無知なもんで前スレから誘導すらしていない・・・
とりあえず、前回からの続きを書いておきます。気づいてくれると良いけど・・・
「そうよ。わたしたちは仲間じゃないの?」
ミシャはライナーの顔を自分の方に向けて、問いただす。
「悔しいよ。ライナー」
オリカも怒っていた。
「みんな・・・」
騎士ライナーは半身を起こした。
「私が相手になります」
シュレリアは武闘家ライナーを見据えていった。
「悪いが、俺は女にも容赦しないぜ?」
武闘家ライナーは薄っすらと笑った。
「望むところです。私もあなたに手加減するつもりはありません」
武闘家ライナーは拳を構え、シュレリアとの間合いをつめようとする。
「遅いですよ」
シュレリアはクスリと笑った。
「何!?」
武闘家ライナーの頭上にはすでに巨大なプライマル・ワードが展開していた。
「暫く眠りなさい」
膨大なエネルギーの塊が武闘家ライナーを襲う。しかし、武闘家ライナーは頭上のエネ
ルギー球に向き直ると咆哮と共に拳を振り上げ、その中へ飛び込んだ。
「うおおおおおおお!!!」
衝撃波が弾け、シュレリアは後方に飛ばされた。仰向けに倒れ、身体を強く打つ。
土煙が収まったとき、両腕に負傷を負いながらも平然と立つ武闘家ライナーがそこにいた。
「そんな。素手で魔法を相殺するなんて・・・」
「何でも気合で何とかなるもんさ」
武闘家ライナーはニヤリと笑った。
「さて、あんたこそ消えてもらおうか。この世界から」
シュレリアが立ち上がる間もなく、武闘家ライナーが接近し、倒れたままのシュレリア
に拳を振り上げた。シュレリアは思わず目を瞑った。
がきぃぃっぃんん!
何かがぶつかる音がして、シュレリアはゆっくりと目を開けた。殴られた様子はない。
シュレリアの前には誰かが立ち塞がっていた。
「ライナー!」
騎士ライナーが身を呈してシュレリアを庇ったのだ。
「シュレリア様には、指一本触れさせやしない」
武闘家ライナーは一時身を引いたが、騎士ライナーはがっくりと肩膝をついた。
「ライナー!しっかりして」
シュレリアがライナーに駆け寄る。
「すいませんでした・・・シュレリア様。俺が間違ってました」
「ライナー・・・馬鹿」
シュレリアは騎士ライナーに抱きつこうとしたが、その間にオリカが割って入った。
「はいはい。二人ともいい感じにならない。まだ戦いの途中だよ」
「そうよ。それにわたしの目の黒いうちはそんなことさせませんから」
ミシャも側に立って宣言した。
「ああ、すまない。皆ありがとう」
オリカはライフリフレッシュを呼んで、ライナーの体力を回復させた。ミシャは利支天
を呼んで、全体の防御力を底上げする。
それでも武闘家ライナーは落ち着いて、相変わらす自信ありげに笑っていた。彼の両腕
の負傷も何故か治癒されている。自分自身で回復することもできるらしい。
「まとめてかかってくるのか?面白い。せいぜい俺を楽しませてくれよ」
武闘家ライナーは拳を構え、挑発する。
挑発に乗ったように、騎士ライナーが再び剣を構え、武闘家ライナーと対峙した。
「何だ。まだお前がやるのか?」
「さっきとは違うさ」
騎士ライナーは剣を中段に構えたまま突っ込んだ。迎え撃つ武闘家ライナーは剣を潜り抜け、懐に入り込む。
「けあああああ!」
拳の連打を騎士ライナーの顔面から胸の辺りに叩きつけた。しかし、攻撃は身体に当たる前に弾かれた。
「なるほど。魔法の加護か」
今度は更に気合を込めて魔法の壁ごと殴りかかる。魔法の防御を上回る攻撃力で騎士ラ
イナーを攻撃し続けた。騎士ライナーは防戦一方だった。
「ふん。魔法で守られていてこの程度か。やはり大したことないな」
「そうだな。俺は皆のお陰でここまで来れたんだ」
剣を弾き、より強力な攻撃を繰り出そうとした武闘家ライナーは背後に気配を感じて、
振り返った。するとやや後方にオリカが待ち構えていた。
「何だ?何か、するつもりか・・?」
嘲笑おうとした武闘家ライナーの言葉にオリカの詩がかぶった。
「お願い!マイヒーロー!」
オリカが両手を広げ歌い続けるとその頭上から一つの奇妙なぬいぐるみが落ちてきて歩
き出した。ぬいぐるみは中々の早さで武闘家ライナーの下へ行くと殴りかかる。
「何だ、こんなもの」
武闘家ライナーは馬鹿にしてぬいぐるみを蹴飛ばしたが、改めて見ると凄い数のぬいぐ
るみの大群が怒涛のように攻め込んできた。
「うおおおおお!!!」
一つ一つは弱いが、物凄い数のどんすけに殴られまくる。中にはとんでもなく巨大な奴
もいたりして、武闘家ライナーはもみくちゃにされた。
「くそ、何だ?今のは」
ようやく起き上がろうとしたのだが、
「こ〜の、馬鹿もんがあああ!」
金物か何かで頭を叩かれて、突っ伏した。
「貴様ごときがオリカさんを不要呼ばわりするとは失礼千万!死んでお詫びせい!!」
最後のどんすけが吠え立てた。
「ち、この野郎!」
武闘家ライナーはどんすけに殴りかかろうとしたが、さっさと消えてしまった。
頭に来てオリカを見ると、彼女はわざわざどんすけのコスチュームを着て、あかんべえをしている。
プチッ。
何かが切れた音がして、武闘家ライナーはオリカに飛び掛った。しかし、その拳は騎士
ライナーに立ち塞がれてしまう。
「お前の相手はこの俺だ!」
「邪魔するな!雑魚め!」
武闘家ライナーはインパクトの連打で騎士ライナーを叩きのめす。
「危ない!ライナー」
武闘家ライナーは何者かに後ろから殴られた。
振り向くと、甲冑を着込んだミシャで、更にひっぱたかれた。
「うわぁ。いい音したわね」
「テメエ」
凄い形相で睨まれたミシャは素早くしのびミシャに変身する。更に韋駄天で加速して、ライナーを連れて逃げ出した。
「待て、この野郎!」
追いかけたが、その速さについていけず、見失ってしまう。
「ちくしょう。どこへ行ったんだ」
息を切らしていると何かが宙を浮きながら近づいてきた。
「ふ〜ん。あの馬鹿の中に、あんたみたいな馬鹿がいるとは思ってもみなかったのよ。
まあ、馬鹿も程々にしておかないと、痛い目にあうのよ」
オカリナの上に猫のような小娘が乗っていた。
「今度は何だ?あいつらはどこへ行ったんだ?正直に言わないと、」
「無鉄砲にも程があるのよ。ミシャはあんたなんかと頭の出来が違うのよ」
ハマはそういうと大きく息を吸ってオカリナに吹き込んだ。途端にもの凄い高音域の音
波が響き渡り、さすがの武闘家ライナーも耳を塞がざるを得なかった。
耳鳴りに頭を抱えたところで、どこからか現れた騎士ライナーが斬りかかる。
「クソッ」
気合で何とか持ちこたえ、剣の攻撃を防ぐ。しかし、一撃ごとに攻撃が重くなり、更に
風の追加効果なんてものがついてくるので、中々反撃に移れない。見ると後ろの方で、オ
リカがウインドーガード、ミシャが修羅天で援護している。お陰で、武闘家ライナー自身
の風の攻撃も効き辛い。
魔法のバーストスピードと気合の勝負のつもりだったが、武闘家ライナーはあることに
気づいて戦慄した。オリカとミシャの少し後方で、シュレリアが歌っている。その頭上で
は魔人シャドウが凄まじい力を溜め込みながら、武闘家ライナーを睨みつけていた。
一刻ごとに高まる力を見せ付けられて、武闘家ライナーの中に疑問が生まれつつあった。
果たしてあれに耐えられるのか?おまけに騎士ライナーは絶対に引かないという背水の陣
で剣を振るっていた。
気合で何とかなると思っていたが、騎士ライナーも自分と同じくらいの強い気持ちで戦
っているのだと気づいた。これでは勝てる筈もない。
ついに武闘家ライナーは追い詰められ、斬り伏せられた。地に倒れ、背中をつけた武闘
家ライナーの首に剣が突きつけられる。
「まだやるか?」
騎士ライナーは問うた。
武闘家ライナーは息をついて、それから笑い出した。
「負けたよ。お前の勝ちだ。俺も協力する」
「本当か?」
騎士ライナーは目を見張った。
「お前の信念に比べれば、俺の気合なんか大したもんじゃないと気づいた」
武闘家ライナーはニヤリと笑って手を差し出した。騎士ライナーも笑みをこぼし、手を
差し出す。友情の(同一人物だが)シェイクハンド。
が、
「ごめんなさい!限界です・・・」
シュレリアの声に振り返ると、すっ転んでる彼女の姿があった。
「へ?」
魔力を限界まで使って極限状態まで高められた魔人シャドウは、今、シュレリアの手か
ら解き放たれた。二人のライナーの下に、もの凄い勢いでシャドウが突っ込んできた・・・・
「ごめんなさい。ごめんなさい」
「でも、仕方ないわよ。ライナーも気づかなかったんだし」
平謝りのシュレリアをミシャが慰めていた。
「あ、気づいたみたいだよ」
オリカが騎士ライナーの反応を見て言った。
「酷い目に遭った・・・」
シュレリアの魔法が暴走して、二人のライナーはシャドウにぼこぼこにされたのだった。
「うっ・・・」
武闘家ライナーもようやく目覚めたらしい。
状況を把握した騎士ライナーは謝るシュレリアに笑顔で答えた。
「大丈夫ですよ。こうして目も覚めたんだし。とにかく、こいつも心入れ替えて、俺たち
に協力してくれるって言ってくれたから、結果オーライです」
「少し考え直したくなった・・・」
武闘家ライナーがそうぼやいたので、一同は一斉に笑い出した。
「さあ、改めて協力と行こうぜ」
騎士ライナーが言う。
「ああ、それなら、二人に分かれているより、合体した方が良いだろう」
「良いのか?」
「構わない。お前がベースになって、俺を取り込めば・・・」
武闘家ライナーはそこまで言うと、何かに気づいて飛び出した。
「どけ!」
「きゃあ!!」
オリカを突き飛ばして、彼女の後ろにいた何かの前に立ち塞がる。鈍い音がして、武闘家ライナーの胸を何かが貫き通した。
「何?」
騎士ライナーが立ち上がろうとするが、足がもつれて言うことをきかない。シュレリア
は勿論、ミシャやオリカの精神力もかなり消耗していた。
黒いわだかまりが、そこにはあった。その影から腕が伸び、その腕に握られていた剣が
武闘家ライナーの胸を刺し貫いていた。
「いやあああ。ライナー!」
オリカが叫ぶ。
「クックックック。手間が省けたな」
黒い影が言う。
「ぐっ、うああああ」
武闘家ライナーは胸に刺さった剣からスパークして、分解しようとしていた。
「お前は!」
騎士ライナーは剣を構えたが、その切っ先は焦点が定まらず揺れている。
次第に影がその姿を明らかにしつつあった。身体の殆どはローブとフードに覆われてい
たが、それは人間で、その顔は知っているようで、知らない相手の顔のようだった。
「ライ、ナー?」
ミシャが息を飲む。
それはライナーだった。少なくとも似ている。しかし、その目と髪が違っていた。鋭い
眼光に銀色の髪。狡猾で残忍そうな表情のライナーがそこにいた。
「よう。レベル1。こんなところで会うとはな」
「貴様!」
「よせ、敵うわけが、ない・・」
息も絶え絶えの武闘家ライナーが言う。
「うるせえよ」
銀髪のライナーが力を込めると剣から稲妻が発して、武闘家ライナーを攻撃する。
「お前のお陰でこいつを取り込むことができたぜ」
武闘家ライナーの悲鳴を無視して、銀髪のライナーが騎士ライナーに微笑みかける。
「おら、とっとと消えて、俺の中に入れ」
武闘家ライナーの身体は崩れかかっていた。
「助けなきゃ」
シュレリア、ミシャ、オリカも臨戦態勢を整える。
「へえ。やるのか?」
銀髪のライナーはゆらりと構えた。
騎士ライナーが動こうとしたその時、殆ど消えかかっていた武闘家ライナーが無理矢理
身体を剣から離し、騎士ライナーたちに拳を向けた。
「逃げ、ろ・・」
武闘家ライナーは最後の力を振り絞って、拳を地面に叩きつけた。急激に気圧が変化
して、周囲を空気の渦が回りだす。それは竜巻となって、騎士ライナー達を上空へ舞い上げた。
「チッ、余計な事を」
銀髪のライナーは剣を振り上げ、武闘家ライナーを斬りつけた。武闘家ライナーはかす
かな残像を残した後、消えた。取り込まれたのだ。
「まあ、いい。どうせ奴らは俺のところまで来るだろうからな」
銀髪のライナーは笑った。
「せいぜい足掻くが良いさ」
一方、竜巻に飛ばされたライナーたちは、最初にこの世界に訪れた階層を貫く断崖まで連れてかれていた。
「くそおおお」
ライナーは地面を殴って悔しがった。
「ごめん。また、あたしのせいで」
オリカが落ち込んでいった。
「いえ、私のせいです。私が魔法を暴走させなければ・・・」
シュレリアも自分を責めていた。
「いや、オリカやシュレリア様のせいじゃありませんよ」
「そうよ。それにライナーのせいでもないわ」
ミシャは先回りして言った。
「誰の責任かなんてこと考えるより、これからのことを考えないと」
「そうだな・・・」
騎士ライナーは気を取り直して言った。
「とりあえず、この階層のライナーを味方につけることはできなかったから、後はレベル
7だけなの?それじゃあ、こちらの方が不利なんでしょ?」
「ああ。レベル5、7を味方につけて、何とか五分になるかどうかという感じだったからな」
「それならせめて、レベル6のライナーを何とかできないの?」
オリカが思い出して言った。
「い、いや。レベル6は無理だよ」
「どうして危険なのですか?」
シュレリアが聞く。
「それは・・・俺はともかく、シュレリア様たちが危ないんです」
「何よ、それ。まだそんなこと言ってるの?力を合わせてあいつを倒さなきゃ、ライナー
自身が危ないんでしょ?可能性があるなら、それに賭けるべきだわ」
ミシャが詰め寄ったので、ライナーはばつの悪そうな顔をした。
「その、本当のことを言うと、レベル6の奴って言うのは・・・」
「言うのは?」
「レベル6は、性欲なんだ」
暫く沈黙があった。
「「「性欲?」」」
三人のレーヴァテイルは同時に声を出した後、互いに顔を見合わせて赤くなった。
「そうだよ。性欲だ。あいつは力はあるけど、女のことにしか興味が無いというか、ただ
のスケベというか、とにかくそんな奴なんだ。説得とか、力ずくとかが通じる相手じゃな
いし、何よりそんなところに皆を連れて行くのはあまりに危険なわけで」
「アル兄が行きたがっていたのはそういうわけなのね」
ミシャは納得した。
「ライナーも、性欲とかあるんだ・・・」
オリカが興味津々と言った感じで言った。
「そりゃあ、俺だって、一応健全な青少年なわけだから」
ライナーは赤くなった。
「そういうことですか。でも、行くしかないじゃないですか」
シュレリアも顔を赤らめながらそう言った。
「このままレベル7に進んで、そこにいる人格を味方につけられたとしても、レベル8に
勝てる可能性は低いのでしょう?だったら、せめて最大限の努力はするべきです」
「しかし・・」
「しかしじゃないですよ。オリカさん、ミシャ。あなたたちの意見はどうですか?ライナ
ーの、そんな部分は見たくないですか?」
「わたしは平気よ。ライナーの変な趣味はもう知っているし、少しくらいエッチなライナ
ーがいたとしても、気になったりしないわ」
ミシャは笑っていった。
「あたしも。変さにかけてはあたしの方が上を行ってるし、そんなあたしを受け入れてく
れたライナーだもん。あたしもライナーのことなら受け入れられる。それに、ちょっとス
ケベなライナーって興味あるしね」
オリカも笑った。
「三人の意志は決まっています。後はあなたの意志だけです。ライナー。それとも自分を
見せたくないですか?それに、私たちを守る自信もないのですか?」
シュレリアが最後通牒を突きつけた。
ライナーは暫く考え、頭を振り、溜息をついた。
「俺は・・・正直、皆に嫌われるのが怖いよ。こんな感情を持ったのは初めてだ。でも、
そこまで言ってくれるなら、俺も勇気を出すよ。レベル6へ行こう。そして、必ず皆を守る」
こうして、ライナーたちはレベル6へ向うことになった。
(ゲーム本編に倣って、レベル6でエロやろうとしてたのだが、まさかこんな展開になろうとは。
まとまってない長文や下手くそぶりは創作&エロ初挑戦ということで大目に見てください。あと少し・・・)
>>1 乙です。ここまできたのならぜひ最後までお願いします。
書き込みオーバーには次から気をつければいいと思うので、
是非気落ちせずに頑張ってください、楽しみにしてます。
うん、最期までやってくれ
ようやく面白くなってきたし
これはもう初挑戦が免罪符になるようなレベルじゃないと思うが
深層心理エロライナーVS悪魔オリカ
というのを書きたくなった、でもいつ書くかは不明
レベル6
「案外普通の世界なのね」
ミシャは開口一番そう言った。
「そうだよね〜。男の子の部屋みたいに、そこら中に女性のヌード写真が貼ってあるとか、
雲が変な形しているとか、スケベな妄想が現実化した世界かと思っていたのに」
オリカの言葉に騎士ライナーは心外そうに答えた。
「勘弁してくれよ。アメリカ人じゃないんだから」
この世界の人間が何故アメリカ人を知っているのかという突っ込みはともかく、ライナ
ー自身も興味深そうに周囲を見渡した。
「つーか、実を言えば俺自身もここに来たのは初めてなんだよな」
「そうなんですか?」
これまで無言だったシュレリアが意外そうな様子で聞いた。彼女はやや緊張していたのだ。
「はい。レベル3の影響力の方が強かったですからね。ここの人格自身もあまり世界に働
きかけようとしませんでしたし。ホルスに降りて、オリカやミシャに会わなかったら、当
分その状態が続いただろうな」
「・・・そうかも知れませんね。今回のことがなければ、私もリンケージを脱いだりしなかったでしょうし」
シュレリア自身も自分の感情や欲求を強く自覚するようになったのは最近のことだ。
三人のレーヴァテイルとライナーは草原のようなところにいた。所々に小さな林や泉が
あり、遠くには山々や雲海が見えるが、町や村のようなものは見当たらない。
暫く歩き続けたが、今までと違って、ガイドとなる人物も現れず、注目すべき場所も見
つからなかった。
「ああ、もう疲れたよ。ねえ、あそこで少し休まない?」
オリカが少し離れた所にある泉を指差して言った。側には林があり、ちょうど木陰になっていた。
「そうですね。これまでずっと戦いづめでしたから、ここら辺で少し休んだ方が良いかも知れません」
シュレリアもそう言った。
「すいません。俺の為に」
ライナー自身は相変わらず疲れがないようだ。
「何言ってんのよ。そんなこと気にしちゃ駄目よ」
ミシャがウインクした。
三人は泉の側に寄り、そこで一息ついた。騎士ライナーはこの世界そのものなので、
情報や力を世界から受け取ることができるが、ダイブしている三人は、自分たちの身体から
精神を離脱しているので、負担が大きいのである。
オリカは裸足になり、泉の中に入った。
「ひゃあ、冷たい!」
「それにしても、想像していたのと違って、随分平和ね」
ミシャもオリカに倣って、泉の中に足を入れた。
「ねえ、この水って飲んでも平気なの?」
オリカが水をすくいながらライナーに聞いた。
「ええ?さあ・・・良く分からないけど」
ライナーが曖昧に答えたので、オリカは勝手に水を飲み始める。
「うん!おいしいよ」
「オリカの味覚ってちょっと信用ならないけど、どれどれ」
ミシャも真似して水をすくって飲んだ。
「本当だ。美味しい!」
シュレリアとライナーも水を飲むことにした。ライナーは顔を泉の中に突っ込んで、がぶ飲みする。
「はあ、これは良いや。気分がすっきりする」
「そうですね。疲れが癒されます」
シュレリアもご機嫌だ。
「こんなに綺麗なら、水浴びしたいよね」
オリカがミシャに水をかけながら言った。
「そうね。暫くお風呂入ってないし。何か、身体が汗で汚れていそう・・・って、オリカ。何すんのよ!」
オリカはミシャに水をかけ返した。そのまま二人はお互いに水をかけ合ってはしゃぐ。
「おいおい。休憩しているのに、そんなにはしゃぐなよ。うわっ!」
二人を落ち着かせようとしたライナーだったが、背後に回ったシュレリアに突き飛ばされて、水の中に落ちた。
「がばがば、何するんですか!?シュレリア様!!」
「あはは。ライナー気持ち良さそう」
三人に笑われて、ライナーはふて腐れた。
「ちぇっ、勝手にしてくれ」
ひとしきり笑った後、ミシャが改めて言った。
「それにしても、何だか本当に水浴びしたくなっちゃったな」
「そうですね。実際、レベル2でお風呂に入った後、色々ありましたから」
戦いだけでなく、レベル4では汗まみれになった記憶が甦り、シュレリアは一人で顔を赤くした。
「精神世界だから、別に汗とか関係ないだろ。そういうイメージしなければ良いんだ」
ミシャとオリカは水をかけ合ったせいで服も髪もかなり濡れていたが、それもすぐに
乾かすことができるのだ。ライナーは泉から上がると身体から水を払った。
「精神世界だからこそ、ちゃんとすっきりしたイメージを作りたいのよ」
「そうそう。ライナーも一緒に入る?」
オリカが笑って言うので、ライナーは手を振って否定した。
「い!?いや、俺は良いよ」
「当然でしょ。そうなったら、ライナーにはどこかへ行ってもらいますから」
ミシャにそう言われ、ライナーはまたからかわれていることを知って憮然とした。
「さあ、そろそろ行きましょうか」
結構休憩ができたので、先へ進むことにした。まだこの世界が平和になったわけじゃないのである。
「そうね。全部終わってからまた泳ぎに来ましょ」
「てゆーか、ミシャちゃんって泳げるの?」
「失礼ね。浮くことくらいはできるわよ」
「それって、泳げるって言えないんじゃ・・・あ、でも、そもそも水着がないよね」
「オリカはリリムを着れば良いじゃない」
「あっ、そう。じゃあ、ミシャちゃんは甲冑で泳げば?」
「何よ、それ」
「もう、浮いて来なくなるでしょ」
「何ですって!」
一応、唯一水着のコスチュームを持っているシュレリアだが、やぶ蛇になることを恐れて会話に入ろうとはしなかった。
それから暫くして、事件が起きた。
「ひやぁ!!」
オリカが悲鳴を上げる。
「どうしたんですか!?」
ミシャとシュレリアが問いただすと、オリカは顔を赤くしてライナーを睨みつけた。
「ライナー。最っ低!」
「へ?」
ライナーは何のことだか分からない。
「ライナー、今あたしのお尻触ったでしょ!」
「な、何を言い出すんだよ」
「しらばっくれないでよ、ちょっと触るくらいならともかく、スカートの中にまで手を
入れて、思いっきりまさぐったじゃない!」
「ライナー!?」
「どういうことです?」
ミシャとシュレリアにも詰め寄られて、ライナーは全力で否定した。
「触ってないって!!俺がそんなことするわけがないだろ!?」
ライナーは真剣な表情で潔白を主張したが、ミシャが声を低くして怒りを露わにした。
「ラーイーナー?・・・全っ然、説得力がないんだけど」
いつの間にかライナーの手がミシャの胸に触れていた。しかも両手で。更にご丁寧に指まで動かしている。
「ご、誤解だ!」
「誤解も六回もないでしょ!往生際が悪いわよ!」
ミシャはライナーに平手打ちを食らわした。その反動で、ライナーはシュレリアを巻き込んでひっくり返った。
「きゃ!?」
「いててて」
今度はライナーはシュレリアのまたぐらに顔を突っ込んでいた。おまけにシュレリアの
むき出しのふとももに手を当てて、撫で回している。
「いやっ、ライナー。こんなところで、」
「はわわわわ。シュレリア様。こんなつもりじゃ」
そう言いながら、ライナーはそこから離れようとしなかった。シュレリアのふとももや
股間に尚顔を近づけ、その匂いを嗅ごうとする。
「「ライナー!!」」
オリカとミシャが怒りの声を上げ、シュレリアは慌てふためきながら、ライナーから身を離し立ち上がった。
「ち、違うんだ。身体が勝手に」
「ふざけないでよ!わたしたちを守るとか言っておきながら、手を出しているのはあなた自身じゃない!」
「せめて、こういうところじゃなくて、別の機会なら・・・」
三人のレーヴァテイルは怒りを込めて詩を歌い始めた。
合成された巨大な元気玉・・・魔法エネルギーの塊が一気に膨張する。
「うわあああああ!!!」
どかーん!
ライナーは三人の怒りに押し潰された。
「そこで暫く反省してなさい」
「ライナーの馬鹿」
「あんな、痴漢まがいのことしないで、ちゃんと言ってくれれば良いのに」
三人はライナーを置いて歩き出してしまった。
潰れたライナーは必死に弁明しようとした。
「ま、待ってくれよ。俺じゃない。俺じゃない誰かが勝手に俺の身体を動かして・・」
バクン。
奇妙な音に振り返ると、ライナーが巨大な口に飲み込まれたところだった。口の中
から出ていた一本だけの腕もすぐに見えなくなる。
デカイ。
でらフラワーよりも更にでかい巨大な食人花だ。
「ライナー!」
驚いて駆け寄ろうとするオリカを横から別の植物が襲い掛かってくる。ゴスペラーに似
ているが、花の中の人間のような部分は女性のものでなく、男性っぽい。更にミシャや
シュレリアを囲むようにして、食人植物が取り囲んだ。
「これは!」
植物から伸びた蔦のようなものが蛇のように動き、オリカの両手、両足をつかむと、
彼女の身体を空中に舞い上げた。
「きゃあああ!!」
「オリカ!」
ミシャはオリカを救おうと、しのびミシャ姿になって蔦を切ろうとしたが、後方のシュ
レリアも襲われそうになったので、それを防がねばならなかった。
食人植物は麻痺性の毒花粉をばら撒き始める。身体が痺れて思うように動かない。
「ここから撤退しないと!」
「逃がさないよ」
聞きなれた声のする方を見ると、そこにはライナーがいた。ただ、騎士ライナーとは違う。
上半身裸で、腰に布のようなものを巻いているだけなのだ。手には鞭のようなものを持ち、周囲には何匹かの獣を従えていた。
「ライナー?あなた・・・」
「何て格好しているんですか!」
シュレリアは顔を赤くして言った。今はそれどころではないのだが。
「俺の世界へようこそ。待っていたよ、ミシャ、シュレリア様」
その姿からは獣使いを連想させるので、獣使いライナーと名付けよう。ビーストテイマ
ーとかだと長すぎるし。いや、ビーストライナーってのもありか?
獣使いライナーはゆっくりと歩み始めると、オリカが捕まっている真下まで来て、宙吊りの彼女を見上げた。
「オリカもよく来てくれたね。それにしても良い眺めだな」
「いやぁ、ライナー。変なところ見ないでよ!」
オリカはスタンダードだったので、下からは丸見えだった。足を閉じようにも、手で
隠そうにも、蔦に縛られて、どうすることもできない。
「あなたがこの階層のライナーですか?」
「そうだよ。さっき言った通りだ」
「レベル1のライナーをどこへやったの?返しなさい!」
花粉に咳き込みながら、ミシャが叫んだ。
「あいつはもういないよ。俺が飲み込んだからね。このモンスターたちは俺の分身であり、
俺自身でもある。命令以上に俺の思った通りに動くし、俺の感情や感覚を共有している」
植物の蔓が伸びて、オリカの胸の辺りをまさぐった。するすると服の中へ入り、その肌
に触れる。ふとももに何重にも巻きついて、スカートの中にもその触手を伸ばす。
「ひあ、やだ。ダメだってば、あ、」
オリカが身体をねじって抵抗する。獣使いライナーはその光景を楽しそうに見た。
「ミシャとシュレリア様も俺と一緒に楽しみましょうよ」
「何を言ってるのよ!オリカを離しなさい!」
ミシャはきっぱりと言った。
「つれないなぁ。折角、ミシャが望むようにしてあげたいのに」
獣使いライナーはオリカを自分の側まで下ろし、ゆっくりと手を伸ばした。
「あん」
身動きできないオリカの胸を触り、顔を近づけるとあごから頬の辺りをなめた。それか
ら左手で胸をもんだまま、右手を伸ばし、スカートの中に手を入れると下着の上からなでまわした。
「はぁ、いや、いやだよ、ライナー。そんなところ、触らないで」
「可愛いよ、オリカ。俺の方を見て」
恥ずかしがるオリカの顔を寄せて、尻を撫で回した後、そのまま下着の中に手を伸ばし、直接触る。
「ライナー・・・」
オリカは甘ったるい声を出した。
「オリカ」
ライナーに顔を向けるオリカにキスをしようと唇を近づける。それを見たミシャは
かっとなって、叫びながらライナーの下へ駆け寄った。
「何やってるのよ、ライナァァァァー!!」
ライナーはオリカから顔を離し、ミシャの方へ向き直るとニヤリと笑った。ライナーが
鞭を鳴らすと、ミシャの両側面から植物が飛び出し、素早いスピードで蔦を伸ばした。蔦
は正確にミシャの足をつかみ、我を失っていた彼女を簡単に捕らえた。すぐに別の蔦が伸
び、武器を持っていた腕ごと押さえつけ、身動きできないようにする。
「しまった!」
ミシャは悔しそうにうめいた。
「しまった?違うだろ、ミシャ」
獣ライナー、もとい、獣使いライナーは笑いながらミシャに近づいた。
「計算通りだろ?ミシャはこうなりたくて、俺に飛びかかろうとしたんだろ?」
「な、何を言って、」
ミシャは顔を背けたが、ライナーは彼女の背中に手を回して、自分の方に抱き寄せた。
「オリカに俺がキスをしようとしたのを邪魔したくて、それで俺にこうして欲しかったん
だろ?だから、計算通りじゃないか。ミシャが計算違いするわけがない」
「そ、そんな・・」
ミシャは核心をつかれて動揺しかけた。本当はそれが望みだったのかも知れない。顔が
赤くなり、その熱さに更に動揺させられる。
「あ」
ライナーはしのびミシャの上着の中に手を入れ、胸をもみ始めた。下は鎖帷子などでは
なく、薄いストッキングのような素材だったから、殆ど直接触られているのと変わらない。
「気持ち良いか?」
ミシャは答えなかった。ただ、息遣いだけが段々と荒くなる。
「ふふふ。可愛いな、ミシャは」
ライナーはそういうと、胸からふとももへ、ふとももからその内側に手を伸ばした。僅
かな上着の生地で隠されてはいるものの、その下は一枚の布、殆どふんどしのような紐パンがあるだけだ。
「ああ、いやっ」
ミシャは腰を引いて抗ったが、ライナーの手は止まらない。僅かな布ごしに執拗に撫で
回し、更に背中に回していたもう一方の手を下げて、お尻をなでる。そちら側は殆ど布が
ない。前後から挟撃されて、ミシャはびくびくと身体をよじった。
「ミシャ・・」
ライナーは下半身に回していた手を再び背中と胸に戻し、ミシャの顔を上げさせるとそ
のまま見つめた。それから顔を近づけ、軽く頬にキスをする。その後も、焦らすように顔中にキスを続ける。
ミシャは最初のうちは視線を逸らしていたが、観念したようにキスを受け入れ始めた。
腕を封じられているせいで、ライナーに抱きつくこともできず、ミシャの感情は高まるばかりだった。
ようやく、ライナーの唇が、ミシャの唇に止まった。すぐに離れようとするそれを、
ミシャは自分から追いかけようとする。改めて、ライナーがミシャの唇にキスをすると、
彼女は必死にそれを吸おうとしたのだった。
ライナーの舌がミシャの口の中に入り、くちゅくちゅと音を立てた。背中を這う指が、
ミシャの感じるところを探すように動く。首輪や手甲が邪魔で、ミシャは早くそれを外して欲しいと考えていた。
「やぁだぁ。ライナー、あたしもぉ!」
少し離れたところで、オリカが悔しそうに声を上げた。ミシャは少なからずその声に殺
意を覚えたが、ちょうどその時爆音があった。
「あっ」
ライナーが身体を離してしまったので、ミシャは不満の声を上げる。それでも音がした
方向に目をやると、押し潰された無数の花々と肩で息をするシュレリアが立っていた。
「シュレリア様もそんなところにいないで、こっちに来て下さいよ」
ライナーはにこにことして言った。
「そのつもりはありませんから」
シュレリアは傲然と言った。
「いやだなぁ、そんなに強がらなくてもいいじゃないですか。そもそもこの階層に来た時
点で、こういうことを期待していたんでしょう?」
「な、何を言うんですか!」
「俺は僅かにですが、レベル2や4の情報にリンクできるんですよ。あの時は皆、積極的
だったじゃないですか。今度は俺に任せてください」
ライナーはシュレリアに近づいた。
「シュレリア様も、俺に触れて欲しいんですよね?構いませんよ。俺もシュレリア様がどんな顔で、どんな声を出すのか聞きたい」
「そ、そんなこと、ないんだから!」
シュレリアは顔を真っ赤にしながら、高速で詩を歌うと、A.B.R.を召喚した。
それぞれのパーツから、火、雷、氷のエネルギーが放出される。
しかし、エネルギーの奔流がライナーを襲う前に、間を巨大なにょ?が壁となって
立ちふさがった。にょ?は粉砕されたが、ライナーは無傷だった。
「そんな・・・」
「いつものシュレリア様だったら、壁モンスターごと俺を吹っ飛ばすんでしょうけど、今
は半分以下の力に弱められていますからね。シュレリア様、花粉吸いすぎですよ」
シュレリアの身体は花粉の効果で殆ど感覚がなかった。そのせいで、魔法コントロール
も思うように行かないのだった。
「それに、まだ周囲に花粉が残ってますから。それを応用すると、こんなこともできるんです」
ライナーが鞭を取って、地面に叩きつけると、シュレリアの意図に関係なく、そのコス
チュームが変換されてしまった。何故か彼女はコルセットの姿になってしまう。
「はわわ。これは!?」
「折角、俺の世界にいるんだから、俺の好きな格好になってもらいたいですからね」
ライナーは更に二度、鞭を鳴らした。すると今度はオリカがスクワート、ミシャがセーラーガールに変身させられた。
「色んな衣装を楽しむのもありでしょう。まあ、最後には皆裸になるんですけど」
ライナーのセリフが終わる前に、シュレリアは背を向けて走り出した。そのスピードは
お世辞にも早いとは言えず、危なっかしい。
「戦略的撤退か。さすがはシュレリア様」
ライナーは口笛を吹いて、数匹の獣を呼び出した。獣は一斉に飛び出して、シュレリアを追いかける。
「さあ、狩りの始まりだ」
獣使いライナーはニヤリと笑った。
(折角なので、続く。)
m(_ _)m
コスモスフィアの人乙。
さて、空気を読まずに相談があるんだ。
一ヶ月前書き始めたときは、確かにシンガーエンジェルを書き直してたんだ。
エロ含んで、立ち絵持ちの全キャラ登場する、普通の学園純愛物。
でも今さっき完成したSS見てみたら、ミュールのコスモスフィアSSのエロ無しになってたんだ。
気分はジャン・ピエール・ポルナレフ。
ミュール萌えとかオリ設定厨とかじゃない、もっと恐ろしい物の片鱗を感じた気がしたんだ。
いやマジでエロ無しで容量40k超えてるんだけど、ここじゃスレ違い?
バッチコーイ
>>25 来るもの拒まず、是非投下しちゃってくださいな。
見たいけど…見たい
でも何だろう、この違和感
ま、いいや…
29 :
(1/26):2006/03/26(日) 01:04:13 ID:cCLGcHKF
光が消えて視界が開けると、もはや見慣れたストーンヘンジの石柱群が見えた。
「う・・・何だこのプレッシャーは・・・」
しかし、身に感じる空気は、今までの世界とは全く異なり、恐ろしいほど重く沈んだプレッシャーを纏っている。
とてもじゃないが、長時間耐えられそうにもない。
・・・とりあえず、この世界の様子を見てみることにする。
この世界に何か嫌な予感がすることもあったが、第一にこのプレッシャーに触れたくなかったのも理由だ。
ストーンヘンジから出ると、特有の白い光景が消え、だんだんとこの世界の全貌が見え始めてきた。
・・・そしてこの世界の全景を見て、俺はショックを受けた。
「何だ、この世界は・・・」
わけが分からなかった。
今まで鮮やかで華やかな彩りを見せていた世界は、その中心にある『生命の塔』を境とし、漆黒の幕に覆われていた。
まるでこの世界を2分するような・・・いや、実際にその幕は世界を2つに分けていた。
幕から先は何も見通せない。漆黒すら適さないほど、暗く黒い闇。
「ここが・・・ミュールの・・・」
「そう。母さんのコスモスフィア、レベル7。
久しぶりだねライナー」
「!・・・アヤタネ!」
声がするほうに振り返ると、やけに等身が縮んだアヤタネがいた。
鎧甲冑の姿はそのままだが、もちろん現実世界のアヤタネじゃない。と言うか現実世界ほど優しくないし。
ここにいるのは、ミュールの心の護としての存在であるアヤタネ。
ミュールのコスモスフィアの案内人を務めるアヤタネが、彼の身の丈もある長刀に乗り、魔女の箒の様にふよふよと浮いていた。
「ライナー・・・本当に、よくここまで来てくれたね」
「アヤタネ、この世界は一体?
パラダイムシフトは失敗したのか?」
「違うよライナー。
レベル6の母さんはちゃんと成長を遂げたさ。この世界はその結果。
ここは母さんの、母さん自身が想う自己の存在意義が顕在した世界」
「自己の・・・意義?」
「要は、母さんがどう生きたいか。その生きる目的を描いた世界、とも言えるかな」
「ミュールの、生きる目的・・・
そうか、このプレッシャーは・・・」
思い出した。
俺は前に一度このプレッシャーに触れたことがあった。
クレセントクロニクルで、封印の解けたミュールと対峙した時の、あのプレッシャー。
「そうか・・・ミュールはまだ、俺達のことを憎んでいたんだな」
憎悪。嫌悪。破壊。
俺達を殺し滅ぼし絶やしたいという感情。
ほんの小さな少女に、世界の全てを敵に回す決意をさせた感情。
胸が、ひどく痛んだ気がした。
30 :
(2/26):2006/03/26(日) 01:05:11 ID:cCLGcHKF
「そういうわけとはちょっと違うよ、ライナー」
「・・・違う?違うって、どういうことだ?」
小さいアヤタネの声が、内に向きかけていた俺の意識を戻した。
違うというのなら、この肌に感じる憎悪は何だというのだろう。
思わず語尾が強くなった。
「・・・どうやら、わからない、って顔してるね。
それなら、またこの世界を見て回るといい。
この世界がどう成り立っているのか、それを見れば鈍いライナーにもこの世界の意味が分かると思うから。
それじゃあ、時が来たらまた会おう。それまでに優柔不断が直るといいね、ライナー」
「え?あ、おいアヤタネ!
・・・ああ、また行っちゃったよ」
アヤタネはコスモスフィアに潜る度あんな感じだ。
ストーンヘンジで二言三言話したと思うと、すぐに俺の前から消えてしまう。
案内どころか、コスモスフィアのミュールを護る様子すら無い。
本当にミュールの心の護なのだろうか、あいつは。
「現実のアヤタネと声も口調も同じなのに、口は悪いし一言多いし」
ほんといい加減なやつだ。
・・・でも、アヤタネの言っていたことが気になる。
「ミュールは本当にまだ、俺達を憎んでいるのか・・・?」
俺達とミュールとは、打ち解けることができたと思っていた。
あの戦いの後、俺はシュレリア様と共にプラティナに残って、エレミアの騎士として塔の管理を続けている。
そこへある日、ミュールが混じりだした。アヤタネと一緒に、さも当然と言わんばかりの態度で。
その中でミュールは人に危害を与えたりなんかしないで、何をするわけでもなく、ただ日常を送っているように思えた。
俺達と話をしたり、アヤタネと一緒に茶会を開いたり、何かにつけてシュレリア様をからかったり。
さながら、俺達と交流をしたいかの様にも思えた。
ミュールへのダイブの話を持ちかけたのも、ミュール自身からだ。
俺達とミュールとの距離は縮んでいたと思っていたのは・・・錯覚だったとでもいうのだろうか?
考えれば考えるほど、分からなくなってきた。
「・・・だめだな、俺。これじゃミュールを疑ってるみたいじゃないか」
そうだよな、心ってそんな単純なものじゃない。
信じよう。俺達と談笑していたミュールを。
意を決したような表情で、ダイブしてみないかと話を持ち出したミュールを。
コスモスフィアの中で視てきた、成長していったミュールの心を。
「よし、こういう時は行動あるのみ、だ。
アヤタネの言った通り、この世界の様子を見てみよう」
そう独り言をつぶやいて、俺はストーンヘンジを後にした。
31 :
(3/26):2006/03/26(日) 01:05:59 ID:cCLGcHKF
― 生命の塔 ―
「とりあえず塔まで来たものの・・・これ以上進めそうにないな」
生命の塔。コスモスフィアの中心にあるこの塔を境にして、例の黒い幕が下りている。
一応幕の下りてない場所はないかと探してみたものの、そうそう旨い話があるわけもなかった。
文字どおり、この幕は世界を2分しているようだ。
何か手がかりはないかと来たのはいいけど、分かったことといえばそれだけだった。
「・・・この幕、越えられないかな」
黒い幕は、見たところ分厚い感じではない。
恐る恐る手を幕にさしのばすと、ツプ、と指先がもぐりこむ感触があった。
どうやら、物理的に遮断しているわけではないらしい。
「・・ええい、ままよ」
思い切って、勢いをつけて腕を突っ込もうとし
「ライナー、そっちはだめ!」
「う、うわっ」
たところで、後ろから突然静止の声が掛かった。
危うく手を止めるものの、咄嗟のことでバランスを崩しかける。
「危なかった。ライナー、この黒幕から先には行かないで。絶対」
「だ、誰だ・・・って、君は・・・」
背後を振り返ると、そこには学生服を着たミュールがいた。
シュレリア様と同じデザインの水兵服とフレアスカート、ただその服の色はシュレリア様の白とは対照的に黒色の服。
体の小さい彼女には制服のサイズが大きいのか、ちょっと袖を遊ばせている。
間違いない、彼女はレベル5のコスモスフィアで会ったミュール。
"学園"という空間で、人と交流をしようとしていたミュールだ。
「久しぶりね。元気してた?」
「え・・・君は、レベル5の?
どうして君がここに?」
「気付かないなら説明してあげるけど、とりあえず場所を変えましょ。
ここはアイツと私たちの境界よ。場所が悪いわ」
「アイツ・・・?」
「私たちの敵。今は私たちが封印してあるけど、それもあまり効果ないの。
こんな所にいたら、すぐアイツに見つかって手を出されてしまう。
だから急ぎましょ、ライナー」
そう言って、ミュールは俺の手を取って駆け出した。
ミュールに釣られるように、俺も生命の塔を離れる。
「お、おい。そのアイツ、って何なんだ?」
「この世界のミュールよ」
32 :
(4/26):2006/03/26(日) 01:06:36 ID:cCLGcHKF
― 学園・教室 ―
「ここなら大丈夫。ここは私の領域だから」
「ふう・・・」
少し弾んだ呼吸を整える。
生命の塔を出る直前、制服のミュールがとんでもない言葉を口にした気がする。
この世界のミュールが敵? 封印している?
「なあ、ミュール・・・
さっきの、この世界のミュールが敵って・・・どういうことだ?封印って何だ?」
「そうね。ライナーは、この世界のミュールって何だと思う?」
・・・一瞬、口にするのをためらった。
「・・・多分、憎悪。俺達人間に対する憎悪の、残り火か何かだと思う。
この世界に漂うプレッシャーは、クレセントクロニクルでミュールと対峙した時に感じたそれと同じだから」
「ご名答、でも満点じゃないわ。
この世界のミュールは『憎悪』。でもそれは残り火なんてものじゃない。
ミュールに心芽生えてから今もなお轟々と猛り燃ゆる憎悪の塊。
それが、この世界のミュール」
「・・・嘘だろ」
思わず言葉が出てしまった。
レベル7の深層心理になおも確固として、ミュールの憎悪は存在しているという。
頭では否定していて、心のどこかで納得していても、やはり衝撃はひどく強いものだった。
「ライナーの良い所は、そういう馬鹿がつくほどの正直者でお人好しだと思うけど、転じて短絡的なのが問題なのよね。
より浅いレベルにいた私たちがこの世界にいるのか、どうしてだか分かる?」
「え・・?」
そうだ。制服を着た、学園のコスモスフィアにいたミュールは、ここよりも浅いレベル5のミュールだ。
それが、より深層であるレベル7に、今ここに存在している。
「このレベルのコスモスフィアが、どういう心理世界だか、ライナーは知ってる?」
「・・・アヤタネが言ってた。
この世界は、ミュール自身が思う、自分自身が生きる理由とか目的とかって」
「そう。そこに、私たちとこの世界本来のミュール・・・つまり、複数のミュールの心が存在する。
今、迷ってるの。ミュールの心は」
33 :
(5/26):2006/03/26(日) 01:07:32 ID:cCLGcHKF
「迷って・・・?」
「コスモスフィアのレベルは、そのままレーヴァテイルの意識と心理の深さ・価値と等価なのは知ってるわよね。
ある姿のミュールが別のレベルに移るということは、ミュールの心理の優先順位、心の比率に大きな変化が現れたということ。
つまり元々この世界のミュールである『憎悪』の持つ、ミュールの意識内における絶対的優位が薄れてきてるの」
「・・・つまり、どういうことなんだ?」
さっぱり分からない。
はぁ、と溜息をつく制服のミュール。何か呆れられてる気がする。
「つまり・・・今まで築いてきた価値観がひっくり返るほどの心の変化が、ミュールの中で起きているのよ。
人間への『憎悪』だけじゃなくて、他の方法で接するということ。
そのことを自覚したミュールの心は、どんどん変わっていったの。
憎悪しか存在しなかった心は、人間と交流しようとする私達を生み出したわ。
そして今や、この深層心理レベルで私たちが存在できるほどまで、ミュールの心は揺らいでる。
あなたのお陰よ、ライナー」
そう言うと、制服のミュールは俺の手を軽く握ってきた。
面と向かってそんなこと言われたせいで、顔がちょっと赤くなった気がする。
「・・・君がいる理由は分かったけど、それならどうしてこの世界のミュールを封印なんてするんだ?」
「私は『共存』のミュール。
私は人間と友好関係を持とうという意志。その辺はもう一人のミュールと同じね。
人間を絶滅させようとする『憎悪』のミュールとは、どうあっても相容れない存在よ」
「『共存』・・・」
そうか、制服のミュールの世界は学園。他人が集う最小単位の人間社会。
今更ながら、彼女の世界を理解することができた。
「憎しみを持って人間と付き合うなんて不可能よ。
だから私達は、『憎悪』のミュールを倒したい。私たちが存在するためにも。
・・・でも、『憎悪』のミュールの力はとても強いわ。
私たち二人掛かりで封印しても、身動きとれなくするのがやっとなほどに」
・・・改めて、ミュールの憎しみの深さを知った気がした。
ミュールに、ほんの小さな女の子に、世界の全てを敵に回そうと決意させた意志。
その意志と対峙したが、レーヴァテイルとして最強の存在だったとはいえ、とてつもないほど強力だったのを覚えている。
そこで、あることに気がついた。
「なあ、今二人掛かりでって言ったよな。
するとこの世界には、この世界のと君以外にも、もう一人のミュールがいるってことなのか?」
「? そうだけど・・・言ってなかったかしら?」
「いや、全然・・・」
沈黙。
何となく、ミュールの頭の上をトンボが飛んでった気がした。
「・・・まあ、いいわ。
もう一人の、ライナーにとっては三人目かしら。
そのミュールに会わせてあげる」
34 :
(6/26):2006/03/26(日) 01:08:29 ID:cCLGcHKF
― プラティナの宿屋 ―
「ライナー!」
「う、うわっ」
部屋に入ったとたん、誰かが突進してきた。
タックルと言うには軽い衝撃と一緒に、その誰かは俺の体に腕を回し、抱きついてきた。
「ライナー、また会えたね」
「き、君はレベル6の・・・」
胸にオボンヌのプリントが入ったTシャツ一枚きりに身を包んだミュール。
Tシャツのサイズはやたら大きく、裾がミニスカートほどの長さもあり、襟からは鎖骨が見え隠れしている。
レベル6のコスモスフィアで会った、俺に甘えてた、他人の温もりを欲したミュール。
・・・オリカやミシャもそうだったけど、レベル6って露出癖でもあるんだろうか。
「その子が三人目のミュール。
レベル6で会ったと思うけど、『依存』のミュールよ」
後ろからひょいと顔を出して、制服のミュールが解説を入れる。
『依存』・・・他人に甘え頼るということだろうか。
確かにレベル6は俺にべったりくっついてたような・・・良かった、独占欲じゃなくて・・・
「何、その三人目って。せめてコスモスフィア順で言って二人目じゃない?」
「気にしないで。説明の順序からそうなっただけだから。
それに少しライナーから離れたら?誰も取らないんだし」
「別に。あなたには関係ないでしょ?
ね、ライナー」
・・・ああ、もしかするとパラダイムシフトして独占欲に変わりかけてるのかもしれない。
「まあいいわ。
とりあえずもう一度説明するけど、元々ミュールの深層意識には『憎悪』しか存在してなかったの。
けど現実世界の交流とパラダイムシフトを繰り返した結果、深層意識はだんだん変わっていったわ」
「ああ。つまりこの世界の様子は、ミュールが何人もいるからこうなったってわけか」
「ご名答。
生命の塔を境として、今私達のいる『依存』の領域と、さっきまでいた『共存』の領域。
そして黒い幕の向こうが『憎悪』のミュールの領域」
「つまりね、ライナー。
ミュールにとって人間とは敵か味方か、その2つの勢力が存在しているから、ミュールは迷っていると言えるのよ」
鎧ミシャの世界が、ふと頭をよぎった。
自由意志と使命、二律背反した心が争った世界。もしあの二人のどちらかが消えていたら、ミシャの精神は崩壊するとハマは言っていた・・・
それならまさか・・・?
「・・もしかして、このままだとミュールの心が壊れたりするのか?」
「勘がいいわね。でも、それはあくまで最悪のパターン。
私たちと『憎悪』の両方が消失した場合、ミュールの心は完全に壊れる。
ちなみに『憎悪』だけ消滅すると、せいぜいミュールの感情が消えて、植物の様になるくらいかしら」
「それだって十分最悪じゃないか!」
「もう、怒鳴らないでよ。
だから『憎悪』を消滅させるんじゃなくて、倒すの。
力を奪ってアイツを弱体化させて、そうすれば私たちのどちらか一人でも簡単に封印できるわ。
でも今は私たち二人掛かりでやっと『憎悪』を上回る程度。身動きを取れなくさせるくらいしかできないの」
俺の体に抱きつき続けているTシャツのミュールが、より強く抱きしめる。
「ライナー。だから、お願い。私達を助けて」
35 :
(7/26):2006/03/26(日) 01:09:34 ID:cCLGcHKF
「『憎悪』は私たちが封印して身動きが取れないし、私たちも封印にほとんどの力を使っているから大したことはできない。
膠着状態の千日手。時間が経っても、内的要因による大きな変化は望めそうにないわ」
「でもライナー。今は外的要因のライナーがいる。
今の状況を大きく変えることが可能なのよ」
制服のミュールとTシャツのミュールが、交互に口を開いた。
「変えるって・・・どうやって?」
「別に、難しい話じゃないわ。
人間を敵と見るか味方と見るか、ミュールの心がどちらにも寄っていないからこの世界があるの。
だから、ミュールの心をどちらかに傾かせることができれば、この世界は変わるわ」
「ライナー。私たち、ライナーと会ったことで生まれたの。
そして、ライナーと触れ合って、ミュールの中でここまで大きな存在になったわ。
だからライナーなら、私たちの存在をミュールの中でより大きくすることができるはず。
ライナーが導いてくれれば、ミュールの心はその方向に進むはずよ」
・・・二人が言いたいことは分かった。
「・・・君たちの中から、一人のミュールを選べっていうことか」
二人のミュールは同時に頷いた。
それは、つまり・・・
「私は『共存』のミュール。
ライナーたちと会って生まれた、人を滅ぼさず、人と共に生きようという意志。
人と共存することで自分が生きる意味を見つけ出そうとする意思。
ライナーが私を選べば、ミュールは人間という種全体と共存することを望むわ」
「私は『依存』のミュール。
ライナーが生んでくれた、他人を・・・ううん、ライナーを頼りたいという意志。
憎しみ以外の生きる道を、これからの人生を、ライナーにずっとずっと導いてほしいという意思。
ライナーが私を選べば、ミュールはライナーと共に暮らすことを望むの」
二人のミュールが、静かに語りだした。
俺は今までオリカとミシャのコスモスフィアに潜ってきて、彼女たちの心に少なからずの変化を与えてきた。
でもそれは端のきっかけで、俺の思うがままに彼女たちの心をいじくりまわしてきた訳じゃない。
しかし今度は違う。ミュールは俺に、俺が、ミュールの心の形を決めてくれという。
・・・それはつまり、ミュールは、俺に人生の全てを任せようというのだろうか?
「ミュール・・・俺、そんなの・・・」
言葉が続かない。
そんな俺の気を察したのか、Tシャツのミュールが俺の体に顔をうずめてきた。
「辛いかもしれないけど、お願い。ライナー。
ミュールの心は、『憎悪』と『共存』、そして私の3つに定まっているの。ただ決めかねて迷ってるだけ。
ライナーはただ、誰かの心を後押ししてくれればいいわ。
・・・私、ライナーと、もっとずっと生きていきたい」
「ミュール・・・」
唐突に、手のひらに温かみを感じた。
気が付くと、制服のミュールが俺の手を握っていた。
「私だってこれから人と共に在りたいという気持ちは『依存』に劣らないつもり。
でもそれはただのエゴ。ミュールの心の欠片の自己主張に過ぎないわ。
だから難しく考える必要はないの。
ただ、ライナーが望むミュールを選んでくれれば、それで良いのよ。
だから、お願い。ライナー」
「・・・少し、考えさせてくれ」
36 :
(8/26):2006/03/26(日) 01:10:15 ID:cCLGcHKF
― ストーンヘンジ ―
「だいぶ迷っているようだね、ライナー」
「・・・アヤタネ」
顔を上げると、小さいアヤタネが長刀に乗って目の前に浮いていた。
「少しは考えがまとまったかい?」
アヤタネの問いに、俺は首を横に振る。
「・・・まだ分からない。決まらない。
何が一番良い答えなのか、誰を選んだ方がミュールにとって良いのか。
そもそも、俺なんかがミュールの心を決めて良いのかすら分からない」
俺の答えに、ふふふ、とアヤタネは笑う。
「やはり君はライナーだ。優柔不断でバッサリと割り切ることができない」
「・・お前は現実のアヤタネと違って、口が悪いけどな」
「ふふ。でも、その優しい心は認めてるよ。後は度が過ぎない程度にすれば良いんだけど」
褒めてるんだか貶してるんだか分かりやしない。
そしてアヤタネは、俺のまわりの中空をくるりと一回りする。
「・・・ライナー。母さんの心は、ひどく幼い」
「・・え?」
「人間に心を消され、自分で紡いだ心も憎悪に染まってしまい、そして染まりきったゆえに幼いまま。
だから母さんは分からない。自分はどうしていいのか。
だから母さんは迷っている。自分は人間とどうあるべきなのか。
だから母さんはライナーに助けを求めた。自分ではどうにもならないから」
「・・ああ」
「ライナーは母さんに選ばれたんだ。それは、母さんの心を変えたライナーだからこその選択。
もしかすると自我が壊れるかもしれない。それを承知でライナーに全てを託した。
だから、母さんに遠慮して妥協するなんてことは止めて欲しい。
ライナーが心で思った母さんを選んで欲しい。
例えそれがどんな選択だろうと、どんな結果になろうとも、クレセントクロニクルで母さんの心を打ったライナーだからこそ、任せられるんだ」
「クレセントクロニクルで・・・」
「・・少々饒舌になってしまったね。
人の心はゲームじゃない。定まった選択肢で定まった結果が出るなんてことはありえない。
だから頭じゃなく、母さんを変えた、ライナーの心で、素直に思った母さんを選ぶんだ。
僕からはそれだけ。
・・・それじゃあ、また会おう。その時までしばしの別れだ」
その言葉と共に、俺の目の前からアヤタネが消える。
アヤタネの言葉が頭で、いや、心に反響する。
俺が心に思ったミュールを、選ぶ。
「・・・よし」
心が、決まった。
忘れてた。コスモスフィアの中のミュールは、姿じゃなくて心そのものだってこと。
頭で考えてもどうしようもないんだ。
ミュールの心が俺を選んだのなら、俺はここでその心に応える。
俺のありったけの心で応えよう。
俺たちとミュールのためにも。
「行こう、生命の塔へ」
37 :
(9/16):2006/03/26(日) 01:11:05 ID:cCLGcHKF
― 生命の塔 ―
塔の前には、二人のミュールがいた。
いや、塔の前にある黒い幕の向こうには、『憎悪』のミュールもいるのだろう。
この世界に存在する全てのミュールがここにいた。
空気に漂うプレッシャーが、一層強さを増している。
前に生命の塔に来たときとは異なり、黒い幕が激しく波打っていた。
まるで二人のミュールを狙っているかのように、蠢き、黒く光り、もがいていた。
それは、『憎悪』のミュールの呪詛のようにも見えた。
「ライナー・・・」
「ミュール。俺、決めたよ」
「・・ありがとう、ライナー」
制服のミュールとTシャツのミュール、二人のミュールが俺の側から離れた。
俺と二人のミュールでちょうど三角を作るように、儀式じみた空間を作った。
いや、これは儀式なんだ。ミュールの心の。
「私は、『共存』のミュール。
人と共存する中で、自分が生きる意味を見つようとするミュールの意志」
制服のミュールが、口を開く。
黒い幕の動きが、より激しさを増す。
・・・彼女はどんな気持ちでこの場にいるのだろう。
「私は・・・『依存』のミュール。
憎しみ以外の道を、これからの人生を、ライナーと共に在りたいというミュールの意志」
Tシャツのミュールが、口を開く。
黒い幕は尚、その激しさを増す。
この向こうから、俺の挙動一つで消されかねない事を理解しているのだろうか。
・・だとすれば、これは呪詛じゃない。
これはきっと慟哭だ。
場を沈黙が包んだ。
二人の、いや、三人のミュールが俺を見つめる。
俺は応えなければいけない。誰を選ぶのかを。
「俺は・・・」
自分の声のはずなのに、今まで発音してきたどの言葉よりも、とてもクリアに自分の声が聞こえた。
「俺は、君たち二人を選ばない。
俺は、『憎悪』のミュールの所に行く」
38 :
(10/26):2006/03/26(日) 01:11:59 ID:cCLGcHKF
場の全てが止まった。
制服の『共存』のミュールも、Tシャツの『依存』のミュールも。
世界を覆っていた『憎悪』のプレッシャーさえも、その時を境に止まっていた。
「ライ、ナー・・?」
「『憎悪』の所にって・・・」
二人のミュールの視線が、信じられないという表情に変わった。
「あなた・・・正気なの!?
『憎悪』を選んだりしたら、どうなるか分かってるの!?
ミュールの心は間違いなく、再び人間を憎むわ!私たちだって存在しなくなるかもしれない!」
「ライナー・・嘘でしょ?」
「嘘じゃない。俺、考えたんだ。
二人は、『憎悪』のミュールの力を奪って封印するって言ってた。
でもそれじゃいけないんだ」
「どうしてよ!
人間を憎んでる者が、人間を敵と見ている者が、どうして人間と共にいることができるの!?
私たちが存在するために、『憎悪』は在ってはならない存在よ!」
『共存』のミュールが、ヒステリックに叫ぶ。
「それじゃずっと昔にミュールを封印した人達と変わらないじゃないか。
障害となる人を力づくで排除するのは簡単だよ。
でもそれじゃ、封印した『憎悪』のミュールはさらに人を憎む。多分君たちだって憎み始める。
それじゃあ何も解決なんかしない。より強い怨恨となるだけだ」
「じゃあどうしろって言うのよ!
だからライナーは私たちじゃなくて『憎悪』を選ぶって言うの!?」
「誰も選ばない。ただ彼女の所に行って、説得するだけだ」
「それこそ何も解決なんてしない!」
ばっ、と俺に腕を突き出す『共存』のミュール。
俺に向けられた掌には、段々と青い光が集まって・・・って、まずい!
「ミュール、止めてくれ!」
「嫌よ!じゃあライナーもそんなこと言うの止めて!
私のこと助けてよ!」
だめだ、完全にヒステリーを起こしてる。
なおもミュールの掌の光がどんどん強くなる。
もしあれが俺に放たれたら・・・歴戦を潜ってきた勘が伝える。
おそらく、死。
しゃりん
瞬間、一本の閃光が走った。
閃光は弧を描き、『共存』のミュールの掌に集まった光に触れ、四散させる。
「優柔不断、鈍い頭、デリカシー無し。それに甲斐性無しも追加だね。
もうちょっと上手く説得できないのかい、ライナー」
「アヤタネ!」
39 :
(11/26):2006/03/26(日) 01:13:11 ID:cCLGcHKF
小さいアヤタネが、ずっと乗りものにしていた長刀を抜刀していた。
アヤタネがミュールの掌に集まっていた光を消したのか?
