子宮口から子種を注ぎ込んで孕ませ、出産させる、
そんな内容を主に扱うスレです。
2 :
名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 18:36:40 ID:w/l5VreH
2
3 :
娼館主:2006/02/20(月) 19:44:28 ID:CmCtR5nY
同志よ、スレ立て乙。
HNの消去忘れてた。
とりあえず同志
>>1は和姦派か強姦派、どちらが好みか聞きたい。
先生! 人間×人間限定ですか?
すまん、残念だが漏れも違いがよう判らん。
違いを説明してくれるとうれしい。
普通に考えてこのスレは人間×人間だろ
「2人めが欲しいって言われても、俺の稼ぎじゃな・・・。」
「だったら早く出世しなさいよ。もう出来たんだから。」
(幸せそうにお腹なでなで)
「!!!・・・お、お前まさか、先週『安全日だから中に頂戴!』
って言ってたのは・・・・!?」
「ヤダヤダ! 出さないでぇ!」
ズチャ ヌチュ グチュ ミチュ
「今日は……今日はダメッ! できちゃう! できちゃ……!?」
ズグンッ
ビュクビュクッ
「や……ぁ、あああぁぁぁぁぁぁ!!」
ドクン ドクン ドクン ドクン ……
「――や、だ……入って、入ってくるよぉ……」
ビュクンッ ビュクンッ ビュクンッ
「あ、あああ、あぁぁぁ……奥、奥まで……、一杯……一杯……」
――――――
「――お、お願いだから、この栓抜いて……は、早く掻き出さないと……」
タプンッ
「ひぃぅ! お、お腹触らないでぇ! 中で、精液が揺れて……」
「やだ……また、できちゃうからぁ……もう、産みたくないのに……産みたく、ないよぉ……」
以上。
実験的に、男の描写と台詞、状況描写無しでお送りしました
何か手馴れた感じだな
その調子で初作を!!
ここは過去スレとかまとめみたいなのはあるの?
あればぜひ知りたい。
マニアックなスレはけーん!
強姦・陵辱は書けないけど、ラブな和姦で中出し・妊娠・ボテHならいけると思う。
同様にリアルな出産シーン(出産中の状況描写)とかはムリだが(見たことないしな)
単なる収穫なら書けると思う。
需要ある?
>>15 ラブな和姦萌え(*´ー`*)
お願いします
うに。おk。じゃあ、ちょっと書いてくる。
キャラは適当にでっちあげでいいよな?
大きくなって、戻って来いよ――
そんな願いを託し、俺は保持してきた子たちを放流しつくす。
彼らが群れをなし、懸命に泳いでいく姿が目に浮かぶ。
その中で、たったひとつでも、立派に成長してくれたなら、それに勝る喜びはない。
ひといき入れた俺は、寄り添う妻にそっと問いかける。
「今日中出ししたやつ、うまいこと孕んでくれるといいな」
24 :
22:2006/02/26(日) 11:53:30 ID:x5veg7Qu
ごめん、ただの小ネタなんだ。
なのでつづきはないです。
保守
とりあえず書いてみた。
弟子萌えの女師匠、というキャラをやりたくて、
ストーリー形式でキャラ立たせようと、思ったらスゲー長くなりました。非エロも結構あり。
長文嫌い、ストーリーイラネ、素直クールウゼーって人はスルーして下さいな。
ま、その分エロは頑張ってみました。・・・妊娠にこそ、まだ至ってませんけど。
中出し好きには喜んでもらえる・・・かも。
27 :
師匠とボク:2006/03/01(水) 01:13:43 ID:+gmHUXVh
パンッパンッパンッ。
音が――した。
丸い尻に、僕の腰をうちつける音。
そして。
ぬちゅ、ぬちゅ・・・じゅぶ・・・。
淫らな水音が寝室内に響き渡る。
――腰を振る。
「あ・・・あっ・・・ん・・・んっ・・・!」
僕はただ一心不乱に。
「ふああっ・・・ああ、はああん・・・」
目の前の肉体を貪る為だけに。
「く・・・うんっ・・・・!」
嬌声に混じって聞こえる、じゅぼじゅぼという音が僕の快感を否応無く引き上げる。
「う・・・もう、出そう・・・!」
僕の呻きに。
「は・・・出せ・・! 中に・・・そのまま・・・」
彼女はそう告げた――。
閃光が脳を白熱させる。
「・・・う・・・・・ルイ・・・さん・・・・・・」
――そして僕は彼女の名を呼んだ。
◇
「春留(ハル)」
朝。
駅から学校に向かい歩いている途中で。
「よ。っはよ」
そう声をかけてきたのは、同じクラスメートで悪友の東屋刻彦(あずまやときひこ)だった。
「刻彦か、おはよう」
「どした、いつにもまして冴えねぇツラしてんな」
と、刻彦は相変わらずの明るい笑いを浮かべながら言った。
「ちょっとね・・・。あんまり寝てないんだ」
欠伸を噛み殺しながら答える。
「あン? また例の美人の師匠か?」
「うん・・・。なんか仕事が行き詰ってて、ストレスが溜まってるらしくてね・・・。朝まで」
制服の袖で眼鏡を拭きつつ、言う。
「うひゃあ・・・。お前良くそんなんで体保つなぁ。・・・枯れて死ぬなよ?」
「そうは言ってもねぇ。・・・こっちは養ってもらってる身なワケで。タダで住まわせてもらってる上に学費も食費も全部、ルイさんが出してくれてるんだから」
「ふーん、じゃあ世話になってるからSEXしてんのか? ギブ&テイクの関係って事か?」
「あ、イヤ・・・そういう訳でも・・・ないと思う。・・・うん、やっぱり僕もしたいからしてる」
「かー! 羨ましいねぇ。あんなクールな美人とよぉ・・・。ムカツクッ、かーーーーーPeッ」
刻彦はそう言って唾を吐き捨てた。
こいつは僕がルイさんと同棲していることが、どうにも納得いかないらしい。
「・・・というか前から聞きたかったんだけどよ」
「うん、何?」
刻彦が声のボリュームを落として聞いてきた。
「結局のところ、あの美人さんとはどういう関係な訳?」
「・・・む。それは前に言った。 僕の拳法の師匠(センセイ)で、バイト先の雇い主・・・」
「ああ、それは前にも聞いた。・・・・つかそこじゃなくてだな。何でお前の拳法の師匠がお前と一緒に住んでて、尚且つ肉体関係にあるのかっつー根本的な事を聞きたい」
「・・・・・・どうなんだろうな?」
僕は首を傾げた。
正直、自分でもなんでこんな状態になったのかよく分かってない。
「知るかっ。テメーの事だろが。・・・そもそもさぁ、なんで一緒に住んでるんだよ」
「うーん・・・僕に身寄りがない事、刻彦は知ってるよね?」
「ん。ガキん時、両親死んだんだろ?」
コクリと頷く。
僕の両親は小さい頃に、交通事故で死んだらしい。
それから僕は父と親交の深かった人に引き取られた。
「この人――神楽蒼玄(かぐらそうげん)っていうんだけど――この人が古武術の道場を経営してるんだ」
「ほう、初耳だな」
「それで一応、僕も手習い程度に、そこの術理を学ばせてもらってたんだけど・・・これがどうにも出来が悪くってさ」
「おう、だろうな」
刻彦は当然のように言う。
僕は苦笑した。
刻彦は大抵、歯に衣着せない物言いをする。
・・・それが逆に心地良くも有るのだが。
「ま、それで。そこのウチには僕より年上の子が、上から長女、長男、次女と3人いたんだけど、その子らにしょっちゅうズタボロにされてた」
――思い出す。
彼女たちは間違いなく天才だった。
才能の欠片もない僕では一撃まともに入れることすら至難の業だった。
笑ってしまうが。
当時それでも僕は、どうやらいつか彼女達に勝ってやろうと。
――そんな事を考えていたらしかった。
「で、ある時、道場に一人の女の人が訪ねてきたんだ。・・・目を奪われたよ・・・とても・・・冷たく・・・綺麗な――同じ人間とはとても思えなかった」
それが僕の師匠。
朱瑞月(チュウ・ルイユィエ)との初めての出会い。
「彼女は日本で仕事を始めるにあたって、使える人材を紹介して欲しいと蒼玄さんを訪ねてきたようだった。――要するにリクルートだね。そして蒼玄さんは彼女に僕を紹介したんだ」
「あん? お前を?」
「うん――今は使い物にならないかも知れないが、育ててみてはどうか? ついでに鍛えてやって欲しい――ってね」
当時、ルイさんは20歳で僕は12。
そんな事を言い出す蒼玄さんも蒼玄さんだが、あっさりと了解するルイさんもルイさんだ。
・・・今、思い返すと、まるっきり人身売買である。
「そんな訳で・・・僕もいい加減、周りの天才と比べられるのも嫌になってたし。ルイさんのところで内弟子として世話になる事にしたんだ」
「じゃあ家族みたいなもんか」
「そういう事。それ以来、僕は中国拳法の達人だったルイさんに拳を学びながら、彼女の仕事も手伝ってるんだ。・・・まぁ、アシスタントみたいなものかな」
「なるほど。一緒に住む事になった理由はわかった。・・・でもアレだ。・・・その、肝心の。どうして肉体関係にあるのかっつー部分がさっぱりだ」
「肝心なのはそこなのか。・・・まぁ、いいけど。・・・押し倒されたんだよ、16の誕生日に」
「お、押し倒されたぁ!?」
「うん」
あの時のルイさんの言葉――。
”そろそろ女を知ってもいい頃だろう。なに気にするな、これも武の鍛錬だ。それに私は春留(キミ)を愛しているし、キミも私を好いてくれているだろう? ならば問題ないな”
全く情緒の欠片もない台詞である。
その後、僕は一晩かけて女の肉体(カラダ)を覚えさせられ。
――そしてそれ以来。僕は彼女の弟子でありながら、同時に恋人ともなった。
「マジかよぉ・・・。オレも経験豊富な年上の美人に色々教えてもらいてぇ・・・」
刻彦が頭を抱えて呻いた。
「うーん、でも経験豊富だったかどうかは怪しいよ? 当時は分からなかったけど、今、考えるとそんなに巧くなかった。ただ強引って感じで。だからもしかしたら、ルイさんも処女だったのかも」
最近では、ルイさんはただ単にチャンスを窺ってたんじゃないか? と、僕は考えている。・・・というか、そう考えて間違いないっぽかった。
「うおおおおおおっ、こ、殺す!」
刻彦が突然、激昂してわめきだした。
「お、おい、どうした」
「るせー、テメーなんか! そんなにツラが良いワケでもねーくせにっ! オレのがイケメンなのに!!」
「な、なんだ、刻彦! く、狂ったか!?」
「うっせー、死にやがれぃ! くらえ、世界を制した数見肇(かずみはじめ)の下段蹴り!」
「痛っ! 何すんだ! てか、誰だそれ!」
「ググレカス!」
「こ・・・の・・・!」
意味の分からない事をわめき散らしながら、放ってくるローを踏み込みと同時。足で捌きながら、そのままボディに中段突きを打ち込む。
「げふぅ!」
ついでに、そのまま身体を捻り、腕を螺子(ねじ)った体勢で、ヒジを鋭角に叩き込んでやった。
「んが!」
どう、と地面に倒れる刻彦。
僕は地面に落とした鞄を拾うと、パン、と汚れを払った。
「・・・学校、遅れるぞ」
それだけ告げて通学路を再び歩き出す。
刻彦はもぞもぞと体を動かしていたが、立ち上がる気配はなかった。
「やっほー! 今日も派手にやってるねぇ!」
しばらく歩いた所で、女子生徒が、隣に走ってきて並んだ。
とても可笑しそうに笑っている。
「バカが絡んでくるんだ」
「はははっ、でも裡門(りもん)は流石にやりすぎなんじゃないかと」
そう言って、彼女――木村玲(きむられい)はクラスでも可愛いと評判の笑顔で。にぱー、と笑った。
若干ウェ−ブがかった長めの黒髪が揺れて、ふわり、といい匂いが漂う。
「随分、格闘技に詳しいんだな。木村さん」
「んー? そんな事ないよ? あれだよ、格闘ゲーム」
「ふーん。今はそんなのあるのか」
「うん、神楽くんはあんまりゲームとかしない?」
「余りしないかな。麻雀とかポーカーとか花札とか・・・そういうのならやるけど」
「うわ〜〜、それってお金賭けるヤツ?」
「まぁ、賭ける時もあれば、そうじゃない時も」
「そうなんだぁ」
クラスのメンツでやる時は、大概、刻彦も入ってくるので気が抜けなくなる場合が多い。
もっとヤバイのはルイさんで、モグリのマンション雀荘みたいなトコに連れてかれて、デカリャンピンで打たされたりするのだ・・・!
もっとも、中国人は麻雀に強いというのは本当だったらしく、ルイさんもその例に漏れず鬼のように強い。
その上、荒事にも強いので、サマした相手と周りのヤクザを半殺しにしたり・・・など、こちらの寿命が縮まるような展開になる事も多かったり・・・する。
(本当・・・何でも屋なんかじゃなく、ヤクザの代打ちでも食っていけるよな、あの人は・・・)
そんな事を呆、と考えていると。
「どうしたの? 神楽くん」
僕が急に黙ったせいか、木村さんが不思議そうな顔で聞いてきた。
「あ、いや、何でもない」
「ふーん・・・・」
木村さんは何故かつまらなさそうに僕を見ていた。
「・・・何?」
「・・・ううん。・・・・・・神楽くんって本当に強いなーって思って」
「・・・そんな事ないよ。きっと本気で喧嘩したら、刻彦の方が強いんじゃないかな」
嘘ではない正直な気持ちだった。
「ううん、神楽くんは強いよ。・・・憶えてる? 一年の時の事・・・」
「・・・?」
「神楽くんさ、私の事、助けてくれたんだよ。 夜の街で。私が男の人に絡まれてた時に、”ねぇ、ちょっと”ってさ」
「そんな事あったっけ?」
「うん!・・・私、凄い怖かったんだ。男の人達に囲まれて、誰も助けてくれなくて・・・どうしよう、ってずっと思ってて・・・」
「・・・・・・」
「だから」
そこで言葉を切り、彼女はひとつ深呼吸した。
「だから・・・”ねぇ、ちょっと。その娘、嫌がってるよ?”って・・・止めてくれた人が現れた時、凄く嬉しかった」
・・・憶えていない。・・・それ本当に僕か?
と思ったが、彼女の美しい思い出を壊すのも何なので、黙っておく事にする。
誰だか知らないが、奇特なヤツもいたものだ。
「それから、怒った男の人達を一瞬でばばばーって・・・・・・私、感激したんだ。・・・ああ、世の中にはこういう人もいるんだ、強くて綺麗な人がいるんだ、って」
そこまで言うと、木村さんは突然止まって、僕の方を向いた。
僕もつられて、足を止める。
木村さんが口を開いた。
「だから・・・ね。神楽くん」
「・・・・・・」
「それからずっと・・・神楽くんは・・・私のヒーローなんだよ?」
それだけ言うと、彼女は顔を真っ赤にして、すぐ近くにまで見えていた校門を走ってくぐりぬけていった。
僕はというと、あまりの衝撃展開に頭の回転がついてゆかず。
――ただ呆然と、その場に立ち尽くしていた。
「おうおう、顔真っ赤にしちゃって、可愛いねぇ」
――不意に。
いつのまに追いついたのか、横から刻彦の声がした。
「どさくさまぎれで告白たぁな。やるね、木村も」
「いつのまに復活したんだ」
「ついさっき。・・・・・・しっかし・・・なぁ」
「何」
「・・・なぁ、それ本当にお前か? 話聞く限りじゃとても信じられん。・・・そもそもお前が面倒ごとに首を突っ込むなど」
「奇遇だな・・・僕もそう考えてた」
流石に刻彦は僕の性格を把握している。
面倒な事はとにかく避けて生きる――。
それが僕の――神楽春留という男のスタイルだった。
「記憶には?」
「ない」
はぁ・・・と溜め息をつく刻彦。
「やっぱり人違いか・・・可哀相に。初恋の人は勘違いで、あげく年上好きときたもんだ」
オレならよかったのによー、そう猛(たけ)る刻彦をほうって、僕は校舎へと入っていった。
(――ヒーローなんだよ?)
・・・頭の中には。
――木村玲の恥ずかしそうな表情と、最後のセリフがいつまでも繰り返されていた。
◇
「ただいま」
作っていた夕食のメニューがほぼ完成した頃、ちょうどルイさんは帰ってきた。
「お帰りルイさん。ご飯できてるよ」
今日のメニューは”ぶり大根”に”鮎の塩焼き”、それから”ハマグリのお吸い物”に、”ナスのぬか漬け”である。
それらを見て、ルイさんは子供のように目を輝かせた。
「ふむ、今日は和食の日か。相変わらず手が込んでいるな」
そう言って服も着替えないまま、上着をソファに投げ捨てると、食卓のイスに座る。
ちなみに今日のルイさんの服は黒のスーツに白のYシャツ。
下はスカートではなくパンツタイプだから、もしかしたら男物なのかも知れない。
背が高く、スタイルもモデル並のルイさんは、基本的に何を着ても似合うのだが、こういったメンズファッションを着ると、これがまた恐ろしく似合う。
男に見える・・・・と云うのではない。より華やかで、クールな感じが強まるのだ。
使い古した言葉で云うなら。
男装の麗人――といった表現が、正にしっくりくるのである。
「まったく・・・フランス料理なんて、ゴミだ」
まっすぐ背中まで伸びる、切り揃えられた艶やかな黒髪。
それを後ろで縛りながら、ルイさんはそう毒づいた。
「何? 今日のお昼、フランス料理だったの?」
茶碗にご飯をよそりながら尋ねる。
「いや、ついさっきだ。仕事の関係でフルコースにつき合わされた・・・全く・・・何が世界三大料理だと言うのだろうな? 世界の三大料理はトルコ料理、中華料理、そして日本料理に決まっている」
と、和食至上主義の中国人は大根を口に放り込んだ。
「・・・うん、これは旨い」
舌鼓をうつルイさん。
「僕も食べたかったな、フランス料理」
「もふもぐ・・・やめておけ。・・・キミの作った料理の方が何倍も美味しい」
「・・・イヤ、そう云ってくれるのは嬉しいんですけどね・・・」
フランス料理など自分では作れない。当然、比較にならなかった。
二人分のご飯をよそって、僕もテーブルにつく。
ルイさんは先程フルコースを食べてきたとは思えない勢いで、食卓の料理を平らげている。
一体、この人の胃袋はどうなってるのだろう。
「それより・・・むぐ・・・ハル・・・・。キミ、何か私に話すことはないか?」
「え?」
「何か私に話さなければいけない事・・・・・・つまり隠し事をしているのではないか?」
「・・・・・・? 何の話です?」
頭を捻ってみるも、全く思い当たらなかった。
「とぼける気かな? キミは今朝、クラスメートに告白されたと聞いたが」
「ぶっ」
飲んでいた吸い物を、危うく吹き出しそうになる。
「な、ななな・・・なんでそれを・・・というかアレは告白なんかじゃないですよ! って何を言ってるんだ、僕は」
「ほう、図星か・・・。ハル、私はね・・・。今日の昼にその事を知って、もういてもたってもいられず、こうして今晩は早く帰ってきたんだ。・・・大事な仕事をすっぽかしてな」
「昼・・・? な、なんで・・・・・・って、そうじゃない! いくらなんだって、そんな事で仕事すっぽかしちゃダメでしょう!」
「そんな事・・・?」
途端にルイさんの目つきが鋭くなった。
なんだか足元から冷気が吹き出ているような錯覚を覚える。
「大事な愛弟子を愛しく想うのは、いけない事か? ハル」
「え・・・いや、そんな事は・・・別に・・・」
「私に・・・・・・飽きたか?」
「ま、まさか! そんな事は絶対にないですっ・・・い、いや本当に! た、ただ流石に仕事さぼっちゃマズいんじゃないかと・・・そう愚考してみた次第で・・・」
「構わないさ。どうせアテもなく夜の街をぶらつくしかないんだ。・・・手がかりを探してな」
「・・・・・・また犯罪絡みですか?」
少しだけ真剣な口調で聞いてみる。
「ああ、最近は警察やら法祇庁からの依頼がひっきりなしだ。・・・ほら最近この辺りで起きている連続婦女暴行殺人・・・アレだ・・・って、ええい、そんな事はどうでもいい!」
ちっ・・・もう少しで話を逸らせたのに。
舌打ちしたのが聞こえたのか、ルイさんの目に剣呑な光が増した。
「おい、ハル。キミ、ちょっと来い」
突然、立ち上がったルイさんに腕を掴まれた。
そしてそのまま、寝室へと連行される。
「ちょ、ちょっと、ルイさん! 痛い、痛いですよ」
「・・・全く。キミは相変わらず、ちょっとした事で痛い痛いと・・・ほら、これなら痛くないだろう?」
ルイさんが掴んでいた腕を離し、そして次の瞬間、僕は抱きしめられた。
大きな胸の感触が服の上から伝わってくる。
「いや・・・でも、まだご飯が・・・」
「そんなのは後だ・・・はむ・・・」
――いきなり唇を押し付けられた。
僕の口をこじ開けて舌が侵入してくる。
濡れた舌が僕の口腔内を蹂躙する。
「ル・・・イ・・・さ・・・」
「いいから・・・大人しくしていろ・・・ふあ・・・ずじゅ」
「ん・・・ちゅ・・・」
諦めてルイさんのキスを受け入れる。
「ふふ・・・ようやく・・・観念、したか・・・」
一旦唇を離してそう言うと、ルイさんは再び舌を差し出してきた。
僕も今度はそれに応える。
「ふ・・・んちゅ・・・」
「ちゅ・・・ちゅ・・・じゅる」
舌と舌を絡め合わせる。
ルイさんの唾液を嚥下(えんか)して、それが終わると今度は僕の唾液をルイさんの口に送り込む。
「う、む・・・ちゅ・・・ハル・・・」
ドサ、と。
二人でベッドにもつれ合って倒れた。
慣れたルイさんの匂い。
昔は自分の部屋で寝ていたのだが、今はもっぱらルイさんの寝室の――このダブルベッドで寝ている。
前に何度か、帰りが遅いので自分の部屋で寝ていたら、深夜に帰宅したルイさんがベッドに入り込んでくるという事があった。
僕のベッドはシングルなので、情事の後に二人で寝るにはいささか狭い。
なので最近ではルイさんの言いつけにより、この部屋で寝るのが習慣となっていた。
「・・・大きく・・・なってきたな・・・」
ルイさんは口を離すと、そう言って僕の股間をまさぐった。
僕もルイさんの二つの大きな双乳に両手を伸ばす。
Yシャツ越しに手に伝わる乳房の量感と、やわやわと股間に広がるわずかな刺激によって、僕のイチモツはまたたく間に膨らんでゆく。
「ルイさ・・・ん」
「ふふ・・・本当にキミは・・・おっぱい好きだな」
「服、脱いで・・・ルイさんの・・・おっぱいが見たい」
「ん・・・ちょっと待っていろ」
言って、ルイさんは体を起こした。
そして僕の上に跨り、服を脱いでゆく。
縛っていた髪を解き、Yシャツとズボンを脱ぎ捨てると、身に着けていた黒のブラジャーを外した。
素晴らしく形のいい美巨乳がぷるんっ、とまろび出る。
「・・・・・・!」
僕も仰向けに寝そべったまま、着ていたパーカーとTシャツを脱ぎ捨てた。
・・・視覚から入ってくる扇情的な光景に、僕のペニスはギンギンに勃起している。
ジーンズに押さえつけられているソレを早く解放しようとして、僕が動こうとすると。
その手をやんわりとルイさんに止められた。
「いいから。私がやる」
ルイさんの手が器用にジーンズとトランクスをずり下ろしてゆく。
さらけ出されたペニスは、既に先走りの汁でベチョベチョに濡れていた。
「ふふふ・・・相変わらず、濡れやすいなキミは・・・」
ルイさんが少しだけ位置をずらして、僕のペニスに顔を近づけた。
そして、くんくんと匂いをかぐ。
「・・・いい匂いだ・・・」
「まさか」
僕が苦笑すると、
「嘘じゃないさ」
そう言ってルイさんは僕の肉棒をその口に含んだ。
「・・・・・・ッッ」
「それに・・・・ずちゅ・・・ちゅ・・・ふあ・・・・・・美味しいぞ、ハルの我慢汁・・・・ちゅ」
先端から溢れたカウパーが舌先ですくい取られる。
「う・・・・く・・・」
「ふ・・・ずちゅ・・・くちゅ・・・」
本格的にルイさんの口唇による愛撫が開始された。
激しい快感が僕の脳髄を襲う。
「・・・ず・・・ずちゅ・・・ずちゅうう・・・」
濡れた口腔内で、ルイさんの舌が僕のペニスをなぶり。いたわり。そしてもてあそぶ。
「ふぐっ・・・ずず・・・ず・・・・・・んぐっ・・・・・」
ルイさんの責めがどんどんと激しくなってゆく。
「腰が・・・ぴくぴく・・・している・・・感じて・・んんっ・・・いるんだ、な・・・ずちゅ」
「くあ・・・」
「我慢しなくて・・・も・・・ずず・・・いいんだ・・・ぞ? ちゅぱ・・・好きな時に・・・たくさん・・・出して・・・じゅ・・・ずちゅるるる」
ペニスをしゃぶりながら嬉しそうに笑うルイさん。
口の端からは、ダラダラと透明な液体がこぼれている。
その淫蕩な笑みに。
――僕の我慢は限界に達した。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ」
どびゅっ! どびゅう! びゅるるるるっ。
「!?・・・ふぐっ・・・んんっ!・・・んん・・・・・・!」
頭が真っ白くなる快感とともに、ルイさんの口中に大量の白濁をぶちまける。
ぶびゅっ! ぶびゅぶ・・・ぶびゅううう!
我ながら呆れるくらいの放出量なのが、ペニスから精液が吐き出される感触でわかる。
汚濁が輸精管を駆け抜け、ルイさんの口に注がれるたび、凄まじいまでの恍惚が僕の脳髄を穿つ・・・!
「く・・・あああ・・・」
「ふ・・・ぐふ・・・ごく・・・こく・・・・・・く・・・こふっ」
ルイさんは僕の射精が終わるまで、嫌な顔一つせず、精液を喉の奥で受け止めていた。
その量に少しむせながらも。
ごくり、と。一滴こぼさず、喉を鳴らしながら精液を飲んでゆく。
どぴゅ・・・びゅ・・・ぴゅ・・・。
「ふ・・・んぐ・・・ん・・・ぷはあっ」
ようやく射精が終わり、ルイさんは顔を上げた。
口元には何故か、微笑が浮かんでいる。
「はぁ・・・・・・」
僕は射精後の脱力感から、呆と、その様子を見つめていた。
「ふ・・・・・・ふふ・・・凄い量だったな・・・気持ちよかったか?」
こくこく、と頷く。
しゃべるのも億劫だった。
「そうか・・・私も・・・美味しかったぞ・・・? ハルの・・・精液・・・」
ペロリとまたペニスの先端を舐める。
残っていた精液が、ルイさんの舌とペニスの間に糸を引いた。
「なんで・・・」
「ん?」
「なんで・・・ルイさんは・・・ここまでしてくれるんですか?」
――そう、昔から不思議に思っていた疑問を。
・・・途切れ途切れの言葉で口に出した。
僕の質問に、ルイさんは少しだけ驚いたようだった。
けれど、すぐにまた微笑を浮かべ、
「フ、愚問だな。私がキミを愛しているからに決まっているだろう」
と言った。
「それは・・・僕がルイさんの弟子だから・・・ですか?」
「それもある。・・・だがそれはちょっとした事だ。核たる要因にはなりえない。・・・・・・というかだな、そもそも私は弟子をとる気など本当は微塵もなかったんだ」
「・・・え?」
そんな事は初耳だ。
僕の記憶では、ルイさんは僕の弟子入りを至極あっさりと認めてくれたように思う。
とてもルイさんが言うようには・・・・・・。
「それはアレだ。ハルだったから認めたんだ」
「へ?」
「私は最初断るつもりでいた。けれど蒼玄老が一度見てくれと云う。私もあの人には世話になっていたからな。会うだけは会ってみる事にした」
「・・・・・・・・・」
「そして、実際会ってみたんだが。・・・ふふ、その時の私の気持ちが分かるか? 体は稲妻に打たれ、魂はキミに囚われたような錯覚を覚えたよ」
くすくすと、笑いながら言う。
そして両手を僕の顔の左右につくと、上に覆いかぶさるように、真上から僕の顔を見下ろす位置に移動した。
上を見上げると、天井の代わりにルイさんの顔が見える。
長いストレートの黒髪が僕の顔に触れる。
電気もつけない薄暗い部屋で、けれどルイさんの双眸がハッキリと僕を見つめているのがわかった。
「それは・・・つまり僕に一目惚れしたとか・・・そういう事・・・?」
おずおずと尋ねてみる。
何故か、今のルイさんは肉食獣を思わせた。
――そして僕はガゼルとか。そんな感じ。
ニヤリと、ルイさんが笑った。
「一目惚れ? 冗談。そんな生易しいものじゃなかったさ。・・・言ったろう? 囚われた、と。目を合わせた瞬間に運命を決定付けられたんだ。・・・そうだな、ようやく見つけた、と云ってもいい」
「・・・・・・それは・・・その・・・何でそう思ったんです?・・・ルックスですか?・・・それとも、その・・・秘められた拳才・・・とか?」
「オイオイ・・・キミ、目が悪いんじゃないだろうな? 自分がハンサムだとでも? それとも極度のナルシストか?・・・悪いが私の審美眼はそこまで曇っちゃいない」
・・・なんかムチャクチャ言っている。
「それにキミに秘められた武の才なんてモノもない。・・・というかキミには才能の欠片もない。ハッキリ言えば無能だ」
「ぐっ」
言葉のナイフがグサグサと胸を抉る。
あー、そうですよ。どうせ僕は無能ですよ。・・・・・・ちぇ。
「・・・じゃ、じゃあ、なんでです?」
「そうだな・・・強いて云えば眼だ」
「眼?」
「ああ、眼だ――。キミの眼を見た時、キミという人間が全て理解できたし、同時に私がずっと求めていたモノだと解かったのさ」
そうルイさんは答えた。
・・・随分と大げさな話だ。
目を合わせただけで、他人の事が分かる。
――そんな都合のいい話なんてあるワケないだろ――そう考える。が、怖いので口には出さない。
「今、目を見たぐらいで、何が解かる――そう思ったな?」
うお、マジか、この人。・・・・・・・・・・・・エスパー?
「フン、キミは思ってる事が顔に出やすい」
呆れたように言うと、ルイさんは僕の隣に倒れこんだ。
「ハハ・・・じゃあ・・・その。僕は武術家として筋がいいから弟子にしてもらったんじゃないんですね」
「・・・何だ、随分とこだわるんだな。そんなに武術家として大成したかったのか、キミは」
「いや、そういう訳でもないですけど。・・・折角10年以上、修練してきたワケですし。・・・それなりの使い手にはなりたいな・・・と」
「諦めろ。それは無理だ」
にべなく告げるルイさん。
くっ、ムカつく。
「今、言ったろう? キミに拳才なんてモノはない。――いや、キミは何一つとして持ってるモノなどなかった。それがキミの本質だった」
その言葉に――。
――ドクン、と。
心臓が一度だけ大きく鼓動を鳴らした。
なん、だって――?
「何も持っていないからこそ、何物にも囚われない。だからこそ私はキミに強く惹かれた。キミを手元に置いて、決して離すまいと思ったんだ。けれど――」
ルイさんの目が僕を見据える。
僕の心を見透かそうとでもするように。
「――キミは何故、強くなりたいんだ? 前から疑問に感じていたが、キミは武道家向きのメンタリティを備えていない。・・・他人に勝利したい訳でもなく、自らの向上の為に道を極めようという求道的精神がある訳でもない」
「・・・・・・」
「なのにキミは強さを求める。ただ、純粋な強さ。敵を打ちのめすだけの、技術としての格闘を。それは何故だ」
「・・・・・・・・・そ、れは」
「私はキミを内弟子という名目で引き取ったがな。・・・キミを必ずしも後継者としようとは思ってなかったんだ。キミが望むなら好きな道を選ばせよう。そう考えていたし、これからもその意思は変わらない」
「え・・・」
「・・・別に鍛錬など続けなくとも良いし、仮に私の拳がこの先、世に残らなかったとして。それはそれで良いとも考えている」
「僕は・・・師匠(センセイ)の弟子です」
「ああ、そうだな。その事実は変わらない。・・・けれどキミが今の姿勢のまま力を求めたとして、それは決して叶わないだろう。・・・だからこそ。――私は師として春留が力を求める理由を知りたいと思う」
答えない。
――イヤ、答えられなかった。
その問いに対する、答えはおそらく自分で分かってはいたけれど。
それを認める事は――どうしても躊躇われた。
僕の沈黙をどう受け取ったのか。
「ふむ・・・まぁ、いいがね。・・・答えられる時がきたら教えてくれたらいい。・・・私は、ずっと側にいるさ」
それだけゆうと、ルイさんは僕の頭を撫でた。
「――――」
目の前にはルイさんのいつもの微笑。
(この人・・・は)
ルイさんはいつでも僕を愛していてくれる。
両親を失くし、感情を失くし、希望を失った僕でも。
それでもこの人は愛してくれていた――。
「ルイさん・・・」
ルイさんの胸に顔をうずめる。
空っぽの心をルイさんの温もりが満たす。
「何だ・・・ふふ・・・相変わらず甘えん坊だな」
「ルイさん・・・続き・・・犯りたい」
「え? あんっ・・・ハル?」
ルイさんの胸を両手でこねくりまわし、乳首を口に含む。
油断していたのか、ルイさんはひっ、と短く悲鳴をもらした。
「お・・・い・・・、そんな急に・・・!」
口に乳首を含んだまま、引っ張る。
ルイさんの形のいい胸が、変形する。
「んっ・・・はああァん・・・・く・・・んんっ」
ルイさんが眉根を寄せる。
ちゅぱちゅぱと、おっぱいを吸う。
「ん〜〜〜〜っ・・・あん・・・ハ・・・ル・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・そろそろ、ルイさん」
告げて、ルイさんの見につけていた最後の一枚を剥ぎ取った。
ショーツは既にぐしょぐしょに濡れていて、脱がす際に愛液がキラリと糸をひいた。
「・・・もう、こんなに濡れてる」
「バ、バカ・・・・・・キミのをずっと舐めてたんだぞ・・・私だって興奮する」
珍しく恥ずかしそうな表情をするルイさん。
「く」
「わ、笑うな」
「・・・ううん。凄く可愛い、ルイさん。・・・興奮した。――挿入(いれ)るよ?」
「・・・・・・・・・だろうな」
「?? 何、ルイさん?」
「浮気・・・しない・・・だろうな?」
ルイさんは顔をそむけ、ボソボソと喋っていた。
「・・・そ、その・・・さっきの話だ。・・・高校の、同級の子に・・・告白されたと・・・」
「・・・・・・ああ。その話か。・・・何度も言いますけど、アレは別に告白なんかじゃないんですって。・・・まぁ、好意はあるのかも知れませんけど」
「本当・・・か?」
「嘘言ってどうするんです。それに僕には大切な人が、もう、いますから。・・・いまさら告白されても無理ってもんです」
大体、アレは勘違いなのだ。
木村さんには悪いが、僕が彼女とどうこうなるなんて事、ありえなかった。
「そ、そうか」
「珍しいですね、ルイさんが慌てるのって」
彼女のこんな動揺を見るのは初めてだった。
とてもクールが売りのルイさんとは思えない。
「わ、私だって色々と考えるっ。・・・私はハルより8つも年上だし・・・やはり若い方が良いのではないか、とか・・・あ、飽きられてしまわないか・・・とか・・・その・・・と、とにかく、色々だ」
顔を真っ赤にして、拗ねるルイさん。
(ヤバ・・・・ツボ・・・)
――マズイ、久々にスイッチが入ったかもしれない。
思わず、口元を押さえる。
「・・・・う、ん? ど、どうしたハル?」
僕がおもむろに眼鏡を外したのを見て、ルイさんが怪訝な顔をする。
僕は努めて冷静に言葉を紡いだ。
「・・・証拠、見せてあげます」
「証拠?」
「僕がルイさんをどれだけ愛してるか――。・・・だから・・・今から、ルイさんを徹底的に犯す」
「――――」
「覚悟はいい? ルイさん」
ルイさんの目を見つめる。
ルイさんもやはり、僕の目をみつめていたが、ややあって、
「――ああ。私もキミに犯して欲しい。犯して、犯して、愛(おか)し抜いてくれ」
と言った。
「――うん。いくよ」
そして。
――ズン。
僕は前戯すらなく、彼女を貫いた。
「ひ、ぁああああああっ」
前戯の必要も無いほど濡れていたルイさんの秘所は、驚くほどたやすく僕のペニスを飲み込んだ。
「ふあ・・・んんんっ・・・」
ずちゅ、ずちゅ、ぐちゅ・・・・。
正上位でルイさんの肉壷を突き上げる。
「・・・・・・ルイさんの中・・・熱くって・・・濡れてて・・・柔らかくって・・・締めつけてきて・・・気持ち・・・いいよ」
「そ・・・そうか・・・・それ、は・・・はぅんッ・・・私も・・・ああんっ」
ルイさんは僕のピストンに早くも言葉が続かなくなっている。
ぬっちゃ・・・ぬりゅ・・・。
「くああ・・・ッ・・・ハ、ハルぅ・・・・・・」
責めやまぬ快感に、眉間に皺をよせて耐えている。
「気持ちいいんだね・・・。ルイさんのココ、きゅんきゅん締めつけてくるよ」
「バ、バカ。・・・そ、そんな事・・・・くあああああんんんッ」
「・・・・く・・・・・・」
じゅぼ・・・じゅぼ・・・じゅぽっ・・・!
「あんっ・・・あんっ・・・あんっ・・・ああっ」
「くぅ・・・スゲ・・・」
股間に送られてくる、ルイさんの肉の感触に、早くも僕の股間は暴発寸前だった。
「く・・・まだ、始めたばかりだっての!」
歯を食いしばり、アナルに力を入れて放出の欲求をこらえる。
同時に片手でルイさんの胸を揉む。
「あん・・・そんな・・・おっぱいとおま○こ・・・同時に・・・!?」
ルイさんの口から出た卑猥な単語に、ますます僕の興奮は高まっていく。
(・・・こんな事ゆうって事は・・・ルイさんも・・・大分キテる・・・な)
そう判断して、腰のテンポを上げる。
――これからが最高の宴。
こんなトコで果ててなどいられない・・・!
「はんっ・・・はんっ・・・んん・・・ひっ・・・」
ぐちゅ・・・ぶちゅ・・・ずちゃ・・・!
水音が段々と大きくなる。
僕はルイさんを貫いたまま、上半身だけ起こすと、視線を結合部へとやった。
(うっわ〜〜〜・・・・ぐちゃぐちゃ・・・・)
泡立ち混じりの白濁した粘液が、ペニスや膣口にまとわりついている。
「・・・・う・・・ん?・・・どう・・・した・・・ふ、くッ・・・」
「い、いや・・・・・・アソコが凄い事になってるなぁ・・・って・・・もう、ドロドロ」
「くっは・・・・そんな事・・・当たり・・・前、だろう・・・。ん・・・お互い本気で・・・感じてる証拠・・・だ」
「うん・・・そう・・・だね。・・・僕も、もうそろそろダメです」
「そ、そうか・・・いいぞ・・・ん・・・好きな時に出して、くれて・・・ワ、タシも・・・イ、く・・・」
息も絶え絶えで応じるルイさん。
「・・・え? で、でも、そろそろ・・・その危ない日なんじゃ・・・?」
突き上げながら問う。
ルイさんの周期は僕も知っていた。
「い、いいから・・・中で出して・・・くれ。・・・体が種を、欲しがって・・・いる」
「え・・・、それ・・・って」
「わ、私は・・・キミの子供が・・・欲しい・・・」
「!」
――思わず動きが止まった。
「ダ、メ・・・か?」
僕の戸惑いを感じ取ったのか、不安な眼差しで尋ねてくる。
「・・・本気、ですか?」
真剣な眼で僕を見つめたまま。
こくり、と。ルイさんは頷いた。
「どうして・・・? いいんですか?」
「好きな人の子供を産みたいと思うのは当然の事だろう?・・・それとも・・・キミは、イヤ・・・か?」
「まさか」
首を振る。
自分の最愛の人が自分の子供を産みたいと言ってくれる。
それが嫌だなんて筈はなかった。
「でもさ。僕は高校生だし。・・・今だって、その、ルイさんに養ってもらってる身なワケで・・・だから・・・」
「だから? 何だ」
「ルイさんにばかり負担をかける。・・・それは嫌だ」
「・・・ふ」
ルイさんが笑った。
「何を今さら。私はな、キミの人生を背負う覚悟など、とうの昔に出来ているんだ。それこそ5年前、キミを引き取った時にな」
「ルイさん・・・」
「それに・・・これは私の我儘(わがまま)だ」
「我儘・・・?」
「キミとの絆が欲しい」
「え・・・・・・」
ルイさんの手が僕の胸に伸びる。
そして心臓の辺りをさわ、とさすった。
「今日みたいな事があるとな?・・・おちおち仕事もできない」
「あ・・・」
「だから、な・・・。その・・・私が妊娠すれば・・・その・・・少しは安心かな、と」
「ルイさん・・・」
「む。な、何だ・・・」
「可愛すぎ」
「――――」
一瞬で、ルイさんの顔が朱に染まった。
「じゃあ・・・いいんだね? 出すよ、中で。・・・ルイさんを・・・孕ませる」
「ああ・・・中で・・・いっぱい出して欲しい・・・。キミに迷惑はかけない。全ての責任は私が取るから」
「まさか・・・ルイさんに全部押しつけるワケないじゃない。・・・結婚しよ? 僕が卒業したら」
「・・・・・・・・・・・・そ、れは・・・本当か?」
「嫌?」
ぶんぶんと、首を横に振るルイさん。
「嬉しい。夢のようだ」
僕は苦笑した。
「あのさ、僕を押し倒した人が何言ってるのさ」
「・・・む、昔の事を・・・」
「いいから。ほら、いくよ」
――ガツン、と。
突き上げを再開した。
「くああぁんッ」
再びルイさんが良い声で啼いた。
ずっちゅ・・・ずっちゅ・・・
両手でルイさんの細い腰を掴む。
そのまま、上下にシフトさせる。
その動きがペニスを摩擦して、僕の限界をどんどんと近づけてゆく。
「お、おああっ・・・ハ・・・ル・・・うひ!・・・・お、お○んこ・・・ズポズポし、てる・・・!」
「出すよ、ルイさんッ」
「出せっ! 中で! そのまま出して!」
「〜〜〜〜〜出るッ」
ルイさんの両足が、僕の体を挟み込んでロックした。
「孕ませ・・・ってぇッ」
びゅぶばっ!
二度目の射精が、ルイさんの膣内で弾けた。
どびゅ! びゅくく・・・びゅくくっ・・・・びゅるる・・・!
「お・・・ほう・・・あああっ・・・な、中で・・・おま○この中で・・・いっぱい・・・」
ルイさんはうつろな目で、膣内射精の快感を貪っている。
びゅくく・・・びゅ・・・
まだ、射精は終わらない。
気が遠くなるような快感に耐えながら、僕は再びルイさんの腰を両手で掴むとそのまま腰を突き上げた。
「くはあっ!!!・・・・・・は、ハ・・・ル?」
絶頂の最中にあったルイさんが、驚愕の表情で僕を見つめる。
そして僕はそのまま、腰を打ちつけた。
「まさか・・・この程度じゃ・・・終わりませんよ・・・・・・このまま更に・・・!」
「そ、そんな・・・ハルっ・・・駄目だッ!・・・いくらなんでも・・・」
――ガン!
「くはああっ・・・・ハ・・・ル・・・ひゅ」
制止の声を無視して、僕は腰を動かした。
ルイさんの体を抱き起こして、正面座位の形にする。
ぐちゅ・・・ぐちゅ・・・。
ズンとひと突きする毎に、ルイさんの股間から精液が溢れる。
「あ・・・ああ・・・ハ、ハルぅ・・・」
ルイさんが涙目で僕にすがりついた。
「・・・・・・! い、痛かった!?」
慌てて聞いてみる。――何せ、ルイさんの涙を見るのなんて初めてだった。
「・・・・う、ううん・・・気持ちよすぎて・・・イ、イキっぱなし・・・に」
ほっ、と僕は安心して溜め息をついた。
「なんだ・・・それなら何も問題ないじゃないですか」
「問題・・・ありまくりだ・・・・。キミ・・・私を・・・壊す気か・・・」
「人体はこれくらいじゃ、壊れませんよ。・・・ルイさんが教えてくれたんです」
「全く・・・キミってヤツは・・・はぅッ!」
ルイさんの言葉をさえぎって、剛直を撃ち込む。
二度の射精をしたペニスからは――。
硬度を失う前にムリヤリ刺激を与えて、勃起させたせいなのか、じんじんと鈍い痛みが発せられていた。
それでも構わずに、僕はルイさんの体を喰らう。
「く・・・うん・・・は、はぁぁぁ・・・」
「・・・・・・・・・はっ・・・はっ・・・・・・」
すぐに、三度目の射精が近づいてくる。
・・・限界は近い。流石に四度目はありそうになかった。
「は・・・くぅん・・・ああっ・・・」
もう、既にルイさんは僅かな反応しか返せなくなっている。
聞こえるのは軋むベッドの音と、ぐちゅぐちゅという水音と。荒い息遣いだけ。
そして、僕はルイさんの体を抱きしめると、フィニッシュとばかりに。
――ぐぐっ。
今までよりも更に深奥へ腰を送りこんだ。
「〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!」
ルイさんが大きく暴れた。
「起きた・・・かな? ルイさん」
「そこ・・・ち、がう・・・ひぃっ!!」
・・・僕の亀頭はコツコツとルイさんの深奥を擦りあげていた。
「嫌だった・・・?」
「ひ・・・い、嫌じゃ・・・ない・・・が」
「だったら」
ぐぅ〜〜〜〜ッ!
もっと奥へ奥へと。
亀頭がルイさんの子宮口をムリヤリこじあける。
「か・・・はっ・・・そこ・・・しきゅう・・・・・ん!」
「く・・・こ、ここで出したら・・・んっ・・・妊娠するかな? ルイさん」
「・・・・! は・・・う、ん・・・そ、そうかもな・・・くひっ」
そう云って顔をゆがめながら、それでも嬉しそうにルイさんは笑った。
「じゃあ・・・イクね?」
と僕は告げて。
ぐぐっ。と、腰を押し込むと。
最後の射精を開始した。
ぶばっ!
「ひっ! んんん〜〜〜〜〜ッ!!」
ルイさんが身体を限界まで反らし、四肢を伸ばして硬直した。
「くあ・・・る、ルイ・・・・」
びゅぶうぅ! びゅぶぶ、びゅぶぶうう!
「か・・・かはっ!・・・は、ハルぅ・・・・!」
圧倒的な量の精液が、ルイさんの子宮の中に噴出される。
ルイさんはその精の飛沫を深奥に浴びて、意識が飛びかけているように見えた。
「あ・・・ああ・・・お、おま○こが・・・イ、イク・・・また・・・イってしまう・・・!!」
「る、ルイ・・・」
「はあぁぁ・・・・い、いっぱい・・・・子宮の・・・中に・・・」
「る・・・ルイ・・・」
「・・・ん・・・な・・・んだ」
「愛してる――」
「――――!」
そして唐突に。
僕の意識はそこで途切れた――。
◇
(――神楽くん)
――誰かが僕を呼ぶ声がした。
「おい・・・おい・・・」
「・・・ん」
「ハル、大丈夫か?」
ペチペチとルイさんが僕の頬を叩いていた。
「・・・ルイさん?・・・あ、れ?」
「起きたか。青い顔して寝てるから、大丈夫かと心配したぞ」
「あ・・・僕、どうしたんで、す?」
頭を振りながら、体を起こした。
「無理しないで大人しく寝ていろ。・・・・・・私もお前も、あの後、意識を失ったらしい」
「あ、そう・・・か。・・・今、何時です?」
「2時。・・・全く、無理しすぎだぞ。何もぶっ倒れるまでする事もあるまい」
「・・・あ。ルイさんは・・・その、大丈夫ですか?」
「誰かさんが、やんちゃするからな。なんだか体中軋むような気がするが。・・・ま、この程度なら大丈夫だろう。キミとは鍛え方が違う」
「・・・そうですか。良かった」
「・・・キミな。後で心配するくらいなら、最初(ハナ)からそんな事しなきゃいいだろう」
ルイさんは呆れたように言った。
「はは・・・そりゃ、そうなんですけど・・・さっきはスイッチ入っちゃってたから・・・ごめんなさい」
「ふむ。わかればよろしい」
ルイさんは鷹揚に頷いた。
そして、立ち上がる。
「ではな。私はこれから少し出かけてくる」
「仕事ですか?」
そう云えば、いつのまにかルイさんは黒のスーツを上下に身に纏っていた。
その上には黒のロングコートを羽織っている。
「ああ。今、この辺には頭のイカレた変質者が徘徊してるからな。そいつを捕まえなきゃならない」
「気をつけてくださいね」
「フ、私を誰だと思ってるんだ?・・・キミこそ夜のうちは外に出るんじゃないぞ? 危ないからな」
「はい」
「うん、じゃあ行って来る」
そう言うと、ルイさんは寝室のドアを開けた。
「あ・・・ルイさん」
「ん? 何だ」
振り返るルイさん。
「告白がどうの・・・って話なんですけど・・・どうして知ったんです?」
「・・・ああ、それか。・・・秘密だ」
「ルイさん」
「・・・分かった分かった・・・。そう怒るな。・・・本来ならソースを明らかにするのはルール違反なんだが・・・まぁ、いいか」
「・・・・・・・・・で。どうやって?」
「メールだ。メールでタレこみがあったのさ」
「メール? 誰から」
「発信元はキミの携帯だ」
「は?」
「心当たりないか? すぐ側でキミ達の様子を目撃していて、キミの携帯をわずかな隙に操作できた者。おそらくはキミとある程度、親しい人間と推測される」
――心当たり。あった。
というか、そんなのに該当する人間は一人しかいなかった。
「ま、そんなトコだ」
「刻彦のヤツ・・・、明日会ったら、思い知らせてやる」
とりあえず、今日より痛いコンボを叩きこむ、と決意する。
「程々にしておけ? 悪気があったわけじゃないだろうしな。私にとって有り難かったのも確かだ」
・・・いやいやいや、絶対、悪気ありまくりなんです、あいつは・・・。
あいつの面白がってる顔が目に浮かぶ。
「・・・ふ。それじゃあな、行って来る」
ルイさんがそう言ったので、
「あ、はい」
と慌てて玄関まで見送る。
――全身を黒い服に包んだルイさんは、そのまま溶けるように闇に消えて行った。
そうして。
独りになった僕は家の中に戻った。
眠気はない。
一度起きたせいで、目は完全に冴えてしまっていた。
(うーん。・・・何しようかな)
食いそびれた夕食もある・・・が、食欲も全くなかった。
久しぶりに作りかけのボトルシップでもイジろうか、そんな事を思案していると。
ちゃらららーーちゃらららー♪
と、突然、携帯からメールの着信音が鳴り響いた。
「こんな時間に・・・?」
不思議に思って、相手を確認する。
件名は無題、発信者は――。
「木村・・・さん?」
メール内容を確認する。
そこには――。
”たすけてがっこう”
――ただそれだけが。
――書かれていた。
うし。やっと終わった。
とりあえず、投下終了。気に入ってもらえたら、こんなに嬉しい事はない・・・!
長いので、てっとり早くエロがみたい方は、
>>35ぐらいから、読むのがよろしいかと。
GJ!!
>>56 新着がたくさん来てるなと思って読んでみたら、こんな長編が投下されていたなんて…
しかも最後で何やら急展開のようですね。こうなったら木村さんも孕ませて欲しいです。
(無茶か…)
とにかく次も楽しみにしています〜(^_^;)
GJ、お疲れ様っした!
この系統のスレは、エロゲネタ板のHRスレしか知らなかったので、ようやっと出たって感じ。
しかし、この続きは……やばい。
俺の苦手な強姦孕ませの臭いがするぞ……苦手だが嫌いではないのが厄介だっ。いや、むしろ好きかも。
次もぜひ頑張ってください。
楽しみにしてます。
ハッピーエンド機盆ぬ
ハッピーエンドと、”ヒロイン達が悪人に陵辱・強姦・強制孕ませ”では、
どっちが需要と人気あるのかのぅ・・・。
そのどちらかなら前者がいいな…後者は苦手。
まあ、ハッピーエンドで主人公がヒロイン達を孕ませるのが一番いいのですが(笑)
俺は後者派
苗床エンドとかがもろにストライクゾーンな人なので
>>55 ウッヒョオォォ!!!
GJGJ!! 久々にオカズにさせてもらったよ
65 :
(1/15):2006/03/02(木) 05:19:59 ID:jKFECajI
名南市、天道。
高級住宅の並ぶこの街に『矢野(やの)』家と『戸鳴(となり)』家は並ん
で建っている。
――この夜、矢野家では狂宴が催されていた。
テレビではいまだに墜落した航空機のニュースが流れ続け、電話の受話器は
棚から垂れ落ちている。
宴の参加者は四人だったが、主催者はといえば不幸を運んできた電話といえ
よう。
「あっ、あっ、あっ、お兄ちゃん、もっと、もっと奥までちょうだいっ……あ、
ああっ!」
「すえちゃん、こうか?」
少年の声と共に、幼い少女の声が跳ね上がる。
「ふあっ、ん、それぇっ! それがいいのっ! 奥、奥に当たるの、気持ちい
いのぉ!」
小柄で黒髪おかっぱ頭の少女、矢野すえは、幼馴染の少年である戸鳴均(と
なり ひとし)に懸命にしがみつきながら、ついさっき覚えた拙い腰使いを駆
使して、自分の官能をさらに引き起こそうとする。
涙と涎で顔をぐしょぐしょにしながらも、すえの可憐な顔立ちは損なわれる
事はない。
どちらも全裸だ。ソファや絨毯の敷かれた床のあちこちに衣服や下着が散ら
ばっている。
66 :
(2/15):2006/03/02(木) 05:20:30 ID:jKFECajI
二人の結合部では、愛液と破瓜の血にまみれた野太い男のシンボルが、何度
も幼い淫唇を巻き込みながら出ては、容赦のない勢いですえの中に埋まってい
っていた。
「すえちゃん、やらしいな……! 自分から、腰振ってるじゃないか……さっ
きまで処女だったくせにっ!」
ソファに腰掛け、年下の少女を対面座位で貫いている均は、狭いながらも潤
沢な膣穴を容赦なく責め上げる。先端が何度も行き止まりを突き上げ、すえは
喜悦の悲鳴を上げ続けた。
「やんっ、ああっ、ら、らって、気持ちよすぎるのぉ! ん、んんっ、と、止
まんらいろぉっ!」
ろれつの回らない舌っ足らずな口調で喋りながら、すえは均の肌のあちこち
にキスの雨を降らし、子猫のように皮膚を舐め上げる。
小さく尖った乳首が均の胸板に擦れるたび、ビクビクッと小さく痙攣を繰り
返していた。
「すごいよ…っ…もう、俺、出ちゃいそうだ……」
「はっ、うん、出してっ! すえの中に、いっぱい、いっぱいらしてぇっ!
お姉ちゃん達みたいにっ、んっ、はぁっ! せーえき、お腹にちょうだいっ」
淫らな言葉を吐くたびに、すえは自分の頭の中が麻薬にでも犯されたような
心地よさを味わっていた。胎の中が濡れる。身体を串刺しにしている逸物がも
うじき、粘液を放つことに期待し、下腹部は切なく疼いた。
67 :
(3/15):2006/03/02(木) 05:21:01 ID:jKFECajI
「いいの? 中に出しちゃって、いいの? すえちゃん、中学生だよ? まだ
子供なのに腹ボテになっちゃっていいの?」
均の言葉に、すえの背筋をぞくぞくと電流が駆け巡る。
「あっ、らって、欲しいもん! お兄ちゃんの、子供ぉっ、んんっ! 欲し
いのぉ! だ、だから、お願いぃぃ……も、もう、すえ……あっ、あぁっ、や
っ、ああぁっ!」
身体の制御が聞かず、もはやすえは無我夢中で腰を振るうだけだ。一刻も早
く、二人の姉のように精液を子宮で受け止めてみたい。この人の分身を宿すの
だ。期待と妊娠の背徳感に、すえはそれだけでイッてしまいそうになる。
「ん……じゃあ、このままいくぞ……すえちゃん……っ」
ガクガクガクと脳までシェイクされるような勢いで、均の亀頭がすえの子宮
を何度も強く突き上げる。腹の中で、肉棒が大きくなってきた。
「んっ、んんっ……あ、来る、来ちゃうっ……お兄ちゃん、あっ、あ、や、や、
や、あ、あああぁぁーーーーーっ!!」
「んんっ!」
均はギュッと、華奢な少女の身体を抱きしめた。これまで堪えていた精液が
尿道管を駆け抜け、勢いよく少女の胎内に放出される。
「あうっ……!」
すえも、確かに均が射精しているのを感じていた。
子宮口に密着した鈴口から何度も放たれる白濁液が、未使用だった子宮を汚
していく。
68 :
(4/15):2006/03/02(木) 05:21:55 ID:jKFECajI
「は……ぁ……ああっ……来てる……お腹の中、びゅくびゅくって……来てる
……おにいちゃんの精子で、いっぱいだよぉ……」
「ん……まだ、出てる……」
均もすえも、互いに抱き合ったまま、小刻みな痙攣を繰り返す。
均は膣内射精の余韻に集中し、すえは自身の腹を満たす愛しい人の体液の感
覚に酔いしれていた。
「うん、うん……注いでぇ……はっ……あぁっ……こ、これ……絶対、妊娠、
出来てるよね……お兄ちゃん……」
「うん、きっと出来てる……可愛い子供な……」
ようやく射精の収まった均は、すえの身体をゆっくりと引き離そうとした。
それを素早く察知したすえは泣きそうな表情をしながら、均にしがみつく。
「は……ぅ……ゃあ……お兄ちゃん、離れちゃ、いやぁ……」
「大丈夫だよ。次は、三人同時にしてあげるから。お姉ちゃん達も愛してあげ
ないと、可哀想だろ? それに、すえちゃんはしばらく動けなさそうだし」
「はぁ…っ…ずるいー……ん……すえも、するぅ……」
宥めすかしながら、均は腕に力を込めてすえの膣内から半萎えになった自分
自身を引きずり出した。
開いたままのすえの小さな秘唇から、ドロリと大量の精液があふれ出す。
矢野家の三姉妹の中でも、最も小柄なすえの身体は軽く、均は大した腕力も
使うことなく彼女をソファに横たえさせた。
69 :
(5/15):2006/03/02(木) 05:22:25 ID:jKFECajI
「はいはい、ちゃんとしてあげるから。順番にね。じゃあ、次はもう一回最初
から?」
まだ、肉欲の火照りが収まらないらしい末っ子に苦笑しながら、均は視線を
移動させる。
が、そこにいたはずの人物はいなく。
「はむ……」
いつの間にか、自分の股間の前にひざまずいていた。
長い黒髪と、切れ長の瞳を持った色白の美人だ。たわわに実った乳房が、均
の肉棒をしゃぶるたびに大きく揺れ動く。黒いガーターベルトが扇情的だった。
「って、ちょっと淑恵(としえ)さん!?」
均の制止などどこ吹く風で、矢野家長女の淑恵は貪欲に少年のモノを舐め続
ける。
「んっ……んむ……すえと、ご主人様の味が、する……んん、おいしい……」
鈴口を吸い上げ、尿道口に残る精液を飲み下すと、淑恵はそれだけで軽くイ
ッたらしく、頬を紅潮させながら体をぶるりと震わせた。
それでも飽き足らず、均のモノをアイスクリームのように舐めながら、少し
不満そうに上目遣いで均を睨んだ。
「それと、呼び捨てにしてって、さっき……言った……」
そうだった、と均は思い出した。
そういえば、さっき初めて抱いた時、そういう事になっていたのだ。
70 :
(6/15):2006/03/02(木) 05:23:03 ID:jKFECajI
普段、どこまでも穏やかで知的な長女は、実は被虐体質の変態女だった。
均の肉棒が復活してきたのを察すると、口全体で頬張り舌を駆使する。まだ、
均が教えたばかりでぎこちないが、温かな口腔粘膜に刺激されながらの舌での
攻撃は、均のモノをさらにいきり立たせる。
手と口で奉仕しながら、淑恵のもう一方の手が自身の股間に伸びている事に、
均は気がついた。
「やらしいな、淑恵。しゃぶりながら、指でいじってるのか」
「だって、我慢が出来ない……これ、欲しい……また、私の中に……これ、突
っ込んで……いっぱい掻き回して……子宮いっぱいに精液……欲しい……」
濡れた目で訴えられ、均の身体を快感が駆け抜ける。
だが、二人の間にもう一人の少女が割って入った。ポニーテールでしなやか
な体つきの女の子だ。均と同年代の幼馴染、矢野家次女の瑤子(ようこ)だっ
た。地元の高校、秋陽高校の制服は、乱暴にはだけていた。
「ず、ずるいよ、お姉ちゃん……ボクだって、ひ、均の……欲しいんだから…
…ひんっ!?」
瑤子の身体が膝立ちのまま、ピンと跳ね上がった。スカートの中に、均が手
を突っ込んだのだ。そのまま、精液で満たされた膣腔に指を二本挿入され、グ
リッと抉られたのだから、瑤子はたまらない。二本の指がドリルのように回転
し膣粘膜を掻き回す快楽に耐え切れず、歓喜の涙をこぼしながら均の腕にしが
みつく。
71 :
(7/15):2006/03/02(木) 05:24:46 ID:jKFECajI
「淑恵、もっと足を開け」
次女への愛撫を続けたまま、均は長女に命じる。
尻餅をついた淑恵は、胸を高鳴らせながら、今日契約を結んだばかりの年下
の主に見えるように、大きく足を開いた。薄い繊毛の下に息づく花弁は愛液と
精液で汚されていた。血がごくわずかなのは、先刻自慰していたためだろう。
均の視線が、女にされたばかりの秘処に集中しているのを察し、自然女の部
分が熱く潤ってくる。割れ目からは、ドロリとした白濁粘液があふれ出した。
「ん、んんっ……や、ああっ……!?」
目を涙で滲ませながら、尻の割れ目を伝う粘液の感触に、淑恵は全身を震わ
せる。
「おいおい、命令されただけでイッたのか?」
「ひ……あっ……と、止まらないの……ごめん、ごめんなさいぃ……」
断続的な絶頂が止まらない。何もされていないのに感じてしまう自分の身体
に、淑恵は戸惑いながら主に謝り続けるしかなかった。
「ったく、いつものクールな淑恵さんはどこへ行ったのやら」
「だ、だって……すごく気持ちがいいからぁ……もっと、もっと命令して……」
「……それにしても、我ながら、いっぱい出したなぁ」
均は空いている方の腕を伸ばすと、淑恵の割れ目を指で押し開いた。
トロトロと溢れていた体液が、一気に増加して外へとこぼれ落ち、ポタポタ
と絨毯に染みを作っていく。
72 :
(8/15):2006/03/02(木) 05:25:22 ID:jKFECajI
「ひうっ……あっ、ああっ、は、はい……あっ、いっぱい、出していただきま
した……っ!」
「もう一回、欲しい?」
分かってやっているのか、均は指を一本だけゆっくりと淑恵の中に挿入する。
そして入れた時と同じ速度で、指を引き抜き、また挿入を繰り返す。
「い、一回だけなんて……」
均の意地悪な責めに足を震わせながら、淑恵は唇を尖らせた。
股間を突く細長い指を精一杯感じるため、膣内は自然均の指を締め付け舐め
上げる。
「じゃあ、何回?」
均はちょっと、指の速度をあげた。
「ご主人様の望むままに……オマ○コも、お尻の穴も、お口も、全部…っ……
ご主人様のもの、ですから……」
「へえ、こっちも、いいんだ」
すい、と均の指が引き抜かれたかと思うと、秘処の下にある小さな窄まりを
撫で上げた。愛液に濡れた指で刺激され、淑恵の腰が浮き上がる。
「は、う……! も、もちろんです……で、でも、でもぉ……」
均の股間には、いつの間にか瑤子がうずくまっていた。
瑤子の股間から引き抜かれた均の手は、彼女のポニーテールを握り、乱暴に
手綱を操るかのように引っ張り上げる。だが、当の本人である瑤子はそんな事
はちっとも気にせず、恍惚とした表情で幼馴染の男根の味に酔いしれていた。
73 :
(9/15):2006/03/02(木) 05:26:00 ID:jKFECajI
妹の小さな口の中で、均のモノは完全に復活をとげているようだった。
「分かってるよ。今日はずっと、こっちを責めてやる。確実に妊娠するように、
たっぷり種付けしてやるよ。ほら、足抱えてもっと俺が入れやすいようにしろ」
命じるままに太股を抱え上げ、Vの字開脚で淑恵は絨毯に寝そべった。
均は無造作に瑤子のポニーテールを引っ張り、肉棒を取り上げた。
瑤子の唾液に濡れて光る亀頭が、自分の粘膜に近づくのを瞬きもせずに、彼
女は見詰め続ける。
「う、嬉しい……んっ……あ……はああぁぁ……」
熱い塊が胎内に入ってくる感触に、淑恵は安堵と喜びの悲鳴を上げた。奥ま
で届いたかと思うと、そのまま激しく抽送を開始され、淑恵はまた絶頂に達し
ようとしていた。
瑤子は、姉を犯す幼馴染の腰にしがみついた。
「ひ、均ぃ、ボ、ボクも、我慢、ん、もう……限界……」
「瑤子は、何してくれるんだ?」
年上の女性を組み敷き激しく腰を振るいながら、均は瑤子に尋ねた。
「な、な、何でもする……何されてもいい。どんな命令でも従うっ……だ、だ
からっ、これ以上、焦らさないで……」
瑤子はボロボロと涙をこぼす。我慢できないのか、跪いた太股から愛液が滴
り落ちていた。いつもの勝気な表情からは、クラスメイトは想像も出来ないだ
ろな、などと均は思いながら、そんな幼馴染の様子を観察していた。
74 :
(10/15):2006/03/02(木) 05:26:34 ID:jKFECajI
「何でも?」
「うっ、うん、うん! もう殴らないし、怒鳴ったりもしないから……ね、は、
早く……っ」
「馬鹿だな。お前はそこがいいんじゃないか。昼間はいつも通りにしててくれ
ていいよ。じゃあ、淑恵に重なれ」
頭を撫でながら均が言うと、瑤子の表情がパァッと明るくなった。尻尾があ
ったら、千切れるほどに振っていただろう。
「う、うん……お、お姉ちゃん、ごめんね?」
言いながらも、ほとんど躊躇なく、瑤子は淑恵の身体に覆いかぶさった。姉
の柔らかく滑らかな肌の感触に、一瞬理性のよみがえった瑤子は頬を赤くした
が、すぐに均を挑発するように尻を高々と上げた。
「淑恵、分かっているな?」
「は、はいっ……んんっ……」
均の言葉に淑恵は頭を動かし、妹の乳首を口に含んだ。
「はうっ!? お、お姉ちゃん!?」
完全な不意打ちに、瑤子の身体が大きく仰け反った。しかし、淑恵は休むこ
となく妹の胸を吸い続ける。
「ん、ちゅぷ……瑤子の、美味しいよ……んんっ!」
口の中で舌を使われ、瑤子は激しく動揺した。ミルクなんか出る訳ないのに
……まだ。そう、まだ出ない。いずれ、後ろの男の子供を産む時に……吸われ
たいなぁと瑤子は妄想する。
75 :
(11/15):2006/03/02(木) 05:27:06 ID:jKFECajI
「淑恵の中は、ドロドロだな。こっちの締まり具合はどうかな」
淑恵に激しく肉欲を叩きつけながら、均は再び指を二本、瑤子の膣内に挿入
した。膣内で指を回転され、瑤子の下半身がビクビクと自分の意思に反して痙
攣し続ける。
「ああっ、ひんっ、あ、あっ、指、あっ、指よりっ、均のおちん○ん、ちょう
だいよぉ!!」
「もう少し待て。淑恵を味わってからだ」
均は淑恵の膝に手を沿え、力強く肉棒を彼女の膣内へ抉り込んだ。ガツンガ
ツンと、何度も亀頭が子宮口を叩き、淑恵の表情は官能に蕩けていく。
「あっ、ん、もっと、もっと奥、抉って、掻き回してぇっ!」
「そうしたいところだけど、瑤子がそろそろ壊れそうなんでね」
無慈悲にも均は抽送を中断した。
「い、いや、いやぁ……抜いちゃ、いやぁ……! ご主人様の、もっと欲しい
のにぃ……!」
肉棒が引き抜かれる事を察した淑恵は、妹の前だという事にも構わず、玩具
を取り上げられた子供のように泣きじゃくった。
悲しそうに嗚咽を上げ続ける姉を気遣いながらも、瑤子はこれから満たされ
る肉欲への期待に胸を高鳴らせ股間を濡らしていた。
「待たせたな、瑤子。いくぞ」
その言葉に、瑤子は彼が挿入しやすいように尻を持ち上げた。
76 :
(12/15):2006/03/02(木) 05:30:55 ID:jKFECajI
「ん、んんっ、来て、来て来て来て……あ、ああっ、入って、入ってくる……
あああ、ああっ!!」
「そんなにいいのか?」
ブレーキが壊れたかのように、ガクガクと瑤子は腰を振るわせ続ける。激し
く前後するたびに、亀頭が膣襞を引っ掻き上げ、瑤子の脳を快楽がスパークさ
せる。
「やだ、やだぁ、腰、止まらない、あ、ひあっ、すごいすごいっ、ひっ、あっ、
んんっ、均の太いの、あ、あっ、頭、おかしくなっちゃいそうだよぉ!!」
嬉し涙をこぼしながら腰を揺らす瑤子の下で、淑恵も腰を突き上げた。見え
ないが、彼女の割れ目はお漏らしでもしたかのように、愛液が吹き零れている
のを淑恵は悟っていた。
「ご、ご、ご主人様ぁ……私も、私も、お情けください……た、耐えられない
……っ」
「さっきの今だぞ。少しは我慢しろ。ちゃんと、入れてやるから」
ズボッと瑤子の中から引き抜かれた肉棒が、一気に淑恵を貫いた。
「ひいいぃぃっ……! あっ、ああっ! き、来たっ、来たの、これが欲しか
ったのっ!」
「ふああぁぁっ、また、あっ、んんっ! や、やっ、まだ抜いちゃ駄目っ!
