【振動】女の子が電気あんまされて悶絶!6【圧迫】

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1Anmania ◆ve1CraWg1Y
女の子を電気アンマしてイかせたり、いじめたりするスレです。
やられる側は基本的に女の子です。
SSアップは遠慮せずにどぞ。また感想等もヨロシクです。

萌えるシチュ考案やスレタイに反しない雑談もOK。
煽り荒らしは徹底無視の方向で。
基本的にはsage進行でお願いします。こだわりませんが。

【前スレ】
【快感】女の子が電気あんまされて悶絶!5【苦悶】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133680984/l50
【過去スレ】
ロリが電気あんまされて悶絶してイッちゃうっ!
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1088250122/
ロリが電気あんまされて悶絶してイッちゃうっ!2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1107783099/
女の子が電気あんまされて悶絶してイッちゃうっ!3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1113729096/
女の子が電気あんまされて悶絶してイッちゃうっ!4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1126439895/l50

【SSの推奨ルール】
@長短編問いません。一行ものからン千行ものまで。
A女の子が電気アンマされるのをテーマにしてください。
 それ以外は自由です。
Bオリジナル・パロ共に歓迎。

それでは、電気あんまでGo!
2Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/02/12(日) 03:16:50 ID:Q/vnHoO7
保管庫へのリンク。

ttp://sslibrary.gozaru.jp/
ttp://library.f-adult.com/

など7つぐらいミラーがある。
ENTERで入って「オリジナル・シチュエーションの部屋その2」へ。
3名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 12:37:18 ID:mydjm+9U
乙彼
4名無しさん@ピンキー:2006/02/12(日) 13:54:51 ID:MPLohO3P
>>1乙ー。
5Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/02/13(月) 01:42:22 ID:OhQNiUny
あぅあぅあ……。ヤバス、発言数が伸びねー……。・゚・(ノД`)・゚・。。

このままでは即死の可能性もあるので、とりあえず防止として
書きかけの物を投下するです。


【9.ふたりがかり?】


「くぅう〜〜……いたた……☆!」
私は蹴られた股間を両手で押さえて、前かがみの状態で内股になってピョンピョンと飛び
跳ねる。そうしたところで痛みが消えるわけではないが、少しでも気を紛らせたい。
しかめた顔からは痛さと情けなさで涙が滲んできた。
(理緒ったら……もう許さないから!!)
今や私も完全に頭に血が上っている。急所攻撃と電気アンマの応酬で試合は完全に泥沼の
様相を呈していた。しかし、理緒のほうはそれほど熱くなっていないようだ。むしろこの
展開は想定の範囲内なのだろうか? 電気アンマされ続けていた彼女はしばらく腰が
抜けたように立てなかったが、ようやくそれも納まったのか、自分の股間を撫でながら
ゆっくりと立ち上がる。

「フフフ……やっぱり、美緒もやるよね。流石新進気鋭のファイターと言われるだけは
あるじゃない。……祐一、見てた? あなたの美緒はちゃんとこんな泥沼ファイトでも
対応できるよ?」
理緒が祐一さんを見て楽しそうに言う。『あなたの』……だなんて、そんな――理緒の
戯言と分かっていても、思わず頬が熱くなる。理緒が私を見て笑ってるのを見ると、
おそらく顔を赤らめてるに違いない。

「あ……うん……」
急に話題を振られた祐一さんは困った表情で私たちを見比べている。彼から見れば私達は
凄い格好をしているだろう。私のセパレートの水着は上は下乳まで捲れ上がってるし、
長時間電気アンマされていた理緒の水着は股間にしっかりと食い込んでいる。
それに二人ともさっきから恥ずかしい所を撫でてるし……祐一さんからすれば嬉しいけど
言葉には出せないで困っているのだろう。……エッチなんだから。

「このまま続けてもいいけど、美緒だってきっと引かないよ。ねぇ、祐一……私たちが
泥沼の戦いでボロボロになっちゃうのは忍びないでしょ? だから……さっき言った
作戦、やろうよ♪」
理緒が楽しそうに祐一さんに誘いかける。
作戦――? いや、それ以前に祐一さんが何故……?

「あ、あの……。祐一さんはレフェリー……じゃないんですか?」
私は祐一さんの方だけを見て言った。理緒の悪巧みににんまりする笑顔など見たくはない。
それに、祐一さん自身にそれがどう言う事か、彼の口から訊いておきたい。
祐一さんは私の視線に気がついたようだが、バツが悪そうに視線を逸らす。こんな時だが、
私は浮気がバレた男の人は、きっとこんな表情をするんだろうな、と思った。

「よくぞ訊いてくれました、美緒ちゃん♪」
嬉しそうに返事したのは、勿論、祐一さんではなく理緒だった。……無視無視。
「じゃ〜〜ん! そこにいるのは私たちの試合を裁く正義のプロレスラー・金藤祐一
ではありません……彼の正体は……」
♪だだだだだだだだだだだだだだだ…………と、口でティンパニ・ロールの真似を
するアホな姉は完璧に無視してやったが、祐一さんがそれに合わせてコーナーに戻り、
そこに置いてあったバッグを開けて何かを取り出したのは無視できなかった。
そこから取り出したのは――小さなサテン地の黒色の布……?
「マスク……?」
私が思わず口にすると理緒がにんまりと笑い、じゃ〜〜ん!! と脳天気な効果音を
発すると、それに合わせたかのように祐一さんが振り返った。私はその顔を見て一瞬、
呆気に取られる。
「ここにいるレフェリーの正体……なんとそれは悪のヒールレスラー『ブラック仮面』
だったので〜〜す!!」
理緒がマイク持った振りをして高らかに宣言したが、私はそちらの方を一度たりとも見て
やらなかった。
「ブラック……仮面?」
私はじっ……と祐一さんの、いえ、ブラック仮面の顔を見つめてやる。
ブラック仮面は私がシャレをわかってくれそうに無いので、動揺しているようだ。
強く何かを問い詰める視線に耐え切れないかのように、目線を外して決まり悪そうに
キョロキョロしている。

「美緒ちゃん、ブラック仮面はね、只のヒールじゃなくて、女子供にも容赦のない、
最凶最悪のレスラーなんだよ。得意技は女の子が苦手としているパワー技で、エッチな
事が大好きなの。ブラック仮面の黒は悪の象徴なんだって♪」
アホ姉が即興で思いついたプロフィールをしたり顔で解説する。私はそれを聞きながら
ブラック仮面に近寄って行った。視線を逸らしたぐらいじゃ私を視界から追い払えない
ぐらいの距離まで。
ブラック仮面は理緒のほうに助けを求めるように視線を漂わせた。かなり動揺している
らしい。

「ふ〜〜ん……そうなんですか、ブラック仮面さん? 美緒の言うとおり、あなたは
悪の道に身を落としたのですね?」
私が強い意志を湛えた瞳で見つめてやると、ブラック仮面はぶわっと汗をかく。私の
方を見ながら何か言いかけようとしたが、その度に言い止めて咳払いをした。
そう言えば『今ここにはいない』祐一さんも都合が悪くなると咳払いを繰り返す人
だった様に思う。

「クスクス、どうしたの、ブラック仮面? 目の前にいるのはあなたの大好物の美少女
アイドルレスラーだよ? そんな生意気な目つきをする娘は得意の急所攻撃でやっつけ
ちゃいなさいよ♪」
理緒の冷やかしに、滅相も無い、と言った表情で首を振るブラック仮面。
「ふ〜〜ん……大好物なんですか、私って。それに、急所攻撃は得意な技じゃなくて
好きな技なんですよね、きっと……」
私がジト目で睨んで嫌味を言うとブラック仮面は「あぅあぅあ……」と幼児の様な
言葉使いになり、身の置き場が無さそうに、私よりも20cmは大きな体を小さくした。

その情けない様子に私は溜め息をつくと、ブラック仮面に問いかける。
仮にも、ほんの少し前までは、私がこの人の事を考えただけで胸がときめいた人だ。
最後のチャンスぐらいはあげたい。……無駄だろうけど。

「ブラック仮面さん……あなたはもう、悪の道から戻れないのですか? 更正する事も、
あんなに優しかった祐一さんを返してくれる事も出来ないのですか?」
私はじっと涙を溜めた目でブラック仮面を見つめた。自分では分からないが、多分、
円らな瞳はキラキラと純心な煌きを湛えていただろう。もしかしたら、その涙を見て
ブラック仮面は正義の道に目覚めてくれるかもしれない。
いや、私の大好きな祐一さんなら――ちょっぴりエッチだけど優しくて純心で強い心を
持った祐一さんなら、きっと改心してくれるはずだ。私はそういう『圧力』を目一杯
掛けるようにブラック仮面のマスクを通してその隠された素顔を直視した。
「う……うう……」
ブラック仮面はしばらくの間、自分の良心の呵責に悩むように身悶えしていた。そして
私の方を一瞬見たが、すぐに視線を逸らせてしまった。どうやら、金藤祐一の正義の
心はブラック仮面の悪の誘惑に完敗してしまったらしい。
勿論、私は誘惑を克服するなんて、はなっから期待してなかったけれど。
それに、いかにも『俺は悩みました』とばかりに、形ばかりの逡巡するを見せるのが
祐一さんらしい。

私は『予定』通りに侮蔑の眼差しをたっぷりと祐一さんに向けて彼を更に追い詰めた後、
「……フン、だ」
と、ツンとソッポを向き、髪をかき上げてリング中央に戻った。祐一さんに背を向けた
まま水着のお尻の脇からに左右の親指を入れ、見せつける様に直してやる。こう言うの
が好きなんでしょ? と、言わんばかりに。
あ、そうだ。祐一さんはもういないんだ――私の後ろで、でかい図体の癖に小娘の私を
オドオドしながら見ている男は、悪の心に支配されたマスクマン・ブラック仮面だ。
断じて私の敬愛する金藤祐一さんとは違う。祐一さんなら、理緒の口車なんかに乗って
私にエッチなプロレス技をしようと思うはずが無い。もし、そうしたいのなら、自分で
はっきりと「そうしたい」と言う人のはずだ。

(それだったら……全然良かったのにぃ〜!)
思わず握った拳がワナワナと震える。祐一さんが男らしく「エッチな技を掛けたい」と
言ってくれれば、私はどんな要求でも応じただろう。オッパイを揉まれたり、お尻を触り
まくられたりなんて、全然OK♪ 急所攻撃だって電気アンマだって頑張って耐える事
が出来る――手加減はして欲しいけど。
なのに、祐一さんは男らしさの欠片も無く、馬鹿姉の手先となって私を苛める道を選んだ
――あ、違う違う。祐一さんじゃなくて、ブラック仮面だった……。

「理緒、ルールは同じなんだね? 1対1が1対2になっただけで」
私は冷ややかに理緒に問いかける。もうブラック仮面の事なんか、眼中になかった。
あんな情けない、男のクズみたいなレスラーなんかには。
「そうねぇ……」
クスクスと理緒が面白そうに忍び笑いする。どうせ、私の心の中など、全部お見通し
なのだろう。私が意識をしないように努めている事こそ、本当に私が気にしている事
であることなどは。

「ルールは同じでいいかな――でも、ブラック仮面は男の子だから急所攻撃とかは
手加減してあげてね。女の子よりか弱いんだもん♪」
「うん、そうする。一発で気絶させたらつまらないもん。あの男の腐った性根を叩き
直してやるんだから!」
「そうだね。アハハハ……!」
私の過激な言葉に理緒は楽しそうに笑った。私がブラック仮面をキッと睨むと、彼は
気まずそうに横を向いた。

こうして――私と理緒の双子姉妹シングルマッチは、私一人対理緒とブラック仮面の
タッグの、変則マッチに途中変更された。


【10.VSブラック仮面 with ……】


くすくすくす……。
私は笑いを堪え切れなかった。
一応、これも予定の範疇だ。祐一には形ばかりの脅迫ネタをチラつかせて(『あなたが
どんなサイトを見ていたか、知ってるよ♪』程度のものだが)、ブラック仮面に変身させる
オプションを用意していたけど、まあ、脅迫ネタがなくても彼は変身していただろう。
私に脅されたのなんて、逆に絶好の理由付けになって、内心で喜んでいると思う。
祐一はそういう男なのだ。

だから美緒が怖がるどころか、むしろ自分に対する怒りの目を向けてくる事に慌てふた
めいている。彼女を人形の様に可愛い程度にしか認識していなかった証拠だ。元カレシ
ながら、祐一の考えは総じて浅い。
だけど、結果として私から見れば面白い展開になった。ただ震えているだけの獲物も
悪くは無いけど、懸命に角で抵抗する羚羊を囲んで狩るのはもっと楽しそうだ。

「覚悟はいいですね、ブラック仮面! あなたは……全力で倒してあげます!」
憧れの人の情けない姿を見て怒りに燃える美緒が、祐一に向かって突っ込んでいった。
私はしばらくフォローに回ろうかな……? この二人の対決を見るのは楽しみだった。


          *          *          *


「たぁあああ〜〜!!」
私は走りこんで大きくジャンプし、ブラック仮面の胸元にドロップキックを叩き込んだ。
ドン!とかなり威力があった様に自分では思ったのだが、ブラック仮面は一二歩下がった
だけで、逆に私が大きく跳ね返された。
「……きゃんん!?」
辛うじて受身を取ったが少し腰を打つ。
「いたたた……ど、どうして……?」
やはりこれが男と女の体格の差なんだろうか? 私は痛む腰を擦りながら立ち上がる。
すると……。

「蹴りのタイミングと間合いの取り方が甘い。ドロップキックは相手の胸板を蹴るんじゃ
なく、体を打ち抜く間合いじゃないと威力を発揮できないよ――軸足で支えてないん
だからね」
「えっ……?」
今のは――ブラック仮面のアドバイス? そう思った時、私の体はふわっと浮いた。
「な、なに……!? ……きゃああ〜!!」
一瞬の浮遊感があった後、急激で短い降下感があり、次の瞬間には私は背中からマットに
叩きつけられていた。どぉん……!! と地震の様な揺れがマットに起こり、私の体が
大きく跳ね上がった。

「ぐはぁ……!!」
息が詰まる強烈な衝撃だった。しばらく体が硬直してしまう大きなダメージが私を襲う。
ボディスラムかデッドリードライブか。プロレス技には詳しくないけど、男の人の強靭な
腕力で叩きつけられたのは確かだ。
「仮にもプロレスのリングで闘うんだから、技は本気でやらせてもらうよ」
ブラック仮面の声が何故か爽やかに聞こえる。ダメージを負って苦しみながらも、私は
女である自分相手に『本気で闘う』と言ってくれるのがちょっと嬉しかった。
さっきのアドバイスといい、もしかしたら祐一さんは改心してくれたのか? そんな甘い
期待が胸をよぎる。

しかし、その期待はすぐに裏切られる事になる――。
ブラック仮面は衝撃に苦しむ私に休む暇を与えず、髪を掴んで引き起こすと、胴に手を
回して持ち上げながら、思いっきり引き絞った。
ぎゅうう……ッ!! と私の体とブラック仮面の体が密着し、胴体が締め上げられる。
「ぎゃあああああ……!!」
私の絶叫がリング上に響き渡っただろう。ジムの室内照明が見えるぐらい、私の上半身は
大きく仰け反った。

「フフフ……ベアハッグだよ。祐一の――ブラック仮面の得意技の一つ。でも、男の
レスラーには使わない、対女の子専用の技なんだけどね」
理緒が微笑んでいるのがチラリと見えたが、その苦しさに構ってる余裕は無かった。
ブラック仮面は少し首を振る。理緒の言う事が言いがかりだとでも言うように。何となく
理緒の言っている意味は分かる(女の子と密着できてブラック仮面にとっては気持ちの
いい技なのかもしれない)が、今の私にとっては技の苦しさでそれどころではない。
「ああああ……!! くっ……!! ああっ!!」
私は髪を振り乱して絶叫しながら、ブラック仮面の顔面をポカポカと殴る。しかし、
この状態で力が入るわけではなく、全くと言っていいほど効果が無かった。

(く……苦しい……)
私はベアハッグの苦悶に悶えていた。総合格闘でも締め技はある。それに対する耐性にも
ある程度の自信はあったはずだが、やはり男のレスラーに力一杯体を締め上げられるのとは
圧倒的に力の掛かり方が違う。
「はぁ……う! くぁああ……!!!」
身悶えして暴れてもブラック仮面の締めは全く緩まない。それに足が地面から離れて、
ブラック仮面の体に乗せられている格好なので、力その物が効果的に使えなかった。

「離して……! 離せ……!! ぐっ……!? ああぅッ……!!」
私が両手を組んでハンマーブローを肩口に叩き込むとブラック仮面は強く締めてきた。
反撃を食らうたびにベアハッグがきつく締められる。その繰り返しは私の体だけでなく、
反撃しようとする心にもダメージを与えていた。

(こ、このままじゃやられちゃう……祐一さんには悪いけど、奥の手を……)
私は両手をだらりと下げ、抵抗をやめたように装った。ブラック仮面のベアハッグも少し
緩む。それでも全く逃げられないが。
「ハァ……ハァ……。……ううっ……」
ずっと続く苦しみに息を荒げながら、観念したようにぐったりとブラック仮面の胸元に
体重を預けて身を任せた。ブラック仮面の瞳から攻撃の意志が消えかかる。その時――。

(今だ――!)
私はだらんと垂らしていた右手をブラック仮面の股間に持っていった。勿論、狙いは
金的――男の人の最大の急所だ。あまり使いたくなかったが背に腹は代えられない。
(ごめんなさい、祐一さん!)
なるべく手加減するから――と、心の中で謝りながら金的を狙う。武道を経験した時に
護身術で男の人の金的がどの位置にあるのかは知っている。私は真っ直ぐにその位置に
手を伸ばし、金的を掴んだ――かに思えた。

しかし――。

「えっ……!? あっ!!」
私の手は祐一さんの大事な所を掴む事は出来なかった。それどころか、体がまたふわっと
宙に浮いたのだ。気がつくと私は祐一さんに高々と持ち上げられていた。
「きゃあ!? な、なに、これ……!!」
男の人と闘った経験はあるが、こんなに高く腕だけで持ち上げられた記憶は無い。プロ
レスラーの腕力はやはり凄かった。このまま投げ飛ばされたら――打ち所が悪いと気絶
してしまうかもしれない。

だが、ブラック仮面の考えている事はもっと酷い事だった――。
「や、やだ……! ダメですッ!!」
私は暴れるのを止めて攻撃に備えた。受身を取り損ねたら怪我をする。ここは相手の
攻撃を受けとめて最小限のダメージに押さえるのが重要だった。そう思っていたので、
私は無警戒だった――あの悪の必殺技に。

「せぇい――やっ……!!」
ブラック仮面は空中で、掴んでいる所を私の腰に変更した。そして、そのまま前方に
雪崩れ込むように振り下ろしたのだ。そこには――理緒!?
「Came On! ブラック仮面!」
私がチラッと見た時、理緒は膝立ちで待っていた。それが何の意味かはその瞬間は分から
なかった。しかし、次の瞬間ではその意味をイヤと言うほど思い知らされた――。

☆ズガァン……☆!!!

「☆◆%〇#$●▽★……!! ……くぁあああッ!!」
声無き悲鳴の後に、声のある悲鳴が出る。
私は今まで体験した事の無い衝撃を股間に受け、同時に全身で感じていた。
その時は脳裏が真っ白になり、何が起こったのかは分からなかった。私がやられたのは
ブラック仮面が腰を掴んで持ち上げ、理緒の膝に私の女の子の急所を叩きつけた事だった。
私のレオタードの股間が理緒の股間に深々と食い込み、そして、支えを失った体はズルッと
バランスを崩して横に倒れた。

理緒がハイタッチを求め、ブラック仮面が仕方無さそうに応える。二人はピクピクと
痙攣するように悶えている私を悠然と見下ろしていた。
「これがマンハッタンドロップ――今回はサービスでツープラトン・バージョンね♪」
理緒の小悪魔の様な表情が霞み、楽しげな声が遠くに聞こえる様な感じで、私はリング中央で
地獄の苦悶に悶えているだけだった。
12Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/02/13(月) 01:55:01 ID:OhQNiUny
とりあえず、投下終了っす。
これで即死回避出来るのだろうか?
発言数か容量か基準を知らないのでなんともですが。

即死防止目的なので、まだ電気アンマまで到達してません。スマソ
13名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 02:05:21 ID:HnjX06yS
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
電気あんま期待してるよ。
14名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 06:53:03 ID:pz7MyS/H
乙です。でもできれば女VS女で決着つけて欲しい。
できれば彼氏の前で、主人公が惨めに敗北、痙攣している姿を見て男はなすすべもない、って言うほうが良かった。
15名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 09:51:48 ID:PAbPjOtA
プロレスだと1対2の場面てのも売りの一つだし俺はこれはこれでかなり好きでしたよ
というか今回のはかなりツボに入りました(´∀`)
16名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 18:07:50 ID:kDtXSFMt
GJ!
17Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/02/13(月) 22:48:29 ID:OhQNiUny
前スレ最後にコメントを戴いた>433-436の方々、アリガトンです。
確かに今消えると困るかもですね>前スレ。念の為にこちらにコメントします。
>434の方、そう言えば最近♂→♀ばかり書いてます。近いうちに♀⇔♀とか考えます。

>>14
あぅあぅあ……。すみません、今回はそういう展開にならなくて。
つい、男のパワーに翻弄されるアイドルレスラーを書きたい誘惑に負けてしまいました(^^ゞ。
彼氏の目の前で執拗な電気アンマやキツイ急所攻撃をされる彼女とか、良さそうですね。
きっと相手の女の子は彼氏が目の前にいる事を知ってるんでしょうね〜(妄想)。だからいつもよりサービス?多め……。
彼氏の気持ちはいかばかりか……今回の男よりもっとシャンとした彼氏のほうが良さそうですねw。

>>15
ありがとうです。ハンデキャップマッチ、もっとヒートアップさせます。
私もツボですw。

>>13,>>16
dです。
18名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 06:50:29 ID:WC1GIzNs
>17
楽しみにしてますから頑張ってください。
19名無しさん@ピンキー:2006/02/14(火) 09:29:25 ID:n6jB57P3
前スレ最後の鉄棒SSが好きです。
本番の電気あんまはあるの?
20名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 11:19:16 ID:e5MiSW37
保守
21名無しさん@ピンキー:2006/02/15(水) 18:40:04 ID:l8GdRqRQ
稀代の名スレをれっつ保守
22名無しさん@ピンキー:2006/02/16(木) 22:05:37 ID:FamwWPEl
おっしゃ!即死は免れた!
23名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 04:27:35 ID:jmv9JdV8
ふぃ〜、3時間前に初めてきたよ。
前スレを5分見て「あぁ〜、長文か。ちょっと見て帰るか。」って思ってたのに…、
全部見ちゃったよwもうどこから搾り出せとw(ぉ
個人的にはAnma氏の全レスは好きだよ、なんか読者を大事にしてる感じ。
物好きなあんたは立派なクリエイターさ!GJ!………長文お許しを。

あと、Anma氏以外の作品も見たいかな。小麦ちゃん復活熱望。無理しちゃ駄目だけどね。
24名無しさん@ピンキー:2006/02/17(金) 04:28:44 ID:jmv9JdV8
間違えてageちゃった、ゴメン<(__)>
25Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/02/18(土) 01:17:04 ID:wZstqS6c
>>18
はい、頑張ります。しばらく間が開くかもしれませんが。

>>19
「5の2」ですね。前スレ最後の方にも「電気アンマが見たい」と言う意見が
ありましたし、美味しいネタなのでやってみようかと思います。

>>20-22
保守乙です。即死は免れたのですか?

>>23
一気読みされましたか。さぞかしお腹一杯にw。他の方の良作も入ってますしね>前スレ。
宜しければ過去ログは保管庫にありますので、お暇な時にでも。沢山の方の作品があります。
全レス云々は特に意識してないです。「GJ!」と言われたら見てくれて嬉しいので
「d」と返してるだけで。

楽しんでもらえたらとても嬉しいですし、「好みとちょっと違って残念」と言っていただくのも
逆に今度はそういうのを書いてみようかと思ったりしますので、ご意見は色々と伺えたら
幸いです。
26Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:16:31 ID:c9xfxsMX
前スレで密かに予告した通り、新作(続きですが)投下しますです〜。

お題は「今日の5の2」。鉄棒電気アンマの続きです。
プロレスの方が停滞していて、待ってる方、スマンス。
27『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:19:03 ID:c9xfxsMX
(で、さあ……今日ね………)
放課後の5の2でリョータとチカが何かナイショ話をしている。
クラスメートのコウジ達も気がついてはいたが、5の2随一の『夫婦』の内輪話に首を
突っ込むのは野暮なのであえてそっとしておいた。

が――。

「電気アンマ!? ……モゴモゴ!!」
「……バッカ! 誰かに聞かれたらどうするの!?」

タイミングが悪く、その時クラスは静まっていてリョータ達の声は仲間達にはっきりと
聞こえた。ボールを持って校庭に出ようとしたコウジとツバサとナツミ、お喋りをしていた
ユウキとメグミ、学級日誌をつけていたカズミが二人の方を振り返る。

「あ……」
チカとリョータはお互いの顔を見合わせた。


          *          *          *


「……で? 白状する気になったか?」
8人での帰り道、コウジがリョータを問い詰める。二人は長年の悪友同士。可愛いタイプの
男の子のツバサも巻き込んで色々腕白なことをしてきた。
「その俺に隠し事とは穏やかじゃないねぇ」
「何の事だ?」
「とぼけんなよ、お前」
男二人が後ろで口の引っ張り合いや髪の掴み合いをしているのを馬鹿にしたように見ながら、
女の子達もチカを取り囲んで歩いている。

「チカ、何か夫婦間の危機になってるなら相談に乗るよ?」
「そうだよ。大人の人に相談が必要なら私たちも一緒に……」
「い、いや……あの、その……アハハ……」
ユウキとメグミが両サイドから心配そうに問いかけるのを、チカは困ったように苦笑する。

リョータと二人で帰ろうとすると、この6人は間を置くように付いて来た。たまりかねた
リョータが文句を言うと、逆にこうしてみんなに問い詰められてしまったのだ。
やがてチカの家の前に着いたが、6人は帰ろうとする気配が無い。

「……どうぞ上がって、みんな」
チカが仕方なく言うと、「おじゃましまーす!」と言いながら家に入っていった。
チカとリョータは顔を見合わせて溜め息をつく。
28『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:20:16 ID:c9xfxsMX


          *          *          *


「『でんきあんま』勝負……? あの〜『でんきあんま』って、なぁに?」
ナツミがキョトンとしてみんなに問いかける。問いかけられた面々は視線を逸らせたり、
咳払いをしたりした。ナツミとツバサだけが何の事かわからない様に顔を見合わせる。

平川ナツミは元気でボーイッシュな女の子。自分の事を「ボク」と言う。体は小さいのに
運動神経は抜群で、スポーツ勝負ならリョータ達男子にも負けない。

河合ツバサはリョータ達とつるんでいるとはいえ、普段は宇宙の神秘にトキメキを感じる
文系?の可愛らしい顔立ちの男の子。

二人とも男女の事や性的な事にはちょっと疎い。

「リョータ、教えてよ?」
二人はぐったりと床に転がっているリョータに問いかける。リョータはついさっきまで
コウジ達の『くすぐり拷問』で取調べを受けていたのだ。最初は懸命に抵抗していたが、
6人がかりの大拷問で体力の限界まで責められ、ついに口を割ってしまった。
その取調べで判明した事は――。

1.ひょんな事からチカと鉄棒電気アンマ勝負になった事。
2.鉄棒電気アンマ勝負にチカが負けてリベンジを挑む事。
3.リベンジは本物の電気アンマで勝負する事。
4.電気アンマは女の子だけがされる事。

と、言う内容だった。
それを聞き、男子二人は顔を見合わせて目をパチクリさせ、女子4人は所在無げに
体をモジモジさせる。電気アンマは女の子だけがされる――その約束事を聞いた時に
自分も女の子だと言う事を思い出し、他人事の様に思えなかったのだ。
電気アンマが何かを知らないナツミでさえ、他の3人の様子から、それが女子にとって
とても困惑させられる事態である事は察した。

鉄棒でチカがリョータにされた事を語った時に、やや潔癖なメガネっ子の日高メグミは
思わず体を引き気味にした。しかし、チカの話に興味を失ったわけでなく、大きな瞳を
煌かせて更に深くまで聞き入っていた。
刺激的な話になり、思わず口元に両手を当てるたびに綺麗な黒髪ロングの髪が揺れる。

ショートカットで活発な女の子の浅野ユウキも同様で、くすぐり拷問で笑っているリョータ
(拷問はチカが全部白状するまで、リョータがくすぐりを受けると言う形式で行われた)
にうるさいとばかり時折蹴りを入れる以外は、息を呑んでチカの告白に耳を傾け
ていた。

外跳ね髪の女の子の相原カズミはいつも通り、感情を表さない様子でチカの告白を聞き
入っていた。彼女がどう思っていたかは誰にもわからない。ただ、頬が上気していたように
チカには思えた。

リョータの悪友の今井コウジも普段の饒舌とは違い、真顔で聞き入っていた。
奥手(と言うかバカ)のリョータがそんな事をするなんて、と思いながらくすぐり続けて
やる。女の事でちょっと先を越されて?悔しかったからかもしれない。

29『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:21:00 ID:c9xfxsMX
電気アンマの言葉の意味がわからなかったナツミとツバサもチカの告白の情景は目に
浮かんでいる。それがどういう事かも良く分かっていた。特に女の子のナツミの方は
太股をキュッと締めてモジモジさせていた。

「な、なぁ……」
チカとユウキが恥かしそうにナツミとツバサに電気アンマの事を教えている時(チカが
ユウキに実演した時、知らなかった二人は真っ赤になった)、コウジがおずおずと
みんなに話しかける。それぞれ物思いに耽っていた5の2のメンバーはドキッとして
彼を振り返った。
いつもはハキハキしているコウジがこんな切り口で話しかけるなんて――それだけでも
結構な事件である。

逆にコウジはみんなの反応を見てドキッとする。何となく、自分が言おうとしている事を
見抜かれたように感じたからだ。
だが、それでも言った。

「どうせなら、男子対女子でやってみないか――」

あたりはそのまま、シン……と静まり返った
30『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:21:34 ID:c9xfxsMX


          *          *          *


「……でも、でも! どうして女の子だけがされるルールなの? そんなの変だよ。
理不尽すぎるじゃない……」
と声を上げるのは黒髪ロングのメガネっ子、メグミ。彼女はHなことに対する拒否反応が
この中で一番強い。

この場合、コウジの発言はある意味、神の啓示に近い効果があった。
誰もが言い出せなかったが、誰もが考えていた事――チカとリョータだけの話でなく、
女子と男子でやってみたらどうなるのか――それを実現するのに、コウジの言葉は絶妙の
タイミングで発せられたのだ。
それを止める子は、男子女子共にいない。ただ、メグミが納得できない、と言う表情で
ルールに異論を唱えた。

確かにこれはチカとリョータの間だけで決めたルールなので、女子勢が強く反対すれば
変更する事は可能だろう。今ここにいるのは男子3人女子5人。単純に多数決でも女子が
勝つ。しかし――。

「それ、ちょっといいかも……」
と、クール系のカズミがぼそっと呟いたので、女子たちは一斉に彼女を振り返った。
「どこがいいのッ!? 女の子だけがそんな事されるなんて、変だよ!」
メグミが悲鳴に近い声を上げそうになるが、辛うじて自分を押さえながら反論する。
しかし、カズミは自分の胸に手をあて、目を閉じながら静かに言った。

「それがいいの。他の女の子がされているのを見て、自分も女の子だからされちゃう……
そう想像するのが。――男の子だったらされないで済んだのに……って、切なくて、ちょっと
悔しい気持ち――でも、これって女の子に生まれたからこそ味わえるんだ――って」
「そ……そんな……」
メグミは尚も反論しようとするが、何故か俯いてしまう。カズミの半ば陶酔した表情は
他の女の子達に息を飲ませる。

「ボク……なんだかもじもじしてきちゃった……」
ボーイッシュなナツミもショートスパッツの下半身を内股にしている。
「…………。私も……」
カズミ達に釣られたのか、ユウキまでもが頬を紅潮させている。
「ふ、二人とも……ヘン……だよ」
メグミがその二人を見て言うが、もはや言葉に力がなくなっている。

(本当に……女の子だけがされちゃうんだ――)
提案者であるチカ以外の4人の女の子の心臓がドキドキと高鳴っていく――。

もしかしたら、通常の5の2でこんな話題になったら、結局それは冗談で「そんな事を
言うエッチな男子にお仕置き〜〜!」とか言って、チカやユウキ達が要領の悪いリョータ
あたりを捕まえて電気アンマの刑にしていたかもしれない。女の子にするのと違って、
男の子にする電気アンマは、所詮ただのお遊びに過ぎない。そうやってヘンな雰囲気を
ごまかす事も出来たのだ。

だけど、今、このチカの部屋で――8人いるにはちょっと狭く、お互いの息遣いが聞こえる
ぐらい密着してしまってるチカの部屋で、そんな話をすると、何か受け入れざるを得ない
雰囲気にもなってくる。
5の2であれば働く抑止力――例えば先生の登場や他のクラスメートの目などもここには
ない。誰かが始めたら止め処もなくエスカレートしてしまわないとも限らない妖しい雰囲気。
禁断の技とも言える『女の子への電気アンマ』でも簡単にされてしまう――それが今の
チカの部屋と言う空間であった。
居合わせた女子達がそれに気づき、身に迫る危機を感じている静寂がチカの部屋を支配する。
31『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:22:14 ID:c9xfxsMX
その静寂を破ったのはこの部屋の主、チカであった。
「どうする? 男女対決……する?」
リョータに電気アンマ対決を挑んだチカでさえ、言葉が震えがちになる。
男子を含めたみんなが一瞬反応したのを見て言葉を切った後、思い切ったように続ける。
「私はいいよ……しても」
チカらしくない、ボソリとした話し方だったが、それは全員の耳にしっかり聞こえていた。

「私も……」
カズミもチカと同様、ボソリと言う。こちらは普段と同じだが。
女子二人が同意したので、内心では反対しようと考えていたユウキとメグミは思わず顔を
見合わせる。
「ナツミは?」
チカは残る三人を見渡し、端から声を掛けていく。
「ボクもいいよ」
快活な声でボーイッシュなナツミが返事した。
「いつもリョータ達には勝ってばかりだから、今日ぐらい負けてあげても……アハハ」
無邪気に笑うナツミだが、これには男子の――特にリョータとコウジのこめかみがピクッと
震えた。ナツミは全然気がついていない様子だが。

「ユウキたちはどうする?」
「う……」
チカに訊かれてユウキは一瞬コウジの方を見る。コウジはさっきのナツミの言葉でリョータと
謀議中?だ。そして思い切ったように言った。
「……してもいいかな」
「う……ユウキちゃん――」
呟くように同意するユウキを見て最後に残ったメグミが返事に詰まる。
メグミとしては同じく積極的でなかったユウキと一度相談したかった。しかし、彼女は
その前に賛同してしまった。残るは自分ひとり……。

(ど、どうしよう……)
残る一人、メグミに注目が集まる。その視線には気づいていたが、すぐに決断はしかねる。
だが、困っているメグミに救いの手を差し伸べたのは言いだしっぺのチカだった。
「メグミ、無理だったらいいからね?」
チカはメグミに優しく言う。彼女がこういう事が極端に苦手なのは知っていたからだ。
「え? う……うん……」
メグミは流れ上、自分も同意を求められると思っていたので逆に戸惑ったが、チカの言葉を
嬉しく感じて少し気持ちを落ち着かせた。そして、ちょっと考えていたが――。
(やっぱり、断ろう――)
自分には無理だ、と思って断って立ち上がろうとした。チカの気持ちに甘えさせてもらおう、
そう思ったのだ。

しかし――。
「日高もやろうよ」
え――? と誰もが振り返った意外な声を発したのはツバサだった。
メグミが見ると彼はにっこりと屈託のない笑顔を返した。もともと可愛い顔立ちの彼の
笑顔が向けられ、メグミはドキッと胸が高鳴る。

「あ、うん……」
すとん、と立ち上がりかけていたメグミは元の場所に腰を下ろす。自分でも驚くほど
自然に――。意外な説得者?と、その組み合わせに、メグミとツバサ以外のメンバーが
お互いの顔を思わず見合わせる。

かくして――。

ここに、男子対女子・3対5の変則電気アンママッチの開催が決定した。
32『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:22:58 ID:c9xfxsMX


          *          *          *


その後――。
一旦やる事が決まると、ルールがテキパキと決められていった。

 ・電気アンマは2回行う。一回の時間は5分。
 ・勝敗はギブアップで女の子の負け。規定時間(5分)をクリアすれば女の子の勝ち。
 ・ギブアップしても5分は続けられる。理由は自分の意志でやめてもらえないのが
  電気アンマの醍醐味だからである。

「五分は……長くない?」
ユウキが不安そうに言うとメグミも頷く。二人とも頬を赤らめている。早くも自分がされて
いる事を想像してしまったのだろうか……?
「でも、あんまり短いと男子側に不利だしね」
カズミが相変わらずボソッとつぶやく。今度は男子が頷いた。
結局、勝負バランスと言うことでこの時間になった。
(ギブアップしてもやめてもらえないんだ……)
このルールはチカの提案だった。女子たちはそれに反対したが、何故か主催者の?チカが
これだけは譲らなかったので、結局押し切られる形になった。
「やってみれば、みんなにもわかるよ……きっと」
チカがウィンクするが、勿論他の子達には何の事かわからない。ただ、リョータだけが
わかったように顔を赤らめる。

 ・痛くするのは無効。キックは急所攻撃とみなし、反則者への報復行為が罰として認め
  られる。
 ・女の子→女の子の場合は0.5ポイント。
 ・女の子→女の子の場合は電気アンマ返しあり。

「男子達、わかった? 優しくしないとどんな報復をされるか、理解してるでしょうね?」
チカがニヤリと笑いながら男子たちを見る。その視線は心なしかいつもより下、半ズボンの
あたりに向いていた。男だけがわかる恐怖に晒され、思わず股間を守ってしまう3人――
女の子達はその情けなそうな格好を見てクスクスと忍び笑いした。
実際にそこを責められるのは私達の方なのに、男子って度胸無いんだ――と。

「ねぇ、『電気アンマ返し』って、なに?」
これはユウキあたりでも流石にわからなかった。おそらくチカだけしか知らないだろう。
カズミは何となくわかっているようだが。
「電気アンマ返しってのは……こうやって……今度はユウキがやってみて」
「う、うん……こう?」
チカはナツミとツバサに教えた時の様にユウキを相手に電気アンマの実演をする。実演と
言っても寸止めなのだが、相手をするユウキにとっては相当に緊張する事態であった。
なぜならチカが気まぐれを起こせばそのまま電気アンマされてしまうからだ。
だが、今回はユウキが掛ける方だという事で、緊張感はかなり減っていた。ユウキはチカの
両足を掴むと自分の右足を足の間に割り入れ、ショートパンツの股間に当たる直前で止めた。

「それで……どうするの?」
ナツミがワクワクした瞳で聞く。『電気アンマ返し』と言ういかにも秘密めいた技の様な
ネーミングに期待するものがあったらしい。ユウキとチカの絡みを瞳をキラキラさせて
見ている。
「こうやってね……こうするの!」
「え? ……あっ!?」
いきなりチカがむっくりと起きると自分の股間近くにあったユウキの右足を掴んで体を
引き寄せ、左足もつかんでしまう。そしてつかまれてた自分の右足を振りほどき、ユウキの
ミニスカートの中に割って入った。一瞬にして電気アンマの攻防が逆転したのだ。
33『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:23:37 ID:c9xfxsMX
「わっ! すごぉ〜い! チカちゃん、早業だね!」
「フフン♪ どんなものです?」
「チ……チカ……」
(当たってるよぉ〜〜……)
とはユウキは口には出せなかった。チカはナツミの賛辞に上機嫌だが、勢いが良すぎて、
実際にユウキのミニスカートの中のブルマで覆われた部分にしっかりと足先が食い込んで
いたのだ。デモンストレーションのはずなのに……。
「ち、チカ……あ、足を……」
「あ? ご、ゴメン。スカートの中に入れたままだったね」
いかにも忘れていたかのように言うと、チカはユウキの股間から足を抜いたが――。

「ひゃあん!?」
今度はみんなに聞こえる声でユウキが悲鳴を上げた。
「ユウキ、どうかしたの?」
カズミが無表情で聞く。
「え……あ……、な、なんでもないの! 全然……」
ユウキは慌てて立ち上がる。チカを見ると足を伸ばしたまま座っていて、自分の方を
見ていた。うっすらと悪戯っぽく笑いながら。

(やっぱり、ワザとやったんだね――)
チカが足を抜く時、素直に引くのでなく、一旦自分の股間をグリグリ……と刺激してから
抜いたのだ。チカの悪戯(と言うより意地悪に近いが)に対してちょっと拗ねた表情を
見せるユウキだが、今から自分達がされる事はこんなものではない事を改めて思い出した。
(男子達、優しくしてくれるよね――?)
ユウキは目が合ったコウジに訴えかけるような視線を向けた。見つめられたコウジは
困ったように何度か視線を逸らす。ユウキはその視線の先が自分のスカートである事に
気づき、慌ててスカートを押さえた。ちょっと怒ったように頬を染めて。
気づかれた事を悟ったコウジは、照れくさそうに反対側を向いた。

(あの二人、いい感じになると思わない?)
ユウキとコウジの様子を見てチカがリョータに囁く。いつも自分達が『夫婦』とからかわ
れているので、他に同様のネタが見つけられて嬉しい様子だ。リョータも曖昧に頷いたが、
ユウキとコウジがなかなかいい感じなのはうっすらと感じていた。

「じゃあ、始めよっか。まずは一回戦からね」
すっかり仕切り屋状態のチカが立ち上がって開会宣言をした。
34『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:24:08 ID:c9xfxsMX


          *          *          *


一回戦の組み合わせは以下の通りになった。話し合いでなく、チカの独断で決められたが
ある意味、それが公平なのかもしれない。

 【一回戦】
  リョータ VS ナツミ(スパッツ)
  コウジ  VS チカ(半パン)
  ツバサ  VS ユウキ(ミニスカート&ブルマ)
  (メグミ)VS カズミ(メグミ:ロングスカート、カズミ:ジーンズ)

(良かった……ブルマを穿いてて)
ユウキがホッと一息つく。いくらお遊びとは言え、パンツ一枚の状態で男子の足に大事な
所を踏まれるのは勇気が要る。カズミのジーンズやチカのショートパンツほどは効果は
無いだろうが、それでもパンツ一枚より全然ましだ。
男女比が3対5なので、恥かしがり屋のメグミがする側に回るように配慮された。

「一番手はボクだね〜! ねぇ、チカちゃん。男子には電気アンマ返ししちゃだめなの?」
ナツミが元気に中央に出てチカに問いかける。リョータは一瞬青くなった。
「フフン……今回はダメ。だって、許可するとナツミがあっさり勝っちゃうでしょ?」
「あ……それもそうだね、アハハ!」
屈辱的な会話を聞かされ、ワナワナと震えるリョータだが、隣にいたコウジにポン、と
肩を叩かれる。悔しいが、あいつらの言う通りなのだ。だから――。

(だからこそ、このチャンスを生かしてナツミに制裁を加える!)
スポーツや運動系の遊びで負け続けの屈辱を晴らすのだ――ちょっと情けない方法だが
成り行き上仕方が無い。

「じゃあ、ナツミは寝転んで。リョータは立っても座ってもいいよ。それとも、ナツミを
うつ伏せにする?」
一応、レフェリー役のチカが指示をする。電気アンマには、立った状態で仕掛ける立位式、
相手と同様座った状態で仕掛ける座位式、相手をうつ伏せにして仕掛ける逆式の基本三種が
ある。どれも初心者から熟練者に渡って使える技だ。電気アンマは形態のバリエーション
だけでなく、技一つ一つについても奥が深いのだ。
上級者にはさらに相手を立たせて下から仕掛ける逆立位式やうつ伏せにして立位式で
仕掛ける逆海老式などもあるが、流石に初心者では使いこなせないだろう。

「こ、このままでいいよ……」
リョータはそう言いながら、立ったままの状態でナツミの両足を掴んでVの字に開ける。
「やらし〜! 見ないでよ、リョータ。アハハ……」
ナツミはまだ冗談の延長の様に笑っているが、リョータはもう笑えなかった。
勿論、リョータは女の子に電気アンマをするのは始めてである。男相手でする時は
基本はただの遊びだ。感じさせるとか、そんな意識は全く無く、やった後もゲラゲラと
笑っているだけ――。

だが、目の前に寝転んでリョータを待つ平川ナツミは女の子なのだ。それが証拠に、
彼女のスパッツを穿いた股間はなだらかなカーブを描き、平らである。
しかし、何も無いという事は無い。ストレッチ素材のショートスパッツはピッチリと
張り付いて体のラインを細かく浮き立たせる。ナツミの股間を見ると、しっかりと
女の子の象徴である割れ目の筋の形に食い込んでいるのだ。

(あそこを、責めるのか――?)
思わずリョータはゴクリと唾を飲む。ナツミのその割れ目は彼女が無邪気に動くたびに
形を変え、それ自体が別の生き物の様に動いていた。リョータの幼い性中枢がナツミの
股間や太股の動きに刺激される。
35『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:25:18 ID:c9xfxsMX
「リョータ?」
リョータが何も言わなくなったのでナツミがちょっと不審そうに声を掛ける。それに
リョータの視線の先が自分の女の子の大事な所に向いていたのでちょっと恥かしくなる。
だが、その声掛けが切欠となった。
「いくぞ――」
リョータはさっきまでじっくりと見ていたナツミの股間に右足をセットする。
「あっ……」
ナツミが思わず呻いた。普段の彼女では聞けない、吐息にも似た喘ぎ声――それを
聞いたとき、リョータの性衝動に火がついた。

「で・ん・き・あ・ん・ま……開始!」
リョータはあてがった土踏まずをだだだだ……と震わせた。
「ひゃあん!?」
ナツミの体が一瞬ビクンと反り返り、ギャラリーたちも息を思わず呑んだ。

ついに男子と女子の意地を掛けた?電気アンマバトルが始まったのだ。
36『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:25:51 ID:c9xfxsMX


          *          *          *


「ううん……うん……」
リョータの電気アンマに呻くナツミ。何かに懸命に耐えているその姿に、当のリョータも
ギャラリーたちも視線が釘付けになるが――。

「クフ……! くふふ……」
ナツミが堪えきれない、と言う表情で体を揺すっている。太股がプルプルと震え、もう
限界なのか? とみんなが思ったその時――。
「キャハ……キャハハハハハハハ! ……も、もうだめぇ〜〜!!」
ナツミは涙を目にため、体を反らせて笑い出した。
「な、なんだぁ?」
リョータが目を丸くすると、
「りょ、リョータ! くすぐったいよ、それ! ……アハハ……キャハハハ!!」

ギャラリーたちは唖然とする。そう言えば、ナツミは一番のくすぐったがりだ。だから
普段、女子同士では一番のターゲットになるのだが……。
「な、ナツミ……。その……感じないの?」
「な、何が……? キャハハ……!! だ、だめぇ……!! リョータ、くすぐったい
ってば! ……キャハハハ!!」
ユウキの問いかけにもくすぐったがって答えられないナツミ。体を捩って必死でリョータ
から逃げようとするも、股間を守ったり、足を退けようとする様子は無い。
(電気アンマ、効いてないのかなぁ……?)
メグミもナツミの様子を見つめる。この調子なら私にも耐えられるかも――メグミの
メガネの奥の大きな瞳に希望の光が灯り始める。

気の毒なのは仕掛けているリョータだった。一念発起して女子に電気アンマを仕掛けた
のに、感じるどころかくすぐったがられるだけとは――。同じ男子であるコウジ達からも
同情の目で見つめられ、まるで男女の睦み事で前戯に失敗した男の様に、リョータの精神
にどんよりとした雲が掛かってくるように思えた。

しかし――。

(大丈夫だよ、続けて――)
チカがリョータの背後に忍び寄って耳元で囁く。その声は笑っているナツミには聞こえ
なかったが、ユウキとメグミ、そしてカズミにはしっかりと聞こえた。
チカは何を言ってるの――? ユウキとメグミが不審とも非難とも取れる視線をチカに
向ける。チカはにんまりと微笑を返すだけで元の立ち位置に戻った。

「りょ、リョータ〜! もう許して……くすぐったいよぉ〜〜」
ナツミが涙目で息を切らし、リョータに頼み込む。
「それはギブアップなの、ナツミ?」
チカがナツミに確認するとナツミはとんでもない、と言う風にかぶりを振る。
「だって、こんなのただのくすぐり虐めだよ〜……チカの話だと電気アンマって、こんなの
じゃないよね」
グサッ……とリョータの胸に突き刺さる言葉。コウジ達も同じ男の切なさを見てられない
とばかりに視線を逸らせる。だが、チカは真顔で言った。

「そう、じゃあそのまま続けて、リョータ。5分間、続けるのがルールなんだから」
「え〜〜? だってさぁ……」
ナツミは不満そうだ。彼女の場合、挑発でも駆け引きでもなく、素直な感想しか言わない
ので、リョータには余計に堪える。既に3分が経過しくすぐったがらせる以外の成果が
ないが、チカが励ますような視線を送って来るので、リョータも開き直った。
37『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:26:27 ID:c9xfxsMX
「言ってくれるなぁ、平川。時間はまだ2分あるんだぜ?」
「うん、そうだね……その間にリョータが『これこそ電気アンマ』と言うのを味あわせて
くれたらいいなぁ〜」
「…………お前は俺を怒らせた」

ごごご……とリョータが真顔になる。そして、土踏まずで踏んでいた所に今度は踵をセット
した。さっきより強い食い込み感がナツミを襲う。
「あ……そ、それは……」
「女子だからと手加減していたが、これ以上は最早容赦しねぇ……踵グリグリアンマで
天国に送ってやる――いくぞ!」
気合を入れなおし、リョータは再び電気アンマを開始した。
ナツミの股間にはリョータの体重の乗った踵が割れ目に食い込んでいる。その状態でリョータは
踵を中心に、足をドリルの様にグリグリと動かしながらの振動を与えた。

グリグリ……どっどっどっど……。

「あうぅぅ……!! はぁん……!!」
今度はナツミもかなり効いたらしい。さっきのくすぐったがり様とは全く違い、ビクビク
……!と、腰の辺りからせりあがる様に痙攣する反応を見せる。
(ん……? 今度は効いたか?)
リョータはそう思い、この機会を逃がさないとばかりに右足に力を入れて電気アンマした。

グリグリグリ……ダダダダ……!

「うっく……。ふぁ……あっ!」
リョータの力強い股間責めに流石のナツミも内股になってプルプルと震えている。思わず
口元に手をやり、指を噛みながらリョータの電気アンマに耐えている。スパッツの股間には
深々とリョータの踵が食い込んだ状態で振動し、割れ目の形が動きに合わせて捩れていく。
リョータより短いナツミの両足はピンと伸ばされ、これ以上遊びはなく、辛うじて膝を
動かして一箇所に圧迫が集中しないよう頑張っているだけだ。

「う……あっ……! だ、だめ……!!」
リョータの右足を掴んで頭を振り乱して悶えるナツミ。その表情はいつもの彼女とは全然
違う女の子らしさをそこかしこに滲ませていた。頬は上気して顔だけでなく体全体がじっと
汗ばみ、熱い吐息は喘ぎ声と共に子供らしくない雰囲気を放っている。

(も、もう少しか?)
4分を越えたあたりからナツミの様子が一気に変わってきた。踵グリグリタイプの電気
アンマがどうやら効いているようなのだ。だが、もうすぐタイムアップ。時間が無い。
「こ、これで止めだ!!」
リョータはこれが最後とばかり、ナツミの股間を力一杯グリグリする。振動も強く送り、
ナツミの腰がガクガクと揺れるぐらい力強い電気アンマをした。すると――。

「いたたた……!! いたい! いたいよ、リョータ!! やめてぇ〜〜!!」
さっきまでビクビクと震えながら悶えていたナツミが、激しく体を揺すって抵抗した。
どうやらリョータの止めの電気アンマが痛かったらしい。
「は、反則だよ、佐藤君!!」
「そうだよ! リョータ、やりすぎ!!」
ナツミの痛がる様子に、それまで見入っていたメグミとユウキも抗議する。
「え……? あっ……!!」
リョータは慌てて力を緩めた。電気アンマで女子の急所を痛くするのは本意ではない。
ホールドされている力も緩んだのでナツミはゆっくりと転がるようにしてリョータの
電気アンマから逃れる。両手で股間を押さえて内股になる。
そして、そこでタイムアップだった。5分間終了でギブアップなし。ナツミの勝ちで
最初のポイントは女子チームが獲得した。
38『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:26:58 ID:c9xfxsMX


          *          *          *


「イタタタ……アソコ、痛くしちゃった……」
ナツミは仰向けのまま両手でスパッツの股間をさする。その姿が女子のオナニーに見えて
思わず、コウジとツバサは顔を赤く染める。
「さ、最後のは無効だよね、チカ? 佐藤君、力入れすぎだよ……」
メグミがナツミを心配しながらチカとリョータを見て言う。怒ってる、と言うほどでも
ないが非難の色は表情に出ている。ユウキも同様の表情だ。カズミだけが表情を変えない。
むしろ、ナツミのほうを興味深げに見ている。

「あ、ああ……わ、わりぃ、平川……」
取り合えず、リョータはそれだけは言った。彼にとっては少し疑問もあるのだが、
女の子の大事な所を痛くしていしまったのは事実なので、それは謝っておこうと思った。
「大丈夫だよ、リョータ。でも、これでボク達が1ポイント獲得だからね」
ナツミはある程度股間を擦るとゆっくりと立ち上がる。顔色はまだ赤かったが、その表情は
スポーツの後の様に晴れやかだ。
「あ、うん……」
リョータもそれは承知した。電気アンマは5分間キッチリとは続いていないが、最後まで
ナツミは我慢したからだ。

「ナツミ、もう大丈夫なの?」
「う〜〜ん、まだちょっと痛いかな……。リョータの気持ち、入ってたもんね。エヘヘ♪」
ナツミがおどけたように股間を押さえて内股でピョンピョン跳ねる。普段見た事がある
男子が股間を打った時の対処を真似ているのだろう。そうしながらも表情は笑顔で、
悪戯っぽく舌を出したりしている。
「ボク、ちょっとトイレ……チカ、次の試合、始めてていいよ」
「あ、うん……」
そのまま部屋を出て行くナツミを見送るチカ。次は彼女とコウジの対決なのだ。



「エヘヘ……バレなかったかな?」
トイレの前でナツミが呟くと――。

「何が?」
と言う声が背後から聞こえた。思わずギクッ!と動きが固まるナツミ。恐る恐る背後を
振り返ると――。
「なんだ、カズミちゃんか〜」
カズミの無表情な顔を見ると、ホッとしたように胸をなでおろす。
「何か、ごまかしたの?」
「え? ううん、そ、そんな事しないよ?」
カズミの質問に慌ててかぶりをふるナツミ。カズミはそれをどう受け取ったか、顔に
出さず、じっとナツミを見つめている。
「え、えっと〜〜……ボク、トイレに行ってるね。じゃ、また後で……」
張り詰める空気に耐えかねたナツミはくるりとカズミに背を向けると、逃げ出すように
トイレに向かおうとした。
39『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:27:31 ID:c9xfxsMX
「……ホントは、ギブアップしそうだった?」
そう言われてピタッと足を止める。しばらくその状態で膠着していたが、カズミの方を
振り返ると口元に人差し指を立てて「しぃ〜〜……」と合図した。
「みんなに言っちゃいやだよ……。うん……感じちゃった。アハハ……スパッツの中が
濡れちゃうぐらい」
ナツミはカズミの前に立つと、スパッツを膝まで降ろした。その下に穿いていた子供用
スポーツショーツがぐっしょりと濡れている。スパッツも黒だから辛うじて目立たないが、
こうやって内側を見るとかなり濡れていた。
「おしっこじゃないのに不思議だね……アハハ」
照れ隠しの様に笑うナツミの股間をカズミはじっと見つめていた。
「あまり見つめると恥かしいよ……」
ナツミはカズミの視線に耐え切れなくなった様にスパッツを上げる。
「……二回戦の前にチカにぱんつを借りたほうがいいよ。多分、あの子も分かってるから」
「……うん」
カズミの言葉にナツミは素直に頷いた。男子の目は騙せてもやはり女子同士は騙せなかった
様だ。
40『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:28:20 ID:c9xfxsMX


          *          *          *


一方、既に開始されていたコウジとチカの対決は、2分を経過してなかなか白熱していた。
「ああ……うんんッ……!! ……くっ!!」
「ち、チカ……?」
他の女子たちの不安げな表情の通り、二試合目は男子優勢だった。コウジのグランド状態
での電気アンマはしっかりとチカの股間に最初から食い込まされていた。リョータの失敗
経験を良く見ていたからだろう。コウジは最初から飛ばしてチカのショートパンツの股間に
容赦なく踵を食い込ませてグリグリと圧迫している。

「どうだ、小泉! ギブアップしたら少し休ませてやってもいいぞ?」
「うっ……あっ!! だ、誰が……」
「そうか、じゃあ遠慮なく……うりうりうり〜〜♪」
「ちょ、ちょっと待って……! はぁああ〜〜ん!!」

これは負けるかもしれない、とチカは悶えながら内心でそう感じていた。リョータと違って
コウジは勝負事に躊躇いがない。リョータなら「女の子の大事な所に云々」言って戸惑って
る間に時間稼ぎとか出来るだろうけど、コウジはガンガン積極的に責めてくる。それも、
さっきのリョータの失敗経験を生かして、しょっぱなから飛ばしてきた。

コウジの責めははっきりとしていて、最初から力を十分に入れた電気アンマでスパートを
掛けるやり方だった。このやり方は何の防御も無い女の子の急所を責めるのには痛くて
無理があるが、チカの様に厚めのショートパンツを穿いている場合はそれぐらいが丁度
良いあんまになるのだ。基本的には電気アンマは股間をアンマする技なのだから、状況に
よって力加減を変えるのは鉄則である。コウジは確実にそれを実践していた。
最初からチカの股間はグリグリアンマ責めをされ、股間から脳天に貫けそうな刺激が全身を
襲っていた。

(くぅん……!! ……で、でも……負けたくないから……頑張る!)
チカは悶えている最中にも懸命にリョータを見て、自分を元気付けながら耐えている。
しかし、痛みに耐えるのとは違い、内から込み上げてくる何かを耐える電気アンマは
受け入れを拒む事自体が難しい。
だが、チカは懸命に快感苦悶に耐えていた。チカにとっては不利だらけに見えるこの
戦いで、いくつか精神面の拠り所があるからだ。
まずは電気アンマで最初に逝かされる男子はリョータに決めている事。リョータにされる
前に女子同士ならともかく、男子には逝かされたくない。だからどんなに大変でも
リョータにされるまでは電気アンマに耐え抜く――これが一つの拠り所だ。

もう一つが、その相手が隙の無いコウジであることだ。コウジの電気アンマを耐え切って
こそリョータに電気アンマしてもらえる資格が出来る、そう信じ込む事によって本当に
耐え抜くことが出来そうなのだ。愛が障害を乗り越えてこそその気持ちが高まるのなら、
電気アンマだって同じ事だとチカは思った。障害が大きければ大きいほど乗り越えた
気持ちも大きく、電気アンマは他の技より断然、精神面の影響が大きいのだ。
だからこそ仕掛けるほうもされるほうも様々な駆け引きを展開する。さっきのナツミと
リョータの時の様に。

「ふ〜ん、なかなか粘るな……じゃあ、こんなのはどうだ?」
「えっ……? あっ!! ……あああっ!!」
力強い電気アンマにチカが対抗できる事を悟ると、コウジは今度は踵をギュッとショート
パンツに押しつけたままブルブルブルブル……と細かい振動を送り続けた。この責めに
チカは大きく悶える。
41『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:29:20 ID:c9xfxsMX
「なかなか効いてるようだな……」
コウジはにやりとして振動のペースを上げていく。
「ああああ……!! だ、ダメ……こんな……あああッ!!!」
チカがイヤイヤをするようにブラウンの髪を振り乱して悶える。コウジの右足はショート
パンツにギュッと食い込み、細かく細かく震えている。その振動はチカの腰から全身に
対してじんわりと広がっていった。

(内股になっても……防げないよぉ……)
責めている場所に密着状態でされる電気アンマなので、一旦しっかり入り込まれると
手足では防ぎようが無い。守れるものも無く、なす術もなく悶えるだけだ。
(この……パンツのファスナーが……ううっ!!)
さっきから特にチカを苦しめているのが、ショートパンツのファスナー部だ。コウジが
しっかりと踏み込んだ電気アンマをしてくるため、このファスナー部分が縦にチカの
大事な所に細かく食い込んで、与えられた振動がピンポイントで変化するのだ。
(ちょっと痛いところとか……逆に物足らない所とか……。くっ……! やっぱり、
食い込んでくる……)
パンツのゴムの食い込みなら経験はあるが、ファスナーの食い込みの経験などはあまり
ない。この普段はありえない現象は電気アンマに耐えるチカを大いに悩ませる。

(あと、どのぐらい……1分も!?)
既に4分間耐えた――とは思えない。むしろ後1分これに耐えなければならない辛さの
方がどうしても上回ってしまう。
股間への刺激、体の内部から込み上げてくる気持ち――電気アンマは内と外の責めから
耐えなければならない、因果な責め技だ。

「ああ……うっ! ……はぁあああ……!! ああああっ!!!」
チカは身も世も無く悲鳴を上げて電気アンマに耐える。逆に今度は仕掛けているコウジに
焦りが見えてきた。ここまでやってるのにどうして耐えられる? そんな疑問の表情が
電気アンマしながら浮かんでいる。

そのせいかコウジの電気アンマが少し緩んだ。チカはチャンスとばかり、自分のショート
パンツを掴んでファスナーのポジションをずらした。
(……成功!)
チカは内心で快哉を叫ぶ。彼女を悩まし続けたファスナーの圧迫からやっと解放された
のだ。突然の開放感身を任せてしまいそうになり、慌ててコウジの電気アンマに備える。
ファスナーのポジションが変わっただけで、基本の電気アンマはまだ続いているのだ。
それに対しても、髪を振り乱しながら懸命に耐えるチカ。そして――。

「5分経過〜!」
この試合のタイムキーパーのユウキが高らかに宣告する。コウジの足からガックリした
ように力が抜けた。チカも伸ばされ続けた体を丸めてハァ……ハァと荒い息をつく。

一試合目に続いて二試合目も女子の完勝だった。現在の所は2−0。女子のリードで
三試合目を迎える事になった。

42『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:30:01 ID:c9xfxsMX


          *          *          *


「ハァ……ハァ……ハァ……」
「だ、大丈夫か? 悪りぃ……こんなになってるなんて思わなかったから」
チカが汗びっしょりでぐったりしているのを見て、コウジが心配そうに声を掛ける。
試合中は責めるのに夢中で気がつかなかったが、やはりあれだけの責めを普通に受け
流してたのではないのだ。コウジもつい意地になったが、チカもかなり意地を張って
耐えていたらしい。
「うん、大丈夫……。いいよ、コウジのせいじゃないし。私が頑張ったんだもん……
アハハ♪」
コウジが謝るのに笑顔で応えるチカ。それでも体は動かず、ベッドでぐだっとした
ままだ。

(こういう時、来てくれると嬉しいんだけどな〜。『夫婦』なんだし)
チラッとリョータを見る。しかし、リョータは所在無げに三試合目のツバサとユウキを
見ているだけだ。
(もう……)
リョータに大人の対応を求めるのはまだ早いのかな〜、などと一人でガックリする。
あんなに頑張ったのにな〜――リョータのためなんだけどな〜。



「それじゃあ、始めるよ〜! れでぃ〜〜〜……ごっ!!」
いつの間にか戻ってきたナツミがチカの代わりを買って出て三試合目がスタート
していた。
「はぅうう……!? ちょ、ちょっと! ツバサ君!!」
リバース式でユウキをうつ伏せにしたツバサも、最初から全開だ。しかし、チカと比べて
電気アンマに慣れてないユウキはそれだけでパニックになる。大きく体を仰け反らせ、
足をバタバタさせるが、簡単には電気アンマは外れない。

だだだだだだだだだだだだだ……今度はさっきのコウジのアイデアも採用して、ツバサは
細かい振動を高速で与えていく。あっという間にユウキのみにスカートは捲くれ上がり、
ブルマのお尻が電気アンマでプルプル震えているのがギャラリー達をドギマギさせた。
メガネっ娘のメグミなどは、まるで自分がされているかのようにぐっと唇を引き締め、
まじろぎもせずにユウキが電気アンマで悶える姿に見入っている。

「……ん! ……んんッ!!」
ユウキは両手を握りこぶしにして懸命に耐えていた。リバース式のため、少しお尻が
持ち上げられる感じの電気アンマになるが、横から見るとほっそりとした体のフォルムが
なだらかに波打ち、なかなか趣きのある光景になっている。ブルマの真ん中の部分を
狙われ、ユウキはツバサの踵から逃げようとするが、電気アンマの事を直前まで知らな
かったのに、意外とツバサは上手にこなしている。既にリョータ、コウジと二人の
電気アンマを見てきたのが大きいか?