その光景に呆然とする、『共存』のミュール。
そしてアヤタネがゆっくりと刀を振るい、納刀すると、チーーン、という澄んだ音が響く。
「落ち着いたかい、母さん」
「ア、アヤタネ・・・?」
その音にハッとするように、『共存』のミュールが我に返った。
先ほどまでの緊迫した空気は、もう無い。
これはアヤタネの力なのか?ミュールの心の護であるアヤタネの・・・
「今だよ、ライナー。今度こそライナーの考えを解ってもらうんだね」
「あ、ああ」
再び長刀に乗ると、小さいアヤタネは俺の頭をコツンと突付いた。
その折に、アヤタネの技に見入っていた俺も我に返る。
「ミュール。俺は『憎悪』のミュールに手を貸そうなんて思ってないし、かと言って彼女を見捨てたくない。
彼女だってミュールの心の欠片なんだ。それを邪魔だからって、再び封印したりするのは間違ってる」
「・・・でも、それじゃあ私たちは存在できない。
憎んでいる相手と共に生きるなんて無理なのよ」
「俺は君たちを生んだミュールの心を信じるよ。
きっと黒い幕の向こうにいるミュールだって分かってくれる。
俺たちは憎しみ合うことなんかなく、共にいられるはずだって。
互いに争ったりせず、共に暮らせるんだって。
だって・・・君たちは、そうして生まれたんだから」
沈黙を続ける『共存』のミュール。
そこに今まで沈黙していた『依存』のミュールが口を開いた。
「・・・分かった。私、ライナーを信じる」
「! あなた!」
「ライナーがもう一度ミュールを救おうとしてるんだもの。
私も手伝うわ。だからライナー、『憎悪』を救ってあげて」
『依存』のミュールをにらむ、『共存』のミュール。
「あなた・・追従するつもり?盲信と信頼の区別もつかないの?」
「私なりに考えた結果よ。私は、ミュールの心を大きく変えたライナーを信じるわ」
「・・・クレセントクロニクルの時とは事情が違うわ。
相手はミュールの憎悪の権化なのよ」
「その時ライナーがミュールを救おうと選んだから、私たちはここに在るのよ。
今回だってきっとできる」
「ミュール・・・お願いだ。分かってくれ」
40 :
(12/26):2006/03/26(日) 01:13:52 ID:cCLGcHKF
「・・・好きにして。
どうせ私たちが分かれた時点で、『憎悪』を再封印するという手段は無くなったのだもの」
「ミュール・・・」
違う、そうじゃないんだ。投げやりな想いで、否定的な想いで『憎悪』のミュールは救えない。
けどその言葉は口にできなかった。
「先に『憎悪』のところに行って、ライナー。
あの子は、『共存』は人と共に生きようとする意志。最後にはちゃんと分かってくれると思う。だから・・・」
「・・・分かった。彼女を、頼んだ」
「ええ。ライナーも、黒い幕の向こうのミュールのこと、お願い」
『依存』のミュールにこの場を任せ、黒い幕に手を触れる。
ぐっと力を込めると、かすかな抵抗と共に入っていった。
「さあライナー、行くんだ。この向こうに母さんの心がいる」
「ああ。アヤタネ、行こう」
俺の言葉に、小さいアヤタネはふるふると首を横に振る。
「残念だけど・・・そろそろ限界だ。
いくら母さんに紡がれた存在とは言え、詩われなければ僕はただの心の護。
今までずっと力を蓄えてきたけど・・・さっき使ってしまったからね」
言うが早いか、段々と薄れていく小さいアヤタネの身体。
「アヤタネ!?か、身体が・・」
「この場に現れるほどの力が僕にはもう無いだけ。それだけだよ」
「俺を・・・守ってくれたせいなのか」
「気にする必要は無いよ。
僕は母さんの心の護だけど、今は母さんの心を護るために在るんじゃない」
「え・・?」
「言ったはずだよ。母さんはライナーに全てを託した。
僕がそのライナーの邪魔をする必要も、意志も、意味もない。
僕はただの見届け役。母さんの選んだライナーが行き、導く末を見届けるためにいる。
だから、万一の時のために力を蓄えてるためにも、極力姿を消していた」
「アヤタネ・・・」
もう風景が透けて見えるほどに消えた小さいアヤタネが、にこりと笑った。
「ライナー、僕は満足だよ。
この母さんの心でもっとも重いかもしれない世界で、君の選択を見ることができた。
僕にも思いもよらぬものだったけど、それは母さんの心を動かした。
だから、きっと上手くいく」
「・・・ありがとう、アヤタネ。
俺・・・アヤタネのお陰で、クレセントクロニクルのときの気持ち思い出せた。
任せてくれ、絶対に『憎悪』を救ってみせる」
再び微笑むと、小さいアヤタネは完全に姿を消した。
・・行こう、この黒い幕の先にいるミュールのところへ。
意を決して、大きく一歩を踏み出す。
立ったまま水に入ったような感覚と共に、俺の体は『憎悪』のミュールの領域へ侵入した。
てっきり中は暗闇かと思っていたが、そこは夜の闇ていどの暗さしかなかった。
そして見えた視界のその見えた先に、『憎悪』のミュールがいた。
41 :
(13/26):2006/03/26(日) 01:15:12 ID:cCLGcHKF
まず目についたのは、ミュールの顔半分を覆うほど大きな両眼帯。
両肩、両もも、そして腰には素肌の上から黒い革ベルトが巻きつけられており、その動きを制限している。
手足には革ベルトは無いが、代わりに太く銀に光る鎖で両手両足が繋がっていた。
まるでタチの悪い拘束具だ。
「ナゼダ・・・」
低く、そして腹と肝に響く声が俺の耳に届く。
憎悪に染まっていた頃のミュールの声だ。
「あの二人が私を封印した時点デ、私が消されるのは時間の問題だった・・・
それなのにオマエハ、ナゼ・・・
ナゼ・・・オマエハ、あの二人を選ばなかった・・?」
「聞こえていたろう。
邪魔だからって封印するなんて、昔にミュールが受けた仕打ちと全く同じじゃないか。
その苦しみを何百年も受けてきたミュールに、そんなことして欲しくなんかない」
「黙れ!」
俺の言葉をさえぎるように、『憎悪』のミュールが吠えた。
「戯言を言うな!何も知らない者が、私を封じ続けてきた者が!
オマエの心が入る余地など、どこにもない!
生存存在全てを賭けた我々の中に、我々の存在が介入するな!」
「俺は君を封印した人間の末裔だ。
けど、俺たちはもう君を封印する事なんて望んでいない。
俺たちは君が受けた苦しみを知った。
今の俺たちは、君と共に生きることを望んでいるんだ」
「何を語る!
だから過去を忘れて生きろと!?受けた屈辱を水に流せと!?
全てを捨てて共に生きろとでも言うのか!?
できるわけがない、できるはずがない!!」
「捨てろなんて言わない。忘れろなんて言わない。
それは君の苦しみ。過去の俺たちの過ち。消すことなんてできない。
でも、俺たちは共に生きられるはずだ!
ミュールの心は、そう望んでいるのだから!」
「黙れぇ!」
唐突にミュールが俺に向けて両手を向けた。
そしてその手に黒い光が集ったかと思うと、黒い光が俺の腕を貫く。
激痛で地面に倒れそうになるのを、なんとか堪える。
「ぐっ・・・」
「何をこうの言いつつ、結局オマエラは私を消すのではないか!やはりそれが目的か!」
「違う!確かに、俺はミュールを憎しみから助けたい。
でも、俺は『憎悪』の君だって助けたい。君だってミュールの心なんだ。
もう憎しみとか恨みとか、そんな感情をミュールに持ってほしくないんだ!」
42 :
(14/26):2006/03/26(日) 01:15:59 ID:cCLGcHKF
再びミュールの両手に黒い光が集い、今度は俺の脚を貫いた。
「ぐあっ!?」
「何が違う!何が異なる!
私が消えねば憎悪は消えぬ!ならば私を殺さねばならぬ!
私は自殺する気など毛頭無い!なら消えるのはお前らだ!!」
「消えるんじゃない!
変わるんだ。自分という存在を。自身の意味なんて決め付けるものじゃない。
ミュールはミュール自身が思う存在に変われるんだ!この世界にミュールが何人もいることがその証じゃないか!」
「五月蝿いーーーっ!」
三度ミュールの両手に集う光。しかし放たれたそれは俺に当たらず、脚を掠めるに留まった。
四度、五度。幾度も放たれる光は、かすりはするものの、俺に命中することは無かった。
「五月蝿い!うるさい!うるさい!
心が変わるものか!人生が変わるものか!!
ならばあの二人のミュールはなぜ私を封印した!なぜ私を消そうとした!
それが心など変わらぬ証だっ!!」
ふらふらと狙いの定まらない両手を構え、再び俺に向けて力を集めだすミュール。
その突き出された両手は先ほどまでとは違い、しっかりと俺の胴を標準している。
そしてミュールの掌に集まった黒い光が、再び俺を貫こうと放たれる。
しかし、突然俺の前に現れた光の壁が、ミュールの黒い光を遮った。
「なっ・・・」
「これは・・・」
・・・詩だ。詩が聞こえる。
二つの詩が、この世界に来て幾度と効いた声が、ハーモニーを奏でている。
感じる。これは俺を護るためだけの詩じゃないって。
そうか。分かって、くれたんだ。
「ミュール・・・他の二人も、もう君を封印しようとなんてしていない。
人は変われるんだ。いや、変わっていくんだ。それが生きるっていうことなんだから」
「うるさい!言うな!それ以上喋るな!」
「俺はミュールに生きてほしい。
普通の女の子として、普通の生活をして、人としての幸せを掴んで欲しいんだ。
俺たちは君を受け入れる。争うことなんかないんだ」
「言うな・・言うな!」
「だから、ミュール・・・変わろう。
俺たちと一緒に、幸せになろう」
「言うなぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
43 :
(15/26):2006/03/26(日) 01:17:04 ID:cCLGcHKF
『憎悪』のミュールの怒号と共に、集まっていた黒い光が霧散した。
そしてそのまま、糸が切れたように前のめりに倒れこむ『憎悪』のミュール。
「ミュール!」
激痛が走る脚に渇を入れてミュールの元へ駆け寄る。
ミュールの身体を抱きかかえてみるが、ピクリとも動かない。
ダラリと力なく垂れ下がった手が最悪の事態を想像させたが、ゆっくりと上下している胸がその不安を打ち消した。
「良かった。気を失っただけみたいだ」
ミュールの無事を確認した直後、辺りを覆っていた暗闇が、まるでガラスが砕け散るように崩壊した。
急に光が差し込んできたために目を細めてしまったが、生命の塔のふもとに立つ二人のミュールを確認することができた。
あちらも俺のことを見つけたようで、俺の元へ駆け寄ってくる。
「ライナー!」
「ちょっと、大丈夫!?」
「ああ、気を失ってるだけみたいだ。けど顔色が悪い・・・衰弱してるかも」
「良かった・・・じゃなくてライナーのこと言ってるのよ!
ああもう血とか流してるし!」
すぐさま癒しの詩を歌う『共存』のミュール。見る間に俺の傷が塞がっていった。
それと共に、何となく『憎悪』の血色が良くなった気がする。
「はい、お終い。変なところとか無い?」
「ああ。『憎悪』のミュールも大丈夫そうだ。・・・ありがとな」
「・・・別に。知らないわよ」
と言いつつ、そっぽを向く『共存』のミュール。
思わず笑みがこぼれそうになった。
けど分かってる。さっきの詩で。
俺たちとも『憎悪』のミュールとも共に在ることを選んでくれたんだって。
と、突然にコスモスフィアに響き渡るの爆音が起きた。
そしてストーンヘンジの方角から立ち昇る、巨大な光の柱。
「あれは・・・」
「パラダイムシフト!」
44 :
(16/26):2006/03/26(日) 01:18:48 ID:cCLGcHKF
「ライナー!」
「ああ。急ごう!」
ストーンヘンジへ走り出す、二人のミュール。
俺も彼女らに続こうと、未だ気絶したままの『憎悪』のミュールを抱き上げた。
軽い。
その体重の軽さに、驚かずにはいられなかった。
本当に・・・こんな小さな女の子が、あんな憎悪を抱えていたんだ。
「ライナー、何してるの!早く!」
先で呼ばれて、ハッとした。
いけないいけない。最近気持ちがネガティブに偏りすぎだ。
既に塔から離れ始めた二人を追って、俺もミュールを抱えて走り出した。
― ストーンヘンジ ―
中央の石床から、まぶしいばかりの光の奔流がほとばしっていた。
安定した、正真正銘のパラダイムシフト。
「さあ、行こう。みんなで次のレベルに進もう」
「ううん。私たちは進まない。ライナーとその子だけで行って」
「え・・?」
「・・・私も『依存』も、パラダイムシフトはしないわ。
私たちは元々レベル5とレベル6のミュールだし。
それに、ライナーが変えてくれた『憎悪』だけが、世界を構築する意味を持つと思うから」
『共存』のミュールの言葉に、『依存』のミュールも肯いた。
遠慮しているんだ。この子達は。
「・・いいや、違うよ。
君たちは、『憎悪』を共に生きようとしたんだ。
力を奪って封印しようとするんじゃなくて、『憎悪』を受け入れて救おうと変わったんだ。
『憎悪』のミュールもそう感じたからこそ、パラダイムシフトが起きているんだと思う。
変な引け目とか思わなくていいんじゃないかな。君たちがいたからこそ、今があるんだ。
だから・・・君たち三人が、パラダイムシフトする意味があると思う」
「ライナー・・・」
『依存』のミュールが、一歩俺に近づくように歩み出た。
「分かったわ。ライナー、『憎悪』を私たちに頂戴」
「ああ」
「私たちこの子と一緒に、パラダイムシフトするわ。あなたも、いいわよね?
多分・・ううん。きっと、その方が・・・」
「ああ。俺も、きっとそれが良いと思う。
ミュール・・元気でな」
「うん。ライナーも・・また、会おうね」
そう言うと、二人は一人を抱きかかえ、共に光の柱の中へ消えていった。
それを見届けた後、俺も光の柱へ飛び込んだ。
<Cosmosphere Level 7 Completed... Get Costume "BIND">
45 :
(17/26):2006/03/26(日) 01:20:04 ID:cCLGcHKF
ミュールのレベル8の世界に潜ると、辺り一面を覆っている漆黒の闇が目に入った。
一面の黒。
ともすれば自分の手さえ見えなくなりそうな闇。
なんだここは・・・ストーンヘンジじゃないのか?
声を出そうとしたが、唇が動くだけで全く音が聞こえなかった。
な、なんだっ。声が・・音が聞こえない!?
何度か叫んでみるも、骨振動の音すら聞こえない。
光も音も無い世界。
これがミュールのレベル8とでもいうのか?
パラダイムシフトしたミュールの心は、壊れてしまったとでもいうのか?
・・・とにかく、歩いてみるしかなさそうだな。
結局その結論にたどり着き、一歩足を踏み出す。しかし、踏み出した足は地面の感触を感じなかった。
足場が無い。浮いている。違う、浮いてない。じゃあ立っている?違う、立ってない。
座ってない伏せてない倒れてない宙にいるわけでもない。
自分自身の身体以外何も感じ取れない。
暗い。黒い。狭い。広い。近い。遠い。
ええい!落ち着け・・・落ち着くんだ。
暗闇に惑わされるな。俺は確かにここに立っているんだ。ここに在るんだ。
音にならない声を発し、気合を入れる。
気をしっかりもつと、何とか足裏に地面を感じ取ることができた。
光も音も何も無い世界が、こんなに恐ろしいものとは思わなかった。
地面を確かめながら、一歩一歩ゆっくりと進んでゆく。
この世界のミュールのことを考えながら。
46 :
(18/26):2006/03/26(日) 01:21:13 ID:cCLGcHKF
・・・
一瞬、何かの音が聞こえたような気がした。
誰だ?誰かいるのか?
返事は無い。いや、物音がしない。
気のせい?いや、耳鳴りすら起きない世界で空耳というのも変な話だ。
・・・・・
再び聞こえた。
いや、振動とかで聞こえるような感じじゃない。
頭の中に直接響いてくるような、妙な音が聞こえてくる。
・・・・ぐす、ひぐ
その声の存在を理解すると、だんだんクリアに聞こえるようになってきた。
これは、泣き声?ミュールの?
しかし姿は見つからない。姿はないけど、声は聞こえる。とても小さな声。
ミュールはこの近くにいるんだ。
どこだ?どこにいるんだ。俺はここにいる。ミュール、君はどこにいるんだ。
音にならない声を叫ぶ。
聞こえてるかどうかなんて分からない。ただ叫んだ。
俺がミュールを呼ぶたび、ミュールの声は徐々に大きくなっていった。
消え去りそうな程の小さな声から、だんだんはっきりと聞こえる程に。
そして、突然俺の前方の暗闇の中から、薄い光に包まれた空間が現れた。
47 :
(19/26):2006/03/26(日) 01:22:21 ID:cCLGcHKF
その空間は、まるで鳥かごだった。
長い長いパイプがオルガンらしき鍵盤から地面を伝い、天に向かって伸びている。
ミュールのいる鍵盤を中心に、そのパイプは楕円を描くように鍵盤を囲っている。
パイプの感覚はひどく狭く、人の子一人通れはしないだろう。
その檻の中の鍵盤の近くに、ミュールが一糸纏わぬ姿で泣いていた。
膝を抱えて。小さく丸まって。泣き声をもらしていた。
・・・だれ?
俺に気付いたらしいミュールが、顔を上げて俺を見つめた。
目元は赤く腫れ上がり、頬には延々と涙が流れている。
やだ・・わたしもううたいたくない・・
もううたいたくないよお・・
目から新しい涙を流しながら、か細く消えるような声がミュールから発せられた。
どうしてわたしはこんなとこにいれられるの?
どうしてわたしをとじこめるの?
ここからだして、だしてよお・・・ぐすっ、ひっく
パイプ越しに、ミュールは泣き続けた。
・・・分かった、この世界のミュールの心のこと。
光の無い世界。音を消した世界。パイプの檻。
でもそれはつまり、ミュールはずっとずっと泣き続けていたということ。
俺たちが普通に暮らし、子を作り、育んでいる間、この子はずっと泣いていたということ。
一人きりで。
・・・ぐす。
おにいちゃん、ないてるの?
いつの間にか、俺の頬には涙が伝っていた。
48 :
(20/26):2006/03/26(日) 01:23:23 ID:cCLGcHKF
・・大丈夫だよ。
君を閉じ込める人たちはもう誰もいないから。
涙を流しながら、きょとんとした目で俺を見つめるミュール。
うそ。そんなのうそ。わたしここからでられない。
嘘じゃない。君を縛る人も、無理矢理詩わせる人も、ひどいことをする人も誰もいない。
俺は君と一緒に暮らしたいと思う人間。
君はもう自由なんだ。さあ、ここから出よう。
立ち上がり、半信半疑という感じで歩き出すミュール。
パイプの檻のすぐ手前まで歩いてくると、ミュールは恐る恐る手を差し出す。
そしてその手がパイプに触れた瞬間・・・パイプがひとりでに動き出した。
ミュールを囲うように配置されたパイプは弧を描くように一箇所に、鍵盤の真後ろに集った。
檻は消えた。残ったのは、一つのパイプオルガンだけ。
あ・・・ああ・・・
もう、泣かなくていいんだ。
君は好きなところに行ける。何にだってなれる。
さあ、おいで。
ゆっくり、ゆっくりと。不確かな足取りで一歩一歩俺に近づくミュール。
よろけながら、俺に向かって、少しずつ近づいてくる。
俺は腰を落として手を差し伸べ、ミュールを待った。
そして俺の目の前まで来ると、ミュールは俺の差し出した手を握る。
俺もその手を取ると、ミュールをそっと抱きしめた。
子供をあやすように優しく。そっと抱きしめた。
ミュール・・・辛かったろう?寂しかったろう?
大丈夫、大丈夫だ。
行こう、世界が君を待ってる。
陽光が、風が、木々が、鳥が、動物が、俺たちが、君と共に生きたいと思ってる。
大丈夫。もう、大丈夫なんだ。
ひ・・っく、うぇ・・・
49 :
(21/26):2006/03/26(日) 01:24:25 ID:cCLGcHKF
ミュールが俺の服を握る。強く、強く握る。
目に涙を溜め、服を掴む手は震え、小さな肩も震わせ、泣くのを必死に堪えている。
俺はミュールを抱きしめた。ミュールが人の体温を感じられるよう。
もうこの子は一人じゃないんだと教えるために。
「うぁ・・うああぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!」
まるで堤防が切れたかのように、俺の腕の中で、ミュールは大きな声をあげて泣き出した。
声。
無音の世界を作っていたミュールが、初めて声をあげた。
これは産声だ。ミュールの産声だ。
ミュールが俺を抱きしめてくる。俺もそれに応えるように、しっかりとミュールを抱きとめる。
ミュールを囲う檻となっていたオルガンが、ひとりでに音色を奏で始めた。
それはミュールを祝福するようにも、檻ではなく詩と共にある楽器だと主張するようにも聞こえた。
そして、俺たちの足元から、光の柱が昇り立った。
<Cosmosphere Level 8 Completed... Get Costume "NAKED">
50 :
(22/26):2006/03/26(日) 01:25:29 ID:cCLGcHKF
「う・・・」
まぶた越しに入る日の光を感じ、目を覚ました。
えと、ここはどこだ?
レベル8でミュールを抱いたことは覚えている。
そしてその後、足元から光の柱が出現して・・・
「お早う。人のコスモスフィアの中で気絶するなんて、ライナーも結構非常識ね。
脚がしびれてきたわ」
「・・ミュール?」
俺に注がれる光を、ミュールが俺の顔を覗き込む形で遮った。
いつもの格好で、いつもの口調で、俺に膝枕をしていた。
「ここは私のコスモスフィア、レベル9よ。
私たちはレベル8でパラダイムシフトして、そのままこの世界にやってきたの。
ようこそいらっしゃい、ライナー」
そう言って微笑むミュール。
ただ、その笑顔が現実世界で見たものと、全くの別物に見えた。
「君は・・・あのミュールなのか?」
「それは『憎悪』という意味かしら。それとも他のミュールの心を指してるの?
どちらにしろ、その言い方は失礼じゃない?
『憎悪』も『共存』も『依存』も、すべてはミュールの心の一欠け。
パラダイムシフトするごとに変わり、分かれ、そして総てが統合したミュールがレベル9の私。
このレベルに来るの初めてじゃないんだから、そのくらい分かってちょうだい」
「あ・・ごめん。
ただ、ミュールの笑った顔が、前よりずっと綺麗に見えたから」
「お世辞言っても何もならないわよ。
・・・でも、憑き物が落ちたって、今みたいなことを言うのかしら。とても清々しい気分。
コスモスフィアの中で変な話だけど、風の匂いや陽光の力強さを感じる。
きっと今まで気づいてなかっただけなのね。世界がとても心地良い・・・」
ミュールは視線をわずかに空に移すと、再度俺の方を向いた。
どこか暖かさを感じる笑みと一緒に。
「ライナーと出会って、ライナーに私の中に入ってもらって、ライナーに私の全てを見せちゃって。
今の私、ライナーのお陰でここに在るわ。
ありがとう。ライナー」
「こう面と向かって言われると・・何か恥ずかしいな」
「あら、奇遇ね。実は私も少し恥かしかったりするわ」
ぷっ、と、二人で同時に吹きだした。
二人で一緒になって笑う。
しかしひとしきり笑うと、ミュールの顔が次第に曇っていった。
「・・・ごめんなさい、ライナー。
正直なこと言うとね。ライナーのこと完全に信頼してた訳じゃないわ。
ただ今まで人間を憎んできた心に迷いが出来て、人間が本当に私の敵か見極めようとしたら、余計に分からなくなって。
平静に取り繕ってたつもりだったけど、自分が壊れてしまうような錯覚さえ覚えた。
自棄になってたんだと思う。どうにでもなれ、って。
だから、混乱の原因だったライナーを私の中に招いた。ライナーに全てを任せた。違う、投げ出した」
「・・ミュール」
「今まで、ライナーは私を信じてきてくれたんだと思う。だからこそ今の私があると思う。
そのライナーを、今までずっと裏切ってたわ。
・・・本当に、ごめんなさい」
51 :
(23/26):2006/03/26(日) 01:27:34 ID:cCLGcHKF
「それなら、俺も謝らなきゃな」
「え・・?」
「俺だって、ミュールのこと完全に信頼してたわけじゃないと思う。
このレベルに来る前、ミュールのコスモスフィアの中で、俺は何度もミュールを疑ってきた。
俺を信頼してコスモスフィアに呼んだミュールを裏切ってきたって思ってたんだ」
「でも、そんなの勘違いよ。言ったでしょ、私は最初から信頼してたわけじゃ・・・」
「でも、今は信頼してるよな」
反論するミュールの言葉が止まった。
「俺、嬉しいよ。ミュールのレベル9に来れたこと。そして、ミュールが俺に心の内を話してること。
確かに俺達、互いを分かってなかった。信頼仕切ってなかった。
でも、今こうして俺はミュールのレベル9に来れてる。
ミュールは俺に本心を明かしてくれた。俺に全部見せてくれた。
俺もミュールに本当のことを言えた。ミュールの心に触れてきた。
俺たち、互いのこと分かりながらここまで来たんだ。俺たち互いに繋がってるんだ。
そうだろ?」
「・・・・」
と、急にミュールが俺の顔をがしっと掴んできた。
そしてそのまま、両腕を右回転。俺の首も右回転。
急に捻られたものだから、首がぐきりと悲鳴をあげる。ぐえ。
何をするんだ急に。
そう抗議の声をあげようとするが、ミュールの顔が見えない。
力づくで振りほどこうと思った矢先、上を向いている俺の左頬に、水滴の感触が当たった。
「この、レーヴァテイルこまし・・・」
・・・小さな声が、こらえて震えているような声が、かすかに聞こえた。
俺は全身の力を抜き、ミュールが泣き終わるのを待つことにした。
気が付かないふりをしながら。
俺の頬に掛かっているミュールの手に、俺の手を重ねながら。
52 :
(24/26):2006/03/26(日) 01:30:00 ID:cCLGcHKF
俺たちは今、レベル9の儀式のために生命の塔に向かっている。
脚が痺れて歩けないミュールを背負い、塔までの道を歩いている。
「・・・なあ、一つ聞いていいか?
レベル7で三人のミュールがパラダイムシフトして・・・
その、何だ。ミュールは今、俺たちのことどう思ってるんだ?」
「もちろん、憎んでるわ。私を監禁して封印した人間は、敵よ」
その言葉に、心臓がどきりと跳ね上がった。
「・・・けどライナーは違う。
そして、今世界に生きている人間とは・・・きっと敵じゃない。きっと、何とかやっていけると思う。
昔のライナーだって、世界を敵と味方に分けていたでしょ?
人間ってきっと一色じゃないと思うの。そして、その色は悠久じゃない。
多分、それが人間の多様性っていうこと」
一瞬肝が冷えた。
だが、ミュールのその言葉が、とても嬉しかった。
「・・・おどかすなよ。
またミュールのコスモスフィアで死にそうな目に合うのかと思ったじゃないか」
「あら、ライナーって女の子を自分好みに染め上げるのが好きなの?
ライナーって他の子にも随分深いところまで潜ってるし、やっぱりそういうの好き?」
「ち、ちが・・」
俺の肩に掛けていた手を首にまわし、俺の胸をさするミュール。
顔を首筋や耳元に近づけ、吐息が当たるように話してくる。
「私、ライナーならいいわよ・・・?
ライナーだったら、調教されちゃってもいいわ。
私の身体と心、ライナーの好きなように開発しちゃってもいいのよ?」
「な、な、な、な、な、な」
「冗談よ」
思わず、がくりと転びそうになった。
53 :
(25/26):2006/03/26(日) 01:31:22 ID:cCLGcHKF
「・・ねえ、ライナー」
塔の麓が見え始めた頃、黙っていたミュールが再び口を開いた。
「何だよ。もうからかわれないぞ」
「違うわよ。
一つ、お願いがあるの」
ミュールの口調がいつもと異なるのに気付き、俺は歩くのを止めた。
その声が、何かを振り絞るような声だったから。
「・・・二人きりの時、ううん、コスモスフィアの中だけでいい。
あなたとシュレリアの仲を邪魔したりしない。
だから敵とか味方とかそんなんじゃなくて、もっとこう、この暖かさを感じれる関係に・・・」
肩をつかむミュールの手が、ぎゅっ、と、力を増した。
俺はただ、言葉を待った。
何となく分かったからだ。
きっと今この時、ミュールは精一杯心力を注いでいる。
心を決めるための。決意を表すための。それを言の葉に乗せて俺に伝えるために。
そして
「・・・私、ライナーの家族になってもいいかな?」
数秒、もしくは遥かに長い時間の後、ミュールの囁くような小さい声が聞こえた。
ミュールの指が俺の肩から離れ、再度ぎゅっと掴む。
俺の言葉を、待っている。
少しの沈黙の後、俺は口を開いた。
「・・・だらしのない兄貴に、しっかり者の妹か。
俺の親父も石頭の頑固者だしな・・・まるでどこかの家族劇みたいだなこりゃ」
「・・・妹って何よ。
そりゃあ現実野で存在してた時間が短いからこんな姿だけど、
眠ってたりバイナリ野で活動してた時間含めれば、ライナーよりもっとずっと年上のお姉さんなんですけど」
「はは、それじゃあ400何歳のお婆ちゃんってわけだ」
「・・言ったわね」
「ぐ、ぐえ・・・ミュール、首を絞めるのは・・止め・・」
肩にまわしていた腕を首に巻きつけ、ちょうど締め技に持っていくミュール。
頚動脈が絞まってたりはしないし、非力なミュールに俺を落とせるわけもないのだが・・・苦しいものは苦しい。
と、急に首を絞める力が緩んだ。
しかし腕は変わらず首に巻きつけられている。そのまま再び力を込めるミュール。
ミュールの吐息が首元に当たる。
背負っている俺に、力強く抱きついている。
『ありがとう』
聞き取れるか聞き取れないかの僅かな声が、俺のうなじの辺りで聞こえた気がした。
― 生命の塔 ―
「やあ。ご苦労様だね、ライナー」
「?!アヤタネ!」
生命の塔の麓には、レベル7で消えたはずの小さいアヤタネが、何事もなかったかのように浮いていた。
「驚かないでくれ。僕は母さんの心の護。
姿が消えることはあれ、消滅することはないのだから。
母さんが僕を想ったから、僕はまたこうしてここに在る。それだけさ」
「あ、ああ。そうだったな・・・」
そういえばハマやどんすけも同じことを言っていた。
「おめでとうございます、母さん。
今までライナーの行動を見届けてきて、本当に良かったと思ってます」
「ええ、アヤタネもありがとう。
無茶な注文しちゃったわね」
「ありがとうございます。
さあ母さん、儀式の準備ができています。奥で着替えてきてください。
ライナーと僕は先に儀式の場へと向かいますので」
「え・・ここで塔と繋がるんじゃないのか?」
俺の言葉に、小さいアヤタネは例によってくすりと笑う。
「事だけを済ませようっていうのは良くないよ。
これは母さんの一生に一度の事象。おごそかにするなんてとんでもない」
「分かったわ。着替えてくるから、二人は先に行ってて」
「はい。じゃあ行こうライナー。あっちに準備してあるから」
ミュールを背中から降ろすと、着替えるためにこの場を離れていった。
そして飛んでゆく小さいアヤタネを追うと、塔の側に何やら見えてくるものがあった。
55 :
(27/27):2006/03/26(日) 01:35:18 ID:cCLGcHKF
「・・・畳?」
「母さんと兄妹になるんだろう?
それなら、それにふさわしい場を作らないとね」
いや、それと畳とどういう関係があるんだ。
そうツッコミを入れようとした所で、着替え終わったらしいミュールが現れた。
「お待たせ・・って何?あの畳」
ミュールも俺と同じツッコミを入れる。
ミュールは、桃色を基調とした着物に身を包んでいた。
黒い帯には金色の模様が映えるように彩られており、
またそれと対照的に、とても長い袂の袖と脚の部分の生地と連なるように白い花の模様が入っている。
さらに踵の高い木製のサンダルを履き、漆黒の長い髪を揺らしていた。
「よく似合っていますよ、母さん。
それでは二人とも、畳の上に座ってください。儀式を始めましょう」
「・・一体何をするつもりなんだ?」
「ふふ。アヤタネが私たちを祝福してくれることに変わりはないわ。
行きましょ、ライナー」
物分りがいいらしいミュールは、畳の上にちょこんと正座した。
とりあえず俺もその横に座ることにする。
小さいアヤタネは俺たちの前の水の入った赤い皿を用意すると、朗々とした声で謡い始めた。
「ミュール。
貴女はライナー=バルセルトを兄とすることを・・・
支えあい、助けあい、共に家族として、幸せに暮らすことを誓いますか?」
「・・誓うわ」
「ライナー=バルセルト。
貴方はミュールを妹とし・・・
支えあい、助けあい、共に家族として、幸せに暮らすことを誓いますか?」
「ああ、ここに誓う」
「分かりました。
では、誓いの杯を乾しなさい」
ミュールが目の前にある赤い皿に入った水を、ぐいっと飲み干す。
俺もそれに続き、赤い皿を取り口を付け・・
「ってこれお酒じゃないか!」
「当たり前さライナー。兄弟の契りを水でやるなんて聞いたことないよ」
「だからってコスモスフィアで酒飲むのかよ・・・
ってミュール!?」
横を見ると、ミュールの頭がふらふらと揺れていた。
顔は耳まで真っ赤で、目の焦点は頼りい。見るからに酔っ払っていた。
そしてそのまま、後ろにどさりと倒れこむミュール。
「わ、わーー!ミュール、しっかりしろ!」
「・・母さんにお酒はまだ早かったかな」
「呑気なこと言ってないで、水!水持ってこいって!」
「口移しかい?」
「何でもいいから早くしろーー!」
<Cosmosphere Level 9 Completed... Get Costume "VIRGIN">
神キタコレ!!
で、Lv1〜6はいつできますか?
激しくGJ!
結婚じゃなくて、義兄妹の契りを交わしたわけだw
しかしアヤタネ。26の台詞「おごそか」じゃなくて「おろそか」じゃないのか?
終わりッス。
お目汚し失礼しました。
ミュールの芯って、ほんとタダの女の子だと思うのよ。(´・ω・`)
ただ消され抑え付けられ強制され、たまたま強い力を持ってたもんだから幼い心が暴走した、と。
小学生の思い込みに近いものだと考えてました。
>>58 非常にGJ!!
さり気に各Lvクリアごとのコスチューム獲得まで再現するとはw
>>57ギャース
思ったより好評で嬉しいッス。
Lv1〜Lv6は、あんまり期待しないでください。
二作目以降のシリアスは駄作になるというジンクスが・・
自分で言って何ですが、多少の誤字なんかは誰でもしてしまうのでお気になさらず。
設定資料集でリグ=ヴェーダの元になった散文詩見たんだけど、このSSにすげーはまってると思う。
泣けるわこれ……
改めて、良いもの読ませてもらいました。
すげぇな、コレ。俺も似たように考えてた。
まんま形になって出てきた感じだ。マジスゲェ
何はともあれスペシャルにGJだ。
ハァ、ミュールカワユス
ミュールスレってなかったっけ
日曜の朝っぱらから何やってんだ俺はとセルフ突っ込み。
感動の流れをぶった切って妄想会話投下。
スクワート村で、スクワートメタルを採取に二人旅の途中のキャンプ。
「体がふわふわしてるような変な感じ。延命剤、この間入れてもらったばっかりなのに…」
「大丈夫か? 風邪とかじゃないのか? それともまた過剰消費してたりとか…」
「多分違う…ねぇ、ライナー、コスモスフィアの中の私と、やっぱり…」
「う!? その…ごめん…」
「謝る事じゃないよ、嬉しいの。でもね、中の私じゃなくて、今の私にも…同じこと、してくれる?」
「い、今か? ネモとかに戻ってからじゃだめか?」
「ダメだよ…我慢できないもの…ほら」
スカートの前を恥ずかしげに、ゆっくりとたくし上げるオリカ。下着は、そのままでも湿り気を帯びた音がしそうなほど、滴り濡れそぼっている。
※書き手注釈※神投下のあの絵を情景に。
「そっか、ライナーのほうが準備、できてないもんね…ん…む」
何も言わず、何も言わせずゆっくりとライナーは立ち上がると顔を近づけ、オリカに口付け。最初はついばむように、そして徐々にお互いの唇をむさぼるように。
「そのままでいて…元気にしてあげる」
悪魔オリカ、というか欲望を司るオリカの表情より淫靡な微笑み。
「こう…だよね…ちゅ」
半立ちのソレに直接口付け。血が巡り、むくむくと起立していく。反応に喜んだオリカは、おずおずとその先に…。
「だめだオリカっ、きたな…」
「大丈夫だよ…ライナーのだもの…ほら、逃げちゃだめ」
逃げようとするライナーの腰を手で押さえ、もう片方の手で竿をホールド。逃げられません。
最初は軽く舐め上げ、周囲に舌を這わせる。痛々しいほど先が充血し、肥大していく。カリの部分を丹念に、念入りに舐めていくと、先から透明な液が出てきた。
それをついばむように吸い上げる。
「ふふっ、しょっぱい…まだまだこれからだよ…」
少し深呼吸の後、再び先に唇を寄せる。それだけでは終らず、徐々に徐々に、その唇には余るほど大きなモノを飲み込んでいく。
「うぉ…オリカ…オリカっ」
歯を食いしばるように声をあげぬよう我慢していたライナーだったが、むず痒く、心地よい感覚が、包まれた先から広がるのにとうとう押さえきれず声を出す。
「んっ…む…ぅむ…」
少し苦しいのか、鼻で強く呼吸をしながら…それでもなお、深く飲み込んでいく。ライナーは何かに掴まろうと腕を伸ばすも敵わず、かと言ってオリカの頭を押さえつけることもできず、わきわきと腕を泳がせるばかり。
とうとう、根元まで飲み込まれた。先はオリカの喉奥に達し、オリカは少し苦しいそぶりを見せるも、我慢して暫くの間、舌を蠢かせた。竿元の手を動かし、根元と玉を刺激する。
「ぁぅ…だめだ…そこはっ」
反応に喜んだオリカは、かと言って拘泥せずに次の段階に。
唇をきゅっとすぼませ、メシジュースを吸い上げるときのような強い吸引で一気に、唇がカリまで戻る。戻るだけではなく、戻った舌先はモノの頭の部分でくるくると回転させ、刺激を与えた。
「出しちゃっても…いいよ…」
上目遣いにライナーの表情を見、淡く微笑む。そして再び、口を開くとモノを飲み込んでいく。
何度かはゆっくりとした動き。湿った音が淫らに響き、荒い息遣いがそれに加わる。徐々に動きが激しくなっていく。
「むぶっ…んっ、んんっ…じゅぼ…むぅっ…むぷっ…!」
ライナーは刺激に口をぱくぱくさせ、声も出せずにただ刺激に耐える。腕は何度もオリカの頭を押さえそうになりつつ、それができないまま手を開いたり閉じたりを繰り返す。
激しい動きと共に、上下する唇の端から唾液がぽたぽたと漏れ、床に敷いた布を濡らしていく。
「で…ぅぁ…ぁあっ!」
「んぅ…ぶぷっ…ぅむっ!?」
丁度喉奥に達した所で限界が来た。ライナーはとうとうオリカの頭を押さえつけ、喉奥へほとばしる全てを流し込む。
「ん…ごく…んじゅ…んくっ…ぷは…けほっ、飲ん…じゃった」
咳き込みそうになるも、健気に受け止め、喉を鳴らして飲み込んだ。ただその量は半端ではなく、唇の端からあぶれた分が、唾液と共に垂れていく。
「大丈夫…か?」
「平気だよ…ライナーのにおいが…お腹に…いっぱい」
とろんとした表情で、唇の端、手についた液を舐め取っていく。
「今度は俺が、オリカを気持ちよくさせるよ…」
「うん、来て…」
(略)
飛空挺の準備の終わり頃、イム・フェーナでアイテム調達を頼んだリルラ。
「ということがあったのらー」
「しまった、先を越されちゃったわっ! ライナー、旅立つ前に宿よ! オリカ、タマには貸して!」
勢いで書いた。実は、この落ちだけ書きたかった。
だが私は謝らない。
GJ!!
新スレ立ってたんだな…。シュレリアとライナーのデート話の作者なんだが、
書き込めなくなっててびびった。…とか言いながら書きあがってないんだがな。
ミュールはオシャレしたらきっと可愛いって資料集で言ってたな。
どうせならそれを書き下ろしてほしかった
>「しまった、先を越されちゃったわっ! ライナー、旅立つ前に宿よ! オリカ、タマには貸して!」
これ誰
ミシャじゃね?
前も同じようなのなかった?
オリカとライナーのエッチで最後にアヤタネとラードが出てきて先を越されたっての
パクリ?
って前スレ検索したら二個もあった
電波を受信したので、改めてシンガーエンジェルエロパロ書いてきた。
学園純愛じゃないけどその辺は勘弁。(´・ω・`)
↑のコスモスフィアとは異なる設定のミュールと考えてもらえると、楽に読めると思う。
74 :
(1/14):2006/03/27(月) 00:24:18 ID:CWFtnANG
ちゅぷ、ちゅる、ちゅぷん
・・ん?もう朝かな。
あー、でも何か股間が妙に気持ちいいのはなんでだろう。
しかも人肌を感じるような・・・
「んむ? ふぁいあー、おひら?(ん?頼菜、起きた?)」
「ど、どわっ!?織香!!?」
「ふぁいら、おふぁほう(頼菜、お早う)」
「お、おふ・・・
じゃなくて!何で織香が俺のペニス咥えてんだよ!」
「ちゅぽ。
えー、だって頼菜ってこうしないと起きないじゃない。
それに溜まってるみたいだし。溜めすぎは身体に毒だよ。
ヌいてあげるから、楽にしてていいよー」
「な、何だよそりゃ!いいから離れおおぉぅっ?!」
再び俺のペニスが織香の口に咥えられる。
う、うぐ・・・これは、シャレになんないくらい気持ちいい。
いつも見てる織香の口が、俺のペニス咥えてる。
口の中は唾液でグチョグチョしててとても熱く、舌がペニスをオモチャに暴れるように動き回る。
裏筋を舌全体で舐め、カリのくびれを唇で刺激し、尿道を舌先で弄る織香。
しかも上目使いで咥えるものだから、俺の性感は一気に高まっていった。
「ふぁいが、ふぇんふはひへえ(頼菜、全部出してね)」
分かってるのか分かってないのか、咥えながら喋る織香。ペニスが響いて余計気持ち良い。
そしてフィニッシュと言わんばかりに、攻めを激しくしてきた。
唾液で濡れたペニスを手淫、亀頭を音が出るほど激しくバキューム、残った手で俺の袋を優しく揉み始める。
織香はそう言うと、音が出るほど激しく吸い込みだした。
織香の手が、唾液が、舌が、唇が、俺のペニスを激しく刺激する。
俺の精子全てを搾り出そうと動いている。
そしてそのまま、織香の口の中に朝一番を射精した。
どくどくと激しく脈動する俺のペニスは、溜まった精子を織香の喉の奥へと大量に放出する。
「んぐ・・・ごくっ。
ぷは。頼菜〜、すごい出しすぎ濃すぎ〜」
「あ、ああ・・・」
口の端から垂れ始めた俺の精子を、指ですくって丹念に舐める織香。
う・・・む、むちゃくちゃエロい。
「ほらほら、もうスッキリしたでしょ?
早く学校行かないと遅刻するよ!ほら急いで!」
「え?う、うわっ!もうこんな時間!」
危うく復活しそうになるペニスを抑え、高速で身支度を始める。
「ちょっと〜。女の子の前で着替えないでよ〜」
「ひ、人のをしゃぶっといてその台詞があるかっ!」
「それとコレとは別の話。
あ!ほら、もう行かないと遅刻しちゃうよ!」
75 :
(2/14):2006/03/27(月) 00:25:05 ID:CWFtnANG
「うー・・・」
・・・何だったんだ、朝の織香は。
朝の件以外はいつもと全く変わらないみたいだし、全くもってわけが分からない。
気のせいとかそんなもので済ますのにはインパクトが大きすぎた。
「頼菜、ちょっといい?」
「あ・・・ミシャ・・」
「澪羅のことなんだけど・・最近のあの子の様子、どう?」
「え?い、いや、どうって言われても・・・
いつも通りだよ。日常も、変身も」
「・・・何だか気の無い返事ね。あなた弛んでない?
いい、よく覚えておいて。あの子がシンガーエンジェルになるためには、あなたの力が必要不可欠なの。
そんな調子だと、あの子の足手纏いになるわよ」
「・・ああ、分かってる」
「覇気がないわね。
いいわ、これからシンガーエンジェルのための特訓をしてあげる。体育倉庫に行くわよ。
あなたのその根性、叩きなおしてあげる」
ずぶり、と音を立てるように、俺のペニスがミシャの膣に入っていった。
「んはぁ・・・そ、そうよ。まずは膣口付近でよく馴染ませて・・・」
「あの・・・本当にコレが澪羅のための、特訓なのか?」
「あ、当たり前じゃない・・っ。ウィルスを造った、あたしが言って・・るんだからっ!
ほら、腰が止まってるわよ!」
言われるままに、入り口付近をかき回すように腰を動かす。
腿に垂れるほどの量の愛液が既に溢れているため、俺が腰を動かすたびにグチュグチュと厭らしい音を立てる。
「そ、そうっ。馴染んできたら、だんだん奥まで入れるのっ。
そうしたらもっと勢いよくピストンしなさい・・っ」
のの字に腰を動かすのを止め、前後運動に切り替える。
肉を掻き分けて押し込むたび、腰を引いてカリが膣壁を引っかくたび、ミシャのがキツく締め付けてくる。
それでも大量の愛液が潤滑油となってスムーズな滑り心地を生み出しており、もの凄く気持ちが良い
特に奥まで突っ込んだ時に亀頭にゴムのような感覚が当たると、ミシャが高く大きい声で喘いだ。
ペニスが、脳が、ミシャに溶かされるような快感が全身を駆け巡る。
そしてそう時間も経たないうちに、俺に限界が訪れた。
「だ、だめだっ!もう出るっ!」
「出して!子宮口を突いてっ!奥の奥で熱いのいっぱい射精してぇっ!!」
その嬌声を合図に、今までよりもっと強く腰を叩き込む。
亀頭が子宮に触れた瞬間、最奥でペニスが爆発した。
ミシャの最奥に俺の精液が激しくぶつかり、それを受けたミシャが全身を反らすように硬直した。
俺の射精を膣で受けて、ミシャもイッたようだ。
「くはっ、はぁっ・・!」
「すごい・・まだ出てる・・・」
最後の一発を流し込み終えると、小さくなったペニスが膣圧で押し出された。
ふとミシャの秘所を見ると、射精したばかりの俺の精子が、膣口からとろりと垂れ流れようとしていた。
76 :
(3/14):2006/03/27(月) 00:25:43 ID:CWFtnANG
「な、何だったんだ本当に・・」
あの後放心状態のミシャの秘所を後始末し、着崩れた制服を直してやると、もう昼休みが終わる頃だった。
出張販売のパン、全部売り切れたろうなあ。昼飯食べ損ねてしまった。
とりあえず僅かな可能性に賭け、販売車の来ている校舎裏に行ってみることにする。
「いらっしゃいませ〜。猫飴はいかがですか?」
「・・飴はいいんで、何かパン売ってないッスかお姉さん」
「あら。さっき最後の1つが売れちゃったのよ。もう売り切れね」
「マジすか・・・」
タッチの差で負けたと分かると、敗北感もひとしおだ。
しょうがない、今日は水飲んでガマンしよう・・・
「ね。君、良く見ると結構可愛いわね。
取って置きのパンがあるんだけど、食べていかない?」
「どう?私の特製ふかふかパンは」
5分後、俺は販売車の運転席でお姉さん膝に乗せ、そのふくよかな胸の谷間に顔を埋めていた。
もちろんと言うか何と言うか、俺のペニスはお姉さんの中にしっかり納まっている。対面座位の変形だ。
販売のお姉さんが身体を揺するたび、胸の感触を顔に、膣の感触をペニスにしっかりと感じる。
「き、気持ち良い、けど・・・」
「あら、これじゃ不満?
じゃあ特別サービスしてあげる。乳首、吸ってみて」
不満とかではないのだが・・言われたとおりに乳房の頂点にある乳首に吸い付く。
すると、口の中に甘い粘性のある液体が流れ込んできた。え、これって・・
「甘〜い甘い、ミルクパンよ。もっと吸っていいのよ、ほらもう片方も」
吸えば吸うほど甘い母乳が湧き出てくる。これは・・・美味い。
夢中になって両方の乳首にむしゃぶりつく。病み付きになりそうだ。
「あン・・君、おっぱい吸うの、上手・・っ。子宮が痺れそう・・」
お姉さんの腰が上下に動き始めた
ミシャの膣とは異なり締め付けは優しいものだが、膣壁がうねるように蠢いて、背筋に寒気が走るようなほど気持ち良い。
亀頭が、カリが、裏筋が、それぞれ別々の動きで擦られて、腰が勝手に動き出した。
お姉さんもそれが気持ち良いのか、シートのバネを利用して段々動きが激しくしてくる。
快感の連鎖だ。吸い、捏ね、捻り、締め、突き、擦る。
母乳を飲むのも忘れひたすら腰を動かし続け、バネの反動で思い切り突き上げると同時に、射精した。
それと時を同じくして、吸ってもいないのにお姉さんの胸が射精したかのように母乳を噴水のように出す。
俺のペニスが精子を噴き出すたび、お姉さんの胸からは母乳が噴き出る。
あまりの気持ちよさに、俺たちが何かの循環器になったかのような錯覚を感じた。
「ふふ、私もイッちゃった。
お腹空いたら、いつでもいらっしゃい。君のこと気に入っちゃった」
そう言うと、お姉さんは俺に甘いキスをした。
77 :
(4/14):2006/03/27(月) 00:26:30 ID:CWFtnANG
「・・やっぱり、何か変だ」
手を振りながら販売車を運転してったお姉さんを見送りながら、そう呟いた。
ウィルスの仕業とも考えにくい・・・ってどんなウィルスだよ一体。
とりあえず澪羅に相談してみよう。もちろんSEXの話は抜きで。
そう結論付け他ところで、お姉さんに貰ったミルクキャンディを舐めてみた。
・・お姉さんのと同じ味がする。材料まで手作りらしい。
と気配を感じて後ろを振り返ると、目の前に赤毛の女の子が立っていた。
「や、やあ。こんにちは」
思わず挨拶してしまった。何も不審者になる必要など無いのだが、コトがコトの後なのでひどく緊張してしまった。
女の子は返事もせずに俺の顔をジロジロと眺めると、急に俺の腕を掴んで走り出す。
「お、おい!」
「ボクは来瀬。君は?」
「あ、俺は頼菜・・じゃなくて、何なんだよ急に!」
「不純異性交遊。チクられたくなければ、黙って言うこと聞いた方がいいよ」
その後屋上まで連れて行かれ、鍵が掛かってる扉を10秒で開けた少女に、青空の下後背位で腰を叩きつけている。
当然だが、今は授業中である。
「お、大き・・・アイツのと、全然違う・・っ」
「こ、これって不純異性交遊じゃないのかよ」
「純粋に欲求不満だから、良いのっ!
あんなに、大きな声出して。車、あんなにギシギシ揺らしてっ!人を昂ぶらせた、責任、取ってもらうよ!
ほら、女の子にばっか腰振らせてないで、頼菜も動いてよ!」
無茶苦茶だ。しかしSEXしてたことが学校にチクられるとさすがにヤバいので、素直に腰を振ることにする。
ああ、嘘を嘘で塗り固めるって、こういうこと言うんだろうな・・・
「すごい、すごいよ・・・こんなにキモチイイの、初めて・・・
アイツよりずっとずっとキモチイイ・・・っ!」
適当に腰を振るたび、来瀬と名乗った少女は面白いように喘ぎだす。
調子に乗って前後・回転・緩急と色々動かしてみると、あっという間に全身を震わせて絶頂まで達した。
本当に欲求不満な女だったんだな・・・って待て。
「お、おい!お前彼氏持ちなのかよ!」
「あんな奴、あんな機械オタク、どうでもいいよ。
そんなことよりほら、はやく動いてよぉ・・・全然、足りないっ。もっとマ○コかき回してよっ!」
・・どうやらその彼氏がSEX下手で、しかも構ってもらえず、溜まっているらしい。
その機械オタクの彼氏には悪いが・・・俺の中で罪悪感よりも背徳の快感の方が上回った。
さらにペニスが硬く反り返るのを感じつつ、滅茶苦茶に来瀬の膣を暴れまわる。
「あうぅぅっ!そ、そこ!もっとグリグリ擦ってよぉ!
すごいっ!こんなの、こんなのっ、アイツじゃ絶対感じられないっ!」
来瀬も欲求不満なのに加え、浮気に青姦というスパイスが加わっているからなのだろうか。
どんな攻め方をしても来瀬は喘ぎ声を上げ続け、そして立て続けにイきまくった。
子宮を突けば達し、体位を変えれば達し、口内を舌で蹂躙すれば達した。
そして膣中で俺が射精すると同時に、痙攣するように来瀬は達し、白目を向いて気絶した。
78 :
(5/14):2006/03/27(月) 00:27:25 ID:CWFtnANG
「う゛ぁー・・・」
腰が痛い。原因は間違いなく・・・ヤリすぎだ。
この状態で放課後居残り図書室整理の刑(丸一日サボった罰)は、正直辛い。腰が折れる。
「ふぁ・・・頼菜さんも、眠いですか?」
「いや、俺は眠いんじゃなくて疲れた・・」
この子は下級生の芽衣ちゃん。暇さえあればとにかく寝る子で有名である。
今日は一限目から放課後まで丸一日寝てた罰として、俺と同じく図書整理の刑に処せられている。
「そぉですか・・それじゃ、とっておきの元気になるおまじないがあるんですけど」
「いや結構ですじゃあ全部終わったんで俺は帰るねまた今度会おうねそれじゃ」
本日の経験則に基づく嫌な予感がしたので早々に図書館を出ることにする。
しかし扉を開けたところで、誰かとぶつかってしまった。
「きゃっ」
「あ、ごめん!・・・って、楓ちゃん?」
芽衣ちゃんから逃げた俺にぶつかったのは、またも芽衣ちゃんだった。
とか間違えるくらいよく似た女の子が、図書室の入り口で尻餅をついていた。
芽衣ちゃんの双子の妹の、楓ちゃんだった。
「あ、楓ちゃん。頼菜さん捕まえて」
「え、は、はい!」
「お、おわっ!楓ちゃん、離して!」
楓ちゃんが俺にがっしとしがみついてきた。
しかし尻餅状態から、しかも芽衣ちゃんに輪をかけて小さい楓ちゃんがしがみついた所は、俺の下半身。
そのまま勢い余って俺の股間に顔を突っ込ませてしまう楓ちゃん。
「は、はわわわっ!」
「楓ちゃん、そのまま離さないでおいてくださいね。
頼菜さんとーっても疲れてるみたいだから、私が元気の出るおまじないをしてあげちゃうのです」
「はわわ・・・え?頼菜さん、そんなに体調悪いんですか?」
「いや大丈夫!平気へっちゃら元気一杯!」
「・・・嘘。普段の頼菜さんってそんなこと言わない。
もしかして無理してるの?私が心配しないように」
あああ、何でこう勘が鋭いんだか鈍いんだかこの姉妹は。
依然俺の脚にしがみついて離れない楓ちゃん。
背後から聞こえる、だんだん近づく小さな足音が、大きな狼の足音に聞こえてきた。
「姉さん。私も頼菜さんに元気の出るおまじない、してあげたい。
私も頼菜さんに、何かしてあげたい」
「そおいえば楓ちゃん、前に頼菜さんに不良から助けてもらったことあったんでしたっけ。
さっすが楓ちゃん。健気でいい子です」
俺の側まで来た芽衣ちゃんが、図書室の扉を閉めた。
「頼菜さん。私、頼菜さんに恩返ししたいんです。
私がんばりますから、元気、出してください」
「大丈夫、痛くなんかないですから。
ぱーーっと元気になっちゃう、とーっても気持ち良いおまじないですから」
かちゃりと扉の中鍵を掛ける音が、嫌にはっきりと耳の中に入ってきた。
予感、大的中。
80 :
(6/14):2006/03/27(月) 00:29:10 ID:CWFtnANG
「どおですか?頼菜さん、元気出たですか?」
俺の精液を顔から垂らしながら、いつもの調子で芽衣ちゃんが聞いてくる。幼い笑顔がやけにエロい。
楓ちゃんはというと、喉に精子が入ってしまったようで、ちょっとむせていた。
「けほっ、けほっ・・」
「あやや・・・楓ちゃん、大丈夫ですか?」
「う、うん。ちょっとむせただけ。でも、精液って苦い・・・」
「違いますよぉ。それは、えっちな味って言うんです。
ほら、味わってみてください。とってもえっちな気分になってくるでしょ?」
「・・・うん。姉さん、顔に頼菜さんの精液ついてる」
「楓ちゃんもたーっぷり付いてますよ。舐め合いっこしましょう」
そんな珍妙な会話をしながら、互いの顔に付着した精液を舐め始める二人。
夕日が差し込む図書室の中、半裸で精液を舐めあう、幼い姉妹。
不覚にも、出したばかりだというのに再び膨張し始まった。
「んちゅ・・あ、頼菜さん、元気になってきたみたいですぅ」
「はふ・・本当、すごい、元気・・」
人と話すときは、目を見て話しましょう。どこ見てますかこの姉妹は。
「それじゃあ、とっておきの元気になるおまじない、頼菜さんにしてあげちゃいますよ」
い、今の二人フェラがそうじゃなかったのか。
そう突っ込みを入れようとしたが、芽衣ちゃんのスカートが落ちる音に、その意識がかき消された。
仰向けになった芽衣ちゃんの上に、うつ伏せに楓ちゃんが乗っている。
いわゆる、貝合わせの体勢だ。
二人の秘所はちょうど重なるように位置しており、共に毛の生えてない秘所はひくひくと物欲しそうに動いている。
「普通にじゃつまらないから、ちょっと凝ってみましたぁ。
好きなだけたーーっぷり、好きにしちゃっていいんですよ」
「わ、私がんばりますから・・・元気になってください」
誘われるように、芽衣ちゃんの秘所にペニスをあてがえる。
そのまま腰を突き出すと、芽衣ちゃんの小さい秘所は俺のペニスを飲み込み始めた。
全部は入らなかったものの、狭く濡れた膣が気持ち良い。軽く腰を振ると、芽衣ちゃんの口から小さな喘ぎが漏れた。
芽衣ちゃんの愛液がしっかり馴染むと、今度は楓ちゃんの秘所に挿入する。
二人の愛液を混ぜるように数回こね回すと、楓ちゃんから抜き、二人の重なった秘所の間にペニスを突っ込む。
クリトリスをペニスで擦りながら、二人のすべすべした肌を楽しんだ。
「あっ・・頼菜さぁん、どうですかぁ?」
「頼菜さん・・もっと、もっと元気になってっ」
芽衣ちゃんに、楓ちゃんに、その両方に。
時には順繰りに、時には一人だけ執拗に、散々じらせた片割れに激しく抽送を繰り返す。
二人の膣はどちらもキュウキュウ締め付けて、それでいて微妙に味が異なっていた。
その味におぼれるように、貪るように互いの膣圧を味わう。
最後には、二人のクリトリスと割れ目を激しく擦るようにフィニッシュを掛ける。
俺が二人の間で射精すると同時に、姉妹はほぼ同時に絶頂に達した。
「あはぁ・・おなか、頼菜さんの元気がいっぱいで熱いですぅ・・・」
「姉さん・・私も、元気いっぱい出ちゃった・・」
「楓ちゃん可愛い。
頼菜さん、また元気出したい時は言ってくださいね。
頼菜さんなら、もっとすーっごいおまじないしてあげちゃいますから」
81 :
(7/14):2006/03/27(月) 00:30:30 ID:CWFtnANG
身体がえらくダルい。頭も痛い気がする。
二人の姉妹のおまじないは確かに気持ちよかったが、明らかに症状が悪化している。
日はとうに暮れてしまったが、澪羅はまだバイトしているだろうか。
そう思い例のファミレスの扉を潜るも、あっさりと裏切られた。
「おや、君は確か澪羅の彼氏君じゃないか」
「あ、オーナー。澪羅まだ仕事中ですか?」
「いや、ちょうどさっきあがったところだ。
そうか、あまり仕事に手がついていない様子だったのは君のせいだったか」
ああ、また入れ違いか・・・
と振り返って帰ろうとする俺の腕を、オーナーがガシッと掴んだ。
「まあ待て。澪羅だがな、今日もまた皿を割るわ注文を間違えるわだったんだ。散々だ」
「は、はあ・・・」
「彼女の醜態は、彼氏が責任を持って尻拭いをするべきだと思うのだが?」
際どい服から漏れる爆乳を当てながら、オーナーは俺の股間に手を這わせてきた。
「何だ、若いのに元気が無いな。しっかりしろ彼氏君。
まあテクニックには自信がある。嫌でも勃起させてやるさ」
奥にある休憩室。オーナーにの細い指が俺の萎えたペニスにまとわり付く。
さすがに7発目は無理だって・・・と思ううちに、どんどんペニスが怒張してゆく。
マジか、どんなテクしてんだこの人。
「ほう、立派なものだ。しかも使い込んでる。これで毎晩澪羅を可愛がってるのか?
だが今は私を可愛がってもらうぞ。最近男日照りでな、もう準備はできている」
ソファに俺を寝かせると、既にできあがっている秘所に騎乗位で挿入するオーナー。
しかし数回腰を上下させると、にゅぽと音を立ててペニスを抜いてしまった。
「さすがに前は色々とまずかろう、これは潤滑油だ。
安心したまえ、洗浄は毎日欠かさず行っている。では、いくぞ」
何を、と言う前に、ペニスに強烈な締め付けが襲ってきた。
キツいゴムみたいな輪に飲み込まれる感じが、亀頭から竿を伝って、根元まで到達した。
今まで感じたことのない快感に、散々酷使した腰が勝手に動き始める。
「なんだ、アナルセックスは初めてか?
ふふ、筆おろしとはまた格別だ。前の穴とは違う快感を味わわせてやる。
君のもいい感じだ・・太さもカリも硬さも申し分ない。楽しませてくれよ」
オーナーの腰が上下すると、アナルもペニスを激しく擦り、しぼる。
ペニス全体を締める膣とは異なり、局所的に集中して快感が襲ってくる。
初めての感じる感触に、思わずオーナーの腰をがっしりと掴み、激しく動かしてしまう。
目の前でたぷんたぷんと揺れる爆乳が視覚的にも興奮を促す。
そしてオーナーの喘ぎ声をBGMに、その直腸に向けて思い切り射精してしまった。
回した手でオーナーの腰を密着させ、より奥に、より強い快感を得るように、まだ量の多い精液を注入し続けた。
「はぁ、はあ、ん・・・中々だったぞ、彼氏君。
どうだ、しばらく私のツバメをやってみないか?
前でも、後ろでも、パイズリでも好きなように犯していいぞ?」
何とかその誘惑に耐え断ったところで、俺は力尽きた。
82 :
(8/14):2006/03/27(月) 00:32:19 ID:CWFtnANG
「頼菜!」
「あ、澪羅・・」
何とか歩けるようになった後でレストランを出ると、ばったり澪羅と出くわした。
何やら切羽詰った顔をしている。まさか?
「大変よ頼菜!ミュール団が現れたの。もうそこまで来てるわ」
「おーほっほっほっほ。無駄なあがきは止しなさい、シンガーエンジェル!」
「止すのだ〜」
「クレア!
ライナー、変身して迎え撃つわ!手を貸して!」
澪羅が俺の手を取り、変身しようとする。
手と手を通していつもの感覚が通ってくるが、既に体力ゼロの俺には与える力などもう無い。
プスンと煙が出て、変身は失敗した。
「どうやら変身できないみたいね、シンガーエンジェル。
そこの彼の調子でも悪いせいかしら?」
「お、お前、まさか・・・」
「リルラ特製、人体感染用指向性心理傾向操作ウィルスなのだ。
空気感染で、特定の人間にだけエロエロになるよう造られた、とっても都合の良いウィルスなのだ」
結局そういうオチかよ。
「くっ、頼菜!もう一度変身しましょう!」
「おーっほっほっほ。無駄よシンガーエンジェル。
その子はもう性も根も尽き果ててるのだから。
さあお行きなさいウィルス!今日こそシンガーエンジェルを倒すのよ!」
クレアの召喚に応じ、イソギンチャクのお化けみたいな怪物が現れた。
未だ変身していない澪羅は、その触手にあっさりと絡め取られる。
絞め殺すつもりか!
「ほーっほっほっほ。いいザマねシンガーエンジェル。
リルラ、その男を捕まえておきなさい!