もっと、締めるから、まだ抜かないでぇっ!」
均は一突きごとに姉妹の締め付けの違いを味わいながら、交互にその肉の味
を楽しんだ。
77 :
(13/15):2006/03/02(木) 05:31:41 ID:jKFECajI
ふと尻の割れ目に、ゾクリと快感が走った。
振り返ると、そこにはいつの間にか復活したすえが四つん這いで、均の尻穴
を舐めていた。
「お兄ちゃぁん……すえも、ちょうだい?」
猫のように頭を擦り付けたかと思うと、再び舌を伸ばしてすえは、均の不浄
の穴を舐めるのに没頭する。
「ん、しばらく待ってな。今は指で可愛がってやるからな」
均に誘われ、すえは嬉しそうににじり寄る。無毛の股間に指を挿入すると、
さっき迸らせた重い精液がこぼれ出した。
「キスも、ちょうだい……」
「ああ。お安い御用」
さっきまで自分の尻を舐めていたすえの唇に、均は躊躇いもなく吸い付いた。
舌を絡め唾液を送り込むと、すえはとろんとした目でそれを飲み下していく。
「んむ……ん……は……お姉ちゃん達、すごく気持ちよさそうだよぉ……」
「うん、俺も……また、そろそろ、かな……」
すえとのキスを楽しみながら、均は絶頂感を堪えて激しく姉妹の肉穴を行き
来する。
「あっ、あっ、あぁっ、来て! ボクの中に来てっ、ひぁうっ、均専用の子宮
にぃっ、んんっ、精子ぶっかけて孕ませてぇっ!」
「らめぇっ、ご主人様のせーえきは、わ、私のなのぉっ! びゅくびゅくって、
出してっひぃっ、赤ちゃん、授かるのぉっ! 何度でも、子供産むんだからぁ!」
78 :
(14/15):2006/03/02(木) 05:32:30 ID:jKFECajI
あられもない声を上げながら、瑤子と淑恵は射精を均に要求する。
均はその痴態に肉棒をさらに硬くさせ、どちらに精を注ぎ込もうか迷った。
そうこうするうちにも、どんどんと射精欲求は高まっていく。
「お兄ちゃん、出るの……もう、出ちゃうの?」
姉二人が受精する様は、さっきも一度見たがやはり胸の動悸は抑えられない。
今から、お兄ちゃんがお姉ちゃん達に種付けするんだ……。
「ああ、出す……お前のお姉ちゃん達に、注ぎ込むぞ……次は、すえちゃんが
こうなるんだからな、よく見てろよ……っ!」
「う、うん……っ」
んんっ、と均の身体が硬直する。
それと同時に、下半身が小刻みに痙攣を開始した。それですえは今正に、均
が瑤子の子宮に向けてに射精しているのが分かった。
「あっ、ひっ、あああぁぁっ! あ、ああっ、出てる……濃いの、いっぱい出
てるのぉ……!」
涙を滲ませ涎を口の端から滴らせながら、瑤子は激しく絶頂に達した。胎内
にまた、熱い液体が広がっていく……子宮内を満たす精液の感触に、瑤子は自
身の妊娠を確信していた。
一方、その恩恵を受けられなかった淑恵は。
「あ、ああ……ひ、ひどい……私、私も欲しいのにぃ……いいいぃぃっ!?」
まだ硬い肉棒を急に根元まで突き入れられ、語尾が跳ね上がった。
79 :
(15/15):2006/03/02(木) 05:44:28 ID:jKFECajI
「心配しなくても、ちゃんと出すって。お前の腹も、俺専用なんだろ」
淑恵の膣粘膜が均の肉棒の脈動を感じとり、さらに精液を搾り取ろうと締め
上げる。
「あ、は、はい、生涯、均様のっ、ものだから……あ、ああっ……す、すごい
の、まだ出るのぉ……?」
とても半分を妹に分け与えたとは思えない量が、淑恵の胎を満たしていた。
重なる妹と自分の身体の隙間に手を差し込み、淑恵は下腹部を撫でた。
ここに今、ご主人様の子供がいるんだ……。
繋がった部分から、精液と愛液のブレンドされた体液が滲み出していた。
均が淑恵の秘処から肉棒を引き抜くと、重なり合った二人の姉妹の股間から、
大量の精液が溢れ出る。そのあまりに卑猥な光景に、すえは生唾を飲み込んだ。
「ごくっ……お、お兄ちゃん……すえ、また……お腹がきゅんってなってるの
……」
「うん、じゃあ、もう一ラウンドいこうか、すえちゃん」
「よ、よ、呼び捨てに、して……すえも、お姉ちゃんみたいに奴隷がいい」
下腹部を両手で押さえながら、すえは均に強請った。
そうすることが、すえには当然のように思えた。
均はすえに向けるいつもの優しい微笑を浮かべると、奴隷に向ける鋭い目つ
きに変化した。
「分かったよ、すえ。そこに四つん這いになれ。お前らも、動けるようになっ
たら、すえの横に並べ。順番に犯す。一番締め付けたやつに、精液を注いでや
るぞ?」
奴隷に堕ちた身体に電気が走るのを感じながら、すえはいそいそと四つん這
いになり、精液を滲ませた割れ目を均に向けるのだった。
80 :
59:2006/03/02(木) 05:47:00 ID:jKFECajI
眠い……現実逃避で短いのを書こうとしたら、こんなんになりました。
説明とか極力排除してみました。
いつもと微妙に文体違いますが、抜けたなら、幸い。
ちなみに他に、中年デブ男と女子中学生のらぶらぶ孕ませと、幼馴染の巫女が
化物の生贄になるのを回避するため幼馴染の青年が妊娠させる田舎退魔モノと
いう二つの候補があったのですが、睡眠不足でこれに。
……んじゃ、仕事に戻ります。
感想とかあったら、やる気出るかもしれません。
いかん、全然仕事進んでないぞ。どうするんだ俺。
>>80 GJ!
これって続きは無いのでしょうか?あったら嬉しいのですが。
しかし、他の二つの候補もぜひ読んでみたい内容です…(^_^;)
お仕事の合間に書かれているようですが、もしまた作品を投
下できるようであればぜひお願いします。
>>80 GJ! すげぇ・・・マジでえろぅい!
・・・うーん、どうやったらこんなエロいの書けるんです?w
参考までにコツを聞きた・・・ゲフン、ゲフン!
そんな都合良く、教えられるもんじゃないですよね、失礼。
いや、しかしエロいなぁ・・・セリフのエロさ・センスがホント凄い。
次も楽しみにしてます!
>>80 GJ!&乙!
穴姉妹すっげー!まさかこうくるとは・・・!
候補のヤツ、後者の幼馴染×巫女が読みたい・・・。
59です。
とりあえず鳥つけました。
他所の時も、これで統一しとこうと思います。
三月上旬は地獄中なので、次の作品はそれが終わり次第といったところです。
……他2スレで宿題あるんで、それを書いてからになりそうですがー。
感想どうもです。
>>81 プロット抜きの即興だったので今んとこ続きはないです。
上の理由でしばらく間があくと思いますが、ひょっとしたらまた書くかも知れません。
>>82 今回はかなり暴走気味でした。
いつもはもうちょっと大人しいです。
夜更かしすると変に筆が進みます。
>>83 ハーレム万歳っすよー。
んじゃ巫女さんの、考えときます。
では、次の職人さんお待ちしております。
うわ…いつの間にか神スレになってる…
>お魚氏
個人的には
>>80の続きが読みたいっす
描写も細かくてエロかった
妊娠した三姉妹と3Pとかだと萌えるなぁ
こんな素晴らしすぎるスレが有ったのか(*´Д`)眼福じゃ
(1/5)
名南市にある、ひまわり公園というやや大きめの公園。
一際人気の少ない区域の茂みに、一組の男女が足を踏み入れた。
全速力で駆け抜ける。
眼鏡を掛けた細身の大学生ぐらいの青年と、杖を持った耳の尖った美しい少
女だ。
「ぃ……ゃ……ああっ!」
進む先から悲鳴が聞こえる。
「あっちです」
「聞けば分かる」
そんなやり取りをしながら、少し開けた場所に出た。
「は……ぁ……」
くて……と乱れた制服の少女は後ろの存在に身体を預けた。
その身体にはまだ、触手が絡み付いている。
全身粘液まみれだが、少女の頬に涙の跡がある事に耳の尖った少女は気付い
ていた。
秋陽高校の生徒ですね……塾帰りだったのでしょうか。
周囲には鞄や生徒手帳が散らばっていた。
「遅かったか」
「そのようですね」
背面座位で異形の化物に犯されていたらしい少女の股間は、まだ触手と繋が
っている。
(2/5)
その繋がった場所から、どろりとした液体があふれ出していた。
「なんだぁ、……お前らぁ……?」
間延びした声と共に、少女を犯していた存在が立ち上がる。
少女は前のめりに倒れ、そのまま動かない。生きてはいるようだが。
異形の年齢は三十代後半ぐらいか。作業用のつなぎを着ている。
一見すると太った巨漢の中年だが、両の二の腕あたりからが大量の触手とな
り、股間のモノも人間にはありえない触手の束となっていた。
「……俺が思うに」
青年は不満そうだった。
正直、化物を前にあまり緊張感がなさそうな雰囲気だった。
「どうして、いつもいつも間に合わないんだろう」
「まあ、仕方がないでしょう。エロ小説ですから」
「いや、まぁち、そういうメタ発言禁止」
「事実ですよ、正鷲(せわし)さん? というかあれは、ここじゃなくて触手
スレにいくべきです」
「いや、分からないから、それ。俺に分かるように話そうよ」
「まあ、あれは敵です」
まぁちは、異形を指差した。
「……変な奴らぁ……男は死ねぇ……女は、孕めぇ……」
中年男は腕――触手を突き出した。
(2/5)
その繋がった場所から、どろりとした液体があふれ出していた。
「なんだぁ、……お前らぁ……?」
間延びした声と共に、少女を犯していた存在が立ち上がる。
少女は前のめりに倒れ、そのまま動かない。生きてはいるようだが。
異形の年齢は三十代後半ぐらいか。作業用のつなぎを着ている。
一見すると太った巨漢の中年だが、両の二の腕あたりからが大量の触手とな
り、股間のモノも人間にはありえない触手の束となっていた。
「……俺が思うに」
青年は不満そうだった。
正直、化物を前にあまり緊張感がなさそうな雰囲気だった。
「どうして、いつもいつも間に合わないんだろう」
「まあ、仕方がないでしょう。エロ小説ですから」
「いや、まぁち、そういうメタ発言禁止」
「事実ですよ、正鷲(せわし)さん? というかあれは、ここじゃなくて触手
スレにいくべきです」
「いや、分からないから、それ。俺に分かるように話そうよ」
「まあ、あれは敵です」
まぁちは、異形を指差した。
「……変な奴らぁ……男は死ねぇ……女は、孕めぇ……」
中年男は腕――触手を突き出した。
(3/5)
無数の触手が粘液を撒き散らしながら、正鷲に迫る。
「……汚いなぁ。まぁち、よろしく」
「はい。召喚、大ムカデ」
まぁちは杖を地面にかざした。
正鷲と触手の間に、淡く光る文様の刻まれた円陣が出現し、そこから大きな
蟲が出現する。
「馬鹿なぁ……」
中年男が動揺する。
「妖精がぁ……こんな人工物だらけの世界でぇ……大きな力を使えるはずない
ぃ……」
「まあ、普通なら、精霊種と自然の繋がりが薄いから、大きな力は使えないん
だけど……」
眼鏡の青年、天神正鷲(あまがみ せわし)が言う。
「要は妖精が現界にとどまれるだけの繋がりがあればいい訳だ」
「ぶっちゃけると、人間との間に子供を作るとかです、はい。欠点は、たえず
妊娠してないといけないのと、お腹が大きくなると身動きでないという点です
ね」
社会的には正鷲の妻という事になっている、天神まぁちは、少し膨らみ始め
ている自分のお腹を撫でた。
「ちなみに、今お腹にいるのは二人目です」
(4/5)
「馬鹿なぁ……ふざけるなぁ……」
蟲の胴体に触手は弾かれてしまう。天に向かって伸びていた長い蟲の胴が弧
を描き、そのまま頭部が異形の触手男に向けられる。
頭部が開き、無数の鋭い歯が生えているのが見えたのが、男の最後の光景だ
った。
化物を倒した二人は、気絶している女子高生の身体を確認した。
まぁちが、少女の腹に手をやってみる。
「やっぱり孕んでるか」
「ええ、孕んでますね。ばっちりです」
まぁちは頷いた。
「三匹。出産したら、私達で預かりましょう。契約すれば、それなりの使い魔
になりそうです」
「……あの、まぁち、わざと遅れたりしてないよね?」
確かに、生まれたばかりの化物は、契約が結びやすいとはいえ。
こういうパターンが、何気に結構多いような気がする。
「してませんよ。思いっきり全力で努力はしてます。ただ、どれだけ頑張って
も、この世界を作っている神様が間に合わせてくれないんです。やっぱ、エロ
小説だからだそうです」
(5/5)
「……いやな天の声聞くね、まぁち」
「好きで聞こえているわけじゃないんですけどね。とりあえず、服とか直して
適当なところにうっちゃっときましょう」
まぁちは杖をくるくる回した。
少女の身体を汚していた体液が霧散し、服が修復される。
「それじゃ、どこかベンチにでも寝かせておきましょうかね」
正鷲が少女を抱き上げた。まぁちは、荷物をまとめて鞄を持った。
「はい。あ、ところでさっきメールをチェックしたら、お仕事入ってました。
山の方で、レアな化物が出るそうです」
「へー、どんなの?」
「女郎蜘蛛の化物らしいです。処女の巫女さんを生贄にして、衰弱死するまで
子供を産ませるそうです」
「……いやな、化物だね」
「いやじゃない化物の方が、珍しいと思いますよ? 今日はもう帰って、エッ
チして寝ましょう」
「……エッチは必ず入るんだ」
「ええ、正鷲さんを愛してますから。お乳飲みます?」
「えー……考えときます」
などという会話をしながら、二人は公園から消えた。
今回エロないです。
保守代わりという事で一つ。
書いてもいない田舎青年×幼馴染の巫女さん話の外伝という、ケッタイな内容ですみません。
思いついて、つい書いてしまいました。
普段どおりのノリだと、三十分も掛かりません。
あ、ちなみに仕事は八日がリミットだそうです。死ねと。
正鷲とまぁちのエロは、ここになるかどこになるかは不明です。
>>85 いいですねー。
妊婦さんとなると母乳プレイが真っ先に頭に浮かぶわけですが。
なお、個人的には種付け状況が一番好きです。
背徳感のあるのがいいですね。人妻とか。
あ、あと、妊婦プレイは結構、難しい……。
GJGJGJGJGJGJGJGJGJ!!!!!!!!!
やべぇ設定萌えた
お魚氏GJ!
常に妊娠し続けるですか……
この設定だけで3杯はいけそうw
お仕事大変でしょうが、本編も期待しています。
保守
人間以外の種族(エルフとか)を孕ませるのってこのスレ的には良いの?
アリだろ。
個人的には大歓迎だが。
ただ、先に言われてるみたいに怪物×♀とか、触手×♀とかだと該当スレの方が喜ばれるかも。
名南市・椎畿大学のキャンパス。
昼休みのチャイムが鳴り、野田明治(のだ あきはる)はのんびりと席を立
った。
さーて、昼飯何を食べようかな、と思って教室を出ると、ベンチに見覚えの
ある一人の女の子が座っていた。
明治と同じゼミの大学生・桃谷ちこ(ももだに ちこ)だった。
相変わらずちんまい。
そして決して無愛想ではないが無表情。
髪はほとんど適当といってもいい散髪具合で、一見すると男の子なのか女の
子なのか、よく分からない。
もっとも、明治は彼女が女の子である事をよーく知っている。
具体的には三ヶ月ほど前、くっきりばっちりその裸体を拝んだので、間違い
はない。
「……」
ちこは、明治に気がつくとベンチから飛び降り、とてとてと彼に近づいてき
た。
「よ、よう」
軽く手を上げ挨拶しながら、明治はその場でしゃがんだ。
「ん……」
ちこが、頷く。いつもこんな調子だ。ちこは極端に無口だった。
少々ノッポといわれるほど背の高い明治は、これぐらいがちこと話すのには
ちょうどいい。
「な、何か、言いたい事があるのか?」
どうにも気まずいなぁと、明治は思う。
思い返せば、まともに会話するのも本当に久しぶりだ。
三ヶ月前、飲み会、記憶曖昧、布団についた赤い染み。
……落ち着け、俺。
「ん……言っとかなきゃ……駄目なこと、ある」
「大事なことか」
「ん、すごく」
「……な、何だ?」
ちこの無表情な眉が、ほんの少し歪む。
……ものすごく困っているようだった。
やがて、一分後、爆弾投下。
「あかちゃん、できたって」
「……………………え?」
明治の頭が真っ白になった。
「〜〜〜〜〜」
ちこは困った顔のまま、口をつぐんでいた。
「マジで?」
「ん……病院、いった」
「そっか」
「ん……」
ちこはほとんど微動だにしないまま、両手だけがガッチリ組まれていた。
……。
明治は、ちこの頭に手をやった。
意外にその髪は柔らかかった。
「じゃあ、順番狂ったけど、あれだな。俺たち付き合わないとな」
「……」
ちこの目に、見る見る涙が溜まり、明治の首筋にしがみついてきた。
周囲の学生達が、驚いて足を止める。
ちこは嗚咽は漏らすが、声を出さないまま泣き続ける。
そして、明治は大いに困った。
待て。みんな、何故、そんな非難の目で俺を見る。
「いやいやいや、違うぞ。周りちょっと勘違いするな! いや、泣いてるけど、
そこのラグビー部員! 俺は無実だからんな人殺そうとするみたいな目を向け
るな! そこ! ひそひそ話をしない!」
取り囲む人垣から拍手がしたのは、これから一分のちの話。
寸劇。
キャラ萌え狙いでいかせてもらいました。
相変わらず追い詰められているので、エロはまた後日にさせてください。
エロは結構根性いるのです。
こういうのなら十分ぐらいなんですが。
恥ずかしがりいな小娘ですが、よければ応援してやってください。
かれこれ何時間経っただろう。
虚ろな頭では、時間の概念すらもはや分からない。
確実なのは真夜中だという事だけだ。
初めて入った男の部屋の布団は、既に互いの体液でずぶ濡れになっていた。
「は……っ」
後ろから太いもので貫かれる衝撃に、桃谷ちこは、ぎゅうっと布団を握り締
めた。
「っ……ぅぁ……っん! は……は……っ」
こんな、犬みたいな格好で貫かれるなんて……羞恥で頭がおかしくなりそう
だった。布団に顔を密着させ、懸命に声を押し殺す。
「……っ……っ……っ……っ!」
しかし、男は容赦なく、ちこの身体を貪り続ける。
後ろから覆いかぶさるように身体を丸め、ちこの唇を吸い上げる。
「ん……ぐぅ……む……く……んん……」
涙で視界を歪めながら、ちこは男と舌を絡ませあった。
互いの繋がった部分から、じゅぷっじゅぷっと己の愛液を肉棒が掻き混ぜる
恥ずかしい音が響き、ちこは耳まで真っ赤になる。
……破瓜の痛みは既にない。アルコール成分の効果もあるだろうが、何より
自分がこれほど性交渉に順応出来るとは、ちこも思ってもいなかった。
「ふぁ……むぐ……ん……んくっ……」
深い口付けと共に、男の舌が自分の小さな口の中へと侵入してくる。
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい。
頭の中でそれを繰り返しながらも、自分でもいやらしく腰をくねらせる。お
そろしく気持ちよかった。
「ぷぁ……」
二人の唇が離れ、唾液が糸を引く。
身体の中を駆け巡る波がまた高まってきているのを、ちこは感じていた。
「ぃぁ……ゃ……また……っ……」
下腹部が切なくなってくる。
男の突き上げが激しさを増し、声が抑えられない。
「〜〜〜〜〜っ!!」
ちこはとっさに布団に顔を押し付け、絶頂の声を押し殺した。
しかし、男の責めはまだ休まることなく、何度も繰り返しちこの行き止まり
をごんごんと突き続ける。
「は……ぁ〜……ゃん……はー……っ……」
涙と涎で顔を濡らしながら、胎内でまた男の肉棒が大きくなってきたのを、
ちこは感じていた。
男の腰がスパートをかけ、部屋にはびたんびたんと激しい音が鳴り響く。
この日、既にもう何度も中で男の精を放たれたが、やはりそれでも膣内射精
がちこは怖い。胎内で放たれるたびに訪れるとてつもない快感のその代償は、
高校を出て間もないちこにはあまりに大きなものだった。
「ぁ……も…っ…だめ……おなか……っ…ぁっ…ぁっ…あかちゃん……っ……
んっ……できる……」
びゅくっ!
「んんぅっ……!」
子宮に勢いよく精液を注ぎ込まれる感触に、ちこの背中が波打つ。
びゅくっ、びゅるびゅるっ、どくっ、どぷっ、びゅっ……びゅっ……!
「ひっ……ん……くふぁ……はぁ……ぁ……」
唇の端から涎を垂らしながら、ちこは絶頂の波に身を委ね、意識を失った……。
ちこは、その時の事を思い出し、自分の頬が火照るのを感じていた。
結局、あの日何回、同じゼミの青年、野田明治とシタのかは正直記憶が曖昧だった。
明治はかなり無口な自分と、それなりによく喋ってくれる。
だから決して嫌いではなかったが、あの日から関係がギクシャクしてしまうようになったのは間違いない。
でも、言わないと。
これは、自分一人で背負いきれる問題ではない。
昨日病院に行ったら、妊娠は間違いないと医師から宣告を受けた。
ちこは、明治しか男を知らないのだから、相手は間違いない。
……怖い。
拒絶されたらどうしよう。
そんな不安と、明治なら大丈夫という信頼が、自分の中でない交ぜになっていた。
昼休みのチャイムが鳴った。
正面の教室から生徒がどっとあふれ出てくる。
そんな中、非常に分かりやすく他の生徒より頭一つ突き出たノッポの青年と、
ちこの目があった。
ノッポの青年、野田明治の表情が一瞬強張り、それから柔らかくなった。
大丈夫。
お腹の中の子のことを、話そう。
二人で、どうすればいいか、考えよう。
ちこはベンチから降りて、明治に近づいていった。
……結局、SS作成。
三十分。
楽しんでいただければ、幸いです。
それでは、また仕事に戻ります。
おやすみなさいー。
ぎょわっ! お魚氏GJ! 無口ロリ娘萌えたw
お魚氏GJ
お仕事も頑張ってください
GJ!
その後のお話を読んでみたい〜
和姦の神光臨スレハケーン
保守!断固として保守!
すみません。
戦いが延長戦に突入しましたので、もうしばらくお待ち下さい。
あ、あと感想マジありがとうございます。
保守
エーチアル王国は中規模だが、様々な民族、種族が住まう。
現在の王はハラマ族の族長であり、下に率いる部族は公式で五十八を数える。
そんな国の、とある街道を豪奢な馬車が単独で疾駆していた。
豪奢とはいえ、むしろ質実剛健、二頭の馬は戦馬であり、御者もまた屈強な
戦士だ。
そして、馬車の中でエーチアル国王、タサン・ハラマは向かいの席に座る秘
書のニシ・リンゲツから報告を受けていた。
タサン・ハラマは鍛え抜かれた肉体を持つ格闘家であり、ゆったりとした衣
服を身にまとっている。年の頃は二十代半ば、開いているのか瞑っているのか
判らない一本の線のような目の持ち主だ。
羊皮紙をめくるニシ・リンゲツは、知的な美貌の少女である。年齢は十代の
半ばほど、眼鏡を掛け髪を三つ編みにしている。
彼女は顔を上げ、タサンと向きあった。
「今日の最初の相手はナカダ族の娘となります」
「うむ。どんな一族だったかな」
静かな声音で、タサンは尋ねる。
「雪のような肌を持つ、黒髪の一族です。男も女も皆、美しいという報告を受
けています」
「うむ」
「騎馬の民族であり、馬術と槍術に長けます。長の娘もまた、同様。鹿のよう
にしなやかな身体の持ち主だという話です」
「なるほど。強壮剤を」
「はい」
ニシは傍らに置かれた箱から、強壮剤の陶瓶を取り出した。
小さな茶碗に注ぎ、それをタサンに手渡す。
「今日は、他に何人の相手がいるかも聞いておこう」
タサンは強壮剤を呷りながら尋ねた。
「セシ族、シクウ族、タネツ族の三つです。ただしタネツ族は三つ子の娘なの
で、本日のお相手は全部で六人となります」
「問題ない。だがそれだけの数を、いちいち移動するのは面倒だ。全員集めて
おけ」
「既に手配済みです」
「うむ――強壮剤が効いて来たようだ」
「目的地までは、あと半刻掛かります。如何いたしましょう」
「ならばニシ、貴様が相手をしろ」
「承知いたしました」
ニシは顔色一つ変えず、タサンの前に跪いた。
馬車は走り揺れるが、そんな事は気にしていられない。
タサンの衣服の前をめくりあげ、既に大きく勃起した肉棒を外気に晒す。
ニシの鼻腔を、タサンの牡の臭いが刺激する。
「咥えろ」
「はい」
まずは唾液をたくさん舌に乗せながら舐め、手で袋と竿をしごきあげる。
「いいぞ」
「ありがとうございます」
男の先端を唇と舌で刺激しながら、ニシは自分の下着の紐を解く。
細い指で自分の秘処を指で何度も往復させ、王のものを受け入れる準備を整
えた。
「跨げ」
「失礼いたします……ん」
ニシはタサンの指示に従い、彼の足を跨いだ。
対面座位の形になりながら、眉をひそめ、強大な逸物を己の秘処へと沈めて
いく。
まだ少女の淫唇が、男根によって大きく広げられながら涎を垂れ流していた。
「大分大きくなったな」
タサンは、ニシの膨れた腹を優しくなで上げた。
彼女もまた部族の長の娘であり、タサンの子を仕込まれ済みであった。
「は……あ、ありがとう…っ…ん…ございます……必ず元気な王子を…ひゃっ
…ぁっ…産んで…ん…ん……みせます」
ゆっくりと、ニシは腰を揺らす。激しくすると、一人でそのまま達してしま
う恐れがあった。
「うむ。その後、また孕ませてやる」
ずん、とタサンが突き上げる。
小刻みに連打に、徐々にニシの声が濡れ乱れていく。
「光栄…っ…です……はっ…お腹響きます…はっ…ふぅ……お腹の……王子が
…ぁっ…起きてしまいます……っ!」
「心配するな。これぐらいで流れるような柔な子種を仕込んだ憶えはない。乳
を出せ」
息を荒げながら、少女は服をはだけ小ぶりの胸を王に突き出した。
王はその先端を口に含み、強く吸い上げる。
口腔内に、少女の母乳が満たされていく。
「はっ、あっ…ああっ……は、はい……あっ、んんっ! はぁ……ど、どうで
しょうか」
「いい乳だ。うまい」
「んっ、はっ、あぁっ……あり、がとうござい、ますっ……私のお乳、どうぞ、
飽きるまで、ご賞味…ん…ん、んんっ……下さいっ……!」
「うむ」
母乳を飲みながら、舌で乳首を刺激してやる。
ビクビクと小刻みな痙攣を繰り返しながら、ニシの腰は大きく揺れ動く。
王の亀頭が何度も子宮を叩き、そのたびにニシは気をやりそうになっていた。
「はっ、あっ、ああっ、陛下、申し訳、ありま、あ、ああっ……わた、私、も
う……!」
「ふむ、出して欲しいか」
「は、はい、ください…っ…陛下のお情けっ……んんっ! あ、あ、私の子に、
注いであげて……はっ、あ、んあぁっ!」
「よかろう。しっかり受け取れ」
「ふぁっ、あ、あ、ああっ、ありがとう、ございますっ……ん、はぁっ、あ、
ああっ、あ、あーーーーーっ!!」
ニシはタサンにしがみ付きながら、大きく背を仰け反らせた。
ドクン、と音が鳴ったかと錯覚するほどの精液の第一射が、ニシの子宮口に
押し当てられた鈴口から放たれる。
ちゅぽんとタサンの口から胸がはずれ、母乳が弧を描いた。
タサンはニシの背中に手を回し、彼女が後ろに倒れるのを防ぐ。
ドクッ、ドクッ、ビュッ、ビュウ、ビュルルッ……。
その間も、肉棒はポンプのように脈動を繰り返し、ニシの胎内に大量の精液
を送り込み続けていた。
「ぅ、ぁ……は…っ…あぁ……あっ……おめぐみ…ひっ…ありがとう、ござい
ます……」
「うむ」
馬車が停止する。
「着いたか」
「その……ようです」
「うむ」
タサンは、ニシの身体を持ち上げ、自分自身を引き抜いた。
ニシは馬車の床に置かれる。
「清めろ」
「……はい」
精液と自分の愛液にまみれた肉棒を、ニシは躊躇うことなく咥え、自分の口
で清めていく。股間からはまだ、王の熱い精液が垂れたまま。
「ゆくぞ。まずは今日の一人目だ」
「はい……」
ニシはタサンの逸物を、ズボンに戻すと立ち上がった。
王が、馬車の幕を開き、草原に降りる。
十秒で秘書の顔に戻ったニシは、王と共にナカダ族の集落に足を踏み入れた
のだった。 (了)
時間がないので即興。
作成二十分。
軽いものですが、気に入っていただけると幸いです。
明日までに仕事の決着をつけなければならないので、本日はこれにて。
……って修羅場なのに何やってるんだ、俺はー。
いいよいいよいいよほんと
エロイっすねー いいっすねー
お仕事中なのに、これだけの作品を二十分で書いてしまうなんて凄いですね。
GJ!
素晴らしい! 擬音がたまらんね! GJ
>>120-123 休みになったらまた書きますんで、どうぞよろしくです。
しかし仕事が修羅場のほうがむしろ文章がはかどる不思議。
素直クールだの男装だのハーレムだの、ゲリラ的に活動してますのでよろしくです。
エロ書かないとー。
>>55の続き。
陵辱てのに初チャレンジ。結果は分からないけれど・・・。
てこずって時間かかりました・・・。
相変わらず長くなっちまった。ストーリものなんてやるもんじゃねーですなw
長文、嫌いな方はスルーしてくだされ。
「ハイ・・・ハイ・・・そうですか・・・ハイ・・・・・・じゃあ・・・やっぱりまだ・・・」
――時刻は午前2時20分。
僕は、木村玲の携帯が繋がらない事を確認した後、彼女の自宅に電話していた。
・・・電話には母親らしき人が出た。
木村さんはまだ家に帰ってないらしい。
彼女が連絡もなく外泊する事など、これまで一度もなかったらしく、僕の携帯にメールが送られてきた事を知ると、彼女の母親は急いで警察に連絡すると言った。
「ハイ・・・ハイ・・・それじゃ、夜分遅く失礼しました」
電話を切る。
「ふぅ・・・」
溜め息をつく。
・・・頭が重い。
”助けて、学校”――。
メールの内容が頭の中で何度も繰り返される。
「これ以上・・・どうしようもないよな・・・・・・」
そう、独りごちる。
ここから、僕の通う私立東泉(とうせん)高校まではどれだけ急いでも、一時間はかかる。
今の時間じゃ、電車もない。
タクシーを呼んでも、警察より早く到着できるとは思えなかった。
「何で僕なんだ・・・」
木村さんが何かトラブルに巻き込まれた事は想像に難くない。
でも最初から僕などではなく、警察に助けを求めていれば、無駄に時間を費やす事もなかっただろう。
それとも、メールしかできない状況に置かれていたのだろうか?
いすれにせよ、僕なんかより適切な相手があったハズだ。
(――ヒーローなんだよ?)
・・・脳裏に浮かぶのは、彼女の照れた表情。
「ち、馬鹿な事を・・・・・・」
・・・苛々する。
何故だか無性に苛立たしかった。
「あー、もう!」
外を見る。
――いつのまにか窓の外には雨が降っていた。
◇
「う・・・」
苦悶の声がした。
絶望を含んだ、少女の声。
――埃とカビの。すえた匂いが充満する体育用具室。
「くはぁ・・・ああ・・・」
窓の外からは、ザァザァと雨の降る音が聞こえている。
ずこっ、ずこっ、ずこっ・・・。
小さな窓は雨に濡れ、あたりの街灯の光を映している。
「あ・・・やぁ・・・いや・・・イヤァ・・・」
「黙れ・・・」
ずちゅり。
女の秘芯には剛直が突きたてられている。
「う・・・」
「ひ・・・・! い、嫌・・・・・・」
どびゅっ! どぴゅぴゅ! びゅくくくっ!
男の肉棒から精液が。
女の子宮へと無理矢理に注ぎ込まれる。
「イヤァぁああああーーーーーーッ」
女――木村玲は、そう。
絶叫した。
「黙れよッッ!!!!!!!」
玲を後ろから犯していた少年が怒鳴った。
「ひっ」
ビクッ、と玲の体が竦む。
「黙っててよ・・・! お願いだから・・・・ッ」
「ひ・・・い、ぃ・・・い・・・」
玲は恐怖と痛みに、ガタガタと震えていた。
制服は破られ、髪は乱れている。
チャームポイントであった笑顔は、今や見る影もない。
そして。股間からは処女だった証である鮮血が、無残な彩りを与えていた。
「なんで・・・。なんでなんだよ・・・!」
少年がそう呟きながら腰を振る。
ぬちゃっ・・・ぬちゃっ・・・ぬちゃっ・・・。
ジッパーから丸出しになったペニスが、玲のヴァギナに何度も埋め込まれる。
「ひっ・・・んぐっ・・・んん〜〜っ」
ポロポロと涙を流し、玲は自分が犯される嫌悪感と痛みに必死になって耐えた。
(たすけて――)
歯の根が噛みあわず、カチカチという音を立てる。
「何でオレじゃないんだ・・・」
腰を前後に揺り動かしながら少年は繰り返した。
(たすけて、神楽くん――)
「何でなんだよ・・・ねぇっ・・・玲さん!」
ガン! と凶悪な肉槍が玲の花芯に乱暴に突き刺さる。
「んひぃっ!!」
「アイツは・・・・・・違うんだ・・・なのに・・・なのに・・・!!」
――ガツッ!
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜んッッ」
「どうしてオレを選ばないッ!?」
「きゃひぃんっ・・・! ひ・・・ひ、ひっく・・・な・・・なんの・・・事・・・?」
「とぼける気かよッ」
――ガツン!
「ぃ〜〜〜〜〜〜んぐッ・・・や・・・め・・・!」
「黙れッ」
「が・・・・・・・・ぃ・・・ッ」
ぐぐぐ・・・。
亀頭が玲の子宮にねじこまれる。
玲の口がぱくぱくと、動いた。
「オレは知ってるんだぞ・・・。玲さんが・・・アイツに告白した事を・・・今日の朝、校門で」
「・・・・・・!」
「ぎ・・・・ひぃ・・・・か・・・はっ・・・」
ずん! ずん! ずん・・・!
少年の乱暴な責めに玲が白目をむく。
つい数時間前まで、処女だった玲に子宮まで責められるSEXは拷問以外の何物でもない。
玲の体は既に限界に達しつつあった。
「・・・玲さんだって、感じてるんじゃないか・・・。嫌がってる振りしてても、やっぱりオレの事が好きなんでしょ?」
「・・・あ・・・・ああ・・・・」
「玲さん、言ってたでしょ? 朝、自分を助けてくれた人がいるって・・・。そいつがヒーローだって。・・・でもね、本当はアイツなんかじゃなく、この――」
「――ああ・・・か、神楽くん」
「・・・・・・・!!!」
「助けて――」
ギリ――と。
少年が歯を噛みしめる。
「・・・そうかよ。・・・そんなにアイツの方がいいのか・・・」
少年の端正な顔が醜悪に歪んだ。
「・・・か・・・神楽く、ん・・・」
「でも残念だったね・・・。玲さんのアソコはオレがもらったんだ。処女もオマ○コも子宮も!・・・それから初受精もね」
「・・・うう・・・」
「これから、玲さんが妊娠するまで精液を注ぎ込んであげるよ。嬉しいだろ? 愛したヤツ以外の子供を孕ませられるなんてさ・・・ハ・・・ハハハ!」
「・・・・・・・う・・・・」
ずじゅ、ずじゅ、ずじゅ・・・。
血と白濁のこびりつくヴァギナに、グロテスクな突起が出入りする。
「う・・・そろそろ出るぞ・・・また受け取ってよ・・・奥でさ・・・」
「ひ・・・やめて・・・・中はもう・・・・ホントに・・・子供できちゃう・・・」
「それが目的だよ。・・・・玲さんを孕ませる。――そして玲さんはオレのモノになるんだ」
ニヤリと少年が笑う。
「い・・・いや・・・・」
「そら・・・受け取れ・・・! ぐ、ぐううっ!!」
少年の体がびくん、と大きく震えた。
ぶぶぱっ!
肉棒がびくびく、と脈動し、亀頭が膨らむと。もう何度目になるか分からない膣内射精が行われる。
びゅく、びゅくく、ぶぶぶぶっ!
「あああ・・・・は、ああ・・・あぁぁ・・ら、らめぇぇ・・・」
白目をむきながら、玲は暴れた。
しかしその体は少年によって強引に押さえつけられ。
「う・・・いいよぉ・・玲さん・・・」
ゼリーのように濃厚な液体が、子宮の中を白く染めてゆく。
どぶぶぶっ、ぶぶるる・・・・・。
「ふぁ・・・ああああ・・・・入ってくる・・・入って・・・・。ダメ・・・妊娠・・・しちゃうう・・・」
「う・・・ほ、ほら・・・気持ちいいんだろ・・・玲さん・・・気持ちいいなら気持ちいいって・・・・言えよ・・・ッ」
玲のウェーブヘアを無造作につかみ、顔を後ろに向けさせ。かすれた声で怒鳴る。
「い、いや・・・・」
ゴキン。
鈍い音がして、玲の顔面に拳が下ろされた。
「なんだよ・・・素直じゃないなぁ・・・。もう一度だけ聞くよ?・・・ねぇ・・・気持ちいい?」
痛みと同時、玲は口元と鼻に血の匂いと味を感じたが。
しかし、それもすぐに薄れてゆく。
溢れる涙のしょっぱさと、精液を注がれるおぞましさと、そして――恐怖によって。
(あ・・・ああ・・・ダ、ダメ・・・もう・・・)
「ねぇ、気持ちいい・・・?」
少年が無表情に迫った。
「・・・・ひっ、ひぐっ・・・ふぁ、ふぁい・・・・き、気持ち・・・いいです・・・ふぇ・・・気持ちいいですぅ・・・」
「どこがさ」
「あ、あそこ、が・・・」
「オマ○コだろ?」
「・・・!!・・・・・・オ」
「お?」
「お、おま○こです・・・お、おま○こ気持ちイイッ・・・・・・す、すごく気持ちいぃ・・・です・・・・・・ウッ・・・ううう・・・」
泣きながら、玲が答える。
「そうだよ・・・オレの方がいいんだ・・・アイツなんかよりずっと」
玲の答えに少年は満足そうな笑みを浮かべた。
・・・玲の股間から、入りきらなくなった精液(ザーメン)がぶくぶくと溢れ出す。
玲はもはや。ぐったりと、身動きひとつしない。
(殺される)
玲は何処か――冷静に、自分の置かれた立場を考えていた。
どうしてかはわからない。
唯一つ。間違いなく言えることは。
自分はおそらく。このままこの男に殺される・・・!
「あひ・・・ひ・・・」
(嫌――)
「だから受精させてあげるんだ・・・。オレの優秀な遺伝子を・・・玲さんが」
「ひ・・・ひぐっ・・・うううう〜〜〜」
「ね・・・欲しいよね? ・・・オレの子供・・・」
(嫌!)
「う・・・く・・・」
「妊娠してよ・・・オレの子供・・・ねぇ、レ・・・イさ・・・?」
そこに至り、少年はある事実に気付いた――。
「――携帯がない」
彼が最初に奪い、彼女の荷物と共にいつでも目の届く位置――跳び箱の上に置いていたハズの携帯電話。
それが、今。
何処にも見当たらなかった。
「こ――の!」
「きゃあ!」
玲の髪を掴み、強引に投げ飛ばす。
カラララ・・・。
玲が倒れると同時、その手から携帯電話が飛び、コンクリートの床を滑ってゆく。
「ホント、やってくれるよねぇ・・・! 玲さんはさぁ!」
すぐに少年はその携帯を拾った。
発信履歴をチェックする。
「・・・神楽春留(かぐらはる)・・・またアイツか」
「・・・・・・・・・・!」
それは。
ほんの一瞬だった――。
拘束が解かれ。
少年の注意が逸れたほんの一瞬。
その一瞬の隙に玲は――。
限界ギリギリの体を奮い立たせ。
何の迷いもなく、倉庫の出入り口に飛びついていた――。
ひと息で戸を開けると、即座に駆け出す。
100M12秒台の俊足は、体育館をものの数秒で駆け抜けさせ――。
バァン!
扉を開け、雨の中、ぬかるんだ土の上を裸足で走る――!
(死なない――!)
心に愛しい人の面影を念じる。
(私はまだ神楽君に気持ちをハッキリと伝えてないから・・・)
ビシャ、ビシャと、顔まで跳ねる泥も意に介さず、玲は走った。
(だから――だから、神楽くんにもう一度会うまで・・・・・・・・・死ねない!)
そうして中庭を全速で抜ける。
「ハッ・・・ハッ・・・ハァ・・・!」
胸が痛い。
「ハァ・・・・ゼッ・・・」
呼吸が苦しい。
「〜〜〜〜〜ッッ」
しかし。
ここを抜ければ、大通りに面した校門までは目と鼻の先だった。
(ここの角を曲がれば――)
・・・ズチャ。
そこに。
――<絶望>が具現化していた。
「どう・・・し、て・・・・・・?」
・・・愕然とした表情の玲の口から、そんな声が漏れる。
ザァー・・・・。
雨は一向に止む気配もなく。
「・・・足速いな、玲さん。・・・でもさ、そのくらいでオレの”軽功”と”運足”から逃げられると思った?」
無防備に雨に打たれながら――そう、少年は無表情に問うた。
「あ・・・あ・・・」
「あーあ・・・。これで殺(バラ)さなきゃいけなくなっちゃった・・・」
言いながら、少年はゆっくりと間合いを詰める。
ベシャ・・・ビシャ・・・。
「い・・・や・・・」
それに合わせ、じりと、玲も後ずさる。
「玲さんが悪いんだよ。・・・アイツにメールなんかするから。・・・殺したくはなかったけど、これから警察が来るまでに、玲さんを別の場所に移すのは流石に骨が折れる」
そう言って、少年は笑った。
人懐っこい、あどけない笑み。
「・・・警察・・・」
「ン・・・? どうしたの? 不思議な顔して。もしかしてアイツ本人が来るとでも思った?」
「え・・・」
呆然とする玲。
「来るわけないよ。アイツはそんなヤツじゃない。オレには分かる。・・・アイツは冷静に時間を判断して、まず警察か君の自宅に電話する。・・・そして自分は来ない。そういうヤツだ」
「そんな・・・そんな事ない・・・! 彼は・・・神楽くんはっ! きっと私を助けに来てくれるっ」
ハ。と、少年は嘲笑した。
「ま、いいけどね。・・・でもさ、玲さん。ひとつ聞いていい? 玲さんはさぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アイツの”何を”知ってるのさ?」
「え・・・」
「オレには分かるよ。・・・・・・アイツはね。きっと冷静で酷薄で――真実、何も持ち合わせてない。・・・そのくせ淡々と。手に入れられないくせに、同じ事を繰り返すのさ
・・・分かるかい? あの男は自分が”そこ”に届かないと知っても、自分の在り方を変えないんだ」
「・・・・・・・・・?」
「つまりさ。存在の意味が希薄なんだ。・・・手に入れられないと知って諦めるのはわかる。認めずに希望にすがるのも。
・・・けれど。自分がそこに至らない事を完全に認めて尚、在り方をを変えないってさぁ・・・・・・それってどうなの?」
「・・・・・・」
少年はつまらなさそうに続ける。
「人間(ヒト)ってのはさ、絶対にできないなら、諦めて違う事するか、その事に気づかない振りして続けるか。どっちかしかないんだよ。それがヒトだ。
でも、アイツは違う。自分にはできないと認めた上で、表情ひとつ変えずにそれを続ける。届かない事を知ってて、笑えるんだ」
「――――」
「――まったく気持ち悪ぃ。イカレてるよ。・・・オレはこれから人殺しになるけれど。きっとオレの方が生き物としちゃまだ正しいさ」
そう吐き捨てる。
その言葉に。
・・・玲はある少年の事を思い出していた。
・・・いつも寂しげな目をしていた。
放課後、茜色に染まった誰もいない教室で。
窓際の席に座って、ただぼんやりと外を見つめていた少年。
彼はあの時、何を考えていたのだろう。
・・・自分が間違っていると知ってしまったら、それは正すか、気づかなかった事にするしかない。
それでも正さず、目をそらさず歩く彼。
・・・自分が足りないのなら、何かを積み重ねるか、希望にすがるしかない。
それでも足りないまま、希望も持たず、生きる彼。
・・・自分が許されない存在なら。死ぬか、狂気に身をゆだねるしかない。
それでも死なず。――そんな自分を受け入れる彼。
――それは。
――なんて救われない。
そして玲は。
この極限の状況下で――。
自らの為でなく。
ただ独りの少年の為に。
・・・ひとすじの涙を流した。
「ま、分かんないよね、オレの言ってる事。いいさ、それがフツー・・・」
「・・・・・・た」
「ふん?」
「・・・あなた・・・!あなたなんかに・・・! 彼を否定する資格なんかないっ」
「――――」
少年の言葉が遮られる。
さっきまでとは別人の様な強さに満ちた表情で、玲は少年を睨みつけていた。
それを見た少年が片眉を上げ、小莫迦にしたような風情で笑う。
「へぇ? アイツを侮辱されると怒るんだ。・・・可笑しいなぁ、オレの事は裏切ったくせに」
「え?」
「キミを助けた本当のヒーロー・・・・。まだ分からないのか・・・玲さんは。・・・・・・あーあ・・・、本当に。・・・うん、本当に好きだったんだけどな」
「・・・・・・? さっきから、何を・・・言っているの? あなた・・・は」
「まぁ、いいさ。もう終わった事だ」
「終わった・・・って」
「そうさ、玲さん。もう全部終わった。そして時間も――もうない」
少年の体が沈む。
「だから。そろそろさ――」
告げて。
――少年は10mもの距離を一瞬で詰めた。
「え?」
「――死んでくれ」
◇
「ちっ、なんなんだ、こんな時間に」
開口一番。
玄関口に出た刻彦は、そう僕に文句を言ってくれた。
「悪いな、刻彦。・・・早速だけど、カブ貸してくれ」
「おー・・・しゃあねぇなぁ・・・。ほらよ、鍵だ」
そう言って、刻彦はキーを投げてよこした。
空中でそれをキャッチする。
雨に濡れたカッパから雫が飛び、頬に冷たい感触が走った。
「・・・サンキュ。さっき電話で言ったとおり、ガス満タンにして返すから」
「おぅ。ついでに王華軒のラーメンな」
「・・・刻彦。それは足元見すぎじゃないか?」
時刻は午前2時50分。
結局、僕は。
彼女――木村さんの事が気になって、家を出て来てしまっていた。
「バカ言えよ、こっちゃ寝てたトコ叩き起こされたんだぜ?」
――貴重な睡眠時間を奪ったんだから、これでも安いぐれーだ。そう言って笑う刻彦。
「・・・あのさ、僕は刻彦が今日した事、許したわけじゃないんだぜ?」
「あん?」
「今日の昼、僕の携帯、勝手にイジったろう?」
「・・・げ」
刻彦がバツが悪そうな表情を浮かべる。
「これで――チャラさ」
そうニヤリと笑って見せる。
「ちっ」
身を翻して後ろに――刻彦に手を振った。
そして、そのままカブを置いてある駐車場へと歩いて行こうとしたところで――。
「ハル」
・・・真剣味を帯びた刻彦の声に呼び止められた。
「ん」
振り向く。
前髪から垂れた雫に眼鏡が濡れた。
――刻彦が口を開いた。
「なんか面倒くせー事か」
「・・・そうだね。久しぶりに面倒かな」
「それでも行くんだろ?」
「うん」
そう答えると、刻彦は
「そか。気をつけてな」
と頷きながら言った。
「うん。じゃ」
こちらもそれだけ答えて、再びそのまま歩き出した。
◇
そして、午前3時20分――。
東泉高校に着いた僕が目にしたモノは。
たくさんの点灯する赤色ランプの群れと――。
――変わり果てたクラスメートの姿だった。
◇
ザァー・・・・。
雨の降りしきる中。
瑞月(ルイユィエ)は周りを6人の男に囲まれていた――。
――その距離およそ7m。
皆、同程度の距離を保ち、瑞月の四方を取り囲んでいる。
「6人か・・・。ちょっと多いな」
あくまで冷静なまま、瑞月はそう呟いていた。
男たちは一様に無表情のまま・・・・・・ただその目だけが赤く血走っている。
そしてその視線は例外なく、突き刺すように瑞月を見つめていた。
――深夜の公園脇、人気のない路上。
切れかけた街灯がジジ・・・と点滅を繰り返している。
「お前たち、そんなに私の事を犯したいか?」
瑞月が問いかけた。
「そんなに――私の子宮に精子を注ぎ込みたいのか?」
「・・・・・・・・・」
男たちは答えない。
「答えろ。・・・・お前たち、私を――孕ませたいんだろう?」
微笑をたたえ、嘲(あざけ)るように言う。
その言葉に。
初めて男たちに反応が起きた。
男のうちの一人――背広を着たサラリーマン風の男が、ニィ・・・と笑った。
「アンタのオマ○コにさぁ・・・チ○ポ突っ込んだらよ・・・。・・・・・・アンタ、どんないい声で啼くんだろなぁ」
ビシャ・・・。
ニタリ。と下卑た笑いを浮かべながら、もう一人――茶髪で鼻にピアスをした青年が、少しだけ距離を詰める。
「お姉さんみたいな人、マジ好みだわ・・・・・・今日はラッキーだね。・・・アンタの子宮にオレの臭い子種汁、たっくさん注ぎ込むからさぁ・・・オレの子供産んで欲しいなぁ」
「くく・・っ。そればかりは、運だろう。・・・なにせ、こんだけいるんだ」
眼鏡をかけたインテリ風の――医者か、教師と思わせる風貌の男が答えた。
”だな” ”ちげーね” ”バカ、オレの子種が強ぇーに決まってんだろ”
男たちが口々にそんな事を言い合う。
瑞月はそんな男たちを呆れた様子で見やりながら、
「やっぱりか・・・。全員、”侵(おか)されている”な」
と呟いた。
その言葉を聞きとがめたのか、サラリーマン風の男が怪訝な顔をする。
「・・・オイオイ、頭、大丈夫か? これから、犯されるのは”アンタ”、だろーが」
「・・・フ、貴様らに言っても理解できないさ。・・・それにな。私の体は悪いが”専用”だ。貴様らに弄ばれるつもりなど毛頭ない」
「へぇ・・・そいつはますます、つっ込みたくなったわ。アンタの彼氏の前で、中出し、しまくってやるよ」
茶髪が瑞月に近づく。
――瞬間。
ドン!
という音と共に、茶髪の体は弾け飛んでいた。
ドガッッ! ベシャッッ・・・・・・!
空中で回転し、数メートル離れた場所に落下する。
そのまま、水溜りのできたアスファルトの上を転がって、電柱下のゴミに激突。
「がっ」
呻いたきり動かなくなる茶髪の男。
ザァー・・・。
静まり返った場に雨の音だけが聞こえる。
・・・瑞月の手がロングコートから抜かれていた。
無造作な――踏み込みなどなく、横から来た相手に向け、ただ右手を突き出しただけのような掌打。
只の一歩も動かず、掌を打ち終えたままの姿勢で、瑞月はその場に立っていた。
――静寂は一瞬だけ。
すぐに男たちの間にざわめきが広がる。
「お、お前、一体・・・」
瑞月はそんな男たちの動揺など、全く意に介さない冷たい表情のままだった。
「・・・どうした? 私の事が欲しいんだろう?」
告げて。
瑞月は構えた。
「――来!」
とりあえず投下終了。
また終わらなかった・・・。しかもエロもちょいアッサリめでした。期待してくれた方すみません。
でも今書いてる、次シーンは結構濃いーく、そいからほとんど書き終わってます。
すぐに投下できると思うので、どうか読んで下さいな。
次で終わる・・・と思います・・・・・・・終わると・・・いいなぁw
GJ。続き楽しみにしてます
え……死んじゃった……?
GJ
バイオレンスHRですね
凄く続きが気になる展開に。
あとがきを読んで次回にも期待です
保守
ほしゅ
ほしゅ
また・・・・終わんなかったorz
スミマセヌ。次で! 次で終わるので。
も少しだけお付き合いして下さい。
148 :
師匠とボク3:2006/03/17(金) 20:30:45 ID:hl95Uwzz
ドカァッ!
