
すんません途中ですがエロ有りです
では続きどうぞ
541背のび3/9:2006/07/16(日) 18:49:03 ID:O5Z0d9wh
自分より大きな人間に何十年も苛められてきた小鳥遊には、
子供が感じる大きな人間から発せられるプレッシャーが良く分る。

「だからこれ以上自分が役に立たないとかくだらないことは言わないで下さい」
「かたなし君……なにか、怒ってる?」
「ちょっと苛ついてるだけですよ」
「ごめんね、私が怪我させたから……」
「だから、そんなことで怒るほど俺は人間小さくないですよ!
むしろ先輩が血を流さなくて安心してるぐらいなんですから!」
「ごめん……でも、じゃあなんでそんな大声を出すの?」
「自分の好きな人が必要以上に自分を卑下しているの見たら腹が立つじゃないですか!!」

言い切った後、小鳥遊ははっとして顔を背けたが、後の祭りだ。

「私のことが……好き?いつも頭撫でたり子供みたいな扱いしてるのに?」
「……そろそろ帰ります」
「小さくて可愛いとかじゃなくて?」
正面から近づくぽぷらのまっすぐな瞳に小鳥遊はたじろぎ、ごまかすことができなかった。
「好きですよ……多分。じゃなきゃ、今の卑屈な先輩を見てこんな風にイライラしないですし。
好きじゃなきゃ、ワグナリアにもいないでしょうし」

「私……こんなにちっちゃくて子供みたいなのに?」
「でも精神的には大人ですよ」
すくなくとも小鳥遊の周りの女性に比べれば、だが。
「だから、俺は先輩が好きなんです」

(これ、やっぱ告白になるのかな)
だとしたら、答えを聞いておくべきだろう。
いや、今しか答えを聞くタイミングはない。
小鳥遊はそう決意し、ぽぷらに尋ねる。
「先輩は……俺のことどう思ってるんですか?」
「え……私が小鳥遊君のこと?……好き……なのかな?」
そう呟き小首を傾げると、小鳥遊の額の絆創膏を撫でる。
「どっちかというと……好きかな……ここまでしてもらったんだもん」
542背のび4/9:2006/07/16(日) 18:52:23 ID:O5Z0d9wh

それは、二人にとって予期せぬ展開だった。
「じゃあ、先輩」
ぽぷらにしてみれば小鳥遊はよく懐いてくれる後輩だった。
「抱きしめてもいいですか」
小鳥遊はたとえ好きだとしても、毎日のように会うことができるぽぷらに、
こんなに早く思いをぶつけることになるなど想像もしていなかった。
「……いいよ」
しかし、様々な偶然が重なったため、二人の関係があっという間に変化し、
それに二人は酔い、飲み込まれていった。
「……先輩」
小鳥遊の傷がぽぷらの心に罪悪感を生ませた。
「キスしてもいいですか」
ぼぷらの罪悪感が彼女自身を卑屈にさせた。
「………………いいよ……………………ん………………」
卑屈になったっぽぷらの自嘲が小鳥遊の告白を呼んだ。
「………………その……」
小鳥遊の告白は、速すぎる二人の関係の変化についていけないぽぷらに
どこか現実感を伴わぬまま受け入れられた。
「…………セックス、してもいいですか」
そして今二人は、先輩を想う少年と背のびをしたい少女は、
二人以外誰もいない家で正面から見つめ合っているのだ。
「……………………いい、…………よ」
お互いを押しとどめるものが何一つない状態で。


ぽぷらの方とは逆の方を向いて小鳥遊は服を脱ぐ。
「そろそろ、振り向いていいですか?」
別に行為を始めればいくらでも見られてしまうだろうに、
見られないよう服を脱ぎたいぽぷらの気持ちが小鳥遊には判らなかった。
「……もう、いいよ……」
振り向いた小鳥遊は、はっと息を呑む。

少し俯き加減に、薄紅色に染まった頬。
まるで生まれたての小動物のように震える肩。
涙が零れそうなほど潤んで怯えたように見上げる瞳。
左腕を押し付け隠そうとしても、腕の上下から柔肉がはみ出すほど豊かな乳房。
そして、秘所を隠そうと下肢へと伸びた右手。

その全てが美しかった。
543背のび5/9:2006/07/16(日) 18:54:29 ID:O5Z0d9wh

「……かたなし君、私の体、変?」
肉体にコンプレックスを抱くぽぷらはいつまでも言葉を発さない小鳥遊に恐る恐る尋ねる。
呆けていた小鳥遊はようやく一言口にするのが精一杯だった。
「大丈夫です……きれいですよ、先輩」
とたんに、ぽぷらの目から涙が零れだす。
「あ……すいません、やっぱり嫌ですよね、いきなりこういうの。あの、すぐに止めますから」
思わず小鳥遊は脱ぎ捨てた服を拾おうとするが、そんな少年にぽぷらは抱きつく。
もちろん、二人とも何も身に着けていないから、小鳥遊の肌とぽぷらの肌はくっつき合う。

あまりのことに言葉を失う小鳥遊。
たっぷり30秒ぐらい経ってから、ぽぷらは呟く。
「あのね……私、かたなし君にかわいいっていわれて怒ってたことがあるでしょ?」
ぶんぶんと頭を上下に振る小鳥遊。
「あの時はね……かたなし君がいつまでも子ども扱いするからイライラするんだ、って思ってた。
でも違ったんだ。私きっと、『かわいい』じゃなくて『きれい』って言って欲しかったんだ。かたなし君に」
そう言って見上げるぽぷらの瞳には、もう涙はなかった。
「だからね、私……して欲しいんだ、かたなし君に」


『ま さー、 セック なのよ ーてる ぁ
ったく あいつ スへた ー、き そーた』

『聞いてねーよ!!ちゃんと喋れ!!いややっぱ2度と口を開くなーー!!』

『す ンポつ できて こっち にぬれ っつー コズコ
ぐにチ っこん さー、 はろく てねー のにズ ズギャ……』

いきなり飛んできた六法全書が『ずこっ』と後頭部に当たり、酔っ払いは意識を失った。


荒い呼吸をしながらベッドの上で、小鳥遊を見上げながらぽぷらは問う。
「どうしたの、かたなしくん?」
「いや、なんでもないですよ」
(こんな時にあの酔っ払いのセクハラを思い出すとは。いや、こんな時だからこそ、か)
1週間に一度は行われる姉の講演会を思い出しながら、
小鳥遊は指をすすすとぽぷらの口へ移動させる。
まさかあのトラウマのような姉の体験談がこんな時に役に立つとは。
「舐めてください」
唇の上に移動してきた親指と人差し指と中指に、おずおずと舌を這わすぽぷら。

「だめですよ、ちゃんと根元の方まで舐めないと。しっかり濡らさないと、痛い思いをするのは先輩ですから」
にっこり笑うと、小鳥遊は3本の指を口の中へ差し込んでゆく。
ぽぷらは苦しそうに目を細めるが、口内で蠢く指に懸命に舌を這わせた。
その姿がまるで小学生に性行為を強要しているかのようで、
小鳥遊の背筋に背徳的な快楽が湧き上がる。

小鳥遊は自らの指がしっとりと濡れたのを確認すると
糸を引かせながら少女の口から3本の指を取り出す。
「じゃあ、手をどかしてください」
少しだけ泣きそうな顔をしてこくりと頷くと、
ぽぷらは自らの恥丘の上に置かれた手をゆっくりとどける。
そこには、毛すら生えない幼い性器があった。

(うわあ……)
544背のび6/9:2006/07/16(日) 18:56:09 ID:O5Z0d9wh

まるで一本の筋にしか見えない程そこはピッタリと閉じられていて、
少年の中に生まれた背徳感を益々増大させる。
第2次性徴が終わっていることはぽぷらの胸を見れば分かる。
しかし、上半身が豊満であればあるほど逆に未発達な下肢が禁忌のイメージを見るものに植えつける。
「やっぱり、私の体……変だよね?高校生になっても……生えてない、なんて」
「いえ……きれいだと、思いますよ」
(それに、変なのは俺の方だ。なんか興奮してきたじゃないか。
いや、違う。好きな人の体を見てるんだから、興奮するのは普通だ)
「かたなしくん……?」
「じゃ、先輩、その、いろいろしますから……嫌だったら言ってください」
(まあ、止めませんけど)
かすかに目を閉じるぽぷらの髪を撫でながら囁くと、下からぽぷらが全く迫力のない目できっと睨み上げる。
「だいじょうぶだよ!私、『おねえさん』だもん……かたなしくんより、年上なんだからね!
こういう時にどうするのとかだって、いっぱい知ってるんだから…………ふぁ」
髪を撫でられたのを子ども扱いされたと思い少し怒っていたぽぷらは、
入り口周辺の肉をぷにぷにと押されてとたんにむず痒そうな声を上げ、泣きそうな顔に戻る。

「それはそれは……僕はあまり詳しく知りませんから、
どうすればいいか教えてください」
そう笑いかけると、小鳥遊は柔肉をつついたまま指の動きを止める。
「え……どう、すればって……」
「『いっぱい知ってる』んですよね、先輩?じゃあ、なにをどうすればいいか……先輩の言葉で教えてください」
「……あ、その…………ゆ…………ゆびで…………」
助けを求めるように少年を見上げるが、彼は許すそぶりすら見せない。
目の中の涙を溜めながらようやくぽぷらは呟いた。
「指で……撫でて……」
「『どこを』が抜けてますよ?」
「わ…………わたしの………………………こ………………………こかんを………………」
消え入りそうな声で、火を噴きそうな顔で答えるぽぷら。
「よく言えました」
そう言って笑いながら再度頭を撫でる小鳥遊に、もうぽぷらは怒る気力が沸かなかった。
小鳥遊は『ぽぷらの言いつけ』通り、縦筋の真上に指を当て、上下に這わせ始める。
「ふあぁぁ…………」
艶やかな、湿り気のある吐息が小さな蕾のような口から漏れる。
「へえ……先輩、『知ってる』だけじゃなくて……『やってる』みたいですね?
初めての人は……そんなにすぐ気持ちよくならない、って聞いたことがあります」
「そんなこと……ないっふぅぅううううんっ」

少女自身の唾液で濡れた指は、抵抗をあまり感じることなく彼女の割れ目の上を滑り、
その快感が新たな体液を分泌し、速度の上昇を助ける。
545背のび7/9:2006/07/16(日) 18:57:08 ID:O5Z0d9wh

「かたなしっ………………くん………………なんか…………へん……………………だよ」
「先輩ならそれぐらい何か『知ってる』んでしょ?なんせ俺より年上ですから」
嗜虐的な笑みを浮かべながら、小鳥遊の指の速度が上がる。
既にそこは最後の行為を可能にするほど濡れそぼっていたが、
小鳥遊はまず1度イかせるためそのまま指を擦りつけ続ける。
やがて閉じられていたそこは少しずつ花開いていく。
それと同時に、彼女の全身に汗が浮かび始め、肌は上気してうっすらと桜色へと変色していく。
「へんだよ………………へんだよぉ……………………へんになっちゃうよおおぉぉッッ」
割れ目の中の肉の粒が剥き出しになり、その上を通るように少年の指が少女の性器の上を縦断し続けると、
ついに彼女はわれを忘れたかのように嬌声を上げ始めた。
そしてはげしくしつこい往復は、ついに少女を始めての絶頂へと押し上げる。
「いや、いや、イやあああああああぁぁぁぁぁぁぁっ」

血の気が抜けるほど強くシーツを掴んでいたぽぷらの手から力が抜け、汗にまみれながら少女はベッドに沈んだ。
「どうです……気持ちよか……!!」
そこでようやく、小鳥遊はぽぷらの頬を伝う涙に気がついた。
絶頂でひくつくぽぷらの体を抱きしめる小鳥遊。

「か…………た…………なし…………くん…………?」
「先輩、ごめんなさい!!俺……調子に乗りすぎました!」
「へへ…………いいよ…………わたしも…………知ったかぶって……
嘘ついたし…………ついさっき……意地を張って…………失敗したばかりなのに」
力なく笑いながら、小鳥遊の額の絆創膏を撫でる。
「だけどさ…………やっぱり…………指だけとか…………
あんないやらしいこと言わされたりしたら…………切ないから…………
切なくて泣けてくるから…………今度はちゃんと…………最後までして…………」


「じゃあ、行きますよ……?」
「うん…………来て」
少女の了承と供に、小鳥遊の腰が突き出される。
しかし彼の肉棒の動きはしっかりと閉じられた肉の門によって静止させられる。
先端は埋まっているが、その全身が彼女の中へ埋没することはなかった。
「先輩……力抜いてください……」
「ごめん……かたなし……くん」
ぽぷらは緊張と恐怖で、体に力が入りまくっていた。
546背のび8/9:2006/07/16(日) 18:58:12 ID:O5Z0d9wh

そんな少女の体に少しだけ先端を挿入したまま、
どうすればいいのか分からずただ困惑する小鳥遊。
「ごめんね…………私…………やっぱり、変なんだ…………」
再び瞳に涙を溜めながら、ぽぷらは悲しそうに呟いた。
「!!そんなことはないですって!!」
「だって私…………小さいから…………かたなし君のも…………
はいらないんでしょ?…………わたしなんかぅむぅ…………」
そんなぽぷらの口を、小鳥遊が自らの唇で塞ぐ。
身長差がありすぎてひどく体を折り曲げなければキスはできなかったが、
そんな体の悲鳴は無視してぽぷらの口内まで舌と唇を入れ、
ただただ貪るように唇を甘く噛み、舌と舌同士を絡み合わせる。

ここで行為を止めれば、それはきっとぽぷらの心に傷を残すだろう。
『私は体が小さいからセックスができなかった』、と。
ならば、絶対にこの行為は、最後までしなければならない。

「ふむぅ……うふぅ……ぅゅ…………うぅむ…………」
長く、深く口同士を混じり合わせる二人。
最初は手をじたばたさせてもがいていたぽぷらも、
口から送られる官能に動きが弱くなり全身を弛緩させていく。

その瞬間を、小鳥遊は見逃さなかった。
「くぅっ………………」
激痛に、ぽぷらの眉が下がる。
貫かれた器官から、赤い河が流れ出す。
「……ね、先輩もこれで、大人の女性ですよ」
「うん、ありがっ…………とう………………」
涙と汗にまみれた顔で、激痛と異物感に堪えながら、
もつれる舌でぽぷらは何とか笑顔を作りながら呟いた。
「……たかなし……君に……大人にして……もらって……嬉しいよ……私」

その言葉を聞いたとたん、小鳥遊の中の何かが弾けた。
「先輩……動きますよ」
ゆっくりと頷くぽぷらを見たとたん、小鳥遊は激しく腰を打ちつけ始めた。
「ひぃ…………………………!!!!」
貫かれたばかりの肉洞を激しく抉られる痛みに少女は顔を引きつらせて呻くが、
小鳥遊は動きを遅くしようとはしない。
(先輩が悪いんですよ……こんな時に限って、俺の正しい名前を呼ぶんですから……)
まるで彼女を胎内から壊すように、滅茶苦茶に腰を打ち付ける小鳥遊。
「ひぐぅっ…………うあぁ………………ひあぁあっ……………………」
なすすべもなく、ただただ身を裂く痛みに堪えるぽぷら。
その長い苦痛の時が、ついに終わりを迎える。
「先輩、出ますっ出します!!!」
「ひやあぁぁぁッッ」
胎内に熱い奔流を感じながら、小鳥遊の手をつないだままぽぷらはベッドに沈み込んだ。
547背のび9/9:2006/07/16(日) 19:00:54 ID:O5Z0d9wh
「あ…………小鳥遊君…………」
「……先輩…………」
ワグナリアのスタッフルームの一角で、翌日二人は出会った。
「先輩、その……体大丈夫ですか」
「え、ああうん、あんまり大丈夫じゃないけど別に休むほどひどくないよ。かたなし君こそ、傷は……」
「この位ならいつも伊波さんにつけられてますから、全然大丈夫ですよ」
「小鳥遊君…………昨日言ったこと、覚えてる?」
「ああ、あの、約束のことですね」

『とりあえず、きょーこさんには恋愛沙汰は禁止って言われてるから、
今日のことは秘密で、お店でもあんまり仲良くしない。それでいい?』
『…………異議はありません』

「じゃあ、いつもどおりに仕事しようね、小鳥遊君!」
そう元気に叫ぶと、ぽぷらは内股のまま太股をすり合わせるようにして歩き出した。
「ちょーーーー先輩先輩先輩!!」
「ちょっと、小鳥遊君!そんな変な声上げたら怪しまれるじゃない!」
「いやいやいや、俺が声だす前に既に先輩の歩き方で……」
そんな小鳥遊は背後に殺気を感じた。
「店長……?」
「おい種島、ちょっとトイレまで来い」
トイレの前で固まる小鳥遊をよそに、杏子はぽぷらを女性トイレに拉致る。
(おい……俺どうなっちゃうんだ)

と、いきなりワグナリア中に響き渡る声がトイレの中から響いてきた。
「えーーーーなんでわかったんですかーーーー」
(いやいやちょっと先輩。声大きいですって)
「え、え、違います!!ちゃんと合意の上でやりました!!」
(いやだからちょっと待って!!なにこの拷問!!)
「そりゃ最初は恥ずかしいこと言わされたり、結構強引に色々触られたりしたけど……」
(ちょっと待ったーーーー先輩全部店中に聞こえてるから!!ボリューム下げてええええ!!)
「確かに……最後は中に生で出されちゃったけど、安全日だったし……
と、とにかく、無理矢理とか犯罪とかそんなの一切関係ないです!!」
(……………………終わった……………………)

しばらく沈黙が(ただ単に声のボリュームが下がっただけでトイレ内の密談は続いていたようだが)
支配した後、トイレの中から泣きそうな顔をしたぽぷらが出てきて
色んな視線を背後に感じている小鳥遊に耳打ちした。
「危ないとこだったよ小鳥遊君!きょーこさんがなんか……
小鳥遊君が無理矢理私を……みたいな勘違いしてて……
とにかく、もうちょっとで小鳥遊君きょーこさんの『便利な後輩』に沈められちゃうトコだったんだから!!」
小鳥遊を心配しての大声だったわけだ。
「でもなんできょーこさん私達のこと分かったのかな……」
「…………女の勘ってヤツですかね…………」
燃え尽きた小鳥遊にはそう答えるのが精一杯だった。
「? あ、でもきょーこさんちゃんと皆には秘密はばらさないって約束してくれたよ!よかったね」
(そりゃ、店長がばらさなくてももう皆知ってますから)
「あ、それからもうきょーこさんに帰れって言われたから、私今日はもう帰るね」
そう宣言してぽぷらはお尻を押さえながらスタッフルームを出て行った。

遅れて、杏子がトイレから出てきた。
「店長……俺も帰っていいですか」
「ダメだ」
「じゃあいっそ沈めてください」
「ダメだ」


終わり
548名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 19:05:12 ID:O5Z0d9wh
あとがき

なんだか小鳥遊が中年親父のようにエロイのは梢姉さんの教育の賜物、
ということで
萌えを感じていただければ幸いです
549名無しさん@ピンキー:2006/07/16(日) 20:39:00 ID:g1yHHWmL
エロかわGJ!!!!!!


だが何だろう、この気恥ずかしい背徳感!!!!!!w
550名無しさん@ピンキー:2006/07/17(月) 00:29:58 ID:C3oADevU
なんだよwこのかわいさはGJ!!w
551名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 00:38:18 ID:Vq+EdjWm
エロホテル女のエロ公務員へのラブっぷり服従っぷりは
やっぱり公務員に開発されたんかなと思う連休明け
552302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/07/18(火) 00:56:29 ID:lt5tOsVS
も、なんかホンマすんまっせん
初めて勢いでなくちゃんと詰めて書こうとしたら全然進みませんでした。
ご指摘いただいた>>536さんの仰られるとおりでございます

・・・あまり進まないようならアレリナ止めて他のにするやも知れません
553名無しさん@ピンキー:2006/07/18(火) 21:07:51 ID:43lgIMih
プレッシャ−かける気はないけどアレリナ好きな俺はいつまでも待つぜ
がんばれ302氏 でも無理はすんな
554名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 01:19:28 ID:ZsWAMf8X
ひまなので旦那がテレビに出てるの観ながら昨晩の事思い出しちゃって
冷蔵庫のやさいで一人エチするわかばこさん妄想してますね
555名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 08:05:32 ID:CLko1eWC
じゃあ俺はその時使用した野菜を料理に混ぜて
旦那に食べさせて赤面するわかばこさんを妄想しますね
556名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 18:42:04 ID:przl5Tx3
それはキモいからやめれ
557名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 18:42:47 ID:nJUzyde9
料理人のプライドとしてそれは無い
558名無しさん@ピンキー:2006/07/19(水) 18:44:55 ID:4VMobswc
アレリナって無いのな…
559名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 13:18:27 ID:+fswsNuw
あげ
560名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 13:22:28 ID:gbWZh1Nv
ぬこ
561名無しさん@ピンキー:2006/07/22(土) 13:27:44 ID:+fswsNuw
つーかアレリナで検索かけても違う漫画ばっかでて来るんだよな…
562名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 03:16:05 ID:tBn1KZBZ
なんか、まとめサイトでSSが見れないんだが…俺だけか?