(ブルマのお尻ってなかなかいいもんだな……あ、あれ? リョータ?)
さっきまで隣にいたリョータがいつの間にかいない。振り返って探そうとしたが、
「ああああッ……!! はぁんん……!!!」
ユウキが大きく仰け反って悶えたので慌てて視線をそちらに戻す。このいい所をリョータ
探しなんかに費やすのは惜しい。

(ユウキ、可愛い声……どんな感じなのかな〜?)
ベッドで寝ているチカが首を伸ばしてその方向を見ようとするが、みんなの影になって
全く見えない。仕方なく、残念そうにパタッと臥せった時、誰かがベッドに腰掛けた。
「……ん? リョータ?」
リョータはユウキ達の方を見てチカの方を見ようとしない。しかし、リョータの位置からは
ユウキ達は全く見えないはずだ。となると、ここに来たのは自分に用事がある以外他にない
――チカはにんまりしながらリョータの次の言葉を待つ。
43『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:30:57 ID:c9xfxsMX
リョータはしばらく黙っていたが、チカが何も言おうとしないので、根負けしたように
自分から言った。
「さっきの……大丈夫か?」
「何が……?」
「何がって……そりゃあ……」
「具体的に言ってくれないとわからないよ♪」
「う……ん……」
うつ伏せに寝た状態でニコニコと両手で頬杖をつきながら自分を見上げるチカにリョータは
思わず言葉が詰まる。チカはその様子を見るのが楽しそうだ。
「その……コウジに……で、電気アンマされてた所……」
「コウジが悪いんじゃないよ? 勝負だもん」
「だ、だから……」
思い切ってリョータはチカの顔を見る。チカはいきなり目が合ったのでドキッとした。
「お、お前……頑張りすぎなんだよ。全く……」
いきなりリョータはチカの頭をくしゃくしゃとかき乱すように撫でる。
「や〜〜ん……! 髪が乱れちゃうよ〜〜!」
チカがベッドの上に座って怒った様に言う。しかし、その表情は笑顔だった。
44『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:31:38 ID:c9xfxsMX


          *          *          *


「はぁああん……ああ……んッ……♪」
ユウキの声は最早喘ぎ声と言うか悶え声になっていた。その子供にしては色っぽい声に
ギャラリー達の視線も釘付けになる。
「え〜っと……4分経過!」
ストップウォッチを持つナツミが残り後一分である事を宣告する。しかし、ツバサは
依然ペースをアップしない。このままなら十分耐えられる……とユウキもギャラリー
たちも思った。

「ツバサ君、後一分しかないよ。ペースアップしないの?」
カズミがいつもの無表情で問いかける。一杯一杯のユウキとしてはこれ以上余計な煽りを
入れて欲しくないが、止めようとして振り返ると、もっとすごい事になってしまいそうな
気がするので出来ない。それだけユウキは張り詰めた状態になっている。
確かに周囲から見ても限界であるのは確認できる。競りあがったお尻から太股に掛けての
なだらかなラインはプルプル震え、体の中心がアンマされる度に、その細腰はビクビクッ!
と痙攣する。額からもどっと汗がにじみ出し、頬は紅潮して息が荒くなっている。
もしかしたらさっきのチカより余裕が無いのかもしれない。

「ん……でも……」
カズミの問い掛けにツバサは振り返らずに言う。かなり電気アンマに集中しているようだ。
「さっきのチカちゃんの様子を見てたけど、女の子って急に力を入れても感じてくれない
みたい――だから、いいよこのままで。負けちゃうかもしれないけど、浅野が辛い思いを
しちゃ可哀想だもん」

それを聞いた女の子達は思わず胸がジーンとなる。ツバサの優しい気遣いは、とかく乱暴で
デリカシーの無いイメージの男子を見直す気分にさせられた。確かに電気アンマは身も心も
女の子のデリケートな部分を触る技。それを敢えて乱暴に扱われるのも、時には悪くない
かもしれないが、やはり基本は優しく扱って欲しい。
勿論、ユウキもそう思っていた。特に今されている最中であればこそ、更に深くツバサの
言葉に感じ入った。

(ツバサ君になら……されてもいいかも♪)
ユウキもそう思ったし、人一倍デリケートなメグミもそう思った。ギャラリーの中で
一番面白くないのはもしかしたらコウジかもしれない。彼はユウキが快感に悶えているのを
息を呑みながら見ていたが、ユウキの表情が恍惚としてきたのを見ると黙り込んでしまった。
そのコウジより若干後ろの位置からカズミがみんなの様子をじっと見つめている。
「時間が少し短すぎたかもしれないね……」
カズミの独り言はもうすぐ5分になる二人の電気アンマにみんなが注目していたため、
誰にも気づかれなかった。

「うッ……ああ……ん……♪ ツバサ君……おね……が……い……はぅん!」
ツバサの電気アンマはいい感じでブルブルとユウキの股間のど真ん中を刺激し続け、
彼女の内側からの高まりと相まって電気アンマ初体験の少女を身悶えさせた。
「浅野……ギブアップする?」
ツバサが聞くとユウキはすぐにかぶりを振った。もう少し高めて欲しい。それまでは……。

しかし――。

「しゅうりょ〜〜! 5分経過してユウキちゃんの勝ち〜〜!!」
「え……? ええッ〜〜!? もう……!?」
ナツミの合図と共に叫んだのは当のユウキだった。5分間の電気アンマを耐え切ったと言う
のに、思わず上げた声には不満の色が混じっていた。
45『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:32:24 ID:c9xfxsMX
「も、もうちょっと大丈夫だったのに……あっ!!」
ユウキが不満げに立ち上がろうとした時、腰からガックリ崩れてまた倒れこんだ。
「大丈夫?」
とナツミとツバサが助け起こす。ユウキは意識ハッキリしていたが、足腰が震えている。
「ア……。な、なんだか……立てないよぉ……」
電気アンマの影響が下半身に広く残っているのだ。痛くされたわけではないが、ツバサの
的確な電気アンマによって下半身の体力がごっそりと奪われていた。ミニスカートが捲れて
いるが、それほど気にならないぐらいに(もっともブルマを穿いていたからでもあるが)。

「意外な伏兵現る……じゃない、チカ?」
カズミがボソリとチカに呟く。勿論ツバサの事を言ってるのだろう。
「そうね〜。だけど、コウジも気合が入ったみたいだよ」
チカの言葉を聞き、カズミがコウジを見る。なるほど、コウジは真顔でユウキのブルマの
お尻を見つめていた。二回戦では彼ももっと上手な電気アンマを仕掛けてくるかもしれない。
「取り合えず、これで一回戦の男子の電気アンマは終了か――なぁに、3−0で女子が
断然リードじゃない……クスクス」
チカがリョータを見て笑う。リョータは頭を掻いたが何も答えられなかった。

「フフフ……じゃあ、女子の電気アンマのテクニックを勉強してもらおうかな。次の一回戦
四試合目でね♪」
チカが四試合目に出るカズミにウィンクする。カズミは相変わらず無表情だ。だけど、
その相手のメグミを見ると、少し嬉しそうな表情をしたように見えたのは気のせいか?
メグミも不安そうにカズミを見つめる。自分が男子役なのだから、電気アンマされるのでは
無いのだが、それでもさっきの電気アンマ返しなどはちょっと気に掛かる。

実際、この四試合目は先程までの3試合と違ってとんでもない結末が待っている事を、
今はまだ、この部屋にいるメンバーが知る由は無かった。
46Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 01:39:24 ID:c9xfxsMX
投下終了です〜。

一応「今日の5の2」のエロパロですが、人物描写も軽く入れてるので
知らない方も楽しめると思います(多分)。

本当は「5の2」は鉄棒アンマで一旦終了にしようかと思ったのですが、
前スレの最後のほうで「5の2」好き&本物電気アンマ好きな人のコメントが
ありましたので(同志よ^^)、書いてみました。

自分の好きなキャラが電気アンマするシーンを見るのとか、凄く楽しいです
からねぇ……まあ、今回のがあまり受けなかったとしても、少なくとも私を
含めて二人は楽しめるのでw、最後まで書くつもりです〜。
(珍しくプロット書いたしw)
47名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 06:43:23 ID:DAJqffXw
作者さん、乙です。ご苦労様〜。
ファスナーの食い込み、とか前回より描写が細かくて面白かったと思います。
でもプロレス編待ってます〜。
48名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 19:49:25 ID:0ctWIOS/
GJ!
49名無しさん@ピンキー:2006/02/20(月) 20:14:12 ID:Ez/a8iG6
おつおつおつ。
相変わらずの速筆,それでいてハイクオリティ。まじじーじぇー。
50Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/02/20(月) 23:13:03 ID:6jVOJrLR
限界容量512Kとはどこを見ればいいのかと小一時間……(悩)。

>>47
はいです。次は激しいのをw>プロレス。多分。

>>48
d。

>>49
うぃす、質より量ですw。まあそうでもないですけど、気分が乗ってる時に
サラサラ書いた方が結果的にいいのが出来る時もありますし。
(ミィ様の時が一番サラサラと掛けたかな……後は音夢とか)
51名無しさん@ピンキー:2006/02/21(火) 07:29:52 ID:4/LK6IE8
>限界容量512Kとはどこを見ればいいのかと小一時間
(;´Д`)???、そういう規定やスペックがどこに書かれているとかいうことですか?
それとも単純に現在のスレ容量を?

とりあえず現在のスレ容量が知りたいのでしたらギコナビ等の専ブラ使えば表示されますよ
52Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/02/21(火) 10:30:14 ID:vp+2za78
>>51
アリガトさまです。専ブラで確認すればよかったのか……orz。
と言うことで、前スレは497K。まだちょっと書けます(汗。
53名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 00:39:58 ID:awZno10S
あぁ・・・。鯖が移転して携帯の表示の仕方が変わっちまったから容量不足でSSが途中までしか読めない・・・。
ともかくあんまにあ氏GJ
54名無しさん@ピンキー:2006/02/23(木) 18:04:46 ID:4v6xEF+Q
なんだったんだ、前スレの、あのラストは・・・
妙にGJだったぞ。
55Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/02/26(日) 00:41:18 ID:mK0nW9tb
トリノオリンピックも終盤を迎える中、荒川選手おめでとう、GJ!
なんですが、電気アンマの対象としたい女子選手はいなかったなぁ……w。

>>53
d。

>>54
才能ですな>前スレラスト。うちには逆立ちしても真似できん。

……と、言うことで一週間何もないのも寂しいかも、と思いますので
後ほど投下します。五輪見ながらw。
56『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/26(日) 00:53:52 ID:mK0nW9tb


          *          *          *


「それじゃ、メグミが仕掛けるほうだね。カズミ、そこに座って」
チカの指示通り、カズミが足を投げ出して座った。彼女は七分丈のジーンズを穿いている。
今日の女の子の中では一番急所の防御が厚いか。
対するメグミはロングスカート。一件、ガードが固そうに見えるが――。
「中にもぐられたら、ノーガードと同じね……」
「え……?」
カズミがボソッと言う言葉をメグミは聞いていなかった。彼女は電気アンマを仕掛けるのを
どうしようか、考えていたのだ。その様子を見てチカが思惑ありげにニヤニヤ笑う。

(こ、こんな感じかな……?)
クラスの女子達が男子にナイショで電気アンマの悪戯をたまにしているのはメグミも見た事
があるので知っていた。しかし、自分がかける役になるとは夢にも思わなかったので、
どうやっていいかが全然わからなかった。取り合えず見様見真似でカズミの両足を掴んで、
Vの字に広げ、その真ん中に踵を乗せようとする。
(ジーパンだから……平気だよね?)
そう思いながら右足をカズミのジーンズの緩やかなカーブを描く股間にあてがい、ゆっくりと
足に力を入れていく――。

「あっ……♪」
カズミがうめき声を上げたので、逆に慌てたメグミが足を離した。ちょっと力を入れただけ
だったけど、痛かったのだろうか――?
「大丈夫……続けて」
カズミがいつもと同じ変わらない表情で言う。しかし、その頬にほんのりと朱がさしている
のをチカは見逃さなかった。メグミの方はそれどころでなく、慌てたように頷くと、もう一度
足を股間に乗せようとしてよろめいた。慣れないのでバランスを崩したらしい。
実際、もうちょっとでカズミの股間を思い切り踏んでしまうところだった。

「危ないなぁ……」
クスクス、と口先で忍び笑いしながらカズミが言う。彼女は笑顔と言うものを殆ど見せない。
「ご、ゴメン……」
メグミの方はもう一杯一杯だった。どうしようか思案に暮れる
「ねぇ、座った方がやりやすいよ? それだったらあてがうだけだし――私も踵で大事な所を
踏み抜かれるのはちょっと……」
カズミが本気とも冗談ともつかない言い方でアドバイスする。メグミはコクコクと頷き、
指示に従うようにカズミの足の間に座り込んだ。その状態で両足を掴み、押し出すように
踵をカズミのジーンズの股間にあてがう。
「あっ……」
と先程の様な呻き声をカズミが出したが、メグミもその声が痛いから出たもので無い事を
わかったので、今度は慌てて離したりしなかった。

「そのままブルブル震わせるように踵を動かすの――ジーパンを穿いてるから少し強めに
アンマしても大丈夫だよ。ね、カズミ?」
チカがメグミにアドバイスしながらカズミに笑いかける。カズミはフッと笑う。
「う……うん……。じゃあ、行くね……」
メグミが確認を取るとチカのアドバイス通り、前方に押し出すように電気アンマを開始した。
踵をブルブル震えさせながら、足も手前に引っ張るようにする。すると――。
57『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/26(日) 00:54:39 ID:mK0nW9tb
「――んッ! …………あはぁ……ん……」
カズミがいつもと違う色っぽい声を上げる。呻き声でなく喘ぎ声だ。女子同士の電気アンマを
注目していた男子達がドキッ!と興奮で心臓を高鳴らせる。
「だ、大丈夫……?」
カズミの様子を気遣いながらメグミは電気アンマを続ける。押し出すような振動を股間に
送ると、ジーンズを通してカズミの女の子の部分が蠢いているのが感じられる。
カズミの太股は電気アンマに震えながらキュッと自分の右足を挟み込み、後ろで杖をつく
ようにしている両腕から両肩に掛けてプルプル震え、唇を何かに耐えるように噛み締めて
いる。明らかに電気アンマが効いているようだ。
(ジーンズの上からでも……こんなに効くんだ)
メグミはドキドキと心拍数が上がってくるのを感じながら、ふと自分の下半身の防御が
気になった。5人の中では唯一のロングスカート。見た目には一番ガードが固く見えるが。
(……パンツの上に何も穿いてないのは……私だけ?)

ミニスカートのユウキはブルマを穿いていた。ナツミはスパッツ、チカはショートパンツ。
今電気アンマされて足をモジモジさせながら悶えているカズミはジーンズ。
みんな電気アンマされる時には何らかの防御があったのだ。
(私……されたらどうしよう……)
メグミは急激な不安感に襲われていた。今でこそ電気アンマするほうに回ってるが、
今日は『女の子だけが電気アンマされる』ルールなのだ。自分だっていつ順番が回ってくる
かわからない――。
(そうなった時、大丈夫かな……?)
心の中で広がる不安にオロオロするメグミだが、既に魔の手は彼女の足元に忍び寄って
いる事にはまだ気づいていなかった。

58『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/26(日) 00:55:21 ID:mK0nW9tb


          *          *          *


「メグミ――」
「――は、はいっ!? ……え?」
今誰が声を掛けたのか。メグミが気がつくとチカがにこやかに自分の顔を覗き込んでいる。
「あ、チカ……どうしたの?」
「メグミ、今ぼぉ〜っとしてたでしょ?」
「そ、そんな事は……」
「女の子はね、電気アンマしている時に油断しちゃだめだよ」
「え? な、何の事……?」
突然のチカの忠告にメグミは何を言われているのか、戸惑うが――。

「こういう事――」
「きゃっ!? な、なに……!?」
別の方から聞こえてきた声に驚いてそちらを見た時、既にメグミは手遅れになっていた。
自分が電気アンマしていた足をカズミに掴まれてそのまま引っ張られたのだ。引き寄せら
れる時にロングスカートが捲れ上がって太股が露になる。
「きゃあん!? ……だ、だめ……スカートが!!」
慌ててスカートを押さえるメグミだが、チカはその対処を見てやれやれと溜め息をついた。
「スカートなんかより、守らなきゃいけない場所、あるでしょうに――」
チカがそうつぶやいた時、下半身の防御が甘くなったメグミの両足を、カズミががっちりと
脇でホールドした。そして、あっという間にメグミのスカートの中に足を突っ込み、
土踏まずの部分をその行き止まりにあてがう。クニュッ……と柔らかい感触を土踏まずに
感じ取った。

「ひゃああんッ……!?」
メグミは思わず悲鳴を上げる。自分の恥かしいところに何かが――いや、それが何かは
わかっている。カズミの足だ――あたる感触に鳥肌が立ちそうになる。
(こ、こんな所を……だめぇ〜〜!!)
今まで自分ですらあまり触る事のない場所――それを女の子とは言え足でされてメグミは
パニック状態になりかけた。腰を振りながら引き、何とかカズミの足から逃れようとする。
しかし――。

「暴れちゃダメ……」
カズミは冷静にメグミの逃げる腰を追いかけ、股間から足を離さない。ロングスカートの
股間の部分で何かが蠢く姿はギャラリー達にあらぬ想像をさせ、ゴクリと唾を飲み込ませた。
比較的冷静に見ていたチカもその成り行きから視線を外せない。
「ああ〜〜ん!! だ……だめ〜〜!! ひゃあああッ……!?」
トレードマークのメガネがずり落ちそうになりながらメグミが悲鳴を上げる。必死に逃げ
ようとするが、その度にカズミが追いつき、スカートは縦に何度も揺れた。
その中で何が起こっているのか――スカートのふくらみがメグミの股間の辺りに押し寄せる
度に、彼女は大きく背筋を反らせた。小さく悲鳴を上げて、逃げようとして、バランスを
崩して横の状態で床に伏す。

しかし、止まった時には更なる悲劇が彼女を襲う。床に伏してハァハァ……と息を荒げて
いた彼女が不意にビクン!!と震えると今度は股間の辺りを押さえて断続的に震え始めた。
「ああぁああああぁあああ〜〜〜!!」
綺麗に梳かしたロングヘアを振り乱し、必死で股間の部分にあるスカートの波の突起を
退けようと体を突っ張るメグミ。しかし、その突起(勿論、カズミの足だ)は動かず、
むしろ徐々にメグミの股間に食い入るような形で押し寄せていった。
「ダメ……だめぇ……!! ……んっ!」
懸命に横になったり仰向けになったりして体を捻って抵抗するが、カズミは冷静に対処し、
電気アンマは全く外れない。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛〜〜〜〜!!」
体の震えが声にも伝わり、メグミの快感と苦悶を雄弁に物語っている。スカートに隠れて
いるとは言うものの、メグミの女の子の急所の辺りがどういう風になっているか、そこに
いる全員に見当はつく。
59『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/26(日) 00:56:08 ID:mK0nW9tb
(ねぇ、チカちゃん……メグミちゃん、ボクたちの時より……激しくない?)
ナツミが小声でチカに言う。ボーイッシュな彼女もこの光景には興奮を隠せない様子だ。
(そうね……メグミって、きっと感じやすい子なんだと思う。恥かしがりやの子って、
無意識にそういうのを避けたがるのかな? それに……)
(なぁに?)
(メグミ……スカートの中ってパンツ一枚だよね?)
(あっ……)
ナツミも何となく悟ったようで、思わず自分の股間に手をやった。そこにはスパッツの
分厚い感触があったが、もしこれがなかったら、リョータに責められて耐えぬけただろうか?
ナツミは思わず俯いてしまう。
(私も、ブルマがなかったら――)
もう少しされてもいいなんて余裕はなかっただろう、とユウキも思っていた。それは目の
前で展開されている女の子同士の電気アンマで証明されている。
(カズミ……そんなに責めるのは許してあげて――)
思わず、ユウキは声に出して言いそうになった。同じ女の子同士、メグミがされている事は
想像にたやすい分、同情する気持ちが強くなってくる。

「あああああ……。も、もう許して……カズミちゃん!!」
電気アンマで快感の渦に巻き込まれっぱなしのメグミがカズミに許しを請う。ギブアップだ。
初めての電気アンマがパンツ一枚の上からされる電気アンマ。クニュクニュと割れ目の
あたりを刺激されたり押されたりされる度に電気の様な衝撃が全身を貫き、内側から何か
止め処もないものが込み上げてくる。こんな状況に経験の浅いメグミが長く耐えられる
はずがなかった。
(それに……あそこがヘンだよぉ……。熱いよぉ……)
暖かいカズミの足の裏で電気アンマされる度、股間の部分が熱くなり、そして――何か
ぬるぬるしたものがじんわりと染み出てくるのを自覚していた。
(おしっこじゃ……ないよ……ね?)
メグミはそれが女の子が男の子を受け入れるために出す蜜だとは知らなかった。知識と
しては知っていたが、それは男女の関係の時に出てくるものであって、こんな電気アンマの
様な悪戯で出てくるものだとは思わなかったのだ。

(メグミ、濡れちゃってる……)
メグミの女の子の蜜の事はもちろんカズミにはわかっていた。素足の土踏まずがねっとりと
濡れているのだ。動かすたびにクチュクチュと音も鳴りつつある。
表面上は冷静だが、カズミの内心も非常な高まりを覚え、体が熱くなってくる。
チカや他の女子たちにもなんとなくメグミの状態がわかりかけてきていた。
眠れなくてつい指で慰めていた時に起こった体の変化――チカは如実に覚えている。
それが今メグミの体に起こっているのだ。自分の意志でなく、カズミの手によって――
チカはメグミの真情を思い遣ると、切なくなったように太股をキュッと締めた。

(日高、大丈夫かな?)
(う〜ん……)
リョータ達男子にはスカートの中で繰り広げられている光景は感覚的には想像はつき
にくいが、それでもメグミの火照った顔と苦悶の表情に、何か大変な事が起こっている
のは理解できる。それに――。

(日高の顔……本当に苦しいだけなんだろうか?)
リョータでさえそれを感じていた。その表情は何故か自分達の体の奥を熱くさせる。
さっきからひっきりなしに発せられる喘ぎ声も背筋をゾクゾクさせていた。
(これが――『女』なのか?)
リョータがチカの方を見ると不意に目がばっちりと合ってしまった。チカの方も予想外
だったようで、ギクリとした表情を浮かべると、慌てて視線を逸らせる。その頬が赤く
火照っていたのをリョータは見逃さなかった。
(チカも日高みたいになるんだ……)
それを想像すると、リョータは体の下の方が熱くなるのを感じた。
60『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/26(日) 00:57:01 ID:mK0nW9tb
「もうだめ……もうだめだよカズミちゃん! ……はぅん! クッ……アアッ!!」
横の姿勢で肘をついた状態のメグミの体がガクガクと震えだす。
ギブアップしてもカズミは容赦なく電気アンマを続けていた。メグミが体を捩って逃げ
ようとすればその方向に自分も追いかけて、電気アンマのポイントをずらさせない。
ロングスカートに遮られて見えはしないが、女の子の蜜は股間を刺激されるたびに
とろとろと溢れていた。
カズミはその上からグリグリするのでクチュクチュと淫猥な音を立てる。もしかしたら
ワザとそうしてるのかもしれない――メグミの喘ぎ声を聞くたびにカズミの表情は恍惚と
していた。珍しく笑ったその顔は小悪魔の微笑そのものだ。

「ハァ……ハァ……! カズミちゃん……! お願い……もう……あああッ……!」
「だめ……。まだやめてあげない……まだ5分経ってないもの……」
「そ、そんな……」
その時、偶然かどうかはわからないが、カズミの電気アンマしている足が少しずれて
踵で割れ目をグリグリするような状態に変わった。
「…………! はぁう……!!!」
今までより強烈な振動を女の子の急所に受けてしまったメグミは大きく仰け反って、
近くにあったクッションを掴む。
だが、それだけでは耐え切れない震えが腰の奥辺りから――。

「カズミちゃん! だめ……!! もう……!!」
「後1分だよ。それが終わるまでメグミは解放されないルール……」
「む、無理だよッ!! 私、もう……!! お願い! 離して……!」
半ばパニック状態で懸命に手足を暴れさせて抵抗するメグミだが、両足はしっかり掴まれ
ている上、電気アンマをされ続けて抵抗する力そのものは弱々しくなっている。

「…………」
カズミはメグミの懇願を聞いてるのかどうかわからない様子で電気アンマを続けている。
冷酷な機械のごとく続けているように周囲には見えているかもしれない。だが、実際は
カズミ自身はかなり気持ちが高まっていて夢中で責めていたのだ。今更止めろと言われても
そう簡単には止まらない、止められない――。
カズミはもう一度メグミの両足を自分の体に引き寄せると仰向けにしてがっちりと脇で
足首を抱え込んだ。そして、股間に当てている踵を十分に力が入るようにセットしなおす。
そして――。

「これがとどめ……メグミ、覚悟して――」
「そ、そんな……もう許して…………はぁうっ!?」
メグミの懇願を聞かばこそ――カズミは渾身の力を踵に込め、力強い振動を送り込んだ。
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ……と、まるで按摩器の様なストロークの短い振動で、パンツ一枚の
メグミの股間に激しく食い込み、溜まっていた蜜がスカートの中で飛散した。
61『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/02/26(日) 00:58:08 ID:mK0nW9tb
「うぁああああああああああ……!!」
メグミは大きく目を見開き、体を震わせたまま大きく仰け反った。大きな瞳からは涙が
メガネを濡らし、汗びっしょりの額には振り乱した黒髪が張り付いている。
胸もお腹も、電気アンマの振動以外のうちから込み上げてくる震えで揺れ、力のやり場の
ない両手はクッションを切なげに握り締めている。太股はキュッと内股になって最後の
高まりに耐えていた。

そして、カズミの踵に無慈悲に責められる女の子の大事なところは――。

「ああああッ……!! だめ……!! だめぇえええ〜〜〜!!!」
メグミは大きく仰け反り、ぶるぶるぶる……と腰の辺りを激しく震わせる。
「メグミ……?」
「メグミちゃん!!」
女子たちはメグミの体に起こる異変を感じ取っていた。ユウキは口元を押さえ、ナツミは
食い入るように見つめ、チカもごくりと息を呑む――そして、カズミは――。
「メグミ……これで……最後……!」
カズミはありったけの力を振り絞ってメグミの股間を激しくマッサージした。
「はぅぅぅぅ…………うっ…………ああああああああああ〜〜〜〜〜!!!」

メグミの女の子の泉の入り口がプルプルと震えた後――。

ぷしゃぁぁぁぁぁぁああああああ……――!!!

「あ……」
「メグ……ミ……」
「…………」

「う……あ…………ああ…………」
3人の男子、4人の女子が見守る中――。
メグミのスカートにはその中央から染みが広がっていった。それは、女の子の蜜ではなく、
泉から溢れる聖なる飛沫だった――。
62Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/02/26(日) 01:03:01 ID:mK0nW9tb
投下終了です。

「今日の5の2」の続きで、今回は女の子同士の電気アンマです。
ロリエロな気分が続いてるせいか、プロット通りにはなかなか進まず、
描写が長引いてます(汗。

プロレスの続きを待っておられる方、どうもすみませんです。
切りのいいところでまた再開します。
63名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 03:33:32 ID:5wadRTkX
ばかやろう


テラグッジョブ
64名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 06:49:55 ID:xnxjSX7Z
                    _,. -──=ニヽ、
                     /レ'´       `ヽ
  ┏┓  ┏━━┓        //● / , ,、 ヽ ヽヽ ト.           ┏┓┏┓┏┓
┏┛┗┓┃┏┓┃       /7O j_ノ_/ハHl、_j l lN            ┃┃┃┃┃┃
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  ┃┃      ┃┃         \l l//` ` ̄´ j l レ''             ┏┓┏┓┏┓
  ┗┛      ┗┛        ._>′r。~。ヽ レ'              ┗┛┗┛┗┛
                  (__ゝ、<ゞニア< |
                       \`^^´  l
                          `ーr-、ノ
                        し
65名無しさん@ピンキー:2006/02/26(日) 10:00:56 ID:lHqFr6rj
>>62
GJ!! 超GJ!!!
俺はこういう展開を待っていたですよ! 待ち焦がれていたですよ!
ロリ按摩にはやはりおもらしですよ!
66名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 01:08:34 ID:BMkBcYgQ
これはツボ!!

ロリ、女の子同士、お漏らし!

俺の中の3強揃い踏み!
67名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 02:53:10 ID:xJsJUWFv
二人っきりじゃなく皆の目がある中でのお漏らし、ってのも重要ポイント
続き楽しみにしてます
68名無しさん@ピンキー:2006/02/27(月) 18:14:08 ID:DIU8ycUB
GJ!
俺は男→女も好きですお
69Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/02/28(火) 01:43:52 ID:OggtrFNW
>>63-64
d。わはーもちゃんとプレイしてたらなぁ……>スパッツあんまの刑。

>>65-67
楽しんでいただけて嬉しいです。需要が多いと書く気が湧いてきます。
この後の展開でロリ女の子同士お漏らし分、筋が変わらない程度に増強します。

>>68
いけない悪戯みたいなのが良いですね>男子→女子

ちなみにこのSSの元ネタのサイト。キャラ絵イメージ補完などにどぞ。
あんまされている女子全員ちゃんと全身像があって思わず想像を……。
ttp://www.5-2.jp/index.html







……でも、今書いてるプロレスは正反対のハードな展開に(汗。
ものすげぇ、女の子を苛めぬいてます。その手の話が好きな人には
かなり自信があるかもw。
投下する時はワーニング出さなければ……。あぅあぅあ……。
70名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 21:27:25 ID:jJJBBGWY
ロリあんまが1番イイ!
71名無しさん@ピンキー:2006/03/01(水) 21:43:22 ID:5y6ZgyZc
>69
プロレス、楽しみにしています〜。
72名無しさん@ピンキー:2006/03/02(木) 23:20:39 ID:HlueBT8+
73Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/03(金) 00:52:28 ID:KeDNPbuG
>>71
プロレス続き、ある程度出来たので投下します。
>>70さんにはすみませんです。

一応、ワーニング。

女の子がハードに苛められます。
お嫌いな方はNG指定なり飛ばすなり。
もうちょっとしたら投下します。


【11.美緒の意外な面】


リング中央で、犬がつんのめった格好で股間を押さえながらピクピクと痙攣している美緒。
目は大きく見開き、口からは泡を吹いている。やばい……完璧に決まりすぎたかも。
祐一も、いやブラック仮面もオロオロしている。慌てて介抱しようと美緒を抱きかかえた時、
「う……うん……」
と美緒の声が聞こえた。うん、大丈夫大丈夫♪ 女の子だもん、あのぐらいなら平気だよね
――私は食らいたくないけれど。どう見ても死ぬほど痛そう……。

「だ、大丈夫……?」
自分がやった事だというのに、心配そうな表情で美緒を覗き込むブラック仮面。
あ〜あ、そんな事をしても無駄なのに。今の一撃で(つか、もっと前からだけど)愛しの
美緒ちゃんはあなたを最大の敵だと思ってますよ。あなたの事だから、私に唆されてやって
しまったとか、流れ上やってしまったとか言い訳するだろうけど――。

「ごめん……つい、理緒に乗せられて……」
……テンプレート思考の現代の若者ですか、あんたは。

「…………」
美緒はぷいっと横を向き、ブラック仮面を押しのけるようにして離れる。
そりゃそうでしょ。気まずそうに美緒を見るブラック仮面が実に情けない。

「いたたた……」
美緒はブラック仮面から離れても構える事が出来ず、股間を押さえて内股になったままだ。
なんとか股間から手を離し、軽く飛び跳ねたり、太股を叩いたりして痛みから気を逸らそうと
しているが、そんなものはほんの――本当にほんの僅かの――ごまかしにしかならない。
恥骨の痺れと子宮がキュッと締まるような鈍痛が同居する女の子の急所強打の痛さは、
経験した女の子だけがわかるのだ。それがわからない祐一が慰めたって何の効果もない。
私たちが男のタマの痛さに同情したって仕方がないように。

流石に、このまま痛い攻撃を続けちゃ可哀想かな――そう思った私は股間の痛みに苦しむ
美緒を捕まえて押し倒した。殆ど抵抗らしいものもなく美緒はマットに倒れる。
額から苦悶の汗を滲ませ、苦痛に歪む表情と喘ぎ声――荒い息使いと共に形の良い胸を
上下させながらぐったりとマットに横たわる美緒の姿は、祐一をドギマギさせ、私の
嗜虐心を煽り立てる。
美緒をもっと苛めたい――その気持ちに支配された私は彼女の足元に座り込んで両足を取った。
そしてリングシューズの足を白の水着に覆われた股間にしっかりとあてがう。
「ま、またそこを責めるのか?」
祐一が私を咎めるが、唾を飲み込むような表情だ。本当は自分がやりたいくせに。
「電気アンマは快感技だよ。祐一も美緒が気持ちよくなるように手伝ってよ」
私はニコニコと微笑みながら言う。祐一は困ったように右往左往するが、
「その形のいい胸を揉んであげたらどうかな? 美緒ってオッパイも感じやすいんだよ♪」
私がウィンクすると、祐一は「あ、ああ……」とすぐさま美緒の上半身を起こし、背後に
座り込んで腕を前に回し、たわわに実った果実を揉みしだく。
「あっ……」
美緒は無抵抗に揉みしだかれている。祐一は抵抗されない事に勇気を得て、胸を揉む力を
だんだんと強め、そのスピードも上げていく。

その時――。

「……自分じゃ何をしたいか、決められないんですね」
美緒の冷たい口調の言葉がリングに響いた。

「えっ……!?」
思わぬ言葉に祐一は絶句する。その表情は凍り付いていた。手はしっかりと胸を揉んだまま
だったけど。美緒は祐一の愛撫に「あう……ん……」と呻きながらもしっかりと言った。
「理緒に逆らえないで、理緒の言いなりになって……自分のやりたい事も自分で決められ
ないなんて…………いくじなし……」
目を閉じて荒く熱い吐息をつきながらも、美緒はハッキリとそう言った。祐一の表情が更に
強張る。
「フフフ……手厳しいね、美緒は」
私は電気アンマする足にグリグリと力を込めた。リングシューズは普通のシューズより底が
薄く柔らかいので力のコントロールはしやすい。素足と同じぐらい微妙なコントロールまでは
出来ないが、その分強くあんまする事も出来るし、振動の効果は高い。ブルブルと細かめの
振動を与えればそれは美緒の女の子の急所に力強く直撃し、苦痛とは明らかに違う、甘い
悲鳴を上げさせる。

「う……くっ! ……あああっ!!」
美緒は上半身に祐一の縛めを受けたまま悶えている。密着している祐一にはその反応は
如実に伝わるだろう。美緒は更にもう一つの女の子だけの急所である胸を揉みしだかれて
いる。上と下、同時に責められて切なげに体を捩らせている姿が艶めかしい。
胸に気をやれば股間の電気アンマに貫かれ、電気アンマに抵抗すれば胸が無防備に揉み
しだかれる。
結局はどっちつかずになって、胸もアソコもたっぷりと責め立てられる事になるのだ。

「ここ……いいでしょ? 私の弱点は美緒の弱点……こういう時、双子って便利だよね
――クスクスクス」
私が責め立てているポイントは私が先輩にされたあの電気アンマと同じポイントだった。
偶然に見つけられた私の急所中の急所――クリトリスのやや下、割れ目から少し上の辺りを
下からグリグリされる電気アンマ。これをされると私達姉妹は全く動けなくなってしまう。
美緒は私が割れ目を不規則に刺激するたびに祐一の中で髪を振り乱して悶え、彼の鼻先に
いい匂いを撒き散らしている。

「はぅあ……! ああッ……!!」
美緒のソプラノボイスがリング上に響き渡り、生贄である彼女を駆り立てる陵辱の嗜虐心を
そそりたてる。電気アンマを担当する私も女の身ながらゾクゾクと込み上げてくる震えを
押さえきれない。柔肌に密着して美緒の体温を感じながらマシュマロの様な胸を揉んでいる
男の祐一はたまらないだろう。私も見た事がある祐一の男の器官が美緒の白い背中に
熱く密着する様子を想像し、自分の下半身が熱くなってくる。
「ねぇ、祐一。愛しの美緒ちゃんの乱れた姿を見て悲鳴を聞いてたら、アソコがたまらない
でしょ?」
私は興奮で上ずりそうな声を押さえ気味に祐一を煽り立てる。祐一はビクッ!と大きく
体を震わせた。美緒の胸を責めるのに夢中になってたらしい。祐一の反応を感じたのか
美緒がうっすらと目を開け、祐一を振り返る。
「なんなら……そのまま前に回ってフェラチオさせてみる? 立ちっぱなしじゃ辛い
でしょ、そこ?」
クスクスと低く笑いながら更に煽ってやる。私が祐一がしたそうな事を言ってやれば、
祐一はそれを命令と受け取って実行に移す。しかし、今度は流石に戸惑っていた。
「えっ……?」と呟いたまま動こうともしない。
私は大笑いしそうになった。ここまでやってまだ祐一は躊躇ってるんだ、と。
まあ、決心がつかないならしょうがないので冗談に紛らせてやろうと思ったその時、

「そんな事したら……噛み切ってやるから……」
美緒の静かな怒り声が荒い息の合間にハッキリと聞こえた。祐一に対する敬愛のない
冷たい声――こちらからは見えないが、振り向いた美緒の瞳も冷たかったのだろう。
祐一は傷ついたように俯き、視線を逸らせる。美緒の胸を揉む手も弱々しくなった。
どうやらかなりショックを受けたようだ。
美緒は祐一のされるがままになってはいるが、心を開こうとはしない。

(おやおや……)
私は心の中で祐一と美緒の心理状態を想像し、もっと意地悪してやりたくなった。
一応、祐一は私の元カレシ。その元彼が他の女の子と仲良くやっている姿を見るのは
やはりなんとなく面白くない。例えそれが双子の妹であってもだ。
(だからもうちょっと波風立たせちゃおう〜〜っと♪)
私は小悪魔の様にぺロッと舌を出すと、電気アンマを強めながら美緒にこう言った。

「ねぇ、美緒――私、これから意地悪な事をしてあげる」
「ハァ……ハァ…………えっ?」
電気アンマに耐えながら美緒は「何を今更?」といった表情で私を見た。まあ、それは
仕方が無いか。今までやってきた事が意地悪でなくてなんなのか、私自身ですらそう思う。
「フフフ……私の言うのはね、これからやる事じゃなくて、これからどういう風に美緒を
いじめるかなの。ここからの美緒イジメの担当だけど、私が電気アンマ担当で、祐一が
急所攻撃担当にするね」
クスクスクス……と忍び笑いする私を見たのは祐一だけだった。美緒の方は内容を聞くと
さほど興味なさげにまた目を閉じて電気アンマが与える苦悶と快感に身を任せる。
熱い吐息と悶え声と電気アンマに耐える太股のプルプルした動きが相変わらず悩ましい。
「どうしたの? ホントは逆の方がいいんじゃないの? 祐一にはどうせなら、さっき
みたいに急所攻撃で痛くされるより電気アンマで気持ちよくして欲しいでしょ?」
私は更に電気アンマのストロークを短くし、股間への振動を細かく速いものに変えながら言う。
堪えきれなくなったように、美緒の体が白い蛇の様にくねくねと蠢いた。
「あああぁ……! 理緒……それいい……」
美緒が初めて電気アンマを受け入れる声を上げる。祐一がどうこうと言う私の問い掛けには
何も答えない。
「気持ちいいでしょ、これ? 祐一がやるともっと気持ちがいいよ、きっと♪」
電気アンマの快感に悶えていた美緒はそれにまた体をくねらせながら、背後を軽く振り返る。
祐一は相変わらず美緒から視線を外したままだ。それを確認した美緒の口から出た言葉は
意外なものだった。


「別に。こんな自分の意志で何も出来ない、ウジウジした男のクズにされたって……
何も感じないもん――」


(うわぁ〜〜……)
私は思わずサァーッと血の気が引く気がした。美緒の口調は痛烈で、その内容は祐一に
とってあまりにも辛辣だったからだ。美緒は電気アンマに悶えながらも祐一の方は全く
見ようともしない。そして、祐一は――。
「祐一……?」
祐一は俯いたままだ。今の美緒の言葉が祐一に聞こえなかったはずがない。それが証拠に
美緒の胸を揉んでいる手は止まっていた。
「イタタ……強く掴まないで下さい……」
美緒が痛そうに訴える。よく見ると祐一の手は止まっているのではなく、小刻みに震えて
いるのだ。その節が隆々とした指で美緒の胸をぎゅ〜〜っと鷲掴みにしている。

「痛い……痛いですってば……。もう……女の子の扱い方、本当に知らないんですね?
そんなデリカシーのない掴まれ方したって……なにも……感じないです……」
電気アンマに喘いでいるせいか、美緒の言葉は静かだった。しかし、その中にはありありと
侮蔑の色が混じっていた。祐一を敬愛する色は全くない。

「それとも……これもお得意の急所攻撃……ですか? 祐一さん……好きですものね……
女の子の弱い所をいじめるの…………それも自分の意志でやるんじゃなく……て……理緒の
せいに……して……。……ああ、そうでしたね……今私を苛めてるのは……ブラック仮面
…………卑怯で、卑劣で、……陰湿で、執拗な……悪の化身…………だから、仕方がないん
でした……ね……」
うっすらと意地悪な微笑を浮かべて祐一を振り返る美緒。私はこんな意地悪な美緒を見る
のは勿論初めてだった。陰湿で執拗――それは今の美緒にも言えることだった。祐一が
何も言い返さないのをいい事にいつまでもネチネチと言葉で苛めている――電気アンマされ
て悶えながら恨み言を言う美緒の表情は汗に張り付いた髪の効果もあって凄絶だった。

祐一は何も言い返さない。しかし――。
「痛ッ――! イタタタ……痛いったら!!」
美緒が急に暴れだした。上半身を振りほどこうと懸命である。今までと明らかに違う苦悶の
表情――胸元を見ると祐一の両手は美緒の乳房を思いっきり握り締めていた。その痛みで
顔をしかめているらしい。
「止めて……離して……」
美緒が更に暴れる。しかし、祐一は無言で胸を離さない。食い入るように鷲掴みにされ、
形が歪む乳房――思わず、痛そう……と同じ女の子の私は思ってしまう。
「イタタ……!! ……もう……離してってば!!」
たまらなくなった美緒が肘を振り上げ、背後にいる祐一の顔面に叩き込もうとする。
しかし、祐一は間一髪で避け、最後にもう一度ギュ〜〜ッ!と胸を掴むと、そこから
手を離してゆっくり立ち上がった。
「…………!! いったぁ〜〜……」
最後の一掴みの痛さに涙目になりながら美緒は胸を押さえて痛がる。まだ下半身は私に
電気アンマされっぱなしだが、それよりも胸の痛さのほうが勝っているようだ。よほど
強い力で掴まれたに違いない。
「美緒……大丈夫? ……あっ!」
私が美緒を気遣おうとした時、祐一が私の肩を掴んで美緒にしている電気アンマを外さ
せた。上半身、下半身とも解放された美緒は体を縮込めるようにして蹲り、身悶えする。
胸の痛さと電気アンマの快感と苦悶――その余韻は解放されてもすぐには消えないらしい。

「祐一……さん?」
祐一はその美緒の肩を抱えて引き起こした。強引にリング中央に引っ張っていき、立たせる。
物も言わないその暗い表情に私は一抹の不安を覚える。美緒は引っ張られるたびに軽く
悲鳴を上げていたが、リング中央に立たされて祐一と対峙すると、さっきの皮肉な微笑で
見下したように見つめた。

「フン……珍しいじゃないですか。理緒に逆らうなんて……」
ほとんど驕慢と言ってよい態度で、美緒は髪をかきあげる。数々の責めで疲労が積み重な
っている筈だが、目の前の男に弱みは見せられないとばかり、背筋はしゃんとして、見事な
プロポーションを際立たせるように少し挑発的に構えて立つ。
(こうしてみると美緒はやっぱり人目を引くよね〜)
私は思わず溜め息をつきながら美緒を見る。祐一もまじろぎもせず、その美緒を見ている。

「……で、今度は私をどうしたいんですか、ブラック仮面さん? 言いなりになってた
理緒を引き剥がしてまでやりたい事といったら、よっぽど……」
美緒が挑発そのものの言葉で祐一をなじろうとした時――その答えはすぐさま返ってきた。

――ぱぁん!

「なっ……!!」
悲鳴を上げたのは私だった。平手で頬を打たれた美緒はその格好のまま俯いている。
しばらくそのままで固まっていたが、ビンタで揺れていた長い髪の動きが納まった頃、
美緒は顔を上げてキッと祐一をにらみ返す。涙目で。

「何するのよ!!」

――ぱぁん!

今度は美緒のビンタが祐一の頬に炸裂した。しかし、美緒と違って祐一はそれを頬で
受け止めその手を掴む。そしてそのまま自分の方に美緒を引き寄せた。
男の力で強引に引っ張られた美緒は軽々と祐一と密着する。しかし、その瞳は怒りに
燃えていた。いきなりビンタを食らった悔しさか、それとも、今までの祐一が美緒に
してきた仕打ちの恨みか――。

しかし、私が驚いたのは美緒の怒りよりも祐一の次の言葉だった。
「誰が男のクズだと? お前がネンネだからこっちは困って色々手を拱いてたんじゃ
ないか――小便臭い色気で調子に乗ってんじゃねぇよ」
「な……! な、な、な……!!」
男のあまりの言い草に面罵された美緒は顔色を失い、言葉が出ない。
祐一は動きが固まった美緒をがっちりと掴むとおもいきり振り回してロープに叩き
つけた。
「……きゃっ!? ……あうッ!!」
物凄い力でロープに叩きつけられた美緒は反動でリング中央に戻ってくる。
私とは段違いの力で振られ、全く抵抗できない。その美緒が戻ってくるタイミングを
見計らって祐一は強靭なラリアートを叩き込んだ。女の急所である胸に――。
「げふっ……!!」
その凄まじい威力に美緒はマットに叩きつけられた。ばぁん!とマットが震えるのが
私の位置からでもわかる。祐一が叩き込んだのは男子選手にするそれと同じだった。
全く手加減も容赦もない。

「ゲホッ! ……ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ!! 」
女の急所の胸を打たれ、息を詰まらせてマットにのたうつ美緒。その回復を待たず、
祐一は彼女の髪を掴み、容赦なく引き起こした。
「そんなに言うんだったら、見せてやるよ。男の本当の力というものをな」
祐一は美緒の顎を掴むとその顔を自分の方に向けさせ、凄む様な目でねめつけた。
いつもの祐一の優しさの欠片もない冷酷な瞳――しかし、美緒はその目をキッと
見返していた。


【12.祐一の豹変】


「そぉ〜〜りゃ!!」
祐一が美緒の肩と股を掴んで高々と持ち上げ、直下に落とすようにマットに叩きつける。
どぉん……!! と地響きを立てる強烈な威力。
「はぁう……!!」
ハイアングルボディスラムをまともに食らった美緒はマットでバウンドし、その衝撃に
動けない。
「うぐぐ……くっ……! ま、まだまだ……」
美緒も負けじと強気だ。しかし――、
「当たり前だ。この程度で許してやるものか」
祐一は冷酷に言うと苦痛に悶える美緒を引き起こし、その首を両手で掴んで吊り上げた。
美緒の足が宙に浮き、バタバタと苦悶に喘ぐ。ネックハンギングツリーだ。
「ぐぐぐぐっ……!! あぐぐ……!!」
投げ技とは違う、首絞めの苦悶――美緒は懸命に祐一の腕を掴んで引き離そうとするが
男と女では力が違いすぎる。祐一の腕は全くビクともしなかった。

「この……はなせ……! はなし……て!!」
美緒は辛うじて動く足を祐一の腹に蹴り込むが、鍛えられた男の腹筋を宙に浮いた足で
蹴ってもほとんど効果がない。
(どうせなら効果がある所を狙わなきゃ――男にはちゃんとあるんだから)
軽い威力で多大なダメージを与えられる場所――勿論、金玉の事だ。私は祐一とのスパー
リングの時、何度も金玉を蹴ったり掴んだりして優位に立っている。男にしかないこの
急所を打って苦しめるのは私の密かな楽しみでもあった。ハンサムな祐一の顔が苦痛に
歪むのを、その苦悶がわからない女の私が興奮で上気した顔で微笑みながら覗き込む――。
この倒錯したシチュエーションはたまらなく私の子宮をキュッと熱くなるぐらいに刺激
した。ただ残念な事に、私はその後に祐一が同じところに復讐してくれるのを毎回期待
したのだが、祐一はそれはあまりやってくれなかった。
本当はそれをして欲しかったのに――。


「この……えい! ……ええい!!」
「…………!!」
偶然か狙ったのか。何度目かの美緒の蹴りが祐一の金玉に命中した。「ぐっ……!」と
呻いて祐一がネックハンギングツリーを外し、美緒を放り出して膝をついた。
支えられてた力を失った美緒はマットに叩きつけられた。
「う……ぐっ……!」
マットで胸を打って息が詰まった後、ハァ……ハァ……と首絞めで奪われていた酸素を
取り戻そうと意気を荒げる美緒に、祐一はゆっくりと近づいて、美緒の髪を掴む。
(力加減しちゃったんだね――)
美緒は確かに祐一の金玉を狙ったようだが、思いっきり蹴ったのでは無さそうだ。
でなければ男の急所を蹴られて膝をつく程度で立ち直れるはずがない。
(やっぱり、口ではああいったものの、祐一を見限る事なんて出来ないんだね――)
クスクス……と私は美緒の真情を思って忍び笑いした。あのキツイ口調は逆に好きな男に
対する気持ちの表れ――本当に何とも思ってないならあんなに執拗に意地悪な事を言ったり
しない。自分が大事に思ってる男の金玉を力一杯蹴るなんて、女には出来ないもんね――
それは自分にとっても大切なタマタマなんだもん(私は結構強めに蹴ってやったけど♪)

(けど、それが祐一にはちゃんと伝わってるのかな?)
逆に祐一の変わり身には女に捨てられた男が逆ギレするパターンに近いものを感じていた。
悔しくて悲しくて辛くて、ついその愛する対象に当たってしまう、男の子供じみた自分本位
な性(さが)。祐一は美緒に見切られたと思っていないだろうか? どうせ嫌われるなら
思い切って自分のやりたい事をぶつけてやろう、と。
(最初からそうすればいいのにね――)
美緒の時と同じように祐一の真情を思い浮かべるとやはり私は忍び笑いするのを禁じえない。
私と同様、美緒は好きな人にエッチな事や酷い事をされるのはイヤではない。
むしろ、私が仕返しして欲しかった時と同様、美緒だって本当は祐一に苛められたいのだ。
美緒は『祐一なら苛められてもいい』と言うだろうけど、心の奥の本心は違う。祐一なら、
ではなく彼女自身がそれを望んでいるのだ。本人は否定するだろうけど。

一方の祐一は本当は美緒を苛めたいのに、嫌われたくないばかりに表面上は美緒の事を優しく
扱おうとする。私とつき合ってた頃に金的打ちの仕返しをしなかったのも同じ理由だろう。
祐一はそういう優柔不断な男だ。

今回は、私の策略に乗ると言う、やや中途半端な名分が出来て、逆に祐一が抱えている
ジレンマが歪に表面化した。それがブラック仮面の正体だ。
そのなよなよした考え方が美緒には許せない。美緒はあれで結構意志が強い娘だから、
相手にも自然と男らしさとかハッキリとした意思表示を求める傾向にある。
祐一のやり方はその対極だと言ってもよい。だから辛く当たる。

(でも――女の子って本当は自分と反対の性格の男に惹かれたりするんだよね)
美緒は実はその祐一の優柔不断な性格をひっくるめて好きなのを気づいていない――と、
私は思っている。


「くっ……。男の大事なものを蹴りやがって……覚悟は出来てるんだろうな?」
祐一はわざと髪だけをつかんで美緒を起こした。美緒の悲鳴がリングに響き渡る。
「ふ……フン、だ! 次は潰してやるから覚悟したら? イタタ……いつまで髪を掴んで
るの? 痛いよ……離してよ、馬鹿!」
疲弊した体に鞭打って気合を入れると、美緒は鳩尾めがけて正拳突きを叩き込んだ。
空手を経験している美緒の必殺技と言ってよい。ズドォン!!と強烈な打撃音が鳴り、
流石に祐一の体がくの字に折れ曲がった。
「ぐ……ハァ……!!」
だが、祐一は前のめりにたたらを踏んだが、倒れなかった。咄嗟に腹筋を引き締めた
のだろう。そのあたりは流石である。
(私なら、こういう時こそ言葉どおり、金玉を一撃! なんだけどね〜)
そう思いながら美緒を見ていると髪を掴まれた苦痛に呻きながら少し表情が和らいでいる
気がする。好きな男の人がいい所を見せたのが思わず嬉しかったのだろう。
自分の必殺技が止められたと言うのに――まったく。

「ハァ……ハァ……」
一方の祐一は防いだとは言うもののその威力ある拳を食らって、耐えるのに必死だった。
だから美緒の嬉しそうな顔を見たかどうか――。
「オラァ〜!!」
「きゃうん……!!」
祐一は髪を掴んだまま美緒を投げ飛ばす。ヘアホイップだ。お尻と腰をしたたかに打ち
つけ、美緒は「クッ……!」と呻いて仰け反った。息が詰まったようだ。
「まだまだ〜〜!!」
祐一は動けない美緒の両足を掴むと脇に抱え込んだ。咄嗟に気づいた美緒は慌てて両手で
股間を防御する。急所蹴りか電気アンマが来ると思ったからだろう。しかし、祐一は
そのまま体を思い切り回転させる。ジャイアントスイングだ。

「きゃああああああ〜〜〜〜!?」
美緒の悲鳴がリングにこだまする。1回……2回……3回………10回………20回。
これは強烈かも、と私は見ていて思う。この技の威力はパワーに比例する。レスラーの
私でさえここまで強烈なジャイアントスイングは食らった事が無い。美緒は大丈夫だろうか?
「そぉりゃ!!」
祐一はスイングしながらコーナー付近まで移動し、最後は反対のコーナーに投げ飛ばした。
「きゃあうう……ゲフ!!」
美緒の軽い体がマットを転がり、最後はコーナーポストに激突して止まった。そのまま
起き上がらない。しかし、私が近づくと何かクスクスと笑い声の様なものが聞こえる。
「……美緒?」
美緒はハァ……ハァ……と息を荒げてぐったりしていたが、その表情は緩んでいた。
「……さすがだなぁ、祐一さん……男の人って、やっぱり強いね……理緒」
私にだけ聞こえるようにそう言う。美緒は苛められながらもちょっと楽しそうだった。
祐一には見せないようにしているが。勿論、男の力でいたぶられているのだから、本気で
楽しいわけではないだろうが、少なくともさっきまでのキレていた美緒とは全然違う。

(フン、だ。楽しんじゃってさ)
何となく、私は面白くない気がした。これじゃあいつもの練習よりちょっと過激になった
程度じゃない。もっといやらしく意地悪に美緒を追い詰めないとつまんないよ――。
そう思ってた私の目におあつらえ向きの物が目に入った。美緒は今コーナーに寄りかかっ
て立ち上がり、祐一が近寄ってくるのを待ち構えている。祐一はまだ怒った表情だ。
好きな女の子に面罵されたのがよっぽど辛かったらしい。
(よ〜し……)
私はこっそりとエプロンサイドからリングを降りると、美緒の目に入らないように姿勢を
低くして、彼女のいるコーナーに向かった。コーナーを見てヒョイっと首を上げると、
美緒のお尻が見える。その白のセパレート水着の股間は数々の技を受けて少し股間に食い
込んでいた。美緒自身は祐一に目を向けていて私に全く気づかない。やるなら今だ。

「せ〜の……それっ!!」
「キャッ……!? な、なに? …………理緒!?」
私は美緒の両足首を掴んで、それを思い切り自分の方に引き寄せた。美緒はバランスを
崩してたたらを踏む。
「ちょ……! あ、危ない! ……ひゃん!?」
片足を振りほどいた美緒だが、もう片足を私が掴んでたので、半回転して尻餅をつく。
私の目の前にはM字開脚状態で尻餅をついている美緒の姿が。彼女はお尻を痛そうに
擦っている。絶好のチャンスだった。
「な、なにするのよ、理緒……きゃっ!?」
私は美緒の問いに答えず、その両足をコーナーの鉄柱越しに掴んで自分の方に引き寄せた。
何をするかって? この体勢からすることなんて、決まってるジャン♪

「ちょ、ちょっと待って、理緒! それは、だめぇ〜〜!!」
私の目的がわかった美緒は半ばパニック状態で足を閉じようとしたり、体をリング内に
引き戻そうとしたりした。しかし、両膝が鉄柱を跨いであとは股間まで太股しかない状態
ではそのどちらも間に合わなかった。せめてなりふり構わず両手で股間を守ってれば間に
合ったかもしれないのに――内心そう思ってニヤリと笑いながら私は美緒の両足を思いっ
きり引っ張った。そして――。

ご〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん☆…………!

「☆&%〇#……$△▽%……!!」
美緒の高周波の悲鳴がリングに響き渡った。人間の耳に聞こえなかったのに響き渡ったと
言うのも変だが。声無き叫び――その言葉が似合う悲鳴だった。
「…………&%#%$!!」
美緒は大きく目を見張り、体を大きく仰け反らせて、パクパクと酸素不足の魚の様に口を
動かしていた。言葉が出ない。しかし、彼女の太股や腰は鉄柱に股間をぶつけた余韻で
震えていた。勿論股間は鉄柱に食い込んだまま――美緒の今の気持ちは文字通り痛いほど
私にはわかる。
(すっごく、痺れたでしょうね〜〜……。クスクスクス……)
私が内心笑っている事を知ったら、美緒は激怒するだろう。同じ女の子で同じ目に遭えば
どんなに辛いかがわかるはずなのに笑ってる――同じ状況で男に笑われるよりも何倍も
悔しくなるのに違いない。ましてや双子の姉妹なのだ。どこが一番、打ったりすると辛い
かを良く知ってるはずなのに――と。

「あ……うう……。理緒…………」
漸く全身を襲う第一波の痛みが治まったのか、口が利けるようになった美緒が体を起こし、
足を引き寄せようとする。しかし、体の震えはまだまだ納まってないようだ。額からは
またしても冷たい汗が噴出し、髪が張り付いている。
(女の子の急所を打った時の痛さは独特のものがあるもんね……同情するよ、美緒♪)
そう思いながら私はまた美緒の両足を引っ張る。再び鉄柱が股間に食い込み「うっ!」
と呻く美緒。しかし、この状態ではどうにも抵抗のしようが無い。

「クスクス……鉄柱電気アンマの刑で〜す♪」
私は鉄柱の両サイドからピンと伸びきった美緒の足を左右交互に引っ張った。その度に
鉄柱に食い込まされた美緒の股間はギシギシと更に押し付けられる。左右の動きで水着も
さらに深く食い込み、その度に美緒は悲鳴を上げた。
「はぁん……! あ…うう……!! や、やめて……理緒!」
美緒は切なげに私を見てイヤイヤするように首を振る。その哀願する瞳が逆に私の嗜虐心を
そそるとも知らずに。
「やめてって言われて止められるのなら、とっくに美緒は解放されてるよ♪」
そう言いながら、今度は美緒の両足を同時に引っ張り、細かい振動を与えるように震わせた。
本当に電気アンマされているように美緒の両太股は震え、股間は更に鉄柱に食い込んでいく。

「ふわぁぁあああッ……! り、理緒〜〜〜!!」
美緒は懸命に鉄柱を掴んでいるが、それはこの変則電気アンマから逃れる為ではなかった。
鉄柱に股間を押し付けられたまま、両足を上下に震わされたり、引っ張られたりして
弛まない刺激を急所に受け続ける快感と苦悶を耐えるためにそうしているのだ。
女の子の場合電気アンマを何の拠り所も無く耐えようとすると、精神がおかしくなってしまう。
「うっ……くっ! はぁぁ……ハァ……ハァ…………り、りお……」
切なげに吐息をついて私を見る美緒。私の度重なる急所攻撃と電気アンマにもう陥落寸前
だった。このまま私が勝利宣言すれば、美緒は是も否も無くコクリと頷いただろう。

しかし――。

「どけよ、理緒――」
そう言って私を突き飛ばしたのは祐一だった。突き飛ばされた拍子に思いっきり美緒の
両足を引っ張ってしまい、「あうっ!!」と苦悶の声と共に美緒が股間を押さえる。
「い、いきなり何するのよ、祐一……!」
私は尻餅をついた状態で抗議した。しかし、祐一は私には眼もくれず、美緒の方を凝視
している。
その美緒は急に強く引っ張られたのでアソコを打ってしまったらしい。「いたた……」と
苦痛に顔をしかめながら股間を押さえて私たちのやり取りを見ていたが、祐一が近づいて
きたのを見ると、一瞬身を引いてしまう。

「な、なんですか……」
ブラック仮面さん――と、揶揄して言おうとしただろうか。しかし祐一は何も答えず、
おもむろに鉄柱を跨いだ状態の美緒の両足首を両手で掴んだ。
「い……イヤ!」
慌てて美緒が内股になって股間を両手でがっちりと守る。この状態で祐一に両足首を
握られているのはかなり危険だ。そのままあの腕力で引っ張られたら――どうなって
しまうのか、想像もしたくないだろう。

「どうした? 怖いのか?」
逆に今度は祐一が揶揄するように言う。その言い方にカチンと来たらしく、美緒は
キッと睨みつけた。
「あ、当たり前です! あなたの様な卑劣な人にこの状態なんですから……」
「さっきは金玉蹴って逃げたくせに……あの仕返しをさせろよ」
「そんな……! イヤです! だ、大体、先にやったのはそっちじゃないですか?」
祐一の理不尽な言い草に美緒は断固拒絶姿勢だ。確かに、先にやったのは祐一だ。
私とのツープラトン・マンハッタンドロップ。あんなのをされたら百年の恋も冷めて
しまって当然だろう。…………普通の女の子なら、だけど。
「ああ、あれか……あれは理緒のせいなんだから仕方ないだろ?」
「な……!! そ、そんな言い訳……」
「うるせぇな」
いきなり開き直った祐一はイケメンを歪ませ、マスク越しにタチの悪い笑顔で美緒を見る。
美緒は絶句したまま豹変した祐一から目を離せないようにまじまじと見つめている。
「俺の事、どうでもいいと思ってんだろ、お前は――だったら、好きに弄んでやるよ。
お前を苛め抜いて、屈服させて、可愛らしい悲鳴を上げさせて――最後はその小さな唇で
俺のものをしゃぶらせてやる。力づくでな――」
「な……なんて事を……!」
祐一のあまりの豹変振りに美緒が目を見張る。
「いつまで座ってやがる。さっさと立って手伝えよ、理緒」
その美緒を無視して祐一は私に向けて言った――いや、命令した。私でさえ呆然となる。
ましてや陵辱を宣言された美緒はどう思ってるだろうか――彼女は怒ることも忘れたように
じっと祐一を見つめていた。その瞳は怒りのためか興奮のためか、潤んでいるように
私には見えた。


【13.容赦なき責め】


「そ、そんな……!!」
私は思わず股間のガードを外し、上半身を起こして叫んだ。
(俺の事、どうでもいいと思ってんだろ、お前は――)
ちがう……ちがうよぉ……。私は否定するようにかぶりを振る。だけど、声に出しては
言わなかった。私が辛辣な事を言った時、どんな気持ちだったか、祐一さん自身が自分で
気づいて欲しいから――。

「いただき――!!」
祐一さんの声にハッと我に返り、慌てて内股になって股間を守る。ゴン☆!と股間が
鉄柱と衝突した重い衝撃が私の股間を襲った。
「うぐっ……!!」
息が詰まるよな呻き声を上げながら、私は打った股間を擦る。しかし、その痛さは先程
理緒にやられたのに比べれば全然ましだった。股間と鉄柱の距離も短かかったし、辛うじて
太股を内股にして鉄柱を挟み込み、祐一さんの引っ張る力にある程度ブレーキを掛けられた
からだ。
「ちっ……」
祐一さんの舌打ちが聞こえる。思ったようにヒットしなかったからだろう。
もう……どうしていきなりそんなに悪い人になっちゃうの? 極端なんだから。

(苛め抜いて、屈服させて、可愛らしい悲鳴を上げさせて――)
祐一さんの悪者ぶった言葉を思い出す。
(最後はその小さな唇で俺のものをしゃぶらせてやる。力づくでな――)
ホントに……する気なんだろうか? 私は尚も股間をグリグリしようとする祐一さんに
抵抗しながら内心ドキドキしていた。ああ、私って変だ――陵辱の言葉を叩きつけられて
一瞬でもワクワクしたなんて――ありえない。それはきっと何かの間違いだ。

「うっ……!? はぅ……んッ!!」
自分自身の心の中での葛藤に悩んでいた私は股間に食い込まされる圧迫感で私は現実に戻る。
鉄柱に跨がされ、男の人の力で引っ張られて続けているのだ。これだって結構痛い。
このいつ終わるとも思えない急所責めに耐えながら、私は祐一さんに対して確かめなければ
いけないことがあるのだ。それまでは、負けるわけにはいかない。絶対に。
だから私はこの不利な状況でも目一杯抵抗するつもりだ。例え耐えるだけの闘いになった
としても――だって、私……すっごく『悔しい事』があるんだもん――。
「理緒――。そいつの邪魔な手を退けさせろ」
えっ……? 私も理緒も目を丸くする。祐一さんはまさか――。
「だ、だめ……! それだけは、いやッ!!」
私は祐一さんを振りほどこうと足をバタつかせる。しかし、無駄な行為だった。祐一さんは
私の足首を掴んで離さないだけでいい。逃げられさえしなければ、どうとでもなるからだ。
なにしろ――。
「り、理緒……!」
理緒は私の顔を覗き込むようにして座ると、私をマットに押さえつけた。そして両手首を
掴んで動けないようにする。
「くっ……離してっ!」
私は懸命に理緒を振り解こうとしたが、理緒のほうが力の入る体勢なので両手は動かない。
そして……狙われている股間は完全に無防備になった。鉄柱と股間の間にあるのは水着だけ。
勿論そんなもので鉄柱の衝撃から急所を守れるわけは無い。

「もうすこし引っ張り上げるんだ」
祐一さんが理緒に命令する。私は身に迫ってる危機を感じながらもその光景を不思議な
気分で見ていた。今までは祐一さんは理緒の言いなりだったのに――。
理緒は祐一さんの命令通りに動く。私の体は鉄柱が足首の所になるまで引き上げられた。
何も言わずに今は自分がアシスタントとばかりに唯々諾々と命令に従う理緒。
でも、私を見る時はクスクスと面白そうに忍び笑いしていた。血を分けた妹が暴虐な男の
手で非道い目に遭わされようとしてるのに――私はこの姉に復讐を硬く誓った。
今度は遠慮なく、空手で鍛えた拳をアソコに叩き込んでやるから――と。

でも今は――私のピンチなのだ。鉄柱と自分の股間の距離を見て流石に息を呑む。
その距離は私の股下分ぐらい離れていた。器械体操部に誘われた時、見学に行った事が
あるが、その時に平均台から落下して股間をしたたかに打ちつけて悶絶している女の子を
見た事がある。もし、このまま祐一さんに引っ張られて股間を打ちつけられたら、その
落下した女の子ぐらいの衝撃はあるだろう。
(その子は……気絶しちゃってた――)
私は急に不安になり、背筋が寒くなった。このままだとやられちゃう……おそらく、
さっき理緒にされた時の何倍も痛いだろう。そんなのは……やだ……。

私はほんの一縷の望みを託して祐一さんを哀願の目で見た。祐一さんは男の人の大事な
所を蹴った仕返しだと言った。それは仕方が無いけど、でも、これはやりすぎだよ――。
「覚悟はいいか?」
祐一さんはマスクの奥から冷酷な目で私を見ただけだった。私の哀願は全く通じなかった。
元から聞く気もないのだろう。私は祐一さんの言うとおり覚悟を決めて目を閉じ、唇を
噛み締めて衝撃に備える。
理緒はどう思ってみているだろうか? 同じ女の子として同情してくれているか、それとも
嗜虐心を刺激されて興奮しているか――おそらく両方だろう。

「いくぞ――」
祐一さんがギュッと両足首を握り締める。やだ……来る――! 私は少しでも衝撃を緩め
ようと内股になる。しかし、祐一さんが足を広げたため、完全には閉じられなかった。
「そぉ……りゃ!」
グン! と私は体が引っ張られるのを感じ、そして次の瞬間――。

ガキィィィィ……ン☆!!

その時の事は頭が真っ白になって覚えていない。キィ……ンと耳鳴りがするような衝撃。
鉄柱の冷たい感覚だけが股間から感じられ、私は違う世界に飛んでしまったように思えた。


          *          *          *


「……ううっ……。いたた……」
まだビリビリと股間の辺りが痺れている。最悪の痛みは瞬間的な気絶によって逃れられた
らしい。それって、運がよかったのか、悪かったのか――。
気がついた時には私はぐったりと動く事が出来なくなっていた。さっきの衝撃に体が耐える
為にスタミナを大きく消耗したようだ。
そして、両手はまだ理緒に掴まれたままで、両足は――。

「あううっ……!? だ、だめ……祐一さん! グリグリ……しないで!」
祐一さんはまたしても私の両足を引っ張り、股間を鉄柱にグリグリさせる。さっきの打撃の
痛さがぶり返し、私は腰を振って悶える。出来れば股間を押さえるか、鉄柱から少しでも
引き離そうとしたかったけど、理緒が両手を掴んでいるので全く出来ない。
無抵抗無防備で急所である股間を鉄柱でグリグリされる不安感――それは私の人生の中でも
最も恐怖を感じる体験でもあった。

「クックック……痛かったか?」
祐一さんが笑ってる。半ば意識が朦朧として額にびっしょり嫌な汗をかいている私を見れば
そのぐらいの事わかるでしょうに……。
「意地悪……」
「ん? なんだって?」
「祐一さんの意地悪って言ったの……酷い事ばっかりして……」
グスン……と私が涙ぐむのを見て、理緒が面白そうな顔をする。
「ねぇ、美緒。こんな目に遭ってもギブアップしないの?」
理緒の言葉に私はコクリと頷く。理緒はアハハハ、と楽しそうに笑う。
「どうして? ……まあ、勿論美緒がその大きな瞳をウルウルさせて『許して』なんて
言っても逆効果だろうけどね〜♪」
「……そうなの、祐一さん?」
私は理緒が言うように悲しげにじっと祐一さんを見た。祐一さんは虚を突かれた様に私の
表情に見入ってたが、また両足を緩めて引っ張る。

ゴン☆!

「はぁうん☆……!!」
股間と鉄柱との間が10cmぐらい開いた所を、引っ張られての股間攻撃。
さっきと比べると地味で全然小さい衝撃だが、これが効く。じ〜〜ん……とアソコが痺れて
思わず腰を引いて内股になってしまう。
「う……うう……」
「もう一回おまけだ……」
「…………! だ、だめ――!」

ゴォン☆!