シンガーエンジェルは私が引導を渡してあげるわ!」
「分かったのだ〜」
言うやいなや、俺の眼前へ瞬間移動してくるリルラ。
ま、まずい。身体がマジ言うことをきいてくれない。
いつも笑っているその笑顔が、ものすごい恐ろしいものに見えた。
「殺しはしないのだ。リルラは足止めするだけなのだ。
でもそれじゃ面白くないから、ちょっと遊んであげるのだ」
と言うとカバンから怪しい色の液体の詰まった注射器を取り出すリルラ。
その針先が俺に向けられ、ぷすりと首筋に注射された。
83 :
(9/14):2006/03/27(月) 00:33:30 ID:CWFtnANG
「な、何を・・」
「リルラ特製、強力精力剤なのだ。
幼児でも勃起して射精させるほどすっごい効き目なのだ」
そ、そんな危険なもの注射しやがったのか。
みるみるとペニスに血液が集まっていった。
既に8回も出したというのに、雄雄しいまでにズボンの中で巨大化する。
リルラがチャックを開けると、反り返ったペニスが勢い良く飛び出した。
「大きいのだ・・これなら期待できそうなのだ」
うっとりした目をしながら、小さい口で俺の亀頭を舐め始めるリルラ。
既に限界を超えていた俺の腰はガクガク震え、とうとう重力に逆らえず尻餅をついてしまう。
「素直で嬉しいのだ。リルラも上になった方が気持ち良くなれるのだ」
下着を脱ぎ捨てると、俺に馬乗りになってペニスと秘所を擦り合わせるリルラ。
芽衣ちゃんたちより幼いそこは、一本の縦筋にしか見えなかった。
「リルラのここは、特別製なのだ。
がんばって我慢するのだ。そうすればリルラも君もずっと気持ち良くなれるのだ♪」
腰の位置を調整し、標準を合わせ、ペニスの先端をつぷりと飲み込むリルラ。
その瞬間、俺のペニスにとんでもない量の快感が押し寄せてきた。
リルラの膣中は、そこに入った亀頭を幾つもの熱い舌で絡むように膣壁が動いていた。
それでいて外見通りにキツく亀頭を締め付けてくる。
彼女の腰が沈んでゆくたび、ペニスにすさまじい快感が走る。
そして先端が子宮口に触れたとたん、朝よりも多いのではないかと思うような量の精子を狭い膣中に放った。
「出てる、のだぁ・・
すごいのだ・・リルラの奥までもった人は初めてなのだ」
射精したというのに、俺のペニスは全く萎えていなかった。
リルラが再び腰を動かしだす。縦横上下に、俺のことなど意に介さない。
彼女自身が感じるらしい腰の動きらしい。リルラの口からは喘ぐ声が出ていた。
気持ち良すぎる膣壁に、三擦り半ももたずに二度目の射精をしてしまう。
だがそれにも関わらず、リルラは腰を動かし続ける。
射精が終わらぬうちに、次の射精が始まる。強制的に出され続ける。
「や、やめて、くれ・・」
「止めないのだ・・リルラもうちょっとで気持ち良くなれるのだぁ。
まだまだ薬の効果は残ってるから、もっとどんどん射精するのだ♪」
大きな水音をたて、腰が動く。膣壁の蠕動が小刻みになってきた。
その分より強くペニスが擦られる。未知の快感が全身を駆け巡る。
幾度も射精し、奥の小さな子宮に幾度も精液を流し込む。
そしてリルラの身体が震え絶頂に達すると、今までで一番の締まりと蠕動がペニスを包み、俺もまた精液を放った。
「はー・・・・はー・・・・」
強烈すぎた快感の連続に、心臓がバクバクいってる。
マジで、これ以上はもう身体がもたない・・・
しかしそれとは裏腹に、薬の効果か、未だに膣中でペニスが膨張している。
「あふ・・イッたのだぁ・・・♪
すっごく気持ち良かったのだ・・二回戦もやるのだぁ」
世界が、ビキリと音を立てて凍った木がした。
84 :
(10/14):2006/03/27(月) 00:34:12 ID:CWFtnANG
「頼菜ぁ・・・」
「ふふ、彼はリルラが抑えたわ。
リルラはすごいわよ。人間じゃあ三日と立ち上がれないほどに搾り取られるでしょうね」
「うぅ・・この束縛を離しなさい、ミュール団!」
「はいそうですかと言うとでも?
今まで散々辛酸を舐めさせられたんだもの。安心しなさい、あなたも殺さないでおいてあげる。
より辛い屈辱を与えないと気がすまない。さあ、やってしまいなさい!」
クレアの命令を聞き、イソギンチャクの怪物の触手が動き出す。
太い触手が澪羅の手足を拘束したまま宙吊りにし、四肢を大の字に開かせる。
さらにイソギンチャクから伸びた細い触手が、澪羅の脚に絡みついた。
ヌメヌメと濡れた指より細いその触手が、ゆっくりと澪羅の太ももを撫でながら股間に近づいてゆく。
「い、嫌!何よこれ!」
「屈辱を与えると言ったはずよ、女としてとっておきのをね。
初心な貴女に、これ以上の屈辱もないでしょう?
おーっほっほっほっほ!」
うさぎのプリントが入った下着の隙間に潜りこむ細い触手。
その先端から粘性の液体を漏らしながら、澪羅の秘所を愛撫する。
触手の液体でたちまちに下着が透け、ピンク色の澪羅のものが見えてきた。
そこに様々な形状をした、新しい触手が襲い掛かる。
先端が枝分かれした触手が澪羅のクリトリスを撫でる。
太くより濡れた触手が澪羅の胴を舐めるようにまとわりつく。
ペニスのような触手が口内を犯す。
繊毛のように先端の細い触手が耳の穴を撫で回す。
いくつものコブが連なった触手が陰唇全体を大きなストロークで擦り上げる。
「あっ・・んふっ!? ン〜〜〜っ!?」
嫌悪感をあらわにしつつも、全身の性感帯を絶え間なく攻める触手の奇怪な動きに、澪羅の頬が紅潮し始める。
うさぎの下着は、触手の出す液体以外のもので濡れ始めていた。
それを理解したのか、澪羅を襲う触手の動きが勢いづいた。
先ほどよりも強い攻めに身体を震わせる澪羅。
多量に分泌された愛液が、太ももから脚を伝う。
触手はそれをすくい取ると、その愛液で再び澪羅の秘所を擦り続ける。
やがて澪羅の身体を大きく震わせ、潮を吹きながら触手にイかされた。
涙を流しながら、がくりと身体の力を抜く澪羅。
その股間からは、黄色い水が大量に流れだしていた。
85 :
(11/14):2006/03/27(月) 00:35:51 ID:CWFtnANG
「無様ね・・・いい気味よ。
でも一言忠告してあげる。その陵辱はいつまでも続くわ。
例えあなたが快楽の奴隷となっても、尚も触手は攻め続ける。
そう、囚われた餌が力尽きるまで、永遠に・・・」
頬を僅かに紅潮させ、うっとりとサディスティックな笑みを浮かべるクレア。
「ここからが本番よシンガーエンジェル。
さあ、その女をもう一度吊り上げなさい。そして膣中に潜りこんで、滅茶苦茶にしてやるのよ!
快楽と屈辱で心を壊すまで続けるのよ!」
クレアが怪物に再度命令をする。
イソギンチャクの怪物は澪羅に絡んでいるのと同量の触手を新しく伸ばし
「・・え?」
クレアの両手足をがっしりと拘束し
「へ?」
宙吊りに持ち上げると、一本の触手をクレアの股間に当てがえ
「はぐうぅぅぅぅぅっ!?」
勢い良く膣中へ潜りこんだ。
「ひっ・・ぐっ・・・
ば、馬鹿!相手がちが・・・はうぅっ!?」
澪羅への陵辱でクレアの秘所は湿っていたが、異物を挿入するにはまだ足りなかった。
触手もそれを感じたのか、澪羅にしたのと同様に表面から粘性の液体を滲ませる。
たちまち滑りの良くなったクレアの膣中を、触手は激しく出入りし始めた。
それと同時に、他の職種がクレアの身体を愛撫し始める。
「はっ!あっ!や、止めなさい・・っ
やぁ・・こんなことって、こんなのって・・・ひいぃぃぃっ?!中で暴れないでぇっ!!」
クレアの意志とは裏腹に、その熟れた身体は膣と全身を攻める触手の愛撫を受け入れていた。
膣中でぐねぐねとうねる触手が生む、硬いペニスではありえない快楽に、クレアは早々に達した。
だが触手の攻めは終わらない。
膣口近くまで触手を引き抜くと、その先端が割れ、幾つもの細かい触手が現れた。
その細かい触手はそれぞれバラバラに、クレアの膣壁を押し広げ引っ掻くように動き回る。
「あぁああぁあーーーーーー!!?何よこれぇーーーー!!!」
細かい触手たちを動かしながら、ゆっくりと膣の奥へと進んでゆく。
ぞわぞわと中で蠢く触手たちが腹部の奥へ昇ってくる感覚を受け、ぎゅうぎゅうと触手を締め付けるクレア。
触手が子宮口まで到着する頃には、片手で回数を数えられないほどクレアは達していた。
そして細かい触手たちは子宮の中へ無理矢理入っていき、子宮内膜を撫で始めた。
人外の快楽を立て続けに受けたクレアは、その攻めも快感として受け入れた。
目を細め、だらしなく舌を垂らし、ひくひくと身体を痙攣させる。
「はぅ・・あ、ふぅ・・
おねがぁい・・・もう、やめてぇ・・・」
か弱い嘆願の声がクレアの口から漏れ出る。
しかし、触手は依然攻めることを止めない。
澪羅とクレアの喘ぎ声が、幾度も重なった。
86 :
(12/14):2006/03/27(月) 00:37:28 ID:CWFtnANG
「はふぅ・・きもちよかったのだぁ・・・」
満足げに息を吐くリルラ。
立ち上がって俺のペニスを抜くと、だらだらと白濁した精液がリルラの秘所から流れ落ちた。
薬の効果が切れたのか、ペニスは、だらりと垂れ下がっている。
全身に力が全く入らない・・精も魂も尽き果てたとはこのことか。
「リルラは気に入ったのだ。だから三回目は止めておいてあげるのだ。
だからクレアに頼んで連れてってもらって、回復したらまた楽しませてもらうのだ♪」
そう言って、背後の澪羅たちの方へ振り返るリルラ。
顔を上げてそちらに目を向けると、澪羅がイソギンチャクのお化けに陵辱されていた。
・・・そのすぐ側で、お化けの主人であるクレアも陵辱されていた。
「あ〜〜!クレア何をやってるのだ〜〜」
「んっ!り、リルラ!
あふっ、た、助けて!」
「クレアばっかりずるいのだ!リルラも混ざるのだ!」
「な、何を言ってるのよ!早く助けなさ・・ああっ!」
・・・状況がよくつかめない。
お化けが暴走して、側にいたクレアも襲われているのだろうか。
さらにリルラもそこに混じろうと、お化けの前で騒ぎ立てているのだろうか。
イソギンチャクのお化けはリルラを見て、迷うように触手を動かした。
どうやら澪羅とクレアに全ての触手を使っているため、リルラの命令が聞けないらしい。
お化けはしばらく悩むと、澪羅を俺の方へ放り投げ、澪羅を相手にしてた触手を全てリルラに向けた。
放り投げられた澪羅は、身動きのとれない俺へ、背面のフライングボディプレスを掛ける。ぐえ。
悶絶しながら澪羅の安否を確認する。俺がクッションになったせいか、外傷は無さそうだ。
「澪羅・・大丈夫か・・」
「・・・頼菜・・?頼菜ぁ・・・」
俺に抱きついて、澪羅は泣き出した。俺も澪羅のことを抱きしめる。
慰めの言葉など意味はなさない。
俺たちはただ、お互いを確認するように抱き合った。
87 :
(13/14):2006/03/27(月) 00:38:26 ID:CWFtnANG
「頼菜、あれ・・・」
泣き止んだ澪羅が振り返ると、ミュール団の末路がそこにはあった。
「こ、この馬鹿!なんで貴女まで捕まるのよ!
んああっ!」
「この触手すごく気持ち良いのだぁ〜〜
クレアだけ独り占めしようなんてさせないのだあぁ〜〜」
「す、好きで攻められてる訳じゃ・・・
ひっ!し、子宮は!子宮はもう止めてぇーー!!あああぁぁぁーーーー!」
「あはっ・・クレア、イッちゃったのだ。
んんっ!リルラももうすぐイッちゃうのだぁ〜〜」
「だ、誰か、助け・・!」
全身体液まみれになりながら、クレアとリルラが触手に喘いでいた。
「・・・クレアが言ってたわ。あの怪物は、永遠に止まらないって」
「じゃあ、あの二人は・・・」
「・・・多分、ミュール団は、これで終わりよ」
いまだ動き続けるお化けを見つめ、澪羅はそう呟いた。
一陣の風が、俺たちの側を駆け抜ける。
「・・・終わったんだな」
「ええ・・」
俺は澪羅を抱き寄せた。
そうだ、ミュール団はこれで滅んだ。もう澪羅が戦うことはなくなったんだ。
澪羅はこれから、シンガーエンジェルではなく、普通の女の子として生きるんだ。
しかし、人造生命体である澪羅が生きるには、世界には様々な障害があるだろう。
守っていこう。
俺の腕の中の小さな女の子を。
愛しい澪羅という存在を。
この戦いで負った心の傷は、俺が治していこう。
澪羅を抱きしめながら、俺はそう決意した。
月明かりが、俺たちを照らしていた。
88 :
(14/14):2006/03/27(月) 00:40:13 ID:CWFtnANG
「・・・えーっと、シュレリア様?」
「・・・・」
俺は今、シュレリア様の中にダイブしている。
以前ミュールに改変されたシンガーエンジェルを、今度は最初から元の話でやり直そうという話になったからだ。
・・・で、その結果が先ほどの乱痴気騒ぎだった。
シュレリア様の顔が、ものすごく、恐い。
「あの・・・シュレリア様?」
「・・・・ふふふふふふふ」
突如不気味な笑いを発するシュレリア様。怖さが3割増しした気がする。
「ふふふふ・・・
出てきなさいミュール!!いるのは分かってるんです!!
さあ!Just Now!!!」
バイナリ野の虚空へ向かって吼えるシュレリア様。
その叫びに応じたのか、突然目の前に、いつもの格好をしたミュールが現れた。
「・・・やっぱりバレちゃったかしら」
「当たり前です!見つからないとでも思ったんですかあなたは!!
いつもいつも変な書き換えして・・・
今度という今度は堪忍袋の尾が切れました!!よりによって、何て内容に変えるんですか!!!
大体!何で既に封印解除されて実体化したあなたが、私のバイナリ野の入れるんですか!!」
「何年デジタライズされてたと思ってるのよ。
コスモスフィアはもう無理だけど、塔のバイナリ野と直結してるあなたなら、塔の端末から潜ることくらい訳ないわ。
・・それに本当はね、最後はシュレリアとライナーが結ばれて、純愛ハッピーエンドに改変する予定だったのよ。
でも、ね。何て言うか、途中から筆が勝手に進んじゃって・・・」
「だからって、何でわたしばっかり触手攻めとか酷い目に合うんですか!!
あんまりにも程があります!!!」
ミュールの首根っこを引っ掴んで、思い切り怒鳴りかかるシュレリア様。
ミュールはというと、シュレリア様の顔から目を逸らして逃げている。
クレセントクロニクルでミュールと対峙した時と似たプレッシャーが、シュレリア様から発せられている気がする。
「分かったわ、分かったわ。だから離して頂戴。
今度ライナーと貴女の、甘甘で純粋に純愛の素敵な学園生活の話を作ってあげるから」
「・・・本当ですか?」
「嘘よ。
・・・OK、嘘って言うのは冗談。ちゃんと作ってあげる。ふわもこの白うさぎも入れてあげるわ。
だからこの首の骨を折ろうとか企んでる手をどけて頂戴。
私あなたの腕力を長時間抑えられるほど逞しくないの」
シュレリア様がミュール首を絞めようと、ミュールはそれを防ごうと、すさまじい力比べが行われている。
その場所から、ぎりぎりという音が聞こえたような気がした。
ミュールの答えに満足したのか、シュレリア様がその手を離す。
「・・ミュール、先に言っておきます。
次にゲームを変な方向に書き換えたら、塔内外の全ガーディアンを以って、あなたを排除してさしあげます」
「・・・塔の管理者が、公私混同しないで欲しいわ。
それじゃあ、完成したら知らせてあげる。その時にまたここで会いましょ」
そう言って、姿を消したミュール。
どうやらシュレリア様の怒りも収まったようだ。良かった。
89 :
+α:2006/03/27(月) 00:41:27 ID:CWFtnANG
と思ったら、姿を消したばかりのミュールが、再び俺たちの前に現れた。
「そうそう。一つ聞き忘れてたわ。
シュレリアって初めては正常位と後背位、どっちが良い?」
・・・シュレリア様が超高速で放ったプライマルワードから逃げるように、ミュールも一瞬でバイナリ野から姿を消した。
頭痛の種は、当分尽きそうもなかった。
終わりッス。
やっぱり父親や兄貴を書くよりも、
流される馬鹿を書いた方が楽しいというジレンマ。
>>68 設定資料集持ってないのよ。
一応他のレベルでの衣装とか考えてたけど、俺が考えた中で可愛いのは無かった。
ミュールで落とすのでも流行ってるのか?
それはともかく久しぶりにエロ分補充できた
今までが今までだっただけに
ダイブ屋の機械から出たらライナーの股間はベチョベチョだろうなw
GJ!
所で、ダイブ屋から出てきたライナーの股間に気付いて、牽制しつつ宿で火花を散らす3人(+1人?)の話ってどうかなとか言ってみる。
ミュールカワイイヨミュール
駄作とか言わずにLv1〜6もカイテヨー
>>90と
>>58本当に同一人物?考えてるなら是非!
正直これ以上はミュールスレでも立ててそっちでやってくれって感じ
>>90 販売のお姉さん = スピカ
来瀬 = クルシェ
芽衣/楓 = メイメイ/カナデ
オーナー = アヤノ
澪羅 = シュレリア
これで合ってる?
タスティエーラは…
>>94はシュレリア様。
とうとうスレでもミュールに嫉妬。
このスレの中だけ、ミュールのイメージがものすごく変わった気がする
APPENDディスクとかで、>58みたいなミュールの話出ないかなー
逆にシュレリア人気無いな。愛されてはいるらしいが・・・
とりあえずライナーとシュレリアの純愛エロが欲しくなったら、>90の首絞めればOK?
>>90 めっちゃGJ
面白かった。
ただ一つ聞きたい
メイメイの姉妹は「カエデ」ではなく「カナデ」ではないだろうか・・・?
だったら「楓」ではなく「奏」あたりでは・・・。
レベル6続き
シュレリアは林の中へ逃げ込んだ。全力疾走しながら、彼女は何とか詩を歌い、ブラストフィルで走力強化に努めた。
かなり走ったのだが、シュレリアの周囲には依然として何かの気配がついてまわった。
息をきらして走る彼女の耳に、どこからか遠吠えが聞こえる。
完全に体力が尽きてしまう前に、彼女は走ることを止めた。どの辺りまで走ったのか分
からない。息を整えて、リンケージに着替えようとしたが、コマンドがキャンセルされて
しまう。まだ、獣使いライナーの術中にいるらしい。
「どうしよう」
シュレリアは心細くなって一人ごちた。
いつの間にか林から深い森の中へ入り込んでしまったらしい。鬱蒼とした木々は日を翳し、辺りは静けさと影に支配されている。
がさがさと下生えの草が鳴る音がして、シュレリアは身をビクッと震わせた。
恐る恐るそちらの方向に目をやり、魔法の準備をしながら、息を整える。
何も現れない。
ほっと息を吐いて、気を抜いた瞬間、シュレリアの右前方から何かが飛び出してきた。
「きゃあ」
現れたのはナイトストーカーとミストストーカーに似た獣だった。すれ違いざまに上着
の一部を噛み千切られて、倒れこんでしまう。
「この!」
シュレリアは片手で小さなプライマル・ワードを作り上げて投げつけたが、獣は簡単に
それをかわすとまた草むらの中に隠れてしまった。
「ああ」
恐怖に襲われそうなシュレリアは、移動する草の音に目をやっては身体を反応させる。
「ライナーの馬鹿!どうして守ってくれないの?」
シュレリアは思わずそう叫んだ。襲っているのもライナーなのだが。
四方から獣が飛び出して、シュレリアに飛びかかった。シュレリアは反射的にプライマ
ル・ワードを作り上げて前方の獣に投げつけたが、身体を素通りしてしまう。
「何で?」
シュレリアは獣に押し倒され、両手を封じられてしまった。腕を噛み付かれたのに痛み
がないのは、ライナーの思いやりだろうか。仰向けに倒され、起き上がれない。
シュレリアは無駄な抵抗を続けようとして、動く足でそちら側の獣を蹴ろうとしたが、
それさえもすり抜けてしまった。魔法も物理攻撃も効かないのに、向こうはこちらに触れることができる。
生暖かい獣の息がかかって、シュレリアは身震いをした。こんなところまでリアルでなくて良いのに。
「ずるいよ、ライナー」
シュレリアは涙ながらに呟いた。
「いやっ」
獣たちはシュレリアの服を破り始めた。上着を噛み、身体を押さえたかと思うと、別の
個体は器用にシュレリアのストッキングを脱がし始める。
「いやぁ、だめぇ」
足をじたばたさせて抵抗していたシュレリアだが、露わになった肌を大きな舌でなめられ始めて、身を固めた。
「はぁ、嫌、怖い」
顔や首筋もなめられ、上着のボタンが引きちぎられ、下着が露わになった。白い下着の
中の小さな胸の膨らみにも獣の舌が這う。獣の息遣いが耳元で聞こえる。
「ああ、止めて!お願いだから」
獣の一匹が、シュレリアの股間をなめ始めた。ふとももを獣の毛がちくちくと刺し、
その息遣いやざらざらとした舌がシュレリアを怯えさせた。
シュレリアはびくっと身体をこわばらせた。股間をなめていた獣が、今度はシュレリア
のパンティーを脱がし始めたからだ。
「嫌だ、こんなのは嫌ぁ!ライナー!」
シュレリアは泣きながら叫んだ。
「呼びましたか?」
急にライナーの声が聞こえた。
目を開けると、獣の代わりにライナーがシュレリアの下半身に覆いかぶさっていた。ラ
イナーはシュレリアの腰に手をかけ、下着をずり下ろそうとしている。
「らいなぁ・・」
「やっぱり獣なんかより、俺の方が良いですよね。シュレリア様が望むなら、俺が代わりますよ」
いつの間にか獣たちも消えて、シュレリアは自由になった。はぁ、はぁと荒い息を吐き
ながら、彼女は半身を起こし、片手で胸を隠した。目には涙が光っている。
「ライナー、一つ約束してください」
「何でしょう?」
「私の、私が身体を許す代わりに、私たちの力になってください。お願いします」
「ウイルスやレベル8を倒す為にですか?」
「そうです」
獣使いライナーは暫く考えてから言った。
「いいですよ。約束しましょう。シュレリア様の身体を自由にして良いなら、それに従います」
ライナーは笑っていった。シュレリアはそんなライナーの目を暫く見つめていたが、
覚悟したようにゆっくりと背中を地面につけ、目を瞑った。
「好きにしてください」
ライナーは手に力を入れて、シュレリアから下着を脱がし始めた。シュレリアは抵抗せず、腰や足を上げてされるがままになった。
「あっ」
ライナーの顔がシュレリアの足の間に埋まった。シュレリアの薄い茂みの中に舌を這わ
せ、丁寧になめ上げる。その度にシュレリアは身体を痙攣させた。
シュレリアの手がライナーの頭に伸び、その髪に触れた。さっきまでは相手に触れるこ
ともできなかったので、こちらの方がまだマシだった。
ライナーはボロボロに破れたコルセットも脱がし、シュレリアを全裸にした。下腹部か
ら、白いおなかに舌を這わせ、少しずつ上にいく。小さなふくらみを丹念にもんでから、
ピンク色の乳首を指でつまみ上げてなめる。
シュレリアは可愛い声を上げながら、ライナーの頭を抱くようにする。背中が草にこす
れて少しくすぐったいが、それほど気にならなかった。
ライナーはシュレリアの中に指を入れ、くちゅくちゅと音を立てながら温かみを増す感
触を楽しんだ。そのままシュレリアに顔を寄せてキスをすると、その小さな口の中に舌を
深く押し込んだ。
「バックから入れたいな」
「ええっ?」
ライナーがそう言ったので、シュレリアは思わず声を上げた。
「後ろ向いて、腰を上げてください」
ライナーはそう言ったが、シュレリアは逡巡した。
「あの、ライナー」
「はい?」
「最初くらいは、その、普通にしてください」
ライナーは暫く考えてから答えた。
「まあ、良いでしょう。どうせ、何度もやるんだし」
ライナーはシュレリアの両足を広げ、少し腰を浮かすようにさせてから言った。
「それじゃあ、行きますよ」
「はい・・・」
シュレリアの入り口に硬いものがあてがわれ、彼女は思わず全身に力を入れた。
「待ちなさいよ!」
制止の声があって、行為は中断されてしまった。声の主はセーラー服姿のミシャだった。
「ああ、来ちまったのか。少し待ってくれよ。すぐには終わらないけど」
「そういうわけにはいかないわよ!」
ライナーはやれやれといった感じで立ち上がった。
「きゃあ!ちょ、ちょっと、何てもの見せるのよ!」
ミシャは顔を逸らし、手で視界を遮った。立ち上がったライナーの股間はむき出しで、やはり起立していた。
「仕方がないだろ。そういう状況で邪魔したんだから。何ならミシャが責任取ってくれ」
「え?責任って?」
「口でくわえてくれても良いぜ」
ミシャは顔を背け、手で隠しながらも、隙間からチラチラと視線を向けて、何度かそれを見る。思わず生唾を飲み込んでしまう。
「そ、そんなことできるわけないでしょ」
そうは言いながら、ミシャはふらふらとライナーに引き寄せられていった。
がぃぃぃぃ〜ん。
ミシャの眼前を何かが通り過ぎ、側にあった木の幹に突き刺さった。どこからか矢が飛んできたのだ。
「ミシャちゃん、何やってるのよ!?しっかりして!」
少し離れた木の影から、スクワート姿で弓を構えたオリカが現れた。
「シュレリア様も!」
シュレリアははっとしたように、破れた服の一部分を持って、裸を隠しながら駆け出した。
ライナーはその後ろ姿をじっくりと眺めた。背中とお尻が丸出しである。
「結局、三人揃っちゃったな。もう、面倒だから、皆一緒にやろうぜ?」
「ライナーのバカー!!」
オリカが叫んで弓を乱射した。無数の矢がそこらじゅうに飛散しては突き刺さったが、ライナーには当たらない。
「ちょっと、オリカ!危ないじゃない!?」
シュレリアとミシャの下にも何本か矢が飛んできた。
「いいから、ミシャちゃんも攻撃してよ!」
「そ、そうは言っても」
魔法攻撃にあまり効き目がないので、コスチュームに合わせて武器をイメージしてみた
のだが、セーラー服に合う武器などあるわけがない。
「そうだ!」
ミシャはようやく思いついた。
「セーラー服といえばこれね」
ミシャの手の中に小さな円盤状の物体が現れた。
「ライナー!覚悟なさい」
それを投げつける。ミシャの掌から武装化されたヨーヨーが飛び出したが、ライナーに
届く前にチェーンの長さが尽きて、元に戻った。
「ああ、これじゃあ、リーチが足りないわ」
「もう、何やってるのよ!」
オリカが離れた場所から抗議する。
「セーラー服と言えば、もっと効果的な武器がありますよ」
ミシャの側で、半裸状態のシュレリアが耳打ちした。
「それだわ!」
セーラー服といえば・・・機関銃である。さすがシュレリア様。古い。
渇いた音を立てて、機銃が連射された。弾丸が細い木々をなぎ倒し、そこら中を穴だらけにする。
「やれやれ。これはまずいな」
ライナーは駆け出すと孤立しているオリカの下へ向った。そのせいでミシャは機関銃を
撃てなくなってしまう。射線の中にオリカが入ってしまうからだ。
オリカは近づいてくるライナーに向けて矢を放ったが、ライナーは身体の位置をずらし
てそれをかわすとオリカに飛びついた。
「きゃあ!」
そのまま押し倒される。
ライナーはオリカに顔を寄せて囁いた。
「酷いなぁ、オリカ。俺を攻撃するなんて」
「ええ?だって、ライナーが、」
そう続けようとしたオリカだが、ライナーにキスで口を塞がれてしまう。
「オリカ!大丈夫なの?」
ミシャの声が聞こえるが、返事ができない。始めはライナーの胸を叩いて抵抗していた
が、段々とどうでも良くなって、自分からライナーに腕を回した。
「んっ」
ライナーは服をずらして、オリカの白い胸を出した。
「いや、恥ずかしい」
「そんなことないよ。綺麗だよ」
ライナーはオリカのふくよかな胸をもみ始めた。オリカの胸は柔らかく、触れるものを
簡単に吸収するかのようだった。少し力を入れるだけで形を変え、またすぐに戻る。
反応して立ち上がった乳首をこりこりとつまみながら、ライナーはオリカの手を自分のモノに導いた。
「これが何だか分かる?」
「え・・・やだっ!」
一度は拒否したオリカだが、再度促されて、今度はしっかりと触れる。それはレベル3
のライナーのものよりも、ずっと太く、大きかった。
「凄い・・何だか、どくどく脈打ってるよ」
オリカに触れさせたまま、今度はライナーがオリカのスカートの中に手を入れた。オリ
カは抵抗したが、手はライナーに触れたまま離さなかった。
ライナーはオリカの下着の中にまで手を入れて、指を動かした。オリカはすぐに反応し
て、自分自身を濡らした。ぴちゃぴちゃとかなり大きな音がオリカ自身の耳にも届いた。
「いやぁ」
羞恥に顔を赤くしながらも、オリカはその心地好さに何度も声を上げた。
しかし、ライナーはまたも途中で止めてしまう。オリカから身を離すと、ひらりと飛び
上がる。どこからか、巨大な獣が現れて、ライナーを背に乗せてその場を離れた。
「オリカ!」
近づいて来たミシャの声に気づいて身を起こしたオリカは、慌てて服の乱れを直すと
その場に座り込んだ。まだ、身体が熱い。
「大丈夫ですか?」
シュレリアもやってくる。
「あたし、何だか変だよ。ライナーの側に寄ると抵抗できなくなっちゃう。どうして?」
それはミシャとシュレリアも同じだった。頭では分かっているのだが、実際にライナー
に触れられたり、囁かれたりすると、どうしてもその気になってしまう。ライナーに対す
る好意があるのは確かだが、それ以上に理性が働かない。
今は、むしろお互いの嫉妬心で抗っているようなものだった。自分が抱かれるだけなら
ば、きっとすんなり許しただろう。
「何か、変な薬とか嗅がされたのかしら」
ミシャが思いついたことを言う。
「おいおい。失礼なことを言うなよ」
少し離れたところで、大きな獣に乗ったライナーが言った。側にはまた、何匹かの獣が
現れていて、更にシュレリアたちの周囲を遠巻きに食人植物の群れが囲んでいる。
「まあ、近いものは飲んだけどな。お前たち、泉で水を飲んだだろう」
「あ!」
オリカは声を上げた。
「あれは理性の力を鎮静させ、本能や願望に素直になるような効果がある。それでも、
本来望みもしないことまで欲しいとは思わない。俺も嫌がる女を無理矢理に押し倒そう
とは思わないしな。どうしても嫌なら、ここを出て行けば良い」
騎士ライナーが簡単に操られたのも、そして飲み込まれたのも、理性の力が弱まったからである。
シュレリアは暫く考えた後、心の中で小さく念じた。身体の周囲を光が包み、彼女はリンケージに着替えた。
「どうやら、コスチュームチェンジのコマンドは取り戻したようですね」
オリカとミシャもそれに倣って変身した。オリカは天使に、ミシャは甲冑に。
「う。いきなり露出が少なくなったな」
獣使いライナーは残念そうに言った。
「ライナー!どうしても私たちに協力できないというのなら、戦うしかありません。戦っ
て、私たちが勝てばあなたに言うことを聞いて貰います」
「もし、わたしたちが負けたら、その時はあなたの好きなようにすれば良いわ」
「欲情なんかに、負けないんだから!」
三人のレーヴァテイルはそれぞれ詩を歌い始めた。オリカはシルフのダンス、ミシャは
頑固親父、そしてシュレリアはミュールの使徒を、である。
場の力が急激に膨れ上がり、そのパワーに森全体が振動した。びりびりと空気が震え、
獣や植物が怖気づいたように後退した。ライナー自身もそのプレッシャーを肌で感じ、驚嘆した。
「さすが、世界を救おうっていう女神様たちは違うね。・・・でも、無駄だけどな」
三人の魔法が発動するその直前に、突き上げるような衝撃が大地を揺るがしたと思うと、
岩盤が砕け、その底から巨大な何かが隆起した。それはマグマだった。噴き出たマグマは
バースト中だった魔法を飲み込んで、一気に膨張し内部で爆発した。粘り気のある液状の
爆発が何度か起きた後は、急激に冷えて岩の塊となった。
弾き飛ばされた三人の娘が倒れたところを森の木が動き出し、その枝を伸ばして彼女た
ちの腕や足を絡め取った。より強く、身動きのできないように身体を縛る。
「そんな!」
シュレリアは悔しそうに叫んだ。
「男の欲情をなめてもらっちゃ困りますよ。ああ、別のものはなめて欲しいですけどね」
ライナーはかかと笑ったが、その株はライブドアのように落ちた。
彼女たちの敗因は自分達の理性が勝てば良いと考えたことだろう。真の敵はやはりライ
ナー自身にあり、男の激しい劣情だったのである。結局、彼女たちはそれくらい男を知らないのである。
「さて、どうするかな。鎧を着込まれちゃ触りにくいし、また花粉を嗅がせるのも時間がかかる」
ライナーは鞭を取り出すと、三回鳴らした。すると新たなモンスターが召喚された。
「何?」
オリカは怯えながらそれを見たが、少し拍子抜けした。現れたのはポム系のモンスターだったからだ。
「ふっふっふっふっ。今、安心しただろ。それが甘いんだな」
ライナーの命令でその透明なエメラルド色のポムは、仰向けの状態で宙吊りになっている三人の鎧の上にそれぞれ乗った。
「そいつはなぁ。スライム状に変形して、どんな隙間にも入るし、その体液で選択的に何
でも溶かすんだ。肌に傷をつけないように、服や鎧だけを溶かすこともできる。しかも、
フェロモン物質を分泌することで、相手の感覚を鋭敏にさせ、快感を増幅させるというおまけつきだ」
「ひえ!ちょ、ちょっと、そんなの反則よ」
ミシャが悲鳴を上げる。
「そうですよ。薬とか使うのは卑怯じゃないですか!?」
シュレリアも抗議した。
「薬とは少し違いますよ。あくまでも生物の分泌物ですし。それに、そうやって身動きで
きない時点で俺の勝ちは決まってますよ。まあ、まだ詩を歌ったり、衣装チェンジはでき
ると思いますが、多分無駄です」
「ひぃやぁ、あああ、やぁぁぁ」
すでにオリカの上にいたポムが動きだしていた。とろりとした液体になり、隙間を探す
ように動いた後、首筋から入りだしたのだ。ゆっくりとぬとぬとと鎧の内部に浸食する。
鎧と身体の間を生温かいものが這い、時々刺激を与えては、移動するのだ。身体中を手
や舌がさぐりまわっているような感覚だ。
「シュレリア様は、ここが無防備ですよね」
ライナーはポムに指示を出して、リンケージの足の部分、ふとももが僅かに開いたところから溶かし始めた。
「あっ、あっ、いや。んっ!」
シュレリアは隙を見て詩を歌おうとしたが、中々集中できなかった。レベル3でのライ
ナーの身体を使ったウイルスの攻撃とは全く違う。というより、もしかするとあの時の情
報が漏れているのかも知れなかった。攻める場所が的確すぎる。
シュレリアの反応を楽しんだ後、ライナーはふと気づいてミシャの下へ向った。彼女の
衣装は足の部分の布が殆ど解けて、ふとももや腰の辺りが露わになっていたが、ミシャ自
身は粘液の刺激に耐えて、小さく詩を歌っていた。
「さすがミシャは忍耐力が強いな」
ライナーは感心して言うと、ミシャにキスしてその詩を止めさせた。
「ん、んっ」
顔を両手で挟むようにして支えた後、舌も入れ、時々内股にも手を伸ばす。甲冑の隙間
から無理矢理胸に手を伸ばして触りもした。ミシャの胸はオリカと違い、柔らかさよりも
張りがある。弾力があり、何より形が良い。
ミシャはライナーに合わせて感じていたが、隙を見ては詩を歌おうとする。感度はどん
どん上がっている筈なのに、大した精神力だった。
「こいつは参ったな」
ライナーは頭をかいた。
「仕方がない。ミシャには特別、もう一手打たせてもらおう」
そういうと鞭を打った。今度はにょ?系のモンスターが現れた。
「何?」
息を切らせながら耐えるミシャに、にょ?は尻尾からピンク色の光を出した。
ミシャの頭の中がくるくると回って、猛烈な睡魔が襲ってきた。だが、彼女は眠らなかった。
しかし、彼女の意識に反して、ミシャはシープスイーツの姿になってしまう。
「これは・・・どう、いう、こと?」
ちびミシャの姿になったミシャを抱えるようにしたライナーが言った。
「今の光は相手を眠らせるものなんだ。ただし、眠るのは身体だけ。感覚や意識はあるし、
少しは声も出せる。まあ、寝返り程度の動きはできるだろうけど、身体は自由に動かせなくなるんだ」
ミシャは詩を歌おうとしたが、言葉が続かなかった。
「やっぱり子供のミシャも良いもんだな」
ライナーはそういうと、改めてミシャにキスをしてから、服の上から胸を触った。
「やだ、らいな、ずるいよ」
「眠っている間にされるのは嫌か?でも、以前夢追いの水を使ったとき、言ってたじゃないか。襲って欲しいって」
ポムはちびミシャのパジャマの下を溶かしていた。ライナーは上着のボタンに手をかけ、一つずつ外していく。
「それにやっぱり、何も知らない間にされても面白くないだろ?自分が何されているか分
かっている方が、お互いに楽しめるぜ。大丈夫。痛くないようにしてやるから」
完全に上着を脱がすと、ちびミシャの小さなふくらみが露わになった。シュレリアよりも小さい。
「本当にぺったんこだな」
ライナーはそういってからかった後、ちびミシャの小さな乳首を吸い始めた。ちびミシ
ャは小刻みに身体を反応させては声を出した。
ポムが溶けた状態で、ライナーは液体ごしにミシャの下半身に触れた。普通に触わられ
るよりも、ずっと滑らかな快感がミシャを襲い、彼女を興奮させる。ローションを使われ
るより、遥かに危険なレベルだ。僅かな手の動き、肌のこすりあいが心地好い。
そのままライナーの指がちびミシャの小さな隙間に入った。大人の身体と違い、そこに
は産毛のようなものしかない。それに、指一本でも締め付けるほどの狭さだ。
「いや、らいなぁ、痛いよ」
ちびミシャが抗ったので、ライナーは少し力を緩めた。ポムの液体に混じって段々と別
の滑らかさが追加されるように、丁寧にミシャの反応を見ながら指を動かす。
ローション代わりに、上半身にもポムを広げる。すでにちびミシャは全裸になっていて、身体中を甘美な感覚が支配していた。
ミシャは涙目になって懇願した。
「もう、歌わ、ないから。ライナー、手、動きたい」
ライナーがその意味を察して、ちびミシャの身体の睡眠状態を解除した。その途端にミ
シャは両手を使ってライナーにしがみ付く。ライナーの体温を求めるようにその身体を押し付けた。
その頃にはオリカやシュレリアの鎧の外装の殆ども解けていた。
獣使いライナーは僅かなインナーだけが残る二人をなるべく自分の側に運ばせた。両手
や両足の動きを封じる蔦の力はかなり弱まり、宙吊りだった身体も草の上に置かれたが、
彼女達は別の衣装を呼び出しもせず、抵抗もしなかった。
身体中を這い回るポムのせいで、全身の感度が上がり、快感と愛欲に溺れてしまったの
のだ。ライナーに裸を見られているというだけでも興奮してしまう。
「ライナー、ライナァ!」
「触って。お願い、触ってよぉ」
ライナーは請われて、ミシャをしがみつかせたまま、オリカの胸を触り、シュレリアに
キスをした。手が足りないので、植物の触手を適度に使い、時には獣に舐めさせて、噛み付いた。人と獣の愛撫が続く。
「もう駄目・・」
「頭がおかしくなっちゃうよ」
「ライナー、お願いです。もう、これ以上焦らさないで」
とうとう三人は懇願した。
「それじゃあ」
ライナーはそう言って、オリカの上に覆いかぶさると、すっかり準備のできたところに
自分自身を当て、両足を抱えて体勢を整えた。
「この、世界でエッチしちゃうと、どうなるの?」
オリカは両手で顔を隠しながら聞いた。
「まあ、子供ができたりはしないよ。ただ、オリカたちの精神構造の中に俺の一部分が入
り込むから、俺に依存したり、逆らえないようになるかな。今以上に結びつきが強くなる
から、外の世界に戻っても、俺のいうことなら何でも聞くようになる」
「そうなの?」
ちびミシャが喘ぎながら言った。
「それはこの階層の俺とするからなんだが。他の階層だとまた違う、そいつの望みみたいなもんが、皆の中に入るんだ」
ライナーはオリカの胸をしゃぶりながら言った。説明しながらも手が止まることはない。
片手を自分の中に入れられているシュレリアは僅かに残る理性で、一つの質問をした。
もう聞いても聞かなくても意味のないことで、このままされるがままにされるつもりだったのだが。
「ライナー。一つ、聞いても良いですか?」
「どうぞ」
「ライナーは私たちとして、それからどうするのです?ウイルスをそのままにして、眠ってしまうのですか?」
「いや、そんなことはない」
ライナーはきっぱりと言った。
「ここで皆とやった後は、まあ俺がライナーの主人格になるだろうな。そしたら早速、現
実世界の皆を起こして、改めて本当にやる。足腰が立たなくなるまで毎晩続けて、それで
飽きたら、次の女を探しに行くよ。とりあえず、クルシェだろ、それからスピカ、クレア
さんに、亜耶乃さんも良いな。タスティエーラって身体ないんだっけ?リルラもちょっと
早いけど、まあ開発する楽しみはあるし、天覇や教会には沢山レーヴァテイルがいるし。
勿論、人間だってテル族だってオッケーだ。場合によってはミュールもありだよな。世界
中の女とやる為に旅するのが俺の夢だよ。その為なら死の雲海だって乗り越えてみせる!
やっぱり、ハーレムは男の夢だよなぁ。あっ、心配しないでくれよ。ちゃんと皆との時間も作るから」
ライナーは豪快に笑って、腰と腕に力を入れようとした。その時。
背後で音がして、何かが崩れ落ちるような音がした。
振り向くと、一つの食人花の中から、騎士ライナーが這い出そうとしていた。剣で細胞
壁を斬り開きながら、力ずくで抜け出ようとする。
「シュレリア様!ミシャ!オリカ!無事か?今助けるぞ!!」
「何だよ、良いところで。お前なんかが今更来たって無駄だって。そこで大人しくしてろよ。今からこっちはお楽しみなんだから」
獣使いライナーはそう言ったが、自分が触れていた肌や身体の温もりがなくなっている
のに気づいた。ミシャが立ち上がり、オリカは足を自分の方へ引き寄せ、シュレリアが身を離す。
奇妙なプレッシャーを感じて、獣使いライナーは何故か身震いをした。
「飽きたら、ですって?」
ミシャはちびミシャから大人ミシャに戻って、語気を荒げた。
「ふ〜ん。ハーレムが夢なんだ?」
オリカが物凄い低い声でそう呟く。
「よりによって、タスティエーラやミュールまで?私たち三人を相手にしてもまだ足りないと言うんですか!?」
シュレリアが憤怒の声を上げた。
ゴゴゴゴゴ、という地響きすら聞こえてくる。これは大地震や津波の前触れだ。間違いない。
「はっ?い、いや。ちょっと待ってくれよ」
何だか核地雷を踏んだ気になって、獣使いライナーは後ずさった。
「え?何?どうなってるんだ?」
事情が分からず騎士ライナーが這い寄ってきた。そして彼は気づいた。自分が最悪のタイミングで復活してしまったことを。
三人のレーヴァテイルは裸のままそれぞれのオーラ(バトルオーラやね)を身にまとい、
超サイヤ人のように凄まじい気の力を発揮していた。三人が同時に詠唱に入り、紺碧の魔法陣が頭上を彩る。
「ま、待ってくれ!俺が悪かった。謝るから・・」
「ひいいいいい!!待ってください、俺も一緒なんですよぉぉぉぉ!!」
その願いも虚しく。
「「「ア・ル・ト・ネ・リ・コオオオォォォォォ!!!!!」」」
かつて塔がこれほどの力を要求されたことがあっただろうか?この階層全ての場所に、
閃光とは言い表せないほどの凄まじい光の奔流が襲った。それはエネルギーの津波であり、爆撃であり、恒星爆発だった。
死んだ。二人のライナーは確実にそう思った。
「生きてるか?」
「いや、きっと無理」
階層どころか、ライナーの精神世界そのものが消滅してもおかしくなかったのだが、不思議と彼らは生きていた。
獣使いライナーと騎士ライナーは大海原の中、一艘の小船に乗って浮かんでいた。さっ
きまでの階層は分解されて、この海になったのである。
「何だか、初めて女を知ったような気がするぜ」
獣使いライナーは溜息をついた。
「お前、馬鹿だよ。自分の世界だけに引きこもって情報を仕入れないからこうなるんだ」
レベル5や6のライナーはあまり外の世界に関心を持たず、独自の世界観を持っていたので、情報の交流が乏しかったのだ。
「まあ、それは確かだが、お前が俺を排除してたのも事実だろ」
「そういう面もあるんだろうけど」
「しかし、惜しい事をしたな。口を滑らせなければ、後少しだったのに」
「お前なぁ」
現実に行く前に気づいただけマシだろう。確実に血を見ただろうから。
「でも、俺がこんだけ暴走したのも、元々はお前のせいだろ?抑圧されすぎた欲求は深層心理で歪むんだ」
獣使いライナーは起き上がって言った。
「お前も少しは自分に素直になれ。そうでないとレベル8に飲み込まれるぞ」
「努力するよ」
騎士ライナーは意外に素直に答えた。
「さて。じゃあ、俺も協力すっかな」
「え?」
騎士ライナーは起き上がって、獣使いライナーを見た。
「あんな良い女たちがいるのに、破壊や死にしか興味のないレベル8なんかにやられたくないからな」
「そうか」
騎士ライナーは笑った。彼が手を伸ばすと、獣使いライナーがその手に触れ、光を放っ
て消えた。騎士ライナーの中に吸収されたのである。自分の中に新たな力が宿ったのを感じて、騎士ライナーは大きく伸びをした。
ふと見るともう一艘の小船が近づいてくる。
「ラーイナー!ちゃんと反省したの?」
オリカが眉を寄せて聞いた。
「今度あんなこと言ったら、こんなもんじゃ済まないんだからね」
ミシャもふくれっ面だ。
「もう一人のライナーはどうしたんですか?」
あまり機嫌の良くなさそうなシュレリアが冷たく訊ねた。
「あいつなら、この中にいます」
騎士ライナーは自分の胸を叩いた。
「えー?ライナーもあんなにスケベになるの?」
オリカが自分の胸の辺りを隠しながら言った。すでに服は着ているのだが。
「い、いや。そんなことはないけど」
「じゃあ、相変わらずクソ真面目で、鈍感で、女心が分からないままなの?」
ミシャは嘆かわしそうに言った。
「そういうわけでもないと思うけど」
「とにかく、レベル6を仲間にできたんですね?良かった。それなら先に向かいましょう」
シュレリアはそう言ってやっと微笑んだ。
騎士ライナーの中には確かに新しい感情が生まれていた。向こうの船に飛び乗って、皆
を抱きしめたい。そんなことを考えつつ、彼自身も微笑んで船を漕ぎ出した。向かうは階
層の崖。そしてその先のレベル7である。
(一応、今後もエロありの予定。まだ挿れてないしねぇ・・・まあ、何とかラストが見えてきました)
な〜んか
某ブレンパワードスレで変態行為のみでレスを伸ばした書き手と同じにおいがする
中出しして欲しかったな…どうせなら
ま、GJね
俺も何かちっちゃいの書いたし
114 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/28(火) 19:14:52 ID:ssKpU63R
クラッシュ
ageた上に誤爆orz
資料集さ、フェイマのこと知りたかったのに半分くらいシュレリア様情報w
アルトネリコの女キャラで一番人気キャラって誰なんだろ?
オリカ・ミシャ(子供&大人)・シュレリア様の誰かなんだろうけど。
最初のスレから見てるが、3人とも同じくらい人気があるように感じる
>>117 ねぇメイメイは?
カナデは?
オババ様・・・もといタスティエーラは?
だめっすか?
スピカだろう、スピカ。
タスティエーラも捨てがたいが。
あ、関係ないけど設定資料集出てた。
>>118 流石にラスボスが一番人気ってありえないだろw
>>121このスレでミュール日記とかコスモスフィア見て、ミュールに汚染されてきた俺はどうすれば
よし、ミュールのエロ小説を…って犯罪か?
ミュールは身体は幼女だが年齢は400歳とか普通に行ってるからなぁ
いろんな意味で犯罪。
多分、耳年増でガチ
ミュール日記誰か頼むw
AD3409
昨日、シルヴァホルン逃げ出そうとした研究いんが一人、射さつされた、て はなしだ。
夜、からだ中 あついかゆい。
胸のはれ物 かきむしたら 肉がくさり落ちやがた。
いったいわたし どうな て
AD3410
やと ねつ ひいた も とてもかゆい
今日 おなかすいたの、えるま のエサ くう
AD3411
かゆい かゆい たすてえらーきた
ひどいかおなんで ころし
うまかっ です。
4
かゆい
うま
それなんてバイオハザード?
レベル7
レベル7はウイルスだらけだった。
ライナーたち一行は迷宮のような場所をウイルスと戦いながら進むしかなかった。
前のレベルでどんなことがあったのか、正確には分からないのだが、騎士ライナーは
三人娘のことを妙に意識してしまっていたのでちょうど良かった。何となく関係がぎくしゃくしているのが、戦いのお陰で紛れる。
長い迷宮を抜け、一つの部屋に出た。しかし、そこは踊り場のようになっていて、深く巨大な穴が前方に広がっている。
「行き止まり?」
「そうみたいだな」
ライナーは下を覗き込んで言った。どうやらこの穴は下の階層に通じているというわけでもないようだ。
「戻ろう」
「あっ、見て!」
オリカが叫んで前方を指差した。穴は地平線の先まで広がっているのだが、その途中に
僅かな足場がある。その上で何かが浮いていた。
「きゃあ〜!!」
ミシャとシュレリアが歓喜の声を上げた。
「あれは・・・」
そこにいたのは赤ん坊だった。空中を浮遊している。
「ねえ、ねえ、もしかしてあれって・・・」
「「ライナーなの?」」
シュレリアとミシャは同時に騎士ライナーに問いかけた。
「う〜ん?」
騎士ライナーは暫く唸った後、頷いた。
「本当だ。あれはこの階層のライナー。赤ん坊の記憶と生存本能を持った人格みたいだ」
ライナーは嬉しそうに言った。
「しかも、あいつを味方につけられれば、レベル8のイドの力にもかなり近づけそうだよ」
「でも、道がないよ」
おまけに穴の側に立とうとすると、見えない壁に阻まれてしまう。どうすれば良いのか。
「あっ!」
その時、赤ん坊の側に数匹のウイルスが現れた。ウイルスは赤ん坊を襲おうとしたのだ
が、何故か赤ん坊に届かず、何だかでたらめな動きをしながら、弾かれる。赤ん坊は
ウイルスの上に乗り、叩いたり、つねったりした挙句、遠くに投げ飛ばしたのだった。
その後もウイルスが襲ってくるのだが、それらの全てが撃退された。玩具で遊んでいるような無邪気な様子である。
「さすがは無垢なる生存本能・・・」
騎士ライナーは感嘆した。手助けする間もない。
「凄いわね。あれって何かしら?」
「多分、サイコキネシスですね」
ミシャの問いにシュレリアが答えた。
どうすべきか真剣に討議をしようとしたとき、オリカがいきなり大声を出した。
「お〜い!!こっちだよ〜!」
見ると彼女はどんすけのコスチュームを着て、赤ん坊に呼びかけながら手を振っている。
「ちょっと待て!刺激すんなよ!」
騎士ライナーが驚いてオリカの口を塞いだが遅かった。赤ん坊はこちら側に気づくと、
じっと見て、それから消えた。あっと思う間もなく、次の瞬間には目の前に現れた。
「テレポーテーション・・!」
シュレリアが驚く。
「だぁ」
赤ん坊ライナーはどんすけに興味を持ったようで、オリカの頭に乗っかって、叩いたり引っ張ったりする。
「ひあああああ!!」
更に、オリカは空中に浮かされ、ぐるぐると回転させられてしまう。
「やめろ!こいつ!!」
「あっ、ダメよ!」
ミシャの制止も聞かず、赤ん坊に飛びかかった騎士ライナーだが、見えない壁に阻まれて、思いっきり弾き飛ばされた。
「いててて、ちくしょう。こいつめ」
「怒っちゃ駄目ですよ」
「そうよ。任せて」
ミシャは点心爛漫に変身すると、両手を広げて赤ん坊を招いた。
「ほら、こっちよ」
「ばぶぅ」
赤ん坊ライナーはゆっくりとミシャに近づくと、その腕の中に抱かれた。
「可愛い〜」
ミシャは嬉しそうにほお擦りした。
「あたしも抱きたい!」
見えない束縛から解き放たれたオリカがそう叫んだが、何故か近づくことができない。どうやら赤ん坊が警戒しているらしい。
「何で?あたしだって、触りたいのに」
「オリカが嫌いなんじゃない?」
「ひっどーい!自分だけ気に入られたからって」
「あははは。冗談よ。多分、衣装が気に入らないんだと思うわ」
ミシャの提案にしたがって、色々とコスチェンしてみると、何故か天守聖衣のオリカを気に入ったらしい。ようやく近づけるようになる。
「何で、巫女さんの姿で気を許してくれるんだろう?」
オリカは納得がいかない。
「オリカさんはまだ良いですよ!」
シュレリアが恥ずかしそうに叫んだ。
「何で、私はブルマー姿なんですか!?」
ENJIBのシュレリアでなければ近づけなかったのだ。
「空恐ろしい赤ん坊ね」
「ライナー、最低」
「何で俺なんだよ!」
騎士ライナーは抗議した。
赤ん坊ライナーは騎士ライナー以外の女性陣に気を許してくれたようだったのだが、突然泣き出してしまった。
「どうしたんだろう?」
「べろべろばぁ〜、おかしいな。さっきは爆笑していたのに」
「どうしましょう、どうしましょう」
三人はおろおろし出した。
赤ん坊ライナーは泣きながら、オリカの胸を触り、服を引っ張ったりして、駄々をこねている。
「これって、もしかして・・・」
「やっぱり?」
三人は顔を見合わせる。
「何だよ、どうしたんだ?何が原因なんだよ?」
「ライナーはあっち行ってて!!」
「ええ??」
三人の剣幕に、騎士ライナーは部屋を追い出された。一人、迷宮の回廊で待たされる。
「多分、おなかがすいているんだと思います」
「でも、わたしたち、出ないわよね」
「真似だけでも良いのかな・・・」
オリカは意を決すると、衣をはだけてさらしを外し、胸を出した。改めて赤ん坊ライナーを抱き、その口に乳首をよせる。
「ふぁ」
赤ん坊ライナーはオリカの乳を吸い始めた。
「やん、くすぐったい」
本当に母乳が出てるわけでもないのだろうが、赤ん坊ライナーはその小さな口で必死に
なって乳首を吸っている。オリカはその姿に母性本能がくすぐられた。
暫く吸った後、今度はミシャの方へ移動しようとするので、オリカからミシャへ赤ん坊が渡された。
ミシャはチャイナドレスを上半身だけ脱ぐと、形の良い胸を出し、恐る恐る乳首をあてがった。
「んっ」
ミシャは思わず身体を反応させた。赤ん坊ライナーはもの凄い勢いで吸っている。
「ライナーの子供ができても、こんな感じなのかな」
「そうだね。名前はやっぱりどんすけだよ!」
「やだ、止めてよ、そんな名前」
ミシャは真剣に抗議した。
シュレリアは赤ん坊がオリカやミシャの乳を吸っているのを見て、彼女自身の母性本能
を揺り起こされていたのだが、同時に深い諦念の中にあった。どうせ・・・きっと。
「あぶぅ」
内心、半泣き状態だったシュレリアの下へ赤ん坊ライナーが手を伸ばした。彼女は表情
をぱっと明るくさせた後、少し冷静になりつつ、おずおずと体操着を脱ぎ、ブラを外した。
ミシャから赤ん坊ライナーを受け取って、祈る気持ちで胸に抱く。
「はぁっ、ん」
赤ん坊ライナーはシュレリアの小さな胸を気にする様子もなく、元気に乳を吸い始めた。
それを見て、シュレリアは泣きそうになるくらい喜んだ。もう、絶対私はライナーの子供を産む!!
外で待っていた騎士ライナーは三度目の奇妙な身震いをした後、やっと三人に部屋へ入ることを許された。
「あれっ?」
赤ん坊はすやすやと寝息を立てていた。
「どうやったんだ?」
ライナーは感心して聞いた。
「女性の神秘よ」
ミシャがウインクして言った。
「ライナーはやっぱり男の子が良いよね?」
オリカが訊ねる。
「あら、最初はやっぱり女の子よ。ねぇ、ライナー?」
ミシャがオリカを肩で突き飛ばした。
「例え双子でも、全力で頑張ります」
シュレリアがガッツポーズで、気合の入った笑顔を見せる。
「え、えっと。何言ってんだか、さっぱり分からないんだけど・・・」
騎士ライナーは自分の中に天然がいることを心から感謝した。やばい。本気にマズイ。
これは分かっちゃいけない。気づいていない振りを貫かねば。
「はい、ライナー」
シュレリアに言われて、騎士ライナーは赤ん坊ライナーを受け取って抱いた。その小さ
な小さな生命の存在に脅威を感じつつ、自分なのに自分でないような錯覚を受けた。
「ライナー、そうじゃないわよ」
「そこをそう持って、」
「優しく抱いてあげてください」
三人にアドバイスされて、ライナーはぎこちなく、それでも何とか安定させて赤ん坊を
抱く事ができた。ほっとして見ると、何だか不思議な感情が湧いてくる。
赤ん坊は輝き出すとすぅっとライナーの中に取り込まれた。
「あっ」
「いなくなっちゃったわね」
「大丈夫。ちゃんと俺の中にいるよ」
この温かいものはいつの日か、次の誰かに受け継がれるかも知れない。不思議と騎士ライナーはそう思った。それはきっと、自分が両親から受け継いだものなのだろう。
「さあ、いよいよ次はレベル8だ。最後の戦いになると思うけど、宜しく頼むぜ!」
「何、いきなりやる気出してるのよ?」
「頑張ってね、お父さん」
「私も頑張ります。でも、ちょっとテンション高すぎですよ」
そう言って笑われたが、騎士ライナーは張り切って駆け出すのだった。
こうしていよいよ、最終決戦が始まる。
全ての人間が持つといわれるイドの化け物であり、死と破滅の願望を持つタナトス。
その顕現であるレベル8が彼らを待ち構えていた。
(授乳シーンはエロではないという意見もあるでしょうが、まぁネタとして。すんません、一杯いっぱいです。
壁紙見たら、やっぱり三人まとめて無理矢理話作ったことに後悔はないです・・・
ミュール人気ですね。フェイズ4は普通に良い話だな、と思いましたけど、何故そこまで人気あるのか分からない。俺って異端なのかしら)
GJ!
何か自分も書きたくなってきたけど文才無いし、ここまでキャラの特性つかめないからなぁ・・・orz
ほんと、書ける皆さんはすごいなぁと。
ここまで来たら最後まで、な
次で最後?
完結したら不満をぶちまけさせてもらうわ
今言えよ。
今言うと書き手のモチベーションが下がるかもわからん
終わってから言ったほうが後腐れがない
よく考えたら次で終わりじゃないわな
レベル9もあるしこのまま行くと調子こいてレベルEもやりそうな勢いだし
やはり今言うべきなのか……
>>139 落ち着け。
感想は最後でいいじゃないか。
割と面白い方だし、こうやって真面目に書いてくれる人は貴重だぞ。
ゴメソ(´・ω・`)
やっぱり終わるのを生暖かい目で見守ることにするよ
○月×日
やはり日記書いてないと生活に張り合いが無い。というわけで再開。
○月×日
先の騒動からだいぶ経ったけど、そろそろ普通に出歩いても大丈夫だろうか。念のためアヤタネに様子を見てきてもらう。
○月×日
特に問題は無いけど、やはりプラティナに行くのは控えた方がいいらしい。というわけでホルスの翼へ行く予定を立てる。
その前にちゃんと服を着なければ。アヤタネが前に装備していた服があると持ってきてくれた。
【せらうさドレス】
……人の息子に何て物を着せてんだオボンヌ。むかついたからレアードに送りつける。差出人オボンヌで。
○月×日
今日の日記は少し長くなる。
空港都市ネモに着いた。着いた早々アヤタネがいなくなる。はぐれて迷子だなんて、まったくしょうがない子だ。
探そうにも当てがない。うろうろしていると、通りがかりのレーヴァテイルが声をかけてくれた。事情を話したら、それなら宿屋で待てばいいとのこと。
案内してもらって宿屋に行くと、アヤタネそこに居た。「母さん、その年で迷子は勘弁してください」ってこっちの台詞だっつーの。
その夜は、宿で酒場を切り盛りしている件のレーヴァテイル(クレアという)が詩を聴かせてくれた。詩魔法ではなく、純粋に謳うだけの詩だ。そんな詩を聴くのは初めてだった。何でもないただの詩なのに、大勢の人が耳と心を傾けていて……感動して少し泣いたのは内緒だ。
追記:そういやオボンヌの仲間だった空気みたいなオッサンとも会った。特に書くべき事でもないけど。
○月×日
飛空艇に乗ってほたる横丁へ。
色々見ながら歩いていると、ダイブ屋の前で揉めている男とレーヴァテイルを発見。どうやらレーヴァテイルが嫌がっているのに無理矢理ダイブをしようとしているらしい。私の見ている前でレーヴァテイルに横暴を働くとは良い度胸だゴルァ。
詩魔法を一発ぶちかますと、男は大人しくなった。話を聞くと、彼女の働いている会社ではこういう事が珍しくないのだという。これは捨て置けぬ。
○月×日
天覇本社に乗り込む。が、受付の女にやんわり追い返される。強引にでも押し入ろうかと思ったけど、アヤタネに止められた。
アヤタネによると、天覇の社長は話の分かる人物らしい。でも、会えなきゃどうしようもないし……。
とりあえず、腹が減っては戦はできぬ。一旦宿に戻ってご飯にしよう。と思ったらそこに居たよ天覇の社長。「おお、アヤタネ殿ではないか。そちらは妹さんか?」母親だよ。
○月×日
昨日、天覇の社長とレーヴァテイルの待遇について6時間ぐらい話してたから疲れた……今日はゆっくりする。
明日はどうしようかなぁ……。
いつまでもこんなののさばらせとくと無法地帯になりかねん
ここは本当に21禁板か?書き手に文句をつけるやつが多すぎる
エロがなければ投下しちゃいけないわけでもあるまい
>>142 この後どんどんオボンヌに惹かれていくツンデレ日記になるわけですねっ!