最後の一人が渾身の掌打によって吹き飛ばされる。
「ふぅ・・・」
そしてようやく。瑞月は軽い溜め息をついて、構えを解いた。
辺りには数人の男たちが倒れている。
その内、数名は呻きを漏らし。数名は意識を彼方へと追いやっていた。
「さて・・・それじゃあ私の質問に――」
瑞月がニヤリと笑みを浮かべた。
「――答えてもらおうか」
◇
何処をどう歩いたのか――。
雨の中をずぶ濡れになりながら辿り着いたのは、神楽の屋敷の前だった。
「あ――れ?」
チャイムを鳴らしてから疑問に思う。
・・・どうしてだろう。
此処には、今まで極力近づくのを避けてきたって云うのに――。
「ハ――。そんな事――」
そんな事、分かりきってるじゃないか。
自分で自分に呆れかえる。
(お前は――)
そう――神楽春留は。
(彼女のヒーローにはなれなかった)
――誰かに慰めてほしかった。
・・・ただそれだけの話だった。
「バカな事してるよな、僕も」
そう自分に苦笑する。
――帰ろう。
家に帰ってもルイさんはいない。
だからこの鬱な感情を紛らわす事は、当分できそうにないけれど。
かといって、ここでこうしてるよりはいいだろう。
インターフォンからは何も応答はなかった。
どうやら屋敷の住人は皆、深い眠りの中らしい。
――それも当然。まだ時刻は朝の4時前なのだ。
こんな時間に、いくらかつて世話になっていた家だからといって、訪ねる方がどうかしている。
そして、屋敷の木戸を後にしようとして。
――インターフォンから声が発せられた。
「ふぁいよぉ・・・。こんな時間に一体何処のどちら様・・・?」
眠そうな男性の声。
――一瞬、このまま帰ってしまおうかという想いが脳裏を掠める。
「・・・・ああん? 誰だ? おぉーい、いないのかー? イタズラかぁ?」
「・・・・・・・・・」
「ちっ、いねーんなら切るぞー?」
律儀にそう言ってから、
「ったく、いたずらとはね・・・」
相手はインタフォンの通話を打ち切ろうとした。
「あ・・・・・・・」
・・・反射的に。
声を出してしまっていた。
「ん・・・・? 何だ、いたのか。 で? こんな時間に何の御用ですか?」
「え・・・っと・・・そ、その・・・僕・・・」
・・・上手く言葉が出てこない。
「ん・・・その声・・・もしかして末っ子か?」
「あ・・・うん。・・・陽之介・・・兄さん?」
インタフォン越しに、相手――陽にぃの息を呑む気配が感じられた。
「ハル坊、お前、こんな時間にどした・・・・・・って外、雨じゃねーかっ・・・おい、すぐ行くからそのまま待ってろよ? オーイ、月ねぇ! 夜子(やこ)ぉー! 起きろ、末っ子が帰ってきた!」
陽にぃの大声が聞こえる。途端に気配が慌ただしくなった。
ドタドタと足音がして、通話が打ち切られる。
此処に来た事を、少しだけ。やはり後悔した。
「ハル!」
屋敷の方からガラガラと玄関の引き戸を開ける音がして、傘を差した二十歳くらいの和装の男性――おそらく陽にぃ、神楽陽之介(かぐらようのすけ)だろう――と、もう一人、背が高くスラリとした女性が走ってきた。
こちらは傘も差さず、Tシャツにキュロットというラフな恰好である。
「あ・・・ひ、久しぶりです」
木戸を開けてくれた陽にぃに頭を下げる。
「話はいいからよ、中入れ、な」
「はい・・・あ・・」
陽にぃの後ろ、強張った表情で僕を見つめる女性と目が合った。
「あ・・・月・・・子姉さんも、その・・・久しぶり・・・です」
月ねぇ――神楽月子(かぐらつきこ)は相変わらず綺麗な人だった。
昔の書生のような見た目の陽にぃに比べ、月ねぇはとても華やかで。
年は確か今年で24だったように思う。
ボリュームのある長い黒髪、ルイさんにもひけをとらないであろう素晴らしい体。
シャープで凛としたルイさんに比べ、柔らかさと母性を感じさせる――それでいて強さを内包した不思議なイメージ。
僕の初恋の相手は――数年経っても、やはり美しかった。
そうして、しばし、ボーッと見惚れていると。
月ねぇが前に出て、無言で僕の腕をぐぃ、と引っ張った。
「!・・・ちょ、ちょっと・・・月子姉さん?」
「いいから・・・ほら、来なさい。貴方、びしょ濡れじゃないの」
「あ・・・」
自分で自分の姿を見直す。
着ていた雨合羽のフードはいつのまにか外れ、襟元から決して少なくない量の水が流れこんできている。
頭もずぶ濡れで、もう既に体中が冷え切っていた。
ぐいぐいと庭の中を引っ張っていかれる。
陽にぃは雨がそれ以上かからないように、さりげなく傘をさしかけて、後について来てくれていた。
「夜子、もう起きてる!?」
玄関に入ると、月ねぇがそう怒鳴った。
廊下の奥から、パジャマ姿で眼鏡を掛けたショートカットの女の子が出てくる。
「ふぁぁ・・・・何、こんな時間に・・・。ボク、まだ眠い・・・」
眼を眠そうに擦りながら言う。
「五月蝿い。ハルが帰ってきたの。黙ってタオル持ってきて」
「ん・・・? ハル? ・・・・・・おーーー、ホントにハルだー、どうしたの! スゴい久しぶりじゃないか」
「あ、夜子ねぇ・・・ひ、ひさしぶり」
僕のその言葉に、何故か――ぴくり、と月ねぇが反応した。・・・ように見えた。
「夜子・・・。 ・・・・いいから、さっさと言われた通りになさい」
じろり、という表現がぴったりの鋭い目つきで睨むと、月ねぇはそう言った。
「ちぇ・・・なんだよー、怖い顔しちゃってさー。月ねぇのブラコンー」
「ふふふ、夜子ぉ・・・貴方、面白い事ゆうのねぇ」
月ねぇがほほほ、と笑う。
しかしながら、その眼は全く笑っていなかった。
「うお。そ、その眼マジ怖ぇ・・・。わ、わかったよー、持ってくればいいんだろー持ってくればー」
そう言って、夜子ねぇは奥の洗面所に消えていった。
「んじゃ、オレは風呂入れてくるわ」
陽にぃが傘をしまうと、中に上がった。
「ん、お願い。・・・ほら、ハル。貴方も上がりなさい?」
「あ、別にお風呂まで沸かさなくても・・・。体、拭くものだけ貸して貰えれば・・・」
「何言ってるの。そんなびしょ濡れで。体温めないと風邪ひくわ」
「で、でも・・・」
「ま、いーから遠慮すんな。自分ちなんだからよ。・・・大体、なんだその敬語は。昔よりひどくなりやがって。・・・もっとくつろげくつろげ」
笑って陽にぃは離れに近い風呂場に向かった。
「あ・・・」
「・・・本当にね。ほら上がりなさい。・・・身体を拭いてあげるわ」
月ねぇに手をひかれ、居間に行く。
パチ、と月ねぇが居間の明かりをつける。
屋敷の中は。
――五年前と何も変わっていないように思えた。
「さ、服脱いで」
「え? ちょ・・・」
月ねぇが手際よく、僕の着ているものを脱がし始める。
そこに夜子ねぇがバスタオルを持って現れた。
「はいよー、タオル。・・・・おわ、すげぇ」
服を脱がされ、上半身、素っ裸の僕に驚いたのか、夜子ねぇがそんな声を漏らした。
「あ・・・・、や、夜子ねぇ」
「へー・・・・いい体してるじゃないか。・・・ちゃんと鍛えてたみたいだね」
「・・・そうね。バランスよく、鍛えられてる。・・・あの女性(ひと)、ちゃんと先生してくれてたのね」
「あ、いや・・・その」
言いながら、月ねぇは僕の髪や身体についた水を、バスタオルで優しく拭いていく。
「成長を妨げるような、無理な鍛錬も行ってないようね。・・・安心した」
心底、安心したような声で月ねぇがそう言った。
「月子姉さん・・・」
「月ねぇ・・・って呼んでくれないのね」
「え・・・」
「夜子の事は昔みたいに”夜子ねぇ”で、どうして私は”月子姉さん”なのかしら?」
視線を合わさないまま、タオルで僕の身体を拭きながら、少し拗ねた口調で月ねぇが呟く。
「あ、そ・・・れは・・・」
「それは?」
聞き返して僕の眼をじっと見つめてくる。
「あ、いや・・・」
正直なところ、僕と1歳しか年が離れていない夜子ねぇには、昔からムチャクチャされてたせいか。
五年という時間を経ても、余り心理的な距離というものは感じなかった。
けれど年の離れた陽にぃや月ねぇに対しては、どうしても一歩引いてしまう。
・・・それはそうだろう。
昔から、そうだったが今では完全にあっちは”大人”なのだ。
子供の頃の気安さというか――昔はこちらもガキだった分、少しは甘えられたけれど。
今では、こっちも成長した分、それすらできなくなってしまった。
そう。目上の人間に対する”礼儀”というものが身についてしまっている。
しかも五年という時間。
血の繋がった実の兄弟ならいざ知らず。
養子の僕には、到底越えられるものではなかった。
――もっとも。陽にぃに云わせれば、”僕は昔からそうだった”のかも知れなかったが。
困って視線を彷徨わせていると――すぐ横でニヤニヤと笑う夜子ねぇの姿が目に入った。
必死に目で助けを乞う。
しかし、それに対する夜子ねぇの目による返事は、
(自分でどうにかしなよー)
とゆう無情で残酷なものだった。
「あ・・・っと・・・」
「うん?」
動きを止め、じっと僕の答えを待つ月ねぇ。
諦めて。
「その・・・ご、ごめんなさい・・・・月ねぇ」
彼女の求める言葉を紡ぎ出す。
月ねぇは僕の言葉に満足そうに微笑むと、
「うん。しょうがないから、許してあげるわ」
と言った。
「・・・・・・ありがとう、月ねぇ」
「よかったなー、ハル」
夜子ねぇがわしゃわしゃと、僕の頭をかき回した。
「わっ・・・や、夜子ねぇ・・・」
「いひひひー」
楽しげに絡んでくる夜子ねぇ。
「それで・・・一体どうしたの?・・・こんな時間に」
そして。
あくまで優しく。月ねぇは僕が此処に来た理由を尋ねた。
「うん・・・その・・・特に理由はないんだけど・・・ちょっとね」
バスタオルで身体をくるんで、座布団に腰を下ろす。
月ねぇと夜子ねぇもそれぞれ、座布団に座った。
「なんだー? あのチャイナにイジメられでもしたか? 何なら、ボクが仇とってやろーか」
夜子ねぇがそんな物騒な発言をする。
「そうなの? あの人と喧嘩でもした?」
慌てて首を振り、二人の言葉を否定する。
「ルイさんは全然、関係ないよ。・・・今、仕事で出かけてる。・・・ここに来たのはその・・・・・・あー・・・きゅ、急にさみしくなったっていうか」
いい加減な言葉で答えを濁す。
しかし意外にも、二人はそれ以上、追及してこなかった。
「・・・ふーん。そっか・・・じゃあ、2、3日泊まっていったら? ボクが一緒に寝てやるよ」
「へ?」
「そうね、そうしたらいいわ。とりあえず、明日は――というか、もう今日ね。今日は学校休みなさい。明日から週末だし。・・・・寝るのは私の部屋でいいわね?」
「ええ!?」
「あー、ずるいよ、月ねぇ! ボクが先に言ったんじゃないか」
「五月蝿いわね。今、この家の家長は私よ? その私の言う事が聞けないのかしら」
「聞けなーい! ブーブー、横暴だー! 月ねぇのブラコンー、いかず後家ー」
「ふふふ・・・・夜子? 貴方よほど死にたいらしいわね?」
ふるふると怒りに震えながら笑う月ねぇ。・・・うう、怖い。
「こ、怖ッ!・・・・でもこればっかりは聞けないもんさー。今度、また何時会えるか知れないんだし。ボクだって折角来た弟ともっとハナシしたいじゃないかー」
その迫力に怯(ひる)みながらも、夜子ねぇが抵抗する。
――というか、僕の意思は関係ないのか・・・?
「ちょ、ちょっと待ってよ! そんな、学校休むとか、泊まるだとか勝手に決められても・・・!」
「・・・いいじゃないか。そうしろよ、ハル坊」
抗議しようとしたところで、後ろからそんな声が聞こえた。
「大体、そんな死にそうなツラして、学校もねーだろ。ぶっ倒れんぞ?」
「陽にぃ・・・」
「お・・・。ちゃんと昔の呼び方に戻ってんじゃねーか。はは、さてはそこの真性ブラコンになんか言われたな? よしよし」
笑いながら、風呂の用意ができた事を告げる。
そんな陽にぃに、
「陽之介・・・貴方、今日の朝稽古、基本セット10本追加」
冷たい笑顔で月ねぇが罪状を言い渡した。
「マ、マジかよ・・・」
がっくりと膝をつく陽にぃ。無残。
「大体、何よ、ブラコンって。それじゃ私がまるで陽之介の事まで好きみたいじゃないの」
「・・・月ねぇ、何気にひどい事言ってるって気づいてる?」
夜子ねぇが小声でつっこむ。
「・・・今は月ねぇが、稽古を見てるの?」
ふと気になって、聞いてみる。
「・・・ん? ああ、そうか、ハル坊は知らねぇのか。去年な、親父のヤツ再婚したんだよ。でな、その再婚相手が京都の人で、親父はその人にくっついて京都行っちまった」
と陽にぃが答えた。
「え、ええ!? そ、そんな事、僕、一言も聞いてないよ!?」
「ああ、そりゃそうだろ。だって、教えてねーしなぁ。・・・ま、朱(チュウ)さんなら知ってるのかも知れねーけど。・・・その辺、何か聞いてなかったか?」
「何も・・・。今、初めて聞いた・・・」
驚いた。蒼玄さん結婚したんだ・・・。
「・・・まぁ、オレ達も適当に流してたぐらいだからな。50も過ぎて再婚するなんて言い出した時は、とうとうボケたかと思ったんだが・・・」
「結婚式もしなかったのよ。・・・ある時、ポンと。『己(オレ)は結婚して京都に行く。道場と後の事は月子に任せる』って、それだけ言い残して、出て行っちゃったの」
月ねぇがやれやれ、という様子で肩をすくめた
「・・・そうだったんだ」
まー、あの人、昔から豪気だったしなぁ。
「まぁ、そんな事はいいからお風呂入りましょう? 余りゆっくりしてるとお湯も冷めちゃうし・・・風邪引くわよ?」
そう言って、月ねぇが立ち上がった。
「あ、はい。それじゃあ、ちょっとお風呂借ります」
「そうね、じゃあ行きましょう」
立ち上がると、月ねぇがそんな事を言いながら、僕の手をひいて歩こうとする。
「へ・・・? な、何? 月ねぇ・・・」
「何って・・・お風呂入るんじゃない。背中流して上げるわ」
「は・・・? い、いやいや! もう子供じゃないんだから、流石に自分で洗えるってば」
「いいから・・・ほら、きなさい。・・・私も濡れたから、ついでよ」
手をひかれる。
「――――」
後ろを振り向き、陽にぃと夜子ねぇに無言で助けを求める。
が。
陽にぃ達はフルフルと首を横に振るだけだった。
「・・・・ってちょっと待ってよ! 僕、もう17歳なんですよ!? ・・・ねぇ、首振ってないで、何とか言ってやってよ、陽にぃ! ムリ! こんなのムリ!」
すると陽にぃが立ち上がり、僕に小声で囁いた。
「悪ぃ。・・・ああなった月ねぇは、もう止められねぇ。・・・諦めろ」
「そ、そんな・・・だって僕、もう高校生だよ?・・・・・・そ、その色々なっちゃうんです・・・陽にぃにだってわかるでしょ!?」
こちらも小声で返す。
「いや・・・まぁ、むしろ、そうなっちまっても仕方ねぇかと・・・・オレは思ってるから、な。・・・悪いが月ねぇに付き合ってやってくれ」
「そ、そんな・・・」
二人でボソボソとやりとりをしていると。
「ちょっと。さっきから男同士で何を話しているのよ? ほら、さっさときなさい」
「おわぁ! ちょっと、月ねぇ!」
無理矢、腕を引っ張られて連行される。
「がんばれよー」
陽にぃがそう言って手を振った。
・・・ああ、なんか僕、今日はこんなんばっかだな。
ふと。そんな事を思った。
◇
がらら。
脱衣所の引き戸を開けると、中からわずかの湯気が漏れ出てきた。
「ほら、入って・・・」
月ねぇに手をひかれ、脱衣所に足を踏み入れる。
「う・・・・」
その時、月ねぇの身体が正面から見えた。
それは。さっき、雨にあたったからか、それとも風呂場から漂う湯気のせいか。
あるいはその両方かもしれなかったが。
――月ねぇのTシャツが濡れて、透けていた。
そして・・・ぺったりと肌に張り付いたTシャツの向こうには。
綺麗な薄桃色の乳首と、乳輪。大きな胸の輪郭までもが。
――ハッキリと見えた。
(や、やば・・・ノーブラ――!)
理性をくさびにして、股間の暴走に歯止めをかける。
目をそらし身体を横に向けて、その凶悪な破壊力に耐える。
・・・心臓はバクバクと早鐘を鳴らし始め。
しかし、そんな僕の居心地の悪さなど意に介した様子もなく、月ねぇは僕の前で、服を脱いでいく。
すぐに月ねぇはショーツも脱いで、一糸まとわぬ姿になった。
視線を逸らしてはいても、その素晴らしい裸身――瑞々しい肉体は否応なく視界に入ってくる。
そして僕のペニスはというと・・・あれだけ、ルイさんに吐き出したというのに、月ねぇの裸を見るや否や。すぐにムクムクと大きくなり始めた。
はちきれんばかりに膨張し、ジーンズの中で窮屈そうに暴れる。
・・・・・・我が事ながら、その無節操さに頭が痛くなった。
(これじゃ、脱げやしないよ・・・・・・)
先程、居間で上半身の服は脱いでいるので、後は下だけなのだが――たったそれだけの事がこの上なく難しい状況となっていた。
「どうしたの、ハル。服脱いで。着たままじゃ入れないじゃない」
にこやかに迫る月ねぇ。
僕がそんな葛藤をしている事など、彼女には全く気づいた様子もない。
その巨乳も、引き締まったウエストも、柔らかそうなお尻も。――一切、隠さず露(あら)わにしたまま、僕が裸になるのを待っていた。
「あ・・・あのさ、月ねぇ。恥ずかしいから・・・その・・・向こう、向いててくれない・・・かな」
そうおずおずと提案する。しかし。
「ふふ、変な子ね。恥ずかしがってたら、お風呂入れないじゃない・・・・ほら、さっさと脱いで」
その提案もアッサリと却下された。
(・・・あーもう!)
・・・諦める。
・・・どだい、この人にそんな常識を求める事が間違っていた。
昔を思い出す。
そういえば僕がルイさんに引き取られる以前も、この神楽家では、彼女は僕が風呂へ入ろうとすると、大抵、こうして一緒に入ってきていた。
僕が12で引き取られるまで――つまりは19歳の月ねぇ(もう身体は充分大人だ)が、小学校を卒業しようかという思春期真っ只中の少年と共に風呂に入っていたのである。
幸い、僕はそちら方面ではかなり遅れた――つまりは発育の悪い子供(ガキ)だったので、ドキドキしながら身体を洗ってもらう程度で済んではいたが――今、思うとやはり異常だ。
――尋常ではない過保護っぷりである。
(そうだよな、陽にぃの言うとおり、こうなった月ねぇは止められない・・・)
ハァー・・・と溜め息をついて。
なかばやけっぱちのまま、僕は服を脱ぐ事にした。
少し曇った眼鏡を外す。
ジーンズを脱ぐと、ギンギンに勃起した怒張のせいで、トランクスの前はひと目で分かる程、膨らんでいた。
それどころか、張り詰めたペニスから漏れ出した先走りのおかげで、トランクスの前はすでにグッショリと濡れている。
・・・ルイさん曰く、僕は濡れやすい体質らしい。
確かに、僕は興奮するとすぐにカウパーが溢れ出してくる。
ルイさんはそれを好きだと言ってくれるけれど――。
(流石にこんな状況じゃ喜べないよな)
・・・・自分が情けなくなる。
しかし、ここまできたら、今更、隠してもどうしようもない。
それに月ねぇはさっきから僕をしっかり見ている。――股間の惨状に気づいていないワケもなかった。
・・・覚悟を決めて、トランクスを脱ぐ。
月ねぇの前に、天に向けてそそり立つペニスがさらけ出された。
脱いだ瞬間のわずかな刺激に、ペニスがびくりと震え、その先っぽからトクトクと我慢汁が溢れる。
(う・・・・わ・・・)
自分でも予想以上の量の透明な液体が、つー・・・・と糸を引いて零れた。
ポタポタと垂れ落ちた雫が脱衣場の床を汚してゆく。
「あ・・・う・・・」
最悪だ――。
もう穴があったら入って、そのまま蓋をしめたい気分だった。
上目遣いに月ねぇを見やる。
流石に軽蔑された――そう思った。
けれど――月ねぇは柔らかい表情のまま、
「うん、それじゃお風呂入りましょう」
と言って、僕の手をひいた。
「あ・・・」
がらがら。
と、風呂場の戸を開ける。
瞬間、流れ出した湯気があたりに立ち込めた。
神楽家の風呂は檜(ひのき)で出来ている。
浴槽がかなり大きいので3、4人同時に入っても大丈夫というシロモノだ。
「まずは体を温めましょうか」
月ねぇが浴槽のそばにしゃがみこんで掛け湯をしながら、僕を手招きする。
「ぼ、僕は、いいです。先に体洗いますから・・・月ねぇだけ先に入ってて」
とにかく、このいきり立ったイチモツをなんとかするべく、僕は洗い場に座り込んだ。
何か他の事でもしていれば気も紛れるかもしれない――。
そう考えて、急いでシャワーを浴びて髪を洗う。
そして、シャンプーに手を伸ばしたところで――。
「こーら」
声とともに身体を後ろから羽交い絞めにされた。
「――――」
「なんで私の言う事、聞かないの? ハル」
背中におっぱいがおしつけられる感触。
「ちょ、ちょっと月ねぇ・・・!?」
「さっきから妙によそよそしくして・・・そんなに私と一緒にお風呂に入るの嫌? 昔はよく私と入ってたじゃないの」
「・・・べ、別に、イヤってわけじゃ・・・た、ただ・・・今は子供の頃と違うし・・・その都合が悪い、ってゆうか・・・・・・ちょっと月ねぇ! 少し離れてってば」
「・・・ダメ」
ぎゅ、っと。更に強く抱きしめられる。
おっぱいの感触に、落ち着きを取り戻しかけていたペニスが再び勢いよく屹立してしまう。
「あ・・・まず・・・」
「ん・・・? どうしたの・・・何がマズイの?」
「いや、それはその・・・って、あ・・・!」
ぞくり――と。
股間から快感が走り抜けた。
見ると。
後ろから回された月ねぇの手が。
僕のペニスを優しく包んでいた――。
「マズイってこれの事?」
クス、と月ねぇが笑った。
「ふ・・・あぁ・・・」
さわさわと、月ねぇの手が優しく刺激する。
「だ、ダメだって・・・月ね・・・うあ!」
「ふふ・・・ハルも大きくなったね・・・。私も嬉しいわ・・・よ?」
耳元で囁かれる。
しゅ・・・しゅ・・じゅちゅ・・・。
先端から溢れた先走りを潤滑油として、前後に手を動かす月ねぇ。
その間にも背中には、柔らかな胸がぐにぐにと押し付けられる。
「ちょ・・・だめ・・・」
「ダ・・メ・・・動かない・・・の」
月ねぇを引き離そうと動いた瞬間。
月ねぇの片腕に腕を絡めとられた。
そして簡単に動きを封じられてしまう。
こう見えて、月ねぇは神楽流古武術師範。
・・・その腕前を以ってすれば、僕など片手で捻る事などワケもない。
くに・・・くに・・・。
「んくっ」
「ふふ・・・さっき服を脱ぐの躊躇ってたのも・・・おち○ちんが大きくなってたから?」
「月ねぇ・・・・うあ・・・なんでこんな・・・!」
「なんでって・・・・このままじゃ辛いでしょう? ほら、我慢しないで・・・・・・好きな時に出して」
艶っぽい声が耳元で囁かれる。
その声に僅かな興奮が感じられるのは気のせいか。
しゅ・・・しゅ・・・。
「う・・・・ああ・・・っ・・・つ、月ねぇ!」
「ほらほら・・・・無理しないで。・・・・ぴゅっぴゅーって、出しちゃいなさいな」
「うう・・・ダメ・・・出る・・・ッ」
どびゅっ! どびゅびゅびゅううう!
ペニスの中を。精液が強烈な快感をともなって奔(はし)り抜けた。
「くはぁっ」
びゅく・・・びゅくくく・・・・びゅ・・・!
勢いよく噴き出された白濁が、月ねぇの手と床を白く汚してゆく。
ガクガクと腰が震えた。
そんな僕を月ねぇは体全体を密着させて支える。
「あ・・・う・・・あ・・あああ・・・」
「ふふ・・・いっぱい出たね・・・?」
びゅる・・・・とぴゅ・・・・・。
月ねぇの手が中に残った精液も残らずしごき出す。
射精が終わると、月ねぇはようやく僕を拘束から解放した。
僕はといえば、まだ全身が”抜けて”いた。
力が入らず、月ねぇに身体をもたれさせてしまう。
それでも月ねぇは、そんな僕を何も云わず受け止めてくれていた。
「すごい・・・これがハルの・・・・精液・・・」
月ねぇが手に付着した精液をにちゃにちゃと弄ぶ。
「・・・怒らない・・・の?」
「どうして?」
「だって月ねぇに欲情して、こんな・・・さ」
「バカね。・・・当たり前じゃない。正常な証拠よ。・・・これでハルに何の反応もなかったら、私ショックで寝込んでるわ」
クスクスと笑う月ねぇ。
「え、じゃあ・・・・わかってて裸見せてた・・・の?」
「もちろん。・・・でも安心したわ。ハルが立派な男の子だって分かって」
「ひどいな・・・からかってたの?」
「ふふ・・・別にそんなんじゃないわ」
そう言って、月ねぇはペロリと。
手についた精液を舐め取った。
「あ」
「ん? どうしたの?」
「そんなの・・・・汚いから」
「汚くなんかないわよ。別に鼻水やおしっこじゃないんだから」
いや、そういう問題じゃないと思うんですけど・・・。
「それにね」
月ねぇは後ろから僕の身体をぎゅ、と抱きしめると
「ハルのなら平気よ」
と言った。
「月ねぇ・・・」
「・・・何か・・・嫌な事があったんでしょう?」
「・・・・・・・・・」
「そうじゃなきゃ、五年も連絡なかったのに、いきなり訪ねてくるなんて事ないわよね。ハルの場合」
くすくすと笑う月ねぇ。
そこに至り、僕は月ねぇが何故こんな事をしたのか、少しだけ理解した。
(そうか・・・・そういう事か)
この人は僕を慰めるつもりだったのか。
「ごめん・・・」
「いいのよ、謝らなくったって。・・・理由はどうあれ、こうして帰ってきてくれたんだから。それだけで、私は嬉しいの・・・おかえり、ハル」
「・・・うん、ただいま。月ねぇ」
嬉しそうに月ねぇは頷いた。
「・・・それにしても、びっくりした。寝てたら、いきなり陽之介が大声で”起きろ! 末っ子が帰ってきた”って。・・・一瞬、夢かと思ったわ」
「ははは・・・」
「似たような内容の夢、何度も見てたからね・・・また夢かと思ってたの。・・・外でハルに会うまで」
「月ねぇ・・・」
後ろを振り返る。
月ねぇがまるで慈しむような目で、僕を見ていた。
「ねぇ、ちゃんとご飯とか食べてた?」
「うん」
「あの女性(ひと)家事とかできるの?」
「家事はもっぱら僕の仕事。・・・料理は・・・ルイさんは中華はプロ並なんだけど、本人は和食が好きみたいだから、たいてい僕が作ってる」
「お小遣いとかある?」
「多少なら。それにルイさんから別にアルバイト代もらってるから」
「そう・・・」
「月ねぇこそ、元気にしてた?」
「それは大丈夫よ。夜子も陽之介もね」
「・・・今、道場の経営だけで生活してるの?」
「流石に門弟も今じゃ、少ないからね。・・・・・・私の”祓い”と陽之介の印税が今の主な収入」
「そっか・・・今は月ねぇがやってるんだ」
”祓い”とは神楽の裏の仕事だ。
要するに、ルイさんが今、フリーでやってるような事を、神楽家は代々生業(なりわい)としてきたのである。
そして陽にぃの印税とは、小説によるもの。
陽にぃは新進気鋭の小説家で、なにやら賞を貰った事もあるらしかった。
「それより・・・貴方もやってるの? 危ないことしてるんじゃないでしょうね?」
「僕は・・・ルイさんの手伝い程度だよ。ヤクザの人と揉めたりとか・・・せいぜいそのぐらい」
「そのぐらいって・・・・・・。・・・ねぇ、ハル。貴方、うちに帰ってくる気はない? 神楽流じゃなく、あくまであの人の業(わざ)を継ぎたいってゆうのなら、通いでもいいじゃない。何も内弟子にこだわる必要もないわ」
「・・・・・・・・・」
「どう、そうしない?」
月ねぇが真剣な目で僕を見つめる。
僕は少しだけ考えて、それでもやはり首を振った。
「・・・月ねぇの気持ちは嬉しいんだけど。・・・やっぱり僕はあの人の弟子だから」
「そう・・・」
「ごめん」
「ううん。・・・でも、いつでも帰ってきなさい? ここは貴方の家なんだから」
と言うと、月ねぇは微笑った。
「うん・・・ありがとう、月ねぇ」
「うん・・・・・・それじゃあ、ハルも落ち着いたところで続きといきましょうか」
「うん・・・って、え?・・・続き・・・って?」
「もちろん――」
後ろから、月ねぇの両足がするりと僕の腰に巻きついた。
――そして僕は。
「――これよ♪」
ぐるりと、身体を引き寄せられ、仰向けに横になっていた。
一体どんな技を用いたのか――。
・・・ほんの一瞬で月ねぇは位置を入れ替え、僕の上にまたがる格好となっていた。
「つ、月ねぇ!?」
今日は何度、こうして驚いた事だろうか。
再び、僕は驚愕の声をあげた。
「SEX・・・興味あるでしょう?」
「な・・なな・・・」
あまりにも直截(ちょくさい)な月ねぇの言葉。
いくら、空気の読めない僕でも流石に分かる。つまりこれは――。
「――H・・・しましょう?」
「――――」
その言葉と真下から見上げる、途轍もなく素晴らしい光景に僕のペニスは早くも再充填されつつあった。
ルイさんも凌ぐ大きな胸が、凄まじい迫力で僕の股間を直撃する・・・!
月ねぇが妖艶な笑みを浮かべる。
「ふふ・・・もう元気になってるのね。・・・心配しなくても、大丈夫よ。ハルは初めてだろうから、私がリードしてあげるわ」
「そ、そういう事じゃなくって・・・!」
「何? イヤ?」
「い、イヤというか、何というか・・・・怒られるというか・・・」
「怒る人なんていないわよ・・・・・・いても私がなんとかしてあげる。・・・まぁ、お父さんも陽之介も反対なんてしないとは思うけど。・・・夜子ぐらいよ、きっと」
「いや・・・でも・・・」
「それにね・・・」
「・・・・・・」
「Hするのも鍛錬の内よ」
・・・どこかで聞いたセリフだった。
「その・・・月ねぇは・・・した事あるの?」
「何・・・気になる?」
「・・・うん。・・・まぁ、気にならないといえば嘘・・・かな」
「こーら、デリカシーに欠けるぞ?・・・でも・・・まぁ、いいか。・・・うん。少しだけ・・・ね。寂しいなーって時があったのよ、私にも」
「そう・・・なんだ」
「ハルは初めてよね?・・・やっぱり初めては処女の子としたかった?・・・ごめんね、こんなお姉ちゃんで」
「あ、ううん・・・僕も別に、初めてじゃない・・・から」
「――え?」
「いや・・・だから僕も初めてじゃ・・・ない――って月ねぇ?」
月ねぇの様子がおかしい。
恐る恐る月ねぇの顔を窺う。
見ると。月ねぇが固まっていた。
「月ねぇ・・・?」
「・・・れ・・・」
「??」
「・・・・・・誰・・・・と・・・した・・・の?」
僕を凍てついた笑顔で見つめながら、月ねぇが尋ねてきた。
・・・何だか肩が震えている。
「え・・・あ・・・その・・・ルイさん・・・と」
「――――」
何だか怖くなって、正直に言ってしまった。
「あ・・・の・・・月ねぇ・・・?」
「――あん・・・っの・・・」
「――――」
「くされチャイナぁああーーーー!」
――月ねぇが吼えた。
・・・耳がキーンとした。
「ちょ、ちょっと・・・お、落ち着いてよ、月ねぇ!」
「落ち着け? これが落ち着けですって!? あの女・・・私からハルを奪っただけじゃ飽き足らず、ハルの貞操まで・・・!」
炎を吐き出しかねない勢いで猛る月ねぇ。
・・・ああ・・・助けてよ・・・陽にぃ・・・。
「ハル!・・・・・・もしかして、怒られるって・・・あの女に・・・って事?」
「あ・・・うん・・・まぁ」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ」
「つ、月ねぇ?」
頭を抱えこんで、声にならない声をあげた後、月ねぇは僕の肩をガシっと掴んで。
「――いい事、ハル。・・・貴方、卒業したら家に帰ってきなさい。これは家長としての命令。分かったわね!?」
「え、ええ!?」
「そして卒業したら、私と籍をいれるの。・・・ああ、心配しないで。戸籍上の問題はクリアしてる筈だから」
「強制!?」
「いや、今すぐの方がいいかしら。・・・そうね、明日、私がついて行ってあげるから、その時ハッキリ言いましょう。内弟子やめますって。ハッキリと!」
「ちょ、ちょっと、ちょっと! 月ねぇ! 少し落ち着いてよ」
体を起こして、月ねぇを諭す。
「なに!」
「いや、なんでそんなに怒ってるのさ!?・・・別に、僕がルイさんに無理矢理されたとか・・・そういう事じゃないんだから」
・・・まぁ、多少は強引だったけれど。
「貴方が大切だからに決まってるじゃない!」
「あー・・・うん。それは凄く嬉しいんだけどさ・・・」
「貴方も! なんでそんな簡単に体を許すの!? いくら師匠と弟子だからってね、そんな肉体関係まで結ぶなんておかしいでしょう」
いや、まぁ。・・・でもそれを云うなら姉弟もマズいよ、月ねぇ・・・。
「・・・えと・・・ルイさんがその・・・”女を知るのも武のうち”みたいな事を・・・」
「そんなの嘘よ!」
・・・オイ。
「じゃあ何? そんなんでヤっちゃったワケ!?」
「・・・ええと・・・一応、愛してるって言ってくれたし・・・・僕もその・・・ルイさんの事、嫌いじゃなかったし」
「・・・・・・・・・」
「それからは師弟でありながら恋人・・・みたいな関係・・・とゆうか」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・あの」
ふー、と呆れたように月ねぇは大きく溜め息をついた。
僕は小さくなって。
「あー、だからその・・・Hはマズいかなー・・・と」
と言った。
「そう。・・・でも、それなら私だって貴方の事を愛しているわ。・・・だから私とHしなさい」
「え・・・いや、でも」
「何よ、ハッキリしないわね。・・・ハルは私の事、嫌いなの?」
「ま、まさか」
「ならOKね。――大丈夫よ、黙ってればバレやしないわ。・・・それに卒業したら貴方は此処に帰って来る事。これは決定事項。いいわね?」
「そんな――」
「い・い・わ・ね!?」
「・・・ハイ」
――逆らえなかった。
「・・・できれば、全ての関係を今すぐ清算しろっていいたいけど。まぁ、それは勘弁してあげるわ。・・・・ハルだって寂しかったんだろうし」
よかった・・・。
ほっと安堵の溜め息をつく。
もし別れろなんて言われたら、マジに逃げるしかなかった。
「でもね、貴方は彼女の弟子の前に、私の弟なんだからね? 愛しいお姉ちゃんに捧げる童貞ぐらいキチンと守っときなさい」
「あ、あのね・・・・月ねぇ、ムチャクチャ言ってるから」
「何が、ムチャよ!・・・・この五年、私がどんな想いでいたか・・・!」
どん、と。
起こしていた体を、再び押し倒された。
「つッ!」
「・・・お仕置き。・・・そのままじっとしてなさい」
言って月ねぇは腰を浮かした。
そして、用便する時のように、しゃがんだ状態で股間を広げて見せると――。
ぱっくりと、月ねぇは2本の指で己が性器を割り開いた――。
「見て、ハル・・・。これが・・・お姉ちゃんのおま○こよ・・・」
くぱぁ・・・。
その淫靡な景色に。思わずごくりと、唾を飲込む。
トロリと。
月ねぇの秘所から、ひとすじの雫が太ももを伝った。
「わかる?・・・もう濡れてるの。・・・ハルの感じてるところを見て、ハルのおち○ちんが欲しいって・・・泣いてる」
「月ねぇの・・・おま○こ・・・」
「入れる・・・ね」
「あ・・・」
刺激的な光景の前に、僕のペニスは既に臨戦状態だ。
そこに少しずつ、月ねぇが腰を下ろしてゆく。
ぬ・・・ぬる・・。
「ふ・・・あ・・・ああ・・・入ってくる・・・入って・・・」
月ねぇがうっとりとした表情で呟く。
「ハルのおち○ちん――ハルのち○ぽが・・・私のおま○こに・・・ああ・・・いい・・・!・・・凄く気持ちいい・・・・ああ・・・最高の気持ち・・・」
「う・・・月ねぇ」
――にゅるん。
根元まで。月ねぇの肉壷におさまった。
「くぅあン!」
月ねぇが啼いた。
「く・・・月ねぇの中・・・凄い・・・」
ぐちょぐちょに濡れた月ねぇのオマ○コが、僕のペニスを食い千切らんばかりに締め付ける・・・!
「ご・・・五年間・・・」
「くっ!・・・・・・な、何?」
「五年間ずっと・・・ううん・・・その前からずっと・・・私はハルとこうしたかったの」
「月ねぇ・・・?」
月ねぇの目が――涙ぐんでいた。
「え・・・月ねぇ」
「好き・・・貴方が好きなの。・・・他の誰よりも――貴方が好き。貴方が私の弟になった時から・・・ずっと――!」
月ねぇが腰を上下にグラインドさせる。
体重は僕にかかってはいない。
――あくまで、”しゃがんで腰を浮かせた”状態でセックスをしていた。
ずちゅっ! ぐちゅっ! じゅぼっ!
「ハル・・・・愛してる・・・ハル・・・愛してる・・・!」
股を広げ、自分の膝に手をついて踏ん張り、懸命に腰を上げ下げする月ねぇ。
僕に気を使っているのが、痛いほど伝わってきた。
「うああ・・・月ねぇ・・・!」
じゅぼっ・・・ずぽっ・・・ぐちゅっ・・・!
「はっ・・・んっ・・・んく・・・くああん」
月ねぇが淫らに腰を振るたびに、股間からイヤらしい音が響いてくる。
結合部は、月ねぇの本気汁と僕の先走りで、早くも泡立ち、濁り始めていた。
凄まじい快感の津波が、僕を責め苛む。
「くあんっ・・・あん・・・おま○こ・・・気持ちいいっっ・・・ひ、ひあ・・・」
どんどんと快感を高めていく月ねぇ。
「ダメ・・・! イク・・・! ああ、まだ・・・まだ繋がってたいのに・・・イっちゃう・・・おま○こイっちゃう・・・!」
「う・・・、月ねぇ・・・」
「イっくぅ・・・・・ぅぅん!」
大きな声を上げ、絶頂の快感を貪る月ねぇ。
瞬間、僕も限界を迎えた。
「ぼ・・・くもっ!・・・出る・・・!・・・抜いてっ・・・月ねぇ!」
「ああん、ダメェ! いいから・・・いいから、このまま出して! 中に・・・出しなさいッ」
「そん・・・な・・・駄目だ、出るッッ」
じゅば!!
月ねぇの中に深く差し入れたまま、果ててしまう。
どびゅぅうう! どびゅ! どぴゅうううーーーーー!
二回目の射精は、一回目より遥かに凄まじい量だった。
「はああぁぁあん!・・・・な、中に入って・・・・お、おおお・・・・イイ・・・これ・・・す、すご」
びゅぶ! びゅぶば! ぶぶぱ!
肉棒が痙攣しながら、白濁を月ねぇの中に放ってゆく。
意識が飛びそうになるのを必死に堪えた。
その時。
ポツリと。
――僕の頬に熱い何かが落ちた。
(え――?)
頬を拭うと。指が何かで濡れていた。
・・・月ねぇを見上げる。
月ねぇは泣いていた。
僕に貫かれ、膣内射精(なかだし)されて、快感に体を震わせながら。
その目からはとめどなく、涙が。
――”ごめんね、ハル”
そう――何故か僕にはまるで謝っているように見えた。
それが何に対してなのかはわからない。
けれど。
それは僕の理性を決壊させるには充分だった――。
がばりと。
体を入れ替え、月ねぇを仰向けにする。
「やぁん!・・・な、なに!? ハル?」
「なんで泣いてるのさ・・・」
「え? 私、泣いてなんかないわよ?・・・ってアレ?」
自分の頬を拭って驚く月ねぇ。
「あ、アレ? おかしいわね。 別に痛くとも何ともなかったんだけど・・・。き、気持ち良すぎて緩くなっちゃたのかしら・・・って、ハルどうしたの? きゃあ!?」
月ねぇのおっぱいにむしゃぶりつく。
「あ、ど・・・どうしたの? 急にやる気になって・・・んっ」
月ねぇが新たな快感に、眉間にしわをよせる。
んちゅ・・・むちゅ・・・ちゅう・・・ちゅう・・・。
片方のおっぱいを吸い、片方はこねまわした。
「月ねぇがあんまり可愛いからさ・・・・・・。もう知らないからね? 後でHしなきゃ良かったなんて・・・言わないでよ?」
「そ、そんな・・・ん。・・・そんな事ゆうわけないでしょう・・・んくっ」
頤(おとがい)をそらし、月ねぇが喘ぐ。
僕のペニスは月ねぇの中で、再び硬さを取り戻し始めていた。
そのまま、月ねぇのオマ○コにチ○ポを突き刺したまま、腰を突き上げる。
「んくぅ・・・くあっ・・・ん・・・ああんっ・・・ぬ、抜かずのニ連戦・・・!?」
「・・・い、いいでしょ? こっちはもう・・・ん・・・スイッチ入っちゃったんだから」
ぶちゅ! ぐちゅ・・・・じゅぼ・・・ぐちゅ・・・ぐちゅん・・・・。
「い、いいけど・・・あんっ・・・で、でも、ちゃんと中で出しなさいね・・・? 抜いちゃダメよ?」
「・・・・さ、さっきも抜かなかったけど・・・どうしてこだわるのさ?」
不思議に思い、そう尋ねる。
「あのね、女の子は中に直接、射精(だ)してもらうと、すっごく気持ちいいの・・・それに・・・」
「うん・・・」
「今日は受精したい気分なの」
・・・にっこりと笑う。
「・・・・ええ!?」
「妊娠・・・・したいの。・・・・だから、ね? い〜〜〜・・・・っぱい出していいのよ?」
「で、でも・・・」
「いーの! ハルは何も心配しなくても。・・・・私が勝手に欲しいと思ってるんだから」
そう言って微笑む。
「気にしなくていいわ・・・だから。おま○こ突きまくって膣内(なか)に出して」
一瞬だけ。ほんの一瞬だけ、ルイさんの顔が脳裏をよぎった。
(ごめん、ルイさん・・・・でも)
(――でも、僕はやっぱり、この人を愛してる)
昔から憧れていた二人の姉。
だからこそ、神楽の家を離れた時。
――僕は、二度とここには帰ってこないと決めたのだ。
僕は彼女たちを捨てた。
重たすぎる彼女たちの愛から逃げて――自分の願いをとった。
それでも――。
(――好きだって思い出して・・・愛してるって言われて・・・また逃げ出すなんて出来ないよな)
――決意して腰をぶつけた。
「ああんっ!」
「いいよ・・・じゃあ、出してあげる。僕も月ねぇが好きだから・・・月ねぇを愛してるから」
「ふ・・ふふ・・・・や、やっと・・・言ったな?・・・あん!・・・んんん〜〜〜〜ッ」
じゅぼ・・・じゅぼ・・・ぐちゅ・・・じゅぽ・・・・。
卑猥な音が風呂場の中で反響する――。
「月ねぇを孕ませるよ? いいね?」
コクコクと、月ねぇは夢中で頷いた。
「じゃあ・・・そろそろ・・・二発・・・目ッ」
ぶばっ。
「はあぁ・・・・ああん・・・・出てる・・・・いっぱい・・・おま○この中で精液とろけてる・・・!」
「まだまだ・・・こんなもんじゃ・・・」
ぐいっ。
月ねぇの上体を抱え起し、対面座位の形にする。
そして肉棒が萎える前に、月ねぇの蜜壷を突き上げた・・・!
「ひあああ・・・・・・ッッ」
月ねぇの体がぶるりと、大きく震えた。
「ちょ・・・ちょっと待って・・・ハル・・・? ま・・・まさか!? ぬ、抜かずの3連射・・・!?」
「・・・・さぁね・・・・。どこまでいけるか分かんないけど・・・とりあえず・・・まだ!」
ガツン!
思い切り突き上げてやる。
「ひく・・・・くは・・・・ああ・・・・あああああああん!!」
絶叫する。
じゅぶ・・・じゅぶ・・・じゅぷ・・・。
「あ・・・・イク・・・イク・・・・・・これじゃ・・・・イキっぱなしに・・・」
「いいよ。イって。・・・・好きなだけ。・・・・・僕も月ねぇに出すよ」
「あ・・・ああ・・・ハ、ハル・・・・う、嬉しい・・・よ?」
「うん」
ズポズポとオマ○コをピストンしながら、目の前の乳首をもう一度吸った。
(え・・・・?)
口の中に甘味が広がる。
慌てて、見直してみると驚く事に月ねぇの乳首から母乳が噴き出していた。
「――つ、月ねぇ・・・コレって・・・!?」
荒い息遣いながら、月ねぇがにっこりと笑みを浮かべた。
「・・・・く、くひっ・・・・か、感じすぎちゃうとね。ミルクが出ちゃうの。・・・・ん・・・んっ・・・体質みたい・・・・い、嫌だった?」
「ま、まさか・・・! とっても美味しい」
ペニスはオマ○コを貫いたまま。
両手でおっぱいをぎゅ・・・と絞った。
ぴゅ・・・ぴゅ・・・ぴゅ・・・。
白い液体が、弧を描いて零れ落ちる。
「あ、は、やああん! も、もっと・・・お、おっぱい、し、絞って・・・!」
「凄いや・・・本当、月ねぇってエッチなカラダしてる・・・」
「そ、そんな・・・そんな事・・・」
「ううん。・・・・嬉しいんだ。だって、これ僕のモノなんでしょう? オマ○コもおっぱいも・・・このミルクも、さ」
「あ・・・・・・うん、そうよ。これは全部、貴方のもの・・・全て、これからは貴方専用よ」
「うん・・・嬉しいな・・・好きだった・・・本当は僕も、ずっとこうなりたかった・・・月ねぇと」
母乳を飲みながら、激しく腰を動かす。
「ひ・・・おっ・・・うひ・・・・・・え・・・え!?」
悶えながら、びっくりした顔で月ねぇが聞き返してくる。
「だから・・・僕も好きだったの。・・・・でもさ、流石に姉弟でそんな事、言ったら気持ち悪いって・・・・思われると」
「え・・・ええ・・・・そ、それ、本当・・・!?・・・ん・・・ん・・・・んんんんん〜〜〜〜ッ」
ぐちゅ・・・ぐちゅ・・・ぐちゅ・・・。
結合部から溢れ出た、精液と愛液の混じりあった液体が、尻の下まで流れ落ち。
腰を動かすたび、ぬるり、ぬるりと下が滑る。
「・・・い、今じゃ・・・く・・・昔の思い出だけどね・・・。月ねぇがまさか、男として見てくれてたなんて・・・当時はわかんなかった」
「・・・・く・・・あ・・・んっ・・・私だけじゃないわ・・・よ」
「え?」
「夜子もね・・・きっと・・・そう思ってる筈だから・・・・あんっ」
「・・・・・・・そう・・・なのかな?」
「多分・・・ね・・・・あぅ!」
「で、でも・・・今は月ねぇだけだよ。・・・・出すよ? そろそろ」
「う、うん・・・イって・・・いっぱい・・・おま○この中で出して!・・・・私を・・・孕ませてぇッッ」
「月ねぇ!」
咄嗟(とっさ)に月ねぇの腰を掴み、ぐぐっと強引に引き寄せる。
亀頭が更に奥に押し込まれ、子宮口に突き刺さった。
「〜〜〜〜〜〜ッッ!?」
ぐり・・・ぐり・・・・ぐぐぐっ・・・ぐりり・・・。
「か、かはっ・・・・ダダダ、ダメ・・・ダメッ・・・ハ、ハル・・・・そ、そこ・・・し、しきゅぅう・・・・!」
「だからだよ・・・月ねぇを・・・孕ませるんだからさ」
「ダ、メ・・・漏れるッ・・・漏れちゃう・・・・!!」
・・ぐ・・ぱぁ。
――亀頭が完全に子宮口をこじ開けた。
「ひ・・・ぎぃ・・・・」
「いく・・・よ・・・」
同時に。僕は無理矢理押さえつけていた射精への欲求を解き放った。
びゅぶばっ!
間欠泉のように噴き上げ、弾けた精液が、月ねぇの子宮の奥を叩く。
「く!」
どびゅーーーーどびゅぶぶぶぶっぶう・・・・・・びゅく・・・ぶくぶく。
子宮の中を、僕の精液が染め上げてゆく。
瞬間。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ」
絶叫を上げ、月ねぇが体を強張らせた。
それでも両足は僕の胴を挟み込んで、貪欲に月ねぇの子宮は精液を飲み込んでゆく。
「あ・・・はぁ・・・・あは・・・ひ・・・アハ・・・さ、三発・・・目ぇ・・・・し、しあわせぇ・・・・」
びゅくく・・・びゅくくく・・・・びゅぷっ・・・どぴゅるる・・・。
まだ、射精は終わりを見せない。
「ん・・・くぅ」
絶頂にがくがくと腰がひくついた。
4回目の射精なのにも関わらず、凄まじい快感と射精量だった。
ぶくぶくと入りきらなかった精液が、泡立ち結合部から逆流し漏れ出す。
「あ・・・濃い・・・・こんなの・・・孕む・・・・子宮に直接・・・こんなに濃いの出され・・・たら・・・・絶対に妊娠しちゃう・・・・・・」
ぷっしゃああああ・・・・。
股間から暖かい液体が流れ出してきた。
「月ねぇ・・・」
「お・・・おああ・・・・お・・う・・・く・・・くひっ・・・」
ぴくぴくと痙攣しながら、まだ、僕をぎゅうっと抱きしめてくる
ぴゅ・・・ぴゅっ・・・ぴゅっ・・・ぷしゃ・・・。
全力で抱きついている、月ねぇのおっぱいからは。
――母乳がかなりの量溢れ、僕の体を濡らしていた。
絶頂の快楽から幾分落ち着きを取り戻すと。
「あ・・・ハ、ハル・・・ごめ・・・ごめん・・・こんなお漏らしなんかするつもりじゃ・・・」
月ねぇが慌てて、謝ってきた。
・・・・とても、あの普段は気丈な月ねぇとは思えない。
「ご、ごめんね。謝るから・・・お姉ちゃんを嫌いにならないで・・・お願い」
「月ねぇ・・・」
「ハルの言う事、何だって聞くから・・・だから・・・」
「・・・・・・・・・」
「せっかくハルが好きだって・・・言ってくれたのに・・・こんな事で、私、またハルを失いたくない・・・!」
そう――月ねぇが抱きついてくる。
その頭を優しく撫でた。
「大丈夫・・・いいよ・・・。お風呂場だしさ。構わないよ、おしっこぐらい」
「ハ・・・・ハル・・・」
「好きだよ。愛してる、月ねぇ・・・」
「ハル・・・ほんと?」
「うん。だから、また次もHしてくれる?」
「え・・・ええ、もちろん! ハルが望むなら・・・何時だってしてあげる」
そう言って、ようやく落ち着いたのか、月ねぇは笑った。
「はは・・・やっぱり月ねぇはそうでなくっちゃ。僕のお姉ちゃんなんだからさ」
「あ・・・ふふ。・・・そうね。お姉ちゃんなんだものね。・・・ちょ、ちょっと今のは焦っただけよ!・・・わ、忘れなさい」
拗ねた表情で笑う。
「うん・・・・あ・・・あとさ、僕は凄く気持ちよかったんだけど・・・月ねぇは・・・どうだった?」
「あ・・・う・・・それは・・・その」
「それは・・・?」
「あ、あのねぇ・・・キミちょっとデリカシーに欠けるぞ?」
「聞いてみたいんだもん。月ねぇの口から直接」
「う・・・そ、そりゃあ・・・き、気持ち良かったわよ・・・そんなのアレだけバカになってたら聞かなくても判るでしょう」
「そうだねぇ・・・普通”おま○こ、いいのぉー”とか中々言えないよね」
「な・・・は、ハル〜〜〜!? あ、貴方ねぇ! 調子に乗るんじゃないの!」
腕をとられ、関節技を極められ。
「痛いっ! ごめ、ごめんって! 謝るから!!」
ぎゃあああああ・・・・!
――僕は絶叫した。
◇
「いいのか? 月ねぇに取られちまっても」
少し肌寒い縁側に腰掛け。そう、陽之介はぽつりと問うた。
雨音は既になく。雨によって浄化された空気はとても澄んでいた。
・・・もうすぐ日が昇る。
「べっつにー。あのブラコンがハルに風呂場でどんなえっちぃ事してようが、ボクには関係ないもーん」
陽之介の隣に同じように座っていた夜子が少しだけ面白くなさそうに返答する。
二人の視線は、ともに白み始めた空に向けられていた。
「ふ・・・そうか」
「・・・・嘘。・・・ホントはすっげー気になってる。・・・気になってるけどさ・・・・ハルがいなくなった時の月ねぇも見てきて知ってるし。・・・まぁ、少しは我慢してやろうかな、って」
「ふん・・・お前だって、あの頃は見れたもんじゃなかったけどな」
「・・・・それでもさ。・・・・ボクは月ねぇほど荒れてなかったでしょ? 月ねぇ、ああ見えて結構弱いとこあるからさー。・・・心配してたんだよね」
「最近は落ち着いてたみたいだったけどな。ようやく吹っ切れたかと思ってたんだが」
「あの様子じゃ、たんに忘れようとしてただけっぽいね」
「それはお前もだろ?」
く、と笑う陽之介。
夜子は口を尖らせると、
「どうしてそうゆうことゆうかなぁ。・・・ボクはいくら寂しいからって、年下の道場生に手を出したりしないもんね」
と言った。
「許してやれよ。一時の気の迷いだろ。・・・藤田が女に振られたとかで寂しそうにしてたから、慰めてあげたくなっただけだ、って本人も言ってたしな。・・・藤田の雰囲気が一見ハルに似てたから・・・てのもあったんだろうが」
「冗談! あんなヤツ、ハルとは似ても似つかないよ。ハルはあんなに性格悪くない」
「それについては概(おおむ)ね同意するけどな。・・・見た目は結構・・・」
「似てないよ。・・・・月ねぇ達は絶対、目が悪いよね。・・・どこをどうしたら、あんなプライドと傲慢の塊みたいなヤツ・・・」
「夜子はオレ達とは違うものが見えてるんだな」
「そうゆうんじゃないよ・・・でも月ねぇがハルの代わりに藤田(アイツ)を選んだんだったら、ボクは納得しない」
「ふ・・・そうか」
「うん・・・・」
そうして。二人は少しだけ沈黙した。
しばらくして。
「・・・アイツ、何があったんだろうな」
陽之介が口を開いた。
「・・・・・・・・・」
「昔から独りで抱え込むヤツだったけど。ますます酷くなってるみたいだしよ」
「ハルは・・・」
「ん?」
「ハルは自分が優れているなんて、絶対に思わないんだよね」
「夜子・・・・・・?」
「完全な無能にして凡才。最初からの・・・生粋な。まるで鎖で地面に繋がれてるみたいに羽ばたけない鳥。――それが周囲の天才を狂わせる」
――夜子は思う。
それが春留の才能。
それこそが――春留の最も根源的な個性なのではないか、と。
「・・・夜明けだ」
陽之介がそう呟いた。
うに。投下終了。
ぎゃあ、今回もなげぇ・・・。
気に入ってくれるかどうか不安ですが・・・。
長文嫌いな人はどうかスルー(ry
・・・感想ください・・・よろしく。
ってヤベ、仕事がけつかっちんなの忘れてた・・・。
まさに絞り尽くされた感じです。神!
でも仕事優先で!
おおっ!いつの間に?!
職人乙!!
とにかく、すげぇ〜と思いました。このシリーズ続けて欲しいっす
174 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 23:19:21 ID:KvmGj9SI
神!…いや、神を超越してます!
乙です!!
GJ
始めの頃の伏線がこんなとこに
魅力的なキャラばかりで悶えます
このまま長期連載にするしかっ とか負担を考えずに言ってみたり
お仕事もSS投下も応援してます
マジ乙です。今回のシチュエーションもかなりツボでした。
望まれて子供を作るっていうのは、親になる人にとっても、生まれる子にも良いですよねー
たとえ二股でも。
お互いに好きであることを確認して、その上で愛する人の子を孕むというのは
読んでいても気分いいですね。
ぜひ、続きを読んでみたいです…
感想ありがとうです。
次も頑張ります。
・・・しかし、改めて見ると文章を書く上での作法ができてないというか・・・。
ミスがところどころあって・・・ちょっと推敲が足らなかったなーと反省。(気づいてる人もいるとは思いますが。流石に自分で晒すのは恥ずかしいのでやめときます。気づかなかった人も無理に探したりしないでね)
い い か げ ん に し ろ
いや、マジでコテかトリはつけてくんないかな
雰囲気乱さないよう、NGでスルーすっから
だって「半年ROMれ」「パクリは止せ月厨」としか言えない
>>181 同意。深くはつっこまないんでコテよろしく。
txtにしてどこかのアップローダーにup
俺はよく分からないが表現が大好きだったぞ。
続きも是非かいてほしい。
とりあえず、エロかったらいいんじゃないの?
ってか、パクリ元が読みたい
エロそうで期待大だ
188 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 19:46:37 ID:iZjKbp9d
保守
孕ませ、か。エロだけ読めばいいやと思っていたら・・・
なんて面白い話なんだ!!
たまらんのでこれ以降もたのむ
月ねぇ の出産シーンとか、書く予定有る? >作者
パクリってなんのパクリなんだろうか?詳細を教えて欲しい。
個人的にはこの話は凄く好きなのでモトネタがあるのなら読んでみたい。
もしも、モトネタと思われるものとこの話が全く同じでないのならこの話は2次ということを表記して
続けてもらいたい。やっぱり原作は表記しないと礼を失すると思うし。
でも、面白いんで続き自体は本当に読みたいです。
193 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 23:44:08 ID:iSBySU/B
おまいらが言ってるパクりって……月姫のことか?
確かには助けられたとかヒーローとか言ってる所は似てるけど…
パクりまではいかないと思うんだが……
てかおれは続きが激しく楽しみだ
月厨ってのはなんにでも○○は月姫のパクリとか認定くだす
韓国人みたいな奴らのことだよ
パクリじゃないだろ。作風が似てるだけでパクリはひどい
荒らしたかっただけだろ
月ねぇのぽんぽこ描写マダー?
なんで月姫のパクリとか言われるかなぁ。
全然違うと思うし、悪いが月姫とはレベルが違うと思う。
中途半端に文体を似せてるからじゃねーの?
確かに作風とかキャラの心理描写は似てるトコある
もしかしたら月姫を元にしてる所もあるのかもしれない
だが、そういうものはパクりとは言わないだろ
作者さんは気にせず続編の投下を楽しみにしております〜
読んでて格闘家という事からなんとなく史上最強の弟子ケンイチを思い出したりしたけど型月作品は思いだせんかった
極端に好きな奴と極端に嫌う奴と両方居るからねえ。
型月関係はおっかないよ。
そろそろ型月の話題を切り上げないと作者さんもやり難いだろうしな
作者さんには「トリップ」「コテハン」「文中に任意の文字(【タイトル】等)とかを
付けてもらって
気にする人はNGにするのが平和的だと思う。
俺は続きを楽しみにしている派なので、めげずに今後も投下してほしいですよ
「これパクリなんじゃないの?」って疑われる時点で
もう駄目なんだよ。出直してこいや
すげぇ暴論だな
パクリ、パクリいってるやつのIDが揃いも揃ってバラバラなことから逆に一人の奴がやってるだけにしか思えない俺。
てっきりどっかのSSをモロぱくったのかとオモタ
文面そのままとかで
・・・・・・内容が違うんならぺつにいんじゃね?
文体くらいなら似ることもあるだろーサ
文体が似てるから云々なんていったら
型月含めエロゲのセックスシーンなんてすべて
だれかのパクリじゃね?とか思う
「あ〜ん」とか「いや〜ん」とか
色んな物をやった人が色んな影響を受けるのは当たり前だし、
自分が良いなと思って取り込んだ技法を駆使して何が悪い?
あっ、俺は書き手じゃないよ。
210 :
名無しさん@ピンキー:2006/03/26(日) 01:40:46 ID:33EDmbWv
保守
春だなあw
作者氏がコテつければ解決、だよな?
マターリマターリ
まったりなんてしてやるもんか、
俺はあと三ヶ月しか生きられないんだ!
十分ジャンw
春。
1/9
すみません。最初に謝っておきます。
今回エロがありません。オチもないです。
ネタとして読んでいただければ幸いです。
不夜城の都市とも呼ばれる歓楽都市ユーロウ。
この都市最大の産業は風俗産業であり、ありとあらゆる快楽の需要が詰まっ
ているとも言われている。
表面上はごく普通の煉瓦造り。
ただこの土地は元々地盤が緩く、何度かの地盤沈下を繰り返してきた。
そのたびに、上に新たな都市を積み重ねてきたため、ユーロウには何層もの
『地下』が存在する。
当然、下層に行くほど暗く生活には不向きであり、裕福な階層が自然上で生
活していくことになる。
とまあ、そういうガイドブックは読んだのだが、百聞は一見にしかず。
黒髪の放浪者、ノア・サイモンはあんまりそういうのを当てにしないまま、
この都市に踏み込んだのだった。
2/9
で。
一週間経過。
通常『地下層』と呼ばれる中流階級層のごく平均的な酒場。
ノア・サイモンはつい三日前に買った奴隷とテーブルで向かい合って、豆茶
を飲んでいた。二十代半ばの、黒髪の青年だ。服も黒、真っ黒だ。
時刻的には夕方だが、地下なのであまりその辺は関係ない。
「……大穴、大当たり」
「半年はここで遊んで暮らせますよ? どうします?」
ノアと新規契約を結んだ奴隷、ソフィー・ノーディンは手帳に現在の所持金
額を書き込みながら尋ねた。
栗色のおさげ髪に眼鏡、動きやすさ重視の上下を着込んだ十代半ばぐらいの
――女の子だ。パッと見、男の子のように見間違える人も多いだろう。
今日の闘技場は、まさかまさかの大波乱であった。
あんな小柄な少年が、たった一人で老舗の娼館の少女五人を相手に勝ち抜く
とは。
もちろん、少年も射精はしたが、それ以上に中出しされた少女達は少年の孕
み奴隷になる約束まで公衆の面前で宣言させられ、もはや立ち上がる気力すら
なく全員気絶という、ほとんど誰も想像しない結末を迎えたのだった。
今頃、老舗娼館の方では、まだ出したりない少年が暴れまわって大変な事に
なっているという情報をソフィーはここの噂話で耳にしていた。受け付け嬢か
ら従業員全員犯され、今は女将が店の前で公開種付けの真っ最中だとか。
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そんな大穴な展開を当てたご主人様は、ひらひらとお気楽に手を振るのだっ
た。
「あいにく、ここに骨をうずめる気はないね。うちの一族は放浪するのが仕事
みたいなもんです。故に、適当に遊んで使ってしまおう。何かいい案あるかね、
ソフィーくんや」
「呼び捨てでいいですってば。ボクは買われた性欲処理奴隷なんですから」
実のところ、ソフィーはとっくの昔にカドワカシに遭い、この都市で売られ
たのだった。昔、どんな村で何歳まで育てられたのかも、本当の名前ももう憶
えていない。
調教の過程で、それは忘却するよう躾けられたのだ。今のソフィーは自分を
買ったノアに従順に仕えるソフィー・ノーディンなのである。
で。
自分以外の男に強姦されたりしたら困るからとソフィーの自衛用にこんな男
の子な格好をさせたりするわりには、どうもこのご主人様は自分が主人という
自覚がないのだった。
「うん、そうなんだけど、慣れるまでちょっと難しい。とりあえずガイドの仕
事をしてくれると大変助かります」
「そうですねー……ようするにノア様はパーッとお金を使いたい訳ですね」
読み書き算盤、ハイスペック奴隷なソフィーはガイド用のページをめくった。
「そ。全部じゃなくて適当に。あ、酒場で金貨撒き散らすのとかはなしね。趣
味じゃない。自分のためだけに使いたい」
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「……といっても、ノア様の場合、大体遊びつくしたんじゃないですか?」
「そうなんだよなぁ……少なくとも、表のはかなりやり倒したと思う」
表というのは、この都市で合法的に行なわれている風俗産業のことだ。
それにしても通常の売春宿からSMやらアナル専門やら結構な種類があるの
だが……。
「……一週間でやり倒しますか」
「そ。一週間でやり倒しました」
何より、金銭の出所がすごい。全部博打で稼いだ金である。
聞くと旅費全部、それで成立しているという。
「その博才があれば、一生安泰ですね、ノア様」
「所詮こんな才能水物さー。で、さっさと決めてくれないか。さもなきゃ、ま
た宿屋でお前さんとイチャイチャになるんだけど」
「特に、ノア様のお好みに合うお店はありませんね」
調べるのやめ、とソフィーは手帳を閉じた。ボクはそっちの方がいい。
「ハイ、そこのガイド嘘つかない。仕事は真面目にやろうな」
主の鋭い指摘に、慌てて手帳を開きなおす。
「りょ、了解しました。その、ですね。お気に召すような店ならいくつか心当
たりがあります。でも、ちょっと危険ですよ?」
「つーと?」
「地下、ちょっと深めに潜りますから」
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「つまり、やばめな店なのか」
やばいといえば下層自体がやばいんですけどね。
犯罪が日常茶飯事な場所だし、小銭目当てで刺されたら、身包みはがれて身
元不明死体になってしまう。
もっともこの場合はそういう『やばい』ではなく、『非合法な店』という意
味でノアは言ったのだろう。
「そうですねー。ご主人様、寝てるのを犯すのと、起きてるのを犯すの、どっ
ちが好きですか?」
「どっちも好き」
即答だった。
「……いや、どっちかでお願いします」
「寝てるのを犯るのは、した事ないなぁ。だから、やってみたいっちゃーやっ
てみたい」
「ご主人様、鬼ですね」
そーゆーの、にこにこしながら言われてもなぁ。
「なんなら、ソフィーさんでもいいんだけど」
「お望みならしますけど?」
「不満そうだな」
「そりゃ、ボクは面白い事何もありませんから」
寝てて、起きたらなんか気だるいですよじゃ、ボクぁー一体何なんだって気
分になるというものである。だがそれが奴隷の務めならばこなすまでだけれど。
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「ごもっとも。それはそれとして、両方するだけの金はあるはずだけど?」
「……はい、とりあえず起きてる方ですけどお店の名前は『原峰亭(はらみね
てい)』。種付け専門店です」
ソフィーは手帳を一ページめくる。原峰亭の詳細な情報が記されていた。
「種付け?」
「子作りですよ?」
「いや、知ってるけど。ははぁ、なるほど、そういう店」
「そういう店です」
「いいね、実にいい。女の子は可愛い?」
「ボクが調べたんですよ?」
不細工のいる店を調べてくるはずがない。
「愚問だった。詳しい情報を頼む」
「場所は下層です。基本的に人間専門。最下層レベルなら、妖精や魔族相手も
ありますけど」
「それもいいな」
「男を妊娠させたり、女が妊娠させたいという欲求も、この辺なら可能ですね」
最下層はちょっとすごい。
触手孕ませとか、触手対触手のよく分からないセックス見世物とか、幼児と
老婆のセックスとか、大抵の需要ならここにいけば存在する。需要がなくても
ある。
「……ちょっとマニアックすぎるな。今日のところはソフィーさんのお薦めで
いこう」
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それでは、とソフィーは一気に案内を開始する。
「店は公開式。内装は通常の酒場と変わりありません。仕切りがありませんか
ら、周りには丸見えです。
ですが、清掃係の女の子がいるので清潔ですよ。ああ、その子も空いていた
ら孕ませられます。
店長は現在三代目で、三十になったばかりのおっとりした感じがする未亡人
です。この人も頼めば孕ませられます。高いらしいですけどね。
年齢層は主に十代半ばから二十歳ぐらいが多いです。その辺も人気の秘密で
しょうか。コック、客室係も女の子です。当然、孕ませ対象になります。
初物はちょっと高めです。調教の時間が掛かってますから。
調教内容は、主にサービスと暗示です。
サービスは言わずもがなですが、暗示が特殊です。胎内に子供を宿すことに
至福を憶えるように、従業員全員が暗示を受けています。どんな男の精子であ
ろうと、それを子宮内で受け入れられれば、この店の女性達にとってはこのう
えない幸せとなります。聞いた情報でもすごいですね。処女だった十代前半の
少女を妊娠させた、四十代の雑貨屋主人の証言ですが、最初から自分で腰を振
って積極的に子種をねだってきたとか、初めてなのに膣内射精と同時に絶頂迎
えたとか……結局念入りに三回注ぎ込んだそうです。あ、お子さんの写真見ま
す?