「はぅう……!!」
今度は流石に暴れて理緒の手を振り解いき、鉄柱にしがみついた。これ以上鉄柱攻撃をされ
ないように密着する。
「〜〜〜〜☆」
私はぎゅっと鉄柱を抱きしめ、涙目でイヤイヤをしながら祐一さんを見た。けれど、密着して
いても両足はつかまれたままだ……つまり――。
「そうしててもこれは防げないだろ? フフフ……」
意地悪な祐一さんはさっき美緒がやったように片足ずつ交互に足を引っ張ったり、両足を
持って震わせたりした。また鉄柱電気アンマだ。しかもさっきの理緒がやったのより全然
力強い。
「ああうう……! あっ……!!」
(だめ……。これをやられると――)
私の股間はしっかり鉄柱に食い込み、そこに与えられる刺激は体の奥にまで響き渡って、
黒い高まりを昂じさせていく。この体の奥の疼きがたまらないのだ。

「あああぁああ……! もう……だめ……」
私は鉄柱にしがみついたまま仰け反って悶える。理緒は勿論助けてくれない。私を見て
頬を赤らめながらサディスティックな微笑を見せているだけだ。
「ううっ……! くううッ……」
私は悶えながらも、鉄柱にこすり付けてる部分がぬるぬるしているのに気がついていた。
(これって……やっぱり――)
それが何であるかに思い当たると、私はカァ……と体が熱くなった。恥かしさで一杯になる。
(こんな事されて感じるなんて――私って『淫乱』なのかも……)
尚もグリグリと股間を祐一さんに嬲られながら、私は理緒に隠れて読んでいたポルノ小説の
淫靡な語彙を思い出していた。


          *          *          *


「ハァ……ハァ…………ハァ……」
私が鉄柱股間責めから解放されたのは、その後もたっぷりとアソコをグリグリされてから
だった。解放されても自分では動けない私を、理緒がリング中央に引っ張り上げる。
どうやらまだいじめ足りないようだ。
私を解放する時、祐一さんは鉄柱をじっと見ていた気がする。びっしょり濡れている事に
気づかれただろうか。それを考えると頬が熱くなるぐらい恥かしい。

(理緒には気づかれてるだろうな……)
そう思いながら、私は自分がまだまだ続くであろう責め苦にそれほど絶望していない事に
気づく。1対2でしかも相手は男女の本職のプロレスラー。しかも数々の急所攻撃やエッチ
攻撃――特に電気アンマでスタミナを消耗し、グロッキー状態――この不利極まる状況でも
私は負けるつもりはなかった。理緒が何か仕掛ける前によろよろと立ち上がる。

「へぇ……」
ひゅ〜♪と理緒が口笛を吹く。まだ自力で立つ元気があったのかと。
それに構わず、私はよろめく足取りで理緒に掴みかかった。
「ええ……い!」
理緒の体を引き寄せ、投げを打つが、理緒は咄嗟に踏ん張って動かない。プロレスの組み
付き方では私は上手く相手を抱え込む事が出来なかった。それでももう一度投げを打とうと
した時、理緒が片手を切り、私のサイドに回りこむ。そして腰を抱え上げようとした。
「くっ……!」
私はサイドスープレックスを受けまいと理緒の首を抱え込む。これで投げられないばかりか、
そのままヘッドロックで理緒のスタミナを消耗させようとした。しかし――。

パァン☆! ――またしても下の方からの衝撃が私を襲う。

「はぅん☆!?」
ヘッドロックの状態で前屈みになった理緒は振り上げた右手を振り降ろし、私のオマタに
命中させたのだ。拳をグーの形で。
「くぅ……ん!」
威力は強くないが散々やられたばかりの急所への打撃――たまらず私は理緒を離し、股間を
押さえて内股になる。この一撃は効く。地味だけど、とても効く。急所への攻撃だから強く
なくても十分に痛い。ましてや私はさっきまで鉄柱で股間責めされていたのだ。思わず顔を
しかめてピョンピョン飛んでいる私をクスクス笑いながら理緒は背後に回りこむ。
じ〜〜ん……とぶり返す恥かしい所の痛みに耐えていると、急に体がふわっと浮いた。

「きゃあああ〜〜!?」
ずだぁ〜〜ん! 結局スープレックスで投げ飛ばされ、私はマットに叩きつけられる。

「ううっ……」
腰から叩きつけられた衝撃に呻いていると、私の目の前に誰かが立った。この大きい影は
祐一さんだ。彼は私の両足を掴むと脇に抱えて引き寄せた。
「も……もうだめ!!」
私はまたしても咄嗟に股間をガードしてしまう。この体勢だとこの二人相手にはどうしても
股間攻撃を警戒してしまうのだ。しかし、さっきのジャイアントスイングと同じく、今度も
電気アンマでも股間蹴りでもなかった。祐一さんはステップオーバーして私の体をうつ伏せに
し、そのまま腰の位置で跨るようにした。この体勢は……。
「これはちょっとキツイぞ……我慢できるか?」
そう言うと、祐一さんは思い切り私の体を引き絞った。次の瞬間、私は絶叫する――。
「ぎゃあああああああああ〜〜〜〜〜!!!」
背骨がへし折れそうな凄まじい激痛――ボストンクラブ、逆海老固めを完璧に極められたのだ。
「いたい、いたい、いたぁい〜〜!!! やめて、やめて〜!!」
私はパニック状態になり、バンバン!と何度もマットを叩く。これほどの激痛の経験は
今まで一度も無かった。とてもじゃないが耐えられるレベルではない。
「ギ……ギブアップです! なんでもするから離して……あああ〜〜〜っ!!」
泣き叫びながら許しを請う私だが、祐一さんは一向に解放してくれる気配が無い。
そこでやっと、この試合はギブアップでは終わらない事を思い出す。私は、体がバラバラに
なりそうな激痛で、このルールの辛さをたっぷりと味わわされた。

「フフフ……辛そうね、美緒」
理緒の声が聞こえる。だが、苦悶に汗びっしょりで息も絶え絶えの私は返事も出来ない。
「このままじゃ可哀想だから、気持ちいい事をしてあげる。祐一の責めに耐えられるようにね」
私は嫌な予感がしたが、祐一さんの逆海老固めは完璧に決まってるので身動きできない。
すると――。

「――ひゃあうん!?」
私の悲鳴がリングに響き渡る。逆海老を耐えている声ではない。何か、もっと違う驚きの
声だった。
「だ……だめ……! やめて……理緒……!」
「そんな事言っちゃて。気持ちいいくせに……ウリウリ♪」
「ああ……ぁああ……ん……り、理緒……ああ……んッ!」
逆海老を極められながら悶え狂う私――理緒は逆海老で開いた私の股間をグリグリとあんま
しているのだ。爪先、足の裏、踵を使いながら楽しそうに私のアソコを突っついたり、
擦ったり、踏んだりしている。正に苦痛と快感の二重奏だった。
「電気アンマ担当は私だもんね〜。まだまだ攻撃のバリエーションがあるよ。ね、祐一♪」
「…………」
楽しそうな理緒と黙っている祐一さん――逆海老の痛さで朦朧とする頭で私は祐一さんの
心境を想像する。やっぱり、私があんな事を言ったから怒ってるのだろうか?
(少し、言い過ぎちゃたかもしれない――)
容赦なく私を痛めつける祐一さんを見て、もしかしたら彼は傷ついたのかも、と思っていた。


          *          *          *


「ぐっ……うう……」
私はまた苦悶に呻いていた。今度は祐一さんに後ろから抱かれながら――とは言っても、
首には手が回ってるし、その締め付けは私の息を奪い、苦悶に喘がせていた。それだけで
なく、胴にも太い足が巻きつけられ、ギリギリと締め付けられる。
胴絞めスリーパーホールドだ。

「あぐ……あぅ……あ…………」
大蛇に巻きつかれる様な強烈な絞め――さっきの逆海老から解放されたのは、それを10分
以上も続けられて腰が立たなくなるまで責め抜かれてからだった。その後すぐに祐一さんは
息も絶え絶えの私を引き起こすと、抱え上げてバックブリーカーで更に背骨をギシギシと
痛めつけた。そしてマットに叩きつけられるや、この胴絞めスリーパーを極められる。

ハイアングルボディスラム、ベアハッグ、マンハッタンドロップ、ラリアット、ヘアー
ホイップ、ジャイアントスイング、逆海老固め、アルゼンチンバックブリーカー、そして
この胴絞めスリーパーホールド。祐一さんのこれだけの打撃技・固め技・投げ技・絞め技を
満遍なく食らったら男のプロレスラーでもグロッキーになってしまうに違いない。
そして、数々の急所攻撃とエッチ攻撃、その両方を兼ねた電気アンマ――。
その電気アンマは今また……。

「り……理緒……うぐっ……!」
スリーパーの苦悶に声が出ない。しかし、私の下半身は上半身と違う責めをされている。
「今度はしっかりと決まってるよ〜〜。ウリウリ♪」
胴絞めスリーパーでは完全にお留守になっている下半身を、理緒が責めてくる。両足を
がっちりと掴んだ座り式電気アンマだ。リングシューズの踵が股間に食い込むたびに私は
ビクン!と体を震わせる。
「うぐ……! ……ううっ!!」
懸命に内股になって電気アンマを軽減しようとするが、完全に股間を捕らえられた後では
効果はあまり無い。それに電気アンマに気をやると上半身の縛めの苦しさがモロに襲って
くる。逆にスリーパーに耐えようとすると電気アンマの快感と苦悶が一気に下から押し
寄せてくる。
「うあ……あ……。……うぐぅ……!」
結局どっちつかずで両方の威力をモロに受けてしまうのだ。苦痛と快感と苦悶と――私は
空しく身悶えしながら懸命に耐える。

(なんだか、今日は耐え続けっぱなし――)
朦朧とする意識で私は思う。どうしてここまで頑張るのだろう――? 何故私は負けたく
ないのだろう――と。負けたくないのは理緒に対してか、それとも――。
「美緒ちゃん……苦しい?」
えっ……? 祐一さんの声が耳元で聞こえる。しかし、それはさっきまでの逆上して粗悪
になった祐一さんとは違っていた。気の小さなブラック仮面でもない。
(祐一さん……いつもの祐一さんになった……?)
コク――と私は頷いた。苦しいのは当たり前であるが……それを何故今聞くのだろう?

「次にギブアップって言ったら、解放してあげるよ」
祐一さんの言葉を聞いて私は顔を少し動かして背後を見る。スリーパーは少し緩められて
いた。理緒には気づかれない程度に。
しばらく祐一さんを見つめていたが、私は目を閉じて前を向き、かぶりを振った。
降伏勧告を拒否したのだ。
「どうして……? これ以上苛められるともっと辛いよ」
祐一さんが優しく囁く。でも、私はまたかぶりを振った。
「辛いのは……とっくに辛いです。でも……」
私は祐一さんを見ないで言う。今ここで情けを受けたくは無い。
「私は負けたくないんです……この闘いに――だから祐一さんも……手を抜かないで下さい」
それだけ言うと、スリーパーが緩んでも、私は何も返事をしなかった。
「…………」
私の気持ちを聞いた祐一さんは再びスリーパーを絞め直した。さっきの息の詰まる苦しさが
また私を襲う。ボディシザースでお腹も苦しい。電気アンマで股間も責められている。
力が入らない下半身からは理緒が責め立てる切ない快感が絶え間なく押し寄せてくる。
「はぁ……はぁ……。うう…………ああああっ……!」
私の絶望的な闘いはいつ果てるとも思えなかった。


          *          *          *


「はぁあ……うう……んッ!!」
スリーパーに苦しめられながら電気アンマされている美緒の悶える姿を見ると背筋が
ゾクゾクしてくる。ギブアップじゃ終わらないルールだから仕方が無いのかもしれない
けど、美緒は許しを請おうとしない。祐一にはその理由がわからないようだけど、私には
わかる。今も二人して内緒で話し合っているつもりだろうけど、私にもちゃんとわかって
るよ。まったく――祐一、あんた私を馬鹿だと思ってる?

「ん……! あああ………あ……んッ!」
美緒の下半身がブルブルと震えだす。また逝ってしまいそうになってるに違いない。
私はそこでピタリと電気アンマを止め、下半身を解放してやった。
「えっ……!?」
祐一が不審そうに私を見る。美緒の方は荒い息をついてぐったりしているだけだ。
私が途中で電気アンマを止めたのを不審に思う事も出来ないぐらい消耗しているらしい。

「離してあげて、祐一――美緒、ここからは私とあなたで勝負しましょ?」
私は欲望と――何かが混ざった目で美緒を見た。嫉妬ではない、と思う。二人で内緒話
してるのを見て仲間外れにされたように感じたのかもしれない。

どの道、祐一はもう役に立たそうだしね――私は決着を女同士でつける事に決めた。


93Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/03(金) 02:07:56 ID:KeDNPbuG
投下終了〜。
読み返しに1時間……かなり多かった(汗。

もう一度ワーニング。
女の子をメチャクチャ苛めちゃってるので、そういうのが
苦手な人は今回の投下分は飛ばしてください。


これだけハードな責めを書くと、流石にお腹一杯になりますw。
次はやっぱり甘いデザート(ロリ)か……それとも、このまま女の子
同士の虐め合いプロレスも捨てがたい……。

いずれにせよ♀の子同士を書くと思います。
94名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 02:47:57 ID:cDmGDyij
GJ!!
どっちの続きも楽しみすぎる!
95名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 06:54:28 ID:x2nbQJuz
GOOD JOB.
読み応えがありました。女の子同士、期待してます。
96名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 09:23:34 ID:gqAYWbaO
頑張ってくださいな…
美緒タンの悪意のこもったリベンジを期待します
(トップロープ跨がせて引っ張るとか)
97名無しさん@ピンキー:2006/03/03(金) 18:30:02 ID:PGYownVA
GJ!!!11

個人的にバックブリーカーのところも細かく書いてほしかったかなっと
98DAKARA:2006/03/03(金) 19:02:40 ID:gqAYWbaO
「ねぇねぇ、私も頑張ったら荒川シズカとか安藤ミキみたいになれるかなぁ?」
「うーん無理なんじゃない…?」
「そんなこと言う人には電気アンマの刑ー!」
−ぐいっ−
「うわー、スケートシューズで電気アンマはやめて、やめて…
食い込む、食い込んじゃう…」

時期が過ぎちゃったけど、ふと思いついた。

覚えている方はいないと思いますがDAKARAの人です。
DAKARAは凍結中ですけどね。
アンマニアさん頑張ってくださいね。
99DAKARA:2006/03/03(金) 19:06:39 ID:gqAYWbaO
ううむ…IDでばれるな…、気にしないでー
100名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 21:06:27 ID:EdKNm2EH
>>98
スケートシューズ電気アンマGJ!
101名無しさん@ピンキー:2006/03/04(土) 22:06:18 ID:LSRkECdb
アイススケートシューズの先って結構鋭いはずでは?
アワワ
102Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/05(日) 01:42:50 ID:C3J+oNoW
>>94-95
dです。沢山書いた甲斐があって嬉しいです。

>>96
はい、そのシーンは取って置きですw。どう使おうかな〜。

>>97
dです。
あぅあぅあ……あまり意識せずに書いてました(汗。男らしい?パワー系の
技を並べようとはしましたが。

>>98
はい、頑張りますです。
スケートではないですが、アメリカのローラーゲームで女VS女の乱戦中に
電気アンマされてるシーンがあって、激しく萌えた記憶があります。
彼女たちが履いてるのはローラーブレードで、車輪が縦に4つ並んだ
スケート靴なのですが、乱戦中にある女子選手が相手の女子選手の足を
掴んでいきなりローラーブレードを履いた足でグリグリ電気アンマ!
された方の選手はパニック状態で相手の足を離そうとしたり、太股を
内股にして悶えたり、メチャメチャ効いてるようでした。
(ちなみに選手達のユニはストレッチ素材のスパッツ)
スカパーのFOX−TVでやってましたが、今はもうやってないかな〜?
いつかはこのネタを是非使いたいと、ずっと暖めておりますw。
103名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 01:59:05 ID:Qe6dze8e
>>101
カバー付けてたんじゃね?
それなら絶妙な具合に食い込むだろうし。
104名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 15:08:02 ID:72DVy7Ip
大見武士のネコネコパンチ!っていうキャットファイト漫画で、
ヒロインタッグの片方の決め技が電気あんまだった
一般コミックだけどやたらエロくてお勧め
105名無しさん@ピンキー:2006/03/05(日) 19:48:28 ID:mVIcngct
>>104
是非デジカメでもいいからうp!!
あ、クレクレ申し訳ない
106Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/06(月) 01:00:45 ID:03QrO+2y
いつもの如く、だらだらと投下しますです〜。
5の2の続きです。
107『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/06(月) 01:04:14 ID:03QrO+2y


          *          *          *


「う……えっく…………ひっく……」
メグミは女子4人に囲まれて嗚咽を漏らしていた。
男子達は外に放り出している。二階からも遠ざけて、家族が留守中の居間に待たせておく。
今、この階には女の子5人しかいなかった。

男子の見ている前で大変な粗相をして身も世もなく泣きじゃくるメグミを、チカが着替え
させてからシャワーを浴びさせた。残り3人で粗相の始末をする。どちらも大変だったが、
何とか落ち着き、残りの女子も交代でシャワーを浴びた。
今ここにいる女子は全員バスタオル一枚だけの姿だ。ベッドに腰掛けて泣いているピンクの
バスタオル姿のメグミの肩をオレンジのバスタオル姿のユウキが慰めるように抱く。

「私……もう、お嫁に行けないよぉ……」
クスン……クスン……と鼻を啜りながらメグミはさっきから何度となく呟いている言葉を
また言った。女子たちは困ったようにお互いの顔を見合わせる。
流石に今度ばかりは慰めようがない。ロングスカートだから電気アンマされている時に
中がどうなってるかは男子達に知られないようにする事は出来たが、オシッコを漏らして
しまってはどうしようもない。『加害者』であるカズミも流石にこんな事態になるのは
予想できなかったようで、バツが悪そうな表情で首の辺りを指で掻いている。

「メグミ……もう泣かないで」
白のバスタオルに身を包んだチカが正面に回って顔を覗き込む。メグミは俯いたままだ。
「だって……だって……私、エッチな女の子だもん――」
「メグミ……?」
「私……カズミちゃんにその……で、電気アンマされて――お、オシッコしちゃうぐらい
感じちゃって……他のみんなはそんな事なかったのに――私……絶対変だよぉ……」
そう言うとメグミはまたすすり泣く。4人はお互いの顔を見合わせた。メグミが何故
泣いているのか、理由の一端がわかったからだ。

「なんだ、メグミちゃん、そんな事で泣いてたんだ」
アハハハ……と笑うのはブルーのバスタオルに身を包んだナツミ。彼女のはスポーツタオル
だったので少し他の女の子のより短い。立ってるだけでお尻が少し見えかかっている。
そんな格好で椅子に座って足をバタバタさせたりするものだから、ベッドにいるメグミや
ユウキからは何度も女の子の割れ目が見えてたりするのだ。ナツミのそこはまだ未発達で
無毛に綺麗な筋が一本見えているだけだった。

「そ、そんな事って……」
今もナツミの大事な所が見えているのに顔を赤らめながら、メグミは少しムッとした表情
になる。慰めるにしてもあまりにも言葉が気楽過ぎるように感じたからだ。
「だって……」
ナツミはそんなメグミの様子を気に留めず続ける。
「ボクだって、オシッコしちゃったんだもん……リョータの電気アンマで」

「え?」っと声を上げたのはメグミとユウキだった。カズミは特に表情を変えないし、
チカはさもありなん、と頷く。
「エヘヘ……ちょっとだけどね。男子達はごまかしたけど、トイレの前でカズミに見つかっ
ちゃった」
悪びれずに告白するナツミにメグミは目をパチクリする。
「私も……ギリギリだったよ――てゆうか、少し漏らしてた」
そう言ったのはチカだった。彼女は立ち上がると恥かしそうにバスタオルを上に上げる。
太股の半ばまで覆っていた白のバスタオルのカーテンが徐々に上げられ、隠れていた
女の子の秘密の部分が見え始めても止まらずに、割れ目の辺りが完全に見えるまで上げ
られる。とても薄いが柔らかそうな恥毛に彩られたチカのソコは、少し赤くなっていた。
そして、それだけではなかったのだ。
108『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/06(月) 01:05:21 ID:03QrO+2y
「メグミ……触ってみて」
「えっ!?」
チカが頬を染めて言う言葉にメグミは更に真っ赤になって問い返す。触ってと言われても
……どこを?
「もちろん……ここ」
チカは真っ赤になって自分の見せている割れ目を指差した。女の子が自分で秘密の場所を
触ってみて、と言うなんて――メグミは信じられないと言った表情をする。

「触ってみれば、メグミ」
そう言って背後からメグミの手を取ったのはカズミだった。そして、躊躇っているメグミの
手を取ると、いきなりチカの股間に持っていった。
「あっ……!」
「う……ん……ッ!」
いきなり手を突き出さされたので、メグミの手は勢い余ってチカの生の割れ目に手の甲を
当ててしまった。
「あん……」
驚いたチカが思わず腰を引いて喘ぐ。軽くだがパシッ!と音が鳴るほどの勢いで当たり、
少し痛かったかもしれない。

「ご、ごめん……チカ」
「うん、大丈夫。それより……手を見て。オマタに当たった所……」
「う、うん……あっ!」
メグミはチカの大事な所に当たった手の甲が濡れているのに気づく。汗よりも少し粘度の
高い液体――それはチカの匂いがした。もしやこれは――。

「私もエッチなんだよ、メグミ」
恥かしそうにチカが言う。たくし上げていたバスタオルを取り、全裸で皆の前に立つ。
「私だけじゃなく、カズミもユウキも……みんなそうだったの。私達がおしっこしないで
済んだのは、なんらかの防御があったから――メグミはパンツ一枚だったでしょ? 
だから仕方が無いの」
「でも……。でも……」
「メグミだけがエッチなんじゃないよ……女の子がアソコをグリグリされて耐えられるわけ
無いじゃない。メグミは頑張ったんだよ」
チカは全裸のままでメグミを抱きしめた。メグミは泣くのを止めてチカの胸に抱かれた。
109『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/06(月) 01:05:59 ID:03QrO+2y


          *          *          *


「フフフ……なんだか、ちょっと変な気持ちになってきちゃった」
ほとんど裸同然で(チカは裸だが)たっぷりと抱擁した後、チカが上気した顔で言う。
離れる時にチカはメグミのバスタオルの結び目を指で引っ掛けた。メグミのピンクのバス
タオルがハラリと落ちる。
「きゃん……!?」
メグミは慌ててバスタオルを拾い、胸元を隠す。慌てたので胸しか隠れていなかった。
女の子の大事な所はギリギリで見えている。チカと同じく少し恥毛が生えていた。
それを見てチカはクスクスと忍び笑いをする。メグミは自分が悪戯した事も気づいて
いないだろう。その狼狽振りと素直な気性が可愛らしかった。

と、同時にメグミやナツミの女の子の割れ目を見ていると、なんだか変な気持ちになって
くる。その綺麗な筋と柔らかそうな恥肉をじっくりと見つめ、それを見ている自分が同じく
その秘密の花園を晒している恥かしい感覚――。それを思うとチカは眩暈がするかのように
頭がクラクラしてきた。そして、思わず息を呑んで言う。

「――ねぇ。『いじりっこ』しようか……?」

それを聞いた女の子全員がその場で硬直した。みんなが一斉にチカを見つめる。
そして、その熱っぽい潤んだ瞳を見て彼女が本気である事を悟った。
女の子達の胸がドクンドクンと心拍数を上げていく。
部屋にいる女子全員がバスタオル一枚の状態。そして何人かがそれを外した全裸で、
しかもみんなエッチである事を告白した妙な雰囲気の中――。
チカが言ったのは『さわりっこ』ではない。『いじりっこ』なのだ。この言葉が持つ語感
からして普通でない雰囲気を醸しだす。

全裸の女の子の体で、『いじる』と言うエッチなニュアンスが含まれる言葉を使うのは
どこだろうか? お尻や胸だったら『触る』と言うだろう。そしてそのぐらいの事は
このメンバーなら日常茶飯事でやっている。『いじる』と言うのは、やはり秘密めいた、
いけない部分を手で触れる事を示すと女の子達は思う。それはもう、一箇所しかなかった。
(や……やだ……)
ユウキが今顔を赤らめて思わず手で守った所――秘密の割れ目以外になかった。

「ユウキは……いや?」
素早くチカが目を走らせる。ユウキはその目に不穏なものを感じた。雰囲気がいつもの
チカじゃない。思わずメグミと目を見合わせる。
(止めなきゃ、いけないかも――)
まだ理性を残している?二人がそう思ったとき――。

「いいよ」
背後からその声が聞こえてユウキとメグミは思わず飛び上がりそうになる。
グリーンのバスタオルに身を纏ったカズミの声だ。彼女はチカの前に立つと、躊躇いも
見せずにバスタオルを取った。まだ膨らみきっていない胸と無毛のクレヴァスが露になる。
いつもは感情を面に出さないカズミも流石に頬を紅潮させていた。女の子同士とは言え、
全裸で向き合っているのだ。そしてこれからする事と言えば――。

「カズミ……」
チカがカズミの体を抱くようにして密着する。カズミの体が一瞬ビクッと震えたが、すぐに
チカに身を任せた。チカは下から手の平を上にし、指先をカズミの股間に持って行く。
そして、そのまま筋に沿うようにして撫で上げた。
「はぅ……ん……ッ!」
カズミの喘ぎ声が部屋にこだまする。メグミとユウキはその光景を息を呑むようにして
見つめていた。さっきまで明るく振舞っていたナツミも今は無言で二人の愛撫を見守って
いる。チカの指は何度もカズミのクレヴァスを往復し、その度にカズミの体がビクビクッ!
と震えた。カズミは目を閉じて下から押し寄せる電流の様な刺激に耐える。
110『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/06(月) 01:06:43 ID:03QrO+2y
「ん……ッ! チカ……」
チカにばかり責めさせてられないとばかりにカズミも反撃に出た。チカにされている様に
指でクレヴァスをなぞりながら、その最上部で指を止め、そこで軽くグリグリと指を回す
ように動かした。チカの体が激しく震える。
「う……あッ! だめ……カズミ……!!」
思わず腰を引いて悶えるチカ。カズミの責めは女の子の急所中の急所、クリトリスを直撃
していた。意図的かどうかはわからない。でも、流石にこれをいきなり責められるのは
キツかったようだ。
「フフフ……ここ弱いの、チカ?」
カズミが薄く笑う。元々感情を面に出さない子なので、それが意地悪から出ているもの
なのかどうかまではわからなかったが。
「お、女の子ならそこは弱いよ……カズミだって――!」
「…………!? ひゃうん! だ、だめ……」
チカが同じ反撃をすると今度はカズミが腰を引く。チカはそれを逃がさないとばかりに
どんどん追い詰めた。カズミは下がっていくが、お尻がチカの机に当たる。行き止まり
だった。

「チャ〜〜ンス♪」
チカはそう言うとカズミの前方から右手を後方から左手を股の間に入れた。そしてそのまま
指をさわさわと蠢かせる。カズミのクレヴァスにチカの指が前後から襲い掛かった。
「ひゃぁ〜ん……! だめ……チカ……」
カズミはチカにもたれかかりながらその指使いから逃げようとする。しかし……。
「だぁめ、逃がさないんだから♪」
チカは指を何度も縦に動かし、カズミのクレヴァスを往復させながら、まだ外に出ていない
襞の部分や突起の部分を押したり突っついたりした。その度にカズミのクレヴァスはきゅ〜
〜〜っと蠢く。カズミ自身も腰の奥のほうからじわっとした何かが溢れてくるのを感じて
いた。まさに『いじられている』状態だ。指の動きにあわせて悶えてしまう。

「フフフ……どんな気持ち、カズミ?」
チカが耳元で囁くと、悶えていたカズミがチカの首筋に軽く噛み付いた。
「あん……♪」
不意を突かれたチカが喘ぎ声を上げ、一瞬動きが止まる。その瞬間をカズミは見逃さない。
「お返し……」
そう言うと今度はカズミがチカのサイドに回り、前後からクレヴァスを責め立てた。
「きゃうん……!」
今度はチカが体をくの字に折って悶える。女の子の裸の急所を責められてあっという間に
攻守が交代する二人。

111『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/06(月) 01:07:14 ID:03QrO+2y
「だ、だめ……やめて……」
「あぅん……チカこそ……」
「……ひゃぁう!? そ、そこを……指でつまんじゃダメ……!」
「フフフ、チカの弱点見つけた♪」
「ああ……ンッ! そこはカズミだって同じでしょ? こ、これでどう……?」
「……! ……ん……くッ! だ、だめ……そこは……」
「どう? オシッコしたくなっちゃいそうでしょ? だったら、離して……」
「は、離さない……チカもオシッコしたくなるようにしてあげる……えい」
「だ、だめ……! きゃううん……!?」

チカとカズミはお互いに急所を責められて顔をしかめたり、腰をイヤイヤするように
動かしてお尻をプルプルさせている。クリトリスやクレヴァスを執拗に責められると
どうやらオシッコをしたい気分になるらしく、その時は二人とも太股をプルプル震わせて
内股にぎゅ〜〜っと相手の手を挟み込んだりした。けれどそれでも責めは防げない。
ほんの僅か、クレヴァスにあてがわれた指を動かされるだけで、女の子はその刺激に
悲鳴を上げてしまうのだ。

「「「…………」」」
チカとカズミの様子を呆然と見守っている残りの三人――。
そのうちのユウキが突然「ひゃん!?」と悲鳴を上げてベッドから飛び上がった。
「な、何するの……メグミ……」
思わず左手で前から、右手で後ろから股間を押さえて腰を引く。その頬は恥かしさで真っ赤
だった。表情には戸惑いも混じっている。

メグミは潤んだ瞳をユウキに向ける。そして、こう言った――。
「私たちも、しようよ……ユウキ――」
熱っぽく吐息をつくと、メグミは自分のバスタオルの止めている部分を外し、するりと
落とした。その全裸の股間は既に熱くびっしょりと濡れていた。
112Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/06(月) 01:10:48 ID:03QrO+2y
投下終了です。
いつもより分量少な目&あんましーん無しですまんす(´・ω・`)。
ロリレズがなかなか難しかったですw。

今週はあまり筆が進まなかったです。
次はかなり未定です。
113名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 01:12:27 ID:5EfwXSO/
だからほんと何回言ったら分かるんだあんたは。




まじありがとう
114名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 01:13:24 ID:ZuW2wzxJ
リアルタイム遭遇キターーー!!

激しくGJ!ロリレズ琴線にふれまくりんぐ!
115名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 01:26:23 ID:Fl16AFCx
ごちそうさまでした。
ナツミのスポーツタオル巻きテラエロス。
116名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 03:19:46 ID:+/Caqd0h
ほんとね、マジ最高だよあなたは。
本当にあなたの作品好きだよ。
117名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 06:38:34 ID:zF4PzTdG
(・∀・)イイヨイイヨー
118名無しさん@ピンキー:2006/03/06(月) 18:15:33 ID:aGMXveqq
ぐっじょぶさまでした。
この流れで行くと次は全裸あんまー!?
11970:2006/03/07(火) 17:47:58 ID:4n8L6Xtx
頭の中で盛大な祭りが・・・・・
すごいよ、あんたすごすぎるよ・・・・・
120名無しさん@ピンキー:2006/03/07(火) 19:53:19 ID:J6kYXkrx
プロレスもキタイ
121名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 00:36:07 ID:gjIz/2Gf
はずむのことでいがみ合うやす菜ととまり
→「ケンカしないで、三人で仲良くしようよ〜」とはずむ
 →あれよあれよと3Pに突入

というアフォ展開をどなたかキボンw
122名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 00:41:48 ID:gjIz/2Gf
誤爆スマソw
123名無しさん@ピンキー:2006/03/08(水) 08:59:16 ID:qTw0VIzX
かしまし好き乙
124DAKARA:2006/03/08(水) 22:47:11 ID:6e2LSqwL
「ねぇねぇカーリングやりたい」
「っと今度はカーリング…?フィギュアスケートは…?」
「投げるのは任せるから私は前で掃除する人やるー」
「話聞いてない…できるの?結構頭使うんだよ…?」
「むぅ、そんなこと言う人には電気アンマの刑ー!」
「とりあえずその手に持ったブラシを置いて…
そ、そんなのでやられたらー」
−がしがしがし−

オリンピックで有名になった競技でショートコント第2弾…
コンビの2人は「杏奈(仮」と「真理(仮」で
前作の電気アンマは多分そのままカバーもつけずやられていると思われます。
前作と今作で「真理(仮」の股間は大分とヤバイことになっていそうです…(笑


多分続きません…
125Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/09(木) 01:07:12 ID:ZkTO17WC
>>113,>>116,>>117
喜んでいただいて幸いです。やっぱり楽しんでもらえるのがこちらも嬉しい(にま。

>>114
ロリレズシーン、こんな事書いてもいいんだろうか?とドキドキします。
禁断とか背徳とかの単語が頭の中に渦巻いて……w。

>>115
スポーツタオル巻き、見えてるのに気づいてないのは本人だけ……w。

>>118
流れでいくと、そうならないと収まりがつかない気が。

>>119
どんな祭か見て見たいw。

>>120
あぅあぅあ……。頑張るです(汗。

>>124
>「杏奈(仮」と「真理(仮」
二人合わせて「あんま」なのですね? 良い名だw。
次回作期待します。
126Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/09(木) 01:09:39 ID:ZkTO17WC
>>121-123
「かしまし」アフォ展開?ですか〜。電気アンマならこんな展開になるのかな?
……よく考えたら電気アンマってアフォ展開にしかならない気がw。


その1.

「(女の子の体に戸惑うはずむに)はずむ! まあ、心配するなって。このままはずむが
女の子のままでもあたしが一生面倒を見てやるよ!(ぽん、と肩を叩く)」
「とまりちゃん……うん、ありがと(ニコッと笑う)」
「(はずむの笑顔にドキッ♪)れ、礼なんかいいよ。長い付き合いなんだし」
「じゃあ、一つお願いしちゃおうかな……僕、女の子だったらしてみたかった事があったんだ
……とまりちゃんが相手なら最高かな(もじもじ)」
「な、なんだよ? あたしに出来ることならやってやるよ?」
「あのね……電気アンマ」
「……へっ?」
「お、女の子同士なら……いいよね? 電気アンマの掛け合いっこしても(期待に潤んだ瞳)」
「ちょwww! まwww(一歩引く)」
「……やっぱり、僕が男の子だったから……いやだよね……(シュン……)」
「ち、違うって! ……い、イヤなんじゃないよ。はずむが相手なのに嫌なわけ無いだろ!?」
「じゃあ、とまりちゃんにしてもいい?(wktk)」
「あ、あたしがされる方なの!? う……そ、そんな目で見るな……。わ、わかったよ……」
「ホント!? やった〜! じゃあ早速(とまりの両足をガシッ!)」
「ちょ、ちょっと待て! こ、心の準備が……(スーハー、スーハー……)よ、よし……
い、いいよ、はずむ……(決心したように目を閉じて両手を胸に置く)」
「うん……それじゃ、こうやって……うりうりうり〜〜〜〜♪(電気アンマ開始〜〜!)」
「……!? は、はずむ! いきなり踵は…………、あぁああああぁあああ〜〜!!!(絶叫)」


その2.

「泣くなよ、やす菜……お前の気持ちはわかったから……」
「とまりさん……(グスン…)」
「じゃあ、はずむが女の子になったら、何の問題もないんだな……いいよ、わかった。
はずむにその気持ちを伝えてやれ……あいつ、喜ぶから(少ししょんぼり……)」
「とまりさん……。……いいの?」
「な、何が!? あ、当たり前だよ! お前とはずむの事だろ? 元々あたしが口挟む事
じゃなかったんだ……」
「そんな事ないよ……(ぎゅっととまりを抱く)。とまりさんははずむ君の大切な人だと
思うから……口を挟む権利があると思う」
「わ……わっ? わ、わかったよ……(汗)。じゃあもうはずむの所に行ってやれ。あいつの
好きな事をしてやりなよ」
「はずむ君の好きな事……?」
「その……で、電気アンマ……(恥かしそう)」
「電気……アンマ……。はずむ君、好きなの?」
「あ、ああ……あたしも何回かやられちゃったし……あいつ、結構手加減ないから気をつけな」
「私も……してみたいな……♪(嬉しそう)」
「…………お前らは揃いも揃って(呆れ顔)。じゃあ、やってやれ。こればっかりは肩の荷
(股の荷?w)が降りて、あたしはホッとするけど」
「ううん、はずむ君にもしたいけど……とまりちゃんにもね」
「へっ……? ちょwwwまっwwww!!」
「とまりちゃんは電気アンマ苦手? 本当は気持ちがいいんだよ……私が教えてあげる。
はずむ君にする前のウォーミングアップにもなるし♪(とまりの足を掴んで電気アンマセット)」
「だ、だめだったら! いきなり踵は…………、あぁああああぁあああ〜〜!!!(再び絶叫)」


――はずむ・とまり・やす菜の3Pあんまに続く(嘘w)
127名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 04:51:08 ID:D00cq1Lt
さすがですな。小ネタ(?)までGJ。とまり萌え。



とか言いつつかしましあんまを本格的に希望してみたりする。
128名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 10:16:50 ID:91uATutH
やす菜にとまりがやられるのか
ぜひ続きを
129名無しさん@ピンキー:2006/03/09(木) 11:02:29 ID:M2eTBvyF
うっはw誤爆ってみるもんだなwテラサンクスw
130Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/10(金) 01:35:50 ID:7WtS4bVH
>>127-129
かしまし、人気高いっすねw。
次に書くのは♀⇔♀と決めてるので、候補に入れておきますか。
なのはとどっちがいいか……って、どっちも漫画と小説しか
見てないんですが、イメージだけでパンパン……w。


その前に現在書きかけのものを投下。
5の2の続きです。
131『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/10(金) 01:37:23 ID:7WtS4bVH


          *          *          *


「メグミ……」
ユウキは潤んだ瞳で自分を見つめるメグミを優しく抱く。内心戸惑ってはいたが、それを
面に出してメグミに恥をかかせるのは可哀想だと思ったからだ。
「ユウキのタオルも取っていい……?」
ユウキに抱かれたメグミが恥かしそうに言う。ユウキは一瞬迷ったが、心を決めてコクリと
頷いた。メグミはユウキのバスタオルの胸元で止めている部分を外す。メグミと同じく
ユウキのバスタオルもハラリと落ちた。

(メグミの体……熱くなってる――)
恥かしさと興奮で全身がほんのりとピンク色になっているメグミの肌。チカとカズミの行為を
見て体が火照ってしまったのだろう。ユウキが背中からお尻にかけて慈しむように撫でてやる
と、メグミの体がビクン……と震えた。
「あ……ん……」
チカやカズミの様に官能的ではないが、切なそうな吐息は逆にこういう行為に疎いメグミ
のらしくてユウキの胸の奥がキュンと疼く。
(私も……変になりそう……)
ユウキはドギマギしながら、メグミの下の方に手をやり、既に濡れそぼったクレヴァスを
触ってみた。思ったよりヌルヌルしてる――自分でもあまり無い感触が、禁断の行為らしく
感じられ、背徳的な衝動にユウキ自身も腰の辺りから下腹部にかけて、中の方から熱く噴出す
ものを感じる。
「あぅん……。ゆ、ユウキ……ちゃん……」
ユウキがメグミの滑っているクレヴァスをゆっくり筋に沿って触ってやると、メグミがユウキに
しがみついている手に力を込めてくる。目を閉じて荒い息をつく彼女の火照った顔を見ると
ユウキは背筋がゾクゾクしてきた。

「メグミも……触ってくれる?」
ユウキはメグミの手を取り、自分の股間へ導いた。勿論嫌なはずは無い。メグミは恐る恐る
だが、ユウキの産毛が生え始めた花園をなで上げるように触る。
そのメグミの拙いテクニックが逆に効力を発揮した。メグミは裸のソコを強く触るのを
畏れるあまり、触れるか触れないかの距離感でユウキの陰裂をツツーーッとなで上げたのだ。
「ひゃう……!? はぅう……んッ!!」
計算されたテクニックではなかなか出来ない絶妙な刺激にユウキは体を海老の様に折り曲げて
悶えた。じゅわ……と花園が一気に湿り気を帯びてくる。
たちまち、メグミと同じく股間全体が濡れそぼっていった。

「ユウキちゃん……気持ちいいの?」
メグミが真顔でユウキに問いかける。その間も触っているのでユウキは答えることが出来ず、
目を閉じてコクリと頷いた。メグミはホッとしたように今度はユウキのお尻も撫でてやる。
下半身を慈しむような愛撫――チカとカズミの悪戯好きの組み合わせと違って、この二人は
やりだしたらお互いを気持ちよくさせてあげようと真剣になっている。
デリケートな所に気を配り、柔らかく優しいタッチで――。
「くぅ……ん……♪」
ユウキがたまらずにベッドに寝転ぶ。メグミはその背後に回り、腰から手を回してユウキの
股間を両手で触った。
「ひぁん……」
ユウキはそのメグミの手を挟みこむように、きゅ〜〜〜〜っと内股になる。そうする事に
よって更にユウキのアソコにメグミの両手の指が食い込んだ。
「はぁ……ん……♪」
熱い溜め息をつき、メグミの指使いに悶えるユウキ。こちらの組は同時攻撃ではなく、
メグミ攻めユウキ受けで確定したようだ。
132『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/10(金) 01:38:11 ID:7WtS4bVH
「み、みんな……スゴイなぁ……」
二組のペアが出来上がったので、一人あぶれる形になったナツミがベッドの上でお尻を
突き出してその淫靡な光景を見守っていた。その瞳は好奇心でキラキラして、ユウキと
メグミの痴態に見入っている。
「め、メグミちゃんってあんなに大胆になれるんだ……あ、ユウキのアソコ…濡れてる……」
ドギマギして夢中になっているのでお尻を突き出す格好になっている事に気づかない。
ナツミは他のみんなのより短いスポーツタオルを巻いていたので、その格好になると
後ろからは女の子の秘密の場所が丸見えになる。背後から見たナツミのそこはビシッと
一本通った筋と小さな穴が蠢いていて、彼女がユウキ達の行為に興奮しているのがわかる。

その時――。

「ひゃあうん……!?」
ナツミがお尻を押さえて飛び上がる。その小さなお尻の穴に誰かが指を入れたのだ。
「だ、だれ……!? か、カズミちゃん?」
悪戯の犯人はカズミだった。驚くナツミを見て唇の端で小さく笑っている。その後ろには
チカもいた。こちらは壁に寄りかかって腕を組み、クスクスと笑っている。
(あ……)
ナツミはチカの股間の薄い産毛(恥毛とは言い切れないぐらいの薄い毛だ)が濡れている
のに気づいた。カズミを見るとこちらも無毛の丘陵はヌルッと湿っている。
「な、なにするの……さ」
と、悪戯の主のカズミを怒ろうとしたナツミだが、二人が自分を見つめる目が不穏なのに
気づき、振り上げた拳を下ろす。二人とも、薄く、嫌な笑い方をしていた。

「ゴメンね……ナツミが何となく退屈そうだったから……」
カズミが抑揚の無い話し方で言う。口調はいつもと同じだが、雰囲気が違う。ナツミは
身の危険を感じていた。
「アハハ……ど、どうしたのさ……二人とも……。せ、折角仲良くやってたのに……
ぼ、ボク? そんな、退屈じゃないよ……ど、どぞお構いなく……」
ナツミは汗ばんだごまかし笑いを浮かべながら、目の前のカズミから目を離さないように
して、そぉ〜〜っとベッドから降り、近くのドアから脱出しようと考えた。部屋の外には
男子がいるかもしれない。けど、今カズミの近くにいるのはもっと危険だと思ったのだ。

「どうしたの? まるで私を警戒してるみたい――」
そんな事無いよね? と言うニュアンスを込めながらカズミが一歩前に出る。ナツミは
何も言わず同じ幅だけ下がった。二人ともベッドの上なので四つんばい状態で、その様子は
まるでライオンと鹿の駆け引きの様に見えた。
そして、カズミが襲い掛かるタイミングを逸してる間にナツミがベッドの端に到達し、
逃げ切れると思った瞬間――。

「きゃん!?」
どん、とナツミに誰かがぶつかり、ナツミはまたベッドに押し戻された。バランスを崩して
でんぐり返りし、足を広げて仰向けになってしまう。
「アハハ、ぶつかっちゃった。ごめんね、ナツミ」
「ち……チカ!」
ナツミはその相手を見上げる。チカはベッドの脇に腕を組んで立っていた。さっきまで
カズミの後ろにいたのだから、偶然そこにいたのではない。カズミと対峙している間に
ナツミの退路を断つべく、そっと背後に回りこんだのだ。

「うっ……」
ナツミの頭はベッドの端のあたりにあるので、下からはチカの女の子の割れ目が丸見え
だった。チカもそれには気づいているはずなのに、隠そうともしない。ただ、悪巧みを
思い描いているようにニヤニヤと見下ろしているだけだ。
133『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/10(金) 01:38:51 ID:7WtS4bVH
「うう……チカ…………あっ!?」
「フフフ……油断大敵」
ナツミがチカに気をやっている間に下半身がお留守になっていた。その隙を突いて、
カズミがナツミの両足首を掴む。そして、その真ん中に自分の足を入れようとした。
「だ、だめぇ〜〜!」
ナツミは慌てて自分の股間を守ろうとする。只でさえ短いスポーツタオルがまくれ上がり、
下半身は完全に丸裸になった。それでも何とか間に合い、カズミの足が股間に当たる前に
両手でアソコを防御する事が出来た。

「惜しい……」
カズミは最初のアタックに失敗したが、未練がましく手の上からグリグリと踵をあてがった。
股間は直接やられなかったが、手を通してカズミの送る振動が伝わり、ナツミは思わず
呻いてしまう。
「だ、だめだよぉ……な、生で電気アンマなんて、ヤダ……」
ナツミはイヤイヤをするようにかぶりを振って切なげにカズミを見る。カズミが太股を
足の裏で擦ったりするので、時折からだがビクビクと反応してしまう。

「どうして? 気持ちいいよ、絶対」
「そんなぁ……どうしてボクだけ……」
「だって、暇そうにしてたから」
「そんな事無いってばぁ〜〜!」
電気アンマをされまいと必死のナツミをからかう様に弄ぶカズミ。カズミからすれば
既に勝負は決しているのだ。だから少し遊んでやろう――そう思っているようだ。

「で、電気アンマしたら、後でひどいからね!」
キッと睨むボーイッシュをカズミは面白そうに見つめる。
「後でひどいって……どんな事?」
「うっ……それは……」
取り合えず言ってみただけなので、ナツミは言葉に詰まる。カズミはその様子を面白
そうに見つめていたが、
「ひどい事、してもいいよ、ナツミ……だから電気アンマするね」
「そ、そんなぁ〜〜! だ、ダメだってば……!! 第一ボクはもうがっちりガードした
もんね! これなら電気アンマしたくても出来ないでしょ?」
「ガードなんて外せばいいもの……」
「ど、どうやってさ? カズミちゃんは電気アンマしてるんだから、外せないよ〜だ!」
べぇ〜〜、だ! と舌を出すナツミだが――。

「そんな事言っていいの、ナツミ? 今ピンチなのはナツミなんだよ……?」
「ち、チカ……!? ま、まさか……!?」
「フフフ……そのまさか、かも♪」
チカはナツミの頭の方に回ると、両膝で肩を抑えながらガードしている手を掴んだ。
「だ、だめぇ〜〜! 二人係なんてズルイ〜〜!!」
チカが何をやろうとしてるのかがわかったナツミは激しく暴れる。しかし、チカに体重を
掛けて両肩を抑えられているので、身悶えするぐらいしか出来なかった。
「ずるくてもいいの。ナツミ、こうすればほら、無防備♪」
「や、やだ…………あん!」
チカがナツミの手を退けて無防備になった股間をカズミの踵が圧迫した。
くにゅ……と柔らかく、女の子の割れ目にめり込む感触。
「フフフ、柔らかい……」
「ひゃあん……! だ、だめ……そんな角度で強く押したら……」
「押したら……どうなるかな? クスクス……ナツミ、ソコを押されると、女の子は
オシッコしたくなっちゃうの。出なくてもね。さっきからずっとカズミと研究してたから
私たちにはわかるんだよ♪」
ナツミの肩から膝を退け、両手以外は解放したチカがナツミを見下すように言う。
彼女の割れ目は今ナツミの頭の近くにあり、濃くて甘い匂いがナツミの鼻腔をくすぐった。
134『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/10(金) 01:39:49 ID:7WtS4bVH


          *          *          *


「ナツミ、さっきトイレでオシッコしたでしょ? どう、今の気持ち?」
カズミが電気アンマを続けながら言う。彼女の踵はナツミの乙女の秘所に食い込んでいて
クニュクニュと湿り気を帯びた柔らかい感触がじかに伝わってくる。その心地よさに、
カズミはつい多めに強めに長めに電気アンマしてしまう。

「はぅん……! い、今の気持ちって……言ったって……」
カズミが言いたいことはわかる。「出ないはずなのにオシッコしたくなってない?」と
聞いているのだ。
(おかしいよ……どうして……オシッコしたくなっちゃうの?)
オシッコはさっきしたばかりで、こんなすぐに出るはずが無い。だけど、この腰の奥から
震えが来る気持ち――この尿意に似たものは一体なんだろう?
オシッコが出ないのにそれでも体はオシッコをさせようとする。その切ない気持ちが
ナツミの下半身をプルプルと震わせる。
ナツミはキュン……と股を閉じ、カズミの足を挟みこむ。そうするとますます踵が乙女の
急所に食い込んでナツミを責め立てるのだ。
「う……ッ! ……はぁ……ん……」
ナツミは両手両足を拘束された状態で身悶えする。何かをしたいのに出来ない、手足だけ
ではなく、女の子の……その部分も……。

「フフフ……」
カズミは何度か強く押し込むように踏み込むと、次は緩く筋をなぞる様に足の裏で擦った
りする。押し込んだ後、引かれるとナツミはアソコがヒクヒクと自分の意志とは関係なく
動いている感覚があった。そして、その度にヌルヌルしたものが溢れてくるのだ。
(さっき、リョータにされた時に出てきた――)
今度のは更に濃くてトロっとした粘性がある。カズミが足を動かすたびにヌチャヌチャと
淫猥な音を立てている。これってなんだろう……ナツミは電気アンマが与える断続的な
快感に身悶えしながら、その事を意識してしまう。

(じかにやるのって……なんかすごい……)
全身裸のカズミに下半身裸のナツミが電気アンマを掛けられて身悶えする姿には、チカも
ごくりと唾を飲み込む。喧騒を他所にアソコをいじりあっているユウキとメグミもナツミの
切なげな喘ぎ声に、時折視線が釘付けとなる。
「ボク……ボクもう……耐えられ……ない……」
ハァ……ハァ……とナツミの荒い息遣いが聞こえ、チカも股間の辺りが熱くなってきた。
さっきカズミといじりっこして既に濡れていたが、ナツミの電気アンマの反応を見聞きする
度に、自分の体も熱くなっていく。

「だめ……カズミちゃん……もう……だめだよぉ…………はぁん!!」
ナツミの全身がブルブル振るえ、仰け反るようにして悶える。オシッコがしたいのに
出ない、でも、アソコをあんまされるたびに、熱くなったそこからはトロトロとオシッコの
何倍も濃い蜜が溢れでる。だけど、一気に放出できないもどかしさ――。
この切なさにナツミの幼い体は耐え切れず、行き場のない欲望に全身を蹂躙されるのだ。

「ハァ……ハァ……。体が熱いよぉ……辛いよぉ……カズミちゃん……」
荒い息をつき、大きな目一杯に涙をためて頬を紅潮させたナツミがカズミを切なげに
見つめている。カズミはその表情にゾクゾクするものを感じた。そして――。
(私も……熱い……)
カズミは自分の股間も濡れているのに気がついた。さっきまでチカといじりっこしていた
所だが、その時より熱くジンジンしている。
(ナツミの事、もっと苛めたい――)
しかし、今のナツミはもう限界だ。これ以上焦らせてぐったりさせては、この後の楽しみ
――男子達との2回戦で彼女が参加できなくなる。
(仕方ないな……ちょっと早いけど、今回は逝かせてあげる)
カズミは止めとばかりにグリグリと電気アンマしている足の動きを早める。
135『本当の』電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/10(金) 01:40:48 ID:7WtS4bVH
「ん……ッ! あっ……!!!」
ナツミが体を捩って悶える。内股の太股がぎゅ〜〜っと搾られ、全身の震えが激しくなり――
「ウァアアアア……アアアアアッ!!!」

ぷしゅっ……!!

ナツミの股間から蜜がどっぷりとあふれ出し、カズミの足をべったりと濡らせた。
同時にナツミの体からガックリと力が抜け、ベッドに横たわる。電気アンマで逝って
しまったのだ。

「ハァ……ハァ…………ハァ…………」
チカとカズミが解放すると、ナツミは蜜の溢れ出る股間を押さえてぐったりしていた。
荒い息の度、なだらかな胸が上下し、白い下腹部の辺りが小刻みに震えている。
「ハァ……ハァ……。ボク……なんか……変……」
初めての体験の余韻に浸りながら、ナツミは宙を見つめていた。
(カズミちゃん、はまったかもね)
チカはそう思いながらカズミを見る。電気アンマをしていたカズミも今は力を使い果たし
たかのようにぐったりとベッドに横たわる。しかし、その視線はナツミに釘付けだった。
ナツミと同じようにカズミも背中がゾクゾクする余韻に浸っていた。サディスティックな
気持ちが心を支配した余韻に――。
136Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/10(金) 01:43:51 ID:7WtS4bVH
投下終了です〜。今回はあんまあり(^^。
男子との2回戦の前に女の子同士で前哨戦って感じでしょうか。

次は未定ですが、多分プロレスの続きです〜。
137名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 02:43:13 ID:QQUaFxo5
生あんまキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
138DAKARA:2006/03/10(金) 11:08:14 ID:iKPiK1yR
『杏奈と真理のSSS』

「♪私の名前は「杏奈」」
「♪私の名前は「真理」(嫌そうに)」
「♪二人合わせて「アンマー」だ、君と私で「アンマー」だ」
「♪君と私で「アンマー」だ(更に嫌そうに)」

「真理ちゃんしっかり歌ってなかったでしょ」
「そりゃあねぇ…こんな歌詞だし」
「そんなこと言う人には電気アンマの刑ー!」
「や、やっぱりそうなるのー」
−がしっ ぐいぐい−
「うひゃーっ」
「Anmainaさんだって認めてくれたんだから良いじゃん」
「えーーっ」

多分続きません…
139名無しさん@ピンキー:2006/03/10(金) 17:30:47 ID:AxBmxo5l
今、電マでGO!つうAV見てるがこれいいねぇ
140名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 02:39:30 ID:Evn5sACb
感謝をこめて変わった差し入れでも。

www.lenkabd.com/foto/gal271/003.html
141名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 10:08:41 ID:PLouII+Q
>>130
>なのはとどっちがいいか



な、なんだってー!!!!!111

ぜひなのはキボンw
142名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 11:20:15 ID:/S0VixqF
漏れからは是非ともかしましのレズアンマを推薦したい!
143名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 13:06:51 ID:pPdcXvkO
ゴッドあんまにあ神に敬礼ー!!く(゜∀゜)
ところで、シャッフルは終わったのでしょうか?
144名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 20:26:09 ID:UwwPy0/O
どれかなりともキッチリ終わるところが見てみたい。

しかし、なのは……
145名無しさん@ピンキー:2006/03/11(土) 22:31:18 ID:ftaPhe9x
>>130
なのはって、あのなのはさんですか、激しくキボン
勘違いしてたらごめんなさい。
146名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 09:30:43 ID:4sL6N4dG
>>130
>なのはとどっちがいいか
>なのはとどっちがいいか
>なのはとどっちがいいか

なのはなのはなのはなのはきぼーーーーーん

いや,かしましも好きだけどなのはと比べたら,ねぇ?
147名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 10:52:59 ID:pwIcGPDL
>>130
>なのはとどっちがいいか
>なのはとどっちがいいか
>なのはとどっちがいいか

かしましかしましかしましかしましきぼーーーーーん

いや,なのはも好きだけどかしましと比べたら,ねぇ???
148名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 13:35:48 ID:wEbEphOi
こちらとしてはかしましきぼんということで

しゃっほーの続きも期待してますぜアニキ
149名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 20:55:35 ID:Ysr7j0xl
両方やればいいじゃない
150名無しさん@ピンキー:2006/03/12(日) 23:19:13 ID:k95ztUnH
>>149
”2つ同時じゃ駄目ですか?”
とレスするの控えていたのに…


やっぱり両方お願いします。
151名無しさん@ピンキー:2006/03/13(月) 01:10:58 ID:7PO55fKy
両方・・・と言いたいとこですが・・・。

どちらかというなら、かしましで・・・
152Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/13(月) 01:45:21 ID:0pf+365s
はぅわ……!
なのはとかしましにリクが沢山……この2作は人気あるのですね。

取り合えず、なのはを試しに書いてみました。以前からリクいただいてましたので。
まだ半ばですが様子見で投下します。小説とメガミマガジンでいいな〜と思ってた
作品ですが、実はまだアニメ本編は見れてない……(汗。

>>143,148
しゃっほー、努力します(汗。一度流れを止められた作品なのでなかなか
再立ち上げに苦労してます〜。
153友情の電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/13(月) 01:47:35 ID:0pf+365s
「いよいよ明日から転入だね、フェイトちゃん♪」

ここはなのはの自室。なのはとフェイトがお気に入りのクッキーと紅茶で3時のお茶を
楽しんでいた。現在フェイトは任務でなのはの世界で新生活を営んでいる。
そして、明日からはなのはの通う学校に転入し、一緒に通うのだ。
それはなのはにとってもフェイトにとっても嬉しい事だったが――
「うん……」
フェイトは力なく頷く。力なく、と言っても自分の感情はあまり表には出ないフェイトの事、
普通の人が見ればほとんど気がつかないだろう。
だが、フェイトを良く知るなのはには察するものがある。

「どうしたの? 何か元気ない?」
「そ、そんな事無いけど……」
フェイトはニコッと笑おうとしたが、なのはの前である事を思い出し、それをやめた。
なのはの前で作り笑いなんて、あり得ない。彼女の前で演技する必要などないのだ。
「なのはは学校に仲のいい子が沢山いるんだよね?」
「うん、いるよ♪ アリサちゃんとか、すずかちゃんとか……明日、真っ先に紹介するね」
「そ、その事なんだけど……」
珍しく口ごもるフェイトに少し不審を覚えたが、なのはは黙って聞いていた。フェイトが
言いたい事は全部聞いてあげて、言いたくない事は聞かないでおいてあげたいからだ。
フェイトが自分に信頼を寄せてくれている事は知っている。だから、彼女が相談したい事が
あるのなら間違いなく言ってくる。そう信じている。

「なのは、私……なのは以外の同世代の女の子達と暮らした事って、ないの……」
フェイトが不安げな表情でなのはを見る。なのはにもフェイトの不安な気持ちがわかった。
心配する事なんてないよ、と口に出して言うのはたやすい。フェイトが心配するような事は
まず無いからだ。少なくともアリサやすずかはフェイトを受け入れてくれる。それについて
疑いの余地は全く無い。
ただ、なのはにとっては当然の事でもフェイトにとってはそうでない問題だ。
この不安そうなフェイトの心を解きほぐしてあげないと――なのははちょっと考えた。
そして、自分とアリサの出会いがどうだったか、思い出す――。

「フェイトちゃん……」
物思いに沈んでいるフェイトになのはが声をかけると、フェイトは少し顔を綻ばせた。
なのはが悩んでいる子に声を掛けてくれるのは、何か良い事を思いついたときだ。
それが必ずしも根本的解決である必要はない。今悩んでいる心を解きほぐす方法でも
その人にとっては救われる。
だが、なのはが言い出したのは意外な言葉だった。
「さっき言った友達のアリサちゃんなんだけど――ちょっと意地悪な所がある子なんだよ」

え――? フェイトの顔がちょっと硬直する。それはどういう意味なのか? なのはは
何を言い出そうとするのか――。
「アリサちゃんと私の出会いはね、掴み合いの喧嘩だったの……お互いにビンタ飛ばし
あったりしたんだよ。今考えてもすごいよね、アハハハ……」
なのはは笑っている。フェイトはポカンとその笑顔を見つめるだけだった。
154友情の電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/13(月) 01:48:14 ID:0pf+365s


         *         *         *


「原因とか、そういうのは忘れちゃったけど、とにかくあたしたちの出会いは最悪で、
今でもよく喧嘩したりするよ。流石にもう、どつきあいまではしないけど」
原因を忘れた、と言うのは多分嘘だろう。なのははいい加減な理由で喧嘩をしたりは
しない。多分、その『アリサ』が何かしたのを黙っているのだ。今の『アリサ』は
きっといい子で、なのはは私に悪い印象を与えないように気を使ってるんだ、フェイトは
そう思った。

「最初は叩き合いの喧嘩で、次の日は掴み合いの喧嘩。その次の日は悪口を言い合って
また掴み合いの喧嘩――。間に入るすずかちゃんは大変だったと思うよ」
クスクス笑いながらクッキーを抓んで口に入れる。「オイシ♪」と満足そうななのはを
見ながらその『すずか』と言う子が仲裁役なんだと知るフェイト。なのはの話はいつ
聞いても楽しい。自然とフェイトを自分の世界に導いてくれる。さっきまで燻って
いた不安感はあっという間に消えたが、もう少しなのはの思い出話を聞いてみたかった。

「でも、なのははそのアリサちゃんって子と仲良くなったんだよね? 親友なんでしょ?」
「うん、そうだよ♪ アリサちゃんもすずかちゃんも無くてはならない親友」
サラリとそう答えるなのはを見て、フェイトの心の奥が少しズキッと疼いた。
(私ってヤキモチ焼きなのかな――?)
なのはは自分の事も親友だと思ってくれている。でないと今日だってこうしてとめどない
不安を解消してくれたりはしない。
(それはわかってるのだけど――)
フェイトはそのアリサと言う子に別の印象を持った。だが、それは本当に小さな感情で、
アリサに会った時に何かを考える手合いのものではなかったが。

「どうやって仲良くなったか、聞いてもいい?」
フェイトが先を促すと、意外やなのはは黙り込んでしまった。話したくないと言う顔では
ないが(もしそうなら、なのはは最初から言わないだろう)、ちょっと気恥ずかしそうな
躊躇うような表情。決断力に富んでいたここ最近の彼女には珍しい。
「フェイトちゃんは……『電気アンマ』って知ってる?」
「でんき……あんま……?」
恥かしそうに頬を染めながら言うなのはの言葉にフェイトは当惑を覚える。そんな言葉を
聞いたのは初めてだった。

「それはなあに? 電気って要するに電灯とかテレビとかで使う電気だよね? あんまって
……マッサージの事?」
フェイトが聞くと、コクリとなのはが頷いた。「マッサージ」と言った時にちょっとビクッ
と反応するのをフェイトは見逃さなかった。
「…………どこをマッサージするの?」
フェイトは何となく、なのはが言っている言葉の意味が分かる気がしていた。女の子が
女同士でマッサージして恥かしい所――それはそんなには多くない。
フェイトが答を待っているとなのはは覚悟したように立ち上がり、自分のミニスカートの
部分を指差した。
「こ……ここをマッサージするの……足で……」
そこまで言うと、なのはの顔は茹蛸の様に真っ赤になっていた。
155友情の電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/13(月) 01:49:00 ID:0pf+365s


         *         *         *


(う〜〜〜ん…………)
フェイトは思わず白のショートパンツの自分の股間をモジモジさせた。
(ここを狙うんだ……)
なのはの仕草でなんとなく予想はついていたが、なのはが自分の大事な所を指差している
のを見ると、改めてドキドキする。
(この世界の女の子達って、私たちより過激かも……)
フェイトが得意とする近接魔法バトルでだってそこは狙わない。当たり前の事だが、
そこはあまりにも痛いからだ。確かに敵のそこを攻撃すれば絶大な効果があるが、逆に
言えば自分がやられると大きなダメージを負う事になってしまう。魔法と関係のない所で
決着がついてしまうのは双方にとってあまりにも不本意だ。
だからミッドチルダではそこをどうこうするのは禁忌ですらなかった。暗黙の不文律として、
概念上から『股間攻撃』というものは存在すらしない(多分)。

だけど、この世界の女の子達は平気でやるらしい。それも『仲直りの手段』として。
「…………急所攻撃じゃないよね、それ?」
「ち、違うよ、勿論!」
焦った表情でなのはが両手を振る。フェイト達がやらないと言っても、実際そこを攻撃
されるととんでもなく痛いのは知っていた。故意ではなくとも、不慮の事故でぶつけない
とは限らない。フェイトだって一回や二回は格闘術の練習中にぶつけた事はあるし、
その理不尽とも思う痛さも文字通り痛感している。だから、戦闘ではそれを使わない。
相手だって痛いし、自分だって痛い。戦いとは無意味に相手を痛めつける事ではないのだ。

「じゃあ、どうするの、そこを……?」
「え? あ、その……アハハハ……」
フェイトも立ち上がってなのはの前に立つ。二人の身長は132cmで同じ。同じ高さ
からじっと見つめられてなのはは思わずたじたじとなる。
(こんななのはちゃん、珍しいな)
フェイトは今のなのはをちょっとからかってみたくなってきた。
「急所として狙って痛くしたりはしないんだよね? でも、それだとここを狙うことに
意味があるのかな……?」
う〜ん……と考え込む仕草のフェイト。なのはは答えに困る。

「『百聞は一見に如かず』、かな?」
フェイトは昨日自分で勉強したばかりの日本語のフレーズを使った。
「えっ……?」
「なのは、私にやってみてよ……そのアリサちゃんと仲良くなった時の様に」
「う゛……。で、電気アンマ……を?」
コクリ、とフェイトが頷く。目が真剣だ。こうなった時のフェイトは引かない。
「うう……わかりました……」
あぅあぅ……、と言いながらなのはが承知する。フェイトは内心小躍りして喜んだ。
なのはが今の親友達と仲良くなった方法を私にもしてくれる、そう考えるだけで心が
弾んだ。
「じゃあ、フェイトちゃん、そこに寝て」
なのはがフェイトに指示する。
「う、うん……」
フェイトはドキドキしながら言われたとおり、畳の上に仰向けに寝る。
いよいよ始まるんだ――ドキドキしながらフェイトは胸の上で手を組みながらなのはが
自分には未知の『電気アンマ』を始めるのを待っていた。
156友情の電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/13(月) 01:50:02 ID:0pf+365s


         *         *         *


「ほ、本当にいいの、フェイトちゃん……?」
なのはがまた躊躇いを見せる。戦闘ではないとはいえ、ここまで躊躇する彼女を見るのは
フェイトは初めてかもしれない。
「うん……お願い。むしろ、してくれるのが嬉しいの……なのはがみんなと仲良くなった
切欠の事を私にもしてくれるのが」
フェイトが頬を染めてそう言うのを見て、なのはがコクリと頷いた。そしてフェイトの
足の方にまわると、ゆっくりとその両方の足首を掴んで少し広げた。白いショートパンツの
股間がなのはの目に入った。その光景にドキドキする。

「わ、私は何もしなくて……いいの?」
相手が信頼できるなのはとは言え、女の子として最も恥かしく、弱い部分を曝け出すのは
勇気が要る。普段とは違う状況でフェイトの方もドキドキと胸が高鳴っていく。
「うん……最初は少しくすぐったいけど、大丈夫かな? もしダメだったら途中でやめる
からね……」
「だ、ダメだよそれは!」
フェイトが言う。思ったより強い口調だったので自分でもビクッとした。
「ご、ごめん……だからその……と、途中で止められるのは、イヤなの……」
フェイトは恥かしさと不安で頬を染める。不安はある意味期待の裏返しであったが。
「だって、なのははこの世界の女の子が仲良くなる方法を教えてくれるんでしょ? 私も
それは知りたいもん……なのはがしてくれる事、余すところ無く受け止めたいの。
だから、手加減とかしちゃ……いやだ……」
フェイトの潤んだ瞳となのはの瞳が見つめ合う。なのはは再び頷いた。今度は力強く。
「わかった……フェイトちゃんがどんなに泣いても叫んでも私、やめないよ。だから……
頑張って!」
なのはが決意した目で言った。
「う……うん!」
(と言うか、そんなに大変な事をするの……?)
フェイトも頷いたが、なのはの言う事に不穏なものもちょっと感じていた。



なのははもう少しフェイトの足を広げた。今度は完全にフェイトの白い太股が内側から
見える様になる。その状態でなのははフェイトの足の間に座り込んだ。自分の足が両方とも
その中に入る状態で。
今もし、なのはが悪意を持ってたら、自分は大ピンチなのだ――フェイトが現状を見て
そう思ったが、逆に言えば自分の一番弱い所をなのはに預けると言う意味にもなり、
その信頼を示す事に悪い気はしなかった。
(なのはだから……怖くない)
……と、そう思い込もうとするフェイトだが、今からされる事には若干の不安は隠しきれない。
わざわざなのはが決意する事なのだから、ちょっとした試練があると考えるべきだからだ。
157友情の電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/13(月) 01:50:40 ID:0pf+365s
すっ……となのはの足が動き、フェイトの股の間に割り込んできた。
「ひゃっ……!?」
なのはのソックスの感触が触れた内股を刺激し、一瞬体が硬直する。しかし、フェイトは
懸命に股を閉じないようにする。なのはの邪魔をしないように。
「大丈夫、フェイトちゃん。痛くしないから安心して……」
「うん……」
なのはにはすぐに見抜かれてしまう。でも、今はそれも心地が良かった。なのはに自分の
不安を見抜かれるという事は、なのはも自分の事を気に掛けてくれているという事だから。
そのなのはが自分にしてくる事は全て受け入れられる――そう思っていた。

ところが――。

「ひゃうん!?」
フェイトはまたしても悲鳴を上げてしまった。白いショートパンツの部分になのはの足が
触れたからだ。いや、触れただけではない。その後もゆっくりであるが、フェイトの
女の子の大事な所を圧迫してくる。そのままなのはは足を退けてくれなかった。
「なのは……これは?」
フェイトが息をのんでなのはを見る。なのはも真顔だった。フェイトの大事な所に自分の
足をあてがう――この行為になのはも少し緊張しているのがわかる。
「この状態でマッサージするんだよ。さっき言ったとおりに」
なのはが少し足を動かした。ミニスカートが少し上がってフェイトから白いショーツが
見える。だけど、それに見とれている状況ではなかった。
「あぅ……ん……」
フェイトは思わず喘ぎ声を上げてしまった。なのはの足が動くとフェイトの大事な所から
電気が流れてくるような刺激があったからだ。
「い、今のは……なに……?」
なのはに問うでもなくフェイトが呟く。なのははそんなに力を入れたわけではない。動かす
幅も大きくは無かった。だけど、白いショートパンツ越しに当てられたなのはの足の動きは
フェイトの敏感なところに強く良く感じられ、思わず体が硬直してしまう。

(こんなのって……初めて……)
フェイトにとって、こんな感覚は初めて経験はする事だった。前に格闘訓練で股間の急所を
打ってしまった時は痛さのあまり悶絶してしまった。だからフェイトはここを責められる
のは痛い事で、それ以外の要素はないと今まで思っていた。
単なる急所にしてはそこを打った時の猛烈な恥かしさは何故起こるのだろう?、と不思議に
思ってはいたが。

(でも、これは違う……痺れるような感覚はあるけど……痛くない――)
もとより、なのはが痛い事をしてくるはずなど無いと信じていたが、何らかの試練を覚悟
していた身としては意外な感じだった。お風呂で洗う時とかには感じない、不思議な感覚
――これって、なんだろう?
「フェイトちゃん、くすぐったくない?」
なのはが足を動かしながら聞いてくる。なのははフェイトの股間を足の裏全体で圧迫したり、
縦に動かして擦ったりしている。
(くすぐったい、のだろうか――?)
フェイトは段々と思考能力が落ちてくる頭で考える。圧迫される時は「……んッ」と思わず
息を止めて耐えるような声が出てしまうし、擦られる時はブルブルと寒気に似た感覚が
腰から背筋に沿って上がっていく。それはくすぐったいのとは少し違っている気もした。

そして思わず問いかける。
「なのははこれをされると、くすぐったいの?」
「え?」
フェイトに聞かれて逆になのはが当惑したように目をパチクリさせた。
158友情の電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/13(月) 01:51:36 ID:0pf+365s


         *         *         *


(なのははこれをされると、くすぐったいの?)
(え?)