寝る前に妄想投下。
オリカ
・最近困ってること
「あのね、ライナー、最近ちょっと困ってるんだけど…」
「悩み事か? 役に立つかわからないけど、相談には乗るぞ」
「ちょっと…その、夜のことなんだけど、いいかな?」
「い!? あー…うん、そのさ、困ってること…って、まさか!」
「どっちかと言えば嬉しいニュースになるけど、それは残念ながらハズレ。お義父さんへの嬉しい報告はまだだよっ」
「そうか…それはそれで残念だなぁ。…んでさ、本題は?」
「うん、それがその…旅が終ってから一緒に暮らしてて…回数が…ね」
「…ご、ごめん…若いからとかオリカが可愛くて仕方ないとか言い訳にならないよな…多かったか」
「違うんだってば。その…三日に一回だけのほうが問題だよっ」
「お、オリカさん…満足できてない、と?」
「だめかな? やっぱり…疲れてる? 私はいつでもOKにしてるんだけど…」
「…返答に困る質問を。二人のときは、ずっとでも抱いていたいよ」
「一緒に暮らしてても、そういう雰囲気になりにくいんだもん。この間なんておねえちゃんに「もしかして…ED?」とか言われちゃったよ」
「ぐっ…じょ、冗談きついな、クレアさん…」
「…ああもうっ、なんか相談してるのがばかばかしくなってきちゃった…ライナー、今夜は寝かせないよっ」
「あのー、それって男の台詞じゃ…ああああわかりましたわかりましたごめんなさいごめんなさいってば、ボエの準備に入らないでー!」
∧_∧
( ;´∀`)
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
∧_∧
( ´∀` )
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
>>144 エロ「パロ」板だからな。
エロがあろうがなかろうが、いろんな妄想を楽しんどけ。
エロの部分で詰まって、いつまで経っても続きを書けない俺超チキン。
さすがにスピカのエロSSってのは書く人はいないよね・・・orz
既存ネタやらベタな話ならなんとかでっち上げるが
ありきたりじゃないエロを書くのは難しいな…
いっそ>90みたいに数で攻めてはどうだろう
レベル8
ライナーたちはついに最後の階層に降り立った。
階層を穿った穴もそこで終わっている。それはレベル8が自ら開けたものだった。
一面は荒野で、ひび割れた空には雷光が走る。荒野のど真ん中には岩山を削って作った
ような城が建っていた。戦闘を覚悟して、一度休息を入れてから乗り込んだのだが、内部
は閑散としていて、人の気配も、ウイルスの存在も感じられない。
誘い込まれていることを感じながら、回廊や広間を抜け、最上階の間へやってきた。そ
こは、玉座などではなく、何故か天井も壁もない、ごつごつとした岩場の部屋だった。
岩が隆起して高くなっているところに、そいつはいた。腰をかけ、ひじをついて来訪者
を見つめるその瞳には温かみの欠片もなく、深い虚無が広がっている。
雷が鳴った。
「よく来たな」
レベル8、銀髪ライナーは彼らを見下ろして言った。
「戦う前に聞きたい」
騎士ライナーは大声で叫んだ。
「今更こんなことを言うのもなんだが、戦うしかないのか?」
「そんなこともない」
銀髪ライナーは意外な返事をした。
「お前らが無条件で俺に従うとか、三人の女を残してお前が去るとか、俺の目の前で殺し合いをするとか、選択肢は幾らでもある」
「そんなことできるわけがないだろ!」
「浅はかだな」
銀髪ライナーは笑った。
「何?」
「自分はこういうものだと言って、制限をつけ、そこから一歩も出ようとしない。不自由な檻だ。それは可能性を閉ざすだけだ」
「お前は違うというのか?お前は自分を否定できるのか?死という願望を!!」
「そうだな」
銀髪ライナーは立ち上がった。
「案外簡単に変われるかも知れない。お前次第だがな」
彼はそう言いながら、黒いローブを手で払い、その中から巨大な剣を取り出した。子供
くらいの大きさはある。白銀の刀身に黒い両刃が煌いている。
「レベル6と7を味方につけたみたいだな。後は一応、レベル2もお前らを支援している。こちらは3、4、5。まあ、数の帳尻はあってるかな」
「わたしたちもいるわよ!」
ミシャ、オリカ、シュレリアがライナーを囲むようにして立った。
「まあ、それくらいはハンデだ。どうせ、すぐ俺の物になるしな」
銀髪ライナーは彼らと同じ高さに立ち、片手で大剣を構えた。
始めは警戒していた騎士ライナーたちだったが、膠着状態を利用して魔法の準備に入っ
た。シュレリアがブラストフィル、オリカは待機して、ミシャが雫神を歌う。
バーストレベルが上がり続けても、銀髪ライナーは動かなかった。騎士ライナーも過信
はせず、あくまでも迎え撃つ体勢を続ける。
稲妻が光り、雷がライナーたちの側に落ちた。その瞬間、銀髪ライナーが動き出す。騎
士ライナーとの間合いを一気に詰め、剣を叩き下ろした。
騎士ライナーは寸前でその攻撃を交わすと、カウンターで剣を横払いにする。切っ先が
銀髪ライナーの鎧をかすめ、その衝撃で身体が浮いた。
ブラストフィルの加護を受け、力の増大した騎士ライナーはそのまま攻勢に転じた。剣と剣がぶつかりあい、火花を散らす。
「いける!」
手ごたえを感じた騎士ライナーは大きく振りかぶって、剣を上段から振り下ろした。銀
髪ライナーがそれを剣で横に受け止める。騎士ライナーは力づくでそのまま剣を相手に押
し付ける。銀髪ライナーは押し込まれた。
「チッ、お前・・・」
銀髪ライナーが舌打ちをする。
「この程度か?」
「え?」
騎士ライナーは宙に舞い上げられていた。銀髪ライナーが片手で剣を振り、弾き飛ばしたのだ。
「無駄だったな」
銀髪ライナーは剣を持たない方の手をかざし、そこから閃光を放った。空中にいた騎
士ライナーは複数の閃光に切り刻まれ、床に落ちた。
「ぐあああああ!」
「ライナー!」
控えていたオリカがすぐにライフリフレッシュで回復する。一歩遅れていれば、完全に消滅するところだった。
「本気でやっているのか?だとしたら、とんだ見込み違いだ」
銀髪ライナーはつまらなそうに言って、剣を肩に担いだ。
「この!」
ミシャが召喚した雫神で攻撃をした。氷のブレスが銀髪ライナーを襲ったが、彼は片手でその攻撃を後方に逸らした。
「そんな・・・」
ミシャが絶句する。
「く、くそ。こんなに力の差があるのか」
騎士ライナーはまだ立てない。その様子を見ていた銀髪ライナーは冷たい目をしながら言った。
「もう少しやる気が出るように、面白い話をしてやろう」
銀髪ライナーは剣を地面に突き刺し離すと、手を振って空中に何かの映像を映し出した。
「俺が主人格になったら、やろうとしていることの候補だ。まず第一案。ミシャを日の当
たらない暗い檻の中に閉じ込め、朽ち果てるまで一生歌い続けさせる。死んだらクローン
を作って、また同じことの繰り返しだ」
空中の映像は暗闇で歌い続け、老いて朽ちるミシャを映す。
「欠陥品のオリカは破棄処分だ。天覇の中にはまだ悪意を持っている奴らがいるだろう。
そいつらに適当に遊ばせた後、殺してやる。そうそう。以前、オリカにちょっかい出して、
お前に叩きのめされた奴がいたな。そいつにくれてやっても良い。ミュールに利用される
前に処分してやるのがせめてもの慈悲だろう」
映像はオリカが陵辱され、殺される姿を映し出した。
「役立たずのシュレリアにはまたサスペンドでも歌ってもらうかな。塔が止まれば、レー
ヴァテイルに存在価値はなくなる。ミュールが実体化して、人間を根絶やしにしようが、
その後も長くは続くまい。あいつが眠っているシュレリアをどうするか見ものだな」
ただの無力な女に成り下がったレーヴァテイルを塵のように扱う人間たちと暴れまわる
ミュール。その光景は地獄そのものだった。
「第二案はもう少し建設的だ。お前ら女どもは俺の奴隷として生かしておいてやろう。邪
魔なミュールはタスティエーラごと殺してやる。くだらない質問で一々人に指示を出す、
あのクソ生意気な女と人間に散々利用されて頭の壊れたガキの死体を公衆の面前でさらし者にしてやる」
銀髪のライナーは哄笑した。その顔は人間が見せる最も醜悪な表情だった。映し出され
る映像とその表情に、ライナーも、レーヴァテイルたちも顔を背ける。
「お、お前は、本当に俺なのか?」
「間違いなく、お前の中にあるものさ。いや、全ての人間の中にあるものといって正しい。
お前は無知だから知らないだろうがな。歴史の中では俺こそが真の人間と呼ばれる種だ。
むしろ、お前のような奴が突然変異種なのだよ」
銀髪ライナーは騎士ライナーを指差した。
「突然変異、ミュータント。真のミュールはお前さ、ライナー。あの女は災禍でも何でも
ない。レーヴァテイルではあるが、ごく正常なまともな精神の持ち主だ。排除され、淘汰
されるべきなのは貴様のような劣悪人種のことなのだ」
「違う!狂っているのは、間違っているのはお前の方だ!」
「狂ってる?ククク。狂っているのだとすれば、始めからだ。人間も、この世界も、始め
からな。歪んだものがまっすぐなものを見ても、やはり歪んで見えるんだよ。歪みこそが
正しいこともある。そこで第三案だ」
銀髪ライナーは後ろを向いて両手を広げた。
「この世界を、そして全ての生命を滅ぼす。人やレーヴァテイルなど関係ない。
草も木も、モンスターも動物も、この星ごと消してしまえば良い」
「馬鹿な。そんなことをすれば、お前も消えるんだぞ!」
「当然だろ?この下らん世界を支配?理想郷の創造?馬鹿馬鹿しい。そんなものは遥か昔
からずっと人間が願い続け、目指し続けたものだ。それなのに、まだ気づかない。人を作った神もまた、失敗したというのにな」
銀髪ライナーは振り向いた。
「氷の瞳を破壊し、アルトネリコの全導力を逆流させ、塔そのものをこの星の地殻に叩き
つける。そうすれば、この星は跡形もなく消えるだろう。例え他に塔が存在していたとしても、同じ運命を辿る」
銀髪ライナーの狂笑が周囲を支配した。戦慄と恐怖が、絶望と畏怖が、オリカを、ミシ
ャを、シュレリアを襲った。立っていることもできないくらいに、気持ちが暗く、冷めて
いくのを感じる。これが人間の本性、本質なのか?
「そんなことをさせるかぁぁぁ!!!!!」
騎士ライナーは立ち上がると、全ての憤りを込めて銀髪ライナーに切りかかった。剣の
刃は無防備な銀髪ライナーの喉を捉えた。だが、剣はその肌に傷一つ与えることなく、そ
の場に止まってしまい、びくともしない。
銀髪ライナーは軽く腕を払って、騎士ライナーを弾き飛ばした。それだけで騎士ライナーの身体はぼろぼろになった。
「絶望と怒りを込めてもその程度か。それだけお前は無力だということだ」
銀髪ライナーは左手を前方にかざした。黒い影が三つ、人の形を伴って現れた。それはライナーの形をしていた。
「ウイルスと他の階層の人格を元に作った幻影だ。こいつでお前らに夢をみせてやる。精
神の中の夢。だが、それはどんな現実よりもリアルに作用する」
ミシャの身体の周りを赤い光の円が三つ取り囲んだ。ロックオンされたのだ。
「ほらほら。そんなところで寝ていて良いのか?大事な女が狙われているぞ」
「ミシャ!!」
騎士ライナーは歯を食いしばって立ち上がった。ミシャの前に立ちはだかり、自らの身体を盾として守る。
「ライナー!やめて!!そんな身体で守ってもらっても嬉しくなんかない!」
「ミシャ、絶対、俺が護るから・・・」
黒い影は人形から異形と化し、咆哮を上げた。銀髪ライナーの号令の下、ミシャを目がけて飛び出す。
騎士ライナーは全霊を込めて、その影に抗った。しかし、一つの影の攻撃を受けて、ライナーの身体は崩れ落ちた。残りの影がミシャを襲う。
「いやぁぁぁぁ!!!!」
ミシャは二つの影に押し倒された。一人が馬乗りになると、ミシャの上着を引き剥がし
始めた。抵抗するミシャの腕を押さえつけ、その喉に噛み付く。
「ひっ!」
もう一人の影がミシャの足を押さえつけ、その間に顔を突っ込んだ。パンストと下着を
引きちぎり、獣の舌と牙でその中をしゃぶる。
ミシャの胸が露わになり、乱暴に揉みしだかれた。乳首に爪を立て、噛み、全身を嬲る。
「いやぁ!やめて!!助けてライナー!!」
だが、騎士ライナーは動けない。オリカやシュレリアも恐怖で身動き一つできなかった。
影の一つの股間が、別の生き物のようにそそり立ち始めた。それは長剣のような長さと鋭さを持っていた。
ずぶり。
ミシャの中を貫いた。ミシャは激痛と恐怖に大声を出して喚いた。彼女の身体の中に進入した異物が激しく動き始める。
影は激しく腰を振っていた。その間にもミシャの胸も、足も、腕も、陵辱され続けた。
次第に悲鳴が、その色合いを変えた。痛みが快楽へ、恐怖が陶酔へ。
「影に浸食され始めたな。これが終わった後は洗脳され、自我を保てなくなる」
銀髪ライナーは残忍そうに笑った。
「さあ、まだ倒れているつもりか?次の攻撃を始めるぞ」
今度はオリカの周りを赤いロックオンが点灯した。オリカは恐怖に怯えた表情で、ミシャを、そして騎士ライナーを見た。
「ら、らい、なー・・」
騎士ライナーは精一杯の力を込めて、震える足を、腕を、必死になって立て直そうとする。ダメージが深すぎて、もう感覚がない。
オリカは震える声で何とか言葉を発した。両目からボロボロと涙がこぼれ、祈るように両手を固め、足は震えている。
「だ、大丈夫だよ、ライナー。あたしなら、平気だから。だから止めて。立たないで・・・」
しかし、騎士ライナーはオリカの前に立ち、再び護る体勢を取った。
「いい根性だ」
銀髪ライナーは笑みを浮かべて、手を払った。新たな三つの影が、もの凄いスピードでオリカに襲い掛かる。
一つの影が咆哮を上げ、ライナーを攻撃し続けた。何十、何百という数の拳と斬撃がラ
イナーを襲い、圧倒した。影は消滅したが、それが限界だった。残された二つの影はライ
ナーの横をすり抜けて、身動きのできないオリカを組み倒した。
オリカは恐怖で声も出せない。
うつ伏せになったままのオリカの服を剥ぎ、後ろから胸をつかむ。髪を引っ張り、地面
に顔を押し付けると、爪をオリカの股の間に無理矢理突っ込んだ。ぐじゅぐじゅと音を立て、内部に侵入する。
悲鳴を上げるオリカにも長剣のようなモノが突き刺さった。バックから、内臓を通して、
口にまで貫くのではないかという衝撃が彼女を襲った。
そして、彼女もまた、その悲鳴を嬌声へと変えていくのであった。
騎士ライナーは絶望の中でその声を聞いていた。そのまま気絶して、何もかも忘れてし
まいたいという思いに必死に抗いながら。
「自分の好きな女が襲われるのを見るというのはどんな感覚だ?楽しいか?嬉しいか?そうか、では最後だ」
銀髪ライナーはシュレリアに手を向けた。彼女の周りに赤い光円が配置される。
騎士ライナーは無言で立ち上がった。三度目。必ず、護る。守れなくても立ち上がる。
何度でも、何度でも。
「ライナー、信じていますから」
背後からシュレリアの声が聞こえた。彼女はきっと微笑んでいる筈だ。ライナーの脳裏に彼女の笑顔が浮かんだ。
シュレリアは攻撃を受ける寸前に、それまで歌っていた光の御子を発動させた。召喚さ
れたカナデが銀髪ライナーの下へ突撃する。
「一の舞!!」
銀髪ライナーは技を維持していない別の腕で、その攻撃の全てをガードした。片手で弾
き飛ばされたカナデは還元されてしまう。
「自分を信頼する人間を裏切るが良い」
銀髪(鬼畜)ライナーは楽しそうに言うとシュレリアに技を放った。
三つの影が躍り、騎士ライナーはたった一発、たった一撃で、崩れ落ちた。三人の獣がシュレリアを襲う。
シュレリアは三人がかりで、動きを封じられ、全裸にされた。むさぼるように全身を嬲
られ、上と下の両方から突き立てられた。シュレリアは声を出すまいと必死になって耐え
続けたが、むしろ痛々しい。小さな悲鳴と、行為の音だけが辺りを包んだ。
そして、三者三様の饗宴が暫く続いた。騎士ライナーは気絶することもできず、彼女たちの喘ぎ声を聞いた。
騎士ライナーはずるずると這いながら、オリカに近づいた。
「いやぁ、ライナー、見ないで」
彼女は涙に濡れた瞳でそう言った。しかし、その表情は恍惚感に溺れている。
騎士ライナーは剣を持つこともできず、小さく手を上げて、オリカを襲っている影を殴
ろうとした。しかし、その拳は空を切り、影に触れることもできない。
ライナーは何度か無駄な行動を続けた。瀕死の状態で、彼女達を、大事な、大事な人たちを守ろうとする。
声が止んだ。波が引くように、影たちが消えていった。
ライナーは負傷したままだが、レーヴァテイルたちは裸でもなく、陵辱された形跡もな
い。しかし、彼女たちの精神は幻影に浸食され、洗脳されていた。
「さて、これで女どもは俺の手の中に堕ちた。愛奴として、お前に変わってこれから可愛
がってやる。いや、ペットとして、かな」
銀髪ライナーはそういうと、その手から何かを放った。それは首輪だった。倒れている
ミシャ、オリカ、シュレリアの首にそれがはまった。彼女たちは抵抗できない。
首輪には鎖がつなげられている。その反対側を持ったまま、銀髪ライナーは最初に自分
が座っていた岩場の上へ行き、座った。
「さあ、来るが良い。憐れな娘たちよ」
銀髪ライナーがそういうと、鎖を光が走り、彼女たちの首輪を輝かせた。彼女たちの意
志に関係なく、新しいコスチュームにチェンジさせられてしまう。
それは殆ど全裸だった。両手と両足、それから腰と頭に僅かな装飾があるに過ぎない。
ミシャはネコミミ、オリカはイヌミミ、そしてシュレリアはウサミミをつけさせられていた。
ミシャは手で顔を洗う仕草をして、全身をよじって暴れたあと、にゃ〜んと鳴いた。
オリカはふさふさの自分の尻尾の匂いをクンクン嗅ぎ、命令を待つようにちょこんと座った。
シュレリアは小さく縮こまったままで、小さくみゅう、みゅう、と鳴いた。
鎖を銀髪ライナーに引っ張られ、彼女達は四つんばいになったまま、玉座に座る自分の
主人の下へ向かった。時々、倒れている騎士ライナーの方へ視線を向けるが、その歩みが止まることはない。
騎士ライナーは動かない全身と痛みだけが支配する意識の中で、それを見ていた。
「さあ、今度は幻影などではなく、俺が自らお前らを調教してやる。お前らの精神構造を
書き換えた後は、現実に戻り、本当の奴隷として使ってやろう。レベル1、お前は消さず
に残しておいてやる。そこで潜在意識として、愛する女が俺に恭順し、快楽を求めて尻を
振る様を眺めているが良いさ」
銀髪ライナーはまた、高らかに笑った。
騎士ライナーは、ミシャが甘えたように銀髪ライナーの肩にしだれかかり、オリカがそ
の頬をぺろぺろとなめ、シュレリアが足元で嬉しそうにかしずいているのを見た。
彼女達には何の憂いも、心残りもないようだ。これで良いのかも知れない。そう騎士ライナーは思った。
自分がいなくても彼女達は幸せなのだ。あいつに、あの人格に仕えていれば、それが彼
女たちの幸福なのだ。だから、もう自分は必要ない。
騎士ライナーの意識は、空に消え、消滅していった・・・
違う!
強烈な想いが騎士ライナーの心に閃いた。
ライナーには見えていた。彼女達は形ではああしながらも、涙を流していることを。
声が聞こえた。それは心の中を通して聞こえるものだ。
「ライナー」
「負けないで・・・」
「信じてますから」
ライナーの中で何かが弾けた。剣を握り直し、動かない上半身を起こすと、それを床に突き刺した。
「させる、かぁぁぁぁ!!!!」
剣から光が放たれ、亀裂が床を走った。城全体が揺れ、地割れのように銀髪ライナーの下へ光の軌跡が伸びる。
「何だ?」
銀髪ライナーは三人の娘達を放って、空中に逃れた。光の亀裂が空間を覆い、城が崩れ
出した。城を支えていた岩盤ごと揺るがして、地面が光の束を発する。大地が割れ、巨大な城が沈んでいく。
瓦礫と共に、レーヴァテイルたちは光の穴の中へ飲み込まれていった。
騎士ライナーはそれを確認すると意識を失い、そのまま彼の身体も光の地割れの中に落ちていった。
城は跡形もなくなり、後には荒野だけが残った。世界を貫いた断層は再び合わさり、その口を閉じる。
静寂の中、銀髪のライナーは下を見下ろしながら言った。
「ふん。自力であいつはレベル9への扉を開けやがったのか。だが、馬鹿な奴だ。あそこ
には何もない。人格も、意識もない、深い深い広大な闇があるだけだ。闇に飲み込まれて
消える、か。まぁ、それも悪くない」
銀髪ライナーは地表に降り立って、笑い出した。
「あいつが消えた後は、俺が主人格だ。現実に戻り、新たなライナーとして目覚めてやる
か。精神を失って、抜け殻になったあの女どもの身体を弄ぶのも、また一興だな」
レベル8の笑い声だけが、全ての人格が消えたライナーの精神世界にこだました。
読むのめんどい
真面目に読んだ人教えてくれ
挿入した?
>>162 挿入はしたけど描写が数行程度で淡白
最初の頃の子供ライナーとお風呂はいるって辺りは結構楽しく読んでたんだけどな・・・
そのあとの裸で治療とかも結構エロかったし
どうにもオリ設定の方が強くなりすぎて、エロはさめる余裕がなくなってきちまったというところでしょうか
でもまあここまできたなら最後まで書ききって欲しいとは思います
ありがとう
今日はもう寝るから明日また読むことにするよ
>>154-161乙
ここからどう締めるのか楽しみだ
でももっとケモノ娘達を見ていたい俺ライナー
シュレリア様で本編アフターエロスを書こうと思った
エロシーン直前でふと筆を止めた
『ライナーと手探りで共同作業』か『塔の知識で耳年増なシュレリア様が押しまくる』か
初々しいシュレリア様とエロエロなシュレリア様どっちの方が需要ある?
っていうかどっちか需要ある?
逆に考えるんだ
「両方書けばいいんじゃね?」
と、考えるんだ
耳年増で最初はフェラとか色々してリードするけど、いざ挿入の時にやっぱり怖いー・・・となって怯えるシュレリア様
そっとライナーが抱きしめて、手を繋いだままインストール
そして痛がりながらも嬉しそうな顔したシュレリア様と見詰め合いながらギシギシアンアンと中田氏
耳年増でもズレた知識でエロエロに一票
色んな事情でここに流れてきた者なんだが
『主人公の思考回路がマトモで、ミシャのことを全て覚えてる状態から始まる再構成アルトネリコ(ルートはミシャ希望)』
掲載されてるサイトとかないですか?いや、エロパロもいいんだけどね
ないとおもうよ
ありがとう
>>170 ゲームやりつくしたんだが、主人公の存在だけがネックだったんだよなぁ。
こうなりゃ自分で書くしかないのか_ト ̄|●
天覇研究所にて…
「うっ…ここは……っ! 確かボルドとか言う奴に!
閉じ込められたか、脱出は…無理みたいだな…糞ッ!」
『!!!!! ………! …………!』
「ん? …あの娘は…何処かで…見たことが…!!!」
「ライ「ミシャ!!!」
「ライナー!?…私の事、覚えててくれたのね」
「当たり前だろ、俺がミシャの事を忘れるなんて…有り得ないよ」
そして救える人は全部救って、「俺がみんなを救ってみせる!」って感じでハーレム世界に
ってそれどこのエヴァSSテンプレ?
174 :
166:2006/03/31(金) 11:47:25 ID:iemzWuKI
>>167 この欲張りさんめ
それ、採用で。今日中にはできるから。
∧_∧ +
(0゜・∀・) ワクワクテカテカ
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +
>>172 PJ!ミシャに会うところはそんな感じで
>>173 シュレリア様を生かせるのは勿論だが、フラグ立てろとは言いませんw
>>172 残念ながら
その時点じゃちびミシャなのでジャックのような反応にならざるを得ない・・・
「ミ、ミシャ?その姿は・・・」みたいな感じに
>>177 だってライナーだし…
画竜天睛を欠く…精進せねば…
記憶の中のミシャとは一致してるからむしろ分かり易いんじゃ?
レベル8読んだけどもうなにがしたいのか理解不能
いつまで続けるつもりなんですか
ああ、確かに
ラ「本当に久しぶりだな でも変わってないからすぐにわかったよ」
ラ「あ、あれ・・・?でも確か最後に会ったのは確か子供の頃で・・・」
ミ「ライナー、それはね・・・」
ラ「まあいいや、ミシャはミシャだしな」
みたいなポンコツ頭でスルーする可能性が高い気もする
そうするとライナーの心がミシャ≒オリカだったのが
ミシャ>>オリカになりそうだな
そしてミシャが攫われた後に同様しまくるライナーを見て、ますます引篭もるオリカ
そっからのオリカとシュレリアの盛り返しとか面白そう
>>182ミシャルート
「ミシャ、謳ってくれ」の後で、クレセントクロニクルの前に居座るライナー。
次第に衰弱するライナーを見て仲間が心配するも、ライナーは頑として動こうとしない。
オリカの必死の説得。心の内を告白するオリカ。
「私じゃミシャちゃんの代わりになれないの?」
「・・・オリカはオリカだよ。誰かが誰かの代わりになるなんて、酷い話じゃないか」
「でも、私・・・今のライナー見てるの辛いよ。私、ライナーを支えたいよ」
「・・・ごめん。俺、オリカに嘘はつけないから」
クレセントクロニクルを去るオリカは泣く。
オリカの心を踏み躙ったライナーの心は軋む。
ただ時間だけが過ぎてゆく。
そこにシュレリアが現れた。
「ライナー、そこを通しなさい。星詠に話があります」
こんなん速攻思いついた俺はおhる
184 :
166:2006/03/31(金) 17:38:25 ID:A+vP/48y
出来てしまった・・・内容はほぼ構想通り。
ただ、恥ずかしい内容。そしてエロい。その上長い。
総量約22KB。
そんなもん貼るなボユゲとかって人いたら言ってくれ、自重するから。
貼った後で言われると死ぬほど凹むから。
下半身半裸でティッシュも用意してるんだ…。
ここまで言えば、解るよな?
186 :
166:2006/03/31(金) 17:59:25 ID:A+vP/48y
「・・・・・ふむ」
読み終えた数枚の手紙を机の上に置く。差出人はかつて共に旅をした仲間達。
プラティナとホルスの関係は、紆余曲折あったものの以前に比べて遙かに深まり、試験的な物ではあるが飛空挺による定期的な行き来も実施されている。
今回のこの手紙もそれに届けて貰った物だ。内容は様々だが、皆元気でやっているらしい。ジャックとクルシェの手紙が連名であった事に首を捻りつつ、手紙をもう一度眺める。
「・・・・・・・」
そう、皆が息災であることは喜ばしい事だ。だが、目の前の4通の手紙に共通する一節があった。
『付近で全裸の少女の幽霊の目撃例がある』
確かに人間とRTは分かり合えるはずだと、お互いを分かり合えば共存出来るはずだと自分は言った。
今の世界なら彼女に見せられる。かつての戦友である若き司祭やあの豪放な社長が腕を振るい、変わりつつある世界をぜひ見て欲しい。
だが。
「服ぐらい着せろよ、アヤタネ・・・・」
どこか浮世離れした親友を思いだし苦笑する。久しぶりに会いたいと思うが、一月ほど前に「母さんと世界を見てくる」と言って姿を消して、それっきり。
どこでどうしているのやら。これで今生の別れという事はないだろう。だが、結局ミュールとは会話を交わしていない。あの瞬間、彼女が何を想い、何を込めて詩ったのかも分からない。今思い出しても心が震えるようなあの詩を想う。
もし彼女と会えたなら、彼女と話をしてみたい。オボンヌでも食べながら。
ただ、まずは。
「これを、どうにかしなきゃなぁ・・・」
机の上に山積みにされた政治・帝王学についての本、本、本・・・一冊手に取り、パラパラと眺める。理解不能。解読不能。判読不能。
脳裏をアラートメッセージが一杯に埋め尽くす。そもそも、何でこんな事になってしまったのだろう・・・
皆で最後の詩を紡いだ時、始めて父の想いに触れた。一片の曇りもなく、ただ息子である自分の幸せを願う父の想いを知り、言った。言ってしまった。
『親父の後を継ぐってのも、悪くないかもな』
あの瞬間の父の顔は今でも忘れない。しばらくは夢にまで見た。あの強面であの満面の笑みは反則だと思う。
大量の参考書が自室に届けられたのは、その翌日の事だった。
まさしく自業自得だった。だが、決して後悔している訳ではない。エレミアの騎士である自分を否定するつもりは決して無いが、
剣だけを頼りに生きていく事に違和感を感じることもまた事実である。それに、悪い事ばかりでもない。
自分がプラティナに残って父の後継者を目指す事を殊更喜んでくれた人物がもう一人。
「ライナー、はかどっていますか?少し休憩にしませんか?」
187 :
166:2006/03/31(金) 18:00:48 ID:A+vP/48y
「やっぱり、俺、向いてないんでしょうか・・・知恵熱出そうですよ」
「そんな事ありませんよ。あれほどのグラスメルクがこなせるんだもの、頭が悪いはずないです!がんばりましょう!」
ちいさな手を『ぐー』にしてやる気まんまんの彼女は可愛いが、いかんせん感覚的にこなせるグラスメルクと帝王学ではあまりにも勝手が違いすぎる。
「グラスメルクはこう、なんというか・・・『ガッ!』として『サッ!』として『バッ!』みたいな感じで・・・あんまり難しい事とか考えてないんですよ」
「何を言ってるんだか訳が分かりませんよ、ライナー・・・でも、今日はこの辺りにしておいた方が良さそうですね・・・」
何故か心配したような視線を向ける彼女。
「確かに少し疲れました・・・」
殆ど何もしていないが。
「だったら、少しお話しない?」
ベッドに腰掛け、自分の隣をぽんぽんと叩く。
「え、あ、いや、それは・・・」
最近ようやく水着同然のスタンダードの方がリンケージよりもさらに恥ずかしい事に気付いたらしい彼女は、人前、即ちリンケージを身に付けている必要がある時以外は普通の少女のような服装をしている事が多い。
今日の服装は以前自分とデパートメントに行った際に購入した真っ白なワンピース。自分に服飾の知識などは殆ど無いが、ダイブしたときのシュレリアの服装をイメージしたその清楚な衣装はあつらえたように彼女に似合っていた。
ただ、大きめに開いた襟元から覗く真っ白な肌が少々眩しい。
「・・・・・・・」
ぽんぽん。無言で再び自分の隣を叩く。
「・・・・了解シマシタ」
無言の圧力に負けて、そぅっと彼女の隣に腰を下ろす。
他愛もない会話を交わす。こうして夜に二人で逢うのは旅の頃からの変わらぬ習慣だった。自分にとっても何より心休まる時間。
・・・だが、こうして自分がプラテイナに残ってから微妙に彼女の態度がおかしいと思うことがあった。自分ですら気付くほどだ、彼女の異変は相当な物だろう。だが、旅の最中と違い相談できる相手などいない。自分でどうにかする他ない。そう思い立った。
「・・・シュレリア様。俺、シュレリア様を不快にさせるような事をしましたか?」
「え?どうしたのライナー、突然・・・」
「いえ、最近シュレリア様が時々辛そうに見えて・・・」
「!・・・そう、見える?」
「はい・・・」
188 :
166:2006/03/31(金) 18:02:09 ID:A+vP/48y
少しだけ考えるような仕草を見せたが、思い立ったように口を開く。
「ねぇ、ライナー。どうしてプラティナに残ったの?」
感情を押し殺したような声。何故だろう、オリカやミシャにダイブする時とよく似た感覚。
「それは・・・親父の後を継ぐためです」
「本当にそれだけ?勉強なら別にプラティナじゃ無くても出来るよね?オリカさんやミシャと一緒に行かなくて良かったの?」
ああ、自分はこの感覚を知っている。人が隠している、見せたくないモノを暴き出すときの感覚。
「どうしてそこでオリカとミシャ出てくるんですか?」
「オリカさんやミシャよりもレアードの後を継ぐ方が大切だったの!?ねぇどうして!?」
そこまで解っているなら自分は何故、彼女が隠しているモノを暴き出そうとしているのだろう?
「お、落ち着いてくださいシュレリア様」
「答えてライナー!」
何故だろう。
「シュレリア様!!」
「あ・・・」
決壊した。呆然とした表情の彼女。
「ごめん、なさい」
「ごめんなさい、ライナー、違うの、わたし、こんなコト、言いたいんじゃない」
サファイアのような瞳からポロポロと涙が零れる。
「ライナーが、私の為に残ってくれたんじゃないかって、そんな勝手なこと考えて・・・」
「でも、ライナー何も言ってくれないし、本当はオリカさんやミシャと一緒に行きたかったんじゃないかって、私一人で勝手にがっかりして」
「バカだよね、私」
「そんなはず、ないのにね。だからずっといわないつもりだった、こんなコト」
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
哀れなほど悄然とした彼女の姿に胸が酷く、痛んだ。自分で言った癖に。馬鹿か俺は。
口が縫いつけられたように開かない。でも、手なら、動く。
ガラス細工に触れるように、そっと彼女の髪に触れた。
一瞬だけ怯えるように震える彼女。だが、俺はそれには構わずに彼女の髪をそっと梳いた。
「らい、なぁ・・・」
俺はそのまま銀糸のような彼女の髪を梳いた。何度も、何度も。
189 :
166:2006/03/31(金) 18:03:25 ID:A+vP/48y
「・・・・・ライナー」
しばらく撫でられるがままになっていた彼女が、不意に口を開いた。
「私は、ライナーが好き。男の人として、誰よりも」
「ライナーの気持ち、聞きたい。私の事が好きじゃなくてもいいの。もちろん、そうだったら嬉しいけど・・・」
「ライナーが誰のことが好きか、教えて」
明白すぎる想いと、明確すぎる問い。そして、自分の答えは―――。彼女と自分の思い出を思い返す。
ヒトを遠ざける鎧を纏っていた彼女。自分に友人になって欲しいと言った彼女。今こうして自分の前にいる彼女。
自分は彼女を傷つけてしまった。意識して彼女の内に踏み込んだ。それが何故なのか、ようやく分かった。
一見その答えは矛盾しているように見える。でも、
『好き!殺したいぐらいぐらい好き!』
そうではないことを
『私のモノにならないのなら死んでよ!』
自分は知っている。
答えは、決まっていた。
「俺も、シュレリア様の事、好きです」
「・・・え・・・う、嘘・・・」
「嘘じゃないです」
「で、でも、オリカさんやミシャは?彼女達も好きなんでしょ?」
「ええ、確かに好きです。でも、今俺がシュレリア様に言ったのとは、その、意味が、違います」
「・・・私に言ったのは、どういう意味なの?どういう想いが込められていたの?」
探るような、一片の望みに縋るような彼女の瞳に、彼女をここまで追い込んでしまった事を悔いる。だが、心から彼女に想いを伝えられる事は、本当に―――。
「もっとシュレリア様に触れたい。もっとシュレリア様の事を知りたいって、そう、思ってます」
「―――――」
零れるような笑顔を見せ、抱きついてくる彼女。その目は涙で真っ赤で、頬は涙の後が残っている。そんな彼女を、本当に綺麗だと思った。
腕の中に彼女の暖かさを感じる。自分は、本当に幸せだと、思った。
190 :
166:2006/03/31(金) 18:04:31 ID:A+vP/48y
「らい、な、んっ・・・」
腕の中からこちらを見上げる彼女の小さな唇に、引き寄せられるように口づけた。
一瞬驚いた顔をしたが、そのままうっとりと目を細める彼女。
「―――ぷはっ」
「? 苦しかったですか?」
「少し・・・・でも、何だろうこの感じ・・・すごい、幸せ。ライナー、もっと・・・」
――ちゅ・・・ ちゅっ・・・
「ん・・・んぅ・・・」
再び口づけ、ゆっくりと口内に舌を差し入れる。一瞬びくりと体が震えたが、次第に彼女の方からおずおずと舌を絡めてくる。
――ちゅっ・・・ ちゅぅぅ・・・ ちゅむ・・・
「ぅうん・・ん・・・ふぅ・・・ぷぁ・・・」
息が切れるギリギリまで互いの口内を愛撫し合い、それを飽くことなく繰り返す。先ほどまでの赤い目はまるでウサギのようだったが、
こうして自分の膝の上でキスをねだる彼女はまるで母親にミルクを求める子犬のようだ、と思った。
口づけを繰り返しながら、彼女の肩や背中を緊張をほぐすようにゆっくりと撫でていく。そのたびにふるふると震える彼女が堪らなく愛おしかった。
「ん・・・・ぷは・・。ライナー・・・・他の場所も、触って欲しい・・・」
「他の場所って?」
耳まで真っ赤になって答える彼女。
「その・・・むねとか・・・おしりとか・・・・・・・・つまらないかも、しれないけど・・・」
尻すぼみに「ちっちゃいし・・・」と付け加える彼女。・・・馬鹿か俺は。朴念仁にも程がある、少しは察しろ・・・
「―――そんな事、無いですよ」
ワンピースの胸元にゆっくりと手を差し入れ、撫でるように触れた後、そのささやかな膨らみの柔らかさを確かめるようにそっと手のひらでおしつぶす。
「ふ・・・・んぅ・・・」
「すごくすべすべで、柔らかいです。ずっと触っていたいって、思うぐらい」
「むー・・・」
191 :
166:2006/03/31(金) 18:05:05 ID:A+vP/48y
少し膨れた顔をする彼女にすこしたじろぐ。
「ど、どうしたんですか?」
「・・・ちっちゃいのは否定しないんだ・・・」
「いっ! そ、それは・・その・・」
「いいもん、自分でもわかってるし・・・胸の下着もいらないし・・・」
「いえ、大きさなんて人それぞれですし・・・個性の内ですよ・・・」
「ふーんだ、ライナーはミシャみたいにおっぱい大きい方が好きなんですよねー?」
・・・ダメだ。だだっ子モードに入ってしまった。
「シ、シュレリア様・・・」
「・・・『様』と『です・ます』禁止。それで許してあげる」
「そ、それは・・・」
「私はためぐちにしたのに・・・ライナーもいいよって言ってたのに・・・他のみんなには様なんて付けてないのに・・・」
そう呟く彼女がとても寂しそうで・・・正直10年以上も雲の上の存在であった彼女を呼び捨てにすることに抵抗はあったが、心を決めた。彼女の心に少しでも近づきたいと、思ったから。
「分かりまし・・・いや、分かったよ、シュレリア」
彼女は、本当に嬉しそうに、にっこりと笑った。
彼女をそっとベッドに横たえる。真っ白なシーツの上に流れるような銀色の髪が広がる。
―――これほどまでに人間とRTの違いを意識したのは初めてだったかも知れない。そう思う程、目の前の少女は美しかった。
人間の女性に限らず性体験など無いが、これは人間に許された光景ではないようにすら思えた。
本当に、自分が触れてしまってもいいのか。汚してしまってもいいのか。そんなことが許されるのか。
「・・・ライナー。そんなに緊張しないで」
「シュレリア・・・」
彼女の手が頬をそっと撫でる。
「・・・こういうのって男の人のセリフだよね?」
そう言って微笑む。
192 :
166:2006/03/31(金) 18:05:58 ID:A+vP/48y
「大丈夫。私に任せて。ちゃんと勉強してきたから」
「べ、勉強って・・・」
「えっと、『塔』の知識からね、その、いろいろ・・・じゃあ、するね?」
「『するね』って、何を、うわ!」
躊躇無くこちらのベルトに手を掛けた彼女に仰天しつつ、問う。
「一体何をする気なんだ!?」
「何って・・・ふぇらちおだけど」
「ふ、ふぇ!?」
「知らないの?ライナーのを、こう、お口で・・・」
「い、いや知ってるけど!そんないきなり、ってもう脱がされてる!?」
あっさりと彼女の前にさらけ出されてしまった分身に、そっと彼女の手が触れる。思わず声を上げそうになるが、どうにか堪える。
と、彼女が動作を止めていることに気がつく。
「・・・・・」
「ど、どうかしたのか?」
「・・・あんまり硬くなってないね。何でだろう・・・?」
「それは・・・緊張してるからだと、思う・・・」
「うーん・・・取り敢えず、舐めてみるね」
――ぴちゃ
「――――ッ!」
想像していたよりも遙かに生々しい感触。電流が走ったような衝撃。だが、不快ではない。いや、むしろ―――
「あ、痛かった?」
「いや、痛くは、ない・・」
「じゃあ、続けるよ?」
――ちゅ、ちゅ・・・ぴちゃ、ちゅぅぅっ、てろ・・・れろっ
「あむ、んぅ、んー・・・んぶ・・・ぷぁ」
最初はただ舐めるだけだったのが、慣れてきたのか先端に吸い付いたり、裏に舌をはわせたりと様々なバリエーションを見せるようになってきた彼女の舌に、下半身に血が集まっていくのを感じる。なのに頭の中も焼け付くように熱い、不可思議な感覚。
「ふぅ・・・あ、おっきくなってきた・・・これでよかったみたい。じゃ、もっといろいろしてみるね?」
「――――――――――――――――うあッ!」
言うが早いか今度は陰茎を躊躇無く口に含んだ彼女に、今度は声が漏れてしまう。少し情けなかったが、彼女はそんなことは意にも介さずに行為に没頭していく。
193 :
166:2006/03/31(金) 18:06:31 ID:A+vP/48y
――くぷっ、くぽっ、ぷぶっ
「ん、んっ、んっ、んぶっ、んぅ、んんっ」
突然顔を前後に動かし始めた彼女。口元から空気の出入りする間抜けな音がするが、それすらも興奮を煽る。
――ちぅっ、ちぅーっ・・・じゅるるるっ
かと思えば先端に吸い付き、まるでミルクを求める赤子のように吸い立てる。
「〜〜〜〜〜ッ」
「あ・・・らいなぁ、足ガクガクしてる・・・きもちいーんだ・・・じゃあ、こんなのは?」
――ちゅ、はむ・・ちぅ、ちゅぅぅ・・・
陰嚢を唇で咥えて、舌先でころころと転がしながら白く美しい指で陰茎をしごきあげる。
「あ・・・これ、知ってる。カウパー氏腺液だよね?男の人が気持ちよくなると精液の前に出てくるって・・・」
陰茎をしごきあげていた手の親指と人差し指を合わせて、ゆっくりと開くと銀色の橋が架かる。その仕草がとてつもなく扇情的で・・・
「良かった・・・私の口でライナーが気持ちよくなってくれて・・・嬉しい・・・」
「じゃあ・・・このまま射精させちゃおう、かな?」
「ちょ、待ッ・・!」
――ちゅぱ、ぴちゃ、れるるっ・・・ちゅ、ぢゅ、じゅるるっ!
「シュレリア、もう・・・ッ!」
「いいよっ!このまま、出して・・・・んぐ、んぅ、んっ、んっ、んっ!」
陰茎をすっぽりと口に咥え、そのまま顔を激しく前後させる。時折喉元まで届いてしまうらしく苦しそうに眉を寄せるが、その苦しげな表情にすら劣情が果てしなく高まる。
とどめとばかりに鈴口を舌先で抉られる。それが合図となった。
「うあ・・あ、あ・・・あ・・出・・るっ!」
――びゅっ!びゅ、びゅるるっ!
彼女の口内へ自分でも信じがたい量の精液を流し込む。彼女はそれを躊躇うことなく飲んでくれたが、彼女の小さな口の中には収まりきらなかった精液が口の端から溢れている。
「ん、んっく、んっ、んぐ、んぅ、・・・ぷは・・。・・・ふぅ・・・すごい、ね・・・」
「シュレ、リア・・・」
「あ、ごめん、ちょっと零れちゃったね・・・全部飲むから・・・」
――ぺろ、ぺろ・・ちゅっ、ぺろ、れろ・・
言いながら口元に垂れた精液を指で拭い、口へと運ぶ。
194 :
166:2006/03/31(金) 18:07:07 ID:A+vP/48y
「あ、こっちも、綺麗にしなきゃね・・・」
――ぺろ、えろ・・っ、ちゅ、ちゅっ、じゅるるるっ
唾液と精液にまみれた陰茎に口を寄せ、丁寧に付着した精液を舐め取ると次は尿道に残ったものまで吸い上げる。
「ぷ・・・ふぁ、どうだった、かな・・?」
「――――――――」
想いが高ぶって、言葉にならない。
限界まで高まった愛情と劣情が綯い交ぜになり、一つの意志へと収束する――――この少女を抱きたい。自分だけのモノに、したい。
「・・・・ライナー? きゃ・・!」
ベッドに押し倒し、はだけて殆ど用を成さなくなったワンピースを強引に脱がせる。
飾り気のない下着を脱がせると、愛液に濡れて艶々と光っている無毛の秘裂が露わになる。
「なんだ、シュレリアも感じていたんじゃないか・・・『俺は』殆ど何もしてないのにな?」
「そ、んな・・・」
耳まで真っ赤になる彼女。先ほどまでとのギャップにますます高ぶる。既に陰茎も一度射精したにも関わらず硬度を取り戻している。
「もう十分かな・・・入れるよ?」
「ま、待って、ライナー!」
「俺がさっきそう言ったとき、待ってくれなかったよね?」
陰茎の先端を秘裂に宛がう。にちゃ、という生々しい音と共に膣口が亀頭に吸い付くように歪む。
彼女の体がびくりと震えたが、そんなことはさして気にならなかった。
これだけでも震えるほど気持ちいいのに、これからこの内側までも思う存分堪能出来る・・・!
暴れ狂う劣情から手綱が放れるのを自覚する。この少女の全てを、自分のモノに――――
「・・・手、握っててほしいな・・・」
か細い声に思考が止まる。氷水を頭からぶちまけられたようだった。
「ご、ごめんねライナー。嫌なんじゃないの、ただ、少し、怖くて・・・」
彼女が小さく震えている事に気付く。違うだろう。守るんじゃなかったのか。俺が傷つけてどうする。
「あ、でもライナーの事が怖いんじゃないよ?その、私初めてだし・・・ライナーの凄くおっきいし・・・」
なんてザマだ。何が騎士だ。巫山戯るな・・・!
自分の頭の中で好色そうな面をした自分を5,6発ほどぶん殴ってやる。
195 :
166:2006/03/31(金) 18:07:43 ID:A+vP/48y
「・・・・・あの、ライナー?」
「・・・ごめん」
「え? んっ・・・」
彼女に今度は優しく口づけた。大切な宝物に触れるように、これ以上無いほど、優しく。
「ごめん。怖い思いを、させた」
「・・・ううん、気にしないで。さっきは私もライナーがあんまり可愛いから少し調子に乗っちゃったし・・・」
言って小さく舌を出す。そんな彼女の手をそっと取る。
「・・・いいか?」
「うん・・・大丈夫」
片方の手をしっかりと繋ぎ、もう片方の手を陰茎に添え、ゆっくりと腰を突き出す。
「あ、あ、ああああぁ・・」
先端部分が少し飲み込まれたところで、陰茎に添えていた手を彼女の腰へと回す。
腰を固定し、亀頭でゆっくりと彼女の膣壁を切り開いていく。
「う、んぐ、あ、う・・・っ!」
瞳からポロポロと涙をこぼしながらも声をあげまいと苦痛に堪える彼女の姿に胸が痛む。
早く終わらせてあげたい。だが、いつまでもこの快楽を味わっていたい、とも思う。
何かに突き当たる感触。これが、多分彼女の純潔だろう。
彼女に目配せをすると、もう言葉にならないのかコクコクと頷く。
そのまま、恐らく無意識だろう、逃げようとする彼女の腰を抱え直し、ゆっくりと突き入れていく。
「〜〜〜〜っ!!」
唇をかみ締め、繋いだ手を痛いぐらいに握りしめてくる彼女。何かしてあげたい、そう思った。
体を倒し、彼女にぴったりと体を押しつけた。だが、体重が掛かりすぎてしまわないように注意を払う。
「らい、なぁ・・・」
親を見つけた迷子の子供のように首に腕を回し縋り付いてくる彼女をそっと抱きしめ、その頭を撫でてやる。大きく息をつく彼女。
「あったかい・・・」
「大丈夫か?もし辛いようだったら、続きは今度でも・・・」
「・・・・ありがと。優しいね、ライナーは・・・。でも、大丈夫だから・・・最後まで、して欲しい」
「・・・分かった。じゃあ・・・奥まで、入れるぞ?」
「うん・・・このままで、ぎゅってしたままで・・・」
「ああ」
196 :
166:2006/03/31(金) 18:08:14 ID:A+vP/48y
そしてそのまま、一息で奥まで突き入れる!
「あっ、うぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「シュレリア・・・」
「あ、ぐっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
大きく息をついて痛みを堪えるその表情が痛々しい。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ、はぁ・・・ライナー、動いても、いいよ・・・」
「でも・・・」
「じっとしてる方が辛いから・・・お願い・・・」
どう見ても強がり、やせ我慢にしか見えない。だが、少しでも彼女の気を紛らわせれば―――
彼女の申し訳程度に隆起した乳房を愛撫しながら、ゆっくりと挿入していく。
「ライナー、そ、そんなところ・・・」
「嫌?」
「ううん、もっと触って欲しい、かも・・・あっ!」
彼女の声が艶やかな色を帯びていくのと共に挿入する速度を少しずつ速くしていく。
「んっ・・ん・・んぅ・・んっ・・・あっ、あっああっ、あぅ、ああぁ・・・!」
背中に爪が立てられ、鋭い痛みが走るが、構わずに彼女の小さな体を抱きしめる。
足を絡め、こちらにぴったりと縋り付いてくる彼女に夢中で腰を打ち付ける。
もう、彼女の中で果てること以外何も考えられない――――
「ら、いな、っ・・・あ、あぁっ! い、あぁぁ・・・」
「しゅ、レリア、っ・・・・ッ!」
「あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
彼女の全身が痙攣するのと同時に一際強く膣内に収まった陰茎が締め付けられる。それが、引き金となった。
「う――ぐっ、あ、あああぁッ!」
俺は子宮を抉らんばかりに陰茎を突き入れて、ありったけの精を吐き出した。
俺の精は彼女の小さな子宮と膣内を満たし、ごぼりと濁った音を立てて膣口から溢れ出た。
「あ・・・はぁっ、はぁ、はぁ、はぁ・・・お腹の中、ライナーので、いっぱい・・・・・・・・・・すごい・・・幸せ・・・」
「シュレリア・・・」
「大好き・・・・・・」
シュレリアが俺の頭を抱きしめ、口づける。ようやく探していた宝物を手に入れた子供のように。もう離さないとばかりに。
「ライナー・・・大好き・・・ずっと・・・いっ・・しょ・・に・・・」
「・・・シュレリア?」
197 :
166:2006/03/31(金) 18:08:47 ID:A+vP/48y
気怠い体に鞭を打って事後の後始末をし、眠ってしまった彼女に申し訳程度に服を着せ、ようやく人心地ついたところで、することもなくぼんやりと彼女の寝顔を眺める。
「やっぱり、13、4歳くらいにしか見えない・・・」
少なくともこの寝顔を見てこの世界の神にも等しい存在であることなど誰が分かるだろうか。
人造の神。彼女は年を取らないという。ならば、生まれたときからこの姿だったのだろう。
「絶対、俺の方が先に死んじゃうよな・・・」
自分の寿命など長く見積もってもあと精々80年前後。人間には無限に等しい時間だが彼女にとっては刹那に等しい。
「うーん、タスティエーラみたいに情報のみで生き続ける、ってのはどうだろう?」
ふむ。悪い案ではないような気がする。
「あ、でもそうなったらきっとオボンヌ食べれないよな・・・・」
断念。
「オボンヌがどうかしたの?」
「いや、やっぱり人間は衣食住そろって初めて人間たり得るんだなーと・・・っておわぁっ!」
いつの間にか目を覚ましていたらしいシュレリアが眠そうな目を擦りながらこちらを見ている。
「ライナーにしては難しい言葉を使うね。勉強の成果?」
「まぁ、そんなモンです・・・あの、いつごろから起きてました?」
「むー・・・」
何故かふくれっ面の彼女。激しく既視感。確かあの時は・・・
「また『です・ます』使った・・・・さっきはあんなに意地悪だったのに・・・」
「・・・ゴメン。でも敬語で話すよりも意地悪される方がいいのか?」
「うーん・・・びみょう、かな」
「どっちも嫌?」
「どっちも好き。だってどっちもライナーだもの」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・赤面するぐらいなら言わなきゃいいのに」
「うん・・・私もこんなに恥ずかしいなんて思わなかった・・・」
目の前で腕をぶんぶんと振り回す彼女。照れ隠しらしい。
「あーーもう!寝よ寝よ!ほら、ライナーはこっち!」
「こっちって・・・」
198 :
166:2006/03/31(金) 18:09:26 ID:A+vP/48y
ばふばふと幾分強めに自分の隣を叩くシュレリア。
「・・・もしかして変な事考えてる?今日はもうHは無しね」
まだちょっと痛いし・・・・でもライナーがどうしても、って言うならごにょごにょ、と彼女。
「え、いや、そんなことは・・・」
「うでまくら」
「へ?」
「うでまくら、して。ダメ、かな?」
どうやらひざまくらからうでまくらにレベルアップしたらしい。
「・・・俺の腕で良ければ、いくらでも貸すよ」
「じゃ、こっち。早く早く」
ベッドに入った俺の腕・・・というより胸の辺りに顔を埋める彼女。具合のいいポジションを探るべくしばらくごそごそと動いていたが、やがてベストポジションを見つけたらしい彼女はあっという間にとろけた目になってしまう。
「あったかい・・・・しあわせ・・・」
「お休み、シュレリア」
「おやすみ・・・・らいなぁ・・・・」
多分ずっと一緒にはいられない。でも、自分が生きている間は、寂しい思いはさせない、絶対に。幸せそうな恋人の寝顔を眺めながら、そう、誓った。
(余談)
隣で眠っている最愛の人がついさっき口にした言葉を思い出す。
『絶対、俺の方が先に死んじゃうよな・・・』
ずっと一緒にいられないことなど分かっている。人間の寿命は通常長くても100年前後、きっと彼も自分を置いていってしまうだろう。そう、人間なら。
(相転換サーキュラを応用すれば人間の全情報のデータ化は可能なはずだから・・・そこから人格・記憶領域だけをどうにか剥離させて・・・あ、それよりダイブシステムを使ったほうがいいかも・・・
体の方は多分私の素体をお手本にすればどうにか・・・でも雄性体にするのはちょっと大変かな・・・
パーソナルイメージの書き込みはやっぱり私一人じゃしんどいかも・・・あの性悪ペタンコ娘、何処で何をやってるのやら・・・帰ってきたら今までの迷惑料も含めてたっぷりとこき使ってやるんだから・・・!)
翌日の朝、私はライナーに問いかけた。
「ね、自分で詩ってみたいって、思ったことない?」
数年後、世界で初めての雄性体RTオリジンが誕生したとか何とか。
199 :
166:2006/03/31(金) 18:13:47 ID:A+vP/48y
以上です、お目汚し失礼。余談は本当に余談です、多分設定と照らし合わせれば穴だらけ。冗談の分かる方のみどうぞ。
うーん、ライナーが動かしづらい・・・シュレリア様も名前出さなきゃ誰なんだかよく分からないし・・・
本編でも口調が不安定でどうにも再現出来ない。
精進が足りんか・・・
アンタ最高。
久しぶりにエロパロらしいエロパロ見れた。
多少破綻してこそのパロじゃないのおにーさん!そこが面白いんじゃないの!
>>166 オッキした、GJ!
そして、よく聞けよ。いいか?
RTオリジンと化したライナーが詩いながら敵をバッタバッタと斬り倒して行くところを想像して鳥肌たった。
エロパロなんだから難しく考えなくていいんです!
神キタコレ( ゚∀゚)=3
>>201 何その千両役者。
むちゃくちゃ見てえ。
ライナーがあの声で謳うのを想像して吹いたw
ライナー「俺の詩を聞けぇぇ!!」
そういや俺も暇なとき妄想したな
RTが謳いながら戦って魔剣士、みたいなw
シンガーナイトオボンヌ吹いたw
209 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 22:21:06 ID:PUpYz7ab
合体美!!
神が降臨したお
FASE4とからぶらぶとか、序盤から飛ばしすぎですよ!
資料集を元に考えると可能なんじゃないかな。
体の方をなんとかすれば記憶なんかはデータ化して体に移せばいい。
体の方は3体しか作れなかったそうだが時間もたったしなんとかなるんじゃねぇかな。
いやあくまで個人的な見解だが
レベル9
目を開けたつもりなのに、そこはまだ暗闇の中だった。全身を覆う虚無感と絶望的な意
識だけが彼を支配している。そんな彼に度々何かが触れる。よく分からないが、段々とそ
れが温かいものだと分かってきた。
そして、ようやく感覚が戻り出した。詩も聞こえる。。。。
「ライナー、大丈夫?あたしが分かる?」
視界に誰かの顔が入った。それが心配そうにしているオリカの顔だと気づくのに、暫く時間がかかった。
「オリカ?ここは・・・」
騎士ライナーは立ち上がろうとして、身体中の痛みに気づいた。
「まだ、起き上がっちゃ駄目よ。じっとしてて」
ミシャがそう言ってライナーの肩を抑えた。その側ではシュレリアがライフフィルを歌
っている。彼女達は交代で、ずっと歌い続けていたのだ。
ようやくライナーの傷は癒えた。身体を起こし、周囲を見渡す。
「えっと。ここはどこだ・・・!!そんなことより、皆大丈夫か!?」
騎士ライナーはやっと記憶を取り戻し、三人に聞いた。確か、レベル8に酷い目に遭わされた筈なのだ。
「大丈夫ですよ。もう心配はありません」
シュレリアが少し寂しそうに笑った。他の二人もぎこちなく微笑む。
「襲われたことよりも、ずっとずっとライナーのことが心配だったんだよ」
「あんなに無理をして、それで消えちゃったらどうするつもりだったの?」
そう言われても、ああする以外に騎士ライナーには方法がなかった。例え消える羽目に
なっても、最後まで足掻き続けただろう。
落ち着きを取り戻したライナーは、改めて周りを見た。何もない。のっぺりとした闇が
続いているだけだ。ライナーたちのいる周辺だけ、僅かな空間がある。といっても、地面だけなのだが。
「わたしたちにも、ここがどういうところか分からないのよ」
「外を調べようにも、ここから出ることができません」
「ライナーがあたしたちを守ってくれたんだよ」
オリカがそう言うのを騎士ライナーは不思議そうに聞いた。
「俺が?」
「うん。下に落ちて、闇の中に取り込まれそうになったんだけど、ライナーが放つ光があ
たしたちを救ってくれたの。この空間もライナーが作り出したみたい」
騎士ライナーは暫く考え込むと、ようやく納得がいったようだった。
「そうか。ここはレベル9だ。完全なる無意識領域。人格も、記憶も、その欠片もない場
所だ。人間の精神を形作る前のカオス。ここは魔境であり、特異点なんだ・・・」
精神の始まる場所であり、終わる場所。その先は全ての精神がつながる集合意識がある
という説もあるが、それは定かではない。どちらにせよ、この事象の地平線を越えたもの
は二度と戻ることができない。
「何を言ってるのか、ちんぷんかんぷんだよ」
オリカが頭を抱えて言った。
「人間の精神に関する研究書は沢山見ましたけど、実際に体験するのは初めてですね」
シュレリアも信じられないといった感じである。
それは当然だろう。この領域を自覚する人間など存在しなかったのだから。ましてや、
人間にダイブして、他人がここまで来るなどありえなかった。もっとも、これはレーヴァ
テイルがいればこそ、可能になったとも言える。
「とにかく、ここには何もないし、外にも出られないってことだ」
騎士ライナーは結論付けた。
「一歩も?永遠に?」
ミシャが驚いていった。
「レベル9に出ることはできない。でも、上に戻ることはできると思う。ただ、そうすれ
ばまたあいつに会うことになる。奴は上の階層に戻ることを許さない筈だ」
騎士ライナーは悔しそうに言う。
「俺は・・・皆を現実に戻してやることもできない。ここだって、いつまで持つか分から
ない。俺も、皆も結局は無の領域に飲み込まれてしまうかも知れない。そうなれば、レベ
ル8が現実のライナーとして目覚めることになるだろう」
そうなったらお終いである。外の世界の皆も危ない。
「何とか、隙をついて、皆だけでも現実の世界へ・・・それで俺が目覚める前に殺してしまえば・・・」
「何を言ってるのよ!」
ミシャが叫んだ。
「この期に及んでまだそんなことを言うの?ライナーを殺すなんてできる筈がないでしょ!?」
しかし、ライナーもより大きな声で怒鳴り返した。
「こうなってしまったのは俺の責任だ!!俺が、俺のせいで皆が破滅に晒されるなんて真
っ平だ!そんなことになるくらいなら、死んだ方がマシだ!!」
騎士ライナーは座り込んで頭を抱えた。
「・・・殺された方が、マシだ・・」
「それだって、破滅願望じゃない。あいつと、レベル8と同じよ・・」
ミシャは泣き出した。オリカもミシャを抱きしめながら、泣いている。
「考えましょう。別の方法を。何かが、きっと他の何かがある筈です」
同じように涙を流しているシュレリアが、絞り出すような声でそう言った。
「まだ、私たちは生きています。こうして、無事でいるのです。歩みを、希望を失うわけ
には行きません。絶対に、諦めない・・」
暫く、沈黙が続いた。嗚咽と鼻をすする音だけが聞こえる。
ライナーは深くうな垂れたまま、身動き一つ取らない。
ミシャが目を赤くしたまま、オリカから離れるとライナーの側に立った。襟首をつかみ
上げ、その顔を起こすと大きく振りかぶって、平手打ちをかました。
パシィィィン!
渇いた音が響き渡る。
「ライナー!しゃきっとする!!諦めちゃ駄目だって、絶対に希望を忘れちゃダメだって、
そう教えてくれたのはライナーでしょ?ライナーが救ってくれなかったら、わたしは暗い
檻の中で歌い続けるだけの只の人形になってたわ!全ての感情を失った・・・」
「そうだよ、ライナー。ライナーはあたしに勇気を与えてくれた。人は変われるというこ
とを教えてくれた。誰かの為に何かをしたいという気持ちを取り戻させてくれた。あたし
は、どんなときでもライナーの味方だよ。離れたくない・・・ずっと側にいたいよ」
オリカはライナーに抱きついて、その頭を撫でた。ライナーにはその温かさが心地好い。
シュレリアはしゃがみこむと、ライナーと目の高さを合わせて、じっとその瞳を見つめ
続けた。無言の訴え。皆の想いが痛かった。ライナーは頭を振って、大きく息を吐き出した。
「分かった。考えるよ。皆で助かる方法。俺が、負けない方法を」
「そうこなくっちゃ!」
ミシャが涙で濡れた顔で笑った。
落ち着きを取り戻したライナーは、まず空間にイメージを作って、その場を一つの部屋
にした。周りが真っ暗闇だとどうも落ち着かない。壁や天井で視界をふさぐ。当然、窓は
ないが、それでも随分マシになった。
ライナーは暫く考えに没頭した。あらゆる可能性を考え、自分がこの精神世界で得た情報を元に仮説を打ちたて、計算する。
シュレリアも、オリカも、そしてミシャも、そんなライナーのことを黙って見つめてい
た。彼女達も考えられる限りの方法について思いを巡らせた。
そして、ようやく、ライナーの頭に一つの方法が浮かんだ。しかし、これは・・・
再確認の為、何度も何度も吟味をする。確かにこれは取りうる限りで最大限の方法だろ
う。しかし、大きな問題がある。こんなことが許されて良いのだろうか?