出勤している女の子はみんな危険日ですし、副作用のない排卵誘発作用をも
たらす薬品も投与してますから膣内射精すれば妊娠間違い無しです。
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女の子はピンでも複数でも可能です。この辺はお金次第ですね。
確かあのお店、母娘で働いてたり、双子もいたはずです。
ああ、そういえば、店長にも可愛い娘さんがいたはずです。上層の学校に通
ってる十四歳。情報では、まだ手がついていないはずですが時間の問題でしょう。
ご主人様は今、お金ありますし、三人ぐらい同時でもいいんじゃないでしょ
うか。
テーブルに押し倒して正常位で犯したり、カウンターの席に座って背面座位
でみんなに膣内射精してる所を見せつけたり、床に女の子を四つん這いに並べ
て順番に種付けしたり、ご主人様の欲求のままに。
孕まされた女性はその後、休暇を取って出産します。希望なら、お子さんの
お持ち帰りも可能です。それまでここに滞在するなり、居場所の連絡はしなき
ゃなりませんけどね。
どうします? 今から行きますか?」
一息ついたソフィーは一息ついて、香茶を飲みなおした。
「うーん、そうしたいところだけど」
「はい?」
「この店、確か即興ありだったよな」
この酒場も、歓楽都市の一部である。
気に入った女の子の給仕がいれば交渉次第で、泊まっている部屋に連れ込む
ことも可能だ。
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そして即興というのは、いわゆる公開プレイであり――。
その意味が、頭に浸透するより早く、顔に血が上る。
下腹部が急に熱く、潤ってくる。
「え? あれ? 何でボク? いやちょっと待って、このお茶、まさかもしか
して」
「ああ、やっと効いてきた? 注文の時にちょっとサインを」
言いながら、ノアはよっこらせと席を移動した。
具体的には、ソフィーの背後に。そのまま、ベルトのバックルを外し、ズボ
ンをひき下ろす。既に湿り気の帯び始めた純白の下着が露になった。
客達も感づき始め、二人に注目し始める。
「や、あ……あの、あの、ご主人様? ボクは今日ちょっと…、…危険日れ…
…薬も飲んれなくて……」
ろれつの回らなくなり始めた口で何とか抵抗を試みるが、ノアには無駄だっ
た。あっという間に下着をずらされ、ノアの膝の上の乗っからせられた。
いつの間にノアが出したのか股間に熱く硬い感触を感じ、さらにソフィーの
淫唇からは涎がこぼれ始める。
「という事は無料か。さーて、みんなに御開帳」
ノアは、後ろからソフィーの太股を担ぎ上げた。まだ使い込まれていない秘
処が、大股開きで公衆の面前にさらけ出される。
そしてそのままノアの肉棒の切っ先が、ソフィーの割れ目へと――。
「ちょ、や、やだー!?」
酒場に女の子の悲鳴がこだまする。
これもまた、歓楽都市ユーロウでは日常茶飯事な出来事なのであった。(終)
何でだろう。
修羅場終わったはずなのにどうしてこんなに忙しいんでしょう。
何か今日も徹夜臭いです……風邪気味なのに。
店内のは、出来れば客何人かの短篇がいいなぁとか、むしろ誰か書いてください。
今回のは何気に色んなスレにいけそうなネタを突っ込みました。
次は出来れば、本番アリなのを……。
とりあえず仕事戻ります、はい。
ではまた。
シェアワールドみたいにすると面白いかもしれませんね。
というか、上の続きを読んでみたいなぁ…
GJ!
闘技場の少年の話も読んでみたいっす
キタコレ! GJ
ほ
も
はらまないから
ほ
と
ば
し
る
あ
ほ
が
精
霊
降
臨
「こんにちは。貴方が落としたのは、金の斧ですか?銀の斧ですか?」
「・・・あの、落としてませんけど」その賢者・・・魔女?は会った瞬間、そんなことを行ってきた。
「むう、これ位の洒落、軽く返してください。それで、用事は何ですか?勇者様。」
「勇者と分かるなら用件は分かりますよね?女帝龍に会う方法を教えてくれませんか?」
見た目14〜16歳の少女が、古典的な帽子を被って鍋を掻き回している。・・・やっぱり魔女か?
「ただで、教えろと?」「無論、私にできる範囲なら何でもやりましょう。」ニヤリ、と邪悪に笑った。
「何でも?」「出来る範囲!!山の頂上の塔登って、ムカデ倒したり、活火山に指輪捨てに行ったり、
空飛ぶ箒に乗って空飛ぶボール捕まえたりするのは無理!!」
「フフフ、そんなに難しくないわ、簡単よ。」輝くような笑顔だが、後光が邪悪に染まってる。
「私を、孕ませて?」――――どう言う事ですか?
なんとなく投下。作者様方、がんばってください。
ほ
っ
246 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 22:23:47 ID:5LTiHKz7
し
ゃ
ん
あ
り
が
と
ね
「この世の全て物語は、三十通りに分類される」と言われている。
逆をいえば、物語は三十通りのもの「しか」ない、ということになる。
「彼女のいない男の子のところに、突然、女の子が転がり込んできた。」
こういう設定を聞いて、あなたは何の物語を思い出しますか?
この設定を聞いた瞬間「○○のパクリだ!」と叩きますか?
何を書いても、どこかで見たような、聞いたような話になる。
人間、考えることみな同じ。そんなに差があるものじゃない。
どこかでインスパイアされ、それを元に組み合わせて出てくる。
世の中の物語は、所詮、そんなもの。
「○○のパクリだ!」と叩くのなら、
プロットでいいから「どんな作品とも競合しない物語」を考えてもらいたいものだ。
「○○のパクリ!」と叩く連中は、当然、出来るのだろう。
人を非難することが出来るのだから。
言い合うつもりはないので、元編集者の戯言として流してください。
内容云々以前に、元○○と付いた発言は信用出来ませんが。
物語の性質なんかの話をしているんじゃない、
単純に読んでて気に入らないから文句をつけているんだ
面白いならパクリだろうがかまわない
元妊婦
>254
『天空の城ラピュタ』思い出しますた
・パクリ批判で空気がおかしくなったよ
・一文字リレーで更に投下しづらくなったよ
・馬鹿が蒸し返して更に投下しづらくなったよ
・「つまらないなら叩く」宣言をするような住人がいると発覚し、
致命傷が入ったよ ←今ここ
いや、つまらないなら普通叩かれるでしょうに。
何でもマンセーなんて、それこそマトモな職人さんを馬鹿にしてるような。
誰が「何でもマンセーしろ」と言ってんの?
「つまらない」なんざ主観だもの。そう感じたならスルーすれ。
わざわざ叩くとロクな事にはならない。
除く:職人自身が「批評を下さい」と言っているケース。
または、誰の目にも明らかに低劣なものは嗤いの対象として叩けばいいし、それが2chだろうけど。
意見が割れうるものに関してはスルーが一番。
特定の読み手が「つまらない」と感じる特定の職人を、精密誘導ピンポイントで叩く事などできない。
叩く人は、悪質でなければ大概はスレを自分の好みに「編制」しようという欲求があるが、全くの逆効果。
必ず他の職人にも心理的ブレーキを与える。
「つまらないなら普通叩かれる」と言うが、盛況なスレは以上のような行儀がいいスレだよ。「普通」は。
262 :
254:2006/04/04(火) 20:46:48 ID:eij1lnqV
金払っているわけでもないのに、随分偉そうだ。
金払っているんなら、つまらなかったらそういえばいい。
でも、「読ませて頂いている」んだよね。タダで。
読んでつまらなければスルーして無視すればいいのに。なんでこんなに横柄なのか。
「自由に書き込み出来る掲示板に、つまらないからそう書いて何が悪い」と思っているのなら大間違い。
よしんば、それを認めるとしましょう。そして、その人を排除していくとする。それで満足か?
書き手はここに書く義務はない。
つまらないという人の言い分をとって、つまらないと言われた人はここに書かずに余所で書けばいい。
つまらないというヤツは、「自分の思い通りの話を書く人」だけ残ればいいのだろう。
自分の思うような作品でなければ納得しなくて叩くなんざ、典型的な自己中のすること。
それが2chだというのなら、私はここで書くことを止めろと進言する。
もっと、ちゃんと評価して育ててくれるサイトはいくらでもある。
自己中の判断で書き手を殺すようなところにわざわざ書く必要などない。
タダで読んでいるくせに、偉そうにいうな。イヤならスルーしろ。
優良なもの読みたければ金払え。世の中、いくらでもある。
そして、金払ってつまらなければ、大いに文句をいえ。誰も止めない。
書き手を育てるのならともかく、書き手を殺すだけのような物言いしか出来ない自己中になんかに、
読ませることはない。
他のスレでは、書くのを止めたというのを見かけたよ。私はその判断は正しいと思う。
「賛辞」が作家を育てるわけじゃない。
「批判」が作家を育てるわけじゃない。
正確な「批評」が作家を育てる。
少なくとも、書いている人を「批判」するなんて、私には出来ないね。
同人であろうとも、書くということは素晴らしいことだから。
初めから巧いヤツなどいるものか。誰だってみんな最初は下手だ。
本人は、どうやってそこから巧くなるかを考える。
周囲は、どうやって巧くなるように育てるかを考える。
そういう関係性で関わっていくんだよ。少なくとも作家と編集は。
別に編集のようになれとはいわない(どうせなれるはずないし)。
だが、もう少し自分の立ち位置を考えた方がいいんじゃないのかね。
書きもしないでつまらないとだけいい、建設的なことは言わない。
一体、何様なんだか。
作家の方。所詮、ここは2ch。
もっといい投稿先はいくらでもある。そういうところに投稿して腕を磨いた方がいい。
書くという行為は素晴らしいもの。上を目指して(趣味なのでお気楽に)頑張って下さい。
今朝、いくつか覗いてみたが、どこも似たり寄ったり。
読み手がこんなにくそみそだとは思わなかったよ。
>>254 >>偉そうにいうな。イヤならスルーしろ。
ここだけ同意
あなたも偉そうです。
あとこのスレが嫌ならできればスルーして欲しい。
>>254 お前さんもウザイ。もう一度自分の書いた文章を読んでみる事をお勧めする。
長文乙
俺はここをたまにロムしてる投下したことない「書き手」だが
なにもよりによってこんなとこでんな主張せんでもと思った
控え室スレとかで言ったほうがいいんじゃね?
書き手や読み手もいろいろいるんだよ
やけに区分けして馬鹿にしてるけどなんかあったのか?
誰が偉いとかの話じゃねえし
娯楽の場で勘違いしすぎ
それと「言い合うつもりはない」と最初に予防線はっといてひとりで踊り過ぎだろ
みっともない
スルー能力を自分自身もうすこし高めよう
元編集者様だそうですから、自分は他より上に立ってると思ってるんでしょう。
―――――この流れここまで 以下何事もなかったかのように作品投下―――――
お前らって、能動的に孕ますのと受動的に種付けさせられるの
どっちがいい?
どっちも(・∀・)イイ!!
断然能動的に植えつけ。男が女に強制的に植えつけさせられるシュチエーションも好き。
かにバサミとか、騎乗位で最後に抱き着いてくるとか。
正常位でフィニッシュ時に腰に足を絡められる。これだね。
夫を愛する妻が、夫以外の種で孕まされるのが好き。
NTRは勘弁してください
俺も能動的なのが(・∀・)イイ
支配欲と本能を満たすコレ最強。
特殊属性は注意書き欲しいよな
NTR、フタ、801、百合はみんながみんな好きなわけじゃない
>275
確かに、受け身で孕ませだと支配されまくりで嫌だw
277 :
GJ:2006/04/06(木) 09:53:25 ID:GoiZUwHC
>276氏
嫌いな奴だっている
誰だって好き嫌いあるモンだ
278 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 12:06:52 ID:CP3Zz/al
保守
NTRってなんですか?
ガチで無知な俺に教えて下さい
寝取られ。
>師匠とボク
続きを熱烈に希望する!
四時五時氏GJ。
属性も予め明記してあるのもgoodです。
カンフルになってここ最近のいやな流れが払拭される事に期待。
プロスパー様が出た時は吹きそうになったけど、らしからぬ良い仕事してますね
---
リンクの頭のhは抜いた方がよさげです。
貼りなおす必要はないですが
ひとつ思った。
>>276だが、ここは種付け孕ませスレなので
801と百合はありえないと思った。
百合はふたなり、801はマライヒと云う逃げ道がある。
287 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 00:45:08 ID:y9JKq6Eb
保守age
ぐお、数日振りにきたら282がもう落とせねえ、鬱だ・・
1週間くらい待っても四時五時氏が降臨しなかったら
横から再Upしましょか
せっかくの投下作品なので皆に見てもらいたいし
師匠とボクの続きまだー?
期待age
292 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 13:19:49 ID:pYZJ0orI
保守
293 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 02:05:11 ID:1k4W+dot
保守
保守はsageでやろうな
保守
296 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/18(火) 00:28:00 ID:EMTAUP9s
保守
保守な
保守ばっかりだなぁ……
わかった。来週辺り時間あったらなんか挑戦してみる。ちょっと忙しい時期だけど
このスレを盛り上げたいからね。
GWが明ける前に投下されると嬉しいですよ
心から応援してます
wktk
そろそろホシュっとくか。
303 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 00:30:48 ID:lZe2FKez
hosu
ほ
保守代わりに、
細々とですが書いてますと御報告を
307 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 19:50:42 ID:fxbMGPr4
師匠とボクの続きまだぁ〜?
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
チン☆ ∧_∧
___\(\・∀・)
\_/⊂ ⊂_)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
|愛媛みかん |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
良スレ発見とほっしゅ
>>307 急かさない急かさない。
お魚氏だって仕事あるんだし、しかもそれに追われているんだ。その合間を縫って書いてくださってるんだから、気長に待とうよ。
それに、四時五時氏も書いてくださるみたいだし、一緒に待とうぜ。
310 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 22:46:22 ID:PaUXVtEj
種まだ?
あなたは、あなただけはーーーーーーー。
<孕ませ神殿売春>
1
「仮成人、おめでとうございます」
薄く割った神酒を僕の杯にそそぎながら、巫女長は祝いのことばをかけてくれた。
「あ、ありがとうございます。……あ、あのっ……」
「わかっております。真の成人の儀のことは、わたくしにおまかせください」
にっこりと微笑んだ巫女長の妖艶さに僕は息を飲む。
彼女――アドレナさんは、<大地の母神>の神殿の長だ。
辺境の都市であるこの街は、帝国の主神である<婚姻と出産の守護女神>よりも、
太古から伝わる大地の女神の信仰のほうが盛んだ。
帝国はそうした古い女神たちが、自分たちの女神の「侍女」、つまり従属女神だと解釈しているし、
それらの信者も、その公式見解には表向きはさからわない。
でも、大地の女神は帝国の守護女神よりもずっと古い存在であることも、
その教義には帝国の道徳に反するものも含まれていることも、
帝国の人間がそれを黙認していることも、僕はもう知っている。
誰に教えられなくても、なんとなくわかっていたけど、
仮成人の証ができた――つまり、僕がはじめての夢精で下着を汚した──翌日に、このアドレナさんに詳細を教えられた。
<大地の母神>は、子孫繁栄を第一の教義とする。
それは帝国の守護女神もかわらないことだけど、それがもっと徹底している。
この街の人間は、帝国市民のように成人年齢がくれば成人とみなされるのではなく、
男女ともに子供を作れる身体であることを示して、はじめて成人として扱われるのだ。
それは、他の都市のように、精通や初潮をもって見なされるのではない。
実際に子供を産むか、産ませるかする以外は「大人になったこと」を認めないのだ。
そしてそのための施設として、この街には大規模な売春神殿がそなわっていた。
2
売春と言っても、お金を取るわけではない。
どの女神の神殿でも、もっとも喜ばれる供物は健康な男性の新鮮な精液と、それによって生まれる子供たちだ。
神殿は人口増加のために存在し、それは、女性の教育機関という意味を持つ。
それぞれの神殿は、信仰する女神の教義にそってその目的を果たそうとしている。
たとえば、<婚姻と出産の守護女神>は、夫にとって最高の妻を作り出すために存在する。
処女の身で神殿に上がった帝国貴族の子女は、そのままどんな男とも交わらずに、
ひたすら婚約者にとって最高の女性となるように貴婦人としての厳しい教育を受ける。
そして年頃になり、迎えに来た婚約者のもとに嫁ぐ。
貞節の女神でもある帝国の守護女神の教えにのっとり、
生涯、夫しか愛さないし、夫としか交わらない。
そして、堅固で安定した家庭を築きながら、女神の秘術によって何人もの子を宿す。
彼女たちは、自分の夫がどうすれば喜ぶのか、夫自身よりよく知っているし、
愛しい配偶者の精を、もっとも良い状態で自分の子宮の中に迎え入れる術も知っている。
だから、この女神の信者の娘は、たとえば僕の母がそうであるように
夫から格別の信頼と愛情と尊敬を寄せられながら、強力な子供たちを産み育てる。
<大地の母神>は、まったく逆の教義で、
男女がひたすら多く交わることで、人口を増やそうとしている。
この女神にとって、夫婦の絆は絶対ではなく、気に入ればどんな男女でも交わっていい。
「まぐわいたい、と思ったとき、そこには女神様の思し召しがあるのです。
そしてそういう時にまぐわえば、妊娠の確立も高いのです。
ですから、たとえば、相手が人妻であっても、自分の母親や姉妹であっても
両者がまぐわいたいと思いさえすれば、交わってよろしいのです」
アドレナさんは、そう説明してくれた。
<大地の母神>の信者は、夫婦交換や近親相姦をタブー視しない。
僕の来ているこの神殿でも、夫のいる女性が多く売春巫女としてはたらき、
見知らぬ、あるいは顔見知りの男の精液を受け止めている。
3
僕は、この街に派遣された執政官の息子で、帝国市民、
つまり<婚姻と出産の守護女神>の信者だから、
<大地の母神>のいう手段──つまり誰か女性を一人以上孕ませること
──をしなくたっても、精通が起きた時点で成人とみなされる。
帝都に戻れば、僕のために神殿で育成されている婚約者がいて、
その娘をむかえて、僕にとって最高の家庭を作ればいい。
だけど、僕はしばらくこの街で執政官の見習いを続ける予定だし、
そして、この街で暮らす以上は波風を立てずに街のやり方に従ったほうがいい、
というのが、父やアドリナさんたち現地の有力者の考えだった。
帝国の辺境支配は、そうした妥協の産物なのだ。
こうした奇妙な風習が守られ続けているのは、世界が歪んでしまったからだ。
神々同士の戦争で全ての男神が滅び、それに従って争った人間界の男たちも大多数が死んでしまったのち、
残された女神たちは、とにかく人間界の人口を増やすことを考えた。
これももう滅んでしまったけど、ある邪神たちがかけた複雑な呪いで、
男子の出生率が百人に一人にまで下げられてもいたので、
女神たちは大急ぎで人間を増やすように導かなければならなかった。
帝国の主神である<婚姻と出産の守護女神>が最も勢力をもったのも、そのためだ。
女神たちは<協定>を結び、互いの教義の矛盾点には目をつぶった。
反目と、嫉視と、勢力争いがお得意の女神たちも、互いに協力せざるを得ない切実な問題に接していたからだ。
人間たちに多くの子供を作らせ、できれば男子を産ませる。
そうすれば、その男子の中からいつかは英雄があらわれ、天に上って新しい男神になってくれる。
女神たちは、男神を得るために、地上での代理戦争を禁じることにしたのだ。
そのためにセックスの奨励と、それに関する教義に対しての寛容さが人間界に満ちた。
たぶん、千年前だったら、夫婦間の貞節を第一の教義とする<婚姻と出産の守護女神>信者の僕は、
乱交や夫婦間以外の妊娠出産も認めている大地母神を崇めるこの街の前を通りかかったら、
その住民を皆殺しにするまで戦い続けなければならなかったのだろう。
少なくとも、こうしてアドレナさんと話をすることなんてとても考えられなかった、と思う。
きっとそれは、ものすごい不幸だったんだろう。
4
「では、今日からさっそくはじめましょう。――私の顔に何か?」
アドレナさんがそう言って微笑んだので、その美貌に見とれていた僕はうろたえた。
「い、いえ、なんでもありません」
「そうですか。――心配することはありませんわ。巫女たちにお任せください。
貴方のために半年も前から準備をしておりますのよ」
「準備って──」
「選りすぐりの売春巫女を用意しているということです。
もちろん、彼女たちはこの半年間、誰にも春をひさいでおりません。
貴方の子種を宿すため、貴方が成人である事を証明させるために、
子宮を空っぽにしてお待ちしておりました」
「ふふふ、この腹帯がその証拠です」
それまでアドレナさんの隣でにこにこと微笑んでいた、副巫女長のイリアさんが立ちあがった。
純白の神殿巫女衣装のウエストの部分に、飾り紐のような帯が何本もゆるく巻きつけられている。
「これは、殿方とまぐわっていないことの証です。月の物が来るたび、一本ずつ増やします。
私は六本──つまり、半年も殿方の精を受けていないのですのよ」
そう言ったイリアさんは、意味ありげな表情で僕を見てから、
身を乗り出すようにして僕のカップに新しい御茶を注いでくれた。
先ほどイリアさんは、この部屋に入るやいなや「今日は蒸しますわね」と神官服の襟元をゆるめていたから、
そういうことをされると、僕の視線は、この神殿一といわれる巨乳に釘付けになる。
「そうそう、成人の儀のちょっとしたコツをお教えしておきますわ。
殿方にとっても、はじめてのまぐわいは一生心に残る大切なもの。
失敗して恥をかかぬように、よく熟れた、手馴れた巫女を選ぶべきですわよ」
「――イリア司教。この神殿の巫女はみな性技に長けておりますわ。
他薦、あるいは自薦にはことばを慎重にお選びなさいな」
「はい。――巫女長」
アドレナさんがちらりとイリアさんを見、イリアさんは首をすくめた。
僕はちょっとどぎまぎした。
アドレナさんのいつもよりもちょっとだけ鋭かった今の声に、
なにか感じるものがあったからだ。
5
……アドレナさんの腰には、あの腹帯が何本か巻きついていなかったっけ?
僕は必死に部屋に入ってきたときのことを思いだそうとした。
ひょっとしたら、アドレナさんも、僕の成人の儀のために準備をしていてくれているのだろうか。
だから、露骨な誘いをかけてきたイリアさんに対して、ちょっと厳しく当たったのだろうか。
それは、つまり、――アドレナさんは僕とセックスしてもいいと考えている、ということだろうか。
売春を行なう神殿では、最高位の巫女長は、最高の売春巫女がつとめる。
アドレナさんも例に漏れず、神殿位置の美貌と性技をもっているといわれている。
この人と交わることが出来たら、最高の初体験になるだろうな、と僕は生唾を飲んだ。
でも、僕がひそかに憧れている巫女長はすぐに冷静さを取り戻した。
「……それでは気になる最初の夜伽のお相手ですが、これは貴方に実物を見ていただいてから
お決めになっていただくことにしましょう」
「え……?」
「何か? 成人の儀の大切な初夜ですから、
大勢の巫女の中から、納得のいくお相手をご自分で選ぶのがよろしいですわ」
そっけないといっても差し支えない、巫女長としての事務的なことばに、
僕はちょっとがっかりしながらうなずいた。
それから重大なことに思い至って、少し焦った。
「で、でも、目の前に並ばれて、その中からひとりを選んだら……」
「選ばれなかった他の巫女の目が怖いですか?
ふふ、売春巫女はどんなお客様の精でも受けとめるのと同時に、
誰にも指名されなかったことを恨まぬように教育されております。
……でも、巫女といえど女ですから、心の底ではそうしたことはあるかもしれません」
アドレナさんは、またちらりとイリアさんを見た。
イリアさんは、そ知らぬふりで、お茶を注ぎなおしている。
「……」
「……」
正副ふたりの巫女長の間に、微妙な空気が漂った。
5
「……貴方がそれを気にするのなら、よい方法があります。<鏡の間>を使いましょう」
反応のないイリアさんから視線を戻したアドレナさんは、にっこりと微笑んで話を変えた。
「鏡の間?」
「こういう場合に、お客が相手の目を気にせずに好きなお相手を選べる方法ですわ。
イリア司教、巫女たちに準備のほうをお願いできますか?」
「はい、巫女長」
イリアさんは立ち上がり、僕に媚笑まじりの会釈をしてから退出した。
準備が整うのを待つ間、僕は、しばらくアドレナさんから
成人の儀についてのいくつかの注意点を受けた。
つまるところ、売春巫女はどんなセックスにも対応できるので、
はじめてといっても緊張する必要はない。
もし子種を巫女の中に放つ前に達してしまっても、別に恥じることはない。
何度でもやり直せるし、今日がだめでも明日、明日がだめでも明後日に成功すればいい。
どのみち巫女が妊娠したかどうかは三月たたなければわからないのだから、
何も気にせずに好きな巫女を選べばいい、ということだった。
やがてイリアさんが戻ってきて、準備が整ったことを告げると、
アドレナさんは別室へ僕をいざなった。
「これは──」
中庭に面した一室は、そちらのほうへ開放されてはいなかったが、庭の様子を見ることができた。
壁一面が、硝子張りになっていたからだ。
そして、その向こうには、全裸の巫女たちが大勢たむろっていた。
「ふふ、この硝子は特別製です。むこうからはこちらが見えませんし、声も通りません」
アドレナさんが中庭のほうを指さした。
たしかに、巫女長があらわれたのに、誰も挨拶をしない。
「この<鏡の間>からなら、相手の目を気にすることなく、品定めをすることができます
巫女たちの裸をよくごらんになって、お好きな巫女をお選びくださいな」
6
「年上、年下、髪の長い娘、短い娘、痩せた女、肉付きのよい女。よりどりみどりですわ。
──もちろん、おっぱいの大きな巫女もおります」
イリアさんが補足説明をした。アドレナさんが、またちらりと見やった。
こんどは、イリアさんはアドレナさんの視線を挑戦的に受け止めた。
だけど僕は、初めてみる大勢の巫女たちの裸にすっかり興奮していて、それを観察するどころではなかった。
「――毛の生えてる巫女さんと、生やしていない巫女さんがいる」
成熟した巫女はみな陰毛を生やしていたが、若い巫女の多くはそこをつるつるにそり上げていた。
「ああ。あれは、正規の巫女と、そうでない巫女見習いとの区別ですわ」
「正規の巫女って……」
「大人の女──子供を産んだことのある女のことです」
そうか、大地の母神の教義では、女は妊娠・出産をしてはじめて成人として認められるのだった。
「陰毛は、女性器を守るために生えるもの。それは、出産の時のための準備です。
ですから、妊娠、出産をした巫女は、一人前の女の証として陰毛を生やす権利を得ます。
まだ子を産んでいない巫女は、陰毛が生えてきてもそり落とさねばなりません」
「つまり、陰毛が生えた巫女は、一度は妊娠したことがある女。
子を産む能力は証明されています。安心してお相手にお選びになれますわ」
イリアさんが意味ありげな視線を投げかけながら、説明した。
副巫女長は、年頃の娘がいる──なのに、こんなに若くて妖艶なのはすごいことだ。
きっとイリアさんのあそこは、堂々と陰毛を生やしているのだろう。
「……まあ、若い巫女は、実績がないだけで、子宮も若く妊娠する能力も高いのですがね。
そのあたりは、貴方のお好みしだいです。両方を試してみることをおすすめいたしますわ」
アドレナさんは、イリアさんのことばをやんわりと否定した。
イリアさんはぐっとつまったように見えたが、すぐに微笑み返して、中庭のほうを指さした。
「そうですわね。坊ちゃまは、同い年あたりの娘がお好みかもしれません。
たとえば、あの巫女見習いのカヤーヌなどは正真正銘の生娘ですわ。――母親の私がいうのですから間違いありません」
イリアさんが指さした先には、ほっそりとした見込み習いがいた。
たしかに顔立ちは、副巫女長に似ている。
この娘は、陰毛をそり落としていた。――あるいはまだ生えていないのかもしれない。
7
「……別に見習い巫女のほうがよい、と言っているわけではありません。
よく熟れた年上の巫女は、初体験にはやっぱりよいものでもあります。――たとえば、あの巫女」
作戦変更したイリアさんに、今度は、アドレナさんが正規の巫女を擁護しはじめた。
アドレナさんは、イリアさんよりずっと若い。
階級が年齢と逆なのは、なにかと軋轢の元になっているのだろう。
どっちも、論戦と言うよりも、相手のことばを否定することに気を使っている感じだ。
アドレナさんが指差した先にいる女性を見て、僕はびっくりした。
「タチアナさんだ──」
それは、僕の向かいの家の奥さんだった。
美人で色っぽいことで有名で、神殿巫女をしていることは知ってはいたけど、
こうして裸になっているところを見ると、あらためて夫がいる身で売春巫女をしていることを思い出させる。
「ふふ、殿方にとって人妻の膣は格別の味といいます。
顔見知りの人の妻とセックスするのはとても興奮するものですから、
精液も濃いものがたくさんでますわ。――それは、つまり、相手を妊娠させやすいということです」
「もちろん、巫女タチアナは、今日のために半年間男とまじわっておりません。
もちろん、旦那様とも。――お向かいの男の子のお相手をするために、夫とセックスせずに待っていたのですよ」
最近、タチアナさんが僕に挨拶するときに意味ありに笑っていた意味がわかった。
知っている女性の裸に、僕はものすごく興奮した。
「……お迷いのようですね。――こういうときは、女性器を見て決めるものです」
あちこちに視線をさまよわせる僕に、アドレナさんがアドバイスをした。
「じょ、女性器ってっ──!?」
「セックスは、殿方の性器と女の性器の交わり。――好みの女性器は、見ればぴんと来ます。
それは女神がもたらすつがい選びのインスピレーションです。
――イリア司教。皆に、こちらに向かって女性器を広げてみせるように伝えてください」
8
「はい、巫女長」
破廉恥な命令に、副巫女長はうなずいた。
そして、自分の神官衣に手をかけると、あっと言う間に脱ぎ捨ててしまった。
「……イリア司教?」
「――私も、あちら側に参加してよろしいでございましょう。交わる準備は整っております」
1メートルを軽くこす白くて大きな乳房と、黒々と生えそろった陰毛をかくそうもせずに、
イリアさんは、上司に向かって不敵に微笑んだ。
アドレナさんの美しい眉が釣りあがったが、巫女長は冷静さを取り戻していた。
「よろしいですわ。――では、みなに、さきほどのことを伝えください」
イリアさんは、大きなおっぱいを揺らすようにして歩いていくと、別の部屋経由で中庭に出た。
声は聞こえないが、皆に何か指示したのがわかる。
巫女たちは、鏡の前にならんだ。
今まで気が付かなかったけど、鏡の正面に向かって、長いベンチが設置してある。
巫女たちはそこにすわって、いっせいに太ももを開いた。
僕がまだ味わったことのない花園が、いくつもいくつも見えた。
イリアさんの、大輪の花のようなあそこ。
その隣で顔を真っ赤にしているイリアさんの娘のカヤーヌは、真珠のような淡い色合いの性器だった。
お隣のタチアナ奥さんのあそこは、楚々として、とても夫がいてしかも売春巫女もしているとは思えない。
僕の頭は、くらくらとした。
「さあ、どの巫女を初夜のお相手にご指名しますか?」
アドレナさんが背後からささやいてくる。
僕は──。
あー、番号間違えた。1−9の連番です。
このスレ新参です。
とりあえず好みが分からないので、セックル前の、書けた所までを投下。
人妻とか子持ち熟女とか、どこまでやっていいのかわからないので、
選んでいただけるとありがたい。
お品書きは
・巫女長アドレナ(普通に最高位の売春巫女)
・巫女長アドレナ(なぜか処女設定)
・副巫女長イリア(爆乳熟女)
・巫女見習いカヤーヌ(処女)
・イリア・カヤーヌ親子丼
・巫女タチアナ(人妻) ダディーヤナさん
・婚約者のために貞節を守って童貞処女の夫婦初夜w
連休中に続きを書きたいと思います。
全部!全部!
…あえて選ぶならアドレナ様か親子丼?
久々に気合いの入った物読ませていただきました
GJ!
つ【誰を選んでも角が立ちそうなので、別のかわいいコを選んでみたら
なんと帝都で教育中であるはずの婚約者だった】
寸止めktkrww
全部っ!全部っ!……といきたいとこだけどアドレナさん処女設定で
っ[ダディーヤナさんに本当に裏切られちゃったりする展開]
夫が。
人妻にいっぴょ〜!
次点で親子どーん。
そして、もし気力があるなら全員相手の大乱交〜!!
GJ
つ ・巫女長アドレナ(なぜか処女設定)
四時五時氏の作品も近日投下に期待
婚約者のために貞節を守って童貞処女の夫婦初夜w
あえて。そうあえて。
俺は・・・決めることができない・・・、
一生童貞でい(ry
人妻巫女タチアナさんでw
無論種付け後もそのままお付き合い→夫から寝取り、だとイイな。
まあ、最後のは微妙にスレ違いになるがw
ここは巫女長アドレナ(なぜか処女)に一票だな
選択ってのは残酷だよなー
全部見たくなるしw
GJ!GJ!
おらぁ巫女長アドレナ(処女設定)がいいなぁ
親子丼に一票〜
イリアは熟女とあるが30にも届いてなさそうだから、カヤーヌと親子丼に一票。
ところでゲーパロって事は原作あり?原作のタイトルなに?
巫女長アドレナ(色んな意味で最高位の巫女)がイイなぁ。
でも、どれも捨てがたい・・!
巫女長アドレナ(処女設定)に一票
実は主人公にベタ惚れだったりするとすごいツボ
とはいえ3ヶ月もあるんだから順番は別にしても全部食っちゃえ主人公
婚約者のために貞節を守って童貞処女の夫婦初夜w
に一票。処女と童貞物に萌える性癖なのです。
ゲーパロ専用氏GJ!!
人妻もイイけど親子丼も捨てがたいなぁ……。
>>335 よく分からんけど、無いと思うよ。女性上位スレでも活動してらっしゃるけど、二次創作には思えないんだよね。
本人から説明あると良いんだけど。
人妻タチアナさんで!
おお、こんなに投票されているとは……。
予想外に処女スキーが多い!
人妻と親子丼も盛り返してきて票が割れてきたw
最大多数の最大幸福を目指して頑張ります。
とりあえず、今日の24:00までの意見を元に書き始める予定です。
>>335 >>339 あー、これはオリジナルです。元ゲームはないです。
コテの「ゲーパロ」は、最近はもう、ずいぶんと書いてませんが、
この板でいちばんはじめに書いたのがウィザードリィシリーズや俺屍などの
ゲームのエロパロばっかりだったからです。
ほほう。ウィザードリィはいいな。
あ、でもBCFとCDSはかんべんな。
まぁ、最終的にはあなたが書きたい方向でどぞ。
つか、こんなに人がいるのかよ、このスレ
(ちなみに俺のリクは昨日済ました)
なんかのTRPGであったような記憶が。>売春神殿
とりあえず俺は親子丼を期待してみる。
>>345 つ【ガープス・ルナル】
アルリアナの乙女と呼ばれる
人妻を、鉄風雷火のごとき人妻を望む!!
巫女長アドレナ(普通に最高位の売春巫女)に一票
もの凄いテクで、主人公が骨抜きにされる話を見てみたい
余裕ができたら全部書いてほしい
>>346 アルリアナの乙女
それって、『アナルあり』のアナグラムなのかなぁ。
まずはGJ!
メインディッシュにいってないのに、設定だけでもうすでに神レベル!
そしてそして
・巫女長アドレナ(なぜか処女設定)
に期待!!
巫女タチアナに一票
他人の妻に種付けというシチュは相当に効く
少数派だけど、イリアさんに一票
全部・・・全部見たいんだ!
でも、あえて選ぶならイリアさんで。
>345-346
それ以前に、つ【史実】
>ゲーパロ専用
こういうネタは大好きだ
書きたいようにガンガレ
・巫女長アドレナ(なぜか処女設定)に一票
ただいまの投票数(先に言うが適当だ)
・巫女長アドレナ(普通に最高位の売春巫女) 3
・巫女長アドレナ(なぜか処女設定) 7
・副巫女長イリア(爆乳熟女) 2
・巫女見習いカヤーヌ(処女)
・イリア・カヤーヌ親子丼 6
・巫女タチアナ(人妻)7 ダディーヤナさん
・婚約者のために貞節を守って童貞処女の夫婦初夜w 2
今のところは巫女長アドレナ(なぜか処女設定)と巫女タチアナ(人妻)が
同数トップだな。
巫女タチアナに一票ノシ
wktk
同じく人妻に一票入れるぜ!
作者の決めた投票締め切りはもうとっくに過ぎてるが、締め切り後に本人登場していないことから、
まだ集計していない可能性もある。
OK、集計していない可能性に期待して人妻に投票する
みんな正直になろうぜ
全員が読みたいって
一応、書き始めてます。
が、今書いているのも、集計した時点では得票数がほとんど同じで
(アドレナ処女、親子丼、タチアナがそれぞれ6−7票)だったので、
決め手になったのはレス内容だったりしますw
いくつかのレスからインスピレーション貰って、この手があった!と、
当初の予定を変更して書いております。
連休中には書き上げたい……。
>>361 それじゃ期待してます〜
全員が出てくるのを(笑)
wktk
寝とられはカンベンだぜ…。
できたー。
投下します。
・巫女長アドレナ(なぜか処女設定)
です。(仕掛けあり)
好みでない人は「ゲーパロ専用」をNGワードに。
<孕ませ神殿売春> 2:巫女長アドレナ
1
「僕は……」
目の前に広がる淫靡な花園から視線を引き剥がしながら、僕は振りかえった。
白い神官服は、売春巫女のものであっても、清楚で美しい。
それはこの女(ひと)だから、特別そう感じるのかも知れないが。
「あ、貴女と交わりたい……のだけど……」
「――!!」
アドリナさんが息を飲んだのが伝わってきた。
「……」
僕は、アドリナさんの返事を待った。
何度も唾を飲み込んで、二人の間に広がった沈黙に耐えようとする。
「――わ、わたくしで、よろしいのですか……?」
やがて、アドリナさんが消え入りそうな声で答えた。
「も、もちろんっ!」
僕が息せき切って答えると、アドレナさんはしばらくうつむいていたが、
やがて、卓の上においてあった鈴を鳴らした。
入ってきた巫女見習いに、イリアさんを呼んでくるように告げる。
イリアさんは、全裸のまま部屋に入ってきた。
大きなお乳をすくい上げるようにして腕組をして、僕に微笑みかける。
もし、他の巫女に決まっていても、そのしぐさの魅力だけで、
おっぱい好きの男なら、決心を翻してしまうかもしれない。
「坊ちゃまのご指名が決まりましたか?」
「……はい。――わたくしを、ということです」
イリアさんは、片眉と唇の端のかたっぽを上げた。
ちらっと皮肉がきいたその表情に、僕は、この胸の大きな美女が、
アドレナさんに何かきついことばを投げかけるのではないか、と心配になった。
なにしろ、中庭に控えた巫女たちの中から相手を選ぶために<鏡の間>を使ったのだし、
イリアさん自身も、僕とセックスする気満々で、その列に加わりさえもしている。
2
中庭の巫女たちへの指名は、ある意味とても公平な選定だけど、
その場に出ず、僕と密室で二人きりだったアドレナさんが指名されたことは、
アドレナさんと反目している副巫女長にとっては、格好の上司責めの材料だろう。
(他の巫女が居ないのをいいことに、不公平な誘惑で自分を指名させたのではないか?)
そう言い立てられたら、アドレナさんはことばに窮してしまうだろう。
僕が、弁明しなければ──。
「――」
「わかりました。それでは、いったん他の巫女たちを解散させます。
お部屋は、塔の最上階をお使いください。あそこが一番静かですから」
しかし、僕が何か言おうとする前に、意外なことにイリアさんはあっさりとそれを認めた。
「ごゆっくり。――巫女長の後で、他の巫女を呼びたければ、いつでも私に申し付けてください」
くすり、と笑ったイリアさんは、僕にウインクをしながら部屋の外に出て行った。
中庭にまわった彼女が、巫女たちを解散させるのを僕は呆然と眺めた。
「と、塔の最上階って……」
「し、神殿の東側にある尖塔ですわ。あそこは最上等の<個室>になっておりますの」
神殿内に、巫女が客を取る部屋は、百近くもある。その中でもっとも良い部屋と言うことだろう。
これからすることを思い出して、僕たちは顔を見合わせて真っ赤になった。
「お、お部屋にご案内いたしますわ。行きましょう」
アドレナさんは、そそくさと立ち上がって僕を先導した。
今にも巫女服の裾を踏んづけて転んでしまいそうな様子だったけど、
僕のほうも負けず劣らずに緊張し、焦っていたので、廊下で足を滑らせそうになった。
ようやく、といった感じで塔までたどり着く。
最上階は、やわらかな日差しが入る、明るい部屋だった。
ベッドと、枕もとの柔紙の箱と、水差し。
上質だが、シンプルこの上ない作りの部屋は、ここが何のための場所かをわかりやすいほどに示していた。
この部屋に入った男女は、互いに交わる以外に何もすることがない。
僕とアドレナさんは、そういう部屋に入ったのだ。
3
「……」
「……」
僕たちは、押し黙ったまま、互いの顔を見詰め合っていた。
何か声をかけたいけど、喉がからからで舌が干からびていた。
僕は、水差しの水を二つのコップに注いだ。
片方をアドレナさんに渡すと、アドレナさんはおずおずとそれを受け取った。
自分の分の水を一気に飲み干すと、ちょっとだけ気持ちが楽になった。
「あ、あのっ──」
「は、はい! な、なんでしょう?」
「い、いや、なんでもない……わけじゃなくて、ああ、そうだ。帯……してないんだね」
「え? あ、はい」
話の接ぎ穂に困った僕は、目に付いたもののことを口にしたが、
それは、意外に重要なことだったかもしれない。
イリアさんが、誇らしげに見せてくれた腹帯。
たしかそれは、一本が一月男と交わっていないことを示す証と言っていた。
アドレナさんの、純白の神官衣のほっそりしたウエストには、何も巻きつけられていなかった。
それはつまり、彼女が他の男と交わってから時がたっていない、ということなのだろうか。
だとしたら、アドレナさんは、成人の儀に必要な準備が整っていないことになる。
では、僕はアドレナさんと交わることが出来ないのだろうか。
──いや。
そんなことは、どうでもいい。
そのことに思い至ったとき、僕の脳裏を占めたのは狂おしいほどの嫉妬だった。
──アドレナさんが、僕以外の男に抱かれている。それも、ごく最近に──。
それは、僕の頭と心の中を、地獄の業火よりも熱い嫉妬の炎で灼いた。
考えれば、それは理不尽な怒りだ。
アドレナさんは、<大地の母神>の巫女長で、それはつまり、最高の売春巫女ということだ。
神殿での職務が忙しいからそうそう客は取らないだろうが、必要なら喜んでそれをする女性だ。
僕が抗議する筋合いのものではない。
でも僕は──それが嫌だった。
4
僕の複雑な表情に気付いたアドレナさんは、しかし、にっこりと微笑んだ。
「わたくしが腹帯をしていないのは、この一月の間に殿方と交わったからではありません。
まだそれをつける必要がない身だからでございますわ。――ほら」
アドレナさんは、左手を僕に見せた。
その薬指には、薄青に輝く宝石がはめこまれた指輪があった。
「あ、それは……」
「<乙女の指輪>。帝国市民のあなたなら、この意味はご存知ですね」
この街で、こんなものを見るとは思わなかった。
これは、貴族の子女が身に付ける処女の証。
薄青の宝石は、女神たちが作った魔法石だ。
持ち主の破瓜とともに、それは真紅に染まって<正妻の指輪>となる
<婚姻と出産の守護女神>の信者の娘は、これを好んで身に付ける。
神殿に昇った日に与えられたそれを、少女時代は純潔の証とし、
結婚後は、そのまま結婚指輪として使う。
結婚し、初夜をすごした次の日の朝、生娘から妻に変貌した娘は、
この指輪をつけた左手を誇らしげに掲げる。
一緒に寝室からでてきた男に自分の純潔を捧げたことを、
その指輪を見せることで、まわりの人間に無言で、しかしあでやかに語るのだ。
──たしかに、この指輪をしている以上、腹帯は必要ない。
過去何ヶ月間男と交わっていないか、というのを証明する腹帯に対して、
薄青の魔法石は、生まれてこの方まったく性交経験がないことを証明するものだから。
でも、なぜこんなものを、<大地の母神>の巫女長のアドレナさんが……?
<婚姻と出産の守護女神>の好みの風習は、<大地の母神>の巫女にとっては、
逆に窮屈なものであるはずだ。
僕は、アドレナさんが処女であることにほっとし、嬉しく思うのと同時に、
彼女がそれをつけていることを訝しく思った。
5
「……こ、この街の民は、帝国にいろいろと妥協しなければならないのです。
とくに支配層の有力者は。──イリアさんなど、たたき上げの巫女たちは、
わたくしたちのこうした態度を、けっして喜んではいないようですが……」
僕の視線に気付いたアドレナさんは、とまどったように目を伏せた。
その、あまり触れられたくなさそうな表情に、僕はかえって納得した。
帝国は、その植民地支配に、色々と手を打っている。
女神同士の協定により、地上での戦争が禁止された世界では、政治的な駆け引きがより重要であり、
そして<婚姻と出産の守護女神>は、それが得意であった。
植民地や辺境の上層部に帝国式の風習を押し付けて、下層民との分断を狙い、
その政治力や発言力をそぐようなことは日常茶飯事だ。
そして、そうした従属国の有力者たちは、それに半ば反発し、半ば迎え入れている。
帝国はアメと鞭の差が著しい国だから、僅かな妥協は、大きな見返りをもたらす。
アドレナさんのような有力者が、帝国文化の真髄といえる<乙女の指輪>を身に付けて、
帝国への恭順を示せば、その代価ははかりしれないものになるだろう。
たとえば、まだ処女であるのに、神殿の巫女長の座につくことができるような。
そうした見返りも含めて、その決断はアドレナさんの意思ではなく、
おそらくは親帝国派であろう、彼女の一族全体の決断であろうことは予想が付いた。
どこの国でも、貴族は、それにつらなる一族の存在が大きい。
(だから、イリアさんはアドレナさんに反抗的なんだ)
ひとつの謎が解けると、すべての謎がつながって解けた。
そして、アドレナさんが巫女長なのに正真正銘の処女であることにも納得がいった。
緊張がほぐれ、僕は知らず知らずのうちに入っていた肩の力を抜いた。
「あ……」
気持ちが楽になると、欲望が、むくむくと持ち上がってきた。
──ズボンの前を盛り上げるくらいに。
それを見たアドレナさんが、真っ赤になる。
そのしぐさに、僕は欲望がさらに高まるのを感じた。
──この女(ひと)の最初の男になる。
それは、僕にとって考えられる最高の幸福だった。
6
「アドレナさんっ!」
僕は、巫女長に抱きついた。
熱い息を吐きながら、彼女の唇を求める。
「あ……」
頬を染めたアドレナさんは、しかし、拒む様子を見せずに、僕を受け入れた。
柔らかな、甘い唇に、僕のそれが重なる。
脳天までしびれる感動に、僕はくらくらした。
未熟者同士二人のキスは、おどおどとした動きから始まったが、
やがてお互いの舌を求めて大胆になってきた。
「んっ……んっ……」
目を閉じたアドレナさんの頬が桜色に染まる。
アドレナさんの舌は、ものすごく柔らかくて繊細だ。
僕の舌は、それを絡めとろうと執拗に巻きつく。
「ああ……」
アドレナさんがもらした甘く吐息は、唇を重ねている僕の口の中に注がれ、
そのかぐわしさに、僕はいっそう興奮した。
「んっ……ふわっ……」
息が続かなくなって、いったん唇を離すと、僕とアドレナさんの唇の間を、
唾液が細い銀色の糸となって伸びた。
「……」
ふいに、僕は、アドレナさんが、今まで僕が思っていたよりもずっと若いことに気が付いた。
巫女長としての立ち居振る舞いとイメージから、僕は彼女をずっと年上と思い込んでいたけど、
こうして間近でみるアドレナさんの美貌には、少女と言ってもおかしくないくらいの幼さが残っている。
きっと僕と同い年くらいか、せいぜい一つか二つ年上だ。
「あ、アドレナさんっ──」
まるで、恋人と会っているような感覚に襲われ、僕は彼女の肩をつかんだ。
「きゃっ」
そのままベッドに倒れこむ。
彼女は小さな悲鳴をあげたが、そのしぐさには僕を拒むそぶりのかけらも見当たらなかった。
7
細くて白い首筋に、僕の唇が這う。
セックスの時の簡単な手順は、神殿の<事前授業>で教えられていたけど、
そうした知識はグルグルと頭の中でまわってまったく役に立たなかった。
今の僕を行為に推し進めているのは、牡としての生殖本能だった。
神官衣を、引き裂くようにしてはだける。
さきほど、鏡越しに見たどの巫女よりも白く、きめこまかな肌があらわになる。
アドレナさんは着やせする人なのだろうか、僕が思っていたよりもずっと大きな胸は、
若い乙女の瑞々しい張りに満ち溢れていた。
「――っ!」
「あっ──ああっ!」
アドレナさんの鴇色の乳首を目にした次の瞬間、僕はそれに吸い付いていた。
乳房を丸ごと口にせんばかりの勢いで、かぶりつく。
左右の乳に音を立てて吸い付くと、アドレナさんは僕の下でのけぞった。
「……」
ひとしきり、アドレナさんの胸を堪能すると、
僕はいよいよ見たくてたまらなかったものへと目標を定めた。
「あ……」
神官衣の裾に手をかけると、アドレナさんは、頬をさらに赤くした。
もじもじして視線をそらす。
しかし、その身体は、緊張してはいるが抵抗する様子はなかった。
それをいいことに、僕は、神官衣を躊躇なく剥ぎ取った。
「おお……」
思わず声が出る。
アドレナさんの白い腹部、白い太もも、そして──。
「――すごい、これが、アドレナさんの……」
衣を脱がすのと同時に、僕は腿をつかんで下肢を(できるだけ優しく)広げていたから、
僕の目には、アドレナさんの秘所が丸見えになっていた。
「ああ……」
アドレナさんが、顔を両手で覆いながら羞恥がきわまった声を上げた。
8
アドレナさんのあそこは、つるつるだった。
恥毛が生えていないのは、<大地の母神>の巫女の流儀にのっとって、
妊娠・出産を経験していないから剃り落としているのか、
それとも単にまだ若いアドレナさんのそこがまだ芽生えていないだけなのか。
僕は後者だと思った。
白く滑らかな肌と、その真ん中の大切な部分。
誰にも汚されていない場所の事を「処女地」と呼ぶけど、僕はその本当の意味を知った。
「すごい……これが、アドレナさんの、あそこ……」
僕は、愛しい人の性器を見て、頭の中が沸騰するかと思った。
「……はずかしい…です。あまり……見ないでくださいまし……」
アドレナさんは、こちらも両手を覆う手指の間から、
もうこれ以上ないというくらいに真っ赤になった顔を見せながら、消え入りそうな声で言った。
「だめ──もっと見たい。アドレナさんのここ」
「ああ……」
僕は宣言どおり、アドレナさんのあそこに顔を近づけた。
どうすればいいのか。
これから何をすればいいのか。
僕は、本能の求めるままに行動した。
アドレナさんの押し広げられた下半身に、顔をうずめる。
「――ひっ!」
アドレナさんが小さな悲鳴を上げた。
ぴちゃ。
ぴちゅ、ぴちゃ。
僕は、<大地の母神>の巫女長の女性器を舐めはじめた。
「ひああっ!――そ、そんな、そんなことっ!!」
アドレナさんが身をよじって悲鳴を上げる。
9
ぴちゃ、ぴちゅ。
ぴちゅ、ぴちゃ。
女の子のあそこをなめるのは、もちろん初めてだけど、
僕の舌と唇はまるで別の生き物のように巧みに動いた。
アドレナさんのあそこは、こうなっていたんだ。
こんな香りがするんだ。こんな味がするんだ。
興奮した僕の舌が、どんどん動きを活発にする。
不思議なことに、さきほどまであんなに喉がからからだったのに、
甘い香りのするアドレナさんのあそこを舐めはじめると、
後から後から唾液があふれ出してきた。
まるで、アドレナさんのあそこを僕の唾液で汚しぬくことを本能が命じたように。
「ひっ、あっ……あっ! だめ、だめです、そんなところを舐めてはっ!」
勢いづく僕とは逆に、アドレナさんは先ほどまでの冷静さを失っていった。
僕にあそこを舐められることに嫌悪感はないのだろうが、
羞恥心が反射的に拒否のことばを口にさせてしまうのだろう。
僕はかまわずに舐め続けることにした。
「たしか、こういうときの女の人の「だめ」は、本当のだめ、じゃないんだよね?」
「そ、そんなっ……」
「だって、アドレナさんやイリアさんが<事前授業>で教えてくれたよ?」
「ひっ……」
ちゅる。
ちゅちゅちゅ。
僕は、アドレナさんのあそこに口をつけて、吸いたててみた。
舌の上に、僕の唾液ではない、かぐわしい液体の味が広がる。
アドレナさんの蜜液だ。
「アドレナさん、濡れてきてるんだ……」
「あ、あふっ……そ、そんなっ、はずかしいこと、い、言わないでください……」
10
アドレナさんは、息も絶え絶えだった。
僕の愛撫で、こんなに感じてくれるなんて。
初めての相手として僕に応じてくれたのだから、
アドレナさんが僕に好意を持っているということは確信していた。
でも、アドレナさんの乱れようは、肉体的なものだけではない。
処女は、きっと身体の反応だけで、こんなに乱れたりはしないと思う。
まるで、待ちわびた恋人が相手の時のような、心のときめき。
錯覚かもしれないけど、僕はアドレナさんからそんなものを勝手に感じて、すっかり嬉しくなった。
舌を丁寧に使って、溝を掘りおこすように女性器を舐めあげる。
アドレナさんが羞恥と興奮とそして快楽の入り混じった小さな嬌声をあげる。
舌の先を尖らせて性器の中にもぐりこませようとすると、
秘所の潤んだ肉は乙女の抵抗をみせたが、男の強引さに負けて僅かな侵入を許した。
柔らかな肉襞がぴっちりと僕の舌を包み込む。
「〜〜〜っ!!」
舌先を引き戻すと、アドレナさんの蜜液が、女性器と僕の唇とを細い糸でつないだ。
はぁ、はぁっ。
アドレナさんは、必死で快楽に耐えている。
僕は、この人に絶頂を与えたくなった。
舌先を女性器の上側に滑らせる。
「ひっ──」
何をされるか悟ったアドレナさんが、甘い悲鳴を噛み殺した。
アドレナさんの、小粒の真珠のようなクリトリスが獲物だった。
ぴちゃ、ぴちゅ、ちゅるん。
舐め上げ、優しく吸い上げると、アドレナさんは下肢はおろか身体全体を痙攣させた。
「ふうっ……ふぅうんっ!」
アドレナさんは、快楽に必死に耐えていた。
11
「アドレナさん……イってもいいんだよ」
僕は、アドレナさんに絶頂を与えようとした。
この女(ひと)に快楽の極みを与えたかった。
でも、アドレナさんは、いやいやするように首を振った。
「アドレナさん、――嫌なの? それとも怖いの?」
考えてみれば、彼女は処女の身だ。自慰の経験があるかどうかも疑わしい。
性的な絶頂感に対する嫌悪感や恐怖感があるかもしれません。
「ち、ちがいますっ……ただ……」
「ただ……?」
「はじめての絶頂は、あなたと一緒に……迎えたいの…です」
あえぎながら潤んだ瞳を向けたアドレナさんの美しさに、僕は呆然となった。
僕がアドレナさんと交わりたいのと同じくらい、アドレナさんは僕と交わりたがっているのだ。
最初の絶頂を一緒に──つまり、僕とのちゃんとしたセックスの中で迎えたいと言ったのだ。
そのことばの意味を理解したとたん、僕の男根は、今まで以上に固くそそり立った。
「い、いいの? アドレナさん。ほんとうに、入れちゃうよ……?」
「来て……ください。わたくしの中に……、あなたと、あなたの子種を、ください」
小さな声で途切れ途切れに言われたことばに、僕は人生最大の衝動に駆られた。
「あ、アドレナさんっ!!」
僕の男性器は、これ以上ないというくらいに大きく膨れ上がり、石のようにカチカチだった。
それを、真珠色のアドレナさんの性器にあてがう。
「ああっ、そ、それが──あなたの……」
ああ、<事前授業>でならった。
はじめての時、男の子は、女の人にたしかこう言うのだっけ。
「あ、アドレナさん、――ぼ、僕の童貞を、初めての子種を受け取ってください」
顔から火が出るほど恥ずかしいせりふだ。
だけど、アドレナさんは、こちらも顔を真っ赤にしてちゃんと返事をしてくれた。
「はい、よろこんで。――あなたの童貞と、はじめての精を受け取ります。
……もうひとつ、私の純潔も、あなたに捧げます──」
その声を聞くやいなや、僕はアドレナさんの中に突き進んだ。
12
「ああっ……ふあっ!!」
「おお……」
僕がアドレナさんの濡れた肉を割って入っていくと、二人は同時に声を上げた。
アドレナさんの声は、破瓜の痛みも混じっていたが、
僕がそれに何か言う前に、アドレナさんはにっこりと笑った。
「――嬉しい。あなたと、一つになれました」
「――っ!!」
そのことばに、僕の生殖本能は最高点に達した。
できるだけゆっくりとアドレナさんに負担をかけぬよう、
でも出来るだけ強く、激しく──矛盾した二つの動作は、牡の本能がやってのけた。
僕が動くたびに、アドレナさんの吐息から痛々しいものが抜けて、歓喜のそれに変わってくる。
「うふう……んむっ……」
二人の唇が自然と重なったのは、アドレナさんが痛みを気にしなくなったのと同時だろう。
僕とアドレナさんは唇と性器の二箇所で粘膜を絡み合わせて一つになった。
ちゅく、ちゅく。
ぎゅぬ、ぎゅぬ。
僕の物を包み込んだアドレナさんの性器が粘液質な音を立てる。
柔らかな、ぴっちりとしたたくさんの肉襞が、僕の男根を全ての方向から包みこんで愛撫する。
「ああっ──す、すごいよ、アドレナさん、すごく、き、気持ちいいっ……よっ…!!」
「ふあっ、あっ……わたくしも、わたくしもですっ!」
アドレナさんの上に重なった僕が何十度目か腰をゆすったとき、今までで一番大きな絶頂が僕を襲った。
口付けを離して、アドレナさんにささやく。
「うわっ、あ、アドレナさんっ……。だ、だめだ。もう、イきそう……」
アドレナさんのとろけたような表情の中で、潤んだ瞳が熱っぽく輝いた。
「――」
僕と交わっている美しい女(ひと)は、無言できゅっと僕を抱きしめた。
手だけでなく、足がすべるように僕の足に絡みつく。
腿と腿、膝裏と膝裏、ふくらはぎとふくらはぎ、すねとすね。足の裏や足指まで。
僕はアドレナさんに絡み取られた。
13
「……こ、こうして、身体を密着させると、子宮の奥に子種が届きやすくなるのです……」
もう一度口付けを求めながら、アドレナさんがささやいた。
「い、いいの、アドレナさん、ほんとに、ほんとに出しちゃうよっ!?