フェイトに聞かれて逆になのはが当惑する。自分の時と少し反応が違うからだ。
(フェイトちゃんとはされる時の感じ方が違うのかな――?)
なのはがアリサやすずかにされる時は、いつも最初はちょっとくすぐったかった。アリサ
たちも戸惑った表情でいつも顔を見合わせていたが、ある日、アリサがなのはと言い争いに
なった後、ちょっと意地悪してかなり長い時間電気アンマされた事があった。
電気アンマは女の子にするとあまりにも効果がありすぎるので、相手がギブアップしたら
外してあげる暗黙の了解が女の子同士にはあった。だけど、その時のアリサは意地悪に
なっていたので意図的になのはがギブアップしても許さなかったのだ。

(アリサちゃん、これ以上はダメ……だめだよぉ〜〜!!)
(ううん、ダメなのはなのは。今日は許してあげないんだから……!)

すずかがオロオロとアリサを止めようとするが、アリサは意に介さない。それになのはの
反応が変わってきたのが面白くて止められなくなっていた。そして――なのはの体には
大きな変化が現れたのだ。

最初にくすぐったさに悶えていたなのはは段々と甘い喘ぎ声を出す様になった。そして
突然ガクガクと震えだしたかと思うと、その電気アンマされている所から洪水の様に蜜を
噴出したのだ。これにはやっていたアリサも驚き、慌ててなのはを解放した。
なのははぐったりと床に横たわっている。

(な、なのは……! 大丈夫!?)

慌ててアリサがなのはのスカートをめくった。そこは、大洪水状態だった。
まるでオシッコを漏らしたかのようにびっしょりと濡れている。だけど、それがオシッコ
でないことはアリサもすずかもすぐに気がついた。
なのはの太股からお尻までをびっしょり濡らしたそれはオシッコより粘り気があり、強い
匂いを放っていた。
電気アンマされていたなのはは全ての力を使い果たしたようにぐったりと動かなかった。
159Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/13(月) 01:58:03 ID:0pf+365s
取り合えず、ここまでです。三分の二ぐらいかな?
そんなに間をおかず終了まで投下できそうです。
人物像等間違いなどあったらご指摘ください。

アニメを見ていないのではやてやヴィーダ達のオイシそうな所が
書けないのが残念w。そのうちDVDでも見る機会があれば
色々と楽しめそうですが。

次は一応この続きのつもりです。
見切り発車なので「なのは」の世界観やイメージが
壊れてないかが一番の心配(どきどき。
160Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/14(火) 00:38:03 ID:doEDzuS1
妙な表現とかやってないかな?(どきどき……)

もうちょっとしたらラストまで投下します。
161友情の電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/14(火) 00:47:59 ID:doEDzuS1


         *         *         *


(私の時はそうして最初はくすぐったくて後から一気に盛り上がってくるんだけど――)
なのはは目の前のフェイトにあんましながら考える。フェイトはなのはの一つ一つの足の
挙動に反応している。圧迫するように足の裏を押し付けたり擦るように上下させたり、
やり方によって反応もそれぞれ違う。足の先の固い所で震わせるようなあんまをした時は
太股を震わせて悶えた。

「これなら……どうかな?」
なのはは以前アリサにやられたように踵をフェイトの股間にあてがった。
「あっ……!!」
フェイトが声を上げる。故意か偶然かはわからないが、なのはがあてがったのはフェイトの
ピンポイントの急所だった。クリトリスのやや下、まだ完全には開花し切っていない、
きゅっと深く筋が通った乙女の花のクレヴァス――その中心を下60度ぐらいから
ピンポイントで食い込まされるとフェイトは全身に震えが走るような感じを覚えるのだ。

「フェイトちゃん、この状態でグリグリするね」
なのはが踵をぐっと踏み込む。じゅん……と何か熱いものが内側から噴出す気がして、
フェイトはたちまちパニックになった。
「な、なのは! ちょっと待って……!」
フェイトは慌ててなのはを止めようとする。
「ダメだよ、フェイトちゃん!」
なのはが真顔で言ったのでフェイトはビクッとする。
「だって、さっき言ったもん……途中でやめたりしないって。私……フェイトちゃんに
私が出来る電気アンマの全てをしてあげたい。だから……」
そこでなのはが言葉を区切る。そしてフェイトをじっと見つめる。それを見たフェイトは
我に返ってドキッと胸がときめいた。
「だから……フェイトちゃんもそれを受けとめて」
言い終わるとなのははニコッと微笑む。
「うん……」
それに逆らえるはずがあるだろうか――フェイトは即座に頷いた。
どんな無理難題を突きつけられたって、なのはが自分だけのために向けてくれた笑顔を
見れば何度でも頷くだろう。躊躇うこと無しに。
162友情の電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/14(火) 00:48:50 ID:doEDzuS1
「フェイトちゃん……いくよ」
「なのは……。うん、お願い……」
フェイトはギュッと目を瞑った。なのはの踵が股間に当たる感触がある。ショートパンツを
通してすら感じられるなのはの踵の強さ――むしろそれがあるからこそ、微妙な力加減と
なってフェイトを刺激しているのかもしれない。
(それに……なのはの足って、温かい)
フェイトはそれを感じたくて太股をキュッと閉じた。そうすれば内股でもなのはの暖かさを
感じられる。それにこちらは素足なので直接肌を触れ合う心地良さもあった。
(でも……あん♪)
フェイトが内股になれば、なのはのあてがっている踵が更にクレヴァスに深く食い込み、
またしても、じゅん……と熱いものが体の奥から湧いて来る。
腰の辺りの様な、お腹の下の方の様な――どのあたりからかは分からないが、刺激されて
いるのは外からなのに反応があるのが内側からなのがフェイトにとっては不思議だった。
前に股間を打った時はその部分が痛くて悶えただけだったが、電気アンマされた時には
違う所からも体が反応する。

そして――。

「こんな感じで……グリグリグリグリ〜〜……」
なのはの踵電気アンマがフェイトの女の子の急所を刺激した。
「きゃう……ッ!? あああッ……あああああああぁあああ〜〜!!!」
強烈な刺激にフェイトは大きく背を仰け反らせ、絶叫する。踵でのアンマは今までの
愛撫的なあんまとは力もポイントの正確さも違っていた。振動を受けているクレヴァスの
奥、お腹の下の方がきゅ〜〜〜っと収縮する感覚がフェイトを襲う。

「あっ……あっ……あ……! ハァ……ハァ……ハァ…………んっくッ……!!」
(フェイトちゃん……凄い悶え方)
それを見ているなのはも興奮してドキドキと胸が高鳴ってくる。
フェイトは目を固く瞑り、金髪ツインテールを振り乱して悶えていた。電気アンマで
絶え間なく幼い体を襲う快感の波――初めての経験ではなかなか耐えられない。
ましてやフェイトはなのはの睨んだように他の女の子より感じやすい体質のようだ。
電気アンマの刺激を全て快感として受け入れてしまうので、悶え方もアリサやすずかよりも
大きい、となのはは思った。
(悶えるフェイトちゃんって、可愛い――)
フェイトは仲間に受け入れられるか心配のようだが、この表情を見れば間違いなく大丈夫
だろう、となのはは思った。むしろアリサの嗜虐心を刺激して執拗に狙われる可能性が
あるような気がして、そちらの方が心配になる。

(アリサちゃん、また『通過儀礼』やる〜〜!』とか言い出すだろうなぁ〜〜……)
新しい友達を紹介する事は既に二人には伝えてあった。その時にアリサが友達になるための
セレモニーをやろう、と言い出したのだ。
それが、普通のセレモニーなら問題は無いのだけど――と、なのはは溜め息をつく。
今日のフェイトはショートパンツの上からの電気アンマだ。少し強めにやっても刺激は
ある程度和らいで急所に伝わるので、フェイトの様な初心者でもなんとか耐えられる。
だけど、『通過儀礼』は――。

(は、裸でやるって言うんだもん……絶対にみんな大丈夫じゃないよぉ〜〜……)
今までだってアリサがやりたがるのを懸命になのはとすずかで止めていたのだ。アリサは
お嬢様だから、彼女の屋敷には豪奢で広いお風呂もある。それをするには十分な条件が
整っている――しかし、だからと言ってやっていいものかどうかは別の話だ。
(でも、こんなに感じやすくて可愛いフェイトちゃんが入ったら……)

163友情の電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/14(火) 00:49:43 ID:doEDzuS1


「はぁ……うん!!」
「……ふぇ、フェイトちゃん!」
思わず今後の事を嘆いてしまうなのはだが、フェイトの悶え声を聞き、この場はフェイトに
集中すべきだと思いなおした。踵をあてがってた足を今度は足の裏全体でクレヴァスを
擦り上げるようにする。ぐぃッ……と、擦り上げる度にフェイトの体がビクビクッと反応した。
「きゃああうう……!! な、なのは……! なんか変……へんだよぉ〜〜!!」
フェイトは次から次へと変化するなのはの責めに悶え狂っている。ツインテールの髪は乱れ、
前髪が額に張り付いている。両手はなのはの足を掴んで辛そうにぷるぷると震えていた。
太股も小刻みに震え、黒いシャツが胸に張り付いて、まだなだらかでつぼみの様な双球が
浮かび上がるほど全身汗びっしょりだ。

そして勿論、ショートパンツの中も……。
(こんなの……なのはに知られたら……エッチな女の子だと思われちゃう……)
ハァ……ハァ……と息を荒げ、懸命に耐えながらフェイトはなのはの電気アンマで刺激
されたクレヴァスから止め処も無く溢れ出る女の子の蜜の事が気になっている。
ショートパンツがあるからまだバレてないかもしれないが、それも時間の問題だろう。
既に内股の辺りもヌルヌルと濡れているのが自覚できるのだ。

「大丈夫だよ、フェイトちゃん」
なのはが優しく声を掛ける。
「恥かしい事なんてないんだよ。これは女の子なら当たり前の事なんだもん。女の子の
体は愛する人に触れられるとその人を受け入れる準備をするんだって」
そこまで言うとなのはは真っ赤になった。
「フェイトちゃんがそうなっているのって……私を受け入れてくれるからだよね?」
それを聞いて今度はフェイトが真っ赤になった。そしてコクリと頷く。
「嬉しいよ、フェイトちゃん……だからもっと素直になっていいの。フェイトちゃんの
全てを見ててあげるから――」
なのはは一気に電気アンマのペースを上げた。上下に擦るだけでなく、踵を当てて強めの
圧迫をかけたり、小刻みな振動でフェイトの悶え声を震わせたりする。
そして、フェイトも――。

「ああ……うん♪ ……なのは……! いいの……もっと……激しく……あああっ!!」
電気アンマに耐えるための激しい動きでフェイトのツインテールを止めていたリボンが外れ、
金髪が床全体に広がった。その状態で髪を振り乱して悶えている。
太股はきゅ〜〜〜〜っとなのはの足を挟みこみ、更に踵が女の子の急所に食い込んだ。
(ここって……痛いだけの急所じゃないんだ……女の子の気持ち良さの急所……快感の
急所なんだね――)
身悶えしながらフェイトはその事を強く実感していた。女の子はここを責められると
気持ちが良くなっちゃうんだ……だったら、次はなのはを――。

「フェイトちゃん! これが最後だよ! 頑張って……気持ち良くなって!!」
なのははフェイトの両足を思い切り引っ張りながら止めとばかりに踵をクレヴァスの中心に
あてがって力強くグリグリグリグリと食い込ませた。そしてその状態で激しい振動を
送り込む。フェイトの細い両足がこれ以上出来ないほどピンと伸ばされ、その激しい波に
溺れるかのように上半身を大きく逸らせて仰け反った。

「ああ……あああっ……うう……! なのは……なのは……なのはぁ〜〜〜〜ッ!!」

あぁぁあああぁあああああ〜〜〜〜!!!

フェイトの絶叫がなのはの部屋に響き渡り、それと同時にどっと濃い蜜がクレヴァスから
溢れ出た。
「な……の……は…………」
ひとしきり大きく震えたかと思うと、フェイトはガックリと畳に横たわった。
164友情の電気アンマ ◆ve1CraWg1Y :2006/03/14(火) 00:50:42 ID:doEDzuS1

         *         *         *


(……フェイトちゃん……フェイト……)

(なのは……?)
なのはの声が聞こえる。起きなきゃ――。
そう思って身を起こそうとするが、ガックリと力が抜けてしまう。
(だめ……起きられないよぉ……)
フェイトはゆっくりと目を開けた。ぼんやりとした視界からなのはの輪郭が映し出され、
焦点が合ってくると、心配そうな表情で自分を見つめているのがわかった。

「ごめん、フェイトちゃん……ちょっと激しすぎたかな?」
なのはがオロオロしそうな顔でフェイトの体のあちこちを見ている。その仕草が可愛らしくて
フェイトはクスッと笑ってしまった。
「大丈夫だよ。なのはがしてくれた事だもん、全部受け止められて良かった♪」
フェイトはなのはの手を握る。その手が触れた瞬間、二人の頬が紅潮する。

「ただ……ちょっと足腰が立たないだけ。なのはの電気アンマ、激しかったんだもん。
前に魔法対決した時以上に消耗したかも?」
「そ、そんなぁ〜。そこまでは流石に……」
「アハハ、冗談だってば」
フェイトはなのはの手を取ると自分の頬に当てた。なのはの温もり……どこで感じても
心地良い――。

「それにしても……」
「なに、フェイトちゃん?」
「なのははそのアリサちゃんやすずかちゃんと何回電気アンマしたの?」
「う゛っ……」
なのはは思わず座ったまま後退りする。ミニスカートの状態で少し足を開きながら。
(ぱんつ見えてるよ♪)
フェイトはクスッと笑いながらその事は教えなかった。自分はあれだけ激しい電気アンマ
されたんだもん、ぱんつぐらい見せてもらってもいいよね?

「こんな気持ちいい事、今まで黙ってたなんて、なのははズルイなぁ〜。そんなにアリサ
ちゃん達とするのがいいの?」
「え?……え? そ、そんな事無いってばぁ〜〜」
「じゃあ、私にも何回もしてくれるよね? 親友だもんね♪」
「う、うん……アハハ」
やや焦った表情で笑うなのは。するのはイヤじゃないけれど――。
「勿論、次はなのはがされる番だからね?」
「う……やっぱり?」
「うん♪」
フェイトはニッコリと微笑む。
「私……きっと上手く出来ると思うよ。なのはの事気持ちよくしてあげたい気持ちなら
誰にも負けないもん」
フェイトはそう言いいながら何とか立ち上がると、なのはの肩に抱きついた。
フェイトの女の子の匂いが感じられてなのははドギマギする。

「ねぇ、一緒にシャワー浴びようよ。私、汗だくだもん」
「そ、そうだね……じゃあ、用意してくるから待ってて」
「だ〜め、一緒にって言ったよ? 足腰が立たないのはなのはのせいだもん、責任とって♪」
「あぅあぅ〜〜……わかりましたよぉ……でも、エッチな事、無しだよ?」
「ううん、あり♪」
「そんなぁ〜〜……」
お出かけしているお母さん達が帰ってくる前にフェイトの熱は冷めてくれるだろうか?
トホホな感じのなのはであった。……イヤじゃないけど♪

                        (とりあえず、お・し・ま・い)
165Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/14(火) 00:55:21 ID:doEDzuS1
投下終了〜。
久しぶりに書ききった〜〜、と言うか他のが長杉w。

フェイトが一番人気っぽいので彼女をされる側にしましたw。
でも、9歳には流石に見えないな〜w。

次は未定です〜。
166名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:35:26 ID:fPIiK56I
なんかツインテールとかクレバスとかの多用が気になった。
前々から思っていたことだが、おまいさんの文章には重複表現が多い。
全体的に、もう少しコンパクトにまとめられないものか。
あと、おまいさんは仕事はしてないの?この投下速度は尋常じゃないぞ。
167名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 01:55:59 ID:doEDzuS1
>>166
アハハ、重複表現多いですね〜w。これは反省しないと。
まあわざとやってるのもあるんですが。

コンパクトにまとめられたら私が一番幸せかもw。
シャッフルとか5の2とかは物量が多すぎてヘタっちゃったので(汗。
投下速度についてはまあ早いほうだとは思いますが、
尋常じゃないかどうかは私には何ともw。
168Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/14(火) 01:58:21 ID:doEDzuS1
あぅあぅあ〜〜。Cookieが……orz。
>>167は私です。
169名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 02:07:28 ID:Lb5RxU1b
あんまにあ殿、なのはスレ住人からも称賛されております
170Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/14(火) 02:21:43 ID:doEDzuS1
>>169
あ、本当だ……嬉しい。
やっぱ、ハァハァしてもらえるととてもハッピーな気分になれますヽ(´▽`)/。
次また書こうというエネルゲンになりますね〜。

なのはは何と言うか、脚本とかはそれほど読ませると言う感じはしなかったですが、
一つ一つのキャラの仕草や言葉や絵的表現にドキドキしてしまうのです。
二次作品が多い理由も分かる気がします。
171名無しさん@ピンキー:2006/03/14(火) 06:00:16 ID:LUNJulzS
チョッ早GJ。しかし贅沢を承知でヤられるなのはをきぼん。
172Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/14(火) 23:22:42 ID:doEDzuS1
>>171
d。
なのはやられ、書くのは吝かではないのですが〜〜。
2作目になると書いてる本人が嵌ってしまって大長編になってしまう恐れがw。
しゃっほーとか5の2みたいに。

しかし、なのはは良い。
ここの所、リクに応じて炉利レズづいてきたら、なんか自分も抜け出せ
なくなりそうになってますw。
173名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 00:11:33 ID:0GeogHY0
ぐっじょぶさまでした。
オイラは普通に読み応えが有ると思う。
素直に感謝続きキボンだよ
174名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 01:20:53 ID:J2NEcDBu
もはやあんまにあの個人スレ化してるな。
良い意味でも悪い意味でも。
175名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 02:00:16 ID:oOk1Evt2
>>174
たとえあんまにあ氏一人しか書き手がいなくても、こんだけのクオリティーと量を投下してくれるんだから、それで十分だ。


まあ、新しい書き手が来てくれたりかつての書き手が戻ってきてくれるなら、それは非常に喜ばしいことだが。
176名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 14:58:09 ID:b11daTdl
書き手のいないスレは悲惨だぞ
177名無しさん@ピンキー:2006/03/15(水) 15:14:28 ID:0GeogHY0
>>175
禿同。
職人さんがいてこそのスレだぉ
178Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/15(水) 23:56:35 ID:T6+MY5hh
>>175-177
逆に言えば読み手がいてこその書き手ですにゃ。
誰もいない所に投下しても空しいですからのう(多分)。
皆様今後ともよろしくなのです。

ttp://www9.atwiki.jp/eroparo/pages/163.html
↑こういうのが出来てますね。一応貼り。
保管庫も更新していただいたようです。
179名無しさん@ピンキー:2006/03/16(木) 12:03:03 ID:z4B/s8pe
かしましってTS系?
180名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 00:22:29 ID:eGPHG6MN
TSスキーから言わせるとアレはTSではない(若しくは非常に物足りない)ということらしいし
百合スキーの反応も同じようなのが多い

これがあの作品の面白いところだと思う
181Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/17(金) 01:52:37 ID:f+jh0BRE
あんまスキー?から言わせると、男の子の気持ちと女の子の気持ちの狭間にいる
はずむ君の微妙な心理の変化が、あまりはっきりと描写されてない
(しきれてない?)のが、様々な想像の余地を残されてて良い状態に。

はずむは男としてやす菜を好きだった(あんましたい?)。
はずむは女になってからとまりを好きになった(あんましたい? されたい?)
やす菜は女になったはずむを受け入れた(あんましたい? されたい?)
とまりは男の頃からはずむを好きだった?(あんまされたい?)
etc...etc...

なんとなく、やす菜があんまに一番積極的(するのもされるのも)で、
とまりが受けっぽく見える。
182名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 02:03:17 ID:TIbZFlBe
とまりを三角関係から脱落させ、はずむを自分だけのものにするために、
はずむの前でとまりをグリグリといぢめる黒やす菜が俺には見えるよ
183名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 02:34:05 ID:F8AxeVac
TSスキーですがかしましは立派なTSです(といいたい

まぁんなことよりプロレスあんまの続きが読みたいです
184名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 13:54:38 ID:ZB5oMZxS
>>182
黒やす菜萌え
185名無しさん@ピンキー:2006/03/17(金) 19:18:42 ID:eUs6666x
合コンでなのはA’sOPを平気で歌ってヒかれた俺が来ましたよ
まじじーじぇーまつりだぜいっ
186名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 17:54:48 ID:FJxISk6C
>>174
ここまで神な書き手がいると私らみたいな三流の書き手はこのスレは神に任せて他の常駐してるスレで書こうかな,って気持ちになるもんなんすよ
187名無しさん@ピンキー:2006/03/18(土) 21:14:24 ID:Ig0ek2Ux
〃'´⌒` ヽ
〈((リノ )))i iヽ
从・∀・ノ!リ人
⊂)丕⊂))ヽ)
〈/_|j_ゝ
これを見た貴方は、童貞を卒業することができるのじゃー これをそのまま5分以内に他のスレにコピペすれば、運命の人に出会えるのじゃーl 貼らなかったり、虐待したりしたら、結婚した相手との間に 奇形児が生まれるのじゃー。
188名無しさん@ピンキー:2006/03/19(日) 16:09:48 ID:VqvX+/lQ
>>165
GJです。
なのはのSSとしてみると作者色が
濃く出過ぎているのが気になりますが、
ここでならいいんじゃないでしょうか。
どうせなら魔法を全て電気あんまに置き換えて、
電気あんま空中戦を読んでみたかったり。
バインドしてSLB級電気あんまをされたら
悶絶じゃすまなさそうだけど。
189名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 12:10:19 ID:0frrdbe+
はずむやられキボン
190名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 20:29:20 ID:RxnKFx16
ttp://yui.cynthia.bne.jp/oldanime/img/1131575749_0060.jpg

とあるアニメのキャプ
一番上に注目
191名無しさん@ピンキー:2006/03/20(月) 20:56:39 ID:z3by/dHL
>>190
電気あんま画像かと思ってすごい勢いで食いついた拍子にコーヒーこぼしてキーボードが壊れた件
192名無しさん@ピンキー:2006/03/21(火) 23:22:51 ID:4KjmK4xW
期待age
193Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/03/22(水) 00:54:00 ID:XkRpI09l
>>192
もしうちだったら、今ゲーム休暇中(爆)なのですまんす……(´・ω・`)。
194名無しさん@ピンキー:2006/03/22(水) 06:43:41 ID:nDgo9vud
FF12とみた
195名無しさん@ピンキー:2006/03/23(木) 19:55:37 ID:WMH3uWlk
ヴァリスだったらネ申
196名無しさん@ピンキー:2006/03/25(土) 19:31:09 ID:JWvopFbl
wktksage
197名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 00:39:07 ID:4UjMsVXt
なんだ、みんなFF12か?
それならアーシェの電気あんまでもキボンしておくよ
198名無しさん@ピンキー:2006/03/29(水) 14:48:27 ID:lEx39CQh
ほす
199名無しさん@ピンキー:2006/03/30(木) 15:14:52 ID:s/ZcChGy
Anmania氏が居ないだけでここまで寂れるとは
200名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 02:02:54 ID:sr9Vohmh
まぁ電気あんまのシーンがある漫画やゲームなんてほとんどないから
雑談もむずかしいしね
201名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 02:50:08 ID:WUoT/5aP
まあそのなんだ、かしましってぃぃょね
202名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 03:55:22 ID:E7bSTMkf
そうだね、とまりが特にいいよね
203名無しさん@ピンキー:2006/03/31(金) 21:05:37 ID:8TjbX1gU
某画像掲示板にねこねこパンチの電気アンマ画像うpられていたな
期待してたが萌えん
Anmania氏早くFF12クリアしないか脳
204名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 07:24:53 ID:rT/BFROg
自分の知識だと、キョクハクDOG'Sって漫画の単行本一巻の最後の方に載ってる読み切りにそれっぽいシーンがあっただけですな。
205名無しさん@ピンキー:2006/03/32(土) 14:58:40 ID:uHBWEBRL
しゃあ先生の絵のかわいさは異常
206名無しさん@ピンキー:2006/04/02(日) 01:54:41 ID:DmxwpBi7
>>205
それには同意せざるを得ない
207名無しさん@ピンキー:2006/04/03(月) 16:25:08 ID:JcFPfoBF
ジーパンの上からの電気アンマ、すごく萌えた。
ぜひもう一度書いていただきたい。
208Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/04/04(火) 02:20:46 ID:nHcH0Dr/
あぅあぅあ……。
一旦書くのを止めたら再びペンを執る気力が湧いてこない……。
と言うことで大充電中っす。放電しすぎたかなぁ……。
ちなみにエロゲですた>ゲーム休暇。ヴァリスは邪神過ぎますw。

>>188
シチュスレですので無理矢理になりがちですね〜。
確かに燃え魔法とアンマのコラボは難しそうです。

>>204-205
乃木坂さんが電気アンマされているシーンを描いてくれたら、死んでもいい。
しゃあやのいぢのキャラがアンマされるなら魂も惜しくない。

>>207
電車で座ってる時、前に立ったぴちジーンズのおねーさんを見ると
つい想像してしまいます……。
松下一夫の電気アンマシリーズを思い出して……あれもジーパンの
反応が一番良かった(遠い目)。
209名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 11:36:45 ID:vb7vsRSH
ハルヒとかにして欲しい
210名無しさん@ピンキー:2006/04/04(火) 13:28:03 ID:Sflm4W4C
しゃなきぼん
211名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 04:40:07 ID:bBT+0irS
やっとこのこのスレの主にして我らあんま好きの希望の星が帰ってきましたな
212名無しさん@ピンキー:2006/04/05(水) 12:09:08 ID:J62s2OK4
wktk
213名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 12:16:18 ID:cOy7vsTG
最近あんま分が足りない・・・・
214Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/04/08(土) 13:21:32 ID:VRveDarl
>>209-210
ツンデレ系ですか。ツンデレにアンマするとやっぱり強がって耐えてるのかな?
「べ、別に感じてなんかいないんだからね! い、いい気にならないでよね!!」
……ちょっと違うかw。
でも、挑発したら簡単に乗って来そうなのは良いですね。

>>211-213
ではもうちょっとしたら補給しませう>あんま分。
215Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/04/08(土) 14:06:44 ID:VRveDarl
それでは投下開始。
お題は……制作決定記念?「楓After」です。
……すんません、シャッフルプロレス終わってないのに(汗。

プロレス版と違って完全「白」楓が主役。うちは「黒」も好きですがw。


216楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/08(土) 14:08:12 ID:VRveDarl
【登場人物】

楓   :気立ての良い、優しい笑顔が似合う完璧美少女。黒いトコ一切無しw。
稟   :楓のダンナさん。つい最近そうなった。
樹   :稟の悪友。
麻弓  :楓の友人。樹とは腐れ縁……だったが。
プリムラ:芙蓉家の居候。魔界から来た人工生命体。稟と楓を兄姉と慕う。
撫子  :教師。一応、出番無し(たぶん)。
赤   :隣人のクラスメート。出番無し。
青   :隣人のクラスメート。出番無し。
緑   :楓と稟の先輩。今回は出番無し。
天然姉妹:緑の同級生とその妹。出番無し。
217楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/08(土) 14:09:10 ID:VRveDarl


                   1.


「こぉら〜〜!! 待てぇ!!」

昼休みに廊下中に響き渡る麻弓の怒声に、昼食を終えたばかりの生徒達は思わず声のする
方角を見た。仲良く揃って屋上で弁当を使い、今しがた席に着いたばかりの稟と楓も
何事かと振り返る。

「ちょ……! 落ち着けって、麻弓!」
メガネをかけた男子生徒が教室に駆け込んでくる。樹だった。必死の形相で逃げている。
「黙れ、スカタン! この……逃げるな!!」
その樹を制服のミニスカートが翻るのも構わずに猛追するのは麻弓だった。捕まえかけたが
ひょいとかわされて逃げられ、更に猛然といきり立つ。手には箒、腕には週番の腕章。
どうやら週番の清掃担当だったらしい。そう言えば今回は樹と麻弓の担当だった、と稟は
思い出す。

「アンタのせいで私の立場は無かったんだからね! 週番の仕事サボるなとあれほど……!」
「い、いや……! だからこれには訳が……」
「言い訳無用! 今日は絶対、とっちめてやる!!」
怒りに身を任せ追いかける麻弓だが、戸惑うクラスメートを掻き分けてバランスをとりながら
駆け抜ける樹に対し、麻弓は止まったりぶつかったりで中々スピードに乗れない。
混乱の中の俊敏さは樹が勝ってたと見え、教室内を追いかけっこしている間にその差は開いた。

その計算もあって教室に乱入してきたのだろう。出口付近では樹と麻弓の差はかなり開いていた。
「この! ちょこまかと……!!」
「へへ〜ん! 追いつけるものなら追いついてみろって!」
流石に、スクープを逃さない瞬発力を誇る麻弓の足でも追いつかない、と思われたが……。

「こうなったら最後の手段……せ〜〜〜の〜〜!!」
このままでは振り切られると悟った麻弓は、走るのをやめて手にした箒を構えた。そして、
樹に狙いを定めると「はっ!」と気合と共に手槍の様に投げつける。
「おっしゃ、振り切った! へへ〜ん! 人ごみの中での俺様の逃げ足に叶うものはそうは
いない………」

ガッ……!。

「どぉわあああ!?」
後一歩で出口、と言うところで樹はもんどりうって転倒した。麻弓の投げ放った手槍代わりの
箒は見事に樹の膝の辺りに絡まったのだ。
「やりぃ!」
麻弓は快哉を叫ぶと転倒した拍子に鼻を打って痛がる樹の前に仁王立ちになる。
「フッフッフ……悪の限りを尽くす卑劣漢、緑葉樹! 今日こそ年貢の納め時のようね」
時代劇の様な台詞を言いながら悠然と樹を見下ろす麻弓。樹はズレた眼鏡のブリッジを
持ち上げて顔をしかめる。
「ちゃんとした申し開きがあるなら、一応聞いてあげる。生半可な理由じゃ許さないけどね。
それとも諦めて何か言い残しておく? お祈りがしたいのなら、3秒だけ待ってあげても
いいよ?」
釈明か、遺言か、祈りか――選べ、と。今度は洋画の見過ぎかもしれない。
218楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/08(土) 14:09:47 ID:VRveDarl
「麻弓……」
「なぁに? 素直に謝るなら腕の一二本で勘弁してあげるけど?」
「その縞パンは少々子供っぽ過ぎるといつも…………オゴッ!!」
麻弓の容赦ないストンピングが樹の顔面に炸裂した。
「死ね……! この場で肉片となり果てて死ね! この! この!」
「むごっ! ぐあっ……!! うごあぁ……!!!」
ゲシゲシ!と肉を打つ音が教室の片隅から聞こえてくる。白昼の惨劇にクラスメイト達は
息をのんで見守るしかなかった。もっとも樹の自業自得に同情の余地はあまり無い様だが。

麻弓と樹の友人である稟と楓も例外ではなかった。下手に手を出してとばっちりを食うのも
割に合わないし、麻弓のは理由無き暴力ではない。100%樹が悪いのだから仕方が無い。
「折檻……と言うか躾の部類なんだろうな」
「麻弓ちゃんと樹君……最近二人が話してるのをよく見かけます」
「楓にはあれが会話に見えるのか?」
「ある種のコミュニケーションかも、ですね? フフフ……」
稟にはその光景が楓が微笑ましげに見るに値するとは思えないのだが、楓はそう感じている
らしい。
確かに以前から腐れ縁だった彼らは、数日前のある出来事を契機に、更にコミュニケーションを
深めているのは傍目からも感じられた。


その数日前の出来事とは――。

それを思いながら稟は楓の横顔を見つめる。楓は麻弓と樹のやり取りに見入っていた。
ドゴ! バギ! ゲキョ! ……PRIDEやK−1の会場もかくやとばかりの打撃音が
響き渡る中、楓は自分を見つめる視線に気づいたのか、稟の方を振り返った。
サラリと流れるしなやかな髪は陽の光に透き通り、愛する人と目が合うと零れんばかりの
笑顔が自然に向けられていた。

数日前――。頑なに自らを閉ざし、愛する人の気持ちを拒み続けていた楓の凍てついた心は、
稟の暖かな優しさについに融かされる事となった。二人は愛し合い、求め合い……次の日には
誰の目にも一目で分かる恋人同士になったのだ。
219楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/08(土) 14:10:40 ID:VRveDarl


                   2.


「フー! フー! フー!!」
まるで雌獣の様な息遣い――凄まじい暴虐の嵐に身を任せ、力の限り樹を蹴り続けた麻弓だが、
漸く疲れが見え始め、ストンピングを止めて、荒い息をつきながら血と肉の塊と成り果てた
樹を睨みつけていた。
「どう!? これに懲りたら、少しは心を入れ替えて真面目になるって誓う?」
昂然と麻弓が言い放つが、改心も何もそれは樹が生きていたらの話では……? と周囲の
級友達はヒソヒソと囁きあう。現に樹はピクリとも動かないが――。

「ま、あの程度で死ぬタマじゃない……と思う」
「……ですね」
彼をよく知る稟と楓はその悲惨な光景にも平然としている。実際、程なく樹の手が動き、
傍らに飛ばされていた眼鏡を拾うと血塗れの顔に掛けなおした。

「ク……。クククク……」
「蘇ったわね、アンデッド」
無論、樹を知ること人後に落ちない麻弓の事。この程度で樹が絶命するとは毛ほども思って
いない。警戒心を解かずに身構えている。
その前に樹はゾンビの様に立ち上がった……かと思うと直ぐに崩れ落ちた。やはりダメージは
深刻だったらしい。稟と楓も思わず顔を見合わせる。

「何よ……流石に今回のは効いちゃった? まあ、アンタが反省するならこのくらいで許して
あげてもいいけど」
崩れ落ちた樹を見て、ちょっとホッとしたように麻弓は戦闘態勢を解いて息をつく。
流石にあれだけの猛攻を加えるのは蹴る側もスタミナを消耗したらしい。これ以上樹が蘇ると
体力的にキツイ状況になるので、ホッとしたのだろう。

しかし――その油断が命取りだった。

「麻弓……『肉を斬らせて骨を断つ』と言う言葉を知ってるか?」
崩れたままの樹が呟く。
「知ってるけど……今のアンタはもう立つ力も無いじゃない?」
麻弓が箒でツンツンと肉塊を突く。
「くっ……! やめんか! ……フッ。麻弓……今の一方的な猛攻撃は俺様が敢えて受け
続けていたためにそう見えたまでの事。実際には、お前はいい気になって攻勢に出たと
思いこまされて俺の手中に踊らされていただけなのだ。かの西遊記の孫悟空の様に!」
「その割にはダメージが大きすぎない? もしかして緑葉君、マゾだったっけ?」
「ちがーーう!! まあ被虐性向は高尚な趣味でもあり、その気も無いでもないが、
誰がお前の様な貧乳女の蹴りで興奮すると………おごおぉ!!!」
どっがーん!! と麻弓の鉄拳が炸裂し、樹は壁に叩きつけられた。今までの中でダントツに
強烈な威力だ。

「自殺行為だ……」
「…………」
呆れる稟と、これは流石にコメントも出来ずに汗をかいて固まった微笑みの楓はバスト83。

「く……もとへ……」
まだ動けるのか。
「と、とにかくお前の見せかけの猛攻撃は、お前のスタミナも大きく消耗したのだ。つまり……」
「な、なによ……ちょ、ちょっと……! きゃん!?」
ジリジリと地面を這うようににじり寄る樹は、麻弓の足元に倒れこむと、その右足首を
しっかり掴んだ。
220楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/08(土) 14:11:24 ID:VRveDarl
「こ、こら! 離せ! この気色悪いゾンビ!!」
麻弓は左足の蹴りで樹を引き剥がそうとするが、先程と違い簡単に離れない。
「クックック……明らかに蹴りの威力が落ちているぞ」
「くっ……!!」
麻弓の表情に焦りの色が見える。確かに樹の言うとおり、疲労で足が重く、蹴りに力が
入らなかった。そして3度目に蹴り出した時、その左足もキャッチされてしまう。

「あっ……! きゃうん!?」
両足を掴まれてバランスを崩し、麻弓は尻餅をついてしまった。スカートがめくれ、グリーンと
白のストライプのショーツが見えてしまう。
「み、見るな馬鹿!!」
カァ……と羞恥心で頬を染める麻弓だが、両足を掴まれた状態なのでスカートを押さえるのが
精一杯だ。反撃などおぼつかない。

「いい格好だな、麻弓」
「離しなさいよ、ヘンタイ!」
下から完全に覗き込まれる体勢ではあったが、麻弓は強気な態度を崩さない。ここで恥かしがって
いてはますますこのヘンタイを付け上がらせるだけになってしまうからだ。
「そんな態度でいていいのか? これから俺様の必殺技に泣かされるというのに……命乞いなら
聞いてやるぞ? 俺様は貧乳の暴力女と違って慈悲深いからな」
ニヤニヤといやらしい笑いを浮かべる樹に対して、禁句を言われながらも反撃できない麻弓。
どうやら先程の必殺パンチで全てのスタミナを使い果たしたらしい。流石にこれまでもが
樹の計算だったとは考えにくいが。

「誰がアンタみたいな変態ゾンビに命乞いなんかしますか! 必殺技? フン……面白い
じゃない。う、受けてあげてもいいよ?」
麻弓は少し強張った笑顔を向ける。明らかに強がりであるが、樹はそれに構わず、右足の靴を
脱いで麻弓の両足を広げて脇に抱え込んだ状態でその間に座り込んだ。
「な、何するつもり……なの?」
麻弓が不安そうに慄く。ミニスカートで無防備な状態の足の間に男子に座られているのだ。
その状況が心配にならない女子がいるはずも無い。クラスメート達も樹の思惑が何となく
察せられ、教室内がざわめく。

「う……樹のやつ、まさか……」
「……? なんですか?」
「いや……なんでもない。ハハハ……」
稟の焦った笑いに小首を傾げる楓。どうやら彼女にはあまり事情は飲み込めてないようだ。
稟にも樹の魂胆は見えたが、それを楓に説明するのは少々憚られる。

「だ、黙ってないで何か言いなさいよ、このヘンタイ緑葉!」
相手が樹の場合、言葉で責められるより、逆に粛々と準備を進められるほうが不安になる。
麻弓はこれから自分の身に起こる事が見えず、樹から逃げようとする。しかし、がっちりと
下半身は樹に固定されて動けなかった。
「フッフッフ……これで準備OK。麻弓、この体勢から掛ける技って何だと思う?」
「わ、技……? ぷ、プロレスで言えばアキレス腱固め、とか?」
「そうだな。そういう手もあるか」
樹が脇に抱えた足首を捻り上げる。ぎりっ……と麻弓の足首の角度が変わった。
「イタタ……! 痛い! やめて!!」
足から来る激痛に思わず麻弓は痛さで仰け反った。レスラーの様にバンバンと床を両手で打つ。
パンツは丸見えになるが、それどころではなかった。
221楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/08(土) 14:12:11 ID:VRveDarl
「くっ……! こんな陰険な仕返しをせずに一思いにやりなさいよ!」
顔をしかめた麻弓が口惜しそうに樹を睨みつける。その言葉を聞いた樹の眼鏡が磨りガラス
の様に曇った。唇の端がニヤリと吊りあがる。
「陰険……? 甘いな、麻弓。本番はまだまだこれからだ」
「な、なにを……ひゃ!? へ、ヘンなトコに足を入れるな……あ、アンタまさか!」
樹の足が麻弓の足を割って入ってくる。流石に麻弓にも樹の意図が分かったようだ。慌てて
太股をキュッと閉じ、樹の足を挟みこんで懸命に防御する。

だが――。

麻弓の懸命の防御も空しく、樹の足は太股の内側を擦りながら、股間にまで到達した。
「ひゃ……! あぅん……。ど、どうして……」
敏感な内股を擦られるたびに麻弓の体がビクビクッ!と反応する。股間に触れられた時は
思わず仰け反ってしまった。きゅん……と反射的に足を閉じるがそれは逆に樹の踵を自分の
股間に食い込ませる結果になるだけだった。ストライプ柄のショーツが捩れ、踵が割れ目に
食い込む様子は官能的な光景だ。ゴクリ……とギャラリー達の唾を飲み込む音が聞こえる。

「あれって……そのう……。『電気アンマ』……ですか?」
「え? あ、うん……」
楓がその言葉を知っていて、その愛らしい口で呟くの聞き、思わず稟の方が口ごもってしまう。
楓は二人の様子に完全に見入ってた。とても興味深げにじっと見つめている。

「フッフッフ……力配分を考えずに無駄にスタミナを消耗するからだ。ま、こうなる事は
計算済みだったがな……イテテテ……」
とても計算されたダメージとは思えないが、樹の思惑通り?電気アンマの体勢は完璧に
極まっていた。流石に麻弓も強気な表情ではいられない。
「ね、ねぇ……緑葉君、もうやめようよ……」
自分の女の子の秘密の部分にあてがわれた樹の足を除けようとするが、ビクとも動かない。
反対に自分が動くたびに股間が刺激され、うめき声を上げてしまう。
「やめる……? 命乞いか。これから俺様の言う事に逆らわず、従順な下僕になる事を
誓うならそうしてやってもいいぞ?」
「だ、誰が! 冗談じゃないですよ、アンタみたいな変態ゾンビに……」
「交渉決裂だな。処刑開始ッ!」
「ちょ、ちょっと待って…………あぁあああああッ……!!!」

麻弓の股間にあてがわれた樹の右足がグリグリと動きだす。その途端、麻弓は大きく仰け
反り、悲鳴を上げてしまった。ピンと張りつめた長い脚がプルプル震え、小さな胸を反らせて
込み上げてくる何かに懸命に耐える美少女(一応)の姿はクラスメート達の視線を釘付けに
する。

「はぅん……! やめて! みんなが見てる……恥かしいったら……ああんッ!」
「さっきまで散々暴れまわってて今更なんだ! 今までの暴力の恨み、思い知れ〜〜!」
「あ、アンタが悪いんじゃない……! ひゃうう……!! そ、そんなに強くしたら……
だめぇ……!!」
無防備な女の子の急所を電気アンマで責められ、麻弓は髪を振り乱して悶える。責められて
いる部分から絶え間なく電流にも似た刺激的な感覚が全身を貫き、体が勝手にビクビクッ!
と反応を繰り返す。その状態に耐え切れなくなり、麻弓は目を閉じ自分の指を噛み締めた。

(う……こ、これは……)
仕掛けた樹からはローアングルの麻弓が股間に踵を食い込まされ、内股になって震えている
姿が見えて、思わず息を呑む。樹が足を少し動かすたび、麻弓は可愛らしい悲鳴を上げ、
ブルブルと振動を送り込むたびに体をキュッと縮こめたり、荒い吐息をつきながらじっと
耐えたりしている。
股間を責められて耐える女の姿は樹にとっても目の毒だった。麻弓が頬を紅潮させ、目を
閉じて喘ぎ声を漏らす姿は、普段からじゃれあっている無邪気な笑顔や怒り顔を知っている
だけに、そのギャップを感じて余計に胸が高鳴るのを覚える。
その『破壊力』は計算外だったと言って良い……が、皆の手前、今更止める訳にもいかな
かった。
222楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/08(土) 14:12:57 ID:VRveDarl
「ふ、ふふん……効いているみたいだな。どうだ? ギブアップするなら……や、やめて
やっても……いいぞ?」
周囲にも声が上ずっているのが分かる口調で樹は麻弓に降伏を迫る。しかし……。
「ハァ……ハァ……はぅん♪ ……緑葉……クン♪」
麻弓は目を閉じたままぐったりと寝そべり、電気アンマの刺激に耐えているのみだ。樹の
声もどうやら耳に入らないらしい。
「う……」
これには流石の樹も対処に困った。このまま電気アンマを続けた方がいいのか、それとも
……。やめるにやめられなくなった電気アンマの刺激に、麻弓の息遣いはどんどん荒く、
大きくなっていく。額にはうっすらと汗が滲み、白い太股が赤みを帯びてきて、体が火照って
いる様子が窺えた。
小さいながらもちゃんと女の子らしい丘陵が一応ある胸は気のせいかさっきより膨らんだ
気がする。そして電気アンマで刺激されている股間は――。

(や、やばい……かも……)
樹は電気アンマを外そうにも外せない事情があった。さっきからグリグリと刺激されていた
麻弓の股間は……ぐっしょりと湿り気を帯びていたのだ。
(この濡れ方は、その……)
少なくとも小水ではない事は樹にも分かる。だったらもっとサラサラした感触だろう。
今の麻弓の股間はもっとネットリとした濡れ方だった。このまま足を退ければ糸を引いて
しまいそうな――靴下越しにでもその状況は分かる。だから簡単には退けられない。
電気アンマに濡れてしまったのがクラスメートに分かったら流石に麻弓でも……。
どうしようか、と樹が稟に目で合図を送って助けを求めようとした時――。

りーん♪ ごーん♪

「チャイムですね」
ハッと我に返った楓が午後の授業が始まる事を皆に告げる。級友達はそれを合図にそれぞれの
席に戻り始めた。
(ちゃ、チャンス……!)
ギャラリーが目を逸らした隙に樹は電気アンマしている足を股間から退け、手早く捲くれた
スカートをなおして麻弓を助け起こした。麻弓は虚ろな目で樹のされるがままになっている。

「は……ハン! 時間切れだ。ざ、残念だが仕方が無い。今回はこれで許してやる」
麻弓を立たせた樹が眼鏡のブリッジに手をあて、傲然と言い放つ。しかし、完全にどもり口調だ。
麻弓はじっと樹の顔を見つめていたが、少しうつむいて樹ににじり寄る。
「な、なんだ!? もう昼休みは終わりだぞ! さ、さっさと席に着けよ」
怒った麻弓の反撃を食らうと畏れたのか、樹が後退りするが……。
「ふぅ……ん……♪」
ドサッ……っと、麻弓は樹の胸の中に倒れこんだ。そのまま動こうとしない。熱い息遣いが
間近で感じられて樹の胸はドキドキと高鳴っていく。
「お、おい……」
そのまま突き放すわけにもいかず、樹は麻弓を抱きかかえる。クラスメートの視線が痛い。
麻弓は目を閉じて樹の胸をギュッと抱きしめた。
(よ、弱ったな……)
樹がポリポリと頬を掻いていると、
「麻弓ちゃん、席に戻りましょ? ね?」
気を効かした楓が麻弓を樹から引き離し、席に誘導した。麻弓は楓のされるがままについていく。
「ふぅ……」
露骨にホッとした様子で樹が席に着くと同時に撫子が教室に入ってきた。際どいタイミング
だったが、楓のお陰で助かり、樹ばかりでなく周囲もホッとする。
「よぉ〜し、授業始めるぞ〜! 今日の板書き担当のつっちー、前へ」
撫子の授業が始まるとクラスは何事も無かったように平常を取り戻した。若干一名を除いて。
223Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/04/08(土) 14:16:29 ID:VRveDarl
投下終了〜。
とりあえず序盤と言うか触りと言うか前菜と言うか。
久しぶりのお目汚し程度に。
こちらも暖機運転でw。

224名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 14:31:45 ID:iiYybit6
gj!!よかったぜ・・・
225名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 14:34:08 ID:p6H065Lj
ぐっじょ。
226名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 16:35:02 ID:po6eJOns
おおおぉ・・・期タイ!
227& ◆Y3RqvyvoNM :2006/04/08(土) 16:54:17 ID:nsWuaEiU
http://rietinn2000.blog44.fc2.com/
小説がおいてあります
228名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 18:57:14 ID:8vIhMRlJ
エロス!! エロス!!!
229名無しさん@ピンキー:2006/04/08(土) 23:20:44 ID:0wnxxbSw
∩(゜∀゜)∩万歳!万歳!神ご降臨せり!!!
者共!宴の用意だ!!
230名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 00:13:53 ID:wDfFpHJg
あんたたちねぇ、神とかGJとか言いすぎなのよ!
理解してるの? ほんっと少しぐらいは
我慢しなさいよ! 男でしょ!
とにかくもっと大人になってよね! べ、別に私は
うざいなんて思ってないのよ? 
231名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 01:38:58 ID:EugbU+E9
これは独り言じゃが…
わしは5の2の続きが読みたいのう…
232名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 02:04:50 ID:BxD66og2
浮気症というか、飽きっぽいというか…
ま、無理に完結させる必要性もないだろうから別にいいけどね
233Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/04/09(日) 11:00:28 ID:QD42W8Hy
>>224-226,>>228-230
ありがdっす。エロス分増強するです。
縦読み乙ですw。

>>227
あちこちに張ってあるなぁ。業者……?

>>231
需要があったとはw。結構エロく書けたから自分でも気に入ってるです。

>>232
め、面目ないっす。あんまり大量に書くと消耗して息切れするのが
分かったので、今後はペース配分しながら進めるつもりです。


……と言う事で昨夜書いた続きを投下するです。
投下する前に寝てしまった……。
234楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/09(日) 11:02:01 ID:QD42W8Hy


                   3.


あれから麻弓の様子は明らかにおかしかった。授業中、指名されてもぽけっとしたままで、
呆れた撫子が諦めると樹の方を見つめた。その視線は樹にもしっかりと感じられ、なんとなく
妙に淀んだ雰囲気が二人の間に漂っていた。

そして、放課後――。
「麻弓ちゃん、帰ろうか?」
楓が麻弓に声を掛ける。麻弓は楓を見ると首を振り、鞄を持って席を立つ。
「私……先に帰る。ゴメンね」
「あ、うん……。いいよ。気にしないで」
「それじゃ……」
おぼつかない足取りで教室から出て行く麻弓。その姿を見送ると稟は樹に声を掛ける。
「どうするんだ? あのまま帰しても大丈夫なのか?」
「え? お、俺か!?」
「他に誰がいる。麻弓の様子が変なのはお前のせいだろ?」
「そ、そう言われても…………おわっ!?」
樹が出口の方を見て素っ頓狂な声を上げた。稟と楓もそちらの方を見てみると――。

「…………」
今教室を出たばかりの麻弓が廊下から稟達の方を見ていた。いや、稟達ではないか。
彼女の目元は熱く潤み、そのオッドアイの瞳は深い煌きを湛えながら、熱っぽく
ただ一人、樹だけを真っ直ぐに見つめていた。
「あうう……」
戸惑う樹だが、稟はそ知らぬ顔だし、楓は「行ってらっしゃい」とばかりに小さく
手を振っている。仕方なく樹も鞄を取り、挨拶もそこそこに麻弓に駆け寄って行った。

二人は廊下で何かやり取りをしている。稟達がしばらく見つめていると、やがて麻弓が
小さく「馬鹿……」と呟いて樹の胸に額を当てた。恥かしそうに頬を染めながら。
周囲の好奇の目に晒されながら、樹はいつもと違いアタフタしている。
「へぇ……」
稟が楓を見ると彼女も微笑んでいた。樹達はそれこそ恋人の様にピットリとひっつき
ながら下校していった。
235楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/09(日) 11:02:55 ID:QD42W8Hy

         *         *         *


その夜――。
今日も楓の心のこもった食事を満喫し、豊かな気持ちでリビングで寛いでいると、楓が
ハーブティーのセットを持って入っていた。
「お待たせしました。リムちゃんを寝かしつけてたので少し遅くなってしまって」
「え? もう……?」
「はい。少し早かったでしょうか?」
時計を見ると針は9時を指している。子供ならそう早い時間でもないが、プリムラの
年齢だと少し早めだろうか。まあ、そもそも寝かしつけが必要な段階で子供なのだが。

シン……と静まり返ったリビングでコポコポと楓がお茶を淹れる音だけが聞こえる。
風呂上りの洗いざらしの髪と白いうなじを見ているとたまらなくそそられる気分になる。
(やっぱり、違うんだよなぁ……)
稟を受け入れてくれる前の楓とその後の楓。同じ事をしてくれているようでも何か気分が
違ってくる。ハーブティーを飲んで、寛いで、それから――。

今までだったらそこで「おやすみ」の挨拶をして、お互いの部屋に戻るだけだった。
しかし、今は違う。二人には一緒に向かう『寝室』があった。二人が初めて結ばれた
次の日、楓が用意したのだ。
「やっぱり……一緒にいられる場所って、欲しいですから」
恥かしそうな表情で案内する楓を稟は優しく抱きしめ、熱いキスをして、そして……。

「今日の麻弓ちゃん……変でしたね」
稟が先日の思い出に耽っていると楓が話しかけてきた。
「あ、ああ……そうだな」
昼間の事を言ってるのだろう。昼休みのちょっとした騒ぎの後、麻弓は明らかに様子が
変だった。樹を熱く見つめ、二人して下校して、それから……。
「あれから麻弓ちゃん、樹君と……しちゃったんでしょうか?」
楓が大胆な事を言いだしたので稟は思わず口をつけたハーブティを吹き出しそうになった。

「しちゃったって……なにを?」
「その……昼休みの続きを……」
「ああ……」
流石に二人っきりの時に『電気アンマ』と言う言葉は使いにくい……と思っていると、
「電気アンマって……気持ちいいんでしょうね。女の子には……」
楓が思い出すような目をして言う。稟は答えに詰まった。勿論、女の子の感覚が分からない
からだけではない。
「麻弓ちゃん、大人しくなっちゃいましたもんね。樹君が戸惑っちゃうぐらい……」
ハーブティーを啜りながら独り言の様に呟く楓。稟に問いかけるでもなく、それに対する
感想を述べるでもなく……。
「やっぱり……効いちゃったんでしょうね。樹君もちゃんと靴を脱いで優しくしてたし」
稟が答えないのでリビングには楓の声だけが響いている。

(何か話題を変えたほうがいいかな……?)
そう思って稟はテレビのスイッチを入れる。大差がついてるのにダラダラとやってる
野球中継が映った。チャンネルを次々と変えていく。素人いじりのつまらないバラエティ、
当たらなければ開き直って恫喝するだけの占い師、思想が凝り固まった放送局のニュース
番組、制作費だけが売りの3年前の洋画――どれもこれも楓との会話を弾ませるものでは
ない。楓はじっと稟がする事を見つめているだけだ。

「…………」
仕方ないのでテレビを消し、楓の方を振り向いた。

「電気アンマ……してみる?」
「はいっ!」

楓は満面の笑顔で稟を見た。
236楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/09(日) 11:03:36 ID:QD42W8Hy


                   4.


「プリムラを早く寝かせつけたのもこの為じゃないだろうな?」
一人ぽつねんとリビングに残された稟が呟く。
先に楓が寝室に入り、着替えをしてから稟が入る、と言うのが二人の習慣だった。
「着替えてるところを見られるのは、やっぱり恥かしいですから」
悪戯っぽく笑いながら楓はそう言う。かと言って、着替えたコスチュームが色気の無い
パジャマとかではない。最近は大人っぽいランジェリーにも凝っているようだ。
稟にしてみれば結局は見せてもらうのだから、着替えで見ようとベッドの上で見ようと
同じ事だと思うのだが、楓にとっては違うらしい。
『楓にとって』と言うより『女の子にとって』、の方が正しいか。

リビングの子機がツーコール鳴る。「稟君、準備できましたよ♪」の合図だ。
稟は手早くパジャマに着替えると寝室をノックして返事を待ってからドアを開けた。
(うわぁ……)
いつもの事だが――今日の楓の寝間着も中々煽情的な物だった。いつもの様に惚けて
突っ立ってしまう稟を見て、楓は恥かしそうに微笑む。
「そんなに見つめられると、恥かしいです……稟君♪」
そうは言われても……と、照れながらも楓から目を離す事が出来ない。綺麗に梳かされた
髪と白い肌……それに身につけているのはミントグリーンのシースルーのネグリジェだけ
だった。透けて見える肌には紐で結ぶタイプのショーツがつけられているだけで、
トップには何も身に着けず、可愛らしい蕾もネグリジェに透けて見えている。

「こ、この格好で……するの?」
「はい♪」
楓は楽しそうに微笑む。ワクワクした表情で稟がベッドに来るのを待っていた。
(こんな格好で電気アンマなんかしたら……どうなるんだ?)
想像するだけでゾクゾクしてしまう程大変に恥かしい展開になりそうだが、楓の楽しそうな
笑顔を見ていると自分だけ迷っているのが馬鹿らしくなってしまう。
稟も流石に心を決めて楓と向き合う位置に座り込んだ。

「こんな感じ、でしょうか……?」
楓は少し足を広げて稟のほうに向けて伸ばした。その状態でネグリジェの前をはだけさせると
ショーツの色が白であるのが分かった。
「目に眩しい」
思わず稟が呟くと、注目している場所がどこかわかって、楓が恥かしそうに微笑む。
「私のここ……狙われちゃうんですね」
楓が太股をモジモジさせた。
「なんだか、変な気分です。怖いのにワクワクするような……稟君と初めてした時みたいに」
楓は新鮮な刺激にドキドキしているようだ。稟もそんな楓を見て胸が高鳴り、興奮を
押さえきれない。
「俺も裸になったほうがいいかな」
稟もパジャマを脱ぎ、黒のブリーフ一枚の姿になった。意外と肉付きの良い体を見て
楓が頬を上気させながらホッと溜め息をつく。

「どうしたの?」
「あ……はい、稟君の裸を見てドキドキしちゃいました♪」
「普通は逆だろ?」
「いいえ、女の子も男の子の裸を見てドキドキするんですよ」
ずるそうな視線で稟を見つめる楓。
「だから、運動は欠かさずに、ね」
そう言って悪戯っぽく笑う。
(電気アンマも運動なのか?)
稟は首を傾げながら楓の足首を掴む。楓の体が一瞬ピクッと反応するが、その後はじっと
動かないで待っている。
(どちらかと言えばされる側の運動になるんじゃないかな……)
昼間の麻弓の反応を見て稟はそう思った。
237楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/09(日) 11:04:12 ID:QD42W8Hy
「楓は……電気アンマされた事とか、あるの?」
「え? な、ないですよ……多分」
「多分?」
「その……ち、小さい頃に女の子同士でした事はあります。まだ電気アンマって意識して
なかったですけど……」
「その時はどう感じた?」
「えっ……? えっ!? そ、それは……多分、くすぐったかった、と思います……」
「あんまり覚えてないんだね?」
「はい……」
それはそうだろう。楓の経験したのは子供の時の名も無き悪戯……まだ性の知識が無い
子供達がここへの刺激にどういう意味があるのかなど理解できるはずも無い。

「じゃあ、これが事実上初体験なんだ」
「は、はい……あのう……」
「なに?」
「稟君は……した事あるんですか? 他の女の子に……」
「ないよ」
思わず稟は笑ってしまう。
「男同士の悪戯だったらあるけど、それとは全然関係ないからね。男にするのは別物だし。
だから……」
「はい?」
「そんなに上手く出来ないかもしれないけど……」
「だ、大丈夫です。私もそうですから……」
「上手く電気アンマされる方法ってあるの?」
「あ……どうなんでしょう?」
二人して困惑の表情を浮かべ、お互いに顔を見合すとつい噴出してしまった。稟も楓も
緊張で固くなった体が解れる。

稟はいきなり足を股間には持っていかず、楓の内股を足の裏で撫で上げた。
「あっ……」
敏感な内股を触られ、楓が喘ぎ声を上げる。
「ここって楓の弱点だったよな?」
「そ、そうでしょうか……?」
「フフ……隠したってもう分かってるよ」
ここ数日、何度も愛し合った中で楓が感じる所はある程度知っている。
(電気アンマにも前戯ってあるよなぁ……?)
稟は執拗に足の裏で撫でたり、本当に電気アンマするようにブルブルと震わせたりした。
「ひゃあ……うッ!」
楓が思わず前のめりになる。
「ず……ずるいです、稟君……」
「そう? 何にも悪い事してないけど?」
「私の弱点を狙ってるじゃないですか……何度も」
「それは愛撫の基本だろ?」
クスクスと笑うと更に稟はしつこく内股を足の裏で撫で回す。普段の稟には似ない執拗さに
楓の体は電流が走ったように反応する。
238楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/09(日) 11:05:52 ID:QD42W8Hy
「あぅん……稟君、意地悪です……」
愛くるしい喘ぎ声で楓が抗議する。しかし、それは稟の嗜虐心を刺激するだけでしかなかった。
「楓、この状態で電気アンマされたら、どうする?」
「え……?」
稟に丁寧に優しくじっくりと内股を愛撫された楓の体は既に全身が火照っていた。今そこに
新たな刺激を与えられたら、どうなるだろう?
「クスクス……なんか新たな境地が発見できるかもな?」
稟の意地悪な表情に、楓は少し反抗心が芽生える。
「へ、平気です。まだ太股を触られただけですから」
「そう? 強がってない? 例えば……」
稟は少し体を深く楓の方に寄せると股間ではなく、下腹部の方を足先でグリグリした。
女の子の柔らかいお腹の肉の感触が足先に伝わって気持ちがいい。
「……きゃあん!!」
意表を突かれた楓は悲鳴を上げてしまった。
「これで平気なの、楓? こんなので悲鳴を上げていたらアソコに電気アンマされた
日にゃ……」
「やん……、ああん! 稟君の意地悪……!」
ぷにぷにとお腹をつつかれ、楓は腰をくねらせて悶えた。稟の目がキラリと光る。

「意地悪なのはこれからさ」
「え?」
稟は更に深く体を入れると今度はしっかりと股間に足先を入れた。ショーツのすれる感触が
伝わったかと思うと、思ったより深くめり込み、柔らかい恥肉が驚いたようにキュン!と
引き締まった。稟は楓の締まったそこをこじ開けるようにくにくにと指を蠢かせる。
「ひゃうんッ!? ……だ、だめ! いきなりなんてズルイ……」
「そうか? 楓のここはもう準備オッケーみたいだぞ?」
「え? や、やだ!!」
稟は一旦足を抜いて楓の鼻先に自分の爪先を近づけた。そこはねっとりと濡れており、
稟が足の指を広げるとその粘液は糸を引き、蛍光灯の光にキラキラと反射した。
「は……恥かしい……」
真っ赤になって顔を背ける楓。しかし、稟はしつこく追いかけ、その頬に楓の蜜をなすり
つけた。
「い、いや! り……稟君……」
「舐めろよ」
「え?」
「楓の体から出たもので汚れたんだ……責任持って綺麗にするんだ」
「稟君……は、はい……」

自分の言葉どおり、意地悪になった稟に命令され、楓は自分の蜜がついた足先を咥えた。

くちゅ……ぺちゃ……くちゅ……。

淫猥な音を立て、楓が稟に奉仕する。
(私……稟君に命令されて……感じちゃってる……)
楓は一心に稟の足指をしゃぶりながら内から込み上げてくる黒い期待を感じ取っていた。
(こんなに恥かしくて屈辱的な事を強要されているのに……私……)
楓は奉仕しながら稟の表情を盗み見た。稟は指先を舐められても感じる様子でもなく、楓の
屈辱的な姿を見つめている。
(今日の稟君は……暴君なんだ)
なんとなく、楓はそう思った。いつもの楓を暖かく愛してくれる優しい稟ではない。
電気アンマやその他の屈辱的な責めで生贄の楓を苛む暴君――。
(でも、そうなるように仕向けたのは私だから……)
楓は稟の足を存分に舐めると慈しむようにその足を撫でて自分の足の間に置いた。
これから自分の女の子の急所を可愛がってくれるもの――そう考えると堪らなく愛しかった。

「お願いです……稟君。私に……電気アンマしてください……」
楓はリビングでは自分から言えなかったおねだりをした。
その言葉を聞き、稟は楓の両足首を掴みなおし、股間に足を割りいれた。
「あっ……」
稟の足の裏が自分の秘所に触れた時、楓は目を閉じて呻いた。
239楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/09(日) 11:06:33 ID:QD42W8Hy


                   5.


クチュ……クチュ……クチュクチュ…………。

「はぅん……! 稟……くん……」
淫靡な音を立てながら、楓は稟の股間責めに耐えている。
昼間に見た樹から麻弓への電気アンマ責めとは少し違ってた。女の子の足を持って固定する
のは同じだが、樹が脇に抱えて強烈な振動を急所に与えるのに対し、稟が今やっているのは
足首を手に持って振動ではなく指使いで責め立てる電気アンマだ。樹のやったものと比べると
派手さと威力に劣るが、女芯の形に副った細やかな責めが何通りにも出来る利点がある。
(これは……女の子の大事な所をエッチに苛める電気アンマなのかも……)
楓は何となくそう考える。弱点としての急所を責める電気アンマと、女の子自身を性的に
責め立てる電気アンマ――区別はつきにくいが、微妙な違いがあるようだ。

稟の責め方は段々と陰湿になってくる。既にショーツはぐっしょりと濡れそぼってダメに
なってしまい、稟は器用に足の指で横紐を解き、パラリと楓の大事な所を開帳させた。
「やだ……だめ……」
楓は恥かしさに懸命に足を閉じようとしていたが、簡単には閉じさせてもらえない。
稟は巧みに両足を使って楓の両足を内側から広げてしっかりと電気アンマできるスペースを
確保した。そして、足を閉じようとした罰のつもりか、その直後には指でクリットを挟んで
捻った。

「きゃうん……!!」
女の子の急所中の急所を責め立てられた楓は前屈みになって腰を引いた。しかし、稟の足指は
執拗に楓の股間を追いかけ、突っつくようにしてクリットを責め苛む。
「やだ……! だめ……稟君!」
ショーツを脱がされた状態で腰を引くとシーツに割れ目や菊門が擦れて、その刺激に思わず
呻いてしまう。全てが計算された手口ではないだろうが、女の子の急所への二重三重の責めに
楓は激しく身悶えした。

「ハァ……ハァ……。り、稟君……辛いです……」
「辛い? 気持ちいいの間違いじゃないのか? こんなにシーツを濡らして……」
「あ……」
稟に指摘され楓の頬がカァ……と熱く火照る。
「二人が愛を誓った神聖な場所をこんなに濡らすなんて……楓はエッチな女の子なんだな」
稟はいつもと変わらない笑顔で言う。そしてそれはいつもと変わらない分、楓を羞恥地獄に
陥れた。
「い……言わないで下さい……」
楓は堪らなくなってシクシクと泣き始めた。稟君はいつもと変わらない、なのに自分は……。

「電気アンマされてそんなに気持ち良かった?」
稟が優しく問いかける。涙を拭いながらコクリと楓は頷いた。
もう認めてしまおう――私は電気アンマされて感じちゃう淫乱で変態の女の子なんだ、と。
「もっと激しい電気アンマをされてみたい?」
同じくコクリと頷いた。もっと激しく、嵐の様な電気アンマを受けてみたい――この淫乱な
炎を静めてくれる、暴風雨の様な電気アンマを――。

「ネグリジェを取って……裸になって」
稟は執拗に追いかけていた足先を引っ込めて優しく命令する。それは確かに命令だった。
逆らう事を許さない、主と従だけに交わされる約束事――。
「はい……」
楓はネグリジェの前紐を解くと、するりと肩から落とし、全裸になった。蛍光灯の光に
映える楓の白い肌は、恥かしさと責めに耐えた熱で桃色に上気して、例えようもなく煽情的で
美しかった。
240楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/09(日) 11:07:20 ID:QD42W8Hy
「電気アンマは後でたっぷりとしてやる。その前に、俺のモノをしゃぶるんだ」
稟の命令口調に楓の体が一瞬緊張したが、
「はい……私のご主人様……」
稟に命令された楓は黒いビキニパンツに手を掛け、愛しい人の大事なものを表に晒した。
縛めから解放されたその怒張は楓の頬を打たんばかりに跳ね上がった。
「稟君……」
楓は愛しそうにその怒張に頬擦りすると、その先端に軽くキスをしてゆっくりと口に含んだ。


         *         *         *


チュバ……チュル……チュ……。

静まり返った寝室で、楓が一心不乱に稟に奉仕する音だけが聞こえる。
(こ、これは……凄すぎる……)
稟は耐えるのに必死だった。行きがかり上命令したものの、こんな事をしてもらうのは
初めてなのだ。楓のおぼつかないテクニック(本物のテクニックがどんなものかは稟は
知らないが)が逆にその懸命さを感じさせて、稟は何度も暴発しそうになる。
(さ、流石に口の中に出しちゃ……まずい……)
いくら暴君でもそれは気を使う。だが、懸命に耐えようとしていた時に楓の舌先が亀頭の
筋に触れて思わず楓の頭を強く掴んでしまった。
「きゃん!?」
楓が思わず悲鳴を上げて稟の怒張から口を離した。楓のフェラチオから解放されて思わず
ほっと一息つく。
「どうしたんですか……?」
楓が可愛らしく小首を傾げて稟を見つめる。
「いや、その……」
稟が思わず言い澱むと、楓は何かを察したように軽く微笑み、吐息を漏らした。
「出しても……大丈夫ですよ」
「え?」
「稟君は私のご主人様なんですから……ちゃんと受け入れられます」
にっこりと微笑む楓だが、流石にそれを素直に頷くわけにはいかない。
「し、しかしなぁ……」
困った表情の稟を見て楓が悪戯っぽく瞳を煌かせた。何か思いついたらしい。
241楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/09(日) 11:07:58 ID:QD42W8Hy
「いいですよ、じゃあ続けますね♪」
「え? いや、そのちょっと待った……」
「私の時は待ってくれなかったじゃないですか……意地悪なご主人様にお仕置きです♪」
楓は問答無用で稟の股間に顔をうずめると、舌先をナイフの様に尖らせて怒張の先端を
舐め上げた。ビクビクビクン……!!とそれ自体が生き物かの様に稟のペニスは楓の
鼻先で暴れまわる。
「おぅう……! ちょ、ちょっと待て楓!」
「待ちません♪」
楓は舌を出して悪戯っぽく稟を見上げる。
「気持ち良ければ遠慮なく私の口に出して下さい。それが出来ないのなら……」
クスクス……と猫の様に笑う。小悪魔の様な悪戯をする楓を稟は初めて見た。
「我慢してくださいね、ご主人様♪」
そう言うと再び楓は稟の怒張の先端を舐め続ける。先程までの様に全体を舐めるのでは
なく、先だけを集中的に責めている。先程稟が楓のクリットだけを狙って執拗に責め立てた
仕返しだろうか?