だが、他の方法がどうしても見つからない。
ええい、ままよ。
「皆、聞いてくれ」
騎士ライナーは立ち上がった。三人の視線が、一斉にライナーに注目する。
「一つだけ、可能性が見つかった。これは、最善でも、最高の方法でもない。ただ、今の
ところ、これしか他に思いつかないんだ。その、怒らないでくれって、言っても、虫が良
い話だし、軽蔑されても仕方がないんだけど・・・」
やけに歯切れが悪い。
「だから、その、すまん、皆。俺と、セックスしてくれ!!」
し〜ん。
静寂。
ライナーの顔に注がれる三人の視線が痛い。ものすげー怖い。
「い、いや、これは変な意味じゃなくて、ちゃんとした理由があるんだ。俺たちはこの精
神世界で何度も戦ってきたけど、一度もハーモニクスパワーが上がらなかっただろ?それ
には訳があって、つまり、この世界に対して、俺たちの結びつきが弱いってことなんだ。
ここは俺の精神世界だから、異物である皆にはどうしても排除しようとする力が働く。つ
まり、精神の世界でも免疫があって、俺は外部からの抗原に対して、アレルギー症状を起こしてしまう」
当然、ウイルスに対しても免疫系は働くのだが、完全には除去されない。ウイルスの力
が強いからである。レーヴァテイルたちも同様だが、それによってライナー自身と三人の
力が弱体化されることには変わりがない。
「だから、この世界でその、行為をすると、俺の情報が皆の中に入り、皆はこの世界から
異物だと判断されなくなる。俺のアレルギー症状も緩和されるし、絆も深まるから、ハー
モニクスも可能になると・・・思うんだけど・・・」
騎士ライナーは一気にまくし立てた後、急に尻すぼみになった。それはそうだ。そんな
話、誰が信用するというのだろう。二、三発ひっぱたかれて、縁を切られるかも知れない。
むしろ、こんな話はやぶ蛇だったのだ。
「仕方がないですね」
シュレリアが大きく息を吐いて言った。
「へ?」
「どうせ、そんなことだろうと思っていたわよ」
ミシャも呆れている。
「ライナーってほんっと、馬鹿だよねぇ」
オリカがしみじみと呟いた。
「え?あの、怒らないの??」
「ライナー。実はですね。私たちはとうにその可能性に気づいていたのです」
「いつもより詩魔法の効果が現れにくいし、アンビエンスフィールドの展開も今一だし」
「なのにライナーは一人で突っ走っちゃうんだもん。こっちはどこかで行き詰らないかと、
ハラハラしっぱなしだったよ」
「そ、そうなのか?だとしても、俺なんかと、精神世界でとは言え、するのは、やっぱり嫌じゃないのか?」
騎士ライナーは動揺しながら言った。何だ、この展開は。
「ねえ、ライナー。あたしね、多分、ミシャちゃんもそうだと思うだけど、精神体でいる
せいか、コスモスフィアでのことが多少分かるの」
オリカが恥ずかしそうに言った。
「ライナーは私たちと、精神世界で式を挙げましたよね。普通、式の後には当然行われる
重要なことがあると思うのです。何だか分かりますか?」
シュレリアの問いに答えられないライナーに代わって、ミシャがじれったそうに言った。
「初夜、よ」
「いえええ??しょ、初夜って!で、でもそんなのコスモスフィアでは全然・・・」
「そんなこと女の子の方から持ちかけられる筈がないでしょ!」
ミシャは顔を赤くして言った。
「普通はそういうことは、男の子の方がリードするもんだよ。待ってたのに・・」
オリカが不服そうに口を尖らせた。
「コスモスフィアの中での式はあくまでもアルトネリコから力を受け取る儀式に過ぎませ
んから、その後の展開に進まなければ精神的な結びつきが強まる筈がありません」
シュレリアの場合は少し違うのだが、精神の結合という点では同様である。
「じゃ、じゃあ、良いのか?」
騎士ライナーは照れながら、聞いた。何だか信じられない。
「仕方がないじゃない。それしか方法がないんでしょ?」
ミシャが顔を背けて言った。
「ライナーなら、良いよ、あたし」
オリカが顔を真っ赤にして言う。
「あ、あくまでも緊急避難的な措置としてですよ!」
シュレリアが叫んだ。
問題は順番だったが、もめる原因になるので、事務的に決められた。ダイブ攻略順とい
う案は、状況的に禍根を残しそうだったので、ライナーと三人が出会った順ということになった。
幼少時のライナーはシュレリアを意識していなかったので(当然、シュレリア側もそう
あるべきだが、真相は謎)、まずミシャ、そしてシュレリア、オリカの順と決定した。
「あたし、一番最後かぁ・・もっと早く出会えてればな〜」
オリカは悔しそうに言った。
「それじゃあ、ライナー。準備してくるから、向こう側にもう一つ部屋を作って。それか
ら、こんな殺風景な部屋じゃ嫌よ。もう少しムードあるのにして頂戴。あっ、それとベッドは大きいのにしてね」
そう言って、ミシャたちは扉の向こうに消えてしまった。
ライナーはムードのある部屋など作れないので、プラティナの宿屋をイメージして内装を変えた。
「こんなもんかな」
ライナーは準備を終えるとベッドの上に座った。何で、こんなでかいのにする必要があ
るのだろうか?鎧だけ外して脇においておく。裸で待ってる度胸は彼にない。
待っている間に段々と緊張してきた。そのくせ、息子は準備万端で、痛いくらいに膨張
している。隣の様子が分からないので、軽く抜いておくというわけにもいかない。第一、
もったいない、いや、失礼だろう。
ガチャッ。
「お待たせ」
ミシャが入ってきた。オリカとシュレリアも一緒だ。
「いっ?なんて格好してるんだよ!?」
ミシャは下着姿だったのだ。レースの入った黒の上下にガーターとストッキングも身に
つけている。引き締まった身体が、やけに色っぽい。
オリカも下着だった。彼女は白で、同じくレースで刺繍された下着とパンスト。多分、
シルクだろう。清楚な感じだが、その身体のラインはボリューム満点で破壊的だ。
彼女たちの後ろでおずおずとしているシュレリアはピンクの布地に白いフリルがついた
可愛らしい下着をつけていた。そして、何故か彼女は眼鏡をかけている。
「しゅ、シュレリア様?何で眼鏡なんかかけているんですか?」
「ひえっ!だって、その、ミシャが・・・」
「可愛いでしょ?ちょっと趣向を変えてみたの。本当は女王様の格好をさせようと思った
んだけど、シュレリア様が絶対嫌だって言うから」
三人の悩殺セクシー姿に魅了され、騎士ライナーはくらくらとした。いかん、俺は理性の象徴なんだ。その筈だ・・・
「やだ、ライナー。その目つきいやらしい」
「あんまり見ないでぇ!」
これからもっと、いやらしいことをするんですがね。
ライナーは慌てて後ろを向いた。背後の様子が気になって仕方がない。
「うん。まぁまぁね。ライナーに独創的なセンスを求めても無駄だし」
ミシャは部屋の内装とベッドを見ながら言った。
「それじゃあ、始めようか。ライナー」
ミシャがライナーの背後により寄ってそう囁くと、彼女は自分からベッドの上に乗って、
仰向けになった。手を差し出して、ライナーを呼ぶ。
「来て。ライナー」
「あ、ああ」
ライナーはぎこちなく振り向くと、緊張しながらミシャの上になった。
「何だか、緊張するね」
「うん、・・・って、何で二人までいるんだ?」
オリカとシュレリアもベッドに乗り、ミシャの頭の上の方で膝をついている。
「しょうがないのよ。本当は二人っきりになりたいけど、そうなると待っている方は苦痛で頭がおかしくなっちゃいそうだし」
「私は経験はありませんが、色んなデーターを保持していますから、お二人に的確なアドバイスができると思います」
シュレリアは眼鏡の位置を直しながら言った。
「あたしは二人のするのを見て、勉強しないと。ちゃんと、できるように」
オリカが生徒のような調子で恥ずかしそうにしている。それでも目を逸らす様子はない。
とんでもないことになったと思いながらも、ライナーは目の前のミシャに集中すること
にした。改めて見ると、やっぱり彼女は綺麗だ。本当に良いのだろうか?
「ねえ、ライナー。ぎゅっとして」
ミシャは両手を広げて、ライナーを導いた。ライナーは言われるままにミシャの身体を抱きしめる。
「うふふふ。ライナーも緊張しているんだ。やっぱりわたしは、今のライナーの方が好きだな」
ミシャはそう言って目を瞑った。ここまで言われて何もしない奴は腑抜けを通り越して不能だ。
「んっ」
やっとライナーはミシャに口づけをした。始めは軽く、それから深く。舌と舌が絡み合い、溢れる吐息に感情が高まってくる。
ライナーはミシャの胸に手をやった。片手でもんだ後、ブラのホックを外す為、背中に
腕を回す。暫く手間取った後、何とか外すことができた。胸の弾力でブラがずれ、僅かに乳首が覗いている。
「うふふ。良くできました」
「子供扱いすんなよ」
少しプライドを傷つけられたライナーは、やや強引にブラを剥ぎ取った。露わになった
二つの形の良いおっぱいを乱暴につかむと、舌でなめ始めた。
「あんっ、もっと優しくしてよ」
そう言いながらもミシャは嬉しそうだ。
夢中でミシャの胸をしゃぶっていると、オリカとシュレリアがライナーに寄って、その服を脱がし始めた。
「ライナー、そのまま続けて。私たちが脱がしてあげますから」
「もう。ライナーって、本当に段取り悪いんだから」
シュレリアは上着を、オリカはズボンを脱がそうとする。時々、手や足を動かして、服
を脱ぐのを手伝わなければならなかったが、ライナーは彼女たちの言う通りにミシャに集中した。
もっと触りたい。もっと見たい。
ライナーは胸からお腹に舌を這わせ、ガーターを外し、ストッキングを脱がしにかかっ
た。脱がしても、ミシャの脚線美は変わらなかった。スラリとした脚に触れ、ふとももから内股へ顔を近づける。
レースごしに見える秘所に指を伸ばし、下着をずらして直接触れる。初めて見るその形。
髪の毛のように艶やかな黒毛。ライナーは本能のままにその場所に舌を差し入れた。
「はぁっ、嫌っ!そんなところ舐めちゃ駄目っ!」
ミシャはライナーの頭を抑えて抗ったが、ライナーは構わず続けた。初めてなのに、ま
るで彼女の弱点を知ってるかのような感覚だ。興奮に全身が粟立つ。
と、その全身の感覚が、一点に集中した。見るとオリカが、ライナーの股の間に顔を突っ込んで、下から手コキを始めていた。
「お、オリカ・・」
「えへへ。ちょっとだけ、つまみ食い」
オリカはそういうと、ぱっくりとライナーのモノをくわえ込んだ。遠慮がちに手コキを
続け、頭の部分にぬっとりと舌を這わせる。どうせなら、もっと激しくして欲しい。
更にシュレリアがライナーの背中に乗って、身体を摺り寄せ、時々キスをしては頬擦りをしてくる。
「ちょ、ちょっと二人とも・・」
ミシャが抗議の声を上げたので、ライナーは二人の攻撃に負けないように、行為を再開
した。完全にパンティーを脱がし、ミシャの中を啜る。音を立てるくらいに強く吸った後、
今度は指を入れて、少しずつ中へ進んでいく。
「ミシャ、俺、もう」
ライナーは我慢できずに言った。オリカとシュレリアのせいで、息子は爆発しそうだった。
「うん、いいよ。いらっしゃい」
ミシャの許しを得て、ライナーはオリカから解放されたモノをミシャ自身にあてがった。
オリカとシュレリアはかがんで、その様子を見ている。
「ライナー、少し位置が違います。もう少し腰を落として」
「ミシャちゃん、大丈夫?」
オリカが心配そうに言う。
シュレリアの指示通りにミシャの足を抱えたまま、ライナーは少しずつ腰を落とした。
「嫌っ、痛い」
ミシャは全身に力を入れる。身体を上にずらしてしまうので、中々思うように行かない。
「だ、大丈夫か?」
「大丈夫じゃない。でも、止めちゃ嫌」
「ミシャ、大丈夫だから、深呼吸して。そうそう、ライナーに全身を委ねて。ライナーはミシャの力が抜けたら、一気に・・」
シュレリアはライナーに小さな声でアドバイスした。
「で、でもそんな無理矢理、」
「ライナー、私は平気だから、ちゃんと受け止めるから」
ミシャは浅く息を吐きながら、言った。ライナーはその健気な姿に胸が突かれる思いだった。
ミシャは目を瞑って、深呼吸を繰り返した。硬直している体の力を抜き、リラックスし
ようとする。ライナーはその手助けになればと、ミシャの髪を撫でた。
「今です!」
シュレリアに促されて、ライナーは一気に腰を突っ込んだ。柔らかい肉の間に、ずぶず
ぶと自分自身が埋まっていく感じがする。途中の抵抗を無視して、一気に貫く。
ミシャは声にならない悲鳴を上げて、ライナーにしがみ付いた。
「入った!」
自分でアドバイスしておいて、シュレリアはその光景に釘付けになった。オリカも口に
手をやったまま、二人の様子を凝視している。
「ミシャ、平気か?」
「ううん。凄く痛い。ライナーがわたしの中に入ってるのは分かるけど、こんなに痛いものなの?やっ、あんまり動かさないで」
動かしているつもりはないのだが、ミシャの温かさで、ライナーはまだまだ大きくなっ
ているようだった。その感覚を追いかけたくて、ついつい力を入れてしまう。
「ライナー、もう少しミシャを気持ち良くさせてあげないと」
「あたしたちも協力するね」
ライナーは中に入れたまま、ミシャの胸をもみ始めた。乳首を親指と人差し指でこすり
合わせ、乳輪をなぞるように舐める。ちゅぱっ、ちゅぱっと音を立て、首筋やあごの辺りにもキスをする。
オリカとシュレリアも一緒になって、ミシャの身体を愛撫した。ミシャの身体から段々と力が抜け始め、柔らかくなっていく。痛みによる呻き声も甘い吐息に変わってきた。
「もう、平気かな?」
そろそろ我慢の限界だったライナーは腰を動かし始めた。さっきより明らかに滑らかさ
が増している。ただし、気を抜くとすぐに押し戻されて、抜けてしまいそうだ。腰の動か
し方が良く分からず、ぎこちなく上下させる。
「ん、やっぱり、ライナーって優しいな」
ミシャが嬉しそうに言った。本当はもっと早く腰を動かして、快楽を貪りたいのだが。
ライナーは思い直して、ミシャに聞いた。
「どうだ?気持ち良いか?」
「うん。少しずつだけど、痛みが和らいでいるみたい。ライナーの想いが通じてるのかな。あっ」
ミシャは頭の芯まで痺れるような感覚に襲われた。その波はすぐにどこかへ行ってしま
ったが、打ち寄せる波のように、繰り返されるようだ。その感じが分かり始めたとき、ラ
イナーが苦しそうに言った。
「ごめん、ミシャ。俺、もう」
「うん、良いよ。そのまま、来て」
ライナーは自分の快楽の為だけに腰を振った。自分の快感を追いかけるように、ミシャ
の中をつく。先の部分に当たる肉ひだの感触が心地良くて、ライナーはひたすらその場所をこすり続けた。
快感が一気に爆発して、弾けた。ミシャの中に熱いものがあふれ出す。ミシャもその刹
那の感じを捉えようとしたが、上手くはいかなかった。それでも、どくどくと脈打っては
溢れ出すものが自分の中に満たされるのは心地良かった。
ライナーはイッた後も、暫く腰を振り続けた。
「ふぅ〜、すっごい、気持ち良かった。ミシャの中」
余韻が覚めやらないライナーは抜かずにそのままの形でそう言った。
「良かった。ありがとう、ライナー」
ミシャも嬉しそうに言った。彼女も自分から抜こうとはしない。
「大丈夫だった?ミシャちゃん」
「うん、平気よ、オリカ。最初はすっごく痛いけど。ねぇ、ライナー。もう一度だけ、ぎゅっとして」
請われるままに、ライナーはミシャの身体を抱いた。肌と肌が触れ合うのが気持ちいい。
「やだ、ライナー」
ミシャが気づいて、身体を離した。ライナーはまたミシャの中で反応し始めたのである。
「い、いや、これは・・」
ライナーは弁解ぎみに言って、ミシャからそれを抜いた。その瞬間、ミシャは痛みから
解放されたが、同時にもっと重要なものを失ったような気がした。
「もう。しょうがないなぁ、ライナーは。でも、残念ね。もうわたしの番じゃないから。
でも、これくらいはさせて」
ミシャは寂しそうにそう言うと、ライナーに手を伸ばし、手でつかんで舐め始めた。白
濁した液体を綺麗にふき取るように、舌を這わせ、それから全体を口の中に入れて、飲み込むようにする。
じゅるっ、じゅるっと音を立て、ミシャが吸引する。もうこれだけでもイッてしまいそ
うだ。というより、イカされたい。それにしても、何故ミシャも、オリカもこんなことを知っているのだろう?
「次はシュレリア様の番だね」
オリカがそう言いながら、ライナーに身体を押し付けた。彼女はまだ下着を脱いでいな
いが、その胸や腕が身体に当たり、ライナーは改めて興奮した。
「シュレリア様?」
ライナーが見ると、シュレリアは少し離れたところで、向こうを向いたまま、座っていた。明らかに緊張している。身体が堅い。
シュレリアはライナーの声に一度振り向いたが、また顔を背けてしまった。それから意
を決したように、背中に手を回し、ブラを外そうとする。その手は緊張のあまり、小刻みに震えていた。
ライナーはその姿に愛おしさを感じ、シュレリアに近づくと背後から抱きしめた。
「あっ、ライナー」
彼女はまだ眼鏡をかけたままだ。ライナーは眼鏡を外すと、シュレリアにキスをし始め
た。折れそうなくらい小さな身体は、相変わらす震えている。その緊張を少しでもほぐそ
うとして、念入りにキスをした後、ライナーは優しくシュレリアの胸に触れた。
「ひやっ、私、ミシャに比べてあれだから、恥ずかしい」
腕を押さえて恥ずかしかるシュレリアにライナーは耳元で囁いた。
「そんなことはありません。胸の大きさとかは関係ないですよ。だって、シュレリア様だから」
ライナーはブラジャーの中に手を入れると、その小さな胸の、小さな乳首をこりこりと
つまんだ。それからシュレリアの髪をかきあげ、うなじの辺りから首筋にキスをした後、耳たぶを噛んだ。
「ふわわわっ、ダメっ、そこは何だか、ダメェェェ!!」
思った以上の反応を見せたシュレリアに、ライナーは尚も興奮して、暴れる彼女を押さ
えつけたまま耳たぶを舐め続けた。彼女はビクビクと身体をよじらせ、声を上げ続けた。
それからライナーはシュレリアの下腹部に手を伸ばし、パンティーの中に手を入れた。
濡れているというほどではないが、充分に湿っている。手触りからすると、毛は薄いようだ。
その中の小さな豆のような塊をいじるたびに、シュレリアが大きく反応するのが楽しい。
上司であり、仕えるべき対象の人物が今、自分の中で悶えている。
「シュレリア様、可愛い」
ミシャがシュレリアの正面に回って、彼女の腕を取ると、シュレリアの胸を舐め始めた。
「ちょっと、ミシャ!何を、あぁ、するんですかぁ?」
シュレリアは新たな伏兵に心底驚いて言った。
「さっきのお礼です」
ミシャはそう言いながら、シュレリアのブラを完全に外すと、片手で小さなおっぱいを撫で回しながら、その乳首を吸った。
ライナーの背中ではオリカが胸を押し付け、上下にこすりながら、時々前に手を伸ばし
てはライナーの先っぽに指を走らせている。その拙い指先の動きが、また絶妙に気分を高揚させる。
ライナーは、シュレリアの細い腕を取って、彼女の身体をベッドに横たえた後、その顔
を両手でつかんでキスをした。舌が全部入るようにして、彼女の口蓋を嘗め回す。シュレ
リアの唇は薄く、口は小さい。媚びるような耐えるような声を漏らしては、必死にライナーに応えようとする。
ライナーは我慢できなくなって、シュレリアのパンティーを脱がすと、足を広げさせ秘
所を舐め始めた。指と舌の両方を使って、充分に濡らす。
「行きますよ、シュレリア様」
「ま、待って、まだ心の準備が、」
シュレリアはそう拒んだが、ライナーは待てなかった。強引に片足を上げると、ぱっく
りと口を開けた赤い部分に自分のモノをあてがい、シュレリアの身体を引き寄せる。ミシ
ャで大体感じはつかめていたので、そのまま腰を突き出して挿入した。
心の準備はできていなくても、身体の準備は整っていたようだ。割合すんなり入れるこ
とができた。しかし、締め付けが強く、少し痛いくらいだ。当然、シュレリアの方はもっと痛い筈である。
「いやあああ、何だか、変です。こんな感じ・・・」
シュレリアはどうして良いか分からないといった感じで喚いた。冷静に分析したり、判
断したりすることができないでいる。
「人間って、こんなことをするんですか?私、ずっと知らなかった」
ライナーの腕の中で、シュレリアが喘いだ。
「ちょっと、オリカ、何するのよ」
ミシャの声に気づくと、そちらではオリカがミシャの背後から胸をつかみ、片手を下に伸ばして攻めていた。
「ミシャちゃんって、結構感じやすいんだね。ほら、こんなに濡れている・・・」
「止めなさい!ああっ、ダメだったら」
「ここがミシャちゃんの弱点なんだね。可愛い」
オリカはS的気質を全開させ、執拗にミシャを攻めた。自分の番が来ないことにストレ
スを感じているのだ。それに、いつもコンプレックスを感じているミシャを征服するような感じが楽しいらしい。
「いいなぁ、ミシャちゃんは。ここにライナーが入ったんだね。どんな感じだった?あたしよりキモチイ?」
「そ、そんなの、決まってるじゃ、あっ、あっ、ダメだってばぁ」
「ライナーじゃないのにイッちゃうの?いけないんだ、ミシャちゃん」
「いやっ、ライナーじゃなきゃ、絶対にいかないんだから!!」
抗うミシャを攻め続けるオリカを見て、ライナーも益々昂ぶった。自然に腰を振る速度
が早くなってくる。シュレリアが声を上げる度に、征服感が彼を満たし、純粋な情欲が湧き出してきた。
「やだ、ライナー、嫌だよ」
「俺が怖いですか?シュレリア様」
ライナーは背徳的な快感に身を委ねながら言った。
「違う。そうじゃなくて、」
シュレリアは手を伸ばして、ライナーの顔を引き寄せた。
「こんなこと、他の人としちゃ、嫌」
シュレリアは小さな声で、ライナーに囁いた。
その瞬間、ライナーは思いっきり放出してしまった。感情が快楽を後押しして、全身に
鳥肌が駆け抜けた。引いていく快感を追いかけるようにして、激しく腰を振った後、急に罪悪感がライナーを襲った。
「すいません、シュレリア様。俺、調子に乗っちゃって・・・」
シュレリアは浅い息を吐きながら、涙で濡れた顔で答えた。
「構いません」
シュレリアは自分の中に放出された温もりの残滓を感じながら言った。
「今だけは、今回だけは許してあげます。強引な振る舞いも、乱暴も、それから、呼び捨てにすることも・・・」
むしろ呼び捨てにして欲しいシュレリアだった。さっきまでのライナーも嫌いじゃない。
「ライナー!来て!!」
そこではさっきまで攻められていたミシャが反対にオリカに覆いかぶさり、押さえつけ
ているところだった。最後はオリカの番だ。ミシャはさっきの仕返しをするつもりである。
「ああ、今行くよ」
そう言いかけたライナーだが、下半身の甘ったるい感覚に目を向けた。そこではシュレ
リアがライナーのしぼんだものを手に持ち、咥えるようにキスをしている。
「しゅ、シュレリア様!??」
仮にもマスターである相手が、ここまでする必要はない。ライナーは焦って止めさせようとした。
「今は、あなたが私のマスターです。少し待って、ちゃんと後始末しないと」
シュレリアはライナーと自分の愛液で濡れたモノを小さな口で綺麗にしていた。一気に
咥えるのではなく、少しずつ、部分的に唇と舌を這わせるもんだから始末に悪い。頼むから、もっと強く刺激してくれ!!
ライナーJrはすぐに復活した。やばい、すぐにでも押し倒したい。
逸る気持ちを抑え、ライナーはオリカとミシャの下へ行った。オリカだけはまだパンス
トと下着をつけている。ただ、ミシャに攻められて、ブラはずれているし、あそこは濡れた痕がある。
「あ、ライナー」
オリカの笑顔がやや歪んだ。土壇場に来て、急に怖くなったらしい。
「あら、オリカ。怖いの?」
「そ、そうじゃないよ、そうだけど・・・でも、嫌ってわけじゃなくて」
オリカは足を閉じ、両腕で胸を隠しながら言った。
「ライナー。オリカって、全然子供なのよ。私が触っても、くすぐったがるばっかりで、
さっきから笑いっぱなしなの」
「そうなのか?」
ライナーはオリカに覆いかぶさりながら言った。
「ミシャちゃんが下手なんだよ、ライナーなら、きっと・・」
そう言われても自信がなくて困るのだが、ライナーはとりあえず胸を揉み始めた。色白
のオリカの肌は手に吸い付くようで、その柔らかさは他の二人には無いものだった。胸だけでなく、身体中が柔らかい。
「どうだ?」
「うん。ちょっとくすぐったいけど、気持ちいいよ。ライナーがあたしに触っているんだね。すっごい、どきどきする」
ライナーはオリカの身体をじっくりと鑑賞しながら、下着を脱がした。フロントホック
に手間取ったが、それも楽しい。オリカの毛は髪の毛と同じ色をしていた。少し赤い。
「ミシャ、オリカの首筋と鎖骨の辺りを舐めてあげてくれ」
「え?」
ミシャは言われるままにオリカの首筋を舐め始めた。
「ひやぁぁああああ!!そこ、ダメェ!!」
オリカは暴れ出したが、ライナーは腕を押さえたまま、ミシャに続けさせた。
「何で、ライナーがオリカの性感帯を知ってるのよ!」
ミシャは疑わしそうに聞いた。
「いや、精神世界だから、何となく」
コスモスフィアで知ったというわけにもいかず、適当に誤魔化す。それでもミシャは面
白そうにオリカに仕返しをするのだった。
「あ〜ら、オリカったら、こんなところが弱かったのね。他が鈍感な分、ここに集中しているのかしら」
「ど、鈍感って何よ!ひゃっ!ふぁぁぁぁ、やめてぇ!」
ミシャに攻めさせたまま、ライナーはオリカの胸の谷間に顔をうずめた。これは気持ち
良い。パフパフとか、そういうレベルじゃない。何と言ったら良いのだ、この感触は?
ふわふわ、すべすべ。このまま顔をうずめていたら、呼吸が止まりそうだ。
その間にシュレリアが、暴れるオリカの股の間に顔を近づけて、恐る恐る舌を這わせた。
「ひんっ!」
オリカは急に身体を止めて、硬直し出した。シュレリアは殆ど考えのないまま、本能に
従うように、オリカの下腹部を弄ぶ。他人の身体の反応が面白くて、シュレリアはその行為に没頭した。
彼女は、さっきまでライナーが入っていた場所がじんじんとしていた。痛みの他に何だ
か分からない感覚もある。自分で触る勇気が持てず、オリカで代替しているのかも知れない。
ライナーはシュレリアと交代して、指でオリカの中を確認した。指の腹で裏側をこする
とどんどん蜜が溢れてきた。全員の体臭が混じり合い、甘いフェロモンのような香りがする。
「オリカ、いくよ」
「うん、いいよ。そのまま来て」
夢の中にいるような、クラクラとした感覚の中、ライナーはオリカの中に挿入した。
抵抗はあったが、溢れ出す愛液のお陰で、その動きは滑らかだ。
「はぁ、いっ、いぐっ、いやぁぁ」
「痛いか?オリカ・・」
「痛いよ、はぁ、ライナー、ライナー、ライナァァ!!」
オリカは感情を昂ぶらせながら言った。
「ライナー、好き。んっ、大好き。すっごい好き。ん、んっ、いやぁ、変になっちゃう」
ミシャとシュレリアもライナーの背中に乗ったまま、身体をこすり合わせていた。
「ライナー、気持ちいい?」
「ああ、気持ちいいよ、オリカ」
「あたしも。ライナーが気持ちイイ。熱いよ、すごい熱いのがあたしの中で・・・」
もっと楽しみたかったので、ライナーはオリカに後ろを向かせると、バックから挿入し
直した。さすがにオリカは痛そうだったが、ライナーのためならと耐えるのだった。
両腕にミシャとシュレリアを抱えながら、その胸を揉み、身体をこすり合わせ、腰を振
る。さすがにエレミアの騎士だけあって、その体力、筋力は伊達じゃない。
とうとうライナーは果てた。オリカの尻に音が鳴るほど腰を叩きつけ、奥まで突っ込む。
今までと劣らないくらいに大量に放出する。
例えようのない快感と同時に、終わってしまったのかという喪失感がライナーを襲った。
もう少しこの快楽に浸っていたかった。もっと、彼女たちの身体を貪りたい。
名残惜しそうに、オリカから引き抜くと、大きく息を吐き出して座り込んだ。オリカの
穴から、入りきらなかった液体が溢れ出ている。
目を瞑って、三人との行為を反芻しながら、それを心に刻もうとした。
「ライナー!」
怒ったような声がして、ライナーはミシャに押し倒された。ミシャはライナーの顔をま
たぐと、自分の秘所を広げて、せがんで見せた。
「もう、鈍いんだから。まだ終わってないわよ」
「そうですよ。ちゃんと責任取ってくださいね」
シュレリアも身体をライナーに押し付けて、甘えた声を出した。
オリカはすでにライナーのモノを咥えて、手を動かし続けていた。さっきより、手際が良くなっている。
「ちょ、ちょっと待ってくれよ。何で皆そんなに大胆なんだ?!」
「どうせ、ライナーのことだから、現実の世界に戻ったらこのこと忘れちゃうじゃない?」
ミシャが眉をひそめていった。
「こんなことを教えておいて、中途半端に放り出すのはなしですよ」
シュレリアも物足りないらしい。
「ライナーだって、まだし足りないでしょ?ほら、もうこんなに・・・」
実際、オリカの言う通り、まだまだ元気なライナーが空を突かんばかりにそそり立った。
精神世界なので、願望のままに身体が反応するのだ。
ライナーは生唾を飲み込んだ。これはこれで良いかも知れない。彼自身、物足りないと
思ったのは事実なのだから、この流れに身を委ねてしまえば良い。
ライナーは早速ミシャをしゃぶり始めた。ミシャは気持ち良さそうに喘ぎ出した。
ずぶずぶという感触があって、ライナーの肉棒はまた、温かい陶酔の中に入った。シュレリアが騎乗位の状態で挿入したのである。
「んっ、まだ、少し痛い」
シュレリアは全部を入れることができず、腰を浮かせたまま、先っぽだけを出し入れしている。
「シュレリア様、あたしと一緒に動こう?」
オリカがそう言って、シュレリアに抱きついて動きを合わせた。ライナーは時々、腰を突き上げて、シュレリアの中を突く。
「はぁ、はぁ、ライナーが、内臓がぐるぐるして、変な感じ。お腹の中がかき回されそう」
「シュレリア様、あたしと交代して」
オリカとシュレリアは順番にライナーの上に乗っては腰を動かした。三度放出したライ
ナーは中々いかなかったので、二人は自分の好きなようにすることができた。
「うん、段々と良くなってきた。凄いじんじんする。頭のてっぺんまで痺れそう」
「最初は痛みの方が強かったけど、やっぱり気持ちいいです」
ライナーは二人に下半身を委ねたまま、ミシャを攻め続けていた。指を中まで入れて、
高速でしごき続ける。ミシャは顔を赤くして、快楽の波を追っていた。身体には汗がにじみ、蒸気まで立っているようだ。
「ミシャ、どうだ?気持ち良いか?」
「凄く良いよ。どんどん分かってくるの。ライナーってわたしのこと、全部分かるのね」
ミシャはライナーに触れられるうちに、次々と新たな感覚を発見していた。そんな彼女を見てるのが楽しい。
ライナーの股間を弄んでいた二人は、今度は同時にフェラを始めた。二人がかりでさお
の上下左右、袋の裏まで舐められるものだから、ライナーはさすがに声を出してしまう。
「ライナーって、ここが弱いんだぁ」
オリカは嬉しそうだ。
「ちゅっ、チュパッ。出しても、良いんですよ」
珍しくシュレリアが意地悪そうな事を言う。
ライナーは反撃できない分をまたミシャにぶつけた。意識を指先に集中して、ミシャの
感じるところを高速で攻め続ける。ミシャの身体が硬直し出し、痙攣するように震えた。
「ダメ、ライナー止めて。そのままじゃ、いっちゃう。指じゃ嫌。お願い止めて!」
そう叫ばれたので、ライナーは手を止めてしまった。ミシャは荒い息を吐きながら、何
とかライナーの指から身体を離すとライナーにキスをした。
「ありがとう。最初は、ライナーのでいきたい」
「うん、分かった。頑張ってみるよ」
ライナーはミシャの胸の中に顔をうずめた。すると反対側から別の重みが加わった。
「ライナー、あたしとミシャちゃんのおっぱい、どっちが好き?」
オリカが胸を押し付けながら言った。
「どっちって・・・」
正直言えば、どちらも捨てがたい。ミシャとオリカが張り合うように身体を押し付けるので、ライナーは胸の中に埋まってしまった。
「わ、私だって負けませんから」
シュレリアは自らの胸で、ライナーの下半身をこすりつけていた。
「こうすれば、気持ち良くなるって、データにありましたから」
さすがにパイズリという単語は知らないだろうが。
「ねえ、ライナー。レベル6で使った、あのポムって使っても良いよ」
オリカが耳元で囁く。
「身動きできないように縛るとか、目隠しするとか、しても良いですよ。どうしてもしたいというなら」
シュレリアが仕方ないといった感じで言う。
「あっ、でも、鎖とか首輪とか、痛いのは無しよ。あんまりハードなのはちょっと・・」
ミシャは顔を赤らめて言った。
ライナーはもう、理性を吹っ飛ばして、可能な限りの色々な行為を試すことにした。最
終的には、一人がイクまで、残りの三人がかりで攻めるということを繰り返したのだった。
狂乱の宴はこの後も、まだまだ続いたのである・・・
(物語を〆るため、まだ続きます。まあ、このまま四人は永遠に精神世界でやり続けたってのもアリなんだろうが)
やっとエロスがきましたな(;´Д`)ハァハァ
悪くは無いんだけど、さすがにここまでの前置きが長かった
でもエロイので無問題
250前にして250KBオーバーってすごいなwww
なんか良SSの後で投稿するのも気が引けるけど、ミュールな話。
>>123 今更だけど、はじるすというゲームをやってみました。それだけ。
やっぱエロい話って難しいね。
235 :
(1/10):2006/03/32(土) 17:01:57 ID:Se+Fzavw
出張に行っていたライナーが、一ヶ月ぶりにプラティナに帰ってきた。
なので、私の所に呼び出すことした。お土産持参で。
それからしばらく後、入り口のベルが鳴る音が聞こえた。
誰だろう。アヤタネの帰りにしてはやけに早い。
とりあえず入り口に行き、扉の錠をはずし、開けてみる。
目の前の人影を見上げると、一ヶ月前と変わらぬ姿のライナーがいた。
「・・・ずいぶん早い来訪ね、ライナー。
まさか呼んだその日に来るとは思わなかったわ。
てっきりシュレリアの所でゆっくりしてるのかと思ってたけど」
「俺もそのつもりだったけど、今回起きた問題とかの事後処理があるから、って。断られた」
「嘘でもこういう時は私に会いたかったから、って言うものよ。
でもそれじゃ、今頃シュレリアは泣きながら仕事してるわね。
ライナーと一ヶ月ぶりなのにお預け状態。同情するわ」
とりあえず上がって、とライナーを部屋に招く。
その際にライナーの手に包みがあったのが見えた。
うむ、しっかりお土産は持ってきているらしい。合格。
「その辺座って待ってて。今お茶淹れるから。
えーと、お茶っ葉どこにしまったのかしら」
「・・・ミュールがお茶淹れるのか?」
戸棚をごそごそ漁っていると、後ろからライナーが素っ頓狂な声を上げてきた。
何に驚いてるのにせよ、失礼な台詞だ。
「何、悪い?
最近アヤタネに教わってるのよ。味の保障はしないけど。あ、あった」
ポットに葉を入れ、沸かしてあったお湯を注ぐ。
カップを戸棚から取り出す頃にはちょうどよく蒸れており、注ぐと良い香りが立ち上った。
あ、カップ暖めるの忘れてた。まあいっか。
「今回の出張ってどこ行ってきたんだっけ」
そう言いながら、既にリビングのテーブルに着いているライナーにお茶を差し出す。
お茶請けはもちろんオボンヌである。
「サンキュ。天覇が見つけた、塔の新しいサルベージポイント。
なんでも強力な敵が多く出るものだからって、俺たちに護衛要請が来たんだ。
天覇のガードマンじゃ手に負えないって」
天覇・・・ああ、あの豪快な女社長の所か。
エレミアの使徒の訓練プログラムを取り入れて、レーヴァテイルの待遇が良くなってきたとか前に聞いた。
動機はどうあれ、良い傾向だ。
「ふーん。それで、収穫とかあったの?」
「まあ世紀の新発見!とかは無かったんだけど、幾つか使えそうな素材や技術は見つかったって。
でも機材損害とか大きかったしなぁ・・・亜耶乃さんは『こういうこともある』って言ってたけど。
オーバーホールしたばかりの斑鳩3号壊しちゃったし」
「イカルガ・・って、あの箱に足とかドリルとかミサイルランチャーとかつけた機械?」
「そ。制御機構に致命的な欠陥があったらしくて見境無く暴れ出して、しょうがないからまた俺たちが壊した。
俺たち、そろそろ斑鳩ブレイカーとか呼ばれるかもしれないな・・・」
「ふふ。それじゃあシュレリアも後始末とか大変そうね。
ね、もっと色々聞かせて。一ヶ月って色々あったでしょ?」
236 :
(2/10):2006/03/32(土) 17:02:59 ID:Se+Fzavw
それから、またしばらく話し込んだ後。
「・・・なあ、ミュール」
「なあに?ライナー」
「・・・どうして、ミュールの足が俺の股間をさすってるんだ?」
ライナーの言うとおり、今私は対面に座っているライナーのおちんちんを、足の裏で触っている。
ちゃんと靴は脱いである。ストッキングとズボン越しに、だ。
もちろんこれは故意。
理由なんて簡単。・・・もうそろそろ限界。
「ねえライナー・・・一ヶ月って長かったと思わない?」
ズボン越しとはいえ、ライナーのおちんちんを触っているという状況に、私の呼吸は荒くなっていた。
その状態で口元を隠すように手を組み、潤み始めた瞳でライナーを見つめる。
ライナーって、結構こういう仕草に興奮したりするのよね。
「私にはとても長かったわ。
だって、ライナーの声を聞いて、ライナーの顔を見てるだけでガマンできなくなってきちゃったもの・・・」
「え、あ、ミュ・・ミュール・・・?」
ふふ。ライナーが戸惑いだした。
足の裏に、ライナーのおちんちんが硬くなっていく様子が布地越しにでも伝わってきた。
分かってきたのかしら。今私が昂ぶってるっていうことに。
ライナーの喉から、ごくりという音が聞こえる。
でも足の裏で感じるおちんちんは、まだ柔らかさを残している。半勃ちって状態かしら。
このまま足で最高潮まで大きくしてもいいけど・・それじゃライナーがかわいそうよね。
そうと決まれば、後は行動を起こすのみ。って言うか私の方が待ちきれない。
足をライナーの股間から離すと、素早く机の下に潜りこむ。
ライナーの両脚が慌てふためいて動く。ふふふ。
その両脚を広げ、その隙間に身体を潜りこませる。
すかさずズボンのチャックを降ろすと、そこからライナーのおちんちんを取り出した。
「ミュ、ミュール!?」
ライナーの慌てる声が聞こえる。でもそんなのは気にしない。
迷わず半勃ち状態のライナーのおちんちんに、キスをする。
びくりと反射するライナー。おちんちんもぴくりと動いた。
そのままライナーのおちんちんを軽くいじくる。
先っぽに、竿の部分に、えぐれたカリに。指で撫でて、唇でキスして、濡れた舌でちょっとだけ触れて。
10秒もしないうちに、おちんちんはカチンコチンに硬くなった。
あン・・これ、すごい。
血管を浮かばせて、時折脈打つように動いて・・・それにこの匂い。分かる。すごく溜まってる時のおちんちんの匂い。
堪らず亀頭を口に含んでしまう。
唇にライナーの熱を感じる。舌にライナーの味を感じる。上あごにライナーの先っぽが当たる。
やば・・・ちょっと抑えられないかも。
口が勝手に動いちゃう。
私の口じゃライナーのは全部咥えられないけど、目一杯顎を開いて奥までくわえ込む。
唇と頬でおちんちんを挟んで、そのままライナーの先っぽぎりぎりのところまで顔を引く。
舌を少しずつ動かしながら、奥まで咥えて、先っぽまで引いて、咥えて、引いて。
ライナーのおちんちんが私の唾液でべとべとになる。
滑りが良くなってきたソレにより一層、舌を、口内をこすりつける。
ああ・・きっと私、今とても色に溺れた顔してる。
潤んだ目を細めて、頬を赤く染めて、口の周り涎だらけにして、ライナーにむしゃぼりついてる。
そう考えただけで、お腹のあたりが切なげにキュンってなってきた。
237 :
(3/10):2006/03/32(土) 17:03:53 ID:Se+Fzavw
ライナーの手が、フェラチオを続ける私の肩を、掴んだ。
急な感覚に肩がびくりと反応してしまう。
ふと視線を上に向けると・・・ライナーと目が合った。
机の下で隠れてシテいたつもりが、全部ライナーに見えていたのだ。
ライナーも息を荒くし、頬を赤くしていた。
気持ち良いんだ。私のフェラチオ見て、興奮してるんだ。
ライナーは感じているから、私の肩を掴んじゃったんだ。あはっ。
自分の心と瞳が、より妖艶なものにシフトしたのを何となくで感じた。
事実その瞬間、私を見るライナーのおちんちんが口の中で跳ねた。
ライナーの興奮に応えるために、私は再びフェラチオを始める。
いいわ、ライナー。私の口でもっと気持ち良くなって。
私がフェラチオしてるとこを見て。もっと興奮して。
ディープ(?)スロートを止めて、首を横にしてライナーの竿を横笛吹くよう唇で挟む。
そのままゆっくり首を下に下げてゆく。唾液で濡れてるせいで、滑らかに唇が滑る。
根元まで到達すると、今度は舌先だけを使って裏の所を舐め上げてゆく。
カリのくびれまで上がったところで、柔らかい亀頭だけを口に含む。
小刻みに動かすように、唇の輪でライナーのカリを引っ掻く。亀頭のてっぺんの穴を舌で舐めるのも忘れない。
私の肩を掴んでいる手に、ぐっと力が込められた。
切なげなライナーの瞳と目が合う。もっと、もっとって要求してる。
唾液をよっく垂らして、手も使って丹念に竿をこする。
口は亀頭を咥えたまま、さっきと同じ口撃を続ける。
快感の喘ぎ声がライナーの口から漏れる。それと同時に、ライナーの腰もびくりと動く。
手と口を使って様々におちんちんを愛撫する。
その快楽を素直に受け入れて、ライナーが絶頂に向けて昂ぶっていくのが分かる。
分からないはずがない。
自分から腰を動かして、ガマンしきれず声を漏らして。ほらカウパーだってどんどん出てきちゃう。
だから、もっとライナーを愛撫する。
それから間もなくして、ライナーがギブアップを出した。
「ミュール・・・お、俺もう・・出」
口の中でライナーの亀頭が膨らんだ。
すかさず舌全体で亀頭を押さえ、音を立てるまで思い切り吸い上げる。
「出るっ!」
来るっ!
そう直感した瞬間、舌に熱い液体が勢い良くぶつかってきた。
鼻腔に精液の匂いが広がる。味雷に精液の味が広がる。
それを味わう暇も無く、第二射。三、四射。次々と出される精液で口の中が満たされる。
手で竿を絞るように擦り、なおもおちんちんを吸い上げる。
こうするとライナーの射精が多くなるのを知ってるから。
最後の射精が終わると、口の中に溜まった精液を、一気に飲み干す。
苦い。エグい。どろりとして濃い。喉にからみつく。こんなのとても大量に飲めるものじゃない。
けど、ライナーの精液を飲んでるって行為が、より私を興奮させる。
あ、いけない。ちょっとライナーのおちんちんに垂れちゃった。
それを舐め取ろうと舌を這わせると、その刺激で起きたおまけの射精が、私の鼻の頭に精液を飛ばしてきた。
「やン・・全くやんちゃなんだからこの子は。
ねえ、ライナー。今度は・・・私の番よね?ベッド、行きましょ」
とか何とか強がるものの、脚が震えてそろそろ限界なのよね。
その上・・・もう既に、あそこから垂れてくるほど、溢れてきちゃってるし。
238 :
(4/10):2006/03/32(土) 17:04:33 ID:Se+Fzavw
「あっ、あっ・・・・ら、ライナー、私、もう、切ないっ」
ベッドの上で、仰向けになった私の身体の上を、ライナーの指と舌が這うように動く。
まるでさっき私がしたフェラチオみたいに、私の全身を刺激してゆく。
でもその動きは愛撫というには弱くて、しかもさっきから性器とかの強い性感帯を避けた動きをする。
感じることは感じるのだが・・フェラチオで昂ぶった身体には全然物足りない。
もっと強い刺激が、ライナーのおちんちんが感じたいのに、ライナーは指と舌で弄り続ける。
自分で何とかしようにも、私の両手首は頭の上に回され、ライナーの左手一本で固定されている。
これじゃ生殺しだ。
てっきりケダモノみたいにすぐさま挿入してくるかと思ってたんだけど・・・・
一回出すもの出しちゃったせいで、ライナーは冷静になったのかしら。
このままだと、ちょっとまずい・・・
「ら、ライナー・・・私、こんなのじゃ物足りない・・・
下の方、もっと気持ち良くしてよ」
「どれどれ・・・?」
ライナーの手が、私のヘソを伝ってあそこへ伸びてくる。
指が中心に触れて、粘性の音をたてる。
その刺激で、思わず両脚でライナーの腕を挟んでしまった。
「んっ・・・ほ、ほら。
ライナーだってもうガマンできないでしょ?もう準備できてるんだから、ね?」
「んー・・濡れてるけど、まだほぐれてないかな。それなら・・」
あああ、焦らされてるものだから大根な言葉しか出てこない。
さらにライナーは私の要求を軽く流してしまう。
このままじゃ、主導権、取られちゃう。
「ひゃっ!?」
思わず腰が跳ねた。
ライナーの指が、私の膣中に侵入してきた。
一本だけ、そんなに奥までじゃないから、多分半分くらい。
その指が私の中に入ったまま、折り曲げられた。
そのままお腹の裏側を擦ってくるライナー。
ライナーに開発された、私の膣で感じるポイント。そこをくりくり攻められる。
「やっ、やぁっ!ライ、ナー・・・そこダメっ」
「ミュールのここは小さいから、十分ほぐしておかないとな」
膣口近くの感じる所を攻められて、腰の力が抜けてきた。
ライナーの腕を挟んでいる脚も、カクカクと震え始めてきた。
すると今度は指の力を抜いて、優しく触るように同じポイントを攻めはじめる。
こ、この男は・・・分かっててやってるんじゃないだろうか。
「ちょ、ライナー・・いい加減に・・ぅあんっ!」
人の言葉を無視して、二本目の指が入ってきた。
それぞれの指を曲げたり伸ばしたり、色んな箇所を触ってくる。
その度に何度も、ランダムに強弱のついた快感に襲われる。
呼吸が速い。思考が霞む。
私のあそこからは既に水音が響くほど濡れて、いや、元々そのくらいは濡れていた。
私がいま締め付けている指が与える快楽で、どんどん新しい愛液が流れだしている。
早く入れて欲しいのに。
ライナーも分かってるはずなのに。
ひたすら私を指でもてあそぶ。
239 :
(5/10):2006/03/32(土) 17:05:09 ID:Se+Fzavw
辛い。もう限界。
だめ。指じゃだめ。指でイクなんて嫌。
ライナーのでイきたい。もっと強い刺激じゃないと嫌。
太いのでかき回されないと物足りない。
「早く・・・ねえ、早く挿れて!
早く、ライナーのおちんちん、私のあそこに突き刺してよ!指じゃ嫌なのよ!
もう・・じらさないで、お願いだから早く!」
・・・とうとう、私の方が根を上げる。うう。
ライナーもやっとその気になったらしく、私が出した液体で自分を濡らし始めていた。
「ふぁ、あ・・」
私のあそこに、ライナーの先端が当てられた。
そして正常位のまま、それはゆっくり私のあそこを押し広げて入ってきた。
これ。これだ。
背中にぞくぞくと寒気が走る。
目の前がパチパチと点滅する。
内側から押し広げる強い圧迫感が、ほんの少しずつ昇ってくる。
限界付近まで昂ぶられた身体は、久方ぶりの強烈な圧迫感を受け、必要以上の快感を私の心に与えてきた。
耐えろ。ここでイッてはだめだ。
入れられただけでなど、恥かしい真似はできない。
身体が震える。アタマが磨り減る。
深い。太い。硬い。
長さで言えば短いはずの距離が、とても長く感じる。
ガマンしきれずあそこの中がヒクヒクとし始めた頃になって、ようやく最奥にコツンという感触を受けた。
耐えれた。
ほっと気を抜いたその瞬間、ライナーにクリトリスを摘まれた。
「っ〜〜〜〜〜!?」
完全な不意打ち。
一瞬で視界が暗転し、身体が痙攣するように跳ねる。
全身に強烈過ぎる電撃が、いや津波が襲ってきた。
脚腰お腹が引きつるように硬直する。
津波が意識を削り取る。白濁する。
自分がイッたのだと気付いたのは、全身に気だるさを感じてからだった。
頭がぼーっとする。
弛緩した身体に、小波が余韻のように断続的に流れるたび、鋭い快感が襲ってくる。
そのつど私の四肢はぴくぴくと勝手に動き、喉からはやや高い声が漏れる。
あ
きもち、良い
240 :
(6/10):2006/03/32(土) 17:05:56 ID:Se+Fzavw
波が引いて、頭がだんだんクリアになってきた。
うう。甲斐性無しの分際で、妙な真似しくさってからに・・・
鼻の奥がツンとする。焦らしとか悔しさとかのせいでちょっと泣けてきた。目元が滲む。
私に止めを刺したライナーはと言うと、ちょと申し訳なさそうな顔で私を見ている。
何となくその顔に腹が立ってきたので、いつの間にか自由になっていた両手でライナーの頬を引っ張る。
思い切り左右に、ぐにーっと。
「ひ、ひだだだだだ。みゅーる、ひだい」
「・・・うっさい」
本当に痛そうだったので、手を離してあげた。
ライナーはちょっとだけ涙目になって、頬を手でさすっている。
全く泣きたいのはこっちだ。まさかあんな形で、しかも思い切りイかされるなど。
と、『ごめん』と囁いて、ライナーが私の目にキスしてきた。唇で私の涙を拭うように。
そのまま耳元で囁かれる。
「ミュールの我慢してる顔可愛かったから。
それに、さっき不意打ちしてきたお返し」
・・・自分の顔の温度が一気に上がったのが分かった。
もう一度ライナーの頬を抓る。再び腕ごと左右に引っ張る。
さっきより強く。力を込めて。
ああもう。何て時に何て言葉吐くんだ、このレーヴァテイルこましは。
身体に怒り以外のモノがこみ上げてきた。
そのこみ上げてくるものに従い、抓ったままライナーの顔を私の方へ引っ張り、キスをする。
頬を抓っていた手をライナーの首に回し、口の中に舌を入れる。
ライナーも一瞬戸惑うが、すぐに舌と舌を絡めてきた。
・・・ちょっとこの体勢だと、身長差で首が痛い。
241 :
(7/10):2006/03/32(土) 17:07:18 ID:Se+Fzavw
はふぅ。
長いキスが終わると、ライナーと私の舌の間に、どちらのとも知れぬ唾液の糸が垂れた。
ちょっと視界が暗い。ああ、多分目がトロンとしてるって状態だ。
醒めかけた心が、さっきの昂ぶりを取り戻した。
「もう大丈夫か?ミュール」
私を気遣うように、ライナーが言葉を掛けてきた。
大丈夫かというのは、きっとそういうコトだろう。そうに決まってる。
だってライナーのおちんちんは、私がイッた時からずっと固いまま。
私のあそこを押し広げて、今か今かと待ち構えてる。
答えなんて決まってる。
「全然ダメ。もうダメ。
だから早く動いて。ライナーのおちんちんで気持ち良くして。
ぐりぐりって膣中を擦って、今度こそライナーので感じさせて頂戴」
「ああ。ミュールが感じる場所、思い切り攻めてやる」
ライナーが軽く腰を揺すって、濡れ具合を確認する。
未だ水音が立ったのを見ると、最奥までねじ込まれたおちんちんを引き抜き始める。
その拍子に、カリと思われる場所があそこの中の壁を一際擦っていく。
むず痒いようなしびれるような快感が、あそこの入り口まで下がってく。
亀頭の部分くらいまでを残して抜くと、今度は腰を回してくる。
入り口周辺のポイントを、押し広げるように擦ってくる。
しばらく擦った後で、再びおちんちんを奥まで入れてくる。
「ふぁ・・・あ、んっ、ん、はんっ!
ら、らい、なぁ・・・」
シーツを掴んで、あそこからじんわり染み込んでくる快感に耐える。
浅い所を中心的に弄って、時折思い出したように奥までぐっと押し込んで
ややゆっくり気味な動きだが、十分すぎるほど気持ち良い。
私も受けてばかりじゃいられない。
ライナーの動きに合わせて、こっちも腰を動かす。
奥まで入れられ、その抜かれる瞬間にあそこを思い切り締め上げる。
こうすると、私もライナーも気持ち良くなれる。
ただでさえ小さい私は、このくらいしかしてあげられないけど。
ライナーはこのキツい締め付けが好きって言ってくれる。それが嬉しい。
でも私が感じるのはあそこの入り口付近で、最奥をガシガシ突かれるのは苦しい。
ライナーもそれを知ってるから、あまり強い動きはしないでくれてるんだけど・・・
んっ!だ、だけど・・・・・
「ら、ライナー・・・もっと、奥、突いてっ」
「え・・・?奥は苦しいんじゃ、ないのか?」
「何か・・・苦しいんだけど・・・それ以上に変な感じ。
奥までごりってされると、お腹、きゅんって・・・
一番奥の辺り、擦られると、なんか、じんじん、するのっ!
だから、突いて、奥まで突いて、大丈夫だから!」
私のものかライナーのものか、ごくりと唾を飲み込む音が耳に入った。
そして私の要望に応じて、ライナーが奥まで腰を突き出してきた。
242 :
(8/10):2006/03/32(土) 17:08:16 ID:Se+Fzavw
「ふぁっ、ふああぁっ!」
やっぱり。
ライナーが奥を擦るたび、お腹がじんじんするような快感が襲ってくる。
いつもは苦しいはずなのに、すごく、きもちがいい。
「へ、変!なんか、いつもと違う・・・
奥、気持ち良い!すっごく、気持ち良い!」
「う・・し、締まる・・・っ」
腰が勝手に動く。ライナーのがはっきり感じ取れる。
だんだんピストンの速度が速くなる。ライナーも気持ちいいんだ。
もう声を我慢するとかそんなの考えられない。
とにかくこの快楽。これを。もっと。
感じたい。
「あ、ああっ!ら、ライナー!
ふぁ、はぁ・・・すごい、すごいっ!」
「はっ・・・はぁっ、俺も、気持ち良い、ミュール!」
もう頭が滅茶苦茶。
押されて引かれて擦られて広げられて、何をどう感じてるのか分からない。
シーツを握る手に力が入ってるのかもワカラナイ。
ただ自分の出しているらしい高い声と、味わったことの無いお腹の感覚以外が、沈み消えていった。
そしてその世界に、私のアタマも文字通り溺れていった。
もがけばもがくほど。窒息しそうなほど。
だからいつもよりずっと短い時間で、あっという間に絶頂まで押し上げられた。
「ライナー、あっ!私、もう、だめ、だめ!」
「ぐ・・ま、待ってくれ!もうちょっと、俺ももう少し!」
ごつごつと一層早いスピードで最奥がかち上げられる。
ライナーのラストスパート。でもそれは限界の私をさらに追い詰めてゆく。
「だめ、だめ、だめ、もうだめ!あた、頭、真っ白、真っ白に!
もうだめ、イく、ライナー、私、イッちゃう!」
「俺も、出すぞ、膣中に出すぞ!」
「来て、キて!一緒に、一緒にイッて!出してぇ!!」
「ああ、ああ!」
ごつんと、一際強く奥までおちんちんが押し込まれた。
「ふあ・・・・」
「出る・・っ」
ライナーの動きが止まる。亀頭が膨れる。身体が震える。来る。来る。来る。来る。
その一瞬の静止の後、熱い液体が、ライナーの精液が、最奥の壁に直撃した。
「ああぁぁぁーーーーーっ!!?」
「っ!!」
最奥のはずの場所を抉じ開け、さらに奥まで熱い液体が入り込む。
内臓が吹き飛ぶような錯覚。明暗する視界。身体が痙攣する。
奥で射精されるたび、ヒクついたあそこがライナーを締め付ける。
そのたび、ライナーが更なる精液を私に注ぎ込む。そしてまた身体が震える。
呼吸を忘れて口を金魚の様に動かしながら、連続で襲いかかる快楽の津波を、受け続けた。
243 :
(9/10):2006/03/32(土) 17:09:10 ID:Se+Fzavw
真っ白になった頭は、最初に自分の荒い呼吸音を拾う聴覚を取り戻した。
次第に視覚、嗅覚を取り戻してく。
しかし絶頂の余韻のせいで、触覚がうまいこと掴めない。まだ断続的に小波がやって来る。
それが収まり倦怠感だけが残る頃には、だんだん頭と触覚もクリアになってきた。
・・・うぁ。脚、ライナーの腰にしがみ付いてる。
いつの間にか・・・多分コト真っ最中にだろう。
しっかりがっしりとライナーを固定するように、脚でライナーの腰を挟んでいる。
そーっと、そーっと、ライナーに気付かれないようにゆっくりと脚を外すことにする。
と、息を荒げたライナーが口を開いた。
「はあはあ・・・・・・ミュールの、すごい、良かった。
ミュールも良かったのか?まさか脚、しがみ付いてくるなんて」
あああああああああああああああああ。
バレてる。思いっ切りバレてる。
咄嗟に目の前にあったライナーの頬を掴み、そのまま左右に勢い良く引っ張った。
「ひ、ひららららら!みゅーるひらい!」
「うっさいこのデリカシー無し!」
気付かないフリとかできないのかこの朴念仁は。
ライナーの頬にその怒りをぶつけるように、縦横斜めとこね回す。
そうしてるとまたライナーが涙目になってきたので、手を離してあげた。
ライナーは身体を起こすと、痛そうに赤くなった頬をさすりだした。
ちょっとは気が晴れた。
・・・まあ何だかんだ言っても、実際に無我夢中になるほど良かったのは確かだ。
奥まで入れられた時の、あのお腹がしびれるような感覚は・・・何ていうか、すごい気持ちよかった。
・・・・・ああ、そんなこと考えてたら、何かまた切なくなってきた。
外しかけていた脚を再度ライナーの腰に巻きつける。
首に手を回・・・そうと思ったが届かないので、ライナーの腕を掴んで引っ張った。
不意をつかれたライナーの上体が、私の目の前まで倒れてくる。
よし。今度こそ首に手を回す。
「ライナー、あと何回くらいできそう?」
「え?あ、えーっと・・・・・多分、3回くらいは余裕・・・かな」
「そう。じゃあ今日のライナーの時間、全部私に頂戴。
私に一ヶ月溜まった分、全部出して頂戴。
そうしたら許してあげるから」
あ、またライナー大きくなってきた。この節操無し。
と、その瞬間部屋の戸がバンッと大きな音をあげて開かれた。
私もライナーもびっくりしてそっちを向くと、顔を真っ赤にしたシュレリアが立っていた。
表情は、憤怒というか嫉妬というか何というか、とにかく私たちにとって良くない顔をしてる。
ちらりとライナーの方を見る・・・あ、やっぱ冷や汗かいてる。
つかつかと大股でこっちに歩いてくるシュレリア。
あ、シュレリア涙目になってる。
そしてシュレリアは私達の目の前で止まると、腕をわなわなと震わせながら、大声で怒鳴りだした。
「一体全体どうして抜け駆けとかしてるんですかミュール!
あなたの番は前に終わったでしょう!?
今週は私がライナーと一緒にいる番のはずです!!」
「一ヶ月も空いたんだから、ローテーションもリセットよリセット。
第一あなた、事後処理に追われてるんじゃなかったの?」
「あんなの私じゃなくてもできます!アヤタネに全部任せてきました!」
職権乱用だ。
「虫の知らせを信じて正解でした・・・
兎に角、今週は私の番なんですから!
勝手にライナーを取らないでください!」
・・・シュレリアの顔が、子供がお気に入りを取られて泣いてるようなものになってきた。
こうなった時のシュレリアは止まらない。
ライナーもどうしていいのか、オロオロしている有様だ。
まあ、しょうがないか。一応私はもうシテもらったわけだし、ここは私が降りるとしよう。
丸一週間のペナルティとか受けるかもしれないけど、こういう時は素直に下がった方が無難だ。
嫉妬と欲求不満に燃えたシュレリアが後でライナーに何回要求するか分からないが、そこはライナーに頑張ってもらうとしよう。
そこまで思ってベッドを降りようとした瞬間、頭の上に電球が輝いた。
「そういえば、三人でってまだ試してないわよね」
以上ッス。お目汚し失礼しました。
シュレリアは昼は貞女夜は淫乱、ミュールは昼はツンツン夜はしおしお、ってイメージがあります。
いい加減ウザいと思うので、自分のミュールネタはそろそろ終わり。
ネタが浮かぶまで、しばらく引っ込むと思います。( ・ω・)ノシ
GJ
ミュールネタがウザいなんてそんなアホな
もうボク大歓迎だよ
怒濤の如くGJ
ところで
君も・・・ロリコンかい?
GJ
次はシュレリア様でらぶらぶなの描いて欲しいです(;´Д`)ハァハァ
>>247 日本人は皆潜在的にロリコンらしいんだよ!
GJ!!
ネタの詰まったアンタに[ジブリール2]
_ ∩
( ゚∀゚)彡 触手!触手!
⊂彡
恥医者とか宵待姫とか忘れちゃ困るぜ(*´Д`)ハァハァ
ってか引っ込む前にFASE4のLv1-6を!
GJ!
前スレを遙かに上回る勢いで名作が投下されてるなぁ……半端な自分は肩身が狭い。
直後になって申し訳ないですが、リルラ×ジャック投下します。
イム・フェーナの宿屋レストアの浴場。他の客がいなくなった夜遅くに、ジャックはひとっ風呂浴びていた。義手の事があるので、一応気を遣って遅風呂にしているのだ。
というか、テル族特有の尻尾と角があるため、他の街では公衆浴場をほとんど利用出来ないのが実際の所だ。
ちなみに義手は完全防水・防錆び仕様。もちろん銃火器類は取り外している。
「ふー……」
風呂椅子に座り、頭から湯を被る。ボサボサの髪が目に掛かった。そろそろ髪を切った方がいいだろうか……そんな事を考えながら石鹸を取り、体を洗おうとする。
その時、脱衣所の方から物音がした。ジャック以外にも、こんな時間に風呂に入る人がいるのだろうか。
ジャックは石鹸を泡立てようとする。曇りガラスの引き戸が開く音。
「アル兄〜!」
人懐っこい声が風呂場にエコーした。ジャックの手から石鹸が落ちる。ゼンマイ仕掛けの玩具のような動きで振り向くと、そこにはバスタオル一枚を体に巻いたリルラが居た。
「お背中を流しに来たのだ〜!」
「おま…ここは男湯だぞ!?」
「他に人はいないから平気なのだ」
「そういう問題じゃねえだろ……誰か来たらどうすんだ」
「こんな時間に誰も来ないのだ。リルラはアル兄が遅風呂なのを知っていたのだ」
天真爛漫といった笑みを浮かべて、やる気まんまんにタオルを構えるリルラ。その様子は全くもって無邪気そのものだ。
「さあ、アル兄。リルラが背中をゴシゴシしてあげるのだ〜♪」
「お、おい…」
ジャックが何か言う間もなく、リルラは石鹸を手にとって泡立てる。
「……ったく、しゃあねえな」
リルラは楽しそうにハミングしながら、たっぷり石鹸を泡立てたタオルでジャックの背中を洗い流していく。
「アル兄、気持ちいい?」
「ん……ああ」
誰かに背中を流してもらうなんて久しぶりだ。渋り顔のジャックだが、内心はまんざらでもなかった(変な意味ではなく)。
「アル兄、ロボの部分はどうするのだ?」
背中は大体流し終わったリルラが訊ねた。左腕から肩胛骨のあたりまで、ジャックの体は鉄の部品で鎧われている。
「そこはいい。下手に触ると怪我するぞ」
「むー…」
不意にリルラは黙り込んだ。ややあってジャックが口を開き掛けた時、
「アル兄……アル兄はどうして、左腕をこんなにしちゃったのだ?」
先程までとは違う、少し沈みがちな声。小さな手の平が、ジャックの肩に触れる。冷たい金属部に。
「……ちょっと前にな、ヘマをしちまったんだよ。まあ、これはこれで便利だからいいけどな」
「よくないのだ」
その声音には、悲しい響きが籠もっていた。
「アル兄の婿入り前の体がこんなになるなんて、絶対によくないのだ」
そっと両手を添え、リルラは額をジャックの背中に寄せる。
「リルラ…?」
「アル兄がイム・フェーナから居なくなって……リルラは、アル兄の事がずっと心配だったのだ。お仕事しながら、アル兄を探したりもしてたのだ……」
普段の明るい様子から想像もできない、痛いほど真剣な言葉。
「怪我や病気してないかとか、お腹空かせてないかとか、迷子になってないかとか……すごくすごく心配してたのだ」
ポツリポツリと、俯きながら話すリルラの声は震えていた。
「ここにアル兄が帰ってきてくれた時、リルラは本当に嬉しかったのだ。でも……アル兄、やっぱり傷付いてたのだ」
「いや、そんなお前が言うほどのもんじゃねえよ。むしろ、この腕になって助かってる事も多くてだな…」
「……アル兄がそんなこと言うのは、それがミシャのためだから?」
「え…?」
「知ってるのだ。アル兄は、悪者に攫われたミシャを助けるために、ホルスの翼で頑張ってたのだ……」
「そりゃまあ……そうなんだが」
「アル兄は、ミシャの事が好きなのか?」
「いや、そうじゃねえ。あいつは……妹みたいなもんだ」
「……」
背中越しに、リルラが何かを言いさした気配を感じた。
リルラは黙ってお湯の入った桶を取り、ジャックの背に流した。泡の混じったお湯が、風呂の床面に広がる。
「……アル兄。もしも……」
「……何だよ?」
「もしも、リルラが悪者に攫われたら……アル兄は助けに来てくれる?」
「……当たり前だろ」
「本当?」
「嘘吐いてどうすんだ。雲平線の果てだろうが助けに行ってやるよ」
「……アル兄っ!」
「おわっ!?」
リルラが背中から腕をいっぱいに回し、ジャックに抱きついた。
「リルラもアル兄のためなら、たとえ火の中水の中なのだ!」
「わかった。わかったから放せって」
ぺったんこに見えた胸には、少女らしい微かなふくらみがあった。柔らかな肌触りを背中に感じてしまったジャックは、慌ててリルラに向き直る。
「これでめでたく相思相愛なのだ〜」
「何でそうなるんだよ。ああ、もう…」
いつも通りに喜色満面なリルラを押し放し、ジャックはため息を吐く。
「背中、流してくれてありがとな」
「どういたしましてなのだ。でもアル兄。まだ終わってないのだ」
「……?」
「お約束で前も洗うのだ〜♪」
「うおわあっ!?」
不意打ちに、リルラはジャックが腰に巻いていたタオルを捲り上げた。
「あれ? おっきくなってないのだ」
「当たり前だろうがっ!」
「むー、困ったのだ……しょうがないのだ。これからおっきくするのだ」
そう言いながら、リルラは手をそこに伸ばそうとする。が、
「待て!」
ジャックがリルラの両腕をガッシリ掴み、その動きを封じた。
「アル兄、邪魔しないでほしいのだ」
「そういうわけにいくか」
「アル兄は……リルラの事が嫌いなのか?」
「嫌いじゃない。けどな、こういうのはまだ早すぎるだろう」
「リルラはもう立派なレディなのだ」
「……どの辺が?」
「ちゃんとお仕事して自活しているのだ。働いたら負けとか思ってないのだ」
「確かに一人前ではあるな……けど、それとこれとは話が別だ」
「むー……アル兄は、どうしても邪魔するのか?」
「ああ」
「……」
ジャックの手を解いて、リルラは静かに立ち上がった。
そして、ほんの少し恥じらいを見せ……体に巻いていたバスタオルを浴場の床に落とした。
乳房は心なしかふっくらとして、小さな乳首が中心に淡く色づいている。幼くも艶やかな褐色の肌が薄く汗ばみ、何ともいえない色香を湛えていた。
「何を――」
「アル兄。今、リルラが大声を上げて人を呼んだら……どうなるのだ?」
「っ!?」
みしり、と音を立てたようにジャックの顔が強張る。リルラは口元に微笑を浮かべていたが、その表情は確実に小悪魔が潜んでいた。
夜中の風呂場で、全裸の幼女と二人きり……タイーホ?