アドレナさんのこと、妊娠させちゃうよっ!?」
愛しい女(ひと)の柔らかな肌が密着すると、女性器さえもがぎゅっと僕を強く抱きしめ、
僕の絶頂間は耐えられないくらいに高まった。
「いいの……ですっ。 アドレナの中に、あなたの精をください……!」
アドレナさんは、下からさらに強く僕を抱きしめて固定した。
「うわあっ、ア、アドレナさんっ!!」
僕は僅かに動くことが出来る腰を、全身全力で動かした。
限界はすぐに来た。
「くふっ、イ、イく、イくよっ!!」
「ああっ、来て、来てくださいましっ!!」
最後の瞬間、アドレナさんは僕の唇を自分の唇でふさいだから、
僕たちはキスをしながら人生最初の絶頂を同時に迎えることになった。
目の前が虹色に、次いで真っ白になる。
どくっ、びゅくっ、びゅるっ……。
男根の律動は、単に性器だけのものではなかった。
射精感は、アドレナさんの中にうずめている下半身を中心にして、
身体全体がアドレナさんの中に溶け込んでいくように強かった。
その放出感は、僕の子種がアドレナさんの子宮に流れ込んでいっていることを実感させた。
僕は、アドレナさんの処女を奪っただけでなく、
今まさに、彼女に自分の子供を妊娠させようとしているのだ。
「あああああああ……」
全身が痙攣した。
精神的な感動に呆然としていた肉体に、快楽が戻ってきたのだ。
14
夢精の時とは桁が違うほどの量の精液を放ったのに、まだ射精をし終わっていないのに、
僕の男根は再び熱く固くなった。
「ひあっ……」
自分の膣(なか)で、それを感じ取ったのだろう、とろけきったアドレナさんが反応した。
「つ、続けるよっ!? いいっ!? アドレナさん!?」
「は、はいっ……。何度でも、何度でも来てくださいっ。アドレナの中に、全部、ぜんぶっ!!」
「ああっ、ア、アドレナさん……っ!」
僕はアドレナさんとつながったまま、何度も続けて射精をした。
アドレナさんは、それを全部、彼女の膣と子宮で受け止めた。
僕たちは、絡み合う二匹の蛇のように、快楽にのたうち、生殖本能に身を任せた。
びゅくっ、びゅるっ、ぴゅくっ。
アドレナさんのあそこは、ぴっちりと僕の男根をくわえ込んでいたから、
優しく圧迫されて、僕の射精は、長く長く続いた。
細い管の中を、ゼリーのように濃い精液がまわりを包み込む肉の抵抗に抗いながら通っていく快楽。
それが、豊穣な湿地のように潤みきった膣の中に迎え入れられ、
奥へ奥へと導かれ、愛しい女(ひと)の子宮の中に流れ込んでいく充足感。
射精が最後まで終わらないうちに、次の絶頂が来て、僕はずっとアドレナさんの中に精液を出し続けた。
僕たちは何度も何度も交わった。
何度も何度もキスを交わし、お互いを褒め称え、愛をささやいた。
そして、二人の間に子供ができるように、何度も何度も女神にお祈りを捧げながら、また交わった
僕の欲望は衰えることなく、体力の限界まで射精を続け、
アドレナさんも、射精されるたびに絶頂を迎えてのけぞった。
やgて、時間の感覚も分からなくなった頃、僕とアドレナさんは、
ベッドに裸体を沈み込ませるようにして気を失い、そのまま眠りに付いた。
15
「――はい。濡れタオルです。これで汗をお拭きください。お食事と飲物は、このバスケットの中に──」
丸一日たって、イリアさんが部屋の外に色々な物を持ってきてくれた。
呼び鈴を鳴らせば、いつでも来てくれたのだけど、
僕とアドレナさんは、お互いとのセックスに夢中で他のことが目に入らなかったし、
限界までむつみ合った後、失神するようにして眠り込んだから、それだけの時間がたっていたのだ。
「ありがとう」
僕はぼんやりしながら、それを受け取った。イリアさんがくすりと笑う。
「その呆けた顔。よほどお楽しみのようですわね。
……ひと段落ついて、他の巫女を呼びたくなったらいつでも声を掛けてください」
「あ……いや……」
僕は歯切れの悪い返事をした。
イリアさんの、神官衣の胸元をゆるめたところからのぞく巨大なおっぱいを見ても、
正直なところ、僕の男根はぴくりとも反応しなかった。
「ごめん、イリアさん、他の巫女さんはいいや。――あ、まだ、いいやってことで……」
言い直したのは、そのままだと、イリアさんにも興味がないという意味になるからだったけど、
実際、僕はアドレナさん以外の女性と交わる気が全然なくなっていた。
「……正直な人ですこと。まあ、何かあれば、呼び鈴を鳴らしてください」
怒るかと思ったけど、イリアさんはにやにやとした笑みを浮かべて僕を眺めた後、外へ出て行った。
僕はバスケットを抱えて、部屋に戻った。
若い牡と牝──僕とアドレナさんの性行為の匂いに満ち溢れた部屋に戻ると、
さきほどのイリアさんではまったく反応しなかった男根が、また天を向いて硬くそそり立ってしまった。
欲望を抑えながら、汗を拭き、食事をし、お茶で割った神酒を飲みながら二人でおしゃべりをしているうちに
また二人の気持ちは限界に達して、ベッドに倒れこむようにして抱き合い、交わり始める。
塔の中から一歩も出ないそんな生活が二ヶ月くらい続いた。
……そして、僕は、待ちに待った知らせと,人生最大の失意とをほとんど同時に受け取った。
「――月の物がこなくなりました」
──アドレナさんが、幸せそうな顔で僕にそう告げた次の朝、彼女の姿は神殿から消えていた。
16
「――もう一杯、いかがですか?」
イリアさんが、僕のカップを見ながら声をかける。
「――あ、ああ。はい。お願いします」
カップに何か入っていれば飲むし、入っていなければ飲まない。どっちでもいい気分だった。
どっちでもいい、というよりは、なんだってもいい、という気持ち。
イリアさんは、そんな僕に何を言うわけでもなく、
お茶で割った薄い神酒を注ぎ直してくれた。
初夜の日に、アドレナさんがすすめてくれた飲み物。
でも、イリアさんが注いでくれたそれは、アドレナさんのそれとは違って、塩からい。
……いや、塩からいのは、イリアさんのせいではなくて──。
ああ。これは涙の味だ。
僕は、また泣いているのか。
最近はずっとそうだ。
アドレナさんがいなくなってから、ずっと。
神殿からアドレナさんの姿が消えた。
どこをどう探しても、誰もアドレナさんの行方を知らない。
誘拐か──、僕は、愛しい女(ひと)が消えたことに驚き、絶望し、
その姿を探して街の中を、ついで外を探した。
でも、アドレナさんは、僕のアドレナさんは、どこへ消えたのか、まったく消息がつかめなかった。
イリアさんや他の巫女たちも協力してくれたけど、結果は同じだった。
神殿は、新しい巫女長がその座に着いた。
いや、その新しい巫女長は、実はアドレナさんの前の代の巫女長で、
神殿での売春で妊娠したために、出産のために一年ほど神殿を離れていたのだ。
ものすごく美人で、妖艶な女性だけど、そんなことはどうでもいい。
それからの僕は、まったく腑抜けたようになってしまった。
まだこの街の流儀による<成人>を迎えていないのに、
僕は、もう他の女性と交わる気をすっかりなくしてしまっていた。
17
アドレナさん。
僕の前から消えた女性(ひと)は、僕の心の全てを奪っていってしまったようだった。
イリアさんをはじめとする、僕のために準備をしていた何人かの巫女たちも、
この間から他の客を取り始めるようになった。
イリアさんも、その豊かな胸の下にあるくびれたウエストには、もう腹帯をつけていない。
娘のカヤーヌさんも、先日初穂をあげたという話だった。
「……アドレナさんの行方は何かわかりましたか?」
「いえ。何も……」
この数ヶ月、もう何度も繰り返された質問。
神殿に来たのに、巫女とも寝ない僕に、イリアさんは辛抱強く付き合ってくれている。
「……坊ちゃま、もしよろしければ、また巫女の準備をいたしますが。
この間集めた巫女は、みなお客様を取り始めて、妊娠した者もおりますが、
二、三ヶ月時間をいただければ、同じ数の巫女をご用意できます」
「……いや、いいよ。――今月中に、僕は帝都に戻るから」
「……そうですか」
父の任期はまだ終わっていないが、僕はいったん帝国に戻ることにした。
アドレナさんが居ないこの街は、僕にとって哀しくつらいだけの場所であったし、
帝都にある<婚姻と出産の守護女神>の神殿から、
僕の婚約者の花嫁修業が終わったので、すみやかに結婚するようにという連絡が来たからだ。
──結婚にも、まだ見ぬ婚約者にも、何も興味もわかなかったが、
それは、帝国貴族としての義務であった。
むろん、何やかやの理由をつけて、半年や一年はそれを先延ばしすることはできたが、
僕はそうした気力さえもなくなっていた。
関心も喜びもないまま、流れに身をゆだねるくらいのことしかできそうになかった。
18
「では、<花嫁の間>へ──。あなたの妻になる女がお待ちかねですわ」
「そうですか」
<婚姻と出産の守護女神>の神殿の巫女は、帝国貴族の結婚式の世話人も勤める。
位階の高そうな、この年かさの巫女は、僕の結婚式の担当だ。
あんまり興味がないが。
ついでに、結婚式も、結婚そのものにも。
帝都に帰ると、とんとん拍子に僕の結婚が決まっていった。
相手──婚約者は、僕が三歳の頃から定まっている。
顔を見たこともない相手だけど、神殿、女神の膝元で育った彼女は、
僕の妻になるべく十数年を過ごしてきた女性だ。
<婚姻と出産の守護女神>の神殿は、教義を堅く守るために、夫にオーダーメイドの妻を作りあげる。
夫の事を知り尽くし、愛し、愛されることに何の疑いも持たない正妻は、堅固で強力な家庭を作り出し、
それは帝国の支配層にとってもっとも効率の良い信者の本拠地となる。
──だけど、僕は、その人を愛せるのだろうか。
僕の心の中には、灰色の砂漠が広がったままだった。
一生を連れ添う女性と、今日はじめて顔を合わせ、式を上げ、その後多分初夜を迎えるというのに、
僕はなんのときめきも感じていなかった。
年かさの巫女に促されて、僕はのろのろと立ち上がった。
長い廊下を歩き、<花嫁の間>の前まで来る。
扉に手をかけた巫女が、ふと、僕のほうを振り返った。
そして、意外なことばを言った。
「一つだけ、ご注意を。――貴方様の花嫁は、すでに処女ではございません。
左手の宝石は、すでに乙女の指輪の薄青ではございませんが、ご了承いただけるよう」
「……え?」
それは、ありえないことだった。
19
<婚姻と出産の守護女神>の信者の娘は、生涯、夫以外の男に身体を許すことはない。
貞節の守護者でもある女神は、数少ない男が妻以外の女性と交わることについては、
「正妻をないがしろにしない範囲において」目をつぶるようになったが、
女性に対しては太古と同じく、徹底した貞操を求めている。
帝国貴族の子女は、どんな理由があっても夫以外の男と性交する状況に陥ったならば、
その場で自決するように育てられている。
いや、誰も見たことがないが、その時、<乙女の指輪>はどす黒い色に染まって
その娘を死に導くとさえ噂されている。
それが──。
(いったい、誰と……)
巫女に聞きかけて、僕は口を閉ざした。
どうでもいい、と思い直したからだ。
僕は、僕の妻になる女性のことを知らない。
いや、帝国貴族なら、ほとんどの男がそうだろう。
<婚姻と出産の守護女神>の信者の結婚は、神殿が秘術をもって占い、定める。
花婿と花嫁がもっとも幸せに、かつ子宝にめぐまれる組み合わせを定め、
それに向かって全てを構築していく。
僕の婚約者が、男性経験がある女性というのなら、それは、きっと意味があるのだろう。
──女神にとっては。
──僕にとっては、どうでもいいことだった。
誰が僕の妻になろうが、その女性が他の男に抱かれた身であろうが、それにどういういきさつがあろうが、
それは、今の僕にとっては世の中全てのことと同様に、灰色に色あせたつまらないできごとに過ぎない。
砂のように乾いてざらついた心が、僕の表情を無にさせる。
「行きましょうか」
心と同じく乾ききった声で、巫女をうながした。
巫女は、驚きも抗議もしない僕を見て、ちょっとたじろいだ風だったが、
うなずいて花嫁の控えの間に僕をいざなった。
「こちらへ。――貴方様の、花嫁でございます」
扉がゆっくりとひらかれた瞬間、僕は絶句した。
20
──扉の向こう、控えの間に、僕が良く知っている女性がいた。
「……あ、アドレナ……さんっ!?」
裏返った僕の声の向こうで、僕の花嫁──僕のために<婚姻と出産の守護女神>が
世界でたった一人だけ選んでおいてくれた女(ひと)が微笑んだ。
その左手には、僕が真紅にさせた指輪が光っている。
「ご紹介します。こちらは今日までは<婚姻と出産の守護女神>の巫女、
これからは貴方様の妻となる女、アドレナ。……そして、そのお腹の中にいる貴方様のご長男です」
「――!!」
アドレナさんは、巫女の衣装ではなく、帝国の様式にのっとった花嫁装束を纏っていた。
そして、そのお腹は豊かに盛り上がっていて──。
「ぼ、僕の子!?」
「……貴方様以外に、貴方様の妻となる女を孕ませることができる殿方がおりましょうや?
……それとも、身に覚えがない、とでも?」
「い、いや、――あるっ! あるよっ!」
僕を案内してきた巫女はじろりと僕を睨んだが、その瞳は笑いを含んでいるようだった。
「……女神様のご神託があったのです。
もちろん、わたくしのお仕えする女神である<婚姻と出産の守護女神>様のほうの──。
私が、かの街で<大地の母神>様の手を借りて、かの女神の巫女としてあなたに春をひさぎ、
「はじめてから百回目までの精」をすべて受け続ければ、きっと男の子を授かることができる、と」
口をぱくぱくさせている僕の後ろから、扉をしめた巫女が説明を引き取った。
どうやらこの巫女も、このことに加わっていた人だったらしい。
「――ただし、その行為の途中で、決してそれを未来の夫に悟られてはならない。
巫女アドレナが貴方様に婚約者と知られてはこの予言は無効となる、
あくまでも<大地の母神>の巫女として交わらなければならない、とも。
ですから、準備にはなかなかに骨を折らされましたわ。
さいわい、かの神殿では巫女長が出産のために里帰りをするということでしたので、
その代わりにアドレナをその後任に据える手が打てましたが。
──神殿の巫女長なら、執政官の息子と自然に接点を持つことが出来ますし、
貴方様が女と交わることが準備できたことの情報も、いち早く手に入れることが出来ました」
21
「あなたを騙すのは、とてもとても心が痛みました。――ああ、あなたと顔を合わすたび、
私があなたの婚約者、未来の妻となる女とどれだけ伝えたかったことか!
でも、そうしたら、女神様のご神託は破れ、この子を授かることができませんでした」
アドレナさんは、愛おしげに自分のお腹をなでた。
「巫女アドレナが貴方様の前から消えたのは、このお子様を守るため。
着床から数ヶ月の間、男子を堕胎させようとする邪神たちの呪いから小さな胎児を守る秘術は、
<婚姻と出産の守護女神>のこの神殿の奥深くに存在いたします。
彼女は、我々数人の巫女を除いては誰にも知られることなく、呪いの目からも逃れて
この数ヶ月をこの神殿の地下の聖なる結界の中ですごしました。
時がたち、もはやいかなる呪いも効かぬほどにお子様がしっかりと彼女の子宮に根付いた今、
晴れて巫女アドレナは、あなたの前に姿を現すことができるようになったのです」
巫女は、呆然としている僕を笑いを含んだ視線で眺めながら説明をしていった。
「イリアさんたちには、悪いことをしました。
<帝国>の威光を借りたごり押しで、短期間とはいえ、巫女長の座を他教の巫女がつとめるなど、
<大地の母神>の巫女にとっては屈辱の極みだったでしょうが……。
けれども、いろいろありましたが、最後にお別れするときは「良い子を産むように」と祝福してもらいました。
処女の身で、あなたにいろいろと男女の事を<事前授業>するのも、とても恥ずかしかったのですが」
「そのことについては、気にやむことはありませんよ。ご協力いただいた<大地の母神>の神殿には
わが神殿から借りを返しておくことにいたしておりますから。もちろん、利子をたっぷりとつけて。
──わが教徒の男の子が一人、この世に生まれてくることに比べたら、どれだけの代価も惜しくはありません」
そうした説明は、僕の耳の中でぐるぐるまわっていて、ちっとも頭の中まで入ってこなかった。
僕はひとつひとつ理解するのをあきらめて、一番大切なことにだけに関心を絞った。
大股でアドレナさんに近づく。
大きなお腹をした僕の奥さんのもとに。
あのなかに、僕とアドレナさんの大事な子供がいる。
僕の心臓はどきどきと高鳴った。
「あの……、僕も、触ってもいい? その……アドレナさんのお腹」
アドレナさんは、微笑んでうなずいた。
「もちろんですわ。お父様の手で、わが子を確かめてくださいまし」
22
花嫁装束の純白の布地越しでも、アドレナさんの体温のあたたかさと、胎児のしっかりとした心音は伝わってきた。
僕の子供!! それも男の子!!
邪神たちの呪いのせいで、女子の百分の一の確立でしか身ごもれない男子は、
世界にとって、それはそれは貴重な存在だった。
女神や神殿はさまざまな予見や秘術をもって、なんとかその確立を増やそうとしている。
そして、運よくその神託を授かった人間は、万難を廃してそれを実現させようとする。
<婚姻と出産の守護女神>の巫女が、女神から神託を授かったのなら、
他の女神の手を借りたり、その神殿に短期間信者の振りをしてもぐりこむくらいのことは許される。
性交の相手は未来の夫であり、妊娠するのはその正規の子供なのだから、なんらやましいことはない。
他神殿に形だけ仕えることや、婚前交渉については、女神自身からの神託があるのだから、
神殿もその遂行を全面的に協力はしても、それを責め立てるようなことは金輪際ありえない。
アドレナさんは、それを実行したのだ。
感動と、興奮が僕を包み込んだ。
僕とアドレナさんは、二人の女神の流儀にのっとって、立派な大人であることを証明したのだ。
アドレナさん。
視線をあわせて微笑み合うだけで、僕の心にあたたかいものが流れ、――そして身体は燃え立った。
──困ったことに、僕のあそこは、こんなときだというのにカチカチに膨れ上がってしまった。
アドレナさんがいなくなったこの数ヶ月、射精はおろか勃起さえ一度もしなかった男根が、
あの日々のように猛烈な精気をまとって復活した。
僕は花婿衣装の前を押さえた。結婚式をつかさどる巫女がこほんと咳払いをしたので、僕は真っ赤になる。
「……貴方様たちに、みっつほど伝えておくことがございます。
ひとつ、出産後はもちろん次の子を授かるよう何度でも交わるべきですが、妊娠中の今は性器での交わりは控えるよう。
ふたつ、そうした時に神殿は口腔性交をすすめております。殿方の精液は良質の栄養、お腹の子の身体を丈夫にできて一石二鳥。
みっつ、花婿花嫁の入場まであと四半時(30分)ほど。――その間に済ませることは済ましておいてください」
言うや否や部屋から出て扉を閉めた巫女のことばを反芻して、僕たち夫婦は真っ赤になった。
そして巫女がすすめたように、衣装を汚さないように注意しながら、
僕はアドレナさんにフェラチオをしてもらった。
妻になる女(ひと)の愛撫は、丁寧で情熱的で、数ヶ月も精を放っていなかった僕は何度も絶頂に達した。
結局、僕の結婚式は、予定より半時(一時間)も遅れた。
皆に祝福と懐妊の驚きと喜びの声をもらいながら、僕は、
やっぱり<婚姻と出産の守護女神>は僕にとって最高の女性を妻として選んでいた事を確信していた。
アドレナさんは、ついこのあいだまで処女の身だったけど、
僕の前で<大地の母神>の巫女長を演じるために、いろいろな性的知識は学んでいた。
そして、僕は、どちらかというとベッドの中では女性にリードされるのが好みの性癖だったらしい。
さきほどのフェラチオの素晴らしさに、僕は、
妊娠中もこの女性を思いっきりむさぼることが出来ることに気が付いて、どきどきした。
アドレナさんも同じ思いだったらしい。
他の人に悟られぬよう──いやばればれだったかもしれないが──、
熱い視線をからませた夫婦の、二回目の初夜も熱いものになりそうだった。
(FIN)
乙!
アドレナさん(*´Д`)ハァハァ
なぜか処女っていう設定の「なぜか」がちゃんと説明されてるのがいいね。
というわけで、
・巫女長アドレナ(なぜか処女設定)
と
・婚約者のために貞節を守って童貞処女の夫婦初夜w
の組み合わせでしたw
>>337と
>>338の連番レスを見てひらめいたw
お品書きの時点ではまったくの別人というか、
この二つの選択肢は、どちらもサブ的なものだったのに、
くっつけたら化学反応を起こした。合計すれば得票も一位だったしw
ゴチ!堪能しましたえ〜
ますます冴え渡る孕ませ魔人恐るべし。
何この理想的展開w 神の仕事。
ぐは、これはやられた、GJ!!!!
孕ませかつ純愛で実にいい、神乙!
ゲーパロ専用殿、あいかわらずGJですな。
395 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 22:52:21 ID:T434n0++
GJJ
GJ!GJ!まさしく神!
でも、やっぱり人妻も見てみたかった……
同じ世界観の別キャラで、何とかなりませんか?とか駄々こねてみたり。
いや、無理にとは言いませんよもちろん。
確かに、これも激しくイイのは間違いないが、人妻を見てみたかったというのも正直なとこだな。
機会があったら人妻Verも…とか言ってみる
ゲーパロ専門さん乙!&GJ!
アドレナタソにハァハァ
>>390 ∩
( ⌒) ∩_ _グッジョブ !!
/,. ノ i .,,E)
./ /" / /"
_n グッジョブ!! ./ /_、_ / ノ'
( l _、 _ / / ,_ノ` )/ /_、 _ グッジョブ!!
\ \ ( <_,` )( /( ,_ノ` ) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ |  ̄ \ ( E)
/ / \ ヽフ / ヽ ヽ_//
GJ
神だ。神過ぎる。
途中から鬱展開かっとどきどきさせられましたが
アドレナさんにはもえさせて頂きました。
ちょwwwww
これはマジでイイな!!
GJとしかいえねぇやw
どのレスにインスピレーションだったのか気になってたけど
2つレスの融合合体とはっ うれしいフェイント
お疲れ様&ごちそうさまでした
自分のレスが創作意欲に影響できたのがちょっとうれしい
>>337
ごちそうさまでした。
GJ!!!
>>390 要望に流されず、要望から独自の発送を得るっちゅーのは中々出来ませんなー
内容も凄く良かったけど、そっちにも結構感動した。
おいおい!凄すぎるだろ!本当にGJです!
まさか二つもの要求にこたえるとは本当に貴方は凄い。
ずっとファンでしたが、更に惚れなおしましたよ
>>390 ゲーパロ専用殿、GJ!
できることなら、全員参加の乱交種付けハーレムも是非!
しかし、結構住民多かったんだねぇ、このスレも。
GJ。
いいものを読ませてもらいました。
よし、主人公を変えて人妻を…w
俺の子種も神に捧げさせていただきました。
孕ませ神殿サイコー
ここは男性の多いインターネットですね
乙!
ふと物語の構想が生まれたのだが、ここって「HR属性に目覚めるまでの道」を描写するっていうのはオッケー?
そこら辺が長くなりそうな話なんで、当然、序盤は属性HR属性かなり薄いです。ってか多分無い。
もし駄目なら他のスレに投稿します。他のスレでも掠る所ありそうなので。
問題ないんじゃまいか
ぜんぜんおk
むしろ、どのスレに掠るのかが気になるな。
wktk
〃 ,-、ェゝキヽ い そこちょっと
, ,.ィエ)__、'^l,l/ , 、
/ fミ ,ィ'ノ ,) ヾ, ヽヽ し・トゥ・れい
〈 t- `ー ' ァリ ノ ノ l、
>>420 ィィィ〜〜〜
ヽ `ト、 / / ,r' ゚ 'iト、
: {::丶-‐彡'> ({ ';ヾ 、
い そー-r''":ヽ ぃ ) ';;;ヽ'ュ、 , ..,,、 ,r- 、、
t:.:.:.:.::::::::ヽ ( ';;;;;ヽ V'{l {i, ソヾィ ト、ヽ
丶ヽ:.:.:.:::::::::ヽ、 ・ ';(ミ,ヽ`t-‐''_,ノィキヽ
ヽzzェ=彡ヘ ヾ;;rくゝミ匸キ-‐-<
) ヾ― ''" ヽ ・. ┌=ゞ' "`ヽ Y'{i,゙{i、'{i,ヽ
'┐ ヽ ヽ. ヾ ・ . ,ィヘ、, r.イ'i{lヽヽヾ、`' .::
` ヽ. 'ミ, 'i, ,ト、、 ,.ィ(゙ヾ `` '` ヽ丶:::::::ノ
ヽ, ヽli;, ヽ,,ィケ `'iヽ、 {、``′ ,::'':.:,ィTハ,`下リ
・ l,_ ,, '':.:.:. /;;l l;`rt-≦ニミヾ>、,、 rtゞ、いヽ.`ヽ
`ヾ、 ⌒ソ;;/,/;;;l l;;;;l`ゝ;;;;;`ゞ`丶<>'(ヘ=>ミ、ヽ、
`ヾ二彡'ノ;;;;//;;/ ゙i;;;;;;;;;;;\ `l゙´{ヾミミ丶
なんだこのスレは!?最高じゃないか!!
>390
そのコンボでくるとは思わなかった。
部外者のアドレナに童貞を奪われ、欲求不満になってしまったイリヤやほかの巫女にもアイの精液を献上したい。
凄い神を見た。
出産後の動向かリセットしてイリアさんキボンヌ!!
某温泉の秘宝館で、エイリアンにさらわれ、受精卵を子宮に強制着床され、
エイリアンの子供を出産させられる、美女達のコーナーがあった。
等身大の模型がエロかった。
>>425 どこの秘宝館か気になる…
てか温泉地ってあのテのものが多いのはなんでだろう。
久々に来たら神スレになってるなw
どこの悲報館なの?
ぜひ見にいきたいんだけれど教えて。
きくちひでゆきエイリアン秘宝館
保守age
なぜ俺はこの神スレを見つけられなかったんだろうか・・
>>431 決まってるだろ?
過去レスを一気読みするためさ。
>>432 どうでもいいが、お前さんIDが眠っとるぞ。
434 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 06:42:11 ID:RWWl31Sb
おはよ
435 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 06:52:36 ID:p66Q3P4s
おはやう。
ルイ姉さんの続きが読みたいです。
お魚さんの新作が読みたいです。
四時五時さんの作品が読みたいです。
欲張りだなw
すでに禿げてるけど同意
437 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 07:51:07 ID:69qUir+l
>>437 宣伝貼るのもよくないけど、h抜きだとリファラを追えないんじゃないの?
・・・ま、業者の心配してもしょうがないけど。
439 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 01:57:26 ID:oSfyLeXy
age
祭りに乗り遅れたのは、きっと俺が涙ぐむのを見られたくなかったからだ
神に感謝しつつ顔射する。
>>390
優秀な子孫を残すために政略結婚させられて中田氏→妊娠
…というシチュにハァハァする奴はおらんか?
王族や聖職者だったりすると萌が増す。
>>441 正直、そのネタで考えていたのですが。
問題はハーレムスレとこっち、どっちが適当かという点なのです。
何せ王子一人に対して、ヒロイン五人なもんで。
いわゆる後宮物語。
内訳はメインヒロイン(貴族の少女。後の王妃)、
サブで妖艶な美女と女騎士と精霊とメイド。
……どっちにしても、長くて終わらないっす。
>443
またまた〜
ヒロイン=腐るほどいる
のくせにい
HR度が高ければ是非こちらへお願いします
ハーレムスレは属性に合わないのでこっちに投下してくれると嬉しい。
>441
成り上がった男が自分の子を産ませるために
聖職のお姫さまを強制的に抱く話は某スレで見た
でもまだ妊娠には至っていないようだった
神官の男が同じく神官の女を孕ませてモノにするために強姦→性奴隷化→妊娠→結婚、の3連コンボの話を読んだことがある。
お前等聖職者だろと小一時間ryだがなかなかの秀作だった。ブクマし忘れて紹介できないのが残念。心当たりある人は情報キボンヌ。
健全系のサイトにこのテの裏ページがあるとは思わなくてびびった記憶がw
<孕ませ神殿>の続き、前半行きます。
今回はセックルシーンまでは行きませんが、
親子丼+母乳系です。
苦手な人は
イリア&カヤーヌ
をNGワードにしてください。
<孕ませ神殿> 3
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:1
「――明日から別の客を取ってもよい、というのですか?」
私のことばに、巫女タチアナはちょっと眉をひそめた。
無理もない。
<成人の儀式>を行なう執政官の息子のために集められ、
入念な準備──つまり半年も男断ちを命じられたあげくに、
その子に抱かれもせずに解散、では売春巫女として立つ瀬がない。
他の巫女は指名されたが自分は指名されずに終了、というのならば、
まだ自分の魅力のせいと納得することも出来るかもしれないが、これは──ある意味、出来レースだった。
それも恐ろしく手の込んだ出来レース。
執政官の息子が選んだアドレナという名前の娘は、ついこの間までこの神殿の巫女長代行だった。
──しかし、その正体は異教の巫女。
<帝国>の女神である<婚姻と出産の守護女神>に仕える娘にして、
あの「坊ちゃま」の婚約者──未来の妻だった。
この世で最も強力な女神が、彼のために、その誕生と同時に
──いや生まれる前の受精卵の段階から丹念に丹念に「作り上げ」てきた女。
たとえ百万人の美姫に囲まれても、あの坊ちゃまはあの娘を選ぶだろう。
姿を見れば眼が選び、声を聞けば耳が選び、匂いをかげば鼻が選び、
同じ部屋に閉じ込めれば生殖本能が選ばせる、「自分にとって最もよいつがい」を。
あの娘は、本人さえも気が気付かぬ、ごく自然なことばや仕草、それに選択のひとつひとつが、
すべて坊やにとってもっとも好ましいものになるよう育てられているのだ。
美貌や肢体や知性や能力などのさまざまな魅力もさるものながら、
それこそが帝国貴族の妻が持つ「最高の武器」だった。
アドレナは、ただ、あの坊やの前に立つだけで、自然と微笑を交し合うことができ、
ただ呼吸をしているだけで、未来の夫を魅了してやまない。
そんな女を交えた出来レースを、一切の手を抜かず、厳格に執り行うことを強制する<帝国>。
──不毛の大地に種をまくような、従属国の悲哀を思い知らされる半年だった。
私や、目の前にいる巫女タチアナなど神殿の幹部数人はこのことを知っていたが、
大多数の巫女はそんなことがあるとは露知らず、期待とともに<準備>を行なっていたのだ。
あるいは、あの坊ちゃまが、アドレナが消えた後で、他の巫女を抱く気になっていればよかったのだが、
残念ながらそうはいかなかった。――予想通り。
タチアナが非難するような目になったのも無理はない。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:2
「……ええ、先ほど本人にも確かめましたが、<準備>していた巫女を解散してよろしいそうです」
私はつとめて事務的に返事をした。
しかし、タチアナは、視線を和ませ、ふっと苦笑を浮かべた。
「アドレナ……<婚姻と出産の守護女神>の巫女。
たいしたものですね。もう未来の夫の心をつかんで離さないでいるわ」
──この街を支配する<帝国>の守護女神は、われらが<大地の母神>の力を借りて
自分の巫女であるアドレナに男子を妊娠させる方法を予見した。
アドレナはそれにしたがい、この神殿の売春巫女のふりをして未来の夫に抱かれた。
効果はてきめんで、彼女は二ヶ月もせぬうちに妊娠し、それが分かった日の夜、
帝都から派遣されてひそかに待機していた数十人の巫女や女騎士たちに大切に守られながら、
邪神たちの呪いから逃れるために、一路、帝都の<婚姻と出産の守護女神>の大神殿へと向かった。
大神殿に着きさえすれば、彼女の出産を妨げるものは何もない。
ついでに、あの坊ちゃまとの結婚にも。
顔を合わせるようになって一年ほど。身体を重ねるようになって二ヶ月ほど。
──その間に、執政官の息子は、(本人は知らないが)自分の婚約者にめろめろになった。
自分が童貞を捧げ、代わりに処女を貰った、相思相愛の初恋の相手に。
だが、<婚姻と出産の守護女神>の策略の緻密さは、それだけにとどまらない。
──妊娠がわかってから、安定期に入るまでの数ヶ月、アドレナは姿を消す。
あの子は自分の前から消えた最愛の女性を想い、人生最大の失意に苦しむだろうが、
それさえも、この先何十年も続くアドレナとの結婚生活を極限まで楽しむためのスパイスに過ぎない。
一度失ってその価値を心の底から実感した「この世で一番大切なもの」を
「幸運にも」もう一度手に入れることができた男は、もう二度とそれを手放さないだろう。
「――ふふ、つかんだのは心だけじゃなさそうね。
あの坊っちゃま、あれからおち×ちんが勃たないそうよ。
もう、あの娘でなければセックスできないみたい。
ふぐりのほうも、未来の妻にしっかり握り締められちゃったようね」
それは、売春巫女にとっては徹底的な敗北を意味していたが、
自分たちよりもはるかに年若な乙女にしてやられた思いは、意外に爽やかだ
──結局、あの娘はどれだけ魅力があろうとも、自分の夫となる男以外にはまったく興味がないので、
多くの男性に春をひさぐ売春巫女の私たちにとって本格的な<敵>にはならないからだ。
いわば、お互いの「生息領域(テリトリー)」が違う。
帝国とこの街、<婚姻と出産の守護女神>と<大地の母神>との関係も、それでうまくいっているのだ。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:3
タチアナと二人で、肩の力が抜けた表情で笑う。
あとは熟練の巫女同士の話──猥談になる。
「……少なくとも、新婚から十年か二十年、あの坊やは、
自分の妻となったあの娘以外の女に見向きもしないでしょう」
「そうね。毎晩せっせと同衾しては、熱心に子種をしこみ、
毎年のように彼女に子供を産ませるにちがいないわ」
「まあ、帝国の貴族様にとっては、それが幸せなんでしょうけれども……」
「ね、あの娘――あの坊っちゃまが一生のうちに作る精液のうち、何割を独占するのでしょうね?」
「そうですね。――あるいはあの坊や、一生あの娘以外に女を知らない人生であっても不思議ではありません」
お茶を三杯ほど飲む間中続いた会話は、年頃の男の子が聞いたら
思わずズボンの前を押さえたくなるくらいに卑猥で際どい。
──どこの売春神殿や娼館でも、控え室の中はこんなものだ。
とくに私と巫女タチアナはその中でも「好き者」の筆頭格。
楽しい猥談がひとしきり続く。
しかし、その中にも、一抹の寂しさがあるのは免れない。
なんと言っても、あの坊ちゃまは、巫女たちの間でも人気のある男の子だった。
育ちも頭も性格もよくて、初心な少年は、
いかにも帝国貴族らしい(この街にとっては)欠点を持ち合わせていたが、
それを補ってあまりある魅力があった。
最良の性交相手が準備されている事実を知っている私やタチアナでさえも、
ひそかに自分が<成人の儀>の相手に選ばれはしないか、
いっそアドレナからあの子を寝取ってやろうか、と思っていたほどだ。
「……ちょっと嫉妬してしまいそうですね。いろいろな意味で……」
タチアナが空になったカップに視線を落としながら呟いた。
夫のいる身で、他の男に心をひかれたり性交したりすることを、<大地の母神>はとがめない。
それをいいことに、この人妻巫女は神殿での売春と自由恋愛を大いに楽しんでいる。
彼女にとっても、あの坊ちゃまは「お気に入り」だったのだ。
私にとっては……。
──いけない。そろそろ頭を切り替えなければ。
私は自分のカップに残ったお茶を飲み干した。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:4
「幸せなのでしょうね――最初に手に入れた女が、自分にとって最高のものだったというのは……」
テーブルの上を片付けながら、タチアナは自分に言い聞かせるように言った。
「ふふ、「それ」に出会う前に他の女で遊んでみるのも、またちがった楽しさだったはずだけど、
残念ながら、あの坊ちゃまは永遠にその機会を逃したようね。
──お互い、あの坊っちゃまのことは忘れましょう。あらためて貴女にふさわしい客を取りなさい」
「ふふ、わかっております。――主人と相談して決めますわ。よい子を孕めるように」
妖艶この上ない表情で答えたタチアナに私は苦笑した。
この人妻だけは、よく分からない。
どこまでも<大地の母神>信者の女にふさわしい言動だが、
あるいは、私と違って彼女には信仰はあまり重要でないのかもしれない。
他の巫女たちに「解散」を伝えるように命じたタチアナが一礼して部屋から出て行った後、
私は娘──カヤーヌを呼んだ。
「――あ、あたし、選ばれなかったんですか? おかあ……いえ、副巫女長」
「カヤーヌ、そういう嫉妬はいけませんよ。
どの殿方とも同じ喜びを持って春をひさぎ、どの殿方の精液も等しく受け入れる。
同時に誰に選ばれなくても恨みはしない。――それが神殿の巫女というものです」
「あ、は、はいっ。……あの、でも、別にあたしは嫉妬とかじゃなくて……」
家に居るときとは全く違った頼りない声でうつむき、
ごにょごにょとことばを濁した娘は、本来は、快活なことでまわりに知られている少女だ。
慣れない神殿での生活は気疲れするのだろう。
春をひさぐ巫女なのに、まだ処女の身であることにも。
自分はともかく、あるいはこの娘にはあの坊ちゃまが食指を動かされる可能性があるかもしれないと
「準備」の巫女たちの中に入れておいたが、ちょっと相手が手ごわすぎた。
この子にはかわいそうなことをしたかも知れない。
初めての相手、それも王子様と言って差し支えない存在に、
大勢のライバルの中から選ばれる──女の浪漫だ。
カヤーヌがそういう結末に期待を抱いていたとしても不思議ではなかった。
「……じゃ、明日から普通のお勤めに戻るわね、お母さま──じゃなかった、戻ります、副巫女長」
だが、意外なことに、カヤーヌはにっこりと微笑みながら顔を上げた。
その笑顔に、私はちょっとどきりとした。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:5
あれは、どういうことだったのだろうか。
部屋に入ってくるときのおどおどとした様子とは打ってかわって
上機嫌で部屋を出て行った娘のことを考えながら、私は神殿の受付のほうにまわった。
ロビーで客の応対をしている巫女たちの中を歩く。
胸に客たちの視線が集まるのを感じた。
──ゆれる乳房は、男の生殖本能を刺激する。大きければ大きいほど。
たとえ貧乳好みの男でも、目の前で動くものがあれば目で追ってしまう。
それは無意識下で性欲を刺激し、精巣の動きを活発化させ、
結局は、相手に選んだ巫女との交わりに良い結果をもたらす。
だから神殿は、乳の大きな巫女はつとめて巫女装束の胸元を緩めるように指導しているのだ。
解散した巫女のうち、すぐに客を取ると言ってきた巫女たちの名札を受付に出すように指示する。
名札を出さないで待機している巫女が控えの間にたむろっていた。
神殿を訪れる客は、やはり色々な巫女と交わりたいという者が多いが、
自分好みの巫女と何度もセックスしたいという客も以外に多くなってきている。
何人かの巫女は、神殿と相談の上、その客専属になっていた。
巫女の数は増える一方だが、客となる男の数は、むしろ減少しているからだ。
専属の売春巫女――それは、巫女服を着て神殿で待機する「妻」と何らかわらない。
帝国が<大地の母神>に容認を与える以上に、この神殿が<出産と婚姻の守護女神>に
影響されていることが大きいのだ。――これも世の中の流れなのだろう。
その流れは、副巫女長の私でさえ免れえ得ない現実だった。
現に、私の娘カヤーヌは──。
「……あ、あのっ……!」
ふいに後ろから声を掛けられ、私は驚いて振り向いた。
まだ少年と言ってもいい若者が、立っていた。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:6
「はい、お客様ですね。ご予約の方でございますか?」
私はにっこりと笑って挨拶をした。
一応確認はするが、この子が予約客でないことはわかっていた。
副巫女長の私は、その日の客の動向を逐一把握している。
今日の予約者に、こんな若い年齢の少年はいない。
「あ、いえ。よ、予約はないんですが……」
この子は、運がいい。
今日は、執政官の息子のために拘束されていたとびっきりの巫女たちが
いっせいに予約の受付を再開する日だ。
大半の者は「解散」命令後、今日は自宅に帰ったが、
最上級の巫女の何名かは、まだ神殿の中にいる。
客が来さえすれば、彼女たちは喜んで売春を再開するだろう。
セックスを生業とする巫女の、数ヶ月の男断ちの後の初めての客。
久しぶりの情交には、普段にもまして濃厚な反応とサービスが伴うだろう。
この子は、普段はめったにめぐりあえない人気巫女の、
数年に一度の最高の状態を味わえるのだ。
だが──。
「あ、あのっ、これから予約できますか!?」
「ええ。待機している巫女の名簿をお持ちします」
「いえっ!! もう決まってます!」
言い切った少年は、空気を求めてあえいだ。
深呼吸を二つ。三つ目の途中でもどかしそうにことばを押し出す。
「――か、カヤーヌちゃん……いや、カヤーヌさんをお願いしますっ!!」
私は、私の娘を指名した少年をまじまじと見つめた。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:7
この少年──見覚えがある。
たしか、この街の<評議会>にも名を連ねる大商人の跡取り息子だ。
もっとも、この街に限らず、<評議会>などの組織にはすべての成人男子が参加している。
女は神殿などの別の組織を使って、都市の運営に携わる。
むろん、男女の組織の間は、緊密で友好的だ。
<評議会>の慰労会は、毎年神殿を半分借り切っての大宴会に定められている。
評議員一人に巫女が十人もつく慰労会は、神殿の腕の見せどころだ。
──しかし、この子が神殿を訪れる年頃になっていたとは──。
私は、「名簿」を閲覧しながらこっそりため息をついた。
今年あたりに<成人の儀>を迎えるという話だったが、失念していた。
あの坊ちゃまの件で大わらわだったからだ。
本来なら、この子のためにも、巫女を<準備>させておく必要があった。
しかし、怪我の功名で、<準備>が出来ている巫女は十分な数がそろっている。
──この少年が指名したカヤーヌも。
ふいに、私は、娘が子供の頃──と言っても今でもカヤーヌは「大人」ではないが──に、
この少年と同じ私塾へ通わせていたことを思い出した。
つい二年ほど前は、机を並べる級友。
その後は、……最近、カヤーヌが街への買い物を積極的に手伝ってくれたわけがわかった。
カヤーヌは、いつも同じ商店の紙袋を抱えて戻ってきた。
私が鈍かったのもあるが、娘は、知らぬ間にずいぶん成長していたようだった。
執政官の息子のための<準備>を解くよう命じられたときのカヤーヌの微笑を思い出す。
──なるほど、そういうことだったのか。
「あの……」
招き入れられた私の執務室で、少年――イドリスという──は、居心地悪そうに身じろぎした。
「――大丈夫です。……カヤーヌを、私の娘を、あなたにお届けしましょう」
「え……娘……?」
イドリス少年は、びっくりしたように私を見た。
恋しい娘とよく似た顔立ちを私の中に見出し、緊張のあまりに忘れていたことを思い出す。
私塾の行き帰りに、何度か顔を合わせたことのある同級生の母親。
「あ……」
どぎまぎとした少年は、顔を真っ赤にしてうつむいた。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:8
「え……、あ、そ、……そのっ……!」
もとからしどろもどろだったイドリス少年は、さらに困惑を深めた。
それはそうだろう。
恋人とのセックスを申し込みに行って、受付を担当したのがその娘の母親だったのだ。
いくら、売春神殿でのこととはいえ、これは恥ずかしい。
ましてや、童貞の男の子にとっては。
「――」
私は、ふいに息を飲んだ。
──どこかで見たことのある風景。
そういえば、この少年は……。
イドリスの経歴を思い出す。
彼の母親は、私が生まれる頃にこの街を統治していた執政官が当時の巫女長に産ませた女だ。
帝国の血筋を引く娘から産まれた少年がカヤーヌに惹かれたのも、あるいは当然のことかもしれない。
カヤーヌの父親も、帝国貴族――何代か前の執政官だった。
ごくり、という生唾を飲み込む音を私は聞いた。
少年のものではない。
聞こえたのは、私の喉もとからだ。
「……よいのですよ。副巫女長として、母親として、
あなたの<成人の儀>と、そのための交わりを祝福します。――ですが……」
私のことばは、すらすらと続いた。
自分が、何をしようとしているかは、よくわかっていた。
「カヤーヌは、五日後にもっとも受胎しやすい期間に入ります。
まぐわいはじめるのは、そのころからにしたほうがいいでしょう」
これは、嘘ではない。
カヤーヌだけでなく、巫女たちの月の巡り会わせについて神殿は、よく把握している。
だが、イドリス少年にはいわないでいることがあった。
「では、別室にてくわしくご説明しましょう。――ご案内してさしあげて」
私付きの巫女見習いに先導されたイドリスが部屋をでていくと、すぐに私は神官衣の中に手を差し入れた。
──濡れている。
指先にたっぷりとからみついた蜜液は、副巫女長のものでも、母親のものでもない。
現役の、それも最高級の売春巫女のもの──いいや、それもちがう。
もっとシンプル──恋し、欲情している女のもの。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:9
深い淵に沈めたはずの記憶は、肉体の刺激で呼び起こされていた。
執政官の息子に好意を抱いていた理由がはっきりわかった。
カヤーヌの父親も帝国貴族。――私は、ずっとその面影を追い求めていたのだ。
そして、イドリス少年は、あの坊ちゃまよりも、それが色濃い。
私のはじめての男の雰囲気が。
「ごめんね、カヤーヌ。――あの子、私に半分頂戴」
抑えきれない情欲に身体をわななかせながら私は蜜まみれになった指を舐めた。
たっぷりと成熟した、牝の匂い。
「ああ……」
乳を揉みしだく。
軽く触れただけで母乳が流れた。
何度も妊娠を経験し、また女神の秘術を授かった私は、孕んでいなくても乳が出る身体だ。
部屋に満ちる牝と母性の匂いが絡み合う空気は、私──イリアそのものだった。
「……大丈夫、あの子をあなたから取り上げたりはしないわ。
でも、愛する女の母親を味わってみるのも、イドリスにとって良いことだと思うの」
一度口に出した欲望は、どんどんと形を作り、高みを目指す。
私は、このまま自慰で達してしまいそうになる自分を必死で抑えた。
この燃え上がった炎は、最良の形で次のまじわりに使えば良い。
イドリス少年には言わなかったことがある。
──五日後からは、私も受胎しやすい時期に入るのだ。
親子丼、作り始めました。出前日未定。
セットメニューで「ミルク飲み放題」付き……?
正直、「自分の力+α」で書けたアドレナの話の後だと、
どのキャラでもキツいけど、ガンガルwww
リアルタイムキター━━━(゚∀゚)━━━!!
良いです良いです。イリアさんエロいです。
続きをマターリ待ってます。
466 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 09:42:10 ID:YoCZ8wjo
こんなに長いプロローグなのに、どうして気にならないんだろうw
本番シーンなしでビンビンになったのはいつ以来だったか・・・・・
wktk━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
>>463 エッチなシーン無しなのに、興奮した…GJ!
親子丼キタ━━━━(^∀^)━━━━ッ!!
wktkwktk
マジでワクテカ
料理を美味しくいただく為の下拵えは終わった。
後は料理を待つだけw
眠気が吹っ飛んだぜ!
473 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 09:51:57 ID:uytNnnnU
ほすあげ。続き待ってます。
474 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 06:34:28 ID:9a5zGX8b
(ΘщΘ)<GJ
475 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 12:01:46 ID:DzAYCoFG
>>475 2ちゃんねるに広告掲載料を払ってくださいね^^
477 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 19:56:36 ID:3kDYGbQF
>>475 自分で晒しちゃだめだお^^
氏ね糞同人が
(まただわ、嫌ね・・・)
気がつくと、こちらを見ている。柏木明日香は、授業中に自分へ熱い眼差
しを送ってくる生徒がいる事に嫌悪感を表した。
(あの目・・・まるで、蛇のよう。怖いわ・・・)
その生徒の名は古田源三。ここ私立ちみどろ高校では、その名を知らぬ
者がいないほどの悪童である。実際、学内では真面目な生徒ほど古田を
忌避し、教師までもが腫れ物に触るような扱いをしている。そうしないと、彼
の者は自分を取り巻く不良仲間を引き連れ、他の生徒から金銭を巻き上
げたり、授業の妨害を図るからだ。言うなれば、愚連隊のリーダー格なの
である。
そんな古田だが、不思議な事に明日香の授業だけは、真面目に受けてい
た。しかも、時間に遅れる訳でもなく、授業の妨害もしない。ただ、机にかじ
りつき、時々、明日香を凝視するだけである。
(まあ、邪魔をされるよりはいいんだけど・・・)
若いとは言え、力のない女教師。もし古田を怒らせて、暴力にでも訴えられ
たら自分は大怪我をしてしまうだろう。それが分かっているから、古田が大
人しく授業を受けてくれる事はありがたい。しかし──
(また見てる・・・)
蛇が小動物を見据えるようなおぞましい視線だけは、いつまで経っても慣れ
る事が出来なかった。
ある日の放課後、帰宅すべく車に乗り込む明日香へ、何者かが声をか
けた。
「よう、先生」
「あら・・・」
声の主は、あの古田である。高校生のくせに無精ひげを生やし、大きな
体を揺らしながら、明日香へと近づいてくる。
「これから帰るのかい?」
「そうよ」
「いい車だね」
古田は明日香の愛車に触れ、ニヤニヤと笑った。その薄気味悪さといっ
たらどうだろう。あばたまみれの顔とずんぐりとした体型は、何世代も前
の猿人のような風体だった。
「あの、何か用なのかしら?」
明日香は急いでる風を装い、問い掛ける。別段、自分は彼の担任でも何
でもないのだ。わざわざ時間を割いてやる必要はない。それを察した訳
でも無かろうが、古田は明日香に向き直って口を開いた。
「先生ってさ、人妻なんだよな」
「結婚してるって事?それがどうかしたの?」
確かに古田の言う通り、明日香は同い年の夫と二人暮し。だが、それが
どうだというのだ。明日香は首を傾げ、相手の言っている事に理解が及ば
ないという様な顔をした。すると、何という事か、古田は次にとんでもない
言葉を放ったのである。
「じゃあ、毎晩、バコバコやってんだ。へへ、先生も可愛い顔して、やる
事はやってるんだろうな」
そう言うと古田は懐からタバコを取り出した。明日香は一瞬、目を丸くし
たがすぐに気を取り直し、つとめて冷静に振舞う。
「言ってる意味が分からないんだけど」
「カマトトぶんなよ。ダンナと、オマンコしてるんだろって話さ」
「オ、オマ・・・」
かっと頭に血が上る明日香。何故、お前のような若造に、そんな事を言
われなければならないのだ。性の営みは恋人や夫婦の物である。やっ
ていようがいまいが、他人には関係の無い話だ。明日香は拳を握り締
め、ワナワナと全身を震わせている。
「ちょっと、あなた」
「なんだい、先生」
ついに明日香も辛抱がきかなくなってきた。名の通った悪童だか何だか
知らないが、教師である自分がこうまで虚仮にされてはかなわない。
言いたい事を言わせて貰わなければ、気がすまなくなっていた。
「ワルぶってるつもりなんでしょうけど、はっきり言って、格好悪いわよ」
「ほう。どこが?」
「女の私をからかいたいんでしょうけど、小便くさいあなたに女の何が分
かるのかしら?分かってても、本で得た程度の知識でしょう?どう見て
も、あなたはもてるタイプじゃないしね」
「フフフ。生っちょろい女の先公だと思ってたが、案外、骨があるな、あん
た」
古田はタバコの煙を噴出し、にやついた。明日香の言葉など、だから何
だと言わんばかりである。
「喫煙なんかして、バカな頭がますます悪くなるわよ。すぐにおやめなさ
い。あと、そのみっともないひげも剃ったら?そうすれば、薄汚い顔が少
しはましに見えるかもよ」
古田の態度に明日香は熱くなり、つい教師としての立場を忘れて侮辱
ともつかぬ文句をたれた。と、その時──
「良く言った。先生、気に入ったぜ」
古田が一歩、前に出て、握り拳を明日香の腹へお見舞いしたのである。
「ぐッ!」
明日香は前のめり、体を二つに折った。すると、この様を見ていたかの
ように、古田の取り巻きが数名、校舎の影から出てきたのだ。
「おい、先公を運ぶぞ。誰か車を運転しろ」
幸い辺りには誰もおらず、古田は明日香を担いで車に乗り込んだ。そ
して、取り巻きと共に学校を後にしたのである・・・・・
十数分後、明日香の車は倒産した運送会社の倉庫前に停まっていた。
すでに業務は停止していたが、電気や水などのライフラインは整って
おり、数ヶ月前から古田達のアジトになっている場所だった。
「あ、あなたたち、こんな事をしてただで済むと思ってるの?」
倉庫奥にある事務所兼、仮眠所のような場所に、明日香は縄で体を戒
められ、天井の梁から吊るされていた。身には糸くず一本、着けてはお
らず、両足は無残にも左右に広げられている。
「いい格好だぜ、先生」
古田以下、数人の不良が素っ裸の女教師を囲んでいた。薄暗い裸電球
ひとつしかない部屋だが、明日香の白い肌は薄闇の中でも、十分に輝い
ている。
「今ならまだ間に合うわ。すぐに私を放すのよ」
「バカ言ってら」
憤る明日香の前にしゃがみ込み、古田はその美しい女体を眺めてみる。
明日香はYの字を逆さにしたような格好だった。縛られた両手首が真上
へ伸びているので、乳房はおろか陰部までも丸見えの状態である。
「毛が濃いな、先生よう。でも、毛並みが悪い。どうせ、ダンナにバコバコ
やられてるせいだろうがな」
古田の戯言に、明日香はきゅっと唇を噛み締めて耐える。怒りで頭が沸
くのではないかと思うほどの屈辱だが、反論する気力は無かった。
「という事は、先生は毎晩、中出しされてるって事か」
「夫婦なんだから当たり前だろう。ハハハ」
取り巻き達もこぞって明日香を言葉で辱めた。獣の如き彼らには、家族
計画などという考えは無く、女と見ればセックスの事しか頭に浮かばない
のであろう。
「陰毛、柔らかいな」
「つッ!」
古田の指が、明日香の若草を摘んだ。それを何度か繰り返し、Vライン
に添って生えている若草全体を愛でる。たまらないのは、明日香の方だ。
「ね、ねえ、古田君」
「なんだよ、先生。今、いいところなんだが」
「お願い・・・もう、十分、辱めたじゃない・・・先生を解放して」
先ほどとは打って変わり、泣き言をたれる明日香。学校から拉致され、服
をむしられた上にこの有り様だ。教師としての尊厳も打ち砕かれ、明日香
は生娘のように泣きじゃくりながら、許しを乞うしかなかった。しかし──
「お楽しみはこれからじゃねえかよ、先生。泣き言は早いぜ」
古田は立ち上がりざまにズボンを下ろし、屹立した男根を放り出したので
ある。
「い、いやッ!」
恐ろしく醜い上に、やたらと大ぶりな男根を目の当たりにして、思わず
顔を背ける明日香。古田のそれは節くれだったようにデコボコで、おま
けに派手な右曲がり。言うなれば、ある種の奇形と言って良い代物だ
った。
「どうだい、先生。ダンナのと比べて。おい、お前らも脱げよ。みんなで、
先生に見せつけてやるんだ」
「おう」
古田の号令の下、取り巻きたちも一斉にズボンを脱ぎだした。それぞれ
大きさにはバラツキがあるものの、どの男根も天を突かんが如く反り返
り、獲物を狙う蛇のように鎌首をもたげている。
「馬揃えならぬ亀揃え。先生、よーく見るんだぜ」
「い、いやあ・・・見せないで・・・」
古田を筆頭に都合、五本の男根が明日香の前に連なった。どれも女を
泣かせる肉の武器としては、上等と言えよう。
「今からこれで、先生のオマンコをかき回してやるからな」
「いや・・・お願い、やめてえ・・・」
すすり泣く明日香。五人の異性と交わるという経験など、これまでの人
生でただの一度すらない。まして、相手は疲れ知らずの青い狼どもで
ある。何時までも何処までも嬲られる事が、目に見えていた。
「助けて、古田君。私、あなたに何も悪い事してないわ。どうして、こん
な目に遭わなければいけないの?」
そう泣き叫ぶ明日香に、古田はただ一言。
「やりたいだけ」
そうして、五人の悪童どもは一斉に明日香の体へむしゃぶりついた。そ
して、薄暗い室内には、夫に操を立てるべき人妻教師の悲鳴が響き渡
ったのである・・・・・
それから二月ほどが過ぎ、明日香はいつも通りに教壇に立っていた。
今、ちょうど授業が終わる所で、礼を済ませたばかりである。
「じゃあ、またね」
そう言うと、明日香はすぐに旧校舎の男子トイレへ向かった。ここは来
年、建て替えが検討されている場所で、今は古田達、悪童が喫煙所と
して使っている。
(急がないと)
教師である以上、廊下は走れない。明日香は大股で歩きつつ、逸る気
をおさえて旧校舎へと向かった。
「おせえじゃねえか、明日香」
男子トイレに入るや否や、古田の取り巻きが明日香を怒鳴りつけた。
しかも、教師を呼び捨てである。
「ごめんなさい。前の授業、教室が遠かったの」
明日香は深々と頭を下げた後、自らスカートを捲った。そしてパンティ
を脱ぎ、トイレの壁に手をついて尻だけを高く上げた。ちょうど、馬跳び
の馬のような格好である。
「ケッ、ユルマンのくせに・・・」
そう言いながら明日香の尻に挑むのは、ついこの間まで彼女を先生と
慕ってくれていた生徒だった。最近の明日香は、古田達の命令により
金次第で誰にでも股を開く女になっている。この生徒も金で明日香を
買った一人だった。
「お願い・・・コンドームをつけてちょうだい」
蚊の泣くような声で哀願する明日香。古田の仕切りで、商売をする時は
避妊具の装着は必要ない言いつけてある。それでも、夫ある身の明日
香は、願わずにいられない。愛してもない男の子供もなど、孕みたくも
ないし産みたくもないからだ。
「バカ言うな。高い金、払ってるんだ。生でやらせてもらうぜ」
「それならせめて、外に出して・・・お願いよ、ううッ・・・」
「うるせえよ。黙って、マンコ締めろってんだ」
涙ぐむ明日香に生徒は男根を挿入した。哀願する女教師に憐憫の情な
ど、欠片も見せなかった。
「おっ、やってるな」
獣のように犯される明日香の前に、あの古田が顔を出した。この頃は彼も
明日香の体に飽きて、滅多に抱く事も無いが、時々こうやって様子を見に
来るのである。
「ふ、古田君!」
明日香は古田を見るなり、白馬に乗った王子様を待ちかねていたような
笑顔を作った。彼の者に縋れば、今の状況もあるいは──そんな思いが
あった。
「お願い、古田君・・・何でも言う事聞くから、コンドームだけは着けて貰っ
て。お願いします」
生徒の男根を根元まで受け入れつつ、明日香は涙ながらに訴えた。この
ままでは、夫以外の子種で孕む事となる。人の妻として、それだけは何と
か避けたかった。逆に今まで、難を逃れて来られたのが不思議なくらいな
のだ。
「今日だって、もう三人目・・・実は今日、危険日なの・・・危ないのよ」
放課毎に娼婦の真似事をしているため、明日香の膣内はいつも若く新鮮
な精子が泳いでいる。それがいつ、実を結んでしまうかもしれないのだ。
いや、もう結んでいるかもしれない。そうすれば明日香は夫へ何と言えば
良いのだろう。まさか生徒に犯され、妊娠しましたとも言えまい。
「古田君・・・ううん、古田様・・・どうか、どうか・・・」
手を合わせ、必死の形相で頼み込む明日香。しかし、古田はにやつくだ
けで、何も言わない。
486 :
おしまい:2006/05/30(火) 00:07:01 ID:Kpb1Sbyn
「おい、ユルマン。こっちに気を入れろよ」
「ああ、ごめんなさい・・・古田様、お願いです・・・お願いよう・・・」
生徒が尻を平手で叩くと、明日香は腰の動きを合わせつつ、古田を拝み
見た。もう他に頼るべきよすがは無いのだ。しかし──
「悪いが先生、俺はもうあんたに飽きてるんだ」
古田は踵を返し、トイレを後にしてしまった。そして、旧校舎全体に女教師
の悲鳴が響く。
「もう、いやあ!だったらせめて、古田君!あなた専用にして!私、もうこ
んな事は嫌なのよ!助けて!」
「黙れ、こいつ」
男根を挿入している生徒と、取り巻き達が明日香の頭を押さえ込む様子を
見て、古田は笑った。こちらも彼ら同様、女教師に対する憐憫の情は欠片
も無い。
「出来たっていいじゃねえか、先生。どうせ、ダンナともやってんだろう?」
「そんな!古田君、私、何でも出来るわ!あなたのために、精液も飲んで
あげられるし、お尻でもさせてあげるわ!だから、だから・・・」
明日香の語尾は、次第に小さくなっていく。今の状況がどうにもならぬ事を
悟ったのであろう、絶望すると同時に、その場へ倒れ込んでしまった。
「ちっ、このユルマン、壊れやがった」
生徒はトイレの床にくず落ちた明日香を案ずる事もなく、身勝手な射精を
行った。もちろん、子種はすべて膣内に放ってある。若く濃い精液だった。
「あはは・・・私、妊娠しちゃうわ・・・夫でもない男の・・・こ・・ども・・・」
明日香は何かぶつぶつと言っているが、すでに旧校舎を離れた古田の
耳には届かない。果たして夏を迎えるまで、この女教師は教壇に立ってい
られるのだろうか。その答えは、誰にも分からない。
>>478-486 陵辱系の話なら事前注意を入れてくれまいか。
そういうのが全く駄目な人もいるって事を忘れないでくれ。
注意してくれ…鬱になっちまった。
ごめん
さいしょのふたコマ見りゃだいたい想像がつくだろうに。
ま、注意文を入れるべきであるというのは同意であるにしても
とりあえずGJですよー
乙〜
だが483の最期がなぜ省略形なんだっ
492 :
名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 18:38:36 ID:gsFyeCH9
最初で凌辱って予想つとオモ。
最後までしっかり読んで文句言うなよw
GJでした!!
GJ!!!
つーか、不特定多数が読み書き出来る掲示板に来て
自分の好みのじゃない作品が出てきたからって
それを理由に、事前に警告しろとか、身勝手杉
どこまで、おこちゃまなんだ、この馬鹿どもは
OKみなさん、荒らしですよー。
スルーですよー。
スルーしましょうねー。
ゲーパロ専用さん来ないな。
この流れが嫌になったのか?
右から左に書けるわけないだろ
力入れて書いてるみたいだし
おとなしく待つべし
498 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 20:02:21 ID:Jtjqnm/w
うむ。
>>497さんの言うとおりですな。
というわけで保守age。
すいません、なんかおかしな方向に持ってっちゃって。
ゲーパロの旦那、出番です。パゲ太でした。
ゲーパロ専用さんばかり持ち上げられてるけど、
他の職人さんもこのスレはクオリティ高いですよ
新規職人さんでも誰でも良いので餌投下マダー
剥げ尽きるまで同意。
読み手としてもこのスレをとても楽しみにしてます。
つか、
>>435です。もちろん他の新規職人さんも含めてです。
>>449 GJです。エロいです。
そんなこと言わずに、また投下してください。
私も黒エンドなSS書いて賛否両論もらって凹んだことありました。
それでそういうのをまったく書かなくなったわけじゃなくて、
逆に注意書きとか色々覚えて幅が広がったような気がします。
次回作を楽しみにしてます!