そういえば、ヒシン×リリザの純愛ってなかったんだな…なんか意外だ
563名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 03:18:18 ID:mbLAhGgz
>>562
見れるよ
もしかして旧の方に行ってない?
>>335が現まとめ
564名無しさん@ピンキー:2006/07/23(日) 03:24:42 ID:tBn1KZBZ
>>563
旧の方に行ってたorz
教えてくれてdクス

隅々まで読まないといかんなぁ
565302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/07/23(日) 03:37:05 ID:mbLAhGgz
新スレに移行できたら問題ないんだけどもうしばらくかかりそうですね、
と他人事のよーに言ってみる

というわけでまとめの中の方もしよろしければ
旧まとめサイトの方に現まとめへの誘導など張っていただけると混乱が起きにくいと思うのですが
566名無しさん@ピンキー:2006/07/24(月) 21:35:18 ID:/pCkNhl4
こっちに統合のはずだったのに誰だよマロンに立ててる馬鹿は
漫画サロンにカプスレは立てない方向になってるのをなんで無視してんだか
567名無しさん@ピンキー:2006/07/25(火) 03:52:54 ID:dHz02fop
あれってまた例の荒らしが立ててんでしょ
ここぞとばかりに使ってる人もなんだかなぁ
568名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 02:29:32 ID:xqk0SIxN
荒らしは困るよねぇ。 まったく・・・。
職人さん方、GJです!!! んー俺にも文を考える頭があれば・・・。

>>565
一応、最上部にはリンクを貼っておきました。
んー・・・目立ち辛いけど良いか。
569名無しさん@ピンキー:2006/07/29(土) 02:35:08 ID:/UyhiJCB
>>568
お疲れ様でやす
充分わかりやすいと思いますよ
570名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 18:11:36 ID:3jnWY7iQ
エロホテルマンとエロ公務員の話を書いてるんだが。
やつらがが酒飲んでるときの言いかけた
な…はなんだ?(意味不明でごめん。わかるやつよろしく)
571名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 18:20:24 ID:ht4JkvGj
・生で
避妊をしない

・中田氏

のどちらかだと思う。
572名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 20:19:38 ID:G8Pk0oWH
そしてエロホテル女だと思う
573名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 21:03:10 ID:yyS/HDnr
ppu
574名無しさん@ピンキー:2006/07/31(月) 22:41:19 ID:68vIbwpW
とにもかくにもwktk

妊娠報告の時の東田の「そうだろうね」の台詞・・・
まさか基礎体温までチェックしてやってたりとか
575名無しさん@ピンキー:2006/08/01(火) 20:12:20 ID:kBz6Ecs7
>>574
直腸で測るのが一番正確らしいよね。

つまりいつもいつもエロホテル女の知り穴に突っ込まれてる棒は、体温計だったんだな、と。
後ろ穴プレイを前提で書いてみた。
576名無しさん@ピンキー:2006/08/02(水) 00:10:00 ID:uyZESsSu
公務員は避妊はすれども激しく鬼畜そうだなぁ・・・
577名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 06:40:37 ID:kImwn1Po
鬱展開が無いラブラブHって良いよな
578名無しさん@ピンキー:2006/08/03(木) 12:30:28 ID:YpB4nN+k
>>577
禿同
579名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 01:52:18 ID:q4Hcy85G
まとめサイトのオエビ落ちたの?無くなったの?
580名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 02:10:02 ID:89dfW7/h
もしかしてあのオエビも3ヶ月が期限だったのかな
前の投稿が5月の頭だった
581名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 02:39:13 ID:LtPmcfqz
このスレすごく勢いがなくなったよな
582名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 12:18:54 ID:spIDozsp
初代スレと同じ運命に・・・

# ここで言う初代スレは前スレじゃないよ
583名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 18:52:38 ID:q03QJhAK
職人の書きたい周期が重ならないときもあるだろうて。
たまには保守進行もいいさ。たまには。

かくいう俺は足立×村主のプロットをまったり練ってま。
584名無しさん@ピンキー:2006/08/04(金) 21:39:21 ID:jdmvbs6m
ポルノグラフィティのシングルの曲名使って書こうとしたら
アポロに何のインスピレーションもわかなかった・・・
とりあえず順番無視して近いうちにミュージック・アワー(佐藤×轟、足立×村主の前座)投下予定
585名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 02:11:21 ID:z/26GM+t
セリアーって非処女なん?なん?なん?
586レイア:2006/08/06(日) 05:25:52 ID:RayzSSaI
皆さん始めまして!レイアと言います。初カキコAND初投稿さしていただきます。エロ有りは始めてなので自信はありませんが、見ていただいて感想を話してくれたら嬉しいです!
内容は小鳥遊×伊波で、タイトルは大切な人です。
587レイア:2006/08/06(日) 05:28:14 ID:RayzSSaI

俺はいつものようにテーブルを拭いていると一人の女性が俺に向かって歩いてきた。
「おはよう小鳥遊君!」(ドカッ)
そう言って俺の鳩尾を殴った。俺と挨拶するたびに殴ってくる女性の名前は伊波まひるといって、俺が思いを寄せている女性である。
「おはようございます伊波さん。毎度のことながら挨拶するたびに殴るのやめてくれませんか?最近はだいぶ威力が低くなっていますけど。」
倒れた時にずれた眼鏡を直しながら彼女に言った。
彼女と出会って半年たって彼女も俺に慣れたのか、出会った頃よりかだいぶ威力が低かった。彼女はすまなさそうな顔で言った。
「ごめんね〜小鳥遊君。でも小鳥遊君のおかげで最近は人を殴るときにあまり力を出さないようになったの!」
そう俺に笑いかけた。そんな彼女を見て、内心かわいいなと、思いながらも顔に出さないように頑張っていた。
「まぁ、いいですけど…。」俺は彼女に甘いと思う。何をされてもすぐに許してしまう。たまに怒るが。
「ほらっ」
と俺を起こすために手を差し出した。
俺は差し出された手を取り立ち上がった。
最近は病気が治ってきたのか、彼女が意識していれば俺に触れられるようになった。
立ち上がるとすぐ目の前に伊波さんがいて、俺は驚いてパッ、跳び退いた。そのすぐ1、2秒後かに彼女の拳が俺がいた場所で空を切っていた。彼女も突然のことに驚いて手が出たのだろう。
「あ〜、危なかった。そういえば最近意識したら殴らないのになんで挨拶する時は必ず殴るんですか?」
俺は彼女に聞いた。
「そっ、それは好きな人との挨拶は緊張するから…。(ボソッ)」
「えっ、今なんて?小さくて聞こえなかったんですけど。もう一度言ってくれませんか?」
彼女の声が小さ過ぎて聞こえなかった。もう一度聞こうとしたが、彼女は下を向いて赤くなっていた。風邪でもあるんだろうかと思っていたら。「小鳥遊君にまひるちゃん!話してないで仕事してよ」センパイから注意されて仕方なく仕事に戻っていった。

店内は珍しくこれでもないかと言うぐらいに満員でフロアもキッチンも忙しくその日は上がりの時間まで伊波さんと話す時間がなかった。
588レイア:2006/08/06(日) 05:33:05 ID:RayzSSaI

ふと時計を見れば、時計の針は10時を指しており上がりの時間になった。俺は上がると服を着替え休憩室に行きドアを開くと制服姿の伊波さんとセンパイ、それと少し顔を引きつっている相馬さんがいた。
「ああ、小鳥遊君お疲れ様。」
「あっ、小鳥遊君お疲れ様。」
「小鳥遊君お疲れ様〜!」
三人とも俺に気付き話し掛けて来た。
「お疲れ様です伊波さん、センパイ。相馬さんどうしたんですか?また伊波さんに殴られたんですか?」
俺がそう言うと、相馬さんは
「いや、今日はまだだよ。といってももう今日は終わりだけどね。気をつけてるだけさ、一応ね。」
それで終わるかと思ったらこう続けて来た。
「でも君達だいぶ仲良くなってきたね。いっそ付き合ったら?」
と言って来た。相馬さんの言葉に俺は顔を真っ赤にさせて『何言ってるんですか!』と言おうとしたが、言う前に何も言わずただ顔をこれ以上ないってぐらいに真っ赤にして相馬さんの顔を殴っていた
。ここまではいつもと同じだった。相馬さんや俺が殴られて彼女が謝り、それで終わりだった。しかし、今日はそれで終わりではなかった。
「イタッ」
何と今迄何度も何度も俺を殴っていた手を庇っていた。

「珍し〜ね。まひるちゃんが人を殴って怪我するなんて。」
センパイが言った。これ迄俺を殴ってきて苦痛の顔を出すことなんてなかった。俺が考え込んでいると相馬さんがムクリと起き上がり喋った。
「おそらく小鳥遊君のおかげで殴るとき力を出さないようになったから、使わなくなった筋肉が落ちたんじゃないかな?だから僕を殴った時、痛かったんだと思う。」
俺は嬉しくなった。だって彼女の力が弱くなったってことは、「やったじゃないですか伊波さん。力が弱くなったってことは普通の女性に戻ってるって、ことですよ!」
彼女は俺に話し掛けられ、意識を取り戻したのか、途端に慌て始めた。
「えっ、わっ、私が、普通の女性に!」しばらく慌てていたが、ふと何かを考え始めたと思ったら急に顔を赤くした。俺は不思議に思い話し掛けた。
「伊波さん?どうしたんですか。何を考えているんですか?」俺に話し掛けられて、俺の方をじーっと見て、だんだんと顔を赤くしてこう言った。
「あっ、わっ、私用事あるから先上がるね!お疲れ様!」
そう言うと出て行った。俺には何故彼女が顔を赤くして出て行ったのか分からず、ただボーット彼女が出て行った方を見ていた。
589レイア:2006/08/06(日) 05:35:38 ID:RayzSSaI

俺はしばらくボーットしていたが、彼女を追い掛けて行った。何故か分からないが、追い掛けなければ行けないと感じた。ドアを開けようとした時、「青春だね〜。」と言う声がしたが、無視して走って行った。


「はぁ〜〜。」
長い溜め息をしながら彼女は歩いていた。ワグナリアから出てしばらくは走っていたが、疲れたのか今は歩いている。
「はぁ〜〜〜〜。あそこで相馬さんがあんなこと言うから…。はぁ、小鳥遊君には悪いことしちゃったな〜。」
彼女が何を考えて顔を赤くしていたかというと、男性恐怖症が治り普通の女性に戻った時、小鳥遊と抱き合っているのを想像したからである。伊波も小鳥遊のことが好きなのだ。そして「よし!小鳥遊君には明日謝ろう。」と一人で喋っていた。
そしてしばらく歩いていると公園の前に来た。この公園を通ると近道になるので、彼女は公園に入って行った。後ろに一人の男の人影があったのを気付かずに。

伊波が公園に入って行って中ほどまで歩いた時、伊波はある異変に気付いた。後ろから一人の男性がついて来るのである。気のせいかと思い歩調を緩めると、なんと!向こうも歩調を緩めるではないか!伊波は怖くなり走り出した。

伊波は自分と後ろから付いてくる誰かしかいない公園で走っていた。
『なんなの?怖い!助けて小鳥遊君!』
と何度も伊波は心の中で叫んでいた。そして公園の出口で伊波を追い掛けていた男に抱き付かれたのである。伊波は背筋に悪寒が走り、引き離すために殴ったが、怪我をした手で殴っても意味はなかった。その間に男は伊波の制服のボタンを引き千切っていった。
「ああっ!」
すると男はここで漸く喋った。
「ぐへへへへ。ジッとしな、じゃねーとただじゃすまねーぜ?」
男の言葉を聞いて恐怖したのか、伊波は抵抗を止めた。男は伊波が観念したと思ったのか、力を緩めた。その瞬間、伊波は精一杯力を出し男を退かし、逃げようとした。しかし、すぐ近くの出口の方に男を退かしてしまったため元来た道を引き返した。

伊波は走っていた。走って、走って、もう少しで公園を出る所だった。しかし男にまた捕まってしまった。
「このクソ女!手間かけさせやがって。くらえ!」
男は握った手を上げ振り下ろした。
ダメだ殴られると思い目を瞑った。
『?』
しかし何時迄たっても傷みはこなかった。代わりに「大丈夫ですか?伊波さん。」という声が聞こえた。
590レイア:2006/08/06(日) 05:36:28 ID:RayzSSaI

そして目を開けると、そこには小鳥遊がいて男と対峙していた。
「小鳥遊君!」
伊波はそう叫ばずにはいられなかった。好きな人がピンチの時に助けてくれたのだ。これ程嬉しいことはないだろう。いつもと違うフインキを纏っていたとしても…。
『なんか小鳥遊君、いつもと違う?怒ってる?なんか怖い。』
「うぅっ。」
伊波はハッとした。あの男がいたのだ。伊波は立ち上がると、小鳥遊の少し後ろにいると、小鳥遊が話し掛けた。
「伊波さん。危ないですから少し離れてて下さい。」
そう言われ、素直を2mほど離れた。
その時男は小鳥遊に叫び掛かった。
「邪魔すんじゃねぇ!くらえ!」そういい殴ろうとしたが小鳥遊に簡単に止められた。何故なら小鳥遊は中学の頃、合気道を姉の梢に徹底的に教え込まれたからである。相手の拳を受けた反対の手で男を殴った。男は1mほど跳び、小鳥遊はこういった
「うせろ。もし今度俺の大切な人に何かして見ろ。その時はお前を許さない。」
男は小鳥遊のただならぬ気配を感じザコキャラのごとく逃げ出した。

男が逃げ出した後、小鳥遊は伊波の方を向いた。しかし伊波はポケーっとしていた。
「大丈夫ですか伊波さん。」

「えっ、あっ、うん大丈夫、ありがとう。助けてくれて。」
伊波はとりあうず礼を言った。
「いえ、当然のことですよ。」
と笑いながら言った。しかし心の中は焦っていた。さっきは切れていたため何を言っても平気だったが、普通に戻るとさっき言った言葉が恥ずかしくなり、それを隠すために必死だった。
「ねぇ小鳥遊君。ちょっと質問があるんだけどいいかな?」
「ええ。いいですよ。」
「じゃあまずなんでここに?」
「伊波さんが出てったあとポケーっとしていたんですけど、追わなきゃって、思って、それで走ってたら公園で誰かが倒れる音がしたから見て見れば伊波さんが襲われてて。助けなきゃ、って思って。」
「そうだったんだ。本当にありがとう。」
「いえ、そんな。」
と言って頭を掻いて恥ずかしさを紛らわせていた。
「それともう一つ。あの時言ってた大切な人、ってどーゆー意味?」
その言葉で伊波の頭は小鳥遊と同じくらい混乱していた。何故なら小鳥遊は店のスタッフ全員がちっちゃい物が大好きで大きい物が大嫌いだと知っている。なのに何故大きい部類に入る伊波を大切だと言ったのか、伊波には理解できなかった。
591レイア:2006/08/06(日) 05:38:07 ID:RayzSSaI

「そっ、それは」
「それは?」
小鳥遊は迷っていた。このまま自分の気持ちを伊波に伝えてイイのかと?断られる可能性だってある。小鳥遊が悩んでいると。
「お願い言って。じゃないとあたし、何も分からないよ…。」
伊波は泣きそうになりながら言った。そして小鳥遊はそんな伊波を見て、静かに語り始めた。
「伊波さんが一番知っていると思いますけど、俺は小さい物が好きです。これ迄は姉達見たいな大きい物は全部嫌いだったんです。」
「だった?」
伊波が小鳥遊に聞き返した。
「ええ。ワグナリアで働くきっかけもちっちゃいセンパイが勧誘してたからです。そしてワグナリアで働いていて伊波さんの世話を任された時も大きい物の世話なんて嫌だ、って思っていました。」
「…。」
伊波は黙って聞いている。小鳥遊は話しを続けた。
「伊波さんと一緒にいると絶対に殴られるから始めはどちらかと言うと嫌いでした。でも、だんだん一緒に仕事していると、伊波さんのイイ所とかも分かってきて、気付けばいつも伊波さんを見ていました。」
「それって…。」
伊波が口を挟みそして小鳥遊は言った。
「俺は…。」
「俺は伊波さんが好きです。小さいとか大きいなんか関係無く伊波まひるという女性が好きになったんです!もし、伊波さんがよかったら付き合ってくれませんか?ってなんで泣いてるんです?」
「えっ!」
伊波は自分が泣いているのが分からなかった。嬉しいはずなのに涙が出てくるなんて、これが嬉し涙と言う物だろうか?小鳥遊も自分のことが好きだと分かって嬉しくなり、小鳥遊が何か言う前に身体が勝手に動いていた。
「す、すいま…。」
小鳥遊が『すいません、迷惑ですよね。』と言おうとしたが言えなかった。何故なら伊波が小鳥遊に抱き付いたのだ。
「い、伊波さん?」驚く小鳥遊に伊波は上を向いて、こう言った。
「嬉しい!小鳥遊君がこんな私のことを好きになってくれて!ほんとは私も好きだったの小鳥遊君のこと。」
これ以上ないくらいの泣き笑い顔で言った。小鳥遊はそんな伊波を見て愛しく思い伊波を抱き締め返した。抱き合っていると、ふと小鳥遊は思い出した。
「伊波さん、こんなに近くにいるのに殴らないんですか?」
小鳥遊の質問に伊波はこう答えた。
「大切な人だから殴らない、ううん殴れないよ。」
そして二人は顔を近付けていった。
592レイア:2006/08/06(日) 05:39:58 ID:RayzSSaI

「そっ、それは」
「それは?」
小鳥遊は迷っていた。このまま自分の気持ちを伊波に伝えてイイのかと?断られる可能性だってある。小鳥遊が悩んでいると。
「お願い言って。じゃないとあたし、何も分からないよ…。」
伊波は泣きそうになりながら言った。そして小鳥遊はそんな伊波を見て、静かに語り始めた。
「伊波さんが一番知っていると思いますけど、俺は小さい物が好きです。これ迄は姉達見たいな大きい物は全部嫌いだったんです。」
「だった?」
伊波が小鳥遊に聞き返した。
「ええ。ワグナリアで働くきっかけもちっちゃいセンパイが勧誘してたからです。そしてワグナリアで働いていて伊波さんの世話を任された時も大きい物の世話なんて嫌だ、って思っていました。」
「…。」
伊波は黙って聞いている。小鳥遊は話しを続けた。
「伊波さんと一緒にいると絶対に殴られるから始めはどちらかと言うと嫌いでした。でも、だんだん一緒に仕事していると、伊波さんのイイ所とかも分かってきて、気付けばいつも伊波さんを見ていました。」
「それって…。」
伊波が口を挟みそして小鳥遊は言った。
「俺は…。」
「俺は伊波さんが好きです。小さいとか大きいなんか関係無く伊波まひるという女性が好きになったんです!もし、伊波さんがよかったら付き合ってくれませんか?ってなんで泣いてるんです?」
「えっ!」
伊波は自分が泣いているのが分からなかった。嬉しいはずなのに涙が出てくるなんて、これが嬉し涙と言う物だろうか?小鳥遊も自分のことが好きだと分かって嬉しくなり、小鳥遊が何か言う前に身体が勝手に動いていた。
「す、すいま…。」
小鳥遊が『すいません、迷惑ですよね。』と言おうとしたが言えなかった。何故なら伊波が小鳥遊に抱き付いたのだ。
「い、伊波さん?」驚く小鳥遊に伊波は上を向いて、こう言った。
「嬉しい!小鳥遊君がこんな私のことを好きになってくれて!ほんとは私も好きだったの小鳥遊君のこと。」
これ以上ないくらいの泣き笑い顔で言った。小鳥遊はそんな伊波を見て愛しく思い伊波を抱き締め返した。抱き合っていると、ふと小鳥遊は思い出した。
「伊波さん、こんなに近くにいるのに殴らないんですか?」
小鳥遊の質問に伊波はこう答えた。
「大切な人だから殴らない、ううん殴れないよ。」
そして二人は顔を近付けていった。
593レイア:2006/08/06(日) 05:41:05 ID:RayzSSaI

唇がもう少しで触れる距離で二人は目を閉じ唇を重ねた。長いキス。5分ぐらいしていただろうか?
「ね、もう一度。」
伊波がそういい小鳥遊はもう一度キスをした。2回目は1回目よりか短く、1、2分で終わった。
「あっ。」
キスしている時間が短かったからか伊波から不満足そうな声が出た。もう一度キスをねだろうとしたが、突然小鳥遊が「伊波さん、もう遅いから帰りましょう。送ります。」と言ってきた。
「なんで?」と伊波が聞くと小鳥遊がこう答えた。
「今日はもう遅いですし、なにより俺が伊波さんに酷いことをするかもしれないからです。」
顔を赤くしながら小鳥遊は言った。しかし伊波の次の言葉に小鳥遊は固まった。
「いいよ、小鳥遊になら酷いことされても。それにもう終電出ちゃったし。こんな格好だし。小鳥遊君、今晩小鳥遊君の家に泊めてくれないかな?」
伊波は顔を真っ赤にして言った。
それから何も話さずに小鳥遊の家に向かって歩いていた。

しばらく歩いていると小鳥遊家が見えて来た。すでに電気がついておらず、家にはいると酒の匂いがした。ふと下を見ると小鳥遊の姉、梢が寝ていた。ここで漸く小鳥遊君が口を開いた。

「起こしたら面倒だからゆっくり上がって下さい。」
そういいゆっくりと小鳥遊君は靴を脱ぎ中へ入って行った。私も小鳥遊君と同じようにゆっくりと中へ入って行った。

「ここが俺の部屋です。」
小鳥遊君に促されて部屋に入り、明かりがつくとその部屋には沢山の小さい物があった。ボーッと見ていると小鳥遊君が部屋に入り、ドアを閉めて私を呼んだ。
「伊波さん」
そう呼ばれ私は小鳥遊君の方を向いた。彼も緊張しているのか、顔が強張っていた。
「本当にいいんですね?」
小鳥遊君が聞いて来た。おそらく最終確認だろう。私は赤くなりながら言った。「うん」と。
私の言葉を聞いた途端、小鳥遊君は私に三度目のキスをした。公園でしたキスより激く、小鳥遊君が私を貪るように舌を私の口にいれた。
口の中は小鳥遊君に犯されていて、まともに息ができなかった。キスを止めると私をベットに押し倒し、ボタンが全部取れたカッターとスカートを脱がし、下着と靴下とヘアピンのみの状態になった。
ジーッと私見ている小鳥遊君に気が付き途端に恥ずかしくなり顔が真っ赤になった。そんな私に気付いたのか、小鳥遊君は言った。「キレイですよ。」と。
594レイア:2006/08/06(日) 05:50:53 ID:RayzSSaI

小鳥遊君の言葉に私は更に顔が赤くなった。そんな私を尻目に小鳥遊君はブラジャーを外し、私の胸を優しく揉んでいた。その手つきが気持ち良く。
「あっ、あん、ああっ!」
私はすごく感じていた。しばらく小鳥遊君が私の胸を揉んでいたが我慢できなくなったのか、こう言った。
「いいですか?」と。
私は瞬時に理解し、「来て。」と言った。
私の声を聞いて小鳥遊君はすでにビショビショになった下着を取り、抱き合うような姿勢をして、自身を取り出し私のあそこにあてがった。
そしてゆっくりと小鳥遊君のが入って来た。私は異物が入ってくる痛みに泣きながら耐えていると、小鳥遊君が私に触れるだけのキスをして言った。
「大丈夫ですから、もっと力を抜いて下さい。」
小鳥遊君は優しく言った。私は力を抜いた。ゆっくりと小鳥遊君は入れていっていたがピタリと止まり。不思議に思っていたが、小鳥遊君は「行きますよ。」と言って思いっきり腰を打ち付けた。
その瞬間、ブチッ、と強烈な痛みが私を襲った。


小鳥遊が伊波の処女膜を破って少したったが以前小鳥遊は動こうとしなかった。小鳥遊は処女膜を破られる痛さは知ることはできない。
ただ、小鳥遊の背中に感じる伊波の突き立てている爪によってもたらされる痛みなんかより遥かに痛いと言うことは分かっていた。なので伊波に「いいよ」と言われるまで動くつもりは無かった。
数分は待っただろうか伊波から「いいよ、動いて。だいぶ落ち着いたから。」と言われやっと小鳥遊は動き出した。
始めはゆっくりと動かしていたが小だんだんと激しくした。小鳥遊は待たされた鬱憤を晴らすかのように腰を打ち付けていった。伊波は最初の内は痛みが伴った喘ぎ声だったが、次第にだんだんと声に痛みがなくなっていった。
「くっ、伊波さん気持ちいいですか?」
「あん、ああっ、ふぁああ!うん。小鳥遊君気持ちいいよ〜!」
「俺も気持ちいいですよ。」二人共よほど気持ちいいのか、腰が勝手に動いていた。しかしそれほど長い時間は続かなかった。小鳥遊は限界を感じていた。同様に伊波も限界を感じていた。
「伊波さん。俺もうそろそろ。」
「ふぁ?ああっ!うん、私ももうすぐ!」
「一緒にイきましょう!」
「うん!一緒に!一緒にイこ!」
「それじゃイきますよ。」
小鳥遊は更に腰の振るスピードを上げた。そして波は同時に来た。
595レイア:2006/08/06(日) 06:06:11 ID:RayzSSaI

「いっ、伊波さんイきますよ?」「小鳥遊くん。来て」「伊波さん。伊波さ〜ん!」「小鳥遊君。小鳥遊く〜ん!」二人は互いの名を呼びながら絶頂を迎えた。小鳥遊は伊波の中に出し、二人は繋がったまま意識を手放した。

こうして二人は結ばれたが、これで終わりでは無かった。朝になり梢やら一枝やらに見つかり大変だったり。伊波の父親に二人が付き合ってるのがバレて大変な目に会うのだが、それはまた別のお話し。

FIN
596レイア:2006/08/06(日) 06:10:12 ID:RayzSSaI
以上です。間違って2回おなじのを載せてしまいましたすいません。
誤字脱字も沢山あると思いますが、許して下さい。
感想待ってます。
597名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 08:07:55 ID:cvdzD0Pw
中学生のエロ創作文みたい 描写があまりにも稚拙 
経験ないだろうから仕方ないかもしれんが、それでも他のSSなり小説なり読んで知識たくわえるべき
無理にエロ入れないほうがよかったかもね
598長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/06(日) 08:08:04 ID:nFv2cfw5
>>レイア
伊波も小鳥遊も青春してて可愛いです。
小鳥遊は合気道できてカッコイイし。
……あと、相馬乙。相馬は結構苦労人ですね…殴られたりして。

触発されてSSSを投下。
足立×村主 です。
599足立が村主を押し倒したら ◆/GC/jpQHAM :2006/08/06(日) 08:10:00 ID:nFv2cfw5
その日、とうとう足立は村主を押し倒し、

「きゃっっ」
「村主さん……俺……」
「うん……いいわよ」
「本当に……」
「ええ……足立君なら」
「……本当に……」
「いいわよ」
「…………………本当に?」
「足立君何度言えばいいのかしら?」
「だって……」
「足立君、どうするの?できないの?」
「…………」
「そう……。どうせ、私のことは本気じゃないのね……」
「そんなんじゃないよ!」
「じゃあ、足立君、お願い……」