「か、楓……! もう……ダメだ……」
「フフフ……だから我慢しないで下さい♪」
「あ、後で酷いぞ! 泣いても絶対に許さない、この世で最悪の電気アンマをしてやる
からな……! あぅ……あっ!」
「はい。……楽しみにしてますね、ご主人様♪」
つかの間の攻守逆転――楓は存分にそれを楽しんだ後、激しく暴発する稟の迸る白濁を
顔一杯に受け入れた。

(ステキ……♪)
顔を精液塗れにしながら、楓は熱病に侵されたような潤んだ瞳でうっとりと、これから
自分がされる責め苦の数々を思い浮かべていた。
242Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/04/09(日) 11:10:40 ID:QD42W8Hy
投下終了です。
エロ練習中……w。
なんとか筆も動いてきました。
243名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 12:14:23 ID:Ce13tqzP
ktkr!!!
244名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 12:24:19 ID:z6PqyC9x
イイヨイイヨー
245名無しさん@ピンキー:2006/04/09(日) 20:19:02 ID:cfsJxqPZ
ぐっじょ!!
さすが。
246名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 00:58:09 ID:JCRi5fhd
>>244-245
d。

続きを投下。
247楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/12(水) 00:59:27 ID:JCRi5fhd


                   6.


「お風呂に入る回数、多くなっちゃいましたね」
フフフ……とシャワーを浴びながら楓が笑う。電気アンマで汗びっしょりになった上、
楓は顔中に稟の欲望のしるしを受けてしまったので、二人して洗いっこしてるのだ。
「楓は特にびしょ濡れになるからね」
稟が悪戯っぽく笑うと楓が「もぉ〜……」と言いながら稟の胸で顔を隠した。
「どうしてそんなに私が恥かしくなる事ばかり言うんですか?」
ちょっと拗ねたような甘え声が可愛らしい。稟はもっと楓を苛めてやりたくなった。

「ここでしてやろうか?」
「……何をですか?」
「電気アンマ」
「…………」
真っ赤になる楓をよそに稟は手ぬぐいを取り出し、楓の両手首を掴んだ。
「あっ……」
何をされるか分からない不安に一瞬怯んだが、稟を信じる楓は素直に稟のされるがままに
なっている。稟は手ぬぐいで楓の両手を縛り、身動きできないようにした。

「これで楓は何をされても抵抗できないわけだ」
「…………」
ニヤニヤといやらしい笑顔を浮かべる稟を楓はじっと見つめる。
「こんな俺を見るのは初めてか?」
稟の質問に楓はコクリと頷いた。
「さっき楓が俺に意地悪をしただろ? あれの仕返しだよ」
「あ……」
確かにさっき楓は稟に奉仕しながらちょっとした意地悪をした。だけど、それはこの様に
縛り付けられるほど悪い事をしたように思えない。
(でも……これが正しいんですね。稟君はご主人様で、私は稟君の所有物なのですから)
楓は心の中では納得している。しかし、実際に縛られてみると未知の経験に不安で
一杯になる。

「こんな感じかな?」
稟は楓の両手を取ると、シャワーフックに手ぬぐいを引っ掛けた。楓は無防備な姿勢で
吊るされた状態になった。
(こんなのって……)
楓の不安はますます大きくなる。いくら信じる稟の前でも全裸で防御も出来ない状態で
恥ずかしい所を曝け出すのは抵抗があった。
それに、脇の下から腰、胸、お腹、股間――女の子の弱い所を狙い放題なのだ。楓は
辛うじて動く足を内股にする。それでもフックに吊るされているため、踵が常につく状態
では無いので完全に股間を守る事は無理なのだが――。
248楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/12(水) 01:00:27 ID:JCRi5fhd
「そこ、狙われると思ってる?」
稟が意地悪な表情で内股になっている股間を見つめる。恥毛が薄く彩られた緩やかな
カーブを描く丘陵を見つめられ、楓は羞恥心で真っ赤になった。
「楓って上付きなんだな。正面からでも少し割れ目が見えてる……」
「イヤ!」
稟の言葉を遮り、楓が悲鳴を上げた。
「言わないで下さい……そんな恥かしい事」
「事実を言っただけだよ?」
「……稟君は意地悪です」
とぼけた答え方をする稟に瞳をウルウルさせて抗議の意思を示す楓。腰を引いて稟の
視姦から大事な所を守ろうとしても壁が邪魔でこれ以上引けないのだ。
無駄だと分かりながらも必死で恥かしい状態から逃れようともがく楓を見ると、稟の
内にあるサディスティックな欲望が鎌首を擡げてくる。
「あっ……」
楓は稟の股間の怒張が天を衝かんばかりに屹立しているのを見て恥かしそうに視線を
そらせた。稟君が自分の恥かしい格好を見て欲情している――そう思うだけで、下腹部の
奥からじわっと熱い蜜が溢れてくるのを止められない――。

「また濡れてきたのか、楓?」
稟が足の先で楓の割れ目をいじるように突っついた。
「ひゃん!? だ、だめ……!!」
楓は慌てて体を捩って逃れようとするが、勿論逃げ場など無い。僅かに動いて親指の先が
割れ目に埋没するのを辛うじて防いでも、稟の足は執拗に追っかけてくるのだ。
足の指の先が何度も割れ目に入ったり出たりして楓の柔らかな襞を刺激する。
「はぅん……あん……。り、稟君……だめぇ……」
割れ目に指先が出入りするたびに、稟はとろりと溢れた熱い蜜が自分の足先を伝わって
くるのがわかる。その蜜の熱さが心地良く、楓の股間を責めるのをやめられない。

「フフフ……」
稟はもう少し前に出て、今度は真下から足の指先を引っ掛けるように楓の股間を刺激した。
蹴るほど強くはしないが、何度も何度も突き上げる様な責め方をする。
「ひゃう……!! だめぇ……!!」
楓は耐え切れずに前のめりになる。フックに拘束されているので完全には引け腰には
なれないが、それでも何もしないよりはマシだ。
「電気アンマされるのと、どっちが感じる?」
意地悪な稟の質問には何も言わず、ぷいっとソッポを向いた。その反応を見て逆に稟は
嬉しそうな表情になる。

「ふ〜〜ん……ご主人様に逆らうのか」
稟は指をゆっくり抜く。とろりと溢れた蜜が糸を引き、楓の足元に垂れていく。
「太股もびっしょり濡らして……いくらシャワーで洗ってもキリがないな?」
稟はそのたまった蜜を手の平に掬い、それを楓の顔と胸元にべっとりとなすりつけた。
「い……嫌……」
楓は顔を背けて逃げようとするが、稟は許さずに何度もペタペタと塗りつける。あまりの
屈辱に楓は半泣きになって口惜しそうに稟を睨みつけた。
しかし、その表情は暴君の更なる欲情をそそりはしたが、反省や同情を促す効果は全く
無かった。稟の瞳は欲望にギラリと鈍く光っている。

「股間ばかり狙って責めてやろうか?」
稟が新たに悪魔の様な提案をする。
「…………」
楓は黙って次の稟の言葉を待つ。普段の優しさの欠片も見えない稟――その口から次々と
発せられる非道い言葉の羅列に楓は体が熱くなってくるのを禁じえないのだ。
「例えば……そうだな、濡れタオルでピシッ! ……とかさ」
「えっ……?」
その言葉を聞いて楓は体を竦ませた。今までの意地悪とは明らかに違う、乱暴な言葉。
言葉責めや羞恥責めでなく、肉体責めを稟が口にするのは初めてだった。
249楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/12(水) 01:01:52 ID:JCRi5fhd
「で……でも……」
「大丈夫。痣になっても見えないところを狙うから」
「そ、そんな……」
稟君は――いや、私達はおかしくなってしまってる――楓はそう感じていた。
あの優しい稟君が非道い事を口に出し、それを私が……私がワクワクして震えているなんて!

稟は粛々とタオルを濡らす。「あちっ!」と声が聞こえ、楓は目を見張る。
「り、稟君……そのタオル」
「ん? 大丈夫だって。火傷するほどは熱くしてない……あちち」
「だ……だめ……」
覚悟を決めたはずの楓も流石にそれには慄く。稟はどういう苛め方をするつもりなのか。

「それじゃ、お仕置き開始だ。覚悟しろよ、楓」
「稟君――!」
稟が濡れタオルを構えると楓は目を閉じた。「股間を狙う」「見えないところを狙う」と
言っていたので可能な限り力を入れてキュッと内股になる。しかし――。

……ビシャ!!

「あぅうう〜〜!!!」
濡れタオルの鞭が叩きつけられたのは楓の形の良い胸だった。柔らかな乳房にタオルが
食い込み、濡れて張りついた、湿った荒い生地で敏感な蕾をズルズルと刺激されると楓の
体に電流が走る。しかも乳首に張り付く熱い濡れタオルは、すぐに取れてくれずにねっとりと
執拗に敏感な女の子の弱点を苛むのだ。
「ひ……ひどいです、稟君……」
意表を突いた攻撃は効きすぎる。身構える事すら叶わず、無防備に女の子の急所を打たれる
辛さはされた者でないと分からないだろう。

「何が非道いんだ?」
「だって……言った所と違う場所を打つなんて。身構えてもいないのに打たれるのは辛い
です……」
「だったら目を開けて見てればいいだろう?」
「そんな……! 怖いのに……」
「お仕置きなんだからな。贅沢を言うな……それッ!」

……ビタン!!

「きゃうっ!!」
今度は楓のお腹だ。赤い濡れタオルが真一文字に楓の白い肌に張りつく。楓は腰が落ちそうに
なるが、フックに縛り付けられているので手首の痛みに悲鳴をあげ、力を振り絞って立つ。

……ビシャ! ……バシッ!!

「あうっ!! ……はぁう!!」
今度はわき腹と太股を打たれる。吊り下げられた状態では力の入らない、打たれるとキツイ
場所だ。稟はわざと狙ってこういう所ばかりを打つのだろうか? 苦悶に喘ぎながら、楓は
稟がサディスティックな快感に酔いしれているのだろうか――と考える。
(私も――雰囲気に酔っているかもです……)
理性では認めたくない。だが、それならば打たれるたびに内側から込み上げて太股を熱く
濡らす、この蜜は一体なんだろうか――?

……ビタァアアアンッ!!

「きゃうううう〜〜〜……ッ!!!」
一際大きな打撃音が浴室に反響したかと思うと、同時に楓の一際甲高い悲鳴も響き渡った。
稟は真下から掬い上げるように濡れタオルを振り上げた。それが楓の太股の間を通り、
前方から股間を直撃したのだ。巻きついたタオルの鞭は、恥丘からクリトリスに張り付き、
秘密のクレバスに食い込むと会陰部から後ろに抜け菊門を擽った。股間にある女の子の急所
全てをこの熱く湿ったタオル鞭が打ち上げたのだ。哀れな生贄の楓が今までと違う悲鳴を
上げるのも当然だろう。
250楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/12(水) 01:02:38 ID:JCRi5fhd
「あぅううぅぅ…………」
楓は前かがみになり、内股になって体を震わせている。表情は急所を打たれた苦痛で歪み、
額からはねっとりとした脂汗がじんわりと滲み出てきていた。息は荒く、腰の辺りを中心に
モジモジと体を動かせて苦しんでいる。両手が解放されていたら股間を押さえてのたうって
いただろう。吊るされた状態ではそれすら出来ないのだ。せいぜい、太股を捩り合わせて
痛みをごまかすぐらいしか出来ない。ほとんど効果は無いが。

「流石にそこは効いたようだな……こうしたら、どうなる?」
稟はわざとタオルを持ち上げて引っ張った。そうするとタオルは楓の股間に張り付いたまま
引かれ、敏感な菊門やクレバス、クリットを擦って抜けていくのだ。
「はぁああぁ……ん!」
悲鳴とも喘ぎ声ともつかない、切なげな声で楓が呻く。
「そこを苛められると気持ちいいのか?」
「…………」
稟の問いに楓は答えない。うつむいて目に涙を溜めている。屈辱を堪えているのか、歯を
食いしばっているようにも見える。

稟はそんな楓に近づくと、乱暴に股間を掴んだ。突然の行為に楓は小さく悲鳴を上げて、
目を丸くする。
「ここをいじくってやるよ。俺の指と手を使ってな」
「うっく……! あぁああ……!!」
稟は楓の秘密の花園を蹂躙するかのように乱暴に股間をこねくり回す。中指をクレバスの
中に埋め、その状態でわしわしと手を握ったり離したりするものだから、楓は急所を内と
外から責められていた。
「やめて……稟君……あぅう!!」
稟に股間を責められながら内股になって体を捩る楓――逃げようにも背後は壁、稟の手を
払おうにも自分の手は吊るされたまま。どうしようもなく、ただ陵辱されるがままになる
しかないのだ。

「ほら、またぐっしょりだ……」
楓の股間をこねくり回してべっとりと蜜に濡れそぼった手をさっき塗りつけたときの様に
楓の鼻先に近づける。そして今度は、楓に塗りつけるのでなく、自分でペロリと舐めた。
ペチャペチャと蜜を味わう淫猥な音が間近で聞こえ、耳を覆いたくなった。
「へぇ……さっきのより、匂いも粘りも強いな。量も多いし……虐められて嫌がってたん
じゃ無かったのか?」
楓は恥かしくて死んでしまいたくなる。愛しい人に「お前は乱暴されて悦ぶ淫乱女だ」と
言われたら、女の子は全員そう思うだろう。稟はそういう辱めをしているのだ。

「さて……いよいよ電気アンマかな」
稟の言葉に楓は横を向く。
「どうした? して欲しいんだろ?」
意地悪な表情を浮かべて稟は楓の顎を掴んで自分の方を向けさせた。楓は目に一杯涙を
溜めている。
「フフフ……珍しい表情だね。そんな顔もそそられるけど」
稟が楽しそうに笑うと楓が稟をキッと睨みつけた。
「こんな陰湿にいじめないで一思いにすればいいじゃないですか。稟君は……変態です」
楓の抗議にも稟は薄ら笑いを浮かべて平然としている。
手首を縛ってから二人の雰囲気は一気に妖しくなった。それは稟も楓も自覚している。
稟はすぐに電気アンマをせず、色々と抵抗できない楓の体を弄んでいた。
しかし――。
251楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/12(水) 01:03:24 ID:JCRi5fhd
「その変態にいたぶられて下半身をびっしょりと濡らしているの誰だ?」
そう言うと稟は楓の股間を蹴り上げた。思いっきりではなく、足首のスナップを利かせて
甲で軽く打つ感じの蹴りだ。しかし、威力が無いわけではなく、股間にヒットすると同時に
ビシャッ!と飛沫が上がった。
「ああぁーーッ!!!!」
急所を蹴られた楓の悲鳴が浴室に響き渡る。軽く蹴ったと言っても一番敏感なところだ。
痛くないわけが無い。
「うっ……ああぁあっ!!」
可能な限り腰を引いて身悶えする楓――美しいかんばせは苦悶に歪み、汗びっしょりの
額に柔らかな前髪が張り付いた。苦悶を堪えるかのようにくねりながら小刻みに震える
腰が何とも艶めかしい。

「たっぷり濡れてるからあんまり痛くなかっただろ? それとも、もしかして今の蹴り
じゃ物足りないか?」
稟の非情な言葉にも楓は返事を返せない。大切な所を蹴られた苦痛、そして、それの何倍
もの奔流となって体中を駆け巡る快感――そう、楓の体を震わせているのは被虐の快感
だった。ビリビリと全身が痺れるこの気持ちは楓の心を大いに昂ぶらせる。

「楓のいけない所、もっと痛くしてやろうか?」
調子に乗った稟は平手で楓の割れ目をピシャッ!と叩いた。楓のソプラノの悲鳴がまた
浴室にこだまする。更にもう一度――二度――。
「はぁあ……ん! ……あんッ! ……アアッ!!」
ピシャッ! ピシャッ! と恥かしい急所を何度も虐められる楓は悶え狂っていた。
割れ目を打たれた痛みに腰を引けば今度はバシッ!と濡れタオルをお尻の側に打ち込まれる。
お尻打ちの方はかなり力を込めて打たれた。あまりの酷さに泣きながら抗議をすると、
さっきの様に真下から濡れタオルで股間を打ち上げられた。
「きゃああああ……!! ……うっ……」
楓は太股をすり合わせてじたばたともがきながら悲鳴を上げるしかなかった。

(お願い――早く電気アンマして。もう、耐えられない――)
楓はついにシクシクと泣き出した。稟の責め――特にこの嬲って焦らす責めの連続は楓の
火照りきった体にはとても辛かった。唇を噛み締めても、稟を睨みつけても、これ以上は
我慢し切れない……。

「稟君、お願いです」
「…………」
「私に電気アンマしてください。お願いだからもう痛くしたり焦らしたりしないで……
辛いんです。これ以上は……無理です――」
それだけ言うと楓は「わぁ……!!」と泣き出した。女の子が自らの体の火照りに耐え
切れないでおねだりする屈辱――これは男には絶対に分からないだろう。

「わかったよ、楓――」
優しい声が聞こえて、吊られたまま泣き崩れていた楓が面を上げる。その目に入ったのは
いつもの優しい稟だった。
「あ……」
さっきまでの意地悪な稟ではなくなっている。楓は心の底からホッとした。稟の中の獣が
影を潜めた事で、それに呼応していた自分の中の獣の欲望に火照っていた息苦しさが、
少し収まってくる。
「いじめたりしてゴメンな。楓が可愛らしくて、つい――今からちゃんと気持ちのいい
電気アンマをしてあげるよ」
そう言って稟は楓の泣き顔にキスをした。楓はようやく落ち着いたが、ひっくひっくと
子供の様に咽び泣いていた。
252楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/12(水) 01:05:04 ID:JCRi5fhd
稟はそんな楓の足元に潜り込むと吊るされたままの楓の両足を掴んで広げた。
そして足の間に座り込み、背中を床につける。座り式電気アンマが90度傾いた状態に
なった。
「ここからだと、楓の綺麗な所が見えるね」
稟がニヤニヤしながら呟くと楓は真っ赤になって股を閉じようとする。勿論それは
すぐさま稟の手で広げられてしまったが。
「今更隠す事はないだろ?」
「だって……恥かしいです」
「今日までだって、何回か見たよ、楓のここ」
「い、言わないで下さい」
羞恥心に打ち震える楓はとりわけ可愛らしく、稟は執拗な言葉責めをついつい何度も
やってしまう。だが、それは必ずしも無駄な行為ではなかった。羞恥責めされるたびに
楓の体の中心が熱くなり気分が高まっていくのだ。そして――。

「あっ……」
数々の苦痛責めと快楽責め、羞恥責めに晒された楓のそこは稟の足があてがわれるのに
十分準備が出来ていた。クニュ……と柔らかな暖かい感触が稟の踵に伝わる。楓の秘密の
クレヴァスは稟の踵をキュッと締めるように反応した。無論、中に入るわけはないから
表面上だけだが。
(この状態でペニスを中に深く入れたら、締まって気持ちがいいんだろうな)
ペニスなら楓のクレヴァスはしっかりと咥え込んでくれるだろう。稟はちょっと惜しい
気もしたが、電気アンマで盛り上がっている所なので我慢する。少なくとも一度は楓を
電気アンマで逝かせてやりたい。
(この濡れ方なら、いけそうだな)
稟は割れ目にあてがった踵をブルブル震わせながら押し込むように責め立てる。
電気アンマ特有の圧迫感と振動を女の秘所に受け、楓は「うっ……!」と呻いた
稟は更に突き上げるような荒い振動を送り込む。
253楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/12(水) 01:05:44 ID:JCRi5fhd

どどど……だだだ……。

道路工事の破砕機の様な強烈な振動――それは楓にとって未知の体験になった。
「あうぅぅぅ……!」
楓の体が大きく仰け反り、表情が切なげになる。振動の効果もさることながら、この体勢
特有の体重のかかり方が楓を悩ませていた。ただでさえ体重が両足で支えきれていない
状態で真下から足をあてがわれているのだ。今、楓の体重の大半は稟の踵で支えられている。
そして、それは楓の股間だけが乗っているのだ。つまり、楓は自分の体重を股間だけで
支えている――言わば三角木馬に乗せられたのと同じ効果があった。

「稟……君……あぅ……んッ!」
楓は前後に体を揺すりながら稟の電気アンマに耐えていた。
寝室での柔らかな電気アンマとは違う、少し乱暴に力が入った電気アンマだ。
(でも……力強くて……とっても……いい……)
楓の体に火照った炎を静めるにはこの位の強さが無くては間に合わない。楓は稟の踵に
股間を強く食い込まされながら自分の腰を動かして更に強い快楽を求めようとする。
「この状態で、こういうのはどうだ!?」
稟が振動を細かくし、回転を上げていく。更に両足を楓の股間にあてがい、責めるポイントを
増やす。稟の裸の足と自分の内股や割れ目が当たると何ともいえない気持ち良さがある。
ブルブル震える踵はクチュクチュ音を立てながらクレヴァスに食い込み、もう片方の足の
指先はアヌスを細かく振るわせた。
「あぁぁああああ……!! 稟君……それ、いいッ!!」
楓は髪を振り乱して悶えた。体中が電気あんまの振動でなく、自分の内側から込み上げる
黒い快感の渦で震えているのが分かる。そして――。

「これで止めだッ!!」
だだだだだだだだだだだだだだだだだ…………!!
稟がありったけの力で楓の股間を突き上げたほとんどピストン運動の様な激しさで楓の
股間を責め上げた。
「稟君……稟君! ……ああああッ……アアアアアァアアアアアアアアア〜〜〜〜ッ!!!」
楓が絶叫すると、彼女の花園から熱い蜜が溢れ出し、稟の足を熱くねっとりと濡らした。
「は……ぁ……ぅ…………」
がっくりと楓の体から力が抜け、フックから吊るされて稟の足に跨ったまま失神した。
254名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 01:08:24 ID:JCRi5fhd
投下終了です。
楓ちゃんの蜜はやっぱりメープルシロップの味がするのだろうか?w

次も多分この続きかと。
255名無しさん@ピンキー:2006/04/12(水) 20:20:06 ID:P/wg8l1N
>>254
GJ!ハァハァ(;´Д`)

>楓ちゃんの蜜はやっぱりメープルシロップの味がするのだろうか?w
そんなわけねーだろ、と一瞬思った俺は負け組orz
俺も頭固くなったな・・・・
256Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/04/13(木) 01:22:00 ID:pRunIea9
>>255
うにゃ。このネタのために蜜増量w。嘘です。
ちょっと二人には背伸びした大人のSM電気アンマに。
雰囲気を盛り上げるための演技が昂じて本気に……みたいな。
257名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 17:45:02 ID:FCFHBWtd
GJ! 超期待。
258名無しさん@ピンキー:2006/04/13(木) 19:22:00 ID:kbph2owY
はいはい神神
259名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 02:26:43 ID:TJjz7OTw
age
260名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 10:42:58 ID:MyPZplVy
♥;
261名無しさん@ピンキー:2006/04/15(土) 10:43:32 ID:MyPZplVy
♥うんこ
262名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 11:04:15 ID:0Wv0aIFt
きぃぃぃぃぃぃやぁぁぁっぁぁぁあ
263名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 11:14:32 ID:ZdJGs6na
何この微妙な過疎っぷり。
264Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/04/16(日) 15:02:02 ID:o6AA3Bcc
>>263
微妙でもなく、ただ「過疎」の様なw。
確かにちょと寂しいので、投下しますか……。
265楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/16(日) 15:10:37 ID:o6AA3Bcc


                   7.


「なぁ、楓……まだ怒ってるのか?」
寝室のベッドの上で、稟は気弱げにぷいっと反対側を向いたまま全裸で座っている楓に
話しかける。バスルームで気絶してベッドで目覚めてから楓は稟の方を向いてくれないのだ。
「……当たり前です。あんな非道い事ばかりをされて」
「だ、だから悪かったってば……つい、そのノリで……」
あたふたと言い訳をする稟の気配を背後に感じながら、楓はにんまりと笑っている。
勿論、怒っているのは『振り』だけだ。いや、それすらもしていない。楓自身は稟の方を
見ずに背中を向けているだけで、稟が勝手に慌てふためいているだけなのだ。その様子が
楓にとっては面白い。
(もう少し、意地悪しちゃいます♪)
更に何か機嫌をとってくる稟の気配を察すると、わざとその反対を向いて、こっそり
小さく舌を出していた。稟には見えないが、悪戯な笑顔が愛くるしい。

実際、言葉ほどは酷い事をされたわけでもなかった。濡れタオルで打たれた所は赤くは
なっているが腫れてはいないし、もう少ししたら消えるだろう。タオルを浸したお湯も
せいぜい熱めのシャワー程度だった。いくら雰囲気に盛り上がっても、稟が楓の体に危害を
加えること自体、ありえない話だ。所詮はプレイに過ぎない。
(でも、急所に当たったのは結構効きました……)
それを思い出して楓は自分の股間を擦る。稟が打ち上げた濡れタオルはまともにクリトリス
から菊門までを直撃し、べったりと張り付いて楓を思わず飛び上がらせた。
大きなダメージはなかったと言うものの、敏感な所を打たれた上、その後にも熱いタオルを
食い込まされたり、軽くとは言え蹴られたり、電気アンマで責め立てられたりで、この部分は
少し責めが辛かったのだ。
(だから、その仕返しです)
暴君に対する、奴隷からのささやかな仕返し――こういうシチュエーションも結構楽しい。
しかし――。
(でも、もう限界ですね……クスクス)
稟の困った様子がおかしくて楓は笑いそうになってたのだ。プルプルと震えているのは
怒ってるからではなく笑いを堪えるため――稟はそれに気づくだろうか?

一方――。

(う〜〜ん、困ったなぁ……)
楓の内心を知らない稟の方は本気で困っていた。
(楓だって結構乗り気だったくせに)
凛としてはお仕置きの雰囲気が面白くて、風呂場ではちょっとした演技も交えてプレイ
していた。楓も良い感じに乗っていたので、
そう思うが、我慢は稟の得意技。あの手この手を使って宥めすかそうと手を尽くす。
しかし、今度ばかりは楓は強硬に自分の方を向いてくれない。
(さっきから身震いしてるし、やっぱり怒ってるんだな――はぁ……どうしたものだか)
深い溜め息をつくと、なんとなしに部屋の反対側に視線を移す。全身鏡が目に入った。
そこには全裸の自分と楓の姿が映し出されているが――。
(――うん?)
稟は身を乗り出して楓の肩越しに鏡を見つめる。そこには楓の演技ではない姿が映し
出されていた。
「あっ……」
それに気づいた楓は慌てて、忍び笑いを収めて、つん、とそっぽを向く。なんとか
ごまかそうとした。
(間に合ったでしょうか……?)
稟が何も言わないのでチラッと目線だけを稟に向けると――。
266楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/16(日) 15:11:19 ID:o6AA3Bcc

「か〜〜え〜〜〜で〜〜〜……」
「きゃ〜〜〜〜〜!!」
映画に出てくる幽霊の様に稟が覆いかぶさろうとしてきた。楓は慌てて逃げる。
嬌声を上げて笑いながら。

「こら! 待て! 楓!!」
「やです、待ちません! ウフフ!」
狭い部屋の中で裸の男女が鬼ごっこをしている。稟が力で捕まえようとすると、楓は
身のこなしで交わして逃げる。抱きつかれたり、また逃げたりして、くんずほぐれつ、
二人の肌は触れ合ったり、密着したり、突き放されたりしてなされる沢山のスキンシップが
心地良かった。お互い楽しく、笑顔で。

ベッドを挟んで対峙する二人。稟がどちらかに動こうとすれば楓はその反対側に動く。
鬼ごっこの駆け引きだ。
「ハァ……ハァ……逃げてばっかりだと、捕まった時に非道い目に遭うぞ?」
「クスクス……どんな非道い目ですか? バスルームの時よりも?」
「勿論だ。電気アンマのフルコースをお見舞いしてやる」
「そんなのやです。ぜ〜〜ったいに捕まりませんから!」
アハハ……と、朗らかに笑って楓が逃げると稟がまた追いかける。逃げる楓の白いお尻が
プルプル揺れるのを見て、稟は欲情してしまった。自分の股間の欲望が鎌首を擡げてくる。
「クスクス……稟君、またそんなトコおっきくして――」
「仕方ないだろ、楓がお尻振りながら逃げるんだから」
「もう、そんなトコばかり見てるんですね。このエッチぼうず!」
えいっ!と楓が枕を掴んで投げつけた。それは狙い過たず、稟の欲望器官に命中した。
「いってぇ〜〜!!」
「あ、当たっちゃったですか?。フフフ……さっき私の大事なトコを蹴った罰ですよ♪」
稟が股間を押さえてピョンピョン跳ねているのを見ながらも、男の痛さなど知るはずも無く、
楓がコロコロと楽しそうに笑う。
「もう許さね〜! 覚悟しろ〜〜!!」
「きゃああ!? 稟君が怒ったぁ〜〜!!」
稟が勢い良く楓に飛び掛かり、楓がスルリと身をかわす。元々、走り回るのには狭い寝室の事、
隠れる場所も無いこの部屋での鬼ごっこの勝敗など最初から分かっていた。鬼から逃げられる
わけが無いのだ。捕まって非道い目に遭うのが分かっているのに楓は鬼を挑発して逃げる。
しかし、ついに――。

「きゃうん!?」
バタン!と楓がベッドにうつ伏せになった。ベッドを越えて逃げようとした時、稟に足首を
掴まれたのだ。
「あっ……」
楓はちょっと慌てたが、もう逃げられない。稟はズルズルとベッドの端まで楓を引き寄せた。
羽根布団に裸の乳首が擦られて楓は「うっ!」と呻き声を上げる。
「や、やです……稟君……」
「乳首が擦れて感じたか? 今からもっと感じさせてやる」
「あ……な、何を……」
うつ伏せの楓が顔だけで振り返ると、稟はベッドの柵の支柱に楓が跨るようにして両足を
通した。
「これって……や、やだ……!」
楓が慌てて抵抗するが、時既に遅し。このまま稟が楓の両足を引っ張ったら、楓の股間が
柵に押し付けられる。グリグリするのは勿論、強く引っ張られればアソコをモロに打って
しまうかもしれない。柵は木製で滑らかに磨いてあるが、女の子の大事な所をぶつけたり
グリグリされたら辛いだろう。
267楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/16(日) 15:11:50 ID:o6AA3Bcc
「それもいいかもな。さっきは男の急所に枕をぶつけられたし」
「そんな……! 枕はそんなに痛くないじゃないですか」
「男の急所にぶつけたんだぞ? 女には分からない痛さなんだからな」
「お、女の子だってそこを攻撃されたら痛いです……」
「挑発してきたのは楓だからな。じっくりといじめてやる」
「う……だ、だめ、引っ張らないで…………あっ!!」

稟は楓の両足を引っ張ると柵に楓の股間を食い込ませた。裸の楓のソコは既にヌルヌルと
ぬめっており、咥え込む様に股間に細い木の棒が食い込む。
「うう……。あ……ああん!」
股間に食い込んだ上体で稟が両足を揺するようにして引っ張ったため、楓は身悶えして
しまう。上半身を弓なりに仰け反らせて白いおとがいが艶めかしく見える様子は、稟からは
全身鏡を通して見える事になった。楓もそれに気づき、顔を赤らめる。
「この角度、いいな。電気アンマもこの状態でしてやる」
「そんな……うっ! ……だ、だめ……急に強く引っ張っちゃ……はぅん!」
秘所を棒に食い込まされて呻く楓に対し、稟はそのリアクションを楽しむように何度も
不規則な力を入れて足を引っ張った。強くされた時は電流が流れるような突き上げを感じ、
楓は何度も小さく悲鳴を上げてはベッドに伏し、切なさに耐えるためにシーツを噛み締めた。
268楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/16(日) 15:12:21 ID:o6AA3Bcc


         *         *         *


「ハァ……ハァ……ハァ…ハァ……」
稟の執拗な股間責めから解放されても楓はぐったりと大きく胸を上下させながら寝そべって
いるだけだ。寝返りを打って仰向けで寝ている。稟のアングルからは白い形の綺麗な胸が
膨らんだり縮んだりするのが見え、更に情欲がそそられていく。
「さて、お待ちかねの電気アンマフルコースだな」
「う……うう……」
「否定しないのか?」
「だって……」
楓が稟を見つめて瞳を潤ませる。昼間、麻弓が樹に見せていた表情と同じだ。女の子に
とって電気アンマは何か特別な効果があるのかもしれない。
「まずは正統派電気アンマかな」
稟は楓の足の間に座り込み、両足踝を掴んで右足を股間にあてがった。既に濡れそぼった
楓の股間がいきなり稟の足の裏を濡らす。
「……これが正統派なんですか?」
「さあね。それより、楓はもう準備OKなんだな」
「い、言わないで下さい……」
恥かしがる楓が一瞬気を抜いた時に稟はいきなり股間をグリグリしたため、楓は悲鳴を
上げた。
「ひゃん!? い、いきなりやらないで下さい! あ……うん……心臓に悪いです……
はぅ…ん……」
「意表を突くから面白いんじゃないか。今度はいきなり踵グリグリ攻撃だ」
「きゃああん……!! だ、だめ……強すぎます……!! ンッ……!!!」
「このままブルブル震わせてやる。そらそら〜〜〜……吸い付くような感触だぞ、楓?」
「や、やだ……はぁん♪ はぁ……ぁあぁあああ……!!」
稟はクニュクニュ……と柔らかい楓の恥肉の感触を楽しみながら、足の裏に熱く溢れてくる
蜜を股間全体に馴染ませるように足の角度を変えながら電気アンマした。
楓はその快感のせめ上がりに耐えるように息を詰まらせながら懸命にシーツを掴んで
耐えている。白いシーツの上で艶めかしく身悶えする楓の姿は天井カメラがあれば一生
使える映像が撮れそうなぐらい、男の情欲をそそるものだった。

「フフフ……あっという間にイキそうじゃないか?」
「うっく……!! だって……だって……はぅんん!!」
稟の意地悪な攻撃は常に楓の状態の逆を取る。楓が堪えきれなくなってイキそうになると、
ほんの少し力を緩めて、しかも攻撃は休めない。じんわりと楓の盛り上がりは長い時間
掛けて下がって行き、平常に近い状態になるとまた激しい振動を股間に送り込んで楓の
全身を震わせる。正に生殺し電気アンマだった。
「ひどいです、稟君……こんな中途半端な気持ちを続けさせるなんて」
「それが電気アンマの醍醐味じゃないか。女の子の悶えて堪える顔を見るのが男にとって
一番楽しいんだ」
「だ、だからって、こんなことばかり続けられたら私は……あぅうぅうう……!!」
楓は我慢できなくなったように、稟の足を掴んでブルブルと体を震わせた。ギュッと閉じた
目、切なそうな表情、震える胸、体、太股――流石にこれ以上生殺しを続けるのは
無理なようだ。
「この状態で思いっきり股間を蹴ったら……失神するかな?」
「…………!! そ、そんなの……いやです!!」
稟のサディスティックな言葉と表情に、楓が真っ青になる。その反応に稟は満足そうに
ニヤリと笑う
「大丈夫だよ。多分、しないから」
「ぜ、絶対にダメです……お願い……そんな事しないって言って下さい」
「…………フフフ」
楓の哀願にも、やらない、とは誓わずに稟は楓を見る。楓は切なそうに稟から目を逸らせた。
稟がひどい事をしたくなった時でも奴隷の自分は稟に応えなければならない――そう
思いなおすのは大好きな稟に対してであってさえ、辛かった。
269楓After ◆ve1CraWg1Y :2006/04/16(日) 15:12:58 ID:o6AA3Bcc
「まあ、蹴るのは許してやるよ。このまま一回、逝かせてやる」
「は……はい。……うッ!! ……あ……ううッ!!」
稟の足の動きが更に激しくなった。今度は踵でクリトリス近辺を執拗にマッサージした。
「はぁ……ん!! ああ……稟君……!!」
楓は自分からも稟の足を股間に押し付けるように稟の足先を強く掴む。稟の送る激しい
振動に股間が揺さぶられ、止め処もなく熱い蜜が何度も溢れてくる。
「このままいかせてやる……楓!!」

ダダダダダダダダダダ……!!

激しい振動が楓の濡れそぼった割れ目を強烈に圧迫しながら送り込まれた。
きゅん!!と太股を閉じて上半身を仰け反らせ、そして――。

「ああああぁあああぁあああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
楓の脳裏は真っ白に飛び、今日何度目かの昇天を迎えた。
270Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/04/16(日) 15:15:17 ID:o6AA3Bcc
投下終了〜。過疎状態のにぎやかし程度ですが。
もうちょっと続くです>楓。
271名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 15:20:35 ID:AVdRwaod
リアルタイム遭遇
GJ!!
272名無しさん@ピンキー:2006/04/16(日) 21:16:37 ID:ZdJGs6na
乙華麗。 GJ 。
273名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 02:00:07 ID:I1A9Gfej
このスレにこの言葉を使う時が来たか・・・・・・・

hoshu
274名無しさん@ピンキー:2006/04/19(水) 15:18:39 ID:vFtDjDHB
保守
275名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 00:56:28 ID:QAwaJBDZ
kitai-age
276名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 12:23:50 ID:Zaw9tyT6
風呂のシーンが良かったです。
意地悪なあんま萌え。
277名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 16:24:01 ID:QAwaJBDZ
>>276
女の子同士のお風呂シーンを見たい
278名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 19:32:09 ID:4qd7wYB/
なんでこんな神が常駐してるスレが過疎るん?職人足りないとかその辺っぽいよな
てなわけで三流SS書きの俺が適当に空気読みながら投下しますです。ちなみにとっても遅筆。
>あんまにあタン
今宵もハァハァさせて頂いてまつ。氏のお邪魔にならない程度にちまちま投下してくかもです。よろしくです。

いや,ホントなんで過疎るん?これほどのSS書きそうそういないよ?
279名無しさん@ピンキー:2006/04/20(木) 21:10:16 ID:me+fqbTK
>>278
wktk
280名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 03:07:29 ID:gjIoWdso
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
281名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 03:32:41 ID:rr3MqWe3
確かにあんまにあたんのSSは素晴らしいんだが、シチュがマニアックだからな。
需要と供給がともに少ない。

といいつつwktk
282名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 11:01:18 ID:wvCTbZj8
ロリレズお漏らしアンマきぼんぬ
283名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 12:02:09 ID:H7BI+mgt
供給が少ないのはあんまにあ氏のせいではないだろう。
新手の供給者が欲しいところだ。
284名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 12:11:44 ID:OBUMsU+a

" ロリセックス動画 " でGoogleってみたら

なんか東欧系の顔の可愛い小学生が黒人の親父にセックスさせられて
泣き喚く動画が大量に出てきて物凄く焦った・・
285名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 14:49:05 ID:wvCTbZj8
↑ググって見た後、業者だって分かって鬱になった、、OTZ

仕掛けが巧妙化してきてるな。いちいち掲示板の内容見て考えて
レスしながら宣伝する業者もいるし、あなどれんわ
286278:2006/04/21(金) 20:32:46 ID:Supz238/
↑あんまのあの字もないのに釣られるなwつーか東欧系ってどんな顔だwww
ところで冷静に考えたら十分SS書ける程度に設定わかっててなおかつ厨房臭くない作品があんまない事に気付いた。おとボクかエスカレイヤーくらいしか無理っぽいんだけどどうしよ?
D.C.とか型月とかみんなヤでしょ?古いし。いやまぁエスカも古いんだが。
287名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 20:52:37 ID:7ogbWi+0
>>286
おとボクでお願いします
288名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 21:27:47 ID:u+IAbrXH
>>286 
エスカフローネでお願いします 
289名無しさん@ピンキー:2006/04/21(金) 23:17:03 ID:Dt4RK+bF
>>286
sageは半角でお願いします
290名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 00:10:20 ID:z6DpIx2o
ごめんなさいD.C.で
291名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 00:19:13 ID:boyuEd/n
とりあえずなんでもいいのでおながいします
292名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 01:01:58 ID:iRx4Aku1
5の2まだー?
293278:2006/04/22(土) 20:42:40 ID:1mCJKgnb
ちょwwおまいら,相変わらず統一性の欠片も無いなwww
んじゃ適当に全部書いてみて出来のよさげなのトウカします。
294名無しさん@ピンキー:2006/04/22(土) 21:54:56 ID:EtXSfkKL
全角数字って頭悪そうだね><
295Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/04/22(土) 22:01:28 ID:/1RzCec/
>>293
wktkでお待ちしてますよ!
うちは型月・秋葉希望でw。

おとボク、瑞穂はする側なのかされる側なのか……興味津々(・∀・)
296278:2006/04/23(日) 09:34:15 ID:zFKJ+jZK
半角数字にしました。
投下がトウカになったのは葉(うたわれ)の陰謀です。
繰り返しますがウチは超・遅筆なのでご了承ください。
297名無しさん@ピンキー:2006/04/23(日) 13:39:36 ID:8mQgr9xQ
次次スレまでにはよろしくおながいします
298名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 13:59:16 ID:l6QjAgnt
うたわれでおながいします。
299278:2006/04/24(月) 19:42:18 ID:U5qbQeGb
プロットだけ簡単に作ったらおとボクが展開楽そうだったんでおとボク書きます。しばしお待ちを。他作品に期待してる人はもっとお待ちを。
>>298
うたわれは未プレイです。グラドリとか書きたいのは山々ですが多分設定崩れ起こします。アニメ見るのも,夜弱いんで無理っす。すんません。
300名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 20:13:20 ID:vF+dVtYj
期待してますぜアニキ。
301名無しさん@ピンキー:2006/04/24(月) 22:29:29 ID:fA/iOLRM
あえていおう。
wktk
302名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 22:01:10 ID:P9LZvrY3
正座して待つ
303名無しさん@ピンキー:2006/04/25(火) 22:17:46 ID:O+oJJoDP
逆立ちして待つ
304名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 20:01:54 ID:r5Rc77L8
今年いぱーいには仕上げてください、おながいします
305名無しさん@ピンキー:2006/04/26(水) 23:24:25 ID:k4AZJsAb
wktk
306名無しさん@ピンキー:2006/04/27(木) 23:05:29 ID:l8K1h2dN
投下マダー?
307名無しさん@ピンキー:2006/04/28(金) 01:18:28 ID:4NLS6DU9
ところであんまにあたんは充電中?
308278:2006/04/28(金) 20:30:25 ID:bcgkk9aX
現在鋭意製作中ですがなにぶん超・遅筆ですのでまだです。しばしお待ちを。
309名無しさん@ピンキー:2006/04/29(土) 03:13:05 ID:b99b+PTD
age
310Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/04/30(日) 10:25:31 ID:fjndD+im
>>307
278様のおとボクをwktk中。

保管庫更新されましたね。
311名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 09:56:08 ID:DP3pWXjW
敢えて期待
312名無しさん@ピンキー:2006/05/01(月) 18:16:43 ID:l95YXH1u
313名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 01:50:46 ID:0chZZKHY
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
電気アンマSSが読みてぇ〜〜〜い!!!ヽ(`Д´)ノ
314名無しさん@ピンキー:2006/05/02(火) 09:16:08 ID:k1uyMlGg
>>313
はげど
315Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/04(木) 01:33:14 ID:QAjc06yO
>>313
何でも良ければ近日中の投下も考えますが……278様の進行と言うか意向次第で。
316278:2006/05/04(木) 10:39:19 ID:HcceWW65
私はまだまだかかりますので,ぜひお願いします

つーか私の事はガン無視で全然構いません。
317名無しさん@ピンキー:2006/05/04(木) 12:37:12 ID:Z3kwXThL
wktk
318Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/04(木) 20:07:27 ID:nYJDzTiz
>>316
りょ〜かいっす。
では今夜あたりに投下します。
319Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/05(金) 00:09:39 ID:5ck4T8lC
それでは、投下します。
お題は「ストロベリーパニック」
ttp://www.strawberrypanic.com/
属性は百合・レズ・中高一貫制女学校・寄宿舎・お姉様と妹……
そんな所でしょうか。
今期のアニメでは4番目ぐらいにお気に入りですw。
320すとぱにエピソード ◆ve1CraWg1Y :2006/05/05(金) 00:12:17 ID:5ck4T8lC
アストラエアの丘、そこには、三つの女学校が建ち並んでいました。
聖ミアトル女学園、聖スピカ女学院、聖ル・リム女学校。
そして、その敷地のはずれにある3校共通の寄宿舎である、いちご舎。
アストラエアの丘……それは男子が立ち入る事の許されない聖域でした……。

学年も学校も違うさまざまな思いを秘めた乙女だけによる百合色学園ライフ。
そんなヒミツの花園で起きる出来事をあなたもちょっと覗いてみませんか……?


          *          *          *


Episode 1.『秘密の花園』


「お姉様、あれって……」
「静かに……気づかれるわよ」

思わず声を上げようとする渚砂を静馬が優雅に制する。
物陰から覗き込む二人の視線の先には二人の女生徒が部屋の片隅で密着してもぞもぞと
無言でうごめきあっていた。渚砂達との距離はそんなに遠くない。二人の女生徒の呼吸
の音も聞こえるぐらいだった。それは通常より荒く、甘く切ない息遣いだ。

「う……ん……夜々ちゃん……そんなとこ……」
「光莉、声を出しちゃダメ。誰かに聞かれたらどうするの?」
「でも……でも……。ダメ……はぅん……!」

光莉と呼ばれた柔らかなウェーブの髪の子に、夜々と呼ばれたストレートの黒髪の子が
背後から抱きついて体のあちらこちらを触っている。二人とも床に膝立ちで、光莉と
呼ばれている子のスカートは太股の上まで捲くれ上がっていた。可愛らしい薄い桃色の
下着が渚砂の位置からも見える。
どうやら夜々という子が光莉という子を一方的に愛撫しているらしい。

「スピカの子達もここを使うようになったのね……」

二人の様子を見て真っ赤になっている渚砂の背後から静馬が呟く。
光莉達の制服は、渚砂や静馬が着ている黒色のミアトルの制服ではなかった。陽に
当たれば輝くばかりに明るいパールホワイトのスピカの制服だ。
黒いレースを基調とする伝統を重んじたクラシックな印象のミアトルの制服と違い、
生徒の自主性を重んじた革新的な校風のスピカの制服は現代的なデザインのブレザーと
ミニスカートだった。

321すとぱにエピソード ◆ve1CraWg1Y :2006/05/05(金) 00:13:00 ID:5ck4T8lC
「フフフ……このスカートの素材、こうするとずり上がっちゃうんだよね♪」
夜々が楽しそうに光莉のお尻を撫で回す。そうすると伸縮性のない素材で出来たスカートは
彼女の言うとおり、皺になった分が捲れ上がっていく。光莉のスカートは既に半分以上
ずり上がり、可愛らしいピンクの下着に包まれた白い滑らかなお尻が見えていた。

「夜々ちゃん……こんな格好、恥かしいよ……」
「大丈夫、私が隠してあげるから。誰にも見えないように……ねぇ、光莉……
あなたの事を一番大切に思ってるのが私だって事、わかってくれた?」
「う……うん……。だからもう…………ひゃ!? ああ…ん!」
迫ってくる夜々から逃げ切れず、なすがままになっている光莉。恥かしがるそぶりは
見せているが、拒んだりはしていない。光莉も夜々の事を憎からず思っているのだろう。

「ん……はぅん! 夜々ちゃん……!」
俯いてもじもじしていた光莉が面を上げ、その顔が渚砂の位置からも見えた。
(うわぁ……綺麗な子……)
責められている光莉のかんばせを見て、渚砂は思わず溜め息をつく。
光莉はまるで天使を思わせる美少女だった。その声もカナリアの歌声の様に美しく、
髪は光の雫で出来たように輝いている。清楚な外見や声とは裏腹な今の官能的な表情と
喘ぎ声は、渚砂は勿論の事、静馬の胸をも高鳴らせた。
光莉を責めている夜々も黒髪が美しい美少女で、こちらは悪戯っぽい猫の様な釣り目が
光莉と対照的に妖しげな魅力を湛えている。

(ど、どうしよう……)
高鳴る動悸を押さえきれず、思わず口をパクパクさせながら見入ってしまっている渚砂の
手を、不意に静馬が掴んだので、もう少しで悲鳴を上げてしまうところだった。
「これが渚砂ちゃんの知りたがってた『秘密の花園』の正体――ミアトルでは秘密の逢引の
場所なのよ♪」
(えッ? ……ええ〜〜〜ッ!?)
微笑みながら解説する静馬の声を聞きながら、思わず渚砂は目を白黒する。
自分が知りたがっていたのは、こんな秘密ではなく、ただ敷地内にあるお城の様な建物が
何であるか、それだけだった。静馬に案内され、それが学園の図書館である事はすぐに
わかったが、更にその奥に案内され、そして本棚の裏や壁の反対側から伝わってくる人の
気配に疑念を持って覗いてみたのが、この目の前に展開されている光景だった。

「流石に渚砂ちゃんにはまだ目の毒だったかしら?」
ワイルドポニーの髪をふりふりさせながら、大きな瞳でまじろぎもせずにその光景に見入っ
ている渚砂の肩を、静馬は自分の傍らに引き寄せる。息遣いがうなじに感じられるほど
間近に引き寄せられた渚砂は、小さく悲鳴を上げて静馬の胸元に体を預けた。
(お姉様――)
ふくよかな柔らかい胸の感触、無造作にアップにしただけなのに美しくボリュームのある
髪の柔らかさ、そして暖かさと匂い――静馬の全てを感じられる距離に身を置き、目の前の
光景とは別に渚砂の小さな胸の鼓動が高まっていく。
(私もお姉さまと……あんな事を――?)
初めての不安と緊張、そして仄かに淡い期待――そんな気持ちが入り混じった渚砂は静馬の
手で体を触られるたびにゆっくりと呼吸を落ち着かせ、力を抜いていった。
そして、静馬の手がレース素材で出来た制服の内スカートと渚砂の太股の間に入ってきた
その時――。

322すとぱにエピソード ◆ve1CraWg1Y :2006/05/05(金) 00:14:04 ID:5ck4T8lC
「あら……?」
静馬が太股を這わす手をピタリと止める。
「……?」
もう「一線越え」を覚悟していた渚砂はいつまで経っても静馬の手が動かないので固く
閉じていた目を開いて静馬を見た。彼女の憧れのエトワールはまたしても先程の二人に
釘付けになっている。
「お姉さ……」
「黙って」
声を掛けようとした渚砂を視線を逸らさずに制する。渚砂も静馬の興味を引く二人の方が
気になり、そ〜〜っと彼女の脇から覗いてみた。

そこで見た光景は――。

「だめ……! 夜々ちゃん、私、それ……弱いの!」
「光莉。これはアストラエアの女生徒共通の愛し方なんだよ? 苦手だからっていつまでも
甘えていてはダメ」
「違うの……。苦手じゃないけど……その……!」
「そんなに足の力を入れていると余計に辛くなるよ? 私を信じて、体を楽にして……
ね?」
「う……うん。や、夜々ちゃん!? ま、まだ心の準備が……はぅん! ……ああッ!!」

(な……何をしてるの?)
渚砂は驚きの目で二人の様子に見入っていた。光莉と夜々は先ほどの様に密着しておらず、
お互いに向かい合って座る格好になっていた。しかし、二人はそれほど離れていない状態で
お互いの足を折り曲げないで座っている。そうなったら二人の足は――。
(大事な所に当たったり……しないの?)
渚砂が息を呑みながら光莉を見て、その「大事な所」に視線を移す。するとそこには
夜々の黒のニーソックスに包まれた長い足が、光莉の綺麗な白い足の間を割ってあてがわ
れていた。制服のスカートは捲れ上がり、ピンクのショーツに包まれたなだらかな丘から
縦に筋がショーツに食い込んでいる部分までを踵がキュッと圧迫している。
その踵が少しでも動くと光莉の声から呻き声が漏れ、ビクン!と全身が震えていた。
(…………!!)
渚砂は思わず口元を押さえる。その様子に気づいた静馬が渚砂の仕草を見てにんまりと
妖しげに微笑む。しかし、渚砂は光莉達に視線が釘付けになり、静馬の邪な心に気づく
様子も無かった。
323すとぱにエピソード ◆ve1CraWg1Y :2006/05/05(金) 00:14:46 ID:5ck4T8lC
「フフフ……こんなのはまだ初心中の初心よ? ここをちょっと動かしただけでこんな
調子じゃ、震わせたらどうなるのかな?」
「や、やめて……夜々ちゃ………ッ!! はぅう……!!」
夜々の右足の振動がさっきより速く強くなった。ショーツに浮かんだ縦筋に沿うように
あてがわれた踵はプルプルと震えて刺激を与えながら、割れ目を上下していた。
振動を受けるたび、或いは責められる位置をずらされる度に、光莉の体はそこから強烈な
電撃を受けたように反応し、上半身を縮こまらせる。
(あの娘は……どうして逃げないの?)
渚砂は光莉がされている行為を見ながら、自分がされている錯覚に陥り、思わず下半身が
キュンとなるのを覚えた。もし自分が静馬お姉さまにそんな事をされたら――逃げようと
するだろう。でも、あの娘は体が震えるほど恥かしい責めに遭っているのに逃げないままだ。
「フフフ……しっかりと『電気アンマ』が極まってるようね」
静馬が少し頬を上気させ、瞳を煌かせながら言う。


でんき……あんま……?


渚砂にとっては初めて聞く言葉だったが、それが何故かとても印象に残った。
「あの娘はね、逃げたくても逃げられないの……ほら」
静馬が茶目っ気を帯びた声で言うと、渚砂の顔を両手の平で挟んで夜々のほうに向ける。
そこには光莉の綺麗な足が伸びていたが――。
(あっ……)
渚砂はその光景を見て思わず切ない気分になってしまった。
夜々は光莉の両足首をそれぞれの手に掴んで逃げられないようにしていたのだ。
それだけではなく、光莉が股間の刺激に耐えられずに思わず内股になると、責めている
足と反対の足も割りいれてその抵抗を無駄にしたり、逃げようとして後ろに下がるのを
両足を引き寄せて逆に距離を詰めて責める力を強くしたりなど、されている女の子に
とって意地悪な事をしやすい体勢であった。
(あの娘……辛くないのかな……?)
渚砂は光莉にとても同情的な気持ちになる。もし自分があんな事をされたら……とても
たまらないだろう。逃げられないようにされた上で、恥ずかしい所を思うが侭に責め
立てられるなんて――。

「はぁ……ん……。お願い……夜々ちゃん、もう……」
光莉は目を閉じて荒くなった息で辛うじて声を絞り出す。その頬は上気し、じんわりと
滲み出る額の汗に前髪が張り付いて、少し乱れた様子になるのがとても官能的だった。
その表情を見て渚砂は思わずごくりと唾を飲み込む。
「だめ……この程度でギブアップしてたら、お姉様達との『おつとめ』は務まらないよ?」
夜々が少し上ずった声で言う。彼女も興奮しているようだ。光莉を責め立てるのに足が
忙しなく動き、こちらもスカートが捲れ上がってきて黒のショーツが渚砂の位置からも
良く見える。
(……気のせいかな?)
渚砂の目には夜々のショーツの皺がぴったりとその中の割れ目に張り付き、その形が
くっきりと浮かび上がっているように見えた。その張り付き方が、何か水分を含んだ
布の張り付き方に似ているように思えたのだが――。

「あの娘、興奮してるみたいね」
静馬の声が耳元から聞こえ、渚砂は仰天して悲鳴を上げそうになった。
「あ、あの娘って……?」
「黒髪の娘の方よ。電気アンマをしてる方」
また『でんきあんま』と言う言葉が出た。静馬の言葉から察すると、今スピカの二人が
やっている行為そのものが『電気アンマ』と言うらしい。
「あんな美少女を思うがままいじめてるんだから、気持ちはわかるわ……している方は
とても気持ちが昂ぶるでしょうね……電気アンマだって、どうしてもエスカレートして
しまう――」
淡々と夜々の気持ちを代弁する静馬。しかし、決して彼女は無感動ではなかった。
表情こそ平静だが、呼吸は僅かに荒く、渚砂を抱く手にも力が入っている。その手が
しっとりと汗ばんでいるように感じるのは渚砂の気のせいだろうか?
324すとぱにエピソード ◆ve1CraWg1Y :2006/05/05(金) 00:15:25 ID:5ck4T8lC
(お姉様は……する側の気持ちがわかるんだ――)
それはそうだろう、と自分でも納得する。エトワール様があのような行為をしたとしても
それはされる側ではありえなかった。餌食になる子は特定とは限らない気もするが。
「でもね……」
静馬は意味深な表情で渚砂を見つめた。こんな際だが、渚砂はいつもの様に静馬に
見つめられると体が蕩けそうになる。
「そのエスカレートした気持ちを女の子の秘密の所にぶつけられる相手のほうは……
たまったものじゃないでしょうね?」
クスクスと忍び笑いをしながら静馬は視線を光莉の方に移した。

(あっ……)
静馬と同様に光莉の方を見た渚砂は思わず胸がキュンと疼いてしまう。
静馬の言葉に誘導され渚砂が見た光莉のそこは、大変な事になっていた。

クチュ………チュ……。

「ん……! はあぁ……ん……」
光莉が耐え切れない表情で制服の上着をギュッと掴んで悶える。執拗な電気アンマを
長い時間続けられると、何かを掴んで力を入れていないとイクにイケない気持ちが
募りっぱなしで、内面の高まりに精神がついていけない。
そして、その光莉を苦悶に喘がす女の子の急所は――。
「フフ……もうぐっしょり濡れちゃったね、光莉。ぱんつ、ダメになっちゃったかも♪」
興奮で上ずりながらも揶揄するように言う夜々の声を聞き、光莉は真っ赤になった。
「やだ……見ないで……」
身も世もない表情を両手で覆い隠す光莉。自分達が見てる事を知ったら、あの娘は卒倒
しちゃうかも――と渚砂は思った。
光莉のスカートの中は下腹部の辺りから太股の内側までびっしょりと濡れそぼっていた。
水をかけたような――或いはお漏らししたような、とは少し違う。濃密な女の子の匂いが
その周囲に立ちこめ、夜々の足はねっとりと濡れ、動くたびに糸を引いてキラキラと光に
反射していた。ショーツはその下の割れ目の形にぴったりと引っ付くどころか、割れ目の
所の皺が深くキュッとお尻の方まで食い込んで、それ自体が光莉の女の子の秘密の場所を
責め苛む道具と化していた。光莉の女の子の急所を守ってくれるものは何もないのだ。

「いい感じだね、光莉。これでも……電気アンマは苦手?」
「だって……だって……ああッ!!」
夜々の靴下に包まれた踵が更に光莉の股間をグリグリと責め立てる。光莉のピンと伸びた
両足が電気アンマされるたびに小刻みに震えているのを見て、渚砂も思わず自分の股間を
スカートの上から押さえた。
「あっ……」
その瞬間、ビリビリと電流の様な衝撃が今触ったところから脳天に突きぬけ、思わず
呻き声を漏らしてしまう。
(あの娘……こんなのをずっと……)
傍らに静馬がいるのも忘れて、渚砂は股間を押さえながら電気アンマされている光莉の
悶え方をじっと見つめていた。静馬はその渚砂を見て胸を高鳴らせる。

(渚砂ちゃん……同調しちゃったかな?)
静馬は渚砂に自分の興奮を悟られないように息を整えながら渚砂の様子を観察する。
電気アンマはされるが向いている女の子と、するのが向いている女の子がいる。渚砂は
間違いなく前者だ。そして自分は勿論後者――。
(私たち、いいカップルになれそうね♪)
声に出しては言わず、電気アンマされている光莉に同調した渚砂が股間を押さえて内股に
なって悶える姿を静馬はじっと見つめていた。この淫らな姿をするのに妙にミアトルの
クラシックな制服は良く似合うものだと思う。
325すとぱにエピソード ◆ve1CraWg1Y :2006/05/05(金) 00:16:36 ID:5ck4T8lC
「光莉……もう、耐えられない? ……逝かせて欲しい?」
夜々が更に振動を強くしながら言う。彼女は踵を光莉の割れ目の上部――クリトリスを
斜め下からグリグリと圧迫するような責めと、割れ目に沿って上下しながら細かい振動を
送る責めを交互にやっていた。
「はぅうん……!! や……夜々ちゃ……ん……。……あぅん!! ……あああッ!!」
その責めに対し、光莉は割れ目を責められている時は喘ぎ声漏らしてプルプルと全身を
震わせ、クリトリスを責められている時は激しく身悶えしてのた打ち回る。
(女の子の責め方を熟知してるわね、あの娘――)
思わず静馬も感心してしまう。ミアトル一のテクニックを誇る彼女が認めるのだから、
夜々はスピカでもトップクラスのテクニシャンだろう。

「夜々ちゃん……! もう……だめ……はぁああ! お願い……い、いじわる……しない
……で……はぁん!!」
「光莉……可愛い……」
本当はもっと虐めたい――夜々は心の中で思っていた。光莉と逝く寸前まで高まらせて
その状態を可能なだけ引き伸ばし、そしてゆっくりと冷まさせる。光莉の苦痛と快楽の
狭間に喘ぐ表情を見て、これを何度も繰り返したかった。実際にそんな事をしたら光莉の
精神はおかしくなってしまうだろうが――だから今はこれで止めを刺してやる事にする。

「光莉……これからも私たち、一緒だよね? 何度もこんな事、してもいいよね?」
「……ハァ……ハァ。……う、うん。光莉ちゃん……いいよ……しても……はうんッ!?
だ……だから……お願い……!!」
悶えながら泣く光莉からの言質を取った夜々はしっかりと股間に踵をセットしなおした。
そして止めとばかり、今までにない激しい振動を送り込む。体がゆさゆさと揺らされる
激しい電気アンマを受けた光莉は悲鳴を押し殺し、キュッと太股で夜々の責め足を挟み
こむとその爪先を両手で掴んで激しく身悶えした。

「う……ぁああ!……夜々ちゃん! ……はぁううう……!!!」
「光莉! 逝って……心を解放して!」
「飛んじゃう……! 飛んじゃうよぉ……!! 夜々ちゃん……夜々ちゃあん!!」
光莉の逝きそうな表情を見て渚砂も激しく自分の股間を触っている手を動かした。
静馬が見ているその前で――そして――。

「「はぁああああ……あああ!!!」」

ぷしゃぁあああああ…………!!

溜められていた堰が一気に決壊したかのように、光莉の神秘のクレヴァスから蜜が
溢れかえった。自分を苛んでいた渚砂もガクガクと腰を震わせ、白の下着を濡らせて
しまう。
「はうぅぅぅぅ…………ん…………」
失墜を迎え、ガックリと全身の力が抜けた光莉――。その光莉と同時に失神した様に
ふらっと倒れる渚砂。渚砂はしっかりと静馬が受け止め、光莉は夜々がギュッと
抱きしめた。

(あの娘と同調して逝っちゃったのね)
自分は電気アンマされていたわけではないのに――なんと感受性の強い子だろうと
静馬は思った。もしかしたら自分は得がたい物をその手に抱いているのかもしれない。
(これから、面白くなりそうね……)
気絶した渚砂の額の汗を優しく拭ってやりながら、静馬はにんまりとその寝顔を
見つめていた。
326名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:18:01 ID:Y0WyRBHF
アニメこっちじゃあってないけど

+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
327Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/05(金) 00:25:50 ID:5ck4T8lC
投下終了っす。
一話完結のエピソード形式。このほうが続き物より楽かもw。

今回のはアニメにはないエピソードでしたが、次に書くとしたら
5話の「秘密のお茶会」メンバーでのパジャマパーティとかやるかも。
需要があればですがw。

今ふと思いましたが、女子学園物で278様のおとボクとちょっと
テーマが被ったかも? 
まぁ、こちらにはサオは一本も出てきませんがw。
328Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/05(金) 00:28:48 ID:5ck4T8lC
>>326
リアルタイム、イターーーー!!w
うむ、アニメベースなので本当はないのですが、こんなおいしい
シチュは逃せませんw。
329名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 00:38:52 ID:fHCQ2+wp
久投下キター!
乙華麗。 GJ!
330名無しさん@ピンキー:2006/05/05(金) 02:46:02 ID:hNvxOXZG
GJ!
ストパ二大好きです。
嬉しい!
331278:2006/05/05(金) 03:18:10 ID:GUHFLH05
あんま分,華麗に補充させて頂きました
毎度ながら素晴らしい作品選択andクオリティですねっ

さて,私もはよ書かなきゃ。
332Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/05(金) 23:25:53 ID:ckNL+mQz
>>329
d。久でしたな〜。

>>330
ストパニ好き、二人目(・∀・)。このアニメ、狙いすぎだけど好き。

>>331
どもです。またしてもマイナー作品選択ですw。
首を長くしてお待ちしてます(・∀・)。
スレの隆盛にはやはり新鮮な風が必要ですね〜。
うちも盛り上げたいけど、ここでのその役目は終わったっぽい。
333名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 12:16:31 ID:vZ/w8V5x
334名無しさん@ピンキー:2006/05/06(土) 15:29:46 ID:mGmfDvtL
━(゚∀゚)━!
335名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 00:07:55 ID:UVUI0L8o
GJGJGJGJGJGJGJGJGJGJ!!!!!!!!!!!!
あんまにあ閣下はやはり現人神だ!!
336Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/07(日) 01:19:45 ID:F9UQX0DE
>>335
イエーーーイ!w
誉められて嬉しいので触りを投下しちゃうのです〜w。

337すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/07(日) 01:21:03 ID:F9UQX0DE
アストラエアの丘、そこには、三つの女学校が建ち並んでいました。
聖ミアトル女学園、聖スピカ女学院、聖ル・リム女学校。
そして、その敷地のはずれにある3校共通の寄宿舎である、いちご舎。
アストラエアの丘……それは男子が立ち入る事の許されない聖域でした……。

学年も学校も違うさまざまな思いを秘めた乙女だけによる百合色学園ライフ。
そんなヒミツの花園で起きる出来事をあなたもちょっと覗いてみませんか……?