>>499 俺は存分に堪能したぜ!次回作に期待する。
506 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/10(土) 18:58:57 ID:CKZR1xVG
ほしゅ
<孕ませ神殿>の続き、後半行きます。
属性:親子丼+母乳、ちょいショタ?です。
苦手な人は
イリア&カヤーヌ
をNGワードにしてください
<孕ませ神殿> 3
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:10
私が部屋に入ったとき、担当巫女による<事前授業>はあらかた終わっていた。
神殿での<成人の儀>――セックスと妊娠についての教育は、あからさまで実践的だ。
相手の巫女を孕ますために、男はどうすればいいのか。
その知識をたっぷりつめこまれたイドリス少年は、講義が終わるころには顔を真っ赤にしていた。
だが、重要な項目がいくつか残っている。
それは私が確認することにしていたので、巫女は一礼して下がった。
私はソファに──イドリスの隣に腰かけた。
「<授業>はおわかりになりましたか?」
「たぶん……」
「ふふ、後心配なさらなくても大丈夫ですわよ。
神殿は若い殿方に、子作りの方法と愉しみを教える学校でもあるのです」
「子作りって……」
イドリス少年が息を飲む。
「あら、殿方の<成人の儀>が、誰か女を妊娠させることだとはご存知のはず。
そして、女の<成人の儀>は、誰かの子種で妊娠し、出産すること。
──あなたの精で、カヤーヌを孕ませていただけるのでしょう?」
「……えっ…っと、その……」
少年は真っ赤になってうつむいた。
この年頃の少年は、もちろん「大人」になりたい欲望はあるが、
それ以上に、セックスのことで頭がいっぱいだ。
ましてや、恋人とのはじめての性交となれば、なおさらだ。
その興奮は悪いことではないが、神殿の巫女として、
セックスの目的が子作りであることは、きちんと教えておかねばならない。
最近、性風俗の乱れが世界的な大問題だ。
<美と性愛の女神>の堕落した一派や<不貞と婚外性交の女神>の信者などは、
子作りよりもセックスの快楽を優先させる本末転倒ぶりだ。
<帝国>は、こうした邪教を駆逐しようと躍起になっているが、
有害な教義は、えてして若い世代に大きな影響を及ぼすものだ。
<大地の母神>は、セックスを楽しむことを大いに奨励しているが、
それは妊娠・出産という大事に付随された快楽ということを忘れてはならない。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:11
「――あの……」
私がそんなことを考えていると、イドリスはうつむいてテーブルに落としていた視線を上げた。
「何か?」
「その……カヤーヌちゃ……いえ、巫女カヤーヌさんと、<成人の儀>を終えたら、――どうなるんですか?」
「どう、とは?」
「あ……、ですから、ですね。ええと、僕がちゃんとした「大人」であることを証明できたら、
──カヤーヌちゃんを妻に迎えることって、できますか。――いえ、絶対にそうしたいのです」
少年は、まっすぐに私を見た。
私は、どきり、とした。
その真剣な眼差しは、少年は驚くほどカヤーヌの父親に似ていた。
私を第二夫人に迎えたい、と言った数代前の執政官に。
私の初恋の、いや、初めて愛した男に。
「――」
「……あの……?」
絶句した私に、イドリスは訝しげな顔になった。
「……できないことではありませんね」
私はかすれた声で、ようやく答えた。
大商人の息子と、神殿の副巫女長の娘は釣り合いが取れている。
性格のほうも、お似合いかもしれない。
イドリスが純情な少年であることは話していてすぐに分かった。
カヤーヌも、売春巫女には向かない貞操観念の持ち主であることも。
娘は、神殿にあがる前に、私にしきりに「専属巫女」の制度について聞いていた。
複数の男に身を任せるには、父親から継いだ血は真面目すぎるのだろう。
同じく帝国貴族の血を引く者どうし、イドリス少年とお似合いかもしれない。
いや、確実に相性のよい夫婦となるだろう。
──私とあの男との時の結末とは、ちがって。
「――副巫女長さん……?」
凍りついたような表情で黙り込んだ私に、イドリスが恐る恐る声をかける。
「……そう、あの娘が欲しいのね。――でも、それはちょっとむずかしいわよ」
私は、微笑を浮かべながら答えた。
嫉妬にとがった表情を隠すのは、成熟した女の得意技だ。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:12
「む、むずかしい……のですか!?」
イドリスは慌てたように聞き返した。
「ええ。世間的や神殿的に、という意味ではありませんわ。
カヤーヌの母親は、けっこう口うるさい女なのです。
――娘の旦那様になろうという殿方については、かなり厳しい目で見ますわよ?」
「あ……」
自分の目の前の女性がカヤーヌの母親だということを改めて思い出し、イドリスが狼狽する。
「娘を幸せにできる殿方かどうか、母親には試し、知る権利がございますわね?」
「……はい」
私はやさしく追い討ちをかけた。
獲物を追い込む先は──ハーレムだ。
「ふふふ、そう緊張なさらなくて良いですわ。あなたは、なかなか見所がありそうな殿方ですし、
そうでなくても、私が色々と教えて差し上げればよいのですから」
「お、お願いします……」
「教える」の中身も知らないまま、少年は頭を下げた。
契約完了。
私はソファからゆっくり立ち上がり、イドリスにも同じようにする事をうながした。
「それでは、イドリス様。――服をお脱ぎください」
「……え?」
「ああ、下半身だけでけっこうですわよ。おち×ちんを見せてください」
「えええっ!?」
イドリスは狼狽した。
「何を驚いているのですか。男女の交わりに一番重要なことです。
あなたが大人の男になるのにふさわしい身体か、お調べします」
私は、副巫女長の真面目くさった顔でことばを放った後、微笑を浮かべた。
「ふふふ、恥ずかしがらずともいいですわ。――これから義理の母親になる相手に」
不意打ちの一言に、イドリスの狼狽が激しくなり、すぐに落ち着いた。
カヤーヌとの結婚のことを思い出して、覚悟が座ったのだろう。
「……はい」
少年はズボンを下ろした。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:13
「あらあら、まあ──」
私は頬がにやけてくるのを必死で取繕った。
緊張して縮こまった少年のそれは、成熟しきった大人の女の目には、
まさに「可愛い」と形容すべき代物だった。
だが小さく可愛らしいものを大きく猛々しく育てるのも女の愉しみだ。
私はイドリスの前にひざまずいた。
両手で少年の性器をそっと包む。
「あっ……副巫女長さんっ……」
「ふふふ、先ほど習いましたでしょう? 女とまぐわうためには、まず、これを大きくしないと」
売春巫女ならば、もちろん手技も得意だ。
陰嚢を軽く揉みながら茎を何度かこすると、イドリスの男根はたちまち勃起した。
「まあ、ご立派……」
私は本心からそう言った。
イドリスの男性器は、彼の年齢や体格に比してずいぶん見事なものだった。
まだ仮性包茎のようだが、これから女とまぐわい続ければすぐに治る程度のものだ。
「そ、そうなんですか?」
「ええ、大きくなったら先っぽもちゃんと剥けていて、
すぐにでも女の中に入る準備ができていますわ。
ふふ、湯あみもきちんとしてきたのですね」
「えっと……はい」
恋しい娘と交わるために、恥垢を丹念に洗い流してきたイドリス少年の先端は、
まるで、神聖な儀式につかう神具のように清浄だった。
熟練の巫女になると、汗や恥垢を気にせず、むしろ好むようになる傾向にある。
まぐわいの味を濃くするために、馴染みの客に対して男根を洗わずに来るようせがむ巫女は多いし、
長旅に汚れきった旅人の男根を自分の舌と唇で清めることで客人をもてなす辺境の女王もいる。
私も、交わりの前に味の濃い口腔性交をすると、普段より燃え立つ性癖だ。
だが、イドリス少年のきれいな男根は、
そうした生々しい生物的な性欲とは違った面で欲情を刺激した。
神聖なものを快楽の世界へといざなう快楽。
それは、性交未経験の少年との淫戯そのものの魅力だった。
私は少年に気預かれぬようにそっと舌なめずりをした。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:14
「あの……だ、大丈夫なんでしょうか……僕……」
「ええ。これなら交わるところまでなら合格ですわ。
――でも、もっと大事なことがあります。
それを試す前に、いくつか質問させてくださいね」
「は、はい」
「イドリス様は、もう自慰の経験はおありですか?」
「は、はい、……あります。精通からもう三ヶ月も経ちますから……」
「まあ」
本来、年頃の男子は、精通が始まる前後から親を通じて神殿が監視する。
精液を作れる身体になれば、すぐに<成人の儀>にすすませるのだが、
ちょうどそのころ、私たちは執政官の息子の件で忙殺されていたので、
彼のことはつい手付かずだったのだ。
イドリスの母親が帝国的な人間であり、
<大地の母神>の神殿のやり方にあまり協力的でないことも影響した。
「では、もう精の出し方はご存知ですね。最後に自慰をなさったのはいつですか?」
「と、十日前です」
イドリスは真っ赤な顔を背けながら答えた。
予想通りの答え。
私は少年の視界の外でにやりと笑い、すぐにしかつめらしい表情に戻った。
「あらあら──それは問題ですね」
「え?」
イドリスがびっくりしたように振り向いた。
「な、なにかいけないことがあったんですか!?」
「ええ。殿方の精は、三日から六日の禁欲でもっとも元気が良くなるものなのです」
それは、神殿が何百万回という実例から割り出した経験則だった。
──妊娠しやすいセックスの研究は、どの女神の神殿でも枚挙に暇がない。
さまざまな女神が、自分たちの教義に則したさまざまな方法を模索しているが、
<大地の母神>の神殿は、豊富な実例をもとにして、純粋な肉体面での研究をすすめている。
男性の体内で精嚢や子種のはたらきについては、おそらくどこよりも詳しいはずだ。
もっとも、「三日から六日」の禁欲を律儀に守れるほど、この街の男の数は多くないので、
結局、こういうときに役に立つ程度の知識でしかないのだが。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:15
「……もちろん、毎日まじわっても妊娠させることは可能です。
しかし、特別なとき──初めての交わりがいつなのか、すでに決まっているのなら、
それにあわせて精を蓄えていたほうがよろしいですわ。
十日、交わりの日を迎えたときでは十五日では、いささか溜めすぎです」
「そ、そうなんですか」
「ご心配なく。あなたの<成人の儀>は五日後。
――今日、精をお出しになっておけばちょうど良い時期に当たりますわ」
「あ、そうですね。……じ、じゃ、後で出しておきます」
「後で、ということは、ご自分で、ということですか。――いけません」
私はかぶりを振った。
「ご自分でなさること自体があまりよろしくないことだというのに、
<大地の母神>の神殿内で精を無駄にすることなど、女神様への冒涜ですわ」
「す、すみません」
少年は顔を赤らめた。
「この神殿には何百、何千もの巫女がおります。そういうことは巫女にまかせてください」
「で、でも僕は……」
「……「はじめての交わりはカヤーヌとしたい」のですね?
大丈夫――交わらなくても、精を無駄にしない方法があります」
私はイドリス少年の男根に顔を近づけた。
「わわっ、――副巫女長っ!?」
狼狽しきった声を無視し、私は初々しい男根の先端を口に含んだ。
娘の夫となる男の子の男根を。
「うわっ!」
反射的に身をよじって逃げようとする少年の腰に手を回して動きを制する。
はじめて受ける女の舌と唇の奉仕――イドリスはすぐに達した。
「あっ…あっ……それ、だめっ!!」
少女のような甲高く甘い悲鳴を上げ、少年は私の口の中に放出した。
若々しい、新鮮な精液が、口腔いっぱいに広がる。
最後の一滴まで射精させ、尿道に残った分を吸い取ってから口を離す。
荒い息をついて後ろのソファに倒れこんだイドリスを優しく見つめながら、
私は、神事の際に最高級の神酒をいただくときのように、厳粛にそれを飲み下した。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:16
「――ふふふ、子種がたくさんの、よい精液でしたわ。これなら、安心して<成人の儀>を行なえます」
初めての快感と脱力感に、後ろのソファに崩れ落ちるように座り込んだイドリス少年の股間から
顔を離して立ち上がった私は、優しく微笑みながら声をかけた。
唇についた精液を舐め取りながら。
「ど、どうしてこんなこと……」
「今、言ったとおりです。あなたの精液にちゃんと子種があるかどうか。
──熟練の巫女は精液を飲むだけでわかります」
熟練者や位階の高い売春巫女ならば、それくらいのことはできる。
精液は、男のエッセンス。一人ひとり味が違うものだし、体調などにも左右される。
それを判断するのは、経験と牝の本能だ。
遠い異国、自らが売春神殿の巫女長を兼ねている、ある砂漠の都市の女王などは、
一度飲んだ精液の味を決して忘れぬことで有名だ。
帝都への表敬訪問──つまりお決まりの売春外交――で再会した帝国貴族たちを
目隠ししたままで口腔性交を行い、すべての相手を言い当てたという。
「副巫女長……」
「――お義母さん、と呼んでいただけないかしら?」
ぐったりとソファに寄りかかりながら見上げるイドリス少年が、はっと身じろぎをした。
「私があなたの精液を飲んだのには、もう一つ意味があります。
あなたが妻に迎えたがっているカヤーヌは私の娘。──つまり、私と身体の中の具合がよく似ているということ。
そして私は、殿方の精との相性をこういう形で感じ取ることができる。
……あなたの精液、とても美味しかったですわ。私の舌と唇──私の身体は、喜んでそれを受け入れました。
つまり、カヤーヌも、あなたの精ときっと相性がいいということです」
身体や性の相性は、あなどれないものだ。
自分の快楽を追及すると同時に、一番の懸念事項を確認しておく。
娘の夫の「はじめての口取り体験」を奪ったのだ、それくらい娘に気遣っておかねばなるまい。
「あ……」
イドリスが複雑な表情を浮かべた。
ここは考える暇を与えてはならない。
私は慈母の微笑を浮かべながら巫女装束に手をかけた。
「!!」
全裸になった私に、イドリス少年は息を飲んで絶句した。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:17
「ふふ、おち×ちんも、子種も、よろしいものだと確認できました。
後は──<成人の儀>の当日に、うまく事を成せるための練習です。
これならば、精をお出しになるにしても単なる無駄にはなりません。
──今、私に飲ませた精液と同じく、女神様もお許しになるでしょう」
私は、自慢の乳房を持ち上げた。
白い肉がゆれるのを、イドリス少年は食い入るように見つめた。
それから、茂みが豊かに生える私の股間にも。
乳房はともかく、女の性器を間近に見たことはあるまい。
狼狽の表情が、たちまち興奮のそれに変わるさまを、私はにんまりとしながら見つめた。
「あ…あのっ……」
「ふふふ、心配しなくてもいいですわよ。あなたの「はじめて」は、カヤーヌのためにちゃんととっておきます。
<成人の儀>のときに、殿方が心得ておくべき方法を少し教えてさしあげるだけ。
……私は、もうすぐあなたのもう一人の母親になる女ですわ。
息子がいざという時に恥をかかないための手助けくらい、させて下さい」
私は、ベッドの上に横たわった。
イドリスは、<授業の間>になぜベッドがあるのか不思議に思っていたのだろうが、
こういうときのために、神殿の部屋には、執務室にも控え室にも、みな夜具が置いてある。
ここは、<大地の女神>の神殿なのだ。
こちらを向いて横たわり、大きく足を広げた女に、イドリス少年は戸惑うばかりだった。
「あ、あの、これからどうすれば……」
「大丈夫、落ち着いて。服を脱いで私の上に重なりなさい」
「は、はいっ!」
肌を重ねる。
娘の未来の旦那と。
私は、手と指と唇と舌と身体全体とを使って、まぐわいの時の姿勢と作法をイドリスに教え込んだ。
口付けと挿入だけはしない。
それは、未来の妻にはじめてを捧げるものだからだ。
そのかわり、それ以外のことはすべて私のものになった。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:18
「うわ…あ……、気持ちいい、気持ちいいよぉ……」
イドリスが状態をのけぞらせてあえいだ。
「ふふふ、カヤーヌのあそこに入れたら、もっと気持ちいいですわ。期待なさい」
「そ、そんな、これより気持ちいいっ…なんてっ! 考えられないっ!」
もう何度も放っているのに、イドリスの男根は硬く膨れ上がったまま。
私が性技を尽くしているのもあるが、なかなか強精家だ。
正常位のやり方はほぼマスターした。
処女相手ならば、十分すぎるほどのテクニックも。
今、イドリス少年は、私の白い身体の上に重なり、
たっぷりと蜜にまみれた女性器に自分の性器を乗せて、前後に腰をゆすっている。
私の狭間で、男根の裏側をこする──俗に言う「素股」というものだ。
性器での結合をのぞけば、セックスに一番近い。
これを繰り返すことで、未来の娘婿に、女の扱い方を教え込む。
首筋への愛撫、胸への愛撫、女性器への愛撫。少年は覚えの良い生徒だった。
「あっ……また、イくっ!」
「いいのよ、たくさん出しなさい」
男根の中で、亀頭の次に敏感な裏側を刺激され、イドリスは大きくあえいで射精した。
勢いよく噴き出した精液は、私の白い腹を汚し、胸の谷間や顔にまで飛び散った。
「ふふふ、すごい量ね。まだまだ溜まっているのかしら。
今日のうちに、一回、全部出しておしまいなさいね」
「は、はい。イリアお義母さん……」
「いい子ね、イドリス」
結局、イドリス少年が陰嚢をすべて空にするには、その後二時間ほどかかった。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:19
「――お疲れ様」
若い体力を使い果たした愛しい男の子は別途の上で夢うつつだった。
汗にまみれた肌を濡れた布で拭いてやる。
かけられた精液でぬるぬるになった自分の裸体も丹念に拭きあげた私は、イドリスに添い寝した。
「ふふ、いいものあげるわ、イドリス」
少年の頭に優しく手を回した私は、自分の乳房にイドリスの顔を押し付けた。
乳首を少年の唇に含ませる。
うとうととしているイドリスは、本能的にそれを吸った。
少年の口の中に、母乳が流れ込む。
目を覚ました少年は、しかし口を離さず、赤ん坊のように私の乳を吸い続けた。
「どう、おいしい?」
「はい……」
「たくさん飲んで、あたらしい精液をいっぱい作るのよ。カヤーヌのために。
これから<成人の儀>までの間の禁欲中、ずっとこれを飲ませてあげる。
精液の補充には、ミルクが一番いいのよ」
「は、はいっ」
「ふふふ、カヤーヌもこのお乳で育ったのよ。私のお乳で身体を作ったの。
あなたがこれから作る精液も、私のミルクが材料。
だから、その二人が交われば、相性抜群できっとすぐ子宝に恵まれるわ」
──返事はなかった。
いつの間にか、イドリスは満足そうな表情を浮かべて寝入っていたからだ。
私は、たった今増えたばかりの「わが子」の髪を梳きながら、
もうしばらくそのまま添い寝を続けた。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:20
「お母さま、あたし怖い……」
塔に向かう廊下で、カヤーヌは身体を震わせた。
愛する男に抱かれる喜びと、破瓜への不安は矛盾しない。
私はその細い肩をそっと抱きしめた。
「大丈夫、あなたは、もう十分「大人」になれるわ。――イドリスもあなたを欲しがっている」
「……イドリスが……」
小刻みに震える娘の頭を優しく胸の谷間に抱え込む。
この子が不安になったときは、こうするといつも落ち着いたものだ。
「あなたも十分に熟れて、イドリスを迎え入れられる。――この五日間ずっと準備していたでしょう」
私は手を伸ばした。
カヤーヌの神官衣の裾を割って、下着の上から、股間をそっとなでる。
巫女見習いが初穂をあげるときには、初体験の男に施すように、先輩の巫女たちが<事前授業>を施す。
性に対するさまざまな知識は神殿に上がったときから与えられ続けているが、
直前の授業は、男を受け入れ、迎え入れるためのより実践的な施術だった。
カヤーヌのそれは、私が自ら担当した。
マッサージのような愛撫を繰り返し、若い身体の奥底に眠る女の肢体を目覚めさせる。
カヤーヌの身体は、この五日間で十分に目覚めていた。
あとは──精神だけだ。
私は、娘の股間を優しく嬲りながら、カヤーヌの耳元に唇を寄せてささやいた。
「――イドリスは、あなたを妻に迎えたいそうよ」
「!!」
カヤーヌの震えがぴたりと止まった。
女の覚悟は、時としてかくも簡単に決まる。
「あなたも、イドリスの妻になりたいのでしょう?」
「はい……」
「そう。では、行きましょうか。――大丈夫、母さまが見ていてあげる。
あなたが、イドリスの妻になるところを。安心して、あの子のものになりなさいな」
「はい!」
カヤーヌは別人のように元気良く歩きはじめ、私はその後を続いた。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:21
「では──これよりイドリス様の<成人の儀>を始めます。
お相手は、巫女見習いカヤーヌ。<介添人>は、私、副巫女長イリアがお勤めいたします。
<成人の儀>では、熟練の巫女が立会する場合がある。
通常、はじめての性交にのぞむ男の子には、熟練の巫女が相手をするものだが、
巫女の側も経験が浅い場合は、補助する女が必要だからだ。
──執政官の息子とアドレナのときは別だ。
あの二人は、<婚姻と出産の守護女神>が定めた本能だけで、立派に数十人の子供を作るような男女だ。
カヤーヌの<介添人>は、私がつとめる。
大きく頷いたイドリスと、身を硬くしたカヤーヌが、それぞれ決意に満ちた表情で、褥に入り込んだ。
「カヤーヌ……」
「イドリス……」
私の「息子」と娘は、しばらく見つめあい、それから唇を重ねた。
あとは──もう流れるままだった。
イドリスは慌てることなくカヤーヌの巫女衣を脱がし、愛しい女を生まれたままの姿にした。
私と違い、ほっそりとした体型の娘は、胸乳も尻も小さかったが、
イドリス少年は、それを壊れやすい宝物のように優しく扱った。
カヤーヌが小さくあえぐ。
首筋へのキス、鎖骨をなぞり、胸乳を軽く揉み、なめらかな腹や太ももをなでる。
──私が教えたとおりの愛撫。
舌を絡めてのキス。甘い睦言。
──私は教えなかったが、二人だけで探り当てた愛撫。
初々しい二人の戯れあいは、ひどく真剣だった。
「これ、こんなに大きいの……」
カヤーヌがイドリスの男根をはじめて手にしたと、戸惑ったように呟いた。
「――」
私が何か言い聞かせて落ち着けさせようとする前に、イドリスが優しくささやく。
「大丈夫、恐かったら、もう少ししてからにしよう」
「ううん、恐くはないわ。でももうちょっと、待ってね……」
娘は、未来の夫の先端を優しく握りながら目をつぶった。
手のひらに感じる感触が、やがてそれを自分の身体と心とになじんで来るのを本能で知っているからだ。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:22
「あ……」
「……こう、かな?」
目を閉じたまま、カヤーヌは確かめるようにゆっくりとイドリスの男根を愛撫した。
その動きは、自然と上下運動に転じる。――男根に快感を与える動きへ。
男が女を喜ばすことに自分の喜びを見出すように、女も男を喜ばすことが好きなのだ。
イドリスの性器は、さらに硬く膨れ上がった。
距離をおいて見ているだけでも、びくびくと脈打っているのが分かる。
「う……うん……」
イドリスの小さなあえぎ声が、荒い息に変わり始めた頃、カヤーヌは目を開けて微笑んだ。
「大丈夫──なような気がする。来て、イドリス」
「あ、ああ!」
カヤーヌはイドリスの下で身体を広げた。
イドリスがカヤーヌの上に乗る。
二人は、私が教えたさまざまな愛撫――フェラチオやクンニリングスやシックスナインなど──
をすっ飛ばして、根源的な交わりに飛躍した。
押しとどめることのできない本能は、しかし二人の間では優しく、自然なものだった。
「夫」の男根を握って確かめている間に、「妻」の性器はいつの間にか潤い、
イドリスが濡れた肉を割って入ってきても、カヤーヌはそれをかなりすんなりと受け入れた。
私の「息子」は、それでも破瓜の痛みに眉をしかめた私の娘を気遣う。
少年はかたつむりのようにゆっくりと動き、時々止まって少女の反応を確かめた。
そんなイドリスの優しさに微笑み返しながら、「妻」は始めての体験にとまどう自分の身体を律した。
私「息子」は、そんな少女のけなげさにさらに興奮した。
自分の中におさめた「夫」の脈打つ律動に慣れ始めた私の娘は、その動きを強めるようにささやいた。
少年はうなずき、カヤーヌの上で大きく動き始めた。
二人の押し殺した声がだんだんと強くなり、高みをのぞみはじめ、
――<介添人>の私は、すっかり出番を失った。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:23
「ああっ、カヤーヌ……僕はもう……」
「んっ……、イドリス、私ももう……」
若い夫婦は、お互いの最も敏感な場所をお互いに与え合っている。
カヤーヌの肉襞は、イドリスの男根を包み込んで粘膜でからみ取り、
イドリスの肉棒は、カヤーヌの処女地を硬い亀頭で蹂躙した。
技巧もなにもない若い牡と牝の性行為は、売春巫女の長の一人である私にとって、
はじめてみるような初々しさと神聖さに満ち溢れていた。
やがて──
「ああっ、カ、カヤーヌ。イくよ、君の中に僕の子種をっ……!」
「来て、イドリス。私の中に、あなたを頂戴!」
「おおっ、は、孕んで、カヤーヌ! 僕の子供を!!」
「ええっ、産むわ、イドリス、あなたの子供を!!」
二人は同時に叫び、絶頂に達した。
のけぞる少年が、少女の中に大量の精液を放つ。
妻は、注ぎ込まれた夫の子種を子壺の奥に大切に収め、自分の卵と結びつけた。
──この交わりは、女神に届いた。
巫女でなくてもわかるくらいに、それははっきりとしていた。
当人たちにも分かったのだろう。
汗にまみれた顔に微笑を浮かべながら互いを見つめた若夫婦の表情はすっかり「大人」のものだった。
私は、そっとソファから立ち上がった。
もうこの二人には<介添人>は必要ない。
──イドリスは、カヤーヌの男だ。カヤーヌがイドリスの女であると同じくらいに。
二人の、不純物をかけらも含まない交わりを見た私は、
娘の婿にひそかに欲情を抱いていたことが恥ずかしくなってしまった。
部屋を出ようと扉に手をかけた私の背に、カヤーヌの声がかけられた。
「待って、お母さま。――次はお母さまの番よ」
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:24
「カ、カヤーヌ?!」
私はうろたえた声を上げた。
カヤーヌはベッドから起き上がり、私に近づいた。
「知っているわ、お母さま。――お母さまも、イドリスと交わりたいんでしょう?」
「カ、カヤーヌ……」
「イドリスから聞いたわ。――私たち、この五日間、夜はずっと逢引していたの。
もちろん交わったのは今が最初だけど、神殿の裏の森で、夜通しいっしょに語らってたのよ。
お母さまが、イドリスのこと好きなのも、教えてもらったわ」
微笑んだ娘は、私よりもずっと成熟した女のように見えた。
「……色々、調べたんです。――カヤーヌの父親、あなたの最愛の人は、僕の大伯父でした。
もう亡くなられていましたが、最後まで、あなたのことが好きだったようです」
イドリスも立ち上がってこちらへ来た。
成人を迎えたその顔は、――あの人にそっくりだった。
「――それでね、イドリスと話し合って、巫女長様にも相談して、結論が出たの。
――私たち、お母さまを喜ばせてあげたいって」
「僕は、貴女の「息子」になりました。カヤーヌは、あなたの娘。
子が母親に幸せを与えたいのは、母親が子に幸せを与えたいと同じくらい当然のことでしょう」
「お母さまに、もう一度素敵な愛をあげたい。――イドリスと交わって、お母さま」
「もちろん、カヤーヌと一緒に。三人で親子の契りを強く結びましょう」
カヤーヌ、私の娘は、私の左手をそっと取った。
イドリス、私の息子は、私の右手をそっと取った。
そして二人は、私をベッドへと導いた。
私の教えた──いや、それ以上の滑らかさで私は神官衣を脱がされ、裸の身体に愛撫を受けた。
イドリスとカヤーヌの指と舌は、若々しく熱心な動きをみせ、熟れきった肉体を燃え上がらせた。
カヤーヌが私の女性器を激しく責め立てる間、イドリスは私の口に男根を含ませ、たっぷりと味あわせた。
イドリスがゆっくりじらすように私の肛門を舐め上げる間、
カヤーヌは自分の性器を私の顔に押し当て、若い蜜液を吸わせてくれた。
やがて、私が、売春神殿の副巫女長とは思えぬほどにとろけきったとき、
カヤーヌがイドリスを導きながらささやいた。
「さあ、お母さま、私たちから一番のプレゼントです。――もう一度お父さまと交わって、お父さまの子供を孕んで……」
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:25
「ひぃっ……あ…あああっ!!」
娘婿の男根は、堅く、熱く私の内部をえぐった。
私はつい今しがたカヤーヌが見せたような、処女の敏感さでそれを感じ取った。
「ふふふ、いいでしょ。お母さま。我慢しないでいっぱいイってもいいのよ」
優しく笑う娘は、私の初体験のときに<介添人>をつとめてくれた巫女――今の巫女長──に似ていた。
「う…くっ、だ、ダメっ……あなたの旦那様のでこんなに、こ、こんなに感じちゃ……」
「あら、ちがうわよ、お母さま。今、お母さまの中に入っているのは、イドリスのじゃないわ。
──お父さまのおち×ちんよ」
「そうです。これは、カヤーヌのお父さん、貴女の最愛の人のものです。
だって、ほら、こんなに熱くて脈打っているじゃないですか。
貴女の中にもう一度入りたくて十何年も待っていたから、こんなにカチカチなんですよ」
「あああっ」
二人の示し合わせたことばに、私は我を忘れた。
「さあ、お母さま。お父さまに、どうされたいの?」
「……な、中にっ……中に子種をくださいっ! 私にあなたの子供を産ませてくださいっ!!」
私は懇願した。
カヤーヌを孕んだ交わりの時のように。
さまざまな事情で結ばれることがなかった男との逢瀬の時のように。
「うふふ、いいわ。お母さま、お父さまの子種でイっちゃいなさい。
お父さまはお母さまのことを愛しているから、お母さまが望むだけ子種をくれるわ。
だから、お父さまの精をしっかり受け止めて、孕んであげて……」
「はいっ、孕みますっ、あ、あなたの子供っ……」
真っ白な頭にカヤーヌのささやき声が渦巻く中、
私は、カヤーヌの父親が大きくあえぎながら私の胎内に射精をするのを感じた。
カヤーヌを孕んだときのように、子種がたっぷりとつまった濃い精液が、私の子宮を満たしていく。
性交と射精は、あの日のように何度も、何度も繰り返され、
──私は、あの日のように、私の中に小さな生命が芽生えたのを感じ取った。
満たされた思いに包まれながら、私は手を伸ばし、最高の幸せをもういちど与えてくれた娘と息子をそっと胸に抱き寄せた。
左の乳房をカヤーヌに、右の乳房をイドリスに与える。
赤ん坊のように吸いたてる二人の子供に、今、お腹の中に宿った子を重ねあわせ微笑んだ私は、
ゆっくりと沈み込むようにして至福のまどろみの中へ落ちていった。
<親子巫女 イリア&カヤーヌ>:26
「うわ……すごい。妊婦用なのにとっても素敵なドレスね」
カヤーヌが、届いたばかりの花嫁衣裳を見て歓声をあげた。
豊かに盛り上がった腹をかかえた娘は、出産を待たずにイドリスに嫁ぐ。
「こういうデザインとかは、やっぱり帝都のほうが進んでいるよね。
今の執政官の息子さんの花嫁もこの仕立屋のドレス着て結婚式挙げたんだって話だよ」
「カヤーヌ、あんまりはしゃぐとお腹の子供に障るわよ」
私は、ドレスを胸に当てて今にも走り出しそうな勢いの娘をたしなめた。
「そうそう、妊婦さんは、大人しく座ってなきゃ。――お義母さんみたいに」
娘婿は、カヤーヌと同じくらい膨れた腹をしている私を指さした。
「だって、これから結婚式して、あなたの子供を産んで……って考えたら、幸せすぎてじっとしていられないもん」
膨れ顔になった若妻に、婿殿は苦笑いした。
「そんなにおっぱい大きくなったのに、カヤーヌはまだまだ子供だね」
妊娠してから急に大きくなった娘の胸乳は、今では私に迫る勢いだ。
血というのは争えないものだ、とつくづく思う。
「ひどいわ、イドリス。あなただって、まだまだ子供じゃない。
知ってるわよ。昨日の夜、お母さまにおっぱい吸わせてもらってたでしょ?」
「うっ」
「ふふふ、昨晩は<お父さま>もいらっしゃっていたわよ」
「あー、ひどーい。また二人だけでしてたの? 私も入れてよ」
イドリスは、私と寝るときはカヤーヌの父親になる。
カヤーヌは、それをとがめない。
母子三人で交わるときは、イドリスは二役をこなし、私たち親子を満たしてくれる。
その関係は、初めての日からすんなりと定まった。
これも、イドリスとその大伯父、私のカヤーヌにそれぞれつながっている血が為せる業かもしれない。
「……わかった、わかった。今晩、たっぷり、な?」
「――お腹の子供に負担かけないように、気をつけるのよ」
「はあい」
返事をしたカヤーヌは、私の顔を覗き込んでにっこりと笑った。
「うふふ、お母さまといっしょに子供を産めるなんて夢見たい。――ね、子育て、色々教えてね」
「もちろんよ、カヤーヌ。叔母と姪が同い年というのもちょっと大変だけど、仲良く育てていきましょう」
「うふふ、お父さまもきっとお喜びだわ」
──もうすぐ、この街の人口が二人ほど増える。
きっと姉妹のように仲のよい叔母と姪になるだろう。
FIN
親子丼、ミルク付きセット、出前です。
かなーり難産でした。
後半のプロットを考え直したとたん、カヤーヌ嬢が積極的に動いてくれてびっくり。
ノルマも終わったので、他の職人さんのエロい話をまったり待ちますです。
>ゲーパロ専用さん
ぐはっっっ!!GJ!
親子丼って、あまり好きなジャンルではないけど
そのハンデを補って余りある展開に脱帽です。
超乙。
この破壊力はなんだ!?圧倒的じゃないか!!
>>525 SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!
これが種付けの魅力か!
GJ!!
>>525 GJ!
感動した。次回作を楽しみに待つ。
532 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/12(月) 02:10:44 ID:Sfrom4xK
>>525 流石はゲーパロの伯父御、エロイですな。
しっかしこのスレかなりハイペースで投下されてるからなぁ。早めに保管しなきゃすぐに次スレに移行しそうだww
>>525 GJ!GJ!
素晴らしい妊娠ENDでした!!
>ゲーパロ専用氏
最悪ニダ!PCが血塗れになったニダ!
高かったニダ!ティッシュを要求汁!
孕ませ神殿マンセー
幸せの中に次の世代が生まれることのなんと尊いことか・・・・・・・
>>525 親子丼という事前情報と前半の展開で
鬱気味なのを身構えていましたが
流石はゲーパロの兄貴です。
またしても神展開。非常にGJでした。
充電期間中の職人様方も是非投下して
俺達やゲーパロ専用氏に元気を分けて下さい
ちょっとだけ元気を分ける。
まああれだ。いい孕ませには「元気タマ」が必要ってことだな!
HAHAHA
541 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/14(水) 23:06:27 ID:hEkIBFNX
>>539 ( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
スレが違うが
寝取り・寝取られ総合スレ2の冒頭に
なかなかの一品が
>>525 蝶GJ
設定からしてあなたのストーリーは逸品
550 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/20(火) 20:57:31 ID:CmJzXYrs
保守
551 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 02:38:23 ID:Nq68wtjF
保守
──毎年、夏休みに帰省する母方の田舎。
姉弟のように遊んできた従姉妹(たち)に会うのが楽しみだったけど、今年はちがう。
一族で唯一の、年頃の男子としての「義務」。
<本家の跡取り>を作ること──従姉妹(たち)を相手に。
夏休みの間に、彼女たちを妊娠させる。
そうしないと、僕の夏は終わらない。
あの日遊んだ思い出の場所――河原や、森や、神社や、お祭りの夜が、
今年は、まったく別の意味を持って迫ってくる……。
A、長女 美月(みづき)
「あら、彰ちゃん、……これはなぁに?」
僕のリュックを部屋の隅に片付けていた美月姉(ねえ)が、にこやかに微笑みながらこちらを見た。
やばい、見つかった!
──美月ねえの手にあるのは、「明るい家族計画」。
従姉妹相手に子作り、という話に、どうしても納得いかない僕が、
新幹線に乗る前に駅前の薬局でこっそり買ってきたものだ。
それを使ってどうしようとか深く考えたわけではない。
準備と言うよりは、お守りのようなものだ。
でも、それを目にした美月ねえは、一瞬で状況を理解したようだ。
柳のような眉が、わずかにつりあがる。
──僕は麻痺したように身体が動かなくなった。
美月ねえの微笑みはいっそう優しくなる。
――僕は恐怖に凍りついた。
昔からそうだ。
この女(ひと)は、すごく優しいけど、すごく怖いんだ。
「――だめでしょ、彰ちゃん。これから私とセックスするのに、こんなもの使ったら?」
美月ねえの目は、僕に(返事をしなさい)と言っていた。
「……はい…」
僕は舌をもつらせながら、やっと声を出した。
「……あのね、彰ちゃん。こういうものを使うのは、風俗とか、不倫とか、やましいセックスをする人だけなのよ?」
そんなことはない、と反論――は、とてもできない。
保健体育の授業で習ったこととか、そういうのは、美月ねえの前では一切無力だ。
「……はい」
僕はそう答えるしかない
「愛し合ってて、これから子作りしようって仲の男女はこんなもの、使わないの。
許婚や夫婦の間柄で、セックスの時に避妊する人なんか、いないのよ?」
えーと、DINK婚とかセックスレス夫婦とかの話をしたら、――殺される。
「……はい」
やっぱりそう答えるしかない。
「わかってくれたのね。じゃ、これは屑篭にぽい、ね。──ほら、ぽい」
美月ねえは、優雅な動作でそれを屑篭へ入れた。
──後で拾いなおすことなんて恐くて考えられない。
美月ねえも、僕がそれをできないことを十分承知で僕の部屋の屑篭に捨てたのだ。
破ったり、没収して他の部屋で捨てるよりも、もっと確実な処分。
僕にとって、未使用の「明るい家族計画」は、箱ごとこの世から消え去ったのだ。
B、次女 星華(せいか)
「彰、……これは?」
僕のリュックを部屋の隅に片付けていた星華姉(ねえ)が、ふとこちらを見た。
やばい、見つかった!
──星華ねえの手にあるのは、「明るい家族計画」。
従姉妹相手に子作り、という話に、どうしても納得いかない僕が、
新幹線に乗る前に駅前の薬局でこっそり買ってきたものだ。
それを使ってどうしようとか深く考えたわけではない。
準備と言うよりは、お守りのようなものだ。
でも、それを目にした星華ねえは、一瞬で状況を理解したようだ。
星華ねえは、いつものように無表情のままだ。
──でも、僕は金縛りにあったように身体が動かなくなった。
(星華ねえ、怒ってる……)
それも、激怒と言っていいくらいに。
他の人間にはわからないだろう。──たぶん、美月ねえと、陽子以外には。
でも、僕にはわかる。
「――彰。これから私とセックスするのに、なぜこんなものが必要なの?」
星華ねえは、僕を真っ直ぐに見据えた。
「……あ、あの…」
僕は舌をもつらせながら、やっと声を出した。
星華ねえは、つと立ち上がって部屋を出て行った。
すぐに、何か小さなものを指につまんで戻ってくる。
細い細い針。
ひいひい祖母さんか、それ以上前から伝わる、古い古い裁縫針。
刀を鋳潰して作った、という、とても上質な針で、星華ねえが大事にしている宝物だ。
それを右手にした星華ねえは、左手にコンドームの箱を取り上げた。
つぷ。
星華ねえは──「明るい家族計画」を箱ごと刺し始めた。
つぷ。
つぷ。
星華ねえの仕事は、入念だ。
コンドームの箱には、たちまち数十の穴が開いた。
遠目では見えない。それくらい針は細いのだ。
でも、全部の穴は中まで──包装を貫いてコンドーム本体まで、きちんと穴だらけになっている。
星華ねえは、無表情のまま、それを僕に返した。
「……私は、こんなもの、要らない。彰相手に避妊はしたくないし、したくもない」
断言。
星華ねえが一度言い出したら、変えることは不可能だ。
「……はい」
僕はそう答えるしかない。
「今晩、待ってる」
何を待っているのか、間違えようがない言い方だった。
星華ねえは、つ、と立ち上がった。
「せ、星華ねえ、どこに──?」
「お風呂。身体を磨いてくる。何か準備が必要なことをしたいなら、言って。何でもする」
星華ねえは、真っ直ぐ僕を見つめたままそう言った。
C、三女 陽子(ようこ)
「彰……これは何だよ?」
僕のリュックを部屋の隅に片付けていた陽子が、こっちを見た。
やばい、見つかった!
──陽子の手にあるのは、「明るい家族計画」。
従姉妹相手に子作り、という話に、どうしても納得いかない僕が、
新幹線に乗る前に駅前の薬局でこっそり買ってきたものだ。
それを使ってどうしようとか深く考えたわけではない。
準備と言うよりは、お守りのようなものだ。
でも、それを目にした陽子は、一瞬で状況を理解したようだ。
きりりとした眉が、つりあがる。
「いや、あの、その、な?」
僕はわけのわからないことばを発して陽子をなだめようとする。
陽子の瞳が、怒りに燃え上がっている。
普段はどんなに喧嘩しても、殴られても、「じゃれあい」で済む。
お転婆で乱暴だが、三人の中で性格的には一番常識的かもしれない。
だけど、こういう目をしているときの陽子は、だめだ──僕の手に負えない。
もっとも陽子とそんな状態になったのは、過去に二回だけだが。
一回目は、バレンタインにもらったチョコのことで、からかった時。
──あれが、陽子が朝四時から奮闘して作った手作りとは知らなかった。
二回目は、陽子がクラスメートからもらったラブレターについてからかったとき。
──これは今でもわからない。
「この先、そんな奇特な奴など現れないだろうから、いっそ、そいつと結婚しちまえよ」
と言っただけなのだが、陽子はなぜか激怒した。
「……彰」
冷たく沈んだような声は、内面の怒りを隠しきれない。
「な、何かな?」
「……あたしと……するのに、これを使う気だったのか?」
陽子の声と視線は、僕に(返事をしろ)と言っていた。
「あ、いや……その、だな……」
僕は舌をもつらせながら、やっと声を出した。
「……」
陽子はうつむいた。
僕は、次に来るだろう爆発の瞬間を予想して身体を縮ませた。
──だけど、爆発は、いつまでたってもこなかった。
「……」
かわりに、陽子はぽたぽたと涙を落としていた。
「よ、陽子……?!」
「……なんだ…」
「……え?」
「彰は、あたしのことが嫌いなんだ……」
「……えええっ?」
「彰は、あたしのことが嫌いだからこんなもの買ってきたんだ……。
あたしに、彰の子供を産ませたくないから、こんなもの買ってきたんだ……」
コンドームみつけて怒るおにゃのこシチュはどれが萌えるかなと
書き比べてたら「ボクのなつやすみ」ネタがまざって・・・。
……夜明けの突発的ウソ企画ですw
本気にしないでください。
というより私になつやすみくださいorz
A! A! A!
美月! 美月! 美月!
久々に『早起きは三文の得』という言葉を実感した……
朝からwktkなものをありがとう、ゲーパロ専用氏。
自分の好みはC。C。C。Cの陽子ちゃん。
気が強くて一途な子がたまらなく好き…
なのでゲーパロ専用氏、陽子ちゃんの神作品をどうぞ書いてください!!
GJ
俺はクールな子がみだれる姿が好きだからBを押すぜ!!
ここまで書いといて後戻りは出来ませんゼ旦那w
これはBだろ
Aのクールビューティーさんに決定しました
Aに1票〜!
ぜ・ん・ぶ!ぜ・ん・ぶ!
逆転ホームラン!
みんな登場で……みんなで争奪戦。
そんな俺は修羅場スレ住人……
Bだな。
・・・
ぜんぶ!ぜんぶ!
個人的な好みはBだが一番望むのはやはり・・・
_ _ ∩
( ゚∀゚)彡 ぜんぶ!ぜんぶ!
⊂彡
従兄弟が出てるのに叔母さんが出てこないとは何事か
>>568 君は女性かね?
もしそうなら君は私だ。
び、Bがいいなー……。
でもこんな選択肢にしたら「全部」と返ってくるのは必然。
ということで
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ぜんぶ!ぜんぶ!
⊂彡
せっかくだから全部を選ぶぜ!
|, ,_
|∀゚) <BじゃなかったCだorz
|⊂ノ
|, ,_ ∩
|∀゚) 彡 <でも ぜんぶ!ぜんぶ!
|⊂彡
|
| ミ <無理だったらいいお
| ピャッ
それじゃあ俺はCだ!
もちろん俺もCだ!
Aでひとつ
でもやっぱり全部
Bだろこれは。
|, ,_
|∀゚) <別の選択肢は無し?
|⊂ノ
|, ,_ ∩
|∀゚) 彡 <幼女!幼女!
|⊂彡
ごめん死んでくるわ
>578 死ぬな
全部といいたいがなつやすみが欲しい作者のことを考えるとやっぱAかなと呟いてみる
ゲーパロさん、あまり無理しないでください。
のんびり待ってますゆえ。
B 星華さん、お願いします。
Cがイイナー
582 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/21(水) 19:22:19 ID:JVKTzBdm
ここまでの集計(重複可)は
A、7
B、5
C、6
全部、7
といったところか。
ちなみに俺A
どっちかというと俺はC派!
たまらんよなこういうの
Aに激萌え
全部がいいが選ぶならAだな。
なら俺はBを推すぜ!
Bィィィィィ!
ま、全部ならなおいいが
ハーレムスレの住人としては、是非全部でお願いしたい…
Bも捨て難いがAだな、うん
A
ゲーパロ氏がどう考えてるのかわからないけど
Bの星華は嫉妬深そうだな
と俺は思う
>>565 よう、俺。
いつの間に書き込んでいたんだ?
全部と言いたいがここはAで
せっかくだから俺はBを選ぶぜ
A、やっぱAだな
もちろん全部がベストだが・・・
結局僕と師匠は未完のままか……楽しみだったんだがな
途中からスレの空気変わったからなぁ
今でも楽しみに待ってるお(´・ω・`)
俺も待ってるお
ABCそして大円団ルート希望
|::::::::::::::::::::::::
|::::::::::∩:::::::::
| ̄ ̄ ヽ::::::
| ● |:::::
|( _●_) ミ:::
| |∪| ノ::::
| ヽノ i::::
Cを!一心不乱にCを!
ボーイッシュ&自分が女らしくないことにコンプレックスを持ってる娘はツボなんで
おいおい
単なる夜明けの突発的ウソ企画に何盛り上がってるんだよ
_ _ ∩
( ゚∀゚)彡 ぜんぶ!ぜんぶ!
⊂彡
まったく大漁だな
_ _ ∩
( ゚∀゚)彡 ぜんぶ!ぜんぶ!
⊂彡
じゃあ全部入りで
おまいら全部なんて無茶言うな
俺はAとBとCだけで我慢する
「○○が好き」って感じのレスを洗ってみたら40個もあったぞ!
全く、この流れを作り出したのはどこのどいつだ!!!
(実はその
>>557が俺なんだが、日が変わりIDも変わってることをすっかりド忘れして感じワルいレスになってしまったわけだが)
Aを是非Aを
でもやっぱりALLがイイ
B希望だが、全員がもっとも望ましいのは言うまでもない。
墓穴を掘った、とかではなく、こーなることは十分予測できたでしょうに。
A希望かな
BCは主人公の妄想シーンって事で良いよ
全員孕ませてこそだと思うよ。俺は。
とりあえずC
多くは言わない
Bだ
じゃあA
615 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/22(木) 19:23:34 ID:tbqLNWJw
あえて出てこない伯母or叔母さんを推す…と見せかけてBに期待
嘘付いて正直スマンカッタ。全部きぼん。
Cに一票
お手数かけて申し訳ないが、この流れそろそろゲーパロ氏にシメてホスィ・・・
ま、一日か二日で票を切って数えてくれればいいだけの事
そしてAに投票
Dで
Bでおねがいしまっす。
622 :
ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/06/22(木) 22:34:35 ID:kjineYVl
投下した時はほんとにしゃれのつもりで
神殿の時のようにアンケートのつもりも全くなかったのですが、軽率でした。
いただいたレスからもイメージもらったし、ABC、書けるだけ全部書きますので、
アンケートは終了してください。
お騒がせしました。ごめんなさい。
他の職人さんとその投下を待っている方たちにも申し訳ありませんでした。
>>623 実るほど頭を垂れる稲穂かな
って奴だよ、と言ってみる。
ゲーパロ氏、疲れてるなら少し休んだ方がいいんじゃね?
>>623 レスとか感想とかラブコールとか、すごく嬉しい人間なのですが、
今回は、中身がまだ全然ない半分以上冗談のものだったので、
それでこんな大騒ぎにしてしまったのは申し訳ないなと。
中身はこれから詰めますので、少し時間をください。
>>625 だいじょうぶです。
そっちはそれほど大げさなものではないのでw
上にも書きましたが、レスからいいイメージをもらって
ウソから出たまことになるようにガンガレそうです。
ありがとー。
神殿の時が数日で30人強、今回が1日で60人弱か。
ID変えて複数回書いたマナーに欠くやつぐらいはいるだろうが、にしても多いなあ。
そんだけ皆孕ませたいのさ。
ゲーパロ氏、無理のない範囲で頑張ってください。
そして
>>629氏もGJではあるまいか。
>>ゲーパロ先生
_ _ ∩
( ゚∀゚)彡 ハーレム!ハーレム!
⊂彡
>>629氏
GJと言いたいとこだが
サーバーが見つかりませんorz
初かきこー
すばらしいスレがあったもんだ
そして
>>629氏。ありがとう
>>629 GJ
自分も保管サイト作ろうかなとか思ってたけど、
自分の構想より洗練されてて良い感じです
改めて「師匠とボク」の続きが読みたくなってきた
>>632 こんなのみつけた。
x-beat.com part 4
http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/hosting/1129457714/ 972 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] :2006/06/11(日) 00:19:47 0
ロリあっぷした奴のIP付近がブロックされているのじゃないか。
なんか、前のレスでも同じ事あったと思う。
IPアドレスをサポートへメールしておけ。
978 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] :2006/06/13(火) 18:05:12 0
>>976 串刺してみろ。それで見えたら
>>972あたりが正解。
それでも見えなければお前が悪い。
x-beat.com への HTTP アクセスがブロックされる人がいるみたい。
いるみたいというか、俺もそのひとりだが。
638 :
635:2006/06/23(金) 23:50:05 ID:WMIKJTyX
>>638 収録しました。
ありがとうございます。
最初だけにならないよう今後も更新がんばります。
640 :
毛根力パゲ太:2006/06/24(土) 22:57:00 ID:31tq0BQQ
夕方になって風が出て、軒先に吊るした風鈴が鳴った。ちりん、ちりんと涼感を醸し出す
音色は時折、暮れ六つを知らせる鐘の音と重なり合い、山の向こうから迫り来る宵闇の
中へと消えて行く。
「ああ、いい風」
村井晶子は浴衣姿で、湯上りの火照った体を冷ますべく、縁側に腰をかけて涼を取って
いた。今年二十五歳になる晶子は元々、村で小学校の先生を務めていたが、この秋に
結婚を予定しているため、春に職を辞している。結婚相手は、山の麓にある町で建設業
を営む男の次男で、晶子よりも年が二十も上だった。土建屋の倅、しかも親子ほど年が
違うため、村ではこの結婚を祝う者はきわめて少なく、中には口汚く、金のために嫁ぐの
だろうと言う輩もいた。
事実、晶子の生家は事業に失敗し、困窮を極めていた時期があった。その時、金の工面
をしてくれたのが件の土建屋である事を考えると、この結婚にはきな臭さがつきまとうと言
わざるを得ないだろう。だが、晶子は誰にも何も言わなかった。
「先生」
不意に藪の中から若い男が現れた。晶子の事を先生と呼ぶので、おそらくは教え子だろう。
やせっぽちの可愛い少年だった。
「あら、川本君」
晶子は大して驚きもせず、少年を川本と呼んで手を振った。すると、今度は背の高い少年
がひょっこりと顔を出す。
「俺もいるよ、先生」
「岸田君も来たの?まあ、上がってちょうだい」
縁側に座っていた晶子は立ち上がり、少年二人を部屋の中へ招き入れた。
641 :
毛根力パゲ太:2006/06/24(土) 23:11:50 ID:31tq0BQQ
「ちょっとした同総会気分ね。そこに座って。何か飲む?」
「あっ、別にいいです。俺たち、ちょっと先生の顔を見に来ただけだから。な?」
岸田が川本の頭を小突きながら言う。
「こいつ、先生が結婚するって聞いて、矢も盾も無く会いたいって言うんで、俺が連れ
てきてやったのさ。相変わらず、一人じゃ何も出来ない野郎でね」
「そんな事、ないだろう」
「ふふ、相変わらず、仲が良いのね、二人とも」
晶子の知る二人は幼なじみで、いつも行動を共にしていた。言葉使いは悪いが気の良
い岸田が、優しい川本を庇うような関係だった。小学校を出てから三年が経っているの
で、二人は今、中学三年生である。
「でも先生、二十も年上の人と結婚するって、本当なの?」
川本が問うと、
「ええ、本当よ」
晶子は素っ気無く答えた。
「俺、信じられねえ。先生が、そんなオッサンと結婚するなんて」
「悪い人じゃないわよ。見た目も年よりはずっと若くて」
「でも、オッサンだよ。俺の親父より、年いってる」
「僕の父さんよりもだ」
「人の価値はね、年齢なんかで決まるもんじゃないのよ」
晶子は束髪を手で梳きながら、ねっとりと絡みつくような流し目を二人にくれてやった。
熟した女が見せる、ちょっと悪戯な眼差しである。少年二人は一瞬、たじろいだような
風を見せた。
642 :
毛根力パゲ太:2006/06/24(土) 23:27:16 ID:31tq0BQQ
ここで風が吹き、風鈴がちりちりと細かく音を刻んだ。それが晶子と二人の中に間を作り、
気まずげな雰囲気を醸し出す。少年二人は何か聞きたいのか、先生と慕う晶子の顔を窺
うような仕草を何度も見せていた。
「ねえ、二人とも──さっき、私の顔を見に来たとか言ってたけど、本当の所は他に何か
用があるんじゃないの?」
晶子はそう言って、足を崩した。花を染め抜いた白い浴衣の裾が割れた時、少年二人は
そこを凝視した。下着までは覗けないが、すらりと長い足が太ももの辺りまで露わとなり、
晶子はわざと蓮っ葉な女を演じているかのように見える。
「じ、実はさ、先生」
「なあに?」
口を開いたのは岸田だった。川本の方は、いけない事をして母親に怒られる子供のよう
な顔をしている。
「同級だったやつらに聞いたんだけど・・・せ、先生と、その・・・」
「私と、なに?」
「先生とさ・・・ああ、なんて言ったら良いんだろう」
「はっきり言いなさいよ。何を聞いても、私は驚かないわ」
電灯一つの下で、晶子と少年たちは差し向かいで、膝をつき合わせていた。幸いという
か家人は皆、留守で、この家には彼ら三人しか居ない。聞きづらい話でも何でも、誰に憚
る必要も無かった。
643 :
毛根力パゲ太:2006/06/24(土) 23:46:57 ID:31tq0BQQ
「先生と・・・さ・・・やっちゃった・・・とか、言うやつが・・・いるんだ」
「ひどい話でしょ。僕達は全然、信じてないけど」
岸田と川本は、ようやく本題を切り出した。それを知ると、晶子は何が可笑しいのか袖で
口元を隠しつつ笑うのである。
「ふふふ。確かにひどい話ね」
「でしょ?やっぱり嘘なんだね。先生がそんな事、するはずないもんね」
川本は顔をほころばせて、晶子を敬うような視線で見る。岸田も同様で、ほっと胸を撫で
下ろすような仕草を見せた。すると、晶子が崩していた足を膝立ちにして、言うのである。
「ごめんなさい。ひどいっていうのは、元教師が元生徒とセックスしたって話よ」
晶子がケラケラと笑うと、乱れた膝の奥が見えた。白く透ける生地で出来たショーツが二
人の目に映じ心を逸らせたが、晶子はこの後、二人をもっと驚かせるような事を言った。
「それを誰から聞いたのかは知らないけど、全部、本当よ。先生はね、元生徒とセックス
しちゃいました。アハハ、驚いた?」
その言葉を聞き、二人は呆然としている。そんないやらしい事が晶子自身の口から出さ
れるとは、思いもよらなかったのである。
「それじゃあ、本当なのかよ・・・」
岸田が問うと、
「ええ。詳しくは言えないけど、事実よ。今、湯上りなのは、今日、訪ねて来た元生徒と
セックスしてたからなの。困った子たちでね、五人がかりで来たのよ」
晶子は少年たちが耳を疑うような、淫らな事を語り始めた。
644 :
毛根力パゲ太:2006/06/25(日) 00:05:13 ID:31tq0BQQ
「今、私たちがいるこの部屋にお布団敷いてね、朝から夕方までずっとやりっぱなしよ。
おかげでアソコがヒリヒリするわ。全身が精液臭くなって、お風呂に入らなきゃやって
らんないわよって感じでね。ふふ、ちょっと下品かしら」
「せ、先生・・・」
川本が目に涙を溜めていた。よもやあの先生が、こんな話をするとは思ってもいなかっ
たのだろう。全身を震わせながら、膝の上で握り拳を作っている。
「ちくしょう・・・やっぱり本当だったのか」
岸田も憤懣やるかたない表情だった。裏切られたような気持ちなのだろう、肩を怒らせ
て目を吊り上げている。
「あなたたちもどうせ、噂を聞いて来たんでしょう?私なら、誰にでもやらせてくれるって。
いいわよ、いくらでもしていって構わないわ。散々、やられた後でよろしければ」
晶子は立ち上がり、電灯の紐を引いて明かりを落とした。辺りがすっかり暗くなっている
せいで、家の中がほとんど闇に近くなると、次の瞬間、岸田が晶子の体を押し倒した。
「きゃあっ!」
「ちくしょう!こうなったら、やらずに帰れるか!」
岸田は晶子の帯を解き、浴衣を毟り取りにいった。束髪が乱れ、闇の中に白い素肌が
浮かび上がる。
「無理矢理はやめて、楽しくやりましょうよ。私は、逃げないわ。さあ、川本君もおいで」
「先生・・・僕・・・」
「いいのよ。先生が全部、教えてあげるから・・・岸田君、あなたにも」
「うるせえよ、この淫売。さっさと脱げったら」
浴衣の合わせが開き、乳房が露わになった。ブラジャーはつけておらず、岸田の手が
そこへ伸びるや否や、たわわに実った母性の象徴は激しく揉みしだかれていく。
645 :
毛根力パゲ太:2006/06/25(日) 00:27:31 ID:wSDVjXHO
「一生懸命、触ってくれるのは良いけど、私、あんまり胸が感じないのよね。出来たら、
すぐにでもあなたのソレをぶち込んで欲しいわ」
晶子が岸田の股間に手をやり、艶っぽい声で誘いつつショーツを脱いだ。その手際の
良さは、さながら娼婦の様である。
「誰でも良いっていうのは、本当だったんだな。ちくしょう、お望みどおり、くれてやるよ」
闇の中で衣擦れの音がして、岸田の体が前のめりになった時、晶子が一瞬、うっとうめ
いた。前戯の無い、無理強いに近い挿入だった。
「はあ、はあ・・・ちくしょう・・・どうだ、気持ち良いのか」
「ああ・・・この、キツキツ感がたまらないわ・・・もっと、激しく動いてちょうだい」
晶子は背を反らし、喘ぎ、腰を浮かして岸田を受け入れた。乳房は乱暴に揉まれ、乳首
は引きちぎられそうなほど、強く啄ばまれた。また、キスを求められた時には、舌を絡め
てもやった。おおよそ、考えられそうな淫ら事は、すべて甘受したのである。
「ちくしょう・・・ちくしょう・・・うッ!」
岸田はうわ言を何度か繰り返した後、激しく射精した。その子種はすべて晶子の胎内
へ注ぎ、一滴すら残さずに放出し終えたのであった。
「次は川本君ね。さあ、いらっしゃい」
晶子は放精した岸田の胸を押し、今度は川本を誘う。川本は無言のまま晶子に従い、
たった今、精液で汚されたばかりの中へ、己の分身を捻じ込んだ。
「ああ、川本君のは、ちょっと右曲がりなのね・・・いい感じよ」
熱い闇の中で晶子は川本にも抱かれ、激しい射精を許した。責めるような言葉をはい
た岸田と違い、川本は終始無言であった。
646 :
毛根力パゲ太:2006/06/25(日) 00:47:41 ID:wSDVjXHO
軒下に吊るした風鈴が、ちりん、ちりんと鳴っている。晶子は闇の中でその音を聞いた。
「風が出てるのね」
晶子は少年二人に抱かれたままの姿だった。肉穴から逆流する子種を拭く事もなく、
ショーツも穿いていなかった。辺りには浴衣と帯が散乱し、激しい情交の跡を物語って
いる。
束髪も乱れ、部屋の畳に波を描いていた。晶子はようやく身を起こすと、朧月に向かっ
て呟いた。
「これで、あんなやつの子供を産まずにすむわ。ごめんね、みんな・・・」
その目には涙が光っている。すでに姿を消した岸田や川本には、決して見せなかった
泣き顔だった。
「せめて、可愛い生徒の子種で・・・それが、精一杯の抵抗なのよ・・・」
顔を両手で覆い、晶子は泣いた。少年たちには考えの及ばぬ、大人の事情を話せない
のが辛かった。
「結婚なんてしたくない・・・ずっと、先生でいたかった」
顔を覆う手の隙間から涙が零れ落ちると同時に、風鈴がちりん、と、また鳴った。その
後も涙が落ちるたびに風鈴は共鳴し、すすり泣く晶子を哀れむような音色を奏でたの
であった。
おしまい
647 :
毛根力パゲ太:2006/06/25(日) 00:53:38 ID:wSDVjXHO
ゲーパロの、旦那ひとりじゃ、しんどいや。
五 七 五
季語なし。
パゲ太さん GJ!!!
いや実は明日試験で緊張してたんですが、寝る前に良いもの読ませて貰ったお陰で安らかに眠れそうです。
しかし晶子先生セツナス (´・ω・`)
将来旦那が早死にして、成人した川本君あたりと再会&恋愛して欲しい…
とか思いつつおやすみなさい。
ネタGJ!!
パゲ太氏 GJ!
晶子先生が5人連れの生徒とやりまくったってのも、嘘かもしれないんだなぁ。
GJ!
なんつー先生だと思ったらそういう理由があったのか…
646でちょっとぐっときてしまった…
はじめだけ読んで先生に嫌気が差していた、
そんな自分が醜い。
>>629 超GJ!
見やすくていい保管庫です。
あらためてHR属性はすごい人がそろっているなあと実感。
続き&新作にwktk。
そしてこれから来てくれる職人様にもwktk。
>>640-647 毛根力パゲ太様
うはー、これは良いHRです!