村主は瞳を閉じた。



「本当に……いい──」
「もういいわ」
「あっ、ちょ、冷たい!!! ヤメテ」


足立君のいくじなし。
600長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/06(日) 08:11:00 ID:nFv2cfw5
>>まとめさん
>>454にも書きましたが
未来系 パラレル小鳥遊×伊波
それは簡単な言葉だった  小鳥遊×伊波
の二つを私の欄に

学ラン編を小鳥遊×伊波
背のびを小鳥遊×種島

に修正お願いします。
601名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 12:40:17 ID:HzHOprSV
まとめサイトのSSが殆ど見れなくなってるorz

榊×杏子(学生)、榊×杏子(現在)
小鳥遊×なずな
希望〜
山田って誰なんだorz
602名無しさん@ピンキー:2006/08/06(日) 20:17:49 ID:LR5Rmv5T
>長い人
乙 なんか台詞だけなのに情景が普通に目に浮かぶ
>601
335で見た?
603長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/10(木) 14:33:26 ID:1CHOUGRQ
山田×佐藤のエロなしを投下します


「佐藤の苦難」
604佐藤の苦難 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/10(木) 14:34:12 ID:1CHOUGRQ
「佐藤さんと八千代さんは結局、元鞘になったわけですか」
「まったく山田さんのせいでこっちはひやひやはらはらだったよ」
相馬は山田に反省を促しているようだが、山田の頭を撫でながら言っているので意味が無い。
山田は褒められて伸びる子なので少しばかり喜んでいるが、褒めるなと小鳥遊が突っ込みを入れている。
すっかりといつもの日常に戻ったワグナリアだった。

「でも今回の事で謝っておいたほうがいいよ、ほんと。山田さんに悪気は無くても責任はあるんだし」
「分かりました。山田は謝ってきます」
「うん、その方がいいよ。いつかは佐藤君と轟さんもこんな事があるとは思っていたけどね」
「もちろんです。山田は相馬さんの妹のようなものだから相馬さんの言うことは聞きます!」
「いや、妹とかそういうのは……」
「山田は今から謝ってきます」
相馬に強く宣言し、パタパタとキッチンに向かう山田を見て相馬が苦言を言う。
「まったく、山田さんも人の話を聞かない人だね」
「そうですね。これ以上山田さんが問題を起こさないと良いですけど……」
「まったく、山田さんには困ったねー」
「相馬さん笑顔じゃないですか!」
その通り、相馬は困った、困ったと言いながら佐藤と轟の一悶着を楽しんでいるのである。
これは相馬が相馬である由縁である。


「佐藤さん、今回は色々とすみませんでした。山田がご迷惑をかけました」
「あー、もう良い……。余計な事は言うな」
佐藤は煙草を吸いながら疲れた顔で山田の相手をする。
心の中ではそっとして欲しいと叫んでいるが、これ以上ややこしくなっても困るので口には出さない。
「佐藤さんは満身創痍ですね。やはり、山田は自分のした事に責任をとらないといけません」
「何を言ってるんだ?」
意味が分からねーよとそっと佐藤は呟いた。
「山田は責任をとって佐藤さんの恋人になります。山田は佐藤さんの事は嫌いですが、好きになるように努力致します。
至る所もあると思いますが、よろしくお願いします」
ゴフ……ゴホッ、ゴホッ──吸っていた煙草の煙にむせて咳き込んだ。
「……山田どういうつもりだ?」
佐藤はギラリと睨みながら山田に真意を聞く
「そのままの意味です。山田は今から佐藤さんの恋人です」
「山田……もういい……どっか行け……」
「佐藤さん、これからは山田の事は葵と呼んで下さい。恋人であるからには苗字ではなく名前で呼ぶべきです」
「うるせー!!」
「これからは佐藤さんの事を潤さんとお呼びします」
「佐藤でも潤でもどうでもいい!!山田いい加減しろよ」
「山田ではなく葵です」
「あら、店で騒いだら駄目よ」
山田が佐藤に火をつけたところでチーフであり、帯刀美少女であり、佐藤の想い人である八千代が騒いでいる二人を注意しに来た。
ついこの間、佐藤と轟が恋愛問題を起こしたが佐藤の咄嗟の機転でどうにか難を逃れた所である。
605佐藤の苦難 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/10(木) 14:35:06 ID:1CHOUGRQ

「八千代さん、山田は責任をとって佐藤、いえ、潤さんとお付き合いをする事になりました」
「……責任ってどういう事かしら?」
八千代は理解不能だわと顔に表している。
「山田と潤さんの間には色々ありまして責任をとるという事で付き合う事になりました」
「えっ……」

もしかして佐藤君は山田さんに……な事をしているのかしら?
でも、やっぱり責任ってそういう意味よね?
私は男の人では佐藤君が一番好きだけど……山田さんはもしかして佐藤君の事を好きなのかしら?
うん、きっと好きに決まっているわ。
だってそうじゃないと付き合ったりできないわ。
それなら私は二人の仲を応援するべきだわ。

「葵ちゃん、佐藤君はとっても良い人だから安心してね。きっと、ううん、絶対に葵ちゃんの事を大切にしてくれるわ」
「分かりました。山田は幸せになります」
「葵ちゃん……」
「八千代さん……」
二人は手を取り合って感動を分かち合っている。
かつて山田は轟を山田のお母さんになって欲しいと言っていたが今まさに母親が娘を嫁に出す瞬間そのものであった。
そして花婿……もとい佐藤は一人残されている。
「佐藤君、葵ちゃんを幸せにしてあげてね」
満面の笑顔で山田の事をよろしく言う轟に佐藤は男の人では自分の事が一番好きだと言っていたのに山田とくっ付く事を満面の笑みで言われて白く灰になっている。
「潤さん、ふつつか者ですが宜しく末永くよろしくお願いします」
乙女二人がキラキラと佐藤に言い寄った所でハッと佐藤は我に帰った、このままでは本当に山田と恋人になってしまうと。

「おい、山田!」
「葵です」
「やーまーだ」
「ちょっ、佐藤さん髪の毛は引っ張らないで下さい。痛い、痛いです」
「うるせー。さっきから余計な事ばかり言いやがって、いい加減にしろ」
「山田は潤さんの恋人ですがいきなりこういったSMプレイは高度過ぎます。徐々に徐々にお願いします」
「うるせー!いつ、誰が、誰にSMプレイをしているんだ!?」
「今、潤さんが、山田に、SMプレイをしています」
「……………!!!」
「あっ、お玉まで使うんですか。山田は潤さんの恋人ですからこれぐらいは我慢しなくては。しかし、マニアック過ぎます」
パコン!パコン!と佐藤はお玉で山田を数回叩いた。
相馬にはフライパンや包丁を使うがお玉なのは山田が女の子なのを考慮しているのだろう。
「潤さんの性癖はマニアックだとしても」
「あああ!!マニアックだとしても!!!??」
「お察しの通り、山田の胸は八千代さんや杏子さんのよりも小さいですが潤さんに満足して頂けるよう頑張りますので、御了承下さい」
「ええ!!!」
山田の言葉に一番驚いたのは佐藤でもなく八千代だった。
606佐藤の苦難 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/10(木) 14:36:03 ID:1CHOUGRQ
佐藤君は葵ちゃんの胸の大きさまで知っているって事は……やっぱりそういう事をしている関係なんだわ。
でも……佐藤君は私の事を好きだって言っていたのに……。
葵ちゃんは入ってきたばかりだから佐藤君と知り合ってからそんなに日にちが立ってないはずなのに……。
いや、きっと佐藤君は葵ちゃんの事を好きになったんだわ。
だって私なんかより葵ちゃんの方が素敵だもの。

自分の魅力が良く分かってない轟である。
こんな考えも轟がアホの子と言われる由縁である。

「あっ、潤さん」
「何だ!?」
「ちょっと動かないで下さい」
「はあ?」
山田の髪を引っ張る力を弱めたのが佐藤の失敗だった。


チュッ

佐藤は動きが止まった。
物凄く固まった。
白い灰になり燃え尽きた。
山田とのキスシーンを自分が好きな轟に見られているのだから当たり前である。
轟は轟でキャッと言いながら二人の奇妙なラブシーンを恥ずかしがっているありさまだ。
607佐藤の苦難 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/10(木) 14:37:00 ID:1CHOUGRQ

「山田のファーストキスは潤さんです。どうだったでしょうか?
ファーストキスはレモンの味と聞きますが、煙草の味がしました。
山田は潤さんの恋人ですから煙草の味がしても文句は言いませんが、お腹の子供のために煙草の方は控えるようお願いします」
「葵ちゃんが佐藤君の子供を……。
佐藤君が責任をとるって私は聞いていたのに……それなのにファーストキスだなんて……順序が違うわ」
轟は古風であるため順序が違っている、乱れ切っている性を少しばかり許せずに思わず刀を抜いてしまった。
ちなみに佐藤と山田の孕んでいないだろうが!!そのうち妊娠しますからと言ったやりとりは耳に入っていない。
「佐藤君、葵ちゃんの為にも責任を取るべきだわ」
おしとやかに言うが顔は笑っていない。
「轟、落ち着け!!刀をしまえ」
「落ち着いているわ。私は佐藤君の事は信じているけど、佐藤君はもう少し葵ちゃんに優しくしてあげなくちゃ駄目よ。
佐藤君と葵ちゃん……そういう事もしてる関係なんだから。」
「轟、お前、アホだろ」
「ええ、割と。でも、葵ちゃんを弄ぶのは駄目よ」
「弄ばれているのは俺だ!!」
「八千代さん……山田の為にそこまで言ってくれるだなんて……山田は感無量です」
「葵ちゃん、これぐらいは何でもないわ」
「俺と山田は恋人でもなければ、手をだした事も無い」
「でも、潤さんは山田が恋人になると言っても文句を言いませんでした。山田は無言は肯定だと思いました」
「呆れてものが言えなかっただけだ!」
「潤さんは照れ隠しが下手ですね」
「照れ隠しでも何でもないわ! あと、潤と呼ぶな」
「やはり、山田の身体では不満なのでしょうか? 山田はまだ……16なので潤さんが育てればある程度は─」
「黙れ!! あと年齢がすぐに出てこなかっただろ!?」
「言いがかりです、決して年齢を誤魔化してなんか無いです。涙をハンカチで拭います……」
「佐藤君、あんまり酷い事を言っちゃ駄目よ、メッ!」
「轟、一から十まで説明するからこれ以上勘違いするな!!」


「──と言う事になりました、相馬さん」
「うん、まったく山田さんは困った子だね」
「頭撫でながら言っても説得力ないですよ」
「そんな事ないよ、小鳥遊君。で、山田さんは結局、佐藤君と付き合う事になったの?」
「いえ、佐藤さんが余りにも怒るのでその話は流れました」
「そうなんだー」
「相馬さん、顔におもいっきり残念と出てますよ」
「いやあ、折角、山田さんに責任をとれって言ったのに責任とれなかったら残念じゃない?」
「相馬さん……あの……」
「ん?何?」
「後ろに……」
「えっ?」
「よう、相馬。あれはお前の差し金だったんだな」

いつもよりも更に無表情な佐藤が立っていた。
小鳥遊曰く、どんな鬼よりも怖かったと。

「いや、違うよ」
「よーく分かった」
「佐藤君、話し合おうね。会話って大事だと思うんだ」
「なら、今から店の裏で話し合おうか」
「イヤー!!!! 小鳥遊君助けて!!!」
608長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/10(木) 14:37:42 ID:1CHOUGRQ
以上です。
609名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 18:45:42 ID:tO8dt9FY
おお、雰囲気出てるねw
特に山田がいい味出してたのがGJ!
610名無しさん@ピンキー:2006/08/10(木) 21:02:13 ID:SK5CqdvL
山田カワイス・・・・・GJ!

でもやちこって佐藤が自分好きだって気付いたっけ?
後ろの幽霊さんでごまかされたんじゃなかった?
611名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 00:43:06 ID:quvxFntx
どうも佐藤ぽくないな……、と思ったら「!」がついてるからか。
612名無しさん@ピンキー:2006/08/11(金) 03:05:34 ID:VqumAKcL
「!」を無くして、適当に台詞の前に「・・・」を入れるとより佐藤ぽくなる気がする
613名無しさん@ピンキー:2006/08/12(土) 23:14:08 ID:FB9FKkZX
ここで小鳥遊×山田希望
614名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 01:49:52 ID:PXtwajKY
相馬×山田もいいなぁ
615名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 02:17:20 ID:yPp/9Li/
コミック派の俺は負け組かっ!
616名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 02:54:13 ID:N+1mfd2W
まとめサイトのSSが読めないことについて
617名無しさん@ピンキー:2006/08/13(日) 12:19:46 ID:PXtwajKY
>>616
よくその話題出るけど
http://www.room01.com/~wish/gahako/index.html
ここで読んでる?

まえ携帯で見たときは見れなかったけど、パソコンなら問題なく見れると思われだが。
618名無しさん@ピンキー:2006/08/14(月) 00:21:05 ID:eKuo57Sy
ハーレムものを希望
619名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 00:05:40 ID:oVLvBp0i
それはブタ猫犬のどれで?
620名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 00:31:00 ID:Ve1304Pc
どれが一番ハーレム向けかな?
猫と豚は相手が決まりきってるから犬かな。
621名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 09:39:41 ID:0+IMyKRw
いや、たぶん可愛さのあまり気が付いたらヒシンがハーレム状態が一番ありうる
622名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 13:00:02 ID:JyNAyklx
どれもハーレム向けじゃない気がする
623名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 15:40:56 ID:/wHO+2Jl
確かに完全にフリーな女陣は少ないなー
いや男陣もフリーは少ないか?
誰かしらと少なからずフラグが見えてるような
624名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:07:11 ID:Gk7UDRPd
宗太と小鳥遊姉妹ならハーレムも可能だな
625名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:12:27 ID:yxbcf/In
そういえば、なずなはいつも肩出しルックで妙にエロイと思うんだ。小○生のくせに。
626名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:17:18 ID:cBcPpiRS
>>625
宗太を色仕掛けでハメたいのかも試練。
627名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:22:33 ID:oVLvBp0i
その気になってアタックしたら「勝手に勘違いしないで」とか言われそうな感じがする
628名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:29:51 ID:L0YyipqT
小学生にアタックするなw
629名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:33:12 ID:Gk7UDRPd
なずなとリリザは同じ歳なんだよな。
どっちにアタックする?
630名無しさん@ピンキー:2006/08/15(火) 23:55:22 ID:oVLvBp0i
>>628
いや将来の話ね、さすがにw
631名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 08:49:25 ID:D3ii+hr5
>>630
アタックチャ〜ンス!
632名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 21:14:17 ID:zdJT89gk
巨乳=シンヤ=深夜
貧乳=まひる=真昼
633名無しさん@ピンキー:2006/08/16(水) 21:18:54 ID:zdJT89gk
誤爆した・・・
634名無しさん@ピンキー:2006/08/17(木) 10:29:59 ID:PYvJX02p
誰か、海での水着話を・・・
635長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/18(金) 04:43:24 ID:3ovpwPNO
>>611-612を参考に修正版をまとめサイトにうpしてみました。

ttp://hoteism-hack.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/up/source3/up0012.txt


作品を投下します

榊×杏子
エロ無し

差し出す手
636差し出す手 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/18(金) 04:44:06 ID:3ovpwPNO

何度もカレンダーを見て今日という日が四月一日ではない事を確認する。
今日が四月一日ならどれだけ気が楽になるのだろうか。
全てを嘘だと思いたい。

出会いはどれほど、昔だったろうか。
どんな出会いだったのだろうか。
初めて交わした言葉を思い出す事すらできない。
どうやって出会ったのかすら覚えてない程、僕達は自然に隣りにいた。


僕は君と一緒にいた。


一緒に喧嘩して、何でもないことを夢中で語って、当てもなく街をぶらぶらして、一緒に御飯を食べて、それが普通だった。
それが普通だと思っていた。
そんな日常がいつまで続くかは分からないけど、いつまでも続けば良いなと思っていた。
少なくとも僕は。
僕はいつまでも続かない事に気づいていたけど、目を逸らしていた。
君はどう思っていたのだろうか。
「その話は本当なの?」
「ああ、本当だ」
「そっか……おめでとう」
「……だから、これからはお前と遊んだり飯を奢らせたりできないわけだ」
溜め息がでそうになるのを堪えながら、そりゃ、そうだろうねと返事をした。


「お見合いをする」
そう告げられたのは少し前。
冗談では無い事を確認し、上手くいくようねぎらいの言葉を送った。
言葉を無くす前に引き戻された、現実に。
君は僕にお前にこういう事をするのは最後になるなと言って笑いながら僕の頬を殴ったんだ。
それは決別の証だった。
637差し出す手 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/18(金) 04:45:24 ID:3ovpwPNO
八千代ちゃんが泣きながら僕の目の前に現れたのは君のお見合いの日の朝だった。
君は八千代ちゃんにその日までお見合いの事を告げなかったんだね。
八千代ちゃんは僕の所に来て無理矢理、君がお見合いをする会場まで連れて行った。
着物が鮮やかに輝いてとてもよく似合っていた。
僕は君に見惚れていた。
八千代ちゃんが行って下さいと言い、僕の背中を押したけど、僕の足は前に進まなかった。
くるりと後ろに向かい、僕はその場を後にした。
僕の背中に八千代ちゃんがどんな表情をしていたか、どんな視線を向けていたのかが手に取るように分かったけど僕はそれを無かった事にした。
言いたいけど、言えない事は幾らでもあった。

「……久しぶりだね」
「ああ……」
君は僕がここに来た事に酷く驚いていた。
僕も君に会いに来た事を酷く驚いている。
「てっきりお前はもう私と会わないものだと思ってた」
お見合いをすると告げられた日から僕達は顔を合わしてなかった。
もう顔を合わす事もないだろうと思って、ここに来るつもりなんて無かったのに来てしまった。
君の純白の衣装に黒髪が映えているのを見て心が痛む。
今、僕が見ている女性は君だけど君じゃない。
生涯に一度だけ身にまとうその衣装を僕の隣りで着てくれる事を過去に幾度考えただろうか。
「お前のところの店はどうだ」
「まあ、ぼちぼちだよ」
「そっか。私のところの店は新店長が来たらしいけど、どうなってんだか……」
「八千代ちゃんが頑張ってるらしいから大丈夫だよ」
「ああ」
当たり触りの無い会話を重ねながらお互いが駆け引きをしている。
気の利いた冗談の一つも言えない自分の口を少し恨む。
大きなようで小さくて、幾度か重ねた事もあった君の身体を見る。
そんな関係になったのは必然ではあり、偶発的なものでもあった。
君も僕も虚ろな瞳をしている。
いつもの凛とした表情は跡形も無く、今にも泣きそうな顔で眼元が光っている。
君はこれから幸せになる為に清い純白の衣装に身を包んで、十字架の前で僕の知らない誰かと愛を誓うんだろ。
それなのに涙が溢れ流れるのを必死で堪えている。
僕は君に触れようとした、無意識に。
でも、僕が君に触れる事は無かった。
意識が気づいて、伸ばした手を止めた。
君は君なりの答えを出したんだ。
だから僕にできる事は何も無い。
638差し出す手 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/18(金) 04:46:01 ID:3ovpwPNO



「しかし、あれだね、見違えるほど綺麗だね」
「……まあ、こんなの二度と着る事はないだろうな。つーかお世辞はいいよ」
「いやいや、ホント。綺麗だよ。よく似あってる」
「こんなのを着ても意味が無いさ」
「そう?」
「ああ、こんなのを着ても本当に好きな奴に好きとは言って貰えないからな」
「そんなの、僕だって同じだよ。好きな人に好きと言えないからね」
「本当にしょうがないほどバカだな、私達は」
「まったくだ」
そして二人で声を揚げて笑った。
ひどく嘘っぽい笑いだった。


「もし私が手を差し出せば、お前は私の手を引いて駆け出してくれるのか?」


「じゃあさ、僕が手を差し出せば──────────」









「……そんなの、決まってるだろ」






639長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/18(金) 04:47:06 ID:3ovpwPNO
以上です。
640名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 17:14:20 ID:+KuHAsU0
>>639
とりあえず乙。以下個人的な意見。
どうもこの話は、榊×杏子である必要がないと感じる。
パロなんだから妄想してなんぼだとは思うが、二人の過去の関係とか榊の性格が
想像の及ぶ範囲を越えていて、別のキャラに見えてしまう。
人物名を変えて、オリジナル作品として出しても支障がないくらいに。
もう少し、元のキャラが想像できるようなSSだといいなあ、と思う。
641名無しさん@ピンキー:2006/08/19(土) 21:52:47 ID:DXTSDUeY
そりゃSSスレではよく言われる話だわな
642名無しさん@ピンキー:2006/08/20(日) 01:23:24 ID:ww4zF/d9
なんかあんまり杏子さんぽくない
あと、多分後半は結婚式の日なんだろうけど、場面転換した事が分かりづらい
643なんとなく思いついた:2006/08/20(日) 03:27:32 ID:XFeHrpGt
「あ、雨だ・・」

何の気なしに、誰かがつぶやいた。
平日の、しかも昼と夕方のちょうど狭間の時間帯に、客などそうそうにいない。
珍しく静かだった店内に、その声が響いて・・・。

「うそ!?雨・・・?」

フロアの一角で、見目麗しい青年が頭を抱えた。
彼-名を進藤ユータと言う-は、夕方からまた徒歩でバイト先のホストクラブに行かなくてはならないのだが、如何せん今日は傘を持ってきていない。
午前中は暑苦しいぐらいに晴れていたのだ、仕方ないといえばそこまでだが。

「雨に濡れて歩いて行かなくちゃいけないのか・・・。弱ったな・・」
「傘ぐらいなら貸しますけど」
「本当かい東田君!?」

頭を抱えていた青年は、東田と呼んだ少年の手を取って頭を下げる。
『嘘だよ』と言われる不安などない。
彼は多少歪んではいるものの、まだ実直ではあると思う。
・・・少なくとも、彼の幼馴染よりは。

「これで無事に行けるよ、本当にありがとう。・・今日は大事なお客様が来るんだ・・」
「・・・大事な・・・」
「うん、そう・・・って、志保ちゃん!?」

轟、と嫌な気配がしたのを、青年は確かに感じ取った。
長年虐げられてきた弱者の勘と、曲がりなりにも幼馴染であることが、それをより確実かつ顕著にする。

「大事って、どんなお客さんなのかしら・・」
「えっとね?・・確か大富豪の奥さんだったひとで、今未亡人らしくて・・」
「・・・・」
「その人が、少しの間恋人になってくれれば、志保ちゃんの家への借金を返してくれるって・・」
「・・・・・」
「でね?もし良ければ生活の援助もしてくれるらしい・・・」
「ユータ君の馬鹿!!」

突然の怒声。
青年は、その不幸な生い立ちから背負った業を己の魅力を駆使して回避しえることを喜んだだけなのだろうが、
彼へ想いを抱いていた少女には堪えられなかったらしい。
彼女が愛用の日本刀を取り出すのを、青年は如何な気持ちで見ていたのだろうか?