          *          *          *


Episode 2.『深夜のお茶会 After...』


ひょんな事から、渚砂たちの部屋でお茶会を催すことになった、6人の少女達。
その面々もミアトル4年生の渚砂と玉青、スピカ3年生の光莉と夜々、ミアトル新入生の
千代、スピカ新入生の蕾――様々な立場の組み合わせで、デスクライトの仄かな灯りを頼りに
始められた深夜のお茶会は、校則違反のスリルも相まって粛々と盛り上がっていたのでした――。



お互いの交友関係や楽しいエピソードの話題でひとしきり盛り上がった後、先輩である渚砂と
玉青に光莉が相談したい事がある、と切り出した。
それは――。

「電気アンマ……ですか?」

玉青が大きな目をパチクリさせる。光莉が仄かな灯りにも鮮明にわかるほど真っ赤になって
頷く。隣では夜々が天を仰ぐ格好をしていた。新入生の二人は思わず顔を見合せて赤くなる。
二人とも意味は理解できているようだ。
渚砂は何故かそっぽを向いている。普段は相談には一番乗ってくれる娘なのだが……。

「えっと……詳しい事情を伺っても宜しいかしら?」
玉青が苦笑しながら先を促す。光莉は夜々の顔をじっと見つめていたが、やがて思い切った
ように玉青に打ち明けた。

人に話すのは恥かしい内容だけに、光莉の話は遠まわしになったり、言葉に詰まったりして
中々先に進まなかったが、玉青が辛抱強く聞き取ったところ、どうやら、ルームメイトの
夜々からされる電気アンマが、ちょっと辛いと言う事らしい。端で話を聞きながら夜々は
バツが悪そうに頬を掻いている。

「要するに夜々ちゃんの電気アンマが執拗だから毎日受けるのは辛いと言う事ですね?」
「えっと……! その、執拗とかじゃなくて……その……はい……」
「う〜〜ん……」
玉青が困った表情を夜々に向ける。夜々は先輩から諭された様に申し訳無さそうに俯く。
それでもチラチラッと玉青の様子を窺う悪戯っぽい仕草が玉青には憎めなかった。

338すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/07(日) 01:21:56 ID:F9UQX0DE
「光莉ちゃん、こんなに可愛いですものね。個人的には夜々ちゃんが光莉ちゃんを虐めたく
なる気持ちはわかりますけど……」
微笑みながら玉青が言う。蕾が少し膨れたような表情をする。自分の憧れの『光莉先輩』が、
上級生とは言え、愛欲の対象の様に言われるのはちょっと面白くない。
(只でさえ夜々先輩に独占されてるのに)
夜々の事も好きなのでそれがイヤと言うことではないが、玉青の様に貴婦人然とした美人の
先輩に割り込まれたら自分の番が遠くなるばかり――。
(あわわわ――)
そこまで想像して慌てて首を振る。憧れの先輩に対して自分はなんて邪な事を考えてるの
だろう。そう思ってコホンと咳払いして再び面を上げると――。
(くすくすくす……)
ふと忍び笑いしている視線に気づいた。玉青と夜々が二人して蕾を面白そうに見ている。
「蕾ちゃんの百面相、面白いよ♪」
「な……なな……!!」
夜々に耳元で囁かれ、蕾は反射的に否定しようとしたが、深夜なのを咄嗟に思い出し、
慌てて口元を押さえた。その仕草が可愛らしく、玉青や渚砂も微笑ましげに見つめる。

「……で、話を戻しますが、夜々ちゃんの気持ちはわかりますけど、やはりされる側の
気持ちは大切にしなければいけないと思いますの。夜々ちゃんも光莉ちゃんに嫌われたく
ないですよね?」
「はい……」
反省したように夜々が頷く。
「変な言い方かもしれませんが、今欲張りすぎて後で冷めてしまうより、日々物足りない
ぐらいの方が長続きすると思いますの。炎の様な激しい情熱よりも炭火の様なじんわりと
した暖かさの方が相手の心を蕩けさせる事もあります――友情・愛情、並べてそういう所が
あると思いません?」
玉青の詩人めいた諭し方に思わず渚砂は溜め息をついてしまう。彼女のルームメイトは
良家の家柄・端麗な容姿・聡明な頭脳、と全てが秀逸だ。

「そうですね……」
夜々が光莉を見て申し訳無さそうな表情をする。
「ゴメンね、光莉――私、光莉の事大切にしなきゃいけないのに……光莉が辛いならもう
これからはああいうことはやめにするね。ちょっと寂しいけど、光莉に嫌われたくないもの」
「ち、違うよ、夜々ちゃん!」
夜々の反省の言葉に光莉が驚いて首を振る。光莉の意外な反応にきょとんとする夜々。
「わ、私……夜々ちゃんにああいう事をされるのがイヤなんじゃないの。その……私が
ミアトルの先輩達に教えて欲しいのは……」
チラッと玉青と渚砂の方を見る。二人とも光莉の次の言葉を待つ。
「ど、どうすれば、その……や、夜々ちゃんの電気アンマを受け入れられるようになれるか
……なの」
恥かしい告白をしたように光莉が真っ赤になって俯く。夜々は呆然としていたが、光莉の
言っている意味がわかると、こちらは嬉しくて頬を染める。
「夜々ちゃんの電気アンマがイヤだったら、先輩達に相談しに来たりしないよ。ちゃんと
夜々ちゃんに自分でお願いする――わ、私は夜々ちゃんが私にしてくれる事を全部受け止
められるようになりたいの。だって、夜々ちゃんは私にとって大切なお友達だもん――」
普段なら最後の「お友達」に少し落胆する所だったが、そんな事が些末事に思えるほど、
夜々は有頂天になった。みんなの前なのに思わず光莉を抱きしめて頬擦りしてしまう。
光莉が小さく悲鳴をあげたが、それを嫌がらない姿を見て他の4人は蕾でさえも暖かい
気持ちに包まれる。
339すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/07(日) 01:22:48 ID:F9UQX0DE
「なるほど……」
夜々の抱擁が一段落した頃合いを見計らって玉青が切り出す。
「フフフ……でも、どうして私たちですの? スピカにもその手の話に詳しいお姉様方は
いらっしゃるでしょう?」
「えっと……その……」
光莉が少し困ったような表情をする。
「恥かしい話ですけど、私、去年の転入から親しくしてもらえた先輩が……いないんです。
私が身構えてしまうせいでしょうか、先輩だけじゃなく、同級生でも下級生でも――あ、
勿論夜々ちゃんと蕾ちゃんは別ですけど」
意外な話を聞いたように玉青と渚砂は顔を見合わせた。美しい物が集まると言われるスピカの
中でもとりわけ美しい少女と評判の彼女がそんな悩みを抱えていたとは。

「だからその、こういうお茶会に誘っていただけた先輩にお話を聞いていただきたくて。
それに、ミアトルの『お部屋番制度』には……こういった事も妹達に伝授する噂を聞いた
ものですから」
「ああ……そうでしたか」
合点が行ったのは玉青一人のようだった。スピカの二人は勿論、渚砂や千代も何の事か
わからない表情をしている。
「ええ、確かに。ミアトルのお部屋番制度の中には妹にお姉様と仲良くなる方法を授ける
しきたりがありますわね」
「た、玉青ちゃん。それって、その……電気アンマのやり方をお姉さんが妹に教えるって
事……?」
渚砂の声が上ずった質問に玉青は肯定も否定もしなかった。ただ、片目を瞑って微笑んだ
だけだ。
「も、もしかして、私達が千代ちゃんを……?」
渚砂が千代を見ると、今まで慎ましく控えて給仕をしていた千代がぱっと表情を明るくして
いた。渚砂と目が合うと恥かしそうに視線を逸らし、時折渚砂を盗み見るように上目遣いで
見ている。
(う……お部屋番制度って……奥が深い)
これもミアトルの伝統がなせる業か――渚砂は溜め息をつく。


「フフフ……今申し上げたとおり、ミアトルのそれはお姉様と妹の大切な儀式の一つですの。
ですから、他校の方々に堂々とお教えできるものではありませんわね」
玉青が上品な口調で言う。そう言われるとスピカの生徒である光莉はただ恐縮するしか
なかった。流石に無理強いも出来ず、諦めようと思った時――。
「た、玉青ちゃん。そんな事言わずに教えてあげようよ。光莉ちゃんの健気な気持ちを
台無しにしちゃ可哀想だもん」
渚砂が光莉の援護をする。その言葉を待っていたように玉青はにっこりと微笑む。
「渚砂ちゃんがそう言うなら……勿論、私にも異存はありませんよ。そもそもこのお茶会は
禁忌を破って開かれたものですし」
玉青がウィンクするのを見て渚砂も安心したように微笑む。
「ですが、蕾さんはどうされますか? あまりミアトルの伝統には興味がおありでない
ご様子でしたし――」
「そ、そんな!」
玉青の言葉に蕾は思わず大声を出しそうになる。ここまで来て自分だけ仲間はずれなんて
ない――でも、光莉ほど切迫した事情もない身とあっては、やはり退出した方が良いの
だろうか?
340すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/07(日) 01:23:52 ID:F9UQX0DE
「ま、待ってください、玉青御姉様! ここまでみんなして仲良くなったのに蕾ちゃんだけ
仲間はずれなんて可哀想です!」
そう言って蕾の前にせり出してきたのは千代だった。大人しく控えめな彼女が急に積極的に
なった。我知らず、蕾を押し退けようとするほどに。
「こ、こら……! 邪魔だってば! いきなり前に出てこないで……」
蕾が押し返すが、千代は梃子でも動かない。普段の彼女らしからぬ自己主張だ。
「でも千代ちゃん、ミアトルの儀式をお教えするのですから、ここからの作法は全て
ミアトル流で執り行われなければなりませんわ。蕾ちゃんにそれが約束できるかしら?」
「はい! 約束できます! 私がさせますから!」
「ちょ、ちょっと! 何を勝手に決めてるのよ!!」
懸命に玉青を説得する千代とそれに突っ込む蕾の掛け合いが面白くて夜々がこらえきれなく
なったように笑い出す。光莉もクスッと笑みを漏らした。

「そうですか、可愛い妹の頼みを無碍に断るわけにはいきませんわね」
玉青が今度は千代にウィンクする。さっきと同じく、了承の意味だ。千代は喜びを満面に
表し、ぺこりとお辞儀する。
「蕾さん……いえ、蕾ちゃんもそれでいいですか?」
「は、はい……!! 玉青先輩……」
突然振られて背筋をピンとして返事をする蕾。彼女の言葉を聞き、玉青は小首を傾げた。
「ミアトルでは上級生の事は『御姉様』とお呼びするのが慣わしですよ、蕾ちゃん」
「あ、は、はい……」
その時、蕾は玉青だけでなくみんなの注目が自分に集まっている事に気がついた。
「よ……よろしくお願いします。玉青御姉様、渚砂御姉様、夜々御姉様……それと……」
最後の一人の所で蕾は言いよどんだ。彼女にとってはそれは軽々しく口に出来ない大切な
言葉――相手の御姉様もそれがわかっているのか、じっと蕾の言葉を待った。
「よろしくお願いします――光莉御姉様」
蕾は恥かしさで真っ赤になりながらもハッキリと正面を向いてその言葉を言った。光莉が
にっこりと微笑む。
「よろしくね、蕾ちゃん――一緒に御姉様方に楽しい事を教えていただきましょう」
「は、はい……!!」
その言葉を聞いて蕾は感激で胸が一杯になった。

(なるほど……玉青『御姉様』はなかなかの策士でいらっしゃる――)
夜々はチラリと玉青を見る。ミアトルの儀式を他校に教えられない、と言いながら渚砂を
使って光莉を、千代を使って蕾を引き込んだのだろう。こうすれば光莉や蕾は自分達の
ためにみんなが禁忌を犯す事に対する心配が小さくなる。
夜々の視線に気づいたのか、玉青がこちらを見て上品に微笑んだ。夜々は玉青が渚砂を
巡ってエトワールに正面から対抗した噂を聞いている。ここまでの玉青の様子を見れば、
その噂はまんざら嘘でもない様に思えた。

「それでは今からミアトルの伝統の一つ――伝授の儀式を行いますわ。皆様、宜しいです
わね?」
玉青が問い掛け、全員が頷く。
「それと、僭越ながらご注意を――」
少し真面目な表情で玉青が居並ぶ面々の顔を見渡した。
「今晩の事はミアトルは勿論、スピカの先輩方にも内緒にしてくださいね。大事な
エトワール選を前に火種を燻らせる様な真似はしたくないですから」
玉青と同様、全員が真顔になって頷いた。
341Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/07(日) 01:26:23 ID:F9UQX0DE
投下終了〜。
これでこのネタもあとには退けぬw。
さわりなので電気アンマシーン(つかエロシーンすら)なくてすまんす(´・ω・`)
続きはまた後日。
342名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 12:47:13 ID:KyPuW2jw
そりゃ待ってるシーンやシリーズもあるけど、
神には逆らえませんがな。
343名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 13:23:16 ID:esdyFr14
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +
344名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 13:42:07 ID:eKG00TL/
GJGJGJGJGJGJG!!!!!!
現人神あんまにあ陛下に敬礼!!!
・・・久しぶりに覗いたらまさかここでもすとぱにとはな・・・
345名無しさん@ピンキー:2006/05/07(日) 17:24:07 ID:ws5h7cDN
乙の舞なり〜

瑞穂キュン悶絶SSマダ〜?
346名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 00:29:36 ID:3cUs9Cle
瑞穂×貴子だとイイナ
347278:2006/05/08(月) 07:24:29 ID:/g9ZTjeY
お待たせして申し訳ないです。言い訳しとくと職業柄,GW前後は忙しいんです

まりや×瑞穂の部分を書いててふと思ったのですが,瑞穂きゅんがあんまされるのって「女の子」が電気あんまされて悶絶!じゃない気がするんですがどうでしょうか?
348名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 08:39:51 ID:CSxpnD5w
>>347
どうでもいいけどさ、その細かい事前報告がいちいちハードル上げてるってことわかってる?
そんだけ煽っといて大したことない出来だったら高確率で叩かれるぞ。
まぁ、相当の自信がおありのようなので、そこらへんは心配無用なのかな。
349名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 17:46:12 ID:ijwIhScl
そんなんでいちいち叩かれないよ
もっと盛ってるスレならともかく
350名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 20:45:20 ID:H3q/BGsm
とりあえずもっと多くの作品が読みたい。
それだけだ。
351名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 21:26:46 ID:crY3aXii
>>347
他の男なら絶対認めないところだが
 瑞 穂 き ゅ ん だ け は 許 す
352名無しさん@ピンキー:2006/05/08(月) 21:50:49 ID:KzvlLEHp
ここの住民は希少な電気あんまSSに飢えているからちょっとやそっとでは叩かない
353Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/09(火) 00:47:01 ID:IMCmWy7L
>>342-343
投下時は酔った勢いでやってしまいました……今は反省している。
レスに反射的に投下する癖は治さないと。電気アンマ篇?は現在制作中。

>>344
「ここでも」と言うことは別のシチュスレでも?>すとぱに。

>>351
 は げ ど う。
他にはぴ○す!の渡○瀬準も是非許したいw。
354名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 11:36:48 ID:s0BSvBlN
下半身裸あんまが好きだ。少数派だが。
瑞穂あんま容認つか是非お願いしますm(_ _)m。
355名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 19:37:31 ID:SKzzVcBx
むしろ瑞穂推奨に1票。
まぁなんだ、>>348とか見てそんなプレッシャー感じるなよ。当然期待はしてるがなw
356名無しさん@ピンキー:2006/05/09(火) 23:12:32 ID:2+V9kx6E
344だが、あんまにあ閣下に返答すると、
>ここでも
すとぱに本スレを見た後だったので、ブームなんだな〜と。
別シチュではございません。
357名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 02:25:03 ID:TTW3T0qE
>他にはぴ○す!の渡○瀬準も是非許したいw。

それ……すごくいいよ
358名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 10:12:28 ID:usuoP7P4
>>357
わ・た・し?♥

                 ____
                  ,.ィ'"´: : : : : : : : ``''ー 、
               /: : : : : : : : : : : : : : : :.\ : ` 、
             ,.イ: : : : : : : : : : : : : : :\ : : : \: : :.\
          /: : : :/: : : : : : !: : : |: :.|ヽ \ : : : \ : : ヽ
           ,' : : : /: : : :./: :,': : : ,': : i iハ: :.ヽ: : : : :ヽ: : :ヘ
        i: : : :/: : :./ : / : : /!: :.,' | |∨:.|ヘ: : : : :ヘ: : :ハ
         | : : ,' : /: : :./ : :.:/,':.:./ !:i !:.:| |∨: :.:.:.∧: : i、
          | : : !:./: : : :,イ: : _/_:./  i/ !斗f‐-、 : : :.:ハ:.:.| i
          |:/|/: : :/ィ'"´/: .イ  /  .|/_,」,_ ! ` : : :.:|: :| |
         ,ィ| : :/: : :./i,>fア"「iヽ     7´:::::}`|: : : :.:.:.i:.:.| |
      / |: :,':.:./{ rT{::::::::::r j     { ::::rイ‖: : : :/ト、ハi
        {  |: :{:./:.:.:.ヽ|:|乂、_,ノソ      ヾr'ル, i:!: : :.:,'. | 乂
      ヽ | : |,':|:.:.|:.:.|` '''"´       、 ,,,,, ,':|: : :.i  !   `''ー‐ '
        !: : : :|:.:.|:.:.l:.:.|:.| ""゛           /:.:| : : |  ヽ.
        ,' : : :.:l: :.|:.:.!:.:.i:.| \    ` ´  .ィ':.!:.∧ : :|    `
       ,': : : : :!:.:.i:,.-、「|:ハ.  >r、 _,、イ:!: !:.:|:.:.:.ヘ:.:ヘ
        /: : : :_厶イ .ノ |:.:.|`''ー┤ニ、_:.:.:.|:.:|:.:|:.:.:.:.:.`iー\
.      /:>'"_      { |: :i   ,' ||. | `'ー-、:.:|:.:.:.:.:.:∧   `ー
.     ,イ-― 、 \ヽ. ヽ/,イ  / _||_ノ    ハ`ヽ :.:.:.:.∧
    / :: :: :: :: \ \`ー" `'ー,.イ,.レ}ニk、 .| !:: :ヘ:.:.:.:.:∧
    ,i :: :: :: :: :: :: :\ \  く/,' ! ト、.\  .| |:: :: ハ:.:.:.:.:.ヘ
.   /:| / ̄\:: :: :/:ヽ ヽ   // !::ヘ∨  | |:: :/!:ヘ :.:.:.:.:ヘ
  /:.:.| :: :: :: :: :ヽ::/:: :: ヘ ヘ く/ ,'::::::ハ.  | |;:イ/:.:.:ヘ:.:.:.:.:.:.ヽ
359名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 13:13:15 ID:NDKwQ8QE
待つ。
じっと待つ。
360名無しさん@ピンキー:2006/05/10(水) 17:27:21 ID:ab04/vFQ
エロけりゃなんだっていい
361名無しさん@ピンキー:2006/05/11(木) 15:49:22 ID:JwQEkMim
>>358
ばっちこーい
362名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 16:57:10 ID:7VkHeTvt
電気あんまの魅力について
363名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 17:18:01 ID:mK9osSjI
つ ジワジワ感
364名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 18:13:58 ID:/1S5f/qp
つ やめられないとまらない
365名無しさん@ピンキー:2006/05/12(金) 20:39:45 ID:0VOMUTl1
つ 性器を足で踏む背徳感
366名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 00:07:06 ID:x66ApC6t
つ 女の子の切ない表情
367名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 00:24:24 ID:DpmQZ9Ff
なるほどどれも当てはまるなw
368名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 14:15:20 ID:+fklsUOG
>>358
どう見ても女の子にしか・・・w
369名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 14:45:52 ID:fwYE0JFf
こんな可愛い子が女の子なわけないだろ
370名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 19:12:43 ID:EV0GKX9N
ちょっと上とかぶるが、、、
こんなに可愛いのについてないわけ(ry
371名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 19:13:11 ID:e1P2SDpa
でもあんまは割れ目にするのが基本。
372名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 19:48:39 ID:pnP7QEuO
>>371
だが、準にゃんなら……
373名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 20:20:16 ID:wxuO9t0z
>>372
勿論OKだ。
374名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 20:21:26 ID:wxuO9t0z
準や瑞穂のTSあんまネタなら大歓迎。
375名無しさん@ピンキー:2006/05/13(土) 20:22:15 ID:wxuO9t0z
勿論、♂♀両方で。
376名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 02:20:12 ID:boxjNJi1
>>374-375
想像しただけで・・・・・萌え死んでしまいそう。
誰かSS化を・・・・
377名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 03:30:14 ID:CJrhDtpD
>>376
♂だけならさっき準のキャラスレで見つけた。







・・・・・・・・・・ (;´Д`)ハァハアしてしまった・・・・・・orz
378名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 21:45:14 ID:CyyPcHRg
TSってなんですか?なんとなく見当はつくけど。
379名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 22:33:42 ID:wKaom1I9
>>378
Trans Sexの略だっけ? 性別入れ替わり。何故か腐女子が好む。
準にゃんや瑞穂きゅんなら俺もありかも。
380名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 22:44:28 ID:yGTGNs5S
>>379
その2人ならそのままでも大丈夫。
…というかそのままの方がむしろいいなんて思っちゃう俺はもうダメかもわからんけど


そのままあんまされちゃうの希望
381名無しさん@ピンキー:2006/05/14(日) 23:07:50 ID:lB5R4YKg
>>380
そのままの場合、加害者は女子がいいな。



・・・・・準の場合は男子でもいいかw。
382Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/15(月) 00:47:32 ID:F6Ry+sPv
面白そうな話が続いてるので……投下どうしようw
>>380の話とか制作意欲が湧きます。

もうちょっとしたらSS投下します。
383すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/15(月) 00:55:14 ID:F6Ry+sPv


          *          *          *


「伝授の儀式――と言ってもそんなに大げさなものではありませんけどね」
クスッと玉青は悪戯っぽく笑う。
「ただ、準備は必要ですの……皆さん、下半身は下着一枚になって下さい」
う……と思わずその場にいた面々が一瞬引くが、教える内容の性質上、仕方がない。
「わかりました。光莉……」
「うん……」
この深夜の授業の言いだしっぺである光莉と夜々が立ち上がってパジャマの下をスルリと
落とす。二人とも滑らかな肌で、デスクライトの常夜灯に仄かに浮かぶその光景は幻想的
ですらあった。
「あ〜〜! 先輩達……じゃなかった、御姉様方、校則違反じゃないですか!!」
蕾が素っ頓狂な声を上げて指摘する。夜々は黒のショーツ、光莉は淡いピンクのショーツ
だった。しかし、二人とも大人びた印象はあるとは言え、それほど卑猥なランジェリーと
言うわけでもないが――。
「スピカの校則じゃ下着と手袋は白じゃないといけないんですよ? 基本じゃないですか」
「そう……だけど、夜々ちゃんが……」
光莉が困ったように夜々を見ると、彼女は惚ける様に口笛を吹いていた。そもそも普段の
彼女はソックスも太股まである黒のオーバーニーソックスだ。生徒の自主性を重んじるとは
言え、校則にはそれなりに厳しいスピカの中では大胆な格好とも言えるだろう。ちなみに
光莉のランジェリーの大半は夜々が無理矢理買ってくれたものだ。スピカ5大スターの
鳳天音に見初められてからというもの、夜々は光莉のお洒落に積極的だった。電気アンマの
事もそうだが、時折夜々は光莉の事となるとやりすぎな所もあり、色々と彼女を困らせて
しまう。

「似合ってないかな、蕾ちゃん?」
自分の下着姿を夜々以外の他人にチェックしてもらう――こんな機会は滅多に無いので
光莉は蕾に聞いてみた。聞かれた方の蕾はたちまちうろたえて真っ赤になる。
「そ、そ、そんなわけないじゃないですか! お、お似合いですとも! とっても、その
……セクシーでステキです!! で、でも……」
しどろもどろになりながらも蕾は思っている事を全て言い切った。憧れの光莉に対する
賛辞を惜しむ理由などどこにもない。校則違反は気になるが、それに言及する前に――。
「じゃあ、別にいいでしょ? それに今はスピカじゃなくミアトルの儀式の最中だし」
夜々が笑って突っ込むと蕾は「うっ……」と唸って押し黙る。
「これならば天音様もたまらず誘惑されちゃうよ、ね?♪」
夜々の言葉に流石にそこまで恐れ多い事は……と困ってしまう光莉だが、夜々が嬉しそう
なので自分も困った笑顔を返す。

(そうでしたわね……光莉さんは鳳天音様の……)
玉青も光莉がそんな下着を身に着けている理由に合点が行った。
(もしかしたらこの電気アンマのテクニックをお教えするのは敵に塩を送る事になるの
でしょうか……?)
少しその事が頭をよぎったが、それも面白いかも、と思う。渚砂とベストカップルになる
資格があるのか、今のエトワール様に強敵をより良い状態でぶつけてみるのは興味深い。

384すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/15(月) 00:55:59 ID:F6Ry+sPv
「では、次は渚砂ちゃんですね♪」
今度は玉青の顔が露骨に明るくなる。千代も興味津々の目で渚砂に注目する。
「アハハ……困ったねぇ……」
苦笑しながら渚砂もパジャマの下を落とした。シンプルな薄いブルーのスポーツショーツが
常夜灯の光に鮮やかに浮かび上がる。体にフィットする素材で少し食い込んだ股間の部分が
玉青には悩ましい。

「ウフフ……ステキなお尻ですね、渚砂ちゃん♪」
さっきまでとは裏腹に子供の様な表情でお尻に擦り寄る玉青。
「ひゃあん!? ……び、吃驚させないでよぉ〜」
大声を上げないように渚砂は悲鳴を押し殺した。玉青は幸せそうにすりすりしていたが、
はっと我に帰り、自分も立ち上がる。
「私も脱がないと、ですね」
再び上品に微笑むと皆と同様、するっとパジャマの下を脱ぐ。お嬢様らしく清楚な白の
ショーツではあったが――。
「わぁ〜〜♪」
「か、可愛い〜!」
夜々と光莉が感嘆する。玉青の下着はレース素材をふんだんに使用した、セクシーな下着
だった。色も飾りも品良く、けれど見せる所は見せる――乙女の秘密の割れ目の部分は
シンプルな素材でその筋の形をうっすらと想像させ、お尻は双球の半分を晒しながらも
レース素材が扇情的になり過ぎないように縁取られている。この中では一番凝った作り
だった。
「フフフ……」
スピカの生徒達の賛辞にまんざらでもない表情の玉青を、渚砂は改めて見つめる。

「玉青ちゃん……そんな下着も持ってたんだ」
「ええ、これも花嫁修業の一環ですから」
「へっ……?」
唖然とする渚砂に玉青は艶やかに微笑む。
「花嫁になる前には殿方との夜の御勤めの作法も学んでおきませんと……ね♪」
「はぁ〜〜〜……」
クスクスと悪戯っぽく笑う玉青を見て、どこまで本気なのだろう? と渚砂は感心しながら
もそう思う。
そう言えばミアトルは良家の花嫁育成学校の側面もあり、学園生活全般に花嫁修行に
関わる内容も多く、在学中から婚約する女生徒もいる、と玉青自身が話していたが……。
(玉青ちゃんって……なんでも凄いねぇ)
才色兼備はもとより、渚砂の髪や服のコーディネイトをしたり、様々なセンスの良さが
感じられ、それが誇らしげでないのがすごい、と渚砂は思う。
(エトワール様とはまた違うタイプの美人……だねぇ)
こんな凄い人達がどうして自分に縁があるのだろう、と渚砂が思っていると、下級生達が
立ち上がる気配がした。

(いよいよ、千代ちゃんと蕾ちゃんか……)
光莉や夜々の様に1学年違うだけならあまり自分と身に着けるものは変わらないだろう
けど、1年生ともなるとやはり色々な面で違う。特に下着などは――。
(熊さんのプリントパンツだったりして。クスクス……)
渚砂がそんな事を思ってると、灯りから離れた位置で玉青が手招きしているのが見えた。

「わ、私たち……?」
「は、はい!」
蕾と千代が玉青の所に行くと、玉青は彼女たちを近くに寄せなにやら小声で話をし始める。
そして――。
「え? こ、これを私達が……!?」
「や、やだ……これなんて、凄い……」
戸惑う新入生の声が聞こえ、玉青がなにやら諭すと二人してもそもそと着替え始めた。
385すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/15(月) 00:56:33 ID:F6Ry+sPv
やがて静かになると、灯りの所に玉青を先頭に三人が戻ってくる。玉青は満足そうな表情で、
新入生の二人は恥かしげに彼女の後ろについてくる。
「お待たせしました。妹たちの衣装替えが済みましたの……さぁ、御姉様方に見ていただき
ましょう」
玉青が二人を自分の前に押し出す。二人は――特に蕾は抵抗したそうにしていたが、玉青が
許してくれそうにないのを悟ったのか、渋々灯りの元に進み出た。すると――。

「わぁ〜お! セクシー♪」
「つ、蕾ちゃん……それ……」
「わ、私が選んだんじゃありません! 玉青様が選んで……その……」
スピカの二人が目を丸くするのを見て蕾はますます真っ赤になる。それは仕方ないだろう。
蕾はこの年になるまで、腰紐で結ぶショーツなど穿いた事が無い。
玉青は自分のランジェリーコレクションからセクシーな下着を選んで新入生の妹二人に
穿かせたのだ。
蕾のはスピカらしく清楚な白――なのだが、その面積は小さく、三角形の大きさが腰まで
届いていない。Tバックとかでは無かったが、お尻は半分見えているし、前も秘密の部分
だけが不透明で、サイドはシースルーなのだ。蕾のまだ十分に成長しきっていない体には
完全にミスマッチだが、それが似合っていないわけではなかった。むしろ逆にそんな格好を
させられて恥かしがってる蕾は上級生のお姉様の保護欲をそそっていた。
「蕾ちゃん、可愛い〜〜♪」
「ちょ、ちょっと! 夜々さん! み、皆さんが見てますよ〜〜!」
蕾は抱きついてくる夜々から逃げようとするが、大人びたランジェリー姿を見られる
恥かしさと抱きつかれる照れくささに、力が入らない。

「千代ちゃんのも可愛いねぇ〜♪」
例の暢気な口調で渚砂に言われると千代は硬直して真っ赤になった。
千代が身につけさせられたランジェリーは、薄いピンクのやはり面積の小さいタイプだった。
結ぶタイプではないがサイドはやはり紐である。可愛らしいリボンがあしらわれているが、
僅かに見る者を和ます効果はあるが、全体的に見て扇情的であるのは変わらない。
「わ、わ、わたしは……その……!」
セクシーなランジェリー姿を渚砂に見られている事で岩の様に固まってしまった千代。
玉青が面白そうにお尻をつついているのも気づかない。

「さて……では、最初は光莉さんと渚砂ちゃんからですね」
「「え!?」」
玉青の指名に同時に声を上げる光莉と渚砂。
「妹達に電気アンマの楽しさを教えてあげるには、まずお姉さまから見本を示さないとね?」
玉青はウィンクして一同を見た。
386すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/15(月) 00:57:07 ID:F6Ry+sPv


          *          *          *


「それに、光莉さんも知りたいんですよね、電気アンマの極意を」
部屋にある二つのベッドに光莉と渚砂が寝ている。その足元には夜々と玉青がそれぞれ
座っていた。ベッドの間には二人の新入生がちょこんと正座して、左右のお姉さん達を
キョロキョロと見ている。ベッドの間、つまり新入生の前に置かれたデスクライトの常夜灯の
光が届くか届かないかの距離に光莉と渚砂が下半身ショーツ一枚で寝そべっている姿は
太股の陰翳が強調されて妙に艶めかしい。

「え、ええ……そうです……けど」
自分から言い出したことだが、いざとなると尻込みしてしまう。目の前にいる夜々は期待に
満ち溢れた目で薄明かりの中でもわかるほど爛々と目を輝かせているし、ベッドの脇でじっと
見つめる蕾の目も真剣だ。今更止めるとは言いだせない。
「な、渚さんは電気アンマの事はご存知でしたの?」
我ながらずるいと思ったが、自分の関心を少しでも逸らそうと渚砂に質問を振る。
「わ、私……!?」
突然話を振られた渚砂は目を白黒させるが、玉青の興味深そうな視線を感じ、コクリと頷く。
「えっと……その……知ってたよ。アハハハ……」
笑いでごまかそうとしたが、玉青が更に真剣な目で問い詰めてきた。
「渚砂ちゃん……どこで電気アンマの事を知ったのですか?」
「うっ……」
私はお教えしてないですよね? とばかりに詰め寄る玉青に思わず引いてしまう。
「そ、その……この前、静馬様から……話を聞いて……」
それを聞いて玉青以外の面々も思わず顔を見合わせる。あの花園静馬と電気アンマの話に
なって何も無かったと言うのは非常に考えにくい。渚砂はその場を言いぬけようとして一番
まずい話を振ってしまったようだ。

「静馬様から……それで、その後は?」
「うっ……その……」
結局、渚砂は図書館での出来事を全て話してしまうことになった。偶然とは言え、図書館での
夜々と光莉の逢引を覗いてしまった事、静馬から彼女たちがやっている行為が電気アンマと
言う技であることを教えてもらった事、そして……光莉が電気アンマされる姿を間近で見て、
自分も同調し、その場で自慰をしてしまった事――。

「渚砂さんに見られていたんだ……少し恥かしいです」
「ご、ごめん! その……いけない事だと思ったんだけど……」
光莉の呟きに渚砂が謝ろうとすると、光莉はやんわりと目で制してかぶりを振った。
「渚砂さんは悪くないですよ。あんな所で秘め事をしていた私達が悪いんだし……」
チラッと夜々を見る。夜々はバツが悪そうに頬を掻いた。
「でも、なんというか……」
光莉がじっと渚砂を見つめるので渚砂は真っ赤になって俯いてしまう。
「渚砂さんが私と同調して一緒に気持ち良くなってくれたなんて……なんだか不思議な気が
します」
「光莉ちゃん……」
フフフ……と悪戯っぽさと嬉しさがあいまった表情で光莉が渚砂を見ると、渚砂は何か
体が熱くなるのを感じた。渚砂だけではない。話を聞いていた下級生の二人も、そして、
夜々や玉青までも――女の子が女の子に電気アンマされて悶える姿を別の女の子が見て、
その気持ちが同調し、自分も気持ち良くなってしまう――この感覚は女の子だけにしか
わからないだろう。
387すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/15(月) 00:57:42 ID:F6Ry+sPv
「今の光莉さんと渚砂ちゃんのお話――これだけでも電気アンマって、素敵な事だと
思いませんか?」
玉青が新入生達に言うと、二人はその場でコクコクと頷いた。今から彼女達は御姉様達が
電気アンマされている所を見せてもらえるのだ。渚砂が感じた体験を自分達も経験できる
となれば、期待で胸が膨らんでいく。
蕾と千代はお互いに背中合わせになり、蕾は光莉の、千代は渚砂の方を向いて座り直した。
これから憧れのお姉さまが電気アンマされる姿を一瞬でも見逃すまいとばかりに、じっと
目を凝らしている。
「もし、渚砂ちゃんの時の様に気持ちよくなってきたら、遠慮なく自分で慰めてもいい
ですよ」
玉青が声を掛ける。気のせいか少し忍び笑いをする表情で――。
「でも、そこには光源がありますから、その姿を見られるのは覚悟してくださいね」
「「あ……」」
思わず二人はその状況に気づいて真っ赤になった。電気アンマされる姿を見られるのは
恥かしいが、自分で慰める姿を見られるのはもっと恥かしいかもしれない。

「お互いに向かい合って抱き合ったらどうかな?」
夜々が提案する。
「御姉様達の姿はお互いの肩越しに見て――そうすれば密着して気持ちいいかもよ?」
「「……」」
蕾と千代はお互いに顔を見合わせた。夜々の言う事はわかる。どうすればいいのかも。
だけど――。
「そんなの……恥かしいです……」
蕾が躊躇った。下半身が恥かしい下着だけの姿で抱き合うなんて……それに肩越しに
光莉のほうを見れるようにすると、前面は完全に密着する状態になるだろう。そうすると
千代の体温がまともに感じられて、そして――。

「こ、こんな感じでしょうか――?」
そう、こんな感じで胸やお腹は勿論、素肌の太股まで――。
「……って! あんたはいきなり何やってるのよ!?」
蕾が躊躇している間に千代が立ち位置を変え、膝立ち状態で前面から蕾に密着してきたのだ。
「何って……お姉さまの言いつけですから……」
「言いつけって、私は何も承知してな…………はぅん!」
千代が膝立ちで動いた時、彼女の太股が蕾の割れ目のあたりを擦るように刺激した。
「ご、ごめんなさい! ……痛かったですか?」
「い、いいえ……」
弾みで大事な所を蹴ってしまったのか、と心配する千代に蕾は辛うじて返事をする。
擦られるように太股が当たっただけで、蹴られたわけでもなく、痛くもないのだが――。

(ここって……他の女の子に触れられただけでこうなっちゃうんだ――)
蕾は初めての体験に頬を染め、ドキドキと心臓の鼓動が早くなる。ほんの少し、太股が
当たっただけでこれなら――。
(電気アンマされちゃうと……どうなるんだろう……)
蕾は経験こそ無いが、電気アンマが女の子の股間を足でグリグリする技である事を知って
いる。今の事故?を踏まえて、電気アンマされる事を想像するだけで下半身の力が抜けそう
になる。
「千代ちゃん……しっかり支えてよ……」
口調はツンとしてるが、声に力がない。心細そうに抱きついてくる蕾に対し、千代は
微笑んで自分もギュッと抱きしめるようにする。実は自分も不安だったが、蕾の気持ちが
感じられる今の状況なら、不安なのは自分だけでないのがわかり、気持ちが落ち着いてきた。
(一人よりも二人の方が支えあえていいかも……)
千代はそう思いながら夜々のアイデアにちょっと感謝した。
388すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/15(月) 00:58:40 ID:F6Ry+sPv


          *          *          *


「準備は良いですね? では夜々さん、始めましょうか?」
玉青が渚砂の両足を持つと、斜め向かいに位置取る夜々もそれに倣って光莉の両足を掴む。
される側の渚砂と光莉の体が一瞬強張り、お互いの視線が不安げに交錯した。二つの平行に
並んでいるベッドに分かれた二組はお互いにする方とされる方が反対の方向になるように位置
取り、されている方は反対のされている方の表情が見えるようになっている。
「これもお互いに同調しやすいようにですの。良いアイデアだと思いません?」
玉青がにっこりと微笑んだ。確かに電気アンマは雰囲気も大事だ。自分の他にされている
女の子の悲鳴や喘ぎ声を聞いたり、苦痛と快感の狭間で悶える表情を見たりするのは、気分を
盛り上げる効果は間違いなくある。実際に渚砂は光莉が電気アンマされる姿を見てオナニー
してしまったのだ。

「夜々さん、始めはお互いを意識しあわないで、一番やりやすい方法にしましょう。私は
渚砂ちゃんにするのは初めてですけど……」
玉青はサラリと言ったつもりだろうが、声がほんの少し上ずっている、と夜々は見抜いた。
玉青にとっては今まで大事に取っておいた機会なのだ。こうして自然に?電気アンマを出来る
機会を得て動揺するのは仕方が無い。
(それに、玉青様もご自分も楽しみたいでしょうしね♪)
玉青は渚砂に電気アンマするのを楽しみたい。夜々も光莉に電気アンマするのを楽しみたい。
しばらくはそのドキドキする時間を過ごしたいのは夜々も同様だった。

「いきますよ、渚砂ちゃん」
「う、うん……」
優しくね、と言おうとして渚砂は口に出すのをやめた。玉青が優しくしてくれないはずがない。
自分と違って淑女で優しいながらもちょっぴり悪戯っ子な所もある玉青だが、笑って許せる
様な悪戯しか仕掛けてこない。ちょっとお世話されすぎなところもあるけど、それは――。
「ひゃん!?」
思わず大き目の悲鳴を上げてしまい、慌てて両手で口を蓋する。自分の太股に玉青の素足が
当たる感触に驚いてしまったのだ。
(なんだか、ゾクゾクしちゃうよぉ……)
渚砂は下半身の方から震えが込み上げてくるのを感じた。玉青の足はそんな渚砂の心中を
知ってか知らずか、太股を擦るように股間に侵入してくる。
(あ、当たっちゃう……あそこに……)
反射的に思わずキュッと太股を閉じようとするが、既に玉青の足は渚砂の太股に割りいれ
られていて、渚砂が太股を閉じた事で逆に股間に押し付けられた。

クニュ……。

「あっ……!」
思わず喘ぎ声を上げて仰け反る渚砂。そして足を太股と股間の三角地帯に挟まれる形と
なった玉青はその渚砂の大事な所の柔らかさにドクン、と胸を打ち抜かれる。
(柔らかい……ですの、渚砂ちゃんのここ)
ここまで来るのに今までどんなに我慢してきたか――それを考えると玉青には感慨深い
ものがある。下心を面に出さないように気をつけていたが、光莉の話からこの様な自然に
電気アンマに持っていく流れに持ってきたのは決して偶然ではなかった。
(ずっと……狙ってましたのよ、渚砂ちゃん♪)
そう思いながら玉青は渚砂の股間に食い込ませるように足をあてがいながらグリグリと
ショーツ越しに割れ目のあたりを責め立てた。玉青の足が動く度にショーツが渚砂の
股間に食い込んでその形が段々浮き出てくる。玉青は更に上下に足を動かして、その
食い込みを深くしていった。渚砂の太股が切なそうによじれる。
389すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/15(月) 00:59:53 ID:F6Ry+sPv
(う……んッ……なんだか、体が熱いよぉ……)
ハァ……ハァ……と息を荒げながら渚砂は玉青の電気アンマに身悶えした。体中が火照った
ように熱くなり、特にショーツ一枚の下半身は太股と下腹部を中心にじんわりと汗ばんでいる。
特に玉青に責められてショーツが食い込まされたあたりは――。
(う……おしっこ……?)
なんだか尿意に似た感覚が込み上げてくる。だが、それがおしっこをしたいのではない事は
何となく渚砂にもわかった。自分で排出したい感覚ではなく、体が勝手に何か湧きださせる
感じ――。実際に、玉青の擦りたてる音も段々クチュクチュ……と湿り気を帯びた音
に変わりつつあった。

「ここを責められると、いい気持ちになりますの♪」
玉青は上下に擦るマッサージの様な電気アンマで浮き立たせた割れ目の上の方にある突起に
狙いをつけた。足の裏の第一関節近辺の盛り上がり部分をその突起にあてがい、強めの振動を
加える――。
「はぁ……ん!!」
渚砂の体が電気ショックを受けたように仰け反り、そして――。

じゅん……。

(……!!!)
体の中心から熱いものがあふれ出す気持ち――それを感じた時、渚砂の股間は少しずつ濡れて
いた状態から、一気に噴出した洪水でびっしょりになった。ショーツはその吸水許容量を
遥かに越えて下腹部から股間そしてお尻のほうまでが透き通ってしまっていた。渚砂の若草の
繁みもはっきりと浮き出ている。
「あっ……」
渚砂はまるでお漏らしをした小学生の様に呆然とする。

「ショーツがダメになってしまいましたわね」
クスクス……と玉青が笑う声が聞こえ、渚砂は羞恥心でいてもたってもいられない気持ちに
なった。ルームメイトや新入生の前で恥ずかしい所を見られ、逃げ出したい気持ちになる。
「大丈夫ですよ、渚砂ちゃん」
玉青が電気アンマを中断し、渚砂に抱き寄って来た。
「電気アンマされた女の子がこうなってしまうのは当たり前の事なのですから――こうやって
恥ずかしい所を見られたり見たりしてお互いの心の壁を崩して仲良くなっていく――それが
この技の魅力の一つなのですよ」
玉青が渚砂の火照った頬にキスをする。渚砂は更に真っ赤になった。
390名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 00:59:56 ID:4Ira9eS8
支援
391すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/15(月) 01:01:17 ID:F6Ry+sPv
「このままではショーツは意味がありませんから脱ぎましょうね。でも、それだと下半身
だけ裸になって変ですよね?」
玉青がそう言いながら渚砂の正面に回ると彼女のパジャマの上のボタンに手を掛けた。
えっ!? と声も出せずに驚く渚砂に構わず、玉青は一番上のボタンを外した。
「だから、全部脱いでしまいましょう――渚砂ちゃんの魅力を新入生達に見せてあげて
ください」
「ちょ……! 玉青ちゃんッ!?」
玉青は本人の許可も取らずに渚砂のパジャマのボタンを外していく。小振りだが肌の綺麗な
乳房が現れ、ピンク色の秘密の蕾も顔を出した。
「渚砂御姉様――綺麗……」
常夜灯に浮き立たされたその光景に千代は思わず「ほぉ……」と溜め息をつく。
「ち、千代ちゃん……」
渚砂は千代の視線を感じてうろたえそうになったがグッと我慢した。妹の前で動揺して
醜態を晒すなど出来ない――日は浅いがミアトルの女生徒としての心構えは出来ているようだ。
玉青は渚砂を寝かせるとショーツに手をかけ、それをゆっくりと降ろしていった。股間の
部分が粘着した状態でその部分が下がるのが遅れ、玉青が両サイドを掴んで太股まで
下ろした時、丁度逆三角形の形にショーツが貼り付いていた。

「あっ……」
もう少しで自分の全てが曝け出される所で渚砂は抵抗を感じる。このまま玉青に全てを
委ねていいのだろうか? そんな躊躇いが少しあったが――。
「私に任せてください、渚砂ちゃん……」
玉青の瞳と渚砂の瞳がお互いを映しあった。普段の玉青とはどこと無く違う、真摯な
眼差し――渚砂はコクリと頷き、玉青に身を任せる証明の様に下腹部に置いていた手を
離し、胸の前で組んだ。
玉青が渚砂の若草の丘にキスをする。薄明かりに浮かぶ二人の御姉様を間近で見て、
千代は陶然となった。頬は紅潮し、瞳は潤んで御姉様達の幻想的な愛の営みを憧憬の
眼差しで見つめる。

そして、ゆっくりと玉青はショーツを引き降ろした。渚砂の処女の秘裂が初めて灯りに
晒される――その柔らかそうな若草と綺麗に丘を割ったクレバスが玉青の目に映し出され、
その頬はほんのりと上気した。
392Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/15(月) 01:07:41 ID:F6Ry+sPv
投下終了です。やや中途半端な区切りですまんす(´・ω・`)

書いてて思うのは「すとぱに」はこの6人でいいんじゃね?って感じで
エトワール様&エトワール選イラネ状態なんですがw。
まあ、電気アンマSSには責めタイプのお姉さまは必要かもですが。

上の「おとこの娘」責め、気になるなぁ〜w。うちも何か間違ってきてるかも。
393名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 01:18:30 ID:4Ira9eS8
今読み終わった。
アンマニア氏、GJです。

しかし未だにキャラの名前と顔が覚えられず、
公式見ながら読んでたw
394名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 01:28:42 ID:9ofUTrgr
原作は知らないが、GJ
395名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 12:20:38 ID:cgC8HyTR
いいねー>あんまにあ氏
396名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 12:32:12 ID:e5m/6ESs
GJ!
やっぱり玉青×渚砂は最高ですね!
これからさらに妹達が絡むと・・・
(;´Д`)ハァハァ
397名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 21:54:21 ID:Z+ExwVbt
>何か間違ってきてるかも。

いや、正しい(断言)
398名無しさん@ピンキー:2006/05/15(月) 23:35:02 ID:nQ89WkBl
>>392
いつもながらGJ
ストパニを見る目が変わるなぁ(性的な意味で)

>うちも何か間違ってきてるかも。
何も間違ってないよ。気になるなら書いてみては?

それにしても、最近の俺は百合に準にゃん・・・と順調にまt
順調にまっとうな道を歩んでいます。
399名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 00:34:05 ID:j4cgVgqZ
>それにしても、最近の俺は百合に準にゃん・・・と順調にまt
>順調にまっとうな道を歩んでいます。

なんで2回言う?(ry
400名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 02:22:14 ID:rTffoJIf
400get!

良スレ万歳!
401名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 08:03:43 ID:AG95ts3K
401get!

神スレ万歳!
402名無しさん@ピンキー:2006/05/16(火) 11:22:54 ID:JViGNK+r
普通に面白い。続き期待してます。
403Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/17(水) 02:00:03 ID:1VqMlgqg
皆様、レスをdクスでございます。

>>398
>気になるなら書いてみては?
ふっふっふっふっふ……。278様が瑞穂キュンだから、うちは準ですかな?w


……と言うことで続き投下します。
404すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/17(水) 02:01:30 ID:1VqMlgqg


          *          *          *


一方、光莉と夜々の方は――。

(わぁ……)
蕾は千代の体にしがみついた状態で光莉と夜々の電気アンマの様子をまじろぎもせず
見つめていた。夜々の長い脚は光莉の足の間に割りいれられてしっかりとショーツの
クロッチの部分を捉えている。既に何回も経験しているせいか、玉青が渚砂にするのより
力を込めている。
「少し痛いぐらいがいいんだよね、光莉は♪」
「やだ、そんな事…………はぅん!」
夜々が踵を股布近辺に当て、グリグリと深く押し込む。光莉の体が大きく反応し、
キュッと内股になって震える。その状態で夜々はブルブルと細かい振動を与えるもの
だから、光莉はたまらなくなって両手でシーツを掴み、上半身を捩って悶えた。

「夜々ちゃん……もう、お願い……」
「だめよ、光莉。蕾ちゃんも見てるんだからもう少し我慢して」
「……でも……でも!…………あああッ!!」
自分で言っていた通り、光莉の体は感じやすく、電気アンマにも敏感に反応する。
その表情や仕草が可愛らしいので、夜々はつい意地悪をしてしまうが、柔らかいウェーブの
髪を振り乱し、電気アンマに震えながら遠慮がちに悲鳴を押し殺すその姿を見れば、いじめて
しまうのも仕方が無い、と見ている蕾も思った。

(光莉先輩――)
蕾は光莉の表情を見て自分も切なくなってきた。
(先輩もアソコ……弱いんだ……)
思わず目を逸らし、千代にしがみつく手にギュッと力を込める。それに気づいた千代が
蕾を見ると、彼女は不安そうな表情で俯いて小さく震えていた。
「蕾ちゃん?」
声を掛けると蕾はビクッと反応する。千代には、いつもは自分の何倍もハキハキとした
蕾が、今は同い年なのに小さな子供の様に見えた。
「蕾ちゃん……怖いですか?」
千代は出来るだけ優しく声を掛ける。一瞬驚いたように千代を見上げた後、蕾は激しく
かぶりを振った。憧れのお姉さまが自分に示そうと懸命に耐えているのに、見ている
自分が怖がっていてはいけない。

「千代ちゃん……」
「なんですか?」
「さっきみたいな事……して」
「えっ?」
千代は一瞬戸惑った。蕾が膝立ちの足を少し開けるのを見て、それがさっき太股で股間を
刺激したアクシデントの事を言ってるのだと察する。
「でも、この体勢だと力の加減が難しいですよ……もし強く当たったら……」
二人とも膝立ち状態で抱き合っているので、片足を蕾の股間に差し入れるとバランスが
悪くなる。体制が崩れると、さっきと違い、弾みで本当に蹴ってしまいかねないので
千代が躊躇っていると――。
「いいの……」
「蕾ちゃん?」
「強いくらいがいいの……光莉先輩はそのぐらいの力で電気アンマされているから」
怖がるより、少しでも光莉の気持ちと同調したい――健気な蕾はそう思っていた。
405すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/17(水) 02:02:37 ID:1VqMlgqg
「……わかりました」
千代も心を決めて蕾の足の間に太股をあてがう。玉青が着せたシルクのショーツに太股が
触れた途端、「あっ!」と蕾が小さく悲鳴を上げ、体がブルッと震える。
「だ、大丈夫、蕾ちゃん?」
「いいの……続けて……」
小刻みに震えながらギュッと指先に力を込めて抱きつく蕾を見て、千代も更に足を深く
差し入れる。気持ちのいい肌触りのシルク製ショーツの股布が擦れるたび、蕾の太股は
プルプルと震えている。
(電気アンマと同じにならない様にしないと……)
千代はそれを心がけ、少し蕾の股間を股で打ち上げるようにする。勿論、強打ではなく
優しくリズミカルに――蕾や自分にとって初めての電気アンマは御姉様にしてもらうもの。
その疑似体験を今の蕾にしてはいけない。

「うっ……! あっ……!!」
優しくとは言え、女の子の急所を下から突き上げられる衝撃に蕾は思わず呻き声を漏らす。
「ハァ……ハァ…………あうっ!!」
三回目の衝撃が来た時、流石にギュッと太股を閉じ、千代の足を挟みこんで止めた。
額に汗が滲み、体が熱く火照っているのが抱きつかれている千代には如実にわかる。
「もう……ダメ?」
千代が聞くと蕾がコクリと頷いた。体の震えに耐えかねるかのようにギュッと千代の肩を
掴んで離さない。挟まれた足もじっとりと汗ばんできた――内股だけでなく、股間に触れて
いる部分があるが、そこは本当に汗だけが滲んできたのかどうかはわからない……。
(蕾ちゃん……凄く敏感なんだ……)
今軽く3回ノックしただけで蕾は限界だった。でも、電気アンマはずっとそこを刺激され
続けるのだ。その時にどんな状態になるか、女の子ならされてなくても想像は付く。
今、光莉が苦痛と快感の狭間を彷徨わされているのは蕾も千代も十分に感じ取れた。

「夜々ちゃん……! 夜々ちゃん!!」
光莉の悲鳴が大きくなってきたのを聞き、蕾と千代は愛撫?を止めてベッドの方を見た。
夜々の電気アンマはクライマックスに入っているらしく、サディスティックな興奮に
上気した表情で光莉を見つめながら掴んだ両足首を力一杯引っ張って、光莉の両足を
ピンと伸ばさせる。勿論、光莉の股間には夜々の踵が深く食い込んでいた。ショーツが
捩れるぐらいの食い込み方は普通なら痛いと思うのだが、その近辺はびっしょりと濡れて
いて、潤滑油の役割を果たしているためか、あまり痛く無さそうだ。
「はぁ……はぁッ……あああッ!!」
光莉の表情は込み上げてくる何かに耐えるように切なげではあったが、荒い息使いも
喘ぎ声も悩ましく響き、実行者の嗜虐心を激しくそそっている。
406すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/17(水) 02:03:09 ID:1VqMlgqg
(光莉先輩……)
蕾は千代の肩越しに見える光莉の美しい悶え顔に体の震えが止まらなくなった。
(夜々先輩……もう意地悪はやめて――いかせてあげて……。でないと、光莉先輩は……
狂っちゃうよぉ……)
大げさでなくそう思った。自分がされたら間違いなくそうなってしまう。たった3回千代に
アソコを刺激されただけでこうなってしまうのだ。光莉はどんなに辛いか。
そして――どんなに気持ちがいいのか。

「光莉……! いかせてあげる。こうやって……どぉ!?」
ブルブルブル……小刻みな振動を股間を圧迫するように送り込む。それを受けた光莉は
下半身を捩って悶えた。
「はぁあ……ん! いいの……凄くいいの……!! 夜々ちゃん……!!」
光莉の掴んだシーツがぎゅっと捻りこまれる。それだけ力を入れないともう耐えられない。
「わかった……止めを刺してあげる。止めは……ここ!!」
夜々は光莉の股間の割れ目の位置をなぞると、そのポイントに狙いを定め、そこに踵を
あてがった。踵が当てられたのは、女の子の快感の急所中の急所、クリトリスだ。そこに
斜め60度ぐらいの位置から突き上げるようにセットした。

そして――。

「いくよ、光莉……飛んじゃいなさい!」
「夜々ちゃん……! ……ひゃあん! ああッ!……ああぁあああああぁ!!!」

ぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶるぶる…………!。

最も激しい振動が光莉のクリットを下から強烈に揺さぶった。光莉の体は大きく仰け反り、
ピンと伸ばされた太股が激しく震え、そして――。

「くぅ……んッ……! んッ!! あああ……はぁあああああああ〜〜〜〜ッ!!!!!」

……じゅわ……。

光莉の割れ目から熱い蜜があふれ出し、夜々の踵にねっとりと絡みついた。洪水の様な
それは腰の下に敷いた3枚のタオルをびっしょりと濡らしていった。
407すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/17(水) 02:04:23 ID:1VqMlgqg

          *          *          *


「光莉……ちゃん?」
「逝ってしまわれたようですね」
下着も全て取られ、生まれたままの姿にされた渚砂と、彼女に覆いかぶさる形になっていた
玉青も光莉が昇天する場面を見つめていた。

「渚砂ちゃんも気持ちよくして差し上げますね」
玉青はニッコリと微笑むと渚砂の下半身に移動する。すると――。
「あっ……」
渚砂は慌てて股間を両手で守り、太股を内股にして体を捩る。
「どうしたのですか?」
「だって……この体勢じゃ……」
玉青ちゃんに見えちゃうよぉ〜〜――渚砂はそう思い、耳朶まで真っ赤になった。
「大丈夫ですよ、このあたりは暗がりですし」
「そ、そんな事無いよ……だって、私の位置からは玉青ちゃんの可愛いぱんつの模様が
見えているんだもん」
しれっと言う玉青に渚砂は口ごたえする。確かに渚砂の言うとおり、薄明かりだけにせよ
裸を隠してくれるほどには暗くは無い。
「では、私も脱いだら、その手を外してくれますか?」
「えっ……? た、玉青ちゃ……!!」

渚砂が声を掛ける間もなく、玉青はパジャマの上を脱ぎ、上半身裸になる。そしてベッドに
膝立ちになると、ゆっくりとレースのショーツを下げていった。渚砂の目には腰のある直毛で
綺麗に生え揃った若草に覆われた乙女の丘が、常夜灯の光に眩しく映し出された。
「た、たたた……玉青ちゃ……ん……」
「これで私たち、二人とも生まれたままの姿になりましたね」
ニッコリと微笑むと玉青はそのまま渚砂に覆いかぶさるように抱きついてきた。
「ひゃあん……! た、たまおちゃ……」
渚砂は目を白黒させてうろたえる。女の子同士が一糸纏わぬ裸で抱き合うなんて……。
でも――。

(うわぁ……気持ちいい♪)
玉青の滑らかな肌が自分の胸やお腹に覆いかぶさってきた時、肌が擦れ合う感触がとても
心地良かった。思わず羞恥心や戸惑いが吹っ飛んでしまう。
「渚砂ちゃんのお肌、すべすべで気持ちいいです〜♪」
玉青も上機嫌で頬を摺り寄せる。
「玉青ちゃんだって……すっごく柔らかい〜〜♪」
お互い、膨らみかけた乳房(まだ成長期だとお互い信じようとしてる。2つ違いであれだけの
ボリュームを誇るエトワール様と比べるのはこの際無し(笑))が、くにくにと押し合い
へし合い、敏感な乳首が触れ合って小さく悲鳴を上げ、二人の少女の嬌声が寝室に響き渡る。

「渚砂ちゃんのほっぺ、ぷにぷにですよ。赤ちゃんみたい♪」
「やん、玉青ちゃんだって〜〜。ほら、お尻なんてこんなにすべすべ〜〜♪」
「きゃあん!? いきなり触るなんてずるいですよ。そんな事する渚砂ちゃんには……えい!」
「ひゃあああ!? つ、つねったぁ〜〜! 玉青ちゃん、すごいところをつねったね?」

渚砂が股間を押さえながら、仕返しに玉青の股間を膝でグリグリする。
玉青は「きゃん!?」と悲鳴を上げて仰け反り、今度はくすぐり攻撃に出る。
「キャハハ……! だめぇ〜、玉青ちゃ〜〜ん!」
渚砂が転がりながら逃げるのを玉青はしつこく追いかけてくすぐり続ける。お互い楽しそうに
嬌声を上げながら。

その様子を千代は、ぽかん、と口を開けてみていたが……。
(う……う……うらやましぃですぅ〜〜〜!!)
憧れの渚砂お姉様と玉青お姉様が楽しそうにじゃれあっている。しかも全裸で。千代は
その中に混ざりたい衝動に襲われたが、脱力して身を寄せている蕾を放ってはおけないし、
妹の身分で自らそんな事をするのは恐れ多いと自重する。でも……羨ましい……。
408すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/17(水) 02:05:12 ID:1VqMlgqg
「ほぉ〜ら、捕まえた! もう逃げられませんよ、渚砂ちゃん♪」
「た、玉青ちゃん、しつこいよぉ〜〜。くすぐるの、やりすぎ〜〜!」
背後から覆いかぶさるようにして捕まった渚砂が玉青に抗議する。渚砂がどんなに逃げても
玉青はくすぐるのを止めてくれず、順番も変わってくれないからだ。
「フフフ……執拗なくらい念入りに愛撫するのは我が家に伝わる作法ですから」
冗談とも本気ともつかぬ事を言いながら、こんな時でも玉青は上品に笑っている。裸で見る
その笑顔が素敵で、渚砂はちょっとときめいてしまった。思わず動きが止まってしまう。

「隙ありです!」
渚砂の動きが止まった隙に、玉青がうつ伏せの渚砂の両足をがっちりとホールドしてしまった。
「きゃん!? ……あっ!!」
足を取られて上半身をベッドに伏した渚砂が小さく悲鳴を上げる。
「ウフフ……乳首がシーツに擦れちゃいましたか?」
「ち、違うもん。ちょっと顎を打ったから……」
「うそつきさんにはお仕置きが待ってますよ?」
玉青はうつ伏せになった渚砂をそのまま自分の元に引き寄せた。シーツと密着した乳首が
擦れて電流の様な刺激が渚砂を襲う。
「ひゃああああ〜〜ん!! 玉青ちゃん、やめてぇ〜〜!!」
「もう嘘をついたりはしませんか、渚砂ちゃん?」
玉青は完全に優位に立った事を誇示する様にわざと見下すような口調で言う。
「む……。嘘なんかついてないも〜〜ん」
渚砂はむっとしたのか、うつ伏せで捕まった姿勢から振り返り、べ〜〜っと舌を出す。
それを見て玉青は逆ににんまりと微笑んだ。どうやら思う壺だったらしい。

「うそつきで反抗的な子にはお仕置きが必要ですね♪」
キラーン☆、と擬音が聞こえてきそうなぐらい、玉青の瞳が妖しく輝く。
「あ、拙い……かも……」
うつ伏せとは言え、この両足を掴まれた体勢は、絶好の電気アンマポジションだと言う事に
渚砂は気づく。慌てて逃げようとするが――。
「もう遅いですよ♪」
ニッコリと笑った玉青が渚砂の裸の股間に右足をあてがい、同時にぶるるるるる……と
振動を送り込んだ。
「ああああぁぁあああ〜〜〜!!! だ、だめぇ〜〜!!」
玉青の足をじかに感じる電気アンマ――渚砂は女の子の急所を直撃する電撃に大きく仰け
反って悲鳴を上げた。
409Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/17(水) 02:07:57 ID:1VqMlgqg
投下終了です〜。

切れ目がやや中途半端な感じですが、連載と言う事で。
色々妄想して止みません>すとぱに。嵌ってしまった〜。
410名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 02:19:16 ID:qkQTQrRF
>「光莉……ちゃん?」
>「逝ってしまわれたようですね」

イくのはいいけど逝っちゃだめ〜


+   +
  ∧_∧  + ツヅキマダー
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +
411名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 09:02:35 ID:as6NKIsS
>>410
「イク」の語源は「逝く」の説が有力だから必ずしも間違いじゃないよ。
412名無しさん@ピンキー:2006/05/17(水) 21:14:41 ID:FlpGw/xO
なんにせよGJなのです
413Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/18(木) 01:12:40 ID:iWGanImG
>>410-411
ネットのどこかで見たので本当かどうかは疑問符がつきますが、
イくは逝くで、「極楽浄土に逝く」から来てるそうで。
英語は"come"でこれは逆に「お迎え」が来るの意味だとか。
(パトラッシュとネロがそうでしたな)
結構使用時に迷いますが、一応語源っぽいので使ったりしてます。
でも、確かに引用部の玉青ちゃんの言い回しだと、本当に逝って
しまいそうなニュアンスに見えますねw。

>>412
ども。

と言うことで、もうちょっとしたら続きうpします。
414すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/18(木) 01:35:21 ID:iWGanImG
「や、やぁん……。た、たまおちゃ……あん♪」
うつ伏せ状態で生の股間に電気アンマを食らって悶える渚砂。
(見られちゃってる……恥かしいいよぉ……)
さっきまでの電気アンマと違う、じかに伝わる玉青の足の感触、そして無防備な股間を
じっくり見られる体勢――この状態では玉青に何をされるかわからない不安も相まって
渚砂の鼓動はドキドキと早まっていく。
(それに……乳首が擦れて……はぁん♪)
全裸でうつ伏せになっているため、玉青が電気アンマの振動を送り込むたびに渚砂の体も
揺さぶられて、乳首がシーツに擦られるのだった。まだ成長途上の敏感な部分は僅かの
刺激でも痛いぐらいに固くなっていた。それが何度も何度も擦られる。
(これ、たまらないよぉ〜〜!)
「はぁあん……!」と喘ぎ声を上げ、たまらず渚砂は腕をつっかえ棒の様にして上半身を
起こし、乳首を擦られるのから守る。だが、彼女が責められているのは勿論、そこだけ
ではなかった。

「フフフ……うりうりうりうり〜〜ですの♪」
「ひゃああ……!! ……んッ!!」
玉青の揺さぶるような足の振動が渚砂のクレヴァスを直撃した。
びりびりびり……と痺れるような刺激が感じやすい襞から子宮を貫き、思わず身震いして
唇を噛み締める。
玉青の位置からは渚砂のすべすべしたお尻がキュッとすぼまり、滑らかな背筋が震えるのが
見える。その光景は彼女の嗜虐心を大いに刺激した。
「もっとじっくりたっぷりといじめてあげますね、渚砂ちゃん♪」
「ちょ、ちょっと玉青ちゃん〜〜! 本来の目的を忘れてるよぉ〜〜……ああん♪」

クニュクニュクニュクニュ……。柔らかな渚砂の股間の感触が気持ちよく、玉青はついつい
余分に電気アンマし続けてしまう。

「そう言えば、光莉さん達にお教えする予定でしたわね」
玉青がチラッとスピカの二人を見ると、夜々が半ば失神している光莉を抱いて、体を拭いて
あげている。既に光莉も夜々も裸で、時折胸や首筋にキスしながらなので、光莉はその度に
小さく呻き声をあげる。楽しそうな表情で光莉に悪戯していた夜々だが、玉青と目が合うと、
悪戯っぽく舌を出した。

「夜々さんはこちらを見てますよ、渚砂ちゃん」
「え? そ、そんな……」
改めて指摘されると他人の視線が気になる。夜々だけでなく、光莉もぼぉっとこちらを
見ているし、下級生二人もこちらを、特に千代はまじろぎもせず真剣に見ている。
「う……千代ちゃん」
「彼女は真面目な子ですね。フフ」
玉青は電気アンマするポイントを少し上に上げ、渚砂の小さなアナルに踵をあてがった。
「ここなども刺激されるとたまらないですよ」
「ひゃん!? ちょ、ちょっと待って玉青ちゃ…………ひゃああぁぁんっ!?」

むにむにむにむに……。
アナルへのストロークが短く細かい振動は、渚砂を未知の感覚に陥れる。むずかゆいような、
こそばゆいような、それでいてくすぐられるのとは違う、刺激的な感覚――。
「た、玉青ちゃん! な、何これ……はぁん! ヘンだよぉ……」
渚砂はシーツをギュッと掴んで玉青のアナル責めに耐えていた。玉青は含み笑いをしながら
答えず、今度は足の親指をアナルにあてがい、押し込んだ。
「きゃあああんッ!?」
渚砂の体がビクン!と大きく反り返る。玉青は攻撃の手を休めず、今度は踵を秘密の割れ目に
あてがった。そしてそこを強めにグリグリと圧迫する。
「はぅん!! だ、だめぇ……!! そんなに強くしたら……玉青ちゃあん!!」
どくん……と責めている秘裂から蜜が溢れ出す。ねっとりとした愛液は玉青の踵を濡らし、
踵を動かすたびに糸を引いてクチュクチュと淫猥な音を立てた。
415すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/18(木) 01:35:59 ID:iWGanImG
「も、もう……ダメだよぉ……。……は……ぁ……ぅ…………ん……」
目を閉じて息を荒くして悶える渚砂。時折玉青が強く足を震わせ、股間を刺激されるたびに
小刻みに全身が震えてたまらなくなる。何かが体のうちに凝縮され、開放されるのを待って
いる感覚――。
「もう少しですよ――もう少し我慢すれば天にも昇る気持ちになれます……」
嗜虐心から来る興奮で声を上ずらせながらも、玉青は落ち着いた口調で渚砂に囁く。
渚砂への電気アンマはいよいよクライマックスに入っていく。

(足技のバリエーションの多さは流石ですね〜)
夜々が感心したように見入っている。玉青は足先や踵、土踏まずを使い分け、電気アンマの
強弱や責めるポイントの広さ、そして強く責める時間などを多次元的に使い分けて渚砂を
快感に震わせたり悶えさせたりしているのだ。
(私はどうしても強くやっちゃうから――)
光莉の、月明かりで出来たような綺麗な髪を撫でながら、ちょっと反省する。
(光莉が頑張るんじゃなくて私が上達しないとね)
これからも楽しい電気アンマライフを送りたい夜々は光莉に優しくする事も覚える決意をした。
(でも……光莉の可愛い悶え顔を見ているとどうしてもいじめたくなっちゃうんだよね……
アハハ♪)
あまり深くは反省していないようだが。

(渚砂お姉様……)
今度は千代がギュッと蕾を抱きしめた。蕾はぼぉっとした表情で千代を見ている。
(私は……どちらになるんでしょう。ご奉仕する方か、可愛がって頂く方か……)
玉青と渚砂は責めと受けが確立しているように千代には見えた。では自分はどちらの方に
なるのだろうか?
(勿論、最初は可愛がって頂く方ですけど。出来れば……渚砂お姉様がいじめられる姿を
もっと見ていたい……)
大胆にも千代はそう思ってしまった。千代から見て渚砂は優しすぎるのだ。千代の失敗を
笑って許してくれる渚砂お姉様――こんなドジな私を厳しくお仕置きしてくれるのは――。
(やっぱり、玉青お姉様でしょうか?)
千代は渚砂と二人して玉青にお仕置きされている姿を想像して身悶えした。
(それとも、渚砂お姉様と交互に――)
お互いに電気アンマの掛け合いっこなどはどうだろう? 千代は上手く出来るだろうか?
――などと妄想は膨らんでいく。
「……?」
陶酔する千代の顔を蕾は不思議そうな顔で見つめていた。

「ここはどうですか、渚砂ちゃん?」
玉青は踵を菊門と前の秘裂の間――会陰部にあてがってブルブルと振るわせた。
新たな刺激に渚砂は小さく悲鳴を上げてシーツを掴んだまま仰け反る。
「だめ……そこは……あぅうッ!!」
「フフフ、ここだけじゃなく、ここもダメでしょう? それからここも……」
玉青は少し意地悪に踵をあてがうポイントを上下にずらし、渚砂に様々な悲鳴を上げさせる。
アナルの時はくぐもった呻き声、ヴァギナを責められた時は何かに耐えるような喘ぎ声、
そして敏感なクリトリスの時は押し寄せる電流の様な快楽に身悶えする悲鳴――。
(渚砂ちゃんって、やっぱり素敵です――)
様々な歌声を奏でる生贄の反応に玉青は頭がクラクラするほどの陶酔を覚えた。

「も……もう、許して……玉青ちゃん……」
息も絶え絶えに渚砂が懇願する。ハッと我に返った玉青は自分が夢中になってやりすぎた
事を悟った。反対側のベッドにいる夜々がクスッと笑いかける。
玉青先輩だって、渚砂先輩がお相手なら、やりすぎちゃうじゃないですか――と。
玉青は夜々の様に舌を出したりせず、上品に口元を押さえて微笑みを返した。

416すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/18(木) 01:36:52 ID:iWGanImG
「わかりました、渚砂ちゃん――これで止めを刺してあげますね」
玉青は一旦渚砂の足を離し、ごろりと仰向けにさせた。そしてもう一度両足首を掴んで
股間にしっかりと踵をあてがう。
「あっ……」
今までと違う感触に渚砂が一瞬反応する。この体勢なら一番電気アンマの力の制御が
しやすく、渚砂の悶え顔がはっきりと見える。ピンクの可愛らしい乳首が現れ、それが
固くなってるのが渚砂の心情を表しているように見えて、玉青はどぎまぎした。

「やはり最初は正統派の電気アンマで逝っていただくのが良いですわね♪」
玉青はしっかりと両足首を引き寄せ、渚砂の両足をピンと伸ばさせて踵を股間に深く
食い込ませる。
「ん……アッ!」
少しきつかったのか、渚砂は思わず玉青の足を掴んで可能な限り内股になろうとした。
しかし、玉青の電気アンマの体勢が完全に決まっているので股間を解放する効果は
ほとんど無い。
「この状態で震わせたら、どうなるでしょうね?」
玉青は強めに圧迫されている渚砂の股間を踵でブルブル震わせた。たちまち渚砂の体が
反応してキュッと縮まる。
「はぁ……ん! 玉青ちゃ……! ああっ……!!」
渚砂は上半身をのたうたせて悶える。今までと違い、優しさだけの電気アンマではない。
強い力で女の子の急所を強烈に責め立てる電気アンマだ。
端で見ている夜々も千代も、渚砂の激しい悶え様に息を呑む。

「玉青ちゃん……! もう……! もう……!!」
「渚砂ちゃん、もう少し……もう少しだけ頑張って!」
「でも……! でもぉ……!! お願い! 変に……気が変になっちゃうッ……ああぁッ!!」
玉青が送り出す強烈な振動に渚砂は汗びっしょりで体をくねらせる。太股や腰が彼女の
意志と関係なく震え始め、限界になったのがわかる。

「ふぁあ……! あっ……!! たまお……ちゃん!!」
「渚砂ちゃん……!! これで……逝っちゃいなさい!」
「玉青ちゃん! ……たまおちゃ…………ああああああッ…………あああああっ〜〜〜〜!!」

股間への執拗かつ激しい責めに、渚砂の体がブルブルと震え、そして――。

じゅわ…………。

どくん!と熱い蜜が女の子の秘裂から迸るように湧き出て――渚砂の体はがっくりと力が抜けた。
激しい振動を送り続けていた玉青の額からも玉の様な汗が噴出している。
ガクガク……と痙攣するように震える渚砂の下半身を玉青は解放し、自身も力が尽き果てた
ようにベッドに横たわった。しばらくの間、動く事が出来ない。

「ちょ、ちょっと頑張りすぎましたね……」
責める玉青が力尽きるまで激しく電気アンマしたのだ。それを全て受けた渚砂は大丈夫か?
「う……うん……」
ぐったりとしたままうめき声を上げる。どうやら軽く失神しただけのようだった。

「な……渚砂ちゃん……」
玉青は力尽きた体を起こし、渚砂の方に寄ってその顔を覗き込む。びっしょりと汗をかいた
額をタオルで優しく拭ってやると、そのすべすべした頬にキスをした。
「最高ですよ。渚砂ちゃん――」
玉青は渚砂を永遠のパートナーを見つけたようにじっと見つめると、その首に両手を回して
愛しそうにギュッと抱きしめた。


417Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/18(木) 01:38:59 ID:iWGanImG
投下終了。
とりあえず切りのいいところまでうpしました。
次はちょと間が開いてこの続きだと思います。
418Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/18(木) 01:40:13 ID:iWGanImG
連載状態ですが、278様もいつでも割り込んでくださいw。
419名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 02:08:49 ID:kZaZP26a
>>418
乙彼〜。GJだっぺ!
420名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 02:31:15 ID:JOugow46
いつもながらグッジョ
421名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 03:42:22 ID:81nJAzvi
GJ!!!!!!
422名無しさん@ピンキー:2006/05/18(木) 20:48:32 ID:XP1M7Gs9
キーワードにフェイトがw
423名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 00:10:45 ID:F5EZYNWM
フェイトが電気アンマされると言うお告げか?