「逃げようとしたら叫んじゃうのだ。アル兄は大人しく、リルラの愛を受け入れればいいのだ♪」
進退窮まったジャックの前に再度かがみ込み、リルラは半立ちになっていたペニスに手を伸ばす。
「アル兄、リルラの裸を見て少しおっきくなったのだ」
「こ、こら、止めろって……」
ジャックの制止に聞く耳持たず、リルラは右手でそっと中程を握りしめる。
「こうすると男の人は気持ちいいって聞いたのだ」
幼い指先が、上下に竿を擦り立てる。その感触に否応なく血がのぼってくる。
「アル兄ぃ……もっとおっきくしてあげるのだ」
手でジャックを愛撫していたリルラは、小さな唇を亀頭に寄せた。
「ちゅっ……ちゅ」
小鳥がさえずるような音を立てて、先端にキスを繰り返す。亀頭からカリ首、裏すじまで丹念に口づけていく。
「く……ぉ」
頭で感じてはいけないと思いながら、体は正直だった。幼い少女に奉仕されている背徳感も手伝って、ジャックはどんどん昂ぶっていく。
「ちゅっ…ん…ふぁ」
先端から根本まで、ペニス全体にキスを施したリルラは、今度は下方から撫で上げるように舌を這わせる。
「アル兄ぃ、もうカチカチになってるのだ。それにすっごく熱いのだ……んぅ」
先端から漏れていた先走りの液体を、リルラの唇がちゅっと吸い上げる。そのまま舌先で鈴口を舐る。
「……っ」
背筋に電流を流されたような快感だった。ジャックは喉の奥で呻きを殺すが、湧き上がる劣情は抑えようもない。
舌で亀頭を転がすように舐りながら、リルラの口が先端部を包み込んだ。
「ふ…ちゅ……んっ……ちゅ」
しっとり暖かい口の中で舌が亀頭を攻め立て、右手は竿を擦り、左手は睾丸を優しく揉みしだく。
「くっ……リルラ……お前、どこでそんなテクを……?」
「んちゅ……猫飴のお姉さんなのだ。アル兄の事を相談したら、色々教えてくれたのだ」
元凶はあいつか……ぼやけてきた意識の中で、ジャックは策謀を内に秘めた笑みを思い出す。
リルラの執拗かつ細やかな奉仕に、ジャックはいよいよ昂ぶり、ペニスを反り返らせていた。
「ふぁ……アル兄、もうイキそう?」
上目遣いにジャックを伺うリルラ。ジャックとしては答えようがない。
構わずリルラは亀頭をくわえる。そして口に含んだまま、顔を激しく前後に揺らしはじめた。口内をすぼめてペニスを吸い上げ、右手は顔の動きと合わせて竿をしごき立てる。
既に絶頂間近だったジャックは、たちまち快感の波に飲まれてひとたまりもなかった。
「うおっ……」
声を漏らし、リルラにくわえられながら、ジャックは果てた。
白濁の液が何度も脈打って出てくる。リルラは目を閉じて、それらを口内に受け入れる。
リルラの小さな口の中に、多量の精液が全て注ぎこまれた。
「んぅ…っ」
リルラは一口ごくりと飲んだ後、残りは耐えきれず外に出してしまう。白濁の液体が、幼い口から糸を引いて流れた。
「う〜、すっごく苦くて生臭いのだ」
「む、無理して飲むこたねえじゃねえか…」
「うん……アル兄のだから、飲んであげたかったのだ」
リルラは口の周りを拭いながら、はにかむように呟く。
またしても不覚な事に、ジャックはそれにかなりグッときた。もちろん、性的な意味で。
「アル兄ぃ……まだこれからなのだ」
リルラは、しなだれかかるようにジャックへ身を寄せた。上目遣いに、潤んだ目をジャックに向ける。
「アル兄に、リルラをもらってほしいのだ」
「なっ……」
ジャックは狼狽する。澄んだ瞳を期待に輝かせながら、少しだけ怯えを含んだリルラの表情。
……おそらくジャックにとって、ここが最終防衛ライン、あるいは阻止限界点だ。ここを超えたら、もう引き返せない。今だけでなく、この先ずっと。
ジャックの無意識下に警鐘が鳴り響く。これがオリカならば、コスモスフィアで天使と悪魔が一大決戦といった所だろう。
劣情に身を委ねるか、理性を保ってこの場を脱するか……どうする、どうする――?
と、その時。
ガラガラガラ…
脱衣所の戸を開いてラードルフ見参。
「やあジャック。奇遇だな、私も今日は風呂に入りそび――」
ガラガラガラピシャン
「ごめんごめん私はもう風呂に入ったんだったいやもうホントにごめんなさいねぇいつまで経っても空気なもんだからセイセイセイ…」
「ま、待てラードルフ!」
この闖入者のお陰で理性が勝ったらしい。風呂場から這々の体で脱衣所に上がってきたジャック。
平静を装うラードルフだが、動揺しまくって服を上下逆に着ていた。
「わ、私は何も見なかった事にしておくぞ? 趣味は人それぞれだし、愛があれば年の差など関係無いというし、倫理的問題がないことはないが、あくまで同意の上での行為ならば――」
「同意も行為もあるか! 話を聞け!」
血を吐くような思いで、腰にタオルだけ巻いたジャックがパンツを頭に履いたラードルフに事の次第を説明する(フェラでイカされた事は伏せておいた)。
「ふむ、そういう事だったのか……それはまあ、不可抗力と言っていいのか」
「わかってくれたか…」
「むー……もう少しの所で邪魔が入ったのだ」
ラードルフが来たのでちゃっかりバスタオルを巻いたリルラが、悔しげに呟く。
「アル兄ぃ……今度は邪魔が入らないように、どこかゆっくり出来る所がいいのだ」
「よくねえ!」
「そんなこと言っても、アル兄がその気になりかけてたのは確かなのだ。いつか既成事実を作ってみせるのだ〜♪」
激しい頭痛に襲われ、ジャックは頭を抱える。
「でも今日はもう眠いのだ……アル兄、また明日なのだ」
リルラはさっさと着替えて、あっさりその場を去っていった。
「……はぁ」
脱衣所で、ジャックは大きなため息を吐く。
「ジャック」
「ん?」
「……ひょっとして、少し残念だったと思っていないか?」
「思ってねえよ!!」
ちょっぴり声が裏返るジャックだった。
以上です。
ゴメンね。いつまで経ってもぬるいエロしか書けなくてゴメンね。
最初は風呂でライナーがミシャとオリカにサンドイッチされる話を書こうとするも、イマイチ気分が乗らず。二転三転して何故かリルラとジャック(+空気)のコメディ風に。
でも、テル族って角と尻尾を人に見せたがらない(リルラは普段着でも晒してるけど)……ということは、実際は公衆浴場って無いのか? ほたる横丁には無料の銭湯があるらしいけど。
テル族の尻尾というギミックを巧く活かしたエロは書けないものか……若タスティエーラ×シュレリアあたりで。
259 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 18:58:26 ID:uxmE2gYC
>>258 いやいや、これはこれでなかなかGood
>>258 お見事。ほのぼのとした小悪魔のエロさがイイネ。
>>251 レベル7やレベル8ほど盛り上がる話になる気がしないよ(;´Д`)
1〜3とか平坦そのものだし。
261 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 20:20:45 ID:d4AlyUl1
>>260 平坦じゃないんだ…
あのミュールが徐々に心を開いていく、いろんな葛藤があるはずだ……
ホント、ライナー×ミュールネタは地獄だぜフゥハハッハー!!
>>261 あの杓子定規な某管理者殿の変わりっぷりが既にあるだけに
葛藤の欠片もない可能性も否定できない罠
ミュール「私にはあるのだよ!全ての人類を裁く権利が!!」
ライナー「君は君だ(ry」
で、獲得コスチュームは「プロヴィデンス」
…ごめん、新シャア板で首釣って来るよ。λ...
まあミュールの落とす隕石も
よく見ると5thルナに似てるような気がしないでもない
ミュールとシュレリアではミュールの方が強いんだが、
その次に強かったリューンの系譜であり、
ミュールのクローンらしいミシャもシュレリアより強いんじゃないだろうか。
っていうかミュール、最終戦で詩魔法使えよ。アルトネリコとか。
コワレタセカイとか体当たりwww
>>265 ミュールの時点でやっとシュレリアを演算速度で超えたらしい
つまり
1 ミュール 2 シュレリア 3 リューン
こうなる
ミュールがシュレリアより強いのは
シュレリア=塔自体をクラックできるだけの能力があり
それによって塔を乗っ取って塔の力を行使できたから・・・らしい
速度で劣るシュレリアにそれを防ぐことはできなかったそうだ
という事はミュールがシュレリア様からライナーを色々な意味で早くのっとるのは
時間の問題ってことdうわなにをするシュレリア様やめtあqすぇdrftgyふじこlp;@:「」
シュレリア様のクローンじゃないっけ?
シュレリア様ベースのクローンがβ純血種(ミュール・リューン他多数)
そしてβ純血種のうちリューンのクローンがミシャ
クローンといっても同じCPUメモリ積んでます程度でまんまコピーではないらしいが
>>267 さらにライナーをイカせる速度(テク)もシュレリア様より上って事k
うわなにをするくぁwせdrftgyれいらlp;@:「」
>>272 テク(技術)はあるが知識はないのうほうがイイかも
274 :
166:2006/04/02(日) 11:52:04 ID:kai/qFC9
何となく短めのものをもう一本書いてみたんだが・・・
前回の反動で随分とアホなものになってしまった。
ラブもエロも殆ど無いんだが貼ってもいいのかな、これ・・・
ばっちゃが言ってた
「書かずに後悔するなら、書いて後悔しろと」
277 :
166:2006/04/02(日) 12:32:45 ID:kai/qFC9
「ねぇ、ライナー。退屈なんだけど」
「そうか。俺は見ての通り忙しい。それで?」
勉強は苦手だが、プラティナ総帥を志す以上避けては通れない。日々是精進也。
「遊んでくれない?」
「人の話を聞いていないだろ、お前」
「じゃあしりとりしようよ、しりとり。私からね」
「もう帰れよ・・・」
「ソリッドうさこの『こ』。はい、ライナー」
何だってそんな物騒なものを選ぶのだろう。まともに相手をするつもりなど無いが。
「コイン」
それにしても、一体何しに来たのだろう、コイツは。
「・・・・・ライナー、私のこと、キライ・・・?」
「今は嫌いだ」
「ひ、非道い・・・あの時はあんなに熱烈に私のことを求めてくれたのに・・・・もう私には飽きちゃったの!?」
大きな瞳をうるうるさせながら悲しそうにのたまう元“ウイルスの母”。
1時間ほど前に突然自室にやって来たかと思うと有無を言わせず我が物顔で上がりこみ、貯蔵してあったオボンヌを食い荒らしベッドの下をごそごそと漁ったかと思うと何故かがっかりした顔で出てきてそのあともあちこち家捜しを続け、ようやく疲れたらしく腰を下ろし今に至る。
「何か俺たちの間で壮大な誤解があるみたいだな」
「もう、つれないわね。一応客人なんだけど」
一瞬でケロリと元の人を食ったような表情に戻る。いつもの事だ。
「招かれざる客だけどな」
「あ、そうそう『ソリッドうさこ』で思い出したんだけど、あの子は?」
にしても凄いネーミングセンスよね、とミュール。それにしてもこいつは本当に人の話を聞かない。
「シュレリアか?こないだからリンカーネイションに行ってる。どうしても手が離せないらしい」
「あー、あー、あー・・・成る程ね・・・」
何か面白い物でも見つけたような顔をするミュール。コイツがこういう顔をしたときは本当にろくな事にならない。本当に。
「・・・なんだよ」
「だから微妙に荒んでるんだ・・・勉強のストレスに性的欲求不満が重なったって訳ね」
「な・・・!」
「・・・・・ね、だったら私が相手をしてあげましょうか?」
「・・・何を言って・・・」
「経験は無いけど知識ならちゃんとあるわ。満足させてあげられるハズよ?」
278 :
166:2006/04/02(日) 12:35:03 ID:kai/qFC9
ゆっくりとこちらにしなだれかかってくるミュール。外見は初潮すら迎えていないであろう少女のそれでしかないのに、その仕草は恐ろしいほどに蠱惑的。
「おい、やめろって・・・!」
刹那。部屋のドアが吹っ飛んだ。
「え」
まるで来ることが分かっていたかのように飛来するドアをひょい、とかわすミュール。
「え?」
目の前に。
迫る。
ドア。
暗転。
「ここ、は・・・・」
「あら、起きたみたいね。おはよう」
「あぁ、おはよう・・・って、あんたは!」
ダボダボのローブにターバン、何故か手に持った箒。
「タスティエーラ!!」
「だからオババ様はやめ・・・あ、うん、そう、タスティエーラよ」
拍子抜けしたような、どこか物足りなさそうな顔をする少女。
「・・・・どうかしたのか?」
「ううん、すぐに名前で呼んでもらえたの、久しぶりだから・・・・とにかくようこそライナー、歓迎するわ」
「あ、そりゃどうも・・・って、違うだろ!あんた死んだんじゃなかったのか!?」
「ええ。私の体は400年ほど前に滅びているし、『タスティエーラ』という意識もついこの間消滅したわ」
「じゃあなんでここにいるんだよ!?」
「・・・・・『歓迎するわ』、ライナー」
「・・・・・え?」
「そういえば、この間あっちの方で新入りのゴリラみたいなおじさんが金魚すくい屋さんを始めたんですって。後で見に行ってみる?」
「・・・・・・・・・・・・・・・ぇえ?」
「そう、ドアに・・・・貴方みたいな鬼畜系朴念仁は長生きすると思っていたんだけど、案外早かったわね・・・・」
それにしても随分と間抜けな死に方ね・・・とタスティエーラ。手にはどこからか取りだした湯飲みが。実にババくさい。自分の前にもこれまたどこから取り出したのやらちゃぶ台とお茶の注がれた湯飲みが置かれている。
「だから俺はまだ死んでないって!・・・っていうか酷い言いぐさだな、おい」
「因果応報、よ。往生際が悪いわよ、ライナー。せっかく死んだんですもの、楽しくやりましょう?」
まさに往生際である。諦めることなど出来るものか。
279 :
166:2006/04/02(日) 12:36:01 ID:kai/qFC9
「・・・・・・・・・夢だ。これは夢なんだ・・・・・」
「もう、あなたまであの子と同じ事を言うのね・・・」
「あの子って?他にも誰か来たのか!?」
「ええ、来たわよ。アル・・・いえ、貴方にはジャックと言った方がいいかしら?」
まさに晴天の霹靂だった。だが、ジャックが死んだという知らせなど受けた覚えはない・・・やっぱりこれは夢だったんだ!
「すぐ帰って行ってしまったけど」
「え?・・・ほ、本当に来てたのか・・・って、帰ったって?」
「どうやら条件によっては『向こう側』に帰れるみたいなの。まぁ、元々死ぬほどの事では無かっただけかもしれないけど・・・」
「ど、どうすれば帰れるんだ!?」
「死んだときと同じ目に遭えば帰れるみたい」
ある意味王道よね、とタスティエーラ。絶対に何かが間違っていると思う。
「ちなみにあの子の場合は死因はチェーンソーだったわ。一体何があったのかしらね。酷く怯えていて話してくれなかったけど・・・」
「・・・・・・・」
あぁ、謎が解けた。手紙も書けないような状態だったのか。だからクルシェと連名だったのか。
「ジャックの奴・・・・・」
誰よりも勇敢だった友人を想う。こんどお見舞いに行こう。オボンヌを持って。
「それで、あなたも帰るの?」
「当然だ!」
「そう・・・あなたはドアだったわね」
言いながらローブの裾から丸々ドア一枚を取り出す。
「っておい、ちょっと待て!今のは明らかにあり得ないだろう!」
「気にしたら負けよ」
「勝ちも負けも無いだろ!」
「喋ってると舌噛むわよ」
「何を言って・・・!」
「えい」
暗転。
「・・・!・・・ナー・・・」
「・・・イナー・・」
「ライナー!」
「!」
覚醒。目の前には顔をぐしゃぐしゃに泣きはらした最愛の人。
280 :
166:2006/04/02(日) 12:37:02 ID:kai/qFC9
「ライナー!良かっ「シュレリア!良かった、もう会えないかと思った・・・・!」
有無を言わさず引き寄せ、思い切り抱きしめる。今まで離れていた分を埋めるかのように。
「ちょ、ライナー、苦しい・・・・」
「ごめん、シュレリア。ずっと一緒だって約束したのに、不安にさせてしまって・・・」
「そんな、元はと言えば私が・・・」
「もう、離さない・・・シュレリア・・・」
「ライナー・・・」
「愛してる・・・・」
「・・・私も」
「・・・・ごほん。あー、もしもし、ちょっとそこのおふたりさん?」
「まだいたんですか?無粋な人ですね。舞台袖の方から静かに退場するぐらいの気遣いが欲しいものです」
「あら、言うじゃない。愛しの彼をあの世に送りかけた女のセリフじゃないわね」
「なっ・・・!あれは、元はと言えば、あなたが・・・!」
「・・・話が良く見えないんだが」
「この子がなんかくだらない一人遊びしてるからそれをちょっと面白くしてあげたんだけど、何故か怒ってるのよ。それで私がライナーの部屋にいるのを知って怒り狂ってドアを吹っ飛ばして、それがあなたを直撃したって訳」
オンナの嫉妬は怖いわねー、とミュール。
「私が怒ってるのは、あなたがライナーの部屋にいた件ではありません!いえ、それも十分腹立たしいんですが、よ、よりによって・・・・!」
怒りのあまり言葉にならないらしいシュレリア。小さなにぎりこぶしがぷるぷると震えている。一体何が。
「一人でダイブゲームなんて不毛な事してるから、あなたが好きそうなゲームに差し替えてあげたんだけど・・・・気に入らなかったかしら?」
「き、気に入るも何も・・・・いったい何なんですか、アレはッ!!」
「何って・・・・あなたの大好きな『魔法少女』モノよ?」
「あれのドコがですか!!に、にゅるにゅるのぐにゅぐにゅがぁ・・・思い出しただけで寒気がしますッ!」
「お気に召さなかったのかしら?その割には随分と『悦んで』いたみたいだったけど・・・?」
シュレリアの顔から一切の表情が消えた。あぁ、人は怒りが限界を超えると無表情になるんだなー、と他人事のように思う。
「・・・・ライナーがどうしてもと言うから生かしておきましたが、やはり間違いだったようですね・・・災厄の目は早めにつみ取っておくに限ります」
「へぇ・・やる気?あっさり私に乗っ取られてたあなたがお仲間無しでどこまでやれるのかしらね?」
「詠唱――」
「――開始」
「待て、二人とも、止め――――――――
暗転。
「あら、また来たのね。歓迎するわ。お茶でもどう?」
「よう、久しぶりだな、ライナー」
281 :
166:2006/04/02(日) 12:38:17 ID:kai/qFC9
以上でした。
タイトル「オババ様と俺」
本当はドアがミュールを直撃、衝撃で幼児退行しライナーとシュレリアを「ぱぱ、まま」なんて呼ぶ話を考えていたのですが娘キャラはハマがすでにいるじゃないか!という訳で急遽方向転換、オババ様大活躍の巻。
前回のラブえろ話とは微妙に繋がっていなくもありませんが別に前話を読んでいただく必要はありません。
それにしても我ながらありきたりな話しすぎて正直気が滅入ります。
ではいずれ、また。
282 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 13:09:52 ID:qooBBM0m
>>281 GJ。
ていうか、魔法少女編の内容が気になる。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 触手!触手!
⊂彡
エロパロに落とすもんではないな
ミュールスレ立ててそっちでやってほしいんだが
つーか誘導してるだけなのに今まで荒らし扱いされてきた哀れな俺
この書き込みもここの住人にとっては荒らしに等しいんだろうけど
キャラスレって萌え萌え言って騒ぐ場所にしか見えない。
パロssを投下する場所ってここ以外にないんじゃないだろうか?
まあこのスレにおけるミュールの人気は、特定人物達の投下した作品にある。日記とかコスモスフィアとか。
つまり
>>285が頑張ってエロパロ投下して、この流れを変えるんだ!
日記は破壊力あったからな・・・
あれはミュールどころかそもそものアルトネリコ観すらを変えかねない
っていうか、そんなに見たくなければスルーすれば良いじゃん<ミュール話
スレ違いスレ違い言っているやつって本当に21歳以上?
>>286 君の認識は間違っている
ヒロインスレでもミシャスレは異質だけど他はたまに萌え語りしてる
>>289 別にミュールネタだけで埋め尽くされてるわけでもないし、
あんま職人減らすと過疎るぞ。
黙って次のネタを待とうぜ!
ところで一つ聞きたいんだけど、>285は何が気に入らないんだろうか
フェーズ4や>281みたいになオリジナルが気に食わないのか
ヒロインでもなんでもないミュールが書かれるのが気に食わないのか
エロパロでエロが無いのが気に食わないのか
>290の言うとおり、書き手が逃げるぞ。好みの問題じゃ駄目なのか?
オリジナル好きな漏れは、ライナーやミュールのコスモスフィアの続きとかwktkしてるけど
前にも言ったけどエロなしはtxtでうpするとか無理なん?
堂々とここに落とすことになんの疑問も感じないのか
マンセーレスつくし俺が間違ってるんですねごめんなさい俺が消えればいいんですよね
うん
自虐ネタは見てると冷めるから止めとき。
うpロダにあげたりすると、時間が経てば見れなくなるんだし。
頼むからもう来ないでくれホントに
ok、つまりエロなしが嫌だからってことで過疎らないように
>>292がここにエロありミュールネタなしで投下しまくるってことだな。
それが出来ないんならミュールネタ、エロなしネタ等の
現状に不満を持っている人が少ない分
>>292が現状に理解を示し、折れるべきだと思うが。
それをせずに、住民無視して喚くのはどうかと思うよ。
と、叱咤激励(?)しつつ、このスレを見て、昨日寝るとき何かネタ思いついたんだけど
朝起きたらすっかり忘れてしまっていた・・・orz
まあ、そう熱くならず。
好みは人それぞれだし、気に入らないと思ったらスルーすればいいのでは。
今のところはエロが不足しているというほどでも無いですし。
とか言いつつ、小ネタ投下。
・グラスメルク ミュール編
「『仲結いの糸』完成だ」
「赤い糸……それ、どうするの?」
「装備するんだよ。シュレリア様が言うには、本当は小指同士を結ばないといけないらしいけど」
「ふーん…シュレリアの言いそうな事ね」
「ミュールもそうするのか?」
「してあげてもいいけど。貴方、それの意味わかってる?」
「意味って?」
「……運命の赤い糸。愛し合う男女は生まれた時から小指が赤い糸で結ばれている。そういう迷信よ」
「そ、そんな意味があったのか…」
「ちなみにそもそもの由来は赤縄(せきじょう)と言って、夫婦の縁を結ぶ赤い縄なの。互いの足を繋ぐんだけど、そうするとたとえ仇同士でも離れられないのよ」
「へえ」
「そういうわけだから、これで足を繋ぎましょうか。ライナー」
「何でだよ!?」
「だって私達にぴったりだと思わない?」
「思わない思わない」
レアード58
ライナー18
40のときの子供かよ
未だにあの男の遺伝子から稀代のレーヴァテイルたらしが発生したとは思えん
いや、あれぐらいになったらそっくりになるやも知れんが
ところで設定資料集を購入した諸兄に尋たいが、
ライナーの母親に関しては追究されたのか?
遅ればせながらレベル9を見せて頂いたが
レベル8の凌辱の方が良かったと思う俺はダメですか、そうですか
完結してからでいいからエロ全開の三人娘が堕とされるようなBADENDを見てみたい
>>299 さっぱり
一応オリカの特異性とミシャの星詠関係は多少言及されてる
>>301 俺は和姦の方が好きだから9の方が良かった
今このスレの最初の方見てたんだが・・・
10日くらいで320kbってすごいなおい
資料集はシュレリア様ファンブックといっても間違いじゃない
再びレベル8へ
城さえなくなった荒野に彼はいた。何かを探るように虚空を睨んでいる。
時折、雷が鳴る他は静かなもので、彼自身、彫刻のように動かない。
「来たか」
ようやく、一言発した。
彼が視線を向けた先、地面の一部が白く輝き出し、ゲートが開いた。そこに四人の人影
が現れる。騎士ライナーと三人のレーヴァテイルたちだ。
「よくぞレベル9から無事に戻ってきた、とは言えないか。折角逃げ出したのに、また戻
ってくるとはな。お前らも自殺願望でもあるんじゃないのか?」
銀髪ライナーは人を食ったような笑みを浮かべた。
「いや、そのつもりはない。お前を倒して現実に戻る!」
騎士ライナーが強い言葉で言った。
「ふん。あれだけの目に遭っておいて、まだそんな口が聞けるのか。やはり死ななきゃ直らないという奴か」
馬鹿にしたように言ったあと、銀髪ライナーはふと気づいて言った。
「つーか、お前、何かやつれていないか?」
「い?いや、そんなことはない!」
騎士ライナーは慌てて言った。
「お前に比べると女どもの方が元気そうだな。お前ら、下で何をやってたんだ?」
「な、何もやってないわよ!」
「です!!」
ミシャやシュレリアも慌てて否定した。全員、顔が真っ赤だ。
銀髪ライナーは疑わしそうにそれぞれの顔を見つめた後、ふんと鼻息を吐いた。
「まあ、いいか。興味ねーし」
話題が逸れたのでライナーたちはほっとした。本人達が思い出しても恥ずかしいことだらけなのだ。
「しかし、妙な格好だな。俺に嫁がせに来たのかと思ったぜ」
騎士ライナーはいつもの格好だが、ミシャは白無垢、オリカはセレモニー、シュレリア
はエンゲージを着ていたのである。
「うふふ。わたしはそれでも構わないわよ」
ミシャは銀髪ライナーに微笑みかけた。
「何?」
「何となく分かったのよ。あなたもやっぱり、ライナーの一部なんだって。ただ、あくま
でも一部であって、全てではない」
「ライナー自身を保つ為にはあなたも欠かせない部分なのだと思います」
シュレリアもミシャに同意した。
「俺が必要悪だとでも言うのか?」
「そうじゃないけど、そう感じるの」
「あたしはライナーの全部を受け止められる。だから、あなたのことも好きだよ」
オリカがそう言った。
「ふ〜ん」
銀髪ライナーは冷ややかな目でレーヴァテイルたちを見つめると、地面に刺さっていた大剣を引き抜いた。
「そりゃ、結構。まあ、そういう勝手な幻想抱えたまま死ぬのはお前らの自由だからな」
騎士ライナーも剣を抜いて構えた。
「その妄想の根拠を示してもらおうじゃないか」
「望むところだ!!」
騎士ライナーは気合一閃、魔法の加護もなしに飛び出した。瞬間的に間合いを詰めると、
横にフェイントをかけ、剣を振り下ろした。
「唸れ、烈風!!」
残像を残し、騎士ライナーが分身する。三方向から剣の衝撃波が放たれ、銀髪ライナー
を襲う。銀髪ライナーは高速で移動するとそれらをかわし、剣を横に払った。
騎士ライナーはその攻撃をかわし、がら空きになった脇腹を狙う。しかし、銀髪ライナ
ーは身体を回転させて、後ろ回し蹴りを仕掛けてきた。
強力な蹴りを反射的に剣で防ぎ、騎士ライナーは後方に飛んだ。先に体勢を取り戻した
銀髪ライナーが大剣を振るい、矢継ぎ早に攻撃を仕掛けた。
騎士ライナーはそれを剣で受けるので精一杯だったが、ダメージはないようだ。後方で
はオリカがマジQを歌っている。
「ちったぁ、マシになったじゃないか」
銀髪ライナーは一度引いて、剣を構え直した。騎士ライナーは呼吸を整えながら、様子を見ている。
「虚空破斬!!」
ミシャの詩で無数の剣が銀髪ライナーの下へ降り注いだ。彼は身動きもしないでその攻
撃の全てを受ける。魔法の剣が消え去った後も、ダメージがある様子はない。
続いてオリカがウンディーネを呼んで、凍える水で周囲を満たした。やはり、銀髪ライ
ナーにダメージを与えることはなかったが、彼は僅かな違和感を覚えた。
「う〜ん、えい!!」
シュレリアがシルヴァホルンの力を解放した。膨大な導力エネルギーが電流と化し、
その場に満たされた水を帯電させる。雷の力を内包した水の力が銀髪ライナーを取り囲み、
徐々に電圧を高めながら、その動きを封じようとする。
「魔法の威力が上がっているな」
銀髪ライナーはそう言いながら、力を放った。雷ごと水を吹っ飛ばし、レーヴァテイルたちを睨む。
「おまけに別の属性効果や魔法付加もかけているのか。どういうことだ?この前は何もなかった筈だが」
頭上から、オリカが放ったフレイメアが降ってくる。水が電気分解したことによって発
生した水素と酸素に引火して、大爆発を起こす。
煙が引いた後も、銀髪ライナーはそこに立ったままだったが、多少のダメージは与えたらしい。
「わたしたちとライナーの結びつきが強くなったお陰よ」
「ライナーに、い〜っぱいインストールして貰ったんだもん!!」
「お、オリカさん、その言い方はちょっと・・・」
「なるほど、そういうことか」
立ちすくむ銀髪ライナーの横から、騎士ライナーが斬りかかった。
「戦いの途中だぞ!ぼ〜っとするな!!」
騎士ライナーの剣が銀髪ライナーの胸の辺りを捉えた。鎧が弾け、袈裟斬りに剣が走る。
銀髪ライナーの身体がよろけ、後ずさった。
「少しは攻撃力が上がったようだな」
血は出ない。代わりに黒い霧のようなものが噴出している。
畳みかけようとする騎士ライナーの攻撃を、今度は銀髪ライナーが守勢に回って受けた。
剣と剣が空中でぶつかり合い、空気と地面が斬撃で抉れた。
何度か剣をぶつけた後、攻守が入れ替わってしまった。数回、斬りつけることに成功し
たのだが、銀髪ライナーの勢いは止まらなかった。むしろ、負傷が大きくなればなるほど、
彼は嬉々として剣を振るうのだ。
体勢を崩した騎士ライナーに銀髪ライナーの大剣が振り下ろされた。避けられない。
「しまった!」
ギイイイイン!という音がして、その剣は何かに弾かれた。
「ライナー!助太刀いたす」
それはどんすけだった。剣を手にしたナイトどんすけが、銀髪ライナーに斬ってかかる。
「もう。しっかりするのよ。危なっかしくて、見ていられないのよ」
騎士ライナーの側にハマが現れて、オカリナを吹いた。ライナーの体力が回復し、攻守速の全てが上がる。
「ありがとう、ハマ」
「礼なら勝ってから言ってよね」
騎士ライナーは再び銀髪ライナーに向かっていった。
「ライナー!ここは負けてはいられんぞ。オリカさんの為にも!!」
「ああ、絶対に勝ってみせる!」
ハマの支援を受けながら、騎士ライナーとどんすけの連携攻撃が始まった。
「なめるな、雑魚どもぉお!!」
騎士ライナーの何倍もの威力があるインパルスが二人を襲った。衝撃で飛ばされ、転倒
してしまう。倒れた二人に大剣の刃が突き刺さろうとする。
「絶剄衝波!!」
銀髪ライナーは新たな助っ人に弾き飛ばされた。
「カナデ!」
「ライナーさん、カナデも戦うです!」
カナデは銀髪ライナーに相対して、構えを取った。
「また、お前か」
「またじゃないですぅ。あなたとの戦いはメモリに記録されています。以前とは違いますよ!」
カナデは高速で移動をすると、構えの取れていない銀髪ライナーに飛びかかった。
「秘奥義!舞形・闘姫究極演舞!!」
多段コンボから、高出力の波動砲が発射された。銀髪ライナーは攻撃の殆どをいなし、
そのエネルギー流を大剣で叩き斬った。
「さすがですね。この技を食らって、立っていられたのはあなたが初めてです」
カナデは戦いに気分を高揚させ、笑みを浮かべた。
「何人来ようが無駄だ」
昂然とした様子で立つ銀髪ライナーの周りを、ハマ、どんすけ、カナデが取り囲んだ。
「いくのよ!トライアングルアタックなのよ!」
ハマがオカリナを吹き、無数の竜巻が銀髪ライナーの動きを封じる。その隙をついて、
どんすけの剣が閃いた。斬撃が腕や足を切り刻む。
「わたしの想い、受け止めてください!」
その間に力を溜め込んだカナデが、最大出力で超波動砲を放射した。
「滅形・殺一兆星射斗!!!」
「受け取るか、クソがぁぁ!!」
銀髪ライナーは剣を振り回すと、そのエネルギーにも抗った。光と闇がぶつかり、爆発
する。波動エネルギーの殆どを相殺した銀髪ライナーだったが、技に耐え切った後の隙を
騎士ライナーが切り込んだ。
銀髪ライナーは鎧ごと胴体を貫かれ、少なからぬダメージを被った。肩膝をついて、息を吐く。
「よし!!」
騎士ライナーたちが歓声を上げる。
「チッ」
銀髪ライナーは騎士ライナーとレーヴァテイルたちを見た。四人の間に虹色の光が煌き、
その純度を高めていた。
「心を感じる」
「心が近づいてる」
「想い、広がってる」
オリカ、ミシャ、シュレリアの詩が増幅され、騎士ライナーのオーラが何倍にも膨れ上
がっていた。ハーモニクスが相乗効果で、三段階目をも超え、更に、七、八、九と上昇して行く。
「絆の力か。胸糞悪い」
銀髪ライナーは立ち上がると両手を振り上げ、傲然と怒鳴った。
「ならば、その絆ごと断ち切ってやろう!」
シュレリア、オリカ、ミシャの身体の周囲を赤い光円が配置された。それぞれ三つ。多重ロックオンだ。
「今度は幻影などではない。本物の闇の力でお前らの精神を犯してやる!!」
九つの黒い闇が実体化して化け物の姿を取り、銀髪ライナーの下に出現する。
騎士ライナーは歌っている三人の前に立つと、剣を盾代わりに地面に刺し、自らは両腕
を十字にクロスさせ、護る体勢を取った。
「そんなことにはならない!絶対に!!」
「また、地べたに這い蹲って、女どもの悲鳴を聞きな!!コード・オブ・ザ・ダークエイジス!!!」
銀髪ライナーは召喚した九つの闇の獣を放った。黒いうねりが津波のように四人へ襲い掛かる。
「うおおおおおお!!!」
騎士ライナーの身体からまばゆい光が溢れると、前方に輝く盾となり、闇を遮断した。
絆の盾が壁と化し、闇を進入させない不可侵の領域を作り出した。
「何っ!?」
消滅していく闇の獣たちの姿を見て、銀髪ライナーは驚きの声を上げる。
シュレリアは即座にライフフィルで騎士ライナーを回復させ、エナジーフィルの加護を与えた。
「今度はこっちの番だ。いっけえええ!!フォトンストーム!!」
カウンター技の発動。騎士ライナーは光速の剣で銀髪ライナーに斬りかかった。
「ちっ、この程度の技」
銀髪ライナーは光速剣の殆どを自らの剣で防ぐ。
「まだまだぁ!」
騎士ライナーが飛び上がり、剣を大きく振りかぶった。その背後から紅と蒼のドラゴン
が同時にブレスを吐く。騎士ライナーはそのブレスに自分の力を上乗せして、銀髪ライナーに叩き込んだ。
「ドラゴンビート!!」
銀髪ライナーは完全に防御に回って、その攻撃に耐えた。まだやられない。この程度で倒れる筈がない。
「続けていくぜ!!」
騎士ライナーはそう言うと、力を溜め込んだ。その両脇では疾風迅雷とセラフィフライ
アの二天使が自らの雷を凝縮させて、一つの槍を作り上げていた。
騎士ライナーはマテリアライズされた雷の槍を受け取ると、身動きのできない銀髪ライナーに飛びかかった。
「その身に刻め!ニーベルン・ヴァレスティ!!!!」
「ちょっと待て!それは他のゲームの・・!!」
突っ込みは無視されて、戦乙女の必殺技が炸裂した。銀髪ライナーは技を食らった後も
尚倒れなかったが、この展開に危機感を持ち始めていた。
まずい。この流れはマズイ。
銀髪ライナーは素早く立ち上がると、歌っている無防備なミシャの下へ向かって走った。
直接彼女を切りつけるつもりだ。
「只では済まさんぞ!」
「やだ、ライナー。焦っちゃダメ。お父さんに怒られちゃう」
ミシャはそう言ってウインクをすると、恥ずかしそうに嫌々をした。その彼女と銀髪ラ
イナーの間に、もの凄い形相をした頑固親父が出現した。
うちの娘に何をする気だと言わんばかりにちゃぶ台がひっくり返され、銀髪ライナーは
夕飯のおかずに巻き込まれた。こんなものなのにダメージが深い。
壊れた茶碗や急須を押しのけ、尚もミシャを攻撃しようとする銀髪ライナーの頭の上に、
今度はでっかい金ダライが落ちてきた。
ぐぅわわわわん!
「こうなるとドリフね」
「こ、この野郎」
頭をさする銀髪ライナーの前に腕が差し出された。
「ライナー。踊ろう」
「な、何?」
オリカが銀髪ライナーの手を取って踊り出した。何故か逆らうことができない。完全に
技の中にはまってしまっている。このままでは本当にマズイ。
「もう。ライナーって踊るの下手なんだね」
銀髪ライナーはシルフのダンスで吹っ飛ばされた。上空まで舞い上げられ、きりもみし
ながら落下する。何とか受身を取るが、背中をしこたま打った。
痛みを堪えている銀髪ライナーの下へシュレリアが笑顔で近づいてきた。
「ライナー。きのこ花火って見たくありませんか?」
「あ?」
「とっても綺麗なんですよ。本当にきのこの形をしていて。二人で見たら、きっと楽しいと思います」
シュレリアはニコニコしながら、禁断のハイエンシェント・テクノロジーのリンクを開
いた。回線を通じて、封印された軍事衛星に指令が送られる。超高密度で範囲指定された
空間だけで爆発する、中性子熱核爆弾。何百発というミサイルが銀髪ライナー目がけて飛
んできた。何故か、弾頭の先がウサギ型だったりする。
銀髪ライナーは影になった。
「綺麗ね」
「本当にきのこの形をした花火なんだね」
ミシャとオリカも喜んではいるが、それはきのこ花火ではなく、きのこ雲だ。
放射能汚染された銀髪ライナーだが、まだ生きていた。満身創痍の彼に、尚も騎士ライナーが攻勢をかける。
全身に攻撃を当て、全ての箇所にATフィー、もとい、アンビエンスフィールドを展開させる。
「これで終わりだ!頼むぜ、皆」
「オッケー!」
「範囲指定。目標補足。出力最大!」
「倒れてぇ!!」
ミシャ、シュレリア、オリカが最高の力を解き放つ。
「「「アルトネリコ!!!」」」
三つの塔から、それぞれ最大の攻撃が行われた。銀髪ライナーだけに定められた高エネ
ルギーの放射が続き、彼の身体を撃ち続けた。
その身体に亀裂が入り、グリッドが走る。揺らいだ体から、何か別のものが抜け出した
かと思うと、光の束になって飛び出した。それは空へ上昇して消えていった。
「あれは・・?」
「あれは他の階層の人格だ!奴から解き放たれたんだ!!」
騎士ライナーが喜びの声を上げた。
「「やったぁ!」」
オリカとミシャが手を合わせて喜んだ。
砲撃が終わり、そこにはうつ伏せに倒れた銀髪ライナーが残された。
「死んじゃったの?」
「いや、かろうじて生きてるみたいだけど」
騎士ライナーたちは警戒しながら、銀髪ライナーの側へ近づいた。彼の大剣は砕かれ、
全身もボロボロの状態だ。その身体自体も存在が不確定になり、ともすれば消えてしまいそうだ。
銀髪ライナーは身動きをすると、立ち上がろうとした。膝をつき、両手を踏ん張るが、
そこから起き上がれない。
「もう無理はするな。お前の力ではこれ以上戦えない」
銀髪ライナーはその言葉を鼻で笑った。
「俺の力?ふん。お前ら、俺が何の為に他の階層の人格を取り込んだと思う?パワーアッ
プする為じゃない。自分の中にあるものを制御する為だ」
彼はそう言いながら半身を起こす。両膝はついたままで、上半身は揺れているのに、
その瞳だけは爛々と燃えていた。
奇妙な予感があって、騎士ライナーはシュレリアたちを後方に下がらせた。見ると、
銀髪ライナーの後方に影が伸び、何か大きなものの形を作り出している。
影は闇となり、空間に穿たれた底なしの穴のように、広がり続けた。無であるという圧
倒的な存在感、それは非存在感とでもいうべきものか。切り取られた化け物の闇が少しずつその領域を広げていた。
「こ、これは・・・」
「光栄に思うんだな。異次元の存在のお目見えだ。お前はどうやら選ばれたらしい、
ライナー・バルセルト。世界を支配する宿命とも言うべき力。この集合意識の前には
個人の力など、無に等しい」
一つには、それは狂気と呼ばれるものなのかも知れない。ふとしたきっかけで、特定の
人物に起こるブレイクスルー。歴史の引き金。人間の精神の奥深くでつながる何かが、
今一つの形になろうとしていた。
銀髪ライナーも、自身の中から解放されたものに、飲み込まれようとしていた。目を瞑
り、自らが生まれた虚無の世界へ還ろうとする。それこそが、彼の本懐なのだ。
しかし、消えていく筈の意識が停滞した。失われた筈の感覚が甦り、何かが彼を捉える。
それは詩だった。
オリカ、シュレリア、ミシャが歌っている。三人は別々の詩を歌っているのだが、それ
が一つの詩として、成立していた。その詩が、膨れ上がる闇の領域を抑えつけ、封じ込めようとしていた。
「ヒュムノスか・・・」
銀髪ライナーは目を開けた。
「レベル8!そこから離れろ!逃げるんだ!」
騎士ライナーが叫んだ。
「何の為に?それに、ヒュムノスで抑えつけても、どうにもなりはしないぞ。こいつは殺
すことも消すこともできない。人間そのものを殺さない限りは」
膠着状態が続いた。
三人の詩と集合意識が戦い合い、綱引きをしている。ある時点で力が拮抗してしまった
為に、その状態で止まってしまったのだ。このまま何もしなければ、永遠にこの状態が続いてしまう。
実際には、ダイブしている三人の誰か、もしくはライナーが現実で死ぬことで決着がついただろうが。
それでも三人は諦めずに歌い続けた。騎士ライナーはどうすることもできず、それを見
ていることしかできない。銀髪ライナーはその場で動かず、じっとしている。
突然、動きを封じられていた集合意識の化け物が腕を振り上げた。詩の力に抗するよう
に激しく暴れた後、その拳を地面に叩きつける。その途端、大地が崩壊した。
以前、騎士ライナーがレベル9への扉を開けたように、再びその扉が開かれた。ただし、
今度は闇の扉だ。黒い闇の束が噴出し、大きな穴が穿たれる。化け物はその中に落ちて行った。
「事象の地平線・・・!!」
「ライナー、ここは危険です。上に行きましょう」
シュレリアが天使のように背に翼を生やし、空へ舞い上がった。ミシャ、オリカも飛翔
するイメージを作り上げ、空を飛ぶ。騎士ライナーは三人に抱えられて難を逃れた。
崩壊する世界の中で、銀髪ライナーは只一人、取り残された。彼の足元のすぐ側の地面
にも亀裂が入り、底なしの闇がそのあぎとを広げた。
「こういう終わり方もありか」
彼は一人笑いながら、二度と戻ることのない暗闇の中へ堕ちていった。
がしっ!
何かが彼の腕を摑まえた。
「・・・何をやっている?」
「お前も、助けるんだ」
三人のレーヴァテイルに支えられた騎士ライナーが銀髪ライナーの腕をつかんでいた。
「ライナー!しっかり」
「今、上に行きますから」
今やレベル8の世界は全てが闇の中に埋もれようとしていた。レベル9から吹き出した
闇が、嵐のように波打ち、空間を切り取っていく。三人の天使に導かれるように、二人の
ライナーは空に消えた。銀髪ライナーは意識を失っていた。
「ようやく収まったみたいだな」
騎士ライナーはほっと息をついた。
ここはレベル7である。ライナーの足元にはレベル8への穴があり、そこから下の様子
を見る事ができた。レベル9の浸食は一時的なものらしく、波が引くように静かになっていた。
「これで、終わったんだね」
オリカがほっとして言った。
「そうね。これでウイルスも全滅しただろうし、ライナーも自分を取り戻した筈」
ミシャは意識を失っている銀髪ライナーに癒しの詩を歌い終えた。意識を取り戻す程度には回復した筈だ。
「あの集合意識の中には幾つかのウイルスが巣食ってましたからね。どちらがどちらを利
用していたのかは分かりませんけど」
シュレリアは感慨深げに言った。彼の語っていたことをどこまで信用して良いものか分
からないが、人間の精神はまだまだ奥が深そうだ。
「これからどうするの?」
「どうするって、もう、こいつも悪さをしないだろうし、皆には現実に帰って貰えば・・」
「きゃぁ」
オリカの悲鳴が聞こえて、全員が注目した。いつの間にか起き上がった銀髪ライナーが、
オリカを後ろから押さえつけていた。その手からは鋭い爪が伸び、オリカの首筋にめり込んでいる。
「オリカ!!」
「動くな」
銀髪ライナーは睨んで言った。
「お前、まだ・・」
「俺がウイルスに操られているとでも思ったか?ウイルスは俺と、あの集合意識にきっか
けを与えただけに過ぎない。回復までしてくれるとは、親切なこった」
銀髪ライナーは冷ややかに言った。
「さて、どうする?ここで死ぬか?それとも俺を今度こそ殺すか」
騎士ライナーは銀髪ライナーを見つめたまま暫く動かなかったが、やっと口を開いた。
「死ぬ気もないし、お前を殺す気もない」
「そうですね。あなたの気が済むまで、何度でも繰り返しましょう」
シュレリアも覚悟を決めたように言った。
「ねえ、ライナー。あたしは別に、ここで死んでも構わないよ」
「オリカ!?」
ミシャがオリカを驚いた顔で見つめる。
「あたしは今まで生きていても、死んでいたようなものだもの。ライナーが一緒にいてく
れるなら、あたしを必要としてくれるなら、喜んで殺されるよ」
「オリカを死なせるわけにはいかないが、俺も同じ気持ちだ」
騎士ライナーは剣を構えて言った。
「こうなったら、とことん付き合ってやる」
ミシャとシュレリアもライナーに倣った。五人の視線がぶつかる。
「やれやれ、結局こうなるのか」
銀髪ライナーはつまらなそうに言った。
彼はオリカの喉から爪を離すと、彼女の背を突き飛ばして、騎士ライナーたちの方へ寄
越した。それから、パタパタと自分の服の汚れを払い、ローブをまとった。
「分かってくれたのか?」
「は?分かったかって?勘違いするな。俺は最初から、こうなることは分かっていたんだ」
銀髪ライナーは相変わらず冷ややかな顔をしながら言った。
「分かってたって、どういうこと?」
ミシャが不思議そうに聞いた。
「俺がお前らに負けること。それから、俺を救うこと。そこにいる人格は天然のお人よし
で、赤ん坊のように純真さを失わない馬鹿だからな。そんなのに惚れるお前らもお前らだが。全く、面白くもない」
「お、お前、俺達を騙していたのか?」
「騙してたわけじゃないぜ。俺は本気でお前らも自分も殺したいと思っているし、世界を
滅ぼす願望も失っていない。だが、無駄なこともしない主義でな。これ以上やっても結果
が変わらない以上、拘泥するつもりはない」
四人は狐につままれたような顔をしている。
「まあ、言ってみれば通過儀礼のようなものだな。俺とお前のどちらがマスターとなるか、
それが偶々こういう形で行われただけだ」
「じゃあ、私達は意味のないことをしていたのでしょうか?」
シュレリアが聞く。
「お前らにとっては意味があっただろう。あのまま放っておけば、ウイルスはライナーの
人格から肉体を破壊しただろうし、場合によっては俺がウイルスに汚染されたままで現実
化した可能性もあったからな」
銀髪ライナーは息をついた。
「ただ、お前らがこの馬鹿の中にダイブした時点で、大体のピースは揃っていたんだ。
だから、後はそれをはめ込むだけ。完成される絵は始めから決まっている」
その言葉でオリカ以外の三人は大体納得したようだ。
「う〜、良く分からないよ」
「つまり、超自然の神秘ってところだ」
「そうか!なるほど〜」
「おいおい、本当に分かったのかよ」
騎士ライナーが呆れて言った。
銀髪ライナーが空に手をかざすと、そこにだけ明るい光が差し込んできた。
「さあ、お前らはさっさと帰れ。あそこから出れば、現実の世界に戻れる。いい加減帰らないと、身体が腐るぞ」
「お前・・・」
「人格として形作っている以上、俺もライナーではあるからな。結論が出ればそれに従うさ」
「やっぱりあなたもライナーなんですね」
シュレリアが笑って言った。
「それは真であり、偽でもある。あくまでも今回はこうなっただけだ。ライナー。お前は
運が良かっただけだ。一歩間違えれば、現実の世界でも、ここでも、お前は何かを、場合
によっては全てを失った筈だ。それがこうしていられるのは、別にお前の判断が正しかっ
たわけでも、何でもない。時代や状況が味方したに過ぎない。お前はすれすれのところで
かろうじて成功しているだけだ」
銀髪ライナーはそう言いながら、騎士ライナーに近づいていった。
「何かのきっかけで、人は簡単に闇に落ちる。自分が大切にする物を失った場合は特にな。
そして、普通は一度堕ちたら、二度と這い上がれない」
銀髪ライナーは騎士ライナーの肩に腕を回して、その顔を近づけた。
「せいぜいそのことを胸に留めておけ。お前が現実世界で失敗したとき、俺はまた再び力を取り戻す筈だ」
「肝に銘じておくよ」
騎士ライナーは神妙な顔でうなずいた。
「しかし、あれだな」
「?」
「お前が何だかんだと言っても、この三人とやれたのは俺のお陰だな。精神世界でのこととは言え」
「な、何を言って!!」
「こんなことでもなければ、お前は一人の女に手を出すことさえできなさそうだからなぁ。
それが一度に三人も。これは俺に感謝しなけりゃならないだろう」
銀髪ライナーは破顔一笑した。
「ああ、しかし、幻影とは言え、最初に貫通させたのは俺の方が先だがな。どうもお先に。ご馳走様でした」
「お、お前なぁ!」
騎士ライナーは銀髪ライナーの腕を振り払い、動揺してみせた。こいつ、本当に全部知ってて・・・
「ライナー?」
「あなた、もしかして」
「い、いや、俺は本当に知らなかったんですって。マジで」
「そうそう。こいつにはそんな甲斐性はないって。お前らも外でまた苦労するぜ。特に一度、味を知ったから尚更だ」
銀髪ライナーはレーヴァテイルたちにも笑って見せた。彼女達は顔を赤くする。
「じゃあな。オリカ、ミシャ、シュレリア。もう会うこともないだろうが、せいぜいこいつを宜しくな」
銀髪ライナーはそう言ってレベル8へと通じる階層の崖に向かって歩き出した。
「待って!また、下の世界に戻るの?危ないよ」
オリカが彼を呼び止めた。
「それが俺の世界だからな。死と危険の隣り合わせの領域。その微妙なバランスが心地良いのさ」
銀髪ライナーは後ろ向きに軽く手を振ると、崖を飛び降りてしまった。
「結構、男らしいのね」
ミシャが感心したように言った。
「悪い人じゃなかったのかな?」
「いや、充分に悪意のある人格だったと思うけど」
オリカの問いに、ライナーが答える。
「でも、あのライナーは、シュレリアって呼んでくれた。様をつけないで・・」
シュレリアは名残惜しそうに崖の方を見ている。
「さあ、これでもう終わりだ。現実世界に帰ろう」
騎士ライナーが気を取り直して言った。
「何だかちょっと寂しい気もするわね」
「そうですね。このままライナーの精神世界で暮らすのも悪くないかも・・?オリカさん、
何をしているんですか?」
「え?この深層心理の世界に、あたしの名前を刻んでおこうかな〜なんて」
「な、何を言ってるんだよ。そんなことより早く帰らないと。って、シュレリア様まで何
をしてるんですか!!」
ライナーの慌てぶりに三人が笑った。大体、そんなことをしなくても、もう充分に彼女
たちのことはこの世界に刻み込まれている。
「それじゃあね、ライナー。ちゃんと戻ってくるのよ」
「大丈夫なの?最後まで一緒にいた方が・・」
「いや、各階層に人格を戻して、精神世界を復調させるのは一人でやらないと。本当に皆
ありがとう。外の俺があんまり中のこと覚えていないだろうから、悪いけど」
「気にしないでください。私達が望んでしたことですから」
ミシャ、オリカ、シュレリアは再び天使の翼を構築すると、ライナーが開けた外の世界
につながる道へと飛翔を始めた。何故か、オリカの翼だけ黒かったのだが。
「また、現実で」
三人の天使は手を振って、詩を歌いながら天へ昇って行った。ライナーはその幻想的な
光景を彼女達が消えた後も暫く見続けていた。辺りには彼女達が落とした翼の羽が舞い、
詩の余韻が残っていた。
(次回、蛇足的エピソードへ続く。ついにラスト。溜まりに溜まった不満が爆発するのが
怖い!俺が書いたもんの責任は全て俺にあるわけだが、・・・つーか、マジ怖い!!)
でもまぁよくここまで続いたと思うよ
良くも悪くもそれだけアルトネリコという一つの作品に想いを込めれたわけだし
同じアルトネリコを愛する者としては敬意を払う
まあ、オリ部分ありすぎてもう別物になってるようなキモ駿河
それ言っちゃったら、ここのライナー・ミュールの話全部(ry
322 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 01:48:11 ID:3IKAxJ24
なんというか投下時期が悪かったなよりによって春休み時期だから
厨は自分の思いどうりにならないと空気読めずに叩きはじめるから始末におえん
俺みたいに読まなきゃいいだけなのに無駄に文句付けるんだから
マンセーばっか言う人間と糞糞ばっか言う人間以外もいるってことを覚えといて
書いてくれる職人叩きすぎて職人を追い出さないようにな
俺はそういうスレを何度も見てきたし
ここでマスティクス×ソネット投下
してくれる人はいないのか
今のところ別に荒れて無いよな?
ひどいところはかなりひどいぞ。
それだけで半分スレが埋まるような感じ。
>>327 ついこの間漫画を買ったのに
「えっ…誰?」
って5分以上悩んだ
限りなく絶望的かと…
マスryのほうの人となりが謎だからな
単なる優男か、狡猾な腹黒か、死亡フラグ待ちあたりの三択だとは思うが
ソネットはミシャとオリカを足して割ったような感じだが
レベルE (エピローグ)
「あっ、気づいたみたいだよ」
聞いたことのある誰かの声がする。目の前がやけに眩しい。意識以外に何もない。
視覚と聴覚が復帰して、それからようやく自分の身体を意識することができた。
「クルシェ?」
そこにいるのがクルシェだと気づき、そして自分がライナー・バルセルトであるという
ことを思い出した。全身と頭が酷く重い。それでも何とか起き上がる。どうやら自分は
寝ていたらしい。
「ここは・・・」
見覚えのある場所だった。恐らく天覇研究所。クロニクルキーを取り戻す為に潜入したところだ。
「良かった。心配してたんだよ」
クルシェが嬉しそうに言った。側にはジャック、ラードルフ、そしてアヤタネの姿がある。
「俺、どうしてたんだ?」
「何も覚えていないのか?」
ラードルフが眉をひそめて言った。
「お前はミュールを救う方法を探すと言って、使徒の祭壇にある導力プラグの中を調べて
いたんだ。シュレリア様の忠告を無視してな。塔の中の情報野を探り、有効なデータを見
つけようとしたらしいが、案の定ウイルスに襲われた」
「それが偶々運悪く発生した突然変異種でね。ライナーの精神にダイブして、その中で増
殖しまった。危なかったよ。あのままにしていたら、ファルス司祭の二の舞になっていた
だろうからね」
アヤタネが説明を引き継いで言った。
「ここはボルドの施設だ。覚えているだろ?俺達と一緒に、ミシャの身体を取り戻した場所だ」
ジャックがクルシェとライナーの間に割り込んだ。
「ああ、覚えている」
「人間の精神に進入したウイルスを除去するのに、レーヴァテイルへのダイブシステムは
使えない。だから、レーヴァテイルの精神の物質化とその反転化の技術を応用したんだ。
詳しい説明は省くけど、ライナーの精神に直接ダイブするのではなく、インタラクティブ
に働く仮想世界を電脳空間に創って、そこにシュレリア様たちをダイブさせた。レーヴァ
テイルでない、ボク達には無理だったんだけどね」
クルシェは技術的な部分を補足した。まあ、詳しいことを聞かされても理解できないだろう。
「ミシャやオリカが協力して、お前の中のウイルスを駆除したんだ。感謝するんだぞ」
ラードルフが笑顔で言った。
「そうだったのか。悪かったな、皆。心配かけて・・・それで、シュレリア様たちはどう
したんだ?姿が見えないけど。疲れてどこかで休んでいるのか?」
礼を言おうにも、肝心のシュレリア、オリカ、ミシャの姿が見当たらない。
その場にいる者の顔が急に曇った。ラードルフ、アヤタネが目を伏せ、クルシェは背を
向けてあちら側を向いてしまう。ジャックだけが、真剣な表情でライナーを見つめると、
その肩をつかんだ。
「なあ、ライナー。気を落ち着けて聞いてくれ。お前のせいじゃないんだ」
いつにない真剣な表情のジャック。クルシェの肩が震えている。嫌な予感がした。
「な、何だよ、ジャック。そんな、まさか・・」
「お前のせいじゃない。システムが不完全だったんだ。リスクは充分過ぎるほど分かって
いた。それでも、必ずお前を救うって、そう言っていた。最初は反対したが、結局は全員
一致で賛成したんだ。だから、これは俺達全員が受け入れなければ・・」
「待てよ、ジャック!どういうことだよ!!皆は、ミシャは?オリカは?シュレリア様は
どうしたんだよ!言えよ!!はっきりしろよ!!」
ライナーは眩暈がした。そんな筈はないと必死に言い聞かせようとしたが、無駄だった。
何かの間違いだ。ジャックは自分の想像とは別のことを言おうとしているに過ぎない。
「・・・お前の精神からウイルスが完全に除去された事を確認してから、次は彼女たちの
精神を電脳空間から戻す必要があった。変換作業を逆転させればいい筈だったんだが、
そのアルゴリズムに誤りがあったんだ。不可逆反応・・・物質の精神化は失敗して、
彼女たちの心は・・・意識は・・壊れて・・」
ジャックはそれだけ言うと、嗚咽を漏らした。ライナーの肩を握る手が痛い。しかし、
ライナーはその痛みも、五感も失いそうになっていた。
あの三人が?壊れた?
それはどういうことなんだ・・死?・・俺のせい???
眩暈は吐き気に変わっていた。自分の愚かさに対する最大の嫌悪感。喪失感。絶望。
フラッシュバックのように、三人との出会いや様々な出来事が浮かんだ。そして、その
後には何も残らなかった・・・・ブラックアウト。
がちゃ。
「あっ!ライナー。起きたのね。良かった〜」
「へっ?」
涙目で見つめる先には笑顔で駆け寄ってくるオリカの姿があった。研究室の扉から、
続いてミシャ、シュレリアも現れ、それぞれ満面の笑みを見せた。
「心配したのよ、ライナー。中々目を覚まさなかったから。あら、どうしたの?何だか泣
いているみたいだけど」
「だ〜っはっはっはっはははは!!!」
ジャックが腹を抱えて笑い出した。
「いやいや、すまん、すまん。ライナー。ちょっとしたジョークだ。全部嘘。それに近い
ことはあって、一時肝を冷やしたのも事実だが、問題はなかった」
「シャレにならないから、止めろとボクは言ったんだけどね」
さっきまで肩を震わせていた筈のクルシェも振り向いて、涙を拭きながら笑顔を見せた。
つーか、泣いていたんじゃなかったのか!!