このエロ、この背徳感、この切なさ、このHR。素晴らしいの一言です。
……このHN、ひょっとして女性上位のスレの職人様ですか?
>653
ふふふ。ちなみに478あたりに書いたのもそうでし。
655 :
保守屋:2006/06/26(月) 20:36:26 ID:PCd4Lha+
『暴君凶宗』
「うぅ・・・・あぁぁ・・・・。」
行灯の炎に照らされた布団の上で、男と女が交合っていた。
男は女の尻を掴み、後ろから激しく突き込む。
女は獣のように尻を捧げ、快楽を貪り、喘ぐ。
男の名は、鬼堂凶宗。(きどう まがむね) 21歳。
5年前、天下統一を望まぬ凡人だった父を自らの手で惨殺し、その首の前で義母を犯して孕ませた男。
(実母は彼を産んだ直後に死亡)
そして先代派の粛清後、その類まれなる武術と智謀で虐殺、略奪、強姦を繰り返し、次々と領土を広げていた。
女の名は、凶宗の正室 お葉 17歳。
元は家臣の娘だったが、3年前、凶宗に見初められ、その日の晩に犯されて妻となった
656 :
保守屋:2006/06/26(月) 20:38:21 ID:PCd4Lha+
「と・・・殿・・・お許しください・・・・。ややこが、おなかのややこがぁ・・・・・。」
そう・・・・、お葉の腹は大きく膨らみ、3人目の命をその中に宿していた。
「・・・・本当にやめて欲しいのか?」
凶宗は、いつもの無表情のままで知り尽くした女の膣をかき回す。
彼女が最高に感じる場所を、ゆっくり、ゆっくりと・・・。
「んぁぁぁ・・・・・・だめ・・・だめなの・・・。」
そう言いながらも、お葉は熱い吐息を漏らし、瞳を潤ませて最高の快楽を味わう。
「大体、腹ボテでヤるのは初めてじゃないだろ。
こいつの兄貴を孕んだ時も中に出して、とせがんでいたくせに・・・・。」
「そ、それは・・・。」
いくら我が子を守り、交合を止めさせようとしても、凶宗は絶対に許してくれない。
何度も何度もお葉を絶頂に追いやり、彼女が自ら中出しのおねだりをするまでは・・・・。
「ほら、いつものように思いっきり叫べよ。そうすれば楽になれるぞ。」
「いや・・・いやです・・・もう許・・・・あぁぁん!!」
毎晩可愛がられ、今夜も5度の射精を受けた肉穴からは激しい情交の証が滴り落ち、しとどに布団を濡らす。
首筋をちろちろ舐められ、尻を撫でられ、乳を優しく揉まれる・・・・・。
他の女を抱く時には絶対にしない、今この時だけ垣間見える彼の優しさ・・・・・。
それは、凶宗がお葉を心から愛している証だった。
657 :
保守屋:2006/06/26(月) 20:39:29 ID:PCd4Lha+
「ああ・・・・・ずるいです・・・。
こんな、こんなのされたら私が逆らえないの知ってるくせに・・・・。」
いつしか彼女は自ら尻を振り始め、意図的に肉刃を締め込み、ただひたすら絶頂の悦楽を求めていた。
「ふふ・・・・、やっぱりお葉は可愛いな。さあ・・・・。」
「はい・・・、お葉は・・・・お葉はいやらしいお母さんです!
おなかにややこがいるのに、殿の・・・ううん、凶様のおちんちんをくわえこんで、きゅんきゅんしめて、
おしりをふって、穴の奥の奥に子種をほしがっちゃうんですぅ!
あぁ、凶様、まがさまぁ!どうか、お葉にお情けを・・・・。」
「ああ・・・・今・・・くれてやる!!」
「きて!きて!はぁぁぁぁぁぁん!!!」
その瞬間・・・・・2人は時が止まったように動かなくなり、至福の時を味わっていた。
「んんっ・・・、うぅ・・・・・はあ・・・・。」
結合を解き、新鮮な子種が肉穴から溢れ出す。
さすがに疲れたのか、お互い向かい合うようにして寝転がる。
(はふ・・・・また・・・・やっちゃった・・・・)
お葉は子を宿した腹を優しく撫で、慈しむ。
「もう・・・・だめですよ。私と凶様の大切なややこなんですから・・・・。」
そう言って、ぷうっと頬を膨らませるが、その顔は悪戯小僧を叱り付ける母親のようでもあった。
「ははは・・・悪い悪い。」
「ほんとにそう思ってますか?どうせ明日の朝も私に悪戯するつもりなんでしょ?」
「まあな。」
「まあな、じゃないでしょ?まったく・・・・。」
凶宗のおでこをつんつんつつき、時折口付けを交わすお葉。
658 :
保守屋:2006/06/26(月) 20:40:18 ID:PCd4Lha+
「さて、そろそろ寝るか。・・・明日は面白くなるからな。」
「?何かあるんですか?」
「ああ、とっても楽しいことさ。」
その瞬間、凶宗は残忍な笑みを浮かべた。
「・・・・・そうですか。」
何をするかは察しがつくが、彼女はあえて聞かなかった。
全ては愛しい人のため・・・・。
たとえそのために地獄へ落とされようとも怖くない。
2人なら地獄の苦しみにも耐えられる・・・・。
「じゃあ、お布団かけますね。おやすみなさい・・・・。」
「ああ、おやすみ・・・・。」
凶宗は最愛の妻の乳を吸いながら、心地よい眠りに落ちていった・・・・・。
659 :
保守屋:2006/06/26(月) 20:45:12 ID:PCd4Lha+
ども、このスレでは最初の方で「2人目がほしいけど、俺の稼ぎじゃな・・・」ってやつを書いてました。
でも時代物ってこのスレ的にはどうなんでしょうね??
不評かもしれんな・・・・orz
>>659 大丈夫じゃないかな?
少なくとも俺としては戦国時代なだけにその後の展開の妄想が止まらないぜw
ちょっと話は変わるけど「」の中の文章に。をつけるのはあまりよろしくないからそれは少し気をつけたほうがいいかも知れんね
661 :
保守屋:2006/06/26(月) 20:57:49 ID:PCd4Lha+
>>660 はい、これから気をつけますね。
で、その後の話は敵国侵攻→主君から雑兵まで強姦孕ませヒャッホイだったんですが・・・
需要があるかどうかわからんのでカットしました。
>>661 せっかくだし、俺も続きを要望します
作者様の妄想具合を是非とも見てみたい
出来上がるまでずっと裸で待ってますね。
>>654 やはり……。
あなたの描く背徳セックルはエロくて強烈です。
あのスレの梓×亮二を読んで強烈な印象を受けたからこそ、
そのアンチテーゼ的な年上妻・美佐子という徹頭徹尾旦那ラブラブキャラが生まれました。
ゲーム上子作りが必須な俺屍シリーズを除けば、あれが私の初HRキャラでもあります!
>>655-659 うまいです、エロいです、GJです。
時代劇はエロいです。需要めちゃくちゃあります。ぜひ続編を。
特に正妻物は、子作りに直結するのでナイスです!
新しい側室とかに嫉妬しながら「もっとたくさん貴方の子供産みます!」と
ガンガル正妻さん(旦那の寵愛ランキングも不動の一位)が大好きです。
666 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/27(火) 06:45:20 ID:6nMhF5Wb
漏れら極悪非道の孕ませスキーブラザーズ!
今日も保守のためにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ∧_∧ age
(・∀・∩)(∩・∀・) age
(つ 丿 ( ⊂) age
( ヽノ ヽ/ ) age
し(_) (_)J
667 :
保守屋:2006/06/27(火) 07:58:29 ID:JWnWbf/O
>>664 ゲーパロ氏からお褒めの言葉をいただけるとは光栄です。
もともと「Y十M」とか「センゴク」とかが大好きなので、ノリノリで書きました。
ただ、史実にとらわれると自由に書けないので実在する人や地名などは一切出さない方針です。
そして今後のキャラ候補
↓
お夕(31)
主人公の義母。
主人公に夫を殺された後に犯されたが、今は完全に陥落している。
お初(23)
「天聖山焼き討ち」(比叡山のようなもの。ちなみに尼寺。)の時に鬼堂軍に捕まった尼僧。
主人公に犯されて側室になったが、今でも髪を伸ばさず、毎日仏に祈っている。
でもHは嫌いじゃない。
668 :
保守屋:2006/06/27(火) 08:07:09 ID:JWnWbf/O
朧(20)
主人公に女の扱い方を教えた夜の先生。
初体験の相手でもある。
非常に妖艶だが、その出自は一切不明。
「雪丸」という真っ白な猛犬を飼っている。
まあ、今考えてるのはここまで。
どうでもいい話で恐縮だが、妊娠中に中田氏すると
子供が流産ないし早産する恐れがあるのでおすすめDEKINEEEEEEEEE
細かいこと言うなよw
ボテ腹の中身まで気遣うのが真のHRと信じる俺は異端審問にかけられてきますねwww
現実では母体はそりゃあもう大切にあつかってやらにゃあいけませんが、
フィクションなんだからむしろ胎児も妊娠するくらいの勢いでやったって
かまわねえってのが真のHRと信じるおいらはどうなんだ(´・ω・`)
>>672 てか腹の子に何かあるなんて事フィクションじゃそんなに無いだろ。まあ作者によるんだけどな
保守屋氏の場合は・・・・普通に生まれて来るに1ペソ
>>669 二次元の子はちょっとやそっとの衝撃で流れるほど弱くありません!
>>672 あ〜,その設定,どっかのサイトで見た覚えが有るな
ていうか、精液よりも乳首やクリ刺激でイッちゃうと
子宮が収縮するから、流れやすくなる、と思うけど。
ウチは出産のために里帰りするまで、出し放題であった。9ヵ月迄…。
明日検診って時だけ、ゴム装備。やっぱり恥ずいもんね。
生々しくてスマソ。経験者談です。
誰も3Dの話など求めていないことにそろそろ気づけばいいと思う。
保守屋殿GJ!
ぜひ続きを!
でもせっかく時代物ならセリフも「ボテ腹」とか使わないほうがきれいな気が…
細かいですね、廊下で正座してきます。
680 :
保守屋:2006/06/28(水) 21:23:35 ID:YEvCjSda
第2話 尼僧 お初
椛山城(もみじやまじょう)・・・・・
戦国の修羅・鬼堂凶宗が生まれた城である。
その城の中の小さな仏間の中で、一人の尼が念仏をを唱えていた。
名はお初。(法名 白蓮)齢23。
もともとは日の本一の聖地・天聖山正連寺の尼だったが、
鬼堂家に大敗した大名「芦名 政盛」がこの尼寺に匿ってくれと泣きついてきた時から彼女の運命は変わった。
誰もが予想しなかった凄惨な焼き討ち。
芦名家の将兵や寺の宗主はもちろん、若い女を除く全ての者が殺され、
生き残った女達も鬼堂の陣に連れ去られ、偶然凶宗の相手に選ばれたお初以外は、皆鬼堂の将兵の陵辱を受けた。
そして彼の側室となり、時も場も選ばず種をつけられ、すでに憎き男の子供を産んだ今も髪を伸ばさず、
いつか太平の世が来ますように、と祈り続けているのだ。
681 :
保守屋:2006/06/28(水) 21:25:04 ID:YEvCjSda
「またここにいたのか」
後ろからかけられた低い声。
恨んでも恨みきれぬ男・・・・・。
しかし、お初は読経を止めずに目を閉じて祈り続ける。
「よっぽど仏の前で犯されるのが好きみたいだな」
凶宗はお初の後ろに座ると、彼女の乳を袈裟の上から触り始めた。
それでも彼女はちら、と振り向くだけで読経を止めない。
両乳を荒々しく揉みしだく男にかまわず、ただ、ひたすらに・・・
帯を解かれ、直に乳を触られ、黒い茂みに手を伸ばされても、お初の集中力は全く衰えなかった。
「へえ・・・・伊達にヤられまくってる訳じゃないって事か」
「・・・・・・・っ!!」
凶宗は彼女の膣に飲み込ませた張形を動かし始めた。
主と交合う時以外は決して外してはならない穴奴隷の証。
もちろん尻穴にも同じものが入っており、そこもいつでも使えるように調教されている。
敏感な場所をかき回されたせいで細い眉をひそめ、唇を噛むお初。
「ふ、結局抜かなかったのか。所詮お前も義母(あいつ)と同じ・・・・。俺の意のままに股を開く牝犬なんだよ!」
それでもお初は気丈に念仏を唱えようとするが、膣内の張形に意識を蕩かされ、もはや言葉になっていなかった。
682 :
保守屋:2006/06/28(水) 21:26:29 ID:YEvCjSda
「仏などにすがってどうする。お前の崇めるべき者は俺だけだ」
膣だけでなく尻穴の張形まで激しく動かされ、はあはあと荒い息を吐く・・・・
でも・・・・足りない・・・
その時、肉欲に溺れ始めた尼僧の耳元で・・・・
「・・・・咥えろ」
「!!!」
・・・・・鬼が甘く囁く。
ここで抱かれるのはもう何度目だろう。
そのたびに憎いはずの男の腰にがっちりと足を絡め、自ら種を求めてきた。
祈りを捧げ、平和を願うための場所で股を広げ、肉の塊となる。
いけないとわかっているのに・・・・・結局はその背徳感に溺れてしまう。
お初は仏前に尻を向け、鬼の前にひざまづき・・・・・
「・・・・はむ・・・・」
かつて自らを孕ませ、そして今また種をつけようとする暴威を咥え、愛しげに頭を振り始めた・・・・・
「ふう・・・・相変わらずお前の口取りは絶品だな」
「ふっ・・・・う・・・・むぅ・・・・・」
目を閉じ、一心不乱に肉棒をしゃぶる麗しき尼僧の乳に手を伸ばし、やわやわと揉む。
「おい」
そう言って寝転がる彼の意図を察し、彼女は凶宗の顔を跨ぎ、再び奉仕を始める。
「んぅぅぅぅっ!?」
股と尻の穴で飲み込んだ張形を一気に抜かれ、代わりに舌が潜り込む。
「あああ・・・・そんな・・・・うぅ・・・」
前戯の中でも一番大好きな行為に身を震わせ、肉棒をしゃぶる早さも更に激しくなっていく。
穴の中を舐められ、蜜をすすられ、豆を吸われ・・・・もう、たまらない。
「そろそろぶち込んでやるよ。嬉しいだろ?」
お初は頷き、微笑みながら足を持ち上げ、側位の体勢で股を広げた・・・・・・
683 :
保守屋:2006/06/28(水) 21:27:39 ID:YEvCjSda
「あぁぁぁっ!!!」
袈裟の帯を解かれただけの半裸の尼が、憎むべき男の子を孕むために腰をすりつけ、
待ち望んだ快楽を思う存分味わう。
「そんなに俺のがいいのか?この阿婆擦れが!!」
「んぅっ!うぅんっ!くぅぅぅ・・・・・」
もはやそこにいるのは肉欲に狂った一匹の牝だった。
気持ちいい。もっと。奥の奥まで。
「ケツを向けろ。獣のように犯してやる」
いったん結合を解くと、お初はすぐにフリフリと尻を振り、流し目を遣る。
「お・・・らっ!!」
「く・・・ぁぁぁぁぁぁっ!!!」
尻肉と腰が打ち付けられ、小気味良い音を立てる。
(ああ・・・果てたい・・・・このまま・・・)
目を閉じ、後ろから与えられる快楽に集中する。
「・・・・孕みたいか?」
「え・・・・」
急に動きを止めた凶宗は、子宮口に肉棒を押し付けたまま淫らな牝尼に問う。
「仏の前で思いっきり果てて、子種を仕込まれたいかって聞いてるんだよ」
お初は目の前の仏壇に気づき、迷いをめぐらせるが・・・・・凶宗がそれを楽しんでいることは知る由も無かった。
「どうなんだ?」
ぐり・・・ぐり・・・と、肉棒で子宮口を擦られるたびに、お初の愛欲が増していく。
もう、逆らえる理由などあるはずが無い。
「はい・・・産み・・・ます・・・また・・・あなたのややを・・・孕ませてください・・・・
今度は・・・・女の子が欲しい・・・・」
「ああ、一発で孕むくらい濃いのを出してやるよ」
「うれしい・・・・」
再び始まる激しい交合。
今度こそ・・・・高みへ・・・・
「はあ・・・はあ・・・初は・・・初はもう・・・・・」
「ああ・・・俺もだ!!出すぞ!!」
「どうぞ・・・・元気なお種を・・・・初にくださいませ・・・・・」
「くっ!!」
「っ・・・・・・・・」
男は尻を掴み、隷妾の子宮に子種を流し込む。
女は尻を捧げ、主の子種を一滴残らず受け止める。
684 :
保守屋:2006/06/28(水) 21:28:47 ID:YEvCjSda
「ふう・・・・・」
結合が解かれ、2人は畳に倒れこむ。
(仏様・・・・お許しください・・・・)
大きく広げた股座から、愛欲の証があふれ出す。
(私は・・・・愛と信心と憎しみ・・・・どの道に生きればよいのでしょうか・・・・・)
その答えが見つかる間も無く、男は再び自分の体を求めて来る。
(誰か・・・・教えて・・・・・・)
正常位で貫かれながら、お初は苦悩の涙を流した。
685 :
保守屋:2006/06/28(水) 21:31:27 ID:YEvCjSda
お初編終了。
つーか、なんで尼さんが出て来る孕ませゲームがほとんど無いわけ?
(喪服妻の序盤だけじゃないか!)
孕みたがる尼さんが好きな人は俺だけじゃないはずだ。
尼さんHRとはまた珍しいな
しかしエロいのでオッケー!
GJ!
687 :
保守屋:2006/06/29(木) 16:02:46 ID:1j/joq1Q
>>686 ありがとうございます。
やりようによってはかなりエロくなるジャンルなんですがね。
俺は「喪服妻」の体験版に出てくる尼さんだけで満足して、製品版は買いませんでしたw
一応、男装の若武者捕獲編とか考えてあるんですが、連投すると神様が来なくなるので読者に戻ります。
誓約の流浪投下です。誓いを果たすために今っ。
でも締め切り1日遅れましたごめんなさい。無駄にでかくてごめんなさい。
あと孕み成分ちょっと薄め……。てか、ヒロイン一人っきりハーレム?
---------------------------------------
帝国花鳥譚 64k
tp://ccfa.info/cgi-bin/up/src/up30694.zip
---------------------------------------
以上、終了。お目汚しでした! 今回は書いてる人だけ全力投球。
>>688 チクショウ、携帯からじゃ見られないZE!!後で保管庫で読もう……。
>>687 史実の比叡山延暦寺焼き討ち事件とほぼ同じですな。
最終的には部下に寝込みを襲われて炎の中で死体を残さず死亡ですな?
>>688 んぎゃあああぁっ。
なンですかこのエロかわいいのは!
ひらがなしゃべりの萌えッぷりは!
テキストのリズム、句点の打ち方、比喩表現隠語、そして悩む若人。あとメイ・・・もとい内侍長。
で、えちーで解決。というか耳。
作品クオリティ高いッす。特に耳。
ハーレムスレでも人外スレでもロリスレでも通用しますぜ、このロリ耳はッ。
加えて単体としても十二分に堪能できるのに、まだ続きが期待できるとは。耳。
正直ウハウハです。耳とかロリとかあと耳とか。
作品に満腹しつつも続きに期待してます。
メイ・・・もとい内侍長はえちアリでしょうか?
雪加はツンデレでしょうか?
瑠璃鶲はIMEで出るんでしょうか?
期待は膨らむばかりです。
長々と書いてしまいましたが一言に要約すると「GJ!堪能しました」になります。
いいものを読ませていただきました。
693 :
名無しさん@ピンキー:2006/06/30(金) 03:43:28 ID:J1tG9igW
良スレage
>>685 GJ!
尼さん孕ませって……(・∀・)イイ!
続編もwktkです。
和風、いいなあ。
>>688 来てくれた!!
ありがとうございます!
予想以上の大作で素晴らしいの一言。
つか、昨日はこれ読んで禁断少女に会ってしまいましたが?w
やっぱり孕ませになってしまいましたがw、あれをあなたに捧げます。
すまぬー。ロダって流れ早いんだよね。
かといって30もレスつかうのも心が痛むので
tp://www.degitalscope.com/~mbspro/userfiles_res/database/91.txt
まとめスレロダにあげたよ。多分、流れない。
んで、txtなんで、携帯でも読める。よく判らんけど。
(でもTxtなんで、Webとしては普通に読みづらいかも)
gjくれたひとありがと。感謝!!
続きがあるかどうかは、クーラーの修理次第ということで水風呂に。
陵辱系・和モノです。
細かいアラが多々あると思いますがお目こぼしください・・・。
699 :
天の鏡:2006/07/02(日) 00:23:30 ID:xHtQDmCC
大和郷から「天の鏡」が略奪され、宮司である武頼が妻子もろ共惨殺され、
館に火が放たれたのは先の朔月夜であった。
武頼の妹である巫女姫日名子は、側近からその報告を失意の中で聞いたが、
同時に自身が何をすべきか素早く思いめぐらせた。涙に溺れている暇はない。
その昔、天照大神の子がこの大和郷に社を構えた。二人の子に恵まれ、ひとりは巫女として国を護り、
もうひとりは妻を娶って子を成した。以来必ず男女の双子が誕生し、女は巫女に、
男は宮司にという伝統のもと、永くこの地を守護してきたのである。
その惨殺者は黒沼国の蒜命という豪族である。
昼間は滅多に外に出ることのない一族で、由緒はあるがどこか不穏の香がする
というのが専らの評であった。
大神から恵与され郷の象徴である天の鏡を変換して欲しくば、
清浄をもって旨とする巫女姫、日名子を蒜の嫁として差し出すよう、
燃え落ちた瓦礫のなかに白い矢文が突き刺さっていたのを、生き残った
従者が離社に住まう日名子の元まで駆けつけ、おそるおそる手渡した。
巫女姫の淡い色を湛えた頬は一気に紅を増し、恥辱に耐えようとその唇は
強く噛み締められ一層深みをきつくした。
「兄武頼の血が根絶やしになったということは」聡明な日名子は急いで
考えを巡らせた。
「わたくしがこのまま巫女として生命を全うしたとて、いずれ大神の血は絶えて社は滅ぶであろう。
その上、象徴である天の鏡もない・・・わが身に代えても郷のよりどころを取り戻さねばならぬ」
700 :
天の鏡:2006/07/02(日) 00:24:22 ID:xHtQDmCC
こうして、この望月の夜にひとりの花嫁の輿入れが決まったのである。
白い着物に身を包んだ巫女姫の美しさは比類なき造形で、神をも歎ぜせしめるほどの輝きを
発散していた。膝下まで真っ直ぐ伸びた艶やかな黒髪は漆を塗ったように光を放ち
しかし神(髪)を結ぶ証として白い和紙紐できつく根元から束ねられている。
満月のように白い顔に描かれた柳眉は緊張のためか外側へ向けてつりあがっているが、
その下の双眸は黒曜石の輝きを潤みのなかにもたせていた。ほのかに赤い唇は一文字に
引き結ばれている。
あれほどの美貌を封じるのはつくづく惜しむべきと民衆が憂えていたものだったが、
まさか敵国の交換物としてその清浄に墨が落とされるとはと、望外の嘆息が郷中を疾走した。
黒沼国に巫女姫を乗せた輿が到着し、彼女は静かに御殿に招き入れられた。
従者たちはかねてからの約束どおりすべて大和郷に帰らせる。
ひんやりと広い居室にひとり、どれくらいの時間が経過しただろうか。
やがて、ひとりの長身の男が目の前に腰を下ろした。
「よくおいでなされた、大和郷の巫女姫、日名子殿。お噂以上にお美しい。
私が当主の蒜です」
「余計な挨拶はおやめなさい。それより天の鏡を速やかにお返しくださるよう」
「勿論お返しいたしますよ・・・貴方が約束を果たしてくだされば」
無遠慮に笑む男の面をきっとした視線で睨む。
男はやおら立ち上がり室内をゆっくり歩き始めた。
「巫女姫は当然ご存知でしょう・・・我が国の最も初めに誕生した赤子が両親にどのような
扱いを受けたのか」
無言で蒜を見返す日名子を見つめ、男は巫女姫の周囲を徘徊しながら言葉を続けた。
「そうです、赤子は骨の緩い蛭子だったため、親であるイザナギ、イザナミに棄てられた。
はっ、この国の創生神の、最初の親の行いは子棄てだったというわけだ」
「何を不遜な・・・・そなた」
「否定できますか?巫女姫殿」
皮肉な目を日名子に向ける。日名子は負けずに視線を跳ね返すように睨み付ける。
「慈しまれて育った日名子殿には、親に棄てられ抱かれたことすらない子どもの気持ちはわかるまい。
蛭子は親を呪い、周囲を憎んだ。・・・その念は脈々と子孫に連なり、いつしか固い意志となった。
イザナギ・イザナミの血を最も色濃く引く末裔を穢し、その力を我が手に得んとね」
「まさかそなたが」
息を呑む美少女に蒜はゆっくり歩を進めていった。
「そう、俺がその蛭子の末だ・・・最も濃く尊い血をになう大神のご子孫を今こそ」
701 :
天の鏡:2006/07/02(日) 00:25:05 ID:xHtQDmCC
ゆっくりと細い肩を掴まれた。びくりとして逃げようとする力を後ろからまわした腕で
絡めとり、空いたほうの腕で強固に合わされた襟元を素早く広げる。被布と肌に溜められた
熱気が女の甘い匂いをからませながら周囲に立ち込めていくのを、蒜は楽しげに嗅いだ。
「何を!」
日名子は男の頭を両腕で押しやろうとしたが、その隙にからげ取られた腰紐で、両手を
後ろにしっかりと縛られてしまった。壁に背中があたり、男に挟まれる格好になる。
「まず、母親がわりに甘えさせてもらおうか、何も知らぬので無礼があるかもしれぬが」
先ほどの慇懃無礼な口調をかなぐり捨て、穏やかながら命令調の声音を響かせた。
ゆっくりと襟から白く透きとおるような肩を露出させ、肘まで着物を引き下げる。誰にも見せたことのない
白く形の良い胸乳が男の前にぶるぶると震えながら零れ落ちた。
日名子が何か言う前に、蒜はその谷間に顔を埋め、熱い吐息をあてた。
「柔らかくて温かい。吸い込まれそうな感触だな」
「いや・・・・離れて・・・」
嫁ぐということの意味を頭ではわかっていたものの、日名子は男の不精髭が自分の乳に
痛く刺さるたびに、どうにも説明のつかないおぞましさが背筋を這い回るのを少しでも軽減するため
身をよじらせた。
蒜は当然そんな言葉に耳を貸すはずもなく、無遠慮に片方の乳に強く吸い付き、もう片方の
乳に指を深くめり込ませた。舌のぬめりが突起を転がし、つついたかと思うと一気に
吸いついていく。甘く噛み付く。日名子は全身の血が一気に泡立ち、乳首に集中したような感覚を
覚えてかすかなうめき声を漏らした。蒜はすかさずもう片方の乳をもみ上げる。絞るように
握り締めたかと思うと、重さを楽しむかのように掌に乗せてかるく揺らす。また下から上へと
指先を使って撫で上げていく。
交互に弄ばれた豊かな乳房は汗と唾液で淫靡な艶を放ち、甘い体臭がそれをゆるやかに
包み込む。蒜がわざと音を立てて乳首を唇で弾き出したとき、日名子の忍耐は静かに
切れ始めた。
702 :
天の鏡:2006/07/02(日) 00:25:35 ID:xHtQDmCC
「お願い・・・やめて・・・うっ・・・く」
「これはそなたの---そなたに血を与えた者たちの罪だ。巫女姫に贖ってもらうしかない。
諦めてその身を我が手に委ねろ」
涙を湛えた黒い瞳が自身の胸に視線を落とす。男の舌で嬲られた筋がまだいくつも
走っているうえ、蒜は次から次へと新しい線を描いていく。乳首は既にもともとの桜色ではなく
吸い続けられて紅蓮に腫れあがっていた。
ぽん、と小気味よい音を響かせて男はようやく乳首を解放した。
ほっとする間もなく、いつの間にか肌蹴られた腹にその腕が伸びている。ゆっくりと
舌を下腹部に走らせながら、蒜は必死に仰け反るのをこらえている日名子の
表情を時折観察した。日名子の背中は壁に押し付けられ、腕はまだ後ろで
結わえられたままである。少し放心し、光が宿らなくなった瞳を眺めつつ、片手を
秘所にあてた。
「あっ」
短い悲鳴とも喘ぎともわからない声が漏れる。慌てて投げ出した両脚を閉じようと
試みたが、蒜の魔手に淫らな刺激を与えただけだった。
「すっかり濡れているぞ」
いかにも愉快といった風情で蒜は蜜壺から得たものを手に取り、日名子の
頬に擦り付けた。不快感でゆがむ顔すら悦楽の極みである。
日名子の膝を自分のほうへ引き寄せ、上体を押し倒すと一気に抵抗する
膝を広げて間に身体を挟みこむ。中指で女陰を撫でながら、先端を親指と人差し指で
摘みながら軽く引っ張ると、日名子の顔がますます歪み、嫌悪と快楽の響きが混じった
言葉が熱い吐息とともに漏らされた。
「やめて・・・弄ばないで・・・くっ・・・お・・・願い・・・」
「まだまだ、これくらいで屈服されてはつまらぬ。我が一族の恨みは一夜で解消されるものではないぞ」
酷薄な唇が小さく動く。秘所の周辺を彷徨っていた中指がその窪みに真っ直ぐ立ち、一気に
第二関節まで押し入った。
「きゃ・・・あ・・・いっ」
清冽な泉が湧き出ていても、一度も誰にも触れさせた事のない部分への刺激はかなり
強烈なものであり、日名子は痛みに耐えかねて喉の奥で小さな咆哮をあげた。
蒜の指がそのまま中を静かにかきまわし、そのたびに電流が走ったように柔らかな全身が
激しくうねる。ぴちゃぴちゃとした音が自身から発せられているとは信じたくなかったが、
耳を覆いたくても背の下で合わされた両腕は自由にならず、日名子は何度目かの溜息を
漏らすしかなかった。
703 :
天の鏡:2006/07/02(日) 00:26:09 ID:xHtQDmCC
やっと中指を抜き取ると、男は息も整わない日名子の腰を高く持ち上げると両脚を盛大に開き、
太腿に両腕を絡めてまだ滴っている秘所に鼻をあてた。
「盛った雌の匂いだな」
残酷な言葉とひんやりした鼻の感触と、男に見られているという恥辱が日名子を狂態に駆った。
激しく腰を振り、脚をばたつかせて蒜の攻撃から逃れようとしたが、想像以上に頑健な腕は
鉄のように微動だにしない。そのうち、ちゅくちゅくとした音が股間から聞こえてきた。
蒜が、日名子の花弁に唇をあてて溢れる蜜を吸っているのである。
時々先端に鼻があたり、微妙な刺激を与える。唇が大きく開いたかと思うと、舌が内部に
傍若無人に進入し暴れまわった。日名子の喘ぎ声が悲嘆の色を増し、かすれ始めてきた。
「あ・・・うっ・・・いや・・・あ」
桃色に染まった全身を見下ろしながら、蒜は嘲るような笑みをその顔に浮かべた。
「そろそろか」
抱えていた腰を床に戻し、逃げられないように腹に自分の足を乗せて牽制しながら
蒜は着衣を脱ぎ捨てた。
「俺の身体をご覧じませ、巫女姫様」
涙のたまったうつろな赤い目が男の肌に落とされる。
思わず息を呑んだ日名子の顔を見て、蒜は軽く微笑した。
その身体は全体的に海月のように透明で、窓から差し込む淡い月光を刺し通している。
透けた肌から白い骨がうっすらと見える。向こうの煤けた塗りの桟が男の胸板の
部分から見透かすことができた。
「これが蛭子神の末裔の証だ。光に負けぬ、陽光の中で生きていける肉体を持つには
どうしてもそなたの肉が要るのだ」
704 :
天の鏡:2006/07/02(日) 00:27:02 ID:xHtQDmCC
ゆっくりと日名子の戒めを解き放ち、残っていた着物を全て剥ぎ取るとそのまま
巫女姫に覆いかぶさる。男の熱い匂いが彼女にまつわりつき、それだけでも
圧倒されそうだったが、必死に華奢な身体を左右に振って思うままにさせまいと
か弱い抵抗を試みた。
「果敢だが、無駄なことだ」
鼻先で笑うと、男は立ち上がった自身の肉を、日名子の洞穴の入り口に宛がった。
日名子の瞳が驚愕と諦観の混じった色をおびて引き絞った弓のように丸く見開かれた。
「いや・・・やめて・・・」
そのまま男はゆっくりと腰を静めていく。半分くらい肉を分け入ったところで、
日名子は全身を貫く激痛のためその身を硬直させた。
「もっと力を抜け。そなたが苦しいだけだぞ」
その言葉に素直に従えるはずもなく、日名子は一層その裸身を強張らせた。
押し寄せて締め付ける肉襞の収斂を楽しみながら、男はなおも沈着な侵入を
やめようとはしない。日名子の喉から動物に近い絶叫が放出されたが、全く
意に介さず、突き当りまでじわじわと肉刃を突き通した。
ぬるんだ愛液が襞とともにまとわりつき、双方に絶妙な感覚を与えている。
蒜は喘ぐ日名子を激しくかき抱き、そのまま静かに全身で女の肌合いを
感じていた。甘い吐息と沸き立つ芳しい香り、しっとりしたきめ細かな白磁の肌。
肌を密着させることでそれらを余すことなく堪能する。
繊細な指は、もうほとんど抵抗する力を持っていなかった。ただ、時折小さな
弧を空中に描くばかりであった。
「動くぞ」
宣言してから、ゆっくりと女の上で腰を動かす。彼自身が出し入れされるたびに
巫女の身体は意に反して大きく仰け反り、二つの身はひとつの揺籃になった。
入れると誘うように出るときは縋るように肉襞が絡み、少しでも退けばその熱い肉を
埋めるがごとく内部の襞が押し寄せてくる。蒜は、眉間に深い皺を寄せ苦悶の
表情を消さない女を飽かず眺めた。唇は半開きになり、頬は火照りのあまり
紅潮している。
もっと乱したい。
その暗い情念は祖先からの血が成す業か、或いは。
蒜の動きが突然早くなった。日名子の焦点の合わなかった瞳に黒曜石の色が僅かに戻り、
耐え切れずに嬌声を放ち出した。
「いや・・・もう・・・だめ・・・あ・・・あ・・・」
片手が細腰を捕らえ、片手が乳房を嬲る。
「日名子」
名前を呼ばれて男の顔が間近にあるのを日名子が気づいたとき、はじめてその
唇が塞がれた。
705 :
天の鏡:2006/07/02(日) 00:27:36 ID:xHtQDmCC
下からは肉塊に突き上げられ、豊かな胸乳は激しく揉まれ続けている。抵抗の叫びは
蒜の唇に封じ込められる。首を振って一度は唇を離したものの、すぐに黒髪を
指に絡ませ向き直させられる。今度はゆっくりとした口付けだった。
「神から解放された只の女には、これは要らぬな」
髪を結わえていた和紙紐を引きちぎる。神との絆を引き裂かれたような感覚を覚え、
日名子は悲鳴をあげた。さらさらと光沢を放って零れ落ちる黒髪の感触を目と指で楽しみながら、
彼女の下に敷かないように上方へすくいあげる。
巫女の荒い息遣いを己の体内に送り込むように吸い込み、蒜は日名子の舌を追い求める。
生々しい唾液の味に眉をしかめ、必死に逃れようとするが甲斐なく脆弱な舌は絡め取られた。
「・・・!」
鼻で息をすることを一瞬忘れ、必死でもがくが、蒜はゆっくりと口内を蹂躙し、
日名子は男の落とした液を飲み下すまで唇を離してもらえなかった。
蒜の唇は嫌悪感に淀む日名子の瞼や頬、額、首筋と余すところなくその刻印を施していく。
身をくねらせれば、その向き合った肌をゆるく吸引する。どうにも逃れようがなかった。
「もう・・・限界だな」
やや恍惚とした響きを含んだ息が耳朶にかかり、甘噛みされる。
男のものが固く引き締まったように感じた刹那、彼女の奥底へ目がけて熱い精が
激しい勢いで放出された。
日名子の絶叫は、男の唇の中に飲み込まれていく。
706 :
天の鏡:2006/07/02(日) 00:28:14 ID:xHtQDmCC
果てても蒜は日名子から己を抜き取ろうとはしなかった。まるで異物ではないと、常から
一体であったと錯覚させるかのように、ゆるく動いて内部に馴染ませる。
子種を封じ込めるがごとく、長く長く。
随分時を経てからようやく全部抜き取った。蒜は自分の身体を見下ろし、
少し微笑を浮かべながら組み敷いた女に語りかけた。
「創生神の末裔よ。大したものだな、そなたの血筋は。俺の身体を見ろ」
濁って何も考えられなくなった頭をゆっくり振りながら、日名子は男の命令に従ってその身体を見つめる。
先ほどよりも肌の色が濃くなり、もう月の光に透ける肌合いではない。実り始めた果実のように
しっかりとした肉が色づきはじめている。
行為の最中は、殆ど目を瞑り何も目にしないようにしていた日名子だったが、確実な
変化を認めないわけには行かなかった。
「だが、完全に呪詛が解けた訳ではない。
そなたと俺の血を持つ子がこの世に出づるとき、やっと俺は・・・一族は血の楔から解放される」
「いや!妻になっても、子を成すなんて、絶対嫌!」
「わからぬ女だな・・・普通嫁したら子を成すもの。例え兄を殺めた憎い相手が夫でもな」
ぐったりと熱を帯びた日名子を抱き上げると、蒜は再戦のために別室に入った。
707 :
天の鏡:2006/07/02(日) 00:29:03 ID:xHtQDmCC
「・・・これは」
「このために取っておいた。自身がどんなに淫らか神の前で証明してくれ。婚姻の証だ」
どこにそんな気力が残っていたのかと思うほど、猛然とした勢いで戸口へ向かう日名子を
易々と抱き取る。蒜は「天の鏡」を前に、もがく日名子を膝の上に座らせ、背後から抱きしめて
乳房を揉み上げる。耐え切れず目を背けると一層乳房をきつく絞り上げられ、日名子は
背徳の姿をつぶさに見つめなければならなくなった。
「いやっ!それだけは嫌!」絶叫も、振り向かされる格好を強いられた上、唇で封じられる。
(どうしてこんなこと・・・わたくしが何をしたというの・・・)
虚ろに淀んだ瞳が鏡に映りこちらを見返している。男の腕が再び花園をまさぐり、
ゆっくりと日名子の脚を拡げて持ち上げ、背後から自身に突き刺すように収める。
蒜の腿の上に乗った状態で、日名子は鷲づかみにされた乳房が扇情的に揺れ、
自身の敏感な部分に赤黒い異物が何度も出入りするのを、鏡を通して情景として
脳裏に焼き付けさせられた。
目を逸らせない。逸らすたびに、蒜はきつく腰を打ちつけ彼女に苦痛を強いてくる。
自分の腿には、処女だった証の鮮血と男の種が混ざってこびりついている。
(早く終焉を・・・)
彼女の願いも空しく、男はその後も彼女の奥底へ己の子種を浴びせ続ける。
その淫蕩な光景を、天の鏡は余すところなく映し出していた。
−完−
一番槍GJ
二番槍GJ
こーいうの大好き!!
三番槍GJ!
たまにはこういうシリアスなのもいいな
4番槍GJ
たまには陵辱孕ませも美味しいな
5番槍GJ
A姦(最後まで嫌がる)のも好物です
和物なだけあって、文章も全部カタカナ語なしでしたね
6番槍GJ
人質(今回は鏡質か)を取られて仕方なくってのがすごいツボです。
<僕の夏休み>
予定よりもひとつ前の電車に乗れたので、
新幹線の駅には、発車時刻よりも四十分も早くついた。
ぶらぶらと、駅の構内をうろつく。
──朝の駅は、魅力的だ。
旅のはじまりというスパイスがあるから。
とくに、今日のような雲ひとつない七月の朝は最高だ。
「――シウマイ弁当、ひとつ」
目に付いた駅弁コーナーで、朝食を買い込む。
駅弁は、旅の魅力の増幅機能を持っているに違いない。
この<魏陽軒>のシウマイ弁当にも、電車の中で食べると、
きっと特別な魅力をもってくるのだろう。
個人的には、シウマイもさることながら硬めに焼いたマグロの切り身がツボだと思う。
あと小さなサイコロ状に切られた味付け筍と、半分に切られたアンズも。
ちょっぴりうきうき感が上がった僕は、弁当の包みをぶら下げてきびすを返し、――立ち止まった。
ドラッグストアが店を開くところだった。
駅の薬局は洗面道具や急に必要な薬を取り揃えているものだけど、
このドラッグストアは大規模で、何だってそろっている。
そう、何だって──。
不意に、僕は、この帰省の目的を思い出して、うつむいた。
毎年、夏休みに行っている、田舎の本家。
でも、今年の帰省は、今までと違った意味があって──。
……僕は、ふらふらと店の中に入っていった。
「いらっしゃいませ」
笑顔の女の人に声を掛けられ、どぎまぎとする。
奥のほうにいる年配の男の人──店長かな?――に小声で質問し、あるものを購入する。
不思議と、躊躇はなかった。
これは、お守りだ。
なんとなく買わずにはいられなかった、気休め。
新幹線で一時間半。
便利なものになったなあ、とオヤジくさい感想を抱く。
昔は、もっと時間も距離も長いもののように感じていた。
幼稚園のころの記憶だ。
地下鉄の接続がまだで、新幹線に乗る駅まで着くのにも一苦労だった時代。
窓の外に流れる景色もだいぶ変わったように思える。
──いや。
シウマイ弁当を食べ終えるころには、それは見覚えのある風景になっていた。
青々とした水田や、森や、山や。
ああ、あのきれいな三角の岩山は見覚えがあるぞ。
何という名前の山だったか、後で調べようと思って、いつも忘れる。
昔、――田舎に帰るのに、まだ両親といっしょに行ってたころ──親父に教えてもらったはずなんだけど。
ぼんやりと眺めていると、風景はどんどんと見覚えのあるものになってきて……降りる駅に着いた。
新幹線から在来線に乗り換えて、二駅。
景色がさらに田舎になる。
駅から二十分。
山の方へ向かうコースのバスは、最初から乗る人もまばらだったけど、
僕の目的地──山のふもとのバス停に着く頃には、乗客は僕一人だった。
──ときどき考えるんだけど、ひょっとしてこのバス停って、うちのために作られたんじゃないのかな。
このバス停が出来たのは、二十年くらい前のことで、
当時も今も、このあたりに住んでいるのは僕のうちの「本家」とその関係者だけだ。
車を何台も持っていたって、運転してくれる住み込みのお手伝いさんも何十人もいたって、
「娘にバス通学を経験させること」にこだわって、寄付やら何やら手を回す──それくらいやりそうな家だ。
そんなことを考えながら、料金を払ってバスを降りる。
「……!」
──バス停には、もうお迎えが来ていた。
⇒日傘をさした和服姿の美女が
スーツ姿の上に白衣を羽織った美女が
大きなバッグを担いだセーラー服の美少女が
「……美月ねえ……」
バスから降りた僕が声を掛けると、その女(ひと)はにっこりと笑った。
僕の母方の従姉妹――美月、星華、陽子の三姉妹の長女、美月(みづき)ねえだ。
「お帰り、彰(あきら)ちゃん」
──僕が帰省するとき、この女(ひと)は絶対に「いらっしゃい」と言わない。
「お帰り」と言う。
まるで、僕も、僕の両親も、「本家」から一時期ちょっと出て行っただけで、
またすぐにここに戻ってくるものだから、と言うように。
あるいは、美月ねえにとっては、僕は弟であるかのように。
──僕は、毎年夏休みの最初の日にここにやってきて、最後の日に帰る。
冬休みも、春休みも、ゴールデンウィークも。
そのことを不思議には思わなかった。物心ついた時からの習慣だったからだ。
そして美月ねえを「美月ねえ」、つまり「美月姉さん」と呼ぶことにも。
僕に対する美月ねえの挨拶が、「お帰り」ということにも。
……だけど。
だけど、今年の夏、僕はじめてそのことを意識した。
志津留(しづる)家の「お定め」を知った夏に──。
僕が当たり前に生きてきた世界が揺らいだ夏に──。
「……」
僕が何を言っていいかわからないまま立ち尽くしていると、
美月ねえは、くすりと笑った。
そして片手に下げていたものを僕に差し出した。
「はい、これ」
差し出されたものは──僕の麦わら帽子。
見慣れたそれを目にして、僕のなじんだ世界がすっと戻ってきた。
──今は。そう……今だけは。
「うふふ、やっぱり彰ちゃんは、それが似あうわね」
美月ねえは、麦わら帽子をかぶった僕を見て、嬉しそうに笑った。
その笑顔につられて、僕も自然に笑顔が出た。
「毎年かぶってるもん」
「そうねえ、こっちは、夏、暑いからねえ……」
「あっちだって夏は暑いよ。アスファルトの照り返しはきついし。
なんだか暑さの質がちがう……っていうか。こっちの暑さのほうがよっぽどいい」
「うふふ」
美月ねえは目を細めた。
くるり、と日傘をまわす──機嫌のいい時の美月ねえの癖。
「彰ちゃん、どうする? お車、呼ぶ?」
「本家」のお屋敷は、バス停からさらに相当な距離がある。
バス停は山のふもとで、「本家」の本宅は山の中腹に建っているからだ。
というより、この山と、その背後に広がる森と、つまりこの辺一帯全部が志津留家のものだ。
あんまり広いので、携帯電話──ちょっと前まではバス停の横にある公衆電話から
お屋敷に電話をかけて、お手伝いのだれかに車をまわしてもらうかどうか、聞いているのだ。
ちなみに、駅まで車を回してもらうことはもちろんできるけど、僕はそうしたことは一度もない。
さっきまで乗ってきた、くたびれたバスにゆられてこのバス停に降り立つことこそが
「夏休みのはじまり」のような気がしてならないからだ。
そして、バスから降りた後の行動も決まっている。
「うーん。歩いていこうかな――まだ陽が強くないし」
朝早くに出発したおかげで、まだ昼までにはだいぶ時間がある。
エアコン熱やらビル熱やらがない自然の中にあっては、午前中はけっこう涼しい。
僕はその空気がとても好きだった。
「ふふ。そう言うと思った」
美月ねえは、もう一度日傘をくるり、とまわした。
「んー、やっぱりいいねえ」
目の前に広がる青々とした水田を見て、僕は声を上げた。
お屋敷に行く途中のこの風景は、僕のお気に入りだ。
もう少し上がったところにある麦畑も好きだけれど、夏場は水のあるこちらのほうが映える。
けろけろと鳴きながらあぜ道を横切っていったアマガエルを見て、
僕は笑顔が思わずこぼれてしまった。
この視界、この音、この空気。
帰ってきた、という想いが強まる瞬間だ。
「美月ねえ、こっち、まわって行ってもいい?」
僕は、お屋敷へまっすぐ続くアスファルトの道路(とても私道とは思えないくらいに広くて整備されている)ではなく、
横手に外れて行くあぜ道を指差した。
「ふふふ、いいわよ。――彰ちゃん、こっちの道、大好きだものね」
美月ねえの言うとおり、僕はこのあぜ道が大好きだった。
水田地帯の真ん中を突っ切ってぐるっとまわっているから、お屋敷に行くには遠回りだけど、
時間さえあれば僕は、きれいな水が流れる用水路の脇を通ってお屋敷に行くことにしている。
この土と草で作られた道を踏みしめながら行くと、なんだか一歩歩くたびに元気になるような気がするからだ。
ため池の前まで来たとき、僕はすっかり上機嫌になっていた。
そんな僕を見て、美月ねえはにこにこと笑っていたが、
やがて、その笑顔がちょっといたずらっぽいものに変わった。
あ、やばい……。
僕は、美月ねえが何をしようとしているのかを悟って、ちょっと身をすくめた。
「夏がくーれば思い出すー。はるかな尾瀬ーー、遠い空ー♪」
美月ねえは、あぜ道で、歌を歌いはじめた。
とても、きれいな声。
とても、きれいな歌。
でも、僕は、真っ赤になった。
「やめて美月ねえ、美月ねえやめてっーー」
でも美月ねえは優しく笑ったまま、続きを歌う。
「水芭蕉の花が、咲いてる。夢見て咲いていーる、みーずのほとり……うふふ……」
美月ねえは、くすくす笑いながらため池の水面と僕の顔を見比べた。
「うーーー」
僕はさらに真っ赤になってため池を見た。
水面に密集している浮き草は──ホテイアオイ。池の造園などによく使われる水面植物だ。
これを見て、なんで美月ねえが「夏の思い出」を歌いだしたかと言うと……。
「……彰ちゃんってば、ずっとこれのことを水芭蕉だと思ってたものね」
──つまり、そういうことだ。
首都圏から帰郷してくるお馬鹿なお子さんは、
「水の上に浮いて花を咲かせる草」とは一種類しかないものと思い込んでいた。
それである日、美月ねえに「水芭蕉採って来たよ!」と
大いばりでホテイアオイを差し出して……現在に至る。
我が家での笑い話。
あの日から美月ねえは、ホテイアオイを見かけると「水芭蕉の花が〜♪」と歌って、
僕を過去の恥ずかしい記憶のどん底に沈めてくれるのだ。
……ひょっとして、美月ねえって、意外にいぢわる?
「うふふ、行きましょうか、彰ちゃん」
僕の悶える姿を見て、美月ねえの笑顔がとろけそうなほどに深まる。
恥ずかしさ半分、得した感じが半分の僕は、あぜ道をお屋敷のほうへ歩き出した
「――ふう」
それからは特に何があったわけでもなく、僕たちはお屋敷に着いた。
お祖父さん──僕の母と、美月ねえ達の母親のお父さん──は不在で、
ここからちょっと離れた大学に行くのに独り暮らししている星華ねえは今日の夕方に帰ってくる予定で、
陽子は学校から帰ってきていないから、僕は美月ねえとふたりで昼食を食べた。
この辺の名物のお蕎麦と、山菜の天ぷら。
美月ねえは台所へ行ってちゃちゃっと作ってきたけど、すごく美味しい。
はっきり言って、お手伝いさんの誰が作るのよりも。
本当なら、美月ねえは志津留「本家」のお嬢様だから、そんなことをする必要はない。
でも、この女(ひと)は、「みんながおいしいって食べてくれるのが嬉しいから」と言って、
お祖父さんや、星華ねえや、陽子や、僕――家族の分の食事は極力自分で作ろうとする。
お蕎麦と天ぷらをお腹一杯食べた後、僕は、客用の部屋──というと美月ねえは、怒る。
訂正──「僕の部屋」に荷物を入れ、昼寝をすることにした。
朝からの移動や、ここまで歩いたこと、それにこの間から気に掛かって仕方のない問題とか、
いろいろなことが重なって、涼しい風が入る部屋の中で、僕はすぐに寝入ってしまった。
そして、夢の中で、僕は数日前の事を思い出して、ひどくうなされた。
……。
……。
「――子供を作る?! ――美月ねえと、僕が?!」
夏休みに入る直前に、母さんから言いわたされたその話は、僕にとって青天の霹靂だった。
志津留(しづる)家は、平安から続く名門の支族で、この家自体も千年続いた名家だ。
公家侍の出で神官の家系と称して、お屋敷の近くの神社の宮司も兼ねているけど、
その本質は──もっと秘された存在。
それは、門外不出の「弓」の技を学んだ一族の人間には肌で感じ取れる。
……でも、その繁栄が、その総本家から分かれて以来連なる「血」の為せる業と言うのは、
「知っていた」けども、「理解していなかった」のかもしれない。
──平安の闇から生まれた七篠家と、その七つの支族は、
たった十数人の一族郎党で、強大な「敵」と戦うために、
一族を増やし、無理やりに「血」を重ねて強化することで力を得てきた。
怨敵を滅ぼした後もその「血」の力で、「ものの流れ」を感じ取り、操ることで一族は繁栄した。
志津留家の事業が成功してきたのも、その力によるところが大きい。
「力」を「血」に秘めた一族は、子供に血をつないでいくことでしか繁栄を得られない。
だからこそ、「本家」は薄まりつつある一族の「血」を再度結集することを決めたのだ。
──もっとも志津留の「血」を色濃く引き、そして一族の中で唯一の若い男である僕と、
現在の「本家」の三姉妹、その中でも僕と一番相性が良い、と判断された美月ねえとを交わらせることを。
「――志津留家の「血」は、他の六支族に比べて、だいぶ薄まっています。
本来、最も志津留の「血」が濃く出ていて、当主となる子を産むはずだった私が、
あなたのお父さんと結ばれるために家の外に出たせいで、本家に残った「血」は弱まってしまったのです」
目を伏せ、申し訳なさそうに説明した母さんは、いつもの母さんではなかった。
父さんと母さんが結婚するのに、「本家」との間でなにか揉め事があったのは、
子供心にも気付いていた。
夏休みや冬休みといった長期の休みの間中、僕が本家に行くようになっていたのも、
最初の一、二年以外は、両親がそれに付き添うことがなくなっていたのも、
何か理由があることなのだろうとは思っていた。
だけど、それがこんな荒唐無稽な話だったなんて……。
……だけど、僕は、そんな家のしがらみをすんなりと理解することが出来ていた。
なんとなく、志津留の家が普通とは「ちがう」ことはもうずっと前から気がついている。
それがどうやら、婚姻と血縁関係、つまり「血」の中にあるものだということも。
僕は──そして美月ねえたちも、見えないものが見えたり、見えてはいけないものが見えたりする。
感じ取れるはずのないものを感じ取り、時々、それを操ることさえできる。
それは、日常生活に差し支えのあるものではないから、気にしていないけれど、
もっと大きな「力」――一族の繁栄とかそういうものを含めて──に直結しているのは容易に想像がついた。
母さんから詳しく聞くまでもなく、その「力」のある人間が、当主として志津留の本拠地にいない限りは、
一族は衰退し、滅ぶしかないぎりぎりのところまで来てしまっている、ということも。
そして、その「力」のある当主とは、老いて衰えたお祖父さんではもうだめだし、
僕の母さんでも「力」が足りないし、美月ねえたち姉妹でも、僕でも「血」が薄い。
──僕と美月ねえとの間に生まれた子供、ではじめて十分な「血」の濃さと「力」をもつことができる、ということも。
けれど、頭で理解していても、それが逃れられない宿命だとわかってしまっていても、
僕の心の中は複雑だった。
……美月ねえと、子供を作る?
生まれてからずっと姉弟のように育ち、仲良く遊んできた女性と?
僕は、その話を聞かされたとき、足元の地面が崩れるような衝撃を受けた。
家族──実の姉と交われ。
そう命令された人間のように、僕はショックと本能的な嫌悪感を抱いた。
美月ねえ。
僕は、この女(ひと)のことが大好きだ。
でも、それは、ちょっと年の離れた姉のような存在という意味で、であって、
夫婦だとか、子作りの相手とか、そういう生々しい行為の対象としてではない。
美月ねえ。
いつだったか、僕がまだちっちゃなころ、
いっしょにお風呂に入って、タオルでごしごし頭や身体を拭いてもらったり、
小学生にもなっていないころに、おねしょしてしまった布団を
他の人に知られないように片付けてもらったり、
そんなそんな思い出ばかりがある女(ひと)。
僕にとって、実の姉と、母親の間にあるような女性(ひと)……。
その人と、獣のように交わって子供を作るだなんて、
──それは僕が今まで生きてきて築いた「良い思い出」を、すべてぶち壊してしまうようなものだ。
……だけど、僕はその「お定め」から逃れられない自分を一瞬で悟ってしまっていた。
目を伏せた母さんが、ぽつぽつと語る、志津留家の話が本当のことだというのにも。
いままで漠然と感じていた不思議が、ジグソーパズルがぴたりとあてはまって完成したように
すべての答えに導かれたことで。
……けれど、頭で理解したって、心が納得しない。
納得しないまま、僕はここまで来てしまった。
……。
……。
僕が目を覚ましたとき、外はもうオレンジ色にそまっていた。
いつの間にか、夕方遅くまで眠っていたらしい。
「彰ちゃん、起きた?」
しばらくして、ふすまの外から美月ねえの声がした。
「あ、うん」
「そう。疲れているみたいだから起こさなかったけど、星華と陽子が帰ってきてるわ。
そろそろお夕飯にしましょう」
「うん!」
僕はお腹にかけていたタオルケットを跳ね除けて立ち上がった。
汗で濡れたTシャツを着替えて、部屋の外に出ようとして、
──僕は、ふすまの向こうにまだ美月ねえがいるのに気付いた。
「……」
「……」
「……美月ねえ?」
「……彰ちゃん……」
「な、何……?」
「……あのね……あのことなんだけど」
僕は心臓が止まるかと思った。
美月ねえの言う「あのこと」が、何を指すのかわかったからだ。
そしてどこまでも普段と変わらない美月ねえの声の中に、今まで聞いたことのない響きを感じ取ったからだ。
「み、……美月ねえ?!」
「…………ううん、今はいいわ、――お夕飯にしましょう」
美月ねえはしばらく沈黙した後、不意に明るい声でそう言い、廊下を歩いていった。
美月ねえの気配が遠ざかっても、僕はしばらく動けなかった。
今、ふすまの外にいた女性は、まちがいなく美月ねえだ。
だけど、きっと、それは、僕の知らない美月ねえ……。
お祖父さんは、今日は帰ってこない──というより普段からめったにここには帰ってこない──というので、
夕飯は四人――三姉妹と僕──で取った。
トレーナーとタイトなGパン姿が自然に決まっている美人は、次女の星華ねえ。
この県の県庁所在地にある大学に入学した女子大生(!!)で、今年から一人暮らしをしている。
大学も夏休みになったので、僕と同じように帰省してきたのだ。
中学の時から化学(ばけがく)一本の理系ガールで、普段は白衣を手放さない。
キャンパスでもカジュアルスーツに白衣を羽織ってうろうろしていることで有名らしい。
さすがに御飯をたべるときとお風呂上りは脱いでいるけど。
星華ねえは、居間に入ってきた僕に無表情な顔をむけ、わずかに会釈した。
それは、星華ねえがめちゃくちゃ機嫌がいい証だ。
──なんでそれがわかるのか、って聞かれても答えられない。
僕と美月ねえと陽子にはわかるから、わかる。
もうひとり、ざっくりとしたTシャツに膝までのトレーニングズボンの女の子は、三女の陽子。
僕と同い年の女子高生(……)で、稀代のお転婆だ──。
ガツン。
「――い、いってえ、何すんだよ」
「彰。いま、あたしの悪口考えてたろ?」
「挨拶代わりにいきなり弁慶を蹴るな……」
ソフトボール部の期待のルーキーの脚力はものすごい。
ついでに、この男女は、なぜだか僕の考えていることが分かるらしい。
というか、美月ねえも星華ねえもそうだけど。
僕と陽子が言い争っている間に、美月ねえと星華ねえはどんどん支度をはじめていて、
いつの間にか、にぎやかな夕御飯が始まっていた。
夕食と、その後の三姉妹との恒例のゲーム大会も終わり、僕は部屋に戻った。
お風呂の順番が来るまでの間は、姉妹と遊ぶか、部屋でぼんやりとしているかのどちらかだ。
美月ねえは、僕に先にお風呂に入るように言うけれど、
こういうのは、普通、お年頃の女の子たちのほうが、お湯がきれいなうちに入るものだと思う。
「僕は、ここの家の子でしょ。だったら、お客様扱いしないでよ」
昔、そう言ったやりとりがあって、僕は三姉妹のあとにお風呂に入る習慣になった。
……でも、今考えると、これって……。
僕は、僕がこれから入るそのお風呂は、美月ねえが全裸で浸かっていたものなのだ、と思い当たって当惑した。
今まで十何年、一度も考えたことがないことだ。
お風呂は広いし、お手伝いさんたちは、こまめに掃除をしているから、
後に入っても汚いということは全然ない。
でも、たまに、床の石畳の上に長い髪の毛が落ちていたり、お湯の香りに溶け込んだいい匂いに気がつくことがある。
うわあー。
僕は、恥ずかしさに畳の上を転げまわった。
ごろごろごろ、
ごろごろ。
部屋を一往復半したときに、美月ねえの声がかけられた
「彰ちゃん……」
「あっ、は、はいっ!!」
ふすまに隔てられて、今の醜態を美月ねえに見られてはいないはずだけど、
僕は飛び上がって座りなおした。当然、正座だ。
「お、お風呂? い、今行くよ」
どぎまぎしながら答える。
──僕のお風呂の順番と言うことは、美月ねえが入った後ということだ。
僕は再び畳の上を転げまわりそうになった。
でも、美月ねえの返事は──
「ううん。お風呂は、今、星華が入っているわ。
……彰ちゃん、ちょっとお話しがあるの。入ってもいい?」
──美月ねえは、さっき夕飯に呼びに来たときにふすまの向こうにいた美月ねえの声で、そう言った。
「うふふ、こんなに散らかして」
入ってきた美月ねえは、いつもの美月ねえだった。
声も、ずっと聞きなれている、あの響きのする声だった。
来たまんまで、あちこちに荷物を広げた部屋をぐるりと見渡す。
「リュック一つ、手提げ一つの中身でこんなになるなんて、
彰ちゃんって、部屋を散らかすことにかけては天才的ね」
「ち、散らかし名人です、はい」
「でも、これじゃ座ってお話できないわ」
たしかに、十二畳の客間──じゃない、僕の部屋──は
僕の荷物がぶちまけられて大変なことになっている。
「……お話の前に、お片付けしましょうね」
美月ねえは、僕の荷物をまとめ始めた。
着替え類は、たたみなおして風呂敷に包む。
僕は、服をたたむのも風呂敷に包むのも苦手だ。
Tシャツを一枚引っ張り出すのに、一回あけてしまったら最後、
風呂敷は絶対に包みなおせない。
というよりも、中に入れる服の容量のほうが、風呂敷の容量より絶対に多く感じられる。
だけど、美月ねえの手にかかると、僕の着替えは、随分小さくまとめられてすんなり風呂敷の中に納まった。
美月ねえは、何か魔法を知っているんだろうか。
「あらあら、食べかけのチョコ、溶けちゃってるわよ。
後で冷蔵庫にしまっておくから、もう一度固まってから食べてね」
くすくす笑いながらお菓子の箱を片付ける。
──いつもと変わらぬ美月ねえだ。
小さい頃から母さんが仕事で家を留守にしがちだった僕にとって、
母親と姉の間のような存在だった女性(ひと)――。
休み前に、母さんが言ってきたことは何かの間違いだったんじゃないかな。
「お定め」なんて、もう昔話なんだよ。
だって美月ねえは──。
「……あら?」
美月ねえがつぶやいた。
──僕は凍りついた。
今の──は、「僕の知らない」ほうの美月ねえの声だ。
「彰ちゃん、……これはなぁに?」
美月姉(ねえ)が、にこやかに微笑みながらこちらを振り返った。
見慣れた──でもはじめて見る美貌と笑顔。
僕のリュックを部屋の隅に片付けようとして、美月ねえは、「それ」を見つけたらしい。
──美月ねえの手にあるのは、「明るい家族計画」。
従姉妹相手に子作り、という話に、どうしても納得いかない僕が、
新幹線に乗る前に駅のドラッグストアでこっそり買ってきたものだ。
それを使ってどうしようとか深く考えたわけではない。
準備と言うよりは、お守りのようなものだ。
でも、それを目にした美月ねえは、一瞬で状況を理解したようだ。
柳のような眉が、わずかにつりあがる。
──僕は麻痺したように身体が動かなくなった。
美月ねえの微笑みはいっそう優しくなる。
――僕は恐怖に凍りついた。
「だめでしょ、彰ちゃん。――これから私と赤ちゃんを作るのに、こんなものを使ったら?」
美月ねえが、決定的なひと言を言った。
ああ、「お定め」は、昔話じゃなかったんだ。
志津留の「血」の呪縛は、本当のことだったんだ。
僕は、がくがくと震えた。
美月ねえの、優しく、そして恐い視線に絡み取られて。
美月ねえの目は、僕に(返事をしなさい)と言っていた。
「……はい…」
僕は舌をもつらせながら、やっと声を出した。
美月ねえは、すすっと座りなおして、僕に正面を向いた。
まっすぐに相対するその姿勢は、やんちゃをした僕をしかるときの姿だ。
でも、今の美月ねえが僕をしかるのは──。
「……あのね、彰ちゃん。こういうものを使うのは、
風俗とか、不倫とか、やましい交わりをする人だけなのよ?」
いきなり、一方的な、しかもむちゃくちゃな論理。
そんなことはない、と反論――は、とてもできない。
保健体育の授業で習ったこととか、そういうのは、今の「この美月ねえ」の前では一切無力だ。
「……はい」
僕はそう答えるしかなかった。
「……愛し合ってて、これから子作りしようって仲の男女はこんなもの、使わないの。
いい、彰ちゃん。許婚や夫婦の間柄で、交わる時に避妊する人なんか、いないのよ?」
えーと、DINK婚とかセックスレス夫婦とかの話をしたら、――できっこないよ!