「ユータ君が身売りするなんて、許さないから」

少女の声が、店中に重く響いた。
644なんとなく思いついた:2006/08/20(日) 04:06:50 ID:XFeHrpGt
いやまぁこんだけだけど。

・・・反省、している。
645名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 14:10:49 ID:7+7k/49l
反省よりも、改訂・増ページをお願いします。
646名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 19:53:18 ID:NFzv658w
作品を投下しようと思う。

佐藤×八千代 エロ無し 季節外れにも程がある冬物
647神への願い:2006/08/22(火) 19:54:14 ID:NFzv658w

この世にいると思われる神様

俺は、今まで生きてきてそこまで神様に頼みごとをしたことなんかねえ

せいぜい家族で初詣に行き「今年ものんびりできますよーに」とかが最高だ

だからよ。今更「願いを叶えろ」とか命令形で言ったりはしねえ

大体、悪いのはハッキリしねえ俺じゃねえか

アイツは悪くない。アイツは極めて純心。ピュアだピュア

・・・でもよ・・・

宝くじの1等賞当選者とかに幸福与えるくらい太っ腹ならさあ

・・・一握りの幸せくらいくれねえかな?
648神への願い:2006/08/22(火) 19:55:46 ID:NFzv658w
「今日はさみいな」

レストランの窓から覗く真っ暗な空を見て呟いた。
もう少しで俺の仕事は終わり、着替えてとっとと帰ることになるだろう。
しかし、正直北海道の冬は堪える。もちろん、それ相応の厚着はしてきたんだが。
・・・それにしてもいいバイトだ。
そんなに忙しくもないのにちゃんと金は入る。ダベってても何をしていても関係無し。

 アイツも見れるしな


「そうだね。雪でも降るかな」

「困るな。無駄に寒い」

俺は基本的に歩いて帰る。
雪でも降られたら濡れるし寒いしでいいことなんか何一つねえ。
・・・いや、あるにはあるが、確実にそんなシチュエーションに恵まれることはねえだろう。
俺はそういう方向ではとことん、本当にとことんツキが向かない。

「ま、なんとかなるんじゃないかな。・・・そろそろあがり?」
「おう。そうだな・・・じゃ、お疲れー」
「お疲れ」

後ろを見ずに顔の横で手を振り、更衣室へと向かった。
649神への願い:2006/08/22(火) 19:57:37 ID:NFzv658w
「やっぱり寒い」

ファミレスから出てすぐに出た言葉がそれだった。
吐く息は真っ白だし、首や手などがどんどん冷えていくのが分かる。
幸い雪は降っていないが、全く星が見えないのを見ると十分心配する必要がありそうだ。

「走って帰るか・・・」

そう呟き歩き出そうとした時、ファミレスの自動ドアが開く音がした。

何気なく振り向くと、そこにいたのは我がファミレスのチーフだった。

・・・いや、その前に俺の想い人でもあるんだがな。

「佐藤君。今帰り?」
「お前もか」

お前もか、というか・・・シフトは決まっているのだからこの返答はおかしい。
しかし、俺は基本的にパッパと着替えを済ませ、あまり周りを見ずに帰るため、今までここで出くわしたことはない。
それに、コイツは自分の仕事を終わっても店長に付きっ切りでなかなかでてこないからな。
今日は少し考えごとをしながら着替えたため、普段より遅れたから会えたのというのもあるだろう。
・・・今思えば、毎回こんぐらいの時間で帰ればよかった。と邪な考えが浮かんだ。

「ええ。今日は寒いわね」
「ああ・・・おまけに暗い」
「これだけ暗いと不安になるわね・・・」
「・・・ああ」

その言葉を聞いて、俺は少し考えてしまった。
勝手な妄想なわけだが、そのセリフが「送ってくれない?」に聞こえなくもなかったからだ。
・・・うん、改めて考えたが、完全な妄想だな。学生か俺。いや、大学生だけどよ。

「・・・送るか?」

しかし、俺の口を動かす脳は妄想で確定してしまったのかそんな事を言ってしまう。
どうしよう。もの凄く恥ずかしい。帰りたい。あ、これから帰るんだ。
反応によってはもの凄くブルーな気分にもなってしまうため、彼女の顔を見ることもできない。

「・・・お願いしようかしら」

・・・うぉーい予想外の展開?
まず喜ぶとか以前に俺のこの心臓が鳴り続けて破裂しないかどうかの心配が先な気がする。
彼女をチラリと見ると、こっちを見ながらニッコリと微笑んでいる。
そしてまた視線を逸らす。顔が赤いのが知られると恥ずかしい。

「・・・じゃ、行くか。どっちだ」
「こっち」
「・・・同じ方向か。行くぞ」

・・・あーあ、我ながらそっけない反応。
自分で自分が嫌になる。どうにかなんねえのかねこの性格。
後ろから、慌てて駆け出す足音が聞こえて振り向いた。
彼女は先ほどと変わらない笑顔で俺のほんの少し後ろを歩いている。
それだけで相当可愛らしくて俺は視線を前に戻した。
650神への願い:2006/08/22(火) 19:59:46 ID:NFzv658w
ダメだ。この短時間で俺の心臓の鼓動は相当な速さへと変化している。
一緒に帰るだけでこんな反応・・・本当に中学生みたいだな。
歩き出してまだ数分だが、この時間が俺には凄い長い時間に感じられた。

 ・・・コイツはどう思っているんだろうな。

「なあ轟」
「何? 佐藤君」
「・・・誰かと一緒に帰ると安心するか?」

俺と、という言葉はあえて省いた。
さすがにそこまで言うと感づかれる気がする。


「ええ。・・・特に佐藤君は信頼できるから」

「・・・そうか」

あー。今結構死んでもいいくらい幸せだった。
心の中の俺は今ガッツポーズをとりまくっていることだろう。
あれ、何心の中とか言っているんだろうな。壊れてきたか俺。

「ねえ佐藤君」

「何だ?」

「私と歩いていて楽しい?」

今飲み物を口に含んでいたら間違いなく吐いている衝撃が襲い掛かる。
何だ、先ほどの攻撃の反撃か。意外と攻撃型か。うわ、何か俺おかしくないか?

「楽しいといわれると少し困るがな・・・。一人で帰るよりはずっといいな」

「私も。やっぱり一人だと心細いもの」

・・・こんな俺でも頼りにされるのか。

先ほどの壊れた脳内暴走に比べて、思考がぼんやりしているのは気のせいではない。
なんだか・・・ここまでうまくいっていると信じられなくなる。

俺の見解としては、この状況は最高にいいシチュエーションであって、彼女も微笑みを絶やさない。
ハタから見れば、カップルにしか見えないのかもしれない、と思うくらいだ。

夢なら覚めないでほしい。今までの事から考えると、今の状況は幸せすぎるんだから。
もしかしたら、今のこの瞬間が、俺とコイツとの一番いい状況なのかもしれない。
卑屈な考えだが・・・あながち間違いでもないはずだ。

「本当に今日は寒いわね・・・」

「あ、ああ・・・そうだな」
651神への願い:2006/08/22(火) 20:00:29 ID:NFzv658w
ずっと考え事をしていたので少し動揺してしまった。
確かに・・・俺はずっと恥ずかしさや嬉しさで暖かいのだが、彼女にとってはかなりキツイはずだ。

「・・・雪?」

目の前に白い粒が落ちてきたので呟いた。
空を見上げると、幾つもの綺麗な雪が降り始めていた。
外灯の明りを雪が吸い込んで、とても綺麗に見えた。

・・・へえ、このシチュエーションに俺が遭遇できるとはねえ。

ファミレスの中で、絶対に経験することが無いだろうと思われた事態に、俺はぼんやりと空を見続けていた。

「雪・・・寒いわけね」

彼女の声が少し沈んでいる気がしたので、勇気を出して顔を見た。

よほど寒いのか、頬は紅潮し、手袋もしていない手も赤くかじかんでいる。
両手を口の前に運び、ゆっくりと吐息を吹きかけていた。
更によく見ると、肩がふるふると震えている。

「大丈夫か?」

「え? だ、大丈夫。平気よ?」

「・・・手真っ赤じゃねえか」

さすがに、寒そうな彼女を見ると、自分のくだらない考えなんかどうでもよくなっていた。
俺が見る限り、彼女は相当寒そうだから。
彼女にはどう見えているのかは分からないが、俺は心配して・・・





 彼女の手を自分の手で包んだ
652神への願い:2006/08/22(火) 20:01:40 ID:NFzv658w



 自分がした行為がどのような事かを認識したのは、数秒経ってからだった。


え・・・心配していたからって、俺は何をやっている?
俺は今・・・何を包んでいる?
・・・何をしている?

恥ずかしいとかそういう考えはなく、とにかく思考回路がショートしそうだった。
無意識にやってしまっただけにタチが悪い。何をしていいのか、何を喋ればいいのか全く分からない。

このまま、無理矢理手を放して逃げるというのも手だった。
彼女がどう思っているか分からない。とりあえず、この場から逃げ出したいと思う。

よく考えてみれば、好きでもない男にいきなり手を握られたんだ。
俺は男だが、女としてはそれがどれほど嫌なことなのか。
そして、俺はそれを現在進行形でしている。

最低だ。自分の心の底の欲望が、この行動を生んだ。



いや、考えてみれば、いい機会だ。

いくら俺でも、成就することが無い恋愛をいつまでも続けられる自信は無い。

ならば・・・いっそ拒絶してもらえば吹っ切れる。
彼女を想う気持ちを完全に振り払うことができる。

それがどれだけ辛いことかは考えられない。

俺は最低な事をやったんだ。当然の報いだ。


頼む。拒絶してくれ。この手を振り切ってくれ。
そうすれば、俺は解放される。ハッキリしないまま、他の恋を見つけられない自分から。
653神への願い:2006/08/22(火) 20:02:18 ID:NFzv658w


でも、これも最低な考えだと思った。
いきなり心に真っ黒な闇が落ちて来た気がした。

自分の気持ちも伝えず、勝手にあれこれ考えて、勝手に恋を諦めている。
そんなの、彼女をちゃんと想っていないということだ。
勝手に一人で考えこんで、自分の気持ちすら裏切っている。
こんな風に想うなら、最初から好きになんじゃねえクソが。自分をそう叱りたい。

(どうすりゃいいんだよ・・・!!!)

涙が出そうだった。
どうしていいか、分からなくなった。

寒空の中、俺一人だけが取り残されている気分だ。

助けてくれ。誰でもいい。来てくれ。

そうすれば、手を放して言い訳をして誤魔化して、何とか前の関係のままでいられるかもしれない。

まだ彼女を愛せるのかもしれない。


小鳥遊、伊波、種島、店長、音尾のおっさん、相馬、山田!
654神への願い:2006/08/22(火) 20:03:08 ID:NFzv658w




「あったかい」




その言葉がしばらくの間理解できなかった。
何秒かしてから、俺は彼女の顔を見た。

その顔はほんのりと紅潮している。それが寒さ以外が原因なのかどうかは、俺には分からなかった。
多分、俺の顔は笑っちゃうくらいに唖然としていると思う。

とりあえず、そんなぼんやりとした思考の中で理解できたことは、彼女は俺の手を振り切ったりはせず、そのまま俺に微笑んでいるということ。


「凄くあったかい。佐藤君の手」

気のせいか、先ほどよりも頬を赤くして・・・彼女は俺に最高の笑顔を見せてくれた。


気づけば、振り続ける雪は、彼女を包んでいる俺自身の手に少し積もっていた。



・・・冷たさなど、全く感じないが
655神への願い:2006/08/22(火) 20:03:43 ID:NFzv658w




この世にいると思われる神様

ありがとう。幸せをくれて。いや、マジで感謝してる

これから初詣もしっかりやるよ。実家に帰ったら神棚も掃除するよ

だからさ・・・頼む、もう1つだけ願いを聞いてくれ

ガキの頃から普通、1度は願うことだと思うけど、俺は願ったことねえから

だから、今この願いを叶えてくれ




時間を、止めてくれ
656名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 20:05:10 ID:NFzv658w
こんな感じ。
初めて書いたからどうしていいのか分からないこと多いけど、見てくれると嬉しい。
妄想の塊みたいだな、と自分で見て思った。いや、そういう場所なんだけど。
657名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 21:46:56 ID:HESlDVqD
乙。
普段饒舌でないシュガーの一人称はやっぱ違和感あるけど
それがなんともGJ
658名無しさん@ピンキー:2006/08/22(火) 23:38:56 ID:duuYfEtt
やちこは天然の小悪魔だな。だがそれがいい。
とにかくGJ
659名無しさん@ピンキー:2006/08/23(水) 19:11:06 ID:TNn3MW/b
佐藤が感情豊かに生きている…!
660佐藤:2006/08/23(水) 23:05:46 ID:eafp69wA
>>659
そんな驚くことねーよ
俺だって怒ったり悲しんだり笑ったりときめいたり
毎日表情豊かに生きてるぞ
661名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 01:20:21 ID:6G5poFQP
着替えを済ませ帰る前にタバコを一本吸ってると
轟がパタパタと俺に向かって走ってくる。
その幸せそうな顔を見てると俺も幸せになるが、
それと同時に店長の話を聞かされるのかと思うと軽く鬱になる。

「佐藤君」
「…何だ?」
最初のタメはささやかな反抗。
「タバコって美味しいの?」
そんなことか…
「…一本吸うか?」
俺は返事を聞かずにくわえていたタバコを手に取り、
反対の手で轟の頭を押さえ…キスをした。
「えっ?えっ?」
戸惑う轟、そりゃ当然だろう。
「店長が呼んでるぞ」
俺はそう言って逃げる様に店を出た。


被ってそうなネタだ…
しかも内容が強引だな
正直すまんかった
662名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 16:53:34 ID:U6lkByBD
ヒシン×酒屋女(名前ド忘れ)に萌える俺は異端児ですかそうデスカ
663名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 17:58:43 ID:Rfpe/DJU
シンヤがヒシンを可愛がって抱きしめでもしようものならアリの怒りはすさまじいことになりそうだ
664名無しさん@ピンキー:2006/08/24(木) 18:02:59 ID:g3yOXyVr
アリのシンヤ・・・?
665名無しさん@ピンキー:2006/08/25(金) 23:14:52 ID:blB9Vbkn
足立×村主が読みたい…たまには足立だって頑張るんです、みたいな
666名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 00:52:59 ID:hkoINCyC
>>664
初めて気が付いた。
だから比較的良い子なんだろうか。
667名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 13:34:41 ID:v0eDMBOA
ここってエロパロ恋パロオンリー?
668名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 13:48:41 ID:Kedser2c
そーでもない
一寸ぽぷらなどは大変面白かったです
669名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 14:36:03 ID:AfN6Xi76
本サイトの答えがワカンネー!!!
670前スレ188 ◆HDuBmsHLTY :2006/08/26(土) 16:01:31 ID:gFDryVeY
どうも、こんにちは。さすがにもう落ちちゃったと思っていたのでまだ残っていてビックリしました。
これからまたちょくちょく投稿させてもらおうと思うのですがいいでしょうか?
671名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 16:41:53 ID:mn02Y9dZ
まってました>>670
ハイペースだと大変だと思うんでスキなの好きなときに書いておくんなましです
672名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 18:16:24 ID:Kedser2c
>>670
「ちょくちょく」
期待してもいいですか?
673名無しさん@ピンキー:2006/08/26(土) 21:22:24 ID:kj62iQNd
>>670
落ちるわけないよ!これからもっと盛り上げるんだよ!!


梢姉さん×伊波の百合ってありだよね?
674名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 01:41:51 ID:i7CTU+5e
アリだな。
きたるそうたんへのご奉仕の仕方を教わるいなみん
675名無しさん@ピンキー:2006/08/27(日) 01:48:31 ID:plV0R63p
ご奉仕の仕方を教える、と言って伊波を呼びつけ
慣れるためだから、と言う名目のもと目隠しをつけさせ

縛り倒した宗太本人を使ってご奉仕の練習をさせる愛のキューピッド梢姉さん
676長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 22:53:58 ID:5ovphmdt
>>640-642
御指摘ありがとうございます。
精進してできるだけ質が高いものを投下したいと思います。


種島→佐藤でエロ無しです

ぽぷらのチョコ
677長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 22:54:51 ID:5ovphmdt

北海道某所にある、俺が働いているフィミレス「ワグナリア」はいつも客が少ない。
それでも店は黒字で問題も特に無いらしい。
それに、もし売り上げが悪くなったら、マスクに釘バットを持っていた元ヤンキー、
ポジティブに見て花粉症の野球部員だった店長が便利な後輩に客として来てもらうと言っているらしい。
この話を聞いたバイトの後輩は売り上げ下がらないように頑張ろうと思ったとか。
まあ、俺は売り上げがどうなろうと興味が無いが、売り上げが下がるとあいつが困って、
俺はあいつが困る姿を見ていれないから必然的に仕事を頑張る事になってしまう。
なんとかの弱みって奴だ。

今日は二月十四日で世間ではバレンタインと呼ばれる女が男にチョコをあげる日だ。
俺もバイトに来る前に大学のクラスメイトから幾つかチョコを貰った。
その中の大半が義理だったが、中には本命と呼ばれるものもあった。
俺に本命をくれる奴からのチョコ自体は貰っても構わないと思っているのだが、
本命チョコなんて貰っているのを人の惚れた、腫れたが割と好きなあいつに知られたら、何か言われそうだし、
俺はあいつ以外からの恋とかには応えるつもりは無いから、本命とやらをくれた奴には悪いが、チョコも受け取らずに一蹴した。
あいつは俺が誰を好きなのかをよく勘違いするから、本命チョコなんて貰っているのを知ったらどんな事になるか考えただけでも不安だ。
そして俺は今日、あいつ──轟八千代からチョコを貰った。
チョコを貰うのも、そのチョコが残念ながら義理なのも毎年の事だ。

見た目はいつも帯刀している点はおかしいが、それ以外はひいき目無しに間違いなく完璧な美少女と言っても差し支えない轟八千代。
頭の中身は見た目に反比例するようにバカで鈍いのが玉にキズだ……。
そんな轟が俺とバイト仲間の相馬博臣にくれたチョコを鞄にしまう。
相馬は俺に気を使ってなのか、からかっているのか、自分が貰ったチョコを俺にくれた。
義理が二倍に増えたと言われる事はムカついたが、轟のチョコが二倍になるのは素直に嬉しい。
密かに相馬に感謝しているが、図に乗られたら困るので口には出さない。
それに元々、俺は口数が多い方じゃ無いし、人に感謝の言葉を素直に告げるような性格じゃない。
だから、相馬をフライパンで殴っておいた。
まあ、感情の大半はムカついていたから問題無いだろう。
678ぽぷらのチョコ ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 22:57:13 ID:5ovphmdt

バイトも終わり、俺は休憩室で轟と顔を突き合わしている。
「相馬の奴、バイト終わったらいつのまにか消えるよな」
「そういえばそうね。どうしてかしら」
「さあな、どうせいつものように人の弱みを握ろうとしているんじゃねーのか?」
相馬はいつも笑顔で優しい印象があるが人の弱みを握る事が大好きな腹が黒い人間だ。
例外が一人か二人いるが、店の人間はみんな弱みを握られている。
「ねえ、そういえば佐藤君の弱みって何?」
「……」
「やっぱり好きな人の事かしら?」
轟は相馬から俺に好きな奴がいると聞いてからよくその話をふってくる。
中身はずれているがそこら辺は人並みの女の子と同じように興味があるのだろう。
「じゃあ、轟は?」
「えっ、わっ、私は……そっ、その言えないわ」
どうせ店長絡みの事だろうなと確信してポケットの中の煙草の位置を確認した所で手が止まった。
煙草を吸って、折角の轟のチョコの味を堪能できるのは勿体無いと思ったからだ。
「轟、チョコありがとな」
「あら、気にしないで。いつもお世話になっているんだもの」
「そういえば、今回で五回目だな。轟からチョコ貰うの」
「もう、そんなに経ったのね」
「ああ…………」
俺はチョコの数だけ……つまり、五年もこいつを想い続けている。
最初に出会った頃の事を少しだけ思い出す。

出会ったのは十六になる春。
轟は高校もあまり行かないぐらいに多くの時間を店で過ごし慣れない仕事に初々しく頑張っていた。
俺よりも少しだけ早くバイトを始めていたけど、そんなに変わらなかったし、歳も同じなせいか、すぐに仲良くなった。
それから時期に俺はこいつを好きになった。
だが、それと同時に轟が誰を見ているのかを知って、切なくなった。
679ぽぷらのチョコ ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 22:58:22 ID:5ovphmdt

「ねえ、佐藤君、佐藤君……どうかしたの」
「…………わりー。何でもない」
轟が隣にいるのにトリップしてしまった。
「どうかしたの?」
「……轟と出会った頃の事を思い出した」
「なんだか懐かしいわね」
「ああ、そうだな」
「佐藤君は私の初めての友達なのよ」
「なんだよ。いきなり、そんな事言って」
「前も話したと思うけど、子供の頃は苛められていたし……」
そうこいつは子供の頃、苛められたと打ち明けられた。
いじめられた理由は本人がよく分かってないが、実家が刃物店で子供の頃からいつも刀を持っていた事が理由だろう。
そしてそんな轟が苛められていたある日、一人の女子高生がヒーローさながら轟を助けたらしい。
その女子高生は俺達が働いている店の店長だ。
轟はこの件で店長に人生を捧げるほどに惚れてしまったらしい。
ちなみに店長の性別は女だ。
言わなくても分かっているだろうが轟の性別も女だ。
子供の頃は苛められ、苛められなくなってからは店長に付きっ切りで友達なんて一人もいなかったらしい。
「だから、佐藤君と出会えて本当に良かったわ」
こいつはこんな事を他意も無く言うから正直困る。
しかも、とびっきりの笑顔も付いてくるから、余計に俺を悩ませる。
どんな反応をすれば良いか分からないから取りあえず軽く頭を叩くのが日常的になってしまった。
そうそう、日常的な事と言えば他にもある。
例えば、店長が先に帰った日は俺が轟を送るのがなんとなく日課になった事とかだ。
「途中まで送って行くよ」
「いつも本当にありがとうね、佐藤君」
「いちいち気にするな」
「最近物騒だから怖いのよね」
帯刀していてよくそんな事が言えるよなと非難の目を轟の腰の刀に向けたが、こいつはまったく気付かない。
バカだから仕方無いか。
そんな俺の諦めを知らずにこいつは能天気な顔をしている。

二人で店を出て、近くのコンビニにバイト仲間の一人がいるのを見つけた。
雑誌のコーナに居るから、最初は立ち読みでもしているのかと思ったが違った。
あいつは小さな身体を目一杯、背伸びして、外ばかり覗いている。
そして俺達がコンビニの近くに来た事に気づいたら黒いポニーテールを揺らしながら、慌てて店から飛び出して来た。

「佐藤さん、佐藤さん、八千代さん、八千代さん、今、帰ってるのー?」
「ぽぷらちゃん、走ったら危ないわよ」
「夜更かししていたら大きくなれないぞ」
「そんな事無いよ!!」
「さー?どうかな?」
「佐藤君、イジメちゃ駄目よ」
少し細く穏やかで綺麗な目をきっと尖らせながら轟は種島を庇った。
あー、俺バカみたいだ。
何で、いつも種島をからかっているのだろうか?
からかいやすいからか?
680ぽぷらのチョコ ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 22:59:27 ID:5ovphmdt

種島ぽぷらは十七歳のくせに小学生に間違われるような身長だ。
そして余りにも単純な性格なせいでみんなから子供扱いされていて、主に俺と相馬にからかわれている。
それでも店の人間、みんな、種島に甘く、店では種島が一番愛されていると言える。
ちなみに轟が一番優しくされている。

種島を含む高校生組は俺達よりも先に帰っているはずだが、種島は遅くまでコンビニにいたみたいだ。
「種島、何やっていたのか知らないが、夜遅くまでぶらぶらしていたら本当に危険だぞ」
「そうよ、ぽぷらちゃん。ぽぷらちゃんに何かあったらどうするのよ」
「うん、これからは気をつけるよ」
別に子供扱いをする気は無いが、これに関しては純粋に心配をしている。
種島の容姿は一部のマニアックな趣味の要望に答えまくっている上に、
知り合いにロリコンでは無いが小さいものが好きだという変態がいるからだ。
「轟を送るついでに種島も送って行ってやるよ」
「さとーさんはいつも八千代さんを送ってるの?」
「いつもってわけじゃないけどな。轟の家と方向が大体同じなんだよ」
「そーなんだ」
「ああ」
「ぽぷらちゃんのお家もたしか同じ方向だったかしら?」
「えーと、えーと……そうだよ」
「じゃあ、行きましょう」
「うん!!」
轟と種島を見ているとこいつらは何て無邪気なんだろうなと思う。
こんな所は俺自身も見習いと少し思ったり、思わなかったりする。
まあ、俺なんかより相馬が一番見習うべきだな。
681ぽぷらのチョコ ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 23:00:39 ID:5ovphmdt