電気アンマが似合う女の子とそれほどでもない女の子ってあるのだろうヵ?
424Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/19(金) 01:13:02 ID:p791YIm+
流石に三夜連続の連載は無理かw。

>>419-421
d。

>>423
女の子は全員似合うと……w。とりわけ似合う女の子はいるかも。
今見たばかりのデモンベインのアルアジフとエセルドレーダは
かなりの有望株(何の?)。
425名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 05:03:46 ID:rinGfagc
ギャ――wktk!!

責め手はナイア様がいいなぁ。
426名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 10:07:00 ID:9y9heygc
流れぶった切って悪いんだが、もうあんまプロレスの続きは書かないのか?
427名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 11:52:23 ID:IXJmbHfR
>>426
氏に完結を求める方が間違ってる
まともに終りを迎えた長編なんてほとんど見たことないし
尻切れトンボは毎度のことですよ
428名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 18:12:36 ID:GYZujqCN
>427
そういう言い方はよくないと思うぞ。
氏だってネタ切れを起す事だってある。
それにな、良作ほど締めが一番苦労するんだよ。
429名無しさん@ピンキー:2006/05/19(金) 19:53:37 ID:Q2Vr8O6s
あんまにあたんあいしてる。だからめげずにがんばって!
430Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/19(金) 23:14:37 ID:IQ7AJxzw
>>425
ロリ二人を襲うきょにう……w。エロゲで折笠姉さんの声が出てくるとは思わなんだ。
……誰か書いてくれないかな?w

>>426
プロレスやキャットファイトは電気アンマにとってオイシイので、
あんまプロレスは書くと思いますが……続きでなく3だったらゴメン(汗。
シャッフルでなく違うネタだったらゴメン(汗。
万が一「おとこの娘」が混じってたらゴ……

>>427-428
面目ねぇ……orz。長編は一度気力が切れるとダメポ ('A`)

>>429
うぃっす(・∀・)
431名無しさん@ピンキー:2006/05/20(土) 08:05:17 ID:ok5T+wB5
>>430
>万が一「おとこの娘」が混じってたらゴ…… 
可愛いならつるす。
432431:2006/05/20(土) 08:08:20 ID:ok5T+wB5
× つるす
○ 許す
可愛くなければ本当に吊るすw

書き忘れてたけどGJ&wktk
433Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/22(月) 00:43:52 ID:VPWDilMc
>>431-432
d。女の子より可愛……w。

と言うことでもうちょっとしたらうpしようかと。
434すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/22(月) 00:59:43 ID:VPWDilMc


          *          *          *


「次は妹達への伝授ですわね……夜々さん、お手伝いをお願いします」
「あ、はい…………ベッドの下?」
「ええ。これをそちらのベッドに敷いて下さい」
渚砂を激しく責め続けて疲れの見えていた玉青だったが、ある程度休んで回復すると、
またテキパキと準備を始めた。
夜々も手伝って何か準備をしているが、蕾と千代には何も言いつけないので、二人は何が
始まるのだろう、とお互いの顔を見合わせる。

「はい……これで準備出来ましたね」
二つのベッドに小型のマットレスの様なものが敷かれると、玉青は満足そうに微笑んだ。
「玉青さん、これは何ですか? ウレタンマットみたいですけど……」
手伝いをしていた夜々がマットに指を沈めながら聞く。弾力性のあるそれは指を離すと
すぐに元通りの形に戻った。通常のマットより薄く、素材もウレタンより少し固い。
「それは普通のウレタンより吸水性の高い素材で出来ているのです――経験のある光莉
ちゃん達と違って、妹達は初体験ですからね。バスタオルを敷いただけじゃ間に合わない
ですから」
玉青がニコッと微笑む。その屈託のない笑顔が逆に妹達を不安に陥らせた。

「経験って……電気アンマの? じゃあ、その……あの……」
「はい。経験の有無に関わらず、お姉様が妹に伝授するのは姉達同士でするのと同じ、
本格的な電気アンマです。なぜなら電気アンマはお姉様が妹にするだけではなく、妹が
お姉様にご奉仕する為のものでもありますから、加減などしてあげられません。だから、
初めての妹にはちょっとキツイかも知れませんね」

妹がお姉様に電気アンマで奉仕する――。その言葉を聞いて、千代の顔がぱぁっと明るく
なり、不安な表情が消えた。
(私も、さっきの玉青姉様の様に渚砂お姉様にご奉仕出来るようにならないと――)
そのためにはどんな艱難辛苦も乗り越えられる。そして、電気アンマは不安もあるが本来は
気持ちの良い技なのだ。それを学ぶために何を恐れる事があるだろう――。
「わ、私! ……が、が、頑張ります!! キツイ事でも耐えますから、よろしくお願い
します!」
蕾を離して立ち上がると玉青達の方を向いてぺこりとお辞儀する。パジャマはさっき蕾と
一緒に脱いでしまったので、今身に着けているのは玉青が貸してくれたセクシーなショーツ
一枚きり。その姿でカチンコチンになって挨拶する姿は見た目のギャップと相まって微笑まし
かった。

だが――。

「意気込みは素晴らしいと思いますの。でも――」
玉青が吸水マットにバスタオルを敷きながら言う。
「これが必要な理由って、お分かりになりますか、千代さん?」
「理由……?」

渚砂たちが電気アンマされる時にバスタオルを敷いたのは、溢れ出す愛液で寝具をダメにして
しまわないように、との気遣いからだった。
更にその上に吸水マットを敷いたのは、妹である自分達にはそれでは足りないと言う事
なのだろう。いくら女の子で個人差があっても、自分達が特に蜜の量が多いと玉青が予想する
とは考えにくい。だとしたら、電気アンマによって別の生理現象が引き起こされると玉青は
経験上から予想している、と考えるのが自然だ。
435すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/22(月) 01:00:14 ID:VPWDilMc
つまり――。

「あ、あの……もしかして……」
千代が恐る恐る聞く。何も言っていないのに、玉青は千代の考えている事がわかったようだ。
自分と渚砂のお部屋番を担当する妹の顔を真顔で見てコクリと頷く。千代はその玉青の表情を
見て、わかってることでありながら、呟かざるを得なかった――。

「私たち……お漏らししちゃうんですね……」

その言葉を聞き、俯いていた蕾がビクッと震える。
蕾にも玉青と千代のやり取りが何を示すのか、端で聞いていても痛いほどにわかっていた。
自分達が初めて体験する電気アンマ。それは電気アンマに慣れ親しんでいるお姉様達でさえ
イってしまうような本気の技だと玉青が言った。そしてそれに耐え切れず、粗相をしてしまう
だろうとも――。
電気アンマは未体験の蕾でも先程の光莉がイってしまう電気アンマを終始まじろぎもせずに
見つめていたのだから、それがどういう事になるのかぐらいは理解できた。

(うっ……)
そういう事を考えているうちに、蕾は下半身がブルッと震えたのを自覚した。
(や、ヤダ……我慢できない……かも)
只でさえお漏らししてしまう危惧が指摘されているのに、それ以前に今おしっこがしたくなる
なんて――もしこのまま電気アンマされたりしたら、ものの一分も持たないうちに粗相をして
しまいかねない。

(そうです! 今のうちに――)
おしっこを漏らしそうなぐらい強烈な電気アンマをされるんだったら、その前に用を済ませて
おけばいいのではないか――。そうすればいくら失神しようと、憧れの光莉先輩の前で粗相を
する危惧は避けられる。どうしてこんな簡単な事を思いつかなかったのか。
蕾は一縷の光が心の中に射して来るのを感じた。今、尿意を催して来たのは逆に幸いかも
しれない。膀胱を空っぽにしておけば心置きなく先輩の責めに感じる事が出来るのだ。

そう思い、蕾が立ってトイレに向かおうとした時――。
「蕾ちゃん、どこへ行くのですか?」
背後から声を掛けられ、蕾は心臓が飛び上がりそうになった。声の主は玉青だった。
「もうそろそろ始めますよ? こちらに来て準備なさってください」
玉青は優しげな微笑を浮かべて蕾に言う。蕾からはその表情は見えなかったが、声色で
彼女が自分を咎めているのではない事はわかった。
(よ……よし)
蕾は気を落ち着けるように一呼吸置いて、懸命に作り笑いを浮かべながら振り返った。
「あ、あの……ちょっと、お手洗いに」
「だめですよ」
「はっ……?」
蕾の作り笑いの笑顔が凍りついた。
「今からお姉様達に可愛がって頂くのですよ? お手洗いはその後にしてくださいね」
玉青は先程と変わらない、平静な声。しかし、その言葉からは毅然とした意志が感じられた。

「そ……そんな……」
蕾は心置きなく先輩に可愛がってもらうために先に用を足しておこうとしたのを、玉青は
却下したのだ。それはつまり――先輩達の前でおしっこをしなさい、と命令されているのと
同じではないか――。
そう言えば、渚砂たち4人は既に全裸になっているのに自分達はまだショーツを脱がそうと
されていない。考えようによっては、下半身裸でおもらしするより、ショーツをびしょ濡れに
してしまうほうが恥かしい。
しかも、このショーツは自分達のではなく、お姉様からお借りしたものなのだ。それを
恥かしい染みどころか、おしっこでびしょ濡れにしてしまうなんて……。

(そんなのって、無いですよぉ……)
憧れの光莉の前で自分の一番恥かしい姿を曝け出させられてしまう――蕾は絶望で視界が
真っ暗になる気がした。
436すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/22(月) 01:01:11 ID:VPWDilMc


          *          *          *


玉青と夜々の電気アンマでぐったりとしていた渚砂と光莉も漸く回復して起き上がった。
「渚砂ちゃん、大丈夫ですか?」
「光莉〜〜♪」
起き上がった二人にすぐさますり寄って情愛の念を示すように抱きしめる玉青と夜々。
二人は苦笑しながらも、それは決していやな事ではないので、身を任せる事で応えた。
薄明かりの中、一糸纏わぬ姿で抱き合う4人の美少女の姿は幻想的で、それを見ている
千代と蕾も思わず上気して溜め息をつく。

「――では、妹達への伝授を始めましょう。渚砂ちゃんと私で千代ちゃんを、光莉ちゃんと
夜々ちゃんで蕾ちゃんを、でよろしいですわね?」
「「えっ……!?」」
(それって、二人掛りでするの?)
蕾は驚き、千代の顔を見る。千代は――うっとりとした表情で渚砂たちを見つめていた。
(さすがミアトルの子ね)
蕾は半ば呆れかけたが、自分も光莉と夜々の二人に電気アンマされるのだ。光莉は勿論、
夜々も好きな蕾にとっては決して悪い話ではない。
(これでお手洗いに行かせてくれたら、とってもいい話だったのに――)
あんまりだ――と蕾は思った。既に蕾は内股になってもじもじしなければならないほど
決壊の時が近づいていた。これだと折角大好きなお姉様にしていただく電気アンマにも
集中できない。蕾はお手洗いに行くのを許してくれなかった玉青を人知れず恨んだ。

だが――蕾はこの後、彼女にとって忘れられない経験をする事になる。

「蕾ちゃん――」
物思いに耽っている所を突然背後から声を掛けられ、蕾は仰天した。
「は、は、は……はい! 光莉先輩!!」
声の主は光莉だった。光莉は蕾の吃驚した反応に小首を傾げたが、すぐにニコッと微笑む。
「蕾ちゃん、ここに座って。足を伸ばしてね♪」
「は、はい……」
夜々に薦められるまま、蕾はマットの上に座った。低反発でお尻がゆっくり沈んでいく
――布団とは異なる感触に、いつもと違う感覚が蕾を支配する。真正面には憧れの光莉が
膝立ちで立っていた。蕾の位置からは神秘の割れ目の筋が綺麗な形で見える。
(触ってみたいな……)
蕾はぼぉっとしながら光莉のそこを凝視する。光莉はその視線に気づくと恥かしそうに
頬を染めて両手で股間を隠した。

437すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/22(月) 01:02:08 ID:VPWDilMc
「蕾ちゃんのエッチ♪ どこを見てるの?」
「え……!? あ、そ、そ、そ、そ……その!!」
背後の夜々から冷やかされ、蕾は半ばパニック状態になる。真っ赤になってうろたえる
蕾を見て頬を染めて恥かしがっていた光莉も微笑んだ。

「光莉に電気アンマしてもらえばもっとはっきりと見えるよ。両手が塞がった状態で
真正面から片足だけ入れてくるんだから♪」
「や、夜々ちゃん……」
光莉もその光景を想像したらしく、蕾に負けずに真っ赤になった。だけど、今更ショーツを
穿く訳にもいかない。玉青は許さないだろうし、何よりも蕾を傷つけてしまうだろう。
そんなに見られるのがイヤなのかと思われて。

「……わ、私も脱いじゃダメですか?」
蕾が玉青に聞く。光莉がちょっと驚いたように蕾を見た。
「光莉先輩と……見られあいっこ、したいです――」
正直な気持ちを言った。二人とも裸でお互いの一番大切な恥ずかしい所を見られあいっこ
する――「見せあいっこ」ではなく「見られあいっこ」なのが蕾にとっては心地良く
ドキドキするシチュエーションだった。二人とも恥かしいのにお互いのが見えてしまう
この恥かしさともどかしさがあいまった状況――下半身がうずうずしてしまうなんとも
言えない感覚を妄想すると蕾はたまらなくなる。

「う〜〜ん……」
玉青はそれを聞いて少し考えていたが、蕾の主張を認めるように微笑んだ。
「妹のお願いを聞いてあげるのも、お姉様の務めですからね、光莉さん」
「は……はい」
「あ、ありがとうございます!」
蕾は思わず胸の前で手を組んで玉青に感謝する。
「光莉さん……蕾ちゃんのショーツを取ってあげてください」
「わ、わかりました……」

玉青の言葉を聞き、蕾は頬を染めてベッドに寝転んだ。恥かしさに耐えるようにギュッと
目を閉じる。光莉はバッドに横たわった蕾の下から近づき、紐で結ぶシルクのショーツの
股布部分を見つめた。光沢のある柔らかい生地は少女のなだらかな丘を際立たせ、青い果実の
様な縦筋をくっきりと浮かび上がらせていた。
丁寧に両側に結んである紐を解き、ゆっくりとショーツを下ろしていくと、白い滑らかな
恥かしい丘が薄明かりにもくっきりと浮かび上がる。想像通り、若草は一本も生えていな
かった。あるのはまだ割れたばかりに思える、筋がはっきりとしている深い溝だけ――。

「は、恥かしい……です……」
蕾はたまらなくなって顔を両手で覆った。これからお姉様に可愛がって頂く場所――まだ
誰にも蹂躙された事のない裸の聖地に踏み入るのは憧れの光莉先輩――。
絶え間なく羞恥心に襲われながらも、蕾は幸せな気持ちで一杯になった。
「蕾ちゃん……」
光莉は目を閉じて蕾の恥かしい丘に顔を近づけると、その割れ目の上の方にキスをした。
(…………あっ!!)
光莉の柔らかい唇が自分の一番感じる核に触れて、蕾は電流が全身に流れるような衝動を
受けた。
(ああっ……)
体が小刻みに震え、衝動が突き抜けた頭の中がぼぉっとしてくる。陶酔した表情を浮かべる
蕾を光莉は裸の胸を合わせて優しく抱いてあげた。


ミアトルの三人もその美しい光景に思わず見入ってしまっていた。
(まあ、ショーツを濡らす楽しみは千代ちゃんで出来ますしね)
二人の恥かしげな様子を微笑ましく見守りつつ、玉青は千代にどんな恥かしい事をして
あげようかと妄想していた。
438すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/22(月) 01:03:21 ID:VPWDilMc


          *          *          *


「こんな感じかな……?」
光莉は蕾と向かい合わせに座り、蕾の足首を両手で掴むと自分の右足をその間に差し入れた。
足首をつかまれた時や、光莉の足が膝や太股に当たるたびに蕾の体はビクッと反応する。
懸命に口元を押さえて悲鳴を上げないように努めているようだ。
「蕾ちゃん、顔を隠してたんじゃ光莉のアソコ、じっくり見れないよ?」
蕾の体を背後で支える夜々が面白そうに茶化す。
「そ、そんな事言わないで夜々ちゃん……」
恥かしいんだから……と光莉が頬を染める。勿論、夜々はわざと言葉に出して光莉に恥かしい
思いをさせているのだ。
(意地悪なんだから……)
責めている側の筈なのに、夜々のお陰で自分も受けに回ってる気にさせられる。かと言って
夜々の様に雰囲気を盛り上げる自信がない光莉には、彼女のちょっかいに助けられている面が
多々ある事を否めなかったが。

そして光莉の白い足は蕾の桃色がかった割れ目に到達する。クニュ……と柔らかな感触が
あった時、蕾が小さく悲鳴を上げるのが聞こえた。痛かったのだろうか?
「ゴメン……蕾ちゃん、痛かった?」
「……え? ぜ、全然そんな事ないですよ! 大丈夫ですから続けてください」
かぶりを振って光莉の心配を打ち消す蕾を見ながら、光莉は蕾と夜々の顔を見つめる。

「本当に私でいいの、蕾ちゃん? 電気アンマなら……夜々ちゃんの方がずっと上手に
出来るよ?」
「そ、そんな!」
むしろ蕾の方がうろたえた。ここまで恥かしい思いをしてきて、今更光莉が止めるなんて、
彼女の方が受け入れがたい。
「わ、私は光莉先輩の方が……と、と言うよりですね! や、夜々先輩ったら絶対に
意地悪するじゃないですか!? きっとネチネチと意地悪な電気アンマするに決まって
ます! だ、だからその……ひ、ひ……」
光莉先輩にして欲しいです――と、本音を面と向かって言うのは恥かしいらしく、この期に
及んでも夜々に話を振る蕾だったが……。

「あら、言ってくれるじゃない? 蕾ちゃん、光莉の電気アンマが終わったら解放されると
思ってたの?」
背後からねちっこい声が聞こえた。勿論夜々だ。それよりもその内容が……。
「え゛……?」
「フッフッフ……今の言葉ちゃんと聞いたから。いいよ。蕾ちゃんにはとりわけ意地悪な
電気アンマを後でしてあげる♪ その年じゃ考えられないほどのエッチな目に遭って
貰うからね」
夜々がにんまりと笑う。照れ隠しに夜々の方に話を振ったのが飛んだアダになった、と
蕾は頭を抱えた。
439すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/22(月) 01:03:56 ID:VPWDilMc
夜々にはそんな蕾の心理状態などお見通しだった。だからこそ、自分の順番はちゃんと
あって、光莉に代わって自分がやる事はないのを、蕾にも光莉にもアピールしたのだ。
(蕾ちゃんの憧れの先輩はあなたなんだから、あなたがちゃんとやってあげなきゃダメ)
夜々は目で光莉にそう訴える。光莉も理解したようで申し訳無さそうにコクリと頷いた。

「わかった……蕾ちゃん、優しくするから……ね」
「は、はい!!」
優しくする、と言われて蕾は天にも上る気持ちだったが、実際に光莉の足が敏感な部分に
触れると、催してくる尿意が気になった。光莉に触られるたびに下半身の締め付けが緩く
なってしまうのもある。
(だって……光莉先輩にじかに太股やアソコを触られたら…………はぅん!)

光莉はおぼつかない足取りながらも何とか蕾の両足を掴んだ手と股間にあてがった足を
制御して電気アンマを続けていく。光莉の与える振動は強かったり弱かったりするが、
それが逆に不規則な責めとなって蕾に可愛い悲鳴を上げさせた。



「電気アンマは責める側には熟練度はあまり関係ないかもしれませんね」
光莉たちの様子を見ていた玉青が呟く。
「それって、どういう事?」
渚砂が尋ねると、玉青はニッコリと微笑んで隣にいる千代の股間に手を入れ、もぞもぞと
動かした。
「きゃん!? た、玉青お姉様?」
いきなりの攻撃に千代は驚き、股間を押さえて後退りする。
「フフフ……ごめんなさい」と玉青は千代に謝りながら、渚砂の方を向いた。
「今の様に、女の子のココって、ちょっと触られただけでも激しく動揺するほど感じちゃい
ますよね? 電気アンマはここを責める技ですから、基本的に女の子に効かない電気アンマは
ないんです」
玉青の言葉に渚砂は思わず頷いてしまう。確かに、電気アンマされている、と言う事自体が
女の子にとって急所責めそのものなのだ。快感の急所であり苦痛の急所である女の子の秘裂。
がっちりと動けないようにしてそこを責め立てる技――電気アンマとはそんな必殺技なのだ。
「技量と経験によって電気アンマが上手な子は確かにいると思います。そういう子にされるのは
女の子にとって脅威でもあるし、逆に本懐かもしれませんね。でも、初心者の子のおぼつかない
足使いや不規則な動きでされるのも、またいいんです♪」
玉青はうっとりするような表情で渚砂を見る。
(それって、暗黙の内に、私にして欲しいって事を言ってるのかなぁ……?)
渚砂は頷きながらも少し困った表情をする。玉青にするのは嫌な事ではないけど……。

「で、では、私でも渚砂お姉様に気持ち良くなって頂けるのですね!?」
千代が期待に目を輝かせて玉青に問いかける。玉青は即座に微笑んだ。勿論、肯定の意味だ。
「でも今日はまず妹に伝授しなければならない事がありますから、千代ちゃんが渚砂ちゃんに
するのは次の機会にしましょうね――大丈夫、お部屋番はこれからも続きますから、
千代ちゃんが渚砂お姉様にご奉仕する機会は何度でもありますよ」
「はい!……玉青お姉様!」
千代は満面の笑みを浮かべて玉青に抱きついた。玉青も可愛い妹を慈しむように抱きしめる。
今、二人の間には美しい姉妹の絆が出来たらしい。当の渚砂を差し置いてだがw。

440すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/22(月) 01:04:46 ID:VPWDilMc
「ですが、受ける側はそうではないのです」
玉青が少し真面目な表情になる。千代も顔を引き締めた。
「電気アンマで気持ちよくなってしまう、或いはその反対に苦しめられてしまう――これは
女の子である以上、防ぎようのない事です。でも、どんな気持ち良さなのか、苦しみなのか
――それを体験しておけば、お姉様達に可愛がってもらったり、ご奉仕したりする幅が広げ
られると思いますの。千代ちゃんも渚砂お姉様に色々な楽しみ方をして頂きたいでしょ?」
千代はコクリと頷いた。彼女にとっては当然の事である。
「だから今日はその手始めの一歩――経験の少ない妹に電気アンマの色々な面を身をもって
知っていただく――それが伝授の儀式が行われる理由なのです。辛くても恥かしくても
渚砂お姉様のためだと思って頑張って下さいね」
「はい、頑張ります!」
優しい笑顔で励ます玉青に千代は元気良く答える。
だが、盛り上がる二人を尻目に渚砂は少し呆れ顔だった。

(玉青ちゃん、変に盛り上げすぎだよぉ〜〜)
流石に渚砂には玉青の話が半ば眉唾な事は、今までの付き合いから十分想像出来た。
(千代ちゃんは真面目だから全部本気にしちゃうんだから……)
そしてそのとばっちりは自分に来る。玉青の小悪魔的な悪戯心に渚砂は溜め息をついた。



一方、光莉のおぼつかないテクニックで電気アンマされている蕾は、もういきなり限界に
近かった。
(光莉先輩……そんな所を押されたら…………おしっこ漏れちゃう!!)
光莉の電気アンマは力の入れ方が不規則な上、その当たるポイントが偏っていて、それが
おしっこを我慢している蕾には最悪の事態を生んでいた。何しろ、光莉が責めている
ポイントは、蕾の無毛のクレヴァスの真ん中よりやや上――クリトリスの下、尿道口の
近辺なのだ。そこに光莉は踵でズンズン突く様な振動を与えてくる。
尿道口への刺激は電流の様になだらかな下腹部の中に伝わり、決壊寸前でパンパンに膨れ
上がった蕾の小さな膀胱が揺さぶられる。
内側から込み上げてくる苦痛に蕾の額は汗びっしょりになった。

「はぁ……う! ひ、光莉先輩……!!」
たまらず内股になって前のめりに体を起こして震える蕾。それを見て光莉が慌てて足を引く。
「つ、蕾ちゃん!? 大丈夫……痛かったの?」
蕾の反応にオロオロとうろたえるだけの光莉に夜々が注意する。
「光莉、途中で止めちゃダメ。電気アンマは中途半端な状態が一番辛いんだよ」
「や、夜々先輩! ……なんて事を!」
蕾がキッと夜々を振り返る。だが夜々は涼しい顔で続けた。
「それに、今日は妹に本当の電気アンマがどういうものかを教える機会だって玉青先輩も
言ってたよね? だったら遠慮しちゃだめ。これは妹が成長するために必要な儀式なん
だから。蕾ちゃんも平気だよね? 大好きな光莉先輩に電気アンマしてもらえるんだから、
その全てを受け止めたいよね?」
ぬけぬけと言う夜々を憤怒の視線で睨みながら蕾はコクリと頷いた。夜々の言っている事は
間違いではないからだ。自分は先輩の電気アンマの全てを受け止めたい。その気持ちは
変わらない。

だけど――。
(私の今の状態をわかってるくせに……この意地悪な先輩は!)
「あら……どうしたの? 蕾ちゃん♪」
座っている蕾の背後に回って夜々が耳元で囁く。うなじに掛けられる息が気持ちよくて
感じやすい蕾は飛び上がりそうになる。
「フフフ……凄い汗。拭いてあげるね……もしかして、どこか調子が悪い?」
「夜々先輩……この、悪魔!」
蕾は夜々にしか聞こえない声で悪態をついた。夜々はその声を聞き、嬉しそうににんまり
微笑んで優しく額の汗を拭いてあげる。その手の柔らかさが心地良く、蕾にはこの先輩が
嫌いになれないだけに、余計にその満足気な表情が腹ただしい。
441すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/22(月) 01:05:26 ID:VPWDilMc
「いいじゃない。私も見てみたいな……蕾ちゃんがおしっこしちゃう所♪」
「絶対にしませんから」
「我慢できるの?」
「勿論です…………あ、そこは!?」
夜々が背後から蕾のお腹に手を回すと、指を立てて下腹部をきゅ〜〜〜っと押した。
「☆◆%〇#……!!!!」
「つ、蕾ちゃん……!?」
声なき悲鳴を上げて蕾の体が硬直する。急に固まった蕾を見て光莉がまた心配そうな
表情をするが――。

「だ……だ・い・じょ・う……ぶ……で……す……」
身悶えしながら辛うじて光莉に微笑みかけた蕾。しかし、今ので一気に限界まで来て
しまった。次に電気アンマされたら、ものの一分も持たないうちに漏らしてしまうだろう。
「あらあら。これだけ辛そうなのに気を使うなんて先輩思いなのね、蕾ちゃんは」
「夜々先輩……絶対に仕返ししてやるから!」
最早敬語も使わず夜々を睨む蕾。その反応に夜々は背筋がゾクゾクする。
「楽しみにしてるよ、それ♪」
夜々はまた蕾を背後から抱きしめ、うなじに熱い息を吹きかけた。はぁ……ん……と
蕾は耳朶を真っ赤にして身悶えする。
「でも、今日の生贄はあなたなの。さぁ、憧れの先輩に一番恥ずかしい所を見てもらい
ましょう――」
夜々は内股で悶えていた蕾の足を少し広げさせた。正面にいる光莉の位置からはまだ誰にも
蹂躙されていない無垢なピンクの割れ目が完全に見えていた。

442Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/22(月) 01:08:10 ID:VPWDilMc
投下終了です〜。
最後まで書ききれるかと思いましたが、力尽きました(汗。
次あたりラストになるかな〜と。珍しく完走や〜〜w。
なるべく間を開けずに書こうかと思います。
443名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 01:22:41 ID:UOHGR2lh
電気あんまの宝箱や!!
444名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 01:32:26 ID:FNTxgpOr
やらしくて萌えた(・∀・)
445名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 08:39:44 ID:TwKrXkrS
(・∀・)
446名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 11:46:45 ID:Ou/kS4jX
GJ!なのです
447名無しさん@ピンキー:2006/05/22(月) 23:32:56 ID:Q7q17IAr
現人神!!!現人神!!!称えるんじゃ!!!
448Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/23(火) 00:22:24 ID:JHr6KLsP
>>443-447
dです。

では、今日の貢物をどぞ。
449すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/23(火) 00:23:20 ID:JHr6KLsP


          *          *          *


反対側のベッドでは渚砂がこれまたおぼつかない足取りで千代に電気アンマをしている。
「ん…………はぅん……!」
だが、千代はその渚砂の電気アンマに悶え狂っていた。玉青の言うとおり、女の子に効かない
電気アンマはないのと、やはり何と言っても憧れのお姉様に可愛がってもらえるシチュエー
ションが千代を何倍も敏感にしているのだろう。

「渚砂お姉様……ああ……ん……」
(電気アンマされている時はシーツを掴んで力を込めるといいですよ。そうすれば、お姉様の
愛を長く強く感じる事が出来ます――)
千代は玉青に言われたとおりシーツを掴んで悶えている。確かにこうしておけば、気持ち良さと
同時に訪れるくすぐったさや苦悶を耐える事が出来て、大事な所を責められてもどかしく感じ
ながらも、踏ん張って耐える事が出来る。
(で、でも……体には……キツイ……です……)
性感が反応して気が飛んでしまいそうになるのを無理矢理押さえつけているのだから、体に
負担が掛かるのは仕方が無い。懸命に耐えている千代は額や胸にびっしょりと汗をかき、
息遣いも荒くなっている。

「千代ちゃん……休憩する?」
千代の苦悶を見かねて渚砂が提案する。足を緩めると千代が切なそうな表情をした。
「渚砂ちゃん、やりますね。その責め方♪」
玉青がにんまりと笑う。
「え? ど、どうして?」
玉青の言う意味に見当がつかない渚砂はちょっとうろたえた。
「だって……千代ちゃんがイきそうになったら緩めたりして……フフフ、生殺しも
電気アンマの醍醐味ですものね」
「な、生殺しぃ〜〜!? それって、辛いんじゃ……」
「勿論ですよ。あんまり長く続けちゃうと精神がヘンになっちゃう子もいるぐらいですから」
「そ、そんなぁ〜!! ち、千代ちゃん大丈夫!? ねぇ、玉青ちゃん! どうすればいいの?
もっと強くした方が……でも、それじゃアソコが痛くなっちゃうし……」
オロオロと千代の様子を心配する渚砂。千代は「ハァ……ハァ……」と辛そうに目を閉じて
大きく裸の胸を上下させている。股間のショーツも既にびっしょり濡れており、女の子の割れ目に
キュッと食い込んでその役割を果たせていない。

「大丈夫ですよ、渚砂ちゃん」
千代が辛そうに玉青は涼しい顔のままだ。背後から上半身を抱き起こすと裸の胸を擦り、
乳首を撫でてあげる。
「くぅん!……玉青……お姉様ぁ……」
子犬の様な甘えた鳴き声を上げて千代は玉青の腕の中で悶える。
「だ、大丈夫って……ち、千代ちゃんは辛そうだよ?」
「そうでしょうね……私も経験がありますけど、最初にお姉様に生殺しあんまされた時は
死んじゃうかと思いましたから……」
「た、玉青ちゃんも経験あるの!? だ、だったら早く解放してあげないと……」
「それを千代ちゃんは望むでしょうか……?」
「え……?」
渚砂は玉青の言葉に思わず絶句する。
450すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/23(火) 00:24:14 ID:JHr6KLsP
「千代ちゃん」
玉青は電気アンマされた状態の千代を横から抱くと顔を胸に寄せ、乳首の辺りをペロリと
舐めた。「あっ……」と千代は小さく喘ぐ。
「千代ちゃん……生殺しにされるのは辛いですか?」
「……は……はい……はぁ……ん」
乳首を舐めながら質問する玉青に千代は辛うじて答えた。
「では……もう渚砂ちゃんに電気アンマを止めてもらって、解放されたいですか?」
それを聞いた千代は、悶えながらも激しくかぶりを振った。

「ち、千代ちゃん……?」
渚砂は千代の答えに驚く。こんなに辛くて苦しそうなのに、どうして……?
「辛くて苦しいだけじゃないからです」
玉青が代弁するように言う。
「電気アンマは妹を可愛がる技ですけど、時には愛あるイジメ技としても有効なのです。
渚砂ちゃんも経験ありませんか? 好きな人に一番して欲しいのは、かまって欲しい事
――自分の体に触れて、愛しんでくれたなら、それが自分にとって辛い事でも全然平気
だと思いません?」
言われて渚砂は図書館の出来事を思い出した。あの時も自分はエトワール様に恥かしい
事をされたけど、それはちっとも嫌な事じゃなかった――。
「そして今千代ちゃんがされているのは大好きな渚砂お姉様の寵愛を受けている事なの
ですよ? それが終わってしまうのは嫌に決まってるじゃないですか」
ね、千代ちゃん♪ と言いながら玉青は千代の頬にキスをする。千代もコクリと頷いた。

「う……わ、わかりました」
ど〜も玉青に乗せられている気がする渚砂は首を傾げながらも同意し、千代の股間を
再び押し込むようにグリグリと刺激した。
「はぅ……ん!! な、渚砂お姉様……!!」
確かに千代の呻き声は悲鳴だけではなかった。明らかに悦楽の響きが混ざっているのを
渚砂は感じ取っていた。
451Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/23(火) 00:26:42 ID:JHr6KLsP
投下終了〜(短っw)。なんかエロ新聞連載小説状態ですな〜。終わんなかった……。
次はスピカ組もミアトル組もクライマックスですかね。
452名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 00:59:22 ID:IqV+rUQg
読み手も生殺しやー
GJ
453名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 01:34:08 ID:4WKPOXFk
(・∀・)
454名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 02:58:47 ID:WkRG4JLh
haahaa
455名無しさん@ピンキー:2006/05/23(火) 14:08:51 ID:IqV+rUQg
保管庫にたどり着いたので、過去作品を読んだ。










……………………どこからどうすれば………………haahaa
456Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/24(水) 00:40:02 ID:+p1tP+LM
今日は連載できず……。でも今しがたストパニアニメ7話を見て
創作意欲が今頃……w。エロい……エロいなぁw>上級生。
一押しの蕾ちゃん、次登場か〜。もっと悪戯したいw。

>>452-455
d。一気読み注意w>>455

457Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/25(木) 01:22:17 ID:d21NTVZl
さて……。

もうちょっとしたら、今日の貢物どすえ。

…………読んでくれてるの、マジに3人ぐらいなのか?w
458すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/25(木) 01:45:58 ID:d21NTVZl


          *          *          *


「ふわっ……うっ! ……ああっ!!」
スピカの姉妹のほうはそろそろクライマックスに入ろうと言うところか。
しかし――。

裸の割れ目にピタリと吸い付くように足を当てられて電気アンマされ続けていた蕾は
小刻みに体を震わせながら悶えている。
憧れの人からの電気アンマで股間は股の内側まで蜜でびっしょりと濡れ、ローションの
様な粘りのあるそれは、しかけている光莉の足を何度となく滑らせた。
「うぁ…………はぅん!!」
光莉が足を滑られせる度に割れ目が擦りあげられ、一番敏感な突起を強く押し潰されて
蕾は何度も悲鳴を上げる。
「ご、ごめん……蕾ちゃん……」
その度に光莉はおろおろするが、夜々が「止めちゃダメ」と言うように首を振るので
慌てて足を股間にセットしなおす。それが蕾にとっては絶妙の力加減で尿道口に当たったり
するので思わず悲鳴を上げてしまう。

(もう……だめ。ヘンに……なっちゃう……)
おしっこを我慢した上で大好きな光莉先輩に電気アンマされる、二重の責め――まだ
性的体験はこれが初めての蕾にはあまりにも過酷であったかもしれない。
既に全身の力を使い果たし、今は夜々に支えられないと自分では起きていられない。

「おしっこの我慢に性感の高まりが追いついていないようですね」
玉青の指摘に光莉と夜々がドキッとする。
「光莉さんが少し優しすぎるのかもしれません」
玉青は夜々に目配せした。夜々はそれを感じ取ったが、俯いてしまう。
光莉には玉青の言う意味が何となくわかった。電気アンマしていた足を外し、蕾を解放する。
「光莉……?」
蕾を抱いた夜々が面を上げると光莉が近づいてきて二人に囁いた。
「夜々ちゃん……代わって。蕾ちゃんに電気アンマしてあげて」
「えっ……!?」
夜々が驚く。蕾は半ばまどろんだような表情で二人を見ていた。

「私のテクニックじゃまだ蕾ちゃんをイかせてあげるのは無理みたい――夜々ちゃんが
してあげて。私は……蕾ちゃんを抱きしめてあげるから」
「でも……それは……」
夜々は躊躇ったように蕾の顔を見る。蕾も夜々をじっと見つめていた。息は荒く、額だけ
でなく全身汗びっしょりになって少し辛そうだ。おしっこを我慢しすぎて下半身は半ば
痙攣したように震えている。確かにもう限界なのだ。
459すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/25(木) 01:46:46 ID:d21NTVZl
(確かに辛そうだけど……)
自分の方が上手く出来るのは確かだが、夜々はそれでも躊躇ってしまう。蕾がして欲しいのは
憧れの先輩である光莉だ。蕾自身、さっきそう言ってたではないか――。

「二人で――一緒にされようよ?」

え……? と光莉の言葉に夜々も蕾も驚く。光莉は恥かしそうに微笑むと、蕾を寝かせ、
その上に覆いかぶさる様に体を重ねた。温かく柔らかい胸が蕾のまだ膨らみかけたばかりの
胸に密着する。
(え? ええええ〜〜〜!?)
蕾は朦朧とした意識が一編に冴え渡る気がした。光莉先輩……憧れの光莉先輩と裸でひっつ
いて、その〜〜〜……胸が柔らかくて、体が温かくて、髪がサラサラしてて……。
(な、な、な、な……なんですか、これって〜〜!?)
これは……あまりにも幸せすぎる状況ではないだろうか? 
(もしかして――夢?)
そう思って目をパッチリ開けると超至近距離に光莉先輩が微笑んでいる顔のアップが視界に
飛び込んできた。
「ひ、ひ、ひ、ひ……!!」
ひきつけを起こしたかの様な表情で蕾はずり上がろうとする。信じられない状況に出くわして
半ばパニックになっている蕾の頬を光莉は優しく撫でた。
(あ――)
それだけで蕾の突発的な興奮が収まり、ドギマギする胸の高まりがその頬を紅く染めた。

(ちょ……! な、なによ、それ〜〜〜!!)
こちらも半ば泣きそうな状態で見つめている夜々。光莉にぴっとりとひっつかれていい雰囲気
なんて、あまりにも蕾が羨ましすぎる。

「ひ、光莉先輩――」
「一緒に夜々ちゃんに電気アンマしてもらいましょう、蕾ちゃん♪」
これならば蕾も納得してくれるだろう――我ながら名案だと思いながら、光莉は蕾の頬に
自分の頬を合わせる。
二人して折り重なっている状態なのだから、それは完全に全身密着状態である事を示していた。
頬も、胸も、お腹も――光莉の若草の柔らかさも、蕾には文字通り肌で感じ取れる。

「いいでしょ、夜々ちゃん? 私も……蕾ちゃんと一緒に……」
全裸で寝そべり、はにかんだ表情で振り返る光莉を見て、夜々も蕾も胸を打ちぬかれた。
まだこんな表情があるんだ……と付き合いの長い夜々でさえそう思う。
(考えてみれば、あの子にとっても初めての『妹』だもんね――)
だからこそ、恥かしいのを懸命に堪えて、妹のために体を投げ出しているその表情に新鮮味を
感じるのだ。

「一緒に……で…………電気アンマして……」
光莉は真っ赤になりながらおねだりした。そして、恥かしさに目をギュッと閉じながら、蕾に
折り重なってうつ伏せに寝そべった状態の脚をゆっくりと広げる。
丁度足元の位置に夜々には光莉のピンク色の神秘の中が丸見えになった。普段の光莉では
絶対考えられない積極性に夜々の目が丸くなる。
「ひ、ひか……」
「い、言わないで! 夜々ちゃん!」
恥かしいから……と光莉は全身を真っ赤にして堪える。本当は顔も覆ってしまいたかった
のだが、蕾の上に乗っている以上、手はベッドについてないと蕾を押しつぶしてしまう。
お尻をやや上にした状態なので、性行為で言えば後背位から求める姿になっている。
白い背中に光の雫で出来た緩やかなウェーブの髪が流れ、その先には形のいい丘陵が二つ、
そしてその中心に柔らかな若草に縁取られた桃色の花園が――。
夜々はその光景の眩しさに頭がくらくらした。
460すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/25(木) 01:47:46 ID:d21NTVZl
「ひか……光莉先輩……お、お姉様……」
蕾は自分の為に惜しげもなく恥かしい格好を晒してくれる優しい先輩の手を取り、指を絡めた。
「きゃん……!?」
両手の支えを失った光莉はバランスを崩し、蕾に完全にのしかかるようになる。
「ど、どうしたの、蕾ちゃん……このままじゃ……」
重みで蕾ちゃんが潰されちゃうよ? と問いかける光莉に蕾は微笑んでかぶりを振った。
「大丈夫です……いえ、これがいいんです……光莉先輩の重みが感じられて……幸せ♪」
蕾が本当に幸せそうな表情をする。光莉も微笑み返し、二人の少女はギュッと両手を繋いだ。

(なんなのよ、もう……)
蕾ばかり羨ましい状況になるので夜々は面白くない。
(よぉ〜〜し……♪)
夜々の元々旺盛である悪戯心が活発になる。このまま良い雰囲気にさせておくのは
シャクなので悪戯してやる事に決めた。

「私だけ仲間はずれにして……この〜、罰として急所攻撃♪ えいっ! えいっ!」
二人の足の間に入ると上下に並んだ少女達の割れ目をツンツンと蹴った。
「ひゃあ!?」
「あん! いったぁ〜い!」
折り重なった二人は大事な所を突っつかれて体をくねらせる。真下の特等席からその光景を
見ている夜々は変な気分になってきた。エッチな気分とはまた別の……子供の時によくある、
悪戯心が昂じて残酷な快感を覚えるような……。

「痛い? 罰だもん、当たり前でしょ……もっといじめてあげる♪」
夜々は調子に乗って二人の股間を交互に突っつくように蹴る。すごく痛くはしないが、愛撫
ではないのを証明するかのような、間合いを図ったトゥーキックだ。時々割れ目の中まで
指が入り、二人のソプラノの悲鳴が部屋に響き渡る。それは自分達も情事の真っ最中の
ミアトル組まで思わず聞き入ってしまう、美しい音色だった。

「や、夜々ちゃん……そんな事されたら……あぁんッ!」
「せんぱぁい〜! そ、そんな所、蹴られたら痛いですよ〜〜! ……うっ!!」
蕾が思わず顔をしかめ、体を硬直させる。その苦悶は密着している光莉に即伝わった。
「ど、どうしたの、蕾ちゃん!? アソコ……痛かったの?」
「ち、違います……ま、また……おまたが……うう……」
今の刺激でどうやら収まっていた尿意がぶり返したらしい。そのまま太股の震えが止まらず、
額からどっと噴出す冷や汗を感じ、蕾の限界が迫っている事を光莉は知る。

「や、夜々ちゃん……お願い。その……私に電気アンマして……強く……」
「光莉?」
「蕾ちゃんと一緒にイきたいの。だから……少しぐらい乱暴にしてもいいから、早く私を
蕾ちゃんと同じにして……蕾ちゃんはもう限界なの……だからお願い……」
(光莉……お姉様……)
体の力が全て振り絞られそうなおしっこの我慢に耐えていた蕾だったが、あまりの感激に
その苦しみが一瞬飛んでしまった。
「嬉しい……です」
言葉を失いながらも辛うじてそれだけ言うと、光莉の手をギュッと握る。
461すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/25(木) 01:48:17 ID:d21NTVZl
(もう……)
夜々は羨ましく思いながらも、これ以上つまらない悪戯で光莉の気持ちを台無しにする
気はない。
(私って、ずっとこんな役回りなのかも……)
半ば諦念が入り混じった気持ちではあったが、光莉を愛撫するのを押しとどめる理由など
彼女にはない。光莉の足を掴んで自分の右足の踵を股間にあてがった。光莉の望むとおり、
強く、食い込ませるように。
「あうんッ……!!」
急所を押しつぶす強い刺激に光莉は蕾の手と繋ぎ合わせた両手を握り締めた。
「光莉先輩……!」
光莉の気持ちがじかに伝わる蕾は勇気づけるようにその手を握り返した。

グリグリグリグリ〜〜〜〜……。

「はぅあ……!! あああぁあああ〜〜〜……!!」
夜々の電気アンマする踵が、光莉の希望したとおりに力強く柔肉に食い込んでくる。
さっきイかされたばかりなので、強い圧迫にも負けず、体はしっかりと反応した。
「うっ……くぅ……んッ!!」
光莉の体が何度も反り返り、柔らかな髪が乱れて蕾の体をなで上げた。繋いだ両手だけ
でなく、密着した胸やお腹や太股の動きが吸い付いたり離れたりして蕾には光莉の感じ
ている様子が伝わり、気持ちが同調していく。
(光莉先輩……大丈夫……頑張って。私は……我慢できます……)
おしっこを我慢する辛さは容易ではなかったが、光莉の手を握ってるだけでがんばれる。
蕾は光莉の感じる表情を思う存分見れる今の体勢に感謝した。

そうしているうちに、絶え間ない刺激を受けた光莉の秘裂から蜜が溢れ、自分の内股や
なだらかなヴィーナスの丘、そしてお尻の辺りまでをもぐっしょりと濡らした。
「うぅ……ん! 夜々ちゃん……もっと……強くしても……いい……の……」
そしてそれは直下にいる蕾の下腹部にも滴り落ち、おしっこを我慢して内股になっている
股間の辺りを自分のでない蜜で濡らしていく。
(光莉先輩の……熱くて気持ちいい♪)
光莉から出された愛液を感じられる僥倖に、蕾は嬉しくてギュッと手を握り締めた。
462すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/25(木) 01:48:53 ID:d21NTVZl


          *          *          *


「光莉ちゃん……すごい……」
「私も感激しちゃいそうです。光莉さんは立派なお姉様ですね」
渚砂と玉青もスピカ組の成り行きを賞賛の目で見ていた。
「私たちも負けていられませんね……千代ちゃんに素敵な初体験をして頂かないと」
玉青はそう言うと、千代の体をギュッと抱きしめる。
「玉青……お姉様?」
玉青の暖かさと抱きしめる強さが直で感じられて、半ば意識が朦朧としていた千代が目を
開けた。玉青はその頬に優しいキスをする。

「た、玉青ちゃん……?」
渚砂がどうすれば良いかを問いかけるような目で玉青を見つめる。
千代を感じさせたはいいが、そこから先に進む事が出来ず、少々手詰まり感があったのだ。

「渚砂ちゃん、今までの様に優しくでなく、力一杯強く電気アンマしてあげてください。
もっと激しく痛いぐらいに……」
「え?でも……それじゃアソコが痛くなって、感じるどころじゃ……」
渚砂が躊躇ってると、玉青はそれに答えず、渚砂の足を千代の股間から外し、軽く拳を
握ってそこにあてがった。そして力一杯グリグリグリ……と拳を押しつける。女の子の
蜜でびっしょり濡れたショーツが捻れて食い込むほど玉青は力を込めた。

「ひゃあうう〜〜〜!! ああぁ〜〜っ……!!」
いきなり柔肉に拳を強く食い込まされた千代はキュン、と内股になって身悶えする。
渚砂の位置からは背中をくの字に折り曲げて苦悶する千代の姿が目に映った。

「た……玉青ちゃん! そんな事したら、千代ちゃんが痛がる……」
「大丈夫ですよ。千代ちゃん、痛いですか!?」
「くぅう……!! ああぁああ〜〜!!!」
玉青の問い掛けにも千代は悲鳴をあげて答えられない。渚砂には苦悶のあまり答えられ
ない様に見え、玉青を止めようとした。しかし――。

「だ、大丈夫で……す……お姉……様……」
千代が息を荒げながら辛うじて答える。
「大丈夫って……で、でも、千代ちゃん……苦しそうで……」
「苦しいのではないですよ、渚砂ちゃん。千代ちゃんの顔をよく見てあげてください」
(えっ……?)
玉青に促され、体を折って俯いた千代の表情を覗き込む。荒い息遣い、苦悶の様な呻き声
――しかし。
「なぎさ……お姉様♪」
渚砂が近づいたのに気づき、面を上げた千代の瞳は潤んでいた。頬には赤みが差し、恍惚と
した表情を浮かべて微笑む。
「千代ちゃん……?」
渚砂は不思議な顔をして千代と玉青の顔を見比べた。
463すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/25(木) 01:49:28 ID:d21NTVZl
「十分に濡れて……解れたからですよ」
玉青がニッコリと微笑んで解説する。
「痛くは……ないの?」
自分だったら痛いだろう、と渚砂は思う。敏感な女の子の急所を乱暴にグリグリされたのだ。
痛くないはずがないが……玉青は首を振った。
「勿論、この状態でも強打したりしたら痛いですけど……このぐらいの責めなら力一杯
やっても大丈夫です。いえ、電気アンマではそうしないといけませんね」
「そう……なの?」
「ええ、そうですよ。渚砂ちゃん、さっきされた時、どのぐらい私が力を入れたか覚えて
ませんか? 私は、自分の手足が震えるほど思い切り力を入れたのですよ」
「あ……」
渚砂はさっきの体験を思い出した。最後の所は記憶が半ば飛んでいたが、自分の股間に
残る玉青の手応え(足応え?)は、まだズキズキと疼いている。

「女の子のココって敏感ですけど、殿方の求めを受け入れるぐらい強く出来てもいるん
ですよ。でも、それには十分な受け入れ準備が必要ですけど――今の千代ちゃんはその
準備が出来ていましたから、彼女が満足できる責めはそれに見合う強さでなくては
なりません」
「……と言うことは、電気アンマも?」
「はい。クライマックスからフィニッシュまでの電気アンマは、殿方の求めに匹敵する
ぐらいの力強さが必要です。今の千代ちゃんは『女』ですのから。初体験ですけど」
玉青は小首を傾げて微笑んだ。それは彼女の素敵な仕草の一つだ。

そうだったのか――。渚砂は自分の電気アンマの欠陥を理解した。
自分のは、優しすぎたのだ。千代は初めてだから強くすると痛がるだろうと思って。
だけど、それは間違いだった。千代は渚砂達の愛を受け入れられる女の子なのだ。
準備が出来ていても、それに見合う責めがなければいつまで経っても生殺しのままだ。
もっとも、それはそれで一つのテクニックだと玉青は言っていたが――。

「千代ちゃん……」
渚砂は千代の顔を上げて自分の顔を近づける。意識が朦朧としているはずなのに、
それだけで視線が落ち着かなかったりして、千代がパニクっている様子が窺える。
渚砂はリラックスさせるようにクスクスと微笑んだ。
「ごめんね、私、あんまり上手くなくて……でも、もうお姉さんの経験が無くて、なんて
言い訳しないから。千代ちゃんを気持ち良くさせてあげられる様に頑張るからね」
玉青のアドバイスを理解し自信を得た渚砂の瞳は、しっかりとした光を湛えて千代を
映していた。千代も頼もしげにその渚砂の瞳を見つめ返し、コクリと頷いた。
464Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/25(木) 01:53:32 ID:d21NTVZl
と言うことで投下終了です。

組み合わせを増やすと終結は大変ですな〜w。
登場人物の数は控えめにしよう。

このアニメ、ストーリーとかはゴニョゴニョだけど、キャラは
すごく良い。回を追うごとに妄想が膨らみます。
そして、夏服……更に大変な予感w。

465名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 13:38:44 ID:CBL3FRAl
はいはいテラGJ
466名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 18:15:03 ID:cdcCLk9a
現人神!!!ご降臨だー!!!!

ってわけでちょっくら軍事版出張してきま
467名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 22:58:05 ID:WGTEAUv/
5の2はいったいいつになったら・・・
468Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/25(木) 23:27:43 ID:4jIGgWR+
>>465-466

こういうぞんざいな扱いを連続して受けると流石に凹みますね……。

>>467

さぁ……?
469名無しさん@ピンキー:2006/05/25(木) 23:36:31 ID:rGtVX0KA
そういう弱音を吐いて慰めてもらおうって姿勢がな…
毎回尻切れトンボなのは普通によくないと思うね。
楽しみに待ってる人間がいるならなおさら。
470Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/25(木) 23:41:20 ID:4jIGgWR+
>>469
多いけど毎回じゃないですさw>尻切れ。
471名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 00:33:45 ID:kk9HL56y
軍事板より緊急帰還!
現人神殿が・・・続きを化石になろうとも待っておりますぞ!!!
472Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/26(金) 01:02:04 ID:4kwqvo6K
>>471
あ〜、すんません。銃の手入れが悪くて暴発しちゃったみたいでw。
ご面倒おかけします。続き書いてますんで、お楽しみに。




まま、楽しみに待ってるのは読み手だけではないって事で。

色々と刺激がないと放出だけでは力尽きちゃいますからねぇ〜〜w
とりあえず、保管庫の管理人さんが見てくださってるのがわかって、
少し元気回復。
473名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 02:02:18 ID:Y2TOP6Rt
気の利いた事は言えませんが、慰めが必要ならいって下さい。
いつも楽しみにしてます。
474Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/26(金) 02:22:38 ID:4kwqvo6K
>>473
あぅあぅあ〜……。

「慰め」云々については私が言った事ではないので、
マジでうっちゃってて下さい。

お互い良い刺激を与えあって、より楽しみが増えればいいですね、
って事で一つm(__)m。
475名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 03:18:03 ID:G2v0dLqS
|ω`)
476473:2006/05/26(金) 12:13:09 ID:Y2TOP6Rt
>>474
了解。携帯だと反応が遅くなるけどいつも楽しみにしてるよ。
477名無しさん@ピンキー:2006/05/26(金) 18:06:47 ID:Aa5P2VT5
まぁなんだ,煽り厨の1人や2人,どこにでもいる。
何が言いたいかっていうと唯一神につばひっかけるような真似はすんなよ,と。俺文脈おかしいわwww
478名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 13:49:23 ID:mmLSLNw/
たしかに完結しないのが大半な気はするがAnmaniaタンいなくなったらこのスレ即落ちるんじゃね?
479名無しさん@ピンキー:2006/05/27(土) 18:35:57 ID:9jrpbXV0
ね。完結してない事を勘定に入れてもそこらの職人5人分はえらい。

あ,遠まわしに非難してるわけじゃないっすよ?
480Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/28(日) 01:45:37 ID:VgZZLtPJ
>>477
そうですね。読み手がいてこその書き手。
うちもスレに唾する真似はやっちゃダメですな(反省)。

>>478
今日は完結しますた!w 自己最長記録。

>>479
ありがとん。何とか続きを書いたので見てやってください。

……と、言う事で完結編投下。
481すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/28(日) 01:47:13 ID:VgZZLtPJ


          *          *          *


そして、スピカの姉妹達は――。

夜々は光莉も十分に濡れてきたと見ると、今度は蕾の股間に踵をあてがってブルブル震わせた。
「あぅ……!? ん…………んあああぁ〜〜〜!!」
光莉の下で蕾が絶叫する。急に電気アンマの矛先が向いたので心の準備が出来ていなかった。
勿論、押し寄せる尿意の苦悶もある。
「蕾ちゃん……! 大丈夫…………はぅん!!」
今度は蕾を気づかった光莉が悶える。夜々は巧みに蕾と光莉を交互に電気アンマしていった。
強くしたり弱くしたり、長くしたり短くしたり……不規則な電気アンマはされている二人の
女の子に毎回違った悲鳴をあげさせる。
鶯の谷渡りの如く、深夜の部屋に響き渡る美声は夜々の嗜虐心を煽り、更に何度も二人の
股間をあんまし続けた。

「うぁ……! う……んッ!!」
「光莉先輩……!! はぁ……ん! 先輩…………先輩!!」
「蕾ちゃん……はぅん!! だ、ダメ、夜々ちゃん……そこは………はぁあん!!」
光莉が身悶えすれば蕾と密着している胸の乳首が擦れ、下の蕾も悲鳴をあげさせる。
蕾が電気アンマされて仰け反れば、光莉の内股に足が触れ、敏感な部分の刺激に悶える。
二人は相乗効果によって一気に高まり、蕾は決壊寸前となった。

「光莉先輩……!! 私……もう……」
「蕾ちゃん!! ……夜々ちゃん、お願い! 蕾ちゃんと……一緒に逝かせて!!」
二人はお互いの体に手を回してギュッと抱きしめあい、夜々の電気アンマを待つ。
二人の割れ目から溢れた愛液が入り混じって、夜々の足は水から上がったばかりの様に
びしょ濡れになっている。
ギュッと抱き合っているので光莉と蕾の体は密着し、女の子の割れ目も繋がっているかの
ように上下に重なっていた。
(これなら、二人同時に責められるね♪)
夜々は二人の股間に深く自分の体を入れ、重なった両足を脇に抱え込んで固定した。
足4本はちょっと重いが、こうすれば力一杯、同時に電気アンマできる。

「光莉、蕾ちゃん、これで止めだよ。蕾ちゃんももう我慢しなくていいからね?」
「え? で、でも……」
夜々が何を我慢しなくていい、と言ったかは蕾にもわかる。しかし……。
「この状態じゃ……光莉先輩と夜々先輩に…………うっ!」
時折、波となって押し寄せる苦悶に顔をしかめる蕾。光莉はそんな蕾の頬を優しく触った。
「光莉先輩……?」
「いいの、蕾ちゃん。私たちに遠慮しなくても……それにほら、もう私たちって……」
光莉は恥かしそうに微笑みながら下の方に視線を走らせる。光莉が示した下半身は
二人の愛液が入り混じってびしょ濡れ状態だった。
「でも……でもぉ……」
(女の子の蜜とおしっこじゃ違いますよぉ……)
恥かしさで真っ赤になりながら蕾は俯く。
482すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/28(日) 01:47:57 ID:VgZZLtPJ
「蕾ちゃんは恥かしい?」
「も、勿論です!」
「じゃあ、その恥かしい姿を私たちに見せて――」
「えっ!?」
光莉の言葉に驚く蕾。光莉がこんな事を言うなんて思わなかったからだ。
「玉青さんが蕾ちゃんをおしっこに行かせてくれなかったのは、きっと蕾ちゃんの一番
恥かしい姿を私たちに見せたかったからだと思うの」
光莉はチラリとミアトル組の方を見る。あちらも妹の千代がそろそろ最後の責めを受ける
ようだ。
「そうすれば、蕾ちゃんは私たちに自分の気持ちをさらけ出してくれると思うから。
私達はきっと蕾ちゃんの事をもっと好きになると思うから。今までよりもずっと深く――
私、蕾ちゃんの事をもっと沢山知りたい」
そう言うと光莉は更にギュッと蕾を抱きしめた。光莉の鼓動が直接伝わり、ドキドキして
いるのがわかる。勿論、自分がそうであることも知られているだろう。
「光莉……先輩……」
憧れの先輩の思いがけない言葉に蕾は頭が朦朧としてきた。どうなってもいい、さっきから
体の中に疼く何かを解放したい――そんな気持ちが胸のうちに広がってきた。

「夜々先輩……お願いします。光莉先輩と一緒に……」
蕾が瞳を潤ませて哀願すると、夜々は(しょうがないなぁ……)と言うように溜め息を
つきながらも笑顔を見せる。そして――。

夜々の足がピタリと二人の股間にあてがわれ、そこから強烈な振動を送られた。
「夜々ちゃん! ……アアッ……!!」
「そ、そこは……ひゃあああ……ん!!」
光莉には足の指関節部分で、蕾には踵で、夜々は足を上下に梃子の様に動かしながら、
二人を同時に責めていく。今までの様に強弱をつけてではなく、一気に責め立てる
電気アンマ――それも二人同時の高等テクニックだ。
(スピカの子にしておくのは惜しいくらい、ですわね――)
玉青が感心して夜々の技術に見惚れている中、光莉には今日二度目の、蕾には生まれて
初めての気の高まりが体を貫いていく。

「先輩!……お願い! ギュッと……ギュッと……抱いて……あああ〜〜〜っ!!」
「蕾ちゃん! わかった……ギュッと……逝く時は…………一緒に……はぁん!」
蕾の目からは涙が溢れ出る。光莉はそれを見ると、涙を頬で受け止め、お互いの頬を
擦り合わせた。下半身だけでなく、お互いの顔もぐしゃぐしゃになる。

二人の折り重なった美少女は股間を責められながら全身を震わせ、固く抱きしめあい、
そして――。

「ひ、光莉先輩……! 出ちゃいます……!! でちゃうぅ〜〜〜〜!!!」
「いいよ、蕾ちゃん! だして……はぁうううう…………一緒にイって……!!」
「はいっ! せんぱぁい!! はぁうあああ!!」
「もう少し……!! もう少しで……ああああ!!」

「「ああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」」

ぷしゃぁああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…………!!!!