「……はい」
やっぱりそう答えるしかない。
おっとりとした話し方だけど、美月ねえの声には、反論を許さない強さがあった。
「……わかってくれたのね。じゃ、これは屑篭にぽい、ね。──ほら、ぽい」
美月ねえは、優雅な動作でそれを屑篭へ入れた。
──後で拾いなおすことなんて恐くて考えられない。
美月ねえも、僕がそれをできないことを十分承知で僕の部屋の屑篭に捨てたのだ。
破ったり、没収して他の部屋で捨てるよりも、もっと確実な処分。
僕にとって、未使用の「明るい家族計画」は、箱ごとこの世から消え去った。
「……」
僕は、屑篭から視線を戻した。
美月ねえは、うつむいていたから、その美貌にどんな表情が浮かんでいるのか僕には分からなかった。
頭の中が混乱しきっていて、何を言ったらいいのか、全然わからない。
すると──
「……彰ちゃん」
「は、はいっ……!?」
突然美月ねえが、衣擦れの音を立てて、すべるようににじり寄ってきた。
え? え? ええ?
ま、まさか、もう「はじまって」いるの?
こ、心の準備が……。
「彰ちゃん。――私と、赤ちゃん、作りましょう」
美月ねえの声は、どきりとするくらい近くからした。
ふわりと、湯上りのいい匂いがする。
み、美月ねえ──。
声にならない声を上げた瞬間、美月ねえの白い腕が、僕の首に回されていた。
くいっ。
優しい、でもあらがえない強さで引かれた僕は、
美月ねえにはじめての唇を奪われた。
(――!!!)
美月ねえの唇は、温かくて、甘くて、いい香りがした。
「え、え、え……?」
意外に冷静にそう感じる脳みそと、状況に慌てふためく脳みそは別物だ。
心臓は、後者の管理管轄なのだろう、ばくばくと脈打っている。
「――叔母様から、聞いて来ているでしょ、志津留の「お定め」の話……」
「……うん」
「うふふ、彰ちゃんの赤ちゃん、私が産んであげる。志津留のお家を継げる強い子を。
だから彰ちゃん、……私に子種さんをちょうだい……」
ことばと同時に、僕は押し倒された。
「――!!」
すぐに、美月ねえの身体が、僕の上に重なった。
服の上からでも伝わる体温。
そして、美月ねえはもう一度、僕の唇を奪った。
「……うふふ、お洋服がじゃまね。脱いじゃいましょう、……ほら」
美月ねえは、僕のシャツをまくった。
ズボンに手をかける。
「み、美月ねえ、――だ、だめっ……」
「どうして? 彰ちゃん、裸にならないと赤ちゃん作れないわよ?」
「いや、だって、その──恥ずかしい」
今の僕は、お定め、つまりセックスのこととかは混乱した頭の片隅に追いやられていて、
ただただ純粋に、美月ねえに裸を見られることが恥ずかしかった。
八歳年上の美月ねえには、子供の時にそれこそ何百回もすっぽんぽんを見られている。
一緒にお風呂に入っていた時期もあるくらいだ。
だけど、この何年かは、そういうこともなくなっている。
「……あ、そうか。――彰ちゃん、自分だけが裸になるのが恥ずかしいのね。
ごめんね、私、気がつかなかった。待っててね、私も脱ぐから……」
美月ねえは、僕の上で帯を解き、身をくねらせた。
しゅるりしゅるりと衣擦れの音がする。
「あわわ……」
僕が目を白黒させている間に、美月ねえは、和服を脱ぎ捨てていた。
「ほら、彰ちゃん、私も裸よ。――今度は彰ちゃんの番」
美月ねえは、もう一度ズボンに手をかけながら艶やかに微笑んだ。
「うわあ……」
電灯の光の下、僕の上に乗った美月ねえは、たしかに全裸になっていた。
白くて豊かなおっぱいは、先っぽの鴇色の乳首まではっきりと見える。
「和服美人は寸胴体型」だなんて何処の愚か者のたわごとだろう、と思えるくびれた腰。
僕の身体を優しく押さえつける柔らかなお尻まで、むき出しだった。
そして、視界の端にちょっとだけ見える、黒い翳り……。
「うふふ、彰ちゃん、そこが見たいの? じゃあ、彰ちゃんも脱ぎ脱ぎしましょうね。
──美月に、彰ちゃんのおち×ちん、見せて……」
電灯の影になった美月ねえの表情は、長い黒髪にも隠れて、良く見えなかったが、
僕はその美しさと、淫らさに、身体が麻痺したかと思った。
同時に、先ほどに倍する猛烈な羞恥心も押し寄せる。
「……だ、だめ、ダメだよ、美月ねえ。
そ、そうだ、僕、まだお風呂に入ってないからっ!! 汚いよ!!」
「うふふ、私は全然気にしないわよ、彰ちゃん。
それに、彰ちゃんのここ、こんなに元気なんだもの、
今すぐにお顔を出したいっ、って言っているわよ?」
美月ねえは、脱がせかけのズボンと、パンツの上からそっと僕のそれをなでた。
優しい手の動きに、僕は身もだえした。
「うふふ……」
美月ねえの手は、するりと僕のズボンとパンツを抜き取った。
「わあっ!」
僕は、僕の「分身」が空気に触れるのを感じた。
美月ねえとのキスと、裸を見たことで、いきりたっている「それ」が、
ぶるん、とはじけるようにゆれてから、下腹に張り付くように上を向いてそそりたったのも。
「……すごいわ、彰ちゃん……」
しばらく絶句していた美月ねえは、そう呟いた。
「あっ、こ、これはっ、そのっ!」
わけのわからないことを言う僕は、まるで母親に自慰の現場を見られたような気分だった。
幸いにして、そういう経験はまだないけれども。
「うふふ。分かっているわ、彰ちゃん。――私と交わりたくて、こんなになっているのでしょう?」
美月ねえは、黒髪の下で笑みを深くしたようだった。
「うふふ、おち×ちん、触っていい? 彰ちゃん……」
美月ねえの手が僕の下半身に伸びた。
何をしようとしているのかを悟って、僕は慌てた。
「美月ねえっ!」
「うふふ」
美月ねえは、答えず笑って、両手で僕のおち×ちんを包み込んだ。
ひんやりとした手が気持ちいい。
でも、美月ねえの動きはそれだけで止まらなかった。
添い寝のような体勢で横たわる僕の上に乗っかっていた美月ねえは、
いつの間にか、身体をずらして僕の下半身を覗き込むような姿勢になっていた。
艶やかな黒髪の頭が、どんどん僕の下半身に近づく。
ちゅっ。
「――!!」
美月ねえの唇が、僕の先端に触れた。
そして、美月ねえは、口を開くと、僕のおち×ちんをつるりとくわえ込んでしまった。
「うわわっ──」
僕は、混乱の極みに突き落とされた
これって……フェラチオ……。
健康な男子のたしなみとして、僕だってアダルトビデオくらい鑑賞したことがあるし、
そういう場面を妄想してみたこともある。
でも、それをやられているのが自分で、やっているのが美月ねえ──
なんてのは、想像したこともなかった。
「み、美月ねえっ、だめっ! ダメだよっ!」
僕は、もうそれ以外にことばを考えられず、かと言って抵抗もすることもできずにいた。
美月ねえの柔らかな舌と唇が、僕の性器を愛撫していく。
美月ねえのぬめぬめとした口腔粘膜と、たっぷりと溜まった唾液が、僕の生殖器に絡みついてくる。
美月ねえと僕は、まるで食虫植物と小さな虫だ。
あでやかな花にからめ取られた僕は、すぐに絶頂感に襲われた。
「――ひっ、だ、だめだ、美月ねえ! 離れて!!」
僕は今度こそ、必死になって叫んだ。
はじめて経験する性行為、しかもその相手は、僕の憧れの女性(ひと)。
僕の性器は、あっというまに限界に達してしまった。
美月ねえの頭に触れて、押し返そうとして、僕の手は止まった。
艶やかな黒髪は、まるでそこに意思と生命が宿っているように、
触れた僕の手を押しとどめた。
あるいは、僕自身が、それをやめることを拒んでいたのかもしれない。
人生ではじめて味わう、すさまじい快楽。
「ああっ──美月ねえっ!!」
我慢の限界を越え、僕は爆発してしまった。
──唇を離さないでいる、美月ねえの口の中へ。
どくどく。
びゅくびゅく。
僕の精子は、とどまることなく美月ねえの口を汚し続ける。
「うわあっ……」
僕は、快感と同時に、ものすごい罪悪感に襲われ、身悶えた。
母のような、姉のような女性を、性欲で穢す罪悪感。
でも──。
こくん。
こくん。
美月ねえが喉を鳴らした。
飲んでる──飲まれてる。僕の精液が、美月ねえに。
「……」
僕の射精が完全に終わるのを待って、美月ねえは顔を上げた。
「……み、美月ねえ……」
僕は、ごめんなさい、と謝ろうとした。
こんなことをして、大切な美月ねえを汚してしまったのだから。
だけど、僕が謝ろうとした美月ねえは、まるで別人の笑顔で微笑んだ。
天女のように美しく、淫らに。
「――うふふ、びっくりしちゃった。彰ちゃんったら、こんなにいっぱい出すんですもの」……
僕の背筋に、ぞくぞくとした何かが走りぬけた。
「うふふ、赤ちゃんを作るのに、最初の濃ぉーい子種さんを子宮にもらおうと思ってたんだけど、
彰ちゃんがこんなに元気なら、二回目でも大丈夫よね?」
美月ねえは、射精したばかりなのに、天を向いたままカチカチの僕の性器を見てにっこりした。
その唇についている僕の精液の残滓を、舌をちょっと出して舐め取った美月ねえに、
僕は後ずさりした。
一度欲望を解き放って、冷静になったせいだろうか。
その目には、今の美月ねえは、とても恐い、見知らぬ女性に見えた。
「――どうしたの、彰ちゃん?」
美人て、淫らで、恐い、その女の人──美月ねえじゃない女性が口を開いた。
僕の精液を吸った艶やかな唇で。
その女(ひと)が、白い胸乳に黒髪を絡ませながらゆっくり近づいてくる。
「う…うわああああーーーーっ」
僕は、本能的に立ち上がって、部屋の外に飛び出した。
走る。
走る。
長い廊下は、子供の頃から慣れ親しんでいたけど、
こんなに長くて曲がりくねって、逃げにくいものだったけ?
僕は、すぐ後ろにあの女の人に追いかけられているような気がして必死に逃げた。
──廊下の角を曲がったところで、誰かにぶつかった。
「!?」
うしろに転げそうになって、ぶつかった相手に肩をつかまれて支えられる。
「――星華ねえ……」
僕を支えてくれたのは、星華ねえだった。
お風呂上りなのか、Tシャツと短パンにバスタオルをかけた姿だ。
「どうした、彰? 真っ裸で……?」
星華ねえは、慌てるふうもなく、静かに聞いてきた。
そうだ、僕ってば、無月ねえに脱がされたまま、裸で……。
「み、美月ねえが……」
それっきり絶句して、必死に股間を隠している僕を見て、星華ねえは何かを悟ったのだろう。
バスタオルを僕に手渡して腰に巻くように身振りで命じると、
「ついてきて。とりあえず、私の部屋に──」
と言って、廊下を歩き始めた。
>>699-707 GJ会津七本槍!
高貴な善の守護者の偽善(?)や矛盾点を復讐者が攻め立ててるシチュは大好きです。
日本の巫女さんもいいなあ……。
>>714-734 ウソから出たマコト、三姉妹の長女:前編です。
状況を整えるのに手がかかりますたー。えろえろは、後半ガンガります。
保管庫管理人様、保管いつもありがとうございます。
今回の<僕の夏休み>は
>>714-715の序章から枝別れして(迎えに来た娘の)それぞれの話になる予定です。
保管の際に<孕ませ神殿>と同じような感じで枝分かれさせていただくとありがたいです。
ゲーパロ専用さん、GJ!!
リアル投下を目の当たりにし感激です。続きを楽しみにしています。
超孕み大作GJ!
繊細な描写と、そそる孕ませシチュで、いるだけで孕みそうな雰囲気を大変堪能しました。
何よりウソ企画を本当にしてくださるゲーパロ専用氏の侠気に惚れますた。
続きも頑張ってください。
>>735 GJ!!!!!!!!!!!!!!
この時まで全裸で待ってた俺は勝ち組だぜぇ!!!
次の展開にワクテカ
このスレはすばらしい、葱の過疎が嘘の様だ
神ktkr!!
落ち着きなさい。落ち着くのです。
これが落ち着いていられるか!!神GJ!もうね、ゲーパロ専門神の話はマジでツボだ!
745 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/03(月) 03:27:44 ID:yDclnOP+
出産のみのssはどうでしょうか?
746 :
保守屋:2006/07/03(月) 07:21:16 ID:a0oM/2qi
>>735 負けたよ・・・・
あんたは神だよ!
俺のSSなんか月とスッポンだよ!!
ワクテカしすぎて書く気が無くなったじゃないかwwww
陽子の妊娠嘆願シーンが出てくるまで待ってますね。
>>735 素晴らしい馬鹿もここまでくると輝いて見える。
面白いから期待してやらないことも無い。
いやいや、マジで。
それにしてもだ・・・彰がある意味哀れだな。
あの状況じゃ怖がるのも無理ないよな。
実際あんな局面で勃てるのは諸星あたるか
冴羽亮並みの神経の持ち主くらいでドン引きするのが普通だろうに・・・
オレサマ、マタミニクル!なんつってw
スルー
>>746 月とスッポンというか月とヌッポンというか、
月とヌッポシまで行くとヌッポシのほうが俺的には上なので
保守屋にもがんばってもらいたいと思う今日この頃。
それはともかく
旦那〜、続き!続き!!
ハーレムendも欲しいところだが…流石に欲張りすぎか。
>>746 月とすっぽんぽんなら、すっぽんぽんの方がはるかに強いです!(力説)
戦国スキーとしては、熟れた大名の奥方と、君主を手玉に取る夜の先生の話を楽しみにしているのですが……。
>>735 毎度GJです。
私は陵辱嗜好な人間ですが、ゲーパロ氏のせいで
確実にストライクゾーンが広がってきています。
3ルートは確定っぽいので今後にも期待してます。
>>745 個人的には大有りです。
ただ、孕ませ属性は他のに比べると嗜好の差が激しいので
投下の前に注意書きとして明記しないと叩かれると思われ
>>750 それだっ!!
「ぜんぶ!ぜんぶ!」とか叫んでる時は気づかなかったのは不覚
753 :
保守屋:2006/07/04(火) 08:02:28 ID:Z++ueSeA
>>751 熟れた大名の奥方というと義母の方ですね?
まあ、設定では「完全に堕ちている」と書きましたが、
エロエロ母さんと妖艶な夜の先生をどう書き分けるか悩んでます。
母上→「もう、いけない子ね。母様の中でまたおちんちんおっきくして・・・
いいわ、また孕んであげる・・・・」
夜の先生→「なんだい、もうこれっぽっちしか出ないのかい?
たった5発で種切れなんて情けないねぇ・・・・
女を孕ませたかったら、せめて10発は出しなよ!
んっ・・・そぉそぉ、まだ元気じゃないか・・・ふふっ・・・」
・・・なかなか難しい・・・orz
一応、今書いてる男装の若武者捕獲変では、夜の先生が若武者の寵童を犯してますが・・・
途中までですが投下します。
日本昔話の「竹取物語」パロディです。
好みじゃない方はスルーでお願いします。
竹堀物語〜1.
昔々、ある所に竹取の翁とその妻が竹林の中でひっそりと暮らしていた。
若い頃から頑張ったものの、二人子宝に恵まれず 寂しい二人暮しだった。
いつもの様に翁が細工の為の竹を切り出しに行くと太い竹の一部が、
内側から輝いているのを発見した。
不思議に思った翁が その竹の光る根元を切り出してみると、中から
光り輝く女の赤子と小判が飛び出してきた。
「おお、これは我等を哀れに思った神が下された赤子に違いない! 」
匂い立つような光り輝く赤子を連れ帰った翁は、早速妻にその事を話した。
幾枚もの小判と美しい赤子を同時に授かり、妻もまた喜んでその赤子を我が子と
愛しんだ。
匂い立つような赤子には「薫夜姫」と名付け、大事に育てる事にした。
不思議な事に薫夜姫はどんどん成長し、三月もすると16くらいの娘になってしまった。
光り輝くような清楚な美しさと、甘く匂い立つ姿はそのままに成長した薫夜姫は、
たちまち都で噂となり、姫を一目見ようと 翁の館を訪れる殿方は増えていった。
姫と一緒に出てきた小判で 裕福となった翁と妻は、姫野成長の早さに驚いたが、
このような美しい姫ならば、どこの貴族の妻となっても申し分ないと喜んだ。
この時代は男が女の元に通う風習だったので、翁と妻は下卑た若者に姫を襲われない様に、
竹林の周りに堀をめぐらせ、勝手に近づけない様配慮をした。
こうして手中の珠の様に厳重に守られる姫の噂は 都で益々高まっていった。
姫の元には身分の高そうな貴族が文や贈り物が届くようになる。
しかし、薫夜姫はそれらに全く興味を示さず 夕刻になると竹林に消えては、帰りに
小判を携えて帰ってくると、縁側に座って月を見上げて過ごしていた。
「姿はもう娘とはいえ、姫はまだ生後三ヶ月の赤子と同じなのだ。焦る事もあるまい。
それに、姫ならばもっと良い殿方もまだまだ現れるだろうて」
翁も妻も竹林とつきにしか興味を示さない姫を まだ気楽に見守っていた。
都では、誰の手にも落ちないという薫夜姫の噂が益々興味深く語られ始めた。
そんな中、5人の立派な貴族が薫夜姫に会いたいと訪れてきた。
どの5人もいずれ劣らず裕福で、身分の高い貴族達だった。
翁と妻は、この5人の何れかなら 姫にも相応しいと考えて、彼等を姫に会わせてみた。
噂以上に美しい姫の虜となった貴族達は、なんとか姫に申し込もうと夢中になる。
様々な贈り物をしてみたが、彼等を一目見ただけで 薫夜姫はあまり興味を示さず、
相変わらず竹林へと通い続けた。
つれない仕草の姫の気を引きたい5人の貴族は、翁を通してなんとか姫を我が手にと望んだ。
いつもの様に小判を携えて帰宅した姫に その事を告げると、姫は素っ気無さそうに答えた。
「まぁ。皆様、ご自分では直接私に、何も仰れ無い方々ばかりですのね……。
わかりました。この紙に書かれた物を私に送ってくださる方になら考えますわ」
5枚の紙に書かれた品は、どれも入手不可能と思えるものばかりだった。
5人の貴族は渡された紙の品書きを読んで驚いたが、それでも姫が欲しくて奔走した。
しかし5人の誰もが姫の求める品を入手する事は出来ず、危うく命に関わる者まで現れた。
5人の貴族達は泣く泣く姫を諦め、許婚の申し出を取り下げてしまった。
「なんと勿体無い……。あの方々以上に身分のある方は、もう帝しかおるまいよ」
翁も妻もがっかりした。
>>755 竹堀物語〜2.
そんな噂はとうとう帝の耳まで入ってきた。好色を誇る帝は 姫の噂に興味を持つ。
「その様に難しい姫ならば、これもまた一興である。一度宮廷に招いてみよ」
興味を引かれた帝は、臣下の者に申し付けた。
翁と妻は、帝の書状に驚き喜んだが、薫夜姫は相変わらず素っ気無い返事をした。
「私、この竹林から離れたくありませんの。 そうお上にはお返事してください。 」
翁と妻は恐れ多くも帝のお召しを断る姫に驚き なんとか説得を試みたが、
姫の気持ちは変わらなかった。
翁は恐る恐る 帝に姫の意志を認めた書状を献上したが、それしきで諦める帝ではなかった。
「姫が招きに応じないなら、こちらから出向けばよいのだな? 」
帝は不敵に笑うと、従者を伴って牛車で竹林の中にある翁の屋敷を訪れた。
国で一番の権力者である帝の突然の訪問に 翁と妻は驚いたが、相手が帝では予約無しでも
断る事は出来ない。
恭しくもてなすと、薫夜姫のいる居室へと案内した。
時刻は夕暮れにさしかかっており、帝は御簾越しに薫夜姫に声をかけてみた。
「今晩は。 薫夜姫。 招待に応じていただけないので、こうして参上してしまいました」
しかし、御簾越しからは何の返事も返ってこない。
「姫? ご機嫌を損ねておられるのですか? お声くらい聞かせていただきたいですな」
今まで女妾に拒まれた経験の無い帝は、少し焦れて 再度声をかけたが、やはり返事は
聞こえてこない。
少し不機嫌になった帝は立ち上がると、二人を隔てる御簾を開けてみた。
御簾の向こうは無人であり、裏口の竹林に通じる簾が風でゆらゆら揺れるだけだった。
どうやら薫夜姫は外に逃げてしまったらしい。
「難しい姫とは聞いていたが、これは少し無作法ではないか」
やや腹を立てた帝は、揺れる簾から外の竹林へと足を運んだ。
竹林の中を彷徨っていると、奥の方からうっすらと光っているのが見える。
「薫夜姫、そこにおられるのですか? 」
帝は光を頼りに竹林をかき分けて歩を進めると、思わず目を見張ってしまった。
>>756 竹堀物語〜3.
長く豊かな黒髪を靡かせた美しい少女が、青青とした竹に腕を絡め 頬を紅潮させながら
小さな声を放っていたのだ。
しどけなく緩んだ着物の胸元から、白く豊かな乳房が毀れ 自らの細い指が弄っている。
ぴんとそそり立った薄紅色の乳首を自分で慰めながら、愉悦の表情をしている姫を、
帝は思わず無言で見つめていた。
青竹に股間を擦り付けながら、重ねた着物の裾から眩しいほど白い二の足が蠢いている。
擦り付けられた青だけの部分は、透明な液体で濡れて光を放っていた。
姫が股間を青竹に押し付けるたびに、青竹はしなるように揺れ 姫の髪飾りが
サラサラと、音楽のような音をかもし出す。
「……ん……はぁ…っ……はぁぁ……んっ……! 」
薫夜姫は青竹に自らを擦り付ける快感で、官能的に喘いでいた。
青竹の濡れた部分が広がり、根元へと伝い落ちている。
動きが激しくなるごとに、着物の裾から覗く生足が露わになり 淫らな動きを続けた。
姫が歓喜の声を放つたびに周囲の竹がうっすらと光を放ち、姫の周囲は明るくなる。
帝は思いがけず遭遇した、薫夜姫の秘め事と光を強める竹の不思議な光景を 息を呑んで
見守り続けていた。
薫夜姫の露で濡れた青竹は姫の重みで倒れるほどに撓り、それに跨ったような格好になった
姫は、自らの露で滑らせながら 尚も青竹に股間を押し擦り続ける。
小さく吐息を荒めながら、やがて青竹に跨ったまま 歓喜の声を放った姫は 仰け反るように達してしまった。
姫が達する声と同時に、朝にしか顔を出さない筈の竹の子が地面から浮き上がる。
姫はしばらく息を整えると、跨った青竹から足を下ろし 芽生えた竹の子を愛しそうに見つめた。
瑞々しい竹の子を摩って泥を落とすと、紅く濡れた唇で竹の子をしゃぶり始める。
ぴちゃぴちゃと淫らな水音を響かせると、薫夜姫は衣装の裾をかき分けまたも白い生足を
露わにした。
薫夜姫の唾液で妖しく光る竹の子に跨ると、自らの指で秘肉を開き 濡れそぼった源で
竹の子を飲み込み始める。
「……んぁ……っ! ……んんっ……うんっ……うぅっ……! 」
薫夜姫は竹の子を内部に挿入すると、ゆっくり腰を動かし始めた。
はだけた胸からこぼれる乳房がリズミカルに上下に動き出す。
薫夜姫の内部に飲み込まれた竹の子が、姫の溢れる液で淫らな音を放ち 溢れる液は
地面に吸収されてゆく。
「あぁ……。 そうよ……! もっと大きく育ちなさい……! はぅっ! 」
どうやら外からは見えないが、竹の子は姫の内部で成長しているらしい。
>>757 竹堀物語〜4.
激しく腰を上下させる薫夜姫の身体から、光る汗が迸る。
気持ち良さそうな艶かしい表情に、帝の息は荒くなり 下半身が熱くなるのを堪えていた。
「……あぁ……いいわ……! 私、またいきそうよ……」
更に激しく竹の子を飲み込む動きが早まると、薫夜姫はまたも恍惚として達した。
達すると共に、周囲の青竹が発光し 金属音を立てて小判を生み出した。
薫夜姫はゆっくり竹の子から自分を引き抜くと、やはり竹の子は成長していた。
乱れた衣とほつれた髪を整えながら、落ちた小判を拾い始めた薫夜姫は、
やっと竹やぶの影に立ち尽くしている帝の存在に気が付いた。
驚きと淫らに乱れていた薫夜姫に見入っていた帝は、薫夜姫と目が会うと狼狽した。
しかし薫夜姫は艶然と笑うと、帝の元に歩み寄った。
「……ご覧になっておられたのですね? 帝様」
薫夜姫の秘め事を一部始終見ていた帝は、衣の上からわかるほど股間を固く滾らせていた。
つづくんですが、いいですかね?
_ ∩
( ゚∀゚)彡 続き!続き!
⊂彡
ここはネ申々の集うインターネットでつね(゚∀゚)
>>758 ノシ
薫夜姫の物言いとか雰囲気とかすげー好みw
続き是非キボン
では、お言葉に甘えて続けさせていただきます。
途中で飽きてもスルーでお願いします。
>>758 竹堀物語〜5.
「な、何故こんな所であんな事をなさっていたのですか?
貴女には沢山の求婚者がいたはずですが…… 」
これほどに美しい姫君なら、竹を相手に自慰をする必要などないだろうに と帝は思った。
「……私と竹は共生関係にあるのです。
竹は私に霊気を与えてくれ、私は竹に滋養を与えているのです。
私の故郷は、あの上空にある月なのですが 故郷には竹がなく、仲間を増やす事が出来ません。 」
薫夜姫は半月を見上げるとそう言った。
「そ、それでは貴女はお一人で種族を増やす事がお出来になるのですか? 」
帝は薫夜姫の頭は 少しおかしいのかもしれないと疑いつつ聞いてみた。
薫夜姫は ちょっと悲しそうな顔をして答える。
「いいえ。私一人の力では、竹に滋養を与えるのが精一杯です。
本来なら殿方の種を満月に頂いて 自分の種族を増やすのですが、意志の弱い方の精では
うまく受精できないのです。
今までいらした方々は、皆翁を通じてしか私に接しようとはなさりませんでした。
それでは 種族は増やせないのです。
……こうして直接私に接してくださったのはお上が初めてでございますわ」
帝の鼓動は高鳴った。
「そ、それでは。 私は貴女のお眼鏡に敵ったと言うことでしょうか? 」
薫夜姫は少し頬を紅らめると、恥ずかしそうに頷いた。
「はい。恐れ多いとは存じ上げますが、協力していただけますか? 」
「喜んで! 」
帝は既に猛り立った一物を、薫夜姫に埋めたくて 居ても立ってもいられなかったのだ。
思わず薫夜姫に抱きつくと、整えたばかりの衣の紐をはずそうとし始めた。
「あ……! お待ちください。まだ満月ではありません。
満月の夜の精でないと、私自身が身篭ってしまい 帰れなくなってしまうのです! 」
帝は構わず薫夜姫の十二単を纏める紐を解き去ると、姫をその場に押し倒した。
「いいではありませんか、姫。 是非 私の和子を生んで、この地に留まっていて下さい」
「こ、困ります! お上……。
私の母も満月に契って私をこの地に産んでから、故郷へと戻ったのですよ」
「では、貴女の母君には感謝しなくてはなりませんね」
先程の自慰で汗ばんでいる薫夜姫の身体からは、やはり馨しい香りがした。
まだ敏感な薫夜姫の身体は、帝の愛撫に反応してしまう。
「い、いけません……。
このような事は前例がありませんから、どうなるか私にもわからないのです……あっ……」
はだけられた衣から、さっきまでは見ているだけだった姫の乳房が毀れ出した。
ふくよかな乳房を揉み解しながら、帝は早くも尖り始めた薫夜姫の乳首に吸い付いた。
馨しい体臭の薫夜姫の乳首をそっと歯で挟むと、姫の身体は驚いたように仰け反った。
>>763 竹堀物語〜6.
「わ、わたくし……。 生身の殿方とは、まだした事が無いのです……。 お上……」
戸惑うように言う薫夜姫に、帝は思わずにやりとした。
「それは重畳。竹や竹の子などよりも、ずっと感じさせて差し上げますよ」
帝は薫夜姫の乳房を 舌と掌で愛撫しながら、先程竹の子を埋め込んでいた姫の秘肉に
指を滑らせた。
「……ひっ……! 」
「ほら、姫。 まだこんなに潤っていますよ? 」
帝はわざと音を立てながら、薫夜姫の秘肉を蹂躙した。
あんな淫らな仕草をしながら、まだ処女であったとは……。帝はほくそ笑んでいた。
溢れ出る姫の液体を舐め取りながら、姫の秘肉の上部にある小さな豆に吸い付いた。
薫夜姫は青竹とは違う、柔らかくねっとりした感覚に 仰け反りながら喘いでしまう。
しばらく姫の秘肉を舌でもて遊ぶと、姫の十二単をすっかり脱がし、自分も下腹部を
解放した。
「姫……。 私の竹の子も味わってください」
薫夜姫の身体を逆さにして上に乗せると、帝は猛り立つ自分の竹の子を姫の口元に
近寄せた。
「お上のこれは、もう充分成長なさってますわ……」
薫夜姫は囁くと、帝の怒張した竹の子を口に含んでしゃぶり始めた。
姫の口技を感じながら、帝は薫夜姫の股を開き 再び秘肉をしゃぶり始めた。
帝の舌に秘肉と子豆を刺激されながら、薫夜姫は帝を口に含んだまま喘ぎ声を放った。
充分薫夜姫を味わい尽くすと、帝は姫の口から猛る竹の子を引き抜き体勢を変えた。
薫夜姫を組み敷くと膝を抱え 腰を浮かせて一気に猛る竹の子を姫の中に刺し貫く。
「……んぁっ!! 」
薫夜姫は悲鳴のような喘ぎ声を発した。
「自然の竹の子よりは奥まで届くようですね、薫夜姫」
「は、はい。……奥まで痛いほどに当たっています……」
帝は柔らかく絡みつく姫の内側の襞を擦るように抽送を始めた。
貫く度に、姫から溢れる液体が飛沫の様に姫の内股と帝の腹部に飛び散る。
薫夜姫はあまりの快楽に歓喜の喘ぎを放ち続けた。
幾度か体位を変え、帝は薫夜姫を貫き続ける。
姫は捕食された生き物のように身体を弾ませ、切なそうに声を放つ。
再び周囲の青竹が発光し始め、まるで昼間のように明るくなった。
帝はそろそろ限界を感じると、薫夜姫を正常位に戻し 熱く白濁した液体を姫の内部に放った。
そのまま姫の足を抱えて持ち上げ、薫夜姫の腰を浮かび上がらせる。
「お、お上……? 」
薫夜姫は前屈させられた姿勢で、少し苦しそうな表情をした。
「一滴でもこぼさない様にしなくてはなりませんからね。 薫夜姫」
帝は姫の腰を持ち上げたまま、最後の一滴迄 姫の内部に打ち放った。
周囲の竹は明るく発光し続けていたが、小判は生まれてこなかった。
>>764 竹堀物語〜7.
それからは、満月までの間 毎晩帝は薫夜姫の元に通い、丹精込めて精を放ち続けた。
竹林は発光しながら、なんだか太くなっていた。
そして いよいよ満月の夜、帝はすっかり身体の馴染んだ薫夜姫を貫いていた。
薫夜姫は何度も達しながら、帝を受け入れ喘ぎ続ける。
後背位で姫を貫いていた帝は、勢いよく薫夜姫の内部に精を放った。
すると、発光していた青竹が かつて無いほど光り輝き、あまりの眩しさに帝は目を閉じて
しまった。
しばらくしてやっと目を開けると、繋がった帝と薫夜姫の周りには 光り輝く童女が沢山取 り巻き、座っていた。
「ひ、姫……!? こ、これは一体……? 」
帝は驚き、貫いている薫夜姫から離れると 光る子どもたちを見下ろしていた。
「まぁ……。
前例が無かったので私も驚きましたが、満月までに仕込んだ精が全部実ってしまったのだわ」
薫夜姫も驚いていたが、にっこり笑うとこう言った。
「でも、この子達も3ヶ月もすれば 私と同じように成長しますわ。
外部から生まれたこの子達は、お上とは血は繋がっておりません。
同じように 可愛がってあげてくださいませ」
一体何人居るのかわからない子供達に、帝は思わず狼狽した。
「……それに、私のおなかにも帝の和子が宿っております。
この子も3ヶ月以内には生まれますが、私はもう帰れないので この子を月に戻らせますわ」
ついさっきまで目立たなかった、薫夜姫の下腹部はわずかに膨らみ始めていた。
麗しい香りの童女たちに囲まれて、帝は困ったような嬉しいような複雑な気持ちだった。
Fin お粗末さまでした。
ハーレムEnd来たこれ
帝枯れんるんじゃないのか?三ヶ月後に
つまりこれは翁の陰謀だったんだよ!(AA略)
竹取ぐっじょぶ!
500KBまであとちょっと、そろそろ次スレ?
テンプレ職人求む!
>>768 スレまだざっとしかよく読んでませんが、
ログUPして頂ければ少し時間かかりますがSS保管します
エロゲネタの方はもっと秀逸なまとめサイトがあるみたいなんで必要ないかな
SSも保管されてるみたいですし
>>765 GJ!!
おひいさま、エロい。
十二単の世界を堪能しました!
日本文学はエロからはじまったのだなあと、しみじみ。
>>771 乙です!!
よい子を孕ませましたね!!
スク水+女子大生+妊婦って
食い合わせが悪くて腹を下しそうだ。
あぁ。
どうせならセーラー服+女子高生+妊婦とか
眼鏡+ハイミスルック+妊婦とか
ランドセル+縦笛+妊婦とかがいいぜ。
貧乳+委員長+妊婦とか
ショート+体操着+妊婦って感じがいいな。
華奢ロリ+包帯+妊婦とかもよかったんだが
こないだの帝国花鳥譚読んでから獣耳のシェアが・・・。
778 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/07(金) 21:58:42 ID:beI5VjAK
ゴスロリ+妊婦とかも
ぶるま+メガネ+妊婦
人妻+寝取り+妊婦、でひとつ。
781 :
保守屋:2006/07/08(土) 16:47:43 ID:MCQ5XdcZ
ガンガレお葉様
「う〜〜」
ややこが欲しい・・・・。
もう3人産んでいるけど、まだまだ産みたい。
なのに・・・
「凶様・・・どうして抱いてくれないのですか・・・・」
私ならいつでもどこでも好きなように犯していいのに・・・・
あ、そうだわ。
明日、お義母様に相談してみましょう。
あの人が好きなお香やお化粧などを教えていただけるかもしれないわ。
「ふふ・・・凶様・・・おやすみなさい・・・」
782 :
保守屋:2006/07/08(土) 16:48:41 ID:MCQ5XdcZ
翌朝・・・・
「お話は端女(はしため。召使い。)より聞いております。
あの子の好きなものについて聞きたいとか・・・」
「ええ、そうなんです。何か、あの人が喜ぶようなものは無いでしょうか?」
「そうですわね、あの子が喜ぶものと言えば・・・・」
その瞬間、お義母様の目が急に色っぽくなり・・・
「縄、ですわね」
「・・・・は?」
縄?
なわ?
NAWA?
「あ、あの・・・お話が見えないのですが・・・」
「あら、あなたは使ったことがありませんの?
ふふっ・・・あの子は女を縛るのがとっても大好きなのよ。
あぁ・・・思い出しただけで濡れてきちゃう・・・」
「お、お義母様?お義母様〜?」
「この子を孕まされた時も、私の足を開いたまま吊り下げて・・・・
うつぶせの格好でぶら下がる私の腰をがっちりと掴んで、
何度も何度も子種を仕込まれたわ・・・・あぁ・・・・」
えぇぇぇぇ!?
そ・・・そんな・・・嘘よ・・・あぁ、でもあのかすかに膨らんだお腹に、幸せそうな顔・・・・
うぅ〜〜!!
私をほったらかしにしてお義母様を孕ませるなんて!!
「・・・どうなさったの?」
「はっ!?あ、いえ・・・こ、今度試してみますね〜・・・」
「ええ、是非そうなさいな。きっと一晩中可愛がってもらえるわよぉ・・・
あ、そうそう、何なら朧の所へ行ってみたらどうかしら?」
「そうですね・・・・・」
朧さんは色事だけでなく薬学にも通じていて、孕みやすくなるお薬や媚薬などを自分で調合しています。
今までも何度かお薬をもらったことがあるけど、その日の夜はもうすごいことになりました。
「じゃあ、朧さんのお部屋にも行ってみますね」
「ええ、それじゃあまたね」
うぅ〜、だからそんな幸せそうな顔でお腹をさすらないでくださいよぅ・・・・
783 :
保守屋:2006/07/08(土) 16:49:52 ID:MCQ5XdcZ
「あ、おはよう雪丸くん。君の主様はお部屋にいるの?」
「わう!わう!わう!」
雪丸くんが朧さんのお部屋の前で吠え始めると、すぐに障子が開け放たれました。
「ああっ!もううるさいねぇ!!静かに・・・おや?奥方様じゃないか。
こんな朝っぱらから何か用かい?・・・あたしゃまだ眠いんだよ・・・・」
朧さんはいつでもこんな調子。
誰にでも歯に衣を着せぬ話し方をするので、時々重臣の柴田様に怒られることもあります。
「あの、実は孕み薬と、私が飲む媚薬を少し・・・」
「ああ、そうかいそうかい。
えっと確かここに・・・あぁ、あった。
ほら、早く持っていきな!」
朧さんは部屋の奥からお薬の袋を乱暴に投げ渡しました。
「ありがとうございます。・・・あの、お休みのところを邪魔してしまって・・・・」
「あぁ、いいんだよ。なんかこっちもあんたに八つ当たりしちまったみたいだし」
「八つ当たり?」
「そうそう、こないだ孕んじまったせいで酒も煙管もご法度でさぁ」
えぇぇぇぇぇ!?
そ・・・そんな・・・朧さんも!?
うぅ〜〜〜!!!
こんなのって・・・・こんなのって・・・・
「あぁら、羨ましいかい?」
「・・・それ、わかってて言ってるでしょう!!」
「もちろん♪」
からからと笑う朧さんは本当に楽しそうでした。
「ま、そんなにガキが欲しけりゃ仏様にでもお願いするんだね♪」
そう言うと、朧さんは手をひらひらさせて障子を締めてしまいました。
「仏様かぁ・・・・」
そういえば最近、全然仏様を拝んでいない。
もしかしたらバチが当たったのかもしれない。
そうよ、そうだわ!
でなければ、朝からこんな厄に見舞われるはずが無いもの!
というわけで、仏間へ行きましょう!
784 :
保守屋:2006/07/08(土) 16:50:57 ID:MCQ5XdcZ
仏間に入ると、いつものようにお初さんがお経を唱えていました。
「・・・・奥方様・・・・?」
「あ、すみません、お邪魔でしたか?」
「いえ・・・構いません・・・・何か・・・・お願いすることがあるのでしょう?」
「ええ、実は、ややこが授かりますようにと・・・」
「そうですか・・・命は尊いものです・・・きっと、仏様も叶えてくれることでしょう・・・」
くすり、と微笑むお初様。
まるで如来様みたい・・・・
「よろしければ、お初さんも・・・あ・・・」
わ、私の馬鹿!
お初さんは天聖山焼き討ちの生き残り。
そして、このお城に来たばかりの頃は毎日毎日、凶様に無理矢理犯されていた人。
そんなお初さんが凶様のややこを欲しがるわけ無いじゃない!
「・・・・はい、喜んで・・・・」
「え?」
「私は、ずっとあの人を憎んでいました・・・・。でも、あの人があなただけに捧げる微笑を見た時、
私の中の憎悪の氷が、少しずつ解けていったのです・・・・」
「お初さん・・・・」
「あの人を・・・・凶宗様を信じてあげなさい。
あの人が本当に愛しているのは・・・・ぐっ!?うぇぇぇぇぇぇ!!!」
「きゃあああああ!?お、お初さん!?」
た、大変!お医者様を呼ばなきゃ!!
「誰か!誰かぁ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「いやぁ、おめでとうございます。ご懐妊ですよ」
「・・・・・・え?」
それを聞いた途端、お初さんは恥ずかしそうに布団の中へ潜り込みました。
「え、え〜と・・・・おめでとうございます、お初さん」
「・・・・はい・・・・ありがとう・・・ございます・・・・」
き、気まずい・・・・
何なの、この雰囲気は・・・・
「あ・・・えと・・・じゃあ、私はこれで・・・」
「・・・・はい・・・・」
・・・・うぅ〜〜〜〜・・・・・・
785 :
保守屋:2006/07/08(土) 16:52:00 ID:MCQ5XdcZ
「さてと、今宵は誰と・・・・」
「私です!!」
「どわぁっ!?」
ばぁーーーーん!!と障子を開け放った私は、凶様を睨みながらずかずかと迫っていきました。
「ど、どうしたお葉!?」
「どうしたじゃありません!!私のことをほっといて他の人とばっかり寝て!!
もっともっと凶様のややこ産みたいのに、毎晩お褥で愛して欲しいのに、
どうして抱いてくれないんですか!?」
「そ、それは・・・・」
「それは!?」
ずい、と顔を近づけた途端、凶様が私の唇を奪いました。
「む、むぅぅ!?」
そして、そのまま私を抱き寄せ、布団へと・・・・
「だ、だめです!ちゃんと答えて・・・」
「すまなかったな、お葉。でも、お前はいつも俺のそばにいただろう?」
あ・・・
そういえば、一昨日はお城の天守閣で一緒に椛山の紅葉を見たし・・・・
二人きりになると、いつも私に接吻したり、胸を軽く触ったりしてたし・・・・
私、何を考えてたんだろう。
凶様が私を捨てるわけ無いじゃない!
だって、こんなにも私を愛してくれてる。
いつも私に甘えてくれる。
そんな凶様が・・・・大好き!!
「凶様・・・・」
「?」
「お薬、口移しで飲ませてくれませんか?
私が淫らになるお薬と・・・・・孕み薬を・・・・・」
「・・・・ああ」
凶様はお湯に解いてとろとろになったお薬を口に含んで飲ませてくれました。
もちろんその間も、激しく接吻を交わします。
「あぁ・・・、だんだん、効いてきたみたいですぅ・・・・
まがさま、まがしゃまぁ・・・・いますぐいれてくだしゃい・・・
わたし、いますぐはらみたいでしゅぅ・・・・」
「・・・・お葉!!」
「きゃあん♪」
786 :
保守屋:2006/07/08(土) 16:54:12 ID:MCQ5XdcZ
じゅぶじゅぶぅっ・・・と淫らな音を立てて、まがさまのおちんちんが一気に入ってきました。
たまらない。
きもちいい。
もっともっともっと!!
「ふぁぁぁぁん!!これぇ!これがほしかったのぉ!!
もう、あさまではなしたくないよぉ!!あぁん、まがしゃまぁ!
みだらでいけないおように、おたねをおめぐみくだしゃぁい!!
おようのおなかをまたおっきくしてほしいですぅ!!」
「く、おおおおお!!!」
「きゃあん!いっぱいぱんぱんしゃれてるぅ!ぱんぱんだいしゅき、
もっとぱんぱんしてぇ!」
「くぅぅ・・・たまらん・・・」
「えへへ〜、いいでしょ?おようのなかいいでしょ?
だからぁ、ごほうびぃ〜〜〜」
「ああ・・・最高のご褒美をやるぞ!!」
「うん、うん!いっぱいちょうだい!しろいごほうびほしいのぉ〜〜〜♪」
まがさまは私の体をがっちり抱きしめて、いっぱいぱんぱんしてくれました。
あぁ・・・・お腹の中でびくんびくんって・・・・
もうすぐ・・・・でるのね・・・・
「いくっいくっいくぅ!!だして、だしてぇ!!いっしょに、いっしょに・・・
あああああああああああっ!!!!」
びゅるるるるるるるるる!!!!!!!
あぁ・・・・おなか・・・・たぷたぷぅ・・・・
また・・・・はらんじゃった・・・・
「え・・・やぁ・・・・まがさまぁ・・・どうしてぬくのぉ・・・・?」
その時、まがさまは戦の時のような黒い微笑を浮かべて・・・・
「・・・・抜かないと縛れないだろ?」
ぞくり。
私の背中を何かが走り抜けました。
それは・・・・・期待。
縛られたい・・・・
お義母様みたいに宙吊りのままで孕みたい・・・・
「はい・・・・しばって・・・ください・・・・ちゅうづりで、あしをひろげたままがいいですぅ・・・・」
そして、しゅるしゅると縄をかけられた私は、そのまま朝までたっぷりと可愛がってもらいました・・・・
完
787 :
保守屋:2006/07/08(土) 17:12:43 ID:MCQ5XdcZ
若武者編執筆中止。
おにゃのこの一人称を「オレ」にしたらおかしくなりましたorz
あと、おにゃのこが主人公とヤッてる横で、
彼女の寵童と朧が絡み合うシーンがどうしても纏まりません。
主人公と朧に犯されても愛し合う、となるとメインキャラの二人がへっぽこキャラになるし、
完全に落とすと寵童君を誰の家来にするか・・・
(若武者か朧か、どっちがいいのやら・・・・)
そういった事情があるので、今回のSSを書きました。
何気にガンガルお葉様大好きw
>>787 貴方の書くキャラはエロ杉です!御飯10杯くらいいけそうじゃないですか!
激しくGJです
>>787 おおおっ!
義母奥方&夜の先生をはじめオールキャストでGJ!
正妻の嫉妬が大好物ですので堪能しました。
酒も煙管も……というところにぐっときました。
「色々努力して健康な内臓で子供を作ろうとする」母親が大好きなもので。
GJ!! ドロドロなのはアレだけど、こういう可愛い嫉妬なら読んでて実に微笑ましいやw
楽しく読めた。
心からGJ!!
792 :
保守屋:2006/07/08(土) 19:36:52 ID:yrBcOe7K
皆様GJをありがとう。
夜の先生の出自が一切不明というのは何も考えてなかったからなのですが、
最近色々ネタが浮かんできてます。
なので、気が向いたら主人公初体験ネタでひとつ書こうかなと思ってます。
楽しみにしてまふ♪
>>792 私も楽しみにしてます。
<僕の夏休み>、美月編の前半で削っていたシーンをば……。
>>725の
>僕と陽子が言い争っている間に、美月ねえと星華ねえはどんどん支度をはじめていて、
>いつの間にか、にぎやかな夕御飯が始まっていた。
と、
>>726の
>夕食と、その後の三姉妹との恒例のゲーム大会も終わり、僕は部屋に戻った
のシーンの間に入る、「三姉妹とファイプロで激闘!」シーンですw
前半はエロ少な目だし、プロレスとファイプロ知らない人には
つまらないかなーと思って載せなかったのですが、後半も書きあがったので、こっちの穴埋めにでも。
──夕飯後、居間でのんびりしていると、いったん部屋を出ていた星華ねえと陽子が戻ってきた。
「にしし、これやろうぜ、これ!」
陽子が小脇に抱えたゲーム機をぽんぽんと叩きながら言い、
「……」
と星華ねえが、無言でマルチタップとゲームのCD−ROMを差し出した。
「あらあら、星華も陽子も好きねえ」
お茶を淹れていた美月ねえが、あきれたように笑った。
「何だよー。美月ねえだって好きじゃないか。そーゆーこと言うと、入れてあげないぞ」
「まあまあ、そんな意地悪を言う子に育てた覚えはありませんよ、陽子」
ぷうっと膨れた陽子をたしなめながら、美月さんは腕まくりをした。
なんやかんや言っても、この人もすごく楽しみにしていたことが見て取れる。
「じゃ、いつもどおりに、タッグマッチね!」
機嫌を直した陽子が、ぱちんと手を合わせて宣言したときには、
黙々と作業していた星華ねえは、もうコントローラーとかをつなぎ終えてるところだった。
電源が入った。
<スーパーグレートプロレスリング>――通称グレプロ。
数あるプロレスゲームの中でも、マニアックな動きが再現できることで有名な一品。
僕の従姉妹たちは、意外なことにこれが大好きなのだ。
もともと今は亡き彼女たちの父親――僕にとっては伯父さん──がプロレスファンで、
子供の頃からTVで見る機会が多かったのに加えて、
ある年の夏休みに地方巡業に来たプロレスをみんなで見に行ってから、みんなそろってファンになった。
その帰りに買ったグレプロの旧シリーズの対戦で大いに盛り上がって以来、
グレプロで遊ぶことは従姉妹たちとの年中行事になっている。
「よーし、くじ引き、くじ引き」
陽子がチラシの裏に書いたアミダくじでタッグチームが決まった。
僕は──。
⇒美月ねえとタッグを組むことになった。
星華ねえとタッグを組むことになった。
陽子とタッグを組むことになった。
美月ねえの持ちキャラは──サザン・ハリセン。
<不沈艦><ブレーキが壊れたダンプカー>の異名を持つ外人レスラーで、
むちゃくちゃな馬力と、一撃必殺の威力を持つラリアットが魅力なキャラだ。
もう何年も日本を主戦場にしていて、日本人のトップどころと熱戦を繰り広げ、
三姉妹の中では一番プロレスにもゲームにも疎い美月ねえでさえ知っている有名レスラーだ。
最初、美月ねえがハリセンを選択したときは、僕は思わず吹き出した。
──<西部の荒くれカウボーイ>は、あまりにも美月ねえとギャップのあるキャラだったからだ。
でも、陽子などに言わせると、
「暴走ぶりは、美月ねえにそっくりだ」
ということらしい。
そう言われれば、ハリセンが普段はとても知的で温厚な紳士だというのも、
温和な美月ねえに意外とかぶっているのかもしれない。
実際、細かい操作方法などは苦手な美月ねえが使っても十分に動けるキャラだし、基本性能も高く、何よりも
「ド近眼で、ここだ! と思ったときに思いっきりぶっ飛ばすので、本人さえどんな威力になるか分からない」
といわれる必殺のラリアットは、
「めちゃ下手で、ここだ! と思った時に思いっきりボタンを押すので、本人さえもいつ出せるのか分からない」
予想外の威力を持つ。
それは、やりこみ派で読みも深い星華ねえが、「真似しようとしてもできないくらい」と評するくらいに「ハリセンっぽい」。
美月ねえのハリセンは、今日もその「ハリセンっぽさ」全開で暴れまくった。
「くそっ、なんてパワーだ!」
陽子が操作する<風雲登り龍>――源龍天一郎がタックルをくらって吹っ飛ぶ。
──今のは、美月ねえがラリアットを出そうとしてボタンを押し間違えただけなのだが、
陽子はすっかり不意を突かれた。
傍から見ると、本物のハリセンがよく使うフェイントそっくりだ。
「うふふ、Ask him Give Up !!」
小ダウンした源龍をスリーパーで締め上げながら美月ねえがハリセンの得意台詞を吐く。
「……」
星華ねえのジャンプ鴨田がカットに入った。
「彰ちゃん、――タッチ」
源龍を場外へ落としたところで、美月ねえが僕と交代した。
僕の持ちキャラはリュック・ブレアー。
米マット界の老舗、MWAの王座に君臨すること10回、<ホウキ相手でも最高のプロレスができる達人>だ。
玄人好みする古典的なプロレス技が心地よい。
向こうも陽子から星華ねえに交代したところで、試合は一転、
今までのハイスパートなぶつかり合いからクラシカルなレスリングに移った。
バックハンドチョップ、首投げ、シュミット式バックブリーカー、
ダイビングボディプレスをかけようとしてデッドリードライブを食らう、
レフリーの隙を突いての細かい反則と観客へのアピール……。
そしてお互いの必殺技、足四の字固めとバックドロップを狙った攻防。
星華ねえが操るジャンプ鴨田も同じようなテクニシャンなので、流れるような攻防になる。
しかし、僕たちのタッグチームは、次第に押され気味になってきた。
もともと、ゲーム自体は星華ねえが一番上手い。
一番プロレスに詳しいので、有利不利を無視して「そのレスラーらしい試合」にこだわる分、
けっこう釣り合いが取れるようになるけど、やっぱり腕はダントツだ。
次に上手いのは、負けず嫌いでなんでもやりこむ陽子。
こういうとき以外にほとんどゲームをしない美月ねえは、三人の中では一番上手くないし、
実家にこのソフトがない僕は、やっぱりやりこんでいない。
その上、このゲームでは現実にタッグを組んでいるレスラー同士が組むと
ボーナス判定がもらえる設定になっている。
今は袂を分かっているとはいえ、ジャンプ鴨田と源龍天一郎は、
かつて「鴨天コンビ」として強豪外人を迎え撃った名タッグチームだった。
当然、この二人が組むとツープラトンの威力やカットの判定が強化される。
──それを見越して星華ねえや陽子がこのキャラを選んだわけではない。
僕らが、プロレスファンになった巡業の日、このチームはすばらしい試合をしていた。
そして、その日から彼女たちの持ちキャラは決まったのだ。
……ブルロープを片手に客席で大暴れしているハリセンに追いかけまわされ、
泣きべそをかいていた美月ねえの持ちキャラが、何でそのハリセンになったのかはよくわからないんだけど……。
「あ、食らった!」
鴨田の必殺技・バックドロップホールドが僕のブレアーをマットにたたきつける。
「彰ちゃん、助けに行くわよ!」
ハリセンがフォールを妨害しに出てきた。
「美月ねえの相手は、あたしだ!」
カットした後にまごまごしている美月ねえのハリソンに、陽子の源龍が乱入する。
四人が入り乱れての乱戦になった。
「ええと──えいっ!」
突然、美月ねえがコントローラーをはしっと叩く。
ハリセンがショートダッシュして、左腕をぶん、と振り回した。
それはちょうどハリセンに掴みかかろうとしていた星華ねえの鴨田をぶっ飛ばした。
ウエスタン・ラリアット。
星の数ほど使い手がいるラリアット系の技の中でも、次元が二つか三つくらい違う、問答無用の必殺技だ。
鴨田の頭の上に星マークがちらつく。グロッギー状態になったのだ。
「今だ!」
僕のブレアーは反撃できないジャンプ鴨田に掴みかかってくるりと丸め込んだ。
三カウントが入る。
「やったー!!」
美月ねえが飛び上がるようにして拍手した。
……美月ねえのハリセンは、これがあるから恐いんだ。
一瞬にして逆転された星華ねえと陽子が呆然としている前で、
僕と美月ねえは、手を取り合って喜んだ。
以上です。
ちなみに
星華ねえはジャンボ鶴田の「ショルダースルー失敗」にこだわり、
彰はリック・フレアーの「デッドリードライブ失敗」にこだわります。
二人の共通認識:「オーバー・ザ・トップロープで王座を反則防衛してこそ真のNWA王者」!w
GJw
あちらに引き続きGJ!
プロレスはよくわからんけど、このテンポのよさが素晴らしいw
GJ
本編に入れなかったのは正解ぽい気がします
わからない人は置いてけぼりにされそうで
全員分投下後におまけで投下するか、今回みたいに前スレ消化になら
ネタとして良さげな感じです
全日ネタならわかる私は楽しめました
プロレスは15年位観てないので、自分のわかる世代のネタだったのも
懐かしさもあってちょっぴり嬉しかったです
そのままリアルプロレス突入キボンw
燐月とぼくなつの合わせ技か。
ここってそろそろ埋めてもいいんじゃない?
一時はどうなるかと思ったけど、神々の降臨で勢いが戻ってよかったあ
心残りがあるとすれば、師匠とボクの続きも読みたかった…
って思ってるのはおれだけじゃないはずだ!
807 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 02:26:41 ID:8ma+BDJn
出産シーンを書いてくれる神はいないのですか?
自治厨の半分はお門違いの妬みだよ。自分で書かない癖に文句ばかり。
「駄作書くより、書かないほうが偉い」とか勘違いしてる。
いい作品書ける人間の全てが、初めから上手いわけでもないのに。
勝者は敗者に「努力不足」だと言い、敗者は勝者を「才能の賜物」という。
作品作りにおいては、絶対に前者が正しい。正しくあるべき。
810 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:10:30 ID:gROaQo4Z
811 :
訂正:2006/07/11(火) 03:11:54 ID:gROaQo4Z
勝者,敗者の戯言→勝者,敗者を云々とかいうような戯言
812 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:18:48 ID:uUYGtdxa
このスレには書き手と読み手しかいませんが何か?
>>812 ネ申々を書き手とは、ずいぶん失礼な奴だ…
その通りだ…正直スマンカッタ
このスレの住人は一種類しかいません。
「孕ませ、種付け、受精」により「妊娠」した「妊婦さん」が「出産」した赤ちゃんから育った人間。
……あれ?
それ以外の人はいない……よね……? (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
以上、自作自演でした。
突然、昔の話を持ち出して粘着し始める
>>808 き ん も ーーー☆
818 :
名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 04:24:29 ID:uUYGtdxa
↑ きんもー粘着乙 ↑
↓ 構想発表 ↓
粘着同士の戯れ合い
とりあえず、次スレにこの話題を持ち越すのはやめよーぜ。
蒸し返しても荒れるだけだし。
818 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2006/07/11(火) 04:24:29 ID:uUYGtdxa
↑ きんもー粘着乙 ↑
↓ 構想発表 ↓
819 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/07/11(火) 04:30:39 ID:Z5wxoX2j
粘着同士の戯れ合い
・・・
総合すると、粘着同士が戯れあって孕む話かッ
>815
人工子宮で生まれました(´ー`)
マジで?それはすごいね。
どんな感じなの?
孕ませでしょ、でしょ♪
>823
キラヤマト乙
ミスアメリカが孕む。
・・・
ごめん、流石に見たくない。
埋めようぜ
810 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:10:30 ID:gROaQo4Z
>>809 >>254乙
勝者,敗者の戯言なんぞこの板には不要である事にそろそろ気づけばいい。
811 :訂正 :2006/07/11(火) 03:11:54 ID:gROaQo4Z
勝者,敗者の戯言→勝者,敗者を云々とかいうような戯言
812 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:18:48 ID:uUYGtdxa
このスレには書き手と読み手しかいませんが何か?
813 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:20:26 ID:gROaQo4Z
>>812 ネ申々を書き手とは、ずいぶん失礼な奴だ…
814 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:23:12 ID:uUYGtdxa
その通りだ…正直スマンカッタ
815 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/07/11(火) 03:43:12 ID:uRgcb2VG
このスレの住人は一種類しかいません。
「孕ませ、種付け、受精」により「妊娠」した「妊婦さん」が「出産」した赤ちゃんから育った人間。
……あれ?
それ以外の人はいない……よね……? (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
816 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:43:16 ID:vWykjeU1
以上、自作自演でした。
817 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 04:15:13 ID:ZCBuAx16
突然、昔の話を持ち出して粘着し始める
>>808 き ん も ーーー☆
818 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 04:24:29 ID:uUYGtdxa
↑ きんもー粘着乙 ↑
↓ 構想発表 ↓
お前ら乙!
810 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:10:30 ID:gROaQo4Z
>>809 >>254乙
勝者,敗者の戯言なんぞこの板には不要である事にそろそろ気づけばいい。
811 :訂正 :2006/07/11(火) 03:11:54 ID:gROaQo4Z
勝者,敗者の戯言→勝者,敗者を云々とかいうような戯言
812 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:18:48 ID:uUYGtdxa
このスレには書き手と読み手しかいませんが何か?
813 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:20:26 ID:gROaQo4Z
>>812 ネ申々を書き手とは、ずいぶん失礼な奴だ…
814 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:23:12 ID:uUYGtdxa
その通りだ…正直スマンカッタ
815 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/07/11(火) 03:43:12 ID:uRgcb2VG
このスレの住人は一種類しかいません。
「孕ませ、種付け、受精」により「妊娠」した「妊婦さん」が「出産」した赤ちゃんから育った人間。
……あれ?
それ以外の人はいない……よね……? (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
816 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:43:16 ID:vWykjeU1
以上、自作自演でした。
817 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 04:15:13 ID:ZCBuAx16
突然、昔の話を持ち出して粘着し始める
>>808 き ん も ーーー☆
818 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 04:24:29 ID:uUYGtdxa
↑ きんもー粘着乙 ↑
↓ 構想発表 ↓
職人さんたち乙!
810 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:10:30 ID:gROaQo4Z
>>809 >>254乙
勝者,敗者の戯言なんぞこの板には不要である事にそろそろ気づけばいい。
811 :訂正 :2006/07/11(火) 03:11:54 ID:gROaQo4Z
勝者,敗者の戯言→勝者,敗者を云々とかいうような戯言
812 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:18:48 ID:uUYGtdxa
このスレには書き手と読み手しかいませんが何か?
813 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:20:26 ID:gROaQo4Z
>>812 ネ申々を書き手とは、ずいぶん失礼な奴だ…
814 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:23:12 ID:uUYGtdxa
その通りだ…正直スマンカッタ
815 :ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2006/07/11(火) 03:43:12 ID:uRgcb2VG
このスレの住人は一種類しかいません。
「孕ませ、種付け、受精」により「妊娠」した「妊婦さん」が「出産」した赤ちゃんから育った人間。
……あれ?
それ以外の人はいない……よね……? (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
816 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 03:43:16 ID:vWykjeU1
以上、自作自演でした。
817 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 04:15:13 ID:ZCBuAx16
突然、昔の話を持ち出して粘着し始める
>>808 き ん も ーーー☆
818 :名無しさん@ピンキー:2006/07/11(火) 04:24:29 ID:uUYGtdxa
↑ きんもー粘着乙 ↑
↓ 構想発表 ↓