「ジャック、テメエ!!」
ライナーは怒りを爆発させて、ジャックの胸倉をつかんだ。こいつマジで殺してやろうか。
「ラードルフ!アヤタネ!お前らはこの中でも良識を持っている側の筈だろ?どうして
止めてくれなかったんだ!」
ラードルフは申し訳なさそうに頭をかいた。
「いや、俺はさすがに止めたんだがな。あまりに酷い嘘だったからな。しかし・・」
「僕がラードルフを説得したんだよ。ライナーの絶望に打ちひしがれ、哀しみに悶える顔
が見たくってね。実際、凄く良いもの見せてもらったよ。ありがとう」
アヤタネはそう言って微笑んだ。彼のメモリの中にはその時のライナーの表情の全てが
記録されていた。スロー再生やコマ送り、その他、色んな機能が満載だ。
「アヤタネ〜」
親友に裏切られて、ライナーは大いにへこんだ。最悪だ。だが、嘘で良かった。本当に良かった・・・
「ちょっと、どういうこと?アル兄がまた変なことしたの?」
ミシャがライナーを気遣いながら言った。
「そんなに甘やかすなよ、ミシャ。こいつの無鉄砲さで、実際俺ら全員が同じような思い
をしたのも確かなんだぜ」
「そうそう。皆が戻ってくるまで、ヒヤヒヤだったよ。もうこんなリスクの高いことはしたくない」
クルシェがジャックをフォローした。
「でも、ひっど〜い。ライナーは病み上がりなんだよ。病気からやっと起き上がった人に
対して、そんな悪質な冗談をするなんて、許せないよ!」
ラードルフから事情を聞かされたオリカが、ライナーの頭を抱きながら、そう言った。
何だか、以前にも同じようなことをされたような。
「そうですよ。悪ふざけにも程があります。アヤタネも。エレミアの使徒としての分別を疑いますよ」
「申し訳ありません、シュレリア様。でも、ことライナーに関して言えば、シュレリア様
も管理者としての立場を越えてしまっている部分があると思いますけど」
謝りながらも、アヤタネは笑顔でやり返した。シュレリアはあっけに取られ、反論できない。
「でも、本当に良かった。本当に・・・」
ライナーはうな垂れて、大きく息を吐いた。ふと、自分の腕を見ると、ぽたぽたと雫が落ちていた。
「あれっ?」
ライナーは大粒の涙を流していた。
「ライナー・・」
「わ、悪かったよ」
さすがに反省したらしいジャックたちが詫びた。三人のレーヴァテイルたちももらい泣きしそうな雰囲気だ。
「しかし、なぁ。ライナーは贅沢者だぜ。三人にそれだけ思われて。何だか、ちっと妬けちまうぜ」
「それが本音か」
クルシェがぼそっと言う。
「だ、だってよぉ。優柔不断をいい事に、こいつだけおいしい思いをしっ放しじゃねぇか。
こいつがはっきりすれば、少なくとも残りの二人のチャンスは回ってくるだろ?なあ、ラードルフ」
「お、俺にはちゃんとしたパートナーがいたから・・・」
「けっ、真面目ぶりやがって。なぁ、ライナーさんよぉ、そろそろここらで決めてもいいんじゃないのか?」
ガツン。
「いい加減にするの。ライナーはこれで良いのよ。・・・少なくとも今のうちは」
ミシャがジャックに鉄拳を食らわせてそう言った。何か、この感じもどこかであった気がする。
ジャックに制裁が加えられて、場が和んだ所で、ライナーはふと気づいた。
「そうか。俺、皆にダイブされちゃったのか。参ったな。見せられるものなら、見せると
か言って置いて、全然何の心積もりもしていなかったから、とんでもない心を見せた気が
するけど。俺さぁ、変じゃなかったか?嫌いになったりとか、してない?」
「さあ、それはどうかしら」
ミシャが意味ありげに笑った。
「精神世界でのことは本人にも話すのはタブーですからね」
シュレリアも話そうとしない。
「マジかよ。ああ、気になりすぎて、暫く寝られそうにない」
「ライナーは今まで散々寝てたから、どちらにせよ、当分寝られないと思うぞ」
ラードルフがそう言った。
「じゃあ、俺は当分、夜を悶々と過ごすのかよ!!」
「ねえ、オリカ。後でこっそり、触りだけでも教えてよ」
聞こえよがしにクルシェが言う。
「そうだな〜、でも、あんなこと、他人には言えないよぉ」
「勘弁してくれ!!」
頭を抱えたライナーだが、あることを思いついて聞いてみた。
「そういえば、俺にダイブしてウイルスを駆除してくれたのはありがたいんだけど、
あのさ、アヤタネって、ウイルスを分離する特殊な技があったじゃないか。あれを使って、
俺の中に入ったウイルスを取り除くことはできなかったのか?」
「ああ、それは勿論可能だったよ」
アヤタネが事も無げに言うので、その場にいた者全員の視線が彼に集中した。
「僕は自分より位の低い下等なウイルスに対して、一定のコマンドを優先的に使用できる
力があるからね。ライナーの中に進入したウイルスに対してもそれが通用することは確認
済みだよ。一度試してみたからね」
「なら、どうしてそうしなかったんだよ!!」
ライナーは呆れて叫んだ。
「だって、そんなことをしたら、折角のライナーの心を覗く機会がなくなっちゃうじゃな
いか。人間の精神に仮想ダイブする案はきっと出てくるだろうと思っていたから、予測通
りだったよ。勿論、万が一の時には僕がウイルスを除去するつもりだったけど」
アヤタネは悪意のない表情でそう笑った。こいつも・・・最悪だ。
「あ、あなたはライナーの心を覗く為に危険を放置したのですか!?」
シュレリアが詰問した。
「僕自身も興味はあったけど、それは目的じゃなかったよ、シュレリア様。僕よりも、
君たち三人にとって、それが良いことだと思ったんだ」
アヤタネはそう言って、意味あり気にレーヴァテイルたちを見た。
「優柔不断で鈍感なライナーの本音を少しでも知れたんじゃないかな?それでどうだった?
ライナーの心の中では誰の事を一番大切にしていたんだい?」
それを聞いて、三人は黙ってしまった。
「そう言えば、結局ライナーの、わたしたちへの思いの深さは比較できなかったな」
ミシャが暗い顔をして言った。
「ホント、博愛主義者っていうか、平等主義者というか、レーヴァテイルキラーというか」
オリカが溜息をつく。
「何も、変わりませんでしたね。いえ、あくまでも目的はウイルス退治であって、
それ以外の目的はなかった筈ですけど」
シュレリアは失敗したかも、という思いを断ち切って、何とかそう言った。
「それじゃあ、せめてライナー自身は変わったのかな?この中の、誰か一人に思いを決めることができた?」
アヤタネが聞く。
「い、いい?い、いや、そんな」
ライナーは、オリカ、ミシャ、シュレリアのそれぞれを見て、頭を振った。そんなこと
決められるわけがない。
「ほらな、こいつはこういう奴なんだ」
ジャックが呆れて言った。
「あ〜あ〜、やっぱりボクも、レーヴァテイルだったら良かったのにな。そうすればライ
ナーの中に入れたのに」
クルシェが悔しそうに言う。
「ははははは。そうライナーを困らせるな。これ以上ライバルが増えたら、収拾がつかな
くなるぞ。そんなことより、腹が減ったろう。ライナーは何日も寝込んでいたんだからな。
宿へ行って、休息しようじゃないか」
ラードルフが提案した。彼はいつもこういう役回りだ。
「そうだな。まだ、ミュールを助ける方法が見つかったわけじゃない。オババ様が
いつまで持つかも分からないんだ。ライナーも戻ったことだし、旅を続けにゃなるまい」
ジャックとクルシェも立ち上がり、皆が部屋から出ようとした。ライナーも立ち上がろ
うとするが、長い間寝ていたせいか、身体がふらついて起き上がれない。
その肩を、オリカとミシャが支えるようにして抱えた。
「ほら、しっかり」
「いいって、一人で歩けるから」
「ダメだよ。そんなふらついてちゃ。あたしたちも起き始めはそうだったし」
シュレリアもそんなライナーを見て笑った。
「お帰りなさい、ライナー」
「は、はい。ただいま」
そのままの状態で、四人はほたる横丁の宿へ向かった。シュレリアは、ミシャとオリカ
に両脇から支えられているライナーの、少し先を歩きながら、クルリと振り返るとこう言って微笑んだ。
「ちゃんと、責任とって下さいね」
「へ?」
「ライナー、ずっと一緒よ」
右の耳元でミシャが、
「大好きだよ」
左の耳元でオリカが囁いた。
その言葉に何か重要なことを思い出しそうになって、ライナーは一人で顔を赤くしたの
だった。そんなライナーを見て、三人は顔を見合わせて笑った。
ライナーは、彼女達を見ながら思った。
自分は、本当にこの中の誰かを選べるのだろうか?分からない。
不思議と、以前以上に、彼女たちへの想いが強くなっていることを感じていた。これだ
け強い想いがあるのに、その中の一人を選ぶなんてできそうにない。
三人とも頂いちゃえよ。
そんな誰かの声がして、それが自分の内なる声だと気づいて、彼はまた、激しく動揺するのだった。
ライナーたちがミュールを救い、世界を平和に導くまでにはまだもう少しかかるのである。
Fin
(終了しました。読んでくれた皆さん、ありがとうございました。お陰で最後まで書けました。エロもパロも初でしたが、アルトネリコのキャラはイメージが作りやすく、書いてて俺も楽しかったです。
今後はもうこういうのを書くことはないでしょう。エロじゃねーじゃん、クソ長えよと、お嘆きの皆さん、安心してください。
いつ連載打ち切られるかとハラハラしながらの投稿も終わり、ほっとしましたw)
レベル8の獣ムスメはネタとしてまだ使えそうな気もしますが、これって絵が書ければ一発なんだよな・・・そういう才能があればorz
結局、脳内妄想に落ち着く。
陵辱シーンは仮想世界での幻影という形で誤魔化してます。レイプものもありだろうと考えつつ、あからさまに書く気にはなれず、あんな感じに。
それに、やっぱり最初は(騎士)ライナーのキャラでやって欲しかった。レベル6や8がお預け食ったのはその為です。
俺とすれば、今後精神的に開発された娘たちとエロに目覚めつつあるライナーが色々とやらかしてくれることに期待。
ゲームのキャラが即座にエロという感じだとイメージがつながらなかったので、少しずつその気になっていく過程を描きました。
後は他の職人さんに期待するのみ。俺は一読者へカムバック!
もう何と言えば良いのやら。
これだけの文章を書ききった>338に同じ書き手として惜しみない賞賛を。
とりあえず終われてよかったね
打ち切りってあんたが続けるかどうかだけじゃん
感想としてはこれもうアルトネリコじゃないだろ
オリ設定を披露したかっただけなんじゃないの
ここまで付き合ってしかもレスまでつける俺にGJって感じ
>>338 お疲れ様でした〜。
GJでしたよ!
これでライナーもコスチェンできるようになったら面白いなw
危なくなったら銀髪ライナーに変身とかw
これがある程度と思えるんですか
もうそんなレベルじゃないと思うけど
アルトネリコのキャラが出てくるだけであとはもう違う
それと終わってから語るのはやめてほしい
書いたのは338だけどここに落とした時点でこれをどう受け取るかは読み手次第なんだから
これはこうであれはこういうことなんですよみたいなのはしてほしくない
俺みたいにどうしようもない話だったと受け取る奴もいれば素晴らしい感動したと受け取る奴もいるだろうし
解釈なんて個人個人で違うんだから
終わってから語るのは作中で描写し切れなかった書き手の未熟さと判断するんで自らそういうことはしてほしくない
書いている段階では先の展開とか考えていなかったので、スレ違い意見や反対意見が
多かったり、読んでくれる人がいないようだったら、投下も書くのも止めるつもりでしたから。
レベル6辺りで一応、最後までの流れは見えてきたけど「調子に乗ってレベルE〜」の
意見があったので、これは止めかな、とか考えてました。
読み手のこと考えて書けるほどの力ないし。
だから、不満に思いつつも耐えてくれた人には感謝です。
おつかれ
まあオリキャラオリ設定は2次では叩かれやすいしね
次はトリップかタイトル入れといた方がいいかもね
>>344 誰がなんと言おうと私はGJさせてもらおう。
本当にお疲れ様でした。
>>338 話の展開は面白かったし、終わりも綺麗にまとまっててよかった。
ただ、個人的にはニーベルンはもちろんダークエイジス等がやりすぎかなと思った。
「唸れ烈風!」みたく技名じゃないセリフにしておいたほうがよかったかもしれない。個人の趣向かもしれないけど。
何はともあれ完遂したのはGJ!
お疲れ様でした。
……で、相談があるのですが。
前スレでハーレム書くって言った者なのですがね。
なんだか文章量が膨れに膨れております。
どうしましょう。
よっしゃ、バッチ来い。
待ってる
349 :
341:2006/04/05(水) 01:47:38 ID:xettFATS
>>343 だから、別に貴方の感じた感想はどうでもいいのさ。
要はあんたの文章から「この作品を読んで時間を無駄にした」
っていう事しか伝わってこない。
そういうことじゃないって言うならもっと感想の書き方を考えようぜってこと。
後、パロディになるレベルってそんなに狭くないでしょ。
同人のアニメキャラの陵辱とか絶対ありえないものだってパロディに入るわけだし。
キャラだけでも2次創作の部類なわけだから、パロディでいいと思うが。
ぶっちゃけ貴方の言うパロディってシナリオに沿ったものしか認めないの?
このスレで多いミュール話とかそういうのもやっぱりアウトなのかい?
>>344 私としては非常に面白かったです。
ただ、戦いの描写という点において、ちょっと薄っぺらいというか、
説明しかしていないというか、もう少し描写があってもよかったというか…
ちょっと淡々としていた気がします。
でも、もし、人間側にもダイブ出来たら、と言う設定をココまで膨らませられた
その想像力に惜しみない拍手を。
>>337 Gj!読み続けてよかったと思ってるよ
>>340 パロは多かれ少なかれオリ設定が入るもの
今回はそれが多かっただけのことだろ
まあ、なんにせよ、賑わっているのはいいことだ
>>347 コォ━━━━щ(゚Д゚щ)━━━━イ!!!!
長ければ長いほど嬉しい俺みたいのもいるんでいつまでも待ってますよ
>>348 >>352 サンクス。もう少し書けたらまた途中までになるけど投下する。
エロス難しいよエロス。
このスレも最初どうなることかと思ったが、結構賑わってきたな。
俺も以前投下したSSの続きを書きたいんだが中々先に進まない…orz
つーかまだゲームが発売してから2ヶ月ちょっとだろ
それにしては随分と速度速いと思うな
>>349 21歳未満の厨は無視すればいいよ。春休み時期が過ぎれば消えるだろうから
厨は自分で勝手に期待してそれを裏切られたと書き手を叩く
すべてが自分の為に用意されて当たり前とか思ってるからな
いつまでも引き摺ってるんじゃあねーよクソカス共
こんなギスギスした空気を引き摺ったままだと、次の職人様が作品を投下し難いだろーがヌケサクがーーーーーーーーーーー
まぁまぁみんな落ち着け
空気悪くするヤツはクレセントクロニクルに閉じ込めますよ
閉じ込められたヤツはそこで 謳 っ て く れ
世界は自分中心に動いてるという思考を自覚してるにせよ無自覚にせよ抱いてる
奴がここにいた、と
しかしここ本当に作品の宝庫だよ、職人さん方GJ
荒らし扱いされるのはわかってたことだけど俺が言わないと誰も言わないし
どんな酷い作品でもマンセーするもんだからこれでいいのかと勘違いした書き手がいつまでも居座るという事態に
諸悪の根源は例の設定完全無視したミュール日記だよな
あそこからおかしくなった
だから俺みたいに少しでも嫌だと思ったら読むのをやめろと
職人が減ってスレが廃れてたら良い書き手も出てきにくくなるだろう
変にスレ統制なんかやってないで自分で読むものを選べよ
自分では板の現状を憂いての義務感に駆られた言動かもしれないがそれは甚だしい考え違いだ
そもそも誰かが統制しなかればならないほどこの板は荒れてはいないしお前が一人で喚き立てているのに過ぎない
「言っていないだけで他にも不満がある奴はいるはずだ!誰も言わないのなら俺が言ってやる!」
などと考えているのかもしれないが黙して語らない彼らこそがマナーを弁えた読み手に他ならない。
不満があるなら黙ってろ。面白かったら褒めてやれ。
簡単だろう?
駄々こねてる勘違い自己厨さんはスルーで
ここで流れを読めない俺がある種異様なものを投下
「何だよ、コレ!」
「何って・・・手錠だよ?グラスメルクって便利だよね、何でも作れて」
「そんな事を聞いてるんじゃない!何でこんな事するんだよ!?」
そう、朝、目を覚ましたら両手両足を手錠でベッドに繋がれていた。遊びは多少はあるが、とても自力での脱出は出来そうにない。
「何でって・・・ライナーを私のものにしようと思って」
「な・・・」
まるで今日の献立でも告げるような軽い口調。だが、その目には尋常ではない光が灯っている。
「・・・・訳の分からないことを言うのはよせ、オリカ。俺は誰のものにもならない」
「うん、分かってるよ。ライナーは優しいもんね」
「何を言って・・・」
「だから誰かを選ぶ事なんて出来ないんだよね?選ばれなかった子が悲しむのが嫌なんだよね?大丈夫。私は、私だけはちゃんと分かってるから」
「オ、オリカ・・・」
「そう、ライナーのことが本当に分かってるのは私だけなんだよ?」
舞台に立つ女優のようにうっとりと語るオリカ。自分の背中が総毛立つのを感じる。
「だから、ライナーを私だけのものに、私をライナーだけのものにするの。そうすれば他の人なんか誰も要らないよね?」
言いながら、ゆっくりとこちらに覆い被さってくるオリカ。
ここまでくれば、彼女が何をしようとしているかなど明白だった。止めるべきだ、そう理性が叫ぶ。こんなのはいけない―――
だが。
こちらの頬をくすぐる髪から漂う甘い香り。
こちらに覆い被さった彼女のやわらか過ぎるほどの肢体。
こちらを見つめる彼女の情欲に染まった瞳。
「らい、なぁ・・・」
この感覚は恐怖だろうか。それとも期待だろうか。分からない。でも。
そんなことは、どうでもいいと思った。
俺は、陥落した。
「ん、ちゅ、ぷぁ・・・んっ・・・ん・・」
「オ、オリカ・・・」
「ちゅる・・ん・・・ぷは、・・・・もう出そう?まだ、出しちゃ駄目だよ?」
「でも、もう・・・」
「だらしないなぁ、ライナーったら。まだ始めてから一時間しか経ってないよ?また少し休憩だね」
「そ、そんな・・・・・・」
この調子で何度も何度も射精の直前で止められ、既に快楽なのか苦痛なのかすら分からない。いっそのこと自分でしごいて射精してしまいたいがベッドに手錠で繋がれた現状ではそれも叶わない。ただ、一刻も早く、吐き出してしまいたい、それしか考えられない―――
「つらい?つらいでしょ、ライナー?でも、私はもっとずーっと焦らされてたんだよ?だから、これは罰なんだよ?」
「俺は、そんなつもりじゃ・・・」
「でも・・・ライナーの態度次第では、そろそろ許してあげても・・・いいよ?」
言いながらするすると着衣を解いていく。眩しいほどに白い裸体、童顔に相応しい薄い恥毛、それとは対照的な大きめの乳房が目に飛び込んでくる。
「ね・・・私、どうかな?」
「あ、あぁ・・・綺麗だと、思う・・・」
「嬉しい・・・」
現状も忘れて、見惚れていた。それ程に、彼女は美しかった。そのままなら彫像として飾ってもおかしくないほどには美しい。そう、そのままなら。
躊躇いなくこちらの顔の上に馬乗りになり、にちゃり、という粘着質な音と共にゆっくりと自ら秘部を割り開く。こちらの性器を舐めながら興奮していたらしい。
「ねぇライナー、舐めて?ちゃんと私にもしてくれたら、今度はこの中で、思いっきり射精させてあげるよ?」
・・・本来、これは屈辱的な事なのかもしれない。ぼんやりとそんな事を考える。でも、仕方がない。この状況では、仕方がないことだ。
そうやって自分に言い訳ををしながら―――幸いにも(不運にも?)これが詭弁であると理解する程度の理性は残っていた―――みっともなく首を伸ばし、彼女のソコに口づける―――
「あ、ふぁ・・・・舌、きもちいい・・」
恍惚とした表情で肩を振るわせる彼女に、少しだけ一矢報いたような気になる。
「ライナーが、ライナーが、私の、舐めてるよぅ・・・うれしい・・・・」
どうしたらいいのか分からず、とりあえず次から次へと湧き出してくる液体を舐め取る。
何となく甘いような、酸っぱいような、果実を連想させるような味。
「あぁ・・・私の、飲んでる・・・・」
ふと思いつき、秘部の上の方にある肉の芽のようなものを舌先でつついてみる。
「ひ・・・・っ!」
びくん、と背中を反らすオリカ。今までの部位にない劇的な反応。俄然調子づき、そこを重点的に責め立てる。
「あっ、ちょ、ら、ライ、な、あ、あぁぁぁぁぁっ!気持ちいいよ、それ、気持ち、いい、よぉっ!」
さらに舌を中に差し込み、かと思えば周囲に這わせ・・・思いつく限りのパターンを試してみる。
「あ、イッちゃう、イク、ライナーのしたで、い、ぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
悲鳴に近い嬌声を上げながら達したオリカ。それと同時にどぷり、と一際粘度の高い愛液を吐き出し、ひくひくと痙攣する秘部が目の前一杯に広がる。
頭がぼんやりとする・・・・この液体には、思考能力を奪う効果でもあるのではないだろうか?
達した余韻に体を震わせて荒い息をつくオリカを見ながら、そんな事を考えていた―――
「あっ、あっ、いい、気持ちいいよライナー、もっと突き上げてぇっ!」
四肢は相変わらず拘束されたまま。こちらに馬乗りになり真っ白な体を踊らせるオリカを下から滅茶苦茶に突き上げる。
もう何度彼女の中で射精したか分からない。結合部から溢れ出した精液と愛液によって腰の辺りがベトベトになってしまっったが、それでも動きを止める事が出来ない。まるでそれしかできない生き物になったかのような―――
「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
何度目かの絶頂を迎えるオリカ。まるで搾り取るように蠢動する膣に、抵抗することなく精液を吐き出す。
「あ、あ、スゴ、いっぱい・・・」
こちらが何度も放ち、それを子宮で受け止める度に、腰を震わせうっとりと頬を緩めるオリカ。
「おなかのなか、ライナーのでいっぱいになってるよ・・・・?」
言いながら、愛おしそうに自らの下腹部を撫でる。その表情は、淫らなものなど欠片もなく、まるで我が子を愛おしむ母親のようで・・・
「―――なぁオリカ、もうこの手錠外してくれよ」
「駄目だよ。だってそんなことしたらライナーはすぐに他の子のところに行っちゃうもの。・・・・・でも、もう十分かな」
「・・・・?何を、言って」
「今ので私はライナーのものになったから、今度はライナーを私のものにするの」
「・・・・え?」
「他の子のところへ行っちゃう足も要らない。他の子に優しくする手も要らない。別に無くてもいいよね?今日だって手も足も使わなくても愛し合えたもんね?」
言いながらにっこりと微笑むオリカに、今までどんな戦闘でも感じた事のない類の恐怖を感じる。表情は相変わらず聖母のようで、それが殊更恐ろしい―――
「大丈夫だよ、ライナーがイモムシみたいになっちゃって一人では何も出来なくなっちゃっても私が全部面倒見てあげるから。ご飯だって毎日私が食べさせてあげるし、Hなことだって毎日してあげるよ?」
だからいいよね? と首をかしげるオリカ。ほどかれた栗色の髪がさらりと揺れる。
「よいしょ・・・・っと」
オリカが部屋に立てかけてあった愛剣を引き摺ってくる。あれを使えば、彼女の細腕でも自分の腕や足の一本や二本、簡単に落ちるだろう。
「や、やめろ、オリカ!」
がむしゃらに暴れるが、手錠はじゃらじゃらと音をたてるだけで一向に外れる気配など無い。
「あぁ・・・・これでライナーを全部私のものに出来るんだ・・・・幸せ・・・・。何でもっと早くこうしなかったんだろう?」
「だ、誰か!助けてくれ!ミシャ、シュレリア様ッ!!」
「――今だけはその人たちの名前を呼んでも許してあげる。でも、これからは私のものになるんだから、私以外の女の子の名前呼んだりしたら許さないからね?」
言いながら、ゆっくりと近づいてくるオリカ。
「そんな怯えた顔しないで、ライナー。怖いかも知れないけど、これは私達が幸せになるために必要な事なんだよ?大丈夫だよ、ちょっと痛いかも知れないけど、すぐに終わるから」
「や、やめ」
「ライナー、愛してる。殺したいぐらいに」
はいごめんなさいやっちゃいました。石を投げないで下さい!最初は純愛の筈だったんです、嘘じゃないです、でもオリカが私の意志に反して勝手なことをするんです。
お詫びといってはなんですが別ENDを用意したので下をどうぞ↓
「―――――――――――――――――――――――――ッ!!!!!」
「きゃっ!」
手は、足は!?
「ちゃんと、ある・・・・・・」
震えるような呼気をゆっくりと吐き出す。
「夢、だったのか・・・・・」
「あの・・・ライナー?」
「でも・・・・どうしてあんな夢を・・・?」
「ライナーってば!」
「え、しゅ、シュレリア様!?」
「もう、まだ寝ぼけてるんですか?」
「あ、いや、すいません!わざわざ起こしに来てくれたんですか?」
「いえ、違いますけど・・・・もう、一体どんなユメを見てたんですか?」
言いながら少しむくれた顔のシュレリア。
「えっと、その・・・・」
「・・・・・Hなユメ、とか?」
「いっ!?」
「・・・まぁ、いいです。それ、私のせいかもしれませんし・・・・」
「え?シュレリア様・・・・?」
「・・・・・見て。ライナー・・・」
言いながらシュレリアは両手を広げ、その上に口からゆっくりと唾液を垂らす。・・・いや違う、アレは・・・・
「朝からすっごく濃かったですよ、ライナー」
ちゅるちゅると音を立てながら手に垂らしたソレをすすり上げ、一滴たりとも残すまいとするかのように手をぺろぺろと舐める。
あまりの事に意識がついていかない。
「シュ、レリア、様・・・・」
何か行動の指針があったわけではないが、じっとしていられずにあわてて身を起こし
じゃら
「え?」
いつの間にか両手両足に鎖が繋がれていることに気付く―――――
「ねぇ、ライナー。私、とっても素敵なことを思いついたんです」
「え?」
「私とライナーがずっと、ずうっと一緒にいられる素敵な方法です」
言いながらゆっくりとウサギ型のナニカを取り出す。
「ライナー、大好きです。愛して、います―――」
「みゅっ」
荒し扱い、じゃなくて荒しそのものじゃんwww
不満があるなら多少口にしても良い
ただそれは、職人さんの発展に繋がるような建設的なモノでないとね
手前勝手な正義感で勘違いだらけの御託を並べられても、春だなぁとしか思えないよ
ここから件の職人さんへの感想
まずは完結オメ。
部分部分を取り上げれば結構面白かった。
けど、ちょっと冗長に思えた点もあって、もう少しコンパクトに纏められたんじゃないかなと思う。
全編に渡って同じ密度で書く必要は無いんだし。
しっかり書く部分と軽く書く部分とを意識するなりして、展開だけじゃなく文章自体に緩急を付ければ、
もっと読み易くてもっと面白い作品になったと思うよ。
春は一般的に忙しい時期だし、大作書き終えてお疲れモードだろうけど、次回作も期待してます。
>>370 個人的には狂気系は結構好きなのでGJ!
>>370 コワスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
こういう狂った方向の純愛も悪くはないんだけどやっぱ後味が悪いのはな・・・
某エロゲのマナマナとか、主人公の生首を冷蔵庫に保存した某エロゲとか思い出して鬱になる
でも、オリカならやりかねないからな
>>366-370((((;゚д゚))))ガクブル
オリカでもシュレリアでもミシャでもミュールでもあり得そうだな……
まあ何が言いたいかってGJで次回作にwktkってことだ!
(;´Д`)ハァハァと思ったら
((((;゚д゚))))ガクブルでしたw
でも良かったよ
ところでライナーの最期の台詞の「みゅっ」て何?
「みゅっ」ってなんだwww
>>376 ありがd
そういえばそんなのあったな。あんま覚えてないけど
うさぎシリーズでは「食べて食べてー」しか(;´Д`)ハァハァ
379 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 20:49:29 ID:JKO9h9ic
ちょwwwwwおまwwwww「みゅっ」ってwwwwwwミュールwwwww
確かソリッドうさこの効果って敵全体即死だったな
まあアルトネリコ?でないところに愛を感じるな
ところでオリカさん
ライナーダルマにしちゃったら延命剤は誰に入れてもらうつもりなんですか
すつかり忘れてたなwww
>>382お前ちょっとIDバトルスレに来い
じゃなくて現実的にやるなら口で咥えて挿入、またはナニの先端に結んで挿入とかか
「みゅ」はソリッドうさこの鳴き声だった希ガス
作ったときシュレリア様がそんなこと言ってったような
つまり自爆。
さよなら、天さん・・・
ギョーザは止めれ
>>370をミシャでやってみる。
「―――――――――――――――――――――――――ッ!!!!!」
「きゃっ!」
手は、足は!?
「ちゃんと、ある・・・・・・」
震えるような呼気をゆっくりと吐き出す。
「夢、だったのか・・・・・でも・・・・どうしてあんな夢を・・・?」
「ライナーってば!」
「え、み、ミシャ!?」
「もう、まだ寝ぼけてるの?」
「あ、いや、ごめん!わざわざ起こしに来てくれたのか?」
「そうだけど・・・・もう、一体どんなユメを見てたのよ?」
言いながら少しむくれた顔のミシャ。
「えっと、その・・・・」
「・・・・・Hなユメ、とか?」
「いっ!?」
「・・・まぁ、いいわ。それ、私のせいかもしれないし・・・・」
「え?ミシャ・・・・?」
「・・・・・見て。ライナー・・・」
言いながらミシャは両手を広げ、その上に口からゆっくりと唾液を垂らす。・・・いや違う、アレは・・・・
「朝からすっごく濃かったのよ、ライナー」
ちゅるちゅると音を立てながら手に垂らしたソレをすすり上げ、一滴たりとも残すまいとするかのように手をぺろぺろと舐める。
あまりの事に意識がついていかない。
「み、ミシャ・・・・」
何か行動の指針があったわけではないが、じっとしていられずにあわてて身を起こし
じゃら
「え?」
いつの間にか両手両足に鎖が繋がれていることに気付く―――――
「ねぇ、ライナー。私、とっても素敵なことを思いついたの」
「え?」
「私とライナーがずっと、ずうっと一緒にいられる素敵な方法よ」
言いい終えるとゆっくりと詩を紡ぎだす。聞き覚えのある歌詞。この詩は――
「――お父さん」
「ハマ!?」
「ライナー、家族三人で仲良くしましょうね」
「ミシャ・・・・?一体何を・・・・?」
「ライナー、大好きよ。愛してるわ―――」
「大好き・・・・・なのよ・・・・―――」
「ぺほー」
和んだ
俺もミシャに縛られ隊
ミシャにならぬっころされても本望だ。
○月×日
最近、ウイルスが大量に発生している。シュレリアは何をやっているのかしら…?
○月×日
フラウトがまたオババ様って言ってきた。オババ様はやめてって言ってるのに……
○月×日
ミシャとアルモニカが帰ってきた。ミシャはどんなに美人になってきたかと思ったら変わってないじゃない。
それと、どうやら気になるコがいるみたい。久しぶりにワクワクしてきたわ。
○月×日
どうやらミシャはまだそのコと付き合っているわけでは無いみたい。ここは私が後押ししてあげなくちゃ。
とりあえず、フラウトに相手させてミシャにアドバイス。「時代はエロスよ」と言ってあげた。
そしたらミシャに引かれた。ちょっとショック……
○月×日
試練が終わったみたい。なんだかミシャの好きなコと連れのレーヴァテイルが二人っきりだったらしい。
フラウトったら……余計なことしかしないんだから。弱いくせに。
○月×日
とりあえず凍りの涙へ行くから相転移サーキュラ作ってくるように言った。
例のオリカって子が猫どんぶりとか名前勝手に名づけたの。
私とシュレリアの発明品なのに勝手に名づけられるのは気分が悪い。
……でもちょっとかわいいから許してあげる。
○月×日
ミシャたちが来るのが遅い。遅すぎる。もう三日も待ってるのに。
フラウトに聞いたらまたオババ様言ってきたので先に行くことにする。
○月×日
やっと来た。あまりに暇だったから一人遊びに夢中になっちゃったじゃない。
後でフラウトに愚痴聞いてもらおう。でもオババは許せないわ。
プラティナにはウイルスも待ってるみたい。とりあえずミシャ頑張れ。超頑張れ。
395 :
370:2006/04/07(金) 02:57:45 ID:0GebAC4E
ババアモエスwwwwwwwww
ババアはやめて
名前名づけたって頭痛が痛いってことだよな
>>394 突っ込んでおくと「氷の瞳」ね まあ和んだ
400 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 21:59:03 ID:Hw3ZfQJc
ところで ぺほー は一体?
>>400 ,ヘ∧,へ)
/::::::/:::/! r、
Y::://:::k'/::::Y
________. ,. -'‐=‐=- く::::::::/|─-- 、..,,_
オ::::::::::/:::::::::::::::::::::::::ヽ:::/:::!__:::::::::::::::::`ヽ、
`Σ:7:::;::::i:::::/::::;:::::、::::ヽ7イハ:::`ヽ、 ̄ ̄ ̄
/:::i::/:::ハ::::i::::::i:::::ハ:::::::y'⌒ヽ;:::::::\
γ、l_i:」_!_ヽレヘ ィ__!ハ:::」トー=ン ⌒ヽ)
,.'-、:从 ` ´ `ハ:::i`i'='"ヽ\
! o `レl::>.、___,.ィ'⌒〈:::ハ:::::;:ヘ:::\! ぺほー
,ゝ、 o O / /Yヽr__〈 ヽ、!
ヽ_)、 o /_ /ヽ.! ハ___>
ヽ、 〈r_>__ノ。 | / 〉、
//ヽ、 o !、_/!ヽヽ
|/ ゝ、.,_ __ノ//〈 〉 〉
l>ムく! L___二二,,,.イ_,_ノ | /
'J !_,__ノ l>ム
し'
フォッフォッフォ
バルタン星人の真似
>>400 ミシャの詩魔法の『我愛称』っていう歌魔法
召喚されたハマが風を巻き起こして敵全体に風属性ダメを叩き込む
さりげなくバーストLv1〜4ごとにしゃべる台詞が違う
Lv1 最低な男なのよ!
Lv2 ちゃんと責任取りなさいよ!
Lv3 アンタとは頭の出来が違うのよ!
Lv4 大好きよ・・・
まあここまで説明不要だと思うけど一応書いとく
我愛称で無理心中か…
>>404 そうすることで空も飛べるはずと信じてるから
ハマの可愛さは異常
「―――――――――――――――――――――――――ッ!!!!!」
「きゃっ!」
手は、足は!?
「ちゃんと、ある・・・・・・」
震えるような呼気をゆっくりと吐き出す。
「夢、だったのか・・・・・でも・・・・どうしてあんな夢を・・・?」
「ライナーってば!」
「え、お、オリカ!?」
「もう、まだ寝ぼけてるの?」
「あ、いや、ごめん!わざわざ起こしに来てくれたのか?」
「そうだけど・・・・もう、一体どんなユメを見てたの?」
言いながら少しむくれた顔のオリカ。
「えっと、その・・・・」
「・・・・・Hなユメ、とか?」
「いっ!?」
「・・・その、私のせいかもしれないし・・・・」
「え?オリカ・・・・?」
「・・・・ライナー・・・見て」
言いながらオリカは両手を広げ、その上に口からゆっくりと唾液を垂らす。・・・いや違う、アレは・・・・
「朝からすっごく濃かったよ、ライナー」
ちゅるちゅると音を立てながら手に垂らしたソレをすすり上げ、一滴たりとも残すまいとするかのように手をぺろぺろと舐める。
あまりの事に意識がついていかない。
「オ、オリカ・・・・」
何か行動の指針があったわけではないが、じっとしていられずにあわてて身を起こし
じゃら
「え?」
いつの間にか両手両足に鎖が繋がれていることに気付く―――――
「ねぇ、ライナー。私、とっても素敵なことを思いついたんだよ」
「え?」
「私とライナーがずっと、ずうっと一緒にいられる素敵な方法だよ」
言いい終えるとゆっくりと何かを取り出す
「ライナー、大好き。殺したいほど愛してる―――」
ギーコーギーコー
オリカかわいいよオリカ
うはwwwwwwww
ナニコノエンドレスwwwwwwwwwwww
最後は3人が纏めてライナーを独占するんですか?
さすがにこの流れはどうかなー、と思わないでもない
ギーコーギーコー
じゃあ、選択し間違えて心中エンドにたどり着くたびにアドバイスしてくれる
どんすけ&ブルマシュレリアのタイガー道場ことドンスケハウスを
「―――――――――――――――――――――――――ッ!!!!!」
「きゃっ!」
手は、足は!?
「ちゃんと、ある・・・・・・」
震えるような呼気をゆっくりと吐き出す。
「夢、だったのか・・・・・でも・・・・どうしてあんな夢を・・・?」
「ライナーってば!」
「え、ミ、ミシャ!?」
「もう、まだ寝ぼけてるの?」
「あ、いや、ごめん!わざわざ起こしに来てくれたのか?」
「そうだけど・・・・もう、一体どんなユメを見てたの?」
言いながら少しむくれた顔のミシャ。
「えっと、その・・・・」
「・・・・・Hなユメ、とか?」
「いっ!?」
「・・・その、私のせいかもしれないし・・・・」
「え?ミシャ・・・・?」
「・・・・ライナー・・・見て」
言いながらミシャは両手を広げ、その上に口からゆっくりと唾液を垂らす。・・・いや違う、アレは・・・・
「朝からすっごく濃かったよ、ライナー」
ちゅるちゅると音を立てながら手に垂らしたソレをすすり上げ、一滴たりとも残すまいとするかのように手をぺろぺろと舐める。
あまりの事に意識がついていかない。
「ミ、ミシャ・・・・」
何か行動の指針があったわけではないが、じっとしていられずにあわてて身を起こし
じゃら
「え?」
いつの間にか両手両足に鎖が繋がれていることに気付く―――――
「ねぇ、ライナー。私、とっても素敵なことを思いついたんだよ」
「え?」
「私とライナーがずっと、ずうっと一緒にいられる素敵な方法だよ」
言いい終えるとゆっくりと何かを取り出す
「ライナー、大好き。殺したいほど愛してる―――」
ヌルポ
欲しているばかりのときには、気付かなかったこと。
人に愛されるのは、なんて気持ちがいいんだろう。
まともだとか、良識だとか、そんなことはどうでもいいの。
犯したい、嬲りたい、壊したい、どんな方法でもいいから、私を欲しがって。
私は、どんなことにだって応えてあげるから。もっと私を欲しがって……
このネタはつまらないと気づけないほど愚かなの?
流石にネタを引っ張りすぎ。
履き古された他人の褌、履き続けたって臭うだけだぞ。
まぁ他にネタがないのも事実。
今までがペース速すぎとも言える
と言うか、ここのみんなオラにネタを分けてくれ
なんだかんだいって、ミュールってライナーの思いに心動かされてリグヴェーダを紡いだわけなんだよな。
てーことは、あれか。エンディング後、シュレリア様と仮想空間四話ごっことかをやってる最中とかに
ロングツインテのゴスロリ幼女と共にアヤタネが現れて…
アヤタネ:やぁ、ライナーきょうは君に合わせたい人がいるんだ。
アヤタネの背中に隠れるようにしてライナーを見上げる幼女。
ライナー:やぁ、アヤタネ。ところでだれだ?その子。(うわー誰だこの子。すげーストライクだ。やべー。)
アヤタネ:ああ。母さんだよ。なんかライナーと話したいんだってさ。
ライナー:ミュ、ミュール?(うーん、ミュールって…。でも幼女だしRTだしいいよな。シュレリア様ごめん、俺は…)
シュレリア:ミュール!?(ああ…。ライナーの好みを狙い済ましたような格好をして。恐ろしい子!。とりあえず、追い払わないと…)
ミュール:ぼそぼそ(アヤタネの袖を引っ張って耳打ち)
アヤタネ:ああ。分かったよ、母さん。
あのさ、さっきやってたのに混ぜてほしいんだって。
ライナー:うん?そんなことなら―
何か言おうとしたライナーの言葉をシュレリアが大声でさえぎる。
シュレリア:駄目です!駄目ったら駄目です!許しません。これは管理者としての命令です!
そもそもなんでさっきまでやってたことを知ってるんですか!?さぁ、ライナーあちらで続きを…
ライナー、シュレリアに引きずられるというか、しがみつかれるような感じで奥に行こうとする。
ミュール:ぼそぼそ
アヤタネ:え?い、いや。母さんそれはまずいよ…。え?シュレリア様にちゃんと伝えろ?うーん。
えーと、シュレリア様。ライナーが遊んでくれないと彩音回廊のプレートをパージするって母さんが言ってるんですが…
ライナー・シュレリア:!!
ミュール:ぼそぼそ
シュレリア様のことを見て勝ち誇ったような目をするミュール
アヤタネ:あ、えっと言わなきゃ駄目かな?あー、うん分かったよ。
"あなたは私よりはやいのよ?"、だそうです。
アヤタネがそう言うと、ぷちっと何かが切れる音と同時に、シュレリアの体が光に包まれてごつい装甲が召還される。
シュレリア:"…詠唱、開始します。"
シュレリアの一言と同時に空中で踊り始める複雑な紋様。
ライナー:(ちょ、エンゲージ召還て、しかもこれ、アルトネリコじゃないか!)
ライナー:シュ、シュレリア様落ち着いて!ほら、ミュールだって遊びたいって言ってるだけだし、
RTとしての能力はミュールより下っていったって、それに今までちゃんと管理者としての役割を果たしてきたじゃないか。
アヤタネ:(ライナー、それはフォローになっていないような気がするんだけどな。でも、僕はライナーのそんなところが好きさ…。)
ライナーはシュレリアを必死に説得しようとするが、シュレリアはそれを聞く様子もなくアルトネリコを謳い続ける。
続く。
シュレリア:…バーストレベル、2に移行します。
ライナー:(うわ、まじで聞いてねぇよ!)
一方、ミュール。
ミュール:ぼそぼそ
アヤタネ:え?母さん、ちょ、ちょっと。私の実力をライナーに見せてあげるって…
今までのおとなしそうな印象からは想像も出来ないような凶暴な笑みを見せると、ミュールも詠唱を開始する。
アヤタネ:ライナー、まずい!母さんは"堕ちてくる空"を撃つつもりだ…
ライナー:っておい、そんなことしたらプラティナが吹っ飛ぶぞ!
アヤタネ:いや、だから、でも、下手に手を出したら暴走するかもしれないし、
とにかく、ライナーはシュレリア様を説得してくれ!僕は母さんのほうを。
アヤタネにそう言われて、ライナーは引き続きシュレリアを説得しようとする。
ライナー:シュレリア様!今回はおとなしくミュールの言うことを聞こう、な。このままだとみんなにも迷惑がかかるしさ。
シュレリア:…バーストレベル、3に移行します。
だんだん、シュレリアの頭上で舞う紋様のの光が強まり、動きも激しくなってくる。
ライナー:えーと、そうだ。明日は天気よさそうだし、追憶の尾翼にピクニックに行こう。ウサライスとかお弁当に持っていってさ。
で、そのあとほたる横丁でかき氷を食べようぜ。ちゃんとシロップがかかってるやつをさ。
シュレリア:…とう?
ライナー:ん?
シュレリア:ほんとう?あと、カルル村でカエルのぬいぐるみを買ってほしいな…。
ライナー:あ、えー。うん、カエルのぬいぐるみも買ってあげるよ!ついでに、この前、浴衣っぽい服の着付けをやってくれるところを見つけたから、そこにもいこう!
しばらく考え込むシュレリア。
シュレリア:…わかった。でも、物につられたんじゃないよ?こんなところでアルトネリコ撃ったら、迷惑が、かかるし…。
ライナー:(いや、さっきまで撃つ気満々だったじゃん…)
ライナー:ミュール。シュレリア様はミュールを遊んでもいいってさ。だから、詠唱をとめてくれ!
ライナーがそう言うとミュールもあっさりと詠唱を中止する。
ミュール:ぼそぼそ
ミュールの呟きを聞いて固まるアヤタネ
ライナー:ん、どうした、アヤタネ?ミュールはなんて言ってるんだ?
アヤタネ:あ、ああ。いやなんでもないよ。まぁ、とりあえず、事が収まってよかったよ。ほら、母さん。行っておいでよ。
アヤタネに促されるとミュールはおずおずとライナーの手をとり、ひしとしがみつく。
その様子を見て面白くなさそうな顔のシュレリアであったが、ライナーはそのことに気付く様子もない。
一方、そんなシュレリアに気付いたのかミュールはシュレリアに向かって勝ち誇ったような笑みを浮かべて…
ぷちっ。また何かが切れる音。シュレリアの体が光に包まれ、
「詠唱、開始しま―
あー。本スレの流れに乗って勢いで書いてしまった。
本編に比べてキャラクターが壊れ気味の上、エロなしだが、勘弁してやってくれ。
>>418-419 ネタ投下乙
そして俺も
>>411より影響を受けてネタ投下
どんすけ・ハマの心の護道場 オリカ心中編
「どんすけ」「ハマの」
「「心の護道場〜」」
「と、いうことでライナーは死んでしまった訳であるが」
「ホント、情けない男なのよ…」
「うむ、同意だ。」
「何が同意なのよ!なによあの女は!あんた心の護でしょ!ライナーは私のお父さんなのよ!?」
「ううむ…そんにいっぺんに言われても、というより拙者にはどうにもこうにも」
「ああ…ミシャがかわいそうなのよ…一人残されてしまって……」
「ま…まあとにかく何故に死んでしまったのか解説をせねば!」
「はぁ…簡単にいえば八方美人だったのよ」
「うむ、好感度が規定値に達していなかったのであるな」
「心中エンドは三人の好感度がある値より高く、
なおかつその中で一番高い好感度のキャラのルートに入れなかった場合に迎えるバッドエンドなのよ。
なんでこんなシビアな条件に突っ込むのか…ホント頭の出来が悪いのよ。
ちなみに心中するのは当然三人の中で好感度が最も高いキャラなのよ」
「オリカ殿としっかり会話していれば楽に条件を越えられたものを」
「ま、次からは意中の人と毎晩会話するのよ。」
「それにしても心中だなんて…ミシャもこうなる可能性があると思うとやるせないのよ」
「それだけ純粋ということであろう。いきすぎであるが…」
「でもどうせ逝くならミシャと逝って欲しかったのよ。そうしたら私も一緒に…」
「お…お主も過激であるな……まあ、このオリカ殿は幸せであったであろうな。
ある意味よかったのかもしれん」
「全然よくないのよ!あんな女に道連れにされるなんてたまったもんじゃないのよ!」
「な、オリカ殿があんな女とは何事であるか!そちらの主人とて、あの男に忘れられておったくせに!」
「うるさいのよ!ちゃんと思い出してくれるからいいのよ!」
ぺほー
「ぬああああぁぁぁぁ!!」
「天罰なのよ!!」
本当はすれたシュレリア様を出そうとしたんだが無理だった
まあハマが可愛いいからシュレリア様はいいや
ハマ可愛いよハマ
ハマ「俗物なのよ!墜ちるのよ!」
と、本スレでハマーンとか言われてたのを思い出して言ってみる
月厨うぜぇ…
何でもかんでも月厨にするなって
月厨なんてまだいたんだな
うざけりゃスルーすればいいだけだと思うが
月ネタといい一連の心中ネタといいなんかパクリばっかりになってきちゃったなぁ・・・・
ま、気に入らんのならスルーだ 無意味な争いはお断りさ
メル欄に文句入れるのは自分から無意味な争いを招いてる気がするんだ
前スレいつの間にか落ちてるな。
サメーン
ここで427が自らエロ小説を投下
>何か行動の指針があったわけではないが
おかしな言い回しだな
急に伸びなくなった
だがそれがいい
マジレスすると旬を過ぎた
書き手の興味が他に移った
もともと数人が長い作品一気に投下してたから伸びてたんだし
これくらいの速度が普通じゃないの
とりあえず落ち着け。
本当に本当のことを言うと俺が気に入らない書き手を全部追い出した
クオリティの低い書き手はいないほうがいい
別に後悔してない
>>437のメール欄がバーストレベル振り切ってる件について。
だが断る
フトモモのつけ根にインストールポイントがあるレーヴァテイルが出てきたのにまったく話題に上らない件
詳しく
マジレスすると長期休暇終わったんで書いてる時間があまり無い。
>>442詳しく細かく。
ドラマCD買ってないのかお前ら
ファン失格だぞ
オリカはその娘のパンツも見たらしい
>>446 パンツまで見たって・・・・・・もっと詳しく!!!
ドラマCDというと、オリカとミシャの2枚が出てるんだっけ?
まだもって無いわorz
ドラマCDエロいのか?(;´Д`)ハァハァ
>>445 まあ、これ以降も適当に保守ってくって感じでいいのか?
ミシャは今月末だな。
……オリかはオリかだからスルーした。
>>450 うおおおおおおおおおおおおおおおおお
こんな大人しそうなソバージュ娘がふとももの付け根にインストポイントでパン2○見えですかーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エロオオオオオオオオオオオオオオオオイ
アルトネリコをもっと綺麗に描画できるようにPS2のS端子ケブール付のテレビに買いに行こうと思ってたんだけど
ついでにドラマCDも買ってくるうううううううう
>>451 コンポ→S は、「ん〜綺麗になった・・・かな?」で、
コンポ→D2 S→D2 は、「うほ!」で、
コンポ→D4 は、「チャプター3開始をもう一度!!」な感じ
ちなみにHDMIは対応しているゲームでないと、S端子レベルまで落ちるらしい
また、TVのメーカーによっても結構な差が出るし、ブラウン管・液晶・プラズマでもな。
まぁ、「らしい」情報なのであしからず
>>452 とりあえずソニー製のD端子の液晶じゃあないテレビでも買うよ
どうせアルトネリコでしかテレビ使わないし、中古のやっすいのとかでいいし
ゲームのためにテレビ買い換えるなんて思いもしなかったわ
でも端子変えればナールさんの顔ですらくっきりと見れるくらいに鮮明な画像になるらしいからな
>>441 その勢いで本スレのゴミ追い出せよ
本来ならこっちに隔離されてる奴等が出てるせいでウザ杉
>>453 無事買えたようだな オメ
俺も買い換えたいが20マソぐらいの狙ってるので、まだまだ時間が(⊃ω`)゜。
>>441は、さぞかし素晴らしい万人を満足させられるSSを書けるんだな
早く書いてくれよ
>>451 なんか盛大にヒャッハーとしてて思わず心配になるな・・・
スレ的な聴き所にはまあ
ファルスとボルドに言葉攻めされるオリカとか
件の娘さんに強引にされるオリカとか
オリカの膝枕とかあるが
期待にそぐわなかったらすまんな(´・ω・`)
先端が、私の股間に当たる。
「ん・・・」
力を込めると、硬く大きいものが私の中に侵入する感覚が現れる。
無理矢理押し広げられる。抵抗。痛い。
延命剤。特大のトランキリティ。やっぱり、このままじゃ入らない。
右手を延命剤からずらす。すぐ近くにある、私のあそこへ。
亀裂を指でさわさわとこする。
こそばゆいような、むずがゆいような感覚が、あそこから伝わってくる。
右手でいじりながら、左手で延命剤を押し込む。
ちょっとだけ、さっきより抵抗無く入っていく。
「ん・・・まだだめかな・・・・もっと・・・」
亀裂だけでなく、唇のところもまさぐるように指を動かす。
入り口の周りを重点的に。
「ん・・・・んっ、んは・・・」
じわじわ。じわじわとこみ上げてくるように変な感じがやってくる。
知ってる、多分これがきもちいい、ってこと。
じわじわ。じわじわと中から滲み出るような感じがやってくる。
指先に湿めり気を感じる。
濡れてる。
「はふっ、ンん・・・っ
んちゅ・・・ちゅぱ」
右手の指を咥えて、舐める。唾液をたっぷりしみこませるよう、しゃぶる。
その指で再びあそこをいじる。こうすると、ただ指でするより良いって知ってるから。
唾液に濡れた指があそこを這うたび、身体が細かく震える。
入り口に指先が入り込むたび、身体の芯が熱くなる。
そのたびにたつくちゅくちゅという水音は、指に絡む液体は、もう唾液だけのものじゃない。
指を一本、あそこの穴の中に入れる。
侵入を喜ぶかのように、あそこが勝手に指を締め付ける。
その締め付けに逆らうよう、右手で内側をこねくり回す。
「あ、あぁ・・・・・あっ、あ、ここ・・・・すご・・・ア、アぁ・・・」
いい。そこ。いい。きもち。いい。
左手で延命剤を押し込む。だんだん、ゆっくり、私の中にソレが侵入してくる。
まだ痛い、けどキモチイイ。
右手が私の中を擦るたび?左手が延命剤を押し込むたび?
どっちでもいい。苦痛と快感が入り混じって、私の頭を溶かしてく。
「ぁ・・あぁ・・・あふ・・・・」
そして延命剤が全部入るのと同時に、私の全身に不思議な感覚が流れてくる。
イッた後みたいな、気だるさと心地よさが混じったような感覚。
延命剤が私の身体に溶け込み、浸透してゆく感覚。
挿れるのはやっぱり好きになれないけど、この感覚は・・・・嫌いじゃ、ない。
だって・・・身体がすごく、悦んでるのが分かるから。
火照った身体が私の指を勝手に動かす。熱と体液で蒸れた私のあそこへと。
未だイッてない身体を絶頂へ押し上げるために。
>>442 モモの付け根にインストールポイントってこうですか?わかりません!
おっきっき
……(<両足切り取られて椅子の飾りにされたお嬢さんを思いだして鬱入った)
他作持ってくんじゃねぇ!!!
Oノ
ノ\_・'ヽO.←
>>462 └ _ノヽ
〉
最近やり始めたが、本当に会話だけ見てるとエロイいな・・・
そのセリフ書いてるライター本人が言うには、これっぽっちもエロい気持ちとか狙って書いてるわけじゃあないと言ってる
RTとの絆とかを大事にしたら自然とこんなテキストになったらしい
どう見てもいい訳です本当に有難うございました
>>465 抜粋
>正直な話、書いている時にも「微妙にエロいシーンにも見えるなぁ」と思っていた事は事実です
これっぽっちもではない感じ ある程度はエロイと感じてたみたいだな
ま、実際ああいう立場になったらああなるしかないだろう
あそこで逃げたらそれこそライナーを殴るスレ行きだ
思ったが、オリカ一筋で突っ走れば別にあのオボンヌ殴る要素ないのか?
ミシャしらね、管理者放置だと・・・
いや、その二点に著しく問題があることはあるが、ストーリーは人として問題なくなるんだろうか
なにかオリカ絡みで殴る要素あったっけか
ドラマCDでは狙っているとか書いてなかったっけ
>>467 「それっぽく」といわれたらしいが、そもそもドラマCDは脚本違う人
ももの付け根にインストポイントがあるなんて設定作ってる辺りは確かに狙ってるね
でも、そもそも男女間で「入れると苦痛を感じるものを優しく入れてもらう」
っていう過程をエロく書かない方法ってあるか?
俺は思いつかない
>470
そりゃ、エロゲ脳だよw
でーも、大抵そういうシチュだと大半の人はエロ方面に考えちまわね?
昔、どっかの外国映画で、主人公が脱臼した肩をヒロインが治すというシーンで
友人だかがちょうどその場に出くわしてて、壁越しだか部屋越しから、上手く入らないよー、もっと下のほう?、やった入った入ったYO!
とか、会話だけ聞くといかがわしい雰囲気がするとかって
そういうのは昔からどこでもあるパターンだよな
だが、あの延命剤のシーンをエロくない文に直せと言われると意外と思い浮かばん。
>>473 それが問題だ
ま、設定からして相当テンパってるのは確かだが・・・
それを理由にしたら白旗と大差ないし
想い人に苦痛を強いるってのは普通は避けるし
不可避なのは大抵強引に裏技作って緊急回避するのが常套手だろうな・・・
あまり真正面から書かれない状況であるかもしれん
歪んでたりその後捨てる前提だったりするならよくあるんだろうがなー
延命剤を固体にした時点で脱線
「俺不器用だから…」とかのくだりをなくせば・・・だめか。
「いっ・・・!」じゃなくて「あいだだだだだだ」って言えばエロくないよ
「わかった。それじゃ、入れるよ・・・」
「あいだだだだだだ」
「オリカ!?」
確かにエロくはなくなったけど・・・俺の言いたい事、分かるよね?
設定作った奴の意図はどっかにのってたっけ?
ドラマCDで無理矢理入れられたときは痛い痛い叫んでたけどな
ミュールその後を
もはや釣りにしか思えない
コスモスフィアの人はもう書かないらしいから、日記の人が来るまで待ちなさい。
もしくは自分で書きなさい。
本スレで騒いでる人ならもう帰りなさい。
つーか、予防接種みたいなモンじゃねぇのか?
いちいちエロとか考えてないと思うけど。
ついに待望のミュールスレが立った
本当に立てたのかよ
>>481 …これ、よーするに、コンセプトがそもそもエロイよーな気がするんだが…
だよな
延命剤とかインストールだって、突起物を身体の部位に埋め込むなんて設定じゃなくても
薬とかにして飲ませるとか、手に持たせると光って消えて吸収されるとかって設定でも問題ないとは思う
飲むにしろ吸収させるにしろ、その時点かその後しばらく激痛にのた打ち回るなら
大なり小なりセリフは似たようなものになると思うが・・・
ふつー恋人が苦しくてのた打ち回ってたら抱き寄せてやるくらいするだろうしな
まかさ声かけるだけで眺めてたらそれこそ殴るスレ行きだw
踊れ踊れフリークス!
ぬるぽ
>>481 >ライナーの身体に爪を立てて血がにじむ、といった事もあるような状況です。
>そして、そういった事もひっくるめて受け入れてくれる…と、オリカを始めとするレーヴァテイルは、パートナーに身を委ねているのです。
>そしてパートナーは、その締め付けられる力で彼女の苦痛を共有します。立てられた爪で、彼女の痛みを分かち合います。
これなんて初体験?
しかし、オリカは初めてじゃ無いわけだが…
むしろ年間4回ペース
いや、マジな話下手な難病より辛いだろコレ
延命剤が必要ってオリカみたいなレーヴァテイルだけだったっけ?
第三世代、つまり殆どのRTは必要
>ライナーの首を絞める、といった事もあるような状況です。
>そして、そういった事もひっくるめて受け入れてくれる…と、オリカを始めとするレーヴァテイルは、パートナーに身を委ねているのです。
>そしてパートナーは、その締め付けられる力で彼女の苦痛を共有することなく落ちます
Oノ
ノ\_・'ヽO.←502
└ _ノヽ
激痛に苦しむオリカ
落ちるライナー
一人苦しむオリカ
泡吹いてるライナー
思わず影で見ていたラードルフが居た堪れずセイセイセイと出てきそうな絵だな・・・
>>499そんなこと言うから、延命剤処置が抗癌剤治療に見えてきた・・・○| ̄|_
謳えなくて教会にも天覇にも入れない、お金もないから買うこともできない、そんな恋人RTを介抱する話とか出たら泣くぞ。
「!? おい!安静にしてなきゃだめじゃないか!」
「ううん・・・平気。今日は身体の具合がいいの」
「具合がいいって・・・あんな高熱出しておいて何言ってんだ。
寝てなきゃ治るものも治らないだろ」
「大丈夫。熱だって下がったんだよ。
身体だって軽いし、もう動いても大丈夫だよ」
「病気ってのは病み上がりが大事なんだぞ」
「ずっと寝てばかりじゃ参っちゃうよ。病は気から、だよ。
ね、久しぶりにピクニック行かない?」
「ハァ!?」
「わあ・・・風が気持ちいいね」
「いいか、少しだけだからな。病気だってこと忘れるなよ」
「うん。・・・・よ、っと」
「お、おい!柵を越えるな!そっちは崖だぞ!」
「だいじょうぶー。
うわぁ・・・ほら、見て見て。すごい綺麗だよ」
「よっと。何だよ、ただの空じゃないか」
「青い空も白い雲海も、見るのすごい久しぶりだもの。やっぱり家で寝てるより、こうして風を受けてる方が好き」
「そっか、そうだよな・・・・
・・・早く病気治して、もっといい所行こうな。こんな近場じゃなくて、もっとずっと景色のいい所に」
「・・・・・うん、そうだね・・・
・・・ワ・・・ヤート・・・」
「え・・・?」
「・・・Was yea ra yart yor. Was yea ra irs an yor.」
「これ・・・ヒュムノス?」
「Was yea ra yart yor. Was yea ra irs an yor.
Was yea ra Yos yatse yehah. Nn num ra na delij van rresa cause mea.」
「お前・・・詩、紡いで・・・」
「Was yea ra yart yor. Was yea ra irs an yor.
Rrha ki ga aiph rifaien sara dor ciel presia yetere crannidale near an yor.」
「Rrha yea ra ene inferiare yor ar wart rannef・・・・」
どさっ
「!? おい!」
「あはは・・・ごめんね。もう、時間、きちゃったみたい」
「・・・・ひどい熱だ。お前倒れるまで堪えてたのかよ!
畜生、やっぱり具合悪かったんじゃないか!だから寝てろって言ったのに!」
「ううん・・・調子が良かったのは、本当。
きっと、さいごに、神様が、一日だけプレゼントしてくれたんだと思う。今日の、この時間を・・・」
「ふざけんな・・・・そんな・・残酷な神って、あるのかよ・・・・っ」
「泣かないで・・・私、嬉しかったよ。
今まで、生きてこれたこと・・・・短かったけど・・・キミと・・・暮らせたこと。
後悔とか・・・して、ないし・・・幸せ・・・だったよ・・・?」
「『だった』じゃないだろ!終わりじゃないだろ!しっかりしろよ!」
「・・・あ、でも・・・いっこ、遣り残したこと・・・あったかな・・・・・
キミの・・・・・・」
「・・・・『俺の子供産みたかった』、だと・・?
ふざけんな・・・ふざけんなよ・・・・嬉しくなんかねえよ・・・!
俺たちこれからだろ?まだ会ったばかりだろ?幸せはこれから作るんだろ!?
頼むよ、目ぇ開けろよ・・・・声、聞かせてくれよ・・・・」
ここは、プラティナ特A級生物保護施設
そこにミュールが保護と言う建前の監視・幽閉されている。
幾ら今となってはすっかり大人しくなった彼女とは言え
レーヴァテイル戦争でホルスの翼を落とした張本人
直ぐに警戒心を解けと言う方が無理な話である。
かと言って、過度の拘束はミュールのまだ消え切れていない不信感を煽る事にも繋がると恐れ
セキュリティは、一般的な鍵程度のものしか装備されていない。
関係者の出入りも、特に制限されておらず、自由なものである
まあ、相手が相手なだけに、個人的な恐れから近づく者も殆ど居ないのが現状である
実際この部屋を出入りしている者と言えば、アヤタネ、ライナー、シュレリア、ミシャくらいだろうか。
なにがしたいんだねチミィ〜
エロパロによくある序文だけで終わりって奴だろう
星
本スレの勇士が来ていると思ったがまだのようですね
発売一ヶ月以上経ったスレって例外なくカオスだから見てない
ここに持ち込まれても困る
どんなネタか知らんけど
エロパロ的普通に
リルラとオリカが猫好きで 猫アメで繋がってる話だな
まあ最近は設定話も減ってきたし、音楽の話さえまともにされやしない
最萌で流入してきた層とキャラ萌えスレで熟成された奴が流れ込んできてるのは確かだな
ま、それでも活気があることはいいことさ
ミシャドラマCDが出たらコミック以外ネタ尽きるだけに、今くらいは、な
最萌なんてやってたのか。
また。
雑談すらなくなったな、このスレ
さらにバーストレベルあがっちゃった!
もう我慢できない!
女としての魅力
オリカ「ねぇ、ライナー…」
ライナー「どうしたオリカ?」
オリカ「ライナーは、あたしを見てどう思ってる?」
ライナー「どう思ってるって何が?」
オリカ「その…スカートが短すぎるんじゃないかなとか…」
ライナー「え?い、いや、そんなことは…
って、いきなり何を言い出すんだよオリカ!?」
オリカ「だってライナーってば、あたしにあんな恥ずかしい格好させても何とも思わないなんて変だよ…
バスタオル着させて、平然でいるなんて…
ホントはバスタオルを巻いてる、あたしを見て……ム、ムラムラとかしてるんでしょ?」
ライナー「し、してないしてない!