で、俺は女二人を連れて夜道を歩いている。
一人は美女、一人は小学生のような身長だが、客観的に見れば可愛い部類の少女。
世間一般では両手に花と呼ばれそうなもので、世の男共からは羨ましがられそうなものだが、ちょっとオカシイ。
普通は両手に花と言えば、男が真ん中で両側に女がいる事を言うが、現在真ん中には種島がいる。
種島の右手は俺、左手は轟と繋がっていて、三人で並んで歩いている。
繋がっている手が轟だったらどんなに嬉しいだろうか、種島は分かってないんだろうなと少し八つ当たり気味な考えが浮かぶ。
轟と種島は二人で仲良く会話をしている。
俺は時々、話をふられて適当に相槌を打つ程度だ。
そんなふうにして長くも短く無い時間が経ち、轟との別れを告げる道に着いた。
「佐藤君、私はここで良いから」
「ああ」
「ぽぷらちゃんをちゃんと送って上げてね」
「どうやら俺は信用が無いみたいだな」
「そんな事は無いわ。佐藤君は信用できるわ」
「……」
こいつは可愛い顔してこんな事を素でいいやがるから困る。
「あっ、もしかして私調子良すぎたかしら?」
「そんな事ねーよ。ちゃんと種島を送って帰るよ」
「ありがとー、さとーさん」
「へいへい。じゃーな、轟」
「うん、佐藤君、また明日ね」
「ああ」
とっとと逃げる事にして正解だ。
あんな可愛い顔であんなに俺の心をくすぐる事を言われたどうにかなっちまいそうだ。
そんな轟が俺に恋愛感情を向けて無い事に少し腹が立ったのでいつものように種島をからかいながら歩いた。
さっきまで繋いでいた手も今は離れている。
「ねーねー、さとーさん」
「なんだ?」
「さとーさんと八千代さんって仲いいよね」
「んー、まあな、こう見えて付き合いも長いからな」
「いいなー、八千代さんいいなー」
「何だそりゃ?」
「だって、さとーさんと話してる八千代さん楽しそうだもん」
「そうか?」
「そうだよ。八千代さんってさとーさんと話してる時、一番笑ってるもん」
「ふーん」
店長の前でも笑っているけど、多分、トキメキすぎて微妙な表情になっているのを種島は理解できて無いんだろうな。
俺の前での轟なんて店長の惚気をしていて、良い顔してるだけなのにな。
「さとーさんは私に意地悪な顔しかしないよね。後は無表情」
「何言ってるんだ?前にも言ったが、俺は毎日表情豊かに生きて、思った事がすぐ顔に出るんだぞ」
これは本当だ。
他の奴らは俺の事を淡々としていて無表情だと思っているようだが、俺は割りと感情を表に出す方だ。
「でも、私はさとーさんが笑った所を見た事無いよ」
俺は感情を表に出す方だと自負するが、意味の無い笑顔なんかは出さない。
「さとーさんは私といて楽しーの?」
「楽しいよ」
「本当!!」
こんな事で目をキラキラ輝かさせて喜んでいる種島を見て、本当にこいつは子供だなとしみじみ思う。
「ああ、本当だ」
「やった!!」
「俺は種島をからかえて楽しいぞ」
「もーーーー」
俺にからかわれるなんていつもの事なのに今日も今日とてぷりぷりと種島は怒りやがる。
この単純さで何をしても嫌われたりしないだろうという計算を働かして俺もからかっているわけだがな。
682ぽぷらのチョコ ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 23:02:50 ID:5ovphmdt


「さとーさん、もう近くだからここで良いよ」
「ああ」
「送ってくれてありがとう」
「気にするな。これからはさっさと帰れよ」
「うん、今日だけだよ。遅くまで外にいたのは今日だけだから」
「そうか。理由は聞かないがあんまり遅くまで外にいるなよ」
「うん、わかった」
俺はじゃーなと、言ってさっさと家に帰ろうとしたが種島に呼び止められた。
「さとーさん、さとーさん」
「なんだ?」
「あのね、あのね。チョコあげる」
種島は鞄をごそごそとあさり、赤い包装紙でラッピングしてあるチョコを取り出して俺に突き出した。
そのチョコは種島が持っているせいか、やけに大きく見えた。
「お前は音尾のおっさんと小鳥遊にやったんじゃなかったのか? 伊波と一緒に」
「かたなし君と音尾さんには伊波ちゃんと一緒にあげたの。伊波ちゃんと。音尾さんにあげたチョコは杏子さんが食べちゃったけど……」
店長の名前がでてピクリと額に皴が一瞬入ったが種島は気づいてない。
「でね、これはね、私から佐藤さんにあげるの」
「ふーん」
「ふーん、じゃないよ! もっと、喜んでよ! 折角、作ったのにー」
「作った……お前が?」
「そうだよ。頑張って作ったんだよ」
「お前って料理できるんだな」
「少しだけならできるよ」
「いや、そういうのじゃなくて、キッチンに届くのか?」
「届くよ!! いざとなったら踏み台も使うもん!!」
「踏み台使っても届かないだろ」
「うう、佐藤さん、ヒドイ」
「これ位で泣くな、種島。泣いたら大きくなれないぞ」
「わかった。泣かない」
なんて単純な奴なんだろ。
「それよりもこれ! 食べて、食べて」
「……ありがとう」
俺にチョコを渡したらすぐにこの場を離れようとして背中を向けて走って立ち去ろうとしている種島に今度は俺が呼び止めた。
「種島、待て」
種島は振り向かずに小さな背中を向けたまま、「なに?」と答えた。
俺は一瞬なんて言おうとしたのか、考えていた事が飛んでしまった。
息を軽く吐いて言葉を慎重に選びながら喋った。
「来年、チョコをあげる時は種島一人であげろ。伊波と一緒にチョコをあげたりするな」
「なんで?」
いつもとは違う細く、弱々しい声で種島は答える。
それに釣られているわけじゃ無いが俺の声も弱々しくなっている。
「お前が一人であげたいって奴だけにチョコをあげろ。伊波にもそうさせろ」
「……わかった」
それだけ言って種島は走り去った。
種島はどんな事を考えているのだろうか?
それは本人にしか分からない。
683ぽぷらのチョコ ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 23:03:30 ID:5ovphmdt

もしかしたら相手にどんな答えを出すかは別として、来年は轟以外のある一人からだったら本命チョコを受け取るかもしれない自分がいる。
来年も相手の気持ちが変わっていないとは限らないがな。
俺の中で轟の次に位置する人間なんていないが、俺の中の二番目のポジョションはお前にとっておいてやる。
だけどな、これは恋愛感情じゃないからな。
厳しい答えを突きつけるかもしれないが、その時はゴメンな。
あー、なんだかスカシタ勘違いヤローみたいな考えだな。
俺ってカッコ悪いな。
これじゃあ、轟が振り向かないのも分かる。



轟から貰うチョコは毎年、どんどん苦くなっていく。

その場で種島から貰ったチョコを一口食べてみた。
所々焦げていたが、妙に甘かった。


……ああ、そっか……そうだよな。



子供は甘いものは好きだよな。
684長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 23:05:33 ID:5ovphmdt
以上です。


次は河野×留子のエロありです

彼女は小さな声で呟いた。
685長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 23:06:08 ID:5ovphmdt
「こんにちは」
少々涼しさもあるが暑さも十分に感じられるこの季節は今日も良い天気でポカポカとして心地好くて
つい眠りに落ちてしまいそうになっていた時に窓の向こうから声が聞こえた。
「おう、とめちゃん」
「トメじゃない」
近所に住む読書が好きでいつも俺の所に本を借りに来る眼鏡がよく似合うこの女の子をとめと呼び、
トメじゃないと否定されるのはいつもの事で、この子の家族もみんなトメと呼んでいるのにトメじゃなかったらなんなんだろうね。
「なんで小学生よりも高校生が早く帰宅しているの?」
「とめちゃんそれはだね─」
「トメじゃねえっつてんだろ」
「こんな天気がいいのに学校に縛られるのはよくないからね」
「サボり?」
「まあね」
「………」
なんか白い眼で見られているよ。
俺なんか悪い事した?
「来年は受験生だよね?」
「うん」
その通り。
自慢じゃないが、俺は私立のおぼっちゃん高校に通ってる。
しかし、おぼっちゃん高校だからだろうか、周りの奴らもなんとかなるの精神で大学受験に関してはのん気なもんだ。
もちろん、俺もそののん気にしてる中の一人で大学受験の事は忘れて笑いに関していつも考えている。
「それなのにサボったりしても大丈夫なの?」
「うわ、とめちゃんにも言われた」
「…………」
「なにその眼は?なんでそんな白い眼で見るのさっ?」
「……中に入ってもいい?」
「そりゃいいけど……って、うわ、無視だよ」
俺の言葉を無視してとめちゃん玄関に回るし。
……サボりぐらいでそんな眼をされたくないよね。
少しぐらい学校サボったって構わないじゃないかと俺は思うけどな。
制服のまま寝転がっていたせいで特徴的な白い学ランに皴がついているのを確認し上着を脱いで玄関まで客人を迎えに行った。
686彼女は小さな声で呟いた。 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 23:06:56 ID:5ovphmdt

あいかわらず片付いてないねとキツイ言葉を言いながら
乱雑に置かれた本の中から宝を探しでもするようにお目当ての本を探し出している様子を微笑ましく見ていると
とめちゃんはベッドの近くにある本を手に取ると怒り出した。
「な、なんでこんなのがあるの?」
「えっ!?」
いつも整理されてない俺の部屋にはたくさんの本や数個のゲーム機が置いてあって自分でも何がどこにあるのか把握しきれていない。
とまどっている俺に業を煮やしたのか特徴的な大きなアホ毛を逆立ててばしばいとそこらにある本を投げつけてくる。
この子は怒るといつも本を投げる。
本は大切にと言ってみるが一向に収まる気配が無い。
「とめちゃんさ」
「トメじゃない」
「一体何を見つけたのさ」
「…………これ」
数秒の沈黙の後に差し出されたのはいつか俺が深夜のコンビニで買った本だった。
それは所謂、えっちな本であってとめちゃんが嫌悪感を持つのは当たり前だった。
「とめちゃん、ゴメン」
「トメじゃない」
「いや、何でこんなものがあるんだろうね」
すぐに捨てて来るよと言って、本を早急に処分するために善は急げと立ち上がろうとしたがそれは不可能だった。
なぜなら、とめちゃんが俺の脚を掴んで離さないからだ。
「ちょっ、とめちゃん、これじゃあ捨てに行けれ無いよ」
「トメじゃない」
「離してよ」
「……離さない。捨てるのは後にして」
「分かったよ」
とめちゃんが何をしたいのか良く分からない。
この行動は意味不明としか思えない。
とめちゃんの目の前に座りなおし、あぐらをかいてから顔を覗き込むと真っ赤になって下を向いている。
俺は17歳でこういった本は普通なのかもしれないけど、11歳の女の子ってのは多感な時期だし、
こういうのは教育に良くないよな、と思考していたら、とめちゃんが機嫌を直したのか口を開いてくれた。
687彼女は小さな声で呟いた。 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 23:07:44 ID:5ovphmdt


「こういった本をいつも見てるの?」
うん。えーと、何て答えたら良いのかな、これは。
…………ここは得意のボケでさらりと誤魔化すのが一番だ。
「真面目に答えて。ボケたりしないで」
「……」
先に言われちゃったわけでもう真面目に答えるしかなくなり、たまにと答えた。
「こういう本は……」
「……」
「……できれば、もう見ないで欲しい」
「わかりました。もう見ません」
嘘をつく事になるだろうけど、これが一番ベストな回答だと俺は思った。
「もし……」
「うん、もし……」
「見たくなったら……」
「見たくなったら……」
力なく弱らせている肩を落ち込ませて真っ赤になっているとめちゃんの言葉に続けて連呼した。
「わっ、私のを見て」
「うん、とめちゃんのを見て……って、ええ?」
「とめじゃない」
「いや、そんな事じゃなくて」
「そんな事? トメじゃないのは重要」
「いや、さっきのはどういう意味なのさ? 冗談でしょ」
「冗談なんかじゃない」
「いや、でも、急にそんな事、言われてもボケらんないよ」
「……もういい」
そう言ってとめちゃんは俺のズボンのチャックを開けてものを取ろうとする。
「とめちゃん、やめようよ」
「トメじゃない」


すぐに俺のアレは剥き出しとなった。
いざとなったらとめちゃんは恥ずかしいのか、俺のアレは直視できないで、ふらふらとあっちこっちと視線を動かす。
チラチラと何回かアレを見てとめちゃんはゆっくりと俺のアレの先っちょに触れた。


一般的に見ても、もの凄く可愛い部類にとめちゃんは入るけど、俺は17歳、とめちゃんは11歳。
一般的な高校二年生が小学5年生をそういった対象にできるわけがないはずだ。
もし欲情したら俺は完全にロリコンなわけで……。
少なくとも俺はロリコンじゃない。
欲情なんかしないぞ。
そんな決意は無駄ですぐに俺のアレは固くなった。

だって掌や指がすごく柔らかくて、今まで妹のように思っていたとめちゃんを女だって感じちゃったんだ。
688彼女は小さな声で呟いた。 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 23:08:24 ID:5ovphmdt

「い、痛くない?」
「痛くない」
「き、気持ち良い?」
「気持ち良い」
「お、男の人のこれって、こんな……固くてこんな形してるの?」
「普通だよ」
多分。
誰かと比べた事も無いけど……。

とめちゃんは先っぽを少しずついじって上下しだした。
自分で性欲を処理する時と違って、つたない動きだけどピクピクと大きく固くなっていくのが分かる。
「くっ」
「……」
自分で声を上げているのが分かる。
俺のアレはびくっと脈打ち、更なる刺激を求めた。
「とめちゃん……」
「トメじゃない」
「そうじゃなくて……どこでこんなの覚えたの?」
とめちゃんの手が止まった。
もしかして地雷を踏んだのかと慌ててフォローしようとしたら、とめちゃんが急に言い放った。
「クラスの子が言ってた。こ、こうすれば男の人は……気持ち良いって」
「……とめちゃん」
「トメじゃない」
何と言おうとしたのか分からないけど。取りあえず、「あの」と声をかけようとしたら
「この次にどうすれば良いのかも知ってる……」
「えっ」
とめちゃんは俺のアレをぱくっと咥えた。
小さな口がアレで一杯になっている。
唇のやわらかな感触がアレだけじゃなく全身に伝わってくるように思えた。

「んん……」
「ちゅ……ちゅちゅ、ちゅる」
ぬめぬめとした舌が、カリを攻めている。
先ほどの手の刺激は未熟だったけど、口で行われる刺激はそれは達人の域と言ってもおかしく無いほどだった。
いや、こんなの始めてだから比べる事はできないけど、それぐらい刺激が凄かった。
つい腰を前後に動してしまった。
「んんんん、……げほ、げほ」
「あ、ごめん、とめちゃん」
「トメじゃない」
「今のは酷い……」
「気持ち良かったから、つい」
「ふーん、気持ち良かったんだ」
ニヤリととめちゃんは笑い、眼が光った。
舌で俺の尿道をつつき、上目遣いで俺を見つめる。
とめちゃんは本当に11歳なんですか?
これはゆとり教育の成果なのでしょうか?
神様教えて下さい。
などとアホな考えをしている間にとめちゃんは口に含んだアレを舌先で執拗に攻めている。
俺の弱点を見つけたとばかりに11歳は17歳を手玉に取っている。
情け無い。
もごもごと口が忙しく動いているのがよく分かる。
689彼女は小さな声で呟いた。 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 23:09:24 ID:5ovphmdt

「ねえ、とめちゃん……俺」
「トメじゃない」
口にアレを含んでいるのに何で「トメじゃない」ははっきりと喋れるのでしょうか?
「その……もうすぐ」
「んん、ひひよ」
優しく甘い刺激が絶頂に達し、精液を口の中に放たれた。
「だ、大丈夫?」
「……」
とめちゃんの口の中は精液で一杯になっているはずなのに俺のアレを咥えたまま離そうとせずに少しだけ不快な顔をしている。
そして数秒程経ってから俺の精液を飲み始めた。
味がお気に召さない様で、終始ひきつった顔をしていた。
一旦、出ている分だけ全部飲み干したら、次は尿道に残っている分を出そうとしているのかズズッと音を立てて力強く吸い込んだ。
そして俺のアレが再び少しだけ固くなってからやっと口を離した。
とめちゃんは洗いにいくから付いて来て、と言い俺の手を引っ張って行った。
ちなみに俺のアレはまだ閉まっていない。
プラプラと揺らしながら洗面所に向かっている。
うーん……他人から見たらさぞかしシュールな絵だろうな。
親がいなくて良かったと思う。
あの騒がしい母親がいたらどんなふうに冷やかされるか堪ったもんじゃ無い。


「もう、口は洗えた?」
「うん」
「そっか」
「苦かった」
「精液は苦いって言うよね」
「し、知らない」
今更だけど赤くなって知らないと答えるとめちゃんが可愛いなと思った。
「ねえ」
「なに?」
「膝を曲げて」
言われた通りに膝を曲げた俺にとめちゃんは背伸びをして唇にキスをしてきた。
口を綺麗に洗ったおかげか精液の味はせずにとめちゃんの味が一杯に広がっている。
3分ぐらいキスをしてから息継ぎの為に口を離し、今度はどちらからという訳ではなく深いキスをした。
ぴちゃぴちゃと舌と唾液が絡まる音が口内に響き渡った。
690彼女は小さな声で呟いた。 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 23:10:04 ID:5ovphmdt


「ねえ、最後までして良いよ」
「え!?」
さ、最近の小学生はこんな事を言うんですか?
「さ、流石にそれは……そうだ、ほら、避妊できないじゃん。いやー残念だなー。だからできなくとてもしょうがないよね、次回の機会にという事で。」
色々と突っ込み所があると思うが我名案が浮かんだと言うばかりに明るく場を誤魔化すように言った。
そしたら相手は一枚上手だった。
「ま、まだ……」
「なっ、何?」
「そ、その生理が……始まってないから……ひ、避妊しなくても大丈夫……」
最近の性教育って凄いんだね。
「好きだからして欲しい」
「…………」
「…………」
最後の一線を越える覚悟がふらふらと境界線に上に立っていて向こうに行こうとして、
倫理感とかそんな物が消えて無くなりそうになって、無意識にとめちゃんの小さな身体を引き寄せてその場にしゃがみ込んだ。
「嬉しい」
「…………俺もとめちゃんの事好きだよ」
「トメじゃな、んん……う」
少し強引に進入させた舌を深く絡ませていたら、いつのまにかまた完全に固くなった俺のアレがとめちゃんの小さな身体を突いていた。
腕の中のとめちゃんは折れそうなほど細く、柔らかく、小さかくてドキドキした。
「……あ、当たってる……」
「ごめん」
「…………」
「むっ」
とめちゃんが小さな手でアレをつかんで息が止まりそうになった。
さっきより、熱いと言い、悪戯をした後のような子悪魔な笑みを浮かべて、手を上下に動かした。
俺はお返しだというばかりにタートルネックの服の上から小さな胸を揉んで、固く立った乳首を指ではさんだ。
少し涙目になったとめちゃんが身体をむずむずと動き出したのでもっと攻めてあげようと思って、
とめちゃんのズボンの上から怪しげな手つきで下の秘部をこねくり回した。

「ぁぁ……ん……」
小学生とは思えない程の色気たっぷりの喘ぎ声に反応して俺のアレが一層固くなり悲鳴をあげている。
とめちゃんの上着を胸の位置までたくし上げ、あどけなさが残るブラジャーを外した。
小さな胸に可愛くて淡いピンク色の乳首があり、口をつけた。
とめちゃんの汗の味が混じってはいるが甘い味がした。
「ん……ぁ…………んん!」
俺は舌で舐めたり、軽く噛んでみたり、吸ってみたりして、その度に可愛い声が洗面所に響いた。
余りに気持ち良かったのか、とめちゃんは俺のアレから手を離して完全に俺に攻め立てられていた。

俺は押し倒し、ズボンに手を伸ばしてショーツを残すように脱がした。
とめちゃんのショーツはぐっしょりと濡れていた。
胸の攻めも続けながらショーツの上から秘部を指で刺激した。
とめちゃんは甲高い快楽の声を出すだけで何もできなかった。
俺は自身を早く埋め立てたくなり、ショーツを脱がせた。
案の定、ショーツを脱がす時に糸が5、6本引いていた。
691彼女は小さな声で呟いた。 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 23:11:11 ID:5ovphmdt

「入れてもいいかな?」と尋ねると、とめちゃんはおぼろげな表情をしながら頷いた。
俺のアレは少しずつだけど膣に突き入れた。
しかし、とめちゃんはまだ子供だと主張しているとばかりに膣は狭く、アレの先端の更に先っちょに入った所で苦痛の声をあげた。
十分に濡れているのに、アレを締め付けて拒絶している。
これ以上はどうしようもないと思い、抜こうとしたらとめちゃんは俺を止めた。
「だ……駄目。最後までして」
「だって、無理だよ」
「無理じゃない」
苦痛な表情をし、涙を流しながらそんな事を言っても説得力が無い。
でも俺を受け入れたがっている。
しばし、考えたが、自身のアレを楽にしたかった事もあって、動きを緩やかにして再度進入を開始した。

緩やかにアレが進み出すと何か柔らかな物にぶつかった。
おそらくは処女膜だろう。
「と、とめちゃん、行くからね」
「トメじゃない」
「そうじゃなくて……」
「は、早くして……」
「分かった」

ぷちと破れた感覚がして赤い血がたらり、と垂れて、さっきよりも更に強い痛みに声が響いた。
しばらく動きを止めて、とめちゃんが楽になるのを待った。

俺はとめちゃんが荒い息を整えて楽になった頃を見計らって腰を揺らし、中をかき回した。
「……すごく、あったかいよ……」
「……ひゃっ、……ああ……」
声に成らない声が続き、とめちゃんはねだるように軽く腰をくねらせ、俺がお返しに腰を突き上げて、俺達は快楽に溺れた。
そして、限界が来た。

俺達の身体は互いに震え、精液はとめちゃんの中に目一杯溜まり、収まりきらない分は秘部からもれていた。


情事が終わり、とめちゃんの中に放った精液も出してあげないといけないし、
綺麗にしてあげようと思い、眼鏡を外してお姫様抱っこをして二人でシャワーを浴びた。

「ありがとう」
「いや、こっちこそごめんね、とめちゃん」
「トメじゃない」
そして彼女は眼を瞑って顔をあげた。
どうやらキスが欲しいみたいだ。
俺は軽く唇にキスをした。
そして彼女は小さな声で呟いた、初恋が叶ったと。
692長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/08/27(日) 23:12:19 ID:5ovphmdt
以上です。
693名無しさん@ピンキー:2006/08/28(月) 20:33:44 ID:iz6eZt7P
うほっ 連投乙
694名無しさん@ピンキー:2006/08/29(火) 21:02:41 ID:+kEvA5at
GJ!
695名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 19:31:49 ID:kuXYQJzX
長い人乙

長い人はもうメジャーな王道カプは執筆しないの?
公式な赤ラインのSSが最近少ないよ
マイナーカプだと読む人を選ぶから損してるよ
696646:2006/08/30(水) 23:08:01 ID:7nYoz7KK
2回目の作品投下。
東田→宮越  エロ無し
697暑い日の出来事:2006/08/30(水) 23:09:11 ID:7nYoz7KK

馬鹿な子ほど可愛い。よく言う言葉だと思う。
しかし、その馬鹿というのはどういう馬鹿だ?
行動が馬鹿なのか。それとも、頭が・・・成績上馬鹿なのか?