蕾の割れ目から聖なる飛沫が迸り、それは密着していた光莉の下半身を直撃し、八方へ
シャワーの様に降りそそいだ。電気アンマしていた夜々の足も、光莉と蕾自身の下半身も
黄金色の液体でびっしょりと濡れそぼる――。
乙女の聖水が迸り終えるまで、蕾の下半身は痙攣したようにビクビクと震え、同じく熱
い愛液が溢れ出た光莉と、ガックリと力を抜いて折り重なった状態でその余韻に浸る。

「あ…………あ………………」
解放感と引き換えに襲ってくる激しい羞恥心に、蕾の脳裏は真っ白になり、そのまま
気を失ってしまった。
483すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/28(日) 01:49:03 ID:VgZZLtPJ



ミアトルの姉妹達ももうフィニッシュを迎えようとしている。
渚砂は今までにないほど激しく、千代の股間に置いた足をグリグリと動かし、両足を揺さ
ぶった。ピンと脚が伸びきるほどの強い力で引っ張り、激しい振動を股間に送り込む。
正統派だが力強く激しい電気アンマの刺激に千代は上り詰める一方だった。
(さっきの約束……千代ちゃんとの約束があるから――)
電気アンマでエッチな刺激を与え続けられ、身悶えする千代を見ながらも渚砂はペースを
落とさなかった。千代の股間は太股までびっしょり濡れている。こうして強くし続けても
痛くはないし、逆にこうしないと高まった気持ちは解放されない。

渚砂は玉青の言葉を信じて力強く千代の割れ目にグリグリと踵を踏み込ませた。
ショーツが深く食い込む処女の割れ目は、クチュクチュと淫猥な音を立て、それ自体が
生き物の様にヒクヒクと動いている。
(もう……こちらも限界……です……)
千代も蕾と同様、おしっこの我慢が限界に達していた。既に完全に押さえるのは不可能
な状態で、玉青の敏感な鼻は愛液の匂いに尿の臭いが入り混じってるのを嗅ぎ取った。
渚砂の責めはその間も全く緩まない。玉青の瞳には一心不乱に電気アンマを続ける渚砂の
神秘のクレヴァスが遮られるものもなく見えていた。渚砂の足が動くたび、その綺麗な
割れ目が蠢いているのが艶めかしい。
「その調子ですよ、渚砂ちゃん、千代ちゃん♪」
千代の上半身を愛撫して渚砂をサポートする玉青はその光景をうっとりと見つめていた。

そしてついに、千代にも限界が訪れた――。

「渚砂お姉様……! 千代は……千代はもう……ああああぁあッ!!」
「いいよ、千代ちゃん!! 気持ちを解放して……イって!!」
「千代ちゃん! 思いを込めて! 渚砂お姉様の全てを受け入れられるぐらい、強く!!」
激しい電気アンマに集中する渚砂をフォローすべく、玉青は千代の膨らみかけたばかりの
胸を同じくらい激しくもみしだいた。千代は大きく体を仰け反らせながらしっかりと
姉達の愛を受け入れた。
「はい…! 玉青お姉様! あああっ〜〜!! お姉様……渚砂お姉様ァ〜〜!!!!」

しゅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………。

千代の体がガクガクと痙攣するように震え、そして、生暖かいものが渚砂の足の裏を
濡らしていく――蕾と違い、ショーツを穿いていたので千代のおしっこは大きく広がる
ことなく、自身の中心からじんわりと周囲に広がっていった。

「あ……ああ……」
千代は激しく責め立てられるのを耐えていた全身の力が一気に抜け、その余韻にガクガクと
震えながら呆然と宙を見つめていた。
渚砂はどんな表情で自分を見つめているのかが気になり、そちらに視線を走らせる。
渚砂も力が尽きたと見え、ぐったりとベッドに体を横たえていた。そうなるまで自分に
愛を注ぎ込んでくれたのだ。

「渚砂……おねえ……さま……」
視界がホワイトアウトし、一粒の嬉涙をはらりと落として千代は気を失った。
484すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/28(日) 01:49:47 ID:VgZZLtPJ


          *          *          *


「ひっく……ひっく……」
スピカ組のベッドに寝そべり、蕾がすすり泣いている。その肩を優しく抱きながら隣に
寝ているのは光莉。夜々は後片付けを終えてからその反対側に座る。

「私……もう死んじゃいたい……です……」
ぐすぐすと泣きながら蕾が呟く。
「蕾ちゃん……」
憧れの光莉が更にやんわりと肩を撫でてくれるので、蕾は更に甘えるようにすすり泣く。
蕾の気持ちを見抜いている夜々からすれば少し面白くないが、恥かしさに泣いているのは
嘘では無さそうなので黙っている。

「だって……こんなに酷い臭い……私のせいで……」
「でも……これは……」
確かにミアトル組のベッドと違い、スピカ組のベッドにはアンモニア臭が鼻につく。
これは千代と蕾の最後の瞬間の状況によるものだった。用意周到な玉青は千代がおしっこを
漏らしても大丈夫なようにショーツを穿かせ、吸水シートもちゃんと下に敷いて、寝具には
影響がない様にした。スピカの方も同じ準備はしていたが、途中で蕾がショーツを脱いだ上、
光莉と折り重なってイってしまったため、飛沫が四散し、吸水シートの防御範囲外まで
濡らしてしまったのだ。
体のほうは玉青が前もって用意してくれた濡れタオルで綺麗にふき取る事が出来たが、
寝具の方はどうしようもない。吸水シートを片付けた後もスピカの側だけ尿の臭いが残って
いるのはそのためだった。
ちなみにスピカ組のベッドは渚砂のだ。明日の朝どんな言い訳をすれば……と、もう既に
渚砂は頭を抱えているw。

蕾からすればそれは自分だけがあまりにも恥かしすぎる状況だった。素直にお姉様に
したがって儀式を終えた千代に対し、普段から「トロい子」と彼女を馬鹿にしていた
自分がこんな粗相をしてしまった。自分も恥かしいが、ミアトルとの差が出たような
気がして、光莉や夜々に対しても申し訳ない気持ちで一杯になる。

「うう……う……」
(ごめんなさい――)
そう言えばきっと光莉は許してくれるだろう。夜々も苦笑いしながらからかう程度で
済ませてくれる。だけど、それでは自分自身は許せない。それを思うと、蕾は憧れの
光莉が髪を撫でてくれても楽しく思えない。

「私は……嫌じゃないよ」
「えっ……?」
光莉の突然の言葉に蕾は面を上げる。
「だって――これは蕾ちゃんの『匂い』だもん。嫌なわけないじゃない?」
光莉がニッコリと微笑んで蕾を見つめる。その無垢な笑顔は何かを隠しているとか、偽って
いるとかは全く感じられなかった。光莉は本当にそう思ってくれているのだ
485すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/28(日) 01:51:09 ID:VgZZLtPJ
「光莉先輩――!!」
蕾は胸がジーンと熱くなり、たまらない気持ちになって光莉をギュッと抱きしめた。
憧れの先輩はやはり素敵だった。その外見だけでなく、内面も。優しくて、暖かくて――
いい匂いがして――。

「あ〜あ、泣いたカラスがもう笑った、なんてね♪」
「ムッ……」
暇を持て余した夜々が茶々を入れるのを聞き、蕾は眉を顰める。折角いい気分に浸ってる
のに、この意地悪な先輩ときたら――。
「よ、余計なお世話です! だって、仕方がないじゃないですか、光莉先輩が優しくして
くれるんだし――」
「だから現実に引き戻してあげる為に私が茶々を入れてるの。だって、蕾ちゃん、そのまま
じゃ天国に昇っちゃいそうな表情をするんだもん。ヨダレ垂らしてさ〜〜♪」
「よ、ヨダレなんか垂らしてません!!(思わず口を拭うw)……だ、大体なんですか、
夜々先輩は! もう夜中で冷えてくるのに、そんなところに裸で一人でいて――」
現実に戻してあげる、と言われた意趣返しか、いきなり蕾がガミガミと夜々に説教をし始める。
漸くいつもの蕾に戻った事に安心し、光莉もホッと胸をなでおろした。

「そんな事言っても、パジャマも下着も脱いじゃったし、今からベッドを降りて着るのも
面倒だしね〜」
裸でゴロゴロとベッドを転がる夜々に対し、蕾は――。
「だ、だったら……もっと私達とひっついてください――そ、そうすれば、あ、あ、あ
……暖かいじゃ……ないですか……」
蕾が真っ赤になってツンケンと言う。夜々は一瞬きょとんとしたが、その意味を悟ると
光莉の方を見る。彼女も蕾を見て微笑んだ。蕾は二人の先輩と目を合わせないように俯いて
いるが、意識してドキドキと鼓動が高鳴っている様子は密着している光莉に丸分かりである。

「フフフ……じゃ、可愛い後輩の言葉に甘えて、と♪」
夜々は敢えて光莉側でなく、蕾側に擦り寄って密着した。
「ひゃあん!? ど、どうしてですか!」
すっかり夜々は光莉側に行くと思い込んでいた蕾は素っ頓狂な悲鳴をあげて驚いている。
「どうしてって、何が?」
「ひ、光莉先輩の方に行くんじゃないんですか、夜々先輩は?」
「こっちに来ちゃダメ?」
「い、いえ……! だ、だ、ダメなわけ……ないです……けど……」
蕾は光莉と夜々の二人に挟まれるような状態になった。それも川の字ではなく、ほとんど
隙間がない状態でピットリと――言うまでもなく、3人とも全裸だ。夜々の胸の柔らかさと
暖かさが背中からじかに感じられて、蕾の一気に常時の心拍数は数倍にもなった。

「やややや……やや……」
「あ〜、先輩を呼び捨てにするの、蕾ちゃん?」
「ち、違いますよぉ! そ、そんなにひっつくと、夜々先輩の胸が、あ、あたって」
「あたりまえじゃない――当ててんのよ♪」
「な、なんて事を言うんですかァ〜!!」
夜々のちょっとエッチな言い回しに蕾は破裂寸前に見えるぐらい顔を真っ赤にする。
光莉は夜々がチロッと悪戯っぽく舌を出すのを見逃さなかった。

「だいたい、もっとひっつけって言ったのは蕾ちゃんよ? そんな所にいたら風邪引くとか
言って――」
「あ、当たり前です! じょ、冗談じゃなく本当に風邪を引いて喉を痛めたらどうするつもり
なんです? 少しは聖歌隊のエースだって事を自覚してください!」
わざと強く説教するように言う蕾。夜々はそれが照れ隠しである事に気づいていたが、
何かを思いついたようににんまりする。
「あ〜〜、新入生のくせに先輩に説教? そんな生意気な後輩には――」
「な、なんですか! 自覚を促すのに先輩も後輩もな…………ひゃ!? ひゃははッ!?
きゃはははははははははは〜〜〜!!!」
蕾が急に笑い出して二人の先輩の間でのた打ち回る。
ミアトル組も何事かと思わず身を乗り出して覗き込んでいた。
486すとぱにエピソード2 ◆ve1CraWg1Y :2006/05/28(日) 01:52:23 ID:VgZZLtPJ
「生意気な後輩にはお仕置き〜〜。うりうり〜〜♪」
「ひゃはははは!! や、止めてください、ややせんぱ……キャハ!? キャハハハ
ハハハハ〜〜!!」
どうやら夜々が蕾をくすぐっているようだ。蕾はくすぐりが苦手と見えてちょっとした
刺激で体をのたうたせている。夜々は脇や太股などだけじゃなく、胸やお尻、挙句の果て
には股間までもくすぐったりするので蕾は悶えまくるしかない。

「ひ、光莉先輩〜〜!! た、助けてくださ……きゃははははは〜〜!!」
「光莉、あなたも一緒にやりましょう? 蕾ちゃんが妹になった歓迎式みたいなものよ?」
「そうねぇ……じゃあ、私も♪」
「光莉先輩!? じょ、冗談ですよね? ひゃん! や、夜々先輩! 何て所をくすぐる
……きゃあん!? 光莉先輩まで……ひゃは……ひゃははははははははははは〜!!!!」
両側から挟まれる状態の蕾には逃げ道などなく、二人の先輩からやりたい放題にくすぐられた。



「光莉ちゃんと夜々ちゃん、やりますね〜〜」
玉青が興味深げに見つめていると。
「玉青お姉様、私たちもしましょう……渚砂お姉様に♪」
妹になる儀式を終えて満足そうな表情の千代が玉青に言う。
「ちょ……ま……!! されるのは妹じゃないのぉ〜〜!?」
不穏な空気を感じ取り、渚砂は思わず後退りした。しかし、先に玉青に回りこまれる。
逃がしませんよ♪――とばかりに、こんな時も上品に微笑む玉青に、渚砂は「アハハハ
……」といつもの苦笑いを浮かべるしかない。
「そうですわね……でも、それはスピカの方々がやってらっしゃいますし、私達は少し
違う形で……」
玉青が忍び寄り、渚砂の脇の下に手を差し入れた。

「ひゃあんん〜〜!? だ、ダメだよ! 玉青ちゃん〜〜!! そ、それって私に悪戯
したいだけじゃ……」
「あら? 良く見抜きましたね〜〜♪ 千代ちゃん、準備はいいですか?」
「はい、玉青お姉様。渚砂お姉様、千代はお姉様に電気アンマのお礼のご奉仕が出来て
嬉しいです♪」
「千代ちゃん! それ、ご奉仕じゃないから…………きゃん!? キャハ……キャハハハ
ハハハハハハハハハハ〜〜〜〜!!!」
玉青と千代の一気呵成の攻撃を受け、渚砂はのた打ち回った。スピカ組とは違い、ミアトル
組はエッチなくすぐり方オンリーで渚砂を昇天するまで悶えさせたが、その様子はスレ違い
なので省略(ry。


          *          *          *


夜も更けて、日付が変わろうとする深夜のしじまに、少女達の嬌声は低く小さく、終わる
様子がなく部屋に響き渡っていました。

エッチなお月様に覗き見されませんように――。


                               (おしまい)

487Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/28(日) 01:57:01 ID:VgZZLtPJ
投下終了です〜。
や〜、やっぱり、完結ってのはいいなぁ。あとくされがなくてw。
スピカびいきが入ってしまうのか、ミアトル組はちょっと駆け足でしたが、ご容赦。

この作品は色々妄想が膨らむのでけっこう書けそうですが、
ちょっと河岸を変えますかね>次。
なんか身もフタもない電気アンマばっかりのSSとか、書いてみたい肝。

と言うことで、今後とも良いお付き合いの程を(・∀・)
488名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 03:06:33 ID:tQ3jz6z9
ぃぃょぃぃょー
489名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 03:17:45 ID:rVuBJrvt
エッチなくすぐり方オンリーで渚砂を昇天するまで悶えさせたが←kwskwwwww
ともあれ、GJ!!
490名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 04:06:39 ID:62ywDPu/
GJ!!!!
くすぐりってのも気になりますね〜
491名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 12:41:19 ID:olAaJxVq
くすぐりの人気に嫉妬w。
ヒカリとツボミの同時電気あんまがよかった。
492名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 12:53:35 ID:S48Wh2QC
現人神様すげー!!!!
GJGJGJGJ!!!!
493名無しさん@ピンキー:2006/05/28(日) 17:24:05 ID:GI2STO7U
何故俺がくすぐりフェチだと知っている
gj
494Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/29(月) 00:20:33 ID:q0DdfbB5
>>488
d〜。

>>489,>>490,>>493
1000行に渡る電気アンマよりも僅か数行のくすぐりに萌えられるとは……orz。
冗談はさておき(冗談か?w)、くすぐりは結構スキーなのでたまに入れるです>過去作。
あまり意識してないですけど。

……て事は1000行くすぐりでいじめてから最後に電気アンマなら、
電気アンマの評価が……(略。

>>491
W電気アンマ、出来れば3人同時逝き〜を目指したですが、難しかった。
欲を書くと描写がしんどいですね〜。

>>492
ありー!!!

ってわけでちょっくら軍事版出張してきま……w。

495名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 12:14:53 ID:Mfl1iKwg
ところで、278氏は?
496名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 18:04:02 ID:R5SWowAG
久々に来たらジャストタイミングでしたね
ここんとこ,ちょっと乳淫(字違う)しててPC触れませんでした。自慢気に病状言うと過労だそうです。フィクション臭くて素敵ですね。とりあえず第1部はほぼ書き上がってるのでまもなく投下できると思います。遅れてすみません,ほんと。
497278:2006/05/29(月) 20:43:09 ID:R5SWowAG
あれ,名前書き忘れたようです。失礼。
498名無しさん@ピンキー:2006/05/29(月) 23:10:43 ID:ldnrj+2k
wktk
499Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/29(月) 23:25:17 ID:kFBGZCbz
>>496
正座してお待ちしておりまつ(・∀・)
500名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 06:38:30 ID:lch0L78G
このスレ読んで今日の五の2を買いますた。脳内補完は万全なので続きwktkしとります
501名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 15:09:32 ID:ODJuVA38
あちきも5の2をおまちしてありんす。
502名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 19:17:13 ID:dOdp2kMB
>>496
無理はすんなよ,マターリ書け。つーか休め。
503名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 20:54:41 ID:hlm06moX
>>278 氏は忙しいヤツだったのか。おk、マターリでいいよ。
もちろん、 Anmania 氏もwktkしてるよ。

   :

これがダブルスタンダードってやつ?(多分違う
504名無しさん@ピンキー:2006/05/30(火) 22:58:57 ID:b/4KRj1Q
このスレも書き手が増えてくれればなあ・・・。
なにしろシチュがマイナーだからねえ・・・。
505Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/05/31(水) 00:21:10 ID:SiIiqNGh
>>500-501
最近5の2リクが。何故今?w DVD見たいよ〜。
あの続きを書くとしたら裸でいじりあい乱交パーティですな。
とんでもない事になりそう。

>>503
ダブルスタンダードとは違うでしょうね〜。うちもマターリでw。

>>504
同意。うちの場合、他の人の作品こそ最高の充電材料に。
506名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 14:05:30 ID:k1aKxufw
はふぅ…。
隊長!このみはプロレスの続きが読みたいであります。
507名無しさん@ピンキー:2006/05/31(水) 23:27:50 ID:MWoRnJ3i
ガンガレ現人神!!

お決まりの軍事板出張してきまw
508Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/06/01(木) 00:51:29 ID:izUK2TmR
>>507
いてら〜。トリエラ→ヘンリエッタでも書きながらお帰りを待ってま(嘘。
下半身裸にしてクラエスとリコに足を固定させてSIGの銃口でウリウリ……
電気アンマと違……。

>>506
このみとプロレスですか?(違
どうせならタマ姉が……或いはタマ姉「も」w。

タマ姉のガキ大将時の一人称「ワタシ」でよかったか教えてくれる人は神。
ガキ大将時を描いたSSを紹介してくれる人はもっと神。
509名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 03:18:20 ID:AsKgrVbV
現人神さま!
ガンスリ超wktkして待ってます!
ていうかガンスリネタは盲点だった・・・素晴らしい
エッタちん受けで(何
510名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 14:02:16 ID:TE4IK/sX
エッタちんの人工まんこって電気あんま効くの?
511名無しさん@ピンキー:2006/06/01(木) 16:22:27 ID:Qivl+2bo
子宮取られたから生理痛はない,みたいな記述があったから効かないかもね。でもその辺は考えたら負けかなと思っている
512Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/06/01(木) 23:13:21 ID:rMWJuKdr
>>510-511
……効きます(断言)。
その人工ま○こは、わざと感度を高くした快感の急所として埋め込まれ、
いざと言う時には義体の条件付けにジョゼ山が利用できるように……(略。

他にも、来栖川電工製メイドロボや、情報統合思念体によって造られた
ヒューマノイド・インターフェースなどもより人間に近くなるように
ソコは急所になってて、電気アンマはかなり効きます。

球体関節人形もソコは入念に造られていて、試作品の銀様などは若干感度を
高くチューニングされた状態で魂を入れられたので、他の薔薇乙女より
電気アンマに弱いと言う裏設定もあります。
513名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 01:01:30 ID:mV4u5veC
人形の場合は電気アンマなんてしたら足の間接部が外れそうだが。
514Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/06/02(金) 01:16:56 ID:kO3YcH+J
>>513
まあ、普通の人形ではないのでw。
うちにあるテディベアなんか少々あんました位では抜けそうに無いし、
また抜けそうなぐらい思いっきりやったら、人間の女の子でも相当
痛いと思われ……、でもそれはそれでありか、などとも……zzz。
515名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 03:25:35 ID:CneJw+HI
二足歩行ロボの股間部分ってバランサーだの色々詰まっているだろうから
大事な所ではあるだろうな多分
516名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 09:01:37 ID:EyjREc20
>>514
アンマニアって童貞かい?あんたの描写エロゲみたいだな。
517名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 09:47:47 ID:bweGP79L
>516
つーことはエロゲのシナリオライターは
みんな童貞なのか?
518名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 09:57:19 ID:slSDHE6p
つか、エロパロ板でエロゲみたいというのは単なる褒め言葉w
519名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 10:10:32 ID:YECtIhdd
エロゲみたいにいこうぜ
520名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 21:53:19 ID:8IsZMeZr
まあAnmaniaのはどれ見ても同じ作品に見えるからなあ。。
521名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 22:00:21 ID:5txdaXFl
そろそろ容量が・・・。
522名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 22:57:01 ID:cHMSqf9Z
Anmaniaは電気あんまに憧れる可憐な少女
自分の願望をSSにしている
523名無しさん@ピンキー:2006/06/02(金) 23:04:10 ID:4t6fvLcX
俺はAnmaniaの好きだな
とっても
524Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/06/02(金) 23:32:19 ID:GRtgG6YZ
>>517-519
エロゲのノリでw。
てか、エロゲやエロ漫画にもっと電気アンマがあれば……。

>>521
455kb……もうちょっと大丈夫かな?
うちだったら一作入るかどうかぐらいか。

>>523
そういう人がいるとわかれば書く気が一気上昇っす。
525名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 01:52:19 ID:POVZZ+6+
>>520
そうかな?
5の2好きだけど、キャラの書き分けはそこらの書き手と比べてうまいと思った。
シチュエーションスレで内容が似るのは仕方が無くないか?
526名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 02:03:41 ID:JjmPhmZA
『激しく同意であります』
『許容範囲』
527名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 19:19:33 ID:L9Fh4qA3
我らが唯一神あんまにあ様は最高の書き手です。
>>522
禿同。リアルあんまにあタンは間違いなく花も恥らう可憐な乙(ry
てなわけで投下しますよ。容量そろそろのようなので小出しで。
一応補足などを少々。
おとボク知らない方へ。瑞穂きゅんは女装娘です。ご注意ください。
おとボク知ってる方へ。このお話は本編で言う1月中旬あたりにおけるパラレルワールドです。なので一子ちゃんはもういませんし貴子さんは瑞穂きゅんの正体を知ってます。今日はまだ出ないけど。
それともう1つだけ。てめぇ2ヶ月もかけといてこんなもんしか書けねえのかよ的な感想は控えて欲しいな。自らの非能と無力ぷりは自覚してます。もし途中で気害されたら禁止ワードに「女装娘が」あたりを突っ込んでやってください。
あと,メモ帳からコピペしてる関係で改行ミスがあるかもしれません。極力手直しはしますが見逃したらすみません。
528278:2006/06/03(土) 19:23:06 ID:L9Fh4qA3
また名前忘れやがりなさいましてございますです。失礼。
529女装娘が電気あんまされて悶絶!:2006/06/03(土) 19:31:07 ID:L9Fh4qA3
なんだか,今までに無い不思議な寝起きだ。いつもなら重いはずの体がなぜか軽く,まるで宙に浮いているかのような感じ。そして,体が芯から温かく,心地よい。
このままでいたい,と目をつむったままでいるものの,意識は皮肉にも鮮明になっていく。そして,とんでもない言葉を聞いた。
「〜回もイッちゃったのにまだ起きないんだ,瑞穂ちゃん。それにしてもこんなに出してもまだ出るなんて相当たまってるんだねぇ」
驚きのあまり危うく悲鳴をあげるところだったけれど何とか耐え,落ち着いて状況を把握した。目を薄くあけて自分の腰の方を見ると案の定バイオレンス・・・もといバイオレットな頭をした幼なじみが1人,僕のアレを弄んでいる。
彼女に振り回されすぎたせいかこれだけの異常事態を冷静に分析してられる自分がちょっと怖い。ってだめっ,まりや,そんな先っぽいじったら・・・
「やぁ・・す、すとっぷ、これ以上したら・・・ダメぇ・・・っ!」
「あ、やっと起きた。全然起きないから心配してたんだよ?」
心配するどころか興味津々だったじゃないか。今日という今日は教えてやらなきゃ。男の子をナメてかかるとどんな目に遭うのか。
「ねぇ,まりや、人の所に勝手に夜這いに来といてタダで済むと思う?」
僕はむくりと起き上がり,まりやの腕をつかんだ。振りほどこうとしても無駄なくらいがっちりと。まりやは,珍しく素直に頭を垂れた。
しかし勝利を確信したのもつかの間,気付くとまりやはベッドの反動を利用して跳んでいた。反射的に手を離して上半身を仰け反ったけれど,それが裏目に出た。ガラ空きの股間に,まりやの重力加速度をめいっぱい受け取ったヒザが突き刺さった。
ぼぐり。
「ひぐわぅぁっ!?」
僕は意味不明なさけび声をあげて力無く倒れた。まりやがそのスキを見逃してくれるはずもなく,自由になった両手で僕の両足を押さえ,ヒザをさらに食い込ませてきた。
ぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ・・・
「いっ、いたっ、やめ・・・うあぁぁっ!」
息も出来ないくらいにモロに入ってしまった。抵抗する力も出ない。
「さっきの質問の答えだけど、タダで済むに決まってるじゃない。瑞穂ちゃんがあたしに危害加えられるわけがないし」
ぐ・・・痛いところを突いてくる。
「にしても、瑞穂ちゃんもここは弱いんだね」
瑞穂ちゃん「も」?深い意味は無いのかも知れないけど,なぜか妙に引っかかった。
「でも、面白いのはまだまだこれからだよ。だから・・・耐えてね」
ぐりんっぐりんっぐりんっぐりんっ・・・
「ひっ・・・あっ・・・くぅっ」
肉ごとえぐられているかのような激しい痛みが走り,そんなことは頭からかき消されてしまった。
「そろそろあたしの目的でも伝えておこうかな」
目的?そんなのちゃんとあったのか。てっきり作者が「適当にまりやが瑞穂きゅん襲うだけでそれなりのSS出来るんじゃね?」とかのたまってまりやを暴走させてるのかと思ってた。
どこかでぐさり,という効果音とクシャミの音が聞こえた気がしたけど,気のせいだと信じたい。
530女装娘が電気あんまされて悶絶!:2006/06/03(土) 19:35:16 ID:L9Fh4qA3
「つまりさ、みんなのあこがれのエルダーが自分のドレイになったら素敵だと思わない?それに瑞穂ちゃん、最近あたしのこと構ってくれなくてつまんないから」
まりやにしては珍しく遠回しな言い方だけど,要するに僕にまりやのドレイになれと?冗談じゃない。
「そんなのにされちゃたまらないよ。それにこんな拷問みたいなコトしたって僕はまりやの言うこと聞いたりしないよ?もう痛いのにも慣れてきたし」
慣れたというより,多分痛覚がマヒしちゃってる。
「別に拷問してるわけじゃないの。ここまではあくまで下ごしらえ。言ったでしょ、面白いのはまだ後だって」
下ごしらえってなんのだよ・・・。
「で、痛いのに慣れちゃったら気分はどう?」
どうって,ただ気持ち悪いだけ・・・
ごりっごりっごりっごりっ・・・
ちょ,ちょっと待った,今急に感じが変わって
ごりっごりっごりっごりっ・・・
あぅぅっ,だめ,だめぇぇっっ!
「そ、それだめぇ!おちんちんがごりゅごりゅって骨に擦られて、変なっちゃうぅぅっ!!」
あぅぁ,口が勝手に,しゃべっちゃってるぅ・・・。でも,実際こんなスゴいの,初めてだよぉ。
「いいんだよ?変になってくれても。完全に変になっちゃった瑞穂ちゃんもそれはそれで見てみたいし。そういうのも悪くないかな」
そう言ってまりやはヒザをどけて両手を僕の足首に持ちかえ,ヒザの代わりに細くて長くて,それでいてよく鍛えられた陸上部特有の脚を入れ,カカトでさっきと同じところに狙いを定めた。僕はこの構えをよく知っている。
小さいころからまりやがしばしば僕に仕掛けてきたちょっとエッチな悪戯,電気あんま。逃げるなら今が一番だってこともわかってるけど,まだ体はろくに動きそうにもなく,仰向けに寝てることしかできない。
「これから何をするのか瑞穂ちゃんならわかるよね?行くよ」
ががががががががががっ
531女装娘が電気あんまされて悶絶!:2006/06/03(土) 19:38:17 ID:L9Fh4qA3
「あひぃっ!?こっ・・・こんな・・・スゴ・・・いぃぃ!」
電気あんまされるのは久々だけど,まりやは,僕が小さい頃どこをあんまされるとくすぐったくて嫌がったのか,全部覚えてるみたいだ。
そして,その「くすぐったかった所」が,今は「感じちゃう所」になっちゃってるみたい。気持ちいいけど,流されたら負けだ。なんとか耐えなきゃ・・・。
「無駄だよ、感じないようにがんばったって」
考えてることを言い当てられ,どきりとした。そのココロのスキマから,拒否してた快感がどろっと流れ込んでくる。だ,だめだよぉ。
「なっ・・・なんでそんなこと、言い切れるんだよぉ」
さっきと違う原因で息も絶え絶えに,なんとか言い返した。
「だって去年のエルダーだって同じことしようとしたけど結局あたしの言いなりになったんだから」
去年のエルダー・・・紫苑さんもまりやの毒牙に?そんな馬鹿なことあるわけ・・・
「なんであたしが紫苑ちゃんと面識あるのか、不思議に思わなかった?去年エルダーになって早々、あたしが襲ってペットにしちゃったから。」
普段は紫苑「さま」って呼んでるのに。信じがたいけど,もしかして本当にそうなの?
「その時はちょっとやりすぎて、2,3時間に1回はシないと気が変になるくらいの淫乱になっちゃったけど。それでいつも仮病使っては保健室で寝てるふりして1人でシテるんだよ。知らなかったでしょ?あ、瑞穂ちゃんはそうならないように気をつけるから安心してね」
紫苑さんがそんな境遇だったなんて。いやでもウソかもしれないし・・・うぅ,こんなおちんちん気持ちいいのに頭なんて働かないよぉっ。
どどどどどどどどどどどどどっ
「そ、そこおされるとぉ、カラダがびりびりいっちゃうぅぅっ!」
紫苑さんのことなんてどうでもいいや。まりやが僕を気持ちよくしてくれることに変わりはないんだから。
「世間話はここまで。気持ちいいんでしょ?カラダが熱くてたまらないんでしょぉ?早くチンポびくびくさせてイッちゃいなよ!」
ずだだだだだだだだだだだだだだだっ!
ま,また激しくなっちゃったぁ,だめ,ガマンしきれないぃぃ!
「あっ、くはっ、うぅぅっ、だめぇっ、出ちゃ・・・・・・!!!」
びゅくんっびゅるりるるるぅっ!
あ,あんまだけでイカされちゃったぁ。それに,イッたのに体がまだまだ熱くて熱くて,たまらないよぉ。もう1回してほしいよぉ。
「ねぇ、これだけじゃ物足りないんでしょ?もっとして欲しいんだよねぇ?」
うぅっ・・・ここでうなずいたら,もう戻れなくなっちゃう。僕は必死にみえみえのウソをついた。
「最初から言ってるでしょ?・・・やめてって」
でも,まりやが次に何を言うかは見当がついていた。
「もう、素直じゃないんだから。自分からしてほしいって言えるようになるまでやめてあ〜げないっ」
予想通りの返答だった。もう1回してもらえる。そのことだけで僕はもう幸せだった。
532278:2006/06/03(土) 19:45:39 ID:L9Fh4qA3
とりあえず今日はここまでです。今日投下したのは今書けてるところの半分くらいなのですが紙面にしか書いてない上,この先は視点が変わる(まりやside)ので近日投下,ということで。
見ての通り二〜三流の書き手ですが,暖かい目で見守って頂ければ幸いです。
>>502-503
心配してくださってありがとうございます。
533名無しさん@ピンキー:2006/06/03(土) 22:52:27 ID:WXIbeUz5
>>532
待ってたぜ!(・∀・)
貴子さんも頼みますよ!
534Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/06/04(日) 02:14:20 ID:gBE5wwlV
キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!

278様、ついにご登場!
久しぶりに自分の脳内以外の電気アンマSSが読めて嬉しいです!
瑞穂キュン、いきなりやられてますね〜〜w。
まりやちゃん、ウェストサイズで負けた恨みを晴らしてますw。
更なる色々なエロエロなシーンを大期待。

元気出ました。
あと、>>525-526もアリガトです。
535名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 07:36:12 ID:qcWjCEaV
>>532
GJ!
Anmaniaが電気あんまに憧れる可憐な少女なら278は電気あんまに憧れる可憐なショタってことでAnmania×278の監禁あんま陵辱SSマダー?
536名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 13:02:17 ID:birrutX4
現人神様がもう一人ご降臨!?
GJGJGJGJGJGJGJ!!!!!!!!!

って訳で軍事板へ突貫!
537名無しさん@ピンキー:2006/06/04(日) 13:34:25 ID:5LgF8KFi
>535
Anmaniaは憧れるというより手馴れた感がむしろする。


しかしあの意地悪な紫苑さんがまさか・・・
538名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 02:51:23 ID:/y0Fp25j
♀キャラもヨロシク〜>278
539278:2006/06/05(月) 06:38:47 ID:fQjmuHuh
>>533>>538
了解了解,いつぞやのリクエストに応えて瑞穂×貴子やる予定です。多少先の話になりそうですが。
>>535
発想そのものは素晴らしいのだけれど私性別違(ry
>>537
全国一千万の清楚でお茶目な紫苑さんファンのみなさん,ごめんなさい。私の脳内では髪が長い年上キャラはえちぃ子だという固定観念がありまして。
540名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 08:37:03 ID:SnYuc7VA
>539
537だけど別に悪く言うつもりはなかったんで気にしたんならこっちこそすみません。
ただ、あれだけいい意味で悪い性格してる紫苑さんが悪戯されちゃう方に回るとは思わなかったんで。
それこそ作中の瑞穂みたいな気分ていうか。ちょっと驚いたって意味のつもりでした。
ホントすみません
541名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 12:01:06 ID:rsmTjYqV
>>539
・・・・・!(・∀・)
あんまにあ⇒278に一気に現実味が!?
542278:2006/06/05(月) 19:31:07 ID:K6qNd7QQ
>>540
いえいえ,別に全然気にしてませんよ。てゆーかなんでこっちが謝られてるのかわかんないくらいですよ
543Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/06/05(月) 22:11:44 ID:RCtFaJGD
>>539 =278様
>多少先の話になりそうですが

では、今夜か明日あたりに、失礼してお先に投下しようかな……。
278様の作品を見てエナジー充電状態ヽ(´▽`)/

>>541
>あんまにあ⇒278に一気に現実味が!?

何の現実味やねんw。SS化ならともかく(をぃ。

>Anmaniaは電気あんまに憧れる可憐な少女

確かに、この視点で書くのは面白いかも試練。
544名無しさん@ピンキー:2006/06/05(月) 23:04:08 ID:xUEdg0++
アンマニアはどう見ても野郎にしか見えない件について
545Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/06/06(火) 00:14:21 ID:pXVZ88s9
つーことで、投下します。
残念ながらAnmania×278の監禁あんま陵辱SSではありませんw。

今回の生贄……もとへ、題材はToHeart2のタマ姉。
しかもチビタマ姉。呼称など資料未確認ですが、探すのも飽きたし、
見切り発車で。
546雨に閉ざされ…… ◆ve1CraWg1Y :2006/06/06(火) 00:16:54 ID:pXVZ88s9
「あ、降ってきた……」
縁側にいた貴明が俄かに曇ってきた空を見上げる。
「え、もう? 大変、お布団取り込まなきゃ!」
部屋で寛いでいた環が慌てて貴明の横を抜け、物干し場に駆け出していく。
「手伝うよ、タマ姉!」
貴明も環の後を追う。

ポツ……ポツ……と振り出した大粒の雨は、数分もしないうちに本降りとなり、激しい
雷雨に変わっていった。


         *         *         *


「タカ坊、はいタオル」
「ありがとう、タマ姉」
二人は何とか布団を取り込むと居間に戻ってきた。幸い、本降りになる直前に取り込めた
ので布団も二人も少し濡れた程度で済んだ。

「タカ坊のお陰で助かったよ。お布団、少し濡れたけどダメにならずに済んだし」
環が感謝の気持ちを込めて微笑む。その笑顔を見ると貴明はタオルで頭を拭く振りをして
顔を隠してしまった。
(あの笑顔……たまらないんだよなぁ……)
普段はエキセントリックでわがままな暴君なのだが。
「どうしたの?」
環がひょいとタオルを退けたので貴明は慌てた。にやけている表情を見られただろうか?
「な、なんでもないよ……ねぇ、雨戸閉めたほうがいいんじゃない?」
貴明がごまかすように縁側を見る。雨は地面を叩きつける様な豪雨となり、時折空には
稲光が走っている。

「いいよ、風は強くないし……それに、ちょっと見ていたいの」
「雨を?」
変な事を言い出すんだなぁ……? と言うように貴明が振り返る。環はじっと庭の木々が
雷雨に晒されているのを見つめていた。
「うん……タカ坊は思い出さない?」
「なんの事?」
「『あの時』もこんな感じの雨だったよね? 小さい頃、タカ坊と二人っきりで雨の中で
閉じ込められた、あの時――」
「あ――」
貴明も思い出したようだ。『あの時』も今と同じく、環と二人っきりで突然の俄か雨を
見ていた。今と違うのは、あの時はどこにも逃げられない閉ざされた空間で――そこでは
貴明と環にとって一生忘れられない出来事があった。
547雨に閉ざされ…… ◆ve1CraWg1Y :2006/06/06(火) 00:17:41 ID:pXVZ88s9


         *         *         *


「フン、また環か。おい、貴明。お前、いつも女の守られて恥かしくねーのかよ?」
近所でも札付きの悪がきが、環の背後で震える貴明をせせら笑う。
屈辱的な言葉を聞いても貴明は反抗心をむき出しにしようとしなかった。いつも頼ってる
『タマ姉』のスカートの裾に隠れるようにしゃがんで震えているだけだ。

「何言ってんのよ! アンタ達こそ寄って集って一人の下級生をいじめて、恥かしくない
の!?」
環がキッと悪ガキ達を睨みつける。貴明と違って怯むところなど全く無い。
まだ成長過程のほっそりした体にはクリーム色のタンクトップのミニのワンピース。
素足には赤いサンダル、肩までのショートカットの髪には同じく赤の大きなリボン、と
格好は女の子らしいし、それらがとてもよく似合う可愛らしい顔立ちをしているが、
今は眦をつり上げて自分より頭一つ大きな男の子達を睨みつけている。

いじめっ子VS環。貴明達の遊び仲間ではいつもの光景だが今日は相手が3人。かなり
分が悪い様に見える。相手もその優位性を十分わかっていて、ニヤニヤ笑いながら
ゆっくりと詰め寄って環達を取り囲んだ。環は背後の貴明にも気を配りながら、油断なく
真正面の悪ガキを睨みつける。
どうやらそいつが親玉らしい。巨○軍の野球帽を前後反対に被った上級生で、環より
頭一つ背が高く、横幅や腕の太さは比較にならない。体重は倍ぐらい違うかもしれなかった。
左右の斜め後方にいる二人も、ノッポとデブの特徴があるが、それぞれ環よりも大きい。
一見すると勝ち目は無い様に見えた。

(タカ坊は喧嘩が始まったら逃げて)
(えっ……! でも、タマ姉は……?)
(わたしはこいつらを引きつけておくから。さっきタカ坊が小さい子達にしてあげたよう
にね)
こんな時だが貴明は環が微笑んでいるのを感じた。「えらいゾ♪」と誉めてくれるように。

この状況になったのは、貴明が起因していた。貴明より小さい子達が公園で遊んでいる
場所で、悪ガキ達がボール遊びを始めたのだ。固くて小さいボールは小さい子達の近くを
通過し、危険だった。そして、バットで打った打球がある少女のお腹に当たったのを見た時、
貴明はたまらなくなって悪ガキ達に注意した。それを逆恨みされ、取り囲まれたのだ。
自分ひとりならさっさと逃げるところだが、小さい子達に危害が及ぶのを惧れ、その子達が
避難するのを待つように貴明はその場を動かなかった。そして囲まれて袋叩きにされ様かと
言う時に、子供達から知らせを受けた環がすっ飛んできて貴明の前に立ちはだかったのだ。
貴明は安堵すると共に、今まで夢中で忘れていた恐怖を思い出し、環の後ろに隠れて震えた。
カッコ悪い――と思っていたが、タマ姉はそんな自分を誉めてくれた。
貴明には勇気百倍になる言葉だったが――。

(だけど、タマ姉。今日は相手が悪いよ。一緒に逃げようよ)
(無理ね。こうなったら逃がしてくれないよ。それよりタカ坊だけでも逃げて誰か大人の
人を呼んできて。いい?)
(う、うん……)
自分と環が別れれば、悪ガキ達は環を狙うだろう。彼らは前にそれぞれ単独で彼女にやっつ
けられた事がある。その恨みを持っているはずだ。それを晴らしたいが、1対1では
勝てないので今まではその機会が無かった。だが今は3人いる。これならば流石の環にも
後れを取る事はない。いや、もしかしたらこういう状況になるようにわざと子供達や貴明に
因縁をつけていたのかもしれなかった。
(あいつらの狙いが最初からタマ姉だったら……)
貴明は罠にはまった気がしていた。正面の野球帽の大将は環のスカート付近にチラチラ
視線を走らせていた。残りの二人も環のお尻辺りを見ている。
(お前ら、ヤラシイ目でタマ姉を見るな……!)
心の中でそう思ったが口に出せない――さっき誉められたばかりだが、不甲斐ない自分が
貴明には許せなかった。
548雨に閉ざされ…… ◆ve1CraWg1Y :2006/06/06(火) 00:18:26 ID:pXVZ88s9
だが、今はそんな事をくよくよしている場合じゃない――。
「タカ坊、行くよ!」
環はわざと大きく声に出して言った。貴明にもそれは想定外だったが、相手はもっと意表を
突かれた様で動きが一瞬止まってしまう。その隙を環は逃さなかった。
「タカ坊、前に! えーーーーーーいッ!!」
環は正面の野球帽に思いっきりタックルした。小さいが強烈なパワーで体当たりする。
「げふっ!? う、うわっ!!」
不意を突かれた野球帽は環を受け止めきれず、環の体ごと後ろ向きにひっくり返った。
貴明はその二人の脇を抜け、囲みを突破する。
「タカ坊、走って!」
環はそう言うと馬乗りになって野球帽を何度も叩いた。小さな拳を振りかざし、野球帽の
胸元や顔に何度も何度も叩きつける。

「待ってて、タマ姉!」
貴明はさっきの割り切れない思いを忘れ、環の指示に従って公園の外に向かって走る。
「逃げるな、こいつ!!」
環達の背後にいたノッポが追いかけて貴明を捕まえた。
「う、うわっ!?」
追いすがられるように捕まった貴明は暴れるが、相手に下半身を絡められ、逃げられない。
(痛っ!)
貴明の右足に痛みが走る。どうやら絡まれた時に変な方向に捻ったらしく、力が入らない。

「タカ坊!」
それを見た環が野球帽から離れてノッポの足にタックルした。ノッポの運動靴の踵が環の
口元にあたる。
「ぐッ……!」
口の中を切ったらしく、環の口中に生臭い鉄の味が広がった。しかし、相手を止める事に
成功し、ノッポは貴明の体を離して転倒した。
貴明はノッポの縛めから脱出する。

「こいつ……!!」
間合いをおかず、デブが環を羽交い絞めしようと飛んできた。しかし、環は身を沈ませて
後ろ蹴りをデブの腹に叩き込んだ。スカートが翻って純白のパンツが丸見えになるが、
構っていられない。
「ぐへぇ……!!」
蛙が潰れたような悲鳴をあげてデブが蹲る。なんと3人の上級生が環一人に地面に這い
蹲らされた。
「へへ〜〜ん、アンタ達、全然弱いよ! それでも上級生!?」
環は地面に倒れた3人を見下ろして中指を立てて挑発する。自分もタックルした時に
口の中を切ったり、馬乗りになった時に膝小僧をすりむいたりしていたが、気にも留めない。

(タマ姉、すごい……)
そう思いながら、貴明は痛む足を引きずって公園の出口に向かう。さっきの様に走れないが
これで大人達に通報できれば悪ガキ達を懲らしめる事が出来る、と思った。

しかし――状況は次の瞬間、暗転した。
「なめんなよ!」
挑発に逆上したノッポとデブが二人掛りで環に踊りかかった。環はノッポに蹴りを叩き込み、
デブを捕まえてそのどてっ腹をぶん殴った。
「ゲフッ!?」
「ぐえっ……!!」
二人を同時に倒した環。だが、相手はもう一人いたのだ。

549雨に閉ざされ…… ◆ve1CraWg1Y :2006/06/06(火) 00:19:04 ID:pXVZ88s9
「こいつ! 女のクセに!!」
「……!?」
環の背後から襲い掛かった野球帽は環がノッポとデブを攻撃した隙に彼女の背後に回り
込んだ。そして、完全に死角となっているその位置から思いっきり足を振り上げて
環に向かって後ろから蹴りを叩き込む。
蹴りは環の太股の間を抜け、ズムッ……☆!!と真下から垂直に、ぱんつの上から環の
股間にめり込んだ。

「☆◆%〇#……!! $●▽★&%……!!」

声にならない悲鳴をあげて環の体は内股の格好になり、その形で硬直した。
「タマ姉……!!」
ほとんど公園の出口近辺にいた貴明が叫ぶ。「どうだ! こいつめ!」と、野球帽が
快哉を叫ぶ声が公園に響いた。

「う……ぐ……。あッ……!」
苦悶の呻き声をあげ、環はスカートごと股間を押さえ、内股になりながら膝から崩れて
その場に座り込んだ。
「ううっ……。あうぅ……」
立膝状態から体をくの時に折って苦しむ環。その額からは苦痛を表す様に冷たい汗が流れ、
キュッと縮まった全身は小刻みに震えていた。
550雨に閉ざされ…… ◆ve1CraWg1Y :2006/06/06(火) 00:19:46 ID:pXVZ88s9


         *         *         *


「はん! ザマァミロ! 女だってそこを蹴られたら痛てぇだろ!?」
野球帽が環の髪を掴んで上を向かせ、挑発する。流石の環にも今は瞳に光が無かった。
汗びっしょりの顔を真っ赤に染め、ひたすら押し寄せる痛みに耐えるばかりだ。

「お前らもやってやれよ。こいつには恨みあんだろ」
野球帽に唆されてノッポとデブも環を引き起こす。
「くっ……!」
環は両手を掴んで引き起こされたので、痛む股間を押さえる事が出来ず、内股になって
もじもじする。遠目からはおしっこをガマンする様な格好にも見えた。

「ああ、俺は頭突き食らったかな。こんな風に!」
環の両肩を掴んで正面に回ると、ガツン! とノッポは環の前頭部にヘッドバットを
叩き込んだ。衝撃でお気に入りの赤いリボンが吹っ飛ぶ。
「あぅ……う!」
くらっ……と軽い脳震盪を起こしてよろめく環を、デブががっしりと捕まえた。
「俺はチョコマカと動かれて何度も殴られたり蹴られたりしたっけ。だからこうやって
捕まえたら、こっちのもんだ!」
デブは環を正面から抱きしめるとその腹に彼女を乗せるようにして思い切り締め上げた。
プロレスのベアハッグだ。
ぎりぎりぎりぎり〜〜〜……。環のほっそりした胴体に容赦ない負荷が掛かる。

「きゃああああ〜〜〜!!」
背骨に激痛が走り、環が絶叫を上げた。大きく仰け反って苦悶の表情をしながら、どうにか
して逃げようとポカポカとデブの頭を叩くが、この体勢では力が入らない。
「パワーで女が男に叶うもんか! そりゃああ〜〜!!」
調子に乗ったデブが力を見せ付けるように更に力を振り絞って環の細腰を締め上げる。
「あああああぁ〜〜〜〜!!」
環の絶叫は貴明にも聞こえた。今から大人を呼びに言って間に合うのか? 痛む足を堪え
ながら、彼は一瞬考えてから、悪がき達に見つからないように出口と反対方向に動いた。

「お前らばっかり楽しまないで、俺にも遊ばせろよな」
大将の野球帽がニヤニヤと笑って両手を広げて構えている。よこせと言う意味なのだろう。
デブはそれを見て、環をベアハッグから解放した。背中の激痛と息苦しさから解放された
環は半ばぐったりしていたが、ノッポとデブに両脇を抱えあげられ、無理矢理立たされる。
「う……ううっ……」
力なく呻く環の尻に、二人は足をあてがい、前方に蹴りだした。
「ひゃう……!?」
勢いに押され、たたらを踏みながら野球帽の方に走らされる環。野球帽は環を受け止める
瞬間、右膝を突き出した。環の股間に当たるように――。

ズンッ☆!! と重い衝撃が環の股間から脳天にまで響き渡った。
「ぐは……ァ!!」
野球帽の膝は環のスカートの中に飛び込み、白いパンツの股間の股布辺りに深く食い
込んでいた。二人に押された勢いのあまり膝蹴りがカウンターとなって急所に命中し、
環は悶絶する。二度に渡って急所攻撃をされては流石に気丈な彼女も立ってるのは
無理だった。
551雨に閉ざされ…… ◆ve1CraWg1Y :2006/06/06(火) 00:20:47 ID:pXVZ88s9
「ああぁ……! うっ……くっ!! ……ぁあああああ〜〜〜!!」
野球帽に縋るようにして倒れこんだ後、あまりの痛さに環はそのまま地面に倒れた。
蹴られた股間を押さえて左右に転がりながら、反射的にバタバタとサンダルの足を
動かして悲鳴をあげる。
「くぅぅ……!! うぁあ……!」
目に涙を維持ませながら、懸命に我慢して立とうとするが、すぐに痛みに耐えられ
なくなり、また地面に突っ伏す。
縋った拍子にどこかに引っ掛けたのか、スカートの裾が破けている。股間を押さえて
クネクネと悶える環の破れたスカートから見える白い太股とお尻のパンツが、悪ガキ達の
視線を釘付けにした。

「クックック……狙ってやったぜ」
「面白れぇ〜、これがあのガキ大将の環かよ?」
「ざまぁねーな、まったく」
恥かしい急所を蹴られ、悪ガキ達に嘲笑を浴びせられる屈辱――苦痛に悶えながらも
環は誰が何を言ったかをしっかりと覚えた。絶対に、仕返ししてやる――。

「なんか、エロくね? このカッコ……」
野球帽がオヤジの様な好色な目で悶絶する環を見つめる。
確かに、顔を上気させて苦しそうに息を荒くしながら股間を押さえて喘ぐ姿は、自慰を
彷彿させた。蹴られた当人がそれどころではないのは額に浮かぶ嫌な汗と苦悶に歪む表情で
明白なのだが。

曇天が急に厚くなり、辺りが暗くなっている。時折稲光らしきものも見えたが、美餌を
目の前にした悪ガキ達は、それに気を配る余裕が無い。

「もっといじめてやろうぜ、こいつ」
野球帽が環の破れたスカートを爪先で掬い上げ、パンツを完全に剥き出しにした。
むかれた白い太股に軽く蹴りを2,3発入れる。軽い蹴りだったが、苦悶に喘ぐ環には
響くらしく、小さく何度も呻き声をあげている。
「お前ら、こいつの足を持って広げろよ」
野球帽が残虐な考えを面にした表情で残る二人に命令する。ノッポとデブは意味を理解
したらしく、内股で倒れている環の足首をそれぞれ両手で掴んで左右に広げた。
環の白いぱんつが全開になり、無防備な股間が3人の目に晒される。そして広げた
足の間に野球帽が立った。獲物を前に舌なめずりする肉食獣の様な視線で環を見下ろ
している。

「や、やめ……」
環が初めて不安げな声を出した。何をされるか理解したのだろう。だが、それは逆に
3人の嗜虐心を煽るばかりだ。こうしてみると環は可憐な美少女だ。普段の暴れっぷり
とのギャップも、加虐者の愉悦を大きくする。
「へっへっへ……」
下品な表情を見せながら、野球帽は運動靴の足を環の広げられた股間に乗せ、そのまま
無慈悲に踏みにじった。グリッ!と大事な所を踏みつけられた環は悲鳴をあげる。
「うぁあ……!! ああッ!!」
上半身を左右に動かし、髪を振り乱して悶える環のリアクションに悪ガキは興奮し、
更に何度もグリグリと股間を踏みにじった。綿製のぱんつがその動き通りに捩れ、まだ
開花していない割れ目に食い込んで責め苛む。
552雨に閉ざされ…… ◆ve1CraWg1Y :2006/06/06(火) 00:21:48 ID:pXVZ88s9
「やめて……! いや! いや!!」
環は懸命に悪ガキの足を退けようとして両手で掴んで押し戻そうとするが、悪ガキが
少しタイミングを外すと、手が外れ、また元通りに股間を踏まれる。
「うぁ……! あっ……! あっ!!」
その時に小さく蹴られる形になり、蹴りが命中する度に環の上半身は反り返った。

「どうやらココをいじめられるとだいぶ効くようだな……じゃあ、思いっ切り蹴って
やるか。金的蹴り……いや、女だからマン的蹴りだな」
野球帽の下品な表現にノッポとデブもいやらしい笑いで同調する。
その光景を下から見上げて環は観念した。貴明は何とか逃げたようだけど、足を痛めて
いる。大人達を呼んで来るにはまだまだ時間がかかるだろう。多分、自分が助かるには
間に合わない。

ポツン――。
と、水滴が地面に仰向けで寝ている環の頬に掛かった。
(雨――?)
空を見上げるといつの間にか暗雲が垂れ込めている。もうすぐにわか雨が振るかも
しれない。
(びしょ濡れになれば――ごまかせるかも)
酷い目に遭ったのを貴明に見られるのは嫌だった。
(タカ坊が頑張ったからお姉ちゃんは助かったんだよ――)
そう言って誉めてやりたかった。あの子は小さい子達を助ける為になけなしの勇気を
振り絞ったんだから、その気持ちを台無しにしたくない――。

「さぁ……そろそろ止めを刺してやるぜ」
野球帽の声に環は我に返る。いつの間にか悪ガキはスカートを捲り上げ、白いパンツを
丸出しにしていた。その部分を狙って蹴りこむつもりなのだろう。
「やるんなら、さっさとやりなさいよ。このヘンタイ!」
環がキッと下から睨み返した。どんなに不利な状況でもこんなやつらに気後れするつもりは
全く無い。だが、今の状況では、その気概は悪ガキ達を悦ばせるだけかもしれない。

「じゃあやってやらぁ。泣かせてやるからな。後悔するなよッ!!」
(タカ坊……!!)
環はもう何も言わず、ギュッと目を瞑る。衝撃を堪えられるように体に力を込めて相手の
急所攻撃を受ける覚悟をする。それで痛みが軽減する事はあまり無いだろうが。
そして、野球帽が足を振り上げ、そのまま蹴りこむように環の股間を踏もうとした、
その時――!

553雨に閉ざされ…… ◆ve1CraWg1Y :2006/06/06(火) 00:22:31 ID:pXVZ88s9
「うわわわぁああああああああ〜〜〜!!」
雄叫びとも悲鳴ともつかぬ叫び声がその場に響き渡る。
「う、うわっ!?」
「なんだ!? ……ぎゃん!!」
近くの潅木の植え込みの影から貴明が3人の悪ガキに対し闇雲に突っ込んできたのだ。
貴明の決死のタックルを受け、デブとノッポが吹っ飛ばされた。環の両足が自由になる。
「なんだ、てめえ!? 逃げたんじゃなかったのか!!」
大将の野球帽も驚いたがそれが貴明だとわかると逆に怒り心頭になって怒鳴りつけた。
そして迂闊にも環に背を向けてしまう。

「た、タマ姉……! イタッ!」
足を引きずりながらの突貫だったので貴明も苦悶に呻いた。その貴明に野球帽が踊り
かかろうとした瞬間!!

キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン☆!!

実際にそういう音が聞こえたわけではない。……が、男達からすればそんな音が聞こえた
様な気がした。貴明も例外ではない。
(た、タマ姉……)
貴明は喜びと、悪ガキに対する一抹の同情の気持ちが湧いたのを感じた。
そう――環は見事に野球帽の背後から金的蹴りを食らわせていたのだ。今までの仕返しと
ばかりに。その躊躇も容赦もない蹴りを見て、貴明を含めた3人の男の子は竦み上がる。

「自分で食らいなよ、ばぁ〜〜〜か!」
泡を吹いてピクピクと悶絶する野球帽を罵り、環は髪をかき上げた。破れたスカートを
風に靡かせ、ツンと澄まして倒した相手を見下す姿が妙にカッコ良い、と貴明は思った。


554雨に閉ざされ…… ◆ve1CraWg1Y :2006/06/06(火) 00:23:31 ID:pXVZ88s9


         *         *         *


「フフン……キンケリ一発でもう終わり? 男の子って情けないわね〜♪」
環はせせら笑いながら白目をむいて気絶している野球帽の尻に蹴りを入れると、
腰を抜かして倒れているノッポたちの方に歩いていった。
「う、うわ……」
「な、なんだよ……ひっ!」
しゃがみ込んだまま後退りしようとする二人に迫り、ノッポだらしなく広げられた足の
間の地面をドン!と踏みしめる環。無論、パンツは丸見えだろうが構う様子は無い。

「アンタ達もあいつと同じ目に遭ってみる?」
にんまりと微笑む環は悪魔の様に見えただろう。さっきまでの可憐な美少女とは正反対の
変貌振りに今度は二人の上級生が恐懼する。
「た、たすけて……」
ノッポは恐怖のあまりガクガクと震えた。環の足が自分の股間に近寄ってくる。男の急所を
狙っているのが明らかな様子に、ノッポとデブは泣きそうになった。

「たすけて……か。情けない……」
ハァ……と溜め息をつく環。
「アンタ達、ほんっとに弱い子達にしかでかい顔できないのね? さっきまでの調子に
乗った態度はなんだったの?」
情け無さそうに見下ろす環に対し、悪ガキ達は何も言い返せない。
「じゃあ、降参するんだね? これに懲りたら小さい子達に意地悪しないでよ?
今度そんなところを見かけたら……どうなるかわかってるでしょうね!?」
言うや否や、環はデブのこめかみを掴んだ。そのままギリギリと握力で締め上げる。
プロレスのアイアンクローだ。環の必殺技である。

「ひっ……! ぎゃああ……!!」
「う、うわ……」
デブの悲鳴にノッポも腰が抜ける。環のこんな細い腕のどこにそんな力が……?
「わたしの力って非力だと思った? パワーなら勝てるってさっきは言ってたよね?」
デブの顔面を持ち上げて更に捻りこむように押し倒す環。ミシミシと骨が鳴り、デブは
激痛に泣き叫んだ。
「痛い! 痛い! 痛い〜〜!! わ、わかりました〜〜!! 力でも環さんには
勝てません! だから離して……!!」
「いいよ、離してあげる………でも、子供達を苛めた罰は受けなさい……エイヤ!!」
「ぎゃああああああ〜〜……!!!」

みしみしみしみしぃ〜〜〜……!!

環が最後の力を入れてから離すと、デブは崩れるように膝から落ち、そのまま前に
倒れこんだ。その凄惨な光景に一人残されたノッポの顔は恐怖に歪んだ。
環は悪鬼の様な笑みを浮かべると、ゆっくりとノッポに迫り、腰が抜けてだらしなく
開かれた股間を見つめた。
「次はコレをそこに使うかもしれないから。そうなったら男の子廃業だよ♪」
環が指を鳴らしながら舌なめずりするような表情で『睾丸潰し』を予告すると、ノッポは
その場で漏らしてしまった。人間が恐怖のあまり壊れてしまう姿を貴明は始めてみた。
「うっぷ……汚いなァ。……もういいから、さっさとこの二人連れて巣に帰りなよ」
どうやらノッポは後片付けの為に助けておいたらしい。だが、環に対する恐怖は一番
植えつけられただろう。今後、大将の野球帽が逆上して何かを仕掛けようとしても、
こいつが必死で止めるに違いない。
555雨に閉ざされ…… ◆ve1CraWg1Y :2006/06/06(火) 00:24:18 ID:pXVZ88s9
「ひゃ……ひゃい……!!」
半泣きになって環の指示通り、気絶している仲間を引きずって公園の外に連れ出すノッポ。
その姿を見送りながら環は何も言わなかった。心なしか顔が青白く、表情を隠すように
俯いている。

「タマ姉……?」
二人だけになった公園で貴明が不審に思って環に声を掛ける。
「タカ坊……周りに誰もいない?」
俯いたままの環が貴明に問いかけた。何か焦るような口調に感じる。
「うん……あいつらは行ったよ。今は俺とタマ姉だけ。それがどうかしたの?」
「そう……よかった……」
「た、タマ姉……!? あっ!!」
それだけ言うと環は貴明の胸に倒れこんだ。とっさの事で支えきれず、環を抱えた状態で
貴明は尻餅を突く。

「イタタ……。だ、大丈夫!? タマ姉!!」
貴明に抱えられた状態で環は苦悶に喘いでいた。額からは嫌な汗が噴出し、ぐったり
している。下半身は股間に手を挟んで内股になっていた。どうやらソコが痛かったのを
ずっと我慢してたらしい。女の子だって股間は急所。そこを何度も蹴られたり踏まれたり
したのだから当然である。むしろよくここまで我慢が出来たと言うべきか。

「タマ姉、しっかり…………あ……」
先程からポツポツと降ってきた雨は次第に大粒になり、降り方も激しさを増してきた。
「や、やばいよ……これ……」
貴明は咄嗟に雨宿りを出来る場所を探した。円形の多人数が滑れる滑り台が目に入る。
それは複合遊具で、内部は大きな空洞で、コンクリート壁の小さな洞窟状のアドベンチャー
遊具として子供たちがカクレンボしたり出来る場所になっていた。
「と、とりあえず、あそこへ……うっ!」
足が痛む上に自分より大きな環を抱えている。貴明の移動は困難を極めそうだ。

その時、環のリボンが落ちているのを見つける。貴明はそれも拾い、ポケットの中に
入れて環の体を懸命に背負った。
(タマ姉は苦しんで頑張ったんだ。俺だって……!)
そう思い、何とか環を背負う重労働に悲鳴をあげながら、懸命に頑張って空洞に連れ
込む事に成功した。

雨は貴明達が避難を終えるのを待っていたかのように、急に激しさを増していった。
雷鳴が轟き、バケツをひっくり返したような天然のシャワーが公園だけでなく、世界中を
覆ったような気がした。
556Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/06/06(火) 00:30:13 ID:pXVZ88s9
投下終了〜。
前振りが……随分と伸びた。チビタマ姉をいじめるのが楽しくて、つい。
278様に頂いたエナジーを無駄遣いしてしまいましたw。

ミィ様に続く暴君美少女第2弾(嘘)。
作中の時期はハサミちょん切り未遂前後ですかね(曖昧)。
つづく(多分)。
557Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/06/06(火) 00:37:13 ID:pXVZ88s9
ちなみにここまで492kb。
流石にこのスレには入りきらないか。
558名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 02:17:13 ID:B1awGGMu
寝る前に一言。

GJ!
559名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 03:09:20 ID:ao0TOc24
GJ!!
タマ姉好きな俺は凄く楽しめた。
強いタマ姉も弱々しいタマ姉も見れてすごく良かった!
560名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 09:55:46 ID:DOe4Dxvi
タマ姉サイコー!gj!
ここからエロ?
561名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 12:57:32 ID:+quOM/qw
GJ!

こんなの見せられると何か書きたくなるが、文才が…
562名無しさん@ピンキー:2006/06/06(火) 16:55:09 ID:FDqFJVmT
>>561
さあ、来い。受け入れ体勢は万全だぜ。
563Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/06/07(水) 01:51:19 ID:wYs0VkqX
>>558
ありがとす。

>>559-560
それは良かったす>タマ姉好き。喜んでもらえるのが何より嬉しい。
頑張って続きを書く元気が湧きます。>>560続きエロのつもりでしたが、
ちょっと書いてみたらgdgdやってますw>タカ坊&タマ姉。

>>561
他の方に刺激を与えられたら望外の喜びッス。うちもこっそり期待してます>何か書きたくなる
564名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 12:11:21 ID:wczNZ6fc
毎週楽しみのあるスレだ。偉大なるSS書き様達に感謝
565名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 18:45:42 ID:R0+3U4GG
>>561
そこで書くか書かないかが,男の価値を決める。
566名無しさん@ピンキー:2006/06/07(水) 20:53:35 ID:YBPDZ4Tw
エロパロからきました
すとぱにエロごちそうさまですた(´∀`)
567Anmania ◆ve1CraWg1Y :2006/06/08(木) 01:56:19 ID:yDk5cLNA
>>564
はい、どうぞ楽しんでいって下さい。読んでもらえる事にも感謝。

>>566
お粗末さまでした(´∀`)。

と言うことで、タマ姉の続きを投下。ブリッジのつもりで書いたのが
ちょっと長めになって、あんまりエロくないパートになりましたが。
568雨に閉ざされて…… ◆ve1CraWg1Y :2006/06/08(木) 01:57:53 ID:yDk5cLNA


         *         *         *


ザァーーーーーーーーーーーー…………。

降りしきる雨音を環は夢うつつで聞いている。
(ん……イタタ……)
時折下半身から押し寄せる痛みが環を夢から覚まさせた。

「う……う…ん……」
環が気がつくと、そこは公園の大型遊具の中だった。コンクリート製の洞窟で、その中が
三次元迷路になっている。その真ん中の広くなっている空洞に環は寝かされていた。
誰かが額の汗を拭いてくれている。背中やお尻は冷たいコンクリートだが、頭は柔らかい
太股の上にあった。
「タカ坊……?」
「大丈夫、タマ姉?」
環が視線を上に移すと貴明のホッとした顔が飛び込んできた。伸ばした足の太股を枕に
してくれていた。二人して目が合うと少し照れるが、環は何事も無かったように振舞う。

「汗を拭いてくれたんだね……アリガト」
「う、うん……タマ姉、痛くない? さっきの……」
「アソコ……? ううん、ダメ……まだ痛くて。女の子もここ打つと痛いんだね〜、
アハハ……アイタタ……」
笑いでごまかそうとするが、痛くて両手で股間を押さえてしまう。怪我したかどうかが
少し心配になるが、この状態で見るわけにもいかない。
(鏡がないと……あ、タカ坊に見てもらうと言う手はあるけどね♪)
不穏な事を考えてクスクス笑う環を貴明は不思議そうな目で見る。

「そうだ、さっき……」
環の悪戯心など露知らず、貴明がごそごそとポケットを探り何かを取り出した。
「あ……」
それは環の持ち物だった。赤いリボンの髪飾り――さっき喧嘩の最中に落としてしまった
ものだ。
「拾ってくれたんだ」
「うん。タマ姉のお気に入りだしね」
貴明が微笑みながら環の頭につけてくれた。今度はさっきと違って照れ隠しする事が
出来なかった。自然と頬が緩み、耳朶の辺りが熱くなってるのが自分でもわかる。

「口元にも血が……痛くない?」
「大丈夫。いいよ、タカ坊のハンカチが汚れちゃう」
「そんなの、全然大丈夫だよ」
貴明は環の口元の血と、頬についていた泥を拭ってやる。環も黙ってされるがままに
なっていた。さっきと同じく貴明の脚を枕に寝た状態――少し背中がひんやりするが、
洞窟の低い天井を見上げながら環は安らかな気持ちになる。
(なんだか、ちょっと幸せかも――♪)
数年後に彼らはこれと同じ格好で幸せを満喫する事をまだ知らない。
569雨に閉ざされて…… ◆ve1CraWg1Y :2006/06/08(木) 01:58:29 ID:yDk5cLNA
「膝も怪我してる――ちょっと見せて、タマ姉」
「あ……。もう、せっかくいい気持ちだったのに……」
「………?」
枕にしていた脚を退けられ、ちょっと不満そうな環の気持ちに気づかず、貴明は立ち
上がって環の足元に行き、膝小僧の怪我を見る。その位置からだとスカートの裂け目
からぱんつが見えてドキッとするが、それをおくびにも出さず、膝の状態を調べた。
「擦り傷だけど、血が出てる……それに泥だらけ……」
貴明は洞穴の端から手を伸ばし、降りそそぐ雨でハンカチを濡らすと、固く絞って丁寧に
環の膝を拭った。
「消毒してない水だけど、傷口が泥まみれになってるのはもっといけないと思うし……
そうだ」
何かを思いついた貴明は傷口に顔を近づける。そして――。

「あっ……タカ坊!?」
いきなり貴明が環の膝の傷を舐めだしたので、環は動揺して上ずった声を出してしまった。
「あ、ごめん……いやだった?」
「そ、そうじゃなくて……」
環は貴明を意識するのを隠せなかった。貴明は環が嫌がってると思ったのか、膝から
口を離す。
「あ、だ、だから……その……嫌じゃなくて……。た、タカ坊の口が……」
「薬が無くてしょうがない時は唾で消毒しなさいって、前にばぁちゃんに聞いた事が
あったから……」
貴明は環が嫌がってるのでは無い事を知ると、またペロペロと傷口を舐めだした。
(まるで子犬みたい……)
健気な貴明の奉仕が気持ち良く、環は蕩けそうな気持ちになってくる。大好きな貴明に
舐められるたびに胸をドキドキさせながら、環は思う。
(タカ坊って、本当にいい子だ。そんな健気に優しくされたら――)

――つい、いじめたくなっちゃうじゃない。

傷を舐めるのに夢中で、ほんの少し環の目が煌いたのに貴明は気づかなかった。
570雨に閉ざされて…… ◆ve1CraWg1Y


         *         *         *


貴明が環を連れて洞窟に入ってから20分ぐらい経っただろうか。雨の勢いは増すばかり
で止む気配がない――つまり、当面はここから出られないと言う事だ。



「こんな感じかな……擦り傷だからハンカチは巻かないほうがいいよね?」
環の膝の傷を綺麗に舐めると、貴明は一息つく。

が――。

「タカ坊、こっちも♪」
「えっ?」
環を見ると、唇の端を指差している。確かにそこも相手の踵が当たって傷つき、泥が
ついていた所だが――。
「そ、そこはもう拭いたよ」
「ううん、消毒♪」
「じ、自分でやればいいじゃないか〜〜」
ちょっとペロリと唇の端を舐めるだけである。わざわざ貴明が舐めてあげる理由は
なかった。

「タカ坊にして欲しいの♪」
環は譲らない。ニコニコと愛らしい笑顔で貴明に迫ってくる。
「そんなぁ〜〜……」
貴明は困って真っ赤になった。まるで男の子に言い寄られて困ってる女の子みたい――
と、環は内心でクスクス笑う。

「じゃあ、間を取って、最初のひと舐めだけ。それならいいでしょ?」
何が『間』なのかわからないが、どうやらこれ以上環が折れる様子は無さそうだ。
と言うか、彼女の場合、折れてきた事自体が怪しいのだが……。
「わ、わかったよ……」
貴明が諦めて環の顔に自分の顔を近づける。
「目が合ったら恥かしいよ♪」
クスクス……と笑いながら環に言われたので貴明の方が意識してしまった。間近にある
環の顔をまともに見れない。

(しょうがない……)
貴明は患部の場所に大体の見当をつけ、目を閉じて口元に近づく。すると――。

ちぅ〜〜〜〜〜〜〜ッ……♪

(んぐ!? んぐぐぐ……!!)
急に口元を塞がれ、吃驚して目を開けると環が唇を重ね合わせていた。それだけで
なく――。
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪ タカ坊〜〜♪ ん〜〜〜〜〜〜〜♪」
きゅ〜〜っと、貴明の首に手を回して抱きしめると、環は長く熱いチューをした。

(ん……!? んんん〜〜〜〜ッ!?)
とてもとても長いチュー……キスなんて生易しいものじゃない、環がありったけの情愛を
込めて貴明にぶつける、彼女独特の愛情表現だ。