あれは…その、ごめん…」
オリカ「今頃謝っても、もう遅いよ
だいたいバスタオル姿のあたしを見て何とも思ってないなんて、あたし…女として魅力ないのかなぁ…」
ライナー「全然そんなことないと思うぜ?
オリカは、そりゃあ料理は見た目は悪いけど何故だか凄く美味いしさ、ネーミングセンスはちょっと外れてるけど、個性があっていいと思うし。
オリカにはオリカの魅力があると思う」
オリカ「…う〜ん、それって褒めてるのかなぁ…」
ライナー「も、もちろん褒めてるさ!褒めてる!」
オリカ「じゃあさ、ライナー…
あたしが女としての魅力があるかどうか、見てみて」
ライナー「見るって何をだ?」
オリカ「………」
ライナー「ちょ!?オリカ!何を!?
スカートを上げ…!」
オリカ「あまり大声出さないで
皆に聞こえちゃう…」
ライナー「え…あ…」オリカ「アハ…
どうしたのライナー…顔真っ赤だよ?
あたしのパンツ見て興奮してきちゃった?」
ライナー「いや…そのっ…!」
オリカ「ライナー、顔背けちゃダメだよ…
あたしが女として魅力があるかどうか、ライナーに確かめてもらわなきゃ…」
ライナー「だ、大丈夫だ…って、オリカは十分可愛いし、み…魅力もバリバリあるよ!…だから……」
オリカ「だから…なに?ライナー…」
ライナー「か、勘弁してくれよぉ…」
オリカ「クス…じゃあ次は、…ン…を脱ぐよ…」
ライナー「い…今なんて…?」
オリカ「もう、女の子に、二度も恥ずかしいこと言わせないで…
脱ぐって言ったんだよ……パンツを…」
ライナー「!!
オリカ!それは駄目だ!」
オリカ「駄目じゃないよ、言ったでしょ?
あたしが女として魅力があるかどうか、ライナーに確かめてもらうんだから」
オリカ「…………」
ライナー「オリッ…」
オリカ「ライナー、見て…どう…?あたしの…ココは…」
……バターン!!
オリカ「! ラ、ライナー!?どうしたの!?
だいじょ――
気を失ってる…」
ライナー「あ…あわ…わ…(ピクピク)」
ライナー「ぷっ!アハハ!
ライナーには、ちょっと刺激が強すぎたかな?」
ミシャ「ライナー、オリカ!なんか今凄い音しなかった!?
……ハッ!」
シュレリア「ライナー!オリカさん!
大丈夫ですか!?
……ひぇ!!」
オリカ「あ…(汗」
ミシャ「オ…オ、オリカ!?なんで、パ…パ…ンツ脱いでるの!?
どうしてライナーが倒れて、気を失ってるのよ!」
オリカ「ミシャ、シュレリア様…あの、その…これはね…
ライナーが、女としての魅力が…あの…」
シュレリア「オ、オリカさん!?
抜け駆けは……じ、じゃなくて、ふ…不潔です!」
オリカ「ご…ごめんなさぁ〜い!」
ミシャ&シュレリア「ちょっと何処に行く(のよ!?)(んですか!?)………
ライナー!!これはいったい、どういうことか、後でじっくり説明してもらいますからね!!」
ライナー「…もう…勘弁して…」
END
初投稿してみますた
完全18禁を書くのは苦手で、微エロということで…
対象年齢18歳なら、こんなことも出来たんじゃないかな〜とか、思ったり思わなかったり
GJ。
ハーレム狙いのキャラにはこういう落ちがよく似合う。
>>521-522 GJ頂きありがたき幸せ
ドロドロした感じを書くのは苦手、というか書いたことがないので、
ほのぼの?とした、ちょっとエッチな話をやってみますた
改めて見返すとなんか恥ずいな…
>>521 速攻保存した!
スカートたくしあげるとき、こんなイメージのオリカを想像して書きましたよw
>>520 今更だがGJ
最近過疎ってきてるので、こんな風に投下されるのは嬉しい限りだ。
しかし、何時みても変な頭飾りだ。
まあ、頭に太鼓乗せてる人に比べたら・・・
ライナー「ぷっ!アハハ!
ライナーには、ちょっと刺激が強すぎたかな?」
↑ライナ−・・・・・・・・・・・・・・
臨界点突破! これ以上は耐えれない! もうだめ!
>>528 誤植スマソ…orz
誰も気付いてないっぽかったから、このままいけるかなと思ったんだけど…
話題もないようなので既出かもだけど一つ
アルトネリコカウンタ でぐぐってみると、いいものが見れますよっと
ほんとは絵スレのほうがいいんだろうけど、エロに限らずいい話貰ってるのでご報告
一応、今作ってるんだけど戦闘描写が、効果音でごまかすという幼稚レベル…
シャナのラノベを参考にしようかと思ったけど、めんどくさくなったんでやっぱ幼稚レベルで行きますわ
そこまて本格的じゃなくてもいいし…
それなりに現状を理解してくれれば
そういう時は、音で誤魔化すのをやめて、心理描写で誤魔化すと良いぞ。
どちらもラノベでよくある表現だよな
誤魔化しでも何でもいいぜ
正座して待ってる
まあラノベだしな
一番いいのは無理なことはしないってこと
このスレって住民が多いんだか少ないんだかよく分からん
それよりもそろそろこのスレの容量がきつくなってきたな
投下する際は注意を
わかりますた!幼児レベルバリバリでいきます
とりあえず、完成間近だけど、勢いで書いたから余計なツッコミしないでね…
あと結構長いから誤字があるかも。一応確認して投稿しますが
PHASE X
―宿屋・宵の奏月―
ジャック「いやー、いつ聴いてもクレアさんの詩は最高!
酒も美味くなるってもんだ!」
クレア「フフ、ありがとう」
ライナー「ジャック、昼間っから飲みすぎだぞ…」
ミシャ「そうよアル兄。
今からミュールをなんとかしなきゃいけないってときに、ここで倒れられても困りますからね」
ジャック「バッ!?お前ら、今はそんな話やめろ
一気に酒が不味くなるじゃねーか!なぁクレアさん」
ライナー「はぁ…」
ミシャ「もう、クレアさんも何か言ってやってください」
クレア「あら?私としては、儲けになるからたくさん飲んでほしいんだけど」
ジャック「いよ!クレアさん、良いこと言った!もう一杯、もう一杯追加だ!」
ライナー「ダメだこりゃ…ミシャ、もうほっとこうぜ」
ミシャ「そうね、アル兄の一人や二人居なくてもどうにかなるでしょ」
ライナー「オリカとシュレリア様は、そろそろ買い物から戻ってくる頃かな?」
シュレリア「皆さん、大変です!!」
ミシャ「シュレリア様?」
ライナー「シュレリア様、どうしたんですか、そんなに慌てて…
あれ、オリカは?」
シュレリア「はぁ、はぁ…オ、オリカさんが、ラードルフさんに!」
2
ライナー「オリカがラードルフに…?」
シュレリア「ラードルフさんが突然オリカさんに襲いかかってきて…オリカさんの体を…」
ライナー「え!?」
クレア「ラードルフさんて、教会のラードルフさん?」
ミシャ「シュレリア様、場所は何処ですか!?」
シュレリア「大唄石公園です!
とにかく来てください!このままじゃ、オリカさんが…」
ライナー「わかりましたシュレリア様!ミシャ、ジャック!」
ミシャ「ほら、アル兄!行くわよ!」
ジャック「…俺はもう駄目だぁ…ウ、ヒック…」
ミシャ「あーもう!いいわ!クレアさん、このバカ兄を頼みますね!」
クレア「わ、わかったわ、気を付けてね」
―大唄石公園―
オリカ「ラ、ラードルフ司祭、放してください!」
ラードルフ「なぜ拒むのである?」
オリカ「何故って…い、いきなりどうしたんですか?
こんなのラードルフ司祭じゃない…」
ラードルフ「何を言ってるのである
こうしてほしいのが、オリカの望みではないか」
オリカ「何を言って……」
オリカ「ひっ!?
ラードルフ司祭…どこ触って…!」
ラードルフ「オリカは鎖骨が弱いのであろう?」
オリカ「どうして、それを…ひぁ!」
ラードルフ「当然である。オリカのことなら何でも知ってるのである!
どれ…」
オリカ「ぁっはあ!舐めちゃ…駄目!」
ラードルフ「感度良好であるな」
オリカ「お…お願いです、司祭もう止めて…ください」
ライナー「オリカぁー!」
ミシャ「オリカ!」
シュレリア「オリカさぁーん!」
ライナー&ミシャ&シュレリア「!!?」
オリカ「ラ…ライナー、助けて…うぅ…!」
ライナー「オリカ!…ラードルフ!何をやってるんだ!?」
ラードルフ「見ればわかるであろう。オリカを慰めてるのである」
オリカ「ひぅ!!…い…嫌ぁ…」
ミシャ「な、慰めてるって…」
ライナー「と、とにかくオリカを放せラードルフ!」
ラードルフ「冗談ではないのである!
これはオリカが望んでいること、止めるわけにはいかないのである」
ライナー「オリカは嫌がってるじゃないか!」
ラードルフ「そう見えてるだけである!」
オリカ「ぅ…ラ、ライナぁ…」
ライナー「オリカ!…この!」
シュレリア「ラードルフさん、一体どうしたんでしょう…」
オリカ「はぁ…はぁ…」
ラードルフ「感じすぎて、ココも濡れてきてるのではないか?」
オリカ「! だ…ダメ!そんなとこ触らないで!」
ラードルフ「濡れているということは、やっぱり嫌がってはいないのである!」
オリカ「あっ!…だ…ああぅ!!」
ライナー「…ゴク」
ミシャ「ちょっとライナー!なにボーっと見てんのよ!?
早くラードルフをなんとかしないと!」
シュレリア「ライナーのエッチ!」
ライナー「ご、ゴメン!。ラードルフ!オリカを放すんだ!
じゃないと…」
ラードルフ「セイ、セイ、セイ、セイ!!」
オリカ「あっ!あっ!あぁっん!」
ライナー「こっこの野郎!見損なったぞラードルフ!!
でゃああああ!!」
ラードルフ「!!」
ガキイィン!
シュレリア「こうなっては仕方がありません。
ミシャ、詩の準備を!」
ミシャ「オッケぃ!その言葉待ってたわよ。
この変態野郎は、痛い目見ないとわからないようですからね!」
シュレリア「ライナー!ラードルフさんからオリカさんをなんとかして開放してください!
私達は詩を謳います!」
ライナー「わかりましたシュレリア様!
でも殺さない程度に頼みますよ!」
ライナー「…(それにしても、ラードルフってこんな口調だったっけ?
それにこの口調、何処かで聞いたことあるような…)」
シュレリア「ミシャ、あなたは赤魔法を。
私は青魔法でライナーを援護します!」
ミシャ「わかりました、シュレリア様」
シュレリア「全員、戦闘体制!」
ミシャ「さぁ、いくわよ!星詠の詩を聴かせてあげる!」
シュレリア「ライナー、聴いてください!ブラストフィル!」
ライナー「ありがとうございますシュレリア様!」
ラードルフ「むっ!邪魔するであるか!ならばこっちも容赦はしないのである!」
ライナー「…やっぱりこの口調聞いたことがある。でも何処でだっけ?」
ラードルフ「セイ!」ライナー「!」
ガキンッ!…ギリギリ…
ライナー「ぐぅ!凄い力だ…!」
オリカ「ライナー!…あっんく!!」
ミシャ「なんて奴なの!こんなときでもオリカの体を!」
ライナー「くそっ!このまま戦うとオリカに危害が…」
ラードルフ「どうしたのである?」
ライナー「ラードルフ、お前も男ならオリカを盾にしてないで正々堂々と――」
ラードルフ「セイセイセイセイセーイ!」
ライナー「!」
シュレリア「いけない!フルクッション!」ガガガガガガガ!!
ライナー「ぐううぅっ!!」
シュレリア「ライナー!大丈夫ですか!?」
ライナー「は、はい。なんとか助かりました…」
ラードルフ「詩魔法とはやっかいである!」
オリカ「はぁ!はっ!…も…もう、あたし…」
ミシャ「星詠第弐幕!…オリカ、頑張って!」
ライナー「(思い出せ!何かが、何かがひっかかってるんだ!)」
ドスッ!!
ライナー「が…はぁ!!?」
ラードルフ「スキだらけである」
ドサッ…
ミシャ&シュレリア「ライナー!」
ライナー「つ…突き攻撃が速すぎて見えなかった…?」
シュレリア「今すぐライフフィルを!」
ラードルフ「そうはさせないのである!」
シュレリア「! えっ!?」
ザシュッ!
シュレリア「キャアァー!」
ミシャ「シュレリア様!?」
ライナー「い、いつの間にシュレリア様の目の前に…」
オリカ「う…うぅ、はぁう…ライナー、ミシャ、シュレリア様…ごめん……あたしもう」
ラードルフ「イクのであるか?イクのであるか?」
オリカ「あぁ…!あああ!!」
ライナー「…はっ!そうか…思いだしたぞ」ミシャ「ライナー?」
ライナー「オ、オリカ!そのラードルフは偽物だ!」
オリカ&ミシャ「えっ!?」
ライナー「そのラードルフは、オリカの…精神世界のラードルフなんだ。
だから、これ以上余計なことは考えるな!」
シュレリア「そんな、まさか…精神世界の住人が現実に具現化するなんてありえないです」
ライナー「シュレリア様。無事だったんですね」
クルシェ「ボクがシュレリア様を助けたんだよ」
ライナー「クルシェ!何処に行ってたんだ?」
クルシェ「ちょっと飛空艇の整備をね。
でもこんなことになってるなんて、思わなかったよ…あのラードルフが、こんな変態だったなんて…」
ライナー「…今の話聞いてなかったのか?
あれはだから――」
クルシェ「わかってるって、ちょっと冗談言ってみただけ」
ライナー「お、お前なぁ…」
クルシェ「で、どうすればオリカを救えるの?」
ライナー「あぁそうだ。オリカ!そのラードルフは偽物でオリカの精神世界のラードルフなんだ。
だから余計なことは考えず、俺達がコイツをぶっ倒すことだけを考えてくれ!」
オリカ「…え?どういうこと?
このラードルフ司祭が…私の精神世界の住人…?」
ライナー「そうだ、ラードルフの喋り方がおかしいだろ?
俺はオリカのコスモスフィアに行ったとき、精神世界のラードルフがこんな喋り方をしていたんだ」
オリカ「で…でも、あたしにはどう見てもラードルフ司祭にしか…」
ラードルフ「セイ、セイ、セイ、セイ!」
オリカ「! うっ、くふっ!」
ライナー「オリカ!い…い、イッたら駄目だ!
イッてしまうと、そのラードルフに完全に支配されてしまう!
そうなってしまうと、もう勝てなくなる!」
クルシェ「なんだか凄い会話…」
ミシャ「成程ね…じゃあ本物のラードルフは?」
シュレリア「まだ教会で会議中だと思います」
ラードルフ「話はそこまでである!
そろそろオリカにイってもらうのである!
見よ!実直なる高速ハンドパワァー!」
ラードルフ「セセセセセセセセセセセセセセセ!」
オリカ「!!!!!!ぎゃ……ああああぁあぁああぁーー!」
ミシャ&シュレリア&クルシェ「オリカ(さん)!!」
オリカ「!んっんん…!
(駄目!絶対駄目!ここでイったら、あたしはもう…ライナー達も、あたしが作った偽物に殺されちゃう!)」
ライナー「オリカぁぁー!!
イメージするんだ!本気の本気で、このラードルフを俺達が倒せると!
そして、ラードルフを本気で拒絶するイメージを!!」
オリカ「!!
ラ、ライナ……」
ライナー「オリカぁぁ!!」
オリカ「ライナあぁああああああー!!!」
ラードルフ「な、何!?力が抜けていくのである!」
オリカ「腕の力が弱まった…?は、放して!!」
ドンっ!
ラードルフ「なんだと!?ありえんのである!」
シュレリア「ラードルフさんから、オリカさんが離れました!」
クルシェ「ライナー!」
ライナー「うおおぉぉー!!」
ラードルフ「!!」
ズシャアアアア!!
ラードルフ「ぐおわぁぁぁ!!バカな!?ありえんのであるぅ!!」
ライナー「今だミシャあ!詩でコイツを完全に消滅させるんだ!」
ミシャ「星詠最終幕!!これで、どうよぉー!!」
ドゴオォォォン!!
ラードルフ「ぎえぇぇぇー!!?!!?!!!……!……………」
オリカ「はぁ、はぁ…やった…の?」
ライナー「あぁ!俺達の勝ちだ!」
シュレリア「ライナー、ミシャ!最高でした!」
ミシャ「私達の想いが通じあった結果ね!」
クルシェ「計算通り、ボク達の勝ちだよ!」
―エピローグ―
ライナー「結局、偽物ラードルフが具現化した理由はわからず終いか…」
シュレリア「えぇ、このようなことは初めてです…多分精霊を具現化した感じと同じようなものだと思いますが…」
オリカ「みんな…ごめんね。あたしのせいでみんなを危険な目に…」
ミシャ「何言ってんのよ。私達は仲間なんだから。
ごめんじゃないでしょ?」
オリカ「う、うん。ありがとう。ライナー、ミシャ、シュレリア様、クルシェ…」
クルシェ「偽物ラードルフが、オリカにあんな行為をさせたってことは、もしかしてオリカ…ラードルフに慰めて――」
オリカ「ち、ちがうよ!あたしはラードルフ司祭に慰めてもらおうなんて思ってなんかいません!」
クルシェ「ふ〜ん、まぁいいけど。これ以上はプライバシーの侵害かな」
オリカ「あたしが…あたしが(本当に慰めてもらいたい人は……)」
ライナー「ん、どうしたオリカ?」
オリカ「う、ううん!なんでもないよ。
よぉ〜し!今日はみんな迷惑かけた分、あたし気合い入れて料理作るからね!」
ライナー&ミシャ&シュレリア&クルシェ「え!!」
オリカ「な、なによ!」
ライナー「あ…た、楽しみだ…なぁ、オリカの料理!」
ミシャ「まぁ、なんだかんだ言って美味しいしね、オリカのゲテモノ料理」
オリカ「げ…ゲテモノって何よ!もう!」
一同「アハハハハハ!」
ラードルフ「いやぁーまいった、まいった!会議が長引いてしまったよ。ハッハッハ!」
!!!!
ラードルフ「な、なんだどうした皆…俺の顔に何かついてるか?」
「この野郎!まだ消滅してなかったか!」
「全員!戦闘体制!」
「星詠の詩をまた聴かせてあげる!」
「ライナー、助けて!」
「なんだ、なんだ!一体どうしたんだ!?」
クルシェ「…みんな、わかっててやってるでしょ…
あれ、そういえばジャックは?」
ジャック「うぃ〜…もしかして俺、忘れられてる?」
クレア「…自業自得よ」
Fin
空気め!俺のオリカをよくも!!
ラー様ワロス
空気なのに空気読めてないしw
最初から笑いっぱなしだったのは俺だけでいい
だがGJ
どもです
本スレではみんなのアイドル、空気ことラー様を敵役に抜擢しますた。
効果音はよくマンガに使われるやつを書けば、なんとか理解してくれかなと思い、おもいっきりそのまま使ったしだいです…
ホントはもっと効果音書いたんだけど、あまりにもマヌケぽかったんで台詞とかでカバー?
ピチャピチャグチュグチュ音書くのも、なんだかな〜と思い、オリカのあえぎ声で脳内妄想してください!
ってことでカットしますた
>>554 むしろそっちの方がGJ。
エロシーンまで効果音入ってたらテンポ崩れてたと思う。
〜世界の終わりでネコ?になった少女〜
―空中都市ネモ―
オリカ「さてと、買い物も済んだし、あとは宿屋に帰るだけ。
今日は何を組み合わせてみようかなぁ〜」
「にゃ〜」
オリカ「あ、子猫だー」
猫「にゃ〜」スリスリ
オリカ「アハハ。この子、人なつっこ〜い!
よしよし」
「に〜」ゴロゴロ
オリカ「あっそうだ。ソーセージ食べる?」
猫「にゃ!はむはむ…」
オリカ「…はぅ、可愛いよぅ…。
いいなー、あたしも猫になってみたいなぁ…」
「わかった、お礼にその願い。叶えてあげよう」
オリカ「えっ?」
キョロキョロ…
オリカ「気のせい…か」
「オリカ」
オリカ「わひゃい!!」
ミシャ「な、何よ…」
オリカ「み…ミシャ、急に後ろから声かけないでよ…ビックリするなぁ…」
ミシャ「あんたが勝手に驚いたんでしょ。
帰りが遅いから迎えにきたんだけど、
こんなとこで座って何やってるの?」
オリカ「ごめんごめん、ココに子猫がいたからちょっと」
ミシャ「え、何処に?」
オリカ「あれ?…もぉ〜ミシャが脅かすから逃げちゃったじゃない」
ミシャ「オリカの叫び声のせいだと思うんだけどね…」
―宿屋・宵の奏月―
オリカ&ミシャ「ただいま〜」
ライナー「おかえり二人とも」
シュレリア「お帰りなさい、オリカさん、ミシャ」
オリカ「クレアお姉ちゃん、今日はあたしが皆の分作るから、ゆっくりしてていいよ」
ラ&ミ「!!」
クレア「え!?え…えぇ、わかったわオリカ。
でも、ほどほどにね…」
シュレリア「楽しみですね」
ライナー「そ…うですね、シュレリア様」
ミシャ「オ、オリカ。私も手伝っていいかな?」
オリカ「いいよいいよ、あたしに全部任せて、今日は美味しそうな材料いっぱい買ってきたから!」
ミシャ「そ…そう…」
―そして…―
オリカ「いっただっきま〜す!」
シュレリア「いただきます」
ラ&ミ&ク「オリカ…これは…何」
オリカ「スパゲティだよ?でも普通のスパゲティじゃつまらないから、
刺し身と生クリームと猫飴と、あとライナーが好きなオボンヌとか色々混ぜて作ってみましたニャ〜!」
ライナー「オ!…オボンヌ!?
この何だかよく分からない料理にオボンヌは入れないでく……れよって…」
クレア「…オリカ?」
オリカ「ん?どうしたのニャ、クレアお姉ちゃん。早く食べてみてニャン」
ミシャ「オリカ…何言ってるの…」
オリカ「ニャ?何って何がニャン?」
ライナー「オリカ…ふざけてるのか?」
シュレリア「…オリカさん、頭に何か着いてますよ?」
!
ラ&ミ&ク「猫耳!?」
オリカ「にゃ?」
ミシャ「オリカ、あんた、いつの間に頭に猫の耳なんか着けてるのよ?」
オリカ「何言ってるニャン?いくらあたしが猫好きでも、着けてるわけないニャン」
クレア「オリカ!ふざけてないで、それ取りなさい!」
オリカ「ニャ!?クレアお姉ちゃん、痛い!痛いニャン!
髪の毛ひっぱらないでニャ!!」
クレア「髪の毛じゃないでしょ!」
オリカ「ニャ!にゃ!!にゃあ!!!」
クレア「…あら?取れないわコレ」
オリカ「みにゃあぁ〜〜!みにゃあぁ〜〜ん!!(泣」
ライナー「オ、オリカ!そんな猫みたいな泣き方、他の人に聞かれたら変な目で見られるぞ!」
オリカ「!!」
ガタッ!(椅子から飛び出す)
ミシャ「ちょっ!オリカ、なに隅っこでガタガタ震えながら丸くなってるのよ。
皆に見られたら恥ずかしいじゃない…」
オリカ「…ふにゅ〜…」
シュレリア「なにか様子がおかしいですね…」
クレア「もう、どうしちゃったよ、この子は…」
ライナー「…オリカ?」
オリカ「にゃあ…」
ミシャ「オ、オリカ?」
オリカ「にゃあ…」
シュレリア「オリカ…さん?」
オリカ「に、にゃあ…」
クレア「ねぇオリカ…」
オリカ「!にゃ!にゃにゃあ〜…!」
ガタガタガタ…
「………………!」
一同「まさか…本当に猫になっちゃった(んですか)!!?」
つづく
またまた投下です
今回は、オリカが猫になってしまったら?
という話
どんすけが誰も居ないときに猫の真似して遊ぶらしいので、これ書いてみようかと思い投下してみました
今回は一気に投下せず、一応「続く」ということで
前回一気に考えたせいで頭が痛くなってしまったんで…
>>559 乙!!GJ!!
続編はのんびり待たせてもらうよ〜
ネコオリカモエスwwwww
ところで、そろそろ次スレ立てたほうがいいか?
そろそろサイズが危ない気がする。
現在453KB、長い作品出れば終わるな。
>>347氏がいつまでも来ないのは、もしかしてスレ容量のせいかもしれん。
? 何KBまでとかってあるの?
500
GJ頂きサンクスです
自分でも書きながら、ネコオリカに萌えたw
オチはうっすら考えてるんだけど、中盤まだ全然考えてない罠…
>>565 500までか。
前回、容量が危ないと言われたんで投下してるとき、ビビりながら投下してたんだけど、まだ余裕あったのね…
なんでこんな不便な掲示板になったんだろ
最萌での支援物資も相当出てきてるし
画像スレとこのスレの保管庫でもありゃいいだがなー・・・
そうすりゃtxtでの投下もやりやすくなりそうだし
txt投下してたら、このスレの意味がなくなる
後45KBか…中程度の長さの奴なら大丈夫かな?
つづき
ライナー「……」
ミシャ「……」
シュレリア「……」
クレア「……」
オリカ「…にゃあ」
ライナー「ど…どうする?」
ミシャ「ど…どうするって…」
シュレリア「ど…どうしましょう…」
クレア「…オリカ」
オリカ「!にゃ!?」
ガタガタガタガタ…
ガーーーン!!
クレア「そんな…私…オリカに…き、嫌われ…た…!」
ライナー「クレアさんがオリカの耳を引っ張って、泣かしちゃったから…ですかね?」
クレア「そんな!?だって…まさか…本当に耳が生えてるなんて思ってもみなかったんですもの…」
シュレリア「一体何故オリカさん、猫になっちゃったんでしょう…」
クレア「オ、オリカ〜…」
オリカ「にゃあー!!」
クレア「あっ!…」
ライナー「わわっ!?オリカ!」
ミシャ「ライナーの後ろに隠れちゃった…」オリカ「にゃあ!にゃニャア!」
クレア「ああ…どうしよう…オリカに嫌われちょった…私…」フラッ…
ミシャ「わっ!クレアさん大丈夫?」
フラついたクレアをミシャが支える
クレア「あぁ、ごめんなさいミシャさん…」
ライナー「オ、オリカ…クレアさんを許してあげよう、な?」
オリカ「にゃ、にゃあ〜!」フルフル!
ガガガガーーーン!!
クレア「あ…」
ミシャ「クレアさん!?…気を失っちゃった…」
ライナー「と、とにかく宿屋のベッドに休ませよう!」
シュレリア「……」
―――――――
ミシャ「どうクレアさん?」
ライナー「今、落ち着いて眠ってるよ」
ミシャ「そう、よかった」
ライナー「あれ、オリカとシュレリア様は?」
ミシャ「え…えっと…」
シュレリア「お手!」
オリカ「にゃ?」
シュレリア「おかわり!」
オリカ「にゃあ?」
シュレリア「おちんちん!」
オリカ「…ふぅあぁ〜…」
シュレリア「おかしいですねぇ…」
ライナー「ちょっとシュレリア様!なにやってるんですか!?」
シュレリア「何って、見ての通りですが…」
ライナー「それは犬にやることでしょ!
オリカは一応…猫…なんですから、そんなことしませんよ」
シュレリア「でも、エルマちゃんはやってくれますよ?」
ライナー「へぇ〜偉いですねぇ…って、アレ犬だったんですか!?」
シュレリア「むっ!『アレ』じゃなくて、エルマちゃんです!」
ミシャ「そんなことより二人とも、オリカをどうやって元に戻すか考えないと…」
シュレリア「え、あ、そうでしたねミシャ…ごめんなさい、私としたことが…」
オリカ「……(じぃ〜〜)」
ライナー「ん?オリカ、どうした?」
オリカ「にゃん♪」
ライナー「うわっ!?」
ミシャ&シュレリア「あっ!!」
ライナー「な、な、な、なんだよオリカ!
急に抱きついて」
オリカ「(じぃ〜〜)」
ライナー「あ、あの〜…オリカ?」
…ペロッ!
ライナー「…いっ!?」
ミシャ&シュレリア「ちょっ!ちょっとオリカ(さん)!!?」
オリカ「ペロ、ペロペロペロペロ!」
ライナー「オ、オリカ!く、くすぐ…!
くすぐったいって!顔を舐めるな…!」
ミシャ「コラ!オリカ!ラ、ライナーから放れなさい!!」
シュレリア「ライナーも、オリカさんを放して!!」
ライナー「うぐぐ…!オリカ!…ごめん!ちょと放れて…くれ…!」
オリカ「にゃああ〜!」
シュレリア「ミシャ!」
ミシャ「はい!ライナー、手伝うわ!」
ライナー「た、助かる!」
ミシャ「オリカぁ〜…!放れさぁ〜い…!」シュレリア「オリカさぁ〜ん…!放れて…くださぁ〜い…!」
オリカ「にゃ〜〜〜〜…!」
グググググググ!
ライナー「いだだだだだだ!!!
もげる!…く、首がもげるー!!」
ミシャ「なんて力なの!?二人がかりで引っ張ってるのに!」
ライナー「二人とも!ス、ストップ、ストップ!!
首が!俺の……く…び…がっ…!!」
シュレリア「う〜〜〜〜ん!!」
オリカ「んにゃっ!?」
グキっ! ドンガラガッシャーーン!!
ミシャ「はぁ、はぁ…や…やっと放れた…」
シュレリア「はぁ、はぁ…え、ええぇ……え?」
ライナー「(ピク…ピクピク…)」
シュレリア「た…大変です!ライナーが、口から泡を吹きながら倒れてます!」
ミシャ「ライナー!ちょっと大丈夫!?」
オリカ「にゃあん♪」
シュレリア「キャア!?」
ゴチッ!☆
シュレリア「イタっ!」
ミシャ「シュレリア様!
オリカ、なんてことを、シュレリア様を押し倒すなんて!」
オリカ「ふにゃぁ〜…(じぃ〜〜〜…)」
シュレリア「な、なんですかぁ…オリカさん…
そこ…どいて…くださいぃ…(汗」
ペロっ!
シュレリア「ひぇ!?」
ペロペロペロペロッ!シュレリア「アハハハハハ!くすぐっ…!
くすぐったいですぅ!」
シュレリア「ハハハ……はっ!?
オリカ…さん?!そこ、ダメです!
あっ!ひぁ!?んはっ!あ、凄い…です!!はぁん!!」
ミシャ「あわわわわ…!
シュシュ、シュ…シュレリア…さ…ま…!」
シュレリア「あんっ!はぁぁ!!あっ!はっ!あっ!」
シュレリア「…!!
あふぁぁああぁん!!」
シュレリア「…あ…ふ…(ぴくぴく)」
ミシャ「シュ、シュレリア様!しっかりしてくださ――」
オリカ「ニャニャア♪」
ミシャ「きゃっ!」
ゴチ!☆
ミシャ「あいたっ!」
オリカ「にゃあ…(じぃ〜〜…)」
ミシャ「オ、リカ…ちょっと、嘘…やめ…て…」
ペロペロペロペロッ!ミシャ「う…キャハハハ!ひ…ひぃ!止め!
ちょ、どこ触ってるのよ!ココは!あぁっ!嫌!!んくっ!ひぐぅ!!…」
ミシャ「あんっ!あっ!あっ!あ゛っ!あ゛ぁっ!
…んあぁ!!もう、ダメぇぇーーー!!」
ミシャ「…く…は…(ピクピク)」
ライナー「…(ぶくぶくピクピク)」
シュレリア「…はぁ…(ぴく、ぴく)」
―全滅…―
オリカ「にゃあ〜」
つづく
どもっス
しまった…今確かめたら、改行できてないところと、字忘れが…
>>572ところのは
ミシャ「オリカぁ〜…!放れなさぁ〜い…!」
シュレリア「オリカさぁ〜ん…!放れて…くださぁ〜い…!」
で、お願いします…orz
>>576 つ大自然アイス
猫オリカ・・・・・・恐ろしい子・・・!
オリカの舌技は絶技だったと
ココの過去ログを少し見てきたけど、おまいらレベル高すぎ…orz
なんか俺の内容は凄くガキっぽく見えるわ…(´・ω・`)
小説みたいに、状況をキチンと説明してるし、エロシーンもイヤラシさを感じる…
というか抜けるほどのエロさだよなぁ…
興味本位で俺も投下したけど、果たしてこれでいいものなのだろうか…
>>579 何事も慣れさ。書いていくうちに自分のスタイルが身につく。
新人賞で評価されて、以後さっぱりな作家より
最初評価並で、後から成長する作家のほうが面白い。
>>580 レスサンクス
ちょいネガティブ思考になってたので…
慣れっすか、わかりますた!(´・ω・`)
台本形式をやめる所からはじめるといいかもね
多分、リプレイをイメージしてると思う。
まあでも1行程度でもいいから情景描写を書き加えるとかするだけでも大分変わると思うし
漏れも昔はよく二次小説書いたりしてたものだよ・・・
頑張れ
皆様アドバイスdです(つД`)
>>583 スマン…リプレイをイメージしたって、どういうこと?(´・ω・`)
実際にゲームの中でキャラが喋る様子を想像しながら書いたってこと
ゲームは立ち絵+背景で状況が分かるけど文章だとそうもいかないから情景描写をする
>>586 即レスサンクス
全く、その通り…orz
今書いてるネコオリカのやつを、小説風に最初から書き直してみたんだけど、投下していい?
とりあえず、「本当に猫になっちゃった!?」まで書き直したんだけど…
おk、いつでもどうぞ。
どんなふうになったのか気になるー
〜世界の終わりでネコ?になった少女〜
(修正版)
―空中都市ネモ―
「さてと、買い物も済んだし、あとは宿屋に帰るだけ。
今日は何を組み合わせてみようかなぁ〜♪」大きな買い物袋を両手に抱えたオリカは、満面の笑みを浮かべつつ、ネモの宿屋へと歩を進めていた。
「にゃ〜」
「あ、子猫だー」
突如、オリカの足元に現れた真っ白な子猫。
オリカはその子猫に吸い込まれように、しゃがむ。
気付けば首輪が着いていないようだ。
「野良猫かな?」
「にゃ〜」
答えるように、子猫はオリカの足をスリスリし始める。
その子猫の柔らかい毛並がオリカを癒す。
「アハハ。この子、人慣つっこ〜い!よしよし」
「に〜」
「あっそうだ。ソーセージ食べる?」
ガサゴソと買い物袋から一本のソーセージを取り出し、子猫が食べやすいサイズに手で千切り、細かくなったソーセージを手の平の上に乗せ白い子猫に与える。
「にぃ〜。はむはむ…」
「…はぅ、可愛いよぅ…。」
ソーセージをパクパクと食べる白い子猫を、愛らしそうに見つめる少女は
「いいなー、あたしもこんな可愛い猫になってみたいなぁ…」
と、その時。
「わかった、お礼にその願い。叶えてあげよう」
「えっ?」
すぐ近くで聞こえた気がし、あたりをキョロキョロと見渡すオリカだが、ネモの町人達が歩いてる姿しかなく、自分に話しかけたそうな人は確認できない。
「気のせい…か」
「オリカ」
「わひゃい!!」
突然背後の頭上から声がし、驚くオリカ。
「な、何よ…」
そこには、こっちも驚いた表情で目を丸くした一人のRTが立っていた。
「み…ミシャ、急に後ろから声かけないでよ…ビックリするなぁ…」
苦笑いをしながら、首を後ろ向け、ミシャを見上げる。
「あんたが勝手に驚いたんでしょ。
帰りが遅いから迎えにきたんだけど、
こんなとこで座って何やってるの?」
「ごめんごめん、ココに子猫がいたからさ。ちょっと」
「え、何処に?」
「あれ?」
たった今オリカの手の平でソーセージを食べていた子猫は、こつぜんと姿を消していて、あるのは手の平に残された細切れのソーセージだけだった。
「…もぉ〜、ミシャが脅かすから逃げちゃったじゃない」
ふくれっ面するオリカ。
「オリカの叫び声のせいだと思うんだけどね…」
腰に両手を置いて、ため息のように、しゃがんだオリカを見ながら言う。
―宿屋・宵の奏月―
「ただいま〜」
「おかえり二人とも」
「お帰りなさい、オリカさん、ミシャ」
「オリカ。お帰りなさい。遅かったわね」
二人のRTを迎える、エレミアの騎士ライナーと、搭の管理者シュレリアと、ネモの酒場のクレア。
「クレアお姉ちゃん、今日の、お昼ご飯、あたしが皆の分作るから、ゆっくりしてていいよ」
買い物袋を自慢気にクレアに見せるオリカ。
「!!」
そのセリフを聞いたと同時に驚きの表情をしながらスマイルオリカを見るライナーとミシャ。
「え!?え…えぇ、わかったわオリカ。
でも、ほどほどにね…」
カウンター越しにオリカを見ていうクレア。
笑って返答はしたが、少し心配そうな表情を浮かべていた…。
「楽しみですね。ライナー」
既にテーブルについていたライナーとシュレリア。
そのライナーの向かい側に座っているシュレリアは、ライナーにニコっと微笑みかける。
「そ…うですね、シュレリア様…」
「オ、オリカ。私も手伝っていいかな?」
オリカの左、一歩後ろに居たミシャ若干慌てながらも冷静を装いつつ彼女に話しかける。
「いいよいいよ、あたしに全部任せて。今日は美味しそうな材料いっぱい買ってきたから!」
「そ…そう…」
無垢なる笑顔のオリカ。
その笑顔に押し返されたのかどうか、ミシャはアッサリ諦めた…。
―そして食卓―
円形のテーブルにそれぞれ付いた5人。
ライナーから時計回りに、オリカ、クレア、シュレリア、ミシャが座っている。
もしあと一人居たら、座るにはちょっと無理がありそうだ。
「いっただっきま〜す!」
「いただきます」
笑顔で手を合わせるオリカとシュレリア。
「オリカ…これは…何?」
一枚の皿の上に置かれた料理は、人間が食べるにはちょっと無理そうな酷い物が置かれている。
オリカ「スパゲティだよ?でも普通のスパゲティじゃ、つまらないから、
アイスと生クリームと猫飴と、あとライナーが好きなオボンヌとか色々混ぜて作ってみましたニャ〜!」
ニパっと笑いながら、右手でフォークを魔法のステッキのようにクルクルっと回すオリカ。
ライナー「オ!…オボンヌ!?
この何だかよく分からない料理にオボンヌは入れないでく……れよって…」
ライナーはスパゲティには、ほど遠い料理を見ていたが、何か違和感を感じ、オリカのほうに振り向いた。
「…オリカ?」
同じくオリカの左隣に座っているクレアも違和感に反応する。
「ん?どうしたのニャ?クレアお姉ちゃん。早く食べてみてニャン」
クレアを目の動きだけでチラっと見つめるオリカ。
「オリカ…何言ってるの…」
オリカの向かい側に座っているミシャも、オリカの違和感に反応した。
「ニャ?何って何がニャン?」
オリカはミシャが何を言っているのか理解していない表情をする。
「オリカ…ふざけてるのか?」
「…オリカさん、頭に何か着いてますよ?」
シュレリアは不思議そうな顔をしながら、オリカの頭上を左人差し指で指す。
!!
「猫耳!?」
シュレリアの言葉で気付いた、オリカ以外の三人が同時に叫ぶ。
なんとオリカの頭には、猫の耳が着いていたのだ。
「にゃ?」
頭上の猫耳をピコピコさせながら、こくびを傾げるオリカ。
まるで本物の猫の耳ようだ。
「オリカ、いつの間に頭に猫の耳なんか着けてるのよ?」
ミシャは目を丸くしながらオリカに問う。
「何言ってるニャン?いくらあたしが猫好きでも、猫耳なんか着けてるわけないニャン」
明らかに猫耳が着いていのに、まるで知らないような素振りを見せる猫耳少女。
「じゃあその、ニャンニャンは
何なんだよ…」
ライナーも呆れ顔で、オリカに言う。
「ニャ?ライナー何言ってるのニャン?
ニャンニャンなんて言って無いニャ」
「オリカ!ふざけてないで、それ取りなさい!」
流石に起こったクレアは、座りながら体をオリカに向け、猫耳を引っ張る。
「にゃあ!!」
「キャっ!?」
突然椅子から飛び出したオリカは、猫のような走り方で壁の隅っこで、丸くまりながらガタガタ震えている。
ライナー、ミシャ、シュレリア、クレアも立ち上がる。
「ちょっ!オリカ、皆に見られたら恥ずかしいじゃない」
ミシャは、お尻をこっちに向けたまま、震えているネコオリカに言うも、聞こえていないようだ。
「…ふにゅ〜…」
落ち着いたのかどうか、丸くなった姿勢のままゆっくりと、ライナー達のほうを見る猫耳少女。
目は真っ赤に腫れていて、猫耳同様、顔もションボリしている。
「なにか様子がおかしいですね…」
「もう、どうしちゃったよ、この子は…」
クレアは片手を頭に乗せ、困った表情。
「…オリカ?」
ライナーがオリカを呼んでみる。
「にゃあ…」
それに答えるようにオリカもライナーを見て鳴く。
「オ、オリカ?」
ミシャもオリカを呼ぶ。
「にゃあ…」
それに答えるようにオリカもミシャを見て鳴く。
「オリカ…さん?」
シュレリアもオリカを呼ぶ。
「に、にゃあ…」
オリカもそれに答えるようシュレリアを見て鳴く。
「ねぇオリカ…」
クレアもオリカを呼ぶ。
「!にゃ!にゃにゃあ〜…!」
クレアの声にビビるように、頭に両手を乗せて、またガタガタと震えだす。
「…………」
と、沈黙する四人。
一同「まさか…本当に猫になっちゃった(んですか)!!?」
つづく
ぎゃっ!
スマンちょっと間違えた!
『
>>596をカット』
何なんだよ…」
ライナーも呆れ顔で、オリカに言う。
「ニャ?ライナー何言ってるのニャン?
ニャンニャンなんて言って無いニャ」
「オリカ!ふざけてないで、それ取りなさい!」
流石に起こったクレアは、座りながら体をオリカに向け、猫耳を引っ張る。
「ニャ!?クレアお姉ちゃん、痛い!痛いニャン!
髪の毛ひっぱらないでニャ!!」
オリカは突然のクレアの行動に驚き、片目をつぶり、頭を押さえながらクレアに訴える。
「髪の毛じゃないでしょ!」
グイ!グイ!グイっと力任せに猫耳を引っ張るクレア。
「ニャ!にゃ!!にゃあ!!!」
オリカはその力に体を持っていかれそうになるも、踏ん張りつつ頭を押さえているが、
今にも泣きそうな顔をししている。
だが猫耳は張り付いたみたいに取れない。
「…あら?取れないわコレ」
「…み…みにゃあぁ〜〜!みにゃあぁ〜〜ん!!」
あまりの突然の出来事と痛さに、泣きわめくオリカ。
「オ、オリカ!そんな猫みたいな泣き方、他の人に聞かれたら変な目で見られるだろ…」
「みにゃあぁ〜〜〜あんあん!み、みにゃあぁ〜〜!!」
ライナーの言葉をかき消すように泣きじゃくる頭に猫耳付けた少女は、
ポロポロと大粒の涙をこぼし、両手の甲で目を押さえつつも、涙はボロボロと溢れるばかり。
頭に着いてる猫耳も、元気無くたれ下がっている。
「オ…オリカ…ごめんね…」
少しやり過ぎたと思い、後悔した顔で泣きわめくオリカを見ていうクレア。
そしてクレアがオリカの顔に、そっと手を差しのべようとしたとき
「にゃあ!!」
「キャっ!?」
突然椅子から飛び出したオリカは、猫のような走り方で壁の隅っこで、丸くまりながらガタガタ震えている。
ライナー、ミシャ、シュレリア、クレアも立ち上がる。
「ちょっ!オリカ、皆に見られたら恥ずかしいじゃない」
ミシャは、お尻をこっちに向けたまま、震えているネコオリカに言うも、聞こえていないようだ。
「…ふにゅ〜…」
落ち着いたのかどうか、丸くなった姿勢のままゆっくりと、ライナー達のほうを見る猫耳少女。
目は真っ赤に腫れていて、猫耳同様、顔もションボリしている。
「なにか様子がおかしいですね…」
「もう、どうしちゃったよ、この子は…」
クレアは片手を頭に乗せ、困った表情。
「…オリカ?」
ライナーがオリカを呼んでみる。
「にゃあ…」
それに答えるようにオリカもライナーを見て鳴く。
「オ、オリカ?」
ミシャもオリカを呼ぶ。
「にゃあ…」
それに答えるようにオリカもミシャを見て鳴く。
「オリカ…さん?」
シュレリアもオリカを呼ぶ。
「に、にゃあ…」
オリカもそれに答えるようシュレリアを見て鳴く。
「ねぇオリカ…」
クレアもオリカを呼ぶ。
「!にゃ!にゃにゃあ〜…!」
クレアの声にビビるように、頭に両手を乗せて、またガタガタと震えだす。
「…………」
と、沈黙する四人。
一同「まさか…本当に猫になっちゃった(んですか)!!?」
つづく
次スレどうしまひょ?
漢字ミスったスマソマジスマソ。
>>603 次から気をつければOK
そして乙であります
さあ準備完了
>>600氏、続きwktkしながら待ってるぞ。
>>606 とりあえず、ある程度ストーリーはまとまった…と思う。
3話目も、もうすぐ書き終わるので、あとは見直しとかして投下するよ。
昨日1話目の訂正版を投下したけど、2話目のやつは訂正しないから、そのまま続きの3話目を投下しますです。
+ ∧_∧ + +
(0゚・∀・) ドキドキ 。
oノ∧つ⊂) +
( (0゚・∀・) ワクワク 。
oノ∧つ⊂) + + 。
( (0゚・∀・) テカテカ 。
oノ∧つ⊂) 。
( (0゚・∀・) ワクワク +
oノ∧つ⊂) 。
( (0゚・∀・) テカテカ +
oノ∧つ⊂)
( (0゚-∀-) ワクワク +
∪( ∪ ∪ 。
と__)__)
とりあえず新スレのほうに投下しますた
ぷ
あれ?みんな移行?
yes
移行して行こう(ぼそっ)
とうか新スレに投下してください(こそっ)
銅貨の同化
>>615つっこまれないと思ったかあぁぁぁっ!!(#゜口゜)
age埋めぬるぽ
ガッ
埋め
目明かし。
し、… 志方あきこ
こ、コスモスフィア
あ、アルトネリコ
コスモスフィア→アルトネリコ→コスm(ry
以下ループ
プ、プラティナ銘菓オボンヌ
「ぬ」のアルトレカSP
>>626 正式には アルトレカSPぬ だったりする
まあPでレストアボムのシュレリア様命名
PAC拡散気化薬
クルシェ
シェアリングコア
アーデル結晶体
イム・フェーナ
ナール
ル・マモレーニョ
にょ・肝
もんつきはかま
マロンポム
想う という意味の動詞、murfan・・・だと終わっちまうので名詞で
murfanare 【ムルファナーレ】 意味は、想い
レーヴァキラー
ラ ー ド ル フ
ファルス
スレイプニル
この調子だと1000までしりとりできそうですシュレリア様
ルーク
……誰? とか言われそうな気がする。
クルシェ
エオリア
亜耶乃
正直「の」は鬼門だと思うんだ
Lv2青魔法用グラスノから
呪い無効化
カナデ
伝説の聖女
ジョエルの日記
>>649 全然アルトネリコと関係ないようなので代わりに
お目にかかるのさえ難しいセラリーダーの技
女子大爆発
密かに光の御子、ミュールに次ぐ強さを誇っているのは彼女だったりする
とりまきもシャドウミュールより強く、4人で出ると実質ラスボスより強い
つばめライナー(ほたる横丁の市電)
ナール
ルミナスディフェンス
ルはキビシス
レーヴァテイル
ミュール
テル
とルで終わる単語が多すぎる
654 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 01:34:01 ID:eCd2idhE
スカリーチョ
最初るじゃなくね?
夜呂死苦!
赤魔法
詩魔h(ry
じゃなくて
謳姫
飯ジュース
スピカ
全然埋まらないな…
カイエル
光を意味するヒュムノスから
lusye【ルーシェ】
余談だが光を表す名詞は「lir」ってのもある こっちはアルファ律で新しい
漫画版で簡易攻撃魔法として詠唱されているのみ
lusyeは古メタファルス律でいわゆる古語 ハーモニウスやルミナスディフェンスでみられる
エレミアの騎士
きたきたきたきたきたー!!!!!
シ ュ レ リ ア 様
魔神シャドウ
うさこ
こんいろの水着
ギャザー
ザーディッシュ
>>669で検索してもセガサターンのゲームくらいしか引っかからない件について
まあ「ざ」は難しいし某錬金都市はなんとなく避けたい で
zash【ザッシュ】
ヒュムノスより「痛い、苦痛」という意味の形容詞
使われているのはLIFE W:R:Sでの En zash yor . くらい
結局シュで終わるし同じじゃないかよw
夢追いの水
ズは厳しい…
zuieg【ズウィーグ】
ヒュムノスより、『権力、権限』
グラスノ
なんでこんなに余ってんのに次スレ立てたんだ?
一ヶ月で450KB埋まったしな。ちなみに現在484KB
まあ、そういうわけで
>>675のグラスノ、の からしりとり再開
noes【ノイス】
自分自身 という意味のヒュムノス名詞
使用されているのは LIFE W:R:Sのみで Was yea ra kiafa yor noes . という形
正直ヒュムノスしりとり化はなるべく避けてるんだけど
一部の文字はあまりにも頭に使われてなくて、ヒュムノスに頼らざるを得ないorz
ま、そういう言葉の音感あたりも指向されて作られてるんだろうね
相当丁寧な世界構築の一貫っぽい
スクワート
トランキリティ
ティリア
絢 胤
ねろねろソーダ
大唄石
シンガーエンジェル
ダイショウセキ じゃないかな・・・
ゲーム中の用語解説では唄石(しょうせき)だけどミシャは大唄石(おおうたいし)と言う
多分ミシャが漢字読めてなかったんだと思う
大がつくと読み方変わるんだよ。
リルラ
ラ ー ド ル フ
フラフラワー
ワス
スラッシャー
シャドウ
詩魔法
詩魔法
謳姫と守護者
シャドウ
うさこ
既出モノばっかりな希ガス
test
コスチューム
防具から「武者鎧」
いばらの姫(オリカのレベル1)
メッソー
ソリッドうさこ
小姑さんの指輪
全然埋まらないな。
しかもストップしてるし。
このままじゃ次スレが容量いっぱいになりかけても埋まらないぞ。
10kbくらいのSSを投下すればいいんじゃね?
埋めるためにだけにSS書くのもどうかと
じゃあ俺が書いてみる。
「オリカー!」
「きゃっ!何、ライナー!?」
「もうダメだ!オリカを見てたら我慢出来ねー!」
「え!チョットライナー!?」
「こんな短いスカート履きやがって、こうしてやる!」
「いやぁ!めくらないでよぉ!」
「何恥ずかしがってるんだよ?羞恥心なんかないんだろ本当は!?」
「ひ、酷いよライナー…」
「ウルセー!パンツ脱がしてやるぜ!」
「だ、ダメぇー!」
「オラぁ!舐め舐めしてやるぜ!」
「あっ!だ…ダメぇ!…あ…はっ!あぁ!」
「ペロペロペロォ!気持ちいいんだろオリカぁ!」
「…き…気持ちよくなんか…ふっ…あぁ!…ない…もん!」
「よーし!今度は俺のを舐めやがれぇ!」
「え!?い、いやぁ!」
「でぇやあああ!」
「むぐぅ!?…う!…む…むぐぅ!」
「い、いいぜオリカぁ!もっと吸い付けー!」
「うっぐぅ!…む゙っ…お…え゙っ!」
「はぁ!はぁ!よーし次はぶちこんでやるぜ!」
「ダメ!それだけはやめて!」
「ウルセー!俺のこと好きなんだろ!?」
「いやぁー!そんなに股を広げちゃダメぇー!」
「よっしゃあ!挿れたぜー!」
「痛い!痛いよライナぁー!」
「気合いで耐えろオリカぁ!」
「あぁ!いっ…痛い!痛いよぉ!」
「気合い気合だぁ!」
「うあぁっあ!う…うん!分かったよ、ライナぁ!」
「それでこそオリカだ!」
「あん!あっあっあっ!あたし…あたしもう!」
「イケェーオリカぁ!」
「ふぁああぁああああーーん!」
おわり
過去スレのでも復刻するか?
復刻ってアンタ
,.へ、/\ ,.、
iヽ、! | |´ 〉へ
_ ヽ. | | | / >
,ィ''(_('>、 r| | | | / /
(ン´ 'y,.'-、 _r」-'_ニ二ニ=」_/へ ,.ィ⌒ト-、
(ハ i ,.r'^ヽ、;:⌒ヽ、:::::::::::::::`'く7、 ,i__ン⌒Y^ヽ
,.Y- 、 Y:ヽ;:::::::ヽ、:::::::\ヽ::::::::γ⌒l、_ノ ヽ,イ
L__,..イ /::::::ハ、::::::::iヽ、:::::::\ヽ:::ハ、__oノ (ン、
| l| |ハ .i:::::::::|ヘ-:::::::ト;:::ヽ;::::::::ヽ、:::::::::i Y>r、
〈ハ___,.イ |:::|:::::| '、::::|ヽ;:‐!-;:ヘ::::ヽ;:::::::| r "`ー' `ヽ
|:;|::::| / ヽ:| ヽ ト、ヽ!!:::ト、 ヽニ二ニン.
|ハ:::i レ^i:::::/ !l // l |
!ハヽ、 /~`、 ,イ-'i:::/ | | く/ i ハ .
!_./:>`_--_',.. イ:/レヘ! / / `ー'^'ー'┘
r':::i´ /'ー--'T´`ヽ. _ // 残りバイト数とスレ速度の狭間を見抜ける人でないと
_,.-‐イ「>、ヘ/ (封) | /`;ーく (500KBでスレ立てをするのは)難しい
/ /__:::::::::::::i ゝ、___,,..-ト、,/::::-kヽ、__
i (:::::::::::::::::::〈>r':::○、イ:::::::::::::::::::::::::」`ヽ,
ヽヽ::::::::::::://`r--ト::::ム:::::::::::::::::::::::/ i
!、i::::::::::::>、__/::::::::L__i_ト、::::::::::::::::::) /
`'ー''" 'ヘ'ーr---y'"^ヽ:::::::::::::i ノ
ヽi ̄´7 ヽ、__/__ノ
「二/、〉
............ノ`ー' /i..............
......:::::::::::::::::::::::::〈:::::::::://:::::::::::::::::::::::::::::::..........
:::::::::::::::::::::::::ヽ二ン::::::::::::::::::::::::::::::
,.へ、/\ ,.、
iヽ、! | |´ 〉へ
_ ヽ. | | | / >
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(ン´ 'y,.'-、 _r」-'_ニ二ニ=」_/へ ,.ィ⌒ト-、
(ハ i ,.r'^ヽ、;:⌒ヽ、:::::::::::::::`'く7、 ,i__ン⌒Y^ヽ
,.Y- 、 Y:ヽ;:::::::ヽ、:::::::\ヽ::::::::γ⌒l、_ノ ヽ,イ
L__,..イ /::::::ハ、::::::::iヽ、:::::::\ヽ:::ハ、__oノ (ン、
| l| |ハ .i:::::::::|ヘ-:::::::ト;:::ヽ;::::::::ヽ、:::::::::i Y>r、
〈ハ___,.イ |:::|:::::| '、::::|ヽ;:‐!-;:ヘ::::ヽ;:::::::| r "`ー' `ヽ
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!ハヽ、 /~`、 ,イ-'i:::/ | | く/ i ハ .
!_./:>`_--_',.. イ:/レヘ! / / `ー'^'ー'┘
r':::i´ /'ー--'T´`ヽ. _ // はじめからこうすりゃよかったと小一時間。
_,.-‐イ「>、ヘ/ (封) | /`;ーく
/ /__:::::::::::::i ゝ、___,,..-ト、,/::::-kヽ、__
i (:::::::::::::::::::〈>r':::○、イ:::::::::::::::::::::::::」`ヽ,
ヽヽ::::::::::::://`r--ト::::ム:::::::::::::::::::::::/ i
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`'ー''" 'ヘ'ーr---y'"^ヽ:::::::::::::i ノ
ヽi ̄´7 ヽ、__/__ノ
「二/、〉
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904 :名無したんはエロカワイイ :2006/06/15(木) 02:37:07 ID:yVYnbWDE
ト、
ヽヽ
ヽヽ_, ‐- 、. ... .. ... , ‐=!l , -=7
ヽ`ー- _ - ´ 7:: :: :. / /:::::::!| _, -= ´ / /
\ , -'´ .: ::.:. / /:::::::::|| / /
ヽ ---ァ ., ヘヽ.\.::: ,. --! /,. ---!L , -‐ 7 ,. '´
、ー' / ヽヽ ー:/ ; / ,ィ, <‐  ̄ ,. ‐ ´
.. .. ノ , l_. - ´  ̄//: ; ll ̄ ヽ/ー- _`丶、__ィ ´ _, -‐
/ ̄ ー 、'_:: : _ / ム _/、., _ 、 /:: l / `7´, ‐ヽ _, -_ ニ´-_, -
.く-- _ ,ィ:=; '  ̄ ヽ ._,. -‐ ´ L -ゝ.ニ _' l ー〈 − - l l ヽ´‐_´-_' - ´_ ,..
\ \::;' ハー- , \ ,ィ | l从从 |(◎]}i‐〈 l ヽヽ ノ、_,_ィ_-_,ニ- '__
<ニ-ト、, ,、 \ __ /, ィヽ / ,、 \\从´ヮ` !ル'Yiヽゝヽ ヽ _, ィヽ"7 / !
l!/\7 _ーィ1 !'ヽ´ / -ヽ ヽ //./´ _/`´//::ll>ー-, _ヽ-,ィ / ./ / 7ー  ̄ l / ̄
‐ ´/ト、 `く ハートゝ'´ /'´ ̄ ヽ \ ヽ´/ //::/ /!  ̄!`l ̄ _/ /、l_ -‐ '
l/ \ ヽー‐ '´ /l:i .ハ ` ー- __ィ ./:::l、_ ノ ` ーrー/ |
ヽ ヽ'_ー,---rヘ. ',ヾ,. /./:\ / /` ‐ヽ /, ヘ'、 l
ヽ= ´ィ !l__ ! ハ '、ヽ- - ' V. `ヽー- _ / ./ / |:::二ニ'// .ハ. |
ト、 ニートとハートにワロタww
ヽヽ
ヽヽ_, ‐- 、. ... .. ... , ‐=!l , -=7
ヽ`ー- _ - ´ 7:: :: :. / /:::::::!| _, -= ´ / /
\ , -'´ .: ::.:. / /:::::::::|| / /
ヽ ---ァ ., ヘヽ.\.::: ,. --! /,. ---!L , -‐ 7 ,. '´
、ー' / ヽヽ ー:/ ; / ,ィ, <‐  ̄ ,. ‐ ´
.. .. ノ , l_. - ´  ̄//: ; ll ̄ ヽ/ー- _`丶、__ィ ´ _, -‐
/ ̄ ー 、'_:: : _ / ム _/、., _ 、 /:: l / `7´, ‐ヽ _, -_ ニ´-_, -
.く-- _ ,ィ:=; '  ̄ ヽ ._,. -‐ ´ L -ゝ.ニ _' l ー〈 − - l l ヽ´‐_´-_' - ´_ ,..
\ \::;' ハー- , \ ,ィ | l从从 |(◎]}i‐〈 l ヽヽ ノ、_,_ィ_-_,ニ- '__
<ニ-ト、, ,、 \ __ /, ィヽ / ,、 \\从´ヮ` !ル'Yiヽゝヽ ヽ _, ィヽ"7 / !
l!/\7 _ーィ1 !'ヽ´ / -ヽ ヽ //./´ _/`´//::ll>ー-, _ヽ-,ィ / ./ / 7ー  ̄ l / ̄
‐ ´/ト、 `く ハートゝ'´ /'´ ̄ ヽ \ ヽ´/ //::/ /!  ̄!`l ̄ _/ /、l_ -‐ '
l/ \ ヽー‐ '´ /l:i .ハ ` ー- __ィ ./:::l、_ ノ ` ーrー/ |
ヽ ヽ'_ー,---rヘ. ',ヾ,. /./:\ / /` ‐ヽ /, ヘ'、 l
ヽ= ´ィ !l__ ! ハ '、ヽ- - ' V. `ヽー- _ / ./ / |:::二ニ'// .ハ. |
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^ ' {[◎)|从从l | " _) ナ ゝ ナ ゝ / ナ_`` -─;ァ l7 l7 (_
iY'i、!´ヮ`ル' _) ⊂ナヽ °°°° ⊂ナヽ /'^し / 、_ つ (__  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ o o (_
,从|(ノ ) ) (
,. ‐'''ヽ ノ `ヽ「ヽ-、_⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
,ヘ , ' 、`ヽ,ヽ/ ,ィ''(_('>、 r| | | | / / . ,. ''"i´ ̄ ̄ ̄ `ヽ、_
ト '〈/ / _,.-rニ二ニ=ヽ. Y_」 .(ン´ 'y,.'-、 _r」-'_ニ二ニ=」_/へ ,.ィ⌒ト-、 , '" | γiヽ__
」ヽ `ヽ i''"´, , ', |ノ (ハ i ,.r'^ヽ、;:⌒ヽ、:::::::::::::::`'く7、 ,i__ン⌒Y^ヽ /7´ , . i i ヽゝ[7ーr、
`○> 〉 i / i i ハ iハ || ,.Y- 、 Y:ヽ;:::::::ヽ、:::::::\ヽ::::::::γ⌒l、_ノ ヽ,イ .〈_イ i i ! i i Y」 し'
r'"二イ |-!‐ハ ハ| ,!,-t、| |.|/). L__,..イ /::::::ハ、::::::::iヽ、:::::::\ヽ:::ハ、__oノ. (ン、 ゝ.| i i、ハ ', i ハ i ヽ!_!イ
レi'´ | !,.t'-'ト V ` 'ト i'l|. |x|ゝ | l| |ハ .i:::::::::|ヘ-:::::::ト;:::ヽ;::::::::ヽ、:::::::::i Y>r、 | | i -‐!- ハ ハ/-,.u'-ハ i |
|.ヘ | l ヒ_,,リ `´ l | .| 〈ハ___,.イ |:::|:::::| '、::::|ヽ;:‐!-;:ヘ::::ヽ;:::::::| r "`ー' `ヽ| | ,−=ヘ /, =−、 ! ハ.ノ§|
}.× |. !" __ .,.イ .,' ト、 . |:;|::::| / ヽ:| ヽ ト、ヽ!ヽ!:::ト、 ヽニ二ニン.Y、 ゝ、 ・ V ・ ,イ 、i § |
|`T´.| |'>.、.,_(__ノ..イト、| ./ | ヽ |ハ:::i レ^i::::/ !l // l | . ハYヽ.!' ― ´ ` ― ´ノ_ノ| § |
| | ハ .|_,.く \,ヘ/」 レ'ヽ/i|ヘ ! . !ハヽ、 /~`、 ,イ-'i:::/ | | く/ i ハ ./§ !.ヘ、 ,−-、 u',.ィ´ | §. |
| .,イ .iヽ!´ >、/ ()V` くi、く::::>イ !_./:>`_--_',.. イ:/レヘ! / / `ー'^'ー'┘.§/ /.i`>r二´=< i | §. |
/ r∧,ヘ,.ヘ〉 、,.へ ,へ「ヽト、ヘ/へ、___ r':::i´ /'ー--'T´`ヽ. _ // i. §_,.r‐rイ`ー◎-‐'"7`ーr、__! § .|
| |ヽ;:::::::::::7 、 ノ ,イ |\ / 7つ-、イ「>、ヘ/ (封) | /`;ーく .| §K !へ L!7_,.へ/ ̄o 〉. § |
ト、|/ ⌒7´ 〉、 k」 ハ:::|`ー、| |____ノ:::::::::::::i ゝ、___,,..-ト、,/::::-kヽ、__ . | |. 〈、_ イ Yij/ ミ7ヽY> § |