前者は、10歳までは許される。ただしそれ以上は少しキツイ、というか痛い。
後者の場合はもう全体的にダメだと思う。
何故なら、小さい頃からそうなら、ガリ勉にさせる必要はなくても最低限の勉強はさせる必要があると思うからだ。
小さい時に可愛い可愛いと言って勉強もさせない、させても子どもが理解しない。
そんな親の理屈は通じるか。馬鹿は馬鹿だ。それなのになんともないように生きるのが本当の馬鹿だ。


俺は、そういう馬鹿を1人知っている。
698暑い日の出来事:2006/08/30(水) 23:10:02 ID:7nYoz7KK
「・・・暑い」

自分の部屋の窓から差しこむ大量の熱戦と紫外線。
俺はそれを、下敷きを顔に乗せてガードしている。しかし下敷きが熱くなってきてあまり意味が無いのだが、どけるのもおっくうでそのままにしている。
部屋の隅に置かれた扇風機が、先ほどから生ぬるい風を生産し続けている。

北海道でも暑いものは暑い。内地の人間は夏場は北海道が快適涼しいとでも思っているのだろうか。
だったら言おう。辛い。
しかし、声を出す気力も今はあまり搾り出したくない状態だ。

「暇な高校生ってのも嫌だな・・・この暑い中部屋で暑さを噛み締めるだけだもんな」

そのまま、今日は本当に暇だ。
親しい友人はもちろんいるが、家がそこまで近いわけでもなく、この暑さの中家に行く、または来てもらうのも疲れる&申し訳ない。
多分、向こうも同じ心境だろう。薄情とは思わない。暑いから。
699暑い日の出来事:2006/08/30(水) 23:10:57 ID:7nYoz7KK
・・・図書館でも行くかな。
別に暑くて宿題がはかどっていない・・・というわけではない。
もちろん、宿題、勉強のはかどり具合は暑さで変わるが、やらないわけではないので問題ない。
というか、宿題はもうほとんど終わらせている。
なので、尚更やることがない。普通の勉強ならやってもいいが、この暑い部屋ではやりたいとはとても思えない。

ならば、涼しい楽園のような(まあ楽園とはいえ気温だけだが)図書館で勉強をした方が有意義といえるのではないか?
そのままゴロゴロしているのも人にとっては有意義なのだろうが、俺はそう思う人間ではない。暇は作りたくない。暇ならば何かを無理矢理にでもしよう。
じゃないと、時間がもったいないからな。

「・・・じゃ、準備するかな」

図書館に行く事を決め、椅子から大儀そうに立ち上がる・・・が

「大輔〜。華ちゃんよ〜」

・・・そうですか。楽園は今日はお預けですか。
700暑い日の出来事:2006/08/30(水) 23:11:50 ID:7nYoz7KK
「よう」
「どうも。暑くないですか」
「お前は」
「暑いです」
「じゃあ私も暑い」
「考えるのが面倒だったんですか」

そのような、いつも通りの会話をしながら、俺は勉強用の机を取り出していた。
宮越さんはその間コンビニと遊んでいる。全く、暑いのにコンビニも大変だ。
しかし微妙に納得がいかないのは、この夏の間、俺が呼びかけても無反応でずっと通してきたコンビニが、宮越さんには積極的になついているということだ。
まあ、別にいいけどね。近寄られても暑いし。負け犬の遠吠えではない。吠えてないし。

「お前の部屋暑いなー。窓開けろよ」
「微妙にうるさいんですよね騒音とか・・・ま、いいか」

そう言いながら窓を開ける。
すると、涼しいというかなんというか、心地よい風が体を包み込んだ感じがした。
同時に、車の音や雑音が耳に入るが、涼しい方が精神的にもいいと思えた。

「ほーら涼しい」
「ですね。・・・宮越さんは元から涼しそうですね」

701暑い日の出来事:2006/08/30(水) 23:12:36 ID:7nYoz7KK
宮越さんは、この夏毎度のことだが薄着だった。
いや、夏なんだし暑いしで問題は無いけれど・・・男の部屋に薄着で来ることに抵抗はないのだろうか。

「何言ってるんだ。暑いよ。ずっと歩いてきたんだぞ」
「そうですかそうですか」
「何だよその反応―・・・!」

タオルを顔めがげて投げると、顔はタオルで隠れたが、体を少し震わせたのが分かった。
汗をかいていたのは見て分かった。
宮越さんはそのままタオルで、自分の汗を拭いた。

「暑いならわざわざ来なければいいじゃないですか」
「だって・・・宿題はあるし。第一暇なんだよー」
「はいはい。じゃ、勉強でもしますか」

子どものような顔の宮越さんはあまり気にせずに、勉強を始めようとする。
俺は別に勉強をする必要は無いのだが、宮越さんにだけ勉強させるのも正直どうかと思う。
それに、窓を開けたせいか大分涼しくなってきた。

それにしても、暇だとこの人は俺の家に来るのか?

「じゃあ早速。ここ教えてくれ」
「・・・前にも教えませんでした?」
「そうだっけ?」
「本当に馬鹿ですね」

馬鹿って言うな! という言葉は耳にも入れず、俺は参考書から分かりやすい問題の例を探す。
というか、問題集の左側にも例は載っているのだが、それは少し面倒くさい例だったので、前から俺は自分で問題例を選んでいる。
その方が彼女のためだ。
702暑い日の出来事:2006/08/30(水) 23:13:45 ID:7nYoz7KK
「はい。これ見て分かります?」
「・・・」
「はい、分かりました。これはですね・・・」

もう教え方も大分上手くなったなあ、と自分でも思う。
それで彼女がしっかり覚えているのかどうかは分からない。しかし、今がダメだからといってそのままでいさせるわけにもいかない。

・・・いつの間に義務みたいな感じになったんだろう。

「・・・な、何となく」
「はい。よくできました。間違っててもいいからやってみてください」
「う・・うん」


さて、ここで最初に思ってたことを思い出してみよう。

馬鹿な子ほど可愛い。彼女の場合はどうだろうか?


まず行動から。迷うことは無い。馬鹿だ。
まあ、ファミレスでの接客はもう文句無しだが、それ以外はもう馬鹿100%。もうクラスの男子の何人かがエロイと笑っていた漫画のような感じだ。

まあその中で群を抜くのは、ご存知の通り料理の腕だろう。
あれは馬鹿を通り越している。異常だ。天才だ。化け物だ。過言ではない。


これ以上話すと悲しくなってくるので、成績上の馬鹿かどうかに行こう。

成績は馬鹿ですか? 馬鹿です!!
自分にしては珍しく感嘆詞を用いてしまいました。それほどに馬鹿だ。ほとばしるほどに馬鹿だ。
何でここまで馬鹿なんだ。というか、進学校ではないとしてもどうやった高校に入学できたんだ。
もうこれは色々裏があったとしか思えないくらい馬鹿なのだけれど、考えないでいよう。
実際、彼女は高校生としてバイトもしているし学校にも行っている。
703暑い日の出来事:2006/08/30(水) 23:14:31 ID:7nYoz7KK

さて本題。『馬鹿な子ほど可愛いのか?』

・・・そこまでハッキリと思えるほど、俺は素直ではない。

「な、なあ。ここはどうなるんだっけ?」
「公式の3番です」
「・・・はい」

少なくとも、俺に少しおびえたように解き方を聞き、真面目に机に向いている彼女は、可愛いと思えた。
それは精神的なものなのか、見た目の話なのか。
・・・どちらにしろ、俺は結構毒されてしまっているのかもしれない。

「・・・ジュースでも持ってきますね。帰ってくるまでには解けてるといいですね」
「・・・」

顔がほんの少し赤くなっているのを見られる前に、俺は立ち上がった。
何も言わなかった彼女が少し可笑しくて微笑んだ。

もちろん、そんな顔は見せないが



最初は、馬鹿な子ほど可愛いなんて言葉どうかと思っていた。というか今でも思う。
704暑い日の出来事:2006/08/30(水) 23:15:21 ID:7nYoz7KK
でも、彼女と話してたり、一緒にいたりすると・・・本当にそう思えてきてしまう。
もちろん、16歳とはいえ若いんだから、俺がしっかり勉強は教える。学校では聞きそうにもなさそうだからなあ。
気づけば保護者のようだ。構うもんか。あの親が勉強を教えるとは思えない。
というか、本当に教えろよ。じゃないとあの悪魔の料理でアンタを継ぐとか言い出すぞ。
ところであの馬鹿さは父親から引き継いだのか母親から引き継いだのか。
・・・多分母親だろう。あの人が昔成績悪かったかどうかは分からないけど、そう断言はできた。

飲み物の乗ったおぼんを持ちながら階段を昇り終え、自分の部屋の扉を開けた。


「東田〜。分からん〜」

そう少しだけ涙ぐみながら、上目遣いで俺を見ている彼女を見て、不覚にも、また思ってしまった。


馬鹿な子ほど可愛いかもしれない。

どんな所かというと、


暑い中わざわざ薄着で俺の家に来てくれるところとか
口は悪いけどちゃんと言うこと聞くところとか
馬鹿なりに考えて、最終的に涙ぐみながら俺に助けを求めるところとか



彼女以外には思わないだろうけどね


気づけば

結構充実した1日になっていた。


扇風機の風は、大分涼しいものへと変わっていた
705646:2006/08/30(水) 23:16:53 ID:7nYoz7KK
以上。
まあ、北海道に住んでるわけじゃないから北海道がどれくらい暑いかもよく分からないけれど書いてみた。
ところで、東田母は東田のことを何と呼ぶのだっけな。間違っていたら悪い。
706名無しさん@ピンキー:2006/08/30(水) 23:26:59 ID:hzUapJ4I
東田母は東田を大輔と呼んでるよ。
呼称なら東田母は宮越を華ちゃんじゃなくて宮越さんと呼ぶんじゃなかったけ?

そんな細かい事は置いといて、乙!!!
宮越→東田はありがちだが東田→宮越は新鮮だった。
宮越が萌キャラだった。
707名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 00:10:55 ID:qZG+FJRH
>>705
枯れてないヒガシーはちゃんとはなはなのことが好きなんだなーと実感。
また、スレが盛り上がってきて嬉しいよー。


ついでにマロンに投下された  犬組百話目  を転載しとく。
もとはこれね。 
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1155825053/59-72
708犬組百話目:2006/08/31(木) 00:11:37 ID:qZG+FJRH
杏子  「小鳥遊、伊波、奥の倉庫の中を整理しとけ」
伊波  「えっ」
小鳥遊 「二人でですか?」

杏子  「…何だ、何か問題でもあるか?」
小鳥遊 「僕はありませんが、伊波さんが…」
伊波  「あっ、あんな所に二人っきりなんて!」焦る伊波

杏子  「伊波は最近男を襲ったっつー話は聞かんし」
伊波  「そんな事は…」

杏子  「小鳥遊のロリコンも直ってないようだし、別に二人っきりでも、
               事件にはならんと思うが?」
小鳥遊 「誰がロリコンかっ!」



杏子 「種島が来たら小鳥遊と交代させよう。それならいいだろ」頭を掻く杏子
伊波 「それなら…」頷く伊波
小鳥遊「何か釈然としませんが」

杏子 「交代するからって、縫いぐるみなんぞにかまけてないで
      テキパキと働けよ」菓子食いながら
小鳥遊(お前も菓子ばっか食べてないで働けよ)

杏子 「まぁ…なんだ、問題があるとすればドアが…」
小鳥遊・伊波 「ドア?」

杏子 「ノブが壊れてて閉まったら中からは開かないんだ」「絶対に」
小鳥遊「大問題じゃないですか!(怒)」



乱雑な倉庫の中

小鳥遊 「…これはひどい」 伊波げっそりした顔に

小鳥遊 「ちゃっちゃとやって終わらせましょう」
伊波  「そ、そうだね」 二人で片付け始める

倉庫前の通路、佐藤がタバコを吸いながら
佐藤  「ん、…また種島か。」閉め忘れと勘違いし足でドアを閉める

バタンッ
小鳥遊・伊波 「!」

709犬組百話目:2006/08/31(木) 00:12:22 ID:qZG+FJRH

ドアをたたく伊波
伊波  「杏子さーん、開けて下さい」 隅でごそごそする小鳥遊

伊波  「どうしよう?このまま閉じ込められたら」「ケータイはロッカーだし」
    「男の人と二人っきりでっ!」 パニくる伊波

箱に手を入れたまま小鳥遊
小鳥遊 「伊波さん…可愛い…」 
伊波  「!!」振り返る伊波

小鳥遊 「…縫いぐるみでも見て、心を落ち着けませんか?」縫いぐるみを見せる小鳥遊
伊波  「!!!」拳を握る伊波 



小鳥遊  「落ち着いて下さい、伊波さん。今のパンチで閃きました」顔を抑える小鳥遊
     「このまま助けを待つのも不安ですしね、あの店長だし」
                フーフーする伊波

小鳥遊  「えー、僕が今から伊波さんの…そうですね、手でも握りましょう」
伊波   「なっ、何で?」

小鳥遊  「ほら、前に伊波さんが僕の手を握った後、壁を殴って壊した事が
           ありましたよね」
伊波   「仕事がなくて暇なときの事ね…」

小鳥遊  「ええ、だからあの時のように伊波さんは、思いっきり殴って下さい」
伊波   「小鳥遊君を?」
小鳥遊  「ドアを」  

調理室 佐藤と相馬がいる所に八千代がくる
八千代  「佐藤君、伊波ちゃん知らない?」
佐藤   「いや、見てねぇぞ」相馬、伊波と聞いてビクッとする

佐藤   「それよりも種島に倉庫のドアは閉めるよう、言っといてくれ」
八千代  「ぽぷらちゃんは、今日はまだ来てないわよ?」
佐藤   「・・・」

杏子来る
杏子   「八千代、小鳥遊と伊波に倉庫の片付け、早く終わらせろって言っとけ」
八千代  「はいっ杏子さん…」
佐藤   「・・・」

八千代  「…佐藤君、何か思い当たることあるでしょ?」
佐藤   「…いや、ねぇな…」
710犬組百話目:2006/08/31(木) 00:13:08 ID:qZG+FJRH

倉庫の中、ドアの前
小鳥遊 「それでは…いきますよ?」
伊波  (きっ、緊急事態だもん、仕方がないよねっ?)顔赤い

目をつぶって、ぎゅっと手を握る二人 伊波は顔真っ赤 小鳥遊はびびって顔をそむける

まだ、握ったままの二人

まだ、そのままの二人
小鳥遊  (…ん?)
伊波   (…あれっ…?)




小鳥遊  「いっ、伊波さん、どうされたんですか?」
伊波   「えっ、あれっ、変ねっ?」焦る伊波

伊波   「今までは勝手に手が出ちゃったのに、おかしいっ」
小鳥遊  「伊波さん、もしかして…」
伊波   「…あっ?」見詰め合う二人

小鳥遊・伊波 「男嫌いが直った!?」 そこに相馬ががドアを開けて登場



倉庫前 相馬が殴られて倒れてる
八千代  「伊波ちゃん大丈夫?」
伊波   「そっ、相馬さんが、急にっ」八千代にすがりつく伊波
杏子   「閉じ込められて中で何してたんだ?」

伊波   「小鳥遊君が、…可愛いって言って…」
杏子   「ほう…」
小鳥遊  「言いましたけど、縫いぐるみのことです!」

八千代  「それで?」
伊波   「手を、手を握ろうって…それで握ってましたっ!」

杏子・佐藤 「ほう…」
小鳥遊  「伊波さんは黙ってて下さい!」
711名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 17:37:13 ID:p0ZCAYW/
裏ヒシン×女体化表ヒシンをリクエストしてもよろしいかしら?
712名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 17:41:34 ID:p0ZCAYW/
裏ヒシン×女体化表ヒシンをリクエストしてもよろしいかしら?
713名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 18:02:19 ID:oMOcHhA4
巣に帰れ腐女子
714名無しさん@ピンキー:2006/08/31(木) 20:13:56 ID:qZG+FJRH
>>711はきっとサズなんだよw
715名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 03:16:00 ID:xrSAZKDi
佐藤×黒髪眼鏡娘  相馬×山田  小鳥遊×山田  佐藤×なずな
足立×梢 吉田×ユイちゃん 東田×雛ちゃん とかマイナーカプをリクするよ。
716前スレ188 ◆HDuBmsHLTY :2006/09/01(金) 18:20:33 ID:pEA+M3A9
長い人さん相変わらずGJです。マイナーな所は僕は突きにくいところなんで新しいのもどんどん見せて下さい。



こっちもボチボチ作品を上げようと思います。とりあえず今は出かけるんで帰ってきたら志保&ユータのエロなしでいこうと思います。

まぁ、リハビリ代わりということで…
あと期待してる人はもういないかもしれませんが、堕天使の新作はもうちょっとお待ち下さい…
717名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 19:24:42 ID:6L6Dl3yR
期待してる人、ここにいます
続くということがわかっただけでもありがたいので、いくらでも待ちますよ
718名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 20:54:46 ID:38gH6bep
>>716
wktkしながら待ってます。
719名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 21:46:33 ID:l7PLFie5
続編スキーの人間だから復活ウレシス

単発の長い人&続編の188氏
良いコンビだw

ところで長い人には敬称つけるの?さんとか氏とか。
そのまま長い人で敬称ついてるのか?
720名無しさん@ピンキー:2006/09/01(金) 23:45:38 ID:xrSAZKDi
激しくどうでもいい。


伊波はカタナシが頼んだらなんでもやらせてくれそうだけど
そこんとこはどーなんでしょうか?
721名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 00:32:00 ID:I87Kdg1W
まとめのお絵かき板がなくなってる・・・( ´・ω・`)
722名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 00:45:07 ID:J3TS4FNE
>>720
ひたすらに胸ばっか攻める小鳥遊しか思い浮かびません
723名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 00:46:42 ID:IPDv7hnH
胸攻める→育つ→OTL
724前スレ188 ◆HDuBmsHLTY :2006/09/02(土) 02:09:17 ID:71U8qmZL
お待たせ致しました(誰も待ってないって)
志保&ユータの作品(エロ無し)を投下致します。

あんまりラブラブってわけでもないんで軽い気持ちで読み飛ばして下さい。 では
725天使の寝顔 悪魔の微笑み ◆HDuBmsHLTY :2006/09/02(土) 02:11:23 ID:71U8qmZL
 彼、進藤ユータは困惑していた。
 目の前の信じられない状況を目の前に。
 いっそこのまま逃げ出してしまおうかとも思う。
 そうすれば少なくとも今この場だけは安息に包まれるだろう。家に帰れば幼い弟達が笑顔で迎えてくれるはずだ。
 だが、その後に待ち構えている地獄を思えばそれも出来ない。
 
 ならばいっそ流れに身を任せるか?
 だがそれも出来ればとりたくない手段だった。
 今この現場を誰かに目撃されようものならばそれは動かざる証拠として後々まで自分を苦しめることになるだろう。

 要するに彼にとってこの状況はどうすることも出来ない。というわけである。

「う………うぅん……」
 少女のつぶやきに彼はビクリと体を強張らせる。
 どうやら起きたわけではないようだ。すぐにすやすやと規則正しい寝息が聞こえてきた。
(どうしよう……どうすりゃいいんだよ!!)
 叫び足したい気持ちをぐっと抑えて彼は涙をルルルー……と流した。
 哀れなこの青年は、そうすることでしか自分を表現することが出来なかったのである。

 そう、眼前に眠る全裸の鎌倉志保の前では………
726天使の寝顔 悪魔の微笑み ◆HDuBmsHLTY :2006/09/02(土) 02:12:37 ID:71U8qmZL
 状況を整理してみよう。
 我に返った進藤ユータは何故このような状況になってしまったのかを振り返ることにした。
「えーっと確か昨日はファミレスのバイトが終わった後ホストのバイトがあって……」
 鎌倉志保によって途方もない借金を背負わされてしまった彼は日々馬車馬のように働くことを余儀なくされている。
 ホストのアルバイトもその一環で、容姿の整った彼にとってホストのバイトは天職ともいえるものである。
 昨晩もいつものようにホストとして店に入り、自分を贔屓にしてくれる馴染みの女性を接待していた。
「ユータ君はその笑顔が可愛いのよ♪」
 といって膝枕をしてくれたり、おつまみをご馳走してくれるその女性はとても貴重で有難い存在だった。
 ファミレスでは鎌倉志保という名の悪魔に虐げられているのだから尚のことだろう。
 話が少し逸れた……
 兎に角、その馴染みの女性にいつものように甘えていた時のことだった。
 突然黒ずくめのスーツの男達が店に押し入ってきたのである。
 ユータにとってみれば何時もの光景であり、端的に言ってその男達は鎌倉志保(正確には彼女の父親だが)の部下達であった。
「ユータさん、仕事中に居眠りはよくないですねぇ……」
 そういって凄みを効かせる男達は、いつもファミレスの方にくる田坂や斉藤とは違うオーラを持つ本物のヤ○ザであった。
 そうして職務怠慢を叱られた後、彼は泣きながらホストとしての仕事を続けていた。
 皮肉にもこういった仕草がまた女性の心をひきつけるのだから部下達にとっても心中穏やかなものではないだろう。
 そうしてホストとして席をいくつか回っているうちにユータ自身にも幾分か酔いが回ってきた。
 ホストとしての仕事上酒は飲みなれていなくてはいけないものだが、泣きながら飲んだせいかいつもよりピッチが上がってしまったのだろう。ものの数時間もしないうちに彼はベロベロに酔っ払ってしまっていたのである。
727天使の寝顔 悪魔の微笑み ◆HDuBmsHLTY :2006/09/02(土) 02:14:31 ID:71U8qmZL
 彼の記憶にあるのはここまでだった。
 ほんの数分前に激しい頭痛と二日酔い特有の気だるさとともに目覚めてみれば自分はトランクス一枚で眠っており、そこは自分の家ではなくどこかのホテルの一室であり、隣には全裸の志保が眠っていたというわけである。
 実は、こうしてホテルの一室で目覚めるのは彼は初めてではなかった。
 これまでもホストの客に連れられてホテルの一室で夜を明かすこともあったし、当然その時にはそれなりの体の関係も重ねていた。 朝帰りをした時は決まってファミレスでの志保の機嫌が最悪といっていいほどに悪いのだが、ユータには何故なのかはわからない。 
 とにかく、そういった経験からユータの頭には一つの結論が出されようとしていた。

「まさか、俺志保ちゃんとヤっちゃったんじゃ……」
 見る見るうちに青ざめていくユータの頭にはさらに最悪の光景が浮かびつつあった。
 普段は徹底的な主従関係が出来上がっているため反抗しようなどとは微塵も思わないユータであるが、酒に酔ってしまった状況ではどうなるかはわからない。
 例えばホストのバイトが終わった後、職務怠慢の嫌味を言いにユータの目の前に現れる志保、彼自身酷く泥酔しているためにどこぞのホテルに連れ込まれて徹底的に「お仕置き」と称した責め苦を味あわせようとしていた。
 ところが二人っきりになってしまった状況と、酔いによって開放的になった心が合わさり志保を無理やり押さえつけて……

 顔から血の気どころか魂すらも吹っ飛んでいきそうなほどに生気が抜けていくユータ。顔面の色は青を通り越して真っ白になってしまっている。
「どどどどどどどどどどどうしよう……」
 普段の彼ならばそんな命知らずな行為は絶対にしないといいきれる。
 しかし、周知の通り彼は志保に対して恨みを抱いているのも事実……
 幼少時代の彼の性格を知るものならば彼がそういった「復讐」に出たとしてもおかしくはないと思えるだろう。
「もももももももしこんなことが志保ちゃんの両親にばれたら……」
 自分が日本海に沈むのは構わない。だが残された弟達にまで被害が及んでしまったら……
「んんっ………」
 もはや放心状態になってしまったユータを尻目に、傍らで眠る鎌倉志保がゆっくりと目を覚ましていった。
728天使の寝顔 悪魔の微笑み ◆HDuBmsHLTY :2006/09/02(土) 02:15:24 ID:71U8qmZL
「あら……おはようユータ君…」
 眠い目をこすりながらゆっくりと朝の挨拶をする志保は、100人中100人が美しいと答えるほどの高貴さと清らかさを持っていた。
 まるで御伽噺にでてくるニンフのような顔でユータを見上げると、志保はゆっくりと言葉を出した。
「どうしたのユータ君、そんな生ける屍みたいな顔をして。」
 実際生ける屍になっているのだから仕方がない。
「えっ……あ、ああ。おはよう……志保ちゃん……」
 数秒後、ようやく立ち直ったユータがかろうじて朝の挨拶をする。一方志保は自分の肌を隠すためにシーツを体に巻きつけて、ゆっくりとシャワールームへと向かっていってしまった。
 しばらくしてシャワーが流れ出る音が聞こえてくる。
 そこでユータは再び現状を分析してみることにした。
「今の志保ちゃんの様子からいってそれほど怒っているというわけではなさそうだけど……かといって機嫌が良いっていうわけでもない……むしろ普通?……あぁ!俺はいったい何をやったんだぁ!!」
 トランクス一丁のまま広いベットの中で身悶えるユータ。
「広いベット?」
 よくよく考えて、もう一度部屋を見渡してみる。
 ホテル、と一言で言っては見たもののそこは他の女性と入ったようなラブホテルのような下卑た感じではなく、ビジネスホテルといった機能的なものでもない。
 むしろそう、テレビでしか見る機会のない高級ホテルのスウィートルームのような感じだった。
 調度品の一つ一つが素晴らしいデザインであり高級感が漂っている。目の前に飾られたツボなど、あれが一個あれば進藤家は何日裕福な暮らしが出来るだろうと考えてしまうほどである。
 辺りをキョロキョロと見回していると、真っ白いバスローブを羽織った志保がシャワーを浴び終えて出てきた。
「何やっているのかしらユータ君?そんな下着姿で。」
 いつもの哀れみが含まれた視線をユータに向けながら志保がいった。
 慌てて自分を見ると、なるほど彼はトランクス一枚しかはいていない、あまりに気が動転して服を着るのも忘れてしまったのだろう。
「あ、あの……志保ちゃん……」
 ズボンを履きながらユータは恐る恐る言葉を紡ぎだした。ここで下手なことを言おうものなら一気に志保の機嫌を損ねてしまうことだろう。
「なにかしら?」
 鏡の前で調度品の櫛で髪を整えながら志保は答える。こうしてみると二人はただの恋人にしか見えない。
「き……昨日は……その……どうも……」
 出来るだけ覚えていないことを悟られないようにユータは言った。
「別にいいわ、気にしてないもの。」
 気にしてない……ということはやはり自分と志保に何かあったということだろうか。 ユータはショックで気を失いそうになるのを堪えながら言葉を続けた。
「で、でも俺も………その、結構酒飲んでたし」
「えぇ、確かにすごくお酒臭かったわ。ユータ君も一応は未成年なんだから少しは自重したほうがいいんじゃないかしら?」
「い、いや!その……それは……仕事だから仕方がないっていうか…」
「仕事って……お酒を飲んで女性に囲まれてヘラヘラしてるだけじゃないの…」
 志保の発言に暗闇が混じる。やばい、機嫌を損ねたか。 ユータは焦っていた。
「あ、で、でもほら!仕事をしているから借金だって返せているわけだし……」
「へぇ、あんなことが仕事なんだ。じゃあ昨日志保にシタ事も仕事だってわけ?」
 ギクリ!となるユータ、今の発言からいってやはり確定的なのだろう。
「え…っと」
「ユータ君ったら志保がイヤイヤって言ってるのに無理やり抱きついてくるんだもの。部下を帰してなかったらユータ君がどうなっていたことかわからないわね〜」
「あ……あぁ……」
「それであーんなことやこーんなことまでされちゃって、あー、パパにバレたらどうしようかしら……」
「う…」
「パパ、志保のこととっても大事にしてるからこんなことがバレたらユータ君酷い目に遭うんでしょうねぇ〜。」
 だんだんと志保の声に張りが戻ってくる。対するユータに最早言葉は出なかった。
「志保が泣きついたらユータ君の借金5倍ぐらいにはなるかもしれないわねぇ〜そうなったらユータ君どうなっちゃうのかしら?志保とっても楽しみね♪」
729天使の寝顔 悪魔の微笑み ◆HDuBmsHLTY :2006/09/02(土) 02:16:33 ID:71U8qmZL
「あっ…あの!!」
 そこへ来て、ユータはようやっと声を張り上げた。
「ご、ごめん志保ちゃん!!俺がしたことは……その、とっても酷いことで……許されるものじゃないかもしれないけど……その…ゴメン!」
 がばっと跳ね起きて一気に土下座の体制をとるユータ。
「今さら謝ったってどうしようもないんじゃないかしら?」
 志保の顔は土下座をしているユータには伺い知ることは出来ない。
 だが彼の脳裏にはいつものにこやかに笑っている志保の顔がありありと浮かび上がった。土下座している自分の姿がさぞ滑稽なのだろう。
「た、確かに過ぎたことはどうすることも出来ないけど……その、志保ちゃんが嫌がることをしてしまったということは変わらないわけで……俺にはそれが耐えられないんだ。」
 ピクリ、志保の眉間がわずかに動いたような気がした。
「ふぅん、ユータ君は志保を傷つけたことが耐えられないんだ?そんなに嫌なの?自分のせいなのに。」
 やや冷たく突き放したような言い草で志保は言った。
「俺のせいだからだよ!俺が志保ちゃんを傷つけてしまうなんて、そんなこと……」
「………」
 しばし考え事をする志保。ユータにとって地獄のような瞬間だった。
「ま、いいわ。ユータ君も反省してるみたいだし今回はこれで許してあげる。」
 土下座も見れたことだしね。と付け加えながら志保はいつもの口調に戻り、ユータに顔を上げるよう促した。
「あの……許してくれるの?」
「えぇ、ユータ君がその反省の心を忘れないんなら志保も許すことにするわ。志保だって鬼じゃないし。」
 これまでの言動を考えれば十分鬼なのだが、ユータにとっては地獄の中に舞い降りた一本の蜘蛛の糸のように思えた。
「ありがとう志保ちゃん!俺とっても嬉しいよ!」
 満面の笑みで応えるユータ、それほどに嬉しかったのだろう。
「も、もういいじゃない。ホラ、とっとと服着ちゃいなさいよ。いつまで上半身裸でいるつもりなの?」
 と、そこでユータは自分がズボンを履いただけで土下座していたことを思い出し、我に返ってYシャツに袖を通しはじめることにした。深い安堵のため息と共に。


「それにしてもユータ君、いきなり土下座するなんて、心当たりでもあったのかしら?」
 シャツの最後のボタンを留めたところで、志保が話しかけてくる。既にその語調は落ち着いており機嫌も悪くはなさそうだ。
「え……いや、だって……朝起きたら裸の志保ちゃんがいて、俺も裸だったし……」
「状況だけで判断するなんて、ユータ君ったら単純なのね。」
 薄い笑みを浮かべながら志保は言った。
「え、ど、どういうこと?」
「クスクス、ユータ君如きに押し倒される志保だと思ったのかしら?」
「え……あ……あ…あ!」
 そこへきて、ようやっとユータは真実を理解する。
「今日はユータ君の土下座が見れてなかなか愉快だったわ。志保も裸になった甲斐があったって感じね♪」
 そこまで言い切ると、志保はすっくと立ち上がってドアに向かって歩いていった。
「それじゃ、志保先に行くわね。早く帰らないとパパを心配させちゃうし。あぁそうそう。ここの宿泊代は今は請求しないできっちりユータ君の借金に上乗せしておくから心配しないでね。志保ったら優しい〜」
 鼻歌を歌いながら颯爽と去っていく志保、ベットの上にはさらに現実を突きつけられて呆然とするユータの姿。
「あ……あ…あの女(アマ)ぁ!!!騙しやがったなぁああああああああ!!!!」

 誰もいない部屋の片隅で、ユータの声だけが響いていた。

(おわ……れない)







追記
 進藤ユータの借金状況 総額ウン千万円+ホテル宿泊代15万円
730前スレ188 ◆HDuBmsHLTY :2006/09/02(土) 02:19:53 ID:71U8qmZL
以上です。

書いてるほうでも若干わけがわからなくなってしまったので補足しておくと
ユータは志保に何もしていなかった。 というのがオチです。
志保はユータの反応を見るために一芝居うった という感じです。

後半上手くまとめ切れなかったのが心残りですが楽しんでいただけたら幸いです。

次は……どうしよう、小鳥遊3姉妹に弄ばれる宗太とか書いてみたいっす。
ではまた〜
731名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 02:30:24 ID:wrmLOA7n
>>724の一行目がえらくムカついた
あとは普通だった
732名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 02:49:55 ID:DzUDuWkr
ユータ君はなにもしてないが志保ちゃんは寝てるユータ君に何かしてそうだwww
GJ!!!!!!!!!!
733名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 12:45:47 ID:EgdRN+JH
志保ちゃんの裸(*゚∀゚)=3ハァハァ 
734名無しさん@ピンキー:2006/09/02(土) 12:47:22 ID:EgdRN+JH
次スレへの引継ぎについて

450KB を超えたら残り容量に注意しながら投下してください。
480KB を超えたら次スレが立つまで投下は控えてください。

次スレが立ったら、まとめサイト(http://www.room01.com/~wish/gahako/index.html)の
更新が済むまで落さないようにマッタリ保守でお願いします。

更新が済んだら、一気に埋めるかDAT落ちまで放置してください。
埋めの段階で作品を投下すると保管庫に記録されない可能性があるので注意してください。




まとめサイトの中の人がまとめを放置してないのならこれでいいかな?
735名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 21:55:48 ID:C8yq+TBP
>>734
乙ー。

お前ら、ブタのカプでどれが好き?
736名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 23:18:49 ID:WSUzk9L4
ヒシン×リリザかな
ルーセリやアレリナもかなり捨てがたいが…
737名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 23:24:38 ID:C8yq+TBP
ヒシンとリリザは恋人未満の状態は想像できるが
それから一歩進んだ関係が想像できん。
ヒシン×リリザ好きだけど。
738名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 23:31:12 ID:mOx3NhNu
法則に則るとカプ名はヒシリリになるのか?
なんか精霊とかの名前みたいなんだがw

埋め用に何かネタを用意したいところ
リリザで鉢担ぎ姫(かづき?)が書けるんじゃないかなぁ・・・と思ったんだけど
細かいストーリーがわかんない
739名無しさん@ピンキー:2006/09/03(日) 23:46:54 ID:x5fAcNyO
ルーセリ好きだ。
あのエロいんだか健全なんだかわからん関係
740名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 00:05:37 ID:LqxccNwy
俺はエロ黒ナサヤ夫妻だな。ナサヤのツンデレがタマラン
741名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 19:08:47 ID:r6LkUtKn
漏れはアリとシンヤだな


っていうか単純にきょぬーが好きなだけ
742名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 19:32:53 ID:6/PB4GN9
743名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 21:16:30 ID:iNr7v4zp
>>742
サンクス
あ、やっぱり「かづき」が正しいんですかね

よく考えると鉢をかぶってるのと箱入りだと見た目がだいぶ違うのになんで結び付けたんだろ、と考えてたら
今日買ってきた漫画見て思い出した
上連雀せんせーの自画像だ・・・
744 ◆0oknYz/rKY :2006/09/04(月) 21:48:58 ID:g2lw41O/
あー…更新が遅くて本当に申し訳ないです。
更新いたしました……。

PBBSですが、保守するの忘れてしまいました。大変申し訳ございません。
新しく設置したほうがよろしいのでしょうか?
それともローカルで描いてうpろだにあげる、と云った形のほうがよろしいのでしょうか?

745名無しさん@ピンキー:2006/09/04(月) 23:41:12 ID:ZtEl0qxk
>>744
GJ!!!!!!

新しく設置したほうが気軽に投下しやすいと思うよ。
746名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 18:05:47 ID:7amHgGLC
>>744
お疲れさまです。
PBBSについては設置しない、に一票ですね、私は。
SAIや写真屋などで描いた方が効率も出来も良いですし。
747名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 22:20:44 ID:/9I4Amzr
PBBSはそういうのも気軽うpできるからいいんジャマイカ
748名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 22:33:47 ID:KSCyZMIp
看病中の宗太となずなとのいけない展開をお願いします。
749名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 22:34:36 ID:EpV8a70T
うpも出来る所使えばいいんじゃね
750田丸スレでゲロった人 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/09/05(火) 22:38:54 ID:hghrBzwc
>>748
(クイッ)てのは誘いですか、同好の士の人よ
雑誌はいつも立ち読みなのでお時間を頂いてもいいですか

(アレリナ書くって言っといて放置してスマソ)
751名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 22:46:00 ID:KSCyZMIp
>>750
田丸スレ?ww

書いてもらえるなら遅くても大丈夫だよ!!!

ここのコテは最後に「人」をつけるのが流行なのか?www
752名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 22:54:47 ID:hghrBzwc
おや、本スレの>>61さんではありませんでしたか
田丸スレ云々は一部の方向けで・・・
いや、ちょっと漫画板の都合3スレほどに渡って色々やらかしてただけですので
753名無しさん@ピンキー:2006/09/05(火) 23:10:26 ID:8m/hKJN3
>>750
頼もしいとみたーーーッ!!!

あと、本スレの(クイッ)は……フムウ…俺とみた!
何はともあれ、楽しみにしてますぞ、同好の士よ。
754名無しさん@ピンキー:2006/09/06(水) 22:59:34 ID:2MQS4V8P
投下を待ってる間に過去に投下された作品を読み直したりする?
それとも一回読んだらもう読まない?
755名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 02:26:27 ID:kM4rY3Sd
読むよ
756名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 13:51:53 ID:Daqr2HXt
次スレまだ?
757名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 17:31:20 ID:dS3pvf5G
まだ早い
758名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 19:54:14 ID:Agi0MVhi
前スレも埋まるのに結構時間かかったからなぁ
759名無しさん@ピンキー:2006/09/07(木) 21:49:04 ID:iEgjNzP8
カプ話してもおk?

佐藤×轟ってこないかなー?
760名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 00:31:56 ID:1aD38f0x
本スレでは圧倒的にさとやちなのにエロパロにはきょこやちがおおい不思議
761 ◆1VvFsON8fg :2006/09/08(金) 01:59:29 ID:gTYWYG1w
諸君 私は小さいものが好きだ
諸君 私は小さいものが好きだ
諸君 私は小さいものが大好きだ

子供が好きだ 子犬が好きだ
子猫が好きだ 小動物が好きだ
童顔が好きだ 先輩が好きだ
ぬいぐるみが好きだ ワラジ虫が好きだ
ミジンコが好きだ

地上で 水中で 空中で 土中で 草原で
店舗で 路上で 店内で 公園で 映画館で
この地上で観察される
ありとあらゆる小さいものが大好きだ

おもちゃ屋に並んだ少年少女とその保護者が
開店と共に店内を駆け抜けるのが好きだ
ディスプレイに高く飾り立てられたプラモデルが
うっかりばらばらにされてしまった時など心が躍る

子供たちの操るラジコンカーが
勢い余って壁に激突するのが好きだ
悲鳴を上げて砕け散ったラジコンへ駆けつけた児童が
悔しさで泣き出した時など胸がすくような気持ちだった

隊列を揃えた集団登校の小学生が
横断歩道を手を上げて渡るのが好きだ
興奮状態の新入生が既に押された信号ボタンを
何度も何度も連打している様など感動すら覚える
762 ◆1VvFsON8fg :2006/09/08(金) 02:00:11 ID:gTYWYG1w
親のトイレ待ちのお子様方を
一人一人お預かりしていく時はもうたまらない
泣き叫ぶ少女達が私の振りかざした魔法ステッキとともに
変身の声をあげる魔法少女にばたばたと泣き止まされるのも最高だ

小さな先輩が高い位置の破損報告書に
健気にも背伸びしていたのを
180cm超えの佐藤さんが報告用紙ごと
するすると上方に遠ざけた時など絶頂すら覚える

近所の犬猫達を滅茶苦茶に
撫で回すのが好きだ
必死に暴れていたはずの子猫が懐柔され
子犬が抱かれ眠りゆく様はとてもとても可愛いものだ

石ころの物陰に押し隠れて
動き回る虫が好きだ
外敵に追いまわされ
虫の様に地べたを這い回るのは……いや虫だけど

諸君
私は小さなものを
ちびっ子のような小さなものを望んでいる
諸君
私に呆れ果てるファミレス同僚諸君
君達は一体何を望んでいる?
更なる小物愛好を望むか?
情けのない鬼の様な小物愛好を望むか?
バイト代の限りを尽くし
三千世帯の子供を愛でる嵐の様な小物愛好を望むか?
763 ◆1VvFsON8fg :2006/09/08(金) 02:01:22 ID:gTYWYG1w
「矯正(カレクション)!」
「矯正(カレクション)!」
「矯正(カレクション)!」

よろしい
ならば収集(コレクション)だ       「え!?」「違ぇよバカ!」「オイ進学校生!」

私は満身の力をこめて
今まさに暴走せんとする危険人物だ
だがあのデカい女達の周りで
十六年もの間耐え続けて来た私に
ただの小物ではもはや足りない!

幼稚園児を!
純粋無垢の幼稚園児を!!

彼らはわずか一クラスで
三十人に満たぬ少人数に過ぎない
だがあの白石幼稚園(仮称)は一学年十クラスの
マンモス校だと私は調査している
ならば彼らは年長組と年少組で
総児童数六百人の白石園児となる
764 ◆1VvFsON8fg :2006/09/08(金) 02:02:34 ID:gTYWYG1w
私にロリコンのレッテルを貼り
扱き下ろしている連中を打ちひしがせよう
朝刊の一面を飾って顔を引きつらせ
眼を疑わせ思い知らせよう
連中に私の趣味を思い出させてやる
連中に私の嗜好のことを思い出させてやる

十二歳と十三歳のはざまには
奴らの常識では思いもよらない壁があることを
思い知らせてやる
六百人の幼稚園児のお遊戯会(レクリーエション)に
無理矢理混じり込んでやる

「全フライパン装備開始」
「性癖マヒル・ソウタ・ナグール始動」
「抜刀!」
「全お菓子全オマケ排除」
「ワグナリア白石店(仮称)店長白藤より全従業員へ
 目標小鳥遊宗太、ロリコン従業員拘束!」

第二次ハーレム(大奥)作戦
出発を開始しよう
行くぞ 園児諸君

「やめんかボケ!」
「へぐぁ!」

     〜完〜 
        ギャフン
765 ◆1VvFsON8fg :2006/09/08(金) 02:03:21 ID:gTYWYG1w
思いっきりageてた……ゴメン
766名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 03:06:36 ID:tde3igtU
わざとageてんのかと思って氏ねとか思ってた ゴメン
767名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 11:08:37 ID:E2dhi2p7
ちょwwwwワロタwwwwGJwww
ageたのはまあドンマイだ
768名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 18:47:31 ID:X5AaauwW
改変のクオリティが高すぎて感動した。


素敵だ やはりネタ職人は
素晴らしい
769名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 19:58:19 ID:W6R5iSfF
激しく馬鹿(褒め言葉)だな
770名無しさん@ピンキー:2006/09/08(金) 19:58:36 ID:MPvJU+YX
少佐wwwww
GJ!



たしか前スレも少佐ネタあったよな?

771名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 05:20:11 ID:JTT+XdpW
>よろしい
>ならば収集(コレクション)だ       「え!?」「違ぇよバカ!」「オイ進学校生!」

ここにすげーワロタ
772名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 19:18:38 ID:twa08E1m
ヘルシングネタは大好きだwww GJ!

ttp://www.degitalscope.com/~mbspro/userfiles_res/erprwish/index.html
作った方が良いとの意見が多かったので一応。
保守を忘れないようにしたいと思います。 申し訳ない。
773名無しさん@ピンキー:2006/09/09(土) 23:13:04 ID:Nf4C5cF/
>>772
GJ!!!!
誰かお絵かき投下しないのかなwktk


伊波のように宮越がデレデレのSSが読んでみたい。
ん?もう本編でデレデレだって?
774名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 00:20:57 ID:H3vOePQo
今回のらくがきで一寸ぽぷらを思い出した俺ガイル
775赤ずきんの勝手な続き:2006/09/10(日) 03:50:48 ID:0UZLrQEu
私は赤ずきん
八千代さんのおつかいで杏子さんに食べ物を届けにいくの
杏子さんの家は森の中
いつもは森に入っちゃいけないって言われてるけど、今日はおつかいだから大丈夫

森をしばらく進んでいくと、
「あ、おおかみさん」
森に住むおおかみさんと会いました
「やあ、赤ずきんちゃん
 どうしたんだいこんなところで?」
おおかみさんが聞いてきたので私は胸を張って答えました
「今から森の奥におつかいに行くんだー」
「子供一人で森を歩くなんて、何をたわけた事を!
 家に帰りなさい!」
おおかみさんに怒られてしまいました・・・
おおかみさんが通してくれそうにないのでしかたなく戻ることにしました
776名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 03:51:23 ID:0UZLrQEu
「八千代さーん!」
町まで帰って、まっすぐに八千代さんの家に向かいました
八千代さんは今足を怪我していて歩くことができません
だからおつかいを頼まれたのでした
「あらあらぽぷらちゃん、どうしたの?
 もう杏子さんの家まで行ってきたの?」
八千代さんはいすに座ってました
「それがね、それがね!森のおおかみさんが子供一人で森を歩くなって怒るの」
ちゃきん、と金属の音がしました
「ふふふ、ぽぷらちゃん」
「?」
「本当はね、誰にも杏子さんのところにお使いになんて行かせたくないのよ?
 その役目は私のものだから、誰にもさせたくないの
 でも今私、歩けないから
 杏子さん、きっととっても困ってると思うの」
「うん」
「だから、ぽぷらちゃんにお願いしたのよね?」
「うん」
「だから、わかるでしょ?」
その時になってやっと気づきました
私のくびに刃がかかっていることに
「も、も、もう一度いってくるね!」
私はうなづかずに、そのまま回れ右して八千代さんの家を出ました
777名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 03:52:45 ID:0UZLrQEu
「あー、しまったなー
 一緒に町まで送ってあげればよかった」
赤ずきんを見送ってからそう気が付いた。
「まぁでも、この辺までなら危ないところもないし、一人でも大丈夫……かな?」

―――しかし
「森の奥までお使い……?というとあの年増のところか」
確か、前は町に住んでいたがあまりにも食べ過ぎるとかいう理由でこの森の奥に追いやられた変人だ。
町に住んでいたとき身の回りの世話をしていた人間(八千代のこと)がそのまま町に残って、
食料を数日に一度この森まで運び込んでいるのを見る。
「ということは、あの人間に何かあって、その代わりに赤ずきんがお使いを頼まれたということか」
と、そこまで考えて気が付いた。
いつもの人間が運んでいる食料に比べて、今日赤ずきんが持っていた籠は小さすぎる。
あれでは一食分にもならない筈だ。

まさか!
まさか、赤ずきん自身が食料ということでは……!!

こうしてはいられない、もしそうだったとしたらあの人間は町に戻った赤ずきんをもう一度森へと送り出すに違いない。
今度もうまく赤ずきんと出会って引き返させることができるかわからない。
こうなれば、先回りしてあの年増を何とかするしかない。
778名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 03:54:02 ID:0UZLrQEu
きょろきょろとあたりを見まわす
どうやらおおかみさんはいないみたい
また八千代さんに怒られると怖いので、今度は絶対に杏子さんの家までいくんだ
決意を胸に森をいく
途中いくつも危ないところもあったけど、なんとか杏子さんの家についた
「杏子さ〜ん!」
「おう、種島か」
「赤ずきんだよっ!」
「どっちでもそんなに変わらんだろ。
 で、どうしたんだ?」
「これ、八千代さんからおつかいをたのまれたの!」
「ん、八千代はどうかしたのか」
「八千代さん、足をけがしちゃって。だから代わりに私が
 ・・・ねぇ、ところで杏子さん」
「なんだ?」
「杏子さんのおなかはどうしてそんなに大きいの・・・?」
杏子さんのおなかは人一人入ってるんじゃないかってくらい大きかった
「おまえな、目上の女性に向かってそういうこと言うのは失礼だろ」
「あ、ごめんなさい・・・」
「まあ、いい。
 あんまり長居すると、暗くなって危ないから早く帰った方がいいぞ」
「うん、じゃあね」
「おう、八千代によろしくな」
帰り際、部屋のはしっこにめがねみたいなものが落ちているのに気がつきましたが、
暗くなると危ないと言われたので急いで帰ることにしました。
779名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 03:54:43 ID:0UZLrQEu
「八千代さ〜ん!ちゃんとお使いしてきたよ!」
「あら!……まぁお疲れ様ね。本当に今度はきちんと渡してきたの?」
「うん、杏子さん、八千代さんによろしくって言ってたよ」
「そう、……何かもう食べてたのかしら」
「なにか言った?」
「ううん、なんでもないのよ。本当にありがとうね
 それじゃ、これ少ないけどお礼ね」
「え、いいよこれくらいのおつかい、どうってことなかったし」
「いいの、受け取っておいて。もう外は暗いわ。早くお家にお帰りなさいな」
「うん、これありがとう。おやすみなさい」
「はい、おやすみなさい」
780エピローグ・森の奥で猟師が二人:2006/09/10(日) 03:55:34 ID:0UZLrQEu
「で、佐藤君。俺達出番無いの?」
「しゃーねーだろ。話の節として助ける相手がいないんじゃ」
「ま、そうだけどさ。結果的におおかみさんは赤ずきんを守って、
 赤ずきんは無事おつかいを果たしてめでたしめでたし、なのかな」
「そういうことにしとけ」
どっとはらい
781302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/09/10(日) 03:58:39 ID:0UZLrQEu
勢いで書いた
反省はしたりしなかったり

本当は埋め用の鉢かづき姫を書いてたんですけど
ネタに詰まったんで、勢い重視でざっくりと

後味が悪いのと、主要メンバーなのに出てこない人がいるのは仕様です
782302 ◆eQ/o7VO3ZI :2006/09/10(日) 04:07:08 ID:0UZLrQEu
>>748,753
すんません、うっかりしてるうちに今号のYGが近所の書店から消えかかり
あの扉絵の再確認すらいまだできておりません・・・
ネタ的には携帯配信分とあわせたほうが面白そうなんで、3巻が発売されてからがベストなのかもしれませんが

ああ、今から寝たらスーパーヒーロータイム見逃しsZzz・・・
783名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 04:14:06 ID:mRdFJzoo
リアルタイム乙としか言いようが無い(褒め言葉)
784名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 11:14:06 ID:7gVe7QIZ
かたなし君がかわいそうなことになってしまいましたがGJ! 笑ったww
785名無しさん@ピンキー:2006/09/10(日) 23:59:34 ID:mRdFJzoo
もの凄くエロくてしかたがないSSが読みたい
特にハーレムもの。
786名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 13:12:28 ID:wNQq1+DM
小鳥遊が店長と絡めば
店長命令で八千代も混ぜられる。
それを見た伊波が殴りかかりながらも
激しい情事を見て興奮して飛び入り参加。
種島も大人の女になりたくて参加。
八千代がいるからどさくさまぎれに佐藤も参加。
通りがかった梢は当然参加。
相馬は撮影してるけど伊波に気づかれて
ボコられた挙句強制参加。
音尾も妻とご無沙汰なのでついつい参加。
山田は納豆プレイ。

うむ、完璧だ。
787786:2006/09/11(月) 13:13:40 ID:wNQq1+DM
ってよく考えたらコレ、
ハーレムじゃなくてただの乱交じゃん。
788名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 19:10:54 ID:XH5ONot8
山田の適当な扱いに吹いた
789名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 19:59:56 ID:wQ2oVPkC
犬組ならやっぱり中心は相馬で
伊波とは携帯で話せるようになったし、
あとは杏子さんの弱みさえ握れば何とかなるはずだ
790名無しさん@ピンキー:2006/09/11(月) 22:13:46 ID:S0a6Mtr4
山田の納豆プレイのSSをリクしてみます
791名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 02:03:24 ID:9xGZ37SN
食べ物を粗末にするな、と杏子さんに全身舐めまわされるわけですね
792名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 10:01:39 ID:VLKswOnt
にしたって、納豆はいくらなんでも絵面が悪すぎやしないだろうか……。
生クリーム塗りたくった八千代をぺろぺろとかはエロそうだなあ。うぇっとあんどめっしー。
793名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 15:23:59 ID:VW5+p2TB
生クリーム塗りたくった八千代と納豆を塗りたくった山田を
同時に杏子さんがぺろぺろすれば絵面の悪さをごまかせるよw
794名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 19:55:00 ID:VW5+p2TB
宗太は姉妹ばかりの家庭で自家発電できるのでしょうか?
溜まったままファミレスでムラムラしてるのでしょうか?
795名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 22:18:05 ID:y+OeqZ80
宗太の自家発電シーンを梢姉さんが見つけた場合、本番はしないけど勝手に手伝ってきそうだな。

ちなみに他の姉妹だと、
一枝姉さん→汚物を見るような目で見る。
泉姉さん→ドキドキしながらも、物陰から観察し続ける。
なずな→部屋に戻った後、つい兄の痴態を思い出してそのまま自分もオネイニー
796名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 23:10:45 ID:VLKswOnt
問題なのは、さんざん非ロリコンを主張しているかたなし君のオカズだが。
797名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 23:15:45 ID:VW5+p2TB
この前の伊波のパンチラをオカズにしてるんだろうか
798名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 23:20:55 ID:9xGZ37SN
同じく年上・高身長が完全に射程外というのも主張しているね


と思って1巻の最初のあたり読み返したら
12歳以上は年増と言ってるだけだった
というわけで小鳥遊が年増好きなら、下は12歳からストライクゾーンということに
799名無しさん@ピンキー:2006/09/13(水) 23:32:47 ID:IL3ikmHF
伊波の胸話しに赤面してるあたり、性に対する感覚はまともっぽいからなぁ。
梢姉さんはエロいがそれが日常的だし、他の姉妹も肉親な時点で除外されるはず。
バイト先の面子も微妙な関係だし、ふつーにエロ本かと。
まぁ美女揃いだし男の性欲なんざ見境ないからなぁ。俺の脳内では伊波でFAだが。

それより一枝姉さんの方が気にならないか?
バツイチですよ?男の味を知ってるわけですよ?(*゚∀゚)=3
800名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 03:10:14 ID:vWkWbJSG
>>799
そして結局は、弟の味が忘れられずに離婚してきたわけだな。





……いや、もちろん料理の話ですよ?
801名無しさん@ピンキー:2006/09/14(木) 16:19:53 ID:zCCAW8og
逆に伊波は小鳥遊をおかずにしていなぬーしてるんでしょうか?
802名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 02:20:50 ID:NakKU2+2
してるな。ああいう男を無駄に意識するタイプは絶対してる。

そんで初エチの時も濡れるの早くて小鳥遊に突っ込まれるいなみん。
803名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 02:30:10 ID:H9YmucJQ
小鳥遊だって経験無かろうに、そんなことツッコめるだろうか

するんだろうな、天然で
んで伊波が慌てても、何で慌ててるかわからずに追い討ちをかけるんだろうな


コンコン

日曜日の朝、最近はあまり入ることが無くなったお兄ちゃんの部屋に私は足を踏み入れた。
「お兄ちゃん、一枝お姉ちゃんが呼んでるよ」
返事が無いんだろうなって分かっていて声をかける。


「zzzzzzzzz」
「……寝てる」


お兄ちゃんはいつも家族の中で一番早起きするのに今日は珍しく寝ていた。

「zzzzzzzzz」
「そうだよね。毎日バイトして、家事して疲れてるよね」
私はお兄ちゃんの髪の毛を指に絡めてその横顔を眺めた。
女装していたは言え、女の子でも通じる綺麗な顔をしている。



お兄ちゃんバイト先の女の人と仲が良いよね……。
特にあの赤みがかった髪にヘアピンをつけて人と。
この前も一緒に帰ってたと一枝お姉ちゃんが言ってた。
梢お姉ちゃんもバイト先の女の人のことを気にってるみたいだし、お兄ちゃんと仲が良いって言ってた。
バレンタインの時にチョコだって貰って来ていた。
今までは私やお姉ちゃん達以外から貰って来ることなんて無かったのに……。

……お兄ちゃん……。





「あっ、なずな。宗太は何してた?」
一枝お姉ちゃんは新聞を片手にコーヒーを飲みながら聞く。
「……お兄ちゃんは寝てたよ」
さっきお兄ちゃんにしたことを思い出しながら答えた。
頬が赤くなるのを堪える。
「ふーん。宗太がまだ寝てるなんて珍しいな」
「バイトと家事で疲れてるんじゃないかな?」
ガチャリとリビングのドアが開きお兄ちゃんが眠たそうな声で言った。
「……おはよう。バイト行く」
「お兄ちゃんおはよう」
「寝坊した……」
「じゃあ、今日は私がご飯作るから」
「……悪いな」
「別にいいよ。今日は買い物の日だよね。なずなが行くから」
そう、お兄ちゃんは毎週日曜日になると一週間分の買い物に行く。
「そこまでしてくれなくてもいいよ、なずな」
「ううん、いいよ。お兄ちゃん疲れてるでしょ。なずながやるから」
お兄ちゃんは笑顔でありがとうと応えた。
私はお兄ちゃんのこの顔で癒される。満たされる。


「なずなは良い子だな。ところで、首筋が虫に咬まれてるぞ、宗太」
「えっ?」

お兄ちゃんの首筋には赤いマークが一つある。
それは私が付けた印。
お兄ちゃんは私のものだって印。
兄と妹だからいつかは離れるけど、今はまだ私のものだって印。
だからまだあの人のものにはならないでね、お兄ちゃん。



ちなみにお兄ちゃんは、今日はいつもよりボロボロになって帰って来た。
なんでも私が付けたマークのことをバイト先のキッチンの人に指摘されて、あの人が兄ちゃんを殴ったらしい。
虫刺されじゃ無いと指摘されたらしく、お兄ちゃんは梢お姉ちゃんを疑っている。
本当は私がやったのにね。
バカなお兄ちゃん。
806長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/09/15(金) 11:14:26 ID:Kr8+4MhP
以上、埋めでした。

カップリングがマイナーとかメジャーとか言われましたが
あまり気にせず執筆してますので、そちらもあまり気にしないで下さい。
すいませんでした。

あと、復活した職人さんや新人さんお疲れさまです。
807名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 18:22:42 ID:zqIFLms0
そのカップリングはメジャーです。
808名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 19:29:24 ID:79qulqwW
マイナーでもメジャーでもどうでもいい。
ただGJ
809名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 21:03:01 ID:ovTa/eoF
誰かあのバカップルを裂いてくれ。
お互い「好きじゃない」とかほざいてるの見ると砂吐きそうになる。
810名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 21:17:42 ID:N8S/J+Rh
バカップルが多すぎてわかりません><
811名無しさん@ピンキー:2006/09/15(金) 22:08:38 ID:KdJhV0Dd
>>809
ヒント:曲解→ダブルツンデレ


いや、流石に無茶か。
812長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/09/16(土) 02:11:23 ID:LQre9kas
相馬×妃のエロ無しを投下します


おせっかいと自覚
813おせっかいと自覚 ◆/GC/jpQHAM :2006/09/16(土) 02:12:04 ID:LQre9kas
今、私は教科選択式の授業を受けている。
普通に主要科目5教科で受験する私は普通の授業を、美大に進学予定の村主は美術の授業を受けている。
3年生にもなるとこういった教科選択式の授業も増え、人数の都合もあるので隣のクラスと合同で授業が行われる。
多少、出席日数がもうそろそろ危ないので今日は真面目に出席する。

教科選択式の授業のような隣のクラスと合同の授業だと自由席になりどこに座っても良い。
だからほとんどの奴は仲が良い奴らで近くの席に自由に座っている。
私は村主以外につるむようなクラスメイトはいないので自分の席におとなしく座っている。
私の周囲の席は空いている。
学校でも有名な不良の近くに好んで座りたがる奴は誰もいないので……いた。
私と同じ位に有名な風紀委員が私の隣に座っている。

この風紀委員の名は相馬博臣と言う。
タイ焼きを持ち歩き、人の弱みを突いて風紀を正すという人間だ。
そして私が最も苦手な人間だ。

こいつは自由席の授業になるといつも私の隣に座る。
突き刺さる視線を私に送ったり、私に付きまとったりする等の事をする。
こういった事から、相手が相手なだけにクラスメイトから関係を噂される事もしばしばある。
しかし、ありがたい事に私達に迂闊な事を聞くような勇気が無いようなので、直接問い質された事は一度も無い。


私は一般的には不良と言われる行為をするのだが学校側から酷く咎められた事は無い。
私に強く指導するような教師はいない理由は勉強ができるから。
おそらく勉強ができて良い大学に行ってくれさえすれば良いと考えているのだろう。
そんなふうに教師でも何も言わないのに風紀委員の中でも一人だけ私に注意するのは相馬だけだ。
814おせっかいと自覚 ◆/GC/jpQHAM :2006/09/16(土) 02:12:43 ID:LQre9kas
視線を机の上に戻す。
今日は小テスト。
さっき述べた事から私の目の前にはおそらく完璧な答案がある。
対して隣は?
相馬は自分の事をあまり頭が良くないと言っている。
その言葉に嘘は無く、特徴的な紫の髪が生えている頭を抱え悩んでいる。
ハァと小さく溜め息が出る。
あれだけ勉強以外の事、主に人の弱みに関連した事には頭が回るのに何で勉強はできないのかな、
弱みを握る知恵を勉強に向けてくれたらどれだけ心の平和を得られる奴が増えるのかと考える。

授業終了の鐘と同時に教師がテストの終わりを告げ、答案が回収される。
そういえばこの教師の名前何だっけ、と適当に考えながら答案が回収されるさまを見ていた。
「近藤さんテストどうだった?」
「お前よりはできた」
「そうだよね、近藤さんは見かけによらず頭良いもんね」
一言余計だ。
クラスメイとの女子がテストの出来不出来を話題に賑やかに話しながら歩く。
私も相馬と話をして注意を怠ったのも悪いが、お喋りをしている彼女達の中の一人が前方不注意で私の机にぶつかった。
不良だからと言って、机にぶつかった位で怒るような人間で無いと知っているので彼女達は軽く私に謝罪をするはずだった。
今日はたまたま煙草とライターが机の中に入っており、ぶつかられた事により床に落ちた音が教室に響く。
教師も気づいたのか私の席に歩いてくる。
放課後に軽くお説教コースだな、でもどうせたいした事は言われないと高を括り、教師にやる気の無い視線を送った。
別に説教の一つや二つ構わなかった。
停学を喰らっても卒業できればいいから一回ぐらい煙草が見つかってもどうでも良かった。
それなのに相馬は要らぬ事をした。

「先生、この煙草は俺が拾ったんですよ。男子トイレでたまたま落ちてたのを拾って、後で先生に渡そうと思っていたんですよ」
クラス中に分かる嘘。
私達に視線が集まる。
あのバカと口の中で呟く。
815おせっかいと自覚 ◆/GC/jpQHAM :2006/09/16(土) 02:13:30 ID:LQre9kas
「それは本当か?」
「はい、本当です」
教師だってバカじゃない。
これが嘘だって事は分かっているはずだ。
それでも教師は相馬の言う事に信じるしかない。
だって、相馬は誰の秘密も握っているから簡単に脅す事ができる。
私には聞こえる、相馬の心の声が。
いや、クラス中に聞こえている。
言う事、聞かないと先生の秘密ばらすよ、と。
脅しを受けた教師は冷や汗をかき、分かったとだけ小さく言って煙草を回収し、教室を去った。
事態はそれでも収まらずにクラスメイトの視線が痛い。
空気を読めないバカはねぇ、近藤さんと声をかけて来たので首根っこを捕まえて屋上に向かった。

「余計な事をするな。私は別に煙草が見つかっても構わないんだ」
「だって、近藤さん反省しないでしょ」
「……それとこれとは関係ないだろ?」
「いいや、関係あるよ」
「何でだ?」
「近藤さんは噂を立てられるのは嫌だよね?」
「ああ」
「これで俺と近藤さんはもっと噂になる」
「そうだな」
「噂になるのは嫌だから、煙草を吸わないようにしようと思わない?」
「なっ!!」


バシンッ!!!!


殴った手の方が殴られた頬よりも何倍も熱い。
「ふざけるな!!」
「ふざけてないよ」
こっちがどんなに怒声を出しても向こうは終始笑顔だ。

「もう、私に関わるな」
「それは無理。近藤さんの事が好きだから無理」
以前にも好きと聞いた時よりも心臓が踊った。
悔しい事に今の私は相馬に好きと言われて嬉しいみたいだ。
816長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/09/16(土) 02:15:23 ID:LQre9kas
続けて、榊×杏子のエロ無しを投下します


違う瞳
817長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/09/16(土) 02:16:04 ID:LQre9kas
北海道は札幌市。
いつものように俺の足は学校に向かっていた。
自宅は住宅街にあり、近くの通りは大きく、朝でも人通りは少ないわけではなく、むしろ多いと言える。
そんな中で近所の奥様方が開く、井戸端会議での噂が耳に届く。

「榊さんのところの息子さん昨日も怪我させたとか」
「不良と喧嘩ばかりしてるらしいわよ」
「土手にいつもいるらしいわよ」
「猫をいつも連れてるけど何をしてるのかしら?」
「ひょっとして動物虐待?」

本人が側にいるのによくそんなことが言えるなと呆れて、気にせず学校に向かう。
しばらくして、たった一人の特徴的な少女が視界に入った。
自分と同じくらいの歳の少女。
朝特有のやる気の欠片も見当たらず、釘バット、暴飲暴食と書かれたマスク、スケバンを連想させる長いスカート。
あまりにも特異なものだから、見つめてしまっていた。
否、特異なものを纏っているにもかかわらず、少女の顔と漆黒の髪に見惚れてしまった。
視線に気づいたのか俺を一瞬だけみると、少女はこの場からすぐに立ち去った。
朝食を抜いたのだろうか、お腹の虫を鳴らしながら。
その後ろ姿を見送りながら少女の目を思い出す。
少女は学校の人間や近所に住む人間、それ以外の人間の誰とも違う視線を俺に向けていた。



「猫の榊」
自分のあだ名が呼ばれた。
声と同時に自分に向かって走ってくるのは今朝出会った少女。
少女は止まらず勢いよく俺を押し倒した。
初めに腰を打ち、次に後頭部を打った。
痛さに顔をしかめながら状況を考える。
818違う瞳 ◆/GC/jpQHAM :2006/09/16(土) 02:16:43 ID:LQre9kas
夜。
釘バットを持ったスケバンを連想させられる少女。
少女の制服は一週間ほど前から喧嘩し、俺にやられている高校の制服。
もしかして俺に闇討ちをしに来たのだろうか?


「猫の榊」
少女はスケバンにさせておくにはもったいない整った顔を俺の顔に近づけて、もう一度俺のあだ名を呼んだ。
「な、なに?」
俺の身体と密接する少女の暖かさにドキリとしながら答えた。
暗がりの中でも分かる、その艶がある唇からどんな言葉を言うのだろうかと考えながら聞いた言葉に拍子抜けした。
「飯奢って」

めしおごって

そう聞こえた。
「えっ?」
「腹減ったから飯奢って」
流暢にもう一度言った。
「……」
俺は押し黙り、どうしてこんなことになってるのか考えたけど、難しいのは分からない。
だからいいよと答えた。
少女の真意も後で聞けば良い。



「猫の榊」
「なに?」
「なんて呼べばいい?」
「榊でいいよ」
「わかった」
少女は呼称を確認すると視線を皿に戻した。


少女の名前は白藤杏子。
名前だけは聞いたことがあった。
たしか、恐ろしいほど強く、恐ろしいほど食べる変わった女だと。
819違う瞳 ◆/GC/jpQHAM :2006/09/16(土) 02:17:35 ID:LQre9kas


「君はなんで俺を知っていたの?」
「榊は有名だろ。地元じゃ負け知らずだってな」
「じゃあ、なんで俺に奢ってもらおうと思ったの?」
「腹が減って、知ってる奴がいたから。それにお前なら奢ってくれると思ったからなんとなく声をかけた」
「ふうん……」


白藤杏子は釘バットを持ったスケバンファッション。
俺は猫のミヨちゃんが頭から離れない。
最初は近くのファミレスでも行こうかと思ったけど、
入店が無理そうな二人なので母親が今日も夕食を作って仕事に行っているので家に招いた。
白藤杏子は初対面の男の家に行く事に何の嫌悪感を出さずについて来る。
何かされるとか考えないのだろうか?
それとも自分が何かしそうになっても返り討ちにしてやるとでも考えているのか?


「榊はいつも、今朝のように寂しい眼をしてるのか?」
突然言われた。
「私は聞いた。猫の榊って奴は一人で喧嘩できるぐらい強いけど、誰も仲間がいないって」
「……」
「それで友達の一人もいないって」
全部本当の事だ。
俺はミヨちゃんの餌代の為に頼まれて喧嘩したり、喧嘩を売られるから喧嘩をする、いつも一人で。
相手は何人も集団でいる。
それはきっと仲間なんだろう。
俺には仲間なんていない。
友達だっていない。
だって俺はいじめられてるから。
「榊は見ず知らずの私に飯を奢ってくれるぐらい良い奴なのに何でだろうな?」
「そんな事は知らないよ」
「そっか。なら、私が仲間になってやる。今日から榊と私は仲間だ」
「何言ってるの?」
「嫌か?」
差し出されたその言葉を拒否はできなかった。
できるはずがなかった。

「嫌じゃない!」


それは良かったと白藤杏子は言い、食事を続けた。
820違う瞳 ◆/GC/jpQHAM :2006/09/16(土) 02:18:33 ID:LQre9kas



今朝もいつものように近所の奥様方の井戸端会議での噂が耳に届きながら通学する。
「よう、榊」
「おはよう」
昨晩からの仲間が、俺にとって初めての仲間とあいさつをする。

「ねえ」
「なんだ?」
「俺は君のことを何て呼べばいい?」
「好きにしろ」
「じゃあ、白ちゃん」

少女の瞳を見る。
その瞳は今まで俺に向けられた多くの瞳と違う瞳だった。
821長い人 ◆/GC/jpQHAM :2006/09/16(土) 02:19:19 ID:LQre9kas
以上です。
822名無しさん@ピンキー:2006/09/16(土) 11:06:30 ID:Z+UrUSfv
いつもいつも筆が早いなーGJ!
823名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 05:37:52 ID:3lt/IGi7
スレ立てしてくる
824名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 05:42:27 ID:3lt/IGi7
【高津カリノ】WORKING!! エロパロno.3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1158439119/

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825名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 10:41:00 ID:EmyDcxBP
スレ立て乙&GJ&うめ!
826名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 15:07:19 ID:2L7fm0C5
まとめにも相馬と妃のSSがあったけど
二人に接点はいつあったの?
827名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 16:10:19 ID:EmyDcxBP
本スレの過去ログ読むか好きに想像汁
828名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 12:35:58 ID:npOHrSbJ
姫の父親が相馬さんな
829名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 19:38:28 ID:8RVceWQ0
なんか埋まらなさそうだから、読みたいカップリングでも聞こうかしら。
複数回答バリバリおkで。

かく言うおいは、佐藤×八千代、足立×村主のわりと正統派カプのガチエロが読みたい。
830名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 20:00:27 ID:UEw/tkBM
じゃああえて山田×音尾をキボンしてみる
831名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 21:19:32 ID:g5m5MKdN
最近正統派っつうか、メジャーカプのエロないよな。読みたいかも。
832名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 02:44:59 ID:6lu8UHWQ
まとめサイトに絵が投下されてるよ


あんな絵を描いて見たいよ
833名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 19:51:49 ID:JHflSg6C
小鳥遊さん「ところで俺の格好を見てくれ
        こいつをどう思う?」

伊波「すごく…大きいです…(胸が)」
834名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 22:56:28 ID:lQCNu9+3
>>832
あれは良いwwww 伊波んかわゆすwwwwwwwwwww
835名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 03:06:00 ID:6hYP14DB
まとめサイトに絵の新作が投下されてる
836名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 10:04:17 ID:rlgHny4/
>>829
俺も読んでみたいが、
あんなに投下作品があるのに無いよなw(微エロはあるが)
やっぱ描きづらいんだろうな…。
本家で匂わせてるカプだと
さとやち 足立村主 ルーセリあたりは
職人にとって鬼門なのかもな。
837名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:19:41 ID:kXEHB488
【高津カリノ】WORKING!! エロパロno.3
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838名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:20:15 ID:kXEHB488
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840名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:35:19 ID:kXEHB488
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841名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:36:29 ID:kXEHB488
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842名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:36:58 ID:kXEHB488
【高津カリノ】WORKING!! エロパロno.3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1158439119/

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843名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:38:08 ID:kXEHB488
【高津カリノ】WORKING!! エロパロno.3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1158439119/

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844名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:39:18 ID:eYWnM1kQ
まとめサイト更新までは保守じゃないの?
それとも、もう更新されてる?
845名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:39:23 ID:kXEHB488
【高津カリノ】WORKING!! エロパロno.3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1158439119/

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846名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:40:36 ID:kXEHB488
>>844
このスレは更新終わりましたー。
ということで埋めー。
847名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:41:42 ID:rlgHny4/
>>846
乙 うめー
848名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:42:40 ID:kXEHB488
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849名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:45:17 ID:zpKWQHAL
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850名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:45:36 ID:kXEHB488
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851名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 17:47:35 ID:zpKWQHAL
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